葉山町議会 平成23年11月29日

招集年月日

平成23年11月29日(火曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前10時00分

散会

午後1時26分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 鈴木道子 出席
第2番 長塚かおる 出席
第3番 窪田美樹 出席
第4番 守屋亘弘 出席
第5番 田中孝男 出席
第6番 中村文彦 出席
第7番 荒井直彦 出席
第8番 笠原俊一 出席
第9番 土佐洋子 出席
第10番 山梨崇仁 出席
第11番 横山すみ子 出席
第12番 金崎ひさ 出席
第13番 伊東圭介 出席
第14番 畑中由喜子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 森英二
副町長  
教育長 豊田茂紀
総務部部長 上妻良章
保健福祉部部長 稲山孝之
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 高梨勝
消防長 有馬弘
総務課課長 池田務

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 山本孝幸
主事 佐々木周子
主事 山崎大輔

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第7番 荒井直彦
第8番 笠原俊一

議事日程

第1会期の決定
第2会議録署名議員の指名
第3議長諸般の報告
第4町長行政報告
第5陳情第23-10号葉山町職員給与の改正を求める陳情書
第6陳情第23-20号葉山町非常勤特別職の報酬の改正を求める陳情書
第7陳情第23-21号葉山町町長および教育長の給与の削減に関する陳情書
(以上3件総務建設常任委員会審査報告)
第8陳情第23-18号浄化センター処理能力改定の事実調査と調査結果を公にする事を求める陳情〈再提出〉
(以上1件教育民生常任委員会審査報告)
第9議案第32号平成23年度葉山町一般会計補正予算(第5号)
第10議案第33号平成23年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
第11議案第34号平成23年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
第12議案第35号平成23年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第13議案第36号平成23年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第14議案第37号葉山町一般職の職員の給与に関する条例及び葉山町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例
第15議案第38号葉山町立の障害者支援施設に関する条例及び葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例
第16議案第39号葉山町非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
第17報告第9号専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
第18報告第10号専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)

議事の経過

議長(畑中由喜子君)

おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、ただいまから平成23年葉山町議会第4回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(畑中由喜子君)

日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。11月24日、議会運営委員会を開きまして、会期は本日から12月12日までの14日間と決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月12日までの14日間と決定いたします。

議長(畑中由喜子君)

日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は会議規則第111条の規定により議長において指名いたします。7番荒井直彦議員、8番笠原俊一議員のお2人にお願いいたします。

議長(畑中由喜子君)

日程第3、議長から「諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました陳情はお手元に配付した文書表のとおりですので、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。審査結果等については後日報告願います。

議長(畑中由喜子君)

日程第4「町長の行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。

町長(森英二君)

皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告を行わせていただきます。
まず、横須賀市及び三浦市を原告とし、本町を被告とする損害賠償請求事件にかかわる訴訟について御報告をさせていただきます。本件につきましては、本年3月に弁論が終結し、その後和解協議も打ち切られた旨、第2回定例会で行政報告をさせていただきました。判決の期日が本年12月8日に決定されましたので、お知らせをいたします。
次に、本年の第3回定例会におきまして、議員各位からの提言・要望等、合計72件につきましては、既に対応させていただいたものが5件、現在対応中のものが59件、未対応が3件、対応せずが1件、そのほかが4件となっております。なお、質問項目ごとの対応状況につきましては配付させていただきました資料のとおりでございます。
最後に工事関係についてでありますが、1件1,000万円以上5,000万円未満の契約につきましては、お手元の配付資料により御報告にかえさせていただき以上で行政報告を終わります。ありがとうございました。

議長(畑中由喜子君)

以上で行政報告を終わります。

議長(畑中由喜子君)

日程第5「陳情第23-10号葉山町職員給与の改正を求める陳情書」、日程第6「陳情第23-20号葉山町非常勤特別職の報酬の改正を求める陳情書」、日程第7「陳情第23-21号葉山町町長および教育長の給与の削減に関する陳情書」の3件を一括議題といたします。
本3件については総務建設常任委員会に付託し、審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、総務建設常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

総務建設常任委員会委員長(金崎ひさ君)

総務建設常任委員会審査報告を申し上げます。
平成23年6月17日、議会第2回定例会において付託された「陳情第23-10号葉山町職員給与の改正を求める陳情書」並びに同年9月6日、議会第3回定例会において付託された「陳情第23-20号葉山町非常勤特別職の報酬の改正を求める陳情書」及び「陳情第23-21号葉山町町長および教育長の給与の削減に関する陳情書」の3件は、延べ3日間(7月19日、9月29日及び11月11日)にわたり慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。なお、審査に当たっては担当部課長等に出席を求めるとともに、9月29日には議会基本条例第5条第2項の規定に基づき、陳情提出者の意見陳述の機会を設けました。
陳情第23-10号の要旨は次のとおりです。本町の財政は経常収支比率が99.9%と県下で最悪であり、新たな施策が実施できない状況にある。大磯町では平成21年度決算ベースで歳出総額に対する人件費比率は23.3%であるが、本町は29.7%を占めており、人件費が財政逼迫の主因となっている。また、職員の給与は国家公務員の水準を大幅に上回っており、大磯町の平均年間職員給与と比べても高額であるとして、葉山町一般職の職員の給与に関する条例を改正し、職員の給与(地域手当を含む)を10%削減することを求めているものです。審査では、議論の過程で職員の給与抑制は重要課題であり、採択を求める意見もありましたが、「地方議会は二元代表制のもと、執行機関と独立・対等な関係を保ち、監視機能と立法機能を備えた地方自治の実現を目指すものであるから、議会が一方的に削減値まで要求している内容について賛同することはできない。しかし、今後の町の財政状況を考慮すれば、人件費の削減は避けて通ることはできない問題である」、「陳情者は10%の削減にこだわっていない。財政状況を改善するため、人件費の削減に真剣に取り組んでもらいたいというのが願意である」、「行政側の自主的な判断が求められているが、いつまでもその判断を待っているわけにはいかない」との意見が大勢を占め、協議の結果、全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。
陳情第23-20号の要旨は次のとおりです。本町の財政は経常収支比率が99%と県下で最悪であり、新たな施策が実施できない状況にあり、人件費が財政逼迫の主因となっている。また、非常勤特別職の報酬は日額制が原則であるが、ほとんどが月額制となっている。中期財政計画においても非常勤特別職の報酬の見直しが明記されているにもかかわらず改められていないとして、平成22年6月11日の補正予算審議の際、町長の「9月議会に再提出する」との答弁の早期実行を求めているものです。審査では、「平成21年第1回定例会に改正案が提出されたが否決された。体育指導員など、一部の非常勤特別職は実態にそぐわない日額制に改められていたことなどが要因で否決したものであり、実績を踏まえて再提出すべきであるというのが議会の意思であったはずである」、「他自治体で月額制の報酬について裁判になっており、司法の判断が分かれているが、財政問題から真剣に取り組んでもらいたいというのが願意である」、「町側の説明は司法の判断が確定するのを待ちたいとの一辺倒の答弁であるが、財政の見地からも見直すべきである」という意見が大勢を占め、協議の結果、全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。
陳情第23-21号の要旨は次のとおりです。本町の財政は経常収支比率が99.9%と県下で最悪であり、財政健全化のためには行政のトップが率先垂範すべきであるとして、葉山町特別職の職員の給与等に関する条例及び教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例を改正し、町長及び教育長の給料月額をそれぞれ10%削減し、74万円及び56万6,000円とすることを求めているものです。審査では、陳情第23-10号と同様な意見により、全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。なお、議会としては町の自主的かつ実りある取り組みを期するものであることを付記いたします。
以上、御報告いたします。平成23年11月29日、総務建設常任委員会。

議長(畑中由喜子君)

以上で委員長の報告を終わります。
これより日程第5から日程第7までについて一括して委員長報告に対する質疑を行います。

4番(守屋亘弘君)

陳情第23-10、同第23-20、同第23-21号について、すべて趣旨了承という委員会審査結果なんですけれども、趣旨了承という意味合いについて、私の考えでは、賛成であるけれどもその実施に当たっては行政サイドに、平たく言えばよきにはからえ、そのように受けとめましたけど、そういう理解でよろしいでしょうか。

12番(金崎ひさ君)

ただいまの報告にもございましたけれども、最後のところで、町としての自主的かつ実りある取り組みを期すると、これが委員会の総意でございますので、今、質問者のおっしゃったとおりと私は御報告させていただいたと思っております。

議長(畑中由喜子君)

ほかに質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて…よろしいですか。御質疑がなければ、これにて総務建設常任委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
これより1件ごとにお諮りいたします。「陳情第23-10号葉山町職員給与の改正を求める陳情書」に関する総務建設常任委員会の結論は趣旨了承であります。お諮りいたします。本件については委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議がありますので、これより討論を行います。
まず、趣旨了承することに反対者の発言を許します。

4番(守屋亘弘君)

