葉山町議会 平成25年3月15日
招集年月日
平成25年3月15日(金曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開議
午前10時00分
閉会
午後6時52分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席14名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 鈴木道子 | 出席 |
第2番 | 近藤昇一 | 出席 |
第3番 | 窪田美樹 | 出席 |
第4番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第5番 | 田中孝男 | 出席 |
第6番 | 中村文彦 | 出席 |
第7番 | 荒井直彦 | 出席 |
第8番 | 笠原俊一 | 出席 |
第9番 | 土佐洋子 | 出席 |
第10番 | 長塚かおる | 出席 |
第11番 | 横山すみ子 | 出席 |
第12番 | 金崎ひさ | 出席 |
第13番 | 待寺真司 | 出席 |
第14番 | 畑中由喜子 | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 田邉高太郎 |
教育長 | 豊田茂紀 |
総務部部長 | 上妻良章 |
保健福祉部部長 | 稲山孝之 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 高梨勝 |
消防長 | 有馬弘 |
総務課課長 | 池田務 |
選挙管理委員会委員長 | 行谷眞一 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 山本孝幸 |
次長 | 廣瀬英之 |
主事 | 佐々木周子 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第7番 | 荒井直彦 |
第8番 | 笠原俊一 |
議事日程
第1 一般質問
1.近藤昇一
(1)一般廃棄物処理問題について
(2)二子山山系の自然環境保護について
(3)中学校給食について
(4)元気臨時交付金について
2.窪田美樹
(1)子育て支援施策について
(2)高齢者福祉施策について
(3)地域まるごとで考える防災について
(4)下水道事業について
3.横山すみ子
(1)保育園待機児童対策について
(2)公共施設白書の策定について
(3)ごみ処理事業について
4.土佐洋子
(1)ネット選挙
(2)町のランドマーク
(3)地域保健活動及び地域医療の充実
(4)交通の安全確保
5.長塚かおる
第三次総合計画基本構想後期基本計画
(1)うるおいのある生活と安心して子育てができるまちをつくる
(2)緑豊かな居住環境をつくることについて
第2 閉会中継続審査について
議事の経過
議長(畑中由喜子君)
おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(畑中由喜子君)
日程第1「一般質問」を行います。
第1番、2番近藤昇一議員、登壇願います。
2番(近藤昇一君)
2番近藤です。御案内のとおり4点にわたり一般質問を行わさせていただきます。
第1に、一般廃棄物処理問題について、戸別収集の途中経過と今後の展望についてであります。葉山町のごみ処理は危機的な状況と言っていいでしょう。歴代の町政は広域頼みで施設整備に無関心で、耐用年数の過ぎた焼却炉を使い続けて、前町政は広域協議から離脱したのはいいとして、その後の対応に何ら展望を示すことができませんでした。あげくの果てに、守屋町政からの負の遺産と言える焼却炉の不備から、ダイオキシンをたれ流し、炉の停止に追い込まれました。そのような状況でごみの減量化は喫緊の課題です。その方法として減量化袋を用いた戸別収集でした。しかし、減量化袋が議会で否決されることにより、戸別収集での減量化のめどが立たなくなり2年間が経過しました。その2年間の空白を埋めるべく、山梨町長は減量化に向けた戸別収集全町実施に向けて、これまで行ってきた一色台、牛ヶ谷戸の2地区に加えて、この2月から向原、森戸、元町高砂の3地区での実施を行い、その経過によって全町実施の時期を検討するとしました。しかし、全町実施の時期を明確にしない中での追加実施は、他地区の住民からは不信の目で見られています。追加実施に当たっては、全町実施の時期を明確にすべきでありました。時期を明確にできないということは、いかにも実施に自信がないと住民の目には映ります。慎重になることも必要でしょうが、喫緊の課題であればあるほど自信を持って事に当たることも町長としての役割ではないでしょうか。先般のごみ問題特別委員会で3地区追加実施での1カ月の途中経過の説明では、可燃ごみ18%の削減が行われたこと、午後4時ころまでに収集が終わっていること、今後2・3月分を4月に検証し、4・5月分を6月に検証するとしていますが、その後いつ全町実施の時期を明らかにするのか、まず伺います。
次に、二子山山系の自然環境保護について、町のかかわり合いについてであります。先般二子山山系自然保護協議会の事務局担当の方から、二子山山系自然保護憲章に賛同を求めるファクスが送付されてきました。憲章で、「私たちは、都市近郊に残された貴重な二子山山系の森を大切に思い、その恵みに感謝するものです。地域関係者の熱意と努力で維持されてきた自然環境を次世代の人々に継承することを願い憲章とします。1、私たちは生物の多様な生態を支えるために緑地保全を進め、調和のとれた豊かな自然環境の保護を目指します。(自然保護・緑地保全)1、私たちは里山文化を引き継ぎながら、自然観察や健康増進など里山を利用するさまざまな活動を相互に尊重し、マナーを守りながら活用する新しい里山を目指します。(利用・活用)1、私たちは、次世代を担う人たちに森における活動体験を提供し、自然保護の意識を高め、貴重な自然を保護・継承していく力を育成することを目指します。(次世代育成)」。そして二子山山系自然保護協議会、そして神奈川県、葉山町となっています。内容には賛同できるものであると考えますが、この協議会は県の交付金も受け、町も参加しているとなっていますが、経過と町のかかわりについて伺います。
第3に、中学校給食の検討状況についてであります。食育を重視する学校給食法が施行されて4年、小学校の完全給食は全国で99%を超えていますが、中学校においては81%と大きくおくれていますが、しかし全国の中では、30都府県では実施率90%を超えています。しかし、大阪府7.7%、神奈川県16.1%、滋賀県46%と、50%以下の県が3府県あります。神奈川はワースト2位で、3位の滋賀県とは30%もの大きな開きがあります。県下のある中学校の給食のあり方検討会は、これまでの意見のまとめの中で、家庭弁当について保護者の大変な努力がうかがえるとする一方で、栄養バランスが偏ったり、家庭弁当を持参できない子供に対する配慮が必要としています。一方、学校給食の意義について、食育の推進において重要な役割を果たし、食に関する知識や教育力の格差の広がり防ぐ、子供の貧困率が上昇傾向にある社会状況の中で経済的困窮対策の面からも重要であり、栄養バランスのとれた給食を提供することで子供の健康維持や成長に寄与する。女性の家庭と仕事の両立支援といった男女共同参画の視点からも一定の役割が期待されるなどとして、中学校給食を実施することが望ましいと意見のまとめをしています。また、最近中学校給食の実施に踏み切った大阪市、相模原市では、横浜で検討されている家庭弁当や業者弁当についてはその限界が検討され、給食の実施が望ましいと結論づけました。以上のことから、中学校給食を実施する実施しないの議論は全国的に決着がついており、教育の機会均等の原則を保障する条件づくりであることも明確です。そこで、これまでの葉山町における中学校給食の検討状況について伺います。
第4に、元気臨時交付金の活用方法についてであります。内閣府が2012年度補正予算案に計上した地域の元気臨時交付金は総額1兆3,980億円です。これを町の予算にどう活用するかが大きな課題です。政府は経済対策となる公共事業が財政状況の厳しい地方の負担拠出により消極的になっているとして、新たに今回限りの特別措置として地方負担を軽減する仕組みを立ち上げました。経済対策で追加する地方単独の建設事業などに対する負担金の8割程度を交付金として還元するものです。2013年度当初で事業量が確保できない場合は基金に積み立て、13、14年度に活用することも可能です。今回の交付金は、これまで老朽化や耐震化などで改築したいが財源がないと先送りされていた事業を前倒しで行うことも可能となり、一方で新年度以降予定していた建設事業について、この交付金の仕組みの中で前倒ししたり交付金を財源に充てることによって、支出を予定していた一般財源分を他の事業、福祉サービス充実などハード以外の政策財源として活用することが可能です。地域に元気を与えるのが目的の交付金であり、町の創意工夫が急がれます。葉山町としてどのような取り組みを行っているのか、伺います。
以上、4点についての大質問とさせていただきます。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
おはようございます。近藤昇一議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
初めに、一般廃棄物処理問題について、戸別収集全町実施時期についてのお尋ねでございますが、先行して戸別収集を行いました地区につきましては開始から1カ月が経過し、まだ牛ヶ谷戸の原単位に及ばないものの一定の減量効果が見られており、今後二、三カ月程度の経過を見守り、改めて減量効果や組成分析を行っていく考えでございます。ごみの資源化・減量化は、環境、財政面ともに大きな成果をもたらすものと考えていることから、拡大エリアの検証を行った後、速やかに全町で戸別収集が実施できるよう努力してまいりたいと思います。
次に、2項目目、二子山山系の自然環境保護について、二子山山系自然保護憲章への町のかかわり方についてとのお尋ねですが、神奈川県が実施している県民協働事業、葉山森づくり県民協働事業の協定を平成23年4月に西武鉄道株式会社、二子山山系自然保護協議会、神奈川県、葉山町の4者、また平成24年10月には大和ハウス工業株式会社、二子山山系自然保護協議会、神奈川県、葉山町の4者で、平成28年3月31日の期間まで協定の締結をいたしました。これは二子山山系自然保護協議会が中心となり整備活動等を実施しているところであります。協働事業にかかわる活動区域の山林は、首都圏近郊緑地保全区域に指定され、緑地として保存・保全されておりますが、この地域は民間所有の山林であり、整備等が課題となっておりました。私のマニフェストでもお示ししておりますとおり、民間企業によるCSR事業の活用については協力を進めていきたいと考えておりますので、二子山山系自然保護協議会が作成いたしました憲章に賛同をしてまいりたいと考えております。
次に、4項目目、元気臨時交付金の活用方法についてのお尋ねでございますが、昨年末の政権交代などの影響による国の予算編成の遅延という異例の状況の中で、地方の資金調達に配慮した経済対策の迅速かつ円滑な実施を図るため、国の平成24年度補正予算において地域の元気交付金が創設されました。同交付金の交付額は各地方公共団体の追加公共事業の地方負担分を基礎として算定される仕組みとなっていますが、現時点において交付要綱が制定されていない等不確定な部分もあることから、引き続き情報収集に努め、本交付金の活用について検討を進めてまいります。
以上で私が所管する1回目の答弁を終わります。
教育長(豊田茂紀君)
2番近藤議員の御質問にお答えいたします。中学校給食についての御質問で、中学校給食の検討状況についてとのお尋ねでございますが、今年度からは、PTA等の方々にも参加していただき、中学校給食拡大検討委員会として葉山町の実態に合った中学校給食のあり方について研究・検討を進めております。先般全小・中学校の小学校6年生と中学校2年生及びその保護者を対象に中学校給食にかかわるアンケート調査を実施し、現在集計を行い、調査結果を取りまとめているところでございます。今月末に拡大検討委員会を開催し、調査結果をもとに葉山町に合ったよりよい方向に向けて協議を進めてまいります。以上であります。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
2番(近藤昇一君)
今、二、三カ月程度の経過を見守りたいということなんですけども、先般の話では、4、5、6、実施した後にということなんですけども、その決断の時期というのは、先般、昨日は同僚議員の質問に対して25年度か、それから26年度の早い時期という御答弁されたんですけども、それを決断するのは一体いつの時点になるんですか。
町長(山梨崇仁君)
その決断するためのですね、要因についての精査を6月にはまとめて、そこから検討、議論に入っていきたいと思っております。ですので、今この時点でいつ確定というふうにお示しすることはできませんけども、少なくとも二、三カ月と申し上げましたが、6月の時点で一通りの課題を洗い出した上でお示しを、議論に入ってまいりたいということはこの場で申し上げたいと思います。
2番(近藤昇一君)
先般ごみ問題特別委員会の中でね、5地区1,670世帯、これは大体午後4時ごろまでに収集が終わっていると。今現時点では、その戸別の収集とは別として可燃ごみの収集、4班で行っているというふうに聞いております。すると、この4班で行っているということで1,670、葉山町を2つに分けて収集を行ってますよね。そうすると十分全町実施できるんですよ。今18%ぐらいの減量だというふうに話を聞きました、先般。そういう中で4時までに収集が終わってると。これが夏場になって多少ふえるかもしらんけども、まだまだこれからの減量効果が見込めるというふうに私どもは踏んでるんだけども、であるならば十分やれるもう結果が出てるんじゃないかなと。で、前も言ったように前町政はね、23年7月に戸別収集を実施しますと言ったんだよね。で、2年間やってないんですよ。また新たに3地区を追加したけど、今度はいつやるとも言わないと。本当にやるのと。もうこれ、もう何度も私も言ってるんだけども。そういう面では、やっぱり町民の目には不信感として映ってしまうんですよね。いや、今度町長がかわったからそんなことありませんよって言ったって、はっきりしないじゃないかと、という映り方しかないんですよ。そういう面では、本当に早くね、決めて、本来だったらもうこの3地区を追加するときに、いつまでにその結論を出して、いつまでにこの実施する方向でもう検討に入りますと。いつも言ってるように後ろを切ると。後ろを切ってその検討に入るんだという決意がないと、何か慎重過ぎてね。若いんだからある程度冒険してもいいと思うんだけどね、何か前町政の何か引きずっているような感じがしてならないんですよ。
そういう面で、じゃあ6月にはもうはっきりと、もうここまで来てますから、実施時期を明らかにしますと言っていただけるのかどうかですよ。それも言えないというと、またこれは不信になっちゃうんですよ。実施時期をいつというのは、大体昨日の答弁でも遅くとも26年の早い時期というふうに話したんですけども、明確になってない、相変わらずあいまいだったんですよね。ですから、じゃあ3カ月の検討を行って、その検証を行うのが大体2、3、4、5で、6月に検証を行う。じゃあもう7月にははっきりといつから始めますって言えるのかね、そこのところはっきりできないんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
昨日の答弁と若干繰り返しになりますけれども、今私がはっきりと申し上げられることは、戸別収集及び資源ステーションの方式を採用して全町の実施を必ず行うということは申し上げたいと思います。またそれにより目標値として定めるものは、平成22年度比だったと…ちょっとごめんなさい、1か2か定かじゃないんですけども、比で30%を必ず達成するといったことを繰り返し申し上げております。それについて決してぶれることはございませんけども、その、具体的にじゃあいつからそれを行うのかということについては、実際に今、今回はモデルではなくて行政側の収集の検証を行うということ、また有料指定袋を使わない従来の、23年の7月にやろうとしていたときは違う設定の中で行っていることを踏まえて、指定袋を使わない形で本当に削減ができるかといったことの実証実験というものに入っております。そういったものを季節の変動値なども踏まえても6月には一通りの課題整理を行うといったことを繰り返し申し上げております。その時点で、その課題に対して、言ってしまえば大きな支障がなければその時点でいつということをはっきりと明言ができると思いますけども、課題が浮き彫りになってくる中で解決が難しいものであれば、多少時期を延ばした上でいつまでにやるというふうにですね、方針の開始時期を明言することになるかというふうには思います。
2番(近藤昇一君)
やっぱり確信が持ててないんですよ。私、そう思いますね。前町政は減量化袋を一つのアイテムとしてね、使って減量化しようとした。それがだめだったものだからもう戸別収集もずうっと先延ばしになってきたと。町長はその自信があるんだと、新町長はね。なくてもできると踏んで実施しようとしてるわけだから、その自信の裏づけをきちっと示すべきなんだよね。でないと私は町民からいつまでたってもその不信感でしか見られないと思う。いつ決断するのかも、これ、議会に対して言えないというのはね、ちょっと議会に対しても不信を持ってるんじゃないかなというような、私は思いますね。これについては引き続きまたやらせていただきますけども、次のその二子山山系についてちょっと伺っておきます。先ほどの答弁でちょっと確認したいんですけども、今答弁の中で23年のと24年のというふうに2つお話ししたんですけど、別々の協定か何かを結ばれてるんでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
協定につきましては、別の協定という形で結ばさせていただいております。別な協定で結ばさせていただいております。
2番(近藤昇一君)
その協定の中で西武とか大和が、こう名前が出てきました。これ、それぞれ違う協定なんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
協定の内容につきましてはほぼ同一の内容となっております。ただ、締結先がですね、西武鉄道の場合と大和ハウスの場合がございますので、協定は別という形で、内容につきましてはほぼ同じような内容で締結はさせていただいております。
2番(近藤昇一君)
その意味合いは何かあったんですか、別々に協定を結んだという。
生活環境部部長(成島光男君)
この協定につきましては、時期がですね、やはり違っておりました。最初に、答弁でもございましたけども、23年の4月にですね、西武鉄道のほうと協定を結ばせていただきました。その1年半後にですね、大和ハウス工業のほうとですね、24年の10月に締結をさせていただきましたので、時期がずれているということで締結の締結書につきましては別扱いという形で結ばさせていただいております。
2番(近藤昇一君)
さっきの答弁では両方とも4者というんで、ほかの神奈川県とか葉山町とかは両方に協定を結んでるけど、その西武と大和はそれぞれ一つ一つ別々、その辺がちょっと理解が苦しむんだけども。後ほどこの協定の中身についての資料提出を求めたいと思いますが、町長、いかがですか。
議長(畑中由喜子君)
町長、御答弁よろしいですか。(「資料提出」の声あり)
町長(山梨崇仁君)
はい、後ほど資料提出させていただきます。
2番(近藤昇一君)
それと、葉山町の役割と責任分担、これはどんな形になるんでしょう。その財政出動があるのかどうか。県はそのこれの協議会に対して交付金か何か五、六百万出してますよね。葉山町はどういうかかわり方をしていくのか。
生活環境部部長(成島光男君)
この事業につきましては、神奈川県が行ってます県民協働事業という形で結んでおります。その中でこの二子山山系自然保護協議会のほうにはですね、県のほうから負担金を負担するという位置づけになっておりますので、町からの負担というのはございません。また町の役割でございますけども、内容の中に示させていただいております。まずですね、葉山町はですね、以下の支援を行うという形になっておりまして、本協定事業にかかわる町民等からの照会に対する対応、また本事業の実施にかかわる関係者間の調整及び関係者以外の地権者の協力についての働きかけ、協定事業の推進のための情報提供及び助言等、これらを葉山町が行うという形で協定のほうは結ばさせていただいております。
2番(近藤昇一君)
最後のその情報提供、議会には情報提供いらないんですか。少なくとも私、ちょっと記憶ないんだよね。23年度はちょっとしばらく休んでましたので、その間に報告があったのかどうか私もよくわからないんですけど。情報提供、これ議会…私、この内容については非常に賛同できるんじゃないかなと自分では思ってます。なぜ議会に情報を流さなかったのかな。何かやましいことでもあったんでしょうか。これ町長に聞いたほうがいいな。
町長(山梨崇仁君)
議会の皆様にはお知らせすべき内容というふうにしてですね、今後は随時お知らせをしてまいりたいと思います。
2番(近藤昇一君)
まず、23年に協定を結んだ。協定というのはやっぱり町がね、参加してるわけですから一定の責任を負うわけですよね。そういう中で車の両輪と言われている我々議会だって何らかの責任を負ってくる可能性は十分あるわけですよ。それでもう何年、2年たってるの。ですから私自身はファクスが送られてきてびっくりして、これ何だろう。で、ネットでいろいろ調べてみたら葉山町も入ってるし、第一その憲章の中に葉山町も名前を一緒に連ねてる。それでその報告、まずことしの2月の4日にね、共同調査研究会が開催されて、そこに出席したのは神奈川県、葉山町、それから西武、大和、二子山協議会。葉山町も参加してるんです、2月の4日に。3月7日に我々町長招集で懇談会開いてるんですよ。なぜ報告されなかったのかなというのがね。私ね、よく、さんざん言ってるんだよね、今までも、議会にその都度いろいろな情報を流してくださいって。私、多分多くの議員の人たちはびっくりして、このファクスは何でしょうって、お互いね、情報交換し合ったぐらいで。私もびっくりして、もうちょうど一般質問の通告の時期だったので、じゃあこれ、町から説明してもらおうと思ったんですけども。いろいろ考えてるうちに、何で今まで説明してくれなかったのよと思ってるんですよ。その辺、もう既にね、2年間経過してるということで、町長、再度伺いますけども、何で報告しなかったのか。これを軽く見てたのかね、それとも議会に対してはまあいいやと思ってたのか、その点はどうなんでしょう。町長には一切報告はなかったのかね。でも町長、自分のマニフェストと一致すると言ってるわけですから、当然承知してたと思うんですけどね、いかがなものでしょう。
町長(山梨崇仁君)
今回の憲章の件につきましてはですね、私も随時これから報告すべき、こういった憲章というものについては大変重いものですから、というふうに考えております。なお、この自然保護協議会につきましては、皆さん当然御存じのことだというふうにも思っておりますけども、改めて私から私の知識の中で申し上げれば、まちづくり協会、NPO法人まちづくり協会の総会等でも御報告されていらっしゃいます。そこから団体の皆様が派生されて県とのコミュニケーションの中でですね、こういった機会を創出できたということでございますので、私は大変これは敬服の念を持ってですね、皆様の御活躍については支援をしていきたいということはかねがね申し上げてきております。また、ことしも総会の御案内が来ておりますので、恐らく議員の皆様も多く参加されると思います。そういった意味では町と非常にかかわりの深い団体でございますから、ともに支援していく、そんな意向を持っていただければ幸いでございます。
2番(近藤昇一君)
あのね、結局我々議会のほうで聞かなければ答えてくれない。当然そういうことで知ってるでしょうという前提。だけど、情報量は我々議会の議員と行政の皆さんと全然違うんですよ、量も、それから速さもね。そういう中で議会とその同じ認識に立ってもらいたいというのであれば、やはりいろいろな情報を提供していく場、その場は今までもいろいろ設けてるわけですよ、懇談会であれ全員協議会であれ。やっぱりそこのところのね、認識がまだ足りないのかなと。だから私、常々言ってるんだけども、いろんな議案についてね、昔は何でも出せば通ったですよ。今そういう状況じゃないというのはもう皆さん承知してると思うんですよ。だったら常々議会と同じ認識に、議会には同じ認識に立ってもらいたいからこの情報を提供するんだというそういう姿勢がやっぱり必要じゃないですかね。もう根本的にそこのところを改めていかないと、これからの町政運営というのはやっていけないんじゃないかと私は思ってるんですけど、いかがですか。先ほどその一つの反省はしていただいたんだけどね、その反省すればいいって私は思わないんだよね、そこのところを十分分析しないと。それはいかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
この憲章の件につきましては、先ほども申し上げましたとおり大変重大な、重大というか町にとっては大切な憲章となるものというふうに考えております。議員の皆様に連絡が行ってなかったことは、こちらからなるべく情報を出していけるようにですね、心がけてまいりたいと思っております。また、既に記者会見等について随時御連絡もさせていただいておりますけども、こういった御指摘をいただければ、またこういったものを必ず伝えるんだというふうに職員同士でも情報共有ができますので、今後についてはまたより改善ができるように努めてまいりたいと思います。
2番(近藤昇一君)
過去はね、いろんな覚書だ、協定だっていうのは、議会は全く関係なしにやられて、もうその覚書が結ばれてるからこうなんだ、もう進めなきゃならないんだ、協定が結ばれてるからもう進めなきゃならないんだ、全部事後処理だったんですよね。でき得ればね、事前に話で議会の意見も聞くと、そこで多数決をとるわけじゃないけども、議会でどんな意見をそれぞれが持っているのかを聞く場を設けるとか、その上でその協定に参加するとかね、いう形をやっぱり今後はもうとるべきだと思いますよ。もう決まりましたから同意してくださいというような手法はもう通用しない時代だと思います。そのことは述べておきます。
それで、なかなかね、私、先ほど言いましたように、その憲章の中身については我々も賛同できるものだと思うんですけども、一つのイメージとしてネットを調べてみると、西武が埼玉県の飯能ですか、西武の森というものをつくり上げていますけども、そういうイメージとしてとらえていいのかどうか。
生活環境部部長(成島光男君)
イメージ的にはそういうイメージでとらえてよろしいと思います。これにつきましては、西武、大和とですね、葉山の森というような位置づけでですね、企業のほうのPRも行っておりますので、そういう考え方でよろしいのではないかと思います。
2番(近藤昇一君)
それと、先ほど町の役割について3つほど挙げていただいたんですけど、財政出動については今後ないというふうに言っていいのか。それとも場合によっては財政出動も必要だと考えているのか。
町長(山梨崇仁君)
基本的には、神奈川県の主体におきましてこういった事業を始めていただきまして、それにより民間の活力が今盛り上がっているところです。ですから先ほども第1回目で申し上げましたとおり、企業の社会的参加、社会的責任を果たすといった意味でですね、大変お力をいただいているところでありますので、引き続きその形において森林の整備を行っていただければというふうに考えておりますので、当町として財政的な支出を今伴うといったことについては考えてはおりません。
2番(近藤昇一君)
わかりました。これについてのできる限りの資料の提出を、先ほど協定って言いましたけども、それで一度、私はそう思ってるんだけど、議会全体がどう思っているかわかりませんけども、これについてのやっぱり懇談を設ける場、私は必要じゃないかなと思ってますので、あとは町長の考え方次第ですけども、よろしくお願いしたいと思います。
一つ、次に中学校給食についてちょっと伺っておきます。まず、いつ実施するんでしょう。今、検討をずっと重ねてるようですけども。
教育長(豊田茂紀君)
