葉山町議会 平成24年9月5日
招集年月日
平成24年9月5日(水曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前10時00分
散会
午後8時20分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席14名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 鈴木道子 | 出席 |
第2番 | 近藤昇一 | 出席 |
第3番 | 窪田美樹 | 出席 |
第4番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第5番 | 田中孝男 | 出席 |
第6番 | 中村文彦 | 出席 |
第7番 | 荒井直彦 | 出席 |
第8番 | 笠原俊一 | 出席 |
第9番 | 土佐洋子 | 出席 |
第10番 | 長塚かおる | 出席 |
第11番 | 横山すみ子 | 出席 |
第12番 | 金崎ひさ | 出席 |
第13番 | 待寺真司 | 出席 |
第14番 | 畑中由喜子 | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | |
教育長 | 豊田茂紀 |
総務部部長 | 上妻良章 |
保健福祉部部長 | 稲山孝之 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 高梨勝 |
消防長 | 有馬弘 |
総務課課長 | 池田務 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 山本孝幸 |
次長 | 廣瀬英之 |
主事 | 佐々木周子 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第3番 | 窪田美樹 |
第4番 | 守屋亘弘 |
議事日程
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 陳情第24-9号 建設業従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を図るよう国に働きかける意見書の提出を求める陳情
(以上1件教育民生常任委員会報告)
第6 陳情第24-10号 ごみ問題を軸に葉山町政の原点である第3次葉山町総合計画後期基本計画をより良いものにするために議会としてできる限りの取り組みをされるよう求める陳情書
(以上1件ごみ問題特別委員会報告)
第7 意見第5号 建設業従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を求める意見書
第8 議案第17号 平成24年度葉山町一般会計補正予算(第2号)
第9 議案第18号 平成24年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第10 議案第19号 平成24年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
第11 議案第20号 平成24年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第12 議案第21号 平成24年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第13 議案第22号 決算の認定について(平成23年度葉山町一般会計歳入歳出決算)
第14 議案第23号 決算の認定について(平成23年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)
第15 議案第24号 決算の認定について(平成23年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)
第16 議案第25号 決算の認定について(平成23年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)
第17 議案第26号 決算の認定について(平成24年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)
第18 議案第27号 葉山町火災予防条例の一部を改正する条例
第19 議案第28号 葉山町暴力団排除条例の一部を改正する条例
第20 議案第29号 葉山町防災会議条例及び葉山町災害対策本部条例の一部を改正する条例
第21 議案第30号 第三次葉山町総合計画後期基本計画の策定について
第22 議案第32号 人権擁護委員の推薦について
第23 議案第31号 副町長の選任について
第24 報告第5号 健全化判断比率の報告について
第25 報告第6号 資金不足比率の報告について
議事の経過
議長(畑中由喜子君)
皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、ただいまから平成24年葉山町議会第3回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(畑中由喜子君)
日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る8月31日、議会運営委員会を開きまして、会期は本日から10月12日までの38日間と決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から10月12日までの38日間と決定いたします。
議長(畑中由喜子君)
日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第111条の規定により議長において指名いたします。3番窪田美樹議員、4番守屋亘弘議員のお2人にお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
日程第3「議長から諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました陳情は、お手元に配付した文書表のとおりですので、それぞれ所管の委員会に付託いたします。審査結果等については、後日報告願います。
議長(畑中由喜子君)
日程第4「町長の行政報告」行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。
町長(山梨崇仁君)
おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告を行わせていただきます。
まず、第2回定例会におきまして議員各位からいただきました提言・要望等、計87件につきましては、既に対応させていただいたものが10件、現在対応中のものが59件、対応せずが3件、その他が15件となっております。なお、質問項目ごとの対応状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。
次に、工事関係についてでありますが、1件1,000万円以上5,000万円未満の契約につきましては、お手元の配付資料により御報告にかえさせていただきます。
次に、第2回定例会後の行政運営について2件御報告させていただきます。まず、特定規模電気事業者いわゆるPPSとの電力供給契約について御報告します。本件につきましては、役場庁舎ほか13施設の電力供給について契約を締結した株式会社ラフによる電力供給が非常に困難になったことから、早期のPPS電力供給開始に向け鋭意努力をしている旨、第2回定例会にて御報告したところです。その後、同社との契約について6月27日に解除した上で、新たに日本ロジテック協同組合と7月26日付で契約を締結し、10月1日より電力供給を受けることとなりましたのでお知らせいたします。なお、新たな契約先につきましては、役場庁舎ほか13施設に電力が供給可能であり、他自治体への供給実績があること、また発電施設を確保していることを条件として業者選定を行ったところでございます。
次に、社会福祉法人湘南の凪への対応について御報告します。本件につきましては、同法人が運営する居宅介護事業所が介護給付費の不正請求を理由として7月27日に神奈川県による指定障害福祉サービス事業者の指定を取り消された旨、先般議員の皆様に御報告させていただいたところですが、同法人は、本町との関係では、相談支援事業、医療支援事業及び障害者支援施設「葉山はばたき」の指定管理事業の3事業を運営しております。このうち相談支援事業につきましては適正に運営されていることを確認いたしましたが、そのほか2事業につきましては、より具体的な調査が必要と判断し、詳細な確認を進めているところであり、一定の結論が得られ次第早期に御報告の機会を設けさせていただく予定でございます。
以上で行政報告を終わります。ありがとうございました。
4番(守屋亘弘君)
現在の町長行政報告の中で、いわゆるラフとの契約について、6月27日契約解除をしたということですけれども、総務建設常任委員会に提出された資料の中で、その契約約款ですか、契約書が出てて、その中に違約金、それから損害賠償関連の規定があると。であればですね、参考までに出てきた資料を見た範囲、違約金がこのぐらいになるよというような資料も出てきたんですが、その対応についてどのように考えてるのかね。ただあの文書を見る限りにおいては円満解決したような感じですよね。6月27日に先方から解約の資料というか書面を出してくれと言ったらその日に出してるんだよね。それで何もコメントがない。ただし違約金条項はこの限りではないとか。実際問題そういうことでいいんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
ただいまの御質問につきまして、違約金の条項があることは確認をしております。その内容にのっとりまして今回の解約について弁護士等とも相談をしたところでございます。現状それがこの違約金の条項に適合するのか、またそれを行うことが町の利益もしくは本来の損害賠償の理念に即するのかといったところで非常に微妙なところがございますので、ラフ等の今の会社の状況もあります。まだ弁護士とは引き続きその辺の協議を重ねてまいりたいと考えてはおります。
4番(守屋亘弘君)
6月27日からもう2カ月以上たってますよね。何も対応してないの。ただ町長が勉強不足だったで済む話じゃないでしょう。どういう考えでね、もう次のいわゆる事業者と契約したよと、それで済む問題でないと私は考えてるんですがね。どういう方針あるいは考えなのか、その辺明らかにしてくださいよ。
町長(山梨崇仁君)
私としましては、当初見込める予定だった減額といいますか、コストメリットについては、本来はそれは町が見込んでいた期待値がありますので、その分については業者側のほうで担保をしてほしいという気持ちでおります。それは今でも変わってはいませんが、現実問題電力供給の市場に関する状況であったりとか、またラフのその会社の経営そのものが非常に危うい状況にもある中で、そのラフを追い込むというか、引き続き違約金条項のことを訴えていくことで町に実際のメリットが返ってくるのかといったところが非常に微妙なところにあるということを考えております。ですので、確かに弁護士との協議の中で、そこを、違約金の条項を盾に話をすることは可能であるというふうには考えてはおりますが、それをどこまでやるべきかといったところが今、判断の迷うといいますか、まだ判断をつけかねているところであります。
4番(守屋亘弘君)
じゃあ本件についてもね、先ほど湘南の凪の件で、その顧問弁護士であろうかと思うんですが、相談したと。ラフの件についても顧問弁護士等と協議あるいは相談したんですか。それでそういう結論になったということですか。
総務部部長(上妻良章君)
そのとおりでございます。
議長(畑中由喜子君)
以上で行政報告を終わります。
議長(畑中由喜子君)
日程第5「陳情第24-9号建設業従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を図るよう国に働きかける意見書の提出を求める陳情」を議題といたします。
本陳情については、教育民生常任委員会に付託し、審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、教育民生常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。
教育民生常任委員会委員長(待寺真司君)
教育民生常任委員会審査報告。平成24年6月6日の第2回定例会本会議において付託された陳情第24-9号建設業従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を図るよう国に働きかける意見書の提出を求める陳情は、議会休会中の6月18日及び議会閉会中の7月10日の2日間にわたり慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。なお、審査に当たっては、6月18日に担当部課長等に出席を求めるとともに、7月10日には議会基本条例第5条第2項の規定に基づき陳情提出者の意見陳述の機会を設けました。
陳情の要旨は次のとおりです。アスベスト(石綿)を大量に使用したことによる健康被害は多くの労働者、国民に広がっている。現在でも建物の改修・解体に伴うアスベストの飛散により被害が広がる現在進行形の公害である。欧米諸国において製造業従事者に被害者が多いのに対し、日本では建設業従事者に最大の被害者が生まれていることが特徴であるが、その大きな原因は、アスベストのほとんどが建設現場で使用されていたこと、また建築基準法等において不燃化、耐火工法としてアスベストの使用が進められてきたことにある。建設業は重層下請け構造や多くの現場に従事することから、労災に認定されるにも多くの困難が伴い、企業独自の上乗せ補償もない。また成立した石綿健康被害救済法の内容は極めて不十分なものであり、抜本的な改正が求められている。よって、国に対し建設業従事者のアスベスト被害者とその遺族の救済及び被害拡大を根絶する対策を直ちに実施し、アスベスト問題を早期に解決することを求める意見書を提出するよう求めているものです。
審査の中で、陳情提出者から、発症するまでに時間がかかるため、今後も建設業従事者の中から多数のアスベスト被害者が発生することが予想される。石綿健康被害救済法が制定され、労災補償の時効である死後5年を経過した後も救済対象とされたが、救済金額は労災補償に比べ著しく低い給付水準となっており、また、中皮腫や肺がん等対象となる疾病が限られていることから補償内容は十分とは言えないとの説明がありました。委員からは、国が進めた不燃化、耐火工法としてのアスベスト使用により建設業従事者が長い間苦しんでいるのを見逃してはならない。アスベスト被害者は高年齢者が多く一刻も早く救済すべきである。石綿健康被害救済法の内容は十分とは言えず、抜本的な見直しが求められているとして採択すべきとの意見が大勢を占め、採決の結果、全会一致により採択し、国に対し意見書を提出すべきものと決しました。
以上御報告いたします。平成24年9月5日、教育民生常任委員会。
議長(畑中由喜子君)
以上で委員長の報告を終わります。これより委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて教育民生常任委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
陳情第24-9号建設業従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を図るよう国に働きかける意見書の提出を求める陳情に関する教育民生常任委員会の結論は採択であります。
お諮りいたします。本件については、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、陳情第24-9号は委員長報告のとおり採択されました。
議長(畑中由喜子君)
日程第6「陳情第24-10号ごみ問題を軸に葉山町政の原点である第3次葉山町総合計画後期基本計画をよりよいものにするために議会としてできる限りの取り組みをされるよう求める陳情書」を議題といたします。
本陳情については、ごみ問題特別委員会に付託し、審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、ごみ問題特別委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。
ごみ問題特別委員会委員長(横山すみ子君)
ごみ問題特別委員会審査報告。平成24年6月26日の第2回定例会本会議において付託された陳情第24-10号ごみ問題を軸に葉山町政の原点である第3次葉山町総合計画後期基本計画をよりよいものにするために議会としてできる限りの取り組みをされるよう求める陳情書は、議会閉会中の7月9日に慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。
陳情の要旨は次のとおりです。第3次葉山町総合計画後期基本計画(案)は、町民の期待を裏切る全く町長の基本姿勢の見えない具体性を欠いたものになっている。特に、老朽化とダイオキシン問題で焼却炉が稼働停止に追い込まれ、廃炉宣言をせざるを得なくなったという異常事態にもかかわらず、ごみの処理・処分について町の方針や計画が全く示されていない。昨年9月の第3回定例会において、葉山町のごみ処理を近隣自治体との協力を基本に行うことを求める決議を賛成多数で可決し、近隣自治体との協力を基本に進めるべきであるとの議会の意思が示された。それにもかかわらず、ごみ処理については、近隣市との広域的な連携によって進めるという基本方針から外したままの内容で提案されており、町長がみずからのマニフェストで強調されている「近隣自治体とのパートナーシップ、事業連携で安定的なごみ処理体制を再構築します」との整合性を欠いている。町長の施政方針、行政手腕、意欲が判然としないとし、1、平成23年第3回定例会の葉山町のごみ処理を近隣自治体との協力を基本に行うことを求める決議を実現すること。2、ごみの処理処分のあり方や方向性に言及した葉山町として責任あるごみの処理処分の計画を策定すること。3、上記1及び2を盛り込んだ総合計画後期基本計画をまず定め、それに沿った実施計画とごみ処理基本計画を早急に定めること。以上の3項目を基本に置いて、町の切実で重要なごみ処理問題の解決のため、町議会として取り組むことを求めているものです。
審査の中で、葉山町のごみ処理を近隣自治体との協力を基本に行うことを求める決議は、どこの近隣自治体と協力するのか具体性に欠ける決議であり、これを基本に置いてごみ処理問題の解決に取り組むことを求める陳情には賛同できないとの意見がある一方、極めて妥当な陳情内容であり、町側に再度議会の意思を示すため採択すべきである。町長のマニフェストにも「近隣自治体とのパートナーシップ、事業連携で安定的なごみ処理体制を再構築します」と掲げている。それに沿った内容の陳情であり、採択すべきである。後期基本計画をまず定め、それに沿った実施計画、ごみ処理基本計画を定めることは当然の流れであり、早急に取り組むべきである。さきの第2回定例会において提案された第三次葉山町総合計画後期基本計画については、賛成なしで否決している。審査の中で出された議会の意見と陳情の願意は同じ思いであるとの意見が大勢を占め、採決の結果、賛成多数により採択するべきものと決しました。
以上、御報告いたします。平成24年9月5日。
議長(畑中由喜子君)
以上で委員長の報告を終わります。これより委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにてごみ問題特別委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
陳情第24-10号ごみ問題を軸に葉山町政の原点である第3次葉山町総合計画後期基本計画をよりよいものにするために議会としてできる限りの取り組みをされるよう求める陳情書に関するごみ問題特別委員会の結論は採択であります。
お諮りいたします。本件については、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議がありますので、これより討論を行います。まず、委員長報告に反対者の発言を許します。
3番(窪田美樹君)
3番日本共産党、窪田美樹です。私は、日本共産党を代表し、陳情第24-10号ごみ問題を軸に葉山町政の原点である第3次葉山町総合計画後期基本計画をよりよいものにするために議会としてできる限りの取り組みをされることを求めた陳情に反対、ごみ問題特別委員会委員長報告に反対の立場で討論を行います。
まず、この陳情は、平成23年第3回定例会での決議、葉山町のごみ処理を近隣自治体との協力を基本に行うことを求める決議を実現することを求めています。そもそもこの決議には、平成23年8月30日に陳情第23-25号として、近隣自治体との協力を基本に行うことを求めた陳情の討議結果として決議を上げたものでした。私はこの陳情に対し、近隣自治体とはどこか、闘争中、裁判中の横須賀市、三浦市とはそう簡単にはいかない、また逗子や鎌倉市は、両市は現在も広域処理を検討中であり、鎌倉や逗子市とも簡単にはいかない。そして自分たちで出したごみを自分たちで処理をすることも考え入れず、研究・検討もせずに他の自治体に処理をお願いするのは道徳心にも欠けると考えました。こういったことを挙げ、近隣自治体との協力は簡単ではないこと、ごみ処理の技術革新も考えて自己処理、自区内処理も考えるべきと主張し、反対しました。
残念ながら当時は私1人の反対でしたが、近隣自治体との関係は当時とほとんど変わっておりません。時々話に出てくる逗子市との連携とのことですが、市議会では、市長がある市議の質問に対し、葉山町との協力はあり得ないといったような答弁もあります。また、横須賀市との広域処理を求めている三浦市ですが、今のところ可燃物処理を横浜市に委託されていると聞きます。現在横浜市から断られ、すぐにでも横須賀市に処理してもらえるよう頼み込んでいると聞きます。近隣のどの自治体との協力も依然として見通しは簡単なものではありません。こうした状況の中、近隣自治体との協力を進めることを求めることは、かえって新たな混乱を招くことになりかねません。逆に自治体から、ほかの自治体から、葉山町がごみ処理を依頼される立場になって考えれば、一生懸命ごみを減らすことを頑張っている町民に、ほかの自治体からごみを持ってこられたら、ごみの減量化を頑張っている住民の気持ちはどのようなものでしょう。簡単に自治体間で話し合った結果だからわかりましたとなるでしょうか。自治体間の調整も簡単にはいかない現状に加え、近隣住民間の感情はもっと難しい問題があると考えます。
また、この陳情には、責任あるごみ処理基本計画策定を求めていますが、この点については、計画策定すべきことは私も同じ意見です。しかし、広域処理を基本にすることには賛成できません。ただ計画をつくればよいというわけにはいきません。そもそもごみ処理の基本は、資源化・減量化です。いかにして減量化を進めるかが問題であり、他の自治体での成功例や先進的な取り組みなどを参考に積極的に行っていくべきだと考えます。その点で葉山町の現在の取り組みに前進の兆しを感じます。キエーロ等の取り組みを生かした生ごみ処理の取り組みなどは大きな前進ではないでしょうか。また、資源ステーションの取り組みなども一歩前進ではないでしょうか。できるだけ早く全町に広める努力を進めるべきだと考えます。また、半減化袋を研究した取り組みについては、目標をしっかり意識できる点などを挙げ我が党では評価しましたが、残念ながら議会の多数を得ることができず取りやめになっています。先進自治体の研究や費用対効果なども明らかにし協力を求めた点など、担当者の努力は評価するところが大いにあると思います。ただ、半減化袋なしでも削減可能なら袋代は無駄となりますが、町民の意識高揚、目標をはっきりするなどは、袋代金以上の効果を生むとした考えが残念ながら受け入れられなかったことから、町民にそれにかわるわかりやすい目標を示していただきたいと思います。数値的目標だけではなく、現在のごみをどのぐらい減ったという目で見えるような目標になれば取り組みやすくなるのではないでしょうか。半減袋のように、このぐらいになれば半減できるといった目安を盛り込んだ計画を示してほしいと思います。
今、陳情にあるように、集められたごみをどうするかを、どう処理するかも重要ですが、まず出てくるごみをいかにして減らすかが第一だと思います。現在のごみの、全体のごみの量はそんなに変わらないでしょうから、いかに資源化できるよう分別するかが大事です。ごみではなく資源として生かせるものになれば、ごみは減ります。分別が大切です。それには町民の協力が欠かせません。我が党では、今こそごみの非常事態宣言等を発し、資源物の分別、ごみにならないような買物まで含め、ごみの減量化に対する協力を全力で町民に訴えていくべきだと考えます。何人の議員の方々から出ていますが、先進自治体の取り組みは、首長を先頭に全職員挙げての資源化・減量化を訴え進めていると話されています。先進自治体では、職員が各ステーションに立って分別の徹底を訴え、環境課の担当者だけなく町職員全体協力のもと、資源化・減量化を進めるべきです。こうした全庁挙げての取り組み、危機意識を持った取り組みを踏まえ、ごみ処理計画を早急につくることを求めます。
以上、陳情第24-10号を可決とした委員長報告に反対の討論といたします。(拍手)
議長(畑中由喜子君)
次に、委員長報告に賛成者の発言を許します。
4番(守屋亘弘君)
4番守屋亘弘です。私は委員長報告に賛成の立場から討論に参加します。
ただいま、3番窪田美樹議員が反対討論をなさいましたけれども、聞いてる範囲については論理に矛盾があるのではないかと。
まず、そもそもゼロ・ウェイスト施策をするに当たっては、一番最初にごみ処理非常宣言を発すべきだったんですよ。いいですか、その、例えば1トン当たりのごみ処理経費については、22年度、6万282円だった。これは県下でワーストツーですよ。それ以前、約10カ年、ずうっとワーストワンだった。それと、さらにつけ加えて申し上げれば、一般廃棄物経費の一般会計歳出決算では10%以上だったのが、ずうっとこの10年以上になろうかと思いますけれども、葉山町しかなかったんです。こういう状況をよく町民に理解してもらって、だからこそゼロ・ウェイスト施策をしなければならないと言うべきだったのに、突然ゼロ・ウェイスト施策を宣言をしたような形にもって取り扱ったと。そもそもの、まあ段取りの違いというのか、そういう面で、あえてこれ以上言いませんけど、もう私は総括質問で出したので、ゼロ・ウェイスト施策の評価というのは何だったのか、これをまたよく聞きたいと思いますけれども。
もう1点は、考え方として自区内処理、いわゆる葉山町単独処理という考えもあろうかと思いますけれども、具体的に対案として考えるならば、幾らかかるのか。今までの私の記憶する範囲で、たしか20年4月17日だったかと思いますが、町から出てきた資料でクリーンセンターの撤去作業が4億円かかると。それプラス先ほどのお話の中で「新たな技術を開発して」云々とありますけれども、具体的に何を指しているのか、どの規模のどのようなシステムのごみ処理施設を建設すればいいのか、そういう詰めた話をしないで、ただ減量化・資源化でしのいでいこうというようなことであれば話がかみ合わない。この陳情の中においてごみ処理施設をどうしたらいいかという点が主眼になっているのではないかと。では、窪田美樹議員は、今まで使用していたおんぼろごみ焼却施設を廃炉にしてはいけないのですか。もし現況の一つの解決策としてどうしようもないからなのか、ずっと民間委託してるでしょう。少なくとも昨年の7月以降から6月までは横浜市にも協力願ってきたと。それ以降については、今日までもう1年3カ月近くになろうかと思いますけれども、ずっと民間委託一本で来てる。これが一番いいかもしれないですよ。そういう面を含めて、この陳情の願意とすべきものは、どういう方法で処理するか。例えば減量化・資源化といったって全部ごみがなくなるわけじゃないでしょう。その処理をどうするのか。これを明確に対案を出すべきだと思います。それなくしてこの陳情に私は不採択とする意味はない。
私はかねてから、これは平成17年9月議会に私が一般質問で、逗子といわゆる当時地域間協定によってごみ処理するのがベストだと言ってる。残念ながら今、日にちまで忘れましたけれども。ただし当時だれも相手にしてくれなかった。今、具体的に数字で申し上げれば、残念ながら逗子市長は単独で、逗子市単独でやるという方向づけをしたようですけれども、例えば30億で、現在70トン、2炉ある焼却施設を30億円程度かけて大改修すると、そういうことであれば、逗子と葉山と共同でやると。そうすれば地域計画なるものを出して、それが認められれば循環型社会形成推進交付金10億円得られるんですよ。だから30億のうち交付金が10億、あと20億を逗子と葉山とどう考えるのか。例えば、まあおまけだとして葉山町が10億出せば逗子は10億で済む。そういうようなことを考えれば、何も近隣自治体と共同して対応するということは、利益の面からも真っ当な話だと私は考えております。
以上をもって私の賛成討論といたします。
議長(畑中由喜子君)
賛成討論。
4番(守屋亘弘君)
失礼しました。反対討論って言わなかったよね。賛成討論といたします。
議長(畑中由喜子君)
ほかに討論はありませんか。
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。本件については、起立により採決いたします。陳情第24-10号に対する委員長の報告は採択であります。本陳情は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立11名の多数です。よって、陳情第24-10号は委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
議長(畑中由喜子君)
日程第7「意見第5号建設業従事者のアスベスト被害者早期救済・解決を求める意見書」を議題といたします。
意見書(案)を朗読させます。朗読。
(書記朗読)
本件は提案理由の説明及び質疑を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、意見第5号は提案理由の説明及び質疑を省略することに決定しました。
お諮りいたします。意見第5号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって意見第5号は原案のとおり決定されました。よって、意見書(案)を意見書として政府関係機関に提出し、神奈川県知事あてに参考送付いたします。
議長(畑中由喜子君)
日程第8「議案第17号平成24年度葉山町一般会計補正予算(第2号)」、日程第9「議案第18号平成24年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第10「議案第19号平成24年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、日程第11「議案第20号平成24年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第12「議案第21号平成24年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)」の5件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
それでは、議案第17号、第18号、第19号、第20号、第21号につきまして御説明申し上げます。
初めに、議案第17号平成24年度葉山町一般会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億6,343万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を93億2,267万3,000円とさせていただくものでございます。第2条は債務負担行為の補正に関する定めで、4ページの第2表、消防救急デジタル無線整備事業負担金を追加し、期間を平成25年度から平成26年度までとし、3,498万6,000円の限度額を設定させていただくものでございます。
それでは、補正予算書の5ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により順次御説明申し上げます。
補正予算書の8ページ、歳入、第9款地方特例交付金、第1項地方特例交付金、第1目地方特例交付金の減収補てん特例交付金マイナス343万7,000円から、第20款諸収入、第4項雑入、第1目雑入の消防団員安全装備品整備等補助事業助成金56万9,000円につきましては、付属説明書の11ページ、12ページにその説明を記載させていただいております。
主な歳入内容といたしましては、まず第9款地方特例交付金のマイナス343万7,000円につきましては、住宅ローン減税分、自動車取得税減税分の減収補てん特例交付金の額の確定に伴い、当初予算との差額を減額補正させていただくものでございます。
第10款地方交付税の5,790万9,000円につきましては、少子高齢化の進展、社会経済情勢の低迷により財政需要が増加したことにより、当初予算で計上しました地方交付税を更正増させていただくものでございます。
第15款県支出金、社会福祉費補助金の4,257万1,000円につきましては、地域支え合い体制づくり事業費補助金を1,006万9,000円更正増させていただくものでございます。また、介護基盤緊急整備等臨時特例交付金事業費補助金の3,000万円並びに施設開設準備経費助成特別対策事業費補助金の250万2,000円を更正増させていただくものでございます。また、保健衛生費補助金の52万円につきましては、住宅用太陽光発電導入促進事業補助金を更正増させていただくものでございます。
第19款繰越金につきましては、後ほど御審議いただきます議案第22号平成23年度葉山町一般会計歳入歳出決算において確定しております前年度からの繰り越された剰余金5億6,529万9,000円から、当初予算に計上させていただいております2億円を差し引いた3億6,529万9,000円を補正させていただくものでございます。
第20款諸収入、消防費雑入の56万9,000円につきましては、消防団員安全装備品整備等助成事業助成金を補正させていただくものでございます。
