葉山町議会 平成24年12月6日

招集年月日

平成24年12月6日(木曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午前10時00分

散会

午後4時23分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 鈴木道子 出席
第2番 近藤昇一 出席
第3番 窪田美樹 出席
第4番 守屋亘弘 出席
第5番 田中孝男 出席
第6番 中村文彦 出席
第7番 荒井直彦 出席
第8番 笠原俊一 出席
第9番 土佐洋子 出席
第10番 長塚かおる 出席
第11番 横山すみ子 出席
第12番 金崎ひさ 出席
第13番 待寺真司 出席
第14番 畑中由喜子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 田邉高太郎
教育長 豊田茂紀
総務部部長 上妻良章
保健福祉部部長 稲山孝之
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 高梨勝
消防長 有馬弘
総務課課長 池田務

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 山本孝幸
次長 廣瀬英之
主事 山崎大輔

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第5番 田中孝男
第6番 中村文彦

議事日程

第1一般質問

1.鈴木道子

(1)公共施設の安全対策について

(2)小中学校のエアコン設置について

(3)車道・歩道の安全対策について

(4)ノロウイルス対策について


2.田中孝男

(1)葉山町の下水道事業について

(2)葉山町の人件費について


3.中村文彦

(1)町長マニフェストについて

(2)下水道事業について

(3)接遇向上に関する提言(アンケート結果)について

(4)町の記者会見のあり方について

(5)しおさい公園の現状について


4.窪田美樹

(1)自然エネルギーへの取り組みについて

(2)下水道事業について

(3)子育て環境の充実、整備について


5.荒井直彦

(1)カラス対策について

(2)しおさい公園について

(3)南郷上ノ山公園について

議事の経過

議長(畑中由喜子君)

おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(畑中由喜子君)

日程第1「一般質問」を行います。
第1番、1番鈴木道子議員、登壇願います。

1番(鈴木道子君)

1番鈴木道子でございます。本日は4項目について質問をさせていただきます。
1項目目、公共施設の安全対策についてでございます。安全対策は、種々あらゆる分野で施されているところでございますが、現在の庁舎、福文、町営住宅等の安全対策についての対応状況がどのような視点からなされているか、またどのような状況であるかについてお伺いをいたします。
2点目、小・中学校のエアコン設置についてでございます。冷暖房を含めましてお伺いをしたいと思いますが、特に夏場の暑さ対策として扇風機とエアコン設置など、暑さ対策の現状についてお伺いをいたします。寒い時期でございますので、もちろんこの寒さに対する対応もなされているところだと思ってはおります。
3項目目、車道・歩道の安全対策について。先般の通学路の安全対策の総点検が行われたことも含めまして、私が第3回定例会一般質問について特に副町長の対応をお願いをいたしました。そのことについての対応状況をお伺いをいたしたいと思っております。
4項目目、ノロウイルス対策についてでございます。昨日のニュースでもノロウイルスの蔓延が大変に早い状況で懸念をされているということが報道されておりました。このノロウイルス対策、予防医療の視点と発生予測の対応策について、行政関係、各部署においてどのような対応策がとられているかをお伺いをいたします。
以上、1回目の質問でございます。御答弁、よろしくお願いをいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

おはようございます。鈴木道子議員の御質問に私が所管する関連につきまして順次お答えさせていただきたいと思います。
初めに、公共施設の安全対策について、庁舎、福文、町営住宅等の対応状況とのお尋ねでございますが、公共施設の安全対策につきましては、適正な維持管理を図る上で重要であると考えております。役場庁舎、福祉文化会館につきましては手すり等により安全対策に努めており、町営住宅につきましても居住者の高齢化などから今後とも安全対策に努めてまいりたいと考えております。
次に、車道・歩道の安全対策についての第3回定例会一般質問についての対応状況とのお尋ねでございますが、町道の車道・歩道の安全対策については、神奈川県や葉山警察署等、関係機関と緊密に連携し、調整を図りながら進めてきております。第3回定例会の一般質問における議員御指摘事項でもある長柄の逗葉新道関係の車道・歩道対策につきましても、関係機関と緊密に連携をし、総合的な安全対策を町としても進めてまいりたいと考えております。
次に、ノロウイルス対策についての予防医療の視点と発生予測の対応策とのお尋ねですが、ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は1年を通して発生しますが、特に冬季に流行し、本年は比較的早く増加傾向が見られ、本格的な流向時期が近いことが強く示唆されております。手や指についたノロウイルスが口から感染し、嘔吐や下痢、腹痛などを起こしますので、手洗いの徹底や吐瀉物の適切な処理などが感染予防対策として重要となります。当町では、既に町のホームページ上で感染予防対策に関する情報を掲載しておりますが、今後も関係機関との情報共有や連携を図りながら発生予測や予防対策に努めてまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。

教育長(豊田茂紀君)

1番鈴木議員の御質問にお答えいたします。小・中学校のエアコン設置について、扇風機とエアコン設置など暑さ対策の現状とのお尋ねですが、小学校につきましては、一部の特別支援教室を除きエアコンの設置はしておりませんので扇風機で対応をしております。各校の状況にもよりますが、普通教室及びエアコンのない特別支援教室には扇風機がほぼ設置しております。なお、中学校につきましては、普通教室・特別支援教室ともにエアコンは設置済みでございます。以上であります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

1番(鈴木道子君)

順次再質問をさせていただきます。本日の質問につきましては、さきに質問なさいました議員と重複することもございますので、もし重複することがございましたらお許しをいただきたいと思います。それから、省略する場合もありますので御承知おきをいただきたいと思います。
まず、1項目目の公共施設の安全対策についてでございますが、細かいことですけれども、ざっと庁舎周り等を見まして、これから高齢化が大変進んでまいりますので、特に御高齢の方、ちょっとした段差でつまずくということがございます。今まで以上にこれからは町民の皆様がお集まりになる庁舎、福文、図書館等、気をつけていかなければならないというふうに思っております。これは原課に申し上げればいいことでございますけれども、たまたま昨日の夜見たことなのでここで申し上げさせていただきたいと思うんですけれども、庁舎の中央の池の、何ていいますか、歩くところにアスファルトがはがれているところが一部あります。そうですね、段差だと1センチ5ミリぐらいでしょうかね、ほんの20センチ四方ぐらいですけれども、ちょっと気がつきましたので、たくさんの方が歩かれるところですので対処をお願いしたいと思います。気がつかれていないと思うんですけれども、早速にやっていただきたいと思いますが、御答弁をお願いいたします。

総務部部長(上妻良章君)

私どもで確認はさせていただいてはおらぬところでございますけれども、担当に早速申しつけましてですね、状況を確認の後にしかるべき対応をさせていただきたいと思います。

1番(鈴木道子君)

同じく段差があるところについては、私も前にお話を申し上げましてすぐ対処をしていただきましたが、段差のところに、何ていうんでしょうか、注意喚起するテープですか、テープあるいはペンキを塗るというか、できれば蛍光のほうがよろしいと思うんですけれども、4時ごろになりますと今の時期は大変暗くなりますので、そういうところにもやはり気をつけて、ペンキ等のはがれ、テープ等のはがれがあった場合にはすぐに対処をしていただきたいと思います。特に福文、庁舎のわずかな段差がありますので、その対処も今まで以上にきめ細かく、そして頻繁にお目を通していただきたいと思います。その点をここで再確認をしておきたいと思いますが。

総務部部長(上妻良章君)

庁舎に例をとらせていただきますと、21年度に、今、鈴木議員おっしゃったように入り口の階段の周りにですね、踏み込みの幅にテープを張りつけまして、ここに段差がありますよという形のお示しをさせていただきました。当然アフターケアといいますか、そのためにあるものでございますので、その後のですね、調査、確認等は今後も続けてまいりたいというふうに思っております。

1番(鈴木道子君)

よろしくお願いいたします。私どもも気がついた時点できめ細かくお話をして、事故等がないようにしていくことに協力をしてまいりたいと思っております。
それから、町営住宅の件ですけれども、きのう同僚議員からきめ細かく質問がなされておりましたけれども、大分老朽化しているということでいろいろ今後の計画等をかんがみながら対処されなければならないところもあると思ってはおりますが、特に手すりについての要望でございます。これは、手すり設置が実は滝の坂住宅の役員の方からお話がありまして、私も課長等に申し上げておりましたけれども、なかなかよく皆さんいろいろどうしたらいいかということを町民の方はそれなりに努力なさいまして、いろいろなところをごらんになっていたようでございます。そして手すりについては、もちろん高齢化という話もございました。高齢化またはおけがの場合もあります。そして町営住宅の階段はなかなか1段1段が高い、緩やかなものではないので、この安全対策は早急にしなければならないというふうに思っております。私が、私もちょっと見たことがありますけれども、役員の方が県営住宅に簡単な手すりがあると。それは今の階段に縦の柵がありますけれども、それに、何ていうんでしょうか、ねじか何かでがちゃってこうつけるような安易なものだそうです。壁に穴をあけて本格的にやるという工事が必要ではないもので、これがあるところの県営住宅、観音崎のほうなんですけれども、施されているので、それだとすぐにつけられるので、まずそれをやってもらえないかというお話がございました。そういう簡易なものをすぐつけるというよりも、将来の展望を考えて老朽化対策の上でちゃんとしたものをつけるという考えもありますけれども、お年寄りがもう既に住んでいらっしゃるということを考えますと、まずこの簡易的なものができるのではないかというふうに思っておりますけれども、この点についてはいかがでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

町営住宅の手すりにつきましては、先ほど…あ、申しわけございません、昨日2番議員の御質問に対してもですね、計画的に今後進めていきますよというところでお答えをさせていただいたところではございます。今御指摘のですね、簡易手すりでございますけれども、今私どもその資料がございませんので、ここではっきりしたことを申し上げられませんけれども、耐用年数と予算的な部分もございます。今後ですね、手すりに関しましては計画的に進めていこうという方向性は持ってございますので、そのあたりとの調整も含めましてちょっと研究をさせていただければと思います。

1番(鈴木道子君)

口で申し上げるのは限界がありますので、ぜひその実物をごらんいただいて、簡易と申しましてもそんなすぐにだめになるものではありませんので、ただその壁に穴をあけるというような大々的な工事ではないと、柵に取りつけるというものでございますので、実物をごらんいただいて、ぜひ超前向きに御判断をいただきたいと思います。今まで大変に階段については御苦労なさって、でもなかなか御年配の方は自分からこうしてほしい、ああしてほしいということはとかくおっしゃらない傾向にございまして、それなりに柵をつたいながら上りおりをなさっている状況を今までもかいま見ております。県営住宅については私は、最上階の方がおけがをなさってどうしても手すりがということで県のほうに言って対処していただいた例が過去あったんですけれども、なかなか町営住宅まで気が回らないで大変申しわけないことをしたというふうに思っております。ぜひ早急な対応をしていただく、超前向きに考えていただくということで再度この御決意のほどをお伺いをいたしたいと思います。町長、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

私もですね、道子さん…失礼、鈴木議員がおっしゃるとおり、現場を見ておりませんし、確認をさせていただくことで、もう一度認識を改めたいというふうには思っております。まず、担当のほうから順次、優先順位もあると思いますから、計らっていく中でのこととなりますけども、必要性について決して否定するものではありませんので、前向きに検討を進めてまいりたいとは思います。

1番(鈴木道子君)

再々確認をさせていただきましたので、期待をいたしまして本日の本会議の御答弁等を町営住宅の役員の方に即お伝えをしておきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。安全対策についてはさまざま質問したいことがございますけれども、今回はこれだけにさせていただきます。
2項目目の小・中学校のエアコン設置についてということについて移らせていただきます。まず、私は、子供たちには暑さ・寒さというものは鍛練になると思ってますので、既にエアコンを設置し始めてる自治体、大変多くなってきておりますけれども、エアコン設置の当初においては、もう子供たちはやはり鍛練をさせなければいけないという思いがずうっとしておりました。しかしながら、昨今の夏の異常な暑さ、そして湿気が今、大変に多くなっておりまして、熱中症の事故が年々増加する一方だという状況等を考えますと、やはりこれは対処しなければならないものだというふうに認識を改めました。
そして、一昔前ですけれども、私が小学校のころは、本当に大変すばらしい校舎で木造でございました。ですから、それなりにすき間風はありますけれども、木質の温かさ、そして窓を開け放つと、大きい木が学校の校内にありますので日陰からの風が入ってくるという状況で、下敷きであおげばとても快適な状況でございました。しかし、きちんとした、先生からは、先生が教室に入ってきたら下敷きであおぐというのはいけないということを教わりまして、それは今も覚えております。そういうマナーがきちっと教育されていた時代でございました。
しかしながら、先ほども申し上げましたように、今の、何ていいますか、亜熱帯地方ではないかと言われるぐらいの天候の変化等を考え、全く私が子供時代を過ごしたころと気候も変動してきたという点を考えますと、これは対処すべきものだというふうに思っております。また、鉄筋コンクリートの建物に変わっておりますので、私の過ごしたころの木造の建物とはまた暑さ・寒さが一段と厳しい物になっていると思います。
そこで、まず最初にお伺いしたいのは、今の数字的な、先ほど小学校の扇風機の状況、また中学校のエアコンの設置状況、小学校の一部のエアコンの設置状況等お話がございましたが、数字的なものをちょっとお伺いをさせていただきます。小学校・中学校の状況についてお尋ねをいたします。

教育部部長(高梨勝君)

主に普通教室をちょっとお答えさせていただきたいんですが、小学校のほうの普通教室で60の教室のうち43に対して扇風機が入っております。17の教室については扇風機対応がされてないというのが今の、今現在の調査の結果です。中学校につきましては、普通教室は全部エアコンが設置されておりまして、教室内での問題はございません。

1番(鈴木道子君)

中学校はすべて設置をされていることで、小学校がまだまだで、まだまだだということで、小学校については、本当にPTAの皆様方または篤志家の方等の御協力のもとに扇風機が設置された場面もございました。なかなか一遍にということがいかない状況で、大変にありがたいことだというふうに思っております。
そこで、その、今私ども議員の中でもお子さんが学齢期の方をお持ちの議員の方は、特に何人かの方がこのエアコン設置等についての質問がなされておりますけれども、このエアコン設置、ちょっと暖房のほうにも入りますけれども、大変にボイラー等が古くなってるという質問も出ております。やはり20年、30年の年数がたっているということが質問の中でも出ておりました。それでこのエアコン設置ですけれども、これは、私は快適な環境…じゃない、失礼いたしました、教育環境という視点をもう過ぎてしまって、これは健康対策だというふうに思っております。その先を言ってみれば予防医療の視点にもなるのではないかと、そんなふうにも思っております。この健康対策として、やはり、寒さ対策はたくさん着るとかそういうことが一部ではできる思いがいたしますけれども、この寒さが、特に上山口小学校ではとても寒さ対策が必要だというようなこともお伺いをいたしました。暑さ対策というのは、私も耐震の工事が終わった以降、ちょっと閉鎖される…されたところもあるということで見に行った覚えがあります。そのときには何か対策をやっぱりこれはしなければならないなという思いを実感をいたしました。特に暑さ対策は、小学校の、一色小とか長柄小は特にですけれども、最上階が暑さ対策が早急に必要だという認識を持っておりますし、また教育委員会のほうでもそのような認識は十分に承知しているというようなお話を伺いました。ちょっと混乱いたしますけれども、寒さ対策のボイラーがもう30年もたっているということで、これから修理等をしても部品がないとかいうことで、また大変な財政負担がかかるということもございますので、もうこれからは、もし故障があった場合は個別のエアコンがいいというような御判断もなさっているというふうに伺いました。
そこでこの健康対策という視点から早急に、特にもう来年の夏の対応がなされることを期待しておりますけれども、なかなかこの4つの小学校にエアコンをできれば一遍に本当は公平性を保つ上からやってほしいところでございますけれども、その辺のところはいかがでしょうか。もう梅雨時、そして、それから9月になりましても台風時期の湿気、これは本当に不快指数という判断ではなくて、先ほどもお話を申し上げましたように、健康の面からもこれは早急な対応が必要だというふうに思いますけれども、この辺の計画と申しますか、お心づもり等お聞かせいただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

今、議員のおっしゃられたとおりで、今までもずっとそういうふうな議論で来てまいっておりますので、心づもりというか認識は、間違いなくそういう認識は持って今後努力していきたいなと思っております。

1番(鈴木道子君)

できれば、もう今までも何人かの議員がこれに言及することがありますので、例えば、財政の面もありましょうけれども、もう少し具体的なお話を私は伺えるのかなというふうに思っておりまして、これからの予算措置等で、まさに臨時財政対策債等も使ってまでもこれはやるべきものではないかというふうに私は思います。これは本当に早急に何とかしてあげたいですね。どうですか、再度お伺いいたしますが。

教育長(豊田茂紀君)

先ほど教育部長が答えましたように努力いたしますということ、努力したいということです。過去にですね、今年度になって第2回の議会、第3回の議会でこの問題については御質問がありましたときに、こういうようにお答えをさせていただいてきております。ちょっと振り返りますが、児童・生徒が快適に授業を受けるには、ここに今健康の面も含めてという部分がありますから、これが新しく加わるかと思いますが、空調設備の設置が最善であることはそうでありますと。で、小・中学校に設置されているボイラーがですね、耐用年数がだんだん経過してきており全面的な大規模改修が数年のうちに必要になるという判断に立っていますと。その上で第3回では、今のところ空調設備については、暑さだけではなく寒さも含め、あるいは暑い時期の非常にさっきおっしゃった湿度の高さも含んでですね、ボイラーのことも含めて検討に入っておりますというようにお答えしてまいりました。その上で現在では、現段階では今後の問題もありますので努力をしてまいりたいというように部長が先ほどお答えいたしました。そういう状況であります。

1番(鈴木道子君)

というような状況だということでございますけれども、町長、この辺の予算措置、いかがでございましょうか。これは健康問題の視点から大変に差し迫った私は問題だというふうに思っております。いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

教育委員会とですね、じっくり議論をさせないただきながら、確かに予算の問題が大きくかかわってきますので、その中で可能な限りの実行範囲で行っていきたいというふうに考えております。

1番(鈴木道子君)

ぜひ公平性を保ちつつ早急な対策をお願いしたいと思います。来年の夏、ことしの冬はね、ちょっと間に合わないかもしれませんけれども、ちょっと寒さ対策はなかなか今冬は間に合わないと思いますけれども、せめて来年の夏の暑さ対策については適切に早急にお願いをしたいと思います。
このエアコンについては、私もあんまり専門的なことはわかりませんけれども、今エアコンの室外機からの排熱ですとかエネルギー消費に伴う温室効果ガスの排出といった環境に負荷を与えてしまう側面もあることは皆様御存じの、御承知のとおりです。で、ガスヒートポンプ式マルチエアコンというものは、エネルギー消費効率、またCO2排出量等の特性が優れた環境に配慮したタイプであるということから、電気方式のエアコンと比べて電気使用料等が大幅に抑えることができて電気代の低減が図れるということがございますので、このエアコン設置の場合は、このようなことも考慮して将来的な維持費等も考慮した上で、たとえ予算がそちらのほうが若干高額でもそういうことを、そういうものを設置するようにしていただきたいと思います。その辺の予算的なことも、とにかく財政が厳しいから安いほうではなくて、こういうこともぜひ考慮していただきたいということを申し上げておきますけれども、教育委員会のほう、いかがでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

実践可能できるように、ありとあらゆる努力をしながら、いろんなことを考えながらやらせていただければと思います。

1番(鈴木道子君)

そして、もちろん同時に今、学校でも役場庁舎でも皆さん努力してらっしゃる、緑のカーテンなどで効率よく冷やすという状況がつくれるように、これもあわせて進めていただきたいと思いますけれども。これはお答えを聞くまでもないとは思いますけれども、一応確認をさせていただきます。

教育部部長(高梨勝君)

とにかくいろんな努力を惜しまずやらせていただきたいと思います。

1番(鈴木道子君)

それから、このエアコンの設置については、ある意味では一括発注ということで安価になるということもございますので、できれば一括発注をして一遍につけてしまうと、さっきの臨時財政対策債等を利用して。そうしますと公平性の面でも解決できますので、こういう思い切った踏み込み方をしていただく予算措置をお願いしたいと思いますけれども、その辺のところももう一度、町長、お伺いしたいんですけれども。

町長(山梨崇仁君)

財政問題、財源につきましては別途な考え方がございますので、その中でのことになるかと思います。また、そのエアコン設置というものは、確かに公平性と考えれば全階に一遍というふうに考えたいと思うんですけども、逆に施設維持のことを考えますと、数年後、数十年後に故障するときも全部一遍に壊れ始めるといったリスクを考えますと、それも含めて段階的な処置というものもある程度必要なのかなというふうには考えております。

1番(鈴木道子君)

それから、先ほど私が申し上げました緑のカーテンなどの効率性ですけれども。これはちょっと一つの付随するお話ですけれども、ミストシャワーというのが今出てきておりますけれども、よく商業施設などで見かけるんですけれども、これが家庭で気軽に楽しめるキットとなっているミストシャワーというのがあるそうでございまして、本体は安価で入手できまして、水道の蛇口ですとかホースに接続できて屋外ならどこでも使用できるというもので、電源が必要なく電気代もかからない、また水道代も安価であるとかいうものだそうでございます。例えば9月時期の運動会とか、例えば保育園ですとか、また南郷公園等、この辺のところに何かこのミストシャワーというものを検討してもいいのではないというふうに考えますけれども、その辺のところは、検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。検討、研究。

教育部部長(高梨勝君)

検討と言われると怒られるところがあるんですけど、検討はさせていただきますが、それにかわるもので打ち水等、などをやりながら同じような効果をやってるということは聞いております。

1番(鈴木道子君)

そうですね、皆さん工夫なさっていろいろやっていらっしゃると思います。研究・検討の段階だと思いますけれども、一応投げかけさせていただきますので、その簡易で安価で電気代、水道代も本当に安価だということなので、運動会またはクラブ活動で熱中症で運ばれたというようなニュースも頻繁に聞くところでございますので、このような対処も一考すべきものと思いますので、よろしくお願いをしたいというふうに思います。
それからもう1点はですね、先ほど木造校舎のお話を申し上げましたけれども、せめて今後ですね、まあそうですね、建築する場合等、または修理する場合、または改築の場合等も含めて、内装に木質を検討すべきだというふうに思います。木、本物の木ですね、木の吸湿性・排湿性等を考えますと、若干今の不快な状況の緩和にもなりますし、また木質の修理等も簡易にできる面もあると思いますので、これは学校のみならずいろいろなところでこの木質を使うということ、そしてこの木質は地方に行きますとよく木造の学校等、また施設等をよく見ます。大変にほっとする環境をつくっておりますし、地方ではなくこの都会…都会ではないですけれども、葉山の状況においてはなかなか高価だというような御意見もあるかもしれませんが、木の種類によっては安価に手に入る場合もございますし、今日本の山は荒れておりますので、この木質をこういう細かいところで使うということで環境的な山の、何といいますか、整備等にも若干ですけれども資するところがあるというふうに思います。我が町でも、ぜひこの、前にも私一般質問をしたことがありますけれども、木質を使う努力をすべきだというふうに思いますけれども、これはまず学校、それから保育園、これからね、あれですけれども、保育園等においてお考えをぜひお伺いしたいところです。いかがでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

検討させていただくということで、考えは受け取りながら検討をさせていただきたいと思います。

1番(鈴木道子君)

保育園等、これから今新しい保育園をつくるということですけれども、その業者に対するアドバイスといいますか、その辺のところは、お考えはありませんでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

