葉山町議会 平成25年9月4日

招集年月日

平成25年9月4日(水曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前10時00分

散会

午前11時23分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 鈴木道子 出席
第2番 長塚かおる 出席
第3番 待寺真司 出席
第4番 守屋亘弘 出席
第5番 田中孝男 出席
第6番 中村文彦 出席
第7番 畑中由喜子 出席
第8番 土佐洋子 出席
第9番 荒井直彦 出席
第10番 笠原俊一 出席
第11番 横山すみ子 出席
第12番 金崎ひさ 出席
第13番 窪田美樹 出席
第14番 近藤昇一 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長  
教育長 豊田茂紀
総務部部長 上妻良章
保健福祉部部長 稲山孝之
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 高梨勝
消防長 小山正彦
総務課課長 小山誠

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 山本孝幸
次長 廣瀬英之
主事 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第3番 待寺真司
第4番 守屋亘弘

議事日程

第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 取下げ第25-1号 陳情第25-3号「私立幼稚園就園奨励費に関する陳情」の取下げについて
第6 取下げ第25-2号 陳情第25-4号「手入れが不十分な公園の整備と遊具の充実に関する陳情」の取下げについて
第7 議案第11号 平成25年度葉山町一般会計補正予算(第5号)
第8 議案第12号 平成25年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第9 議案第13号 平成25年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第10 議案第14号 平成25年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)
第11 議案第15号 平成25年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第12 議案第16号 決算の認定について(平成24年度葉山町一般会計歳入歳出決算)
第13 議案第17号 決算の認定について(平成24年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)
第14 議案第18号 決算の認定について(平成24年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)
第15 議案第19号 決算の認定について(平成24年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)
第16 議案第20号 決算の認定について(平成24年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)
第17 議案第21号 葉山町総合計画策定条例
第18 議案第22号 葉山町諸収入金に対する延滞金徴収条例等の一部を改正する条例
第19 報告第4号 健全化判断比率の報告について
第20 報告第5号 資金不足比率の報告について
第21 報告第6号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)

議事の経過

議長(金崎ひさ君)

おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、ただいまから平成25年葉山町議会第3回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(金崎ひさ君)

日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る8月30日、議会運営委員会を開きまして、会期は本日から10月7日までの34日間と決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から10月7日までの34日間と決定いたします。

議長(金崎ひさ君)

日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において指名いたします。3番待寺真司議員、4番守屋亘弘議員のお2人にお願いいたします。

議長(金崎ひさ君)

日程第3、議長から「諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました陳情は、お手元に配付した文書表のとおりですので、それぞれ所管の委員会に付託いたします。審査結果等については、後日報告願います。

議長(金崎ひさ君)

日程第4、町長の「行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。

町長(山梨崇仁君)

おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告をさせていただきます。
まず、民間保育所設置に関する進捗状況について御報告させていただきます。町内の堀内にございます旧大蔵省印刷局葉山保養所森戸荘跡地につきましては、閉鎖後、長期間にわたって利用されない状態が続いておりましたが、この夏、未利用の国有地を保育所整備の用地として積極的に活用するよう、待機児童解消加速化プランが発表され、保育所に限っての賃貸借利用が可能となりました。町といたしましては、待機児童解消のための保育所設置は緊急の課題であり、土地の確保も課題となっていたことから、積極的に国へ働きかけを行い、利用させていただける要望をしているところであります。今後は、承諾をいただき次第、事業者の公募などの準備を迅速に進め、平成26年度中の民間保育所開設を目指して取り組んでまいります。
次に、元再任用職員が葉山町を被告として提起している訴訟について御報告させていただきます。本件につきましては、本年4月23日に横浜地方裁判所で判決が出されましたことを第1回臨時会におきまして御報告させていただきましたが、5月7日付で原告から東京高等裁判所に控訴状が提出され、6月26日に本町に送達されました。本件控訴は、原判決が不当であると主張しているものでありますが、本町といたしましては、原告の主張には理由がないため、引き続き代理人を立て応訴の手続をとっており、あす9月5日に東京高等裁判所において第1回口頭弁論が行われることとなっております。
続きまして、第2回定例会におきまして議員各位からいただきました提言・要望等、合計82件につきましては、既に対応させていただいたものが5件、現在対応中のものが53件、その他が24件となっております。なお、質問項目ごとの対応状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。
次に、工事関係についてですが、1件1,000万円以上5,000万円未満の契約につきましては、配付させていただきました資料を御確認ください。
最後に、大変残念なことであります。夏休み期間中の8月9日、三浦市城ヶ島で小学校3年生の男の子と、同17日、三重県紀北町で小学校2年生の男の子の葉山町に住む2人の尊い命が痛ましい水の事故により失われてしまいました。子供たちの元気な姿は、我々の心にも町にも活力を与えてくれるものであります。今後このような事故が起こらないよう、児童・生徒への指導と家族への呼びかけをさらに工夫してまいります。改めて、亡くなられたお2人と御家族に謹んで哀悼の意を表しますとともに、心より御冥福をお祈り申し上げます。
以上、行政報告といたします。ありがとうございました。

議長(金崎ひさ君)

以上で町長の行政報告を終わります。

議長(金崎ひさ君)

日程第5「取下げ第25-1号陳情第25-3号「私立幼稚園就園奨励費に関する陳情」の取下げについて」、日程第6「取下げ第25-2号陳情第25-4号「手入れが不十分な公園の整備と遊具の充実に関する陳情」の取下げについて」の2件を一括議題といたします。
お諮りいたします。陳情第25-3号及び陳情第25-4号については、お手元に配付してあります取下げ第25-1号及び取下げ第25-2号のとおり、陳情者から取り下げたいとの申し出がありますので、これを許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、陳情第25-3号及び陳情第25-4号の2件の陳情の取り下げについては、許可することに決定いたしました。

