葉山町議会 平成25年3月14日

招集年月日

平成25年3月14日(木曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午前10時00分

散会

午後4時31分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 鈴木道子 出席
第2番 近藤昇一 出席
第3番 窪田美樹 出席
第4番 守屋亘弘 出席
第5番 田中孝男 出席
第6番 中村文彦 出席
第7番 荒井直彦 出席
第8番 笠原俊一 出席
第9番 土佐洋子 出席
第10番 長塚かおる 出席
第11番 横山すみ子 出席
第12番 金崎ひさ 出席
第13番 待寺真司 出席
第14番 畑中由喜子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 田邉高太郎
教育長 豊田茂紀
総務部部長 上妻良章
保健福祉部部長 稲山孝之
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 高梨勝
消防長 有馬弘
総務課課長 池田務

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 山本孝幸
次長 廣瀬英之
主事 山崎大輔

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第7番 荒井直彦
第8番 笠原俊一

議事日程

第1一般質問

1.荒井直彦

(1)タイワンリス被害について

(2)南郷上ノ山公園の無休化について

(3)三浦半島中央道の進捗状況、県道311号線の南郷交差点渋滞について

(4)南郷地区活性化事業について

(5)姉妹都市交流(草津町)について


2.田中孝男

(1)葉山町の下水道事業について

(2)葉山町の活気について


3.鈴木道子

(1)防災対策事業について

(2)健康増進事業について

(3)福祉事業について


4.守屋亘弘

(1)し尿等の下水道処理施設への投入施設建設工事について

(2)上記建設工事に係わる職員の名誉回復等について

(3)下水道処理施設の処理能力について


5.金崎ひさ

(1)ごみ行政について

(2)機構改革について

(3)町の活性化について

議事の経過

議長(畑中由喜子君)

おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を開きます。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(畑中由喜子君)

日程第1「一般質問」を行います。
第1番、7番荒井直彦議員、登壇願います。

7番(荒井直彦君)

おはようございます。7番荒井直彦でございます。通告に従いまして、5項目10点について一般質問させていただきます。
私は昨年の12月、第4回定例会において、カラス対策について伺いました。そして今回はタイワンリス被害について伺います。いずれも古くて新しい問題、今、農産物の生産性の向上を妨げている問題であります。本題に入る前に、昨年のカラス対策の対応に関しては、町のホームページへの記載等、迅速に町の姿勢を明確にしていただき、所管部署並びに関係各位の努力に感謝いたします。
今回のタイワンリス被害に関しては、町としては以前から神奈川県そして近隣自治体と連携を図りながら取り組んでいる事案でございますが、毎年特定の時期になると頻繁に発生している被害であります。葉山町の主な被害はユズ、ミカン等果樹被害と農作物であります。この問題においては、先月2月の16日の神奈川新聞に大きく取り上げられ、その内容には、横須賀市の内容でしたが、捕獲数が急増している、この10年余りで10倍以上に膨らんでいる。市の統計では増加傾向が続き、そして農産物の被害が拡大していると。農産物の被害額は三浦地域県政総合センターの調査によれば約760万、前年度に比べ2倍以上になり、大半がタイワンリスによるものであると記載がありました。予算特別委員会で配付された資料では、平成23年度の横須賀の捕獲数は1,805匹であります。先日、横須賀の担当者にお話を伺いに行くと、今年度は1月現在で既に1,823匹、最終的には2,000匹を超える状況と判断されておられました。鎌倉市のホームページによると、タイワンリスが鎌倉に移入した経緯については2つ説があり、その1つは植物園で飼育中に台風によりケージが壊れ、逃げ出し、鎌倉に住みついたという説と、他は戦前鎌倉が別荘地として成り立った時期に、別荘の住民に飼われたものが逃げ出したと、捨てられた、したことにより野生化したものです。いずれの説も真のところは不明ですと記載がありました。先日、鎌倉の担当者にも状況に伺いました。23年度の捕獲数は443匹、ことしは3月8日現在で750匹を超えており、最終的には800匹を超えることを予想されておりました。今年度の当初の予算では足りず、捕獲費も不足している状態であります。やはり深刻な状況とおっしゃっておりました。
葉山の場合はどうでしょう。平成17年の捕獲数は124匹、平成23年度には1,038匹で、5年前からは8倍に膨れ上がっております。葉山町においても同様な状況で推移しており、町単独では解決できない深刻な問題であると思います。現状を認識した上で伺います。1点目、24年度の葉山町の捕獲数の状況は。2点目、他市との連携会議は。3点目として、捕獲の数と現状認識について伺います。
2項目目です。南郷上ノ山公園の無休化についてお尋ねいたします。過去の定例会において私は、南郷上ノ山公園について4回取り上げ、所管部署である教育委員会の豊田教育長と議論してきましたが、今回で5回目であります。新しい項目でもなるので、今の状態で言うと教育委員会部署への委任は条例で定まっており、現実においては教育委員会が適切な管理、整備、運営を任されております。今回は町の最高責任者である山梨町長に伺います。
1点目、前森町長時代に試行として休園だった公園を、テニスコートの月曜日の運用開始を平成22年から6月から実施していたが、今月末で休園とすることにした判断、そして理由を町民の方にわかるように説明をお願いいたします。
2点目、来年度の機構改革時の組織運営方法の方向性について伺います。昨年の12月に同じような質問を私はしております。町長からは、管理しているのは教育委員会であるけれど、南郷上ノ山公園も都市計画のほうで都市公園として位置づけており、その中で時代の流れ、最も効率がいい形に定めていきたいと発言をされております。
3項目目、三浦半島中央道の進捗状況、県道311号の南郷交差点の渋滞について伺います。昨年の3月にも同じ質問をしております。ちょうど1年がたちました。1項目目、三浦半島中央道路1期区間の連絡調整会の現状について伺います。2番目として、県との南郷交差点の渋滞緩和策についてお話が進んだのでしょうか。
4項目目、南郷活性化事業について伺います。イトーピアコミプラ跡地利用について伺います。2番目として、具体的な開業目標年度はということでお尋ねいたします。
5項目目です。姉妹都市交流(草津町)について伺います。私は前森町長時代に一度一般質問させていただきました。今回は山梨町長、そして副町長にも伺います。皆様御承知のとおり、群馬県草津町とは昭和44年3月に姉妹都市関係を結び、また昭和56年4月からは草津町温泉旅館協同組合と葉山町との宿泊施設利用助成制度を締結しております。平成17年に発行された葉山町町制施行80周年記念誌の中にはその歴史が取り上げられており、そして表紙、その内容にも姉妹都市締結35周年とも記載があり、重たいものだと感じております。2年後に、平成27年、葉山町施行90周年になります。そして姉妹都市締結においては45周年になります。伝統には守るものと、伝統にはつくり上げていくものがあります。この姉妹都市関係は伝統を守りつつ、つくり上げていったと思っております。また、今年度の予算特別委員会で配付された資料で、草津温泉宿泊施設利用実績においても、件数並びに利用者も減少しております。葉山町として独自に宿泊助成制度を始めたわけでございます。宿泊条件その他見直す時期に来ているのではないでしょうか。また、第三次葉山町総合計画の後期基本計画を読む限り、文化、観光、スポーツ、産業などの交流する分野及び年齢層を拡大していく方針が書かれております。今後宿泊費助成制度はこのままでいいでしょうか。
以上5項目10点について、私の1回目の質問を終わらさせていただきます。よろしく御答弁のほうをお願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

おはようございます。荒井直彦議員の御質問に、私が所管する箇所につきまして順次御質問させていただきたいと思います。
初めに、1項目目のタイワンリス被害についての1点目、24年度の捕獲状況はとのお尋ねですが、タイワンリスの捕獲数は年度末に報告をしていただくこととなっております。そのため現段階で正確な捕獲数としてはお示しができませんが、昨年実績より上回る見込みと考えております。
次に、2点目の他市との連携会議はとのお尋ねですが、神奈川県を事務局とし、横須賀・三浦地域鳥獣対策協議会が設置されております。鎌倉市、逗子市、横須賀市、三浦市及び葉山町が参加し、合同で野生鳥獣による被害対策に当たるなど情報交換を行っております。タイワンリスによる被害は町単独で解決できる問題ではありません。引き続き県に対策を要望するとともに、近隣市と連携をし、対策を進めてまいります。
次に、3点目の葉山の捕獲器の数と現状認識とのお尋ねですが、現在町で保有する捕獲器の台数は、貸し出し中のものを含めて約400台となっております。故障による廃棄や新規貸し出しのために、毎年約20台程度を新規導入し、修繕をしながら運用をしております。
次に、南郷上ノ山公園の無休化についての2点目、来年度の機構改革時の組織運営方法の方向性についてのお尋ねでございますが、所管する教育委員会との連携を図りながら、葉山町職員検討会からの報告を受けとめ、町民がより利用しやすい環境づくりを進めていける体制づくりとして進めてまいりたいと考えております。
3点目、三浦半島中央道の進捗状況、県道311号の南郷交差点渋滞についての1点目、三浦半島中央道1期区間連絡調整会の現状についてのお尋ねですが、平成16年12月より神奈川県・逗子市・葉山町で構成する三浦半島中央道路1期区間連絡調整会を設置し、整備促進に向け協議を続けております。平成24年11月には神奈川県が主体で葉山町の主要な国道・県道の8カ所で道路交通量調査が実施され、その解析が現在行われているところでございます。神奈川の道づくり計画では、平成28年度を目標年次としておりますので、町としても早期の事業着手を今後とも要望してまいります。
2点目、南郷交差点の渋滞緩和策について県との話し合いはとのお尋ねですが、平成16年3月に三浦半島中央道の一部、長柄-上山口間が開通したことにより交通が分散し、国道134号線の交通量が減少し、渋滞解消に効果が見られています。しかしながら南郷より県道横須賀逗子線の区間が未整備のため、南郷及び長柄交差点に交通集中による渋滞や、葉桜・イトーピア団地内への通過車両の流入増加等の問題が残っております。現在、神奈川県・逗子市・葉山町で構成する三浦半島中央道1期区間連絡調整会を設置し、整備促進に向け協議を続けております。
4項目目、南郷地区活性化事業についての1点目、イトーピアコミプラ跡地の利用についてのお尋ねですが、イトーピアコミプラ跡地は平成11年4月1日にその目的を終え、現在は普通財産として管理をしており、特定の利用目的が決まっておりません。このような中で現在、葉山町商工会と町において南郷地区の活性化に向けた事業を進めているところですが、この事業の中で既存の建物や土地が有効利用できるものか検討していきたいと考えております。
次に、2点目の具体的な開業目標年度はというお尋ねですが、南郷地区活性化事業の中で、葉山町商工会による商業施設の建設が計画されておりますが、今のところのその開業にかかる具体的な目標年度は正式に公表できる段階には至っていない状況です。町としては南郷地区活性化事業が町の商業・観光の発展に大きな役割を果たすものと考え、今後も商工会を支援し協力してまいりたいと考えております。
5点目、姉妹都市交流(草津町)について、宿泊費助成事業についてのお尋ねでございますが、昭和56年7月に草津温泉旅館協同組合と協定を締結し、財政状況等を勘案しながら、宿泊助成金の減額や宿泊日数の見直しを行い現在に至っておりますが、現状としましては宿泊助成制度を利用される方々も年々減少しているものと考えております。要因としましては、宿泊助成対象を見直したことも考えられますが、町民等の姉妹都市交流に対する考え方やとらえ方、また利用者が固定化している等の傾向から、多様化する町民ニーズやライフスタイルの変遷などの影響があることは否めません。さきの町長質問にもいただきましたとおり、今後草津町との交流の見直しにあわせて検討項目とさせていただきたいと考えています。
以上で私の1回目の答弁を終わります。

教育長(豊田茂紀君)

7番荒井議員の御質問にお答えいたします。南郷上ノ山公園の無休化についての1点目、テニスコートを試行として実施していたが、今月末で休園とする理由について(月曜日)とのお尋ねですが、南郷上ノ山公園テニスコートにつきましては、平成22年6月1日から休日の特例として、葉山町都市公園条例施行規則第6条の規定にかかわらず、附則により年末・年始以外は無休化としてきたものでございます。しかしながら、この試行期間中においてテニスコート面の維持管理や耐用年数の問題、駐車場周辺の維持管理、施設設備の点検など、園内全体のメンテナンス作業に支障があることから、従来どおり月曜日は休園日とするものでございます。以上であります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

7番(荒井直彦君)

御答弁ありがとうございました。タイワンリスの被害に関してなんですが、実際にですね、環境課が今、窓口になって、県との調整等やっております。で、農業被害のほうに関しては当然農業の担当セクションである産業振興課の担当者が実際に動いているという状態です。
横須賀の場合はですね、実際は、以前は逆で、農業は農業、家庭の果樹とかそういった部分に関しては環境課ということでやっていたのを、統一をされたそうです。連絡会議においてですね、実際にですね、捕獲数等の関係の話だけではなくて、各市の取り組みの情報交換、体制の部分に関しては、話は聞いておりますでしょ。

生活環境部部長(成島光男君)

対策協議会の中で、タイワンリスその他のもの等々につきまして情報交換を行って、同じ考え方、また意見等を出し合いながら共有してですね、対策等を検討させていただいております。

7番(荒井直彦君)

横須賀の数値見るとですね、今から5年前から急に捕獲数がふえてる。予算委員会の数字を見ていただければわかるんですね。で、何で横須賀がこんなにふえてきたかと。横須賀はですね、緊急雇用創出事業として取り組みを図ったと。で、今も続いておりますと。と同時ですね、この制度は来年をもって終わってしまうと。葉山町はどうですかねと。あ、ちょっと確認しますというような状態になってしまいました。まあ、一般質問する内容かどうかは別として、やはりですね、こういった広域でやる部分に関してはお互いにメリットを出し合いながら取り組むべきものだと思ってます。
それで、町長に質問します。2月16日の神奈川新聞に、ここ一番ちょっと大事なことなんですけど、捕獲数は別に置いといて、よく読むとですね、対策を講じるために周辺の市・町と協議は開いているが、自治体間の足並みがそろわない、これが現状なんです、私が知る限り。ここをですね、やっぱり担当者に任すだけではなくてですね、せっかく広域の話なんで、横須賀市とも話す、逗子市とも話す、鎌倉市とも話す、やっていただきたいんですが、よろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

タイワンリス、アライグマなどの鳥獣被害につきましては、三浦半島全域、神奈川県全域においても大変重要な問題というふうに認識をしております。県からも専門家の派遣を依頼することができるというふうにも聞いておりますので、それについては対策は必ず連携して行っていくべきだと思っております。ただ、大変申しわけございませんが、私のほうでその連携ができてない実態について詳細を把握しておりませんので、もし御指摘いただければ、近々4月3日にも首長懇談会を予定しております。そういった機会に連絡調整することが可能ですので、お教えいただければというふうには思います。

7番(荒井直彦君)

どこの市とかそういうのは言わないんですけど、実際にですね、葉山町に流れてる部分もありますし、当然タイワンリスというのは動きますから、いろいろあると思います。ぜひですね、近々連絡会議でお話をお願いしたいと思います。
それと、横須賀が緊急雇用創出事業として取り組んで、すべてにおける捕獲を職員がやってませんでした。実際にはですね、第三者に委託っていう形ですけど、これは葉山町は、今、現状の取り組みに関しては、町の職員が捕獲に関してはかなり携わってると私は認識してるんですけど、その辺はどうお考えでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

タイワンリスの捕獲につきましては、基本的にはですね、おりを貸し出して、町民の皆様に捕獲してもらうっていう方法をとらさせていただいております。ただし町職員もですね、当然そのタイワンリスの捕獲について相談にのるとかですね、実際に出向いて町民の方とお話をさせていただきながら捕獲っていう方法をとらさせていただいております。

7番(荒井直彦君)

その辺はですね、補助金をしてできるものだったら、ある程度検討してもよろしいかと思います。というのが、鎌倉はですね、実際第三者にすべて委託してる、そんなお話を聞いております。ですから、町の担当者がやる仕事も確かに大事だと思いますけど、補助金を使いながらやっていけるということが、まあ来年度終わってしまうとおっしゃってましたけど、広域の連合をつくってですね、うまく取り組んでいただいたらいいと思います。
それと、町長、町長に質問します。町長のね、所信…方針で、「従来から課題とされてきた縦割りの行政の弊害を打破すべく、葉山町役場ならではの横連携による、役場力の強化に取り組む課題を認識しております」ということでした。この問題はですね、環境課と産業振興との連携、その問題をですね、今、もちろん話はしてると思いますけど、横々連携が一番大事だと思ってるんです。というのが、被害額に関しては実際は産業振興課、捕獲数は環境課。これもですね、共通な認識を今後横々連携で持っていただきたいんですが、どうでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

確かに所管する部署の課題意識によって、視点が違っているケースが多々あるかもしれません。ただ、以前荒井議員も御存じのとおり、カラスの対策について所管課、それぞれ産業振興課と環境課のほうから一緒に同席の中で議論したことをよく記憶をしております。本件につきましても情報交換はまめに行っているものと認識をしておりますので、引き続きその連携を強めていくこと、またもしくはそういった連携があるということを当該職員同士がですね、より広めていこうということに強く意識することも大事かとは思いますので、そういった連携は今後も必ず続けていきたいというふうには思っております。

7番(荒井直彦君)

よろしくお願いいたします。
じゃあ次に移ります。南郷公園の無休化についてお尋ねします。これ町長に質問しますね。私が議員になる前なんですけど、町長が当時議員で、22年度の予算委員長だったときの発言がありました。前後はあると思うんですけど、一部読まさせていただきます。「テニスコートの無休化に取り組むのは結構なんです。結構なんですけれども」というような内容の文章だけがありました。そのときの町長は議員だったですけれど、そのときの判断としては町長自身はイエスでよろしいんですよね。

町長(山梨崇仁君)

それはテニスコートの無休化についてということでよろしいですよね。(「はい」の声あり)限定的なことでございますけども、私が記憶してる範囲では、あのときの教育委員会の説明が、南郷のテニスコートの無休化が費用対効果が得られるんだと。それにより、ほかの施設についても無休化をしていくための試行なんだというふうに説明いただいたことをよく記憶をしております。そのとき私が質問したのは、であれば、今回のその試行が失敗に終われば無休化ができない。また、成功すればほかの部署も、ほかの例えば野球場とか、多目的広場のほうも月曜日無休化していくんですねと質問したところ、それは試行終わってみないとわからないといった答弁をいただいたことを記憶をしています。ですので、私としてはその費用対効果があるかないかということが判断の大きな基準として、そのときはあるんだという答弁だったもので、ではやるべきだろうというふうに考えた次第でございます。

7番(荒井直彦君)

このね、南郷テニスコートの月曜日を開けるっていうときの担当の部長や課長、大変な苦労されたと思いますよ。閉めるのは簡単ですよね、閉めるのは。「やめます」で終わりですからね。実際にですね、これも町長に質問します。第三次後期基本計画の中に現状と課題というのがございまして、町民の健康の意識の高まりや、地域の憩いの場、スポーツ・レクリエーションの活動の場として、公園や緑に対する地域ニーズ、ふえ続けてる。今後は新たに公園のあり方を検討し、適切な管理、整備、運営が求められていると、前回に示された第三次後期基本計画の中に記載があるんですね。町長、この計画と今回の無休化をやめるというのは連動してるか、どう思ってますか。

町長(山梨崇仁君)

公園と一口に言いましても、その都市公園、南郷公園などの大きな都市公園と、いわゆる住区基幹公園と言われる近隣にある児童公園と言われるものとですね、幾つかの種類があると思います。今回の都市公園についての考え方としては、私は先ほどお話にありましたとおりに、テニスコートという限定的なスポーツ施設についての費用対効果といった視点で、その当時は判断をしました。今回もそういった限定的な考え方でとらえてはおります。ただ、後期基本計画のように広く町民の健康の維持、また公園といった地域における小さな小空間についての発展的な活用方法といった視点でとらえますと、またそれは違った答えが出てくるのかなというふうには思います。基本計画のほうで定めているところでは、例えば堀内の木ノ下公園や一色の第4町内会がたしかフェンスを整備していただいたように、地域の公園として公園をみんなで使っていこうよと、そういった取り組みについて発展していくことが、後期基本計画においての公園に対する期待としての望みだというふうに私は理解をしております。

7番(荒井直彦君)

1回目の答弁もそうですし、今の町長も、僕も同じに考えてます、実際に。でね、町長もう1個。町長のつくられたマニフェストですか、13ページにね、「年間目標300万から600万、稼ぐ行政、財政収入の倍増」と記載がありました。そして「企業広告の積極開拓、しおさい公園や南郷運動場」、これは多分南郷多目的のことだと思ってます。「の利用再検討など、あらゆる角度から財政の収入の可能性を追求します」って書いてある。よろしいですか。そこで町長にもう1回質問します。町長が目指せてる公園の部分、当然マニフェストもあります。いろいろ環境もあります。今回の判断をされた理由も含めて、マニフェストと方向性は一緒なんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

マニフェストに書いてあることは、あらゆる角度から収入増をしていきたいと。それは広告なり、今のように町が利用させて、町が利用してもらっているしおさい公園や南郷公園などの活性化によって、利用料の収入が入ればといったことも考えてはございました。ただ、それによってですね、教育委員会の説明をいただいた中では、メンテナンスに関しての経費が逆に増大をしてしまうといったことを考えて、それが総合的には費用対効果が得られないといった判断をいただいたもので、であればそれはやむを得ない判断だろうというふうに、休日についての判断をしたことの説明はそのように受けとめました。

7番(荒井直彦君)

副町長に質問しますね。例えばですね、今、民間で公園を運用した場合は、月曜日の収入確保という部分に関してはどう考えますか。月曜日を開ける開けないで、収入がふえるかふえないか、全体の流れです、民間として。

副町長(田邉高太郎君)