4番守屋亘弘です。私は当総務建設常任委員会審査報告に反対の立場で討論に参加をいたします。
審査報告の中で書いてあるとおり、本町の財政は経常収支比率が99.9%、県下最悪である。これは平成21年度の経常収支比率の実績ですけれども、22年度においては99.2%、コンマ7%減したというだけで、なお、大変町財政は厳しい状況が続いていると私は理解しております。なお、昨年の11月、ちょうど1年前に葉山町長期財政計画が作成されて、その11ページ、歳出の欄で(1)人件費、その中では、今回取り上げておりませんけれども、職員定数等も記載されておりまして、給与については国家公務員や類似する地方自治体等と比較して均等を保てる給与水準に改めるとともに、地域手当を国が定める基準に合わせた支給値に引き下げますと断言をして、もう1年たって実際に議会に提案されましたか。確かに先ほど委員長がお話しになったとおり、「なお、議会としては町の自主的かつ実りある取り組みを期するものであることを付記します」、いつまでたったって出てこないじゃないですか。そうでしょう、町長。いつも。23年度、平成23年度の町長の施政方針の中でも人件費の見直しをうたっているんです。しかし、何ら議会にそういう提案をされましたか。議会には、あるいは議員には後でまた詳しく述べますけれども、議案提案権はちゃんと地方自治法第112条で規定されているんですよ。総論賛成で、あとは行政サイドの良識ある対応を待つということなんですか。幾ら待ったって出てこないでしょう、今まで。何を考えているんですか、委員会、委員の方は。それで、森英二町長は何をやっているのかと言う資格がありますかね、皆さんに。
以上をもって反対討論といたします。

議長(畑中由喜子君)

次に、趣旨了承することに賛成者の発言を許します。
ほかに討論はありませんか。
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。本件については起立により採決をいたします。陳情第23-10号に対する委員長の報告は趣旨了承であります。本陳情は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立12名の多数です。したがって、陳情第23-10号は委員長報告のとおり趣旨了承することに決定いたしました。
次に、陳情第23-20号…(発言を求める声あり)

4番(守屋亘弘君)

いいですか、発言して。今、賛成者が12名という議長発言ありましたけど、速やかに数え直して訂正してください。

議長(畑中由喜子君)

はい、申しわけありません。1名出席していらっしゃらない議員さんがいらっしゃるので、起立11名の間違いでした。起立11名の多数です。したがって、陳情第23-10号は委員長報告のとおり趣旨了承することに決定いたしました。
次に、「陳情第23-20号葉山町非常勤特別職の報酬の改正を求める陳情書」に関する総務建設常任委員会の結論は趣旨了承であります。お諮りいたします。本件については委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議がありますので、これより討論を行います。まず、趣旨了承することに反対者の発言を許します。

4番(守屋亘弘君)

4番守屋亘弘です。私は総務建設常任委員会審査報告、趣旨了承する旨の件について反対討論をいたします。
これも先ほど述べましたけれども、昨年11月策定の葉山町中期財政計画の中で、先ほど申し上げたように、11ページ、歳出、(1)人件費の中、その他非常勤特別職の報酬を見直しますと。さっきも申し述べましたけれども、もう本年11月も末ですよ。1年たっていますよ。1年たって何ら見直しを出してこない、それでもいいんですか、議員の皆さん。本件で委員会審査の中で、行政サイドはまだ最高裁までの判決が下ってないから。ところが、私が調べた範囲、神奈川県は21年4月から、いわゆる大津地裁の判決をもとに非常勤特別職の報酬の日額制への切りかえを行っていますよ。行政サイドがそういう議案を議会に提出するのを待つということは、私から見れば百年河清を待つと同じこと。それを見逃していいのかどうか。どうですか。私が申し上げることも真っ当な話でしょう。
以上にて反対討論といたします。

議長(畑中由喜子君)

次に、趣旨了承することに賛成者の発言を許します。
ほかに討論はありませんか。
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。本件については起立により採決いたします。陳情第23-20号に対する委員長の報告は趣旨了承であります。本陳情は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立11名の多数です。したがって、陳情第23-20号は委員長報告のとおり趣旨了承することに決定いたしました。
次に、「陳情第23-21号葉山町町長および教育長の給与の削減に関する陳情書」に関する総務建設常任委員会の結論は趣旨了承であります。お諮りいたします。本件については委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議がありますので、これより討論を行います。
まず、趣旨了承することに反対者の発言を許します。

4番(守屋亘弘君)

4番守屋亘弘です。私は教育民生常任委員会審査報告の趣旨了承ということに関して…(「総務」の声あり)あ、間違えました。おわびの上、訂正をいたします。ほかの審査報告書を持ってきちゃった。
そもそもの話をしますと、私は去る3月9日付で葉山町特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例を、議案提案しました…議員提案しました。間違えました。その際には、新葉クラブの金崎ひさ議員、待寺真司議員の賛同を得て提出をいたしました。続いて、去る6月14日付で、その際は教育長を含めた給与等に関する条例の一部を改正する条例を同様に議員提案しました。その際には金崎、鈴木…ごめんなさい。間違えました。田中孝男両議員の賛同を得て提出しました。これは議員の議員提出権、先ほども申し上げましたけれども、地方自治法第112条、普通地方公共団体の議会の議員は、議会の議決すべき事件につき、議会に議案を提出することができる。ただし、予算については、この限りでない。したがって、葉山町議会会議規則、議案の提出、第13条、法第112条(議員の議案提出権)の規定によるものを除くほか云々と。それで、先ほど申し上げた3月9日付での上記議案を別紙のとおり地方自治法第112条及び葉山町議会会議規則第13条第2項の規定においてすると。逆に言うと、平成23年3月10日付、森英二葉山町長の不信任決議案を葉山町議会会議規則第13条第1項及び第2項の規定により、森英二葉山町長の不信任決議案を別紙のとおり提出する。同じ…同じでしょう。
それで、その中身においてはいわゆる当時の長島逗子市長が当時の県知事に裁定を仰いだ裁定書がここにもある。それと、3月の時点においては、3月10日、当議案に対して近藤昇一議員が反対討論を行った。で、6月の時点では、6月17日、笠原俊一議員が反対討論を。私の考えからすれば、お2人の意見は曲解そのものである。なぜ議会基本条例に触れるんですか。ちょっと会議録をはしょって読むと、「今回の提案はまさにこの規定に違反するものであり、何のために全会一致で議会基本条例を決めたのか、そのための努力は何なのかという、こういう思いがいたします。」と近藤昇一議員は言われましたけれども、笠原俊一議員はそのまま読んだだけじゃないですか。裁定書をごらんになったんですか。そもそも、要するに、3月も6月も議員提案は反対だったんでしょう、先ほど申し述べた議員の方以外は。それで今回趣旨了承。時間経過して、私の提案理由は平成22年度も23年度も社会経済情勢に何らの変化もない。だから22年度同様に23年度も据え置くべきだという単純な理由ですよ。もし反対するんであったならば、なぜ22年度と23年度がそのような経済状況が好転したのか、はっきり数字を挙げて議論すべきなんですよ。何やら議員の議案提出権まで否定するような言い方をして、地方自治法並びに葉山町議会議会規則にのっとって議会の基本的なことを定めたのが議会基本条例でしょう。何が違反するんですか。私が提案したら反対で、オンブズマンが陳情したら賛成。それこそ私の提案に対して御両者ともですね、こう述べているんですね。「いずれ」…ちょっとはしょって言いますと、「単なるパフォーマンスとのそしりを免れないものであり、議会の質そのものが問われることになります」。どうして状況も変わってないのに、私が提案したら反対で、オンブズマン…オンブズマンにごまするはずじゃないでしょう。オンブズマンが提案したら趣旨了承する。論理的な面で言うとかみ合いませんよ。だから議会は何やっているんだと言われるんですよ。もう少し論理的に物事を考えてくださいよ。
で、なお余計なことを一言申し上げると、先ほど森英二葉山町長の不信任案…不信任決議案、それは先ほども申し上げたとおり、議員の議案提出権に基づいてやったんでしょう。さっきるる文章まで読んだんだから。結果として否決された。じゃあ、パフォーマンスでやったんですか。論点が違うかもしれないけど、論理は同じでしょう。
以上をもって反対討論といたします。

議長(畑中由喜子君)

次に、趣旨了承することに賛成者の発言を許します。
ほかに討論はありませんか。
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。本件については起立により採決いたします。陳情第23-21号に対する委員長の報告は趣旨了承であります。本陳情は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立12名の多数です。したがって、陳情第23-21号は委員長報告のとおり趣旨了承することに決定いたしました。

議長(畑中由喜子君)

日程第8「陳情第23-18号浄化センター処理能力改定の事実調査と調査結果を公にする事を求める陳情〈再提出〉」を議題といたします。
本陳情については教育民生常任委員会に付託し、審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、教育民生常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

教育民生常任委員会委員長(山梨崇仁君)

