全員協議会会議録 平成28年7月20日

開催年月日

平成28年7月20日(水曜日)

開会時間

午後3時32分

閉会時間

午後5時14分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

議題

  1. 細川慎一議員からの釈明について
  2. その他

出席並びに欠席委員

出席 14名 欠席 0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
議長 近藤昇一 出席
副議長 伊東圭介 出席
議員 横山すみ子 出席
議員 鈴木道子 出席
議員 細川慎一 出席
議員 窪田美樹 出席
議員 石岡実成 出席
議員 笠原俊一 出席
議員 金崎ひさ 出席
議員 飯山直樹 出席
議員 山田由美 出席
議員 畑中由喜子 出席
議員 待寺真司 出席
議員 土佐洋子 出席

傍聴者

一般傍聴者 1名 報道関係者 10名

説明のため出席した者の職氏名

なし

会議の書記

議会事務局局長 矢嶋秀明
議会事務局次長 廣瀬英之
議会事務局主任 佐々木周子

会議録署名委員

議長 近藤昇一

会議の経過

議長(近藤昇一君)

皆さんこんにちは。引き続きで御苦労さまです。直ちに全員協議会を開催させていただきます。(午後3時32分)
本日の議題につきましては、皆様のお手元にお配りしたとおり、細川慎一議員からの釈明ということで、御本人からのお話を伺いたいと思っておりますので、直ちに議題に入りたいと思います。それでは、細川議員、こちらに…どっちだ。場所をちょっと指定してあげてください。(私語あり)あ、ごめんなさい。先にかなチャンTV、これをまず放映させていただきます。すいません、手順間違えました。じゃあ、お願いします。

(かなチャンTV視聴)

アナウンサー

県庁アナウンサーの大塚美保です。かなチャンTV「教えて!黒岩さん」は特別バージョンでお届けいたします。知事、どうぞよろしくお願いいたします。
葉山町議会の細川氏が覚せい剤取締法違反で懲役1年6カ月の有罪判決を受けました。黒岩知事が先日この細川氏の議員失職を取り消したことに対して、ネット上で、おかしいのではないかという、話題となっていますが、知事、いかがでしょうか。

黒岩知事

そうですね、この問題、本当にとんでもない話だと思いますね。現職の町議会議員が覚せい剤法違反で逮捕されたわけですよ。普通そういうことがあったらですね、みずから職を辞するべきですよね。これまでの地方議会議員見ていてもですね、同じようなことがあった場合には、みずからやめてますよね。恐らく葉山の町議会の皆さんも、そういうふうに思われたんでしょう。ところがですね、彼はやめなかったですね。町議会の皆さんとしては、さあ、どうするかという中で、実はこういう経緯がありました。逮捕された後ですね、葉山町議会が辞職勧告というのを行ったんですね。あなた、やめなさいと。ところが、それに対して聞かなかった。そのうち彼は保釈されてきたんですけれども。町議会としては、何とかしてやめさせなきゃいけないなということでですね、細川氏は葉山町内に住所を有していない。この逮捕された後ですね、彼はしばらくここに、葉山町からいなかったんですね。だから、これは議員資格はないんだということで、この議員の資格を剥奪しようということを決定したわけですね。しかし、この細川氏というのはですね、これも聞かないでですね、不服申し立て審査を申し立ててきました。審査を申し立ててくると、どうなるかというとですね、知事のほうに判断が求められてくることになったんですね。その後、この5月にはですね、懲役2年6カ月、執行猶予3年の判決が横浜地裁で下されました。さあ、私としてはどうするか、審査申し立て。そして自治紛争処理委員というものの皆さんにですね、専門家の皆さんですね、法律の。この皆さんに判断を求めたわけですね。そうしたところ、葉山町議会の決定は違法であるという意見が出てきたんです。というのは、住所を有していないから議員資格はないんだという言い方は、無理がありますよということを専門家は言ってきた。私としては、これを受けざるを得ないんですね。でも、どう考えてもですね、この覚醒剤法違反で捕まった、逮捕された、そして有罪判決を受けた議員が、そのまま議員を続けるということに対して納得できないという感覚を持たれるのは当然のことだと思いますね。これは、やめさせるに2つ方法があります。1つは、御自分が辞めるということ。もう一つは、住民のリコールですね。この2つしか実はないんですね。私はね、こういう事態を受けてですね、やっぱり御本人がみずからきちっと、犯したことを罪を受けてですね、判断をなさるべきだと私は思いますけどね。

アナウンサー

はい、わかりました。どうもありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

それでは、議題の1で細川慎一議員からの釈明についてということで、席を変更していただきますか。
それでは、本日は細川議員が復職するということで、13人の議員が細川議員からいろいろ話を伺いたいと。細川議員自身も何らか議会に対しての釈明があるんではないかということで、きょうこの場を開かせていただきましたので、まずは細川議員のほうからの釈明を受けたいと思いますけども、いかがでしょう。

議員(細川慎一君)

私の本当に情けない反社会的な行為、事件によって皆さんに多大な御迷惑をおかけしたことを本当に申しわけなく思っています。釈明というふうに、議題にもありますけれども、今回の事件、私の行ったことに関して釈明をすることは一切ないんですけれども、ただただ皆様におわびをしたい気持ちで、また、町民の皆さん、職員の皆さんにも謝罪をしたいということのお時間をきょういただきまして、本当にありがとうございます。本当に申しわけありませんでした。以上です。

議長(近藤昇一君)

それでは、ちょっと私のほうからまず伺いたいと思うんですけれども。御承知だと思うんですけども、あなたにも逮捕されている間にお伝えしたと思うんですけどもね、議会としては全会一致で辞職勧告決議を出しております。それに対して、本来ならば、先ほど知事も言っていたように、みずから…政治家はね、みずからの出処進退、みずから決めるべきだと思います。それに対してあなたはどうお考えなのか、これからの出処進退をどのようにお考えなのか、それをまず伺いたいと思います。

議員(細川慎一君)

現在は結論に至っていません。今後、より多くの方の御意見で、圧倒的多数があれば、民意で選出されてるわけですから、そのとおりにしたいなと考えています。

議長(近藤昇一君)

その期間はどのぐらい必要だと思っておられますか、その判断をする期間。

議員(細川慎一君)

これまでも…いろいろありましたけれども、今、最初に申し上げたとおり、多くの意見を聞きたいと思っているので、その経過次第にはなってしまうかと思っています。

議長(近藤昇一君)

すると、3年間かかる可能性もありますか。結論が出ないのに。

議員(細川慎一君)

全くないとは言えないかもしれないですけれども、結論を出すのにそれだけの、意見を聞くのにそれだけ日数が必要かどうかというのは、そんなに必要じゃないんじゃないかなと思っています。

議長(近藤昇一君)

ほかに何か御質問ございますか。

議員(山田由美君)

復職なされて、まだやめるおつもりはないということですと、通常の議員の職務を務められるおつもりだと思いますが、議員の仕事としては小・中学校の行事、運動会や卒業式などの行事に出席することも必要ですが、それらの行事にも出席なさるおつもりでしょうか。

議員(細川慎一君)

私は今後行っていきたい中では、こうした薬物だとか犯罪だとか、手を出さないようにというような活動・啓蒙をしていきたいとも考えていますので、今後一切そうした子供と接する機会がないようにしようとは思っていません。ですから、お許しをいただけるんであれば、そういった場にも必要であれば出席をするんだと思っています。

議長(近藤昇一君)

ほかにございますか。

議員(笠原俊一君)

細川君ね、一般的には我々は議員というのは後援会があったり、家族があったりするわけですよね。やはり、これだけの大きな犯罪というものに手を染めた場合、御家族だとか自分を一番支援をしていた方たちの御意見というのはどういうふうに思っていますか。御自分の考え方と同時に、その御家族だとか支援をしていただいた方が大きなアドバイスをされたと思うんですけどね。そこら辺はどういうふうに考えているかね。

議員(細川慎一君)

御意見の中で、何ていうか、重い・軽い、高い・低いというのはないですけれども、もちろん家族は私にとっては特別でかけがえのないものです。それの意見、どう思っているか。最も尊重したい気持ちはあるけれども、そればかりを優先することが正しいとは思っていません。

議員(笠原俊一君)