経済の民間資金活用型によるPFI法によりまして、例えばPFI、プライベート・ファイナンシャル・イニシアチブによるものが、都市公園の運用ということが行われている団体も確かにございます。ただ、それによって収入が得られるところと、また利用者が少なくて、そういう形をとっても、再投資しても民間企業でも採算が合わないところということもございます。そういう観点から考えますと、また都市公園法の規定によってさまざまな制約がございます。例えばレストランその他飲食店等の開業ができない場合もございますので、そのあたりは慎重に検討しながら町長のほうに御報告して、教育委員会と御相談する事案であるというふうに認識をしております。

7番(荒井直彦君)

いや、副町長、そんな難しい質問じゃなかったですよ。簡単にね、民間の経営者が、維持管理は別ですよ。こういう、さっき言った収入増をふやすために月曜日を開けるか開けないかですよ。ただそれだけですよ、それを聞いてるんですよ。もう一度お願いします。

副町長(田邉高太郎君)

ありがとうございます。その点に関しましては先ほど町長が御答弁されたとおりでございまして、月曜日を開けることでメンテナンスで逆に費用対効果が悪化するという観点から教育委員会から御説明いただいておりますので、その観点はいたし方ないものかというふうに町長の御答弁があったとおりかというふうに考えております。

7番(荒井直彦君)

ちょっとポイントが僕とずれてるような気もしないでもないんです。だから、別に僕はね、月曜日を閉めたから収入が減るとか、開けたから収入がふえるっていう部分を、民間の考え方でね、月曜日閉めたら収入減りますよ。ただその答えを知りたかっただけですよ。減るか減らないかって聞いてるんだから、365日の48日だけ閉めたら収入が減る、ただ単純にそれを答えていただければよかったと思ってます。
それとね、副町長にお伺いしたかったのは、2番目の方向性。今回、去年の12月に山梨町長に質問したときに、さっき述べていただきましたけど、今後維持管理に関しても検討してる課題の一つだと思ってるんですけど、それを先に副町長がしゃべっちゃったんですけどね、質問する前に。指定管理者等、いろいろあると思うんですけどね、今、あくまでも公園管理と運動施設管理、これ僕は別ものだと思ってるんですけど、これってどういうふうな動きがあるんですか。これ副町長に質問します。指定管理において、公園管理者と施設管理者というのは分けられることができるかできないか、ちょっとそれを質問です。

副町長(田邉高太郎君)

その点については他市町の事例という形になりますので、ケース・バイ・ケースになります。特例措置によってそれを設けてるところもございます。大きな問題から申しますと、社会教育法によってこれが維持管理が、教育委員会が所管してるという大きな問題。それから都市公園法によりまして施行規則によってどのようにしてそれを管理するかという、その大きな2つの問題がございます。それについては例えば政令市、もしくは中核市、その他のほうで施行規則、条例を定めておる場合もございます。私どものような人口3万3,000人、そして南郷公園が年間入場者10万人程度というところでその適用がどういうふうになるかという点につきましては、これからの調査研究の方向を定めていく必要があるというふうに考えております。

7番(荒井直彦君)

ぜひね、副町長ね、力を発揮していただきたい。ネットでですね、ちょっと調べたら、八王子市では市内の都市公園緑地管理については、指定管理者制度を平成21年4月から導入され、大きく変わったそうです。葉山町もですね、公園というのはたくさんあります。60…いろいろ公園は小さな公園、大きな公園、遊具のある公園、いろいろありますけど、機構改革時にですね、ぜひ町長ですね、副町長も就任されたことだしですね、今までなさってきたことも含めてですね、この公園、南郷、特に僕は南郷上ノ山公園に関してはぜひですね、教育委員会が今まで維持管理してたのはもう十分ですよ。そうではなくて、もっとですね、木を見るんではなくて森見てですね、判断してもらいたいですよ。月曜日のね、休園するしないっていう話じゃないですから。もっと大きなね、話をしてもらいたい。いろんな地域とね、勉強しながらですね、やってもらいたいんだけど、町長、その意気込みどうですか。

町長(山梨崇仁君)

月曜日の休園の話を抜きにですね、その全体の話といいますと、南郷公園の例えば利用者の促進という観点かとは思います。土曜・日曜必ず利用していただけるように促していきたいということとですね、あとちょっと課題意識がずれるかもしれませんけども、ことしの夏…あ、冬の雪でですね、長期使えない期間がございました。その除雪についても大きな課題として設けていかなければ、利用者の減少につながってしまうという課題意識を持って臨んでいきたいなというふうには考えております。

7番(荒井直彦君)

ちょっとまた僕とポイント違った。要はね、将来の南郷上ノ山公園の位置づけを今まで教育委員会でやってたんだけど、そうじゃなくて将来ね、もっと大きな形でね、指定管理者制度を入れるとか、民間を入れるとか、そういった方向性で検討するという答えを欲しかっただけです。別に土曜日だとか日曜日、そうじゃなくて全体を見てね、やっていただきたいという話です。よろしいですか、町長。

町長(山梨崇仁君)

失礼しました。どうしても公園全体という考え方だったもので、失礼しました。先々を見たところですね、南郷公園につきましてはその先ほども、この後の御質問いただいてます南郷の活性化事業という意味では、非常に公園の場所というのは重要な位置づけになります。また中学校も近いことによりまして、葉山町におけるスポーツやですね、その他の文化的な活動の主な中心地である可能性があると十分に考えてございますので、その中で現状では恐らく難しいとは思うんですが、民間にですね、管理してもらうことが可能かどうなのか、民間が採算性がとれるということが大前提でありますので、下の活性化事業とあわせてあの一帯についての再利用について…あ、利用について再度見直しをしていく機会が、必ずや必要だというふうには思っております。

7番(荒井直彦君)

副町長もですね、ぜひですね、得意の分野だと思ってますので、ぜひ協力していただきたいと思います。
時間も少しなくなりましたので、5番目の姉妹都市交流について質問いたします。町制がですね、2年後、平成27年に90周年になると。そして姉妹都市締結においては45周年になる。これはもう連動してるんですね。葉山町の80年の歩み、ここにですね、さっきも言いましたけど町制80周年記念、そして草津町姉妹都市締結35周年。こんな重たいね、歴史のある草津町との関係を、今、葉山町は持ってるんですね。それでかいつまんで言いますと、まず1番目の質問に関しては、町のホームページのですね、姉妹都市との部分に関して軽いところにあるんじゃないかなと僕は思ってるんですけど、軽いところっていうのはですね、要はホームページ開けると「姉妹」っていう字が分かれてるんですね。「姉妹」「都市」っていうのが。で、たまたまきょう見たら直ってましたけど、まあ先に直されちゃったんでしょうがないんですけど。(笑)町長ね、僕はね、草津町とは大事な関係でいると思ってます。で、ちょっとここで副町長に質問します。副町長、いいですか。草津町に行かれたことありますか。

副町長(田邉高太郎君)

残念ながら、現職に就任した後は、草津町を訪問したことは現在ございません。

7番(荒井直彦君)

私の認識っていうのは、ちょっと軽いかもしれませんけど、副町長ね、僕は昭和61年から草津町に出入りしてます。これは個人的に。で、行ったときから葉山のことは皆さんわかってましたよ。で、副町長もね、葉山で骨を埋めるのであれば…まあ埋める埋めないは自分で決めてください。(笑)やっぱりですね、行くべきですよ。でね、僕は公費で行くのも結構、プライベートで行くのも結構。やっぱりですね、葉山に御用邸がある歴史もそう、本読めばわかるんですけど、やっぱり草津町があってこその葉山町の御用邸であり、葉山の歴史っていうのは重たいんです。副町長どう思ってますか。最初の草津町の印象は。

副町長(田邉高太郎君)

議員御指摘の部分につきましては、葉山町80年の歩み等を拝見させていただきまして、ベルツ博士以来の大変重たい関係があるというふうに認識をしております。

7番(荒井直彦君)

ぜひ山梨町長ですね、公費でも構いませんよ。草津町との交流推進するためにですね、あいさつ回りしてくださいよ、副町長として。まあ同乗するは別として。とりあえずね、草津町との交流っていうのはスキーにことし行きましたよ。もう毎年行ってるんですよ。それのね、右手の人がね、草津にまだ行ってない。ちょっと待ってくださいよってなっちゃいますよ。ですので、早めに行っていただいて、いろいろ情報をキャッチしながら将来のね、交流を深めていただきたいとは思ってます。
それと、副町長に質問します。ホームページのね、内容を見て、すべてわかりますか。私自身はね、この80周年の歩みの中の内容と、ホームページに記載しているものというのがすごくね、温度差があるというように認識をしました。どうでしょうか。

副町長(田邉高太郎君)

御指摘いただきました点につきましては、やはり容量の問題等々あるかと思いますけれども、町長のほうに御報告して新たなホームページの改編、もしくは歴史を踏まえた内容について調査研究を進めさせていただきたいというふうに考えます。

7番(荒井直彦君)

ぜひですね、ホームページの位置づけのところももう少し重たいところに変えるなり、あと文章に関しても草津町との締結した経緯は別として、もう少し重たいような扱いにしていただきたいと思っております。
それと余談ですが、ホームページ見てるとですね、広告宣伝のところの部分にちょっと入るんですけどね。草津町に温泉の旅館たくさんあるんですけど、事前に少し言っておいたと思うんですけど、鹿児島の温泉の宣伝が出てましたよ。それもですね、収入にはなるのは事実です。ただ、草津町の温泉を町としてはホームページ開けたときにね、宣伝してあげなさいよ。別にお金もらわなくたって、ちょこっともう一つやったって僕はいいと思ってますけど、これは担当はだれなんですか。いやいや…。

議長(畑中由喜子君)

どうぞ、引き続き。

7番(荒井直彦君)

鹿児島のね、宣伝をするかしないかを来たときに、草津もやらなきゃいけないっていうのが、職員が決めなきゃいけないんでしょう。それを言ってるんですよ。軽いんですよ。草津町との交流を大事にするのも結構、商売するのも結構。そうじゃなくて、鹿児島だけやるんだったら草津町の温泉だってやってあげてくださいよ。それを発案して、町長は判こを打つだけですよ。それがだれがイニシアチブとってるのかってことですよ。総務課なのか、教育委員会なのか。どこのセクションが…いや、教育委員会はもちろんスポーツの振興でやっていただいてますよ。ねえ、高梨部長。スキーの交流でもメーンになってますよ。町としてね、草津町との交流をだれがするんですか。どこが気を遣うんですか。

総務部部長(上妻良章君)

現在助成券ということで発行しておるのは町民サービスでございますけれども、姉妹都市交流の担当としては総務課でございます。また、今、御指摘のございましたホームページ関係、これにつきましての掲載は企画調整でやってございます。私の中でもですね、現在トップページに小さく九州の温泉があるということは理解してございますけれども、現状の中ではですね、姉妹都市というトップページの表記の中から姉妹都市草津を追っていただくということで、その内容につきましては先ほどの副町長もお答えしたとおりでございますので、今後さらに検討してさせていただきたいというふうに思います。

7番(荒井直彦君)

これを見つけたのは同僚議員の方ですので、一言一応言いましたということで言っておきます。
じゃ、次に移ります。南郷活性化のことで質問します。南郷活性化事業について、イトーピアのコミプラの跡地の利用に関して、先ほど検討されてるということでしたけど、実際にですね、南郷活性化事業に関してはもう私が知る限り、お金をですね、県から1,000万強、そして去年も325万、そしてことしも300万、町として支援をしてるわけでございますが、外部環境も大分私は変わってきたと思います。平成20年の6月には「すかなごっそ」っていうのが横須賀の中にできてきました。ここは駐車場はすごく広い。いつ行ってもいっぱいですよ。まあ僕が行くときがいつもいっぱいだと認識してるんですけどね。で、ことし、きょう、横須賀にですね、同じような施設がまたできました。実際ですね、横須賀も駐車場広いんですね。実際ですね、商工会と形上の話でもいいんですけど、駐車場の部分というのは重要な課題の一つだと思うんですね。それであえてイトーピアのコミプラの跡地利用に関して質問してるんですけど、去年の3月に報告書が出てます。まあ町長もごらんになったと思いますけど、実際にですね、あそこは一切いじってない形になってますよね、青写真が。それ町長御存じですよね。

町長(山梨崇仁君)

商工会の考える南郷活性化のエリアとしてはA地区に当たりますけども、あの川の向こう側ですので、当該イトーピアコミプラ跡地は当たってないというふうに私は存じております。

7番(荒井直彦君)

決まった話ではないし、イトーピアの跡地利用に関しては検討するのも大事だと思ってますけど、商工会にとってもね、あそこのイトーピアのコミプラ跡地が駐車場で確保できるかできないかで大分ですね、その商工会としての、まあ僕は商工会の人間ではないんですけど、周りの環境ね、さっき言ったように「すかなごっそ」もそう、横須賀のところもそう、やっぱり駐車場がないとですね、立ち往生、バスも入れないし車も入れないしという僕は考えを持ってるので、もし商工会と話す話題があるのであれば、その一つの案でもね、町、将来協力してもいいよ。それぐらいのね、話をしていただかないとですね、町は金だけ出すよ、あとは知りませんよって言ってるんではないと思ってます、もちろん。そうじゃなくて一歩進める話、図案で出てきてないんですもの。まあ次回には出てくるかもしれませんけどね。ということで、これは吉田部長にもその辺ちょっと商工会との連携は、質問させていただきますけれど。

都市経済部部長(吉田仁君)

今、荒井議員がおっしゃっている現場は私も熟知してますけれども、この南郷活性化事業のその中で、今建っている既存の建物あるいは土地をですね、有効に使っていくと。中長期的な視点を持ってその検討すべきと私は考えていますけども、駐車場も一つの案ではあるというお答えでいかがでしょうか。

7番(荒井直彦君)

まあまあ、それはね、先の話なんで、検討していただいてる、もう一歩踏み込んでね、青写真ができたときには目つぶって、おお、こんなのできたかぐらいのことを町長に報告して、謝って済む問題ではないと思いますけど、ぜひ前向きにお願いします。
じゃあ、あと長柄の方も含めて、皆さんが注目しているトンネルの件なんですけどね、この間、県に行ってきました。町長ね、先ほども吉田部長も答弁されてましたけど、去年の11月22日に交通量調査を県はやりましたとおっしゃってました。で、資料もいただきました。それはね、置いといて、逗子との、県との協議会というのが実はあるそうです。で、平成21年に1回、11月何日っておっしゃってましたけど、それと22日に、平成22年の1月に1回、まあまあ、県会議員の近藤先生からもね、そんな話は聞いてたんですが、それ以外の話というのを聞き出そうと思ったんですけど、会議されてないそうです。要はね、推進する、逗子市議会もたしか意見書を出されたと思いますけど、私の考え方、南郷活性化事業も踏まえて、あそこっていうのは大事な位置づけには町として置かれてるんですね。ですので、一町議がね、横須賀のところに行って話を聞いてどうなることでもありませんよ。でも町としてですね、推進という部分で言うと、先ほどのタイワンリスの話じゃないですけど、逗子との市長とね、どういう話をされてるかとかね、やっぱり情報をリーク…聞き出しながらね、県とね、ぜひ調整していただきたいと思ってるんですが、町長どうですか、その話。

町長(山梨崇仁君)

現状直接的に逗子市さんとですね、公の場でそれについての議論をした経緯はございません。ただ、公ではございませんけども、節々お会いする機会何回もございますので、そういったところでお話をしたことは何度もございます。で、それは一点置いておきまして、実は葉山町としましてもこれまで、ここの南郷の活性化についてどういうふうに取り組むべきなのか、それによってその中央道をどういうふうに町が期待をしているのかといったことについての姿勢というものも、言ってみればこの25年度予算において初めて町としてもその姿勢を明らかにしているところがございます。先日もイトーピアの町内会の方と話す機会がございましたけども、大変そのトンネルの施工については期待をしているといった声もいただいておりますので、私としては町の中では今回のこの予算を踏まえて、商工会とイトーピア自治会、葉桜自治会も近隣でございます。長柄の自治会の皆様にもですね、報告をさせていただいた上で、県にも町は一致団結してですね、希望してるんだといったことをアピールする年になるのかなと。その上で逗子市さんにどうですかといったことを投げかけるような流れができればなというふうに思っております。私としては大いにトンネル施工によってですね、町の交通性の、恐らく基本的な動脈の最終的な工事だというふうに思っています。ですから、そういったものを早く行えるような期待を持っておりますので、できれば今年度中にでもいい返事がいただけるように県・逗子市には積極的に働きかけを強めていきたいと考えております。

7番(荒井直彦君)

ちょうど時間となりました。私の一般質問をこれで終わります。ありがとうございました。(拍手)

議長(畑中由喜子君)

これにて7番荒井直彦議員の一般質問を終わります。
第2番、5番田中孝男議員、登壇願います。

5番(田中孝男君)

お許しをいただきまして、一般質問をさせていただきます。5番の田中孝男でございます。通告に従いまして質問をさせていただきたいと思いますが、タイトルは葉山町の下水道事業について、それから葉山町の活気について。
まず最初に下水道の接続推進策について。昨年の12月の一般質問で、私は接続がふえるということは町にどれだけ有益なことなのか。まあ経済効果だけを優先して言いますと、場合によっては今まで投資した四百数十億、490億ぐらいの金額はさておいて、これから先にする面整備は、場合によっては投資効率のいい事業になるんではないか。推進策を一生懸命真剣に考えようという御提案をさせていただきました。具体的にその、ジャパネット何とかのようにローンがついてますよと、できるだけつなぎやすい方法を提案をできればいいかなというお話をさせていただきました。これに対して町はですね、私にしてみればびっくりするほど早い対応をとっていただいたというふうに思います。しかしまだ問題があります。本当にこれが機能するかどうかはこれからだと思います。その点についてお尋ねをします。
それから2番目の、1-2ですね、浄化センターの処理能力について。これ浄化センターの処理能力の問題がまた浮かび上がってきたんですけども、これは同僚の3番窪田議員が本会議の、本議会の中で、補正予算の審議だったと思いますけども、大変鋭い御質問をされました。いわゆる補正予算の中に、電気料金の値上げによって補正を組まざるを得ないという議案がたくさん出てまいりました。たくさん電気を使う下水道の補正が出てないのはなぜですかという、大変鋭い質問だったと私は思います。その中で、今期の予算の中に、3系列を同時に動かす予算が組まれている。だから11月になって3系列稼動になったんで、予算が余ってましたというたぐいの御答弁があったと思います。で、我々とすれば非常にびっくりしたことなんですが、3系列を同時に動かしているという情報は初耳でした。その中からいろいろな問題が出てきている。3系列を同時に動かさなければならないのかどうか。もしその理由があるとすれば一体何なのか。今まで処理能力という面からいきますと3,100だとか3,525だとか、4,600だとか4,536なんていう数字がたくさん出てまいりました。そういう中で本当の最大処理能力というのは一体幾らなのか。これは平成何年でしたかね、平成23年の陳情が出てまして、その審査も行われました。そのときは山梨さんが委員長でした。で、採決になって3対3になったと。委員長が採決に賛成して、処理能力を明らかにすべきだという陳情を採決をされました。そういう中で本当にその中身をきちっと整理をする必要があるのではないかというふうに思います。
そしてもう一つ、ちょっと毛色の変わった質問ですけども、葉山町の活気について。いわゆる活気というのは気の問題なんですけども、なかなか難しい、この活気を消すことは非常に簡単なんですが、活気をつくり出すことは非常に難しい。そういう中で小さな町民直接サービスがどうなのかと。それが活気に影響する問題はどうなのかと。葉山は課税所得額が全国12番目に高い自治体です。つまり全国12位の行政サービスがあるはずです。それを実感してますか。どこかで聞いた言葉だと思いますけども、これの大きくは、例えば健康保険を逗子並みにするとか、それから小児医療費の無料化、所得制限なしとかですね、そんな大きな問題でもあるわけですけども、そのほかに小さな町のサービス、このことに意を用いる必要があるのではないかと。葉山町の小学生が、葉山町はお金がないからなんていう言葉を発する、こういう雰囲気でつくってですね、葉山町に活気が出るはずがない。この辺についての御認識もお聞かせいただきたいと。第1回目の質問です。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

田中孝男議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
初めに葉山町の下水道事業についての1点目、下水道接続推進策についてというお尋ねですが、さきの第4回定例会の田中議員の未接続対策の質問の際に、制度の見直しを含めて考えさせていただきたいと答弁いたしましたが、水洗化工事資金融資あっせん及び利子補給に関する規則について見直しをさせていただきました。具体的には、これまで供用開始の告示から3年以内に水洗化工事を行う方をあっせんの対象者としておりましたが、3年以内の規定を撤廃することにより、3年以上経過した方についても利用できるよう変更をいたしました。また、償還回数及び利子補給の期間につきましても、36回から60回に延長すると同時に、提出書類についても手続を簡素化し、より利用者の負担が軽くなるように変更をさせていただきました。
次に、浄化センターの処理能力についてというお尋ねですが、平成23年度の直近変更事業認可における浄化センターの酸素活性汚泥法による日最大処理能力を、1池で3,100立方メートルから3,525立方メートルへ見直し、1池当たり処理能力の変更を行っております。全体計画では当初から浄化センターの処理方式を酸素活性汚泥法としておりますが、現在は当初計画より流入汚水量の伸びが鈍化して、処理施設躯体に余裕が生じたため、これを生かして標準活性汚泥法による運転を行い、維持管理費の抑制を図っているところです。下水道施設設計指針に基づき、標準活性汚泥法に置きかえ、反応タンクの日最大処理能力を計算いたしますと、2池運転で3,000立方メートル、3池運転で4,500立方メートルとなります。しかし実績の日平均汚水量は4,500立方メートルであり、日最大汚水量に換算すると6,300立方メートルとなり、計算上の日最大処理能力4,500立方メートルを超えておりますが、葉山中継ポンプ場から汚水を圧送する方式のため、葉山浄化センターへの流入汚水量の平準化を図りやすいことや、葉山浄化センターの特徴としてトンネル式処理場で、処理施設が地下にあり、処理水の温度変化が少なく、活性汚泥の管理がしやすいこと。また、一部供用開始してから約14年間で得た運転管理方法のノウハウの蓄積により、水質を保つことができているものと考えております。
次に、葉山町の活気についての小さな町民直接サービスについてのお尋ねですが、現在町民の利便のため、例えば庁舎内においてはコピーサービスやキッズコーナー、血圧測定器を設置しているほか、さまざまなサービスがあり、多くの方に利用されております。また、ソフト面のサービスとしては、接遇の向上にも取り組んでおります。町民の方のニーズに対応するためにも、細やかなサービスが求められていることは認識をしており、長引く不況の折、ほんの小さな事柄が町の活気につながる場合もあろうかと思います。今後とも接遇や窓口業務の一層の向上を意識するとともに、町民にとってより便利なサービスを提供してまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