教育民生常任委員会審査報告。平成23年9月6日、議会第3回定例会において付託された「陳情第23-18号浄化センター処理能力改定の事実調査と調査結果を公にする事を求める陳情〈再提出〉」は、9月28日及び11月7日の2日間にわたり慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。なお、審査に当たっては担当部課長等に出席を求めるとともに、9月28日には議会基本条例第5条第2項の規定に基づき、陳情提出者の意見陳述の機会を設けました。
陳情の要旨は次のとおりです。町は浄化センターの処理能力を1系列当たり最大日量3,100立方メートルとして下水道事業計画を進めてきたが、平成23年に開催された下水道審議会に提出された資料のうち、3月23日付資料では4,600日量立方メートル、5月31日付資料では3,525日量立方メートルと、2度にわたり数値を変更している。しかしながら、1系列当たりの最大処理能力が3,100日量立方メートルでないのであれば、平成22年2月に完成した浄化センターの第3系列増設の必要性が揺らぐことになる。ついては、1、今回の見直しまで浄化センターの最大処理能力は1系列当たり3,100日量立方メートルであったこと、及びこの場合の最終沈殿池の沈殿時間は何時間であったか。2、最大処理能力及び最終沈殿池の沈殿時間を変更する理由は何か。3、酸素発生装置の使用時と不使用時における最大処理能力及び最終沈殿池の沈殿時間は何時間か。以上3点について明らかにし、日量最大値変更の理由及び真の処理能力について公にすることを求めるものです。
審査の中で担当課から、1点目については「平成22年度から行われている全体計画の見直しの中で3,525日量立方メートルに変更されたものであり、それ以前は3,100日量立方メートルであった」、「最終沈殿池の沈殿時間は社団法人日本下水道協会発行の『下水道施設計画・設計指針と解説後編』に3時間から4時間と定められている」、2点目については「全体計画の見直しの中で住民1人当たりの水の使用量や今後の人口の伸び等を勘案し、処理能力の変更を行ったものである」、3点目については、「生物処理のため、酸素発生装置の処理能力は実際に稼働しなければ不明である」との答弁がありました。委員からは、「今回の全体計画見直しで変更された原単位については疑問を感じる点はあるものの、陳情理由では第3系列増設工事が不要不急であったと述べられており、本陳情内容すべてを採択することはできない」として不採択とする意見がある一方、「陳情の願意は趣旨で述べられている3項目に限られており、原単位を安易に変更することには疑問を持たざるを得ない。変更の理由を明らかにすべきである」として採択を求める意見があり、採決の結果、採択3名の可否同数でありました。よって、委員長裁決により、採択すべきものと決しました。
以上、御報告いたします。平成23年11月29日、教育民生常任委員会。

議長(畑中由喜子君)

以上で委員長の報告を終わります。
これより委員長報告に対する質疑を行います。
御質疑がなければ、これにて教育民生常任委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
「陳情第23-18号浄化センター処理能力改定の事実調査と調査結果を公にすることを求める陳情〈再提出〉」に関する教育民生常任委員会の結論は採択であります。お諮りいたします。本件については委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議がありますので、これより討論を行います。
まず、採択することに反対者の発言を許します。

8番(笠原俊一君)

おはようございます。8番笠原俊一でございます。尚政会を代表しまして、「陳情23-18浄化センター処理能力改定の事実調査と調査結果を公にすることを求める陳情〈再提出〉」の今の山梨委員長報告に対し、反対の立場で、陳情不採択の立場で討論に参加をいたします。
先ほど守屋亘弘議員の総務建設常任委員会の結論、趣旨了承に対して、そうしたところで趣旨了承に対して反対をするということになりますと、結果的に陳情そのものに反対というような報告になってしまう、非常に不可思議な形になるということもございます。私は今回のこの件についてはあくまで不採択ということで立場を表明をさせていただきます。
さて、陳情の審査過程及び委員会結論につきましては、先ほど委員長より報告がございました。本陳情趣旨といたしましては、町は浄化センター処理能力を1系列当たり日量3,100立方メーターとして事業計画を進めてきましたが、平成23年の下水道審議会への3月23日付資料…提出資料では日量4,600立方メーターとして、さらに5月31日付資料では日量3,525立方メーターと、2度にわたり変更をされている。このことから、1つとして今回の見直しまでの間、1系列当たり最大日量処理能力を3,100立方メーターとすると、最終沈殿池の沈殿時間は果たして何時間であったのか。2番目として、処理能力及び最終沈殿池の沈殿時間を変更する理由は何なのか。3番目として、酸素発生装置の使用時と不使用時の処理能力や沈殿…最終沈殿池の沈殿時間は果たして何時間だったのかと。という疑問から、こうした変更の理由や真の処理能力と、日量最大…最大値急増の原因を明らかにしてほしいとして陳情が出されております。審査の過程で、稼働後11年を経過する中、全体計画の見直しも当然のことと考えますが、短期間に2度にわたり原単位が変更されたことは疑問を感じざるを得ません。また、酸素発生装置につきましては、現在まだ流入量が少ないために未使用であること、使用するようになれば費用がかかるが処理能力は向上すると。そして、設置時期が早かったのかもしれないという職員の答弁もあり、処理場の計画当時、環境浄化に不可欠な装置であると説明されたことを思い出し、いまだに使用状況にないことに私自体も疑問を感じております。しかしながら、さらに今回は議会基本条例に基づき、陳情者への意見陳述を聞く機会を設けるなど行い、大いに参考となったことも事実でありました。
さて、本陳情の冒頭に、6月10日提出した本件に関する陳情は、平成23年3月23日付公共下水道審議会に提出された(全体計画案)について、(全体計画)の設計計画に基づいて提出したが、審査過程で町が5月31日に変更した数字を審議会に提出することがわかり、その変更に合わせて再提出するものであるとしており、この前陳情の趣旨には冒頭に平成22年2月に完成した浄化センター第3系列が時期尚早、または不要であったことを証明するものであると記載がされております。また、今回の陳情においては趣旨最後部に、平成22年2月に完成した浄化センターの第3系列増設の必要性が揺らぐものであるとしております。いずれの陳情も昨年の平成22年5月13日、第1回臨時会で最終議決された浄化センター建設工事委託協定の変更に起因がされております。都市計画決定をしている下水道事業にも影を落とすものと私は考えており、今後の財政計画の裏打ちがしっかりとされる中、町の住環境の整備と自然環境の保全・向上を含めた下水事業の推進を私は望み、本陳情の採択については反対をするものであります。以上。

議長(畑中由喜子君)

次に、採択することに賛成者の発言を許します。

9番(土佐洋子君)

9番土佐洋子です。陳情第23-18号浄化センター処理能力改定の事実調査と調査結果を公にすることを求める陳情に賛成の立場から討論に参加させていただきます。
さて、本陳情は葉山町の下水道浄化センターの処理能力はどの程度なのかという疑問に集約されているもので、3点の質問には担当者から一定の回答を得ています。しかし、その説明は下水道協会発行の指針に沿って対応をしているもので、実際のところは微生物による処理のため、微生物にどの程度の力があるのかやってみないとわからないというものでした。また、一方で下水道審議会の審議資料の抜粋を確認したときには、従来1系列当たり日量3,100立方メートルと、特に第3系列工事着工の際に再三説明されていて記憶に新しい処理能力が3,525立方メートルに変更されました。また、日量最大処理能力は平成3年の設定では2万4,700立方メートル、平成13年には1万9,300立方メートル、そして今回1万4,100立方メートルと、大きく変更されてもいます。微生物処理であることや下水道事業団に丸投げした経緯から、専門的なことには結局答えられないというのが実情だとは思いますが、数値の大幅な変更が行われる点などを考えると、それをよしとすることはできません。以上の状況から、陳情の願意は自然な疑問に基づくものであると考えられます。
しかし、一方で、既に10年以上にわたる下水道事業が行われている中で、これまで職員が蓄積してきた知識もあれば、技術的にも自負する点はあろうかと思います。今後は陳情者の疑問に答えるべく、積極的な情報開示、精度の高い処理能力の設定と計画を行うことを強く求め、当陳情に賛成いたします。以上です。

議長(畑中由喜子君)

次に、採択することに反対者の発言を許します。ありませんか。
ほかに討論はありませんか。

4番(守屋亘弘君)