補正予算書の10ページ、歳出、第1款議会費、第1項議会費、第3目議会費の議員報酬及び手当マイナス238万5,000円から、14ページ、第8款消防費、第1項消防費、第4目防災対策費の防災対策事務運営事業998万円までは、付属説明書の14ページから19ページにその説明を記載させていただいております。
主な歳出内容といたしましては、第1款議会費の議員報酬及び手当として本年7月より実施しております定率削減により238万5,000円の減額補正させていただくものでございます。
第2款総務費の職員給与費として、後ほど御審議を賜りますが、本年10月より就任予定の副町長に係る給料及び手当609万1,000円、基金積立金として財政調整基金積立金4億円、企画調整事業として第三次総合計画後期基本計画及び実施計画策定業務に係る委託期間延長に伴う経費21万円、神奈川県町村情報システム共同事業として町税、保険料等について平成25年度からコンビニエンスストアでの収納を導入するに当たり、プリンターの増設並びに基幹系システムの設定変更経費379万8,000円を増額補正させていただくものでございます。
第3款民生費の各種福祉団体等補助金として地域支え合い体制づくり事業費補助金を活用し、地域包括支援センターの機能強化を図るための助成8万9,000円、平成25年4月1日開設予定の小規模多機能型居宅介護事業所に対する施設建設費補助金3,000万円、また施設開設準備経費補助金250万2,000円、乳幼児等予防接種事業として予防接種実施規則の改正により生ポリオワクチンにかわり不活化ポリオワクチンの定期接種が導入されることに伴う経費1,164万1,000円を補正させていただくものでございます。
第4款衛生費の老人保健医療事業として23年度交付金の額の確定に伴う超過交付額の返還金6万1,000円、地球温暖化対策事業として住宅用太陽光発電設備設置希望者の増加に伴う助成経費104万円を補正させていただくものでございます。
第7款土木費の下水道事業特別会計繰出金として、後ほど御審議いただきます議案第26号平成23年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算において、剰余金確定に伴い繰出金1,000万円を減額補正させていただくものでございます。
第8款消防費の消防団活動事業として消防団員の安全装備品購入経費57万円、防災対策事務運営事業として、災害時要援護者管理システムの導入経費及び要援護者避難支援備品等の購入経費998万円を補正させていただくものでございます。
第12款予備費につきましては、歳入歳出予算額の調整のため、983万4,000円を追加し、補正後の額を4,950万3,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第18号平成24年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,431万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ38億7,782万9,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明申し上げます。
補正予算書の6ページ、歳入、第10款繰越金、第1項繰越金、第1目繰越金の前年度剰余金1億4,431万円につきましては、付属説明書の20ページにその説明を記載させていただいております。主な歳入内容といたしましては、第10款繰越金につきましては、後ほど御審議いただきます議案第23号平成23年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算において確定しております前年度から繰り越されました剰余金1億8,431万円から、当初予算に計上させていただいております繰越金4,000万円を差し引きました1億4,431万円を補正させていただくものでございます。
補正予算書の8ページ、歳出、第3款後期高齢者支援金等、第1項後期高齢者支援金等、第1目後期高齢者支援金の後期高齢者支援金支払い事業26万3,000円から、第11款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金、第2目国庫支出金返納金の24万5,000円につきましては、付属説明書の22、23ページにその説明を記載させていただいております。主な歳出内容といたしましては、第1款後期高齢者支援金等の後期高齢者支援金支払い事業として平成24年度後期高齢者支援金の額の確定に伴い26万3,000円を補正させていただくものでございます。
第9款基金積立金の国民健康保険事業運営基金積立金事業として8,000万円補正させていただくものでございます。
第11款諸支出金の国庫支出金等返納金として平成23年度出産一時金補助金及び後期高齢者医療制度円滑運営事業費補助金の額の確定に伴う超過交付分返納金24万5,000円を補正させていただくものでございます。
第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため6,380万2,000円を追加し、補正後の額を7,758万9,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第19号平成24年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,270万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を7億8,844万6,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明申し上げます。
補正予算書の6ページ、歳入、第4款繰越金、第1項繰越金、第1目繰越金の前年度剰余金の2,270万4,000円につきましては、付属説明書の24ページにその説明を記載させていただいておりますが、繰越金につきましては、後ほど御審議いただきます議案第24号平成23年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算において確定しております前年度から繰り越されました剰余金4,270万4,000円から当初予算に計上させていただいております繰越金2,000万円を差し引いた2,270万4,000円を補正させていただくものでございます。
なお、歳出、第5款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため2,270万4,000円を追加し、補正後の額を2,370万4,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第20号平成24年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,977万円を追加し、歳入歳出予算の総額を24億7,163万9,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明申し上げます。
補正予算書の6ページ、歳入、第4款支払基金交付金、第1項支払基金交付金、第1目介護給付費交付金の429万4,000円につきましては、平成23年度介護給付費の確定に伴う精算交付金を補正させていただくものでございます。
第8款繰越金、第1項繰越金、第1目繰越金の前年度剰余金2,547万6,000円につきましては、付属説明書の26ページにその説明を記載させていただいております。なお、繰越金につきましては、後ほど御審議いただきます議案第25号平成23年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算において確定しております前年度から繰り越されました剰余金2,747万6,000円から、当初予算に計上させていただいております繰越金2,000万円を差し引きました2,547万6,000円を補正させていただくものでございます。
補正予算書の8ページ、歳出、第5款基金積立金、第1項基金積立金、第1目基金積立金の介護給付費支払基金積立金2,000万円、第7款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金、第2目償還金の国・県支出金等返還金128万8,000円は、付属説明書の28、29ページにその説明を記載させていただいております。
主な歳出内容といたしましては、第7款諸支出金の国・県支出金等返還金として平成23年度地域支援事業費の確定に伴う返還金128万9,000円を補正させていただくものでございます。第8款の予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため848万2,000円を追加し、補正後の額を1,038万5,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第21号平成24年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,149万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を12億228万円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明申し上げます。
補正予算書の6ページ、歳入、第4款繰入金、第1項他会計繰入金、第1目一般会計繰入金のマイナス1,000万円及び第5款繰越金、第1項繰越金、第1目繰越金の前年度剰余金2,149万3,000円は、付属説明書の30ページにその説明を記載させていただいておりますが、繰越金につきましては、後ほど御審議いただきます議案第26号平成23年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算において確定しております前年度から繰り越されました剰余金3,649万3,000円から、当初予算に計上させていただいております繰越金1,500万円を差し引いた2,149万3,000円を補正させていただくものでございます。
補正予算書の6ページ、歳出第4款の予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため1,149万3,000円を追加し、補正後の額を1,449万3,000円とさせていただくものでございます。
以上、補正予算5件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
議長(畑中由喜子君)
提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。
最初に議案第17号について質疑を行います。
4番(守屋亘弘君)
地方交付税についてお尋ねしたいんですけれども、きょうの新聞でもいわゆる、ある法案が国会の場で審議もされずに、今のところ通らないということで、地方交付税の支払いが先送りになるというようなことらしいんですけれども、先ほど説明があった約5,800万の地方交付税自体が先送りになるということなんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
今、守屋議員御質問のとおりですね、法案が通らないということで交付税の支給がおくれるという案内で、いつごろまでにどのくらいおくれるという内容はまだうちのほう、まだ知らせも来ておりませんので把握はしてございませんけれども、市町村分に関しては全額支給はされるという内容の報告は受けてございますけれども、その時期に関しては今いつというふうにははっきりお答えできないところでございます。
4番(守屋亘弘君)
例えば平成24年度中に約5,800万が交付されなかったとしたら、どのような影響があるんでしょうか。私は影響はないと思っているんですけれども、いかがですか。
総務部部長(上妻良章君)
当然5,700万、この金額がもし入らないということでありますれば、一般財源から何かしらの手当てをしなければなりませんので、その分に関しては影響がないということはないというふうに思いますけれども。
4番(守屋亘弘君)
それからですね、債務負担行為の補正とありますが、さきの一般会計補正予算(第1号)では、継続費と地方債の補正ということで記載がありますが、その事業名については防災行政無線再整備事業になっているんですけれども、今回の債務負担行為の補正では、消防救急デジタル無線整備事業負担金になってるんですよね。それで平成25年度から平成26年度までで約3,500万の数字になってるんだけど、どっちが…この事項、その事業負担金が正しいんですか。
総務部部長(上妻良章君)
防災無線の関係とですね、今回債務負担をお願いしてございます消防救急デジタル無線整備事業負担金の負担金とは別ものでございます。今回の消防救急デジタル無線整備事業負担金につきましては、23年度からの3カ年事業でですね、県下全体の消防でデジタル無線化をするということで、横浜市が事務局となって進めてる事業でございます。これにつきましては24年度、今年度にその契約が24年から26年ということで確定をいたしまして、その分の契約が確定ということで負担金が確定いたしましたので、今回こういった形の債務負担行為をお願いする、26年までの事業でございますので3カ年契約ということで、債務負担を今回お願いをしているということでございます。
4番(守屋亘弘君)
そうすると、債務負担行為を補正で追加となってますよね。24年度には何らかの金額があって、それにプラスして追加っていう意味なんですか。まあたまたま、全然間違ってるかもしれませんけど、24年度で神奈川県防災行政通信網運営負担金っていうのがありますよね。これとは全く関係ないんですか、負担金という意味において。
総務部部長(上妻良章君)
この追加という意味はですね、追加という意味はですね、当初予算で別のもので債務負担を組んでるものがございますので、そういう意味で今回補正ということで追加という表記をさせていただいたということでございます。
4番(守屋亘弘君)
いや、ですからさっきね、補正予算の第1号で地方債の補正、地方債の追加変更は第3表「地方債補正」によるとあるんですよね。それで今回もそれに関しては債務負担行為の補正となってて、第2条債務負担行為の追加となってる。だから何らかのものにプラスしたんですかって。
総務部部長(上妻良章君)
(反訳不能)この負担金として追加した、この中で追加したということではなくて別、先ほど申し上げましたとおり、別の債務負担行為がございますので、それに追加をしたということでございます。
4番(守屋亘弘君)
だからそうであれば、24年度は金額はどうなんですか。24年度の金額に対してさらに追加するってことなんでしょう。
総務部部長(上妻良章君)
当初ではですね、約1,500万…あ、ごめんなさい、1億500万の債務負担を組んでございますので、それにこの3,400万が足されますので、約1億4,000万の債務負担になるということでございます。
4番(守屋亘弘君)
ちょっと整理したいんですけども。じゃあ当初予算あるいは補正予算に、どこにその債務負担行為って出てるんですか。そもそもの、その1億500万とかいうのは。
総務部部長(上妻良章君)
24年度予算書のですね、7ページに債務負担行為の記載がございます。
議長(畑中由喜子君)
よろしいですか。
13番(待寺真司君)
先ほど4番守屋議員との地方交付税のやり取りの中で、5,800万円という数字で、それが入る入らないというお話で質疑があったかのようにちょっと受け取ったんですが。教えていただきたいんですけど、今回交付が決定してその差額が、予算現額との差額を今回収入として上げてきたわけで、4億8,000、約800万、これが葉山町の普通交付税の決定額で、これが全額抑えられるんじゃないかっていう危惧があるんですが、現段階でね。今後徐々にという話は新聞報道なんかでも聞いてますけれども、そういう理解でよろしいんですよね。
総務部部長(上妻良章君)
すいません、先ほどの御質問では補正金額ということで御質問がありましたので、それにお答えをいたしましたけれども、全体の金額といたしましては待寺議員おっしゃるとおり4億8,790万9,000円、こちらに記載してございます決定額のとおりでございます。
13番(待寺真司君)
そうするともう1点、特別交付税が3,200万円予算で組まれてますけれども、こちらの対応のほうはどういうふうになるんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
今回の法案云々ということでは、特別交付税がどうこうという話は今ちょっと聞いてございませんけれども、特別交付税に関しましては算定が12月と3月の2回ということでございますので、毎年特別交付税の最終的な処置につきましては年度末にさせていただいてるというところでございます。
13番(待寺真司君)
そうすると普通交付税で言えば4億8,800万円、これがこの期の中に、もう期が24年度がね、半分過ぎてますけれども、今後後半に向けてこれだけの多額な金額がなかなか入らない。それから財政力の弱い自治体からっていうようなお話も新聞報道なんかで出てますので、そうすると葉山町、そんな財政力、まあ全国レベルで言うとそんなに低いほうではない。逆に高いほうだということになると、おくれがかなり生じるんじゃないかという危惧があるんですが、その辺は担当課として今後の対応も含めてどのようにお考えになってますでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
細部の対応をですね、今、確定しておるわけではございませんけれども、報道の中では無利子の起債等の措置もあり得るということもありますので、その辺も含めてですね、その時点でですね、適切な対応をしてまいりたいというように思っておりますけど。
12番(金崎ひさ君)
関連なんですけれども、きのうのテレビ報道では、その一報道の感覚かもしれませんけれども、小さいところには迷惑をかけないということで、市町村ですね、それで都道府県に少し遅滞が起きるかもしれないみたいな感覚で報道を聞きましたけれども、そういうテレビ局もありましたが。例えば神奈川県に遅滞が起きる場合に、この今回の補助金、補正の中に県補助金が結構含まれておりますけれども、そういうのが支払われないということもあり得るのかどうかということをお聞きいたします。
総務部部長(上妻良章君)
法案につきましては今後いつ通るかというのがございますけれども、今回の県補助金のですね、最終的な報告等を出しましたのが年度末でございますので、それに合わせて何かそこで金額が確定した時点でですね、変更申請をしてジャストの金額で補助金の申請をいたしますので、それまでには何とか対応していただければなというふうには思ってございます。
4番(守屋亘弘君)
ちょっと確認で申しわけないんですけど、先ほどの13番待寺真司議員の質問に対してですね、この約5,800万ですか、の交付税、地方交付税が入らないと云々と私申し上げたんだけど、これをプラスして約5億2,000万ですよね、補正後の地方交付税が。全体の、そうでしょ、ね。それが先送りされるということなんですか。だから全体が先送りされるということなのかね。単純にさっき私が質問した中で約5億…あ、失礼。5,800万が入ってこないっていうことなのか。
総務部部長(上妻良章君)
すいません、時間をおかけして申しわけないんですけれども、交付税の支給はですね、9月と12月ということでございまして、今回、今、問題になっているところが12月以降の部分に関してどうなるかなというところで、今、法案の関係が起きているところでございます。9月分に関しては、今、額面が幾らというのはないんですけれども、そこのその部分に関しては規定どおり支給をいただけると、そのとおり支給をいただけると。9月分支給に関してはその分入ってくるんじゃないかなというふうには、ちょっとは聞いておるんですけれども。
4番(守屋亘弘君)
いや、逆に聞くと、今まで幾ら入ってきたんですか。
総務部部長(上妻良章君)
申しわけございません、先ほどのお答えとちょっとずれてしまった部分があります…あるかもしれませんけれども、9月、12月の支給はまだございませんけれども、4月から6月に概算払いという部分で2億2,000万円は、約2億2,000万円は入ってございます。
議長(畑中由喜子君)
ほかに。
4番(守屋亘弘君)
ちょっと勉強不足かもしれませんけれども、この数字でいわゆる全額、まあ入るよと仮定して、約5億2,000万ですよね。これは今までその交付金、地方交付税で最高額ではなかろうかと。ちょっと私の調べた範囲はね。そういうことでよろしいんでしょうか。よろしいんでしょうかっていう言い方はおかしいけども、客観的事実として一番高額になるんではなかろうかと思いますけど、どうなんでしょう。
総務部部長(上妻良章君)
すいません、時間をおかけして申しわけございませんでした。22年度以降ふえてございまして、今持ってございます18年度以降からの資料で見ますと、一番多い交付金額であるというふうに思います。
議長(畑中由喜子君)
よろしいですか。
9番(土佐洋子君)
社会福祉費のところを伺います。介護基盤緊急整備等臨時特例交付金事業費補助金というのが、県支出金で3,000万円ありますが、これがどのような補助金なのか伺いたいのと、もう1点、小規模多機能型居宅介護事業所っていうのは、地域密着型サービス事業所とありますけども、どのようなものか詳しく教えてください。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
まず3,000万円の補助金でございますが、これは県からの補助金でございます。内容としましては、高齢者の方に対する介護やまたは援護が必要な人に対して、整備や設置をする方、事業者に対してですね、交付される補助金でございます。
それからあと、小規模多機能型はどういうものですかっていうことだと思うんですが、この施設につきましては、まず葉山に住まれている高齢者の方と、要支援・要援護を認定を受けている方が利用ができる施設でございます。この施設の内容でございますが、通常行われているデイサービス、または訪問介護、それからショートステイを、すべてのものを複合的にした、された整備の事業所としてですね、設置をされるものでございます。で、場所としてはですね、長柄の264番に今、計画予定をされております。
9番(土佐洋子君)
先に質問いたしました、その県の補助金の3,000万円ですけども、先ほど待寺議員が質問されたように県からのものなので、これはおくれたりすることがあるのですか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
この補助金につきましては、そういう影響はございません。ただ、この補助金の交付につきましては、小規模多機能型介護事業所につきましては町が指定をしますので、町が指定をした後に交付がされます。
議長(畑中由喜子君)
ほかにございますか。
2番(近藤昇一君)
交付税なんですけども、先ほどのお話では2,200万もう振り込まれてる。あ、2億2,000万、失礼、2億2,000万。と、残りが、9月分については間違いないと思うけどっていう話ですけども、実際まだもらってないわけですね。で、1日おくれるとどのぐらいの影響が出てくるのか。これかなり昔の話ですけどね、当然今のような金利じゃないころ、給料何日間かおくらせるとこれだけ金利がつくみたいな話もあったわけですよ。逆に言えば何日間かおくれれば、まあ今の金利であってもね、一定の影響を、私、町の財政にも与えると思うんですよ。億っていうお金ですからね。その辺もどういうふうに考えてるのか、あるいはその影響をどのように考えるのか。
総務部部長(上妻良章君)
先ほどもお答えしましたとおり、9月の支給いただける分に関しては今のところ影響はないだろうというふうには私ども踏んでございますけれども、12月に関してはまだ未知数の部分がございます。その中で12月の、今まででも何日かというふうな規定はございませんので、そのあたりでこれがずれ込んで1月、2月だという話になりますと、確かに億の金でございますので、予想的な部分で今、予測する策はございませんけれども、多少の影響はあるのかなというふうな部分はございますけれども、その辺をどのように対応していくか、これは県等も通じてですね、今後ちょっと考えていかなければならない部分かなとは思いますけれども、いまだかつてそのような、ちょっと今、状況がございませんので、その時点でちょっと考えさせていただきたい、事前にある程度の考えもまとめておきたいなというふうには思います。
2番(近藤昇一君)
もう1点、この地方交付税の確定することによって、臨時財政対策債の発行可能額っていうのが明確になってくると思うんですけども、これは金額は幾らになるんですか。
総務部部長(上妻良章君)
臨財債の発行額でございますけれども、概算としては約6億3,000万で…あ、6億300万でございます。6億288万5,000円、6億288万5,000円が現時点で聞いております臨財債の発行可能額でございます。
2番(近藤昇一君)
これを町長はどのようにお考えですか。
町長(山梨崇仁君)
臨財債の発行額が大きくなることにつきまして、私自身は町の財政状況、将来への負担、それを大前提に債券の発行を考えておりますので、この額満額借り切ることはないだろうという前提で今、業務を進めたいと考えておりますので、この額につきましては国の基準が大きくなったなという、そこまででございます。
2番(近藤昇一君)
これは国の、いつも言ってることですけどもね、国の、本来であれば交付税として交付されなければならない額の一つですよね。それを過去は国が借金して地方に渡したのを、地方に借金させろということで、今、こういう形でもって町に借金させてる。実際にはその返済については交付税に算入しても…あ、いやいや、需要額に算入してもいいよっていう形にはなってる。まあ借りても借りなくても算入されるらしいですけども。で、これは実際に箱ものじゃなくて、福祉にも教育にもいかなる交付税と同じ性格として扱えるという面では、本当に町民の生活を考えた場合に大いに活用すべきだと思うし、で、これは後ほど出てくる23年度の決算見ても、基準財政需要額が100.9%、経常収支比率、ごめんなさい、経常収支比率。何であんな数字出してくるのかなと思うんですけどね。実際には臨時財政対策債、これを十分活用していればあんな数字は出てこないはずですよね。実際決算書の決算ノート見てみても、各自治体で臨時財政対策債を除いた場合の経常収支比率、その比較が出てますよね。それを見ても、あれを除けばそれぞれ100%以下になってると。まさに葉山がその一つの例として、23年度の決算出てきてるんですよ。
で、この臨時財政対策債の考え方の根本からもう私、変えなければならないと思うんですよ。守屋町政時代までは満額借りてたんですよ。森町政になってから何かいきなり、もう借りたくないみたいなね。借りたくないって言って町民の福祉とかね、教育が十分行き渡ってればいいですけども、そこを今度削ってきてると、かわりに。そういう町政になってしまったんですよ。その辺のお考えを変えるつもりはないのかどうかね。いかがでしょうか、町長。考え方は変わらないですか。
町長(山梨崇仁君)
私はかねがね申し上げておりますが、現在私たちの負担行為が将来への大きな負担とならないよう、財政運営を考えなければならないということを申し上げてる中で、この臨財債につきましてもその発行額の満額という考え方じゃなくて、今の町のあるべき財政規模の中で、まあプライマリーバランスというふうに表現しておりますが、あるべき債券の発行額というものを定めて、私は考えていきたいというふうに、それは変わらない考え方として持っております。
2番(近藤昇一君)
これはまた決算の議論の中で改めてやらせていただきますけども、少なくともね、公債比率見てみれば全県比較しても1%なんてね、公債比率のところなんて、県下でもって1つか2つしかないんですよ。そういう中でプライマリーバランスだけを前面に出してね、あるいは町民の福祉とか教育充実していかないというような考え方っていうのは、私は改めるべきだと思います。まあこれは決算の議論でやらせていただきます。
それと、もう1点よろしいでしょうか。伺いますけども、財政調整基金の考え方について伺いたいんですけども。前町政のころたしか財政調整基金、理想的には4億から5億あればいいと言われてたんですけども、今回8億6,200万。これどういうことなんでしょう。私ども地方自治体の財政っていうのは企業会計と違いまして、お金余らせて貯め込めば優秀な行政だとは思っておりません。町民から預かった税金、お金は、いち早く町民に有効に還元すべきだと考えております。当然財政調整ですから、一定の規模の基金、これを否定するものではないんですけども、8億6,200万っていうのは、これはどうなんでしょう。私は直ちに町民に還元すべき部分が相当数、相当額あると思うんですけど、いかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
前提として申し上げなければならないんですが、毎年度この時期に財調の繰り回しを行い、また来年度の当初予算の編成の際にこの財源を使って当初予算を編成していきます。恐らく森町政がそのころ言っていたことは、当初予算組んだ後の財調の残額として5億円程度を考えていたんじゃないかというふうに思います。これは昨年度と比較しますと、確かにそれを踏まえた上でも恐らく多少の額が、数千万円以上はですね、財調が多く積み増せる額が見込めるというふうには考えておりますが、先ほどから御質問にありましたとおり国の情勢だったりとか、また神奈川県そのものも今、臨調を組んで厳しい財政運営を考えている中で、町としてその先行きが見えないものに対して、今こそ町民にこれを還元するんだというふうな考え方には至ることにはならないと思います。
2番(近藤昇一君)
そうすると、少なくともその考え方をすれば、3億6,000万ぐらいの当初予算には取り崩しが行われると考えてよろしいんですか。
町長(山梨崇仁君)
繰り返しになりますが、来年度でですね、本年度の積み増した分を使い切るかどうかというものは、当初予算の編成の中で考えてまいりたいというふうには思いますが、いずれにしてもこれから来年度、再来年度と引き続き継続性のある行政ですので、当初の先行きの見込みを踏まえた当初予算編成は行ってまいりたいと考えております。
11番(横山すみ子君)
2点お願いいたします。1点は、総務部長先ほど、万が一地方交付税が入ってこないような場合に利子のない融資、財源の手当てについて何か県か国から示唆があったというようなお答えがあったように思ったんですが、私の勘違いですか。無利子の融資というようなお言葉があったような気がするんですけど。
総務部部長(上妻良章君)
県等からですね、正式にお話があったわけではなくて、私の、すいません、知り得る範囲のお答えということで御理解いただきたいと思います。私も新聞報道等で知った範囲のお話でございます。そういった内容がたしか新聞報道等であったと、今後手当てを考えておられるというふうに財務大臣がおっしゃったというような記憶がございました。
11番(横山すみ子君)
わかりました。そうすると県の市町村課等から万が一財政、地方交付税が来ない場合に利子補給のある融資があるとか、あるいは減税補てん債のようないろんなことが考えられているという具体性のある話ではないということですね。
総務部部長(上妻良章君)
お答えが適当ではなかったとちょっと反省しております。おっしゃるとおりでございます。
11番(横山すみ子君)
すいません、私も新聞を詳しく読んでなかったので、国が何か言ったかなと思ってしまいました。
もう1点、これは町長に伺いたいんですが、財政調整基金積み増しをされている、これは大変いいことですし、それから臨時財政対策債使い切り型では、財政の改善が非常におぼつかないと思っておりますので、町長の方針には賛成でございますけれども、この財政調整基金に今年度積み増しをされましたが、積立基金の2番目にあります公共公益施設整備基金、これが現在のところ約2億でございまして、これから先予測される公共施設の整備、整備もしくは建てかえということを長期的な視点で考えると、ここにもやはり積み増しをしておかなければいけない。これは自由に使えないので、大変国・県が揺らいでる中で財調に重きを置きたいという気持ちはわかるんですけれども、この2番目の公共公益施設整備基金にもうちょっと積み増したほうがいいのではないかなというふうに数字を見て思ったんですが、この点についての御見解を伺います。
町長(山梨崇仁君)
前回の定例会のときにも横山議員、前々回でしたか。その公共施設の整備についての、横山議員からも白書をつくるべきという御質問をいただいたことはよく記憶しております。町としても今、鋭意、町の公共施設につきまして、どのぐらいの今後の施設整備・補修についての見込みの金額があるのか、どのような状況があるのかということの把握に努めてるところでございますので、その全体がわかり次第ですね、公共公益の基金としての積み増しも行っていかなければならないと考えております。
1番(鈴木道子君)
1点お伺いいたします。総務費、総務管理費につきまして、住民情報システム管理費計上されておりますけれども、町税・保険料等について平成25年度からコンビニエンスストアでの収納を導入するに当たる準備というふうに記載されております。大変これは随分前から要望されていることでございまして、町民の皆様の利便性については大変に資するところで評価いたしますけれども、1点、横浜銀行の窓口等についての導入された際の変化があるのでしょうか。その点がちょっと心配なんですけれども、今の時点でどのような計画になっているかわかりましたらお教えいただきたいと思います。
総務部部長(上妻良章君)
現時点で今、銀行窓口、うちの指定銀行の役場の窓口について云々という話はまだしておりませんけれども。
1番(鈴木道子君)
このコンビニエンスストアでの収納が導入されるに当たり、横浜銀行の窓口について従来からだんだん、この、何ていいますか、対応窓口の時間が短くなっている傾向にございますので、その辺のところを町民の皆様の利便性が欠くようなことがないように、話し合いのほうも同時に進めていただきたいというふうに思っております。
総務部部長(上妻良章君)
現時点、役場窓口の支払いの時間を繰り上げるでありますとか、短くする状況でのお話は進んではございませんけれども。
1番(鈴木道子君)
それはちょっと懸念しておりますもので、その辺のところの話し合い等も利便性欠くことがないような方向で詰めていただきたいということを要望しておきます。
12番(金崎ひさ君)
