葉山町議会 平成22年12月9日

招集年月日

平成22年12月9日(木曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午後2時00分

閉会

午後5時39分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席17名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 畑中由喜子 出席
第2番 近藤昇一 出席
第3番 阿部勝雄 出席
第4番 土佐洋子 出席
第5番 山梨崇仁 出席
第6番 伊東圭介 出席
第7番 鈴木知一 出席
第8番 佐野司郎 出席
第9番 守屋亘弘 出席
第10番 森勝美 出席
第11番 伊藤友子 出席
第12番 待寺真司 出席
第13番 金崎ひさ 出席
第14番 笠原俊一 出席
第15番 加藤清 出席
第16番 中村常光 出席
第17番 鈴木道子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 森英二
副町長  
教育長 豊田茂紀
総務部部長 石川恵一
保健福祉部部長 高梨勝
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 稲山孝之
消防長 有馬弘
総務課課長 池田務

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 上妻良章
次長 山本孝幸
主事 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第5番 山梨崇仁
第6番 伊東圭介

議事日程

第1 議案第53号 「工事請負契約の締結について」の撤回の件
第2 議案第44号 葉山町一般職の任期付職員の採用等に関する条例
第3 議案第45号 神奈川県町村情報システム共同事業組合規約について
(以上2件 総務建設常任委員会審査報告)
第4 陳情第22-20号 平成23年度における障害児者・透析者を含む移動困難者に対する通院支援についての陳情
第5 陳情第22-21号 平成23年度における重度障害者医療費助成制度についての陳情
(以上2件 教育民生常任委員会審査報告)
第6 議案第55号 葉山町議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例
第7 決議第3号 森英二町長に対する問責決議(案)
第8 決議第4号 ダイオキシン類基準値オーバーの原因究明と町民の不安を払拭するための対策を求める決議(案)
第9 陳情第22-29号 政務調査費見直しを求める陳情
(以上1件 議会運営委員会 閉会中の付託)
第10 総務建設常任委員会行政視察報告
第11 閉会中継続審査について
第12 議員派遣について

議事の経過

議長(鈴木道子君)

皆様こんにちは。ただいまの出席議員は17名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午後2時00分)

議長(鈴木道子君)

日程第1「議案第53号「工事請負契約の締結について」の撤回の件」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
町長から、議案第53号の撤回について理由の説明を求めます。森町長、登壇願います。

町長(森英二君)

議長のお許しをいただきまして、議案の撤回の説明について行わせていただきます。去る11月30日に議会に御提案させていただきました議案第53号工事請負契約の締結についてにつきましては、教育民生常任委員会に付託され、御審議をいただくことになっておりましたが、本工事の計画内容に不備がありましたので、深くおわび申し上げますとともに、議案の撤回をお願いするものでございます。以上、よろしくお願いいたします。

議長(鈴木道子君)

説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

13番(金崎ひさ君)

不備の内容を教えていただきたいんですけれども。よろしいでしょうか。

町長(森英二君)

本施設の計画敷地につきましては、その一部に神奈川県道路公社の土地を使用することとして、同公社と協議を進めておりましたが、土地使用の承諾を得ることが間に合わなかったため、議案を撤回させていただくものでございます。今後の対応といたしましては、公社のほうとの条件が調い次第、改めて議案の提案をさせていただきたいと思います。

13番(金崎ひさ君)

そうしますと、11月30日に既に提出されておりまして、その時は見込み発車だったということなんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員おっしゃられるとおりですね、私たちはその時期までに公社の使用承諾書を得られるというふうに考えておりました。結果得られることができなかったことに対しまして、大変申しわけなく思っております。得られないためにですね、今回撤回という形で議案のほうを取り下げをさせていただきたいと思っております。

13番(金崎ひさ君)

申しわけありません。そのときまでというのは、きょうまでということですか。それとも30日までということだったんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

私たちが考えていたのは、議案の審議いただく日っていうふうに考えておりました。

13番(金崎ひさ君)

すいません。日にちを言っていただきたいんですが。そうすると、教育民生常任委員会の審査日までにはということだったんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

11月の30日、初日までということでございます。

13番(金崎ひさ君)

ちょっとしつこくて申しわけない。30日までに確認がとれたから提示が…そのときには撤回しなかったということではなくて、そのときは確認をしていなかったんですか。ちょっとよくわからないんですが。30日までに確認をとりたい…とるつもりで提案をなさって、そして30日に付託先が本会議で決まりましたよね。そのときに既に調査をして、確認がとれなかったんであれば、そのときに取り下げがあったんではないかと思うんですが。その日は確認をとらなかったということでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

その日までに確認はとれませんでした。

13番(金崎ひさ君)

そのことについて、提案者である町長は御存じだったわけですか。その辺の事情をお聞かせください。

町長(森英二君)

11月30日の時点には、まだ公社のほうの承諾の契約には至っていなかったということは承知しておりませんでした。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございませんか。

12番(待寺真司君)

教育民生常任委員会の中でいろいろやったと思うんですが、この平面図の中でね、今回最初の議案の説明のときに、770平米の敷地面積だということで、それが一体この平面図で言うとどこが境界線になっているんですかということで、先般の教育民生常任委員会で私、確認をさせていただいたんですけど、きょういただいた資料ではちょっと、いわゆるこれは公図上のそれぞれの地番がどこが持っているかという図面だけで、前回説明いただいた770のうち、町有地が440、県有地が330を使うんだという、その辺の明確なものがきょうお出しいただけてないんですけど、これは何か事情があるんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

教育民生常任委員会のときにですね、公図の写しの資料を提出、また経過についての資料の提出の要求を受けましたので、今回こういう形で出させていただきました。ちょっとお時間いただきまして、提出させていただきました資料についてちょっと説明のほうをさせていただきたいと思います。
まず、公図、お手元にございます公図の写しのほうを見ていただきたいと思いますけども、本図面は下水道投入施設の建設予定地周辺の公図の写しに当該施設の計画敷地に係る土地地番を表示しております。赤色に塗ってあります土地は、建物を配置する予定をしておりました土地でございまして、14筆、418.19平方メートルでございます。青色で地番を示している表示でございますけども、これにつきましては神奈川県道路公社の土地でございまして、7筆で合計454.31平方メートルでございます。このうちの一部の土地、約80平方メートルを使用させていただく計画でございました。緑色に塗ってある土地は町有地で、3筆、242平方メートルでございます。計画敷地のうち、土地表示がされている箇所は、図のとおりの色塗り部分ですが、計画敷地には南側にあるつけかえを予定している赤道部分を取り込んでおりました。これらを合計して計画敷地を770平方メートルとさせていただいたものでございます。なお、12月の6日のですね、教育民生常任委員会の中で、計画敷地の面積内訳を説明させていただいた際にですね、町有地440平方メートル、公社の土地330平方メートルと説明させていただきましたけども、これは大変申しわけございませんでした。誤りでございまして、ただいま御説明いたしました緑色に塗ってある、図面では右の部分なんですけども、土地3筆、この3筆を誤って道路公社の土地に足してしまったものですから、足し込んだ上で報告させていただきましたので、330という形でお話しさせていただいたものでございます。大変申しわけございませんでした。
また2枚目、次の資料2をごらんになっていただきたいと思うんですけれども、この資料2は、下水道投入施設建設工事に係る関係機関協議などの経緯をまとめさせてもらったものでございます。神奈川県道路公社と、本施設建設工事について協議している事項は、土地使用に係るものだけではなく、工事の効率性などを図るため、工事車両を逗葉新道から直接進入できるよう、仮設進入路の設置を計画し、本年8月から道路公社と協議を進めさせていただいております。この協議に合わせまして、土地使用について相談を行っていたものでございます。以上で説明のほうは終わらさせていただきます。

12番(待寺真司君)

ちょっとこの公図のね、これを見て、ちょっと前回の説明と違うかなと思いましたので、今、部長から教育民生で説明を受けた部分は間違いであったという御訂正をいただいたわけですけれども。ただ私ね、実施設計から今回、管財課に委任をされて、そして議案として出てくるときに、土地の状態とか状況とか、そういったものがきっちりと決まってから本来こういう議案というのは出るものではないかなというふうに思うんですけれども。なぜ今回ね、こういうような事態に陥ってしまったのか、その辺のやっぱり原因分析が必要だと思うんですけれども。これは町長は聞いてなかったということでございますから、担当課のところでね、その辺がとまっていたということであるのであれば、やはりこういったことはやっぱり起きてはならないのかなというふうに思いますけれども、その辺はこの道路公社との検討が8月から始まって、なかなかオーケーがもらえない、その辺の要因についても我々はよく理解をするところではございません。その辺は担当部長としていかがお考えでしょう。

生活環境部部長(成島光男君)

敷地の不足に関しましては、8月ごろからですね、先ほども言いましたように仮設の進入路を設置させていただくために話をさせていただいておりました。その中で、計画敷地面積の不足というものがですね、私どものほうで判明いたしまして、最初のほうにつきましては仮設…道路敷地についての布設がえというんですかね、位置を変更することによって面積の、今、最初、資料で前回のときお渡ししたと思うんですけども、道路が曲がってるような敷地でしたものを、まっすぐさせていただきまして、面積を拡大させていただくとかですね、そういうことを話、内部では話をさせていただいておりました。その中で、やはり最終的に面積部分について、770平方メートルまだ足らないということで、それが判明した以降ですね、公社のほうと相談をさせていただくようになりました。11月30日までにですね、公社のほうと相談させていただきまして、承諾をいただく予定でございましたけども、公社のほうと図面等のですね、すり合わせ等もなかなか思うように進まなかった点がございまして、大変申しわけなかったですけれども、今回承諾書をもらうことができなかったということでございます。

12番(待寺真司君)

ちょっと確認なんですけれども。もし仮にですね、この例えば公社からオーケーが出なかったという場合、当然このところにこういった建物が建てられないですよね。そうなった場合、設計からやり直しということになるのか。またその場合ね、例えば今回のこの施設については、基本設計、実施設計で、実施設計の段階では随意契約で日本上下水道設計横浜事務所と1,890万で契約をしております。その際にね、例えば敷地の話とか、そういったことを設計業者としっかりと詰めていたのかどうか。もしそこが詰めていない場合、責任がどっちにあるのかということが非常にちょっと大きな問題になろうかと思うんですけれども。仮定の話でね、答えられないかもしれないですが、もし仮にこれ、設計のやり直しということになったら、改めてまた費用がかかるということでよろしいんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

その点につきましては、今現在ですね、設計やり直しになるのかどうかというのは、ちょっと、責任はどちらにあるんだ、この点につきましても現時点で不明でございますので、今後進めていただく中で、そういうことが生じましたら話し合いをさせていただきたいと思っております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございませんか。

