葉山町議会 平成22年12月1日
招集年月日
平成22年12月1日(水曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開議
午前10時00分
散会
午後4時34分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席17名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
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第1番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第2番 | 近藤昇一 | 出席 |
第3番 | 阿部勝雄 | 出席 |
第4番 | 土佐洋子 | 出席 |
第5番 | 山梨崇仁 | 出席 |
第6番 | 伊東圭介 | 出席 |
第7番 | 鈴木知一 | 出席 |
第8番 | 佐野司郎 | 出席 |
第9番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第10番 | 森勝美 | 出席 |
第11番 | 伊藤友子 | 出席 |
第12番 | 待寺真司 | 出席 |
第13番 | 金崎ひさ | 出席 |
第14番 | 笠原俊一 | 出席 |
第15番 | 加藤清 | 出席 |
第16番 | 中村常光 | 出席 |
第17番 | 鈴木道子 | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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町長 | 森英二 |
副町長 | |
教育長 | 豊田茂紀 |
総務部部長 | 石川恵一 |
保健福祉部部長 | 高梨勝 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 稲山孝之 |
消防長 | 有馬弘 |
総務課課長 | 池田務 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 上妻良章 |
主事 | 佐々木周子 |
主事 | 山崎大輔 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第5番 | 山梨崇仁 |
第6番 | 伊東圭介 |
議事日程
第1 一般質問
1.阿部勝雄
一般質問等で約束した事項でH23年度当初予算に反映されるものは。
(1)一般会計について
(2)国保会計について
(3)下水道事業について
2.待寺真司
(1)平成23年度当初予算の編成について
(2)計画行政について
3.近藤昇一
(1)交通計画について
(2)長柄小学校、南郷中学校の通学路について
(3)地域経済の活性化について
(4)教育施設整備について
4.金崎ひさ
(1)来年度予算編成に向けての考え方を伺う。
(2)ごみ処理基本計画(案)について
5.守屋亘弘
(1)「葉山町中期財政計画」上の諸問題について
(2)子ども手当の地方自治体負担について
(3)教育問題における課題について
第2 決議第2号 北朝鮮の韓国・延坪島への砲撃による軍事挑発行動を厳しく非難する決議(案)
議事の経過
議長(鈴木道子君)
おはようございます。ただいまの出席議員は17名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(鈴木道子君)
日程第1「一般質問」を行います。
第1番、3番阿部勝雄議員、登壇願います。
3番(阿部勝雄君)
3番日本共産党の阿部勝雄です。通告に従って一般質問を行います。
まず、今年度一般質問等で議論させていただき、自分勝手ながら…自分勝手な解釈かもしれませんが、わずかながら前進の方向が見えてきた点を中心に、23年度予算編成に当たって盛り込んでいただきたく、再度質問させていただきます。
まず、いろんな施策を展開していくための財源をどうあるべきか、臨時財政対策債に対する考え方をお尋ねいたします。御存じのように、臨時財政対策債は2000年度までは自治体の財源不足を補うために国が赤字国債を発行し、国の借金として財源を確保し、地方に交付していた交付税の代替としてつくられた制度であります。国の借金が膨らみ批判が集中したためか、2000年度から従来の国の借金分を、国と地方自治体が半分ずつ借金するよう変更し、地方自治体には臨時財政対策債として自治体に借金させ、その返済時期になった時点で、国がその利息分を含めて返済することとしたものです。形の上で国の借金を減らしたようには見えますが、地方自治体と合わせれば同じ借金の残高となります。従来の交付税額の半分を臨時財政対策債として全額発行しても、なお財政が不足する自治体に対して限度額いっぱい発行しても、不足する分だけ普通交付税として交付する仕組みになっています。ただ、返済時期に交付金を交付するので…お金を交付するのではなく、元利返済金額分を自治体の基準財政需要額の算定基準に算入させる方式となっています。交付団体であればはっきり国の返済していることがわかりやすくなるのですが、財政力が豊かな自治体ではあたかも自治体が返済しているかのようにも見えます。ただ基準財政需要額に自治体の起債発行額に関係なく、発行限度額いっぱいを発行したものとして、その元利合計金額を基準財政需要額に算入して返済しています。つまり、国が元利全額を返済している形になっているものです。たとえ1円の起債も発行しなくとも、全額起債発行したものとみなして返済期限には算定基準に算入されます。ただ、残念ながら起債を発行しない限り財源としては確保できません。
この臨時財政対策債を単純に自治体の借金と考えるか、国が返済する借金で交付税の代替であることをよく理解し、福祉財源として住民福祉に役立てるべきだと私は主張してきました。森町長になってからこの臨時財政対策債の発行額を限度額以下に抑え、町の財政規模を縮小させてきました。21年度は6,000万円強、22年度は2億円強も縮小させてきました。しかもこの2年間は交付税が交付されております。もし2000年度までの計算ならば、21年度の交付金額は4億6,800万円強の交付となるはずでした。22年度は発行限度額等を勘案すると、合計の交付金が8億9,000万円強の交付税となるはずでした。23年度に予測される発行額も22年度並みと伺っております。つまり約6億円強の発行限度額になると予想されます。
そこで伺います。私はこの臨時財政対策債を福祉財源として十分に活用されることを望むものでありますが、臨時財政対策債に対する町長のお考えを伺います。
次に、具体的にこの財源を使った福祉施策として、まず小児医療費助成制度の拡充であります。2年前、一般質問等で拡充を約束されたものですが、保育園の待機児童解消の必要性から2年間見送られました。9月に1歳だけ引き上げ現在に至っています。待機児童がほぼ解消された現在、残念ながらきのうはまだ28人いると言われましたけれども、約束の、少なくとも3年生まで、可能なら6年生までの拡充を実行すべき段階だと考えますが、町長の約束履行に対する決意を伺います。
