葉山町議会 平成23年2月8日

招集年月日

平成23年2月8日(火曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前10時00分

散会

午後5時20分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席17名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 畑中由喜子 出席
第2番 近藤昇一 出席
第3番 阿部勝雄 出席
第4番 土佐洋子 出席
第5番 山梨崇仁 出席
第6番 伊東圭介 出席
第7番 鈴木知一 出席
第8番 佐野司郎 出席
第9番 守屋亘弘 出席
第10番 森勝美 出席
第11番 伊藤友子 出席
第12番 待寺真司 出席
第13番 金崎ひさ 出席
第14番 笠原俊一 出席
第15番 加藤清 出席
第16番 中村常光 出席
第17番 鈴木道子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 森英二
副町長  
教育長 豊田茂紀
総務部部長 石川恵一
保健福祉部部長 高梨勝
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 稲山孝之
消防長 有馬弘
総務課課長 池田務

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 上妻良章
次長 山本孝幸
主事 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第7番 鈴木知一
第8番 佐野司郎

議事日程

第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 議案第 41 号 葉山町景観法施行条例(以上1件 総務建設常任委員会審査報告)
第6 陳情第22-23号 医業税制の存続と診療報酬への消費税のゼロ税率適用とする意見書提出を求める陳情
第7 陳情第22-24号 大幅増と夜勤改善で安全安心の医療・介護を求める陳情書(以上2件 教育民生常任委員会審査報告)
第8 陳情第22-29号 政務調査費見直しを求める陳情(以上1件 議会運営委員会審査報告)
第9 議案第 56 号 平成22年度葉山町一般会計補正予算(第4号)
第10 議案第 57 号 平成22年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
第11 議案第 58 号 平成22年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第4号)
第12 議案第 59 号 平成23年度葉山町一般会計予算
第13 議案第 60 号 平成23年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第14 議案第 61 号 平成23年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第15 議案第 62 号 平成23年度葉山町介護保険特別会計予算
第16 議案第 63 号 平成23年度葉山町下水道事業特別会計予算
(以上5件 施政方針・説明)
第17 議案第 64 号 葉山町廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例
第18 議案第 65 号 安全で快適な葉山海水浴場の確保に関する条例の一部を改正する条例
第19 議案第 66 号 葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例

第20 議案第 67 号 葉山町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
第21 議案第 68 号 葉山町職員旅費支給条例の一部を改正する条例
第22 議案第 69 号 葉山町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第23 議案第 70 号 監査委員の選任について
第24 議案第 71 号 人権擁護委員の推薦について
第25 報告第 10 号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
第26 報告第 11 号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)

議事の経過

議長(鈴木道子君)

おはようございます。ただいまの出席議員は17名でございます。全員出席でありますので、ただいまから平成23年葉山町議会第1回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(鈴木道子君)

日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。2月4日、議会運営委員会を開きまして、会期は本日から3月10日までの31日間と決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって会期は本日から3月10日までの31日間と決定いたします。

議長(鈴木道子君)

日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第111条の規定により、議長において指名いたします。7番鈴木知一議員、8番佐野司郎議員のお2人にお願いいたします。

議長(鈴木道子君)

日程第3、議長から「諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました陳情は、お手元に配付した文書表のとおりですので、所管の委員会に付託いたします。審査結果等については後日報告願います。

議長(鈴木道子君)

日程第4「町長の行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。

町長(森英二君)

おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、昨年12月の第4回定例会以降、本日までの諸般の事項について御報告を申し上げます。
昨年の第4回定例会におきまして、議員各位からの提言・要望等合計62件につきましては、既に対応させていただいたものが2件、現在対応中のものが55件、その他が5件となっております。なお、質問項目ごとの対応状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。
次に工事関係についてでありますが、1件1,000万円以上5,000万円未満の契約につきましては、お手元の配付資料により御報告にかえさせていただきます。
続きまして、下水道投入建設工事の工事請負契約の締結の撤回にかかわるその後のことについて御報告をいたします。下水道投入建設工事につきましては、平成22年12月9日の町議会本会議で、議案第53号工事請負契約の締結についての撤回をお願いし、可決されました。その際、本施設の計画施設に、敷地につきましては、その一部に神奈川県道路公社の土地を使用することを計画して、同公社の御厚意を受けてその相談を進めておりましたが、その調整が間に合わなかったため、議案を撤回させていただくものですと、議案撤回の理由を説明させていただいたところでございます。
このことは、当該計画地の町有地の広さでは、容積率・建ぺい率の規制上、計画施設の規模の建設は、建物は建設できないことが判明したことから、その用地確保のために隣接する道路公社所有地の使用の検討など、建設用地の確保のための調整を進めましたが、用地確保の調整が間に合わなかったことによるものでございます。
その後、道路公社の土地について調査をしたところ、当該計画地の町有地に接する土地は存在しないことが判明いたしました。このため、当該計画地では現在の計画施設規模の建物に必要な敷地面積を確保できないことから、建物の規模など計画の見直しをせざるを得ない状況となりました。下水道投入施設の設置場所は、町の中ではこの南郷地区が最も好ましいと考えております。その中で今回の失態を繰り返さないよう、現在、計画の再検討を慎重に検討しているところでございます。
以上で行政報告を終わります。どうもありがとうございました。

議長(鈴木道子君)

以上で行政報告を終わります。

9番(守屋亘弘君)

質問をいたします。まず1点は、平成20年12月26日付で、葉山町長名による横浜市長あて「し尿及び浄化槽汚泥等の受け入れについて(依頼)」、その文面の中で、平成20年2月に実施されました神奈川県の現地調査において、当該施設に対する指導書、それで、括弧して届け入れ施設稼働時間が8時間と、実際の施設稼働時間が24時間だったと、まあそういう指摘があったよと。で、その対応を検討してまいりましたが、指導事項に対応することが環境面及び施設面において非常に困難であり、助けてくださいという意味の依頼書だったと。で、要するに私が調べた範囲は、8時間稼働だったにもかかわらず、24時間稼働をしてたよと。それで県の立ち入りでばれちゃったと、これが。そういうことから横浜市に依頼することになったと、そのように考えて、まずよろしいんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

意味は、今、議員が言われたことにつきましては、内容的にはそのとおりだと思っております。ただですね、このし尿処理施設につきましては、クリーンセンターのほうでA重油によってですね、焼却をしてたっていう事実もございます。これらの点につきまして議員の皆様からですね、環境負荷についてかなりの影響があるんではないかっていうお話も伺っておりました。並行してそういうこともですね、町としてですね、今の、今まで使用してたし尿の焼却処理施設について、何らかの形の対応を考えていかなきゃならない、そういうような状況になったと思っております。
その中で下水道について、町内でですね、進捗率も進んでいった中で、下水道投入する方向性もあるんではないかっていうふうな形もございましたので、その辺と並行したような形で進んでいったものじゃないかなと思っております。

9番(守屋亘弘君)

県の指導書に関連してなんですけれども、するとこの時点でごみ処理、ごみ焼却施設関連の指導書もあって、なおそのし尿焼却施設の指導書も突きつけられたということなんですよね。それ確認をしたいんですが、それでよろしいんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

それにつきましては、当初からですね、あそこの施設につきましては、8時間の稼働っていう形で県のほうに申請をされていたと思います。その実態がですね、24時間の稼働になっていたっていうことで、そういう指導書をいただいたというように思っております。

9番(守屋亘弘君)

それで前段になりますけれども、要するに21年度から横須賀市に委託処理をお願いしたと。それで、従来よりも費用が安くなるというようなお話だったように記憶してますが、それで間違いないんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

21年度から、横浜市のほうに処理のほうの依頼をさせていただいております。経費的にはA重油で燃やすよりも、委託っていう内容のほうが単価的には低いっていうふうに思っております。

9番(守屋亘弘君)

そうしますとですね、決算特別委員会に平成22年9月27日付で提出された資料によると、21年度が…失礼、し尿処理費総額で21年度が2億3,000万、それから20年度が1億5,900万、21年度のほうが7,100万ばかり高くなってるんですよ。これはどういうことですか。我々に説明に対しては、横浜市に委託処理してるから安くなるんだよという説明だったと思うんですけれども、数字的に文書で出てる。どういうことなのか説明してください。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員の言われたですね、数字、ちょっと手元でございません…手元に内容のがございませんので、ちょっとこの場での回答は今できかねない状態となっておりますので、ちょっと確認のほうは後日させていただければ、させていただいて、報告はさせていただきたいと思います。

9番(守屋亘弘君)

暫時休憩してね、その後の質問につなげたいんで、暫時休憩なりして調べてくださいよ。

議長(鈴木道子君)

暫時休憩いたします。(午前10時12分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時22分)

生活環境部部長(成島光男君)

お時間いただきまして、申しわけございませんでした。先ほどのですね、21年度が2億3,000万、20年度が1億5,900万円、20年度の金額が低いのではないかとお話がございますけども、この当時ですね、A重油の購入につきましては、クリーンセンターの維持管理事業っていう形で、その中で重油のほうを購入させていただいておりました。その当時、平成20年度のA重油の購入はですね、約1億4,400万円ございました。そのうち、し尿処理分につきましては約1億1,400万円ほどし尿処理のほうで使用させていただいておりましたので、トータルしますと約2億7,300万円ほどの金額が、平成20年度ではこのし尿施設に関してはかかっていたっていうことでございます。

9番(守屋亘弘君)

ちょこっとさ、間違って出したぐらい言いなさいよ。そうでしょ。だってここのし尿処理費って書いてあるんだもん。今の説明は間違ってたという説明なんでしょ。だったら全部、これ資料を書き直して出し直してくださいよ。一生懸命探してさ、あらを探してきたんだけども。だって全部そういうことになりますよ。資料出してさ、あとは口頭で話しすりゃいいってことを、そういうことになりますよ。何考えてるんだ、一体。一言も…

議長(鈴木道子君)

質問を続けてください。

9番(守屋亘弘君)

はい。それであれば、この資料に基づいて話しますからね。そうであれば、何も横浜市に委託なんかしないで、現在のおんぼろし尿焼却施設でやればいいんですよ、7,000万の。それでなおかつ、さっきの町長の話だったら、一体どこへつくったらいいかわかんなくなったんでしょ。どうですか、そういう考えは。

議長(鈴木道子君)

答弁はいかがですか。

生活環境部部長(成島光男君)

先ほどのですね、クリーンセンターの維持管理事業で組んでいるのは間違ってるんじゃないかっていうお話でございますけども、これにつきましては、クリーンセンターの中の維持管理事業の中で、ごみの部分とし尿の部分、それを一括してA重油購入しておりましたので、過去からずっとこういう形の予算の流れで編成をさせていただいておりましたので、この平成20年度までにつきましてはそういう流れで予算措置等、また執行等についてやらさせていただいたっていうことでございます。

9番(守屋亘弘君)

今までの計画してたし尿の下水道投入施設というのは、いろいろ私も調べた範囲で、どの法にも適用しない、例えば今までのし尿処理施設であれば廃棄物処理法だと。で、どうしてもわかんないのが、下水道施設に接続するよと。それでも下水道処理施設でもないと。見解、町の見解としてですね、どう考えればよろしいのか教えてください。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員言われたようにですね、廃棄物処理法、または水質汚濁防止法、県の生活環境の保全等に関する条例、これらの中でですね、し尿処理施設っていう位置づけのものがございますけども、町がつくろうとしてるものにつきましては、これらのものに該当しないっていうふうに考えております。今、どのような下水道の投入について位置づけなのかっていうことですと、下水道法のですね、特定事業場に該当しないためにですね、一事業者の扱いっていうふうになるんじゃないかなと思っております。

9番(守屋亘弘君)

ちょっと最後のところをもう一度教えてください。ちょっと聞き取りにくい。

議長(鈴木道子君)

じゃあもう一度。

生活環境部部長(成島光男君)

下水道法のですね、特定事業場に該当しないっていうふうに考えておりますので、一事業者としてですね、下水のほうに投入するっていうふうに考えております。

9番(守屋亘弘君)

法的な手続においてはですね、私の調査した範囲は、建築基準法第51条の施設にも該当しないと。これは都市計画課並びに環境課の職員諸君に教えてもらった範囲でそういう結論なんですが、今まで、それじゃつくるとなれば、私の解釈では建築確認申請を出せばそれですべて、それがオーケーになれば着工できると、そのように解釈してよろしいんでしょうか。

議長(鈴木道子君)

答弁、どなたがなさいますか。

総務部部長(石川恵一君)

一般論として言えば、今、議員が言われましたように、建築確認通ったものについては即建設することが可能だと思います。ただ、今の場所につきましては不明なものがございますので、少しお時間をいただいて調べさせていただきたいと、そのように思います。

議長(鈴木道子君)

いいですか。ちょっと守屋議員が続きがあるかもわかりません。

9番(守屋亘弘君)

先ほどの町長のお話だと、もう白紙に戻したよと。今のいわゆる建設予定地ではできないことがわかったと。それであればですね、今まで長いこと、かの有名な町民が唱えてた方法があるんですけれども、2月2日の日付で環境課の職員にも質問を出してる。だけど返事が来ない、まだ。別に来ないから云々じゃないんだけど、その方法を一回トライしたらどうですか。一番簡単な方法ですよ。バキュームカー持ってって、浄化センターにつなげばいいんですよ。こういうね、2億だか3億だかわかんないけれども、そういう自己財源、なお借金してまでね、つくるという発想をやめて、一番簡単な方法でしょ。だからできるかできないか、テストすればいいんですよ。あるいは1時間にバキュームカーを水入れて、浄化センターに流し込めるかどうか、それだけやってみりゃいいと思うんですけれども、担当部長いかがでしょうか。

議長(鈴木道子君)

行政報告に対する質問でございますので、これを大きく敷衍してしまうと限りなくいってしまいますので、そのところを議員の皆様方、御考慮いただきたいと思います。ただいまの守屋議員の質問に対して、まず御答弁。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員が提案された、環境課のほうに出されたってお話、ちょっと私、直接その文書等をですね、まだ見てないものですので、見させていただいてですね、検討のほうをさせてもらいたいと思っております。

議長(鈴木道子君)

ちょっと待ってください。

9番(守屋亘弘君)

基本的にさっきの町長のお話では、白紙に戻したと。で、これからどうするのか、また検討のし直しだと、そういう解釈でよろしいんですね。
町長、返事すりゃいいじゃないの。手挙げてるんだから。

生活環境部部長(成島光男君)

町長答弁で、行政報告の中でですね、報告させていただいておりますけども、私たちはですね、南郷地区にですね、そういう施設を設置するのが一番ベストだと思っております。今回この敷地についてですね、要は建ぺい率・容積率等が確保できないということがわかりましたので、そういうものをですね、対応できるような現在の土地の中で処理能力については確保しつつですね、施設についてのよりコンパクトな方向でもう一度再検討させてもらいたいと思っております。
また、先ほど守屋議員が言われたですね、提案されたものについてもちょっと、再度検討させていただきたいと思っております。いろいろ検討させていただいてですね、前回みたいようなですね、ことがないような形で再度提案させていただきたいと思いますので、お時間のほうをですね、しばらくいただきたいと思っております。

12番(待寺真司君)

今ですね、守屋議員が今後のこともね、提案されたんですが、もっとその根本の問題として、前回の議会で撤回がおりて、議会認めたんですよ、それ。その認める理由の中には、今後どのような状況になるのか逐次報告しろということで、議長からも申し入れがいってるはずですよ。それがきょう、冒頭でね、町長の行政報告で、土地が存在しないことが判明した。こんな大事なことじゃないですか。いつわかったんですか、じゃそれが判明しないこと。わかった時点で議会に報告するのが筋でしょう。どうなんですか、町長。そういうお考えってなかったんですか。もう議会には後から報告しておけばいいやという、その程度の考えなんでしょうか。やっぱりね、土地が存在しなかったら、じゃあ図面出してね、我々はここがちゃんとあって、敷地面積の中でこれで要件満たしてるから大丈夫だと思ったけれども、実はこの土地が存在しなかったから、何平米になって足りないとか、せめてそのぐらいの資料ぐらい出してくださいよ。議会をばかにしてるんですか、本当に。あれだけの報告でね、わかれって言ったってわからないですよ。それにね、予算がまた3億もついてるんですよ。これをこれから審議しろっていうのは、ちょっと私は納得がいきません。いかがでしょう。

町長(森英二君)

道路公社の土地が存在しないということが判明したということも説明させてもらいました。これは比較的まだ最近のことです。いつの時点だったかっていうのは、私ちょっとわかっておりませんので、担当から説明をさせます。

議長(鈴木道子君)

成島生活環境部長、議長のほうから正・副議長で伺ったときに、資料の提出を求めておりまして、資料が一部しか出ておりません。そのことが今回の混乱も一時原因があるように私は思っておりますけれども。

生活環境部部長(成島光男君)

今言われた資料についてですね、前回時系列で議会のほうに提出させていただいたと思いますけども、今回について同じような形でですね、提出のほうをさせていただきたいと思います。(私語あり)

議長(鈴木道子君)

あの、すみません。挙手をして発言をお願いいたします。

12番(待寺真司君)

これはちょっとね、今、かなりね、それだったらもう事前に用意してやるべきだというふうに一言言いますけれども、いずれにしてもこの行政報告でね、これだけ多分まだね、皆さんわからないですよ。これ以上また質問どんどん続くと思いますので、私はここで休憩の動議を出させていただいて、そして資料をしっかり用意した上で全協、あるいはどこかの場で必ず詳しく報告をするということを議長、あるいは団体長会議で決めていただいて、今後の運営を進めていただきたいというふうに思いますので、休憩動議を提出いたします。(「賛成」の声あり)

議長(鈴木道子君)

暫時休憩をいたします。(午前10時37分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。長い間お待たせいたしました。
(午前11時45分)

生活環境部部長(成島光男君)

