葉山町議会 平成23年11月30日

招集年月日

平成23年11月30日(水曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午前10時00分

散会

午後3時11分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 鈴木道子 出席
第2番 長塚かおる 出席
第3番 窪田美樹 出席
第4番 守屋亘弘 出席
第5番 田中孝男 出席
第6番 中村文彦 出席
第7番 荒井直彦 出席
第8番 笠原俊一 出席
第9番 土佐洋子 出席
第10番 山梨崇仁 出席
第11番 横山すみ子 出席
第12番 金崎ひさ 出席
第13番 伊東圭介 出席
第14番 畑中由喜子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 森英二
副町長  
教育長 豊田茂紀
総務部部長 上妻良章
保健福祉部部長 稲山孝之
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 高梨勝
消防長 有馬弘
総務課課長 池田務

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 山本孝幸
主事 佐々木周子
主事 山崎大輔

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第7番 荒井直彦
第8番 笠原俊一

議事日程

第1一般質問

1.伊東圭介
(1)森町政4年間の総括について
(2)葉山町の緊急課題について

2.中村文彦
(1)危機管理について
(2)森町長の公約について
(3)教育について

3.守屋亘弘
(1)税金の無駄遣いについて
(2)2度の裁判での対応について

4.窪田美樹
(1)ごみ問題について
(2)介護保険について
(3)学校設備について
(4)提供給食の安全性について
(5)防災対策について

議事の経過

議長(畑中由喜子君)

おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(畑中由喜子君)

日程第1「一般質問」を行います。
第1番、13番伊東圭介議員、登壇願います。

13番(伊東圭介君)

おはようございます。13番伊東圭介でございます。議長への通告に従いまして、2項目について一般質問をさせていただきます。私も議員としては最後の質問になるかもしれません。それに当たって森町政のこの4年間の総括、そういった部分で幾つか確認をさせていただきたいというふうに思います。公式な場では町長とのやりとりもこれが最後になるかもしれないということでございますので、ぜひ実のあるやりとりができればというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
まず、1項目目でございますけども、森町政の4年間の総括についてということでございます。この議会はこの森町政の4年間最後の議会でもあります。そして、森町長は森町長1期のですね、最後の締めの議会でもあるわけでございます。そういう意味からしてもやはり御自分でこの1期4年間を総括をしていただきたいということでございます。
それから、2点目でございますけども、現在の葉山町の緊急課題は何かというふうに問わせていただきたいというふうに思います。この現在の葉山町の状況を考えますと、幾つかの重要課題、そして緊急的課題があるわけでございますけども、町長は今の葉山町の緊急課題をどのようにとらえているかというところが私はいまひとつわからないところもございます。ぜひその辺を明確に御答弁をいただければというふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
以上、1回目の質問とさせていただき、以降は第2質問のほうでさせていただきたいというふうに思います。御答弁のほどをよろしくお願い申し上げます。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(森英二君)

おはようございます。13番伊東圭介議員さんとの最後の質疑応答ということで、実のある討論をというお話がございました。私も熱を込めて語りたいと思います。おおむね4年前にスタートしましたときを振り返ってみますと、20年の秋、100年に一度と言われる経済危機、サブプライムローンの問題、そこからスタートいたしました。ずっとその後、景気低迷が引き続き、毎年の施政方針演説の中でもこの経済危機が尾を引いているということで述べてまいりました。そして、ことしの秋、4年目の最後も今度はギリシャを中心としたヨーロッパEUの経済危機ということで、実にこの4年間を振り返ってみますと、経済危機、経済危機というようなことで流れてきたというふうに認識をいたしております。
そういった中で、この厳しい財政状況ということになりますと、その端的にあらわれたのが町税の減収ということです。主な企業を持たない当町では、やはりサラリーマン中心とした所得税、または町税ということに頼っておるわけでございますが、この町税の減少、つまり団塊世代の人たちの大量な退職といったことに伴う税金の減少と。これで4年間で実に5億8,000万円税収が減りました。そして、こういった財政を中・長期的視点に立って健全な財政にしていくということが、これは町長に課せられた最大の責務であるというふうに私はとらえております。そこで、では、何をしなければならないんだということですが、孫子の代に大きな借金を残さないためにも町債の減少、こういったことに主眼を置いてまいりました。その主な柱が一番お金のかかっている公共下水道事業です。で、この公共下水道事業債、これが私が就任する直前には102億6,000万円残高がございました。それを4年間で92億4,000万円に、つまり10億2,000万円減らしました。そして、同時に一般会計の債務残高、これも2億3,000万減らしました。合計で一般会計と下水道特別会計の借金残高を12億5,000万円減らしてまいりました。そして、この4年間で財政調整基金、または公共投資基金、こういったものを1億5,000万円逆にふやしております。そうしますと、合計で14億円をこの財政の健全化に寄与したというふうにとらえております。この葉山の財政の支払い能力、こういった長期的な視点に立った財務の状況はどのように評価されているかということですが、これはことしの3月に出ました朝日新聞の「あなたの町の財政状況は」という論評がございます。この中で、7年度から自治体の負債の支払い能力を示した将来負担比率が公表されるようになっている。で、これが葉山、清川、海老名、愛川の4市町村は9年度には0以下の低い数字となったと。つまり将来負担比率は負債の重さを数値化したもので、いずれも低い自治体は財政に比較的余裕があると。つまり、葉山の場合は県内でも有数の余裕のある、将来負担の余裕のある財政になっていると。これがこの評価になっております。つまり4年間で14億円の財政健全化に寄与した、そういう財政の方針をとってきたということがここで裏づけられております。
それから、あとは幾つかの重立った公約、ゼロ・ウェイストの実施状況等について述べてみたいと思います。まず、最初に手がけたのが真名瀬の遊歩道建設を中止しますよと。これは環境問題を破壊するという大きな市民のうねりになっておりました。これを入札直前になっていたところを中止し、じゃあこの真名瀬の漁港整備には何がいいのかということを、約1億8,000万かけて行うわけですから、これは国・県からの補助金ももう出ておりました。これをどう使ったらいいかということで、住民公募で検討委員会を立ち上げました。そして、その中で何度も何度も会合を重ねた結果、漁業振興に役立つ、そうした船揚場の整備ということで決まりました。そして、それを実施し、ことしの4月になって完成をしております。3月までの事業の計画でしたけども、台風の関係で1カ月延びて、ことし4月に完成をしております。
それから、また懸案になっておりました横須賀市、三浦市とのごみ処理の広域化という問題がございました。しかし、これも私は公約の大きな柱の一つとしてここの広域化から離脱をし、葉山は独自の方策を練っていくという政策を発表いたしました。それに従って三浦・横須賀両市に赴き、数度にわたって面談を申し入れましたが、結局は各首長がそのまんま出てこないという形で、こちらから離脱の通達をしていったわけでございます。それを不服として両市から損害賠償請求が出ていることは御承知のとおりでございます。しかし、これも間もなく12月8日には判決が下されることになっております。私は、これは絶対に完全勝訴であるというふうに自信を持っております。なぜならば、この広域化からの離脱の最大の理由は、これをもし広域化をスタートすれば、横須賀につくることになっていた大型の焼却炉をずっと燃やし続けなければならないということは、ごみは減らせないということになります。これは環境負荷をそのままに…環境負荷を減らせという世界的な流れ、そういったものと逆行するんだということからこれを理由に挙げております。そういったことから、では、それを離脱して独自の処理、方策ということでどうするのかということで掲げてまいりましたのが、とにかくごみは減らすんだと。燃やさない、埋めない、そのためにゼロ・ウェイスト政策というものを掲げて頑張ってきております。また、市民の、町民の皆さんも巻き込んでごみ減量化、また生ごみの自家処理促進といったことを推し進めております。
それから、この今のゼロ・ウェイストという言葉なんですけれども、比較的新しいわけなんですけども、しかし、これは今、世界的に認知されている言葉でございます。私はこのゼロ・ウェイスト政策を掲げながら、21年11月22日には熊本県の水俣市が環境都市フェスティバルを催しましたが、そのときに私もパネラーの一人として呼ばれております。葉山のごみ政策というものが九州のほうにまで知れわたっていたわけでございます。また、22年3月13日には町田市の首都圏におけるごみゼロ大作戦というシンポジウムがございまして、これにも呼ばれて出かけております。そして、ことしの2月17日、国連及び日本の環境省主催のゼロ・ウェイスト世界大会が東京のホテルで開かれました。そこに日本の首長としてはゼロ・ウェイスト宣言第1号になった上勝町の町長、それから私と2人が招待を受けて発表の機会を得ることができました。葉山のこの作戦を発表してまいりました。このように、ずばり「ゼロ・ウェイスト大会」という世界各国五十数カ国が集まった大きな大会で、そういった言葉が使われて、世界的な流れになっているということを痛感したわけでございます。
あと、この町民のニーズをしっかりとつかむ。そういったねらいから「町長語ろうふれあい座談会」というタイトルで二十数回各地に出向いて、直接対話をしながら住民の地域のニーズをとらえるということに努めてまいりました。これも従来では考えられなかった。まず、なかった手法であろうというふうに思っております。
それから、あと幾つかこの政策の中で、公約の中で実施してきたことを幾つか挙げてみたいと思いますけれども、例えばことし23年度ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンの接種をスタートさせております。22年度からの子宮頸がんワクチンの接種を中学1年生から高校1年生まで拡大、また妊婦健診を2回から20年には5回に、そして21年には14回に広げてこの対応を図って回っております。
それから、あと私や教育長といった特別職の減給、町長専用車の廃止、町長交際費の全廃、そういったものはこれは自分の独自の発想でできるものですので、早速行っております。
それから、ここにAEDという問題が最近よく話題になります。実は私、町長になる前の年の秋、テニスの仲間と南郷公園のテニスコートでテニスを行っておりました。そのとき、対戦相手だった私の目の前にいた男性が急性心不全ということで、そのままそこで倒れ込んで心肺停止になりました。しかし、そのとき、南郷公園の管理事務所にはAEDは配置されていなかったということで、救急出動を要請し、この今の消防署から救急車が来たわけですけれども、やはり待っている身にすれば非常に長く感じるということで、実際にはもう間に合わなかったということで、病院に運ばれる途中で亡くなってしまいました。やはりこのAEDの設置、非常に重要であるということが感じられ、現在では15カ所にAEDを配置をしております。もちろんスポーツを行う南郷公園の管理事務所にも置いてございます。また各学校、そういったところにも配置をしております。そのときの体験から、やはりこのAEDの設置と同時に救急体制の整備、これはやはり大事であると。物理的な距離ということも非常に重要な問題であるということから、現在、葉山では消防署は1署、本部、本署のみですが、同じ面積の逗子市には3カ所、本署と分署が2カ所ございます。これだけを見ても、距離、出動の効率、そういったものを考えると、葉山でも分署が必要ではないかという考えを持つに至り、きのうの議員懇談会でもその一端を触れさせていただいたところでございます。
それから、下水道事業、これの見直し、これにつきましても予定どおり5年ごとの見直し、事業区域の見直し、また全体計画の見直しということで、ことしの8月に審議会の答申をいただいておりましたので、それを参考にもしながら昨日の議員懇談会で今後の5年間の計画区域の拡大、また全体計画の減少見直しということについて説明をさせていただいたところでございます。
また、待機児童をできるだけ減らしていきたいということで定員の増加、また民間保育園への支援も行ってまいりました。そして、このリフォーム助成、これは県内では初めてで取り入れさせていただいてきたところでございます。これは今後も続けていく考えでございますが、このようにこういった財政基盤の確立をまず柱に、中心に置きながら行っていくということが大事であろうと思います。
13番の伊東圭介議員は来る1月の町長選挙に立候補を記者会見で発表されております。もし、伊東議員が町長になられたときに、今、私の言った4年間で14億円財政健全化ができるんだという実績もひとつ記憶に持ちながら、再度そうやっていただきたいと思っております。
さて、第2問目でございますが、現在の葉山町の緊急課題は…(私語あり)総括ということなんだから、黙ってなさい。不規則発言を許さない。議長、そのようにお願いします。(私語あり)
次に、葉山町の緊急課題について。現在の葉山町の緊急課題は何と考えているかというお尋ねでございますが、葉山町は第3次葉山町総合計画の基本構想にもございますように、「海とみどりにひろがる交流文化のまち葉山」を町のイメージとしてまちづくりを行ってまいりました。バブル経済崩壊後の長い停滞の中を通してさまざまな問題が露呈し、戦後日本の発展を支えた各種制度の疲弊が問題となりました。規制緩和など行政による主導から民間による自主的活動の強化、自由競争の重視、中央集権から地方分権への転換など、これまでの制度の見直しと再構築が進んできたところでございます。平成11年度には地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律が成立し、これにより地方公共団体の自主性、主体性は高まることとなり、市町村合併や広域連携が行われるようになりました。こうした流れの中で、葉山町でも国や県から権限移譲に伴う事務の移譲が行われることを考えますと、今後ますます行政と財政の合理的な仕組みづくりが重要な課題ではないかと考えております。
また、本年度の施政方針でも触れさせていただきましたが、ごみ処理広域化から離脱し、独自処理の政策を進めるためゼロ・ウェイスト政策を発表したこと。具体的には燃やすごみの半減化に実現に向けて種々の方策を実施してまいりましたが、いまだまだ途中の段階でございます。
次に、防災についてでございますが、本年3月に起きました東日本大震災以降、防災・減災対策は町民の生命や安全を守る上で非常に重要であり、早急に進めるべきものと考えております。
さらには、し尿浄化槽汚泥処理につきましても、早期に処理方法の確立をすべきと考えております。このし尿の問題でございますけれども、長い間、本町ではクリーンセンターの焼却で燃やしてまいりました。高い重油を大量に使ったこのし尿の処理、これはもうほかではほとんどやっていない。いかに議会でそれの追及がされても、前政権においてはそれをそのまま続けておりました。これを私は平成21年4月より横浜市へ委託をして、大幅な経費の減少と同時に…経費削減と同時に温暖化防止、温暖効果ガス発生量の削減に寄与してきたところでもございます。
以上、今の喫緊の課題の大きく絞りますと、このごみの減量化、ゼロ・ウェイストの政策の推進、それから防災・減災の推進ということをここでは挙げさせていただきました。以上で第1回目の答弁といたします。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

13番(伊東圭介君)

長い御答弁ありがとうございました。もろもろ、さまざま総括ということで町長の4年間を御自分で今、語られたのだというふうに思っております。森町長はね、町長選においては4度目の挑戦で葉山町長になったわけでございます。それは並々ならぬ決意を持ってね、4回の選挙の後に町長になったわけでございます。間、なぜかわからないですけども、県議選にも出られてますけども。その中でね、そういった強い気持ちの中でなった今回の4年間だというふうに私も思います。で、マニフェストもいろいろマニフェストと言われるようなものを含めてね、約43項目程度だと思いますけども、挙げられて今回やってきたわけでございます。この間もお聞きをしましたけども、その辺の達成度、そういったものについても6割程度はできていると。で、23年度末には8割程度に持っていきたいという御答弁もいただきました。
そんな中で町長の今語られた部分、すべて私どもはそのとおり受け取れないというのが現状だと思います。というのは、やはりこの4年間で、議会においては3年連続で予算の原案が否決をされているということだと思います。1年目は骨格予算でございますので、大きな政策、また町長の政策が入らない形で6月の補正予算、9月の補正予算ということで組まれているわけでございますので、当然ながらこれは可決をしていったわけでございます。それ以後、森町長が実際に予算編成をした3年間というのは、一度も予算原案が通っていない状況だと思います。それともう一つは、予算だけではなく、22年度、21年度使ったお金、決算も不認定になったということであります。やはりそれだけを考えても、町長の評価と我々議会の評価は違うわけでございます。そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。

町長(森英二君)

予算の否決あるいは決算の否決ということがございました。しかし、これは考えてみますと、私を支持する与党議員と反対したい野党議員との数の問題であって、そういったことで結果的にそうなったというふうにとらえております。

13番(伊東圭介君)

二元代表制ということでございますので、我々も選挙で選ばれた議員でございます。町民からの負託を得た議員でございます。町長も当然そうなのかなというふうに思いますけども。それで、与党・野党という今お話ありましたけども、我々はそんなことで予算に対する町民の生活に直接影響の出る予算として、決算については翌年度に対する部分がありますけども、それを町長が好きだとか嫌いだとか、そういう話で否決をしてきているわけではないんです。それは当然わかることだというふうに思います。それはやはりですね、町長の政治姿勢があらわれていることだと私は考えております。幾度とない陳謝と発言の撤回と、そして修正、それから幾つもの森町長の政治姿勢に対する決意、こういったものもあるわけでございます。その最終形が今年度、ことし3月10日に出ました森英二葉山町長の不信任決議案だというふうに私は思っております。残念ながらこの最後の一番重要な決議案だけが可決はされなかったわけでございますけども、そういった町長の政治姿勢に問題があり、現在の葉山町の停滞があるんだというふうに考えますけども、町長、もう一度御答弁いただけますでしょうか。

町長(森英二君)

政治姿勢云々で予算が可決だ、否決だのということにはなりません。これは私が提案する政策に対しての考え方、とらえ方の相違であると。その結果によって成立したり反対されたりということでございます。例えば、今そこまでおっしゃるならば確認したいわけですけれども、今、大きな柱の一つに据えているゼロ・ウェイスト政策、ごみゼロ作戦というものを確実に行える方法として、英知を絞って担当課と一体となってごみ半減袋、これの導入を議会に提案いたしました。これが否決をされて、半減化のそれが実施ができないということ。これは多くの町民の皆さんの意見を聞いても、これはごみ減量化をするべきであると。それも町内会連合会等、あるいはいろんな個人的に聞いても、ぜひそれを進めるべきであるということだけれども、それも否決をしてしまう議会、これはそれに対する姿勢の問題でもあろうかと思います。そういったことで、政策の、町長の資質がどうのということでなくて、政策本位できちんと議論しなければならないというのが本論だろうと思います。