続いて、子宮頸がんワクチン接種ですが、きのうの補正予算で実施が約束されたものですが、その他のヒブワクチン、肺炎球菌等の接種等が国の補正予算で通っています。これらの今後の継続についての考えを伺います。
次に、国保会計について伺います。他市との格差是正の問題です。これも何度も要望してきたのですが、町民から請願まで出され、議会としても全会一致で可決したものであります。ぜひこの是正の方向は、一般会計からの繰り入れの多寡によるものとして、財源の状況の厳しさを挙げ、繰り入れを控え、格差是正を見送っています。9月議会で町長が、国保は単に独立採算制をとるべきでなく、社会保障としての考えを認められました。ぜひ保険加入者のみ負担を押し付けるのではなく、社会保障、社会全体として、町全体として支えるべきものであると考え、可能な限り財源を繰り入れ、格差是正を図っていただきたいと考えます。町長の決意を伺います。
次に、国保の賦課方式ですが、従来の応能割・応益割50対50の歩合だけ認められていた7割・5割・2割の減免制度が、法の改正で50対50にこだわらず減免制度が適用されることとなりました。そこで所得の少ない方々に少しでも負担が軽減できるよう、賦課方式を変えることができないか、町の担当者などにも伺ったところ、可能性があるように伺っています。この際、所得の少ない方々の保険料負担が軽減されるよう研究され、賦課方式を変更していただきたいと考えますが、町長の見解を伺います。
最後の下水道事業について伺います。9月議会で今後の下水道計画の方向を確認しました。調整区域には合併浄化槽で対応したいとの方針には変わりがないとの決意を示されました。しかし、これから開かれる下水道審議会の諮問の内容を伺いますと、認可区域の継続化・拡大化と、下水道事業全体の見直しというだけで、合併浄化槽方式に変えることの是非という、町の姿勢が全く見えません。しかも下水道課の説明では、下水道事業と合併浄化槽の費用比較はされるようですが、単に全費用額の比較であって、個人負担、つまり住民の負担の多寡の比較はされないようにも伺えます。ここにも町の姿勢が見えません。調整区域には合併浄化槽でという町の姿勢がはっきり示しておくべきではないかと考えますが、町長の決意を伺います。
最後に、この下水道審議会に対する諮問ですが、さきに述べたように単純な費用比較を提示して討議を依頼するのではなく、市町村管理型の合併浄化槽方式など、住民が1割負担10万円で設置可能となるなどの有利な面をはっきりと示して検討を依頼すべきなものと考えます。そのためには、はっきりした計画をつくる必要があるのではないでしょうか。そうした検討がほとんど示されていません。審議会の答申が合併浄化槽でと出たなら検討するようなものではなく、諮問の前に十分に検討され、メリット・デメリットを示して審議していただくべきものと考えますが、諮問に対する町長の御所見を伺います。
以上で第1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
おはようございます。まず、阿部勝雄議員への答弁をいたします。
まず、一般質問等で約束した事項で、平成23年度当初予算に反映されるものはの1点目、一般会計についてとのお尋ねですが、まず福祉財源としての臨時財政対策債についてですが、償還に要する経費が後年度の地方交付税に算入されることから、臨時財政対策債は地方交付税の代替財源と位置づけられております。これは先ほど阿部議員がお話しされたとおりでございます。しかしながら、臨時財政対策債の発行が町債残高を増加させる直接的な要因となっていること、償還に要する経費が算入される地方交付税制度の今後の動向が不透明であることから、発行については引き続き計画的かつ慎重な対応が必要であると考えております。
次に、一般会計についての小児医療費助成制度の拡充についてでございますが、小児医療費助成制度の拡充につきましては、本年10月より、今までの7歳未満から小学1年生修了までに拡大いたしました。これにより、三浦半島の三浦市、横須賀市と同じになり、共通の医療圏において均衡が図られたものと考えております。今後の年齢の引き上げにつきましては、近隣市の状況や町の財政面を考慮し、検討してまいりたいと考えております。
次に、子宮頸がんワクチン等の継続についてとのお尋ねでございますが、子宮頸がん予防ワクチン等の接種につきましては、継続して行ってまいりたいと思います。ただ、昨日の御説明でも、御質問と説明もございましたけれども、この補正予算で行いました…失礼しました。当初予算におきましても、この子宮頸がんの年齢の…といいましょうか、対応を、今の中学3年生が来年春には卒業するわけですけども、この11歳から15歳という中の一番高齢に当たるかと思いますけども、何とかこの年齢までも救っていきたいと、チャンスを与えていきたいと、そんなふうに考えております。
次に国保会計についての1点目、他市との格差是正についてでございますが、他市との格差の主たる要因は、一般会計からの繰入金の多寡によるものであり、財政状況が厳しい中、一般会計からの継続的な繰り入れが難しい状況にあり、さらに医療費の伸びを合わせて考えますと、他市との縮小を図ることは大変重要だとは認識しておりますが、できるだけ他市との格差を少しでも縮めるような努力はしてまいりたいと思っております。
次に保険料の賦課方法の変更についてでございますが、11月5日付で、葉山町国民健康保険運営協議会から、葉山町国民健康保険料に関する意見書をいただきましたので、この御意見を十分尊重しながら対応を図ってまいりたいと考えております。
次に公共下水道の今後についてのお尋ねでございますが、現在事業認可を受けております350ヘクタールについて、今後も面整備と、町の財政状況を考慮しながら効率的に事業を行ってまいります。また、全体計画の見直しにつきましては、町民の皆様の御意見を参考にしながら、今年度から23年度にかけて公共下水道審議会を開催し、今後の下水道事業計画について御審議いただきたいと考えております。
次に審議会に対する諮問についてというお尋ねですが、広報10月号や町のホームページに掲載させていただきましたが、公共下水道審議会委員をこのたび2名公募させていただきましたところ、5名の方から御応募をいただき、審査の結果2名の方に審議会委員をお願いすることになりました。そして新しい委員の方も、また継続していただく方も含め、ことし12月に第1回目の公共下水道審議会を開催し、汚水量原単位の見直しを含めた全体計画の変更や、下水道事業認可区域の拡大化、期間の延伸化について諮問し、その後審議会からの答申を踏まえ、今後の公共下水道事業を進めてまいりたいと考えております。
以上で第1回目の答弁といたします。お聞き苦しくて申しわけございませんでした。
議長(鈴木道子君)
再質問を行いますが、町長ちょっと、お声が風邪で出にくいというようなことを伺っておりますので、御了承いただきたいと思います。