お時間いただきまして申しわけございませんでした。
今、お手元に資料を3枚配付させていただきました。まず1枚ですけども、前回12月のときに参考資料として配付させていただいたものを、参考として時系列の経緯、22年の8月30日から12月の7日までの経緯を参考として配付させていただきました。もう1枚につきましては、それ以降についての経緯を配付させていただきました。
これについてちょっと説明させていただきたいと思いますけども、12月9日に工事請負契約の議案のほうの撤回をさせていただきました。その翌日にですね、県の道路公社のほうと協議をさせていただきました。その中で県のほう、道路公社のほうもですね、土地がどのようになっているかっていうことで、向こうも調査のほうはしていただいておりました。その中で最終的にですね、後でちょっと図面のほうでお話ししますけども、土地についての整理がされていたっていうのがこの時点でわかりました。12月の27日、内部でですね、検討のほうをさせていただいております。また1月の11日、やはり内部のほうで検討させていただいております。
で、公図の写しということで、前回資料として配付させていただいたものにですね、一部ちょっと色をつけて資料として出させていただいております。この中でですね、ちょうど真ん中辺に黄色で塗らさせていただいております1721-4という土地がございます。この土地についてですね、議会の中でも説明させていただいたと思いますけども、ここのピンクの部分と緑の土地、これについての土地が、接続する用地があるっていうふうに考えておりました。それにつきまして公社のほうもですね、同じような形でここについてあるんではないかっていうことで、調整をさせていただいて、調べさせていただいてたわけでございますけども、ここの土地について公社のほうから、昭和50年の9月にですね、寄附受諾っていう形の申請が出て、葉山町のほうがそれを受諾をしております。また平成5年の5月にですね、この土地について道路っていう形の位置づけで整備がされております。この平成5年5月に整備された段階で、このピンクの部分と緑の部分についての土地が接続して一体になってるんじゃないかっていうふうに位置づけで考えておりましたけども、この整備をされた段階でこのピンクの部分と緑の部分が一体ではなく分離された形になっているっていうのがわかりました。
これについて、先ほど12月にですね、内部でいろいろちょっと検討させて、12月27日に検討させていただいたんですけども、例えば一つの方法として、道路として整備されてた部分の道路のつけかえ等も検討する必要があるんではないかとかですね、土地つけかえした後に、どのくらいの面積になるのかっていうのをちょっと検討させていただきました。その検討をするっていうことで、次の23年の1月11日に再度検討させていただいたわけでございますけども、その中でつけかえした後の面積にしても770平米には届かないっていうことがわかりました。そのためにですね、当初計画していた部分についての一体性についての面積要件を満たすことは、最終的にはできないっていうことを確認いたしまして、我々といたしましてはそれ以降につきまして、ちょっと先ほど私、説明が十分でなくて申しわけなかったんですけども、このピンクの部分、この土地にですね、要は先ほども言いましたけども、処理能力等については維持しつつですね、建物の面積等を小さくするような形で今、再度検討をさせていただいているところでございます。
当然この予算につきまして、建設するって位置づけで金額のせていただいておりますけども、計上させていただいておりますけども、私たちはここの部分にですね、新たな施設を建設していくんだっていう位置づけの上で、予算のほうも計上させていただいたわけでございます。大変その点について説明不足で、何か誤解を招いたようで申しわけございませんでした。
今まで説明させていただいたのはですね、ここについての経緯でございます。先ほど町長答弁の行政質問、行政報告の中でもお話しさせていただいたと思いますけども、この南郷地区にですね、こういう施設をつくるのがやはり最も好ましい場所だっていうふうには考えさせていただいております。いろいろ御迷惑をおかけして申しわけございませんけども、我々としては新たな計画をですね、再度提出させていただく段階については、議会の皆様にですね、御迷惑がかからないような形で再度提出させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

12番(待寺真司君)

ありがとうございました。説明を今いただいたんですが、ちょっとね、1点確認をさせていただきたいんですよ。さっきその町長の行政報告では、土地が存在しないことが判明したというふうに言われてるんです。で、今の御説明聞くと、要するに黄色の部分がもう既に町に帰属されていたということで、要するに土地としてはこの枝番は今でも残ってて町の土地だということでよろしいんですよね。その、土地が存在しないと判明したっていうことが、意味としてよくわからないんですけど、その辺はどうなんでしょう。

生活環境部部長(成島光男君)

この黄色の部分につきましては、県の道路公社が持ってる土地でございますけども、町長が存在しないっていうふうにお話しさせていただいたのは、ピンクの部分と緑の部分が接続されてるっていうふうに形で私たち、また当時最初にお話しさせていただいた公社の方も、そのような形で図面等についてはお話をさせていただきました。その中で既にですね、調べさせていただいた中では平成5年の5月に、この部分についてはもう町のほうの一部分について、町のほうの道路としての位置づけとして整理がされてるっていうふうにわかりましたので、この土地が存在してないんだっていうような形で、説明のほうはさせていただいたものでございます。

12番(待寺真司君)

ちょっとよく…わかりますかね、皆さん。ちょっとよくわからないんですけれども、いずれにしてもね、その、この道路公社との協議は12月10日ですよ。それ以降してないじゃないですか。それなのにね、さっき町長は答弁で、つい最近わかったということで、きょうの行政報告になったという答弁だったんですよ。つまりね、要するに担当課や部長はわかってても、町長にその事情がいってない、そして町長はつい最近聞いて行政報告をしたと。こういうような仕事の流れだったんですか。部長どうなんでしょう、その辺は。

生活環境部部長(成島光男君)

先ほど町長がお話しされたのは、我々も最終的にですね、当然予算をやっておりましたので、こういう方向で進めさせていただきますっていうことに、町長に説明をさせていただきましたので、その辺のことで先ほどの答弁があったんじゃないかなと思います。

12番(待寺真司君)

つまり、先ほど町長がね、つい最近っておっしゃられましたんですよ、間違いなく。要するに職員から報告を受けたのがつい最近なのか、道路公社との協議を、例えば町長が行ってる…まあ行ってないでしょうけれども、その道路公社との協議はつい最近行ったということで答えられてるのか、ちょっとその辺、町長がいつこの話をね、担当課から聞いて、それでその「いつ」によっては、全員協議会つい最近開かれてるわけですよ。この段階でだって、1月12日までの検討で終わっちゃってるじゃないですか。それから1カ月近くになろうとしても何にも進展がない。あるいは進展がないんだったらないなりにね、議会に報告するのが前回の約束事ですよ。それをほごにまたしてるわけですよ。町長その辺の、やっぱりね、仕事の進め方として、やっぱり町長のそこの辺はしっかりね、担当課に指示を出して、担当課が動かないんだったら町長が指示を出さなきゃ回っていかないですよ。その辺いかがですか、町長。

町長(森英二君)

私がこの道路公社の土地が絡んで、最初は絡んでそれの交渉で手間取っていたということで、議案の撤回というところに至ったわけですけども、それに合わせてこの全部町に、その道路公社のもともとの土地が移管されているということがわかったということで、あわせて、じゃあその中で770平米の建物、土地の中での建物を必死になって担当課は検討をしていたということなんです。そこでこの議会に向けて、行政報告の中でこの辺のいきさつを話を、報告をしようということになって、そこら辺の細かいいきさつは最近になって説明というのを、準備の段階で聞いたということであります。

12番(待寺真司君)

そうしますとね、時系列的に言うと予算を、最終的に町長査定かかりますよね、当然。これだけ3億を使う下水道投入施設工事、しかも前回議案を撤回しているというような案件。そしたら今どうなってるんだ、どうだっていうことは、そこでもう既に担当課と詰めてて、そしてそれを事前に議会に言って、予算に今回3億盛り込みますけれども内容はこうです、こういうような変更をさせてもらいたいからっていうことが筋じゃないですか。どうしてこのお金が出てきたのかがね、我々本当に疑問なんですよ。で、町長査定をしてるときにそういう報告があったのかなかったのか、その1点を伺いたいと思います。

町長(森英二君)

その町長査定の段階では、まだどのように内容を変えていくかということを必死になってやっていた段階であります。

12番(待寺真司君)

まだ予算審議じゃないのでね、あれなんですが、ここでね、その件については一段落したいと思いますけど、ただ、そういう予算の組み立て方、出し方っていうのは、本当にその、今までそんなことあったんですか、町の中で。見込み発車ですよ、完全に。結局議案撤回するっていうことの事の重大性とかも、どうも認識が足りないと言わざるを得ません。この件に関してね、例えば部長会議でこの共通認識を持ってたのか、庁内関係部局での検討って2回やってますけど、これじゃあ各担当部長は知ってるんですか。この道路が、土地が不存在だったとか、道路がつながってるとかつながってないとか。これ道路河川課の部分も当然あろうかと思います。管財課の部分も出てこようかと。全部の部と関係してますよね。この重大な案件が、どうなんでしょう、部長会で話された経緯あるんでしょうか。総務部長、いかがですか。

総務部部長(石川恵一君)

今の生活環境部長からお話があった関係課というのは、まず最初に予算を今回議会のほうに上げて撤回をさせていただきましたけども、財政課、それと関係…環境課のほうから執行委任を受けました管財課、それが総務担当で私が出席させていただいております。そのほかに担当であります環境課、生活環境部長が出ております。部長としては私と生活環境部長の2人、課としては財政、環境…財政、環境、管財課、以上でございます。

12番(待寺真司君)

つまり、その部長会では話されてないから、全員の共通認識ではなかったと。きょう、こういう報告がされて知ったという方もいらっしゃるという、そういう認識でよろしいんですか。

総務部部長(石川恵一君)

この件については、さきの定例会の中でも議題として出ておりますので、この直接部長会という形では話はしておりませんけれども、各部長も、あ、こういう問題があったという形では理解をしていただいているというふうには思っております。

議長(鈴木道子君)

他に質問ございますか。

2番(近藤昇一君)

もう一度改めて伺っておきますけど、その12月の10日の日に、私まだちょっとうまく理解できてないんだけど、接続してないとかどうのこうのっていうのが判明したということでよろしいんですね。

生活環境部部長(成島光男君)

12月10日にですね、先ほどのこのピンクと緑の部分についての一体した道路が接続してるっていうことが、してないっていうことについて、最終的に私たちのほうは確認はとらさせていただいたということでございます。

2番(近藤昇一君)

ということは、その時点で12月の定例会で議案を撤回したときのいろんな説明とは違ってた状況が生まれたわけですよね。そうするとその時点で、あのときの説明は違ってて、こういう事態になりましたという、議会への報告があってもしかるべきだったと、私は思うわけですよ。ですから二、三日前のことではないんですよ。
で、この部分については私、指摘しておきたいんだけどね、町長もそうかもしれないけども、職員諸氏もね、多数与党になれきってしまってるんではないかと。今、違うんですよ。それだけ議会を大切にしなきゃいけないんですよ。今まで私も、私自身もね、こうやって質疑打ち切りの動議までやられて、質疑途中で切られたことありました。だけど、今は違うんですよ。そこのところ十分認識しないと、議会通りませんよ。我々だって、こんなの通せるわけないし。そこのところ十分私は認識しなきゃいけないと思いますよ。12月の議会で、定例会でもってやったことの学習されてないんですよ、これは。同じことを繰り返してるんですよ。一貫してこれそうじゃん、そうなんだよね。で、これ、当然町長のね、町政執行能力にも絡んでくるんですよ。現町長と、最高責任者として。その点どう…もう我々もね、残りわずかな任期しかありませんけども、町長の考え方いかがでしょう。

町長(森英二君)

御指摘の点は慎重に、きつく受けとめて、対応しなきゃいけなかったというふうに反省をしております。

2番(近藤昇一君)

町長自身はその二、三日前に知ったってことでよろしいんですか。今の私が聞いた、12月の10日に接続してないのがわかったと。その時点でもう既に、12月の議会での撤回のときの説明とは違うわけだから。あの説明は違ってましたと、実は今、事態はこうなってますと。でないとね、もういつまでもね、この議会との関係ではね、隠して隠して、ある程度の形ができないと説明できないんじゃなくて、もうだめなんですよ、今は。全部出して、議会と一緒に相談していくぐらいのね、心構えを持たないと。いや、今まだ途中ですから説明できません。途中だって説明すべきなんですよ。で、とことんいってからこうなって、もうにっちもさっちもいかなくなっちゃうという形になっちゃうんですよね。ですから町長は、やっぱり12月の10日の時点でね、この、もう整理されて…図面のほうはもう整理されちゃってて無理だと、12月の議会での説明とは違う方向に進まなきゃなんないというのがわかってたのかどうかなんですよ。

町長(森英二君)

10日の時点ではありませんけれども、それを事実は事実ととらえて、担当課はそのための用地の確保といいましょうか、建設計画をつくっていきました。その、そういったものをつくる、見直さなければいけないという状況は、その時点で報告は受けております。ただ、二、三日前というのは、この今の行政報告書という形になって出てきたのが、つい最近であるということであります。

2番(近藤昇一君)

これはもう、町長に指摘するしかないですけどね、やはりさっき言ったように、わかった時点で議会に何らかの報告をする対応をしておくべきなんですよ。その後の何というんですか、方向性をきちっと決めてからでないと説明できないなんていうことを今、言っている時代じゃないんですよ。常に車の両輪としてね、議会とも一緒に相談していくと。もうこの変更がしなきゃなんない時点でもう説明しなきゃいけなかったんですよ。
それで、先ほど予算との絡みでは、予算の説明はきちっとできるんですね、こうこうこうしますって。そうしないと何のために予算組んだかわかんないですよ。それだけはちょっと聞いておきたいです。

生活環境部部長(成島光男君)

予算計上に当たりましては、この部分については継続費という形でさせていただいております。その中で23年度の予算について22年度で設定させていただいた金額を計上させていただいたわけでございますけども、この今回のピンクの中にですね、新たな施設を建設するに当たっての建設費等については、もう一度詳細にですね、出させていただきまして、最終的には予算等についてもですね、何らかの形で説明はできるものだというふうに私は思っております。

議長(鈴木道子君)

すいません、先ほどから加藤議員からお手が挙がっていますので、加藤議員、どうぞ。

15番(加藤清君)

確認ですけど、この今度計画するというのは、今の計画は撤回して、今度のし尿施設というのはこのピンクの部分で行うということでよろしいですね。

生活環境部部長(成島光男君)

今、計画しているのはそのとおりでございます。

8番(佐野司郎君)

提案なんですけども、もう時間ですし、まだお手が何人か挙がっているようなんで、議会の段取りだけ説明して休憩したほうが、十分な質疑ができる、質問ができるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

議長(鈴木道子君)

では、この行政報告に対する質問でございますので、どうしてもこの場でということに限っていただきまして、ほかの場面でいろいろ皆様、細かく質問をしていただきたいと思います。で、もう時間でございますので、暫時休憩をいたしまして、昼食にさせていただきますので、暫時休憩をいたします。再開は1時10分からとさせていただきます。はい、午後も若干続けさせていただきます。(午後0時07分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時10分)
午前中に続いて、行政報告について御質疑のある方、これは行政報告に対する質問ですので、複雑な場合はそれぞれ所管等でお願いいたしますので、そのことをお含みおきの上、質問をお願いいたします。

15番(加藤清君)

先ほど午前中にこの図のピンクのとおりということですけど、まずこの今、し尿のこの建設の発端はですね、私、第4回定例会のときも言ったんですけど、設計からあるんじゃないですかね。設計委託したときから。というのは、普通建物を建てるときには、道路と土地というのはまず大原則ですよね。それ確認したんですか。まずそこですよ。どうなんですか。委託どういうふうにしたんですか。それ、答えてください、まず。

生活環境部部長(成島光男君)

その点につきましては、担当のほうもですね、確認をさせていただいたと思います。しかしながら、結果的にこのような形になって大変申しわけないものだと考えております。

15番(加藤清君)

いや、思いますでやられたら全部そうなっちゃいますよ。じゃあ委託したときの仕様書を出してください。21年度にやったと。それから議論しなきゃ、これいつまでたったって終わんないですよ。根本はそこですよ。今の建設をするとかじゃなくて、根本はそこですよ。それだから今、こういう問題になっているんじゃないですか。出してください、資料要求しますよ。どういうので設計委託したのか、仕様書出してください、21年度の。すぐ出ると思いますよ。

生活環境部部長(成島光男君)

21年の仕様書は当然ございますので、お出しすることはやぶさかではございませんけれども、我々としてですね、担当課のほうも一生懸命考えた結果、やらさせていただいたわけでございます。その結果、このような状況になって、私の力不足で大変申しわけなかったと思っております。資料につきましては、ちょっと検討させていただきたいと思います。

15番(加藤清君)

いや、それじゃ1,890万ですよね、たしかね。それを捨てるんですよね。ね、皆さんの血税ですよね。いや、そこまで言ったら、今、ありますけど、終わんないって、根本そこじゃないですか。そこが問題なんですよ。だから、第4回定例会のときも途中でほかを報告するとかどうとかって言ったから、私も止めたんですけど、そこの第一の根本なんですよ。そこをおろそかにしているから今までこれ引きずっているんじゃないですか。だって、21年度にある程度解決していれば、多分22年の3月ごろに上がったと思うんですけど、21年設計委託してから、もう半年ぐらいあり、また22年度だって今まで約1年あり、1年半何していたんですか。町長言いましたけど、スピーディーなんて、何にもスピーディーじゃないじゃないですか。その辺どう考えているんですか。これ全部今までの行政のいろんなのに、私、当てはまってくると思うんですけど、いかがですか。謝っているあれじゃないよ。

議長(鈴木道子君)

御答弁いかがですか。

15番(加藤清君)

議長、まずは21年度の委託、仕様書出してくださいよ。話、それじゃないと進まないですよ。それは、それが根底が崩れているからこうなっているんですから。基本ですもん。まず、だれ…私なんかは専門かもしれませんけども、建築頼まれたら、土地がどうある、どういうふうにあると。それが基本なんで、それもやってないで委託出したなんていったら、みんな町民ごまかしている、議会もあれじゃないですか、だました形になるじゃないですか。そこが問題なんですよ。悪いけど。

議長(鈴木道子君)

いかがですか。

生活環境部部長(成島光男君)

じゃあ、ただいま準備させますので、申しわけございませんが、しばらくお時間いただきたいと思います。

15番(加藤清君)

休憩させてよ。

議長(鈴木道子君)

暫時休憩いたします。(午後1時15分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時40分)
ただいまお手元に環境課よりの資料を配付をしてございます。行政報告に関する質問受けます。

15番(加藤清君)

今、仕様書ありがとうございました。これを見ますと、2-7ということで、現地調査ということでしっかり書いてありますよね。「受託者は発注者の事業計画書を踏まえ」云々って書いてありますよね。受託者に説明したかどうかということになると思うんですよ。その1点だけまず答えてください。

生活環境部部長(成島光男君)

これにつきましては、町側からですね、受託者のほうに当然ある程度説明、この仕様書の内容だということで説明させていただいて、業者のほうでですね、現地調査の上、ここに記載1から6まで記載してあります項目について確認をしなきゃならない形になっておりますので、当然そういう形でされているものだと思っております。

15番(加藤清君)