5番(田中孝男君)

まず最初の下水道接続推進策です。今、町長から御答弁のあったように、ローンの3年以内ということを撤廃した。36回を60回にした。それから書類の整備についても町が協力しますよと。これはですね、現場レベルでは大変迅速な対応でもあるし、中身は現場レベルでできる範囲なのかなという気はします。でも、前にもお話ししましたけども、この融資制度を利用すると、実際に利用するという段になりますと、保証人という問題が出てきます。で、これがですね、非常に大きなハードルなんですね。例えばそこでそのつくらなければいけない書類はですね、大変大きなローンを組むのとほとんど同じだけのものを用意しなければならない。ちょっと一つお尋ねしますけども、葉山町は融資制度をあっせんしますと。あっせん制度ですよね。町があっせんするということと、例えばそれを利用したい人が直接金融機関の窓口へ行ってやり取りをするのと、どこがどう違うんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

当町で行ってますこのあっせん、これにつきましては利子補給制度というものを設けさせていただいております。直接金融機関で融資を受けた場合につきましては、こういう補給制度ございませんけども、町のほうを通して行った場合につきましては、この利子補給制度は利用できるということでございます。

5番(田中孝男君)

確かに利子補給制度というのはあります。ただ、この融資制度をよく見てみますと、利用したい人はですね、保証人を立てて利用したい人は、葉山町に対して保証人を立てる。その上で葉山町が決裁をして、融資をあっせんする。で、あっせんされた金融機関に、もし万一焦げつきその他が出た場合は、町がそれを補てんする。そして町はその連帯保証人も含めてですね、いわゆる債務者に対して請求をするというような仕組みになっているんですが、実際にこの審査というのは町で行うんですか。それとも金融機関が行うんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

町の審査も行っておりますし、金融機関でも審査を行っております。

5番(田中孝男君)

ということは、町が金融機関に対して補償するというレベルではないと。ただし、金融機関からですね、こういうトラブルがありましたといった場合は、町が補てんしますよという中身だと思うんですが、正しいですか。

生活環境部部長(成島光男君)

お借りになった方がですね、何らかの形で返済できなかった。そのような方につきましても町がですね、その方にかわって補償するという制度にはなっております。

5番(田中孝男君)

ということは、町の…町のというか、町のそういった力強いバックアップがあるわけですから、通常のその金融機関に本人が行ってですね、やり取りをするよりは、よっぽどその審査内容についてもキャパシティーがあるというふうに理解してよろしいでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員が言われるですね、ことについて、やはり金融機関のほうにも確認させていただきました。金融機関のほうでやはり融資するためのですね、条件というのがございます。それをクリアしたものについて貸し出しを行うということになっておりますので、私たちとしてはこの制度をですね、町を通して利用していただければというような形では考えております。

5番(田中孝男君)

一番のネックはね、この保証人との問題で、連帯保証書、連帯保証人の住民票の写し、納税証明書、所得証明書、印鑑証明書、かなりの労度がかかる仕組みになってるんですよ。これはですね、いわゆる現場の職員が考えてどうこうできる問題ではない。いわゆる町長がある覚悟を持ってこれを推進するとなった場合に、何かほかの手があるんではないかと。その辺について具体的にお考えがあれば、もしなければない、今はないということで結構ですけども、何かこのところに工夫がないものだろうか。一説には、たかが50万、されど50万という単位の話ですけども、その辺いかがでしょうか、町長。

町長(山梨崇仁君)

町として金融機関的な機能を持つことができるかとかですね、議論は行いましたけども、現状でこれに代替する制度を町として設けようというところにはお答えできるものはございません。

5番(田中孝男君)

例えばですね、今は公共料金も新聞もですね、カードで支払える。そのほうが点数がつきますよ、みたいなことがあります。例えば、そのカード会社とですね、その辺の話をもう一度してみると。これは可能なことだと思うんですが、そんな努力もしていただけますでしょうか。どうでしょう。

町長(山梨崇仁君)

実際に検討したことはございませんので、持ち帰って検討させていただきたいとは思いますが、恐らく利率の額がかなり問題になるのかなというふうには思います。そういった意味で田中議員がおっしゃる覚悟といった点を求められるかと思うんですけども、検討はさせていただきたいとは思います。

5番(田中孝男君)

確かに通常の金融機関の金利とは違うとは思いますが、その辺にも一つの突破口があるのかなという気がしますので、御検討ください。
それから、このことについてですね、町がどこまで本気なのかなということをはかりかねてることがあります。それは、下水道事業特別会計に私、反対をいたしました。否決に立ちましたけども、その中の一つがですね、例えば今回のこういうものについて真剣に現場は提案をしていただきましたけども、予算上何も反映されてないんですね。例えば接続のその使用料については2.5%の増だけ。それから接続もですね、過去270件、263件に対して、たしか御答弁では180件ぐらいの予定と。もちろん歳入欠損がゼロなんていうことは、非常に大きなことですから慎重になっておられるのはよくわかりますけども、この制度を利用してですね、本当にその接続率を上げていくんだと。例えばそれを宣伝活動する費用も予算に計上されてない。全く蚊帳の外なのかなと。好意的に解釈しますと、私が前回御提案したのが12月です。ところが予算編成をされたのは多分11月ぐらいだったのかなと。そういうタイムラグがあるということなのかもしれませんけども、そんなことがちょっと…ちょっとというか大分気になりました。できるだけですね、使いやすい状況をセットして、できれば町民の方がですね、非常に楽につなげるような方策を御提案いただきたいということをお願いをいたしておきます。
次に設備の最大能力、処理能力に関してですけども、これ2つの大きな問題があると思うんですよ。1つは、その第3系列を動かさなければならないと、もし強弁をされるんであればですね、一体今までは何だったのかなと、そういう問題が1つ。それから標準活性汚泥法と、酸素活水汚泥法、この2つをですね、比較的器用に使い分け…まあ言葉は悪いですけども、使い分けながら今まで最大の能力という、処理能力というものについて明快な答えが出ていない。最大処理能力というのは、例えばコップがあります、そのコップに何ccの水が入りますかということなんで、それがあるときは3,100になり、3,525になり、あるときは4,600になると。これでは全くわからないんですね。それで、それが1つ。
それから今まで14年間、いわゆる標準法で葉山町は運営してきました。23年のその教育民生委員会の中の今の町長、当時の委員長はですね、葉山町は大変きれいな水を出しているというデータをもらって、安心ですとか喜んでますという表現がありました。今まで平均しますと四千五、六百ですか。多いときは6,000幾つの処理をですね、2系列でずっとやってたんですね。2系列でやって、先ほどの委員長のお話のように、町は大変きれいな水が出ていますというお話でした。それがですね、11月から、昨年の11月から3系列を動かしていますと。それでよく聞くと、いや、3系列動かすことが必要なんですという御答弁なんですが、もう一度この辺の中身についてお話しいただけますか。部長でも町長でも結構です。

生活環境部部長(成島光男君)

昨年のですね、11月から3池による運転をさせていただいております。これにつきましては教育民生の所管事項の調査の中でですね、資料等出させていただいて皆様に説明はさせていただいたと思っております。3池運転につきましては、やはり近年のですね、節水型社会の中で、汚泥についてもやはり悪化してきております。それに伴ってですね、汚泥の処分量も増加傾向を示しております。この、汚泥の処分量が増加してるっていうことはですね、反応タンクやですね、最終沈殿池の負担が増加しているっていうことでございます。私たちこの放流水を管理している者といたしまして、やはり放流水に悪影響が起きないようにっていうことでですね、2池運転から3池運転をさせていただいております。先ほどこの14年のですね、経験ということも話をさせていただきました。これはやはり維持管理者のですね、この汚水の処理について取り扱いについてですね、反応タンクだけでなく最終沈殿池のほうにもやはり滞留時間というのがございます。そういうところの沈殿等のことも見た上で対応させていただいてると思っておりますので、そういうような形で現在、まあ昨年の11月までですね、2池運転で行ってこられました。3池運転につきましては、やはり水の悪影響を出さないような形で、今後行ってまいりたいというふうには思っております。

5番(田中孝男君)

悪影響を出さないようにという御説明ですけども、悪影響が出ているんですか。今までの、11月までのですね、3池運転をする前の2池運転で14年間処理をしてきた。その結果はですね、2池というその言葉が、2系列を運転をしていてですね、きれいな水が出ていたという御報告を今まで受けてきたような気がするんですが、その辺についてはいかがですか。

生活環境部部長(成島光男君)

ここ数年のですね、汚泥のBODの数値、これを見ましても過去に比べますと少しずつですね、数値が上がってきているのが現状でございます。また処理した排出する水につきましても、ここのところBODの数値もですね、若干高まっているような傾向が見られております。これらのことからですね、悪影響が出てからでは遅いものですから、事前に対応しなければいけないものだというふうには考えております。

5番(田中孝男君)

例えば今までですね、そのBODも含めて数値が上がってきている、危険な状態に近づいているという情報は一度も発信されてないと思うんですが、どうでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

BODについてですね、今、議員が言われたように、確かに具体的に毎月こうです、こうですとお話しはしておりません。ただ、私たちがですね、管理してる中でのBOD数値につきましては、町の基準が9.5以下という形になっておりますので、そこまではまだ行っておりませんけども、少しずつ上昇しているという傾向はございました。

5番(田中孝男君)

我々にしてみますとね、今まで2系列の運転をしててですね、流入量がそんなにふえてるわけじゃない。そういう中で、きれいな水はずっと出てますよ、葉山の水はすばらしいですという情報しかないんですね。で、急にその3系列動いてます、11月から動いてます、動かさなくてはいけなかったんですと言われてもですね、なかなかぴんとこない。それが実態だと思うんですが、本当のところはどうなんでしょう。3系列どうしても必要ですか。同時に動かさなくちゃいけないんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、必要と思っております。

5番(田中孝男君)

その説明はですね、3月5日に提出された「葉山浄化センター3池運転について」というパンフレットだと思うんですが、その説明がこの文章だということでよろしいですか。

生活環境部部長(成島光男君)

そのように考えております。

5番(田中孝男君)

いわゆる、この中で「指針による」という言葉が随所に出てまいりますけども、指針というのは町とすれば正しいものという受けとめ方をされておられますか。

生活環境部部長(成島光男君)

この基準値の指針でございますので、当然これに合うような形で管理、また運転しなきゃいけないというように思っております。

5番(田中孝男君)

ということになりますと、この標準活性汚泥法でですね、今回初めて2系列で能力は3,000だという数字が出てきたんですね。1系列にすると1,500ですよ。2系列合わせて3,000。で、過去14年間2系列を運転してですね、そこで処理してきた量は4,500から6,000の間ですよね。このことについてどう御説明されますか。

生活環境部部長(成島光男君)

現在標準法で運転をさせていただいております。これは資料でお示ししましたけども、1池当たり1,500、約1,500、3池で4,500という形で運転を、それの処理能力でございます。この処理能力につきまして、先ほどもお話ししましたけども、運転方法、それらによってですね、この中で賄える形で行ってきたっていうふうには思っております。

5番(田中孝男君)

3池運転、3系列動かすというのは11月からですよね。それまでは2系列の運転だったんですが、要するに流入量は全然変わってないわけです。2系列で今まできれいな水を出してますよと、出てますよということは、この指針を全く今までは無視して町は運用をしていたと。まあ、悪く言えばそういうこと。よく言えばですね、技術を駆使しながら経済的なことを考えて、可能な範囲の処理を2系列でやっとやってまいりましたよということだと思うんですが、その辺はどうなんでしょう。例えば過去の14年間は指針を全く検討しない、または無視をするということでも構わなかったわけですか。

生活環境部部長(成島光男君)

町の浄化センターにつきましては、酸素法をですね、活用するっていう形で、指針の範囲の中でずっと検討はさせていただいておりました。ただ、実際の運転に関しましては、標準法の中でですね、過去については汚泥、汚水の量が少なかったこと等をかんがみまして、また経費のこと等を考えた中でですね、実際の運転を行ってきたものでございます。酸素法についての指針はですね、当然全体計画の中でお示しをさせていただいていると思っております。ただ、この標準法に関しましては、確かに指針の中でオーバーしている部分はございます。これらにつきましては、先ほども町長答弁にございましたとおり、流入量が平準化できるとかですね、トンネル方式で温度変化が少ないとか、そういう形で対応はさせてきていただいたものでございます。

5番(田中孝男君)

まあ質問にきちっと答えてはいただけないような気がしますけども、過去は過去と、それはちょっと置きます。
この2枚の御説明の中で、2ページ目のですね、施設能力の算出表というのが今回提出されております。これは反応タンクと最終沈殿池の能力をこのように計算しますよという表なんですが、その下に2つ、指針が2つついてますね。これは2つは指針というふうに見てよろしいんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

この算出法の基準のですね、滞留時間というところで、指針につきましては、反応タンク等につきましては1.5から3時間という形になっておりますけど、その中間値をとらさせていただいたものでございます。

5番(田中孝男君)

ということはですね、反応タンクの滞留時間は酸素活性汚泥法の指針値、1.5から3.0の中間値で検証したと。指針値は1.5から3.0ですよね。例えば我々がそこの機械の能力ということを考えたときは、最も短い時間、1.5時間で能力いっぱいなのかなという計算をします。そうするとですね、7,056なんですね、処理能力は。酸素活性汚泥法ですよ。7,056です。これは算数ですから簡単に答えが出ます。それから、その次の最終沈殿池、これはですね、今までは滞留時間という時間で表現をされておりましたけども、今回は水面積負荷という数字が出てまいりました。これの指針はですね、20から30立米/平米ですね。という数値が出てます。これの最大値30立米をとりますと、処理能力は5,670なんです。そして今までずっとですね、こういう、流れ込んできて反応タンクに入って、それから沈殿槽へ行って消毒して放流するというシステムですから、その中のどこかの一番小さな能力が、この設備の能力だというふうに言われておりましたけども、間違いありませんか。

生活環境部部長(成島光男君)

この指針につきましては、今、言われる範囲内の中での対応というふうには考えております。

5番(田中孝男君)

ということは先ほどもお話ししましたように、あのコップに何ccの水が入るかというのが最大能力だという観点からいけばですね、この中の5,670と7,056を比較した小さいほう、5,670が新しい、きょう新たに新しく認定されたといいますか、表現されたこの処理能力だというふうに理解してよろしいですか。

生活環境部部長(成島光男君)

今のは、あくまでもこの指針のですね、時間、この範囲の中での最大・最小だっていうふうには思っております。

5番(田中孝男君)

指針の最大値を利用するとですね、きょう新しく1系列当たり5,670が酸素活性汚泥法の最大処理能力だということを、今お認めいただいたというふうに思います。で、5,670ありますとですね、2系列で当分の間、全く問題ないですね。それで、それはあくまでも酸素活性汚泥法だということをおっしゃるわけですけども、酸素活性汚泥法をなぜ今、使われないんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

現在はですね、標準法で行っておりますけども、これにつきましては酸素装置を使いますとどうしても電気代、経費等についての影響というのはございます。今まで標準法の中でですね、行ってこられましたので、その範囲の中での対応という形で維持管理費の節減等ですね、そういうのを検討した中で対応をしてまいったつもりでございます。

5番(田中孝男君)

今の御説明のですね、表は3枚目ですよね。標準法による電気料金、1系列ふやすと246万6,000円です。年間ですね、246万6,000円です。それから酸素活性汚泥法を使うとですね、年間535万2,000円かかりますよと。この差額は288万だから、標準法を使うことによって安くできますよと。先ほどからの論理の中で、標準法でやると3基を動かさなければならないというお話です。そうですよね。それで標準法で行くと、指針によればですね、1系列当たり1,500しか能力がないんだと。その論法でいくとですね、第4系列の設備を早くしないと、標準法じゃ間に合いませんよと。もう既に能力オーバーしてるのが随所にありますと。こういう論法になると思うんですけども、そんなお考えですか。

生活環境部部長(成島光男君)

第4系列につきましては、今、どうのっていうことは考えておりません。酸素活性汚泥法によるですね、運転、これを実施すればですね、対応汚泥の水量っていうのはアップできると思っております。現在標準法で3池運転行っておりますけども、酸素活性汚泥法をですね、導入する時期っていうのも検討していかなきゃならないものだというふうには思っております。

5番(田中孝男君)

酸素活性汚泥法でですね、2系列動かせば、全く余裕ばんばんなんですね。4系列に手をつける必要は、将来全く葉山町には発生しないと、しなくてもいいと。標準法を使うと4系列をやらなくちゃならなくなるという論理になりますけども、確認ですが、4系列はやらないと、使わないということなんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今の全体計画の中で原単位の見直し等によりまして、2池最大汚水量1万4,100立米、1池当たり、4池で3,525立米っていうふうにさせていただいております。この数量の中でですね、今現在では酸素法を活用すればですね、範囲内におさまるっていう形で考えられますけども、将来的な全町を公共…今行っております全体計画の中でですね、接続をした場合につきましては、最終的には4池の…4池が必要になるっていうふうには思っております。

5番(田中孝男君)

さっきも言いましたけども、最大能力は5,670あるんですよ。3池でですね、1万7,000です。それで全体計画でも1万4,100ですか、が全体計画の数値ですよね。だから4番目の池に手をつけなければならないという理由が全くなくなったというふうに私は思います。このテーマについてはですね、同僚議員も同じテーマの質問を用意されておられますので、私はこの程度にしておきますけども、現状確認をひとつよろしくお願いいたします。
さて、残りの時間でですね、活気という問題について少し御意見をお伺いしたいと。今、葉山町というよりも日本はですね、アベノミクスとかいって、いわゆる気はかなり盛り上がっている。そしてその期待値の先取りのようにですね、円は20円近く安くなってる。株価も1万二千数百円、1万3,000円に届くのかというような、それからきのうあたりの話ですと、ボーナスも一部の企業では満額回答、昇給もというような気が出ておりますけども、この活気というのは非常に大きな意味がある。要するに雰囲気だとか、病は気からとか、その「気」ですね。で、先ほどもお話ししましたように、その気を縮めることは非常に簡単なんですね。例えば葉山町は過去それで縮めてまいりました。
例えば老人憩いの日におにぎり2個とお茶を出してたのをやめた。お茶がなくなった。で、この間の予算委員会でそのお茶の話がちらっと出ましたけども、予算委員会の後だったかな。そうしたら、最近はいただいたお茶があるんで、何とかお茶は出してますと。それから、おにぎりは今まで2個だったんだけど、1年間やめて、最近は復活して1個になりました。葉山の老人は少食になったのかなというふうに思いますけども、そんなようなこと。
それからあじさい公園に、これは数年前ですけども、あじさい公園にある日突然回遊路に通せんぼができた。原因は何かというと、公園の中の民間からの借り上げ地を返すんだということで、返された。地代が1万円ですよ、1年間で。こんなことで通せんぼをした。それを今、開けてくれという話をしますと、がけ崩れとか全く違う理由で今はそれに手がついてません。町は今、アジサイをですね、80本も植えてくれるということで一生懸命現場は対応してくれてますけども、きっかけは気を全く冷やすやり方なんですね。
それからバスの借り上げ、これ49万7,000円の今、予算がついてまして、例えば先日も町内会でですね、防災訓練に、厚木のほうに防災の施設があります。厚木だった…だよね。そこにですね、バスで行きたいと言うとですね、この49万7,000円は身体障害者の方と老人クラブで年間六、七回使うと予算がこれで終わりになりますと。昔は葉山町にバスがありました。それがなくなったのは、それは仕方ない。だけども、いわゆる使用者が本当に限定されたものしかできない。
それから、商工会に活性化委員会というのがあって、自主的に一生懸命活動して、この役場に入ってくるときもですね、役場通りという看板が出てます。あれはですね、通り名事業ということで、もう6年も…6年か7年やってると思うんです。これはですね、最近は商工会の予算が幾らかついてますけども、全くそれまでは予算なし。本来であれば行政がかかわってもいいのかなと思うような中身です。
この小さなことをですね、出せない、小さなお金が支出できないような、今の葉山町の財政状況なんでしょうか。これはほかのですね、小さなことがたくさんあると思うんですが、私が言いたいのは、窓口で、予算がないからというやり取りを町民となさらないで済む方法を考えてください。なさらないで済むというのは、逆に言うとその情報が全部町長のところまで上がってくると、そういうたぐいのものはですね。そして町長がきちっとその一つ一つ、細かいことにジャッジをして対応していただきたい。民間ですと社長にですね、フリーに使っていいよというお金、1,000万なら1,000万つけることが可能です。でも行政ですから、そういうことはできないと思うんですが、例えば予備費であるとかですね、そういうジャッジ、専決処分も可能でしょう。中身について町長、副町長のところにそういった町民の要望が、小さなものが上がってくるような仕組みをぜひつくっていただきたい。窓口でですね、ああ予算がないんでっていうやり取りをしないということを、ぜひお願いをしたいというふうに思います。
財政についてデータもいただいてですね、申し上げようと思いましたけども、まあ単純に言うと毎年何億かの不用額といいますか、予算の残が出ます。それから財政調整基金にですね、10億積めているという現状からいきますと、小さなお金がないというエクスキューズはないと思いますが、町長いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