議長(金崎ひさ君)

日程第7「議案第11号平成25年度葉山町一般会計補正予算(第5号)」、日程第8「議案第12号平成25年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」、日程第9「議案第13号平成25年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」、日程第10「議案第14号平成25年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)」、日程第11「議案第15号平成25年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第1号)」の5件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

それでは、初めに議案第11号平成25年度葉山町一般会計補正予算(第5号)につきまして御説明申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,458万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を91億7,945万8,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の6ページ並びに別冊の補正予算に関する付属説明書の11ページから順次御説明申し上げます。歳入、第9款地方特例交付金につきましては、減収補てん特例交付金の額の確定に伴い、当初予算との差額を減額補正させていただくものでございます。第10款地方交付税の普通交付税につきましては、基準財政需要額の保健衛生費が子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の一般財源化などにより、高齢者保健福祉費が介護給付費負担金や後期高齢者医療給付費負担金の伸びにより、それぞれ増加したこと等に伴い、普通交付税の確定額が当初予算額を上回ったため、更正増させていただくものでございます。第14款国庫支出金の小学校費補助金及び中学校費補助金につきましては、各小・中学校の理科教育振興のための設備等の整備に対して交付されるものでございます。付属説明書12ページ、第15款県支出金の児童福祉費補助金につきましては、子育て支援、児童虐待予防にかかわる人材育成の推進を図る事業に対して、安心こども交付金事業費補助金が交付されることになり、補正をさせていただくものでございます。第19款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成24年度葉山町一般会計歳入歳出決算における剰余金3億8,414万8,000円から当初予算額の2億円を差し引いた1億8,414万8,000円を補正させていただくものでございます。
続きまして、補正予算書の8ページ、付属説明書の14ページ、歳出、第2款総務費の基金積立金は、財政調整基金へ1億2,000万円、公共公益施設整備基金へ1億円を積み立てさせていただくものでございます。情報公開・個人情報保護事業は、個人情報保護審査会に対する諮問案件が発生し、当初予算に計上した開催回数では答申を得ることができないため、増額補正をさせていただくものでございます。過誤納金還付金経費では、税額更正による還付金が当初予算を上回ることから、増額をさせていただくものでございます。第3款民生費の児童相談事業及び子育て支援推進事業は、児童虐待防止対策の強化を目的に、親支援プログラムにかかわる研修講座に職員等を参加させるための経費でございます。付属説明書16ページ、第4款衛生費の老人保健医療事業は、平成24年度老人保健医療費交付金の額の確定に伴う超過交付額の返還金でございます。補正予算書の10ページ、第9款教育費の給食施設運営事業は、一色小学校受水槽改修工事のとりやめに伴う更正減。この件につきましては、多少細部の説明をさせていただきますが、一色小学校給食用受水槽の塩素が薄いということで、改修工事の予算を当初計上させていただきましたが、予算執行前の現地調査をしたところ、給食用受水槽と思っていたものが同校新館用の受水槽であることが判明いたしました。新館用の受水槽はトイレ用であり、使用しており、飲料水としては使用しておりません。したがって、特に改修の必要がないため、更正減とさせていただくものでございます。小学校教育振興運営事業及び中学校教育振興運営事業につきましては、各小・中学校の理科教育振興のための設備等を整備させていただくものでございます。第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、1,125万6,000円を追加し、補正後の額を7,196万3,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第12号平成25年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億681万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ40億7,593万4,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の6ページ並びに付属説明書の18ページから順次御説明申し上げます。歳入、第10款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成24年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算における剰余金2億4,681万4,000円から当初予算額の4,000万円を差し引いた2億681万4,000円を補正させていただくものでございます。
続きまして、補正予算書の8ページ、付属説明書の20ページ、歳出、第3款後期高齢者支援金等の後期高齢者関係事務費拠出金支払事業、第4款前期高齢者納付金等の前期高齢者納付金支払事業及び前期高齢者関係事務費拠出金支払事業につきましては、それぞれ平成25年度の額の確定に伴い、更正増をさせていただくものでございます。第9款基金積立金の国民健康保険事業運営基金積立金事業につきましては、決算剰余金のうち1億4,000万円を積み立てさせていただくものでございます。補正予算書の10ページ、第11款諸支出金の過年度保険料還付金につきましては、還付金及び還付加算金が当初予算を上回ったため、増額をさせていただくものでございます。第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、6,384万1,000円を追加し、補正後の額を8,125万2,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第13号平成25年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,740万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を8億2,541万3,000円とさせていただくものでございます。
補正予算書の6ページ、付属説明書の22ページ、歳入、第4款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成24年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算における剰余金4,740万6,000円から当初予算額の2,000万を差し引いた2,740万6,000円を補正させていただくものでございます。
歳出、第4款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、2,740万6,000円を追加し、補正後の額を2,840万6,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第14号平成25年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,554万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を25億1,989万4,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の6ページ、付属説明書の24ページから順次御説明申し上げます。歳入、第8款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成24年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算における剰余金4,754万2,000円から当初予算額の200万円を差し引きました4,554万2,000円を補正させていただくものでございます。
続きまして、付属説明書の26ページ、歳出、第5款基金積立金の介護保険給付費支払基金積立金は、決算剰余金のうち3,000万円を積み立てさせていただくものでございます。第7款諸支出金の国・県支出金等返還金は、平成24年度地域支援事業費の額の確定に伴う精算返還金でございます。第8款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、1,179万7,000円を追加し、補正後の額を1,379万7,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第15号平成25年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,152万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を12億3,308万3,000円とさせていただくものでございます。
補正予算書の6ページ、付属説明書の26ページでございます。歳入、第5款繰越金の前年度剰余金は、平成24年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算における剰余金2,652万9,000円から、当初予算額の1,500万円を差し引いた1,152万9,000円を補正させていただくものでございます。
歳出、第4款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、1,152万9,000円を追加し、補正後の額を1,452万9,000円とさせていただくものでございます。
以上、補正予算5件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。