であれば、どうして去年の3月、図面納入だと思うんですけども、受け取ったんですか。だって、できない、敷地が確定できないもの、受け取れるんですか。ここに書いてあるの。いや、もうだから、そのくらいにしますけど、非常に1,890万というの、無駄なお金使ったわけですよ。それと、この間、今のあれじゃないけど、入札して落札業者が決まって仮契約。仮契約の問題だって、仮契約がされたんでしょう。本契約は、普通行政だと本契約というのは、仮契約しておいて本契約ですよね。その責任も出てくるんじゃないですか。それで言っているんですよ。ここを私言っているのは、この最初の根本が間違っちゃっているから、ずっと間違っちゃっているんじゃないですか。いや、そこをちょっと詳しく説明していただけませんかね。何でそういうふうにしたの。

生活環境部部長(成島光男君)

私、担当のほうもですね、前回のときにお話しさせていただいたと思いますけども、私たちは思い込みの部分もあったのかもわかりませんけども、用地については確保されているものだというふうに思い込んでおりました。それが最終的にですね、いろいろ調査した段階では、用地についての面積、建ぺい率等についての不足している部分があったんだということで、皆さんには御迷惑おかけしたと思います。私たちのほうのですね、調査不足もあったんじゃないかなというふうには考えております。

15番(加藤清君)

最後にしようと思いますけど、調査不足でこれで出されたらね、委託されたほうだって非常に困っちゃいますよ、正直言いまして。その辺ですよね。まあこの辺にはしておきますけど、総括質問あり、一般質問あり、いろんな方法でこれやっぱり徹底的にしないと、議会がばかにされるんじゃないかと思っているんですよ、正直言いまして。町民に対しても。予算審議だって、今の話じゃない、3億でって前のまんまで、そのままのあれで非常にありますんで、私、これで質問終わりますけど、これで終わりというのじゃなくて、次の何かの機会があるということを十分承知しておいてください。以上です。

議長(鈴木道子君)

他にございますか。

13番(金崎ひさ君)

町長の先ほどの行政報告の中に、土地が存在しなかったという趣旨の御発言がありましたけれども、そのことがちょっとよくわからなくて、いろいろと私も休憩中にいろいろと勉強してみたんですが、結局はこの先ほど出ました公図の写しの黄色とグリーンをつなぐ土地がないということですよね。御説明の中では、黄色が道路公社の土地ではなく、既に葉山のものになっていたという御説明でしたけれども、土地が存在しなかったということは、どんなことをしても、例えば県土木から土地を借りて…道路公社から土地を借りたとしても、黄色とグリーンをつなぐ方法がないということですか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員が言われました、この黄色の部分につきましては葉山町のものではなくてですね、道路公社のほうで持っている土地でございます。ここの部分がこのピンクと緑の部分のところにつながる部分があるんでないかというふうに私たちが思いまして、公社のほうにですね、お話をさせていただいたということでございます。結果的にそれはなかったということでございます。

13番(金崎ひさ君)

ですから、土地が存在しなかったということは、どこをどうやっても赤い町有地とグリーンの町有地を結ぶ土地がどこにもなかったと、つながらないという状況ですよね。そういうことですよね。

生活環境部部長(成島光男君)

そのとおりでございます。

13番(金崎ひさ君)

そうすると、質問をさせていただきますけれども、広さとしてはピンクの418.19平米の中に新しく建物を小さく再度検討して、設計をして、そしてそれを皆様にお示しするというふうな御答弁がございましたけれども、前回の町長…じゃない、部長の御答弁の中で、建ぺい率、容積率を考えると770平米が最低の広さであるというふうな御答弁をいただいているんですが、それはクリアできるんでしょうか。内容がそのような狭さの中でちゃんとしたし尿処理施設というものができる可能性があるんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

最初に提案させていただいた内容はですね、770平米がなければ建物の建ぺい率等についての要件を満たすことができませんでした。で、この土地をですね、つながる土地があればですね、私たちは770に足りるものだというふうに考えておりました。ただ、結果的にそれがなかった。それで、今の建設について、仮契約させていただいているですね、建物についての要件を満たす土地がないものですから、私たちとしてはですね、ここの部分でピンクと緑のところの道路で完全に分断されている土地だというふうのは、先ほどからお話ししていますように確認されましたので、最終的にはこのピンクのですね、中におさまるようなものを今、再検討させていただいているということでございます。

13番(金崎ひさ君)

そうすると、かなりの小さなものになって、そして要件を満たすものをつくれるという御希望があるみたいですけれども、そうすると、今まで示された設計は全部中止ということで、1,890万の設計費用を出しているのは、これは無駄遣いであったということで、新たに設計をし直すというふうに考えていらっしゃるわけですよね。

生活環境部部長(成島光男君)

その辺についてですね、前にこの場所でですね、施設を建設する、770平米あるというときにですね、もっと大きな形のものを当初は金額等も設計段階でかなり高かったと思います。その中でいろんな内容についてさらに面積を減らした場合、どうだとかですね、最小限でどのくらいの面積もできるんだというようなことも検討させていただいております。で、業者ともその話はさせていただいておりました。ただ、最終的にですね、今回、前回の議会の中でお示しさせていただいた内容で落ち着いたものですけども、1,890万円すべてが無駄になったということじゃなく、その中にはそういうことも当然含まれておりましたので、私たちはそれをですね、含めて、今、再検討させていただいているということでございます。

13番(金崎ひさ君)

そのことは後ほどまたチャンスがございますので、詳しくは審査したいと思いますけれども。町長にお聞きいたしますけれども、数日前に知ったんだというふうなお話もなさっておりますが、きっちり日にち的にですね、実は1月31日に議員懇談会がありまして、予算内示とともに私たち町長にお目にかかるチャンスがございました。そのときにいろいろと御報告を受けたんですが、この件に関しては、まだ町長はその時点では御存じなかったということでよろしいんですか。1月31日には御存じなかったんですか。

町長(森英二君)

設計の見直しといいましょうか、規模の見直し等を行っていると、検討しているという話は聞いております。そのどういうふうな方向に進もうとしているか。そこら辺の内容的な、具体的なものがまだまとまっていなかったということです。

13番(金崎ひさ君)

2番議員も先ほどおっしゃっていましたけれども、議員懇談会の席で実はこういうふうな事情でつながらないんだというふうな御説明を、当然町長が御存じであったんならば報告すべきだったということを、2番議員に引き続きまして私も指摘させていただきます。

議長(鈴木道子君)

他に御質問ございますか。

5番(山梨崇仁君)

私も今の金崎議員の質問に大分関連しますけども、さきに1月31日の全員協議会の場で私も伺いましたが、例の清水建設の土地の寄附について、逆に報告が早すぎるんじゃないかと、計画や方向性が見えないにもかかわらず、報告してくださったので、そういった丁寧な対応であれば今後も引き続きお願いしたいと、私も申し上げたんですが、これについては全く逆にですね、丁寧どころか、本当に失礼だなというふうに感じている次第でございます。
改めまして、この今回の土地について縮小したものをつくるという話ですけれども、先ほどから再検討という言葉でおっしゃっていますけど、そもそも設計については業務委託を行ったわけで、再業務委託が必要なんじゃないかと思います。その場合のコストとかについてはどういった考えで今いらっしゃいますでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

先ほども言いましたけども、委託につきましては、前回のときにコンパクトなものについても検討しておりましたので、今、職員の中でですね、どの程度のものができるのかというのを検討させていただいております。設計についてはその後にですね、どういう方法がいいかという最終的なものを判断させていただきたいというふうに思っております。

5番(山梨崇仁君)

私が申し上げるまでもないのかわからないですけれども、予算に計上されているこの金額について現状とは3月いっぱいまでの期日を考えて、予算の訂正や撤回ということを考えていらっしゃいますか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、提案させていただいた、きょうこれからあると思いますけども、現段階での変更というのは考えておりません。

議長(鈴木道子君)

よろしいですか。では、以上で行政報告を終わります。

議長(鈴木道子君)

日程第5「議案第41号葉山町景観法施行条例」を議題といたします。
本案については、総務建設常任委員会に付託し審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、総務建設常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

総務建設常任委員会委員長(伊藤友子君)

総務建設常任委員会審査報告。平成22年11月30日、議会第4回定例会において付託された議案第41号葉山町景観法施行条例は、議会休会中の12月3日及び閉会中の1月14日の両日にわたり、担当部課長等の出席を求め、慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。
議案第41号葉山町景観法施行条例は、葉山町景観計画に基づき、本町の良好な景観の形成を促進するに当たり、景観法に定める景観計画区域内における行為の届け出、景観重要建造物及び景観重要樹木の指定等、制度の施行に関し、法令により条例に委任されている事項を定める必要があることから新たに制定するものです。
審査では、担当職員に条例の基本的な考え等について説明を求め、質疑を行い、平成20年6月議会で関連予算の計上をとりやめてから2年程度条例の制定がおくれたが、その間に影響の出た事例はなかったか。景観重要建造物、樹木に具体的な指定の予定はあるのか。なぜ、屋外広告物の制限に関する事項を含まなかったのか、などの質疑に対し、本町は約6割が風致地区であり、現状でも厳しい規制がかけられているので大きな影響はなかった。景観重要建造物、樹木の指定について具体的な予定はない。県広告物条例に基づく屋外広告物の制限に関する事務については、県から委譲金を受けて対応している。また、土地利用が進み、旧逗葉新道沿いの屋外広告物も減少傾向にあるとの説明がありました。
意見の集約に当たっては、まちづくりの理念や町の責務、町民の責務などの規定がなく、どのようなまちづくりをしたいのか、不透明である。法の施行条例ではない景観条例とすべきである。定義規定一つにしても、町民にわかりにくい。町民への周知は丁寧にわかりやすくするべきである。今後、自治基本条例やまちづくり条例と景観法施行条例の整合化・体系化が重要な課題であるなどの不満や指摘の意見がありました。しかし、全体として満足するものではないものの、景観計画を実現するために法律の委任規定に基づく必要な条件であることから、反対する理由はないとして、全会一致で可決すべきものと決しました。なお、当委員会としては、今後制定が予定される自治基本条例と各まちづくり関係条例等との体系を整理し、町民にわかりやすいまちづくりを図るよう要望します。
以上、御報告いたします。平成23年2月8日、総務建設常任委員会。

議長(鈴木道子君)

以上で委員長の報告を終わります。
これより委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて総務建設常任委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第41号に関する総務建設常任委員会の結論は可決であります。お諮りいたします。議案第41号は委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第41号は委員長報告のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第6「陳情第22-23号医業税制の存続と診療報酬への消費税のゼロ税率適用とする意見書提出を求める陳情」、日程第7「陳情第22-24号大幅増と夜勤改善で安全安心の医療・介護を求める陳情書」の2件を一括議題といたします。
本陳情2件については、教育民生常任委員会に付託し審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、教育民生常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

教育民生常任委員会委員長(阿部勝雄君)

教育民生常任委員会審査報告。平成22年11月30日、議会第4回定例会において付託された陳情第22-23号医業税制の存続と診療報酬への消費税のゼロ税率適用とする意見書提出を求める陳情及び陳情第22-24号大幅増と夜勤改善で安心安全の医療・介護を求める陳情書は、議会休会中及び閉会中に審査を行い、結論を得ましたので御報告いたします。
陳情第22-23号の要旨は次のとおりです。社会保険診療(公的保険医療)は公共性、公益性が高いため、医療関係の診療報酬収入は事業税非課税とする租税措置法第26条は、歴史的には診療報酬の不十分性を補うものとして導入されているが、昨年、これらの見直し議論が起き、今また法人税引き下げ議論のもと、補てん財源としての対象化の再燃が危惧されている。また、社会保険診療はその公共性から診療報酬にかかわる消費税は非課税とされているが、薬剤や治療材料、医療機器等の購入にかかわる消費税は医療機関が最終消費者として負担しており、消費税分を転嫁できず矛盾が起きている。この矛盾の解消、消費税施行当初の趣旨実現のためには、輸出業者に適用されている免税措置を診療報酬にも適用することである。以上、地域医療の確保の観点から、国に対し、診療報酬の事業税非課税及び社会保険診療収入への租税特別措置法第26条のいわゆる医業税制の存続を求める意見書及び診療報酬への消費税のゼロ税率の適用を求める意見書の提出を求めているものです。
審査では、医療機関が最終消費者として消費税を負担していると解釈すれば、今後対応を考えるべきで、趣旨は理解できる。医療の現状として全体をとらまえれば、願意は理解できるとの意見が大勢を占め、一部税制に特化すると大きな課題になり、税率等具体な数値設定は困難である。免税措置の内容等には理解しがたい部分もあるとの意見もありましたが、全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。
次に、陳情第22-24号の趣旨は次のとおりです。日本の医療現場は長時間・過密労働に加え、医療技術の進歩や医療安全への期待の高まりなどで看護職員などの労働条件は厳しさを増し、離職者も多く、全国各地で医師や看護師等の不足が深刻化している。看護師など、夜勤交替制労働者の労働条件を抜本的に改善し、安全・安心の医療・介護を実現することにより、国民が安心して暮らしていける制度が求められていることから、1つ、ILO看護職員条約に基づき、看護師など夜勤交替制労働者の労働時間を1日8時間、週32時間以内、勤務間隔を12時間以上とすること。2つ、医療・社会保障予算を先進国(OECD)並みにふやし、医師、看護師、介護職員等を大幅にふやすこと。3つ、国民(患者・利用者)の負担を減らし、安全・安心の医療・介護を実現すること。以上、3項目につき、地方自治法99条に基づき、国に対する意見書の決議を求めているものです。
審査では医療現場での長時間労働の現状等、職場環境改善の必要性にかんがみ、一部予算措置等について具体的金額が明らかではない部分はあるものの、陳情の願意は理解できるとして全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。
以上、御報告いたします。平成23年2月8日、教育民生常任委員会。

議長(鈴木道子君)

以上で委員長の報告を終わります。
これより日程順に委員長報告に対する質疑を行います。最初に、陳情第22-23号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、陳情第22-23号の質疑を終わります。
次に、陳情第22-24号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、陳情第22-24号の質疑を終わります。これにて、教育民生常任委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
これより陳情第22-23号医業税制の存続と診療報酬への消費税のゼロ税率適用とする意見書提出を求める陳情及び陳情第22-24号大幅増と夜勤改善で安全安心の医療・介護を求める陳情書の2件について一括して採決いたします。
陳情第22-23号及び陳情第22-24号に関する教育民生常任委員会の結論は趣旨了承であります。お諮りいたします。本2件については委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、陳情第22-23号及び陳情第22-24号の2件は委員長報告のとおり趣旨了承されました。

議長(鈴木道子君)

日程第8「陳情第22-29号政務調査費見直しを求める陳情」を議題といたします。
本陳情については、議会運営委員会に付託し審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、議会運営委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

議会運営委員会委員長(近藤昇一君)

議会運営委員会審査報告。平成22年12月9日の議会第4回定例会において付託された陳情第22-29号政務調査費見直しを求める陳情は、議会閉会中の平成23年1月11日に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。
陳情の要旨は、議会改革を本町から発信し、議会の活性化を図るため、議員1人当たり月額2万円の政務調査費を10万円に増額することを求めているものであります。審査では政務調査費については、使途や金額について十分に議論していかなければならない問題であり、現段階では月額10万円とする根拠が見出せない。しかし、現行の額は決して十分とは言えないので、問題を提起し、今後、議論を行っていくために趣旨了承とするとの意見が大勢を占める一方、政務調査費については陳情の審査結果を踏まえるのではなく、議員みずからの責任において考えていくべきであるとして実質的な審査は不要との意見もありました。
最終の意見集約において、政務調査費については将来にわたって議員報酬、議員定数、財政状況等を総合的に考慮し、議会が責任を持って判断すべきものであるが、調査研究活動に必要な額の政務調査費を交付することによって、議員活動が活発化され、議会機能を十分に発揮してもらいたいという陳情の願意は理解できることから、全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。
以上、御報告いたします。平成23年2月8日、議会運営委員会。

議長(鈴木道子君)

以上で委員長の報告を終わります。
これより委員長報告に対する質疑を行います。御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、議会運営委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
陳情第22-29号政務調査費見直しを求める陳情に関する議会運営委員会の結論は趣旨了承であります。お諮りいたします。本件については、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、陳情第22-29号は委員長報告のとおり趣旨了承されました。

議長(鈴木道子君)

日程第9「議案第56号平成22年度葉山町一般会計補正予算(第4号)」、日程第10「議案第57号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第11「議案第58号平成22年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第4号)」の3件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

それでは、議案第56号平成22年度葉山町一般会計補正予算につきまして御説明を申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ8,716万円を追加し、総額96億3,674万6,000円とさせていただくものでございます。
第2条は、繰越明許費を定めさせていただくもので、4ページ、第2表に定めますとおり第2款総務費、第1項総務管理費の庁舎管理事業のうち、議会協議会室の1及び2のマイク設備の購入、第8款消防費、第1項消防費の消防車両整備事業にかかわります広報車の購入、第9款教育費、第2項小学校費の小学校管理事業、第3項中学校費の中学校管理事業、第4項社会教育費の資料整備事業にかかわります図書の購入の計5件につきまして、お手元に配付させていただきました参考資料の繰越明許費にかかわる繰り越し理由の表の理由欄に記載のとおり、これらにかかわります事業費の合計、予算額2,390万6,000円を翌年度に繰り越し、使用できるよう措置させていただくものでございます。
それでは、補正予算書の5ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により順次御説明を申し上げます。
補正予算書の8ページ、歳入、第10款地方交付税、第1項地方交付税、第1目地方交付税の普通交付税2,256万9,000円から10ページ、20款諸収入、第4項雑入、第1目雑入の後期高齢高額療養費振替分の1,017万5,000円までは付属説明書の11ページから14ページにその説明を記載させていただいております。
補正予算書の12ページ、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第3目財政管理費の基金積立金5,000万円から18ページ、第9款教育費、第4項社会教育費、第5目図書館費の資料整備事業500万までは、付属説明書の16ページから25ページにその説明を記載させていただいております。
18ページ、第13款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため5,342万5,000円を減額し、補正後の額を8,687万3,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第57号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算につきまして御説明申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,015万8,000円を減額し、総額37億19万7,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の4ページ、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明申し上げます。
補正予算書の6ページ、歳入、第3款国庫支出金、第2目国庫補助金、第1項財政調整交付金の127万5,000円から同じく6ページの第9款繰入金、第1項他会計繰入金、第1目一般会計繰入金の出産育児一時金繰入金240万までは、付属説明書の26、27ページにその説明を記載させていただいております。
補正予算書の8ページ、歳出、第1款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費の国民健康保険運営事業24万7,000円から12ページの第11款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金、第2目国庫支出金返納金の国庫支出金返納金448万1,000円につきましては、付属説明書の28ページから31ページにその説明を記載させていただいております。
12ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため1,781万1,000円を減額し、補正後の額を791万円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第58号平成22年度葉山町介護保険特別会計補正予算につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4万7,000円を追加し、総額23億1,406万4,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の4ページ、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明を申し上げます。
補正予算書の6ページ、歳入、第6款財産収入、第1項財産運用収入、第1目利子及び配当金の利子収入4万7,000円につきましては、付属説明書の32ページにその説明を記載させていただいております。同じく6ページ、歳出、第5款基金積立金、第1項基金積立金、第1目基金積立金の介護保険給付費支払基金積立金の4万2,000円及び介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金の5,000円につきましては、付属説明書の34、35ページにその説明を記載させていただいております。
以上、補正予算3件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議を賜りますようにお願いを申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。最初に議案第56号について質疑を行います。