保育園の新設につきましてはその基準がございますので、今の木造に対してですね、今即決にそれを活用しましょうということはちょっと御明確には話はできませんが、そういう御意見がありますと、木造のですね、そういう建設に対して御意見いただきましたので、教育部長が話したようにちょっと検討はさせていただきます。

1番(鈴木道子君)

木造がもちろん一番ベストなんですけれども、そこまでは現実的になかなか無理だろうなということは理解をするところでございますが、内装の木質が使えるところは極力木質ということでございます。その辺のところを深く自覚をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

建築につきましては、建てる場合は基準法の関係がございますし、いろいろ制限がございます。その中で、児童福祉施設の場合は特殊建築になりますので、その中に相当制限が入ってきます。内装につきましても園児数の関係や防災、防煙関係やいろいろな制限がございます。その中で可能であればですね、その木質の利用ができるならば、先ほどのその今のことを含めて検討をさせていただきたいということでございます。

1番(鈴木道子君)

検討していただくということで、ぜひお願いをしたいと思います。ほかの施設の修理等があった場合に、できれば木質ということを常に頭に入れて対応をお考えいただきたいというふうに、これは強く要望しておきます。
あと、それからちょっとこれは気になるところなんですけれども、今エアコンが設置してありますけれども、今設置してあるエアコンの、ちょっとあの私の知識が間違ってたら申しわけないんですが、エアコンのフィルターの掃除等はもちろんなさっていらっしゃると思うんですけれども、これはどういうぐあいになされ、どういうぐあいに、またどういう頻度でなされているかを、ちょっと細かいことなのであれでございますが、おわかりでしたらお尋ねをしたいんですが。

教育部部長(高梨勝君)

具体に何日に何とかというのはわかりませんが、適正管理ということで、役場でもみんなそうですが、フィルター清掃はしております。

1番(鈴木道子君)

適切に管理をしていただいていると思いますけれども、このところもフィルターが汚れますとまた違う意味での環境問題に悪影響が出ますので、確認の上、適切な処置をこれからもお願いをしたいと思います。
くれぐれもこの…あ、それから、すいません、もう一つありました。例えば小学校のエアコン未設置のところにこれからエアコンをつけるということになりますと、扇風機が1つの教室に2台今ついているところもあるというふうに伺っておりますけれども、この扇風機についてはどのような対処をなさるおつもりでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

まだ達成できないのであれなんですけど、まあできれば、入れば各部屋に分けて攪拌しながら効率をもっと上げるようにとか、そういう併用型がいいのではないかなという、すいません、たらればの中なので、申しわけありませんが、この程度の答えしかできません。

1番(鈴木道子君)

PTAの方の御寄附をいただいた扇風機ですので、今おっしゃられるように冷房・暖房等が効率よく使う、効率よくなるような扇風機の使用方法等も考えられますので、有効利用をぜひお願いをしたいというふうに思います。
それから、このエアコン設置等については、くれぐれも教育上の観点、暑さ・寒さで子供たちの体を鍛えるということをぜひ御配慮をしていただきながら、この健康に対処するということをくれぐれもお願いをしたいというふうに思います。その点、ちょっとお伺いをさせていただきます。

教育長(豊田茂紀君)

今おっしゃったようなこと、基本的にはそうだと思いますので、そのように努力をしてまいりたい。

1番(鈴木道子君)

では、次に移らせていただきます。3項目目、私が前回第3回定例会で一般質問いたしました対応状況に特化して今回はお伺いさせていただきます。余り時間もございませんので。長柄の県道沿い2カ所の対応について、特にその副町長の人脈等を駆使して、特に副町長にお願いをしたいということを申し上げました。どのような対応を御努力なされたかということをこの席でお伺いをさせていただきます。

副町長(田邉高太郎君)

ありがとうございます。先般鈴木議員から御指摘をいただきまして、議員御指摘の松久保交差点等の件につきましては確認をさせていただきました。具体には、道路交通法の法律第105号の第4条第1項の規定によりまして、県公安委員会がこういった道路もしくは信号の設置について権限を持っておりますので、10月12日以降、葉山警察署並びに県の横須賀土木事務所等々にお伺いいたしまして見解をいただいてまいりました。現状といたしましては、神奈川県域では昨年度200件を超える信号機や横断歩道の設置要望がございますが、実現したのは約1割程度という大変財政その他の面で厳しい面があるという御指摘をいただいております。ただ、過去の経緯、それから各議員の先生方からの御指摘、過去の経緯がございますので、この点につきましても考慮しながら今後も引き続き検討を重ねてまいる所存でございます。以上でございます。

1番(鈴木道子君)

え…うん…そうですね、はい。歩道の件についてはいかがでしょうか。

副町長(田邉高太郎君)

今年度末か来年度末には議員御指摘の川久保交差点の右折専用車線の設置が伴います。その信号機の移設等そういったものが決まりまして以降、その実施以降さまざまな点について、また県、県警のほうからさまざまな御回答がいただけるのではないかというふうには期待しておりますけれども、現状松久保交差点の件につきましては先ほど申し上げた件のとおり、そしてまた川久保交差点の右折専用車両の右折専用線の設置以降ですね、そういった歩道やその他についても御検討をいただけるのではないかというふうに、この段階では考えております。

1番(鈴木道子君)

川久保交差点については、前回申し上げましたように、もちろん警察等、土木等の関係がございますけれども、特に副町長の近隣ということで、また違った面で御努力をいただく点が私はあると思いますし、それに大いに期待をして質問をさせていただいたんですけれども、その点については御努力のほどをもう一度お伺いしたいんですけれども、いかがでしょうか。

副町長(田邉高太郎君)

あくまで町長の指揮命令監督権のもとで御配慮させていただいておりますけれども、今後そういった県警、県、予算厳しい緊縮財政のもとだというふうな御指摘をいただいておりますけれども、利用者の向上、それから歩道の安全対策という点で総合的な御要請を強く申し上げていきたいというふうには考えております。

1番(鈴木道子君)

副町長の具体的な動きについて、どのようになされたかということをお伺いをしたいんです。新しく副町長になられましたので、それなりの強い葉山に対する貢献をしようという御決意が、何十倍かの応募の中から選ばれたということもございますので、並々ならぬ御決意もおありだというふうに拝察いたします。また我々もそういう副町長がいらしたということで大いにこの期待をし、また副町長ならではの動きをしていただけるというふうに期待をしております。この信号のことは大体あれですけれども、理解するところですけれども、県警等のお話がありますが、歩道設置については、ぜひ地元の直近のところでございますので、具体的な動きをどのようになさったかということを再度お伺いをさせていただきます。また、もし具体的な動きが今までできなかったということでしたら、大変遺憾でございますけれども、じゃあこれからはこうやるんだということがありましたら、ぜひそれをこの場でお聞かせをいただきたいのでございます。

副町長(田邉高太郎君)

御指摘の点につきまして、10月12日の金曜日、葉山警察署のほうにごあいさつを兼ねましてお伺い申し上げました。それ以降、横須賀土木事務所長をお伺い申し上げまして、そういった歩道の件につきましても細かな点につきましてさまざま御要請、御要望を申し上げておりました。また、10月の19日以降につきましては、本葉山町、葉山町地域選出の県議会議員また衆議院議員その他の先生方のところへもごあいさつを兼ねてお伺い申し上げまして、こういったことにつきまして善処を御依頼申し上げてきております。また議員御指摘の歩道設置、また松久保その他交差点の関係につきましても、11月下旬改めて葉山警察署及び県横須賀土木事務所のほうに御連絡を申し上げまして、さまざまな点を確認してきております。こういった努力を踏まえまして、葉山町の町民の方々がいつでも利便が高くなるようにという形でこの後も努力を続けてまいりたいというふうに考えておりますので、また御指導のほうをよろしくお願い申し上げます。

1番(鈴木道子君)

1点、多分この歩道の設置につきましては、これはちょっと公の場ですのでまたお話ししにくい面があるかとは思いますけれども、民有地があると思います。その辺のところ、御協力をいただくということについて、本当にこの私ども町として平身低頭頭を下げて御協力を願いたいところですけれども、特にその先ほども申し上げております、ごく近隣であるという副町長のお住まいのあたりでございますので、御近所のおつきあいから新しく副町長となられましたお立場等を踏まえまして、交渉、お願いということを私はしていただけるものというふうに思っておりましたけれども、その点についてはいかがでしょうか。

副町長(田邉高太郎君)

議員御指摘の点につきましては、道路建設関係の部課と緊密に打ち合わせをいたしまして、どういう形でこれまでの経緯があるかということをレクを受けております。ですので、今後そういった形をねばり強く進めていくという形でこの場の御答弁にかえさせていただくと、お約束させていただきたいと思います。

1番(鈴木道子君)

ということは、接触はなさってないと、地権者の方に。ということでございますね。

副町長(田邉高太郎君)

地権者の方その他につきましてはまだ接触は図ってございません。これまでの過去の経緯やその他を精査していて、資料等、レクチャーの中でお伺いし、問題点について把握を繰り返しておるという状況でございます。

1番(鈴木道子君)

これはあの、もう私はまずやっていただいたものだというふうに思っておりました。これはまず副町長におなりになったというごあいさつを兼ねてできることだというふうに思っております。早急にということで、警察、土木等、県等、衆議院、県会議員、それはあいさつをなさるんでしょうけれども、この町で本当に子供たちの安全を考える上に設置しなければならない歩道で、今までいろいろ職員が苦労しているところでございます。それが新しく副町長が生まれたということで大変な期待を多分職員も、ああ、これはあの副町長の家のそばだということで職員も大いに期待をしているところだと思いますし、私も期待をしておりました。副町長になりました、これからはよろしくお願いしますというようなあいさつを兼ねて、いい、グッドチャンスだと思いますし、副町長の、またいろいろな人脈にそれが、その人脈と相まって実現へ大きな何かこの助走ができるということを期待しておりましたし、副町長の初仕事として、これはもうやるぞというような、何ていいますか、御決意がね、おありだと思いまして、もう早急にいらっしゃるのではないかというふうに期待しておりましたけれども、まああの、何ていうか、大変に予想外でございます。これはもうぜひ早急にごあいさつを兼ねて、今までのいきさつをしっかりと踏まえてお願いをしていただくという面があると思うんですけども、いかがでしょうか。

副町長(田邉高太郎君)

ありがとうございます。けさほども回覧板を回しに周囲の方々にはごあいさつを申し上げてきておりますので、そういう点につきましては、近隣の住民の方々へのごあいさつですとかその他は申し上げております。ただ、地権者の方々へのごあいさつという形では、過去の経緯を踏まえた上で、またそういった地権者の方々のいわゆる御意向を無視した形での圧力というようなことになりかねませんので、そういう点については、町長の指揮・命令・監督のもと、慎重に仕事を進めていくべきだというふうに考えております。また、この点につきましての町長からの指揮・命令という形では、今回の件の調査、そして関係各部署への要望という形以外のところでは、まだ地権者への御接触という形は私のほうはしておりませんので、それはまた今後町長の指揮・命令を受けながら慎重に検討をさせていただく課題であるというふうに考えております。

1番(鈴木道子君)

町長からの指揮・命令というお話が出ましたけれども、町長、この点については、指示はなさっていらっしゃらなかったのでしょうか。また、私の質問に対しての、これはどうなったかというようなことは、お話し合いはなさっていらっしゃらなかったのでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

前回の議会の場で鈴木議員から御指摘いただきまして、田邉さんのほうでそれについての返答をされましたので、責任を持ってその件については要望活動を行ってほしいといったことを私のほうから申し上げております。その結果が葉山警察であり、横須賀県土木への働きかけでございますので、私はそれに準じて、例えば県知事と会う機会であったりとか、もしくは地域の首長同士の懇談会の中で道路整備について求めていこうといった意思を統一していくといったことが私の役割でございます。そういったふうにして行政として正当な手段は講じているのではないかというふうには考えております。

1番(鈴木道子君)

では、この場ではぜひ、先ほど圧力というふうにおっしゃいましたけれども、その辺のところはもちろん十分に考慮しなければいけないところだと思います。本当に腹を割って、ぜひ実現に向けて御努力を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
時間がなくなりましたけど、最後のノロウイルスの件ですけれども、本当に平成18年以降の大変な発生が予想されていることでございますが、学校それから役場庁舎、福文、それから保育園、図書館等の対応策についてのお考え、また消防も含めました、それをさまざまな担当からお話を伺いまして終わりにしたいと思います。よろしくお願いいたします。順番に。

議長(畑中由喜子君)

教育委員会からお願いします。

教育長(豊田茂紀君)

学校ではですね、つい先日の校長会でも私は話をしたんですが、今年度指摘のようにノロウイルスが蔓延する可能性があるというようにされておりますので、必要な指示をいたしました。これは給食、調理の衛生管理も含めて、そして学校の中では具体的に校長や養護教諭を含めて必要な児童への予防措置指導をやっております。図書館についても博物館についても手洗い用の薬、医薬品を置いてきちんとやっていただくように呼びかけております。

議長(畑中由喜子君)

既に時間が経過しておりますので、過ぎておりますので、答弁はごく簡潔にお願いいたします。

消防長(有馬弘君)

このノロウイルスのですね、感染は経口感染と言われておりますので、手洗いの励行、うがい、消毒、これが一番効果的だということで、職員にはそれを徹底するようにと。また救急隊にあってはですね、感染した者と接触するわけですから、防護衣、マスク、状況によってはゴーグル、キャップ、グローブ等を着用するように指示はしてございます。

議長(畑中由喜子君)

これにて、1番鈴木道子議員の一般質問を終わります。
第2番、5番田中孝男議員、登壇願います。

5番(田中孝男君)

5番田中孝男でございます。今回は、前回に引き続きまして葉山町の下水道問題について、もう一つは葉山町の人件費についてという大項目でございまして、前回の下水道問題、私の一般質問、下水道に限ってさせていただきましたけども、単純に言いますと一般会計の規模が93億とか95億という当町が既に467億円を使って取り組んでいる一大事業、後にも先にもないと思うんですが、一大事業がこの下水道だと思います。これに対して1年にならん…就任されて1年近くになられた町長から具体的なこの問題についての解決策といいますか、指示といいますか、そういうものは7ヘクタール、年間7ヘクタールに工事規模をするよというほかは何もなかったような記憶、私の理解ではそんな記憶があります。もっといろいろな問題、中身を考えていきますと、これでは実際にこれだけ大きな事業を経営しているトップとしてはまことに不適格だと、もっと真剣にこの問題に取り組むべきではないかという観点から、現在の下水道の現在の課題についてどのように認識、把握されておられるのか。それから、それの具体的な対応策をどのように考えておられるのか、このことについてお尋ねをしたい。
それから、葉山町の人件費ですけども、これはことしの3月16日にラスパイレス指数が日本一になったという報道がありました。それから直ちに3月30日に定期昇給を停止して初任給を引き下げたと、これは全くそのラスパイレス指数対策といいますか、向かい風からひょっと身をかわすだけの取り組みかなと。「財政健全化に向けた取り組みとして人件費の抑制に対する取り組みを行ってまいりました」という出だしからのお知らせ文章を見てもですね、その後に本音が出てまして、平成23年度のラスパイレス指数の公表結果を受けて緊急的に対応する意図もあったことから第1段階の取り組みであるというふうにおっしゃっておられます。6月にですね、5月の末に削減率を決めた提案をされております。これもその本来の意味から言うとおかしいなと思うんですが、2年間の限定でございます。
私が申し上げたいのは、今10%の地域手当を受けておられた。その結果ですね、約、今期の場合は…来期の場合は1,253万円の地方交付税が減額されると。金額的に言いますと、この今回御提案のあった、決められたとおっしゃる減額率、減額ですね、総額で4,850万ですか、これに匹敵するのが4%の地域手当と。さらに地域手当に限定して考えれば、そのほかに千二百数十万の町にとってはプラスになる結果になると。人件費という切り口で考えておられるのであるならば、組合ともう妥結はされておられるようですけども、それを一度白紙に戻してですね、もう一度その地域手当てで対応すると、そのほうが町のためになるからというようなことを話し合われるおつもりはおありなのかどうかと、この点についてお尋ねします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

田中孝男議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
1点目、葉山町の下水道事業について、下水道の現在の課題について及び2点目、対応策についてのお尋ねですが、関連がございますのであわせて答弁をさせていただきます。課題の一つとして挙げられるものが全体計画の見直しではないかと考えております。以前にも答弁させていただいておりますが、市街化区域は公共下水道での整備とし、市街化調整区域につきましては合併処理浄化槽での処理を行いたいと考えております。市街化区域につきましては、財政状況が厳しい状況ではございますが、面整備を進めてまいります。また、市街化調整区域については、費用対効果において下水道が有利であると判定されているところに対し、どのような手法で合併処理浄化槽整備を行っていくべきかを検討しているところでございます。対策として市街化調整区域の合併浄化槽での整備につきまして、個人設置型の整備手法の充実が図れないか、検討をしているところでございます。
次に、2番目の課題として、供用開始している地域における公共下水道未接続世帯に対する普及促進対策の改善が必要であるのではないかと感じており、接続推進のための各種制度の見直しも検討していきたいと考えております。
次に、葉山町の人件費について、ラスパイレス対策のような削減案と地域手当についてのお尋ねでございますが、人件費における取り組みはことし4月に取り組みました昇給の凍結及び初任給の引き下げ、また来年4月から始まる定率削減とたび重なる削減策に取り組んでおります。これらの取り組みは、ラスパイレス指数の数値はもとより、私の政策として財政健全化を重要課題と挙げていることによって就任後直ちに取り組んだところであり、これにより得られる効果額として平成26年度末までに約2億2,420万円を試算をしております。財政健全化における人件費削減という目標に、大きな効果は得ることができたものと認識をしています。一方地域手当につきましては、国に準拠すると6%とすべきところであり、これまでの労使交渉の土俵にも上がってきたと同時に、これからも課題として取り上げていくことを明言してまいりました。地域手当は、御存じのとおり国家公務員の級地区分が示されており、この基準自体が近隣自治体との均衡の保持という観点からは依然疑問が残るところでもありますが、今後とも取り組んでまいります。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

5番(田中孝男君)

いろいろとお尋ねをしなくてはいけないんですが、今現在の課題ということで全体計画の見直しであるとか、面整備は続けていくよというようなお話がありました。全体計画の見直し、それからその合併浄化槽、市街化調整区域の合併浄化槽というお話もあるんですが、この全体計画を提出されたのは、山梨町長名で提出をされて認可を受けているというふうに思いますが、それで間違いないですか。

町長(山梨崇仁君)

はい、そのとおりです。

5番(田中孝男君)

ということは、その町長名で県に5カ年計画を出しながら全体計画もそれに付随して提出されていると。それで認可を受けているのは今の現状で、町長が全体計画を見直すと。これは提出している認可を受けたものがたしか581ヘクタールだったと思うんですが、それを町長は513に見直すというようなことをおっしゃっておられる。町長名で申請を出してですね、その期間が経過しない間にこれを撤回して見直しますということが現実問題としてできる話なんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

私はできるというふうに考えております。

5番(田中孝男君)

できるという自信がおありならば、それはそれで結構ですし、逆に言えば、それはじゃあいつまでにするのかと。例えば、全体計画を見直すとおっしゃったのは施政方針演説かな、たしか6月には見直すとおっしゃってました。で、その6月の見直しが、今もう12月ですけども、いまだにできていない、それも事実ですよね。なぜ見直しを、要するに撤回して見直すというようなことができるのであれば、何でこの6カ月、皆さんに約束した時間をですね、無為に過ごされているのか、その辺いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

田中議員の御見解で1点私のほうから申し上げたいことはですね、6月に私がしたいと言ったことは、見直すことについてのロードマップをお示しをしていくというふうに申し上げたことをしっかりと覚えております。ただ、それをお示しできなくて申しわけないということは前回の議会でもおわびを申し上げました。私の考えたところによれば、その6月…7月に提出をしたものにつきましては、施政方針で確かに全体の方向性はお示ししましたけれども、実際の事務作業、それも公共下水道審議会の答申を経て、前町政の中でコンサルタントを活用して書類をまとめられ、それを出す期限というものが4月に合わせていたところといった事務的な手続の背景がございました。これについて私からですね、急遽それをつくり直せと言うには時間的に間に合わない。間に合わないということは、例えばこれまで用意していた国の交付金関係、これまでの事業計画にのっとった国・県の動きについてですね、空白時期をつくってしまうことになるといったことを聞きまして、それで判断の上で、全体計画としては今回は581で提出をさせていただく。ただ、それについては必ず513までといった結論となるように修正を図っていきたいということを申し上げた次第でございます。

5番(田中孝男君)

それでは、その513に全体計画を見直すのはいつまでですか。

町長(山梨崇仁君)

これまでも何度か定例会ごとにですね、下水道の質問でお答えさせていただいておりますけども、513に縮めるという計画書を出すということにつきましては、現在においてはどのような手法で市街化調整区域の合併浄化槽推進を図っていくか、また下水道の推進についてもどのような方法で公共下水道を財政の健全化を図りながら推進していくかといったことについて、また接続の問題もございます。そういったことについて一定の用意をした上で確固たる準備の中で提出をしていきたいと今は考えております。

5番(田中孝男君)

いろいろ難しい問題がたくさんあるから時期は言えないよというお答えだというふうに理解します。
次にですね、その未接続対策について、制度の見直しも含めて考えるというふうにおっしゃっておられたんですが、具体的にその制度をどのように見直そうと考えておられるのか、お聞かせいただけますか。

生活環境部部長(成島光男君)

下水道の助成にはですね、現在4種類ほどの助成制度がございます。この内容についてそれぞれもう一度ですね、検討を加えまして、より下水道の接続にですね、町民の皆様が接続しやすいような助成制度にできないかということで今現在検討させていただいているところでございます。

5番(田中孝男君)

初めて意見が一致したのかなという気がしますけども、今ですね、いわゆるその浄水場、それからポンプ場その他は整備されて、今約6,800世帯ぐらいのところが接続をしていただいております。私が下水道課にお尋ねしてですね、どうしても出てこない基礎的なデータがあるんですよ。それは整備済みのエリアで現在接続をされている数、これはわかります。未接続の世帯はどれだけあるんですかという質問をしてですね、その答えがいただけないんですが、部長はおわかりでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

ちょっと具体的な内容については存じ上げておりませんけども、下水道を接続しますと当然申請が上がってきて、その上にうちのほうで確認をしております。下水道を接続している方についての把握は下水道担当課のほうでしております。また、上下、下水、水道のほうもですね、件数等については一括徴収という形でお願いしておりますので、何件という形では把握しておりますけども、その把握できない部分についての詳細については、申しわけないんですけど、私も存じ上げてはおりません。

5番(田中孝男君)

まあ、というちょっとぼわっとしたところがあるんですが、今ですね、1件未接続のところが接続をしていただけたとするとですね、町の経費としては幾らか費用がかかりますか。ということは、例えば1件がつないでくれたと。で、下水が流れていって浄水センターできれいになって出たと。そういうことにコストがかかってますか。1件ふえたら幾らふえるんだと、コストが、そういうことはありますか。

生活環境部部長(成島光男君)

接続件数がですね、1件ふえた、これによって直接経費がふえるということは、今私が考えられるのは、上下一括徴収を行ってますので、そのときの手数料関係、その程度だと思います。

5番(田中孝男君)

それじゃあ100件だったらコスト的にどうなんでしょうか。もう一つついでに言っておきます。1,000件接続がふえたとして、コストはどのぐらいかかりますか。

生活環境部部長(成島光男君)