御質問は、いつ実施するかというのは、給食を、中学校のですか。それは先ほど申しましたところから言いますと、アンケートを実施しまして集計が終わったというように聞いてます。中身は私はまだ、けさの時点では確認してないんですが。その集計に基づいて分析と、そして整理というか方向という討議がこの、始まりますので、まだ実施、いつから実施するのかというところまではお答えはできません。
2番(近藤昇一君)
いや、前も言ったんですけども、実施するためのアンケートでいいんですよね。実施しないこともあり得るアンケートなのかね、アンケート調査なのかね。実施を前提としてさまざまな問題はあるだろうからということのアンケートなのかね。その点はいかがなものでしょう。
教育長(豊田茂紀君)
私ども実施するという前提でアンケートをするというように御説明した記憶はちょっとないんですが、実施するとすればどういうことで実施できるかを検討していきたいというのは私自身がお答えしたことがございます。
2番(近藤昇一君)
実施するなら、町長、中学校給食についての総合計画、基本計画ですね、先般出された。あれちょっと読んでいただけますか。実施するならなんていう、私も今ちょっと手元になかったもので、すいません。教育委員会は実施するならどんな形がいいんだろうか。だから実施しないこともあり得るその今答弁ですよね。実施するためのアンケートではないというふうに今はっきりと言い切ってるんですけども。じゃあ町長がこの間提案された基本計画は、そういう前提での計画だったんでしょうか。私ちょっと正確な文章を今頭の中にないもので、そうはとらえてないんですけども。
町長(山梨崇仁君)
学校給食についてですね、今回の取り組みについての考え方につきましては、私はするならばとかしないならばというわけではなくて、実施するがためにそういった調査を行い、その結果としてできない可能性があるのであれば、なぜできないのかを説明しながらその課題をクリアしなければいけないと思います。基本的には、やるためのアンケートであり、やるための今議論をしているというふうに考えるのが、基本的にすべての施策においてはやることを前提でそういった議論の時間を設けているんだというふうに考えておりますので、御理解いただければと思います。
2番(近藤昇一君)
教育委員会と考え方が違うじゃない。教育委員会はやるためのアンケートじゃないと、そうなわけでしょう。違うんですか。もう一度答弁を求めます。先ほどはそうは言わなかったよ。
教育長(豊田茂紀君)
実施するとすればどういうやり方がいいかというように私は答えました。で、その第三次総合計画のその今引用され町長に答弁を求められた部分は、その後に出されたものだというように私は時差としては考えておりますので、前提としてやらないということにウエートを置いた前提でお答えしたつもりはございません。
2番(近藤昇一君)
いや、どっちがウエートかね、どっちのウエートが軽いか重いかって問題じゃないでしょう。後からその総合計画ができた。冗談じゃないですよ、あの総合計画、いつからその検討してるんですか。このアンケートはいつなんですか。総合計画が後から出てきたからこのアンケートはそういう意味でとったんじゃありません。じゃあその総合計画を検討した時期というのはいつなんですか。もっと前でしょう。だけどもその、うちのほうが先だからそんなつもりでもってとったんじゃありませんって、とんでもない話ですよ。ちょっと教育委員会とその町側との、あの総合計画を教育委員会は、あれは町側がつくったんだから教育委員会は関係ないと思ってるんですか。全然乖離してるじゃないですか。あくまでもその独立した教育…行政組織だから町当局の計画なんか関係ないっていう態度ですよ、それは。どっちがウエートがあるかないかじゃないでしょう。このアンケートはとるためにいろいろな問題点がある、その問題点をクリアするためのアンケートだと私は思ってるんですけども、そうじゃないんですか。やるとすればですか。やるためじゃないんですか。やるとすればということなのね。これ、とんでもない話ですよ。それでもって実施できるのかどうかっていう問題ですよ。やるためのアンケートでいろんな問題点をクリアするために、先ほどのごみのね、問題と同じだったらまだいいですよ。実施時期、ごみのほうだって明らかにしない。こっちも明らかにしない。明らかにしないけども、やるためのものじゃない、こっちはやるためのものですよ。あくまでもそれを言い張るんですか、やるとすればって。そんなアンケートだったらとらないほうがいいですよ、無駄ですよ。いかがですか。
教育長(豊田茂紀君)
いや、アンケートが無駄だとは思っておりません。そのアンケートの分析、その状況によってそれを誠実に受けとめて進めていきたいというように考えております。
2番(近藤昇一君)
相変わらず進めていきたいというのは、どっちへ進めるんだかわからないということですよね。少なくともさっき町長はごみについてはもう決意を述べてるわけですよ。必ずやる、時期…私はね、時期を明らかにしないのは不満なんだけども。だけど教育委員会のほうはどっちにウエートがあるか。その実施するほうにウエートが重いですよ。じゃあ何%かはやらないという選択肢も残ってるわけじゃないですか。やらないという選択肢はないんだと。やるという選択肢の中で今アンケートをとってやったんだと。さっきのごみと同じようにいろんな問題をクリアする、しなきゃならない問題も出てくる、だからこれをやってるんだというふうにお答えできないんですか。
教育長(豊田茂紀君)
やるとすればどういうやり方があるか、その上でやるやらないとの関係でも、私はさっき申しましたように、やらないという方向にウエートは置いてないというように申し上げました。それから、あわせて申しますと、町長…第三次総合計画との関係で町長が答弁したことは教育委員会は独立してるから知りませんと言うのか、全く違います。私は、前の町長のときも、町長のマニフェストについて教育委員会はそれを実施するという関係ではないというように、はっきり何回かお答えしておりますが、そういう総合計画とか、あるいは教育総合プランとか、そういうものについてはそれを実現していく基本的な態度は一貫して持っております。
2番(近藤昇一君)
やっぱりね、はっきりと言ってくれないというのは、私は教育委員会に大きな問題があるんじゃないかなと思ってます。
一つこの中身について、先ほどの答弁の中でのお話の中で、拡大検討委員会、これはどういう意味なんでしょう。さっき拡大検討委員会というふうに言いましたけど。
教育長(豊田茂紀君)
それまでは、23年度までは職員の検討委員会でした。拡大検討委員会というのは、職員以外、教育委員会の職員だけではなくて町長部局の企画調整課、財政課からも出ていただき、学校現場、栄養教諭、栄養士まで含んで、そしてPTAの代表3名含んで19名、人数的にもふやしましたが、校外の人が…教育委員会7名に対して町職員2名、それから委員会以外11名ですね、10名かな…10名ですね、全部で19名という意味の拡大です。
2番(近藤昇一君)
先ほどちょっとお話ししたんだけども、アンケートはいつこれをとられて、今集計中でまだ終わってないっていうんですけども。
教育長(豊田茂紀君)
アンケートはたしか11月だったと思います。集計はほぼできたというようにけさの時点では聞いております。集約状況は、小・中学生、6年生と中学2年生で合わせて560人ぐらい、ほぼ100%の回収。それから保護者は、2年生と6年生に両方持ってる保護者を除いて若干ありますが、80%台の回収率というように聞いております。
2番(近藤昇一君)
ぜひそのまとまった段階でもって提出していただきたいと思います。
一つ伺っておきますけど、中学校とダイレクトに関係あるあるかどうかわかりませんけども、先般議会のほうに健康増進食育推進計画というのが出てきました。私ね、教育委員会のその学校給食に対するその位置づけ、どうなのかなと思うような疑問が出てきたんですけども、その食育推進計画の中にね、学校給食の位置づけが全くないんですよ。その健康増進のほうの担当者に言わせると、あれは学校給食のほうで食育推進計画を持ってるからいいんですと言われたんだけど。食育推進計画、これをつくるに当たってね、この計画をつくるに当たっては、学校教育からも職員出てるんですよね。それでいて学校給食の位置づけが全くないというのはどういう意味なのか、私、わからないんですよね。で、近隣をちょっと調べてみました。ネットでもってすぐ出てきたのは三浦と逗子でした。ちゃんと位置づいてるんですよ。だからそこに私ね、この、何ていうのか、給食に対する教育委員会の位置づけ。今学校給食法が、4年前でしたっけ、改められて食育が中心になってるんですよ。だから中学校給食についてもやっぱり食育を中心として考えていく、小学校給食もそうですよね、にもかかわらず学校給食についての位置づけが全くない。これは、教育委員会はどういう意見だったんですか。私は中学校給食を実施するに当たっても、もし実施するなら、もう実施するという前提じゃなくなってるみたいだから、実施するならその食育との関連というのは当然出てくる。だから小学校の給食も位置づいてないんですよ。この辺はどうお考えでしょう。
教育長(豊田茂紀君)
実際に小学校の給食をやっておりますから、その食育と学校給食の関係というのは当然あるわけです。中学はたまたま現在学校給食はやってない。弁当を持ってこれない生徒がそのときには弁当を注文することはできるというのはちゃんと位置づいておりますけれども、そういうことで食育と学校給食の関係をはっきりさせてないではないかというのは、ちょっと私今、手元に資料がないのでありますとかありませんとかちょっと申し上げられないんですが、食育そのものは、学校教育の中で具体的な学習指導要領の中でも食育を進めるということは出てますし、教科の中で、特に中学校で言えば家庭科の授業の中で食育という言葉を何度も出ながら教科書が記述されておりますから、そういう中で事実としては食育が進んでいってる。ただ、中学校給食の関係でそれを進めてるということではないということです。
2番(近藤昇一君)
そうは言ってもね、特に学童期、葉山で言えば1年生から6年生まで、学校給食抜きで食育というのはね、考えられないんですよ。だから町全体の計画の中でどう位置づけていくのか。だって給食の献立なんかは父母に配られますよね。それはどういう意味合いなのか。こんなものを食べさせてるよという意味合いだけじゃないはずなんですよね。じゃあ朝と夜の食事をどういうふうに考えるのか、それこそ食育との関連で献立を流してると思うんですよ。だから土・日以外はもう完全に5日間は学齢期の子供たちは給食抜きでは食育は考えられない。にもかかわらず町のほうは、これは町の責任か教育委員会の責任かわかりませんけども、給食を食育に位置づけてない。その理由としては、学校のほうでは給食の食育推進計画があるからいいんだという説明でした。それは後ほどその給食のその食育推進計画について提出を求めたいと思いますけども。町長、それ、ちょっとその辺どうお考えでしょう。これは、改めて食育計画についてはまたこれをテーマにした質問をさせていただきますけども、余り深くは、きょうはね、やれないとは考えてますけども、お考えだけ伺わせていただければ。
町長(山梨崇仁君)
今回の食育、健康増進食育推進計画につきましては、あくまで町としての施策を計画上どう取り組んでいくかといったものを定めたものでございます。そういう意味では、学校教育における学校に通われてる期間については、町の施策ではない部分で担保ができているんだという考え方で、今回はそこについては力を入れずにですね、それ以外のところに力を入れた計画として定めました。ですから、しっかりとした学校と行政の担当課がとり行う連動がとれるということが今後の大切なかぎになるとは思いますけども、基本的な計画としては、行政がやるべき責務をしっかりと明記したものというふうには考えております。
2番(近藤昇一君)
次の一般質問の題材になりそうな感じはいたしますけども。少なくともね、三浦市は学校給食を通じた計画的な食育の推進、学校給食における地産地消の推進とかね、逗子市では、給食や授業時間に学校栄養士や外部からの専門家の講師を招いて食に関する専門知識の理解を得るとかね。あるいは旬の野菜の利用、地場産の食材の利用、行事食の実施、食への感謝や環境を配慮した取り組み、こういう形でもってちゃんとね、やってるんだよね。これは国の計画、国や県の計画との整合性というのはやっぱり考えなきゃいけないと思って、これはつくるほうですけどね。でも教育委員会としたってあとは知らないよじゃないと思うんですね。それが結局私は中学校給食に対する考え方が、先ほど言ったように、やるかやらないかみたいなね、やるほうにウエートは置いてますって言うんだけども、やるという決意でないというのは明らかになったと思いますけども、この中学校給食についても引き続きやらせていただきたいと思いますけども、やっぱり教育委員会の姿勢が問われるなと思っております。
次に元気交付金の問題についてちょっと伺います。一つにはね、先ほどの御答弁の中では要綱がまとまってないので引き続きどうのこうのっていうお話しをたしかされたんですけども、一つには、葉山町で25年度に実施する工事請負、特に管財が執行委任受けたような内容では、一色小の新館の耐震補強工事などのその工事について対象になるのかならないのかについて、まず伺っておきたいと思います。
総務部部長(上妻良章君)
今得ております情報の中では、耐震工事は、今回の臨時交付金の対象にはなるというふうには理解をしております。
2番(近藤昇一君)
そうすると、今、今例えば25年度に組まれた予算の工事の中で、この元気交付金の対象になるというふうに把握されてるのはどんな工事があるんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
申しわけございません。細かい内容の中で一つ一つの工事あるいは建設事業等に関してこれがというふうには今つかんでございませんけれども、今申し上げました教育施設の工事でありますとか、あとは道路工事等に関しては該当するというふうな今認識ではございます。国の要綱が決定次第ですね、これはまた事業計画をつくりまして申請をするような形になろうかと思います。
2番(近藤昇一君)
下水道事業はいかがなものでしょう。
総務部部長(上妻良章君)
今現時点では、下水道事業が該当するかどうかというのをはっきりした確証は、申しわけございません、つかんではございません。
2番(近藤昇一君)
ネットで見るとね、いろんなところがいろんな形で活用してるんですよね。下水道事業もこれを活用しているところがあるんですよね。それで要綱が固まらないからということなんですけども、例えばお隣の逗子市からの情報では、公園の整備事業、それから学校の改修事業、それと細かいのが幾つかあるようなんですけども、私も詳しい話はないんですけども、少なくとも25年度に予算計上してあったやつをこの交付金を使うということで24年度に前倒しに補正を組んだと。で、補正を組んだものだから当初予算に提示してあった事業が浮いちゃうわけですよね。それを25年度の6月ごろに更正減するのか、それとも修正して出し直すかというのが議論されて、結果的には当初予算を修正して出し直しという結論で、きょう逗子も最終日らしいんですけども、組んでるわけですよ、補正予算で。どうして逗子と葉山はこう違うのかなと思うんですけど、同じ県下で。市と町は違うのかな。その辺は、その要因というのはわかりませんか。
総務部部長(上妻良章君)
すべての市町村においてそういった対応をされてるというふうには聞いてはございません。お隣の逗子市さんがそういった補正対応されてるという情報は聞いてございますけれども、今私どもでつかんでいる情報といたしましては、今先ほど近藤議員申し上げ…お話にございました25年度当初事業、これに関してですね、該当事業に関しては要綱等が決定した段階でですね、国あるいは県との話の中でですね、申請をして交付に向けた手続を行っていくという形の推進を聞いてございます。
2番(近藤昇一君)
いかにもこう消極的だなという感はぬぐえないんですよ。でね、一つ予算特別委員会の中でもちょっと紹介しといたんですけども、葉山町と非常によく似た例があったんですよ。これは学校、小・中学校へのエアコン設置。これは富山県のある市で、これは2月21日に補正予算案を発表した。小・中学校へのエアコン設置費1億5,000万が計上された。これは25年度予算でやっぱりやるつもりでいたと。でね、葉山町も25年度予算で実施設計という形で予算計上されましたね。実際には設置は26年度だという話です。ここの市の場合にどう考えたのか。元気交付金を使おうよと。どうせなら25年度の夏までに間に合わせようよと。実施設計を業者に頼んだら間に合わない。じゃあ職員でやろう。電気設備だから職員だけじゃできない。その職員は言ってました。いいかどうかわかりませんけども、業者の協力を得ると。そのことで職員で設計しようと。そのことで期間を短くして何とか夏休み、日中に工事を終わらせたい。だから25年度ですよ。当初は、25年度は業者に頼んで実施設計をやって、途中から工事が始まって実際使えるのは26年度の予定だったんだけど、どうせつけるなら一日も早く子供たちにね、そういう環境にしてあげたい。どうせつけるんだったら、この財源についてもね、国庫補助金5,000万、当初起債が5,000万、自主財源5,000万、こういう予定でいたと。だけど補助金の5,000万はそのままつく。その残りの1億、80%つくんだと。で、2,000万が起債で済む。そうすると一般財源はなしなんですよ。その職員は言ってました。少しでも市民の税金を節約したい、一日も早く子供たちにつけたい。同じような状況じゃないですか。そういうふうに考えたら、子供たちに一日も早くエアコンをつけたい、そう考えたらいろいろ工夫するんですよ。そういう姿勢が今、町にも求められてませんか。財政危機だ、財政危機だって言って細かいところをばんばん切ってね、お年寄りや子供たちを泣かせて、実際こうやって節約できるところを節約してない。子供たちに一日も早くやってやろうという姿勢がない。これについてはどう考えるんですか、町長、考えますか。
町長(山梨崇仁君)
先ほどの逗子市さんとの比較であったりとか、今、担当部長がお答えしたように、他の自治体の取り組みと多少ずれているところはありますけども、いずれにしても要綱が定まってないというのは、県にも確認をした上でですね、現状でございます。ですから町としてもその交付金が仮にですね、使えるようであれば、それは専決なり、また6月の議会の際に補正で間に合うのであれば補正予算を提案させていただいて、ぜひ活用するようなことを考えていきたいなというふうには思います。
また、後段で御案内いただきました件、非常に職員の富山市の方の熱意をすごく感じます。私もぜひそれには追従できるようにですね、職員にも努力を求めていきたいとは今伺っていて思いましたけども。ただ、町の職員はですね、大変熱い熱意を私は持っていると感じています。実はこの1月1日…年末ぎりぎりにですね、交付金がおりる可能性があるという話が実はございまして、自民党政権にかわったすぐの中での情報をつかんだんですけども、1月1日に担当の部長、課長から連絡がありまして、職員が出て1月3日までに下水道の布設工事に関する実施設計をまとめた経緯が1件ございました。残念ながらその結果については交付金の交付には至らなかったんですけども、元旦から職員がフル稼働してですね、3日までに資料をまとめたというのは、私は大変大きな功績だと思っておりますし、御案内のような熱意というものは、町の職員も持っているということはこの場をお借りして申し上げたいとは思います。
今のように多岐にわたってですね、いろんな設計のこともあれば工事監督もございますけども、職員の熱意で賄える部分については、いろんな方面でアンテナを高く張って取り組んでまいりたいと思います。
議長(畑中由喜子君)
これにて2番近藤昇一議員の一般質問を終わります。
第2番、3番窪田美樹議員、登壇願います。
3番(窪田美樹君)
おはようございます。3番窪田美樹です。山梨町長が誕生して1年がたちました。骨格予算ではない初めての予算組みはいかがだったでしょうか。生まれてきた赤ちゃんも成長とともにいろんなことを吸収し、夢を持つようになります。山梨町長が思い描かれている夢はかなえられたのでしょうか。実現に向け前進されていますか。夢には大きいもの、小さいもの、いろいろなものがありますが、現実とは厳しいものです。夢を持っていたはずが、現実を見て夢が破れたり夢を変えなければいけないことが何度もあるでしょう。葉山で暮らす方々が夢を、希望をいつまでも持ち続け、そしてかなえられるよう手助けができる町政であってほしいと私は願っております。そして、その私の夢がかなえられるよう私も努力していきます。
さて、将来への種まきとして子育てをテーマに力を入れて取り組みますとされています。小児医療費助成事業として通院医療費の助成対象者を現行の小学校4年生までを6年生までに引き上げられました。つい半年前に2年生を4年生に拡充されたばかりだったので、6年生までを提案された…提案した私たちでも驚きました。財源の確保が厳しいからといって4年生までとしてきたのに、半年の間にどこから財源を見つけてこられたのと考えました。そうしたら、ありました。年少者、年少扶養控除の廃止による増税分、増収分でした。15歳までの年少扶養控除が廃止されたもの、中学生までのお子さんを持つ方々が対象でした。この増税分を小児医療費助成事業に充てなければならない決まりはありません。なので、小児医療費助成事業を拡充されたことは前進だと思います。がしかし、町長のマニフェストに6年生所得制限なしと書かれています。この財源が充てられたこと、町長独自での努力、やりくりでの財源を捻出されたのではないと感じています。町長の夢の実現、マニフェストの実現を国の方針が後押ししたような形ではないでしょうか。15歳までの年少者扶養控除、年少扶養控除が廃止されたもの、そのことを考慮すれば、15歳、中学校卒業までの医療費無料を行うべきと考えます。しかし、年少扶養控除の廃止による増収分の行き先はほとんど決まっているとのこと。ここからが町長の努力での財源確保、腕の見せどころになります。
参考までに、神奈川県下では、中学校まで8市町村に広がっております。そして、子ども手当は昨年の改定で支給額が引き下げられ、年少扶養控除の廃止とあわせ、多数の子育て世帯が負担増になっています。厚生労働省の試算でも夫婦、子供2人という世帯の場合で計算してみると、給与所得が488万円以上であればすべて負担増になってしまう。このお給料が488万円というのは平均所得以下です。とても高額所得者、高所得者の世帯だけの負担増という結果ではないことになります。子育て世帯の多くの方、恐らく6割から7割近くの方々の負担増になると思われます。さらなる子育て支援の拡充を望み小児医療費助成制度の今後についてお伺いいたします。
2点目、子育て環境の充実についてお伺いします。支援の一環として海山に育む子供たちとして、アサリ掘りやタケノコ掘りを企画されました。以前は全町挙げて潮干狩りが企画されていました。私も子供とともに参加した記憶があります。葉山に暮らしていても磯遊びが難しくなり、自由に遊べる空き地にも限りがあり、そんなせちがらい世の中ですが、海山に育む子供たちとして葉山の自然を楽しめる企画はすごいものと感じました。それと、磯遊びはきのうの一般質問の中でのかなりの改善が見られているようで安心いたしました。また、町内私立幼稚園の運営に関する補助の一部引き上げを行われ、陳情者との話し合いでは、その方々は納得されていると言われます。しかしながら、陳情者の願意はかなえられたのでしょうか。また、町として保育計画のないまま民間による保育所建設が考えられています。1回目は流れてしまい、山梨町長の考えられるようにはいっていません。いろいろと子育て支援策を考えられていますが、しかしながら山梨町長の考えられた企画にちょっと寂しさを感じたため、この後、何点か質問させていただきます。
次に、高齢者福祉について伺います。子育て支援策に魅力を感じ、葉山で暮らしてきた方々が子育ても一段落され、また葉山の別の魅力を見つけようとされることでしょう。老後を元気に過ごしたいと、だれもが思われていることと思います。しかし、葉山への魅力がなければ山坂の多い葉山、不便を感じられれば引っ越しを考えられるかもしれません。昨年出された高齢者福祉計画、先日出された地域福祉計画をもとに考えられていると思いますが、安心して暮らせる葉山をつくる方策について伺います。
次に、そうやって住み続けられていた方々が老後を迎えます。老後というか隠居というか、そうやって迎えられた方が明るい老後を葉山で送る、暮らし続ける方策についてお伺いいたします。
3点目、震災より2年がたち、葉山での防災・減災に対しかなりの前進があると思います。災害時弱者と言われる方へ、災害時要援護者避難支援プランを策定されましたが、進捗状況はいかがでしょうか、お伺いいたします。
また、災害時にペットのことなんてと言われる方、考えられる方もいらっしゃると思います。しかし、実際に避難時の問題となっており、犬の保有数が多いと言われている葉山では避けて通れない問題ではないでしょうか。今のところの葉山町としての対策をお伺いいたします。
最後に下水道事業についてお伺いいたします。昨日から同僚議員との横連携といいますか、宿題といいますか、私の質問分を残していただきました。聞きたいところはそこじゃないと感じるところもあるでしょうが、私の視点からということで御理解ください。まず、総括質問でもお伺いしましたが、町長が掲げた7ヘクタール、何度も尋ねますが、なぜ減速しなければならないとした真意についてお伺いいたします。
下水道布設事業のスピードダウンで年間1,500万円を削減とマニフェストのタイトルに掲げられています。全体の流れとして財政の健全化を図るとしていますから、財政的厳しさを訴えているのでしょう。したがって、この布設事業を7ヘクタールに減速し、財政を1,500万削減するものと解釈したのは私だけでしょうか。ただ、24年度予算も25年度予算も前年とほぼ同額の予算計上です。予算委員会での説明は耐震診断の費用の増加とのことでした。財政的に厳しいといってさまざまな施策に我慢を要望しながら、下水道事業の7ヘクタールは確保し、新たな耐震診断は別財政となっています。この考え方ならば、今後診断後の耐震補強も7ヘクタール確保後の別財政ということにつながります。新たな財政負担が生じたならば、7ヘクタールにこだわらず少しでも減速、さらなる減速をし、新たな施策に回すなど、考慮すべきと考えますが、町長の考えをお伺いいたします。
次に、反応槽3系列の、3系列目を継続して運転している件についてお伺いします。これは私の総括質問で3系列目を運転しているということが判明しました。議会には何度も1、2系列目の補修のため3系列目を動かすと説明してきました。3系列目の継続運転が明らかになったら、流入量が4,500立方に達しているため3系列目を動かさないとあふれる。1系列目の処理能力は1,500立方だから3系列目の運転が必要だと継続運転を合理化されたように感じます。しかし、たとえぎりぎりであったとしても、昨年暮れまでは標準活性汚泥法の2系列で運転してきたことから計算すれば、標準活性汚泥法でも1系列2,200立方程度の処理能力を発揮しているのではないでしょうか。処理能力の違いを指摘され、従来から説明している処理能力、酸素活性汚泥法の能力だと言い直されました。しかし、おととしの下水道審議会に提出した資料を見ると、今回の予算委員会に出された酸素活性汚泥法との従来の標準活性汚泥法との違いを説明された資料にはよく似たものが3度出てきます。そこには一度も酸素活性汚泥法という言葉はありません。議会で指摘されてどこかには書いてあったのかもしれません。初めて酸素活性汚泥法と言葉を言うなど、何とか言いわけをしているようにも見えます。現在は標準活性汚泥法で処理し、2,200立方程度の処理してきたことは明らかな事実です。そこで伺います。改めて浄化センター3系列の運転の理由は何なのでしょうか。
以上、御答弁をよろしくお願いします。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
窪田美樹議員の御質問にお答えさせていただきます。
初めに、子育て支援についての1点目、小児医療費の助成の今後についてとのお尋ねでございますが、小児医療費助成制度につきましては、平成25年4月より所得制限はありますが通院につきましての対象年齢を小学校6年生までに拡大し、子育て支援を図ってまいります。私のマニフェストには、所得制限なしにと掲げておりますので、所得制限を外した場合に安定して継続的な支援ができるか検討を続けてまいりたいと考えております。