6番(伊東圭介君)

はい、すいません、ありがとうございます。まず一般会計のほうなんですけど、歳入の部分で国庫補助金の部分でございます。きめ細かな交付金、それから住民生活に光をそそぐ交付金とありますけども、これは昨年もたしかありました。繰越明許もされる予定もあるみたいですけども、ここに補正予算を組んだものというのは、本来であれば23年度の予算に盛り込む予定であったものなのかどうか。昨年はそのような形でやってきたと思いますけども、メニューの関係がありますし、そうでない部分もあったでしょうけども、基本的には23年度に本来だったら組む予定だったものをこの交付金を使って事業を行っていく、また整備をしていくということでよろしいのか。

総務部部長(石川恵一君)

先ほど説明の中でもお話をさせていただきましたけれども、今回の補助金につきましては時期的に大分遅くなって明確になりました。今、議員言われますように、23年度の予算、審議をしている中でもってこの交付金が決まってまいりましたので、それに該当するものを22年度の補正という形でもってやらさせていただいております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

9番(守屋亘弘君)

今、伊東圭介議員がお話しになった国庫補助金関連なんですけれども、付属説明書の12ページで住民生活に光をそそぐ交付金ということで対象事業と書いてございますが、図書館運営費あるいは資料整備事業、それで歳出のほうではこの関連で500万、あるいは図書館運営費ですか、両方を合わせるとそれ以上になりますけれども、歳出の面で図書館運営費で27万8,000円、これはアルバイト員を雇用するということですけれども、期間と人数を教えてください。

教育部部長(稲山孝之君)

アルバイト員は1名でございます。期間につきましては、週5日の…失礼いたしました。23年1月からですね、23年の3月、約その間の13週間に対して1人5時間のアルバイト員の計上でございます。

9番(守屋亘弘君)

それと、資料整備事業で500万、補正額が500万で、先ほどちょっとお話がありましたとおり全部繰越明許になってますが、住民生活に光をそそぐ交付金というもの自体がいつ交付されるというようなことだったんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

交付決定については、交付決定、国からですね、この金額について葉山町にこれだけの金額を交付しますという交付決定についてはまだですけども、年度内にお金が入ってくると、そのように確認をしております。

9番(守屋亘弘君)

年度内に入ってくるのは大変結構だと思いますけど、使い切れないですよね、実際に。だから繰越明許という、なったんじゃないかと思ってるんですけれども。こんな、国のほうでね、ぎりぎりに出してきて、さあ使えって言ったって使えないでしょう、実際問題、22年度内に。だから繰越明許だと私は理解してるんですけれども、実際にこういう交付金がね、国としては、その12月かどうか私も定かに覚えてないんですが、補正予算を組んで初めてじゃあ地方自治体に交付すると、そういうスケジュールだったんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

議員言われるように、本来であれば年度当初から、年度当初、年度当初から国のほうでもってこういう補助金を出しますという形でもって指示していただければ一番よろしいわけですけども、今回の補助金につきましては、議員が言われましたように昨年度、昨年末程度にこの交付金が交付されるということが明確になりました。今年度の事業として使うお金という形でもって今回補正をさせていただき、年度内に事業をできるように努力はいたしますけども、できない場合があり得るという形で繰越明許費という形で計上させていただいております。

9番(守屋亘弘君)

別に葉山町当局が悪いとは私は決して申しませんけれども、国のほうがいいかげんだと私は思ってるんですよ。というのは、いろいろ議論がありまして、たしか6月、昨年の6月のですね、10日に山梨崇仁議員が図書の購入について質問をされてるんですよね。あのときは、私も大変申しわけなかったと思うんだけども、予算を認めた、22年度予算を認めた形で、実際ふたをあけてみたら大幅にその雑誌の購入等がカットされてたと、そういう面がありまして私も大変反省してるんですけれども。今、部長がおっしゃったとおり、早めにね、国が出してくれたら何とか形がついたんじゃないかと思っているんですが、その辺、その、まあ国との、相手が国なのでどうしようもないといえばそうなんでしょうけども、何らかの内々示みたいなものはないんでしょうかね。

総務部部長(石川恵一君)

今の担当のほうもに確認をしておるんですけども、議員言われるような内々示というようなものではないと、そのように理解をしております。

9番(守屋亘弘君)

それから、引き続いて、地方交付税、普通交付税が補正額として2,200万強、それで22年度としては約3億600万ですか。すると、21年度が800万だったと私は記憶してるんですけれども、何と38倍ぐらいもらえちゃったと。もっともらう算段はないのか、その辺。
それと、毎々申し上げるけれども、特別交付税はね、結論として、いわゆる地域手当を国の基準からオーバーして、4%分、おおよそ今までの実績で言えば5,000万ですよね。そのために1,000万今までの実績ではカットされちゃってると。それは町長、どのように考えてますか。

町長(森英二君)

この点につきましては、特に守屋議員からたびたび指摘を受けて、重々理解しております。給与体系全体の中での見直しの中で、やはりスケジュールに上げていきたいと思っております。

9番(守屋亘弘君)

いや、ですから、またね、何回も申し上げるけれども、22年度ね、今までのでいけばその10%と6%の支給率の差額が約5,000万でしょう。特別交付税が1,000万、今までの実績で言えば、年間。すると6,000万ですよ、往復。それをまだね、見直しするんだかしないんだかわからないけど、現在の議案の提出から見れば、いつ出してくるのか知りませんけれども、全く対応してないということでしょう。ただ見直しをするとかどうのこうのって、いつもその場限りの私に言えば逃げの発言でごまかしてると。その辺はどう考えてるのかね。実際にじゃあ、もうあすにでも議案を出し直すとか、そういう話してほしいと思うんですが、その辺どうなんですか。

町長(森英二君)

この給与に関しましては、当事者である職員組合のほうもございます。今交渉をしている最中でございまして、そこにも提案はしております。

9番(守屋亘弘君)

だから交渉じゃないんですよ。ね、まず町長が出してくればいいんじゃないんですか。特別職の給料に関する条例の一部を改正する条例でも出してくればいいんですよ。だから、その組合との交渉があるもしれませんけども、町長自身がそういう覚悟で出してこないから、いつまでたっても同じ議論をしなくちゃいけないんですよ。あすにでも出し直すっておっしゃったらいかがですか。

町長(森英二君)

22年度につきましては10%本給で下げました。23年度については、全体計画の中で地域手当も含めて検討していると、交渉もしているという段階です。

議長(鈴木道子君)

すいません、先ほどから畑中議員のお手が挙がってますので。

1番(畑中由喜子君)

今の交付税のところなんですけれども、変更交付決定がされたっていうことで、当町では、臨時財政対策債は限度額いっぱいは発行してないという中でどこに大きな変更があったのか、この追加になったのかということのその要因は何でしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

普通交付税については、昨年の7月、第1回目でもって申請、交付のほうが決定、来ております。そのときの減額になっているものといいますと、本来であれば需要額から収入額を引いた不足額、この額が交付税として入ってくるというものです。ただ、このときに国のほうでは調整率というものを掛けて調整額として373万5,000円をまずカットされております。それともう一つ、もう1点、需要額の中に地域資源活用臨時特例費という項目があるわけですけども、この項目に当初5,120万9,000円という数字が国のほうでもって算定しておったわけですけども、これを2回目の12月ですけども、そのときの編成の中ではこの部分を修正した額が出てきまして今回交付決定として3億594万円の金額になったということで、なぜこの数字になったかといいますと、国のほうではかなりこの細かい点を計算をしておりますので、今ここでこうなんだということはお示しできませんけど、もし必要であれば後日お知らせしたいと思います。

1番(畑中由喜子君)

やはりこの交付税、非常に町にとって重要な部分でもありますし、できるだけわかりやすく資料を整えていただけたらと思います。
引き続きですね、先ほど来質問に出ておりますけれども、きめ細かな交付金と、それから住民生活に光をそそぐ交付金なんですが、これも毎回こういう交付金が出るときに制度の要綱というものを出していただいて、どういうものに適用されるのかというのを議会では見せていただいておりますので、今回もこれらの資料を整えていただけたらと思います。

総務部部長(石川恵一君)

議会事務局のほうに提出をさせていただきます。

12番(待寺真司君)

今の地方交付税のところでちょっと関連して1点伺いたいんですが、今回地方交付税、トータルで3億594万となってますが。この内訳なんですが、普通交付税と特別交付税、特別交付税、当初予算で4,500万という数字で計上しておりますが、この内訳についてはどのようになっておりますでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

今回補正で載せていただいてますのは、あくまでも普通交付税の額という形で3億594万円という形です。それから、今、特別交付税の額につきましては、ちょっとお時間をいただいてお答えしたいと思います。

12番(待寺真司君)

それではですね、ちょっと別なところに移りたいんですが。先ほどから交付金の事業、いろいろ出てますが、その中で図書館運営費の中では、返却ポスト1台、除湿器3台ということで55万円の予算がついております。こちらのほうは繰越明許のほうに載っておりませんので、当予算が通ったら直ちに執行されるのかなというふうに思ってるんですが、この返却ポストについてなんですが、どういった内容のものでどこに設置するのか、その辺、現段階でわかっている点、もう少し詳しく説明いただければと思います。

教育部部長(稲山孝之君)

返却ポストにつきましては、現在葉桜会館と木古庭会館に各1台ずつ設置しております。その葉桜会館について交換をいたします。それから…よろしいですか。(「それから設置時期。」の声あり)すいません、設置の時期なんですが、今年度中に設置をいたす予定です。

12番(待寺真司君)

交付金、さっきいつ出て、遅くて、それで繰り越ししてるというようなお話の中では、この繰越明許のね、明細の中に、例えばその中学校管理事業で葉山中、南郷中の暖房用設備の修繕というのが入ってるんですよ。こういうのをぱっと見るとね、今ね、この時期ですよね、暖房を一番必要とするのは。ところが、これを見るとそれを使わなくなった時期に古くなったから直すのかなというふうに漠然と思うんですが、やはりどういった内容でね、それが必要であるのか、その辺、教育委員会として把握されてると思うんですが、現在使っていて不備はない、ただ、年月が経たというか、そういった意味でこういう交付金が出るから修繕をするんだということなのか、でも現状ね、全く機能しなくなってるのか、その辺の状況についていかがでしょう。

教育部部長(稲山孝之君)

暖房設備の修繕につきましては、南郷中学校、それから葉山中学校、現在ボイラーから温水のですね、循環をして暖房に充てております。今回この設備の修繕につきましては、循環器ポンプ、それからラインポンプというものが設置されてます。ここに時々不ぐあいがございますので、今回それが機能を停止する前に整備をして取りかえをしようということで今回この交付金を利用してですね、設置をさせていただきます。以上です。

12番(待寺真司君)

あと、同じくね、中学校費で、これは2番議員がかねてから質問をされていたと思うんです。この防火シャッターの安全装置、これについてはね、例えば図書館のポストが本年度内でできるんなら、こっちの安全装置のほうも交付金が入ってきたと同時に年度内でできるんじゃないかなと。何か特段仕様が複雑で本年度中に執行できない理由とかあるのかなとちょっと思うんですね。やはり安全にかかわる部分ですから、事故が起きてしまってからでは遅いという中では、こういう交付事業の対象として入れたんなら、即座にお金が入り次第年度内執行というのが望ましいのではないかというふうに思うんですけど、その辺、教育委員会として考え方はいかがでしょうか。

教育部部長(稲山孝之君)

今回シャッターの安全装置の修繕につきましては、繰り越しという形をとらせていただいたんですが、葉山中学校の防火シャッターは約12カ所ございます。その工事のこの工期間を考えますと、学校のその教科等を含めてですね、夏休みを利用して整備をしたいと。安全ですので早急にするのがよろしいんですが、その期間を利用して処理したいということで今回繰り越しという形をとらせていただきました。

12番(待寺真司君)

理由については今御説明いただきましたのでわかりましたけれども、工期がね、かかるということでそのような対応ということですが、こういったことは議会でもかねてから出ておりましたので、できればね、迅速に、例えば春休み期間でね、できないのか、そういった検討もね、ぜひしていただければなと思います。
あとちょっと最後に1点なんですけど、町長にお伺いしますが、今回またふるさと納税がございまして、補正上がって、去年もたしかあったというふうに記憶しております。たしかそのときにもですね、いろいろな話の中で、自治体によってはね、そのふるさと納税をいただいた方に地域の特産品であるとかそういったものをですね、お渡しして謝意を、謝意というか、謝意をあらわすというような自治体もあります。葉山町の場合、件数から言うと年間1件あるいは2件あるかないかという部分でありますけれども、やはり町長としてね、こういったふるさとを思って、葉山町を思って納税していただいた方に何らかのメッセージも含めてね、対応をとられているのか。それからもう1点は、今後について、より積極的にね、そういった物産などを利用して地域の活性化も含めた形での地域愛をはぐくむというような取り組みを自治体でしているところもありますので、そのような取り組みについて検討するのかしないのか、どのような町長のお考えなのでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

議員言われましたように町に対してすごい貢献だと思います。そういう方に対して葉山町でもって何かをしてあげたいということは十分町長も思っていると思います。ただ、今回の方につきましては、昨年、ことしと、お1人の方が継続してふるさと納税をやっていただいております。この方につきましては、2月広報にもこういう方がございましたという形では出しましたけど、名前については匿名という形で余り表に出さないでほしいという御希望がございましたので、今回につきましては、こういう方がおられましたということで広報をさせていただいております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。失礼いたしました。

町長(森英二君)

今、部長からも答えましたけれども、こういう方につきまして、特にそうやってふるさと納税ということで貢献していただいている気持ちを十分理解して謝意をあらわしていく方策を考えたいと存じます。

2番(近藤昇一君)

きめ細かな交付金の事業として幾つか挙げて、今質疑がありました葉山中学校の防火シャッター、これは、もう町内ではここしか残ってないということでよろしいんでしょうか。もう何年前だったかな、計画的にやって、もう既にとうの昔にこれは終わってるものだと思ってたらまだやってなかったと、一体教育委員会っていうのはどういう計画行政をやってるのかなと。エアコンについても設置するという話になってるにもかかわらず、やる気がないというふうになってますし、教育委員会で学校の整備の計画だったっけ、あんなものなしに等しいなと私は思ってるんですけども、いかがでしょう。これで終わるんでしょうか。もう10年越しかな。

教育部部長(稲山孝之君)

今、議員御指摘がありました件なんですが、さきの12月議会でもその話がありまして、まだ設置してない学校については中学校2校が整備をされてません。早急にできる限り対応していきたいということをお話しさせていただきまして、今回この交付金を活用して中学校、葉山中学校に対応したい。残る南郷中学校につきましては、これも早期に、生徒のための安全対策ですので、早期にこの設置が可能な検討は現在進めさせていただいてます。できれば23年度の補正または23年度の当初予算にできるのであればですね、その方向で整備をしていきたいと思っております。

2番(近藤昇一君)

検討、どんな検討がされるのかわからないんですけども、少なくともこの交付金が、その決定されたと。先ほども出ていたように、この葉山中学校の防火シャッターの安全装置については23年度の当初予算に計上する予定だったと。だけどこの交付金が出たから23年度は…じゃなくて22年度の補正予算に組んだと。であるならばそのお金でできないんですか。

教育部部長(稲山孝之君)

葉山中学校の防火シャッターの構造とですね、南郷中学校の防火シャッターの構造が、これは同等なものではなくてですね、南郷中学校は特殊性なものの防火シャッターが設置されてます。現在その防火シャッターに対して安全装置がどのような形で一番可能かどうか、物を今検討をしている最中でございます。それが出た段階で、できればその整備の予算をですね、計上していきたいと思っております。

2番(近藤昇一君)

少なくともね、もうさきの12月の定例会でも指摘しましたけども、もう五、六年前には既に終わってなきゃいけない。この間事故がなくてよかったなと。事故があった場合には、これは議会の責任でもあるんですよ。議会が指摘していて、その答弁をもらって議会は何も点検しなかったと。そのことによって事故が起きてしまったと。これは教育委員会だけの責任じゃないんですよ、はっきり言って。その点を十分、それをその後、私も点検しなかった責任は相当問われると思います。そういう面では教育委員会も心しておいていただきたいと思います。当然ながらもう23年度には補正予算で組むべきだというふうに考えております。
もう1点、地方交付税なんですけども、先ほど調整率とかそういう形でということなんですけども、臨時財政対策債については何の変更もなかったということでよろしいんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

変更等についてはございません。

2番(近藤昇一君)

そうすると3億9,000万の借り入れだけで、予算どおりのその執行だと。これについては町長にも先般ね、お話ししましたけども、今回何にも補正も組むつもりなかったけども、これは年度途中でも、例えば今まだ6億だからかなりの金額が限度額としては残っておりますよね。例えば3月補正で借り上げる、当然予算を組んでやるわけですけども、それは不可能なんですか、事務的には。

総務部部長(石川恵一君)

年度内という形ですので、議員言われるように可能は可能です。

2番(近藤昇一君)

町長はどうお考えだったんですか。やっぱりそのお金は要らないということだったのかね。6億…6億980万1,000円、で3億9,000万しか借りてないと。残り1億以上あるんですよ、2億か。葉山町で2億のお金ですよ。これは基金に積んだっていいんだよね、はっきり言って。物をつくるためのお金じゃないですから。過去の町政、ずっと限度まで借りてたんですよ。これを借りることによって歳出がどこかにふえればまた別ですけど、当然経常収支比率だって違ってきますよね。2億ですよ。これをとうとう借りないでもって22年度はほっぽっちゃった。21年度も、21年度で幾らだっけ、何百万かあれしてますよね。これも多分このままいけば23年度も限度まで借りないでまた何億か、トータルするともう3億、4億になってきちゃうんですよ。この小さな町で3億、4億のお金ってね、どうなんですか。借りても借りなくても確かに交付税でもって面倒見てくれるという話ですけどね。でもこれは福祉にも教育にも何でも使える、ほかの起債は当然物をつくらなきゃ貸してくれないということですけど、物づくりじゃなくてソフトの面に使えるお金なんですよ。それでいて細かないろんな補助金ばさばさ切って図書館の雑誌まで切っちゃって,福祉文化会館も何にも新聞も置いてない。もうお年寄りは相当不満出てますよ。なぜそれを有効に活用しないのかなと。だから、私はこれは一般的な借金と違うと思ってたんですけどね、とうとうこの3月も2億が組まれなかったのはどうお考えでしょう。

