葉山町議会 平成24年6月6日
招集年月日
平成24年6月6日(水曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前10時00分
散会
午後4時28分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席14名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 鈴木道子 | 出席 |
第2番 | 近藤昇一 | 出席 |
第3番 | 窪田美樹 | 出席 |
第4番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第5番 | 田中孝男 | 出席 |
第6番 | 中村文彦 | 出席 |
第7番 | 荒井直彦 | 出席 |
第8番 | 笠原俊一 | 出席 |
第9番 | 土佐洋子 | 出席 |
第10番 | 長塚かおる | 出席 |
第11番 | 横山すみ子 | 出席 |
第12番 | 金崎ひさ | 出席 |
第13番 | 待寺真司 | 出席 |
第14番 | 畑中由喜子 | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | |
教育長 | 豊田茂紀 |
総務部部長 | 上妻良章 |
保健福祉部部長 | 稲山孝之 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 高梨勝 |
消防長 | 有馬弘 |
総務課課長 | 池田務 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 山本孝幸 |
次長 | 廣瀬英之 |
主事 | 佐々木周子 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第1番 | 鈴木道子 |
第2番 | 近藤昇一 |
議事日程
第1会期の決定
第2会議録署名議員の指名
第3議長諸般の報告
第4町長行政報告
第5一般質問
1.横山すみ子
(1)清水建設株式会社からの土地・建物寄付申し出の件について
(2)ごみ処理問題について
(3)町長マニフェストについて
(4)消防職員増員、消防庁舎、各種装備充実についての町長の見解
(5)財政見通し、財政計画策定についての町長の見解
2.笠原俊一
(1)第3次葉山町総合計画後期基本計画について(就任後の庁内、近隣市、県国との各協議やまちづくりの課題を伺う)
(2)(仮称)町づくり憲章の策定について
3.土佐洋子
(1)町長マニフェストについて
4.荒井直彦
(1)防災について
(2)南郷上ノ山公園の整備について
(3)地方税収納対策について
(4)国民健康保険料の収納対策について
5.長塚かおる
(1)学校施設の環境改善や改修について
(2)学校防災マニュアルについて
(3)保育所の待機児童削減対策について
(4)窓口の町民サービスについて
(5)第三次葉山町総合計画後期基本計画について
議事の経過
議長(畑中由喜子君)
皆様おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、ただいまから平成24年葉山町議会第2回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(畑中由喜子君)
日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。6月1日、議会運営委員会を開きまして、会期は本日から6月27日までの22日間と決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月27日までの22日間と決定いたします。
議長(畑中由喜子君)
日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第111条の規定により議長において指名いたします。1番鈴木道子議員、2番近藤昇一議員のお2人にお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
日程第3、議長から「諸般の報告」を行います。
本定例会に提出されました請願及び陳情はお手元に配付した文書表のとおりですので、それぞれ所管の委員会に付託いたします。審査結果等については後日報告願います。
議長(畑中由喜子君)
日程第4「町長の行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。
町長(山梨崇仁君)
おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告を行わせていただきます。
まず、第1回定例会におきまして議員各位からいただきました提言・要望等、合計86件につきましては、既に対応させていただいたものが1件、現在対応中のものが62件、未対応が3件、その他が20件となっております。
なお、質問項目ごとの対応状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。
次に、工事関係についてでありますが、1件1,000万円以上5,000万円未満の契約につきましては、お手元の配付資料により御報告にかえさせていただきます。
次に、第1回定例会後の行政運営について3件御報告させていただきます。まず、特定規模電気事業者いわゆるPPSの電力供給契約について御報告いたします。本件につきましては役場庁舎の6月1日からの電力供給について、3月23日に株式会社ラフと契約を締結したところですが、その後、同社より5月21日付文書にて、卸電力取引所における電力購入が困難な状況になったことから、6月1日からの電力供給が非常に困難になっており、供給開始時期を7月1日以降に変更したい旨の通知がございました。現在株式会社ラフとの交渉を含め、早期のPPS電力供給開始に向け鋭意努力をしているところです。
次に、横須賀市及び三浦市を原告とし、本町を被告とする損害賠償請求事件に係る訴訟の控訴審について御報告させていただきます。本件につきましては、東京高等裁判所の本町に対する期日呼出状を本年2月1日に受領した旨、第1回定例会において御報告したところですが、去る4月16日に第1回口頭弁論が開かれましたのでお知らせします。なお、今後につきましては争点整理のための弁論準備手続が予定されているところです。
最後に、副町長の公募について御報告いたします。葉山町にとって必要な人材について十分検討した上で公募を実施する旨お示しさせていただいておりましたが、大方の人材要件がまとまりましたことから、現在今月末から来月初旬をめどに公募の実施に向けた手続を進めておりますことをお知らせいたします。
以上で行政報告を終わります。ありがとうございました。
議長(畑中由喜子君)
以上で行政報告を終わります。
議長(畑中由喜子君)
日程第5「一般質問」を行います。
第1番、11番横山すみ子議員、登壇願います。
11番(横山すみ子君)
おはようございます。11番横山すみ子です。本日は5項目について一般質問を行います。
第1項目、清水建設株式会社からの土地・建物寄附申し出の件について。1点目、町が土地・建物の寄附を受ける際の基準は。5月25日の総務建設常任委員会に清水建設株式会社からの寄附申し出について資料が提出され、説明がありました。平成22年12月に市街化調整区域、市街化区域を含め、土地約1万9,000平米、建物335平米の寄附の申し出があったとのことです。その後、町内関係7課に対する意見聴取、課長会議、部長会議への報告、昨年5月には部長会議での協議も行われたとのことで、資料には地図等も添付されていましたが、寄附についての基本的な問題点がつかめなかったので何点か質問させていただきます。昨日資料の差しかえを拝見いたしまして、少しわかってきたところがございますが、引き続き御質問をさせていただきます。
これまでも町に対して開発後の斜面緑地や、開発に際してつくられた公園や道路、また宅地や住宅などが寄附されています。寄附の申し出があった際に町として無条件で受けることはあり得ないと考えますが、特に市街化調整区域の斜面、山、市街化区域の宅地や住宅の寄附申し入れに際して、受け取る際の何らかの基準があるのか、お伺いをいたします。
2として、清水建設から寄附に際して何らかの条件があったのか、お尋ねをいたします。
3、町として今回の寄附を受けた場合、考えられるメリット・デメリットについて伺います。
2項目目、ごみ処理問題について伺います。町長は所信表明の中で4年間で平成22年度比30%の減量をすると述べられましたが、その数字の根拠については明確な答弁がございませんでした。3月議会の一般質問で、私は町長の方針でごみ減量の基準年を平成18年度から22年度に変更し、4年で30%減量としたこと、ごみ焼却炉の廃炉決定は大きな条件変更であり、ごみ処理基本計画を見直すべきであると質問いたしました。これに対し町長は、4年間で30%のごみ減量のための実施計画をクリーンセンターの現場職員を中心に策定中で、6月議会に示したい。その状況でごみ処理基本計画の必要該当箇所の改定を検討したいとの御答弁をいただいております。現時点でごみ処理基本計画改定のめどについてお伺いをいたします。
2として、クリーンセンターの耐震化工事の予定を伺います。3月の議会では耐震化の必要性を訴えた私の質問に対し、クリーンセンターの耐震化は現場へ行き検討するとの御答弁でしたが、その後の町長の対応をお尋ねいたします。
3、ダイオキシン問題についてのその後の取り組みについてお尋ねをいたします。議会では23年9月14日に老朽化した焼却炉のダイオキシン類等の排出に対する町民の検証を求める陳情を全会一致で趣旨了承し、町民の健康被害及びそれに対する心配と恐怖の払拭を求めていたが、11月25日には焼却処理施設からダイオキシン類の検出が判明し、焼却施設を停止する事態に陥ったことはゆゆしき問題である。この文章は私が考えたものではなく、23年12月9日の森英二町長に対する問責決議の中の文章です。その後、23年12月9日には議会でダイオキシン類基準オーバーの原因究明と町民の不安を払拭するための対策を求める決議も行われました。町長は当時議員としてこの決議に参加しておられたと思います。森町政に対しては議会で決議の山が築かれたものの、事態はほとんど改善されず、町から町民の皆様への説明も十分に行われていないため、特にごみ処理問題についてはどうなっているんですかという町民の皆さんからの御質問がいまだに絶えません。
3項目目、町長マニフェスト配布についての町長御自身のかかわりについて伺います。この冊子型マニフェストの配布を計画し、準備を進めて、配布について指示もしくは依頼をしたのはどのような方たちですか。町長御自身のかかわりはどのようなものでしたか。次に、このマニフェストの作成配布の責任はだれにあるとお考えでしょうか。
4項目目、消防職員、消防庁舎各種装備充実についての町長の見解を伺います。消防職員は県下で一番低い職員充足率で日夜職務を遂行していますが、いつまでもこの状態を続けてはならないと町長もお考えのことと思います。大規模地震が想定されている現状では、消防職員の増員は特に急がれる課題であると思いますが、これからの計画を伺います。
最後に、財政見通し、財政計画策定についての町長のお考えを伺います。第3次総合計画後期基本計画が今回議案として提出され、議会では総合計画特別委員会を設置し、審議する予定になっております。また、現在行政側では実施計画も作業中と伺っております。総合計画、特に実施計画には財源の裏づけが特に必要であり、そのためには財政見通しではなく、財政計画をせめて実施計画の年次にあわせ策定し、数字の裏づけを示すべきと考えますが、町長のお考えを伺います。
以上で第1質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
横山すみ子議員の御質問に順次お答えをしてまいります。
初めに、清水建設株式会社からの土地・建物寄附申し出の件についての1点目、町が土地・建物等の寄附を受ける際の基準は。2点目、清水建設側の条件は。3点目、町として寄附を受けた場合考えられるメリット・デメリットはとのお尋ねでございますが、関連がありますので一括してお答えいたします。平成22年12月17日に清水建設株式会社土木横浜支店の方が来庁し、清水家所有の土地について町に寄附をしたい旨の打診があり、検討することを回答しました。このことについては平成23年1月31日の議員懇談会、平成24年5月25日の総務建設常任委員会において御説明させていただいたところでございます。
1点目の、町が土地・建物等の寄附を受ける際の基準はということでございますが、葉山町公有財産規則により、当該物件に抵当権、貸借権、その他の特殊な義務の負担がないものとされており、また隣地との境界が確定されている土地ということとされております。そのほかに、寄附を受けた後の費用対効果等についても判断基準としております。
2点目の、清水建設側の条件はということでございますが、清水建設株式会社からは平坦地約700坪、山林部分約4,900坪、そのほかに2棟の建物について町で取り壊しをすることを条件に寄附の打診がありました。清水建設側からの条件としましては、土地・建物を一括による寄附が前提ということで、分割による寄附については考えていない旨の回答を得ております。
3点目の、町として寄附を受けた場合考えられるメリット・デメリットはということでございますが、当該寄附物件を受けることにより、防災対策、緑地の確保、景観等の面から活用が図れるというメリットが考えられる反面、今後の維持管理費の負担増、固定資産税の減収等におけるデメリットも考えられることから、寄附を受けることについては慎重に対応を図りたいと考えております。
次に2項目目、ごみ処理問題についての1点目、ごみ処理基本計画改定のめどはとのお尋ねですが、ごみの資源化・減量化につきましては私の任期の4年間で、住民の皆様の御協力のもと燃やすごみを約30%削減したいと考えております。この目標を達成するためにクリーンセンターの現業職員を中心に減量の方針を決定し、現在はその具体的な方法について検討しているところでございます。こうした取り組みの成果などを見ながら、ごみ処理基本計画の改定を検討していく考えであります。
次に、クリーンセンターの耐震化工事の予定を伺うとのお尋ねですが、クリーンセンターは施設の稼働開始以来35年が経過し、老朽化が進んでいる状況であると認識しております。御承知のとおり、現在は焼却炉が休止となっており、廃炉に向けて計画を行っていく中で、クリーンセンター施設全体について耐震を含め、あり方について検討していかなければならないものと考えております。なお、センター職員には避難経路等の再確認を行う旨の指示をしております。
次に、ダイオキシン問題についてのその後の取り組みはとのお尋ねですが、平成22年11月にダイオキシン類の基準値超過以来、原因の特定について調査及び清掃等を行い、昨年9月に神奈川県へ原因の特定についての報告をしております。その後につきましても、安全確認のため本年2月にかけダイオキシン類の測定分析を実施し、いずれも基準値を下回っておりましたもので、休止中のクリーンセンターから場外への排出はないものと考えております。
次に、町長マニフェストについて、町長マニフェスト配布についての町長のかかわりはとのお尋ねですが、本年1月の選挙におきましては、マニフェストとして自分の進めていきたいと考える内容をお示しさせていただきましたが、自身としてはその配布は行っておりません。また、作成・配布の責任はだれにあるとのお考えかとのお尋ねですが、責任ということであれば作成・配布した私の支持団体にあるものと思っております。
4項目目の、消防職員増員、消防庁舎各種装備充実についての町長の見解についての1点目、これからの計画を伺うについてお尋ねですが、1点目の消防職員増員につきましては消防からの増員計画をもとに、より緊急体制を充実させるため、この計画案とあわせて町全体の職員定数及び財政状況等を考慮し、総合的に判断して適正な消防職員定数となるよう努力してまいります。2点目の消防庁舎につきましては、平成8年に建築しており、耐震構造は確保されております。3点目の各種装備充実については、消防車両整備計画等に基づき、随時整備してまいります。また、本年度は老朽化した救助工作車を更新する手続を進めさせていただいているところであります。
次に5点目の、財政見通し、財政計画策定についての見解の1項目目、財政見通しと財政計画の差異は何かとのお尋ねでございますが、御案内のとおり、町では平成22年11月に葉山町中期財政計画を策定し、公表をしました。しかしながら、この計画の内容は平成23年度から平成25年度までの町の財政収支を試算しているものの、収支の均衡を維持すべき取り組み内容の具体性に欠けていること、各事業担当部署が今後展開していく事業に関する計画をもとに試算されていない点から、計画ではなく見通しと位置づけるのが妥当ではないかと考えております。本来あるべき財政計画とは事業担当部署が財政的な視点に立って個別の事業計画を策定し、その計画に掲げる事業の遂行に要する経費を積み上げたものでなければならないと考えております。失礼。事業の遂行に要する経費を積み上げたものと行政経営上の将来見通しをすり合わせたものでなければならないと考えております。したがいまして、総合計画が町が実施する個別事業に関する計画の集合体であることを…あるととらえることで、この手法により策定する財政計画はおのずと総合計画に掲げる事業を実施する上での財政面の裏づけとなり得るものと考えております。
最後に5点目の、財政見通し、財政計画策定についての見解の2項目目、総合計画実施計画の裏づけに必要な財政計画策定のお考えはとのお尋ねですが、本来あるべき財政計画を策定するためには、相当量のマンパワーと時間を要するものであり、現状の町の組織体制では難しいと考えております。財政計画の策定につきましてはその必要性は十分に認識はしていますが、組織体制の整備を図る必要もあることから、もうしばらくお時間をいただきたく、御理解をお願いいたします。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
11番(横山すみ子君)
それでは、順次再質問をさせていただきます。まず、第1項目目の清水建設からの土地寄附にかかわる問題でございますが、清水建設そのものではなく、清水建設宗家、3つのと書いてございましたけども、清水御三家と書いてございますが、そこが寄附を申し出てきていると。で、清水建設株式会社が仲介をしているのかなと思いますけれども、今、非常に重要な御答弁をいただいたなと思っております。私が今手にしておりますのは、清水建設株式会社からの土地寄附にかかる部長会議の要約についての改訂版の差しかえられたもののほうなんですけれども、申し出があってから各課の聞き取り、あるいは課長、部長会議等での議論が要約されて載っておりますけれども、一番目につきましたのは、どんな寄附を受ける場合でも隣地との境界が確定されていない場合は町としては受け取ることができないということが書いてございますが、これは間違いございませんか。
総務部部長(上妻良章君)
先ほど町長がお答えをさせていただきました公有財産規則におきまして、土地を取得する場合の地積は実測によらなければならないという規定がございます。それを考えますと、当然実測でございますので境界の確定は必要であるというふうには考えております。ただし、確実な実測がなされているとき、または町長が必要でないと認めたときにはこの限りではないという条文もついておることはあわせて申し上げます。
11番(横山すみ子君)
それでは町長にお伺いをいたします。今回の件については非常に広い斜面緑地を含む山を含む寄附の申し出で、清水側としては一括寄附をしたいと。で、条件もついていたということなんですが、今の隣地との境界確定がされていない状況の中で寄附採納を受けることはよいとお考えでしょうか。それともそれはしないほうがいいとお考えでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
そういった規則にのっとって境界確定を、寄附を受けるときにはですね、境界確定を行った上で寄附を受けるべきだというふうには考えております。
11番(横山すみ子君)
この記録を読ませていただいたところ、斜面地があって、そこは手入れされていない状態というふうに読めるんですけれども、その危険箇所を改修してよい状態にしてもし受けるとした場合、もしくは町が無条件で引き取ってしまってそこの危険性を回避するために工事をする場合に、どの程度のお金がかかるかという議論がされております。その額が約2億5,000万ということなんですが、この点は町長も御存じでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
金額に大きく幅がある中では議論をしてはおりますが、1億数千万後半から2億円以上かかるんじゃないかという中で議論をしております。
11番(横山すみ子君)
さっき一番最初に申し上げましたように、ありがたい寄附の申し出のお話ではあっても、受ける場合の基準とか、受けた場合の町側の負担とかというのは本当によく考えなければいけない点だと思いますけれども、町長としては1億5,000万から2億以上かけても条件なしで受けたいと。この経過を見ますと森町長は議論の途中で既に寄附採納願を出すようにという御指示をされたということで、これは言葉を裏返して考えると、それに伴う危険箇所の補修、あるいは防災については町が責任を負うという覚悟で寄附採納願を出してくださいとおっしゃったんだと思うんですが、行政のシステムとして課長会議、部長会議等での議論の途中でそのようなことはできないということでブレーキがかかっている状態でございますが、新町長になられまして、森町長のこの決断がそのままいけば、今ごろ24年度予算に膨大な補修予算が出さざるを得ない状況になっていたと思いますが、結論が出される前に寄附採納願をというようなことは、よもやなさらないと思いますが、そのようなことはないという確認をさせていただきたいんですが、町長いかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
まず、この件については平成22年12月からこの話がいただいたわけでして、既に1年半以上のお時間を先方にはいただいているという意味で、そもそも大変申しわけない、恐縮な気持ちで、私この件についてなるべく早く回答を出したいという中で今回の議論をさせていただいております。で、私としては先ほど1回目の答弁でも申し上げましたとおりに、あそこの地勢から考えた緑地としてのもの、それから葉山町としての景観を考えたとき、また一方で隣接する鐙摺町内会や三ヶ浦町内会の皆さんのことを考えれば、防災の際の避難地としても考えることができるという意味で、非常に魅力あるお話だというふうには正直考えてはおります。ただ、とは言いましても、横山議員がまさに御指摘のとおり、その急傾斜の整備というものは町の場合はすぐに行わなければならないという大前提を持っておりますので、そういった安全管理の面を考えると非常に負担としては持ち切れるものではないといったところもございます。そういった意味で、気持ちが非常にバランスが今とれなく…バランスがとれてしまっているというか、なかなか結論に至らないというところが正直なところではありますけども、ただ、清水さん側ともですね、まだもう一回お話をさせていただくお時間もいただいておりますので、町としての気持ちと条件についてお話をさせていただく機会をいただけるということで、今後交渉していきたいと思っております。
11番(横山すみ子君)
本日机の上にこれから補正予算の前に町長がお示しになる町長施政方針の案を置いていただいております。その中で2点、目にとまったところがございまして、職員側が大変な痛みを分かち合って、4年間で2億4,000万円の人件費削減をすると書かれております。で、その次のページに、お金がない時代だからこそつながり合い、知恵と工夫とアイデアをというふうに書かれておりまして、大変同感するところなんですが、万が一無条件で受け取った場合に2億5,000万円もの補修費、最大ですね、かけたとすると、職員の血と涙の4年間の協力が急傾斜地防災、あるいは補修に使われて…同じお金ではございませんが、心情的にはそっくりそのままということで。で、もし補修を行っても木や草は年々成長いたします。また、台風が来たとき等に逆から振られれば倒れてしまうという危険性もあるわけでございます。あともう1点、残念なことではございますが、三浦半島には三浦半島活断層群というものが走っているということが言われておりまして、町長も同席いただいた活断層の勉強会で、特に危ない斜面はどちら側かといったときに北斜面というお言葉がありまして、北斜面に当たる部分が補修が必要であるということで、大変な工事になるなという感想を持っております。今、慎重な御答弁をいただきましたので、半ば安心いたしておりますが、この寄附の申し出をいただいた清水建設を大変待たせてしまっているということ、あるいはそれ以前の大和の問題にしても、葉山の対応が好意を持って申し出た企業を傷つけてしまうというようなことのないように、これから知恵を絞って対応いただきたいと思います。
それでは2点目に移らせていただきます。すいません、時間をとってしまって。2点目といたしまして用意いたしました質問はごみ処理問題についてでございます。3月の議会で町長はいろんな問題について、6月まで、6月までというお言葉が大変あったんですけれども、6月にできれば示したいとおっしゃっておられましたごみ問題についての現場の職員の皆さんで考えていただいた案、で、それがごみ処理基本計画の実施計画のものに当たるので、それを提案して、その後その展開を見ながらごみ処理基本計画の改定を考えていきたいというお答えがございました。で、先ほどはその同じ御答弁で、私が伺いたいのはどのぐらいの時間をかけてどういう作業をしていくのかというところでございますが、町長のお考えを伺います。
町長(山梨崇仁君)
3月の議会のときに、まず方針決定を3月以内にした上で、6月議会に間に合うようにその実施の小計画をつくっていきたいと。その計画を定めた後にごみ処理基本計画について改定を検討していくという答弁をしたことを記憶しております。今、6月議会の前に特別委員会のほうでお示しさせていただきましたのが、まず戸別収集をモデル地区を選定をして行うということ、で、それを来年の2月を目途に選定をしていきたいというふうにお示しをさせていただきました。今後実際に、ではそのエリアについてどこに行うのか、またどういった体制で行うのかといったことをさらに密に詰めなければいけない状況もございまして、小計画というものをその段階で確定をして、ごみ処理基本計画の中にそれを溶け込ませていくような流れに持っていきたいというふうに今は考えております。
11番(横山すみ子君)