4番守屋亘弘です。先ほどは大変言い間違えて申しわけありませんでしたけれども、教育民生常任委員会審査報告に賛成の立場から討論を行います。
まず、陳情の表題は浄化センター処理能力改定の事実調査と調査結果を公にすることを求める陳情でしょう。それがなぜいけないんですかね。そもそも論から言ったら。何か議論を難しく、もっと単純に考えればいいものを難しく難しく考えている。なぜいけないんですかね。ここの問題点は、じゃあ、先ほど笠原俊一議員が反対の討論をされましたけれども、じゃあ、以前にさかのぼって考えると、平成20年9月22日付の当時の陳情第20-19号葉山浄化センターの委託協定の実施の延期を求める陳情。その中で、「事業の見直しが必要なことは衆目の一致するところであります」ということは、審査報告の中で書いてある重要なことにつながると私は考えております。それは、社団法人日本下水道協会発行の『下水道施設計画・設計指針と解説後編』、行政サイドはこの中で平成21年度版だと答弁をされましたけれども、私の調べた範囲では最終沈殿池の沈殿時間は3から4だと。これが平成13年度、13年度から規定されている。4,600というのは、これを3とした場合出てくる数字で、3,525というのは逆算してと私は考えておりますけれども、3.88とか3.9の数字だと3,525になるんです。で、2系列ですから、今までね、7,050ですよ。で、私が教育民生常任委員会の中で下水道課に対してですね、平成22年度の一日最大処理水量を実績を出してくれという依頼をしたところ、出てきた数字が6,543。すなわち、7,050でもこの数字はクリアしているんですよ。単純に引き算すりゃわかるでしょう。毎度申し上げるとおりと。小学生の算数だ。
だから逆に言えば、平成21年度、同…ごめんなさい。言い間違えました。平成20年度、同平成21年度、2カ年で行ったいわゆる第3系列増設工事は、その時点では必要なかったという結論ですよ。これは委員会審査等で担当課長もはっきり、結果論から言えば必要なかったと答弁していますよ。そうでしょう、担当部長。したがって、ここに書いてある第3系列工事が不要不急であったというのは行政サイドも認めたということですよ。下水道事業を推進することと、無駄遣いを許すということとは全く違うんですよ。もし結果論においてもそうであったならば、下水道…日本下水道事業団に丸投げした6億5,000万なる金額は無駄だったんですよ。なお第4系列まで含めて工事もしてしまったと。
先ほど笠原俊一議員もお話しになっていましたけれども、臨時議会まで開催してやっとこさ議会の承認を得たということでしょう。私には到底理解できないけれども、それぞれ、議員にはそれぞれのお考えある。だから、反対あるいは賛成、いろいろ議論があってもおかしくはないんですけれども、結局…話が長くなって申しわけないけども、あのときの町長に対する減俸措置、私の記憶では町長は1カ月10%削減、非公式に提案してきて、それをこれまた非公式の折衝の中で3カ月延ばしただけでしょう。それでオーケーしちゃったんですよ。だから、これまた結果論かもしれないけれども、し尿等の葉山町浄化センターへの投入施設の不手際においても、大した罰則も科さずに終わってしまったんですよ。そういう、るる関連するところをよく理解しないと、こういう議論は成り立たないかもしれませんけれども、論理から言えば、この陳情の表題がどうしていけないのか、その点をよくお考えください。
以上をもって賛成討論といたします。

議長(畑中由喜子君)

ほかに討論はありませんか。
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。本件については起立により採決いたします。陳情第23-18号に対する委員長の報告は採択であります。本陳情は委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立7名の多数です。したがって、陳情第23-18号は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。

議長(畑中由喜子君)

日程第9「議案第32号平成23年度葉山町一般会計補正予算(第5号)」、日程第10「議案第33号平成23年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第11「議案第34号平成23年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、日程第12「議案第35号平成23年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第13「議案第36号平成23年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)」の5件を一括議題といたします。朗読
(書記朗読)

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

御説明に入る前に1点おわびを申し上げます。議案第36号下水道特別会計補正予算の中に誤記がございました。過日正誤表は提出はさせていただきましたけれども、申しわけございませんでした。おわびを申し上げ、訂正をさせていただきます。
それでは、議案第32号平成23年度葉山町一般会計補正予算(第5号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ168万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ93億7,815万4,000円とさせていただくものでございます。
それでは補正予算書の5ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により順次御説明申し上げます。補正予算書の8ページ、歳入、第15款県支出金、第1項県負担金、第1目民生費県負担金の災害弔慰金等負担金375万円から、第15款県支出金、第2項県補助金、第8目緊急雇用創出事業臨時特例基金市町村補助金のマイナス406万2,000円につきましては、付属説明書の11ページにその説明を記載させていただいております。主な歳入内容といたしましては、まず、第15款の県支出金のうち、社会福祉費負担金の災害弔慰金等負担金につきましては、台風15号により死亡された町民の遺族に対し支給する災害弔慰金に要する経費に対して交付されるものでございます。
次に、社会福祉費補助金の障害者自立支援対策臨時特例交付金事業費補助金につきましては、オストメイト対応トイレの設備整備費に対して交付されるものでございます。
次に、緊急雇用創出事業臨時特例基金市町村補助金につきましては、雇用調整及び職員手当等の変動に伴い更正減するものでございます。
補正予算書の10ページ、歳出、第1款議会費、第1項議会費、第1目議会費の議員報酬及び手当並びに職員給与費マイナス293万7,000円から、24ページ、第9款教育費、第4項社会教育費、第1目社会教育総務費の職員給与費のマイナス1,406万8,000円までは付属説明書の12ページから17ページにその説明を記載させていただいております。主な歳出内容といたしましては、まず職員給与費につきましては、給料、職員手当等の給与事由の変動に伴う更正減でございます。
第2款総務費の町議会議員補欠選挙費では、予定されます議員補欠選挙実施経費でございます。
第3款民生費の社会福祉総務費では国民健康保険特別会計及び介護保険特別会計繰出金につきまして、給料、職員手当等の変動に伴う一般会計繰出金の更正減を、また一般事務費につきましては台風15号により死亡された町民の遺族に対して災害弔慰金を支給するものです。
次に、障害福祉費では役場庁舎ほか3施設のトイレをオストメイト対応型トイレへの改修経費及び障害者自立支援給付費等県負担金、在宅障害者福祉対策推進事業費補助金の超過交付額の返還金経費でございます。後期高齢者医療医療費では後期高齢者医療特別会計繰出金を給料、職員手当等の変動に伴い一般会計繰出金の更正減をするものでございます。
第7款土木費では、下水道事業特別会計繰出金を給料、職員手当等の変動に伴い一般会計繰出金の更正増をするものでございます。
第8款消防費では、常備消防活動事業の消防職新規採用職員被服購入経費の増額分を、また、消防団運営事業では消防団員等公務災害補償責任共済の掛金の額が引き上げられたことに伴う更正増、防災資機材備蓄食糧整備事業では放射線量を測定する機器の購入経費でございます。
第9款教育費の就園援助事業では、幼稚園就園奨励費補助金の更正増、また、小学校児童就学援助事業では準要保護児童対象者増に伴う更正増でございます。中学校教育振興運営事業では学習指導要領改正に伴う教師用指導書の購入経費でございます。
26ページの第13款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため8,769万3,000円を増額し、補正後の額を1億5,126万8,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第33号平成23年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,028万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億5,323万4,000円とさせていただくものでございます。
それでは補正予算書の4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明申し上げます。補正予算書の6ページ、歳入、第4款療養給付費等交付金、第1項療養給付費等交付金、第1目療養給付費等交付金の現年度分4,674万9,000円及び第9款繰入金、第1項他会計繰入金、第1目一般会計繰入金の職員給与費等繰入金及び緊急雇用創出事業臨時特例基金市町村補助金繰入金マイナス646万2,000円につきましては、付属説明書の18ページにその説明を記載させていただいております。主な歳入内容といたしましては、第4款療養給付費等交付金につきましては、退職被保険者等療養給付費の増に伴うものでございます。
第9款繰入金の職員給与費等繰入金及び緊急雇用創出事業臨時特例基金市町村補助金繰入金につきましては、給料、職員手当等の変動に伴う一般会計繰入金の更正減でございます。
同じく補正予算書の8ページ、歳出、第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費の職員給与費及び国民健康保険運営事業費のマイナス646万2,000円から、第2款保険給付費、第5項葬祭諸費、第1目葬祭費の100万円につきましては、付属説明書の20、21ページにその説明を記載させていただいております。主な歳出内容といたしましては、まず第1款総務費の職員給与費及び国民健康保険運営事業につきましては、給料、職員手当等の給与事由の変動に伴う更正減でございます。
第2款保険給付費の退職被保険者等療養給付費給付事業及び葬祭費支給事業につきましては、療養給付費及び葬祭費が当初予算を上回る見込みのため更正増するものでございます。
8ページの第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため100万円を減額し、補正後の額を7,455万7,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第34号平成23年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出予算…歳入歳出それぞれ191万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7億1,981万1,000円とさせていただくものでございます。
それでは補正予算書の4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明申し上げます。補正予算書の6ページ、歳入、第3款繰入金、第1項他会計繰入金、第1目一般会計繰入金の職員給与費等繰入金のマイナス191万3,000円につきましては、付属説明書の22ページにその説明を記載させていただいております。
補正予算書の6ページ、歳出、第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費の職員給与費のマイナス191万3,000円につきましては、付属説明書の24、25ページにその説明を記載させていただいております。なお、今回の補正には人事院勧告並びに人事異動に伴う給与事由の変動等による減額分が含まれております。
続きまして、議案第35号平成23年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ787万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ23億5,949万7,000円とさせていただくものでございます。
それでは補正予算書の4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明申し上げます。補正予算書の6ページ、歳入、第7款繰入金、第1項他会計繰入金、第1目一般会計繰入金の職員給与費等繰入金及び緊急雇用創出事業臨時特例基金市町村補助金繰入金マイナス787万3,000円につきましては、付属説明書の26ページにその説明を記載させていただいております。
同じく、補正予算書の8ページ、歳出、第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費の職員給与費のマイナス757万6,000円及び介護保険運営事業費のマイナス29万7,000円、第7款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金、第2目償還金の国・県支出金等返還金の地域支援事業国・県負担金153万7,000円につきましては、付属説明書の28、29ページにその説明を記載させていただいております。なお、今回の補正には人事院勧告並びに人事異動に伴う給与事由の変動等による減額分が含まれてございます。
続きまして、議案第36号平成23年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ129万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億4,403万7,000円とさせていただくものでございます。
それでは補正予算書の4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の付属説明書により御説明申し上げます。補正予算書の6ページ、歳入、第4款繰入金、第1項他会計繰入金、第1目一般会計繰入金の一般会計繰入金129万2,000円につきましては、付属説明書の30ページにその説明を記載させていただいております。
同じく補正予算書の6ページ、歳出、第1款総務費、第1項下水道総務費、第1目一般管理費の職員給与費98万8,000円、第2款事業費、第1項下水道整備費、第1目下水道整備費の職員給与費38万4,000円につきましては、付属説明書の32、33ページにその説明を記載させていただいております。なお、今回の補正には人事院勧告並びに人事異動に伴う給与事由の変動等による増額分が含まれております。
以上、補正予算5件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。
最初に議案第32号について質疑を行います。