町長(森英二君)

この起債あるいは臨時対策債というものについては、特に23年度につきましては全体的にこれから調定していくわけですけれども、ある程度積極的予算を組んだと。そういった中で許される範囲で起債も起こしているということで、しかしトータルとして最終的に借金の残高はできるだけふやさない、しかし一般会計のほうにはできるだけ使えるようにということで、下水道債が減少する、その中から一般会計のほうに財源が回せるという組み立てを今回上程させていただいておりますので、今の臨時対策債のまだ余裕のある分、こういったものについては、月が進んで財政的に収支がどんどん確定していく中でまた使い道といいましょうか、そういったことも政策的に考えていきたいというふうに思っております。

2番(近藤昇一君)

まあ23年度のね、予算についてはこれから審査始めるわけですけども、当然、大体7月ごろですか、最終確定するのは、交付税の。その段階で最終的に幾ら、限度額が決まってくると思うんですよね。大体決まってるんです。大体7月ごろに一度交付税の確定があるんですよね。最終また12月に、今回の場合は12月ですか、があったからこの補正を組んだんだけど、その辺でもって大体限度額が決まってくるとは思うんですよね。それに合わせて当然予算は組んであるものと私は思ってますので、これはまた審査、そこでの審査はやりたいと思います。
それでですね、先ほどのきめ細かな…失礼、きめ細かなほうだったよな、きめ細かなほうで防火シャッターやったわけですけども、これはメニューがいろいろあると思うんですけども、そのメニューを希望して交付金が得られるのか、交付金の額が決定してきて、その額に合わせてそのメニューから選んでいくのか、その辺のやり方はどうなんでしょう。

総務部部長(石川恵一君)

今回の交付金につきましては、額が先に決定しております。額が決定したその中でもって町でもって行う事業、今回は23年度に行う事業がこの中に当てはまるというものを先に22年度の補正予算として組まさせていただいております。

2番(近藤昇一君)

それならばどれを選んでもお金の動きは変わらないとは思うんですけども、事業の対策としてね、今回図書館の例えば光をそそぐ交付金については図書館、それから資料整備、これはいずれも23年度に予算化する予定でいたとは思うんですけども、そのほかのその、あるいはいわゆる消費者行政とかDV対策、自殺予防の弱者対策、自立支援、これらについての事業を当てはめるというつもりはいかがだったのでしょう。例えばその、早急に何かできる、直ちにというのは何か検討されたのかどうか、その点伺っておきたいと思うんですけど。

総務部部長(石川恵一君)

今回の交付金につきましては、今回補正でもって出させていただいた事業です。議員が言われるように、どうしてもこの事業を早くやらなければならない、そういうものについては補助金がつかなくても町の事業として予備費も当然ございますので、そういう中で対応するという考えは持っております。

議長(鈴木道子君)

他にございますか。

12番(待寺真司君)

ちょっと町長に1点お考えをお伺いさせていただきたいんですが、この子ども手当の支給事業が補正で上がってきておりまして、本年度については国が全部措置できない部分、児童手当部分は一般財源からということでやっておりますが、次年度の予算になるとまたちょっと考え方も変わってこようかと思うんですが、町長はこの子ども手当の支給事業について県と同一歩調で国に要望をしていくというような形で一覧表で確かテレビで放映されてたように記憶があるんですが、それは、そのお考えは間違いなくあって、来年度については県と同一歩調で全額国庫負担だというような立場で臨まれているのかどうか、その辺についてお伺いします。

町長(森英二君)

このところ県の町村会等でもその話題が常に出ます。県の強力な意向、こういったものに全町村会も一致して賛同しているということでございます。

議長(鈴木道子君)

御質疑ございますか。

1番(畑中由喜子君)

この子ども手当なんですけれども、当初予算で児童手当の2月、3月分を取りましたよね。今回も児童手当分の処理保留者遡及分とういことで、ちょっとですけれども、これはどういうことで出てるんですか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

手当の申請を出していただけないで一生懸命こちらでまだの方というふうにやっていただいたので、その方がようやく出していただけて、その分ということでございます。要するに申請を、2月、3月分の申請を出してもらうところを、なかなかわからないで出てない方に処置した結果、今出てきたということで出させていただいております。

議長(鈴木道子君)

他にございますか。

3番(阿部勝雄君)

細かいことで申しわけないんですが、19ページの一番上の住宅障害者云々で、ここの摘要の説明の中で、重度障害者住宅設備改造の件数が当初見込みを上回ったためということで89万円7,000円、約90万の増額をしてるんですが、これは単純にこの改造だけの増加と見てよろしいんでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

単純にこの品物を10万円ずつ6人という形じゃなく、改造に必要な部分の当然中身もありまして、それと当初考えていたのは、大体このような改造があるんではないかというところを見込んだ600万のうち、本当に必要だって出てきた品物を、要綱上は合わせたところを少しですね、当初予算より足りなくなってるという、単純な上回りというより内容の上回りも多少含まれております。人数的なものよりは内容的な感覚のほうが大きいのかなと思いますが、この件数の上回りというのは、5件中…3件中5件になったとか、中身が、改造の大きさが、重度の方の改造の大きさが大きくなったという部分も2通りございます。

3番(阿部勝雄君)

これは、今後もこの高齢化が進み云々というのは否定できませんよね。こうすると、当然のことながら今後もこういうことが、その改造をする云々というのは必要だという意味ですよね。このうちの89万7,000円というのは、何で言っているかというと、その次の予算書の中で予算でその同じ項目で出ているのは70万しか出てないんですよ。補正でふえた分だけぐらいしか出てないんで、もし何だったら別のものが含んでるんじゃないかなと思ったので聞いてるんです。今ですと改造だけですよね、確かに。ところが、今度の補正予算じゃないこの23年度の予算書には70万しかその住宅改修って出てないから補正でふやした分以下なので、おやっと思ったもので聞いてるんですが、間違いなくその住宅の改造だけだったらそれでいいんですけれども、その辺だけです。答弁でこれが変わるわけじゃないんでいいんですけれども、そこだけ確かめておきたかっただけです。よろしいですか、間違ってなければそういうふうに聞いておきます。

保健福祉部部長(高梨勝君)

できれば私たちも当初でもうちょっといただければという部分もございますが、住宅改修の根本的な考え方は変わっておりませんので、出てきた時点でまた対応させていただくというふうな形になっております。申しわけございません。

9番(守屋亘弘君)

19ページの2番目なんですけれども、障害者自立支援法に基づくサービス給付の伸びが大きく給付費が当初見込みを上回ったことに伴う更正増ということで3,400万補正額が計上されておりますけれども、当初予算現額に対してこれは約2億…予算現額が2億ですよね。それに対する伸びとしては17%伸びたということであろうかと思うんですが、実際にその言い方としては、その対象の人数がふえたのかね、あるいはその給付額自体が大きくなったのか、その辺はどういうことでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

給付の額がふえたということでございます。

9番(守屋亘弘君)

1人当たりの給付費が大幅に伸びたという解釈でよろしいんでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

そのとおりです。

議長(鈴木道子君)

他にございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第56号の質疑を終わります。
次に、議案第57号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
なし。御質疑がなければ、これにて議案第57号の質疑を終わります。
次に、議案第58号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第58号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第56号から議案第58号までの3件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第56号、議案第57号、議案第58号の3件は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第12「議案第59号平成23年度葉山町一般会計予算」、日程第13「第60号平成23年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第14「議案第61号平成23年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第15「議案第62号平成23年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第16「議案第63号平成23年度葉山町下水道事業特別会計予算」の5件を一括議題といたします。
町長の施政方針を求めます。町長、登壇願います。

町長(森英二君)

平成23年葉山町議会第1回定例会に際しまして、一般会計及び特別会計予算、それに関連する諸議案を御審議いただくに当たり、私の町政全般に関する基本的な考え方と諸課題について所見を申し述べさせていただきます。
私はこの1月で就任3年を経過し、1期4年の最後の年に入りました。20年の秋に起きましたサブプライムローン問題やリーマンブラザーズの破綻に端を発した世界的な経済金融危機に見舞われました。その影響は現在に至っており、我が国における景気低迷は昨年も続き、いわゆるデフレスパイラルに陥り、消費に明るい兆しは見られず、景気の下ぶれ懸念など、依然として不透明感も続いております。また、雇用情勢、特に高校生、大学生の就職内定率がかつての就職氷河期に匹敵する状況にあるという報道に胸が痛みます。しかし、日銀の白川総裁は、1月25日定例会見で、今春にも景気は緩やかな回復基調に戻るとの認識を示した上で、デフレ脱却も展望は開けていると述べました。政府も21日に発表した1月の月例経済報告で景気判断を7カ月ぶりに上方修正しており、政府、日銀ともに早期の踊り場脱却を予想しております。ことしははねる年、うさぎ年です。期待したいと思います。念頭のごあいさつでも申し述べさせていただきましたが、松下電器産業株式会社の創始者・松下幸之助氏は、かつてない困難からは、かつてない革新が生れ、かつてない飛躍が生れると述べております。まさに葉山町の現況に合う言葉であると思います。あらゆる知恵と努力を結集し、新たな葉山町の飛躍につなげていきたいと願っております。
さて、3年前の町長就任時の公約の大きな2点についての進捗状況について申し述べたいと思います。まず、ごみ処理広域化から離脱し、独自処理の政策を進めるため、ゼロ・ウェイスト政策を発表しました。具体的には、燃やすごみの半減化の実現に向け、町民の皆様の大いなる御協力と職員一丸となって種々の方策を実施してまいりました。2つのモデル地区での実験、ごみの戸別収集の結果を踏まえ、ことしの7月を目途に、町内全域に広げて実施すべく準備を進めております。同時に、指定袋制を導入し、いわゆるごみ半減袋を全戸に一定枚数無料配布し、ごみ半減化を進めてまいります。戸別収集と半減袋の同時実行は全国初の試みであります。2月17日には東京で開かれるゼロ・ウェイスト世界大会に出席要請を受けております。このようなゼロ・ウェイスト政策推進のための関連予算を計上させていただきました。何とぞ御理解いただき、御審議をお願いいたします。
次に、公共下水道事業についてでございます。御承知のように、平成4年2月17日に都市計画決定し、事業着手したこの事業は、平成32年度の完成を目標にスタートした事業でございます。全体計画は622ヘクタールで、平成18年度に3度目の事業認可の変更を行い、認可区域を350ヘクタールに拡大いたしております。しかし、財政状況を考慮し、ここ4年間の面整備は年間おおむね10ヘクタールとなっております。そのため、20年度から23年度予算までの4年間で約6億8,000万円の下水道債の残高を減らし、同じ期間の一般会計の町債を約2億4,000万円ふやして、福祉や教育、子育て環境の予算に充て、全体としての借金残高を約4億4,000万円減らして、財政の健全化を目指している状況にあります。一方、全体計画の622ヘクタールのうち、23年度末の整備完了は約300ヘクタールの予定ですので、今後の整備には相当の長い年月がかかることが予想されます。私としましては、平成24年3月までの現在の事業認可期間を踏まえて、認可区域の拡大化、期間延長化及び今後の全体計画区域の見直しについて、昨年12月21日に葉山町公共下水道審議会に諮問をいたしました。7月末には答申がいただける予定ですので、その答申を参考にしながら、今後のこの事業計画について慎重に検討していきたいと考えております。
それでは、予算の主な事業につきまして総合計画の体系に沿って順次御説明を申し上げたいと思います。1つ目は「青い海と緑の丘のある美しい町」、緑の保全につきましては、鳥獣保護管理対策事業として、タイワンリス、アライグマ等移入鳥獣による被害防止対策を引き続き実施いたします。また、三浦半島地域の貴重な自然の保全と活用を図るため、国営公園の誘致活動を進めてまいります。
公園・緑地の整備につきましては、利用者の利便性・安全性を図るため、児童遊園や一般公園の適正な維持管理に努めるほか、ふるさと葉山みどり基金を財源として、湘南国際村グリーンパークの維持管理を行います。公園用地の取得につきましては、平成19年3月に土地開発公社が取得した主馬寮跡地の公園用地の買い戻しを平成20年度から4年間行い、平成23年度で買い戻しが完了いたします。
道路の整備につきましては、町道における交通の安全確保と道路環境の改善を図るため、舗装や改修、側溝等の整備を行い、そして河川の整備もあわせて進めていきます。また、三浦半島中央道路の逗子区間の早期整備につきましては、引き続き関係機関への要望を行ってまいります。
次に、公共下水道事業につきましては、面整備として一色・堀内地区の約7.6ヘクタールを予定しております。また、先ほど申し上げましたように、認可区域の変更等を含め、公共下水道全体計画区域の見直し作業を行うため、公共下水道審議会を開催いたします。
廃棄物の処理、資源化の推進につきましては、ゼロ・ウェイスト推進事業を進めていきます。主な事業内容として、家庭用生ごみ処理機購入費に対する補助制度の実施、また収集方法の研究を行い、新たに戸別収集及び指定袋制の導入を図ります。
し尿処理関係につきましては、現在焼却施設を休止し、横浜市に平成24年3月まで委託処理をお願いしておりますが、その期間に合わせるため、し尿浄化槽汚泥を下水道投入するための施設の建設を進めてまいります。地球温暖化の防止対策では資源エネルギーの有効利用を促進するため、住宅用太陽光発電設備設置に対する補助制度は引き続き進めてまいります。また、省エネを目的に、新たに一色台団地街路灯のLED化に向けた改修工事を行います。
2つ目は「文化をはぐくむうるおい、ふれあいのまち」でございますが、協働推進事業として、NPO法人葉山まちづくり協会にその拠点となるまちづくり館の管理運営を委託し、葉山生活文化の継承と創造及び協働を基本とした協働型まちづくりの仕組み、制度、体制づくりを推進いたします。
生涯学習の各種事業及び支援等につきましては、子ども会、ボーイ・ガールスカウト等社会教育関係団体に対し、自主的な事業展開が図られるよう助成し、学習や文化の振興を図るため、各種講座・教室を開催し、町民の豊かな心の創造に取り組んでまいります。
学校教育、幼児教育関係では、教育総合プランが目指す人づくりの観点から、推進懇談会等の意見を踏まえ、施策の重点化を図りながら子供たちの豊かな学びの実現に取り組みます。そして、各小・中学校に派遣する町費教員、インテリジェントティーチャーを増員し、個に応じたきめ細やかな指導を行ってまいります。また、子供たちが安全で安心して学べる学習環境づくりのため、スクールカウンセラー等を配置し、教育相談体制を充実してまいります。また、平成23年度からの新教育課程により、小学校5年生、6年生を対象とする外国語活動や理科教育等を実施するため、ALT(外国語指導助手)を継続して派遣するとともに、理科教材等の充実を図ります。さらには、小学校クラブ活動、中学校部活動をより一層充実できるよう条件整備に取り組んでまいります。就園援助につきましては、私立幼稚園児の保護者の負担軽減策である幼稚園就園事業補助金を国基準に準拠し、町単独上乗せ措置を継続いたします。また、たんぽぽ教室に通園している児童が通っている幼稚園に対し、新規に町単独の運営費補助を行います。
芸術・地域文化の振興では、福祉文化会館の文化公演事業を一部再開するほか、国指定長柄桜山古墳群につきましては、逗子市と共同で第1号墳の発掘調査の資料をもとに、整備実施設計業務を取り組みます。また、文化財啓発事業として町指定文化財の保存管理を行います。
生涯スポーツ、レクリエーション活動の推進では、町民が健康で豊かな生活が送られるよう、関係団体への支援を行います。南郷上ノ山公園管理事業につきましては、テニスコートは休日である月曜日も開園し、利用者の利便性の向上を図ります。
男女共同参画社会の推進や、差別や偏見のない人権が尊重される社会の確立に向け、啓発事業を推進します。また、新規事業として、DV被害者の専用電話相談窓口を設置し、被害者支援の強化を図ります。
次に、農業・漁業の振興では、地場農産物の生産向上を図り、多くの農家に協力していただけるように出荷の勉強会や新野菜の作付けなどを進めます。また、平成17年度から実施した真名瀬漁港の再整備事業は平成22年度で完了いたします。今後も整備された漁港の適正な管理を行ってまいります。
観光資源の発掘とネットワーク化では、本町、横須賀市、逗子市、三浦市の3市1町で構成する三浦半島観光連絡協議会により、神奈川県観光協会とも相互協力し、本町及び三浦半島への誘客に努めてまいります。その他、海岸の美化保全に努め、夏季には海水浴場を開設し、海水浴客の利便と安全を図ります。なお、花火大会も例年どおり実施いたします。
商業の振興では、地域経済の活性化を目的に、町内業者による住宅のリフォーム工事を行った場合に交付する補助金の限度額を引き上げ、住宅リフォーム資金助成制度の充実を図ります。
3つ目「安全で安心して暮らせるまち」につきまして、まず、児童・母子・父子福祉の充実では、子供たちの健全な育成支援と健康の管理を図るため、医療費の助成対象を現行の小学校1年生から2年生に引き上げ、負担軽減を図るほか、子育て親子の交流を促進する子育て支援センター「ポケット」は指定管理者による管理を行い、子育て環境の向上に努めてまいります。
児童館等の運営や放課後児童対策では、児童の健全な育成と異年齢の児童との交流による社会性の養成、そして保護に努めてまいります。また、町立保育園では平成21年度・22年度と2年間にわたり待機児童の解消を図るため、定員数を増員し、さらに町内の民間保育園も児童数の増員を講じましたが、待機児童数ゼロには至りませんでした。このため、平成23年度は国の施策、社会・経済状況等を見据えつつ、葉山町保育計画の作成に努めてまいります。
次世代の社会を担う子供一人ひとりの成長を社会全体で応援する観点から、中学校修了までの児童を対象に、所得制限を設けず子ども手当を支給します。また、この手当の支給に要する費用につきましては、神奈川県を初め全市町村が全額を国負担とする予算措置を講じており、今後全額国負担となるよう要望していきたいと考えております。
高齢者福祉の充実では、介護保険の適用を受けない要援護高齢者を対象にデイサービスやホームヘルプサービス、短期入所事業などの生活支援サービス事業、在宅高齢者福祉サービスとして緊急通報システムや住宅改修費助成事業を実施いたします。また、町単独事業として養護老人ホームへの入所措置、特別養護老人ホームへの助成を行い、高齢者福祉の向上に努めてまいります。
障害者(児)福祉の充実では、発達につまずきのある未就学児等をたんぽぽ教室でお預かりし、療育指導等を実施いたします。社会参加への支援として、雇用奨励金の支給や手話通訳派遣を行い、在宅障害者の生活支援事業として補装具の支給、医療費の助成、日常生活用具の給付、送迎サービス、心身障害者手当の支給等を行います。また、障害者自立支援法に基づく介護・訓練等の給付、相談・更生訓練等の生活支援を行うほか、精神障害者地域作業所「トントン」が行う地域活動支援センターによる生産活動の場の提供や、社会との交流促進サービスを援助し、障害者の福祉向上に努めてまいります。
地域保健活動及び地域医療の充実では、健康づくりを推進するための知識の普及を目的に、各種がん検診や予防接種の実施、医師会等への支援を行うほか、引き続き妊婦健康診査を実施いたします。なお、予防接種事業のうち新規事業としてヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンを助成対象とした任意接種を実施いたします。また、平成22年度に実施しました子宮頸がんワクチン接種事業は、対象者を中学1年生から高校1年生までに拡大して実施いたします。
救急医療対策事業といたしまして、救急患者に対応する1次救急医療体制、そして本町及び横須賀市、逗子市、三浦市の3市1町の連携により、三浦半島地域9病院による病院群輪番制による2次救急医療体制の確保や、逗葉歯科医師会による障害者歯科診療などの医療対策を推進いたします。町民が安心して医療が受けられるよう、逗葉医師会、逗葉歯科医師会、逗葉薬剤師会、逗葉地域医療センターと本町及び逗子市で構成する逗子葉山地区医療保健福祉対策小委員会において、引き続きこれらの逗葉地域の医療のあり方を検討してまいります。
消防・救急体制及び防災体制の確立では、常備消防体制として本町及び横須賀市、逗子市、三浦市と共同で救急デジタル無線共同整備基本設計を図ります。救急資機材の維持管理及び救急救命士教育を実施、充実させるため、消防・救急活動を担う消防職員の研修、再教育を行います。また、消防団員、女性防火防災クラブ員等の協力を得て、災害の予防、警戒、訓練及び啓発活動を実施するなど、災害発生時の対策に万全を尽くしてまいります。また、防災対策では危機管理体制の充実強化を図るとともに、有事の際に対処できるよう、行政と町民が一体となった防災訓練を実施し、防災思考の普及や防災力の向上に努めてまいります。なお、新規事業として台風及びゲリラ豪雨等大規模水害に備え、洪水ハザードマップを作成いたします。
交通安全対策の確立では、カーブミラー新設や修繕、通学路標識及び防護柵の設置を行い、警察、地域の関係団体等との連携を図り、交通事故の防止や安全対策に努めてまいります。
4つ目「住民が参加する自治のまち」では、地域活動の活発化と連携の促進、町民相談事業として地域活動の拠点の一つであります町内会館・自治会館の適正な維持管理に努めます。
次に、広報・広聴活動の充実では、広報紙の発行及び議会インターネット中継につきましてはライブ中継を含め継続をいたします。また、町のPR事業として湘南ビーチFM、ホームページ等を活用し、広域的に推進してまいります。町民参加・参画の推進では、自治基本条例の策定に向け、昨年度から町民参加による検討会を継続的に開催しており、条例化に努めてまいります。効率的な行財政運営では、行政改革大綱並びに実施計画(集中改革プラン)の進行管理に努め、効率的な行政運営を進めてまいります。また、昨年度から着手しております総合計画後期基本計画を今年度中に策定いたします。
以上、私の施政方針を述べさせていただきました。迎える平成23年度の行政運営には全力を挙げて取り組んでまいります。どうか議員各位の一層の御理解と御協力をお願い申し上げますとともに、平成23年度予算案並びに関係議案に対し御賛同を賜りますよう、切にお願い申し上げる次第でございます。大変お疲れのところ長時間御静聴いただきましてありがとうございました。