13番(伊東圭介君)

もうここに来てね、余り細かい話をしたくはないんです。半減袋がどうのこうのという話はしたくないんです。まさにゼロ・ウェイスト施策、これは町長の政治姿勢が足らないから、悪いから進まなかったんですよ。何も半減袋なんか使わなくたって資源化・減量化できるんですよ。私が言いたいのはそういうことではなく、町長が本当にゼロ・ウェイストを進めたかったのかどうか疑問なんですよ。それは職員の体制もそう、全庁挙げてやっているわけじゃないじゃないですか。環境課の職員だけですよ、わかっているのは、内容を。ほかの課の、ほかの部の職員はわからないんですよ、ゼロ・ウェイストの、町長の言っているゼロ・ウェイストを理解をしている職員なんかいないですよ。そういう姿勢が問題だったんじゃないですか。本当に葉山町の役場の中、全庁を挙げて取り組めば、もしかしたら今ごろ広報に載ったように7月にスタートしていたかもしれないですよ。そこが私は問題だと思うんですけど、町長、いかがでしょうか。

町長(森英二君)

これだけ回を重ねて住民への説明会も行いました。それから、当然広報にも毎回のようにこのゼロ・ウェイストに関する記事は出ております。職員が知らないわけはないんです。みんな知っていますよ。それが全庁巻き込んでそういったようなことを言って、自分たちが採決する立場にいながら反対していて、よくそういうことが言えると私は逆に反論します。

13番(伊東圭介君)

まさに政治姿勢の違いだと私は思います、そのあたりが。町長ですから、ほかの環境課以外の方にね、もう一度これ終ってからお聞きになればいいと思います。私の考えているゼロ・ウェイスト、君たちは理解しているのかということを聞いていただきたいなというふうに思います。
次にですね、さまざま今、答弁、第1の答弁でありましたけども、町長は14億円ね、削減したと。財政に健全化に寄与したというお話だったわけですけども、これも私どもとは若干見解が違うところがございます。例えば下水道であれば、事業をやらなければ借金はしないんですよ。面整備を抑えれば、当然借金しないわけですよね。これは下水道だけじゃないです。事業を行わなければお金使わないですから。ただそれが本当に住民のサービスにつながっているのかどうか。行政はそういった意味からすると、企業とは違うわけです。費用対効果だけではかれない、まさに福祉の部分もあるわけです。それを14億円減って健全化に寄与したということで言い切れるのかどうか。そのあたり御答弁いただけますでしょうか。

町長(森英二君)

下水道事業をまるでやらなかったように受け取れる発言ですけども、そうではないんです。私は就任してからこの財政の健全化と事業の推進のバランスをどうとるかということをまず考えました。そこで下水道事業については、この4年間でおおむね50ヘクタールというものの推進でいこうと。そうすることによって、それに必要な借金は出てまいります。しかし、返さなければならない町債も決まっております。そこで、こうやって事業を粛々と進めながら財政を健全化させていくと。同時に一般会計のほうでも起債は起こしていますよ。そして、私が力を入れたいといっていた教育とか、子育て、福祉を停滞させるわけにはいきませんから、それへの犠牲はさせないで、それはそれで事業を進めると。しかし、一番大きな下水道事業が余りにもピッチがね、投資額が大きすぎたから、これのバランスを長期的に見てやっていこうと。それで、昨日も説明の中で行ったと思いますけれども、今後においても約10ヘクタールから15ヘクタールの範囲で事業を行い、そうしていけばこの4年間とほぼ同じレベルで事業が進むと。それで14億円等の財政の健全化には寄与することできるだろうということを言ったわけです。したがいまして、何もやらなければ借金は減るんだと、そういう極端なですね、まるで次の選挙を目指した選挙演説みたいになってしまうんですよ。もし、私が立候補すればね、公開討論会でやることになる大きなテーマだと思いますよ。それを今ここでやることは、是か否かと私は問いたいと思います。

13番(伊東圭介君)

今、町長もね、みずから自分の進退について御発言をされましたけども、どうなんですか、町長、次の立候補されるんですか、されないんですか。

町長(森英二君)

通告のない質問には答弁を差し控えます。

13番(伊東圭介君)

町長、よく考えてくださいよ。きょうは何日ですか。現職の町長がまだ1月の10日に告示になる選挙に出る出ないを表明できない。まさに無責任だと思いませんか。まだ私の質問が終わってないです。無責任だと思いませんか。進退についても明らかにしないで、きのうの議員懇談会でもそうですよ。先ほど述べられた消防のこと、新たに出張所をつくるなんていう発言をされる。3年間で消防職員を13名も増員する。何の財政的裏づけもないまま町長は発言をされています。これはもう一貫して4年間変わらなかったものですよ。まさに無責任です。出処進退についてお答えください。

町長(森英二君)

今、消防職員の計画、増員について、財政の裏づけもないと、よくそういう無責任なこと言えますよね。私は財政も考えながら計画を練っているんだと、きのうもちゃんと説明したとおりです。ちゃんと聞いていてくださいよ。それはね、建設費に、支署の建設費にどれくらいかかるか、もう試算もしております。したがって、3年間でそれくらいの資金の余裕を、財政計画を立てながら、そして年間、年間必要な人数を募集して1年間学校に通わせると。その体制で27年には完成ということでやるわけでして、これはだれが町長であっても、そういう方向が町民の安心・安全のために大事であると。任期が少ないとか多いとかじゃなく、首長の責任としてこういう方向を求めていると。求めるべきであるということの提言をしたわけでございます。
それから、ここへ来て、まだ出処進退を明確にしないのは無責任云々という話がありますけれども、前回、1月の19日がたしか投票日だったと思います。私は、立候補宣言を記者会見開いて行ったのが1月8日です。投票日の17日前です。これは期間があろうがなかろうがということは関係ないんです。熟慮に熟慮を重ねておれば遅くなることもありますし、物事は流動的な面もございます。そういったもろもろのことを考えながら、自分では考えを述べていきたいというふうに思っております。

13番(伊東圭介君)

4年前とね、今の森英二さんの立場は違うんですよ。(「わかってるよ。」の声あり)わかっていたらはっきりすべきじゃないですか。それは前回、4年前は現職、前任の町長がね、辞職をした選挙戦であります。それは町長も理解できると思うんですけども、なぜまだね、出馬するかしないか言えない。普通であればですよ、もう1期でやめる。これも公約だか何だかわからないですけども、そういう話だったはずです、4年前には。それは議会でもそのように述べているはずです。そして、4年間の中でスピード感を持って物事に対応していく、こういう答弁があったはずです。であるならば、現職町長として残りわずかな任期になっております。ぜひその出処進退について明らかにしてくださいよ。いかがですか。

町長(森英二君)

たしかに4年前のときとね、ああいう突発的な事案で現職が辞任をしたということを受けての選挙になったから、投票日までに日にちが少なかったと。それと今とは違う、確かに。そして、今は現職であるということを強調されておるけども、しかし、それをなぜ早くやらなければ無責任なのかということが私には理解できないんです。やるべきことはやる。発言することは発言する。出席するところはすべて出席するということで業務を遂行しているわけでございます。そういったことで無責任云々というのはちょっと次のリーダーを目指す伊東議員としては、私は控えたほうがいいんじゃないかなと思いますね。

13番(伊東圭介君)

そのあたりがね、やはり政治姿勢として違うんだと思うんですよ。であるならば、わからない、まだ決めかねているんであればですよ、長期的な部分について言わないでください。方針を出さないでください。町の喫緊の問題、重要課題について方針なんて出さないでください、方向性を。ペンディングしておいてくださいよ。出馬してから言ってくださいよ。こんなに重要なこと、きのうの懇談会の話もそうです。すべて町の重要課題ですよ。それについてね、次、出馬するかしないかもわからない状況で決定をしないでください。いかがですか。

町長(森英二君)

全くそれこそ見解が違うところで、だれが首長、町長であれ、この町の将来はこういったことが大事であると私は、今の私はそう考えていると。だから、そういう方向を望んでいると。もちろん自分が再選されればそれを目指すわけですけども、後のだれかが担ったとしてもこういった方向があるべき姿であると。これが現職として明確にするのが私の責任だと思って行っております。

13番(伊東圭介君)

もう見解の違いと言えばね、そのとおりなのかもしれないですけども、でもやっぱりね、町長、どう考えても無責任なんですよ。そういう方もいらっしゃいましたよ、確かにね。例えば石原都知事が出たのも寸前ですよ。石原慎太郎都知事なんかは確かにこの間の選挙戦もね、寸前ですよ、出馬は。だけどね、それはやはりちょっと違うと思うんです、状況が。確かに行政の継続性というものはあります。だれが町長になってもやらなきゃいけないことはあります。それは当たり前のことです。でも、行政の継続性を壊したのは森町長ですよ。その行政の継続性を壊した人が行政の継続性を語るのはおかしいですよ。いかがですか。

町長(森英二君)

行政の継続性を壊したという発言ですけども、全く的を射ていません。いいですか。2市1町の広域化からの離脱の継続性から見れば、次の町長は引き継ぐべきだという論理になるんです。しかし、それは間違った方向だと私は信念持って公約に掲げて、選挙で選ばれたんです。だったら、それをやらなければ公約違反になるんですよ。継続性のために…そんなの公約に載せられないんです。だったら、自分の信念でごみは減らすんだと。燃やさないんだということのために、その継続性云々ではなくて、それは断ち切るということなんです。悪い発想でそれは出てきていることだと私には映ったんです。ですから、離脱をしたわけです。それと、じゃあ逆に、先ほど私挙げたし尿の21年4月から横浜市への委託で、あの下水道処理に投入する方針に切りかえた。それ以前には、私がなる前には何人もの議員さんが、たしか今の議長さんだってそうです。そういう無駄は切りかえてね、いくべきだと、何度も発言されています。しかし、前の政権ではそれを頑として譲らなかった。これを断ち切ったんですよ。継続なんて、それはいわばそのために、いろんな意味でよく私は言われます。前の政権のね、尻ぬぐいに終わっているんじゃないですかと。残念ながら、かわいそうにと。そういう言葉すら出るんです。これは変えるべきところは変えなきゃいけないんです。チェンジをうたって大統領になったオバマさんのことを所信表明で書きました。変えるべきところは変えるんだということ。継続性を断ち切ったという表現は当たらないというふうに思います。

13番(伊東圭介君)

今、し尿のね、し尿汚泥の処理の話出ましたけども、し尿汚泥の話は議会総意の話であります。(「総意じゃないぞ、それは。」の声あり)今、4番議員から総意ではないという話もありましたけども、基本的に焼却して処理をするということを改めろということは、もう既に議会の総意としてもう進めなさいよということは決算・予算のときに常に言っていたことであります。そのタイミングがたまたま森町長が誕生したタイミングであっただけであります。その後の問題だというふうに私は考えます。そのし尿汚泥の処理施設、この4年間で進みましたか。何も進んでないですよ。4年という期間があったんです。しかも、大変な不祥事を起こして、建設しようとした建物の土地が足らない。行政としては最悪の事態であります。その設計にかかった1,890万、これが現状では全く宙に浮いているわけです。その計画書も含めて。このあたりはどういうふうに御答弁なさいますか。

町長(森英二君)

今、4年間のブランクと言いますけども、4年間もありません。私就任してからもまだ4年たってないんです、ね。21年4月から横浜へ委託ですから2年半です。しかし、それに変わる22年、23年継続事業として、し尿投入の方策を町としては考えていたと。しかし、今、指摘のように、ミスがあったとね。見落としもあった、土地の判定の仕方にも問題があった。そこで何回も何回も繰り返し説明しながら、そして新しい今、方策を改めて県のほうと慎重に審議しながら環境課中心に進めている段階なんです。何もやってないわけじゃないんです。ただまだ結論が出てないだけのことです。これは非常に時間もかかります。そういったことで議会でも十分説明もしてきていますし、そのミスを犯した担当と私も含めて責任の処罰も行ってきております。そういったことを今、ここでぶり返すんではなくてね、断ち切ったとか継続とかと言うから、例としてし尿の投入の問題を挙げたんであってね、今までの先ほど再質問の最初でも、細かいことを聞くんではなくて、総括的に云々という発言を伊東議員みずからしたばかりではないですか。最後にふさわしい質問を行ってください。お願いをいたします。

13番(伊東圭介君)

小さい話ね、持ち込んでいるのは町長なんですよ。私はそんなに小さな話しようと思ってないんです。
それでは、2項目目というか、もう項目も関係なくやっておりますけども、現在の葉山町の緊急課題ということで先ほど町長から御答弁いただきましたけども、項目的にはね、確かに4項目ですか、挙げられていたと思いますけども、現在の葉山町の喫緊課題、項目は町長の言われるとおり間違ってないと思うんですよ。確かに行財政改革、それからごみ処理の問題、それから防災・減災対策、それからし尿浄化槽汚泥処理のこと、まさにこの4つが今、緊急な課題であると私も考えます。ただ、緊急な課題の割には非常に動きが悪い。方針だけは出てくるけれども、実際の動きとしたら、動きとして目に見えないわけであります。まさに実行が伴わないこの4つの課題であると思います。行財政課題も人件費に切り込む、これも一つの町長のマニフェストだったはずです。実行性ある取り組みは現在も行われていない。そして、ゼロ・ウェイスト、これも先ほどから日本全国、また世界会議等の話もありましたけども、全く実行性が伴ってないんですよ。何も進んでない施策なのに、よくそういうところに町長は招待をされて発言をする場がある。私はもう不思議でしょうがないんですね。
防災に関してもそうであります。3.11以来、各自治体では早急な取り組みが行われております。現在の葉山町においてはいまひとつ動きが見えない。町長の4年前に言っていたスピード感というものが全くないわけであります。そして、4つ目のし尿お泥の件は、今、やりとりをしたとおりであります。緊急課題、まさにスピード感を持って対応しなきゃいけないことだと思います。それにはやはり町長が次の町長選に出馬するかしないか、そのあたりをはっきりしなかったら動かないんですよ。職員も動けないんです。方針だけ出すけども、やるかやらないかも言わない。やはりこれはね、大きな問題だと思いますよ。もう一度最後にお伺いします。いかがでしょうか。

町長(森英二君)

喫緊の課題ということで幾つか、4つ挙げたと、それが全然行ってないじゃないかと。例えば防災・減災対策にしても、葉山の防災に対する取り組み、全然見えないと、ね。あなたがわかってないんですよ。5月にですね、5月に私は社協を依頼して、ボランティアバス、救援バスを出すようにということで。というのは、ほかの自治体でも社協が中心になっているから、そのノウハウ、またルートもできているから、社協がやってほしいと申し入れをしまして実現させました。町民の方が応募して災害対策、救援活動に行っております。
それから、放射能測定器の機械、機器、きのう予算通ったじゃないですか、3台新しく。これはもう実行しているんですよ、ね。これを熱心な町民の方がおられますから、ある町民の方は自分で機械を買って、町内126カ所の測定をしてデータを持ってきてくれました。で、自分たちも協力するから一緒になってこの防災…放射能マップをつくりましょうよと提言も受けているんです。そういった準備も進めているところですよ。何も見えないわけじゃない、やらないんじゃないんです。言うだけじゃないんですよ。そういったことをね、よく知らないで一方的にそうやってまるで選挙の攻撃材料のように使うというのが私は情けないと言っているんです。もっと実態をよく見てくださいよ。ゼロ・ウェイストだってそうですよ。町民の人が一体となって運動している。非常に珍しいケースだということで業界紙とかいろんな雑誌でも取り上げられているので、葉山の知られるところとなったんです、ごみ対策が。それで声がかかってくるわけです。そういったふうなものをしっかりと行っているということを認めるところは認めなきゃだめなんですよ。一生懸命やっている職員に対してだって失礼じゃないですか、それは。私はそういうふうに思っております。

13番(伊東圭介君)

もう時間も来ますけども、防災・減災に関してね、町長におまえはわかっていないという言い方をね、私もされたくないなというのが実感であります。今、町長言われたことは、起きたことに対する対策だけなんですよ。防災、字わかりますか。減災、字わかりますか。これからのことなんですよ。これから来る大地震、大津波、それに備える対策のことを私は言っていることであって、ボラバスを東北へ出したとか、放射能測定器を買ったなんていう、そんな小さいことを言っているんじゃないんですよ。もう見解が違うんです、そこが既に。そんなことを実績として挙げるほうが町長としての資質に問われるんじゃないかなというふうに思いますけども。もう答弁は要りません。もう時間もないので最後にさせていただきますけども、この13年弱になりますけども、葉山の町議会議員としてこの議場でお世話になりました。また、同僚議員皆様方、それから職員の皆様方にも大変お世話になりました。ありがとうございました。ぜひこの場にまた戻ってくるべく頑張りたいというふうに思っております。
以上で私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。(拍手)

議長(畑中由喜子君)

これにて13番伊東圭介議員の一般質問を終わります。
第2番、6番中村文彦議員、登壇願います。

6番(中村文彦君)

