葉山町議会 平成24年10月10日

招集年月日

平成24年10月10日(水曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午前10時00分

散会

午後3時01分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 鈴木道子 出席
第2番 近藤昇一 出席
第3番 窪田美樹 出席
第4番 守屋亘弘 出席
第5番 田中孝男 出席
第6番 中村文彦 出席
第7番 荒井直彦 出席
第8番 笠原俊一 出席
第9番 土佐洋子 出席
第10番 長塚かおる 出席
第11番 横山すみ子 出席
第12番 金崎ひさ 出席
第13番 待寺真司 出席
第14番 畑中由喜子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 田邉高太郎
教育長 豊田茂紀
総務部部長 上妻良章
保健福祉部部長 稲山孝之
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 高梨勝
消防長 有馬弘
総務課課長 池田務

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 山本孝幸
次長 廣瀬英之
主事 山崎大輔

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第3番 窪田美樹
第4番 守屋亘弘

議事日程

第1一般質問
1.中村文彦

(1)町長マニフェストについて

(2)葉山町財政について

(3)湘南の凪について


2.田中孝男

(1)葉山町の下水道事業について


3.荒井直彦

(1)消防力強化について

(2)南郷地区活性化事業について

(3)防災について

(4)南郷上ノ山公園について


4.金崎ひさ

(1)ごみ行政における行財政改革について

議事の経過

議長(畑中由喜子君)

おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(畑中由喜子君)

日程第1「一般質問」を行います。第1番、6番中村文彦議員、登壇願います。

6番(中村文彦君)

6番自民絆の会、中村文彦です。議長よりお許しをいただきましたので、3項目8点についてお伺いいたします。
私は、家族のきずな、地域のきずな、町民とのきずなを大切にすることを訴えてまいりました。また、責任ある政治を目指すこともあわせて訴えております。先日、児童養護施設、幸保愛児園の宇田川園長のお話をお伺いする機会がありました。今、家庭内暴力による措置の児童の数がふえているとの説明を受け、お話をいただきました。その中で印象に残ったのは、夫婦げんかを子供に見せることも虐待に当たるとお伺いし、自覚のない、また自覚なく虐待される子供も多いのではないかという思いを新たにしました。それでは、本題に入ります。
1、町長マニフェストについて、(1)クリーンセンター焼却炉の廃炉の意味について。私は総合計画特別委員会にて質問していますが、その中で山梨町長は、廃炉とは炉を使わないという意味だと驚きの発言をしております。選挙パフォーマンスであったのかお伺いいたします。(2)廃炉の計画について。炉を使わないのだからいらないでは、町長としてのビジョンが見えない。また、町民も町長が心変わりしたら使用しかねないとの無責任なメッセージになりかねず、計画的に廃炉への道筋を示していただきたい。この件は、議会より総合計画に対し修正案を提出しています。いかがかお伺いいたします。(3)市町村型の合併浄化槽の断念について。町長はあっさり断念しましたが、なぜ、マニフェストで訴えたのか、お伺いいたします。
2、葉山町財政について。(1)経常収支比率109%について。決算特別委員会でも指摘しましたが…(「100.9%」の声り)あ、109%について…(「100.9%」の声り)あ、100.9%について。決算特別委員会でも指摘しましたが、森町政の負の遺産でありますが、町長は葉山のおかしいとして、数ある財政指数の中でも特に経常収支比率を重視している町長は、今後どのように解決するのかお伺いいたします。(2)23年度葉山町財政は健全であるのか明確にお答えください。
(3)湘南の凪について。(1)事件の全容について。社会福祉法人が不正した額では億を超えるという事件は不可解な部分も多く、途中経過ではあるが、町側からの説明を求めます。(2)今後の対応について。はばたき作業所は指定管理者制度で事業が行われ、行動支援も業務を委託していることから、これらの事業は葉山単独事業であり、山梨町長の指導力と決断力が求められていますので、今後の対応についてお伺いいたします。
以上、3項目8点についてお伺いします。ありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

おはようございます。順次、答弁させていただきたいと思います。
まず1項目目、町長マニフェストについての1点目、クリーンセンター焼却炉の廃炉の意味についてのお尋ねですが、クリーンセンター焼却炉につきましては、現在、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく休止届を神奈川県知事に提出しておりますので、休止となっております。廃炉の意味につきましては、この法律に基づき、廃止届を提出した時点で法律上の廃炉となると考えております。また、焼却炉の解体につきましては、廃止届を提出した後に、財産処分の手続を行うこととなります。
次に2点目の廃炉への計画についてのお尋ねですが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく廃止届や、跡地利用も含めた財産処分を行うに当たりましては、財政計画などを検討する必要があるとともに、他自治体との共同処理等の中長期的な安定処理を確保し、社会資本を充足するための計画が必要であるものと考えております。したがいまして、現在進めておりますごみの資源化・減量化を推進するとともに、他自治体とのパートナーシップの構築に向けて取り組んでまいります。
次に、市町村設置型の合併浄化槽の断念についてのお尋ねですが、葉山町の良好な水環境の推進のため、効率性や整備費等を踏まえ、町にとって最適な水環境保全の整備を検討し、合併処理浄化槽の普及を図っていく必要があると考えております。市町村設置型合併処理浄化槽につきましても、国庫補助の制度上の要件である、計画的な合併処理浄化槽の設置などの課題もありますが、水環境保全の推進のための一つの手法として考えております。いずれにいたしましても、合併処理浄化槽の効率的な普及を目指し、町単独での普及方法も視野に入れ、検討を進めていく考えであります。
次に2点目の葉山町財政についての1項目目、経常収支比率100.9%についてのお尋ねですが、この件につきましては、既に決算審議における総括質問、特別委員会の場において町としての考え方をお示しさせていただいております。繰り返しの答弁となりますが、比率は、前年度対比1.7ポイント上昇したことにつきましては、算出上の分母に当たる経常一般財源等が普通交付税及び臨時財政対策債発行額の増により、前年度対比2億273万1,000円の増となった一方、分子に当たる経常経費充当一般財源等については、少子高齢化に伴う扶助費の増、町村情報システム共同化に伴う負担金の増、焼却炉の稼働停止に伴い、焼却灰等運搬処分委託経費の物件費が増となったことにより、前年度比3億1,327万3,000円の増となったことが主な要因でございます。なお、経常一般財源等の約80%を町税が占めていることを踏まえますと、経常収支比率は社会経済情勢の推移に少なからず影響を受けることとなります。当面、景気回復が見込めない状況において、大幅な町税の増収を期待することは困難な状況ではありますが、滞納整理の強化等による歳入増に努めるとともに、行政改革の不断の取り組みによる経常経費の抑制を図ることが、町としての最善の対応策であると考えております。
次に葉山町財政についての2項目目、財政の健全化についてのお尋ねですが、自治体の財政状況を見る場合、各種手法を活用し、さまざまな角度から詳細に分析を行うことといたしますが、本町においては、財政の硬直度を示す経常収支比率が100%を超え、何らかの改善を必要とする状況となっております。一方、夕張の財政破綻を契機に平成19年に法制度化された健全化判断比率を見ますと、町の各数値はいずれも問題のないものとなっております。この状況から、現状、町の財政が健全かどうかを一概に判断することは容易なことではありませんが、町が行うべきは、どこに問題があり、その問題を解決するにはどうすることが最善なのかの方策を見出すことにあると考えております。今後、将来にわたって安定的に一定水準の行政サービスを提供していくために、効果的かつ効率的な行政運営による経常経費の節減に努めるとともに、将来世代に負担を強いることのない、借金に依存しない財政運営に努めていくことが、私が思い描く健全な行財政運営の姿であります。
次に、湘南の凪についての1点目、事件の全容についてとのお尋ねでございますが、社会福祉法人湘南の凪は、平成6年に設立し、逗子市を中心にさまざまな福祉事業を展開している法人でございます。今回の事件につきましては、障害者を対象とした地域生活支援サービス事業所の居宅介護事業で、平成20年度から平成24年度にかけ、サービスの架空請求や二重請求等を行っていたもので、事業者からの報告により当時の施設長の指示により不適切な請求が行われていたことが判明したものでございます。事業の指定権者である神奈川県は、当法人に対し、監査を実施し、その結果、居宅介護事業の取消処分を行うとともに、不正請求額の返還及び関係市町への追徴金の支払いを求めたものでございます。
次に2点目の今後の対応についてとのお尋ねでございますが、神奈川県は当法人に対し是正を求め、9月3日付で改善計画を受けております。これにより、11月に進捗状況の報告を求めるとともに、12月には進捗の確認を行う監査を実施するなど、継続してチェックを行う措置を予定しております。当町では、今回の事件の処分を受け、平成24年9月5日に、不正請求額の返還と、法に従い最も重い40%の追徴金を請求し、平成24年9月7日には入金を確認したところでございます。今後は、神奈川県の監査の結果及びその対応に応じて、必要な措置を講じてまいりたいと考えております。
以上で私の1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

6番(中村文彦君)

町長、クリーンセンター焼却炉の廃炉の意味について、私は、総合計画特別委員会にて質問していますが、その中で、山梨町長は、廃炉とは炉を使わないという意味だと、驚きの発言をしております。そのマニフェストにでもですね、町長は廃炉にするというふうにうたっておりますけれども、これは選挙パフォーマンスであったのか、お伺いいたします。

町長(山梨崇仁君)

廃炉がですね、選挙において、また、パフォーマンスという言葉がどういった意味で利用されているかわかりませんけども、直訳してふるまいということであれば、選挙の中で、廃炉を私が何かふるまったと言えば、私が記憶するところは、マニフェストに記述したまででございます。

6番(中村文彦君)

あの森町長ですら、廃炉を前提にした休止状態だと言っていましたが、町長はなぜそのような回答をしていたか、議員時代に理解されていましたか。

町長(山梨崇仁君)

廃炉を前提にした休止状態にあるといった状態を説明されていたのだなというふうに理解をしております。

6番(中村文彦君)

それでは、なぜ町長は、マニフェストで廃炉にするというふうに話をされたのか、改めてお伺いいたします。

町長(山梨崇仁君)

炉を使わないということ、またそして使わない炉について、関連する設備を停止させる、それにより、解体をし、危険がない状態にするということ、それが廃炉のそもそもの原点だというふうに認識をしております。そういった意味では、現在使われていないものに対して、私が再稼働は行わないといった視点で廃炉という言葉を利用したというふうに記憶しています。

6番(中村文彦君)

ちょっと困るんですよね。私の知り合いの子供はね、山梨町長の言う意味であれば、福島第一原発は現在廃炉だねと言っていましたが、町長は福島第一原発も、町長の言う廃炉の状態なのか、お答えください。

町長(山梨崇仁君)

原子炉の廃炉とですね、焼却炉の廃炉につきましては、別立てで考えていきたいというふうにも思っております。原子炉に伴いましては、本当に廃炉については、長い長い工程とまたどのような工程を踏むべきなのかといったものが、今、盛んに議論が行われているところであります。町につきましては、産業…失礼、一般廃棄物処理及びその関連の法律において、廃炉の定義がなされておりますので、それに基づいて粛々と廃炉を進めてまいるべきだと、そのように考えております。

6番(中村文彦君)

町長は、言葉がうまいんですよね。廃炉についての意味が2つあるというふうに取られかねない発言だと、今思うんですけども。今、町の問題としてね、要は、焼却炉を廃炉にする問題と、福島の第一原発の問題と、ほとんど変わらない問題ですよ。それでもって、町長は、その廃炉という言葉を使い分けてますけども、その差は何ですか。

町長(山梨崇仁君)

廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく休止届、またその法律に基づく廃止届を提出することが、焼却炉の廃炉に関することであると認識をしています。

6番(中村文彦君)

そうするとね、町長がこの間、総合計画特別委員会でね、発言した内容で、廃炉とは炉を使わないという意味だというのと変わるんですけども、なぜ変わられたんですか。

町長(山梨崇仁君)

繰り返しになって大変恐縮なんですけども、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく休止届を提出をしている廃炉の状態にあります。これにつきまして、廃止届を提出時点で法律上の廃炉が成立すると考えている、その一環であるというふうにとらえていただければと思います。

6番(中村文彦君)

町長ね、恐らく…恐らくですけれども、選挙に立たれたときには、廃炉という意味を御存じなかったんじゃないかと思います。あの森町長ですらね、廃炉を前提にした休止状態だと、再三にわたって発言していました。議員であればですね、その奥に隠れてる意味というものは、ちゃんと把握しなければ、軽々しく廃炉にするなんてことは言えないと思うんですけども、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

大変恐縮ですけども、休止届を提出していること、また、廃炉につきましての用語の定義もですね、これ私もちょっと調べたんですけど、広辞苑には載ってなくてですね、ウィキペディア等の資料で見たところ、やはり、そこにおいても、必要なくなった炉を停止させること、それに伴い解体を行うといった一連の流れについて廃炉という定義をされていると認識をしております。先ほど申し上げました、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく休止届を提出をし、また廃止届を提出することに向けて、今は廃炉の工程が進められていると、そういう状態であるというふうにお考えいただければと思います。

6番(中村文彦君)

そうするとね、森町長のときから、判断って変わってないんですよ。何で、わざわざこのマニフェストにですね、廃炉にします、町長が今、言われてる意味であったら、何も訴える必要はないわけですよ。森町長のやることを踏襲しますで済む話ですね。何で廃炉にしますなんていうマニフェストを町民に向かって発信する必要があったんですか。

町長(山梨崇仁君)

廃炉のですね、今、手続に入っている状態で、先ほどから中村議員が「あの森町長が」という点が、私、ちょっと意味がよく理解できないんですけども、森町長がおっしゃってたこととですね、廃炉を前提とした休止という言葉は彼は使ってましたけども、私とすれば、廃炉にするといった方針を示すといった意味で、マニフェストの中に記述をしたまででございます。

6番(中村文彦君)

今、再三ね、休止状態であるとか、今後の道筋について盛んに語っておりますけれども、それではですね、2番目の質問ですけれども、廃炉への計画について、炉を使わないのだからいらないでは、町長としてのビジョンが見えない。また、町民も町長が心変わりしたら使用しかねないとの無責任なメッセージになりかねず、計画的に廃炉への道筋を示していただきたい。この件は、議会より総合計画に対し修正案を提出していますが、いかがですか。

議長(畑中由喜子君)

中村議員、先ほど、そのお答え、もう既に答弁出てますけれども、繰り返し同じ答弁を求めますか。

6番(中村文彦君)

はい。

議長(畑中由喜子君)

第2質問、再質問ですので、第1質問とは違う方向性で、というか、違う質問をしていただけませんか。進展が、進捗がないですから。

町長(山梨崇仁君)

繰り返しになりまして大変恐縮でございます。廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく廃止届やですね、跡地利用も含めた財産処分を行うに当たりましては、財政計画などを検討する必要があるとともに、他自治体との共同処理等の中長期的な安定処理を確保し、社会資本を充足するための計画が必要であるというふうに考えている次第でございます。

6番(中村文彦君)

それについてもですね、計画、その後期基本計画ですね、町長の趣旨にあるように、近隣自治体と、今もパートナーシップと言っておりますけど、近隣自治体との協議に着手すると明記しており、看過できないって町長、自分で否定されてますよ。これはどういう意味ですか。

町長(山梨崇仁君)

大変申しわけありません。その廃炉に関する計画の策定、社会資本の充足に努めていく計画を策定するといったことに対する答弁とですね、再資源化…失礼、ごみの処分に関して、近隣自治体との協議に着手するといった文言についての整合性が、私はちょっと質問の趣旨が取れないもので、もう一度、御説明いただきたいと思います。

6番(中村文彦君)

あのね、町長、いずれにしても、この計画的に進める、全部、ごみ問題って計画的に進めなければ、先、進みませんよね。廃炉についてもね、町長はそうやって道筋だけは示すんだけど、いつまでにどうやるというね、総合計画にうたわなければね、これ絵にかいたもちなんですよ。現在でも休止状態っていうのは変わらないわけですよ。町長が幾ら廃炉だ廃炉だって言ったってですね、事実上、廃炉になってなくて休止状態である状態でも変わらないわけですね。ましてや、このマニフェストに、町長、ごみ問題についても近隣とパートナーシップで結ぶというふうに、町長がうたってるんですよ。それに対して議会はですね、町長の意見を押そうと思って、ね、近隣自治体でもって進めてってたらどうだっていったら、町長のほうから再審議、おかしくないですか、町長、矛盾してませんか。

町長(山梨崇仁君)

とらえられている問題の本質が違うというふうに私には聞こえます。大変申しわけありませんけども、その点についての答弁は差し控えたいと思います。

6番(中村文彦君)

まあ町長ね、言ってることがね、わかんないですよ、こっちも。廃炉はとめる意味だって言ってみたりね、本人では、近隣自治体とごみもパートナーシップを結ぶと片っぽで言いながら、議会では、近隣自治体とは進めるっていうのは、何ですか、看過できない。町長、これはね、もう町長、何か、矛盾ばっかりですよ。それでね、町長はなぜ、廃炉計画ができなかったのに、廃炉にすることをマニフェストに載せたんですか。また、議員時代、説明責任を果たさなかったのはなぜですか。

町長(山梨崇仁君)

説明責任を果たされなかったと言われてしまうと、どこを取り上げて、私の説明責任が、議員のころ、私が説明を果たしてなかったということを御指摘なのか、ちょっとわかりかねるんですけども、私なりに、議員として町民の皆様に向けての情報の発信を行っていた次第でございますので、そこについては私としては、足らなかったという御指摘であれば、何が足らなかったか具体的に御指摘いただきたいと思っております。

6番(中村文彦君)

町長もね、問題視してましたけれども、要はクリーンセンタ-、まだ補助金の償還がまだ残ってますよね。だから今すぐにっていう廃炉計画が立てられないという論理でもって、この間もお話しになっておりましたけれども。結局、町長ね、廃炉にするって言いながら、そういった内情もね、議員時代に、把握してね、選挙のときに説明しなくて、廃炉は休止の意味だ…廃炉は、何だ、炉をとめるという意味だなんていうね、あいまいな発言をしてますよ。これ、町民に対して、ちゃんと説明してるとは思えないんですけども、町長は、そうは思わないんですか。

町長(山梨崇仁君)

議員時代の説明責任の中でですね、廃炉について、私が説明責任といった意味ではですね、説明は確かに果たしてなかったのかもしれない、中村議員の御指摘であれば、大変残念なことだというふうに思います。

6番(中村文彦君)

要は、いろいろとね、町長が言われてることは言葉ではすばらしいんですよ、一々ごもっとも。だけどね、そうやってやっぱり廃炉というものはね、ちゃんと粛々とやることには時間がかかるわけですよ。だから、それを計画的にやってくださいって言ってるんですけれども、いまだにその道筋が見えません。これは近隣自治体関係ないですよ、廃炉にするだけですから。それは町長は、できない、町長は自分のマニフェストが間違ってたとお認めになるんであれば、別に構いませんよ。でも、町長は廃炉にすると一たん公表したわけですから。それについては、どうお考えですか。

町長(山梨崇仁君)

私の、初めからの答弁についてですね、もう一度、統括するような御説明をしなければならないかなと思うんですけれども、私も今回の質問を受けまして、通告に対してですね、私なりの考えを述べなければといったことで、その廃炉の定義からですね、改めて勉強させていただきました。確かに、ニュースなどでは原子力発電所の廃炉についてが話題となっておりまして、私も同等にとらえるものかといった疑問を持ったんですけども、やはり、原子炉についての廃炉というのは大変難しい課題がありまして、国家的といいますか、むしろ地球規模でその廃炉のあり方について検討をしなければいけない状況にあるといったことを勉強させていただきました。一方で、焼却炉につきまして、また、廃炉という言葉そもそもにつきましては、必要なくなった炉を停止させること、また、炉とそれに関連する設備を停止させること。それに伴い、関連設備を解体し、危険がない程度に整理をし、その状態のまま放棄することであるというふうに、私も学びをさせていただきました。現在の町のですね、炉の状態につきましては、休止届を廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく中でですね、県に提出をしているところであります。これは、廃炉に向けた第一歩でありまして、今後はですね、他自治体との共同処理等の中長期的な安定処理を確保すること、また、それに当たり、財産処分なども出ますので、財政計画等を策定をして、名実ともに廃止のほうへ形ができ上がった際にですね、廃止届を提出し、法律的な廃炉というものを成立させたいというふうに考えておりますので、その計画の途上にあるというふうにお考えいただければ幸いでございます。