議長(鈴木道子君)

議案を朗読させます。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

この際、暫時休憩いたします。再開は3時50分からといたします。
(午後3時35分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時50分)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

説明に入ります前に、1点おわびございます。平成23年度予算に関する付属説明書、こちらに一部誤りがあり、お手元に正誤表のほうを配付させていただきました。訂正をいただければと思います。
それでは、議案第59号平成23年度葉山町一般会計予算につきまして御説明を申し上げます。予算書の1ページ、第1条は歳入歳出予算の総額を定めたものでございます。歳入歳出予算はそれぞれ93億1,600万円と定め、その内容は2ページから6ページの第1表歳入歳出予算のとおりでございます。第2条は債務負担行為に関する定めで、7ページの第2表に定めますとおり、葉山町土地開発公社の金融機関からの借り入れに対する債務保証について1億円の限度額を設定させていただくものでございます。第3条は地方債に関する定めで、同じく7ページの3表に示すとおり、限度額を6億8,810万円とする2件の起債を行います。1件は下水道投入施設整備事業に2億3,810万円、もう1件は臨時財政対策債4億5,000万円です。第4条は一時借入金の最高限度額を7億円と定めさせていただくものでございます。
次に、予算の内容につきまして、9ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書並びに別冊の予算に関する付属説明書により順次御説明を申し上げます。予算書の9ページの歳入につきましては付属説明書2ページから5ページにより説明を申し上げます。歳入合計は93億1,600万円で、平成22年度当初予算に比べ2.5%、2億2,550万円の増となっております。
歳入全体の59.1%を占めます第1款町税は55億191万2,000円で、前年度比マイナス2.7%、1億5,198万7,000円の減となっております。その内訳は町民税が26億7,388万3,000円で、前年度比マイナス5.5%、1億5,689万7,000円の減です。固定資産税は21億8,613万1,000円で、前年度比0.7%、1,461万3,000円の増となっております。これは家屋の新増築分に伴う増によるものでございます。軽自動車税は2,633万8,000円で、前年度比2.6%、66万8,000円の増、町たばこ税は9,759万1,000円で、前年度比マイナス13.9%、1,569万8,000円の減で、これは売り渡し本数の減少等によるものでございます。都市計画税は5億1,796万9,000円で、前年度比1%、532万7,000円の増、固定資産税と同様、家屋の新増築分に伴う増でございます。
第2款地方譲与税は7,100万1,000円で、前年度比1,000円の増となっております。このうち第1項地方揮発油譲与税は予算額2,000万円で、一昨年より地方道路譲与税から名称変更して使途制限を廃止したものでございます。第2項自動車重量譲与税は前年度同額の5,100万円となり、一昨年より同様に使途制限が廃止となっております。
第3款利子割交付金は前年度同額の2,000万円を見込んでおります。
第4款配当割交付金は前年度比500万円の増、また第5款株式等譲渡所得割交付金は前年度と同額の500万円を見込んでおります。
第6款地方消費税交付金は前年度同額の2億2,000万円を見込んでおります。
第8款自動車取得税交付金は3,700万円で、前年度比マイナス7.5%、300万円の減で、これは自動車取得税の減税措置等により減となったものでございます。
第9款地方特別交付金は7,000万円で、前年度比5.3%、351万5,000円の増となっております。これは子ども手当及び児童手当特例交付金が減になったものの、住宅ローン減税分が増となったためでございます。
第10款地方交付税は3億4,000万円で、前年度比151.9%、2億500万円の増となっております。これは平成23年度も基準財政収入額が減収することから、交付団体として見込んだものでございます。
付属説明書の4ページ、第14款国庫支出金は8億9,965万7,000円で、前年度比21.1%、1億5,657万円の増となっております。これは教育費補助金が1億2,226万7,000円、児童福祉費負担金が615万3,000円減となったものの、社会福祉費負担金が1,967万6,000円、子ども手当負担金が2億5,608万4,000円、児童福祉費補助金が682万3,000円増となったことによるものでございます。
第15款県支出金は4億4,247万3,000円で、前年度比マイナス28.1%、1億7,334万9,000円の減となっております。これは社会福祉費負担金が1,210万円、児童福祉費補助金が1,308万4,000円増となったものの、全額国庫負担としたことによる子ども手当負担金が4,666万1,000円、社会福祉費補助金が796万5,000円、国勢調査に伴う統計調査委託金が1,296万円、真名瀬漁港再整備に伴う水産業費補助金が1億500万円、地震防災対策緊急支援事業補助金が1,519万8,000円減となったことによるものでございます。
第18款繰入金は4億1,077万4,000円で、前年度比26.6%、8,627万4,000円の増となっております。これは財政調整基金繰入金が6,400万円、公共公益施設整備基金繰入金が1,450万円、ふるさと葉山みどり基金繰入金が777万4,000円の増となったことによるものでございます。
第21款町債は6億8,810万円で、前年度比16%、9,480万円の増となっております。これは水産業費が3,070万円、消防費が420万円、教育債が1億2,360万円減となったものの、清掃債が1億9,330万円、臨時財政対策債が6,000万円増となったことによるものでございます。
次に予算書の10ページ、11ページの歳出につきましては付属説明書の8ページから11ページにより主な内容につきまして御説明を申し上げます。第1款議会費は2億34万9,000円で、前年度比9%、1,646万7,000円の増となっております。これは職員給与費が571万3,000円減となったものの、議員報酬及び手当が議員年金制度改正に伴う議員共済負担金の負担率アップにより2,199万4,000円などの増となったことによるものでございます。
第2款総務費は12億5,160万3,000円で、前年度比5.3%、6,273万円の増となっております。これは町村情報システム共同化に伴う電算業務にかかわるシステムエンジニア派遣業務委託の削減並びにホストコンピューターの廃止により、電算機器、電算機事業が4,115万1,000円、国勢調査に伴う統計調査実施事業が1,187万2,000円減となったものの、新たに行う県町村情報システム共同事業に伴う負担金等で1億1,510万6,000円、財産管理事業では長者ヶ崎レストハウス解体工事で866万8,000円が増となったことによるものでございます。
第3款民生費は28億5,257万3,000円で、前年度比12.1%、3億713万8,000円の増となっております。これは各種団体補助金が647万7,000円減となったものの、子ども手当支給額が1億3,197万円、障害者自立支援給付事業が3,667万9,000円、小児医療助成事業が2,295万2,000円、乳幼児等予防接種事業が3,690万3,000円、入所児童委託事業が2,430万6,000円、国保特別会計繰出金が3,653万3,000円など増になったことによるものでございます。
第4款衛生費は16億8,942万6,000円で、前年度比22.2%、3億734万8,000円の増となっております。これはふるさと葉山みどり基金積立金が1,979万3,000円、焼却灰等運搬処分事業が676万3,000円、クリーンセンター維持管理運営事業が723万8,000円など減になったものの、ごみ収集事業が997万円、ごみ半減指定袋導入等に伴いゼロ・ウェイスト推進事業が6,413万3,000円、下水道投入施設整備事業が2億5,770万6,000円、不燃物処理事業が912万9,000円増となったことによるものでございます。
第5款農林水産業費は4,449万2,000円で、前年度比マイナス75.5%、1億3,679万8,000円の減となっております。これは水産振興対策事業が454万6,000円増となったものの、真名瀬漁港再整備事業が1億4,050万円減となったことによるものでございます。
第6款商工費は1億121万7,000円で、前年度比6.8%、643万2,000円の増となっております。これは観光施設維持管理事業が74万円、観光振興対策事業が48万6,000円など減となったものの、住宅リフォーム資金助成事業が100万円、緊急雇用創出事業が748万5,000円増となったことによるものでございます。
第7款土木費は11億8,442万円で、前年度比0.7%、843万円の増となっております。これは街路整備事業が3,765万円、湘南国際村グリーンパーク管理事業が488万6,000円、急傾斜地崩壊対策事業が580万円など減となったものの、道路維持管理事業が151万5,000円、河川維持補修事業が1,500万円、下水道事業特別会計繰出金が3,934万6,000円増となったことによるものでございます。
付属説明書の10ページ、第8款消防費は5億5,069万9,000円で、前年度比マイナス3.9%、2,242万3,000円の減となっております。これは消防管理費が599万8,000円、消防団詰所維持管理事業が350万2,000円増となったものの、消防職員給与費が1,943万2,000円、消防庁舎維持管理事業が1,053万4,000円の減によるものでございます。
第9款教育費は8億505万1,000円で、前年度比マイナス26.5%、2億8,954万8,000円の減となっております。これは学校経営研究推進事業が303万8,000円、小学校管理事業が569万5,000円、中学校管理事業が486万8,000円、給食施設運営事業が628万3,000円増となったものの、幼稚園就園奨励事業が497万5,000円、小学校耐震整備事業が4,920万7,000円、中学校耐震整備事業が2億3,000万1,000円減となったことによるものでございます。
第10款災害復旧費は前年度比同額の80万円となっております。
第11款公債費は5億9,485万円で、前年度比マイナス0.7%、398万7,000円の減となっております。これは元金償還が45万1,000円、利子償還が353万6,000円の減となったことによるものでございます。
第12款諸支出金は52万円で、これは公園用地取得等にかかわる葉山町土地開発公社へ借入金の利子補給金に対する補助金でございます。
以上で一般会計の説明とさせていただきますが、付属説明書の18ページから42ページまでに歳入、44ページから141ページまでに歳出の説明を記載させていただいておりますので、御参照くださるようお願いをいたします。
続きまして予算書の119ページ、議案第60号平成23年度葉山町国民健康保険特別会計予算につきまして御説明を申し上げます。第1条は歳入歳出予算の総額をそれぞれ35億3,750万1,000円と定めさせていただくものであります。第2条は一時借入金の最高限度額を1億5,000万円と定めさせていただくものでございます。第3条は歳出予算の流用を保険給付費の各項の間の流用について定めさせていただくものでございます。この国民健康保険特別会計における被保険者数、対象世帯は平成23年度の平均見込みで、被保険者数1万700人、世帯数5,940世帯となっております。
次に予算の内容につきましては、予算書の125ページから127ページまで、歳入歳出予算事項別明細書並びに別冊の予算に関する付属説明書の144ページにより順次御説明申し上げます。歳入は35億3,750万1,000円で前年度比マイナス0.7%、2,332万7,000円の減となっております。第1款国民健康保険料は10億5,236万円で前年度比0.2%、197万2,000円の増となっております。これは一般被保険者保険料が798万円の減となったものの、退職被保険者保険料が995万2,000円の増となったことによるものでございます。第3款国庫支出金は6億7,626万6,000円で、前年度比1.4%、960万2,000円の増となっております。これは財政調整交付金が1,000万円、介護従事者処遇改善臨時交付金が144万1,000円など減となったものの、療養給付費等負担金が2,195万9,000円増となったことによるものでございます。第4款療養給付費等交付金は2,478万7,000円で、前年度比マイナス80.2%、1億40万7,000円の減です。これは療養給付費が減となったことによるものでございます。第5款前期高齢者交付金は9億5,110万4,000円で、前年度比2.6%、2,424万5,000円の増で、これは前期高齢者の偏在による各保険者間の不均衡を調整するためのもので、加入者数割合の増に伴い交付額が増となったものでございます。第6款県支出金は1億3,684万7,000円で、前年度比2.7%、354万8,000円の増です。これは財政調整交付金が増となったことによるものでございます。第7款共同事業交付金は3億1,840万1,000円で、前年度比マイナス7%、2,382万円の減、これは保険財政共同安定化事業交付金が減となったことによるものでございます。第9款繰入金は3億3,725万3,000円で、前年度比12.1%、3,653万3,000円の増、これはその他一般会計繰入金が増となったことによるものでございます。
次に歳出でございます。第1款総務費は6,103万3,000円で、前年度比3.7%、220万2,000円の増、国民健康保険運営事業費の増によるものでございます。第2款保険給付費は23億8,224万1,000円で、前年度比マイナス2.6%、6,319万1,000円の減。これは一般被保険者の療養給付費及び高額療養費の増があるものの、退職被保険者の療養給付費及び高額療養費が減となったことによるものでございます。第3款後期高齢者支援金は4億8,820万円で、前年度比10.4%、4,583万4,000円の増、これは後期高齢者医療費の増によるものでございます。第5款老人保健拠出金は2万8,000円で、前年度比マイナス98.6%、195万4,000円の減となっております。これは後期高齢者医療制度の導入に伴う経過措置で、老人保健医療費拠出金が大幅に減となったことによるものでございます。第6款介護納付金は2億439万7,000円で、前年度比9.2%、1,713万9,000円の増となっております。これは介護給付費の増に伴うものでございます。第7款共同事業拠出金は3億5,680万2,000円で、前年度比マイナス6.5%、2,480万円の減となっております。これは高額療養費拠出金、保険財政共同安定化事業拠出金の減に伴うものでございます。以上で国民健康保険特別会計予算の説明を終わらさせていただきますが、付属説明書の145ページから149ページまでに歳入、150ページから157ページまでに歳出の説明をそれぞれ記載させていただいておりますので、御参照くださるようお願いを申し上げます。
続きまして予算書の159ページ、議案第61号平成23年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算につきまして御説明を申し上げます。第1条は歳入歳出予算の総額をそれぞれ6億8,165万2,000円と定めさせていただくものでございます。
次に予算の内容につきましては予算書の163ページから165ページまでの歳入歳出予算事項別明細書並びに別枠の予算に関する付属説明書の159ページにより順次御説明を申し上げます。歳入は6億8,165万2,000円、前年度対比マイナス2%、1,357万3,000円の減となっております。第1款後期高齢者医療保険料につきましては4億131万9,000円で、前年度比マイナス3.3%、1,370万8,000円の減となっております。第3款繰入金は2億7,846万円で、前年度比マイナス0.3%、96万5,000円の減。これは広域連合事務費繰入金の減等に伴い、一般会計からの繰入金が減となったものでございます。
次に歳出でございます。第1款総務費は1,194万2,000円で、前年度対比マイナス9%、118万円の減となっております。第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、6億6,789万円で、前年度比マイナス1.8%、1,255万7,000円の減で、町が徴収する後期高齢者保険料が減となったことによるものでございます。以上で後期高齢者特別会計予算の説明を終わらさせていただきますが、付属説明書の160、161ページに歳入、162、163ページに歳出の説明をそれぞれ記載させていただいておりますので、御参照くださるようお願いをいたします。
続きまして予算書の179ページ、議案第62号平成23年度葉山町介護保険特別会計予算につきまして御説明申し上げます。第1条は歳入歳出予算の総額をそれぞれ23億4,188万2,000円と定めさせていただくものでございます。第2条は一時借入金の限度額を5,000万円と定めさせていただくものでございます。第3条は歳出予算の流用を保険給付費の各項の間の流用について定めさせていただいたものでございます。
次に予算の内容につきましては、予算書の183ページから185ページまでの歳入歳出予算事項別明細書並びに別冊の予算に関する付属説明書の164ページにより順次御説明を申し上げます。歳入23億4,188万2,000円で、前年度比2.2%、5,130万円の増となっております。第1款介護保険料は4億7,145万5,000円で、前年度比1.6%、747万5,000円の増となっております。これは第1号被保険者数の増加に伴い保険料が増となったものでございます。第2款使用料及び保険料は2,000円で、前年度比マイナス100%、1,046万4,000円の減となっております。これは配食サービス利用料徴収方法の見直しに伴い、地域支援事業利用料が減となったものでございます。第3款国庫支出金は4億5,121万9,000円で、前年度比0.5%、210万1,000円の増となっております。これは保険給付費の増加に伴い増となったものでございます。第4款支払基金交付金は6億7,207万円で、前年度比3.2%、2,054万4,000円の増となっております。これは第2号被保険者にかかわる保険料の支払基金からの介護給付費交付金が保険給付費の増加に伴い増となったものでございます。第5款県支出金は3億4,426万7,000円で、前年度比3.2%、1,056万1,000円の増となっております。これは国庫支出金同様、保険給付費の増加に伴い増となったものでございます。第7款繰入金は4億76万3,000円で、前年度比5.6%、2,108万3,000円の増となっております。これは介護保険給付費支払基金繰入金などが増となったものでございます。
次に歳出でございますが、第1款総務費は6,702万6,000円で、前年度比マイナス11.1%、838万3,000円の減、介護保険事業計画等運営委員会経費及び認定調査等の費用が増となったものの、職員給与費が減となったものでございます。第2款保険給付費は22億3,497万7,000円で、前年度比3.2%、7,010万5,000円の増となっております。これは介護保険サービス等諸費、高額医療合算介護サービス料などが増になったものでございます。第4款地域支援事業は3,719万4,000円で、前年度比マイナス22%、1,050万2,000の減となっております。これは介護予防事業費、包括的支援事業・任意事業費の減によるものでございます。以上で介護保険特別会計予算の説明を終わらさせていただきますが、付属説明書の165ページから167ページまでに歳入、168ページから171ページまでに歳出の説明をそれぞれ記載させていただいておりますので、御参照くださるようお願いをいたします。
続きまして予算書の209ページ、議案第63号平成23年度葉山町下水道事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。第1条は歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億3,569万9,000円と定めさせていただくものでございます。第2条は債務負担行為に関する定めで、212ページの第2表に定めますとおり、水洗化工事資金として融資した金融機関に対する損失補償について、平成23年度から26年度までの期間、損失補償の限度額を設定させていただくものでございます。第3条は地方債に関する定めで、同じく212ページの第3表に定めますとおり、限度額を1億2,000万円とする起債の方法、利率、償還の方法の設定でございます。第4条は一時借入金の限度額を5,000万円と定めさせていただくものでございます。
次に、予算の内容につきましては予算書の213ページから215ページまでの歳入歳出予算事項別明細書並びに別冊の予算に関する付属説明書の173ページにより順次御説明を申し上げます。歳入は12億3,569万9,000円で、前年度比5%、5,904万7,000円の増となっております。第1款使用料及び手数料は2億2,836万1,000円で、前年度比1.7%、374万3,000円の増となっております。これは使用開始区域の拡大に伴う下水道使用料の増によるものでございます。第2款国庫支出金は1億2,850万円で、前年度比19%、2,050万円の増となっております。これは下水道整備事業費の増加に伴い補助金が増となったものでございます。第3款県支出金は751万8,000円で、前年度比3.6%、25万8,000円の増となっております。国庫支出金同様、下水道整備事業費の増加に伴い、県補助金が増となったものでございます。第4款繰入金は7億3,631万8,000円で、前年度比5.6%、3,934万6,000円の増、一般会計繰入金が増額となったものでございます。第7款町債は1億2,000万円で、前年度と同額となっております。
次に歳出でございますが、第1款総務費は3億2,741万8,000円で、前年度比16.3%、4,589万6,000円の増となっております。これは総務管理費、事務経費及び浄化センター等維持管理事業費などが増となったことによるものでございます。第2款事業費は2億8,979万4,000円で、前年度比4.9%、1,362万5,000円の増となっております。これは下水道整備事業費が増となったことによるものでございます。第3款公債費は6億1,548万7,000円で、前年度比マイナス0.1%、47万4,000円の減となっております。これは元金償還が541万円の増となったものの、利子償還が588万4,000円減となったことによるものでございます。以上で下水道事業特別会計予算の説明を終わらさせていただきますが、付属説明書の174ページ、175ページに歳入、176、177ページに歳出の説明をそれぞれ記載させていただいておりますので、御参照くださるようお願いをいたします。
以上一般会計予算及び特別会計予算4件につきまして御説明を申し上げました。よろしく御審議賜りますようお願いを申し上げます。

