葉山町議会 平成25年12月6日
招集年月日
平成25年12月6日(金曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開議
午前10時00分
散会
午後0時08分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席14名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 鈴木道子 | 出席 |
第2番 | 長塚かおる | 出席 |
第3番 | 待寺真司 | 出席 |
第4番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第5番 | 田中孝男 | 出席 |
第6番 | 中村文彦 | 出席 |
第7番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第8番 | 土佐洋子 | 出席 |
第9番 | 荒井直彦 | 出席 |
第10番 | 笠原俊一 | 出席 |
第11番 | 横山すみ子 | 出席 |
第12番 | 金崎ひさ | 出席 |
第13番 | 窪田美樹 | 出席 |
第14番 | 近藤昇一 | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | |
教育長 | 豊田茂紀 |
総務部部長 | 上妻良章 |
保健福祉部部長 | 稲山孝之 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 小山誠 |
消防長 | 高梨勝 |
総務課課長 | 高階歩 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 山本孝幸 |
次長 | 廣瀬英之 |
主事 | 山崎大輔 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第5番 | 田中孝男 |
第6番 | 中村文彦 |
議事日程
第1 一般質問
1.中村文彦
(1)副町長の選任について
(2)葉山町観光の未来について
(3)ゴミ焼却炉の廃炉について
2.長塚かおる
(1)平成26年度当初予算の取組みについて
(2)南郷公園利用者の駐車場使用について
(2)前消防長退職における確認と人事について
議事の経過
議長(金崎ひさ君)
おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(金崎ひさ君)
日程第1「一般質問」を行います。
第1番、6番中村文彦議員、登壇願います。
6番(中村文彦君)
6番自民絆の会、中村文彦です。通告に従い、3項目6点について質問してまいります。
私は、選挙時に責任ある政治を行うことを訴えて、今ここにおります。議会は二元代表制の一翼として監視機能を有していることは言うまでもありません。また、議論を尽くし、真実を明らかにすることは、我々議員の責務だと信じております。本当に議会で町長より真実の答弁がなされているのか、知る権利は尊重していると町長の発言に疑問を持っている町民に対し、何と返答されるのか。今、議会に提出されている小山前消防長への陳情の内容や附属の資料を精査するに、町長は本人のプライバシーであると詭弁を有し、自分に都合のいい情報を、不都合な情報を隠蔽しているとしか思えない。勉強不足だから、若いからでは済まないことがあるのではないか。甘言ばかりを受け入れるばかりでなく、苦言にも誠実で丁寧な答弁を町長には求めます。
それでは本題に入ります。1、副町長の選任について。町長発言の真意について。平成25年11月11日「町長と葉山のはなし」にて、「副町長不在という状況が続くことはよくないので、現状を理解し合い、歩調が合う人選を行ってまいります」と発言しているが、町にとってよくない状況はいつまで続くのか。
(2)副町長選任の方法及びスケジュールについて。6月12日、一般質問にて「私自身も今回の選定についてはまだまだ勉強不足であり、反省をしなければならないというふうに考えてございます」と町長は答弁しているが、どのような反省がなされ、いつまでに副町長の選任を行うのか、お答えください。
2、葉山町観光の未来について。(1)葉山町観光の基本的な考えについて。私の子供のころは住宅と環境の町・葉山とよく耳にしました。私も学生時代には千葉で、またサラリーマン時代は福岡に住んでいたことがあります。今、改めて議員になり、葉山の観光について、観光客の葉山観光に対するとらえ方の変化や、町民の意識の変化を感じることも多いのも事実です。夏賑わっていた海岸線、灯籠流し、季節ごとに移り変わる花、つつじ祭り、そしてあじさい公園の映像をテレビで見るたびに、その葉山らしさに誇りを感じたことを今でも思い出します。しかし、今それらのイベントはもうありません。山梨町長就任以降、公募の副町長退任や殺人事件、麻薬が葉山に漂着などの報道が目を引き、観光の町・葉山ではなくなってしまったようで、葉山をなつかしく思う同窓生に、元気な葉山を見せたいと思うのは私だけではないはずです。ぜひ町長のお考えをお聞かせいただきたい。
(2)今後の展望や目標について。町長の若い自由な発想を期待している町民も多いと思いますので、具体的な数字や施策を期待しております。新たな発想や観光資源の掘り起こしなどをどうお考えになっているのか。確かに夏に偏った集客だけでなく、通年においておもてなしできるのも葉山のよさであると考えております。町長のお考えをお聞かせください。
3、ごみ焼却炉の廃炉について。(1)廃炉の意味について。廃炉とは、炉をとめる意味で使ったと発言しているが、発言にはその内容は変わったのかお伺いします。
(2)現在の状況と今後の展望について。町長は2012年2月14日に初の所信表明にて、ごみ処理ではごみの資源化と減量化を強調、燃やすごみの戸別収集や資源ステーション設置で、4年で10年比30%削減を目指すとした。また、焼却炉については廃炉とし、地域外交の考えのもと、近隣自治体とパートナーシップ、事業連携で安定的な処理体制を再構築すると述べているが、廃炉はいつ完了するのかお伺いします。
以上、3項目6点について、丁寧な答弁を求めます。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
中村議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
まず初めに、1項目目、副町長の選任についての1点目、町長発言の真意についてとのお尋ねでございますが、副町長を不在としていることにつきましては、決してよいと思っているものではございません。ともに葉山町をつくっていくにふさわしい責任者の人選に全力を尽くしてまいりたいと存じます。
次に2点目、副町長選任の方法及びスケジュールについてとのお尋ねでございますが、前副町長の選任に当たりましては、公募により、5回の選考により約3カ月をかけて選任させていただきましたが、今後は公募以外の手法も視野に入れ、できる限り早期に選任できるよう、責任者の人選に努めてまいります。
次に、2項目目の葉山町観光の未来についての1点目、葉山町観光の基本的な考え方についてのお尋ねですが、本町は首都圏の中で東京・横浜から適度な距離があり、自然豊かな海や山に囲まれた、静かで落ち着いた住宅環境があります。この環境の中に、しおさい公園や美術館、美しい海辺や里山など、観光スポットが適度に配置されております。また、「葉山」というブランドイメージからか、おしゃれな店舗も数多くあり、これらの雰囲気を楽しむ観光客が本町を訪れています。本町の観光を考える場合、こうした住宅環境等とバランスをとった穏やかな観光にすることが大事であると考えております。
次に、2点目の今後の展望や目標についてのお尋ねですが、観光を唱える場合、本町だけの1単位で考えるより、三浦半島全体の中でその方策を考えていくことが効果的であると言えます。そのため、これまで三浦半島の3市1町と関係機関からなる三浦半島観光連絡協議会で連携して観光事業を展開してきております。また、先般、横須賀市・葉山町・鎌倉市・逗子市及び三浦市の4市1町で構成される三浦半島サミットが設立されましたが、この会議の中で、まずは観光を切り口にして、連携し合って三浦半島全体の活性化のために取り組んでいく方針が示されました。これを好機として、さきに申し上げた葉山らしさを三浦半島全体の観光の中でアピール、発信していきたいと考えております。
3項目目、ごみ焼却炉の廃炉についての1点目、廃炉の意味についてのお尋ねですが、クリーンセンターの焼却炉につきましては、現在廃棄物処理及び清掃に関する法律に基づく休止届けを神奈川県知事に提出しておりますので、休止となっております。廃炉の意味につきましては、この法律に基づき廃止届けを提出した時点で法律上の廃炉となると考えております。
2点目の現在の状況と今後の展望についてのお尋ねですが、現在のクリーンセンターの焼却炉につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく休止届けにより休止の状態であります。しかしながら、さきの議会におきまして答弁させていだたきましたとおり、本施設につきましては今後使用しない方針であることから、事実上廃炉の状態となっているものと考えております。今後法に基づく廃止届けや跡地利用も含めた財産処分を行うに当たりましては、財政計画などを検討する必要があるとともに、他自治体との共同処理等の中・長期的な安定処理を確保し、社会資本を充足するための計画が必要であるものと考えております。したがいまして、今後中・長期的な安定処理の確保をより優位に進めるためにも、現在進めておりますごみの資源化・減量化を推進してまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
6番(中村文彦君)
町長…まあ町長発言をね、いきなりというか、乱暴にというかですね、平成25年11月の11日、「町長と葉山のはなし」にて「副町長不在という状況が続くことはよくないので、状況を理解し合い、歩調が合う人選を行ってまいります」という発言がですね、急に飛び出したんですよ。議会にも何も説明ありません。で、それでまあ人選というのは本当に行っていく予定なんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
ただいまの1回目の答弁とですね、同様に、私としては当初からですけれども、副町長はいるべきだという考え方を持っていまして、人選をしていきたいということは前副町長退任の後にもですね、皆様にもその意思はお知らせをしているつもりですので、それを改めて意見交換会の場でですね、ちょっと詳細どういうふうに聞かれたか、ちょっと正確に記憶してないんですけれども、同じようにお答えしたつもりでございます。
6番(中村文彦君)
そこでちょっと気になったのはね、副町長がいないのはよくない状況だと町長発言していますが、このよくない状況というのはどのような状況のことをおっしゃるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