では、阿部勝雄議員、再質問どうぞ。
3番(阿部勝雄君)
御答弁ありがとうございました。まず、臨時財政対策債に対する考え方なんですけれども、確かに町の負債として町債の残高が高くなります。でも以前、2年前までありました減税補てん債ってありましたよね。返済ですか、の方法とか何とか、全くこれと同じなんですね、やり方が。だけど、臨時財政対策債については、何でこれだけ出さなければいけないかっていうのはないんですけど、減税対策債については減った分が出るということがあったから、その限度額だけ出していますよね。だからわからないんですよ。だけど減税対策債に対しては、だれもこれは町の借金がふえるからだめだよという考え方は全くしてないんです。つまり、その年限になると国が返還する分だけ返済しているんですよね。元利合計金額を全部返済した形になってます。ただし、今言ったように、基準額に算入するだけなんです。いわゆる基準額、需要額ですか、そこに算入されて、その財政に足りない分だけ、もし足りなかった場合には交付税として来るんだけど、もし足りていた場合には交付されないから、あたかも町が返してるみたいなんですが、ちょうどその元利返済金額の必要な年限にその金額だけ町は…失礼、国が返済した形でうちは返してますよというふうになります。ですから、残ると言いますけれども、この返還…返還の方法が変えられれば別ですけど、未来永劫ある間は全部国が返していくんだと私は考えます。
ですから、町のあれは、基準でいろいろ計算式があって、町の借金があるとどうだこうだっていうのはありますけれども、まだまだうちの財政はそういう基準の指数には到達しない状況でありますから、十分まだ借金をふやしてもいいだろう。単純に借金っていいますとそうなんですが、これは国が返して、従来なら交付税として出されてたものが、国から、今度は国のほうで余りにも借金が多い、借金が多いって言われるもんだから、借金を地方に回した形なんです。そこをよく理解していただかないと、このあれが単純な町の借金として考えてしまうというふうに思います。この辺についての町長の見解をもう一度伺います。
町長(森英二君)
先ほど第1回目の御質問のときにも、そのあたりの状況が十分説明をしていただきました。これまでのこの本会議の、他の議員さんも含めての質疑の中で、やはり臨時対策債と、これも福祉財源あるいは投資的な経費のために後の時代に返済が回っていっても、これは仕方がないといいましょうか、一つの考え方であるから、積極的にこれも十分使うことも考慮すべきだという御質問もいただいてきております。その点も十分踏まえながら、この23年度につきましては、やはり福祉財源とか、あるいは教育的な、投資的な財源の、財源は必要になってまいりますので、その点十分考慮して対応していきたいと考えております。
3番(阿部勝雄君)
私、これ、何が何でもどんどん借金すればいいっていうんじゃなくて、これから言われる財源がそこまでないからできませんってすぐ答えられるんで、私としては財源はどっかにあるんじゃないかという点で、この臨時財政対策債を取り上げてます。以前、今年度、いわゆる23年度の臨時財政対策債の発行限度額は、おおよそ前年度並みと言われたんで、それで間違いありませんか。
総務部部長(石川恵一君)
議員が言われましたように、22年度6億900万程度が限度額です。で、実際に使っているのが3億9,000万程度という形ですけども、議員が言われましたように来年度につきましても、ほぼ同等だろうと想定はしております。
3番(阿部勝雄君)
はい、わかりました。ありがとうございます。ということは、22年度は2億1,000万ほど、いわゆる縮小した形で予算を組んだという形になってますよね。私は本当に必要だったら、私はその6億のあれを、財源を組み込んでいろんな福祉施策に使っていただきたい。投資的っていうんですかね、何か箱物つくれっていう意味ではない。箱物つくるのは新たな交付、国の借金、町の借金ってありますよね、町債発行とか。これとは違った、いわゆる何でも一般財源として使えるお金なんで、福祉財源として十分に考慮していただきたいと思います。その6億円っていうのを頭に入れて予算編成をしていただきたいと思って考えております。
そういうことで、次の小児医療費助成制度ですけども、いわゆる3年生までというのは2年前ですよね、約束されたと私は思っています。残念ながら2年間待機児童が解消しなければいけない。これを、私はこっちのほうが重要だとは言い切れないもんですから、泣く泣く引き下がりました。しかし、これ見ても、私きのうも、また2人だけになったと思って答えるのかなと思ったら、28人だと言われて、がくってまたしてしまったんですが、どこまでいっても確かにこういう経済状況ですから、恐らくまだまだふえる可能性はあると思います。この待機児童の解消についても十分考慮しなければいけないんですけれども、私もこの医療費助成制度についても本当に考慮していただきたいと思います。
先ほど、1年生まで拡大したから三浦と、まあ町長間違えて横須賀って言ったんで、横須賀3年生なんです。三浦と逗子ですよね。さっき、ちらっと横須賀って言ったんで。まあそれは認めるとして、その逗子とあれは一番低いところなんですよ。低いところとあって、近隣並みだからというのは、下見てくださいとは、よく我々子供に言いますけれども、我々のところではやっぱり望むほうは上を見て望みます。町民の要望は、鎌倉のように6年生までとはまだ言いませんけど、あちこちでは中学校卒業まで6自治体か7自治体はあるはずです、県内で。そこを見てやれと、声を大にして言いたいところなんですが、今言ったように財源がそう簡単には出ないとなると、少なくとも3年、6年というのは視野に入れて予算編成していただかないと、まず1歳引き上げるとしたら大体どのくらいの予算が必要でしょうか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
恐らく1,000万から1,500万の間ぐらいだと思います。
3番(阿部勝雄君)
以前から大体1歳上げると1,000万だろうと言われてます。それはいろんな病気の、インフルエンザだとかいろんなことがあって、出っ込み引っ込みはあると思いますけれども、今、1年生までやったんですから、あと3年までだと2,000万ですよね。6億と比較するつもりはないんですけれども、そういうところにぜひ拡充を求めていきたい。少なくとも今期の次の予算には、3年生まではやってこなかったら引っ込みがつかないっていうんですかね、全然今までの約束、3年ほごされてまたというふうにはできないと思います。何としても私は最低3年生、できれば私は6年生までにするべきだと考えます。それこそ前の町長が自慢していたというと言葉は大きいですけど、うちの7歳までやったということは県下でさえ優れている、秀でているほうだということをよく言われました。普通に追いついただけでは、だれも当たり前なんですよ。こういうところに、町長が言われるように教育と子育てに力を入れるという、その力の入れ方っていうのは他市を抜いて追い越してなければ、力を入れたとはだれも言いません。同じ後を追ってたんでは引っ張られてるだけ、この辺を考えると、私は6年生までは当然かなと思って考えてますけど、町長はいかがなもんでしょうか。