議長(鈴木道子君)

以上で提案者の説明を終わります。本5件に関する総括質問は2月15日に行いますので、総括質問を予定される方は2月10日正午までに議長まで文書をもって通告願います。通告用紙は事務局に用意してございます。

議長(鈴木道子君)

日程第17「議案第64号葉山町廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

生活環境部部長(成島光男君)

議案第64号葉山町廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例について御説明いたします。
この条例は提案理由にもございますとおり、持続可能な循環型社会の形成に向け、ごみの焼却量及び埋め立て量の減量化を目指すため、燃やすごみの指定袋制を導入するとともに、ごみ処理手数料を見直すため改正をお願いするものでございます。
条例の改正内容につきましては、第21条の2を新たに1条追加し、一般家庭から排出される燃やすごみや少量排出事業者などから排出するごみは、町長が定める指定袋に入れて排出しなければならないことといたしました。また、別表第1を改正し、世帯数に応じて配布する指定袋の枚数を超えて燃やすごみを排出しようとするときなどの手数料及び少量排出事業者などは指定袋を使用して排出する場合の手数料を定めるとともに、クリーンセンターに直接搬入される場合の手数料について改めさせていただいたものであります。またこうした改正に合わせまして、条例全体の文言の整理を行いました。
附則につきましては施行日を規則で定める日とし、経過措置では改正後の条例は施行日以降の廃棄物から適用するとともに、準備行為として施行日前に指定袋の配布やそれに伴う手数料の徴収などができることとさせていただきました。
以上をもちまして説明を終わらせていただきます。どうぞよろしく御審議いただきますようお願いいたします。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本件については去る4日に開催されました議会運営委員会において、ごみ問題特別委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。

9番(守屋亘弘君)

本件について私が実質罰金制度じゃないかと考えているんですが、そのように理解してよろしいでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

私たちはですね、指定袋制を導入させていただきまして、一定枚数につきましては無料で指定袋を配布するという形で考えさせていただいております。ただしですね、この無料袋について一定枚数を配布した、それを超えた部分につきましては、家庭系のごみの燃える部分についてですね、排出する方の自己責任という形で、袋をですね、新たに購入していただく。そういうような形で今回提案のほうをさせていただいております。

9番(守屋亘弘君)

いや、ですからね、従来はたくさん出しても、まあ言い方悪いけれども無料だったと。今回はその一定量を超えたら罰金取るんだよと、そういう精神であろうかと思うんですが、いかがなものでしょう。

生活環境部部長(成島光男君)

私たちは罰金ということではなく、自己責任というふうに解釈させていただいております。

議長(鈴木道子君)

御質疑ございますか。

2番(近藤昇一君)

委員会に付託されますので、町長に伺っておきたいんですけども。先ほどの施政方針の中でも7月から戸別収集すると。当然その前にこの条例を施行しなきゃなんないんですけども、この条例の施行については規則に定める日ってなってますよね。当然もう7月以降の施行というのはあり得ないと思うんですよね。その辺どう考えてこの規則の定める日にしたのか。規則で定める日にしたのか、ちょっと伺っておきたいと思います。

生活環境部部長(成島光男君)

今回規則で定める日とさせていただきましたけども、今7月に向けてですね、ゼロ・ウェイストを実施させていただく段階で、戸別収集、また指定袋等についての配布などを準備させていただいてるところでございます。議員が言うようにですね、私たちは7月からですね、実施すべくいろんな点で調整をさせていただいております。この今回規則で定める日とさせていただきましたのは、やはり準備していく中で、いろんな点で突発的な部分ということも十分考えられることもございましたので、私たちといたしましては規則で定める日というふうにさせていただいております。ただ、実施については7月に行うという方向性で今、最善の努力をさせていただいてるところでございます。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

13番(金崎ひさ君)

ごみ問題特別委員会の委員長として議長にお願いしたいんですけれども、規則案がございましたら、途中かもしれませんけれども、いつも言われていることなんですけれども、資料として提出していただきたいというふうに思います。委員会審査までに。

議長(鈴木道子君)

では、ただいまのことについて。

生活環境部部長(成島光男君)

ごみ問題特別委員会がある前にですね、規則のほうは提出させていただきたいと思います。

議長(鈴木道子君)

他にございますか。
(「なし」の声あり)
では御質疑がなければ、これにて議案第64号の質疑を終結いたします。
ただいま議案となっております議案第64号については、ごみ問題特別委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。したがって、議案第64号はごみ問題特別委員会に付託することに決定いたしました。

議長(鈴木道子君)

日程第18「議案第65号安全で快適な葉山海水浴場の確保に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

都市経済部部長(吉田仁君)

議案第65号安全で快適な葉山海水浴場の確保に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
内容といたしましては、引用してございます神奈川県水浴場等に関する条例の一部が改正され、神奈川県海水浴場等に関する条例に改められたこと及び引用してございます条番号が6条第1項から第9条第1項に改められたため、所要の改正をさせていただくものでございます。
なお、附則につきましては施行期日を公布の日からとさせていただくものでございます。
以上説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

9番(守屋亘弘君)

今、提案の御説明がありましたけれども、本件の神奈川県の条例が昨年の3月26日公布で5月15日から施行されたと。今ごろ何でこんなのが出てくるんですか。

都市経済部部長(吉田仁君)

議員のおっしゃるとおりですね、5月、間違いございません。今回県の条例の一部が改正された大きな理由は、御存じだと思いますけども、神奈川の海水浴場では禁煙場所を設置するということになってございまして、新たなルールが盛り込まれてございまして、実際に葉山町として海水浴場を1年開設して、その問題があるかないか、県がさらなる改正があるのかどうなのかというのを見きわめて今回お願いしている次第でございます。

議長(鈴木道子君)

御質疑ございますか。

1番(畑中由喜子君)

直接この条例改正に関するものではないんですけれども、関係条例、この場合は神奈川県水浴場等に関する条例の一部改正条例ということの引用の部分が、各会派のパソコンにメール配信されているはずだったんですけれども、私どもの会派のところには来ておりませんで、けさ方調べていただきましたところ、何か配信し損なってたみたいで、ようやくけさ入手いたしました。今後ですね、間違いなく手続をとっていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

今、議員の言われたとおり、今までは事前にですか、うちのほうから配信しておったわけですけども、今回はまことに申しわけございませんでした。次回からは十分注意して配信させていただくようにさせていただきます。

1番(畑中由喜子君)

届いているところと届いてなかったところとあるようで、その辺だからシステム的にというか、そちらの配信の仕方に問題があったのかなと思うんですけれども。私もすごくうっかりしてたんですけども、きょう初めて受け取りました。今まで1回も来てなかった。

総務部部長(石川恵一君)

十分うちのほうでもって精査をさせていただいて、今後このようなことがないようにさせていただきたいと思います。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。よろしいですか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第65号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって議案第65号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第19「議案第66号葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第66号について御説明を申し上げます。
この条例は提案理由にございますように、各種委員会等の設置目的を踏まえ、地方自治法第138条の4第3項の規定の趣旨に即して、葉山町行政改革推進委員会、葉山町保健福祉サービス推進委員会等の8機関を新たに附属機関として位置づけさせていただくため改正をぃお願いするものでございます。
改正理由につきましては、昨年11月に要綱により設置された葉山町ゼロ・ウェイスト推進委員会、葉山町非常勤特別職報酬等検討委員会及び葉山町行政改革懇談会の3つの委員会の委員に対し謝礼として支払った金員は違法な公金の支出であり、葉山町長に町に返還をするよう勧告することを求める住民監査請求が提出されたところでございます。この監査請求につきましては、3つの委員会を要綱により設置したこと、報償費として公金支出したことは違法であるが、謝礼の支払いについては役務の提供に対する対価であり、町に実質的損害を与えていないと判断され、住民監査請求は却下されたところでございます。
この監査請求の中で、1つ、監査請求の対象となった3委員会には既に解散したものも含まれるが、残るものについては今後そのあり方を検討し、法令違反とならぬよう速やかに改善を図られたい。2つ、現存する要綱で設置された他の委員会等についても、改めて検証の上、法令に則した措置をされるよう対応を図られたい。3つ、今後新たな委員会等の設置の際は、法令等との整合に遺漏なきよう十分な精査を行われたいとの意見が出されたことから、改めて監査請求の対象となった委員会及び要綱等により設置されている委員会等の位置づけや役割、機能等について早急に調査検討を行い、お手元の条例の概要にあるとおり、葉山町行政改革推進委員会、葉山町保健福祉サービス推進委員会等の8機関を新たに附属機関として位置づけることとさせていただいたところでございます。
附則につきましても、施行期日を平成23年4月1日からとさせていただきますとともに、非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正し、年額または月額と定める報酬について、月の途中において退職または死亡した場合は、その日までを日割り計算で支給することとさせていただきますとともに、別表第1の一部を改正し、附属機関の委員、非常勤特別職の報酬額を別表に加えさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。

議長(鈴木道子君)

この際、本日の日程終了まで延刻とさせていただきます。
ただいま提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本件については去る4日に開催されました議会運営委員会において、総務建設常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。

9番(守屋亘弘君)

先ほど説明の中で私ら住民監査請求を行ったんですけども、その中でゼロ・ウェイスト推進委員会もいわゆる条例化されてないんで違法であるという判断が監査委員から示されたと。今回ですね、この一部を改正する条例については、今申し上げた当該委員会の関連はないんですけれども、今後検討して出してくると、そのように解釈してよろしいんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

今回この監査請求、監査の報告書が出されてから、町のほうでいろいろ検討したわけです。今、議員の言われましたゼロ・ウェイスト、こちらにつきましても、担当課と総務のほうで検討させていただきました。その結論としまして、当委員会は廃止という形でもって決定をさせていただきます。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
それでは、御質疑がなければこれにて議案第66号の質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第66号については、総務建設常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。したがって、議案第66号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。

議長(鈴木道子君)

日程第20「議案第67号葉山町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第67号について御説明を申し上げます。
この条例は提案理由にございますように、地方公務員の育児休業等に関する法律の規定に基づき、育児を行う職員の職業生活と家庭生活の両立を一層容易にするための環境整備として、職員が職務を完全に離れることなく、長期にわたり仕事と育児の両立が可能となるよう条例の一部を改正させていただくものでございます。
改正の内容につきましては、別添の条例の概要にございますとおり、まず1点目といたしまして小学校就学の始期に達するまでの期間、育児のための育児短時間勤務を取得することができる制度の導入でございます。育児短時間勤務の対象となる職員は、小学校就学の始期に達するまでの子を養育する通常職員であります。勤務のパターンといたしましては、1週間当たりの勤務時間が19時間25分、19時間35分、23時間15分、または24時間35分となる勤務形態から選択するものでございます。2点目といたしましては、育児短時間勤務制度の導入に伴い、任期付きの育児短時間勤務職員を任用することができることとしております。
今回提案させていただきました改正条例につきましては、法の趣旨に沿って文言などの条文の整備を行うもののほか、育児短時間勤務をすることができない職員、育児短時間勤務の終了後1年以内に再度育児短時間勤務ができる特別の事情、特別な形態により勤務する職員の育児短時間勤務の形態など、育児短時間勤務に関し、条例に委任された事項及びそれに関連する事項につきましても規定させていただいたところでございます。
附則につきましては施行日を平成23年4月1日とするものでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

5番(山梨崇仁君)

育児短時間勤務制度、導入することは非常にいいことだと思います。ただ、この法律ができたのが平成3年となっているんですけども、これが平成23年の今になってなぜというとこなんですが、いかがでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

今、議員の言われましたとおり、確かにこの条例、大分前にできております。昨年も育児休業という形でもって職員、男女ともに町の職員であったり専業主婦の奥さんがいたり、そういう方々についても、育児休業という形で3年間できるということで、条例改正させていただきました。そのときに本来であればこの条例もというふうに考えておったわけですけれども、一部この条例につきまして、中をもう少し精査させていただきたいという中でもって、今回少し時間はおくれましたけども、今回条例改正をお願いさせていただくと、そのような形でもってやらさせていただきました。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第67号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって議案第67号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第21「議案第68号葉山町職員旅費支給条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第68号について御説明を申し上げます。
この条例は提案理由にありますように、社会情勢の変化に応じた旅費制度の運用を図るため、一般職の職員が出張する際の日当にかかわる支給地域を見直したことから条例の改正をお願いするものであります。
条例の内容につきましてはお手元の条例の概要に記載してありますとおり、神奈川県内並びに離島を除く東京都、静岡県、山梨県及び千葉県への旅行の日当を支給しないこととさせていただくものでございます。
附則につきましては施行日を平成23年4月1日からとさせていただくとともに、経過規定として改正後の葉山町職員旅費支給条例の規定は、この条例施行の日以降に出発する旅行から適用し、同日前に出発した旅行についてはなお従前の例によるものとするものでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

2番(近藤昇一君)

すいません、初歩的なことで申しわけないんですけど、特別職はどうなっているんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