種々ございます。ございますけれども、象徴的に申し上げれば、やはり危機管理上ですね、中村議員も御承知のとおり、私自身に何かあったときもそうですし、町自体の防災上の観点からも、やはり副町長の立場は大変重要なポストとなりますので、そこに対しては人がいるべきだということは、象徴的な意味では一番わかりやすいんじゃないかと思います。
6番(中村文彦君)
そうすると今、当町では安心・安全に対して少なくからず副町長の不在というのは影響しているというふうに町長は認識されているんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
町民の皆様に対してそうならないように、私自身がそれを最大限理解をさせていただいた上で、自分がフォローできるというふうに考えてですね、行動しているつもりでございます。ですから、私自身、ここ就任してからですけれども、もちろん海外に行くこともございませんし、遠出をする際には草津など行くこともありますけれども、最大限の防災上の観点については確認をした上で出るようにはしておりますし、基本的にはなるべくそういうことのないようにというふうにしております。また、自分自身の健康管理についてもですね、ちょっと今、せき込みながらでこんなことを言っても情けないんですけれども、自分自身体調が万全であるようにというふうに努めることも大切なことだというふうに思っております。
6番(中村文彦君)
まあ、ちょっとね、気になるのは、議会に何にも報告なくてですね、先ほどの答弁でも「できる限り早期に」という発言がなされてます。できる限り早期というのはですね、すごくあいまいなんですよね。前回、何ていうんですかね、副町長がおやめになったときに、まだまだ勉強不足で反省をしなければならないというふうに町長発言されてます。そういうところを考えると、これ、議会もちょっと注視している状況だと私は思うんですよ。やはり町がどうやったらうまくいくかというのは真剣に考えないといけないと思ってます。それで、できるだけ早期にと言われてもですね、ぴんとこないです。要は年内に補正を立ててまでやるのか、それとも次年度にですね、向けて、ある程度目標を持ってですね、取り組まれるのか。そういった意気込みはどういうふうに我々は受け取ったらいいでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
前回の場合はですね、公募という形で、ある意味こちらからスケジュールを定めて、募集を行ったために、いつに採用をしますというふうに答えることができたんですけれども、現状では公募という方法も理解はしていますけれども、公募でない形で人選をするということに今、ウエートを置いていますので、そういった場合、いい人が確定し次第ということになりますから、常日ごろからそれをほったらかしにしているわけではなくてですね、人選としては私自身は常に進めていますし、事あらばどうだろうというふうにいつも矢を立てて考えている最中であるというふうにお考えください。
6番(中村文彦君)
町長の苦悩もよくわかります。要は、いい人物を立てなければ、やはり副町長としてですね、前回のようにおやめになる可能性もある。慎重に選びたい気持ちもあります。でも、ある一方ではですね、町長が御指摘になってるように、よくない状況。要は議会に対してですね、やはり脆弱さが多少なりともあるということを意識せざるを得ない。そういう中ではやはりですね、ある程度目標設定をして、ここまでには決めるんだということをやっていかないと、いつまでたっても人選というのは前へ進みません。そのあたりで、町長はやはり目標設定ですね、きっちりと決めていく。そういうことから入らないと、なかなか難しいんじゃないか。物事は一点に集中していかないんじゃないかと私は考えますけれども、町長は例えば何月何日までにとか、無理だったら無理でも構わないですけど、仮にですね、やっぱり自分がよくない状況だというふうに把握しているんであれば、一応目標設定してみてやるということで考えたらどうかと思うんですけど、そのあたりはお答えになることはできますか。
町長(山梨崇仁君)
残念ながら人選ということなので、中村議員も無理なら無理でというふうにおっしゃっていましたけれども、いつまでにというふうに今、現状ここでお答えすることは難しいというふうに考えます。
6番(中村文彦君)
そうするとね、すごくあいまいな表現になるんですよ。一方では町民に対して不安がありますよと言っておきながらですね。町長もここで早期に選任しますというふうに議会で答弁されているわけですよね。山梨さんの葉山のはなしですか、こちらでも要は選任しますと町長は御発言になっているわけですよ。そうすると、やはりですね、選任することが前提だとはいってもですね、いつまでにやらないとか、どういう…要は手法ですね。まだ決まってないところであれば。要は公募は前回は余り、はっきり言って失敗だったと私は思いますけど、そういうことになってしまって、町長も別の手法を考えざるを得ないというふうに理解していますが、それでも、じゃあどうやった手法でやるのかね。やはりその方法についても議会としてはこれ、議決事項ですから、当然関心があるわけですよ。それをまず、そういうものがきっちり決まってから、要は早急にというふうに発言されれば、我々も納得するんですけれども、何ていうんてすかね、そういうふうに思いつきと思われちゃうようなそういう発言ですよね。早期にとか、選任してきますというふうな発言だと、どうなってるんだと聞かれたときに、説明責任が議員は果たせないんですよ。町長はこういうふうに話ししてますけれども、実際上、本当にいつになったらそういう選任ができるんですかとか、公募以外の方法って、何をもってやるんですかとか。町長、意中の人というんですかね、そういう方がいらっしゃるのかとかという話は、やっぱり関心事項ですから、町民は。そういう話になるわけですよ。それについて、先行してですね、議会より、発言されちゃうと、どうなってるのか僕にもよくわからないとしか答えようがないんですね。そうすると、説明責任を果たしていると思えないですよ。だから、そのあたりもちょっと、もっと詳しく踏み込んで、まだ決まってない場合は決まってないってはっきり言っていただいたほうが、まだすっきりすると思うんですけど、いかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
恐らく中村議員がおっしゃる意中の人はですね、決まった暁にはもちろんまず先に議員の皆様にお認めいただくべく御紹介をすべきだろうというふうには思っております。じゃあ現状、意中の人がいるかと言えば、そういった御紹介できる方はまだいらっしゃいませんので、その方が御縁とか巡り合いとかも言いますけれども、なるべくそういう御縁に恵まれるようにですね、私自身もいろいろとアンテナを立てて今、人選については尽くしているところであります。おっしゃるとおりに、町民の皆様からもですね、どうなっているんだという声を聞くこともよくございますので、私自身も体制についてなるべく早く副町長がいて万全で臨めますというふうに言えるように取り組んでいきたいという気持ちは持っておりますので、引き続きその旨について人選に努めてまいりますということをお答え申し上げたいと思います。
6番(中村文彦君)
まあこれ、当然意気込みというんですかね、計画的に進めようとすれば、やっぱり予算を組んで対応という話になるかと思うんですけれども、そういった対応、来年度は組むか。もしくは今年度中に補正を組んでやるとか、そういった実際上の取り組みですよね。要は町の税金を使ってどうするのかというのを決めるわけですから。そういったような取り組みというのはされているんですか。
町長(山梨崇仁君)
目下それについては検討中でありますけども、少なくとも次の議会までにですね、提示するには、まだまだそういった意中の方は今いらっしゃらないというふうに申し上げたところでありますので、次の議会に提出できるような予定はございません。
6番(中村文彦君)
そうするとね、何か軽いような感じがするわけですよ。例えば、要はだから先ほどから言ってるように、予算というのはお手盛りではないので、要は期間を決めればそこから給与が発生するわけですよね。そうすると、それでは給与なのか、特別職の給与というんですかね、発生しますから、そうするとそこに予算がつくわけですよ。そうすると、急に決まったから予算で補正で組めばいいじゃないかという考え方がありますけども、それというのは決して計画性のあるようには見えないんですよ。何でも補正組めばいいよというんじゃ困るわけですよね。だから、ちゃんと大体いつぐらいに自分で決めて決断する。一たん決めて、それで予算化していく。それを議会に報告して、計画的に進めていくというのが私は議会の流れだというふうに信じているんですけれども、町長はそのあたりはどう考えていますか。
町長(山梨崇仁君)
もちろん必要とあれば予算を立てさせていただきますし、必要でない限りについては立てるわけにはいかないというふうに考えてございます。現状、先の話ですので、私も何とも申し上げられないんですけれども、なるべく早期に人を決めという覚悟は持ってございますので、予算にしかるべきときをもって反映させてまいりたいというふうに思っております。
6番(中村文彦君)
町長、わかっていただきたいのはね、繰り返しになるんですけれども、町長は早期にと言ってるわけですよ。御発言がね。今回の第1質問。早期にというと、やっぱり今年度中にね、補正を組むのか、来年度中に予算を組むのかという話だと思うんですよ。それが先の話と言われちゃうと、その答弁との内容が違うんじゃないかというふうに誤解を招くような感じになるかと思うんですが。それはどうお考えですか。
町長(山梨崇仁君)
何と申し上げていいか、早期に…表現なのかもしれませんけれども、私としては早いうちにやはり来ていただきたいという気持ちはありながらも、実際の方がいらっしゃらない…その方がいらっしゃらないと決まらないという現実の中でですね、気持ちとしては早期に決めていきたい。しかしまだ決まってませんという言い方が最も適切かもしれません。もし中村議員がおっしゃるように、一言でというのであれば、そういった状況をあらわす言葉があればですね、ぜひその言葉で表現して、むしろいただきたいと思います。
6番(中村文彦君)
ですから、もし決まってないならば決まってない、そういう方針であるというふうにお話しになればいいんですけど、要は早期に選任してまいります。適任者の人選を行いますと町長は言ってるわけですよね。そうすると、こちらからすると、今の話聞いてると、まだ決まってないんだけど、これからそういう方向で勉強会に入りますとか、議会と諮ってまいりますとかという表現ならいいんですが、これを見るとどうもその、すぐにでも町長を選任してですね、何ていうんですかね、「よくない状況」と町長が表現されてる状況が続くというふうに…終わるというのかな、町長の発言からすれば。早めに終わらせますというふうに聞こえるんですけれども、実際上には何も決まってないしということが、我々には伝わってこないんですよ。予算も組んでますかという今、来年度に向けて組むんですかといっても、そういう話もないわけで、そうすると町長が思いつきでね、そうじゃないと思いますよ、熟慮の上、回答されてるんだろうとは思うんだけど、思いつきで発言してるように見えるんですよ、計画性がなく。そういうふうにとられないために、要は公募の方法もしくはそれ以外の方法にしても、要は検討会なり何なりを設けます。今後それに向けて頑張りますとかという発言ならわかるんですけど、選任しますと断言されちゃうと、説明がね、やはりできないという問題に突き当たるかと思うんですよ。町長はそのあたりはどうお考えですか。