それぞれ今、幾つか挙げていただきました事業について、また商工会の活性化事業、私も近々参りますけども、非常に期待ができる取り組みだということを聞いております。こういったものについてですね、今、挙げていただきましたけども、活性化事業は別として、町のこれまで取りやめをしてきたというものには、それなりのやはり事情がある中での取りやめでございます。先ほどの当初のお話でありましたように、今、景気が若干上向くような、今、気配があります。景気はそういった人々の気持ちだからこそ景気という言葉で言うとも聞きますけども、これが実際に実体経済に反映されて給与所得が上がってきてですね、町税収入が上がってくることになれば、それは町としてももう少し前向きなこの取り組みができるようになるというふうには思います。田中議員が御質問でいただいている町の活気として、私も全く同じようにこういった細かいところだというふうには考えますけども、細かいところが直接皆さんの心に伝わるところもありますので、それはぜひ慎重に取り扱いをしていくべきだというふうに思います。これまで削減をしてきたその経緯について、私も議員のころにですね、これはおかしいんだ、これはしょうがないというような判断をしたこともございましたけども、もう一度これを起こすときには、今度それなりの、まあお金の面もそうですけども、枠をしっかりと持ってですね、どこまで、どうして今度それを広げていくのかといったことを持った上で、拡充については行っていかなきゃいけないとは思っております。申し上げたとおり、財政的な裏づけがしっかりできてきた暁にはですね、積極的にこういったものについても充実していくよう取り組んでいきたいとは思います。

5番(田中孝男君)

ひとつですね、窓口に来られる要望についてですね、漏れなく上がるような仕組みの構築をぜひお願いしたいと思います。
それから、葉山というのは海があって山があって、すばらしい空気の吸えるすばらしいところだと。これは私も長年住んで実感をしております。四季折々にですね、葉山を楽しんでまいりました。特に葉山の海岸、磯遊び、これは大変楽しいものでした。それから町の人たちもですね、春になればワカメ、潮が引けばですね、磯もの、楽しんで今まで長い間葉山のよさを満喫してまいりました。
最近町でですね、田中さん、寂しいよ。おれたちの海取り上げられちゃったよ。田中さん、流れ着いたテングサを拾ったら返せと言われました。悲しいですねって。そんな声がいっぱいあります。具体的に言いますと、私が目の当たりにした光景です。夏の初めに親子4人で森戸海岸の裏の磯で海水浴してる、小さな子供を連れた親子がいました。お父さんが海に入ってですね、こんな小さなサザエを1個とってきて、子供たちに「これがサザエだよ」って言った途端にですね、4人の制服警官に囲まれました。これ私の目の前の事件です。密漁ということですね。お父さんに、海に返してらっしゃいと言ってます。流れ着いたワカメを拾っても、テングサを拾っても、これは全く我々から海を取り上げてる状況です。常識的に考えて、行き過ぎた取り締まりだと私は思います。名島にですね、パワーボートで乗りつけて、アクアラングを背負って潜って、そういう人が現実にいます。そういうのこそしっかりと取り締まってほしい。漁師の中にはですね、素人がちょこっとおかずにするぐらいとったって何てことないよという方もおられます。きのう土佐議員からもですね、ウニについてはむしろ潜ってダイバーにとってもらってる。ウニつぶしというのはありました。漁師の方たちが日当をもらってですね、棒でウニをつぶすんですよ。海草に害ですから。でも、今、ウニをとれば密猟扱いです。このことについてですね、例えば警察だとか保安庁であるとか、漁業組合であるとか、町であるとか、町が音頭をとってそのいわゆるささいな、小さな、本当に楽しみにしている人たちの楽しみを奪わない方策はないものでしょうか。そのことについて御検討いただけませんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

昨年の夏ですね、私も同行させていただきましたけども、産業振興課、また環境課もバーベキュー対策なども含めて、それから葉山警察署、海上保安庁、漁業協同組合、連携の中にですね、密漁対策と不法投棄のごみの対策ということで巡回を行いました。その際に田中議員が今おっしゃいました、家族連れのですね、子供の体験であったりとか、もちろん大量にとったりすれば、それはもちろん違反ですけれども、少しぐらいそれをとって子供に見せたりすることについてですね、目くじら立てないようにということは、警察のほうにも私からもお伝えをしておりまして、それよりも本職といいますか、本格的に盗難と認められるような規模で行っているものを取り締まりをしてほしいといったことを、これは海上保安庁と警察のほうに要請をしております。ですので、田中議員がおっしゃった事案が恐らく昨年の夏じゃないんじゃないかと思うんですけども、恐らく昨年の夏からはですね、私のほうでそういうふうにかねがねお願いをしてまいりましたので、ことしの夏も含めてそういった厳しい取り締まり、過度とも思えるようなものはないというふうに考えていただければというふうに思います。

5番(田中孝男君)

時速50キロの道路をですね、・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・だと思います。葉山の海は、本当に葉山の町民が楽しんではいけない海になってしまっている。このことについてぜひともですね、町長は重く受けとめていただきたいし、対応策について具体的にアクションをとっていただきたい。海は全部漁師のものですか。漁師さんのものですか。そうじゃないでしょう。その辺の、いわゆる常識の範囲というのはあると思うんです。その辺も含めてですね、やはり葉山の観光も考えて、いわゆる葉山の人たちが昔のように、全部とは言いません、それなりの規制は今はある、それは認めます。でも楽しい海に触れ合えるような、そういった指導を、または音頭をですね、町長にはぜひとっていただきたいと思います。いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

確かに町のほうでできることとして、関係機関への呼びかけを行いですね、申し上げたような一定のという水準、これもまたバランスがあるかもしれませんけども、町の海を楽しむ方々、そしてそこで悪意を持って動かれる方々といったものについては、取り締まりをする基準というものをそれぞれがしっかり胸に持つべきだというふうには思います。ただ、一方で大事なことなので、これも申し上げなければいけませんが、近年海洋資源が減少している中でですね、テングサその他についてもなかなかとれなくなってきているといった声もあります。漁師さんにとっては生計を立てている大事な資源でもありますので、そこについてどうしても声が荒くなるというのも、一定の理解もしなければいけないのかなというふうには思います。流れ着いたものについて、私も荒げるべきだとは思いませんけども、そういった漁師の立場、また観光に来られた皆さんの立場といったものをお互いがですね、よく理解をし合ってこの葉山の町を楽しめるように、できる範囲ではありますけども、取りはからいはしていきたいというふうに思います。

5番(田中孝男君)

終わります。ありがとうございました。(拍手)

議長(畑中由喜子君)

これにて5番田中孝男議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため、暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
(午後0時00分)

議長(畑中由喜子君)

休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)

5番(田中孝男君)

先ほどの私の一般質問の中で、車のスピードに関する部分の発言は不適切だと思いますので、議長におかれまして、よろしく御配慮ください。

議長(畑中由喜子君)

ただいま田中孝男議員から先ほどの一般質問における発言の中での不適切で誤解を招く発言があり、同発言部分を取り消したいとのお申し出がありました。お諮りいたします。これを許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、田中孝男議員の発言の取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。後刻記録を調査の上、措置することにいたします。
一般質問を続行いたします。第3番、1番鈴木道子議員、登壇願います。

1番(鈴木道子君)

1番鈴木道子でございます。通告に従いまして、本日は3項目、7点について質問をさせていただきます。
1項目目、防災対策事業について。東日本大震災から2年が過ぎました。しかし、いまだ戻らぬ家族や友人を待つ人々がいる中で、岩手県宮古市ではその思いにこたえようと、海上保安庁第2管区海上保安本部の海上保安官の方々が連日行方不明者の捜索に当たっていると聞きます。約100キロの海岸線を沖合35キロメートルまで連日捜索しているそうでございます。また、青森県から福島県まで1,700キロメートルの海岸線を寒風と荒波の中、毎日のように捜索活動を展開している現状等も伺いました。捜索に関係なさった海上保安庁、自衛隊、警察、消防団、またさまざまな市民・町民の皆様方に、改めて深い敬意と私たちは感謝を申し上げたいと思います。
葉山町もこの防災対策でさまざまな事案が新年度予算に盛り込まれております。そこで、1点目といたしまして、以前にも私が提案をし、質問をしてまいりましたが、防災会議への女性参加の増加を申し上げました。この女性参加の現況についてお伺いをいたします。
2点目、高性能スピーカー等の使用により難聴地区の解消を初め、防災行政無線の再整備を実施しているところでございますが、防災行政無線の災害弱者等への周知徹底方法についてお伺いをいたします。
3点目、以前、平成24年第1回定例会において質問をいたしました、堀内防災広場の活用についてのその後の現況をお伺いをいたします。
4点目、AEDの配備促進についてお伺いをいたします。すべての小・中学校、あるいは公共施設に設置し、その設置場所につきホームページ等に掲載している現況でございますが、この促進の状況につきお伺いをいたします。
5点目、草津町との相互応援協定を結んでいることは承知をしておりますが、その他の防災協定についてどのような状況であるかをお伺いをいたします。
2項目目、健康増進事業についてお伺いをいたします。1994年にWHOの国際がん研究機関がピロリ菌は胃がんの因子であると認めました。しかし、我が国ではなかなか認められず、2008年に北海道大学特任教授の浅香正博氏らによりピロリ除菌での胃がん発生が抑えられるところがわかり、以後、裏づけの研究成果の発表が続きました。それから、北海道を中心に私どもも100万人の署名をいたしました。この署名をきっかけにして、これまで胃潰瘍や十二指腸潰瘍に限って保険が適用されていたものが、本年2月21日からピロリ菌による胃炎が内視鏡で確認された段階で除菌薬に保険が適用されることになりました。当町での特に胃がん予防対策についての現況をお伺いをいたします。
次に、町営住宅入居基準についてお伺いをいたします。町営住宅入居基準については、条例により示されているところでございますが、その入居決定基準につきお尋ねをさせていただきます。
以上、1回目の質問を終わります。よろしく御答弁をお願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

鈴木道子議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
1項目目、防災事業についての1点目、防災会議への女性参加の現況についてのお尋ねでございますが、昨年、災害対策基本法の改正により防災に関する諮問機関としての機能強化等を図ることを目的に、葉山町防災会議委員を3人増員いたしました。現在は27名で組織し、うち女性委員は3人となっておりますが、1名の欠員があることから、女性委員を依頼すべく現在、交渉中でございます。
次に、2点目の防災行政無線の災害弱者等への周知徹底方法のお尋ねですが、平成24年度、25年度の2カ年継続事業として、最新の高性能スピーカーや機器等の使用を視野に、従来の音達範囲の改善と難聴地区の解消を目的に、防災行政無線の再整備を実施中でございます。また、聞きづらかったときの手段を補完するサービスも継続しながら、特に重要な災害情報伝達については災害時要援護者を最優先として、すべての方が情報を理解できる対応策についても研究を続けてまいります。
次に、3点目の堀内防災広場の活用についてのお尋ねですが、現在、災害時においては、葉山町救援物資確保及び救急配送活動計画において、町に寄せられた救援物資を集積する予定地として位置づけておりますが、津波避難計画との整合を図るべく計画の見直しを実施中です。また、平常時につきましては、関係各課と連携しながら有効活用ができるように考えていきたいと思っております。
次に、4点目のAEDの配備促進についてのお尋ねですが、現在、葉山町のすべての小・中学校及び他の公共施設31カ所にAEDを設置しております。設置場所の情報については、広報紙での啓発やホームページにもAEDマップを掲載し、救命講習会への受講促進を含めまして周知に努めております。今後については、夜間営業等の民間施設について設置が可能かどうかの調査研究も行ってまいりたいと考えております。
次に、5点目の防災協定についてのお尋ねですが、当町においては特に地震災害時のライフライン復旧作業等や草津町との相互応援協定を初め、30の機関及び団体等との協定を締結しております。現在も締結に向け、調整中の協定案も複数あり、今後さらに町として必要とする項目を踏まえ、調査検討をしてまいりたいと思っております。
次に、健康増進事業について。特に胃がん予防対策についてのお尋ねですが、胃がんは慢性的な胃炎ががんに至るきっかけと考えられ、最近ではヘリコバクター・ピロリ菌と呼ばれる細菌が胃がんの要因の一つであることがわかっております。この細菌によって慢性胃炎や胃潰瘍が起こるために、徐々に胃の粘膜が委縮し、胃がん発症の下地になると考えられております。胃がん予防といたしましては、塩分を控えた栄養バランスのよい食習慣を続けること、禁煙など適切な生活習慣を心がけるなどに加え、定期的な検診を受けて、胃炎など異常の早期発見をすることが大切です。そのため当町では施設や集団で胃がん検診を実施しておりますが、引き続き受診率の向上や予防に関する周知に努めてまいります。
3点目、福祉事業についての町営住宅入居基準についてとのお尋ねでございますが、町営住宅条例に基づき、入居基準が決められており、入居者の資格を有する者からの申し込みにより、住宅に困窮する実情を調査し、その度合いの高いものから決定いたします。しかし、住宅困窮順位の定めがたい場合については、公開抽選により入居者を決定いたします。その際に、高齢者世帯、障害者世帯、母子・父子世帯等については優先的に選考し、入居者を決定することができます。
以上で私からの1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

1番(鈴木道子君)

では、順を追って再質問させていただきます。1項目目の防災対策事業について。この女性参加でございますが、私が前回お伺いしたときには3人ということで、それがたまたま医師会の会長が女性、私どもの議長が女性、そして女性防火防災クラブの会長がお入りになっているということで、この3名というふうにお伺いしましたが、そうでございましたね。間違いありませんね。

総務部部長(上妻良章君)

そのとおりでございます。

1番(鈴木道子君)

そのときにも私が申し上げましたが、たまたま医師会、そして議長が女性であるということは、大変に不安定な状況であると。常時、女性が何%かその中に含まれるような防災会議にすべきであるということを申し上げました。で、伺いますと、女性防火防災クラブの方の会長が任期が3月で切れるというようなこともお伺いいたしましたが、それで1名減ということで、私はたくさん町の中に女性の人材いらっしゃると思いますので、町長が子育てを中心に今年度、新年度予算つくるのだという表明をなさっておりますけれども、まさに子育ての関係する主任児童委員の方ですとか、たくさん子育て関係の人がいらっしゃいますので、そういう方にも私はぜひお入りをいただくべきだと思います。いざ災害のときには、やはり小さいお子さんに対するケアはどうすべきか、そのようなお知恵はやはりその方たちが一番お持ちだと思いますので、これからぜひそちらのほうにも手を尽くして人材を求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

確かに先ほど議員おっしゃるとおりに、現在、女性としてはお1人でございます。その方も今度退任をなさるということで、その分、女性防火防災クラブでございますので、入っていただければ1名必ずの確保はできるところでございます。全体の定員としては現在28名ということで、定員の枠組みもございますので、あと1名に関してですね、現在、ちょっとここで申し上げるのははばかり等ございますので、ふさわしい方とですね、今、調整をさせていただいております。子育て世代というような視点がその中に入れるかどうか。それに関しては今後の検討でございますけれども、そういったことも視野に入れましてですね、今後検討はさせてはいただきたいというふうに思ってございます。

1番(鈴木道子君)

ぜひ今の状況をですね、現況のその防災会議に議長と医師会の会長が入っていらっしゃると、このお2人に関しては、数には入れてほしくないと思います。たまたま女性ですので、もう本当に運よくこの2つの席が女性であるということは、女性がふえますので、大変好ましいですけれども、これは不安定要素と申しますか、女性と決まったことではありませんので、それを数に入れないと、もうお1人の方がおやめになってしまわれている今、もうすぐおやめになると思うんですが、ゼロといってもいい状況だと思います。ぜひ女性、子育て世代、あるいはもう子供さんをお育ち上げていらっしゃる方、そういう世代のお声も必要だと思いますので、前にも申し上げましたけれども、お年寄りの介護あるいは子育て、まだまだ日本の状況としては、女性が大変にかかわっている状況でございます。女性の知恵のノウハウが大変生かされております。どこの自治体でもぜひこの防災会議に女性をということで、私どもも声を出しておりまして、女性がたくさん入っている状況になりつつあります。ぜひ災害時に女性のきめ細やかな目が届きますように、女性をぜひこの防災会議に入れていただきたいと思います。繰り返しますが、子育て世代あるいは子育てが終わられた世代、さまざまな年代の方の女性がお入りいただくことが私は肝要かと思います。そのようなお考えで進まれるかどうかを確認をさせていただきます。

総務部部長(上妻良章君)

先ほどもお答えさせていただきました、女性防火防災クラブということで1名必ず女性の方がお入りになっていただくことは確かでございます。もう1名の定員として現在考えておりますのは、今後とも含めまして女性の方にお願いをしようという方向ではございます。その方が今、議員おっしゃられたような子育てを上がる世代というか、その辺に関して、その方をというのは今、ここで明言はできないんですけれども、たまに違う方がですね、たまたま引き受けていただけるという形でなっていただいたにしてもですね、そういった方々の御意見を伺えるような、この場のこの防災会議においてですね、そういった方々の御意見がですね、伺えるような場づくりに関しては、いろいろ提案してまいりたいというふうには思っております。

1番(鈴木道子君)

直接的にはその防災会議のメンバーとして公募というのが可能かどうか。ちょっとそこまで不勉強ですけれども、防災会議に準ずるような町民会議で、例えば公募とかいう方法もあろうかと思いますので、そういう方法も含めてぜひもっと多くの女性が声を出せるというような環境をおつくりいただきたいと思っております。女性の参加について、町長、ぜひお願いしたいと思いますが、積極的に推進していただけますでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

実はですね、鈴木議員から御提案いただきまして、いろいろ中でも議論はしてまいった結果、女性防火防災クラブというすごく期待ができる団体がございましたので、今回お願いをしております。ただ女性の視点というものをですね、考えていくという感覚ですと、今いてくださる議長もそうですし、医師会の会長さんも女性として参加しているわけではなくて、医師会の代表であり、議会の代表であるという形で参加されていらっしゃいます。場合によっては、警察署長さんや自衛隊の隊の方、保安庁の方、さまざまなライフラインの業者の方、皆様いらっしゃいますけれども、方々がですね、女性がそこのトップになれば、出てきていただけることにもなると思います。ですので、女性代表の意見としては、そういう意味では女性防火防災クラブの方がいていただくことが非常に大きな意味、意義を成しているんだなということを改めて皆様にお伝えしたいと思います。また、今、上妻部長からもありましたとおりに、必要に応じてそういった公助の取り決めを大きく行う防災会議からですね、女性の意見を改めて聞きに行こうといった意味で検討会を別に設けたりとか、そういった懇談の場を設けることは可能でございますので、そういったときどきに応じてですね、女性または男性に限った場合とか、特殊な事情を抱えた方々に対するお話であったりとか、いろんなものをする機会もできると思いますので、運用の中で必ずその意見を取り入れていくということはお約束をしていきたいとは思っております。会議のメンバーとしては今のところなかなか検討が進まないところでありますけども、部長の答弁もありましたとおりに、そういう機会があれば決して妨げるものではなく、意見を取り入れていくようにメンバーを構成していきたいとは考えております。

1番(鈴木道子君)

いつもアンテナを張って、適切な女性がいらした場合は、ぜひお声をかけて加わっていただくような姿勢をお持ちいただきたいと思います。
それから、防災行政無線の災害弱者等への周知徹底方法ですが、町長を初め皆様よく御存じの先般、お隣の逗子市が新聞に載りまして、新年度から携帯電話を持たないひとり暮らしのお年寄りや耳の不自由な障害者といった災害時の要援護者に、防災行政無線情報を電話とファクスで自動的に伝える県内初のシステムを導入するということが載りました。私は大変にお年寄りにとっては適切な対応であるというふうに判断をいたしました。また、葉山の広報でも、3月号は大変防災情報がたくさん載っておりましたけれども、この5ページに町の防災情報はどこでわかるのだろうかと。たまたま…たまたまじゃない、すみません。たくさんのホームページ等、その中のツイッターとか、防災情報メールとか、いろいろ書いてありますけれども、この中の御高齢の方がこの中のどういうことをやってお知りになるだろうかと思いますと、甚だ心もとないところでございます。携帯電話を持たないとか、電話をかけられないというようなひとり暮らしのお年寄りもいらっしゃいます。また、障害者の方もいらっしゃいます。こういう方たちに防災行政無線の放送と同時に、同じ内容が希望者によっては電話、またはファクスで自宅に配信されるという、このシステムは今までいろいろな方法でお伝えをしてきましたけども、その中でも漏れるところの補完として大変私は重要な視点であるというふうに思っております。こういう事業を当たる…実施するにおいて、ひとり暮らしのお年寄りを訪問したり、自主防災組織などの協力を得たりしながらPRをしているというようなことが新聞に載っておりましたけれども、当町でもやはりたくさんの防災情報の伝達方法がありますけれども、この希望者のお年寄りにファクスあるいは電話でというのは、やはり必要なことだというふうに思っておりますけれども、町長、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

逗子市の取り組みを受けまして、当町でも研究を進めていきたいとは思っております。技術的には可能なんですけども、実際にやはり要援護者の登録の方々もまだまだ進んでいないのと同じようにですね、登録の方々にもう一度打診をしながら確認をしていきたいと思っておりますし、いましばらくそういったものについて研究調査を進めた上での対応について結論を見ていきたいというふうに思っております。

1番(鈴木道子君)