15番(加藤清君)

すいません。常任委員会のほうでも質問して、またちょっと質問させていただきます。今、待寺議員の関連しますけど、これ、設計委託の話になってきますけど、設計委託出したときに、敷地の確定してなかったということですよね。まず第1点、それでよろしいですよね。

生活環境部部長(成島光男君)

設計委託の段階では、敷地があるものというふうに考えておりました。

15番(加藤清君)

敷地はあるものと、設計されたというんですけど、そのもう途中でわかったということで、今、敷地の問題をされてると思うんですけどね。本来であれば、もっとあれじゃないですか、この11月の30日とか、先ほど12月の6日の常任委員会までじゃなくて、ある面をやっておかないと、建物が建てるとき、あれですか、敷地、適当でいいから、それでやっておけという話になろうかと思うんですけど、そういう観点じゃないですか、今の設計委託したときの条件としたら。いかが…どうですか。

町長(森英二君)

私が担当のほうから聞いてる話は、今、公社のほうとの詰めが急いでいると。で、現在までに締結に至ってないけれども、速やかにこれを進められるように努力してると。それから、確定してから当然敷地の位置が確定しますから、それから工事に入るというふうに聞いております。

15番(加藤清君)

工事に入るまでっていう話がまず大前提がおかしいんじゃないですか。私言ってるんですよ。設計委託出したときに、ほぼ県の公社でもほかの土地でもいいですけど、ある程度、話ができてなければいけないんじゃないですか。設計委託、いつに出したんですか。私、調べてないんで、大変申しわけないですけど。それで、そうすればこの8月30日というのも、だって必然的におかしくなってくる話だと思うんです。敷地を確定しないで設定委託出すなんて、そんなのあり得ますかね。それを伺ってるんですよ。

生活環境部部長(成島光男君)

先ほどもお話ししましたけども、当初はあるものというふうに考えてやらさせていただいておりました。結果的にこういうことになりまして、使用承諾書を取れなかったということでございますけども、この点につきましては大変申しわけないと思っております。結果ですね、書類の不備が、設計のですね、不備があったということで、今回は取り下げのほうをさせていただきたいと思っております。

15番(加藤清君)

あのね、申しわけなかったで済むって、先ほど待寺議員も言いましたけど、もう設計委託して、契約もしてるときに、その敷地が決まってなかったら、委託できなかったんじゃないですか。仮契…だから私は公社と仮契約でも、ある程度の方向性を見出してからできる話だと。何にもしてなかったということですよね。それは認めますか。

生活環境部部長(成島光男君)

今回ですね、管財課のほうで発注するためのですね、積算業務をさせていただいております。環境のほうから管財に執行委任のほうをお願いしまして、その中でですね、敷地等について管財課のほうでいろいろな点で積算をしていった中でですね、今回土地の部分で不足がしてるというのが判明したものでございまして、当初につきましては私たちは敷地についてはこの770平方メートルについては満たしてるっていうふうに考えておりましたので、最初はそういう今、議員が言われるような考えを持っておりませんでした。

15番(加藤清君)

考えを持ってる持ってないの話、以前の話じゃないですか、私言ってるの。そこを言ってるんですよ。ね。考えを持ってる持ってない。じゃあ自分の家建てるときには何でも、これだけあるからって適当に言って、じゃあこれでいいですと、計画するのと同じじゃないですか。それを言ってるの。もう大前提なんですよ。大前提だし、執行委任云々じゃなくて、大前提だと思うんですよ。それを言ってるんです。
それでもう1点言わせれば、私、委員会等でいろんな聞いてる、全部町有地の処理できるという話も聞いてますけど、委員会の発言の中では。議事録調べてないんで大変申しわけないんですけど。何人かにはちょっとお聞きして、そうだという話なんです。それも違ってるじゃないですか。だから県の、神奈川県の公社の協議し出したんじゃないですか。その辺を含めて答えをお願いしますよ。

生活環境部部長(成島光男君)

何度も同じことになって申しわけないんですが、最初のうちにつきましては、設計段階においても私どもは土地の面積については満足しているものというふうに考えておりましたので、特にそういうことについての検討等は行っていなかったというのが事実でございます。先ほども言いましたけども、最終的な積算業務または建設するためのですね、土地部分なんかの確認をしていただいていた中で、こういうことが判明してきたということでございます。

15番(加藤清君)

では町長にちょっとお聞きしますけど、設計委託、この工事委託、今の話だと本来設計委託が不備だったわけですよね。不備だったというのは、条件が不備だったわけですよね。敷地面積がない。この工事のやるときにも、初めて判明したんですけど、敷地が足らないという、そういう状況ですよね。町長、それについてどうお考えになりますか。今後の議案、いろんな出す面において。

町長(森英二君)

今、部長が答えておりましたけれども、当初設計に入る時点におきましては770平米という面積、それから地形、形はもう確定しておりましたので、それに基づいて設計を依頼したということであります。ただ、この今の時点になって、道路公社との借りる面積のところが位置が確定してなかった、締結がされていなかったということであって、設計段階においては面積が確定していて、それに基づいて設計を行ったわけですから、そういうことでございます。

15番(加藤清君)

その辺、町長、今まで部長の恐らくそこなかったと言ってるんですから、今、してたんですか。その、じゃあ答弁すり合わせてください。部長はしてなかった。申しわけないと言ってるんだけど、町長は設計段階でしてたっていう話じゃないですか。それ、どういうふうに違うんですか。整合性がないじゃないですか。

町長(森英二君)

部長の答えてるしてなかったというのは、要するに公社から町が明確に借り受けられると思っていたけれども、しかしその締結にまで至っていなかった。で、これの工事議案として提出するまでには、その締結ができるだろうという見通しで行ってきたということであって、してなかった云々というのは、ちょっとここではあり得ないと。すべて面積もわかっていて、設計に出したということははっきりしてるということです。

15番(加藤清君)

してなかった…それすごく問題な発言じゃないですかね。それが今、設計と工事請負契約、両方で引っかけた話なんですけど、非常に問題になりますよ、それは。いかがですか、その辺。町長、整合性あれしてくださいよ、部長と町長の。

議長(鈴木道子君)

整頓して回答をお願いいたします。(私語あり)暫時休憩いたします。
(午後2時24分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後2時28分)

生活環境部部長(成島光男君)

お時間いただいて申しわけございませんでした。今、加藤議員の御質問でございますけども、設計当初、私たちは敷地的な面積については足りているっていうふうに考えて進めさせていただいておりました。先ほども申し上げましたけども、管財課のほうで積算業務を行っていく中で、最終的に敷地が足らないというのを判明いたしました。そのために面積要件的なことをフォローするためにですね、公社の土地等を借り入れを行った上で確保していきたい。そのようなことで考えましたので、最終的には借り入れが行えなかった、承諾書をもらえなかったということで現在こういうふうな形になっておりますけども、770平方メートルっていうのは面積の容積率だとか建ぺい率、そういうことをフォローするために最低の面積が770でございましたので、その辺の数値を管財課の積算以後に確定するためにですね、考えさせていただきました。

15番(加藤清君)

今でわかりました。では、ちょっと進んだ質問になるかと思いますけど、この今の現計画されたところで借りるように、これからも交渉していくということですか。県公社。

生活環境部部長(成島光男君)

公社のほうとは話を進めさせていただきまして、また町の道路管理者との話も必要だと思っておりますので、その辺につきましては今後調整のほうはさせていただきたいというふうに思っております。

15番(加藤清君)

今後の話で大変恐縮ですけど、きょうの資料で見させて、長柄、これ、地番長柄ですが、1721-3、1721-4ということ、使うということですけど、これ、公衆用道路ですよね。逗葉新道の敷地ですよね。私、現地見ましたけど、あれ、のり面ですか。のり面はないと思うんだけど。どういうふうに使われますか。

生活環境部部長(成島光男君)

私も現地を見させていただいて、杭等が確定しているのがありましたけども、赤道があそこの部分にあったんではないかっていうふうに、赤道がですね、杭の確定されてない部分があったのではないかなっていうふうに、現場を見たときには考えさせていただきました。そういう理由で公社のほうにですね、再度ここについて土地利用のほうを承諾のほうをお願い、使用承諾のお願いしたいっていうことで話をさせていただきました。公社のほうでも、あそこの土地についてどうなってるかっていうのをですね、ちょっと不明な点もございました。そのために期間等が延びてしまったというような内容でございます。

15番(加藤清君)

公図上の道もあるということは、私も推測はされます。ただ、委員会のときかな、に出していただいた資料、12月6日では道路をつけかえしますよね。公道、しますよね。そうすると、それは公衆用道路と接してするわけですよね。私、現地で多少でもあいてれば…あいてればっていうのは、公図と土地がそこに、今、計画地と計画地ですよね、葉山町の土地と公社の土地、少しでも道路から離れて…離れてっていうか、行けるようにですね、1メートルでも2メートルでもあいてればいいですけど、このつけかえやったら、私、行けないんじゃないかと思うんですけど、河川があったりなんかして。その辺も含めて、これ、今後の話になって大変申しわけないですけど、協議されるということですか。非常に難しいと私は思うんですけど。

生活環境部部長(成島光男君)

私もですね、この資料7で出させていただきましたピンクに塗ってある道をつけかえするっていうことでお話をさせていただいたと思います。これにつきまして再度ですね、どのような方法がよいのかっていうことで、検討のほうは今後させていただきたいっていうふうに思っております。

15番(加藤清君)

今、部長の検討させていただきたいということで十分わかりますけど、本当に私はし尿施設に反対するわけじゃないんですけど、やっぱり何ですか、公的に町がやるものですからね、法に触れるようなね、ことになってしまうようなことがないように、それを願って私は何回か質問してるんですけど、その辺を考えて今後やっていただきたいと思います。以上で私。

議長(鈴木道子君)

他にございますか。

9番(守屋亘弘君)

教育民生常任委員会で私の記憶では8月3日と10月6日に陳情に関連して審議をしたように記憶してるんですけれども、その際は経費がああでもないこうでもないといってやったと。本件については全く何にも触れてない。先般の常任委員会で、本件と同じような撤回の請求が出てきて、その際の審査で、私の質問に対して管財課長は、8月から執行委託を受けたと。私の勝手な想像、間違ってると思うけれども、実施設計をした中においては、場所を特定してなかったんじゃないかと。ただ770平米が必要だと。それで管財課と環境課ですか、協議してここにしたと。というのは、8月30日に初めて神奈川県道路公社と協議したんでしょう。そういうことで考えれば、要するにまあ実施設計とは関係なく、管財課と環境課の協議によってここにするとしたということでなかろうかと思うんですが、いかがでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員が言われるですね、ここの図面上に建物を建設する場所が決まってなかったのではないかということでございますけども、当初ここの場所について決まっておりました。ただですね、やはり教育民生の中でもお話ししてたと思うんですけども、やはり経費を下げるとかですね、そういう話もございましたので、どこにやるのが一番有効かということでの話し合いは持たせていただきました。結果、最終的に今の場所にですね、建物をつくるのが土工工事等を考慮した中では一番立地としては条件的にいい場所じゃないかっていうことで、今回ここの場所を定めさせていただいたということでございます。