町長(山梨崇仁君)
遅まきながら中村議員の御心配がよく理解ができました。早期に決めたいと思うと言えば、確かに、もういて、すぐ決まるんだろうなという期待をするというふうに理解をさせていただきました。そういうことであればですね、私としてはなるべく早くいてほしいと思っているが、現在人選中であるというふうに適切な表現をするように、なるべく早くというか、そういう体制をちゃんと組めるように、これからも詰めていくというふうに表現するように、これからは注意してまいりたいと思います。
6番(中村文彦君)
それだけじゃなくてね、実際には本当はもうここまでに決めますというふうに発言しないと、その後が続かない。そういうスケジュールでやるというふうにやらないと、なかなか物事って進んでいかないんじゃないかなというのをつけ加えて、次の質問にまいります。
葉山の観光、未来についてなんですけどね、これは基本構想に絡む話だと思います。町長がここで述べられている葉山のブランドイメージ、私はある程度、自分なりのブランドイメージというのはこういうものだというのは持っているんですけど、町長はですね、このブランドイメージというのはどのようにとらえられているのか、お答えください。
町長(山梨崇仁君)
葉山のブランドといえば、やはり何をおいても御用邸があるということを象徴的にした上で、御用邸があるがゆえに多くの保養地、別荘地として栄えてきたことが基本的なことであると思います。だからゆえの高級感であったりとか、住む方の所得といいますか、生活感がですね、高いところにあるというふうに認識されているものが、まさに葉山のブランドの、それもある意味、基本ではないかというふうに思います。
6番(中村文彦君)
いや、ちょっと安心したのでですね、私と一緒の考えで。やっぱり御用邸が葉山の歴史・文化、一言で葉山をあらわすとすればですね、御用邸の町というのが適切かなというふうに思うぐらい、ブランドイメージを形成する中では重要な葉山の象徴と思っております。ここに「アド街ック天国」というね、テレビ番組の、これは2011年7月30日放映のものですけれども、ここでも町長がおっしゃるとおり、葉山の御用邸が1位というふうにされております。だから、そういうブランドイメージというのは大変重要だと思いますので、これからも未来に残す、もしくは大切に扱っていただければなと、心から思っております。
これで町長もおっしゃっているとおりですね、当町はですね、葉山から距離があって自然豊か。緑や山に囲まれているという表現があります。そうすると、三浦半島の中でね、差別化ができているのかというのは非常に疑問に感じるわけですよ。観光という意味では、ここに載ってるように、観光スポットとして挙げられているのはですね、美術館としおさい公園、この2つだけなんですね。実際にですね、私もよそからお客様が来て連れて行くとなれば、どこへ連れて行くかって、やっぱり美術館としおさい公園に連れて行きます。ただ、それだけで観光する場所がちょっと見当たらない。食事は当然、その後行きますから、葉山の一つの魅力である飲食店というのもあるとは思います。お土産も当然ありますけれども。そのあたり、町長は新たにですね、こういう観光資源の発掘とか、そういったものを考えていらっしゃるのか。今度は基本計画にかかわる部分だと思いますけれども、そのあたりはどのようにお考えになってますか。
町長(山梨崇仁君)
観光という現状の観光スポットという考え方で言うとですね、町の土地ではありませんけれども、現在、葉山の豊かな山の中を散策する方が徐々にふえてきておりまして、ハイキングコースとして、また緑を楽しみながら景観を楽しむという意味では、十分な観光スポット、もしかしたら健康スポットなのかもしれませんけれども、なっているというふうに思っておりますから、これはぜひ促進をさせていきたいと思っております。また、先日、湘南国際村で自転車の大会が行われましたけれども、確かに場所、大会自体の場所は横須賀でしたけれども、ほとんどの方がやはり葉山のインターからおりてですね、国際村に向かって行ってきますので、ぜひ葉山町内にもお越しくださいということを申し上げてまいりました。国際村は横須賀のようでありながら葉山からのアプローチ場所がベストだと思いますので、有数な観光スポットだというふうにも思います。また観光という視点では、そういったスポットも大事ですけれども、今、町と商工会が連携して進めている南郷の活性化事業などについては、観光客を誘致する、またもしかしたら鎌倉や県西のほうに行くかもしれない、横横道路からのいらっしゃった葉山の玄関口、三浦半島の玄関口をですね、ぜひ葉山のほうに目を向けてもらえるような場所にしていくことも大切な観光の力ではないかというふうに思っております。
6番(中村文彦君)
そういう議論をするということは大変重要なことだと思います。ただ、葉山にですね、吸着する、要は観光客の方にですね、おりてきてもらうというのはかなりの努力が必要だと思うんですよ。要は観光協会との連携も必要かと思いますし、そういったもので、どのようにですね、具体的にお客さんをこちらへ呼び込むのか。町長も御懸念のとおり、確かに住宅の町という色合いが強いです、葉山は。この「アド街ック天国」でも、葉山ライフ、6番です。余談ではありますけれども、私なんかが小さいころはこちらが上位じゃなかったかなと思われる海水浴場は28位、海の家は15位。現実問題として、やはり葉山の観光というのは変わってきているし、町民意識も変わってきているというのが、これを見てもよくわかります。ただ、そうは言ってもですね、やっぱり観光業というのは葉山にとっては一つの広報の部分でもあるわけですね。魅力。要は観光というのは町民に対してもかなりの魅力というふうに映る部分だと思うんですよ。それをどうやって発信していくか、またはどうやって整備していくか。そのあたりが町長にとってかなり重要なお考えになってもらいたい部分。それは当然予算が伴うものですから、それを予算をもって町長はですね、どういう施策をもって進めていくのか。私なんかはね、町長によく期待するのはですね、ここの、何度も言いますけど、順位ではですね、マリンスポーツの聖地、これは8番。まして葉山マリーナが2番ですね。やっぱり海の町というのは、町長がいつもおっしゃるとおり、今後の葉山でですね、重要な位置を占めていくのかなと。発信というかですね、若者の発信基地として、どうやって育てていくのかというのもあるかと思います。それはもう町長にはうってつけのね、施策じゃないかなと私は個人的に思っていますし、町長もそういうことをやりたいんじゃないかなというのは随所に見受けられる部分もあるんですけれども、そういうのをどうやって育てていくかというのは、町長は何かお考えがあるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
マリンスポーツに限定したお話ではないと思うんですけれども、確かに海を使って葉山を盛り上げていくことも大事なポイントだというふうには思います。ただ、私自身はですね、どちらかといいますと、先ほど申し上げた南郷の活性化を通じて葉山を知っていただく、外の方に知っていただくことが1つ。それから三浦半島全体に多くの方が足を運んでいただけるように、それにより横須賀市や三浦市、逗子、鎌倉と、もちろん横浜も入りますけれども、連携をして、その中の一部として葉山で食事をしてもらったりしながらですね、葉山を楽しんでもらうという場所として、観光を進めていくことも大事なことではないかと思いますので、先ほどサミットの話をしましたけれども、そういった意味で広域の連携をしていくことというのは、パートナーシップは大切なものだというふうにも思います。
マリンスポーツ、海に関してはですね、どちらかというとマリンスポーツを楽しむという意味では、むしろ町民の方に楽しんでほしいというのが私の主眼でありまして、観光の町としてもありながら、やはり前提には住宅の町というふうに中村議員も冒頭におっしゃったように、葉山の基本でありますから、住んでいる方がこの海や山の自然を見るだけではなくて、入って楽しめるようにしていくこと。つまり、週末を葉山で過ごしてもらえるように、町をともに彩っていくことが大切なものではないかというふうにも思っていますので、そこは観光と住んでいる方々とのバランスということを十分考えながら、今後の施策については検討を重ねてまいりたいと思っております。
6番(中村文彦君)
今、町長のほうからですね、いい議題が、論点ですかね、出されました。要は葉山町のですね、観光客数、これが平成20年でですね、80万4,000人。今、町長、大体現在どれくらいの観光人数…観光客の客数になっているかというのは、町長御存じでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
現状、観光客全体としての資料というものはございませんので、幾つかの公園に来たとか美術館に来たという人数については把握をしておりますが、全体数としては把握はしてございません。
6番(中村文彦君)
ちょっとこちらにある資料によるとですね、24年度で57万3,000人。データによると、やっぱり震災以降ですね、かなり、直後では50%減してます、葉山でも。そういう現実があります。やはり海の家の方と話しても、直後はかなりやっぱり観光、海が厳しいよという話は聞きました。それがやはり数字として完全にあらわれています。町長はですね、確かに静かな町、穏やかな町というのを、住宅地との関係ということではよくわかりますけれども、どの程度のですね、観光客の数を、要は現状維持なのか、それとも震災前の数字なのか、それともそれ、震災前プラス・アルファなのかね。それとももう少し減らしていく方向なのか。町長はどのような数字が一番適当だと思っていらっしゃるでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
現状の商工業、農業、漁業、町で観光にかかわる観光業の方々のですね、生計等を考えていきますと、やはり3.11以前には戻ってほしいというのが希望としては思っております。ただ大切なことは、いかに多くの方が葉山に来る、葉山を知る、それも大切なことなんですけれども、その結果、葉山を好きで、住んでいただけるということも大切な要素だと思っていますので、観光客数全体のパイをふやすことということと同時にですね、いかに今の流行語にもなりましたけれども、おもてなしというものをしていけるかということも大事な要素ではないかというふうには思います。
6番(中村文彦君)