件数が多くなった場合ですね、浄化センターでの維持管理の経費がどの程度かかるかというのはちょっとわかりませんけど、例えば汚泥の量がですね、ふえてくる、それにかかる経費がふえる、そういう問題があるかと思いますけども、基本的に件数がある程度ふえたからこの経費がこのくらいふえるというものは、具体的なものについてはないんではないかなとは思っております。

5番(田中孝男君)

ということはですね、今1件接続していただくとですね、大体3万2,000円から3万3,000円、年間、要するに下水道使用料として徴収するんですよ。すると、100件だと330万、1,000件だと3,300万、これ年間の町にとったら、まあ言葉は適当でないかもしれませんが、純利益なんですね。コストのかからない純利益なんですよ。宝の山なんですね。で、このことにやっぱりこれから真剣に取り組んでいくのがものすごく大きい。例えば今、町長が今よく言われる町の収入をふやすために広告費云々と、それで300万という金額は小さくないよというようなやりとりがありましたけども、要するに広告で上げる利益で町の収入をふやすというよりも、目の前にこのような大きなものがあるんですね。これもですね、一過性のものではないんですね。例えば100件で330万、10年で3,300万ですよ。で、10年とかそんな短い単位ではなくて未来永劫的にですね、この下水道使用料というのは入ってくるんですね。これにやっぱり真剣に取り組まない手はないんじゃないかというふうに思います。その真剣に取り組むについてですね、取り組み方がいろいろあると思うんですが、制度の見直しも考えてとおっしゃってました。今の制度は、供用開始から3年間で3万円の助成金を出しますよ、銀行ローンを紹介しますよというようなことなんですが、これ、3年という区切ったのにはそれなりの理由があったのかもしれませんが、今この3年を全く取っ払うということについて、まずどんなお考えがおありなのか。

町長(山梨崇仁君)

あらゆる手段を検討したときにですね、必ず年頭に浮かぶことが、これまで、これまで下水道の供用開始から接続をしてきていただいた方々の御負担とですね、これからこの時期にその負担に対しての軽減を図っていくということが主になると思うんですけども、その軽減を図るときの制度というものが不公平感を生んでしまうのではないかといったことが、大きく危惧されるところに毎回なります。ですから、その今、田中議員がおっしゃったように3年の利子補給分を例えば5年に延ばすとかですね、多少理解をいただけるであろうと思うところについては制度改正を図っていきたいとは思うんですけども、それが爆発的な接続率の向上につながるというふうにも考えられなくてですね、正直アイデアが貧窮しているというふうにも考えておりますので、ぜひ貴重な御提言をいただければというふうには思います。

5番(田中孝男君)

不公平感が出てはいかん、それも理解できます。例えば今3万円の助成金がついてますけども、3年経過したらその助成金はなくなりますよと。だけどもこんな応援を町としてはやりますよということもあり得ると思うんですよね。助成金の額を減らすというのも一つの手でしょうし、いろんなアイデアはそこに工夫がある。というのは、基本的に接続をしていただいてそれが純益として入ってくる、町の収益になると。また下水道事業をですね、今見ますと使用料が約、前期23年度で2億2,000万なんですね。それで総務費というのが、いわゆるその浄化センターの維持管理費と一般事務費というんですか、それを合わせたものが2億6,000万。この2億6,000万がカバーできるようになるために、あと4,160万だ。これはあと1,262件の接続があればコストがかからないんですから逆にそれにできると。
一番最初に質問したように、あとどのぐらいのところにこの可能性があるんだろう、あと何件見られるのかな。これをすごく大ざっぱに考えてみますと、今その供用開始したエリアの水洗化率というそのまやかしの数字ではなくて接続数という数字を見てみますと、長柄、堀内、一色でですね、まだ面整備ができてないところもたくさんありますけども、60%なんですね。これがお隣逗子のように100%になりますと、幾らだったかな、どこかに計算したのが書いてある、ちょっと今見つかりませんけども、かなりの金額が上積みされてですね、その結果、今一般会計から約1億6,000万、都市計画税が5億2,700万、この下水道の会計に繰り入れられてますけども、この辺にプラスの効果が出てくる。その可能性があるのはこの接続率を高めることしかないんですね。今までつないでおられない方はいろんな事情があったと思います。でもそれがものすごく楽につなげられるような提案が町からあれば、大変多くの方が賛同してやっていただけるのではないかなという気がします。
その方法論なんですが、整備ができたよと、はい、つなぎなさいと、法律もあるよと、金がなければ銀行の融資も紹介しますよ、早くやらないやつは面倒見ないよと、つながないやつは非国民だぐらいのそのハードなですね、例えばどっちかというとプロダクトアウトといいますが、北風政策みたいなものではなくてですね、マーケットインの考え方で太陽政策に切りかえられたらどうかと。その太陽政策って何かというのは、これはいろいろ考えていただきたいと思うんですが、例えば、この前ちょっとお話をしましたけど、お隣逗子市が今100%の接続率になっております。その中でですね、ローンを組んで接続をされた方が最初の11年間は3,560件、融資総額で5億9,142万円、これは逗子市の実例です。それから、その後の10年間で約、金利でですね、金利で7,940万、2,904件、9億3,580万が融資金額になっております。逗子の方たちがこのように気楽にというかね、楽にその融資制度を利用しておられると。じゃあ葉山町は一体どうなのかというふうに見てみますと、たしか百五十数件、10年間でね、百五十数件しかないし、融資したその金利の負担額は52万7,000円しか使ってないんですよ。
これはなぜなのかと。使い勝手が悪いんです。ここにですね、やっぱり思いをいたして、もっと楽に、普通にその住民の方たちが楽に使えるような仕組みはどうなのかと。いろいろ調べてみますと、逗子市の場合はですね、非常にその太陽政策的なアクションがあるんですね。例えば面整備をする。面整備をするときには住民説明会を開く。そこで、要するに技術的な問題であるとか、工事で迷惑をかける話とかというそういうハードの話と同時に、こんな法でなってますのでぜひとも供用になったらつないでくださいというお願いをし、なおかつローンがついてますよと。今、僕はローンがついてますという言い方をしてますけど、これは思い出してほしいんですけど、ジャパネット何とかという会社がありますよね。あそこがテレビでいろいろこう宣伝するときに、その消費者に非常に抵抗なく、ああ、これは買いやすいな、いいなというイメージをつくり上げてますよね。葉山町の例えばその水洗化工事資金融資あっせん及び利子補給制度というのを見ますと、銀行でお金借りなさいというだけなんですね。利子は補給しますよと。で、銀行からお金を借りるときはですね、保証人を利用する、または保証会社を利用する、保証をつけるという話です。この保証人をつけるときに用意いただくものは、連帯保証書、本人と連帯保証人の住民票の写し、その2人の納税証明書、所得証明書、印鑑登録証明書、連帯保証人の身分証明書等ですね、何百万、何千万銀行から借りるのと同じような手続を踏まなくちゃならないんですよ。これがやっぱり非常にそのブレーキになっている一つではないかと。それから、逗子市が初めの10年間で3,560件の実際の利用があったと、なぜかなと。これ、逗子市が市役所で住民の方に直接融資をしてたんですね。当然その窓口でですね、非常に簡便なその申し込みに対してそれを実行できる、そういう仕組みをつくる。または住民説明会で、この工事そのものにはローンがついてますよと、金利負担はいただきませんと、月額約1万円の御負担でこれぐらいのことはできますよと。これだったら要するにもっとスムーズに接続率も上がっていくんではないかなと。ハードな、例えば法律があるよと、決まり切ってるんだとというスタンスからですね、もう少しジャパネット何とかを見習ってほしいなと。いかがでしょうか、こんな考えは。

生活環境部部長(成島光男君)

今の議員が言われたですね、逗子市が行った内容、葉山は先ほど議員が言われたようにいろんな書類をですね、提出していただくとかですね、そういうような形のものがございます。また供用開始3年以内とかですね、そういう制度もございますので、先ほどの答弁でもございましたけども、そういったものをですね、葉山町もその今の状況、経済状況等をかんがみますと、やはり融資について町民の皆様がですね、借りやすい状況というのも行政側でセットする必要があるかなと思っておりますので、それについて早速ちょっと検討させていただきたいというふうに思っております。

5番(田中孝男君)

大変前向きな御答弁をいただけたような気がします。いわゆる銀行の窓口でですね、1,000万借りるのと同じような手続を踏まなくちゃならないということではなくて、例えば逗子市の場合は、具体的なそのいわゆる書類の中身までは、もう時間が大分たってるので手に入りませんでした。でもその制度をやってですね、3,560件の人たちが使われた。そして昭和58年に逗子市も条例改正しました。そして58年以降は銀行融資になってます。ですから今の葉山に近い形。これはまた銀行と市との話でどの程度のそこに内容がですね、どうなってるのかまで僕もまだ調べておりませんが、その後ですね、2,904件の方たちが残りの10年で使われて、結果100%の接続率を達成していると。ローンがあればですね、接続率が即上がるのかというと、必ずしもそうとも言い切れない、言い切れない部分もあるかと思います。でも、要するに入り口はものすごく楽になると思うんですよね。それが町にとってものすごく大きな金額になってくる。大きな利益になってくる。このことをですね、考えて、もう本当にその来期の予算にですね、何らかの形でこういうものが計上されるようなスピードで対応していただきたいと思うんですが、町長、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

制度変更でございますので周知期間等を考えなければなりませんけども、ただ、先ほど私が申し上げたように、直接的な経費の還元であったりとか、直接的なものでない限りですね、こういった田中議員の御提案のように、こちら側のオプションとして多く持っていくことは必要だというふうには認識はしております。本当に貴重な御意見をいただいたと思っておりますので、可能な限りそれについてもスピード感を持ってですね、実現化できるように検討してまいりたいと思います。

5番(田中孝男君)

しつこいようですけど、浄化センターに115億、それからポンプ場に18億9,000万、これ投資済み、完成しております。そしていわゆる流入量の話でいろいろと何回かありますけども、正直言って能力的に十分な余裕があります。先ほど何回かお尋ねしたように、接続件数がふえてもですね、コストが上がらないんです。こんな話ってそう、そんじょそこらにないですよね。という中で考えてみますと、いわゆるこれからの面整備をどういう方向でどのぐらいやったらいいかというのに、また町長のお考えも変わるのではないかと僕は思っております。今、町長は任期中7ヘクタールしかやりませんと、一般会計からもお金を入れ、それから都市計画税も全額入れて約年間6億の公債の返還をしている。そのうちのいわゆる元金部分が4億、利子部分が2億ということで、それが減っていくのを何となくにまっとしながら、うれしいなと思っておられるのかもしれない。だけど、もっと本気になってこの事業を経営していこうと考えたときに、この7ヘクタールをこれから5年間続けていくというのはおかしなことになるかもしれない。なぜかと言えば投資効率が非常にいい投資なんですよ。なぜか、もうちょっと細かく言いますと、この面整備にかかる1ヘクタール当たりの原価はどのぐらいか御存じですか。

生活環境部部長(成島光男君)

約2,500万円というふうに思っております。

5番(田中孝男君)

決算書類からの実績で言いますと、最近6年間のヘクタール当たりの単価はですね、2,814万2,000円です。最近6年間ね。それから、その前の14年間の1ヘクタールの単価は7,826万6,000円なんです。こう何で7,800万もかかってて、それが最近6年間は2,800万になったのか、僕もよくはわかりません。わかりませんが、今、部長が言われたように、大ざっぱにくくってね、1ヘクタール2,500万の投資だと、そのうちのいわゆる公債として発行するのは1億2,000万ぐらいですか。あ、ごめんなさい、1,200万ぐらいですか。あとは国費の補助等がありますよね。そういうことから考えると非常に効率のいい投資に見えてくるんです。町長、そんな感覚、持ちませんか。

町長(山梨崇仁君)

下水道会計のみのですね、単一事業として考えれば、現在の起債の額というものは、町単独は約1億、そこに国・県のお金を入れて約2億円、2億4,000万ぐらいの起債を起こしております。これは私が財政全体で考えた場合の俗に言うプライマリーバランスの中でもですね、非常に効率はいいというふうにも考えておりますし、田中議員がおっしゃるとおり、その投資対効果というものは得られるというふうには考えられます。ただ、田中議員、冒頭に第1回目の御質問でおっしゃったようにですね、これまでの事業投資の金額というものと、それに付随する現在の町債の額というものが一般会計95億とほぼ同じ額が下水道特会だけで持っている現状がございます。ですので、私としましては、借り入れについては非常に慎重に行いたいと思っておりますし、また全体、葉山町で17平方キロに対する公共下水道のあり方というものも同時に考えながらですね、行わなければならないと思っておりますので、今は7ヘクタールという御指摘ございましたけども、まず7ヘクタールぐらいの財政規模、申し上げたように年間2億4,000万程度の布設の中でですね、公共下水道は進めながら合併浄化槽の状況などをしっかりと判断をしていきたいというふうにも思っておりますので、全体感の中で見ているということを改めて申し上げたいと思います。

5番(田中孝男君)

今この場でですね、そんな話を聞いたから急にその7ヘクタールを引っ込めてこれだけやるよなんていうことは口が裂けても言えませんよね、それはよくわかります。わかりますけども、要するに特別会計というのは、基本的に独立採算というか、その中でのことを考えるものですよね。あなたのおっしゃるそのプライマリーバランスというのは、要するに借り入れ額がふえないようにしたいわけですよね。今その下水道特会で見ますと、4億円の元金返済して1億円の起債をしてると。差し引き毎年3億円ずつ借り入れ残高が減っていくと。それに一般会計からも金を出し、都市計画税も全部入れてと。先ほどほくそ笑んでるのかなって言いましたけども、要するにそういう形で今運営してる。片や、そのいわゆる下水道の現状と近い将来をにらんでいった場合に、要するに例えば面整備の方向をどこにすればどのぐらいのその、何ていうんですか、接続件数がふえるかというのを考えると、有効な面整備をすればですね、ものすごい投資効果があると。例えばごみのパッカー車がですね、これはよその会社の車かなと、いよいよごみの収集も外部委託になったのかと思うような広告を載せてですね、下のほうを見ると小さく葉山町と書いてあると。それで得る利益と比較をすることもいいかどうかはわかりませんけども、このコストのかからない何千万かの収益、10年単位で見たら何億という単位ですよね。そういうものについてもっともっとピッチを上げてですね、真剣にそれに取り組んでいただくのがよろしいのではないかというふうに再度申し上げたいと思います。
具体的に中身について、そのローンのところだけ話しましたけど、基本的にはですね、要するにその、いわゆる北風政策から太陽政策に切りかえる部分、ここをですね、しっかり見てほしいんですよ。きのうの御答弁の中にもですね、法律がありますからみたいなのが出てきました。だけど、罰則規定のない法律ですよね。あくまでも住民の方たちのお気持ちがメーンになる。また負担をしてもそれに協力しようということになる。そのためのいろんなことってあると思うんですね。今現状ですね、例えば下水道課の職員が年間1,000件以上のところを歩いております。そのときに持って歩くパンフレットは何種類もあります。これをこう見せていただいて、彼らが本当にセールスマンとしてね、いわゆるその結論、接続しましょうと言ってもらうためのツールとしては非常に厳しいですよね、これを持って歩くのは。その厳しいことをさせてるだけではだめなので、それを有効な結果が出るようなものをですね、きっちり持たせて、いわゆるその成果が上がるようなことをやはり本社としては考えなくちゃいけないんじゃないということを申し上げたいというふうに思います。
下水道に関して言えばですね、有効な投資だなんて言ったのは余りたくさんいないかもしれませんけども、要するに今の現在の面整備に対して、ただシュリンクするだけではね、ちっともよくない。そこをよくお考えいただきたいと思います。その中には困難はあると思いますよ。困難はあると思います。例えば僕がこう言ったからってね、例えばその先に一番最初にじゃあ隣のところを先につないじゃおうと、隣というと隣ですけども、そうするとそこに大きなもめ事が起こる可能性もある。これは前にお話ししましたけど、イトーピアをつないだ、イトーピアじゃ…イトーピアをつないだときにですね、よくも悪くもガバナビリティーを発揮してあれをつないだと。その結果、大変多くのところが一気につながったわけですね。これはその後に最高裁まで行くような裁判事もありました。そういうものに対する御覚悟はおありですかという質問を前回させていただきました。そういうことも含めてですね、これからの面整備についてよくお考えをいただきたいといふうに思います。
総体的にいつもその一般質問というと、1時間あんまり聞きたくない話を聞きながらですね、のらりくらりとしていると1時間済んでしまう。その後、対応中という答えを出しておいておしまいというのはまずいと思うんですよね。それで、具体的にこういう形のものをぜひとも積極的に検討していただいてやっていただきたい。職員もですね、自分たちのやっている仕事に誇りを持ってエネルギッシュにやれるような体制、有効な投資なんだという、この仕事をスムーズに行かれるように頑張ろうぜという気持ちになるようなリーダーシップをぜひとも発揮していただきたい。いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

接続の町の補助金制度といいますか、制度のあり方からですね、下水道事業全体、それから果ては接続のための職員の対応につきましても非常に貴重な御指摘をさまざまいただいたというふうに認識をしております。私もかねてよりその下水道事業につきましては、その市街化調整区域においては合併浄化槽を、市街化区域においては下水道をというふうに申し上げておりまして、それは一方で町民の皆様に対するその都市計画税をいただいている方々への町の責任であるというふうにも認識をしております。そういった意味でなるべく早く通してあげたいという気持ちはあるんですけども、ただおっしゃったように、これまで町政の行ってきた中で住民と裁判を行うという大変悲しい事業、経過もございました。私は、下水道事業については、大きく今ではほんと共同の舞台となっている行政と住民の方々とのかかわり合いをですね、ともに同じ方向を見据えながら事業を進めていくということも大きな大きな課題といいますかですね、通らなければならない道だと思っておりますので、そこは互いの理解を経ながら、また同時にそれは接続していただけるという理解にもつながると思っておりますので、慎重に対応はしていきたいと思っております。また、将来の子供たちに私たちが今ここで行ったことが必ずやよかったことというふうに思ってもらえるような視点もですね、ぜひ持っていきたいとは思っておりますので、申し上げたような財政状況全般を見ながらも事業推進はしっかりと進めていきたいと思っております。

5番(田中孝男君)

このことは申し上げておかなくちゃいけないと思うんですが、私のところはまだ未接続世帯です。要するに供用開始からもうすごくたってるんですね。そのタイミングのときに、第一義的にそれに行くというような状況でなかったというようなこともある。で、3年経過してしまった。助成制度も何もない。その後、それがですね、何となくきっかけなしで今まで来てしまった。僕、きょうお話ししたようなことを町から提示されればですね、これを活用して、周り、接続してないところはたくさんあります。そこに及ばずながらお力になりたいなというふうに思っております。そんなこともちょっとつけ加えておきます。
1つだけ、合併浄化槽の話なんですけども、今の全体計画が581ヘクタールで、市街化調整区域まで入ってますよね、今の全体計画。この全体計画があるところにですね、その合併浄化槽という話は環境省の関係でできないですよね。それこそその全体計画を変えてからでないと具体的に町長がそれに言及して動かれるということはできない話だというふうに私は理解しておりますけど、よろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

それがですね、まさに今回の市町村型の合併浄化槽補助金を活用としたところで国・県の補助金を受けられないといった理由の大きなポイントになると思います。ただ、町単独でですね、補助をしたりとか、町単独の中で皆様とお話し合いをして、その調整区域でありながら581にかかる方々についても議論をすることはできると思っておりますし、設置を推進することはできると思っておりますので、それは大きな目的として合併浄化槽が公共下水道からではなくて町の水をきれいにするという目的について、なるべく早く取り組んでいきたいといったことを御説明して御理解を賜ってまいりたいというふうに考えております。

5番(田中孝男君)

下水道に関してもう少し身近なテーマの一つにですね、この収益もさることながら下水道料金という問題があります。大体6,000円の上水道料金を払ってるところで、葉山町の場合は5,533円、下水道がつながるとですね、下水道料金が請求されます。逗子市の場合は4,231円。3割の差異があるんですよね。今の葉山町の下水道特会をですね、つぶさに見ると、下水道料金の値下げというのは、非常にまあその事業だけを見ると大変きつい話ではありますけども、現実問題としてこれだけの差異があると、よく近隣とのバランスということをおっしゃいますけども、現実問題こんなアンバランスがあるということもよく頭に置いて、そういうことも含めてしっかりと検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

下水道料金が高いというお声は私のほうも聞いてはおります。ただ、逗子市さんの場合は、実際に布設工事が終わり、維持・メンテナンスの段階にかかっているという意味では、それこそまあ町政の…市政のこれまでの先見性の効果かというふうには思っておりますけども、大変心苦しいところですけども、今の使用料、田中議員から御指摘ありましたとおりに、下水道事業をより円滑に、また10年を経過した下水道施設についてのメンテナンスもこれから費用がかかってくると思われますので、そういった点を考えますと、容易に今、料金を安価にしていくということは、この場での御答弁はできないかなというふうには考えております。

5番(田中孝男君)

下水道についてはこれでやめます。ぜひともですね、近いうちに、民主党じゃないですけど、近いうちにこんな提案を、こんなことを考えてこんなプレゼンをしたいと思ってるという話をごくごく近いうちに聞かせていただくことをお願いします。
人件費の話に移りますが、町長、任期中に2億ですか、の人件費削減ということで、今現在その低減、削減率を決めたものがまとまっておりますね。これはだけど2年間の期限つきなんですが、その先どうするっておっしゃってましたかね。

町長(山梨崇仁君)

2年間は期限つきの定率でございます。私はこれ、この4月に取り組んだ昇給の停止、また初任給の抑制によることで、それ以降も効果的、効果を発揮する取り組みをしたというふうには考えております。

5番(田中孝男君)

本題に戻りますけども、要するに4%の削減と今回の削減の金額的に大きな差異はないんですよね、人件費というくくりで見た場合に。総務部長、どっちがどのぐらい高く、多いんでしたっけ。

総務部部長(上妻良章君)

現時点4%の削減でございますと、超過分としてたしか4,900万ほどであったと思います。それに特別交付税、この削減額、これはいろいろ年度年度によって違いますけれども、それを約、それを加えて約大体5,000万強と考えた場合には、まず4年間で2億というところにはなります。トータルの中でですね、町長がおっしゃっております…今実施しております、あるいは予定をしております定率と、あるいは昇給停止をしますと、トータルの中ではですね、今現在としては今の実施のほうがトータルでは多いのではないかなというふうには思っておりますけども。

5番(田中孝男君)

特別交付税の減額、これ小さな金額じゃないんですよね。いわゆる24年度で1,253万カットされます。今期の交付税額は幾らでしょうかというお尋ねをしたら、12月と3月なのでまだわからんということなんですが、その翌年はまたことし、今期交付される税額の2割がピンはねというか減額されます。この金額がですね、今職員の方たちに御苦労いただくその給与の削減に町としてはプラスの効果としてその金額が出てきます。このことをやっぱりしっかり覚えてもらわなければいけないなと。
それから、ラスパイレスですけども、例えば僕の言うその地域手当でそれを対応しますとラスパイレス指数は変わりません。まだ今いわゆる初任給を変えて昇給額を抑えたから2ポイントぐらい下がるんですか、それで4位になりますとか何とかっていう文書が出てましたけども、ラスパイレスを気にする必要はないんですよ。本当にやっぱりその町の人件費という切り口をメーンに考えるべきだと。ラスパイレスの計算の仕方というのは、要するに国家公務員の人員配置バランス、これにそれぞれのグレードに合った葉山町の給与の比較、掛け合わせて国家公務員の数で割るんですよね。だから同じそのいわゆる構成比だったら全くそのとおりですけども、構成比が全然違う中でいわゆる実態をあらわしてるかどうかというと、必ずしも実態をあらわしてる数字ではない。まあそのぐらいのことは何となく知ってますけども、だからといってそのことを気にしなくていいというんではなくて、昨日も近藤議員から町民の方たちから日本一高い職員の給与を払うために税金を納めてるのかと、現実問題言うと今はその税金じゃ賄い切れてないんですよ。町民税じゃ間に合わなくなってるという実情も片方にある。で、いわゆる風当たりを避けるための人件費という見方ではなくて、本当に町のために、ほかに福祉、教育も含めた、そんなところにその有効なお金が回るように、せっかくいただいている特別交付税がかなり大きくですね、2割もカットされると、このことにずうっと耐えなくちゃならない、その辺も含めてしっかり考えていただきたいと思うんですが、また同じお答えでしょうかね。