これから議員職というものを続けるということでいくと、かなりの抵抗というかね、障害があろうと思うんですよ。今、先ほど山田さんがおっしゃったような、議会ですからね、住民の福祉向上のためにもいろんなところでアドバイスしなければいけない。いろんな人の話を聞かなければいけない。そういったときに、あなたに対して議員だということで見てくれて、いろんなアドバイスをしてくれる人が果たしているのかどうかということがね、非常につらいものを考えてやっていかなければいけないとは思うんですけども、先ほど知事がね、けじめというものがあるんだということも言っていましたから、この際のけじめの取り方というのは御自分で考えるべきだと思うんですけども、いずれにしても、いろんなそういった場面が出てくるということで、場所場所で、もうどうするかということはきちっと初めに結論を出さなければ、私はいけないじゃないかなと思いますけども、あなたはどう考えていますか。

議員(細川慎一君)

この場所場所できちんと判断をしなければいけないということでしたけれども、前もってわかるものにはよくよく考えて、前もって決断できるようにしたいと思います。

議員(鈴木道子君)

ちょっとお伺いしたいことがありますけれども、議会、町民の皆様にということで今おわびの言葉がありましたけれども、現実的にいろいろ報道等も聞いておりますけれども、私もいろいろなニュースが耳に入っておりますけれども、やはり議会で、会派室で覚醒剤を使用したということなんですね。

議員(細川慎一君)

使用したかどうかは定かじゃないですけれども、持ち込んだのははっきりと私は、ポケットに入っていただろうと覚えていますし、そのとおり取り調べに応じています。

議員(鈴木道子君)

使用したかどうかを覚えていらっしゃらないですか。持ち込んだのは事実なんですね。あなたもお認めになるんですね。使用したかどうかわからないというのはどういうことでしょうか。

議員(細川慎一君)

いっときもなければ立っていられない、何もできないという状況ではなかったので、いつもいつも使用しているという状況になかったんです。夜遅くまで仕事をしていたときに、使ったかもしれないなとは、おぼろげにありますけれども、はっきりと正直覚えていません。事前に近い時間、控室を使わせていただいたことが連日あったので、その中で、もちろん全て使っているなんていうことは一切ありませんでしたし。ただ、警察の方に調べていただいたらかばんの中には入っていましたので、持ち込んだのは間違いないんだろうと、それははっきりとしている事実だと思います。

議員(鈴木道子君)

少なくとも、もちろん警察の方が会派室も調べられたというのは事実としてわかっておりますけれども、会派室で使ったかどうか記憶にないというのはちょっと不自然な感じがするんですけれども。では、反対に、会派室では持ち込んだけれども使ってはいないという断言はできますか。

議員(細川慎一君)

持ち込んだことについては断言できますけれども、使った、使っていないについては、断言はいずれもできないと思っています。

議長(近藤昇一君)

ほかございますか。

議員(鈴木道子君)

ちょっと一時中断します。

議員(金崎ひさ君)

先ほどの議長からの質問の引き続きをしたいと思うんですけれども。私たちも報道を通してしかわからないんですけどね、私たちが議会として失職を決めましたね。その後、細川さんがコメントか文書かちょっと覚えてはおりませんけれども、こういうことはみずから決めたいと。でも、自分の判断を、今、判断を表現するには、もうみずから議員じゃないので、今、表現できないけれども、自分から、裁判の判決がおりた時点で本当は判断したかったんだという意味合いの発言をされておりました。それは覚えていらっしゃいますか。

議員(細川慎一君)

表現という言葉は使っていない。あと、表現したいというのがちょっとはっきりわからないですけれども、進退について、判断できる状況になくなってしまいましたというようなコメントを出した記憶ははっきりあります。

議員(金崎ひさ君)

今は進退について、結局私たちは大変不本意ですけれども、黒岩知事が今おっしゃったような理由で、私たちの判断が違法だというふうな結論が出たわけです。この違法については大変不本意ですし、もう少し聞いてみたいなというふうに思うんですけど、県に対してですね。だけども、今、結局、私たちが幾ら不服だと言っても、もう言っていくところはないわけですから、この判断が全てですので、復職なさいました。今、進退を決める立場にございますよね。そこで考えるべきだというふうに思うんですけれども、そのことについて御自分の気持ち、人に聞くではなくて、御自分の気持ちとして判断を下すという結論は、今は出せないということですか。

議員(細川慎一君)

そのとおりです。

議員(金崎ひさ君)

そうすると、あのときに、今、立場がないので、判断を下す立場ではないと、失職をさせられたのでというのは、あれは虚偽の発言というか、言葉尻で質問を受けたと思うんですけれども、深い意味はなく、言葉のあやだったわけですか。

議員(細川慎一君)

何らかのコメントを多くの報道の方から求められている中で、お答えしなければならない状況にあったというのがまず一つ。何か法律があって、あれを出さなければいけないということではなかったですけれども、出さなければいけない状況にあったので、あのときの状況と気持ちを報告したというだけの文書ですね。

議員(金崎ひさ君)

そうすると、私…少なくとも私は筋を通して、みずからやめたいんだけど、議会が勝手にやめさせてしまったから、自分の気持ちとして結論を出すに至らなかったということが悔しいというふうに私は感じていたんですけども、そういう高尚な気分ではなく、何ていうんですか、やめようという気持ちが今はないということで、先ほどのVTRをごらんになったと思いますけれども、やはり黒岩県知事が御自分が決めるかリコールしかないというふうにはっきりおっしゃっていますけども、今は議員をやめるつもりはないということですね。確認です。

議員(細川慎一君)

あの文書が高尚な気持ちでつくったかどうかというのはちょっと答えに困ってしまいますけれども、精いっぱいの本当に気持ちを込めた文書ではありました。やはり…ごめんなさい、繰り返しになってしまいますけれども、報道の方にたくさんお電話をいただくだとか、弁護士事務所も大変困っていたので、記者会見をするんであればそのタイミングですよとお知らせをしていました。そのお知らせをするタイミングはもうなくなってしまったんですということがあそこに書かれていたと。書かれていたというか、あの文書を出した、あの文書になった理由だと思います。

議員(金崎ひさ君)

それは私が勝手にそういう気分で出したんだろうなと思ったので、それは細川さんのことを買いかぶっていたというふうに思うだけなんですが、私が反省するべきことなんですけれども、現在、もう自分の出処進退を決められる立場になりました。現在そういうはっきりとした判断を出すおつもりはないんですか。

議員(細川慎一君)

はっきりしたいと思っています。

議員(金崎ひさ君)

今、議長からも質問ありましたけれども、期間をというふうにおっしゃっていましたけれども、はっきりしたいというお気持ちは、やめるかやめないかはっきりする、それともやめないということをはっきりする、どちらですか。

議員(細川慎一君)

やめるか続けるか、二者だと思うので、どちらかを選択したいと思っています。

議員(金崎ひさ君)

わかりました。それでは、今は答えられないけれども、そのうち、いや、引き続きやらせていただきますという意欲を出すのか、あるいはやめますという結論を出すのか、その辺も結論を出すというふうに、待っててくれという意味合いでしょうか。

議員(細川慎一君)

いずれ、もしも…先ほどから、ちょっとごめんなさい、繰り返しになりますけど、出したいと思っています。

議員(待寺真司君)

今の金崎議員の質問にちょっとかぶるんですけれども、先ほどのね、議長からの問いかけに対して、民意で選出されているから、圧倒的な多数、または多くの意見を聞いて決めるというふうにさっきおっしゃられたんですけれども、あなたにとっての圧倒的な多数というのはどのぐらいを想定しているんですか。

議員(細川慎一君)

数が幾つだということは特に決めてはいません。それは専門の方にもちょっと意見を求めていますので、町外ももちろん含まれています。圧倒的というのは、その差が圧倒的であれば、そこに私の意見を挟む余地はないなという判断に行き着くだろうと思っています。その差がなければ、私がみずから判断をしたいと思っています。

議員(待寺真司君)

多くの意見を聞くというふうにおっしゃられていますけれども、今、町内外も含めてということなんですが、その意見を聞くね、期間というのは大切なんですよ。というのは、あなたは復職したことによって委員会に配属されます。委員会はもう…議会は常に動いていますから、いつでも開かれるわけですよね。そうすると、先ほど金崎議員が意思を確認した。続けるか続けないかもまだ決まってないという状況での委員会出席が果たして妥当かどうかということもね、よく考えていただきたいんですよ。ですから、圧倒的な多数という部分と多くの意見を聞くという活動は、細川さん、あなた今すぐにでもね、やって、やはりある程度の判断を自分の中で決めて出さなきゃいけない。やるならやる、やめるならやめる、その二者択一でおっしゃったことをね、しっかりと早い段階で決めていただくことがやはり我々、14人で今度議会また動いていくわけですから、その中でどうしてもそれが必要不可欠なことになります。それについて考え方をお聞かせください。