ごみ問題特別委員会で御説明を聞いたときに、一瞬委員会が静かになったなと感じたんですけれども、それは非常に時間がかかるなというふうに私には感じ取れたんですけれども、今議会中にごみ問題特別委員会でまたこの問題については深く議論をできるような場をぜひおつくりいただきたいと思っておりますが、ごみ処理基本計画、現在ございます計画の弱いところといいますと、資源化・減量化のところについては非常に丁寧に触れられているかもしれませんが、基準年が18年度であったというところを新町長は22年度とすると、その点については大賛成でございます。ただ、そのそれから先の処理のほうについての記述が非常に希薄というか、であると思います。後ほどのクリーンセンターの耐震計画についてもう一度お尋ねをいたしますけれども、耐震化あるいは廃炉の行程だとか耐震化、そういうものも含めながらごみ処理基本計画を改定しなければいけないということで、これはちょこちょこ書けばいいという問題とは全く違いまして、早く町長が決断をしてごみ処理基本計画をきちんとしたものを出さなければ廃炉の問題も進まない、あるいは耐震化の問題も進まないし、減量の問題についても、あるいは将来的な財政の問題についても禍根を残すというふうに思っておりますので、ここは町長のスピーディーな決断をぜひお願いしたいと思います。
続きまして、クリーンセンターの耐震の問題について伺いますが、町長しばしば現場に足を運んでおられまして、それは基本的な政治の姿勢として大変大切なことであると評価をさせていただいておりますけれども、あの建物の2階に上がっていかれるときに壁を見たり、階段を見たり、また床を見たりすると、これはもう何とかしなければとお思いになったと思うんですが、今、廃炉の問題と絡んでということがございましたけれども、職員に対して避難経路についての指示は、これは命を守るという意味で当然すぐにしなければいけないことで、それはしていただいたと。ただし、あの建物をそのままにしておいていいということには到底ならないと思うんですが、今の御答弁に関連すると、かなり長くあそこを使わざるを得ないのかなと。で、これは5月28日に都市計画課で出していただきました葉山町耐震改修促進計画等の改正についてという資料でございますが、その7ページに、クリーンセンター、昭和52年3月、非木造で耐震性の有無はなしと。耐震化について検討中ということだったんですが、部長に伺います。生活環境部長、クリーンセンターの耐震化については事務方としてはどのようにお考えでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
町長答弁でもございましたけども、現在クリーンセンターかなり、約35年がたっていまして、老朽化が進んでいると思っております。この耐震改修促進計画の中でもですね、クリーンセンターについてまだ改修を終わってないような状況となっております。私もですね、やはり当然職員の安全・安心、またクリーンセンターに来られる方のですね、町民の方の安全・安心等も考慮した上では当然耐震についてのことが必要かと考えております。ただ、今、町長答弁でもございましたけども、クリーンセンターのですね、廃炉という問題もございます。これらのことをですね、廃炉に向けての諸問題というのもまだございますので、それらの解決を図りながらですね、耐震についても検討をさせていただきたい。また、現在可燃物につきましては町外に搬出してですね、10トントラックを利用して出入りしておりますけども、あそこの積みかえを行うところもかなり狭いような状況となっております。そこの部分についての改修をどのようにするかということも検討しなければ、やはり動線の関係もですね、検討しなきゃならないと思っておりますので、改修につきましては当然必要と思っていますけども、我々としてはいましばらくお時間をいただければなというふうに考えております。
11番(横山すみ子君)
クリーンセンターの施設が大変古くて、しかも動線が非常に苦しいために、作業効率の面でも安全性の面でも問題があるというのは、あそこを訪ねた人はすぐ感じるところだと思うんですが、今部長から廃炉について解決すべき問題がまだ未解決というふうに…未解決というか、手がついていないというふうにおっしゃいました。町長のお考えとしては、廃炉についてどのような行程でどのぐらい時間をかけてそこに到達するか。で、その際に、クリーンセンター全体の問題になりますけれども、既に使用を停止しているし尿の焼却施設がございまして、あれもかなり大きく場所をとっております。その取り壊しも含めてクリーンセンターの安全性を確保するため、あるいは作業動線を確保するためにどのぐらいの年度でどうしたいとお考えでしょうか。今これを伺っておりますのは、5番目に御質問を出しております実施計画のところで財政計画必要ではないかというふうに申し上げておりますけれども、取り壊しも生半可なお金ではできない。で、もし取り壊した場合に、平塚で例がございますけれども、ダイオキシン類が地中に、つまり建物のあったところに発見されて、平塚でも6カ月ぐらい行程がずれたという記憶がございます。町長の実施計画作成についての指示の中で、クリーンセンターについて、あるいは建物について、あるいは場内整備についてどのような年限でどのぐらいのお金をかけてやっていきたいとお考えでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
流動的な視点が2つございまして、条件が2つありまして、1つはごみ問題にかかわる裁判の件がございます。で、もう一つは今、し尿投入口の建設について鋭意進めているところでございまして、その2点が今後の予定について大きくかかわってくるものというふうに考えているということをまず冒頭に申し上げなければいけないと思います。で、まずそのし尿のほうについてお話ししますと、投入口の建設が決まり、それが解決できれば、まず大幅なコスト削減ができると同時に、現在ある焼却施設について一定の条件をつけた上で取り壊しにかかわることができるというふうに考えております。ただ、申し上げたとおり、これはまだ流動的な話になっておりますので、いつできるかというところは私の希望でしか物を申し上げられないというのが現状であります。また、裁判の件につきましても現状の今クリーンセンターを使って一たんごみをストックして民間にお願いをしていることを考えますと、例えばほかの自治体にお願いをしにいく、ほかの民間業者に可燃ごみについてさらにお願いをしていくという形の中で、今の葉山町の現状について大変難しい条件を背負っているのが今の葉山町でございます。その中で、じゃあすぐに解体をして取り壊しをするのでというふうに次のステップに進めるのが難しいといった状況を考えております。ですから、今ある程度の裁判の結果が出るまでは、私の口からは現在の建物の改修、もしくは耐震について考えていくという答弁しかできないのが現状であります。
11番(横山すみ子君)
1点確認をさせていただきたいんですけれども、し尿の焼却施設も県の資料を見ましても廃棄物処理の中に入っておりまして、あ、一括その中なんだなということは資料を見ればわかるんですけれども、あれも国・県補助を得てつくった施設かもしれませんが、再びあの施設を使用するというおつもりはないですよね。焼却。
町長(山梨崇仁君)
横山議員が先ほどおっしゃった廃炉という言葉については、廃炉の方針ということを私は変わりはなく持っておりますので、廃炉に向けてどのような期間とどのような方法がとれるかといったところが今後の議論になってくるというふうに思っています。
11番(横山すみ子君)
もう一つ、し尿のほうのフライパンのような焼却施設ですけれども、あれも再び使うということはないですよね。
町長(山梨崇仁君)
はい、あちらも同様に考えてはおりません。
11番(横山すみ子君)
いつも施設の取り壊しとかいろんな計画のときに県や国とのその補助金関係の調整という話はたびたび出るんですけれども、あのし尿の施設に関して、焼却施設に関しては既にかなり長い年月たっておりますので、町債だとかあるいは国・県補助については終わっているんでしょうか。一覧表を見てなくて申しわけないんですが。
生活環境部部長(成島光男君)
し尿の焼却施設につきましては現在休止という形で届け出のほうをさせていただいております。これにつきましては今、先ほど町長からお話ありましたけども、し尿の投入の施設を建設する、この話がですね、まとまって稼働なればですね、し尿についての廃止という形も手続がとれますので、その状態になりましたら廃止という形で工事のほうは検討していきたいというふうに思っております。
11番(横山すみ子君)
まるでぐしゃぐしゃになって糸口が見つからない毛糸の玉を前にお話ししているような、非常に複雑な心境になるんですけども、し尿のほうはまだ早いかなと思うんですが、補助金の関係からいくと6月までに県との協議整って国に対してというのが通常のやり方なんですけれども、し尿問題についての見通しはいかがなものなんでしょうか。部長で結構です。
生活環境部部長(成島光男君)
し尿の投入施設につきましては今、関係図書類をですね、作成した上で県のほうと話し合いを持たせていただきたいと思っております。その上で国のほうにですね、話を持ち上げまして、最終的には目的外使用という形で許可を受けて施設のほうを作成したい、そのような形で考えております。
11番(横山すみ子君)
私はここで日が暮れてしまっては困るので、前に進まなければいけないんですけれども、今そういう話をしているということですと、来年度予算で反映できるような状況になるでしょうか。見通しはいかがですか。
生活環境部部長(成島光男君)
現段階で来年度予算についてどうということはお話しできませんけども、し尿につきまして、処理につきましては横浜市のほうとですね、話をさせていただいた上で、この24、25年度について処分のほうをしていただくということでお願いしております。我々といたしましては、遅くともそれまでの以内には新しい施設の稼働を行っていきたいと考えております。
11番(横山すみ子君)
すいません、ごみ問題と言いながら、し尿もごみ問題の中ですね、詳しく伺ってしまいましたけども。町長に先ほど、いわゆるマニフェストのロードマップみたいなものなんですが、どのように解決の方策をいつごろどうするかというお尋ねをいたしましたけれども、議会も責任あるかもしれませんが、この町のすごく重要な問題について解決の道筋がつけられないぐらいこんがらがってしまっているという状況の中で、行程表をという大変厳しい質問をしているのは自覚した上なんですけれども、このままこの状態が続いていきますと、多額に必要としているごみ処理関係の費用、経費が下がらない。で、計画を持ったからすぐ下がるとは思いませんけれども、少なくとも計画を持つことができて、それに向かっていくときには経費の予想もできるわけですけれども、今それが大変立ちにくい状態ということなんですが、町長のその決意としては、ごみ処理基本計画の改定に、いろんな面から検討することが必要でございますので、あっちが解決したらやりますではなくて、いつから本当に手をつけるおつもりでいらっしゃいますか。
町長(山梨崇仁君)
今、横山議員の御質問を伺っていく中で、例えばクリーンセンターの焼却炉及び今使っているピットなどの解体を行って建て直す、もしくはほかに用途を変更する場合については、例えば補助金の関係、それからあそこを今後どういうふうに使っていくかといった計画も必要だというふうに考えております。で、ごみ処理基本計画といった上位計画そのものというよりも、まずそういった具体策についてまだまだ計画が足らない部分があるというふうに思っておりますし、申し上げたとおり総合計画そのものもまだ確定してない中で、まずその具体的な内容についてまず固めることが最優先だというふうに考えております。
11番(横山すみ子君)
すいません、私の頭の中で建てかえというのはなかったんですね。二宮町の例を見ましても、広域…大磯町を見ましても広域に移行する、あるいは自治体間協力に移行するまで積みかえ場所の確保をする、あとはその現有建物の耐震性をきちんと確保する、で、それを何年使うかということを真剣に考えておられましたので、ぜひ全面建てかえでピットまでとかクレーンまでということは私は申し上げてはいないつもりでございます。まず急がなければいけないのは、クリーンセンターで働く職員の皆さん、そして町の皆さんもほかの方たちも、あそこにはどうしても出入りするところでございますので、緊急的な大災害が起きたときに一番確保しておかなければいけない大事な場が使えなくなってしまう、あるいは働いていらっしゃる職員の皆さんが生命の危険にもさらされるということを、まずは第一に避けていただきたいということが今回の御質問の主眼でございます。
それと同じような視点でダイオキシン問題についてもお伺いをいたしました。ダイオキシンについてはダイオキシン類が基準をオーバーしているということがわかって以来、議会も行政も大変に努力はされたと思うんですけれども、その努力が町の皆さんにまだなかなか伝わっていない。あの問題は一体どうなっているというふうに聞かれる場面が大変に多くて、山梨町長、議会にいらっしゃるときに、やはりダイオキシン問題についても非常に熱心に取り組まれておられました。立場変わって、町長という立場でできることも大変多いかと思いますので、現在までのダイオキシン問題についての問題点を整理して、町民の皆さんに御説明をする、改めてでございますが、ということも必要ではないかと思っております。心配された町民の皆さんは返事がないと、自分たちが心配したことについてきちんと返事がないというのがまた不安をあおっているというところもございますので、その点についてはぜひお力添えをいただきたいんですが、町長、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
ダイオキシン問題について正式な御報告といいますか、改めて町からの返事という点について、私もこの議会終わり次第ですね、町民の皆様とともに語らう会、座談会等を行うということで、どのような形がいいのか検討をしているところであります。そういった場をとらえてダイオキシン問題についての返事をしっかりとできるようにしていきたいというふうに考えております。
また、ごめんなさい、1つ前の炉の件につきまして、先ほど私の口から建てかえという言葉を使わさせていただきましたけれども、解体、修繕、建てかえ、別の場所の選定、さまざまな条件をフラットに出した中で定めているところでございまして、その究極的なパターンとして建てかえという言葉を使いました。決してそれを念頭に置いて考えているわけではないということを改めて申し上げたいと思います。
11番(横山すみ子君)
ただいまの御答弁、了解いたしました。ダイオキシン問題についてはわからないことが余計不安を増幅いたしますので、町民との懇談会を企画されるんだと思うんですけれども、ぜひ積極的に御説明をいただきたいと思います。これについてはよろしくお願いをいたします。
それでは、3番目の町長マニフェストの配布についての町長のかかわりはという、単刀直入の質問をさせていただきました。昨年の12月23日前後からこの冊子型マニフェストが配布をされているわけですけれども…いたわけですけれども、これはかなり準備をしなければできないような体制で行われたというふうに拝察することができるんですが、そのような準備が行われていたことについて町長は御存じでしたか。
町長(山梨崇仁君)
準備というものについて私がかかわったといいますか、私のほうにオーダーいただいて検討したものはその内容でございまして、内容について私は議員のころからこうあるべきだといったことを、かねがねまとめていたものをそのままお渡ししたといったところでございます。
11番(横山すみ子君)
さきの議会でお尋ねしたときに、一字一句自分がつくりましたとおっしゃったと記憶いたしております。渡したというよりも一緒に作業されたということですか。
町長(山梨崇仁君)
政策的な内容について一緒に作業する方というのは特に私にはおりませんで、各分野ごとにいろいろな相談をする方はいますけども。ですので、内容について私が責任を持ってまとめたものだということでございます。
11番(横山すみ子君)
内容については山梨町長が責任を持つと。それでは作成の責任は、先ほどもちょっとおっしゃっておられましたが、若いリーダーを育てる会、政治団体でございますけれども、そこにあると思っていらっしゃるということでございますか。確認をお願いいたします。
町長(山梨崇仁君)
はい、そのとおりです。
11番(横山すみ子君)
3月議会での質問の最後のところで、冊子型マニフェストは残念ながら公職選挙法によれば町・村の首長は配布してはいけないと。A4サイズに折り畳めるものしかつくってはならないと…あ、つくってはって、失礼しました。つくるのは自由かもしれません。配布してはならないという規定があったのをいつ町長は認識されましたかと伺いましたら、選挙直前に知りましたということでございましたが、どなたかから警告があったんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
同様の御質問を3月のときもいただきまして、私そのとき実は、訂正をさせていただきたいんですけども、実は警察から警告を受けたと申し上げたんですが、その後ずっと本件についてもう一度思い返したところ、警告、この件については受けてはおりません。で、その上で私が実際に勘違いした要因なんですが、町のほうでですね、選挙前、年明けぐらいに町のある職員の方から、あれはまずいんじゃないかといった指摘を受けて、自分で調べて初めてわかったというのが事実であります。
11番(横山すみ子君)
調べて、あれは事実でまずかったとわかった後、どのような行動をとられましたでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
それについて配布をしているという話を私は知っておりましたので、それはすぐにやめるべきだということを私から申し上げましたし、それ以降選挙期間、選挙終わるまでは一切配布は行ってなかったと私は認識をしています。
11番(横山すみ子君)
では、山梨町長候補がお目にとまらないところで配られていたのかなと思いますけれども、期間中も事務所でどうぞお持ちくださいとされていたと伺っておりまして、これはやはり…それでもう一回伺ったんですが。だめだと気がつかれた後どうされたかということがかなり重要かなと思ったんですが、やめるべきだとどなたにお伝えになったんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
どなたといいますか、私がその選挙の中でかかわっていた方々に、あれはいけなかったんだということを何度か申し上げました。それから、事務所の中、私は選挙期間中に借りた事務所の中では参考として置いてはありましたけども、配布をしたというふうには私は考えてはおりません。
11番(横山すみ子君)
選挙期間中、候補者は事務所に座っているわけにはいきませんので、お目にとまらなかったのかなと思いますけれども、なぜ…このことを問題にするとすごく素敵なパンフレットだったし、何が悪いのというふうに聞かれてしまうんですけれども、町長の立場も、それから議員の立場も、法をもとに、法を守りながら次のステップをつくっていくという場でございまして、少なくとも違法と承知しながらやるということは、事の大小を問わずあってはならないことと思っておりますので、何度か御質問をさせていただきました。今の問題につきましてはまだ今議会の中、12名質問が出ておりますけれども、また御質問が続いて出るかもしれません。私が大変矛盾があるなと感じて、感じてですね、おりますのは、内容については一字一句自分が責任を持ったけれども、作成の経費その他は政治団体のものである。しかし、その成果物は自分は使いますというのは、やはりどうしてもすとんと胸に落ちないといいますか、もし問題があったとすれば本来使わないのではないかと思いますが、そのようなお考えが浮かんだことはございませんか。
町長(山梨崇仁君)
その問題意識を持ったことによって、おっしゃるとおり、そもそも市、政令市それから一般市までは配布がよくて、町村が配ってはいけないと、私、正直本当にその理由もいまだにわかってはいないんですけれども、そういった状況の中でいけないものだという認識を持ってからはですね、選挙に関しては一切配ることはしておりませんでした。その後について職員の中で理解を深めるためにということでお渡しはしてまいりましたけども、前回の議会を経て、それも控えたほうがいいんではないかといった考えを持っております。それで今回は町民の皆さんとも約束したことであることに間違いがありませんので、それについて基本計画の中にまずしっかりと溶け込ますこと、そして私自身がここに書いたことというのを決して忘れることなきよう、具体化していくことがこれから私に課せられた使命だというふうに考えております。
11番(横山すみ子君)
4項目目に挙げました消防職員の増員の問題、あるいは施設の問題、装備の問題については、山梨町長と私の考え方と恐らく同じだろうという感じで答弁を受けとめさせていただきました。ただ、増員計画については非常に財源が大事な問題でございますので、将来的に消防のつくった計画に基づいてということでございましたが、町長在任期間中にどの程度充足をするつもりでいらっしゃいますか。
町長(山梨崇仁君)
向こうまず3年間対応については自己責任がとれますので、各年1人は最低限確保していきたいというふうに考えております。また一方で、消防職員に対する研修についてもしっかりとしたものを構築していきたいというふうにも考えております。
11番(横山すみ子君)
その計画の中に入っているかどうか、人員についてはわかりましたと言ってよいのか、また現場の職員の皆さんとお話をして、もっとお願いをすることがあるかもしれせんが、今回工作車、新しく購入するという議案出していただきました。で、町長も消防の現場に足を運ばれたというふうに伺っておりますけれども、救急車が2台ございまして、1台が非常に走行距離がもう既に限界を超えているかなと、素人の私ですら思うような状況なんですけれども、救急車の更新についてはどのようなお考えでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
救急車、大変町民の日々の生活の中で最も第一線で活動する安全・安心担保の機械でございますので、そのメンテナンスというものに関しては決して引け目を感じることなく、しっかりとりかかってくれということは消防長にも話はしております。で、実際の更新について、大変高い資機材でありますので、そのメンテナンスの中で異常が見当たらなければ、通常定められたリース期間内でのメンテナンスを行い、通常どおりの流れの中で更新をしていくものだというふうに考えております。
11番(横山すみ子君)
すいません、通常の流れの中での更新というと、予想としてはいつごろ。
消防長(有馬弘君)
救急車につきましては整備計画に基づいて更新をしております。救急車については10年というふうになっております。10年で更新という計画になっております。
11番(横山すみ子君)
そうすると、まだ10年はたっていないということですか。
消防長(有馬弘君)
救急自動車につきましては平成26年、これに、この年に更新の予定でございます。
11番(横山すみ子君)
遅くとも平成26年には更新ということでございますが、財源がもし許しましたら、政策の優先順位としては消防・救急、非常に高いと思います。そして私どもも消防のほうにちょっとお邪魔をさせていただいたんですけれども、職員の皆様の本当に献身的な努力で今の体制が破綻を来さないでやれているというふうに感じましたので、ぜひ予算の優先順位を上げていただきたいということをお願いをいたします。
それから最後の、財政見通しと財政計画の差異は何かということで御答弁をいただきました。また、私のほうは実施計画をつくる際には財源というものを当然、丸めた数字でもいいんですけれども、この3年間こういうこと…4年間ですか、するには大体何十億、何百億でしょうか、かかるんだということを…何十億ですね、当然つけなければその実現性に自信が持てないというか、そういうことがあると思うんですけれども、横須賀市も実は財政見通しを持っておりまして、実施計画に合わせた年次だと思うんですが、短い財政計画をつくっておられます。で、他の市町村調べますと、言葉は違いますけれども、長期の財政計画は立てるの大変難しいんだなということはよくわかります。で、財政計画もしくは財政健全化計画、名前は違いますけれども、実施計画年次ぐらいは大体収支わかるもの、それから先ほど町長がおっしゃられました各事業どのぐらいでやるか、それに対してまた政策的な意味も加えてつくらなければいけないということなんですが、3年ですね、3年か4年の財政計画をつくる作業に着手するお考えはございませんか。
町長(山梨崇仁君)
中期財政計画として5年間のスパンで一つの改革を持っていきたいという気持ちは非常に強く持っております。ただ、今回現状を踏まえて見通しという言葉に少しかえさせていただいたんですけども、なるべく早くこれを計画とした正規のものに位置づけられるよう、その材料についてはそろえていきたいと。そのうちの一つが横山議員もおっしゃっていた各事業ごとの予算目標をしっかり立てること、それからあと総枠として人口動態とか社会状況をかんがみた見通しというものをそこにすり込ませていくことが計画をつくる所在になりますので、そういった材料をしっかりと早期にそろえてお示ししていきたいというふうには考えております。
11番(横山すみ子君)
恐らくそれをすることが山梨町長が思っておられますまちづくりを着実に進めることができる土台にならなければいけない。それなしで夢を語っても実現性についてなかなか信頼が得られないという状況も予想されますので、横須賀市などは職員の数も大変多くて、あるいは研究所等も持っていたりして非常に仕事しやすいだろうなとは思うんですけれども、葉山町にも優秀な職員大勢おられます。その人たちが自主的に研究されたりもしていたというふうに伺っておりますので、そういう今までの資源を活用しながら、財政については本当に事業ごとの試算を出して、それに政策的な意味を加える。なぜこのことをしつこく申し上げるかというと、実は財政非常に限られた資源の中でやらなければいけないんですが、その中で非常に厳しく絞りたいところというのは、そういう計画に対して事業の、きちんと財源まで見た計画を立てていったときには事業の優先順位がつけやすくなる。で、この段階で議会側が決算のみでなく、事業に対して評価をして町に提案をするということがかみ合えば、より一層前進が早くなると思うんですけれども、町長としてはプライマリーバランスの横浜方式というのは、私は賛成でございます。ぜひそれを根本に置いて実施計画に合わせた財政計画策定のために少しでも足を早めていただきたいということをお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
議長(畑中由喜子君)
これにて11番横山すみ子議員の一般質問を終わります。
第2番、8番笠原俊一議員、登壇願います。
8番(笠原俊一君)
8番笠原俊一でございます。議長の許可を得ましたので、これより一般質問をさせていただきます。