ちょっと町長ね、やはり目標数字というのは何があっても必要なものだと思うんですよ。我々もイメージするのは、バランスと言われても、どこまでを町長がバランスとして考えているか。にぎわいをどのように考えていらっしゃるのかが、ちょっとわからないんですね。昔と比べれば大分観光客の数も減っているのは明らかなんですよ。だから、町長が考えているベストのですね、観光客として葉山が受け入れるだろう数字というのを、はっきりと目標として設定してもらえるのかどうか。バランスというのは、言葉はわかるんですけれども、実際上、観光人数をですね、震災前まで戻すんであれば、その努力はされているのか。そういうのをちょっとお伺いします。
町長(山梨崇仁君)
具体的な観光客数としてですね、やはり目標設定するというのは、町としては難しいことだとは思います。やはり観光にかかわっている方々がいろいろな施策を打たれて、事業の中でこうしていきたいという思いを、いかに町がそれを支えられるかといったところが私の考える観光としての町とステークホルダーのという言い方をしては失礼ですけれども、町内のパートナー、町外のパートナーとのですね、かかわり方だと思っていますので、具体的にはここで町としてこうしていくんだというには大変おこがましいものもありますし、それは町内の関係機関の皆様と一緒に議論をする中で、その方向性、その数値目標が出てくれば定めていくものだというふうに思っております。
6番(中村文彦君)
まあ、でもよそではですね、逗子ではこの間も流鏑馬というイベントもやってました。要はよそから観光客をね、招くイベントですよね。そういうのもやってます。何もしなければ、どんどん魅力って下がっていくんですよ。発信といっても、イベントがなければ発信できないですよね。テレビでニュース性がないですから。今までは、例えば先ほどもお話ししましたけども、葉山のつつじ祭りは大変有名でした。ちょっとね、役場ができてから魅力が半減したという話もありますけれども、それでもNHKなんかでは取材が来てました。うちの向原のほうでもですね、あじさい公園という公園があって、そちらのほうも大変きれいに管理されてました。そういった観光というかですね、葉山は花の町というイメージもあったのも事実なんですよ。ところが、もうそういうのが他町に対して言えないぐらい、施策という意味ではちょっとできてないんじゃないかなあと思うんですよ。最近ね。そういった葉山をどうやってブラッシュアップしていくのか。要は魅力を上げていくかというのがないと、要は今までは確かに夏に偏っていた。要は海水浴客ですね。海の家、海岸のにぎわいもありましたけど。ただ、町長がお話しになるのだと、やはり通年ですね、人が観光として訪れるような、そういったものを回していくような、鎌倉みたいにですね、やっていくのか。そういったような施策を打っていかないと、やはり民間だけでは、ブランド品というのはできるかもしれませんけど、ブラドイメージを膨らませていくとか、そういったもの、例えば花火大会にお金を入れて大きくするということでもいいとは思うんですけれども、そういうのが何か、何というのか、町長がこれだと。要は今、葉山でもって一番のイベントって何なんですかというときに、町長は何とお答えになりますか。
町長(山梨崇仁君)
町行政としてですね、一番のイベントというのは、できないというふうに思います。各分野において、例えば商工会であればビッグハヤママーケットとか、南郷で、ごめんなさい、夕市はもう名前が違うんですけれども、南郷でイベントしていたりとか、またふるさとひろばの皆様もいらっしゃいますし、スポーツ団体も先日、土佐議員からも御指摘がありましたけれども、ウィンドサーフィンの大会があったりとか、またヨットも大会も多いですし、陸上でもさまざまな分野において、駅伝もありますし、いろんな大会が行われておりまして、それぞれが葉山の盛り上がりとしてですね、私はぜひ支援をしていきたいと思っていますし、私自身もそれに参加する機会もありますので、そういった中でともにこの町つくっていくということを高めていくことが、町が、行政が今、とるべき方策だというふうにも思っておりますし、すごくそれが大切なことだなというふうに私は認識をしております。ですので、中村議員がおっしゃるようにですね、町の観光施策として町が力を入れていけというものであれば、ぜひ現状では多くの方がいらっしゃって葉山を知ってもらえるような場所として、南郷の活性化に象徴的に力を入れているんだというふうに今、考えておりますので、そういうふうに御理解いただければと思います。
6番(中村文彦君)
僕はそんなことが、何ていうんでしょうね、町としての責務、観光施策ですよ。民間が頑張るのは当然ですよね。当然と言った意味で。だけど、葉山町としてどうやって後押しするのか。要は観光施策ですからね。町長は何もやらないというふうに聞こえるわけですよ、今の話だと。どうやって予算をつけてですね、葉山町の魅力をブラッシュアップするのか。例えば観光協会のホームページなんかごらんになったこと、最近ありますか。
町長(山梨崇仁君)
最後に見たのは、夏前にですね、どういう集客が図れるかなと見たことは記憶しておりますけれども、それが最近と言えば最近ですし、そうでなければ、直近は見てございません。
6番(中村文彦君)
町長はコンピューター技術に造詣が深いというふうに思ってますけれども、インターネット…ホームページですね、町長はごらんになったということですけど、そのときに感じた印象というのはどのようなことでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
観光協会のつくっているホームページですので、私から感想を申し上げるにはおこがましいと思いますけれども。いずれのホームページもですね、いろんな情報をしっかりと載せているとは思います。ただ、町のホームページもそうですけれども、もっとこうしたら見やすいんだろうなということはいろいろ、どのホームページを見ても思いますので、それはより見た方がわかりやすいようなページにするように、引き続きともに努力を重ねていければというふうに思います。
6番(中村文彦君)
例えばですね、そういったものに予算をつけて町をアピールするというのも、要はブランドイメージをさらに進めることだと思うんですね。もしくは、葉山の観光資源をですね、再認識する。どこに観光資源が眠っていて、それを町がどうやってブラッシュアップすれば、多少人がですね、見学に来てくれるとか、そういったような考えですよね、基本的な。そういう例えばハイキングでもいいんですよ。確かに最近ね、ハイキングで夏以外でもリュックサック背負っている方がね、葉山の中を歩いていますよ。例えばそれに伴って、じゃあ歩道の整備をしていこうとか、ハイキングコースを整備していこうというのも、観光施策の一つだと私は考えますけれども。だから、そういうような町長が今後何ていうんですかね、町としてですよ、どういうふうに観光をとらえて、何を補助して集客していくか。何も夏にこだわらなくても僕は構わない。ただ、余りにもこの観光客数が減ってる状況を見るとね、やはり何らかの対策を打たないと、このままではどんどん少なくなっていくんじゃないかなという危惧があるからお話ししているんですけども。だから、維持するのか、それとも多少ふやしていって、幾らまでで目標設定でね、やるのかというのは、大変重要なことだと僕は思ってるんですが、町長はそうは思いませんか。
町長(山梨崇仁君)
目標設定について町が主体的にですね、事業として取り組むものについては、やはり目標設定は必要なものだというふうには思います。ただ、観光の分野につきましては、申し上げましたとおりに町が主体的に取り組むという意味では、もちろん南郷のことは協働という形で行ってまいりましたけれども、やはり民間の力を大いに活用する、民間の方々が元気になることで、それこそが集客力の根幹であるとも思っていますので、そうなるような支援を重ねていきたいというふうに申し上げているところであります。中村議員が御指摘された、例えばハイキングコースの話というふうにおっしゃいましたけれども、ハイキングコースにつきましては所有の企業さんとお話をさせていただきまして、企業の中でですね、ハイキングコースを整備していただいたりとか、看板を、案内板を設置していただいたりとか、今、努力をしてもらっているところで、まさに民間の力を得てですね、ハイキングの方々が安全に安心して楽しめるような空間に、今まさに進めているところではないかというふうには思っております。
6番(中村文彦君)
町長は、三浦半島の活性化ということで、何ていうんですか、4市1町で三浦半島サミットというのに参加するということを1つは今回挙げておりますけれども、その中で、申し上げたいのはということで、葉山らしさを三浦半島全体の観光の中でアピール、発信していきたいと考えておりますと言ってらっしゃるわけですよ。何をアピールして、何を発信していくのか、お答えいただけないでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
葉山という空間がですね、すごく葉山らしさだというふうに私は理解するところもありまして、例えば先ほど中村議員も食事をするところがいいところがあるというふうにおっしゃいました。また、先ほどからずっと議論を重ねている海のことであったりとか、観光スポットももちろんでありますけれども、そういったことをお知らせをし合う機会が今回サミットであるべきだろうというふうに議論もされました。それによりまして、4市1町の観光協会…失礼、三浦半島観光連絡協議会をですね、ぜひ連携をして、鎌倉市さんも取り込んで、ともに情報交換をし合うことで、その発信を互いにし合うことが、これから葉山をアピールできる重要な機会だというふうにも思っております。
また、これも繰り返しで本当に申しわけないんですけれども、いかに南郷活性化というものが大事かということについて、少しお話をさせていただきますと、例えば横須賀市には、西部には「すかなごっそ」がありまして、東部には新規に「ポートマーケット」が開設されました。「すかなごっそ」さんのほうは大変にぎわっているということをよく聞きますけれども、葉山には現状そういった市場であったりとか、地域のものを販売するような場所が、集積所としては朝市とかがございますけれども、なかなか大きな規模ではないというふうに思っています。商工会さんもいろいろ頑張っていただいて、イベント的にはありますけれども、それを安定的な町の魅力の発信する場所として、今回の事業というのは非常に大きな魅力、効果をもっているという認識をして今進めているということを改めて申し上げたいと思います。
6番(中村文彦君)
町長は南郷地域の話をされましたけど、あれは商業施策であって、私はちょっと観光施策も、一部絡むかもしれませんけれども、どちらかというと商業施策のほうに入るんじゃないかなと思います。先ほども言ったように、空間という意味では、どこでも空間があるわけですよ。例えば横須賀には横須賀の空間があって、三浦には三浦の雰囲気というのがありますね。その空間と言われてもですね、さっき言ったように御用邸の町である葉山というんであれば、何となくイメージはわきますけど、ただそれだって、要は観光できる場所というのは葉山にはないわけですね。御用邸は正門も見れますけど、観光施設ではないわけですよね。例えば、そういう魅力をアピールするとか、要は町長だったら葉山はこれがあるから、じゃあちょっと行ってみようかというような、要は気にさせるときに、空間があるから来てくださいというんですか。それがちょっとわからないんですけど。お答えできますかね。