6番中村文彦です。ただいま議長よりお許しを得ましたので、通告どおり3項目、8点について質問いたします。
まず初めに、私は家族の絆、地域の絆、町民との絆を大切にすることを訴えてきました。最近、悲しいことを目にしました。それは葉山の一部の地域を侮蔑したり、町民間の対立をわざとあおったり、特に職業を蔑むものです。私は葉山町町民を代表し、この場を借りてそのような品性のない発言を支援する偏った思想団体に対し、強く抗議いたします。
それでは本題に入ります。私は若い力で町政を変えること。責任ある議会活動をすることもあわて訴えてまいりました。どんな状況であっても、町民のため町政を前へ進めてまいります。6月及び9月の定例議会で、森町長に町民を代表し、幾つかの質問をさせていただきました。しかし、回答を先送りし、保留しているものが多々あります。また、一般質問に対する経過を確認し、責任ある議会活動を目指します。
1、危機管理について。(1)ごみ問題について。6月定例議会において多くの町民が心配している老朽化した焼却炉を今後どうするかとの質問の回答がまだである。また、私がごみを葉山町内で処理しない、よそへ出してもごみの自区内処理に対する公約違反でないと町長は答弁しているが、それでは自治ができているとは言えないのではないかとの質問に、森町長は「自治とは町として町内から出るごみを適正に処理しているということは我々の任務であって、これをどこへどのように委託していくかということは最善の方法をとっていくということでございます。」と回答しておりますが、東京の小金井市のごみ問題を踏まえて、葉山町がごみ処理について自治ができているのか、改めてお伺いします。
(2)救急車の使用について。まず、11月2日にバスとトラックの衝突事故により負傷した方々のお悔やみとお見舞いを申し上げます。葉山町町民もこのような非常時にどのような事故対応を葉山消防署がしたかを知りたがっていると思いますので、報告をお願いします。また、今回の経験を考慮し、非常時に備え、救急車を常備車として2台に加え、1台を予備車とし、計3台の運営を改めてお願いします。それとあわせて消防隊員の充足率の改善を要望します。
(3)職員における事故急増対策について。3月の定例議会に上がっているが、それを受けてクリーンセンターに行って対応しているかの問いに対し、森町長は1月に行っていると意味不明の回答をなさっています。6月以降どのような対応を行い、クリーンセンターにはいつ訪問したのか、改めて質問します。
(4)副町長について。6月の定例議会において、なぜ町長は副町長を今まで置かなかったのかとの私の質問に対し、町長は公約違反になるから置かないと発言したり、大変大きなテーマであると思って人選に当たっていると回答をしたあげく、矛盾するのではないかとの問いに、「状況であるとか、人間の考え方というのは常に一定とは限りません。状況を見て柔軟に対応することもトップとしての責任であろうと考えております。」と回答しました。結局副町長を置くと決断し、3人の方に副町長の打診をしたにもかかわらず、半年以上副町長を置けなかったことに対しての経過の報告と、議会を混乱させ、町民に対して約束を守れず、迷惑をかけたことに対して謝罪を求めます。
2番、森町長の公約について。(1)1期4年の公約について。9月の定例議会において通告にない質問にはお答えできないとの回答を拒んだにもかかわらず、神奈川新聞の取材には12月の定例議会までには決めると回答するなど、町民の代表である議会を軽視した町長に対し、正式に通告し、町長の進退について正々堂々質問するものであります。
(2)子育て・教育日本一について。森町長がどのような具体的な施策を4年間に実施したか、詳しくお伺いします。
3、教育について。(1)学校遊具について。私が9月の定例議会の一般質問で、葉山町の小学校遊具の傷みが激しいとの質問以降、業者の指摘に従って行った遊具修理の状況についてお伺いします。
(2)葉山小学校のフェンスについて。サッカーボールが国道に出るなど危険な状態であるとの私の質問以降、どのような進捗状況になっているか、お答えいただきたい。
以上、3項目、8点について明確な答弁をよろしくお願いします。ありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(森英二君)

中村議員の御質問に順次お答えをしてまいります。
まず、1項目目の危機管理についての1点目、ごみ処理問題についてのお尋ねでございますが、昨年のクリーンセンターの焼却炉が停止したときに、近隣市に焼却の依頼を行いましたが、焼却炉の処理能力などから受け入れができませんでした。しかし、処理能力に余裕のある横浜市の協力により、金沢工場に緊急措置として本年の6月まで可燃ごみを受け入れ処理をしていただきました。その間に、葉山町から発生する可燃ごみを民間施設で処理していただく体制を整備し、現在におきましては民間業者3社を確保し、可燃ごみの処理を実施をいたしております。いずれにいたしましても、町民の皆様に御迷惑をおかけしないよう適正な処理の確保に努めてまいります。なお、昨日の議員懇談会でも説明をさせていただきましたが、今、休止しているクリーンセンターの焼却炉は再稼動させるのではなく、そのまんま休止状態を続け、いずれ廃炉にしていくという方針を昨日述べたとおりでございます。
次に2点目の危機管理について。救急車の使用状況についてのお尋ねでございますが、救急車の使用は2台を交互に使用し、出場しております。平成22年度における救急活動状況は、救急出動件数1,574件、搬送件数1,518件、不搬送件数56件、搬送人員1,542人となっております。また、救急出動件数は21年度に比べ、207件増となっております。
次に、職員における事故急増対策についてのお尋ねでございます。公用車の安全運転の励行等を満たすために、道路交通法施行規則の規定により管財課長、クリーンセンター所長、消防署長の3名を安全運転管理者に選任し、また総務課長を副安全運転管理者に選任いたしております。公用車の安全運転の励行及び事故防止を図るために、葉山警察署等の協力により安全運転講習会を実施しておりますが、今年度は8月に2日間、それから10月に1日の計3日間、神奈川県警察から「ゆとり号」を派遣していただき、全職員を対象にシミュレーション研修により運転技能向上研修会を実施いたしました。また、本年5月19日に、庁内安全運転管理者連絡協議会を立ち上げ、事故防止対策について協議を行っており、同協議会から月に1回程度でありますが、交通安全運転啓発のメールを全課に配信し、安全運転に対する啓発活動を行っております。今後におきましては、公用車の事故防止は無論のこと、あらゆる業務上での事故防止を図るため安全対策を徹底してまいります。
次に、副町長についてとのお尋ねでございますが、さきの町長選挙におきまして、副町長の廃止を選挙公約の一つに掲げておりました。これは意思決定の迅速化とコスト軽減を実現させるねらいがあったからでございます。しかしながら、今日までの町政運営の経過を省みますと、部長職の負担の増大、施策を構築する機能の不足など、幾つかの問題点が出てきたことも事実であると認識をしております。
次に森町長の公約について。1期4年の公約のお尋ね、正式に通告をしたので答弁を求めたいという趣旨でございました。で、せんだって、別の議員が記者会見を開き、立候補の宣言をいたしました。そのときに、新聞記者の皆さんが私のところに来て、現職の森さんも表明してもらえますかという話がありましたけども、ちょっとそれは待ってくださいと。まだ、今、表明できる時期にありませんと。で、表明は議会が終わった後させていただきますという話をしました。だから、選挙前には行うとは一言も…失礼しました。議会前に、12月議会前に行うということは言っておりません。これで答弁の内容はおわかりと思いますが、議会後に表明をいたします。
次に、子育て・教育日本一についてのお尋ねでございますが、少子高齢化、核家族化の進行、深刻化する環境問題など我々を取り巻く社会環境の変化は急速に進んでおります。子供を産み、育てることに喜びを感じられる社会を目指して、次代の社会を担う子供一人ひとりの育ちを社会全体で応援するため、子育てにかかる経済的負担の軽減や安心して子育てができる環境整備が重要でございます。せんだっても子育ての真っ最中のお母さん方が部屋に参りまして、特にそのときは学童保育の充実ということでいろいろと要望もございました。私は聞いていてそのとおりだなという感じがいたしました。したがいまして、従来の形にとらわれることなく、地域社会においてのそういった問題も含めながら、これは考えていきたいというお話をしたところでございます。また、地域社会においては人間関係であるとか連帯意識が希薄になるなど、心の荒廃が叫ばれ、子供たちをめぐる痛ましい事件や問題が起こっております。そういったことで地域ぐるみの子育て環境の整備ということは非常に重要であるというふうに考えております。そのため公約の中で教育と子育て環境を充実させることを述べさせていただきました。町長就任後には少人数学級、インテリジェントテーチャーの充実、小児医療費の補助の拡充、学童保育の充実等に言及し、そのうち何点かの項目につきましては、地域の実態をしっかりと見つめながら着実に、地道に問題と取り組んでまいったところでございます。
以上で私の担当する1回目の答弁とさせていただきます。

教育長(豊田茂紀君)

6番中村議員の御質問にお答えいたします。
教育についての1番目、学校遊具についてとのお尋ねでございますが、その答弁をさせていただきます前に、議員からの一般質問通告書にあった範囲で答えをさせていただきます。先ほど議員がここでその2点についての趣旨をお示しになりました。その切り口、あるいは趣旨については第2答弁以下の中でさせていただきますことをお許しいただきたい。
当町の学校に配置されております遊具につきましては、各学校相違はございますが、体育館など室内用としてフラフープ、縄跳び、竹馬、トランポリン、肋木、上りロープ、バドミントン、フリスビー、ホッピング、パズル、お手玉、かるた、ビー玉、けん玉、積み木、こま、羽子板などがございます。校庭など室外用としては、一輪車、鉄棒、アスレチック、ジャングルジム、雲梯、滑り台、ブランコ、シーソー、タイヤチューブ、砂場、サッカーボール、バスケットボール等数多くの遊具がございます。
続きまして、2番目、葉山小学校フェンスについてとのお尋ねでございますが、葉山小学校外周にはすべてフェンスが設置されております。校庭の国道側には通学用の出入り口が設置されており、また消防署と保育園の間には常時施錠された出入り口があり、緊急避難や行事、作業用等として使用しております。以上であります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

6番(中村文彦君)

1番、危機管理について。ごみ問題についてですけども、小金井市、東京都の小金井市のごみ問題を踏まえてですね、葉山町がごみ処理について本当に自治ができているのかということで改めて質問したいんですけども、町長、御答弁をよろしくお願いいたします。

町長(森英二君)

今、小金井市の例を出されました。あれはテレビとか新聞等で拝見しておりますけれども、あの選挙の際にあのような発言をされるということは、常識では考えられません。当然ごみ処理を受け入れている自治体からは反発が出るのは当たり前のことです。それを引き合いに出して今、葉山の場合はどうのこうのというこということは全くナンセンスな当たらない論理であります。

6番(中村文彦君)

ナンセンスということなので、ちょっとこれは後のほうでまた聞きますが。けさの神奈川新聞の記事にあったとおりですね、葉山町は廃炉を前提に休止と言っていますが、期間を決めておらず、無責任であり、約1年も費やしてですね、一体何をやっていたか私には全くわかりません。多分町民の方もわからないと思います。6月の定例議会でも質問させていただきましたが、本当に町長は危機管理ができているのか、お伺いします。

町長(森英二君)

中村議員はきのうの議員懇談会に出席しておりました。ここに至るまでの経過はるる説明いたしました。しつこいぐらいだと、もっと結論だけでいいというふうな発言もその後でありましたけれども。つまり昨年の11月25日にダイオキシンが発見され、その日のうちに炉をとめた。しかし、その後、原因究明、これをしっかりやらなければならないというのは当然のことです。そして、最後は6月、7月、8月と月1回ずつ検査を行い、専門機関に出して原因分析をした。その結果が9月30日に出てきたと。それを県に持っていき、説明をしたという経過があります。そういった段階を得ていれば時間がかかるのは当たり前のことですよ。1年間何やっていたということとは全く意味合いが違います。

6番(中村文彦君)

町長は質問の内容がよくわかっていらっしゃらないんじゃないかと思います。そもそも廃炉にするというのを早く決定していれば、1年もかけてそのようなことをする必要はなかったのではありませんか。

町長(森英二君)

きのう、このまんま休止の状態を続けると、そして、いずれ廃炉にするんだという方針を発表しました。しかし、それが廃炉にする時期が明確でないのは無責任だといったのは、ある一部の議員さんからの発言をそのまま神奈川新聞社の記者は記事にしたわけであって、私はそのいつの時点で廃炉にするのかというのは明言できないからといって無責任とは思いません。要は町民が望んでいるのは、あのダイオキシンを出して危険きわまりない焼却炉、これをまた使うのかどうなのかということに一番の関心を持っていたわけです。そして、もう使わないでくれという要望書も近隣の2つの自治会から出されております。私にも出てきております。そういった安全性の観点から含めれば、もう焼却炉は再開はさせないということは決めていたわけなんです。ただ公表はしてなかった。それは検査を得るという手順があるから、その時点で公にはできなかったことであって、事実上もう炉をとめていたわけだから、安全性はそのまま維持できていた。それをこれからも続けるということなんです。

6番(中村文彦君)

すいません。町長、私は6月の定例議会でですね、危険なのでやめたほうがいいんじゃないかという提案をですね、町長に対してしておりますけれども、そのときにはですね、近々に決断をするということで、この6カ月間ずっとですね、何もやっていなかったという印象しか残っておりません。そんなことはですね、町民も議会もずっと前からわかっていたことです。それに対して町長は危機管理ができてないんじゃないかというのは、正直一部の議員だけのことだとは思っておりません。要はですね、小金井市についてのこれから経過も説明します。小金井市はですね、かつて近隣の調布、あと府中の両市と共同3市にまたがる焼却場をですね、持っておりました。老朽化に伴ってですね、建てかえの基本計画が示されたが、小金井市周辺の住民の配慮から待ったをかけたんです。葉山町はですね、かつて近隣する横須賀・三浦地区と共同でごみ処理の広域化をする予定だったんですよ。それを森町長が待ったをかけて、現在、裁判になっているじゃないですか。小金井市はですね、その後、代替案も住民の反対で頓挫。結局焼却炉の延命工事でしのぐことになったんですよ。じゃあ葉山町はどうか。ゼロ・ウェイスト施策に対して議会が反対で頓挫。結局焼却炉の延命工事でしのぐことになったんですよ。全く同じですよ。小金井市は老朽化で焼却場の稼動を完全停止、20年2月末までに新しい処分場の用地を確保することを前提に、可燃ごみの処理をすべて周辺自治体に委託してきた。葉山町はどうか。葉山町は焼却炉の老朽化でダイオキシンが流出して稼動を停止中。原因追及し稼動することを前提に可燃ごみの処理を横浜市に依頼していましたけれども、現在は民間委託に変わっております。この問題はその後なんですよ、町長。町長は昨日の議員懇談会で配付した資料、クリーンセンターの焼却炉についての6、今後、焼却処理についての考え方をちょっと町長、読んでみてくださいよ。よろしくお願いいたします。

町長(森英二君)

きのうの議員懇談会の資料はここに持ってきておりませんので、読むわけにはいかないです。かわりに読んでください。(私語あり)知りたいんでしょう。持っていないと言っただけだよ。(私語あり)

議長(畑中由喜子君)

中村議員、その読むということは、一般質問の範囲とちょっと外れますので。

6番(中村文彦君)

それでは、質問を変えます。町長に昨日、議員懇談会において説明した6の今後、クリーンセンターのですね、今後の焼却の仕方についての考え方について説明してください。

町長(森英二君)

焼却炉はいずれ廃炉にすると言っているんです。活用の仕方というのは何のことを言っているのか意味がわからない。そうではなくて、クリーンセンターは廃炉にするけども、今後のごみ処理政策に対しては将来にわたっての技術革新、そういったような問題をそれが6番に書いてある内容だって今、思い出していますよ。そういった将来にわたる技術革新とか、新しい方策等も視野に入れながら検討を進めていくということを言っているんです。

6番(中村文彦君)

私は今ここに文章を持っておりますけども、今の説明は不足しております。ここでちょっと休憩を入れてですね、ちゃんと読んでいただかないと、説明していただかないと、全然違ったことを言っていますよ。どうですか。休憩してください。

議長(畑中由喜子君)

動議が成立しておりませんので、一般質問を続行いたします。

6番(中村文彦君)

休憩の動議を提出いたします。(「賛成」の声あり)

議長(畑中由喜子君)

賛成者がおりますので、休憩することにいたします。お諮りいたします。休憩することに賛成の方は起立をお願いします。
(起立多数)
賛成多数により休憩をいたします。(午前11時26分)

議長(畑中由喜子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前11時40分)
休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。町長、答弁をお願いいたします。

町長(森英二君)

昨日の議員懇談会のクリーンセンターの廃炉について、あるいは将来についてというテーマのところでの説明というよりも参考資料ですね、提出した資料の中の6番目を読んでほしいということだったんです。いいですか。そうでしょう。(私語あり)そうですよ、それはさっき、だから述べたでしょう。

議長(畑中由喜子君)

指名されてから発言をお願いします。今、町長の答弁中ですので。

町長(森英二君)

私はね…いいですか、ちょっと逆に質問しますけどもね、町長が議員から、これを読め、あれを読めと言われたら、何でも読まなきゃいけないんですか。私はそれ読まないで、同じ内容のことを今さっき説明したんですよ。将来の技術革新云々も含めて、いろいろと検討を進めたいと述べたんです。

議長(畑中由喜子君)

町長、先ほど私が申し上げたとおり、一般質問において資料を朗読してくださいというのはありませんので、御配慮をお願いします。

6番(中村文彦君)

すいません。だから、それについてはないというのは先ほども議長のほうから言われました。私は言い方を変えて、それについての説明をするようにということでもって話したのであって、議長、ちゃんと聞いておいてくださいよ。私はその後ですね、今後の焼却処理の考え方について町長説明してくださいと言っているんじゃないですか。その考え方が一致してなかった、これと一致してなかったからちゃんと答えてくださいと言っただけです。