9番(守屋亘弘君)

まあそれは結果から見てそうなったということでしょ。それで、330ヘクタール…あ、ごめんなさい。平米の土地が道路公社のものだったと。それがいつわかったんですか、初めて。8月に入ってわかったということでしょう、それであれば。

生活環境部部長(成島光男君)

さきの教育民生の中でもお話しさせていただいたと思いますけども、7月の終わりぐらいにですね、そういうことが私たちはわかりました。

9番(守屋亘弘君)

ちょっとね、訂正してもらいたいんだけども、この土地が道路公社のものだって初めてわかったのは、この間のあれでしょう。それについて道路公社の土地だなんて、一言も言ってないじゃないですか。であればね、そうでしょう。この間の教育民生常任委員会で初めて我々知ったんですよ。そういう道路公社の土地にかかわる。常任委員会、当方の常任委員会でいつ言ったんですか、それじゃ。それ以前に。何をお話ししたんだよ。今、私自身は、職員にばかにされてるんじゃねえかって言われてるんだよ。議員は。だから、その後、おわびして訂正するかね、会議録読んで確認してくださいよ。教育民生常任委員会に330平米の土地が道路公社のものだったと言ったのは私の記憶では先般の当方の委員会ですよ。違いますか。部長、答えてください。

生活環境部部長(成島光男君)

説明したのはそのとおりだと思います。

9番(守屋亘弘君)

それで、だから8月に入って最終的にこの建設予定地にしたと。で、初めて道路公社の土地も含まれてるということになって、まあその後ずっと交渉してたんでしょうけれども、なぜ早くそういうことを常任委員会なりに言わなかったんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

先ほどもお話ししたと思いますけども、議決をいただく日までに県の公社のほうから使用承諾をいただけるっていう形で私ども思っておりましたので、そういう内容で公社と協議をさせていただいておりました。今、なぜ説明しないかっていうことでございますけども、公社が…申しわけございません。教育民生の中では私たち公社からの土地を借りればですね、建設する敷地面積に、要件に十分該当すると思っておりましたので、そういう説明のほうはしてはおりませんでした。今考えればですね、そういう説明をしなかったことについては申しわけないっていうふうに考えております。

9番(守屋亘弘君)

それとですね、2枚目の協議等の経緯の中で、今月1日に国土交通省と協議とありますけれども、どういう協議をしたんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

これにつきましては、仮設進入路の設置を計画しておりましたので、その内容を国土交通省のほうに説明に上がらさせていただいたわけでございます。

9番(守屋亘弘君)

そうすると、国有地にかかるというようなことなんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

国有地ってことじゃなくて、逗葉新道から直接進入する場所をですね、仮設進入路を設置する場合、県の公社はですね、国交省の許可を得ないと、国交省の許可を得ないと、あそこの料金所手前の空き地があいてる部分がありますけども、あそこをあけることができないっていうふうなお話を伺っておりましたので、国交省のほうにですね、公社の方と一緒に伺わせていただいたっていうことでございます。

9番(守屋亘弘君)

だから、国が絡むのかどうか。というのは、県のね、道路公社といえばね、県の県有地になるの。あるいは当然ながら道路公社というのは、国の国有地じゃないよね。だから、国有地の関連があるのかって聞いてるんですけど。

生活環境部部長(成島光男君)

今回の件で国有地の関連というのは一切ございません。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございませんか。

2番(近藤昇一君)

今回の一連の問題についてね、やはり町長初め職員が余りにも議会を信用してなかったんじゃないのかなと。で、一部に異論を述べる方もおられますけども、このし尿の投入施設については必要だという意見が圧倒的なんですよ。そういう中でそういう問題が起きてしまったときに、やっぱり素直に議会に相談するっていうのがやっぱり必要じゃないのかな。議会に言っちゃうと、ばれちゃうとまずいというような考え方があったんじゃないのかなと。多分すんなりいくはずだったのがいかなかったと。で、このまま議案が通ってしまえば何とか着工までに了解とって着工しようということだと思うんですよね。これやっぱり我々議会としては許される行為じゃないと思うんですよ。違法で…違法ではないかもしれないけどもね。仮にこれで議決したって、しちゃった後でもね、瑕疵ある議決にはならないとは思うんだけども。でも我々は相当議会としてはばかにされたと思いますよね。そういう面では今、守屋さんが言われたように、過去委員会の中で、議会の中でいろんな形でこの問題については議論している中でね、道路公社が絡んだということについて一言も触れなかったというのは、やっぱり率直に謝罪すべきだと思うしね。で、今後二度とこのようなことは起こしてはならないとは思うんだけど、経過としては間に合うと思った。でも間に合わなかった。でも、議決してしまえば、何とか工事着工までに間に合わせると。そういう意味合いで今回30日を通過してしまったということでよろしいんでしょうか。ちょっと確認をしておきますけど。

生活環境部部長(成島光男君)

決してですね、議会に対して黙っていようとかですね、そういう形で我々考えたわけではございません。内部でいろいろ話し合いしてた中でですね、公社との話が最終的には使用承諾がもらうことができなかったということについては、大変私は結果的に議員の皆様に対しましてこういう結果でですね、撤回をするというような形になってしまったことについては大変申しわけないと思っております。今後こういうことがないようにですね、また次にまたお願いすることもあるかと思いますけども、こういうことのないような形で整備をさせていただいた上でですね、提案のほうはさせていただきたいっていうふうに思っております。

2番(近藤昇一君)

念を押しておくのは、やはりせっかくね、常任委員会でもって所管事項でずっと…陳情か、陳情審査。ずっと審査してたんだからね。やはり常任委員会っていう形でもって小回りのきくところですから、その辺の情報をね、共有するっていう気持ちが必要だと思うんですよ。やっぱりこれは今後ともそういう対応でね、次にどのような提案されるかわかりませんけども、次やってもらいたい。で、我々議会としてもね、そのことを30日でしたっけ、加藤議員がこの質問をするまで指摘できなかったということについては私自身も反省しなきゃいけないのかなと思うんですけども、ぜひ町部局のほうが圧倒的に情報量豊富なわけですから、そういう面で議会のほうにも情報を提供していくという姿勢を持っていただきたいと。そのことをお願いしたいんですけど。

生活環境部部長(成島光男君)

今後そういうことのないようにですね、十分注意させていただきたいと思います。

9番(守屋亘弘君)

町長はいつぞや、ピンチはチャンスというように話をされたように記憶してますけれども、これを幸いに私の不幸なことが起こったと。これを福に転じるのが私のアイデアを取り入れるしかないと。すなわち、生ごみとし尿処理関連の生ごみ資源化施設をゼロ・ウェイストという精神に基づいて建設する。そういうお考えはないでしょうか。

議長(鈴木道子君)

守屋議員、今回の撤回についての質問に限らせていただきたいと思います。

9番(守屋亘弘君)

では、議案を出したり引っ込めたりの責任は、ひとえに私は町長にあると、そのように考えておりまして、いつぞやの下水道事業団関連のほうについても、職員が勝手にやって町長は御存じなかった。今回もそう。そういう面から、先般の例を倣えば、知らなくても町長はみずから給与の10%、3カ月減俸処分という決定を下しておりましたが、今回は同様に考えて、そのような対応をとるということが極めて当たり前と思いますが、町長、いかがでしょう。

町長(森英二君)

このような状況になったことについては、申しわけないと思っております。また、その責任の所在とか、賞罰とかというものについては、まだ今考えておりません。

議長(鈴木道子君)

他に御質問ありますか。

6番(伊東圭介君)

今まで質疑聞いてる中で、やはりどうしても納得のいかない部分もあります。近藤議員が言われたようにね、我々もあの施設については必ず必要なものだというふうに思ってますし、ぜひ建てていただきたいというふうには思っておりますけども、今回の件に関してはもう少し質問させていただきたいと思います。先ほどから部長がいつ土地が足らなくなったということについて、明確なお答えがないんですよ。いつその土地が不足してることがわかったのか。それによって、いつ公社と土地の使用のね、協議に入ったか。これ重要なことなんですよ。なぜかっていうと、これはこのスケジュール、きょう2枚目資料に出てますけども、たしか11月19日が入札だったと思うんですけど、そういったもの、それから議会の上程のスケジュールを考えて、いつわかったのか。土地が足りないのが。そしていつ公社と協議に入ったか。これはやっぱり明確にしていただかないといけないと思うんですけど。部長いかがでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

判明したのは、先ほどもお話ししましたけども、7月ごろにですね、面積的に足らないっていうのは判明をいたしております。また、いつ話し合いに入ったのかというのは、ちょっと公社のほうとですね、先ほどの道路の進入路の関係とですね、一緒にいろんな形でお話し合いをしておりましたので、はっきりちょっといつからというのをちょっと私は存じておりません。申しわけないんですけども。現段階で、ちょっと私のほうでは何月何日からこの話を行ったというのはちょっとわかっておりません。

6番(伊東圭介君)

それを明確にしていただけないでしょうか。それね、いつ土地が足らなくなった、7月っていうのもね、ちょっと僕は腑に落ちないんです。ただね、公社、相手がいるわけなんで、いつその協議に入ったかって。これ、8月はね、恐らくね、今、先ほど部長が言った進入路の件で公社に行ってるはずなんですよ、最初は。当然そうですよ。土地が足らなくなったなんて、もっと後のことじゃないんですか。公社と折衝に入ったのって、いつですか。これ明確にしてください。これ明確にできなかったら、この議案、取り下げについても、許可できませんから、議長、もしあれでしたら休憩をして、確定させてください。(「賛成」の声あり)

議長(鈴木道子君)

では休憩いたします。暫時休憩いたします。(午後2時53分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時50分)

生活環境部部長(成島光男君)

お時間いただきまして、申しわけございませんでした。先ほどの伊東議員からの御質問でございますけども、7月の終わりごろにですね、面積的に足りないということがわかりまして、担当課、あと道路担当課、また関係者との話し合いの中で、最初につきましては道路のつけかえ等を行った上で面積的に足りていくんではないかっていう話をさせていただいておりました。それをどんどん突き詰めていく中で、11月ぐらいの段階でどうしても面積的なものが足りないっていうことが判明いたしました。これにつきましては、その先の道につきましては、県の公社が所有している土地がございまして、赤道があるんじゃないかっていうことで、実際神奈川県の道路公社のほうに相談として伺わせていただいたのが11月の24日の日に相談をさせていただきました。その中で、向こうの公社の方はかなり好意的なお話をしていただきまして、私たちは使用承諾についてすぐとれるんではないかっていうふうに考えてしまっております。これについては、この点につきましては考えが足らずに大変申しわけなかったと思っております。今後こういうことがないように十分注意させていただきまして、次期にですね、提案させていただくときには全部整理をさせていただいた上で、再度提案をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