議長(金崎ひさ君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。最初に、議案第11号について質疑を行います。
ございませんか。

4番(守屋亘弘君)

地方交付税について教えてください。この一般会計補正予算の説明書、付属説明書の11ページに、地方交付税の交付決定額、これは普通交付税ということなんですけれども、約4億8,000万だと。それで、平成24年度の額ですと4億9,600万強となっていますけれども、前年度と比較すると1,600万はマイナスになるよという解釈でよろしいでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

普通交付税につきましては、年度の末に最終的な調整がございます。昨年度もたしかこの時点では4億8,790万ほどのたしか決定額であったと思います。最終的に…したがいまして最終的、来年の3月に、またもう少し調整があるかどうか、決定はできませんけれども、現時点におきましては今、守屋議員がおっしゃったとおりでございます。

4番(守屋亘弘君)

そうすると、4億8,000万で決定だとすると、特別交付税が前年度並み、まあ4,000万程度と考えるということで、地方交付税が5億2,000万になってるよと。24年度と比べたら、やっぱり総額では1,600万減になると、そういうことになろうかと思いますが、どうなんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

現時点ではおっしゃるとおりでございます。

議長(金崎ひさ君)

ほかに御質疑ございませんか。

11番(横山すみ子君)

基金積立金についてお尋ねをいたします。公共公益施設整備基金積立金に年度途中で1億積み増しをされたということについては、大変評価をさせていただきますけれども、これからのこの基金の見通しとして、町長はどのような積み方といいますか、額ややり方について構想をお持ちの中で今回積み増しをされたのか、お伺いをいたします。

町長(山梨崇仁君)

失礼しました。横山議員からもいろいろと御質問いただいた中でですね、我々も同じように公共施設の整備についてしっかり取り組むべきだという考えを持っているところでありまして、目下、白書の製作について取り組んでいるんですが、いまだまだ明確な数字においてお示しすることができておらず、大変遅くなって申しわけないと思っております。ただ、気持ちの中で今回こういった繰越金が出る中ではですね、確実にこのくらいの金額については来年度以降必要なものとしてとらえていかなければいけないんだといった覚悟を持って今回計上させていただいておりますので、また今回この金額、1億円という額がですね、どのぐらい有効なものなのか、もしくは全くこれでは足りないものなのかというものについて、なるべく早期にはっきりさせたものをお示ししながら、来年度の当初予算に向けてもまた議論をしっかりと詰めていきたいというふうには思っております。

11番(横山すみ子君)

公共公益施設に関しては、将来の修繕や建てかえだけではなくて、町の中でどのような存在であるべきかという議論まで含めると、これは年数が必要だというのは大変理解をいたしますけれども、次の総合計画の中でこの問題についてもとらえていくという視点をお持ちかどうかについて伺います。金額からちょっと離れますけれども、将来大変大きなお金を必要とするところで、第一歩を踏み出していただいたなと評価をいたしておりますが、これからについて、総合計画との絡みはいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

非常に進捗の、同時並行をとらなければいけないものだと思っておりまして、難しい回答になるかというふうには思います。必ず町の施設につきましては、総合計画にのっとってその整備を考えていかなければいけないと思いますが、ただ、町の整備そのものについて、平成27年4月までにこういったものというふうにお示ししきれるかどうかというものは、私も正直、不安がございます。総合計画の中にそういった旨を盛り込みつつ、整備に伴ってはやはり町民の皆さんもしっかりと入れてですね、議員の皆様、それぞれ関係する職員の声もとりながら、町にとって必要な施設のあるべき姿というものをしっかりと議論をして固めていくことというふうに考えていきたいと思っております。期限としまして、27年4月がどうかと言われると、正直私の中では、そこまでにまとめ切るものというのは、それほどまだまだ多く見えてこないんじゃないか。まずは現状ある施設について、維持、メンテナンス、そこについてはっきりとさせていくことが取り急ぎ目下できることではないかというふうに考えております。

14番(近藤昇一君)

関連なんですけどね、前、これ、毎年繰越金が出るたんびに聞いてると思うんですけども、相変わらず財政調整基金、これについては8億6,800万。私ども財政調整基金については、財政の大きな変動があった場合に対応できる金額は確保しておかなければならないというふうに話は伺ってきました。しかし、8億6,000万というのが果たして財政の大きな変動、ここまでの変動が果たしてあるものかどうかという問題ですね。で、今、同僚議員も質問しましたけども、公共公益施設整備基金、これについて27年度にも間に合いそうもないとなると、果たして何のためにお金をためてるのかというのがね、明確でなくなるんですよ。基本は町民のこれ、税金ですから。基本としては町民から預かった税金については、一日も早く町民に還元していくというのが基本ですよね。そういう中で必要な基金というのは基金としてためる。そのためる基金についても、一定の根拠が必要だと私は思うんですけども。その根拠については、やはり今のところ非常に明確でないと思ってるんですよ。その点、27年度にも間に合いそうもないというのは、ちょっと私、不安なんですけどね。いつまでも町民に対しては、基金の根拠について明確に示すことができないというのが。いかがなものでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