町長(山梨崇仁君)

初めに結論から申し上げれば、私自身は、地域手当については改定をしていきたいということはかねてより申し上げておりますし、組合のほうにもそれは伝えてあります。
ただ、今のお話でございますけども、国がそもそもその特例交付金の中にですね、制裁的な措置を加えているということ自体が、先ほども1回目の答弁で申し上げましたが、その地域によって、逗子市や横須賀市と挟まれたこの地域にありながら、大きな差異もなくそういった状況があるということに対しても大きな疑問があるということは事実でございますので、それは一方で国に対してもそういった制裁措置を行うべきではないということは働きかけをしたいというふうには思っております。
また、今回職員の人件費によって、私は確かに対外的な職員の働きのしやすさであったりとかそういったものに配慮もしてはおりますけども、やはりそれによって、例えば来年大きく保育園をつくっていこうという動きをする中では、大変大きな財源をいただいたというふうに考えておりますので、職員の力によって大きな町の教育、福祉にかかわる部分を担保していただいたというふうに感謝をしております。
すべてを一つ一つ取り上げてしまうとですね、バランスを欠いてしまうかもしれませんけども、日々やはり横並びの中で自治体というものは考える部分がある、職員にとってはラスパイレスというものが高く出てるということは大きなそのデメリットになっていることは事実でございますし、そういった要素をそれぞれ考えていくと、いろんな点で思いはございますが、地域手当についてはやはり組合のほうに交渉を申し込んでいきたいというふうにも思っておりますし、今回の削減についても私は大きな評価をしていきたというふうにも思っております。

5番(田中孝男君)

自分の決めたことですから甘い評価をするのは当たり前だと思いますけども、ですけども、真剣にね、いわゆる本当のポイントのところを、中を突っ込んでよく議論して。今まではもしかすると町長一人で考えてたんでしょう。副町長もおられるわけだから、その辺のポイントについてきちっとした話し合いをしていただきたいなというふうに思います。
お腹もすいてきたのでこの辺でやめたいと思います。ありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

これにて5番田中孝男議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため、暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
(午後0時01分)

議長(畑中由喜子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時00分)
一般質問を続行いたします。第3番、6番中村文彦議員、登壇願います。

6番(中村文彦君)

6番自民絆の会、中村文彦です。5項目8点についてお伺いいたします。
私は家族のきずな、地域のきずな、町民とのきずなを大切にすることを、また責任ある政治を行うことを選挙で訴えて議員になっています。最近の選挙ではマニフェスト選挙ともてはやされ、実現不可能な政策が掲げられ、それが革命であると、無責任な選挙が行われています。しかし、政権をとることしか目的になかった民主党の鳩山首相は、普天間の問題で、知れば知るほどと、勉強不足を露呈してしまいました。また、ここ4区の長島議員は40歳代の若さで政界を引退、マニフェストの説明責任を果たすことはありませんでした。第三極のあの人も、民主党のマニフェスト立案者の一人であったことを忘れてはいけません。こんな無責任な政治を許してはいけません。葉山町では民主党出身の山梨町長は、市街化調整区域の市町村型合併浄化槽はマニフェストで訴えるレベルではなかったと、勉強不足を認めています。また、財政では財政規律を正したいと発言するだけで、地方公共団体財政健全化法に沿っては、葉山町の財政は健全であることを、議員時代に町民に対して説明責任を一切果たしていません。結果、一部の偏った思想団体からは、葉山町が財政危機だとのビラをまかれる始末である。
本題に入ります。1、町長マニフェストについて。二元代表制の一翼として、また町民の代表として、前回お答えいただいていない質問を改めて質問いたします。町長マニフェストの意味について、町長にお伺いします。(2)マニフェストの意味について、町長にお伺いします。
2、下水道事業について。下水道事業の現状認識について町長にお伺いいたします。(2)下水道事業の今後について、町長にお伺いいたします。
3、接遇向上に関する提言(アンケート結果)についてお伺いします。(1)アンケートの結果について、町長の認識をお伺いします。(2)今後の対応について、町長にお伺いいたします。
4番、町長の記者会見のあり方について。(1)町の記者会見のあり方について、町長の認識をお伺いいたします。
5、しおさい公園の現状について。(1)しおさい公園の現状についてお伺いします。
以上、5点…あ、5項目8点について簡潔で丁寧な説明を求めます。ありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

中村議員の御質問に順次お答えさせていただきたいと思います。
1点目、町長マニフェストについての1項目目、町長マニフェストの意味について町長に伺うとのお尋ねですが、町長選挙の際のマニフェストは私が思う葉山町の将来像をいかに実現させるかを掲げたものです。葉山町の行政規模ならではのコミュニティーの強みをさらに充実したものとすることや、高齢化率が高くとも、高齢者医療費負担が低い当町の高齢者が地域で生き生きと生活すること。また、未来を担う子供たちやその御家族が安心し、充実して過ごすこと。災害に強いまちづくりを推進することに加え、海があり、緑豊かなこの町の魅力を次世代へ継承し、その魅力を行政から積極的に発信していくことなどを掲げており、そのために行政が努力すべきことが私のマニフェストです。今後も魅力ある葉山町のため、マニフェスト達成に力を注いでいくよう努力してまいりたいと思います。
次に2項目目、マニフェストの意味について町長に伺うとのお尋ねですが、マニフェストは現在の町政が抱える問題点を明確にし、問題点の解決に向けての基本理念や政策などについて、行政の専門知識を持たない一般有権者にわかりやすい表現で明文化するものと考えております。また、個々の政策について、その目的と実施方法を選挙前に公表し、当選後はマニフェスト実現に向けて努めることと考えております。
次に、下水道事業について。下水道事業の現状認識について町長に伺うとのお尋ねですが、これまでも答弁させていただいておりますが、全体計画についての見直しを考えております。その見直しについては市街化区域の513ヘクタールは公共下水道による整備を推進し、市街化調整区域については合併処理浄化槽による整備を行ってまいりたいと考えております。
下水道事業についての2点目、下水道事業の今後について町長に伺うとのお尋ねですが、先ほども述べましたとおり、市街化区域513ヘクタールにつきましては現在の厳しい財政状況と将来の財政負担を考慮し、引き続き年間7ヘクタール程度の予算額を目安に面整備を行っていくものと考えております。また、市街化調整区域につきましては合併浄化槽により整備を行っていくものと考えておりますが、個人設置型の整備の充実を検討していく必要があるものと考えております。
次に、接遇向上に関する提言(アンケート結果)についての、アンケート結果についての町長の認識を伺うと、今後の対応について伺うとのお尋ねですが、本年4月に窓口業務との接遇の向上を目指して、一定の提案をいただくべく、1階窓口の5課の若手職員にて組織した職員検討会を設置いたしました。検討の内容としては、役場のレイアウトや雰囲気づくり、わかりやすく利便性の高い環境整備、職員資質の向上など、さまざまな切り口から議論が行われてまいりました。その取り組みの一つとして、接遇は職員側ではなく、お客様の目線で改善点等を判断することも必要であることから、9月20日から27日までの6日間、役場においでになったお客様に御協力をいただき、480件の回答を得たものと報告を受けております。アンケートの結果からは来庁者の約80%が1階窓口を利用されており、庁舎案内は40%が必要との回答であるものの、それほどわかりにくい庁舎案内表示ではなかったこと、また、職員の対応や服装についても、「よかった」「普通」または「気にならなかった」が95%を超えていることなど、アンケート全体を通じて良好な御回答をいただいたものと感じております。しかしながら、一部に厳しい御指摘もいただいていることや、さらなるサービス向上に努めるという観点から、検討会における提言を踏まえた環境整備や職員の接遇スキルの向上に努め、利用しやすい役場、気持ちのよい役場を目指してまいりたいと考えております。
次に、町の記者会見のあり方について。町の記者会見のあり方について町長の認識を伺うとのお尋ねですが、町政の理解と信頼を深めるため、町からの情報はさまざまな方法で積極的に情報共有、公開していく必要があると考えております。したがいまして、メディアに対し情報発信ができる記者会見は大変重要な機会と認識しております。現在定例記者会見として町議会定例会の告示日の午後を設定していますが、そのほか必要に応じて記者会見を開催しております。
以上で私からの1回目の答弁を終わります。

教育長(豊田茂紀君)

6番中村議員の御質問にお答えいたします。
しおさい公園の現状についてとのお尋ねですが、本年度はゼロベースからの見直しのもと、博物館内の整理を初め、御下賜ヨットの移設、美術品の展示、町ホームページの充実、開園・閉園時間の改正等の改善を進めております。また、秋の無料開放日には、地域の歴史文化をはぐくみ、人々の心に残る景観を形づくってきた庭園等を新たな文化交流の発信地とし、地域活性化につなぐ湘南庭園文化祭にて「しおさい公園琴のしらべ」が開催され、主催者側のアンケート結果によると、風情がありとてもよかった、今後も続けてほしいなど、好評であったと聞いております。同時に行った長柄桜山古墳群の展示解説につきましても、説明が丁寧で聞きやすく、興味深かったなどの御意見をいただいております。さらに、11月7日には葉山御用邸御滞在中の皇太子御一家がしおさい公園を訪れ、御散策を楽しまれました。その御様子はテレビ・ニュース等で広く紹介されたところであります。今後につきましても、皆様に親しまれ、喜んでいただける公園であり続けるため、おもてなしの心を第一に、一層の努力を図ってまいりたいと考えております。以上であります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

6番(中村文彦君)

町長マニフェストの意味について町長にお伺いしましたけれども、町長は、町長の考える葉山町のですね、いかに…いかに実現するかということをマニフェストの意味として語っておりますけれども、実際には市町村型合併浄化槽などの問題もあるんですが、そういった問題については当てはまるんでしょうか、お答えください。

町長(山梨崇仁君)

水をきれいにすることで河川の浄化、河川で子供たちが遊べるようなそんな水質、また、それが流れ込む海、海岸線についても、美しい葉山の海岸であるべきといったことを考えておりますので、その実現に向けて資するものというふうに私は考えております。

6番(中村文彦君)

ただ、前回の一般質問でも勉強不足というかですね、マニフェストで訴えるレベルではなかったと自分でもお認めになっております。その件についてどうお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

その代替となる方策について、目下議論・検討をしているところでございます。

6番(中村文彦君)

いかに実現するかという意味では、ごみ問題でもって焼却炉の廃炉のことがありますが、どのように実現していかれるつもりなのかお答えください。

町長(山梨崇仁君)

廃炉につきましては、まず第一の段階として焼却炉を使わないという方針をしっかり持つことだというふうに考えております。また、焼却炉を使わないということは、ごみの中間処理に当たる焼却炉を稼働させて焼却するという過程において、町がその手段を持たないという結論になりますから、それについて現在民間の企業に燃やしてもらっている現状から、安定的な中間処理の確保として私は、昨日も一般質問の中で、自治体との関係を築いていきたいというふうに考えております。また、それらによって中間処理の体制が整った上で資源物となるものはリサイクル、リユースに関する過程、また、廃炉につきましては炉の、今回ダイオキシン類を含んだ汚水が出たという経緯もございますから、そういったものに対しての安全性を、しっかりと廃炉をした上での炉の解体の行程表などを策定し、また、社会資本の充実に資するための全体の計画像というものを改めてお示しした上で、それを神奈川県に提出をしていくことで、廃炉の過程が成立するものというふうに認識をしております。

6番(中村文彦君)

それをいかに実現するか、今言ったのをですね、ということが今問われているんじゃないか、要はどういうビジョンで町長がやられるか。要は、計画的にどうやっていくかというのが問われていると思いますけれども、その計画というのはいつぐらいにできる予定なんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

今申し上げたことが私の計画でございますので、それを粛々と進めていくことが目下一番努力すべきことだというふうに考えております。

6番(中村文彦君)

それは総合計画とかですね、後期基本計画の中でどのような位置づけになるのか、お答えください。

町長(山梨崇仁君)

申しわけありません、項目名を今、失念はしていますけれども、ごみ処理についての項目の中で、安定的かつ安全性に配慮されたごみ処理施設の整備といった過程の中で、その項目については記載されているものと認識しております。

6番(中村文彦君)

何ていうんですかね、今、淡々と進めていますけれども、職員もですね、どうやって処理実現していくのか、いかに実現していくのか、これはもう町長の一番の仕事ですよね。で、それを、要はただ粛々とと言うだけでは、我々もどうチェックしていくか、議会の権能を果たせない。だからやっぱりそれは職員に対してでもですね、どういうふうなスケジューリングでやっていくのかというのを示さないと、いかに実現するかの、いかに実現するかを果たせないのではないかと思いますけど、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

職員とは事あるごとにともに議論をし、また、ともに必要があれば外部に赴き、その可能性について調査や依頼、要望活動を行うといったことでもって、一緒になってしっかりとした活動をしていくべきだと私は考えておりますので、職員の力なくして私の今お話しした過程の計画の実現性はないものというふうに考えているということを改めて申し上げたいと思います。

6番(中村文彦君)

職員とコンセンサスとるのは当たり前の話でですね、我々は町民のために働いているんです。で、その町民に対してもですね、どういったビジョンでもってやって処理するのか。これがいかに実現するかというのをマニフェストでうたった、まさに肝のところだと思うんですね。だから、町民に対してその計画を示さなければ我々責務を果たしたとは言えないと思うんですけど、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

私もそのように考えております。

6番(中村文彦君)

ということは、その計画というのを出す予定だということで解釈してよろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

昨日も申し上げましたが、いつということについては御答弁できないんですけども、必ず計画を変えていく必要があるというふうには認識をしております。

6番(中村文彦君)

再三言いたくはないんですけども、私たち議員も説明責任が町民に対してあるわけですよ。廃炉計画をどういうふうに町長が進めていってるんですかとか、今後どうなるんですかというのを我々にも示さなければ、町民に責任果たしたことにならないわけですね。町長が財政計画で規律を正したいと発言しただけで、財政が健全であることが抜けていたとかというような形で我々は仕事をしているわけではありませんから、そういったように、ちゃんと説明責任を果たせるようにですね、スケジュールを組んでいただきたいんですけど、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

町民の皆様にお示しをする前に、もちろん議員の皆様にもお示しをしてまいりたいと思っておりますので、その辺はお約束を申し上げたいと思います。

6番(中村文彦君)

ちょっと…これ以上言っても多分進まないような気がしましたから。(2)番のところで答えていたですね、問題点を明確にすることはマニフェストだというふうにもおっしゃっておりますけれども、町長は問題点を明確にするだけでもって、内容を解決するということを怠っているんではありませんか。

町長(山梨崇仁君)

むしろ、解決手法について重きを置いた具体なものをまとめたものというふうな私は認識をしておりますので、総合計画に反映するときにそれは非常にスムーズに行えたなというふうに認識をしております。

6番(中村文彦君)

例えば、収支比率がですね、100.9%を超えた、これはもう前々から高かったということは認識されていた。それは町長もマニフェストで訴えてる。それをどう解決するかということを明確にはしておりますけれども、それをどう解決するかという手法を町長はないとおっしゃっていましたけども、今はあるんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

財政規律をどう保っていくかということにつきましては、また時間をいただいてしまうので省略しますけれども、きちっとした財政運営を行っていくこと、端的に申し上げれば、プライマリーバランスというものはその象徴的な考え方だというふうに認識をしております。

6番(中村文彦君)

今、プライマリーバランスの話はしてませんで、100.9%になったのを90%台にするという方策をもってどのような政策をやるのかと私は聞いているんですけども、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

では、幾つか事例を挙げて申し上げたいと思いますけれども、先ほど田中議員がおっしゃっておりました下水道のことについてももちろんそうですし、広告のこともそうですが、しっかりとまず町の自主的な収入源を確保するということが一つ。それからもう一つは、歳出を抑制をして義務的経費にかかる面についての金額そのものを下げていきたい、そのように考えているところでございます。

6番(中村文彦君)

具体的にはどういったもので幾らかというのは我々にはお示ししていただけるんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

例えば、ごみ処理経費につきましては先ほど申し上げましたとおりに、議員の皆様にお示しをしっかりした上で、町民の皆様にもしっかりその上でお示しをしていくというふうに考えておりますので、そこについてはしっかりお約束ができるというふうに考えております。

6番(中村文彦君)

今、しっかりした口調でもってお示しできると言ったので、その件についてはいつまでに我々に示していただけるのか、教えてください。

町長(山梨崇仁君)

先ほども御答弁の中で申し上げましたし、昨日も議員の皆様にお伝えをしましたが、期限についてはさまざまな要因が重なっているものでございますので、今の段階では期限については私からはお答えはいたしません。

6番(中村文彦君)

だから、町長のマニフェストというのはね、結論から言うと問題点を明確にしただけで、要はそれを解決するという方策がないようにしか我々には聞こえないわけですよ。じゃあ、マニフェストというのは問題点を挙げただけなんですか。

町長(山梨崇仁君)

大変恐縮ですが、もう一度申し上げますが、私はむしろ問題点を明記をしたものをまとめたつもりはございませんで、もちろん問題意識はしっかりと持った上で、その解決手法について明記をしたつもりでございますので、改めてその点については御理解いただければというふうに思います。

6番(中村文彦君)

申しわけないんですけど、幾つかのその解決というのがですね、解決できないままになっているという認識なんですね。例えば、市町村型の合併浄化槽は到底できないということがはっきりしましたし、焼却炉の廃炉についてもですね、問題点は前からわかっていたけれども、それについての道筋だけというのはもう前からの、果たしてどういうふうにやるかというのは、一般的なね、処理の仕方はそうでしょうけども、具体的にどう処理していくかというのを我々聞きたいんであって、問題点を挙げてるだけにしか聞こえないです、やっぱり。その件についてどうお考えですか。

町長(山梨崇仁君)

市町村型、市町村型とおっしゃいますけど、その点について申し上げますと、市町村型というのはやはり一つの手法でございまして、それが採用できないとなれば確かに町にとっては課題はさらに大きくなるというふうには認識はしています。しかし、それによってですね、その課題をクリアすることが町の本来の目的である衛生面、水環境の環境向上といったものに資することが目的でございますので、その結果をしっかりととりにいく、それが私の求める町の将来像であり、それが私のする仕事であるというふうに考えております。

6番(中村文彦君)

まあそうでしょうけれども、実際には町長がお示しになった解決方法というのははっきり言って勉強不足でもって、とんちんかんだったというふうに言わざるを得ないんですけれども、できないわけですから。じゃあ新たな、その次の方策というのはどういう道筋でもってですね、やっていかれるのか、我々に示していただけますか。

町長(山梨崇仁君)

ですから、それを昨日からですね、今、検討しているところでございますので、必ずお示しをしてまいりたいというふうに思っております。

6番(中村文彦君)

ですから、それを言って町長は問題点だけを明確にしているだけじゃないかというふうに言っているんですね。だから、今みたいに、要は問題を解決するためのマニフェストだと言いながら、結果的にはまだ先は見えない。要はビジョンが見えないというのが私の感想なんですけれども、町長はそう思われませんか。

町長(山梨崇仁君)

今回いただいた質問がマニフェストについてでしたので、私のマニフェストについては、そういった方向性や手法について明記をしておりましたけども、今の中村議員の御質問ではそれにのっとった上で今の課題についての、この議論の過程について解決方法が見えてないんじゃないかといった御指摘だということを理解いたしました。ということについては、確かに今のところ課題について議論をしておりますので、解決手法についてはまだ御提示するものがございませんが、それについてもしっかりとお示しをした上で必ずや町の水をきれいにしていくという将来像について達成をしていきたい、そのように考えております。

6番(中村文彦君)

一つの例で挙げただけなんですけれども、実際には多分問題点を明確にしただけのマニフェストだったということの意味に受け取ります。
じゃあ次に、じゃあ下水道事業について。下水道事業のですね、現状について、町長はですね、年間7ヘクタールと、今までよりもペースダウンさせました。で、それはですね、町長のマニフェストにですね、書いてあるんですけど、「既存計画に固執する下水道計画には、もはや葉山の将来像は託せません」、この意味はどういう意味でしょうか。

町長(山梨崇仁君)

誤解があるといけませんので、改めて申し上げますけども、問題点を明確にしたマニフェストということについては私は明確に違うという認識をここで改めて申し上げたいと思いますので、誤解なきよう、よろしくお願いいたします。
続きまして、その下水道事業についてですね、私のそこに明記したことについては、これまで下水処理施設、浄化センターの設備能力について、これまでの設備運用開始から大きくその処理能力について従来よりも大きな見込みが立てられるというふうに変化をしてきております。そういった意味で、私はその設備というものは本来設置の段階で能力については確定するものという認識を持っておりましたので、今ある下水道に対する考え方は非常に私は不信を持っているということをそこに明記をしてまいった次第でございます。

6番(中村文彦君)

今、町長、不信という言い方しましたけども、前回ですね、市街化調整区域の話ではありましたけど、下水道審議会でB/Cの話が出てました。で、そこで資料提出があったということで、もう理解されているかと思うんですけども、B/C上、下水道事業というのは不信があるんですか。

町長(山梨崇仁君)

今、中村議員がおっしゃった下水道審議会に提出されたB/Cに不信があるかと言えば、B/Cは外部のコンサルタントによって図られたものですので、私は不信があるとは思っておりません。

6番(中村文彦君)

そうすると、下水道とこの…下水道の事業については不信があるんですか、不信がないんですか、どちらでしょう。

町長(山梨崇仁君)

私が申し上げたことをですね、改めて申し上げることになってしまうんですが、下水道事業について不信があるかと言われれば、それは不信がないというふうにお考えください。ただ、下水道のこれまでの計画の中で処理能力というものが大きく変化をしてきたことに対しては私は大きな疑問を持っておりますので、そこが計画に対しての不信になっているというふうに先ほど申し上げました。

6番(中村文彦君)

B/Cというのは費用便益の分析をしたわけですよね。そうすると、全部処理能力も含めての話だと思うんですけど、そうではないんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

B/Cについて、費用対効果ということでですね、調査させていただきましたのは、調整区域内のですね、面整備を合併浄化槽と下水道でやった場合どっちが有利か、そういう内容の調査をしたものでございます。

6番(中村文彦君)

それでは質問を変えます。今、町長は不信に思ったと言ってましたけど、現状で一番有利な水の処理方法というのは、何を利用するのが一番有益なんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

申しわけありませんが、問題がかなり大きく感じられますので、もう少し限定して御質問いただけると大変助かります。当町においては公共下水道及び合併処理浄化槽の設置だというふうに考えておりますけれども。

6番(中村文彦君)

じゃあ、限定させていただきます。市街化区域でですね、どの水処理が今、葉山で一番有益な処理方法になるのか、お答えください。

町長(山梨崇仁君)

現状の葉山においての水処理で最も有益な市街化区域における方策としては、現状においては公共下水道へ接続していただくことが最も有益ではないかというふうに考えております。

6番(中村文彦君)

