葉山町議会 平成25年2月20日

招集年月日

平成25年2月20日(水曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午前10時00分

散会

午後4時14分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 鈴木道子 出席
第2番 近藤昇一 出席
第3番 窪田美樹 出席
第4番 守屋亘弘 出席
第5番 田中孝男 出席
第6番 中村文彦 出席
第7番 荒井直彦 出席
第8番 笠原俊一 出席
第9番 土佐洋子 出席
第10番 長塚かおる 出席
第11番 横山すみ子 出席
第12番 金崎ひさ 出席
第13番 待寺真司 出席
第14番 畑中由喜子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 田邉高太郎
教育長 豊田茂紀
総務部部長 上妻良章
保健福祉部部長 稲山孝之
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 高梨勝
消防長 有馬弘
総務課課長 池田務

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 山本孝幸
次長 廣瀬英之
主事 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第7番 荒井直彦
第8番 笠原俊一

議事日程

第1 議案第64号 平成25年度葉山町一般会計予算
第2 議案第65号 平成25年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第3 議案第66号 平成25年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第4 議案第67号 平成25年度葉山町介護保険特別会計予算
第5 議案第68号 平成25年度葉山町下水道事業特別会計予算
(以上5件総括質問)

1.守屋亘弘

(1)職員の給与等の見直しについて

(2)非常勤特別職の報酬の見直しについて

(3)消防本部職員の充足率向上について

(4)現行のごみ処理体制の改善について


2.横山すみ子

(1)町長施政方針について

(2)25年度一般会計予算について

(3)下水道事業特別会計予算について


3.長塚かおる

(1)「子育て」施策について


4.窪田美樹

(1)福祉施策について

(2)再生可能エネルギーへの取り組みについて

(3)下水道事業について


5.土佐洋子

(1)平成25年度当初予算案および町長施政方針について

議事の経過

議長(畑中由喜子君)

おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(畑中由喜子君)

日程第1「議案第64号平成25年度葉山町一般会計予算」、日程第2「議案第65号平成25年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第3「議案第66号平成25年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第4「議案第67号平成25年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第5「議案第68号平成25年度葉山町下水道事業特別会計予算」の5件を一括議題といたします。
去る2月14日に本5件に関する説明が終わっております。ただいまより総括質問を通告順に行います。第1番、4番守屋亘弘議員、登壇願います。

4番(守屋亘弘君)

皆さん、おはようございます。4番守屋亘弘です。私は4項目について総括質問を行います。
まず1点は職員の給与等の見直しについて、2点目は非常勤特別職の報酬の見直しについて、3点目は消防本部職員の充足率向上について、4番目は現行のごみ処理体制の改善についてということでございまして、今申し上げた項目に沿い、若干の補足説明を申し上げます。
まず1点目の職員の給与等の見直しについてに関してですね、去る2月9日(土曜日)の日経新聞神奈川版には、「公務員給与33自治体国上回る」と。上位に藤沢、川崎、横浜、その次はどこの自治体か皆さん御存じでしょうか。堂々の葉山町です。ラスパイレス指数で111.7。その記事の中で、「政府は地方公務員の給与について、国家公務員と同様7.8%減額することを求める方針を閣議決定」と。それで、なお、葉山町については、この記事では葉山町は4月から2年間、職責に応じて職員の月額給与を1.5%から3.5%削減する計画だが、国の求めを受けた追加の対応策をとるかどうかも今後検討する予定だとあります。多分、本当かどうか存じませんけれども、検討をされるというようにこの記事にはなっていると。したがって、平成25年度においてどのような対応をとるのかということでございます。
それから、非常勤特別職の報酬の見直しについては、森英二町長当時からの宿題をいつ見直すのか。これは町長も議員でおられた当時から問題になっておりましたので、記憶なさっていることであろうかと存じますけれども、平成22年11月策定の葉山町長期財政計画、11ページには非常勤特別職の報酬見直しと。それ以前に平成22年2月19日、議案第61号で葉山町非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例が上程されまして、結果としては否決となりました。その中で、当時議員でおられた現町長は賛成という表示をなさっておりますけれども、その理由については賛成討論をされませんでしたので、私は詳しく存じておりません。私は反対討論をいたしました。
で、その際の理由としまして、地方自治法第203条の2項で、月額制から日額制にすべきだと。実際の条文は日額で規定しろと。ただし、条例で定める限りにおいてはその範囲、それにはこだわらないということであったというように考えておりますけれども、私が特に問題にしましたのは、教育委員会委員長が8万円、委員が7万6,000円、これは月額ベース。それから、選挙管理委員会の委員長が4万5,000円、委員が3万5,000円、これも月額。それを日額制にして云々とありますけれども、その中で農業委員会の不要論もありました。私の考えとすれば、農業委員会の人数も現行9名ですけれども、削減できるんではないかと。また、教育委員会の委員の人数も、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づけば、第3条組織として、町村においては3名にすることができるとはっきり、できる条項ですから、しなくてはいけないということではありませんけれども、5人も必要ないんじゃないかというような話をいたしました。そういう経緯もございまして、先ほど申し上げたとおり、中期財政計画では見直すよとなっておりましたんで、それが森英二町長時代は再びそういう条例案も提出されませんでしたし、常に先送りされてしまったということであろうかと存じます。
それから、3番目の消防本部職員の充足率向上について。これは皆さん御存じであろうかと思いますけれども、平成15年から一人たりともふえていない。平成15年の…並びに18年、並びに21年において消防本部体制の整備、消防力の整備指針に基づけば、先ほど現行人員は47名のままで、15年、18年、21年と、それぞれ先ほどの整備指針が見直しをされておりましたけれども、充足率においては15年、18年、21年で順次申し上げれば63.5%、18年が50%ちょうど、21年に至っては42.3%、これは県下最悪、ワーストワン。それで、25年度については1名の増員ということになりますけれども、充足率で申し上げれば42.3%が43.2%、コンマ9%向上するというだけであろうかと存じますが、それ以降についてどのようなお考えであるのかということを伺いたいと存じます。
それから、現行のごみ処理体制の改善についてと。いつまで現行の民間委託を続けるのか。現在平成23年3月…あ、失礼。6月末ですか、横浜市にお願いしておりましたけれども、それ以降については3カ所の民間企業に焼却処理を依頼していると。町長のマニフェストにおいては、中間処理である焼却炉を含め、近隣自治体とのパートナーシップ、事業連携で安定的なごみ処理体制を再構築とありますけれども、この点についてどのように現在対策を考えておられるのか。
なお、町長の施政方針では中間処理の安定化とありますけれども、それは一体何を意味するのか、よく考えていただきたいと存じます。かねて、この議論は私は3つの選択肢があるんではないかと。すなわち、現行のままで民間委託を続ける、あるいは先ほど申し上げたとおり、近隣自治体等とのパートナーシップを構築して、いわゆる広域化を図るのか。それともう1点は、自区内処理の原則に基づいて葉山単独で処理するのかということでありましたけれども、葉山町単独処理ということは実現性において困難であるというように町長はお答えになっておりますんで、先ほど申し上げた選択肢の中では2つしかないのかと。いわゆる、近隣自治体とのパートナーシップということであればですね、それぞれ交渉相手もあることですから、現時点で公にできないということであれば、それはそれで私としては理解する範囲ですけれども、何もしてないとなれば一体何をしてるのかということになろうかと思っております。
以上、第1回目の質問をこれにて終わります。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

おはようございます。それでは、守屋亘弘議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
初めに、職員の給与等の見直しについての、国の国家公務員並みの給与削減の要請に関する対応についてとのお尋ねでございますが、本町では昨年4月に初任給の引き下げと昇給凍結を実施しております。また、本年4月からは1.5%から3.5%の定率削減を実施することが決定しており、それ以外にもこれまでさまざまな取り組みを進めてきております。そのような中、今回の国の要請については、町が独自に取り組んでいる現状が具体的なしんしゃくがされておらず、そのまま受け入れることは困難であると考えておりますが、国や近隣自治体との均衡を逸しない範囲でどのような対応ができるか、今後とも検討をしてまいります。
次に、非常勤特別職の報酬の見直しについての森英二町長当時からの宿題をいつ見直すのかとのお尋ねですが、非常勤特別職の報酬につきましては平成21年度に見直しの検討を行い、平成22年第1回定例会において条例改正を提案させていただきましたが、残念ながら可決されなかったところでございます。非常勤特別職の年額・月額支給についての司法判断は、当時とは状況が異なり、適法であるとの最高裁判決が出ていることや、他の自治体の状況及び非常勤特別職の報酬の本質的なあり方などを踏まえ、さらに慎重な検討を重ねてまいりたいと考えております。
次に、消防本部職員の充足率向上について。本件の今後の方針、計画についてとのお尋ねですが、消防職員増員につきましては、消防職員から消防本部・消防署職員増員計画意見書及び消防署増員計画意見・現状に対する消防長見解が提出されましたので、この意見書・見解に基づき、平成25年度、1名増員を図ります。今後の対応として、増員計画意見書・見解とあわせて、町全体の職員定数及び財政状況等を考慮し、現在増員計画策定の最終段階で、今定例会で増員計画を議員の皆様にお示しできればと考えております。
次に、現行のごみ処理体制の改善について。いつまで現行の民間委託を続けるのかとのお尋ねですが、横須賀市及び三浦市との裁判が続いている状況ではありますが、他自治体との共同処理など、中・長期的な安定処理を確保する必要があると考えております。しかし、こうしたパートナーシップによる取り組みを行うためにも、現在の本町のごみ量は多いと考えておりますので、ごみの資源化・減量化を強力に進めていかなければならないと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

4番(守屋亘弘君)

まず、最初の職員の給与等の見直しについてなんですけれども、私は新聞情報以外に詳しい情報を得てるわけではありませんが、一説によると本年4月から来年3月までですか、9カ月間は国の要請に従うんだというような話もありますけれども、それは事実なんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

恐らく事実ではないと思います。町としては、先ほど申し上げましたように、現状、検討を今重ねているところでございます。また、国の動向、国の町に対する意見等についてもまだ明確なものが定まって届いておりませんので、それを踏まえてからの最終的な判断だというふうには考えております。

4番(守屋亘弘君)

要請するということらしいんですけれども、強制ではないんじゃないかな。ですから、表現が定かでないように私は受けとめてますけれども、例えばあめとむちでね、先般地域手当超過支給に関してですね、特別交付税が減額されてるという点の是正を求める、趣旨はそういう陳情がありまして、議会としては趣旨了承したと。ところが、今回の問題についても、従わなければということなのか、言うことを聞かなければということなのか、地方交付税を減額するよというような話も伝わってきてるんですね。そうすると、余計また地域手当の問題を含めてね、地方交付税は減額されちゃうと。だから、地方交付税としては平成23年度が4億8,800万ですか、約4億9,000万ですよね。それ自体をカットされてしまうのかね。その辺の正確な情報というのは各自治体までは現在届いてないということなんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

25年度の交付税の減額措置のお話でございますけれども、25年度の普通交付税、これにつきましては基本的にはほぼ減額ということで決定がなされております。考え方といたしまして、普通交付税、これの考え方の中の基準財政需要額がございます。これに関しまして一律にまず市町村に関しては1.1%の減額というのが、これがございます。それに対して、その金額が大体葉山町にいたしますと、積算をいたしますと約5,800万というところでございます。それに対しまして、基本的なそれに対するプラスの額と。それ以外に策として行った人員の削減等、それに状況によってさらにプラスされると。それ以外はラスパイレス指数100%以上のものに関してはそれ以上の加味はございませんけれども、それ以外に…その100%以下に関してはある程度の金額をさらに交付税として戻すという措置がほぼ決定をしているところでございます。基本的な考え方といたしましては、国の7.8%、これに準拠した場合にはそのくらいの金額的交付税措置というか、申請に関して必要がないだろうという基本的な考え方のもとにそういった措置だということを聞いてございます。

4番(守屋亘弘君)

ラスパイレス指数との関連ということのような御答弁でございましたけれども、そうしますと、先ほどね、ちょっと触れました、平成24年4月1日現在の葉山町のラスパイレス指数は111.何がしですよね。大変な数字で、オーバーしてると。111.7。で、要するに、24年度ですか、初任給の見直し、それから定期昇給の見直しを行って、ラスパイレス指数は2ポイントぐらい下がるだろうと。ですから、平成23年4月1日現在でラスパイレス指数が104.9ですから、105として2ポイント下がって103、それで今回7.8%国家公務員は下がったよと、ね。そのままに置いとけば7.8を8とすればね、103に8足せば111になりますよね。たまたま数字がね、平成24年4月1日、111.7でしょう。なお、ややこしいのは、この時点の地域手当補正後のラスパイレス指数が115.9ですよ。だから、国の基準を上回って4%多くしてれば115.9になります…なってますよということですね。もう平成24年4月1日現在で。これは神奈川県庁が出してるんです。一挙にそういうことができるのかどうか私は存じませんけれども、とにかく私の調べた範囲、5年間、平成20年、24年4月1日現在のラスパイレス指数並びに地域手当補正後のラスパイレス指数、三浦半島4市1町プラス類似団体としての大磯町と比べても、葉山町がトップですよ。
それで、また同じような議論になりますけれども、地方交付税はまた今度はさらに減らされるのかね。その分、住民は住民サービスを得られない。毎度毎度言うようだけど、窓口に行って、例えばね、どこそこの道路を直してくださいと言ったって予算がないよと、一言で断られますよ。本当に予算がないのかね。この間の小児医療費の問題で、小学生4年生から6年生に上げたと、それはいいかどうか。私の読んだ範囲では、ばらまきじゃないかという懸念を示す人もいますよ。なお、私が気に食わないのは所得制限をつけたこと。公約違反して。そのつけなきゃ300万円でしょう。すぐ出てくるじゃないですか。
だから、財源の裏どれないようなことを公約ですべきじゃないんですよ。わかりますか、言ってることが。何か今後の対応についてははっきりしたような方向づけもなされてないようなんで、これ以上議論してもしょうがないかなと思うんですけれども、数値で見ればね、先ほど申し上げたように、三浦半島でラスパイレス指数が一番高いんですよ。それは総務課でも把握しておられるでしょう。ね。今まで県の市町村財政課に行ってお聞きしてたんだけども、最近は県のホームページでもすぐ見られるようになった。ずっと調べていったら先ほどの結果、町民にうまく説明できません、私は。だから、町長に聞いてくれだの、副町長に聞いてくれという話をしてる。だけど、じゃあ、議員として何をしてるのかと、この間もいろいろと言われた。いや、町に聞いてもらわなくちゃ私はわかりませんねと、そういうことなんですよ。
それから2点目にね、非常勤特別職の報酬等に関して、先ほども町長の御答弁でありましたとおり、平成22年2月、もう3年前ですか、2月の19日に議案として提出されたその2点目の理由というのをね、行政改革の主要な取り組みとしての人件費抑制の必要性と。それで、昨今の社会経済情勢の影響を受け、本町の財政状況は依然として厳しい状況にある中、本条例改正とあわせて、今回、町長、教育長及び一般職の職員の給与の抑制措置に関する改正条例案を提案させていただいているのも、歳出の多くを占める人件費を少しでも抑制することで健全な財政を維持し、町民サービスへの影響を最小限にとどめることを目的としております。非常勤特別職の報酬も人件費に含まれるものであることから、このたび条例改正をお願いするものでございますと。で、なお、監査委員と農業委員会を除き日額に改めることとし、月額制を維持する両機関にあっても報酬額の引き下げを行わせていただくものであります。最高裁云々というお話がありましたけれども、県は21年4月から日額制にしてるんじゃないですか。そうすると、県自体は最高裁云々にとらわれず、もうあの時点でそういう措置をしてあると。最高裁は…あ、失礼。県は最高裁の決定に反してるというように考えてるのかね、その辺はいかがなんですか。

町長(山梨崇仁君)

神奈川県は神奈川県なりの考えでもって実行されたことだというふうには思います。ただ、当町としてはその間変えることなく、また、最高裁判決を受けて社会的に適法だという認識を得た中ではですね、現状では現行のままでよいんじゃないかというふうにしてきているというところでございます。

4番(守屋亘弘君)

それから、私はさきの条例案に反対した中で、その各委員会、あるいは組織の存在意義、あるいは人員が適正なのかどうかも含めてよく検討して出し直してもらいたいという意見を言いました。で、例えばね、教育委員会は、何度も言ってますけれども、現行5人の委員ですよね、教育長含めて。そうですね。で、たまたまね、鎌倉市は現在何人か御存じですか。たまたま、たまたま3人ですよ。教育長も不在、それからもう一人の教育委員会委員も不在。昨年の10月初旬ですか、任期満了に伴って。で、ある鎌倉市の関係者に話したら、特段支障がないと。教育長は教育部長がおられれば補佐してやるということになってるでしょう、葉山町の規則でも。で、なお、町村においては3人でできるんだから。それと、農業委員会の問題についても、当時の中村常光議員は農業委員会自体が不要論、不要だとはっきり討論の中の、質疑の中でおっしゃっておられますよ。私もそれに同じ意見なんですけれども、現行9人、9人が多いんじゃないかと。そういうようなことを含めて、組織のあるべき姿、あるいはさっき申し上げたその職…平たく言えば勤務状況をあわせて報酬の見直しをすべきだと。
教育委員会のことばっかり言って申しわけないけども、今現在ね、いじめだ、体罰だっていって社会問題になってる中で、教育委員会がどういう仕事というかね、役割を果たしてるのか。一般的なマスコミの論調は責任があいまいだと。それで、通常は月1回か…原則は月1回でしょう、定例会と。葉山町の場合は9時半から始まって昼前には終わるんでしょう。それで、先ほども申し上げたとおり、教育委員会委員長は8万円、委員は7万6,000円、月額ですよ。極端なことを言えば、たまたま体調を壊してお休みしても、月額制ですからその額はお払いするということでしょう。
だから、そういう面で言えば、選挙管理委員会委員長もね、通常、選挙がなければ選挙人名簿の調製ということで1時間前後でしょう。月1回、それが4万5,000円に相当するのかね、委員が3万5,000円に相当するのか、そういうことを含めて、ぜひ早急に見直してほしいと思います。ちなみにですね、葉山町社会福祉協議会の会長のね、報酬はお幾らか御存じですか。わからなければわからないでいいです。

町長(山梨崇仁君)

現状、把握はしておりません。

4番(守屋亘弘君)

実質2万2,000円ですよ。たまたま私は報酬等検討チームの座長を務めて、私の案としては月額5万円という考えでありましたけれども、財政が厳しいということから1万円引き下げられて、最終的には4万円になった。ただし、先ほど申し上げた、実質2万2,000円ということは、今までは費用弁償ということで会議その他、いろいろな事業等に出席した場合に1,500円ということですので、ずっと、あの当時1年半の実績を出してもらって、その結果そういう額にしたということなんですけれども、非常勤と称しても1週間3回は何らかの事業、あるいは社協の最高責任者ですから、社協事務所なり、土曜・日曜日も事業、何とか大会とか、福祉関係の事業には出席なさってますけど、それでたった、私によれば2万2,000円、実質2万2,000円。多分、いずれはなり手がなくなるんじゃないですか。それに比べて教育委員会委員長も委員も随分高過ぎる。選挙管理委員会委員長も高過ぎる。次元が違うと言えばそれまでですけれども、そういう面で凹凸があり過ぎるんじゃないか。できれば今の比較でね、どのようにとらまえておられるのかね。町長、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

初めに、私自身のですね、議員のころのこと…考え方について御説明させていただきますと、確かにあのころは大津地裁の判決が出た直後でありまして、地裁判決を受けて法律に準拠した形にすべきだという判断から私は改正に賛成をさせていただいた記憶がございます。その後、確かに申し上げたとおり、最高裁判決が出まして適法であるといったところの判断がございましたので、町として、では具体的にどう考えていけばいいんだろうというふうに模索をさせていただきました。現状、今、守屋議員がおっしゃったように、さまざまな非常勤特別職の方々が町のために働いてくださいまして、いろいろなところで御活動されており、また、その対応というのはそれぞれ違ったこちらからの報酬額が、違った報酬額がございます。ただ、報酬の額について上げる下げるという議論も大事ですけれども、一方でその方々に、では、その報酬に見合った仕事をしっかりとしてもらえば私は大切なこと…一番大切なことなんじゃないかということも考えておりまして、例えばでありますけども、まず、教育委員会の皆さんが何をしているかというものをですね、もっと出していくべきなんだという考えを私は持っておりまして、昨年から、例えば対談を広報に載せさせていただいたりとか、教育委員会の皆様のお名前や経歴についてホームページのほうで発信をしていってですね、これからそれをさらに加速させながら、教育委員会の仕事というものをまず御理解いただきながら、ともに皆さんが協力していただけるところ、また、より働けるところを教育委員会委員の皆様も一緒に考えていこうといったことは考えてございます。
また、それ以外でも、例えば選挙管理委員会などについては日々変わる公職選挙法、今は例えばネット選挙の解禁なども言われておりますけども、そういった意味では日々勉強されてですね、それが時間的に見れば選挙1回というふうに見られるかもしれませんけども、その1回に間違いのない法執行を行うという観点では、常日ごろからの準備というものを考えますと、報酬という対応がですね、どのぐらいなのかというのは、私はある意味妥当だという考え方もできるのかなというふうには考えております。当町の場合は神奈川県や大きな自治体のような法外な…法外と言ってはいけませんけども、費用が非常に大きい額を払っているというふうには認識はしておりません。ですので、より実態に見合った形というふうに報酬の額を考えるべきではありますけども、現状では今申し上げたような、より仕事の内容、密度を増していただくということも一つの方策だと考えておりまして、目下、報酬に見合った仕事をということを念頭に置きながら、いろいろな御協力をいただいているところではございます。以上です。

4番(守屋亘弘君)