多少誤解されている点もあるかと思いますので、もう一度御説明させていただきたいと思いますが。今、私がお答えさせていただいたことにつきましては、例えば人口の統計上ですね、やはり人口は減少していくというものが今の、科学的な根拠にのっとっては出ている状況がございます。これに我々がどのように政策的な動きを重ねて人口をふやすような努力をしていくかといったところが目下の最大の課題ではありますけれども、そのような中で、仮に人口が減ってしまう場合、現状の施設の数が多いのか、もしくはそれでは少ないのかといった話については、今回私たちがまず第一に定めている施設の整備や補修について、長寿命化を図っていこうといった動きについては、ちょっと別の次元の問題だというふうに私はとらえております。その点につきましては、27年の4月に総合計画までに間に合わせるかと言えば、正直難しいのではないかというお答えをさせていただきました。ただ、現状、私の中では、私も専門家ではないので詳しくはわかりかねますけども、今ある施設について必要なものというふうにとらえているものを整備していくだけでも、かなりの金額が投じなければならないというふうに思っておりますので、それについては間違いなく27年4月を目途にですね…失礼、今回の公共公益施設整備の基金のほうに、しっかりとした根拠にのっとったものを積み上げていくべきだというふうに思っております。それがはっきりし次第ですね、今回随時これまで5億円、5億円というふうに最低限確保したいと申し上げてきましたけれども、それを超える金額につきましてどこまで積みかえるかといったものをはっきりとお示しをしていければというふうに思っております。

14番(近藤昇一君)

やはりね、その根拠というのは、やっぱり明確に示した上での私は基金だと考えておりますので、いろいろ事情はありましょうけども、一日も早くそのしっかりした…しっかりとした根拠を示せるようにお願いしたいと思います。引き続きでよろしいですか。

議長(金崎ひさ君)

はい、どうぞ。

14番(近藤昇一君)

今回、個人情報保護審査会、諮問案件が発生したと。なかなかこういうのは出てこないものなんですけれども、1件の案件で3回の開催が必要だったということでよろしいでしょうか。その内容の概略ですか。どのような不服申し立てがあったのか、伺えればと思ってます。

総務部部長(上妻良章君)

今回の案件でございますけれども、不服と申しますか、県のほうからですね、介護保険制度、介護保険の情報をですね、県が医療機関、これの指導するための必要資料として提供願えないかというお話がございました。その提供に関しまして、それが条例におきます目的内使用に当たるのか、あるいは目的外使用に当たるか、本人同意の必要性等につきまして、もう少し近隣の情報でありますとか、委員さん御自身の勉強の時間も必要であるということで、今後3回分、お願いをしておるというところでございます。

14番(近藤昇一君)

それで結論は出たということでよろしいんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

今後の引き続きまだ今回の補正でお願いするために、3回ほど、それに対する会議が必要…審査会が必要であるということでございますので、まだ現在結論は出てございません。

議長(金崎ひさ君)

ほかに御質疑はございませんか。

8番(土佐洋子君)

児童相談事業のことで伺います。職員を研修に参加させるということですけども、何人ぐらいの職員が何回ぐらい研修に参加することができるんでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

職員の対象としましては、子ども育成課、それから保育園、それと子育て支援センターと、実研修には約2名を予定をしております。

8番(土佐洋子君)

先ほどの質問の中に何人が何回ぐらいって伺ったんですけども、その回数での1回なのか、それ、何日間かある研修なのでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

件数にはですね、各研修講座がございますが、研修期間としては3日間を研修期間を設けております。

14番(近藤昇一君)

恐れ入ります。小学校及び中学校の教育振興費ですか、設備等の充実を図るという、具体的な計画とか何かあるんですか。あるいは、学校に渡して、適当に使ってくださいという形なのか。

教育部部長(高梨勝君)

これにつきましては、理科教材で実験を主に行うものの備品の購入に充てるということになっております。一定の補助の対象というものがございますが、理科教材について購入をするというのが今回の補助対象のものでございます。

14番(近藤昇一君)

これは消耗品じゃないわけですね。設備等ですから。具体的に理科の実験でやるならば、こういったものが該当しますよという、主立ったものを挙げていただけたらと思うんですけどね。何でもいいよということなんでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

ここでは整備と書いてあるんですが、主に備品です。顕微鏡とか電圧の実験に使うものとか、そういった備品類、施設じゃなくて備品類が今回の主なもので、葉山町は買うということで行っております。理科の実験に実際使うような器具…器具、備品ですね。消耗品じゃなくて備品を購入させていただくようになっております。

14番(近藤昇一君)

それ、各学校からも要求みたいに出てくるわけですか。たまたま今回の場合には補助金がね、教育費の国庫補助が出ているから、それにプラス一般財源加えてやっているんですけど、学校のほうからこういうのが必要なんだよ、こういう備品がどうしても必要なんだよという形で要求が出てきた結果としてこういう形になってるのかね。それとも国がお金あげるよと言ったから、一般会計へプラスして、まあ適当に使ってよという形なのかね。

教育部部長(高梨勝君)

各校それぞれ使いたいというものが違いますので、学校の要求で、1校おおむね50万円内で上げていただいたものに対して、県に申請して、それが決定いたしましたので、この補正を計上させていただいております。ですから、買う品物については、各校からの要望という形です。

14番(近藤昇一君)

そうすると、資料要求すれば、そういった各学校からの要求というのは出てくるということでよろしいですか。

教育部部長(高梨勝君)

今、何を買いたいということの備品の一覧表については、お出しはできます。

14番(近藤昇一君)

議長、もしよろしければ、お願いしたいと思います。

議長(金崎ひさ君)

資料、よろしくお願いいたします。ほかに御質疑ございませんか。

14番(近藤昇一君)

はい、すいません。先ほど受水槽のとりやめ工事による400万ということで、総務部長のほうから詳しい御説明いただいたんですけれども、各学校の何ていうのかな、いろんな設備の図面、例えば配管図とかね、そういったものの図面というのは、まだ保管されているのかどうか。

教育部部長(高梨勝君)

図面は保管しております。今回につきましては、完全なる確認不足ということで、まことめに申しわけございませんが、図面は常備されておりました。

14番(近藤昇一君)

その辺についてはね、やっぱり予算組むときに図面一つ見ればわかるはずだったわけですよね。その点は十分注意していただきたいのと、トイレだったからということですけど、新館の場合には公民館教室としても使用している。一部では当然飲料水にもね、使用している可能性は十分あるんですけれども、その辺の心配はないということでよろしいんでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