町長(森英二君)
私も就任以来、この小児医療、それから待機児童の解消ということを、この子育て関係においては2つが大きなテーマになっておりました。先ほど説明がありましたように、まず待機児童も減らすことが、いろんな意味で大きな影響があるということで、それに取り組んできております。23年度につきましてもそういったことで、少し遅れてきた小児医療対策、年齢の引き上げということも当然視野に入れております。これの実施に当たりましては、特に隣の逗子市とは医療が同じ医療圏ということで、医師会あるいは病院の協力、そういった体制の問題もございますので、そういったところとの協調もしながら、しかし町として隣はどうでも、うちはまずはこういう方向でいくんだよというものは持って、今、担当と指示をしておりますので、この点はまず今までのおくれは取り戻していきたいというふうに思っております。
3番(阿部勝雄君)
何歳までって言われなかったんですけど、私のほうとしては少なくとも3年生までは確実だろうと。それではちょっと足らんということで、私、今言ってるんで、できれば6年生までやらないとまずいんじゃないかと。同じ、これから国保のほうで言うつもりなんですけど、同じ医療圏でありながら格差はって言っといて、こっちは逗子と格差があっちゃまずいようなことを言うのは、ちょっと…まずいんじゃないでしょうかと思います。この辺も含めて、進んでいるところにね、追いつくことは、これは大変よくするんだけど、進んでいけないという人はいないと思うんです。みんなお互いにこう、進んでいるところを目指して頑張りますけど、おまえ進み過ぎたよって足引っ張る人はどこの自治体もありません。葉山が例えば6歳…失礼、6年生までやったら、逗子も今度は6年生まで努力してやる。前のときもそうでした。7歳までやった、そういうときに逗子も、そうすると一歩追い越した。こういうことでみんな努力してそういう福祉の拡充をしてきています。そういう点で何も相手、おくれてるところに合わせる必要はないと思いますので、財政とにらみ合わせながらぜひ6年生までの拡大を、改めて求めておきたいと思います。
次に移ります。子宮頸がんの云々というのは補正予算でやらせて、ちらっとさっき言ったのは、ヒブワクチンについても云々って、ちらっと町長が言われたんですけど、そちらのほうも考えておられるんでしょうか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
23年度につきましては、ヒブと肺炎球菌、こちらのほう、今、逗子と医師会と3者で今、打ち合わせしました。国の補正予算がついてるんでどうしていこうかということで、そちらのほうも話しておりまして、その辺の検討の結果をもって23年度に挑みたいというふうには考えております。今のところまだ調整の段階でございますが、そういった状況です。
3番(阿部勝雄君)
これちょっと気になってるのは、国は補正予算だからかもしれないけど、単年度予算ですよね。この辺だけちょっと気になるんですけれども、もしそういうふうにすると国が先ほど言われたように、よく町長が言われたように、前の町長がよく言われたんですけど、補助金出すの何だなんて言っといて途中からやめちゃったって、全部地方自治体の負担になってしまうんだ。だから簡単に乗れないんだって答弁もいただいたことあるんですけど、これも先ほどの子宮頸がんワクチンでもないけど、継続してずっとやらないと、1年生だけ、1人だけ…失礼、1学年だけすくったって余り効果は見えませんので、継続してずっとやっていかなきゃいかんと思います。ヒブワクチンについても、一気に全部やるってわけにいきませんので、そういうことについても継続した予算が必要なのかなと思いますけれども、その辺についてのお考えはいかがものでしょうか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
このヒブワクチンにつきましては、対象が0-1歳に一番効果があるということになりますので、0-1歳始めて後でないという形が非常に難しい予算だと思うんです。ですからその辺も含めてですね、今、逗子市どうするの、私たちどうしたい、それから医師としてはこの有効性はどうなんだということも検討に入れまして、今、検討させていただいてる最中なんです。ですからその先までという場合じゃなく、どうするんだという入り口のところを今、綿密に打ち合わせしてるところでございます。
3番(阿部勝雄君)
それは国の予算の話、ちらっとあったんで、国が単年度でやってやめたってなっても、できれば町としては、逗葉医師会としては継続してできないものかどうかというのも含めて検討してると解釈してよろしいでしょうか。今回は補正予算があったから、国から来るからやりましょうって、来年から生まれないわけじゃないですから。そうすると来年、そういうことで一たんやってしまうと…やってしまうとなんて失礼だね。やって、そこだけでは金がないからやめたってわけにはいかないと思うんですよね。額が、例えば国の補正予算がないとしても、半額何とかいろんなことでやっぱり継続していかないとこれ、医療っていうのは後ほどのものなんで、その辺についてのお考えを伺いたいです。
町長(森英二君)
この、特に子宮頸がんにつきましては、民主党政権になって大分力を入れてるというPRされております。また、公明党もそういうことで力を入れてるわけですから、これは予算としては継続して続いていくものと期待をしております。しかし、子宮頸がんについてもしそういったことで途中で切られても、私は町の単独予算ででもこれは継続してやっていくという方針で臨んでおります。
3番(阿部勝雄君)
国の予算が続くことを願いますけれども、ぜひそういうふうにしていただきたいと思います。
次に、いよいよその国保会計なんですが、これ何度でも毎回やらせて、私、一般質問で必ず入ってるっていって、近藤さんのバス停ではないですけれども、ずっとやってきたつもりでいます。どうしてもこのあれがね、一般会計からの繰り入れというのを、以前余るとすぐ引き上げたっていうのを、森町長になってからそれはやらない方向だということで、半歩なり3分の1歩なり前進したかなと思ったんですが、次の年全然入れないで基金からの繰り入れだけでごまかされたんですが。この辺から考えて当然のことながら一般会計からの繰り入れがないと、その格差は是正されない、これだれしもが認めざるを得ないところなんですが、今どんどん確かに医療費はふえています。国の方向としては、すべて一般会計からの繰り入れをやめなさいという方向を出しています。しかし、残念だけども国保に加入する人たちがどんどんふえてきた。これはこの経済状況も含めて、企業がそういうふうにしてどんどん国保に加入しなさいというふうに、中小なんかはどんどんそういうふうに方向に、本当に最後の皆保険の制度がこの国保だと思います。これを加入者だけで云々というと、どうしても持ちこたえられない。一般の企業については半額企業が負担してますよね。だからそういう点で、財政的に何とかなってるんですけども、国保についてはどっかが負担しなきゃいけないというふうに思います。