本題とは随分外れますけども、例えば、民生委員の方々が日ごろ大変な御苦労なさってると。ほぼボランティア活動ですよね。私は、雑談の範囲ということではあろうかと思いますが、ある福祉課長に、もう報酬をお払いしてなってくださってもらったらどうかと。それは国の制度ですから、この葉山町が単独で決められないけれども、私の感ずるところ、民生委員の方々も高齢化。なお、それぞれの民生委員の方々のお話を聞くと、24時間体制ですよ。真夜中にある人が体調を崩したとなれば、一報を受ければ、それこそすっ飛んでその方のところへ行かなくちゃいけないと。そういう面含めて、ボランティアとしては大変厳しい業務じゃないかなと。これは別問題ですけどね。そういう点も重々承知しておいてほしいと存じます。
それから、3番目の消防本部職員の充足率向上について。先ほど申し上げたとおり、この10年間、47人で一人たりともふえていない。守屋大光町長時代は、守屋町長は国の基準が高すぎるんだと。森英二町長は見直す、見直すと言って1期4年何もしなかった。で、結果は先ほど申し上げたとおり県下ワーストワン。たまたま消防費の中の職員給与費を24年度、25年度で比較しましたら、24年度が、これは当初予算ですよ、4億6,871万2,000円、25年度の予算上では4億1,738万円、差し引き5,100万強、25年度のほうが少ないと。単純な、額だけで見ればこれだけでも、この違いで増員を図るとすれば10人できますよ。私の調べた範囲、新人の消防本部職員のいわゆる共済負担金はね、含めて500万。だから、先ほどのお話では平成25年度1人増員するということなんですけれども、1人増員して充足率が43.2になると。42.3がコンマ9上がると。ただし、多分これをもっても県下ワーストワンじゃないですか。先行き、私はかねて、当時60人にすべきだと。ですから、基準が111人に対して60人にすれば54%になりますよね。54.05%。かつて私の記憶では、森英二町長は少なくとも50%以上にしたいんだと、そういうことでありましたけれども、彼はそれを果たさずにやめてしまった。先行き平成25年度は1人増、それから26年度以降はどのように考えておられるのか、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

先ほど1回目の御答弁で申し上げました増員の計画につきまして、今まさに最終の詰めの段階をしているところでございます。細かくはまた改めて御説明したいと思っておりますが、現状では消防の現場の活動をする隊員を確実に増員をしていくこと、また、そのために…失礼。その現場の隊員として、今、消防、救急…消防救助隊と救急隊という2隊で行っておりますけども、消防隊と救助隊、それから救急隊といったように、3隊で構成ができるような人員の配置をすべきだといった考え方を持って議論をしてまいりました。現状では58名の隊員の体制を目指して計画を策定しているところでございますので、できることであればこの議会中で皆様にお示しをしていきたい。また、その計画につきましては来年度は1名でございますけども、順次年間…年度を追って増員をしていくというふうに考えておりまして、かねてから私が申し上げておりますその全体の年齢構成というものも配慮しながら、時間をかけて増員を行っていこうというふうに決めております。

4番(守屋亘弘君)

後期基本計画で消防隊員の充足率を100%にするということだったですよね、あの計画では。消防隊員。(「団員」の声あり)団員だ。ごめんなさい。団員ね、失礼しました。団員がね。全然話がすり合わないですよね。消防本部職員の充足率を本来的には示すべきじゃなかったんですか。だってあれ、削ったでしょう。団員…あの消防本部職員のね、充足率をはっきり示してますか。消防本部団員のね、充足率は最初ありましたけれども。私の記憶は間違ってたらおわびして訂正しますけれども、団員だけですよね、最初出してきたの。団員の充足率。そうでしょう、団員だけですよ。

町長(山梨崇仁君)

今、ごめんなさい、後期基本計画が手元にないもので、書いたものとの意向としてお示しをさせていただきますと、団員については充足率は100%なるべくもっていきたい、これは地域の方々の御協力ですので、そういった意向をお示しをしながら御協力いただきたいというふうに思っております。で、また、消防隊につきましては、申し上げたようなその後期基本計画にのっとった形での消防の増員計画、また、先般皆様に防災に関する税の増税についてもお願いをしまして、条例の可決もいただきました。これから御負担いただく面もございます。それについては防災関係や、また常備消防の整備に充てていきたいということも私も申し上げておりましたので、必ずやその計画については実行していこうというふうに考えております。

4番(守屋亘弘君)

とにかく、設備をね、整えたって運転する人間とかね、いなければそれこそ宝の持ち腐れと言われますよ。
それと、4番目のごみ処理関係についてなんですけれども、現行のね、3カ所の企業にいわゆる焼却委託してると。それで、平成23年度のね、ごみ処理経費実績は昨年9月の総括質問で、町長が答弁なさった8億758万6,000円。で、24年度実績推定はどうかといったら、わからないらしい。で、25年度については予算ではわからないということで、私が勝手にごみ処理、それからし尿処理の費用を出したんですけれども、24年度の推定実績ではごみ処理が8億3,500万、それからし尿が2億3,000万。すなわち、清掃費が10億6,536万7,000円になってる、24年度のね、補正予算上でも。だから、それを勝手に割り振ったらこういう数字になるんじゃないかと。それと、25年度は予算上はわからないということなんですけれども、清掃費が約10億4,000万、10億4,329万7,000円ですか。で、ごみとし尿の合わせたおおよその数字ですよ、ごみが8億1,500万、し尿が2億2,800万。そうすると、単純な足し算ですから、先ほど申し上げた清掃費になるんではなかろうかと。ということで、22年度のごみ処理経費が約7億8,700万、これから見ると8億台になっちゃってる。これは24年度、25年度、私の勝手な数字ですけれども、多分実際はそうなるでしょう。当初私は大変な勘違いをして、いわゆるクリーンセンターのおんぼろごみ焼却施設で処理しなくなれば、ごみ処理経費は少なくなるんじゃないかと。すなわち、一般廃棄物の処理事業の概要で建設改良費ですか、もなくなるし、それから、高い特A重油の使用もなくなる。なおかつ、おんぼろごみ焼却施設では11時間活動…あ、操業してると。本来は8時間で済むものを11時間も動かしてるというようなもろもろを考えて、それは人件費の減につながるという計算で、民間委託するほうが安いんじゃないかと思ったんですけれども、先ほど来お話ししてるようなこと、8億台になってしまったと。なってるんじゃないかということを考えたら、早急に手を打たなくちゃいけないんじゃないか。ですから、先ほども申し上げたとおり、近隣自治体とのパートナーシップ云々、連携等々を踏まえて対応するということは、現時点でどういう方向に向かってるのかね。やってないならやってないでしょうがないんだけども。あるいは、相手があることですから、水面下でね、協議をしてるよと。ある程度の結論に達するまで公開できないというんであれば、それも私は納得できますけれども、ただ単に言ってるだけでね、何もしてないというんなら大変な問題になりますよ。そういう点を含めて、現状はどうなんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

守屋議員がおっしゃるとおり、実際に今いろんな…いろんなといいますか、可能性について探っておりまして、実際に交渉というテーブルに乗るまでに至っているかどうかは申し上げられませんけども、町の状況について御説明をさせていただいたりとか、先方の条件などについてお示しをしていただこうといったことは図っているところでございます。詳細についてはおっしゃるとおり交渉相手のことがございますのでお伝えはできませんけども、かねてから申し上げてるとおり、裁判があるといったこともございまして、なかなか大きく動くこともできないところもあるんですけれども、ただ、そうはいえどもというところもございますので、なるべく町としてはしっかりと交渉できるときにはお示しできるような準備を整えているというつもりでしっかり動かさせていただいております。

4番(守屋亘弘君)

この間、ある会合、17日の夜、ある会合でそのごみ処理に関していろんな話が出て、一体どうなってるんだと。おまえは議員としてどうしてるんだともう言われて、若干の釈明しました。例えば、平井逗子市長にお会いした際にはごみ処理を何とかしてくれないか、助けてくれ。あるいは、近藤大輔県会議員にお会いしたときは、何とか逗子市とつないでほしいというふうなことをお願いしてるんだけども、私の立場からすれば、先方のそれぞれお立場があることなんだけども、ノーアンサー。で、逗子市の関係者に伺った範囲は、平井市長のお考えとして、逗子市は単独でということのようでした。たまたま現時点、町長も御存じであろうかと存じますけれども、逗子市は大改修工事をして、言ってみればリニューアルしてますよね。逗子市の場合は、いわゆる循環型社会形成推進交付金が得られると。多分3分の1、例えば30億以上の金額がかかるということですけども、はしょって申し上げれば、30億とすれば10億円は国の補助が出ると。交付金が出ると。葉山の場合は、先ほど交付金、交付要綱では残念ながらもらえない。あの時点で何とか乗れたらなと思っておりましたけれども、そういうお相手の方針というのか、お考えなんでどうしようもないんですけども、じゃあ、次はどこにするのかね。飛び地だって構わないですよ。考えようによっては、前からお話ししたとおり、地域計画を立てればね、その先ほどの交付金も得られる可能性がある。前にもお話ししたとおり、寒川町では別に一部組合設立しなくても、あるいは広域連合を設立しなくても、地域計画を立てれば県も国も認めますよということなんで、その点も含めて早急にですね、対応しとかないと、結局町民の方々がね、減量化・資源化に取り組んだとしても、大もとのね、どこで処理をしっかり処理するんだと。さっきも申し上げた、意味するところは、町長施政方針の中間処理の安定化ということはそういうことでしょう、ここで言わんとしたのは。
そういう面を含めて、早急な対応を望んで、これにて私の質問を終わります。どうもありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

これにて4番守屋亘弘議員の総括質問を終わります。
第2番、11番横山すみ子議員、登壇願います。

11番(横山すみ子君)

おはようございます。11番横山すみ子でございます。新葉クラブを代表いたしまして、町長施政方針並びに平成25年度一般会計予算案、下水道事業特別会計予算案について質問を行います。新葉クラブといたしましては、出前フォーラムは議会報告という形で行っておりましたが、今回は予算の概要、あるいは議案をいただきました中で会派での議案討議、そして予算案についての出前フォーラムを行わせていただきました。町民の皆様から多くの意見をちょうだいいたしました。本日はその意見も受けとめてこの場に立たせていただいております。御答弁をどうぞよろしくお願いいたします。
まず第1項目目、町長施政方針について5点にわたって質問いたします。第1点目、25年度予算編成の基本的考え方について伺います。施政方針で今回の予算編成の考え方について、その事項が将来への種まきとなるか、もしくは危機回避への備えとなるかの2要素を軸に、めり張りのある予算編成を行ったと町長は述べられました。危機回避への備えについては防災関係の事業について多く触れ、横須賀在日米軍とのホットラインの開設の協議なども開始されているとのことです。町財政の危機回避として、かねて私も一般質問等で提案していた町有施設の老朽化に対する計画を策定次第、増大する経費を予測し、速やかに公共公益基金への積みかえを行うとの方針が示されました。この点については、ようやく公共施設等の老朽化への具体的対策のスタートが切れたとほっとしております。しかし、この町有施設等の老朽化問題については、現在ある施設等の修繕、建てかえ等を考えるだけでは、将来に向けて問題の解決には不十分です。現在の施設の利用状況を点検し、これからの人口減少時代にどのような公共施設の配置が必要となるかを考える視点が不可欠となります。葉山町は昭和40年代からの人口増が横ばいとなり、これからは人口減少を念頭に置いた政策が避けられません。今回予算計上されている第4次総合計画策定の際にも、人口減少、少子・高齢化の視点は不可欠なものとなります。私はこの危機回避の項目の中にごみ処理事業の処理体制、下水道事業の変更をどのように展開していくかという、葉山町の最大の課題への対応が具体的に記述されるべきであったと考えます。下水道事業とごみ処理事業をどのように展開していくかは町財政に与える影響の大きさから遅きに失してはいますが、勇気を持って果敢に取り組むべき重要な事業であると思います。ごみ処理の問題が将来への種まきの部分に記述されておりますが、ダイオキシン問題による焼却炉の停止、神奈川県で実質第1位のごみ処理経費は危機的状況以外の何ものでもありません。
町長施政方針の質問第2点目として、消防の増員計画について、今、4番議員から詳しい御質問が行われました。消防職員の充足率については総合計画、議会側が修正案をかけましたときに、原案の中には消防署員の増員計画の数値も入っておりましたけれども、その数値をはるかに超えるスピードで増員すべきであるということに議会側が修正をした際に削除をさせていただいております。今の町長答弁で増員計画に着手されているとのことで、後ほど第2質問でまた伺わせていただきます。
第3点目、町有施設の老朽化対策の計画策定について、スケジュール等を御説明ください。
第4点目、その計画策定後、公共公益施設整備基金への基金積みかえをお考えとのことですが、その規模と時期を伺います。
第5点、地域外交の具体的な展開について伺います。
2項目目の第1点、ごみ処理基本計画の改訂について伺います。本年度予算編成に当たり、ごみの減量化・資源化、戸別収集などの計画を具体化する際に、その数値目標の基礎となるのは現在のごみ処理基本計画です。しかし、現在のごみ処理基本計画は山梨町長就任後、基準年や目標数値などを変更すると言明されたまま、具体的な修正が行われておりません。基礎となる基本計画を修正せずに施策を進めたら、その事業の進行をチェックするもとがないと同じ状態です。事業をやってみなければわからない、やってみてから評価しますという進め方は行政の仕事としてはあり得ないと考えます。
第2点、ごみ処理経費については、ごみ処理基本計画では25年度には約6億6,400万円、1人当たりごみ処理経費は1万8,514円とページ42ページに記載されておりますが、本年度予算ではその目標を達成することができるのか伺います。
第3点、第四次総合計画・基本構想・基本計画の策定に向けた予算が計上されていますが、その進め方について伺います。
第3項目として、今後の下水道事業のあり方について、町長の公約実現に向けてどのように進めるか、お考えを伺います。
以上で第1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

横山すみ子議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
初めに、町長施政方針についての1点目、25年度予算編成の基本的考え方についてというお尋ねですが、予算編成に当たりましては行政の意思・意識を内外に明確にするため、子育てを主要施策テーマとし、実施・検討する事業が将来への種まきとなるか、もしくは危機回避への備えになるかを全庁に投げかけ、その2点の要素を主軸に、めり張りのある、実態に即した予算編成を基本的な考え方といたしました。
次に2項目目、消防の増員計画についてとのお尋ねですが、消防職員増員につきましては、消防職員から消防本部・消防署職員増員計画意見書及び消防署増員計画意見・現状に対する消防長見解が提出されましたので、この意見書・見解に基づき、平成25年度1名増員を図ります。今後の対応として、増員計画意見書・見解とあわせて、町全体の職員定数及び財政状況等を考慮し、現在増員計画策定の最終段階で、今定例会で増員計画を議員の皆様にお示しできればと考えております。
次に3点目、町有施設の老朽化対応の計画策定についてとのお尋ねでございますが、御指摘のとおり、大部分の町有施設は建築後かなりの年数が経過し、老朽化が進んでいることから、さらに修繕費等、維持管理費の増加が想定されます。一部設備については順次修繕を行い対応しておりますが、平成25年度を目途に、各施設の建物構造、建築年数、耐用年数、使用状況等をもとに、現状分析評価を行うことによる維持管理計画の策定に向け、調査研究を進めているところでございます。
次に4点目の公共公益施設整備基金への積みかえについてとのお尋ねでございますが、公共公益施設整備基金の活用方針等を定めるに当たり、維持管理計画の策定をもとに、老朽化する町有施設の改修や、道路整備等にどの程度の経費がかかるのかを把握し、整備スケジュールを定め、加えて整備に要する経費の財源調達方法を検討する必要があります。したがいまして、基金への積みかえにつきましては、さきにお答えしました維持管理計画等の策定後、必要な経費の積み立てを検討してまいりたいと考えております。
次に5点目の地域外交についてのお尋ねでございますが、行政運営において町の外交は非常に重要性の高いものであります。交通安全対策、教育施策、ごみ処理施策、福祉施策など、さまざまな面において自治体間の協力が必要になると認識しております。また、防災関係におきましても、官民問わず、広く関係機関等との協力関係の構築に努めていかなければなりません。具体的展開についてのお尋ねでございますが、一例を挙げれば、当町とお隣の逗子市、及び逗葉医師会などと連携し、災害時における救急医療体制や、医療救護物品、医薬品の配備を検討し、逗子・葉山地区災害時医療救護ガイドラインを作成し、自治体間で連携しながら、最も重要な災害発生からおおむね48時間の初動態勢の確立を図りました。今後も必要に応じ官民への外交を働きかけ、地域外交を展開してまいりたいと考えております。
次に2項目目、25年度一般会計予算についての1点目、ごみ処理基本計画の改訂についてとのお尋ねですが、本年度クリーンセンターの現業職員を中心に減量の施策を決定し、その決定に従い、今月から向原・森戸・元町たかさごの3地区で新たに戸別収集を実施しております。こうした取り組み実績を計画に反映し、町民の皆様と共有できるような計画にしていきたいと考えております。
次に2点目、ごみ処理経費の削減についてとのお尋ねですが、一般廃棄物の関係ではクリーンセンターの職員を中心とした、クリーンセンターごみ減量推進会議の主導によって本年2月より戸別収集地区の拡大をしておりますが、現場と事務方との協力体制をさらに強化して、町民の皆様によりわかりやすい収集、処理体制を目指しております。ごみ処理経費については、ここ数年契約単価の見直しや委託業務の入札実施等により経費の削減に努めてまいりました。今後もこうした取り組みを継続するとともに、ごみ分別の啓発等により、さらなる資源化の拡大や生ごみ処理を推進し、ごみの減量を図るとともに、ごみ処理経費の削減に努めてまいりたいと考えております。
次に3点目の第四次総合計画・基本構想・基本計画策定の進め方についてですが、平成27年度を起点とする第四次葉山町総合計画・基本構想・基本計画策定については、人口推計などの基礎調査、庁内職員検討組織の立ち上げ、アンケートによる町民意向調査に加え、さきにお示しした平成25年度施政方針のとおり、幅広く町民の方々から御意見を伺うべく、本年5月から(仮称)町民ワーキングを実施したいと考えております。このワーキングはあらかじめテーマを定め、今後の葉山町のあるべき姿の意見を伺うもので、いただいた御意見とあわせ、議会の皆様からも御意見、御指摘をいただきながら町の目指すべき将来像を描くとともに、総合的かつ計画的なまちづくりのあり方を示してまいりたいと考えております。
下水道事業特別会計予算について、今後の下水道事業のあり方についてとのお尋ねでございますが、市街化区域につきましては年間7ヘクタール程度を目途に、公共下水道による整備を行っていきます。その一方で、浄化槽汚泥にかかるし尿処理との公平性などについて、他自治体の事例などに学び、下水道審議会委員との懇談など、御意見をちょうだいしながら今後のあり方について検討を進めてまいります。また、防災の観点から中継ポンプ場の耐震診断を実施いたします。
以上で私の第1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

11番(横山すみ子君)

御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。
先ほど申し上げました項目に入る前に、今、町長の御答弁でもございましたが、実は逗葉医師会との懇談の呼びかけがございまして、議員との懇談が行われました際に、葉山町にもその災害時の医療の用品・薬剤などについて助成がまだ行われていないのでという御心配があったんですが、既に施政方針、あるいは予算の概要のところで入っておりまして、476万4,000円といたしました。2年連続で計上されるということでございます。1点だけ忘れるといけないので伺っておきたいというか御提案なんですけれども、逗葉医師会とは意見交換行われて、既に具体的な手を打たれているということで、非常にきちっとやられているなと思うんですが、逗葉歯科医師会とは同じような話し合いは行われているのかどうか伺います。

町長(山梨崇仁君)

言葉が足りず申しわけありませんでした。逗葉医師会、逗葉歯科医師会、また逗葉の薬剤師会とですね、連携をした今回の取り組みでございますので、総合的な医療体制が整備できるものというふうに考えております。

11番(横山すみ子君)

1点確認なんですが、地域防災計画の中の委員の一覧の中に逗葉…社団法人でしたか、逗葉医師会は入っているんですが、歯科医師会と薬剤師会が入っていらっしゃらないかなと思うんですが、もし入っていなければ何らか御配慮をいただきたいという提案でございます。委員名簿には入っておりませんでした。

総務部部長(上妻良章君)

ただいまの町長の答弁にもございましたとおり、今後の防災の関係につきましてはですね、非常に必要な組織であるというふうにも考えてございます。25年度に実施をさせていただきます計画の変更の中では当然それも加味して策定をしてまいりたいというふうに考えてございます。

11番(横山すみ子君)

東日本大震災の後の避難所やそれから救援態勢の中で、歯科医師会、あるいは薬剤師の皆さんの御協力が大変大きかったという報道もございますので、その点の御配慮をよろしくお願いいたします。
それから、本日の神奈川新聞から引用させて…町民の方からの御連絡があったんですけれども、ちょっと質問項目の前に入れてしまって大変申しわけないんですが、逗子・葉山・鎌倉の市町と、湘南獣医師会とが大災害時の犬猫救護サポートについて協定を結ばれたという報道がありまして、当町は人口よりもペットの数のほうがもしかしたら多いかなと冗談を言われるぐらい皆さん大事にしていらっしゃるところですので、この記事は非常にほっとされると思います。ぜひ広報等でお知らせをいただければと思います。その点はよろしくお願いいたします。
で、もう一つ、これは提案なんですけれども、同じく神奈川新聞で、松田町が子供たちに防災備蓄品、子供用の防災備蓄品を700万円の予算をつけて購入をしたと。これはどういうことかといいますと、小学校、中学校、避難所になりますけども、子供向けという備蓄の考え方がどうなっているか私は確認をしておりませんが、松田町は食パンやビスケットなど、1日分の非常食を詰めた缶と防災キットを町立の2幼稚園、2小学校、2中学校で約1,000個備蓄すると。先日の際も親御さんが迎えに来られなくて、学校に泊まりはしなかったとは思うんですけれども、学校でお預かりするという場面がありました。そのときのためにも、ぜひ子供たちに向けた防災備蓄品、これはいいアイデアだなと思いますので、ちょっと情報を御確認いただいて御検討いただきたいんですが、町長いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

現行、備蓄品については検討をしているところでございますけども、総合防災訓練の中でですね、来年度、25年度についてはその子供に向けた形も今はできるんじゃないかといった、それも検討の俎上には上がってございます。実際にできるかどうかまだわからないんですけれども、大変大切な視点だと思っておりますので、十分その辺をしんしゃくしながら定めていきたいというふうに思います。

11番(横山すみ子君)

当町の場合は町立というと保育園になりますけれども、その点についても御配慮いただきたいと思います。通告にないことをお尋ねしてしまいましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、通告いたしました順に沿いまして再質問をさせていただきます。先ほど4番議員から詳しく消防の増員計画について…あ、失礼いたしました。予算編成の基本的考え方のところを抜かしてしまいました。先ほど私の質問の中で、危機回避の備えとしてはごみ政策の現状と課題、対応策、あるいは下水道、町長の公約でもあります下水道計画の変更などが非常に重要な危機回避に向けた政策だと思うんですが、職員とともに町の課題について取り上げて検討し、それを本年度の予算に反映させるという作業の中で、ごみ処理と下水道については検討の項目として上がったかどうかをお尋ねいたします。

町長(山梨崇仁君)

ごみ処理につきましては、かねてより今回の戸別収集について等の議論と、また今後のリサイクルについての議論を続けております。また、下水のほうにつきましては、下水道ではありませんけども、し尿処理における合併浄化槽については議員の皆様からさまざま御意見いただいていることもございまして、来年度どういうふうに取り組むべきかということは職員としっかりと議論した上で今回の予算編成が行われているというふうに考えております。