町長(山梨崇仁君)
以前ですね、ことしの冬だったと思いますけれども、商工会で活性化委員会というものを立ち上げていて、そこの主催で葉山のいいところを挙げてみようという会議に参加したことがございます。その中で、ある店長の方がですね、葉山に長い方ですけれども、葉山のいいところは何かといったときに、葉山は朝起きたときに山の稜線を見ることができて、海が見ることができて、そこに暮らしていることを幸福に感じられる、この空間が葉山の最も大事なところで、そこの中で商売をしているからこそ、私たちは商売に自分たちのことに尽力をすれば、それは結果的に葉山の価値、自分たちの価値を高めるんだということを聞いたことをよく記憶しています。空間と申し上げましたのは、私は前もこの場でも申し上げましたが、葉山らしさという議論の中でよく言われるのは、葉山らしさを皆様がそれぞれお持ちであるという、だからこそ議論が起きることであって、私は葉山らしさを皆さんが持っていることこそが、葉山のらしさなんだというふうに思っております。ですから、空間に対して御用邸が葉山らしさという方もいらっしゃれば、山の稜線、鳥の鳴き声が葉山らしさだという方もいらっしゃいます。いろんな意味で葉山らしさを持ち合って、みんなが結果的には葉山が好きなんだというところに集約できることを大切にすることが、私がとる葉山の、これは住宅施策なのかもしれませんけれども、空間を彩っていくことだというふうに思っています。中村議員がおっしゃるように、観光としてここに来いというものを、もしかしたらつくれというふうにおっしゃっているかもしれませんけども、そういうものではなくて、それぞれ町の随所に葉山の愛する皆さんが好き好んで集まれるような場所、またそれを好きで外部から葉山はいいところだねと、それぞれが違う視点を持って来てくれるような場所、それがあることが大切なことなんじゃないかなというふうにも思います。
6番(中村文彦君)
今の話を聞いて、例えば東京とか広島とか、そういうところからですね、お客さんがその空間を見に行こう。集客するわけですよね、観光というのは。見に行こう。現実問題ですよ。そういうふうに思われると僕は思わないんですよ。空間があるからというのか、それとも景観があるのか。景観なのか、それは。今の話だと。何ていうんですかね、ちょっと、例えば観光で目玉ってあると思うんですよ。例えばじゃあ三浦半島の今、サミット行って、今の話をですね、したとして、葉山の魅力って何ですかと言われて、じゃあ何を町としてやるんですかっていうことになったときに、AKB踊りますじゃ困るわけですよ。ちゃんと…何をもってやっていくのか。観光施策といっても、ある一面では町の魅力を挙げることになるし、先ほども申しましたけど、そういった何ですかね、伝統なり文化なりという、そういうものもありますし、そういうのが町の誇りになっていくわけですね。観光施策の一部ではあるけれども、やはりそれは町の個性を持たせるための一つの道具でもあると思うんですよ、観光というのは。要は海外から、あそこにはおもしろいところがあるんだよとか、きれいなところがあるんだよといって来て、お呼びするわけですよね、よそから。そのあたりが町長からの発信だと見えないと僕は思うんですけど。もっと、例えば端的に、葉山がこうだから、これをやって町としてはこういうところに予算を組んでいくんだ。例えば先ほども言ってますけど、もし広報が足りない。景観はすばらしいという話であるんであれば、その景観を利用したイベントなり、もしくはインターネット、ホームページでのですね、発信なりというのをされているのかどうかですね、町として。それはどうお考えですか。
町長(山梨崇仁君)
町のホームページにはですね、トップページに写真がフラッシュで、交代で映るようにしていまして、町の美しい景観を随所にちりばめているというふうに思っております。また、この議会の皆様もそれは十分御理解していると思ったのが、議会の中継もですね、休憩中には葉山の町の随所の美しい景観が写真として流れています。そういったことを皆様こそまさに理解をしているから取り組んでいるものだというふうにも思いますので、その発信は引き続き行ってまいりたいと思っております。
6番(中村文彦君)
町長には1つお願いしたいのはですね、葉山はどうやって観光をしていくのか。それと、先ほども申しましたけども、やはり観光に葉山に来られる観光客数ですね、これがやはり減ってるわけですよ。最近少し持ち直してはおりますけど、やはり震災前までには戻ってない。やっぱりそういう状況を考えた上でですね、やはり何らかの対策を打ってほしい。それは町長にお任せするしかない。やはり情報力、発信力という意味では、町長はお好きなようですから、そういったものをですね、活用してですね、ぜひとも葉山の魅力をブラッシュアップして、要は他地域にですね、発信していってほしい。もしくは、それすると当然、葉山に来る方もいますから、おもてなしという意味では公園の整備だとか、そういうのも必要になってくるかもしれませんけれども、そういったことをトータルにですね、観光施策もしくはそれに準ずる形でですね、町長がもう一回考えをまとめていただけたいと思うんですけれども、町長いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
現状では、公園については花の木公園もですね、数カ年の計画を立てて再整備を行っております。私としては、現状町にある財産というものを大切にしていくことは、しっかりと続けなければならないと思っておりますし、それ以上について、今後は大きな意味での三浦半島全体の大きな視点で葉山町がどういうふうに位置づけていけるのかといったことについて、地域の首長たちとパートナーシップをしながらですね、町を盛り上げていくことが大切な視点であるというふうに思っていることを、改めて申し上げたいと思います。
6番(中村文彦君)
ちょっと時間もなくなってきました。もう少し明確なですね、観光施策、要は町長が目指しているのであれば、やはり観光人数であるとかですね、観光客の数とかですね、そういう目標設定をきっちりすることによって、通年のですね、観光客をどうやって誘致していくかという施策をですね、ぜひとも町長には考えていただきたい。そう思いました。
次の質問にまいります。現在、廃炉の意味について、これは町長がですね、就任直後に所信表明演説で焼却炉を廃炉にするという発言をされてました。途中でですね、私の質問に対して、いや、休止状態を廃炉という言葉を使って表現したというふうに変わったように記憶しておりますが、間違いございませんか。
町長(山梨崇仁君)
現状の状態は休止届を出している状態ですので、休止をしておりますけれども、基本的に廃炉にすることは間違いございませんので、あの炉については廃炉にするということは変わりございません。
6番(中村文彦君)
ただですね、町長、廃炉にすると言ったのは、2012年の2月14日、もう2年近くたってきているわけですよ。で、2年たってですね、まだ廃止届を出してるだけで、町長もおっしゃってるとおりで、廃炉届が出てる状態ではない以上、廃炉とは言えないんじゃないかなと私は思うんですよ。どうお考えになりますか。
町長(山梨崇仁君)
中村議員、廃止届とおっしゃいましたけど、休止届だと思います。休止届を出しているので休止している。廃炉届は出していませんので…廃止届は出していませんから廃炉にはなっていませんけれども、事実上使わないということを前提にですね、すべて動きをとっておりますので、方針として廃炉であるということは間違いないものだというふうに思います。現状、炉の解体をしていませんから、そういう意味では廃炉の作業にはまだかかってはいませんけれども、廃炉に向けてさまざまな要件をそろえて今後も進めていくことは間違いないことだと繰り返し申し上げたいと思います。
6番(中村文彦君)
それはもう何度も聞きました。もう1年も2年もたってます。それを、いや、それに向けてやってますよと言われてもですね、実際上、じゃあ具体的に委員会が立ち上がったのかとか、そういう…そうではなくても予算がそれによって計上されてるのかとか、全く見えない、全く何も手をつけてないようにしか思えないんですけれども。というのはですね、休止状態…何ていうんですか、今の報告ですと事実上の廃炉の状態だと。法律でそういうような、何ていうんですかね、規定があって事実上の廃炉状態なのかね。要は町長がただ要は使わない、廃炉の方針だから事実上の廃炉だと言っているんだろうとは思いますけれども、何ていうんですかね、じゃあ例えば要は山梨町長がですね、おやめになって、次の町長が…すいません。訂正します。おやめになってというんじゃなくて、仮定の話で申しますと、何ていうんだろう、例えば次の首長選挙があって、方針が変わるようなことが仮にあった場合にですね、その方針が変わるということはあり得るのかどうか。長いスパンで考えてますが、そういうことはあり得るんでしょうか。ちょっと疑問なんですけど。
議長(金崎ひさ君)
時間が過ぎておりますので、簡潔に、方針が変わることがあるかないかだけお答えください。
町長(山梨崇仁君)
方針は一切変わることなく、炉については、現行の炉は使わないという方針で今後も進めてまいりたいと思います。
議長(金崎ひさ君)
これにて6番中村文彦議員の一般質問を終わります。
第2番、2番長塚かおる議員、登壇願います。
2番(長塚かおる君)
2番長塚かおるでございます。2013年一般質問の大トリを当ててしまいましたので、通告に従って3項目6点についてお尋ねします。
さて、2013年も師走となり、そろそろ1年を振り返るころとなりました。ことしは2020年東京オリンピック誘致に盛り上がり、多くの人々が心なしか将来への期待を膨らませたのではないでしょうか。しかし、その陰で震災の復興が進まず、また原発問題では終止符の見えない問題を多く抱え、離ればなれで過ごしている家族の中には、将来への小さな光を信じて生活している方がいます。そして、日本全体が抱えている問題もさまざまですが、高齢化社会に突入して家族の介護や看護のため働きながら介護をする人は、平成24年は291万人にもなりました。やむを得ず仕事を退職する介護離職者が毎年10万人にも膨れ上がる、先の見えない介護の負担、途絶える収入、再就職の難しさなどに直面しています。介護離職者の8割が女性ですが、男性の介護退職者もふえています。産休や育休を取ることが当たり前になったのは、戦後30年以上がたってのこと。そして21世紀を迎え、父親が育児休暇を取る時代にもなりました。それでも子育ても真っただ中に仕事を復帰するわけですから、子供の体調や行事で仕事を休まなければならないと、肩身の狭い思いをすることもあるかと思いますが、職場でも応援や協力的という雰囲気がとれてきているのではないでしょうか。しかし、介護保険制度が始まって10年足らず、まだまだ介護休業、休暇制度が職場では浸透していないのではないでしょうか。我が庁舎ではいかがなものなのでしょうか。我が国でも夫婦だけの家族やひとりっ子の家族が多くなり、これから1人で複数の介護をする家庭がふえて、負担がふえてくることが心配があります。育児放棄だけでなく、介護放棄も深刻な問題にならないよう、福祉の充実に重点を置かざるを得ないと思います。