町長就任後4カ月を過ぎ、庁内職員とのコミュニケーションを初め、近隣市町や町内各団体との実情把握や、町民の声を行政に反映する方策など、改めて町長職の重責を実感をされたのではないでしょうか。さて、前回当初予算審査に当たり、町の進むべき方向・方策が総合計画であり、24年度4月1日から後期基本計画と実施計画が未策定であること、選挙での町民との約束を実現するためにも実施計画に盛り込まなければいけない旨の質問と提言をさせていただきました。そして、早急に策定する必要があることも申し上げました。議員各位からの提言も受ける中、今般先日の5月30日、町長より第3次葉山町後期基本計画案が示されましたので、特別委員会開催前ではありますが、本日数点の質問をさせていただきます。
1項目目、第3次葉山町総合計画後期基本計画について、特に就任後の庁内、近隣市、県・国との各協議やまちづくりの課題を伺うと質問項目に挙げてあります。先日配付されました計画策定経過は前町長のものが大半であり、新町長としての特段の色づけが見えてきませんでしたので、これから質問をさせていただきます。
まず1点目として、後期基本計画に当たり、統計調査、実態調査の年次を確認をさせていただきます。経済状況や社会環境の変化、新しい道路ができれば人や車の動きも変化しますし、子育て中の家庭がふえれば町の医療、教育、福祉の要望も当然のように変わってまいります。さらに、昨年の大震災後の防災体制の強化など、行政課題も変化せざるを得ません。こうしたことから、町を取り巻く基本的な数々の調査は新しいものでなくてはならないと、当然のことと考えて、この確認をまずさせていただきます。
2点目に、本計画策定に当たり、国・県との調整を確認をさせていただきます。1番目に質問の連動をしてくることですが、計画案の4ページ、5ページに記載をされていることです。国内の社会環境や経済環境が本町に影響しないわけはありません。こうした計画策定には神奈川県との調整や協議が当然大切なことと考えております。例えば、防災対策で東北地方に大きな被害を与えた大津波対策を考えても、海岸は国有財産であり、県の管理下になると思います。また、葉山町の経済活動や日常生活を支え、毎日の生活物資を運ぶ道路の課題など、新町長として県や国と協議をする場を持たなければならないと考えてもおります。まず担当者任せではなく、町の首長としてこの総合計画後期基本計画策定に当たる話し合いの場を県と持たれましたか、確認をさせていただきます。
3点目に、防災対策の充実について、3点の体制強化があるが、具体策について確認をさせていただきます。重点プロジェクトの項目に2番として「よみがえれ故郷の森・川・海推進プロジェクト」があり、4の項目に防災機能の充実があります。災害に強い都市基盤整備、安全な市街地の形成、情報・人的ネットワークに重点を置いた防災体制の強化を図るとしております。これを12ページの表では(1)として河川・橋梁整備、(2)として防災体制の確立、3として市街地の整備、4として道路の整備、5として地域福祉の充実に分類をされております。さらに、この重点プロジェクトを基本体系の中で1として青い海と緑の丘のある美しいまち、2として文化をはぐくむうるおい、ふれあいのまち、3として安全で安心して暮らせるまち、4として住民が参加する自治のまちの以上4体系にそれぞれ詰め込みながら、日常の中での災害の対応を図るべき施策としているようです。このような理解でよろしいのか、まず確認をさせていただきます。
次に、4点目に市街地の整備に新しい市街地の形成とあり、計画予想図及び市街化区域の編入の予想世帯についてをお伺いします。この質問から基本計画の中に入っていきますが、29ページに新しい市街地の形成とありますので、平成27年度、7年次目標年次とされている都市計画マスタープランがありますが、現在のマスタープランも御存じのように平成9年3月策定のもので、一昔前のものでありますので、実情に合う予測をお願いをいたします。
5点目に道路の整備についてお伺いをします。32ページに現況と課題というものがございます。三浦半島中央道路の早期完成の要望や森戸海岸線拡幅整備など、逗子市長や県当局と町長のこの協議の実態について伺っておきます。
6点目に国際交流の推進について、町独自のホールドファストベイ市との交流事業についてお尋ねをします。平成4年から相互交流を踏まえ、葉山町と同市の間で平成9年12月15日に国際姉妹都市協定を締結いたしました。本年12月には締結15年という節目の年にも当たります。外国籍の方も多くお住まいの町として、国際交流協会が外国文化事業を行っている現状を見ると、本来のホールドファストベイ市との関係が希薄になったように感じてならないわけでありますが、こうした姉妹都市事業、交流事業をどのように町としてとらえていられるのかを伺っておきます。
最後に、(仮称)まちづくり憲章の策定についてお伺いいたします。町制施行90周年を控え、あと3年後ですね、また新町長として内外に葉山の町を紹介していく上でも、町民憲章あるいはまちづくり憲章を策定することが必要と考えております。また、町勢要覧等々を見ますと、町村14の中でこの町民憲章、まちづくり憲章というものを策定していない町は葉山町だけでございます。そうしたまちづくり憲章をつくることによって、新町長としての葉山町の行き先というものを町民の方々にもお知らせすることが私は大切なことと考えておりますので、町長の考えを伺っておきたいと思います。よろしく御答弁をお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
笠原議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
初めに、第3次葉山町総合計画後期基本計画について、後期基本計画策定に当たり統計、実態調査の年次を確認するとのお尋ねですが、第3次葉山町総合計画後期基本計画の策定に当たり、「1、はじめに」の中で、後期基本計画の概要、後期基本計画の策定に当たってとして町の状況を記載しております。こうした記載状況の基礎となります統計、実態調査の内容について、そのもととなります数値に関してはそれぞれに示させていただいたものと、平成22年度に行いましたアンケートの調査等の数字や、アンケートの内容等から分析や推計をし、その内容を示させていただいたものでございます。
次に、本計画策定に当たり、国・県との調整について確認するとのお尋ねですが、基本構想の位置づけについては地方自治法第2条に、市町村はその事務を処理するに当たっては議会の議決を経て、その地域における総合的かつ計画的な行政の運営を図るための基本構想を定め、これに即して行うようにしなければならないと規定され、法律に策定義務が定められていましたが、平成23年4月に法律が改正され、市町村の基本構想の策定についての規定は廃止する等措置を講ずるものとされ、当該規定は廃止されました。これにより、平成12年度に策定した基本構想では国の義務づけ、県への協議の手続を行っていましたが、今回の基本計画策定においては県・国との調整は行ってはおりません。
次に、防災対策の充実に3点の体制強化があるが、具体策について確認するとのお尋ねですが、防災機能の充実として災害に強い都市基盤の整備、安全な市街地の形成などとともに、情報・人的ネットワークに重点を置いた防災体制の強化を図ることとし、基本構想に基づく施策を総合的・体系的に取り組んでいき、災害に強く安全なまちづくりを推進してまいります。また、具体の内容につきましては実施計画の中で示してまいりたいと考えております。
次に、第3次葉山町総合計画後期基本計画についての4点目、市街地の整備に新しい市街地の形成とある。計画予想図及び市街化調整区域編入の予想世帯数についてのお尋ねでございますが、後期基本計画は平成27年度を目標年次として、中期基本計画を継承し、今後4年間の期間として策定しております。お尋ねの内容については、その中の施策「新しい市街地の形成」の部分であり、中期同様、県道311号と三浦半島中央道路との交差部周辺の地域は都市構造上の交流拠点として、また湘南国際村地区につきましては研究・研修、商業複合地区としての市街地形成を目指して、市街化区域への編入を図ることとしておりますが、具体的な内容等につきましては個別の計画において定めるべきものと考えております。今後人口減少が本格化を迎える中で、市街化区域への編入につきましては改めてその必要性や可能性などを十分検証していかなければならないものと考えております。
次に5点目、国・県道整備、特に長柄交差点、逗葉新道、三浦半島中央道整備に関する逗子市、県との協議についてのお尋ねですが、国・県道整備のうち、長柄交差点及び逗葉新道につきましては歩道の拡幅及び占有物の移設・撤去等について、三浦半島中央道につきましては第2期工事、南郷交差点から逗子区間の整備について、その早期促進に向けさまざまな場面を通じ要望を続けてまいります。
次に、国際交流の推進について。現在国際交流事業を支援する中での事業だが、町独自のオーストラリア市との姉妹都市提携、交流事業は何かについてのお尋ねですが、オーストラリア・ホールドファストベイ市との国際姉妹都市交流につきましては、平成9年12月の締結から約14年が経過しました。葉山町国際交流協会の皆様の御協力により、締結以降、毎年行ってきた学生相互交流は、財政状況等の問題により平成22年度以降中止しており、ホールドファストベイ市においても本町と同様な問題を抱えているものの、今後節目の年にはお互いの状況を勘案して実施する意向があることを確認しております。なお、現在は手紙等により近況報告や時候のあいさつを定期的に取り交わしをさせていただいております。
最後に、まちづくり憲章の策定について。3年後に町制施行90年となる。町民と共有するまちづくりの目標や町を表現する(仮称)町民憲章やまちづくり憲章制定について考えを聞くとのお尋ねですが、市民憲章や町民憲章については全国的に市制施行や町制施行の節目を迎える年に制定している自治体が多いようです。形式的に見ますと、前文・本文からなるものが多く、前文にはその町の地理、歴史、制定の事情などが簡潔に述べられ、本文にはその町の住民の日常的かつ継続的に心がけるべき肯定的目標が箇条書きされています。葉山町は大正14年1月1日に町制施行しており、3年後の平成27年1月1日に町制施行90年になります。今後町民憲章やまちづくり憲章について、その意義や策定方法などの調査研究を進めてまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
8番(笠原俊一君)
まず、御答弁ありがとうございました。何だか想定したよりちょっとがっかりした答えが多くて、やっぱり新しい町長になったんで、前の町長と違うんだよというね、部分が非常に見たかった、実は。それで、この後期基本計画策定に当たって、先ほど震災前の22年度の統計調査等々を基本にして、この経過で見るとそうだろうなと思ったんですよ、実は。でも、山梨さんが新しい町長になって、震災も昨年起こった。いろいろなことの想定も違った。国も自民から民主になった。流れが変わっているんだ。それで方向も違っているし、そしてまた2番目の項目についても、国と県との調整というものはね、総合計画基本構想というのはまさしく法律じゃないんですよ、要らない。ただし、協議というものはしていかなければ町の方向というのはわからない。そして、私が議長であった5年前ですか、県の調整区域の線引きの見直し等々についても、県の方策は人口減少の中、これ以上はしないんだよという答弁もいただいているんですよ。これから町を抱える総合計画、絵にかいたもちにしないようにしていくためには、当然上部の団体、あるいは近隣市と外交しなきゃいけない。町の持っているよさ、そういったものを生かすためにはあなたのカラーを出していかなければいけない。それにはやはり外交をしなきゃいけないんですよ。置かれている場所、そういったもの全部わかりますよ。でも、やっぱりトップがトップ外交するということをあなたずっと言っていたよね。議員であるころに大切さも言ってた。だから当然私はこういうものをつくる前段階としてはやっているだろうなと、こういう協議を重ねてきているだろうと思って質問をさせていただきました。それはしていないということではね、質問したってつまんないと私は思うんだけども、でもね、これからだから、いろんなところでぜひとも近隣市、あるいは県・国、いろんな関係いっぱいあります。で、協議をして自分の目指すまちづくりのためにはぜひお願いしますよってやってもらいたいというのが最終的に私の願いであるし、きょうの質問の要旨です。先に言っておきます。
それでは1つずつ確認をさせていただいていきます。もう既に22年の調査だと、それ以上の調査していないということなんで、まず、この総合計画のね、4ページに、例えば葉山町の特徴、首都圏にあります。町外への通勤・通学者7割を超えており、通勤・通学の先として県内が約7割、東京都が約3割となっています。これは私10年前に総合計画審議会のメンバーだったときと同じ、どこか変わったのかなと思ってもう少し、もう少し幅の広さ、例えば新しい時代には通勤しなくたってサテライトオフィスというような見方もあるし、中にいながら仕事する人もいるでしょう。こういうデータはいつのものなのか、それをぴたっと出してもらいたい。どういう調査をしたのか。だれが動いて、町のどの部署がきちっと動いたのか。町長わかりますか、どういう調査、だれが動いてどこの部署でどういうふうに動かしたのか、命令はあなたが出してるはずですよ。どこでやらせました、こういう調査。
町長(山梨崇仁君)
今回の総合計画の統計調査及び作成に当たっては、総務部企画調整課が主体となって取り組んでおります。
8番(笠原俊一君)
それはこの策定経過の中の昨年の22年でしょう。それ以後に新たにもう時代が違っているんだ、私は首長なんだから新たな一番新しいデータを要求しなかったんですか、どうなんですか。要求してないの、そのまま行っちゃったの。
町長(山梨崇仁君)
今回の基本計画策定については新たなデータというよりも、私自身が選挙でお示ししてきたことを溶け込ますことがまず一つになるだろうということで、策定に至ったというところが私のとった、今回の策定に至った流れの中の一つでございます。
8番(笠原俊一君)
それじゃあね、その前のときと時代の変遷、いろんなものが変わってないと全く思っているの。状況が、社会状況が全部変わってきているんじゃないのかなと私は思っているの。だから、新たにこういったことを…もう一回注意して確認しなさいよという命令を出さなかったのかどうかね。新たな問題としてとらえていかなきゃいけないんじゃないかなと私は思っていますから、何回やっても同じことだから余り聞かないけども。で、その下に、例えば「住民と多くの魅力のスポットのある町です」、これだれ考えてもそう思うよ。ただし、ここに一番最後の後段に、「こうした恵まれた自然と落ち着いた生活環境を求めて葉山に住宅を求める人は多く」、だれが見たの、これ主観なの客観なの、データはだれなの、どこなの。具体に聞きたい。こういう実態調査、いつ、どこで行いましたか。
総務部部長(上妻良章君)
先ほどお答えをさせていただきましたとおり、アンケート調査等の内容を踏まえましてですね、こういった表記をさせていただいたところでございます。「住宅を求める人が多く」という部分に関しましては、近年の住宅事情等も踏まえまして、戸建ての部分、あるいはマンション等の進出が多いという部分で表記をさせていただいたものでございます。企画のほうでその辺の調整をさせていただきまして、表記をさせていただいたというところでございます。
8番(笠原俊一君)
そういう流れもわかっているんだよ、こっちはね。それで、こういったものと、きょうは余りやるつもりじゃなかったんだけど、都市計画マスタープラン、これ平成9年につくっています。これ御存じですよね、こういうのあるのね。で、町をつくるためにはこういったものが必要だと。ただし、これをつくった後に、例えば平成13年に高度地区指定をしましたね、葉山全域に、高さ制限したよね。これは、それはこの前よ、これできているのが。例えば。そしてまちづくり条例つくったのも平成15年。これもマスタープランをつくる前。わかってます、言いたいこと、ね。だから、すべてが古いデータをもとにしてやっちゃいかんということよ。そして、そういう条件が違っている。で、ましてや昨年の震災からいろんな防災体制、あるいは避難経路等々、いろんなものが全部新たにつくり直さなきゃいけないんだと、大前提が違うんじゃないのかなと私は思っているのね、すべてにおいて。だから新しい、若い行動力のある町長がなったときに、改めてもう一回見直せよという指示を出さなかったのかなと、私は思っております。前のデータをそのままでつくれといったら、だれでもできちゃうじゃないですか。そういった指示を町長として出してほしかったし、新たな見方、自分の描くものを新たにもう一回見つめ直すということが、努力が必要だったんじゃないかなということをしつこく聞いています。山梨さん、そういった観点からお答えいただきたいと思うけども、そういった視点で新たにあなたになってから何を、どの部分を新たにこの総合計画の中で特段にしたのかどうか、まず先に聞いておきたい。いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
大変難しい御質問なんですけども、実施計画…あ、失礼。今回の後期基本計画策定に当たっては町の今の現状というものを把握するということで、前段のほうに統計調査などを書かせていただきました。笠原議員がおっしゃるとおり、私にかわったことでどういうふうに町が変わっていくのかといったことについて、今回の選挙でお示しした内容をまずしっかりと溶け込ませて、その先には実施計画をもってその具体的な内容について改めてもう一度お示しをするということがこれから考えられる内容ですので、その点に鋭意努力をしていくことで今後のまちづくりについてのカラーというものを示していきたいと、そのように考えております。
8番(笠原俊一君)
実施計画にそういう約束をしていただいたんで、一つ安心をしました。で、前回もね、あなた4年間の間、自分の任期中にやっぱりいろいろな、自分が示した町民との約束を総合計画に取り入れたいと言ったわけですよ。だから私は今回総合計画基本計画だけども、いろいろな山梨カラーが出てきているんだろうなと思っていたら、何だ同じじゃないかと、特段のものがないんじゃないかといって心配したから、あえてこういう厳しいことを言っている、ね。その中であなたが実施計画というものを早急につくるか、早急かゆっくりかわからないけれども、つくると今約束をして、その中でそういったものを取り入れると約束していただいたんで、これから質問を順次展開をしていきます。
それでは、初めに1番目と2番目まとめて言ったから、そこのところは飛ばします。ぜひとも今後県とのすり合わせもしてください。でないと、先の今度の、あとの総論問題等々もちょっと話がとまってしまうんでね。それでは、3番目としてですね、先ほど私が総合的に重点プロジェクト…防災機能の充実ということで、重点プロジェクトの中に取り込む書き方をして、その後に重点プロジェクトから基本計画の中に細かく落としているんですね。重点プロジェクトの初めの中では葉山のこの計画、基本構想基本計画の網羅するところに防災の機能の充実というのが振り込まれているんですね。それでいいんですよね、担当の方ね。まず、そういう見方でいいんですよね、初めに。それが根底が違っていると進めないんだけど。
総務部部長(上妻良章君)
議員おっしゃるとおりでございます。
8番(笠原俊一君)
そしてですね、防災機能の充実というのは、これから総合計画の基本計画の中で入っていって、これ先ほど言ったように日常生活のいろんな分野に展開しているよと。そして21ページのところで体系が出てくるんですね、こういう体系がね。それでその体系の中で3番の「安全で安心して暮らせるまち」の項目があって、そこの中側に3番目として「災害に強く安全な町をつくる」と、こういう形になって、その中にまた防災体制の確立というもので特出してくるんですね。そして、この防災体制の確立というものが95ページから99ページに書かれているんですよ、ね。そして、この中でね、私の言いたいのは、先ほど町長の施政方針見るとちょっと触れているんでね、同じようなことのトーンで最終的には聞いていくんですけども。それでこの中でね、やはり最終的には行政の役割と、自治会というのかな、町内会というのかな、自主防災組織とのすみ分けというのが必要になってくると思うんだな。例えば、行政の役割というのは初段の、有事のときの初めのころは、例えば私が考えるには情報の発信だとか、避難所の整備だとか誘導であろうと思うんですね。そして自主防災組織の担当というのは、今度はその避難をしてきた人たちの避難所の運営だとか、各人…有事のときの想定ですよ。で、こういうその、昨年の震災を教訓で踏まえると、自助、共助、公助、これを具体的に、具体化していく方策というのがこれから必要だと思うんですよね。ですから、安全な町をつくるというのはここに書いてあるとおりのことなんだけども、実際にそれじゃ有事のときに、なったときに、議会のほうでは、議会のほうでこの間ね、何時間以内、議員の対応ということで何日間はこういうふうにする、どういうふうにする、今研究しているんだけども、まさしくそういうことで、有事のときに、例えば津波だとかそういったときに、避難しなさいよ。で、この町が寸断されるということを想定していくと、それぞれの避難所の運営だとか、避難所をその以前に設置をする、そしてその中の運営をするというのは、ここにいる280人ちょいの職員じゃできないんですよね。大きな団体、例えば自治会だとか町内会だとか自主防災組織というものが具体に展開をしていって、その避難所での生活、あるいは身元の確認だとか連動していかなければいけない。その中にこれから、新町長がこれから実施計画をつくっていく、防災体制とかそういうものをつくっていくんだと思うんだけども、その中に具体を落とし込んでいかないと、ね、今、一生懸命防災のデジタル化、それは事前でしょ。避難警告だとか避難の指示だとかするけども、今度は実際に運営というのは、あとの体制づくりというのはこれからなんですよ。そういったものを具体にしていく必要があると思うんですけども、そういう具体の計画というものをどのような人的なスパンというか、人的なグループでもってやるお考えがあるのか伺っておきたいと思います。いかがでしょう。
総務部部長(上妻良章君)
現状訓練の中でですね、宿泊訓練等でその部分のですね、運営マニュアル、これがございますので、それに沿って地域の方々と一緒に避難所の運営等の訓練はしてございます。そういった細かい内容につきましても今後地域防災マニュアル、防災計画ですか、これも変更もしてまいります。実施計画との部分とあわせて地域防災計画とのすり合わせ、当然地域防災計画をつくりましてすり合わせをしながらですね、具体な部分を構築していきたいというふうに思っております。
8番(笠原俊一君)
これからね、中でいろいろ協議をしていくんで、余り細かいこと言ってもしようがないんだけども、例えば役場の中には、議会の中にも、何ていうのかな、赤十字の関係の議員もいるんでね、多少はいろんな話は漏れてくる部分もあるんだけども、やっぱりいざというときにはいろいろ避難所に行ったときに例えばこの地域には1人は看護婦さん、だれだれ、どこどこの病院の看護婦さんがいるよとかね、こういう振り分けが必要だとかさ、具体のものがあるとね、もっとより…ここの地域はこういうリーダーの人がやってくれよ。で、こういう医療関係の人がいるよ。こういうあればもっと安心なんで、もう少し細かに、これからいつ来るかわからない震災等々に対する把握、対処というものを2段、3段とよく考えていただきたいと思います。そういう経験を実際に、これ何ていうのかな、昨年のあれがあって、そういった経験を我々は生かす努力というものをしていかなければいけないということを思いますので、ぜひともそういったものを生かしてもらいたいと、つくっていってもらいたいと思います。細かいことは中でやっていきます。
じゃあ、次に移ります。1の4として、先ほど市街地の整備に新しい地域形成とあると。そしてこの予想図及び市街化区域の編入の予想世帯について伺うということで質問をしているんですけども、具体にまだこれは示せるようなものじゃないの。例えば、はっきり言って木古庭・上山地区ですよ。で、そこいら辺の調整区域を沿道のところは市街化に編入しますよと。この総合計画の29ページに、そういうものも29ページに市街化区域の編入、市街地の整備ということで検討します、編入を検討しますとあるんだけども、検討するということはおおむねこれをつくった部署としてはどのくらいの規模を考えているのか、図面でもきょう要求しているのに、図面もまだありますと言ってくれないし、何世帯という言葉もないんだけれども、どうでしょう。予想。
総務部部長(上妻良章君)
策定部分の段階ではございますけれども、具体な編入の数値、あるいは面積等につきましては現状数値は持ち合わせてはございません。
8番(笠原俊一君)
町のシンクタンクでさ、全く絵にかいたもちにしちゃうの。想定の中ではこのぐらいありますよ、笠原さんこの場では言えないけれどもとか、そういうことは言えないか、当然ね。でも、想定というのは大体ここに書くぐらいだからあるんじゃないの。それでマスタープランにもだってあるよ、この図、この図というので。知ってられるよね、上妻さんベテランなんだから。だから、おおむねのこのくらいの世帯数の部分はしたいと。そしてね、湘南国際村というのはもうとっくに私、もう昔、大きな開発だとかそういったのがあったらば市街化に編入できるんだよということも昔質問しています。いまだにあそこは調整区域なの。じゃあ税金はどうなっちゃうの。市街化区域と調整区域で税金違うんじゃないの。どうですか。市街化区域にしたほうが、国際村のところは税金払ってもらえるのかどうかわからないけども、町のためにはメリットあるんじゃないの。いかがですか、町長。担当のがいい。
町長(山梨崇仁君)
財政的なメリットを考えれば、確かに市街化区域とあるほうが税収ははるかに高いと思います。
8番(笠原俊一君)
それであの町はさ、市街化区域と調整区域とどんな違いがあるの、あそこは。全く市街化区域じゃないですか。でも、とっくにだって市街化区域に編入しなきゃいけないはずだよ。もうでき上がって何年たっているの、あれ。もう10年以上たっているでしょう、ね。だから、町のことを考えたりサービスを考えたら、とっくにやんなきゃいけないことなんですよ、あそこは。マスタープランでも書いてあるんだから。マスタープランができたのは平成9年だよ。その中でもう国際村のこと書いてある。マスタープランのこと余りきょうは言わないことにしているんだけども、ね、そういったことも何年も書いているのに実際には全然進んでいない、これが葉山の総合計画だと言われたくないでしょう。やはり、計画を実行に移していくためには、きちっきちっとやっぱり何年度までにやっていくとやんないと絵にかいたもちになってしまう。それでは、それで県との調整は余りしてないということなんだけども、一個ずつ確認します。その今の湘南国際村地域について調整区域を撤廃して市街化にするというような協議、町の意向で市街化にできるわけじゃないですよね、これ。町がいいよって言えば市街化区域にできるんですか。どこと調整するんですか。こういう話していますか。確認します。