議員(細川慎一君)

これも今初めてお聞きした、私にとってはとても大事な実は意見でして、ポーズではないんです。本当にこの意見を聞きたかったというのは本音です。なかなか皆さんと顔を合わせて話す機会、話すことはちょっとできなかったので、できればもっともっと聞いて、あと、公の場にこうして身をさらしたのも初めてなので、多くの批判も受けて判断をしたいなと、そういうふうに思っています。

議員(待寺真司君)

議員に復職したわけですから、当然委員会への出席義務というのが出てきますし、3月の議会については、あなたはたしか通院を理由にですね、出ておられなかったというふうに記憶をしておりますけれども、今そういった部分は自分としては回復してて、委員会なり議会が開催すれば私は出れますよということでよろしいですか。

議員(細川慎一君)

本日もそうですけども、余りに極度の緊張を伴うような場所では、ちょっと私も想像はし得ない部分もありますけれども、人生で初めてあのような状況になったので、病院にお世話になるような。それ以外の部分では、通院は続けていますけれども、普通に職務に当たることができるんだろうと考えています。

議員(窪田美樹君)

多くの御意見を伺うというお話でしたけれど、その作業は細川さん御自身で行うんでしょうか。誰がどのように多くの意見を聞くということを、御自身で皆さんに聞くようなことをする。どのようなことを想定されて、多分黒岩知事のあの放送ではリコール、その作業のことを言われて、その場をもって多くの意見でリコールが成立するしないということをもって言われているのか、全く別に御自身で、選挙のときには街頭に立たれて訴えていられましたよね。訴えていらしたように、自分がこうだ、こうだと言って訴えて、そこで賛否、あなたやめたほうがいいですよ、いや、続けてくださいという賛否、多くの意見を聞くのか。どのようなことを想定されて、皆さん町民の方、町外の方の意見を聞こうとされているのか教えてください。

議員(細川慎一君)

リコールをもってというのは全く考えていませんでした。あなたの進退どうやって決めるんだと言われたので、その判断についてだけです。そのリコール云々には私の意見はかかわってはいません。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに。

議員(窪田美樹君)

では、どのように多くの方の意見を聞こうとされてたのか、されているのか。もう今は御自身で、御近所の方からでも、一つ一つでも始められているのか。期間も決めていませんというところでは、3年かかるかもしれないという、議長からのお話では、いや、それほどはかからないと思いますということなら、すぐにでも皆さんの意見を聞く、町民の方、町外の方のお話を聞くことは必要だと思うんですが、できると思うんですが、いかがですか。

議員(細川慎一君)

始めることはできると思います。できると思うんですが、いかがですかという質問だったと思うので、もちろん、始めることができると思っていますし、始めなければいけない、私の判断を決めるためにも始めなければいけないと思っています。

議員(窪田美樹君)

先ほどのお話ではリコールを、リコール運動をもって多くの意見を聞くということではないなら、それ以前、リコールを想定…リコールをしたらこのぐらいの期間がかかりますということが想定できるんです。それ以前に細川さんが御自身で意見を聞くというような作業をとられて判断できるというところが妥当な工程だと思うんですが、いかがですか。

議員(細川慎一君)

そのリコールのことを想定しての判断の作業ではなかったので、御意見として伺っておきたいと思います。

議員(窪田美樹君)

それでは、ちょっと少し違う観点なんです。先ほどの冒頭で、議会のほうには謝罪というんですか、申しわけないというお話ありました。町民の方にもということを、町民の皆様にも謝罪ということを言われたんですけれど、このインターネット配信、ここに傍聴に来られている町民の方は直接声を聞いていますけれど、インターネット配信の方も聞かれているかと思うんですが、それ以外の町民の方にはどのように謝罪されるんでしょうか。謝罪のコメントの出し方。それこそ先ほど駅頭で宣伝されていたように、そこで謝罪するのも一つのあれだと思います。多くの方に町民…葉山町への何か不信感も持たれたというところで、不信感だけでなく心配、多くの心配の声があると思います。そういった方に直に細川さんから謝罪の言葉を述べるのが必要かと思いますが、そのようなことは考えられていますか。

議員(細川慎一君)

おっしゃっていることは、町民全員一人ひとりにのべなくおわびに回れということを言っているんではないだろうと思います。実現可能な方法であれば、御意見いただいた中では可能な限りそれも実施したいなと、実施していくべきなんだろうという判断をするんだと思います。今現在、おわびの方法の具体的なというのはまだ考えが至っていないです。

議長(近藤昇一君)

いいですか。

議員(石岡実成君)

先ほどからですね、民意ということで大分ほかの議員からも質問が入っていると思うんですけど、例えばここにいる今、細川さん以外の13人の議員が葉山町の中で言うとそれぞれに投票してくださった有権者の意思というのがあると思うんですけど、それだけ、今、葉山町の中だけで考えればこの13人のバックにいる、後ろにいる有権者の人たちは、恐らく細川さんを今回許せないというような意見に統一されていると思うんですけど、そういった認識はありますか。

議員(細川慎一君)

統一がなされているという認識はありません。

議員(石岡実成君)

今ないということなので、いたし方ないかなと思うんですけども、ちょっとまた角度を変えまして、細川さんが…ごめんなさい。警察のほうに捕まった後ですね、何度か議会内の、映像であったりですとか、それから先ほども会派室のほうで覚醒剤使用というようなことで、記憶には定かではないということだと思うんですけれども。答えられる範囲でいいんですけども、しっかりとは理由がない朝の無断の遅刻であったりですとか、それから議会内でずっと寝ているというような時間もあったことに対して、議員ほか、我々議員がですね、そんなことを気づかなかったのかというような、責められるような時間もあったんですけれども、そういったことで言うと、朝、これから議会だという前に、例えば覚醒剤を使用していたとか、それから覚醒剤を使用したままで議場に上がったというような認識はありますか。

議員(細川慎一君)

使ったまま上がった、議場に入ったという認識は一切ありません。

議員(石岡実成君)

じゃあ、事故の件も後から、じゃあ例えばこれから議員を続けられるということであれば、どこに今いるか答えられないといったところも後できちんと理由等も説明つくような答えはいただけるんでしょうか。

議員(細川慎一君)

もう全てお話しして、注意だとかもいただいたものと思っています。

議長(近藤昇一君)

私はその認識はちょっと違うと思っています。携帯電話がなくなったとか、いろいろでもって、結局明細までは私は承知しておりません。その上で注意をしているつもりでいます。

議員(石岡実成君)

わかりました。ありがとうございます。それともう一つ、ちょっとまた戻るんですけど、今までのこの間にその民意を自分で判断するということで言うと、最近ですとそのSNS、細川議員自体も今フェイスブックは閉じてないと思うんですけど、そこに例えば書かれているコメントであったり、それから我々ほかのこの葉山町議のフェイスブックなりSNSというところでのいろんなこの、町民とのやりとりというところをみずから、どんな会話をしているんだろう、今、葉山町はどんな動きをしているんだろうということを、みずからそういった知る努力をされましたか。

議員(細川慎一君)

それが…人それぞれ努力だと呼べるのかどうかわかりませんけども、私ももちろん関心があるというか、知っておきたいなと思ったので、見させてはいただいた部分もあります。

議員(石岡実成君)

その中には、やはり許せないであるとか、かなり厳しいコメントもあったかと思いますけど、それに対しての、では、その辺は民意には、自分の進退に対する判断材料には至っていないということでよろしいですか。

議員(細川慎一君)

十分判断材料になっています。

議員(土佐洋子君)

先ほどの、今、通院されているっておっしゃっておりましたけれども、その通院というのは薬物の回復のそういうクリニックなどに行かれているんですか。

議員(細川慎一君)

薬物に限らず、依存症に関する病院、県の病院に行かせてもらっています。

議員(土佐洋子君)

私は、6月5日でしたか、薬物防止のチャリティーの講演会の、これ、こちらのチラシを御自宅にお届けに行きました。奥様に受け取っていただいたのでごらんになっているかと思っておりましたが、この講演会に来ていただけてなくてすごい残念だったんですけども、今、薬物依存の通院されているというのは、グループなどで受けるのか、また、1人で受けるものなんでしょうか。

議員(細川慎一君)