11番(横山すみ子君)

町長着任されましてから既に1年過ぎ、ことしは町長の政策実現も心を込めた予算編成になっていると思いますけれども、葉山町の危機的状況という考え方から町を見た場合に、一番危機的状況にある政策はごみ処理の処理の部分、それから下水道のどのように計画を変更していくのか。その際に町民の皆様にも御納得いただかなければいけない部分が随分出てくるんですけれども、先ほど審議会の、下水道審議会の意見を聞くというお話があって、意見聞いてる場合かと…失礼いたしました。町長がきちんと御提案をされて、これについてということでなければ意見の言いようもないというふうに一瞬思ってしまったんですが、検討の際には、職員との検討の際にはごみ減量化についてと、あとし尿等については話し合いがあったけれども、根本的なこれからの解決に向けての話し合いは今回の予算編成に関してはなかったというふうに受けとめさせていただきます。実は本日の予算総括質問に際しまして、自分の順番がかなり遅いのではないかという予想のもとにたくさんの項目を出してしまいましたので、非常に半端な部分も出るかもしれませんが、重点を置きたいところに集中して再質問をさせていただきます。私の意見としては危機的回避…危機状況の回避の際にはそのことは最優先に入るべきという意見を持っておりますので、心にとめていただきたいと思います。
それでは2番目の消防の増員計画についてなんですが、先ほど4番議員に対する御答弁の中で、58名まで増員をすると。その説明の中で、1名ずつでもチーム編成で動けるようにすると。私も消防の体制から見るとチーム編成に影響を及ぼすようになればかなり効果が出てくるなと感じているんですけれども、この58名を何年間で達成するという粗々の考え方でいらっしゃるんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

そこがですね、今、最終的な詰めの段階でおりまして、かねてから申し上げている年齢の構成の問題とですね、財政的な問題もございますけども、それらを勘案していくと余り短期間でというのは避けるべきだというふうに考えております。ただ、余り長期間で体制が整うのに時間がかかり過ぎてもいけませんので、大方6年以上10年以内の中で定めていければというふうに今議論をしてるところでございます。

11番(横山すみ子君)

6年以上10年以内ということで、消防のほうで計画試算したものを出されたときに、5年で達成する場合と10年で達成する場合という計算がされていたと思います、以前の計画では。で、58名ですと例えば2名ずつであれば10年はかからないですよね、増員する場合に。それで、何を申し上げたいかといいますと、予算大変財政を配慮して引き締めながら重要なところに予算配分したいというお気持ちは予算案を見るとよくわかります。ただ、消防・防災に関しては増員で予算が重くついても、議会及び町民の方たちは納得のできる予算編成ということになると思いますので、できればこの計画をなるべく短期間でできるように。実は、総合計画の後期基本計画の議会での審議の際に、数値について大分議論になりました。で、消防団員についてはそのままにするとしても、消防署の、あるいは救急救護する側、消火活動などの現状から見ても、もっと早いペースで増員をしなければ県下ワーストワンの状態で何年も職員の方に頑張っていただいている。これはよくないのではないかという議論があって、数値目標を外しました。ぜひこの点は受けとめて、なるべく早期に、58名まで、第1期だと思いますが、到達できるように御配慮いただきたいんですが、町長いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

確かに増員を行うことで消防力の強化をするということは絶対的な目標ですので、それはなるべく早く行うべきだというふうには考えておりますけども、実際にお金をかけて人をそろえたところでですね、消防という特殊な業務でして、もちろん学校にも1年間通いますし、一気にその方、何人も増員だというふうにそろえてしまうことが、逆に今いる消防の職員からのですね、しっかりとした訓練の体制をとっていくことが、またそれもどうなんだろうという疑問もございます。そういった意味で、今、消防のほうで考えている増員のペースと、あと行政側の事情でございますけども、そういったものを含めた案として議論を重ねてるとこでございますので、議員の御意見をしっかりと慎重に受けながらですね、なるべく早いものというものと、譲れるところ譲れないところございますので、しっかり精査しながら最終決定をしていきたいというふうには思います。

11番(横山すみ子君)

消防に関しては消防の広域化の話し合いの際にも非常に厳しい人員でやっているという現状を把握していながらも広域の話がまだ進んでいるので、ちょっと待つという御意見を前町長が言っておられたような気がいたします。ちょっと待つがずっと待つになってしまって、大変気の毒に思っていますので、この点はぜひお力を発揮していただきたいと思います。
それでは3番目の町有施設の老朽化対策の計画策定について、かねてから提案をいたしておりましたのがようやく形になってきて、調査をしてそれをまとめる段階に入ってきていると、これは大変うれしいんですけれども、どこがまとめる頭になっているのか、横断的なチーム編成のようなものはなさっているかを伺います。

町長(山梨崇仁君)

頭といいますか、集約するのは管財課になってございます。で、各課がですね、それぞれ施設を持っておりますので、そういったものを各課のほうでまず集約をして、管財課のほうに情報を渡し、管財課のほうで全体的な均一感と優先順位をつけていくと。そのためには各課とのそれぞれまたヒアリングなどもしながら、慎重にその計画を定めていくことになるというふうに考えております。

11番(横山すみ子君)

町長とっくに御存じのことを御質問してしまうことになるかもしれないんですけれども、実はどこの市町村もこの公共施設、あるいは道路・橋等も含みますけれども、町有財産の老朽化に対応するためにどうしたらいいかということで、今、大苦心が始まっておりまして、その対応策をどの自治体も工夫しながら始めているところなんですけれども、ちょうど葉山町は27年度から第四次の総合計画に入りますけれども、総合計画を例えば12年、町長任期に合わせてということで少し年数をずらさなければいけないかもしれませんが、ちょうど12で割れるのかな。町長任期に合わせた形でもし10年以上組まれたりするとしますと、人口減少が顕著になってくる時代に突入いたします。で、その際に現有の町有施設でそのままでいいのか。よく最近、選択と集中という言葉が飛び交っておりますけれども、その言葉を施設面、あるいは町民に対するサービスの面でもきちんと考えながら、修繕でいいのか、建てかえるべきか、あるいはこの特定のサービスは終了してもいいのか。そのサービスにかかっているコストも町民の皆様に共有しながら将来像を描かないと、修繕、建てかえだけでは目的を達することができないのではないかと思いますが、町長はこの点についての御見解はいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

確かに現在では現行の施設についての修繕と、現行の施設を維持するための整備計画としてお願いをしているところでありますので、人口動態等大きな視点で町の今後についてと、要は政策的な判断を持ってですね、計画を定めていこうというふうにはしておりません。横山議員からの貴重な御指摘でございますので、総合計画を定める中でそういった将来予測が定まってくると思います。それを反映した形で、最終的には町の計画とのすり合わせを行っていくというふうに考えてまいることは、この場で今、私のほうからも受けとめて考えてまいりたいというふうに思います。

11番(横山すみ子君)

これは現在暮らしている皆さん、町民の皆さんへのサービスに関係することで、パソコンで絵を描いて、これが一番効率的であるということでやってしまっていい問題ではありませんので、すぐに数カ月でつくっていい話ではないと思いますので、ちょうど総合計画策定作業に早期に手をつけられるということで、時間をかける余地がありますので、この公共施設白書、あるいはいろんな名前がついておりますけれども、他の自治体で苦心して先発されている状態を見ながら、葉山としては将来を見据えた配置計画にすると。それまでの間にどれぐらいの修繕費がかかるかということはとらえないと財政的な、予算が立てられなくなるとまでは思いませんけれども、非常に重いものが出てくると思いますので、第1段階、現状の施設の状態をサービスから、それから使用状況から把握して、修繕計画積み上げるということですので、それは絶対基礎的なものとして必要なことですので、それが25年度中にはできてくると。その後で将来を見据えた検討を、貴重な意見としてということで受けとめていただいたと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。これはすばらしい葉山町をつくりたいという町長の思いを実現するためにも、そこのところを整理しておかないと何に特徴のある町にするかというときに非常に足を引っ張られると思いますので、よろしくお願いいたします。
それから先ほど公共公益基金…あ、施設整備基金へ、この計画ができて修繕費の額等が見えたら移しかえをするということでございましたけれども、先ほどのその長期的な視点を持ちますと、もうちょっと積み増しをしておかないと、例えば10年なり15年後を想定した場合には基金の部分が非常に心細いことになりますので、まずは修繕費や建てかえ等について想定がまとまった段階で積みかえを行っていただくとしても、将来計画が見えた段階ではもう一段この点について御検討いただきたいんですが、2段構えでやっていただけるかどうか、町長いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

おっしゃるとおり、計画を定めるということは、その計画をいかにして実施するかの財源の裏づけを必ず持たなければいけませんので、計画ができ次第、それはしっかりとした今度は財政計画を充てていかなければいけないというふうに考えておりますので、横山議員の想像にはしっかりとおこたえできるというふうには思います。

11番(横山すみ子君)

ありがとうございます。しっかりと受けとめていただいたという印象を持ちました。最近この公共施設の老朽化に対してはさまざまな書籍が出ておりまして、「朽ちるインフラ」ですとか、いろんな関連書物が出ているんですが、読むと眠れなくなるぐらい、やはり背筋の寒くなる思いがいたしますので、この点もしっかりと受けとめていただきたいと思います。
それでは、1-5に書きました地域外交の具体的展開についてというところで、先ほど4番議員からも御質問があって、水面下ではあるが、他自治体に現状を報告してできることを探しているというような趣旨の御説明がありました。どこと何してるかというのは大変言いにくいことだろうと思いますけれども、今、折衝を始めようとされていることは永続性のある折衝なのか、当面横浜市に引き受けていただいたような当面の策としての折衝なのか、そのどちらかぐらいはお答えいただけるでしょうか。難しい。

町長(山梨崇仁君)

先方には先方の考えていたことがございますので、やはり永続的に受けていきましょうというふうに言っていただくのは、むしろ最終的な段階にですね、そういうお言葉をもらえるものかというふうには思っております。町としては確かに永続的なものは求めるべきだと思っておりますけれども、まずそこからではなくて、受けていただけるかどうかといったところからが目下の交渉の第一歩でございます。

11番(横山すみ子君)

それこそ外交の問題、自治体間同士の外交の問題になりますので、情報が先に出てしまうことによって影響をするというのが大変心配するところですので、これ以上は伺わないようにはいたしますが、当町が直面しているごみの状況は、具体的に名前を出すと当該の市が怒られるかもしれませんが、小金井市がごみ問題で大変な窮状に瀕して、ずっと、首長もすぐにかわられたりという大変な状況が続いていたわけですけれども、落ち着いたという報道があった直後に、今度は受け入れ先の市町村がなかなか話がまとまらなくて非常に苦しい状況にあると。報道がそこでとまりましたので、大変厳しい状況になっているのかなと、心配して見守るしかないんですけれども。当町も日々運び出して焼却する、お金を払えているからいいとは言えない状況。先ほど4番議員が試算をしてくださいましたけれども、ごみ処理にこれほどのお金をかけ続けて葉山の将来の夢が実現できるのかという心配をせざるを得ないような状況ですので、何を申し上げたいかと申しますと、議会の任期はあと2年でございますが、町長、町長任期は既に1年を経過されまして、あと3年というところでございます。で、その2年目の予算の中で、予算につけるほどの表立ったことができにくいということはあるかもしれませんが、基本的なごみ処理の体制をどうするか、中間処理以後のことなんですけれども、ということについてそろそろお金をつけてでも調査に入ったほうがいい。これは裁判が最高裁にいきましてまだ上告が受理されるかどうかわかりませんけれども、森町長の時代、あるいは町長当選された時期のように、ごみの裁判がどういうふうになるかわかりませんと。それがわからなければ次の手を考えることができないという状況から、一応の想定が幾つかできる状況に近づいていると私は思っておりますので、その…一般質問で聞こうかなと思っていたんですが、いずれにせよ、町長の方針があの炉は使わないということであれば、民間委託をするか他自治体との協議が整うかという2つの道しかないわけですけれども、そのことについて、炉の廃炉にする手続について調査に入るという御答弁をいただいていたんですが、予算に入ってなかったので、どういう取り組みをされているのかなというのがちょっと疑問を感じてしまったんですが。ごみ処理の中間処理以降の体制について、本年度、予算がない事業でも項目が出ているのがございますけれども、今年度どのような取り組みをされますか、伺います。減量と他自治体との地域外交に関しては御努力いただいているということがわかりました。ただ、根本的なごみ処理体制をどうするかということについて、どのように展開していかれるおつもりかを伺います。

町長(山梨崇仁君)

お答えになるかちょっとわからないんですけども、現状で資源化・減量化でまず足元の減量、ごみの量を減らし、また資源化をすることを第一目途にしながら、また、行政としてできることは、先ほども申し上げましたけれども、契約単価の見直しや入札による経費の削減等を必ずや行っていきたいというふうに考えているところでございます。また、他自治体との交渉については、先ほどもちょろっと申し上げましたけども、裁判などの関係もあってですね、なかなか大きく動くことはできないところもあるんですけども、ただそれでもやらなければいけないことだと思っておりますので、できる範囲でのまず水面下といいますか、お話を聞いていただけるところには積極的に行くということが今できることだというふうに考えております。横山議員がおっしゃいましたその廃炉等につきましては、そういった意味でさまざまな取り組みについて体制ができ上がった段階で県・国のほうに申請をしていくという形になっていると聞いておりますので、現状ではその旨について予算計上等を行うことはいたしませんでした。

11番(横山すみ子君)

では、部長にちょっと御質問させていただきます。クリーンセンターは修繕その他についても精密な耐震設計はまだ…やったとおっしゃってましたか。これから先、先ほどの町長の御答弁にもありました公共施設のこれから先の修繕やこれから先の展開について考えるときに、部長としてはクリーンセンター、どのような判断をされますか。修繕がどの程度必要か、あるいは建てかえが必要か。

生活環境部部長(成島光男君)

御承知のように、クリーンセンター焼却炉については停止しております。町長もおっしゃっておられますけども、葉山町で一応焼却炉は使わないという方向で今進めております。当然進めていない…進めていかないということは解体ということも視野に入れた上でですね、そもそもクリーンセンターのあり方を検討していかなければいけないものだというふうに考えています。すぐ修繕どうのということより、クリーンセンターのですね、燃やせない場合、あそこの体制、どのような形でごみ処理を行っていくかということも検討していかなければいけないと思っておりますので、根本的に考えていく必要があるのかなというように私は思っております。

11番(横山すみ子君)

必要があるとお考えいただいているということで、いつそれに着手をされるでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

その時期がですね、一番難しいところでございまして、今の炉の解体についてですね、どの時点で対応ができるかとかですね、その辺がやはり裁判の関係とか近隣とのパートナーシップとか、その辺の解決がですね、ある程度できていかないと具体的な話には進めないと思っております。ですので、なるべくそのような前段階の話をですね、とりあえず積極的に進めていけるような体制を整えていきたいというふうに考えております。

11番(横山すみ子君)

行政が何か仕事を進める場合に、一つだけの案でやることは余りないと思います。例えば、あそこは積みかえのみに使うとか、あるいは中間処理のためのその仕分けも残すとか、し尿の焼却炉に関してはもう必要がないものということになりますので、それをフラットにするのにはどのぐらいお金がかかって、そこに何が建つ…何を使えるかということは裁判とか外交と関係なく、これは内側の問題でございますので、もう具体的に1案、2案、3案ぐらいで内々に検討しておくべきだと思いますが、町長、やっていらっしゃるんでしょうか。それでは町長、内々でもこういう検討をしていらっしゃるのかどうかを伺います。

町長(山梨崇仁君)

実際のその専門業者にですね、出したというわけではないんですけども、前回の12月の議会のときでも議員の皆様から御質問いただきまして、どういうような方法が考えられるのか、概算として予算どのぐらい見込むのかと、今回の施設整備と同じようにですね、担当課の中で議論を交わしてもらってはいます。ただ、かなり金額の上るんだという結論でして、それは先ほどから担当部長が申し上げてるように、ほかの外部的な要因が整った段階で、それでもやらなければいけないんだというふうに考えて話を終えたことを記憶してございます。

11番(横山すみ子君)

これは町長の指示できる範囲内のことだと思いますので、例えばこういうケースではどのぐらいかかる、で、という絵を描いていくことは、担当職員、今、し尿のほうも抱えておりまして大変だと思うんですけれども、私が期待いたしましたのは、調査の予算が載っているかなと思ったらなかったので、大変がっかりしたというか、これでまた1年おくれになるとその次は次の予算になって、その次は町長選挙直前になるかと。心配性なんですけれども、なるべく早く手をつけていただきたいんですが。例えば裁判の問題が見えた段階で補正予算をつけてでも、内々の調査ということでございますが、やることはできるんじゃないかと思いますが、それはいかがでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、調査費の補正で計上ってお話でございますけども、あそこのクリーンセンターをですね、実際具体的にどうしていくかということを考える必要は当然あるというふうに思っております。それにつきましてまだ内部的にですね、こういう方向性、ああいう方向性もあるんじゃないかという話はしておりますけども、それをさらに具体的にですね、じゃあ、調査費でこういうふうにしようというようなところまでまだ話が煮詰まっていない。その話を煮詰める前にですね、当然あそこの解体という位置づけも必要になってくると思っております。解体する経費についてもかなりかかりますので、その辺の解体の対応、それと今後のクリーンセンターのあり方、これらを並行するような形でですね、今後調査・研究を進めていきたい、そのように思っておりますので、今年度についてですね、すぐ補正ができるかというと…あ、今年度というか、25年度ですね、補正できるかといいますと、なかなか難しいのではないかなと思っておりますけども、議員が言われることは我々もよくわかりますので、内部のほうへですね、内部のほうでさらにですね、そういう方向ができないかということで話を詰めさせていただきたいと思っています。

11番(横山すみ子君)

今、私が具体的に考えておりましたのは、あそこの場所はどういう手法をとるにしてもごみの積みかえ場所としては必要です。で、ピットもクレーンもなければ大変困ってしまいます。その場合は、もし使うとすれば修繕しなければいけない、もうぎりぎりの状況だと思うんですが、例えばそのクリーンセンターを炉の部分だけをなくすることができるのか、あるいはし尿の施設をなくす場合にどの程度のお金がかかるかということについて、担当職員だけでやるのは大変なことですので、見積もりをとるとか、あるいは他の助けを借りるとかというのは大至急やらなければいけないと思うんですが、町長いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

正直申し上げてですね、私も、じゃあどのように解体をするのか、一説では完全にドームをして覆わなければならないとかですね、また、クレーンと焼却炉がですね、ともに共存することで施設ができ上がっているために自立ができないとかですね、いろんなお話は聞くんですけども、じゃあ、本当にどうなのかというところは私も正直専門家に確認をしたいところはございます。ただ、行政の手続上、そこにかける予算が仮にですけども、先々でですね、あの施設は取り壊すにしても新しいごみの処理施設が別にでき上がるとか、もしくはあのまま維持・継続することが、もしくは多少の変更でできるとかですね、さまざまな方策になる可能性を踏まえていきますと、今ここで調査することがどこまで必要かと。その先々の目途が見えない中では調査することについて必要な要因を今与えることができないといった現状がございまして、そこまで費用はかけないというように判断をしてございます。ですので、申し上げたとおり、今後どういうふうにあそこの施設を使っていくのか、そのためにはどこでごみの例えば積みかえであったりとかですね、ストックヤードとしてどういうふうに活用していく場所が、ほかに代替施設がとれるのかといったようなことなど、さまざまなものが決まれば、では、そこは改めて平地にしようか、それとも施設を一部を維持しながら一部を変えていこうかというような方針が決まると思います。その段階で初めて調査費として計上できるものというふうに行政の手続上は考えておりますので、そこはもうしばらく私自身もですね、時間を、非常にジレンマがありますけれども、そのための要因はしっかりと他のほうでは固めていきたいというふうには考えております。

11番(横山すみ子君)

山梨議員の…あ、町長の責任ではありませんけれども…ではないと思いますけれども、前の4年間で既に焼却炉危機的な状況になっているというのを、修繕しながらどうしても使うと言われて使った結果とまってしまったという状況があるわけで、もうこれ十分に危機的な状況ですので、町長、今知りたいとは思うとおっしゃいましたが、ジレンマ抱えていると前に足が進みませんので、ぜひそれはお金をかけてでも調査していただきたいということを申し上げておきます。これは町の皆さんにとっても本当に疑問に思われているところで、どうなっているのと、会うたびに聞かれる事柄です。で、どうなっているのか、どうしたいのか、町から何の説明もないというのが、最近非常に「広報はやま」が読みやすく、わかりやすくなってきたと思いますけれども、ごみの問題については減量化・資源化、戸別収集については書かれるときがあるけれども、ごみが一体現状どういうやり方で処理をされていて、経費はどのぐらいで、問題点はというような報道…報道といいますか、広報は余りされない状況になって心配が倍化しておりますので、これは町長心に引っかかった、センサーに引っかかったことというのは非常に大事なことが多いです。頭だけで考えるのではなくて、センサーに来たものというのは理論を飛び越えて大事なことでございますので、ぜひその直感に従って行動をしていただきたい。それで行動する場合は理論的にやらなければいけませんが、スイッチが入る場合はセンサーが一番大事だと思いますので、その点はぜひ受けとめていただきたいと思います。
あと8分で3つもありますので、これはごみ処理基本計画の改訂についてということを伺う際にどうしても必要なことで、そちらに深く入ってしまったんですが、先ほど第1質問でお話ししましたように、ごみ処理基本計画、町長の方針で基準年も変更、それからごみ量についての数字も変えたいと。あと、焼却炉はまだ使うことになっている…なっておりますよね。はい、はい。で、そのまんまで具体施策だけが進むというのは、計画なんてあってもなくても同じよということになってしまいますので、それはとてもよくないことだと思います。先ほどまだまだいろんな条件があるということでしたが、ごみ処理基本計画の改訂、見通しはいつごろでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

先ほど町長答弁でもございましたとおり、今、戸別収集を3地区拡大してやらさせていただいております。この拡大した地域のですね、検証を行いながらですね、今後どのような形で戸別収集、資源ステーション、それらのものを反映していけるかというものをまず検証させていただきたい、そのように考えております。その中でですね、このごみ処理基本計画にその検証結果をですね、反映できるか、検討した上で改訂のほうの作業を進めていきたいというふうに考えております。
また、2市とのですね、裁判もまだ終わってない状況ですので、その辺のこともですね、考慮に入れながら改訂の時期をですね、検討させていただきたいというふうに思っております。

11番(横山すみ子君)