議長(畑中由喜子君)

中村議員、私に対する質問ではなくて、町長に対して質問をする時間ですので、そのように町長に質問してください。よろしいですか。

6番(中村文彦君)

だから、それをそういうふうに質問したじゃないですか。

議長(畑中由喜子君)

不規則発言になりますので、中村議員、気をつけてください。森町長、答弁をお願いします。

町長(森英二君)

今の休憩に入る直前に、私はこの文書の6番目に当たるところを正確に説明したつもりだった。それがわからないならば、理解力が不足しているんです。(私語あり)

議長(畑中由喜子君)

不規則発言を控えてください、中村議員。(「懲罰だよ。」の声あり)

6番(中村文彦君)

すいません、もう一度明確にお答えください。

議長(畑中由喜子君)

町長、御答弁いただけますか。再度の質問です。

町長(森英二君)

あんなに明確な御答弁してるのに、よく理解できないんだから、もう一回説明します。民間施設へ委託を行う場合であっても、民間施設周辺の環境への影響を考慮すると、可能な限りごみを少なくする必要があり、この点からもゼロ・ウェイストの考え方に基づいたごみの減量化政策を推進していかなければならないと。また、現状では民間施設への委託によって焼却処理を行っていきますが、燃やさない、埋め立てないという循環型社会の形成を構築していくことを基本として、新たな技術革新の状況なども踏まえながら、今後の処理の方針を引き続き検討していく必要があると考えていると、そのように先ほども今も説明したとおりです。

6番(中村文彦君)

それでは、先ほどの続きに入ります。要は老朽化した…今、葉山はそういうふうにこれからもっていくと。要は技術革新だとか、要は燃やさない、埋め立てないということを基本に置いてですね、やっていくというお話しいただきました。じゃあ、失敗したですね、小金井市はどうだったか。焼却炉は完全に停止しましたよ。それでですね、新処理場の用地を確保することを前提に、ごみの処理をですね、すべて周辺の自治体に委託しました。非焼却方式の導入などを掲げた、要は前回やめたですね、佐藤市長が当選したんですよ。それでですね、無駄遣い、先ほども「あんな発言を」と言っておりましたが、無駄遣い発言、それによって委託先の感情を逆なでしてですね、要は非焼却方式もほとんど実効性がなく、結局もとの町長、要は佐藤市長の前ですね、引いた路線に戻ったんですよ。今、森町長は言ってます循環型だとか、要はごみを出さない、そんなの現実的に今の技術では無理なんですよ。ここでも言ってますよね。要は新しい技術革新に期待する。ちょっと前ですね、佐藤市長もそう言ってたんですよ。じゃあお伺いします。新しい技術に期待すると町長発言していますが、一体、もしかしてですね、小金井市で失敗した実効性のない非焼却方式ではないでしょうか。お答えください。

町長(森英二君)

私は小金井市がどういう方式をとろうとしたのか存じておりません。

6番(中村文彦君)

要はですね、そういうことも検証しないでですね、葉山町のごみ問題はですね、町民は心配してるんですよ。小金井市の問題、大きな問題ですよ。葉山町と同じような経過をとだっ…要はたどってると。町民も議員もみんなそう思ってるんですよ、町長。それなのに町長は、要は新しい技術だ何だかんだと夢物語を語りますけれども、実際にそうした市長がですね、失敗した事例を、なぜ町長は危機管理の中でもって検証しようとしないんですか。お答えください。

町長(森英二君)

小金井市の場合は、ケースは葉山とは当たらないというふうに先ほども答弁したとおりです。

6番(中村文彦君)

でも非焼却方式の導入、要は町長はここでですね、今後の処理方法についてはですね、燃やさない、埋め立てない、結局非焼却方式じゃないですか。当然同じ方式をとるんであればですよ、失敗してる小金井市のですよ、その実態をですね、把握する義務が町長にはあるんじゃないんですか。それも怠っているんですか。

町長(森英二君)

あのね、私の言ってる燃やさない、埋めないというのは、新方式じゃないんですよ。ゼロ・ウェイスト政策のことを言ってるんです。ごみを減らす。生ごみは庭に埋める。土地に返す。そういった方法でごみを減量化、減量化していって、燃やすごみをなくしていく。少なくする。したがって埋めることもないと、そういったことを言ってるんであって、こんなの新方式でも何でもないんです。今やろうとしていることのことを言ってるんです。

6番(中村文彦君)

町長のちょっと目指してる何か未来的な機械なんでしょうか、よくわかりませんけれども、具体的な今、案があるようなお答えをしてましたから、実際には何方式を採用するつもりでいらっしゃるのか、お答えください。

町長(森英二君)

まだ実験段階なので、今ここで明言するわけにはいきません。

6番(中村文彦君)

すいません。実験段階もですね、我々はですね、失敗した小金井市から何かの経験を学ばなければいけないんですよ。町長が今、策していらっしゃるその新方式は、もし小金井市と一緒だったら我々はどうするんですか。失敗する可能性が出てくるじゃないですか。そういうのをどうお考えですか、町長。

町長(森英二君)

私のところに入っている情報によるその新方式というのが、小金井市が試みたものかどうかはわからないから言ってるんです。それは恐らく違うものです。というのは、新しく出てきた方式だというふうに聞いておりますので、まだそういう資料も受けております。だから小金井方式をどうのこうのということも全く当たらない。

6番(中村文彦君)

これ以上、町長とですね、議論していてもちょっともう収拾がつかないような気がしてきました。私は最後にですね、ここで危機管理としてですよ、小金井市の教訓を生かしてですね、横須賀・三浦地区との裁判結果が12月の8日に出ます。結果はどうあれですね、これ以上葉山町の利益を失うようなコメントは控えていただきたい。約束していただけますか。

町長(森英二君)

私は8日の判決は完全に葉山町の勝利に終わると確信しております。

6番(中村文彦君)

確信しているのは結構ですけれども、町長、廃炉にするという方向で決めたんですよね。廃炉。そうした場合には近隣自治体とですね、組まなければですね、ごみの焼却はできないはずですよ。すぐにゼロにごみはならないはずですよ。そんな無責任な発言をしていいんですか。

町長(森英二君)

きのうも懇談会で話しましたように、今現在行っている方式を、つまり3カ所の民間業者に焼却の委託を進めていくということは説明しているわけでございます。

6番(中村文彦君)

じゃあ、ごみウェイストでもゼロになるって、関係ないじゃないですか。委託業者に委託して、ごみをそのまま焼却してるんでしょう。違うんですか。

町長(森英二君)

現在出ているごみはゼロではない。あるので、それは燃やすのは当然です。そうしてます。しかし、それを限りなくゼロに近づけるように、ゼロ・ウェイスト政策を推し進めていくと。これによって委託する量も減ってくる。だんだん少なくなっていくと。そういったことを目指すんだから、今やっていることと矛盾することでも何でもないんです。

6番(中村文彦君)

すいません。もうこれ以上言っても、多分ずっと平行線のままにいくと思います。新しい町長に期待しましてですね、この場はもう控えたいと思います。
次に2番目、救急車の使用状況について。まず11月の2日にですね、バスとトラックの衝突事故により死傷した方々にお悔やみとですね、お見舞いを申し上げます。葉山町民もこのような非常時にですね、どのような事故対応を葉山消防署がしたか、知りたがっておると思います。非常時に…その報告をまずお願いしたいのと、また今回の経験を考慮し、6月定例議会でも要望しましたけれども、非常時に備えて救急車両をですね、常備車として2台に加えて1台の予備車、それで計3台の運用をお願いしたいということと、それとあわせてですね、消防隊員の充足率の改善を要望します。有馬消防長、お願いします。御答弁。

議長(畑中由喜子君)

有馬消防長、通告には救急車の使用状況についてとのみありますけれども、せんだっての事故の状況、お話しできることがあればお願いいたします。その他の質問についてはお願いします。

消防長(有馬弘君)

11月2日に発生しました集団災害について御説明をいたします。発生日時は平成23年11月2日15時46分ごろ。発生場所にあってはですね、葉山小学校前バス停、下りバス停。事故の概要はですね、大型10トントラックが停車中の路線バスに後方から追突して負傷者が発生したものです。この事故の消防隊としての活動内容ですけれども、活動車両・人員につきましてはですね、葉山町消防署、救急車2台、救助工作車1台、防災車1台、機動車1台。人員につきましては消防署員10名、本部職員5名、非番職員1名、合計16名。応援をいただいた消防署にあってはですね、横須賀市消防局、こちら救急車2台、指揮車1台、指揮ポンプ車1台、指揮台搬送車1台、人員については14名。逗子消防署にあってはですね、救急車1台、人員については3名。この災害で合計11車両、33名の消防職員で対応いたしました。鎌倉市にあってはですね、出動準備をお願いしてありましたけれども、最終的には出動要請はいたしませんでした。傷病者につきましては、死亡1名、軽傷者22名。収容先病院につきましては、横須賀共済病院13名、横須賀市立市民病院7名、横須賀市立うわまち病院3名。事故の概要、そして活動車両、人員等については以上でございます。

6番(中村文彦君)

大変わかりやすい質問、ありがとうございました。今回…(「答弁」の声あり)あ、答弁。今のを聞いてですね、私は本当に心強く思いました。安心・安全が葉山町はよく守られているなというふうに実感します。しかし、やはり応援をですね、他市から受けなければ、なかなか対応しきれないのかなと、そういうふうに思っております。それでですね、今後もですね、こういったことをするためにはですね、やはり先ほども言いましたけども、消防車…救急車両の充実であるとか、消防隊員の充足率を上げていくということは、やっぱり葉山にとっては大変必要なことだと考えております。有馬消防長、いかがですか。

議長(畑中由喜子君)

質問の内容をもう一回おっしゃってください。

6番(中村文彦君)

だから、要はですね、今回の件でもってですね、大変葉山のために有意義な活動をされたということですし、そうではあってもですね、やはりよそから救急車両をですね、要求するような大きな事故が起きて対応したということもあります。ですから、やはり自主性を上げていってですね、するためには、救急車両を充足していく。消防職員を充足率を上げていく。こういう考え方というのは必要じゃないかと思います。有馬消防長、いかがですか。

消防長(有馬弘君)

救急車については現在当町において2台確保しております。充足率は100%でございます。人員につきましてはですね、国の充足率もございますけども、葉山町に即したですね、増員というものは今後検討していかなければいけないというふうに思っております。

6番(中村文彦君)

私のあれはそういうことを推し進めていただければと思うだけです。
それではですね、2番、森町長の公約について。1期4年の公約について。9月の定例議会において、通告にない質問はお答えできないと回答を拒んだにもかかわらず、神奈川新聞の取材に12月の定例議会までには決めると回答するなど、町民の代表である議会を軽視した町長に対し、正式に通告し、町長の進退について正々堂々と質問するものであります。

町長(森英二君)

先ほども第1回答弁でお話ししました。私はこの議会の終了の後、期日はまだ明確になりませんが、時期を見て進退を述べたいと思っております。

6番(中村文彦君)

神奈川新聞の取材に対しては12月の定例議会までには決めると回答してます。私も先月、要は通告をしていませんでしたけれども、進退についての確認を依頼しています。今回は正式に依頼しました。通告にないと議長からもとめられることはございません。進退についてお答えできませんか。

町長(森英二君)

いろいろと熟慮するところがあり、議会の終了後になるというふうに新聞記者の皆さんにも話しているところであります。

6番(中村文彦君)

もう1月に入ったらですね、すぐ選挙戦に入ります。私は葉山町の町民を代表して、一番今、葉山の人間が聞きたがっている町長の出馬についてですね、お聞きしているんですね。そんな決断もできませんか。

議長(畑中由喜子君)

中村議員、先ほど来、平行線になっておりますので、質問のことはお考えになってください。

6番(中村文彦君)

それでは質問の内容を書きます。議会が終わった後表明する。今までも要は通告にない…12月の定例議会までには決めるとかですね、議会が終わってから表明すると、ころころその都度言うことが変わっておりますけれども、町長、いつ…終わった後というのは実際いつという日にちをですね、ちゃんと設定していただいて、これ以上議会を混乱させないような形で説明していただきたいんですけど。お願いします。

町長(森英二君)

よく聞いててください。先ほど私は議会が終わった後に、日にちは今ここで明言できないけども、発表すると言ったんです。同じことをまた質問するというのは、ちょっと私には信じられません。

6番(中村文彦君)

町長が常にですね、議会が終わった後とか先延ばしにしているようですけれども、それには何か理由があって議会が終わった後ということになっているんですか。その理由を御説明できませんか。よろしくお願いいたします。

町長(森英二君)

なぜ議会が終わってからかということですけれども、これは想像すればわかることだと思います。私は今その理由については言いたくありません。

6番(中村文彦君)

すいません。想像すればわかるはずと言われましたが、恐らくここにいる全員がわからないと思いますので、そう言われる理由を、すいません、皆さんにわかりやすく説明していただきたいんですけど。よろしくお願いいたします。

町長(森英二君)

議会が終わってからということの理由は、言う必要はないと思っております。

議長(畑中由喜子君)

中村議員、先ほど来、もうずっと平行線になっておりますので、全く別の観点からの質問にするなり、工夫をしてください。

6番(中村文彦君)

まあ、多分ですね、私が想像するのが合ってるかどうかはわかりませんけれども、町長は要はですね、裁判が終わる後、そのようにお考えなんでしょうか。よろしくお願いいたします。

町長(森英二君)

あなたの想像にお任せします。

6番(中村文彦君)

私はですね、今の言葉をいただきまして、町長は12月の8日の裁判結果を待ってから、様子を見てから出馬表明をされるのかどうか決めるということのいまだに決断できないでいるということで解釈します。
じゃあ、次に移ります。子育て・教育日本一について、(2)番。森町長がどのような具体的な施策を4年間実施したか、詳しくお願いします。要は町長がですね、提案した事業がですね、幾つあって、具体的にどのような事業名でもって展開したかお伺いしたいんですけれども。よろしくお願いいたします。

町長(森英二君)

子育て、教育、そういった関連でどういう施策を実現させたかということのお尋ねでございます。先ほどの13番議員さんの質問に対する第1回答弁でるるお話をしました。そのときに他の議員から長すぎるという意見も出ましたけれども、重ねての質問ですので、ここでもう一回お話ししたいと思います。
まず、教育については、教育については、よくわかる授業、興味が持てる授業、そのためには少人数学級ということは、政府でも今は、23年度は1年生まで35人学級、24年度は2年生まで32人学級を視野に入れて検討しているようですけれども、そういった少人数学級の実現を待つまでもなく、町独自の予算でインテリジェントティーチャーつまり補助教員をつけて、よりわかりやすい授業を進めるということの拡充を行ってきております。
それからあと、子育て環境では、学童保育の充実あるいは待機児童の減少、そういった問題に取り組んできております。また、先ほど言いました22年度からの子宮頸がんワクチンの接種を中1から高1にまで拡大すると。また妊婦健診、これも従前は2回でした。それを21年には…20年には5回に広げ、21年には14回行っております。また、各学校にもAEDを配置するという処置をとっております。
あと、そうですね、やはり待機児童の減少、今触れましたけれども、若いお母さん方が外へ出て働く、そういったときに学童保育とか、あるいは待機児童、保育園に入れれば働きに出たいという、そういう社会環境のニーズは年々高まっております。しかし定員の枠を広げたり、あるいは民間保育等に補助をして定員増を図ってきておりますが、まだ完全にゼロにまでは至っていない。しかしこれは方向として続けていく必要があろうかというふうに思います。また、23年度にはヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン等の接種等も行ってきております。そういったようなことで対応を図ってきております。

6番(中村文彦君)

教育とは関係ないところまでお話しいただき、ありがとうございました。私の記憶が正しければ、インテリジェントティーチャー、これはですね、森さんが提案して行っている事業なんですか、最初に。これはたしか私の記憶、たしか森町長時代にですね、始まった事業だというふうに考えているんですけれども…(私語あり)守屋町長のときのですね、時代に始まったことだと思いますけれども。町長は、私は先ほどからですね、町長の時代に始めた事業で何かそういう事業はありますかと、具体的な事業名でお答えくださいと言ったのにもかかわらずですね、多分理解できないのでしょうから、この質問はここで差し控えさせていただきます。
それでは次の質問にいきたいと思います。要は教育についてなんですけれども、(1)学校遊具について。私は9月の定例議会の一般質問で葉山小学校の遊具の傷みが激しいとの質問以降、業者の指摘に従った遊具の修理状況についてお伺いしますと言いました。葉山小学校についてはですね、私、直接確認しまして、砂場とですね、鉄棒のほう、早速対応してくださったということを話聞きましたので、まずはここでお礼を申し上げます。それでですね、ほかの小学校ですね、上山口小学校とか一色小学校、そのあたりも対応したのかどうか、そのあたりについてお伺いしたいと思うんですけど、よろしくお願いいたします。

教育部部長(高梨勝君)

葉山小学校で行ったのと同時にですね、各校平等に修理のほうは終了させていただいております。

6番(中村文彦君)

具体的には何カ所、どのような事業をやったかというのは、今すぐ出ますでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

何カ所についてはすぐ出ませんが、鉄棒のがたつきの修繕とか、補助具のほうのがたつきの修繕とか、そういうものを対象に行っております。それから、鉄棒からの空間地がないというところの木の伐採とか、支柱上の石の出っ張り等についての改善とか、そういうものについて多々行っております。

6番(中村文彦君)