ちょっと話は飛躍しますけど、町長御自宅は当然下水道に接続されてますよね。

町長(山梨崇仁君)

個人的なことですので、答弁は差し控えたいと思います。

6番(中村文彦君)

すいません、公人なので、そのあたりはしっかりとお答えしていただきたいんですけれども。新築ですから下水道に直結しているとは思うんですけど、してないんですか。(私語あり)

町長(山梨崇仁君)

うちの家庭の問題ということで、プライバシーにかかわりますので、この場での答弁は差し控えたいと思います。

6番(中村文彦君)

町長は葉山町の環境基本計画というのは御存じですか。

町長(山梨崇仁君)

直近では23年の4月でしたか、作成されたものは聞いております。

6番(中村文彦君)

そこで水質汚濁防止法対策として、「公共下水道の整備を進め、普及促進活動を積極的に行っていく必要があります」とありますが、この文章も御存じですね。

町長(山梨崇仁君)

課題としてですね、そういうふうに書かれていることは存じております。

6番(中村文彦君)

この葉山町のリーダーとしてですね、やはり率先して何かをするというのがリーダーの姿じゃないかと思うんですけれども、そこで下水道処理をこっちの基本計画のほうではですね、公共整備を進めるというふうに町民に対して発信しながらですよ、自分は、何ですか、そういったものについては語らないというのは、ちょっと山梨町長らしくないと思うんですけど、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

申しわけありませんが、私のことにつきましては、自治法にも定められていることでございますので、議場でのお答えではなくて、個人的に御質問いただければお答えしたいと思います。

6番(中村文彦君)

町長は下水道でですね、直結したほうが今はいいと思ってらっしゃいますか。

町長(山梨崇仁君)

申しわけありませんが、下水道へ直結、それが今がいいというのはですね、ちょっと私にとっては理解ができないところがございます。申しわけありませんけど、先ほど申し上げたように、市街化区域における公共下水道への接続というものはぜひ期待をしているところでございますけども。

6番(中村文彦君)

私、町長にね、リーダーシップを求めているんですよ。水道事業は現状ではね、一番の…何ていうんですか、有効な手段だって言いながら、町長逃げているようにしか見えないんですよ。率先してこれをやるんだという意思があるのか、それともじゃあ、この基本計画変えるというね、意思でやってらっしゃるのか、どっちなんですか。

町長(山梨崇仁君)

中村議員の御見解と大分私は違うふうに考えているのかもしれません。私の考えとして、繰り返しになりますけども、市街化区域においては公共下水道を推進していくもの、調整区域においては合併処理浄化槽等を活用して水をきれいにしていくものというふうに考えておりますので、基本計画…何の基本計画を指しているかもわかりませんし、それについてどのように考えることを私が率先することがリーダーシップなのかも理解に苦しいところでございます。

6番(中村文彦君)

あのね、町長はさっき、現状の市街化区域では下水道処理が一番有効である、町長説明されたわけですよ。で、10月10日のね、私の一般質問でこう答えてます。「水環境の向上を図ることを最終目的と定義している」とおっしゃっているわけですね。そうすると、これに対して町長は、今、決断しなければそれを果たせないと思うんですけども、どうなんですか。

町長(山梨崇仁君)

どんな決断をすることなんでしょうか。私は…先ほどの第1回の答弁でも7ヘクタール程度の予算規模にもって下水道の布設を進めていくべきものというふうにも申し上げたんですけども、別にこういった自治法のこういった御提案ということがあればですね、それは真摯に私としては検討させていただきたいとは思いますけれども。

6番(中村文彦君)

先ほども同僚議員から話がありましたけれども、要は下水道というのは投資なわけですよ。例えば、何ていうんですかね、町長がおっしゃってる太陽エネルギーですかね、あれをね、例えばパネルをやればそれは借金でなりますよ、最初は。だけど、やっぱりそれを使っているうちにそれを費用を返していくわけですよね。で、それというのはやっぱりある程度の規模をもって、みんなでしなければ返せないわけですよ。で、この下水道処理も同じような感じだと私は考えているんですけど、町長はどういう認識なんですか。

町長(山梨崇仁君)

確かに下水道が布設されることによる効果というものを考えますと、それは投資であるというふうにも考えられると思います。

6番(中村文彦君)

でね、町長ね、下水道もですね、何で町長やらないのかよくわからないんですけど、市町村型のね、市街化調整区域の市町村型の合併浄化槽のときは何でマニフェストにうたったのかって、私、質問しました。そのときに町長はね、私の政策について原資のお金が補助金であっても交付金であっても、活用できるものは活用しようと考えるから、合併浄化槽をね、マニフェストに載せたんだって言っているんですよ。で、下水道事業がですね、国費で2分の1出てますよね。そのほかに県費も出てます。町長の考えていることと合致するんですけど、そう思いませんか。

町長(山梨崇仁君)

まず、明確に訂正しますけども、私は下水道をやらないといった発言をしたことは一切記憶にございません。下水道については年間7ヘクタール程度の予算規模の中で布設を進めていく、また、その布設については現状では513ヘクタールまでの市街化区域について図っていきたいというふうに申し上げているところでございます。今、中村議員の御指摘いただきました件につきまして、私は国・県のお金を使うことでも…あっても、例えば下水道事業については町の、町費…単独の町費も負担がございます。ですから、そこについては町の財政状況を見なければなりませんし、その上で国・県の補助金を活用して広げていく…られるものであれば、それはぜひ活用して広げていきたいというふうに考えております。

6番(中村文彦君)

そうすると、何で、その年間7ヘクタールというののですね、ヘクタールの根拠は何なんですか。

町長(山梨崇仁君)

22年の町の決算をごらんいただけるとわかると思うんですけれども、公債費の返還に当たる一般会計負担に合わせまして、一般会計が別途ですね、布設工事のほうに使われております。私としては、午前中の議論ではございませんけども、現在の町の一般会計に対する負担を極力和らげていきたいという観点から、その布設のスピードを遅めていくことでそこの負担を和らげていけれるものというふうに考えましたので、24年度から一般会計の負担についてはかなり抑えられたものになっているというふうに考えております。

6番(中村文彦君)

私は民間感覚で言うとですね、投資をしたときには一気に投資しないとなかなかその採算性が合わないという部分が出てくるんじゃないかと思うんですけど、これをおくらせることによってその…何ていうんですかね、進めて…推進するという考え方が投資に対しての正しい考え方だと思うんですが、副町長は学者の立場からどう考えますか。

副町長(田邉高太郎君)

投資効率を考えて進めていくということですので、今の町長のお考えどおりというふうに私は考えております。

6番(中村文彦君)

22年度は町長まだ町長じゃなかったんですけども、その22年度をその基準にした理由というのは何なんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

それこそ私がマニフェストを作成するに当たってですね、22年度決算というものが一番直近でございましたので、その決算というものを私は参考にして考えた次第でございます。

6番(中村文彦君)

ちょっと私、今の説明だけでは到底理解できないので、後で算出方法についてよく聞きたいとは思うんですけどね。町長、やはりいろいろなことでもっておくらせるということと、現在の計画に固執する…下水道計画にもはや葉山の将来は託せませんというふうに言ってますけど、不信感があるような話もされてますが、それはちょっと勉強不足の部分というのはあるのかどうか。というのは、ちょっと心配しているのはですね、市街化調整区域についてはマニフェストでうたえるレベルでなかったというふうにおっしゃってますから、この下水道についてもですね、ちゃんと勉強されたのかどうなのか、もう一度確認したいんですけども。よろしくお願いいたします。

町長(山梨崇仁君)

市街化調整区域についてマニフェストでうたえるレベルではなかったというふうに私は申し上げたつもりはございません。また、勉強については日々これ勉強だというふうに思っておりますので、常に、いかなることにおいても私は前向きに考えて、自分の血となり肉となるように図っていきたいというふうに日々精進しております。

6番(中村文彦君)

じゃあ、そこで再度聞きますけど、「既存の計画に固執する下水道計画に、もはや葉山の将来像は託せません」というのの意味をもう一度お聞かせください。

町長(山梨崇仁君)

先ほど申し上げました、例えばですけども、浄化センターの処理能力の数値などについて、施設ですから、なるべくその数値については変更がない形であるべきだというふうに考えております。そういった施設の、今後のない、変動のない数値を積み重ねることにより、本来の計画の素材が集められるというふうに私は考えておりますので、その上で確固たる町の将来に対する公共下水道及び排水処理全体の計画について定めていきたいというふうにも考えておりますので、それについての今、議論・検討を重ねているところでございます。

6番(中村文彦君)

ちょっとね、今、議論している内容だと、処理能力の数値と言いますけど、上ぶれですよね。処理ができないんじゃなくて処理以上増しているということであって、その…何ですかね、計画そのものが…何ですかね、不信を招くような計画ではないかと思うんですけども、本当に大丈夫なんでしょうかね。そういっただけで不信感を持つということが。町長はそれでよろしいんですか。

町長(山梨崇仁君)

申しわけありません、質問の意図がいまいちよくわからなかったんですけれども。従来の下水道計画の規模をごらんいただければ、直近の審議会で出された資料について4系列で賄えるというふうに大きく縮小されており、処理能力については…失礼。下水道の流入量そのものについての数値も大きく変更しておりますけれども、そういったことを御理解いただければですね、私が申し上げることはおわかりいただけるというふうには思いますが。

6番(中村文彦君)

それがあってもですね、B/Cは下水道が有効であるというふうになっているわけですよね。違いますか。

町長(山梨崇仁君)

問題の論点が違うと思います。下水道の布設に対するB/Cと浄化センターの処理能力に対する計画の問題というふうに考えておりますので、その論点を御理解いただければおわかりいただけるというふうに思います。

6番(中村文彦君)

いや、処理能力には問題ない。ただそこの数値が上下するということと、それに全体にかかる費用対効果についての有効性というのは関係ないのは当然ですよ。だから、関係ないのにそれを持ち出すから、町長、それは関係あるんですかと言っているんですが、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

本当に申しわけないんですが、私は関係がないというふうに申し上げた次第でございまして、中村議員がそこの関係についてどうだというふうにお問い合わせでございますので、それについて私はB/Cと処理能力の計画数値の変更については関係がないというふうに認識を持っていることを改めて申し述べたいと思います。

6番(中村文彦君)

町長は下水道計画で浄化槽の処理能力を問題だからと言って問題視しているわけですけれども、それは関係ないですよね。B/Cでもって葉山町は下水道が現状では有効だということが認められているから、それは…それで市街化調整区域を町長は断念されたわけですよね。市街化区域をB/Cでもって下水道は現在有効であるということは町長お認めになってますよね。そこでもって何でその不信感があるのかと聞いたらそういうふうな、町長が処理能力を持ち出したんであって、だから関係ないことを持ち出して町長が煙に巻いているように思うんですけど、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

中村議員、もう一度例を使ってわかりやすく御説明しますけども、中村議員が御質問の中でマニフェストに書いてある下水道計画についてということをおっしゃったので、私は一例として浄化センターの処理能力が変わってきていることについて申し上げました。これが一つの問題でございます。もう一点につきましては、下水道の布設についてのB/Cの問題でございますけども、これについては市街化調整区域にかかわる581ヘクタールは、B/C上、公共下水道を布設工事をし、布設するほうが有益だというふうに結果が出ていることに対して、私はそれを別に否定するものではないというふうに考えております。ただ、513ヘクタールまでは都市計画税をいただいていることもございますので、それは市街化区域というふうに代替できますけども、市街化区域については公共下水道を布設をしていきたい、それ以外についてはB/Cの問題がありますけれども、合併処理浄化槽の導入について目下検討をしているということを、昨日も、きょうも多くの議員の方々とお話をさせていただきました。

6番(中村文彦君)

だから、「既存計画に固執する下水道計画に、もはや葉山の将来像は託せません」という町長のマニフェストは間違っているんじゃないですかというふうに私は言っているんですよ。どうなんですか。

町長(山梨崇仁君)

御理解いただければ、決して間違っているというふうには考えてはおりません。

6番(中村文彦君)

これ以上やってもちょっと平行線になると思いますし、なぜその面積を抑えていっているのか。水を向上させるということであれば、今、下水道をどんどん進めるべきというふうに町長がリーダーシップをとるべきじゃないか。で、先ほどもありましたけども、投資的には下水道事業というのは有効であるということはもう先ほどの話で十分わかったと思いますので、それを踏まえて町長がそうやって言い張るということは、町長ちょっとどうかなあと私は思います。
それではですね、4番目…あ、すいません、3番目、接遇向上に関する提言(アンケート)について。アンケート結果は町長は結果を御報告されましたけれども、私が聞きたいのは、町長がこの結果を見てどう感じられたか、お答えください。

町長(山梨崇仁君)

アンケート全体では良好な御回答をいただいたものというふうに認識をしております。ただ、一部厳しい御指摘もいただいていることでございますので、またサービス向上に努めるという観点においては、これは終わりのない課題と認識をしておりますから、しっかりと提言を踏まえてですね、環境整備、職員の接遇のスキル向上に努めてまいりたい、そのように考えております。

6番(中村文彦君)

私もね、90%以上という、大分、予想したよりは結構高い数字じゃなかったのかなというふうに思います。で、町長はね、葉山町の所得税がね、全国で12番目に高い自治体であるはずなのに、行政サービスが12番目とは思えないというふうにおっしゃっていますけども、それはどうなんですか。今回のことでやっぱりそういうふうに再認識されたんですか。

町長(山梨崇仁君)

行政サービスの一つでございますけども、町民の方々の御意見としてそういう認識をいただいたということは大変ありがたいというふうに思っております。中村議員が冒頭におっしゃいました、全国で12番目の所得税ということについては、税の関係、お金の面から見た大きなくくりでございますので、ここに直結して考えるべきものではないというふうに認識をしております。

6番(中村文彦君)

町長がね、マニフェストでね、それだけの税金があるんだから、行政サービスはそれに見合うだけやってなきゃおかしいんだというふうに、町長があおったんだと思うんですけど、それで今回の結果で町長は満足されたんですか。

町長(山梨崇仁君)

繰り返しになりますけども、サービスの向上、要は接遇の向上だったりとか、そういったものについては終わりがない課題だというふうに認識をしております。常に常に磨きをかけて、町民の皆様100%の満足を目指して職員とともに頑張っていくというふうに考えておりますので、私についても満足というものは、そういう意味では職員の努力というものには非常に大きな満足をいただいておりますけども、その結果をいかに反映し、生かしていくかといったことで、心新たにしているところでございます。

6番(中村文彦君)

私もね、別にここでもって安住しろなんて考えてません。日々ですね、こういう行政サービスが向上していくのはいいことだと思います。ただ、じゃあ、そうするとね、今度のアンケート調査の結果を踏まえて、数値目標なり、何かを設けられるのか。で、一部その厳しい意見があったというのは、それは当然あると思うんですね。例えばこういう…何でもそうですけれども、アンケート調査をすればその許容範囲というのが出てくるかと思うんですよ。そういうのは町長は何%ぐらいを設定されているのか、お答えください。

町長(山梨崇仁君)

厳しい御意見につきましては、パーセンテージで設定をして、それ設定に沿うようなアンケートをとるというのは私はするべきではないというふうに考えております。常にその場面、その時々において、公平、等しく、なるべく多くの方々からアンケートをいただくことで、それを真摯に受けとめるこちら側への重要な改善のテーマ、提言になるというふうに認識をしてアンケートについては臨んでまいりたいと、今後についてもそのように思っております。

6番(中村文彦君)

町長が目指すその行政サービスですね、何を目標にされているのか、ちょっと私マニフェスト読んでもよくわからないですね。ただ批判しているだけ、先ほどと変わらないですね、問題点を明確にしただけ。どうやって解決するのか。町長が言われているように、12番目の税収がありながらそのサービスが受けられないと町長は感じられたわけですよね。ただ、それにこたえるためにはこの現状からどうしていくのか、その明確な道筋を示していただきたい。よろしくお願いいたします。

町長(山梨崇仁君)

先ほども申し上げましたが、その所得税がですね、税収が多いといったことを前提において、それをその事実に対して沿った行政運営を行うということは非常に大きなくくりの中での考え方でございます。一手締めれば、それを解決するためというか、その気持ちにこたえるためにも総合計画といった大きなくくりの中に私はマニフェストを溶け込ましていくべきだというふうにも考えておりました。ですので、さまざま先ほどのごみ問題、下水道問題、また保育園を設立に向けての話など、さまざまな面において町民から、皆様からいただいた税金について最大限の効果・活用をすることで、さまざまな形で税収の還元を行っていくということが私の大きなテーマであるというふうに認識をしております。

6番(中村文彦君)

私はね、町民からそういった意見を聞くということは大変すばらしい姿だったと思います。私もそうです。ただ、その認識がですね、町民が間違ってればそこでもってそういうもんじゃないんですよと言うのは議員に対しての説明責任だと思っています。町長はね、説明責任をちょっと果たしてないような気がするんですよ、議員時代。で、やっぱりこの結果が出てね、そういうふうに言ったことについて、どう思われるんですか。説明責任を果たしていたと思われるんですか。

町長(山梨崇仁君)

説明責任という言葉でございますけども、その説明をする責任、説明をする立場、説明をすべき状況にあるときにおいて私は説明をしてまいりました。それについて御理解いただけているかどうかというのはお聞きになった方々の御意見でございますけども、私自身は説明責任は常に果たしていこうという意思のもとにこれまでもありましたし、これからもそれは変わらないつもりでいきたいと思っております。また、現在のこの接遇向上につきましては、こういったことがアンケートの結果ちょっと出ましたけども、それをまず説明するという方向については、言葉で説明することもありますけども、それを実際の変化においてわかっていただけることが最も大事なことであり、その説明よりもさらに大事な結果としてあらわれるものだというふうに認識をしております。ですから、そういったものについてしっかりと町民の皆様がおわかりいただけるようなこれからの活動、変化をですね、図っていければいいなというふうに思っております。

6番(中村文彦君)

そうですよ、結果に結びつけるのが我々議員であったり、町長の責務ですよ。ただ、それに至るまでにね、説明をする、要はそれは間違っていればね、間違っているものは間違ってますよと、こういうことですよというふうに説明するのは議員としてでも町長としても責務だと思いますよ。そう思いませんか。

町長(山梨崇仁君)

その説明の方法にはさまざまあると思います。私はインターネットのほうでも、例えば議員のころもホームページやメールアドレスを公開し、何かあればそこのほうに直接御連絡をくださいというふうにもしておりましたし、私自身が自分の考えについて、こういうふうに考えているということを述べてまいりました。私はそういう意味では説明責任を果たしていたんではないかというふうに思っておりましたし、多くの議員の皆様も同じように、連絡先について電話番号やメールアドレスについて公開もしてございますので、私はそういう意味では多くの議員の方々が説明責任を果たされているというふうに認識はしております。

6番(中村文彦君)

いや、そうじゃないですよ。話を聞くだけ、問題を提起するだけ。問題も、その問題についてちゃんと説明するべきを説明すればそれは問題じゃないんですね、ちゃんと説明できてれば。ただ、町長みたいにそのレベルでなかったという人もいるのかもしれませんけれども、ちゃんとそれは説明するべきものは説明しなければいけません。で、説明できなければね、いろいろな先輩もいるんで、そういうところに聞くというのも一つの方法かもしれません。町長は問題をね、集めるだけ集めましたけれども、やっぱりマニフェストは問題を明確化しただけであって、その解決方法も一切考えてない、もしくは説明責任を果たしていないとしか思えないんですけども、どうお考えですか。

町長(山梨崇仁君)

繰り返しになりますが、先ほど私も申し上げましたが、そのレベルに達してなかったというふうに中村議員がおっしゃったことについて、私はどのレベルかわかりませんけども、そういった意識は一切持っておりませんので、御理解いただければというふうに思います。私は説明責任というものは等しく多くの方々に果たされなければならないものと思っておりますけども、それについて私がその瞬間、その場、その機会においてそれを避けようと、説明することを避けようというふうにしたのであれば、それは説明を果たしてなかったかもしれませんけども、そういうことについてしっかりと責任を果たしていくんだというふうに改めて申し上げたいと思います。また、別途中村議員が仮にこの場所でこういった方について説明してほしいといった御要望があれば、それはそういった機会についてどのように図っていくべきかということは十分検討させていただきたいと思いますので、御意見ちょうだいできればというふうには思います。

6番(中村文彦君)

町長からそんな言葉が出てくるかとは思いませんでした。というのは、前回一般質問でマニフェストとは何ですかって聞いたら、町長はそれについて説明…要は通告にないからお答えしない、説明を避けました。で、どのレベルかわからないと言ってますけども、町長はですね…市街化調整区域のですね、市町村型合併浄化槽、これをマニフェストで訴えるレベルではなかったというふうにちゃんと言ってますから、それは議事録を見てもらえれば結構ですけれども。ですから、町長ちょっとね、言葉が先行しちゃって、何かひとり歩きしているような気もしますけれども。時間もなくなりましたんで、次行きます。
町の記者会見のあり方について。町の記者会見のあり方を町長はどのように認識されているのかということで、定例記者会見が…あと必要があればということをおっしゃっております。ただ、私、何度もこの件については一般質問させていただいてます。6月の7日にも…の一般質問でもやってます。そこでね、町長はどのレベルで記者会見を行うか、どのレベルでそれを行う必要があるのかといった判断については、まだまだ町の中でも記者会見というものについてこれまで余り経験がなかったことを私は認識しております。今後そういった一定の基準を定めていくべきでないかというふうに、今後検討課題にしてまいります」と、はっきり申してます。で、その後どうなりましたか、お答えください。

町長(山梨崇仁君)

町議会、定例会の告示日の午後をですね、記者会見の機会として設定をしております。

6番(中村文彦君)

それと必要があれば…必要がなくても記者会見があれば議員には必ずお伝えしてまいりますとおっしゃっておりますが、それは間違いないですか。

町長(山梨崇仁君)

例えば…ごめんなさい、具体的に出てこないんですけども、記者会見の際には議員の皆様にも同じように資料をお配りしているというふうに認識をしております。

議長(畑中由喜子君)

すみません、時間が経過いたしましたので、これにて6番中村文彦議員の一般質問を終わります。
第4番、3番窪田美樹議員、登壇願います。

3番(窪田美樹君)