6番(伊東圭介君)

今、部長から日時について答弁があったわけですけれども、これについてはやはり納得がいかないこれスケジュールだというふうに思うんですよ。というのは、11月19日、入札をしてるわけですよね。土地の算段もできてないのに入札をかけたっていうことになると思うんですよ。要するに土地の確保もできてない段階で入札をかけたっていうことですよね、順番からすれば。11月19日、入札をかけちゃったんですから。で、11月24日に公社に初めて、道路公社に初めて土地を貸してくださいという形ですよね。それから1週間後の30日にもう議会にかかる。これ、提案する前に要するに引っ込めるというか、提案をしないという選択肢というのはなかったんですか、そのとき。いかがでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

これにつきましては、公社のほうに伺わせていただいたときにですね、公社のほうの説明を受けたときに、好意的なお話を受けましたので、私たちは使用承諾についてはいただけるものというふうに考えてしまったということがそもそもの勘違いからだと思っております。今後ですね、このようなことのないように注意のほうはさせていただきたいと思っております。

6番(伊東圭介君)

道路公社のほうも、そんな簡単に、例えば30日までにね、使用許可なんて出るとはちょっと思えないですよね。もうその考え方が甘いと言えば甘いと言うしかないです。正直なところ。というのは、葉山町は毎年毎年ね、逗葉新道については無料化にしてくれ、無料化にしてくれって、県の道路公社のドル箱である逗葉新道をね、なくす方向で陳情してるわけですよね、町長。そうですよね。都合のいいときだけ土地貸してくれ。そんな簡単に道路公社が、はい、わかりましたって言うのかなっていうのはね、まあそういう行政とか政治に携わっている者として、感覚的にわからないといけない部分かなというふうに一つは思います。ただ、いずれにしてもこれ、今回議案の撤回ということで出てます。これ、よかったと思うんですよ、本当に。というのは、違法な建築物をね、町が建てようとしたんですよ。はっきり言っちゃえば。違法建築物を町が建てようとした。それを議会がとめたんですよ。町長、大変なことになるところでしたよ、今。議会がとめたんですよ、これ。撤回させたんですよ、議会が。わからなきゃ、このままいこうと思ってたわけですよね、町側は。その辺、よく考えて、もう一度町長の御答弁いただきたいと思います。

町長(森英二君)

このようになってしまったことに対しては、私としても申しわけなかったと思っておりますが、先ほど来部長が答弁しておりますように、道路公社のほうとの折衝においても、非常に好意的、いい感触で当たってくれていたと。だからこれを提案するまでには承諾が受けられるという、結果的には甘い、見通しが甘かったと言われますけれども、そういう感触を持っていたので進めてきたと。決してこれを内密に通してしまってどうのこうのという作為的なものがあったとは思っておりません。

6番(伊東圭介君)

町長もね、ちょっと認識違うんで、これはね、議長にお願いをしたいんですけども、今後もこの件については所管の常任委員会、またほかの機関でも構いませんけれども、引き続き調査をすることをお願いをしたいというふうに思います。議長のほうからお願いはできますか。

議長(鈴木道子君)

はい。この件につきましては、今、伊東圭介議員がおっしゃったことを所管の委員会にお願いをしたいと思います。

9番(守屋亘弘君)

もう一度確認したいんですけどね、11月24日に初めて道路公社と協議したという先ほどのお話ですけれども、それでよろしいんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

そのとおりでございます。

9番(守屋亘弘君)

そうすると、教育民生常任委員会で私の記憶する範囲、生活環境部長は7月から…ごろから道路公社と協議に入ったという答弁をされてますけど、どっちが本当なんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

資料2でお示しさせていただいておりますけども、8月30日以降、神奈川県道路公社との協議って書かせていただいております。これらにつきましては、逗葉新道からの直接進入ができるようにっていうことで、仮設進入路についての設置をお願いのほうをさせていただいておりました。その内容を8月から協議のほうに入っていったと。実際に土地の使用に当たりましては、先ほども申しましたように11月の24日から協議をさせていただいたっていうことでございます。

9番(守屋亘弘君)

そうすると、事実関係の確認なんですけれども、11月25日に議会運営委員会がありましたよね。

議長(鈴木道子君)

全員協議会ですね。

9番(守屋亘弘君)

議運も午前中なかったですか。いや、私は議運のことを聞いてる。

議長(鈴木道子君)

失礼いたしました。

9番(守屋亘弘君)

そうでしょう、ありましたよね。それで、議案がいつ配られたんですか。24…22日でしょう。22日でしょう。

議長(鈴木道子君)

今確認いたしました。25日に議案を配ったというふうに事務局。(私語あり)ちょっと確認をいたします。暫時休憩をいたします。(午後3時59分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後4時00分)
ただいまのお話ですが、25日に議案を配ったということが確認できました。

9番(守屋亘弘君)

じゃあ、議運…議長と質疑になっちゃうけど、議運開催当日に議案が配られたということですか。(「違うでしょう」の声あり)だって、議案がいつ配られたかって聞いてるんですよ。

議長(鈴木道子君)

今確認いたしまして、この議案に関しては25日だそうでございます。確認をいたしました、今。この議案に関して。

9番(守屋亘弘君)

わかりました。多分それであればね、22日に印刷したんだ。24日に…ごめんなさい、言い間違えた。だから、確認も何もしてないで議案をつくって25日に配ったということでしょう。時系列的に言えば。だって1日さ、協議して、いい感触で、すぐ返事もらえるという前提だったんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

24日にですね、説明に上がる前に、内部的な協議をさせていただいたときにですね、道路先にですね、公社の持ってる土地がある。そこは赤道で、多分この面積に入れられるんじゃないかって内部での話はさせていただいておりました。24日の日に伺って、好意的なお話を伺いましたので、私たちはですね、できるんじゃないかっていうふうに考えてしまった。この辺については大変申しわけなく、考えが甘かったと思いますけども、そういうふうな考えのもとに提案のほうはさせていただいてしまいました。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑がございますか。

8番(佐野司郎君)

すいません。割り込んで申しわけないんですけれども、先ほどの伊東議員の説明で、11月19日入札って言いましたよね。11月24日に初めて土地の借り入れについて道路公社で申し入れたと。いい感触を得たから入札に回しちゃったんで申しわけないって言ってたんだけど、3日戻れるわけですか。もし私の聞き違いなら申しわけありませんけども、そういうふうに聞こえたんですけど。で、さっきから時間、貴重な時間とってやってるんで、本当のことを本当に話してもらえませんか。それじゃないとちっとも終わらないですよ。

生活環境部部長(成島光男君)

11月24日にお話しさせていただいたのは事実でございます。また、私たちが今回この施設をつくるためにですね、横浜市のほうからし尿の処理のほうもお願いして、許可をもらって、3カ年以内に施設を建設するって条件でやらさせていただいております。そういう点とか、この工事をですね、2年の継続事業って形で予算を計上させていただきました。その中で、この時期にですね、やらないとどうしても工期的に間に合わなくなってしまう等の点で、自分たちがですね、勝手に思い込んでしまった部分というのが多々あるかなと思っております。この辺がこの時系列の中でですね、ちょっと私もあやふやになってしまって申しわけないんですけども、そういう勇み足的な部分というのは十分ございました。こういうことがなければ、こんな問題にはならなかったのではないかって思ってますけども、今からではもう取り返しがつかないことでございますので、大変申しわけないと思っております。横浜市とのですね、話、またこれを建設することによりまして、経費的にも下がるんでないかっていうことも前提でありましたので、ついついこういう対応をとらさせていただいてしまったっていうことが事実でございまして、大変申しわけないと思っております。

8番(佐野司郎君)

撤回認めたいんです、私。で、さっきからいろいろ質問してる人がいるんですけれども、言いくるめるとか、そういう意味じゃなくて、今さらいいも悪いもないと思うんですよ。いついい感触を得たか。24日に話したらいい感触だった。だから入札に回しちゃったって、戻って回せるはずがないと私は思うんです。だから、そういうことをきちっと言っていただければ、それはだれの責任かっていうのは、また次の後ですよ。一番トップをつかんでる人がいるんだから、最後はその人が責任とるに決まってるんだけど、でも、じゃあ職員はどうだったのか、復命書はどうだったのかって、これからやるわけですよ。だから本当のことを言ってください。じゃなきゃ採決入れないんですよ。それだけ約束してくれますか。これからありのままを教えてくれますか。それだけ聞きたいと思います。

生活環境部部長(成島光男君)

19日の開札の件ですけども、私たちはどうしてもこの施設の建設を進めたいっていうふうに思っておりました。その上で、この今、議員が言われるですね、確約もとれてないのにっていうのは、確かにございました。ただ、私たち先ほどから何回も言って申しわけないんですけども、このし尿投入施設をつくることによって、財政的にもかなり有利になるんではないかっていう考えを、私たち自身で思い込んでしまったってことがございます。そのために、どうしてもこの事業を進めたいっていうことがありました。確かに19日の段階では、確約はとれておりませんでした。その中で、さきの公社の件なんても話が出ておりましたので、これを進めればできるんじゃないかなっていうふうに思い込んでしまったっていうことがあるかなってふうに今は思っております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

2番(阿部勝雄君)