お答えするのが嫌だというわけではないです。個人的に聞かれればですね、答えても構いませんけれども、似たような状態の方が大勢いるということを知りました。この辺のことを詳しくお話しすることは、この場では余り適切ではないんじゃないかなと思っています。

議員(土佐洋子君)

この講演会聞いたら、仲間と一緒に受けていたほうが効果があるということを聞きましたので伺いました。
それとはまた別のことで伺いたいんですけども、6月5日に私がこのチラシをお届けしたときに、細川君の弁護人から通知書というのを議会に届きました。これは私が急に御自宅を訪ねてこのチラシを渡して、奥様がびっくりしたというようなことが書かれていたんですけども、そのことによってマスコミが詰めかけたりとか、写真を撮られたり、テレビカメラを回しながらマイクを向けられたりということがあると困るので、住所を公開しないでほしい、議員にもその周りをうろうろしてほしくないということだったんですけども、今、復職したことによって御自宅の住所が公開されていますよね。本来でしたら電話番号やメールアドレスも公開されていないといけないと思うところなんですが、まだそれはされておりません。それはいつ公開できるんでしょうか。

議員(細川慎一君)

きのう手続の書類をいただいたばかりですので、もちろん早急にお出ししたいと思います。

議員(土佐洋子君)

そのとき、6月5日のときは弁護人の方から奥様やお子様のことが心配ということが…お子様に対する影響を恐れてということが書いてあったんですけども、今回は奥様やお子様などのことはお考えになられていないんですか。

議員(細川慎一君)

考えていますけれども、ここでお答えすることじゃないかなと思います。

議員(飯山直樹君)

先ほどの県知事のビデオの中で、彼をやめさせる方法は2つしかないと。自分の判断かリコールかというふうに明確に県知事が言っているわけですけど、それは暗にというか、ずばり御自身でやめるということを言ったほうがいいんじゃないですかということをある意味催促しているように私は思いますが、どうですかね、その辺は。

議員(細川慎一君)

飯山議員がそう思われたことに、特に意見はありません。

議員(飯山直樹君)

ということは、県知事というのは神奈川県の有権者から選ばれた代表で、先ほど多くの方の意見を聞いてというのに矛盾するんじゃないかと思うんですけど、選ばれた方なんですけど、その方がそう言っているのに対してどう思いますか。

議員(細川慎一君)

一意見だと思います。

議員(飯山直樹君)

それと、その病院の…通院の関連なんですが、今、何か薬は服用されていますか。

議員(細川慎一君)

してません。

議員(飯山直樹君)

そうすると、通院をしてどういう治療みたいなことを今受けているんでしょうか。

議員(細川慎一君)

個人的にはお答えしたい、むしろこういうことも今後啓蒙していきたいと思っていますけれども、この場でお話しするのはちょっと控えたいなと思っています。

議員(飯山直樹君)

逮捕後、我々の議会のほうに出てくる書類というものは全て弁護士を通じた発言だったかと思いますが、今回のその発言がどれだけ弁護士の方の意見が入っているのかというのは存じ上げませんが、今後、議会としてですね、御自身発言されていく中で弁護士を介して発言をしていくというお考えはありますか。

議員(細川慎一君)

必要以上に弁護士に依頼しようとは思っていません。

議長(近藤昇一君)

いいですか。

議員(金崎ひさ君)

すいません、ちょっと一つだけ確認したいんですけど、私たち議員というのは町民の方に寄り添ってこそできる仕事なんですね。ですから、私はあなたの立場を考えると、やはり四面楚歌じゃないかなと思うんですね。だけど、細川さん自身が復職なさって、議員としてね、町民の方たちに寄り添って、そして信頼されて、そして行政のことはこういうふうにして、お願いみたいな、町民との信頼関係を保ちながら、これから仕事をしていく自信があるのか。あるいは、自分の考えの中でそれだけ、自分は復職したことに対して、おお、細川よく頑張った、もっと議員として頑張れよと言ってくれる町民が大勢いると考えていらっしゃるのかどうかを確認したいんですけど、あなた自身はいらっしゃると思っていますか。

議員(細川慎一君)

復職したことによって称賛を受けるようなことはないんだと思っています。

議員(金崎ひさ君)

私もそう思います。そして、今、知事がね、あれだけのことを、特別出演をしてかなチャンTVで言ったということは、多分知事にも苦情がたくさん行っているんじゃないかと思うんですね。それで私自身も、なぜということ、新聞報道があったときに、いろんな町民の方からどういうことだということで質問を受けております。やはりこれからの道はすごく厳しいと思いますし、そしていろんな方のお話を聞きたいと言っておりましたけど、既に何人かの方が議員として頑張れという話は、あなた自身の耳で、町民の方から、数人でもいいですから受けているかどうか教えてください。

議員(細川慎一君)

この…失礼しました。受けています。

議員(横山すみ子君)

直接お話しするのが5カ月ぶりぐらいで、しかもこういう状況ということで、とても残念に思っているんですけれども、2つだけ確認させてください。先ほど最初のほうにお答えになった、現在は辞職するかどうかというか、自分の進退について結論に至っていませんと。今後より多くの方の御意見があれば、民意で選出されているわけなので、そのとおりにしたいと考えていますというふうにおっしゃいました。それで、「より多くの人」とか、「民意」と言うと本当に範囲がものすごく広くなりまして、その後議長が3年かかるんですかという御質問されたら、それほどかからないだろうと言われたんですけれども、民意を聞くやり方というのは、行政の手法もそうですけれども、私たちも誰にどういうふうに聞くかということで結論も変わってきてしまいます。細川さんはどういう方々に、どういう方法で、どういう問いかけをして、どのぐらい自分の納得のいく答えというか、いかない答えもあると思いますけれども、が集まったら判断しようと、あらかたのスケジュールというか、計画のようなものはお持ちでしょうか。

議員(細川慎一君)

現在手配をしている、実はものもありますけれども、もうこれが計画ですというものはありません。

議員(横山すみ子君)

御自分の進退について、より多くの方から意見を聞いて決めましたというときに、それがどちらであれ、聞いた方たちが、あ、こんなふうに聞いて、こういう結論だったんだなと納得のいくものでないと、都合のいい聞き方をして自分の都合のいい意見を決めたなという誤解を生むと思うんですね。なので、きょうものすごく大勢の場で御発言されていますけれども、もし進退に関してより多くの人の意見を聞くということが必要であれば、何をどのぐらいの方に聞いて、そして決断したいと…結論はどちらでもですね。それをまたお伝えするということをやはりある程度目標を立てられたほうがいいのかなと思います。これは質問ではなくて、何といいますか、アドバイスみたいになっちゃうんですが。そうされないと、聞いている側が納得がいかないと思うんです。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

議員(横山すみ子君)

もう1点なんですが…失礼しました。先ほど控室で覚醒剤使用しましたかという御質問に対して、持ち込んだことは確かだと。だけれども、使ったか使わないかについてはわからないというお答えだったんですけれども、覚醒剤は、私、直接見たことがないんですけれども、そんなに大量なものではないですよね。そうすると、使えば減るわけだし、持ち込んだときとその後と、差があったかどうかもわからないということですか。そのままだったということですか。

議員(細川慎一君)

何かはかりがあるわけでもなく、常々そのことを気にしていたわけではないので、分量が減っただとか、確認したことはないですね。

議員(横山すみ子君)

私も覚醒剤の研究したことなくて、小麦粉のように大量に持ち込むわけではないだろうという想像がつくぐらいなんですけれども、例えば1回にこのぐらい使用するなと思ったらそのぐらいの単位とかということでは全然ないんですか。全く知らなくて申しわけないですが。

議員(細川慎一君)

もしかしたら、私がずさんなのかもしれませんけれども、風邪薬を箱で買って、残り何錠入っていると、常々頭にカウントしているような人間ではないので、同様にと言ったらいいんでしょうか。先ほど持ち込んだと言ったのも、かばんに入っていたのは後で明らかだったので、それは私も確認したので、持ち込んだのは間違いないんだろうということです。

議員(横山すみ子君)

そうすると、警察が調べたときにかばんに入っていたので、かばんは常に持ち歩いておられましたから、議会にも連れて行ってしまったというふうなことですか。連れて行ってしまったって。入ったまま行ってしまった。使ったかどうかわからないとおっしゃられると、そういうことがあるのかなと不思議には思うんですけれども、数量というか、分量に関しては常々確認するたちではないと、そういうことですか。

議員(細川慎一君)