こんにちは。3番窪田美樹です。きのうのお話の中に、山梨町長が就任されてから11カ月たつということでした。赤ちゃんも生まれてから11カ月たつと、早い子はひとり歩きしだします。生まれたときには元気で生まれてきてくれれば、元気で育ってくれればと思っていますが、成長するにつれ、こんな子になってくれればと夢を大きく、親の思いを託してしまうのが現実です。山梨町長が就任されてからもう1年、あっという間に2年、その間に私たちの夢は大きく膨らむのでしょうか、それともがっかりしてしまうのでしょうか。見届けていきたいと常に思っております。
では、質問に移らせていただきます。1項目目、自然エネルギーへの取り組みについて伺います。4日公示された総選挙で大きな論点の一つになっている、原発に対する態度。解散になってから脱原発を掲げて結成された党や、原発を推進してきた自民党、公明党を含め、今後原発をどうするか、私たちこそ民意を反映していると言わんばかりの論戦です。今の政治情勢は原発に対する態度抜きには語れません。原発立地自治体においても世論を二分するような政治問題です。脱原発を目指す首長会議には神奈川県では小田原市長も脱原発の声を上げ、近隣の鎌倉市も声を上げました。今、政治家として原発に対する態度表明は重要な判断基準になっていると言えます。そこで伺います。葉山町の町長として原発に対する姿勢・態度、どのようなものでしょうか。また、脱原発を宣言するだけではだめでしょう。使用する電力をどのようにするのか、省エネ、節電だけでは間に合いません。必要な電力を葉山町ですべてつくるべきとは言いません。今、省電力発電という事業が注目されています。個人を含め、いろいろな研究をされ、また自治体でも取り組んでいるところや、取り組み始めたところ、いろいろあります。取り組み方にもいろいろありますが、町が積極的に取り組むことによって町民の方への生きた広告ともなるでしょう。町の小川や公共下水道、排水などを生かした小水力発電など、積極的な自然エネルギーへの取り組みを考えるべきではないでしょうか。町民の方へ、自然エネルギーや節電に対する意識高揚に大きなインパクトになると思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。
2項目目、下水道事業について伺います。昨年8月に下水道審議会から答申を受けました。おととし…一昨年12月に諮問を受け、11回もの会合を開いたものの、構成員7名の方々の審議会としてまとまった答申にはならず、各委員それぞれの御意見を添えられたもののように思います。各委員の御意見がさまざま、一本にまとめられない状況から、さぞ苦労なされたことであろうと思います。その中で認可区域拡大は何とか多数の意見をまとめられたようですが、下水道事業の今後の方向性はかなりばらついています。中には、現在350ヘクタールで中止を求める意見もあり、認可区域拡大についても…あ、ごめんなさい。認可区域拡大についても苦労されてます。
さて、この下水道審議会の答申を詳しく見ますと、正・副の委員長、そして1人の委員の方は市街化調整区域は合併浄化槽で対応、ほかの2人の委員は350ヘクタールで立ちどまって検討しなさい、お1人は財政面から縮小・中止を、もう1人は350ヘクタールで中断となっています。ほとんどの委員の方、その対案として除外された区域には合併浄化槽をと言っています。しかし、こうした答申を受けて町が出した結論は、認可区域拡大と市街化区域の一部を下水道区域から外すというものでした。審議会の意見は350ヘクタール以上広げることにも多くの意見を述べているにもかかわらず、市街化調整区域の一部しか除外しませんでした。審議会の答申が生かされたとは思えない内容です。3カ月間、11回の討議の末、最終的にまとめられないような議論が出た御苦労には…御苦労が無駄になっているとしか言いようがありません。この方針変更は前の森町長の判断でしたが、それを引き継いだ山梨町長はこの審議会答申をどのように受けとめているのか、お伺いいたします。
次に、今後の下水道事業の方向性ですが、現在の状況では市町村設置型浄化槽は大変で、下水道が設置されるまでの環境整備は町民の努力にゆだねるということになります。町長が言ってられる調整区域は合併浄化槽で対応するためにも、経済的側面だけでなく、効率的側面も考慮し、再諮問するお考えはありませんか。お伺いいたします。
3項目目、子育て環境の充実、整備について伺います。今月の葉山広報にもあったように、葉山町の高齢化率は高いけれど、病院にかかるお年寄りが少ない、だから元気なお年寄りが多いと結論づけられたのかはわかりませんが、今は子育て支援に力を注ぐと町長は言われました。その一部として小児医療費助成を4年生まで拡充、待機児童解消のためにと、保育園の建設を計画されています。保育園の建設、医療費の拡充などは一定の評価に…評価できるものですが、以前より待機児童解消のためには保育計画が必要だと言ってまいりました。しかし、まだつくっていません。まだできていませんとの答え。前議会でも町長は保育計画の必要性を認められています。保育所建設は大きな前進ではありますが、それらを盛り込んだ今後の子育て環境整備する保育計画はつくられたのでしょうか。保育所建設や小児医療費助成拡大などの施策は、目についたところ、計画性もなく、声の大きいところから実施された場当たり的なものなのでしょうか。妊産婦健診や待機児童解消、安心して子供を産み育てる環境として、生まれる前から高校卒業までが重要と思います。せめて義務教育が終了するまで、葉山で育つ子供たちがどう育ってほしいか、保育計画を含めて一連の計画が必要です。その中には学校教育も別に考えることはできません。葉山小学校の耐震化が終了してから10年以上たっております。教育環境の整備計画について伺います。そういった大きな計画の中にも、また小さな改修の計画もあるでしょう。夏の暑さ、冬の寒さの対策はいかがされてますでしょうか。一色小学校の耐震化が終わろうとしています。取り組まれようとしています。ただ、そうすると耐震化率が100%近いものになるのではないでしょうか。その耐震化率、高くはなりましたが、その中での児童の安全性を伺います。
さて、私、最後から2番目の質問になります。いろいろな議員の方々からの質問の重なる面も多々あると思います。お答えも同じようなお答えになってしまうかもしれませんが、最後から2番目、ブービー賞として目の覚めるような答弁がいただけることを期待しております。どうぞ御答弁よろしくお願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

窪田美樹議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
1項目目、自然エネルギーへの取り組みについての1点目、原発ゼロに向けての考えはに…というお尋ねでございますが、最近のエネルギーをめぐる内外の経済的社会環境の変化、及びエネルギー源として再生可能エネルギー源を利用することの重要性が増大しております。太陽光発電も含め、自然エネルギーに対する安全性が重視され、原発ゼロへの関心も高まっております。今後も情報の真偽を見定めつつ、原発に頼らない社会の構築を望んでおります。
次に2点目の、町に合った自然エネルギー取り組みへの考えはについてのお尋ねですが、自然エネルギー利用の普及促進と温室効果ガスの排出削減を目的として、平成21年度から住宅用太陽光発電システムを設置する者に対し、県の補助金と合わせて補助金を交付しております。本年度も追加補正を組ませていただき、推進しているところであります。その他の自然エネルギー利用につきましては、本町の地形や気候などを考慮しながら、効果的な導入の取り組みを検討する必要があると考えております。
次に、下水道事業についての1点目、審議会の答申についてとのお尋ねですが、公共下水道審議会の答申につきましては皆様も既に御承知のとおり、全体計画、認可区域ともに公共下水道審議会として一本に取りまとめた答申ではなく、それぞれの委員の意見を答申書として提出されました。このことは下水道事業について委員の皆様それぞれのお考えがあるということを端的にあらわしていると考えております。私の考えとしましては、これまで申し上げてきましたとおり、市街化区域については公共下水道により整備するものと考えております。
次に、下水道事業についての2点目、事業見直しの方向性についてとのお尋ねですが、市街化調整区域においては合併処理浄化槽による整備が事業見直しの代替策として挙げられますが、その整備手法につきましては個人設置型による整備の充実を検討しているところでございます。また、市街化区域の面整備については現在の厳しい財政事情を勘案しつつ、年間7ヘクタール程度の予算額を目安に整備を進めていくものと考えております。
3点目、子育て支援の充実、整備についての1点目、出産前から青少年までの子育て支援計画についてとのお尋ねですが、子育ては次代を担う子供たちをはぐくむという重要な課題であり、父母、その他の保護者などの家庭での子育てが基本としながらも、地域全体で子育て家庭を支援していくことが必要と考えております。平成15年に国は次世代育成支援対策推進法を制定し、地方公共団体と労働者数が300人を超える事業主に対し、より一層の少子化対策と子育て支援の取り組みを推進するための次世代支援に関する行動計画の策定を義務づけました。当町におきましても、「海とみどりにはぐくまれのびのび育て葉山の子、ともに育つ豊かなまち葉山」を基本理念に、葉山町次世代育成支援行動計画を作成し、現在も子育て支援に取り組んでいるところでございます。子供は未来の希望です。今後も子育て支援に努めてまいりたいと思います。
以上で私が所管する1回目の答弁を終わります。

教育長(豊田茂紀君)

3番窪田議員の御質問にお答えいたします。
子育て環境の充実、整備についての2点目、暑さ・寒さ対策はとのお尋ねですが、学習環境の整備充実をする上で、暑さ・寒さ対策は重要課題でありますので、ボイラーの老朽化の問題等を含め、検討を進めているところでございます。
次に、耐震化率における児童の安全性はとのお尋ねですが、通常の授業で使用している建物につきましては、体育館を含め、平成22年度をもちまして耐震化率は100%になりました。学校施設全体での耐震化率は町のホームページでも公表しているとおり91.7%ですが、未改修となっているのは一色小学校の新館と上山口小学校の旧校舎の2棟でありますので、一定の安全性は確保されているものと考えております。以上であります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

3番(窪田美樹君)

ありがとうございました。再質問なんですけれど、原発ゼロへの関心が高まっているって言われてます。その言われ方が何かまるで御自分は関心は余りないけど、世の中の関心が高まっているような、何か他人事というか、そんなような感じを受けてしまいますが、山梨町長としてどうお考えでしょうか。昨日、葉山町としてTPPに参加はどう考えるかという議員のお答えにはしっかりとお答えになられました。この原発も関心の高いもの、重要な課題だと思います。どういったふうなお考えをお持ちか、お伺いいたします。

町長(山梨崇仁君)

私自身もですね、原発ゼロについては関心を持っておりまして、それについてはこの4月でございます、先ほど窪田議員がおっしゃっておりました、脱原発首長会議というものに、東京の五反田で開催されました会議に行ってまいりました。ただ、首長会議に加わることがですね、脱原発を実現できるという有効性について、私はそれは有効ではないという判断をしましたので、脱原発会議には加わってはおりません。ただ、町としてですね、原発に頼らない社会の構築としてできることは何かと言えば、各御家庭において太陽光等、エネルギーを自給自足で賄っていただければというふうに考えておりますので、現在も推進しております太陽光パネルの設置の補助金について私からは、町民の皆様から本年、皆様にも毎度毎度補正で大変申しわけないと思っておりますけれども、ニーズがあるものについて定額5万円を…あ、最大5万円について町から補助金を出していこうというふうに決意を固めたところであります。

3番(窪田美樹君)

その首長会議ということに参加されて、参加された結果、そこに声を上げるべきでないという判断を山梨さん…山梨町長されたということです。この原発の首長会議の中なんですけれど、この、住民の命・財産を守る首長の責務を自覚し、安全な社会を実現するため原子力発電をなくすことを目的とする。脱原発社会のために以下の方向性を目指す。(1)新しい原発はつくらない。(2)できるだけ早期に原発をゼロにするという方向性を持ち、多方面へ働きかけるとされています。これに参加されたけれど、賛同ができないからその入会というんですか、名前を挙げることができなかったということでしょうか。いろいろな…全部の市町村や自治体が参加されているわけではありません。全国で36都道府県の80名の方が会員となっています。47都道府県の中の36県、全部ではないですし、ですが、葉山町としては行ってみたけれど参加できないということでよろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

個人的には非常に興味はあるところでありましたけども、私は町長職を預かる身として、そこに加わって活動すべきではないという判断をさせていただきました。

3番(窪田美樹君)

これに参加すれば…参加することが意義があるということではないと思いますが、常に脱原発、山梨さん…山梨町長もそういうふうに意識を持っておられるということですので、そこの思いを続けていただきたいと思います。で、またね、原発、日本には54基、今現在動いているのが50基になりますか…あ、動いてとまっているのが、はい。動いているのは1つなんですけれど。東海第二原発、浜岡原発からは葉山町は200キロの範囲にあります。で、そういったことも含めて、葉山だから離れ…あ、200キロしか離れてないという観点を持って原発の再稼働についても認めないような、認めないという確かな思いを持って動いていっていただきたいと思います。で、原発をね、宣言するだけではだめと言っております。で、今よく言われる、今ずっと言われているのは太陽光、自然エネルギーについてということなんですけれど、葉山町は太陽光の補助をされてますよね。で、今いろいろ言われている神奈川臨調のほうではこの補助制度を打ち切るというような動きも見られています。で、町では神奈川県の補助と合わせて葉山町も補助しています。で、神奈川県がここやめたからって葉山町はどうされる…やめるとは言ってないので、検討中だとは思いますが、どのようなお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

神奈川県が来年度とりやめるといったことについて私も先日新聞で知りました。で、黒岩知事においてはあれだけ選挙のときにですね、太陽光を推進するというふうにおっしゃっていたことについて、疑問を持ちながら新聞記事を読んだことを覚えております。確かにそれに代替するさまざまなプランができたというふうに、私もそれは認知はしておりますけれども、ただ、始めたばかりの施策についてその一定の成果があらわれたという判断をするには少し時間的に早過ぎるんじゃないかというふうに認識はしております。また、今年度からですね、その年間終わることなく補助金制度を皆様の御理解いただきながら補正させていただいてまいりました経緯もございますので、少なくとももう1年はですね、様子を見るという観点からも、本当に神奈川県が打ち出したその施策が意味がなかったのかといったところに…意味がないというか、目標を達成したのかというところについてですね、確認をしたいという気持ちを今は持っております。

3番(窪田美樹君)

じゃあ、県がやめようとしているから葉山町がやめるというような考えは、とりあえずはないということでよろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

申しわけありません。先に、先ほどの私の発言の中で1カ所訂正がございます。太陽光の補助金について町としては5万円ではなくて5万2,000円を最大として補助制度を今は設けているということを訂正をしたいと思います。県はそこについて、さらに5万2,000円をこれまでは補助しておりましたので、合計、設置の方については10万4,000円が最大の額として今は補助金の設定は行わせていただいております。その補助金の額につきましては、できれば私はこのままの額を継続をしてですね、様子を見ていきたいという気持ちを今は持っているということを改めて申し上げたいと思います。

3番(窪田美樹君)

その額というのは、葉山町が出してる額か、県の分も合わせた、つけようとしている人たちは10万…最大10万4,000円も補助受けているわけですよね。葉山町はどこまでの分、どっちを基本としているのか。補助受ける側のそのままの形を頑張るのか、それとも葉山町の5万2,000円を頑張るのか。いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

県は県の金額として、それについての考えをお持ちでやってらっしゃると思いますので、町としてはこの5万2,000円を最大とした金額について、私としてはもうしばらくといった見解を持っております。

3番(窪田美樹君)

そのね、もうしばらくというのが年数であるのか、今、年数って言われたんですけれど、ある程度目標値、だから葉山町に何軒おうちがあって、何軒取りつけるまで頑張るというような目標値もあると思うんです。どこに目標を置くか、何事にも計画・目標というのは必要だと思いますけれど、今のお話の中から、目標値なのか、期限なのか。山梨町長の言われるところを今までの太陽光に対する思いというところを見ると、何件やってもらうことが、件数が必要だということで金額はふやさない。だから一定の補助率…補助額だけれど、それを続けていくというお話でした。そうすると、件数をふやしたいというふうに私はとったんですね。で、あれば、期限でなくて件数目標が300件、400件というところにあるとは思うんですけれど、どっちでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

目標の数値として申し上げる段階には至っておりませんで、強いて言えば、今年度10件、10件と加算させていただいてまいりました。来年度についてはその総合した金額についての予算のパイは持っていたいなというふうには思っております。

3番(窪田美樹君)

予算が先というと、一定じゃないですよね、5万幾らと電力のあれによってまた金額も違っていくので…になると思いますけれど、この先また補正を組んでね、いって、その計画性がないから補正を組まれるのか、そこのところは微妙な考えになるかと思うんですけれど、しかしこの自然エネルギーへの取り組み方、町として取り組む政策としては続けていっていただきたいと思います。で、その補助事業ももちろんですけれど、町がその太陽光であるとか、以前青少年会館に太陽光をつけたらどうですかという、議会でのお話もありました。で、結局はついてないんですけれど、町、いろんなところにね、町の建物、大きいものがあるので、そこに太陽光をつけるとか、そういったことをすれば、それも町民の方への宣伝になると思うんです。そういった取り組み、新しい建物が建つかどうかはわかりませんが、今、既存の建物でもできないことはないと思います。で、そういうことに取り組むことによって、今、売電、電気を売ることもできる、それがどのぐらいの設備投資が必要かとか、その費用対効果もあるとは思いますが、売電にいかないにしても、太陽光をつけるということによって町民の方の啓発になると思いますが、いかがな…そういった取り組みへはいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

方向性としてでございますけども、現在国…県とですね、国と交渉している段階のものとしては、防災の観点から避難所となる小学校、それも葉山小学校、また南郷中学校の体育館が避難所となりますので、そこに関連して体育館もしくは校舎にですね、太陽光パネルの設置を27年、28年までに設置したいという要望を上げておりまして、それについて現在協議を進めているところでございます。

3番(窪田美樹君)

避難所の観点からというと、何か災害が起きたとき、電気が通らないときに発電ということもあるということでしょうか。それでしたら、南郷公園とかあそこも一時避難所というんでしょうか、何か避難、いろいろ、何カ所もありますよね、葉山、みんなが避難してくる場所として。そこへの、ちょっと質問ずれてしまうかもしれないんですけれど、そこへの設置、全部に発電できるような設備がなかったと思いますが、そういったところへの設置は考えられてますか。

町長(山梨崇仁君)

小・中学校は一時避難場所に指定をされておりまして、建物としてその屋上にですね、設置することが可能でしたので、今回そこでどうだという提案をさせていただいております。公園のように、確かに広域避難場所等もなりますので…あ、長期滞在型の避難場所となりますので、電源としてあれば幸いなんですけども、ただ、平面として、太陽光を設置するにはですね、避難場所そのものが平面でなければなりませんので、今回は公園ではなくて建物のほうにというふうに考えさせていただきました。

3番(窪田美樹君)

そういった非常事態も含めてそういった、あわせて、非常事態もあわせて町民の方への啓発、太陽光を使っているということ、2つのいいこと、さらにもっといいことがあると思うんですけれど、そういった事業をさらに進めていっていただけるようにと思います。
小水力発電なんですけれど、今何にでも技術革新、ごみの焼却にしても…焼却というんですか、ごみの処理にしても技術革新があります。私、先日、葉山町にお住まいの方で重浮力、重りを落とすときに発電して、水の力で重しを上げてという発電事業を発明されたというんですか、それを今度どんどんそれが大きくなって事業化されてというお話も。で、千葉のほうでかな、モデルハウス化しますということもありました。そういうのがね、町民の方から出てきてる案であって、そういったもの。全部の電気を、役場の電気とか学校の電気全部を賄えるというのは大きな設備投資になると思います。だけど小さなものから始めていくというのも必要だと思いますので、そういったアンテナを張っていって、少しでも原発に頼らない道に一歩でも二歩でも進んでいっていただきたいと思います。
それでは2項目目ですが、下水道事業なんですけれど、これがまた常に皆さんも言われてます。いろいろな議員の方々がいろいろな観点から御質問されてます。私も余り数字も得意でないんですけれど。このね、下水道審議会の、出されましたよね、答申。それは資料として見てくださいということで見てみました。この数字、うんと小さい、これを2倍にしたコピーなんですけど。この計算、多分これ計算されて費用対効果というんですか、出されたんだと思います。これ、山梨町長、見られてますかね。審議会から出た参考資料。審議会がね、参考…資料、こういうことをもって計算して本下水につないだほうが有利なんだよという資料なんです。うんと細かくて、これ2倍にした数字なんですよ。2倍にしてもこんな小さくて、2倍じゃなければこれ半分、これ全部に埋まってるって。こういったものを参考資料として。これってね、合併浄化槽と公共下水道とどっちが有利かというのを計算されて出されてます。この中に、私たち議員のほうにも見なさいと、見てっていう資料が配られたんです、その赤と青でどちらが有利かというような資料。こういったもの。これはね、まだすっきりして赤が有利、青が有利というようなものはあるんです。ただこれの有利、数字で計算すると、この差が0.01ぐらいなんですよ。0.01、0.02。こんな小さな…小さなというか、の差でどちらが有利ですかっていうふうになってるんですね。この差がね、これはただ経済効果だけ。お金のかかる、こっちをつないだら、本下水につないだら幾ら、例えばですけど100万円。こっちを合併浄化槽にしたら99万8,000円という。確かに100万円のほうが高いですよね。高いほうはやめておこうというふうになりますよね。だけど本当のその0.02のパーセントのこの差というのは、町民の方の負担だったり、そういうものを考えていくと、どちらが有利かというのは、一概にこの0.02の差だけでは言っていけないものと思います。ましてね、その審議会の委員の方はね、合併浄化槽のほうがいいんだよと言ってるにもかかわらず、そうじゃないふうに向かっていますよね。そのね、この資料の出し方もわざとわからなくしているのかなと、見にくくしてるのかな。私たちこうやって見て、だって本当にわからないんですもの。虫めがねをもって、これ。何でも町の方が出してくれる資料はわかりにくいですねっていうお話ししてても、なかなか改善されていかないというのは、そこまでは言わないんですけれど。そういったものね、これだけの差というのは、山梨さん計算されて、ああそうだねって、ああ、100万円と99万8,000円とね、こう比較されて、あ、100万円のほうがお金かかるからこっちで、じゃあしょうがない、今これをのむかっていうふうに考えられたのか。それともただこの…ただって言ったら失礼なんですけど、この表だけ、青と赤のこの表だけを見てね、その根本の数字まで見てそうだねって判断されたのか、この表だけを見てね、判断されたのか。どこをもって判断されたのか、ちょっとお伺いしたいんですけど。

町長(山梨崇仁君)

判断といいますか、それは一定の見識のあるコンサルタントに外注をして出されたものというふうに私は認識をしておりますので、たとえそれが1万円違ってる、2,000円程度だとかですね、違ったとしてもやはり、高いか安いかで判断をするというふうにその目的がありますので、それについてはそういった区分けになっているんだなというふうに受けとめざるを得ないなというふうに判断を、そういう判断をしております。ただ、申し上げたとおりに、それはですね、行政側が布設する際においてコストがどうかという指標でございますので、実際にそれに接続される方、また現在合併浄化槽、単独浄化槽を使ってる方々が、そこについて埋め戻しなどをしたりした工事をしながらですね、公共下水につなげるということについて、どれだけの経費がかかることかについては一切触れてはおりません。ですから行政側の一方的な目線ではなくて、実際に受益者となる方々がですね、本当に望んでそこに接続してくださるかという観点から考えると、私は数字そのものについてではなくてですね、相対的に見てそこにこだわらない形での合併処理浄化槽の推進のほうが私はメリットがあるというふうに判断はしております。

3番(窪田美樹君)

今ね、メリットがある、じゃあっていうお話だと、じゃあね、そのお話だと合併浄化槽のほうがいいよねというお話、意味合いですよね、本下水じゃなくて。数字の上だけで出されたものであれば、100万円と99万8,000円かもしれないけれど、いろんなこと、100万円のほうに…あ、ごめんなさい、99万8,000円のほうにつなごうとした、本下水につなごうとしたら、ずっと遠くはいつになるかわからない。今つないである本下水のところにもくっつけてくれる人はいない、遅いって言ってるような布設率っていうんでしたっけ…(「接続率」の声あり)接続率であるんなら、はるかこっちのほうはまだまだお水は汚れたまんまっていうような考え、ありますよね。そこもお金には勘定できないけれど、そこを早くやっていくためには、ここのお水をきれいにするためにはということを考えられた今の山梨町長のお話だと思います。だったらこの諮問委員会の答申ですけど、さらにそうやってね、いろんなことを考えて、ここに出された資料も踏まえて、また新しいそういったお金だけではないいろんな理由ですか、それをつけて再度検討されるというお考えでしょうか。審議会に答申を諮問されるお考えですか。

町長(山梨崇仁君)