恐れ入ります。今の関連ですけれども、この379万8,000円っていうのは毎年かかるお金なのか、あるいはセットアップの最初の資金投入だけなんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
今回のセットアップのシステムの費用でございます。それ以外にプリンターの、これは借り上げの費用でございますので、それにつきましては毎年かかる費用ではございます。
12番(金崎ひさ君)
そうすると、これにするに当たって、最初は379万8,000円ですけども、来年からは借り上げ料はお幾らぐらいで、それが毎年かかるお金なのかを教えてください。
総務部部長(上妻良章君)
プリンターの借上料が恐らく5万5,000円、4,000円ぐらいにはなると思います。それ以外にですね、ランニングコストとしてですね、各コンビニの取り扱いの手数料、これが1件大体60円ぐらいで、どのぐらいになるかというのはこれからの調整の段階でございます。
12番(金崎ひさ君)
その手数料がコンビニはよそ様よりも少し高いというようなことをどっかの審査で聞いたことがありまして、とてもコンビニエンスストアで払えるということはいいことなんですけれども、町の財政として収支が合わなければいけないなというふうに考えております。これによって収入率アップ、徴収率のアップというのをどのぐらい見込んでいらっしゃるのかという、その心意気をお聞きしたいと思います。
総務部部長(上妻良章君)
今、奇しくも金崎議員おっしゃって…御質問の中でおっしゃっていただいたとおり、今回コンビニ収納を導入するに当たりましては、以前から指摘をされております支払い環境の整備という形で、私ども考えて導入を踏み切るところでございます。それに関して、付随しましてですね、当然収入額もふえればというふうには期待してございますけれども、これよその市町村の実績等で申し上げますと、余り期待できるほどですね、それがやったがために収入がふえたという実績は余りないふうには聞いてございますけど。
12番(金崎ひさ君)
はい。ぜひ努力をしていただいて、かかる経費ぐらいは差し引きゼロになるような形でしていただけたら、町民の利便性に寄与できることだというふうに思います。
それで、あと歳出に関して2点ほどお聞きしたいんですけれども、まず職員給与費ですけれども609万1,000円、副町長の半期分の給与ということのようでございますが、これは前町長が、副町長を置かない条例を提案なさったときにもちろん私も反対いたしましたし、副町長というのは必要なことだというふうに思っております。それで、昨今の状況といたしまして職員の方たちも、また議員もですね、今回マイナス238万ということで提案されておりますけれども、それぞれ自分たちが努力をして身を削って、そして人件費削減に寄与しようという状況の中で、町長が副町長を年間1,200万ぐらいだと思いますけれども、副町長を置こうという決意をなさった、その副町長に何を期待しての提案なのかをお聞きいたします。
町長(山梨崇仁君)
1,000、今回1,055万というふうに公募の条件で書かせていただいておりますが、私としては今回の公募の中で組織の行政の改革、それからもう一方で情報の発信の強化を行う方、そのスキルを持っている方ということを前提に、副町長という職について募集を行ってまいりました。それが私の期待するところのゴールでございます。
12番(金崎ひさ君)
行政改革と情報発信の強化ということであれば、いろんな方法があって、例えば行政改革であれば委託をする、コンサルに委託をするということもあるかなというふうに思いますけれども、町長がおそばに置いてそういうことを一緒に町政運営をしたいという思いを持って609万1,000円を計上されたというふうに受けとめさせていただきます。
で、もう1点なんですけれども、消防団活動事業です。これは助成金いただいてのトランシーバーを買うということなんですが、分団に置くのではないかと思いますが、分団ですよね。消防長のほう、分団ですよね。そうするとこれはいつもお聞きしなきゃいけないと思ってるんですが、分団のほうでトランシーバーが欲しいという要望があって補助金をもらいになった、あるいは補助金があったので、消防長のほうで分団にトランシーバーがいるだろうということで、例えば必要かどうかということを確認した上での購入なのかどうかをお聞きします。
消防長(有馬弘君)
この整備事業のメニューはですね、安全帽であったりとか靴、防火衣とか反射チョッキ、そういったものがメニューにございまして、23年の6月補正にですね、このトランシーバーを各分団2機、合計12機、そして本団に3機購入させていただきました。で、使い勝手なんですけども、このトランシーバー、微弱な電力を使って大体100メートルから500メートル届くということで、活動上有効だということでこのトランシーバーを購入させていただいたんですけども、気象状況やですね、活動場所によっては若干伝達が悪くなるということで、もう1台購入させていただくということで、今回は私どもで考えてトランシーバーを上げさせていただきました。
12番(金崎ひさ君)
今度は要望があってということなんで、そしてメニューがあるのでね、あれもこれもというわけにはいかないかというふうに思いますけれども、ぜひこういう機材を買う場合は担当の、当事者の方たちの要望をお聞きになって、こんなものはいらないよというものをお金をかけて買う必要はないというふうに思いますので、その辺の調整をよろしくお願いいたします。以上です。
6番(中村文彦君)
10ページのですね、副町長の補正が入っております、609万1,000円。これはですね、後でやる議案第31号で副町長の選任が議会の同意が得られるということを前提に組まれているのかお伺いします。
総務部部長(上妻良章君)
そのとおりでございます。
6番(中村文彦君)
それで職員給与の見直しですね、町長は年間で5,000万円の人件費削減をこのマニフェストの中で訴えております。で、それでですね、その一歩として職員の給与を一時昇給などを停止してですね、それに対して職員が厳しい財政状況を理解してくれたからと報道でもって言ってるのは、先ほどの、前回の一般質問でも確認させていただきましたが、そういう町長がなぜ年間1,200万円になる副町長をあえてこの財政の厳しい中、採用を決められたのかお聞かせください。
町長(山梨崇仁君)
先ほどの御答弁と重複しますけども、私自身ももちろんそうですし、今の行政の中で行政改革を、もう内部で行政改革を進めて、また一方で町の情報というものを発信して、町民の方々とのコミュニケーションをしっかりととるようにする。その体制を構築するのに人手不足という言葉で表現するにはあれですけども、副町長という存在をもってその仕事を1つのミッションとして持っていただいた上で、また副町長というポストの仕事についてもまかなってもらいたい。当然激務になるというふうには予想されますけれども、そのために人材を募集したいというふうに考えたところでございます。
6番(中村文彦君)
町長はですね、マニフェストの中で年間5,000万円の人件費削減をうたっておりますけれども、副町長の選任ということについては一切うたっていないかと思うんですけど、これはあれですか、年間5,000万円の人件費削減というのは副町長を採用した上でも5,000万というお話になってるのか。それとも今回の件とは全く別件という話でマニフェストにうたってるのかお伺いします。
町長(山梨崇仁君)
今回の人件費の削減のお話ですと、4年間分でおよそ2億4,000万円分の削減をさせていただきました。ですので、今回の件を人件費ととらえるかどうかっていうことは、私は厳密には考えてはおりませんが、そういう意味では中村議員の御指摘の内容については沿っているんじゃないかというふうに考えられます。
6番(中村文彦君)
町長はマニフェストの中でですね、その5,000万円の人件費削減の中で、まずは町長など特別職が20%、幹部職員などにも5%から10%の給与削減を断行します。これは町長がここの中でうたってることなので、今の発言とは矛盾するのではないかと思いますけど、町長いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
特別職の給与につきましては、前回の議会で上程させていただきまして、私を初め教育長並びに職員の人件費、副町長も含めて削減はさせていただいておりますので、矛盾してるとは考えておりません。
6番(中村文彦君)
でも年間5,000万円の人件費削減をうたいながら、片方で年間1,200万円の人件費がかかる。しかも町長は財政の中でですね、大変厳しいことを、町民または議会に対しても収支比率を持ち出してですね、再三厳しさを訴えてまいりました。その中でもって、なぜこの時期に副町長を1,200万円もかけて、年間費用をかけて採用しなければならないのかお伺いします。
町長(山梨崇仁君)
行政改革を行うこと、それから町民とのコミュニケーション力を高めなければならないといった行政の業務として、私は人材が欲しいというふうに考えました。それから、副町長も長年空席となっている中で職員に副町長的な役割、私自身にも町長職とプラスアルファして副町長的な役割を求められていることが多々ございます。そういった意味でその辺のカバーをしてもらえるような副町長としての人材、また先ほどから申し上げている、私が特別持ってもらいたいミッションを賄ってほしいといったことが選考に…募集に至った経緯でございます。
6番(中村文彦君)
私はですね、なぜこれを言うかというとですね、町長はですね、数ある財政指数でも、とりわけ収支比率を常に議会に持ち出して重要視しています。また、私の質問に対しても300万円は大変大きなお金と表現し、また700万円の葉山小学校の防球ネットですらコストが高いと言い張る町長が、マニフェストにない、その副町長の予算に対してなぜ1,200万円の年間費用を捻出するのか、それについてお答えください。
町長(山梨崇仁君)
そうですね、私の感覚では必要な業務には必要な人、必要な資材が必要でございまして、それを賄うことが組織としての形であるというふうにそもそも考えておりますし、またこれは余談ですけども、選考の過程の中で私も何度か、行政改革を行うということはそこでコストを浮かせてほしいと、それは自分の年収分は最低限でも浮かしてほしいんだということを、これは何度かお聞きしたこともございまして、今回の候補者の方にも同じような意識を持ってもらっておりますので、その分の支払いをした分しっかりとペイしてもらいたいといった気持ちではおります。
議長(畑中由喜子君)
中村議員、先ほどから町長は答弁されていると思います。ですから補正予算の範囲内での御質問でお願いをいたします。
6番(中村文彦君)
あのですね、なぜこの質問を重ねるかといいますと、町長はですね、財政をですね、健全化するというふうにおっしゃっておりました。財政を健全化するためだとすると、これでもって1,200万円毎年費用負担がかかります。そうするとこの財政バランス、横浜式のプライマリーバランスを先ほども、以前から言っておりますけど優先されるのか。それともその、先ほど、何ていうんですかね、共産党さんのほうからもお話がありましたけれども、町のですね、福祉を削ってやっていること、財政を健全化するためにやっている。その中でもって、まあその一方でもって副町長を置く。それはどちらが、財政の収支比率を重視されるのか、それとも副町長を置くことを重視してらっしゃるのか、どちらを重視されるのでしょう。
町長(山梨崇仁君)
財政収支に対しての考えを持つことがまた重要であり、一方で副町長を置くことで行政の円滑な運営、行政の改革、また町民とのコミュニケーションが果たせるということも大変重要であるというふうに考えています。
6番(中村文彦君)
これで最後の質問にしたいと思いますけれども、町長は今の発言、矛盾してるとは御自身で思いませんか。
町長(山梨崇仁君)
いずれにしましても、町民のためになる町政を運営することといった理念に基づいて私は考えておりますので、そのような答弁になっております。
5番(田中孝男君)
基金の積立金なんですけども、いわゆる財政調整基金積立金が今回4億という補正予算が出ました。この4億という補正予算は、要するに23年度の決算収支で5億7,700万の、何ていうんですかね、不用額といいますか、使わなかったお金が出たので、そのうちの4億円を基金の積み立てに回したと、こういうことでしょうか。それで正しい。
総務部部長(上妻良章君)
剰余金のうちですね、今回補正等で支出等も含めた中、あと予備費等も含めて手当てをさせていただいた中で4億円を積み立てさせていただくというところでございます。
5番(田中孝男君)
いわゆる一般町民感情からしてですね、不用額って言っていいのか、この5億7,700万。これ過去ずっと調べてみますと、少ないときで4億であったり、5億ぐらいのものが毎年不用額として予算の使わなかった分として残りますよね。この金額が、いわゆる地方自治体ですから、要するにお金がなくなる状況、予算もぎりぎりであと一銭もないよという状況をつくることは当然できないだろうと。それはわかりますが、いわゆるこの補正予算のいろんな項目を見てもですね、何万何千円という予算、補正があったりですね、大きな補正がある。いわゆる予算というのは非常に小さい単位で管理されてるんですよね。その小さい単位で管理されてるのが、例えば町民の生活といいますか、町民の要望から言えばですね、例えば街灯を立てるのに、街灯は今期2基分しか予算がありませんよというようなその応対が、いわゆる町民との間でなされている。そして年度末になると5億7,000万の不用額が出ましたと。で、そのうちの4億円は来年自由に使える基金に積み立てますよと。どうも町民感情と合わないんですよね。そういう意味で、例えばその補正予算というものをこう見てみますと、非常に小さな単位を几帳面に補正に組んでおられる。またはそうでなくて、この5億7,700万に出ていない不用額が、例えばいわゆる部なり課なり係なりの中の予算で、ほかに流用されて決算を終えてるというようなこともあるんではなかろうかと思うんですよね。で、そういうことを考えますと、本当に、いわゆるこの毎年5億内外の金額が出ているという事実から考えて、今後の予算編成のときのですね、いわゆる受け答えも御注意が必要なんではないかなと。予算がありませんという言葉の御注意が必要なんじゃないかなという気がしますけども、今後これに対してそのような取り組みをなさるおつもりはございますか。
町長(山梨崇仁君)
会計上ですね、1円まできっちり、100円、10円、1円ときっちりそろえて、各課がそれを使い、またその中で不用額が出たものについては、会計上はきっちりと精査は行われている。その積み重ね、積み上げた金額が年度末でこう大きな金額となってあらわれているというところは御理解いただいてるとは思うんですけども、実際に町の財政運営のほうを考えてみますと、先ほど申し上げましたが、やはりこの繰越額を原資にしてしまって当初予算を組んでいると、いわゆる、まあ言い方はよくないですけども、年度の自転車的な操業が行われているといった面もあります。私はそれについては非常によろしくない状況はあると考えておりますので、できることであれば繰り越しを行わずに年度内で消化をし切る。そして新たに翌年度の収入をもって新たな予算を考えていく。そのあるべき姿に向けていきたいといった気持ちは持っております。ただ、脱却に向けて考えていくには、やはり財政の全体の規模がどうしても小さくなっていること、それから入札などの差金が大きく出ることなどを踏まえますと、どうしても決算上こういった金額が大きく出てしまい、翌年度にそれを繰り越していかないと予算が組めないといった現状がまだまだありますので、それは何らかの方策といいますか、これからいろんな方策を考えながら解決に向けて取り組んでいきたいとは思っております。
5番(田中孝男君)
ということを前提にしますと、いわゆるその、いわゆる役場の窓口ですね。町民との接点の窓口のやり取りを神経を使っていただきたいなと。予算がありません。これ3万円でその要望が聞ける、または何ていうんですか、3万円でできる仕事であっても予算がありませんという一律的なですね、やり取りをしないことをぜひ、このことをベースに考えていただきたいということが1つ。
それからもう1つ、小さな話ですけど、太陽光地球温暖化対策事業で補正が今回104万円出てます。たしか前回の議会のときにもう、何か補正が出たと思うんですが、これは当初予算からスタートしてまだ半年ですよね、半年になるかならないかという。で、この2回も補正を組まれたという理由を聞かせてください。
生活環境部部長(成島光男君)
6月のときにですね、20件分の補正をさせていただきました。合計ですね、48件分の予算という形で行っておりましたけども、8月末現在でですね、46件の交付が決定されております。残り2件でございますけども、ここにも書いてありますけど設置希望等ございますので、今回10件分をですね、補正をさせていただいたということでございます。
5番(田中孝男君)
細かい話で申しわけない。今回10件分出されたと。それで4月から始まって約50件、46件の実績があると。それに対してこれから先半年ぐらいの期間がある間に10件しか、今回の2度目の補正で10件しか出していないと。これは要するに予算がなくなったらやめるという性質のものではなくて、要するに要望があればどんどん、何ていうんですか、この補助金は出していくという性質のもののようにお聞きをしておりますが、予算がなくなったから終わりというたぐいのものではないんですよね。
生活環境部部長(成島光男君)
この補助金に関しましては、交付要綱の中でですね、予算の範囲内において補助をするっていう形で記載させていただいておりますので、当然予算の範囲内の交付って形で、補助って形で対応をさせていただくようになると思います。
5番(田中孝男君)
ちょっと僕の得た情報と多少お答えが違ったんですが、例えばこれから先半年間の間に、例えば30件の応募があったと、要望があったと。で、今回は補正で10件しか出してませんけども、その30件にはこたえるんですか、こたえないんですか。
町長(山梨崇仁君)
この太陽光発電再生エネルギーの促進という視点で、ぜひ補助を続けていきたいというふうに私は考えております。今、仮に30件という御質問がありましたけども、仮にそのような数、件数がこれから大きくふえれば、それにも対応していきたいとは考えております。ただ、先ほど田中議員の御指摘もありましたとおり、不用額として残すわけにはいきませんので、可能な限り議員の皆様に御理解をいただきながら、次の議会にまた改めて出たときには20件分というふうになるのかなとは思いますけども、より実態に即した数字で補正予算を上げていきたいと考えております。
5番(田中孝男君)
すいません、補正予算の性質についてですね、例えば要するに年度内に同じ項目で、例えばこういう事業1つで4回も5回も補正を組むっていうことは何かおかしいなと。いわゆる予算を組むときの考え方と補正というその、あくまでも補正ですから、補正は何回でもいいんだよっていうのは建前ではあるかもしれませんけど、もう少し一つ一つの事業でやっぱし考えるべきではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
おっしゃるとおり、本来であれば当初予算の段階で見込みをしっかり立てて、不用額が出ないようにすべきことが私の責務だというふうには思っております。ただ、恐れながらこの太陽光パネルにつきましては、従来、額を決めてしまって打ち切りにしていたところがございますので、どれだけ需要があるかというところが正直見込めないというところは私の胸にもあります。ですので、本年度は全体的な件数が定まり次第、来年の当初にはそれをしっかりと支える額を計上していきたいというふうには考えております。
議長(畑中由喜子君)
質疑の途中ですが、この際昼食のため暫時休憩したいと思います。再開は午後1時といたします。(午後0時00分)
議長(畑中由喜子君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時00分)
休憩前に引き続き議案第17号平成24年度葉山町一般会計補正予算(第2号)の質疑を続行いたします。
5番(田中孝男君)
先ほどの私の質問に連動しての話ですけども。太陽光発電の話です。生活環境部長の御答弁の中に、予算内でみたいなニュアンスがあって、町長はできれば終点なしでというような御答弁だったんですが。これ、補正予算で104万ですけども、実質的には52万は神奈川県の、県の支出金ですよね。県の支出金が終わらない限り、逆に言うと、黒岩さんの目玉政策でもあるんで、余り終わらないのかなという、これは僕が勝手に思ってることですけども。県が支出する限りにおいては、葉山町もこれを受けていくというふうに理解をしてよろしいんでしょうか。県はこれをやめることはないのかあるのかということも、もし御存じであれば。
生活環境部部長(成島光男君)
神奈川県はですね、黒岩知事のほうでこの太陽光について重点的に対応するという形でとられていると思っております。ただこの神奈川県の補助金に関しましては、県独自で交付しているというものではございません。葉山町の太陽光の交付要綱の中にですね、合わせて合算して支給するという形になっております。先ほど私のほうで説明させていただきましたけども、葉山町につきましては予算の範囲内で対応させていただくということですので、一応予算の範囲内ですけども、町長のほうからですね、状況を見ながら場合によっては新たに追加補正も考えられるということで説明をさせていただいたと思っております。
5番(田中孝男君)
県がそういう形で力を入れてる政策なんで、葉山町が申請して初めて県からお金が来るという仕組みはわかりましたけども。まあそういうことかと。それから今回ですね、10件分の補正予算ですね。過去約50件交付金に入って完了してると。ことしなぜ10件なのかという質問をどなたかに差し上げたら、去年の8月からたしか3月いっぱいまでが10件しかなかったと。だから期の後半なんで10件ぐらいでいいんじゃないかという考えもあるようだよというような話もお聞きしたんですが。これは逆に言うとですね、予算がないから、町民の立場からするとですね、要するにもう期末で、例年こういうものを予算で動かしているだろうから、多分もう遅いよと。または業者がですね、早くしないとその枠がなくなりますよみたいな話もあったんではないかというふうに考えられないこともないと。逆に言ってですね、実はこれについてはもう葉山町も積極的にやる事業なんだと。だから期の終わりだからというんじゃなくて、これから先もですね、積極的に町民の皆さんどうぞ応募してくださいと。お手をお挙げくださいと、応援しますよというようなことをおっしゃるおつもりはありませんか。
町長(山梨崇仁君)
既に何度か町の広報でも補助金のことについてはお知らせをしておりまして、それを経て町民の方からお声をいただいておりますし、補助金があるので取りつけ終わりましたといったお礼のメールなどもいただいておりますので、これは私としては現状の形で継続をなるべくしていきたいというふうに考えております。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑ありませんか。
3番(窪田美樹君)
今の質問に関連してなんですけれど。こうやって何回か補正が組まれてます。以前の質問の中に、補助率をアップしてもっとやってもらうようにっていうことを質問したら、山梨さんのほうは、件数をふやしたいから額を上げるよりは、というお話がありました。ただ今回このように何度もまた補正を組まれてるということは、限りある…ある程度は限りある予算の中なんでしょうけど、補助率もアップしてすれば、もっと補助してもらえるんなら、じゃあ私もつけようかしら。10万円しかない補助率だったら、今度15万円もらえるんならつけようかしらっていう方もいらっしゃると思うんです。そこの率をアップすることによって、さらに件数もふえていくということにつながると思うんですけれど。補助率のアップというのは今後お考えはありませんか。
町長(山梨崇仁君)
現状の補助額でも件数がふえていてこういった補正をお願いしているところでございますので、当分はこの金額の中で引き続きの補助を続けていきたいと考えております。
3番(窪田美樹君)
そこをもう一歩踏み込めば、ここは倍になっていくというような考えはあると思います。
また別の質問でよろしいでしょうか。17ページの地域支え合い体制づくりの中に、パンフレット、周知看板及びパンフレットというところがあるんですけれど。この8万9,000円。どの分が看板でどの分がパンフレットの助成なのか教えてください。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
看板につきましては3万円です。パンフレットにつきましては5万9,000円でございます。
3番(窪田美樹君)
この8万9,000円の支出の目的が、地域包括支援センターの機能強化を図るで、とてもすごい題材なんですけれど。それに8万9,000円の予算なんですけれど。以前私が一般質問の中で、この町役場の奥のほうにある地域包括支援センター、それもその中からまだ見えにくいところにあるというところで、場所の移動も考えることはない…場所の移動、包括センターをもっと目の前、表に出すことは考えてませんかという質問をしたら、ありませんということでした。そこでやっぱり以前のアンケート調査の中で、どこにあるかわからないっていうようなお答えもあったと思います。そういったことを踏まえてまたわかりやすいように看板をつけられるんだと思うんですけれど。この3万円の看板はどのようなところに、これでわかりやすく、以降はわかりやすくなると思うんですけれど。さらにわかりやすくなるようなものなのでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
今回の事業補助につきましては、今、窪田議員からお話があったようにですね、位置がわからないという方がおられます。それらの方のですね、周知も含めて、看板については福祉文化会館の正面入り口に入って行くところがあります。そこに1カ所。それから今、社会福祉協議会に入って行く裏、通路のとこなんですが、そこに1カ所。これはアルミ板で事業者名を表示してですね、なおかつ通路の位置を表示しながら看板設置が2カ所ございます。それとあとは周知につきましては、御指摘がありましたように、どこなんですかって、どこにどういうことをやってるんですかというのは、町民の方がわからない方がおられます。そのためにもパンフレットを3,000部これを作成しまして周知に当たるということもねらいにしてございます。
3番(窪田美樹君)
その成果、8万9,000円かけてわかりやすくなったわというような成果、評価は出るんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
これは結果の話でございますので、実際に看板を設置、それから周知パンフレットの実施によってですね、これは効果があるというふうに思っております。
3番(窪田美樹君)
それで、ある程度訪れた方がわかりやすくなったわと言われる方も、あといやまだわかりにくいというような方もいらっしゃると思います。そういったところにさらに上乗せというか、もっとふやすというような、看板であるとか、もっとやっぱりこれで看板だけじゃ悪いから表に出すというような、もっとわかりやすい、お年寄りに関してのところをやっていただきたいと思うんですが。ここで終わりにしないで、さらなるこの事業というんですか、知らせるため、すごく周知、機能強化というところにもっとつなげていくためには、これじゃまだ不十分なんではないかというところで、評価の仕方がとても不安な、評価の出され方が不安なものがあるので、もっとかかわっていっていただきたいと思いますが。これで終わりではなく、もっとさらなるものはありますか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
現在、今回これを計画させていただきます。その結果、どういうもの、方向が出るかわかりませんが。ただ町民の方はですね、または利用する方がもう少しという声があればですね、それはそれなりの考えをもってですね、検討はさせていただきます。
1番(鈴木道子君)
すみません、もう1点お伺いしたいことがございまして。民生費、児童福祉費、乳幼児等予防接種事業の例の不活化ポリオワクチンの件でございますが。本当に一刻も早く安心感の持てる予防接種ができるように願っておりましたので、ほっといたしましたけれども。この接種により、今までと違うことがありますので、この若干の混乱があるかと思うんですけれども。この混乱に対する対処法、周知方法の御努力のほどをお伺いしたいのが1つ。
それから1人当たり、対象者1人当たりにいたしますと、今までの生ポリオワクチンからこの不活化ポリオワクチンになったということで、報道等ではいろいろ出ておりますけれども。一応この場で1人当たり幾らぐらいだったのが今度は幾らぐらいの町費負担になるかということが1点。
それから3つ目、今までよりも高額な予防接種料となりますので、ぜひ接種漏れのないようにと、お子さんたちの健康予防医療の観点から接種漏れのないようにということを強く思っておりますけれども。きょうの新聞でしたでしょうか、たしか県内自治体でいろいろな予防接種等の対象者に対し、メールで配信するというような、大和市でしたかしら、すいません、ちょっと見ただけなので、おぼろなので正確ではないかもわかりませんが。そのような発信をするという自治体を目にいたしました。これから若い親御さん等、結構メールでのやりとりが盛んですので、これからのやり方としてそのような周知の方法もぜひ前向きに検討すべきだと思いますが、そのようなお考えはいかがでしょうか。この3点を質問いたします。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
まず1点目でございます。今回受ける対象者の周知方法でございますが、これは対象者には個別で通知をさせていただいております。なおかつあとは町の広報、8月号、9月号にも掲載しております。それからホームページについてもですね、今回生ワクチンの接種…失礼しました。不活化のですね、ポリオワクチンの接種についても周知しておりますので、これで十分とは思いませんが、今回についてはこの3つの媒体を使いまして周知をさせていただいております。
それから2点目のですね、生ワクチンとそれから不活化性、1人当たりの費用どうなんですかということだと思いますが、生ワクチンにつきましては、これは年2回、春・秋に接種をしております。今回春分はもう接種しておりますので、秋分についてはこれは9月1日から実施がされますので行いません。それからこの生ワクチンにつきましては、1回について約1,000円です。すべてのものを入れて1,000円でございます。2回ですので費用としては2,000円。対象としては約200名を対象として24年度に予算化をさせていただきます。約40万で今回は予算化をさせていただきます。
それから不活化、今回補正をさせていただきました。1,100万補正をさせていただいております。これ、1人当たりがですね、不活化になりますと生後3カ月から3歳までの間に4回を接種していただくのが、これが一番適期かというふうに聞いております。1回につきまして約1万2,000円かかります。それを4回。なおかつ対象者がことしは受けた方と受けてない方がおられますので、ちょっと幅を持たせてあります。今回はそうしますと1,100万円の補正をさせていただきます。今後につきましては、25年度以降につきましては、これはもう不活化になりますので、約200人が新生児が生まれるということを対象としまして、約900万から1,000万の予算の計上が必要であるというふうに思っております。
それからですね、3点目は周知ですが、先ほどの3つを周知方法としております。メールにつきましてはちょっとまだこちらのそこまで検討はできませんでしたので、今後メール配信につきましても、やはり接種される方がですね、できる限り多い方が、これが一番いいことですので、メールについても検討させていただきます。
議長(畑中由喜子君)
ほかに。
8番(笠原俊一君)
1点だけお知らせいただきたいんですけども。民生費の各種福祉団体補助金ということで、県の支出金、金額書いてあるんですけども。この小規模多機能型居宅介護事務所というものはどういったものなのか、ちょっと理解できないんでお知らせいただきたいと思うんですけども。葉山には類似の施設というのはあるんでしょうか。もしほかにないようでしたら、ちょっとイメージがわかないんで、こういうような施設だというものをお知らせいただきたいと思いますが。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
まず小規模多機能型居宅介護事業所ですが、葉山にはございません。今回初のケースです。先ほど土佐議員さんからもですね、どういうものですかというお話がありましたが、端的に言いますと、まずデイサービス、それから訪問介護、それからショートステイのそういう各事業が一括してこの小規模多機能型の中で事業化をされるという機能を持った施設でございます。
8番(笠原俊一君)
一般的な介護施設だとか、何人ぐらいの規模の人を収容するとか、そういうのはあると思うんですけれども。この特に長柄で地元のほうでできるものですから、もう少し詳しいものがいただけると。県のほうで補助金を、支出金を出してね、葉山の町から出てるということじゃないんで、財政的なものはこれから町のほうは出てくるようになるのかもしれませんし、またこの施設はどういった機能を働かせてこの葉山の町のためになっていくのかなということもまだよく理解できないんで、もう少し詳しく資料等があったら、後でも結構ですからいただきたいなと思うんですけども。いかがでしょう。
議長(畑中由喜子君)
資料請求ですか。
8番(笠原俊一君)
資料請求と、あとあわせてもし少し話ができるようでしたら、今。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
資料につきましては提出をさせていただきます。それから今現在、小規模多機能型居宅介護事業所が今現在1件計画がございます。計画の内容としましてはですね、これは登録制でございますので、約25名の登録として考えております。そのうち通所ができるのがその中で1日約15名。それから宿泊としてですね、宿泊室を6室設けておりますので、6人分の宿泊が可能だという機能を今備えた計画で進めております。
議長(畑中由喜子君)
よろしいですか。ほかに。
9番(土佐洋子君)