この辺で、ほかの自治体については随分の多額の一般会計からの繰り入れをやってます。繰り入れを全然やってない人は幾つか、5本指にも足りないほどの自治体だけです。ここの中で葉山は、どうしても一般会計からの繰り入れがないんですよね。今回4,000万円入れたっていっても、たったなんですよ。ほかは何億です。1人当たりにしたら1,000円もいってないんじゃないですか。1億入れて大体、今は人数が少なくなりまして、1億入れると1,800円ぐらい下がりますかね。前のあれから言うと、1人、1億入れて1人1,000円ですよ。このごろ後期高齢者に移ったから人数が減ったということで、同じ1億円入れれば千何百万…あ、千何百円下がりますけれども、いわゆる逗子とあれするからには大体毎年2億円ぐらい入れないと足りないんですね。まさか6億あるから2億入れようと、私もそれほどばかではないですからそうは言いませんけれども、こういうことに使うんだったら、私は臨時財政対策債は絶対町の単純な借金だとは言えない、いわゆる福祉に使う、医療に使う、こういう点だったら私は町民が理解していただけるんではないかなと思います。財源がないからできないんだ、じゃなくて、方針としてやっぱりもうちょっと逗子との格差を縮めて、億の金入れないと縮んだとは言えません。3,000万、4,000万入れただけでは格差がまだ広がります。この辺を考慮して、縮小の方向っていうのは億に近い金は必要だと思います。この辺を含めて、今度の予算化っていうのは、先ほど町長が少なくとも縮小の方向をとおっしゃいましたんで、単純に広がらないって、これを以前は広がらないように努めますということだったんで、今度は縮小の方向って言ったんで、また半歩前進したかなと思って期待はしてるんですが、いささかでも縮小の方向を検討していただいて、どれだけ入れたらいいのかということをお考えいただきたいと思いますが。もし逗子のあれを聞いてるんでしたら、逗子が今のままでしたらどのくらいの格差になってますか。大体1人当たりどのくらい入れたらいいと思いますか。部長、わかりませんか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
本年度ベースでいけば、今までどおり2万円ぐらいということは出てますね。それを縮めるに当たっては、逗子が今度来年度どこまでというものがありますので、それを見ながらでないと、少しでもという言葉がちょっと幾らという形がちょっとわからないんですが、今まででしたら2万円ぐらいの差があるということです。
3番(阿部勝雄君)
今の、2万円、2万円ってずっと請願でもそう書かれてましたんで、その2万円を縮小するために、もし2万円だとしたら幾ら財源が必要かと聞いてる。
保健福祉部部長(高梨勝君)
2億円ぐらいいると思います。
3番(阿部勝雄君)
ということで、大体1,000円するのに1,000万、そういうことなんで、ぜひ検討をして縮小の方向が少しでも見えるようにして、段階的にでも私は入れていっていただきたいと思います。
次に移ります。国保の運協ですか、ここからの御意見を尊重して賦課方式を変更したい、こういうふうに検討するというふうに答弁いただきました。この賦課方式で、50対50でなくとも2割・5割・7割の軽減措置が可能だということになったということなんで、この辺の変更についてどんな考え、どういう方向があるのか、御検討されてればお伺いいたします。
保健福祉部部長(高梨勝君)
ずっとこの間、ことしに入りまして私、この部長になってからその50・50について言われてまして、その50・50を少しでも応能割を減らす、減らせよという御指摘いただいてます。(「応益割。」の声あり)応益割を減らせよと。で、所得のほうにという形で考えろということですので、その辺のことを尊重していけということもこの運営協議会のほうからは御指摘いただいております。ただ、それを大幅にやってしまうと今度、低所得・中所得・高所得という言葉が正しいかどうかわかりませんが、真ん中にいる中所得の方に余りにも負担かかっていっちゃうんじゃないかと。高所得の方は上限が切れるということでありますので、その辺をよくですね、見させていただいて、それの検討からまず入らせていただかないといけないのかなと思いますが、少しでもその辺は50・50をずらしていけるのかなというふうには考えております。
3番(阿部勝雄君)
最後の50・50は脱していけるって、どういう意味ですか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
50・50から、49・51、48・52とか、そういうふうにちょっとずつずらせるんじゃないかなということで、その辺のシミュレーションをきっちりやらせていただきたいというふうに思っております。
3番(阿部勝雄君)
その賦課方式を変更することで、今、先ほど言った、所得の少ない方々に配慮したというふうに言いましたけれども、そういう形で変更可能で、今、シミュレーションしていると。こういう解釈でよろしいでしょうか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
運営協議会のほうでもその議論がございまして、運営協議会のほうでも12月にシミュレーションを出して、その辺をよく見なさいというふうに御指摘いただいてますので、そのとおりの形で今、進めているところです。
3番(阿部勝雄君)
今度の、ことし…失礼。23年度の国保料金に、そういう配慮したあれが出てくると解釈してよろしいですか。そこまでで出ると。
保健福祉部部長(高梨勝君)
年内にはその方向を出さないと、予算のときに自分の考えというものなしで、おおまかに出すという形になってしまいますので、何としても12月までにはその辺のシミュレーションを終わらして、また必要であればこちらのほうの運営協議会のほうに諮ってですね、あり方というのをもう一度聞いてみたいなというふうには思っておりますが。その形で進んでおります。
3番(阿部勝雄君)
ありがとうございました。ぜひ、私、どっかにしわ寄せいくのは当然で、同じ額集めなければいけないんで、そうするとやっぱり一番あれなのは所得の低い方、どこから低いって言うかわかりませんけど、年収200万以下ってよく出てくる基準ですけれども、そこだけではなくともいいですから、一定のところでやっぱり低い層に応能割、低くなるような方法を講じていただきたいと思います。