先ほど来教育民生のあれがどんどん出てきて、あたかも何か教育民生で何もやってなかったんじゃないかって言わんばかりに質疑されると、私、教育民生の常任委員長として大変心苦しく思っております。この図面、経過を見ても、こういうことが教育民生で協議したと言わんばかりに12月の6日に教育民生常任委員会で審議と書いてあるんだよね。この文書を出されると、このことを教育民生で審議してきたんじゃないかとしか読めないんですよね。先ほど来からずっと出てるんですけど、教育民生の常任委員会に出たこの6日の日に初めて出されたんです。それでみんなびっくりして、こういう大騒ぎになってるわけでありまして、教育民生としては本当に唐突な感があって、今言われるように、皆さんが大変危惧していろんな質問されてますけども、この審議を全然やってこなかった我々としても大変心苦しいんですが。本来だったらこれ、教育民生にこのことを例えば事前に話があったら、どうなってるんだ、どういう経過だっていうのは十分に議論してきたはずだと思います。ここで初めて、もしこれだめだったらどうするという議論まで出てるはずだと思うんですよね。こういう大事にならないで済んだはずだと。この辺が我々がいつも言ってるように、議会軽視ではないか。先ほど議会の議員を疑ってるんじゃないかっていう話もありましたけども、まさに議会軽視のあらわれだと私は思います。教育民生でどれだけできたかっていうのは、これはわかりませんけども、今言った議論などはだれしも考えられる案件というか、議案というかね、疑問だと思います。この辺、隠すんじゃなくて、やっぱり一緒になって考えていくようなやり方をしてもらわないと、これからいろんなことあったとしても、どこまで出していいか、あるいはどこまで出してくるんだって、こっちも疑心暗鬼で議論しなきゃならないですよね。そちらのほうで胸を開いてというと何ですが、すべて出して、問題はここにもあると。この辺どうするかっていうのがやっぱりやってもらうというのがなかったら、出せ、出さない、出せって言われて、じゃあこれ出そう、これ出そうって、ちょろちょろちょろちょろ出して、今やってるとこのことね、最初にここの答弁は、協議したのは7月の末わかって8月の30日から始めたみたいに言って、何だかんだいって、代表者さんで質問したら、いつの間にやらその後24日から始まった。全くちょろちょろ出してくるだけなんですよ。まさにこれこそ議会を信頼してないんじゃないんでしょうか。この辺こそ私は本当に教育民生でやってこなかったことに本当につくづく反省してますけど、出されないものをこっちから疑って、隠しているんじゃないかとは言えませんので、そちらが開かないとこちらではわかりません。こういう問題があるんだけど、どうするかっていうのを一緒に考えていくこそ、やっぱり議会と行政の車の両輪ではないんでしょうか。この辺やっぱり強く指摘したいと私は思います。ぜひ今後はそういう隠さないで、すべてを出して、一緒に考えてくれと。問題があるんだと。こういう点ではまだ解決できない問題もあるけど、我々としては方向性はこう持ってると。こういうことをぜひ出していただきたいと思いますけども、いかがなもんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員のお話、ごもっともだと思います。今後ですね、こういうことのないように、十分注意をさせていただいて進めさせていただきたいと思っております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

13番(金崎ひさ君)

すいません。ちょっと将来的なことを少しお聞きしたいんですが。私たちも下水道投入施設というのは絶対に必要だと思っておりますし、それからこの撤回というのもやはり一つの土地に図面を書いているわけですから、もちろん撤回せざるを得ないというふうに思っております。ただ、24日に土地、神奈川県道路公社に相談に行ったときに非常に好意的であったということで、これはある程度待てば可能性は、貸していただける可能性があるというふうに踏んでいらっしゃるのかどうかっていうのをお聞きしたいんですが。わかりますか。

生活環境部部長(成島光男君)

この24日にですね、出させて…お話をさせていただきまして、好意的なお話を私どもは承っております。そんな中でですね、先方のほうの図面がですね、ございまして、どのように今、整理されてるか。登記がどういうふうになっているかっていうのがわからない部分がございます。その辺をですね、よく確認しないことには、どういう方向になるかっていうのが進めないっていうことがわかってきております。そういうのをすべてですね、調べさせていただきまして、どのような形がいいのかっていうのをもう一度内部で整理をさせていただきたい。そういうように考えております。

13番(金崎ひさ君)

この件に関しては相当なお金を費やしておりますので、それが無駄にならないような形で、ぜひとも早く下水道投入施設っていうのが必要だと思っておりますので、そのような形で進めていただきたいなと。非常に残念だということを申し上げておきます。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

2番(近藤昇一君)

これで撤回して、町長にちょっと伺っておきたいんだけども、道路公社の了解がとれたら、再提出するつもりはあるわけですよね。もう3月定例会まで待たずに、もう即やるっていうおつもりなのかどうか。臨時議会とか、そういう形になるかどうか。

町長(森英二君)

はい、条件が調い次第、できるだけ早く再提案していきたいと思っております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。よろしいですか。
では、御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたしますが、先ほど伊東圭介議員からお申し出がありましたこの撤回の案件とは別に何らかの場面で成り行きについての審議をするということについては、いかがでしょうか。部長、確認をしたいと思うんですが。

生活環境部部長(成島光男君)

議長の御判断にお任せしたいと思います。

議長(鈴木道子君)

では、どの場面でやるかは、また皆様とお諮りをいたしまして、何らかの場面で続けていくということを確認をさせていただきます。
ではお諮りいたします。ただいま議題となっております議案第53号の撤回の件を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第53号の撤回の件を許可することに決定しました。

議長(鈴木道子君)

日程第2「議案第44号葉山町一般職の任期付職員の採用等に関する条例」、日程第3「議案第45号神奈川県町村情報システム共同事業組合規約について」の2件を一括議題といたします。
本2件については、総務建設常任委員会に付託し、審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、総務建設常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

総務建設常任委員会委員長(伊藤友子君)

総務建設常任委員会審査報告。平成22年11月30日の議会第4回定例会において付託された議案第44号葉山町一般職の任期付職員の採用等に関する条例及び議案第45号神奈川県町村情報システム共同事業組合規約については、議会休会中の12月3日に担当部課長等の出席を求め、慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。
議案第44号葉山町一般職の任期付職員の採用等に関する条例は、地方分権の進展に伴う高度化・専門化した行政需要または期間が限定される専門的な行政需要に対応するため、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律に基づき、任期を定めた採用及び給与の特例に関し、必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものです。
条例の要旨は、特定任期付職員、一般任期付職員、4条任期付職員及び任期付短時間職員の4種類の任期付職員に係る採用、給与等について必要事項を定めたものです。
審査では、なぜ今になって条例を制定する必要があるのか、採用について具体的な予定があるのか、どのようなケースが当てはまるのか、採用に当たって公正性・公平性が担保できるのかという質疑が集中しました。担当職員からは、現行の非常勤職員の雇用だけでは対応できない問題が生じている。採用については具体的な話があるわけではないが、条件整備をしておく必要がある。採用試験については、選考といえども施行規則中に規定を設け、採用の公正性を確保するとの説明がありました。喫緊の行政需要への対応や、人事の活性化などのメリットも認められ、法律の規定に基づいて整備する条例であることから、全会一致で可決することに決しました。
議案第45号神奈川県町村情報システム共同事業組合規約は、情報システムネットワークの整備、管理及び運営に関する事務等を共同処理するため、県内14町村が加入する一部事務組合である神奈川県町村情報システム共同事業組合を平成23年4月に設立するため、地方自治法第290条の規定により提案されたものです。
規約の内容は、地方自治法第287条第1項の規定に基づく名称、組織する地方公共団体、共同処理する事務、事業所の位置、議会の組織及び議員の選出の方法、執行機関の組織及び選任の方法及び経費の支弁の方法の項目のほか、加入及び脱退の規定からなっています。
審査では、現行の情報システムにかかる経費が他団体に比べ高額であること、従前から議会でも高額な電算経費の見直しについて指摘していたにもかかわらず、今日まで十分な改善がなされなかったことなどについて質疑がありました。担当職員からは、本町のシステムは他自治体と異なり、ホストコンピューターを使用していることが大きな要因となっている。経費削減の検討については、他自治体のようにクライアントサーバーシステムに変更することも考えたが、移行費用がかさむため、今日に至った。また、近年、経費がかさむ原因として、法改正、制度改正に伴い大幅なシステム改修があったとの説明がありました。委員からは、一部事務組合を設立することは、基礎的自治体にもう一つ公共団体をつくることになり、協議会の権限が及ばなくなることから、無条件で賛成はできないが、町の厳しい財政事情を考慮すれば、50%を超える経費の削減効果をもたらす今回の一部組合設立はやむを得ない。高額な情報システム経費を見直しすることは、財政問題の解決策の一つでもあり、共同処理以外に他の解決策を見出せない現状では反対する理由はないとの意見があり、全会一致で可決すべきものと決しました。
なお、これまでに情報システム関連に多額の予算を費やしてきた事実を省み、今後の施策に生かすよう要望するとともに、組合議会の会議結果については随時町議会に報告することを求めます。
以上、御報告いたします。平成22年12月9日、総務建設常任委員会。

議長(鈴木道子君)

暫時休憩いたします。(午後4時22分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後4時29分)
ただいま総務建設常任委員会の委員長の報告について、局長のほうからお話がありましたが、正・副委員長の許可をいただきましたので、ただいまの委員長の報告どおりにさせていただきます。
以上で委員長の報告を終わりまして、これより日程順に委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
最初に議案第44号について質疑を行いますが、ございませんね。
御質疑がなければ、議案第44号の質疑を終わります。
次に、議案第45号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、議案第45号の質疑を終わります。これにて総務建設常任委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
これより1件ごとにお諮りいたします。議案第44号に関する総務建設常任委員会の結論は可決であります。お諮りいたします。議案第44号は委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第44号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第45号に関する総務建設常任委員会の結論は可決であります。お諮りいたします。議案第45号は委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第45号は委員長報告のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第4「陳情第22-20号平成23年度における障害児者・透析者を含む移動困難者に対する通院支援についての陳情」、日程第5「陳情第22-21号平成23年度における重度障害者医療費助成制度についての陳情」の2件を一括議題といたします。
本陳情2件については、教育民生常任委員会に付託し、審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、教育民生常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

教育民生常任委員会委員長(阿部勝雄君)