全く塩素がないんでなく、薄いということですので、子供たちのほうの給食に行っているんであれば、問題なくても薄いというのは危険だから直そうということだったんですが、今のほうに、新館のほうに行ってるものについても塩素が全くないわけじゃないので、塩素が濃いほうが好ましいというところですので、その辺の新館のほうの問題は、もし飲料水としても問題ございませんが、今のところ使っているのはトイレ用に重点的に使われてますので、その辺の問題も起こってないということで、今回とりやめをさせていただいております。

14番(近藤昇一君)

もう1点、これについても受水槽についても一定の耐用年数というのがあると思うんですけども、これについては耐用年数というのはどのくらい見込んでおられるのか。ややもすると、小学校のね、ボイラーなんかにしても、壊れて初めてあわてて補正予算組むというのが、案件がこの最近、庁舎の整備についてもいろいろ出てきてるんですけども、その点はいかがなんでしょう。

教育部部長(高梨勝君)

ちょっと資料がなくて、耐用年数の年数が今、言えませんが、一定の耐用年数というのは決まっております。それに基づいて各点検をしながら行っているところではございます。

14番(近藤昇一君)

いわゆる耐用年数はきてないということでよろしいんですね。

教育部部長(高梨勝君)

今回のものについては、その辺のところ、ちょっと耐用年数がたしかきてなかったというふうにはちょっと思うんですが、今、正確な数値持ってないので、絶対きてないという話がちょっと今、確認とれないんですが。耐用年数じゃなく、これについては塩素系の話でしたので、たしかこれ、耐用年数には至ってないというふうには思っております。

14番(近藤昇一君)

後ほど議長、確認していただけますかね。

議長(金崎ひさ君)

後ほど…。

14番(近藤昇一君)

今すぐわかるようなら。

教育部部長(高梨勝君)

すいません。申しわけございません。今のところ、これ、耐用年数には到達しておりません。30年ぐらいが一定のめどだということでございます。

14番(近藤昇一君)

あと何年ですか。30年と言われても。

教育部部長(高梨勝君)

耐用年数は30年という。(「あと何年か」の声あり)あとですね、6年ぐらい大丈夫です。

議長(金崎ひさ君)

ほかに。

7番(畑中由喜子君)

誤過納金の還付金経費なんですけれども、これは避けて通れない経費だというふうに認識しておりますが、この税額の更正という理由の中に、賦課する側の問題による税額更正が起こっているというのはないですか。

総務部部長(上妻良章君)

賦課する側のというよりも、これ、毎年お願いしているところでございますけれども、内容といたしまして大きな要因といたしまして、修正部分が、株券の関係、株の関係のですね、譲渡の部分が配当金等に、その部分で所得税…ごめんなさい、配当所得が減ることによって修正申告ができるというところでございますので、主に金額といたしましてはその内容でございます。その部分でふえてしまうと。それがまた時点がなかなか当初ではつかみづらいという形で、毎年とこの辺のあたりでのお願いをしているというところで御理解をいただきたい。

7番(畑中由喜子君)

ですから、これが毎年発生するのは当たり前のことだと認識しているんですけれども、税額が更正になるという理由の中に、賦課する側の、つまり町側のミスとか、そういうものは含まれないですねということを伺っています。

総務部部長(上妻良章君)

それはございません。

議長(金崎ひさ君)

ほかに。

4番(守屋亘弘君)

総務管理費の中に財政管理費で、基金積立金が2億2,000万、歳出でありますよね。それで、24年度の決算との絡みなんですけれども、24年度末積立金残高というのが15億8,000万あると。年度末でいくと、単純にこの金額を足すと18億ぐらいになるんですけれども、そういう見方でよろしいんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

申しわけございません。今の、ほかの介護でありますとかそういった基金等も当然ございますので、そういったものを全部足した場合に、今の現在の基金残高にこの金額を足してという結果にはならないんでございますので、ちょっとすいません、お時間をいただければ、すぐお答えはできると思いますので、少しお時間をいただきたいと思います。

4番(守屋亘弘君)

例えばね、先ほどちょっと申し上げましたけれども、24年度末で監査委員の意見書にありますが、それだけ基金として小計…あ、ごめんなさい。15億8,000万。今回また2億2,000万積み立てるということであると、18億になる。そういう単純な足し算なんですけれども。予算と決算との違いというのは、予算時点では積立金を繰り入れて予算を組み立ててるね。繰入金。ところが、使わないとまた戻りますよね。そういう循環になろうかと思うんですけれども、そうなると実際問題、幾ら入れて幾ら使ったのか。ただ、前年度末と、例えば当該年度末で使った数字はわかるかもしれないけれども、その推移というのはわからないですよね。だから、先ほど質問した中でも、ちょっとはっきりしないようなことになろうかと思いますけれども。その辺含めて、ちょっとはっきりさせてもらえばありがたいと思うんですが、いかがでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

申しわけございません。もう一度ちょっと質問の趣旨を理解してないので申しわけないんですけれども。繰り入れ、繰り出しのお話をされてるんですが、基金のお話でよろしいんでしょうか。ちょっとすいません。もう一度御質問いただければと思うんですけれども。すいません。

議長(金崎ひさ君)

もう一度御質問をお願いいたします。

4番(守屋亘弘君)

いや、単純な発想でね、24年度末が積立基金の残高がね、15億8,000万ですよね。約ね。それで、今回2億2,000万積立金になるよということであれば、これだけの数値的に言うと、約18億になるんじゃないかと。そういうことでいいのかどうか。あるいは、ほかのやつもまた積み立てに戻すような金額があるのかどうかね。だんだんだんだん、積立金を切り崩して大変だ、大変だと騒いでいるけれども、実際は使ってなかったじゃないかと。どんどんどんどん財政が豊かになってるんじゃないか。おかしな話だけど。そういうことじゃないんですか。積立金だけ考えれば。