努力のしていただいているということは、よくわかります。今後はですね、新しい遊具、先ほども言いました塩害で大分傷ついている遊具が多いようなので、先ほど町長のほうが説明しましたけれども、予算には健全であるようなので、予算ができましたら少しずつ取りかえていくような形でしていただければと思います。
2番目にですね、葉山小学校のフェンス、すいません、ちょっとこれ、私が言い間違えたかもしれません。高いほうのネットですね、フェンスというふうに我々は言ってましたけども、要は高いほうの防護ネットというんですか、防球ネットですか。防球ネットはですね、サッカーボールが国道に出るなど危険な状態であるということを私、質問させていただきました。大分そのあたりの認識はしていただいたというふうに思っておりますけれども、進捗状況ほかですね、今後どうするかということについてお伺いします。

教育部部長(高梨勝君)

この件につきましては、施工するには予算が伴いますので、その予算の額が大きいので、やはり新年度予算とか、そういう予算の中で、当初予算の中に組み込むべき額になると思いますので、来年度に向けて検討させていただけたらと思っております。

6番(中村文彦君)

前向きに考えていただいてると。要はですね、今もお話あったようにですね、大分あれですよね、工事としては大きな工事になると思います。先ほども言いましたように、恐らくですね、そちらのほうでも見積もりをとって概略は出てるのかなというふうに察しますので、検討と言わず実施と言っていただければなと思いますけど、これは次の町長を含めてですね、今後検討していければと思います。
私の質問は以上3項目8点についてです。どうもありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

これにて6番中村文彦議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時10分からといたします。
(午後0時10分)

議長(畑中由喜子君)

休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時10分)
一般質問を続行いたします。第3番、4番守屋亘弘議員、登壇願います。

4番(守屋亘弘君)

4番守屋亘弘です。私は以下の項目について質問をいたします。
まず1点目は税金の無駄遣いについて、この内容につきましては、公共下水道事業における第3系列増設工事について。引き続いて、し尿等の下水道処理施設への投入設備建設工事での基本設計業務委託並びに実施設計業務委託各費用について。それから2番目につきましては、2度の裁判での対応について。その中で、私どもが提起した名誉棄損損害賠償請求事件での「町政をもてあそぶやから」とはだれか。引き続いて、ごみ処理広域化計画からの離脱に伴う損害賠償請求事件での町長発言、「待ってくれ」とはどういう意味だったのかについて質問をいたします。
なお、質問の趣旨についておわかりにくい点もあろうかと思いますので、できるだけ易しく解説をしたいと存じます。
まず、公共下水道事業における第3系列増設工事についてですけれども、これは去る20年度、21年度で当初7億5,000万の工事として日本下水道事業団に丸投げしたものです。最終的には6億4,450万だったと思いますけれども、若干の金額の変更を行ったということですが、その際に第4系列まで含めて工事を行ったと、それでいわゆる所管部部長あるいは課長と町長の意思疎通がうまくできなかったかどうか私どもにはわかりませんけれども、町長の弁に従えば、部長と課長が勝手にやったことだと、自分は聞いてないと。という判断をして、ただしその問題に関する責任をとると。これは毎回申し上げたとおり、非公式折衝では当時の町長給与月額10%で勘弁してくれと、10%引き下げで勘弁してくれと。ところが、当時の議会サイド全員がどうか…だったかは私は定かでない。私は一切話し合いには応じなかった。で、3カ月でオーケーしちゃったんですよ、10%減俸で。それは事実関係として残っているところです。結局6,500万…失礼、6億5,000万相当の工事が行われた。
しかし、現在はっきりしたことは、昨日もございましたけれども、浄化センター処理能力改定の事実調査と調査結果を公にすることを求める陳情において、いわゆる教育民生常任委員会審査報告にあるとおり最大処理能力及び最終沈殿池の沈殿時間が明らかになった。最終沈殿池の沈殿時間が3であれば4,600立米/デイ、3.89か3.88であれば3,525立米/デイということになった。それで、例えば低いほうの3,525掛け2系列とすれば7,050で、私が要求した平成22年度の1日当たりの最大処理水量は6,543ということは2系列で間に合ってたと。だから余計な費用をかけたんだと。なお肝心なことは、社団法人日本下水道協会発行の「下水道施設計画・設計指針と解説(後編)」とあるけれども、この中でそのような最大能力等を積算する最終沈殿池の沈殿時間は3から4と規定されていると。ただ、担当部署の説明では、平成21年度版でもそうだったと。念のため私は陳情者に確認をしてもらったところ、平成13年度版から既に沈殿時間は3から4になっていた。したがって、先ほど申し上げたとおり工事に着手した20年、21年度では、低く見積もっても先ほど申し上げた数字で考えなきゃいけなかった。3,525ですか。ところが工事をしてしまった。委員会審査報告の中で、「陳情理由では第3系列増設工事が不要不急であったと述べられており」とありますけども、当然そのとおりになったんでしょう。だから少なくともあの時点では、税金の無駄遣いをしたのではないかという極めて単純な質問ですよ。
それと、し尿等の下水道処理施設への投入施設建設工事での基本設計業務委託並びに実施設計業務委託各費用、これは基本設計業務委託は、たしか私の記憶では168万円、それから実施設計業務委託は1,890万円、合計して約2,000万円が無駄だったんじゃないかと。しかし、たしか6番中村議員も同様なお話をされたのか、ちょっと申しわけありません、私の…失礼しました。13番伊東圭介議員が質問の中で取り上げておられましたけれども、通常考える範囲は、これまた無駄遣いと認識して当たり前なんです。実際問題、し尿等の公共下水道投入に関する協議資料、平成23年8月26日付で県と協議した資料に基づくと直接投入方式になってる。だから今までの基本設計委託あるいは実施設計委託は何も用はなしてないと、そういうことであろうかと私は考えました。
それから、2度の裁判での対応について。先ほども申し上げましたけれども、私どもが提起した名誉棄損損害賠償請求事件、これは民事でございますけれども、平成17年当時、現職守屋大光候補、新人森英二候補、同近藤秀男候補、3人が町長選で競った後、森英二君は平成17年1月下旬以降、このようなビラを配布して我々を著しく、我々の名誉を著しく傷つけた。すなわち、現職批判票をまとめるため、勝てる候補に一本化すべきとK候補及び彼を支持する議員と選対幹部に早い時期から訴えましたが、これを無視したあげく具体的な金額を森候補本人に提示して実質的な買収申し入れまでしてきました。結局町政をもてあそぶやからの出現で、町政を変えたいという多くの皆様の御期待に沿えぬ結果となりましたことを残念に思うとともに、大変申しわけなく思います、何だい、こりゃあ。近藤秀男陣営をすべて愚弄したということですよ、事実関係もなく。ですから、今思えば2つ目の選挙とも関連するんですけれども、当時17年第1回定例会、今鮮明に覚えているのは、平成17年2月28日の月曜日に、私はたまたま当時の森勝美議員に顔を合わせたので、「謝罪すれば何とかなるんだから謝ってほしい」と言ったらノーだと。それじゃあ、「それでだめならいよいよ裁判ざただ」と言ったら、「望むところだ」と言ったんですよ。だから裁判に持ってったんだ。
で、もう一つ種明かししましょうか。午前中ゼロ・ウェイスト施策について議論がありましたけれども、ゼロ・ウェイスト施策なるものは、今は亡き安藤忠雄君が提案書をつくったんです。それでNPO法人葉山町民オンブズマン、庄武和敏代表理事がその橋渡しをしたんですよ。庄武さんにしてみれば、町政をもてあそぶやからとまで言われて、安藤忠雄君も近藤秀男陣営で重要な役目を果たした、それを十把一からげにして町政をもてあそぶやからと。しかしながら、私には思いもかけなかったけども、そのお2人は恩讐を越えてゼロ・ウェイスト施策なるものを町長に説いたんですよ。ただし、例えて言うならば、貸衣装を着て町長が舞台で踊ってもほとんどの町民は見に行かない、そういうことでしょう、先ほど来議論してるのは。ごみの総排出量についても、ほとんど変わってないでしょう。毎度数字を言うのもどうかと思うので控えますけども、生…失礼、可燃ごみも減ってないでしょう。だから、ただただ、私は今、残念ながら記憶が定かではないんですけれども、日本経済社等の出版による「日経グローバル」という雑誌があるんですけれども、それは一般の本屋では買えない。そのいつぞやの号に森町長に対するちょうちん記事が載ってる。これは本日ちょっと手元にないので何日発行のと言うことはできないんですけれども、私が家に帰ればある。だから、そういうマスコミに踊らされて町長が踊ってるだけの話ですよ。なぜその「町政をもてあそぶやから」という表現を私はするかというと、公約も破って、かつて夫婦共稼ぎ、立派な共稼ぎのような振る舞いで森勝美議員はずうずうしくもずっと議員を務めた。これぞ町政をもてあそぶやからと言われて当たり前の話でしょう、皆さん。なぜ我々だけが…を標的にして、町政をもてあそぶやから、冗談じゃないよ。
引き続いて、ごみ処理広域化計画からの離脱に伴う損害賠償請求事件での町長発言、「待ってくれ」とはどういう意味か、だったか。ということは、平成21年1月29日の横須賀市並びに三浦市の訴状にはっきり書いてあるんですけれども、回答を、両市から回答を欲しいと言われて待ってくれと、2市1町ごみ処理計画、広域化計画から離脱するというのは、私は大変結構なことですよとずうっと思ってるし今も思ってる。あんないいかげんな計画はないんですよ。だから大賛成だ。ところが、論点を整理するとそれは正しい判断だと。ところが、その後で対案として何を考えていたかということですよ。だから、さっきも申し上げたとおり、何も考えてなくて安藤忠雄君並びに庄武和敏君演出のゼロ・ウェイスト施策に飛びついただけだった、そういうことなんです。それで、あたかもやれ何とか大会に招かれたなんて言って、何を言ってるのかよくわからない。
それで、その「待ってくれ」というのは、結局当時の連休明け、5月6日か7日かであったか、先方からの返事があった。だからこういう裁判ざたになったんですよ。離脱云々とはっきりしてるんだったら即座に言えばよかったんだ。だから私の勝手な想像ですけれども、「考え直すから待ってくれ」とか言ったんじゃないんですか。結局よくわからない。信義則違反だとか、それ以外に考えようがないでしょう。ただし、私は12月8日に予定されている横浜地裁判決は負けない。専門家に聞いたって葉山町は負けるわけないんだ。だから論点整理すると、森英二町長の2市1町ごみ処理広域化計画からの離脱は正しい。ただし、裁判まで引き起こされた対応についてはバツ。選挙…あ、ごめんなさい、地裁判決の私の見立ては負けない。それぞれ区切って考えるということです。
以上、るる説明しましたけれども、答弁は簡潔にお願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(森英二君)

3番目、守屋議員の質問にお答えいたします。
まず、公共下水道事業における第3系列増設工事についてというお尋ねですが、平成20年第2回定例会におきまして、議案第9号工事委託協定の締結について(葉山浄化センター建設工事)を御承認いただき、平成20年・21年2カ年で第3系列の増設工事を実施したものであります。この工事は、1日最大汚水量の増加により平成19年当時の1系列、2系列合計で6,200立方メートルの処理能力に対し、平成21年度の流入予測が5,914立方メートル、平成22年度が6,307立方メートルとしており、平成22年度に処理能力を超えることが予測されたため実施したもので、増設工事は適正であったと考えております。
次に、し尿等の下水道処理施設への投入施設建設工事での基本設計業務委託並びに実施計画業務委託各費用について。これは、し尿等の下水道処理施設への投入建設工事の契約金額は、基本設計業務委託料が168万円、実施設計業務委託料が1,890万円でございました。御承知のとおり下水道投入施設建設工事につきましては、建屋の規模に必要な敷地面積が確保できないことから、本年第1回定例会において当該予算全額を更正減させていただいたものでございます。今後につきましては、慎重に検討を進め、本町にとって効率的かつ安価に処理ができる下水道投入施設の早期実現を目指してまいります。
次に、質問項目の2つ目、名誉棄損損害賠償請求事件での「町政をもてあそぶやから」とはだれかとのお尋ねですが、守屋議員が何について御質問をされているのか、通告書を一読した上で判然といたしませんが、御質問の趣旨としては、私が町長に就任する前の出来事においてお尋ねのことかと思います。町政運営に直接関係のないお尋ねだと思いますので、答弁は差し控えさせていただきます。
次に、ごみ処理広域化計画からの離脱について損害賠償請求事件での町長発言「待ってくれ」とはどのような意味だったのかとのお尋ねですが、今第1回質問を聞くまで、この通告書を受けた段階では、どこでどのような発言したことを指しているのか全く意味不明でございました。しかし、今聞いていて、とんでもない勘違いに基づいてるということも判明しましたが、現在横須賀市及び三浦市を原告とするごみ処理広域化計画からの離脱に伴う損害賠償請求事件につきましては、訴訟が継続中でございますので、答弁は差し控えさせていただきます。
以上で1回目の答弁といたします。これで簡潔に終わりました。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

4番(守屋亘弘君)

だから1回目の質問をるる説明して、なお理解をしてもらえなかった。大体そういう答弁になるだろうとは思ってましたけれども。まず1点の公共下水道における第3系列増設工事、これは結果論としてという前提はあるかもしれませんけれども、いつぞやの委員会審査の中で、担当課長はそうだと言ってましたよ、必要なかったんだと、あのとき。そうでしょう、担当部長。担当部長、お答え願いたいと思います。

生活環境部部長(成島光男君)

私はそのように理解はしておりません。(「えっ」の声あり)そのような回答という形で理解はしておりません。

4番(守屋亘弘君)

理解はしてないというのはそっちの勝手で、そういう事実関係を聞いてるんですよ、そのような答弁をしたでしょうって、そうでしょう。

生活環境部部長(成島光男君)

前、委員会の中でですね、下水道課長のほうから答弁がございました。確かに4,600立方メートル、これを3時間で行えば1万8,400立米は対応できる、これは単なる3から4時間の間の中での、たとえ3時間でやった場合についてはそういう数字になるという形でお話はしたものとは思っております。ただ、町の中の決定といたしましては、最終的には1万4,100立方メートルという形で対応させていただいて、日最大3,525立方メートルという形でお話はさせていただいたものだというふうに私は理解しております。

4番(守屋亘弘君)

答弁ではね、昨日の議員懇談会の席で資料が出てきましたよね。4系列必要になりますよね、3,525で考えれば、ね。だけど先ほどの説明の中で、22年度のね、1日最大処理水量は6,543だったんですよ。これは私がつくった資料じゃないですよ。ちゃんと下水道参考資料として生活環境部下水道課から出てるんですよ。平成22年度地下水率について。だからさっき申し上げたとおり7,050からね、6,543を引けば2系列でも十分対応できたと。そうでしょう。経営コンサルタントなる町長だってこの引き算できるでしょう、7,050から6,543。実際問題、逆に言うと議会も承認をしたと、だから無駄遣いしてもいいということですか、町長。

町長(森英二君)

無駄遣いだとは理解しておりません。

4番(守屋亘弘君)

だけど現実に遊んでるんでしょう、これだけ第4系列まであったって。第4系列というのは、きのうのお話で581ヘクタールまで面整備は進んだというか、その過程において必要になるということでしょう。生活環境部長、そうでしょう。さっき1万三千何がしかって言って、それを3,523で割ればぴったり4系列ですよ。こんな単純な算数、小学生の算数ですよ、そうでしょう、生活環境部長。

生活環境部部長(成島光男君)

この20年、21年度において、浄化センターの建設工事、第3系列について増設をさせていただいております。これにつきましては、当時のですね、想定流入量という形で町長答弁でもございましたけども、21年度においては5,914立方メートル、22年度の予測では6,307立方メートル、処理能力を超えるという形の中でこの増設工事をさせていただいておりますので、私たちといたしましては、この当時の流入、想定流入量に基づいた上での工事をさせていただいたというふうに思っております。

4番(守屋亘弘君)

ですから、先ほども肝心な点は何かという話をしましたよね。社団法人日本下水道協会発行の「下水道施設計画・設計指針と解説(後編)」、これは直前の19年度版でも最終沈殿池の沈殿時間は3から4と規定されてるんですよ。そうでしょう、確認してくださいよ、こんな単純なことを。であれば、3であれば4,600ということになるんですよ、ね。1系列4,600だったら2系列だったら9,200になるでしょう。何かさっきも申し上げた、逆算したのかどうか知らないけども、3.88、3.89か、で3,525という数字が出てきたんですよ。だから、あの当時葉山浄化センターの委託協定の実施の延期を求める陳情も出てますね。議会では不採択になってしまったけれども、私は採択すべきと。結局こういうことになってしまったと。結果論としては担当課長が言うように無駄だったと、そういうことなんですよ。だから、これはまた例によっていつまでやってても見解の相違だ、すべった転んだでうやむやになっちゃうんだけど、これは引き続いてし尿等の関連では、正確に、さっき、先ほどの町長の1回目の答弁では、無駄だったかどうかがはっきりしないんですけど、もう一度答えてください。

町長(森英二君)

これは、1回目の答弁で行いましたように、予定した投入施設の建屋の規模に応じた必要な敷地面積が確保できないことから、本年第1回目の定例会で更正減をさせていただいたということでございます。

4番(守屋亘弘君)