ぜひこれは災害のことに…防災のことについては早急にお願いをしたいと思います。で、例えば先日、PM2.5のお話が私ども、これですね、PM2.5の高濃度予報及び高濃度情報の提供の開始についてということで資料もいただきましたけれども、例えばここでは8.5マイクログラム/立方を超過した場合に、国の暫定指針値、日平均値70マイクログラム/立方メートルを超えるおそれがあると判断し、いろいろお知らせをいただく方法があるんですけども、こういうことについても、この町としてはホームページあるいは防災メール、町のツイッターで周知をするというようなお話をいただきましたけれども、この3つの方法だとなかなか御高齢の方はお知りにならないと思いますけれども、このPM2.5に例えばこれを知らなきゃいけない場合に、そのお年寄りでこのホームページも見れない、ツイッターもできない、防災メールもだめという場合は、どういうふうにお伝えをするつもりでございますか。

町長(山梨崇仁君)

PM2.5の対応につきましては、現在、大気汚染の関係ということで環境課のほうで所管をしております。ただ、これが心身に重大な影響を及ぼすのであれば、それは災害としても考えられるところでございまして、今、防災関係と環境のほうでその取り扱いについて議論をしております。で、実際問題県から情報をいただく中で、危険度が高まるのかどうかといったこともまだ今、状況を見なければいけないところもありますけども、危険度が高まったことが認知できれば、それは防災行政無線や災害の対応としてですね、準ずることも可能だと考えておりますので、動向を見ながらその対応については必ず皆さんにお伝えできるような体制をとっていきたいというふうに考えております。

1番(鈴木道子君)

今後、たまたま先日、このPM2.5の話がありましたので、こういう場合はどうするんだろうというふうに思いましたけれども、ぜひこのお隣の逗子市のこの事業を御検討いただいて、要援護者の方々に確実に情報が行くような体制をお取りいただきたいということを申し上げておきます。これも早い段階でお願いをしたいと思います。
次に、3点目の堀内防災広場の活用についてということで、以前にも私が質問をいたしました、活用を提案いたしました。その空き地については、例えば神戸市等は「まち中防災空地整備事業」と称して、防災のための空地、空き地について複合的にいろいろ利用、活用をなさっているというようなことも目にいたしました。まさに横の連携というふうに町長がおっしゃられておりますけれども、あそこの場所はもう御存じだと思いますが、上に公園がありますけれども、今は下水道でしょうか、いろいろ資材が置いてあると思いますが、何もないときにはその下の段でもよく子供たちがあそこで遊んでおります。なかなか土地の形状が平らでないので危ないと言えば危ないんですけれども、いつかの段階では、やはり複合的に活用する面においても、ある程度の整地をして、子供たちが遊んでだめといっても遊んでしまっている状況ですので、何らかの形で葉山小学校来る以外、広場というのはなかなか町にはありませんので、子供たちも私は遊んでいいのではないかと。その安全対策をある程度財政かかりますけれどもやって、資材置き場のときは、例えば1カ月、2カ月だめなときもあろうかと思いますけれども、何か複合的にあそこをぜひ活用をしていただきたい。それを具体的にお考えをいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

現状ではおっしゃるとおり、基本的にはあそこは防災用途でございますので、子供さんが入って遊ぶわけにはいかないというところではございます。ただ広場としてないためにですね、そういった活用ができればといったことは、検討はしております。現状まだ改定はできていないんですけども、防災の用途ということを、どうしても他の公共空地がございません都合で代替ができていないんですけども、それが確保でき次第ですね、あそこの広場の活用について改めて検討した上で、今後の方針について定めてまいりたいというふうに考えております。

1番(鈴木道子君)

ぜひきちっとした形で活用方法が浮かんでくることを期待してお待ち申し上げております。
次のAEDの配備促進でございますが、これはAEDの配備が随分進んで、あらゆるところに配備されている状況になりましたけれども、さらに私が目にいたしました他の自治体で、コンビニに置いていただいているという自治体がございました。いろいろなところに数多くAEDが配備されているのは大変に好ましい状況ではございますが、ただ1点心配なのは、例えば早朝・夜間、町内会館ですとか小・中学校に置いてある場合に、早朝・夜間はどうするのかと。ここを対応できるのが私は24時間のコンビニだというふうにその自治体の方法を見て思いました。私も、すいません、調べては、全部調べてはないんですけれども、コンビニ自体の会社の方針としてAEDを配備しているところもあろうかと思います。その辺のところをぜひ早急に調査をなさっていただいて、そして、当町のコンビニは平均的に散らばっているわけではございませんけれども、でも、やはりコンビニにあるということは、早朝・夜間、その近辺の人にとってはAEDの対応ができるという状況がつくられるわけですから、ぜひ調査をして、そして、置いていない場合は交渉をしていただいて、そこにAEDを配備をしていただくという方法をおとりいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

初めの答弁でも町長のほうからお答えをさせていただきましたとおりですね、現在、夜間営業等の民間施設、いわゆるコンビニ関係ですね、町内、今、8カ所あるんですけれども、今後ですね、そちらのほうと他市の事例等もですね、調査をしながら、どういった形でそういった協力関係ができるか、置いていただけるか、どのような形でできるかということを調査研究を早急に先に始めてまいりたいと思っております。

1番(鈴木道子君)

ぜひ進めていただきたいと。これも早急にやっていただきたいというふうに思います。
それから、次の防災協定でございますが、これも皆様御存じのように、新聞報道にもありましたが、公益社団法人隊友会、神奈川県隊友会横須賀支部、それから武山支部と横須賀市とが大規模災害時等における隊友会の支援協力に関する協定書を、これは2月の4日に結んだという報道がされております。市町村レベルで協定を結ぶ例は県内では初めてというような報道もなされておりました。しかし、日本全国を見ますと、大変にこの進んでおりまして、もちろん自衛隊の基地等があるところは大変進んでいるんですけれども、61自治体、これちょっと数の数え方があれなんですけれども、県隊友会で29件、支部で27件というような報道が、ちょっと古いんですけれども、数字をつかみました。たくさんの自治体が隊友会との協定を結んでおります。これは、隊友会は自衛隊のOBの方ですけれども、やはりいろいろな災害出動等の御経験がおありなので、なかなかさまざまなノウハウをお持ちというふうに伺っております。これは各地域の活動の中心となる人、情報協力員と仮に呼んで、その方たちの名簿をつくって、平素から定期的に必要な情報の交換を行ったり、また、その自治体が実施する訓練等に積極的に参加する。また、災害に関しては、災害に関する情報の収集及び伝達に係る活動をすると。ざっとそのようなことも含んだ協定書であるというふうに認識をしております。で、当町でもこの隊友会の方がいらっしゃると思うんですが、その方たちを把握はしていらっしゃいますか。または、人数等は御存じでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

現在、そこまでの把握はしてございません。

1番(鈴木道子君)

正確ではないかもわからないんですが、私が伺ったところですと、葉山町内26名いらっしゃるというふうに伺いました。で、御存じのように、お隣の逗子等の、それから、前申し上げました藤沢市、鎌倉もそうだと思うんですけれども、近隣自治体で防災係、または危機管理監という形で自営隊OBの方が役所の中にいらっしゃいます。で、さまざまなノウハウを自治体のほうでつかんで、この災害に対する対応というのを真剣にやっていらっしゃるところでございます。前にも、以前にも私がぜひそういう方のお知恵をこの葉山でもいただくような体制をつくっていただきたいというようなことを申し上げましたけれども、それも同時ですけれども、この隊友会との協定、横須賀が結びました。神奈川県は、この神奈川県隊友会も含めて大体3つの地域に分けているというふうにも伺いました。三浦半島で横須賀がそのような協定を結ぶということでしたら、ぜひ葉山もいろいろなことで26名の隊友会の方たちがいろいろな面でお知恵を拝借できる体制を進めるということも防災対策の一環であるというふうに思いますけれども、その辺のところは進める御意思がおありかと思いますが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

申しわけありません。その26名の方がいらっしゃるということを存じ上げなかったもので、もう一度この隊友会なるものにつきましてコンタクトをとらせていただいてですね、どのような条件で協定が結べるのかどうかについて検討する機会を設けさせていただければというふうに思います。

1番(鈴木道子君)

ぜひこれは神奈川県隊友会等が連絡先となり、アレンジするというようなことらしいので、これから具体的にどういうことをやるのかというのは、また、動きながら組織をつくるというようなことも伺いましたので、ぜひ連絡をとり、また、隣の逗子、または三浦市等も多分こういう流れをつくっていくと思いますので、葉山町もおくれないようにその体制をつくっていただきたいと思います。災害時に対しては、その情報の連携やあるいは応援等は、さまざまな面で複合的に私は必要だと思っておりますので、ぜひこの辺のところも御検討をしていただきたいというふうに思います。
次に移ります。2項目目の健康増進事業で、胃がんのことについてですが、先般、健康増進計画等、議員懇談会で書類をいただきましたけれども、これも拝見いたしますと、胃がん検診が平成20年、21、22、23と、若干伸びているとは言いがたい、5%台を、5.0、5.8、5.7、23年度は5.5に下がりました。このような検診状況であるというようなこと。しかしながら、この特定健康診査等実施計画案のこの書類を見ますと、葉山町における疾病別レセプト件数、平成24年1月から11月という区分で拝見いたしましたら、さまざま感染症、新生物、いろいろな病気、疾患が載っていまして、その中で断トツに消化器系の疾患が、これが1位ですね。1番ですね。そうですね。その次が循環器系の疾患ですから。レセプト件数が1番で消化器系が載っておりました。それから、もう一つ、特定健康診査の受診もなかなか低いということで、平成29年度の目標値を35%に設定しますと、29年って、はるか先の方ですけれども、それでも35%かというような考えを持ちました。さまざまなこういう数字的なことも含めましてですね、やはり予防医療ということにもう少し一生懸命にならないといけないのかなというふうなことを再度認識をしたんですけれども。
このピロリ菌を少し読みましたら、若年層、若い人でピロリ菌に感染している人というのは5%前後というそうでございます。で、推計では男女とも30代までに除菌をすると、ほぼ100%胃がんになりませんということだそうでございます。この北海道大学のこのピロリ菌の第一人者である北海道大学特任教授、浅香正博先生がおっしゃっていらっしゃいました。それから、そういうことですので、中学か高校の身体検査などに合わせて、例えば全員に無料でピロリ菌検査を実施し、感染者がその段階で除菌すれば、この世代以降の人は将来、胃炎はもとより胃がんになることはほとんどないとおっしゃっていらっしゃいます。医療費の大幅な削減にもつながります。これはもう本当に画期的なことというふうに認識をいたしました。
で、本当にこの際、私もぜひ無料で、全員に無料でピロリ菌検査をやらないかということを申し上げたいんですけども、その前に段階がありますので、これは本当にやってほしいと思いますけれども、いかがですかということは申しません。これはもう希望でございます。で、しかしながら、胃がんの血液検査でリスクの判定できるというので、従来のバリウムを飲んでX線検査をするというような方法から、身体的・経済的負担が少ない、また、そういうことなので、受診率の大幅向上が期待される血液検査でリスク判定ができるというようなことをやっている自治体がもう出てきております。近隣ですと、静岡県の藤枝市、それから千葉県の市川市ですか。もっとたくさんあると思いますが、この2つはもう2013年度からこの簡単な血液検査によるピロリ菌胃がんリスク判定を導入し、従来の胃がん検診を段階的に廃止していくことを決めたというようなことがございます。当町でももうぜひともこのピロリ菌除菌のためにですね、幸いなことに除菌の保険適用が決まったという…決まったというか、適用がもうされておりますけれども、この検査をですね、もちろん逗葉医師会との連携があると思いますので、逗葉医師会さんとよくお話し合いをなさって、当町もおくれることなく、これは私は実施すべきだと思いますけれども、その辺の心構え、いかがでございましょうか。

町長(山梨崇仁君)

鈴木議員がおっしゃるとおり、胃がんのリスクというものは今、非常に高いものというふうに認識をしております。ただ前提としましては、先ほど御案内させていただきました健康増進、食育推進計画等によってですね、食生活、生活習慣を変えていくことがやはり健康の第一義であると思いますので、それは大前提としてそちらのほうに力を入れていきたいというふうには考えてございます。ただおっしゃるとおり、一定の検査によってですね、リスクを回避できるものというのも大切な機会だとは思いますので、今おっしゃった逗葉医師会さんとの中でですね、知識的にもう少し勉強させていただいた上で、導入に向けての議論は進めてまいりたいというふうに考えております。

1番(鈴木道子君)

もちろん食生活と生活の改善ですね、それとやっぱりこれ同時にやっていくべきものだと私は思いますので、ぜひお話を進めて、この町民の幸せでもあり、また医療費削減にもなりますので、こんな簡単なことで胃がんが防げるということは、もう願ってもないことだと思いますので、子宮頸がんもそうですけれども、本当にこれは先ほど申し上げましたが、1994年、WHOがもう認めたんですけど、なかなか日本は認めなくて、やっとやっとこういう状況になったというところですので、これは本当に早急に検討をしていただき、町民の幸せの増進に力をお貸しいただきたいというふうに思います。
次、町営住宅入居基準ということですけれども、実はちょっと私が出会った方で、この入居の町営住宅入居の申し込みをして、何というんですか、くじ引きですか、やる際にですね…抽選ですね、抽選をやる際に、優遇扱いというのがございまして、この優遇扱いはじゃあどういう方かというふうに調べましたところ、こういう人はどうなのかという方がいらっしゃいます。それは障害をお持ちの赤ちゃんがいらっしゃるということで、まだ1歳とちょっとぐらいなんですけれども。この明らかに障害、例えば障害者手帳を持っているとかいうことですと、この優遇扱いになるそうですけれども、お子さんの場合は3歳ぐらいにならないとその障害をお持ちかどうかわからないという場面がございます。で、あるいは5歳ぐらいになってやっとわかるとか、そういう場合がありますと、この町営住宅条例の9条ですか。これ9条のその中の4号、その中で第6条第2項各号に掲げるものというような、いろいろ該当しないかなと思って見たんですけれども、なかなか該当しないということで、そうすると、お子さんが例えば3歳になり、5歳になって障害手帳をもらえると、または療育手帳をもらえるという段階になるまでの3年なり、5年なりは、たまたまこの入居を申し込んだ場合に、優遇が受けられれないという状況が発生してしまうと。だから、そこがブランクの、何かそこのブランクを手当てできないものかということで私はこの条例を見たんですけれども、そういう場合にどういう対応をなさるのかな。そういう方を救う手だてをお考えでいらっしゃるのかなという点を私は今回お伺いをしたいのでございます。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

議員がお話しされたようにですね、町営住宅条例にはですね、その入居者の資格がございます。その中に障害者の方の基準とかですね、定めをさせていただいております。なおかつ、先ほどの9条の関係では、優遇的なですね、措置もしております。その障害者の方につきましてはですね、基本的にまず判断をさせていただくのはですね、やはり手帳を保持されているかどうか。でないと、やはり職員も判断できません。その職員が判断する中でですね、例えば障害者でですね、手帳を持たないけれども、障害者としてもですね、扱われるような状況の方というのはおられると思います。で、それについての判断につきましては、職員の中ではそれを判断する基準を設けてございません。ただ、その中でどうするかという検討なんですが、これは心身、または精神、それから知的障害者の方につきましてはですね、一つの目安といたしまして、医師の診断書、またはですね、幼児になりますと、児童になりますと、県の児童相談所がですね、それらの取り扱いをしておりますので、そちらの機関のほうからですね、例えば証明書等はですね、診断書が得られるものであればですね、同等なその優遇措置としての扱いはしていきたいと考えております。

1番(鈴木道子君)

わかりました。何らかのきちっとした手帳を持っていないとだめなのかなという、大変心配しておりましたけれども、今の部長の御判断をお伺いしましたので、ぜひきめ細かい対応を、今おっしゃったようなことに準じてしていただきたいと思います。今、確認をさせていただきましたので、安心をいたしました。
これで私の質問全部終わりますけれども、要望がたくさんございますけれども、ぜひとも防災関係、防災会議の女性の参加、たまたま去る3月8日は世界女性デーということでございましたので、そんなことも思い出しまして、ああもう一回その防災会議の女性の参加を申し上げようということでお話を申し上げました。女性は本当に、私も4年間祖母を、寝たきりの祖母を面倒見ましたけれども、なかなかこれはやった人じゃないとわからない面がございます。そういう方がもし災害に遭った場合、そういう家庭はどうするのかというのは、やはり体験をした方でないとわからない面がたくさんございますので、女性のきめ細やかな面、子育ての面、それから介護の面、そのノウハウを生かした防災対策がこの当町としても万全にできることを大いに期待をいたしまして、今回の私の質問を終わります。ありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

これにて1番鈴木道子議員の一般質問を終わります。
第4番、4番守屋亘弘議員、登壇願います。

4番(守屋亘弘君)

4番守屋亘弘です。私は3点について質問をいたします。
1点目は、し尿等の下水道処理施設への投入施設建設工事について。本件につきましては、実施設計期間、建設工事等のスケジュールについてということですが、実施設計業務委託は、私の想像する範囲、無料でやってくれる会社があるように考えております。既に皆さんも御存じのとおり、目的外使用の許可はおりておりますので、先ほど申し上げたとおり、無料であれば早急に実施設計業務をコンサル会社に依頼して着手すべきであろうかと存じます。したがって、その期間が多分私の勝手な想像ですけれども、2カ月もあれば十分かなと。もし、そのとおりであれば、建築確認申請等々の手続も必要でしょうけども、本年の夏ごろには工事に着手できるんではなかろうかと。完工は平成25年度中になろうかと思いますが、1カ月でも、2カ月でも早まれば、さらにメリットが出るんではなかろうかというように考えております。
本件については、私は大変思い入れがありまして、また、2回目の質問でその旨をるる述べたいと思いますが、2番目の質問は、上記建設工事にかかわる職員の名誉回復等について、処分を受けた職員の名誉回復並びに職員の報奨制度を確立すべき。これはたまたま、特に報奨制度につきましては、5番田中孝男議員が去る平成23年6月7日の一般質問で、報奨金制度ということでお話をされておりまして、私は昨年、何と偶然にも本日と同一の日、3月14日に二番煎じとは重々承知しながら、信賞必罰等々かつて山梨現町長が議員時代にお話しになった例も引いて報奨制度についてぜひ検討してほしい旨、申し上げたところであります。本日はちょうど1年たちました。その検討結果はどうだったのか。多分何もしてないんじゃないかと。先ほど午前中、荒井直彦議員は、副町長に早く姉妹都市、草津町へ行くようにとアドバイスされましたが、私の優先順位からすれば、人事評価制度を早く確立すべきであろうかと。草津町行きはその後で結構というのが私の価値観であります。
処分を受けた職員ということに関しては、当時の環境課長は一切責任は自分にあるとお話しになりました。私は、突然感情移入ということになって、彼は日本的男の美学を話をされたと。この言葉は、当時の森英二町長が言うべきセリフだったんですよ。私は今でも二代続けた環境課長には一切処分の対象にすべきでないと考えております。余りにも気の毒だと。そういう意味で名誉棄損あるいは大変忍従と屈辱を味わってこられたんではないかと。現在の結果から見れば、私は当時、平成21年9月14日(月曜日)のコンサル会社と主管部署、職員諸君の会議録、議事録の中に、浄化センター敷地内の裏手においてバキュームカーよりし尿を投入する本ケースでは、屋外で開放されたままの投入では臭気が懸念されるため建屋を設けることを前提とするが、その建屋自体が浄化センター敷地の目的外使用となり、また、脱臭等も必要になる等課題が多く、採用しがたい案があるという認識で一致した。そして、なお浄化センター建屋内投入案について、浄化センター地下1階の計器搬出室へバキュームカーが入場し、し尿投入する本案は、新設の用地、建屋が不要で極めて経済的であることから、町内部にて可能性を御検討いただくこととなった。現在の私が申し上げる変更案は、この案に沿って成案を得たと、私はこの会議録にかすかな期待を持って過ごしてまいりました。そして、平成23年6月24日付、26日付の県当局へ提出の書面では、この案に沿った、いわゆる私が申し上げる変更案になってきたと。概算金額、金額がその際の資料によると5,000万円、葉山町し尿等希釈投入施設基本計画書に添付の概算工事費は、何とその際は8億1,4000万です。数字を丸めて8億と考えると、5,000万円は何と16倍になると。
これ以上は涙が出るから言いませんけれども。大変な苦労等々があって、こういうところまでたどり着いた。先ほど申し上げた基本設計書は、平成21年3月になっている。したがって、年度ということであれば、平成20年度から先ほど申し上げた工事完工まで、平成25年になろうかと思いますけれども、何と6年の歳月を費やしたということになりますけれども。その中で私はそれぞれの職員諸君が大変な苦労をされてきたんではないかと。そういう意味で、先ほど申し上げた変更案になったということは、当時大変な私にとっては喜びでありました。そういう意味も含めて、ぜひ名誉回復を図ってほしい。それでなおも目的外使用申請の書面では、そのメリットが書いてあります。そういう面を含めて、ぜひ報奨制度というものを考えてもらいたい。これは昨年同日に引き続いて同じお願いです。職員の考査委員会があれば、職員の名誉回復、報奨委員会があってしかるべきです。バランスを欠く、いろいろ地方公務員法等の問題があろうかと思いますが、ぜひいいことは葉山町から始めたらいかがかということであります。
それから、3番目もまたまた5番田中孝男議員の午前中の質問に通ずるかと。これも二番煎じではありますけれども、ここでは酸素活性汚泥法並びに標準活性汚泥法のそれぞれの処理能力について、これからは酸素法あるいは標準法と省略しますけれども、御答弁をお願いしたいと存じます。そもそもの問題としては、私の認識する範囲、葉山町公共下水道葉山浄化センターの建設工事委託に関する協定、これは平成20年6月26日であったかと思いますが、議会に上程され、当時の教育民生常任委員会に付託の上、同年7月3日、賛成多数により成立をいたしましたけれども、その提案理由の中で、当時の根岸隆男総務部長は処理能力を3,100と言っておられます。1系列3,100。その際の説明では、20年が5,900、1日当たりの最大流量ということになろうかと思いますが、22年が6,300になるよと。失礼しました。平均流入量になろうかと思いますが。したがって、3系列の増設をしないと、先ほど申し上げた2系列であれば6,200、3系列の増設をしなければ平均流入量を賄いきれないという説明でありました。その建設工事委託に関する協定の中では、はっきりと「酸素活性汚泥法」と書いてあります。したがって、酸素活性汚泥法の1系列当たりの処理能力が3,100立米であろうかと存じます。ここで書いてあるのは、処理能力1日最大3.22、1,000立方メートルとなっていますから、ほぼそれに等しい数字であろうかと存じます。午前中の田中孝男議員の御質問の中でも、答弁者サイドでいろいろ数字が分かれておりますけれども、あるときは3,525だったり、4,600だったり、標準法でいくと突然1,500になったり、もし1,500で2系列でずっとやってきたと、コスト削減だということであれば、私が唱える報奨制度に当たるんじゃないかと。どんどん表彰してくださいよ。以上をもって1回目の私の質問といたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