審議会に諮問する段階にはですね、もうしばらく時間をいただいた上での形になるというふうには思います。私としては、まず昨年…あ、失礼、来年ですね、年明け以降にタイミングを見て、現在の審議会の方々ともう一度お話し合いの場を設けたいと思っております。といいますのは、今、窪田議員がおっしゃっているその資料であったりとか、答申をいただいてその答申に対する態度を出したのは前町政の課題でございまして、私は直接的にそれについての疑問を呈したりしたことはございませんので、一度審議会の方々とお話しをした上で、そもそもそのB/Cが適切だったのかということについてもですね、改めて見直す機会を設けていきたいというふうに思っております。
ただ、これも別件でもう一つ持ってるので申し上げたいんですけども、下水道審議会は公共下水道の布設に関する審議会でございまして、合併処理浄化槽のですね、推進を審議する場ではないというふうに私は認識をしておりますので、そこについても慎重に公共下水道審議会とのかかわり方というものを判断した上で、また改めて諮問をすべきなのか、それとも審議会の御意見として賜るまでにとどめるのかといったことについては、もう少しお時間をいただきながら結論を出して、今後の方針について改めて確定をしていいたいと思っております。

3番(窪田美樹君)

山梨町長の頭の中には、お水をきれいにする、環境を守るということもきちんと入ってますよね。はい。そこをね、きちんとどうやれば、お金だけでない部分、お水が流れて、海に流れてということが頭にあれば、その速度も絶対変わってくると思うんですよ。そのお知らせの仕方も変わってくると思います。そうやって言ってる間に市町村合併型、先ほどの個人設置型合併浄化槽による設備の充実って言われてます。これ、市町村合併型になるのか、個人…市町村管理型になるのかどうかなんですけれど。今まで市町村管理型になるには、新築に対して補助があったものをカットしてますよね。やめられてどんどん何件かあったのを、結局はことし0件。0件だけどどうするんですかというほかの議員さんからの指摘もあります。ここの部分、町だけ…町、国が、国は補助してて県がやめたから町がやらないっていうあれですよね、政策というんですか、補助事業ですよね。

生活環境部部長(成島光男君)

今の議員がお話しになってたのは、市町村設置型ではなく個人設置型の、今現在葉山町がですね、行ってる事業の内容ではないかと思います。

3番(窪田美樹君)

ごめんなさい、そっち側なんですけれど。それでもね、水はきれいになるという。どこの何をすればお水がきれいになるか。それもすぐ、今、本下水がつながってるところに対してどうじゃなくて、何十年後かにつながるかもしれないところに対しての補助事業であります。その間にね、もうここのうち、また建てかえてとかってなっていくんです。40年、そういうふうになっていくと思うんですけど。そういうことも考えるとね、今そこにお水をきれいにするためにその補助として考えることも必要ではないかと思うんです。そういうことをやることも必要だと思います。いろんなね、方法が、お水をきれいにする、下水道事業に関してもいろんな方法がありますが、山梨町長が言われているお水をきれいにしようという考えのもと、何を一番早くにすればお水がきれいになっていくのかというところを、常に頭に置いていただければ、その進んでいくペース。何で再諮問ができない…に時間を置かなきゃいけないのか。戻って言えば、後期基本計画は間があいても、その間はあいてもよくって、なぜ下水道計画は間があいちゃいけないからすぐ山梨町長の名前で出されたのか。こっちの計画はなくてもよかったのかというところにも、先ほどのね、質問…他の議員のお話聞いててちょっと疑問に思ったんですけれど。時間がなくなっちゃったので、はい、次に移らせていただきますが、常に環境に配慮していただきたいと思っております。
3項目目の子育て環境なんですけれど。常にね、何事にも計画、計画って今言われてますね。後期基本計画があったからかあれなんですけれど、ごみにも計画があります。その中で葉山町にね、葉山町次世代育成支援行動計画というのがあるということでした。私この前、教育民生で鈴鹿市のほうに視察に行きました。その中でもやはりすごく立派な冊子にもなってたし、こういうダイジェスト版として育成計画というものが町民の方々にすぐ触れられるように、普通にね、基本計画というとインターネットで取り寄せようとすると、こんないっぱい75ページとかいうような、こんなの町民の方にね、配るのは大変だと思います。ただこういったものを見ると、とてもわかりやすいというか、素直に、葉山町が0歳から青年期までちゃんとしっかり見守ってる計画を持ってるんだよというのがわかるような、本当ペラペラのものなんですけれど、があります。こういったものでね、葉山町どういう子育て、いろんな生まれてから、生まれる前からの妊婦健診もありますけれど、そういったものをつくっていく。こういう冊子をつくれということも必要だと思いますけど、皆さんにお知らせすることが必要と思います。その中の計画の中に、私たち保育園待機児童をなくすためには保育計画が必要と言ってましたが、保育計画。今度保育園つくられますけど、計画はできましたか。それとも計画はまだだけど保育園をつくるんですかね。そこら辺はいかがですか。

町長(山梨崇仁君)

現状では保育計画の策定には至っておりません。その上ですけども、保育計画の策定の必要性は感じておりますけど、まずは保育園の新設についても同時に進めなければならないと考えておりますので、今はそのような状態でございます。

3番(窪田美樹君)

何でしょう、どうしてもね、とりあえず目についたところから解消していってるというふうにね、どうしても言われちゃうのはね、これ、それだとしょうがないのかなと思っちゃうんですけれど。このね、葉山町の次世代育成支援行動計画の中に、保育園に対してもあります、計画が1つ。これは待機児童解消とかではないんですけれど。何年度に保育園が何園、保護できる…見れるお子さん何人という計画が載ってました。そこのほんの1つなんですけど、21年度に立てられた計画の中から、この26年度まで計画が立ってるんですけど。そこには26年度2園、185名という数値があるんですね。一応それも立派な計画ですよね、葉山町で持った。その計画にはない保育園をつくっちゃうんですよ。それがいいとか悪いとかじゃないんです。ただ、どうしても計画ないところでそういうところをやられてしまうんだな。これはね、いいほうに、保育園を建てるといういいほうに行っているのでまあいいのかなというふうには思うんですけれど。ただこの後の、今解消できたからって、もう子供…葉山町は小児医療費も助成してくれるし、保育園もあるしって、いっぱいお子さん来たらまた待機児童出てきますよね。この前の議員懇談会にいただいた資料では、ほかの自治体と比べると保育園の数はすごい少ないのを山梨町長も見られたと思います。私も見てびっくりして、わ、こんなのもっと早くに言っておけばよかったって思うぐらいな数字でした。そういうことも含めてまた次を考えていくためには、絶対これ計画、必要です。だからとりあえず保育園つくったからじゃなくって、大きく。ただね、ぽっと保育計画をつくるんじゃなくて、前からの、保育園入る前から保育園卒園してからっていう流れも大きく踏まえた、絡めた保育計画をつくってもらうように、つくるように再度お願いいたします。
その保育園の次は、今度小学校に行くんですけれど、小学校。私たち葉山小に入りました。私は長柄小にも通いました。5年生のときに長柄小ができたので長柄小。ぴかぴかだった長柄小がこの前長柄小を見に行ってもう悲しくなるぐらい。ただ私も年もとりますし、学校も年もとってます。なのでね、いろいろお化粧もしなきゃいけないってところ、たくさんありますよね。そこでそれをただ、じゃあここだけお化粧すればいいやじゃないはずなんです。耐震化のときにね、10年はいじれません、補助金があるからって。葉山小学校の耐震化が済んだとき、そういうお話でした。葉山小学校の耐震化から10年たってます。今度大まかにね、葉小が建ってから何十年、私が何歳のときだからというふうに計算するとあれなんですけど。何十年もたってるんです。今度また補強工事というよりは今度は建てかえも含めると思うんですが。今度葉小を何かしようとしたら建てかえでしょうかね。先ほどね、大規模な改修を考えているというお話でしたけれど、その改修なのか。鈴木議員のときに大規模な改修を考えているからお金がかかる。私がとったのはね、お金がかかるようなエアコンとかはつけられないよみたいなふうに私は感じたんですけれど。大規模な改修っていうこと、それとも建てかえということでしょうか。とりあえずどこら辺の計画は。

教育部部長(高梨勝君)

耐震で手がつけられないのは大規模改修ができないだけであって、耐震性は10年間延びたわけじゃなく、コンクリート壁ですから50年、60年という耐震は出てるということなんです。それとは別できれいにすることは、大規模にやることは10年は当面手をつけないでくださいということです。それから先ほど申し上げた大規模というのは、ボイラーが更新になると大規模な工事になってしまいますということを申し上げております。

3番(窪田美樹君)

それは建てかえ、手をつけようとする気持ちの上から10年はできない。建てかえなくてもいいという話じゃないですね。ぼろく、壊れる心配は50年でもないよっていうこと。10年たったから壊れちゃうよという話じゃないことはわかります。ただ、今全部ところどころ直したって根本はもう何十年もたってるんだから建てかえも必要じゃないか。目に見えないところで傷んでくるとか、どうしても古くなってくるというところがあると思うんです。そういうところも含めると、ちょこちょこ直すよりも、もう壊してきれいなのをきちんとしたのを建てなきゃいけないんじゃないのかなという思いがあるので、それをちょっと質問してみました。じゃあ建てかえるというような、安全であるから建てかえるという計画は今のところないということでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

私が今考えているのは、きれいに延命していきたいということで、この耐震すぐ終わったら、定期的…計画的な修繕といいますか、そういうきれいにするとか、そういうことに取り組んでいけたらなというふうには思っております。

3番(窪田美樹君)

ちょっと確認なんですけれど。葉山小学校のおトイレ。においの根本というの、あれはもう下水道に、本下水につながったんでしたっけ。その根本ね、本下水につながって配管自体が古いからにおいが上がってきちゃうんだよ。あれはもう直すには、葉山小学校って真ん中に1個しかないんです、トイレが。ほかの学校って右側と左側とか2カ所、各フロアに2カ所とかあるんですけど、葉小は真ん中1個しかないというところがあって、児童数、お子さんの数も減ってきてるからそれで対応できてるのかなというのもあるんですけれど、そういった根本のところをね、直すには建てかえしかないというところを聞いてます。きれいにね、していただけるということで。でもちょっと40年、50年たってると思うんですよ、葉小。そうしたらもう本当に、この前鈴鹿市で見に行ったのは、40年たって…42年かな、の工事をもう開始、建てかえてきれいな校舎になってました。校舎を建てかえてくださいというわけではないんですけれど、不ぐあいが出ているようなところでは、建てかえの計画もそろそろ立てておいてもおかしくはない。それを視野に入れたのを立てておいてもおかしくないというところであります。葉小もね、葉小の次、今度一色小ですか…もそんなに年数は変わってないと思います。ですので、1つ終わったらまた次が待ってますので。簡単なお金じゃないので、お金はかかる。計画を立てて、何事も計画です、が必要になりますので、そこのところお願いします。
それでね、どんどん時間がなくなっちゃうんですけど、暑さ・寒さなんですけれど。鈴木議員のところでもね、聞かれてます。本当に熱中症でふらふらなってる。何で扇風機すらついてない教室があるのかなって思うほどです。中学校は全教室ついてる。小学校はついてないって。そこの差は何だろうっていうふうな不思議もありますけれど。本当に暑い。子供は元気に外で遊べというのはもちろんなんですけれど、今本当に暑いし、それも残暑が厳しい。夏休みっていうのは夏が暑いから夏休みがあるって、長いというふうに聞いてます。寒いところは雪が深いから冬休みが長いって聞いてます。暑さのために休みがあるんであって。よっぽど暑いなら学校休みにしたらどうか、なかなかね、通学とか。それもすごい考えになってしまうのであれなんですけど。暑さ対策、エアコン。私、何度も何度も言ってて、とうとうタイガーマスクまで出ちゃうぐらいの扇風機。今度はエアコンはどうされるんでしょうかね。先ほどの御答弁では大規模な改修があるっていうことです。でも改修があるから、そこにお金がかかるからエアコンをつけられないのか、どういったことで暑さ対策を来年の夏されるおつもりなんでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

大規模はボイラーを取りかえた場合なんですが、取りかえた場合、大体2,000万ぐらいかかりますので、それと空調との入れかえはほぼ同じなので、そういう改修をするんであればエアコンのほうがよろしいんではないかという回答を、今までは10番議員さんとかそういう方にもお答えしているところなんです。だからエアコンが入らないのはボイラーを改修するからじゃなくて、ボイラーを改修するぐらいであればエアコンのほうが効率がいいんじゃないかという見解は私たちは持っております。

3番(窪田美樹君)

じゃあ大規模な改修というのは、ボイラーの改修が大規模な改修であって、ボイラーの改修をすれば温めるだけじゃなくて冷やす機能もついたものにしようかなっていう思いってことですか。

教育部部長(高梨勝君)

ボイラーは暖かいほうだけなので、変えるんであれば冷たい、暖かい両方の空調のほうが効率的ですねということを申し上げてます。

3番(窪田美樹君)

だから、じゃあね、それってボイラーの改修するときにはエアコンだよということですよね。エアコンになるよということですよね。それでいいんですかね。

教育部部長(高梨勝君)

教育委員会としてはそうしたいということで、これから努力させていただきたいということが、きょう午前中の1番議員さんのほうに、それに向けて最大限の努力を教育委員会等はさせていただきたいということで、町長は今までそれを支持してくれると言っていただいてると思っております。

3番(窪田美樹君)

ありがとうございます。教育委員会は積極的な考えで、ボイラーの改修、老朽化してるからそれを直したいと。それはボイラーだけ直すんじゃなくて、エアコンにしたほうがいろんなことを考えていいよということで。あとは今のお話でしたら町長の判こ一つだと思うんですけれど。いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

先ほど鈴木議員の御質問にもありましたことでございますけども。一遍にというふうにはなかなかいかないとは思いますけども、こういった夏の非常に暑さが激しくなっている時期でございますので、子供たちの健康を考えると、設置は順次進めてまいりたいというふうに考えております。

3番(窪田美樹君)

順次か一気かそこら辺はよく御相談してね、していただいて、なるべく早くに子供が熱中症にかからない対策をしていただきたいと思っております。
耐震化率なんですけれど。先ほど100%って言われておりました。そこで耳に引っかかったのは、通常の授業で使用している場所。これ、通常の授業で使用してないというのは私、プールのものと、何でしたっけ、更衣室とかは通常の授業じゃないんですかね。そこは大丈夫なんですかね。そこ確認させてください。

教育部部長(高梨勝君)

今言ってるのは、耐震化率の対象の物で通常の教室なんですね。プールのほうについては平屋ですので、耐震化対象物ではないということです。

3番(窪田美樹君)

私聞いてるのは、耐震化率における児童の安全性なんですよ。ここにすごい含んでいるんですけど。耐震化率100%だからって児童は安全ですかって聞きたいんです。100%だけど、プールで着がえてたりしたときに地震でぐらっと来たときに、倒れるか何かわかりませんけど、壊れるとかでけがをしないかというところなんです。何より揺れて何でも壊れるときの子供の恐怖感、これは命にかかわるとか、けがをするとかというよりも、もし倒れてこなければとか割れなければその恐怖は揺れだけでおさまるんですけど、いろんなものが倒れてきてけがをするとかって、そこは子供の心にすごく残ることだと思うんです。そういった大きな被害を小さく食いとめるためにも、非構造物じゃないから大丈夫だ、いいのここはというところじゃないところを強く求めて、子供の安全も気持ちも考えてやっていただきたいと思います。前回ね、私、補助金ありますよって言いました。そこのところもよく調べていただいて、最後にその100%の小さいところもくまなく安全というところも追求していただきたい、調べていただきたいと思います。終わります。

議長(畑中由喜子君)

これにて3番窪田美樹議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時30分からといたします。(午後3時01分)

議長(畑中由喜子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時30分)
一般質問を続行いたします。第5番、7番荒井直彦議員、登壇願います。

7番(荒井直彦君)

7番荒井直彦でございます。通告に従いまして3項目、12点について一般質問させていただきます。今回議員になりまして大トリを務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
1項目目、カラス対策についてです。この問題は古くて新しい問題の一つであります。町民の声を少し御紹介します。最近知り合った方ですが、以前柿を農家として出荷していたそうです。その方は現在も先代から引き継いだ柿の木を約20本ほど所有されておりますが、ここ数年、なった柿は対策したにもかかわらず収穫ができず、ほとんどカラスに食べられてしまい、ことしは毎年最後まで守り続けた1本の柿の木の実は一つも口にすることができなかったというお話を本人から直接伺いました。そしてその人が判断しようとしていることは、カラスとの戦いの終結は周囲の方々にも気を遣い、柿の木を切ってしまおうとする状況に追い込まれておられます。また葉山牛の畜産農家の方の声もそろえて、カラスをどうにかして、何かいい対策はと悩み続けておられます。
私の知る限りカラスに関する件に関しては、鳥獣保護法及び狩猟の適正化に関する法律があり、一般的には捕獲できないが、人を襲ったり農作物を荒らしたりしている場合は、有害鳥獣駆除という制度があり、町に申請し、許可により捕獲することも可能である。現在葉山町の農作被害は、神奈川県の横須賀三浦地域県政総合センターの統計によると、22年度においては約34万円。23年度においては約65万円と増加傾向にあり、被害作物の名は柿、ミカン、トマト、トウモロコシ、スイカでありました。この統計はあくまでもJAよこすか葉山農協が主管となり、農協組合員に対し調査を実施し、被害状況を報告した農家の実績であります。ですので、一般の方々の家庭菜園の被害は全く別であります。また生活被害においては、ごみステーションの中のかごの中からごみを引きずり出したり、電線や電信柱にとまり、ふんをまき散らし、また3月下旬から6月の繁殖期には、卵やひなを守るために巣に近づいてくる人を威嚇し攻撃をしてくることであります。
今回、電信柱・電線等に関して、東京電力に巣の撤去の件数を確認しました。葉山単独での実績では把握ができなかったんですが、管轄地区の横須賀、三浦、葉山、逗子の4地区の合計ではありますが、22年度が130件、23年度は200件、今年度24年度においては11月末でやはり230件と増加傾向にあるということが調査の結果わかりました。今後この問題解決には、巣の撤去も繁殖地域が広域にわたっており、県そして他の自治体と民間との緊密な連携が必要であります。
その環境下の中でお尋ねします。現状認識と現在の取り組みについて。2番目に町民からの声をどの程度把握しているのでしょうか。3番目に神奈川県、また近隣自治体との連携はどうなっているのでしょうか。また今回、現在調査するに当たり、町のホームページには窓口と対策の記載がしておりません。なぜ今までなかったのでしょうか。5番目に今後の取り組みについてお尋ねします。
2項目目、葉山しおさい公園についてお尋ねします。葉山しおさい公園は昭和62年6月に開設し、以来25周年を迎えております。私は今年度3月の第1回定例会において、葉山しおさい公園について質問しております。そのときは近代美術館との連携や町のホームページの連帯強化、そしてトイレの改修、道路幅の拡張等改善を指摘いたしました。現在を推測限り、トイレを改修し、頻繁にホームページに情報を更新し、職員、現場の方々の努力の結果、ある一定の効果が見えてきたように思われます。
お尋ねします。1番目として過去3年間の入場者数と実績について。2番目として現状認識について。運営面においては町長が委任されている限り、教育委員会が維持管理の担当ではありますが、先ほど述べたとおり、開業以来25周年がたちました。その経過の中で町長に伺います。今後の葉山しおさい公園事業についてはどうお考えなんでしょうか。4番目として関東財務局との意見交換はされてるでしょうか。
次に3項目目、南郷上ノ山公園についてです。私は昨年6月、そしてことしの6月、そして9月、今回で4回目の質問であります。前回の第3回定例会において教育長とのやりとりの中で、南郷上ノ山公園の年間入場者数は約10万人を超えている都市公園であるということを管理者として再認識していただきたいと思っております。今回は今までに触れなかった項目に絞ってお尋ねします。
1、施設内の自動販売機についてお尋ねします。土曜日・日曜日には多くの方々が来館されております。公園内に食べ物の施設はありませんので、せめてパン等の軽食の自動販売機を新規に設置をして充実をしていただきたいと思っておりますが、最近の「道の駅」では自動販売機によってはパン、カップヌードル等もあります。そして自動販売機の中ではカップ式のコーヒーで150円や少し高い250円の販売機を設置しているのがよく見受けられます。現在、公園内には6台設置してありますが、ふやすに当たり何か規制があるのであれば機種の入れかえでも結構です。もし規制がないのであれば、もう少し台数をふやしていただきたいと思っております。
2番目に駐車場の管理についてです。以前から、時期によっては公園利用者以外の方々が利用が多く、また閉園時間には間に合わず、職員に対し夜かぎを開けてほしいという依頼が過去に数件あったと聞いております。また、最近においては日中・夜間においては毎日パトカーが巡回をし、不審者や不審者車両に関しては職務質問をしておる光景を見受けられます。このままだと公園のルール、駐車場のルール、規則を守らない無法地帯になりつつあります。安定した公園の維持管理、そして治安を含めた公園にしていくために、早めに対策をお願いしたいと思っております。
3番目に施設内の男子トイレ・女子トイレについてお尋ねします。
以上3項目12点について、私の1回目の質問をさせていただきます。どうぞよろしく御答弁のほうをお願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

荒井直彦議員の御質問に、私が所管する箇所につきましてまず御答弁させていただきたいと思います。
初めに1項目、カラス対策についての1点目、現状の認識と現在の取り組み状況についてと、2点目、町民からの被害の声を把握しているのかというお尋ねでございますが、神奈川県は野生鳥獣による農林水産被害等の状況を取りまとめており、その中でカラスについても被害が報告されております。被害の予防のためにカラスを捕獲したいという相談を受けた場合には、鳥獣保護法に基づき捕獲を許可しております。また生活被害の相談は年に1件程度であり、相談を受けた場合には追い払いや防御の方法についてのアドバイスを行っております。
次に、3点目の神奈川県または近隣の自治体との連携はとのお尋ねですが、横須賀三浦地域の市町、農協及び猟友会及び神奈川県からなる横須賀三浦地域鳥獣対策協議会において、合同で野生鳥獣による被害対策について話し合いを持っております。
次に、4点目のホームページに窓口と対策をなぜ記載していないのかとのお尋ねですが、生活被害に関する相談が少ないため、町のホームページには掲載をしておりませんでした。今後は代表的な被害の対策方法や相談窓口について、ホームページに掲載することを考えております。
次に、5点目の今後の取り組みについてとのお尋ねですが、カラス対策につきましては、被害等の実態調査を行い、検証しながらより有効な方策を検討していきたいというふうに考えております。以上で私の所管する1回目の御答弁を終わります。

教育長(豊田茂紀君)