総務部部長(上妻良章君)

取り崩して、さらに余った部分に関しては、また基金に積むというような形をたしか繰り返している部分はございます。確かにその部分に関しては御指摘のとおりでございますけれども、基金そのものに関しまして、基本的な考え方の中でですね、当初予算を組み、あるいはその残に関してはさらに今後を考えてですね、また積み戻すという形をとってございますので、現時点ではこの形で何とか会計をやりくりをしているという状況ではございます。

4番(守屋亘弘君)

だから、大ざっぱでね、25年度末基金残高がどの程度になるのかは、現時点でははっきりしないということなんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

現時点、申しわけございません。はっきり明確ではございません。

議長(金崎ひさ君)

ほかに御質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第11号の質疑を終わります。
次に、議案第12号についての質疑を行います。御質疑はございませんか。

14番(近藤昇一君)

諸支出金ですか、これちょっと金額的に、予算が350万。補正が265万ということなんですけども、かなり金額的に大きいんですけれども、要因は。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

申しわけございません。もう少しちょっと大きい声で。

14番(近藤昇一君)

割合としてね、金額としては265万なんですけど、割合としてかなり大きな割合になって補正が組まれているんですけども、何か大きな要因があったのかどうか、特別なね。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

大変失礼いたしました。償還金の265万円の件でございますが、今年度ちょっと額が大きいということだと思います。これはですね、厚生労働省のほうからですね、23年度にですね、資格者の資格のですね、調査を全面的にしろという通知がございました。それに基づきまして資格者の調査をしたところですね、簡単に言いますと取る方、それから返す方のものが出ております。これは資格の適正化を図るために調査を行ったわけなんですが、それの今回補正としましては、返す分が多かったためにですね、今回265万円を返還するということでございます。

14番(近藤昇一君)

返すほうと取るほうというような形になるわけですね。で、この265万については、取るほうの金額が…いやいや、返すか。返すほうの金額が入っている。取るほうの金額としては、どのくらいふえるんですか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

入るほうにつきましてはですね、ちょっと手元に詳しい資料を持っておりませんので、今ちょっとお答えできないんですが、調査をしてですね、お答えさせていただきます。

14番(近藤昇一君)

概略として、出るほうが多かったのか、それとも適正化でもって入るほうが多かったのか。それとも、両方ともとんとんでなってるのか。その辺わかりませんかね。正確な数字じゃなくてもいいんですけども。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

詳しいお答えはできないんですが、入るほうより出るほうが多いです。

議長(金崎ひさ君)

ほかに御質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第12号の質疑を終わります。
次に、議案第13号について質疑を行います。ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第13号の質疑を終わります。
次に、議案第14号についての質疑を行います。
御質疑がなければ、これにて議案第14号の質疑を終わります。
次に、議案第15号について質疑を行います。ございませんか。
では、御質疑がないようですので、これで議案第15号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第11号から議案第15号までの5件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第11号、議案第12号、議案第13号、議案第14号、議案第15号は原案のとおり可決されました。

議長(金崎ひさ君)

日程第12「議案第16号決算の認定について(平成24年度葉山町一般会計歳入歳出決算)」、日程第13「議案第17号決算の認定について(平成24年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第14「議案第18号決算の認定について(平成24年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)」、日程第15「議案第19号決算の認定について(平成24年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第16「議案第20号決算の認定について(平成24年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)」の5件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