6番(中村文彦君)

私も、何度かね、報道のあり方についてって、もう嫌ですよ、言うの、ね。町長は廃炉、ね、しますと、はっきり言ったけども、その内容はなかったということ、今、お認めになりましたけれども。そういうね、報道、町長という立場での報道のあり方というのは、もう一回、前回は意見としてと言ってましたけどもね、もう一回よく考え直したほうがいいと思いますよ。今回の、朝の神奈川新聞もそうですけども、まあちょっと、町長としてはちょっと無責任だなと言わざるを得ません。
まあこれ以上やっても、町長とは平行線になると思いますので、3番目、市町村型の合併浄化槽の断念について。町長はあっさり断念しましたが、なぜマニフェストで訴えてるのかお伺いします。

町長(山梨崇仁君)

マニフェストの作成当時はですね、その市町村合併型の補助金が活用できるものというふうに考えておりました。それについては、就任してから、下水道課及び環境課とですね、議論を重ねていく中で、現在、葉山町においては、非常にそれを採用するには難しい状態にあるということがわかりましたので、私の本旨については、あくまで水環境の向上を図ること、そのためにやはり市街化調整区域には合併浄化槽を導入していくべきだといった考えを持っておりますので、補助金が活用できなければ、それに準じた形でですね、ぜひとも、本旨の目的で…本来の目的である水環境の向上を果たしていきたいと、そのように考えております。

6番(中村文彦君)

説明はいいんですけれども、私がお伺いしてたのは、なぜマニフェストで訴えたのかお伺いしてます。

町長(山梨崇仁君)

町が取り組みたい、私が考えていた、その政策としたものに対して、原資となるお金がですね、仮に補助金であっても交付金であっても、活用できるものであればぜひ活用するべきだと、そのように考えているからであります。

6番(中村文彦君)

まあ私も、1回生議員ですけども、まあできないということは、把握しております。じゃあ、なぜ町長は議員時代ですね、行政に確認したことはあるんですか。

町長(山梨崇仁君)

その件に…市町村型合併浄化槽の補助金についてだと思いますけども、同僚の議員たちとですね、山梨県の身延のほうに視察に行ったりとか、市町村型についてさまざま議論を重ねておりました。町のほうではですね、採用について、当時、下水道審議会を同時進行、進めておりまして、その中で、今回断念せざるを得ないといったB/Cについての資料提出がされており、そこについては私自身も確認は至っていなかったといったところでございます。

6番(中村文彦君)

じゃあやっぱり、じゃあなぜね、議員時代にそこまでやって、説明責任を果たされなかったんですか。

町長(山梨崇仁君)

説明責任についてはですね、合併浄化槽の採用、また下水道事業の方向性等について、私自身がですね、先ほど申し上げましたとおりに、視察に行ったりとかさまざまな議論・研究を重ねてる最中でございまして、説明責任を果たすにはですね、まだまだ自分自身が素養が足りなかった、また町民の皆様にお知らせするような段階に至らなかったといったことが、私自身の議員時代の記憶でございます。

6番(中村文彦君)

町長は、勉強不足であったということでよろしいですか。

町長(山梨崇仁君)

町長としては、今はしっかりと状況を把握しております。

6番(中村文彦君)

であれば、議員時代は勉強不足であったということでよろしいですか。

町長(山梨崇仁君)

多くの議員さんもおわかりだと思いますけども、私自身も、今の職においてもそうですが、日々次から次へとですね、新しい情報、新しい事象が発生する状況にあります。それについては、人間は日々勉強を行い、日々それについての知識と見解を求めていかなければならないというふうに考えておりますので、そのように、中村議員もお考えいただければ幸いでございます。

6番(中村文彦君)

町長のマニフェストは破綻しているのではありませんか。

町長(山梨崇仁君)

今回の総合計画並びに今後の実施計画につきまして、また、私が定めている実施計画にも載らない一つの事業についての方針などにつきましてもですね、あらゆる面において、マニフェストそのものを反映させていきたいと、そういった思いでございます。おっしゃるとおり、今回の総合計画で修正をいただきましたし、また、下水道事業につきましては、補助金が活用できないといったところで、別途私ながらに修正を行わなければならないというふうに考えているところもございます。そういった意味で、議員の皆様を初め、多くの町民の皆様からいろんなお声をいただきながら、この町にあるべき姿といったものをマニフェストを原点にですね、これからつくり上げていければというふうには、常々考えておるところであります。

6番(中村文彦君)

ちょっと聞きたい質問がね、用意してきた質問とは違う質問をしたくなったんですけど、町長はマニフェストとはどういう意味でお使いになったんですか。

町長(山梨崇仁君)

通告にございませんので、答弁のほうは差し控えたいと思います。

6番(中村文彦君)

私は、町長マニフェストについてという質問をしております、通告をちゃんとしておりますので、当然マニフェストについての意味についてお伺いしたいと思いますが。

町長(山梨崇仁君)

大変申しわけありませんが、そのマニフェストの中のですね、要旨としてクリーンセンターの焼却炉の廃炉の意味について、私も調べさせていただきました。廃炉の計画についてということで、先ほど計画についての1回目の答弁をさせていただきました。市町村設置型の合併浄化槽の断念についてといったことでございますので、これも、中村議員御指摘のとおり、マニフェストの中でその方式は採用したいと私は書いておりますけども、申し上げましたとおり、この職に就きまして、それが大変難しい状況にあるということがわかりましたので、断念をして、今は別の方策を考えている状況であるというふうに考えているということで、いただきました質問につきましては、その町長マニフェストの範囲におかれまして、適切であると考えておりますので、御答弁させていただいた次第でございます。

6番(中村文彦君)

繰り返しになります。マニフェストとは、どういう意味で町長はお使いになったんですか。

議長(畑中由喜子君)

中村議員…。

6番(中村文彦君)

明確にお答えください。

議長(畑中由喜子君)

中村議員、もう町長は答弁されておりますので、別の質問に移ってください。何回も繰り返しになっております。質問事項には町長マニフェストについて、要旨で3点出ておりますけれども、ただいまの御質問は出てないということで町長答弁が出ております。

6番(中村文彦君)

議長に何て言ったらいいのかよくわからないんですけど、3項目8点のうちの3項目、大きい項目のうちの1番目、町長マニフェストについてお伺いしてます。

議長(畑中由喜子君)

そうすると、中村議員には、一般通告の…一般質問の通告の出し方から御説明しなければならないと思いますけれども、質問事項として掲げた事項、その質問要旨を下に書いていただいております。その点を御理解いただきたいと思いますけども。皆さん、そういう形で質問を出していただいていると思っております。

6番(中村文彦君)

休憩。(「賛成」の声あり)

議長(畑中由喜子君)

ただいま中村文彦議員から休憩の動議が出ました。賛成者がございますので、休憩の動議を諮りたいと思います。この動議に賛成の方は起立をお願いいたします。
(起立少数)
起立少数につき、この動議は否決されました。一般質問を続行いたします。

6番(中村文彦君)

それじゃあ、言葉の意味を変えます。市町村設置型浄化槽の断念について、町長はマニフェストでこれをどのように町民と約束したのですか。

町長(山梨崇仁君)

市町村設置型の補助金を使うことによって、町の財政に対してですね、負担を強いることなく合併浄化槽の普及が図れるというふうに私は考えておりましたので、ぜひそれを採用していきたいんだといったことは述べたことを覚えております。

6番(中村文彦君)

町長、私はね、マニフェストっていうのは公約だと思ってますよ。町民との約束だと思ってますけれども、それが果たせない、もしくは説明できない。私、これ、町長、どうやって私が例えばですよ、合併浄化槽をですね、断念したとか、廃炉について町民に説明するときに説明できますか。町長が廃炉の意味が知らないとか、マニフェストいいかげんに考えてたなんて言えませんよ。どういうふうに説明しますか。

町長(山梨崇仁君)

廃炉につきましては、先ほど申し上げたとおり、法律上について、理由、必要なくなった炉を停止させることとそれに関連する設備を閉鎖すること、またそれを解体をすること、あるいは危険がない程度に整理をし、その状態のまま放棄することであるというふうに調べを行いました。また、法律上につきましては、先ほど申し上げましたが、休止届を提出していること、また、それぞれの環境を整備した上で廃止届を提出することで廃炉が完結すると、そういったものを私は考えておりますので、中村議員が今おっしゃったようにですね、廃炉を知らなかったとかですね、おっしゃる御必要はないのかなというふうに考えております。

6番(中村文彦君)

町長ね、廃炉にします、合併浄化槽をね、市町村型を導入します、マニフェストにうたってますよ。で、今の話だとね、それはできませんとしか聞こえないんですよ。じゃあ、マニフェストと町長が違うことを言ってるっていうようなことについて、町民にどうやって説明するんですか。

町長(山梨崇仁君)

このお話のとおりにですね、マニフェストの中で、私は水環境の向上を図ること、それが最終目的であるというふうに定義をしており、そのための方法として、合併浄化槽の普及を行っていきたい。その手段として、市町村設置型補助金を活用していくんだというふうに言っております。その中でですね、その手段としてできなかったということについては、これは私のほうからもですね、その方法じゃなくて別の方法をとっていくということは、町民の皆様に機会をとらえて説明をしていきたいなというふうには考えておりますし、またこの議会の場において、インターネット中継もなされております。傍聴もできるこの場においてですね、私のほうから、こういった方針に対して、できなかったので新たな別の手段をとっていくといったことを御説明することも、町民への説明の機会だというふうにとらえております。

6番(中村文彦君)

まあこれ以上ですね、町長と議論しても、多分、言葉のうまさでは負けてしまいそうな気がしますので、次の話題に進めたいと思います。私はここでね、町長のマニフェストというのは妄想であると断言させていただきます。
それではね、次、2番目、葉山町財政について。経常収支比率が100.9%について。決算委員会でも指摘しましたが、森町長の負の遺産ではありますが、町長は、葉山のおかしいとして数ある財政指数の中でも経常収支比率を重視している。今後どのように解決するのか、改めてお伺いいたします。

町長(山梨崇仁君)

これも1回目の答弁で申し上げましたことの繰り返しになってしまって、大変恐縮なんですけども、やはり原則としましては、分母を大きくし分子を小さくしていくことで、経常収支比率の低下を図っていくということになります。そのための方法として、行政改革等による経常経費の削減を図ることにより分子の抑制、また一方で、町税が増収できるようにですね、歳入の強化、徴収の強化並びに広告費等のその他のさまざまな歳入等を図る機会があれば、それにより目的達成ができるんではないかというふうに考えております。

6番(中村文彦君)

3カ月しか町長は経験されてませんから、ほとんどの責任は森さんにあるとは思っておりますけれども。昨年度の経常収支比率をですね、90%にすることができたが、しなかったのはなぜですか。

町長(山梨崇仁君)

90%にする手法が私にはわかりかねますので、中村議員がその手法をお持ちでしたら、ぜひ御教授いただきたいというふうには思います。

6番(中村文彦君)

横浜式のプライマリーバランスをやめれば、4%ほど浮くと思いますけれども、その考えでいかがですか。

町長(山梨崇仁君)

今回100.9%ですので、90%にするには約10.9%の抑制が必要でございます。私は、その手法を持ち合わせなかったといったところでございますので、改めまして、別の手法があれば、御教授いただきたいとは思います。

6番(中村文彦君)

私は、90%台にできると言っているんであって、90%にすると言ってるわけではありません。何か町長、誤解されてることありませんか。

町長(山梨崇仁君)

失礼しました、90%にできたというふうに聞こえたもので。台であれば、今の御質問でよくわかります。私はですね、その財政を健全化していくんだといったその方針の中で、私たち、今、生きる、この、人間もそうですけども、これからの将来の葉山町に生きる子供たちのためを考えていけばですね、将来の負担を限りなく残さずに、今を過ごすことが一番大事なんじゃないかと。そういった視点から、まずは、財政の中で横浜方式のプライマリーバランスを採用し、我々がですね、一定の抑制をかけた中でやりくりをしていくことを、みんなの知恵を用いて何とか頑張っていこうよと、そういったものを掲げている次第でございますので、それを私としては、数値のために借金をふやすといったことは考えてはおりません。

6番(中村文彦君)

一部の職員からね、緊縮財政であるとの発言がありましたけども、それについて、町長はどうお考えですか。

町長(山梨崇仁君)

一部の職員がどなたなのか、ちょっとわかりかねるので、御答弁が難しいんですけども、その緊縮財政であるということが、いい意味なのか悪い意味なのか、ちょっと私には判断はつきかねるところであります。

6番(中村文彦君)

分子…分母を、分子を小さくということはですね、緊縮財政ということだとは思いますけれども、その解釈でよろしいんですか。

町長(山梨崇仁君)

歳出の抑制を図る、そのためにあらゆる、職員を初め、議員の皆様からもですね、さまざまな御提案をいただきながら、歳出をせずにやりくりをする方法といったものを考えていきたい、そのように思っております。

6番(中村文彦君)

まあ緊縮財政だよというふうには思いますけれども、これ以上、町長に話してもらちがあきませんので、次の質問に、すいません。この数年間、横浜式のプライマリーバランスは保たれております。なぜ町長は、マニフェストで財政規律を正したいと訴えたのか。これもまた勉強不足だったのか、お伺いいたします。

町長(山梨崇仁君)

財政規律を正したい、そのための方式としてプライマリーバランス、それも横浜方式といった厳しい枠をはめていくんだといったことを私は掲げたのはですね、一つの勉強の結果でありまして、これが間違っているというんであれば、そのように御指摘をいただきたいと思いますけども、いただきたいとは思います。

6番(中村文彦君)

横浜はですね、財政規律、横浜式のプライマリーバランスを達成するのに数年かかってますよね。というのは、かなり高いハードルだったんですよ、横浜市にとっては。ところが、葉山は健全財政ですから、3年前からだと思いましたけれども、要は横浜式のプライマリーバランスですら、町長が意識しなくてもクリアしてたわけですよね。ということは、町長が言う財政規律を正したいには当たらないんじゃないですか。

町長(山梨崇仁君)

財政・財務に対する考え方だというふうに私は思います。一定のですね、枠組みを設けた中で、いかにして財政運営を行っていくかといった視点の中で、その枠組みとしてですね、このプライマリーバランスを用いなければならないというふうに私は考えておりますので、それが財政が健全化だから、そんな枠なんか要らないんだといった御指摘であれば、私はそれは政策として違う方向だというふうに認識をいたします。

6番(中村文彦君)

いや、私、そんなこと言ってませんよ。町長が、財政規律を正したいと言って立たれたわけですよね。でも、横浜式プライマリーバランスは、もう町長がそんなこと言う前からクリアしてました。ということは、町長、ここでうたってることっていうのは、町長、知らなかったっていうことですか。

町長(山梨崇仁君)

知ってたか知らなかったかと言えばですね、横浜方式のプライマリーバランスを当てはめたときに、過去一、二年…3年でしたか、枠におさまって…枠におさまっているという認識を持ったことは事実であります。ただ、繰り返し申し上げますが、その財政をこれから運営していく中で、過去こうだったからいいじゃないかというんではなくて、私はプライマリーバランスを採用していくんだといった方針を掲げており、それにのっとって財政運営を図っていく、そういった概念として打ち出したものであります。

6番(中村文彦君)

町長ね、選挙のためかどうか知りませんけども、議員であったんですから、要は町民に対してですね、財政規律は保たれておりますということでもって、正しますという言葉は、それはちょっと違うんじゃないかと思いますけど、どうですか。

町長(山梨崇仁君)

財政規律を悪くしますといった言葉を使うわけにはいかなかったので、財政規律を正していきますといったふうに私は考えて、この方式について提言を行いました。

6番(中村文彦君)

私、日本語の勉強したくないんですけれども、財政規律を正したいということは、財政規律が正しくないから正したいという言葉を使うんであって、それはですね、そういう意味ではないという話になったら、町長とどういう言葉を使って話せばいいんですか。

町長(山梨崇仁君)

財政を、規律を正すんだ、だから、じゃあ今の財政が悪いんだといった指摘をしたかと言えば、私はそういったところについては細かく指摘をしてはおりません。規律を正すということですね、これまでどうだったかといった考え方もありますけども、これからどうしていくんだといった中で、皆がその規律に基づいて財政を運営していく意思を持てれば、それが健全な行政の運営であり財政の運営であると私は考えておりますので、それが、これまでがどうだったかを知ってたか知らなかったか、これまでが悪かったのか正しかったのかといったふうな議論においては、私はですね、それを踏まえたわけではないといったことは、改めて申し上げたいと思います。

6番(中村文彦君)

町長とどうやって言葉交わして理解してもらおうか、今いろいろと頭で考えてる、ちょっとお待ちください。
町長ね、普通の…普通はね、財政規律を正したいという言葉を使えば、これは財政規律が正しくないから正すんだというふうに聞こえます。町長、今ね、3年前…自分で調べた結果、過去にさかのぼって、横浜式のプライマリーバランスも達成されていたと。ということは、町長が別に横浜式プライマリーバランス持ち出す前からそれは達成されてたわけですよ。ねえ、そうですね。じゃあ、森町政とやってたことと、町長がやってたことって変わらないわけですよね。それを理解した上で、町民に説明することなくですよ、マニフェストでわざわざうたってですよ、なぜそんなことをやったんですか。

町長(山梨崇仁君)

私がですね、とるべき政策として掲げたものでございますので、それをマニフェストに明記をし、また選挙の中でもですね、その財政の規律を正すんだといったことは申し上げてまいりました。私にとってはそれが、中村議員がですね、言う必要がなかったんじゃないかというふうに言われれば、言う必要があったというふうに私は認識をしております。

6番(中村文彦君)

あのね、横浜式プライマリーバランスがね、達成されてなかったとかね、例えば財政…さっきも言いましたように、財政が健全でなかったという指標があってね、そういう話を持ち出すんであれば、私も賛同しますよ。ただ、そういった形跡が一切ないのに、もちろん、町長も確認した上でね、そういったことを訴えるということは、町民をね、何かだましてるような感覚になると思うんですけど、町長、そうは考えなかったんですか。

町長(山梨崇仁君)

町民をだますということは、一切ないことでございます。私が間違えたことをです、先ほど市町村型の合併浄化槽の話がありました。対応できなかったといった事実について、町民の皆様に説明する義務は、もちろん負ってるというふうには思います。ただ、だますとかですね、この言葉で私が、そもそもプライマリーバランスという言葉で町民がだませるかどうかって、私はちょっとわかりませんけれども、私がとっていきたい財政の抑制、制限方法がこの方式であったということを御説明したところでございまして、逆に書かないことで、ではどういうふうに財政の規律を正すんだというふうに問われれば、同じように、この方式をもって、私は正していくというふうに御説明したというふうには思います。

6番(中村文彦君)

まあ町長にこれ以上話してもね、森町政と全く同じことをやっているわけですから、何も言う必要はないと思いますが。町長は、葉山のおかしいを直さず、町民にも説明せず、目的設定もしないで、緊縮財政をもう野放図に実行していると言わざるを得ない。計画も立てないんだから。どうお考えですか。

町長(山梨崇仁君)

野放図ではないと私は考えております。財政につきましてはですね、例えば森町政が採用していた財政計画でございますけども、これは私は財政の観点から見た財政の見通しであるというふうに考えております。それは議員の皆様も御存じのとおりでございますけども、これにですね、その実際の事業を運営する各事業課等、また、それに伴い町民の皆様から意見をいただいて、本来のあるべき町の事業の運用の仕方の中で財政を考えたときに、どのような計画ができるのか、それを本来の中期財政計画とすべきといったことを考えて、今、新たな財政計画の構築に向けて、職員と議論を交わしているところであります。それが計画として今後設立すればですね、私からすれば、このプライマリーバランスを守っていければ、財政計画がそこに加わることで、より健全な財政というものが内外に示す重要な資料として、また説明責任を果たす町政として誇れるものがあるんじゃないかというふうには考えております。