さて、ではこれから1項目目、平成26年度当初予算の取り組みについて。1、学校教育費、社会教育費における予算編成についてお尋ねします。昭和終盤から平成初期は、一般財源の目的別歳出の科目順位で教育費は全体の15%前後を占めていました。しかし2000年ごろからどんどん下がっていき、今は10%台でとどまっています。子供たちの教育環境はよくなっているのでしょうか。
2、待機児童削減対策について。元大蔵省印刷局葉山保養所跡地の利用がおくれ気味で、それを穴埋めする施策はないのでしょうか。
2項目目、南郷公園利用者の駐車場利用について。南郷公園は犬の散歩、子供たちの遊び場、ウォーキングなど施設グラウンド等の利用だけでない利用者がたくさんいらっしゃいますが、最近、駐車場でのトラブルや犬の散歩のモラル等が問われています。1、公園休日日の対応について、そして2、イベントなどの利用者が多いときの対応についてお尋ねします。
3項目目、前消防長退職における確認と人事について。1、第3回定例会において本会議での御答弁の確認をさせていただきます。2、消防長人事に関連した職員異動の時期についてお尋ねします。私たち議員は行政のチェック機関として町民の皆様の代表として会議において事実のことを明らかにしなければなりません。議会の中でも、あることを問題視していない方もいるかと思いますが、一般の住民の方も納得いかないことを議会で明確にさせられないということは、住民の代表である議会の役目を果たしていないのではないでしょうか。私は目をつむって、納得したふりをすることはできません。なお、議会中継を見られた方から、専門用語などで理解しにくいというお声をいただきましたので、町民の方に理解してもらえるよう、わかりやすく、はっきりとお答えいただきたいと思います。
以上、御答弁のほどよろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
長塚かおる議員の御質問に、所管する箇所について順次お答えをさせていただきます。
1番目、平成26年度当初予算の取り組みについての2点目、待機児童削減対策についてのお尋ねでございますが、認可保育所を新設し、待機児童を解消することを優先して考えておりますので、国の待機児童解消加速化プランにより、定期借地権が活用できるようになりました国有地、元大蔵省印刷局葉山保養所「森戸荘」跡地を利用については国より利用できるとの承諾はいただきました。現在は既存の建物の解体について、国と協議をしているところです。その方向性が決まり次第、民間認可保育所設置運営法人の公募を開始したいと準備をしており、できるだけ早い時期の開園を目指して待機児童解消に努めてまいりたいと考えております。
次に、3項目目、前消防長退職における確認と人事についての1点目、第3回定例会において本会議での答弁の確認及び2点目、消防長人事に関連した職員異動についてを一括してお答えさせていただきます。前消防長の退職における本会議での答弁につきましては、答弁申し上げましたとおりでございます。なお、前消防長退職以降に行いました人事異動につきましては、既に御承知いただきましたとおりであり、特に人事異動の内容につきましては私の専権事項であることから、お答えを差し控えさせていただきます。
以上で1回目の答弁を終わります。
教育長(豊田茂紀君)
2番長塚議員の御質問にお答えいたします。平成26年度当初予算の取り組みについて、1点目の学校教育費、社会教育費における予算編成についてとのお尋ねですが、学校教育費は教育指導、教育振興、健康管理など、教育基本法、学校教育法、学校保健法等に規定される分野の予算でございます。また、社会教育費は青少年育成、文化財保護、体育施設など社会教育法に規定される分野の予算でございます。これらの法令に基づき、平成26年度当初予算につきましては、平成26年度当初予算の編成について(依命通知)及び平成26年度当初予算見積もりの取り扱いについて(通知)に従い、予算要求したところでございます。
南郷公園利用者の駐車場使用についての1点目、公園休日日の対応についてとのお尋ねですが、南郷上ノ山公園の駐車場は、第1駐車場が障害者用を含め103台、第2駐車場が障害者用を含め88台のスペースを確保しております。公園休日時につきましては、管理上、第1駐車場、第2駐車場ともに閉鎖しておりますが、ロータリー周辺の駐車に関しましては、葉山警察による巡回パトロールが定期的に行われております。
2点目のイベントなど利用者が多いときの対応についてとのお尋ねですが、1点目で御答弁したとおり、南郷上ノ山公園には第1駐車場と第2駐車場の2つの駐車場を有しております。一般的には第1駐車場をメーンに開放しておりますが、イベント等により利用者が多いときにつきましては、状況を判断して曜日を問わず適宜第2駐車場を開放し、利用者の利便を図っているところでございます。以上であります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
2番(長塚かおる君)
御答弁ありがとうございました。それでは、順番に質問させていただきます。来年度の当初予算についてですけれども、学校教育費ではないんですが、町費として葉山ではインテリジェントティーチャーとサポートティーチャーを配置して、中1ギャップというものに取り組んできたと思うんですが、ここの成果として、形にはなっていないかも…形というか、成果としての成果表というのはなかなか出せないかもしれませんが、すごく精神面などに大いに成果があったのではないかと私は評価をさせていただいておりますが、今年度、国の施策で各学校に理科の実験用備品というものの予算を補正が組み込まれたと思うんですね。本当に理科の実験なども、先生方がビーカー1つ買えないと嘆いていたこともあった。私はPTAのときに聞いたことがありました。今、また理科の実験というものが見直されて、このような措置がされたわけですが、教育部長にお尋ねしたいと思います。財政課にいらしたこともありまして、この全体の予算の組み立てというものを今までしていらした立場から、今度教育というものに対しての要望する立場になりまして、葉山における教育費とは十分とお考えでしょうか。
教育部部長(小山誠君)
ただいまの御質問の部分なんですが、足りてる、足りてないという判断は私がする部分ではないというふうに理解しております。以前、財政課長を務めさせていただいた際には、町全体の予算ということで、精査する中で、当然教育委員会から上がった事項につきましてですね、議論を重ねる中で予算配分をしたというふうに私は理解しておりますので、今ここで御質問されてる平成26年度の当初予算、その部分につきましては今、関係部局のほうと予算査定をする中で、今後煮詰めていく部分だというふうに理解しております。
2番(長塚かおる君)
部長も12月に就任されまして、予算も、予算編成に入っている、相談の段階にいらっしゃらなかったので、質問させていただいて本当に失礼しましたけれども、教育費という中で、学校教育費だけではなく、社会教育費というものは、これは子供だけではなく、町民全体の文化やスポーツを楽しむという中でのこの予算というものになると思うんですね。この身につけるためのものなので、平成…社会教育費というのは子供だけではなく、町全体を考えていくと、平成23年度なんですけれども、近隣市との社会教育費項目別内訳の住民1人当たりの換算というものをちょっと調べてみました。そうしましたら、この社会教育費にかける1人当たりの費用というものが、葉山町が1とすると鎌倉市は3倍の社会教育費が施されています。逗子そして二宮が葉山よりも1.5倍、1人当たりになると多くなっています。大磯と葉山というのが、大磯が少し低いんですけれども、大磯と葉山がどっこいどっこいという感じなんですけれども、逗子というのは逗子の市民プラザなどもできていて、箱ものもすごくしっかりとしたものがある中で、社会教育費というものにもかけているんですが、これは本当に町長がおっしゃっている葉山の財産、自然や人というものの財産を使って、この社会教育費を使って住民の娯楽に充てるということができているのかなというのを私はすごく疑問に思うんですが、町長、この当たりはいかが、どういうふうに査定なさいますか。
町長(山梨崇仁君)
まだ査定をしたわけではありませんけれども、全体感の中でですね、教育費の配分を考えなければなりませんので、具体的に今この件についてこうだというふうには、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
2番(長塚かおる君)
今、今度は2月のときに予算が出てくるわけですけれども、やはり何に本当に町長が子育てというものに力を入れているということで、きのうちょっとがっかりしたのが、子育てに力を入れるけれども、教育費と福祉には重点を置いていないという発言をされました。私は子育てというのは、どこを指しているのかなというのがちょっと疑問に思ったんですが、町長、子育てという、御自分が考えている子育てに苦心をするというのは、どこの住民の方を指しているのかをちょっと教えていただきたいと思うんですが。(町長より休憩を求める声あり)
議長(金崎ひさ君)
わかりました。暫時休憩をいたします。(午前11時17分)
議長(金崎ひさ君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前11時35分)
町長(山梨崇仁君)
長塚議員を初め、大変お時間をいただきまして失礼いたしました。議事録の確認が終わりまして、近藤昇一議員のときに私からそういった旨の発言があることを確認いたしました。趣旨について御説明させていただきますと、町の魅力の発信として教育、福祉に今、力を入れていくべきだといった中でですね、私は現状ではそこに優先順位は高く置くことはできない。町にいかに長く住んでもらえるかを考えていきたいというふうに答弁をしたもので、趣旨は若干違ってはいますけれども、明確に答弁はしておりますので、大変失礼をいたしました。
なお、長塚議員の御質問にお答えさせていただきます。確かに本年度、また来年度も引き続き子育てをテーマにやっていきたいと言われている中で、では教育、福祉については置いておくべきなのかと言われれば、それは全くそういうわけではございませんで、町として今、力を入れなければいけないこと、それが魅力の発信という意味ではなくて、町の施策として補完をしていくという意味では、子育てという中には未就学児、それから教育、それからその家庭環境までも踏み込んで行政は施策を打っていくべきと考えておりますので、しっかり力を入れていきたい分野だというふうに思います。大変失礼しました。
2番(長塚かおる君)
ありがとうございます。そうしましたら、そうですね、子育てというのは大きくくくって、これからも、来年度も考えていっていただきたいと思います。
次に、待機児童解消策として、昨日までも何度もお答えをいただいていますので、簡単にいきたいと思いますが。26年度跡地の建設の解体…建物の解体に26年度、国の補助金を充てるということですが、それ以外に町費として26年度どのようなことをやっていき、大まかにやっていきたいというお考えあるでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