そうですね、申し上げたとおり、数量によって減ったとかふえたとか、確認するようなことは一切ありませんでしたし、常々睡眠を削りたいとずっと思っていて、中で知っている方がいるかもしれませんけれども、カフェインの塊のようなあめ玉を毎日なめているような人間だったので、何と言えばいいか。ほとんどそうしたものに…あめ玉に、市販されているですね、あめ玉に頼っていましたので、はっきり覚えていない。はっきり覚えていない…私ははっきり覚えていないとしか言えないですけども、持ち込んだのは事実だと。(「関連」の声あり)

議員(金崎ひさ君)

すいません。そうすると、はっきり覚えていないけれども、かばんに入っていて、会派室に持ち込んだかばんを持った。ということは、そのかばんを持って議場にも委員会室にも入っていたということですね。

議員(細川慎一君)

いえ、逮捕されたときにかばんには入っていたんですけれども、それ以前に必ずしも入っていたわけではないので。議場に持ち込んだということはないんだと思いますけども。

議員(金崎ひさ君)

会派室に持ち込むかばんというのはいろんなものが入っておりまして、私も今バッグ持っていますけど、議場にも委員会室にも持って参ります。会派室に持ち込んだかばんに入っていたというふうに認められたということは、議会に来るときに持ってきたかばんに入っていたということなので、ひょっとしたらそのまんま、使ったとは言っていませんが、議場に入ったり、委員会室に来たりということもあったのではないかと、ふと思ったんですが、いかがですか。

議員(細川慎一君)

あの日…あの日というのは逮捕された日ということですね。私この役場に来ていました。会派室にも入っていましたので。ああ、前日といいましょうか。(私語あり)そうですね。

議員(鈴木道子君)

3つぐらいまた疑問が湧いてきたんですが。先ほど本会議では使用して出ていないっておっしゃいましたね。ということは、使用した場合のどのくらい残留があるのか私もわかりませんけれども、どういうときに使用して、そしてこのくらいだったら次の日の会議にはもう完全に消えていると申しますか、だなということを考えながら使用していたということなんですか。

議員(細川慎一君)

今、体から全てなくなったという瞬間があるわけではないので、なかなかちょっとお答えに困っちゃいますけれども。議場での仕事に必要だと感じて使用したことはありません。議場での仕事に、作業に必要だと思って使用したことはないので。

議員(鈴木道子君)

議場での仕事ということに関してですけれども、いろいろ細川議員の言葉として、今もおっしゃいましたけども、1位の票をいただいたので、町民の負託に応えるために一生懸命仕事をしなければいけない、睡眠を削っても一生懸命やらなきゃならないと。今も睡眠をというようなお話がございましたけれども。ということは、議場での仕事のために睡眠を削って町民の負託に応えようとして使われたんですよね。

議員(細川慎一君)

議場での仕事…作業のことを申し上げましたけれども、議員としての仕事と…議場の中の仕事と会派室の中の仕事、また作業は違うと思うんですけど、そういった意味で申し上げました。議場では…まだ数回ですけれども、本会議に出させていただいて、一般質問だとかをしたり、ほかの方のを聞いたり、採決をしたり、そういったところに必要だと思って使用したことはないです。

議員(鈴木道子君)

ちょっと私に納得をさせてほしいんですけども、睡眠時間を削って云々ということをおっしゃいましたよね、今もね。睡眠時間を削って…削りたいと。カフェインの何かあめ玉をしゃぶるとか何とかおっしゃっていましたけれども、要するに、議員としての勉強なり仕事なりをするために、なるべく睡眠時間を削ってそういう仕事をしようとなさったんですよね。

議員(細川慎一君)

そのとおりです。

議員(鈴木道子君)

そうすると、本会議での仕事のために使ったことはないというのは、ちょっと何ていいますか、それは言えないんじゃないかと私は思っております。議員、私たちは委員会に出る、本会議に出る、この役所の中での仕事、時間に区切られた仕事、それと個人的に町民相談を受けたり、自分で勉強したり、それも議員の仕事です。言ってみれば、自覚としては24時間公人であるというふうに思っていますので、全てが議員であるということを考えますと、本会議で使用して出ていないということの何か言葉の違和感があるんですけれども、それは、ではこの辺でちょっと中断します。
2番目に、進退について等も含めて結論を出すということについてですけども、先ほど横山さんからありましたけれども、スケジュール云々というお話がありましたけれども、少なくとも議員として1位の票をいただいてやった以上は、最低いつまでには自分の結論を出そうというぐらいの心づもりはおありだと思うんですけれども、その辺のところはいかがでしょうか。

議員(細川慎一君)

考えたいと思っています。先ほどもお答えしたので、繰り返しだと思います。

議員(鈴木道子君)

しばらく議会にいらっしゃらなくて、きょう御自分なりの決意をもってこの全員協議会に臨まれたというふうに思っております。それなりの御覚悟がおありでしたら、自分なりの結論をいつ出そう、またはどのくらいの期間、町民の方、または町外の方の御意見を聞いて結論を出そうと、そのくらいの決断が、そういう姿勢があって御出席なさるべきだったんじゃないんですか。とても私はこの場は、今回のいろいろ事件を起こされた身としては、大変に緊張し、また重要な会議だというふうに思っておりますし、私どももいろいろな御意見、町民からいただきました。もう本当に、ある方は九州のほうに視察に行って、葉山は何という町だと言われたと。もう思いもしないところから葉山町に対するイメージダウンだということを伺いました。町議会は何をやっているのだというような、私たちに対する叱責もございました。そういうことを含めて、それなりの御覚悟を、ある一定の御覚悟をもってこの場に臨まれたと思いますが、それでもいつごろまでに出そうという、今お考えになっても結構です。その期間というのは出せないんですか。

議員(細川慎一君)

今、考えて…失礼しました。今、考えて出すことはできません。

議員(鈴木道子君)

3つ目です。この自分だけの問題ではない、負託を受けていると、町民の負託を受けているというようなお話もございます。民意を受けているのだと。確かに1位で千何百票かの票で当選をなさいました。私どもも一人ひとり千何百票あるいは何百票の民意、負託を受けてこの議員としております。一人ひとりがその重さをもって議員としている。その一人ひとりの議員が全員一致で辞職勧告を出しました。その重さというものをあなたはどのように受けとめていらっしゃるんですか。

議員(細川慎一君)

これまでの私にとって、出てきているわけですね。ありがたい叱責というか、厳しい御意見だと思います。重々それは大きいものだなと痛感しています。

議員(鈴木道子君)

もう1点、先ほどの知事の言葉で、2つしかないと。辞職をなさるか、町民の方でリコールだということがございました。私たちもリコールという選択肢もあるということは十分に町民の方もお考えになっていらっしゃいます。しかしながら、その活動をするには、大変な財政負担、経済的な負担があります。それをあえて突破してでもやらなければならない場面、町民の方を含め大変苦悩なさっていらっしゃると思います。あなたは、私たち議会にも町民にも深くおわびをするということ、そのおわびの言葉は何カ所かの場面、またきょうも伺いました。本当に町議会、葉山町、町民に対しておわびの言葉が、おわびをするのでしたら、その一番のおわびは何なんですか。
それから、あなたの人生、間違ったことをしたと深く反省していらっしゃると思います。その反省は、ここはもう深い、深くおわびをして辞職をして、また新たに町民の皆様の御意見を3年後ぐらいに伺う、その選択肢もあると思います。私は、町民の皆様におわびするというのは、言葉だけ、そしていつ結論を出すかも自分としてわからない。それは、あなたは40代、まだ青年です。その、そして多くの負託を受けた議員です。その、そういう人物がやること、発言すべきことだと思いますか。私は、これが町民の大きな、大勢の人の意見だと思います。やり直せないことはないんですよ。大変あなたも苦しまれた。御家族も苦しまれたと思います。同じように議会も町民も苦しんでるんですよ。そのことをあなたはどうお思いなんですか。私は、あなたの本音の部分を聞きたいです。
私は前にも申しました。一緒に視察に行ったときに、あなたの言葉は忘れてません。お刺身定食ぐらいの、そしてそこにビールがつくぐらいの夜の食事でした。そのときにあなたは、「こんなおいしいもの、家族に悪いな、家族にも食べさせたいな」っておっしゃったんですよ。私は、あなたの年でそういう言葉が出るということを大変感動いたしました。そして、言ったことを覚えていらっしゃいますか。「細川君、この言葉は忘れちゃいけないよ」って私申しました。あなたのあの言葉が私の耳朶に焼きついて離れないんですよ。あなたは、やり直せばできるんですよ。しかし、今の段階で続けるということは、議会も町民も大多数の人が許してないんですよ。そのことについて、あなたは何らかの形をもって反省の形を示すべきなんですよ。これで終わりじゃないんですよ。あなたにはこれから長い長い人生、奥様とお子さんもいらっしゃるんですよ。そして、議員としてなさったこと、先ほど山田さんからお話が出ましたけれども、葉山町の子供たち、小学生、中学生、その子供たちの覚えた感覚、それについてもあなたは責任があるんですよ。どうお考えですか。