総合計画もそうですけれども、計画というのは葉山の将来をこういうふうにしたいということで立てて、それに沿って事業展開するものなんですが、それからごく乖離したことになっているかもしれないのに検証をして、先日のごみ問題特別委員会では3カ月ぐらい検証したいということがございましたけれども、その検証ができたらごみ処理基本計画改訂できるんですか、部長いかがでしょう。

生活環境部部長(成島光男君)

私たちはそのような方向でですね、進めさせていただきたいというふうに考えております。

11番(横山すみ子君)

あとはごみ問題特別委員会や一般質問で行わせていただきますが、財政や将来に非常に大きな影響を与えますので、ちょっと深く御質問して大変申しわけなかったと思っております。
最後の3-1、今後の下水道事業のあり方について、飛ばせていただきますけれども。今後の下水道事業のあり方については、昨年の同じ予算の時期に会派の金崎議員からも御質問があり、そして昨年9月には田中議員から1時間たっぷり使った下水道についての御質問がありましたが、そのときに6月、昨年の6月の話ですね。までにマニフェスト沿った計画策定をし、お示しをするというお言葉があったのがまだ実現できていないのかどうなのかという御質問が9月にまたあったんですが、この点はいかがでしょう、町長、いつお出しになりますか。

町長(山梨崇仁君)

確かに6月にお示しをしていきたいというふうには考えておりまして、そのように昨年答弁したことをよく覚えております。ただ、その後、し尿の投入施設の設置などについてですね、最優先に進めておりまして、また、合併浄化槽の普及が思うように進んでいなかったといった現実を受けとめまして、もう一度改めてどのような方法をとるべきかといったことを、時間かけてしまっておりますけども、昨年来、議論を交わしているところでございます。昨年議員から下水道の布設についての御意見だったりとか、また、合併浄化槽をどういうふうに進めていくのかについての検討を図るべきといった御意見をいただくことでですね、ことしの予算の中では方式を幾つか変えて、より普及に努められていくというふうに考えておりますので、それを進めることを今第一に掲げて下水道事業については行ってまいりたいというふうに考えております。

11番(横山すみ子君)

恐らく町長選挙のときに、下水道問題も大変な問題抱えているけれどもやってくれそうだという期待を持って、あのマニフェストを見てですね、投票された方たちは、とても葉山の方は人柄のいい方ばかりで、書いてあったんだからやってくれるに決まってると信じておられます。その期待を裏切っていただきたくないんですが、今回の施政方針の中で下水道審議会の意見を、意見交換をすると書かれておりました。審議会というのは諮問をして自分はこういうふうにしたいと思うと、町としてはこういう方向に進みたいと思うけどいかがですかということで諮問をして、で、その中で意見交換をするんならわかるんですが、どう思われますかと聞かれても審議委員の皆さんもお答えのしようがないのではないかと思いますが。具体的に諮問をすべきだと思いますが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

下水道審議会の方々は下水道について、公共下水道についての諮問を受け、答申をしてございます。で、ただ、ですから、合併浄化槽やし尿といった問題については直接的には関与しない方々でございますので、今回の諮問には私は条件にそぐわないというふうには考えました。ただ、そうは申し上げましても、いろんな議論をしていただきながら全体計画を定める際の諮問については七様の違った意見を出されまして、それについては、私からすれば全くその意見を受けずに全体計画を今回定めたというふうに思っております。ですから、彼らがそれまで議論してきたことについて、前町政下でございますけども、私もしっかりと直接意見を聞きながら、あの中では市街化調整区域については合併浄化槽を行うべきといった議論が多かったので、そういった方々の御意見の背景などに伺うためには、審議会として開催するんではなくて直接意見を聞いてですね、町の答申の中にお答えいただいた背景のものをしっかりといただきながら、下水道の方針をもう一度再考していきたいというふうに考えたことから、この取り組みについて明記させていただきました。

11番(横山すみ子君)

最後にいたしますが、人の意見を聞いて意見を考えるというんではなくて、もうこういうふうにすると公約をされておりますので、私はこういうふうにしたいと、問題点についてお示しいただきたいならわかるんですが、もうちょっと積極的に出ていただきたいということを申し上げまして私の一般質問を終わります。あ、総括質問を終わります。ありがとうございました。(拍手)

議長(畑中由喜子君)

これにて11番横山すみ子議員の総括質問を終わります。
この際、昼食のため、暫時休憩をいたします。再開は午後1時5分からといたします。
(午後0時01分)

議長(畑中由喜子君)

休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時05分)
総括質問を続行いたします。第3番、10番長塚かおる議員、登壇願います。

10番(長塚かおる君)

10番長塚かおるでございます。通告に従いまして総括質問をさせていただきます。
さて、3月11日の東日本大震災から丸2年を迎えようとしています。震災を経験して、日本人は寄り添って生きることの大切さを感じていたはずが、それを失いつつあると報道されています。被災地以外に住む日本人がこの災害から得たさまざまな経験と思いを忘れてはならないと、改めて感じています。
一昨年の21世紀かながわ円卓会議において、東京大学名誉教授の神野直彦氏のお話から、この震災から物事の本心に気づき学び取ったものが3つあると言われました。
1つは人間の生命であるという生命主義。それぞれのコミュニティーで生きる人々の織りなす絆だということですが、それとは裏腹に、現在いじめ、幼児から老人に対する虐待、そしてみずからの命を絶ってしまったという報道が後を絶ちません。
次に、コミュニティーの視点から人間と人間との共生と、人間と自然との共生という共生主義。この人間と人間との絆が生み出す木陰、また自然の緑が織りなす木陰のコミュニティーの中で、子供たちを地域社会で育てたい、あるいは育ってほしいと思う、育ちたいと自分たちが思うようになるには、教育の役割が大切であるとおっしゃっています。そして一つの場、教室に集まって遊び学ぶこと、これによって仲間意識、同じ社会の構成員である意識を培養していき、生み出された生活様式を文化と言っています。
3つ目が参加主義です。ともに生きていく上で直面する困難に対して、解決に向けてみずから参加していく社会をつくることを学びました。生きることに意味を求めて、新しいビジョンを形成しようというときに重要なのが親和的な対話であり、そのためには共同体意識が欠かせません。その共同体の意識の基本というのが、家族の中にあるのではないでしょうか。家族の中ではだれもが、だれにも対して幸福になることを願っているという確信があるからです。つまり、けんけんがくがくとした討論や、家族の中での方針をめぐった言い争いが起きたとしても、それは自分が不幸にならないことを願っていてくれているという確信があるからこそ、親和的な対話ができるのだと思います。この信頼関係があってこそ、親離れ・子離れが自然にできて、子供たちが大人へなっていくのではないでしょうか。
ことし初めにウェブ上で話題になった、「13歳の息子へ、新しい携帯電話と使用契約書です。愛をこめて母より」というブログが話題になったのを御存じでしょうか。昨年のクリスマス、アメリカ・マサチューセッツ州のあるブロガーのお母さんが、13歳の息子に携帯電話をクリスマスプレゼントしてあげました。しかし、その携帯電話の箱には彼女が作った使用契約書も入っていました。その内容が余りにもすばらしかったので、ウェブ上で話題になっています。彼女が息子にあてた18カ条の契約について賛否両論があり、過干渉すぎという意見や、未成年者に対する親の責任だという好意的な意見も出ていました。確かに、昔は家の固定電話で話すしかなかったときは、友達とどんな関係があったのかというのを親が見えたものでしたが、携帯電話を持たせてからは、だれと仲よくして、どんな関係でいるのかもわからないことがあります。また、通話とメール以外のゲームなどに夢中になり、高額の請求が来てしまったという話も聞いたことがあります。物事のよしあしを正確に判断できるようになるには、親がしっかりとそれを把握し、子供に伝えていくことだと思います。お互い間違ったことでも認め合い、訂正することで、信頼関係が知らないうちに深まっていくのではないでしょうか。また、ウェブ上だけでつながっている関係が親友と勘違いしてしまう大人もふえてきて、人間と人間がぶつかり合うことが苦手な人も多くなっていると思います。
このように現代社会が抱える家族の崩壊や、大人も子供も不安の中で暮らしているところから改善していくためには、寄り添って生きること、葉山らしく自然と人間が融合し、葉山の文化をつくり上げていってほしいと願っています。そのために、山梨町長の描く将来への種まきとして、子育てビジョンをお聞かせください。まずは、乳幼児を持つ親子が安心して子育てできる取り組みについて伺います。次に、学校教育現場の設備や環境の改善点についてお尋ねします。
町長が就任なさって1年になりますが、私個人的に町長とさしでお話をしたことがこの1年ありません。きょうは十分に町長に1時間語っていただければと思います。よろしくお願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

長塚かおる議員の御質問の、私が所管する場所につきまして1回目の答弁をさせていただきます。
子育て施策についての1番目、乳幼児を持つ親子が安心して子育てができる町への取り組みについてとのお尋ねですが、子供たちの健全な育成を支援するために、小学校6年生までの通院医療費の助成事業を行い、負担の軽減を図ります。また、親子の絆づくりと児童虐待を未然に防ぐために、初めて出産をしたお母さんの子供へのかかわり方の不安感や負担感を軽減する子育て支援親育ちプログラムを実施します。さらには子育て中の保護者の方や、地域で子育てを支援する関係機関等と連携し、子供を見守り、地域の子育てを促進し強化するための協議をすることが非常に重要と考えており、そのような機会を図りたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。

教育長(豊田茂紀君)

10番長塚議員の御質問にお答えいたします。子育て施策に関しての2番目、学校教育の設備と環境改善についてというお尋ねでございますが、児童・生徒が良好な学習環境を維持していけるよう、平成25年度は各小・中学校の空調設備設置に向け、実施設計業務委託費を予算計上させていただきました。以上であります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

10番(長塚かおる君)

ありがとうございました。国でも今、子育てというものにすごく力を入れて、この出産、人口の減少というものを防ごうという施策を、これからもっと具体的なものをつくっていかなければいけないと思うんですが、葉山は今、幸運にも人口が横ばいというか、少しふえている中で、小学生、小学校もかなり今、ふえたところですね、いると思うんですが。これからやはり子供たちが育っていく中で、いろいろな施策をしていかなければいけないと思うんですが、今あるこの葉山の施設をどのように子供たちにこれから還元、親子にですか、使っていってもらえるかというところがやはり大きなところ、大きな、子供たちの環境づくりですね、町が考えていかなければいけないと思うんですが、新しいものをつくるというのはなかなかできないと思うんですが、今ある子供たちが使える児童館や、公民館というのが使えるかどうかなんですけれども、そういったものの改善点というのは、今、町長何かお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

町では児童館、また青少年会館を持っておりまして、またそこでは学童保育、また午前中は小さなお子さんをお抱えのお母さん方が集まる場所として使っております。現状それを大きく変更していこうという考えには至ってはおりませんけれども、ただ、ソフト面で先ほど申し上げた、例えば学童保育のあり方であったりといったものは課題認識を持っておりますので、それは今年度いろいろな形で話し合いを講じていく中で、葉山町の学童保育のあり方については再度検討する場を設けてまいりたいと、そのように考えております。

10番(長塚かおる君)

この前の24年度の、24年度の補正予算のときに出たと思うんですが、年少扶養控除の件で6,000万、今年度見込まれるという話でしたが、これで使われるのは小児医療の6年生まで延ばした件などもあると思うんですが、6,000万今年度あるということで、子供、子育て支援という形につぎ込んでいく、何か大きな目玉というものは今年度、25年度はあるんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

今回新規事業として幾つかお示しをして、予算をそれほど大きくはかけておりませんけども、お示しをしたことが、まず第一歩の子育て施策だというふうには考えております。なお、長塚議員がおっしゃる年少扶養控除の廃止に伴う財源措置につきましては、例えばですね、今年度から定期接種化されましたワクチンの、ヒブや小児の肺炎球菌や子宮頸がんといったワクチン接種、また妊婦健康診査などもですね、国・県の補助が大分なくなってしまいまして、そういったものを積み重ねていきますと、限りなく年少扶養控除による財源は使われていくものというふうに考えております。そこに小児医療費と、今回財源をつけたことでですね、現状かなりそういう意味では相変わらず厳しい財政状況だなというふうには考えております。

10番(長塚かおる君)

国のほうからこの地方財政の追加調整分の取り扱いについてということで出てきた中で、そのワクチン接種などと、あと妊婦健康診断の支援基金に活用してほしいということが出てると思うんですが、やはりこの6,000万来たからといって、これでほとんど…あと6年生までの医療費免除というのでほとんどが6,000万なくなってしまうということでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

国もそれなりの財源措置をするかわりといいますか、今回の定期接種化、また児童手当の件もですね、負担割合が大分ふえておりまして、そういったものを積算していきますと約5,000万強、また今回の小児医療費を770万としますと、それにより6,000万強の財源としては使われるものというふうに考えておりますので、今のところ今回の控除の財源措置としては大変厳しい状況にはなってございます。

10番(長塚かおる君)

では6,000万入ってきたからといって、もう右から左に流れるのは決まっているみたいなところで、ちょっと残念に思います。
次に、葉山町総合計画の後期基本計画の2点目の「文化をはぐくむうるおいふれあいのまち」においての、町長がおっしゃっていたのが、葉山らしさとは、この葉山らしさといういろいろなところで葉山らしさというのが出てくるんですが、町長にとっての葉山らしさというのはどんなものでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

私もかねがね、私自身ではなくて皆様から、葉山らしいじゃないかと、葉山らしさって何だと求める声というものをお聞きすることがございます。私が今その何かという回答につきましては、個々個別に持つものではなくて、むしろそうやって葉山の町が好きだからこそ住んでいる方々が多いこの町であり、だからこそその町らしさを求められるという、その人間性がこの町にあること、つまり葉山らしさは何かという求める声があるということが、最も葉山ならでは、葉山らしい土壌というものじゃないかなというふうには考えておりますので、多くの方がいろんな場面でその「らしさ」を持ち、この町についての思いを持っていただくことが、この町の底辺の活力になっていくんだというふうに考えております。

10番(長塚かおる君)

そうしますと、いろいろなこと、いろいろに葉山が大好きな人たちが、葉山というのは不思議なもので、自分の住んでいるところが大好きだっていう地域っていうのはなかなかないのに、何で葉山の人ってそんなに葉山にこだわるのって、よく私も言われることがあるんですけども、町長はそうしますとそういう葉山らしさというか、葉山が大好きな人たちが、葉山らしいこの環境だというふうに、その人間、人に対して葉山らしいと御自分自身は思ってらっしゃるんですか。

町長(山梨崇仁君)

私の立場といいますか、視点で申し上げたことでございますけれども、もちろんそこにはこの葉山の地勢、織りなす自然でありましたり、また培ってこられた別荘の文化もそうですし、そこに織りなすさまざまな住宅の文化、背景というものがございます。そういったものを含めて葉山らしいものとして醸成されたというふうにも考えておりますので、今回施政方針で申し上げましたのは、そういった「らしさ」というものを町の主導において、社会教育委員の皆様や郷土史研究会などさまざまな団体の皆様のお力をいただいて、町のあるべき姿という、これまでの姿をまとめていきたいと、そういったことを「らしさ」の総括ともいいましょうか、取り組みを進めていくことが、今、必要なんではないかというふうには考えてございます。

10番(長塚かおる君)

そうですね、今、子供、葉山の環境もすごく変わってきてると思うんですね。で、私たちが育ったころというのは本当に田んぼと畑ばかりで、山を駆けずり回ってれば何も与えられなくても一日じゅう暗くなるまで遊んでいられるような、そういった環境の中で、何か怖いこととか、何か危険なところとかっていう、そういう発想がなかった。今、この時代になったら、子育てをするのに、じゃあ海に行ってらっしゃいって幼稚園生が行かれるかっていうと、そういう場合ではないし、道路を歩いていても、自転車に乗るにしてもやはり危険が伴ってしまうっていう、環境がどんどん変わってきていると思うんですね。その中でも葉山らしさっていうのはずっと昔から変わらないのかなと思うのは、よく語られるのが葉山らしさって何だろうというと、葉山と言われてイコール御用邸って言われる中で、その御用邸っていうイメージがどういうイメージかっていうと、やはり閑静な感覚で、子育てをゆったりとできる、何かそういった葉山の雰囲気を葉山らしさという方も多いと思うんですね。その中で、ゆったりとした環境の中で子育てをするにしても、やはり自然の中で今すぐには遊ばせられない、何かそういう、本当に環境を自然を、じゃあどういうふうにしたら子供も大人も安全に入っていかれるかっていうところを、やはり整備していかなければいけないっていう部分がたくさんあると思うんですね。で、親子で葉山の自然に親しめる機会の創出等などがありますが、まず自然に対して町長はその子育てをするに当たって、今、葉山にある自然をこれからこれをつなげていくために、子供たちに伝えていくために、まず一番最初にその自然に対し何をしなきゃいけないかなって自分で思いますか。

町長(山梨崇仁君)

まずといいますか、今も、例えば生涯学習のほうでは教育として、生涯学習の教育として自然に親しむように既に行ってる施策もございます。今回の海山のプログラムはそれにさらに追加する形でより親しんでもらおうとは思っておりますけども、そのためにはやはり安全な、例えば山や海であれば安全な山であり、また海についても知識を持って安全に海とつき合えるような環境というものを設けなければなりません。そういう意味では、例えばクリーン葉山などで海岸の清掃を行うことも、安全な海岸を保持するという意味では大きな意味かもしれません。ですから総合的にさまざまな分野においてその自然環境について教え、また整備をしといった力がもっともっと盛り上がっていくことで、この葉山の価値でもある葉山らしさというものに、子供たちにより深く認識をしてもらえるんじゃないかなというふうには考えておりますので、お答えとしては総合的に取り組んでいくことというふうになってしまうかもしれません。

10番(長塚かおる君)

そういう何かをやるということはすべてお金がかかるということで、町民の方によく言われるのが、町に何かやってって言うと、お金がないんですよねって言われちゃうのよねっていう話があるんですよ。やはりその整備をしていくに当たってすごくお金をかけなければいけない部分もあるだろうし、で、お金をかけないで、じゃあどうやってやっていくかっていうところだと思うんですね。で、私なんか本当にもう母親としての立場でしか物が言えないかもしれないんですけども、子供に何がやりたいとか、何を買ってというんではなく、自分がこれをやりたい、これをやりたいって言ったときに、親としてはやはり子供がやりたいっていうことをやらせたいために、お金がないからできないとは絶対に言えない部分がありますよね。そういう中で本当にこれから25年度から、25年度まずできることということで子育てということをテーマに挙げて、町長がこれから取り組んでいただくために、みんな地域の方の協力というのがすごく必要になってくると思うんですね。で、そこの地域の方との協力に対しての呼びかけも一つあると思うんですが、以前に、昨年つくった「葉みんぐ」の冊子ですけれども、あの冊子が前につくられたのは平成18年度ですね、初めてつくられた「葉みんぐ」は、ボランティアの方たちの意見がすごくまとめられて、すごい百三十何ページ、140ページ近くの分厚いいろいろなものが葉山のこんなQ&Aで出ていたりとか、こういう場所はこうだよとか、こんなことが子供ができるときはとか、本当その人の、葉山に住む人の声が入った冊子になってたんですね。今回つくられたものは本当にお金をかけないでつくったということは一つの価値ではあると思うんですが、そういった町の声というのは入れられたのでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

失礼しました。今回の「葉みんぐ」につきましては、これまでの冊子の中の現状に合った情報の更新を行った上で新たに刷り直しを行いました。その際におきましては関係の方々にお声はいただいてはおりますけども、大きな、前回のように皆様の声を集約してといった取り組みにはならずに、ある意味、更新という形で新しく増刷したものではございます。

10番(長塚かおる君)

施政方針にもすごくこの町長の思いとして、連携をしていく、子育てをしていく、あと町民の皆様と地域の皆様とともに連携をまとめていくという一つの方法として、「葉みんぐ」がその先回18年度はすごくボランティアの人たちの、もう本当に一生懸命つくったという思いでつくったものだったんですね。それが今回すごく集約されたといっても、やはり何か中身を見た場合、あ、これは行政がつくったんだなっていうような中身になっていたというのが、私はちょっと残念に思っています。やはりそこのところを継続していくということも、行政としてはすごく大事な立場では…立場というか町長としてそれを継続していって、町民の声をまたさらに違う形で反映させてってもらいたいなというのがありました。で、その「葉みんぐ」などの子供、子育てに対してすごくいろいろな御意見だとか、これからいろんなことをやっていくという町長の姿勢があるんですが、保育園の、平成25年度保育園を、もう一つ認可保育園をつくろうということで、まだ確定はしてないということですが、今ある葉山町の保育園、認定・認可含めて、あと幼稚園、そこも含めてこの今、葉山で子育てをずっとやってきた保育園・幼稚園などのそういったところへの補助金も含めて、この25年度はふやしていく、幼稚園のほうにしていますが、ほかにこの学校が行政としてこちらのほうをやはりもっと活性化していくというか、保育園、幼稚園も3年保育で入れる幼稚園と3年保育が空いてしまってる幼稚園とがあったり今する中で、もう一つ保育園をつくろうっていうと、やはり今、葉山で頑張っている幼児の教育をやっている幼稚園たちが、幼稚園のところとかが、すごくこう、やっぱり不安に思ってるところってあると思うんですね。認可保育園、認定保育園のところでも、にこにこさんが初め認定保育園、認可保育園になるいきさつもあったように、今、葉山にある保育園や幼稚園というのは、こども園を念頭に置いてそこに力を入れるというか、行政としてバックアップしていくような考えというのは、今はほかに助成金をふやしたという以外には何かないんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

現状ではですね、幼稚園の助成金のことがですね、まずの取り組みではございますけども、御存じのとおり国でも今、幼稚園に対しても補助をしていこうではないかと。またその先には、もう既に今回の子ども・子育ての会議について予算上程させていただきましたけども、こども園と言われるものにですね、集約をしていこうといった国の施策が感じ取れます。ですからそういった過渡期において、我々自治体として行うべきことというのは、現状ある、まさに長塚議員がおっしゃるような保育の質というものを非常に高い質を持った今の葉山の保育園の方々が、認定保育園の方々がいらっしゃいます。また幼稚園の方々も、その幼稚園独自の幼児学習の指導などを持っていてですね、そういったものをしっかりと守っていくんだといったことを、基礎自治体としてはともにタッグを組んで連携をしながら、国や県に対しては我々の取り組みについてを認めてもらうような働きをすべきだというふうには考えております。また、今回の保育園につきましては、現状の待機児童の解消が第一目途にございましたし、皆様にお示ししたように、葉山町は保育園に対する入所の倍率が非常に高い状況もございますので、そういった、まず町ができることとしての対策で講じてございます。今申し上げた、今ある保育、認定保育園の皆様や、今ある幼稚園の方々と町が一緒にやっていくというのは、ある意味違った分野においてですね、保育の質を維持していく。一方で、今、町がやろうとしている待機児童を解消していく、そういった視点を2つとも持って町は考えていくものだと思っております。ただ、これは冒頭申し上げましたとおりに、国がすべてをこう一元化してこども園にしていこうといった動きがございますので、そういう意味でしっかりと町としては考えを持った上でその流れに乗るのか、もしくは町独自を目指していくのか、そういったところの判断基準を持ち続けながら先に進んでいきたいと思っております。繰り返しになりますけども、今ある皆様とは引き続き連携をしっかりとしながら、もしくはよりさらに密に連携をしながら、この町の保育、幼稚園のあるべき姿というものを求めていくべきだというふうに考えております。