いや、だから端的に言えばね、無駄になったんでしょう。できなかったんだから、結果として。それでまた先ほども申し上げたとおり、くどいけれども、県に提出した資料には全く違う方式のものを持ってってるんでしょう、直投方式のものを。この直投方式に関連して、上山口在のさる高齢の方が10年来主張してきたんですよ。だから私もそれに便乗して議会でもこうすべきと言いましたよね、生活環境部長、直投方式にすべきだと。そうしたら、それを含めて検討します、結局こういうことになった、ね。じゃあ当初の計画と今回の計画と同じなんですか。方式は同じなんですか。前の計画…前の計画というか以前の計画については、私は県の担当部署に問い合わせをしました。その際に処理をすることではないんだと、貯留する、それで言ってみれば浄化センターに流し込むと。だから大きなマンホールと考えた。ということは、一般廃棄物処理施設じゃないんだよと言われたんですよ。であればね、一番簡単じゃないですか。バキュームカーを持っていってつないじゃえばいいんですよ。やっとそういう方向になったんでしょう、それを認めなさいよ。どうしてこう単純なことを認められないんですか。そういう方式なんでしょう、担当部長。今回の県に説明した資料は、それで5,000万かかるということなんでしょう。大変結構じゃないですか。前に入札を行ったら約、入札価格は消費税抜きで1億9,900万だったですよね。それに比べて4分の1の費用、しかも簡素化されてさ。そうでしょう、生活環境部長、答えてくださいよ、お願いしてるんだから、そういう方向なんでしょう。

生活環境部部長(成島光男君)

今ですね、県のほうに相談させていただいてるのは、確かに直接投入という形でやらさせていただく、その内容についてはMICS事業という形で今検討をさせていただいております。ただ、この検討につきましては、MICS事業で行っていくということじゃなく、いろんな方法の中から取捨選択した中で最終的に安価で町の中で一番適しているものについて行っていきたいと考えております。そのための今県のほうとのこのMICS事業が葉山町の行おうとしているものに成り立つものかどうかというのを確認をさせていただいてる、そういう段階でございます。我々といたしましては、このし尿の投入施設については、なるべく早いうちにですね、進めさせていただきたいと考えておりますので、県のほうとも精力的に相談のほうはさせていただきたいというふうには考えております。

4番(守屋亘弘君)

いや、県と相談してる、すべった転んだ話を聞いてるからいいんですよ。だから、方式はね、直投方式にしたんでしょうと聞いてるんですよ、今回のものは。そんな選択肢があったのか知らないけど、そうなんでしょう。それで実際問題ね、じゃあかつての方式でのね、基本設計業務委託、それから実施設計業務委託は何にも役に立ってないということでしょう、だから無駄じゃないかと言ってるんだ。私は論理的に物事を考えてこう言ってるんですよ。何も感情で言ってるわけじゃないんだ。そうですよ、町長。じゃあ町長は全部ね、私に言わせりゃ基本設計業務委託でね、出てきた成果品は本当にいいかげんですよ。基本設計業務委託で概算費用を積算してるんだけど、当初8億1,400万ですよ。それをなぜか環境課の出してきた資料は7億7,200万なんですよ。問い詰めたら消費税が抜けてましたと。これは何回も笑い話で使えるね。葉山町は消費税抜きで物を買えるとは知らなかった。いい、だからそういうね、数字のチェックもしないでさ、ばらばらばらばら、いつものことながら数字を出してこないでほしい。で、浄化センター処理能力云々もそういうこと。いつの間にか数字がね、しょっちゅう変わっちゃうの。それで実際問題、ああ、もう時間がないんだけど、無駄だったんでしょう。町長、無駄なんでしょう。どこで応用してるんですか、今回の直投方式に関して。

町長(森英二君)

先ほどお答えしましたように、今後については、現在もそうですけれども、慎重に検討を進め、いろんな方式、そういった中で結果的に最も安く、早くできるものを今模索して県と協議している最中ですというのが部長の答弁と同じでございます。それであれば、結果的に無駄にはならなかったということです。

4番(守屋亘弘君)

だから結果的に無駄になったんだよ。(「ならないんだ」の声あり)だって何も…だからね、きのうも私は一般会計補正予算のときに質問したでしょう。県の提出資料の中でコンサルタントを起用してつくってもらったんでしょう。だからその費用は計上されてるのかと。そうしたら協議はしてるけども、そういうね、ただほど高いものは後でつくんですよ。だって、もうお金を当然払っちゃってるんでしょう、これ。だから、総括質問の際に代表監査委員にもお出ましいただいてこの本件についても質問をいたしましたけれども、当時の代表監査委員の御答弁では、まだはっきりしたことが言えないというようなことで、無駄か否かの点については回答を留保なさっておりました。まあ、私は完全な無駄遣いと解釈しています。
それから、2件の名誉棄損損害賠償請求事件での町政をもてあそぶやからとは、さっき我々原告団がつくったビラを読みましたけれども、ここでも平たく言うと森英二君の認識はいつもとろいんですよ、ね。謝れば済むものを、謝ってくれって言ったら謝らない。しかもなお判決が下って和解に応じているにもかかわらず、森氏が原告団に謝罪すること、ビラにして町民に配布することを了承し、慰謝料を原告5人に合計100万円を支払うということで原告団も了解したと。和解に応じた。1,000万もらいたかったけど、武士の情けで10分の1にしちまった。これは、近藤秀男原告団長が被告を哀れんでの対応ですよ。
それと、先ほども取り上げている三浦市並びに横須賀市での裁判でも、当時20年6月25日に金崎ひさ議員が質問し、その際の町長答弁では、両市が本町に損害賠償請求をするとの報道だが、議会意思を無視しての離脱だ、町長の対応は。架空の話とも、いわゆる危機管理が何もできてなかった、ね。さっき申し上げたとおり横須賀市・三浦市両市は、先ほど申し上げたとおり平成21年1月29日付で訴訟を提起した。その訴状の中には、横須賀市・三浦市が両市長名で葉山町長に対し、平成20年3月14日、2市1町ごみ処理広域化にかかわる葉山町の方針についてと題する書面を送付、一部事務組合設立に関する覚書の履行にどのように対処するのか、早急に回答するよう申し入れた。上記申し入れに対し、町長が2市の副市長を訪れ、葉山町の回答をいつまで待ってくれるかとの質問を行い、これに対し両副市長は、日程の上から5月連休明けがタイムリミットである旨回答したと。何で「待ってくれ」と言ったんですか。だからさっき私が想定で申し上げたとおり、また例によってリップサービスか何かしたんでしょう。この間に考え直すから何とか考えてくれと。何回も言うようにね、公約にしたんでしょう、2市1町ごみ処理広域化計画から離脱するって言下に言えばよかったんだよ。もうすべてこういうね、ちゃらんぽらんな対応をしたからこういうことになったんですよ。それで著しく葉山町益をね、損なったんですよ。これはもうはっきりわかってるでしょう。
当時、予備費から着手金として450万ですか、支払うことになった。ただし、法的には残念ながら全く取り消すことができない。それだけでも町財政に穴があいたんですよ、そうでしょう。金額は具体的に合ってると思うので。だから、こういう裁判についても危機管理がね、できないということで両方上げたんです。できてなかった。また今度やられますよ、下手すると。し尿等の下水道処理施設の投入施設建設工事に絡んで、落札業者まで決まったにもかかわらずほっぽらかしてるんでしょう。私が当事者の企業の幹部であれば、当然損害賠償請求で訴えますよ。どういう対応を考えてるんですか。ただ通り一遍で回答したからって済む問題じゃないでしょう。またまた森英二町長は町長在任中、訴訟が起これば被告席に座るということですよ。やる…町長の、森町長のやること、正しい面もあるよと、ただその対応が既に後手後手というのか、何をやってるかわからない。結局何もしないからやり残したことがある、立候補する、そういうことでしょう。それで、戦略として、私は大変当たり前の話なんだけど、12月8日の判決後判断するということは、さっき申し上げたとおり、町長と私は同じ意見、葉山町は負けないという見立てですよ。だから少しでも選挙に有利なように発表の時期を考えている、これは戦略としては当たり前、いいとか悪いことじゃない、私だってそうする。ただ、こういう事例を挙げて、さっき申し上げたように、3回被告席に座るようなことは避けてほしい。だけども、もう町長任期も1カ月と約3週間、その間にそういう目に遭わないように、これはかつての盟友としてのお願いですよ。え、何。

町長(森英二君)

この訴訟問題も含めて係争中の事案だから答弁を差し控えたいと答えました。しかし、今黙って聞いておれば誤解と中傷の塊で人を責めたてているだけだから、重大な誤りがあるから説明します。いいですか、よく耳をこうやって聞いておいてください。「待ってくれ」とは私は一度も言ってないんです。だからこの通告書を見たときに何のことを言っているんだかわけがわからなかった。それで両市長を訪ねて正式に伝えたくて、離脱をですね、行ったんです。約束をしておりましたけれどもすっぽかされてるんです。で、副市長が対応したから、じゃあ今度はいつになりますかと、いつならいいんですかと言ったらゴールデンウィーク明けという回答だったから改めて5月に入ってから行ったということなんです。それと、その間時間稼ぎをしながら、何かリップサービスで考え直すことも匂わせて「待ってくれ」と言ったと言うけども、私は公約に掲げて離脱すると言った以上、それを逡巡したことは一度もありません。そういったことで、憶測と誹謗でそうやって名誉を毀損するようなことまで言われるのは心外でございます。それだけ言っておきます。

4番(守屋亘弘君)

それではね、言うよ。三浦市並びに横須賀市の訴状に間違いがあるということですか。訴状を読んでるんだもの、私はそれを転記して。なおね、それでは平成20年5月5日(月曜日)の神奈川新聞に「ごみ処理広域化暗礁」という見出しで記事がありました。横須賀市の杉本俊一副市長は、町長の態度があいまいで対応が決められないと困惑、中略、後の記事では、森町長は7日に両市を訪れて検討結果を伝える予定だ。だが、中間報告にとどまるかもしれないと結論を出せない可能性を示し、待てないと言われれば、それはそちらの、あちらの政治的判断と話している。この記事もでたらめですか。あと、肝心なことになると記憶にないと言うの、やめてくださいよ。だったら、この訴状のね、この記事もね、いいかげんだったらね、神奈川新聞を訴えてくれりゃあよかったんだよ、そういうことでしょう。(「そんなの知らないから」の声あり)知らない…まあ、いや、だからそれは引用してるんだよ。わざわざ神奈川新聞にまでこの記事を引用していいかどうかは問い合わせもしてますよ、何言ってるんだよ。いつまで待ってくれるかと問うから両市とも…両市ともというのは横須賀、三浦の意味なんですけど、5月連休明けと回答したら、それまでに結論は出せないかもなんていいかげんだっていうのは私がつくった作文だよ。非難中傷、どうしてなんですか。客観的文書で残っているものを使ってやってるんですよ。え、そうでしょう。
だから、きのうも論点はそれるかもしれないけれども、ね、おんぼろごみ処理焼却炉の施設に関して4月の選挙期間直前に森勝美の政策提言として廃炉は、廃炉、炉を停止すること、あるいは、よくわからないんだけど、廃止することは必然て書いてある。奥さんのほうが本当に早い結論を出してるんだよ。どうしてだんながもたもたしてるのかね、私に言わせりゃ。これも、これもね、これもね、ちゃんと文書で残ってるから見せましょうか、家へ帰ったらあるんだよ。ちゃんと事実関係で私は言ってるんですよ。いや、あしたでも持ってきましょう。そういうことでしょう、事実関係はそうなってるんだから。何も勝手に私が創作してしゃべってるわけじゃないですよ。回答に困るとすぐどうのこうのって話をそらしちゃうんだ。はい、どうぞ、どうぞ。

町長(森英二君)

きのうも懇話会で、懇談会で、なぜ早く結論が出せなかったのかという話は何人からも出ました。しかし、廃炉にする目的で休止を今してるわけですから、休止してるわけですから、これをそのまま続けているという事実は変わりない。しかしそれを正確、明確に発表できないのがなぜ遅くなったのかと言うから、6月、7月、8月に3回連続して検査をして、9月の末に結論が出て、それから県へ報告をして、そういうプロセスを踏まなければ公式発表はできないんだということを説明したんですよ、きのう。だから、それをとらえて何でもたもたしてるんだどうのなんて言うのがおかしいと言っているだけです。

4番(守屋亘弘君)

そんなことは初めからわかってるじゃない。(「だからそう言ってるじゃない」の声あり)奥さんのほうがわかってるって言ってるんですよ。そうでしょう、かつての森勝美議員は政策提言で廃炉ってちゃんと書いてますよ、必然と。だって相談して書いたんでしょう。相談して書いてるに決まってるよ、かつての盟友として家族ぐるみのつき合いをしてた私としてはね。ああいう重大なね、ことは奥さんが書くはずがないじゃない、政策提言として、そうでしょう。まあとにかく、もうくたびれるからこれでやめますけれども、要するにまた被告席に座らないように切にお願いして私の質問は終わります。

議長(畑中由喜子君)

これにて4番守屋亘弘議員の一般質問を終わります。
第4番、3番窪田美樹議員、登壇願います。

3番(窪田美樹君)

3番日本共産党窪田美樹です。通告に従って、一般質問を行います。
森町長になってもうすぐ4年、町長は幾つかの公約を挙げて激戦を勝ち抜かれ町長になられました。選挙公約には、選挙民の大きな期待がかかっていることはどの選挙でも同じでしょう。現在、民主党政権がマニフェストに掲げた子ども手当や普天間基地問題、4年間は消費税は上げないというような公約を次々と投げ捨てているように見え、国民の期待を裏切っています。森町長におかれましては、4年前に掲げた公約をどれだけ実行に移したか、やり残されたものは何か、やり残した公約をこれからどのようにするおつもりか、改選に当たっては自己評価もされたことと思います。そこで、私も町民の方が町に何を要望してきたか、その要望がどれだけ実現したかなどを振り返って、やり残された要望について整理し改めて実現を求めるものです。もうすぐ改選される町長では、要求しても無駄という考えもありますが、町民の方は暮らし続けたい葉山を望まれていることには変わりはなく、たとえ結果として町長がかわられたとしても、行政の継続性を考え、いまだ実現できなかった町民の要望を改めて要求したいと思います。町長も行政の継続性を頭に置き、責任ある御答弁をお願いします。
1項目目、ごみ問題についてお伺いします。今、葉山町の最大の問題となっているのがごみ問題かと思います。町長はさきの守屋町長が進めてきた広域処理から離脱し、独自処理としてゼロ・ウェイストを提唱し、モニター制度やモデル地区をつくるなど大きく方向転換され、一定の取り組みを進められましたが、現在、町民の方からは町の動きがほとんど見えないと言われている現状かと思います。資源化・減量化を進める方策で資源化できるものを分別収集する資源ステーションの設置、半減化の目標がわかりやすくする半減化袋、町民サービスと分別徹底を推進する戸別収集の3点セットは評価に値するものと考えております。特に、減量化目標をわかりやすくするために半減化袋を考え、一定枚数を無償で配布、減量しきれないオーバー分の袋を有料にするなど、単純な有料化ではない方策はほかには余り例のない方法で、我が党として評価しております。残念ながら、燃やしてしまうものにお金をかける必要はないなどの意見もあり、議会の了承を得られず実施には至っておりません。その後、ごみ処理問題は進展していないのが現状です。半減化袋を含めた3点セットが認められていないから、住民説明会も余り進んでいません。町民の方は、資源化・減量化には賛成でも、どう取り組んでいったらよいのかがわからないのではないでしょうか。今、焼却炉が停止して1年、葉山町のごみ処理は非常事態であります。町民にごみの非常事態を訴え、積極的にごみの削減、減量化に協力をお願いすべきではないでしょうか。焼却炉や民間委託処理など検討すべき問題はたくさんありますが、今、ごみの減量化が最大の対策かと思います。箱根町を除けば県下で一番高いごみ処理経費です。経費を抑えるためにも、ごみの減量化に向けて今、町はどのように動かれているのでしょうか。お伺いいたします。
また、7月20日のごみ特別委員会では、町は循環型社会を目指して現在の技術革新をにらんで炭化やバイオなどを挙げ、その可能性を調査していると言われています。自区内で完結すべく調査をしておられるとのお話でしたが、その後、調査はどの程度進んでおられるのか、調査・検討結果をお伺いいたします。
次、2項目目、介護保険について伺います。来年4月からは医療保険の診療報酬と介護保険の介護報酬の両方が改定されます。診療報酬、介護報酬と、かなりの大幅な改定となりますが、国民に行き届いた医療と介護を行うには、それぞれ実施母体の報償の増額が求められているにもかかわらず、政府の検討内容を見れば、それにこたえるようなものにはなっていません。また、ことしの6月、介護保険法改正法が国会で決定され、その内容は現制度の矛盾には目をつぶったまま、予防給付の切り下げや介護診療病床の廃止、介護職員による医療行為の解禁・拡大など、利用される方も混乱し、介護現場もさらに困難を来すような方向に拡大する内容となっています。今、その介護保険改定を前に、全国的に各自治体で高齢者に向けてのアンケート調査が実施されました。葉山町でもアンケート調査を実施し、アンケートの結果はそれぞれの自治体の特異性もあらわれていると思いますが、葉山町としてその結果をどのようにとらえられているのでしょうか。その結果を踏まえて、町は町民福祉の立場からどのような取り組みをされるおつもりでしょうか。最低でも現状より悪くすべきではないと考えますが、どのように取り組まれるのでしょうか、お伺いいたします。
また、介護サービス、介護支援サービスの面では、葉山にお住まいの御高齢者の方が、町内の介護施設に限らず近隣の逗子市や横須賀市、鎌倉市の介護施設を利用される方も多いかと思います。そこで、近隣自治体との介護支援サービスの内容の比較はどのようなものでしょうか。
3項目目、学校施設についてお伺いいたします。毎年、教育委員会に学校施策、教育予算に関する要求書が出されています。議会にもその内容が示されておりますが、これは教育の現場で働かれている方々が子供たちのことを考え、教育環境の改善に向け、それに向けての要求だと思います。その解決に向けた対応はどのようになされているのかお伺いいたします。また、近年、地球温暖化の影響もあり、夏には猛暑日と言われる日が続いています。ことしも例外なく猛暑日が多く、また残暑の厳しい日が続きました。前議会でも、学校の暑さ対策に向けた取り組みを伺ってきましたが、財政状況を踏まえてと一向に進展しません。財政が、財政がと逃げず、子供たちが毎日生活する普通教室にエアコン、空調を計画的に設置すべきだと考えます。来年の夏に向けた暑さ対策の取り組みについて具体的にお伺いいたします。
次に、学校給食の学校給食、提供給食等の放射線測定についてお伺いいたします。震災より8カ月たった今でも被災地の状況はまだまだ解決しておりません。特に原発問題、放射能問題は収束する様子も見えず、何十年、何百年単位の問題となっています。葉山町が離れているからといっても、ホットスポットの問題や食材の問題、日々の生活に不安を感じられている方が多くいられます。特に子育て世代の親御さんからの給食食材への放射線に対する心配の声が強く、先日、葉山町でも提供給食の放射線量検査が行われました。その提供給食放射線量測定結果と安全性についてお伺いいたします。
次に、防災対策についてお伺いいたします。3月11日の震災後、町民の方々は防災に対する危機感をさらに強めております。今、地震が起きたらと考えると、警報連絡体制の重要性を強く感じます。そこで、葉山町の防災無線が聞こえづらいと多くの声が寄せられており、町側もいろいろな対策を練られていることと思いますが、いまだに解消されたという声は聞かれません。ハウリングの問題、地形の問題等ありますが、特に防災難聴地域、防災無線難聴地域への対応は、何らか検討されているのでしょうか、お伺いいたします。
次に、いざ災害救援、救助となれば、何と言っても消防職員を中心とした体制が重要になります。消防職員の充足率が国の基準の半分以下となっている葉山町の消防職員の計画的に増員する必要があり、さきの守屋町長は国の基準が高すぎるのだと言って、余り増員を考えてこられなかったと聞きました。この震災後は職員体制の確立の重要性を再確認されたと思います。きのうの議員懇談会にて消防職員から出された消防職員増員5カ年及び10カ年計画案を受けての町長のお考え、構想を伺いました。その内容は、不足している充足率改善を早急に考えられていることはわかりましたが、ある意味、議員をうならせるものでした。納得のできるものではありません。4年間に、今まで4年間の任期の間に消防職員の充足率を上げる努力をなされていなかったところで、残す1カ月半の任期では、行政がよく言われる「検討します」すらできないのではないでしょうか。しかし、消防職員の増員は町民の方の安全・安心を考えれば、早急に求めていくことだと思います。町長は財政面も考えていると言われています。納得できる資料の提出を再度求めていきます。
以上で第1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いします。