都市経済部部長(吉田仁君)
議員御指摘のですね、その調整区域から市街化への編入についてはですね、神奈川県と過去に編入の協議をした経緯はございますけども、先ほどのお話をちょっともとに返して答弁させていただきますけども、現時点ではその現行の都市マス、都市計画マスタープランで、人口、市街化への編入など進めていくこととなってございますけども、今年度から平成27年の3月までに新しいマスタープランをつくれというようなその目標年次がございますので、その改定作業を今後進めていくというところで御理解いただければと思いますけれども。
8番(笠原俊一君)
吉田部長ね、きょう余りマスタープランのこと言わないということにしてるんだけど、でも、今29年までにマスタープランをつくり直すというのはいいんだけど、これは山梨さんの任期の、総合計画は27年だね。どうするの。総合計画に、総合計画の29ページに、良好な山林の保全を前提に、適正規模の計画的な市街地の市街化区域の編入を検討しますという中に先ほど言った湘南国際村、あるいは長柄交差点付近、あるいは上山口…木古庭・上山口の沿道の地域のことが書いてある。総合計画だよ、都市マスの話はしてません、ね。都市マス持っているけど、これはきょうやらない。だから、総合計画に準拠してやっていくんであれば、どういう計画でどういう県との協議しているの。だからさっき言ったように、だって町に許認可権ないでしょう。市街化区域にあしたからしますよってできるの。できないでしょう、町で。だからそのための協議は必要でしょ。だからそういった事前の、町長が相手、県知事だとかそういった担当ときちっと話をしないと絵にかいたもちになりますよとさっき言ったじゃないですか。そういう協議をしていますか。新たになって、以前にはしました。全然やってないの。やってないでここにまた書いてしまったの。どうでしょう。
総務部部長(上妻良章君)
先ほどの答弁でですね、総合計画基本計画の策定に関して県・国との協議はしていないという答弁はさせていただきました。位置づけといたしましては編入を検討しますというところで基本計画の中でですね、位置づけをさせていただきまして…あ、検討しますということを位置づけをさせていただきまして、具体の部分に関しましては今後当然協議をしていくわけでございますので、そのときには当然県との協議は必要であるというふうに思っております。
8番(笠原俊一君)
あのさ、編入を検討しますという、「検討します」だからこれからやるんじゃなくて、町がやりたい計画がこれなんでしょう。それに伴ってやっていかなきゃ。それで、全く書いておけばみんなが安心すると思って「検討します」と書いてあります、まだこれから検討です、そんな話があるかい。やっぱりね、計画をつくるにはやっぱりこういったものを、「検討します」というのが「進めます」ということにしないと、新しい町長はそういうのを嫌うって前に話じゃなかった。なるべく検討しますとかそういうふうに逃げない。自分は…何ていうの、住民生活のために進んでいくんだと、検討します、検討しますって行政用語みたいにしないということじゃなかったの。だから、このためにはこういう研究をして、県と話をすり合わせて、目的に向かって進んでいきます。絵だけで物事は、町民は納得しませんよ。だからそういうことをきちっとやった…書いたんだったらそれに向かって、それにそのステップアップしなかったら意味ないですよ。書かない…そんなのやらないんだったら書かないほうがいいよ。と思いませんか、町長。やるつもりで書いたんじゃないの。どうですか、町長。
町長(山梨崇仁君)
私の考えとしては国際村はもとより、特に南郷地区の活性化に向けた動き、それから上山口・木古庭地域の沿道の状況などを見ていきますと、いろんな意味で町として取り組みを進めていきたいという気持ちは持っております。その意味で市街化区域という言葉ですけども、最終的には県のほうに許認可といいますか、お願いをするという立場でございますので、今回は町の計画上では検討をするという表現までにとどめたといった結論でございます。
8番(笠原俊一君)
首長だからね、そういった思いでもいいけども、やっぱり町の方向だとかそういったものは一生懸命つくっていくと書いたんだったら進んでいくという、進まない方向だったら、やらないほうがいい。
じゃあ、次に移ります。次、道路整備についての再質問をさせていただきます。これはね、いろいろなことを聞きたかったんだけど、余り時間がなくなってきたんでさらっといきます。本年度県の工事、関連工事では逗葉新道のローソン付近の歩道の整備250メーター、川久保交差点にあるバスベイに至る人道橋の反対側、人道橋工事を含む120メーターの歩道の工事、橋をもう一本ね、人のやつをふやす、バスベイの反対側。それと、桜山トンネル拡幅工事の最後の部分としてのバスベイの工事と、その逗子に至る、左側がね、古墳に至る階段設置工事が行われるということは私もね、土木の方からいただいてわかっていますし、この間、町内会でもこういう長柄に関係する県の工事がありますよということは町内の方々にも発表しています。そしてね、これは町の土木の一生懸命やっていただいた方々に感謝したいんですけども、かつてはちょうど長柄の交差点、山梨町長にも昔ちょっと話、議員時代に私、話したことがあります。ちょうど行谷床屋さんの真ん前に町道みたいな場所があったんだけど、あそこは全くの私道だったんですね。そこに眼鏡店が今工事をして、それに伴って町道の設置がえをして、町道ができて、初めて人の土地を通らないで、今、長柄小学校のちょうど下の道路に行けた。今までは天から人がおりてきて町道に歩く、あるいは逗葉新道の車道のところを歩いて県がつくってくれた町道部分にまたいで飛んでいたと。実際には人の土地を、私有地を通させていただいたんでね。こういったことができて…できたということで感謝をしております。
さてね、今後の課題としていっぱいあるんですけど、これは同僚議員がこれからまたやりますのでさらっとしておきますけども、ぜひこれからマスタープランの中でも一つの長柄の交差点、長柄の一番奥、今スズキヤさんのトレーニングセンターがあるところ、三浦半島中央道のまだ逗子に至らない部分のね、改良工事に伴いまして今、中学校の安全、中学校の生徒の安全等々を考えていくと、やはりいろんな主要道路になってきていますんでね、ここに道路のことについても32ページに書いてあります。道路の整備と現況ということで、ここの現況と課題、三浦半島中央道の早期完成など要望が高まっていますというようなことも書いてありますし、この下のほうに骨格道路体系の整備という中で、道路の拡幅及び桜山トンネルの整備を県とともに推進しますと、こういうようなこと書いてあるんで、逗子に至る、先ほどの一番初め、資料もきちっとやっているのかわかんないけれども、通勤・通学者が約7割でしょ、それだけの人が通る、逗子に至るあるいは横須賀にこれだけの人が必要だから、通るから、必要な道路体系だから直しますということじゃないの。こういう見方なんだよ、総合計画というのは。だから、こういったことを私も言わせてもらうんだけれども、それで長柄川久保付近の、これは町道に関する歩道の整備、これについても長く御努力をいただいているんですけども、なかなか地主さんの了解を得られないということもあるけれどもね、地主さんもやはり大分高齢になってきているし、ぜひとも通学のためにも、また人の通行のためにもあそこの付近、町道の拡幅も願いたい。そして、長柄のこの中学校の生徒というのは、例えば中学校から帰ってくると、家が例えば長柄の大山のほうにある人は長柄の川久保の交差点、信号機のあるところまで来てからまた逆戻りをして帰ると。信号機ないからね、歩道がないから。というような要望もあるということで、これは同僚議員も何人も言っていると思うんだけども、必要なものは必要なこととして考えてもらいたいと思います。
ですから、そういった協議というものを実際に首長になってから、子供たちの、中学校はね、南郷中と葉中しかないんですよ、ね。で、その通学にバス、通学バス使っているわけじゃないでしょう。歩いて行くか自転車しかないの、ね。あとバスがちょこちょこ行くけれども、そういった子供たちにも安心して行けるためには、そういう中央…失礼、失礼。横横道路の使い方、あるいは交通安全協会とか関連の機関、信号機を設置してくださいというのは、何だ、どこだったかな。警察だとか神奈川県と交渉しなきゃいけないでしょう。そういったこともこの交通体系を見たときにしてないわけですよね、まだ協議していないってさっき言っているんだから。一つとっても全然協議してないんだ、ね。これからぜひそういった協議も、山梨さん、してください、ね。子供たちのこと一つとってもそういうことでしょう。ぜひよろしくお願いします。いかがですか。道路の整備について。
町長(山梨崇仁君)
1回目の答弁のときにも申し上げたつもりですけども、道路整備について神奈川県、県を通して国という形になりますけど、さまざまな場面をとらえて要望活動は行っているつもりでございます。ただ、要望として申し上げてもやはりほかからの、県全体の中での一つでございますので、繰り返し引き続き言い続けることでその時期をなるべく早めることに努めていきたいというふうに思っております。
8番(笠原俊一君)
ぜひね、県議、近藤県議がいるじゃないですか。私も彼とは友人関係にあるから、あんた何やっているのと、やれということは言っているけども、やはり議員と県議、県議と首長ってね、いろんなパターンがあって、一緒に町をつくっていく上で必要な人には必要ってお願いをしたり、いろんな人脈を使って、いいことはやってください。悪いことはしなくていいんだから、ね、よろしくお願いします。で、道路体系の整備というのは先ほど言ったように、まだまだ葉山には例えば森戸海岸線の整備だとか、拡幅しなければ大型の船をね、陸送するときだって一々許可をとらなきゃいけないし、例えば近代美術館に至る道だって警察の許可をとらないといけないでしょう、ね。葉山のよさを阻害しているというものもいっぱいあるわけですよ。そういった道路整備というものも町だけじゃできないんでね、いろんなところと協議をしなきゃいけないということでよろしくお願いします。
じゃあ、次にいきます。1の6番、これはホールドファストベイ市との姉妹交流ということで、先ほども言いましたとおり、平成9年に町と町が締結をしたんですね。町と町が姉妹都市の締結をしていながら、まあいろんな経済的な要因もあったんでしょう。ただし、あれはホールドファストベイとの姉妹都市をつくったのは町と町の公式調印ですから、それをね、大事にするということで、今、全く国際交流協会という民間団体に丸投げをしながらいろんな国際交流事業というものを展開をしていますけどね、基本はオーストラリアのホールドファストベイ市と葉山の町の姉妹都市締結なんですよ、ね。ですから、ぜひとも職員研修で、あるときはね、派遣しますよとかね、少ない人数ですけども、そういったささやかなともしびというのは消さないでいただきたいし、これから何かあったときに、もしかしたらあそこの町といい形になっていくかもしれない。で、あそこは、あの町の下は遠洋漁業の、何ていうのかな、マグロじゃなくてクジラとりか何かのときに日本の船が寄る港が向こうにあったんだよね。そういった歴史的なこともあるのかなと思うし、ただ、葉山の町と直接的には関係ないかもしれないけども、何かのきっかけでまた何か戻るかもしれないので、できるだけそういった、始めたことをつぶすんじゃなくてね、いろんな角度で考えてもらいたいと思うし、個人的にはオーストラリアの子供が来ればホームステイでもいいよというような流れは国際交流協会がやっていただいているんだけれども、町独自が調印したということだけはぜひとも隅に入れておいていただきたいし、町長もかつてウインドサーフィン等々でオーストラリアに行った。で、この国際交流協会にも大事な事業だって発言されていますよね。思い入れだけ少し、今すぐこれ何するということじゃないんですけど、思い入れだけちょっと聞きておきたいと思います。いかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
残念ながら、私はシドニーオリンピックを目指していましたけれども、オーストラリアに行ったことがなく、行けずに終わってしまいました。はい。ただ、国際感覚を養うということ、自分自身にあるかどうかは別として、大変貴重な機会だと思いますし、これからボーダーレスの社会ができ上がった中ではですね、子供たちを中心に国際感覚というものを必ず身につけていかなければならないと私は切に思っております。ただそれが、先方からの手紙にもはっきりとファイナンシャルクライシスだったかな、その財政的に非常に厳しいんだという表現をされていたことをよく記憶しておりまして、当町と同じ状況なんだなという認識の中、笠原議員がおっしゃるとおり、決してそのともしびを消すことのないようにつなげてまいりたい。また、毎年毎年であったものを、例えば何かの折を見て、記念のときにという形でも交流をしっかりと持っていきたいという気持ちでおります。
8番(笠原俊一君)
本当にね、たくさんの葉山の幹部の職員、一生懸命当時の調印にこぎつけて、その後もオーストラリアというのはすごく親しみがあるし、僕は好きな町なんだと言っている職員がいっぱいいる、ね。ぜひともああいった国際的なものは大事だという人もたくさんいるし、愛着を持っている職員たくさんいるんですよね。ぜひとも、私費で行ってくれている人もたくさんいたんで、その灯は消さないようにお願いします。
で、最後の質問にします。で、3年後に町制施行90年ということで、大正14年の1月1日に葉山の町が町になって、あと3年で90年になるんですね。一つの節目、節目節目のことということも大事な、私はね、まちづくり等々町民にこういうことだよということは大事なことだと思っていますし、で、新たに山梨さんが目指すものというものがやはり、例えば総合計画で出したって、町民の方は一々総合計画読まないですね。それで、先ほど山梨町長が各町のそういう憲章というものを話しされました。それはね、やっぱり内外に自分の町はこういう町だよ、PRするという意味合いもあるし、長くこういった総合計画の中で文化だとかね、いろんなことを書いているよりも、町民憲章として落として、何かのときに、例えば町、よその町を訪ねると、市民憲章、町民憲章、まちづくり憲章とかという名前で張ってあるんですよね、大きなフラッグをね。そして私の町はこういう町の歴史がある、あるいはこういう町をつくりますよということを内外にPRしているんですよ。ですから、そういったことはあなたの場合、特に私は必要なんじゃないかなと思うのね。いろんなことを総花的にたくさんのことを言うんじゃなくて、もう葉山の町は文化も歴史も、青い海、青い空、山もあるんだ。そういう町で文化の香りもするんだ。そしてこの町を後世に残したいんだということは何となく言っているじゃないですか。選挙のときも。そういった、みんなが描く葉山の町というものを憲章という名前に置きかえて、ぜひとも町民の方の目に触れるところにやれば、葉山の町の目指すところが見えるんじゃないかな。そして、町勢要覧というのは持っていますよね、当然ね。こういったものの中で、町で、葉山の…14の町の中で葉山だけがない。これちょっと私も古いんでね、逗子はつくったのかどうか。逗子もないのかもしれない、横浜もないのかもしれない。でも、ほとんどの町が自分の町の伝統だとか歴史だとか文化だとかそれで、町民に知らしめるためのこととして最上位に、これはね、別にそれをつくったからって難しいわけじゃない、ね。目指す理念だからね。理念のものなんだから、それからとらわれてこういう総合計画云々ということじゃないんだけども、その町の生き方だとか方向性が見えるということで、ぜひともつくったほうがいいと思うんですけども、いかがでしょう。再度確認をさせていただきます。県下の情勢、いろんな町の状況は先ほど町長が言われました。つくっていくかつくんないか、やりたいということなのかやりたくないのか、それだけ確認をしたいと思います。
町長(山梨崇仁君)
正直現状でその憲章をつくるんだという結論には至っていないんですけれども、ただ、少なくともその90周年に向けて町を挙げて何かとすれば、このほかの自治体の動向を見ても実際に町制が90周年迎えるというのは本当にすばらしいことで、余り例を見ないことだというふうにも認識をしておりますので、そういった機会をとらえてしっかりと町の総意として、それが憲章なのか何か大きなイベントなのか、そういったものを必ずや行ってまいりたいと、そのような検討をこれから続けていきたいというふうに考えております。
8番(笠原俊一君)
最後に、先ほども言いました、町長みずからいろんな角度でいろんなところといろんな交渉してください。そして、自分がトップリーダーとして前を走る、そして部下もいろんな角度で命令をして調整してこいと。で、この総合計画が絵にかいたもちにならないように、きちっとしたあなたの理想を入れた実施計画をつくってください。お願いをして質問を終わります。よろしくお願いします。
議長(畑中由喜子君)
これにて8番笠原俊一議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため、暫時休憩をいたします。再開は午後1時10分からといたします。
(午後0時03分)
議長(畑中由喜子君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時10分)
一般質問を続行いたします。第3番、9番土佐洋子議員、登壇願います。
9番(土佐洋子君)
9番みんなの葉山、土佐洋子でございます。議長のお許しをいただきましたので、町長マニフェストについて5点、一般質問をさせていただきます。
まず「(1)安全・安心な暮らしを守ります」の、災害時の情報力強化についてを伺います。災害の発生は防ぐことはできませんし、いつどこで災害が発生するかもわかりません。日ごろより災害に備えることが重要で、それにより防災・減災につながります。この議会に補正予算として、防災行政無線再整備事業が議案として上程されております。これは、運用を開始して25年が経過している防災行政無線をデジタル方式に更新するとのことで、今まで聞こえない、何を言っているのかわからないといった声がよくありましたが、それが解消されればよいと大変期待をしております。
前回の3月議会の一般質問に対し、「災害時の情報配信は住民の生命にかかわる重要な部分でもありますので、最優先に進めてまいりたいと考えております」と町長が答弁されました。災害時に町内の情報ができるようにする情報システムの構築、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルネットワークシステム、SNSの活用に向けて、どのように取り組まれているかを伺います。
次に避難・救助・地域連携の強化についてを伺います。葉山町内で新たな海抜表示板100カ所が設置されました。これは町民の皆様に日ごろより意識を持っていただくことができ、そして実際に避難するときの指標となります。しかし100カ所ではまだまだ少ないのではないかと感じます。特に沿岸部にさらなる設置、そして海抜表示だけではなく、どちらに逃げたらよいのかという矢印などの表示はできないのでしょうか。津波の避難では、遠い場所より高いところへという認識、そして逃げやすい場所の確保に努めていただきたい。
自動体外式除細動器、AEDを町内会館を中心に15カ所、新たに町の管理として設置について、こちらも補正予算の議案にあるものですが、ぜひ設置をするだけではなく、その施設を利用されている人たち皆さんがAEDを使えるという状態になるように、積極的な町からの指導をしていただきたいです。三浦半島4市1町の首長が直接電話で話せるホットラインの確保、地域の連携はもちろんのこと、姉妹都市草津町との災害時の連携の構築をぜひお願いします。
行政の備蓄、体制の強化について。自主防災組織防災資機材購入事業の補正額150万円で、補正後の額は300万円となります。これは本当に災害時における地域コミュニティーによる対応力の強化のために必要な増額、とても大切で地域にとってうれしいことです。しかし備蓄には限りがありますので、食料品・飲料メーカーなどさまざまなところとの連携を検討していただき、災害が起こったときすぐに物資の提供ができるような対応を望みます。
また、緊急時の役場の職員の招集について、葉山町外に在住の職員ですと、休日や勤務時間外では集合することが難しくなります。行政職員の採用方法の検討には、有用な人材登用ということだけではなく、葉山町内在住が大きなポイントです。町内在住に限ってしまうと難しいかもしれませんが、もしくは近隣市という条件で検討をお願いします。
次に、(2)安心な出産と地域で行う子育てについて。町長は「待機児童ゼロへ向けて、保育ママ制度などあらゆる手段を尽くします」とのことですが、入所を希望していても保護者が保育しながら求職活動中だったり、育児休暇を取得している場合、待機児童の数にはあらわれませんので、その実態から待機児童ゼロへ向けての対策をお願いいたします。
小児医療費助成事業の取り組みで、補正予算において小児医療費の自己負担分の助成に関し、これまで小学2年生修了までの対象を4年生修了までと拡充されることには、所得制限はありますが評価をしたいと思います。厚生労働省は2013年度から子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の3種類を無料の定期接種にするため、予防接種法を改正する方針を固めたと報道で知りました。この接種では、現在我が国と市町村が半分ずつ費用を負担しておりますが、地域接種にいたしますと市町村が全額負担しなければならなくなるとのことで、国と市町村で財源をめぐる調整が必要ですが、町の見解をお聞かせください。
次に、(3)未病予防対策、検診の補助拡大について。これは今年度より健康増進施設を利用する際の利用料の一部を助成する事業がなくなってしまい、とても残念に思っておりました。ですが、食育推進計画、健康増進計画を定めているとのことですので、こちらに期待していきたいと思います。
(4)副町長の公募について。前回の第1回定例会の一般質問においても伺いましたが、まずは3月ぐらいには条件などを提示して公募をかけたいとのことでした。既に6月に入りましたが、まだ公募の条件は出てきておりません。公募をされても人選はとても難しいものと想像できます。一体どのくらいの方々から応募があるのか。町長は「今、最も重要な人材はどういったものなのかということを、はっきり浮き彫りにしてから公募にかけていきたい」と答弁されておりました。本日の朝、町長より行政報告がありましたが、改めて御答弁いただきたいと思います。
(5)行政の情報発信について。まさに行政の情報配信力は町民とのコミュニケーションだと思います。町ホームページの全面リニューアル、そしてソーシャルネットワークシステムを活用した情報発信について伺います。
以上で私の1回目の質問とさせていただきます。どうぞ御答弁よろしくお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
土佐洋子議員の御質問に順次お答えをしてまいります。
まず町長マニフェストについて、安全・安心な暮らしを守ります、災害時の情報力強化とのお尋ねですが、災害時に町内一斉に迅速に情報伝達するという点では、やはり防災行政無線放送が一番よい手段であると考えております。しかしながら、地形等からどうしても聞き取りづらい地域が発生し、現在まで湘南ビーチFMラジオへの割り込み放送、携帯メール配信サービスなどで防災行政無線の聞き取りづらさを補ってまいりました。今年度から、長年の課題であった防災行政無線の機器のデジタル化を目指しております。デジタル化で再整備することで、放送時の声の質や間の取り方が一定になり、聞きやすさにつながると考えております。また、新たな災害情報伝達手段としてSNSも検討し活用していく準備をしております。
次に、避難・救助・地域連携の強化とのお尋ねですが、阪神・淡路大震災で近隣同士の助け合いやボランティア精神が注目され、東日本大震災においてもその重要性が再認識されております。災害時に町民の皆様にとって重要なことは、正確な情報を把握することと、まずみずからの命を守っていただくことです。避難の必要性の有無を判断するためには情報が必要です。先の質問でお答えしましたとおり、町では今年度、行政の重要な役割の一つである情報伝達に係る整備を実施する予定でございます。また、人命救助も行政の重要な役割の一つですが、大規模災害時にはすべての救助要請に応じきれない可能性があります。被害を最小限とするためには、個人の防災意識を高めていただくことや、近隣住民同士の助け合いが不可欠です。そのため今年度から、一時的に休止していた自主防災組織防災資機材等購入費補助金制度を復活させました。町では引き続き町民の皆様の防災意識を啓発するための各種広報や、地域防災力を高めるための訓練などに取り組んでまいりたいと考えております。
次に、行政の備蓄、体制の強化とのお尋ねですが、現在役場の地下を含め町内19カ所に防災備蓄倉庫を整備しております。倉庫には大規模地震発生時、最初に必要となる救助用具や消火用具などのほか、毛布や炊飯用具などさまざまなものを備蓄しておりますが、備蓄は一定の品ぞろえと量があればよいというものではありません。引き続き購入する備蓄品について計画と、現在何が必要かを想定し検討を続けてまいります。また各種災害対策に取り組む上で、防災担当部署の強化は最も重要なことと感じております。人員増も含め、町の防災体制のさらなる強化に取り組んでまいります。
次に2点目の、安心な出産と地域で行う子育てについてとのお尋ねですが、全国的に少子高齢化の傾向にありますが、当町におきましては出生数はほとんど横ばいで、乳幼児は社会的増加をしています。また、母子健康手帳の交付の際には、保健師など専門職による面接を行い、安心して出産ができるよう相談に応じるとともに、情報も提供をしております。こうした中で、次代を担うすべての子供たちが健やかに成長できるよう、児童の健全育成の推進、子育て支援サービスの充実を図るため、家庭・地域社会・行政が一体となって子育ての環境整備に努めております。
次に3点目、未病対策、予防、検診の補助拡大についてとのお尋ねですが、現在がん検診につきましては、胃がん・肺がん・大腸がん・前立腺がん・乳がん・子宮頸がん検診を、そのほかでは肝炎ウイルス検査・骨粗しょう症検診・歯周疾患検診を行っております。また、国民健康保険加入の方には特定健康診査を、75歳以上の方には長寿検診を実施しております。平成20年度からは女性特有がん無料クーポン券の検診を、平成23年度からは大腸がん無料クーポン券の検診を開始しているところです。しかしながら、病気にならないこと、早く発見すること、発見されたら早期に確実に治療につながることは非常に大切ですので、健康な生活を維持増進するための適切な生活習慣の知識についての普及啓発や個別相談、各種検診の周知、検診事後指導を今後も行ってまいります。未病対策につきましては、現在策定しております健康増進計画、食育推進計画の策定委員会及び意見懇話会での御意見や町民アンケートの結果を参考に、現在の検診の受けやすさや検診内容などについて見直すとともに、町民の皆様の疾病動向にあわせて検討を続けてまいります。