10番(長塚かおる君)

保育園や幼稚園の質を高めていくという点で、本当にぜひそういうことで力を入れていただきたいと思うんですが、葉山保育園、今、ある保育園、町営の保育園として質を高めるという意味では、今は人件費削減などがあって、なかなか正職員という形ではとりづらいのかもしれませんが、やはり保育という危険を伴うというか、小さいお子さんを預かる中での責任という中で、先生方のやっぱり責任というのはすごく重たいものだと思うんですね。そこがアルバイトの方とか契約社員の方でいいのかなというのが、私は前、思っているんですけども、そのあたりの職員体制というのは今、これから25年度並びに今後何か考えていくという方策というか、何かありますか。

町長(山梨崇仁君)

私の中ではですね、ある意味、認定保育園の方々にはそういった高い質の今の皆さんが求めてらっしゃる保育の質の高さというものを維持していただきたい。一方で、やはり公立の保育園のほうにはもちろん質も大事です。質も大事なんですけれども、どうしても働きに出たいというお母さん方の声を受けとめるべきだという、待機児童の解消といった責務もございますので、そういったところで我々ができるところは、ある意味両方求めて公立には要求していかなきゃいけないかなというふうには思ってます。そういった点において、まず来年度は保育士の定数を1名増員することで、待機児童の解消に少しでも寄与できればというふうに考えておりますので、そういったことは講じてございます。また職員会議等、職員、アルバイトさんや非常勤といった職員にこだわらず、子供たちから見れば、親御さんから見ればみんな先生なので、そういった先生たちのともに連携の中での質というものをしっかりと上げていくような会議を頻繁に行ってもらえるようにお願いもしておりまして、ちょっと話が矛盾してしまいますけども、保育に欠ける児童をしっかり預かれる待機児童対策と、そこにできる限りの質を求めていくといったことを今、公立保育園には求めております。

10番(長塚かおる君)

そうですね、葉山保育園のほうもいい場所にあって、それで環境的にはすごくいい場所で、いろいろなことを吸収できる場所だと思うので、ところだと思うので、ぜひそういった保育の、保育士も含めてふやしていっていただきたいと思います。
町長には最後にまた質問させていただきますが、あ、最後じゃないか、はい。学校施設のほうに移らせていただきたいと思います。学校施設のほうは私が就任して第1回目の、一昨年の第3回定例会において一般質問させていただいて、ボイラーの老朽化から寒さ・暑さ対策、そして蒸し暑さ対策ということでエアコンの導入などのことをずっとお話しさせていただいてたんですが、来年度実施計画までこぎつけたということで、大変うれしく思っています。このエアコンの設置、実施設計までこぎつけたということですが、今年度…来年度やってみて大体何年計画というところで、来年度の実施計画に入るんでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

この実施設計しないと総額が出ないので、何とも言いがたいんですが、教育委員会としてはなるべく早くその額に見合ったので、なるべく早く行っていきたいというふうには考えてます。それは額が出てから相当の努力は必要だと思いますが、努力していきたいということです。

10番(長塚かおる君)

無理なことを言ってすみません。エアコンのほうはやはり、ことしもどれだけの暑さになるかわかりませんけれども、なるべく早くに子供たち、小学校・中学校も含めて設置が完全になるといいなと思います。横浜市も神奈川県の公立高校、公立学校も、高校もエアコン導入というのが今、出ている中で、葉山もやはりもう先駆けて100%になってほしいなと思います。
また、トイレの改修についても今年度、上山口小学校以下改修工事が予算計上されていましたけれども、トイレの改修というのは全体的なものなんでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

実はトイレについては、去年からにおい問題でずっと各校回ってましたところ、やはり低学年のところに洋式便所がついてないのは、入学時に相当困ってるっていう声が入ってきました。それによってことしはですね、小学校の1階、低学年クラスのところから順次洋式化を、全部洋式化するっていうわけにはいきませんが、配分を変えながら順次行っていきたいっていうことで、今回計上させていただいたものです。

10番(長塚かおる君)

では、1年生が使う場所ですから、大体1階部分だと思うんですけれども、に、洋式トイレを入れていくということで、これは、またこれも順次6年生が使うところまで洋式トイレを入れていく予定ではいるんでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

トイレの数の、その洋式化の配分からいくと、ちょっと洋式のほうが少ないなっていうのは小学校もありますので、順次その辺は来年以降も努力させていただきたいと思っております。

10番(長塚かおる君)

25年度でエアコンの実施設計、そしてトイレの改修となりましたから、やはり学校の、新しく学校をつくるという計画というのは、今は全くないんですか。

教育部部長(高梨勝君)

今のところは良好な環境を保てるような修繕を行いながら、もうしばらく使わせていただきたいというふうに思っております。

10番(長塚かおる君)

私たちが、教育民生が去年視察に行った三重県のいしなべ市というところの小学校が…あ、いなべ市だ、失礼しました。いなべ市の、いなべ市に行ったときの石榑小学校というのが2001年から建物を建築、小学校はどういったものをつくりたいかということを計画を立てて、2006年かな、7年…6年かな、に校舎が建ったんですね。で、やはりこれというのはすぐにできるものではないので、やはり今の持っているものを修繕しながら次の新しい10年後、20年後のやはり教育に対しての建物も、ぜひ考えていってほしいと思いましたので、よろしくお願いします。
あと、生徒の学習面や精神的なケアということで、25年度取り組みは特に何かありますでしょうか。

教育長(豊田茂紀君)

基本的には生徒・児童の基礎学力の、毎回申し上げておりますが向上及び定着、定着というのは今回初めて使いますが、それからいつもいらいらしたり、かりかりしないで落ち着いた雰囲気の中で、そういう意味では安定した情緒のもとで心身の成長ができる、この2つを基本的には学校教育の中で生徒を育てる観点で目指していきたいというように考えております。で、本来義務教育ですから、そういう問題については国がきちんと条件整備、環境整備をするのが基本だというように思っておりますが、実際問題そういうことを申し上げたとしても、各地方公共団体、都道府県や市町村の段階で、それぞれの公共団体で厳しい財政状況の中で独自にそういう条件整備を少しでも充実させていこうということをやってる。葉山の場合について言えば、平成17年度からいわゆるインテリジェントティーチャーと。今年度のこの予算付属説明書などではインテリジェントティーチャーという単語じゃなくて、ちょっとわかりにくいなっていうことを一度申し上げたことがありますので、わかりやすいサポートティーチャーみたいなのがいいんじゃないかっていうこともありますから、町費教員という表現だけにさせていただいておりますが、平成17年度から各学校1人、6人、それから平成23年度からいわゆる中1ギャップ対応を中心にっていうことでプラス2名ということで、充実に向けて取り組んでまいりました。この考え方を今後も持ちたい。ただし、そういう人数が、僕は青空でどこまでも無限にふえていけばいいとは全く思っておりません。そういう青空ではありませんが、もう少し充実させていくことができれば今後いいなというように思っております。そういう中で実際の授業を通して、具体的にはこの23年度からの2人については算数と数学、小学校の外国語活動と中学校の英語、一番つまずく教科、科目、そこのところでここを中心にしながら、その2人の先生が小学校と中学校6校を行ったり来たりというようなことを通して、実際の授業の中で専任の教員とチームティーチングをしながらそういう基礎学力の向上・定着、安定した情緒のもとで心身の発達を保障していきたいなというように考えております。

10番(長塚かおる君)

ありがとうございます。中1ギャップに充てている町費教員派遣事業っていうふうになっていたのかな、このサポートティーチャーという、今、教育長がおっしゃったのが、今、2名、23年度から2名ということですけれども、今いろいろな子供、児童が抱えているいじめや、何だ、精神的な不安といったものの対策として、今2名で十分というか、2名で何とか先生たちで対応できる人数だとお考えですか。

教育長(豊田茂紀君)

もう少し理想的な形ということであれば、あと2人ぐらいというようには私は考えておりますが、これは今後の課題というように考えています。じゃあ現在の2名で全くできないのかということではありません。各学校、校長からの報告を聞いておりますと、随分生徒が落ち着いた中で、授業の中で1人の先生が机間巡視をして、数学なら数学の授業でつまずいたところっていうのがわかるんですね。これは教壇に立って授業やってると、そこはわからないんです。机間巡視をしてるからわかる。計算をするときにちょっとおくれてるなとか、そういうことができるのがチームティーチングのよさですから、そういう形で随分生徒が安定してきたと。ただこれを数字化することはできないんです。教育問題というのはなかなか、数字的にこういう結果が出てきたよっていうようなことは言えませんけれども、そういうことが出てきてるというのを聞いておりますから、成果は出てる。じゃあ成果が出てるならば、もういらないんじゃないかっていうことではない。もうちょっと、青空ではないけれどももうちょっとと。さっきもちょっとあと2人ぐらいなっていう感じを私自身は持ってるというように申し上げましたけれども、そういう感じでできてるというように思っております。

10番(長塚かおる君)

ありがとうございます。この前の成人式なんかを見てもそうなんですけれども、小学校の先生や、あと中学の先生が皆さん来てくださって紹介をすると、子供たちの反応がすごく違うというか、小学校の先生に対してはすごく先生という尊敬の念を持って何か子供たちが当たるんですが、中学の先生になると何かすごくにぎやかになるというか、何か笑いが出たりという、何かそういった違いがあるのかなっていうのを感じました。うちの子供たちもそうでしたが、中学行ってから、中学が楽しいんだけど小学校の先生に会いに行くって言って葉山小学校に行ったりすることもあって、先生に、小学校の先生に会うっていうことが、環境が変わった中でもそこに行っていろいろしゃべってくると安心するのかなっていうのを感じました。葉山小学校の場合は南郷中と葉山中学と分かれたりするので、南郷中に行く人はすごく少人数で、長柄小に乗り込むというか入っていくというような雰囲気があって、子供たちもちょっと緊張する部分もあるし、あと上山口小学校の子たちは、いつも6年間同じだったところが、葉山中学校に知らない子たちが中に入るというのは、やはりいろいろなことで精神的なものが加わると思うんですね。その、この中1ギャップというのはすごく先生が余裕を持って子供たちを見ることができるということで、いいことではないかなと思うんですが、小学校は4校ある中で、今、先生が2名という中ではすごく大変な…大変というかそれだけ見れるのかなというところがちょっと不安、やはり少し、4人いたらすごく充実しているのではないかと思うんですが、このあたり町長にお伺いしてもいいですか。予算としてこの、やはり今、この子供たちの精神的なケアも含めて、この町費教育サポートティーチャーっていうんですか、をふやしていくというのは今後何か考えていらっしゃいますか。

町長(山梨崇仁君)

町費教員、当町では採用しておりまして、ほかの自治体では県費職員のみで行ってるところとがございます。そういった意味でこの、今、6人とプラス2名でということで性質を分けているという話ですけども、非常に手厚い状況が、今、葉山町にはあるんだなというふうには思います。また、先日の葉山中学校、南郷中学校は終わりましたけども、先日またこの2月にも葉山中学校の生徒会の皆さんとお話をさせていただいてですね、学校の状況などを生徒の視点でいろいろ伺う機会もございました。非常に町の子供たちは落ち着いてももちろんいますし、すごく前向きな、この学校をどうしていこうという主体的な発言がすごく多かったことに、私自身も感心をさせられました。ですので、この町費教員については現状をしっかりと維持していきたいと、そのように考えております。

10番(長塚かおる君)

現状ということを言われてしまいましたが、様子を見ながら子供の、子供たちの成長というか成果表というのはなかなかその1年、2年で出るものでもないし、これからどのような形で出てくるかというのは、この2名、葉山が取り組んだこのインテリジェントティーチャーという名前で取り組んでいった、この町費教員派遣というのがいい方向で出てくるんではないかなとは思います。また、さらにもう少し何かレベルアップをする面として、精神的なケアというのがすごく大きなところにあると思います。中学に行くとやはり学校、登校拒否になる子たちが急にふえる面もあると思うので、その辺をぜひ形を変えてでもケアをしていっていただきたいと思います。
そして施政方針の中で、「学校教育につきましては小学校クラブ活動、中学校部活動をより一層充実できる条件整備に取り組み」とありましたけども、この予算的には見ますと昨年とほぼ変わらないと思うんですが、この、どんなことで充実感を図ろうと町長はお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

今回の新規事業の中にも幾つか入ってございますけども、例えばもちろんエアコンのこともそうですけど、児童図書の充実、また学校における遊具、雲梯とかですね、そういったものを設置をしっかりと新規で行っていこうといったことが、子供にとっては非常に学習環境としては寄与するんじゃないかというふうには考えてございます。

10番(長塚かおる君)

今のは学校の設備として充実していくとは思うんですが、クラブ活動とか中学の部活動のより一層充実できる条件整備とはちょっとまた違うと思うんですが、そのあたりは…いや、町長の施政方針に書いてあったので、町長にお伺いしたほうがいいかなと。

教育長(豊田茂紀君)

町長の施政方針の中にはそういうふうに出ております。実はこれはですね、22年の第1回定例会の22年度予算の中で、社会見学費と中学の部活動費を私どもが減額で予算計上して議会で修正をいただいたと、はっきり覚えてますが、はい。で、あれ以降、私どもはそれ以降ふやすということはいたしておりませんが、その額は維持していきたいなと。それを25年度も維持することができたという意味で、町長が施政方針の中で充実させる要素としてという表現でお書きになったというように理解しております。

10番(長塚かおる君)

教育長からそう言われてしまうと、そうなのかなと思わざるを得ないんですけども。この後、そうしますと中学校の…小学校のクラブ活動というのはいろいろな子供たちの希望を聞いて、いろいろな運動から、あと文化的なクラブというものが幾つかあると思うんですが、今、子供たちがやりたくても先生が見れないということで、なかなかクラブ活動、それが復活できなかったりというケースもあるように聞いてるんですね。うちの子供は葉山小学校でクラブ活動、バドミントンをやって、大学までずっとバドミントンやってるんですけども、そのぐらいにやはり、何か小学校のクラブというのはその子にとって何か思い出に残るものなのかなっていうのを感じていますので、ぜひ予算的に何かクラブ活動をしていて、3月、3学期になってなかなか、何かそのクラブ活動をやるための予算というのが出てこなくて、ほかから回していろいろ遊具を買った、遊具というか何か備品を買ったりするなんていうこともあったっていうことを学校の先生に聞いたことがありますので、そのあたりをもう少し現場の意見を聞いていってあげてほしいなと思います。
最後ですが、町長が議員時代に取り上げていた放課後子どもプランという点について、今の町長のこの来年度の施策などにも見受けられない言葉になってしまっているんですが、町長として、今どのようにお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

相変わらず大前提は、教育委員会には申しわけないんですけども、やはり学校でですね、放課後の児童の安全、またその育成というものを見守っていきたいというふうには考えてはおります。ただ、現実の課題としましては、先ほどお話も少し申し上げました、例えば学童クラブであったりとか、それに準ずる児童館機能というものが、今、葉山の町では一定の整備がされておりまして、それを置いておいたまま学校でまた別というのは非常に効率的に考えると難しいところがございまして、学校で今行うべきものについては、例えば児童…あ、失礼。学校で今、抱えてる課題としても児童がですね、ふえていることと、また子供の数に対しての先生の数をふやしている状況もありまして、児童の数でなくて使う教室の量もふえております。そういった背景からすると、学校について一方的にどこかの部屋を空けろとかですね、何かグラウンドの場所を貸してくれというのは、先ほど長塚議員がおっしゃったクラブ活動すら、今、行えないところもございますので、そういった意味では学校も難しい課題を抱えているのかなというふうに理解はしております。ですから今、放課後の子供の見守りという観点では、先ほども申し上げた学童保育の改めての見直しをすることで、できるところから改善を図っていくというのが今の私の中の前提でございます。

10番(長塚かおる君)

ありがとうございます。放課後子ども支援プラン、子どもプランというのを学校の中で敷地内でやるということが、そういうものが前提なんですけれども、そこに重点がいくという、その場所の問題ではなく、これは放課後子ども支援プランというのは地域で子供たちを見守っていこうということが主体だと思うんですね。これは学校支援ボランティア活動とか、あとコミュニティースクールというのが今、全国で幾つかできてきてると思うんですが、それの一つ、もう一つそれと同じようなレベルのもので、地域で子供たちをどう見守っていくかというところの施策だと思います。で、今、町長がすごく横のつながりとか、地域の人たちとの子育てをしていこうという、子育てというのを掲げた中で、この地域の人といかに子育てをしていくかというのが、これからすごく、何か施策をしていかなければいけない部分ではないかなと思うんですね。その中で今、私たちが中学のときというのは地域とつながっているというよりも警察とつながっていて、子供たちが荒れたりとか、あと非行をしてしまって、地域の人が見守る前にまずは学校と警察がつながって卒業式に、正門のところに警察がいたっていうのが私たちの中3のときに初めてだったんですね、葉山中学で。そういうことがあって、そこから学校が門戸を開いて、地域の人と地域に開いていこうというふうなことが起こってきたというふうに何かで読んだことがあるんですが、この学校と地域の連携強化というところで、平成に入ってからは今言った子育て、学校、その何だ、平成9年に当時の文部省が教育改革として、学校支援ボランティア活動や開かれた学校がキーワードというところで強く出てきて、コミュニティースクールというのが昨年度、全国で800校以上、今、出てきたと言われていて、この学校運営協議会という、葉山でも評議員会がありますけども、評議員会とはもう少しレベルのちょっと違うかな、学校の中、葉山にいる評議員会というのはちょっと御意見番として小学校とか中学に入って行くだけなんですけれども、学校のそのメンバーに教員、保護者、そして地域の方が入っている組織でつくられたこの学校運営協議会が、学校をどう運営していくかっていうことを皆さんで考えていって子育てをしていこうというものが今、本当につくられていると思うんですね。
このコミュニティースクールというのはどうやってつくられるかというと、情報を共有することと思いを共有すること、それからアクションを共有すること、この役場の中のことと同じかなとは思うんですが、これを地域の人と学校の教員とは共通、共有することで、子供たちを見守っていこう。その動きが今、本当に少しずつですけど広がってると思います。町長の25年度の町長施政方針にも、地域の方の意見を聞いてというのはいろいろなところで出てくると思うんですね。これを、子供を見守っていくっていうのはすごく時間がかかるものだと思うんですけども、開かれた学校をつくるためにまず一歩どこに入っていくかって、入れるかっていうので、何かこれから本当に何か施策を考えていただきたいなと思います。さっき言ったいなべ市の石榑小学校というのは、学校をつくるということで地域の人たちが入って行って、で、学校1階部分が共有部分というか、地域の方が老人の方とか、子供たちが放課後にそこに行っていろいろなものを習うような場所であり、2階が学校の施設という形で、本当に壁一つというかドア一つでつながってるんですけれども、それも先生が主体ではなく地域の方が主体で物事が進んでいるんですね。で、行ってびっくりしたのが、その2001年度からずっと地域の方がそれにかかわっていて、その方がまとめている。だから校長先生はどんどん、やはり先生というのは教員異動しますので、かわるので、言われたことを、じゃあ子供たちと一緒にやりましょうという形で、協力しますよという形がとられているというのが、あ、こういうことをしなければ、教員主体で学校を運営していくと、これから防犯に関しても何に対してもなかなかうまくいって、回す、こう継続していくっていうのは難しいのかなと思って、そこに住み着く、住み着いてる、住んでいる人たちが子供も防災に対しても何に対しても、やはり自分たちが学校を自分たちのコミュニティーとして盛り立てていく人があらわれることが一番大きな重要なものではないかと思いますので、ぜひ町長の人事力を使ってそういう方たちを見つけて、葉山を盛り上げていっていただきたいと思います。
町長の施政方針を読ませていただいて、いろいろな子育てという親子にとっての施策というものをたくさん並んでいるのですが、私がどうも思うには、すごく親子にとって受動態でしかない。受け身、受け身として与えられたものが多いと思うんですね。でも、人間ってやはり与えられてばかりだと、全然やってもらうっていう、そういう何かこの、人を頼ってしまう部分ばかりになって、子育てをするにあっては能動態になる親子をつくるために、この行政がどういうふうに動いていくかというのは、与えるばかりではなく、考えさせることを施策としてこれから考えていっていただきたいと思います。
何か最後私の思いになってしまいましたが、以上で、これで私は終わらせていただきます。ありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

これにて10番長塚かおる議員の総括質問を終わります。
第4番、3番窪田美樹議員、登壇願います。

3番(窪田美樹君)