6番(中村文彦君)

次のことにも関連しますから変えますけど、2番、23年度葉山財政は健全であるのか。簡潔にお答えください。

町長(山梨崇仁君)

自治体の財政状況を見る場合ですね、各種指標を活用し、さまざまな角度から詳細に分析を行うことといたしておりますが、本町においては、財政の硬直度を示す経常収支比率が100%を超え、何らかの改善を必要とする状況となっております。一方で、夕張の財政破綻を景気に平成19年に法制度化された健全化判断比率を見ますと、町の数値はいずれも極めて健全、問題のないものとなっております。このような状況から、現在、町の財政が健全かどうかを一概に判断することは容易なことではないとうふうに考えております。それに伴って、町が行うべき問題、とるべき方針、その場合の問題であったりとか、現状ある課題について、どのような解決を行うかといったことを、これから最善策を見出すことが我々の責務であるというふうに考えております。

6番(中村文彦君)

町長は、地方公共団体の財政健全化に関する法律というのは御存じですか。

町長(山梨崇仁君)

説明が足らなかったのか、今の後段の御説明はですね、その健全化判断比率に基づくものでございます。

6番(中村文彦君)

この中で、経常収支比率は入っておりますか。

議長(畑中由喜子君)

入っているか。もう一度、質問お願いします。

6番(中村文彦君)

理解してないのかよ。

議長(畑中由喜子君)

いいですか。

町長(山梨崇仁君)

ごめんなさい、質問がよく聞こえなかったもので、答弁がもし間違えてたら改めて御指摘いただきたいと思いますけども。健全化判断比率に経常収支比率が入っているかいないかという御質問であれば、経常収支比率はそれ以前に定められたものでございますので、入っていないと、私は認識はしています。

6番(中村文彦君)

それでは、言葉を変えます。地方公共団体財政化健全化に関する法律に沿って、葉山町は財政は健全であるのかお答えください。

町長(山梨崇仁君)

その法律の中でですね、適切かどうかということはわかりませんけども、今の健全化判断比率であればですね、健全だという判断だというふうには思います。

6番(中村文彦君)

まあようやく意見の一致を見ましたので、次の質問にいきます。
湘南凪についてお伺いします。この事件、大分不可解な部分が多いんですが、これ、私的流用があったとかなかったとかっていうのは、これはあったんでしょうか、なかったんでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

この神奈川県の調査、それから町もですね、もちろんしております。私的流用はございませんでした。

6番(中村文彦君)

本当に、こんなに金額をね、法人がため込んで何に使うのかっていうのは、ちょっと私もよくわからないですけれども、やってることは、すごく悪質だと私も考えております。ただ、一番、町長にお伺いしたいんですけど、今回の被害者というのは、だれでしょう。

町長(山梨崇仁君)

被害者といいますと、この湘南の凪に関連をして、もちろん行政も関連しますけども、利用者の皆様がですね、一番、心理的な不安も含めてサービスが法律上にのっとっていなかったということでございますので、利用者の皆様が被害者であるというふうにもとれると思います。

6番(中村文彦君)

そうですね。被害者というと、やはり知的障害者なり、それを利用されてる障害者の方だと思います。この方たちに、最小限のですね、負担をかけないように、これからも町政としてやっていただきたいと。またね、今後、町長はどのように、まあまだ監査の途中ですから、すぐにはお答えできないとは思いますけど、今後どのように町長は展開していくのか、お伺いします。

町長(山梨崇仁君)

先日も議員懇談会で皆様に御説明させていただきましたとおり、居宅介護の件に連動してといいますか、他の件において医療支援及び「はばたき」事業所につきましても、適切でない症状が見受けられております。これらについての全貌を明らかにすることでですね、あとは神奈川県のほうでも今、監査を実施しておりますので、そういった経過を見ながら最終的な判断をしてまいりたいと考えております。

議長(畑中由喜子君)

すいません。既に時間が過ぎておりますので、これにて6番中村文彦議員の一般質問を終わります。
第2番、5番田中孝男議員、登壇願います。

5番(田中孝男君)

5番田中孝男でございます。私、今回は葉山町の下水道事業についてお尋ねをしたいというふうに思っております。
一般質問、私は議員になって4回目でございます。一番最初にごみ問題について、それから2回目が人件費の問題について、3回目はマニフェストについて、で、きょうが4回目。葉山町が抱えている問題が、ごみの問題、それから人件費の問題。経常収支比率が100を超したと。その中の固定的な費用の大きな部分が人件費であるということには変わりがないわけで、その大きな問題。そして下水道問題。運がいいのか悪いのかわかりませんが、つい最近、葉山町民オンブズマンのチラシが入りました。葉山の町民の方にぜひ知っていただきたいというようなタイトルでした。つい最近、ある友人に会いまして、その友人は大変町政にも関心をお持ちであると。そして陳情も何本か出されているというほどの、まあどちらかと言えば町民の中でですね、関心度の高い方ですが、先日お会いしましたら、その例のオンブズマンの会報をごらんになったのか、「田中さん、下水道もいろいろたくさん問題あるんですね」というお話でした。下水道問題というのは、何が言いたいかといいますと、町民の方たちに下水道というのは大きな問題だと。だけどその中身については余り御存じではないということだと思うんです。そういう意味で、いろいろと御質問を申し上げたいと。
以下の点についてどのように認識され、どのようなお考えをお持ちかお聞かせくださいと3点出しました。計画のスタートから今日に至る歴史について。現在までに起きたさまざまな問題・事件について。今後の下水道事業について。非常に大ざっぱなくくりで申しわけないんですが、この辺についてお答えをいただきたいと思います。ありがとうございます。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

田中議員の御質問に順次お答えをしてまいりたいと思います。
初めに、葉山町の下水道事業について、計画のスタートから今日に至る歴史についてというお尋ねですが、本町の公共下水道事業計画の実質的なスタートは、平成4年2月に公共下水道都市計画決定及び当初の下水道法事業認可並びに都市計画法事業認可を認可面積92ヘクタールで取得し、当初の全体計画面積は620ヘクタールでスタートいたしました。平成4年度より下水道課の設置並びに下水道事業特別会計が実施されました。また、同年から面整備や葉山浄化センターの建設にも着手し、平成5年度に全体計画事業費を289億円とお示ししました。平成7年9月には、認可面積を230ヘクタールに拡大いたしました。平成8年には全体計画事業費を440億円に見直しさせていただいております。平成11年3月29日に通水式を行い、一部の地域で汚水処理を開始いたしました。平成12年度に全体計画区域の見直しを行い、公共下水道審議会の答申を参考に、平成13年度に全体計画区域622ヘクタール、認可面積を300ヘクタールに変更、全体計画、日最大汚水量を2万4,700立方メートルから1万9,300立方メートルに、葉山浄化センターの系列数も8系列から6系列に縮小いたしました。平成18年度には認可面積を350ヘクタールに拡大、平成22年度に全体計画区域の見直しを行い、公共下水道審議会を開催し、平成23年度に全体計画区域581ヘクタール、認可面積を391ヘクタールに変更、全体計画、日最大汚水量を1万9,300立方メートルから1万4,100立方メートルに、葉山浄化センターの系列数も6系列から4系列に縮小し、全体計画事業費について440億円から約420億円に減額し、現在に至っております。
次に、現在までに起きたさまざまな問題・事件についてというお尋ねですが、本町の下水道事業においての事件としては、公金支出差し止め等住民訴訟が挙げられるのではないかと考えております。平成9年6月に住民監査請求があり、その請求趣旨は、1、公共下水道事業を中止し、見直しを要求。2、浄化センター中継ポンプ場及び圧送管建設等の費用83億1,700万円の返還を求めるものでした。平成9年8月に住民監査請求が却下され、同年9月に住民訴訟が提訴されました。原告の主張としては2点ございました。1点目は、当町は葉山町公共下水道事業に関して公金を支出し、契約を締結もしくは履行し、債務その他の義務を負担し、または地方債の起債手続をとってはならない。2点目は、町長個人は町に対し83億1,700万円並びにこれに対する本訴状送達の翌日から支払済みまでの年5分の割合による金利を支払えというものでしたが、平成14年6月に本町の主張が認められ棄却されました。同月に東京高裁に控訴され、平成15年1月に棄却、同年2月に最高裁判所に上告されましたが、平成16年6月に棄却され結審しました。これにより本町の公共下水道事業が適正であると認められたものと考えております。
3点目、今後の下水道事業についてというお尋ねですが、市街化区域513ヘクタールにつきましては、現在の財政状況が厳しい状況にあっては、面整備のペースを落として対応していく予定ですが、公共下水道での整備が必要であると考えております。また、市街化調整区域につきましては、合併処理浄化槽で整備を行うべきと考えておりますが、その整備手法等につきましては検討課題が明らかになってまいりましたので、それを解決し事業を進めてまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

5番(田中孝男君)

今、歴史についてるる御説明をいただきました。その中でね、どういうことを考えなくちゃいけないかと。実は私が議員になるずっと前の出来事ですから、正確でないところがもしあったらおわびして訂正しますけども。まず最初の計画はですね、トンネルを4本掘って8系列の処理場をセットして、622ヘクタールを面整備するという計画です。その合計金額が289億円だということでスタートを切った、平成4年ですね。それで先ほどの町長の答弁と合ってると思うんですが。問題は平成7年の12月議会の後に、289億から、いや、始めてみたらいろいろあって440億ですよということになりました。で、その前後の議会の議事録を一生懸命読んでるんですが、余り大きくもめた形跡がないんですね。で、私が考えますとですね、全町に下水道の設備をきちっとして、289億でできるように、じゃあやろうかと。葉山も下水道重要だからねとスタートして、処理場ができ上がり、一部管路も布設されたと。どちらかというと、もう完全に走り出した後にですね、289億から440億に変えられてというのはどうにも理解できないんですね。で、これもし民間だったらどういうことになりますかね。えらい大変なことだと僕は思うんです。で、この289億という計画を町に示したのはだれっていうか、どこでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

私もですね、その平成7年、8年当時、違うところで仕事してましたけど、詳しいことはちょっと存じ上げてないんですけども、その当時、下水道事業団のほうにですね、根幹的施設の建設等について委託を行ってたと思います。その中でのですね、工事または機械設備その他を検討した中で、金額の変更というのが出てきたのではないかなと思っております。

5番(田中孝男君)

下水道事業団だと思うんです。この下水道事業団というのはどういう組織なのか。まあこれ長々御説明いただくと大変苦しいんです。僕のほうから言っちゃいましょうかね。地方の公共団体が下水道をするときに、技術者も含めそれだけの能力がないだろうから、地方公共団体が出資をして国も援助して、そういう技術者をそこに置いて、その下水道計画を実行に移すのに手伝いをしようということでつくられたもの、国交省のあれだと思いますけども、要するに初めはどっちかっていうとその技術の援助だったんですが、最近は要するに施工もですね、聞くところによりますと協定書をつくって、町がやりたいことについて下水道事業団にお願いして、いろいろ見積もりやら何やらができて、それに協定書を交わして仕事を始めるということなんですが、その辺のところのもうちょっと詳しく教えてくれますか、成島部長。

生活環境部部長(成島光男君)

下水道事業団はですね、今、議員が言われたとおりですね、地方公共団体の要請によりまして下水道の根幹的施設の建設、下水道の設計・工事の監督監理、下水道に関する技術的援助を行うもので、全国のですね、多くの団体で委託契約を行っていると思っております。本町におかれましても、下水道を推進していく中でですね、議員も言われましたけども専門的な職員がいない、また職員数もですね、絶対数が少ない中で行ってまいりましたので、下水道事業団のほうにですね、委託をし、施設の建設を行ってまいりました。また下水道事業団につきましていろいろなですね、御意見等があったかと思います。これにつきましては平成15年度からですね、事業団はですね、地方公共団体の共通の利益となる事業体の実施主体としてですね、国と地方公共団体の共同出資から、地方公共団体のみの出資となります、地方公共団体が主体となって業務運営を行う地方公共法人という形で現在に至っております。

5番(田中孝男君)

日本下水道事業団、こんな厚い本があって、これ全部読むの大変なんで、今の御説明で理解したことにしますが、信用できないなと僕は思ったんですよ。だってそうでしょ。4年前に事業がスタートするときに289億でこれ全部やりましょうよと、できますよと。で、スタートして4年たったら五十数%も値上げして、それも億の単位ですよ。151億も大きなお金を使わなければこの仕事できませんと。町とすればもう人質を完全にとられてるわけですから、うんも・
・・もないですよね。実際問題、こんなようなところと、もしチョイスの幅があるんであれば、お付き合いしたくないなというのがこの歴史の中のこれを見た私の思いでございます。まあいいや。
歴史については一応そういう中身で、今現在は300ヘクタールができて、実績で事業費だけで330億使ってるということですよね。財政的なものを見ていきますと、総額でですね、事業費だけですと330億ですが、その間約20年、総務費の合計が34億9,000万、それから公債費の返済ですね、金利と元金の返済が101億4,000万。で、歳出合計でいきますと467億円もう既に使っております。そして300ヘクタールがようやくできたということで、財政的に見るとこれから先、つたない算数で予測してみると600億ぐらい、さらにその期間が今、年7ヘクタールしかしてませんから、その間に発生するもろもろを入れるともう完全に800億をオーバーすると。そしてきのう、同僚の4番守屋議員の言われるように、公債費の残、それから発生する利息、そういうものを考えると1,000億いっちゃうぜというような大変な事業になっていると。そういう財政上の問題があるということが一つ。
それから事件・問題という中で、先ほど裁判の話が出ました。これは町の完全勝訴のようでございますけども、このきっかけになったのはイトーピアのコミプラを下水道に接続をしたと。それまでの話をお聞きしてみますと、そう大した説明とか了解を取りつけたわけではないと。2回の説明会を開いて下水道に接続をしたと。これがきっかけですよね。で、このつないだことについては、よくも悪くも時の町長のガバナビリティーを発揮したのかなというふうに思いますが、今、コミプラはほかにどのぐらいありますか。

生活環境部部長(成島光男君)

同じような施設については3地区ございます。

5番(田中孝男君)

コミプラと呼ばない設備らしいんですが、3カ所あると。東伏見とイトーピアと…あ、イトーピアじゃない、ごめんなさい。東伏見とパーク・ド・四季とシーライフ、名前、正式な名前知らない、多分そうだと思うんですが。ここについては今、その近くまで布設が終わってると思うんです。もうつなげる状態ですか。

生活環境部部長(成島光男君)

一部の地区では近くまで行っております。まだ、また一部の地区ではですね、その近くっていうよりも、あと少し距離を延ばせばですね、つなげるような形にはなると思います。

5番(田中孝男君)

要するに大変な裁判を引き起こして、その後に例えば不払い運動があって、またこれも裁判になってるというような、大変ハードな、何ていうんですかね、乗り越えなくちゃならない壁があるように思いますが、町長はここで覚悟を決めて、つなげる状態になったらつなぐおつもりですか。

町長(山梨崇仁君)

町のですね、使用料収入となることを考えればつなげていただきたいという気持ちは持ってはおります。ただ、コミプラでですね、利用されてる方々の思いもありますので、そういったものはしっかりと理解を求めた上で、双方合意の上で接続に至るべきだというふうに考えております。

5番(田中孝男君)

ということは、前回のイトーピアの件を勉強されて、これは大変なことがあるなということを認識されてるというふうに思います。そういう問題が近々あなたの目の前に出てくる問題だということを認識をいただきたい。
それから、いろんなその事件・問題の中で、平成20年にですね、処理水がもう今、2系列動いてる。だけどその処理水があふれてしまうと。だから第3系列が必要なんだということで、第3系列に6億5,000万の電気設備の設置をしたと。そうですよね。そのときに差金が出たんで、もう土木工事の終わっている第4系列の調整池の設備をしたと。で、その、要するに予算が余ったから工事をしたということで議会からも大分追及を受けて、議会の承認も得ないで工事をしたという事件があったと思うんですが、正しいですか。

生活環境部部長(成島光男君)

この第3系列についてですね、いろいろ議決案件の中で変更した…途中で変更しておきましたけども、その都度ですね、議決のほうをいただかなかった、最後にまとめて議決のほうを出した。また、今、議員が言われる攪拌、第4系列の攪拌機についても設置した、そういうことはございました。

5番(田中孝男君)

きょうはそのことについて深くそのやり取りをするつもりはないんですが、問題はですね、第3系列をやるときに第1、第2系列では近い将来あふれてしまうと。これはもう急いでやらなくちゃだめだというようなことで始めたと思うんですが、そこで問題になってくるのは今の1系列当たりの1日の処理能力、機械設備ですよね。そういう設備の処理能力というのは当時何立方メーターだったんですか。わからなきゃ僕言うよ。

生活環境部部長(成島光男君)

1系列3,100立米でございました。

5番(田中孝男君)

3,100立米で2系列動いてますから6,200立米ですよね。それが最大能力だと。だから6,200は近々最大、大雨が降ったときなんかはそのぐらい楽に入っちゃうだろうから、あふれちゃう。と、第3系列どうしても必要だよということでつくったと思うんですが、その後その最大処理能力っていうのはアップしたんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

今現在のですね、最大処理の能力につきましては、1系列当たり3,525立米となっております。

5番(田中孝男君)

最大処理能力って、最初にセットして、そこの能力って最初から変わりませんよね。途中でふえたり何かするものではない。ということはその3,100っていうのは間違ってたと。で、今は3,525だと、に訂正して、それをベースに考えてると。で、たしか教育民生か何かで陳情が出て、私は傍聴議員だったと思うんですが、質問しました。沈殿槽の容積に比例するんだと。そこに何時間滞留させるかということによって能力が変わってくると。で、私はそこで計算をしたらですね、4,600なんですね。そのときにそういう質問をしたらですね、計算上は田中議員のおっしゃるとおりですと、4,600認めたんですね。4,600だともししますと、2本で9,200です。その後、今現在最大の大雨が降ったときで6,400ぐらいだったですかね、1日の最大の流入量が。平均だと四千幾つですよね。ということは、4,600だと初めからわかっているんであれば、2系列で十分なんですよね。おつりがきちゃう。全くその辺のつじつまが合わないようなことを今までやってきたという事実があると。で、今はですね、そういう形で第3系列には着手してしまいましたけれども、ましてや将来全く使わないだろう第4系列まで手を使って手を入れてると。何か仕事がしたいんですかね。大変意欲的なのかもしれませんけども、そこに至る経路がですね、いまいち明確でないなと。大変よくわからない世界がそこにあるのかなという感じがします。
それからもう一つ。この計画は酸素活性汚泥法といって、要するに微生物に対して強制的に酸素を送り込んで活動を活発にして処理をしますよという建前なんですが、現在まで20年間、20年になるのかな、20年間、標準活性汚泥法で間に合ってますよね。間に合ってますよね。それでこの酸素活性汚泥法にするために設備をつくりましたよね。これは幾らの設備だったでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

ちょっと申しわけございません。この酸素活性法のですね、機械設備、その設置の金額はですね、ちょっと今、手元に持っておりませんので、申しわけございません。

5番(田中孝男君)

大ざっぱに言って6億以上ですよ。で、この設備をですね、今まで1回でも実際に酸素を発生させて送り込んだことはありますか。

生活環境部部長(成島光男君)

今までの中では利用したことはございません。

5番(田中孝男君)

なぜしたことがないかというと、今、生きている微生物のところに強制的に酸素を送り込むと、活動が活発になる。だけど酸素をとめると死滅してしまう可能性があると。だから実験もできないんですよね。要するにテストで運営することもできないんです。そういう設備で、今は完全に遊休施設になってます。将来的にこれを使わなければならないときってありますか。