次に、副町長の公募についてとのお尋ねですが、副町長は町長を補佐し、町長の命を受け政策及び企画をつかさどり、職員の担任する事務を監督し、町長の職務を代理する旨、地方自治法に規定されている特別職でございます。選任に際しては町にとって必要な人材について十分検討し、広く優秀な人材を求めるべく、今月末から来月初旬にかけて公募の手続を進めてまいります。
次に、町長マニフェストについて、行政の情報発信についてとのお尋ねですが、前回の一般質問の中で行政の情報発信について回答させていただいたところでございますが、その中で行政の情報発信力は町民とのコミュニケーション力であるとして4点述べさせていただいております。1つ目は情報共有・公開の徹底、2つ目は地域への情報発信のスピードアップ、3つ目は町役場のホームページを全面的に改善、4つ目は情報の連携であります。今後町民の皆様にはこの4点にかかわる部分を具体的にお示しし、町が今何を行い、何を伝えていくのか、地域への情報配信をどのように行うのかを示していきたいと考えております。特に災害等の情報配信は住民の生命にかかわる部分もありますので、最優先として進めていきたいと考えております。平成24年度におきましては、新たな広報手段としてSNS、ソーシャルネットワーキングサービスを検討し、災害等への活用を進めていくための職員の会議等を4月より行い推進を図っておるところでございます。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
9番(土佐洋子君)
御答弁ありがとうございました。自席より再質問させていただきます。
まず、安全・安心な暮らしを守ります、災害時の情報力強化のところで、長年の課題であった防災行政無線の機器のデジタル化ということですけれども、これは2カ年かけて8,610万円の補正の予算がついておりますが、このデジタル再整備することで本当に聞き取りやすくなるのかというのがとても心配しているところなんですけども、聞きやすさに、「放送時の声の質や間の取り方が一定になり聞きやすさにつながると考えております」とあります。考えているだけではなくて、実際その8,610万円というお金を使うわけなので、実際のところはどうなんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
町長の答弁の中で、考えておりますとお答えをさせていただきましたけれども、土佐議員おっしゃるように高額な費用がかかるわけでございますので、その辺は必ず聞きやすくなるというふうに私どもは確信は持っております。あと、当然そのデジタル機器に含めまして、デジタル化に含めましてすべてのスピーカー等、これも最新のものにかえてまいります。それも併合いたしますと難聴地域、これに関してもかなり解消されるということで、私どもは確信を持っております。
9番(土佐洋子君)
難聴地域も解消されると確信を持っていると言っていただけたので、安心できるのかなと思います。
そしてもう一つ、新たな災害情報伝達手段としてのSNSの検討・活用のことですけども、具体的にはツイッターなのかフェイスブックなのか、それともまた別のものなのか教えてください。
町長(山梨崇仁君)
現段階ではツイッターを活用して、防災に特化した情報配信をまず行っていこうと。その後フェイスブックについてももちろん活用を検討しているところでありますが、こちらについてはツイッターとの連動をさせた上で、そのほかの防災に限らない町のPRだったりとか、町の情報そのものを配信するといった媒体として活用できればといった検討を現在進めております。
9番(土佐洋子君)
町のホームページの中で、町長の1日というページを見ますと、2週間に1回くらいの割合でSNS会議というふうに載っておりますけども、これはどのようなメンバーで構成されていて、どのような会議をされているのでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
形式的には職員の有志という形をとっておりまして、これまで過去4回開催をいたしました。有志といいますのは、ソーシャルネットワークそのものについて御自身が使っていて、その意義といいますか、活用方法を理解している方という点で有志の方に集まっていただきました。4回の会議を経て要綱のあらあらであったりとか、申し上げたようなツイッターやフェイスブックといった媒体の選定までが終わりましたので、今後は各課の主管課を決めて、その取り扱いについて正式に確定をさせていきたいというふうに考えております。
9番(土佐洋子君)
情報の発信については、既存の葉山町防災情報メールサービスの内容を自動配信という設定もできると思います。そして、まずはツイッターという御答弁だったんですけども、ツイッターは匿名性が強いものですから、これはもう本当に情報発信専用とされて、あとはフェイスブックのほうがいいと思うんですけども、職員の方々が発信とかされていくと思いますので、職員の負担を抑えるということも大事だと思います。そしてあとその情報配信の多様化に対応するために、広報用のアカウントの活用が求められると思いますけども、それはそのように活用していく、アカウントは取られていくんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
他自治体でも幾つか取り組みがありまして、当町が恐らくならうのはhayama_bousaiだったりとか、hayamabousaiという名前でツイッターアカウントを取得していくことになるというふうに考えております。
9番(土佐洋子君)
前回の一般質問でも伺ったんですけども、災害時の聴覚障害児者への対応です。ITを使っての手話通訳システムが開発されているそうです。これは手話通訳センターが設置されていて、そこに常駐する手話通訳者がスカイプのようにカメラ付ノート型パソコンを使い、テレビ電話の要領で画面を通して聴覚障害者の会話を通訳する仕組みだそうです。手話通訳者の派遣より費用が安く、短時間や緊急時の利用などでもメリットがありますので、ぜひ町でも、災害時だけじゃなくても、今現在も2週間に一度、月曜日の午後に手話通訳者の方が福祉課にいらっしゃいますけれども、その2週間に一度しか手話通訳者がいないという状態ですので、そのシステムがあればいつ聴覚障害者が役場に来ても対応していただけるということもできますので、ぜひ検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
その場合、まず手話通訳をお示しするような、まず役場の中での端末、それから通訳士の方に時間を設定してそういったスカイプなどを使って別の場所でやっていただくという機械について、ちょっと他自治体の動向等、もしくはそういった技術についてどのような方法がベストなのかを検討させていただきたいというふうには思います。
なお、土佐議員からかねがね手話通訳について御質問をいただいてる中で、現状福祉課並びに健康増進課、子ども育成課にはですね、手話通訳を、資格までは取ってなかったとしても、できる職員もおりますので、そういった形で職員の助け合いの中で対応していくということも、ある程度は手厚くしていきたいというふうには考えております。
9番(土佐洋子君)
職員の方で手話ができるということは、すごい一番いいことではないかなと思います。でも本当に、何でしょう、聴覚障害者の方々が望んでるのは、難しい役場の中の言葉とかすべてそういう、日常会話じゃないことも理解できるような通訳士の方を望んでいる場合もありますので、私、先ほどその手話通訳センターのこと、ちょっと言葉が少なかったと思うんですけども、これは24時間365日のコールセンターのようなところで、いつでも対応ができるというところで、多分ほかの自治体ではそういうところとまだ協定を結んでいるところとか、まだないと思いますので、これから町のほうとして検討していただければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
次に、避難・救助・地域連携の強化についてを伺います。第1質問でも伺いましたけれども、葉山町内で新たな海抜表示板100カ所が設置されました。まだ十分ではないと感じております。私の自宅はとても海から近いところにありまして、そちらの町内会の方々に聞いたところ、町内会の中に3カ所しか海抜表示板がないとのことでした。皆さん、その町内会の皆さんが、海抜表示板のさらなる設置を希望されていますが、今ある100カ所以上にさらなる拡充ということは考えられておりますか。
総務部部長(上妻良章君)
防災係のほうにも町内会のほうから海抜表示板の増設に関しての要望は、個々には参ってございます。トータル的に考えましてですね、増設に向けて、これは進めてまいりたいというふうには思っております。
9番(土佐洋子君)
特に沿岸部の皆様はとても心配していられることだと思いますので、どうぞその拡充に向けてよろしくお願いいたします。
また、堀内会館から高台への避難路に、夜間でもピカピカと光り、誘導灯をモデル設置していただいたこと、どうもありがとうございます。これは海抜が10メートル以下はブルーの点滅、そして10メートル以上はグリーンの点滅と区別されていて、とてもわかりやすいと思います。そして堀内会館にあります防災倉庫に誘導灯の説明と避難路の矢印がありまして、これもわかりやすくてよいかなと思います。ですので、このモデル設置した事業をぜひ町内に広めていっていただきたいと思います。また、海抜表示とともに、この今の場所が、海抜表示がわかってもどちらに避難したらいいかっていうのがわからない。これから海水浴シーズンになりますと、町外から来られた方が特にどちらに逃げていいかわからないということもあると思いますので、矢印とかなどもつけられればと思います。そのことについては、海抜表示とその矢印についてはいかがでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
誘導灯につきましては横断的な対応でですね、設置を試験的にさせていただきました。その増設につきましては、また今後いろいろなその状況を聞きながらですね、考えてまいりたいと思っております。矢印に関しましてはですね、これにつきましてはそれほど大きな予算がかかる部分でもない部分ではございますので、先ほどの海抜表示板、あれとあわせましてですね、前向きな検討をさせていただきたいというように思います。
9番(土佐洋子君)
はい、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
またその町内会の方に言われたんですけども、台風、以前の台風のときに海岸線の道路が崩れ落ちてしまって、そのとき一緒に街灯も流されてしまってそのままになっているところがあり、夜間真っ暗でとても危ないと感じています。そこの階段の街灯がない場所には自動販売機があったんですけども、そこの自動販売機もなくなっているため、その海岸線真っ暗なんですね。その対応を町として何かしていただけるでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
土佐議員がおっしゃっている地域は三ヶ浦町内会の海岸線の付近のことかと思います。自動販売機の撤去については民間のことなので、町として関与はしづらいんですけれども、海岸線に設置されていた道路ということですけども、町として町道として管理しているわけではなかったこと、従来あったものが台風で壊れてしまったわけですけども、県とその辺について協議をしなければならないという前提もございます。町としても町内の方から御意見もいただいておりますので、今後神奈川県との調整を図りながら、また皆さんの要望について御説明をしてですね、その上で対応を図っていきたいというふうには考えております。ただ、いずれにしましても実際に使われてる方が多数いるんだという声をいただいてますので、何らかの対応を図って安全の確保はしてまいりたいと考えております。
9番(土佐洋子君)
ぜひその町内会の方々の声を受けとめていただけるとうれしいと思います。
前回も前々回も、私が日ごろよりお願いしているソーラーの街路灯のことなんですけども、お話を聞きましたらソーラーよりももっとよいものができているというふうに伺いました。またそのソーラーの街路灯、誘導灯をつけると、沿岸部に設置しますと塩害があるので、もう少し研究をして、町として研究をして、それから設置をしたほうがいいのではというふうに聞いたのですが、それについてはいかがですか。
総務部部長(上妻良章君)
ソーラーの街路灯ということは以前より土佐議員から御指摘あるいは御要望を受けているところでございますけれども、これにつきましては予算面も含めまして検討はしておるところでございます。今、塩害等も含めまして地域ではあろうかとは思います。塩害等を含めましてさらにそれ、ソーラー以外のものというお話は申しわけございません、今、私どもで、不勉強でございますけれども、ちょっとつかんでございません。
都市経済部部長(吉田仁君)
ソーラー以外の災害に対応できる街灯というお話なんですけども、それはバッテリーの蓄電池だと思われます。バッテリーを、ある程度大きなバッテリーを備えまして、その通電している最中にそこに充電して、いざ停電になったときにはそのセンサーで感じてつけるというようなものが出てるということは私は聞いております。
9番(土佐洋子君)
災害が起こってからでは遅いので、ソーラーでもその蓄電池でも、どちらでも早い、なるべく早い設置を、その県の事業に手を挙げていただいて設置していただければと思います。
たまたま昨夜NHKのニュースを見ていましたら、東京都の小学校で防災パックという取り組みを始めておりました。これは児童に最低限の食料や飲み物などを家庭でつくってきてもらい、もしものときに備えて学校に置いておくというものです。大事なポイントといたしましては、保護者に1通のお手紙を書いてもらうことでした。災害時、保護者が児童をなかなか引き取りに来ることができないというときに、児童がそのお手紙を読んで安心するということができるそうです。また、その東京の中学校か高校では、全校生徒で学校に宿泊の体験をして、その際には消防職員から応急手当てなどを学び、寝るときには硬い床でどのようにしたら痛くなく寝ることができるかなど、みんなアイデアを出し合って協力している姿がありました。町長はマニフェストの中で、子供には防災キャンプをと書いてありますけども、前回の質問で伺ったところ、これは文科省の国の事業で、これも子供たちにキャンプを行って防災を学んでもらうという機会を想定していて、町としてはそれに手を挙げて選定してもらわないといけないということでしたので、それはもちろん実施できればよいことなんですけども、まず、でもできなくても町としてできるところから子供たちへの防災・減災への意識づけの機会をつくっていってほしいと思いますので、例えば防災パックとか学校への宿泊訓練とか、そういうできそうなことだと思うんですけども、町でいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
本年度の防災訓練を考えるときに、その子供たちへの啓発といいますか、子供を巻き込んだ形の防災訓練ということを大前提に置かせて検討しました。その結論として、本年度はまずその子供と親御さん、それから地域の方々がともに防災ということを考えてもらう機会にしようといったことで、その従来の防災訓練といった形にプラス・アルファをして「防災フェア」として、例えば、隣に消防長いらっしゃいますけども、消防のほうで訓練をするところを見せていただいたりとか、何かとこの防災というキーワードをもとに楽しみながら、日ごろからどういった心がけをするべきなんだということを学んでいけるような場にしていければというふうに考えておりますので、ぜひ来年度以降についてはそれをことしの取り組みを踏まえて、また子供たちをどういうふうに巻き込んでいくかということを考えていきたいとは考えております。
9番(土佐洋子君)
わかりました。楽しみながらということは子供にとって大切だと思いますので、親子で参加とかできるようになればいいと思います。
自動体外式除細動器、AED、これが町内会館を中心に15カ所に新たに設置ということになりましたけども、先日私たち議会といたしましても同僚議員の提案で、議員有志で普通救命救急講習を受けてまいりました。これもこの15カ所に設置するっていうことだけではなくて、その施設を利用されている皆様がAEDを使えるように積極的に何か町から指導していただくとか、もうそこの施設では何人以上の方に取ってくださいとか、そういう指導というのは町からはできないんでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
今回のですね、町内会15カ所に関しましては、各会館ごとにですね、AEDの利用についての説明または実施等をしていただきたいということで、町内会の管理している方にはお話しさせていただいておりますので、設置後ですね、まだ設置前ぐらいからそういう対応はとらさせていただきたいというようには思っております。
9番(土佐洋子君)
町内会の方々に、例えばそういう係の方とかいらっしゃると思いますので、その方々にぜひ積極的にそういう講習を受けていただけるように指導をお願いしたいと思います。
先ほど一般質問の中でも触れましたけども、地域の連携っていうことだけでなく、姉妹都市草津町との災害時の連携の構築ができないかと考えておりますけれども、山梨町長も以前、草津町の議員が来たときそういうお話をされていたことがあるかと思うんですけども、何かお話は進んでいるのでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
他都市でそういった姉妹都市関係で、いざというときはお互いの助け合いについて協定を結んだという記事を拝見して、その意見を申し上げました。実際に今月末、6月末に草津町のほうのイベントがありまして、そちらにお邪魔する予定がございます。それまでに町としてどういったお願いといいますか、逆にどういったことを町ができるかといったことをまとめて、直接私の口からまず第一報として御相談を申し上げてまいりたいというふうに考えておりますので、今月末のときに直接私から御相談を持っていきたいという状況でございます。
9番(土佐洋子君)
とてもうれしいです。葉山町と草津町、こんなに仲のいい姉妹都市ほかにあり得ないと考えておりますし、ほかの自治体からもとてもうらやましがられております。ぜひとも、草津町でもしも何かあったときに葉山町でできること、そして草津町でお願いできることっていうのを早急に協定など結んでいただけたらと思います。
次に、行政の備蓄体制の強化についてを伺います。町長の答弁の中に、防災担当部署の強化、人員増とありましたけれども、これは7月1日と言われてる人事で実施予定ということでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
人員体制については7月1日、もしくはそれに限らず、なるべく人員体制をしっかりと手厚いものにしていきたいというふうに考えております。
9番(土佐洋子君)
もうずっとこの3.11以降、防災・減災ということはとても大事なことと、私たち議員も町民も考えていることですので、ぜひよろしくお願いいたします。
で、その3.11、東日本大震災のときにかなり問題となりましたのが、アレルギーを持つ災害弱者への支援が大変遅れてしまったということがあるそうです。避難所でアレルギー用の食物が手に入らなかったり、アレルギーの方々がその食物の表示を見ながら食べ物を選んでも、微量混入や誤食でアナフィラキシーを起こしてしまったり、卵だけがアレルゲンだったのに、震災以降過敏な状態になってしまいアレルゲン食物がふえてしまったという方もいるそうです。また、アトピー性皮膚炎がある人からは、スキンケア用品の要望があるそうです。町にアレルギーの方々の実態を認識していただきたい。例えば小学生、児童などの場合は給食がありますので、児童がどのくらいアレルギーの方がいるかとかいうのは認識しているかと思うんですけども、そういう児童以外にも防災・減災の中で、そういうアレルギーの方々がいるということをまず町で認識していただいて、アレルギーの方々のためのアレルギー用の物資を無料で提供しているというNPO法人とかもあるそうなので、今からそういうところと協定を結ぶなどして、災害が起こったときに、例えば無料で食糧など物資を運んでいただいても、道路が通行どめになってしまっていて町に持って来れないというようなことが起こらないように、例えばトラックの通行証などを発行して、災害時には物資の支援をお願いするという対策を、今から結んでおいてほしいと考えておりますけれども、町はそういうことは考えることはできるでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
アレルギー物資の、対応物資のですね、無料配布のNPO法人が存在するということは、申しわけございません、私、今初めて聞きましたので、その辺の調査はさせていただきたいとは思います。
あとアレルギー物資のですね、備蓄でございますけれども、非常にこの対象物件に関しては多岐にわたると思います。配布時等のですね、アナウンスでこれがこうだという部分ではお知らせ等はある程度はできるかもしれませんけれども、あと大まかな部分の備蓄ということに関しては今後考えていかなければいけないところではございますけれども、基本的には自助の部分が一番大きいかなというふうには考えてございます。ですからその辺のですね、アナウンスも同時に行ってまいりたいなというふうには思っております。
9番(土佐洋子君)
その備蓄するということは大変難しいと思います。今、部長が言われたように多岐にわたりますので。でもこのNPO法人などはいろいろなものを物資を持っておりますので、それで何か災害が起こったときに無料で届けていただくということなので、で、まず何か日本アレルギー協会っていうのがあって、その下に何かNPO法人があるようなので、そこを町で調べていただいて、そういうところと協定を結ぶということを検討していただきたいと思います。
次に、緊急時の役場の職員の招集についてを伺いたいと思いますけども、山梨町長が職員の採用に際して、葉山町内の方々を優先してとか、もしくは近隣の市、近隣市在住という条件で検討できないのか。例えば葉山町内に住んでいる方でも、東京都内にお仕事に通勤されている方はいますけれども、こういう町の職員として、やはり近隣に住んでいただくということが大事なんではないかと思いますけども、町長のお考えを伺います。
町長(山梨崇仁君)
おっしゃるとおり、いざというときのために当町に住んでいる方を優先したいという気持ちはよくわかりますし、そうであるべきだという私自身も思いを持っております。ただ、職員採用につきましては職業選択の自由、居住の自由といったものを前提にして考えておりますので、それは人ありきの採用の中で結果的に葉山町に住んでいただいた、もしくは住んでいる方だったという結論になるものがあればいいなと、希望としては申し上げたいとは思います。
9番(土佐洋子君)
希望ということですけども、ぜひ私からはそのようにお願いしたいと思います。
次に、前の町長にもよく質問していたんですけども、堀内防災広場についての有効活用なんですけども、あそこは何もない状態であることが大事だというようなお話を聞いたこともありますけれども、先日も風早フェスティバルとか大変たくさんの方々が集まりましたけども、やっぱりその、前に提案させていただいたのは、防災広場にベンチを置いたりして、それが災害時にはそのベンチの座るところを取ってかまどになるとか、何か別のところではトイレになるとか、そういうことがあるんですけども、もうちょっとあそこの場所をきれいにして、例えば運動場にするとか、災害が起こった後にあそこは広くあるべきというスペースかもしれないですけども、そういう運動場とかだったら問題ないのかと思いますけども、何かそういう防災広場の活用ということは、何か考えられますか。
町長(山梨崇仁君)
堀内の防災広場につきましては、今回の地震の、津波の浸水予測図見直しに伴いまして、あそこが防災としてふさわしくない場所だという判断を持っております。今後実際にあのエリアがどのような津波の状況になるかということを確定させた上でですね、少なくとも防災広場という考え方から多目的な広場として、名称はもちろんのこと周知をし直さなければならないと考えておりますので、その際に多目的としてどのように活用するかを、周辺の近隣にお住まいの方々を含めて町の、場所としても非常にいい立地条件を持っておりますから、活用方法についてはいろんな方の御意見をいただきながら検討してまいりたいと思っております。
9番(土佐洋子君)
そうです。あそこの消防5分団のところもそうですし、防災広場も海抜が低いということがあります。防災広場としてふさわしくないということであれば、もう早くのうちにもう防災という名前をつけないで名称の変更をお願いしたいと思います。その3月11日のときにもすごい岩手県で痛ましいことが起きましたので、皆さんに勘違いをさせてしまわないように、それは早急にお願いしたいと思います。
次に、安心な出産と地域で行う子育てについて伺います。町長は「待機児童ゼロへ向け、保育ママ制度、あらゆる手段を尽くします」とあります。現在の待機児童30人弱と聞いておりますけれども、実際のところ保育ママ制度っていうのは何か進んでいるんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
保育ママ制度につきましては募集をかけたところでございます。実際その現状につきましては、保育ママを実施したいという方のですね、申し出はございませんでした。ただ、引き続きこの保育ママ制度についてはですね、待機児童の解消の一助になりますので、また募集をですね、かけて、協力できる方を募りたいと思っております。
9番(土佐洋子君)
待機児童ゼロに向けて、その保育ママというのもなかなか難しいところかもしれないので、事故が起こったということも他市であったようですので、それは安全ということ、安全・安心ということを一番に考えて進めていってほしいと思います。
先週、神奈川県議会主催、これ超党派の議連主催だったんですけども、学童保育をめぐる現状や課題を考える勉強会が開かれて参加してまいりました。これには県と33市町村の地方議員有志が約200人集まりまして、この葉山町議会からも何人か出席しておりました。この勉強会で初めて知ったことは、この神奈川県内33市町村の中で学童保育保護者負担金の保育料とおやつ代が無料なのは葉山だけだったんですね。これ、この無料ということは賛否が分かれるところだと思うんですけども、学童保育、小学校1年生から3年生までは学校に、児童が学校にいる時間よりも学童保育にいる時間が約510時間も長いと伺い、この子供たちの安全を守り、安心感のある生活を保障する学童保育の役割と、指導員の責任はとても重いということです。学童保育は毎日の生活をする施設にふさわしいものとして整備されなければならないと、県学童保育連絡協議会の資料にあるのですが、この、本当にもう指導員の責任というのもあると思うんですけども、町の見解はいかがでしょうか、