教育民生常任委員会審査報告。平成22年10月15日、議会第3回定例会において付託された陳情第22-20号平成23年度における障害児者・透析者を含む移動困難者に対する通院支援についての陳情及び陳情第22-21号平成23年度における重度障害者医療費助成制度についての陳情は、議会閉会中及び休会中に担当部課長の出席を求め、都合3回審査を行い、結論を得ましたので御報告いたします。
陳情第22-20号の要旨は次のとおりです。神奈川県には多くの移動困難者がおり、通院支援の必要性と早急な対応を望む声が強く聞かれる。当県の透析患者のうち、自身の力で通院できない者の比率は50%ほどに上がることが把握できており、この比率は今後上昇することが想定される。一方、透析施設経営側としては、現行の施設による通院サービスは今後長い時間継続することができないとして、送迎サービスの継続の難しさを表明している。また、家族による送迎については、核家族化が進む中、伴侶の老齢化による支援の難しさや透析患者自身の加齢による身体不自由さの増加等不安材料は尽きない。したがって、かながわ障害者地域生活支援推進プログラム大綱に沿い、事業主体としての市町村は平成23年度予算策定に際し、障害児者を含む移動困難者に対する通院支援がなされるよう、広域的・専門的立場で取り組むことを求めているものです。
審査では、透析患者のみならず、町のバックアップにより、社会福祉協議会が送迎サービスを行っている等、町としても高齢者・障害者等移動困難者に対する体制はなされているが、一般的に財政面では予算削減等の方向にあることを考えると趣旨は理解できる。移動困難者には妊婦及び骨折等外傷者も含まれ、葉山の状況にはそぐわないのではないかとも思うが、実際対象者がいる以上、願意は理解できる。重度障害者にタクシー券が配布されており、送迎も行われている状況から、趣旨了承が妥当であるとの意見が大勢を占め、一部陳情の内容に県と町とのすみ分けがなされていないとの意見もありましたが、全会一致により趣旨了承すべきものと決しました。
次に、陳情第22-21号の要旨は次のとおりです。神奈川県は平成20年に医療窓口での一部自己負担金の導入と65歳を超えて新たに障害者となった方の制度適用除外を実施し、昨年10月から新たに所得制限導入を追加実施している。透析患者は少ない年金収入に頼って生活するものが多く、高額療養費特例3特定疾病療養受療者として負担軽減措置が図られているものの、通院にかかわる交通費や透析中にとる食事の経費を考えると、生活は大変厳しく苦しい状況にあることから、平成23年度予算策定に際して重度障害者医療助成について、年齢制限や収入制限等をつけない制度とするよう求めているものです。
審査では、担当からの県及び県下全37市町村が参加した医療費助成制度見直し検討会において、平成19年3月に強制力はないものの今後重度障害者医療費助成制度においては年齢、所得等制限を設けるべきとの方向が出され、それを受けて葉山町が先行して年齢制限を設けたとの説明を受け、説明の状況から県下では多くの自治体が実施を見送っている。年齢・収入の制限をつけないこととの陳情で、葉山は既に年齢制限を設けているが、再度見直しができないかも含め採択すべき。県下等しく同調の方向と言っていたが、葉山が先行している。すべて横並びを是とはしないが、こういった制度は少なくとも三浦半島地域では同レベルとすべき、同一医療圏で所得制限をつけていないのならば年齢制限もすべきではないなど、採択を求める意見の一方、収入制限をつけるべきではないが、高齢で対象者がふえること、介護保険の適用もあることを考慮すると、年齢制限の必要性はあるので、趣旨了承とすべきとの意見や、陳情内容では財政負担がふえる、願意は理解するが葉山は先行して取り入れていることは、財政的見地からは評価できるとの意見もありました。採決の結果、全会一致により採択すべきものと決しました。
以上報告いたします。平成22年12月9日、教育民生常任委員会。

議長(鈴木道子君)

以上で委員長の報告を終わります。これより日程順に委員長報告に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
最初に陳情第22-20号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、陳情第22-20号の質疑を終わります。
次に、陳情第22-21号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、陳情第22-21号の質疑を終わります。これにて教育民生常任委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
これより1件ごとにお諮りいたします。陳情第22-20号平成23年度における障害児者・透析者を含む移動困難者に対する通院支援についての陳情に関する教育民生常任委員会の結論は趣旨了承であります。お諮りいたします。本件については委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、陳情第22-20号は委員長報告のとおり趣旨了承されました。
次に、陳情第22-21号平成23年度における重度障害者医療費助成制度についての陳情に関する教育民生常任委員会の結論は採択であります。お諮りいたします。本件については委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、陳情第22-21号は委員長報告のとおり採択されました。

議長(鈴木道子君)

日程第6「議案第55号葉山町議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
本件は議会会議規則第35条第2項の規定によって提案理由の説明を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第55号は提案理由の説明を省略することに決定しました。
これより質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第55号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第55号は原案のとおり可決されました。
次に、決議第3号につきましては、森勝美議員の一身上に関する事件と認められますので、地方自治法第117条の規定により森勝美議員の退場を求めます。
(森勝美議員退場)
この際、本会議終了まで延刻をいたします。

議長(鈴木道子君)

日程第7「決議第3号森英二町長に対する問責決議(案)」を議題といたします。
決議書(案)を朗読させます。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。13番金崎ひさ議員、登壇願います。

13番(金崎ひさ君)

13番金崎ひさでございます。森英二町長に対する問責決議案の提出者として御説明申し上げます。
提案理由にもございますが、森英二町長は平成20年1月に町長として就任以来、町のかじ取り役としてのリーダーシップの欠如により、町民や議会に大きな不安と不信を招いてまいりました。まず、ごみ行政について、2市1町で進めていたごみ処理広域化から、決定権は町長にあるとの認識で町長の一存で離脱をしました。その際、横須賀・三浦両市の理解を得る努力をしなかったことにより、両市から訴訟を受け、葉山町民に対し物心両面から多大の迷惑をかけております。離脱後のごみ行政についても、議員各位からさまざまな質問を受けておりますが、明快な将来展望を持ち合わせてなく、ただゼロ・ウェイストを目指し、老朽化した焼却炉を補修しつつ使用するとの答弁を繰り返すのみでした。町長はごみは絶対にゼロにはならないという認識を持っていながら、その処理に対する施策を全く示そうとせず、老朽化した焼却炉については修繕費に毎年1億円以上の町税を費やしております。また、ダイオキシン類についても、不安を感じた町民の方々から検証を求める陳情が提出され、全会一致で趣旨了承し、町民の健康被害及びそれに対する心配と恐怖の払拭を行政に求めておりましたが、そのことに手をつける前、11月25日、ついにクリーンセンターからの放流水にダイオキシン類が検出され、焼却炉の停止という事態に陥ったことは、ゆゆしき問題であります。そして、そのような重大な状況下においても、森町長は議会への迅速な報告を怠り、翌日の新聞報道で初めて知るという状態でした。プレス発表前に議会に報告をすべきであったということを指摘しても、町長は議会対応は間違っていなかった、議会に通知しても事態の変化は何もないとの答弁を繰り返すのみでした。これは議会の存在を否定していることにつながります。
これまで森英二町長就任以来、幾度となく議会軽視の事案があり、その都度陳謝し続けてきた町長ですが、今回の答弁にあるような考え方を根底に持っている限り、今後も議会軽視は続くものと懸念いたします。森町長のもとでは二元代表制も揺らぎ、議会として看過するべきではないと考えます。また、ダイオキシン類の発生という重大な過失を起こし、安全で安心な町民生活を脅かす事態になっているにもかかわらず、町長行政報告においても、その後の緊急質問、そして一般質問においても、一言も町民に対して町長からのおわびの言葉がありませんでした。今回のことは、森町長の責任ではなく、偶発的に起きたことであるとでも思っていらっしゃるのでしょうか。今回の事態は、町長の無策の結果であるということを認識していただきたいと思います。
ピンチをチャンスにとか、これを契機にゼロ・ウェイストを推進してとか、そのような答弁の前に、まず町民生活を預かる町長として、このような事態を招いたことを町民の皆様に深くおわび申し上げるのが町長としての責任ではないでしょうか。議員各位は町民お一人お一人の代表としてこの場にお集まりでございます。このような町民軽視の町長を議会として看過してはならないと思います。
また、今定例会に上程されて委員会付託となりました議案第53号下水道投入施設建設工事請負契約が本日議案の取り下げが行われました。その理由として、神奈川県道路公社の土地使用の承諾が決定していないにもかかわらず提出したとのことでした。町長は、その状況を承知していなかったとの本日の答弁は、議案の提出者であるにもかかわらず、全く町長としての役割を担ってなく、さらに質疑に対しては謝る一方、弁解を繰り返すなど、全く信頼に値いたしません。
以上述べさせていただきました一連の事態を議会として看過するべきではないと考え、町長に強く責任を問うものでございます。ぜひ御賛同いただきたいと切にお願いして提案説明とさせていただきます。御静聴ありがとうございました。

議長(鈴木道子君)

説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

2番(近藤昇一君)

ちょっと提案者に伺っておきたいんですけども、この間、私どもも森町長に対しての議会での言動についていろいろ決議とか、そういう形で提案させていただきました。今回出されてる問責決議となりますと、不信任あるいは辞職勧告、そして問責というような形で、かなり重いものになります。この重いものをもし可決されたとなれば、それなりに議会もこの重さを感じなきゃならないと思うんですけども、まあ議運の委員長として、例えば今、国会で閣僚に対する問責決議が通った。その閣僚が出席するような場での審議はできないと。という形になっております。これがもし可決された場合に、森町長のもとでの審議は拒否するという、そこまでの重きを持ったものなのか。もしそうでなければ、これは軽く扱われるとなれば、議会としてそれが責を問われるんではないかなってな感じするんで、その辺の御決意のほどを伺いたいと思います。

13番(金崎ひさ君)

先ほど説明申し上げましたけれども、今回のことだけではなく、町長の一連の行為というものは、もうこの期に及んでやはり認めざるを得ないというふうに思っておりますので、もし可決をされましたら、それなりの覚悟は持っております。そして、やはり議会としての良識として、ぜひここのところで町長に対してやはりきっちりと認識を持っていただきたいという考えを持っております。

2番(近藤昇一君)

具体的にね、審議拒否も選択肢の一つなのかどうかということなんです。私どもは基本的には審議拒否というのは国会でもどこでもしないという形に、形はとってますので、そういうものを含めて今回の問責にはちょっと賛同できなかったというのがありますので、そこまでの御覚悟があるのかどうかということなんです。

13番(金崎ひさ君)

状況に応じまして町長の対応の変化とか、それから内容におきましてはやはり私たちは町民の負託を得ておりますので、そういうことでは内容を精査しながら全面的に何が何でも拒否するということではなく、やはり町民の負託にこたえることも必要かというふうに思っておりますので、要するに町長には猛省を促したいというふうに思っております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。決議第3号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議あり」の声あり)
御異議がありますので、これより討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。

3番(阿部勝雄君)