1番(鈴木道子君)

3点について質問をさせていただきます。まず1点目、社会福祉費補助金のオストメイト対応のトイレについてでございますが、現在堀内の…あ、堀内の海岸にあるトイレに設置されているというふうに理解しておりますが、かつてこれを勧めました者といたしまして、まずこのオストメイト対応トイレについて現在町の対象になる方の人数が何人であるか。それからこの今、役場庁舎、図書館、南郷上ノ山、葉山小学校に改修するという計画になっておりますが、このことにより最終的に何カ所町内にできるか。それから、この改修はいつをもって完成となりますか。この3点について、まずオストメイトについてはお伺いをいたします。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

まず1点目のですね、対象人数でございますが、約60名、約60名の方ですね、はい。と承知しております。
それから、オストメイトの箇所なんですが、実際今あるのが森戸の公衆便所とですね、教育総合センターには現在オストメイトの整備がされております。今回そのオストメイト整備をするんですが、まず対象としましては、今回につきましては障害者の方、特に車いすの対応の方、この方についてのトイレがまず通称で言う「みんなのトイレ」というものはですね、各箇所に設置をされております。その中でできる限りそのオストメイトの方を対象でですね、整備について、トイレの整備については今後進めていきたいと思っています。で、これからですね、進めていきたい箇所としましては、まず公共性の高いですね、方が利用する施設、それから今回の災害ございました。で、収容人数が多い長期型の避難所、またはその避難地についてはですね、率先して整備を進めていきたいと思っております。
で、時期でございますが、いつまでという時期はまだ、申しわけございませんが、計画段階でございますのでいつまでできますということはございませんが、できる限り早急にできるものについては設置整備していきたいと思っております。

1番(鈴木道子君)

ちょっと私うっかりしましたが、福祉文化会館は対応がないように記憶しておりますが、この福文についてはいかがでしょうか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

現在福祉文化会館につきましてはオストメイトの整備はございません。ただ、障害者対応の車いすのですね、「みんなのトイレ」の整備がございますので、今後その福祉会館につきましてもですね、その施設の中での検討する施設としてですね、含めておりますので、公共性の高い、またはその使用頻度の高いですね、施設については検討して設置をしていきたいと思っております。

1番(鈴木道子君)

この改修が4カ所で進むことは大変に結構なことでございますが、この中に福文もぜひその後の最優先公共施設として進めていかれることを、要望を強く申し上げておきます。
次の2項目目に移らせていただきます。消防費の中で防災資機材備蓄食糧整備事業、例の放射線測定の機器を購入するということでございますが、これは貸し出しということでよろしいんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

基本的には防災のほうの所管といたしまして、一番影響あろうと考えられます教育委員会、こちらのほうに2台、常備お貸しするという形と、あと保育園、これも重要な部分でございますので、そちらに常備設置をして、いろいろフレキシブルな対応をしていただきたい、させていただきたいという状況で購入するものでございます。

1番(鈴木道子君)

そうしますと、町民の方に、希望者にお貸しするというものではないんですか。

総務部部長(上妻良章君)

今のところ、町民の方にですね、お貸しするという部分での検討は具体には入っておりませんけれども、今後もしそういった御希望がございましたらですね、うちのほうの防災係ともどもですね、一緒に測定等もやっていければなというふうには考えております。

1番(鈴木道子君)

この件につきましても、他の自治体では市民・町民の方に貸し出しという部分がやっておられますので、私の知る身辺では希望している方が何人かいらっしゃいます。ぜひこの件についても町民の要望にこたえるような形をお考えいただきたいというふうに思います。
最後の3点目、教科書、中学校教育振興運営事業の教師用指導書の購入でございますが、これは幾らで何冊かという件が1つ。それからもう一点は、この冊数としては例年どおりであるか否か。またはふえたか減ったかというようなことをお伺いをいたします。

教育長(豊田茂紀君)

ちょっと幾らで何冊かというのは資料を私ちょっと準備不足でして、ここでもうちょっとお待ちいただければと思っております…あ、今わかりました。中学校全体、全教科で102冊、186万9,420円ということであります。これにつきましては4年前に比べても減っております。たしか21年のときの決算委員会ですか、に…したがって、21年度の決算委員会は22年度ですが、当時待寺議員からこれについて御質問がありまして、私自身は基本的にはそういう教師用指導書に頼らないでいける力を教師にはつけてもらいたいと思っているというように御答弁した記憶がありまして、そういうことを含んで、23年度の小学校教科書、教師用教科書についてもかなりの減額をさせていただきました。同じように今回24年度の中学校の教師用教科書の問題についても減額をさせていただいております。減額額はちょっとここで今記憶にありませんので、お許しいただきたい。

議長(畑中由喜子君)

単価はおわかりになりますか。

教育長(豊田茂紀君)

単価はですね、教科によって違っておりますが、例えばざっと見ていきますと、一番少ないのは中学校の国語の教科書5,250円、あるいは書写ですね、中学校の3,675円というのもありますが、2万5,000円、あるいは3万4,965円。例えば中学の音楽の指導書は3万4,965円とか、あるいは美術については2万9,400円というように、単価そのものは非常に高い金額になっております。

議長(畑中由喜子君)

よろしいですか。ほかに御質疑は。

10番(山梨崇仁君)

防災資機材備蓄食糧整備事業の放射線量測定機器について2点ほどお伺いしたいことがございます。まず1点目は、本機器について防災資機材ということですけども、原子力対策の危機管理という観点でもとらえていい面があるかと思います。で、今現状消防のほうに1台あって測定をしていただいていますけども、本機が3台加わるということで、葉山町の所有する測定器が4台になるという考え方でいいのか、それともあくまで県の…県から借り受けているという話も聞いたことがあったので、葉山町所有が3台、別に借り受けているものが1台という感覚になるのか、まずそれが1点確認をさせてください。
それから、さき11月中旬に議員各位12人の議員の方々から署名をいただきまして、町内のまずは子供がかかわる箇所の、俗に言うホットスポットと言われるところの放射線量を測定して、必要に応じて除染もしくはそれに準ずる作業をすべきだという申し入れをさせていただきました。その件についてこの機会を通じてそういった活動を今後行っていく可能性があるのかないのか、2点お伺いします。

総務部部長(上妻良章君)

町、今回3台お認めいただいて購入ということになりますと、町所有の機械が4台ということでございます。それと、確かに11月14日の日に皆様での申入書をいただきました。これに関しましては当然今後ですね、その機械を活用いたしまして、教育委員会と相談をしながらですね、測定等検討してまいりたいというふうには思っております。

10番(山梨崇仁君)

では、先ほどの鈴木道子議員の御質問の中で、小学校と幼稚園…あ、保育園にまず設置をするということでしたけれども、その運用について設置後はまずはどのような形で運用、使用していくんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

現在、今、防災のほうで持っております1台を使い回しの状況でございます。それを学校教育のほうに恐らく1台と、教育委員会のほうで2台常備していただきますので、それを学校等の、今現在、月に1度測定、定期定点測定してございますけれども、それにも使用させていただく。保育園につきましても月1度の使用には今度もし購入お認めいただければ、その機械を使っていただく。その後ですね、いろいろ社会状況いろいろこれからも原子力の関係で変化等が生じた場合にはフレキシブルに対応していただきたいと。そういう形で使い回しをしていただきたいというふうには考えてございます。

4番(守屋亘弘君)

まず1点は、予備費8,769万3,000円を積み増した理由、なぜこんな予備費を積み増したのか教えてください。

総務部部長(上妻良章君)

予備費の積み増しにつきましては、歳入の金額と合わせた金額で予備費の中へ積まさせていただいたということでございます。

4番(守屋亘弘君)

いや、答えになってない。答えになってないんじゃないの。積み増した…というのはね、多分年度で締めると不用額になるやつを予備費に全部積み増したということでしょう。違うの。

総務部部長(上妻良章君)

今、守屋議員御指摘のとおりに、最終的には3月は調整はいたしますけれども、現段階では歳入歳出の調整のために予備費に積まさせていただいているというところでございます。

4番(守屋亘弘君)

それから、いわゆるゼロ・ウェイスト施策に関連してですね、指定袋制を採用するということで、いつぞや議案が出ましたけれども議会で否決したと。予算はそのまま計上されているんですけれども、実際に議案が再提出なりされて、承認されないと予算は執行できないという状況になっていると私は理解しているんですけれども、この議案と予算の関連で、議案自体はもう出てこないんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

その予算につきましては、現在23年度予算として計上させていただいておりますけども、今後ですね、状況見まして、補正対応を検討させていただきたいと思っております。

4番(守屋亘弘君)