町長(山梨崇仁君)
土佐議員がおっしゃるとおり、当町では公設公営で行いながらも、一切受益者に負担を求めてないと、そういった現状であることは重々承知をしております。ただ、それがいいことであるという評価の一方、サービスが停滞しているといいますか、十分なサービスが得られていないんだと。子供にとってはその学童にもっと魅力あるものをつくってほしいんだという声もいただいております。実際の今のある学童施設について、手狭であったりとか老朽化しているということを考えますと、青少年会館は今回きれいにはなりますけれども、改めて学童を見直す時期に来ているというふうには私も十分考えております。ただ、それに際しましては仮に料金を取るのではあれば、それなりの質のサービスとそれなりの空間というものを用意しなければなりませんし、子供たちの安全・安心を確保すればいいんだということであれば、現状の体制の中で多少の改革・改善を行うことで対応できるのかなといった検討も、今まさに進めているところでございます。待機児童の件とあわせて、保育園に預けたいお子さんが多いということは、小学校に入れば自動的に預かっていただきたい小学校の児童がふえるということも重々承知しておりますので、あわせてその辺の検討はしっかりとしてまいりたいと思っております。
9番(土佐洋子君)
待機児童の件とあわせて、どうぞよろしくお願いいたします。この学童保育については長塚議員が質問されると思うので、よろしく。
2013年度から子宮頸がん・ヒブ・小児用肺炎球菌の3種類が無料の定期接種となりますけれども、この市町村が全額負担しなければなりますけども、町ではこの財源の調整というのはされてますか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
この接種が定期接種ということでですね、今、国のほうではですね、審議をされてます。予測として2013年には施行ということで今聞いております。もし法がですね、施行になればですね、これは市町村義務づけ行為になりますので、その接種料の負担は確保しなきゃならんということになりますので、そこのその額としましては数千万の金額が予想できますので、財政のほうとですね、これは実施しなきゃならないことですから、捻出についてですね、検討をしなきゃならんというふうには考えております。
9番(土佐洋子君)
定期接種の場合には町負担となりますので、もう今のうちから財源の確保というのをしっかりとお願いいたします。
ポリオ不活化ワクチンの接種がこの秋から始まりますけれども、今まで生ワクチンが2回だった接種回数が、不活化になり4倍に倍増するわけですよね。今までこの生ワクチンの場合は集団接種が多かったと思うんですけども、この不活化は個人で、例えばママやパパが医療機関に連れて行って受診して接種を受けるために、その接種のスケジュール管理っていうのを保護者が管理をすることになると思うんですけども、接種を忘れてしまったりとか、今まで2回だったのを4回になるものですから、この点についてね、何か町として今からもPRとかしていかないといけないと思うんですけども、それは考えられてますか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
議員御指摘のとおり、9月1日からですね、ポリオの接種が、これもう義務づけになります。と同時に、またその接種の費用がですね、また出てくるわけなんですが、概算的にはやはり1,000万近くのですね、接種料が見込まれると思います。これについて各必要性のある保護者の方に対してはですね、個別にですね、お知らせしたり、またはホームページ・広報等をですね、活用して、対象の方にはですね、周知を図っていきたいと思っております。
9番(土佐洋子君)
とてもそのPRというのは大切なことで、もしも免疫のない子供たちがふえて流行してしまわないように、そういう危険性があると思うので、ぜひ町からホームページなどを使ってのPRをよろしくお願いいたします。
次に、未病予防対策、検診の拡大についてを伺います。以前町で人間ドックの補助がありました。これは平成19年までだったのが、私も一度3万円ぐらいの補助を受けた記憶がございます。マニフェストの中で町長、人間ドックの補助に努めるとありますけども、これはいつぐらいから復活する予定でしょうか。
町長(山梨崇仁君)
検診事業、大変大事だという視点で、この人間ドックの補助についてもぜひ設けていきたいというふうに考えております。ただ、先ほど土佐議員お話もありましたとおり、今回の定期健診化であったりとか、今後検診について現状よりさらに大きな財源負担がかかってくるということが既に見えている中で、今すぐに人間ドック補助を復活させるというのはなかなか難しい状況もございます。ただ、必要性は重々感じておりますので、たとえ経常的に毎年計上、予算計上することができなくても、例えば人間ドックの性質上隔年であったりとか、数年に1回ある程度の数、方々に対応できるように計上するとか、さまざまな方法をもってなるべく現行に資する方策として推進していきたいというふうには考えております。
9番(土佐洋子君)
先ほどの定期接種ということがあるので、私もこの費用がかかりますことはわかりますけども、特定健診とあわせてこの人間ドッグが順番こに受けられるような、そういうようなシステムがとっていただければよいかと思います。
この健康づくりということで、町長御存じでしょうか。先週の5月30日に逗子市で開催されていたスポーツチャレンジデーというのがございました。これは毎年5月の最終水曜日に、全国で午前0時から午後9時までの間に15分間以上続けて運動やスポーツした住民等の参加率を、同じような人口規模の自治体同士で対戦して競うものなんですね。で、負けた自治体は勝った自治体の健闘をたたえて、庁舎のメインポールに相手の旗を1週間掲揚することになります。これは年齢や性別を問わずにだれでも参加できます。これはスポーツ実施の機会増大を図り、住民の健康づくりと地域コミュニティーの活性化に適していると思います。国内ではこの事業、1993年から始まりまして、2012年、先週の20年間で延べ1,346カ所の自治体と地域が実施しております。この先週の2012年は121カ所の自治体と地域が実施しておりまして、これは171万1,874人と過去最高の参加人数だったんですね。で、この逗子市というのは神奈川県内では初めての参加でした。ぜひ、町民の健康づくりに町として来年に向けて参加はできないかなと考えてるんですけども、町長いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
ことしの逗子市の取り組みについて、逗子市内で非常に盛り上がっているところを私も聞いておりますし、大変興味深く見させていただきました。来年すぐに葉山町が手を挙げてできるものなのかといったところから、少し調査する時間をいただきたいと思います。ただ、個人的に今回のその取り組み、同じような枠組みでどこかの町とやるのがいいのか、もしくはこういったスポーツを通じて近隣との親睦感を深めるという意味で、例えば逗子市さんと枠で何かいろいろ競技することもおもしろいんじゃないかというふうにも考えておりますので、そういった形をさまざま模索しながら、何らかの町としての取り組みをぜひ取り入れていきたいとは思っております。
9番(土佐洋子君)
このスポーツチャレンジデーは1年に1回のものですので、来年の5月の末になると思います。それでこの場合、参加する場合逗子市に聞いた場合に、予算は66万2,000円だったそうですけども、60万は補助してもらうものなので、逗子市から出しているのは6万2,000円ということです。その金額だけではなくて、どれだけの職員がこれをサポートするかということも必要となりますので、これはぜひ全町挙げて参加というふうにお願いしたいと思います。そして今、町長が言われたように、これ全国の自治体の中で対戦相手を抽選で決めるそうなんですけども、今、町長が言われたように逗子市と何かで対抗するとか、または姉妹都市の草津町との対抗でもいいと思うんですけども、そのようにスポーツを通じての住民同士の交流というのを深めていただければと思います。
時間も余りないので、副町長の件は今月ぐらいに条件を出していただけるということで、行政の情報発信について伺いたいと思います。町のホームページのリニューアルというのがもうすぐされると思うんですけども、それはいつかということと、これはスマートフォンに対応するものなのでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
ホームページに関しましてはいろいろ今、御意見がございますので、なるべく早い時期にですね、なるべく見やすい、さらに見やすいような形のものにリニューアルしたいというふうには思ってございますけれども、いつかということに関しましては今ちょっとここで明確にお答えするのは、ちょっと難しいところでございます。
9番(土佐洋子君)
今のスマートフォン対応はどうかというお答えはなかったんですけれども、最初の質問のときにも戻りますけれども、ぜひフェイスブックなども対応していただいて、葉山のファン、葉山ブランドのイメージアップにつながるようにぜひ進めていってほしいと思うんですけども、ちなみにそのツイッターやフェイスブックとかする場合に、もしも職場の、役場の職員の皆様がパソコンがSNSが閲覧制限とかがあったら、それはできにくいものだと思いますので、例えばツイッターはなくてもフェイスブックだけは閲覧解除するとか、そういう対応をとっていただいて、フェイスブックの双方向性というのを活用して町民の皆さんの意見をいただいてまちづくりに生かしていくという試みをしていただきたいと思いますけども、いかがですか。
議長(畑中由喜子君)
手短にお願いします。
町長(山梨崇仁君)
SNSについては今、各課がやるのか、できれば全職員のほうに広めていくのかといったところを議論をしておりますが、その対応についてはもちろん各端末から必ず見れるように、打ち込んでしっかりと情報発信できるように職員の研修、それからシステムのセキュリティー確保などを行いながら進めていきたいとは考えております。
議長(畑中由喜子君)
これにて9番土佐洋子議員の一般質問を終わります。
第4番、7番荒井直彦議員、登壇願います。
7番(荒井直彦君)
7番荒井直彦です。通告に従いまして、4項目9点について一般質問させていただきます。
1項目目です。防災について。今年度神奈川県において新たに市町村地震防災対策緊急推進事業補助金交付金制度が確立されました。既に町では今回の補正予算に組み込まれております。その補助金対象事業は、1番目に災害時の情報収集、情報体制の強化、2番目に避難施設等の整備、3番目に地域の防災対策の支援と記載があります。限度額は1,500万で補助率は3分の1、その制度を効果的に活用しながら、今後3年間をかけて町内会・自治会と連携しながら、町内全体の地震防災力をさらに高めていくべきであると思っております。
1番目に、海抜表示についてです。町民からの要望と今後の設置計画についてお尋ねいたします。前回、3月の第1回定例会においても質問させていただいております。本年3月6日で町内100カ所の主要の電信柱に設置終了して3カ月余りがたちました。もともと海抜表示は避難時の指標として日ごろから津波避難の意識を高めることを目的としと認識しております。現在の町民から新規に海抜表示板の設置の要望は、どのくらいの要望数があるのでしょうか。そして、今後の計画としていつまでに取りまとめて、いつまでに設置するのでしょうか、お尋ねをいたします。
2番目、町民からの要望の避難地の認定・新設について、そして避難地の認定と防災倉庫についてお尋ねします。平成23年9月に配布された防災マップに記載されている避難施設と避難地が、現在最新の情報だと認識しておりますが、今後新たに避難地を整備する計画、予定地の候補があるのでしょうか。また、町の防災倉庫の位置や備品、貯蓄備品の内容はホームページにも既に記載され、把握できていると思いますが、現在各町内会や自治会で所有していられる防災倉庫、そして備品の把握はできているのでしょうか、お尋ねします。
3番目、今年度の防災訓練についてお尋ねします。同じく3月の第1回定例会において、24年度の防災総合訓練日の日付は9月1日で確定したと認識しております。その後の全体計画、そして細部の内容がほぼ確定しているのでしょうか。お尋ねします。
2項目目、南郷上ノ山公園の整備について。私は昨年の9月、第3回定例会にて同様の質問をしております。そのときは前森町長時代で、教育長は「南郷上ノ山公園の事業は、事業認可を受け整備されたが、既にその事業は完了している。しかし、多様化するニーズや町のスポーツの振興を考えると、この多目的グラウンドを含めた公園全体として慎重に検討していく必要があると考えておる」と答弁されております。その後、ことしの1月に山梨新町長が誕生し、4カ月が経過しました。今年度の当初予算においては、目に見える計画、そして整備予算も計上されていなかったように思います。所管である責任者として、教育長は山梨町長とどのような思いで調整をされているのでしょうか。
また、南郷上ノ山公園は葉山の地域スポーツの最重要拠点であります。日常利用されている方々の年齢層は幅広く、四季にわたり葉山が自慢できる公園だと私は認識しております。1985年4月に開設以来、2015年にはちょうど30周年の節目を迎えます。現状認識と今後の整備計画について、改めて教育長並びに町長に質問をいたします。
3項目目。3項目目と4項目目についてはそれぞれ地方税収入対策と、国民健康保険料の収納対策についてであります。葉山町の22年度の地方税の不納欠損金約4億5,000万、国民健康保険料においては約1億6,000万でありました。過去をさかのぼると、同等の金額があったと認識しております。各自治体も市町村も、滞納対策においてはさまざまな手段・方法を実施されております。私は9月に、昨年の9月に開催された22年度決算特別委員会の委員でした。そのときの私の発言においては、一般会計における収入未済額が21年度より22年度が約600万円ふえており、担当の職員の努力あってこそここまでおさまっているという認識していますが、数字で判断する限りは昨年より悪化した実績になっていて、対策が不十分であったと。また、歳入確保においては、効率的な財政運営には不可欠であり、さらなる有効な取り組みを期待しているという発言をしております。23年度の取り組みの結果は本年9月に判明すると思いますが、喫緊の課題として現状認識と今後の取り組みの方向性を伺います。
以上、4項目9点について、私の1回目の質問を終わらさせていただきます。よろしく御答弁のほうをお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
荒井直彦議員の御質問に、私の所管する部署につきまして順次お答えをさせていただきたいと思います。
初めに防災について、海抜表示板について町民からの要望と今後の設置計画についてとのお尋ねですが、平成23年度補正予算において、沿岸主要道路沿いにあります電柱100カ所に海抜表示板を設置しました。取りつける前には町内会・自治会への事前説明会を開催し周知を図りながら、今後表示板は必要性を勘案し増設する計画がある旨と、神奈川県横須賀土木事務所でも並行して設置していることを説明しております。今後は津波ハザードマップと津波避難経路を年度中に完成させる予定があることから、町内会の方たちと共同で津波対策並びに表示板の増設につきましても考えてまいりたいと思っております。
次に、町民から要望のある避難所の認定・新設について、避難場所の認定と防災倉庫についてとのお尋ねですが、当町の避難場所については現在避難施設27カ所、避難地15カ所を指定し、その中で一時避難場所と長期滞在避難場所を区別し、地域防災計画に位置づけています。避難地や避難場所の新設に関しては、当該要望場所が適正であるかどうか安全性を調査し、当町防災会議に諮り、適当であると認められた場合は随時ふやしてまいりたいと考えております。また、町管理の防災倉庫に関しての基本的な考え方として、長期滞在避難場所と一時避難場所に防災資機材の分散備蓄を進めているところであり、避難場所に附随し防災倉庫を設置する計画になっております。備蓄食糧に関しては空調で管理できる役場庁舎で保管をしております。
次に、今年度の防災訓練についてとのお尋ねですが、まず7月7日の海開きに合わせ、津波情報伝達訓練を実施します。この訓練は町内42カ所ある防災行政無線の子局塔から津波警報サイレンを併用し、津波警報が発表された場合を想定した情報伝達訓練であります。サイレン音とセットで放送することにより、津波警報に一層の効果があると考えております。また、9月1日には総合防災訓練を葉山小学校グラウンドで開催する計画で進めております。本年の総合防災訓練は訓練と同時に消防防災フェアも開催し、子供たち及び多くの町民の皆様が楽しめるような総合的な防災イベントとするよう担当には指示を出しているところであります。
3番目、地方税収納対策についての現状認識と今後の取り組みの方向性についてのお尋ねですが、長引く不況の影響により近年滞納額が増加し、全国的に問題となっております。当町でも同様に滞納額が増加し、貴重な財源となるべく町税が未納となるケースが続いている状況でございます。このような中、神奈川県では全市町村が参加の地方税収対策推進協議会を立ち上げ、事業の一環として県職員による短期派遣事業が開始され、当町においても平成22、23年度に派遣を受け、町職員とともに滞納整理を行い一定の成果を得ることができました。今後の対策といたしましては、今年度も予定されております県職員の派遣により、町職員の収納事務におけるスキルの向上を図り、徴収事務を行ってまいりたいと考えております。
次に、国民健康保険料の収納対策についての現状認識と今後の取り組みの方向性についてとのお尋ねですが、平成23年10月より健康増進課内において収納体制の見直しを図り、未納者を中心に納付相談を実施しております。また今年度4月より徴収アドバイザー業務委託で講師を招いて専門性を高めつつ、より積極的な収納対策を実施しているところであります。引き続き収納率の向上に努め、健全な保険制度の運用に努めてまいりたいと思います。
以上で私の所管する部分の答弁を終わらせていただきます。
教育長(豊田茂紀君)
7番荒井議員の御質問にお答えいたします。
南郷上ノ山公園の整備についての1点目、現状認識についてとのお尋ねですが、南郷上ノ山公園は事業認可を受けて整備されたものであり、その点では既に事業は完了しているものと考えております。現状としましては、利用者の利便性を損なわないよう、日々の点検と修繕により整備を図っているところでございます。
次に2点目の、開設30周年に向けての整備計画についてとのお尋ねですが、南郷上ノ山公園は昭和60年4月に一部供用開始され、平成27年には開設30年を迎えます。この間のスポーツ等に関するニーズの多様化など、さまざまな変化があることは認識しておりますが、今後の整備につきましては野球場や多目的グラウンドを含む都市公園として利用者の利便性を損なわないよう進めてまいりたいと考えております。以上であります。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
7番(荒井直彦君)
答弁ありがとうございました。まず防災についてです。同じ土佐議員からもですね、海抜表示の件で先ほど御質問等ありまして答弁いただいております。実際にですね、長柄地区においてはですね、小学校がございますが、小学校の通学路には一切海抜表示というものはございません。また、上山口小においてもですね、小学校の通路に関してはあるところとないところ、いろいろあると思いますが、この認識という部分に関しては、川のそば、横断歩道も対象になってよろしいんではないかと思っておりますが、いかがですか。
総務部部長(上妻良章君)
議員おっしゃるとおりにですね、川のそばにつきましては津波遡上という関係ございますので、認識としては当然対象の範囲であるなというふうには思います。先ほどの御質問にもございましたけれども、現在要望がですね、三ヶ浦、長柄の町内会から要望はいただいております。できるだけ多くという要望はいただいてございますので、町のですね、独自の考え方も含めまして、先ほど土佐議員のときにもお答えをいたしました。早急に増設に向けてですね、進めてまいりたいというふうには思っております。
7番(荒井直彦君)
それとですね、もう1つだけ。実は3月の6日に設置して、町としては「広報はやま」に記載をされた記事が載っておりました。実際にですね、「広報はやま」の2ページ目に重要な問題を先に載ってくるということで載ってたんですが、実はちょっと見にくいんですね。で、実際にですね、今回回ってきた6月号、6月号の部分の17ページから18ページ、19ページに関しては、すごくカラーで見やすくなっておるんです。ですのでね、できれば新しい海抜表示があと20カ所か30カ所あるかどうかわかりませんが、できた設置が完了次第ですね、「広報はやま」のカラーのページのほうにですね、ぜひ掲載をお願いしたいと思っておりますが、その件に関していかがでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
その方向で進めさせていただきたいと思います。
7番(荒井直彦君)
ぜひよろしくお願いいたします。
じゃ次に、海抜表示の件に関してはすいませんが、次に町民から要望されている避難地の認定、もしくは新設してくれというような依頼が、町には現在来ておるんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
長柄町内会から来てございます。
7番(荒井直彦君)
逆に僕のほうにはもう1カ所来ておりまして、町民地の部分に関してはもちろん町が管理している土地なので、町としていろいろ話ができると思いますが、民地としてですね、山を、山のすそ野のところを駆け上がるような高台のほうに避難地が欲しいという依頼が、要望があったようにお聞きしてますが、その情報は間違いでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
失礼いたしました。清浄寺付近ということでお話はいただいてございます。三ヶ浦の付近だと思いますけど。
7番(荒井直彦君)
実はその話もちょっとかいつまんで聞いております。実際ですね、あの辺は海抜表示も3つしかなく、避難地もないということで、過去から不安になってる方たちがお寺さんの土地にですね、ぜひ避難地をどうにかしてくれという依頼で、お寺さんのほうにも相談したところ、無償でですね、町にお貸しをするというところまで話が来てると。そして依頼をかけたと。その件に関して、今回のですね、県がお金を出す市町村地震防災対策緊急推進事業補助金制度で活用できないかなという思いがありまして、質問をしています。
総務部部長(上妻良章君)
今回のですね、補助金での対応はちょっと難しいかと思います。
7番(荒井直彦君)
できればですね、できないのはわかってても特例としてですね、ほかの補助金を使うなり、確かに民地という部分があるのでなかなか難しいことではあると思いますが、津波が来たときは山を駆け上がるしかない。駆け上がったところには場所がないということになってるようですので、もう少し前向きに県と国とも調整していただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
補助金等につきましてはかなり既定枠の難しいところはございますけれども、できる範囲の協議はさせていただきたいというふうには思います。
7番(荒井直彦君)
ぜひ町民の逃げる場所ということで観点に言えばですね、海の方たちは一番津波が来たときに、すぐ山にしか行けない地形が葉山はあるので、前例なく特例としてですね、ぜひ努力をしていただきたいと思っております。
次に、防災倉庫に関しては私も認識しております。避難地と認定されれば防災倉庫、これは町が当然義務として置いてあるわけでございますが、実際にですね、今回補正予算で300万円の補正予算が組まれておりまして、現実にですね、今、町として自主防災組織の町内会・自治会が防災倉庫を何個保有しているかということを把握できてるんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
現時点、申しわけございませんけれども、正確な数字というのは把握はしてございません。今回補正でですね、資機材の補助金の復活をお願いをしてございます。もしそれがお認めいただけましたらですね、それの申請等の説明に合わせて、その辺の確認もさせていただきたいというふうには思っております。
7番(荒井直彦君)
町の防災倉庫というのはですね、町の土地に置くのが当然のことですが、町内会・自治会の防災倉庫に関しては民地に置ける場合もかなりありまして、民地の方が許可になれば置いていただける可能性もあるということで、いろいろと苦労している自治会もあると思うんですね。実際にですね、町内会・自治会が今回防災倉庫を希望されたところがあればですね、ぜひそれがクリア、土地を借りて置けるところがあるということであれば、最優先にですね、防災倉庫、まず設置をしていただて、その次に中身を購入するなりいろいろ考えていただきたいと思ってます。まず防災倉庫だけは必ず各町内会で確保する、それが今の部分では置くところがないのに物を買ってもしょうがないので、実際はそういう方でお願いしたいと思ってます。
次に、先ほど今年度の防災訓練についてというお話がありました。9月の1日にあるとお聞きしてます。実際に私の情報によると、7月の7日、神奈川県と逗子市で津波防災訓練というのをなさるそうですが、その情報は入ってますでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
実施されるという情報は入ってございます。
7番(荒井直彦君)
去年もですね、たしか僕も同じ質問をしてると思ってるんですが、県と連携できてるのが逗子で、葉山は津波訓練に関しては何か疎外されてるのはよくないんではないかなと思ってるんですが、なぜ県がなさる防災訓練に、葉山町の津波防災訓練は連携をとれてないんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
全くやってないということではございませんで、以前県と一緒に訓練をしたことはございます。今回たまたま逗子さんが手を挙げたということでございます。
7番(荒井直彦君)