次に移ります。最後の下水道のあれなんですけれども、いつも言ってます下水道の審議会にする前の段階なんですが、どうしても下水道にいると審議会に諮るのは認可区域の拡大化、継続化、あとはその下水道の全体計画の見直し、その見直しが一番どういう形で見直しいただくのかがはっきり示されていないんですよね。きょうの答弁でも汚水量原単位の見直し、これは算術でできる話ですよね。そうじゃなくて、町の方針をどうしてもきちっと示していただかないと、町はこうしたいんだ、これが抜けてるからどうしても機械的な比較しかできてこない。町がどっちにいきたいのか全然示されていないって感じがします。町長は一応私の質問にも、同僚の議員の質問にも合併浄化…失礼。調整区域については合併浄化槽でいきたいんだ、いくんだというふうには言ってるんですが、そういう方向で行っていいかどうかということにならないと、町長の方針が伝わっていかないんです。これを私はしたいんだ、だからこれがいいのかどうか。私はこうこう、こういうわけで、これがすぐれていると思う。今の葉山町の実態に合ってると思う、だからこれを進めたいんだ。それが示されて初めて、それのよしあしを判断してもらうのが下水道審議会かと、私はずっと思ってるんです。ところが、ずっと出てくるその下水道審議会というのは、機械的に算術でどっちが安いか高いか、こういうあれを示されます。下水道課というのは、下水道についてしかしませんので、ついその合併浄化槽については合併浄化槽は環境課だと、だから我々は合併浄化槽云々って言ってるんじゃ説明もない。で、環境課が説明する。それでは、今度はその下水道審議会は下水道のことを審議するんだからと言って、すっとそのままなんです。何度聞いても、どなた、どの議員さんが聞いてもやっぱり同じ回答。きょうの答弁もその原単位の見直しを含めた全体計画の変更や、こういう答弁だったんで全然、いわゆる町の方針、方向性が示されていません。この辺が、私はいつも下水道審議会に何を諮問するんだ、ある議員さんは諮問する内容を諮問するんじゃないかというふうにまで言っておられます。自分で何を諮問したいかすらわかんないんじゃないかっていうことなんですよ。
私は町の方針がこうしたいんだから、これがいいか悪いかって諮問するべきだと思うんです。一般の住民が決めるんではなくて、町がこうしたいから、これがいいのか悪いのか。悪いとしたらこういう問題があるからだめじゃないかって答申が出るかもしれません。だけど町はこうしたいんだと。もしこうしたらここが悪い、あそこが悪いって言ったら、極端な話はそれをこう改善するからこれとこれやらせてくださいっていうくらいでないと、物事は進まないんじゃないでしょうか。どっちがいいですかって聞いてするんだったら、行政の主導なんて全くいりません。町民がわあわあってやってればいい。失礼、わあわあなんて言っちゃ、失礼ね。町民に考えてもらって、どうぞやってください、金は出しますって言うようなもんだと思います。町の方針はどうなんですか。町長、もう一度その、どういうふうにしたいんだと、何をして、合併浄化槽でいきたいだけじゃだめなんですよ。こういう制度を利用してこうしたいんだってところまでないから、合併浄化槽でいくっていうと、合併浄化槽は100万円、下水道は幾らと、こういうふうにしかないんですよ。この制度を使えば、町民がこういうふうに有利になる、こういう利点があるっていうところまで示さないから、どうしても単純に金額の計算だけになる。町長のお考えをもう一度伺います。
町長(森英二君)
私は就任して以来、初めての諮問になります。御承知のように、汚水の処理については、水処理については公共下水道か、あるいは合併浄化槽というのが今の葉山の考えられる方式です。その中で、市街化調整区域は、要するに合併浄化槽のほうが向いてるということで、私はそれを選挙公約にも掲げて当選してきております。そこで審議会がまだこれから初めて開かれるもんですから、私は諮問に際しては自分の考え方というものをきちんと出して、それを理解された上でいろんな面から諮問をしているというふうに理解をしております。
3番(阿部勝雄君)
もう一つ。合併浄化槽でっていうのはわかるんですよ。だけど合併浄化槽の中のこんな制度がありますよっていうのを説明してください。町民のほうからどんどんそういうあれが来るんですよ。だけど、そのあれが、町のこのあれの中でほとんど議論されてない。で、町長、この前のあれで質問の中で、合併浄化槽の補助金の問題で出たときに、市町村型だと20基以上設置しなきゃいけない、そういう制約があるから、合併浄化槽の補助金まで削っちゃいましたよね。全く逆行してるんですよ。町がこうしたいんだって言ったら、そんな補助金なかったら、合併浄化槽進めるためにはうちのほうが全部出してもやりますよっていうようになんないと、合併浄化槽できませんよ。合併浄化槽したいんだったら…したいんだったらなんて、するべきだと私は思ってますけども、そういうことだったら一番その合併浄化槽が、町民が利益を得る、一番町民がいいと、有利だと。金銭的かもしれませんけども、そういうことがあって、私はこれだと町民の負担が一番少ない、そういうことをちゃんと示してこれでいきたいんだと。これでいったら何か問題がありますか、私はこういう問題は解決していきたいと思ってるけど、それ以外にも問題がありますか。ここでいかないと、認可区域のほうはね、これはどこまでいったかすぐ出ると思うんですけど、方向を変えるんですから、なおのこと、そういうことはきちっと町がこうしたい、こういう点でこういう点で町民が有利になる、ここを示さない限り町民には、下水道早く持ってこいって言われるに決まってるんですよ。これのいい見本が、町が町民説明会やったときの大騒ぎになったのを、いい見本じゃないんでしょうか。どっちがいいですかって言ってから、今度合併浄化槽ここにありますよなんて示されるから、もう大騒ぎになったって報告がありましたよね。最初に、町がこうしたいんだと、だからこれを認めてもらいたい。それでいて問題があったらどういうふうなあれだって聞くんならいいんですけど、どっちがいいですかって聞いてから、こんな制度もあるんですけどねっていうような説明では、町の方向性は全く見えません。この諮問にも同じことじゃないんでしょうか。私はその辺について、もう一度決意を伺いたいと思います。
町長(森英二君)
先ほどの答弁で、私の意図するところが伝わったんではないかと思いましたけども、まだ十分伝わってないようです。私は自分の思いというものを、ちゃんと諮問するときに出すと言っておるわけでございます。
3番(阿部勝雄君)
今、もしかすると、では町としては市町村管理型のいわゆる単独…住民負担が10万円ぐらいの1割負担、この方向なのか、別の方向で行きたい、もっと合併浄化槽っていうのはどんな方向があるのか、その辺検討されてますか。これならいいんじゃないかっていうのはお持ちですか。合併浄化槽なら、これが町民に一番有利なんじゃないか、これを示すって言ったんでしょ、今、町長。何が…。
生活環境部部長(成島光男君)
合併浄化槽の補助には、今、言われました市町村設置型、また個人で設置する形、こちらがあると思いますけども、今、言われたように、どちらがいいのかっていう、それぞれ特徴があると思いますので、まだ具体的にこういう方法がいいっていう町の中での結論には達してないですけども、補助金の内容について我々は十分研究をさせていただきたいとは思っております。
3番(阿部勝雄君)