議長(畑中由喜子君)

答弁を行います。

町長(森英二君)

3番窪田美樹議員の御質問に順次お答えしてまいります。
まず1項目目のごみ問題についての1点目、ごみの減量化に向けての動きについてのお尋ねでございますが、これまでは、生ごみ処理機の普及啓発や半減袋のモニター実験、また、一色台・牛ヶ谷戸などの町内会・自治会を単位としたモデル地区での実験、これは戸別収集とそれから資源ステーションの設置、そういったものでございますが、これらを行ってまいりました。現在では、御要望の多かったベランダdeキエーロといった新たな生ごみ処理機の販売を開始するなど、生ごみ処理機のさらなる普及に取り組んでおります。また、町内会連合会においても、専門部会を設置してごみ処理についていろいろと御検討をいただいた中で、ごみの減量化・資源化の必要性を改めて御認識いただいているように伺っております。さらに、各御要望のある町内会・自治会の役員の方をまず対象とした説明会等も計画をしております。そういったことで、町内会連合会そして各町内会と一体となってこの運動は進めていきたいと考えております。
次に、2点目の自己完結型に向けての動きというお尋ねですが、現在は一般的なごみ処理の自己完結は最終処分をもって行われていると考えております。しかし、広大な敷地を必要とする最終処分地を葉山町において自前で保有することは、現状において難しいところであると考えております。また、国土の狭い日本においては、最終処分場を確保することは葉山町のみならず全国的な課題となっております。こうしたことからも、ゼロ・ウェイストの考え方に基づいて強力にごみの減量化を進め、ごみを極力少なくする必要がございます。減量の結果、ごみ量が少なくなった段階では、新たな技術革新の状況もかんがみて、燃やさず埋め立てない処理方法を検討することが可能であると考えております。
次に、介護保険、高齢者保健福祉及び介護保険に関するアンケート調査の結果を踏まえての町の動きはとお尋ねでございます。今年度、第5期の高齢者福祉計画、介護保険事業計画策定のためのニーズ調査をしたと実施したアンケート調査の結果として、在宅介護希望が高かったことを踏まえ、小規模多機能型居宅介護の事業参入を希望する事業者の把握や各種介護予防サービス及び介護サービスの充実を図ってまいります。また、日ごろからの介護予防や高齢者の健康づくりに取り組むため、引き続き、1次予防及び2次予防事業を実施するとともに、高齢者のかかりつけの医師や歯科医師と連携し、健康づくり施策や介護予防施策に努めてまいりたいと存じます。
次に、近隣自治体との介護支援サービス内容の比較はとのお尋ねでございますが、当町においては、法で定められた介護保険サービスのほかに、町の単独事業は元気な高齢者へのサービスとして高齢者くつろぎの場事業、いきがいミニデイサービス事業、無料入浴サービス事業などを実施いたしております。また、支援を必要とする高齢者には、配食サービス事業、緊急通報システム事業、介護用品支給事業、無料送迎サービス事業に加え、町保健師が行う訪問指導などを実施しております。
お尋ねの近隣自治体との介護支援サービス内容の比較についてですが、三浦半島圏域の近隣自治体においても当町と同様の事業を実施をしております。町の単独事業として実施するものにつきましては、それぞれ地域の高齢者を取り巻く環境によって特色が異なるものと考えられることから、単純に比較がなされるものとは思っておりませんが、近隣自治体に限らず、先駆的で効果的な高齢者福祉に対する一般施策については調査・研究を行いながら積極的に取り入れ、介護認定者を少しでも抑制し、元気な高齢者が多い町にしてまいりたいと考えております。
次に、防災対策についての防災行政無線難聴地域への対応はとのお尋ねですが、情報伝達機器の整備は最も重要な災害対策の一つと認識をいたしております。過去にもお答えしておりますが、この装置は昭和62年4月に開局以来、老朽化が進んでおり、また難聴の解消を求める御意見も多数いただいております。本町の地形では町内全域で完全に放送内容が聞き取れるようにすることは大変難しいとされております。現在、難聴地域調査、機器のデジタル化、スピーカーの交換を並行して進められるよう取り組んでおりますが、他にも難聴状態を低減する方法がないか、調査研究を継続してまいります。
次に、防災職員増員5カ年計画及び10カ年計画を受けての対応はという御質問でございます。平成23年、ことしの8月31日に消防長から消防本部内で検討した消防職員増員5年及び10年計画案の報告を受けております。今後はより緊急体制を充実させるため、私は昨日29日の議員懇談会で述べました方向に向け、総合的に判断して適正な職員体制の構築が必要と考えております。
以上で私の担当する第1回目の答弁といたします。

教育長(豊田茂紀君)

3番窪田議員の御質問にお答えいたします。
学校設備についての御質問の1番目、教育施策、教育予算に関する要求書を受け、解決に向けた対応はとのお尋ねでございますが、財政状況が厳しい中、すべての要求はすぐに解決することは困難でございますが、児童・生徒の安全・安心を第一に考え、設備の改善を進めてきており、今後も進めていきたいと考えております。
次に、2番目、暑さ対策への動きはとのお尋ねでございますが、本年第3回定例議会でお答えしたとおり、小学校につきましては、視聴覚室やパソコンルーム、音楽室等の特別教室に、また中学校につきましては、普通教室及び小学校同様主要な特別教室に空調設備の設置をしてまいりました。今後につきましては、財政状況、国庫補助等を考慮しながら、暑さ対策について引き続き検討してまいりたいと考えております。
提供給食の安全性について、提供給食の放射線量の測定結果と安全性についてとのお尋ねでございますが、当町のホームページで公表しておりますとおり、11月16日に葉山小学校と葉山保育園、11月18日に長柄小学校、11月25日に上山口小学校、11月28日に一色小学校で調理し提供した給食を同日横浜の財団法人日本冷凍食品検査協会へ持ち込み検査したところ、測定結果はヨウ素131、セシウム134、セシウム137すべて検出せずでありました。測定結果から安全性が確保されているものと考えております。以上であります。

議長(畑中由喜子君)

再質問を行います。

3番(窪田美樹君)

御答弁ありがとうございました。今、まず1番目からいっても、ほかの議員と比べると事細かく聞いてあれなんですけれど、ごみの問題について、皆さん議員の中でも資源化・減量化に向けてだれも反対する人はいません。ごみを減らそうという動きはみんな議員の中でも共通の思いです。そこの中で、資源化ステー…半減袋は反対だけれどと。で、そこのところを除いたところ、ただ、戸別収集となるとどうしても職員体制、職員をふやさなくてはいけないというところになってしまいます。しかし、資源ステーションの設置だけでも早急に、そこだけでも早急に実施すべきではないでしょうか。資源ステーションというのは、もちろんつくらなくては、袋を入れる、集める袋をつくらなくてはいけないとか、ステーションの場所の確保とかもありますが、そこのごみを収集するのは今、業者が収集しています。ですので、あとはその買い上げたごみが町内会にお金が戻るとか、いろんな制度もあります。そんな中でも分別していくっていうだけでも、町内、町が集めるごみが減るっていうところでは、資源ステーションの設置、どのようにお考えでしょうか。

町長(森英二君)

このごみの分別が、燃やすごみの減量化につながるということは明確になっております。その分別をするために戸別収集と資源ステーションが非常に有効であると、それが実証されてもいるわけです。そういった対応で考えているところであります。確かに戸別収集ということにつくと、職員体制、作業員ですね、そういった問題もございます。そういったことも含めて、今、鋭意研究、検討してるところであります。

3番(窪田美樹君)

検討されているところでの一つのアドバイスとして、職員体制をふやさなくてもいい、経費もできるだけ少なくて済むっていう、そこでごみも減らしていけるっていうところでの資源ステーション、結果もいい結果が出てるはず…出てるんです。そこだけでも早急に実施していく。一歩でも前に進んでいくっていうのが、町の方、町民の方々に見えていけば、ああ町は少しは…少しというか努力してくれているんだっていうところが見えていくのではないでしょうか。どうでしょうかね。

町長(森英二君)

現在、町内会連合会を中心にして各町内会の役員の方にも啓発しながら、で、それぞれの地域に合った進め方の要望とか、そういったものを今、出していただいて、対応を考えているところであります。

3番(窪田美樹君)

その町内会連合会からのごみ処理対策のまとめっていうものが出されています。そこでも説明が、説明をしてほしいとか、町内会によってですけれど、早くに戸別収集を始めてほしい、資源ステーション始めてほしいって、それぞれの地域によって要望も違ってきます。でも、どこでも言われている、声が大きいのは、説明をしてほしい、もっとわかりやすい、早急に…よく町長のほうは何カ所やりましたって言われています。ただ、その箇所が葉山町にごみのステーションの…ごみのステーションっていうか、ごみを集める箇所が何個あるのでしょうか。そこに対して今まで町長は何カ所、多分、堀内・一色・長柄とか、そういった地区地区、大まかな地区地区でしか説明会を行ってきてないのではないでしょうか。ごみをそこに、うちのすぐ近所に捨てる人がどうかっていう、関心がある方はきっとそういう説明会には行かれるんだと思うんです。どうやってごみを捨てるんだろうっていうところでは説明会に行くけれど、そうでない方、持って行けば捨てていってくれる、ごみステーションに持って行けば捨ててくれるからっていうような方には、もっともっと細かい説明、必要だと思うんです。今、町長よく言われるのは説明は何回やりましたって言われる数が私はとても少ないように思うんですけれど、ごめんなさい、確認なんです。今まで何回町民の方々に説明されましたか。

町長(森英二君)

町内会、町内会館といったようなところ、あるいは福祉文化会館とかそういった施設のあるところを対象、場所に選んで一般的に近隣の人に限らず集まっていただいて説明会をやってきております。そういった意味で、もう10回以上やっているはずですけれども、そういったものじゃまだまだ足りないと、それは感じております。そういった意味で、各町内会、要するに町内会館の施設単位ではなくて、町内会単位でももうもっともっと、町内会だけでも28ございますから、そういったものも中心にしながらきめの細かい説明会を急ぎ進めていく必要はあるということは痛感しております。

3番(窪田美樹君)

今10回ぐらいっておっしゃったのかと思うんですけれど、よろしい…10回ぐらいですか。はい。

生活環境部部長(成島光男君)

今までにですね、ちょっと何回っていうの、ちょっと正確に覚えてございませんけども、いろいろな形での説明会というのは今までやらさせていただきました。大体、各町内会、字ごとにですね、1カ所ないし2カ所という形で実施してきております。ちょっと今、資料いただいた中では、13カ所で今まで説明会をさせていただいております。また、きめ細かいですね、説明会ということにつきましては、私たちのほうではですね、実施する前には当然きめ細やかな説明というのは必要だ、町民皆さんにですね、1回ぐらいは説明をさせていただきたいというような意気込みでございますけども、実施前ですので、ちょっとこういうような形で13回という形で今のとこ終わっております。ただ、今後について、先ほど町長で答弁ございましたけども、各町内会のですね、会長さんまたはその役員の皆さん、その方たちに対して直接ですね、説明をしていく、より今まで以上に対して町内会の皆さんからの理解を得るためにですね、この12月以降行っていくという形で、今、計画のほうをさせていただいております。

3番(窪田美樹君)

13回、とても少なく感じます。牛ヶ谷戸とか一色台ではもう本当に密に密に話されてっていうことを伺ってます。ただそれがほかの町内会の方には、うちの町内会ではそんなに何回も説明会できないよ、だから戸別収集ちょっとなって言われるところもあると思うんです。そんなところには町の職員、やはり職員の方々が行って説明するとか、いろんな方法があると思うんです。これは町にとって大きな問題になっていますので、町ぐるみの解決をしていかなくては思っています。先ほど、戸別収集じゃない、収集が始まったらということだったんですけれど、今現在、環境課の前には燃えるごみ、ミックスペーパー、このような分け方をしてる、その収集方法は始まってるんじゃないでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

私が申したのはですね、戸別収集とかですね、資源ステーション方式、そういうものを本来ことしの7月から実施するんだっていう位置づけで今まで説明してまいりましたけども、それを実施する前に、こういうような形で収集の品目も変わる、することがございますので、そういう説明会を集中的に行っていきたいということを申したものでございます。

3番(窪田美樹君)

私が言いたいのは、その分別の方法はもう始まっているんですよねっていうことです。その分別の方法を少しでも進めていれば、例えばなんですけど、うちは燃やすごみが月曜日と木曜日、だけど資源とできる新聞は木曜日に出しなさいとか、そういう分別が進むだけでも町のごみは減るんです。減るはずです。その説明も行ってない。その説明を行うことでも少しでも改善に向けて進むんではないでしょうか。減量化に向けて。そういった説明会、大きく変わるからっていう説明会、当たり前だと思うんです。皆さん不安だし、7月にやるよって言われてた、それに向けて数回も行われた説明会を耳にした方は、始まるって言われてたんだけど、始まらないけどどうしたのって言われるぐらいに皆さん気にされてる方は気にされてました。しかし、今そこはとまっているんだけれど、レシートは燃やすごみ、でもこれ見た目には紙だからこれはミックスペーパーでいいんじゃないのって、そういったような細かい説明もしていけば、分別って今からやりますよって言ってから始めるんではなくて、今もうやってる分別の方法があるんですから、そこの説明会、今でもできるはずだと思うんですけれど、説明は。どうでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員が言われるですね、説明会につきましては、行えばですね、できると思っております。これで、町内会・自治会の役員のですね、皆さんのほうの説明会終わった後にですね、どのような対応できるかっていうのを、そういうのも含めた中でちょっと検討させていただきたいと思います。

3番(窪田美樹君)

では、資源ステーションや戸別収集が始まる前に、そちらのほうは数多く進めていただけるということでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

そのような方向で検討させていただきたいと思います。

3番(窪田美樹君)