いや、補正対応ということはね、不用額あるいは減額か、その…今話に出たね、予備費に積み増しかという意味ですか。

生活環境部部長(成島光男君)

年度末にですね、必要性がなければですね、更正減という形の対応等をとらさせていただきたいというふうに思っております。

4番(守屋亘弘君)

じゃあ、結果が…その結果からすると、議案は提出しないよということで町長いいんですね。というのは、もう町長任期はね、1月の、来年の1月15日でしょう。(「19」の声あり)本議会は今議会で終わりですよね。その点ちょっとはっきりさせてください。

町長(森英二君)

この議会が私の任期中の、今任期中の最後になります。で、できることならここで提出をして承認をいただければと願っていろいろと考えてみましたけれども、どうも見通しがなかなかつかないということになったので、先ほどの部長の答弁のように対応していきたいと思っております。

4番(守屋亘弘君)

関連して、ごみ特で指定袋制の費用対効果の計算をして提出しましたけれども、あの結果に基づいているんですか。私の論が正しいという考えでいいですか。

生活環境部部長(成島光男君)

私たちの考えはごみ特の中で資料とともにですね、説明はさせていただいたものと思っております。

4番(守屋亘弘君)

だから、結論はどうだったんですか。まだ宿題として私は残っていると考えているんですけど。

生活環境部部長(成島光男君)

私たちの提出させていただいた内容について、考えというのは変わっておりませんので、今現在も内容的には私たちには出させていただいた内容のものだというふうに考えております。

4番(守屋亘弘君)

それから、防災資機材備蓄食糧整備事業の中で、説明書の17ページには町内小・中学校及び保育園等の放射線量を測定する機器を購入するとありますけれども、いつぞやその港湾管理事務所で放射能関連の講演会があって、たまたま当方の家人が参加したんですが、その際、町長は幼稚園も測定しているという発言をされたようですけれども、その私立幼稚園については測定…放射能あるいは放射線量ですか、測定しているんですか。

町長(森英二君)

あのシンポジウムにおいて私が発言したのは、保育園及び小・中学校ということで発言をしたんです。

4番(守屋亘弘君)

それであれば、どうして幼稚園は差別するんですか。

町長(森英二君)

差別ではなくて、現実に行っているのは保育園と小・中学校であるというふうに…趣旨で言ったわけです。

教育部部長(高梨勝君)

公表されているのがそこであって、現実測定は希望があった幼稚園については消防の防災のほうで動いております。で、私たちこれを教育委員会のほうで受け取れるんであれば、もっと要望にこたえられるようになると思います。ただ、公表については私立幼稚園のですね、自身に基づいて公表すべきものと思っております。ですから、分けとして公表して…公共事業としてやっているのは私たちのだけでという種類の分けのほうで、ちょっと町長のほうがその公表の部分で間違えているのかなというふうに思っていますが、測定は希望のところはしております。

4番(守屋亘弘君)

だから、町長答弁では今いわゆる公立の小・中学校と保育園をやっているよと。じゃあ、逆に言うと、私立の幼稚園はしないのかいという意味を聞いているんですよ。だから、幼稚園は教育委員会の管轄でしょう。片手落ちというのが差別用語かどうかわかりませんけれども、どうして幼稚園はしないんですか。

教育部部長(高梨勝君)

もう一度申し上げますけど、希望したところはしたんです。公表はその幼稚園がするから、公表は町ではしてませんが、測定はしております。

4番(守屋亘弘君)

いや、だから、測定は町が行っているということですか。そうすると、町長答弁と食い違うじゃないですか。町長は先ほど小・中学校と保育園だと。幼稚園はしないみたいなこと言っていますが、どっちが正しいんですか。

教育部部長(高梨勝君)

私のほうが正しいということでございます。

議長(畑中由喜子君)

ほかに。

4番(守屋亘弘君)

町長、訂正してほしいと思うんですけれども、それはもう毎度のことだからいいとして。別な件で、8月、去る…正確に言うと平成23年8月26日付のし尿等の公共下水道投入に関する協議資料、これは県に出した資料なんですけれども、それでその後ですね、教育民生常任委員会で審査、この説明があったと。で、その際に本件についてコンサルタントを一部起用しているということが答弁の中でありましたけれども、当補正予算の中では、例えば基本設計業務委託等の項目がないんですけれども、ただでやってもらっているということですか。

生活環境部部長(成島光男君)

それについては相談をさせていただいたということで、委託事業として行ったものではございません。

12番(金崎ひさ君)

2点ほどお聞きいたします。オストメイト対応のトイレでございますけれども、県支出金200万円を100%使ってということで、この200万円の範囲で4つの対応ができるというふうに理解をいたしましたが、それでよろしいですか。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

今回補正をさせていただいております4カ所、200万で対応させていただきます。

12番(金崎ひさ君)

先ほど1番議員の方もありましたけれども、なぜ福祉文化会館が入っていないのかなと。すべて必要だと思いますけれども、福祉文化会館を5番目以降にしたという理由をお聞きしたいと思います。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

確かに今回の設置に対してはですね、福祉文化会館または保健センターなどですね、いろいろ検討の課題の中にはさせていただきました。その中で、まず今できる中でですね、その200万円の限度の中でどこが一番公共性やそれから必要性の中でですね、優先順位じゃないんですが、その方向性をちょっと検討させていただきました。先ほどちょっとお話しさせていただきましたが、その中ではですね、今回のその大震災があったときに、避難時の方にですね、健常者の方だけではなくてですね、そういう持っている方もおられますのでね、そこをまず優先的に、このお金の中でいこうと。それと、あとはその長期的な避難をする場合に、その場所としてはどこですかとなると南郷公園がですね、長期避難所としてですね、対象になっております。そこをですね、主としてまず考えました。中で、まず役場庁舎、それから保育園…あ、失礼しました。図書館、それから葉山小学校ですね、それと南郷公園、4カ所の中でですね、その地区的に分散型じゃないんですが、まずはその中で今年度対応として整備していくということで今年度は計画をさせていただきました。

12番(金崎ひさ君)

検討の結果こういうふうになったということで、その検討の経緯をお聞きしたいなと思って質問をさせていただきました。それで歳入の部分ですが、青少年会館の補助金対応を申請しているということで今回計上されていないんですが、これは継続となっているのか、あるいは不可能になったのかお聞きしたいんですが、わかりますか。

総務部部長(上妻良章君)

青少年会館のほうの建設に関しましては、この後、説明させていただきます議員懇談会の中で説明をさせていただきたいというふうには思いますけれども、今回青少年会館に関しましては、現時点でございますけれども、市町村振興補助ではなくて、それ以外のですね、子育て支援関係の交付金で対応させていただきたいというふうに思っております。

議長(畑中由喜子君)

ほかに。

13番(伊東圭介君)

今、金崎議員、そして鈴木道子議員からもありましたけども、オストメイトのトイレの件ですけども。補正、12月補正にね、のせていただいたという、大変スピード感のある対応をしていただいたことにまず御礼を申し上げたいというふうに思います。この経緯は町長は御存じですか。こういう、この時期に10分の10でございます県の交付金事業、補助金が出たわけですけども、この経緯については御存じでしょうか。

町長(森英二君)

県の方からのそういう補助が出て、それで対応していくという報告を聞いております。

13番(伊東圭介君)

そういうことではなくてね、この時期にこういう形で対応ができたという経緯は、実ははやま防災ネットワークの学習会…勉強会で、「「防災と障害者」〜いま私たちにできること〜」ということで、今年度やった勉強会、そこに日本オストミー協会の神奈川支部の方をお呼びして、講師としてお呼びをしたんです。で、そのときの題材とすると「災害に備えたストーマ装具の備蓄について」という講演をいただいたわけです。本来であればそのことでお呼びしたんですけども、有馬消防長の御配慮により、消防の地下の講堂を使わせていただいてやったわけです。で、その前にこのオストミー協会の方々がまず役場の庁舎に訪れたときに、1階の奥のトイレ、「みんなのトイレ」を見たときに、あ、役場なのに対応がないなということで、講演が終わった後、今ことしこういう補助金が県のほうにありますよと、今年度限りですよと、まだ間に合うんじゃないですかというアドバイスをいただいた中で、福祉課の職員もこの講習会にね、出席いただきました。そしてそれがですね、10月の20日なんですよ、やったのが。それでわずか1カ月で議案でこうやって出てきたということについてはね、非常に私は評価ができるなというふうに思っているんです。で、県の御配慮もいただいて、1基100万円、1カ所100万円というね、補助金の中で2カ所分とれたということは、これもうまさに福祉課の職員の努力だというふうに思います。また、県の職員の御配慮があったんだというふうに思います。で、4カ所今回設置されるということになったわけですけれども、まだまだ認知度が低い状況なんだというふうに思います。オストメイトのトイレ…オストメイトの方々にとってはね、非常に。我々にはちょっとわからない部分が非常にあるわけです。で、今回そういったところに、4カ所設置するというところにおいてもですね、大変アドバイスをいただきました。器具の設置場所とかいろんなことでアドバイスもいただいています。これは報告ですけれども。で、恐らく今回この選ばれたところというのは先ほど部長が御答弁されたとおりだと思います。で、福祉文化会館というお話もありましたけど、恐らく「みんなのトイレ」ということであると車いすが今度通れなくなったりとか、この器具を設置することによって通れなくなったりとか、いろんなことが恐らくあるんだと思われます。で、そういった「みんなのトイレ」ということだから、オストメイトだけではなくね、いろんな方が使わなきゃいけない。で、特に車いすの対応が…器具をつけたことによって通れなくなるということはやっぱり一番問題であるというふうに思います。
いずれにしても、質問にしますけれども、予算がこの200万の中で4カ所ということでございますけども、余ればというかな、残が出ればもう1カ所ぐらい対応ができるという対応をするんですかという確認だけさせていただきたい。部長で結構です。よろしくお願いします。