議長(近藤昇一君)

いいですか。

議員(細川慎一君)

ごめんなさい、ちょっと質問の内容を全て、ごめんなさい、把握できなかったですけども、私にとっては心に響く大変ありがたい御意見を今頂戴したなと思っています。以上です。

議員(待寺真司君)

今、鈴木議員からいろいろとお話があったので、議会の判断は重いというような形で細川さんは思われてると思うんですね。13人が全会一致であなたに対して辞職勧告をした。この重みをやはりどう受けとめているかに対する回答は、やはりきょうある程度我々としては欲しい部分があるわけですよ。ただ、もうここまでね、1時間ちょっとお話を聞いてる中では、きょうのこの段階では、どう考えてももうあなたの出処進退はここでは発表されないなとあきらめてます。ということは、あなたは復職されるわけですから、先ほど申しましたように、今後ね、議会にどう向き合っていくのか、委員会活動、議会活動。私は、議員というものは、いかなる理由があっても本会議や委員会あるいは公式行事、議員が呼ばれる、これは欠席してはいけないものだと思って、それが議員の役割だと私は一番思ってます。あなた自身はどうお思いですか、その辺は。

議員(細川慎一君)

職務として与えられることは、もちろん出席をすることが当たり前なんだろうと思っています。

議員(待寺真司君)

それでね、体調管理については、当然議員たるもの自分でしっかりしていかなくてはいけない部分だと思います。先ほどの御質問の中で、今薬は飲んでないということなので、薬の副作用等の心配はないのかなと思うんですが、1点ね、薬物による禁断症状というのは出てませんか。確認させてください。

議員(細川慎一君)

お話ししたいことはすごくたくさんありますけれども、私に限ってのお話、出てません。それ以外のことは、恐らく一般予防の観点からこの場でお話ししないほうがいいんだろうと思います。

議員(待寺真司君)

あなたが逮捕されてからのね、マスコミ等の報道で、議会で、本会議で質問中にね、ふっと寝てしまうようなシーンがかなりクローズアップされました。実際、議場あるいは委員会、あるいは視察先等においてね、そういった影響で幻覚を見たとか眠ってしまった、そういったことはあったかどうか。それから、今後についてはそういったことは一切ないということは確約できますか。

議員(細川慎一君)

幻覚を見たことはありません。今後ないことは確約ができます。

議員(待寺真司君)

復職、きょう要するに二者択一の択一をしないというふうに私は思いますので、復職に当たってのことで質問をさせていただきたいと思いますけれども、復職するということは委員会への配属ということになります。それで、一応まだ決定ではないと思いますけれども、私は今、某、2つある常任委員会のうちの1つの委員長を務めてる立場で聞かせていただきたい。先ほど来山田議員や鈴木議員からもありましたけれども、教育民生に携わる議員としてね、あなたが行った行為、こういったものと、この、これからあなたが議会議員に復職して教育民生という非常に町にとっても子供たちの生活にとっても、あるいは高齢者の福祉にとっても大切な委員会です。そのね、資格をあなた自身は有していると自分では思いますか。

議員(細川慎一君)

人間的なことで言えば、過ちを犯したので、資格を有しているかどうか、多少私は、今回の出来事によって、今後そうだとは思わないですけれども、疑問が残るのであろうな、そう思われるんだろうなと思います。ただ、物すごくこのことに関して多くの知識を得ることができました。よりよい方向に生かすことができると思いますし、生かさなきゃいけないんだと強く思っています。

議員(待寺真司君)

最後に1点だけ、ほかの委員さんもあると思うので。議会というのは長、あるいは委員会でも長がいて、その人の判断や指示に当然従って動くということはぜひ御理解いただきたいことと、委員長の議事進行及び運営に従うということをここでお約束をしていただけますか。

議員(細川慎一君)

私が1年間務めさせていただいて感じた部分に関しては、そのとおりにしたいと思います。

議員(土佐洋子君)

議員活動のことで関連で伺いたいんですけれども、小・中学校の運動会などには行きたいということでしたが、葉山町、御用邸のある町です。先週、天皇・皇后両陛下も見えていたわけで、議員としてお迎え、お見送りというのがございますけれども、そういうのには御出席されるつもりですか、今後。

議員(細川慎一君)

議員としての仕事は、先ほども申し上げましたけれど、仕事として職務として与えられたことは全て行うというつもりでいます。

議員(土佐洋子君)

そのようなお答えですと、議会として正・副議長だけお迎え、お見送りということで、それ以外の議員は、もしかして辞退をするという影響があるかもしれませんけれども、そのようには思いませんか。

議員(細川慎一君)

このことでほかの方に御迷惑をかけてしまうということであれば、その、何が何でもどれもこれも出席するんだということではなく、御指摘いただいたことを受けとめてそれぞれは考えなきゃいけないんだと思いました。思っています。

議長(近藤昇一君)

ほかはよろしいですか。

議員(窪田美樹君)

先ほどのお話の中で、教育民生の委員の中で、子供たちに対してということですけれど、今まだ罪を償っている最中だと思うんです。決して、執行猶予がついている段階で、よく罪を償ったんだからということで、刑期を、実刑判決でしたら実刑が終わった後で罪を償ったということでいろんなお仕事に復帰されてというところも社会的にはあると思います。今、執行猶予という中では、罪を償っている最中の方がこういった公務…公務っていうんですか、議員としての活動、そして子供たちや高齢者福祉に関して道を正していくというところには少し疑問があると思うんですが、罪を償っている最中ということに関しては、どのような御意見、感じられてますか。

議員(細川慎一君)

その状態では、不似合い、不釣り合い、ふさわしくないということは、御意見は素直に受けとめて、先ほど伺ったような、御用邸にも行くのかというようなことだとか、それぞれで判断をしていきたいと思っています。

議員(窪田美樹君)

それぞれの判断ということでしたら、委員会ですとか議会とか本会議、さまざまあります。それに対して一つ一つ御自分で判断されるのか、それともどこかこの議会の中に一緒にどなたかと相談して判断するのか。常に、執行猶予がある、その後、ありますよね、その期間、その間ずっとそうやって問答されながら議員活動を続けられるという考えですか。

議員(細川慎一君)

土佐議員の御指摘を受けて、初めて、ああ、そういったことが起こり得るんだなと思いましたので、ほかの議員の方に迷惑だとかをかけてまで全てを何が何でも出席するんだではなくて、御迷惑がかかるのであればそうならないようにする、それをその都度考えていくのかということでしたけれども。

議長(近藤昇一君)

その問題についてはね、あなたに選択権はないんですよ。招待する側に選択権がありますので、可能性としては、議員を招待しないと、ね。あなたがどこに出てくるかわからない。出てくるって言ったら拒否できないわけだから、いっそのこと子供たちに関するものについては町会議員は招待しない。あるいは、最悪の場合、御用邸のお出迎えも遠慮していただくと。あなたの存在でね、そういう可能性は、私、十分あると思います。今相談を受けてる件もあります。教育委員会から、これはどうしましょうと。いや、まだほとぼり冷めてないので、ちょっとこのまんまにしておきますということになると、今後は、そういう関係で招待する側が判断します。あなたが判断するんじゃなくて。そのことを十分承知おき願いたいと思います。ですから、あなたが存在することによって、在職することによって、本来我々が招待されなければならないような場面にも招待されなくなる可能性は十分あります。
ほかにございますか。

議員(伊東圭介君)