次に、2点目の子育て環境の充実についてとのお尋ねでございますが、次代を担う葉山の子供たちが健やかに成長していくためには、安全で安心な子育て環境の充実が重要と考えております。核家族の進展や女性の社会進出など、子育て家庭の形態が多様化する中、できるだけ個々の事情に合わせることができるような子育て支援が必要です。従来の子育て支援に加え、新たに小学校6年生まで拡大した通院医療費の助成事業の実施、親子のきずなづくりと児童虐待を未然に防ぐための子育て支援、親育ちプログラムを実施、待機児童解消のための保育所設置などを行い、子育て環境の充実を図ってまいります。
次に、高齢者福祉施策についての1点目、安心して暮らせる葉山をつくる方策についてのお尋ねでございますが、生活上の何らかの支援が必要な高齢者に対しては、配食サービス、生活支援型デイサービス等の介護予防事業を行うとともに、災害対策として東日本大震災の教訓を踏まえ、町内の居宅介護事業所等と災害時の対応方法につきまして検討を重ねております。また、高齢者世帯が地域の中で自立して安全かつ快適な生活が営めるよう、民生委員・児童委員、町内会の協力のもと、単身高齢者世帯の把握などの対応を引き続き行ってまいります。
2点目の、明るい老後を葉山で送る方策についてのお尋ねでございますが、高齢者が可能な限り住みなれた地域で、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにするためには、日ごろから生きがいを持って日常生活を送ることが重要であり、老人クラブへの活動支援や、ねんりんふれあいの集いの開催等、高齢者支援施策を図るとともに、生きがい事業団を通じ高齢者の就労の場の提供に努めてまいります。
次に3項目目の、地域まるごとで考える防災についての1点目、災害時弱者への対策についてのお尋ねでございますが、平成24年1月に災害時要援護者避難支援プランを策定し、災害時に支援が必要な方について、手挙げ方式と同意方式とを併用し、現在429人の方が登録しております。特にこの制度で重要なことは、公助が整うまでの初動時において、地域における近隣の方の協力を得ながら安全に避難していただくことにあります。今後はこの制度のさらなる啓発に努め、災害発生時、人的被害ゼロを目指してまいりたいと思っております。
次に、災害時のペット対策についてのお尋ねですが、昨年12月25日に、当町と逗子市、鎌倉市が連名で湘南獣医師会と災害時の動物救護活動に関する協定を交わしたところでございます。内容としては、災害時において、動物保護や治療、救護活動に対し協力をいただくものです。現状の葉山町避難所運営マニュアルでは、ペットの避難対策については、屋外スペースで管理する計画がありますが、より詳細、具体化するよう検討中であり、湘南獣医師会との連携を保持しながら考えてまいりたいと思っております。
4点目、下水道事業について、マニフェストにある7ヘクタールについてというお尋ねですが、私はマニフェストに掲げた財政の健全化の中で、年間約10ヘクタールの下水管布設を約7ヘクタール程度に減速するとしております。このことは、これまで年間10ヘクタール程度の予算計上を図ってまいりました面整備を7ヘクタール程度の予算額に減額することにより、下水道にかかる新規の町債発行額を抑制し、起債償還に充当するための一般会計繰入金を減額していくためのもので、平成25年度予算においても約7ヘクタール程度の整備費の計上としております。
浄化センターの3池運転の理由についてという次のお尋ねでございますが、全体計画では浄化センターの処理方式を酸素活性汚泥法としておりますが、現在は当初計画より流入汚水量の伸びが鈍化して処理施設躯体に余裕が生じたため、これを生かして標準活性汚泥法による運転を行い維持管理費の抑制を図っているところです。本町の下水道施設の特徴として、葉山中継ポンプ場から汚水を圧送する方式のため、葉山浄化センターへの流入汚水量の平準化を図りやすいことや、葉山浄化センターがトンネル式処理場で処理施設が地下にあり、処理水の温度変化が少なく活性汚泥の管理がしやすいこと、また一部供用開始してから約14年間で活性汚泥のより良好な環境をつくるために培った運転管理方法の蓄積等により水質を保つことができておりましたが、近年の節水型社会も影響し、流入水質が徐々に悪化してきており、汚泥処分量も増加していることから、放流水に悪影響が出ないよう浄化センター管理者として安全を第一に考え3池運転を行っております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
3番(窪田美樹君)
答弁ありがとうございました。まず小児医療費のことについてお伺いします。とても答えにくい質問かと思いますが、この6年生までの拡充、年少者扶養者控除の廃止がなければどのように考えられたでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
昨年のですね、私、この3月の議会だったと思いますけども、同様に窪田議員から御質問をいただいた際には、小児医療費の増額に向けては、年間を通した予算が見えた段階で検討を進めてまいりたいというふうに答弁したことを記憶しております。財政的な裏づけと同時に1年間でどのぐらい費用がかかるかといった予測について明らかにすることが検討の俎上に乗っていたわけですけども、それが半年間の経過を経た上で5、6年生の1年間についての担保が取れたというふうに考えたものが今回の皆様への議案の提案に至ったと、一番大きな要因でございます。
3番(窪田美樹君)
それでは、年少、この控除の廃止がなくても6年生までやっていけるという予算組み、めどが立ったということでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
仮定の話は控えさせていただきたいと思いますけども、結論として年少扶養控除の廃止による金額の余剰というものが、わずかではありましたけども確認ができたといったところで、今回の目的に合致しているといったことから、その財源を充てることが大変大きな理由になるのではないというふうには考えてございました。
3番(窪田美樹君)
じゃあそこのところ、私が言うように、山梨町長がそこの分でない、本来ならね、この小児医療費のところに充てなくてもいい、別のところに使ってもいいこの税収です。そこを山梨町長が小児医療費に充てられたというふうに考え、大きく考えて今みます。そうするとね、その部分のところ、ほかに山梨町長が考えられてきた捻出分のところは、また別のところに使えるんじゃないかというところが出てくると思う…出てきます。その額のね、多い少ないはあっても、そこで段階的ではあるとは思いますが、所得制限の撤廃であったり、この扶養控除の、年少扶養控除のね、廃止に伴って中学校までの方がかなり厳しい、確定申告じゃない…何ですか、年末調整とかやるとすごくわかると思うんです。そのときには気がつかなくても、そこで何でことしはというふうになってくると思います。そんな中で中学校までへの拡充を考えていただきたい、考え計算していただきたいと思いますが、そこら辺の力の入れ方はどうでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
実は私自身がですね、年少扶養控除の廃止によって昨年の税申告のときに驚いた一人でございまして、窪田議員がおっしゃるようにその驚き、自分自身はよく記憶しております。ただ、それを国の施策の中でですね、財源が厳しいものというふうに私は理解をしておりまして、今回町のテーマとして子育てを力を入れていくんだと。それに対しては、今こそここで町の将来像を描く中で、子育てに力を入れて新たな若いお父さんお母さんに流入を促していきたいといった思いも背景に大きくあったことから今回の施策を取り入れてございます。確かに財源として性質は似ている分野のものでございますけれども、それが直結した理由とはなってはおりませんので、先ほど申し上げましたとおりに、当初から小児医療費については増額を目指していきたい、また所得制限を外していきたいといった思いを持っている中での今回の6年生までといった取り組みが一つの仮定の中での一つの結論だというふうに考えております。
3番(窪田美樹君)
理由づけはいろいろあるし、私も私なりの理由づけがあって、おおって、中学生まで、18歳までのね、方の上乗せ分、12万円分、所得控除が廃止されています。その12万円分がたくさん集まるともっと大きなお金になったこの財源だと思います。そういった方々への配慮も必要と思っていますので、考えていただきたいと思います。
そのね、財源の中のやりくりの方法として、葉山町では母子保健事業、妊婦健診、幼児予防接種、小児医療費助成といろいろ、児童手当支給といろいろあります。その中でもきのうの質問の中でですか、15歳から35歳までの方々の増加が見られない、減少が見られる、葉山町でということがありますって言われました。でね、山梨町長のマニフェストの中に妊産婦健診を拡充したいということがありました。その中でも本来でしたら今まで国・県、都道府県の単位で補助がありましたが、それが今回のところで見直されて全額葉山町での負担になっています。そこで葉山町として減額されるんじゃなくて、そこもちゃんと充てられているというところはいいんですが、先日の予算委員会の中で横浜市との格差、8万円、横浜市では8万円ちょっと、葉山町での金額の差が当てられます。出されたね、年少者扶養控除の税収と充てん分の表を見ると、これ、ちょっと余ってるという言い方、すごく失礼なんですけど、何て言っていいんでしょうか、出された資料の中で6,370万円が税収見込み分とされていました。そこの中でトータルでね、6,155万2,000円という資料が出されています。その残り分だけでもね、この妊婦健診の中に拡充するということは山梨町長のマニフェストの一歩前進にもなるし、葉山町で出産をすれば、出産…葉山町に住んで妊婦健診を受ければさらなる拡充が、補助金が出るよというようなことにもつながります。ここに目を当てることはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
妊婦健診についても増額を私は望んではおります。ただ今回の中では、例えば年少扶養控除という財源に基づいてお話しをしますと、先ほどの妊婦健診に関する補助であったりとか、国からの補助であったりとか、またよく御存じのワクチンの接種についても定期接種化されたことによりまして町単独の負担が大幅にふえたことがございます。そういった意味で、私としましては、年少扶養控除の廃止額といった財源については、他の施策のほうにすべて補てんされてしまうのだなというふうに認識をしておりまして、今回そこから打てた一歩としては、小児医療費の増額といったところが結論でございました。
3番(窪田美樹君)
小児医療費のね、増額をされています。ですので、ここのところもマニフェストにあるんだからもうちょっと次にステップとして考えていただけたらなと思うことで、私、提案させていただきました。
次に行きますけれど、海山に育む子供たちとして、海で潮干狩りが出されていますけれど、私たちのときには、私、年中無休の会社で働いてましたので、この葉山町で潮干狩りがある日はずっと前から会社に休みを出して家族のイベントとして参加しました。でね、ここでこの資料として出されたのは、1年生から3年生と限られた子供とお母さんだか保護者の方とかになると思います。これは、何かお兄さんがいた場合はその人たちは参加できない、お家に帰って「楽しかったよ、お母さん」って言うのはそこの一部で、お兄さんはじゃあ「いいな」っていうようなふうになってしまうのかなというところも目に浮かぶんですね。ここの財源も、もちろんまたお金の話になっちゃうんですけど、せっかくこうやって子供たちを楽しませようというのであれば、こういう一部に限らず葉山町の以前のように大きく町全体の取り組むイベントとしての企画も大変重要だと思います。何かせっかく海に、子供たちを海だ山だに楽しませてあげようと思ってるなら、もっとでっかくやっていただけたほうがすごいなと感じずにはいられません。予算とかいろいろなものもあると思いますが、これを一つの第一段階とした今のこの企画、これをやってみてもっと町として上げて、町の企画として上げられるようになるかとか、そこも考えてのこの企画かどうかをお伺いします。
町長(山梨崇仁君)
今回の親子で海山に楽しむ事業につきましては、基本的に子供たちについてですね、海山に親しんでもらおうということは皆様は御同意いただけるとは思うんですけども、そのあり方についてはいろんなパターンが考えられます。それについていろいろ庁舎内で議論をした結果、一つの形として今回の予算計上にまとまりました。ただ、これをやっていく中で、今後は現在も町のほかの団体、例えば商工会の関連であったりとか、海の関連の皆様にもお声がけさせていただきながら御協力をいただこうと思っています。町からこういった発案をしていく中で、民間の活力とともにですね、より拡大をしながら子供たち、もちろん窪田議員がおっしゃるように親子で参加できることもすばらしいことだろうと思いますので、そういったものに目指して形を変え内容を変えてですね、この本意として目的は子供たちが山や海に親しめるんだといったことをぜひ堪能してもらう機会として継続をしていきたいというふうに考えております。
なお、もう1点申し上げたいんですけども、今回の取り組みは、もう一つ私として重要視していることは、これで言えば教育委員会、それから都市経済部、それから保健福祉部のですね…失礼、生活環境部の3部3課がですね、連携をして行っております。こういった取り組みについても私としては行政の内部の取り組みとして新しく、また不なれなものだと思っておりますので、そこについてもしっかりと整えることで横連携ができる役所に変わっていく大きな動機になっていくというふうに考えておりますので、その点についても御理解いただければと思います。
3番(窪田美樹君)
こういう企画をステップとしてさらなる町のね、発展というんですか、町が盛り上がっていくことを望んでおります。子育て環境の充実では、保育園も重要な部分ではないでしょうか。葉山町の保育園を建てようとする前に、すぐには建たないので、今ある町営の保育園、町立の保育園の保育士さんを募集したんだけれど、応募がないとか言われております。今回の予算の中で保育士処遇改善というのがあるんですけれど、その内容は御存じですか。
町長(山梨崇仁君)
申しわけありません。現状で私のほうではその内容について細かく把握しておりません。
3番(窪田美樹君)
保育士等処遇改善臨時特例事業補助金というのが、保育士さんの、ちょっと前に介護士処遇改善ということは耳に聞いてると思います。前は介護士に対して、きついとか賃金が安いからということで、その介護士に対して処遇改善として国からお金がおりてました。今回は保育士さんも大変だからということで処遇改善の補助金がおりています。県からこれおりてるんですけれど、それは今のところ言われてるのは単年度です。やはりその葉山町でも保育士さんが来ないとかというところもあると思います。でね、その介護士の場合、今までは国からおりてたんだけれど、今度介護保険制度が変わったときにそれが利用者さん負担になっています。国からはおりてこないで、利用者さんからその処遇改善費用を払ってもらって職員がもらってるということになってしまっています。この保育士制度、保育士の処遇改善も同じようなことが見えてくるんですね。国は一応この制度をつくったけれど、そのうちにお母さん、保護者の方に負担させようじゃないかということが見えて、同じようなことが見えてきてしまっています。そうでなければ、これが廃止ということもあります。県からのあれですから、単年度と言ってます。でもここで、県や国は保育士さんの仕事は大変だよ、だから補助金を出すんだよということを言われています。そんなときにね、葉山町として子育て支援の一環としてこの補助事業を続けていこうというような、この補助事業が、補助金があったのを御存じなかったということなので、継続していただけますかという質問にはお答えできないとは思いますが、こういった補助金あって、保育士さんも大変なんだから、もしそれが廃止された場合には、葉山町としても継続していっていただきたいと思っております。いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
失礼しました。私のほうで把握はしておりませんでしたが、担当のほうが把握をしておりまして、その補助事業につきましては、保育士の確保の点におきまして大変重要なものだと思っております。ただ、今後どうなるかという状況がわからない中では何とも申し上げられないところはあるんですけども、今回お通しいただきました子ども・子育て支援などもございますので、国・県の動向を注視しながら、できれば町としては継続する形をとってまいりたいとは思います。ただ、費用的な面についてどうなるかというのは、そのときでなければわからないというのが正直なところの回答でございます。
3番(窪田美樹君)
そこのところに注目していって検討していただければと思います。山梨さん、いろいろね、子育て支援の対策としていろいろ挙げておりました。予算委員会や今までの中でも町営住宅の対象者をね、子育て支援としてね、対象者を子育ての方に拡充されたというところもありました。しかし、あれお家、町営住宅を…がふえてないんですよ、戸数が。それだけれど子育て支援の方は当選率を上げますよって言われても、これは倍率が上がっただけにしか私は感じられなかったんですね。一つの子育て支援に力を入れてるよというアピールにしかとれなったということを一つつけ加えさせていただきます。どうしても子育て支援とか何かに力を入れようとするとお金もかかってきますので、やりくりのほう、よろしくお願いいたします。
続きまして、明るい老後ということなんですけど、高齢者福祉の実施ということ、山梨町長からは高齢者福祉計画というものと同じようなもの、その計画にのっとって町のことをやられてるということですが、だからそれはもっともなお答えだと思いますけれど、このね、緊急通報システムを施政方針の中に挙げられてますけれど、その設置目標が減ってるんですね、件数。それは設置していなかった…設置していない家庭が減ったからその設置目標が減ったんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
今、議員がお答えしたとおりですね、お話しされたとおり、設置される方が減ったためにですね、同等にその数が減ったということでございます。
3番(窪田美樹君)
そこでね、お家が減ってるから予算も減額になっています。でね、質問、予算委員会の質問の中で、民生委員の方から日中独居の方も望まれている。今、日中独居の方は対象になっていません。だけど民生委員の方からは強く望まれているというお話がありました。ここで減額するのではなくてね、そこの方へも力を入れる、段階的にはなる、優先的にはなるとは思いますが、そういったほうに目を向けるようなことはいかがですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
確かに今御指摘されたように、その日中独居の方につきましてはですね、大変必要な人だと思ってます。ただ、その民生委員さんとかですね、地域の町内会の方、いろいろ協力を受けながらですね、このひとり暮らしの方に対してはですね、いろいろ相談やですね、状況を確認していただいております。その緊急通報システムのあり方なんですが、そういう状況を見た中でですね、御本人さんがですね、そのシステムを申請または使用したいということのその本人確認をですね、一番にしておりますので、その方がいりますよ、または今いりませんよということをですね、受けながら進めておりますので、ひとり住まいのその御高齢の方もですね、元気な方がおられますので、今はいりませんという方に対してはですね、それのそのシステムのですね、整備にはですね、町としてもですね、そこは協力はしていないのが現状でございます。
3番(窪田美樹君)
じゃ、日中独居の方でも、私必要なんですよという方にはつけてくれるということですか。それは全くのやっぱり対象にはならない。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
日中ひとり暮らしの方を見ましてもですね、必要性があるというそのお話があればですね、対処しております。
3番(窪田美樹君)
それでしたら、何か予算委員会のときとちょっと答えが違うのかなって感じますが、日中独居の方でも必要があれば町に…町ですか、社協ですか、どこかわかりませんが、その申請をすれば取りつけていただけるということでよろしいのかと、いいんですね。
それで火災報知器、今、建物の、家でも普通の住宅でも火災報知器をつけなさいということが言われています。高齢の方への火災報知器の補助など、設置の補助などは葉山町は行ってますでしょうか。
消防長(有馬弘君)
住宅火災警報機のことだと思いますが、消防のほうでは特段やってございません。
3番(窪田美樹君)
それでは、高齢者福祉という面で、高齢者の方に福祉の面からは行って、何か補助は行ってますか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
今現在のところはですね、補助制度は行っておりません。
3番(窪田美樹君)
厚木市とかほかでは火災報知器…火災報知器って言っていいのかわかりませんが、わかりやすいと思うので、そのものをつけてる、補助をしている自治体があります。報知器があって早めに火事が、鳴って早めに火事がわかって、そのことでそこの方の命もですけど、延焼、隣にね、燃えるとかそういうことを小さく抑えることにもつながっていくと思います。これはただ高齢の方だけでなく、その町の周りの方々へのお助け、助けることにもなると思うので、そちらのほうもぜひ検討していっていただきたいと思います。そのね、報知器が鳴って、独居のその…独居、そのベルを持ってる方、緊急通報システムを持ってそこが鳴ればさらにすごい減災になると思っております。
質問どんどんさせていただきますが、災害時弱者の対策、今のところの進捗はいかがでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
進捗といいますと、全体のお話の中ではですね、初めに町長がお答えさせていただいたとおり、要援護者支援プラン等、これに沿ってですね、進めておるというところでございます。
3番(窪田美樹君)
これは登録、お互いの方、手挙げ方式、同意方式といろいろあって登録されていると思いますが、この429人というお答えでしたと思うんですが、そのお答えは、町としてどのぐらいの達成度というんですか、本来なら100人登録していただければある程度はいいんだけれど、その中の400人なのか、1,000人登録してもらいたいんだけれど400人なのかというところはどのぐらいなんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
達成率といたしましてはですね、まだまだ高いとは申せません。大体30%ぐらいの達成率でございますので、今後ともですね、対象者の方にそういった啓発、近隣の支援者の方のお願いも含めてですね、行ってまいりたいと思ってございます。
3番(窪田美樹君)
これはね、登録していただいて終わりなのか、その訓練というんですか、実際にシミュレーションしてこういうふうに訓練とかも町として指導まではいかなくてもされているのか、それともお名前をいただいて住所録を整理するだけで終わりなのか、どういったふうにこの後進められているのでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
せんだって3月11日の総合訓練の中でですね、県の訓練の前に災害要援護者避難支援訓練といたしましてですね、車いす等を用いて、4地区でございますけれども、下山、一色の4、5、あと芝崎というところで、実際に避難をしていただいて支援者の方も参加をしていただいた訓練を実施してございます。今後ですね、海岸付近等の町内会とか支援者も含めまして夏にまた実施をしていきたいというふうに思ってございます。
3番(窪田美樹君)
そのね、夏に実施するということなんですけれど、うちの娘なんですけれど、海岸のところにヨット部として合宿を行っています。そこに本当にしょっちゅうというか、結構なあれでいるんですね。そのうちの娘に聞いたんです。避難訓練ってやってるのって。そうしたら、娘はその家というんですか、合宿所の単位でやってると。どうやってやったのって言ったら、津波だって言って、津波を想定して逃げた。葉山町とかほかの何かはあるのって言ったら、ううん、学校のその仲間内だけでやったということだったんです。いつ災害が起こるかわからないので、その子たちが、その若い力がね、あるときに災害が起こるかどうかはわかりませんが、そういった子たちがいるときに災害が起きたら、その子たちの力を借りることも、協力してくれるかどうかは別としても可能だと思います。そこの子たちは住民票がないので、その子たちに避難マップとか何かが届けてられるのかもわかりませんが、そういった子たちもその訓練に声かけをするとか、お知らせだけでもするとか、もう大学の避難所…避難所じゃない合宿所がある大学はわかっていると思います。その大学を通してでもお知らせするとか、何かその若い力に協力を求めるわけではないんですが、お知らせするぐらいのところがあったらいいなと考えておりますが、町としてそこのところは何か働きかけるようなお考えはありますか。
総務部部長(上妻良章君)
先ほどお答えいたしましたのは、要支援援護者の避難の訓練ということで夏場にとお答えをさせていただきました。そのときに関東学生ヨット連盟加盟の学生でありますとかヨットの学生に対しても一緒に訓練をという御質問だと思いますけれども、関東学生ヨット連盟等に対しましてはですね、そういった避難訓練等につきましては、参加依頼も含めてですね、通知は出しておるところでございます。でも、しかし、その中でですね、要支援の避難に関して一緒にというような形は今現在とっておりませんので、今後そういった形も含めて検討をさせていただければと思います。
3番(窪田美樹君)
要支援のときにかかわらずそういった避難訓練のときにそういった合宿所、ふだんはいないかもしれない子供たちや大人たちに対しても働きかけをしていっていただきたいと思います。
ペットの、災害時のペットの対策についてなんですが、葉山町で提携を結ばれたと言われています。このお話がね、出たのは、町長も御存じかと思いますが、葉山災害ボランティアネットワーク、それの活動の中で、葉山町って犬とかペットに対して何もやってないんだよという、だからどうしてるんだろうという声が聞かれたんです。たまたまその方は動物の、長寿の動物の表彰式に行かれたときに行政との話、葉山町の方との話でわかった。ほかの鎌倉や、だから逗葉地区ですか、鎌倉、逗子市はあるんだけれど、葉山町はないということを言われました。ですけれど、その後の12月に提携を結ばれたということで前進されたんだと考えています。
この話の中で、先日横浜市で防災訓練というんですか、ありました。そこには「災害時のペット対策」として冊子が出されています。ペットなんてっていうことがあると思いますが、その中でお話を聞いていて私思ったのが、町としてもちろんそのペットに対しても方策を練るんですが、飼い主、飼ってる方に対しても努力をしてほしいと。ケージに一緒に、いつもね、うちも犬いるんですけど、いつも一緒に寝るんではなくってケージの中で暮らせるよう、そういったこと、しつけ、きちんと厳しくしつけを…厳しくというんですか、そういった最低のしつけをしていて災害に臨まれてほしい。いつ起こるかわからない災害に対しての飼い主としての考えを持って臨んでほしい。そして町もそのペット対策に対して、町…これは横浜市でしたから市もそういった努力をしていきますということでした。ここの中で、この獣医師会だけで連携、お話しされてるのか、この後の検討はどういった方々とお話をされてるんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
申しわけございません。もう一度よろしいでしょうか。申しわけございません。
3番(窪田美樹君)
すいません。この検討してるって言うんですけれど、避難所。で、この獣医師会だけでなく…獣医師会だけで検討して、葉山町と獣医師会が協定を交わしてこの先の救援護を考えられているのか、どういった方々と動物に対しての救援護を考えられてるんですか。
総務部部長(上妻良章君)
現在、動物、災害時のですね、救護活動、あとは所有者不明の動物の保護、収容等につきましては、湘南獣医師会というところ、相手方とお話をさせていただいております。そのほかにボランティア活動の方々とか、ところは今のところ入ってございません。
3番(窪田美樹君)