守屋亘弘議員の御質問にお答えさせていただきます。
1点目、し尿等の下水道処理施設への投入施設建設工事の1点目、実施設計期間、建設工事等のスケジュールについてとのお尋ねですが、下水道処理施設へのし尿等投入施設建設工事につきましては、平成25年1月30日に、下水道処理施設内にし尿等投入施設を設置するための目的外使用承認を得まして、現在、建設工事に向け実施設計を行っているところであります。実施設計に当たりましては、より安価に実施できるよう慎重に進めており、おおむね3月末には実施設計を完了したいと考えております。今後のスケジュールにつきましては、実施設計後、積算を実施いたしまして、補正予算を計上させていただき、予算議決後、一般競争入札を経まして、建設工事に着手し、なるべく早期に下水道処理施設へのし尿等の投入を開始してまいりたいと考えております。
次に、し尿等の下水道処理施設への投入施設建設工事にかかわる職員の名誉回復等についてのお尋ねでございますが、し尿等の下水道投入施設建設工事にかかわる懲戒処分に当たっては、地方公務員法第29条第1項第2号、職務上の義務に違反し又は職務を怠った場合の規定により、当該職員を処分したものでございます。懲戒処分にかかわる名誉回復につきましては、処分の公表後に訴訟等により処分が取り消された場合や、不服申し立て等により処分自体が取り消された場合、処分を決定した情報に誤りがあった等により職員の名誉が不当に害されたと認めるときは、当該職員の名誉の回復のために必要な措置を講ずる必要があると考えております。また、職員の報奨制度については、人事評価制度による効果をもとに、処遇に反映できることを目指して試行導入を進めてまいります。
次に、標準活性汚泥法並びに酸素活性汚泥法の処理能力についてのお尋ねでございますが、平成23年度の直近変更事業認可における浄化センターの酸素活性汚泥法による日最大処理能力を1池で3,100立方メートルから3,525立方メートルへ見直し、1池当たり処理能力の変更を行っております。全体計画では、当初から浄化センターの処理方式を酸素活性汚泥法としておりますが、現在は当初計画より流入汚水量の伸びが鈍化して、処理施設躯体に余裕が生じたため、これを生かして標準活性汚泥法による運転を行い、維持管理の抑制を図っているところです。下水道施設設計指針に基づき、標準活性汚泥法に置きかえ、反応タンクの日最大処理能力を計算いたしますと、2池運転で3,000立方メートル、3池運転で4,500立方メートルとなります。しかし、実績の日平均汚水量は4,500立方メートルであり、日最大汚水量に換算すると6,300立方メートルとなり、計算上の日最大処理能力4,500立方メートルを超えておりますが、葉山中継ポンプ場から汚水を圧送する方式のため葉山浄化センターへの流入汚水量の平準化を図りやすいことや、葉山浄化センターの特長としてトンネル式処理場で処理施設が地下にあり、処理水の温度変化が少なく、活性汚泥の管理がしやすいこと。また、一部供用開始してから約14年間で得た運転管理方法のノウハウの蓄積により水質を保つことができているものと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

4番(守屋亘弘君)

確認のため申し上げますけれども、実施設計業務委託は無料と考えてよろしいでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

そのとおりでございます。

議長(畑中由喜子君)

そのとおりだと。

生活環境部部長(成島光男君)

そのとおりでございます。

4番(守屋亘弘君)

で、ただいまの町長の御答弁で、一応今月中ですよね、3月末終了だと。それで、着工してね、完工まではどの程度考えておられますか。

生活環境部部長(成島光男君)

町長答弁でもございましたとおり、補正予算でですね、計上させていただいた後に、入札、それから工事実施を行う予定でございます。このし尿の投入につきましては、現在、横浜市のほうにですね、委託処理をしております。それにつきましては、26年3月までは横浜市のほうで処理のほうをしていただけるという形になっております。それまでの間にですね、なるべく早く工事のほうを完成させて、実際の稼働のほうに結びつけていきたいというふうに思っております。

4番(守屋亘弘君)

質問項目にはないんですけれども、工事の発注に関してはね、全く瑕疵がなかった当時の共和化工に発注するような御意向がありやなしや。

生活環境部部長(成島光男君)

工事につきましては、答弁書でもございますけども、一般競争を実施した後という形になっております。それで、随契という形じゃなく、一般競争入札を行う予定でおります。

4番(守屋亘弘君)

では、共和化工に対してね、道義的責任もないという考えでよろしいんですかね。

総務部部長(上妻良章君)

現時点ではですね、そういった道義的責任いうものは町にはないのではないかというふうには考えてございます。

4番(守屋亘弘君)

それと、先ほど申し上げたね、県との協議資料では、23年8月26日付のし尿等の公共下水道投入に関する協議資料、この中では概算金額が5,000万になってる。それから、目的外使用申請参考資料では6,000万になっているんですけれども、それは同じようにコンサル会社が積算した結果なんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

これにつきましては、まだ最終的な積算ではございません。最終的な積算につきましては、3月末の実施設計を受けた後にですね、確定させていただきたいというふうに思っております。

4番(守屋亘弘君)

いや、答えになってないんだよ。どこがね、この概算金額を積算したのかと聞いている。だからコンサルだったらコンサルと別に。

生活環境部部長(成島光男君)

コンサルのほうで積算しております。

4番(守屋亘弘君)

そうすると、私の勝手な推測ですけれども、多分管財課に委託してね、積算してもらえば、すぐ5,000万以下になりますよ。だって、かつての当初案で概算金額8億1,400万が実施設計を経てね、コンサル会社が3億6,000万と出したんでしょう。で、管財課に依頼したら、消費税抜きで2億8,500万と。約8,000万違いが出ている。なお、入札予定価格は管財課が試算した数値を使っている。で、入札の結果は先ほどの会社が消費税抜きで1億9,900万で落札しているんだよね。私はね、先ほど申し上げた基本設計書に附属した工事概算建設費、概算工事費がいかにでたらめかということをね、大変申しわけないけれども、ある陳情物件に関連して、教育民生常任委員会で質問しました。経費率がでたらめなんだよね。例えばですよ、今でもこの資料はあるんだけれども、土木費がね、本体工事1,000万、経費が50%、合計1,500万、こんな工事があるはずないじゃないですか。機械設備関係で言うと、経費がなぜ10%だ。1億のものが1億7,000万に膨らむんだよ。だから、いいかげんだということで、あの当時の環境課諸君には厳しく言うようなことになって、今は申しわけないと思っているんだけども。あんまりコンサルを信用するということになると、そういうことになるんではないかと。それは別途どこで積算するか知りませんけれども、少なくとも管財課に委託したほうがいいんじゃないかと。というのが私の結論です。
それと、2番目のかかる職員諸君についてはね、昨年の今月今夜じゃないけれども、質問したんですよ。それは会議録ごらんになってみればおわかりなんだけれども、報奨制度についてはね、1年間検討した結果を教えてください。

町長(山梨崇仁君)

現状は人事評価の設定に向けて庁内調整を行っておりまして、ことし4月から試行的な取り組みを始めてまいりたいと考えております。4月から試行を行ってまいりたいと考えております。

4番(守屋亘弘君)

要するに、私の考えは、職員考査委員会があるんなら、職員報奨委員会があってしかるべきだと。バランスがとれないじゃないですか。私は、職員諸君の給与問題を取り上げていると。これとは全く別の問題ですよ。しかも、なお名誉回復というね、ことに関しては。まことに残念ながら現時点では何もなされてないでしょう。で、やはり同じようなことを昨年のきょう申し上げましたけれども、もう一度声を大にして言いたいのは、町長選に臨んでの山梨崇仁マニフェスト。この中でし尿処理方法の変更で年間1億2,000万円を削減。ダイジェスト版でも同様のことが書いてあるけども、じゃあ議員として、あるいは現町長として何をしたんですか。みんな職員の努力の結果じゃないですか。そうでしょう。当初案があって、それを全部切りかえて、私が申し上げる変更案になったんでしょう。そうしたら、5,000万だ、6,000万になったんです、概算金額で。現町長は何をしたというんですか。これじゃ手柄の横取りですよ。違いますか。ただ、町長になったからね、これだけ何もしなくて1億2,000万削減したなんて偉そうなこと言うんじゃないよ。そうでしょう。何をしたんですか。みんな職員の手柄ですよ、これは。
それと、なおね、私であればね、もっと大々的にPRしますよ。この投入、いわゆる目的外使用の参考資料の28ページに、焼却処理との比較でね、1億2,200万。それから、2番目は横浜市への搬入等の比較で1億2,500万、たまたま同じような数字になるけれども、平成20年のね、葉山町クリーンセンターでのし尿処理実績金額で考えると2億7,500万ですよ。ただし、この金額からいわゆる使用料金に対する収集運搬費用がほぼ均等している。大ざっぱに言うとね。だから、それを引くと約2億2,000万ぐらいになるんです。で、私が気がついたのは、決算書・予算書の中でね、今までA重油使用経費は全部塵芥処理費になっていた。これははっきりしている。というのは、決算書と私の愛読書の「廃棄物処理事業の概要」では、数字が違う。一生懸命考えたらそういうこと。ところが、し尿処理に1億4,400万のうちね、1億1,400万がし尿処理に使われた、20年度は。そうでしょう、担当部長。まず、ちょっと確認したいんだ。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員が言われるとおりだと思います。

4番(守屋亘弘君)

だから、その決算書類と数字が違う、違うって夜も寝られなかったような状況なんだけども、ついに解決を見たということです。
それで、先ほど来の議論に戻りますけれども、もう一度報奨制度なりね、そういうことに関してある程度の筋道を立て、あるいはこういう問題があるから難しいとか、こうしたらいいんじゃないかって、1年かかったんですよ、もう。ただ4月ですか、人事評価制度があるから。だって人事評価制度はあるとしても、じゃあその制度が確立するとか、そういう方向にいくとは限らないでしょう。そうでしょう。だから、職員の配置、適正配置とか、そういう給与に反映するとか、そういう程度の話でしょ。違いますか。じゃあ職員…失礼、人事評価制度を確立したら、そういう報奨制度まで進むということですか。

町長(山梨崇仁君)

今の御質問にだけお答えすると、現状考えている評価制度の中で、報奨制度というものまでは設けては、考えてはおりません。

4番(守屋亘弘君)

いや、もう一度はっきりお答えください。ただね、ずっとこのままなのかね。例えば25年上期までにだめでもしょうがないと思うけども、かくかく検討して結論を出すとか。そういう方向性をはっきり示してくださいよ。どうですか。

町長(山梨崇仁君)

現在、考えている評価制度については、まず幹部職を対象に…管理職を対象に導入をすることからですね、入っていかなければならないと思っています。評価制度そのものの評価については、その先々のものでございますので、まずはこの4月から確実に導入をしていくということ。それにより本人の掲げた目標と達成度というもので、科学的に評価ができると思います。ただ、守屋議員がおっしゃる報奨、例えば昨年、守屋議員が御指摘いただいて、私もよく覚えているんですけど、20年と21年で逗子市との有価物の金額が大きく変わって、すごく職員が頑張ったという評価をいただいたことをよく記憶しています。そういった件について、それ個別を一個一個をですね、報奨するというのは、私は公務員制度について、まだまだ不勉強ですけども、この1年かけて考えてきた中では非常に難しいというふうに思います。むしろ、その法律という枠の中で業務を行うこと、その枠から出たときに懲戒処分をするということがですね、公務員制度となっていますので、その中で頑張ったかどうかについては、今ある他の事例では、例えば手当での反映だったりとか、そういったものでしか反映ができておりませんので、守屋議員が御期待されている報奨制度は、本当に難しいものだなというふうに認識を持っております。ただ、少なくとも今のところ、手当に反映させるさせないも置いといて、その人事評価そのものがございませんので、それから、まずはゼロからの積み上げをしっかりと行うということが、この春ようやく行える段階になったというふうに今、考えております。

4番(守屋亘弘君)

それでは、逆に名誉回復についてはね、考える余地があろうかと思うんですよ。というのは、一たん公務員の場合は、詳しくは存じませんけれども、一生ついて回るということになるんですかね。というのはね、平たく言えば、失地回復のチャンスがないのかね。例えば考査委員会のある程度の結論を見て、で、最終判断は首長がなさるでしょう。町長がなさった。本件についても。であればね、時の経緯等々を考えて、あのときの判断は判断としてね、かくかくしかじかであのときの処分は解くとか。言葉の上の話になってしまうんだけども、そういうことも可能ではないかと思うんですが、いかがなものでしょうかね。

総務部部長(上妻良章君)

第1答弁で町長のほうからお答えをさせていただきましたとおり、一度そういった処分が下されたことでございます。これに関してオフィシャル的といいますか、あったことに関して、それをなかったものにするということに関しましては、現状の制度の中ではなかなか難しいのかなというふうには考えてございますけれども、それの中で処分、一応表彰の規程でありますとか、あと昇格の規程がございます。3年昇格ができない。あるいは、5年表彰に値しないよと。それが終わった段階ではですね、こちらの処分があったということは消せませんけれども、その時点である意味のオフィシャルな部分がフラットになったのかなという考えはできるのかなというふうには思いますけども。

4番(守屋亘弘君)

では、ぜひ前向きにね、お考えになって、先ほど来、私がお願いしている件をね、そういう方向でぜひ持っていってほしいと思いますので、よろしくお願いします。
先ほど町長の御答弁の中で、たまたまね、22年の3月18日に、当時議員でおられた現町長は、アルミ缶、鉄くずなどの資源物引取価格を見直し、不燃物残渣の分別などで1,000万円近くのコストを削減していることなど、これまで長年見直しを図ってこなかった分野にようやく大きく切り込み成果を上げた点は、大変高く評価をしております。ですから、私の意図するところは、よくおわかりになってくださっていると。ただし、その後がよくないね。しかし、そこになぜ方針転換の計画書、ここに至るまでの処理計画を早々に作成してこなかったのか。それが残念でなりません。いかなる理由があろうとも、町長…町民の理解を得られるよう図るべきは、森町長の務め、リーダーシップであり、それがなかったことで組織を動かす戦略の乏しさが露呈し、怠慢ともとれてしまう状況があることは、結果として残念であります。ごみ処理計画書を早くつくったらいかがですか。同じことを言われますよ。そうでしょう。ね、言葉は返ってきちゃうの、自分自身に。一番…まあいいや、余計なことを…(笑)失礼。やめた。
何を言うのかな。それで、3番目のちょっと質問項目になくて恐縮なんですけれども、葉山浄化センターの正式名称をお聞きしたいんですが、正式には「葉山町公共下水道葉山浄化センター」ということでよろしいんでしょうか。ちょっといろいろ議論があって。

生活環境部部長(成島光男君)

申しわけございません。ちょっと今ですね、正式名称わかりませんので、調べてお答えしたいと思います。

4番(守屋亘弘君)

いわゆる日本下水道事業団との工事委託協定では、「葉山町公共下水道葉山浄化センター」と記載になっているんですね。それで、たまたま私が平成22年2月19日に、ある議案に関して質問したんですけれども、それはただ公共下水道葉山浄化センターになっているんで、葉山町が抜けているんじゃないかと。当時の根岸隆男総務部長はそのとおりだというように答弁をなさったんで、正式名称は「葉山町公共下水道葉山浄化センター」となるのかなと。後でもいいですよ。大して気にしてないから。
それで、それぞれの酸素法と標準法の処理能力なんですけれども、先般の下水道事業特別会計予算の際に反対討論をしましたけれども、もう一度申し上げると、22年度以降ね、水処理施設能力が1万575、1系列当たりが3,525ですよ。で、4池目、増設工事が平成31年…32年になっていて、4池で1万4,100立米、1系列の処理能力が3,525です。先ほどの下団との建設した協定では3,100で、なおかつ目的外使用承認の参考資料においては、しばらく標準法で対応すると。そうすると、標準法の能力が3,525だと。しかし、そうではないと。1,500になっちゃったと。で、いろんな資料があるんで、列記するだけでも大変なんだけど、例えばね、24年度葉山町公共下水道事業の概要、24年度ですよ。本年度、同じような時期に出てきている。これによると、下水道法事業認可で、平成4年から平成10年3月末日までの計画処理能力は、1日最大6,200立米、これは多分3,100、2系列ということになろうかと思いますが。その次の第二次5カ年計画では、1万2,400になっている。これが3,100掛けの4です。で、ずっと23年…失礼しました。平成24年3月31日までが同じ計画処理能力になって、いわゆる五次5カ年計画、したがって29年3月末日まででは、面整備の予定が約391ヘクタールになっていて、1万4,100になっている。突然3,525になった。それで、たださっきの数字と整合性がちょっとばかりあるかなというのは、この中では酸素活性汚泥法だと断っている。ところが、午前中、田中孝男議員がみずから計算なさった数字は5,670。特段そのお答えがないんで、それが正しいということになろうかと思いますが。かように数字がばらばら、同じ視点でいろんな資料が出てくるんだけど。そうですね、町長、今、読み上げて。で、きょう、初めて5,670という数字が登場したと。だから、標準法でね、1,500は間違いないらしいんですよ。そうであれば、今まで2系列で対応した、コスト削減、立派なものだ。だから、表彰してほしいと。まじめな話です。皮肉言いたいけど言ってない。ただばらばら、ばらばら、いろんな資料で、いろんな数字が出てくるから混乱する。素直に今までこういう数字を使っていたけども、よく見直したらこうだよと。今までがさっきの話じゃないけど、間違っていましたとも言えばさ、話簡単でしょう。違いますか。何かよくわかんないんだよね。だから、あすも多分関連で3番窪田美樹議員が質問のなさる予定ですから、これ以上は言いません。昼休み、少しは残しておいてくれと言われましたので言いませんけれども。解決方法はたったそれしかない。よく計算したら、かくかくしかじかだったと。これでもうずっと通すんですよ、これからも。それ以外にまた今度は違った、あした、また違った答弁したら、また大変だよ、本当。おれだって親切心があるんだから。
ぜひそのようにお願いして、これにて私の質問は終わります。

議長(畑中由喜子君)

これにて4番守屋亘弘議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は3時20分といたします。(午後2時48分)

議長(畑中由喜子君)

休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後3時20分)
一般質問を続行いたします。第5番、12番金崎ひさ議員、登壇願います。

12番(金崎ひさ君)

12番金崎ひさでございます。通告に従いまして、3項目について一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
まず、1項目目、ごみ行政について伺います。平成25年度の予算が示され、昨日、議会として認めることとなりましたが、指摘事項にもありましたように、ごみ処理費が県下で突出しているにもかかわらず、何ら施策の改善が見られない予算となっております。一体、山梨町長は、ごみ行政をどのように展開したいのか、森行政に引き続き、将来展望が見えないものとなっております。せめて、経費削減のため無駄を省くことができる部分を12月議会で提案したつもりでございましたが、何一つ改善しようとする意思のないことにがっかりとしております。行政は、町民の皆様からお預かりしている浄財を一円の無駄もなく町民の皆様に還元する義務があり、議会はそれを厳しくチェックしていく義務もあります。私もめげずにそれを続けていくため、今回もごみ行政を取り上げました。
問題点は多々ありますが、今回は資源物収集に関する質問のみをピンポイントでさせていただきます。資源物は全町の戸別収集実施と同時に資源ステーションを設置し、一部の資源物の収集は各町内会主体で業者間と契約を結ぶことにより行い、その時点で行政収集をやめるとのことでございました。その全町実施の時期がいつになるのか、またその際、現在19ある集団資源回収協力団体をどのように活用するのか伺います。
2項目目は、機構改革について伺います。3月末を目途に職員間で機構改革に関する議論を続けていると伺っております。結論が出る前に、私の意見も述べさせていただきたく、そして、町長の所見を伺いたいと思い、質問に取り上げました。現在、公共下水道は下水道課、合併浄化槽とコミプラの管理は環境課所管となっておりますが、私は、海と川をきれいにするための施策展開がスムーズになるためにも、同一の課にすべきと思いますが、町長のお考えを伺います。
3項目目は、町活性化のための葉山港管理について伺います。森町政時代に葉山港管理を葉山町が手放したことを、山梨町長は御存じのことと思います。ことし、県から葉山港の指定管理者の募集がなされておりますが、葉山町は応募する意思があるのかどうか伺います。
以上で私の1回目の質問を終わります。御答弁を、よろしくお願い申し上げます。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