災害時要支援者管理リスト及びマップの作成の進捗状況と、災害時要援護者避難支援備品等の購入をしての管理・運営についてを伺いたいです。
総務部部長(上妻良章君)
現在ですね、このシステム、登録が約363名ございます。そのうちで支援予定ということで106名が決定しておりますので、対象は8月29日現在で770名ほどおりますので、まだまだ半分ぐらい。あと支援の決まっているのも、さらにそれから少なくなってる状況でございますので、これは町内会等ともですね、今後さらに話し合って、さらに要支援者、支援の方の決定、これを進めてまいりたいなというふうには思ってございます。リストマップの作成でございますけれども、これにつきましてはこの金額の中で、パソコンでありますとか、A1まで可能なですね、プリンターも購入させていただきまして、マップとしてもそういったプロットができるというところでございますので。そのあたりで皆様の状況等しっかりつかんでですね、こういった支援のシステムに生かしてまいりたいと考えておるところでございます。
議長(畑中由喜子君)
ほかに。
4番(守屋亘弘君)
午前中から例えば近藤昇一議員、横山すみ子議員、田中孝男議員のお話を聞いてましてですね、今会計は万全であると私は考えたんですけれども。その理由としては、例えば財政調整基金積立金ということは、この4億ということは、不用額があったから4億積み立てられるということですよね、主体はね。で、監査委員の決算審査意見書の35ページには、平成23年度末現在高財政調整基金が、数字をはしょって言うと、7億6,000万なんですよ。そうすると、ここで説明書の15ページの説明にある数字が正しいとすれば、平成24年度末現在高見込みが8億6,000万。1億積み増しになるんですね。それと公共公益施設整備基金については、横山すみ子議員がお話しになりましたけれども、もし23年度末現在高同様であると、2つの基金で10億以上になりますよね。そうすると私は何を言いたいかというと、不用額が多いと基金の繰出金がふえて、逆に言うと切り崩しはない。それで、なおかつこれは大変私はありがたいと思うんだけど、地方交付税が5億2,000万も入ってくる。これから入るかどうかちょっと置いておいて。そうすると平成24年度の一般会計というのは万々歳じゃないかと。そういうパラドックスですよね。
それで、ちなみにね、ここでは財政調整基金積立金、先ほど申し上げたとおり、今年度末見込みが8億6,000万強だと。公共公益施設整備基金の今年度末現在高見込みというのはどの程度なんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
1億6,700万でございます。
4番(守屋亘弘君)
そうすると、先ほど申し上げた両方足すとね、10億超えちゃうと。だから一般には従来言われてますのは、基金の取り崩しで大変だという話だったんだけども、幸か不幸か不用額が多いから取り崩しにもならないし、収入が減ったから地方交付税はどんどん入ってくると。例えば地方交付税で言えばね、平成21年度800万ですよね、たしかね、私の記憶だと。今度は24年度になって5億2,000万だと。すごい倍率ですよね。だから不交付団体が名誉なのか、交付団体に転落したってこれだけどんどん入ってくれば、もっと取ったほうがもっと財政が豊かになると。こういう逆説が出てくるんですよね。その辺どうなんですか。どっちがいいのかね。
総務部部長(上妻良章君)
事務的なお答えで申しわけないかもしれませんけども。交付税に関しましては全国規模のお話で基準財政需要額、あるいは財政収入額の算定式に基づいて入るものでございます。これに関して現状の中で、確かに議員おっしゃるように、昨年度も恐らく合わせて5億ほどの交付税がたしか入ると思います…入ったと思います。今年度が含めて5億2,000ほどが入るということでございますけれども。歳入の面で言えばですね、大変もちろんこれはありがたいところでございますけれども、今まで町としてですね、交付税をもらわないで、自立という言葉が正しいかどうかはわかりませんけれども、やってきた経緯もございますので、その辺の考え方、どちらがいいのかといいますと、財政の面と町のイメージでありますとか、そういうところを考慮いたしますと、なかなかお答えは申しわけございませんけども、しづらいところだなというのが結論でございます。
4番(守屋亘弘君)
確かにね、地方交付税不交付団体というプライドがあったかもしれませんけども、現実にはね、とても現時点で一般会計予算のね、5%以上を占めるんでしょ。5億2,000万なる金額がね。もしなかったら成り立たないのかもしれない。そういうことでしょ。だからもっともらえないかと考えるのが普通の発想なんだけども。というのは、私の勝手な考えだと、当時の小泉内閣の時代に三位一体改革で、町民税の10%フラット化ってありましたよね。あれ自体は町の収入が減ったんでしょ、あの時点で。今私はね、地方交付税でその分を返してもらってると思ってるんですよ。収入減ったもののギャップがあるから、地方交付税ってもらえるんでしょ。だから端的に言えば、さっき申し上げたとおり、21年の800万から始まって、順次3億600万かな、それから23年度が4億3,800万。今度は5億2,000万。大変ありがたいと思ってるんだけど。ありがたいということじゃないんですかね。
総務部部長(上妻良章君)
先ほど申し上げましたけども、収入の面で考えればありがたい部分だとは思います。しかしながら基準財政需用額が伸びていると。そのせいで入っているところでございますので、その辺に関してはありがたいというか、厳しい面であるなというふうには思います。町の申請でこれがふえるというものではございませんので。その辺は難しいところかなと思いますけども。
4番(守屋亘弘君)
先ほど田中孝男議員のお話と関連するんだけど。何かというと予算がないと言われちゃうんだよね。窓口行ってお願いしても予算がない。ところが不用額はふえてる。あるいは不用額がかなりの巨額に上ってると。その辺のギャップをね、どうとらまえたらいいのか。それは根本的な問題ですよ。だから、いや、言い方はまずいかもしれませんけども、窓口のね、職員諸君にどう説明してるのかね、町長あるいは幹部職員は。もう、ただそう言っておけと言ってるわけじゃないと思うんだよね。根本的な問題として、ぜひこれからね、どう考えるのかね。よく職員諸君でさ、話し合ってみてもらいたいんですけど、どうですか、町長。
町長(山梨崇仁君)
財務、財政的な大きな視点と、実際に窓口で町民の方が接せられる各事業課、事業部ごとでの対応とですね、スケールが違いますけども、つながって考えての今御質問だと思います。確かに不用額そのものは、こういう先ほどの繰り返し答弁になりますけども、大きな金額としてあることは認識はしておりますけれども、財政的に考えれば、これが継続的に今後も続くのかと言われれば、それはまだ今の段階では疑問を持たなければいけないところであります。ただ一方で、窓口のほう、要するに町民の皆様に直接接するところでお金がないということを言いわけにですね、何かと断るというような、そういった体質としてあるとすれば、それは改善をしていかなければいけないというふうには思いますので、今接遇の向上の委員会を職員たちがつくって鋭意検討をしていただいてますが、実際に皆様の暮らしに直接影響がなるべくないようにといった事業運営は、必ず遂行していかなければならないというふうには考えております。
9番(土佐洋子君)
先ほどの質問が途中になってしまったんですけれども。要援護者リストのところですが、いろいろな町内会がとても苦労されていると聞いておりますので、町として努力をお願いしたいということと、あともう1点質問しましたのは、要援護者避難支援備品等の購入のところで、500万円とあります。これについての利用などを、活用など伺いたかったんですけども。ノーパンク車いす、二つ折り担架など4点が記載されていますけれども、これについて教えてください。
総務部部長(上妻良章君)
この品目につきましてはですね、内訳ということですか。なぜこれになったかということで、ということなんですか。
9番(土佐洋子君)
500万円という予算ですので、この4つがどのように使われるのか。例えばどういうところで…。
議長(畑中由喜子君)
いいですか。質問終わり。
9番(土佐洋子君)
利用の仕方など教えてください。
総務部部長(上妻良章君)
これにつきましては要支援のお願いをしている町内会とかの打ち合わせの中でですね、ぜひこれを、こういった用品が欲しいという町内会からの要望がございましたので、基本的には車いす、担架、ホイッスル、トランシーバーを各町内会に均等にお配りする予定でございます。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑ありませんか。
なければ、これにて議案第17号の質疑を終わります。
次に議案第18号について質疑を行います。
2番(近藤昇一君)
この国保の考え方についてもちょっと伺っておきたいんですけども。繰越金、今回補正でもって1億4,400万、当初予算が4,000万。この1億4,400万というのはいわゆる料金を、保険料を取りすぎてしまったという考えでよろしいんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
一概にはそうではないとは思っております。予算の見込額につきましては、決算でその1億4,000という繰り越しが出てしまったんですが、その予算の当初編成のときにですね、そのものがまずはかかるだろうという想定をさせていただいております。逆に残ったことに対しては、減ではございませんので、当初予算よりも増額したわけじゃございませんので、残ったことに対しては、どちらかというと予算的にはですね、方向的によかっただろうと。ただ額が大きいですので、1億4,000と額が大きいですので、それについては国保料のですね、例えば医療とかそういう施設に出る支出がですね、予算のほうが予定より減ったということですので、1億4,000の繰越金が出たことに対して、それは保険料の取りすぎじゃないかということを一概にはですね、考えてはございません。
2番(近藤昇一君)
予算編成上のね、基本の基本で、国民健康保険の予算の編成の仕方って、私も新人議員のころさんざん言われたんですけど。医療費がどのぐらいかかるか。いわゆる国民健康保険はどれだけお金がかかるかを見て、それで収入をどうするかを考えると。一般会計は違いますよね。収入がどれだけあるから、じゃあ支出はこう。逆の考え方だと言われてましたよね。ということは、これだけの支出があるから、あるだろうから保険料こういうふうにしようと、決めてるわけだね。1億4,000万残ったということは…あ、失礼。1億8,000万残ったと、実際にはね。4,000万は最初から多少は残るだろうと見てたけども。それにしても1億4,400万が残ってしまった。これはもうやはり保険料の取りすぎではなかったのかと。この年度、24年度、保険料の値上げというのは何%ぐらいされたんですか。前年度対比で。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
23年度と24年度の差だと思うんですが、24年につきましては調整控除ということで保険料の算定をさせていただいたという説明をさせていただきましたが。たしか平均…今ちょっと調べてますけど、私のちょっと記憶ですと平均額でたしか800円だと思ったんですが。よろしいですか。
2番(近藤昇一君)
いきなりの質問なんでね。基本的な考え方を私はね、聞きたかったんですけども。例えば資料によると隣の逗子市は過去3カ年保険料の値上げをされてないと。葉山町は順当に値上げされてると。値上げしておいて1億4,000万残してしまってると。で、結果的に…結果的にというか、歳出のほうでは8,000万ここに、基金に積み立てたと。この8,000万は次年度の保険料の値下げに全額使われるという考え方でよろしいんでしょうか。町長に伺っておきます。そして常々私ども言ってます、議会も議決して町長自身も賛成しましたけども、逗子並みに引き下げていくという一つの財源になっていくと。例えば24年度の予算見てみますと、一般会計から3,000万円入れていると。ですから当然25年度についても8,000万、プラス3,000万が使えるということでよろしいんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
この当初予算のときに申し上げましたけども、一般会計の繰り入れについては1つの3,000万円という額をもって続けていきたいというふうには申し上げております。国保そのもの、この基金についての考え方もそうですが、年度年度でその年の例えばインフルエンザのはやりの度合いであったりとか、ことしも小児のRSウィルスがこの夏に異常な発生をしてしまっていて、小児医療のほうがかなり負担がかかっているということも聞いております。そういった年度ごとで先行きの見えない医療費がありますので、そういった意味である程度基金を残しておきたいという気持ちはあります。ただ、近藤議員おっしゃるとおり、一方で国民健康保険の保険者の方々の支払ったものですので、なるべくこれを還元していきたいといった気持ちをあわせ持って、来年度の国保の算定に考えて入ってまいりたいというふうには思います。
ただ、もう1点、これは余談ですけども、政令によって旧ただし書き方式の変更を余儀なくさせられるところがございますので、その分の激変緩和なども考えますと、非常に複雑な算定の上でこの答えを導き出さないとは思っておりますので、またそれは議員の皆様にお示しをしながら議論を重ねてまいりたいと思っております。
2番(近藤昇一君)
当然来年度の激変緩和措置というのは、何年間続けるかはわかりませんけども、これは改めてまた議会の中で聞かせていただきたいと思いますけど。先ほどお話ししましたように、逗子市は少なくとも今、私が持ってる資料の中では3カ年は上がってないと。上がってない要因というのは、これまでたびたび言ってますけども、歳出を見込んでその財源をどうするかというときに、どこに負担をかけていくのかという考え方がもう全然違っていたと、逗子市の場合とね。逗子市は保険料についてはある程度もうこれは固まっているんだと。じゃあ足らない分はどうするのかといったら一般会計なんですよ。葉山は一般会計からの繰入金は今町長言ったように3,000万を維持したい。じゃあ足りない分はどうするんだ。保険料を上げましょうと、値上げしましょうと。で年々上がってるわけでしょ。逗子市はだから保険料については上がってない。当然差はどんどん出てきてますね。で、年間2万円もの差が出てきてしまってるという、そこの根本的な考え方を改めないと。この繰り越しだって結局は4,000万、当初はね、繰り越し見込んでたけども、1億4,400万余分に保険者からもらっちゃったんですよ。それ当然返さなきゃいけないという考え方ですよね。だから根本のまず考えを改めるということと、この1億4,400万の使い方。結局基金に盛ったのは8,000万ですからね。8,000万でいいのか、1億4,400万も余分に残っちゃってという私は思いはするんだけども。その点いかがでしょう。町長しかないよね。
町長(山梨崇仁君)
繰り返しの答弁にはなりますけども、医療費を抑制…失礼、保険料を抑制していくんだという気持ちで一般会計から繰り入れも行って継続しておりますので、来年度の見込みを見た上でその基準について改めて検討はしていきたいとは思っておりますが。ただ、先ほどもお話がありましたとおり、今交付税あっての今財政のやりくりがあるという意味では、町本体としては大変厳しいという視点は変わらず持っておりますので、そういった意味で資金が潤沢にある状態じゃないということを前提に、引き続き国民健康保険のあり方についても議論を重ねてまいりたいと思っております。
議長(畑中由喜子君)
ほかに。
13番(待寺真司君)
今回、歳出のところで、11番諸支出金で、国庫支出金と返納金24万5,000円補正が上がってます。これは23年度で確定したということでの数字で上がってるんですが。平成22年度がこの出産育児と高齢者医療合わせて7万3,000万円だったんですね、返納金が。約、数字小さいですけど3倍近くになってますけど、この辺は出産数が少なかったということでこのような形になったのか。ちょっと2つの事業がこれ補助金が入っちゃってるんで、振り分けがわからないんですけれども、出産一時金は幾ら返納確定だったんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
出産一時金はですね、24万円でございます。
13番(待寺真司君)
そうすると昨年より20万多い確定で返納しなきゃいけないということは、出産数が少なかったということで、理解でよろしいですよね。ちょっと確認なんですけど。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
そのとおりでございます。
13番(待寺真司君)
それで今回、先ほど近藤議員も言われてましたけれども、基金積み立てと予備費の割り振りなんですね。予備費が補正合わせると7,700万円近くあるわけですけれども、もちろん冬に突発的にインフルエンザが流行するとか、そういった突発事項に対処するためにある程度の予備費も必要だと思いますが。もう一つ、ここで上がってる償還金で、療養給付費等の負担金の、これの国庫支出金の返納金。これは確定はまだ、今回まだ上がってないと思うんですが。見込みとしては大体どのぐらい戻さなきゃいけないんでしょうか。それによって予備費がこの程度必要なのかなという認識をしてるんですけれども。大体どの程度の状況なんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
現在の予定ですと約4,000万予定しております。
議長(畑中由喜子君)
よろしいですか。ほかに御質疑ございませんか。よろしいですか。
それでは、御質疑がなければ、これにて議案第18号の質疑を終わります。
次に議案第19号について質疑を行います。
御質疑ございませんか。それではこれにて議案第19号の質疑を終わります。
次に議案第20号について質疑を行います。
御質疑がなければ、これにて議案第20号の質疑を終わります。
次に議案第21号について質疑を行います。
2番(近藤昇一君)
この繰入金の更正減なんだけど。この1,000万ってどういう意味があるのかなと。繰出金が2,100万余分に出てるんだよね。いわゆるお金残ったから1,000万だけ一般会計に返すって、この意味がよくわかんないんですけど。
生活環境部部長(成島光男君)
今回下水道会計のですね、繰越金2,100万ほどございました。このうちですね、予備費として約1,100万ほど計上させていただきまして、合計として約1,450万ほどの予備費というふうにさせていただきました。この予備費につきましては、下水道供用開始以来十数年たっておりますので、ある程度の故障をしたときにですね、ある程度の金額が当然必要だという考えのもとに、この金額を提案させていただいております。その残りの部分の1,000万について一般会計のほうにお返しするという形で、この基金のほうの1,000万円の減という形で予算のほうを計上させていただいております。
2番(近藤昇一君)
ここにある補正前の3,000万円というのは、もう既に幾らか使ってるわけ。当初予算では…300万か、失礼。当初予算では300万だよね。そうするとその当初予算の300万の予備費そのものが小さく見積もりすぎたという意味でしょうか。どうしてもこの、もう半期過ぎてるんだけど、これから1,400万必要だから予備費に組んだということは。何かしらんけどもさ、1,000万だけ一般会計へ戻して、この戻すか戻さないかというね、いい悪いはあると思うんですよ。例えば国民健康保険なんかは、今まではお金が残ったから一般会計へ突っ込んじゃうと、全部一般会計へ戻しちゃってね、違う会計にしちゃうというような考え方。これ我々は批判してきたんですけども。ただ、今回の場合も、1,000万だけ残すという意味がよくわかんないし、予備費がこれから半期でもって1,400万必要だっていうんであれば、当初の300万というのはこれは余りにも過小見積もりだったのかなというような気もしますし。その点どうなんでしょう。
生活環境部部長(成島光男君)
当初予算につきましては、当然当該年度で修繕するものというのは計上させていただいておりますので、300万という形でやらさせていただいております。ただ、それ以外にですね、昨年につきましてもある程度の突発的な修繕等ございました。私たちとしてはですね、突発的な修繕にも対応できるようにですね、ある程度の予備費というのが必要だと考えております。毎年ですね、大体このぐらいの金額で予備費という形でこの9月のときにですね、計上させていただいております。そのため今年度につきましても同じような形で計上のほうをさせていただいております。
2番(近藤昇一君)
まあお金が残ったから予備費に入れるということだと思うんだけどね、ただ。だったら最初から予備費1,400万は前年度もそういう、このぐらいの金額が必要だったというんであれば、次年度もこのぐらいの金額が必要だろうということで、当初から予備費は組んでおけばよかったし、余った金は余った金で繰り越しでもって次年度にね、繰り越しでもいいだろうし。だからどうもね、1,000万だけ何かごまかしみたいにぽっと一般会計へ戻してお茶を濁すみたいなね、何だろうなってちょっと気がしてるんですけどね。まあいいや。
4番(守屋亘弘君)
関連してね、予備費約1,150万をね、積み増したというのはよくわかんない。積み増しをしたと。今の担当部長の御答弁だと、従来もそうだったと。何も使うのか使わないのかわかんないのをさ、積み増す必要ないんじゃないの。大体不用額の話すると、平成23年度は巨額な不用額が発生してますよね。これは後で答弁しなくていいから。そういう状況見たらね、あえて当初予算だって300万でしょ。それを3倍近くさ、の金額で予備費をまたさらに上乗せするというのが理解できないんだけど。ただ修繕費だどうのこうのっていったって、ちゃんと初めっから取りゃ、まともに取りゃの話でしょう。どういう感覚なのかちょっとわかんないんだけど、下から言われたからそうしたとか。それだったらまあ理由としてはわかるんだけど。考えがあってやってるんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
この予備費につきましては、やはり突発的な修繕というのは、出る、出ない、これは当然わかりませんけども、出た場合に予備費を計上しておかなければ対応できない、下水道をとめるわけにもいきませんので、私たちとしてはある程度金額を予備費として計上させていただきたいというふうに考えております。
4番(守屋亘弘君)
だから、ある程度の根拠を言ってくださいよ、1,150万の。何らかの根拠があってつけるんでしょう。300万足して。突発的な工事はこの程度あるんなら、それじゃ積算根拠示してくださいよ。どうなんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
今突発的な工事があればですね、予備費という形で計上せずに修繕料という形で当然やらさせていただきます。ただ、今後どのように出るかわからないものですから、予備費という形で1,149万3,000円の予算の計上をさせていただいたわけでございます。
4番(守屋亘弘君)
初めから計上すればいいじゃないですか、修繕費として。それで、なけりゃ幸いですよ、不用額でいいじゃないですか。発想がさ、全然かみ合わないんだけど。財政上どうなんですか。初めからね、修繕費として見込めばいいんじゃないですか。そういう発想になんないんですかね。
生活環境部部長(成島光男君)
先ほどから何度も同じことを申し上げて申しわけございませんけども、初めからわかってれば当然当初予算の中で私たちは計上させていただきたいと思っております。ただ、先ほども言いましたけど、供用開始以来ですね、十三、四年今たってきております。当然部品の消耗等も出てきておりますので、それに対応するための予備費という形で計上をさせていただいたわけでございます。
2番(近藤昇一君)
この予備費というのはね、予算のときによく話が出るんですけども。結局議会の議決逃れの可能性が出てきちゃうわけですよ。今、議会のほうには予備費充用した場合には報告は上がってきてますけども。万たび私も見てるわけじゃないんですけども。知らないうちに何か工事がやられてるというのがね、下水道だけじゃないですよ。ありますんで。そういう面では私はもう極力補正予算組むべきだし、場合によっては臨時議会開いてでも予算組むべきだと思うんですよ。どうしても必要な予備費に、毎年このぐらい予備費が必要だとなったら、最初から私は予備費で組むべきだと思いますよ。お金が余ったからこれをもうこっちに、これから何か工事があるんじゃないかってね。議会が知らないうちに何か工事がやられるんじゃないかっていう、そういう疑心暗鬼にならざるを得ないと。最初から毎年このぐらいの予備費どうしても使わせていただいているんですっていうんであれば、まあしょうがないのかなと思うけども、ここへ来ていきなりあと半期で倍以上のお金が組まれちゃうとね。だから一般会計だってこれ、同じなんですよ。もうこれは終わっちゃいましたけどもね。何倍もの予備費が組まれてるということ自体が、予備費組んじゃえば議会の同意なくたってどんどん使えちゃうと、充用でね。そういう面でちょっと疑問が私残るんですよ。そういう財政運営でいいのかなと私はちょっと疑問を持ってるわけですけども。町長いかがですか。余りにも予備費、予備費でもってやっちゃうと、議会が無視されちゃうという可能性が十分あるんですよ。
町長(山梨崇仁君)
決して予備費を使うときにですね、それを議会軽視をしてという判断をした記憶は一切ありませんし、それは今後も、可能な限り議会の機会を経て、補正予算として上げた上で対応していきたいというふうには考えておりますので、予備費流用には本当にやんごとなき必要があったとき。例えばそれこそ下水道に関しては、汚水処理センターが稼働がしなくなるとか、緊急時に対してですね、使うものだというふうには重々承知はしております。
ただ御指摘のとおり、この金額がですね、果たして適切な額なのか。また、担当部長が心配しているように、長年、新設されてから十何年たっている建物なので、その辺の施設維持補修について、もう少し事前にですね、調査をして、本当にこの予備費が果たして妥当な額なのかといったことをもう少し厳密に考えて、来年度以降対応していきたいというふうには思います。
5番(田中孝男君)
先ほど部長の答弁の中に、昨年も同じように補正で予備費を積みましたというふうにおっしゃったんだけど。昨年は幾ら積みましたんですか。当初予算幾らだったんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
当初予算は同じ300万だと思います。ただちょっと今幾らというと、その数字まで覚えておりませんので、今はお答えできません。
5番(田中孝男君)
要するに補正予算って一体何なのっていうことになるんではなかろうかと思うんですよ。それで補正予算というのは、議会が開かれるたんびに幾つも、何本も補正予算が出てくるんですけど。これは期中に、例えば国や県の支出金が、制度が変わったとか、あるものが出てきたんで期中に当初計画になかったものをこうやりますよというのはわかりますよね。それから突発的に例えばこういうことがあって、どうしても予算をつけて何かをしなければいけない。それはわかるんだけど。いわゆる予備費を当初予算で300万にしておいて、毎年毎年補正予算で予備費の増額をするというのが本来の補正予算の正しい運用の仕方なんでしょうか。町長いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
はい、私も先ほど申し上げましたとおりに、来年度以降、この予備費のあり方について、申し上げたとおり、決して議会を通さないでということを踏まえているわけでは全くありませんので、その御心配はいらないんですけども。ただ、補正でこの金額をこの時期に上げるということよりも、当初で初めからすっきりとしっかりと予測を立てて対応することのほうがよりよいだろうというふうには考えますので、その辺は担当課としっかりと打ち合わせをした上で、来年度以降検討を図ってまいりたいと思います。
5番(田中孝男君)
私が言いたいのはですね、補正予算といういわゆる危急にどうにでもなるような手法があって、その手法を結構気楽に使えるというようなことではいけないんじゃないかと。補正予算というのは本当に必要なものを危急に補正をしていくということでなければ、補正予算の意味がまずいんじゃないかと思うんです。それは僕の意見なんで質問にならないかもしれませんけども。補正予算の考え方というか、その辺について私の理解でよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
私の補正予算の考え方について申し上げさせていただければ、行政、確かに調査の段階で見込みをして、その見込みをなるべく精緻を高くして行うものであり、それを年間通して可能な限りずれのないように行政運営を行っていくべきなものだというふうには考えております。ただ、とは申しましても、国・県の動向だったりとか、時代の要請の中で、さまざまな変化に対して対応しなければならない。その都度その都度、もし仮に変動があれば、それが合わせるということも一方で行政の仕事でありますので、そういった意味で補正予算というものを出さざるを得ないという現状もあります。ですから、なるべく大きな施策につきましては、年度当初の段階で、また年度の中でも必要と認められるもの、議会でお認めいただけるものについては、胸を張って補正予算として出していけるように今後その辺は考えてまいりたいとは思います。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑ありませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第21号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第17号から議案第21号までの5件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議がありますので、これより議案第17号から議案第21号までの5件について一括して討論を行います。まず、いずれかの原案に反対者の発言を許します。
6番(中村文彦君)
6番自民絆の会、中村文彦です。議長よりお許しを得ましたので、議案第17号平成24年度葉山一般会計補正予算(第2号)に反対の立場で討論に参加いたします。
人件費削減をマニフェストで掲げ、数ある財政指数でもとりわけ収支比率を重視し、300万円を大変大きなお金と表現し、700万円の葉山小学校の防球ネットですらコストがネックだと言い張る町長が、マニフェストにない副町長に年間1,200万円で、4年間で4,200万円の増となる政策判断は矛盾しているとしか言いようがない。また、議案第31号にて議会の同意が得られていないということも理由の一つであります。町長は副町長について人物重視というお話をされています。しかし、議員には今、手元にあるものは学歴と職歴のみでございます。そういった意味でまだ判断しかねるということからも、この補正を認めるわけにはいきません。
以上の理由をもちまして反対とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(畑中由喜子君)
次に、原案に賛成者の発言を許します。ございませんか。
ほかに討論はありませんか。
2番(近藤昇一君)
2番近藤です。私は、議案第18号平成24年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)に対し、日本共産党を代表して反対の立場から討論に参加いたします。
まず、この補正予算につきましては、前年度の繰越金総額1億8,431万がトータルで補正予算として組まれました。この繰越金の扱いについて、まずその繰越金、基金に対して8,000万、さらには予備費に6,300万新たに積み増しされました。しかし、この繰り越されたお金については、余分に保険者から徴収した保険料だということを考えれば、次年度にこれを直ちに保険者に返す。いわゆる保険料の値下げに使われるべきであろうと考えます。しかしながら、先ほどの答弁に見られるとおりに、保険料値上げを抑制していく、その範囲でしか考えられておりません。例えばお隣の逗子と比較して、私たち葉山の町議会はかつて全会一致で逗子並みに保険料を引き下げることを求める請願、これを採択いたしました。そして、その努力を町に求めていますが、一向にその気配は見られません。過去3年間の資料を見てみましても、逗子市については3年間値上げされておりません。しかしながら、私たち葉山では順調に値上げされています。ますます逗子市との格差は広がるばかりであります。その考え方の根本となるのが、先ほど質疑の中で述べましたように、逗子市は保険料を算定する場合に、療養給付費が幾らになるのか、そのことを考えてその財源をどこに求めるのか、逗子市の場合には被保険者から保険料として徴収する金額については限度がある。そこは自治体として財政支援をしていくんだ。給付費が上がった部分については、自治体が一般会計の繰り入れとして面倒を見ております。したがって、保険料は値上げされていません。しかし、葉山町は先ほどの町長の答弁でわかるとおりに、来年度も3,000万、一般会計から繰り入れる金額は固定されております。したがって、足りない分については保険者に負担をかける。このような考え方の違いがお隣の逗子と格差を広げております。
その意味で、この繰り越された、余分に繰り越された分1億4,400万、これについては直ちに町民に還元していく。そして、保険料を値下げしていく。そのことに使われなければなりません。ましてや、先ほど言いましたけども、来年度から旧ただし書きへの料金徴収方法が変わります。そのための激変緩和措置に使うなど言語道断の考え方であります。当然激変緩和については別立ての財政支援が必要だということを述べて、平成24年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、反対をするということを明確にして討論とさせていただきます。
議長(畑中由喜子君)
ほかに討論はありませんか。
4番(守屋亘弘君)