そのボランティア活動の方々というのがドッグラン、葉山町でドッグランをつくった方々、方からのね、その葉山のペット、災害時はどうしてるのというお答えでした。自分たちもそうやって協力していくから葉山町として災害時のペット対策をつくってほしいというお答え、発案もありました。この横浜市での考えた方も、そういったボランティア活動をされてる方も一緒に取り組んでいったということがあります。横浜市での対策もまだまだと言われていますが、葉山町でも一歩の、一歩目が歩いた、始まったところと思いますが、そういったボランティアの方々とも横連携、行政だけではなく、そういった方々の声も聞きながら進めていっていただきたいと思います。
時間もなくなってしまったんですが、下水道のほうに移らせていただきます。さて、下水道ね、7ヘクタール、守られていますよね。そこでもう一つのマニフェストの中、年間1,500万円の削減というのはどのように考えられているんですか。どんなふうに削減してるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
平成20…失礼、年度はちょっと確かじゃないんですけども、マニフェストにおいて盛り込んだ金額については、一般会計からの繰り入れを行って下水道の設計、布設工事を行っている年度についてですね、一般会計だけではなくて起債であれば起債の額を定めた上で、その中で終わらせていくべきだといったことを考え、明記したものでございます。それについて私は、7ヘクタールというのも現行の10ヘクタール程度の予算額からですね、7割程度の予算額になればということを想定して7ヘクタールという数を定めておりますし、また391ヘクタールの事業認可区域につきましても、その認可を達成する以前にですね、今後の下水道計画についての方向性をしっかり定めていくべきだといったことも考えてスピードダウンといったものを考えてございます。
3番(窪田美樹君)
その中で起債額を減らすということなんですけど、起債額は、起債額の発行抑制と言ってるんですが、起債額、年間、3年間ね、同じじゃないですか。
町長(山梨崇仁君)
起債の中において終わらせられるようにと考えて発行したものでございます。ですから、一般会計そのものについての繰り入れをなるべく抑えていきたいといったものを明記してございます。
3番(窪田美樹君)
じゃあ起債の発行額を抑制しというよりか、起債発行額は一緒にしてそこから持ち出される部分を抑制して、というお話。で、そこで経費を抑えているということ。じゃあもう1億、今ずっと1億2,000万ですよね。1億2,000万円はありきで、ほかからそれ以上はやらないよということですかね。
町長(山梨崇仁君)
金額として考えるのであれば、一つ1億2,000万という枠は考えられると思います。ただ、窪田議員がおっしゃっているそのやるやらないという布設工事の点ですけども、布設工事の点につきましては、7ヘクタールと、7ヘクタール程度の布設工事にかかる予算額としての計上をしてもらっています。今回恐らく1億2,000万円のうち1億円を切った額ぐらいでの小さな額での布設工事額となっておりまして、それ以外は別途の費用が設けられている、起債に講じられてるとは思いますけども、そのようにして私としては7ヘクタール程度の工事について行うというものを両方維持した今状態で計上させていただいておりました。
3番(窪田美樹君)
ええとね、7ヘクタールをどうしてもね、固辞してるとしか見えないんですけど、完全に、完全な工事費とか、2割の増額、なってます。去年は穴を掘るとか坂が多いとか、特にお金の工事のかかるところをやったから高くなった。今年度はさらに高くなってるんですけれど、もっと高く、もっと穴を掘ったとか高いところをやったとかそういった工事のものなのでさらに高くなってるんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
今年度の工事請負費につきましては、予算のときも説明させていただきましたけども、葉山中継ポンプ場のですね、耐震、その実施設計とかですね、そういうものを含めさせていただいておりますので、今年度につきましてはそういうものがプラスになってるということでございます。
3番(窪田美樹君)
皆さんのね、聞きたいところはここじゃないと思うので、次の質問に移らさせていただきます。私ね、この、ほかの同僚議員からも同じような質問がありました。この3系列のね、運転がおかしい、説明がおかしいなと思っていて、3人の方が質問されてますよね。これは私たちの理解不足なのか、それともね、今まで私たちが指摘というんですか、質問してこなかったからのこういう結果なのか、町としてはどのように考えられてますか。
町長(山梨崇仁君)
私がお聞きしている中では、説明そのものとですね、皆さんが質問されている視点については、それぞれが正しいものだというふうには思います。ただ、その説明したものとお聞きになっているその争点がもしかしたらリンクしてないのかなというふうには印象を持ってございます。
3番(窪田美樹君)
3本動かす理由づけがどうも納得いかないものだったんです。なので、ほかの議員の方が繰り返し質問して、聞いてなかったのに動かしているというようなことがあると思います。でね、今3本動かしてますよね。それはね、理由はどうであれその今動かしている理由は、一応動かしている理由は納得したとします。そうすると、本当でしたらこの数値でいるともうあと4本目も動かさなきゃいけないような数字というのが思ったんですけれど、その説明も、いやいや、実際今まで動かしてきた中での数値だから大丈夫だよという話になるんだと思います、こう1、2、3ってね、説明を受けてきて、私の質問の中、自分で答えを出すんですけれど、きっと質問しても同じ答えが返ってくると思います。4本目を動かす…今度ね、3本目で苦しくなった、数値的には苦しくなりますよね。苦しくなったときには酸素発生装置の運転が必要ということもありますが、4系列目をね、使っているというのを同僚議員から聞いたんですが、これはいかがですか。
生活環境部部長(成島光男君)
4系列目につきましては、調整池につきましては整備が済んでおります。そこの部分は活用させていただいております。
3番(窪田美樹君)
その使ってる、使ってるって、電気代はかかってないけど使ってるということですか。
生活環境部部長(成島光男君)
4系列のですね、躯体の中のですね、調整池というのがございます。そこには曝気するポンプとかが入ってますので、電気等については当然かかります。その以外の躯体についてはまだ整備しておりませんから、そちらのほうはまだ使用のほうはしておりません。
3番(窪田美樹君)
じゃあ電気代もかかってるし使ってるということですよね。先ほど、前、前回の質問では、3系列の電気代はかかってますよということだけど、4系列目も使ってるということに話は落ち着くと思うんですけれど。そこでね、3本目の説明は受け、ええってなって、4本目の説明がないのは、何か聞いたことしかね、先ほどのことでもそうですけれど、聞いたことだけしか教えてくれないのか、聞かなかった私たち、気がつかなかった私がいけないのか、なぜ議会にね、説明してくれないのか、これは説明してねって言わないのがいけないのかが疑問の残るところですが、いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
今回の3系列稼働につきましては、皆様にお伝えしなければいけなかったものだと私も認識をしております。昨年の11月6日にですね、水を入れたということは私も確認しておりますけども、その時点で3系列目の工事について、もう2年ぐらい前に工事議決をいただいて工事が終わって、それから別途の1系列、2系列の工事に入っていたという経緯もございました。そういった経緯の中で実際の稼働はしてなかったわけですけども、基本的に3本使って処理しなければ間に合わないなという認識が同じだと勝手に想像していたものですから、議会につきましてその御連絡ができてなかったことはこの場でおわびを申し上げなければいけないなと思います。
今後につきまして、もちろん4系列の工事などというものは大変大きなものでございますので、先々の話になるかもしれませんけども、3系列工事、また酸素活性汚泥法の酸素活性装置を作動させる瞬間もございます。そういったことについては、逐次皆様にお知らせをしながら、また内容について御議論することがあれば議論をお願いしながら、一緒になって下水道の浄化センターについての運営を考えていければというふうに思っております。
議長(畑中由喜子君)
時間が来ておりますので、これにて3番窪田美樹議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時5分からといたします。
(午後0時04分)
議長(畑中由喜子君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時05分)
2番(近藤昇一君)
議会運営上の発言をさせていただきます。先ほどの3番議員の質問に対して答弁がございません。この問題についてやはり重要な問題だと私どもは考えております。よって、緊急質問を認めていただくか、あるいは全員協議会でこの問題について改めて説明を求めるかというような形で、後ほどできれば議長におかれましては議会運営委員会において対処をお願いしたいと思います。
議長(畑中由喜子君)
それでは後ほど皆さんと御相談させていただくということでよろしいですか。(「はい」の声あり)
一般質問を続行いたします。第3番、11番横山すみ子議員、登壇願います。
11番(横山すみ子君)
11番横山すみ子です。傍聴の皆さんを含め、どういう状況かちょっとわからない状況の中で一般質問をいたすということで、私自身もざわざわしておりますが、よろしくお願いいたします。本日は3項目9点について質問をいたします。本議会の一般質問は議長を除く13名全員が質問に立ち、私は11番目。連日一般質問が続いて皆様お疲れとは思いますが、御答弁をよろしくお願いいたします。それに加え突発的な問題が起きまして、何とか落ち着いて質問させていただきたいと思います。
それでは第1項目目、保育園待機児童対策について。本年1月末日を期日として、保育園待機児童が近年増加しているため、その対策として定員60名の認可保育所を設置運営する法人の募集が行われました。事前の相談はあったが、正式に応募された法人はなかったとのことです。3月7日、再募集についての書類をいただきました。1-1、認可保育園再募集の際、募集条件の変更はあったのかお答えください。1-2、募集から開園までのスケジュールを伺います。1-3、認可保育園待機児童への保育料助成について。12月議会で質問いたしましたが、その後何らかの調査検討はなさいましたか伺います。
2、公共施設白書について。2-1、策定のスケジュールは。もう既に町内各公共施設等についての現状把握、修繕等の必要性について各課で調査し、管財課で取りまとめられていると伺っておりますが、その計画がいつでき上がるのか伺います。町長施政方針でも、町財政の危機回避としては、町有施設の老朽化に伴う維持補修に関する経費の増大等を予測し、計画策定次第速やかに公共公益施設整備基金に積みかえることも視野に入れておりますと述べられております。今まで私が危機感を持って質問、提案させていただいていた公共施設等の老朽化への対応について、このように迅速に対応していただけたこと、非常に評価させていただいております。町が最大の財政調整基金、公共公益施設整備基金を持っていたのは、公共下水道事業を開始する直前でした。莫大な資金を要する公共下水道事業着手に向け準備をされていたと思われます。その基金を投入し、都市計画税を投入して続いているのが公共下水道事業ですが、再び多額の資金が必要となる時期が近づいていると思われます。来年度の予算にも計上されているように、各種の修繕費が次々と出てきております。次の総合計画の中では公共施設のあり方について深く討議し、位置づける必要が出てまいりました。特に同じような時期に建てかえを迫られる学校教育施設については、幅広い議論と資金の準備が不可欠です。また次の質問項目のごみ処理事業では、近い将来にクリーンセンター、焼却炉の再整備等、多額の費用の支出が見込まれております。2-2、この公共施設白書の計画の期間、主な項目、所要経費等について伺います。2-3、年度内の公共公益施設整備基金への積みかえの可能性についてお答えください。
3、ごみ処理事業について。ごみ問題特別委員会や本会議での各議員の質問からもわかるとおり、ごみ処理についてその目標、必要な経費を明確にした事業の計画が現在ない状態のため、議会での議論も堂々めぐり。町民の皆様からは、町が何をしようとするかわからないと、嘆きとあきらめの声が聞こえます。首長、行政はしっかりと事業の計画を立てて実施。議会は税金の使い方と事業の正当性について徹底的に議論しチェックする。これが本来のあり方ですが、その両方とも全うできていないのではないかと危惧しております。そのような状態がこの5年間のごみ処理事業だと感じております。県下最悪の経費となっている町のごみ処理事業の将来への解決の道筋を一刻も早く導き出したいと焦りを感じます。進むべき道を明示されず、ひたすら前進しろと言われる現場の職員の皆さんの徒労感は容易に想像できます。議会でも何度質問してもはっきりした答弁がない状態は許されてはならないと感じております。私の前に質問されました3番議員は、質問しなかったから説明してもらえないのかと言っておられましたが、質問しても答えが返ってこないというのは大変つらいところでございます。そこで改めて伺います。3-1、ごみ処理基本計画改訂の作業開始の時期と完了予定を伺います。3-2、県下で突出しているごみ処理経費について、要因分析とその対策を伺います。3-3、クリーンセンターの耐震工事について。
いつも同じような質問で大変申しわけありませんが、これで第1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
横山議員の御質問に順次お答えをさせていただきたいと思います。
初めに保育園待機児童対策についての1点目、認可保育園再募集の際、募集条件の変更はとのお尋ねでございますが、前回の募集の際に相談に来られた法人のうち数件に、応募に至らなかった理由を伺ったところ、土地の取得やそれにかかる期間が短かったことなどが挙げられました。再募集に当たりましては、現在保育園用地として提供できる土地はございませんが、応募条件の法人の資格を広げて実施いたしております。
次に、2点目の応募から開園までのスケジュールはとのお尋ねでございますが、既に今月8日から再募集の広報をホームページなどで始めており、募集要項及び書類配布、事前相談を3月29日まで行い、4月26日まで申し込みの受付期間といたしております。その後書類審査、ヒアリング等を経て5月下旬には設置法人を決定し、来年4月の開園を目指してまいりたいと考えております。
次に、3点目の認可保育園待機児童への保育料助成についてとのお尋ねでございますが、平成25年4月からの認可保育園の入所を決定して、現在27名の児童が待機児童になっております。保護者が子供を預けて安心して働くことができるように、まずは認可保育所を新設し、待機児童を解消することを優先して考えておりますので、民間保育所設置運営法人の再募集も始めたところであります。認可保育園に入れず、他の保育機関などを利用する保護者に対する助成につきましては、民間保育所新設後の待機児童の状況を確認し、検討してまいりたいと思っております。
次に、公共施設白書の策定についての1点目、策定のスケジュールはとのお尋ねでございますが、公共施設白書につきましては、公共施設の現状を把握することにより、管理・運営面における課題を明らかにし、公共施設の維持管理等に関する計画を検討するための基礎資料として考えております。現在他市の事例等により、研究と資料の編集を進めておるところでございます。平成25年度には施設の現地調査等を実施し、諸課題を抽出した上、白書をまとめ、これをもとに将来の財政負担の軽減のため、建築物の長寿命化等を前提とした公共施設の維持管理等に関する計画の策定に向け、調査検討を進めていきたいと考えております。
次に2点目の計画の期間、その主な項目、所要経費等についてのお尋ねでございますが、公共施設の維持管理等に関する計画につきましては、計画の期間及び主な項目が計画策定の重要事項と認識しております。主な項目としては調査結果、使用状況、修繕改修箇所等の現状分析であり、それをもとに今後の年次改修等、計画の概算費用、建物の維持管理手法等を考えております。計画の期間につきましては、さきにお答えした白書の状況を勘案して決定してまいりたいと考えております。
次に3点目、年度内の公共公益施設整備基金積みかえの可能性はとのお尋ねでございますが、公共公益施設整備基金の今後の活用については、維持管理計画の策定をもとに、老朽化する町有施設の改修や道路整備等にどの程度の経費がかかるのかを把握し、整備スケジュールを定め、加えて整備に要する経費の財源調達方法を検討する必要があります。それら一連の作業には一定の時間を要することから、現状の基金残高、当面の道路及び施設の維持修繕経費、決算における繰越見込み額などを勘案し、積み立てまたは財政調整基金からの積みかえの時期及び金額を定めてまいります。
次に、3項目目のごみ処理事業についての1点目、ごみ処理基本計画改訂の作業開始の時期と完了予定はとのお尋ねですが、先行地区において戸別収集を開始してから1カ月が経過しましたが、こうした収集が2カ月程度経過し落ち着いた段階で、減量効果や組成の比較などを行い、検証を行った後にごみ処理基本計画の改訂に向けて検討を進めてまいります。
次に、県下で突出しているごみ処理経費について、要因分析とその対策はとのお尋ねですが、平成22年度の神奈川県の一般廃棄物処理事業の概要を見ますと、本町は県内市町村と比較すると1トン当たり及び人口1人当たりのごみ処理費については2番目に高いものとなっております。この要因につきましては、直営でごみ収集等を行っている割合が高いほか、クリーンセンターのストックヤードなどが狭く、1回に搬出できる量が少なくなるといったことにより、委託に出す場合の条件が悪く委託費が高額になっているという問題が考えられます。ごみ処理経費についてはここ数年、契約単価の見直しや委託業務の入札実施等により、経費の削減に努めてまいりました。今後もこうした取り組みを継続するとともに、ごみ分別の啓発等によりさらなる資源化の拡大や生ごみ処理を推進し、ごみの減量化を図るとともにごみ処理経費の削減に努めてまいりたいと考えております。
3点目、クリーンセンターの耐震工事についてのお尋ねですが、クリーンセンターは施設の稼働開始以来約36年が経過し、老朽化が進んでいる状況であると認識しております。御承知のとおり現在は焼却炉及びし尿焼却施設が休止となっており、今後廃止に向けて検討を進めていく中で、クリーンセンター施設全体について多角的に検討していかなければならないものと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
11番(横山すみ子君)
順次再質問をさせていただきます。1番目の認可保育園再募集の際、募集条件の変更はというところで、条件の中で法人のところですか、緩和したと言われました。認可保育園というのは60名も認可保育園でございますが、小規模認可保育園というのもございます。町長が本年60人の保育所をなるべく早く建てたいという決断をされたその根拠として、当町の待機児童が現在27名ということでございますが、それがさらにもっとふえて、ピーク時、あと60名というふうに判断されて60人の認可保育園を募集するというふうになさったんでしょうか。その数字の根拠はどんなところにあったんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
60名のですね、定員のですね、募集の判断につきましては、まず法のほうからその認可基準につきましては、まず原則で60名というのがございます。議員はもう御存じかと思われますが、その中で20名以上だということの可能がございます。ただ今回60名にさせていただきましたのは、たしか当初は38名、4月の1日現在でおりました。25年の3月におきましては27名の待機児童と減っております。ただし管外保育にですね、お願いをしている児童もおります、園児もおります。それらを含めますと、約四、五十名の方がですね、待機をされてるという想定のもとに60名定員ということでですね、募集をさせていただきました。
11番(横山すみ子君)
想定のもとにということでございましたけれども、管外保育をされている皆様方に、もし当町で認可園が増員された場合、葉山の保育園に入れたいかっていうようなことを調査された上の発言でしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
管外の方すべてにですね、それを保護者の方には確認はしておりませんが。やはり転入された保護者の方に聞きますと、保育園のほうにですね、入ることができますかというですね、確認はございますので、まず町のほうの認可保育園にまず預けたいというのは望みじゃないかと思われます。すべての方に確認はしておりませんが、そういう声がございましたので、そういう声を含めてですね、現在は27名というのが待機なんですが、想定をしまして60名の定員とさせていただきます。
11番(横山すみ子君)
それでは町長に伺います。子育て支援に大変力を置かれるというのは賛成でございますが、この保育園を1園つくるという決断をされたのは、非常に議会のほうから見ますと突発的にといいますか、突然に60人認可園1園、しかも1年で準備をして開所したいというような提案に聞こえました。今まで12月の質問のときにも御質問したんですけれども、国から調査があった待機児童先取りの、待機児童ゼロ計画の際には、これは24年の9月にまとめですので、24年当初あたりに問い合わせが来たんだと思うんですけれども、その段階では当町で認可保育園60名という案はどこにも出ていなかった。つまり補助金申請に関してですね。これは計画に手を挙げたから補助金申請に即結びつくものではないという一文は入っておりますけれども、なぜこういうことを言うかといいますと、町長は当町の人口予測から見て、保育園の認可園で受け入れる人数のマックスを何年ぐらいで何名ぐらいとお考えになってこの提案をされたんでしょうか。それを知りたいんですが。
町長(山梨崇仁君)
2つ今お答えしたいと思うんですけども、1点目は当初4月の時期についてですけども、保育園を設置すべきという意見は庁内で議論した中ではありました。あったんですが、まずその手でなくて家庭的保育、保育ママ制度を活用していけないものかといったことを優先させて実行いたしました。ところが結果的に応募の方がいらっしゃったとしてもかなり条件がきつい状況で、ほぼ保育ママ制度は当町では今難しいという判断をせざるを得ない状況でした。その結果、待機児童の数が例年にも増して夏の時期において大変多かったということもありまして、保育園についての議論を深めていきました。
次が私の横山議員の2つ目の質問だと思うんですけども、今後の予測についてでございますけども、正式な人口予測に基づいてはじいたわけではございませんけども、基本的に少子高齢化と言われながらも当町においては保育園に預けたいと言われる方々の数は、私の中では向こう数年はまだまだ増大するものというふうにも認識をしております。またそもそもでございますけども、現在の町立の保育園やにこにこ保育園の認可保育園において弾力的な運用ということで、枠を超えた運用をしておりますし、町の認可保育園の数が皆様御存じのとおり、他自治体等から比較しても倍以上ですね、ニーズに対してのハードルが高いといった現状もありますので、そういった意味で設置というものは、今はまず設置を…あ、失礼、今はまず設置を行って、今ある待機児童についてはすべて受け入れられるように準備をしていくことが最優先であるというふうに判断をいたしました。
11番(横山すみ子君)
町長の思いはよくわかりました。この24年の待機児童ゼロ計画に対して、当町から応募したものも今言われたとおり、家庭的保育とそれからグループ、つまり小規模のものをやってみたいということで応募されていたけれどもうまくいかなかった。ということで認可園誘致に踏み切られたという経過はよくわかりましたけれども。現在葉山の中には認定保育園というものが、非常にすぐれた認定保育園が私の知る限り2園ございまして、もし小規模保育園認可でもいいということであれば手を挙げやすいかなと。これは当事者に聞き取りはしておりません。現状から見て60名定員の土地を用意すること、それから経営の、施設面のお金を用意すること、大変ハードルが高いものですので、もし万が一60名定員ではない方法があった場合は、定員に達していないということで相談もできないということでございますか。町長いかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
そういった趣旨でのですね、御質問いただきまして、実際に保育園の方々とお会いする機会を設けさせていただきました。実はそういった御趣旨については多少の誤解もあったということで、その後私も現場に赴いてお話をしているんですけれども、現在国が進めている子ども・子育て支援新制度の中ではですね、小規模の保育園、20人程度の保育園についても、認可保育園として昇格といいますか、上げた形に認可保育園ですべて大規模も小規模も保育園として見なさいといったように考えられておりまして、今町も協力しながら現在ある認定保育園の皆様には、認可が取れるような形式についていろいろとアドバイス等をさせていただいております。先方の御意向もあると思いますけども、小規模によって保たれる保育の質というものもありますし、そういったものが葉山の保育園の売りにもなっていると思っておりますので、それはぜひ担保できるような形をともに築いていこうといったことを話し合ってまとめているところでございます。
11番(横山すみ子君)
私は今回の提案の中で本当に心配をいたしましたのは、現在ある認可外の認定保育園、あるいは小規模のところに与える打撃と言ってはいけないかもしれませんが、実質的にはそういう面が起きてくる可能性があると。今の町長の答弁で、現在ある認定の保育園に対しても認可保育園に昇格できるように協力を町としてはしていくというふうに聞こえたんですが、それでよろしいでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
国の施策そのものもですね、子ども園に絡めてそういった方向性が打ち出されております。町としてはぜひとも、繰り返しになりますが、少人数保育による保たれてる質というものをぜひ保っていきたいという気持ちもございますので、国の制度を活用しつつ、町独自の取り組みも含めて、ともに今の形をなるべく維持していくように努めていきたいと思っております。
11番(横山すみ子君)
今残念な状況なんですけれども、神奈川県が財政非常に不足していて、700億ですか、さまざまな面で当町にも影響が出てくる可能性があって、認定の保育園の場合は県からのお金というのに大変頼るところがございます。万が一神奈川県の方針が多少揺らいでも、先ほど申されましたように、認定保育園の質の高い保育についてはなるべく応援していきたいという町長のお言葉がございますので、まだどういうふうになっていくかわかりませんけれども、当町で多様な保育をお母さん、お父さんが選ぶことができる。そして子供たちが合うところに入れるけれども、いろんな経済面その他で余りの格差がないようにということに心を砕いていただきたいと思います。
3番目の助成金も同じような思いから御提案をしておりまして、今募集をしておりますけれども、万が一その計画がおくれたり人数等に変更があったりする場合には、それぞれの待機児童の家庭に対して一定額の補助をすると。これは東京都でも神奈川県でも、つまり認可保育園が間に合わないところで、つなぎの意味もあると思うんですが、非常に取り組んでいるところがふえてきております。状況を見てというのもよろしいんですけれども、お子さんたちは1年1年大きくなっていきますので、状況を見ている間に保育園卒園ということもあり得るわけで、迅速に対応していただきたいと思います。それでは保育園に関しましては非常に前向きなお考えをお持ちということはわかりましたので、この経過を見守らせていただきます。