生活環境部部長(成島光男君)

水量等はですね、増加してきたときに、標準活性法で処理できなくなった場合については酸素活性法を活用させていただきたいと思ってます。

5番(田中孝男君)

まあ建前的にはそういうことなんですが、多分使うことのない遊休施設になってしまう。そのうちつくってからもう20年近くたつわけですから、あちこちが動いてなくてもだめになると。無駄なことをしたなというふうに思います。
それからこの事件…事件といいますか、事件・問題というテーマで言いますと、これ長くやると時間がなくなるからできるだけ早く切り上げますけども、し尿投入施設の問題ありましたね。これは下水道の本体にいわゆるし尿を投入する施設で、これがうまくできなかったと。設計図を書いて見積もりを取って入札をして、施工の工事会社まで決まっててそれができなかった、実は土地に問題があってできなかったと。土地がそれに耐え得るだけの面積がなかったと。非常に初歩的な、ばかばかしいミスだと思うんですが、私はそのことについて町長が言及したり、されたりですね、そういう事態があったことのそっち側の話ではなくて、このし尿投入施設の最初のお話が8億1,400万、それから3億6,645万、その次に2億8,544万。バナナの叩き売りみたいな数字の推移で、いわゆる施工費の、何ていうんですかね、見通しから見積もりから変わってきたと。で、最終的にこれ落札までしてるんですが、落札金額は幾らだったですか。

生活環境部部長(成島光男君)

申しわけございません。1億円台だと思いますけども、ちょっとはっきりした金額はちょっと覚えておりません。

5番(田中孝男君)

まああなたのお立場だから、端数まで合ってないと後でまたひどい目に遭うというふうに思われてるのかもしれませんが、要するに2億円切ってるんですよね。この数値がこういう形で出てくるのは、みんなそのコンサル絡みでしょ。コンサルって信用できませんよね。さっきの下水道事業団といいですね、それからここは何ですか、上下水道何とかかな、設計とか何かでしょうか。いや、その中身はいいんですけど。要するに町がきちっとしてしゃんとしてないと、もう手のひらの上でころころされますよ。そういう状況だということをよく認識をしていただかないと困るなと思います。
それからもう一つの問題は、下水道審議会。これはもう私が議員になってからの話ですけども、下水道審議会が昨年の8月ですか、答申を出しましたよね。これは森町長時代ですけど、答申は7人の委員の意見がまとまらないで、7通りの意見が出たと。大ざっぱに言うと350ヘクタールの計画の見直し、350ヘクタールで見直せよというのが3人。それから513ヘクタール、都市計画があるからやむなくということで2人。町の計画どおり、やりたいだけやろうぜみたいなのが2人と、ばらばらだったんですね。これが8月の24日だったかと思うんですが、こういう答申が出る前に、葉山町公共下水道事業に関する答申書案なるものが、葉山のホームページに載りました。この中身は、計画は513プラス68、581ヘクタールを全体計画にするという答申書案がホームページに載りましたけど、この答申書案ってだれがつくったんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

この答申書案っていう形でですね、ホームページに記載されておりますけども、これにつきましては審議会の中でですね、委員の皆様が答申書っていうのを、要は今まで作成したことがない、どのような形で作成していいかわからないっていうことを我々事務局のほうで考えまして、事務局のほうで提案したものの内容に沿うような形で、このような形で作成をすればっていうような形の見本的な意味合いで出させていただいております。これは審議会の中でですね、委員の皆様にもそういう内容を説明させていただいた上で掲載のほうはさせていただいております。

5番(田中孝男君)

何かお気の毒な御答弁で私もつらいんですけど、審議会の意見が先ほど申し上げたように全くこの答申案の中身と違うんですよね。ということは、これはフォーマットを示したと。要するに答申書案っていうのはこうやって書くんだよっていうのを示したというふうにお答えになったように思うんですが、それホームページに載せるってどういうことなんでしょうね。例えば町民がそれを読んで、ああ審議会っていうのがあってその継続、その流れが出てるなと。その流れが出てる中で8月、7月でまだ答申案が出てないけども、この中身に沿ったものが出てくるのかなと町民は思うと思うんですが、いかがでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

ホームページ上にですね、載せたことがいいのか悪いのかっていうことはちょっとわかりませんけど、私たちとしましては委員の皆様にですね、こういうような形で答申書としてフォーマット的な意味合いの中でですね、出させていただいたものでございます。これはですね、あくまでも審議会の中の一つの資料という形で出させていただいておりましたので、そこの部分だけを除いてですね、ホームページのほうに掲載するっていう形の方法は考えませんでした。すべて公開するってことで考えておりましたので、掲載のほうはさせていただきました。

5番(田中孝男君)

まあ、いろいろ答えの仕方もあるのかなと勉強になりますが。要はですね、これずっと一連見てみると、担当部署なのかコンサルなのかわかりませんけども、下水道事業をどんどん拡大して、これから先ずっとやって、ばりばり仕事量をふやすぞというのが目的だという感じがするんですよね。そういう感じがこの一連の流れで見え隠れしてるような気がしてなりません。これは私の意見ですから、そこで議論するつもりはありません。
もう一度ちょっと財政面にちょっと戻ってみますけども、これから今、第5次計画が出ました。第5次の認可は391ヘクタールで、トータルでは全体計画は581ヘクタールという計画が出てますよね。これは去年の3月ですか、あ、ことしの3月か。ことしの3月ですね。で、この中身について山梨町長はどうお考えですか。

町長(山梨崇仁君)

今の田中議員の御質問の趣旨はですね、私の下水道計画に対する方向とあってるかといった御質問ととらえて御答弁したいと思いますけども、私はかねてから申し上げておりますとおり、調整区域に当たります513ヘクタール以降につきましては、合併浄化槽を導入すべきというふうに考えておりますので、私としてはこの391の認可については粛々と進めるものと考えておりますけども、513ヘクタールまでですね、全体計画の見直しは行いたいとは考えてはおります。

5番(田中孝男君)

平成24年第1回定例会の町長の所信表明があります。2月の14日です。今回の全体計画の見直しは622から581に減るものであるが…間飛ばしますね。6月には、本年6月には政策方針決定と予算裏づけの目標において、マニフェストのとおり全体計画は都市計画税をいただいてきた市街化区域に相当する513ヘクタールに縮小する計画変更のプロセスを策定し進めてまいります。事業認可区域については391ヘクタールを申請しますが、これもマニフェストどおり350ヘクタールまでを一つの区切りと考えており、毎年7ヘクタールずつやっていきますよと。これですよね。6月に何かそういうお知らせをいただきましたでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

その件はよく記憶をしております。391につきましては350、実際に町として主体的に行えるエリアをもって350で再考をするというふうには申し上げております。それについては変わってはおりませんけども、6月の議会の中でですね、私としてもお示しをしていきたいとは思っていたものが、かねてより御説明しております合併浄化槽の導入についての方策が定まっていないために、そのお示しがおくれているといった状況にありますことはおわびを申し上げたいと思います。

5番(田中孝男君)

まあ、いろいろ理由があるんですね。この350ヘクタールという意味をもうちょっと御説明いただけますか。町長の言う350ヘクタールっていうのはどこのどれだけのことなんだと。

町長(山梨崇仁君)

391ヘクタールのうち、約41ヘクタールに相当する部分がですね、私道を含む部分と言われておりまして、町が主体的に工事を行うにはですね、近隣の方々の同意を得なければならないエリアと考えております。それについてはもちろん努力をして、接続について御理解いただきたいとは思っておりますけども、申し上げた350はあくまで町が能動的、主体に工事を広げていける箇所として350ヘクタールという数字を挙げております。

5番(田中孝男君)

ということは、現在の認可区域391ヘクタールを350になるまで工事をすると、そういう理解でよろしいですね。あの、ジェスチャーでわかりましたから続けます。

議長(畑中由喜子君)

続けてどうぞ。

5番(田中孝男君)

はい。今現在の350のうち300ができていると。そのうち、その300のうちにですね、私道部分が10ヘクタールぐらい入っている。これは担当課の話です。前はですね、350のうちの35ヘクタールぐらいが私道部分なんで、残りスムーズに手がつけられるのは15ヘクタールだという話だったんですが、実は25ヘクタールですよね。それから今回41ヘクタールを広げた中で、今、残っている手のつかない25ヘクタールを除いてですね、やるとなると、何ヘクタールやることになるんですかね、これから。認可、その期間までに。

町長(山梨崇仁君)

認識として私が申し上げた私道部分を含むということが41ヘクタール、そこに今おっしゃったこれまでの300ヘクタールまでの数字も含めて、トータル41を見込んでるといったところでございます。

5番(田中孝男君)

391から25を引いて、ふやした41の中の4ヘクタールか5ヘクタールぐらいが私道だとすれば、比率が同じような比率でね。そうすると結構な量をやらなくちゃならないんですが、これから先あなたの任期中は1年に7ヘクタール以上やるおつもりはないですか。

町長(山梨崇仁君)

7ヘクタールという数字はですね、一般会計の繰り入れを極力抑えた中で約7割相当に、7ヘクタール相当にすることでですね、起債をもって充てることができると。一般会計の繰り入れを制限することができるといったことで7ヘクタールと設定をさせていただきました。申し上げたとおり下水道を待ってる方もいらっしゃいますし、都市計画税をいただいてる市街化区域の方においては、なるべく下水道の布設を行っていくという視点を持っておりますので、今回計画決定をいただいた区域においては布設を進めていくものというふうに考えてはおります。

5番(田中孝男君)

下水道課の計画ではですね、平成24年が7ヘクタール、それから年次を追って11、23、24、24、平成28年までに89ヘクタールをやりますよっていう計画なんですが、町長の考えと全然ジョイントしてないんですよね。こういう計画を職員に出させて、認めてるんだか認めてないんだかわからないような状況でほうっておいて、職員かわいそうですよね。これ一番最後に言おうかなと思ったんですけど、この下水道問題は要するにトップのかかわり方、理解の仕方、指示の与え方、全く過去だめなんですよね。その結果だれが迷惑してるかっていうと、自分たちが与えられた仕事、下水道の仕事をしっかりやっていこうと思って燃えてる人たちにとっては、いつはしごをはずされるかわからない話なんですよ。そういう中で一生懸命やってる連中が、僕は非常にかわいそうだと思う。これは最後に言おうと思ったんだけど、ちょっと順序が変わりましたけども、トップがですね、しっかりとした中身を掌握して、それから方針を示して、正しい指示を出して、やっぱり現場が伸び伸びと一生懸命、何かうしろめたいような気持ちで年中だれかから何か言われるような状況に置くなんていうのは、もってのほかだと思うんですよ。これ町長の責任だと思いますが、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

マネジメントにかかわる者として、田中議員がおっしゃるとおり、そこは責任を持って、動いていただく職員にはですね、わかりやすい内容でもって下水道の方針を定めていきたいとは考えております。ただ、職員のほうもですね、これまで重ねてきた下水道に対する思い入れであったりとか、より詳しく下水道についての知識も持っております。そういったものは彼らから理解を得て、彼らの中でですね、こうあるべきといった方針をともに定めていけるべきだというふうに考えておりますので、先ほどの合併浄化槽の件もそうですけども、まだまだ私自身も含めて職員との対話については足らないと思っております。なるべく早急にですね、そういった時間を設けて、まあ6月からずれ込んでしまって大変申しわけないんですけども、どうしていくかという方針については御説明できるように用意をしていきたいと思っております。

5番(田中孝男君)

現在の状況とか考えてみたいと思うんですが、今、接続世帯数の推移というのは下水道課から出てます。この中でですね、水洗化率という言葉がよく出てくるんですが、この水洗化率について町長はどんな理解をされておりますか。

町長(山梨崇仁君)

これもですね、これまでの水洗化率に対する考え方といったものが、ちょっと私は本来の数字の積み重ねではないと考えてるところがありますので、一度見直しを行うべきだというふうに下水道課とは話しております。その時期を見てですね、水洗化、接続率とも言われておりますけども、これは適正な数値としてもう一度お示しできるようには努めてまいりたい、そのように考えております。

5番(田中孝男君)

多分下水道課からそういう答えをもらってたんだと思うんですが、水洗化率の計算方式は御存じですか。なければないでいいです。

町長(山梨崇仁君)

具体な計算方式までは私は存じておりません。

5番(田中孝男君)

まあそれでその水洗化率を使っていくのはいかがなものかという御発言は、僕はちょっと町長はもうちょっとしっかりしなくちゃいかんなというように思います。水洗化率はですね、要するに一定の面積の人口・世帯数が平均だという状態で、接続数やらそこに住んでる人もですね、その人口を世帯数で割って平均にして、そういう平均数値を使いながら実質接続数を使った数字なんですよ。ということはね、今、堀内地区で言いますと99.6%が水洗化率です。で、現実問題は、3,829世帯のうち2,590世帯、68%が接続している。これは接続の数ですね。で、面整備もですね、69%なんですよ。ということはどういうことを意味しているかというと、人口密度の多いところを先に整備をすると、そこに住んでる方たちの量が多いですから、いわゆる件数は上がりますね。で、この計算をしていくとですね、100%超しちゃうんです。例えば水洗化率105%っていったら何想像しますか。そういう数字が出るから見直さなくちゃいけないんですよ。そういうこともちょっと勉強しないといかんですね。
そこで問題は、今、下水道課にいろいろと僕のほうから注文つけてるのは、現実問題として整備完了したエリア、整備完了したエリアの人たちがどのぐらいつないでいただいてるんだろうかという問題です。100%ではない。かなりの未接続のところがある。で、接続をされない理由についてはですね、それぞれの御家庭にそれぞれの理由があると思います。でも大きな理由は、一つには経済的な問題。というのは一時金を支出しなくちゃいけませんから、そういう問題が一番大きいのかなと。それから、例えばそのおうちのいわゆる、何ていうんですかね、投資する順序がいろいろある。例えば子供の学校もあるでしょうし、家の補修もあるでしょうし、いろいろある。いろんな事情があると思うんです。もう一つの事情は、要するに地震とか災害があったときに、実は私の義理の兄も神戸におりまして、阪神・淡路大震災に遭ってるんですが、一番困ったこと何だと。長期間にわたって下水道が使えなかったことだと。ということを言ってまして、それを理由にどうのこうのという方もおられるでしょう。
そこで、その災害ということについて、話がちょっと飛んで申しわけないんですが、芝崎のポンプ場、あれ海抜何メーターですか。

生活環境部部長(成島光男君)

細かいことをちょっと除きまして、大体5メートルを若干下回るぐらいの海抜だと思っております。

5番(田中孝男君)

4メートル台です。ということはね、高潮であったり台風であったり、それでも浸水する可能性がある。ましてや今言われてる津波っていうのは、もう全く無防備ですよね。これ10月1日が浄化槽の日で、環境課にこのポスターがずっと張ってありました。何て書いてある。「地域にやさしく災害に強い浄化槽」と書いてあります。こんなこともですね、中の一つの大きな理由ではなかろうかと。
で、これから考えていかなくちゃいけないことは、要するに供用が可能になってるエリアの方たちに、できるだけ早くつないでいただくと。そのために環境課の…あ、環境課じゃない、下水道課のデータを見ますとね、年に1,000軒以上のところ歩いてるんですよ。職員は非常に一生懸命やってます。ところがね、無手勝流なんですよ。何の武器もなしに、行ってお願いします。それでもってぱっとつないでくれるんだったら何の苦労もないですよね。そこで、要するに、何ていうんですか、援助…援助というのか、何という言葉でしたっけね。(「御褒美」の声あり)御褒美じゃなくてね、要するにつないでいただくための手法をですね、幾つか考えなくちゃいけないんじゃないかと。葉山町の場合は布設可能なエリアになったところには、3年以内につないでいただくと3万円のお礼をしますよと。それから、もし経済的な問題があるんであれば、ローンをあっせんしますよと、金利持ちますよ。いい制度ですよね。だけどこれは3年間でぶつっと切れるんです。
このことについてですね、お隣の逗子を調べてみました。葉山町が平成11年から22年までの間に利子補給をした件数は157件、そこで発生した金利、町が負担した金利が52万5,000円です。逗子市が昭和47年から始まってますけど、57年までの間は市が直接融資してました。ですから利子補給金額というのは出てません。逆算しますと融資額が5億9,142万1,000円。4億8,734万円の利子補給してます。その後58年から平成21年までの間に9億6,358万円、7億9,401万円が利子補給の金額です。利用者は合計6,843件がこの制度を利用してます。この葉山との差は一体何でしょうか。一つには3年間という期限つきで、その3年の期間に御都合の悪い方はつなぎ損なうと、その後何の手当てもない。で、いろいろ議論すると、3年でつないでくれた人に、後からつなぐ人を補助すれば申しわけないみたいな話があります。本末転倒な話だと。
で、この数字の差、利用者が6,843と157という差。きのう長塚議員が虐待、児童の虐待の相談件数が、逗子が二百数十件で葉山は二十何件だと。これはどういうことを意味してるのか。この数字もそうですけども、要するに制度は同じようなものがありますよと。だけど、町民がそれを利用してくれない。制度に魂が入ってないんですよ。町民が利用しやすいような状況をセットしてない。そんなことも考えないといけない大きなテーマではなかろうかと。要するに、せっかくつくったものを、町民が本当に喜んで使ってくれる。その目的に沿った使い方を、逗子の場合は完全に反応してくれてるんですよね。今、逗子100%です、面整備も終わってます。そういう先進のところと比べるのもどうかと思いますけども。
それから、時間がないんで先急ぎますけども、下水道の料金、料金設定も逗子との標準、例えば50立米ぐらい使うところで千数百円の差があります。これも工夫をして考えなければいけない。例えば3万円の報奨金を出してもですね、ジョイントに報奨金出しても、1年間の下水道料を納めていただければ、もと取れちゃうんですよ。そういうことを考えなくちゃいけないだろうと。
さて、本当に時間がないんで、一番最後の話しますけども、これから先、町長はこの下水道についてきちっと立ちどまって、しっかり考え直して将来設計をすると。例えばね、これ今のままでいって、今の調子でいきますとあと42年かかります。42年たちますと、残念ながら私117歳。そんな先のね、ことを、今ここで完璧に責任持って、町長が責任持って何かするっていうのは大変なことですよ。だけど、この下水道の問題がこういう流れの中でこんな問題をはらんでて、今、どちらかといえば動脈瘤が見つかってるけども、医者が逡巡して何もしてないという状況だと。それから、ある学校でですね、3万円の備品が買えないと。カーテンもぼろぼろだと。PTAが見るに見かねてですね、1,200円のTシャツをつくって300円学校に寄附しようと。こういうことを受ける学校も、そういうことをやるPTAもどうかと僕は思います。どうかとは思いますけども、この話とね、1,000億になろうかっていう話と、同じ町の話なんですよ。片やね、特別会計の下水道ですよ。
あと1分しかないんで吉田部長に一つ聞きたい。95億の都市計画税がここに投入されてます。都市計画とは都市計画を設定して何かをするんですが、どんな町になってると思いますか。これ使ってたら。

都市経済部部長(吉田仁君)

大変お答えが難しい。私の部長としての立場から答弁をさせていただきますけども、その都市計画事業としてですね、事業認可承認を受けた都市計画施設の一つがですね、下水道事業でありまして、平成4年にその事業認可を取ってございまして、当時の町の方針として町の都市施設としての認可承認を得たという事業でございますので、申しわけございませんけども。

5番(田中孝男君)

最後に10秒だけください。平成8年の議事録に、近藤議員が聖域にしてはならないとおっしゃってます。だけど聖域になってるんじゃないですか。これを、ひとつ町長、しっかり考えてください。副町長もこの問題についてはしっかりと責任持ってください。以上で終わります。

議長(畑中由喜子君)

これにて5番田中孝男議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
(午後0時01分)

議長(畑中由喜子君)

休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)
先ほどの田中孝男議員の一般質問の中での発言中、不穏当と認められる部分がありますので、後刻記録を調査の上、措置することにいたします。
一般質問を続行いたします。第3番、7番荒井直彦議員、登壇願います。