保健福祉部部長(稲山孝之君)

今回補正に上げた経緯につきましては私の説明不足がございまして、今、伊東議員からですね、御指摘のとおり、その防災ネットワーク、それから日本オストミー協会神奈川支部の方のですね、御協力、それから伊東議員さんのですね、アドバイス受けながら、神奈川県の補助金があるだろうということが端を発しております。これについて対応させていただいたわけです。で、今回その200万の中でですね、1カ所、県は100万ということがあったんですが、これ福祉の担当のほうがですね、協議重ねた結果ですね、葉山は200万の補助金は、交付金を出しましょうということでの厚意を受けております。で、200万の中で、4カ所の中で入札の結果ですね、残額が出た場合には、これはその額によりましては施設、場所の1カ所追加、もしくは2カ所追加というものは検討させていただきます。で、この件につきましても神奈川県のほうへですね、担当のほうからもですね、それが可能かどうか今調整しているところでございますので、できる限りその数はふやしたいと思っていますので、入札残が出れば設置のほうに向けてやっていきたいと思っております。

13番(伊東圭介君)

すいません、最後にします。65カ所、公共施設のトイレというのが葉山町所管していると思います。本当に各課がですね、急いで調べてくれて対応ができてここまで持ってこれたと思います。「みんなのトイレ」はそのうち31カ所だと思いますので、なるべくその31カ所の中に多く設置ができるように要望させていただきたいと思います。以上です。

議長(畑中由喜子君)

ほかに。

11番(横山すみ子君)

付属説明書の16ページ、教育費の中の小学校費、教育振興費で、就学援助の対象者数が当初見込みを上回ったという記述があるんですけれども、予算書を手元に持っていないので、大変申しわけないんですが、何名ぐらい上回ったかを教えてください。

教育部部長(高梨勝君)

小学校のほうにつきましては、費目ごとにいろいろな学歴とかありますが、全体的に見ますと、当初から25名になっております。

議長(畑中由喜子君)

ほかにございませんか。

3番(窪田美樹君)

今の9番、教育費についてなんですけれど、景気低迷の影響により当初見込みを上回ったとあるんですけれど、対象者を1.3から1.5、所得のほうを上げたことによっての上回るということの対象の人数、1.3だったら何人だったけれど、1.5だから何人になったという数字のほう、おわかりになりますか。

教育部部長(高梨勝君)

今、手元に細かい数字持ってないんですが、聞くところによると1.3から1.5のオーバーより、やはりその所得の制限の方たちのやっぱり低迷でこういう対象の方がふえたと。1.3から1.5よりはこの申請数がふえているということです。1.5から…あ、1.3から1.5は当初見込みより4名。ですから、25名が全体で伸びたんですから、それよりか低所得に、対象になった方の方が多かったのかなということです。

議長(畑中由喜子君)

よろしいですか。ほかにございませんか、御質疑は。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第32号の質疑を終わります。
次に、議案第33号について質疑を行います。ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第33号の質疑を終わります。
次に、議案第34号について質疑を行います。よろしいですか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第34号の質疑を終わります。
次に、議案第35号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第35号の質疑を終わります。
次に、議案第36号について質疑を行います。

4番(守屋亘弘君)

下水道事業関連です。給料、職員手当等の給与事由の変動に伴う更正増ということなんですけれども、それで全体で7億2,700万強、1人当たり1,000万を超えるということですね。

総務部部長(上妻良章君)

トータル今職員7名でございますので、共済…トータル職員7名でございます。共済費等を含めますと、そのあたりの金額になると思います。

議長(畑中由喜子君)

よろしいですか。ほかに御質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第36号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第32号から議案第36号までの5件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第32号、議案第33号、議案第34号、議案第35号、議案第36号の5件は原案のとおり可決されました。

議長(畑中由喜子君)

この際、昼食のため暫時休憩といたします。再開は午後1時といたします。(午前11時56分)

議長(畑中由喜子君)

午後の再開をいたします。(午後1時00分)

議長(畑中由喜子君)

日程第14「議案第37号葉山町一般職の職員の給与に関する条例及び葉山町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

議案第37号について御説明申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますように、本年9月30日に人事院勧告がなされたこと及び県内他団体の給与改正の動向を考慮し、一般職の職員及び一般職の特定任期付職員の給料月額について改定を行う必要があり、改正をお願いするものでございます。
条例の内容につきましては、給料表の見直しを行い、平均で0.23%引き下げること等の改正をお願いするものでございます。改正の内容につきましては、別添の条例の概要のとおりでございます。
附則につきまして、第1項は施行期日を平成23年12月1日とし、第2項につきましては、本年4月の給料月額に調整率を乗じて得た額に4月から11月までの月数を乗じて得た額と本年6月の期末勤勉手当の合計額に同じく調整率を乗じて得た額を合算し、12月期の期末手当から差し引く支給調整を行うための規定でございます。
以上で説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

4番(守屋亘弘君)

まず1点は、この議案を提出するに当たって、いわゆる職員組合との合意の上という考えでよろしいんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

職員組合とは合意をさせていただいております。

4番(守屋亘弘君)

ですから、合意をしたという考えでいいですか。

総務部部長(上妻良章君)

そのとおりでございます。

4番(守屋亘弘君)

それと、今回の措置は人事院勧告に基づくということなんですけれども、いわゆる現在、民主党主体で政権、政府が国家公務員の人件費の見直しの法案を上程しているということがあるようで、それとの兼ね合いが全くないと考えていいんですか。

総務部部長(上妻良章君)

守屋議員おっしゃるのは7.8%の削減のお話だと思いますけれども、今回、県等ともお話をさせていただきまして、近隣自治体との状況も勘案をいたしまして、今までどおりの形で、国公準拠という形で人事院勧告に沿った改正をお願いするということでございますので、国が今、法案として審議をこれから入ろうとしております7.8%の削減に関しては、今回のこれとは関係はございません。

4番(守屋亘弘君)

それぞれいわゆる見直しが行われたとしても、ラスパイレス指数は全く変動はないと私は考えているんですけれども、同じ比率で下げれば当然ラスパイレス指数も変わるということではなくて、同じ比率であればラスパイレス指数も変動しないと。そのように私は理解しているんですが、そういう理解でよろしいんですか。

総務部部長(上妻良章君)

そのとおりでございます。

議長(畑中由喜子君)

ほかに御質疑はございませんか。

12番(金崎ひさ君)

実質マイナス0.23%の削減ということでございますけれども、これは人事院の勧告どおりということでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

削減率につきましては、そのとおりでございます。

12番(金崎ひさ君)

提案理由の中に「人事院勧告が行われたこと及び他団体の改正の動向を勘案して」とあるので、人事院勧告と同時に他団体というのは近くの団体ということなんでしょうけれども、自主的にこの財政難をクリアするためにということで、自主的にいろんなところを下げていらっしゃるところもあるので、そういうことも勘案してという意味ではなくて、人事院勧告に対する対応の動向を勘案してという意味なんですか。

総務部部長(上妻良章君)

今、金崎議員おっしゃったとおりでございます。人事院勧告に対する対応に関して勘案をさせていただいたというところでございます。

12番(金崎ひさ君)

わかりました。じゃ人事院勧告どおりに下げる必要もないというふうに考えた団体もあるかというふうなことで、葉山町は勧告どおりに、その率のとおり下げるということですね。先ほどの総務建設常任委員会の審査報告で私申し上げて、そして全会一致ではなかったんですが、趣旨了承ということになりまして、陳情も趣旨了承になっておりますので、自主的な提案も期待していたんですが、きょう趣旨了承になった陳情でございますので、即対応ということにいかなかったかと思いますけれども、今回のことは人事院勧告どおりのことを葉山町はその規定に従ったという下げ率ということに間違いないですね。

総務部部長(上妻良章君)

本俸の引き下げ率に関しましてはおっしゃるとおりでございます。

12番(金崎ひさ君)

すいません、総額の影響額、総額お幾らでしょう。

総務部部長(上妻良章君)

本改正に伴いましての削減額につきましては、約445万円でございます。

議長(畑中由喜子君)

ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第37号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。

議長(畑中由喜子君)

日程第15「議案第38号葉山町立の障害者支援施設に関する条例及び葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

議案第38号について御説明申し上げます。
この条例は、提案理由にございますように、旧知的障害者福祉法適用施設について障害者自立支援法附則による経過措置が平成24年3月31日で終了することから、葉山町立の障害者支援施設に関する条例の一部を改正するとともに、あわせて障害者自立支援法の一部改正が平成24年4月1日に施行されることから、葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正するものでございます。
条例の内容につきましては、別添の条例の概要のとおりでございますが、まず葉山町立の障害者支援施設に関する条例につきましては、葉山町立の障害者支援施設「葉山はばたき」で実施する障害福祉サービスの根拠となる障害者自立支援法の規定を第5条第13項障害者支援施設から第5条7項生活介護に変更するものです。また、葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例につきましては、引用している障害者自立支援法の条文の項番号を繰り上げるものです。
附則につきましては、平成24年4月1日から施行することとするものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第38号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。