今回の条例を改正いたしますと、特別職につきましても同様の措置がとられます。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第68号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって議案第68号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第22「議案第69号葉山町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第69号について御説明を申し上げます。
この条例は提案理由にありますように、今日の社会経済情勢や他団体の見直しの動向を踏まえ、特殊勤務手当の種類、支給要件及び額を見直したことから条例の改正をお願いするものであります。特殊勤務手当は著しく危険、不快、不健康または困難な勤務その他著しく特殊な勤務で、給与上特別な考慮を必要とし、かつその特殊性を給料で考慮することが適当でないと認められたものに従事する職員にその勤務の特殊性に応じて支給してきたものでございます。しかしながら社会経済情勢の変化や市民感覚、他団体との均衡等踏まえつつ、現時点において著しく特別な勤務と認めがたいもの、勤務の特殊性が薄れている手当について見直しを行わせていただいたものでございます。
条例の内容につきましてはお手元の条例の概要に記載してありますとおり、これまで14種類ありました特殊勤務手当を防疫作業従事職員の特殊勤務手当、行旅死亡人及び変死人の処置作業従業員の特殊勤務手当、死畜処理作業従業員の特殊勤務手当、災害現場作業従事職員の特殊勤務手当及び緊急業務従事職員の特殊勤務手当の5種類のみとし、手当の額を死畜処理作業従事職員の特殊勤務手当については1日または1回につき500円を300円に、災害現場作業従事者の特殊勤務手当については災害対策本部長の命を受け災害現場に出勤し、防災作業、応急作業、救助作業等に従事したときのみ支給することとするとともに、手当の額を出勤1日または1回につき2,700円を1,000円に、緊急業務従事職員の特殊勤務手当のうち、救急救命士が救急救命処置を行ったときについては出動1回につき550円を510円に、救急業務に従事する消防職員が応急手当を行ったときに支給していた手当を、救急救命士が行う救急救命処置の補助を行ったときのみに支給することとし、手当の額を出動1回につき230円を200円に改めさせていただくものでございます。
附則につきましては施行日を平成23年4月1日からとするものでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いをいたします。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

1番(畑中由喜子君)

改正後の額なんですけれども、防疫と行旅死亡人の措置のほうは現行と変わらないという考え方すか。出ないわけじゃないですよね。

総務部部長(石川恵一君)

議員の言われますとおり、現行と一緒でございます。

1番(畑中由喜子君)

わかりました。それで、資料として近隣の状況を配っていただきました。で、これの文言はわかるんですけども、金額的にはどうなんでしょうか。書いてあるところもありますよね。書いてあるところもあります。すいません。同じですか。

総務部部長(石川恵一君)

議員が今言われました特殊勤務手当一覧という形でもって、各項目につきまして、各市が行っているもの出させていただきました。支給方法につきましても、月額であったり日額であったりという形で出てるわけですけども、金額についてはちょっと今、手元に持っておりませんので、もし必要であれば後日調べさせていただいて、議会事務局のほうに提出させていただければと思います。

1番(畑中由喜子君)

やはり比較する場合、そこが比較の対象かなという気がしますので、今すぐじゃなくて結構ですけれども、例えば予算委員会までにお願いできますか。

議長(鈴木道子君)

資料は予算委員会までにお願いいたします。ほかに御質疑ございますか。

12番(待寺真司君)

この出していただいた資料の中でね、逗子市とね、ちょっと見比べさせていただいたときに、救急救命の作業が改正後510円で、逗子も510円になってるんですが、逗子の場合は搬送1回につき510円を超えない範囲内というような形で、非常に範囲内というのがどういう規定になっているのかというのは複雑でわからないんですが、この辺は調査なさっていますでしょうか。葉山町の場合はこの額でぴったり決定ということでよろしいんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

確かにここには議員が言われたとおり逗子市のこと書いてございますけども、それをもっと深くですね、私どものほうでもって調べたということではなくて、ここに書いてある記事のとおりの形でもってやらさせていただきました。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

6番(伊東圭介君)

この特勤手当の見直し、改正についてはですね、当然ながら組合との交渉あったというふうに思います。その辺を総務部長から。それから消防長については、消防については組合がございませんので、この辺、職員の理解度というか、納得した部分、その辺の御答弁をお2人からいただきたいと思います。お願いします。

消防長(有馬弘君)

消防についてはですね、組合がございません。ただ、そのかわりと言ってはあれなんですけども、消防委員会というのがございまして、消防委員会、こちらのほうで説明を、全職員に説明させていただきました。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。失礼いたしました。

総務部部長(石川恵一君)

議員が言われましたように、組合との交渉ございました。その中では組合と完全に妥結をしたと、そのように理解をしております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第69号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第69号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第23「議案第70号監査委員の選任について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第70号について御説明を申し上げます。
提案理由にありますとおり、現監査委員であります櫻井勲氏の任期が本年2月25日をもって満了するため、その後、後任として葉山町長柄705番地の142、内藤文雄氏、昭和14年2月20日生まれ、満71歳を選任したいので、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意をお願いするものでございます。なお、内藤氏の略歴につきましては、お手元に配付させていただきました資料のとおりでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

9番(守屋亘弘君)

選任に当たっては、何人かの候補の中から、例えばこの方が適任だと、そういう形で選んだということになるんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

議員の言われますとおり、何人かの方にお話をさせていただき、その中から内藤氏を選任させていただきました。

9番(守屋亘弘君)

私の記憶する範囲、これで選任ということになると、3代続けて県庁OBになろうかと思うんですが、県庁OBであったほうがよいという何か特段の判断があるんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

監査委員ですので、特段神奈川県の職員であることを優先するというものではないと思います。やはり町には現在、議員御承知のように住民監査請求等、町の予算・決算等の金額の面その他もろもろのことを監査するわけですので、そういう中でもって一番ふさわしい方、その方にお願いをしていると、そのように理解をしております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

16番(中村常光君)

この方は葉山町のこういう役職には初めてなんでしょうか。それとも過去に私、御一緒したことあると思うんですが。履歴にそれが書いてないのはどういう理由かお伺いをいたします。

総務部部長(石川恵一君)

議員言われますように、確かに以前、葉山町の附属機関の職員…附属機関の委員やっていただいておりました。ただ、今回のこの履歴につきましては、正規の履歴という形でもって、今言われました何々委員というものについては記載をさせていただきませんでした。

16番(中村常光君)

今の説明でちょっとわからないのは、葉山町の役職やったことありますね。それが今、続いて…これやると兼務するのかどうか、確認をさせてください。

総務部部長(石川恵一君)

内藤氏につきましては、かなり以前ですね、町のほうの委員をやっていただきました。現在についてはその委員から外れております。

16番(中村常光君)

じゃあ確認ですが、いつからいつまでその役職やったか教えてください。

総務部部長(石川恵一君)

今手元にいつやったかという形でもって資料持っておりませんので、少しお時間をいただいて調べさせていただければと思います。

議長(鈴木道子君)

後ほどでよろしいでしょうか。では、他に御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決定いたしました。

議長(鈴木道子君)

日程第24「議案第71号人権擁護委員の推薦について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第71号について御説明を申し上げます。
平成22年8月31日で永田和子氏が人権擁護委員を辞職したことに伴い、葉山町下山口1052番地の9、成田美穂氏、満57歳を新たな委員として法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき議会の意見を求めるものでございます。なお、成田氏の略歴につきましては、お手元に配付していただきました資料のとおりでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

5番(山梨崇仁君)

差し支えなければで結構なんですが、先ほどの監査委員と比較してしまって、大学卒業後の経歴が載ってないんですけども、この件については、もし差し支えなければわかる範囲で教えていただければと思います。

生活環境部部長(成島光男君)

私ども聞いてる中では、職歴はないというふうに聞いております。

議長(鈴木道子君)

他に。

8番(佐野司郎君)

どっちでもいいようなことなんですけど、中村議員が聞いたときの略歴書は、委員とかそういうのは載せないんだと。男性と女性が違うからか、役職が違うのか、なぜこの略歴の取り上げ方が違うんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

同じ委員を委嘱するその略歴の中でもって統一されてないということで、大変申しわけございませんでした。これから統一するような形でもって出させていただきます。大変御迷惑かけて申しわけございませんでした。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり推薦に同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第71号は原案のとおり推薦に同意することとされました。

議長(鈴木道子君)

日程第25「報告第10号専決処分の報告について」、日程第26「報告第11号専決処分の報告について」の2件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)

議長(鈴木道子君)

提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

報告第10号及び報告第11号について御報告を申し上げます。
専決処分書にありますとおり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、全国自治協会町村有自動車共済業務規約の範囲内で町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて専決処分をいたしましたので、その報告をさせていただくものでございます。
報告第10号の事故内容につきましては、平成22年11月12日、午後5時25分ごろ、消防署職員が運転する救急車が救急出場し、傷病者を車内に収容後、葉山町一色1380番地の1先において方向転換のため後進した際に、救急車の左前輪を駐車中の佐久間貞子氏所有の車両の左側リアバンパーに接触させ、破損させたものでございます。和解の内容につきましては、当事者協議の結果、本件事故による町の過失を100%とし、佐久間氏が所有する車両修理代5万5,972円を町が佐久間氏に支払うことで12月17日、和解が成立し、既に支払いを終了しております。
報告第11号の事故の内容につきましては、平成22年12月27日、午前9時2分ごろ、クリーンセンター清掃作業員が運転するごみ収集車が収集作業中に葉山町堀内1050番地先において対向車を交わした後、発進した際に、ごみ収集車の車体左側後部を駐車中の根岸誠氏所有の車両のフロントバンパーに接触させ、根岸氏所有の車両を破損させたものでございます。和解の内容につきましては、当事者協議の結果、本件事故による町の過失を100%とし、根岸氏が所有する車両修理代12万1,499円を町が根岸氏に支払うことで1月17日、和解が成立し、既に支払いを終了しております。
以上で報告を終わります。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりました。本2件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ございますか。

2番(近藤昇一君)

これ、いつものことなんでね、もう言いません。言いませんけど、つい先般ね、自損事故だと思うんですけど、石渡電気のそばですか、派手にぶつけてましたよね。多分あれはここに出てこないと思うんですよ。そういう面で、1年間でもいいです。自損事故が何件あったのか。こういう、これも含めて相手方があるのも含めて、事故の処理について。運転手の名前はいいですけども、A、B、C、Dで。同じ人間が事故を起こしてないかどうか。そういったものも含めて、予算の特別委員会までに資料としていただけますか。ちょっと余りにも多いのでね。一つ一つ言ってても、これ、しょうがない、きりないなと思ってるんですけど。今度は消防でね。いかがでしょう。

総務部部長(石川恵一君)

今、手元にですね、議員の言われましたような感じで、1年間に何件、名前は消してありますけども、どういう事故という形の資料を持っております。議員言われましたように、予算特別委員会のときにはお出ししたいと、そのように思います。

2番(近藤昇一君)

運転手、例えばAだったら、同じ人間だったらまたAとやってもらいたいんですよ。同じ人間がやってるかやってないか、私もわかりませんけど、もし同じ人間が数多かったら、ちょっと不適格だし、そういう部分では職務のね、内容についても考えなきゃいけないことだと思いますよね。それも含めてわかるようにしていただきたいと思うんですけど。

総務部部長(石川恵一君)

今の議員言われましたように、運転手、名前は出しませんけども、A、B、C、記号でもって同じものがあれば表示したいと思います。

議長(鈴木道子君)

他にございますか。

9番(守屋亘弘君)

報告10号なんですけれども、私がちょっと消防職員の関連ということでちょっと心配してますのは、原因が過労というようなことではないのかという面はどうなんでしょうか。と申しますのは、新聞情報等では昨年すごい暑さで救急出動が頻繁にあったと。しょっちゅうあったということであろうかと思うんですが、そういう面を考えると、過労というような原因も考えられるんじゃないかと私は思ったんですけれども、いわゆる過労に伴う集中力の欠如というようなことで、ちょっと心配しているんですが、いかがでしょうか。

消防長(有馬弘君)

消防ではですね、毎朝免許証の確認、それから飲酒の測定、それと同時にですね、本人の体調の管理、体調がどうであるかということを確認をしておりますので、その時点でその隊員のですね、体調がわかりますので、過労、例えば風邪を引いたりとか疲れているとかというのを本人が申告するようになっていますので、今、議員が言われたことの心配は現在のところございません。

9番(守屋亘弘君)

それから、引き続いて第11号なんですけども、いわゆるクリーンセンターで現在おんぼろ焼却炉が停止してますよね。で、いわゆる操業管理、運転管理の要員の職員諸君は、収集・運搬業務に回っているんじゃないかと思うんですが。というのは、収集・運搬業務に回っているということであれば、その業務の人員に余裕ができたんじゃないかと私は考えているんですが、その辺いかがなんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今の炉の停止に伴いまして、焼却炉の一部の人をですね、収集業務のほうに回っていただいております。ただ、今、余裕があるというお話ですけども、内部的になんですけども、病気とかですね、そういう方がたまたま今、病欠で休んでいたりすることもございまして、人員的に余裕があるという状況ではございません。

9番(守屋亘弘君)

いや、ですから、人員的にね、従来よりも要員、収集・運搬要員が、単純に申し上げればふえたとなれば、事故の発生率もふえるんじゃないかという点はどんなものかなと。その関連はどうですかね。

生活環境部部長(成島光男君)

車の運転をですね、していただいておりませんので、そういうことはないというふうに思っております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

5番(山梨崇仁君)

本件とちょっと離れるかもしれないんですが、大変重要な問題ですので伺います。この10号の救急車の事故の件につきましては、傷病者の方が乗っていらっしゃったということが私は大変大きな問題だと思っております。本件について、その影響で何かしらの問題というか、もちろんもう1台救急車が来て搬送してましたと思うんですが、それによる何か別の事案というものが発生してないでしょうか、確認させてください。

消防長(有馬弘君)

この事故はですね、傷病者を車内収容しまして、救急係長がですね、車内の中で病院選定を行います。機関員、運転手ですね、運転手は後退をすると、バックをするということで、誘導員に誘導をお願いする。基本的にバックの誘導は誘導員は助手席側の後方に立ちます。運転手、機関員は運転手の自分の右サイドを注意して後退します。車両があったのは運転手も誘導員もわかっておりました。誘導員は危険を察知したので、止まれという指示を出したんですけれども、助手席側のウィンドーがあいてなかったということで、聞き取りづらかったということで、機関員がですね、ブレーキを踏むタイミングが遅くなったということで、この事故が発生しました。たまたま消防署から100メートルぐらいのところの救急事案だったもので、すぐそのまま消防署に戻りまして、救急隊3名後退させまして、第2救急隊員3名で救急車をかえまして搬送いたしました。これによって傷病者に何か影響を与えたということは特にないと思います。

12番(待寺真司君)

この報告2件、また事故が出ておりまして、今、同僚議員から過労ではないかというようなお話もありましたけれども、やはり一方ではね、気の緩みという部分が交通事故につながるというのはよくある話だと思います。それで、大変申しわけないんですが、ちょっとね、この気の緩みという部分で関連をさせてもらうと、きょう予算に関する付属説明の正誤表出てきました。これ、初歩的なミスですよね、このパーセントのミス。だって、同じ科目のところの数字が違っちゃってるわけなんですよ。それから、きょう施政方針、漢字が2カ所間違っているのは、部長、町長、気づかれていますか、この中で。それでね、議会にね、こういう資料を出す前に、やっぱりね、最終点検きっちりしましょうよ。これから予算審議始まるのに、またいろんな資料が出てね、正誤表だ何々だというんじゃなくて、やっぱり出す前にみんなで再チェックをするというね、基本的なことをやりましょうよ。それはやっぱりね、気の緩みなんですよ。全体的に、役場の。きょうね、これ、金崎議員の資料ですよ。天地逆さまなんですよ、綴じてあるのが。これね、きょうの何だって、あれの、特殊勤務手当のね。天地逆さま。それからですね、もっと言わせてもらうと、この23年度のね、各議員さんももしかして見ていただければ、同じかもしれないんですが、42ぺージ見てください。部長もあけて見てください。42ぺージ。これ、確かにね、お金を節約することで我々も認めてますよ。でもね、こういうコピーの仕方はやめましょうよ。付属説明書の42ぺージ、皆さん多分同じだと思うんですが、コピーでやってると思うから。やっぱりこういう一つ一つのね、作業をきっちりやって、正式な資料として残るんですよ。町長施政方針だって、これ、残りますよ。2カ所の漢字の間違えね、議員さん気づいて…私、ちょっと1カ所しか気づかなかったんですが、もう1カ所気づかれた議員さんもいてね、やっぱりこういう正式な文書を出す前に、みんなでチェックするという、そういう姿勢をやらないと、この交通事故にしてもそうですよ。同じようなこと、起きますよ。これ町長ね、やっぱりそこぴっしりとやっていただきたいんです。予算審議これから大切な議会ですよ。始まりますので、その辺ね、再度部長会なりを開いて、その辺の意思統一をしていただきたいんですが、いかがでしょうか。

町長(森英二君)

先ほど来の御指摘のとおりでございます。十分気を引き締めて、特に交通問題においては生命にもかかわることでもありますから、それだけじゃない、今の文書の管理においても十分注意をしていきたいと思っております。

議長(鈴木道子君)

他にございますか。

16番(中村常光君)

報告10号のほうの救急車の件についてお伺いしたいんです。今、患者を乗せてということですから、3人乗ってるんですね。1人は当然運転してる。患者が乗ってるから1人は患者見てる。そうすると、その1人が誘導のミスがあったのかどうか。だれが…運転手のミスなのかね、誘導員のミスなのかね、だれのミス。要するにマニュアルがあると思うんですよ。そうやって乗っけてバックするということ。我々一般だって、同乗者がいればですね、バックするときはおりてもらって確認をしてるわけですから、今回のこの事故はね、起きていけない事故が起きたんだというふうに僕は見たわけですが、だれがどういう感じでミスがあったのか言ってくださいよ。

消防長(有馬弘君)

先ほども説明させていただきましたけども、機関員、運転手はですね、運転手も誘導員も車両があることは承知していた。特に誘導員は、その車両には十分注意をして誘導を行いました。誘導している中で危険ということを察知しましたので、止まれという合図を送ったんですけども、たまたま救急車のですね、助手席のウィンドーがあいてなかった。その中で機関員にですね、運転手にですね、その止まれの言葉が通じなかったということで、若干ブレーキを踏むタイミングがおくれてしまった。これが原因です。今後、事故の後すぐ検証しましてですね、まずバックの場合は助手席のウィンドーは必ず開放すると、あけるということと、バックの場合、警笛で、笛ですね、笛で誘導すると。そのほうがわかりやすいということで、そのように改正をいたしました。議員のおっしゃるとおり、これはもうヒューマンエラー以外の何ものでもないというふうに私も思っております。今後ですね、十分注意をして運転業務をさせたいと思っております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
それ以上の不備については、これからの緊急事態のときにも大変重要なことだと思いますので、よろしくお願いをいたします。これをもって報告第10号及び第11号を終わります。

議長(鈴木道子君)

以上で本日の日程はすべて終了いたしました。明日から6日間休会とし、来る2月15日午前10時再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(午後5時20分)

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更新日:2018年03月20日