それでは、議案第16号、第17号、第18号、第19号及び第20号につきまして御説明申し上げます。
初めに、議案第16号平成24年度葉山町一般会計歳入歳出決算につきまして御説明を申し上げます。決算書の1ページをお開きください。平成24年度一般会計の予算規模は、予算現額は歳入歳出それぞれ95億1,541万1,750円で、歳入歳出決算額は95億7,116万4,469円、歳出決算額は91億7,641万7,985円、翌年度へ繰り越される額は3億9,474万6,484円となっております。決算書の2ページから11ページに款項別の歳入歳出決算の状況を、決算の概要につきましては付属説明書の1ページから15ページに、決算書の14ページ以降の歳入歳出決算事項別明細書につきましては付属説明書の16ページ以降にその説明を記載させていただいております。
それでは、歳入につきまして付属説明書の3ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明いたします。歳入合計は95億7,116万4,000円で、前年度対比0.6%、5,535万5,000円の増となっております。町税が固定資産税の評価替えにより地価の下落傾向から減収となったことで5,587万4,000円の減、地方特例交付金が子ども手当、児童手当特例交付金等の廃止により4,358万円の減、国庫支出金が児童手当制度見直しによる影響等により9,564万1,000円の減、県支出金では子育て支援事業市町村交付金が平成23年度の単年度で終了したこと等により6,245万2,000円の減となりました。一方、繰越金が1億6,971万5,000円、諸収入が自立支援給付費返納金により7,001万7,000円の増となっております。
次に、歳出につきまして、付属説明書の9ページ、歳出決算額前年度対比表により、主な増減部分につきまして御説明を申し上げます。歳出合計は91億7,641万8,000円で、前年度対比2.7%、2億3,776万2,000円の増となっております。総務費が財政調整基金積立金の増などにより1億6,446万円、消防費が防災行政無線再整備事業の実施などにより1億2,143万3,000円の増となっております。一方、農林水産業費は平成25年度に真名瀬漁港再整備事業を実施したことで2,127万6,000円の減、商工費は南郷地区活性化事業費及び緊急雇用創出事業費の減により2,396万3,000円の減、土木費は平成23年度で公園用地取得事業が終了したことから2,013万6,000円の減となっております。
次に、付属説明書の12ページ、歳出決算額性質別前年度対比表では、人件費が昇給凍結措置、初任給引き下げなどにより8,782万1,000円の減、物件費はシステム共同化による電算関係経費の減により9,585万9,000円の減となっております。扶助費は、児童手当制度の改正による支給額の減により6,362万6,000円の減となっております。普通建設事業費では、公園用地取得事業が前年度で終了したため、補助事業は3,882万6,000円の減となった一方、単独事業は救助工作車の購入などにより1億5,803万3,000円の増となっております。公債費は臨時財政対策債にかかわる償還額の増により1,424万1,000円の増、積立金は財政調整基金への積み立ての増により2億8,194万5,000円の増、繰出金は介護保険特別会計等における保険給付費の伸びなどから6,623万7,000円の増となっております。以上で一般会計決算の説明を終わります。
続きまして、議案第17号葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の137ページ並びに付属説明書の173ページをお開きください。予算現額は、歳入歳出それぞれ39億1,727万9,000円で、歳入決算額は40億4,099万3,684円、歳出決算額は37億9,417万9,506円、翌年度へ繰り越される額は2億4,681万4,178円となっております。
それでは、歳入につきまして付属説明書の175ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明いたします。歳入合計は40億4,099万4,000円で、前年度対比7.3%、2億7,591万6,000円の増となっております。国民健康保険料は、被保険者数の減や保険料率の一部引き下げなどにより1,153万4,000円の減となっております。なお、収納状況等につきましては、付属説明書の178ページに記載をさせていただいております。国庫支出金は、療養給付費等負担金の負担割合が100分の34から100分の32に引き下げられたことに伴い、7,686万5,000円の減となっております。療養給付費等交付金は、退職被保険者等にかかる療養給付費等の伸びにより6,847万9,000円の増、前期高齢者交付金は前期高齢者の加入者数が多いことから、1億5,345万5,000円の増となっております。県支出金は、財政調整交付金の負担割合が7%から9%に引き上げられたことで4,237万1,000円の増、繰越金は8,169万9,000円の増となっております。
次に歳出につきまして、付属説明書の177ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明いたします。歳出合計37億9,418万円で、前年度対比6.0%、2億1,341万2,000円の増となっております。保険給付費は、一般被保険者等の療養給付費の伸びにより7,279万7,000円の増、後期高齢者支援金等は後期高齢者医療費の増加により3,492万3,000円の増となっております。基金積立金は平成27年度において決算剰余金の積み立てを行わなかった影響から、7,996万8,000円の増となっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の179ページ以降に記載をさせていただいております。以上で国民健康保険特別会計決算の説明を終わります。
続きまして、議案第18号葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の179ページ、付属説明書の193ページをお開きください。予算現額は歳入歳出それぞれ7億8,849万6,000円で、歳入決算額は7億8,356万4,734円、歳出決算額は7億3,615万8,366円、翌年度へ繰り越される額は4,740万6,368円となっております。
それでは、歳入につきまして付属説明書の194ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳入合計は7億8,356万4,000円で、前年度対比7.9%、5,768万7,000円の増となっております。後期高齢者医療保険料は料率改定及び被保険者数の増加により3,717万3,000円の増となっております。なお、収納状況等につきましては、付属説明書の196ページに記載させていただいております。繰入金は、療養給付費の伸びから1,645万6,000円の増となっております。
次に歳出につきまして、付属説明書の195ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明いたします。歳出合計は7億3,615万8,000円で、前年度対比7.8%、5,298万5,000円の増となっております。療養給付費の伸びから後期高齢者医療広域連合納付金が5,009万1,000円の増となったことが要因となっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の197ページ以降に記載をさせていただいております。以上で後期高齢者医療特別会計決算の説明を終わります。
続きまして、議案第19号葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の197ページ、付属説明書の203ページをお開きください。予算現額は歳入歳出それぞれ24億7,669万4,000円で、歳入決算額は24億974万1,331円、歳出決算額は23億6,219万9,130円、翌年度へ繰り越しされる額は4,754万2,201円となっております。
それでは、歳入につきまして、付属説明書の205ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳入合計は24億974万1,000円で、前年度対比8.0%、1億7,850万3,000円の増となっております。介護保険料は、所得段階の区分変更及び被保険者数の増により8,786万3,000円の増となっております。なお、収納状況等につきましては、付属説明書の208、209ページに記載をさせていただいております。国庫支出金、支払基金交付金並びに県支出金は、介護給付及び予防給付に対する介護給付費負担金がふえたことで、いずれも増額となっております。
次に歳出につきまして、付属説明書の207ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明いたします。歳出合計は23億6,219万9,000円で、前年度対比7.2%、1億5,843万8,000円の増となっております。保険給付費は、介護サービス等諸費が増となったことで、1億3,890万3,000円、基金積立金が1,951万5,000円の増となっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の210ページ以降に記載をさせていただいております。以上で介護保険特別会計決算の説明を終わります。
続きまして、議案第20号葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の225ページ、付属説明書の219ページをお開きください。予算現額は、歳入歳出それぞれ12億5万8,000円で、歳入決算額は11億4,335万1,423円、歳出決算額は11億1,682万2,082円、翌年度へ繰り越される額は2,652万9,341円となっております。
それでは、歳入につきまして付属説明書の220ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明いたします。歳入合計は11億4,335万1,000円で、前年度対比0.8%、898万4,000円の減となっております。使用料及び手数料は、下水道使用料が伸びたため601万8,000円の増となったものの、国庫支出金、県支出金並びに町債は事業費の減によりいずれも前年度対比では減となっております。
次に、歳出につきまして、付属説明書の221ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳出合計は11億1,682万2,000円で、前年度対比0.1%、98万円の増となっております。下水道整備にかかわる事業費が1,916万1,000円の減となったものの、総務費は浄化センター維持管理事業の増により859万3,000円、公債費が1,154万8,000円の増となっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の224ページ以降に記載をさせていただいております。
以上で平成24年度葉山町一般会計歳入歳出決算ほか4件の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。