すいません、過去を調べなくて大変失礼しました。過去はずっとやってたそうで、葉山町のほうで単独でやるということになったようで、大変失礼しました。ただ、震災が起きた以降はですね、やっぱり市・町・県とも連携を図りながら、防災訓練というのはもちろんやってると思いますが、津波訓練に関してもですね、実際のところ葉山と逗子の海はつながってるように思いますので、連携をとってもいいんではないかなと思っておりました。それで質問したのであります。
次に移ります。南郷上ノ山公園についてお尋ねします。昨年、森町長のときに関しては教育長のお言葉を信じ、私はあえて何も質問しませんでした。そして今回、山梨町長になられて実際にですね、山梨町長はスポーツマンであります。まあ森町長がスポーツマンではないとは言いませんが、山梨町長は若くてオリンピックを目指したスポーツマンでした。ですので、新しい町長が誕生して、町のですね、スポーツ施設を整備する、この件に関して教育長は山梨町長と打ち合わせをされたんでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
御質問との関係でお答えいたしますと、南郷上ノ山公園の現状及び30周年というようなテーマに絞って町長と協議はしておりません。
7番(荒井直彦君)
もう一度改めて。町の首長がかわりました。町の施設であります。ですので、教育長は山梨町長とやっぱり打ち合わせをしていただきたいと思います。なぜかといいますとね、実際にですね、南郷上ノ山公園に関しては町の最重要の拠点のスポーツ施設なんです。そして葉山町における財産なんですよ。いかがでしょう。
教育長(豊田茂紀君)
都市公園でありますが、運動公園という機能も持ってるというように思っておりますし、葉山町町内における唯一のそういう機能を持った施設だというようには認識しております。
7番(荒井直彦君)
もう一度質問します。僕が言ってるのは、教育長と山梨町長がこの件で打ち合わせしてくださいと。してないなら、してくれればいいんですよ。ただそれだけです。
教育長(豊田茂紀君)
どういうようにお答えすればよろしいでしょうか。やらないというわけではありませんが、具体的に何かを目指してということは今のところ考えておりません。年間の南郷上ノ山公園の維持管理も含んで、例えば平成11年から今まで、維持管理以外に7,280万円強の、例えばテニスコートの全面改修とか、そういうようなことに支出してきておりますから、そういうことも含んで長期的に日常の維持管理も含んでですね、進めていくことだろうと。その中で例えば、この問題については町長と緊急に協議して方向性をつくっていかなければならないということが出れば、そういうことも必要かと思います。
7番(荒井直彦君)
あんまりくどいんであれですけど、新しい町長が誕生しましてね、南郷上ノ山27年たってて、森町長のときのお話は聞きました、私は。ですから今回山梨町長が誕生して30周年のことがあります。そして維持管理は当然のこと、やっていただいてるのはもうありがたいと思ってます。ただ、将来に向けてですね、どういう構想で町長がお考えなのか、町のトップである山梨町長と一度ぐらい打ち合わせしてくださいよ。何でそれができないんですか。
教育部部長(高梨勝君)
30周年に向けてということをしてないというふうに申し上げたんですが、町長がかわった時点で教育長と僕を含めて打ち合わせしたのは、テニスコートを含めたありよう、火曜日を…月曜日を休まないでできるのかと。今後の運営については今後とも密に協議していきましょうということで、そういう打ち合わせはしております。運営に関することはやってますが、30周年に向けた話はまだしてないというお話をしてると思います。
7番(荒井直彦君)
もうくどいので行きませんけど、要はですね…あ、すいません、町長にお伺いします。
議長(畑中由喜子君)
もう一度お願いします、質問を。
7番(荒井直彦君)
30周年に向けて、第1答弁でも言いましたが町長にお尋ねいたします。南郷上ノ山公園に関して30周年のことで町長にお尋ねします。
町長(山梨崇仁君)
何と申し上げていいか、教育長とは例えばテニスコートの改修の件、料金設定の件などもこの当初予算でもありました。それからテニスコートの奥の森林についての整備の問題だったりとか、あと今月にも、今度10日でしたか、マラソン大会も開かれますし、南郷にまつわるいろいろなさまざまなスポーツ、整備についての話し合いは重ねてまいりました。ただ、30周年という視点については議論はしていなかったと教育部長がおっしゃったとおりでございますので、今後教育長とその辺の話をしながら、町としてどういった方向性をもって南郷上ノ山公園の30周年を迎えるべきなのかといったことは、議論をしてまいりたいというふうには考えております。
7番(荒井直彦君)
僕は素直に言っているつもりでありましてね、もうくどいので言いませんけど、森町長の時代とかわって山梨町長になった、山梨町長がどういう公園にしていくか、やっぱり意見を聞きながらですね、教育長がかじを振らないとだめじゃないですか、と僕は思ってました。南郷上ノ山公園に関してはですね、いろいろな話があります。当然ね、三浦半島中央自動車道の開通に合わせて開発をしていくとか、道の駅の構想とかいろいろあるんですが、僕のところにはですね、総合体育館をつくってくれ。これは卓球をなさってる方、そしてバレーボールをなさってる方、そして陸上競技の方に関しては陸上競技場が欲しい、サッカーに関してはサッカー場が欲しいんですけど、まあそれは後で言いますけど。実際にですね、山梨町長がマニフェストで書いてあるんですね。夢を持とうと。実際にですね、「子どものみんなへ」と書いてあります。葉山町を夢や希望が持てる町にする、これ約束なんです。僕はサッカーやってますけど、いろんな陸上競技会、もしくは葉山巨人軍の方も南郷上ノ山公園は使ってます。そして山梨町長はですね、葉山からオリンピック選手が誕生するのも私の夢って書いてあるんです。ですから山梨町長は、スポーツを頑張って子供たちの教育の一環として一目置いて頑張るよと、それには施設整備が必要なんですということを、僕は教育長と山梨町長が打ち合わせしてやってくださいということを言ってることでお願いするだけであります。
次に行きます。一番の問題であります3項目目、4項目目でございます。実際にですね、この件に関しては私も決算特別委員会のメンバーになったときに初めて認識しました。そしてですね、今回大きな題材であったんですが、ちょっとかいつまんで聞こうと思っておりました。ある市の方と、徴収員の方なんですが、公式にですね、お話を伺いました。実際にですね、規模は違いますけど、ある町では専任の方が国保に関しても、もしくは地方税に関しても、専任のチームもしくは専任の方を雇われて徴収率を上げているそうです。実際にその方は2人で6,000万ぐらいの効果があったよと、1年でというようなお話でした。葉山に関しては実際にですね、山梨町長言われているように、県の職員の派遣が毎年11月から4カ月間来て、その効果が今年度はすごくあったというふうに私は聞いております。ただですね、現場の声を聞いている限り、人の問題、そして同じ地域での問題もありますので、そこの部分を踏まえてですね、体制を見直していったほうがよいんではないかと思いますが、いかがでしょうか。町長に質問いたします。
町長(山梨崇仁君)
先日、アドバイザーの先生とお話をする機会をいただきまして、これは国保のほうで来ていただいてるアドバイザーの先生なんですが、その先生が開口一番「人が足らないよ」という、一番痛いところのアドバイスをいただきました。実際にスキル、こういった方法で徴収をすべきなんだと、徴収についての考え方、そういったものについてはさまざまなアドバイスをいただいてるんですけども、確かにそれを蓄積する人のほうが人数が足らないといった状況については、私も問題として十分考えなければならないと思っております。これに対しましては税の徴収、それから保険料の徴収のほうについては、行動としては同じような行動をとることができますので、ともに考えていくべきなのか、机を並べてともの場所でもって働いていただくべきなのか、何かとソフトの面で共同に動いてもらうのか、その辺について今、現場で実際に動いてる方々の声を参考にしながら、組織としてのつくり方を考えていくべきだというふうに考えております。
7番(荒井直彦君)
ぜひね、山梨町長、新しく町長になられたんですから、方向転換をしていただいてですね、自分の意思で動いていただきたいと思います。
そしてですね、町長のマニフェストにちょっと触れますけど、「葉山の課税所得額が全国で12番目に高い自治体です。つまり、全国12位の行政サービスがあるはずの町です。それを実感していますか」との記載がしてあるんですが、これは事実なんです。2009年度もですね、私、総務省に調べました。葉山のですね、課税所得額はやっぱり全国で12位でした。ですので、ここが12位なんですけど、税金がですね、収納されない、まあ欠損金で毎年毎年上げるのが事実ですかもしれないですけど、これがよくてもですね、収納率が悪かったら、ここだけ売ってるのと同じです。ですからですね、喫緊にですね、職員の方も、僕は全然知らない人ばっかりでした。聞くところによるとやっぱり人の問題、もちろん山梨町長がさっき発言されたので、人の問題というのは認識されてると思いますので、7月の人事は間に合うかもしれませんけど、早急にですね、対策を打っていただいたほうがよろしいかと思います。
ちょっと長かったのではなくて、20分も余ってしまいましたが、最後にですね、山梨町長からもう一度その体制を見直す期限、もしくは年度内にやるのか、そこまでちょっとお聞きして質問を終わりにしたいんですが、町長いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
速やかに人を雇用してという動きが、今はすぐにでは考えてはおりません。ただ、申し上げましたとおりに、今、例えば国保と税が場所が完全に分かれてる中で、連携がとれている、とりきれているというふうにも考えておりませんので、まずソフトな形で職員同士がしっかり連動して動きをともにとれること、これを第一のステップとして、その後例えば事務の手伝いの方だったりとか、言ってしまえば非常勤の方だったりとか、お手伝いできる方をどのように入れていくべきなのか。それでも人が足らないということであれば、実際に正規職員の方にそういった仕事として新たにお願いをしていくと。そのときにはやはり組織全体の動きを考えなければなりませんので、全体の人員、それから機構改革の流れの中で歳入についてどういうふうに扱うかということを、全庁的に議論を経た上でいい形を、徴収率としてそれなりの数値を上げられるように体制を整えてまいりたいというふうに考えております。
7番(荒井直彦君)
よろしくお願いいたします。これで終わります。ありがとうございました。
議長(畑中由喜子君)
これにて7番荒井直彦議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時30分からといたします。(午後2時52分)
議長(畑中由喜子君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後3時30分)
一般質問を続行いたします。第5番、10番長塚かおる議員、登壇願います。
10番(長塚かおる君)
10番長塚かおるでございます。通告に従って質問をさせていただきます。
山梨町長も就任されて間もなく5カ月となるわけですが、議員の立場と違う位置から考え、決断しなければならないというのは容易ではないということをお察しいたします。思いを実現するということは、ほんと財源もかかわってくるとは思いますが、何よりも人がどれだけ動いてくれるかということでしょう。昨年の3月11日の大震災の影響から絆がテーマになってきましたが、個人や家庭・家族単位の生活環境を優先にしてしまうことから、いろいろなひずみが出てきていると思います。現状の損得ではなく、長期的あるいは次世代まで考えた計画を抱けるリーダーが今、必要ではないでしょうか。私が今一番不安に感じていることは、町長の就任4年での達成目標は見えてきているのですが、葉山全体の具体的な将来像がまだ見えてこないということです。停滞していた行政業務が動き始めていることは評価したいと思いますが、風の吹くままではなく、しっかりとしたかじ取りをして引っ張っていっていただきたいと思っています。
では、質問させていただきます。まず第1に、前回の定例会でも質問させていただきましたが、学校施設の環境改善を…環境改善や改修について、快適に授業を受けられるための改善策についてです。暖房用ボイラーの耐用年数を超えた使用状況という中で、寒さだけではない夏場の態様改善について、今現在進展はあるのでしょうか、お伺いいたします。
2つ目に、学校防災マニュアルについてですが、学校では、児童・生徒の引き渡しが最重要課題になっていると思いますが、あわせて一時避難所としての町民に開放していかなければならないと思います。学校側・行政と各自治体との連携についてお尋ねいたします。
そして次に、子供たちだけになる学校の登下校時の災害から身を守る判断力向上についての取り組みについてお尋ねいたします。
3、保育所の待機児童削減対策についてお尋ねいたします。仕事がしたくても、子供を預かるところがない、預けるところがない、また、仕事がしたくても、適当な仕事が見つからないという方たちも多いかと思います。これは葉山町内だけで解決できない問題が多々あるかと思いますが、特に勤務先が遠く、遅くまで保育してくれる保育園は、これからもっと必要とされるのではないでしょうか。また、保育園についての現在求められていることが、保育園…あ、失礼しました、幼稚園について現在求められていることが、保育園並みの延長保育かと思います。今後の幼稚園の役割についてもお尋ねいたします。そして、葉山保育園では、現在、最低ラインの保育士さんを当然確保していると思いますが、余裕をもった手厚い保育をさらに求めるために、保育士さんを増員するお考えはないでしょうか。
5、最後に…あ、失礼しました、4で、窓口業務についてお尋ねします。庁舎内での住民の方と接触する窓口での対応ですが、利用者のニーズについてどのように感じていらっしゃいますか。
そして、最後にもう一つが、第3次葉山総合計画後期基本計画について。中期基本計画の評価検証報告書から、町長がどのように見直し案に反映させたか。以上、5項目について、御答弁をよろしくお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
長塚かおる議員の御質問に順次お答えをしてまいりたいと思います。
私の所管する分野でございますので、2番目、避難所として…学校防災マニュアルについてからお答えをさせていただきます。避難所としての学校と地域との連携についてとのお尋ねですが、当町は地震災害時等における長期滞在避難所として、各小・中学校6校を指定しております。この避難所の運営に関しましては、町と地域と学校との連携が不可欠なことから、避難所運営マニュアルを定め、各学校にも配備しております。また、昨年までの総合防災訓練では、避難助宿泊体験訓練を上山口小学校を初めとして4年連続で実施し、この避難所運営マニュアルの運用と検証を目的と位置づけ、参加者には高評価をいただきました。今後、避難所運営に関しましては、町と地域と学校が一体となり、有事に際し、混乱期が最小であるよう継続して連携してまいりたいと考えております。
次に、保育所の待機児童削減対策についての1点目、保育園とともに幼稚園の役割についてとのお尋ねですが、ことしの待機児童対策といたしましては、葉山保育園と葉山にこにこ保育園の認可園において、保育の最低基準を遵守できる範囲で定員数を超えての保育を実施しております。また、保育ママ制度の導入を検討しており、保育ママになってくださる方を募集しておりますが、すぐに始めていただける方の応募がないのが現状でございます。町内には幼稚園が5園ありますが、すべて私立の幼稚園として運営され、各園の建学の精神を生かした多様な教育が取り組まれています。中には預かり保育を実施している園もあり、保育園の入所を希望して待機となった3歳以上の児童が幼稚園に通園し、その園の預かり保育を利用している児童もいられると聞いており、幼稚園における預かり保育は当町の待機児童解消対策の一端を担っていると考えております。
次に2点目の、保育士の増員についてとのお尋ねですが、6月1日現在、葉山保育園におきましては、115名の園児を保育しています。保育の実施に当たりましては、児童福祉法の保育の最低基準を遵守できる範囲で保育士の配置をしておりますので、現在の保育士の増員につきましては考えておりませんが、今後も引き続き待機児童解消策を検討し、必要が生じた場合には増員についても対応してまいりたいと考えております。
次に窓口の町民サービスについて、利用者のニーズについてとのお尋ねですが、窓口サービスにつきましては、行政はサービス業であることから、利用者のニーズを常に意識し、満足度を考えて品質向上を追求していくべきであると思っております。そのため、今年5月から窓口業務等の接遇向上に関する職員検討会を新たに設置し、窓口業務や接遇の改善に取り組んでいるところであります。また、利用者の利便性を図るため、住民情報システムや庁舎の表示等の窓口のワンストップサービスについても検討対象に加え、今後の改善に生かしていきたいと考えております。
最後に、第3次葉山町総合計画後期基本計画について、総合計画中期基本計画の評価検証の反映についてとのお尋ねですが、第3次葉山町総合計画後期基本計画の策定に当たりましては、策定方針に基づき、各課等との調整、基本計画、後期基本計画策定のためのアンケート結果、中期基本計画の評価検証報告をもとに原案を策定し、葉山町総合計画審議会に諮問し、パブリックコメントの実施、それを受けて原案の検討を行い、審議会からの答申を受け、素案となったものに私の見直しに伴うパブリックコメントを再度行った上で、今回提案させていただいているものです。したがいまして、お尋ねの内容につきましては、今回の計画に反映させていただいているものでございます。
以上で私の所管する第1回目の答弁を終わります。
教育長(豊田茂紀君)
10番長塚議員の御質問にお答えいたします。
学校施設の環境改善や改修について、快適に授業を受けられるための改善についてというお尋ねでございますが、児童・生徒が快適に授業を受けられるようにするためには、空調設備の設置が最善であることは、10番議員と同様の考えでございます。また、前回の議会定例会で御指摘のとおり、各小・中学校に設置されている暖房用ボイラーも耐用年数を経過しており、全面的な大規模改修が数年のうちに必要となるため、これを空調設備に交換し、合理的な運用をしていく必要があると考えております。なお、現状といたしまして、町内の中学校の普通教室と特別教室及び小学校の特別教室には空調設備の設置が完了しております。
次に、学校防災マニュアルについての2点目、児童一人ひとりの災害から逃れる意識づくりについてとのお尋ねですが、当町の各学校では、独自に作成した防災マニュアルにより、年間4ないし5回程度、さまざまな災害の状況を想定した避難訓練を実施しております。また、新たに津波を想定した、屋上や高台への避難訓練を取り入れる等、児童・生徒一人ひとりに災害から逃れる意識づくりが形成されつつあります。今後も、避難訓練等を繰り返し実施し、児童・生徒の意識づくりに取り組むとともに、県、国や県等、各機関から提供された資料を活用し、防災教育の推進に努めてまいります。以上であります。
議長(畑中由喜子君)
再質問を行います。
10番(長塚かおる君)
御答弁ありがとうございました。
まず、では1点目から。今ちょうど梅雨入りに入るところだと思うんですけれども、今この部屋もほんとにむしむしとしている中なんですが、季節の、この季節の変わり目で、この初夏から突然この梅雨に入って、このじとじと感っていうのはすごく私たち日本人、すごく体にこたえるものがあると思うんですね。で、子供たちも同じだと思うんですれども、この蒸し暑さというのは、扇風機ではやはりその対応しきれないものがあると思います。で、この蒸し暑いことに対しての、この体の集中力の低下とか不快感が増すだけでなくて、この夏バテというのが、日本独特のこの蒸し暑さからくると言われています。その中で、子供たちのその暑さだけではなく、このこれからの日本のこの独特の蒸し暑さに対しての、そうですね、これを改善するためにはやはりどうしても、今あの子供たちも、家の、家での環境設備がエアコンの中で生活する方が多くなっていると思うんですね。で、その中で、やはりすごく元気な子供たちが学校で騒ぐ中、どんどん気温も高くなってる中で、早急にこのことはやはり考えていただきたいと思っています。で、あの何かしつこいようで何ですが、やはりこれは何か、贅沢とか何とかではなく、学校での教育の快適さとして考えていただきたいと思いますので、教育面が、子供たちを育てるという全体的な中でも考えていっていただきたいと思うんですが、町長のお考えはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
先日、本件につきまして教育委員会とも打ち合わせをさせていただきました。教育委員会としても、このさまざま学校の設備、それからまあ維持管理という意味でコストがかかることを承知しながらも、なるべくこの冷暖房、空調関係に取り組んでいきたいという意向がありまして、私それには賛同する考えを持っております。
10番(長塚かおる君)
はい、ありがとうございます。上山口小学校では暑さというよりも寒さ対策ということで、やはり各学校のニーズというものが変わってくると思うんですが、それに対応できるのがやはりエアコン、空調設備だと思いますので、ぜひ、早い対応をお願いしたいと思います。それから、確認なんですが、昨年暮れに教育民生で学校訪問をさせていただきましたが、そのとき長柄小学校の浄化槽のところでのアンモニア臭がかなりしましたが、この改善策というのは具体的に今、進行しているんでしょうか。
教育部部長(高梨勝君)
今度、夏休み工事でトイレ改修を予算、当初予算でいただいております。その中で、全面的に内部とそれから浄化槽上部まで一体の工事を入れる予定になっておりますので、そこでようやくとまるんではないかということで、工事をさせていただきます。
10番(長塚かおる君)
そうしましたら、長柄小のほうのトイレは、便器のほうの、その水をためることとか何かにいろいろと施策をしてらっしゃると思うんですが、じゃあ、これ、今後もその改善をしていきながら、長柄小のトイレのほうは見守っていくということでよろしいですか。
教育部部長(高梨勝君)
去年は何か僕、長柄小のトイレばっかり、かかるぐらい、現場に一緒に入れまして、やって1個1個つぶしていきましたので、今回の最後のところの部分にいってますので、そこで改善が済むことを願いながら、工事に入らしていただきたいと思います。
10番(長塚かおる君)
では、長柄小のほうは進行状況がわかってきたんですが、あと、葉山小学校の1階のトイレなんですが、そこだけがやはり改修されていないと思うんですが、そこの点は、何かずっと置き去りにされてるのは何か理由があるんでしょうか。
教育部部長(高梨勝君)
特段そういったつもりはないんですが、実はドライとウェットのところで、低学年のほうについては、意外とウェット型のほうが後処理がいいという場合があるということを聞いてますので、しばらく、今回長柄のほうをきれいに改修させていただいた中で、次、葉山小学校とその部分について協議していきたいなとは思っております。特段、何かおくらせたとかそういった意味じゃなく、1年生の教室のところであるので、ウェットでちょっと試していきたいなっていう部分が意向があるだけでありまして、これから検証を最終的にさせていただきます。
10番(長塚かおる君)
ウェットとドライというのが今、出ましたけれども、これはウェットというのは、水で、タイルになってて、水で流すということでよろしいですか。
教育部部長(高梨勝君)
ちょっとすいません、洗える、タイルで、洗えちゃうほうのところなんです。で、ドライのほうは、今のよくそのまんま、はきかえないで入っていけるような形のところです。
10番(長塚かおる君)
葉山小学校もやはり、もう40年近くになるところのトイレだと思うので、私たちが子供がいるときから、結構においとかもあって、炭を置いたりいろんなことをPTAでもやってきたんですね。で、今、下水道につないだということもあるので、においのほうはかなり改善されてると思いますが、やはり1階の部分のそのタイル、塗りかえ、壁の塗り替えなどもしていますが、まだまだやはりちょっとあそこだけが、2階がきれいになっているのに1階だけっていうところもあるので、ぜひ長柄の後には考えていっていただきたいと思います。
次に、先ほどの、災害時のことなんですが、今この3.11の経験談をよく新聞などで目にするんですが、ことし初めの新聞に、「町の再生は学校がかなめ」という題で掲載されていたことがあります。これは宮城県で震災後、各学校に避難所運営組織をスムーズに立ち上げられたかというところを聞いたところ、学校支援地域本部があったところからは、日ごろから授業や行事を住民の方が手伝ってきた学校については、95%が順調だったと答えたそうです。で、学校地域コミュニティーの中心になり、地域の元気の源になるということが、震災で再認識されたということで、子供たちと地域住民が一緒になって防災に取り組む体制づくりを考えていくということが、今、震災で考えられてるそうです。で、葉山でも、各自治体と、町内会では防災訓練というのをしているんですが、先ほども、今、年4回目ということで、学校と防災ということに取り組んできたということですが、やはり学校に子供が残ってるっていう可能性もあるということで、その自治体だけでなく、児童たちも含めて、今後そういったやはりコミュニティーも含めて、コミュニケーションを学校がどのようにとっていくかというところが、すごく葉山でも課題になってくる…課題になってくるというか、もっと協働というところも含めて考えて、もっと具体的なことを考えていったほうがいいと思うんですね。で、今、そうですね、今、自治体が防災訓練をして、自治体から、自治体、各町内会で防災訓練をして、防災訓練を町内会で考えたものを避難所にいつ行くかという、その目安みたいのが、やはり町内会としても、なかなかその町内会の人を連れて避難所に行く、その境目というものがなかなかきわめられないというところが、ちょっと問題になってるというか、というところもあると思うんですね。で、そういうところから、そうですね、学校と町内会というのが、防災だけでなくもっと、今、防災だけでなくいろいろな地域のコミュニティーとして、今後、今取り組んでることと、それから今後何かもっと広げていくことが必要だと思うんですが、それについて教育長並びに町長のお考えは何かございますでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
今おっしゃったような部分での、公と地域との関係というのは、一般論としてはそのとおりというように考えておりますが、具体的にどういうようにやるかっていうことは、今後ちょっと課題にしてまいりたいと思っております。
議長(畑中由喜子君)
町長は。
町長(山梨崇仁君)