繰り返しになりますけども、私は大変厳しい言い方をさせていただきますけども、2月の23日に議会で決めた辞職勧告決議、これが全てだと思っております。ですから、私はあなたが復職して議員活動をするという前提はもともと持ってません。今も持ってません。
覚醒剤の使用についてなんですが、4月27日の横浜地裁での第1回の公判があったと思いますけども、私も傍聴させていただきました。その中で、検察側の冒頭陳述の中でね、覚醒剤の使用をしたのは、ビデオボックスや自宅、それから議会控室であり、議会前に能力以上のものを発揮したかったためであると。その後、証拠品が提示され、ビニール袋に入った覚醒剤について、これはあなたのものかというふうに尋ねられました。そして、被告人であるあなたは「はい」と答えたと思います。この中で、「議員控室であり」というところがあったと思いますけども、これについてもあなたは認めてると思います。先ほどからの質疑を聞いてると、それについては記憶がないという話でありましたけども、裁判の中では認めてるはずなんですけども、この辺はいかがでしょうか。

議員(細川慎一君)

そのとおりだと思います。争う必要がありませんでしたので認めています。

議員(伊東圭介君)

そうすると、ここで認めようが認めないが、否定しようが、量刑には関係がないから、ほぼ量刑には関係ないですよね、ここを認めよう認めないは関係ないので、そういう意味では、そういった判断でここは認めているということ。きょうの段階においては、それはわからないという供述になってるというかな、発言になってるということですか。

議員(細川慎一君)

警察署内の取調調書に関しては、お伝えをしたいことはもう十二分にありますけれども、まず調書をお見せできないので、そのことが真実かどうか、そういう受け答えを私が本当にしたのかどうかを証明することはできないんです。

議員(伊東圭介君)

これは警察署内の話じゃなくて検察の冒頭陳述なんですよ。ですから、検察なので、要するに処分権を持った人たちの話ですよね、起訴されてるわけですから。そこでの話の中でこういった発言をされて、それがこの裁判の公判の中でね、冒頭陳述として出てきてあなたが認めたということじゃないですか。そうですよね。ということは、ここで書いてある、言ったとおりに、その使用したのはビデオボックスや自宅、議員控室であり、議会前に能力以上のものを発揮したかったためであるということが事実ということでよろしいですよね。

議員(細川慎一君)

その議会前に能力を発揮したかったとか、何のことを言っているか、私、正直よくわからないんですけれども、その議会前にどういう能力を発揮するのか。私が言ったことが全部調書になっているのであれば、もちろんそのまんま素直に正直なところ認めますけれども。

議長(近藤昇一君)

供述調書を認めてないんですか。普通供述調書というのは、最終的に。

議員(細川慎一君)

裁判所で認めたので、認めてますね。

議長(近藤昇一君)

事実ということでよろしいんですね。

議員(細川慎一君)

もしかしたら記憶違い、読み間違いはあったかもしれないですけれども、認めています。

議長(近藤昇一君)

では、それは事実ということでよろしいんですね。事実としてあなたはサインしているわけでしょう、供述調書に。それが冒頭陳述となって裁判所で語られてると。裁判の中では、それについては争ってないと、でいいんですよね。我々ね、裁判のその資料を見れないんですよ。ですから、傍聴した中での記憶でしか確認できないもので、御本人に今確認をね、それが事実でいいんですねということで確認をさせていただいてるんです。いかがですか。

議員(細川慎一君)

間違っていた部分は、あの裁判の中でも間違っていると指摘して取り下げられたりはしているんです。もしかしてその部分が欠けていたということがあったのかもしれませんけれども、私はそんなことなかったんじゃないかなと記憶してますので、認めてるでいいんだと思います。

議長(近藤昇一君)

再確認しますけど、事実として我々は認定してもいいということですね。

議員(細川慎一君)

裁判のことについて認定する、事実だということはいいと思います。

議長(近藤昇一君)

裁判のことじゃなくて、ね、一般的に冒頭陳述でもって検察側がやれば、それに対して違うものについては弁護側が当然反論しますよね、それが認められるか認められないかは別として。しかし、それはされてなかったということで、あそこの冒頭陳述については、裁判上で事実どうのこうのじゃないんです。それが真理だったということでよろしいんでしょう。

議員(細川慎一君)

結構だと思います。

議員(伊東圭介君)

私の記憶の中でもそうですし、メモの中でも一部弁護人のほうからね、否定するというか、部分はあったと思いますけども、この部分についてはなかったというふうに思いますのでね、あなたの記憶しているとおり事実だというふうに思っています、私は。

議長(近藤昇一君)

いいですか。ほかにございますか。
定刻が近いので、この際、終了するまで延刻いたします。
ほかはよろしいですか。

議員(山田由美君)

先ほど民意を受けて判断したいということをおっしゃられましたが、それでしたらちょうどいい機会がございます。今度の24日の日曜日に町民集会がございます。夜の7時から福祉文化会館で細川慎一氏の件について考えるという町民集会がございます。民意を知りたいということであれば、ぜひその場にお出かけになって、じかに集まった町民の皆様とお話をなさるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

議員(細川慎一君)

御意見として伺っておきたいと思います。

議長(近藤昇一君)

ほか、よろしいですか。
ちょっと私から一言だけね、いわゆる信託を受けているので意見を聞きたいと言っているんですけども、あなたは1,000票、千何票か、1,100かな、トップ当選したということで少しおごりがあるんではないのかなって私は考え、感じます。というのは、あなた以外の議員、総数合わせれば1万人からの町民の人がね、支持をしてるんです。その1万人の支持を受けた議員が、全員があなたにやめてほしいと言っているわけですね。票数からいけば1万対1,100なんです。1,100の中で何人が信託に応えろと言っているかはわかりませんけども、ちょっとおごりがあるんではないかなと思いますけども、この数の差というのはどう考えますか。圧倒的に1万…たしか1万ぐらいだと思うんですよね、全員の票を合わせると。まさかその1万人の人に対しても、信託を受けてるんだけど、続けていいでしょうか、どうかなんていうのは聞くわけないから、あなたは1,100人の人たちの中に聞こうとしてるんだけどね。圧倒的な町民の方がやめてほしいという、我々代弁者ですから、そう言ってる。だけども、あなたはその自分の支持者の中で信託に応えろという人を探そうとこれからしてるわけですよね。ちょっとおごりじゃないかなと思うんですけど、いかがですか。

議員(細川慎一君)

重い御意見として伺いたいと思います。

議長(近藤昇一君)

ほかはよろしいですか。

議員(山田由美君)

私どもは、去年の春から細川氏とずっとつき合ってきて、その中で細川さんが何度も遅刻をしたり、欠席をしたり、居眠りをしたりという姿を見てきているわけです。それで、細川さんは非常にそのたびごとに言いわけがお上手で、我々は最初のうち、その言いわけを信じておりましたが、だんだんだんだん信用度が落ちてきたのはいたし方ないことだと思います。先ほど会派室で覚醒剤を使ったかどうかについては、定かではないとお答えになりました。しかし、それからちょっとたったとき、議場についてはということで、使ったまま議場に入ったことはないときっぱりおっしゃいました。片方では定かではないと言い、片方では絶対ないと言う、その差は一体どこからくるのでしょうか。そのあたりが非常に納得のいかないところなんですが。

議員(細川慎一君)

申し上げたとおりですけれども、その睡眠を削りたいということが主な使用目的でしたので。睡眠を削りたいが主な使用目的でしたので、日中から使うだとか、そういったことはなかったです。使ったまま議場に入ったという認識はありません。

議長(近藤昇一君)

その効力というのはどのぐらい続くんですか。私、わかんないんですけどね。

議員(細川慎一君)

感覚として一晩は起きてられたというのは自覚があります。

議長(近藤昇一君)

いいですか。

議員(畑中由喜子君)

今のお話でも、その本会議場で使ったことはないということでしたけれども、その影響は多大に受けていられたことですよね。受けておられたじゃないですか。ぐっすり眠ってたりとか、質問の最中にふらつかれたりとか。それは明らかに、そのときはやっていらっしゃらなくてもその影響ですよね、違いますか。それをどう考えておられるんですか。

議員(細川慎一君)

目的があって使用していたので、その影響があったとは余り考えたことがないですけれども、先ほど申し上げたのは、その議場にいるために覚醒剤が必要だったことは一度もないので、入るために覚醒剤を使用した、その影響下にあったということは一切ないと思います。

議員(畑中由喜子君)