現状では、現在ある認可保育園、特に町立保育園を主軸に、待機児童解消のための一時的な増員を図れないか、施策を思案をしているところです。それによる一定の待機児童の解消、少数でありますけれども図ってまいりたいということと、また町内の保育園に入れない方々がですね、町外もしくは無認可の保育園に、もしくは幼稚園に行かれる方もいらっしゃると思いますけども、そういった方々に経済的な御負担を少しでも補助することができないか、そういった制度づくりに向けて現在検討を進めております。
2番(長塚かおる君)
保育園の募集時期というのが12月なんですが、幼稚園というのは10月に受け付け、10月1日にされるんですね。保育園に入れない方が幼稚園に入るという場合は、あきがあれば入れていただけるという形、もしくは10月に両方併用するような形で、待機をするというか、しているという方もいらっしゃるそうです。ここのところで、これから総合的な子ども園などを考えていく中で、保育園とこの幼稚園の募集時期というものを大体同じにしたほうが私は都合がいいのではないかなと思うんですが、このあたりというのは町として、行政として何か介入することもできるんですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
大変申しわけございません。省庁の関係で、文科省と厚労省の関係の取り扱いがございますと思うんですね。ちょっと私もその辺はわかりませんので、調べさせてください。
2番(長塚かおる君)
27年度に向けての総合的な子ども園などの考え方というのは、まだ国のほうもまとまってはいないと思いますが、これからいろいろと町のほうもいろいろ決めていかなければいけないのかなと思います。本当に保育園だけではなく、幼稚園も今、延長保育などをやっていますので、その辺の連携を考えていっていただきたいと思います。
次に、南郷公園の駐車場ですけれども、私も駅伝…駅伝ではないな。マラソン大会などで駐車場を、第2駐車場を使わせていただいているんですが、第2駐車場を南郷中学の文化祭や体育祭としてマラソン大会という特別なときに使うということは、そちらを使うのはいいんですけれども、第1駐車場のほうをやはりそういう方たちが入ると、テニスをやっている方たちが入れないという苦情を受けたりとかしたこともあるんですね。この辺は南郷公園の駐車場で、やはり大きな大会など、サッカーなどある場合は、乗り合いで皆さん来ているという、そういったことを対策として利用する方たちもしていると思うんですけれども、テニスを…私もテニスをやっていたときというのは、テニスというのは1面に対して2人以上いるわけで、別々の車でみんな行くというか、1面に対して本当に車何台分という形で土・日なんかは利用しているのが現状だと思うんですが、そのあたりの大きな大会や何かあったときに、お願いをするとか、そういった行政側からの何かアプローチというのは今までなかったでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
御指摘のようにですね、2つの駐車場がありまして、第2駐車場は必要に応じて開けております。また、そういうスポーツ大会等があるときには、事前に開けております。ただ、御指摘の部分、テニスコートの利用者の方は1台で1人ないし2人で乗って来られる方が多い。ほかのスポーツイベントの場合には1台で2人以上とか、三、四人で乗って来てくださる方が多いという傾向が見られるというように思っております。そういうことによって、場合によっては大きなそういうスポーツイベントは、台数制限をかけさせていただく。もしくは、さらに若干数ですが、第1駐車場の奥の部分に役員用に日ごろ駐車場としては使わないところに、臨時に数台ですが置いていだたくとか、場合によっては第2駐車場のところは88台でしたか。しかし、これも一つの大会、例えば運動会というようなものが開かれる場合には、白線にこだわらずにとめていただく専用の当日だけの専用化していただくというようなこともやったりしておりますので、そういう範囲の中で上手に使っていただきたいというように思っております。できればテニスコート利用者の方は1台に1人とか2人ではなくて、隣近所でお住まいの状況であれば、1台に3人とか4人で乗って来てくださるとありがたいなというようには考えております。
2番(長塚かおる君)
ありがとうございます。あそこの南郷公園でのイベントなどをやるときは、結構すごい行列で、南郷中学のほうから行列を、坂に並んでしまうという傾向も何度か見受けられました。バスが通っているときなどは、バスのUターンするところが狭くなってしまったりして大変なことになるというところもあると思うんですけれども、そのあたりの何か臨機応変というか、ちょっと周知、きょうは何があるのでみたいなことをちょっとこちらからアプローチしてもいいのか、もう少ししてもいいのかなという時期も、ときもあると思うので、そのあたりをこれからもまたちょっと調整をしていただきたいと思います。
次に、最後の項目ですが、前消防長のことについて、10月の一般質問の内容などの答弁を確認させていただきたいと思います。まず、勧奨退職制度というのが町長がおっしゃっているように肩たたきというか、町長の判断でやめていただくというようなことがメーンではあると思うんですけれども、葉山町の制度としては、職員が一定の勤務年数にいっていれば、これからの計画的な人生設計を立てる上でのこの制度を使う権利というものを持っていることがあるということは、町長として御存じですよね。
町長(山梨崇仁君)
そのような内容の要綱になっていると認識をしております。
2番(長塚かおる君)
きのうの町長の答弁で、4月に昇格した部長が町長の進める勧奨退職制度を使って退職したいということが理解できない。でも、やめないでほしいというアクションを起こしたというふうに答弁していらっしゃったと思うんですけれども、町長としてこの、前消防長がやはり最後まで退職、60満期までですか、本当に勤めてほしかったという思いは今でもあるわけですよね。今でもというか、そのときに思っていた。
町長(山梨崇仁君)
今でもといいますか、退職されてしまっていますので、退職前、私からお話をさせていただいた中では、それこそ期待を込めて消防長になっていただいた方ですので、引き続きともに仕事をさせてほしいということはかねがね申し上げてまいりました。
2番(長塚かおる君)
そして、9月5日に提出された退職届を9日付で受領したということをおっしゃっていて、上妻部長は前消防長の退職を10日の部長会議の席で知られたということを10月に答弁されていたわけですけれども、そうするときのう、前消防長に会って説得しきれずにというお話があったんですが、5日から9日の間に説得に行かれた総務課の職員がいらっしゃったというふうにとれた御発言だったんですけれども、そういう中で、部長以下の職員の方が持ち帰ってきて、これは本当は消防長の退職届というのは部長が一応受理するという…受理というか、収受するという文書が載っていましたが、これ部長を通さずに町長に直接渡したということでよろしいですか。退職届。
町長(山梨崇仁君)
ちょっと記憶の中なので、確かではないかもしれませんけども、私が預かって、それを総務部長のほうで決裁に回したというふうに記憶…だと思います。
2番(長塚かおる君)
ちょっとあれなのですが、ここはじゃあそれ以上は突っ込みませんが。そうしますと、5日から9日の間に受領するまでの間に、退職届を受領するまでの間に退職届と勧奨退職申請書というものを両方多分町長はお持ちになって…きのうのお話の続きでいくとお持ちになっていたわけですけれども、さっきおっしゃっていたように、本当にやめてほしくなかったら、勧奨退職だったら3月31日まで働いていただけるところだったので、その3月31日まで働いてもらえれば、次の消防長を任命するとか、そういういろいろな9月に台風があったりとか、あったと思うんですが、そういうことを心配することなく、何とかそれまでにまた説得をするという期間が長くなったと思うんですが、その辺の選択というのは全然考えられなかったんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
いや、むしろ私はそういう考えもございましたけれども、何も3月まで引っ張るつもりでは全くございませんで、御本人との話し合いの中で、期限についても議論した記憶はございます。個別の話なので、そこは触れませんけれども。御本人が結果的には退職届を出されて、それを受理してほしいというふうに話がまとまった…話を受けたので、それは私は断腸の思いで受け取ったというところでございます。
2番(長塚かおる君)
では、勧奨退職申請書が提出されたのは7月31日。それで、その間に9月5日の退職願が提出されるまでに、きのうは協議を何度かなさったというお話があったんですけれども、9月5日の提出される直前の協議はいつなさいましたか。
町長(山梨崇仁君)
申しわけありません。日にちでは覚えてはおりませんけども、8月末だったか9月初旬だったというふうに記憶しています。
2番(長塚かおる君)
そうしましたら、この勧奨退職申請書というものは、きのう部長がパソコンから出すこともできる。そして総務課から手渡しをすることもできるというような内容のお話をいただいたと思うんですが、前消防長、小山消防長はこの勧奨退職申請書というのを、私は御本人から、職員から受け取ったというふうに伺っているんですが、これは小山消防長がおっしゃっていたんですが、それはどなたが渡したかというのは町長は御存じですか。
町長(山梨崇仁君)
昨日部長から答弁ありましたとおりに、どの職員も目にすることができますし、総務課に行けばその書類は恐らくストックもされていますので、だれがどのように手に入れたかについては定かではありませんが、少なくとも私が受け取ったことについては間違いないということだけは改めて申し上げたいと思います。
2番(長塚かおる君)
では、退職届を受け取った後に、弁護士さんに勧奨の申請書というのを書類を預けられたということでしたけれども、公文書を役所に保管しないで弁護士さんに、なぜ預けることになったんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
現職の職員のものであればですね、総務課のほうで管理をすべきとは思いますし、私が持つべきではないと…私が持つことも、御本人がいる前であれば可能ですけれども、現状退職をされてしまった中では、私は職員のものではないものを持っているということになりますので、それについては今後の対応も踏まえて適正な保管をするには、私でも総務課でもなく、外部で保管すべきというふうに考えて、弁護士に相談をして保管をしてもらいました。
2番(長塚かおる君)
そうしましたら、弁護士さんが持っていた原本ですね。原本があって、今回、前消防長のほうからコピーをお送りくださいということであったんですけれども、その原本をやはりやめた方、それを収受してないと町長がきのうおっしゃっていた…おっしゃっていたと思うんですけれども、そういった書類を手元にというか、弁護士さんというか、持ってなきゃいけない何か理由はあったんですか。本人に返すという手段はなかったんですか。