4番守屋亘弘です。私はただいま反対討論をなさった近藤昇一議員に倣いまして、議案第18号平成24年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)並びに議案第21号平成24年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)に反対の立場から討論に参加いたします。
従来から申し上げているとおり、国民健康保険特別会計については、同じ医療圏である逗子市と比較して1世帯当たり2万円高いというような事実がありまして、議会に請願が出た際に、全会一致でその見直しを求めるということでありました。これは当時、何回も申し上げますが、現在の山梨崇仁議員も賛成したところであります。
1点は、近藤昇一議員と同じようなお話になろうかと思いますけれども、平成23年度の本特会の不用額は1億2,000万でありますし、また、先ほど私が申し上げたとおり財政調整基金は、平成23年の末、7億6,000万に対して、今の時点では今年度末残高見込みが8億6,000万になるというような状況を考えると、1億プラスになりますから、その分も含めて一般会計から本特別会計に繰り出しても、考え方としては妥当ではなかろうかという点になろうかと思います。
それと、件名は省きますけれども、平成…ごめんなさい、議案第21号について、先ほど来、予備費の議論をしておりますけれども、その中で担当部長の御答弁は昨年度も同様だというようなお話でしたが、具体的な数字も明かされておりません。これが本当にそうであるかどうかは、私は残念ながら昨年度の補正予算書をチェックしておりませんので何とも言えませんけれども、そういうような点を踏まえて、なぜ予備費が1,150万円必要なのか理解できないところであります。ただ単に突発的に修繕費がかかるというようなことであれば、例えば一般会計においてもそういうような点を考慮して予備費をどんどん積まなければいけない。なぜ本特会だけがそういうような感覚で行われるのか。先ほど来、田中孝男議員もお話しになっている補正予算の性質自体が問われるんではなかろうかということであります。従来、一般会計においては、たしか予備費は3,000万程度でありました。当初予算において予備費は3,000万程度を計上していると。それで、大幅に計上しているときがあったかどうか。大きい声で言ってもらえないと聞こえない。まあいいや、間違っていたらごめんなさい。そのそれぞれの会計において考え方を統一してもらわないと、問題が生じた際に、ただ単にその場限りの答弁で終わってしまうんじゃないかと。そういう点も踏まえて、ただ単に突発的な事故による修繕費を見込んだということであれば、なぜ初めから見込まないのかと。
そういう点を強調して私の反対討論といたします。
議長(畑中由喜子君)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより1件ごとに採決を行います。本案については起立により採決いたします。
議案第17号平成24年度葉山町一般会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立12名の多数であります。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第18号平成24年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立10名の多数であります。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第19号平成24年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第20号平成24年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第21号平成24年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立11名の多数であります。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。
議長(畑中由喜子君)
日程第13「議案第22号決算の認定について(平成23年度葉山町一般会計歳入歳出決算)」、日程第14「議案第23号決算の認定について(平成23年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第15「議案第24号決算の認定について(平成23年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)」、日程第16「議案第25号決算の認定について(平成23年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第17「議案第26号決算の認定について(平成23年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)」の5件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
説明に入ります前に、議案第22号に一部誤りがありまして、正誤表を提出させていただき、訂正をさせていただきました。まことに申しわけございませんでした。
それでは、議案第22号、23号、24号、25号、26号につきまして御説明申し上げます。
初めに、議案第22号平成23年度葉山町一般会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。お手元に配付をさせていただいております葉山町一般会計・特別会計歳入歳出決算書並びに決算に関する付属説明書を御参照いただきながら御説明させていただきたいと存じます。
決算書の1ページをお開きください。平成23年度一般会計の最終予算現額は、歳入歳出それぞれ93億8,676万4,226円でございます。これに対しまして、歳入決算額は95億1,580万9,441円で、収入率は101.4%、前年度に比べ2.5%のプラスとなっております。また、歳出決算額につきましては、支出済額89億3,865万6,460円で、執行率95.2%、前年度に比べ0.5%のプラスとなっております。この歳入歳出決算額に基づきます翌年度へ繰り越される額は5億7,715万2,981円でございます。
決算書の2ページ、歳入、第1款町税から6ページの第21款町債までは付属説明書の2ページに歳入決算決算額総括表、3ページに歳入決算額前年度対比表、4ページに歳入決算額財源区分別表、5ページに町税決算額前年度対比表、6、7ページに町税徴収状況、さらに歳入決算の概要、歳入決算の概要につきましては、同じく付属説明書の16ページから48ページにその説明を記載させていただいております。
付属説明書の4ページにお戻りいただきまして、歳入決算額財源区分別表をごらんいただきたいと存じます。歳入決算額95億1,580万9,000円に対し、自主財源の割合は71.4%、67億9,668万4,000円で、前年度に比べましてマイナス1.2%、8,210万円の減となっております。このうち歳入の根幹的財源であります町税は56億9,867万円で、前年度に比べ0.3%、1,913万5,000円の増となっており、歳入全体に占める構成比の割合は59.9%でございます。この主な要因は個人町民税が減となったものの、固定資産税、町たばこ税が増となったことによるものでございます。自主財源のうち町税以外の歳入状況は10億9,801万4,000円で、前年度に比べマイナス9.2%、1億123万5,000円の減でございます。主な要因は寄附金及び繰越金が減となったことによるものでございます。次に、依存財源でございますが、総額27億1,912万5,000円で、財源構成比は28.6%、前年度に比べ1.8%、4,781万6,000円の増となっております。主な要因は各種交付金及び国庫支出金が減となったものの、地方交付税が増となったことによるものでございます。
次に、歳出でございますが、決算書の8ページ、歳出、第1款議会費から10ページの第12款諸支出金までは付属説明書の8、9ページに歳出決算額総括表・前年度対比表、10、11ページに歳出決算額款別・節別集計表、12ページに歳出決算額性質別前年度対比表、13ページから15ページに町債の状況を記載させていただいております。
それでは、付属説明書の8ページ、9ページをごらんいただき、説明をさせていただきます。歳出予算現額の合計は93億8,676万4,000円、これに対します支出済額は89億3,865万6,000円で、執行率は95.2%となっており、前年度に比べマイナス2.2%、2億400万円の減となっております。
款ごとの執行状況につきまして、決算額、前年度との比較、主な増減理由などを御説明申し上げます。議会費につきましては、1億9,322万8,000円で、前年度対比11.0%、1,920万2,000円の増となっております。主な要因は議員報酬、期末手当は減となったものの、議員共済負担金が増となったことによるものでございます。総務費は14億8,470万3,000円で、前年度対比マイナス9.2%、1億4,971万円の減となっております。主な要因は町村情報システム共同事業負担金、町長・町議会議員選挙費が増となったものの、基金積立金、電算機事業経費などが減となったものでございます。民生費は27億9,314万9,000円で、前年対比7.8%、2億187万1,000円の増となっております。主な要因は、子ども手当支給事業費、障害者自立支援給付事業費、乳幼児予防接種事業費などの増によるものでございます。衛生費は12億8,555万8,000円で、前年度対比マイナス0.4%、476万7,000円の減となっております。主な要因は、子宮頸がんワクチン接種事業費、焼却灰等運搬処分事業費などの増があったものの、ごみ焼却処理事業費、クリーンセンター維持管理事業費などの減によるものでございます。農林水産業費は6,178万7,000円で、前年度対比マイナス53.4%、7,070万7,000円の減となっております。主な要因は、真名瀬漁港再整備事業費の減によるものでございます。商工費は1億590万9,000円で、前年度対比で13.6%、1,264万7,000円の増となっております。主な要因は南郷地区活性化事業費の増によるものでございます。土木費は10億8,968万3,000円で、前年度対比マイナス1.8%、2,052万2,000円の減となっております。主な要因は、道路維持整備事業費、都市計画推進事業費などの増があったものの、急傾斜地崩壊対策事業費、河川維持補修事業費、街路整備事業費などの減によるものでございます。消防費は5億3,880万円で、前年度対比マイナス2.3%、1,242万9,000円の減となっております。主な要因は、消防団運営事業費、消防団詰所維持管理事業費、消防車両整備事業費などの増があったものの、消防庁舎維持管理事業費、防災行政無線維持管理事業費などの減があるものでございます。教育費は7億9,570万4,000円で、前年度対比マイナス18.2%、1億7,710万3,000円の減となっております。主な要因は、小学校耐震整備事業費、中学校耐震整備事業費などの減によるものでございます。災害復旧費は224万円で、皆増となっております。主な要因は台風15号の影響で被害があり、災害復旧を行ったことによるものでございます。公債費は5億8,737万5,000円で、前年度対比マイナス0.7%、407万2,000円の減となっております。なお、歳出にかかわる概要説明は付属説明書の50ページから173ページにその説明を記載させていただいております。以上で一般会計決算の説明を終わらせていただきます。
続きまして、議案第23号葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の145ページ並びに付属説明書の175ページをお開きいただきたいと存じます。この会計における最終の歳入歳出予算現額は37億83万2,000円で、これに対します歳入決算額は37億6,507万8,594円で、収入率は101.7%となっております。また、歳出決算額は35億8,076万7,919円で、執行率は96.8%となっております。この歳入歳出決算額に基づきます翌年度へ繰り越される額は1億8,431万675円でございます。
それでは、付属説明書に基づき説明をさせていただきます。まず初めに、加入状況につきましては、付属説明書の180ページの(1)加入率の状況、(2)年間平均世帯及び被保険者数の状況に記載させていただきましたとおりでございます。また、保険料率は所得割、均等割、平等割からなっており、記載のとおりでございます。なお、保険料の収納状況は、現年度分が90.3%、過年度分16.5%、合計73.2%となっております。
付属説明書の177ページをお開きいただきたいと存じます。歳入につきまして御説明申し上げます。保険料は10億6,556万5,000円で、前年度対比2.9%、2,966万2,000円の増となっております。国庫支出金は7億1,641万7,000円で、前年度対比6.5%、4,400万8,000円の増となっております。主な要因といたしましては、一般被保険者にかかわる療養給付費負担金、後期高齢者医療費支援金負担金、財政調整交付金が増となったことによるものでございます。療養給付費等交付金は1億3,588万3,000円で、前年度対比40.6%、3,920万4,000円の増となっております。前期高齢者交付金は9億4,980万6,000円で、前年対比2.4%、2,218万4,000円の増となっております。県支出金は1億4,888万8,000円で、前年度対比6.0%、809万1,000円の増となっております。この主な要因は、収納率向上対策や医療費通知の実施等国民健康保険事業への取り組みに対して交付される財政調整交付金が増となったことによるものでございます。共同事業交付金は3億2,746万6,000円で、前年度対比0.5%、155万9,000円の増となっております。主な要因は、国保財政の安定化を図るための保険財政共同安定化事業交付金が増となったことによるものでございます。繰入金は3億1,644万9,000円で、前年度対比4.7%、1,413万9,000円の増となっております。繰越金は1億261万2,000円で、前年度対比マイナス38.5%、6,423万9,000円の減となっております。なお、歳入決算の概要説明は付属説明書の181ページから186ページまでにその説明を記載させていただいております。
次に、付属説明書179ページ、歳出でございます。保険給付費は24億3,547万9,000円で、前年度対比2.3%、5,425万6,000円の増となっております。主な要因は、一般被保険者療養給付費、退職被保険者等療養給費が増となったことによるものでございます。後期高齢者支援金等は4億8,901万3,000円で、前年度対比10.3%、4,581万9,000円の増となっております。介護納付金は2億404万4,000円で、前年度対比9.3%、1,741万9,000円の増となっております。共同事業拠出金は3億3,364万4,000円で、前年度対比3.3%、1,071万8,000円の増となっております。主な要因は、高額医療拠出金及び保険料の標準化、財政の安定化を図るための保険財政共同安定化事業拠出金が増となったことによるものでございます。なお、歳出決算の概要説明につきましては、付属説明書の188ページから197ページまでにその説明を記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
続きまして、議案第24号葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の187ページ並びに付属説明書の199ページをお開きいただきたいと存じます。この会計における最終の歳入歳出予算現額は7億2,776万円で、これに対します歳入決算額は7億2,587万7,658円で、収入率は99.7%となっております。また、歳出決算額は6億8,317万3,216円で、執行率は93.9%となっております。この歳入歳出決算額に基づきます翌年度へ繰り越される額は4,270万4,442円でございます。
それでは、付属説明書に基づきまして説明をさせていただきます。まず、初めに、被保険者の状況につきまして、付属説明書の202ページに記載させていただきましたとおりでございます。保険料の収納状況は、特別徴収分が102.2%、普通徴収分97.0%、合計99.3%となっております。
付属説明書の200ページをお開きいただきたいと存じます。歳入について御説明申し上げます。保険料は4億366万4,000円で、前年度対比3.8%、1,487万9,000円の増となっております。繰入金は2億8,063万1,000円で、前年度対比8.8%、2,279万5,000円の増となっております。なお、このほか歳入決算の概要説明は、付属説明書の203、204ページにその説明を記載させていただいております。
続きまして、歳出について御説明申し上げます。付属説明書の201ページをお開きいただきたいと存じます。後期高齢者医療広域連合納付金は6億7,339万9,000円で、前年対比6.5%、4,104万4,000円の増となっております。なお、歳出決算の概要説明につきましては、付属説明書の206ページ、207ページにその説明を記載させていただいておりますので、御参照いただきたいと存じます。
続きまして、議案第25号葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の205ページ並びに付属説明書の209ページをお開きいただきたいと存じます。この会計における最終の歳入歳出予算現額は23億6,241万5,000円で、これに対します歳入決算額は22億3,123万7,708円で、収入率は94.4%となっております。歳出決算額は22億376万903円で、執行率は93.3%となっております。この歳入歳出決算額に基づきます翌年度へ繰り越される額は2,747万6,805円でございます。
それでは、付属説明書に基づきまして説明をさせていただきます。初めに、加入状況等につきましては、付属説明書の214、215ページに第1号被保険者の世帯数、被保険者数及び加入率の状況、保険料の所得段階別第1号被保険者数の状況、要介護(要支援)認定者数の状況、居宅介護(介護予防)サービス受給者数の状況、地域密着型(介護予防)サービス事業者数の状況、施設介護サービス受給者数の状況に記載させていただきましたとおりでございます。また、保険料収納状況につきましては、現年度分が98.9%、過年度分が20.0%、合計で97.1%となっております。
恐れ入ります。前に戻っていただきまして、付属説明書の211ページをお開きいただきたいと存じます。歳入につきまして御説明申し上げます。介護保険料は65歳以上の方から徴収します第1号被保険者の保険料が4億8,231万4,000円、前年度対比1.1%、526万5,000円の増となっております。これは被保険者数の増によるものでございます。国庫支出金は4億3,401万5,000円、前年度対比5.3%、2,177万4,000円の増となっております。主な要因は介護給付及び予防給付に対する介護給付費負担金が増となったことによるものでございます。支払基金交付金は6億2,997万1,000円、前年度対比2.5%、1,543万7,000円の増となっております。主な要因は、介護給付及び予防給付に対する介護給付費交付金が増となったことによるものでございます。県支出金は3億2,714万9,000円で、前年度対比5.9%、1,823万2,000円の増となっております。主な要因は介護給付及び予防給に対する介護給付費負担金が増となったことによるものでございます。繰入金は3億3,003万3,000円で、前年度対比1.4%、440万9,000円の増となっております。主な要因は、一般会計から繰り入れた法律(介護保険法第124条)に基づきました介護給付費繰入金が増となったことによるものでございます。なお、歳入決算の概要説明は付属説明書の216ページから219ページにその説明を記載させていただいております。
次に、付属説明書の213ページの歳出でございます。保険給付費は21億718万2,000円で、前年度対比3.7%、7,473万5,000円の増となっております。主な要因は居宅介護サービス等給付費、施設介護サービス等給付費が増となったことによるものでございます。地域支援事業費は2,531万1,000円で、前年度対比マイナス37.7%、1,529万6,000円の減となっております。基金積立金は1,203万7,000円で、前年度対比マイナス40.0%、800万9,000円の減となっております。なお、歳出の概要説明につきましては、付属説明書の220ページから223ページにその説明を記載させていただいております。御参照いただきたいと存じます。
続きまして、議案第26号葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の233ページ並びに付属説明書の225ページをお開きいただきと存じます。この会計における最終の歳入歳出予算現額は12億4,445万7,000円で、これに対します歳入決算額は11億5,233万5,298円で、収入率は92.6%となっております。また、歳出決算額につきましては11億1,584万2,459円で、執行率は89.7%となっております。この歳入歳出決算額に基づきます翌年度へ繰り越される額は3,649万2,839円でございます。
付属説明書の226ページの歳入決算額前年度対比表をごらんいただきたいと存じます。歳入は前年度に比べマイナス2.5%、3,008万円の減となっております。主な要因は、使用料及び手数料のうち下水道使用料が前年度に比べ1.4%、314万6,000円の増となったこと、また繰入金の一般会計繰入金が増になったものの、繰越金が前年度対比マイナス35.2%、1,743万3,000円の減、町債も同様に前年度対比マイナス16.7%、2,000万円の減となったことなどによるものでございます。なお、歳入決算の概要説明は、付属説明書の230ページ、231ページにその説明を記載させていただいております。
付属説明書の227ページの歳出決算額前年度対比表をごらんいただきたいと存じます。歳出は前年度に比べマイナス3.0%、3,452万7,000円の減となっております。これは事業費が2億3,866万9,000円で、前年度に比べマイナス11.5%、3,110万6,000円の減となったことによるものでございます。なお、公債費は6億1,479万8,000円で、前年度に比べマイナス0.2%、112万5,000円の減となっております。これは元金償還金で540万9,000円の増となったものの、利子償還金で653万4,000円と減となったことによるものでございます。なお、歳出決算の概要説明は232ページから235ページまでにその説明を記載させていただいております。
以上で平成23年度葉山町一般会計歳入歳出決算ほか4件の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
議長(畑中由喜子君)
提案者の説明を終わります。本5件に対する総括質問は来る9月11日及び12日に行いますので、総括質問を予定される方は9月7日の正午までに要旨を添えて本職まで申し出てください。通告用紙は事務局に用意してございます。
議長(畑中由喜子君)
日程第18「議案第27号葉山町火災予防条例の一部を改正する条例を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
消防長(有馬弘君)
議案第27号葉山町火災予防条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
提案理由にもありますように、対象火気設備の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部を改正する省令が本年3月27日に公布されたことに伴い、所要の改正させていただくものでございます。
内容としましては、対象火気設備等の種類に急速充電設備を加えたこと、及び省令第5条及び第5条の2、急速充電設備を設置する際の位置、構造及び管理に関する基準を新たに定めたことに伴い、同省令を引用する部分について所要の改正を講じるものです。
附則でございますが、施行期日を本年12月1日とさせていただくものです。ただし、経過措置としまして、この条例の施行の際、現に設置され、または設置の工事がされている急速充電設備のうち改正後の規定に適合しないものにあっては、当該規定は適用しないこととさせていただくものです。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願い申し上げます。
議長(畑中由喜子君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第27号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
議長(畑中由喜子君)
日程第19「議案第28号葉山町暴力団排除条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
生活環境部部長(成島光男君)
議案第28号葉山町暴力団排除条例の一部を改正する条例について御説明いたします。
この条例は提案理由にもありますように、暴力団員により不当な行為の防止等に関する法律の一部を改正する法律が本年8月1日に公布されたことに伴い、所要の改正を行う必要があり、提案させていただくものでございます。
条例の内容につきましては、参考資料の条例の概要のとおり、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の引用条文を繰り下げるものでございます。
附則につきましては、施行期日は平成24年10月31日までの間において規則で定める日からとさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。
議長(畑中由喜子君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第28号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。
議長(畑中由喜子君)
日程第20「議案第29号葉山町防災会議条例及び葉山町災害対策本部条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
議案第29号につきまして御説明申し上げます。
この条例は提案理由にもございますように、災害対策基本法の一部を改正する法律が本年6月27日に公布され、同日施行されたことに伴い、所要の改正を行う必要があり、提案をさせていただくものでございます。
改正の内容といたしましては、お配りしてございます条例の概要のとおりでございますが、防災会議条例の改正につきましては、所掌事務を町長の諮問に応じて町の地域に係る防災に関する重要事項を審議すること及び意見を述べることに改めるとともに、防災会議の委員に自主防災組織の構成者または学識経験者を追加し、委員の数を24人以内から28人以内に改めるものでございます。
災害対策本部条例の改正につきましては、引用している災害対策基本法の改正に伴い、引用条文を改めるものでございます。
附則につきましては、施行期日を公布の日からとさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどを賜りますようお願い申し上げます。
議長(畑中由喜子君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
1番(鈴木道子君)
今回の一部改正に直接関係することか、あるいは間接に関係することだと思っておりますが、私が常々申し上げております防災会議への女性の委員の人数ということにつきまして、町長の御判断で女性枠を決めるようなことができるということを伺っておりますけれども、さらにさらに確認をさせていただきたいと思います。ぜひ、あらゆる方面から、今回防災会議の委員が28人以内ということになりましたことも加えまして、ぜひあらゆる方面の女性の方にこの委員になっていただくことを強く要望いたしますとともに、ぜひ御努力を、さらなる御努力をお願いいたしたいと思います。お答えをぜひお願いいたします。
町長(山梨崇仁君)
この春にそういった御指摘いただきまして、女性防火・防災クラブの方々に町の防災会議に入っていただくようにお願いをして回答をいただきました。参加の意思の回答をいただきました。鈴木道子議員のおっしゃるとおり、女性の視点というものは非常に私も重要だと考えておりますので、ぜひ今後も引き続き女性の方をですね、ぜひ入ってもらいたいという気持ちを持って選考を進め…選考というか、会議への参加を促してまいりたいとは思います。ただ、本条例改正におきましては、そういった性別でくくるものではございませんので、それは条例とは別の意思として持ってまいりたいというふうに考えております。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑ありませんか。
11番(横山すみ子君)
これは法律の改正に基づく条例の一部改正ということで、異議はございませんけれども、今までの会議の開催の回数がそんなに多くはなかったという印象を持っているんですけれども、町長としてはこの会議に対して、今まで以上に開催し、防災についてもっと御意見をいただくというような意思はございますか。
町長(山梨崇仁君)
まずもって、防災計画の改定に向けて、この防災会議の皆様には本当に多くの御意見を、議論を交わさなければならないと思っております。で、それに対しまして、私自身はまだ防災会議を開催しておりませんので、なるべく早い時期にですね、町のまず防災計画を一つのテーマとして、早期にその方向性を議論する会議としてその機会を設けてまいりたいとは考えておりますので、今年度中に開催をしていきたいというふうには考えております。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第29号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。
議長(畑中由喜子君)
日程第21「議案第30号第三次葉山町総合計画後期基本計画の策定について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
説明に入ります前に、本議案に関しまして一部誤りがございました。正誤表をお配りいたしまして訂正をさせていただいたところでございます。まことに申しわけございませんでした。
それでは、議案第30号について御説明を申し上げます。提案理由といたしましては、第三次葉山町総合計画基本構想に基づく後期基本計画を策定する必要があるため提案をするものでございます。新たに提案させていただきます計画につきましては、さきの6月議会にて御審議いただきました内容を見直し、再提案をさせていただくものでございます。主な見直し箇所といたしましては、下水道の整備や廃棄物の処理、再資源化の推進及び防災体制の確立に関する記述と各項目に記載されております成果指標、記述表現の訂正等でございます。また、御審議いただく資料といたしまして、第三次総合計画後期基本計画の本編及び前回の提案内容との対照表をお示しさせていただきましたが、本編計画書に一部誤りが見られたことは、先ほど申しましたように、申しわけございませんでした。おわびをして訂正をさせていただきます。
簡単ではありますけれども、以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
議長(畑中由喜子君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本案については、去る8月31日に開催されました議会運営委員会におきまして、総合計画特別委員会を設置し、これに付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。
4番(守屋亘弘君)
町長御存じかどうかは存じませんけれども、いわゆる各会派と協議をしたいということで、私は会派を組んでいませんけれども、8月の20日(月曜日)の午後、担当部署サイドの職員諸君と数人の議員と協議したというのか、話し合いをしたと。その際に参考資料としてですね、山梨町長あてに葉山町総合計画審議会会長、今村さんから8月15日付で書面が出ているようなんですね。これは後ほど、翌日だったか、当審議会の委員だった黒下行雄君に確認をしたんですが、これはまだ案だよという話で、しかもなお、次のページに平成24年7月31日開催、平成24年度第2回葉山町総合計画審議会委員からの指摘事項とあって、この中で何やら今回、否決したこと自体がですね、この案件の処理については議会事務局の責任になるはずだなんて書いてあるんですね。町長、御存じなんですか。というのは、7月31日に審議会を開催したと。その際に答申を受けるというようなことじゃなくて、意見を賜りたいというようなことだったらしいですね。なお、この文章の中で、議会否決を受けた状況の下、各論的な議会の意見を受けた事項についても、審議会委員、さらには町民としての種々の意見が十分に反映された内容となっておりますので、本審議会の議事録及びその概要を次回9月議会への2度目の総合計画提案(議案提出)の際の最重要資料として町長から議会に提出してくださることを総合計画審議会の全員の意見として切に切望しますとあるんですけども、今もってこういうね、最重要資料としての議事録等々出てこないで審議しろということなんですか。どうなんですかね、これは。どう…ちょっとね、ボタンのかけ違いがあるんじゃないかと。いろいろ断片的な状況を聞きますとね、20日の時点で私はまあしょうがないかなと思ったんだけど、後で念のため、先ほど申し上げたように、当該審議会の委員に話を聞いたら、ちょっと食い違いがあるんだね。やぶの中だよ。だって、何でさ、この指摘事項なんていうのが出てきてね、議会事務局の責任とか。賛成するのは、反対するのは議員でしょう。議会事務局じゃないじゃないですか。それをあたかもこういうような取り扱いして。議員が悪いなら議員が悪いとはっきり言えばよかったんです。どこでボタンのかけ違い起こったの。で、実際にさっき申し上げた、くどいけれども、何ら議事録なるものが出てこない。それで審議しろ。町長、御存じなんですか、これ、こういう。受け取ったんですか。
町長(山梨崇仁君)