こんにちは。3番日本共産党窪田美樹です。通告に従って総括質問を行います。
町長の施政方針でも述べられていますが、「ことしも依然財政悪化や長期金利上昇の懸念はぬぐえません。手綱を緩めず、堅実な行政運営を進めていかなければなりません」と言われています。緊縮予算とも言える実績ベースの予算編成を行っていると感じました。こうした財政状況の中にあっても、町民福祉は切り捨てることはできません。施政方針で、最初の財政の基盤固めの次に子育てに力を入れると言われましたが、町長の任期あと3年以内にどの程度の子育て支援を実現しようとされているのか、現在考えられている着地点をお伺いいたします。ソフト面・ハード面を含めてお示しいただければ幸いです。
次に、高齢者福祉について伺います。高齢者福祉の充実として、介護保険の適用を受けない要援護高齢者にデイサービス事業と緊急通報システム、住宅改修費助成を挙げていますが、残念ながら予算では従来とほとんど変わりがありません。現在の御高齢の方々は戦前・戦中・戦後、大変な時代、大変な日本を支えられてこられた方々です。現在の葉山をつくってこられた方々です。こうした方々に対する感謝の気持ち、ほとんど見えません。そういう気持ちを町長はお持ちだと思います。子育て支援策を「将来の種まき」と位置づけていられますが、球根にも御礼の肥やしというものがあります。きれいな花をありがとうという意味で、チューリップなどが咲いた後、球根に花のついていない、もう花の終わった球根に肥やし、肥料をあげます。高齢者に対する感謝の気持ちをあらわす、そういったもの、いかがでしょうか。高齢者福祉にもう一歩力を入れるべきだと考えますが、町長の所見をお伺いいたします。
次に、再生可能エネルギーへの取り組みについてお伺いいたします。太陽光パネルへの県の補助金が打ち切られても、葉山町は補助を続けるとした町長の御決断、一定の評価に値するものと考えます。しかし、予算計上は前年度当初予算並みで、今年度は数回にわたる補正を組まれた状況から見れば後退しています。県補助がなくなることで補助が半分減額されれば、設置する方も減るだろうということが予想されますが、町長がマニフェストに挙げた「太陽光パネルの町を目指します」という点から、また、現在、自然エネルギーへの転換が注目されている現状からも見れば、県補助全額分とはいかないまでも、町補助の増額などで太陽光パネルのまちづくりを目指す前向きなお考えはないのでしょうか。町長のお考えをお伺いいたします。
次に、再生可能エネルギーへの転換について伺います。2年前、3.11の原発事故、それ以降、再生可能エネルギーへの取り組みが多くの自治体、積極的に取り組んでいると報道されています。太陽光発電だけでなく、葉山の町の自然を生かし、小規模発電など調査していくべきではないかと考えます。まず、町の小学校や中学校に太陽光発電パネルを設置すると言われましたが、その進捗状況はいかがでしょうか。また、避難所の電源確保としての取り組みとのことですが、別の場所でのお考えはいかがでしょうか。こうした町の取り組みが町民の方々に対し、自然エネルギーへの取り組みを促進するきっかけにもなると考えています。町の小規模発電への取り組みを強めることが町民の方への誘導策として大きな効果を得るものと考えますが、太陽光パネル以外の自然エネルギーへの取り組み、研究しているのでしょうか。どうでしょうか。お伺いいたします。
最後に下水道事業について伺います。町長のマニフェストに、「下水道布設整備事業のスピードダウンで年間1,500万円を削減」と太字で書いてありました。しかし、今年度も来年度予算も、整備面積は7ヘクタールとなっていますが、予算は前年度並みです。確かにマニフェストには「年間10ヘクタールを7ヘクタールに減速します」とも書いていますから、今年度も来年度も布設面積が7ヘクタールを守っていることが町長の言われる、まずは財政健全化という財政面での7割がマニフェストの意味と考えます。残念ながら布設整備のみを7割に減らしたことで、公約実現とは考えられません。公約の1,500万円の削減、どこに行ってしまったのでしょうか。町長の7割に減速すると言われたのは、布設のスピードが速いから、今現在、今までが速かったからおくらせるというものなのか。なぜ7割、財政が不足気味だから結果的には7割程度に減らさなければならなかったのか。7割に減速する理由、それが速度が速すぎるのか、それとも財政が不足気味だからなのか、町長のお考えをお伺いいたします。
以上、御答弁よろしくお願いします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

窪田美樹議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
福祉施策について、1番目の今後の子育て支援施策の計画についてとのお尋ねですが、平成16年度に制定した葉山町次世代育成支援行動計画を指針に、現在も子育て支援に取り組んでいるところでございますが、子育て環境の課題を解決するため、新たに平成24年8月に制定された子育て支援法に基づく新しい子育て支援計画の策定に向け、平成25年度に実際の子育て世帯へニーズ調査を行い、26年度に子育て支援事業計画を策定する予定でございます。
次に、2点目の高齢者福祉の充実についてのお尋ねでございますが、介護保険の適用を受けない要援護高齢者を対象に、生活支援サービスとしてデイサービス事業、配食サービス事業、緊急通報システム事業、介護用品支給事業など、さまざまな支援を行っております。また、介護する方への支援として、認知症の理解を深める講演会、家庭介護教室等も実施しております。今後におきましても、高齢者が住みなれた地域で安心して暮らしていけるよう、介護保険事業を初め介護予防事業、健康づくり施策に努めてまいりたいと考えております。
次に、再生可能エネルギーへの取り組みについての1点目、補助金のあり方についてのお尋ねですが、自然エネルギー利用の普及促進と温室効果ガスの排出削減を目的として、平成21年度から住宅用太陽光発電システムを設置する者に対し、県の補助金と合わせて補助金を交付してまいりましたが、平成25年度より県の補助制度が変わり、現行制度は終了いたします。町といたしましては、再生可能エネルギーの活用が期待されているところでありますので、引き続き補助金を交付してまいります。
次に、2点目、再生可能エネルギーへの転換も含めた町の取り組みについてのお尋ねですが、最近のエネルギーをめぐる内外の経済的社会環境の変化及び再生可能エネルギー源を利用することの重要性がさらに増大してきております。町といたしましても、再生可能エネルギー源を利用できる環境を整備し、太陽光パネルの設置等の取り組みを検討してまいります。
3番目、下水道事業について。マニフェストにある7割に減らす意味についてというお尋ねですが、私はマニフェストの中で財政の健全化を掲げております。下水道事業におきましては、これまで年間10ヘクタール程度の面整備を行っておりましたが、これを7ヘクタール程度に減速することにより下水道に係る新規の町債発行額を抑制し、起債償還に充当するための一般会計繰入金の減額に資するため面整備を10ヘクタールから7ヘクタールに減速するとしたものでございます。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

3番(窪田美樹君)

ありがとうございました。項目ごとに一つ一つお伺いしていきたいと思います。
計画を25年度から新しい計画を策定する考えがあるということなんですけれど、以前、持っていた計画もあると思うんですが、そちらの方面でお答えいただければと思っております。小児医療費の助成、今年度6年生までになりますが…来年度か、なりますが、それの着地点、ここでとりあえず任期3年の間にゴールというか、はどこまでと考えられているのでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

私のマニフェストの中でお示ししたのは、小学校6年生まで所得制限の撤廃というふうにしておりますので、所得制限の撤廃は先ほどから財源の確保が非常に難しいということを申し上げていますけども、それを撤廃していくことが私の目下の目標でございます。

3番(窪田美樹君)

では、あと3年のうちに所得制限を撤廃を目指していきたいというお考えがあるということでと思います。でも、私たちは義務教育、中学校3年、ほかの自治体では高校生まで無償というところもあります。で、ゴールは見えないというところがただ、ゴールを見えないほうがいいのかなというのもありますが、財源もあるということなので。
今現在なんですけれど、今年度、幼稚園の補助金、幼稚園の施設、幼稚園に対しての補助金を出されますが、以前、何度も言うようですが、町長が議員だったときに、幼稚園就園奨励金補助事業、陳情が出ましたよね、お母さんから。で、それが今回24年度の7月に机上配付になりましたけれども、もう一回再度お母さんから要望が出されました。で、これを今回の予算を考えるときに、この内容が少しでも頭をよぎったのか、それとも全く考えつかなかったのか、お伺いしたいんですが。

町長(山梨崇仁君)

幼稚園就園奨励金につきましては、昨年の6月と、たしか夏の段階で議論したことを記憶しておりまして、その段階で私は皆様からの御意見をいただきながら、実際に各幼稚園のPTAを代表される方々と議論する場を設けました。その中で、私のほうからは幼稚園そのものにですね、補助をすることで子供の学習環境の向上に資することのほうが大切だということを訴えさせていただきまして、私は一定の御理解をいただいたというふうに考えておりますし、また、それにより確かにお母さん方からすれば、生活の一部としての幼稚園の就園費がですね、軽減されることは助かるという声もしっかりと受けとめてはおりますけれども、まず目下は、その幼稚園のほうに直接補助をすることのほうを優先させたいといったことはしっかりとお伝えをしておりまして、それに基づいた予算策定でございます。

3番(窪田美樹君)

ただ、再度7月にお母様方のほうから出されているということで、お金を配るという言い方はあれですけれど、補助すればいいというものではないんですけれど、保育園に入れようと思ったんだけれど、葉山町、保育園が少ししかないから、ちょっとお金が高いんだけれど、働くのも大変になっちゃうけれど、幼稚園に入れるしかないわという苦のところで幼稚園に入らなくちゃいけないお母さんも確かにいると思うんです。そういった方々はやはり生活の大変さも出てくると思うので、考えていただければいいかなとも思っております。
あとなんですけど、学校の面になります。ソフト面ではなく、学校整備なんですけれど、先ほど長塚議員のところで、学校の建てかえは全く…全くというか、頭にないということなんですけれど、かなり古いものであると思います。で、そういったものを、やはり学校ってすぐ、じゃあ建てかえましょうっていって建てかえられるものではないし、お金がとてもかかるものでもありますし、町長はいろんな町の施設を老朽化しているものを直すとか、建てかえとかも含めた計画を立てているということなんですけれど、その中に学校は入っていますか。教育委員会じゃない、町の予算だから学校も入っていると思うんですけれど、その中に学校は入っていますでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

入ってございます。

3番(窪田美樹君)

計画が入っているということなんですけれど、じゃあまだ計画がちゃんと最後まで出てないから、何年ぐらい、どのくらいに考えているんだよというのはまだ教えてもらえない。

町長(山梨崇仁君)

計画策定に向けて目下尽力しているところでございまして、できることであれば25年度中には計画として、今ある現行の施設整備に関する計画というものはまとめてまいりたいというふうには考えてございます。

3番(窪田美樹君)

優先順位ってあると思うんですよ。うんと古い建物、古い建物、何が一番古いかって、かなり葉山小学校とかなんかは古いほうに入ると思うんですけれど、そういった優先順位もまだ計画の中だから今、教えてくれない。

町長(山梨崇仁君)

計画を現状まだ持っていない中でございますけども、例えば一色小学校の耐震診断を行うということは優先順位が最も高く、取り組まなければならない修繕工事だというふうに思っておりますので、実施設計…耐震診断をしっかりと行い、工事に入っていきたいというふうに考えておりますし、また、この本庁舎におきましても、今回、予算上げさせていただいている修繕もございます。そういった意味では、計画にはまだできておりませんけども、最も優先順位が高いものとしてお示しをさせていただいてはございます。

3番(窪田美樹君)

私が聞きたかったのは、学校の建てかえの優先順位は何番目ぐらいかなというお話だったんです。かなり小学校古いもので、で、耐震工事をするのと学校を建てかえるのとは予算規模が全然違うと思うんですね。で、そうなると、もっと早くに建てかえを頭に入れたものも含めた計画を見せてほしいなと思っています。葉小の耐震も10年以上…10年たっていますし、これから何年こうやってじゃあもつんだろうっていうんじゃなくて、すぐ、先ほどのように計画を持って、どんな学校がいいんだろうということ、子供が減ることも考えた建てかえのものもあると思いますし、学校が一緒になるかとかいろんなものもあると思いますけれど、そういったものを早く示していただきたいと思っております。では、その計画、いろんな施設の計画も含めた、建てかえも含めた…建てかえが含まれているかは別として、施設整備の計画を楽しみにしております。
高齢者福祉なんですけれど、予算はやはり同じで、山口県…ごめんなさい、岡山県のね、奈義町というところも子育て支援をとても力を入れている、町として力を入れているところがあります。そこにね、これは子育ての支援のところになってしまうんですけれど、町長が「奈義町子育て応援宣言」というのをされています。その宣言の中に、「子供たちは次代を担うかけがえのない存在、奈義町を守り、支えてこられたお年寄りとともに、奈義町の大切な宝です。」これは子育て宣言なんですけれど、この中にお年寄りに対する言葉が一言書いてあるんですね。これただ言葉が書いてあるっていうだけかもしれないんですけれど、常にお年寄りに対する気持ちがあるというのを見て、私とてもうれしく思いました。子供が宝ですっていうのはもちろんなんですけれど、今ある葉山をつくってこられたお年寄りに感謝するという気持ちがどこにもって言ったらあれなんですけど、予算見てもふえているわけでもないしというところ、お金をかけなくてもできることがあると言われているのかもしれないですけれど、そういったものが目に見えてこない。お年寄りは後回しというんですか、今、子育てに力を入れているんだから、あなたたちは置いといてと言っている間に、すごい話ですけど、亡くなってしまうかもしれない。そういう方々に対する今の感謝の気持ちっていうのは、今しか伝えられないというところで、このね、一言が、町の宣言の中に一言が入っているだけで、お年寄りは、あ、自分は見捨てられてないんだなという…見捨てられているというあれですけど、関心を持たれて、持っていてくれているんだなというのがあるって私は感じました。そのたった一言の文面なんですけれど、温かいものを感じたというお話です。
でね、その中で、今、今回、この予算の中で、住宅改修費補助というのをやられていますよね。それね、住宅リフォーム助成制度と併用して使うことはできるんでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

住宅リフォーム制度との複合利用はですね、これはできません。

3番(窪田美樹君)

それは何の決まりでできない、一緒に使えないんですか。国の決まり。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

まず、高齢者の方は住宅改修事業ですね、事業整備の目的がございます。その中に、まず高齢者の方が必要とする改修整備というものがございますので、まずそちらの改修整備が該当となるものに対して助成をしておりますので、そちらとしてしております。

3番(窪田美樹君)

でも、そっちの制度を先に…先にというか、使って、町内のリフォーム制度を、町内の業者を使えば、その御自宅の改修だからそれは使えないんですか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

細かいことはちょっとよくわからない、申しわけないんですが、今はお答えできないんですが。まず町内業者の方にですね、これは事業していただきます。で、先ほど住宅改修助成事業なんですが、まずいろんな対象者の方がございますので、その対象者の方に対してこの事業制度を適用していただいているわけなんですが、その事業を受ける中で、まず取り決めなんですね。これを法的に先ほど取り決めがありますかというお話ありましたが、法的にはございません。これは町の取り決め行為でやっていることなんですが、まずはその所属の方がですね、75歳以上の…失礼しました。介護保険やですね、障害福祉の住宅改修を利用している、してない方とかですね、そういう条件を町の基準として定めさせていただきましたので、その適用を受ける方に対して現在、その住宅の助成制度を行っておりますので、認識をしていただきたいと思っております。

3番(窪田美樹君)

その住宅改修費補助も住宅リフォーム助成制度も、町の取り組みですよね。で、あわせて使えないというふうな決まりが条例…要綱ですか、に書かれているんです。それさえ外してしまえば、その一つ一つ、一緒には使えないよという文言だけ外してしまえば、それぞれの当てはめられた条件を一緒にすれば、お年寄りは少しでも、何、補助を受けた住宅改修ができるんじゃないんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

住宅リフォーム助成制度はですね、この予算上でもやっぱり町の産業振興という位置づけにおいて制度を設けておりまして、それは土木建築にかかわる…建築という俗にかかわる業界の皆様が、この町で業務を行っていただくことで、やはりいざというときの日常の力となっていただける。また、そういった産業振興といった観点からリフォーム制度を行っております。で、今回のこの在宅の高齢者の改修というのは、高齢者の方々が自宅においてバリアフリー等安全な、快適な環境に住宅を改築してほしいといった思いで行っておりますので、それを併用するというよりも、むしろこれによって町内業者を使っていただくことがひとつの産業発展にもなるといった形で考えておりますので、両方どちらかで町のほうに、産業振興に寄与するか、もしくは高齢者の方々が快適な住宅を保持できるようにとしてもらえれば、それで目的が達成できるのかなというふうには考えてございます。

3番(窪田美樹君)

いや、それはわかるんです。何で一緒に使っちゃいけないのか。(私語あり)何でね、一緒に使うことが、どちらもお年寄りのためだし、住宅リフォームも町内業者のためだし、でね、それが何かどっちも条件外れているんならね、それは使えないよというのはわかるんですけど、どっちの条件も満たしているんであれば、予算計上をさらにしなくても、お年寄り福祉に一歩進むものじゃないのかなと思って、私はどうですかというお話をしているわけで、なぜ一緒に使うことが別々に使ったほうが町が潤って、町内業者が潤っていくのか、それとも、お年寄りの住みやすい住宅に、暮らしやすい住宅になっていくと考えているのか、その一緒に使えない理由が納得できないんですけれど。山梨さんは別々に使ったほうがお年寄りのためにも、町内業者のためにもなるというふうなんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

いずれの視点、福祉の視点と産業振興の視点でもってそもそも視点は違うんですけども、結果は享受できる受益者の方々にすれば最大限度10万円ということで、ほぼ変わりないのかなというふうには思いますし、また、それによって確かに高齢者のほうは縛りといいますか、限定はないんだと思うんですけども、町内業者を使っていただければ、より地域振興にもなるんだといった観点では考えてございます。ただ、いずれも福祉の視点であり、また、産業振興でもどちらでも必要だという認識のもとに講じている施策でございますので、結論的には同じでございますけども、双方の部署でもって重要性をもって考えているといったあらわれだというふうにお考えいただければと思います。

3番(窪田美樹君)

何か感じで物を言われちゃうとよく納得ができないんですけれど。一緒に使えることを検討していただきたいというふうに思いますじゃなくて、予算計上をね、しなくてもいけるんではないかという提案でした。
でね、先ほど言われた、介護予防事業のところの話なんですけど、予防事業というんですか、介護をする方とか、御家庭にもいろいろなものをやっていますよというところで、私、先日、葉山町で開かれている認知症予防講演というのを聞いてきました。そこでとてもおもしろいお話を聞いてきたんです。認知症がかかりたくない病気の1番だそうです。で、私も介護職で働いていきながら御家族の方の苦労だったり、御本人の大変さも目にしています。そういう面では、やはり認知症ってかかったら大変なんだなというところは感じています。で、そこの先生の講演の中で、認知症には0、1、2、3とそれぞれにステージがあるんです。これがんと多分同じ0ステージとかと思うんですけれど、その中で認知症0、1のところはほとんど周りにもわからないし、自分でもわからない。で、2とか3になると、あれっというぐらいになってくるということなんです。ただ、今、認知症にもお薬が、いいお薬が出ていまして、それを進行をおくらせることができる。治すまではいかないんですけど、ゆっくりすることができるというようなお薬があるということです。でも、それってね、0ステージ、1ステージのときに飲まないと、効果は半減というか、薄れてしまうということでした。ただ、その0ステージ、1ステージというのは、自分でもわからない、自覚症状もないし、ましてやほかの、よその人にはわからないというところなんだそうです。で、その認知症の2とかっていうのは、大体70歳、80歳から大体年齢的に出てくるものなんだそうですけど、その0ステージ、1ステージというのは、それより10年も前、だから、60歳とか、本当これ先生が言われているお話なので、で、どきっとしました。それは何が言いたいかって、そういう人たちの検診、がん検診ってありますよね。今、もう多分がんに対してすごく進んできたので、早めにがん検診しなさいってみんな、そうね、がん検診して早めにやれば命助かるのねっていって、がん検診がすごく受診率とかも出てきていると思うんです。この認知症のお薬を0ステージ、1ステージのときに飲めば、2とか3にならないというところが言われています。ただ、その0、1というのは、CTとか、検査を受けなければわからない。検査も認知症として検査を受けなければわからないというものなんだそうです。脳ドックってよく聞かれるんですけど、あれはくも膜下とか、脳血栓とか、ああいったものの検査のためなので、ちょっと認知症の検査とは違うんだそうです。で、その検査を認知症のための検査を受けようとすると、やっぱりCT、お金かかりますよね。で、そこを町でがん検診を補助しているように、認知症検診と名前をつけていいのかわかりませんが、そういったものを受けてもらう、そこで発見したら、そこで早めに治療を始めれば認知症にならない、認知症をおくらすことができるといったら、葉山で介護度を上げる抑制に、上げないという抑制にもつながっていくと思うんですね。それで、まだまだ夢のようなね、話、その検診、認知症検診というものがない自体のところなんですけれど、葉山町が先進的にその先生のお話をね、講演者として呼んできたもののこともあるので、そういった認知症検診を考えてみようとかっていうのはないですか。研究してみようとかというのは。

町長(山梨崇仁君)

本年度、町の取り組みとしましては、予防と…失礼、昨年の段階で要介護3の方にですね、一定の物品の支援を広げていこうとかですね、取り組みを行った結果、25年度におきましては、より健康増進に尽くしてもらおうといったことで、今、最も死亡の確率が高いと言われている肺炎の予防に、肺炎球菌ワクチンの接種補助を講じさせていただきます。こういった意味で、現状、やはり統計の調査に基づくことで、町が対応できるかどうかといったところがですね、今の施策の背景にあるわけですけども、今、窪田議員がおっしゃったような認知症の問題については、先般も私も個人的に認知症対策についていろいろと議論を交わす機会がございまして、ただできるのは今、認知症になった方の対策として、例えばケアマネを紹介したりとか、小規模多機能型の介護事業所も今後できますけども、そういったところを利用してくださいといった御案内でしかできないのが正直なところございます。医療の進歩の中で、今後そういった認知症予防の医療技術がですね、進化すれば、それは行政のほうは推進をしていくことは可能だとは思いますけども、もうしばらく調査研究のほうをさせていただければというふうには思います。

3番(窪田美樹君)

私もそんなすぐにね、これはいいものですからどうぞやってくださいというんじゃなくて、その調査研究というのを町に求めているわけで、本当に認知症というのは大変というか、本人も大変ですので、対策考えていってくれたらなと。それが介護予防に力を入れるというところの面だったので、これは予防になるんじゃないんですかということでお話しさせていただきました。
次に、再生可能エネルギーへと移らせていただきますが、町長がマニフェストに挙げられている太陽光パネルの町というのはどのぐらいの町、どのぐらいのことをもって太陽光パネルの町と言われるんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

統計の数字は持ってはいないんですけども、葉山町全体において、例えば高台に上ってみてみますと、太陽光パネルを設置している住宅がまだまだ少ないという認識を持っております。それについてなるべく多くの住宅において設置が進めばというふうに考えておりますので、私は太陽光パネルの町を目指していきたいとは思っておりました。ただ御存じのとおり、例えばでございますけども、神奈川県知事の黒岩知事もですね、当初、太陽光設置の目標を掲げたものを大幅に縮小し、また、2年後、こうして現行制度を廃止するといったことで、どうも消極的な動きが感じられています。町としては私自身が太陽光については進めていくべきだというふうに考えておりますので、現状の補助制度を継続する中で、その他の動向ですね、もちろん神奈川県もそうですし、民間の事業者の力などを活用しながらどのように広げられていくか、引き続きそれは、それこそ研究を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

3番(窪田美樹君)

だから、どのぐらいの、高台上ってみれば、半分ぐらいパネルが、3分の1ぐらいが太陽光って目につくところにちらほらでも太陽光のパネルがついているなというところを思っての町、太陽光パネルの町だったんでしょうか。今は、もう神奈川県が切っちゃったとかっていうのはあるのかもしれないんですけれど、このここに思いを掲げたときに、どのぐらい思って、あ、太陽光パネルの町だなって思われたのか。

町長(山梨崇仁君)