7番(荒井直彦君)

こんにちは。7番荒井直彦です。通告に従いまして4項目、12点について一般質問させていただきます。
1項目目、消防力強化についてです。この項目においては、現在まで多くの先輩議員や同僚議員が指摘をされております。最重要課題は、今回の第3次総合計画の主要施策に明記があるように、消防力の整備指針に基づく、近づくように消防職員の増員を図ることと私は認識しております。山梨町長は、24年度から長年の懸案事項であった古い防災無線更新に着手し、取り組んだ姿勢のことに関しては敬意を払いますが、消防職員の増員の問題に関しては、いまだ方針や計画が具体的になされてないと思っております。
そこでお尋ねします。1、前森町長が推進しようとしていた長柄の分署のお話はどのように引き継ぎをされて、現在どのように認識されているのでしょうか。ことしの年明けの町長選においては、前森町長が討議資料として配付した資料の内容には、分署の具体的な建設費や完成を27年度中を目指し、そして13名の署員の新規採用計画を進めると記載がありました。また、昨年の11月29日に、前森町長は議員懇談会を開催し、消防職員人員60名体制とした増員計画、5年間と10年間のお話を当時の私も含めた全議員に示されております。現在、山梨町長は、本件に関して将来に向けてどのような計画をお持ちでしょうか、伺います。
2項目目です。南郷地区活性化事業についてお尋ねします。そもそも23年の6月に、この事業の補正予算が初めて計上されたときに、山梨町長が議員時代に担当部長と質疑をされております。その内容は、町長は、「私も大変ポテンシャルのある場所だと。逗葉新道の入り口、葉山の玄関口になりますので、そういった場所でそういったものができる。実験を経て、いろんなビジョンが描けるというのは非常に可能性があると思います。ただ、私もかねてよりその町の財産でもある、例えばあじさい公園、しおさい公園の活性化を図っていただき、そういった意味で葉山の町財政に対する収入を得るような仕組みをつくってほしいということをかねがね申してまいりましたけれども、そういったものを含めて、葉山全体として人の動き方、動線を考えた産業活性を、ぜひともその先の町が考える町の将来ビジョンというものを見せていただきたいなと思っております」というふうに答弁をされております。23年度のこの事業においては、神奈川県から約1,100万円の補助金を利用して商工会が中心に実施した事業でありました。報告書もことしの3月に提出されております。
1、今回の報告書に対する町長の見解。2、24年度は予算を325万計上されておりますが、町として今後のかかわり方についてお尋ねします。3、三浦半島中央道北側区間の工事との関係。4、隣接するイトーピアコミプラ跡地の町有地の利用についてお尋ねします。
3項目目、防災についてです。海抜表示の設置の設置状況と今後の予定についてお尋ねいたします。私は、3月の第1回定例会と6月の第2回定例会において同じ質問をしております。増設に向けて進めていると聞いておりますが、海抜表示は避難時の指標として日ごろから津波避難の意識を高めることの目的と認識しております。長柄の町内会から11カ所の要望があった場所は決定したのでしょうか。長柄小学校や上山口小学校の通学路、横断歩道に関してはどうなっているんでしょうか。三ヶ浦町内会からの要望では、電信柱以外の場所の表示板はどうなっているんでしょうか。
2、ことしの防災訓練について伺います。前森町長時代は、過去4年間4つの小学校で宿泊体験訓練を順番に実施されたことを記憶しております。今年度は葉山小での葉山町総合防災訓練と消防防災フェアの開催でした。ことしの目的は達成されたのでしょうか。各町内会の反応はいかがだったでしょうか、伺います。
4項目目、南郷上ノ山公園について。私は、昨年の9月の第3回定例会にて、また、今年度も6月の第2回定例会にて、同様の質問をしております。今回で3回目であります。所管である責任者である教育長は、昨年の9月においては、「南郷上ノ山公園の事業は事業認可を受け整備されたが、既にその事業は完了している。しかし、多様化するニーズや町のスポーツの振興を考慮すると、この多目的グラウンドを含めた公園全体費として慎重に検討していく必要がある」と答弁され、ことしの6月においては、「利用者の利便性を損なわないよう日々の点検と修繕により整備を図っている。また、昭和60年4月に開始して、平成27年に30年を迎える。この間、スポーツ等に関するニーズの多様化などさまざまな変化があると認識しておりますが、今後の整備については、野球場や多目的グラウンドを含む都市公園として利用者の利便性を損なわないよう進めたいと考えております」と答弁されております。第三次葉山総合計画の実施計画において、平成21年から23年の2年間の記載においての記載は、「生涯スポーツを促進するため、体育施設の整備充実に努めます。また、南郷上ノ山公園管理事業は、利用者の安全を第一に公園施設の管理運営を行います」と記載されております。また、第三次葉山町総合計画後期基本計画においては、地域スポーツの拠点として学校の体育施設、南郷上ノ山公園、これらの施設の充実を図るとともに、主要施策においては町民の自主的なスポーツ、レクリエーション活動を支援するために、スポーツ施設の整備充実に努めますと。町として方針、計画なり、そして規則があります。教育委員会が運営上の維持管理の責任者であります。
質問いたします。過去3年間の年間の売り上げ、過去実績と費用。2番目として年間の利用者数。3番目として、現在の担当責任者としての見解、維持管理と整備改修について伺います。4番目、将来像について伺います。
以上、4項目、12点について私の1回目の質問を終わらさせていただきます。よろしく御答弁お願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

荒井議員の御質問に、私が所管する部分につきまして順次お答えをさせていただきます。
1項目目、消防力強化についての1点目、消防分署の新設について前森町長からの引き継ぎ事項はについてのお尋ねですが、前森町長から分署建設についての引き継ぎはございませんでした。職員から懸案事項としての報告を受けております。消防車両の整備につきましては、今年度は救助工作車の更新及び救助資機材の整備をさせていただきました。消防施設につきましては、緊急体制を充実させるため今後、検討を進めてまいりたいと考えております。
2点目、23年11月29日に開催されました議員懇談会資料、消防職員実員60名体制増員計画5年、10年についてのお尋ねですが、消防本部内で検討しました消防職員実員60名体制増員計画5年、10年は、前森町長に報告され、平成23年11月29日に開催されました議員懇談会の資料として配付したことは、議員として出席しておりましたので承知をしております。今後の対応として消防本部消防署職員増員計画意見書の提出を指示しております。この意見書に基づき、消防長と細部にわたり検討し、消防力の増強を図りたいと考えております。
次に、2項目目の南郷地区活性化事業についての1点目。報告書に対する見解について、及び2点目の町としての今後のかかわり方についてのお尋ねですが、これらについてはあわせてお答えさせていただきます。長柄・南郷地区は本町を訪れる人々の玄関口に位置する場所であるとともに、本町の主要道路が交差する場所でもあり、交流及び商業機能を十分に持てる可能性の高い場所です。葉山町都市計画マスタープランにおいても地域交流拠点として位置づけており、交流機能の整備を行い、地区のにぎわいを創出することは、本町のまちづくりに大きな役割を担うことになるものと考えております。
しかしながら、本地区は市街化調整区域であることも一因し、開発の手がつけられてこなかった地区であります。このような中で、葉山町商工会は本地区を本町の玄関口にふさわしい自然と調和した魅力ある商業系の交流拠点とするため、調査や検討会を設置するなどして、10年ほど前から検討を重ねてきております。町行政としても、本地区の特性を勘案すると、商業系の交流拠点として整備されることが好ましいと考えることから、平成23年度にふるさと雇用体制特別基金市町村補助金を利用して、商工会へ調査業務委託を行いました。調査結果は報告書としてまとめてありますが、主な内容は「葉山オータムマーケットin南郷」という名称で行った実験販売の実施、なお、商工連携販売施設設置等調査、当地区の一部区域の測量調査、ゾーニング案の作成、地権者懇談会の開催及び参考資料の収集などです。南郷地区活性化事業を進めるには、今後これらの調査結果や法規制の対応などさまざまな検討結果を踏まえ、事業化方針の策定や地権者や関係団体との調整、また整備実施計画の作成や財源の確保などさまざまな作業が必要となってきます。
いずれにいたしましても、南郷地区の活性化を起爆剤にして本町の商業や観光の発展を図り、さらに活力ある町にしていくためにも、南郷地区活性化事業を推進していく意義は大きいと考えていることから、今後、商工会の活動を支援するとともに、この事業を推進していきたいと考えております。
次に、3点目の三浦半島中央道北側区間の工事との関係についてのお尋ねですが、平成16年12月より神奈川県、逗子市、葉山町で構成する三浦半島中央道路1期区間連絡調整会を設置し、整備促進に向け協議を続けております。かながわのみちづくり計画では、平成28年度までを目標年次としており、早期の事業着手を要望しているところでございます。また、あわせて、この調整会議の中で葉山町商工会が主体となって検討している南郷地区活性化事業についての進捗状況等についての情報提供を行っており、各関係機関も認識しているところでございます。三浦半島中央道路は、南郷地区の活性化を図るに当たり、重要なインフラとなるため早期の整備が期待されるものです。
次に、4点目、イトーピアコミプラ跡地の町有地の利用についてとのお尋ねでございますが、イトーピア地区における下水道の供用開始に伴い、平成11年4月1日付で所管がえにより普通財産に移管をしたものでございます。土地利用に関しては、南郷地区活性化事業の区域に含め、総合的に検討してまいりたいと考えております。
次に、防災について。海抜表示板の設置状況についてとのお尋ねですが、昨年度の補正予算にて町内100カ所に海抜表示板を設置しました。この設置場所の選定については、津波浸水が予想される17の町内会を対象に津波対策検討会を開催し、その対象地域内の複数の電柱から抽出する作業を経て設置させていただきましたが、設置以降2町内会から増設の要望があり、現在検討中でございます。また、本年度には津波ハザードマップの更新版が完成予定であり、このマップの中には、要所に海抜表示を複数記載する仕様になっておりますので、海抜の確認につきましては、マップを通してもわかるように情報提供を進めていきたいと考えております。
次に、今年度の防災訓練についてのお尋ねですが、当町の防災訓練は大別して行政主体と地域主体に類別ができるものと考えます。行政主体の防災訓練については、去る9月1日に葉山町総合防災訓練、消防防災フェアを葉山小学校グラウンドで開催し、例年と比較し大勢の参加があり、所期の目的は達成できたものと考えております。また、それ以外は7月7日に津波情報伝達訓練を、9月16日、神奈川県と横須賀市が合同で「ビッグレスキューかながわ」を実施し、当町は葉山港において緊急輸送物資の広域搬送訓練として参加いたしました。一方で、地域町内会における防災訓練も防災担当に協力要請があれば、いつでも執行する体制で毎年20回ほどの実績がありますが、今年度防災公募や実働訓練を含め、既に10回啓発させていただく機会を得ております。また、女性防火防災クラブ員も年間で5回訓練を実施しております。
私からの答弁は、第1回目の答弁を以上で終わります。

教育長(豊田茂紀君)

7番荒井議員の御質問にお答えいたします。
南郷上ノ山公園についての1点目、年間の売り上げについて、過去3年間の実績と費用とのお尋ねですが、実績につきましては、南郷上ノ山公園使用料及びドッグヤード登録手数料の歳入決算額、費用につきましては公園管理事業の歳出決算額をお答えいたします。平成21年度は歳入844万5,000円、歳出1,023万円、平成22年度は歳入946万5,000円、歳出859万円、平成23年度は歳入1,037万1,000円、歳出1,005万1,000円となっております。
次に、2点目の年間の利用者数についてとのお尋ねですが、平成21年度は6万2,825人、平成22年度は6万5,481人、平成23年度は6万9,313人となっております。
次に、3点目の現在の担当責任者としての見解、維持管理と改修整備についてとのお尋ねですが、維持管理につきましては、経年劣化の箇所など日々の点検と修繕により利用者の利便を損なわないよう努めてまいりたいと考えております。また、改修整備につきましては、平成23年議会第3回定例会の一般質問でもお答えしたとおり、南郷上ノ山公園は事業認可を受けて整備されたものであり、その点では既に事業は完了しているものと考えております。
次に、4点目の将来像についてとのお尋ねですが、利用者の利便を損なわないよう日々の点検と修繕に努めてまいります。
以上であります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

7番(荒井直彦君)

はい、ありがとうございました。では、一番上の消防力強化について質問いたします。前森町長の11月29日の議員懇談会での説明は、私の記憶している限りは、資料とは全く違う話をされていたような記憶があります。それは3年間で実施すると。この資料の、僕の資料を持っていますが、そのように書いてあります。そのときの森町長はすごく勢いがあって、僕はですね、この森町長の発案に関して費用と場所に関しては否定するのではありません。ぜひやってもらいたいと思っていました。ですのでね、山梨町長にもそのときの説明の記憶で構いませんが、森町長の勢いと、引き継ぎがある、ない関係なしに、消防力でやっぱり日ごろ消防職員の方たちが生命・財産を持っていただいているのは事実だと思いますが、早くですね、やっていただきたいという希望を持っていますので、この質問にしたんですが、町長のもう一度そのときの印象と自分でもできるというお話を伺いたいんですが。

町長(山梨崇仁君)

あのときの私の記憶ということでございますけども、急激な人員の増というものはですね、これは消防とはちょっと違った視点ですけども、一般的に企業、組織を構成する年度のですね、急激な人員をふやしてしまうと、後年それが御存じの、例えば団塊世代の退職であったりとか、年齢構成の偏りといったものを生むというふうに私が意見させていただいた記憶がございます。確かに消防力の強化というものは必要ですけども、私が急激な人員の増というものは一方で別の問題をはらむということを今も配慮はしたいと思っておりますので、最低限葉山町において救助隊が構成できるような人員というものは必要であるというふうに考えております。人件費等町の総合的な財政も考えなければいけませんけども、可能な限り人員も増加していくように、また、それに伴って資機材の整備もしっかりと遅、おくれることのないように、備えていけるように、消防に関する全体の消防力を上げていきたいと考えております。

7番(荒井直彦君)

答えは求めていないんで、既に分署のお話はする、分署をつくる前にまず人を集めると、その認識でよろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

分署があればいいなというようには思いますけれども、現状では優先順位としては消防の装備及び人員のほうが優先順位が高いというふうに考えております。

7番(荒井直彦君)

そこまで方針が決まったということですので、逆にですね、前町長の森町長が、多分これ有馬消防長がつくられたと思うんですけど、人員計画で平成30年度までの計画があります。で、備考欄には定年する方々の名前、人数等が書いてあって、もちろん前森町長もしっかり定年する分の人数に関しての補充に関しては、しっかりなさっていました。当然山梨町長は実際にバトンタッチを受けて、消防力の強化というものに関してはスピード感を持って実施していただきたいと思っています。どうですか。

町長(山梨崇仁君)

人員という意味では申し上げたように、余りスピード感を上げてしまうと、その後の問題を抱えるというふうには考えております。ただ、今の町の消防のですね、装備品、また、車両の件もそうですけども、まだまだ不足しているところがございます。そういった意味では、できるところは可能な限り早く対応していきたいとは考えております。

7番(荒井直彦君)

一応町長の方針もいろいろ伺いましたので、ぜひですね、消防力の強化、よく先輩議員がおっしゃっている充足率が県内でワーストワンというのを永遠に続けているんではなくて、一歩ずつ進んでいただいて、今後、強化につなげていただきたいと思っています。
じゃ消防のほうに関しては以上にしまして、順番を変えさせていただきまして、4番の南郷上ノ山公園について伺います。実際にですね、数字というのを初めて教育長から述べられてもらいました。平成21年度は赤字、平成22年度は黒字ですよ。23年度も黒字、こんな数字があってびっくりしました。実際ですね、21年度から職員が努力して22年度が黒字に転換して、23年度も黒字になっているという認識でおります。社員の苦労…職員のね、苦労があったこそ、こんな黒字になったと認識しております。教育長もそう思っていますか。

教育長(豊田茂紀君)

利用者の増加をふやすということを含んで、そうだと思っております。

7番(荒井直彦君)

民間のね、またすぐ民間、僕出身なんで、民間の会社の話しちゃいますけど、南郷上ノ山公園を会社にしますよ。教育長は事業本部長ですよ。この会社は年間1,000万の売り上げのある会社です。で、職員は再任用の方とアルバイトの方々。権限一切ない。実際にですね、3年間の実績の入場者数を見れば、先ほど答弁ありましたけど、優良株が6万2,000人、6万5,000人、6万9,000人とどんどん伸びていって、施設利用者の無料も含めると、実際は7万人、7万6,000人、7万8,000人にふえているんです。これはあくまでも野球場、多目的グラウンド、そしてテニスコート、あとドッグランのお客様ですよ。当然ですね、カウントできる人数しかカウントしてない。じゃ実際にですね、南郷上ノ山公園というのは、年間で何万人ぐらい、何十万人ですか。どのぐらい集まれているか、教育長、考えていらっしゃいますか。

教育長(豊田茂紀君)

今、議員おっしゃいましたようにですね、多目的グラウンド、野球場、テニスコート、ここは10割減免も含んでカウントはできますが、ドッグヤードは犬の登録数はわかっておりますが、その1頭当たりの利用回数やそのときに来られる人という数はわかっておりませんし、一般的に野球にしても、多目的グラウンドにしても、いわゆるギャラリーというんですか。家族連れで応援に来る。そういうことまで考えると、それらを統計できちっとつかんでおることはできません。ただ推定としては9万人から10万人の間ではではないかというように考えております。

7番(荒井直彦君)

その推測というのは、例えばですね、南郷上ノ山公園で入場者数に関してカウントする場合、根拠というものがあるんですよ。だから、このテニスコート、多目的、野球場の人数はしっかりカウントされているわけですよね。そのほかにですね、南郷上ノ山公園で町がね、後援している、主催する事業というのがあるんですね。御存じですか。

教育長(豊田茂紀君)

幾つかありますよね。例えば葉山町内駅伝というかな、この町内駅伝は駅伝の関係、陸上関係だけじゃなくて、そのときに例えば産業振興課がそこで出店をいたしますよね。そういう出店にかかわっている、それをまた、来られる、それを見にというのかな、に来られる方等もありますから、そういうものも含んでいけば、もっとになるだろうという意味であります。

7番(荒井直彦君)

つい先日もですね、「ふれあいマーケット」というんでしょうか。「オータムフェア」というんですか。この9月の15日はことしでしたけど。去年が9月の10日だったと思うんですが、人数をちょっと発表してもらいたいんですけど。

教育長(豊田茂紀君)

今、資料届きましたが、21年度のですね、「葉山ふれあい夕市」、これが8,700人、22年度は同じもので8,800人、23年度「ふれあいマーケットイン南郷」8,500人。それから、「三浦半島物産展イン葉山南郷」、これはことしの3月ですが、天候不順のために3,000人。なお、「ふれあいマーケット」、先ほどおっしゃった9月15日については9,000人というように考えております。

7番(荒井直彦君)

ですからね、教育長がさっき答弁されたのは、少し数字的には9万人とおっしゃったような記憶があるんですけど、訂正する必要はないと思います。外の環境がいろいろあると思いますから、10万人くらい年間の利用者がいる南郷上ノ山公園という認識をきょうからでもいいですから、もう一度認識しておいてください。その中でですね、先ほど民間の会社で言うと、教育長が本部長ですよ。それでね、黒字の企業になりました。で、それで安心していてはいけないんですよ。要はですね、来場者数も増収、売り上げも経費も抑えて、年間の入場者数もふえて、順調に推移していると。特に問題ないと判断してしまうと、この会社が成長しないんですね。南郷上ノ山公園もそうですけど、例えていますから、成長できないんですよ。それがね、経営が行き詰ってね、本部長も解任されてしまいますよ、民間だったら。実績に関してね、やっぱりね、検証と分析をするということも大事です。例えば南郷上ノ山公園の多目的グラウンドを平日利用されている一番大きな団体というのはどこですか。

教育長(豊田茂紀君)