まず、その資料につきましては、今、議事録をまとめているところでありますので、今週中には議会事務局のほうに届けさせていただきます。それから、その内容について私が知っているかという御指摘ですけども、私はその審議会に出席を冒頭からしておりましたので、議事録というよりも、じかにその議論を聞いておりましたし、私自身も発言はいたしました。私自身も発言はいたしましたので、その内容についてはよく存じております。
4番(守屋亘弘君)
あとはちょっと事実関係だけお願いしたいんだけど、8月15日付で受け取っているんですか。この文書なんかも、町長は。
町長(山梨崇仁君)
正式なものとして私のところに、手元に届いて拝見しております。
4番(守屋亘弘君)
そうすると、今週中というのは明日、あさってしかない。土曜日までね。で、実際問題本件を審査するのは、総合計画特別委員会を開催する13日ですよね。それまでに会議録をしっかり読んでこいという意味ですか。
町長(山梨崇仁君)
会議録の作成に時間がかかってしまっていることは申しわけないんですが、7日に仕上げるということですので、早期にお届けはしてまいりたいと思います。
4番(守屋亘弘君)
それと、もう1点ね、7月31日は何のために開いたのかということが何やら会長並びに委員の方々も疑問に思っていたと。ただ意見を承りたいというんで、やったと。で、答申自体は昨年の11月にもう出していると。その当時は森英二町長だ。で、1月以降、当然新町長になったんですけれども、新町長が目を通して変更しましたよね。変更点についてはA3の何枚かの。だけど、その変更した時点のものは諮問してないと。そういうことでしょう。だから、何ていうのかな、段取りがちょっと狂ったんじゃないですか。現町長になってね。で、なおかつ、反対されたからとんでもないと。で、指摘事項だと。議会が指摘なんか頼んでないですよ。そもそもこの審議会が指摘すること自体が越権行為でしょう。町長サイドに答申すりゃ済むこと、そうじゃないですか。どこでボタンのかけ違いが起こったのかね。それこそ議会事務局職員諸君はいい迷惑ですよ、こういうことまで言われたら。だから、行政サイドの事務局がこれを勝手につくったのかね。その辺はっきりしてくださいよ。あるいは、非公式で非公開の場で出たからどうでもいいというわけじゃないでしょう。どうなんですかね。
総務部部長(上妻良章君)
2のそこの指摘事項として出させていただきました内容につきましては、出席職員がまとめてはございませんけれども、その場の内容筆記等も含めてその内容ということでお示しをしたものでございます。内容につきまして、決して議会、企画調整課のほうで勝手につくったものではございません。議事録をごらんになっていただけると、その辺ははっきりおわかりになるというふうには認識してございますけれども。
12番(金崎ひさ君)
ただいまの提案理由にございまして、6月に賛成者ゼロということで、提案されたものが否決されました。そして、そのときにいただいた意見を反映したものを再提案したというふうな御説明がございましたけれども、細部にわたっては特別委員会のほうで審議をさせていただきますけれども、1つだけ町長にお伺いしたいと思います。6月の審査の中でも多くの委員が指摘をしておりました、この基本構想が26年度まで、そして基本計画が27年度までというこの1年のずれをそろえるべきではないかというふうな御指摘がございました。そして、この場でも反対討論に何人もの議員がそのことを指摘しております。で、このことは基本でございますので、これは変えて出てくるかなと思ったんですが、変わっていないということで、それは町長の御方針だと思いますので、特別委員会のほうには町長が御出席でないので、審議に当たり、なぜ変えなかったかということだけをこの場でお聞きしておきたいというふうに思いますので、御答弁をお願いいたします。
町長(山梨崇仁君)
総合計画のあり方として、私は首長の、総合計画は首長の任期に合わせるべきという持論を持っておりますので、それに合わせて今回も4年、もう3年半ですけども、のものをつくってまいりたいといった考えがございます。内容につきましては、議員の皆様の御指摘をいただいて、私も納得するところでございましたので、そこについては微妙な、幾つか修正は重ねておりますので、そこも含めて御審議いただければというふうには思います。
12番(金崎ひさ君)
基本構想が任期に合ってないんですよね。そこのところをさわらないで、基本計画だけを変えたというところが非常に疑問でございまして、基本構想を同時に変えたのであれば、どなたかの委員の御指摘にもありましたけど、第四次基本計画として任期中のものを全部そろえて変えるんだったらいいんですが、なぜ基本構想をさわらないで、基本計画だけを1年延ばしたのかという。例えば27年度に入りますと、基本構想のない計画になってきますので、町の運営としてはあり得ないことだというふうに思いますので、それがどういうふうになっているのかなというところをお聞きしてから審議に入りたいというふうに思います。
町長(山梨崇仁君)
これもまた6月の議会のときに申し上げことですけども、それは基本構想は、私はあのとき大きく川の流れのようにあるもので、そう変わるものではないというふうに申し上げました。例えば基本構想の中に、将来予測で人口と予測がありますが、当時つくった当時が2万7,000人、それが終わるころには3万3,000人になっていると。私は非常に将来数値をよく見込んでつくった基本構想だなというふうに印象を持って読んでおりました。で、また、それについて私が大きくそごがあるとも感じておりませんので、今回は基本構想はさわらずに計画についてしっかりとしたものをつくり上げていきたいといった考えを持ってございます。
金崎議員御指摘の1年分足らないということでございますけども、基本構想そのものは26年で切れますので、それについて、もう来年度から準備にかかって、切れ目のないように基本構想もつくってまいりたいというふうには考えております。ただ基本構想は計画のようにですね、今の政策状況を反映させるものという以前に、町が将来どのようになっていくのか。また、政策的にどこまでそれを誘導することができるのかといったことを踏まえた上で、大きな大きな長い期間の構想でございますので、それは今回の審議会もそうですが、より学識経験者の方々、また広く町民の方々にお力をいただきながら将来的な15年の…失礼、将来的な基本構想の長いものについてつくってまいりたいというふうに考えております。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑は。
11番(横山すみ子君)
同じような質問になってしまうんですけれども、6月議会の一般質問だったか、3月だったかちょっと正確に議事録を見ていないんですが、基本構想からはみ出すという案が出る前から、第四次の基本構想と総合計画に着手すべきではないかという御意見が出ておりました。で、現在の町の状況は4月からは計画なしという状況の中で運営がされておりまして、今、夏になりますと、来年度予算の編成に向けて行政は動いていくわけですけれども、もしこのままの状況であれば、来年度の平成25年度予算に関しては、骨格予算でいかなければいけない、非常にまじめに考えればですね。ということになってしまいかねない状況だと思います。で、町長おっしゃったように、基本構想は大事なものなので、ゆっくり時間かけたいというのはよくわかりますが、基本構想と基本計画が年度を合わせておいて、それから町の方々から随分御意見を伺いましたけれども、町長任期と総合計画任期がずれるのはまずいという意見もございます。そういうこともいろんなことを考えると、今回が基本構想からはみ出した基本計画というやり方ではなくて、基本構想と合わせた年度の後期基本計画にしておいて、町長任期の中の「直ちに」というのがどのぐらい直ちかわかりませんが、基本構想に関して着手して、それで総合計画をつくる段階で4年任期に合わせて、15年ではなくて、12年か16年かわかりませんが、町長の残りの1年がちょっと半端になりますけれども、そこのところは前倒しとかいろんなやり方ができると思いますので、そういうやり方をしていただいたほうが町民の方も、議会も大変わかりやすいです。基本構想なしの基本計画というのは、これはどう考えてもあり得ない話としか思えませんので、そこはぜひ直していっていただきたかったという、これは、もしこれからでもやっていただけるんならやっていただきたいという質問でございますが。そのほか修正点について、議案をいただきましてから全部突き合わせをさせていただきました。で、議会の6月議会最終日、24日、報告されまして、委員長報告の中で議会…特別委員会で出た意見、きちんとお伝えした。その前に町長お出でいただいておりましたけれども、そのうちの何点か、非常に重要と思われる場所が変えられていないんですけれども、これは町長の御意向の反映という確認でよろしいでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
議案としてお示しさせていただいたものですので、私が最終的に責任を持って今回お示しをしているものです。内容につきましても、また、期間につきましても、私が4年間でやらせていただきたい。また、内容についても修正したものもございますが、修正できなかったものについても、その内容でやらせていただきたいというふうに考えてお示しをしているものですので、ぜひその上で御審議賜れればというふうに思います。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案については13人の委員をもって構成する総合計画特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、本案については13人の委員をもって構成する総合計画特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
総合計画特別委員会委員名簿(案)を配付いたします。
(名簿(案)配付)
お諮りいたします。ただいま設置されました総合計画特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定によって、お手元に配付の名簿案のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、総合計画特別委員はお手元に配付の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
委員の選任が終わり、委員会条例第7条第2項の規定により総合計画特別委員会の委員長及び副委員長の互選が必要であります。この際、正・副委員長の互選のため暫時休憩をいたします。
(午後3時13分)
議長(畑中由喜子君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時55分)
ただいま休憩中に総合計画特別委員会の委員長及び副委員長の互選を行った結果を報告いたします。総合計画特別委員会委員長に鈴木道子委員、副委員長に荒井直彦委員と決定いたしました。
議長(畑中由喜子君)
日程第22「議案第32号人権擁護委員の推薦について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
それでは御説明を申し上げます。現人権擁護委員であります秋山満江氏の任期が平成25年3月31日で満了することに伴い、葉山町長柄705番地の325、秋山満江氏、満61歳を再任として法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。なお、秋山氏の略歴につきましてはお手元に配付させていただきました資料のとおりでございます。
以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
議長(畑中由喜子君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。お諮りいたします。議案第32号は原案のとおり推薦に同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第32号は原案のとおり推薦に同意することとされました。
議長(畑中由喜子君)
日程第23「議案第31号副町長の選任について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
議案第31号につきまして御説明申し上げます。
現在空席となっております副町長に、葉山町長柄770番地、昭和41年10月8日生まれ、田邉高太郎氏、満45歳を選任したいので、地方自治法第162条の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。副町長の選任に当たりましては、6月30日から7月11日までの間、広く公募をさせていただいたところでございます。その結果、全国から88名の方に御応募いただき、第5次の選考を経て田邉氏を選定させていただきました。なお、田邉氏の略歴及び選考の過程につきましては、議案資料及び参考資料としてお手元に配付をさせていただいたとおりでございます。
以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
議長(畑中由喜子君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
12番(金崎ひさ君)
議案資料として略歴書が入っておりますが、これは御本人が書いたものをそのまんま提出していただいたものでしょうか、それとも総務課のほうである程度ピックアップをして出していただいたんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
総務課のほうで説明する部分としてピックアップをして書かさせていただいております。
12番(金崎ひさ君)
この人となりといいますか、田邉さん御自身がどのような方かなというの、それで副町長として適任なのかどうなのかという判断をするにはちょっと不明瞭な部分がございますので、少し詳しく聞かさせていただきます。この方はお生まれはどこでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
兵庫県神戸市のお生まれと聞いてございます。
12番(金崎ひさ君)
それから、略歴がかなりたくさんのお仕事をなさっておりまして、一見でわからない感じなんですが、平成元年に4月、三井銀行に入られたのは書いておりますけど、おやめになったのはいつでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
平成8年に兵庫県のほうに入庁してございますので、その時点でおやめになったということで聞いてございます。
12番(金崎ひさ君)
そうしますと、学歴として平成7年3月に横浜国立大学大学院国際経済法学研究科を修了なさっておりますけれども、これは三井銀行に籍を置きながら大学院に通われたということですか。
総務部部長(上妻良章君)
そのように聞いております。
12番(金崎ひさ君)
わかりました。はい。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑ありませんか。
4番(守屋亘弘君)
端的に伺いたいと思いますが、町長との接点はあったんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
私との接点としましては、私が議員のころに葉山町の情報公開の検討会で田邉さんがいらっしゃったときに一度だけ傍聴に私が行ったことがあり、そのときにいらっしゃったことは記憶はしております。それだけです。
4番(守屋亘弘君)
たまたまそういうお話なんで、葉山町情報公開制度改正案検討委員会委員並びに22年8月に葉山町自治基本条例検討委員会委員。ただし、例えば情報公開制度云々の検討委員会では、議事録を見てもどういうお考え、あるいは御意見であるかはわからない。それから、私の調べた範囲では、葉山町自治基本条例検討委員会自体が議事録はないと。だから、余計どういうお考えあるいは御意見の方かもわからない。で、それぞれ私なりにこの委員会の委員を務められた方にお話を伺うというようなことであったんだけども、例えば自治基本条例検討委員会が何回開かれてね、その田邉さんが何回出たのか。
総務部部長(上妻良章君)
申しわけございません、今手元に資料がございませんので、すぐに調べましてお答えさせていただきたいと思います。
4番(守屋亘弘君)
それともう1点は、これはいいか悪いかじゃなくて、こういう話があるよということで、事実関係だけ答えてもらいたいんですけれども、当時町長選の際に、マニフェスト作成に加わったというようなお話があるんですけれども、それは本当かどうか。
町長(山梨崇仁君)
それは一切ございません。一切ありません。繰り返し申し上げますが、御本人のお名前を含めて、私がお顔を拝見した瞬間というのは情報公開条例の…情報公開制度の検討委員会のときの記憶だけでありまして、実はこの後段の自治基本条例のときに私は、この4月だったと思うんですが、出席をしているんですが、田邉さんもそのときは内閣府のお仕事があって欠席をされておりまして、全く今回の選考の中までほぼ面識は本当になかったところでございます。
4番(守屋亘弘君)
それと、党派色はおありなんですか。
町長(山梨崇仁君)
党派について私のほうから質問をしたことはございませんので、わかりません。
4番(守屋亘弘君)
それと、「副町長公募に係る過程について」という資料が本日出ておりますけれども、この中で面接試験、例えば8月11日(土曜日)、それから8月14日(火曜日)、第5次選考で8月18日並びに8月19日、で、面接者が第4次選考のときに町長及び教育長、それから第5次のときには町長お1人と、これに間違いがないんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
はい、間違いありません。
議長(畑中由喜子君)
ほかに。
6番(中村文彦君)
先ほど町長、以前からのお知り合いということはお話しいただきましたが、私もですね、守屋議員と一緒で、町民の方から町長選時、山梨町長を応援していたというふうなお話を聞いております。そういったことはございませんか、改めて質問します。
町長(山梨崇仁君)
応援にはいろんな種類がありまして、彼がお1人でどのように応援ということをしたのか私は全く知りませんが、私が選挙、それ以前、先ほど…繰り返しですけども、この情報公開のとき以降ですね、彼との接触・接点というものは一切ございませんし、恐らく私の今の友人であり、葉山町内の知人の中で、この方とですね、直接的に関与された方も恐らくないんじゃないかと思うぐらい、私は本当にこの方とは面識がほぼない状況でございます。
6番(中村文彦君)
ちょっと私もですね、町長選時、町長とお話ししている方がですね、同一人物じゃないかというふうに思うんですけれども、たまたまですね、駅からおりられてきて、顔がわかったので向こうから勝手にあいさつした可能性もありますけれども、そうされれば当然会話を交わすということはあり得るかもしれませんけど、そういったことは記憶にございますか。
町長(山梨崇仁君)
もし御本人がお会いしていると言えば大変失礼ですけども、私のほうでは記憶はございません。
6番(中村文彦君)
話は変わりますけれども、町長先ほども私…言いましたけども、年間で1,200万円この方に支出するということになります。で、当然町長も面接を1人で最終的にはされております。町長がこの方に求める、要は行政改革は具体的には何をこの方に期待されているのか、お答えください。
町長(山梨崇仁君)
今回お示ししているのは、繰り返しですが、1,055万円という金額でお示しをしております。で、それから、私の選考の基準としましては、行政の、行財政の改革、それから情報の発信を円滑に行っていただくことで町民とのコミュニケーション力を上げていく、そのための資する人材ということが第一にございました。今、私の中でまず第一にやってほしいと思っていることは、大きくは平成26年4月の機構改革の完了に向けた旗振りを大きくしていただきたい。で、もちろん副町長としての職務はたくさんありますので、そういったことをこなしながら行っていただきたいといったことが今主眼にございます。
6番(中村文彦君)
すいません、具体的に機構改革とは何を示しての機構改革になるのか、具体的にお示しいただきたいんですけども。
町長(山梨崇仁君)
町の役場の組織、その体系について簡素化を行いながら行政の効率性を上げていくこと、また同時に、その際には縦割りと言われている行政組織の横のつながりをより強めていくこと、それを主眼に置いて行うことを機構改革として今回定めていきたいと考えております。
6番(中村文彦君)
ちょっと今の話聞いていると、1,200万も出してですね、コミュニケーションをよくするために、何ていうんですかね、その人材を応募したと言われてしまうとですね、どうも議会として、個人的にもですね、一町民としても納得はいかないんですけれども。その1,200万円をかけるだけの本当に意味があるのか、その決意のほどをお聞かせください。
議長(畑中由喜子君)
中村議員、1,200万ではなくて1,055万ということを補正予算のときの答弁でもしていらっしゃいます。先ほどもおっしゃいましたので、お間違えのないようにお願いします。55万。町長、答弁お願いできますか。
町長(山梨崇仁君)
繰り返しになりますけども、私はその金額をかけることで、より今の行政内の組織、また町民とのつながりの中で大きな効果を生んでくださるということを信じております。
6番(中村文彦君)
前任のですね、森町長のもとで葉山町自治基本条例検討委員と、葉山町情報公開制度改正検討委員を務めておりますよね。これは町長が言われている旧態依然としたなれ合いとしがらみの町政という観点からするとクリアしているんですか。
町長(山梨崇仁君)
見解のあり方だとは思いますが、私がその公募の際に森町長とどのようなかかわりを持って彼が公募になったかは知りませんけども、私が今回の選考の中で、面接した中で彼がですね、現状の葉山町政において有用に働いていただける人材だということを感じたもので、今回公募の最終決定候補者としております。
6番(中村文彦君)
ちょっとその町長の選定希望ですね、要は残られた3名のうちの2名の方は葉山以外の方でありました。で、まあ旧態依然としたなれ合いとしがらみの町政からの脱却、これをうたわれているんであればですね、清廉潔白な山梨町長であれば葉山在住の方はお選びいただかないんじゃないかと思いますし、ましてや公募以前に知っていた方を選ぶというのはいかがなものかと思いますけれども。これは一般町民の感覚だと思いますが、いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
清廉潔白とお褒めいただき大変恐縮でございます。私の一つの結果でございますので、その上で御判断いただければと思います。
1番(鈴木道子君)
今回の議案につきまして何点かお伺いしたいんですけれども。私どもは去る30日でしたっけ、議運のときに…30日でしたっけ。31。失礼いたしました。31日の議運のときに初めて拝見をいたしました。そのときに葉山在住の方ということで、かねがねいろいろな人事案件が出ましたときには、少なからずこの議員の中で地元の古い方もたくさんいらっしゃいますので、何らかの形で存じ上げているということがございましたし、また、地元の町内会長含め町内会の方で存じ上げているというようなお話で事が進んでまいりました。今回のこの田邉氏につきましては、私も議員だれも知らないというようなことでございまして、大変に不安な思いでおりました。一つにおいては、本当に情報としてここにお出しいただいた資料しか情報がないということで、とても不安な思いでございます。
で、先ほど金崎議員からも御質問がありましたが、このまず最初にこの略歴で、三井銀行に入行して平成8年に兵庫県に入庁したと。兵庫県に入庁するということにおいて三井銀行を退行したという判断でよろしいというような先ほど…それでよろしいんですよね、はい。それで、その次に経歴を拝見いたしますと、近畿大学非常勤講師ですとか、産能大学講師ですとか、千葉大学云々、いろいろ大学の名前が書いてありまして講師になっておりますが、これはやめたということは書いてありませんが、これは非常勤として今もお勤めなんでしょうか。それともおやめになって次のところに行ったんでしょうか。ちょっとその点をお伺いを、まずさせてくださいませ。
総務部部長(上妻良章君)
略歴でございます。これはおやめになって次の大学の講師をされているんだというふうに聞いてございますけれども。
1番(鈴木道子君)
そうすると、この、この時間系列でやめては次に行って、やめては次に行くということでよろしいんですね。平成21年の町の情報公開、22年の自治基本条例はいいんでしょうけれども。それまではそういうふうに拝見して間違いありませんね。
総務部部長(上妻良章君)
私はそのように伺ってございますけれども。
1番(鈴木道子君)
できればこういうとこまで確認をしていただきたかったですね。これ大事な人事ですので、ね、確認することは簡単でしょうから、ぜひ、何ていうんでしょう、その確…正確な情報をぜひお示しをいただきたかったと思っております、それは。何ていうんでしょう、その雇用元に確認ということですね。ぜひそれはお願いしたいと思いました。それから…あ、まずそれは今言っても仕方ありませんので。それは本当に要望でございますね。
それから、この参考資料としてついております志望動機について御本人は、初めて葉山町に居住し、その魅力を知りましたということが書いてございます。で、長柄において余り町民の方との接触がないということについては、朝早く大学に…お勤めに行き、夜、本当に深夜に近い時刻にお帰りになるので余り接触はなかったというようなお話でございますけれども、葉山町のその居住し、その魅力を知りましたと、どのような魅力というふうに面接で、町長、総務部長もお出になりました、教育長も初めとして、御本人おっしゃっていたかをちょっとお聞かせいただけますか。
町長(山梨崇仁君)
選考の過程のことなんで余り詳しくは申し上げられないんですが、文書として1次選考の段階で町の魅力についてどのように感じられているかといった質問をさせてはいただいておりますが、面接の中ではですね、それを踏まえた上での選考を進んできた方でしたので、そのような内容については質問はしておりません。
1番(鈴木道子君)
先ほどの申し上げました確認もそうですけれども、副町長、これは本当に町民の方の利益に関することですので、疑ってかかれというのはよい言葉ではありませんけれども、やっぱり突き詰めて最高の情報までやはり確認すべき、そのぐらいの慎重さは私は持ってほしかったと思います。経歴についても。それから…まずそれがちょっと心配な点でございます。御本人に大変失礼な言葉になったら申しわけありませんが、全くピュアな立場で町民の利益の観点からそれを申し上げたいと思います。
それから、その情報が少ないということにおきまして、ちょっとその議運以降、いろいろな情報収集いたしましたら、御本人が御著作もあるということで、そのようなことがもしお示しいただけましたら、少しは拝見する時間もあったかなというような思いもいたしました。
それからですね、あともう1点は、この逐条解説、地方自治法の逐条解説、これは今回の件に当てはまるかどうか若干不安な面がありますが、大きい枠で考えると、ここにもし必要があるときには議会の同意をあらかじめ得ておくという選任前の手続を進めることは差し支えないというようなこともあります。その御努力をやはり町長もなさるべきだったと私は思っております。それが1点です。その…その心配があります。
それから次、まず応募してきた方、皆さん優秀だったと思います。これは経歴とかそれからいろいろな学歴等はそんなに私は差はないと思います。ただ、そのやる気があるかどうか、そこがやはり一番のポイントだというふうに思っております。で、副というのは、よくちまたで言われますけれども、副が務まれば正が務まるというようなことが言われております。それほどに私は副というのは重要な役職であるというふうに思っております。先ほど来、町長が副町長に対して期待するところは町民とのコミュニケーション力を強める…あ、高めるというようなことをおっしゃっておりました。このコミュニケーション能力、これはちょっと現実で申し上げますけれども、9月1日の防災訓練の日に御当人がいらしていらっしゃいました。で、写真を私ども拝見していますので、多分あの方ではないだろうかと思いましたけれども、お1人で寂しくプールのわきに座っていらっしゃいました。で、私は町長にも申し上げましたけれども、議運のときのお話で、副町長になられようとする方が議員一人ひとりのお家を訪ねてあいさつに行くというようなお話も出ました。それはもう議員は必要ないということで皆さんお断りをいたしましたけれども、そのようなお気持ちがあるのであるならば、私は町長に申しました、今、防災訓練に何人かの議員も来てると。で、副町長になろうとするお方ですから、議員の顔ぐらいはもうホームページ等で粗々御存じだと思うので、自分のほうから、実は今回その選考に受かってした…受かった者は私ですぐらいのコミュニケーションをおとりになっても私はよかったと思いまして町長に申し上げたんですけれども、申し上げて行動する以前にですね、私は議員に対してもそのくらいのコミュニケーション能力、または不得手であってもそのくらいのやる気をお示しになるような方でないと、大変に私は、そのたった一点、小さいことのようでございますけれども、私は大事な点というふうにその情景を胸に刻みましたが、町長、そういう点では面接をなさって御当人と何回も接せられて、どうお思いになられますか。
町長(山梨崇仁君)
面接のときもそうですが…あ、面接のときはそうでしたけども、1対1で向き合うとですね、非常にしっかりとした、目を見て、人の目を見て、自分の意志を持ってお話ししていただける方なので、その辺は私は心配はしてなかったんですけれども、鈴木道子議員が言うとおりに、確かに防災訓練のときは、町民としていらっしゃっていただきまして、防災訓練の様子を見ながら御自身も勉強してくださったとは思うんですけども、そこで御自身がどのような行動をとったかということについて、私がここで申し上げることではないかと思いますけども、そういった感想を持たれたんであれば、それはひとつ残念なことだなというふうには思います。ただ、繰り返し申し上げますけども、この仕事としてお互いの意見を言い合うといった場合においては、しっかり自分の意志を持ってお話ししていただける方ですので、実際に決まればですね、安心してその辺のコミュニケーションを図れるということは改めて申し上げたいと思います。
1番(鈴木道子君)
ざっと、とても不安な点、3項目でございます。いずれにいたしましても、御本人はともかくとして、行政側または町長の姿勢として、危機管理能力といいますかね、危機管理体制、この人事のみならずですね、もうちょっと追求した危機管理の意識をお持ちいただきたいというふうに思います。
で、これから否決されるか人事が通るかわかりませんけれども、これからもいろいろ質問なさる方まだいらっしゃると思いますが、この辺を考えて態度を決めたいと思いますけれども、万が一副町長におなりになった場合は、ぜひ今申し上げたようなことをしっかりとお含み置きをいただきたい。もし否決された場合は、次の選任に当たりましては、ぜひこのことをしっかりと選定の基準に置いていただきたいということを申し上げます。以上です。
議長(畑中由喜子君)
先ほど4番守屋亘弘議員の御質問に対して答弁が用意できましたので行います。
総務部部長(上妻良章君)
すいません、お答えがおくれて申しわけございませんでした。先ほどの守屋議員の御質問でございますけれども、自治基本条例検討委員会、検討委員会自体は4回行われてございます。その後2回、懇話会という、形を変えて行ってございます。田邉氏につきましては第1回から第4回までの間、2回出席をいただいているというところでございます。
議長(畑中由喜子君)
4番議員、よろしゅうございますか。
4番(守屋亘弘君)
会議録は何もできてないというのは事実ですよね。
総務部部長(上妻良章君)
私、現時点ではないというふうには聞いてございますけれども。
議長(畑中由喜子君)
ないそうです。
5番(田中孝男君)
町長が責任持って採用された方なんで、いただいたこのペーバー上の情報ではですね、特に反対をしなければいけない理由が私には見つからないんですが。ちょっと私がこれを見て感じたことを言いますと、経歴が非常に多彩ですよね。それから、向上心に燃えている方だと。仕事もずっと同じ仕事をやってこられたとか、ここというんじゃなくて、比較的短期に動かれているということを考えてですね、本当に腰を落ち着けて葉山のために仕事をしていただけるかどうか。私がもし面接官であれば非常に不安なところですね。というのは、実務である副町長、おもしろそうだからやってみたいなと、これも自分のキャリアの一つだということでやってみてですね、2年ほどやったら大体わかったと、もういいやと。で、こんな人物ですから、年収1,055万というのは決して高くない。逆に言うと、どこででも稼げるチャンスを持っている方だなというふうに思います。そういう意味で、ひょっといなくなっちゃう、そういう不安が非常にあるんですよね。その辺については、町長が人を見る目にどれだけの自信をお持ちかわかりませんけども、要するにこういう経歴の…僕は経歴しかわかりませんけども、そういう方がですね、本当に愛着を持って葉山のために、葉山に対する地域愛といいますかね、そんなものを十分に発揮して、きちっとした期間働いてくれるという自信はおありですか。
町長(山梨崇仁君)
期間というよりもですね、お手元にお配りしております志望動機にも書いてございますけども、この方は結果的に葉山に住まれている方だったということですけども、私も恐らく面接の中でそういったことをひしひしと感じたと思うんですが、町を第二の故郷と定めたというふうに書いてあります。また、平成5年のときにその大学院在籍のために葉山町に居住して、その後17年からまた戻ってきて葉山に住んでいるといった、こういった背景を考えると、私は住んでいる町だからこそ自分を活用してほしい、活用したいんだといった気持ちが今回の公募の動機になっているということは非常にスムーズに受けてとれておりますので、私はその点は信用して、町のために精いっぱい働いていただけるんじゃないかというふうには考えております。
5番(田中孝男君)
当然そうすると、もうこれから先葉山にしっかり根づくんだということで、家もお持ちで、腰を落ち着けて葉山というものに同化している…同化というか、葉山の中の一人、人間としての愛情を発揮してもらえるというふうに理解をしてよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