議長(畑中由喜子君)

日程第16「議案第39号葉山町非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

議案第39号につきまして御説明申し上げます。
この条例につきましては、提案理由にもございますように、スポーツ振興法がスポーツ基本法に改正され、本年6月24日に公布、同年8月24日に施行されたことに伴い、所要の改正を行う必要があることから提案させていただくものでございます。
改正の内容につきましては、参考資料として添付いたしました条例の概要のとおり、体育指導委員の名称を「スポーツ推進委員」に改めるものでございます。
附則につきましては、この条例を公布の日から施行することとするものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願い申し上げます。

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

13番(伊東圭介君)

ありがとうございます。スポーツ振興法からスポーツ基本法に変わったということはわかります。で、体育指導委員をスポーツ推進委員という名称の変更だということはわかるんですけども、この法律が変わったことによってその目的であるとか、いわゆる今までで旧の体育指導委員の目的というかな、スポーツ推進委員の目的だとか位置づけ等も変わっているのかどうか。そこだけ、教育委員会のほうがいいかと思います。お願いします。

教育部部長(高梨勝君)

法律につきましては、国のほうが東京オリンピック開催を控えた振興法を全面入れかえしまして、国の施策としてスポーツ振興をするんだということを法律は変えました。町のほうにあります委員の規則につきましては、名称の変更にとどめまして、目的、職務については変更はございません。

議長(畑中由喜子君)

ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第39号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。

議長(畑中由喜子君)

日程第17「報告第9号専決処分の報告について」、日程第18「報告第10号専決処分の報告について」の2件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(上妻良章君)

それでは、初めに報告第9号につきまして御報告を申し上げます。専決処分書にもございますとおり地方自治法第180条第1項の規定に基づき、全国町村会総合賠償補償保険の範囲内で町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて専決処分をいたしましたので、その報告をさせていただくものでございます。
事故の内容につきましては、本年10月7日の午前、三浦郡葉山町一色2027番地に粗大ごみの戸別収集に行った際、葉山町一色2027番地、フォレスト葉山201、石川弥生氏所有の自転車を誤って持ち帰り、クリーンセンターにおいてプレス処理をしたものでございます。
和解の内容につきましては、当事者協議の結果、本件事故による石川氏が所有する自転車及び自転車の付属品、ライト及びワイヤー錠の相当額3万円を町が石川氏に対して支払うことで11月1日に和解が成立し、既に支払いを終了しております。以上で報告を終わります。
続けてよろしいですか。

議長(畑中由喜子君)

はい、続けて。

総務部部長(上妻良章君)

続けて、報告第10号につきまして御報告を申し上げます。専決処分書にもございますとおり地方自治法第180条第1項の規定に基づき、全国町村会総合賠償補償保険の範囲内で町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて専決処分をいたしましたので、その報告をさせていただくものでございます。
事故の内容につきましては、本年10月12日、午前7時40分ごろ、三浦郡葉山町上山口2796番地の1、葉山ヒルG-127、小笠原啓次氏所有の車両が上山口2057番地の5地先、町道上山大沢橋間門線上に設置の消火栓の上を走行した際、消火栓のふたがはね上がり、小笠原氏所有の車両に接触し、車体左後部のタイヤ及びホイールを損傷させたものでございます。
和解の内容につきましては、当事者協議の結果、本件事故による小笠原氏が所有する車両修理代3万6,330円を町が小笠原氏に対して支払うことで11月10日に和解が成立し、既に支払いを終了しております。以上で報告を終わります。

議長(畑中由喜子君)

提案者の説明が終わりました。本2件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ございますか。

4番(守屋亘弘君)

報告第10号で消火栓のふたがはね上がった原因は何ですか。

消防長(有馬弘君)

前日の夜間にですね、消防団のほうでこの消火栓を使って訓練を行いまして、訓練を、消防訓練を行いまして、訓練終了後、当然ふたをもとの位置におさめるんですが、その際にですね、後で確認をしたんですけども、消防団のほうでおさめるときにすぐ、感じがおかしかったということは後でおっしゃっていましたけども…申していましたけども、そのふたが正規におさまってなかったのが原因で、若干ずれがあって、そこに乗用車が通過した、その通過した後に、その消火栓がはね上がって、消火栓のふたが開いた状態になって、左後輪が消火栓の中に入ってしまって、パンク、そしてホイールを損傷させたということです。

4番(守屋亘弘君)

消火栓の定期点検、いわゆる安全等々の観点から定期点検ということはふだんから行っているんでしょうか。

消防長(有馬弘君)

葉山町に公設の消火栓が436基、私設の消火栓が3基ございます。これは常備の消防含めて消防団の方々にですね、消防団については火災予防週間を含めて点検をしていただいております。

議長(畑中由喜子君)

ほかに御質疑ございませんか。

1番(鈴木道子君)

1点ちょっと基本的なことで申しわけないんですが、お伺いしたいんですが。この報告9号、10号を比較いたしますと、10号のほうにつきましては乙所有車両の修理代3万6,330円、片やこちらのほうはこの自転車付属品の相当額3万円となっておりますが、修理代ですから前者のほうは修理の領収書等に基づいて払った金額かというふうに思われますが、この相当額については何と申しますか、自転車を例えば購買して、購買料金を町のほうで持つと。そういうぐあいにはいかないんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

これプレス処理をしてしまいまして、原型とどめてございません。この場合の補償の方法でございますけれども、これ保険会社等とも相談をさせていただきまして、この場合に関しましては使用年数等を考慮する方法もございますけれども、珍しいケースではございますけれども、こういった自転車の1年から2年過ぎたものをですね、補償に関しましては新品相当額で補償するものであるというような前例に沿いましてですね、その金額を設定させていただいた。その金額で和解をさせていただいたというところでございます。

1番(鈴木道子君)

新品相当額というのは、保険会社の新品相当額という何か基準がございますんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

同等の自転車をですね、純正販売メーカー等にちょっと確認はしたんですけれども、金額等の確認はできませんでした。そのつぶしてしまった自転車のクラスの大体の平均的な新品の金額という形で3万円を和解の金額にさせていただいたというところでございます。

4番(守屋亘弘君)

報告第9号で今気がついたんですけれども、粗大ごみの戸別収集に行った際とありますけれども、実際帳票が必要ですよね。粗大ごみのお金払って、それで取りにきてくれるということでしょう。そういう表示がなくて、誤ってクリーンセンターに持って行っちゃったということですか。

生活環境部部長(成島光男君)

粗大ごみの収集に関しましては、事前にですね、連絡いただきまして、どのようなものがあるという内容をいただいた後に、それをもとにですね、各戸別に収集に伺っております。このときにですね、通常個々の物品等を確認をしてシールはですね、張られているかどうか確認するんですけども、このときについては職員のほうのですね、ちょっとした不注意だと思うんですけども、確認をやったつもりだったんですけども、この自転車のほうのですね、持ってきてしまった、こういうことが起きてしまいました。私たちとしてはですね、このようなことがですね、起きないようにですね、今後、十分注意をしてですね、収集の方法等についても再度検討させていただいて、内容を変えさせていただきたい。で、こういうことが二度と起きないような対応にさせていただきたいというふうに思っております。

1番(鈴木道子君)

続きですけれども、確認ですけれども。この自転車につきましては、こちらの相手方との協議で品物を買って、その領収書相当額を町のほうでもつというやり方はあり得ないんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

町のほうで購入をして、その形でということでございますけれども、今もですね、こういった事例はなかなかない事例でございますけれども、保険会社とも相談した結果におきましては、金額、金銭的な部分で解決策を図るのが通常の形であろうというふうには聞いてございます。

1番(鈴木道子君)

私が1点心の中で思いますのは、相当この金額よりも自転車、安価に変える場合がございますので、ちょっとその点が引っかかった点でございます。

5番(田中孝男君)

この賠償の制度なんですけども、例えば職員のその重大な過失なのか、それともごく当たり前にですね、これは町が本来、弁償の相手になるべきものだというジャッジがありますよね。その辺の規定からいって、この自転車を誤って持ってきてしまったというようなことは、それほど大きな職員の過失ではないと。これは町が本来弁償すべきものだというジャッジなんですよね。その辺の規定が、読んでないんでよくわかりませんけども、重大な過失といいますか、そういうものの認定というのはどこでするんでしょうか。

総務部部長(上妻良章君)

本人の作為的な部分でですね、こういった事例等がございましたら、当然本人の責任におけるものだと思いますけれども、職務遂行上のですね、過失の部分に関しましては、これにつきましては本人の賠償というよりも町全体で職務の中で賠償という考え方でおります。

議長(畑中由喜子君)

ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって報告第9号及び報告第10号を終わります。

議長(畑中由喜子君)

以上で本日の日程はすべて終了いたしました。明日は午前10時再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(午後1時26分)

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更新日:2018年03月20日