一番大きな団体は南郷中学校でしたかね…です。それから、逗子開成中学校・高等学校、それからグランドゴルフ、2つの学校についてはサッカー部だというように理解しております。

7番(荒井直彦君)

答えから言うとですね、多分実績表とかまだできてないかもしれませんけど、僕の知る範囲だと、やっぱり平日はですね、逗子開成のずっとですよ、過去をさかのぼっても、逗子開成の中学校のサッカー部と高校のサッカー部が頻繁に利用されていますよ。それが1番の最初の答えなんですけど、隣町の方たちが葉山に走ってランニング来ていて、使っていただいているグラウンドですね。それもお金払っていただいています。お金はもちろんね、減免という措置もとっていますけど、半額でちょうだいしていると思いますけど、そういうグラウンドですね。で、実際ですね、ちょっと話変わってしまいますけど、教育長のほうで規則というのを御存じだと思いますけど、葉山の町で南郷上ノ山公園に規則があります。その規則というのは条例ではないんですけど、町長の委任する規則でございます。そこに明記されてあるのは維持管理、これは当然町長が任命を一任して教育長に維持管理をお願いしている。これはもう規則ですから。先ほどちょっと誤解を招くとあれなんですけど、改修・整備に関しての厳密な規則というのはここには明記されてないんですね。それはどういう認識されていますか。教育長にしましょうか。

教育長(豊田茂紀君)

葉山町の都市公園条例及びそれに関する規則に関係することかと思いますが、例えば第5条の第何項でしたか、我々教育委員会が、簡単に言えばあそこの地形とか土地の形状を簡単に変更することはできないということも含まれておりますよね。そういう程度の…程度というと失礼ですが、そういうことを含んで理解をしているつもりでおります。

7番(荒井直彦君)

要は、じゃあこういうことでよろしいんですね。軽微の整備ぐらいは教育長のほうで責任持って実施をする。よろしいですか。

教育長(豊田茂紀君)

基本的にはそうでしょうね。軽微の線をどこで引くかという問題はありましょうが。

7番(荒井直彦君)

教育長、ごめんなさい。教育長、教育長が就任してからの話し合いではないんですけど、この間ですね、サッカー仲間と9月の16日なんですけど、朝早くから25人ぐらいで整備をしました。自分たちでね、使っているから。それでね、教育長に見てもらいたいのは、側溝のところを見てもらいたいんです。これはね、野球場もしかり、多目的グラウンドの側溝もしかり。これはですね、維持管理でやれないような土がいっぱい入っているんですよ。南郷のね、方たちが一生懸命やっても、これだけは荒井君、できないよと言われましたよ。だから僕なんかは、自分たちでやるからどうすればいいんだっていって、自分たちで朝早く起きて3回もやっています、今。側溝はね、山からずっと水がおりてきて砂がたまってね、あれね、プロじゃないとできないですよ。そういう声聞いたことありますか。

教育長(豊田茂紀君)

ございます。

7番(荒井直彦君)

じゃあね、教育長、今ね、現場に行って、再任用の社員の方、もしくはアルバイトの方から声を聞いたことありますか。何が問題点だ、どういうことが今、問題になっているんだ。おれらが一生懸命やっても直んないものは直んない。教育長どうですか。

教育長(豊田茂紀君)

今というのはどこを指すかはわかりませんが、私とあそこの、いわゆるアルバイトや非常勤職員との定例的なミーティングをしたことはありません。ですから、私も割合現場には出かけるほうですから、部長に連れられてという部分が多いんですが、現場はよく見ておりますので、そういう際にいろんなことは聞きます。改めてミーティングということはやっておりません。

7番(荒井直彦君)

僕もですね、ミーティングなんかやりませんよ。あいさつして、「こんにちは」って。「単純に何か問題あるの、最近どう」って聞くだけですよ。そうしたらね、やっぱりね、一生懸命清掃すると、いろんな話聞けるんですよ。今の大きな問題というのは2つありますよ。1つは犬のふんですよ。朝来て何やっているかといったら、彼らは犬のふんを一生懸命拾っていますよ。それはね、ドッグランにお金を払っているお客様ではなくて、全く町内、もしくは町外の人たちが犬を連れて、それも公園の時間外に入って、犬の後始末をしていないんですよ。それで、朝ね、職員が来たら、一生懸命やっているんですよ。それと、側溝の件もそうですよ。僕なんか何回も何回もやってくれ、やってくれというと、やったけどできないんだよ、できないんだよと。何ができないんだと思ってやってみると、やっぱりできないんですよ。固まっていて。やっぱりね、これはね、大変申しわけない。今は教育長が責任者だから申し上げているんですよ。ですのでね、ここはちょっと町長にも振りたいんですけど、南郷上ノ山公園のね、今までの歴史をたどりながら、やっぱりですね、教育長もしっかりですね、町長にね、こういうことでこうだとか、そういう議論を持ちかけてもらいたいんですね。前回の6月のね、教育長の私に対する答弁はね、覚えていらっしゃいますか。緊急に協議をして方向性をつくらなければならないことがあれば、そういうことも必要かなとおっしゃっているんですよ。これが現実ですよ。教育長、どう思いますか。

教育長(豊田茂紀君)

御質問のねらいがどこにあるのか、ちょっと読み取れないんですが、最近では町長と特に協議ということではありませんが、情報交換をいたしましたね。9月21日にサッカー協会から要望書が出まして、町長にも出ました。そういうことについては情報交換をしたことはありますが、南郷上ノ山公園の維持管理に関してどういうようにするかというようなことでの協議はいたしておりません。それから、さっきの犬のふんについてはおっしゃるとおりですが、犬のふんが道路の所々に落ちているというよりも、犬を連れて来られた方が、持ってきたビニール袋の中に自分の犬のものを入れて、そこまではいいんですが、どうも駐車場の植え込みの中にそれをそのままお持ち帰りにならないで置いていかれる。もしくは、ほかの車の床下に入れていかれるというモラル上の問題のほうが大きいかなと。ドッグヤードを使っている方ではないんではないかという感じを職員も持っていますし、職員から課長への報告もそういうようにありますし、課長もそういう判断をしていると。私もそういうように理解しています。非常にそういう意味では残念ながらモラルの部分、ルールが守られていない、マナーが守られていないという部分はあります。

7番(荒井直彦君)

そういうね、部分認識されていて、町長と相談して、例えばですね、これはきょう聞いた話ですよ。葉山に美化促進に関する条例というのがあるんですね。御存じですか。

教育長(豊田茂紀君)

それは知りません。

7番(荒井直彦君)

要はですね、ここの条例に書いてあるのは、読みますね。「第7条、道路、河川、公園、海岸その他の公共施設及び他人が所有した間に、土地、建物等をふん、汚物で汚さないこと」という条例です。ですから、逆に対策としてはね、今できる範囲は看板をあそこに立てて、条例がありますよ。持って帰りなさい。そういった部分の告知看板を出すと。まず最初にそれをやっていただいて、やっぱりそれをはっきり明記をされるところを、やれそうなところにも置くとか、そういう対策できるでしょう。それすぐやってくださいよ、教育長。

教育長(豊田茂紀君)

ふんの部分については看板はあります。ただ条例違反ですよとか、そういうような告知文にはしてないと思います。

7番(荒井直彦君)

もう一度ね、先ほど4番目の質問になりますけど、将来像に関して教育長は維持管理をする担当責任者で、将来像を模索しながら立案して、計画して、よりよい施設にするという方針を町長に進言する人なんでしょうか、教育長。

教育長(豊田茂紀君)

町のその第三次総合計画の基本計画のあれは、たしか31ページですか。「緑豊かな居住環境をつくる」の3の中に、公園緑地の整備とあります。都市公園と児童遊園地など合わせて71ヘクタールの面積があるというように出ておりますが、その中で教育委員会が担当しておりますのは、都市公園の一つである南郷上ノ山公園でありますから、南郷上ノ山公園の部分にそういう部分については教育委員会の権能の中でやっていけるというように考えておりますので、そこまで例えば側溝の部分をどうしましょうか、町長というようなことまで協議するつもりはございません。

7番(荒井直彦君)

要はね、担当の維持管理ね、が大事なんですよ。それをやるかやらないかと聞いているんですよ。そこまで町長と協議しなくたって、自分で判断して、予算取って計上してやれって言えばいいじゃないですか。ただ、それを聞いているんですよ。30年間何もやっていなかったとか、そういうのは関係ないですよ。たまたま教育長が今、担当だから、そういった情報を提案しているんですよ。どうですか、教育長。

教育長(豊田茂紀君)

そういう維持管理の一環として、そういうことも検討してまいります。

7番(荒井直彦君)

もうね、検討とかね、努めますとかいう言葉やめてくださいよ。(「そうだ」の声あり)いつもそれで逃げちゃうじゃないですか。要はね、教育長ね、もう一回サッカーの話しますよ、僕は。逗子開成の子供たちね、葉山の町民もいますよ。逗子開成に行っていますよ。その人たちが平日ね、南郷上ノ山公園使っているんですよ、サッカーでね。その人たち一生懸命掃除もしていますよ。それでね、それは売り上げもあります、ちゃんと。で、年間でね、南郷上ノ山公園1,000万の売り上げがありますよ。美化に努めるとか、側溝の掃除も美化の一つだと思いませんか。

教育長(豊田茂紀君)

それはそうでしょう。

7番(荒井直彦君)

それじゃさ、教育長ね、もう少し言葉変えてもらえませんか。検討しますとかさ。何かね、検討するんじゃなくて、町長と協議するまでの仕事なんですか、それは。

教育長(豊田茂紀君)

町長と協議をして、どうしますかということではなく、教育委員会は教育委員会としてそういうことをやっていきますと、そういうふうに申し上げているんです。町長にそういうことまで、大きな予算を伴うものについてはきちんとした協議が必要でしょうが、そうでない部分についてまで町長にそういうことを申し上げるんじゃなくて、教育委員会の権能の中でやっていきます。その中で検討していきますというように申し上げている。

7番(荒井直彦君)

規則があってね、大きな改修に関しては、教育長は担当じゃないんですよ。もう一度言っておきますよ。規則があって、維持管理でやる仕事は教育長が権限でできるんですよ。大きな整備は教育長の権限じゃないんですよ。町長ですよ。教育長は、だったらやってくださいよ。(「そうだそうだ」の声あり)

議長(畑中由喜子君)

答弁はいかがですか。

教育長(豊田茂紀君)

やじについて答弁する義務はございませんが、維持管理の範囲の中でやってまいります。

7番(荒井直彦君)

ちょっとね、興奮してしまったようで教育長には申しわけなかったんですけど、折れるつもりはないですから。毎回毎回、定例会で南郷上ノ山公園、僕ずっとやっていますから、次回の南郷上ノ山公園も課題で挙げますよ。よろしくお願いします。
じゃあ次に、もう時間もあと9分しかなくなりましたので、南郷活性化の話をさせていただきます。町長の長い答弁いろいろ理解したので、今回の予算で350万もついた…325万もついていますし、質問としては時間がね、余りにもかかりすぎているんではないかなと。10年たって、やっと実行になって、三浦半島中央道の工事と連携を図りながらやっていくと、いつできるんだろうと思っていますが、町長はどのぐらいの完成を目指すつもりでおりますか。

町長(山梨崇仁君)

南郷地区での商業の拠点とする場の完成ということで御質問でございましたら、大変恐縮ながら、今その完成の期日まで私は見込んで今、検討は進めておりません。

7番(荒井直彦君)

事業としてね、温め温めて、ずっと10年たって今もやっている最中で、あの場所がね、A・B・C・Dゾーンになっていて、商工会の方たちが去年から一生懸命やっていて、実際にですね、三浦半島中央道のトンネル工事が始まったら、あの場所というのはいじれなくなってしまうような気もしないでもないんですけど、その懸念をね、やっぱり商工会の方たちと連携しながらね、しっかり県にね、早く三浦半島中央道の北側の工事を推進してくれと県に乗り込んでいただくぐらいの勢いでお願いしたいんですけど、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

拠点づくりとは少し別の話になりますけども、この後段の中央道路の件につきましては、もう再三といいますか、事あるごとに逗葉新道の無料化の件とあわせてですね、県には要望活動を行っているところであります。ようやくことしになって、県のほうもですね、動き始めたという感触を得ておりまして、交通量調査をかけるというふうに聞いておりますので、県の動きをとめないように、ぜひとも進展を望んでいるところでございます。また、それと連動して本年度もですね、商工会の皆さん、非常に精力的に頑張っていただきまして、隔週ですけど、3週にわたって調査的に金曜日の拠点の開催も行っておりました。そういった機会をですね、集計を経た上で来年度どのような方向性を持っていくかというものをもう一度商工会とはじっくり話をしながらですね、努めてまいりたいとは考えております。

7番(荒井直彦君)

ぜひですね、町長も最初に僕が述べたとおり、葉山の表玄関、大事な事業だと思いますので、しっかり商工会と連携しながら県とも調整してあげて、早く実現できるようにお願いしたいと思います。
次に、海抜表示です。先ほど町長からも答弁ありましたが、長柄小学校の学区になかったんですけど、ないところもあったんですけど、長柄地区からの要望書の11件に関して、場所決まったんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

既に何回かこのお話は荒井議員のほうから伺ってございます。トータル的に11件、場所は決めてはございませんけれども、御指摘もございます。何とか今年中、あるいは今年度中にですね、二、三カ所でもできるところを進めてまいりたいというところで、今「検討」という言葉を使うなということでございますので、なかなか難しいものがございますけれども、やる方向で進めてまいりたいと思っております。

7番(荒井直彦君)

ありがとうございます。ここでちょっと副町長に質問があるんですけど、副町長ね、長柄小学校の生徒数というのは379人なんですね。で、イトーピアと葉桜からおりてくる人数というのは大体把握できていますか。

副町長(田邉高太郎君)

正確な数は把握しておりませんが、約200名弱というふうに一度お伺いしたことがございます。

7番(荒井直彦君)

そうなんです。大体僕が聞いているのは193名と聞いていますので、半分ぐらいなんですね。その子供たちがね、必ず、個人情報かは別として、川久保の交差点の横断歩道を渡るんですね。そこに僕はですね、ぜひ海抜表示をつけてもらいたいと思っているんですけど、副町長、どう思っていますか。

副町長(田邉高太郎君)

おっしゃるとおりでございまして、私の自宅、その直後にございます。この交差点入りまして、三差路のところの真ん中にございます。大体朝7時35分ぐらいから子供たちが登校するのをトイレにおるときも、それから庭の掃除をしているときも、眺めながらその安全を願って毎日見守らさせていただいております。また、御指摘のとおり、海抜表示は日常的に町民の防災意識を向上させる上で有効な表示の一つだというふうに認識しております。根拠なく申し上げているのではございませんで、兵庫県に在籍しております折に、科学技術庁当時、理化学研究所の地震防災フロンティア研究センターで、現在の中央防災会議の防災対策推進検討会議の委員をされていらっしゃいます林春男先生や河田先生からそういった重要性についても再三指摘をしていただいておりました。また、現在、博士課程の指導教官であります五百?頭真先生が政府の東日本復興推進委員会の議長をしております。そういったことで日常的にこういった問題については認識を深めておりますので、荒井議員の御指摘どおり、また、午前中、田中議員からも御質問ございました防災という観点につきましては、総合的にそして積極的に検討を進めてまいりたいというふうに考えております。

7番(荒井直彦君)

短めの答弁で構いませんので。あともう一つですね、上山口小学校について海抜表示、ここはですね、滝の坂があるので、津波が来ないと僕も…想定外があったら困るんですけど、まず津波が来ないだろうなとは思っていますけど、実際にですね、何があるかわからない。そういった中で上山口小学校の入り口にも電信柱がございまして、そこにつける、つけないはいろいろあると思うので、小学校の子供たちが先生からの言葉でね、ここは何メートルですよ、ここは何メートルですよ。朝の朝礼に言われるのも結構、そうじゃなくて、自主的にここの電信柱が海抜表示がついていると。長柄小も同じですよ。子供たちが毎日通るところの海抜表示というのは見えるんですから、横断歩道の横にもありますから、電信柱は。上山口小学校に関してもですね、一つぐらいはね、つけていただきたいと思っていますが。これは町長ですか、教育長ですか。

議長(畑中由喜子君)

時間がありませんので、答弁をお早くお願いします。

町長(山梨崇仁君)

現在の防災の観点から海抜の表示を進めております。御質問の中では、もしかしたらその教育的な観点を持ってですね、つけることも考えられるのかなというふうには思いました。よく海抜と標高の違いはとかいった質問も最近よく聞きますので、そういった意味では貴重な御意見として今後の海抜表示の中に検討課題に乗せてまいりたいとは思います。

議長(畑中由喜子君)

時間がまいりましたので、これにて7番荒井直彦議員の一般質問を終わります。
第4番、12番金崎ひさ議員、登壇願います。

12番(金崎ひさ君)

12番金崎ひさでございます。通告に従いまして1項目4点について一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
平成23年度の決算審査が終了いたしました。それによりますと、衛生費の構成比が14.4%となっております。金額にいたしますと約13億円でございます。そのうち保健衛生費2億5,000万円、その他が清掃費となっております。今回はごみ行政に関しての行財政改革のお考えを伺いたいと思います。
まず1点目、人件費について町長の御見解を伺います。私は物件費に入っておりますアルバイト賃金も人件費と思っておりますので、少々数字が違うかもしれませんが、衛生費にかかる人件費は約4億円となっております。このような数字を町長はどのように考えていらっしゃるか伺います。
2点目はごみ処理経費について伺います。塵芥処理費としてトータル5億円余りの経費がかかっておりますが、この処理費用をいかようにして削減できるのかを考えることは、葉山町行政にとって大きな課題と思っております。御見解を伺います。
3点目は資源化・減量化施策について伺います。資源物はごみではないという考え方のもと、分別していただくための施策は大変重要なことでございます。森前町政からゼロ・ウェイスト政策を掲げているにもかかわらず、ごみ量は減っておりません。今は準備段階であるが、時が来ると一気に減らすという担当課の御答弁も何度か伺っておりますが、それから何年も経過しており、山梨町長もゼロ・ウェイスト政策を継承していくとのお考えですので、いつ準備段階が終わるのか、改めて山梨町長からの御答弁をいただきたいと思います。
最後にごみ裁判について伺います。ごみ処理基本計画の改定が迫られておりますが、ごみ裁判がネックになって手をつけられないとの御答弁でございます。ごみ裁判の決着についてどのような見通しを持っていらっしゃるのか伺います。
以上で私の1回目の質問を終わります。御答弁をよろしくお願い申し上げます。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

金崎議員の御質問に順次お答えさせていただきたいと思います。
ごみ行政における行政改革についての1点目、人件費についてとのお尋ねでございますが、ごみ行政における人件費につきましては、クリーンセンターの収集業務等に当たる用務員、庁務作業員、事務員等の人件費が該当するかと思います。この人件費の推移としては、平成21年度の3億1,100万1,000円をピークに年々わずかずつ減少しているところでございます。これは全庁的に行っております退職者の不補充並びに職員の削減、特殊勤務手当や休日勤務手当等の見直しの影響と考えております。このような中で人件費に関しましては、今後も行政事務の合理化等を推進しつつ、適正な職員配置を検討していく必要があると考えております。
次に2点目、ごみ処理経費についてとのお尋ねですが、ごみ処理経費につきましては御承知のとおり経費がかかる状況であり、ここ数年において契約単価の見直しや委託業務の入札実施等を行い経費の削減に努めてまいりましたが、大幅に処理費を下げるまでには至っておりません。今後につきましては収集体制の見直しや生ごみ処理の推進を図り、資源物については行政収集から集団資源回収に変更し、ごみの資源化・減量化に取り組むとともに、その他さまざまな角度から検討を進め、ごみ処理経費の削減に努めてまいりたいと考えております。
次に3点目の資源化・減量化施策についてとのお尋ねですが。ボランティア組織であるごみ減らし隊と協力しながら、生ごみ処理容器の普及を行ってまいりました。また生ごみ処理容器を継続的に利用してもらうために、電話や場合によっては使用者のお宅を訪問するなどしてアフターケアを行ってまいりました。そのほかクリーンセンター作業員の班体制を見直し、人員を増加させることなく今年度から草木類を収集する専門の班を設け、焼却処理していた家庭系の草木類の全量資源化を行っております。またその他の資源化・減量化の取り組みについては、クリーンセンター作業員からなるごみ減量推進会議を設け検討を行い、戸別収集や事業系ごみ対策の準備作業を行っております。
最後にごみ裁判についてのお尋ねでございますが、ごみ処理広域化離脱に係る訴訟につきましては、御案内のとおり本年4月16日に東京高等裁判所において控訴審が開始されております。その後、弁論準備手続の中で7月5日に裁判官から和解についての打診があったことを受け、葉山町は原判決にのっとった形での和解を希望する旨提示いたしました。しかしながら9月7日に横須賀市及び三浦市が原判決どおりでは和解できない旨主張しているとして、裁判官より和解交渉続行を断念する旨伺ったところです。また裁判官からは、弁論準備手続の中で、これ以上横須賀市及び三浦市による新たな主張、立証がないことから、次回本年10月31日の口頭弁論期日をもって結審とする予定であると伺っているところです。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