恐れながらその前段のですね、葉山に根づいて、持ち家でということは、それは御本人の判断ですので、私は田中議員にそれでいいと思いますとは言えないんですけども、ただ少なくとも、この町に住んで、この町が好きで、そのために働きたいといった熱意は非常に強く感じておりますので、それは酌んでいいものだというふうに思っています。
議長(畑中由喜子君)
すみません、先ほどの答弁で訂正がございます。
総務部部長(上妻良章君)
何回も申しわけございません。先ほど守屋議員の御質問の中でですね、ごめんなさい、自治基本条例の検討委員会の議事録がないかという御質問がございました。私、ないとお答えしたんですけれども、勘違いをしてございまして、懇話会のほうの議事録はございませんけれども、検討委員会のほうの議事録はございます。申しわけございませんでした。
4番(守屋亘弘君)
関連して、要するにその議事録はあったと、それはそれで結構なんですけれども、片一方のほうの情報公開制度改定案検討委員会の議事録では、その委員のお名前は出てないですよね。「委員A」とか、ただ「委員」ということでね。それで実際問題、どういう御意見を述べたのかね、お考えを述べたのか、全くわからないで、これで判断してくれっていっても無理があるんじゃないかということを言いたかったんですよ。で、懇話会では全部出たということですか。
議長(畑中由喜子君)
懇話会ではなくて自治基本条例の審査会です。
総務部部長(上妻良章君)
検討委員会におきましても、記載といたしましてはどなたがこう言ったという形ではなくて、委員としてこう言われたということの記載でございまして、情報公開制度の検討委員会と同じ表記でございます。
2番(近藤昇一君)
略歴から見まして、平成21年からでしたっけ、情報公開検討委員会。私、当時葉山町は公文書公開条例であって、私どもは公文書公開条例が提案された時点から情報公開条例にすべきだということで修正案出しました。そして一貫して情報公開制度に変えるべきだと、で、中身についても十分充実したものにすべきだということを主張してきて、いよいよこの検討が始まったということで、何度もこの検討委員会のほうに傍聴してまいりました。そういう中で、検討委員会の中で私が問題だなと思ったのは、公文書公開条例の中で知る権利という一文が載っているにもかかわらず、情報公開条例ではその知る権利はもう古いと、要らないんだと。で、いわゆる説明する義務を与えればいいんだと。でも、その説明する義務というのはあくまでも行政側からの姿勢ですよね。知る権利というのはやはり住民である市民、あるいは町民が憲法21条をもとにして勝ち取ってきた権利だと。で、それが安易に一つのものではないんだよね、関連するものじゃなく。で、それを片方を否定する発言があったと。で、いや、知る権利は残すべきだという意見もあったと。そういう中で、私の記憶の中では彼は要らないという立場に立って議論はされていました。で、結果として知る権利を外した形での条例提案がされましたけども、議会としては22年3月10日、総務建設常任委員会全員の意見としてそれを盛り込んだ修正案を提出しました。町長自身も提案者の一人になっております。そういう面で、どういうスタンスに立つのかというのが私非常に心配なんですよ。これは学者からいろいろ意見あるでしょう、特に当時情報公開法というのが国のほうでつくりました。そういう中で知る権利はもう外されました。しかし、日弁連では非常にこれを問題視していた。で、国会の決議でもこれについては棚上げにして議論していくんだという国会の附帯決議があったにもかかわらず、いまだにそれは議論されていないという状況ですけども、その流れに沿った形で町民の知る権利を外そうとしたという状況なんですね。
で、私すごく心配なのは、非常にさまざまな知識を持ってられる学者だと思うんですけども、本当に町民のその底辺の声、聞けるのかなと。町民の知る権利なんて要らないんだよという立場に立つということは、逆に言えば町民の立場に立たないのかなという心配があるわけです。で、この間、何年間か葉山に住んでて、じゃあ、地元の長柄でもってどれだけの地域での接点があったのかな、御近所とのね。いわゆる町民との接点です。検討委員会とかいろいろやっておられました。それもあくまでも行政の中でのかなり上のところにいるんですよね。町民の底辺のところで、町民と接して、町民がどう考えているのか、それが果たしてどれだけ彼はこの葉山に住んでてつかんだのかなと、だからこの葉山が好きだと思ったのかなと。でも、私も長柄のね、おみこしもやっているけども、そこでもって電気を借りていたけども、あそこが田邉さんのお宅だとは初めて聞いたし、地元の議員さんも知らなかったということを考えると非常に心配なんですよね。学者の意見だけで物事が進んじゃうのかな。例えば行革、あるいは情報発信、これを頼みたい。今、神奈川臨調、あれも行革の一つなんですよ。県内の自治体すべてがこの神奈川臨調に対して意見申していますよね。そんなこと葉山でやられたら町民たまんないですよ。だから、本当に町民のね、苦しみ、それから悩み、そういったものを本当に理解されている人なのかどうか、何年間か住んでてね。それはこの知る権利を外したということで、ますます私不安になっているんですよ。その点どうお考えでしょう。町長自身もこれ提案していますから、修正案を。
町長(山梨崇仁君)
まず第一に、政策的な判断の最終決定は必ず私が行いますので、仮にまた改めて知る権利について改正する必要が仮に出た場合であってもですね、その判断は私が最終的には行ってまいりたいというふうに考えております。で、私も実はその件につきましてはちょっと気になりまして、御本人に選考の後ですね、情報公開のときにこういった御意見だったと記憶してますけどというふうに私も申し上げました。で、御本人からはですね、その知る権利を外すべきといった趣旨で発言をしたつもりはないんだというふうにはおっしゃっていまして、自身としてはその後議会が修正をしたことについてもそれはそれで自分自身の勉強となったというふうに申しておりましたので、結果、知る権利を否定するわけでもなく、今はそういうふうに考えているということは御意見はいただいております。
また、地元の町内会…あ、地元のことですけども、町内会にも入られていらっしゃって、忙しくはされていますけども、それでも仕事の休みの日にその葉山で過ごすこと、この町が好きだと思ったことは御本人の一つの、個人的な事情がそれぞれあると思うんですけども、それでこの町で働きたいと思ったことは、それはだれがどうこう言うことでもありませんので、私はそういった意味で、彼が今後副町長となったときにですね、その休みの時間に町の中でどう過ごしていただくかといったことを、私からもそれはより町を知るような動きをしてほしいということは申し上げていきたいなとは思っております。ただ、今もそうですけども、この現職の方ですので、実際に忙しく働かれている中でですね、町の行事にどこまで参加できるかということは一定の、私としては理解をしていった上で、今後副町長としての職の中で町をより理解する動きを強めてほしいということは申し上げていきたいということは改めて思います。
2番(近藤昇一君)
御本人は積極的に外す意図ではないと言ってるんですけども、私が傍聴した限りではね、知る権利は残すべきだという議論に対して、積極的にそうじゃないんだという発言をしたという記憶があるわけです。今さら議事録を読み返してもなかなか彼が…どこの発言が彼の発言かというのはなかなか特定できない。で、私は特にその情報公開の検討委員会をね、進めた…検討委員会のメンバーであってさ、その後、議事録があんなような形の議事録だったということでね、それに対して何も異論を述べなかったのかなというのはね。ましてや今度、私はそれ知らなかったんだけども、自治基本条例のほうですか、それもまた名前も載ってないと。で、まだ検討委員会…懇話会か、懇話会になったらなぜ議事録を残さなかったのかなと。本当にね、葉山町は私は知る権利…いや、情報公開制度について成熟してないんですよ、まだ。私はそう思っています。そういう中でもってこの知る権利を外すなんてとんでもないと。十分成熟した上でね、外すというんなら話わかるけども、議事録一つ見たってこんな状況じゃないですか。これに対してやっぱり問題意識持たないというのがおかしいんですよ。私はそう思いますね。
それともう一つは、仕事が忙しい忙しいというけども、ね、検討委員会にはちゃんと出てきているんですよ。だったら地元の町内会のね、行事とかいろんなものにもやっぱり顔出して、本当に地域の人たちの声を聞いたり、接点を持っていくというね、本当に葉山が好きだったらそれをすべきですよ。葉山町…ね、町役場が好きなのかと思っちゃうんですよ、ね。検討委員会とか懇話会出てるんじゃないかと。その時間、ほかにも時間つくれるはずなんですよ。みんな忙しいけども、それぞれみんな出てきてる、私はそう思いますね。ですから、ぜひね、この立場をどういう立場でもって私は行政を進めていくのか。確かに町長言われるように、最終的な判断は町長がやるから大丈夫だとは言うんだけども、そういう中で相反するような形でもって常に背中向けていたら、何のために置いたかわかんない人になりますからね。そういう面で、それ以上の答弁、当然町長聞いてないかと思うんだけどね。いわゆるどっちでもいいんだというような意見じゃなくて、勉強させてもらった、勉強させてもらって果たして本人はどう思ったのかね。勉強はしたけどやはり知る権利は葉山では要らないんだよと思っているのか、そこが非常に不安なんですよ。いかがでしょうね。そこまでわかるかどうか。
町長(山梨崇仁君)
決して、彼との会話の中にその知る権利を外すべきだと考えているとかですね、あの結果はおかしいんだといった御発言はございませんでしたし、むしろ肯定的に受けとめた上で勉強になりましたということをおっしゃってましたので、私としては知る権利については今は肯定的に考えてもらえているというふうには思います。
繰り返し申し上げますけども、いずれにしましても、副町長という方にとってですね、その政策決定権者ではないということを改めて私自身も申し上げてまいりたいと思いますし、最終的な決定について私が権利とともにその責任をしっかり持っていきたいと思っておりますので、彼が例えば仮に違う考え方を持ったとしてもですね、それは私が一政治家としてそうあるべきじゃないといったことははっきり申し上げて今後の町政運営はしていきたいと考えております。
3番(窪田美樹君)
はい、ありがとうございます。この町長の選任についてですけれど、私たちが得た情報というか、決めるというのはこのいただいた略歴であったり、志望動機であったり、その中から今私たちが判断しなければいけないというところで質問させていただきます。この略歴を見ればとても頭のいい方というか、いろんなことの知識がとても豊富な方と思います。で、この志望動機も葉山をこれから愛していこうと、葉山のためにと思われている方と思います。ただ、こういった志望動機は私たちがどこかに就職するためにセミナーがあって、こうやって書くと合格するのよみたいなのもあるところでは、本当にこの中の部分を感じ取っていくためのこの面接、何回もの面接があったんだと思うんです。で、副町長を選ぶに当たってこういったとてもいろんな職を持って、いろんな知識を持った方、で、山梨さんが求めている副町長としてのお仕事をしてくれる方だと思うんですね、いろんなシステムだ、いろんなことを考えていってくれる方。で、そういったところ以外に、この方の人間性、山梨さんが何か困ったことがあったときに、本当に副町長困ったこと、この町政をいく上でこうしたいんだけれどどう思うって、腹を割って話すというか、本当に悩み事が相談できるような方、どういった魅力を感じて、もちろん知識の上ではとてもすごい方だと思うんですけど、人間性のところで何か魅力を感じられたところがあったのか、それとも本当に知識とかこういった職歴とか、人としてのつながりの多い方だと思うんですね、こういったいろんな県庁だ何だ、内閣省というところ。そういったところだけを求めたのか、お伺いしたいんですけれど。
町長(山梨崇仁君)
はい。先ほどのコミュニケーションの話になるかもしれませんけども、私は今回の選考の面接を2回ほどさせていただいて、そのコミュニケーションの中では人となりについて特段問題はないというふうに考えておりますし、御経歴のほうでこの方で求めるものは、しっかり仕事としてこたえてもらえるだろうといったことは考えております。ただ、人となりといいますか、私がどこまで腹を割って話せるかといったことについてはですね、やはり人間同士ですので、そこはある程度の時間を置いてこれから関係を、信頼関係を構築した上でのことだというふうには思いますので、現状でそれは正直なところわからないといったところでございます。
3番(窪田美樹君)
それでは、面接のときに2回、何かこういったお話をして、そこの部分でほかの方よりは魅力を感じてこの方を選ばれた。それでこの先に町をこうやっていく上で何か問題があって私と自分と意見が違うなとか、その執行権は町長にあるというところですけど、支えていく方と…いってくれる方と全く真逆で、どちらも折れない…どちらも折れないというか、その副町長の方が折れないようなときということもあると思うんですね。そういったときは、そのときに考えられるんでしょうけど、そういったこともあるというふうにはお考えですか。全く真逆の考えがあるというときも。
町長(山梨崇仁君)
もちろん人間同士ですので、その職位においてさまざまな面を見てですね、考えが合わないことは当然あると思います。ただ、考えが合わないからといってですね、じゃあそれで話を別々に進めましょうというわけではありませんので、繰り返し申し上げますが、私があくまで町政の運営については責任はしっかりと持っていきたいと思っておりますので、考えが合わないときにはまずはしっかりと話し合いをして、ともに理解を深めていくということ、それからこれは御本人にも伝えてありますけども、私自身が判断をするその情報として与えていただくことを第一に考えてほしいと申し上げておりますので、御自身との意見がなるべく分かれないように、しっかりとその話し合いを詰めていくということを最初から最後まで貫いてまいりたいとは思っております。
12番(金崎ひさ君)
第5次選考で3人残られた中で町長がお1人選んだということで、正・副議長のほうに最初にごあいさつに見えたときに町長が、他市が2人と葉山町が1人ということで、そして結果的に葉山町の方になりましたという御報告を受けました。私は葉山町の方というのを本当によかったなと思ったんですよ、実は。というのは、山梨町長というのも本当に葉山に五、六年しか住んでいらっしゃらなくて、葉山の方が山梨町長を補佐して、そして葉山町政を進めていくというのは、ある意味すごく大切なことだなというふうに思いましたので、よかったなと思ったんです。ただし、この略歴を見させていただきますと神戸市生まれで、そして平成5年に葉山町に、参考資料に平成5年に大学院に通っているころに葉山町に住み始めてというふうなことを書いていらっしゃいます。この方が葉山町にどのようなかかわりを持っていらっしゃるものかなというふうなことを中心にお聞きしたいと思いますけれども、最初は多分これ独身だったと思うんですが、平成5年葉山町に住んで、どの地区に住んでいらしたかというの、わかりますか。わからない。
総務部部長(上妻良章君)
申しわけございません、平成5年当時、田邉氏がどちらにお住まいになっていたかはちょっとつかんでございません。
議長(畑中由喜子君)
すみません、本日の日程がすべて終了するまで延刻といたします。
12番(金崎ひさ君)
じゃあ、平成5年から葉山町のどこかに住んでいらして、そして兵庫県に、阪神・淡路大震災の後にこれは助けなければいけないということで兵庫県にお帰りになって、県の知事公室にお勤めになった。それで平成8年ですけれども。ということは、葉山町には平成5年から少なくとも平成8年の3月ぐらいまでしか住んでいらっしゃらなかったということでしょうか。わかりますか。
総務部部長(上妻良章君)
正確なお答えができなくて申しわけございません。
12番(金崎ひさ君)
わかりました。じゃあ、平成5年葉山町に一たん住んだけれども、何年住んでいたかはわからない。そして平成8年の4月に神奈川県の県知事公室にお入りになった。入庁とございますが、これは一般的にお聞きしますけれども、もしこれ本採用の職員であれば、ほかのアルバイトなんかはできないですよね。それで平成13年の4月に近畿大学の非常勤講師をやりつつ神奈川県庁にお勤めで、そして平成15年の3月に兵庫県を…あ、兵庫県庁にお勤めで、兵庫県を退職なさっておりますけれども、この間に近畿大学の非常勤講師をできたということは、正規の職員ではなかったということでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
正規職員でありましてもですね、営利企業への従事の許可等で受ければですね、非常勤講師として働くことはできますので、そのような形でやられたんであると認識してございます。
12番(金崎ひさ君)
わかりました。そうすると、ここでは知事公室にお勤めということで、結構この分は長く続けていらっしゃるので、じゃあ非常勤ではなかったということかもしれません。それで、17年に葉山町に戻っていらっしゃっていますよね。17年から現在の御住所でずっとと、現在に至るでよろしいんですか。
総務部部長(上妻良章君)
何回も申しわけございませんけれども、現住所が長柄にお住まいになっているということで認識してございます。
12番(金崎ひさ君)
できればというか、余りにも御近所の方とかかわりがないようなお話を今お伺いしたものですから、あるいは町内で転々としていたのかなという気もしたものですからお聞きしました。それは町内に住んでいたということはわかりました、それで結構ですけれども。それで町長は正・副議長におっしゃっていましたけれども、この前の3.11以来お子様を、葉山は危ないということで神戸に戻したというふうなことをお聞きしましたけれども、それは事実でしょうか。
町長(山梨崇仁君)
プライベートなことですので、どこまでが事実かという確認はしておりませんけども、そのようなことはおっしゃっておりました。
12番(金崎ひさ君)
それはとてもやはり、阪神・淡路は危ないといって御実家にお帰りになって協力を、兵庫県庁でお勤めになった。そして復興に役立つようなことをやったと思うんですが、原発が怖かったのかなという気がいたします。そして御自分のお子さんが原発被害に遭ったら困る、葉山に住んでいながら神戸に戻したと。多分、まだ年齢的に小さいお子さんだと思いますので、学業もまだ途中だったと思いますが、このあたりは、例えば葉山の小学校に通っていたのを転校させた、何人か転校しておりましたよね、あのときに。その中のお1人だったということでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
すいません、この場でその件について答弁することが適切かもちょっと私は今わからないんですけども、あくまでプライベートなことなので、私自身もそこまで深く確認はしておりません。申しわけないんですけども。転居されているということは事実だとは思いますけども、どういった事情かということもですね、何となく3.11でと言われたもので、私も、ああ、そうなんだななんて思ってそのまま話を終わらせてしまっていますので、ちょっとそれ以上の御答弁は差し控えたいと思います。
総務部部長(上妻良章君)
質問の途中で申しわけございません。先ほどの金崎議員の御質問の、平成17年から現住所かということでございますけれども、確認をさせていただきまして、平成17年から長柄の現住所でございます。
12番(金崎ひさ君)
はい、それでしたら本当にお忙しいから御近所とおつき合いをする暇がなかったのかと思いますが。もちろん個人的なことなのでということなんですけれども、やはり今の社会情勢、原発をいかに考えるかということと、そして葉山の町民をいかに守るかということと、それから葉山の副町長という立場で、葉山の町民を守るということに関して、御自分のやってらっしゃることと副町長という職が向いているのか向いていないのかという判断の私はちょっと引っかかったことですので、それでお子様がまだ小さいと思いますので、20歳は過ぎているかもしれませんが、じゃあ、奥様はついて行ったのかとかね、今お1人で暮らしていらっしゃるのかとか、家族構成もちょっとわからないですが、奥様1人にお子様何人でしょうか。
議長(畑中由喜子君)
余りプライバシーにかかわる問題ですので。
12番(金崎ひさ君)
あ、わかりました。はい、結構です。はい、わかりました。失礼いたしました。それでは、お子様は逃がしたというふうに御本人がおっしゃっているということで、それは言い回しで逃がしたんではなくて事情があったかもしれないけれども、現在は葉山には住んでいらっしゃらないということで理解はさせていただきます。それで、平成19年の…あ、15年、16年、18年というその千葉大学とか産業能率大学というのは1年ごとにおやめになったということで、講師ということでございますが、18年…あ、18年の6月も東洋英和で講師、19年の10月のLECの東京リーガルマインド大学、これは専任講師になっておりますけど、これは23年の8月に内閣府の国民生活センターに入るまでお続けになっていたんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
本当に何度も申しわけございませんけれども、大学専任講師として19年10月にお勤めになったという略歴として受けてございますけれども、それを平成23年8月の内閣府までお続けになっているかというところに関して、申しわけございませんけど、今確認をとってございません。
12番(金崎ひさ君)
私がなぜこのようなことを申し上げるかといいますとね、町長が葉山町情報公開制度改正案検討委員会の中で知る権利というものをつける必要はないというふうにおっしゃったのは、この田邉さんと、それから座長である方たちの…あ、座長の方に協力をして田邉さんが知る権利を書く必要はないというふうにおっしゃったというふうに町長が正・副議長に教えてくださったことです。私はね、傍聴しておりませんので、2番議員とは違って私はそれを聞きました。それをですね、御本人に確認したらば、あえて、あえて反対ではなかったみたいな弁解をなさったというふうな今答弁をいただきましたけど、それが私は、確かにあのときは知る権利は必要ないと思いましたと。ただし、そこまで葉山町議会が…葉山町が成熟していると思ってましたのでというふうなことで言ってくださればうれしかったんですけれども、余りにも行動を翻すというふうなことを、その自分の弁解するために弁明を言うということ自体が、ちょっと私はこの転職がいろいろとあるというところから考えて、本当に葉山の副町長でこの方が向いているのかなというふうなことを非常に考えております。そして平成23年の8月に内閣府所管の国民生活センターに入庁されておりますけれども、これは去年の8月ですよね。副町長になったらもちろん続けるわけにはいかないんですが、この国民生活センターでどのような重要なお仕事をなさっているかわかりませんけれども、簡単にやめられるんでしょうか。それとも、副町長のほうが自分にとって非常に大切なので無理やりおやめになるのか、その辺が何だかちょっと腰かけ的なものを感じるんですけれども、その辺は大丈夫なんですか。
町長(山梨崇仁君)
私の知る範囲ですけれども、こういった学識者の方といいますか、学識…知識でもって実務をこなしている方はですね、プロジェクト的に仕事を請け負うことがあると考えております。で、この内閣府の仕事につきましては、御本人に確認をしましたけども、消費者庁と国民生活センターの統合をする仕事を請け負っていて、それがこの8月でめどがついたので、ちょうど時期としてもちょうどよかったと。任期は来年まで残っているんだけども、ちょうど仕事が一息ついたとこなので、ここでやめることは周囲にも迷惑をかけないといったお話をいただいています。
12番(金崎ひさ君)
そうすると、任期は来年までの期間限定でお仕事していらっしゃるということで、来年過ぎたら仕事はない、無職。無職ですか。
町長(山梨崇仁君)
その正規職員として雇用されるような雇用形態がですね…ではない形で契約といいますか、その仕事ぶりを見込まれて頼まれている仕事だと思いますので、それ以降別の仕事があれば恐らく続くんでしょうけども、今のこの消費者庁の仕事については一息ついているということを聞いています。
10番(長塚かおる君)
選考方法という、内容のことは言えないとは思うんですが、最初から公募をして、第1次、第2次選考、第3次選考、第4次、で、第5次、最後に町長が面接官としてお1人でしたようですが、この第4次のこの面接官として町長及び教育長が面接官として3名の方を面接をしたんですが、それまでの選考として選んできたのは町長と教育長、2人で話し合って絞っていったんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
そうすると、1次から3次までの過程の選考ですね、これについては選考の基準を設けまして、その基準に即するかどうかを判断しております。で、私自身はですね、具体に私がその選考としては小論文の試験から選考には加わっております。
10番(長塚かおる君)
では、小論文…小論文も文章というのはその人のいろいろ見るところと…観点というのは違うと思うんですが、で、ここは小論文を町長がかかわったということは、3次から町長の、この9人から3名に選考していくというのは町長の判断で3名に、お1人の判断でしたということですか。
町長(山梨崇仁君)
私と教育長で判断をしております。
10番(長塚かおる君)
私が素人目で考えるには、2人で話し合って、2人同じ人を選ぶということはすごく不可能なことだと思うんですが、やはり話し合った中で最終的にはこの3名に絞るということは、やはり2人の意見が合わなかったことも多々あったと思うんですけれども、最終的にやはりこの3名から…9名から3名、3名から1名というここのところはやはり町長の権限というか、町長が主体になってこの方たちに絞っていったという考え方でいいんではないかと私は思うんですけど、いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
3名から1名につきましては私のほうで最終決定をしております。
10番(長塚かおる君)
あと、町長が公募をなさったときに、副町長の公募として多分先ほどから言われている2点、行財政改革と情報発信ということで、町民とのコミュニケーションをとっていくということをしていただく副町長ということで公募をして、ホームページに載っていったと思うんですが、副町長の仕事というか、役割というのはすごくたくさん、それ以外にもたくさんあると思うんですけれども、町長が本当に副町長に望んでいること、この2つ以外にあと2点挙げていただけるとすると、どんなことですか。
町長(山梨崇仁君)
2点ですか。もう一つ明確に言えるとすれば、行政のこれは職員の皆さんにとって一番有用だと思っているものは行政同士のそのパイプといいますか、つながり合いが多く持たれている方ですので、ぜひそういう意味では活躍してもらいたいというふうには考えております。もう1点…本来の副町長としての職務がたくさんありますので、全体的にお願いしたいことは多々あるんですけども、内部ですね、行政内部の統率、また内部で欠けている部分についてそれを議論して答えを導くまでガイドしてもらいたい、そういったことは考えております。
4番(守屋亘弘君)
ちょっと関連でお聞きしたいんですけれども、選考に当たってね、町外の方であれば、葉山町に住んでおられない方であれば、葉山町に移住するというのが条件でありましたよね。まずその確認を。
町長(山梨崇仁君)
そのとおりでありますし、それは面接の中でもそれはできますかということは、確認はしておりました。
4番(守屋亘弘君)
で、このほかの人事もね、教育長並びに部長人事についてもそういうルールをね、私は適用すべきだと思うんですよ。ちょっと外れるかもしれませんけれども、平成17年だったと思うんですが、1月の町長選で、首長、葉山町で言えば町長は葉山町に住んでいなくていいんですよね。ただ、町会議員だけは葉山町に住んでなくちゃいけない。住民票出せと言われちゃう。あとはだれであろうといいというのはね、たまたま土曜、日曜、私みたいな小うるさい町民に顔合わせないだけでも長生きするんじゃないかと思うんだけども、そうじゃないと本当のね、町民目線とかそういうものはできないんじゃないかと。だからぜひ考えてもらいたいと思いますけども、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
前提として居住地、それから職業そのものについても選択する自由が保障されておりますので、それについて私のほうからこうあるべきだといったことは申し上げられないことは前提としてあります。ただ、今回につきましては副町長は防災の観点においてはですね、警戒対策本部の本部長を定めたりすることで町内に住んでいないと何かとほんと不便が大きい方ですので、そこは公募の強みを生かさせていただいて、こちら側から希望の条件として提示をさせていただきました。
13番(待寺真司君)
いろいろと各議員さんからいろんなこの方に関する質疑が行われて、私も聞いていたわけですが、31日にね、議運で、私は議運の委員会メンバーじゃありませんので傍聴しておりました。で、その中で、特にこの選考のね、過程を見させてもらうと、24名から9名に絞った小論文の選考というのは、かなりぐっと絞ったところでね、重要なファクター、今回の選考においてなろうかという部分だと思いますが、そのときの議運のメンバーからの要請で、その小論文が手に入らないかということを休憩中のやりとりで私も聞いていたわけですけれども、今回その委員さんからね、出なかったので私から改めて聞かせていただきますけれども、この小論文についてね、やはりかなり9名に絞るという中で大きなこの選考の中、88名から絞っていく中のポイントとなるところのこの分について、改めてね、議会に出して、そして読ませていただけないかなという要望があるんですけれども、それはかなわないでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
論文につきましては職員選考の中の過程と同じでございますけれども、試験の選考の答案と同じでございます。基本的にそういうものに関しては公表はしないというほうに進めてございますので、今回に関しても論文に関しては、事務的な考え方としては公表すべきではないのかなというふうには考えてございます。
13番(待寺真司君)
当然町長もその論文に目を通されて、この今回選定された方の論文、多分頭に入っておられると思いますけれども、我々判断する側としてね、その論文にどのようなポイントがあって、そしてその見事にそこポイントをついているから私はその人の論文、非常に評価をしたというようなね、そこの部分ぐらい少しですね、議会に対して報告していただいてもいいのかなと思うんですけれども、町長いかがでしょうか。改めてこの本会議場という場でですね、聞かせていただきたいと思いますけれども、この論文のその方のポイントとなる部分、また町長がその論文を非常に好評価したポイントというのはどこにあったのか、答えられる範囲で結構ですので教えていただければと思います。
町長(山梨崇仁君)
今後小論文試験を講じる場合がございますので、その選考については基準は申し上げられないんですが、この今回の田邉さんがどうかという視点で申し上げれば、決してその小論文そのものがですね、非常にすぐれていて、その小論文で採用決定するというわけではございませんで、ほかの選考の方もいらっしゃれば、ほかの中にはよりわかりやすく小論文としてなるほどと納得するもの、論文の本旨をしっかりと果たせる方もいらっしゃったかというふうには記憶はしております。
13番(待寺真司君)
それでですね、今回公募という形でね、やられて、それに対して議会もそのいつやるんだやるんだという中で今回実施されて、非常に88名という応募があって、これ大変重要というかね、町にとっても非常に大変重要な一つの公募を行ったわけです。それで、きょうこの場でこの資料をもって我々は判断しなきゃいけないという非常に大きな十字架を背負うと私も思っているんですね。町長自身も仮にですよ、先ほど1番議員からもありましたけど、万が一という言葉がありましたが、この否決に至ってしまったというようなことが起きた場合にね、これは町にとっても非常に大きなものをね、背負ってしまうんじゃないかと。これだけ大きな、大々的に公募をかけて、で、遠くは、かなり遠くからも受けていただいたということで、その方に対しても我々はこの採決の中で責任を負っていかなきゃいけない。そういう中では町長がどうしてもこの人でいくというその賛成をしてもらうためのね、働きかけが残念ながらきょう本会議、きょうこの場でこの資料が出るまで私自身感じとれなかったというところが1点大変残念に思っております。
で、これからこの判断をしなきゃいけないんですが、非常に迷わざるを得ないというか、一番私が危惧しているのが、この方の人となりを町長がどれほどつかんで、そして、やはり町長・副町長とも一体となってね、見事なパートナーシップでさまざまな問題に対処していかなきゃいけない。葉山町抱えている問題、当然町長も理解している部分たくさんあって、それをこれから選んだ方としっかり詰めてね、やらなきゃいけないんだけれども、そのまず最初のステップがね、このコミュニケーションづくりというか、その人となりをしっかりつかむことだと思うんです。で、町長がこの2回の面接でこの方の人となりをね、どのようにとらえたのか。で、この方がこうだから議会の皆さん間違いありませんというね、お墨つきをぜひ言っていただかないと、この、我々会ったこともないです。で、先ほど、私も見受けました、防災訓練のときに。ね、ぜひそのときに議会の、みんなマークをつけているわけですから、コミュニケーションとっていただければなと残念に思ったところを私も感じましたので、その辺町長しか、教育長も面接でね、何度も…何度というか2回…1回ですか。教育長1回ですね、お会いしていると思いますけれども、教育長もその方の人となりをどのようにとらえたのか、これが非常に最終判断する我々にとって大事になると思うんですけれども、町長はこの方の人となり、この2回の面接でどのようにとらえたのか、端的にお答えいただければと思います。
町長(山梨崇仁君)