3番日本共産党の阿部勝雄です。日本共産党を代表して決議第3号森英二町長に対する問責決議(案)に対し、反対の立場で討論を行います。
この決議案は、過去の問題等を積み重ねた形での問責決議になっています。我が党は過去の問題については幾つか異論があり、積み重ねての御指摘に対し、賛同しかねる点が幾つかありますので、述べさせていただきます。
まず、2市1町のごみ処理広域化について、議会意思をほごにしたとしていますが、森町長は選挙公約で広域離脱を掲げて当選されました。当選された町長がその公約を実行したことに対し、たとえ議会が反対であっても議会意思をほごにしたと非難することには無理があります。しかも直近の選挙での意思表示こそ住民意思がより反映されているものと言えます。町長の公約も町民の意思であり、ともに尊重されるべきものと考えます。
次に、ゼロ・ウェイストを目指し、老朽化した焼却炉を補修しつつ使用することを批判的にとらえておりますが、十分か不十分かは意見が分かれるものですが、ごみを徹底的に分別し、資源化・減量化の方向を示されております。その資源化・減量化もモデル地区などで一定の前進があることが示されております。財政的な裏づけや将来展望がないと言いますが、町民とともに徹底して資源化・減量化を進め、ごみゼロを目指す、これが先進地などに見られる将来展望ではありませんか。その手段には、十分か不十分かは意見が分かれるところでしょうが、展望を示されております。減量化してこそ財政的負担を軽減していく裏づけではないでしょうか。我が党は老朽化した炉については、いついかなるときでも新設炉がよいのか、他自治体や民間企業に委託するのがよいのか、不測の事態に備えて即座に比較検討できるように、技術革新の時代に合わせて試算しておくべきことを訴えてきました。不測の事態に町行政、議会、町民に十分な資料を提供して、どうすべきかを検討できるようにしておくべきだと考えているからです。現時点では、町が比較すべきデータが示されていない状況にあることを指摘しておきたいと思います。ただ、炉を補修しながら極力使用する方法もありますが、今回のように緊急時に比較検討する資料がないために、自信を持って方向性の判断が我々としてはできません。環境面や経費などいろんな観点から比較を行って、どんな方法が有利なのか、町民が納得得られるようなものを示すべきではないでしょうか。再度検討を求めたいと思います。
1つ、来年度から戸別収集の実施など、まだ不安材料は多いものの、さらに前進を目指して資源化・減量化をすることは、方向性としては間違っていないものと考えます。
次に、本年11月25日のダイオキシン類検出の件ですが、焼却炉の停止に至ったことはまことに遺憾であります。ただ、現時点では原因は定かではありません。特に排ガスではなく、排水の基準値オーバーである点を見れば、単純に炉の燃焼に起因するとだけは言えないものがあります。平成14年にダイオキシン対策としてバグフィルターが5億6,000万の費用をかけて対応しましたが、そのときに排水を循環し、排水を外部に出さないと県に報告しながら、運転直後に噴射ノズルが詰まって循環できなくなっています。したがって、排水は従来のように放水していたにもかかわらず、県にはそのことを知らされていないまま、平成19年まで5年間も放水していたことが明らかになりました。この間の排水のダイオキシン濃度については、分析値の存在すら明らかにされていません。県には排水を放水していないことになっているために、県からの対応もそのものがあったかどうかもはっきりしていません。こうした対応の不備というか、不明の時期も含めて、現在まで蓄積されてきたことも考えられ、過去の対応にも問題はなかったのかも含めて、十分に原因を究明した後に責任の所在を問うべきではないでしょうか。現時点で原因の調査に全力を尽くすべきものと考えます。
また、ダイオキシン類の問題では、2002年に電気集じん機解体工事に当たって、施設周辺のダイオキシン類の土壌調査を実施したとき、幾つかの調査場所の中に510ピコグラムの高濃度ダイオキシンが検出されています。これは環境庁告示の調査指標の250ピコグラムの2倍にもなっていたにもかかわらず、当時のダイオキシン類対策特別措置法に基づく環境基準値の1,000ピコグラムに至っていないとして、何の対策も講じていませんでした。当時の議会もそれを了としてきております。当時、我が党は同僚の議員にも呼びかけて、議員5名の連名で対策を講じるよう守屋町長に申し入れましたが、残念ながら何らの対策も講じられず、町民の不安は払拭されていないものと考えます。今またダイオキシン基準値オーバーは、当時の不安を再燃させるものであり、ゆゆしき事態であることを我が党は指摘したいと思います。
次に、近隣自治体から訴訟を提起されている点ですが、さきに述べたように町長の選挙公約であり、相手自治体の訴訟内容も、離脱のよしあしを訴えるのではなく、ただ離脱する際の対応が悪いという、信義則という方法しかとれなかったようです。しかも、町の依頼した弁護士の見解では、十分に勝利できる見通しがあると聞いており、問題にすべきものではないと考えます。また、このことは、町民に対する不利益をもたらしているとの指摘ですが、訴えられた以上、応訴するのは当然であり、応訴しなければさらに大きな負担を強いられます。離脱したことを信義則として訴えられているが、その2市1町の広域処理の現状を、現在までの進捗状況を見れば、離脱は間違っていなかったと今も考えます。この問責決議案には、これらの点も含めて、町長の対応を否としていますが、我が党はこれらの対応をすべて否定するものとは考えていません。
最後に指摘されております下水道投入施設工事協定請負工事契約が、委員会付託後に撤回されたことを、議会審査を冒?するような行為、議会制民主主義根幹を揺るがすおそれがあるとの御指摘ですが、こうした事態をよしとするものではありませんが、すべて町長の責任とばかりは言えないものがあると考えます。相手との交渉事項で全力投球してきた職員の見通しは持っていたものの、思惑どおりに進まず、議会審査までに間に合わなかったとのこととしています。こうした交渉の進めていることさえ、何度も審査していた教育民生常任委員会には全く知らされず、結果を言い出して初めて知らされる状況は許しがたいものがあります。まさに議会軽視そのものであります。厳しく指摘したいと思います。ただ、同様に町長にもこの内容が知らされておらず、リーダーとしての責任は大きいものの、すべて町長の責任とすべきものではないと考えます。
賛同できる御指摘で、今回の定例中に発生した葉山クリーンセンターのダイオキシン基準値オーバーの件については、我が党もよしとするものではありません。新聞発表の前に議会に一報するべきであったと考えます。しかも、議員の質問に対し、通知しても事態の変化が何もないと切り捨てることは、議会軽視に輪をかけたようなものであります。確かに議員に知らせても事態は余り変わらないでしょうが、新聞で知ったり町民から指摘して初めて知ったのでは、議員がなすべき判断や答弁にもちゅうちょします。町民に議員資質すら問われかねません。我が党は常々議会軽視を戒めてきました。議会と町行政は車の両輪として事に当たるべきものと考え、議会に対する情報の提供を強く求めてきました。たとえ知らせることでマイナス面も出る可能性もあるかもしれませんが、一緒に考えて事に当たってこそ両輪ではないでしょうか。今後も議会軽視されないように、強く求めます。
この問責決議案、これら過去の対応をいろいろ積み重ねての問責であり、我が党はさきに述べたように議会軽視に対する点は賛同できるものの、この問題をすべて問責に値するとは、それ以外のものをすべて問責に値するとは考えておりません。したがって、積み上げによる問責に対する賛同はいたしかねます。なお、今、町長の責任追及よりも、全力を尽くすべきダイオキシン類基準値オーバーの原因究明はもとより、町民の不安を払拭するために、子供たちが集まる地点を中心にダイオキシン類の濃度測定などを含め、早急に町民の不安を払拭すべき対応を図るべきだと考えております。私たちは議員の皆さんに呼びかけて、町長に対しダイオキシン類基準値オーバーの原因究明と町民の不安を払拭するための対策を求める決議を提出させていただいております。不測の事態に陥ったことに対する町民へのおわびと、早急の原因究明をし、町民の不安の払拭していただきたいと、そのために全力を尽くしていただきたいと思います。
以上、決議第3号森英二町長に対する問責決議案に対する反対の討論といたします。(拍手)

議長(鈴木道子君)

次に、原案に賛成者の発言を許します。

12番(待寺真司君)

12番待寺真司です。私は、新葉クラブを代表いたしまして、ただいま上程されました森英二町長に対する問責決議案に賛成の立場で討論に参加をいたします。
提案理由にもありましたように、森町長は就任以来この本会議場において、一体全体何回の陳謝や発言の撤回や修正を行ったのか、もはや正確な回数をカウントすることは難しくなっております。さらには議員に対してさまざまな暴言を浴びせる姿は、とても良識ある社会人とは思えない態度をとってきたことを町民の皆様にはぜひとも知っていただきたく、今回の問責決議の賛同者として賛意をいたします。
今定例会においては、老朽化著しい葉山クリーンセンターの排水からダイオキシン類が基準値を超え、県から焼却炉の停止を命じられるという一大事にも、日ごろより指摘され続けてきました危機管理意識の低さがまたもや顕著にあらわれ、プレスの発表よりも先に議長に一報するべきだったという指摘に対して、通知しても事態の変化は何もないと言い放ったその言葉には、議会に報告したところで、ただ騒ぐだけで何の解決にもならないし、状況の変化があるわけでもないから、適当な時期に報告だけしておけばよいのだという、議員経験のある人にしては全くあり得ない、考えられない議会を軽視する気持ちが前面に露呈したと思います。議会は町民の代表であるとの認識も乏しく、議会制民主主義をも冒〓するような行為であると断じざるを得ません。また、本会議で発言したことを覚えないないのか、都合よく忘れてしまうのか、やる気がないのに空返事をしているのか、ただいま反対討論を行った阿部議員も、煮え湯を飲まされ続けているのではないでしょうか。平成21年度決算審査報告において、町長はみずからが主張、発言した事柄に対し、責任を持つべきとの前代未聞の指摘がなされたことなど、このような異常な状況をもはや看過することはできないと、強く危機感すら覚えます。
さらには、この3年間で、役場で働く職員がどのような状況に追い込まれていったのか、ばらばらな状態に陥ってしまっているのではないか、近くで見ていてとてもつらく、忍びなく思っております。人件費削減に向けた組合みずから提案した削減案も、我が身かわいさの余り不調に終わり、その後の組合交渉もままならず、県の労働委員会に調停のあっせんがされるなど、自分の部下である組合員との溝も深まるばかり、そして極めつけは、業務上のミスを犯してしまった職員を、自身の最大の事業を推進させるために要職に任命した職員を自発的な退職に追い込んでしまったあなたに、ついていく職員が一体全体この役場の中にどれだけいらっしゃるのか、町長自身は考えたことあるのでしょうか。
先ほどの議案取り消しとなった葉山町し尿等下水道投入施設の工事議決を上程する際に、建築用地の本日訂正がございました当初の予定では43%にも当たる土地がと思っておったのですが、本日訂正があり、約10%に当たる土地が神奈川県道路公社の土地であり、いまだに賃貸等の契約も済んでいないことを、部長から一切報告を受けていなかったと委員会で答弁し、総務部長や生活環境部長に確認を強要する姿に、もはやあなたには部下をかばったりする気持ちなど毛頭なく、さらには議案を提出するのに内容の精査もしないで議会に提案するという姿勢を、議会がこれ以上寛容な態度でいてよいのでしょうか。副町長を置かずに、その役目を期待し、活躍してもらうと公言している部長の皆様方も、とても一枚岩になって町の諸課題に取り組んでいるとは、残念ながら今回の件も含め、感じることができなくなっております。円の中心に求心力がないと、その形はいびつになり、やがて形を変えてしまうと危惧しております。町の中枢であるべき執行部が、このような状況に置かれているのも、町長御自身は共有していると断言していましたが、やはり町長のまちづくりの指針や計画性、政治家としての確固たる信念を部長の皆様方も感じ取ることができずに、まさに針路なき航海へと、この葉山丸、葉山町をこぎ出してしまっているのではないでしょうか。例えば今回のダイオキシン類の事案に関しても、即座に善後策を立てるために、部長会議を緊急に招集するべきであったと私は考えますが、一般質問への対応だけで部長会議を開催するなど、どうしてそのような対応になるのか、一体だれがこの葉山丸のかじ取りを行っているのか、全くわかりません。すなわち、機能不全に陥っていると断じざるを得ません。葉山丸の乗組員である職員の皆様も、的確な指示が出てこないため、一丸となって取り組むべき課題も共有されていなく、ばらばらに対応せざるを得ない状況では、乗客である町民にとって、とても不安なことではないでしょうか。
森町政になって実際の葉山丸は停泊地がなくなったため、競売にかけられ、新たな活躍の場を与えられておりますが、このままの状況では、この葉山町がこのような運営をされていくならば、いずれは町の名が消滅するのではないかと、大いに危惧するところであり、こんなときこそ住民の付託を受けて選出された議員や、その集合体である議会がその機能と役目を発揮しなくてはならないと考えます。
さて、ほんの一部の出来事を述べてまいりましたが、森町政の3年間に起きたさまざまな出来事を今後繰り返してはいけない。そして今こそ町長というその職責の重さと、町長としての自覚をしっかり持っていただくためにも、また間違いを起こしたときには最初に頭を下げ、おわびをしてから迅速に次の善後策や行動に移るという基本を肝に銘じていただくためにも、この問責決議を全会一致で可決したわけだったのですが、かなわぬことが判明しましたので、一人でも多くの議員の皆様の御賛同をいただき、森町長にこれまで以上の猛省を促したいと考えます。また、今後も議会軽視を続けることは、町民に対しても同様な行為に当たることを認識していただき、町民の声に真摯に向き合っていないと判断する場合は、その際には今回は「看過」という言葉で表現しましたが、次回はもはや堪忍なりがたしとなることを申し添え、私の賛成討論といたします。以上。(拍手)