議長(金崎ひさ君)

提案者の説明を終わります。本5件に関する総括質問は、来る9月10日及び11日に行いますので、総括質問を予定される方は9月6日の正午までに要旨を添えて本職まで申し出てください。通告用紙は事務局に用意してございます。

議長(金崎ひさ君)

日程第17「議案第21号葉山町総合計画策定条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

それでは、議案第21号につきまして御説明を申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますように、平成27年に地方自治法の一部が改正され、市町村における基本構想策定の法的な義務はなくなりましたが、引き続き総合的かつ計画的な町政運営を行うためには、まちづくりの基本理念、目指すべき将来像を定める総合計画の策定が不可欠であることから、その策定根拠等を明確にし、必要な事項を定めるため提案をさせていただくものでございます。
条例の内容といたしましては、お配りしてございます条例の概要のとおりでございますが、総合計画の策定手順等について規定をさせていただくものでございます。
附則につきましては、本条例の施行を公布の日からとさせていただくとともに、現に策定されている第三次葉山町総合計画、これにつきましてはこの条例の規定により策定されたものとみなすものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願い申し上げます。

議長(金崎ひさ君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本案については去る8月30日に開催されました議会運営委員会におきまして、総務建設常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。
御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第21号の質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第21号については、総務建設常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第21号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。

議長(金崎ひさ君)

日程第18「議案第22号葉山町諸収入金に対する延滞金徴収条例等の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

それでは、議案第22号につきまして御説明申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますように、地方税法が改正され、地方税にかかわる延滞金の割合が変更になることに合わせ、葉山町諸収入金に対する延滞金徴収条例、葉山町国民健康保険条例並びに葉山町後期高齢者医療に関する条例の附則に規定されている延滞金の割合を改めることとしたため、提案をさせていただくものでございます。
条例の内容といたしましては、別添の条例の概要にありますとおり、地方税法の改正規定に合わせ、特例基準割合の定義を改め、年14.6%の部分については改正後の特例基準割合に年7.3%を加算した割合とし、納期限の翌日から1カ月を経過する日までの期間に適用される年7.3%の部分については、同じく改正後の特例基準割合に1%を加算した割合とさせていただくものでございます。なお、施行期日につきましては、改正後の地方税法のうち延滞金にかかわる規定の施行日に合わせまして、平成26年1月1日とさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

議長(金崎ひさ君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
御質疑のある方は挙手をお願いいたします。ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第22号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。

議長(金崎ひさ君)

日程第19「報告第4号健全化判断比率の報告について」、日程第20「報告第5号資金不足比率の報告について」の2件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

それでは、初めに報告第4号につきまして御説明申し上げます。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第33条第1項の規定に基づき、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率について御報告をさせていただきます。これら4指標が基準を超えた場合には、財政の早期健全化や再生等を図る計画の策定が義務づけられておりますが、葉山町の平成24年度決算に基づく各指標の算定結果につきましては、いずれも基準を下回っております。
1点目の実質赤字比率は、各年度の財政運営の状況を示す指標で、一般会計を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率でございますけれども、一般会計において実質赤字は生じておりませんので、当該比率は算定はされません。
2点目の連結実質赤字比率は、各年度の財政運営の状況を示す指標で、一般会計・特別会計のすべてを合わせた実質赤字額の標準財政規模に対する比率ですが、各会計において実質赤字は生じておりませんので、当該比率は算定はされません。
3点目の実質公債費比率は、一般会計における元利償還金、下水道など公営企業への元利償還金に充てるための一般会計繰入金等の標準財政規模を基本とした額に対する比率で、3カ年平均で0.8%、前年度対比マイナス0.2ポイントとなっております。
4点目の将来負担比率は、地方債現在高や退職手当支給予定額など一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模を基本とした額に対する比率ですが、都市計画税など充当可能財源が将来負担すべき額を上回ったため、当該比率は算定されません。
続きまして、報告第5号につきまして御説明申し上げます。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づき、資金不足比率について御報告をさせていただくものでございます。この指標は、公営企業会計ごとの資金不足の事業規模に対する比率で、葉山町では下水道事業特別会計が対象となります。下水道事業特別会計における資金不足額につきましては、一般会計等の実質赤字額に相当する額で、平成24年度決算額は実質赤字になっていないため、当該比率は算定されません。
以上で健全化判断比率の状況及び平成24年度決算に基づく資金不足比率の状況につきまして報告を終わらせていただきます。

議長(金崎ひさ君)

提案者の説明が終わりました。本2件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ございますか。
では、御質疑ないようでございますので、これをもって報告第4号及び第5号を終わります。

議長(金崎ひさ君)

日程第21「報告第6号専決処分の報告について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

報告第6号につきまして御報告を申し上げます。専決処分にもございますとおり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、全国自治協会町村有自動車共済業務規約の範囲内で町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて専決処分をいたしましたので、その報告をさせていただくものでございます。
事故の内容につきましては、本年6月17日、午後2時ごろ、葉山町長柄1550番地の98付近において、クリーンセンター職員が運転する塵芥収集車を後進させた際に車体後方を葉山町長柄1550番地の98、坂井大輔氏所有のフェンス基礎部分に接触させ、損傷をさせたものでございます。和解の内容につきましては、当事者協議の結果、本件事故による町の過失を100%とし、坂井氏が所有するフェンス基礎部分の修理代5万4,600円を町が坂井氏に対して支払うことで7月30日に示談が成立し、既に支払いを終了しております。
以上で報告を終わります。

議長(金崎ひさ君)

提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ございますか。
ないようでしたら、これをもって報告第6号を終わります。

議長(金崎ひさ君)

以上で本日の日程はすべて終了いたしました。あすから5日間休会とし、来る9月10日、午前10時再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。(午前11時23分)

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更新日:2018年01月31日