今の段階では、自助・共助・公助という段階において、共助の部分を町内会に、公助の部分を町がということで、町としてはそのいざというときに一時避難、長期避難としての学校での、運営をスムーズに行おうということを前提に、これから職員の中の防災訓練を密にやろうという話はしております。次のステップのテーマとして、共助を掲げる町内会組織との連携について取り組んでいくべきものだというふうに今お話を伺いましたので、今後の課題として御意見をいただきたいというふうには思います。
10番(長塚かおる君)
はい、ありがとうございます。学校がやはり長期滞在の避難所となる場合に、この前も、3.11のときに、一色小と葉山小学校が避難所になったわけですが、子供たちがやはり待機している中で、先生方が子供の、保護者への引き渡しを含めながら、避難所の開設ということで、全く学校の先生がかかわることなく、職員だけで避難所をすることっていうのはかなり難しいと思うんですね。で、その中で、学校の先生方での役割というのがすごく今やはり重要なポイントになってくると思うんですが、その辺の、やはり密に、行政の方と話し合って、マニュアルを細部にわたってつくっていただきたいと思います。
そして、その子供たちの登・下校、登・下校に関してなんですが、3.11のときも2時過ぎだったので、まだ学校にいる子供たちが多かったと思うんですが、これがやはり30分後に起きていたら、初めの地震が起きていたら、ちょうど下校時刻に当たっていたと思うんですね。で、子供たちだけで歩いてるというのは、大体、その登・下校の時間帯と思うんですが、その時間帯にやはりなったときに、大人がいないときに、子供自身が判断をしなければいけないと思うんですが、その辺の、避難訓練も含めてなんですが、その辺の子供たちだけでいるときの、避難の仕方というのは、学校での指導はあるんでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
結論的に申せば、やってるということです。先ほど議員がここで、登・下校時の災害発生時の判断力を、どう子供たちにつけていくかが一つ課題ではないかということでおっしゃいました。町のですね、18年につくったマニュアルもありますが、学校独自のですね、登・下校のときのマニュアルとかもつくっております。簡単に申せば、基本的には、海岸べりに帰っていく児童・生徒が、下校途中でそういう津波警報が出たというようなことについては、基本的には学校に戻ってくるということを基本にしていきたい。そういうことでありますから、それをさらに徹底して、小さな低学年の子供たちにも、ちゃんと頭の中に残るような指導をしていくということをベースに進めていきたいと考えております。
10番(長塚かおる君)
葉山小学校の場合、通学路として幾つか、一色の海岸のほうに帰る子供たちと、あと真名瀬のほうに帰る子供たちと、それから、あと葉山マリーナのほう、一番遠くの子は帰る道というのが、まあ大きく3つぐらいに分けてあると思うんですね。で、その中で、やはりこれは子供だけではなく、子供と学校だけではなく、家族、おうちの方とも、やはりどこで起きたときはどこに逃げなさいっていうような、子供同士、子供、家族との、家族での話し合いというのもすごく必要だと思うんですが、そこをまた保護者と学校が共通の、やはりその避難経路というものを認識を持っていないと、食い違いが出てくると思うんですが、その辺の保護者との話し合い…話し合いというか、何かそのすり合わせみたいのは今までしたことがあるんでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
特定の小学校で3つも4つもある、1つの中心的な登・下校路についての一つ一つについてというところまでは、まだいってないというのが、率直なところですが、基本的な考え方は、先ほど私がお答えしましたような部分がありますので、そういうものに従って具体的に学校の中で、それを具体化させていきたい、そういうように考えております。
10番(長塚かおる君)
学校でのその具体的にしていくことをまた保護者と共有するということも忘れずに、よろしくお願いいたします。
では、2番に関しては。3番について、認可保育園の待機児童をということですが、横浜市、先ほど土佐議員からもこの件では質問が出ましたが、横浜市や相模原市というところは、独自の待機児童の考え方というのがあるらしく、今、ことし、待機児童というのがすごく削減されたというのが新聞で報道されました。で、保育所の開設というのもあったんですが、待機児童という名目の潜在的な待機児童という項目の中で、育児休暇中の人や、あと自宅での職探しというのはインターネットで探している人というのは、待機児童に含まれない、含まないようになったという、基準が少し上がったということで待機児童が減ったということなんですが、葉山の場合では、国の基準ということなんですが、葉山でのその待機児童の、親御さんの条件というのはどのような形に、どのような条件なんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
待機児童のですね、算定の仕方なんですが、葉山の場合は国の基準を準用してます。そのため、相模原市、横浜市とはそこには差異があります。それは、求職中の方については、横浜・相模原はカウントしておりません。葉山町は国の基準どおりですね、求職中の方についてもカウントしております。現在は、そのものを含めてですね、26名の方が待機をされております。
10番(長塚かおる君)
そうしましたら、その求職中というのは、そのインターネットであろうが、ハローワークに行ってる方もすべて入れるということですね。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
制限はしておりません。
10番(長塚かおる君)
では、今、待機児童26名ということですが、この待機児童の中で3歳未満は何名いらっしゃるんでしょう。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
すいません、お時間とらせまして。3歳未満はですね、20名の方が待機されております。
10番(長塚かおる君)
では、3歳未満で26名中20名ということで、あと、そうすると3歳以上というと、もう3年保育で幼稚園にも入れるような年齢になるんで、この待機してるっていう方は幼稚園も行かず、保育園の空きを待ってる、この6名になるんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
実際、保育園につきましては、0歳からの保育が可能になりますのは当然ですが、幼稚園につきましては3歳以上からの保育になりますので、3歳未満の方については待機をしてるっていうのは現状だと思われます。
10番(長塚かおる君)
すいません。26名待機が、待機児童がいるということで、3歳未満が20名ということで、その差が6名いますよね。ということは、3歳以上の子っていうか3歳の子が6名いると思うんですが、4歳、5歳になると、今は最低でも2年保育で幼稚園に入れたりすることが普通だと思うんで、その待機している6人、というか、6名っていうのは3歳っていうことでいいですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
3歳の方は6名待機をしております。
10番(長塚かおる君)
そうしましたら、その3歳以上で、ことし保育園、2つの保育園に入園できた数、人数はわかりますか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
24年度につきましては、1人でございます。
10番(長塚かおる君)
今、そうしますと、保育園というのは、やはり年齢の低い、0歳や1歳ぐらい、年齢が低いほうが入りやすいという感じなんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
園児が卒業、卒園しますのは、どうしてもその0歳の方にですね、対して募集がされますので、ですので、3歳から5歳の方につきましてはですね、今現在はその定員数に満たしておりますので、どうしても募集するときには0歳の方が対象になってしまいます、のが現状でございます。
10番(長塚かおる君)
そうしますと、お子さん2人いる方で、下の子が生まれてある程度たったので仕事に出ようと思ってる方たちが申し込む場合、上のお子さんがもしかして3歳と、あと下のお子さんが0歳か1歳というケースというのがあると思うんですが、そういう場合に、やはり上の子が入れないケースというのは、毎年あるんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
これは毎年かどうかは、その経過はちょっと調べておりませんが、そういうことも実際に起きる可能性はございます。
10番(長塚かおる君)
そうしますと、ほかの認定保育園などに行く方もいると思うんですが、あと幼稚園、先ほど町長の答弁にもありました、保育園で延長保育をしながら…あ、保育園ではなくて幼稚園、幼稚園に行ってる方もいると思うんですが、やはり下の子と上の子が違う保育園と幼稚園に行ってるケースというのは、今、何か葉山では把握してる世帯っていうのはわかりますか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
ちょっと手元に資料がございませんので、今はちょっとお答えできないんですが、調査はせていただきます。
10番(長塚かおる君)
では、後で何世帯あるかを教えていただければと思います。で、やはり幼稚園と保育園というのは、預かる時間帯も違ってくると思うんですが、あと、料金的なものとかもあったりすると思うんですけれども、保育園など、幼稚園もそうですが、兄弟で入ると兄弟割引みたいのがあると思うんですが、その辺、保育園に入れない場合、幼稚園に行ったお子さんとかの何か、何ていうんですか、何か対応というか、何か町ではあるんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
ちょっと詳しい数字は手元にはないんですけども、その制度の割引はございます。
10番(長塚かおる君)
やはり今、葉山では保育所、認定保育園が2つしかないということで、今、2校で185名だったと思うんですね。で、やはり、今ある葉山の中で、葉山というのは、若い方たちがすごく住んでらっしゃるけども、東京に通ってる、通学・通勤してる方たちもすごく多くなってる中で、保育園ではなければ、延長保育をして7時までとか預かってもらわないと、やはり会社から帰って来れない方っていうのはすごく多くなってると思うんですね。そのあたりで、やはりもう少し、保育園に関してもう少し何か考えていかなければいけないなと思うんですが、その中で、やはり先ほどの育児休暇中の人は待機児童に入らないということだったんですが、ちなみに葉山町の職員の育休・産休のこの期間というのはどのようになってるんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
職員のですね、育児休業につきましては、3歳になるまで、これ無給でございますけれども、制度としてございます。産前産後休暇でございますけれども、これにつきましては、産前7週間、産後8週間というところでございます。
10番(長塚かおる君)
育休は3歳まであるということですが、今、職員の方で3歳まで育休を取られる、取られてる方、取られた方、昨年、その辺のデータはありますか。
総務部部長(上妻良章君)
5日、昨日現在で、今、4名が育児休業中でございます。
10番(長塚かおる君)
先ほどの保育園での育児休暇中の人ということで、待機児童に入る入らないという問題があったんですが、葉山では育児休暇というので、育児休暇ということで、お母さんが育児休暇を取っていても、保育園に行かれるという条件というのは、3歳まで、育児休暇を取っても保育園には通えるんですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
通えるのは1年間でございます。
10番(長塚かおる君)
そうしますと、制度が3歳、子供が3歳まで育児休暇というのが取れるといっても、上の子がいた場合には、育児休暇を3歳まで取ってしまうと、上の子は保育園に行かれなくなってしまうっていうこともある…あり得るわけですね。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
はい、そういうケースもあり得ると思います。
10番(長塚かおる君)
今、葉山町のことをお聞きしたんですが、町長、個人的で申しわけないんですが、町長のところの奥様もお勤めで、今、保育園にお預けだと思うんですが、奥様の会社では育休と産休というのはどのようになってるか御存じですか。
町長(山梨崇仁君)
はい、法定の産休前1カ月、2カ月ぐらい、あとは育児休暇1年間、希望があればプラス2年間というふうに聞いてますので、葉山町と同じ構造だとは思います。
10番(長塚かおる君)
奥様のほうは育休を取られて、復帰され…あ、1年、1年を育休取られたんですか。あ、じゃあ、すいません、はい。
議長(畑中由喜子君)
引き続き、長塚かおる議員。
10番(長塚かおる君)
はい。3年間育休が取れるけども、なかなかそうやって3年間を取るという現実味がなかなかないところが現状ではないかなと、日本の中で思うんですが。これは町長とあと保健福祉部長にちょっとお尋ねしたいんですが、お母さんに優しい国ランキングというのは御存じでしょうか。
議長(畑中由喜子君)
もう一度、長塚かおる議員。
10番(長塚かおる君)
はい。国際NGOセーブ・ザ・チルドレンということろが13年前からやってるんですが、お母さんに優しい国ランキングというのをやっているんですが、お聞きになったことありますか。
町長(山梨崇仁君)
申しわけありません、私と保健福祉部長のほうは存じ上げておりません。
10番(長塚かおる君)
母親指標というのを国別に出してるんですけども、日本の場合には子供指標といって、5歳未満の子供の死亡率の低さや義務教育の就学率といったことで、世界でも3位という、子供指標としてランクが高くなってるんですけれども、女性指標というのが産休・育休制度の整備や、保健栄養教育政策決定の参加などというのは、国会議員などが多いか少ないかというような評価を得て女性指標というのを出すんですが、これが全国…世界で36位ということで、母親になるのに最も適した国ということで、30位になっています。これはやはり、1位がノルウェーなんですが、北欧が占めてるんですけども、女性指標を向上させるには、やはり母親へのサポート体制というのが重要だというふうに言われているんですね。で、やはりまだ、まだまだ日本というのは男女格差、男女間の格差とか、産休制度の充実というのが、制度的にはあってもなかなか取れないという現状があると思います。で、葉山でもまだ預かるところがなかなか、保育園なども少ない中で、保育園に通わせられないお母さんたち、お母さんが子育てをしてる、まあ働かないお母さんたちがほとんどを占めていると思うんですね。その中で、そのお母さんたちの、やはりその援助というか、何か子育てに対しての楽しみというか、そういったこともどんどん葉山の政策として取り上げて、働くお母さんだけでなく、子育てだけをしているお母さんたちに対してのケアなども考えていっていただければなと思います。で、この保育園の、保育園に通ってる子供たちが学校に上がった場合なんですけれども、大体、保育園に行った子たちが、学童保育にも通うようになると思うんですが、ことし保育園を卒業して、した人数とは、あと今、ことしの学童に入った人数がありますでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
ことしの学童保育にですね、申し込みをされた方が27名の方が申し込みされております。
10番(長塚かおる君)
すいません。保育園…学童に…を希望した人が27名でいいですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
申しわけありません。学童保育に申し込みがされた方が27名でございます。
10番(長塚かおる君)
すいません、卒園生、保育園2校の保育園を卒業した児童は何人、あと何名ですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
卒園生につきましては58名でございます。
10番(長塚かおる君)
そうしますと、保育園に五十何名行っていたところが、学童に行った人はその半分ぐらいしか学童には行ってないということで、あとの人は行ってないということでよろしいですよね。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
半数の方が学童保育には申し込みをされてないんですが、なぜされてないかっていう事情はですね、その調査とか聞き取りはしておりませんのでわかりませんが、数字からいけばですね、半分の方が学童保育ではなく、または違うところにですね、例えば親戚の方とかですね、またはおじいちゃん、おばあちゃんですかね、そういう方のところに行かれているのかってうのは、そういう予測はできますが、実態的にどういうことだっていうのは、ちょっとわかりませんけども、半数の方が申し込みをされていることは、これは事実でございます。
10番(長塚かおる君)
そうしましたら、学童に通ってる子供たちが、あとは半分しかわからないんですけども、学童から…あ、保育園から学童に行った場合に、学童に行くというのを、子供たちが自分たちで行って、帰りは保護者の方が迎えにくるという形なんですけども、この預かる時間帯というのが保育園と学童というのは時間帯が少しずれてると思うんですね。で、保育園は朝7時から夜7時までという、延長すると時間帯をお子さんたちを預かってるんですけども、学童に関しては、土曜日でも9時、朝の9時から夕方6時までしか保育というのはないんですが、小学校1年生に入ったからといって、お母さんたちがその勤務体制が変わるということがあるのかどうかというのが私はちょっと疑問に思うんですけども、その辺の子供へのその対応の仕方というのも、これから行政も学童のその時間延長なども考えていただきたいなと思うんですが、その辺は町長いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
学童のあの時間を延ばしてほしいという声もありますし、一方で、保育園のほうも延ばしてほしいという声の中で、今回の後期基本計画のほうには目標値として8時を目指していこうということを掲げさせていただきました。ただ、この背景には女性の社会進出というものもありますけども、ただ一方で、働き方そのものをですね、本当に必要として時間を延ばすべきなのか、それともサービスの一環として延ばすべきなのかといった議論も、背景には実はございますので、慎重にこの辺の状況を考えながら対応してまいりたいというふうには思っております。
10番(長塚かおる君)
先ほど土佐議員も話ししてましたように、神奈川県でやはりおやつ代も保育料も全く取っていないのは葉山だけということもありますので、その辺の対応の仕方ということも考えながら、これから有料化なども検討していっていただきたいと思います。で、先ほど、今、町長がおっしゃったように、総合計画の中で保育の収容人数を185から210まで伸ばすようなことが書いてあったんですが、今現在、保育士と関係で葉山保育園100名ということですが、敷地の、何ていうんですか、条件みたいなものの中で、葉山保育園というのは、これが保育できる人数というのはマックスなんですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
第1、町長の答弁のほうからですね、お話あったように、法の基準をですね、遵守をして、なおかつそれにあってオーバー、要は今、定員100名の葉山保育園の定数が定められております。その中で、法の基準を運用しながらですね、115名、要は15名分多くですね、今、保育をしております。その実態としましては、今の現状では、これ以上なかなか難しいんではないかというのですね、事実だと思います。
10番(長塚かおる君)
そうしますと、この基本計画のほうで210名ということで、25名の増員を2カ所で考えてらっしゃるということになってるんですけれども、この今の保育園ではそれじゃ収容できないということは、何かその増設なりのことを踏まえて考えてらっしゃるんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
総合計画のその指数の中には120名っていうものを書いてあります。これにつきましては、120名を基準の範囲の中で保育したケースもございます。(私語あり)すいません、ちょっと申しわけございません。ちょっと調べさせてください。
町長(山梨崇仁君)
今回の計画では210人と掲げてるんですけども、確かに保育園、町立保育園の施設そのものだけを国の基準で割り返していくと、210名分たしか確保できると、前、確認した記憶があります。ただ、その場合、長塚議員お考えいただければわかると思うんですが、国の基準というのが、例えば0歳児については、1人の保育士に対して3人、3人なんですね。ですから、子供が例えば9人いて保育士さんが3人しかいない。通常の感覚でいくと、子供9人を、0歳9人を3人の保育士で賄うというのは、不可能だと私は考えております。それが現状では、もう少し少ない基準において、葉山町町立保育園を運用しておりますので、最悪の場合、その基準いっぱいいっぱいを考えて、敷地も今の子供たちが遊んだり食事する場を全部その保育スペースと換算した場合に、この可能性があるという基準で今回、いっぱいいっぱいで本当に定めている基本計画だというふうにお考えください。
10番(長塚かおる君)
そうしましたら、今の御答弁にもありましたように、0歳児をやはり、私でさえ子供が結局年齢違う子供を見るのは、それは大丈夫だと思うんですが、0歳児をいつ寝るか、いつ泣くかというか、そういうのも全然ばらばらの子供たちを1人の人が見てるということは、すごく私にとってはすごいことだなというふうに、危険もあるんではないかというのをすごく感じます。で、今、保育園には、その0歳児もいらっしゃるし、やっぱり障害を持った方たち、持ったお子さんたちもいるということなので、すごくその対応というのが、すごく大きくいろいろなことに対応できなければいけない先生方に求められてると思うんですね。で、今までは保育園というのは保育ということが中心だったんですが、子ども園などの、幼稚園との一体化みたいなものを考えられてる中で、幼児教育というものも少しずつ保育園でも取り入れていますので、その点に対しても、やはりあの、保育園が少しでも、やはり特別職というか、保育士や保健師さんなども含めて、その特別職の方たちを、余裕をもって子供たちのために心のこのやはり発達に対して余裕を持った保育ができて、葉山らしいものをつくっていっていただきたいと思います。
そうしましたら、4番のほうに移らせていただきます。葉山の業務なんですが、町民サービスのほうも今、職員のほうで待遇改善検討委員というのが何かなされているようですが、今、葉山庁舎に入った瞬間に思うんですが、暗い、あと、どこに何があるかわからない。で、きょう、入って左側の1階、2階の庁舎のあの案内板が、あ、変わってた、きのうと違うと思ったんですけれども、高さがきのうは低くて、足下にその各課の何か案内版がぺろっと下がってたんですが、きょう、それが上に上がって少し見やすいようになって、あ、変えたなっていう感じだったんですね。で、やはりそういう、何かこう字で自覚、字で見えるというよりも、入った瞬間にどこに行ったらいいんだろうっていうのが、わかりやすい、何か、この葉山町のこの小さな庁舎だからできるサービスというのはすごくあると思うんですね。で、その後、総合窓口なども、時々総合窓口というか、血圧をはかるところに座ってらっしゃる方がいると思うんですけども、お客様を待つような、デパートのような、「いらっしゃいませ」という、人が寄ってくれば「いらっしゃいませ」っていうような感じで対応していらっしゃると思うんですが、庁舎に入ってきたら絶対に用事があっていらっしゃるわけだから、その方にちょっとでも声をかけるっていうような、何かそういった、ちょっとした気持ちですね、そういうものを、銀行並みとは言いませんけれども、何かすごく、そこを変えるだけでも、イメージというのはすごく変わるんではないかなと思います。
で、この前、私、先日、東京ビックサイトで開催されていた自治体総合フェアというのに行ってきたんですけれども、そこですごく目に入ったのが、海老名市と大分県玖珠町というところが窓口改革をしたという、そのパネルを見てきたんですけども、ちょうどそれのセッションがあった日が委員会と重なってしまって、その日は行かれなくて、資料などは全くいただけなかったんですけども、やはり動線を、入っていくと、もう見える形、どこに何があるっていうのがわかるような、直線的な窓口ではなく、曲線的な窓口にして、色別にしたりとか、ホームページを見ていただくとよくわかると思うんですが、その改革を、窓口を使われているので、ゴールデンウィークかお正月のその5日間の間で改装をするっていう会社だったんですけれども、そういう何か葉山らしく、お年寄りに優しい行政窓口というものを今後も考えていっていただきたいなと思います。
で、あと、すごく気になるのが、やはり窓口に入られる方も…に用事があってくる方も多いんですが、お手洗いとか、2階とか3階のエレベーターを使う方もいると思うんですが、入って、一番奥の暗いところに表示があるんですけど、それは見えない。何か、もっと何かこう見やすい場所に、施設、施設内のどういうものがあるかっていうのがわかりやすいように、この小さい見取り図みたいなの、庁舎のあれはあるんですけれども、それではない、何かぱっとわかるようなイメージをぜひつくっていっていただきたいと思います。
で、最後になりますが、この総合計画中期基本計画に関しては、町長の…町長による見直しということで出てきてある案がこれ1枚あるんですけれども、内容的に見ると、中学校のお弁当、中学校のお弁当もしくはデリバリーのその給食との選択というところが、まあ変更の大きな変更かなと私は思ったんですけども、これに関しては、また特別委員会もありますので、そこでまたお聞きしたいと思いますので、私の答弁これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(畑中由喜子君)
これにて10番長塚かおる議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
議長(畑中由喜子君)
本日の日程はすべて終了いたしました。明日は午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。どうもお疲れさまでございました。(午後4時28分)
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更新日:2018年03月20日