議長(鈴木道子君)

他に討論ございますか。

9番(守屋亘弘君)

9番守屋亘弘です。私は、本問責決議案に賛成の立場から討論に参加いたします。ただ、最初にお断りしておきますけれども、私がいつぞやの町長選で、当時の森英二候補が2市1町ごみ処理広域化計画に反対というのか、離脱すると、はっきり公約に掲げて当選した。私はかつて2市1町計画から離脱をした際に、森英二町長は大英断であったと、そのように申しました。その気持ちは現在も変わってないということについては、先ほど3番阿部勝雄議員がおっしゃられたとおりでございます。
さて、その後が悪いということです。提案者もお話しになりましたとおり、裁判ざたにもなってしまった。これは明らかに森英二町長の不手際、それは横須賀市の訴状を読めば極めて明らかな話。うろ覚えで申しわけありませんけれども、当時、20年5月12日まで回答を待ってくれと、なぜ待たせたんですか。公約ではっきり2市1町計画から離脱すると言いながら、人さまには待ってくれ。即座に離脱するという返事をすればよかった。だから信義則なんですよ。その間に私の勝手な推測では、今まで議論の中であるように、考え直すから待ってくれとか、そういう非公式な発言をしたんではないかと。だから信義則と。私の知ってる範囲で、信義則で裁判ざたになったというのは、極めて珍しいんじゃないか。そういう意味で、国に国益という概念があれば、葉山町の町益を著しく害したんですよ。続いて、先般大変残念な事態が起こった際に、この決議案にあるとおり、我々に通知をしても事態の変化は何もない。例えば、職員諸君から町長が同様な発言を浴びせられたらどうしますか。結局そうでしょう。下団との工事においても、先ほどお話があったし尿投入設備の件についても、町長は何にも知らなかった。知らないで済めば、こんな幸せなことはないですよ。逆に知らなかったで済むはずがないんだ、こういうことは。まあこちらでは議会軽視と書いてあるけれども、これは議会無視、我々議員の人権を無視したことですよ。我々は議員になる前に、町民なんですよ。町民のそれぞれの方々に協力をお願いする筋の話でしょう。それを逆なでしてる。私はこれ聞いて、あしたからでも、あのときからでも、ごみ分別なんか、やめたと思った。大変だ。大変な事態だと。ぜひ一人でも協力してください。議員の皆さんにもお願いしますというのが筋でしょう。それを何だこれは。通知をしても事態の変化がないんだ。たまたま今は除斥している森勝美議員に、同議員が今回の件をいつ知ったか、私は聞きました。返事は、新聞を見て知ったと。まあ、私が何を申したいか、それぞれお聞きの皆さんは各自勝手に想像してください。一番巻き添えを食って迷惑するのは職員諸君ですよ。おんぼろ焼却施設を面倒見させられて、職員諸君にとってはいい迷惑だと私は思います。
私はかつて、当時の選挙に際して、森英二候補を熱烈に支援した、たしかみんなで明るい葉山をつくる会だったと思いますけれども、その代表の山本勝哉君に、ごみ処理について町長はどう考えるんだと、当選した後、二度も三度も確認しました。で、その会と森英二候補との協定は、2市1町計画からの離脱だけだと。離脱してどうするのか、聞いたらば、何と、そういう高望みをしてはいけない。中国のことわざで言えば、木に寄りて魚を求む、それは不可能なんだよと。何もなかったじゃないですか、結果、ここに書いてあるとおり。あるときは町単独処理と言い、ああだこうだと言い、本当に考えてもらいたいことは、現状の機械化バッチ炉なるものが県下で何カ所使われているんですか。町長にお聞きしたいぐらいだ。私の調べた範囲は、葉山町しかないんですよ。まあ、いい意味で言えば、古典的な焼却処理施設。三十数年たてば骨董品の値打ちはあるかもしれないけれども…ない。ないっていう話なんですけれども。要するに、こういう状況を何とか打開しなくちゃいけない。我々議員も。ところが片一方の大将が、こういう状況であれば、何とかしてくれっていうのが極めて当たり前の人情。議員の皆さんにもぜひ協力してくださいと、対応が悪かった。一言謝って、この難局を打開したいと、これが普通の話ですよ。人の神経を逆なでしておいて、何を言ってるんだよということをもって私の賛成討論といたします。(拍手)

議長(鈴木道子君)

他に討論ございますか。
(「なし」の声あり)
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案については起立により採決いたします。決議第3号は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立11名の多数であります。よって、決議第3号は原案のとおり可決されました。
森勝美議員、入場願います。
(森勝美議員入場)

議長(鈴木道子君)

日程第8「決議第4号ダイオキシン類基準値オーバーの原因究明と町民の不安を払拭するための対策を求める決議(案)」を議題といたします。
決議書(案)を朗読させます。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。3番阿部勝雄議員、登壇願います。

3番(阿部勝雄君)

日本共産党の阿部勝雄です。代表してというわけにいきませんので、皆さんの御賛同を得られて、多くの方々の賛同者が集まったことには感謝したいと思います。今、何よりも大事なことは、町長の問責についてはそれぞれ御意見もあろうかとは思いますが、私たちは一番不安になるのは、町民ではないかと思ってます。原因が何なのか。それで今、本当に町民の健康、そういうものに害がないのか、これを早急に調べて対策を講じる、あるいは町民の不安を払拭することがまず第一だと考えております。ここで皆さんに賛同を得られたならば、この決議を出して、町に早急な対策と原因究明を求めていきたいと、こう思って皆さんにも呼びかけ、決議を提案させていただきました。ぜひ御審議をいただきたい。

議長(鈴木道子君)

説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。決議第4号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、決議第4号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第9「陳情第22-29号政務調査費見直しを求める陳情」を議題といたします。
お諮りいたします。本件については、去る12月8日に開催いたしました議会運営委員会において協議いたしました結果、議会運営委員会に付託の上、議会閉会中の継続審査とすることに決しましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、陳情第22-29号は議会運営委員会に付託の上、議会閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。

議長(鈴木道子君)

日程第10「総務建設常任委員会行政視察報告」を議題といたします。
総務建設常任委員会において行政視察を終了いたしておりますので、この際、委員長から報告を求めます。委員長、登壇願います。

総務建設常任委員会委員長(伊藤友子君)

総務建設常任委員会行政視察報告。
1、視察日。平成22年10月28日(木曜日)から10月29日(金曜日)まで。
2、視察地及び視察目的。(1)長野県小諸市、人口4万3,819人、22年4月1日、住民基本台帳から。�@自治基本条例の取り組みについて、�A3市町(小諸市、軽井沢町、御代田町)共同事業について。(2)長野県上高井郡小布施町、人口1万1,465人、22年4月1日、住基人口。�@自立したまちづくりへの取り組み(まちづくり委員会)について、�A景観計画について、�B議会改革(通年議会)について。
3、視察者。伊藤友子、山梨崇仁、畑中由喜子、近藤昇一、伊東圭介、佐野司郎、金崎ひさ、笠原俊一、鈴木道子(オブザーバー)。随行、山本孝幸。
4、視察概要。総務建設常任委員会は、去る10月28日、29日の2日間、長野県小諸市及び上高井郡小布施町を訪問し、自治基本条例及び自立したまちづくりへの取り組み等について行政視察を実施しました。視察の詳細の朗読は省かせていただきます。後ほど御一読いただきたいと存じます。
一番最後の7ぺージをお開きください。最後ですが、今回の視察において、魅力あるまちづくりにはいかに町民と行政とがハードとソフトの両面から協働で取り組んでいくことが大切であるかを身にしみて感じました。葉山らしさを釀したまちづくりは、町民との協働なくしてはあり得ないもので、これからの本町のまちづくりに大いに参考となる視察でした。
以上、御報告いたします。平成22年12月9日、総務建設常任委員会。

議長(鈴木道子君)

以上で総務建設常任委員会行政視察報告を終わります。

議長(鈴木道子君)

日程第11「閉会中継続審査について」を議題といたします。
お手元に配付してありますとおり、各常任委員長及び各特別委員長から、ただいま審査及び調査中の事件につき閉会中継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、各常任委員長及び各特別委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。

議長(鈴木道子君)

日程第12「議員派遣について」を議題といたします。
お諮りいたします。議員派遣については、会議規則第112条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議員派遣につきましては配付したとおりに決定いたしました。

議長(鈴木道子君)

以上で本定例会の会議に付された案件の審議はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。会期は12月10日までございますが、議会会議規則第6条の規定により本日で閉会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、本定例会は本日で閉会することに決定いたしました。
これで本日の会議を閉じます。平成22年葉山町議会第4回定例会を閉会いたします。
(午後5時39分)


以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成22年12月9日

葉山町議会議長   鈴木道子
署名議員   山梨崇仁
署名議員   伊東圭介

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更新日:2018年03月20日