あなたは、それでは何のために議場にいらしたんですか。眠りこけて人の言うことなんか何も聞いていらっしゃらなかったという状況だったでしょう。それでよしということだったんですか。違うんじゃないですか。議員としてしっかり働かなきゃならないから夜の睡眠を削ってでも勉強をしたかったとか、そういうことをおっしゃったじゃないですか、以前に。それと真逆の結果になっちゃったわけでしょう。本会議で眠っていたりとか、あるいは、委員会でも本当に熟睡しておられたのを私もよく覚えていますよ。それは問題なかったと思っていらっしゃるんですか。その覚醒剤の影響で寝てたかどうかということよりも、一連のね、その動きの結果、あなたは本会議場や委員会で眠ったり、あるいは、朝起きられなかったかどうかわかりませんけれども、遅刻をされたり、無断欠席をされたりということがあったじゃないですか。その責任ということもあるでしょう、議員として。それが今にして思えば、みんなわかったんですけれども、ああ、覚醒剤のせいというのもあったんだろうなっていうことですよね、結論。全く結びついてないというふうに断言されるんですか。

議員(細川慎一君)

この同様な感じの質問も一番最初に申し上げたと思います。今はもう入ってないとはっきりわかる節目があるわけではないのでと。ただ、必要、目的、使用とある中では、議場に向かうときに使ってたとか、必要だったとかということはありませんと申し上げたつもりです。それと、一連のことを全てこの事件のことに結びつけて御想像するのはいたし方ないし、全部甘受したいと思いますけれども、それらを結びつけたことに答えろと言われても、結びついていないので、私の中で、答えようが余りありません。

議員(畑中由喜子君)

そうすると、覚醒剤とは別の次元で、あなたは遅刻をしたり、無断欠席をしたり、本会議場や委員会で熟睡したりということを繰り返しておられたと、そういうことになるんですか。それは覚醒剤とは切り離して、全く関係ないから、議員としても問われるようなことではないと、そういうふうに思っておられるわけですか。議長からも厳重注意されましたよね。それは覚醒剤とは全く切り離して考えていいんだというふうに思っていらっしゃるわけね。じゃあ一体議員としてはそれはどうなのかというふうに思っていらっしゃるんですか。今後覚醒剤の影響は全くなく、議員活動を続けていくということの中では、以前のようなことは一切起こらないというふうに思っていらっしゃるということですか。

議員(細川慎一君)

最終的に、今のお言葉の中では、覚醒剤を使わなければあれらのことが今後起こらないんだなという確認だったと思いますけれども、あれ、その以前のことが、その覚醒剤によることが原因だったのか、もちろんわからないですよ、わからない部分もありますけれども、先ほど最初に申し上げたとおり。使わなければ今後あのようなことは一切起こらない、もちろん起こしたいとは思ってませんけれども、余り関係が私の中でない、何て言ったらいいのかな。

議員(畑中由喜子君)

もう結構です。ほかの議員が遅刻をしたり、無断欠席したり、本会議や委員会で熟睡したりということはなかったですよね。ないんですよ、あなたが寝ていらっしゃるときは自分の自覚がないかもしれないけれども、そんなことはないんです。あなただけなんです。だから、それこそ議員としての自覚が足りてなかったんではないかということも問われているんです、この際ね。
それでもう一つ、どうしても言っておきたいんですけれども、あなたの言葉、今は結論に達していない、わからない、そういうことでずうっとこの先言い逃れしてあなたは一生送っていくのかなって、すごく心配です。そんないいかげんな言葉で議員としての責任が果たせるって到底思えないです。この場に出てくる、わかっている時点で、わかった時点で、当然御自分の出処進退は結論を持って臨まれるというのが当然のことだと思います。にもかかわらず結論に達していない、いつ結論が出せるかわからない、こんないいかげんな話ってないじゃないですか。町民全員、議員全員、議会全体、本当にばかにした話だと思いますよ。肝に銘じていただきたいと思います。次の機会と言わず、本当に御自分の考えを、決断を今すぐにでもすべきだと私は思います。いかがですか。

議員(細川慎一君)

ありがたい御意見としてお伺いしておきたいと思います。

議員(石岡実成君)

細川議員、選挙戦のときに、忘れもしない、息子さんのふるさとにしたいんだと、この美しい葉山を、自分は横浜育ちだけど、生まれだけど、息子のふるさとにしたいということをさんざん言ってたと思うんですね。結果的にあなたはその息子さんのふるさとを奪ったと、結果になったと思うんですよ。これは別に意見というよりもアドバイスとして、今、さんざんほかの議員からも言われているとおり、本来ここでもう決めなきゃいけない、自分の出処進退の部分に関しては決めなきゃいけない部分で悩まれている。みんなの民意なんか聞く必要はないので、ぜひ自分の家族を一番に考えてください。家族が一番苦しんでると思うので、家族のためにもすぐに英断をしてもらえればおのずと結果は出てくると思うので、御配慮、お願いします。

議長(近藤昇一君)

答えはよろしいですか。
多くのね、議員からいろんな意見が出てたと思うんですけども、やはり先ほどもちょっと言ったように、あなたが在職している限りは、いろいろな行事についても当然制限を受けない…あなたが出ないって言ったって、向こうが招待した限りは、受けざるを得ないというのが十分考えられる。私のほうにはいろいろ相談、これから来るでしょう、どうしましょうか。議会としては、辞退いたしますという形しかないと思うんですよ。それだけあなたの存在が大きな影響をこの議会に、あるいは葉山の町政にも影響を及ぼしてるというのをやはり自覚していただきたいなと思うし、先ほど石岡議員も言ったように、やはりきょうのこのストレスというのはすごいと思うんですよ、あなたにとってもね。そのような中で本当に仕事をしていけるのか。私は、副議長も言ったかもしれないけども、新たな出発、別な道で新たな出発したほうが家族のためにも私はいいと思うし、まだ若いし、十分やり直せる機会はあると思うし、この3年間、議員を辞してね、それなりのこの中で、葉山の中で活動していけば、次の可能性が全く100%ないとは私は思わないんですよ、あなた自身も言ったようにね。だったら今すぐ辞して町民におわびの行脚をしていく。でなければ、私、次は絶対ないと思いますよ。そのことをやっぱりアドバイスしておきたいなと思います。
今現時点ではあなたの存在が、議員であるというね、そのあなたが決めかねてる時期は、我々も相当な制限を受けるということです。議会も町政も。これから私は町側から、この招待、どうしましょうかといったら辞退せざるを得ないですよ。細川さんだけ招待しないでくださいって言えないんですから。あなたがどこに出てくるか、出てこないかというのはわからないし、全部出ないとなれば、それは議員としての活動が全て放棄されることになるしね。そこのところをよく考えないといけないなと思います。私どもは、やはり皆さん、あなた自身のためにもというつもりでね、自分たちがどうのこうのというよりも、あなた自身がこれからやり直すためには、ここに存在するよりも別の場を切り開いていく、別の道を切り開いていく、そのことがやっぱり一番大事だと私は思いますので。
ほかになければ、以上でよろしいですか。それでは、細川慎一議員からの釈明については終了させていただきます。自席へお戻りください。
引き続き会議を進めますけども、議題ではその他になっておりますけども、皆さん方から何かほかにこの全員協議会で協議する題材というのはございますか。よろしいですか。事務局から何かございますか。よろしいですか。(発言を求める声あり)

議員(待寺真司君)

今後の日程なんですが、第2回定例会はまだ閉会されておりません。29日が本会議予定ですけれども、そこの議題とか、そういったものの追加とか、そういったものは特にないのでしょうか。

議長(近藤昇一君)

とりあえず今のところは、委員会、特別委員会をどうするのかという話と、先ほど閉会…いやいや、特別委員会の中でとりあえず特別委員会については終了ということになりましたので、そのことの報告とか、会期の終了、あるいは継続するものは継続をそこで諮るという形になろうかと、今のところはですね、そういうことになると思います。

議員(待寺真司君)

笠原議員からもお話があったかと…いいですかね。公式行事になるのかどうか、その草津の水泳教室のレセプションが議員が呼ばれております。その対応等については、今後どのように進めていけばよろしいんでしょうか。

議長(近藤昇一君)

このことは相談を受けました。それで、まあ、御本人いる前でですけども、もう既に皆さんに発送してますよね、御招待。なので、そこ限りにさせていただきたいという申し入れがありましたので、そのように対応させていただきます。
わかりますか、細川議員。ですから、これからそういったものも辞退、議会全体が辞退をするという事態もね、生まれるということです。現にそういう形でもって相談がございましたので、追加の措置はしないでほしいという話にしておきました。よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり)
じゃあ、以上で全員協議会を終了させていただきます。長い間、お疲れさまでした。
(午後5時14分)

 

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成28年9月16日

葉山町議会議長 近藤昇一

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更新日:2018年02月01日