町長(山梨崇仁君)
そうですね、きのうもその点は少し私も申し上げたつもりなんですが、本来であれば私としては御本人にそれを返してですね、退職願、残念ながら受理するということを伝えてお返しをしたかったんですけれども、御本人から、もう役場には来ないで、会うことはしないというふうに言ったというふうにお聞きしましたので、であれば、私としては送り返す手段もあったんですけれども、現状そういうことはしませんでした。その中で保管をしてしまったためにですね、今後の対応を考えていくと、弁護士さんに一たん保管をしていただいたほうがいいんじゃないかというふうに考えた次第でございます。なお、現状ですね、その収受印を押さずに、まさに私としてはそれは正式な要綱にのっとった受理という形にはまだ至ってないという認識をしておりましたもので、御本人との話し合いの中でですね、それを弁護士さんに持ってもらったということは、今では決して間違ってなかったことだというふうに思っております。
2番(長塚かおる君)
今の受理というお話があったので、ちょっとお尋ねしたいんですが。10月の答弁で、今、小山元総務課長、今、教育部長になられてますが。ちょっとお尋ねしたいんですけれども、受理はしていないということをおっしゃっていたんですけれども、そのときの受理をしてないというのは、書類を受け取っていない。それとも、その書類を受け取ったけれども承認してないという意味、どのような意味でお使いになったのか、ちょっと御答弁いただけますか。
教育部部長(小山誠君)
前回の定例会の際にですね、答弁させていただいた内容につきましては、受理してないということで申し上げたところでございますが、今、長塚議員が言われるように、受け取っていないという意味合いで受理してないという表現をさせていただいております。
2番(長塚かおる君)
では、町長に今度伺います。きのうの答弁で、受け取った、受理した、正式に受理したとか、収受印が押された決裁が回るのが正式な受理とおっしゃっていましたが、これは本当に収受印が押された決裁が回るときが正式な受理ということで間違いないですか。
町長(山梨崇仁君)
いろいろと憶測をされているようなので、明確に申し上げたいんですけれども、確かに収受印を押されてこそ行政文書としての受理であることは間違いないというふうに思います。それは私が受け取った段階で、じゃあ受理かどうかと言われれば、書類を受け取って、これをじゃあ収受印を押します、受理しますよというふうにしてですね、決裁を回した段階でそれは受理されるものと考えておりまして、昨日でも申し上げましたけれども、その書類を前にして私は引き続き御本人には思いとどまってほしい旨の話をずっと続けておりました。ですから「預かり」という表現をしたわけですけれども、御本人にもこれについてはしかるべき時期を見て、本人がいないので余りとやかく言いませんけれども、時期についても話し合いをしてですね、そのころまで話し合いをさせてくれということは続けておりましたし、そのときに来たときに公表をしてですね、制度にのせるものだというふうに理解をしているということは、話し合いを行っておりました。
2番(長塚かおる君)
この「受理」という言葉がすごくあいまいというか、どういったものなのかなというので、私もちょっといろいろ調べてみたんですけれども、10月の答弁で横山すみ子議員の回答で、総務部長がたしか6級以下の者に関しては総務課長に提出ということで、7、8級につきましては総務部長に提出と、書類を提出と…提出ということになってございますので、その提出をもって受理と申請の受理という形になろうかと思いますと、総務部長はそうおっしゃったんですね。で、いろいろ調べてきましたら、行政手続法という何か法律というか、法があるのを見つけてきたんですけれども、そこに「受理」という言葉は使われていませんでした。この行政手続法の中には受理という概念がないということなんです。行政では、提出…届け出行為は形式的な要件を満たしていれば、内容的なものですね、手続の上の義理を…義務を履行したものとされるので、ですから届け出が出された段階で、これは受理という、町長がおっしゃったように受理ということになるということが行政手続法に書いてあったんですけれども、町長これは、この書いてあることが間違っているんですか。
町長(山梨崇仁君)
その法律にのっとっていることは…載っていることは、その法律の内容のとおりだというふうに思いますので、間違っているとは思いません。
2番(長塚かおる君)
そうしますと、多分10月の答弁で、上妻部長がおっしゃっていたことと、この行政手続法という内容は同じだと思うんですけれども、多分、退職届にしても多分部長は10日にしたということは、私のじゃあこれは憶測として申し上げさせていただきますけれども、退職届を一応取り下げるように説得に行った方がいた、職員が。でも、それでも納得しないで、持ち帰ってきて、部長に通さずに町長に渡された。それでそれから受領になったわけですけれども、何か私はちゃんと町長が職員の縦社会と横の連携とよくおっしゃっていたと思うんですけれども、総務課の中というのは、部長と町長の間に、もっとその間の何か人…何かそれが部長を通さなくてもいいような組織があったのかなという、何か私はちょっと不思議に思うところがあります。
それで、そうですね、私は町長の発言がそうだか、何かちょっと幾つも矛盾を感じているんですけれども、やめてほしくなかった本当の意向を尊重したいとおっしゃったりとか、あと承認するかしないか、私のほうに任されているとおっしゃったり、自分が主導権を握ることもできる。でも、相手がやめるというんだから、それ以上は言えないといったり、何か本当にやめてほしくなかったら、もっと自分の意志を貫き通せばいいのになというところが、何かよくわからないんですね。それで、10月の答弁では勧奨退職申請書というものを、中の話を受理した、しないという話の中では、これは出ていないという前提で職員の皆さんがお話しになっていたというニュアンスに私はとれているんですけれども、今、12月の段階では、このコピーが出てきたということで、もう受理されて…受理というか、協議中だったという話に何かすり変わっちゃったのかなというものが出てきたのは、何か言うことが違ったのかなという思いで、何かちょっとこれは議会の中の立場として、ちょっと何か納得がいかないというか、ものがすごくあります。
それから、勧奨の取り扱いについて、また今の職員組合などの機関誌で、いろいろと何か書かれているのは町長も御存じだと思うんですけれども、職員がやはり何か不安を皆さん抱えているというこの状態というのは、何か住民に対してのサービスという上で、中がまとまっていないのに、サービスを向上させようというのは、すごく精神的なもので、すごく皆さんにとっては重いものになっているのではないかと私は心配、懸念をしています。家庭の中でもそうなんですけれども、夫婦間、それから親子間というものの何か溝はあると、外に行くと子供の場合は何かすごく人に八つ当たりしちゃったりとか、そういうことを何か反響で友達とけんかをしてしまったりとか、そういうことがあったりもする中で、やはり何かもっと行政間というか、職員間の本当にきずなという文字をどう町長がこれからまた崩さないでというか、もっと強くしていくために、今の状態を自分は何もしてない、悪いことは…悪いことというか、自分は正当な、真っ当なことをやてきたと言っても、それをやはりみんなが不思議に思うというか、自分…みんなが納得してないということが、やはり何かを変えないことには、職員は町長のことを信頼できなくなってしまうんじゃないかなって思うんですね。その辺をやはりこれからちょっといろいろやはり皆さん、町長一人で考えずに、部長さんの皆さんや私とよく話し合っていただきたいなというのが私の思いです。
今回、次、最後に人事のことなんですけれども、消防長が10月17日付で就任されて、教育部長が12月になってしまいました。ここの人事が後手後手になってしまったわけですけれども、この辺は10月にできなかったということなんですけれども、やはり同時に変えていくべきではなかったかなと思うんですね。この今回の異動で消防長の空席を埋めて、教育長、教育部長がついて、それから総務課長があいたところへ総務課長が入った。高階さんのいらした部署が今1人減になっているわけですよね。で、その空席を埋めることでなくて、12月に、ほかの部署が異動を伴わない3人の職員の昇格がされたというものが回ってきましたけれども、12月という時期、いつやってもいいのかもしれませんが、この何か12月の時期にやらなければいけなかった事情というのがあるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
この12月の時期に人事管理上必要な昇格人事だというふうに判断をして、公表させていただきました。
2番(長塚かおる君)
これ、昇格することで皆さん、時間外手当とかそういったことでの減とか何かがあるんではないかなと思うんですけれども、わかりました。じゃあ昇給昇格は町長の采配なので、これ以上言うつもりはないんですけれども、この昇給などの人事評価に基づいて、この昇給昇格というものがなされると思うんですけれども、今行われている人事評価の一定の基準というものの中で、全員が一律の評価基準として規律性、責任感、積極性、協調性、住民対応などのレベル、これをレベルでとっていくものが一つあるというのをお聞きしました。この中で規律性、法令、条例、規則その他の職場のルールを守っているかどうかという判断、そして協調性、関係者全員で協力の、協力して行動をとっていく、他部署との連携を図っているかどうか。そういった評価基準というものがあるということですが、申しわけないんですけれども、私、今、町長にこれをつけるとしたら、Cの「問題のある行動が見られる」でつけたくなったんですね。やはり何か、これから庁舎全体の職員皆さんの人事評価をやるに当たって、やはり町長は責任者として、やはりそれをこの人事評価を最終的にはしなければならない責任のある立場として自分の行動を自分だけの判断ではなく、やはり周りとの協調性をもって判断をしていくという柔軟性を持っていただきたいと思います。
ちょっと時間が余ってしまいましたが、私の答弁はこれで最後にさせていただきますが…質問をこれで最後にさせていただきますが、町長に意味はわからないかもしれませんが、論語を1つ。「子曰く、君子は重からざれば則ち威あらず、学べば則ち固ならず。忠信を主とし、おのれにしかざる者を友とするなかれ。過てば則ち改むることをはばかることなかれ」この言葉を町長に贈らせていただきたいと思います。以上です。ありがとうございました。
議長(金崎ひさ君)
これにて2番長塚かおる議員の一般質問を終わります。以上で一般質問を終結いたします。
議長(金崎ひさ君)
本日の日程はすべて終了いたしました。あすからは12月12日までの6日間、委員会等開催のため休会とし、来る12月13日、午後2時再開といたします。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。(午後0時08分)
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更新日:2018年01月31日