それじゃまだ町の方針がこういきたいんだって決まってませんね。選んでくださいって言ってるんですね。補助金。そうじゃなくて町はこれがやっぱり検討して、一般の人たちが検討しろって言ったって、金いっぱいくれればいいとか何とか、そんな話は出るかもしれません。どういうメリット・デメリットがあるのかなんてわからないんですよ。だとしたら町でちゃんと合併浄化槽でいきたいんだったら、この制度でこういう利用をすればこれだけだ、ここにメリットがあって、こっちはデメリットだ。比較もちゃんとしておいて、我々はこれが一番有利じゃないかってある程度のことは方針を認めて、それで諮問をするべきじゃないんですか。これでいきたいと思ってるんだと。こういう制度もあるけど、我々選んだ中ではこんなのがあると、1つか2つ選んで、それで諮問しておいてどうなんだろうと。これより下水道がいいっていう答申が出るかもしれません。それはそれで仕方ない。だけど町が出さないで、合併浄化槽の制度いろいろありますよっていう程度では、町の方針ではないんですよ、まだ。町がきちっと、合併浄化槽でこういう制度があって、我々としてはこの方向でいきたいんだと。いくっていうと、これはちょっとね、僭越ですから、いきたいと。もし皆さんの御意見があれば、こういう方向性もいろいろあるから、この中から選んでもらうのもあるし、下水道でいくのもあると。町が全く今のところ見えてないんですよ、その町長が言われる合併浄化槽でいきたいんだと言ってはいるんですけども、じゃあどうするのって言ったときに何も出てこない。これでは諮問するときに内容がないんですよ。どっちがいいですかって言うだけなんです。諮問までの間に出ませんか。町が、例えば今言ったその市町村管理型の10万円がいいのか、ほかに別にあるのか、こういうのとこういうのあります、現在のままでは3分の1、3分の1、3分の1の、県が3分の1やらなくなったから新築はだめですよね。それでもうどんどん後退しちゃってるんです。その制度出したら、当然のことながら何だって文句が出ます。そうじゃなくてこういう方向でって、例えば今言ったように20基の、年間20基っていうあれがあるので、これもちょっと大変だけどって言って、町民の協力を得てこれをしたいと、町民の協力を得なければいかんって訴えなければできませんよ、勝手に。今まではずっと平均10基ですよ。こういうところを含めて考えたら、町の方針を出してこの辺についてやりたい、町民の協力も得なければこれはできません。そしたら町民が協力は嫌だって言ったら、これはじゃあ下水道のほうがいいってなるかもしれない。こちらの方針全くなしに、どっちがいいですかでは絶対いきませんよ。この諮問については、私は合併浄化槽の制度そのものも十分に説明できるだけのものをもって諮問すべきだと思うんですけど、担当課長…あ、失礼、部長はその辺まで出せませんか。
生活環境部部長(成島光男君)
前の委員会でもお話しさせていただいてると思いますけども、この公共下水道審議会につきましては、あくまでも公共下水道に関することについて審議をしていただくという方向でございます。補助金につきましては、また別に町の方針が定まった段階で担当課のほうで、今、議員が言われました合併浄化槽のですね、それぞれの特徴、デメリット等はあるかと思います。その辺については、十分審議のほうをしていきたいというように思っております。
3番(阿部勝雄君)
下水道について審議していただくって言ってるんですよ。下水道の方向を変えようって言ってるんですよ。下水道の方向を変えるからには、こう変えるんだって、その先が見えないのに下水道変えるんだけどどうする、あとは野となれ山となれじゃ、だれもうんって言いませんよ、そんなこと。こう変える方向が見えてこないような下水道について審議していただくんだじゃないでしょう。下水道をこう変えるんだって、その、こう変える方向性が見えてないって言ってるんですよ。全然見えないでいて、下水道を変える審議していただくんだから関係ないみたいな話されたんじゃ、違うでしょ。下水道をこうしたいんだ、その方向をぜひ諮問するまでの間にやっぱり見せていただきたい。議会でも何回も皆さん質問してるんですよ。だけどほとんど見えてこない。私は見たい見たいと思ってるから、おれだけ見えないわけじゃないと思うんだけど、方向性が見えていません。ぜひその諮問までの間に、我々はこういきたいんだ、先ほど言った市町村管理型の10万円の負担で済む、そういう内容もきちっとして方向性を出して、諮問にかけていただきたいと思います。以上で質問を終わります。
議長(鈴木道子君)
これにて3番阿部勝雄議員の一般質問を終わります。
第2番、12番待寺真司議員、登壇願います。
12番(待寺真司君)
12番待寺真司です。議長のお許しを得ましたので一般質問を行います。
さて、6月、9月と、私は一般質問の大半を費やしてまいりました葉山町ごみ処理基本計画(案)に対しまして、この2回の一般質問を通し、さまざまな提言や変更をお願いしてきたところであります。この2回続けて、ある程度私の考え方をお伝えできたのではないかと思い、今回は次年度の予算の編成に関する質問に重きを置いて質問をする予定でおりましたが、まさに一般質問の通告をしましたその日の午後、老朽化著しい葉山町クリーンセンターの放流水から、基準値を超えるダイオキシンが検出されました。そして焼却炉が県の指導により停止されるという緊急事態を招いております。町民の不安はこれまで以上に増しており、葉山町のごみ行政に対する不安や不信感がレッドゾーンに突入したと感じております。
しかしながら、町当局は、町長を筆頭に事の緊急性や重大性への認識がどうであったのか、疑問に思える行動をとっていると思います。すなわち、このような重要案件にもかかわらず、当該事件に対する部長会議が未だに招集をされていないこと、プレス発表からおくれること15時間、議会への一報がなされたこと、町長は県の立ち入り検査が入ることがわかっていながら、いつもどおりの9時半過ぎに登庁し、すぐに他の用件で外出したことが、昨日夜8時近くまで開かれました全員協議会において明らかになりました。一方その席上、生活環境部長そして着任したばかりのクリーンセンター所長は、両名ともに事の重大性にかんがみ、早急にさまざまな対策に手を打っていただけるとの考えを聞き、少し議員として安心したところであります。町長は指示を出さなくとも、しっかりと迅速に対応する職員に恵まれて、本当に幸せ者だなと感じたところであります。ただし、一言申しておきますが、さまざまな行政の過失での責任は部下や職員ではなく、すべてあなたが負うことをどうぞお忘れなく、今後も行政に当たっていただきたいと思います。
かかる事態を受けて、本来ならば質問事項を変更したいところでございますけれども、議会を混乱させてはいけませんので、通告どおり2項目8点について伺います。
これは、まず1点目、平成23年度の当初予算編成について伺いますが、これは今回の事態を受けて、私は大きな影響が出るものと予測をされます。しかしながら、4点質問をさせていただいておりますので、御答弁をよろしくお願いします。