2番目の公共施設白書なんですけれども、今非常に現地まで25年度、公共施設等について町内を調査した上で現場も出向いてとりまとめをするというお話でございました。今伺った限りでは補修までのお考えということで、期間についてもまだまだ検討中ということなんですけれども、もしもこれからおつくりになる総合計画と合わせた形で考えるとすると、10年以上ということになると思いますし、長寿命化ということを視野に置いても3年、5年の話ではないと。根拠あって言ってるわけではないんですけれども、そういうふうに思えるんですが。施設の寿命、例えば今30年だったとすると、40年か50年たった段階では補修では間に合わないというような判断も入ってくる。そこの判断次第で所要の経費が全く違ってしまうわけですけれども。町長の頭の中では確定ではないにしろ、この計画を大体何年ぐらいで想定されておりますか。
町長(山梨崇仁君)
大変難しい御指摘だというふうに感じますが、これは難しい理由もございまして、恐らく何らかの施設がですね、統廃合という可能性も出てきます。このまま継続、補修するよりも、いっそのこと建て直したほうが早いではないか、もしくは場所を移転して統合したほうがいいんじゃないかと。そういったことの議論を踏まえなければなりませんので、現状でそういったものを含めていつというのは正直申し上げられないところがございます。単なる修繕計画であればですね、3年、5年ということで申し上げることはできるんですけども、そうではない要素について多大に含んでいるところがありますので、それは随時議会の皆様にはお示しをしながら、また必要に応じて町民の皆様を含めてですね、議論をしながら施設についての統廃合問題などはクリアをしていきたいというふうには考えております。
11番(横山すみ子君)
この点に関しては町長のお考えのとおりだと思うんですが、現在作業していただいている管財課を中心に全部課が動いていると思うんですけれども、それは修繕、補修のきく…というか、について調査されているということなのかなと思っておりまして、建てかえまでを視野に置いて調査されているわけではないですよね。この公共施設の整備に関して、第1弾目の計画が出るというふうな感じを私は受けたんですが、先ほど町長おっしゃった、公共施設がどのように利用されているか。あるいは人口の状態がどうか。地域の張りつき状態がどうか。その施設の活用状況がどうか。そして町民の皆様がそこに伴う経費も合わせた上で、こういうまちづくりでいいんじゃないかっていう納得していただくためには、3年や5年はかかるのは当たり前だと思うんですが、一気にそこまでお考えになると、最初の段階もできなくなってしまいますので、整備、長寿命化で大体どのぐらいの期間、今期間は先まででいいんですけれども、概算でどのぐらいかかりそうか。2番目の段階で、公共施設全体の再配備まで含んだ場合に、特に一番大きくかかるのは多分学校で、もう一つの問題としては先ほどちょっと申し上げましたけれども、ごみに関する問題がその前期の部分に入るべきと私は思っているんですけれども、財政的にも非常に重いものとして存在していると思うんですが、お考え方として、補修やそれから現在の公共施設の関する、まあ何といいましょうか、健康診断のようなものは大至急されるべきだと思うんですが、2段階に分けてお考えになるつもりはありませんか。
総務部部長(上妻良章君)
横山議員御指摘のとおりですね、当初第1段階という言い方が正しいかどうかわかりませんけれども、建物の長寿命化、これを前提としてですね、計画等は進めてまいりたい。再配置につきましてはですね、やはり再配置、統合、今おっしゃったそういう段階については、そういう観点から申しますと第2段階になるのかなというふうには思ってございます。
11番(横山すみ子君)
そうしますと町長、これから取り組まれる次の基本構想、総合計画に、特に基本構想の部分かと思うんですけれども、公共施設とか行政サービスについて書かれる場面では、第1段階目の調査の段階で書かざるを得ないというか。どういうまちづくりにどういうものを配置しなければいけないかというのはかなり議論が必要と思うんですが。いつも急げと言いながら、2年間の間にやったほうがいいと言い切れないのは、町民の合意が相当必要だと思いますので、総合計画、27年度からのものにはどこまで、この公共施設関連について織り込もうというふうに、粗々で結構ですけど、お思いになってるか、答えられればお願いいたします。
町長(山梨崇仁君)
正直なところをそのまま申し上げたいと思うんですが、私としては葉山町の今の3万3,800人の人口については維持をしていきたいと考えています。ですから維持をするための施策を打っていくのが私の基本になってると思います。また、ですから維持のための受け皿としての小・中学校を初め各会館、公共施設などについては、できれば同じものを計画していくべきというふうに考えてはおります。ただ率直なところと申し上げたのは、実際に出てくる人口動向、統計上の数値というものに対しての、行政が施策として織り込んでいく誘導施策などについてのやはり限界もございます。そういったリアルな数字を見た上で、やはり施設については現実お金がかかるものですから方向性を定めなければいけません。現状として私が申し上げられることは、現行の形をなるべく維持していくようなもので、その中で統廃合というものを別途補修にかかる経費よりも新しく買ったほうが安いんじゃないかといった議論は十分できるということは申し上げたいと思います。
11番(横山すみ子君)
これ、どこの自治体も今大苦心されている問題でして、1回や2回の一般質問で状況が非常に見えてくるというわけにはいかないかなとは私自身も思っておりますけれども。この公共公益施設、道路・橋も含めてですけれども、調査されて、再配置とか全体計画については時間かけたほうがいいというふうに私も思っておりますけれども。それとは別にどうしても急がなければいけない公共施設の補修というか変更について、私はクリーンセンターがトップに入っていると思うんですけれども、町長にその御認識はおありになるでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
クリーンセンターの場合はストックヤードとして利用している面がございます。そのストックヤードとしての代替地の確保が今一番大きな課題となっています。そういったものを踏まえてから、センターそのものについての建てかえなのか、別の場所にかえていくのか、そういったものが議論できるんじゃないかと思っておりますので、現状ではセンターとしての、確かに優先順位は高いですけれども、こうしていくんだという方針についてはまだ持ち合わせてはおりません。
11番(横山すみ子君)
これは3番目に出しておきましたクリーンセンターの耐震工事についてというものとも深く関連をしてしまうんですが、私の目から見ましても緊急性を要する公共施設としてはクリーンセンターだなという感じがいたしますので、ちょっとここで入らせていただきますが。今手元に持っておりますのは、葉山町耐震改修促進計画、平成21年4月に町が出したものの7ページのところにクリーンセンターがございます。昭和52年の3月に建てられた非木造の建物で、耐震性の有無はなしとなっておりまして、耐震改修状況等についてはこの調査段階21年では、耐震化について検討中と書かれております。その後、成島部長のほうから精密検査をしたというような答弁を聞いたような気がするんですけれども。その後あたりからダイオキシン問題が発生したり、あるいはし尿、今回とてもいい形に頑張っていただきましたけれども、あそこで焼却が行われなくなっていて、あそこ全体の、クリーンセンター全体を考えてやり直すのと、もう一つは耐震性ということはこれは待ったなしかなと思うんですが。前々から質問しておりますので、おわかりになっているようでしたらお答えいただきたいんですが、クリーンセンターの耐震について精密な調査は行われましたか。
町長(山梨崇仁君)
1次診断を行ったまででございまして、1次診断の結果としては耐震性なしと今現状なっております。
11番(横山すみ子君)
1次診断というのは目視ですよね。違いますか。
総務部部長(上妻良章君)
一応計算値は出ておりまして、Is値が0.31ということで出ておりますので、それで耐震性としては残念ながらというところでございます。
11番(横山すみ子君)
それでは総務部長、その数値が出たのはいつの時点のことでしょう。
総務部部長(上妻良章君)
平成8年の3月でございます。
11番(横山すみ子君)
余り驚いてばかりもいられないんですけれども。平成8年に耐震性なしという判断が出て、その後そこら辺でたしか広域の話が少し出始めたという状況があって、万が一そうなればということで、大磯町も補修せずに耐え忍んでおられるという状況もあることはあるんですけれども、平成8年から計算すると十何年もうたっておりますね。あそこは葉山町のライフラインのとても重要なところで、しかも直接搬入のごみが大変多いことでもわかるように、町民、業者、それから職員の方は常駐であそこにおられるわけでして、幸いおととしの3月11日は大きな被害は出ていないという報告ですけれども、これ、いつ起きるかわからないという前提で、全町防災態勢に入るときに公共施設白書とはまた別格の問題で、クリーンセンターについては早急にお考えになるべきと思いますが、町長いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
実際にこの件について議論をした結果ですね、先ほど申し上げたような代替用地が見つからないということで、早急にどうするということが今結論が出ておりません。ただ、少なくとも中にいる、事務所などでですね、仕事されている職員を初め、中には休憩室もありますので、職員については速やかに避難ができるような避難経路の確定はその後行わせていただきました。
11番(横山すみ子君)
非常に体も鍛えておられる職員の方が多いわけですけれども、逃げ道を確定しておくようにというだけでは、行政の建物として非常によくないなと思います。もし万が一建てかえもしくは大補修が先の話になるとしたら、基本的な耐震性だけを整備しておくのに幾らぐらいかかるかとか、どういう方法があるかとか、検討されるべきではないですか。それはいかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
議論として耐震補強を入れるんであればこういう形になるんではないかといった議論は行ったんですけども、実際にそうすると交通の…交通というか、中の車両の動きであったりとか、車両の動きなどについて非常に大きな阻害要因が出てきてしまう。そういったところで現状どういった方法で耐震が行われるかといったところが定まってはおりません。なので、こういったそれについて積算も現状は行ってはおりません。
11番(横山すみ子君)
先ほどの緊急質問ではないんですけれども、これは平成8年にNGと出て、もう十数年たっていて、その間状況の変化はあったということは申し上げました。しかし広域離脱を5年前にされまして、あそこの炉が壊れるかもしれないと言いながら使い続けて本当に壊れた…壊れたというか問題が起きたんですけれども、その間ずっと職員も町民もあそこを使っているわけですよね。それで何か工事をすれば差し障りが起きますので、その対策も考えなければいけませんけれども、それでは町長、ちょっと聞き方を変えますけれども、もしあそこを使わないとした場合に、何らかストックヤードなどを設置するのにどのぐらいの時間を要すると思いますか。
町長(山梨崇仁君)
ちょっと私の専門ではないのでわかりかねますけども、用地を設定して、露天置きにするのか掘削して密閉型にするのかでも大分また時間はかかるものは違ってくるとは思いますけども。申しわけありません、私のほうで今、回答は用意できない状況です。
11番(横山すみ子君)
想定しにくいほど時間がかかるわけですよね。その間あの建物を使うのであれば、安全性について緊急に処置すべきではないかっていうことを伺っております。それについての御見解はいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
恐らく歴代の首長もですね、平成8年のころからその問題については議論をしてきたのではないかと思いますけども、それだけあそこでですね、恐らく私の感覚で今お答えさせていただきますけども、業務について非常な甚大な障害が出てしまうんじゃないかと思います。ですから事実上安全確保には、今のままの業務の流れだとあそこを使うことはできなくなるんじゃないかと今想定をしておりまして、今のところ実際にじゃあ積算をしてどうしようというふうには進んではおりません。私として今、職員の安全確保というのは本当最優先のものでありますし、なるべく町民の方にはそういう意味ではあそこに持ち込みの搬入を、ただ耐震以外にも実際の中で運ぶだけでもですね、大変な危険があると思っておりますので、なるべく皆様にはいらっしゃらないで行政収集に任せてほしいというふうにも考えております。そういった対症療法でしかありませんけれども、先ほどの避難経路の確定も実は行っていなかったということも私は大事な問題だと思っておりまして、速やかに行いましたけども、できることについてはなるべく早期に計らってまいりたいというふうには考えております。
11番(横山すみ子君)
緊急時に炉が止まった場合に、他自治体は協力をしてくださいます。例えば葉山のクリーンセンター、ごみの処理のところが非常に耐震性が少ないということがわかったと。緊急的に補修を行うので、その間約6カ月なり何とか対応していただけないかっていうのは、もしかしたら応じていただけるかもしれない可能性ですよね。なぜこんなことを申し上げるかというと、私は今回一般質問を準備しているうちにとても元気がなくなってしまったんですけれども。なぜかと言いますと、ほぼ何年間か同じ質問をしております。で、ちゃんとした御返事が返ってきておりません。その中でクリーンセンターの安全性については、これはもう譲れないという思いでおります。万が一あそこにいろんなことを手を加えた場合に、本当に使いにくい状況になります。幸いなことに町長の御努力もあってし尿が形になってまいりますので、もうあそこを使わないものもあるわけですよね。焼く施設は使いませんよね。スペースを空くことも、空かせることもできる。お金は大変かかりますけれども。そういうことを考えて緊急的な処置を行うということは、他自治体の協力を得る大きな条件にもなりますので。なると思います。例えば炉をとめて補修をする場合は、何カ月間かお願いしたいというのは受け入れていただけるわけですよね。ピットが使えないというのは、もし使えないと大変なことにはなりますけれども、やり方次第かなという思いもいたしますので、ここでどうしても突っかかってしまって、大変な時間を使ってしまいましたが。いろんなケース考えられると思いますけれども、もし例えばごみ処理について大変な時間がかかるという想定をお持ちでしたら、これが来年までに計画をつくってあそこの炉はどうします、こういう計画でいきますよと言っていただけたら、職員の皆さん気をつけて、町民の皆様も気をつけてということを言えるかもしれませんが、先々わかりませんと言われると、安全性だけでも確保したほうがいいと、これは切実に思いますので、町長受けとめていただきたいと思いますが、お考えいただけないでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
ちょっと先の見えない中でのですね、ものでありますけれども。今年度ごみ処理基本計画の改定に向けていこうということも覚悟を持っておりますので、その中でしっかりとした議論を行って、何らかの方策、先ほどの他自治体にそういった改修の工事のための依頼はどうだといった御意見もございましたので、そういったものを含めてですね、可能な方策はいろんなパターンを考えた上で迅速にとらえていきたいと、行動していきたいというふうに考えております。
11番(横山すみ子君)
これ、長年というか、四、五年見ている中で、本当に一歩前に進んだ御答弁をいただけたと思います。先がわからないからといってずっとみんなでぐるぐるぐるぐる堂々めぐりしていた中で、とりあえずやらなければいけないことをやるという御答弁をいただいたと前向きに受けとめさせていただきます。
それでは3番目、もう残り少なくなってまいりましたが。今の問題とも大変関連をいたしますけれども、ごみ処理基本計画改訂の作業開始の時期と完了の時期はと書いておきました。前の議員さんたちの質問の中で、戸別収集の成果を見てそれからと言われると、これはいつになることかと、午前中、いつになるのかなと思ったんですが、町長の思いとしては、いつまでにごみ処理基本計画を改訂しようと思われますか。
町長(山梨崇仁君)
ベストはですね、25年度内には少なくとも改訂を行いたいと思っております。
11番(横山すみ子君)
ぜひそうしていただきたいと思います。私どもの会派が万やむを得ず一般会計、反対をさせていただきましたのは、すべての予算が計画に基づいて、単年度どういうことをするかということで積算されていくというふうに思っておりますので、あの計画が今18年度がまだ基準値のまま、それからごみ減量の目標も前のままでございます。そして25年度には本当はごみの所要経費は6億台。それから1人当たりも1万8,000円ぐらいまで落ちているという計画になっているんですけれども、皮肉なことに先日、ごみ問題特別委員会で資料をいただきましたところ、22年度から23年度にかけてもふえているし、24年度前半の数字から推察して24年度のまとめの段階では、この三、四年の間では一番ふえるぐらいのごみ総量になってしまうという数字が予測をされます。私の予測が間違っていれば幸いなんですけれども、数字からいくとそんな数字と受けとめられます。今、25年度中にと町長答弁されました。部長、その工程で作業、完成できますか。
生活環境部部長(成島光男君)
今の町長の御答弁で、25年度中ということで考えておられるということですので、我々のほうもですね、それに沿うような形で進めさせていただければというふうに考えます。
11番(横山すみ子君)
部長に大変失礼な質問をしたかもしれないんですが、今私の手元には平成20年4月17日に環境課が提出されました「葉山町におけるごみ処理検討資料」というものがございます。これは平成20年4月に出されておりますけれども。内容は、すべてのごみ処理事業を網羅して、現状をとらえ、将来にわたって書いて、しかもいろんな方策の数値の比較までしてある大変力のこもった資料であったと思います。残念ながらこれが議会の中で、ちょうど私おりません。先ほどの言葉で言いますと、留守をしていた時期でございますけれども。今読ませていただいても大変な労作だなという感じがいたしますので、環境課ごみ処理基本計画の改訂などお手のものではないかと思いますので、ぜひ25年度中、なるべく早い段階でお出しをいただいて、来年度予算編成には新しいごみ処理基本計画に沿って予算立てをするとなると、秋までとか冬までになるんですが、町長無理でしょうか、どうですか。
町長(山梨崇仁君)
予算となりますと、実は10月ぐらいには各課のほうで素案をまとめていただいて、年内には最終的な予算を煮詰めていきます。大変申しわけありませんが、今から計画を、このすぐ4月から行いますので、1年かけて27年度の予算には必ず反映できるような形をとっていきたいというふうに思います。
11番(横山すみ子君)
計画となるときちっと書きたいということになると思いますけれども、前々から御質問申し上げております廃炉に向けた調査ですとか、それから先ほど申し上げましたし尿の焼却施設をもし解体した場合にはどうかとか、単品でといいますか、個別に計算できることも入ってくるわけでございますので、計画に間に合わなかったから26年度予算に何も載っていないとなりますと、町長在任の3年目も本格的なことに手がつかないと。外から見た印象がそういうことになりまして、いかに基本的なところで御努力いただいていても、町民の目から見て、あるいは議会から見たら在任最後に何か提案するのかっていうこと。前政権がちらちらと浮かぶわけですけれども、そのようなことがないように、ぜひもし計画が間に合わなかった、予算編成に間に合わなかったとしても、調査、検討、比較したりすることについては予算計上するという積極的な動きをしていただきたいんですが。来年のことを言ってはあれですけれども、そのような方針で動いていただけますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
可能な限り御期待にこたえられるように努力はしてまいりたいと思います。
11番(横山すみ子君)
私も御就任以来、いろいろ辛口のことばかり申し上げておりましたけれども、公共施設白書の動きについて、さすが若く、そして政治、地方自治について学んでこられた町長という期待を持たせていただきましたので、ぜひ、難解な問題だと思いますけれども、ごみ処理の問題もそういうふうに奮闘していただいていればもちろん議会も協力するし、町民の皆さんもたとえ事業をこれから行うのに際して大きなお金が必要に当然なりますけれども、やったからお金がかかったじゃないかというような非難はされないものと思っております。少なくとも議会においてはわかっていただける問題だと思いますので、取り組みをよろしくお願いいたします。
これは既に3-2、3-3について一緒になってしまっているんですけれども。3-2で書きました突出しているごみ処理経費について、要因とその対策はということで改めて伺いたいんですが。町長ももうよく御存じだと思うんですけれども、神奈川県の一般廃棄物処理事業の概要で、ごみ問題特別委員会で田中副委員長の御尽力によって数表をつくってみました。この最後のところはクリーンセンター職員の皆さんの大変な御協力をいただいたんですけれども。これで23年度までを、23年度は決算数字ですけれども、見てみる限り、先ほどちょこっと申し上げましたように、ごみ量は減っていない、経費も減っていないということが一目瞭然にわかってまいります。先ほど申し上げましたごみ処理基本計画も、26年度からをつくるに際しては、かなりな見直しが必要になるのかなと、声のトーンが下がってしまうんですけれども。この現在の数値については、例えば23年度1トン当たり処理費が6万4,797円。そして1人当たり処理費が2万4,463円でございましたけれども。この数値は町長、御存じでいらっしゃいますか。
町長(山梨崇仁君)
申しわけございません。手元に詳細な数字を用意しておりませんので、私のほうで今知っているというふうには申し上げられません。
11番(横山すみ子君)
今知っていただいたと思いますし、ごみ問題特別委員会で作成いたしました資料、よろしければ後ほどお届けをさせていただきますが。なぜこのようなものをつくったかといいますと、やはりごみ問題、いろんな問題が複雑に絡み合ってはおりますけれども。きょうの午前中の窪田議員の御発言を聞いても、本当に住みよい葉山町、子供たちや高齢者のことを本当に真剣に考えて提案をしておられまして、ぜひその夢はかなえなければいけないと痛切に感じましたけれども、どのような夢を実現するのにも確実な財源が必要になります。今のところは地方交付税とかそれから国がどういうわけかお金をよこしたりということで救われた面もございますけれども、長期的な葉山の財政ということを考えた場合に、やはり下水道事業に関しては大変大きなお金を使ってしまいましたし、これからも使わないと町債の返済ができない状況でございますけれども、ごみ問題につきましてはこれからの道の選び方で、かなり財政的なところでの努力が反映できるかもしれない。これは私の見通しが甘いかもしれませんけれども、これからの取り組み方でどうにかなる可能性がある問題と思っておりまして、しつこく何度でも提案をさせていただいているんですけれども、町長がごみ問題、ごみ処理事業に取り組まれる際の最優先の視点はどこにございますか。
町長(山梨崇仁君)
1点で申し上げるのはできないんですけども、行政的にはやはり財政的なものが一つ大きな問題。それから町全体として考えれば環境面、また資源化の資源の、そもそもの材料としての資源をなるべく使わないように、製品を大量消費の生活じゃなくて、最低限の中で生活をしていこうといった意味での環境面への配慮といったものが大切な問題だというふうにとらえております。
11番(横山すみ子君)
今町長おっしゃっていただきましたように、物の製造のところから抑えていかなければ、市町村段階、自治体の段階であと全部始末しなさいという今のやり方というのは大変矛盾していてよくないとは感じております。この問題については町と議会が協力をして生産者責任、製造の段階で不要なものが出ないようにという働きかけはともにしたいとは考えますけれども。重要なもの1つというような聞き方は大変よくなかったと思うんですけれども、生活環境、衛生面から見てもごみの問題はとても大事です。それから、普通に葉山に暮らす場合の快適さからいっても、ごみがどういうふうに回収されていって、どうなるかっていうのは一般の町民の方から見ると一番関心の深いところだと思いますが、行政運営、町の指針を出される町長の立場、あるいはそれをチェックしながらともに進む議会の立場からいきますと、財政を抜かしては考えられないと思いますので、ごみ処理基本計画25年度中ということに期待をいたしますが、ごみ処理事業の現在の事業を総点検をしていただきまして、これについては現場の働いておられる方がいろんなアイデアをお持ちだと思います。戸別収集についても力を借りたとおっしゃっておられましたが、現在の段階でも改善できる余地があるとお思いの現場の方がいらっしゃる可能性が高いと思いますので。町長、戸別収集をしたいからコース取りをしてくださいとかいろんな問題ありますかというだけではなくて、現在の葉山のごみ処理について何かアイデアはないか。少しでも改善できないかということを問いかけていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
先ほども指示をしたところですが、喫緊でも減量推進会議をクリーンセンターでまた設けたいと思っております。一たん戸別についての報告を受けながら、彼らのアイデアというものもぜひその中でですね、いただきながら取り入れるものはぜひとも取り入れて、すぐにでも行動していきたいというふうに思っております。
11番(横山すみ子君)
質問に入る前は、もう何度も何度も同じ質問をして、答える側も嫌になったでしょうし、私自身も嫌になったと非常にめげていたんですけれども、幾つか前向きの答弁をいただきまして、また元気が出てまいりました。きょういただいた答弁が実現されるように祈って私の質問を終わります。
議長(畑中由喜子君)
これにて11番横山すみ子議員の一般質問を終わります。
第4番、9番土佐洋子議員、登壇願います。
9番(土佐洋子君)
9番みんなの葉山、土佐洋子でございます。先ほど先輩議員が言われたように、議長を除いて全員の議員が一般質問するということは、私が議員になって初めてのことでございます。ですけども抽選でこの12番目となったことはとてもうれしく思っております。
それでは議長のお許しをいただきましたので、4項目、4点について質問させていただきます。まずは(1)ネット選挙について、インターネットを使った選挙運動、選挙公報についてを伺います。平成24年3月13日の一般質問の中でも選挙公報について伺いましたが、選挙管理委員会委員の方を答弁者に示さなかったため、総務部長の知り得る情報ということで御答弁をいただきましたが、本日は選挙管理委員会委員長にお越しいただきましてありがとうございます。
質問とは違いますが、昨日東京地裁が成年後見人がつくと選挙権を失う公職選挙法の規定について、憲法が国民に保障する選挙権の制限は原則として許されない。被後見人すべてが投票の能力を欠くわけではないのは明らかで、選挙権を一律に奪うことはできないと判断されたことに当然のことと思います。
インターネットを活用した選挙には、有権者に対して候補者に関するより多くの情報をお伝えできるメリットがあります。ネット選挙解禁を求める声が多く聞こえるようになりましたのは、情報の発信手段としてインターネットが一般的であり、スマートフォンの普及なども後押ししていると思われます。選挙の執行にはさまざまな費用がかかりますが、公職選挙法は候補者の資金力による格差を防ぐという名目で、選挙期間中に配布や掲示ができるポスターやビラにサイズや枚数の制限を設けて、すべての候補者が同じ条件になるようにしております。候補者の資金力による格差を少なくし、立候補したいという方のハードルを下げるという意味があるわけです。
そうした中で与野党がこの夏の参議院選挙からインターネットを利用した選挙運動、ネット選挙解禁の方針で合意をしております。ネット選挙が解禁になれば、将来的にはポスター、掲示板や選挙公報を初め、今までの手法が不要となり、選挙にかかる経費の大幅な削減につながると考えております。インターネットを利用した選挙運動を解禁することは、有権者にとっても候補者にとっても、またお金のかからない選挙という観点でも非常に有効だと思いますが、ネット選挙の導入に関してどのように考えられているか伺います。