金崎ひさ議員の御質問に、順次お答えさせていただきます。
初めに、ごみ行政についての資源ステーションの今後について、既にある集団資源回収協力団体の活用についてのお尋ねですが、資源ステーションの今後につきましては、戸別収集とあわせて行うことで拡大することを検討しております。また、資源ステーションを設置していない地区で、集団資源回収を行っている団体は19団体ございますが、団体挙げて集団資源回収を行っているところや、一部の役員の手の届く範囲内で行っている団体などもございます。いずれにいたしましても、集団資源回収を行う団体は、今後、戸別収集とあわせて行う資源ステーションを活用した資源回収の中心的な役割を担っていただける団体でございますので、現在の集団資源回収の収集頻度や、収集場所の拡大などについて、個別に相談を行い、また集団資源回収について広報を行ってまいります。
次に、機構改革について、海と川をきれいにするための施策の展開を統合する課の設定について、公共下水道、合併処理浄化槽、コミプラの連携を伺うとのお尋ねでございますが、現在、議論を進めている葉山町機構改革職員検討委員会からの報告を受けとめ、第一には町民の利便性に立脚しつつ、職員が誇りを持って働くことができる機構改革を進めてまいります。その中で、御指摘のありました、海と川をきれいにするための施策の展開を、総合的かつ有機的結びつけることのできる体制づくりを検討してまいりたいとは思います。
次に、町の活性化について、海の活性化について、葉山港の指定管理応募について伺うとのお尋ねですが、葉山港は昭和39年3月には地方港湾の指定を受け、神奈川県知事が港湾管理者となり、平成15年9月の地方自治法の一部改正により、公の施設に指定管理者制度が導入されたことで、湘南港、葉山港及び真鶴港の3港については、平成18年4月1日から指定管理者による管理が行われ、平成21年からは民間活力による管理運営が民間企業により葉山港では図られてきております。当町としましては、同港の指定管理者事業の収支実績やサービス体制等に注視した上で、平成25年は応募しないと考えております。今後は、神奈川県県土整備局指定管理者選定審査委員会港湾部会での指定管理者指名の動向や神奈川県議会での議案審議等を受けて、平成25年に指定管理を受ける団体と良好な関係を構築してまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

12番(金崎ひさ君)

御答弁ありがとうございました。それでは、1項目ずつ、再質問に移らせていただきます。
まず、1項目目のごみ行政について、今回は、先ほど登壇して申し上げましたけれども、資源物のことにのみピンポイントで質問をさせていただきます。ごみの問題いろいろあるんですけれども、一つ一つやらないと改革ができないかなっていうふうに、今までの経験上、そう思っておりますので、今回は資源物のみにさせていただきます。まず、3月8日のごみ問題特別委員会で、部長が、2月からモデル地区が5団体になりました、そして、その5団体の結果を踏まえて、2月・3月の集計を4月にして、4月・5月の集計を6月にして、そして今後のことを考えるというふうな御答弁をいただいております。ですから、5団体が戸別収集を始めて、そして資源ステーションもつくって、やっていた結果を6月には集計を出して何らかの答えが出るというふうに、私たち受けとめておりますけれども、それでも2カ月ぐらいと遅いと思っております。最初の話では、二、三カ月でというふうにおしゃってましたけど。6月に結論が出たといたしますね。それで、町長は、その後どういうふうにするおつもりかお聞かせください。

町長(山梨崇仁君)

その4カ月の集計を経た上では、必ず一定の課題、今後我々が取り組まなければならない方策について、浮き彫りになるものと考えております。そういったものを整理した上で、それにかかる期間というものを、整合性がとれれば、全町実施に向けての日程について明確にしていけるんではないかというふうに考えております。

12番(金崎ひさ君)

6月に集計が出て、それから…それからどういうふうにするかっていうのを考えるということですか。それは、6月までのその今回の5団体を、牛ヶ谷戸周辺にしたっていうことは、1日の収集量がどのぐらいの範囲でできるのかという検討をするために、全町実施に向けて、先行実施になるんですが、5団体をまず、だからこそ、アメーバ式に牛ヶ谷戸の回りの町内会に声をかけて協力してくださる方を募ったというふうに私、聞いておりますけれども、そういうことでよろしいんですよね。

町長(山梨崇仁君)

はい、そのとおりで結構でございます。

12番(金崎ひさ君)

そうすると、5団体のあの広さはちょっとわかりませんが、広さの中で1日でとれるのか、土曜日で…1日で、戸別収集の場合ですよね、1日でとれるのか、あるいは何日かかるのか。そして、それを全町に広げるには、じゃあ本当にこの体制でできるのかっていうのを検討するのが6月からということですよね。それを、何カ月ぐらい見込んでらっしゃいますか。

生活環境部部長(成島光男君)

私、6月にですね、検討するっていうお話しさせていただきました。これにつきましては、過去の2カ月、2カ月ごとの実績をですね、踏まえた中で、どのような形で行っていくのが一番いいのかっていうような内容を検討させていただきたいと思っております。ただ、そこから新たにですね、全町実施に向けて検討するっていうことではなく、現在も、収集コースとかですね、そういうものは、全町実施に向けての検討はさせていただいておりますので、6月からやるっていうことではございません。

12番(金崎ひさ君)

どのような形を実施すればいいのかということを検討するという意味合いは何でしょう。

生活環境部部長(成島光男君)

山梨町長になられまして4年間でですね、可燃物ごみ量を30%減らすっていう形で公約でされていると思います。それに沿うような形でですね、戸別収集を実施したときにですね、ごみ量はどの程度減るのか。また、ごみ量の減りが少なければ、違う何かの対応をとらなきゃいけないとか、そういういろいろなものを検討しなきゃいけないと思っておりますので、そういう内容で検討するっていう形でお話はさせていただきました。

12番(金崎ひさ君)

そうすると、わかりやすく言いますと、6月には30%削減に向けて見込みがつくかどうかということを、実施した形で、実施した後に、このやり方で30%の削減が見込まれるかどうかというのを検証するということで、もし、そうならなければ、この住民の皆様へと配られた、何…戸別収集のやり方とか資源ステーションに出すやり方とか、これ、前にいただいた牛ヶ谷戸と大体同じような内容なんですけれども、この方法も変えるかもしれないということですか。

町長(山梨崇仁君)

成島さん…今、部長がお答えしたのは、大きい意味での目的の話でございます。私は、基本的には、全町の戸別収集というのは施策的に取り組むべきというふうに考えてますので、30%いくかいかないかの段階ではですね、戸別収集の効果がなかったかという判断もありますけども、であれば、戸別にどういう方法をほかにとっていくかといった、付加措置を考えていくような時期として、この6月を見なければならないと思っております。また、もう1点、戸別というその方策以外にもですね、今回、周知の方法だったりとか、資源ステーションの設置の箇所について、さまざまな問題が今、情報が入ってきております。そういったことについても、一定、6月の春の時期を迎えることによって、ごみ量も大きく変動もございますので、一定の期間を経たあげくですね、町としてとるべき方策がどうだったのかといったことを振り返りながら最終決定をしていく、そういうふうに考えていただければと思います。

12番(金崎ひさ君)

わかりました、そうすると、牛ヶ谷戸方式はあくまで葉山町の方式として、これを変えるつもりはないと、だけども、もしこれがうまくいかなくて、30%削減にならなければ、あるいは職員がステーションに立ったり、これはちゃんと分けてくださいとかっていう、そういう直接な指導をするかもしれないけれども、ともかくこの形は変えないということはもう決定ですね。で、それで、それでは、この6月を待つまでもなく、職員間で全町にわたって戸別収集をするための検討をもう既に入っているということなんですが、それはいつごろやるつもりなんですか、戸別、全町に向けて戸別をいつごろやる。その、何ていうんだ、期限的に、いつまでにやるつもりなんですか。町長にお聞きします。目標値。時期。

町長(山梨崇仁君)

まだこれは部長ともですね、当事者であるセンターのほうとも具体的な議論は煮詰めてはいないんですけども、25年度いっぱいか26年度の早い時期にですね、全町を始めたいというふうには考えております。

12番(金崎ひさ君)

すると、だんだんだんだん延び延びになりますけど、じゃあ、26年度から戸別、全町にわたる戸別収集をするということでよろしいですか。

町長(山梨崇仁君)

申し上げたとおり、まだ具体的に議論を詰めたわけじゃありませんけども、遅くともそのぐらいをというふうに、私は今、意向として持っております。

12番(金崎ひさ君)

今の町長の御答弁、しっかりと受けとめます。遅くとも26年度から全町にわたる戸別収集を行うということですね、わかりました。それで、やっと、やっとそこのところのはっきりとした御答弁をいただいたんです。いつなんだ、いつなんだと言っても、全く何にもおっしゃらないわけですよ。ですから、細々としたことをこういうふうにしたら、例えば私はいつもミックスペーパーを19団体にも加えたらどうかと。そうすると、500万円のミックスペーパーの収集費が浮きますよとか、そういう話をしてますよね。そうすると、本年度はそれに向けて進めるけれども、来年度、26年度予算はあくまで戸別収集、資源ステーションのごみ行政はね、そういう形で予算を組むというふうに、今、町長が断言なさったというふうに受けとめてよろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

断言ではございません。繰り返しでありますけども、私が今、現状まだセンターの職員がどういう状況を把握してるか、きょうのところはまだ知りませんので、そういったことを前提とした上で申し上げましたけども、私として、政策的にはできれば26年度から始めていきたいというふうに申し上げました。ただ、先ほどから議論させていただいているとおりに、この6月までの収集の結果を踏まえて、例えば、やんごとなき大きな課題が生まれてくれば、それは延びることもあるでしょうし、もしくは場合によっては前倒しもできるかもしれませんので、それについてはしっかりとした議論を踏まえた上で、正式な日程については、また改めてお示しをしたいと思います。

12番(金崎ひさ君)

いろんなことがあると思いますけども、今まで何人も一般質問なさってますけど、皆様、きょう、今議会に。町長が指針を示さないんですよ、町長が指針を示さないから職員が動けない。ですから、僕としては26年度初般から、もう戸別収集、全町でやりますよと、そういう思いを持ってるから、みんなそれに向かってくださいと、なぜ、こう言わないんですか。それを、職員に言って、クリーンセンターの方、環境課の方にそういうふうな、町長がそういうふうなことを目指しているんだということでみんなが努力してくだされば、やるんでしょう、いずれは。そこのところを、どこで努力させるかというのは町長のリーダーシップだと思いますけど、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

指針は何かと言われれば、それは戸別収集と資源ステーション、先ほど金崎議員がおっしゃったとおり、牛ヶ谷戸方式を採用するんだといったことが間違いのない指針でございます。それの方法についても、確かにいろんな議論が、異論も含めてですね、あった過程ではございましたけども、それはまずは拡大実施をして、その上で全町に向けてやるんだといった方針については、一切変えるつもりはございません。ただ、その時期については、繰り返し申し上げますけども、現場を知っている者どもの声を聞かなければですね、一切は定められないといった背景があることも、ぜひ御理解いただければというふうには思います。

12番(金崎ひさ君)

もう何年もじゃない、何カ月も、現場の意見を聞かなければいけない、聞かなければいけないというふうにおっしゃってます。それで、今のね、今のこの私の質問の中で答えられたことは、全町で戸別収集をするということは決まっていて、戸別収集と同時に資源ステーションも立ち上げるということは決まってますね。そして、今、5団体でやっていることに関して、その資料いかんによってそれを覆すことはないとおっしゃったんですよ。そうでしょう。そうすると、やはり、その町長が30%削減したいという思いが、そのやり方でできなくして…できなかったとしても、数字的にですね、この検証をした後に、5団体の検証をした後に、数字的に難しいと思っても、それはほかの方法で賄うけれども、戸別収集と資源ステーションを必ず全町でやるということは町長の指針ですよね。それはもう間違いないことですよね。それは、私はもう声を大にして全町に報告したいと思っておりますけれども。そうすると、やはり町長は、いつになるかわからない。ひょっとしたら、任期中かもしれないとかっていうふうなことではなくて、26年度初般から、私はやりたいと、だけども、いろんな諸般の事情があって、夏になりましたとか、いろんなことがあると思うんですよ。なぜこれだけ言うかというと、森町政の時代に7月からやりますと言って、初年度の予算まで、その戸別収集をやる予算を組んでたんですよ。いらしたでしょう。そして、補正予算で、突然、不燃物収集のところ400万ぐらい組んで、そして戸別収集ができなくなりましたからといって修正を出したんですよね。ですから、私たちはもう信じられないというか、本当に町長が指針をきちっと示して、そして行っていかないとできないんじゃないかと、期日を示しても、森町政のときはだめでしたけれども。ですから、今回は町長が30%削減したいという思いを持っているというのは、今、部長がおっしゃいました。それに向かって進めようとしているということなんですから、それには、戸別収集と資源ステーションの設置しかないだろうというふうに考えてらっしゃるわけですから、ですから、それは、自分が26年度の初はんからやりたいという思いを、やはり伝えなければいけないんじゃないですか、関係部局に。それはいかがですか。

町長(山梨崇仁君)

私のやり方としてですね、この方策については絶対に変えないでほしいといったことを言いながら、やはり一方で、現場に携わる職員たちの声、またそこに、今回のごみの件は特に、町民の皆様の協力なくしてできないことですから、そういったものの現場の皆様のかかわる方々の声をですね、しっかりと把握した上でなければ、いつというふうにゴーサインができないものだというふうには思っております。ただ、私の意思として、繰り返しですけども、30%の削減、戸別収集、全町、それからその際に資源ステーションの導入をしていくといったこの方式を最低限としてですね、進めていってほしいといったことはしっかりと伝えてまいっている次第でございます。

12番(金崎ひさ君)

わかりましたというか、一応、26年度から戸別、全町行うということを町長は指針を持っているということを、私は皆様にお伝えしたいと思います。それで、できなければ、できないっていうことになれば、やはり何かのネックがあるということだと思いますので、やはりね、それはね、町長、そういう言い方をするとね、やはり自分のリーダーシップで、そして職員を動かすというのが町長の仕事ですから、私はやりたいと思いましたけれども、だけども職員のいろいろな事情でできませんでしたというわけにはいかないんですよ。ですから、背負って立ってください。それを私は言いたいんですよ、町のトップとして。ですから、26年度でやりますと、それで、職員にして、話をして、こういう事情でできないということになったら、そのできないことをカバーしてあげればいいじゃないですか。それが町長の役どころだと私は思います。一応、その26年度初はんからというお答えをいただいたことで、私は一歩前進だと思っております。
それで、19団体ある集団資源回収協力団体に個別に御相談をしたい、やはり資源ステーションに関する設置の方法とか、いろんなところで個別に御相談をしたいということだと思いますけれども、この19団体っていうのは、それぞれノウハウを持って、そして、自分たち流にやってらっしゃるわけですよ。予算委員会でしたか、私も委員長やっておりましたので、聞きたいことの半分も聞けなくて非常に無口な金崎だったけれども、それでも、ごみのところはちょっと聞かせていただきまして、19団体がどのようにそれぞれ収集していますかということは聞きましたら、把握してないっていうんですよ。把握していない、そして、収集したキロ数だけはわかってますので、それは各19団体にキロ3円でお支払いしてますけれども、だけども、どういう収集方法をとっているかっていうのは、全く知らないっていうんですよ。私はもうこの件に関しては、もう何回も何回も、それぞれのトップを呼んで、そしてどうすれば資源ステーションをどういうふうにすればいいか、どういうふうにすればいいか、それで品目をふやすにはどうしたらいいかっていうのを検討してくださいっていうことをお願いしておりましたけれども、それはもう全然聞いてくださっていなかったということなんですが。この前の予算委員会では、知らない、把握していないと一言でした。それで、私も委員であればいろいろ聞くんですが、委員長ですので、余りしつこく言ってもあれなので、それでチェックをしてそういうことで済ませたんですけれども。だけども、私がこの質問をするために、資料を出していただいて、19団体の名簿を出していただいたんですね。それを、ちょっと議員の間で5分ですよ、お宅はどうやってやってるの、どうやってやってるのって聞いて回ってね、大体の収集方法がわかりました。なぜ、そういうことをしないんですか。それで、私がいつも言ってるように、19団体のそれぞれのノウハウ、ちゃんとやってるわけですよね。だから、それを生かした上で、やらなければ、協力していただかなければいけないというふうに私は思ってますけれども。今、町長は、個別に相談をするというふうにおっしゃってましたけど、全町一気にやるんですよね、また、アメーバのように近場近場を広げていって、団体を少しずつふやすやり方ですか。それはどうですか、戸別収集。

町長(山梨崇仁君)

基本的に、今回は、こちらの都合ということで、1班で1日かけるというふうに伝えてまいりました。ですから、モデルというよりも、検証をしている段階ですので、その検証が終わり次第、全町を一度に拡大していくような考えでございます。

12番(金崎ひさ君)

わかりました。それだったら、ぜひ19団体の代表をお呼びになって、そして全町で戸別収集と資源ステーションをやるんだけれども、あなたたちはどういうふうなやり方をしていますかと。どういうふうに変えれば、できるように…できますかっていう検討をね、19団体の代表とするべきじゃないですか。それはいかがですか。それ必要だと思いませんか、個別にやるっていうことは、その部分部分でやるのかなと思ったので聞いたんですが、全町一気にやるんであれば、19団体の長を呼んで、それを事情聴取をしながら、どういうふうにすれば資源ステーションがうまくいくかっていうことを、みんなで考えなきゃいけないんじゃないんですか。それぞれの土地柄があると思いますので、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

予算委員会の中でですね、どのような答弁をしたかはちょっと、私、詳細は知らないんですけども、ただ、担当からですね、聞いてる情報では、例えばエコーハイツさんとか三ヶ浦町内会さん、鐙摺町内会さんなどは、電話連絡をして収集の業者を呼んでいるとかですね、ほかはこういうふうに1週間のうち何日定めてますといったことで、内容について把握をしているというふうに私は認識をしておりました。また、昨年の秋口に金崎議員からこの集団資源回収についても手厚くするべきだといった御意見をいただいていまして、ちょっとその後の、今回の2月の個別の導入があったもので、まだこういう点で力入れきれてはないんですけども、先ほどの1回目の答弁で申し上げましたとおりに、取り組んでいない団体さんにつきましても、やはり声がけをして、おっしゃるとおり、これが全町戸別のときに大きな力となっていく中心的な役割を担えれば一番いいと思ってますので、声がけはしっかりとこれからも引き続き努めていきたいというふうには考えております。

12番(金崎ひさ君)

町長が御存じだっていうことは、じゃあ担当が面倒くさいから答えるのやめようと思ったのかもしれません。はっきりと、収集方法はわかりませんと。ね、それで、キロ数だけはわかりますというふうにおっしゃいました。また議事録を確かめていただければいいと思いますけれども。でも、もちろん知ってたほうがいいんですよ。それで、知ってたということを聞いて安心いたしましたけれども、だけども、本当にそれぞれなんですよ、集め方が。一色台のように資源小屋をつくって、そこにみんなが好きなときに持って行って、いっぱいになったら町内会長さんが電話をかけ、業者に電話をかけて取りにきてもらうとかというところもあるし、月一で集めるところもあるし、そしてごみステーションを使っているところもあれば、月二もあるし、あるいは自分の家の前に出せばいいのもあるんですよ。そういうのがいろいろですのでね、例えば戸別で自分のうちの前に出せばいいところが、資源ステーションが点々となって、遠くまで運ばなきゃいけないとなったら、これちょっとクレームつくんじゃないかなというふうに思いますのでね。ですから、やはり早い時期に、26年度最初からやるという意気込みで、早い時期に、資源ステーションの設置については、既にもうノウハウを持ってらっしゃる19団体もあるわけですから、ぽっかり穴が開いてるところがあるかどうかわかりませんけど、穴が開いてるところだったら、そのかいわいの町内会の方に来ていただくとか、いろいろあるんじゃないかと思いますよ。それで、この19もあれば、例えば一色でも幾つもありますよね。ですから、そういう意味で、何ていうんですか、きちっと順序立ててやらなければ、26年度なんてすぐ来ますから、そういうのをやっていただけるかどうか伺います。

町長(山梨崇仁君)

先ほども、集めてというふうにおっしゃいましたけども、代表の方とは連絡を取り合いながら、必ず、その先につながっていくようなおつき合いをさせていただきたいと思います。

12番(金崎ひさ君)

ぜひ期待をしておりますので、26年度戸別収集と、そして資源ステーションが一気にやれるということに向かっていただきたいというふうに思います。町長の答弁がこのようでなければ、ほかにも、ほら、今まで言ってましたようにミックスペーパーだけふやしたらどうかとか、いろいろ提案をしようと思ってましたけれども、やはり今いろいろ変えるよりも、26年度初はんからということが決まっていれば、今いろいろ変えるというよりも、それを待つほうがいいかなと思います。
一つだけ、私、どうしても納得いかないことがあるんですけれども、モデル地区の5団体は、収集量に対してキロ5円なんですね。それぞれの団体がいただくお金が。そして19団体はキロ3円なんですよ。それの差はなぜだと。せめてその差ぐらいは、25年度は、私は変えて、例えば一緒に4円にするとか、あるいは上に合わせるとか、予算がないから下に合わせるとか、いろいろあると思うんですが、なぜその差をつけるのかっていうのが納得いかないんですが。改めて、これも予算委員会で伺いましたけれども、改めて伺います。

生活環境部部長(成島光男君)

この19団体につきましては、収集してる種類ですね、これが少ないことがございます。また、この5団体につきましては、収集分別が21分別っていう形でやらさせていただいております。これについては、行政収集じゃなくて町内会とですね、民間業者が契約した上で収集を行っております。そういう理由によりまして、現在3円と5円という形で分類はさせていただいております。

12番(金崎ひさ君)

それおかしいんじゃないですか。5団体については21分別、確かに、全部数えれば21分別あるかもしれませんが、キロ数掛け5円を出すっていうのは、この土曜日のアルミ缶、スチール缶、金属製調理器具、その他金属類、紙パック、新聞、雑誌、段ボール、ミックスペーパー、古布、衣類、これの11品目だと思いますけど。あとは行政収集というか、資源ステーションには出してるけれども、行政は町、クリーンセンターが収集してますよね。資源ステーションには出してますけど、どうですか。