統計の数値として持っておりませんので、数字としてお答えすることができないんですけども、例えば二十七、八年度において、今、学校の施設にですね、太陽光設置をして、防災対策ではありますけども、それは太陽光としての公共施設の屋根を使っていただくという意味では、本旨と合致をしていると思います。そういった意味で、まず公共施設としてもできることを、太陽光パネルを設置することができるかできないかの検討をしてまいりましたし、また、民間の方々のほうにおいても、例えば町の場合は海岸が近いためにですね、重度の塩害地域にもありますので、そういった意味では技術革新をもう少し待ちたいといった声もございました。ですから、継続的にこういった施策を持ち続けることが一つ一つの努力としてつながってくるんじゃないかなというふうには今は考えてございます。

3番(窪田美樹君)

明確な数字がわからないということなんで、余り数字の追求はしませんが、なぜ予算ベース…ごめんなさい、ほかのものはね、実績ベース、前年度幾らぐらいかかったからということで組まれているということなんですけれど、今回は補正を組んでいるにもかかわらず、そこはなぜ当初予算のままなのか。細く長く続けていかれるのか、そこら辺のところはなぜか教えてください。

生活環境部部長(成島光男君)

25年度の予算は300万円、24年と同じ同額を計上させていただいておりますけども、24年度の予算につきましては、県の補助金を合わせた形で300万円という形で計上させていただきました。25年につきましては、町単独の補助という形で300万円の計上をさせていただきました。基数的には前年の約倍の件数を補助するという対応で予算計上をしております。

3番(窪田美樹君)

じゃあ1件当たりの補助額、前はもし例えば10万円補助があるんだったら、県が5万円、町が5万円とかだったのが、今回はこれからは町の5万円だけになってしまうということでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

そういうことでございます。

3番(窪田美樹君)

ここでまたなんですけれど、これって住宅リフォーム助成制度と一緒に使えるんでしょうか。

都市経済部部長(吉田仁君)

先ほどの福祉の問題もそうなんですけども、まず福祉のほうの問題はですね、所得制限が設けられているというのが一つございます。で、私どもの産業振興課が所管しているところの住宅リフォーム助成にはですね、要綱の6条の3にですね、町が実施する他の同様の補助金または助成金の交付を受けていないことが条件だということがございますので、御質問の内容でいろいろな町の補助助成を複合的に使えないかという部分では、住宅リフォームについては今現在では大変難しいということでございます。

3番(窪田美樹君)

だから、その6条を変えれば使えるはずなんですよね。その6条、その住宅リフォームを考えているのは葉山町、決めたのは葉山町で、住宅の要綱の使い方の中にも太陽光パネルの設置というのは住宅リフォームの項目の中に入っています。で、ただその今回このほかのこの太陽光パネルの補助金があるから一緒には使えないというふうになっちゃうわけなんですけど。そこの部分さえ変えれば一緒に使えるはずで、町民は喜ぶと思うし、業者も、使ってくれる業者も喜ぶと思うんですけれど、この決まりを決めているのは葉山町なので、町長の思い一つでこれを変えることっていうのはできないんですかね。

町長(山梨崇仁君)

行政施策の考え方としてですね、受益者に対する補助による軽減措置もございますけども、機会喪失といった考え方もございます。そういった意味では、可能な限り多くの機会において町内業者さんを使っていただくといったものが本旨にございますので、私としては別立ての目的を持った事業として運営をしていきたいというふうには考えております。

3番(窪田美樹君)

今ね、横のつながりがあるとか、いっぱい山梨さんはつながりを求めていくというのを言われていますよね。で、そこの中でも、今回、県の補助金も減っちゃって、あららというところに、今回、じゃあリフォーム一緒に使えるよといったら、そうかという人もいるはずですし、以前よりこの、補助、太陽光がある前からうちのほうでは住宅リフォームを一緒には使い…一緒に使えるようにしていこう、していきましょうよというお話はしていると思って、しています。で、なくなった補助金をね、少しでもふやすことによって、もっと促進していく、町民の方が、だってあったものが半分になってしまったら、ちょっとまた考えちゃうという人のほうがふえると思うんです。で、そういった意味でも、この補助制度、補助金のもっと使い、ふやしていくというのも考えていただきたいと思います。
で、このもっとね、じゃあ今度、倍額を、倍、倍の件数を補助していくということなんですけど、これまた補正もっと倍の件数、150万だったのを、町の予算150万だったのを300万にしたから、倍の方を補助できるんじゃないかというお話ですよね、太陽光。そうですよね。で、そしたら、これってまた補正で、もっとね、つけたいなという人がいたら、補正とかは考えられているんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

24年度におきましては、議員の皆様の御協力をいただきまして、設置件数がオーダーがある限り補正予算させていただきました。その実際の結果的な件数をもとに、今回の予算を組ませて、実質に基づいて組ませていただいていますので、恐らくこれで足りるとは考えてはおりますけれども、また、社会状況変わりですね、ほかの要因などでさらに追加の申し込みがふえてくるようであれば、それはまた改めて補正を検討してまいりたいというふうには思います。

3番(窪田美樹君)

補助額が減っているので、件数が大幅に伸びるというのもちょっと悲しいけど、どうかなというのもあると思いますが、もっと件数がふえたときにはすぐにでも補正を組んでいただきたいと思っております。
次に、再生可能エネルギーの転換ということなんですけれど、避難所の電源確保ということで、小学校、避難所になるところの太陽光パネルをつけるというところなんですけれど、それはどうなっているんでしょうか。その進みぐあい。

町長(山梨崇仁君)

27年度、28年度をですね、目安に葉山小学校と南郷中学校の2校に県で、国・県が持っておりますグリーンニューディールの補助金を活用して太陽光パネルの設置、また、それによる蓄電、そして防災の際の役立てる施策として学校と防災が協力をして今、その申請等を行っているところでございます。

3番(窪田美樹君)

27年度というと、ちょっとまだまだ先で、その間に災害が起こらないとは言えないんですけれど。そのほかにね、じゃあそこのグリーンの補助金とかというのを使わないでも、これって必要なものだと思います。電源の確保、そのものを町としてじゃあどうしていこうとか、大きな避難所がまだあると思うんですけれど…になる場所があると思うんですけど、そういったところの電源確保という面での太陽光パネルにしても、何かそういったものをお考えはありますか。

町長(山梨崇仁君)

例えば体育館であったりとか、この本庁舎もそうなんですけども、太陽光パネルの設置にはですね、かなりの重量が乗っかるために、耐震基準にその場合は大きくずれ込む可能性があるといったことを考慮して、大変な苦慮してございます。そういう意味では今回の葉山小学校、南郷中学校がクリアできる、それもではないかといった状況でございまして、26年度には実施設計を行うわけですけども、その際には耐震基準がクリアできるかといったことが大きな障害として、課題としてなってくるというふうには想定はしてございます。そういった意味で、施設そのものについての負荷がですね、かなり大きくなるもので、現状、葉山町で今、これと定められたものが今回の小学校と中学校だったというふうに申し上げたいというふうにはございます。一通り一定の検討は行ってまいった結果ではございます。

3番(窪田美樹君)

では、その重量の重いような太陽光パネルだけを考えるのではなく、もっと幅を広げてね、上に乗せるだけではない電源確保というのもあるとも思います。そういったものへの研究も取り組んでいただきたいと思いますが。
今ね、そうやって大きなもので庁舎の例えばですけれど、庁舎の電源全部そこで賄おうとかじゃなくて、小さなものでこの一部分だけの電源を賄っていこうというような小さな規模の小電力発電というのがいろんなところで出てきている。その部分をこの電力で賄っていこうというところがありますが、そういったものの研究というのは、葉山町はされているのでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

例えば風力や小水力、町の施設は難しいとは考えているんですけども、いろんな方策が議論されていることは存じてございます。また、来年度よりたしかコジェネを使ったガスによる発電システムなどもですね、一定の補助が得られるという報道も読んではございますけども。ただ、いずれも自治体の中でですね、太陽光にかわって、今はこれだと、かわったというか、太陽光に付加して新たに推進をしていく施策としては、まだまだ一定の条件を満たしているというふうには考えてはございません。

3番(窪田美樹君)

その葉山町がね、先進的にというか、取り組んでいく、その姿勢を見せることによって、町民の方がね、太陽光ってすごいんだとか、風力発電ってすごいんだというようなのが見えてくると思うんです。鈴鹿市でしたっけ、庁舎、あれは新しいものなので上にきっと太陽光パネルも乗せられたとか、いろんなことがあると思うんですけれど、そこの太陽光パネルを庁舎に張ってあって、そこに今、電力どのぐらいつくっていますとか、町や市の庁舎という、そういう建物にそういったものをつけることによって、電気を生んでいくというのを、目に見えていくというのは町の方へのアピールにもつながっていくと思うので、大ごとに考えないで、例えば今、入り口にね、こう斜めにつけた太陽光で、今、ここの電力はこれが賄っていますというような小さなものでね、も十二分に町の方へのアピールにつながっていくと思うんです。だから、全く新しく、じゃ水力だとか、風力だじゃなくて、例えば町に庁舎の入り口に屋根にも乗せなくてもいい、壁に張りつけているところもありました。壁につけた太陽光パネルというのもあって、蓄電しているような、そういった取り組みが必要だと思うんですけれど、そういったものも考えていない。

町長(山梨崇仁君)

どうしても防災の観点とですね、太陽光による自然エネルギーの創出ということを2つを基軸に考えてまいりましたので、現状ではやはり実際に使えるものというものが視点にございました。今、窪田議員のお話を伺っていますと、ある意味啓発的な要素としての太陽光パネル、もしくは再生エネルギーの活用といったことが聞き取れますので、そういったものを設置することの意義について改めて調査させていただいた上で、町として取り組みをできるものがあるかないか判断をしてまいりたいというふうには思います。

3番(窪田美樹君)

町にね、その例えばそうやって町が太陽光パネル、小っちゃいものをつけて、ここの電気はこれで賄っていますというふうに町がアピールしたら、町民の方が、あら、うちにも太陽光パネルつけようかしらっていって、住宅リフォームの助成制度を使うか、何を使うかは別としてもね、町民が潤って、町が循環していく、経済がね、循環していくということにつながっていく第一歩になると、大きな、大ごとにはなりますが、大きく言っておきたいと思います。そういったものの啓発に使っていただければと思います。
最後に、下水道事業についてなんですけれど、どこを基本に、お金がないから7ヘクタールになったのか、なぜ7ヘクタールになったのか、どうしても私は納得がいかないんですけれど、いかが、どこを基本に考えられた7ヘクタールなのか、教えていただきたいと思います。

町長(山梨崇仁君)

7ヘクタールという数字については、7ヘクタール程度の予算措置といった考え方でございますので、予算が7割程度の額で済ませていきたいといったことの考えが前提でございます。これはいろんな議論を重ねた上でこの数字、7割という数字に行き着いたものでございまして、例えばちょっと年度が今、間違えてはいけないので申し上げませんけども、一般会計からですね、繰り入れを行っていくのとまた別に一般会計から布設工事に関する使途でですね、下水道に…失礼、下水道会計の公債費に関する弁償じゃなくて、別の意味で一般会計が使われているところがございます。そういった意味で、そういったところについては、布設の工事は今はもう起債の1億2,000万円以内で行っていこうといったことに定めることで、減額を図ることができました。昨年の施政方針の中でも約4,000万円程度の一般会計の繰り入れを圧縮できたというふうに申し上げておりますけども、それこそが私がマニフェストに掲げた一般会計の負担を和らげていくといった一つの成果でございまして、本年度からその部分については、起債で賄える7割程度というふうにすることで、その負担は講じずにですね、事業を運営しているところでございます。

3番(窪田美樹君)

では、お金がないからお金を削って計算したら7ヘクタール、進行が7ヘクタールぐらいになっちゃったんですよということですかね。

町長(山梨崇仁君)

申し上げましたとおりに、要因は幾つかございます。その一つとして先ほど窪田議員から第1回目の御質問でございました、一般会計の繰り入れはどこに行ったかといったことを今、申し上げさせていただきました。そういった意味で、予算をある程度圧縮するといったことももちろん大事ですし、また、そこにかんがみみると、この先々、平成30年代にはですね、公債費の返還がピークを迎える時期がございます。そういったことを考えていくと、可能な限り抑えていきたいというふうにはもちろん考えてございます。また、一方で、下水道事業そのものを進捗するに当たって…進ませていくに当たって、下水道事業についてはもう一度改めて考えていきたい。先ほどから合併浄化槽などの導入についても考えておりますので、そういったものをしっかりと定める意味では、ペースダウンを図りですね、その得た時間の中で町の方針について確定していきたいと。そういった思いも持ってございます。

3番(窪田美樹君)

何か言葉巧みなんですけれど、私が素直にマニフェストをこう読んで、一番最初に財政が危ない、財政が足りないんですって、緊縮財政なんですっていうマニフェストを読みました。で、その中の下のほうに、マニフェスト10ヘクタールだったものを7ヘクタールにしていきますというのは、ああそうか、お金がないから7ヘクタールにしていくんだと思ったら、例えばですけど、今まで1億円かけて下水道を進めていったものを、1億円で10ヘクタールやっていたものを、7ヘクタールにするんだからそこのお金は削れるものだと思っていたら、これは同じ額で7ヘクタールしかやらないということは、これはどうもおかしいんじゃないかと思って昨年説明したら、穴を掘っていくのが、まっすぐ掘るのと、深く掘るのと、山を掘るのとで経費が違うから7ヘクタールになってしまったんだという御答弁をいただいたんですけど、そこは違いましたっけ。

町長(山梨崇仁君)

では、わかりやすくですね、結論だけ申し上げますと、お金をなるべくかけないように、それも一般会計からの繰り入れというお金をかけずに、起債の中で賄えるだけにしていこうといった結果、1億2,000万円じゃなく、7割がフォローできるんですけども、そこまでにとどめようといったことを定めたのが去年の段階でした。また、それによって、それが一つがコストの件と、もう1点は、時間的な余裕も得られるので、その中で私の任期残り3年ですけども、下水道計画についてしっかり方針を定めていくためにもペースダウンをすることは私は今取るべき方針だというふうに考えたといったことでございます。

3番(窪田美樹君)

お金がないなら1億2,000万円かかっていたものを8,000万円にして、これが7ヘクタールじゃなくて5ヘクタール、いいか悪いかは別ですよ。5ヘクタールになってしまいましたっていうんならわかる…わかるというか、ああというのはあるんですけど、お金がないと言いながら1億2,000万円かけたものを同じだけの1億2,000万円かけたというところに、どうしてもあの言葉巧みなものに納得がいかなくて、あのマニフェストには、マニフェストには7ヘクタールにするというのは書いてありました。で、確かに予算を削る、予算を70%にするというのは書いてないから、1億2,000万かかったものを1億2,000万かけてもこれは公約違反というか、マニフェストにうそをついているとは言いませんけれど、どうしてなのかがおかしいなって、何かだまされたという言い方が正しいかわからないんですけれど、どうしても私、素直に読んだ私がいけなかったのか、そのままお金を削るというふうには書いてなかったんだから、ここはこのままだよというところで、1億2,000万に合わせた7ヘクタールになったということが多分町長の説明だと思うんですけれど。この…そうですよね。1億2,000万円に合わせたペースを考えると7ヘクタールになったということですよね。

町長(山梨崇仁君)

1億2,000万円は7ヘクタールにしようと決めたことの結果の予算の計上でございます。考え方を少し、視点を変えていただきますと、これまで10ヘクタール、もしくはそれ以上工事を行っていた時期がございますけども、その際の下水道布設に関する予算というものは、もちろん1億2,000万円をはるかに超える額を投資して布設を行っています。ですから、それを1億2,000万円程度におさめるということがイコールになれば、今は7ヘクタール程度ができるよという現状でございます。

3番(窪田美樹君)

もうそれで納得はできないんですけれど、納得はできないところではありますが、そのね、おくれた分をだから、でも水環境の整備がおくれるということにはもっといけないと思います。お金を1億2,000万だったものは1億2,000万でやる。ただ、繰入金でしたっけ、繰入金って書いてあるんです。あれは減ってないし、ふえているんですよね。予算書、事業費とかは。ふえているんです。これはふえてるということは、前年度よりお金をかけるということなので、それもまた予算のない中にお金をかけるというところは、ほかは削っていっているのに、なぜ下水道事業だけふえていっているのか。保険とかはね、お年寄りがふえるとか、医療費がかかるとかというのは、しょうがないというか、ものもあると思うんですけれど、下水道の事業費がこうふえていっているというところには、ちょっとさらに納得のいかない部分ではあります。で、ただ決算特別委員の同僚議員に追及は任せていきたいと思いますので、御答弁を回答のほうをよろしくお願いいたします。水環境の整備も、お年寄りの福祉のことも忘れずに頭に入れておいてください。よろしく。終わります。

議長(畑中由喜子君)

これにて3番窪田美樹議員の総括質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時30分からといたします。(午後3時02分)

議長(畑中由喜子君)

休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時30分)
総括質問を続行いたします。第5番、9番土佐洋子議員、登壇願います。

9番(土佐洋子君)

9番みんなの葉山土佐洋子でございます。花粉症のため、お聞きづらいところがあるかと思われますけれども、しばらくの間、御静聴くださいませ。それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、1項目3点につきまして総括質問をさせていただきます。
山梨町長が昨年1月に就任され、平成24年度予算は骨格予算であったため、今回の平成25年度予算が山梨町長の実質的には初めての予算組みとなります。平成24年度は防災の年、そして平成25年度は子育ての年ということで、とても期待を持っております。まずは、ごみの戸別収集の拡大についてを伺います。2月4日に戸別収集が3地区で拡大されて実施されましたが、当該地区の町民の方々の多くが混乱をされているのではないでしょうか。ごみを収集されないことで、戸別収集の始まったその週末になって初めてシステムが変わり戸別収集が始まったことを知った方や、戸別収集が始まったことを知っていても、分別が適当ではなく、収集してもらえなかったなどという声をたくさんいただいております。役場やクリーンセンターにもお電話でのお問い合わせなどをたくさんいただいているのではないでしょうか。戸別収集の拡大実施から2週間がたちますが、現状とこれからの展望をお聞かせください。
次に、危機回避への備えの、防災についてを伺います。町長の施政方針にもありましたように、本年の3月11日には、神奈川県警察、皇宮警察、陸上自衛隊、海上保安庁と役場職員、消防署、消防団とによる大規模津波対策合同訓練が行われると聞き、このような大規模で行われる訓練は初めてのことですし、とてもよい取り組みだと思います。当日は、平日の月曜日ということで、消防団や町内会の方々にとっては参加しづらいとは考えますが、3月11日という日に合同訓練を行うことに大変意味があると思います。多くの町民の皆様の参加を期待したいと思います。また、同じく施政方針の中にありました、在日米軍とのホットラインについて、どのようなものをイメージされているのかをお聞かせください。また、本会議初日、2月14日に議論されました、平成24年度補正予算の消防費、防災対策事業運営事業の津波ハザードマップについてですが、これは組織率が75%と言われている町内会によりそれぞれ配布されたと伺いましたが、全町民、そして町民でなくても葉山町内にいる方々の生命を守るために、どのように配布方法を改善していくかをお示しください。そして、最近になりまして、とても脅威であります、中国から飛来されていると問題になっております微小粒子状物質PM2.5についての町の対応を伺います。
次に、将来への種まきについてを伺います。まず、とても残念でならないのは、本年1月末を締め切りとしていた民間保育園の募集について、お問い合わせはあったけれども、応募はなかったということです。待機児童対策は待ったなしです。平成24年4月の待機児童数は26人と聞いておりました。同年10月には38人に増加してしまいました。現在の待機児童数は何人でしょうか。山梨町長は、マニフェストの中で待機児童ゼロを目指しますと言われています。葉山町内で子供を産むことはできなくても、育てていけるように環境を整える必要があります。待機児童ゼロへ向けて保育ママ制度など、あらゆる手段を尽くしますと言われても、平成24年第4回議会定例会の同僚議員の質問の中で、保育ママ制度・家庭的保育の充実ができないかといったことを検討を重ねたけれども、現状難しいといった結論が出たと答弁されています。そのことにより、保育園を新設することが次のステップと判断したとのことです。平成26年4月の開所に向け、定員60人の民間認可保育園1園を新設するというもくろみは、難しいように思えますが、さらなる公募をされるのでしょうか。この保育園の新設もできなければ、何も改善されないではないですか。次のステップをお伺いいたします。小児医療費助成事業の通院医療費の対象者を、所得制限つきではありますが小学校4年生から6年生に拡充することや、高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種助成事業で75歳以上の対象者に自己負担8,000円のうち2分の1を補助することについては、とても評価したいと思います。しかしながら、山梨町長はマニフェストの中で、人間ドックの補助にも努めるとされていますので、人間ドックの補助については、今後どのように対応されるのかを伺います。
以上、私の1回目の質問とさせていただきます。どうぞ御答弁よろしくお願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

土佐議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
初めに、平成25年度当初予算案及び町長施政方針についての、ごみ戸別収集の拡大についてとのお尋ねでございますが、平成22年度より牛ヶ谷戸及び一色台地区を対象に戸別収集を実施し、本年2月から戸別収集地域を向原、元町たかさご、森戸地域を加え、実施世帯数約1,670世帯に拡大したところでございます。戸別収集拡大に当たっては、現場と事務方の協力体制を強化して、町民の皆様によりわかりやすい収集・処理体制を目指しております。今後の戸別収集区域の拡大については、収集体制や収集できる量、収集にかかる時間等を具体的に検証しながら、全町に向けた検討をすべきものと考えております。
次に、危機回避への備えについてのお尋ねでございますが、当初予算は地域防災計画の見直しや災害時医療体制の資機材整備を進めるとともに、関係各課との連携により、夜間における高台への避難誘導としてLEDポイントライトを増設していくなど、恒常的な防災力を強化していく編成といたしました。また、25年度に完成予定でございます防災行政無線についても、災害時の重要な情報受伝達手段として町民に啓発しながら、正確な情報を確実に伝達できるよう常に正常な運用を図ってまいります。
3点目、将来への種まきについてとのお尋ねですが、平成25年度の将来への種まきの主なテーマは子育てに力を入れて取り組みます。葉山の子供たちが、健やかに健全な育成を支援するために、従来の子育て支援に加え、新たに小学校6年生まで拡大した通院医療費の助成事業の実施、親子の絆づくりと児童虐待を未然に防ぐための子育て支援親育ちプログラムを実施、待機児童解消のための保育所設置、小学生の自然体験授業などを行います。保護者の方々には、子育てがしやすく、葉山で育った子供たちは一生葉山で暮らしたいと思っていただけるような種まきをしてまいりたいと考えております。
以上で私から1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

9番(土佐洋子君)