次に(2)町のランドマーク、町からの湘南ビーチFM施設の移転等についてを伺います。ミシュラングリーンガイドジャポンが2月18日のフランスを皮切りにして発売をされました。第一印象や知名度、文化財の豊かさ、美観など、独自に定められた9種類の基準に沿って観光地の星の数が決められているそうです。葉山マリーナの周辺地域に興味深い場所との1つ星が与えられました。来年開業50年を迎える葉山マリーナは、ハーバーとしてはもちろんのとこ、葉山町のランドマークと言えるのではないでしょうか。その葉山マリーナにスタジオのある湘南ビーチFMが、葉山町と逗子市の所有する池子へと移転してしまいます。その件につきましては平成24年9月27日に開かれた議員懇談会にて説明を受けました。東日本大震災を受け、葉山マリーナでは津波の心配があるとのことでした。しかし池子の場所が海岸より約2キロメートル、海抜は6メートルほどと、津波を心配して移転するには余り納得のいかない理由でした。新社屋も完成し、お引っ越しをするだけの状態だと思いますが、町の見解を伺います。
次に(3)地域保健活動及び地域医療の充実・予防についてを伺います。町は高齢化率がとても高いけれども元気な高齢者が多いと言われております。それは町民一人ひとりの健康への意識が高いからと思われます。しかし何よりも大切なことは病気やけがの予防ではないでしょうか。特定健診、各種がん検診などで十分なのでしょうか。最近テレビや新聞の報道で話題となっております風疹、PM2.5についても町の対応を伺います。
次に(4)自転車・バイクの安全利用についてを伺います。「広報はやま」の3月号のお知らせのページに、駅周辺に自転車・バイクを放置をしないでと載っております。こちら「広報はやま」3月号を読ませていただきます。逗子市では市条例に基づき、JR・京急の駅周辺の道路や駅前広場など公共の場所を自転車等放置禁止区域に指定し、区域内に自転車・バイクが放置されている場合は、放置自転車の保管場所へ移動しています。放置されている自転車・バイクの多くは逗子駅と新逗子駅周辺の歩道上にあり、歩行者、特に身体障害者や高齢者、子供等の通行の妨げになっているほか、災害発生時には防災活動に支障が生じるおそれがあります。自転車・バイクは放置せず市営駐輪場等に駐輪するよう御理解と御協力をお願いします。このお問い合わせ先は逗子市生活安全課となっておりますけども、この自転車・バイクの利用で逗子市に多大な御迷惑をおかけしているのではないでしょうか。町の対応を伺います。
以上、私の1回目の質問といたします。どうぞ御答弁をお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
土佐洋子議員の御質問に、私が所管する箇所につきまして順次お答えをさせていただきたいと思います。
2項目目、町のランドマークの町からの湘南ビーチFM施設の移転等についてのお尋ねでございますが、葉山町・逗子市エリアをカバーしている湘南ビーチFMは、地域放送局として設置され、さきの東日本大震災発生の際も、放送局スタッフにより警察署や消防署、東京電力などから情報を集め、災害関連情報を住民の方々へ提供しました。今回非常時においても確実に情報を発信するために、海岸に隣接した場所から当町と逗子市が共有する逗子市池子共有地の貸付希望を受け、事業用定期借地権設定による賃貸借契約を締結したことは、議員の皆様も御承知のことと存じます。当町のランドマーク的な放送局が現在の場所から移転することは残念ではありますが、町内にサテライトスタジオが設けられると伺っております。今後も有事に備え、災害時にきめ細かい地域の情報発信など、地域放送局としての第一義的役割を十分発揮していただけるものと考えております。
次に地域保健活動及び地域医療の充実の予防についてとのお尋ねですが、予防対策につきましては生活習慣病予防のため、国民健康保険加入の方には特定健康診査を行い、生活習慣を改善する必要がある方につきましては特定保健指導を行っております。また75歳以上の方には長寿健康診査を実施しております。特定健康診査や長寿健康診査とあわせて、各種がん検診も同時に実施するなど、予防対策に努めております。さらに平成25年度からは75歳以上の方を対象に、肺炎の予防や重症化を防ぐ目的で高齢者肺炎球菌ワクチン接種助成事業を実施し、高齢者の健康の保持増進にも努めてまいります。
4点目、交通の安全確保、自転車・バイクの適正利用についてのお尋ねですが、自転車・バイクは町民の身近な移動手段として多くの方に利用されています。特に自転車は手軽に利用できる乗り物として多くの方に利用されています。その反面、自転車には免許制度もなく、全国的にルールを守らない自転車の事故が増加していることも認識しております。町としても警察や関係機関と協力し、春・秋の全国交通安全運動、夏・年末の交通事故防止運動を通して、自転車・バイクの安全運転の啓発活動を実施しているところでございます。
以上で私が所管する1回目の答弁を終わります。
選挙管理委員会委員長(行谷眞一君)
インターネットを使った選挙運動、選挙公報についてのお尋ねですが、インターネットを使用した選挙運動は公職選挙法の改正が必要なことから、国会において論議されているところでございます。今後国会の行動を注視してまいりたいと考えております。
次に選挙公報のホームページの掲載についてでございますが、総務省は公職選挙法第6条に規定する啓発周知活動の一環として、選挙公報の発行主体となる選挙管理委員会のホームページに掲載することは可能とする見解を昨年3月に示したところでございます。これを受けて神奈川県議会議員伊勢原市選挙区補欠選挙を初めとし、衆議院議員総選挙において神奈川県選挙管理委員会のホームページに選挙公報が掲載されたところでございます。現在本町では選挙公報、新聞折り込みにより配布を行うほか、公共施設やスーパー、金融機関、商店などに御協力をいただき、選挙公報のボックスを設置させていただいております。また選挙公報が届かないという御連絡があった場合には送付しているところでございます。今後、選挙公報を町のホームページに掲載することにつきましては、有権者の便利性の向上も図られると考えられますので、掲載に向けて前向きに検討を進めていきたいと思っております。以上です。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
9番(土佐洋子君)
御答弁ありがとうございました。まず(1)のネット選挙、インターネットを使った選挙運動、選挙公報についてを伺います。このネット選挙で心配されておりますのが、デマや誹謗中傷やなりすましのリスクということと思います。選挙に関する書き込みを行う場合には、連絡先の表示を義務化するといった対策が検討されてるようですけども、なりすましについては日ごろからオフィシャルアカウントでの発信を続けることで問題はクリアできるのではと思います。フェイスブックのシェアやツイッターのリツィートといったことは手軽にできてしまうので、一歩間違えるとデマの拡散ということに一役買ってしまうという危険性がございますけども、これについてはどのようにお考えでしょうか。
選挙管理委員会書記長(池田務君)
最近急速に普及していますフェイスブックですとかツイッターに関しましてはですね、この及ぼす問題につきましては選挙に関しましては、公選法に関係することでございます。したがいまして、こちらに関しましては警察等関係機関と連絡を密にとっていきたいと思っております。
9番(土佐洋子君)
少し前にありました韓国での大統領選挙のときに、全国の選管に不正監視団というのが設置されまして、ネット上での書き込みを常にチェックされていたそうです。これが町議選や町長選といったときには、町の選管でこういうのはチェックするものなんでしょうか。
選挙管理委員会書記長(池田務君)
こちらに私もですね、深く存じ上げておりませんが、韓国でもですね、専門のサイバー監視団という組織があったようでございます。したがいましてですね、こちらの監視につきましては町だけの問題では難しいと考えますので、やはりですね、関係機関等連携等の対応を図ってまいりたいと思っております。
9番(土佐洋子君)
先ほどの答弁の中でございましたけども、伊勢原で行われた県議会議員補欠選挙、そして衆議院選挙、そこでも県の選管のホームページに選挙公報が載ったということでしたけども、私が昨年の一般質問の中で、町の町議選や町長選挙でも選挙公報ができないかということを伺いましたら、県でもそういうような取り組みが進められているので、次の選挙からは実現できるのではないかというお答えでした。そして選挙公報がインターネット上にいつ載るものなのでしょうか。今までの選挙公報でしたら新聞折り込みなので、告知された3日後ぐらいに選挙公報が載るということで、期日前投票、最近多いですけども、期日前投票が始まってしまってから、もう期日前投票してから選挙公報が手元に来るという場合があると思うんですけども、その掲載、インターネットでの掲載のスケジュールというか、すぐに告示されたらすぐにアップされるものなのかということを教えてください。
選挙管理委員会書記長(池田務君)
選挙公報につきましてはですね、告示日の立候補締め切り後に印刷が始まりまして、新聞折り込みをしております。選挙公報をですね、ホームページにアップすることは、また内容が固まればすぐに可能ですので、その分インターネットの即時性をですね、生かすことができますので、次の選挙からですね、掲載するような方向に向けて検討していきたいと思っております。
9番(土佐洋子君)
それでは、インターネットが使えるようになれば、選挙の立候補が締め切られた後に、その後に皆様のまとめてじゃあ次の日とか、早ければ次の日とかそういうことができるのではないかというふうに理解いたしました。それでネット選挙運動が禁止されているのは先進国の中では日本だけですけれども、今まで選挙や政治になかった人たちがネットとかそういう身近なことで関心を持つきっかけになればと期待していますし、ネット選挙解禁の実現を楽しみにしております。
それで毎年成人式のときに、壇上に国会議員の方が招待されているのを御存じでしょうか。ことしは昨年末、年末に衆議院選挙があったので日程的に間に合わなかったのか、衆議院議員、国会議員の方は一人も見なかったんですけども。やはりあの場にね、成人式のその式典のところに国会議員の方がいるっていうのは、成人したばかりの人たちの大人になった義務といいますか、選挙行動への啓発となると思うので、そういう啓発にも一役買っていただくというか、そういう認識はございますか。
議長(畑中由喜子君)
土佐洋子議員、もう一度おっしゃっていただけますか。
9番(土佐洋子君)
選挙管理委員会からもね、成人式のときに国会議員の方に来ていただけるように教育委員会のほうにも働きかけてということをされたほうが、選挙行動への啓発になるとは思うんですけども、いかがでしょうか。
教育部部長(高梨勝君)
ことし国会議員の方が見えられてないのは、ああいう来賓を決めるのは一応実行委員会という形で決めました。その成人になられる方がどういう方を呼ぶかということから始めました。ただ、原因になったのはその前の年に、国会議員の方がということでいろいろな問題がありまして、その辺の呼ぶことについての問題点は出たことは確かです。
9番(土佐洋子君)
わかりました。では教育委員会でも選管でもなく実行委員の方々が決めてるということだったんですね。了解いたしました。今そのネット選挙、町議選や町長選挙、まだ2年ほど先となりますので、町としても十分なネット選挙に向けた準備をしていただきたいと思います。
町長にも1点だけ伺いたいんですけども、町長もブログやフェイスブックなどお使いですけども、このネット選挙に関してはどのように考えられていますか。
議長(畑中由喜子君)
個人的な見解でいいわけですね。よろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
全く行政内で議論したことがございませんので、あくまで個人的な見解でございますけども、私は正直大変難しいところに踏み込んでいくんだなというふうに認識をしております。やはり紙でですね、間違いのないものを配ることが一番ベストだと思っておりますし、インターネットは改変をされてしまったりとか、不特定多数の方に広がっていくことを考えますと、私は本当に難しいものなんではないかなというふうに思っております。また問題として、デジタルデバイドと言われる電子機器に対する情報の格差というものもございますので、慎重に今後の動向を、この7月にも参議院選挙があると聞いておりますので、その辺をしっかりと私自身もチェックをしていきたいと考えております。
9番(土佐洋子君)
町長への質問ではなかったのに、急に振ってしまって申しわけなかったですけども。そういうフェイスブックとかを使われてる町長のお答えとちょっと想像はしていなかったんですけども。はい、理解いたしました。
次に町のランドマークについて伺いたいんですけども、先ほどの第1答弁の中でちょっと聞き取れなかったんですけども。もう葉山マリーナからは撤退してしまって、ほかに町の町内のどこかにサテライトというのができるってことはあるんですか。
総務部部長(上妻良章君)
サテライトスタジオといたしまして、常駐ではないんですけれども、葉山マリーナの斜め前のマリーナの従業員の寮であったと聞いておりますけれども、そこにサテライトスタジオを開設するというふうには聞いてございます。
9番(土佐洋子君)
はい、それは知らなかったです。とりあえずといいますか、サテライトでも町内に残ってくれることはうれしいと思いますけども。そのほかに緊急時にも放送することができる消防本部の中にあるスタジオというか、そういう機材がありましたよね。それはそのまま災害時とかには使えるようになっているんでしょうか。そのお引っ越しした後もということです。
総務部部長(上妻良章君)
移転前の機能はそのまま引き継いでいただけると聞いてございます。
9番(土佐洋子君)
湘南ビーチFMについては町も株主の1つになってますよね。何かそのまま葉山マリーナから池子へ移ってしまって、町と市が所有する土地ではございますけれども、何だか町からいなくなっちゃうというようなイメージがとてもあるんですね。あそこのマリーナの中のとても目立つところにありましたよね。今まで10年間毎月、湘南ビーチFMがあったということで、ジャズのコンサートなどもキャプテンズルームで開かれておりましたし。それ以外にも賛否があると思うんですけども、夏にジャズフェスティバルというイベントもありました。それもすべて逗子マリーナに移ってしまうということなんですけども。津波で池子の場所に移ったということですけども、逗子マリーナの中にもサテライトができるというのがどうなのかなって思うんですね。それも葉山マリーナだったところから出て行って逗子の池子にできて、それなのに逗子マリーナにサテライトを置くっていうのもどうなのかなって思うんですけども。そう思いませんか。
町長(山梨崇仁君)
確かに今回の移転につきましては、防災上の観点、また防災、津波を主軸に津波に対して社員の皆さんの安全を確保した上で放送を続けていただくための対策だというふうに聞いております。ですので池子移転に際しては、本当に残念ながらもやむを得ない措置なのかなと思います。一方で逗子マリーナのほうのサテライトスタジオにつきましては、これは社長と直接話した中ではですね、先方のほうでぜひ必要なときにはサテライトとして使ってほしいといった要望の声もあったというふうに聞いておりますので、積極的に木村社長のほうから働きかけをして、そこに開いたというものではないというふうには私は認識をしております。
9番(土佐洋子君)
ただただ何か寂しい思いがしてしまうんですけども、それは仕方ないということで、ほかのことを質問させていただきますけども。関東学院セミナーハウスが3月28日で閉鎖してしまうというお話聞いていると思うんですけども、職員の多くにも卒業生がいるわけですけども、その閉鎖というのはまだ正式にはお話がないんでしょうか。予算のときだかに町長に伺ったときには、正式にはまだお話を受けてないということだったんですけども、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
議会終了後にお会いしてくださるということでですね、先方からアポイントをいただいております。その時点で恐らく、恐らくですけども今後についての方向性などの御連絡をいただけるんじゃないかというふうに考えております。
9番(土佐洋子君)
今まで町としては葉山町民大学と、あと草津の方々が夏来たときの宿泊、それ以外にも木下町内会と一時避難場所の協定を結んでいるというのも聞いておりますし、あとそれ以外、例えば地元のあずま御輿会なども利用しているというお話も聞いております。それでこの議会の後に町と関東学院セミナーハウスがお話をするというときに、これからどうするのか。閉鎖なのか、売却なのかとか全くわかりませんけども、そういうときにそのままもし使えるとなった場合とか、町がセミナーハウスをサポートするようなことというのはできるんですか。
町長(山梨崇仁君)
残念ながら結論としてはできないというふうに考えております。確かに町の文化的な要素であったりとか、災害時ということで独自に地域の方々がお使いをいただいてることも承知してございます。ただ、民間のやはり学校法人でございますし、そこで運営について決定した事項ですので、町として残してほしいという要望はしたいと思いますけども、実際にこれはもう決定した内容については覆すことはできないんではないかというふうに考えております。
9番(土佐洋子君)
関東学院側としてはあそこの利用率が減ってるとかそういうことがあるかもしれないので、もしも可能でしたら町が町民大学以外にも利用して、利用率を上げるとかそういうこともできて、そのまま使えるというふうになればうれしいと思うので、ぜひお話し合いの中でよろしくお願いしたいと思います。
それで、ランドマークというにはちょっと違うかもしれないんですけども、葉山町元町商店会の街路灯がございますよね。とてもかわいい街路灯、2つずつついてるライトなんですけども。これ、商店会が持っていて、ですが老朽化、あと電気代も商店会が持っているんですけども、商店会としてとても困ってるそうなんですけども、それについては何かアドバイスというか、できますか。とても防犯にもなってると思うんですね。あの街路灯がなければ真っ暗になってしまいますし。町の一番の大きな商店街、暗くするわけにはいかないと思いますけれども、いかがでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
町が管理している街路灯ではない。ほとんどの商店街が管理していると言われてる街灯はですね、県道に立ってると私は認識してございますので、町長の勇気とですね、職員の老獪な知識を使いつつ、県に移管ができればなと思いますけども。議会の皆さんにも協力いただいて。地元の商店街もよくなれば葉山が元気が出るんじゃないかと思いますけど。とにかく町の管理でないというところがですね、何とも難しいというところで理解いただければと思いますけど。
9番(土佐洋子君)
すいません、このことはきのうだったか、きょうだったか、フェイスブックの中に商工会女性部の方がつぶやいていらっしゃって、それにもたくさんの書き込みがあったので質問させていただきました。町長の頭の片隅にでも入れておいていただければと思います。
じゃあ3番目の地域保健活動及び地域医療の充実・予防についてを伺います。先日説明がございましたけれども、特定健康診査受診率の国の基本指針が60%なのに、なぜ平成25年度の目標値が20%なのか。余りにも低すぎますよね。毎年2%ずつ上がるんですけども。予算委員会のときには特定健診の健診できる日を土曜日または日曜日の実施も入れて、健診率が上がればというふうにお話を伺いました。各種がん検診の受診率の状況を見ましても5%程度と低い。この子宮頸がんワクチンの場合だと13.4%なんですけども、この目標値の低さというのは何なんでしょう。もうちょっと頑張れないものなんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
特定健診につきましてはですね、御存じのように国保加入者が対象になります。それが低いにつきましてはですね、これはいろいろ要因があるかと思いますが、健診率を上げるためには、やはり今以上の宣伝、PR、何か方法論が必要かなと思っています。そのために今回土・日をですね、一つのきっかけとしましてやろうと。上げるためのですね、努力はさせていただいてます。
それから胃がん検診や肺がん検診、大腸がん検診、そのような検診がございますが、これは集団検診とですね、それから施設検診、町は実施させていただいております。ですので一概にそのパーセンテージが低いのはですね、例えば40歳以上の方が検診をされる対象年齢とした場合ですね、これは40歳以上ですと約2万人の方がおられます。すべての方がですね、集団検診または施設検診を受けられるわけではございませんので、例えば会社、または役所の受診を受けた受診者はこの中に数値等は入ってきませんので、一概にこの比率が低いということではございません。ただ、実際町で集団検診や施設検診、実際実績見てもですね、確かに低いですよね。多分会社や役所で受けてる方を含めるとですね、これも低いと思われます。それにはやはり今以上のですね、これは予防ですので、必要なですね、やはり周知または啓発には努めなきゃならんというふうには思ってございます。
9番(土佐洋子君)
女性の乳がん検診、神奈川県が全国の中でも特に受診率が低いと言われておりまして。ピンクリボン神奈川というところが、いろいろ例えば赤レンガの前でしたりとか、ピンクにラッピングされた検診車を持ってきていろいろキャンペーンをしているんですけれども、医師会とのお話し合いがうまくいかないのか、ただ検診車を持ってくるだけで検診することはできないという場合も多いそうなんですけども。町では乳がん検診と子宮がん検診が二十歳以上検診を受けられるようになっておりますけども、40歳以上だったらみんな特定健診と一緒に案内が来るんですけども、特定健診以外の子宮がん検診、乳がん検診の二十歳以上の場合の案内というのはどのようにされているんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
この対象者の方にはですね、直接対象される方に対して通知をさせていただいております。
9番(土佐洋子君)
最後聞き取れなかった。通知をしているということですね。(「はい」の声あり)子宮がん検診はとても受けられてる方がどうなのかなと思うのは、子宮頸がんワクチンの接種が始まりましたよね。でも子宮頸がんワクチンを接種しても子宮頸がん検診というのは毎年しなくちゃいけないものというふうに先生に伺いました。例えば逗子市では子宮頸がん検診は1年置きにしかなくて、でも町の場合は毎年あるのでいいんだけども、ただワクチンを打ったからと思って安心しないで、ちゃんと検診を受けてほしいというお話を聞きましたので、ちゃんと皆様にそこは告知をしていただきたいと思うんですけども。皆様わかっていただけてますか、子宮頸がんワクチンだけじゃなくて検診も必要なんだよというところ。いかがでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
先ほどちょっと言葉が足りなかったんですが、直接対象者の方にはですね、通知させていただいております。これは無料クーポン券、御存じだと思うんですが。その対象の方が例えば二十歳、25歳刻みとか年齢刻みがございます。そういう方には直接させていただいています。これは女性がん特有のことですので、多分その年齢の方に対してはですね、意識はしていただいてるというふうには私のほうは認識をしております。
9番(土佐洋子君)
乳がん検診では40歳以上がマンモグラフィーの対象となりますけども。40歳以下の場合はマンモはちゃんと検診できないということで、県内の自治体で4月から乳がん検診に超音波、エコーを取り入れたところがあるんですね。それはとても有効で、30代の場合のマンモは乳腺濃度が高くてマンモ検診では乳がんを見つけにくいというところが、エコーの場合だととても有効だということがあるんですけども、そういうことは御存じでしょうか。町として40歳以下、20代でもこれはまた違うと思うんですけども、30代の方にこのエコーの検診を追加するということはいかがでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
乳がん検診につきましては現在マンモグラフィーという形でさせていただいております。超音波エコー検診だと思うんですが、実際国のですね、指針からいきますと、超音波検診はまだ認められておりません。今まだデータのですね、収集中なわけですね。国も研究中でございますので、町としてはその動向を見守っていきたいと思ってます。それは確かに有効的に国が指針を出しますとなればですね、そこは検討はしなきゃだめだというふうには考えております。
9番(土佐洋子君)
しっかりと検討してください。
最近報道でとても心配になっておりますのが風疹についてなんですけれども、風疹患者に20代から30代の男性に免疫のない方が多いということで、関東地方では去年に比べて21倍。東京都は4月1日から風疹の予防接種をすることを決めたそうなんですけども。この半額の補助なんですけれども、神奈川県ではそういうような動きがあるのかないのか。ない場合、町として何か県に促すということは何かしているのでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
神奈川県においてもですね、その助成はされておりません。確かにことしにかかりまして風疹のですね、患者さんはふえております。町としましては一番気をつけていただきたいのは、妊婦の方の家族の方です。妊婦の家族の方の旦那さんやですね、子供さん、その方たちがかからないように、できる限りワクチン接種を受けていただいて、その予防には努めていただきたいと。あと町民の方の周知なんですが、これは状況が流行してきておりますので、ホームページ等でですね、周知を図っていきたいというふうには考えております。
9番(土佐洋子君)
テレビや新聞の報道で風疹というのが出ておりますけども、自分には関係ないんじゃないかというふうな考え方ってとても多いと思うんですね。そのホームページなどでも大きいところに載せてもらって皆さんの目につくところに置いてほしいと思います。
そしてもう一つ報道で知ったんですけれども、SFTS。このマダニの感染症の死亡例というのがあるらしいんですけども。専門家の方はね、そんな過剰な心配は無用ですと言うんですけども、冷静な対応を呼びかけてはいますけども、厚労省が日本脳炎や狂犬病などと同じような、国民の健康に影響を与えるおそれのある四類感染症に指定したということなんですけども、これは町では特に心配することではないんですかね。私はちょっと怖いなと思ったので伺いたかったんですけども。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
今お話がありましたSFTSの関係なんですが、これはもう御存じのようにウイルス感染でございます。マダニが原因になっております。このダニにつきましては、これは関東圏ではございませんが、中国地方のほうにこの発症がされております。厚生省としましてはですね、この有効なですね、ワクチンやですね、または対処方法が確立されておりません。何をすればよろしいかということは、これはあくまで予防なんですが、やぶの中とかですね、または茂みとかですね、そういうところには入るのを避けていただいて、どうしても必要であればですね、長袖や長ズボン、外部に皮膚が出ないような衣類を着ていただいてですね、作業やまたは入っていただくということの今は、自衛、防衛対策しかございませんので、そこは図ってもらうしかないんですが。あと厚生省のこれも同じように動向を今見守っております。それが有効なものが国から出されればですね、また町民の方にですね、早めに周知をしたいと思っております。
9番(土佐洋子君)
わかりました。ダニというのがよくわからないで、小っちゃいもので見えたら怖いなと思ってたので、わかりました。おととい、きのうと同僚議員も質問されておりましたけども、PM2.5についても、先日の記者発表の資料をいただきましたけども、どの数字が危ないのかというのがよくわからないのでもう一度伺いたいんですけども。この県内の測定で環境基準値が35マイクログラムを超えた場合にお知らせしますとあるんですけども。その上のほうに高濃度予報の判断基準が85マイクログラムや日の平均値70マイクログラムというのがあるんですけども、この、どの…例えば35だったり70だったり85ってありますけども、どこの数字だったら、これ以下だったら基準値以内ということになるのか教えてください。