生活環境部部長(成島光男君)

この差額についても、先ほども言いましたけども、私たちのほうの行政のほうでですね、収集を行っているわけではございません。行政のほうでですね、収集すればですね、当然それにかかる経費等っていうのもございます。それもございますので、今回、今行っております5団体につきましては、5円という形での奨励金という形のほうを支払のほうをさせていただいているものでございます。

12番(金崎ひさ君)

おかしいですよ、部長わかってるのかしら。土曜日のこの11品目は、5団体も業者と契約をして、そこで集まったキロ数だけを掛け5円で各団体がいただいてるんですよ。そして19団体は、4品目を各団体が集めて、そしてそれに対して3円を、各団体がいただいてるんですよ。行政収集なんかどっちもしてませんし、どちらも業者収集ですけれども、21品目っておっしゃった中には、行政収集しているものもあるでしょう。資源ステーションは、業者が持ってくる、土曜日は取りにきますけど、その他の曜日は資源ステーションに出しても行政が収集してるんでしょう。ちょっとその辺整理していただけますか。
休憩してください、議長。

議長(畑中由喜子君)

答弁、すぐ出ますか。

生活環境部部長(成島光男君)

繰り返すような形になりますけども、土曜日につきましては、基本的に民間同士での契約、その中の分類が21分類っていうふうに思っております。それ以外の、特に水曜日とかですね、金曜日、これ資源ステーションを活用させていただいてる部分はございます。これにつきましては、行政のほうで収集を行っている部分でございます。奨励金の支給に関しましては、土曜日の扱ったものに対しての支給っていう形をとらさせていただいておりますので、そういうものの中での違いっていうのは出てるって思っております。

12番(金崎ひさ君)

全然わかってないです、部長。だから、私が言ってるように、土曜日の収集は11品目なんですよ。その11品目のキロ数だけの合計が業者が7円いただいて、各団体が5円いただいてるんです。21品目というのは、全体の品目数で、そして行政収集をしているものがほかの曜日にあるわけ、土曜日以外は行政が動いてるんですよ、瓶だとかペットボトルだとか。ちょっとわかってないんじゃないですか。休憩をして、整理してもらっていただけますか。

議長(畑中由喜子君)

暫時休憩いたします。(午後3時54分)

議長(畑中由喜子君)

休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後4時06分)
一般質問を続行いたします。答弁をお願いします。

生活環境部部長(成島光男君)

お時間いただきまして、申しわけございませんでした。先ほどのお答えでございますけども、19団体、3円で行っているところにつきましては、紙類・布類の収集を行っております。ここにつきましては、町のほうもですね、行政収集という形で重複して収集のほうを行っております。そういう理由がございまして3円という形でやらさせていただいております。また、そのような5団体でございますけども、ここにつきましては、民間での契約という形をとらさせていただいております。ここの中には、先ほど議員が言われた11品目についてですね、行政収集から省いた形で収集を行っております。そういう理由もございまして、5円という対応をさせていただいてるものでございます。

12番(金崎ひさ君)

そのような御説明を予算特別員会で伺っておりますので、それをここで確認した上で次の話をしたいと思って質問したんです。そうすると、部長が答えられなくてこれだけ時間がたって、私もあとが押せ押せになって困ったなと思ってるんですけど。もう少し、議員ごときの能力よりも上手をいって、部長、お願いしなければ、ごみ行政ってできないと思いますよ。
それでですね、今の理屈はわかりました。じゃあ1つおかしいのがあるから、お聞きしますけれども、ごみ減らし隊です。ごみへらし隊は、今までは、いつかな、12月1日からミックスペーパー、新聞、雑誌、段ボール、牛乳パック、布、衣類を土曜広場として、毎週土曜日に役場のところでやってますよね。それが5円だったんですよ。収集料が5円、そして業者に7円出してるんです。それは以前に、私、言いました。なぜ、品目が4品目でもなければ11品目でもないのに、なぜ、このごみへらし隊だけ5円なんですかと。それは聞きました。でも、聞いたけども、きちっとしたお話は伺ってません。それで、今回、実はきのう、この土曜広場というのは、土曜日の、12月から3月に実施しますということで試験的な土曜広場だったんですが、実は昨日、回覧板にこの金属類のふやして、そして4月からも実施しますという案内が来てますけれども、回覧板に回ってきたので、うそではないと思いますけど、そういうことでよろしいんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

そのとおりでございます。

12番(金崎ひさ君)

そうすると、この資源ステーションの11品目にすべてなって、そして毎週土曜日に土曜広場として役場のあそこの2階の駐車場のところで行うということですよね。それで、この前の予算委員会では、土曜広場は…土曜広場じゃなくて何でした、ごみへらし隊には5円差し上げてますと言ってました。それで、11品目になって5円、業者には7円、そういう形でやるということですか。

生活環境部部長(成島光男君)

そのとおりでございます。

12番(金崎ひさ君)

だから、そこで自己矛盾が起きるんです。いいですか、集団資源回収協力団体は、その区域は11品目でないから、行政収集しなければならないから3円だとおっしゃいましたよね。土曜広場っていうのは、役場かいわいの収集だけじゃないですよ。全町から車で持ってくるんですよね。土曜広場を開催することによって、行政収集がここの部分をしなくなるという部分はないでしょ。それなのに何で5円なんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

ごみへらし隊につきましては、基本的には紙類・布類、そういうものを、紙類関係を行うっていう形でやらさせていただきました。これにつきましては、資源ステーションで行っております紙類等につきまして、雨の場合ですね、出せない、そういうようなこともございましたので、これで代替するような形も考えました。また、持ってこられるですね、地域等も調査をあわせて行っております。これらの調査を踏まえた中でですね、今後の参考にしたいと思いまして、こういう形の5円という形でやらさせていただいたものでございます。

12番(金崎ひさ君)

意味不明です。なぜ、それが5円で、19団体が3円なのかというところがわかりません。それは、理由としては、行政収集はしなければならない、だからミックスペーパーもしなければならないということで、重なる部分で車が二重にも三重にも行かなければいけないから、だから行かなくてもいい、戸別収集ができたところはその分だけ5円にしましょう。だけど、19団体でまだ11品目できていないからということで3円にします。そのかわり行政収集はしますよということで3円なんでしょう。それと、自己矛盾が起きませんかって言ってるんです。土曜広場は地域限定じゃないんですよ、全町から集めてるんですよ。だからみんな、行政収集しなきゃいけないところも入ってるんですよ。それがなぜ5円なんですか。だから、私が言ってるように、いっそのこと同じにしたらどうですかと言ってるわけですよ。5円でも3円でも4円でもいいから、そういう自己矛盾を起こすようなことをするから私に追及されるんじゃないですか。町長、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

まだ、この冬からですね、始めた土曜広場ということで、取り組みがあるということは、私は聞いておりましたけども、その成果等について詳細などのぐらいの分量を集めたかといったことについて、まだ確認はしておりません。今後、その振りかえりをする際にですね、今後の土曜広場のあり方と金崎議員御指摘のような、その位置づけについてですね、もう一度検討した上で、料金等改めて検討する機会を設けてまいりたいというふうに思います。

12番(金崎ひさ君)

第一ですね、ごみへらし隊って、私はこの土曜広場というのを本当に賛成なんですよ。よくそういうことをやったなと思って、大したもんだと思ってます。「広報はやま」にも出てますしね、それで問い合わせは環境課になってるし、ボランティアが完璧に集まって、そして環境課のやってることだと思ったんですよ。そして、ボランティアスタッフ募集中とかって、まだ書いてあるし、それから庁舎の中でも、土曜広場やってますって張り紙でしてるじゃないですか。これはあくまで環境課がやってることだと思ってたんですよ。ところが、ごみへらし隊というものが、5円をいただいているわけですよね。いいですよ、それは。いいですけど、19団体と同じような扱いにするべきじゃないですかと言ってるんです。なぜ特別に、そういうふうにするんですかと言ってるわけです。不思議なんですよ。だから、ごみへらし隊はどういう位置づけなのか教えてください。

生活環境部部長(成島光男君)

ごみへらし隊につきましては、町のごみの部分についてですね、いろんな検討または出版のものを出していただいたりですね、そういう協力をいただいてるものとなっております。私たちもですね、ごみへらし隊の協力を得ながらですね、一緒にどのようにしてごみを減らしていくかというのを一緒に検討しておりますので、そういう団体が、ごみへらし隊っていうような認識でおります。

12番(金崎ひさ君)

じゃあ、環境課を中心に集まったボランティアの任意団体ということですよね。そういうことですよね。

生活環境部部長(成島光男君)

そのとおりでございます。

12番(金崎ひさ君)

そうすると、ますますもってね、ごみへらし隊が土曜広場を広げたからといって、本来ならば無料でいいと思いますけども、5円にするのはおかしいんじゃないですか。任意団体で環境課が中心になってやってる人に、おかしいんじゃないですか、それは。普通、常識的に考えると。私は、ごみへらし隊の活動というのをすごく尊敬してます。それで、「ペ」っていう、何ていうんですか、こういう冊子、紙もね、すごくわかりやすいし、非常に熱心な方たちの集まりだと思いますよ。だけど、こういうことをすると、議員としては見逃すわけにはいかないんですよ。一体どうなってるのっていうことなんですね。ですから、整合性が合うようにしたらどうですかって言ってるわけですよ。それ、近いうちにお返事いただけますか。町長、検討して、いつまでも返事がないんじゃなくて、やっぱり6月議会にもう1回聞かなきゃだめですか。

町長(山梨崇仁君)

繰り返しとなりますけども、この冬の取り組みについて、私の聞くところではですね、結構な成果が出てるといったことを聞いております。そういったものを一たん報告をいただいた上で、実際に先ほどのお話のように、位置づけがどういうふうになっているのかといった整合性をとった議論を、改めてしてまいりたいというふうに考えております。

12番(金崎ひさ君)

これ以上やっても、時間ばっかりかかるので、一応問題提起として言わせていただきますので、きっちとわかりやすい御説明をまたいつかはいただきます。
それで、一色台のモデル地区なんですが、これ、こういう囲みの中にいつでも一色台の方が出せるようになってますけど、これの収集も、やはり11品目が業者が取りに来ているわけですか。土曜日なんですか。今、実態、どういうふうになってますか。

生活環境部部長(成島光男君)

11品目につきましては、業者のほうで収集させていただいております。また、ペットボトル、白トレー、廃食油、小型電気、瓶類、これらにつきましては、週1回曜日を定めた中で、収集のほうはさせていただいております。

12番(金崎ひさ君)

それでもう一つだけ言っておきますけど、集団資源回収の19団体は、そのときの単価によるんでしょうけれども、業者にお金払ってないんですよね。それで、23年…24年度は0円です。そして23年度は、4月から6月まではキロ4円とかって、こう出てますよね。キロ6円とか出てますのでね、そういう意味でも、やはり5円にそろえてあげるべきじゃないですか。団体に。業者間、業者には払ってないんですから。4団体とごみへらし隊には、業者に7円払ってるんでしょ。その辺もね、本当にね、もうちょっとね、きちっと勉強して整合性をとった施策をしていただきたいというふうに思います。以上で第1項目は終わります。
では、2項目の機構改革についてですけれども、これ私は、海と川をきれいにするための施策展開を簡単にできる、連携を持ってできる課を設置したらどうかというふうに提案いたしましたが、今の町長の御答弁では、今、行っている機構改革の検討委員会の中で、そんな話が出ているのか、あるいは全く出ていないのか、結論が出るまで待つということなのか教えてください。

町長(山梨崇仁君)

直近の議事録はまだ読めてないんですけども、過去参加した2回においては、環境課と下水道課と指定させていただければ、そこについての議論は出てないというふうに私は認識しております。

12番(金崎ひさ君)

じゃあ、町長自身、どのように思われますか。私ね、環境課っていうのはね、すごいハードだと思います。ごみもあればし尿もあるし、それからコミプラもあれば合併浄化槽もあるんですよね。だから、その辺のせめて海と川をきれいにするために、公共下水道と下水道課と一緒にした課にしてあげたほうが、いろいろ料金体制も何もかも、これからちょっと提案、時間があれば提案しますけど、そういうふうなことやりやすいんじゃないかというふうに思うんですけれども、町長、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

私もですね、変な言い方ですけども、議員として考えたとき、全くそのように思っておりました。実際に、今の役場の組織全体を、フロアと見ていくとですね、工事関係の業者さんからすると、やはり2階のところですべて一括して終わる、下水道課があそこにあるのが一番いいという声が多くてですね、環境のほうについては、確かに3階にあるのはちょっと利便性が低いんですけれども、無理なり一緒になっていなければいけないんだというふうにですね、実際に来られてる業者さんを考えたりすると、それほど今、不便を感じてるところではないんじゃないかなというふうに思っております。また、環境…下水道課に直接個人で行かれたりすることも、余り用もございませんし、環境のことであれば、合併浄化槽のことで直接行かれることもできますので、そこに連動性を持たせることがそれほど必要性という意味では高くないんじゃないかなと、今、そのような認識を持っております。

12番(金崎ひさ君)

私は今、行政改革の機構改革について話をしているわけで、位置的に町民の方が行きやすいとか相談しやすいからという話をしているわけじゃないんです。ですから、海と川をきれいにするための施策を一つにして、そしてそれに邁進してくれないかという話をしてるんですけど。その辺はどうでしょう。

町長(山梨崇仁君)

今回のし尿投入口につきましては、下水道課と環境課が本当に密に連携をしてもらって、県・国への働きかけを行ってもらいました。ですから、内部的な連携というのは非常によくとれているというふうに、私は感じております。

12番(金崎ひさ君)

町長の言う横連携ですか、横連携がうまくとれているということなんだろうと思いますけれども。例えばね、し尿の投入施設ができた場合に、環境課から4,000万ぐらいでしたかね、ちょっと金額、今、覚えてませんけど、下水道課に繰り入れなきゃいけないみたいな、そういう複雑怪奇なあれが、同じ懐からですね、葉山町という懐から、環境課から下水道課に移さなければいけないという、し尿の処理費をね。そんなことが行われるよりも、その料金体制の中で、同時に一つの課で、し尿の処理費とかそれからコミプラの処理費とか全部そういうのを1つの体系として料金体系の中で、そして一般会計から幾ら繰り入れなきゃいけないっていうふうな形にしたほうがわかりやすいんですけど、いかがですか。4,000万か。

町長(山梨崇仁君)

決算を見るときの目線とですね、実際にお支払いするときの目線と、決算そのものを全体で考えた目線で、3つ多分違う視点があると思うんです。お支払いする方からすると、下水に支払おうが、合併浄化槽に支払おうが、支払いは変わらないと思うんです。ところが、恐らく一緒になって見るって考えると、確かに一般会計で一括したほうがいいんじゃないかと見れると思うんですが、一方で、会計上の事情として、特別会計を下水道と持っております。これはあくまで浄化センターを主軸とした公共下水道の特会ですので、合併浄化槽、今回そこに入れることになりますけども、あくまで目的外ですから、特別会計ではない、一般会計上の会計処理としてはですね、大変、経理上は別もので扱わなければならない、大変手間のかかるところがあるということは認識をしておりまして、これは会計手続上の問題ですので、今後の整合はちょっと図りづらいんじゃないかなというふうに思っております。

12番(金崎ひさ君)

そこのところを言われると、私も詳しくないのでわかりませんけれども、確かに公共下水道特別会計ですのもね、下水道だけではないわけですから、その辺はじゃあしっかりと横の連携をとっていただいて。それで、何を言いたいかと言いますと、合併浄化槽の補助事業ですけれども、23年度がゼロでしたよね。24年度が辛うじて1件あるのかなっていうふうなことを委員会のほうでお聞きしましたけれども、これいかに6件を予定して300万ぐらいの予算を組んでますけれども、今のままでは、そんなにいかないかなと思います。私が前にも提案いたしましたように、市町村管理型のものは、用紙いただきましたけれど、20件そろわないからなかなか難しいみたいなことがありましたけれども、そうではなくて、合併浄化槽っていうのは、やはり、つけたら管理をしなきゃいけないんですよ。つければいいというもんじゃないですからね。だから、私のうちもつけてますけれども、年間の契約をして、そしていろいろと水のことを調べに来ていただいてますのでね、それでもお金がかかるわけですよ。ですから、そういう管理を町がやって、そして公共下水道並みの下水道料金を取るということも可能ではないかというふうに思いますけれども、そして設置は、管を布設するお金があれば設置は町がしてあげられるのではないかなというふうに思うんですね。そのような将来展望を見据えた上で、やはり同じ課じゃないと、料金体制とかいろいろ難しいんじゃないかなと思いますけれども、そのような提案をしたいなというふうに、行く行くは思ってますけれども、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

この冬もですね、今回の予算査定におきまして、合併浄化槽の増加策をさまざま議論をしました。まだまだ、実はまとまりきれてないところが正直あります。ただ、6件という目標を掲げていることは間違いございませんので、その目標に向けていく中で、町の合併浄化槽の誘導策をさらに手厚くしていこうと思っております。ちょっと今、ここで結論、こうしていきますとは申し上げられなくて残念なんですけども、し尿投入口の件もございますし、さまざま合併浄化槽は今後、料金設定などをですね、問題として課題として大きく捉えておりますので、なるべく早くそういったものをまとめてお示しできるように努めさせていただきたいと、この場では申し上げたいと思います。

12番(金崎ひさ君)

それで、ちょっと私、さっと、委員長だったもので、余り詳しく書いてないんですが、コミプラが将来的には下水道課へ移動するというふうに書いてるんですが、これはやはりコミプラのところを公共下水道につないでという意味ですか。それちょっと、私、聞き間違えたかどうか、そういうことがあったと思うんですが。そういう課の移管はないですね。

生活環境部部長(成島光男君)

今ございます3団地の汚水処理場につきましては、将来的には公共下水道のほうに接続っていう形で検討はさせていただきます。

12番(金崎ひさ君)

わかりました。じゃあそれは、汚水処理施設の担当として下水道課に移るのではなくて、下水道につないだ後には恐らくそっちに行くでしょうということですね。わかりました。
それでは、もう本当に時間がないので、最後になります。葉山港管理について、結局応募しないと結論を出されたようですが、ちょっとその理由が余りよくわからなかったんですが、ちょっともう一度教えてください。

町長(山梨崇仁君)

詳細は副町長のほうで所管してもらってますけども、端的に申し上げると、現在の指定管理を行っている民間さんのサービス水準や、実際の決算などを拝見しますと、大変厳しい状況で、赤字決算しているところもございまして、町として同様のサービス水準を保ちながら、この中でやり繰りするのは大変、今からは大変難しいという判断をした結論でございます。

12番(金崎ひさ君)

そうすると、以前やっていて、7,000万ぐらい県からいただいてまして、そして、その定置料の、葉山観光協会が定置料の支払いの中身を中間をやってまして、そして、そのための手数料を葉山観光協会がいただいていたんですね。それも、指定管理で、21年ですかね、指定管理が外れたときに葉山町がかかわりなくなったもんですから、観光協会にもそのお金は出なくなったし、それから7,000万の委託費ももちろんないし、それでその7,000万あれば、葉山港の管理は恐らく職員の手当で出たと思うんですね。その後、この21年から民間になったときに、何ですか、そのサービス水準が以前葉山のやっていたよりも、うんと上がっちゃって、そして葉山町としては受けてもそこまでいかないよという結論を出したということですか。

町長(山梨崇仁君)

それもございますし、何よりも、ちょっと決算上ですね、大変厳しいといった判断をしたところでございます。

12番(金崎ひさ君)

決算上というのは、葉山港管理の決算上ですか。そういうことですか。じゃあ、それを見て、葉山町が受けとめるには余りにもちょっと荷が重いということが結論が出たということなんですか。私はね、やっぱりね、今、指定管理で幾らもらえるか、私は、決算見てませんからわかりませんけれども、職員があそこに何人か派遣するだけのものは来ると思うんですよね。そして、サービスは心ですから、やはりヨット発祥の地だしね、どうしてもあの葉山港っていうのは、葉山が管理していてほしいなっていう気がすごくします。でも、それはトップの判断ですから、私がどうこう言うものではないんですが、今おっしゃったように、本当に、次の指定管理者と葉山町が良好な関係を築くというのは大切なことだと思うんですけれども、その辺はどういう形で、窓口はどこでどういうふうに進めるつもりなんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

民間の事業所さんですので、これは外交的な措置として私のほうでコミュニケーションさせていただきたいとは思います。ただ、ヨットスクール事業なり、町のさまざまなイベントについて活用させていただいてますので、各所管がそれぞれ連絡を取り得ることだと思います。ただ、港湾管理としては、神奈川県が所管してございます。県のほうとですね、随時連絡を取るとすれば、都市経済部のほうで、今は連絡はお願いをしているところでございます。

12番(金崎ひさ君)

ついこの前、海の駅にも指定されたようでございますし、それで、町長も私もたまたまそこに居合わせたんですが、町長も、葉山町が後援ということで、町長もその式典に出られて、大変にぎわいを見せてました。これがやはり葉山町に、全域にこういうことがありますよというお知らせをして、そして連携をして、そして町の活性化になればいいなというふうに思っております。その辺のその良好な関係を、何ていうんですか、こういうことをやりますよっていうことを、向こうからもお知らせがくる。そして、こちらからもあの場所を借りてヨットのヨット協会がやってますよね、それで、定置料も無料で置かせていただいてるし、そういうことも、やはり今後支障のないように、葉山港というのは、葉山の行事にやはりなくてはならないものだし、観光の意味でもすばらしい眺めですので、その辺は連係プレーをとっていただきたいということをお願いして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

これにて12番金崎ひさ議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。

議長(畑中由喜子君)

本日の日程はすべて終了いたしました。明日は午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。どうもお疲れさまでございました。(午後4時31分)

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更新日:2018年01月31日