御答弁ありがとうございました。まず、戸別収集の拡大について伺いたいんですけれども、戸別収集の始まってない地域では、何で私たちの区域は町内会まだ始まってないんだろうっていう声もいただきますし、私自身、小さいときに葉山町内すべてなのかわかりませんけれども、戸別収集だったことを覚えています。そして、戸別収集が始まったこの3地区においては、何でここまで町民がしなきゃいけないんだろうっていう声もいただいているんですね。今回、拡大されたところの地区の人に言わせますと、町側としては丁寧な説明会など開いたっていうふうには聞いております。図書館やほかの場所で午前と午後と夜とっていうふうに説明会開いたのも知ってるんですけども、その説明会を開催してることも知らない町民の方とかもいて、今回、本当に、いきなり、戸別収集が始まったというふうに感じている方もいるようなんですね。で、その中の一人に、この戸別収集の資料のようなものをいただいたんですけども、これはたまたま元町の高砂地区で、まず、町内会に入ってても、御自分がどの町内会に属しているかっていうことを御存じない方っていうのも結構いるみたいなんですね。町内会のお金も払ってるし、町内会の回覧板も回ってくるんだけども、これがどこの町内会かわからないっていう方もいたんですけども。町が出してると思うんですけど、この資料の中には、二重丸と、あと黒ぽちがあって、何も説明がないんですね。よく見ると、私とかが、少しはわかるので見ると、ああここは資源ステーションなんだなとか、あと、二重丸はマンションの何かなのかなとか思うんですけども、この地図、見えるかどうかわからないんですけど、この出どころっていうのはわかりますか。これ町民の方からいただいたものなんですけども。

生活環境部部長(成島光男君)

今、ごらんになってたその地図でございますけども、それにつきましては、ポスティング、町内会単位でポスティングをやったもの、また、説明会のときにですね、来られた方がどこの町内会かっていうのを確認した上で、その対象者に配付したものでございます。

9番(土佐洋子君)

説明会に行かれた方だったら、この黒ぽちとか二重丸の意味がわかると思うんですけども、ただこれがポスティングされていても、ただの地図でしかあり得ないと思うんです。例えばここに、町の環境課から提出とか、この二重丸は何なんですよと、黒いぽちは資源ステーションなんですよぐらいのことは書いてあげたほうがよかったのかなと思うんですけども、いかがでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、御指摘の点につきましては、議員のおっしゃるとおりですね、ちょっと不親切な部分も私もあったっていうふうには思っております。今後、このようなもの出すときにはですね、具体的にどのような形、この丸については何だとかですね、先ほど、マンションについて同じようにただ丸がついてるだけだとかですね、そういう形で説明をしないとわからない部分もあったのではないかと思っておりますので、今後はこのようなことないように十分注意した上でですね、資料作成をさせていただきたいと思います。

9番(土佐洋子君)

これが全町実施なのかわかりませんけども。そういうときには、丁寧な説明をお願いしたいと思います。それで、私が心配しておりますのは、2月4日からこの戸別収集が始まりまして、その週など、環境課の職員が車乗っていろいろなところを見て回ってるっていう姿を拝見いたしました。場所によっては、戸別収集の燃えるごみのところ、バケツ、ただバケツが出してあって、ふたがついてないもので、カラスの被害に遭ってしまって、道じゅうぐちゃぐちゃになっちゃってるところとか、あとは、ちゃんときれいに出されてるところはあったようですけども、そういうことはもう2週間たって、現状を教えてください。

生活環境部部長(成島光男君)

2月4日からですね、戸別収集を行いまして、今まで、戸別収集につきまして5回行わさせていただいております。ごみの部分につきましては、当初ですね、初日についてで、収集忘れっていうのが数件ございました。それ以降については、今、私たちが確認している中では、0件というふうに伺っております。また、苦情につきましてもですね、初日につきましては、やはり、かなりございました。それにつきましては、職員のほうがですね、対応させて、また現地に赴いてですね、直接お話をさせていただいたり、対応してきました。現在、それ以降ですね、5回やってですね、苦情につきましてはかなり減ってきておりまして、今は、一、二件の苦情が時たまあるという形になっております。また、一番多かった問題はですね、やっぱり分別の仕方がまだやはりわからない、ちょっと難しい、高齢者の方についてわからないと、そういうお話も伺っております。そういう方がおられますので、私たちとしては、そういう方に周知するためにですね、ポスティングをですね、再度個々の、例えばミックスペーパーってどういうものかとかですね、今までちょっと簡単なものですけど、よりわかりやすいようなものをですね、配布するような形で周知のほう図っていきたいというふうに思っております。

9番(土佐洋子君)

はい、十分に周知をしていただきたいと思います。そして、もう一つ心配しているのが、戸別収集が始まってない地域に、町内から…この戸別収集が始まっている地区から、その戸別収集の始まってない場所にごみを持って行ってしまってるとか、そういうことはないでしょうか。自分のところで分別するのがわからないとか面倒だからとかいって、ほかの地区にごみを出してしまうとかいう例はないでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

私が今、確認している中では、そのようなお話は伺ってはおりません。

9番(土佐洋子君)

安心いたしました。よく同僚議員から、この3地区を拡大実施して、まず目標を決めてないと言われてる中で、目標を決めないとどうやってその全町実施につなげるんだということを言われてますけれども、全町実施への見込みっていうのは、どのように考えられてるでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

この2月から始めた3地区につきまして、戸別収集開始前に、その地区のごみ量を計量させていただいております。また今度実際始まったところについて、今後ですね、計量を行っていった中で、検証を行っていきたいと思っております。その検証した中にですね、やはり、ごみ量がどのような形で動くかっていうことも、場合によってはそれほど減がなってなかった、または、それ予想以上に多かったことも考えられますので、そういうのを検証した上でですね、全町地区についての対応をしてまいりたい、そのように思っております。

9番(土佐洋子君)

この3地区で、先に始まっている牛ヶ谷戸や一色台のように半減とか、そういうよい結果が出ればいいと思うんですけども、私は全町実施というのを早く実施できるようにと望んでおりますので、町の職員の皆様も大変かと思いますけども、よろしくお願いしたいと思います。その全町実施のときも、こういう説明会に参加されるって方はとても協力的な方だと思うので、そういう方でない方にも、よく御理解していただけるようなPRというのをお願いしたいと思います。
次の質問に移ります。危機回避への備えの中で、防災というところを伺いたいんですけども、第1質問の中でも、私が質問させていただきました、この大規模津波対策合同訓練というのが、このような大規模な訓練が行われるの初めてだと思うんですけども、これはことしから毎年行われる予定なのでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

今年度につきましては、3月11日ということで県のほうからも要望がありまして実施をいたします。これの、今後の存続につきましては、今、まだ現在、決定はしておらないということでございます。

9番(土佐洋子君)

今後の、3月11日の町内会では、下山口町内会、一色第4、一色第5、そして芝崎町内会のこの4つの町内会なんですけども、毎年毎年こういう合同訓練がされるんだったらいいんですけども、そうじゃない場合は、ほかの海に近い鐙摺、三ヶ浦、真名瀬とか、そういうね、海辺の町内会の方にもぜひね、参加してもらったほうがいいんではないかなと思うんですけども、そういう、なかなかこういう大規模なっていうのは、もしかして3年に1回とか2年に1回とかされてしまうのかもしれないんですけども、今からでも、時間もないのかもしれないですけども、町内会の中でも、防災の係の方とか、お呼びするとか、そういう訓練はできないのでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

今回の、県との合同の訓練につきましては、一応、地域を限定してということの実施でございます。それ以外に、津波関係の訓練に関しましては、毎年、夏に、町が実施をしてございまして、各地区でそれはやっておるところでございます。今後、県とも相談いたしますけれども、どんな形で広げられるのか、参加ができるのかというところは、県とともにまたそういう打ち合わせ等は進めてまいりたいというふうには思います。

9番(土佐洋子君)

毎年行われているその津波の訓練は、何か余りにも緊張感がないような訓練で、せっかくこういう大規模な合同訓練があるんであれば、参加できるものならできないのかなって思って、そう申し上げたまでなんですけども。ぜひ、多くの方に参加していただきたいと思うので、提案させていただきました。これは、雨天決行ですよね。

総務部部長(上妻良章君)

そのとおりでございます。

9番(土佐洋子君)

先ほど、町長の答弁の中で、高台への避難誘導としてのLEDポイントライトの増設ということがあったんですけども、LEDポイントライト、どういうものか教えてください。

総務部部長(上妻良章君)

道路に埋め込む、以前、今年度もやらせていただいたものの、非常に好評でございまして、わかりやすいというお話をいただいてございますので、まだ、場所は決定してございませんけれども、町内会等とお話をしまして、庁内でも道路河川課と道路会社等と相談をしながらですね、進めてまいりたいというところでございます。

9番(土佐洋子君)

すいません、名称が違ったのでわからなかったんですけども、津波ハザードマップの中には、夜間点滅道路マーク設置と書いてありましたので、わからなかったんで申しわけなかったですけども。今は、葉山マリーナの山側のところと、あと、堀内会館の上の上がるところ2カ所だと思うんですけども、町内、町道にそういう津波からの避難など、夜間に使えるところ、いろいろあると思いますので、いろいろなところにこれを設置していただきたいと思いますし、あわせて、その葉山マリーナの山側のところには、矢印も書いてありますよね、あれもとても有効だと思うんです。それにはそれほどお金、費用的にはかかるものじゃないですよね。それは、矢印というのは、いろいろ書いていけるものなんですか、町道に。

都市経済部部長(吉田仁君)

私も現場見まして、あそこの現場にはマッチしてるかなと。しかし、車道にはですね、大変矢印、誤解を招く可能性がございますので、車の通るところは、ちょっと遠慮しようかなと。ただ、幸いにも、山に向かっていく町道ですから、行きどまりの道路が多いもんですから、車道、車通るところも少ないのかなという予想はしているところであります。

9番(土佐洋子君)

今、吉田部長から答弁いただいたので、あわせて伺いたいんですけども、何でしたっけ、街灯、街路灯の、夜間でも、災害時でも電気が停電してるときでも点滅する街路灯というのは、防災無線のとかにつけられるかもしれないなど、まだそれは何個とかいうのは、まだ数とかは確定してないんですね。

都市経済部部長(吉田仁君)

私が防災係から聞いてる範囲ですと、11カ所つけれるんではないかということを聞いています。

9番(土佐洋子君)

とてもありがたいと思います。とても避難のときに有効な手段となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
津波ハザードマップのことについて伺いますけども、本会議初日のときにも伺いましたけれども、町内会による配布ということで、町内会の組織率というのは75%で、でも海辺のマンションでは、その世帯の50%分しか、ハザードマップはいただけなかったって言われていたりとか、そして、例えば鐙摺など、ヨット部の合宿所とかありますよね、慶応だったり中央大学だったり。そういうところとかには配布はされてるんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

現時点では、津波ハザードマップのときには、補正のときにもお答えをさせていただきましたけれども、町内会、あとは主要箇所にお願いをして、その分に関してもホームページ等で知らせておったという状況で対応はさせていただきました。したがいまして、寮関係・合宿所関係には配布はしておりません。今回ですね、3月に、そのときにもちょっとお話をさせていただきましたけども、防災のガイドブック、これを作成いたしまして、3月にまたこれ配布をさせていただく予定でございますけれども、そのときには、土佐議員等の御指摘も踏まえまして、これはぜひ全戸配布で、これは対応させていただきたい。今後こういった防災関係のときにつきましてはですね、一人でも多くの方、あるいは町民の方でなくてもですね、対象者には配布をさせていただきたいという考えで進めてまいりたいと思っております。

9番(土佐洋子君)

町内会のほうは了解いたしました。そして、ヨット部の寮・合宿所に対しても、今、新しく日大、明治もつくっていますし、それで、あと春と秋には葉山町内で合宿所、いろいろな大学、インカレがありますので、合宿しますよね、そういうところにも、1件1件持って行くっていう必要があると思うんですけども、特に海に出てる学生たち、心配じゃないですか。

総務部部長(上妻良章君)

葉山で合宿をしていただいて、いろいろな面での使っております、宣伝等も含めてという観点から申し上げればですね、当然、観光客の方も含めて、持っていただければ非常にわかりやすいなというふうには思います。配布方法につきましては、合宿所に戸別に、合宿開いてないときに配る日にちに当たった場合にどうするかという部分もございますけれども、その辺、ちょっと研究をさせていただければと思います。

9番(土佐洋子君)

津波ハザードマップの件、どうぞよろしくお願いいたします。
次に、新規事業でありました災害医療対策事業、医療資機材等購入費、これ午前中に同僚議員お2人からも質問がありましたけども、この471万円というのは、逗葉医療センターなどに置いておく資機材のことでよろしいんでしょうか。私たち有志議員で逗葉医師会の先生たちと意見懇談会をしたときに、逗子からはあるんだけれども葉山町からはこういう補助・助成がないというふうなお話を聞いていたんですけども、その資機材に充てられるものなんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

資機材の整備につきましては、当町は保健センターと池子の医療センターのほうに常備するものと考えております。

9番(土佐洋子君)

医師会の先生たちには、葉山からはないと言われたので、それで少しほっといたしました。そして、消防の消防力の強化ということで、現在47人の消防職員が58人ということに、今議会でお示ししていただけるということなんですけども、いつ58人になるかわかりませんけども、5年後とか10年後じゃなくて、山梨町長の任期中にできるものと考えたいと思いますけれども。それは今議会中に示されるということですか。

町長(山梨崇仁君)

あくまで予定ではございますけども、まだ議会1カ月ほど継続させていただいておりますので、その期間になるべく公表できるように努めてまいりたいというふうに考えております。なお、常備につきましては、先ほども繰り返しになりますけども、やはり財政的なものが一つございますのと、もう1点は、訓練に必要な時間がかかるということ、また、その隊員たちがですね、余りこの時期に、一気に雇用してしまうと、これは将来的な、よく言われた団塊世代の退職問題のようにですね、余りこう年齢層を一時期的に多くかけるということが、将来的に大きな不安につながるということも考えられますので、多少の時間をかけてといった意味での雇用もある意味必要なことだというふうに考えてございます。

9番(土佐洋子君)

今議会にお示しいただけるのがとても楽しみにしております。
次に、中国からのPM2.5についての町の対応をお聞かせください。

生活環境部部長(成島光男君)

このPM2.5につきましては、町のホームページにですね、神奈川県の環境科学センターのほうにアクセスできるような形でですね、掲載させていただいております。その中では、速報値とかですね、そういうのを確認できるような対応はとらさせていただいております。

9番(土佐洋子君)

それによって、町としても、数値が高い場合とかは、外出自粛とか、学校をお休みにするとか、そういう…どのような数値になったら、そういう外出禁止にするとかっていうことまでは定めてあるんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、この微小粒子状物質PM2.5についての環境基準というのがですね、1年平均の場合と、1日平均、この場合しか示されておりません。これについてですね、今、環境省のほうでですね、今後の対応策とかの基準をですね、近いうちに定める、また決めて示すっていうお話を伺っておりますので、そういうお話が来ましたら、速やかに公表できるような形で対応したいっていうふうに思っております。

9番(土佐洋子君)

町民を守るために、そういう数値などをしっかりと定めて、町民に知らせていただいて、予防に対応していただきたいと思いますので、お願いいたします。
次に、将来への種まきについて伺います。平成26年4月の開所に向けて、定員60名の民間認可保育園1園を新設するということでしたけれども、1月末になっても応募が来なかったわけで、この後の対応というのはどうされるんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

まずですね、応募は1件、応募としてはございました。ただ、指定しましたフォーマットに基準を満たさなかったために、町として受理できなかった、お断りをしたという現状でございます。今後につきましては、私として、保育園の設置については変わらず方針として持っておりますので、改めて、今回公募の数が少なかったりとか、もしくは受理できなかった理由などをですね、しっかりと精査した上で、なるべく早期に改めての募集を図っていきたいというふうに考えてございます。

9番(土佐洋子君)

新たに公募をかけるとして、それは平成26年4月の開所に間に合うように公募しようとしているわけですか。

町長(山梨崇仁君)

第一の目標は、26年4月を目指してございます。さまざまな要件によってずれ込んだとしてもですね、大きく1年や2年ずれ込むことじゃなくて、なるべく26年4月に行いたいんだといった意向を強く持っていきたいと、そういうふうに考えてございます。

9番(土佐洋子君)

第1質問のときに伺おうと思ってたんですけども、昨年24年4月の待機児童26人で、同年10月には38人ということでしたが、現在の待機児童の人数というのがわかりますか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

現在の待機児童といたしましては、27名でございます。

9番(土佐洋子君)

では、10月のときよりは減ったということですけども、それは、待機児童がいなくなったというよりも、やむを得ず、幼稚園に入ったとか、そういうことだと思うんですけども、今度の4月に予定される待機児童というのは、またふえるんでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

27名の待機児童につきましては、25年4月の入所の申請事務が終了した結果、現在27名ということですので、4月からの待機児童は27名となります。

9番(土佐洋子君)

わかりました。この27人の御両親とか、とても困るんだろうなと思うんですけども、山梨町長はマニフェストの中でも保育ママっていうことも書かれてましたけども、これは断念されましたよね。でも、鎌倉市などでは、保育ママ制度を導入していて、これはいいシステムだと思っているんですけども、鎌倉市でできても葉山町でできない、とても残念なんですけども、一度断念したものですけれど、山梨町長、これもう一度、保育ママ考えてみようとかいうそういうお気持ちはないですか。

町長(山梨崇仁君)

町としてですね、保育ママ制度の募集は実際には行いました。行って、いただいた御意見をもとに、今回断念に至ったわけですけども、その御意見というのが、保育士の資格をお持ちで、保育ママの要件に足りている方でありながらも、御自宅だったりとか、家庭的保育としてやる場所がですね、用意できないといった声が一番多かったように覚えております。町としても、そういう意味では、どこかの施設を使って家庭的保育の場所提供などができればということを議論して探したわけですけども、現状、町の施設において、そういった場所が確保できなかったというふうに考えてございまして、結論としては、制度の創設には至らなかったというふうになってございます。また、別の意味で、そういった場所をですね、どこか提供していただける方がいらっしゃったりとか、そうでなくて、御家庭でやっていただけるという声がもしあればですね、それは、ぜひ町としては、進めていきたいですし、お願いをしたいところでもございます。

9番(土佐洋子君)

この民間認可保育園の新設っていうのもよろしいんですけども、新設するには、箱をつくらなきゃいけなくて、その何年か先、何十年先かなると、人口も減ってくるわけですし、児童も減ってくるわけですし、そのときのことはどのように考えられてるんですか。例えば、平成26年4月に60人の保育園を新設して、どんどんどんどん子供の数が減ってくるってなったときに、その施設の利用というのは町長はどのようにお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

今、町として、公立の保育園は設置しておりまして、そこはかなりの弾力運用で、多くの定員を超える方、子供の預かりを行ってございます。それをまず定員の数に戻すだけ、また「にこにこ」さんのほうでも、同じような現状ございますので、それによってですね、新規の保育所ですら、もしかしたら足らないかもしれないといった現状ございます。子供が急激に減るわけではないと思いますけども、子供が減ってくる段階では、例えば公立保育所の規模の中でですね、今できていないサービス、週末の保育だったりとか、あとは病後児保育だったりとか、さまざまな保育に関する別の事業に切りかえていくことも可能だと思いますし、それはサービスをふやしていく、手厚くしていくという意味では、特に現状では大きな問題としてとらえるべきではないというふうには考えてございます。

9番(土佐洋子君)

では、新設しても無駄になるということではないということで安心いたしました。
次に、人間ドックのことについて伺いたいんですけども、やはりこれも町長がマニフェストの中で書かれている人間ドックの補助についてですけども、これは、これも何年か前には、葉山町内に人間ドックの補助がございました。私も受けたことがあります。予防という意味で、とても意味があるものだと思います。特定健診なども必要ですし、特定健診は毎年あるものですから、人間ドックは2年に1回、3年に1回とか、何年かに1回でもいいので、その補助についても、町でできればいいかなと考えてるんですけども、その実施についてはいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

例えば、マニフェストで掲げた中で、人間ドックもございますし、あとは妊産婦健診の1回当たりの経費についても補助額を上げていきたいというふうには考えてございました。ただ、今回、小児医療費等、子育て関係ということで、手厚くさせていただきましたけども、午前中に申し上げました財源措置の中ではですね、現状そういったほうに予算を振り分けることができなかったといった現状でございます。実際問題、結構なコストがかかってしまいますし、また、人間ドックについては、国民健康保険の方が当町の場合は対象となりますけども、そうでない方々は、社会保険の中で人間ドック補助をいただいてる方もございます。ですので、現状、今すぐに行うという優先順位としては、今回の予算のほうを先んじて講じさせていただきましたので、今後の課題として、それはやっていきたいという思いは持ってございますので、可能性については引き続き持ってまいりたいというふうに思ってます。

9番(土佐洋子君)

これはぜひ実施していただきたいというか、復活していただきたいものだと思っておりますので、どうぞ前向きにお願いいたします。
続きまして、医療バス・コミュニティーバスについても伺いたいんですけども。逗葉医療センターって、とても不便なところにあると思うんですね。車ではないと行けない場所というふうに考えているんですけども、あそこに例えば小さめのバスを回すとか、そういうことは考えられてないんでしょうか。やはり、この医療バス・コミュニティーバスについても、山梨町長のマニフェストにあることなので、お考えがあることだと思うんですけども、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

大変恐縮ながら、現状ではですね、医療バスといった議論はしてございませんで、まずもって町内におけるコミュニティーバスをですね、どのように運用できるかといったことを議論はしてございます。ただ、町が直営でコミュニティーバスを運営するのは大変な負荷がございますので、民間の業者さんの中では、民間の、例えば商店街の中でバスを運用することはどうだろうといった議論も進んでいますので、そういったものと連携をしながら、民間の活力を活用してバス実現に目指していければいいなとは思っております。ただ、土佐議員のおっしゃるような医療バスとしての今、検討はしてございませんので、それは現状では難しいのかなというふうには考えておりますけども、今後の議論の中で可能性があれば、その件についても提言をしてまいりたいとは思います。

9番(土佐洋子君)

私が、この医療バス、福祉バス、間違えたかもしれませんけども、町民、高齢化率の高い葉山町ですので、高齢者の方でも利用しやすいコミュニティーバスなど、使いやすいものができればと考えておりますので、それこそ将来への豆まきとなります。そして、危機回避への備えについては、防災等いろいろ提案させていただきましたけども、詳しいことにつきましては予算委員会の中で詳しく質問させていただきたいと思いますので、これで私の質問終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

これにて9番土佐洋子議員の総括質問を終わります。以上で本日の総括質問を終わります。

議長(畑中由喜子君)

本日の日程はすべて終了いたしました。明日は午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。どうもお疲れさまでございました。(午後4時14分)

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更新日:2018年01月31日