生活環境部部長(成島光男君)
このPM2.5についてですけども、数値がいろいろございます。まずですね、85マイクログラムというものにつきましては、午前5時、6時、7時。この1時間当たりの平均値が85マイクログラムを超えた場合にですね、国が暫定指針として定めました、1日当たり平均70マイクログラムを超えるおそれがあるということで注意喚起を行うという数字でございます。また今言われましたこの35マイクログラムにつきましては、県内でですね、16の測定局がございます。この中でこの1日平均値が35マイクログラムを超えた場合につきましては、ホームページの中にですね、県内の状況というのがあるんですけども、そこのところでわかりやすいような形で、例えば色を変えるとかですね、そういうような形をとるというふうには伺っております。ただ、これの運用については、まだ私どものほうへ具体的にこういうふうにしてくださいというのを言われてません。この最終的な運用については来週ですね、県のほうで関係者を集めてですね、会議が行われるというのを聞いておりますので、その中でさらに詳細な説明があるのではないかなというようには思っております。
9番(土佐洋子君)
ではその来週の会議以降ではないとわからないということで、何かはっきりしたことがわかりましたら教えていただけたらうれしいと思います。
次に、すこやか健診という言葉、町長御存じないと思うんですけども、先月逗葉医師会と葉山の議会議員有志との意見懇談会というのがあったんですね。このときに葉山町にはなくて逗子市にだけはあるというすこやか健診というのがございまして、これは市内の小学校4年生全員を対象としておりまして。これ、自主参加なんではありますけれども、このときに血圧や体重、コレステロールなどをはかります。これは最初の説明でしたが、何か厚労省のモデル地区って言われてたんですけど、実はきのう回答いただいたんですけども、平成5年に逗子市の保健師さんたちが独自のアイデアで、大人のメタボが問題になっているので、子供のときからの健診でも必要ではないかということで始めたそうなんですね。これも10年以上毎年毎年この逗子の市の予算で補助とかもらわずにしてることなので、町長、今度機会があればすこやか健診について、子育て大切なことですので、調べて研究していただければと思います。
次に、(4)自転車、バイクの安全利用についてを伺いたいと思います。この自転車について昨年12月の逗子市議会で2人の議員が自転車問題について一般質問をしております。これは逗子市が毎年毎年違法駐輪撤去費用に1,100万円をかけているそうなんですね。その12月のときの一般質問をちょっと読ませていただきますけども。逗子市民交流センターの西側駐輪場にはバイクのサラリーマンが毎朝のように通勤バイクをとめている。お近くにお住まいの方から伺って、それがたまたま葉山ナンバーなのだという御意見から、長柄のトンネルの整備に伴って走行しやすくなったトンネルを抜けて、自転車やバイクで葉山方面から通勤・通学の方が逗子市へ向かう実情を過日の朝見てまいりました。数は決して少なくはないと感じています。葉山町、逗子市のどこのどなたが駐輪に心ないかを申し上げるわけではありません。しかしながら逗子市周辺の自転車、バイクの駐輪のマナーの向上には、もはやお隣、葉山町とも連携を図っていただきたいと申し上げたいということなんですね。それで私が一般質問のときに読ませていただきました「広報はやま」にあのようなお知らせが載ったと思うんですけれども、年間に1,100万円ってすごい大きなお金ですよね。もしかしたらわからないですけども、その半分が葉山町民の利用している自転車やバイクかもしれないです。それで1,100万円以外にも自転車を撤去してどこかに持って行きますよね。その自転車を撤去して取りに来ない方って多いらしいんです。その自転車を処分するのに1台5万円ぐらいかかるそうなんですね。その撤去費用だけじゃなくて、その処分するお金というのがかなりあるらしくて、逗子の市営の駐輪場は市民の方と市外の方と値段が、月のとめる額が違うんですけど、このままの状態だったら、市外の方の駐輪場の料金を高くしなくちゃいけないというようなことも聞いていますし、何か町として逗子市の駐輪の問題、対策、何か対応することはできないのでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
確かに国道が整備されたことによってですね、逗子市…失礼。県道が整備されたことによって逗子市へのですね、自転車、オートバイによってアクセスがよくなったというふうには認識をしております。それによって町民の方も多く直接行ってると思うんですけども。実際問題、逗子市さんとその点についてですね、まだお話ししたことがございません。ただ一方で逗子市としても駅を保有する中でですね、駅のあることによるメリット・デメリットとして今回の問題が発生しているという認識も持っているんではないかと思います。これまでJR逗子駅及び新逗子駅における情報交換などもですね、行っておりませんでしたので、そういった交通問題を考えていくという過程の一つに取り入れて、自転車の問題についてもこちらから何かその情報交換の中でですね、対策をしっかりと議論していきたいというふうに思っております。
9番(土佐洋子君)
通勤や通学以外にも、お昼間にお買い物に出かけたりとか、逗子のマクドナルド前などたくさん自転車がいっぱいのときとかありますし、お買い物の方のために逗子の市役所の裏側、亀岡神社の裏側のところに、ちょっとスペースは狭いんですけども駐輪場あるそうなんですね、そういうお買い物のために。そういうことも葉山の人は御存じないと思うので、そういうことをお知らせしたり、ほかに逗子市内にも駅の近くに駐輪するスペースがないのかとかいうことを、逗子市とよくお話ししていただきたいと思います。点字ブロックなど歩行者にとってもとても危ないことだと思いますので、緊急のときの避難ということもありますので、そこはどうぞ検討していただきたいと思います。
そして次に小・中学校の交通マナーについて伺いたいんですけれども。先日葉山警察へ伺ったときに、葉山の小学校・中学校で自転車など交通マナーの指導に呼ばれて行くことがあると警察の方が言ってたんですけども、行かない学校もあると言われてて、行く学校はいいんですけども、その行かない学校はどのように指導をしているのか教えてください。
教育部部長(高梨勝君)
警察によらないものについては、教員等で指導を行っております。
9番(土佐洋子君)
それで事故とか起こらなければいいんですけども。警察の方が指導に行ったときとかは、いただいてきたんですけども、こういうわかりやすい冊子などを児童・生徒に配って、とてもわかりやすく、自転車だけじゃなくて歩行者のマナーというのも教えてるらしいんですね。その警察の方も行かない学校はどうしてるんだろうってちょっと心配されてたので、もしも機会があればというか、ぜひ警察への指導のお願いというのもお願いしたいと思うんですけども。この平成23年、平成24年の事故件数というのを伺えましたら、事故件数自体は24年減っているんですけれども、ちなみに平成23年163件、24年148件なんですけども、自転車での事故というのが23年、24年とも16件と多いんですね。自転車の事故、とても危ないと思うんですけども、この数値にはあらわれてないんですけども、ほかにも自転車同士の事故っていうのはあったと聞いておりますけども、何か教育委員会のほうでその事故というのは聞いておられますか。
教育部部長(高梨勝君)
事故というほどじゃないですけど、自分で倒れてちょっとけがしてしまったとか、そういうようなすり傷とか、自分で歩道に乗り上げて転んでしまったというけがということについての報告は受けておりますし、把握はしております。
9番(土佐洋子君)
けがでも自転車で転んだりしますとひかれてしまったりとか、そういうこともあると思うので、ぜひ気をつけていただきたいと思います。それで、小さいときに受けた教育というのは、すごい大人になっても覚えてると思うんですけども、小さいうち、年齢ちょっと忘れてしまったんですけども、歩道を自転車で走ってもよいというときがありますよね。それ、大人になってもそのまんま覚えていて歩道を自転車で走っていて怒られてしまったということがあるんですけども。小さいときに学校などでも、先ほど私が警察に来ていただいてというのは、何歳までだったら歩道は走ってもいいよとかいうのあると思うんですけども、私ぐらいの年齢の人でも、小さいときにそういうふうに習ったよって、今も歩道走っちゃってたんだけどっていう方がいるんですけども、それはどういうふうに指導していったらいいでしょうね。
教育部部長(高梨勝君)
子供はそのときの道路…これ自転車も全部道路交通法ですので、改正が伴ってきてますので、子供のうちには新しいものから改正されてきたらやはり警察から出てくる広報についてをいかに我々がどう広報できるかということにかかってるかとは思っております。
9番(土佐洋子君)
はい、わかりました。それぞれの年代というか、その改正されたときにはそれぞれがお勉強するというか、というふうにするしかないですよね。わかりました。それでは先ほどの自転車の件では逗子市との検討を山梨町長、よろしくお願いいたします。
私の質問これで終わりにしたいと思うんですけども、私が予算の討論のときにわくわくしてると言った消防力の強化の指針というのが出てこないような感じなんですけれども、有馬消防長が今年度で定年されるということで、本会議でお会いできるのはこれが最後だと思うんですけども、消防長の任期があるうちに、その指針を見れればうれしいなと思いますので、どうぞよろしくお願いしますというのと、どうもお疲れさまでした。以上で終わります。
議長(畑中由喜子君)
これにて9番土佐洋子議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後4時といたします。(午後3時01分)
議長(畑中由喜子君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後4時00分)
この際、すべての日程が終了するまで延刻といたします。
一般質問を続行いたします。第5番、10番長塚かおる議員、登壇願います。
10番(長塚かおる君)
10番長塚かおるでございます。平成25年の定例会第1回ラスト13人目、ようやく登壇することができました。
3月11日に発生した東日本大震災から丸2年を迎えましたが、心苦しいことに2,000人以上の行方不明者や100人を超える身元不明の御遺体もあるそうです。復興も新築住宅が建ち並び、新しいまちができているところもありますが、反対に1年前とほとんど変わらず、時間の経過に見合うほどの変化を感じられない風景が多く残っています。被災者の皆さんの心の傷を癒すにはまだ時間がかかることと思いますが、私たちは自分たちへの教訓とするだけでなく、被災者の皆さんへの支援も続けていきたいと思います。
そして、この震災を機に日本人の価値観が大きく変わったと言われます。他者への貢献、広範囲での協力、物より心、次世代を視野に入れた行動。しかし2年が経過して、本当に震災前と価値観が変わったと思える方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。震災直前、海外での報道は、略奪や暴動など起こることなく、黙々と列をなして順番を待つ被災者の人々を紹介していました。この行動は、支え、支えられてお互いさまという、日本人が古きよき時代から寄り添って生きてきたあかしではないでしょうか。これと同じ語源で、スウェーデン語に「オムソーリ」という言葉があります。これは悲しみの分かち合い、優しさを与え合いながら生きているというスウェーデン社会の秘密を解き明かす言葉だと言われています。日本でも、この悲しみの分かち合いが家庭内であったものです。小さな子供をいたわり、年老いた親を見守り、家族のために貢献したいと願っています。家族は家族の営みに共同責任を負うことにもなります。そして、家族が自分を必要としてくれることも実感できます。
しかし、そんな家庭が崩れ始めています。原因は、大人社会で起きている雇用不安などから、人間のきずなという人的環境が破壊されています。我々国民の安心を保障するのは制度ではなく、制度を支える人間のきずなだと思います。年老いても必ず社会の他者が生活を支えてくれるという人間のきずなへの信頼こそが安心を保障するのではないでしょうか。よく言われていることが、震災前から地域力がついていたところは支援・復興も早いと言われています。これがまさに人間のきずなが構築されていたかどうかということだと思いますが、葉山町の地域力アップのための施策として、地域福祉計画などについてお尋ねします。地域ぐるみで子育てやお年寄りの見守りが円滑にできるようになるために、行政の役割とはどのようにお考えでしょうか。
1項目目、第三次総合計画基本構想後期計画、3の安全で安心して暮らせるまち、「1、うるおいのある生活と安心して子育てができるまちをつくる」において、地域福祉計画についての1、子育て支援サービスの充実について、2、高齢者福祉の充実についてお尋ねします。
次に2項目目、第三次総合計画基本構想後期計画、1、青い海と緑の丘のある美しいまち、「1、緑豊かな居住環境をつくる」、市街地の整備として、旧役場跡地付近の環境整備についてお尋ねします。私は、一昨年、昨年と、12月の定例会で消防署前から御用邸までの歩道改善やバス停の改善などをお尋ねさせていただきました。おかげさまで横須賀の県土木事務所の担当者が一緒に道路の安全確認などをしてくださり、フェンスや排水溝の設置、歩道の補修などを迅速に取り組んでいただきました。また、京急ストアのバス停は、町内会の皆さんの熱意もあって、スーパー側が快くバスベイのところのフェンスを取り外して、バスを待つ方が一歩下がって待てるようになり、歩行者もとても通りやすくなりました。先月、毎年恒例の天皇・皇后両陛下と皇族の皆さんが御静養で葉山御用邸にお越しになりました。お帰りがお天気にも恵まれた連休中でもあり、大勢のお見送りが沿道に集まりました。私は小さいときから御用邸にお見えになる皇族の皆さんを沿道でお迎えするのが当たり前と思って、いつも沿道に出ていましたが、これが特別なことだと気づいたのが、結婚して義理の母と初めて沿道に立ち、母がとても感動していたときに、これは葉山ならではだなということに気づきました。年に数回ですが、皇族の方を一目見ようと町外から報道関係者や一般国民が集まり、葉山の国道の歩道が狭いということをそのときに実感します。そして、最近ブームの歩こう会の団体が逗子駅から三浦半島にかけて葉山を歩いているのをよく見かけ、大抵2列で歩いているのですが、すれ違えず、歩道をおりることさえしなければなりません。海岸線の道路は歩道の確保がないところもあり、注意を払わなければなりませんが、葉山の幹線道路である国道134号線は、決して歩道が広いとは言えません。これからの季節、葉山小学校、庁舎前の桜やツツジの見学の方が多く見えると思います。そこからしおさい公園や近代美術館などを見て回ってもらうためにも、歩道拡幅はできないでしょうか。そして、旧役場という言葉が30年ほど残り続けている中で、葉山の名所として旧役場跡地の利用について進展はないでしょうか。昨年第4回の定例会でも、大道のバス停関連でお尋ねしましたが、また今回もお尋ねさせていただきます。
以上1回目の質問とさせていただきます。答弁よろしくお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
長塚かおる議員の御質問にお答えさせていただきます。
初めに、第三次総合計画基本構想後期計画、うるおいのある生活と安心して子育てができるまちをつくる。地域福祉計画において、子育て支援サービスの充実についてお尋ねいただいておりますので、お答えさせていただきます。地域福祉計画は、生活上の課題に対する支援を地域住民や福祉関係団体等が主体となって行うことができるようにサポートするため、当町が策定する計画が地域福祉計画でございます。計画では、次世代育成支援行動計画との連携を図りながら、家庭・地域社会・行政が協力をして、次世代を担う子供たちが健やかに成長できる環境づくりを目指し、子育て支援サービスの充実に努めてまいります。
次に2点目、高齢者福祉の充実についてのお尋ねでございますが、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らしていけるよう、保健・医療・福祉が連携して課題解決に取り組む地域包括ケアシステムの構築に取り組んでまいります。また、平成25年度に当町初の小規模多機能型居宅介護事業所を新たに整備するなど、介護サービスや介護予防事業、健康づくり施策のより一層の推進に努めてまいりたいと考えております。
次に、2項目目の緑豊かな居住環境をつくることについての旧役場付近の環境整備についてというお尋ねですが、旧役場付近は国道沿いの石積みや背後の三ヶ岡山を含め、葉山らしい景観が残されています。しかしながら国道134号線は、歩道が狭い上に占用物があり、通行しづらい箇所があります。平成24年第4回定例会で御質問いただきました旧役場前のバス停も、バスベイが未整備であり、交通環境の整備が望まれると認識しております。国道を管理している神奈川県に対し、継続的に整備要望をさせていただいているところですが、今後町といたしましてもさまざまな協力をしていくことが必要と考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
10番(長塚かおる君)
ありがとうございました。そうですね、今、安全で安心して暮らせる町という後期基本計画にあるんですが、ちなみに町長、この警察管署の管内の県下の犯罪件数の中で、葉山の順位というのは御存じですか。
町長(山梨崇仁君)
申しわけありません。順位は存じ上げておりませんが、恐らく非常に犯罪率は低く、安全な町として認識できるんじゃないかと思っております。
10番(長塚かおる君)
そのとおりなんですが、47管中…所管中、46番目ということで、最後の1つが横浜港、海の上の犯罪が一番少ないので、本当に神奈川県の中では葉山が犯罪が少ない。安全で安心して暮らせる町ということなんですね。この、そういう町なんですけれども、この基本計画にある、その中で潤いのある生活ができる葉山ということなんですが、町長、この潤いという意味というのは、どのようにお持ちでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
私の所感でありますけれども、潤いという意味では、生活に対するゆとりであったりとか、安らぎがあるというふうに認識をして、この言葉については置きかえて読んでおります。
10番(長塚かおる君)
私もこの計画を読んだときに、そういうふうにとって、でもゆとり…この本当に潤いって何だろうなとか思ってたんですよ。これ、辞書で調べてみたら、利益や恩恵を受けるという意味が潤いだというんですね。このじゃあ利益や恩恵を受けるために、受ける生活というのは、この町民が受けるというのは、これは行政からそういうことを受けたいのか、どういうふうなものをこの行政が与えていくのかなというのを何かちょっと、この「潤い」という言葉から私はちょっといろいろと考えてみたんですが、これを利益や恩恵を受けるという実感をしてもらえるためには、そうするとどんなことを行政としてやっていったらいいというようなことは、町長、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
満足なお答えになるかわかりませんけれども、行政としてよく言う社会のセーフティーネットとしての機能というものは果たさなければなりません。その上において、この町独自の特徴を出していくための施策が恐らく町としてのゆとりや潤いを表現するものではないかというふうに考えております。後段で、先ほどバスベイのお話をさせていただきましたけれども、バスそのものについては町が担保するような交通機関ではないとは思っておりますけども、ただ、私はバスベイそのものを、それこそ豊かにしていくことが町にとって一つは潤いのある交通機関となるというふうにも考えてございますので、バスベイ設置に向けては力を注いでいきたいというふうに考えていること、このことが一つの潤いじゃないかというふうには思います。
10番(長塚かおる君)
バスベイのことを言っていただいたので、またそのことは後でお話しさせていただきますけれども。そうですね、この潤いというか、こういうのって、先ほど言った悲しみの分かち合いという観点から言うと、この地域、これですね、葉山町地域福祉計画でアンケートをとったと思うんですが、平成24年4月、昨年とったアンケートで、これからの葉山町の福祉は何を重点にするべきだと思いますかというアンケートに、住民がお互いに助け合えるまちづくり、気軽に相談できる人、集まる場所の充実、在宅福祉を支えるサービスの充実とあるんですけれども、まさしくこれは同じ目線の人たち、同じ目線の人たちが集える場所が欲しいということで、行政に何かをしてほしいとかということよりも、住民というのは自分と分かち合える人たちが近くにいて、みんなで集える場所が欲しい。それは行政が充実できるような場所をつくってほしいと思っていると思うんですね。なぜそういうことを同じような境遇かというと、お母さんたちというのは、子育てをするときと、女というのは子育てをするときにまず初めて孤立するようなことがあるんですけれども、今のお母さんが一番抱えているのは、子育てというのは、失敗してはいけないと思っているお母さんって、すごく多いそうです。その中で、この失敗をしてはいけないというお母さんたちが、じゃあその失敗してもいいんだよって、失敗じゃないんだっていう、これは子供を育てるにはそれは当たり前りなんだと思えるのというのは、保健師さんとか先生とかに何かをアドバイスされるよりも、同じように悩んでるお母さんたちとの話し合いの中から、あ、みんなも同じなんだって、日本人のみんな一緒という感覚なんでしょうか。そういうのがあることで、安心感を持って子育てができると言われているそうです。そういう中で、そういうお母さんたちが集える場所というものを考えていく中で、待機児童ということで保育園、今、認定保育園を募集していますけれども、それだけでなく、お母さんたちが一回でそういうふうに集える場所ということで、地域型の保育というところの補助というものが葉山にももっとあったほうがいいのかなと思うんですね。例えば、子育て支援センターの中に一時預かりがあるんですけれども、あそこは今、すごく、あそこを利用したいと思っている人たちがキャンセル待ちをしているそうです。利用方法としては、仕事を週二、三回しているお母さんたちもいれば、やはり美容院とか、ちょっと買い物に一人で行きたいと思っているお母さんたちもいるし、あとちょっと病気がちなので、ちょっと子供と離れたいわというお母さんたちも、いろいろな利用方法があって、どんな方たちでも使える一時預かり所というところが、やはり場所の大きさと、見てくれる人たちの数というのが限りがあるので、1日に見られる子供も0歳児がたくさんいたら、やはり10人も見れないだろうし、その辺の感覚というのが、なかなかバランス的に難しくて、本当に1週間前に急にというふうにも入れないそうなんですね。一時預かりは今、保育園も、葉山保育園のほうでも一時預かりは今やっていませんけれども、保育ママなども町長は取り組みをしようと思っていましたが、なかなかそういう方たちもいらっしゃらない、集まることもなかったんですが、そのあたりの地域でやはり見ていくという体制というのも早急に考えていかなければいけないのかなと思うんですが、そのあたりで町としてこれから地域福祉計画の中で何か今、何か取り組もうと思っていることというのは具体的にはないですか。
町長(山梨崇仁君)
保育というふうにですね、くくってしまいますと、これはある程度の規制といいますか、用件がそろわないとできないところであります。地域の力でということでは、今、私としてはできれば学童保育に地域の力をというふうには考えてはいるんですけれども、もし仮に保育という限定であれば、今回の保育所の新設によりですね、今の町立保育園で定員を超えて保育していることによる一時保育・特定保育が実施できない現況について、その定員、適正な定員に戻すことができれば、あいた部屋を使ってですね、一時預かりが復活できるんじゃないかという期待はしてございます。
10番(長塚かおる君)
そうですね、本当に保育園が認定保育園が誘致できればいいなと思って、希望はすごく大きいんですけれども。あと、今、認定子ども園というので、これから27年度にかけて申請をする予定のある、葉山の中ではあるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
現状、町として把握するところではございませんけども、現状ではわからないといった状況でございます。
10番(長塚かおる君)
それについてのこの認定子ども園についてのあっせんではないですけれども、町としてのどこかにそういう相談があった場合には何か協力するというか、そういった体制というのはあるんですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
27年度からですね、子育て支援法の関係でですね、総合的な子ども園、要は認定子ども園と称しているわけなんですが、今現在は27年度施行に目指してですね、町内の幼稚園のですね、経営者の方がですね、総合子ども園をしたいと、または考えたいということがあればですね、保健福祉部の子ども育成課が窓口になってですね、相談には対応するという体制にはしております。
10番(長塚かおる君)
その27年度に向けてですね、認定子ども園の新設などのこの前に子ども・子育て会議というものが葉山町でも開設されるはずですけれども、国のほうも文科省と厚生省と、いろいろと保育園と幼稚園というのが認可が違っていて、そこがなかなか財政的なものや、指導の面で所管が決まらなかったので大変だったということで、今度内閣府がまとめてこの子ども園について担当するというのを、この前ちょっとこの支援…子ども・子育て支援新制度フォーラムというのが東京であったんです。それにちょっと参加してきて、そういう話があったんですが、町としても今、教育委員会と幼稚園・教育委員会と保育所のことで子ども育成課が分かれているんですが、そのあたりの横の連携というもので、やはり一つにまとめるというか、その子育てに対して一つの課にまとめるようなお考えは、町長ありませんか。
町長(山梨崇仁君)
国の制度を受けてですね、手続等によりスムーズに行うべき必要性があると思います。今後教育委員会と話を詰めていきながら、恐らく子供に関する所管ということで、子ども育成課のほうで動くことになると思うんですけれども、それが実際にどのような形になるかについては議論を深めていきたいと、そのように考えております。
10番(長塚かおる君)
やはり町の中でもね、保育園と幼稚園というところと、また別のところに行かなきゃいけないというのは、お母さんにとっては余りわからないことなので、なるべくそういうことがわかりやすい課に目指していただきたいと思います。
葉山町のこの平成20年度のアンケートというのが、この前あったこの子育て…今やっている次世代育成支援行動計画の中で20年度にアンケートがあった中で、葉山町というのは就学前のお子さんを持つお母さんの、専業主婦ですね、働いてない方、仕事やめた方や働いたことないという方が平成20年度は60%いらしたんですね。多分、私たちの時代もそうなんですけれども、葉山って結構専業主婦の方が多いなというところが実感というか、私の周りでも思うところがあるんですけれども、ここ5年たって少しこれが減ってるかもしれないんですけれども、まだまだ葉山は一人で子育てをしているお母さんというのは多いと思うんですね。その中で、学校に入ったら、やはりパートや何か仕事に社会に復帰したいと思っているお母さんたちもたくさんいらっしゃいます。だけど、一回離れて仕事ができるのかなっていうのは、やはり子供を置いてとか、子供のいない間だけ仕事をしようとか、いろいろな制限の中でお母さんか自分の家庭から外に出るというのは、すごくやはり一歩出るというのは勇気がいることなんですね。逗子で開催されていたのが、やはりそういうお母さんたちが仕事をしたいと思うお母さんたち用のセミナーというのをやっています。これは実際仕事を始めたお母さんのお話や、そういった、どういうことをしていったらいいかという、ちょっとしたどういうワークショップじゃないですけれども、ハローワーク的なものも入っているんですけれども、お母さんがやはり社会に出て行くというのは、これから日本というのはすごく必要だと思うんですね。ちょうど15歳から45歳かな、までの働き手というのは、日本はどんどん減っていて、ヨーロッパなどは台形型という年齢別の台形型で、真ん中で働く人たちがたくさんいるんだけど、日本というのはその台形がへこんでしまっている。そういう状態の中で、女性が働く、社会に出て行くというのは、すごく日本にとっては今必要だと言われている中で、葉山はなかなか仕事をつくといっても、仕事場がなかなか見つからないところがネックで、遠くまでバスや電車に乗らないとないというようなこともあるんですけれども、その中で、やはり仕事に出て行く…行きたいなと思うような、そういったセミナーなども葉山は考えていっていただきたいなと思うんですが、町長いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