7番荒井議員の御質問にお答えいたします。しおさい公園についての1点目、過去3年間の入場者数と売り上げについてとのお尋ねですが、入場者数は個人・団体を合わせた総数、売り上げは公園使用料の決算額としてお答えいたします。平成21年度は入場者数2万7,643人、歳入708万1,000円。平成22年度は入場者数1万9,695人、歳入497万9,000円。平成23年度は入場者数2万2,221人、歳入563万9,000円となっております。
2点目、現状と認識についてとのお尋ねですが、今年度はゼロベースからの見直しのもと、博物館内の整理を初め、御下賜ヨットの移設、美術品の展示、町ホームページの充実、開園・閉園時間の改正等の改善を進めております。また秋の無料開放日には地域の歴史文化をはぐくみ、人々の心に残る景観を形づくってきた庭園等を新たな文化交流の発信地とし、地域活性化につなぐ湘南庭園文化祭で「しおさい公園琴のしらべ」が開催され、主催者側のアンケート結果によると、風情がありとてもよかった、今後も続けてほしいなど好評であったと聞いております。また、同時に行った長柄桜山古墳群の展示解説につきましても、説明が丁寧で聞きやすく興味深かったなどの御意見をいただいております。さらに11月7日には葉山御用邸御滞在中の皇太子御一家がしおさい公園を訪れ御散策を楽しまれました。その御様子はテレビ・ニュース等で広く紹介されたところであります。現状といたしましては、皆様に親しまれ喜んでいただける公園であるよう、おもてなしの心を第一に努めているところでございます。
3点目、今後のしおさい公園の事業についてとのお尋ねですが、しおさい公園の事業といたしましては、年2回の無料開放、葉山芸術祭お茶会、近代美術館・山口蓬春記念館との3館合同見学会など、協力団体と連携した事業を継続し、葉山町文化協会との連携も進めてまいりたいと考えております。また、しおさい公園は旧葉山御用邸附属邸であったことから、その良好な自然環境を保つため、日々の維持管理に励み、庭園の素晴らしさを広め、皆様に喜んでいただけるよう努めてまいりたいと考えております。
4点目、関東財務局との意見交換はとのお尋ねですが、財務省関東財務局横浜財務事務所と本町が取り交わしている国有財産無償貸付契約書にのっとり、年1回の報告の際に、利用状況等に関する意見交換を行っております。
続いて南郷上ノ山公園についての御質問であります。1点目、施設内の自動販売機についてとのお尋ねですが、管理棟内に2機、屋外に4機の自動販売機を備えており、季節によって販売する飲み物の内容を変えるなど、利用者の利便のため設置しております。
2点目、駐車場の管理についてとのお尋ねですが、駐車場は台数分で言えば普通車99台、大型車3台、障害者用1台のスペースを確保しており、利用については有料施設等の供用開始時間のおよそ30分前に開場し、共用終了時間のおよそ30分後に閉場しております。またリザーブ用地につきましては普通車85台、障害者用3台を確保しており、こちらは利用状況により開場しております。なお、管理につきましては日々の清掃により行っております。
3点目、施設内のトイレについて、男子・女子とのお尋ねですが、管理棟内には男子2カ所、女子2カ所、及びみんなのトイレ1カ所がございます。屋外には男子3カ所、女子3カ所が備わっております。なお、洋式化への改修は順次進めているところであり、今年度はテニスのA・B・Cコート横にある男子・女子トイレそれぞれ1カ所ずつ洋式で改修しております。以上であります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

7番(荒井直彦君)

まずカラス対策からいきます。私も農業委員会のほうに議会のほうから選出させていただきまして、農業委員会でも1度だけ話をさせていただいております。葉山町には一応畜産農家をされてる方が3軒ありまして、そこの中にはすべてカラスが必ずついて回っております。最近ですね、特にカラスが多くなってきたという声でございます。多分町長もその3名の方は面識もありますし、会うたんびに対策をという言葉は聞かれてるとは思いますが、実際いろいろ調べていきますと、今まで以上にやらないと葉山の地域産業、産業で言いますと農業と畜産業のほうに伸びなくなる、成長ができなくなりそうな勢いでカラスがふえてるというふうに感じております。
その中で、今回2月に、決算特別委員会でもございましたが、県からの補助金で鳥獣保護管理対策事業ということで、県は事業とすれば補助金を出すと。ですから当然今まではアライグマ、そしてタイワンリス等に関する委託費用ということで、県からも御協力をいただいておりました。しかしながらカラス対策に関しては、まだ町としては県に公式に事業として申請を出していないため、補助金対象にはなっていないということを県の職員から確認しております。ですので、できれば過去を振り返ることなく、目に見える形で県と連携しながら町のために調整を図っていただきたいと思っておりますが、町長いかがですか。

生活環境部部長(成島光男君)

神奈川県のほうからですね、鳥獣対策についての補助金というのはいただいております。今、議員が言われたようにですね、町といたしましてはアライグマ、タイワンリス、これらの対策として経費の申請のほうを行っておりました。答弁でもありましたけども、カラスにつきましては私どものほうにですね、被害としての状況というのは、環境課のほうにですね、ほとんど入ってない。先ほどの答弁で1件程度って形でお話、説明させていただいたと思いますけども、そういう理由でですね、補助金を使用するような状況には至っておりませんでした。今、荒井議員のほうからですね、お話を伺いましたので、この辺につきましてはちょっと内部のほうでですね、ちょっと検討させていただきたい。どのような対策が効果的なのかというのも正直なところまだわかってない部分がございますので、私たちといたしましては研究をさせていただきたいというように思っております。

7番(荒井直彦君)

逆にですね、畜産農家の方たちと1回話したほうがいいと思います。彼らは彼らなりに対策を練ってまして、いろいろな方たちと情報交換をしながらやろうとしてることが、なかなか実行に移せてないというのが現状であります。県のお金があるないはかかわらず、声を聞いていただきたいというのがまず一つあります。それと、今回は畜産と農業のほうで今話しておりますが、つい最近の話なんですが、長柄のほうでですね、ある町民の方から直接言われたんですが、夕方だったんですが、買い物に行く途中に電信柱にカラスが20羽ぐらい、数えたそうで、20羽ぐらいたかってて、いきなりカラスが出てきたので買い物に行くのをやめて戻ってきたという話がありました。そしてその方は町に電話を入れたそうです。そうしたところ、東京電力の番号を御案内されたということでした。逆にですね、電信柱や電線のカラスの対策に関しては、極端に言えば東京電力のほうにすべてお願いする。そういう体制が、各自治体もそうなっているので、先ほども町長からも答弁ありましたけど、ホームページにもしっかり明記をしていただいて、東京電力はフリーダイヤルで構わないというお話も聞いております。ですので、その辺もホームページ、せっかくですね、11月1日からホームページも新しくなったので、その辺の記載に関してもぜひですね、早急に対応していただきたいと思っております。どうですか、町長。

生活環境部部長(成島光男君)

ホームページにもですね、今までカラス対策という形での記載はしておりませんでした。今回荒井議員のほうからですね、このカラスについていろんなお話を伺った中で、ホームページにやはりカラス対策ということで記載するべきだということは内部のほうで話をさせていただいております。これにつきましては答弁書でもお答えしましたけども、なるべく早いうちにですね、ホームページに掲載できるような形で進めていきたいというように考えております。

7番(荒井直彦君)

はい、明確な答弁、いろいろありがとうございます。たまたま議員になって農業に携わってみていろいろなことがわかってきましたけど、自分たちで育てた、例えば牛もそうです。私も少し素人ながらやっておりますが、自分たちが育てたものが被害に遭ってあんな悔しい思いをしたことがないと思っております。そしてですね、カラスというのは広域の問題があると思うんですね。なぜかといったら、やっぱり空中で隣町の例えば横須賀からカラスの巣が移って来たり、三浦から葉山の巣を壊したからといって葉山町の巣が三浦に行ったり、当然逗子も同じことだと思うんですね。現実にですね、個人的に言いますとモグラもそうでしたね。近くの畑がモグラ対策をしました。そのモグラさんたちはどこに行くかといったら、対策をしてないところに行くんですね。ですから逆にモグラさんとカラスさんも同じで、逃げて回るんですよ。ですからこれは県と連携、民間と連携してしっかり取り組んでいただきたいと思っております。
次のほうに移ります。しおさい公園のほうです。教育長、数字すばらしいじゃないですか。高梨部長もね、一生懸命なされていい結果、いい成績、評判もいい。これ、一番いいことですよ。そしてね、トイレに関しても和から洋に変更していただいてる。これもすばらしいと思っています。敬意を表します。
ただですね、やっぱりここでですね、町長に出ていただきたいのは、今までですね、しおさい公園に限ってもそう、南郷上ノ山公園に限ってもそう。教育委員会が維持管理をしてる。これもですね、いかがなものかなと最近思ってきます。教育委員会は維持管理を一生懸命されてますよ。成績も上がりました。すばらしいですよ。ただ、将来の成長戦略というか目的がないんですよ。頼まれて維持管理をしてるだけ。評判はよくなった。25年間ずっと担当者がずっと一緒で一緒で、成長してないと思います。それは逆に将来をね、付加価値。例えばしおさい公園の今話をしますと、しおさい公園に関してはすばらしい施設だと皆さんおっしゃってますよ。当然ですよ、人数もどんどんふえてるんだし。そうじゃなくて、今はもっと大きな森を見る。一生懸命しおさい公園だけをやってるんじゃなくて、葉山全体のですね、観光施設なんです。言葉は悪いですけど、そういった施設になってるんですよ、現実に。確かに関東財務局からお借りをして利益を上げてはいけない。当然慎重に対応しているのは事実です。その中でやっぱり比較するところを考えなきゃいけないです。
町長にお尋ねしたいんですけど。僕はね、御用邸の町である以上は、葉山にとってはふさわしい施設になってると思います。そこを比較するときはやっぱり那須町。これは栃木県にある那須町のことを言ってるんですが、那須町に関してはすばらしいですよね。観光もできるし、開放もすばらしいし。逆に町長も栃木県のほうに行かれたとは思っておりますが、どんな感想でしたでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

ことしの春でした、那須町のほうに行ってまいりまして、今、荒井議員がおっしゃってるとおり、この御用邸の関係ももちろんですし、あそこはビジターセンターの設置が多分恐らく大分新しい施設だと思いますけども、されていながら、そこに御用邸といいますか、宮内庁、天皇陛下にかかわるものについて多く展示をされているものを私も拝見してまいりました。また町自体がですね、国定公園の中に入ってるところもありまして、さまざまな景観のものがすべて茶色に統一されているというふうに認識を持ちまして、非常に美しい町並みだなという印象を持って帰ってまいりました。

7番(荒井直彦君)

僕も行って、もう2回行きました。当然向こうとも意見交換してますけど。町長がおっしゃった那須高原ビジターセンター内にある特別展示室。これはですね、すばらしい過去の歴史がある、ゆっくり見られる展示室なんですね。これをやっぱりですね、葉山しおさい公園の中に、同様とは言いませんよ。逆にですね、ああいった特別な展示室も設けるのも、やっぱりこれ当然時間がかかりますけど、今のまんまだと維持管理、すばらしいですよ。そうじゃなくて、もっと付加価値をつけていい施設に、ふさわしい施設にしていただきたいと思ってますので、関東財務局との打ち合わせは年1回とおっしゃってましたけど、副町長も就任されております。副町長も同様のお考えで、副町長も今後町政に携わっていくのか。特にしおさい公園に関しては御意見をちょっとお伺いしたいんですが。

副町長(田邉高太郎君)

荒井議員御指摘いただきました那須高原ビジターセンターにつきましては、宮内庁から環境省に換地がえをした施設でございまして、平成19年度中に環境省がいわゆる国直轄で整備されていらっしゃるものでもございます。それと同様のものを葉山町でということは大変難しゅうございますけれども、交流人口ですとか、議員御指摘の観光という形から、教育委員会の所管ではございますけれども、今後町として町長と御協議しながら検討を進めていく、研究を進めていくという対象であるという認識を持っております。

7番(荒井直彦君)

ぜひ前向きでお願いします。那須町にできてるものなので、葉山町にもできないわけではないと思いますけど、時間はかけてもいいと思います。そんなに…もちろんいろいろあると思いますけど、努力をお願いいたします。
じゃあ3番目に南郷上ノ山公園にいきます。先ほど教育長からお話がありましたが、もう一度再確認をさせていただきたいんですが。南郷上ノ山公園の年間入場者数に関しては、管理者として10万人を超えてる施設であるということでよろしいでしょうか。

教育長(豊田茂紀君)

多目的グラウンド、野球場、テニスコートを含んで有料者数が6万5,000人を超してますから、それをベースにしながら有料ではない方を入れれば10万人を超してきてるのかなと、そういう認識は持っております。

7番(荒井直彦君)

そういう施設であるという認識をいただいたので、今施設内に自動販売機6機っておっしゃってましたけど。当然土・日だと集中すると思うんですけど。バスで上まで上がって来た人が、公園施設内に食べ物がないというのは何も書いてなくて、コンビニまで買いに行かなきゃいけない。そんな状況になっているので、だれの権限かはわかりませんけど、施設内のね、自動販売機に関しては、規制があるかないかわかりませんけど、追加してもらえるんですか。

教育部部長(高梨勝君)

食べ物の自動販売機につきましては、今、町の姿勢でごみを出さないということで行ってますので、我々教育委員会の所管してるところも、ごみを出さない努力をしていこうと思っております。食べ物の自動販売機を入れますと、残渣等出ましてごみがふえるという考えを持っております。公園に来られる方は自分でお持ちになってごみはお持ち帰りくださいということでごみ箱も設置しておりませんので、そういった姿勢で空き缶のみという形で行わせていただきたいと思っております。

7番(荒井直彦君)

高梨部長ね、第三次葉山総合計画。新しい公園のあり方を検討し、魅力ある公園の創出を目指します。適切な管理、整備、運営が求められてますと記載がありますよね。何で自動販売機にパンを入れることがいけないんですか。

教育部部長(高梨勝君)

パンを入れることはいいんですけど、残渣がふえるということが可能性がふえるから、今、皆さんはごみの減量化に教育委員会も努めなさいということで御指摘いただいてますので、我々としても残渣が出るような方向の自動販売機じゃなく、今の飲み物だけの空き缶であれば、残渣等がございませんのでごみがふえないということから、ごみのふえそうな自動販売機については私は今は考えておりませんということです。

7番(荒井直彦君)

どこの公園でもね、ごみは持ち帰ってくださいというのは常識ですよ。ね、別に入れてごみがふえたら仕方がないじゃないですか。それだったらね、次の話題に入りますけど、駐車場。ずっとずっと無料でやってるじゃないですか。駐車場管理に関して無法地帯になってるんですよ、今。毎日毎日パトカー、午前中も午後も夜も回ってますよ。ごみを拾うのとね、無法地帯とどっちが大事なんですか。

教育部部長(高梨勝君)

無法地帯とは思ってませんので、警察のほうは我々の協力要請で、防災倉庫の事件が起きてから、パトロール強化をお願いしてるんです。そういった意味でパトロールカーが回数が午前、午後、私たちの要望どおりやっていただいて、強化していただいているところです。ただ、駐車場は無法地帯じゃない。駐車場は閉園したときには閉めてありますので、その中に駐車されてるのは、年間相当少ない数で、私の聞いた限りでは四、五件ですよということです。それで開けてくれというのも1件か2件しかなくて、翌日いなくなってるというのが現状ですので、無法地帯というふうに当たるとは思っておりません。

7番(荒井直彦君)

いや、逆にね、無法地帯という言葉は悪かったと思いますよ。そうじゃなくて治安の問題ですよ。治安の問題に対しては警察にお願いするしかないんでしょ。違うんですか。

教育部部長(高梨勝君)

たしか12番議員さんからの御指摘とかそういうところで、防犯カメラをつけたらどうだということで、そちらの方向を今検討に入って、来年度以降何とか早くつけられないかということで、今検討させていただいております。

7番(荒井直彦君)

いや、防犯カメラの話じゃないでしょう。今駐車場をね、無法地帯とは言いませんよ。管理している以上、警察にお願いしてるわけでしょう。不審車両をチェックしてるんですよ。僕この目で見てますよ。ね、そういう人たちを規制しないで、ごみをね、利用者にとって、別にパンはどうでもいいですよ、逆に。自動販売機を入れる、入れないのごみがね、持って帰らないから入れないとおっしゃってるんです、あなたは。便利じゃないじゃないですか。

教育部部長(高梨勝君)

よくわかんないんですが。ごみをふやさない方策をとるという問題と、無法の駐車場とは別な問題で。駐車場がそういう不審者があれば、権限があるのは警察ですから、不審者の尋問等は警察に任せるしか方法がないということです。ただ、不審車両が置かれてあれば、私たちが管理上見つけて、その不審車両に対して点検したり通報したりという、それはごくごくどこの駐車場でも行われていることを私たちは粛々と管理してると思っております。

7番(荒井直彦君)

ですから、粛々とごみを皆様持ってくださいと、どこの公園でもお願いしてるじゃないですか。ね、お願いすればいいんですよ。利用者の不便は解消したほうがいいじゃないですか。それを何でごみがふえるからといってやらないんですか。

教育部部長(高梨勝君)

食べ物がたまたまない公園よりは、ごみがなくきれいに使ってほしいというのは公園の考え方で、利用者の考えとしてはごみがふえるよりは、というふうに思ってますから。食べ物というのはあそこを使う方というのは、大体は持ち帰るかテニス終わった後には、レストランとかそういうところに行かれてる利用者のほうが多いので、声の割合からすればそちらのほうが多いので、やはり利用者の多い声のほうをとりたいと思いますので、食べ物は今のところ考えてないということで、御回答させていただきます。

7番(荒井直彦君)

だから今まで置いてないからね、置いてくださいというお願いだったんですよ。だから検討してくださいよ。今までね、高梨部長、ことはね、きのう教育長とも話しましたけど。教育の部分はちょっと僕はわかりませんけど、規制をね、緩和どんどんしてるんですよ。伝統を守ってる。伝統というのはね、これからはつくっていかなきゃいけない時代なんですよ。ずっと何やってても何も変わらないじゃないですか。

教育部部長(高梨勝君)

ずっと変わらないんじゃなくて、一生懸命改善等してるから良好であるというふうに僕は考えております。節々を見ると、何にもやってないんじゃなく、しおさい公園でも25年間何にもやってないんじゃなく、潮見亭とかいろいろな皇室の絡みで、昭和の創設のときに記念植樹したり、そういう許可をもらいながらできる範囲で改善してるんですよ。南郷についてでも、リザーブ用地を、駐車場がふえて利用者の利便にとか、そういうふうに25年間とか20年間何もしてないというわけじゃないんです。ですから、そういった部分を改善と良好なものにやっていくという責務に全力を挙げてるということです。

7番(荒井直彦君)

全然ね、かみ合ってないんですけど。決してね、南郷何もやってないとか、しおさい公園を何もやってないなんか言ってませんよ。一生懸命やってると褒めてるじゃないですか。1年間で2万人割ってたのが2万2,000人になったの、高梨部長や皆さんの努力のおかげですと言ってるじゃないですか、ね。誤解をされてるんじゃないですか。南郷に関しては、自動販売機を変えていただきたいと言ったら、高梨部長が食べ物は置かない。利用者の不便じゃないですか、検討してくださいと言ってるんだから、検討しますでいいんですよ。(笑)それを置かないというのはね、検討する余地がないんじゃなくて、自動販売機はじゃあどういうのがいいんですか。教えてくださいよ。

教育部部長(高梨勝君)

自動販売機はなるべくごみにならないものを置きたいと思っております。

7番(荒井直彦君)

余りね、自動販売機にこだわって言ってないんですけど。最後に一言言っておきますけど。高梨部長ね、利用者の便利にならないと僕はいけないと思ってます。ごみは皆さん持って帰ってくださいって一言言うんですよ。みんなそうなってるんですって。ごみが出るからね、置かないと言ってるんですよ。高梨部長言ってるのはそのとおりなんですよ。わかってますか。ごみが出るから置かないって言ってるんですよ。全然成長しませんよ。(私語あり)

議長(畑中由喜子君)

答弁お願いします。答弁お願いします。よろしいですか。答弁いいですか。

教育長(豊田茂紀君)

検討しますと言えば自動販売機、いいんでしょうが。部長が言いましたようにね、例えばカップヌードルなんか置いたら、その残り汁というんですか、そういう問題なんかだってありますしね。そういうことを考えると、私はそれが規制緩和の流れの一環だなどとは全く思っておりません。したがって利用というのは便利になるだけがいいわけではない。節度のある利用の仕方というのは常に追求されなければならないと思っております。

7番(荒井直彦君)

別にね、どうしても入れろって、ごねてるわけじゃないんですよ。パンだって置いたって月曜日から金曜日までは売れるわけないですよ。逆に売れたらラッキーかもしれませんよ。土・日にね、わざわざ混んでるときに、南郷からおりてきたときに、コンビニ行くのに駐車場大変なんですよ、信号も待たなきゃいけないし。不便なんですよ。あったほうが楽だって言ってるんですよ、みんなは、使う人は。その言葉なんですよ。それをごみが出るからやらない、検討もしない。だれがもうけてるんですか、逆に。便利になればいいだけですよ。これだってね、公募するのかどうか知りませんけど、自動販売機ね、パンの自動販売機置いてください、土・日だけ入れかえてください。それで便利になればだれも文句ないじゃないですか。単純にそれだけですよ。もう一回、教育長、どうですか。

教育長(豊田茂紀君)

御意見として伺っておきますが、考え方はそんなに変わることはないと思います。

7番(荒井直彦君)

検討をお願いいたします。
あとですね、せっかくあれですよ、褒めようと思った、褒めてっていうか、いい話をしようと思ったのに、何でまた言い合わなきゃいけないんですか。南郷上ノ山公園のトイレの和から洋式への変更に関しては大変感謝しております。ただちょっとそこでね、もう一言言わせていただくと、教育長、「広報はやま」に11月号、ここにね、南郷上ノ山公園って載ってるんですよ。それでね、見ていくと、施設の利用だけであって、教育長なんかが維持管理しながらトイレを改修しましたって。どこにも出てないのね。声があってそういうことをなさってるんだったら、もう胸張ってやってくださいよ。ない中の予算かもしれない、町長にお願いしてとったかもしれませんけど。2つも変えていただいてるじゃないですか、和から洋に。どこで告知されるんですか。

教育部部長(高梨勝君)

なかなか僕もそういうとこは奥ゆかしいもので、全面的にできるまでは、まだ自慢できるほどの改修までいってないんで。多分荒井議員なんてがもっと全部やれっていうふうに思われてると思いますので、そこまでできたら、ぜひとも全面改修できたぐらいの宣伝をさせていただければなと思っております。

7番(荒井直彦君)

いつできるかわかんないので、一歩一歩やったときにぜひお願いします。余計な話ですが海抜表示に関してもですね、予算が余ったとき、もしくは前向きに一歩一歩、1枚でも2枚でもやっていただきたいと思っておりますので、そういった部分はですね、やっぱり町民にも、皆さんにも告知をしていただきたいと思ってます。
あと、最後になりますけど、ちょっと先ほども触れたんですけどね、教育委員会に当然しおさい公園と南郷上ノ山公園を移管されてて、大変すばらしい成績、評判もよくなってる。これはもう本当、頭が下がる思いなんですが、他の自治体なんかと比較するとですね、やっぱり大分無理があるんではないかなと。例えば今回ですね、しおさい公園の条例を探すときに、実際にどこの条例の扱いになっているかというと、建築土木になってるんですね。教育委員会のホームページの中には全く入ってなかったというのが現状です。これは町長にね、前にも質問したんですけど、やっぱり維持管理と今後の成長戦略を考える大きな目的を持った改修するときの流れとかいう部分に関しては、一回組織をですね、見直したほうがいいんではないかなと思ってるんですが、町長はどう思っていらっしゃるんですか。

町長(山梨崇仁君)

生涯学習という表現になるかもしれませんけども、当町には生涯学習課もございます。私としましては、そこを所管しているのがこの南郷公園としおさい公園ですけども。他の自治体の例に倣いましても、例えばスポーツ、それから文化関係などについて、行政当局のほうで所管している部署も多くございます。実際に管理については教育委員会ですけども、南郷上ノ山公園も都市計画課のほうの都市公園として位置づけておりますので、そういった意味では来年度機構改革を行う予定でありますから、その中であるべき姿、また現在の時代の流れの中で、最も効率がいい形について定めていきたいというふうに考えております。

7番(荒井直彦君)

はい、町長のお言葉を信じて私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

これにて7番荒井直彦議員の一般質問を終わります。以上で一般質問を終結いたします。

議長(畑中由喜子君)

本日の日程はすべて終了いたしました。明日から12月13日までの7日間は委員会等開催のため休会とし、来る12月14日午後2時再開といたします。本日はこれにて散会いたします。どうもお疲れさまでございました。(午後4時23分)

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更新日:2018年03月20日