私自身とどうかということは先ほど申し上げましたとおり、これから一緒に仕事ができるんであれば、その中でしっかりとコミュニケーションを図って話し合いをしっかり設けてつくっていきたいと思いますけども、繰り返しですけども、今回のその公募に至った、町から今お願いをしたいお仕事といったものが副町長といった基本的な職務にさらに追加上乗せとしてはですね、機構改革や行財政改革の旗を振ってほしい、それから情報の円滑化、情報発信の円滑化、それから情報の収集のほうにもぜひ力を発揮してほしいと、それは町民とのコミュニケーションであるといったことを申し上げて今回の公募といった方法をとっております。私が今申し上げられることは、間違いなくそういった仕事についてはしっかりとした仕事をこなしていただけると思いますし、決して町にとってマイナスとなることなく、先ほど他の議員からありましたけども、その給与分はしっかりと効果を出していただけるような方だと、仕事においては全く問題ないと私はこの場でもって改めて申し上げたいと思います。
13番(待寺真司君)
あと1点ですね、面接2回町長行われているわけですが、もう10月1日採用ですよね、この…きょう可決されればですけれども。そうすると、もう既に即戦力としてね、働いていただくという部分で考えれば、その町長の本年度の24年度の所信表明であったりとか、政策方針とか、あるいは町長マニフェストについて十分この選考された方がこの理解をしていただいている、このように町長はとらえていらっしゃいますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
これは本当に幸いなことなんですが、結果的に葉山町民の方だったわけで、その1月の選挙のときにも私のマニフェストを初め、その選挙動向などもよく知っておりますので、基本的な政策の理解というものはできているのかなというふうに思います。で、私自身も今、彼にお願いしたいことはですね、山ほどありますので、すぐにでもその辺の町の課題について話し合いを開始したいというふうには考えております。
議長(畑中由喜子君)
よろしいですか。ほかに御質疑は。
2番(近藤昇一君)
1点伺わなければいけなかったんですけども。この葉山町を愛しているというね、志望動機の中に書かれていますけども、自分の知識が葉山の役に立つだろうということなんですけども、過去この間、17年から幾つかのパブコメ、町もやっているんですけども、それにこの方のもしあれがあったかどうか。ホームページにはね、名前は載ってこないんですけども、こういうふうに公になりますんで、載っていたか載ってなかったかだけでもわかれば。記憶はございませんか。すると、余り印象がなかったのかなと。そういったところには参加しないとね。で、情報公開検討委員会あるいは自治基本条例検討委員会、そういうところには参加するということなんでしょうかね。
総務部部長(上妻良章君)
17年以降、かなりのパブコメを実施をさせていただいております。その全部を私見ているわけではございませんけれども、私の知る範囲では田邉氏からそれに対して意見をいただいたという記憶はございませんけど。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑ございませんか。御質疑がなければ…。
4番(守屋亘弘君)
1点確認したいんですけれども、一応選考終わってですね、幹部職員諸君に、言い方悪いけれども、面通しをしたんですか。あるいは、このこういうような経歴書を配付したというだけなのか、その点どうなんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
基本的には議会の皆様と同じような状況でございますので、書面にて今はお知らせをしている段階でございます。
1番(鈴木道子君)
すいません、先ほど質問終わる予定だったんですけども。大変に心配な面が浮上してきまして、この志望動機とこの文面ではいろいろ口当たりのいいことを書けると言ったらちょっと語弊があるかもわかりませんが、書けると思うんですね。先ほどのその、じゃあ葉山にどういう魅力を感じているのかという、そこのところがね、とてもこの、朝早くていない、夜遅くていらっしゃらない、余り接点がないという今までの数々の議員の質問等を考えますと、どういうふうに葉山をとらえていらっしゃるのかということも大変心配になってまいりました。それから、今まで…今までといいますか、その副町長に関して何のしがらみもなく公募をするということにおいては、メディア等に今まで何回も取り上げられましたことを見ましても、大変画期的な、広く開かれた町政の上からも私は大いに賛成するところでございますが、こう現実になりますとその公募するということにおいての懸念事項も今回何か見えてきたという思いが大変にしております。
そこで、余りプライバシーのことについて申し上げるのは本意ではございませんけれども、例えばお子様が関西のほうにいらしていると、それが3.11のことがありましてというようなことを伺ったという町長のお話がございますが、副町長としてこちらにいらして、御自分のお子さんは、多分原発関係だと思いますけれども、昨年の原発がありましたときに町民で移動可能な方は西のほうに大分移動なされた方もいらっしゃいますけれども、私が存じ上げている中でも。副町長として本当に情熱を持って葉山町でやっていくということについて、お子さんは危ないから西のほうに行っている。もっと小さいお子さんで行かせたいと思っているお子さんも…あ、親御さんもたくさんいらっしゃると思いますが、そういうことに関して私はまた新たな町民の皆様はどうお思いになるだろうかというようなちょっと不安もございます。確かに法令上は別にそういうプライバシーのことはかかわりないと思うんですけれども、そういう心配もございます。それから、経歴等につきましても、やはり先ほども申し上げましたが、再度申し上げたいんですけれども、操作と申しますかね、何もない普通の時点においてはごみの問題、いろいろな問題、葉山町抱えております。その件に関して一生懸命やるんだというのはいいんですけれども、これから大地震等が想定される中で、本当にパニック状態になるような災害等が今、本当に予想されております。そのときに、じゃあどこまで腰を据えて葉山町のために情熱を持って要するに取り組むかと、その姿勢を私は、せめてその姿勢を町長が感じられる、あるいは私どもにも感じさせていただく、そういう方であってほしかったというふうに思います。で、いろいろな確認事項等ももっともっと最終段階1人にお絞りになられたんだったら、やっぱり確認をすべきだったと思います。退職をしたのかどうか、いつしたのか等、容易にできることだと思いますので、その点について、何といいますか、その心意気ですね、町長がどのように感じられたか、私もう一度お伺いをさせていただきたいと思います。
町長(山梨崇仁君)
私としては、またこれも繰り返しになってしまいますけども、現状の町にとってですね、一方で私自身もそうですけども、足らない部分が今あると。で、私も今一人の体をもってですね、町内外で今の仕事を預かって仕事をさせていただいているわけですけども、やはりそもそも副町長として決裁するものもだんだんだんだん机に積み重なっていきますし、それは6月の議会でも少し言ってしまいましたけども、実際にその補佐の方がいないということは非常に大変なんだなということは実感はしております。で、この方におかれましてもそういったお仕事をしていただく、もちろん仕事としての信頼はですね、今持ってお願いをしたとこでございますけども、また一方で、その副町長としての仕事以外に今の葉山町に足らないものとしてその行政全体を見てですね、全体をどういうふうにより効率によく、また、より職員の皆さんに対してもですね、仕事の仕方をしっかりと前向きに考えてもらえるように引き締めを行っていただける方、それが今欲しているなというふうに考えておりました。また、町民の皆さんにおかれましては、その町役場が何をしているかよくわからないとかですね、町の広報の仕方がまだまだ旧態だということを御指摘もいただいておりますので、そういったものを新しく、先日のツイッターを始めたこともその一つなんですけれども、またどんどん加速をしてですね、老若男女問わず、町の情報を受け取れるように、また町に情報を流せるように、それをお互いに相互で持っていくようにといったことができる方ということが今回主眼にありまして、そこができる方であるということをこの5回の選考の中できっちりと見きわめさせていただきましたので、それは御本人…あとは御本人の働きぶりを見て、皆様の評価をいただいた上で考えていきたいなというふうには思っております。
13番(待寺真司君)
この際、休憩の動議を提出させていただきたいと思います。大変申しわけないんですが、きょういただいたこの資料とこの質疑の中でこれからの町にとって大変重要な当議案の採決に入る前に、少し休憩をいただきたいということで動議を出させていただきます。(「賛成」の声あり)
議長(畑中由喜子君)
ただいま13番待寺真司議員から休憩することの動議が提出されました。この動議には賛成者がありますので、成立いたしました。休憩の動議を議題として採決を行います。この採決は起立によって行います。この動議のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立11名です。したがいまして、多数でございますので、休憩することの動議は可決されました。
暫時休憩いたします。(午後5時25分)
議長(畑中由喜子君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後5時50分)
休憩前に引き続き、議案第31号副町長の選任について質疑を続行いたします。
13番(待寺真司君)
お時間をとっていただきましてありがとうございました。さて、先ほども申しましたけど、非常に少ない情報の中から大切な、町にとって大切な判断をしなくてはならないということで、質疑を最後、私のほうから1点だけさせていただきたいと思います。この今回出されましたこの志望動機、この最後の1段落に非常に各方面に知人も多く、そういったことを含め町長の補佐としてスムーズな行政運営を助けられるというような志望動機として、最後にこれ自分のPRになろうかと思いますが、書かれております。この点について、私は副町長というのは、多方面な外交でね、町長をサポートして、町長が行けないときには出て行ってですね、さまざまな団体あるいはそういったところと交渉をしていく、非常に重責を担う職であるというように認識をしておりますので、こういったPRありましたけれども、町長はやはりそこは大事だと思って、この点について、どの程度、例えば、神奈川県を初めとした地方自治体にも多くの知人がいると、知己がいるというような書き方をされてます。この辺については、どういった分野であるとか、その辺について面接等で確認をされたことはありますでしょうか。また、この人の言ういろいろな政・官・財の方々と書いてあるのはどの程度かがこれからは読めないので、どういった分野に精通した方とのパイプがあるのか、その辺についての情報はとっておられますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
確かに、具体にですね、お名前を何人かおっしゃっていたことは、記憶はしております。近隣の自治体で横浜市の方の名前もあったことは記憶をしております。そのとき、この最後の段落につきまして、私自身は、今、葉山町が米国や中国と何かするかといえば、むしろホールドファストベイなのかなというぐらいですね、ちょっと私も見識とか視界が狭いんですけども、直接的にこの規模でですね、パイプを必要だというふうには認識してなかったもので、私のほうから特段、質問というか確認をしているわけではございません。
議長(畑中由喜子君)
ほかに御質疑ありませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第31号はこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議がありますので、これより討論を行います。まず、原案に反対者の討論を許します。
4番(守屋亘弘君)
4番守屋亘弘です。私は当議案に反対の立場から討論に参加をいたします。
去る8月31日の議会運営委員会において、初めてここにあるような略歴書が提出されまして、議運の委員の方々、あるいは傍聴なさった議員の方々が閲覧をしたということであろうかと存じますが、その当議案の取り扱いについて、しばしば暫時休憩を挟んで審査あるいは議論を戦わせたところでありますけれども、その中において極めて、私の解釈は、極めて少ない情報量で、大切な議案を判断するということには、残念ながら同意できないと。で、なおかつ、私は御本人を存じ上げていませんし、ある…それぞれ例えば葉山町情報公開制度改正案検討委員会の委員の方、あるいは葉山町自治基本条例検討委員会の委員だった方々に御意見を賜ったところですけれども、その方々のおっしゃることも参考にしてというように考えたんですが、それぞれ主観をもってお話しなさるんで、私自身はどれが、言い方は悪いんですけれど、本当なのかが全くわかりません。
それと、先ほど2番近藤昇一議員がお話しになったことも初耳です。残念ながら、私は勉強不足で、公開制度改正案検討委員会の傍聴もしておりませんし、議事録で確認しようにも、その発言者のお名前がない限り、どういう発言をなさったか特定もできない。現町長は議員時代に情報公開制度については極めて積極的に取り組んでおられたように私は記憶してるんですけれども、先ほど申し上げたとおり、31日の議運で傍聴なさってない議員の方は本日初めてこの略歴書あるいはこれらの資料をごらんになって判断しろということであろうかと存じますけれども、それでなおかつ、先ほど来質疑がありましたが、皆さんが、議員の方々がそれで納得したのかどうか、私にはよくわかりません。
で、再度申し上げますと、去る8月31日の議運の中で、断続的に暫時休憩を挟んで審査あるいは協議をしてくださった中で、先ほどもお話が出てます、その選考過程における論文を提出してほしいというような御意見もあって、その確認に総務部長も暫時休憩中にお話がありましたけれども、また、正・副議長も町長サイドからの意向として、9月1日あるいは2日、土曜・日曜日に町長みずからが御当人を各議員の自宅に伺って面通しをするというようなことでの意向を言われましたけれども、一応その場におられた方の大多数がその必要はないよということで、これまた正・副議長はまことに皮肉ではないけれども、お気の毒のことに子供の使いをしたようなもんですよ。片一方はこう言ってる、片一方はどうかねと。そういうようなことを踏まえて考えると、確かに公募するということは一つの選択肢であるけれども、今までの質疑の中で、なお、どうしたらいいかなと悩んでおられる議員が多数であろうかと存じます。
なお、私の考えだけを申し上げますと、先ほど5番田中孝男議員がお話しになったように、悪い言い方すれば、職を転々としてると。いい言い方すれば、大変上昇志向の強いお方だと。何とでもとれるけれども、一般的に、私はあるとき、若い知り合いの就職をお世話したことがある。その際に、初めて当人の履歴書を見て、ああこれじゃだめかなと。というのは、約10年の間に4回転職してるんです。ただ、うまいことに、先方の好意で就職先、転職先が決定したと。普通、何回か転職なさっていれば、2つの評価が出るんじゃないかと。すなわち、上昇志向が強い方は、いろいろ条件があるでしょうけれども、どんどん次へ次へと行くと。あるいは、悪く言えば、腰が定まらない。もっと悪い意味で言えば、気分が変わりやすい。何ともこれだけで判断しろといってもできないと。少なくとも、先ほども申し上げたとおり、この与えられた資料だけで、我々は判断しなくちゃいけないと。そういう意味でとらまえれば、私は情報が不足している。それは確実に言えることではなかろうかと。そういう点を踏まえて、私の反対討論といたします。
議長(畑中由喜子君)
次に、原案に賛成者の発言を許します。
8番(笠原俊一君)
8番笠原俊一でございます。私はこの人事につきまして同意をしたいという観点から賛成の答弁とさせていただきますが、まず、この町長からいただきました本人の履歴等々につきまして、こういったもので判断するというのは4番の申し述べたとおり、私も非常に懸念がございます。しかしながら、多くの行政課題を抱えたこの議会におきまして、かつて副町長を置かない提案をされたときに、議会はこぞって置くべきだと、こういった発言をした責任もあります。また、この方がどういった今後の活動をされるのか、この未知数な部分が大いにあるというわけでございますが、こういう、この多くの選考の88人の応募の中から最終的に町長がこの人と一緒にパートナーシップをとらえながらこの町の発展のために寄与したいと、こういったことでございますので、この任命権者である町長の大いなる責任はあろうと思いますし、我々はそれの与えられた中で、またあるいは御自分の選択肢の中で判断をせざるを得ない大変厳しいものがありますけれども、かつて副町長がどうしても必要だと言った観点からとらえて考えれば、置くべきだという観点でございます。
また、私は、個人的にはこの方を昨日まで存じ上げなかったわけでございますが、どうしても町長、副町長という中を選ぶということでは、自分の責任として昨日面談をさせていただきまして、この方と2時間にわたりましてお話をする機会を設けました。そして、いろんな取りざたされている、うわさというものに対しても、個人的に私は払拭をしたという理解をしておりますので、大いに期待をし、また町の発展を願い、この副町長の人選について同意をしたいと、このように思い、賛成討論の弁とさせていただきます。以上。(拍手)
議長(畑中由喜子君)
次に、原案に反対者の発言を許します。
6番(中村文彦君)
6番自民絆の会、中村文彦です。議案第31号の副町長の選任について反対の立場で討論に参加いたします。
6月の一般質問でも指摘させていただきましたが、・・・・・・・・・・・・・・・・・・山梨町長に副町長の選任を任せてよろしいものかと心配しておりました。残念ながら、予感が的中してしまいました。以前より、町民の方から既に副町長の候補が決定していて、公募は町長のパフォーマンスだとのうわさがありました。まさかそんなことはないと思っておりましたが。なぜなら、8月24日付タウンニュースでも全国から88名の公募、応募があったこと、山梨町長は公募により旧態依然としたなれ合いとしがらみの町政の脱却を訴える記事を読んだからであります。しかし、副町長候補の名前を知って、町民の方のうわさがうわさではないと確信に変わりました。それは、あの森前町長のもと、葉山町自治基本条例検討委員会委員と葉山町情報公開制度改正案検討委員会委員を務め、活動していたこと。・・・・・・、・・・・・、・・・・・・・・、・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。これはまさに町長を応援していたから副町長に応募したに違いございません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。町長が旧態依然としたなれあいとしがらみの町政を本気で考えるなら、最終選考で残られた葉山町以外の人物が2名いたわけですから、そのどちらかを選択するべきであったのではないか。町長は矛盾していると言わざるを得ません。そもそも、公募は・・・・・・・・・・、必要なかったのではないかとの思いを強くいたしました。・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・。また、人件費削減をマニフェストで掲げ、数ある財政指数でもとりわけ収支比率を重要視し、300万は大変大きなお金と表現し、700万円の葉山小学校の防球ネットですら、コストがネックだと言い張る町長が、マニフェストにない知り合いの町長で…あ、知り合いである副町長に年間1,055万円で4年間で約3,800万の増による政策判断は矛盾しているとしか言いようがない。
以上の理由により、反対討論とします。ありがとうございました。
13番(待寺真司君)
ただいまの中村議員の討論の中で選挙のときに町長が会っているのを確認したというお話がありましたが、先ほど答弁の中で、そのようなことは一切ないというような答弁をいただいてますけれども、この辺、矛盾をいたしますので確認をしていただきたいと思います。休憩…のための動議を提出したいと思います。
議長(畑中由喜子君)
ただいま、13番待寺真司議員から休憩することの動議が提出されました。この動議には、賛成者がありますので、成立いたしました。
休憩の動議を議題として採決いたします。この採決は起立によって行います。この動議のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員です。したがって、休憩することの動議は可決されました。
暫時休憩いたします。(午後6時10分)
議長(畑中由喜子君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後8時00分)
休憩前に引き続き、議案第31号副町長の選任について、討論を続行いたします。
6番(中村文彦君)
中村文彦です。私の先ほどの議案第31号に対する反対討論の中で不適切で誤解を招く発言がありましたことをおわびいたします。議長におかれましては、必要な措置をとられることを望みます。皆様には、審議を中断させたこと、多大な御迷惑をおかけしたことを反省しおわび申し上げます。
議長(畑中由喜子君)
ただいま、中村文彦議員から、先ほどの議案第31号に対する反対討論における発言の中での不適切で誤解を招く発言があり、同発言部分を取り消したいとの申し出がありました。
お諮りいたします。これを許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、中村文彦議員の発言の取り消しの申し出を許可することに決定いたしました。後刻、記録を調査の上、措置することといたします。
討論を続行いたします。ほかに討論はございませんか。
2番(近藤昇一君)
2番近藤です。私は、議案第31号副町長の選任について、日本共産党を代表し、賛成の立場から討論に参加いたします。
先ほどの、さまざまなこの議案に対する質疑の中で、副町長の選任について、私どもも大変さまざまな、大きな問題点があるということを指摘してまいりました。しかしながら、私どもは副町長を置くことについては、機構上必要だという立場を一貫してまいりました。前町長であります森町長が副町長を置かない条例を提案したときも、副町長の必要性について討論をし、そして一貫して置くべきであるということを主張してまいりました。
今回の議案につきまして、私ども、公募において選任されるということについて大きな疑問を感じております。そして、この人物についても、知る権利を外すなどの主張をしたこと自体、そしてまた、さまざまな地域において、葉山を愛するんであれば地域での活動をこれまでもやってきたんではないかと思われますが、その形跡もございません。さまざまなそれぞれの問題、私は抱えてると思います。しかしながら、町長が4年間責任を持つということで、ここに提案したと。最終的には町長の責任が問われるものと考えます。そして、仮に選任されたとすれば、当然ながら議会として、この動き、それから能力、さまざまなものを検証していかなきゃなりません。仮に、私どもの問題にした、指摘した点について、それが本当であるならば、当然その責は町長にあると考えます。しかしながら、私どもは置くべきだという立場から、今回の、過去の問題について、大きな問題、今現時点では知り得ない範囲内では賛成せざるを得ないと考えております。
以上をもちまして、議案31号に対する討論とさせていただきます。
議長(畑中由喜子君)
次に、原案に反対者の発言を許します。
10番(長塚かおる君)
10番長塚かおるです。議案第31号副町長の選任について、反対の立場で討論させていただきます。
私は、先ほども共産党の方がおっしゃったように、町長が副町長を公募で選任するということにすごく疑問を持っています。その中で、この行政、行財政改革と情報発信ということを主体に副町長を選任したということですが、やはり副町長に対しての、私、思い入れは、町長とは違うものを持っています。その中で、町長が人となりをつかんでいるかというのは、やはり不安に思っています。しがらみのない公募という中で、一般的にはとても一般受けをしているとは思いますが、即戦力となってもらうための、副町長としてこのコミュニケーションが本当にとっていくというのが、とても心配です。極めて少ない情報量の中で、町長の思いを伝えていただきたかったのですが、それも伝わらず、やはり今の段階で、副町長として私は選任するのを疑問に思います。
社会でのそれなりの地位を持った方を小論文と面接で選ぶということは、やはり皆さんなれた方が多い中で選ばれたというのは、形としてでき上がっているものを選んだということからも、そこから選ばなければならなかったということが疑問に思っています。葉山の場合、子育てをしているお父さん、お母さんというのは、今やはり子育てをお母さんに任せるのではなく、両親2人で子育てを地域の人とかかわってる方が多い中で、今、候補に上がってる方は、子育てをしながら、葉山に住んでいると言いながらも、余りにも知られていない、私たちに、その周りの方が知らないということも多いということに、やはり不安を感じています。また、3.11で御家族を避難させているというお話がありましたが、やはり、これからこの町のトップの方たちになる方が、自分の家族だけは避難させているという状態でなられることには、私はちょっと不快な感じを持っています。ぜひ、もしなられるようでしたら、今でもすぐに呼び戻すという言葉があってよかったのではなかったかと、私はすごくそこを残念に思っています。
以上をもちまして、私は反対の立場で討論させていただきました。ありがとうございます。
議長(畑中由喜子君)
次に、原案に賛成者の発言を許します。
1番(鈴木道子君)
1番公明党、鈴木道子でございます。今回の議案31号副町長の選任については、先ほど来さまざまな質問をいたし、その質問がすべて払拭されたものではございません。公募選考のあり方について、浮上してきた問題の解決もこれからの課題として残されていると思っております。しかしながら、法治国家の議員として、否決するにはそれなりの明確なる根拠が必要であると思っております。町民とのコミュニケーション力を高めるという町長の期待感に果たしてこたえられるのでしょうか。ここが一番、私は疑問とするところでございます。これからの公募選考のあり方について、より詳細な情報を取得し、その詰めにおいても町長がより厳格なる選考方法を考えるべきと思っております。これは大いなる課題としてぜひ肝に銘じていただきたいと思います。副町長におなりになる方については、厳格なる期待感を持ちながら、より一層の緊張感を持ち職務につき精いっぱいの努力を期待するところでございます。
以上でございます。
議長(畑中由喜子君)
次に、原案に反対者の発言を許します。
11番(横山すみ子君)
新葉クラブを代表いたしまして、議案第31号副町長の選任について反対の討論をさせていただきます。私は、質疑の間も質問をいたしませんでしたし、先ほどまで討論もしないつもりでおりましたけれども、皆様の討論を聞いておりまして、やはり、どういう考えを持って対応するかということを述べておかねばいけないと思い、反対の立場で討論に参加をさせていただきます。
私が、今回の副町長人事に同意できないと決意をいたしましたのは、この経歴を見ていてということよりも、31日の議会運営委員会におきまして、共産党の近藤さんより情報公開条例の…失礼いたしました。葉山町情報公開制度改正案検討委員会の委員として、この田邉氏が発言されていた中で、知る権利について削ることを主張されていたと。これは副町長人事というような問題が起きる以前に、一市民として公募市民として入られたところでの意見ということで、この方の本当の意見を出されているというふうに、私は感じ取りました。私は、今の段階の葉山町におきましては、知る権利というのは非常に大事な問題で、もしかしたら田邉委員からは成熟していない葉山町という評価を受けるかもしれませんが、情報公開条例に切りかえる際に知る権利を省く必要はなかったと、私はその当時議員ではございませんでしたが、感じました。
もう1点は、先ほど長塚議員の反対討論の中にもございましたけれども、これはなかなか言いたくないところもありまして、討論に出さないつもりでございましたが、3.11以降、当葉山町におきましても、事件発生と同時に米軍族、米軍の家族が即座に本国に引き揚げてよろしいということ、そしてまた当町の中で子育てをしておられる方たちも何名か、50人以上だったと思いますが、転校されたということを聞いております。それは、それぞれの家族の考え方でございまして、このことをとやかく言うつもりは一言もございませんけれども、当町葉山の副町長として、町長を支えながら、葉山のために一命を賭すというか全力で働くという立場の方が、そのときにそういう判断をされたということを、大変悲しく思いました。むしろ、力を発揮していただくのであれば、御家族のおられる神戸でこそ頑張っていただくということを、先ほどまで自席におりまして討論で申し上げるつもりはなかったのですけれども、この2点におきまして、私と恐らく金崎議員も同感していただけていると思いますが、この2点を主な理由といたしまして、今回の議案第31号副町長の選任については反対をさせていただきます。
最後に一言申したいと思いますけれども、今回はこれは議案として提案をされております。議会が議決をする権利を、権利と義務を持っている議案について、決めた後問題が起きた場合は町長の責任ということはないと私は思っております。
以上で、反対討論を終わらせていただきます。(拍手)
議長(畑中由喜子君)
次に、原案に賛成者の発言を許します。
ございませんか。討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案については起立により採決いたします。議案第31号副町長の選任については、これを同意することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立8名の多数です。よって議案第31号は同意することに決定いたしました。
議長(畑中由喜子君)
日程第24「報告第5号健全化判断比率の報告について」、日程第25「報告第6号資金不足比率の報告について」の2件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
それでは、報告第5号につきまして御説明申し上げます。御案内のとおり健全化判断比率につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律におきまして、監査委員の審査を受け議会へ報告するとともに公表することとなっておりますので、平成23年度決算に基づく財政の健全性を示す4つの指標の健全化判断比率の報告をさせていただくものでございます。各指標が基準を超えた場合には、財政の早期健全化や再生等を図る計画の策定が義務づけられておりますが、葉山町の平成23年度決算に基づく各指標の算定結果はいずれも基準を下回っております。
それでは、健全化判断比率の各指標について御説明をいたします。1つ目は、実質赤字比率でございます。これは各年度の経営状況を示す指標で、一般会計の実質的な赤字額が標準的な状態で見込まれる一般財源の規模に占める比率をあらわしますもので、実質収支が赤字にはなっておりませんので該当比率は出てまいりません。
2つ目は、連結実質赤字比率でございます。これは、各年度の経営状況を示す指標で、一般会計・特別会計のすべてを合わせた実質的な赤字額が標準的な状態で見込まれる一般財源の規模に占める比率を示すもので、あらわすもので、やはり実質収支が赤字になっておりませんので該当比率は出てまいりません。
3つ目は、実質公債費比率でございます。これは、自治体の標準的な税収と地方交付税を合わせた収入に対する下水道などの公営企業の支払う元利償還金への一般会計からの繰出金等を加えた実質的な財政負担の度合いを示す指標で、3カ年の平均で示されています。3カ年平均で1.0%、前年度対比マイナス0.5ポイントとなっております。
4つ目は、将来負担比率でございます。これは、自治体が将来に支出しなければならない財政負担で、地方債の現在高や退職手当の負担見込み額などが標準的な状態で見込まれる一般財源の規模の何倍に当たるかを示す指標です。単年度にとどまらず、中長期的な視点での財政状況をあらわしており、将来に財政を圧迫する可能性の度合いを示す指標と言えます。23年度につきましては、町債や退職手当支給予定額など一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率は算定されておりません。
以上で平成23年度決算に基づく健全化判断比率の状況につきまして報告を終わらせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
続きまして、報告第6号につきまして御説明申し上げます。この資金不足比率の報告につきましても、地方公共団体の財政の健全化に関する法律により、監査委員の審査を受け、議会へ報告するとともに公表することとなっております。この指標は、公営企業会計ごとの資金不足の事業規模に対する比率でございまして、葉山町は下水道事業特別会計が対象となります。下水道事業特別会計における資金不足額につきましては、一般会計等の実質赤字に相当する額で、平成23年度決算額は実質赤字とはなっていないため、資金不足比率は算定されておりません。
以上で平成23年度決算に基づく資金不足比率の状況につきまして報告を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
議長(畑中由喜子君)
提案者の説明が終わりました。本2件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ございますか。
(「なし」の声あり)
これをもって報告第5号及び第6号を終わります。
議長(畑中由喜子君)
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。あすから5日間休会とし、来る9月11日、午前10時再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。どうもお疲れさまでございました。(午後8時20分)
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更新日:2018年03月20日