12番(金崎ひさ君)

御答弁ありがとうございました。まず人件費から再質問をさせていただきますけれども。今の御答弁では3億円がピークでというふうな御認識を持っていらっしゃると思いますけれども、登壇して申し上げましたように、物件費に入っておりますアルバイト賃金も私は人件費として考えなければ、この行財政改革というものを改革、ごみ行政の行財政改革を行う上には、もちろん書類上は違うでしょうけれども、考え方としてそのようにしなければいけないなというふうに思います。その辺は町長、一緒にそのような考え方をしていただけますでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

会計処理上ですね、人件費なのか物件費なのかという議論については、ちょっと私は今この場では触れませんけども、いずれにしましてもアルバイトでも非常勤の方でも、それは人件費であるという認識は持ってはおります。

12番(金崎ひさ君)

数字的には少し狂ってくるかとも思いますが、私は4億円というふうな申し方を申し上げました。それでですね、もう一つですね、不燃ごみの収集委託というのも、決算で私指摘をさせていただきましたけれども、3,400万円かかっているんですが、これは収集するのみで、収集したものはクリーンセンターに集めておりますよね。それも私は人件費だというふうに思います。現状はこの4月からだと思いますけれども、自分で処理能力を持っていらっしゃる業者が不燃物を収集しておりますが、現況としてはクリーンセンターに集めてはいるんですか、いないんですか。部長。

生活環境部部長(成島光男君)

今の内容でございますけども、不燃ごみ、廃プラ、瓶類等につきましては、委託業者のほうで収集をさせていただいております。

12番(金崎ひさ君)

収集はわかりますけれども、集めたものをクリーンセンターに集めているのか。あるいは業者が持ち帰って処理しているのかを聞いてます。

生活環境部部長(成島光男君)

委託業務によってですね、収集したものにつきましてはクリーンセンターのほうに集めております。

12番(金崎ひさ君)

そうしますと私の認識どおり、この3,400万円というのは不燃物の収集委託ですので人件費ですね。収集する人件費です。それからもう一つ、ミックスペーパーも、これは量ではなくて503万円なんですけれども、年間。これは2,000万近いお金があったんですが、2回じゃなくて週1回にしたということで、いつもいつも申し上げておりますけど、収集量ではなくて収集するという車の出し方によって決まっておりますので、これも私は人件費だというふうに考えております。その辺は見解、何か御異論ございますか、町長。

町長(山梨崇仁君)

人件費といいますか、サービスにかかる経費ということで、それがほぼサービス料、人件費であるという認識に変わりはないと思います。

12番(金崎ひさ君)

そのように単純に人件費3億プラスですね、そのような経費がかかっているわけですよ。それはやはり行財政改革の一環として、このような経費をかけないためにどのような改革をしなければいけないかというのが重要な課題だというふうに私思います。それでですね、分子を、経常収支比率が100%を超えたということで、先ほどのどなたかの御質問の中で、分子を減らして借金に頼らずと。分子を減らすというふうなことをおっしゃってましたけれども、分子を減らすという意味で、今の人件費という項目を挙げましたけれども、ごみ行政に関する行財政改革として、やはりもっともっと手をつけなければいけないことがたくさんあると思います。そのようなことを中心にですね、きょうは再質問を続けさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それで人件費、まず本当の人件費、休日勤務ですね。これは私はいつもいつも申し上げておりますが。そして町長マニフェストにでも15ページに、例えば休日手当の見直しとか、代休制度の柔軟な運用とか、いろいろ町長おっしゃってます。それから決算の町長質問においても、休日勤務に関しては少し考えるというふうな御答弁をいただいたのをここに持っておりますので、お忘れだったら読みますけれども、覚えていらっしゃると思います。それでそのように手をつけるというふうなことを明確に御答弁なさったと私は思っておりますけれども。この休日収集に関してはどのように対応するおつもりなのかをお聞きします。

生活環境部部長(成島光男君)

この休日のですね、収集業務、祭日、年間15日ほどございます。その中でですね、法律でですね、ハッピーマンデーというような位置づけで、月曜日を休みにするというのが4日間ほどございます。これらの収集日をですね、すべて休みにしますと、月・木を収集日となってる方々につきましてはかなり負担がかかるのではないかなというふうに考えております。ただ逆にですね、まだ山梨町長とですね、詳しい話をしてるわけじゃございませんけども、案的な意味合いではですね、この日を収集を行う、ほかの祭日について休みにするとかですね、そういうことも考えられるのかなと思っておりますので、そういうことをですね、山梨町長のほうと今後ちょっと調整をさせていただければなというようには思っております。

12番(金崎ひさ君)

先ほどおっしゃいましたように、資源化・減量化に関しては、生ごみをもう出さないでほしいというところまでいきたいというふうな、森町政ですけど、そのようなゼロ・ウェイスト、ゼロにしたいんだと。ごみはゼロにしたいんだという方針を山梨町長も継承するというふうな御答弁をいただいておりますので、生ごみを出さないというふうな、ごみをともかく出さないという方針とともにですね、月曜日がですね、休みだからね、それは収集しなければサービスの低下になる、その辺が私は矛盾してると思うんですよ。国民の休日も年間15日ありますよね。ハッピーマンデーということもございますけど。それは収集しないんだというふうに決めて、だからこそごみを、生ごみを自分で処理してくださいとか、出さないように、ごみを出さないように無駄をつくらないようにしてくださいというふうな一貫性を持って方針を示すことが必要じゃないかと思うんですね。
それで、議員の中でも、この休日収集というのは、手を挙げてそれはやめたほうがいいと、もろ手を挙げて皆さん言ってるわけではなくて、やっぱり住民サービスの低下になるという考え方を持っていらっしゃる議員もいらっしゃるわけですけれども、でも財政を預かる者としてですね、この休日収集に私が目をつけたときには5,000万かかったんですよ。年間5,000万の収集費用だったんです。それが毎年毎年言って、そして森町政が、森町長が休日手当のパーセントが今、1.何倍ですか、その倍数を下げたんですよ。それで2,500万ぐらいに下がった経緯がございます、かつて。そして現在は、23年度予算では1,100万、1,000万ぐらいですよね。私が言ってる意図というのは、職員の方が休日に出なければならないことってたくさんあると思うんですね。その休日手当の率を下げろと言ってたわけではないんです。現在休日手当の率はお幾らですか。

生活環境部部長(成島光男君)

休日手当につきましては、今まで100分の150という扱いでございましたけども、改正をさせていただきまして100分の135にさせていただいております。

12番(金崎ひさ君)

じゃあ120に1回下がって上がったのかな。森町長のときに1回120に下がったような気がいたしました。これは勘違いかもしれませんが。100分の135ですよね。私は休日に出てきていただいて100分の150でいいと思ってるんです。だけど休日収集、ごみをですね、休日収集。これは町民の方たちにごみの減量化をお願いするに当たって、やはり同時にやらなければならないことではないかなという感覚を持って提案を長年続けておりますが、その辺の考え方、町長いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

考え方が幾つかあると思いますけども、最近では三浦市さんなどでは、財政的な観点からごみの収集を減らすんだというふうに打ち出したと聞いております。もちろん財政的なメリットもありますけども、やはり一方でサービスの低下なんじゃないかといったお声にもですね、しっかりと対応しなければならないと考えますと、今回戸別収集に向けて今動きを始めている中で、それと同時にですね、曜日の変更、収集の回数を減らすということを行うべきなのか。それとも戸別収集によってごみが減量化された後に収集回数を減らすというふうにすべきなのか。ちょっとその辺のまだ議論は煮詰まってないんですけども、私の中では今、無難な線としては、戸別収集が行き渡った後にですね、曜日の回数を減らしていくほうが流れとしてはスムーズなんじゃないかというふうには思っております。

12番(金崎ひさ君)

本来ならば過剰サービスだと思います。職員のお休みの日にわざわざ出てきてもらってごみ収集をしていただいてるわけですから。ですから、それはもうずっとなれてくるとね、皆さん当たり前のように思っちゃいますので、それがなくなると不便だと思いますけれども、根本から行財政改革を考えるのであれば、それは見直していく必要があるかなというふうに私は思います。
それでですね、町民の方がどう思うかというのは町民の方に聞かなければいけないことですけれども、私はあらゆるところで、会派でも出前フォーラムいたしておりますし、あらゆるところで皆様、休日収集いかがですか、ただじゃないんですよと。休日手当を、勤務を払ってですよという話をしながら。そうすると、そんなにお金がかかるんだったらいらないわって。1日100万ですよね、おしなべて考えますとね。23年度決算でいきますと、1日100万円かけて休日ごみを収集してるわけですよ。休日の収集日のお金はですね、1,000万以上かかってて、大体10日ぐらいですかね。ですから、本当にそのようなお金をかけて休日収集しなければいけないかどうかというのを、かつて申し上げましたけど、アンケートをとったらどうかというふうなことを私申し上げましたけど、アンケートをとった気配もないですけれども、町長のところにそのようなことを知ったと、これは余りにもお金をかけてやるようなことではないというふうな進言といいますか、町民からの御意見は行ってませんか。

町長(山梨崇仁君)

やめるべきだといった進言というふうには記憶はしておりませんけども、休日収集が問題なんだねといった御指摘はいただいた記憶はあります。

12番(金崎ひさ君)

ぜひね、この辺は十分に精査して、そして真剣に、町民の方から預かったお金ですから、真剣に本当にもっともっと手当てをしなければならない部分がかなりあるんですよ。それを皆さんに我慢していただきながらやっていることですので、このごみ行政の行政改革というのを本当に真剣に、1円たりとも無駄なお金は払わないよみたいなね、ところで、収集委託もそうですよ。ですから先ほど申し上げましたけど、不燃物の収集だって何とか手当てができれば、職員で収集できれば3,400万円かけなくてもいいわけですよね。そしてミックスペーパーだってそんなに、ついでに収集していけば500万円かけなくていいわけですよ。ですからそのようなことを真剣に考えていただかなければ、預かったお金は人のお金だと思ったら大間違いですよ。自分がこの葉山町を運営していかなければいけないし、大変な浄財をお預かりしているわけですから、真剣に、いい、自分がどうしてもこれはこれだと。皆さんの福祉に還元できることだというふうな使い方をしていただきたい。無駄はいけない。ゼロ・ウェイストというのは無駄を省くということですから、それを基本に考えていけたらと言っていただけたらというふうに私は思っております。
それで、2番議員の一般質問のときに、副町長は法律学の専門だというふうにおっしゃってましたけど、御専門は法律学ですか。

副町長(田邉高太郎君)

政治学の中での公共政策論、そして及び行政法という位置づけで、その3つを専門分野にさせていただいております。

12番(金崎ひさ君)

すいません、博士号の名前は何とおっしゃいましたか。聞き取れなくてごめんなさい。博士号は何をお持ちですか。

副町長(田邉高太郎君)

博士号を取得はしておりませんでして、いわゆるPh.D、博士の…博士課程の単位取得満期退学という形で、神戸大学の大学院法学研究課後期博士課程を終了しております。

12番(金崎ひさ君)

いえ、すいません、あのね、聞き取れなかったんです、最初に。何ですか、専門は。政治学。

副町長(田邉高太郎君)

申しわけございません。政治学の中で公共政策論と、そういう学問体系がございます。その中でも公共政策論は特に行政法を重視いたしますので、行政法という3番目のカテゴリー。その3つを自分の専門として確立してまいっております。

12番(金崎ひさ君)

公共政策論だとしたら、今私が言ったことはまさに行政改革に対応する副町長としてのお考えを、今私が話しただけですので、町長と十分練っていただいて、行財政改革というものを中心にやっていただきたい。と申しますのはね、副町長の議案が出たときに町長が、もちろん公募ですので私は田邉さんの人となりはわかりませんと。だけど仕事ができる人ですと。というふうなことをおっしゃってましたので、そういう意味で期待をしたいなというふうには思っておりますけれども、今後のことを町長とともにですね。今5番議員の田中さんも先ほどとってもいいことおっしゃいましたよね。あれも言いっぱなしではなくて、皆さんも聞きっぱなしでは困っちゃうんですよね。ぜひ一般質問で議員が言っていることを真剣に受けとめて、それを行政に反映していただくということをやっていただきたいなというふうに思います。
次にごみ処理経費ですけれども、私、勝手に計算をさせていただきまして、ごみを処理する費用が大体4億7,000万ぐらい。そしてごみ量が1万2,406トンですよね。これを単純に割りますと、1トン当たり4万円近い処理費がかかっているということで。これをどういうふうに改革していけば処理費が少なくなるのかなということでございます。それで、一番考えておりますのは、常に申し上げておりますけれども、容器包装プラスチックの分別ですね。この容器包装プラスチックは1トン当たり6万円かかっております。そしてもう何度も申し上げておりますから、部長にとってはもう本当に聞きなれた言葉だと思いますけれども、皆様、町民の方が出すのに、この容器包装リサイクルのために出すには、きれいに洗って、それこそ納豆まできれいに洗って水で洗ってきっちりして出さないといけないわけですよ。その出された容器包装リサイクルプラが329トンです。23年度決算ですよ。329トンで、そして6万円かけてそして容器包装リサイクルプラの協会のほうの中間の処理場に持って行きますよね。それが2,000万円かけてます。それでですね、大体2割、62トンが汚いよって戻ってくるんですよ。御存じですか。汚いよって戻ってくるんです。だから267トンしか容器包装リサイクルプラとして処理されてないんですよ。そして62トンが戻ってきた場合は、今度はその他の廃プラとしてですね、3万円かけて、それから民間業者に行って、それはサーマルリサイクルといって燃して電気や水道をつくって…水をつくってるわけですよ。そのじゃあ62トンはですね、6万かけて返ってきて、3万かけて9万かかってるんです。町民の方たちにそれだけ手間をかけて分別していただいて、それだけお金をかけて容器包装リサイクル協会に加入する必要がありますかということなんですね。それで国全体が加入してるわけではないです。これは4割の自治体が加入しているだけです。そのように聞いておりますが、間違いないですよね。部長。

生活環境部部長(成島光男君)

容器包装プラのですね、加入してる自治体、これ、私が聞いてるのは4割ではなく、約6割弱だというふうに聞いております。

12番(金崎ひさ君)

間違いました、4割が入っていないんですね。はい、すいません。じゃあ6割の団体しか入っていないところに、なぜ葉山町がそれだけお金をかけて、豊かならいいですよ。少しでもこの清掃費を下げなければいけないという状況にありながら、なぜ入っているか。それが本当に私はわからないことの一つです。そして日本容器包装リサイクル協会というのは、国がもちろんつくったことだと思いますけれども、排出責任ということで、事業者もお金を出しているんですよ。そして自治体も出しているから、半額になるんならわかりますよ。民間が3万で燃すんだったら、2万円ぐらいで、事業者が出すからそれを足してもらってやってるんならわかりますよ。倍かかってるんですね。なぜそんなに容器包装リサイクル協会にお金がかかるかということを、ちょっとこの前も伺いましたけど、私は調べて環境課の…部長に伺いましたけれども、部長はあんまりよく御存じなかったんですけれども。そのときの同じことでございますけれども、リサイクル協会には役員がいて、役員手当に7,000万というものが毎年毎年出ているんですよ。そのような協会になぜ葉山町が苦しい中で出して、そして町民に不便を与えなきゃいけないんですか。お金の不便はもちろんですけれども、きれいに、本当にきれいに洗って出していらっしゃるんですよ、皆様、リサイクルするために。その辺が不合理というか、もっともっと合理的な考え方をしなければごみ行政って改革できないと思うんですけども、いかがですか。町長、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

容リ協会につきまして私もそんなに詳しく存じておりませんので、いただいた御意見をもとにもう一度状況等について把握を努めたいとは思います。ただ、かつて北京オリンピックの前だったと思いますけども、その容器包装もしくはペットボトルの排出に対して、非常に価値が高まったときにですね、容リ協会が脱退したことによって非常に不安定な排出処理の状態になったといった自治体の危急を聞いたこともございますので、その辺は慎重にですね、町として今後のつき合い方を考えていきたいとは考えております。

12番(金崎ひさ君)

はい、私もそのことは大変気になっておりまして、今回の23年度決算に関して、プラスチックがですね、ペットボトルのね、643万も入ってるんですよ。ペットボトルのリサイクルの費用が。これは容器包装リサイクル協会に入らなければペットボトルの、売るわけですよね。お金が入らないのかと質問いたしました。そうすると容器包装リサイクル協会に入ろうが入るまいが、ペットボトルのリサイクルはできるということなんですね。だから容器包装リサイクル協会に入って何がしのお金が入っているのかというのはわかりませんが、私はペットボトルの六百四十何万が入るお金だと思っておりました。だけどそうではないということなので、その辺がですね、例えば640万もらったからといって2,000万払っていいんですか。これ、容器包装リサイクル協会に回さなければ、廃プラで一気に集めて、そしてサーマルリサイクルなんて今、環境に悪いようなリサイクルするところはないですからね。ちゃんとサーマルでリサイクルしているわけですから、これ、1,000万になるんですよ。半額ですから。そうするとプラスチックの…プラスチックの処理費がですね、1,000万下がるということなんですよ。例えばペットボトルの600万もらって喜ぶような問題じゃないと思いますけれども、だけどもペットボトルはちゃんとリサイクルができて、そしてとってもいい状況で葉山町民は出していただいてますので、これは容器包装リサイクル協会に入る入らないにかかわらず、このような対応はできると聞いておりますが、審査の中で聞いております。もし間違いだったら教えてください。

生活環境部部長(成島光男君)

容器包装プラにつきましては、リサイクル協会のほうにですね、町のほうは処理を委託してるわけでございますけども、町独自でプラスチック…ペットボトルについて処理できるかということ、容器包装リサイクル協会に回さないでですね、町で入札をかけてですね、売るということは可能だと思います。ただ、こういう方法をとりますと、よくペットボトルについては海外のほうにですね、流れていくとかですね、そういう話も伺っております。やはり安定的なですね、処理ができるかできないかとかですね、そういう問題もございます。私たちといたしましては容器包装リサイクル法のですね、再資源化という形に基づいて現在そういう処理の方法をさせていただいております。

12番(金崎ひさ君)