逗子市の事例について、勉強不足で申しわけありません。今後ですね、現状雇用関係について行政の窓口は当町にはございませんので、長塚議員のおっしゃるような職場復帰するお母さん方を支援するという意味での交渉などについて、その可能性を検討していきたいというふうに思います。
10番(長塚かおる君)
ありがとうございます。本当に葉山ってね、働きたいなと思っても、保養所が昔はあって、保養所にお母さんたちが出るということが多かったんですけれども、それも減ってしまって、スーパーとかファミリーレストランとか、そういった近場のところの仕事がメーンになってしまうような中で、やはり働きたいと思っているお母さんたちも多いと思うので、ぜひその辺の状況を葉山町内でも、行政でも把握していただければなと思います。
そして、この働いてないお母さんというのは、やはり孤立しないということで、すごく葉山でも今、行政のほうでも本年度もそういうお母さんのためのセミナーとか委託とかを考えていらっしゃるということでしたが、具体的に今、何か施策として挙げられるものありますか。
議長(畑中由喜子君)
もう一度お願いします。大丈夫ですか。
町長(山梨崇仁君)
働いてないお母さんが孤立しないという考え方における講習は、現状はないというふうに…と思います。
10番(長塚かおる君)
孤立しないというのは、子育てで虐待とか、虐待の件数の中でお母さんがやはり子供を虐待するというのが60%とすごい多い中で、孤立することで何がおきるかというと、やはりお母さんの不安定さというものだと思うんですね。それを解消するというか、そういうふうにならないための施策というか、保健師さんとか、今でも多分やっていらっしゃると思うんですけれども、そういうことをすごく町だけから、町から発信するだけではない相談窓口なども葉山にはあると思うんですけれども、いかがですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
直接お答えがですね、的確かどうかちょっと、自分でもちょっと不安なんですが、今、子育ての中でですね、不安なのは、やっぱり第1子を生まれたときのお母さんが子育てをどうしようかというのは、かなり悩んでいる方とかですね、おられると思います。そのために保健師がですね、家庭訪問、要するにしてですね、いろいろと相談に乗ったことをしております。また、先ほど児童の虐待の関係で、葉山町にもやっぱり取り組みはしております。これは虐待とですね、あとは親と子のきずな、つながりを大切にしてですね、子育てを、環境をですね、進めていきたいというものがございます。町の中でですね、一つちょっと言わせて…話させていただきますが、児童虐待予防親育ち支援プログラム事業実施要領というものをですね、昨年定めさせていただきました。その中には今後親子のきずなのですね、つながりや児童の虐待を防止しましょうと。長塚議員さんは以前からお話があって、ありましたと思うんですが、PBの事業とかですね、あとCSPの事業はですね、これを進めていこうという考えをですね、25年度は町のほうもですね、その講座を設けたり、または講習を受けたりですね、その委託をしております。CSPにつきましては、これは町職員がですね、怒鳴らない親のですね、子育てのことがありますので、職員の協力もいきながらですね、できる限りですね、子育て環境をですね、充実するような方向性を見出していきたいと思ってます。長塚議員さんはいろいろのところですね、町民の方、親子さんの方に聞かれたり、先ほど聞きますと子ども・子育て支援システム関係のですね、講演会など出席されてですね、盛んに勉強されているようですので、できれば行政は行政なりに見方というのがですね、ある程度狭まる判断しかできないときがございます。ですので、町民のまたは子育てにしろ、お母さんたちがですね、保護者の方がですね、いろんな御意見があろうかと思います。町に届かないことがございますので、そういう御意見をですね、受けておられたらですね、そういうものを次回参考にしたいと思ってますので、議員さんが持っている知識やですね、そういう情報もですね、町は最大取り入れたいと思っておりますので、そのときにはですね、御協力のほどをお願いしたいと思っておりますので、推進については、事業推進は進めてまいりたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。
10番(長塚かおる君)
余り知識というものはないですが、いろいろと一緒に考えていっていただければとは思います。
やはり行政というのは、地域ぐるみでこれから子育てをしていかなければいけないというのは、昔、葉山…日本というのは農業国で、農業をするときに稲作をするときに家族全員で出て行かなければいけないときに、子供をじゃあだれが見るかといったら、近所の方たちが集めて子供たちを見たりとか、そういう村ぐるみというか、町ぐるみというものが昔はあったそうなんですね。それがだんだんやはり農業というものが兼業農家だ何かになってきて、そういうことがなくなってきた中で、またこの子育てという基本を地域の中に今見つけて、行政だけではできないすき間にいる、目の届かない人たちを見付けるためにも、地域の人たちが子育てとか、これからお年寄りを見守っていくということをしなければいけないということを言っているんだなと私は思っているんですけれども、これから行政がしなければいけないということは、財源確保というのは絶対的なものだと思うんですけれども、専門職の今もおっしゃったCSPだのの人的な支援というものと、それからあと場所。場所の施設面の支援というものが行政がこれからはしていく…していかなければいけないものではないかなと私は思っています。
お年寄りも安心して暮らしていけると言われていますが、お年寄りは反対に不安に思うときというのは、どういうときだと思いますか、町長。
町長(山梨崇仁君)
御年配の方が不安に思うときは、一番は災害時にお一人でいらっしゃる際だというふうには思います。言葉足らなければ申しわけありませんけれども。
10番(長塚かおる君)
すいません、すぐに振ってしまって。いや、一人でお年寄りがいて、元気なときは何も心配しないお年寄りが多いんですけれども、自分の体に変調があったときに不安になるんですね。自分の体調、健康状態がちょっとでも違うと、一人でいるのが不安になるのがお年寄りだと思うんですね。やはり健康の不安というのは、やはり年をとってくると死というものを見つめながら生きていかなければいけないという点だと思うんですけれども、その死に対しての不安というものがお年寄りが一番不安に思うときで、一人暮らしをしている方というのは、それが一番大きいのではないかなと思います。その健康、体の健康状態が自分に変調があるかどうかというものを思ったときに、病院に、かかりつけの病院がある方というのは簡単に病院に行こうと翌日行ったできる方が多いんですが、ずっと健康でいた方たちは病院というのがすごく疎遠になっている方もいらっしゃるんですね。その中で、先ほどおっしゃっていた保健・医療・福祉の連携というものを見据えた地域包括ケアシステムかな…の構築ということで、町がこれから具体的にどんな役割を持っていらっしゃるのかなと思うんですけれども、ひとつまた町長にお尋ねしますけど、この前、都道府県の…都道府県の長寿年齢というのが発表されて、一番長寿が長野県が、男女ともに長野県が一番年齢が高かったんですね。そこの長野県がまた後期高齢者医療の1人当たりの医療費というのが、平成23年度は47県中44位というぐらい医療にかかるお金が少ないです。20年度以降、前は長野県が一番少なかった。ということは、これはお年寄りが病院にかからない。それはなぜだと思いますか。
町長(山梨崇仁君)
行政的な言葉で大変恐縮なんですけれども、健康寿命というものもその前にございます。健康寿命の数値が高いからだというふうに考えます。それは福祉じゃなくて、健康増進の施策及びそこにかかわる環境というものが非常にすぐれているからというふうに思います。
10番(長塚かおる君)
新聞によると、野菜の接種量が長野県は1位だと言ってましたね。それもありますね。それから、一つは佐久市の佐久病院というところの先生のお話を一度伺ったことがあるんですが、そこは総合病院と診療所が連携して、あと福祉、役場行政とが連携して、お年寄りを見守っているという一つの施策があるそうです。病院にかからなくても、お年寄りって、やっぱり一人になると、夜になると不安になったりするんで、うちの母なんかもそうなんですけど、夜中の12時でも朝方でも、突然電話がかかってきたりするんですけど、自分の変調があると不安になって、何か心臓がどきどきするとか、熱があるみたいとか、そういったときに相談できる窓口があるそうなんです。電話をかける。電話をかけて、お医者さんじゃなくても、その人が、じゃあちょっと、こういう状態ですかっていろいろ話を聞いてあげると落ち着く。落ち着いて、じゃあ朝になったら病院に行ってくださいねみたいな、そういうことを言っていったことで、救急車を呼んだりとかそういうこともしなくても済むというシステムが、田舎の本当に村というか、そういうところで成り立っているというお話でした。
これも葉山でも、やはり医療と福祉というところがどうつながるかというのがすごく難しい分野だと思うんですけれども、私が今経験しているところは、入院をしたときにお医者さんは治療的な、治療があれば入院をしていていいよと言うんですけれども、治療がなくなったときに病院にはいられませんといったときに、今度福祉にかわるんですね。だけど、お医者さんというのは福祉に関して全く知りません。介護をどうとって、介護認定とか、そういうことに関しての知識というのは全くない。その中で、どこに相談するかといったら、やはり行政だと思うんですね。行政が医療と、先ほども第1答弁をしていただいたように、保健と医療、福祉という連携というところで、これから行政が担わなければいけない役割というのを、本当に何か具体的に連携をとる何かをシステムというものを早急につくっていくことで、葉山の老人の方たちもそういった安心する基盤というものが持てるんではないかなって、何か意見ばっかりになってしまって申しわけないんですけれども。だと思います。
そういう方たちの中で、介護認定を御自分でなかなかする方はいないと思うんですが、御家族の方が介護認定をしたいなということを申請を役場に来てされて認定をするんですけれども、やはりその介護…要支援を外れるような方がいると思うんですが、そういう要支援まではいかないけれども、ちょっと支援をしてほしいなと思うような方たちというのがたくさんやはり葉山でもいらっしゃるのではないかと思うんですが、そういった方たちへの何か施策というのは、部長にお伺いしたほうがいいかな。何か今、葉山で取り組んでいることありますか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
地域包括ケアシステム全般のことになろうかと思うんですが、やはり今、議員言いましたように、福祉と医療というのは、これは連動しなきゃならんとは思ってます。それが福祉施策の高齢者またはそのかかわる方にですね、対する行政の役割を持ってます。その一環ではないんですが、介護予防施策ということが今あります。一つ例を言いますと、高齢者の方に筋力向上のですね、教室等ですね、これは生きがいのミニデイサービスを含めてですね、その中で高齢者の方がいかに健康で、または楽しく地元で地域で暮らしていけるということをしていくための要素にもなるとは行政でも思ってます。その中にはですね、これの老人会連合会にお願いしています「いきいきねんりんふれあいの集い」というものをですね、町から高齢者の方に日々健康で楽しく過ごしていただきたいということの事業の一環として委託をさせていただいております。その中では、かなりの事業展開がされておりまして、いろいろの教室やまたは催し物、ものをですね、各団体の方を介したりですね、場所を福祉文化会館を活用したり町内会館活用したりですね、いろいろな高齢者の方に対してですね、催し物をしていきたいと思います。このようなことにつきましても、高齢者の方がですね、いかにこういうことに対しては、そういう一つの健康保持や自分の健康管理、自分は元気でいたいというもののですね、一つの要因と思っております。この事業についてはですね、町もできる限り進めていきたいと思っていますし、なおかつ社会福祉協議会の中に地域包括支援センターというものもございます。それらも高齢者の方に対してですね、また介護者に対して最大の力を発揮する団体ということで、私たち認識しております。それらを協調・協議しながらですね、町の福祉施策の役割としてですね、今後も取り組んでまいりたいと思っております。
10番(長塚かおる君)
ありがとうございます。本当に社会福祉協議会が今すごく老人の、お年寄りや皆さんのケアをしていると思いますので、行政がうまく、行政と社協とのかかわり方というものをうまく持って、皆さんのためになっていただきたいと思います。ありがとうございます。
次に、旧役場付近の環境整備についてお尋ねします。先ほども町長がすごく葉山らしい場所というふうにおっしゃっていましたけれども、私が住んでいて、昔、私が小さいときは、大道から御用邸に行くときというのは、まず最初に三浦交通バスの営業所があり、それから三井ハウスの別荘、ホテルですね、ホテルが今、エコーハイツのところにあり、それを上がっていくと旧役場がありました。旧役場を過ぎると…旧役場の前には牛乳屋さんというか、牧場というか、牛乳屋さんがあって、その先に酒屋さんと材木屋さん、今、角田商店が、げた屋さんというところがあって、御用邸までそのくらいの商店しかなかったんですね。その中で今、スーパーができ、コンビニができ、郵便局や飲食店や雑貨屋さんという、本当にあそこに店舗というのが点在してきて、徒歩圏内というか、あそこの中ですごく、とても葉山の中でも元町とまた違って便利な地域ではないかなというふうに思うんですが、もう一度町長、何かあのあたりのことについてお話というか、どうお考えというか、思いをちょっともう一度言っていただいてもいいですか。
町長(山梨崇仁君)
御指摘のほか一色の地域につきましては、町の地図を広げても、町の中心地、市街地における中心地というふうにとれると思います。実際、御用邸に向かう道並みにおいては、確かに道幅は狭いんですけれども、エコーハイツの前のサンゴジュだったりとか、そのわきの三ヶ岡山もありながら下山口の景観もございます。大変景観にすぐれた地域でありながら、また地域商店としましても、いろんな商店が建ち並ぶ中で、今にわかに本当に活性化が進んでいる地域なんじゃないかなというふうに思っておりますので、ぜひその勢いをとめることなく、また地域のそういった景観面なども配慮したあの地域の発展を促していきたいというふうに考えております。
10番(長塚かおる君)
そうですね。それで、本当に葉山らしいということで、旧役場…旧役場という言葉があそこの建物がなくなってから30年近くになるんですけれども、ずっと残っている言葉なんですよね。だけれども、今、旧役場と言いながらも、昔を知っている人はそんなにいなくなっているかもしれないし、じゃあ何が旧役場なのかなというものがない中で、バス停の名前だけが残っているというのが私はすごく残念に思っています。この前も前回も質問させていただいたんですけれども、やはり旧役場の逗子方面のバス停というのが、今ちょうど歯医者さんの角のところにバス停があって、いすも置いてあるんですけれども、あそこにバスを待っていると、そこがちょど通路、入り口でもあり、歩道も狭いということで、ちょっと歩道を歩く人にとっては不便…ちょっと邪魔になってしまう場所にあるんですね。旧役場の跡地利用で、あそこにバスベイはできないかなといったときに、前回信号があるので、信号のところのものと引っかかるのでバスベイはというお話だったんですけども、信号機などはちょっと場所を変えられるのかどうかわかりませんけれども、今、旧役場跡地の隣が更地になっているんですけれども、あそこも含めてバスベイというのは本当に、バスベイだけでも考えられないかなと思うんですけれども。この前、長柄のところにバスベイを今つくって、まだあそこは使われていませんけども、あそこを使ったときに、これは町長じゃなくて部長にお聞きしたほうがいいんでしょうか。バスベイをつくる場合、今の旧役場跡ぐらいだと、どのくらい下がるとバスベイっていうのはできるんでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
旧役場の跡地はですね、約2,000平米ございまして、標準的なバスベイ、国道134号線ですと、全体の堤体長、バス…減速車線ととまるところと加速車線を入れまして、約30メーターですかね。長さでいきますと。幅が、細かい数字は今言いませんけども、おおむね190平米あれば、標準的なバスベイはつくれるという、物理的にはつくれます。
10番(長塚かおる君)
そうしますと、旧役場跡地の利用、再利用というか、検討というのは今、町長、してらっしゃる…してらっしゃいますか。
町長(山梨崇仁君)
役場跡地そのものにつきましては、まだ庁舎内の検討会議等は設けてはございません。
10番(長塚かおる君)
旧役場の跡地というのを利用方法というのは、私たちも、私も何か昔から、ここには何があったらいいなというのはすごく考えていることがあるんですけれども、それはすぐにどうこうということはできないんですが、国道沿いではありますが、あそこに旧役場という名前をつけて、旧役場って昔、大正13年に建てられた平屋の洋館なんですけれども、昔の…昔、私が小さいときに覚えているというのは、本当に窓がいっぱいあって、本当に入り口がとんとんとんと階段を上ると、観音開きじゃなくて、がらがらとあけて、台の高い、子供だから台が高くて中が見えないみたいな、何かそういう庁舎をすごく思い出すんですけれども、何かそういった洋館風のものを昔ながら、何かを残しながらでも、葉山らしいバス停というのを考えてみるということは、町長のマニフェストにもバス停の屋根をつけたりという、そういうことも書いてありましたが、ぜひ葉山の名所として、そこだけでもお考えになる一歩前進というのはいかがですか。
町長(山梨崇仁君)
大変興味深い提案だと思います。バスベイそのものについて、まだ目下設置についてですね、検討できるかどうか、もう一度、これは京急バスさんや警察等とも協議しなければなりませんので、取り組みをしていきたいと思います。その際のバス停、私も屋根ということが環境の向上だと考えたんですけれども、そこを長塚議員がおっしゃるようにモニュメント的にしていくのはどうかといった御提案でございますので、ちょっとお時間いただいて議論を深めてからですね、またそれによっては役場跡地の今の入り口となる石畳についても…石積みについても改良等、場合によっては取り壊しを行わなければなりませんので、そういったものを含めてあの雰囲気を残すためにはどうしたらいいかといった議論を深めていきたいというふうに思います。
10番(長塚かおる君)
本当に旧役場跡という名前をぜひ何か復活させるというか、施策を前進させていただきたいと思うんですけども。この全体は先ほど2,000平米という中で、バス停に使われるのが109平米ですか、そこの、まあ1割も満たないバス停、バスベイに関して、国道でもあるので、県土木や、その隣の今空き地になっている、更地になっている場所とかの関係とかも、いろいろあるかと思いますが、今、ちょうどあのあたりというのが開発されるというか、変わりつつあるところで、物が建つ前に何か行動を起こして、ぜひ葉山らしいバスベイをぜひお願いしたいと思いますが。もう一度よろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
隣のこともございますけども、なるべくよい回答ができるように、最善を尽くしてまいりたいと思います。
10番(長塚かおる君)
はい、ありがとうございます。あと、旧役場跡地の利用方法というのなんですが、私も待寺さんも畑中さんも、一色に住む議員というものが昔ながらの、あそこを知っている者たちがたくさんいますが、議員同士で何かこういう話をするというか、私はちょっとそういうのはよくわからないんですが、検討委員会というかな、あそこを活性化委員会じゃないですけど、そういったものというのは町長はことしじゅうに何か立ち上げたりする何か予定はございませんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
長塚議員がおっしゃるように、バスベイのことについて、先ほど申し上げましたけども、石積みをですね、移動させたりとか、役場跡地の形についてもある程度変形を伴うと思います。それに際しまして、役場を、旧役場跡地を今後どうしていくかといったことについて、まず行政の中でですね、ここまでできるんだといったものを、ある程度固めていきたいなというふうには思います。議員の皆様もそうですし、地域の方々もいらっしゃいますので、町としてのある程度の素案が固まった段階で、皆様とともにですね、議論を深めていきたいと思っておりますので、そういった流れで今後の検討はしていきたいと思っております。
10番(長塚かおる君)
そうですね、旧役場でお仕事をした方が今、この庁舎内でも何人かまだ残っていらっしゃると思うんですが、そういう方たちも含めて、やはり昔の旧役場を知っている方たちがいる間に、よき古き時代というものを残せるバスベイをぜひ御検討していただきたいと思います。
私、一つ思うのが、町の広報板というのがあちらこちらに置いてあるんですけれども、バスを待っているときって一番暇なんですよね。バス停にああいう広報板とかがあったら、何か見る時間あるかなと思ったりするので、そういうことも含めていろいろな複合的というか、何かできないかなと思うので、ぜひそういうことも含めてバスを待つ場所というだけのことではない何かいろいろな多方面で使える機能を持ったバスベイをぜひ御検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
最後に、通告にないんですが、消防長にお尋ねしたいと思いますが。消防長も40年、葉山町の安全・安心の消防に携わっていただいて、今月いっぱいで退職なさるということですが、この40年間、葉山を見てきて、消防長として安全・安心という心がけながら葉山を見てきた思い出でも結構ですので、一言いただけますでしょうか。
議長(畑中由喜子君)
突然の御指名ですが、有馬消防長、お願いいたします。
消防長(有馬弘君)
通告にない突然の質問で、また内容はですね、非常に私の私見を言うような質問でございますので、私の消防長として4年間やらせていただいて、それの安全で安心して暮らせるまちという部分の中でお話をさせていただきたいと思います。まず、1点、消防力は確実に強くなっているというふうに僕は思ってます。というのは、まず1点、皆さんの御理解によってですね、まず最初に前倒し採用をさせていただいた。これによって欠員の職員が出ることがなくなったということ。それから、葉山は海に囲まれています。海難事故、無防備であったところが、ボート、船外機のついたボートを購入させていただいて、こちらも消防力が上がったということですね。それと先月ですかね、2月に最新の資機材を登載した救助工作車、こちらを更新をさせていただいた。これによってですね、若い隊員がですね、非常にモチベーションを上げて訓練をやっていると。これも職員がですね、少ない職員がモチベーションを上げてですね、訓練をやっているということを考えれば、目に見えない消防力の強化かなというふうに僕は思います。
それと、最後になりますけども、この定例議会でですね、人員増の計画をお示しできなかったのは非常に残念ですけども、今、町長のほうと調整をしております。私、31日で定年になりますけども、それまでは先日の町長の話のように、何らかの形をお示しできればというふうに思っております。本当に皆さんにはですね、長い間お世話になりまして、この場をお借りしまして改めて感謝申し上げたいと思います。4年間、こちらの席に座らせていただいて、非常に勉強になりました。僕の人生の中でいろんな形で向上したというふうに僕自身思っております。ただ、非常にこの4年間、ストレスもたまりました。(笑)はい。皆さんとですね、こうやってお話ができたり、身近にいろんなお話ができるようになったことは私にとってですね、財産だと思っております。本当にありがとうございました。(拍手)
10番(長塚かおる君)
どうもありがとうございました。本当にお疲れさまでした。ぜひこれ、4月からは地域の防災に御協力をお願いいたします。以上、これで終わらせていただきます。ありがとうございます。
議長(畑中由喜子君)
これにて10番長塚かおる議員の一般質問を終わります。以上で一般質問を終結いたします。
この際、暫時休憩いたします。(午後4時59分)
議長(畑中由喜子君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後6時50分)
6番(中村文彦君)
3月13日付のですね、私の一般質問で訂正箇所がありますので、議長、削除のほうと訂正、よろしくお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
どことどこですか。
6番(中村文彦君)
17年と言って…使用がですね、17年と言っておりましたけれども、車の使用は15年でした。あと、3回の草津への訪問を畑中議長と同行したということでしたけども、3回ということは間違いないんですが、同行したのは2回ということで訂正いたします。740万というのは、ごみ賠償のところでもって挙げましたが、これ、単純に言い間違えで470万ということで、その以降は470万と発言したと思います。
議長(畑中由喜子君)
了解いたしました。訂正をいたします。
議長(畑中由喜子君)
それでは、日程第2「閉会中継続審査について」を議題といたします。
お手元に配付してありますとおり、各常任委員会委員長、議会運営委員会委員長及び各特別委員会委員長から、ただいま調査中の事件につき閉会中継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり閉会中継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、各常任委員会委員長、議会運営委員会委員長及び各特別委員会委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
議長(畑中由喜子君)
以上で本定例会の会議に付された案件の審議はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。会期は3月18日までありますが、議会会議規則第6条の規定により本日で閉会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、本定例会は本日で閉会することに決定いたしました。
これで本日の会議を閉じます。平成25年葉山町議会第1回定例会を閉会いたします。
(午後6時52分)
以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。
平成25年3月15日
葉山町議会議長 畑中由喜子
署名議員 荒井直彦
署名議員 笠原俊一
- この記事に関するお問い合わせ先
-
お問合せ先:議会事務局
〒240-0192 神奈川県三浦郡葉山町堀内2135番地
開庁時間:8時30分~17時00分
閉庁日:土・日曜日、祝祭日、年末年始
電話番号:046-876-1111 ファクス番号:046-876-1717
更新日:2018年01月31日