それが町にとって前に進んでいるというふうに思いたいので、思っていきます。
次に、今よく言われている、自区内処理、私1人がこの議会の中で自己完結型とか自区内処理を訴え続けているように思われています。しかし、いろいろな町からの報告書を見ていけば、必ず町として新たな技術革新の状況もかんがみてとか、いろいろ書かれています。私1人が言ってるんではなくて、町の方針がこうだから、この進みぐあいはどうなんですかって私が尋ねているわけなんです。私1人が言っているように見えるのは、町からの報告が何もない。そこのところで、窪田は1人で言ってるって思われてしまうんです。ですので、報告、今はまだここまで、こういう技術がある、新しい技術ができました、だけどこれを採用するにはまだ至りませんとか、そういった報告、毎回毎回っていうわけでもないんです。ただ、そこで、要所要所で報告していけたら、あ、町はそこでもごみのことを考えているというところが見えてくると思います。全く動きが見えていないから、町は何やってるのっていうふうに、税金ばっかりごみの処理のお金ばっかりかかってるっていうところだと思います。前回も言われてました、その検討していること、新たな技術、いかがでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員が言われるですね、自己完結型ということでございますけども、町の中ではですね、ゼロ・ウェイストという形で資源化・減量化を強力に進めていきたい、そういうふうに考えております。その中でですね、ごみ量が減ってきた中で、改めてその最終的な処分をどうするかというような位置づけの中で、炭素化とかですね、そういうものが出てくるものだというふうに思っております。我々としてはですね、そういう位置づけのもとに、まず資源化・減量化を第一にやらさせていただきたい、そのように考えております。また、この資源化・減量化進めるためにも、広報等にはですね、毎月ですね、ごみ関連のものも掲載させていただいて、住民のほうにですね、周知徹底を図るような形でやらさせていただきたい、そのように思っております。
あとですね、現在、現段階での技術がどの程度かというようなものにつきましては、いろんなパターンがございますので、我々といたしましては、現段階では幅広く注目をさせていただいてですね、どのようなものがあるかというのを研究させていただいてる段階でございますので、すぐにこういうものが葉山町でどうのというようなお話は現段階ではできないものかなというふうには思っております。

3番(窪田美樹君)

その現段階で葉山町に該当するかしないかではなくて、現段階にこういうものが世の中で出てるんですっていうことを聞きたいんです。葉山町に該当するかしないかは、その技術がどこまで採用するころにはちょっと変わってしまっているかもしれない、また新しいのが出てくるかもしれないっていうところで、今、世の中のごみの流れ、ごみの処理の仕方はこうですよっていうところを葉山町が研究してるんですよっていうところを、常に聞いてレーダーを張っているのかっていうところを尋ねています。先日、NHKのテレビのほうで、被災地のがれき処理を炭素化する方法があり、10分の1以下の減量化と放射線量も激変できるとの報道があります。こうやって、こういうこともありますよっていうこと、そのこれが実際に本当に10分の1になってるのか、それがよく今、鎌倉市でもありました、炭素化した後の、炭化した後の炭をどうするの、そういった問題ももちろんあります。しかし、今こういう世の中の流れで、これは葉山に合ってるか合っていないか、データを出しているかいないかっていうところが葉山町の見えない動き、動きが見えないって言われるところで求められているんだと思います。先ほど、広報のほうにごみの問題として、毎月1回出る広報のほうに載せていきたい。もちろんその技術革新を載せろっていうわけではないんです。町のごみの動き、数カ月、2カ月ぐらい前の広報にもごみのことは一言も載っていなかったっていう報告があったぐらいで、ごみに対しての関心も薄くなってきてしまう、関心が薄くなるっていうか、町の動きが見えないっていうところが実際にあらわれていると思います。広報に、皆さんが見る広報に、ごみに関係するもの、こうやって説明会をしますよとか、こういった動きがありますよっていうのを載せていくだけでも、町がごみに対する取り組みをしてるっていうことがわかっていくと思います。報告、新たな技術革新の報告も含めて、私1人が騒いでいるんではないところをお示しください。
介護保険についてお伺いいたします。あ…はい、お願いします。

町長(森英二君)

今、いみじくもNHKの報道で、炭素化の事案をごらんになったということですけど、私、残念ながらそれ見なかったんですけれども、実はそれは東北の被災地でがれきの処理に、それは燃やすんではなくて炭素化するという画期的な方法だということで、今、実証実験をやってると。きのうも私ちょっと触れましたけれど、実証実験の新技術。実はこれは、東北ではその実験に入る前に、私のところへの資料を持ってまいりました。自治体のごみを燃やすものには使ったことはないと、しかし、そういったものを開発をしたので、今は、国のほうの指導とタイアップしながら実証実験をやってると。この結果を見れば、いろんな自治体の焼却、今しているごみの処理に使えるだろうと。それからそのときに、今、NHKではその炭素化されたものの利用が幅狭いんじゃないかっていうお話でしたけども、現在では航空機の機体、カーボン化とか、いろんな面で製品化されていると、そういったもののデータはそこの事業所、会社では全部持っております。そういったことで、カーボン化されたものの再活用については、何も心配も持ってないようなことですので、それの結果、状況を待っているところであります。

3番(窪田美樹君)

さらの研究、さらのそれを発信していってくれることをお願いいたします。
介護保険についてお伺いいたします。前々回の議会でも言いましたが、介護保険の改定があります。今現在、介護保険の内容がかなり改定になるんですけれど、まだ国の方針が決まっていないということで、議会、前議会のときにはその内容を見て、葉山町は悪いよう、悪くはしないからっていうことが言われました。今現在でも、4月に改定されますが、今現在の様子はいかがでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

保険、介護保険の改正ございます、4月1日に。現在につきましても、細かなその内容についてのまだ通知はですね、報告が来ておりませんので、今まだ定かな話はまだここではできません。

3番(窪田美樹君)

国からおりてきて、それを町が町に合わせたサービスに練り上げて、それを各事業所におろして、その事業所で働く人たちがそれを見て、それを見て働く。そして、利用される方もそれに合わせた対応をしながら、今まで受けられていたサービスがなくなってしまう、そういったこともあり得ます。そういったことがないように、例にとれば、横須賀市、大きく変わると言われています要支援サービス、切り捨てられてしまうという要支援に対してのサービスは、横須賀市は現行のままでいく、要介護1、2、3、4、5って5段階のほうは改定が、改定はするけれど、要支援、大きく変わると言われている要支援サービスのままは現行でいく。様子を見ながら1年、また次の改定のときに合わせて変えていくということが言われています。葉山町でもそういった対応は可能でしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

まだ定かにですね、その改正案が示されておりませんので、これですよっていう確定的なお話はできませんが、今、要支援の1に対してはですね、そのサービス形態につきましては、まして見ましても、横須賀市が考えているように、その支援がなされないような形のものはですね、できるだけ避けていきたいと。現状なものは維持していきたいという方向の考えを持っております。

3番(窪田美樹君)

そうやってなるべく利用される方、働く者にとって混乱のないように、利用される方のサービスに切り捨てられないように対応していって、対応していくことを望んでおります。実際に、介護サービスの面、サービスの面ですが、他市と比べて、町の特色があるから、特異性があるから比べにくいということなんですけれど、簡単に言いますと、わかりやすいサービスの内容として、紙おむつのサービス、横須賀市・逗子市は介護度が3、4、5の方に支給されています。ここ葉山町では介護度4、5の方を対象としてサービス、支給サービスが受けられています。単純に考えて、これは3の方には支給されないということです。葉山町としてその近隣の横須賀市・逗子市に合わせるようなお考えはありますか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

サービスにつきましては、その地域によってですね、ばらつきがある行政ではいけないとは思っております。サービスについてのその介護関係についてはですね、これは必要性がある方がですね、どうしても要求することですので、横須賀市・逗子市がそうであればですね、これからそれ以外のことについてもですね、サービス内容は近隣等のその内容を調査しながらですね、鋭意検討させていただきたいと思っております。

3番(窪田美樹君)

要求があればという、言われたんですけれど、介護度3の方がじゃあ社協にでも福祉課にでも行って、「私、介護度3なんです。紙おむつ支給お願いします」っていう方が10人集まれば、100人集まれば、支給されるというような制度をつくるということでしょうか。要求があればというのは、どのようなことをもって要求があったと認められるんでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

申しわけありません。私がそういう要求があればではなくてですね、その要求についてですね、介護を受けている認定の方、または介護を受ける認定があるですね、高齢者の方全体のことを含めて、要求があるようなものに対してはですね、これは行政はその近隣とばらつきがあってはいけないという全体的なことを踏まえてですね、今お話しさせていただきました。それについては町が進んでるかおくれてるか、これの研究・調査をして、できる限りばらつきのないように検討していきたいということを今お話しさせていただきました。

3番(窪田美樹君)

明らかに3、4、5と4と5が違うのは検討事項だと思います。早急に改善を求めていきたいと思います。それとあともう一つ、今までありました送迎サービス、この福祉事業としての送迎サービスが今年度の3月で切られてしまう、送迎サービスを来年度からは有償…有償というか事業所に任せてしまうっていうことに、いうことになりますが、それでよろしいでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

今、議員がお話をされているのはですね、葉山町が障害者の送迎サービス事業の一環だと思うんです。(私語あり)ではなくてですか。社会福祉協議会に送迎サービス事業の委託をしております。その全体のことでよろしいですか。そうしますと、今お話ししたその委託事業につきましては、障害者または高齢者含めたですね、事業内容として、現在、社会福祉協議会のほうに委託をさせていただいております。なぜその変わりますかっていうお話なんですが、今現在は、来年度から社会福祉協議会に自主事業としてさせますよという話は確定はしておりません。ただ今後ですね、その町が行っている無料サービス事業委託については、今現在、運転士、要するにサービスの車両運転士の費用負担等をですね、賄いながらその事業展開をしてるわけですので、今後はですね、この雇用対策の緊急事業の中での一環としては1名増をさせていただいておりますので、それだけのものではなくて、サービス事業全体として、例えば9月の議会で一般質問の中でもございましたタクシー券の交付事業や、またはその自動車の燃料給付事業もございます。それらの全体的な事業を見据えながら一番いい方法論を考えていこうということは、現在、福祉課ともですね、調整してですね、いい方向性があればですね、見出してこうというふうに検討を考えているところでございます。

3番(窪田美樹君)

そういった方法もあわせてお願いしたいと思いますが、今まで無料で送迎されていたところ、無料でその社協の車を利用できた、できていた方が次からは民間に委託されてしまう、これは有料になってしまいます。社協もその委託事業を始めるっていうことでは、その送迎の事業所に合わせて、じゃあ社協だから安いかっていったら、そういった方々に合わせての値段をつけなくてはいけないということで、利用される方には負担が直に、すぐに負担が増になっていくのは明らかです。これがサービスの後退と言わずに何になるのかなと思います。その利用される方も多いので、昨年度はいろんな利用の介護の方、障害者の方もいらっしゃいます、530名の方が利用されていたと言います。その530名の方々が実際に今度はお金を払って利用しなくてはいけなくなります。そういうことも踏まえて、このふるさと雇用事業対策費県支出金が終わったからといって、それをすぐにじゃあ有料に有償のサービスに切りかえようっていうのは、サービスの後退に直につながっていきますので、このサービスの改善を求めて、改善をお願いいたします。
次に、学校の暑さ対策なんですけれど、ずっと言ってまいりました、ことしの暑さ対策はどのようにされるおつもりでしょうか。

議長(畑中由喜子君)

ちょっとその前に…。

3番(窪田美樹君)

あ、来年…え。

議長(畑中由喜子君)

その前にちょっと部長のほうから、お答えありますか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

この関係は大変重要なことでございますので、今現在、無料サービスしてるものを有料にしましょうっていう考えは、基本的には考えておりません。ただ、その中で、すべてお金のないものをお金をつぎましょうっていうと、どこから捻出するんですかって話になります。それを含めて、先ほど、いろいろなそのサービス事業を全体的に見直しながら無料のものは無料でいけるのか、逆にサービスが向上できるものは向上していくような検討をさせていくということで、先ほどお話しさせていただきました。そういうことで理解をしていただきたいと思います。

議長(畑中由喜子君)

よろしいですか。教育長、御答弁はいかがですか。

教育長(豊田茂紀君)

暑さ対策につきましては、先ほど第1答弁させていただいたとおりでありまして、財政問題に逃げずに取り組みなさいという御発言でございましたが、やはり財政問題も考えなければならない。これはもう事実で、ここで私、そういうことを考えないでいきますなどと無責任なことは申し上げることができませんので、そういうことも含んで、引き続き検討してまいりたいというように考えております。

3番(窪田美樹君)

前回の議会のときに、三浦市の例も含めて検討しますということ、考えますということでした。三浦市の補助金のほうはどんなでしょうか。

教育長(豊田茂紀君)

あのとき三浦市は扇風機のことについて、議員、あの三浦市ではこうやってるよっていう紹介をなさって、それを含んで検討しますというように申し上げました。その後、このわずか第3回議会の1カ月半の間ですが、その間では三浦市の動きを新たな動きがこういうようにある、24年度に向けてとか、そういうことについてはつかんでおりません。今後つかんでいく努力をしてまいります。

3番(窪田美樹君)

私、前回の議会のときに感じたのは、三浦市がどんな補助金を使ったから、その補助金が葉山町にも使えるのかどうかを検討して、来年度に向けてつけていくよっていうようにとったんですけれど、この先、三浦市がまた扇風機の先、エアコンにつけますよとか、そういった動きを見ての御発言でしょうか。

教育長(豊田茂紀君)

三浦市だけを考えて比較検討するということではございません。

3番(窪田美樹君)

三浦市での補助金を三浦市が使った補助金を葉山町に当てはめられるかどうかだけでも検討していただければ、少しでもお金の町の財政を圧迫せずに、子供の暑さ対策ができるのではないかと思っております。それだけではない、今言われたように三浦市だけではない、ほかの町や市にもエアコンついてないところ、扇風機もないようなところもたくさんあります。そこも皆、みんなどこの自治体も財政が困難であります。ですから、補助金があるっていうところを探して、どんな補助金が使えるのかっていうところを探して扇風機なり暑さ対策をしていってもらいたいと思います。
時間もなくなってきてしまったんですけれど、放射線量についてお伺いいたします。検査の結果、食品に安全だったということで安心しております。検査は今回限りでしょうか。

教育部部長(高梨勝君)

今年度につきましては、11月にですね、予備費で対応させていただきました。ですから、今年度につきましては、まだ予備費ですので、これで1回目は終わってますよということです。今後につきましては、3月から、教育長が申し上げられたとおり、冷静な判断のもとに、必要の中を読みながらやっていきたいと思ってます。やれば安心じゃなく、安心を担保したいということがまずありますので、まず一定線、皆さんこれ安心できたよっていうことを考えております。次に来るのは、来年度のことを考えれば…ていかなければいけないっていうことは考えております。

3番(窪田美樹君)

みんなみんな心配な声がゼロになるっていうことはないんだと思うんです。1人の方だったり2人の方、その方に対してどういったお答えを要求するのか、1人の方が言われているからって検査をしなくてはいけないっていうところではないと思います。しかし、近隣の逗子市・鎌倉市では独自に給食測定機を購入しており…放射線量測定機を購入しております。逗子市のほうも、市場に出回っている食材は安心という考え方に立ち、給食食材の継続的な検査は実施してこなかったと言われています。しかし、保護者から要望が相次いだことなどから、新たに測定機を15万円、約15万円を購入した。それで、各5校、逗子市にある5校の機材を持ち回りをして測定していますということがあります。そのほかにも、自治体にこの補助金が出ることになっています。そういったことを利用してでも、放射…多分その測定をする検査料、かなりの高額になると。まして6校と…6校じゃない、4校と保育園っていうことなので、お金もかかってくると思います。補助金を含めて、そういう機械の購入もあわせて御検討いただきたいと思います。
最後に防災のところなんですけれど、8カ月、震災より8カ月たっております。いまだに防災無線が聞こえづらいっていうのが一番のところだと思います。防災無線で避難してくださいっていうところの声を聞いて避難される方、その方々に対して難聴地域と言われる方、もちろん地形であったりいろんなことを考えるとスピーカーを直すこと、デジタル化することだけでは解決できない問題もあると思います。そういったもう個別に本当に小さなところにはなってしまいますけれど、そういった方々の命を助けるために、お金がかかるからとかいうところではないと思います。そういった方々への対応はいかがされていますか。

総務部部長(上妻良章君)

大変難しい御質問であるとは思います。アンケートにつきましてですね、現在、3月11日の震災を踏まえまして、各町内会長にですね、また新たにですね、難聴地域につきましていろいろな面でアンケートを実施してございます。それが今もう大体集計して集まるところでございますので、またそういったものも踏まえましてですね、以前実施をいたしましたFMラジオの配布でありますとか、メール配信でありますとか、なかなか高齢者等も踏まえますと難しい問題もございますけれども、決して葉山町は弱者に対して冷たいであるとか、そういう方たちは…のことを考えないということはございませんので、その辺に当たりましてはですね、今後、今おっしゃいましたスピーカーの整備、そういったものを含めましてきめ細やかな対応をさせていただきたいというふうには思っております。

3番(窪田美樹君)

そのきめ細かな対策が、計画性っていうか、じゃあ何年度までにこうしますよ。今もう8カ月、9カ月になります、震災から。そういったところに9カ月の間も、もしこのときに地震が起きて津波が起きて、じゃあ防災無線が聞こえなかった、逃げおくれてしまったっていうところの方々に対してどういったふうに、葉山町は計画練ってたからごめんなさいねって言うのか、それとも今こう計画は明確に計画を示すこと、戸別受信機であるとか、ラジオであるとか、ラジオの電波も届かないようなところ、停電になってしまったらラジオが電池が入っていないとか、パソコンが立ち上げられないとか、電話回線すら切れてしまうようなこともある。いろんなことを踏まえて、こうやってこういう方にはこういう対策を練っていますっていう計画性を示していただきたいんですけれど、そういった細かい計画性というのは立てられていますか。

総務部部長(上妻良章君)

現在、そこまでですね、細かな、私はきめ細やかとは申しましたけれども、個別の計画等は現在まだ立ててはございませんけれども、今そういった御指摘もございましたので、含めまして検討させていただきたいと思っております。

議長(畑中由喜子君)

時間が経過しておりますので、それでは、これにて3番窪田美樹議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。

議長(畑中由喜子君)

本日の日程はすべて終了いたしました。明日は午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(午後3時11分)

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更新日:2018年03月20日