リサイクル法に基づいてそのような処理の方法をしているというのは昔から聞いております。ただ、その容器包装リサイクル法に基づいて容器包装リサイクル協会に出したものでもですね、ことしは23年度はマテリアルでちゃんと生かしていただきましたよ。だけど3種類のやり方があって、そして民間に燃してもらう、そしてサーマルリサイクルと称して燃していただくというようなやり方を、容器包装リサイクル協会だってその年によってはサーマルですというときだってあるじゃないですか。それで容器包装リサイクル協会がサーマルをやればリサイクルだし、民間業者がサーマルをやるとリサイクルではないというばかなね、そんなようなね、取り決めがあるんですよ、法律の中に。というふうに聞きました、私は。実際に調べたわけではございませんが。そんなことがありますか、やってることが一緒で。容器包装リサイクル協会を国が保護しているということなんでしょうかね。でも、でもあくまで7割の人は入っていないんですよ。7割の団体は真剣に自分たちの財政を考えて、これが入るべきか入らないべきかと、あ、7割じゃない、ごめんなさい、4割です。4割の方は入っていないんですよ。ですから葉山町も真剣にまず、入っているからしょうがない継続ではなくて。町長もかわったし。若いんでしょう。いや、ちょっと考えていただきたいというふうに思いますけれども。副町長が新聞の中で、町長はケネディだというふうに報道されてました。どういう意味合いかわかりませんが、私は若いということだけだと思います。ですからもう少し若い感覚で、ゼロからのスタート、そして本当に経費を下げるんだと。何か無駄はないかという観点で調査研究。検討じゃないですよ。ちゃんと実行していただきたいと思うんですが、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

無駄がないか、まさにゼロ・ウェイストの視点だと思います。今、とかく戸別収集がですね、減量化に寄与するんだということに基づいて運動を進めているところでございますけども、同時にですね、例えばリサイクル、町としてのリサイクルができないものかというふうに検討を重ねてるところもあります。また、先ほどの金崎議員御指摘の、戻ってきてしまう部分につきましても、町民の皆様に改めて、よりきれいなものにですね、してほしいといったごみでは、現状について御報告する機会も設けなければいけないと思っておりますので、そういった広報・啓発活動もですね。しっかり行ってまいりたいとは考えております。

12番(金崎ひさ君)

ちょっと今の納得いかないんですけどね。もっともっときれいにして出してください、2割戻らないようにしてくださいという広報をするということですか。そういうことですか。リサイクル協会の問題点を私は申し上げているんですが。もう少し…廃炉の問題もちょっと勘違いがありましたし、この次述べますけれども、近隣自治体との感覚も勘違いがございますので、町長とはきっちりと言葉をやりとりしなければいけないと思っております。私が今申し上げましたのは、町民の方にもっときれいに出して洗ってくださいというPRをして、そして2割戻らないようにしてくれということを言いたいと今おっしゃったと思ったんですが。これはぜひ私の勘違いであってほしいんですが、容器包装リサイクル協会にゆだねるか、ゆだねないかというところをゼロから考えるということを私お願いしたつもりなんですが、その辺はいかがですか。

町長(山梨崇仁君)

啓発活動をですね、この容器包装にかかわらず、改めて分別についてもう一度皆様にお伝えしていく、そういった機会を設ける中でですね、そういったことについてもお伝えしていくべきだということは今申し上げました。ただ、金崎議員がおっしゃりたかった容リ協会との関係については、先ほど申し上げましたとおりに、町として安定的な処理をするということも大事な視点です。もちろんコストのことももちろん大事ですけども。その辺をバランスをもってもう一度容リ協会との関係とですね、抜けるんであればどういった問題があるかといったことについても、しっかりと精査をして判断をしてまいりたいとは思います。

12番(金崎ひさ君)

町長はその程度のことしか言えないんでしたら、またこれは日を改めまして一般質問のほうにさせていただきますけれども、私はこれは大きな改革だと思います。1,000万の削減って大きいですよ。そして町民の方たちの、無駄なお水を使って、そして洗って気苦労してって。廃プラだったらそのまんま出しちゃえばいいんですよ。パンと出してポンと燃やせばいいだけですからね。その辺を、後でまた日を改めまして、次回の一般質問にでも、折がありましたらさせていただきます。
資源化・減量化施策に関して。これは宿題を私は前回6月議会に町長にお願いをしておりますけれども、集団資源回収協力団体の活用についてですね。先ほどおっしゃいませんでしたけれども、資源化・減量化施策については、戸別収集と事業系ごみとおっしゃいましたけど、私は資源ステーションというのはすごく大切なことだと思っております。そしてごみ量の1万2,000トンの中に資源物も入っているんですよ。でも決算のほうで申し上げましたけど、資源物はごみではないでしょうと。資源物にどんどん移行していくうちにごみがどんどん減るんですよ。ですから、ごみ量は削減できるというふうなことを、もっと実質的に頭の中を切りかえながら、もちろん何かそういう法律ではごみも資源物もごみだというふうな答弁いただきましたけども、そうではなくて、葉山町町民がみんな一丸となってごみを減らすことに努力できるようなね、PRの仕方ってあると思うんですね。資源物に移行してくださいといって、資源物を含めてごみ量ですっていったら移行しただけで、ごみ量減らないじゃないですか。その辺の心理作戦みたいなものはあると思いますので、法律にかかわることではそれは違うかもしれない。先ほどの人件費の問題も、書きようによっては人件費ではないかもしれない。だけど内容的には人件費、内容的にはごみと資源物、資源物はごみではないというふうな考え方をすれば、どんどん減っていくと思いますけれども。ごみ処理基本計画の中でも、ごみ量というのは資源物も入っているかと思いますが、この目標は、町長はどのぐらい削減をしたいと思っていらっしゃるんでしょうか。可燃ごみ。

町長(山梨崇仁君)

可燃ごみにつきましては、平成22年度比30%減ということで、およそ5,200トン程度というふうに考えております。

12番(金崎ひさ君)

そうすると、27年度に5,192トンという数字がここに出ておりますけれども、それを目標にしていらっしゃるということでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

はい、そのとおりでございます。

12番(金崎ひさ君)

そうすると、27年度末で5,192トンですね。そしてこのごみ処理基本計画には25年度で5,340トンとなっております。27年度はともかくとして、25年度はこの5,340トンを目標にするつもりでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

ごみ処理基本計画の中では、25年度では可燃ごみとプラスチックごみの総量でですね、5,340トンって形になっております。この25年度にこの目標がですね、達成できるかということだと思いますけども、私たちはですね、これに向けて戸別収集、資源ステーション、指定袋等を計画して行っておりましたけども、現在では資源ステーションとですね、戸別収集という対応でやらせていただきたいというように考えておりますので、具体的にこれは達成できるかどうかというのはちょっと疑問なとこもありますけど、それに向けてですね、努力のほうをさせていただきたいというように思っております。

12番(金崎ひさ君)

町長はどうお考えですか。

町長(山梨崇仁君)

ごみ処理基本計画の中では、指定袋のことなどもありますけども、私としてはこの2月の戸別収集導入までですね、今は27年度の目標達成を必ずのものとしてですね、動いてまいりたいと考えております。

12番(金崎ひさ君)

おかしいんですよね。この辺が感覚的にごみ処理基本計画があってなきようなものだと思いますけれども、27年度に5,192トンにするっていうのは、町長のあくまで方針であって、マニフェストであって、そしてごみ処理基本計画には25年度、27年度より25年度のほうが先なんですよ。25年度に5,340トンにするって書いてありますよね。これを達成するために何をするのか。資源化・減量化政策というものを伺いたかったんですけれども、これはあってなきがごときの話ですか、町長。

町長(山梨崇仁君)

もちろん計画ですので、そこに書いてあるそうしたことは重々認識をしながら事業を進めていくべきだというふうに考えております。ただ現実ですね、私としてはそこにあるその指定袋を採用しないでいくという今方針を掲げておりますので、そういう意味では、まずことしの2月…25年の2月の戸別収集、またその後全町に広げるということで、できることであればその計画どおりの目標達成をしていきたいとは思ってはおります。

12番(金崎ひさ君)

25年度の5,340トンというのはまだ改定をされておりませんのでね、ぜひ念頭に入れてですね、そのために努力をしていただきたいというふうに、忘れてはならない数字だというふうに私は思っているんですね。それで先ほどの6月議会の宿題ですけれども、この集団資源回収協力団体が既に19あります。そしてモデル地区が2団体ありますよね。そしてモデル地区でやっているようなことを、資源ステーションの設置というのは、町としてはいつを目指していらっしゃるのか、ちょっと私よくわからなかったんですね。ですから、今すぐにでも集団資源回収協力団体19団体を皆様に集めて、そして資源物の収集をモデル地区並みにやって、そしてそっちのほうに回していくということが減量化につながることだというふうに提案して、そして町長はですね、前の答弁でそのようなことを検討したい。検討する言葉を嫌い…7番議員はお嫌いかもしれませんが。検討するというふうなことをおっしゃってて、その後、成島部長も答弁していただいたんですが、全くやらないということをおっしゃって、やらない理由がわからないんです。そして町長と部長と次の私の質問までに意見をまとめて、私にわかりやすいように説明してくださいというふうに申し上げました。そのことをお答えいただきたいと思います。

生活環境部部長(成島光男君)

今の御質問でございますけども、資源回収についてですね、今19団体で行っております。これらにつきまして前も御説明しておりますけども、4種類の収集に限らせていただいております。資源ステーションにつきましてはこれらのほかにですね、金属類等を含めた形で現在21分別という形でやらさせていただいております。これらをですね、全町的にですね、資源ステーションが戸別収集を実施してない地区に対応できるかということを考えたときにですね、やはり一概にすぐできるっていう状況ではないというふうに私は思っております。戸別収集とですね、このモデル地区で行っております資源ステーション。このようなものを同じ形でですね、同時進行という形でやらせていただきたいと思っておりますので、現状はそういう形で実施のほうをさせていただいておるわけでございます。

12番(金崎ひさ君)

同時進行というのがわからないと言ってるんですよ。減量化するために、既にある集団資源回収協力団体19団体あるんですね。その団体の人を集まっていただいて、そして21分別、これだけのものを集めますよという御報告をしていただいて、そして今、全ステーションでやっているわけじゃないんですよ、集団協力団体は。ステーションはたくさんありますけど、このステーションとこのステーションという感じで、曜日が違いますけど、1カ月に1回とか2回とか集めているわけです。それをですね、進めていくと、戸別収集がどんなに全町的に長引いても資源ステーションだけはできますよね。そうすると減量化施策が早く進むじゃないですか。その辺がよくわかんないんです。それでですね、19団体が4種類やっておりますけれども、新聞、雑誌、段ボール、古布に衣類ですよね。これは民間が直に取りに来て、そして収集費として町がお金を払ってますよね。ここにあるようにキロ4円とか6円とかってありますよね。それを町がキロ数をはかって払って、そして例えば協力団体にはですね、4円でしたか5円でしたか、3円でしたか払ってますよね。それで実績としては26万9,570キロやってます。それに3円掛けたものを各団体に補助金としてあげておりますよね。それでアルミ缶がその団体が集めておりますけれども、アルミ缶の売り上げは直で協力団体にお金が来ているんですよ。そうですよね、間違いないですよね。部長。

生活環境部部長(成島光男君)

アルミ缶って今お話がございますけども、私どもがですね、契約しているものにつきましては、新聞、雑誌、段ボール、古布、この4種類について契約のほうをさせていただいております。

12番(金崎ひさ君)

すいません、それはじゃあアルミ缶を収集しているのは各団体が個別でやっていて、そして自分たちが集めてそれを売っているということだと思います。じゃあ町としては4種類、新聞、雑誌、段ボール、古布、衣類。これをやってでいるということですね。それでモデル地区はアルミ缶も含めて21分別。スチール缶、金属製調理器具、その他金属、紙パック、ミックスペーパー、新聞、雑誌、ダンボール、古布、衣類、アルミ缶と。これをやっていますよね。これは町のごみではないということで、業者に直に締結をして、業者が皆持って行きますよね。それに対してモデル地区には1キロ5円、そして業者には処理費として7円払ってますよね。それでその中で売れるものもあるしお金になるものもあるけど、それは業者が持ち帰って自分たちで自由に処理をしているということですか。そういうことですね。

生活環境部部長(成島光男君)

収集した処分についてはそういうことでございます。

12番(金崎ひさ君)

これね、一石二鳥だと思うんですよ。19団体にこの21分別を全部やっていただいたらば、ミックスペーパーの収集もしなくてよくなるんですよ、町は。そうすると500万円払わなくていいわけでしょ。ミックスペーパーを収集してもらって人件費で使ってるんですよ。そう思いませんか。それからアルミ缶も、それはお金がたくさん入っておりますけれども、アルミ缶とか金属を集めて持ってきて、クリーンセンターでそれを処理するのに何人の職員がいるんですか。半減できるでしょう。そうすると戸別収集にも回せるでしょう。そのような合理的なことをなぜ考えないんですか。それで戸別収集を2月から3団体に拡大してそしてやると。それももう試験ですよね。全町にやるのはいつですか。

生活環境部部長(成島光男君)

今決まっていることにつきましては、2月にですね、3町内会を新たに実施させていただくと。全町実施につきましては、1日1班がどのくらいの収集をできるかということをですね、実証を兼ねてやりますので、行った後にですね、早いうちに全町実施についてですね、お答えを出させていただきたいというように思っております。

12番(金崎ひさ君)

3地区は戸別収集の実施と同時に、資源ステーションもやるんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

今その予定で計画をさせていただいております。

12番(金崎ひさ君)

そうするとそれが終わって、そして全町実施になるまでに、他の部分の資源ステーションには手をつけないという考え方ですか。

生活環境部部長(成島光男君)

現在ではそういうことでございます。

12番(金崎ひさ君)

19団体というのは各字にあるんですよ。なぜそれを利用しないのか。そうすると資源ステーションにわざわざわざわざやり直しをしなくても、すぐにでもできるでしょう。私はもう随分前からその話はしております。そしてなぜ19団体に声かけをしないのかと。それで資源ステーションをつくるまでもなく、この19団体が21分別をやっていただいて収集すれば、それを広報すれば、もう本当にミックスペーパーの収集費なんかいらなくなるし、なぜやらないかというのがわからないから、前の繰り返しですよ。それがわからないから部長と町長は私にわかるように、できない理由はこういうことなんですといって説明してくださいということを預けたはずです。それがまだ御報告いただけない。そのことについて金崎の質問はこれが出てるけど、これが聞かれるぞという危機感はなかったんですか。それこそ議会軽視とまでは言いませんが、金崎軽視ですよ、本当に。打ち合わせをしたのかしなかったのかお聞きします。

町長(山梨崇仁君)

大変申しわけないんですけども、結論から申し上げますと、どういうふうに具体に行えるかといった議論はまだしておりません。ただですね、今回の戸別収集に際しまして、試行ということですけども、ほかの町内会の皆さんにもですね、同時に声をかけていきたいという気持ちを持っております。それが例えば資源ステーションの設置ではないかと。金崎議員から御指摘いただいたことも重々承知をしておりまして、クリーンセンターの会議の中で議論をしております。ただ結論に至ってないことで、大変お時間をいただいて申しわけないとは思います。

12番(金崎ひさ君)

ゼロからね、先ほどはゼロからスタートしろと言いましたけど。せっかく実績を積んで19団体ができ上がっちゃってるものをね、物をふやすのは簡単なんですよ。そして業者と、牛ヶ谷戸がやっているように業者と契約をして、業者に持って帰ってもらえばいいだけでしょう。そのことを申し上げました6月の読みましょうか。「確かに有効な機会だと思っておりますので、その方針を進めていくことには努めてまいりたいと思います」と町長言ってるんですよ。努めますか、これから。

町長(山梨崇仁君)

詳細のその議論の中で課題も上がってきておりまして、この場で今申し上げるわけではありませんけども、金崎議員おっしゃる19団体とですね、今回の試行でない町内会といったものについてもぜひお願いをしていきたいとは思っております。早急に議論を詰めてですね、また別途御報告できるように準備を努めてまいりたいと思います。

12番(金崎ひさ君)

先ほど7番議員の質問のときに、教育長に「早くやれよ」とやじを飛ばした議員、「早くやれよ」と町長に言ってください。(笑)
最後にごみ裁判に入りますけれども、これは町長がごみ処理基本計画の改定については、ごみの裁判が決着しないと手をつけられないというふうにおっしゃっておりましたけれども、その答弁には変わりないですか。

町長(山梨崇仁君)

はい、そのように考えております。

12番(金崎ひさ君)

そうすると3番議員がきのうおっしゃった、近隣自治体に関しての町長の定義ですが、私もじかに私が言われたら本当に窪田さんと同じように、もう唖然として次の質問が行かなかったと思いますが、幸いなことに一晩たっておりますので聞かせていただきますが。近隣とは神奈川県下及び近県だと。そのように考えていらっしゃる町長が、近隣自治体間とのパートナーシップを考えるのに、なぜごみ裁判が終わらなきゃできないんですか。矛盾していると思いませんか、御自分の御答弁に。

町長(山梨崇仁君)

ごみ裁判によってですね、近隣の自治体と交渉していくものについては、可燃ごみの処分の焼却についてがそこの課題になってくるというふうに考えております。昨日の窪田議員の御質問の中では、近隣自治体どこを考える。ごみ処理政策においてはということでしたので、そういうことであれば近隣にとどまらずですね、葉山町の草津町を例に挙げさせていただきまして、さまざまな自治体と連携をしていく必要があるというふうに考えているということでございます。

12番(金崎ひさ君)

よくわかんないんですが、じゃあ改めてお聞きしますが、ごみ処理政策に関して、ごみ処理基本計画の改定に関することで、近隣自治体とのパートナーシップということはどこですか。

町長(山梨崇仁君)

金崎議員の今の御質問の中で、裁判等のことを踏まえて言えばですね、可燃物に関する近隣自治体との協議には入れないというふうに考えております。その部分の加筆修正が行えない限りですね、計画そのものが意味をなさないというふうに私は考えておりますので、裁判が終わり、その記述について明確な方針が打ち出された段階で計画の改定には入ってまいりたいというふうに考えております。

12番(金崎ひさ君)

これもまたよくわからないんですが。時間がないのでお聞きしますけれども、この結審が10月の31日に行われる予定なんですが、どのような結果が出るかわかりませんし、相手から不服だと言われるのかよくわかりませんけれども、この裁判はどのように、相手次第。こちらからどうこうするつもりは全くないということですね。

町長(山梨崇仁君)

裁判について言えばですね、結審後は裁判官の判決によるというふうには思います。

12番(金崎ひさ君)

控訴されることもありますよね。最高裁に持っていかれることもありますよね。それも相手任せで、そこでおりるかおりないか。それはいかがですか。

町長(山梨崇仁君)

昨年のですね、年末の時期だったと思いますけども、先方が控訴を決めたときがありました。それこそ私が首長として、また一政治家としてもですね、先方と交渉する場を設けていただくようなお願いをしながらですね、可能な限り上告を行わないでいただきたいといったものについては言っていく必要があるというふうには思います。ただ、判決を見てからでなければですね、その内容等、仮に葉山町に多大な負担をかけられる可能性もありますので、そういったことについてはまた別の視点もございます。判決を踏まえてもう一度精査をしていきたいとは考えております。

12番(金崎ひさ君)

副町長は御就任前にもこのごみ裁判のことについては、恐らく何かいろいろとお考えがあると思いますけれども、副町長になられた今、私たちは…私は森さんからかわって山梨さんになったときに、もう本当にこのことは手をおろしてくれと、全身全霊をかけてお願いに行くべきだというふうに申し上げましたけど、山梨町長は動きませんでした。副町長はどのようにお考えですか、このごみ裁判に関して。

議長(畑中由喜子君)

答弁者に指名がありませんけれども、お答えいただきますか。

副町長(田邉高太郎君)

就任前のことでもございますので、答弁については控えさせていただきますが、町長のお考えどおり進めていただくものというふうに考えております。

12番(金崎ひさ君)

はい、町長のお考えどおりということでしたら、そのようになさるんだろうと思います、わかりました。あんまり期待はできないなというふうに思います。
それで最後ですので最後のお言葉を。では、本当にきょうはありがとうございました。私の一般質問はこれで終わります。

議長(畑中由喜子君)

これにて12番金崎ひさ議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。

議長(畑中由喜子君)

本日の日程はすべて終了いたしました。明日は午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。どうもお疲れさまでした。(午後3時01分)

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更新日:2018年03月20日