まず、各自治体の当初予算編成の枕詞にしてほしくないとお願いをしておりましたけれども、現時点での収支不足額がどの程度見込まれているのか、まず伺います。
2点目は、これも幾度となく伺っておりますが、歳入の確保並びに歳出削減に向け、持続可能な財政基盤の強化に向けての具体的な取り組みについて伺います。
3点目につきましては、今予算編成から本格的に導入されることになる、まあ、まだ試行段階というお話も伺っておりますけれども、行政事務事業評価、これをどのように次年度の予算編成に反映させていくのか伺っておきます。
4点目につきましては、恐らく焼却炉の維持管理改修事業が大きくつけ加えられることになると思いますけれども、町長の重点施策に対する予算をどのように次年度編成予算に盛り込んでいくのかを伺います。
2点目は、計画行政について4点伺います。地方自治体など行政の運営は、総合計画を頂点とし、そこの記載されてます基本構想、基本目標を達成に導くために、さまざまな推進するための計画が策定されております。また、そのさまざまな計画を実施するために、とても重要となります財政計画が連動して各自治体のまちづくりが進められていくものと理解をしております。例えば、前回の一般質問でも同僚議員から提案がありました、例えばスポーツ振興計画であったり、交通計画であったり、あるいは保育計画であったりと、まだまだ葉山町に整備されていない計画があります。私は1点、提案させていただきたいのは、やはりこの基本目標の中に書いております「文化をはぐくむうるおいふれあいのまち」とありますので、ぜひとも文化芸術振興計画なるものも加えていただければと思います。
さて一方、ところでこの計画行政についてですが、現在当町ではどうもそれぞれの計画あるいは財政計画が連動していなくて、時の為政者のぶれてしまう方針に右往左往しているように感じます。そこで4点について伺います。
1点目、ごみ処理基本計画の遂行に伴う具体的な事業実施計画を、私は盛り込んでごみ処理基本計画(案)を出すべきと訴えておりますけれども、前回の答弁で鋭意検討するという御答弁をいただいておりますので、きょうは、今回はいつまでにそれが示されるのか、具体的な時期について伺いたいと思います。
2点目は、先ほどの阿部議員の質問とも大きく関連しますが、公共下水道事業計画と非常に密接な関係にあります生活排水処理基本計画の改定時期について伺います。
3点目は、第3次総合計画がいよいよ中期基本計画が23年度で計画期間が終わり、24年度からは後期基本計画の部分に入ってこようと思いますけれども、それに向けた総合計画審議会が開催されたと伺っております。その計画策定に向けた取り組みについて、今、現時点で決まっている部分について伺いたいと思います。
さて4点目ですが、全員協議会で示されましたが、この中期財政計画、これはその席上でも申しましたけれども、中期財政見通しの改訂版というのが私は正しい言い方だというふうに思っております。そこで、この中期財政計画は早急に改定し出し直す必要があると考えておりますが、町長の御所見を伺いたいと思います。
以上で私の1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
12番待寺議員の通告質問に対する答弁の前に、今、冒頭で昨日の委員会、全員協議会等で開かれたダイオキシンの問題について話がありましたので、誤解のないように私からもお話ししておきます。
なぜ、プレス発表した、あるいは議員懇談会が開かれたときに説明なかったっていうのは、それは1つありましたけれど、これはもう議員懇談会が終わった後に、正式にダイオキシンが漏れているという通告が検査業者から来たということで、それについてはプレス発表する文面まで全部できて、これを明朝の新聞に載せると、その決定があった後なぜすぐ議会に言わなかったのかという話ですけども、そこで議会にその場で通知をしても、事態の変化は何もない。(私語あり)まあ黙って聞きなさいよ、いいから。私の考えを述べてるんだから黙って聞きなさい。いいですか、いいですか。妨害でしょう、答弁の。(私語あり)だから、それと翌日…
議長(鈴木道子君)
静粛にお願いいたします。
町長(森英二君)
翌日、私が県の検査員が来るのを知っていても遅く出て来たと言いました。それは、予定通りビーチFMの収録という約束があったから、家から直行そちらにしたわけです。その収録を終えて事務所に出てきたから、10時半過ぎという時刻になってるわけであって、検査員が県から来ていても担当の職員が当然立ち会ってやってるわけですから、私がそこでいる、いないというのは実態には影響はなかったということを、まずそれだけ申し上げておきます。
まず、第1点目の平成23年度当初予算の編成についてということの、現時点で収支不足額がどの程度見込まれているのか伺うということでありますが、現在各課で計上している予算の査定を実施している途中であり、普通建設事業費に対する町債及び公共公益施設整備基金繰入金など、一部の算入を見込んでいない段階ではありますが、約8億円の税収不足が生じております。
次に、歳入確保並びに歳出削減に向けた具体的な取り組みについて伺うということでございますが、歳入の根幹をなす町税については、長引く景気低迷の影響により、平成21年度決算において大きな減収となり、また今後の見通しについても大変厳しい予測を立てざるを得ない状況にあります。このような中で負担の公平性の観点から、専門職員の配置など、収納対策のさらなる強化を図ってまいります。国・県支出金については、補助金の交付金化など制度の変革期にありますが、関係機関との連携や情報収集等に努めて、最大限の活用を図ることといたします。歳出削減については、歳出の約30%を占める人件費について、社会一般の情勢に適用させるべく適正化の取り組みを進めるほか、その他の経費についても事務事業評価制度を活用し、事業の重要性・優先性などを客観的に検証し予算に反映させることで、削減することといたします。
次に、行政事務事業評価をどのように反映させていくのか伺うとのお尋ねですが、行政評価は町で行っている事業について、期待したとおりの成果が上がっているかという視点から客観的に評価・分析を行うもので、効果的・効率的な町政運営を果たすことを目的としております。今年度は事務事業評価シートによる行政評価を、予算等へ反映するための資料として活用を図ってまいります。
次に、町長の重点施策に対する予算をどのように盛り込むかというお尋ねでございますが、重点施策につきましては総合計画の重点プロジェクトの中で位置づけさせていただいたもので、まちづくりを継承しつつ、住民一人ひとりの豊かな生活を実現していくため、優先的に取り組むべき施策であります。平成22年度の予算では、教育・子育て環境の充実とゼロ・ウェイストを掲げさせていただきました。23年度予算編成では、現在の予算状況を判断して重点施策に予算が配分できるように努力をしてまいります。
次に2項目目の計画行政についての、ごみ処理基本計画遂行に伴う具体的な事業実施計画をいつまでに示すのかについてのお尋ねですが、新たなごみ処理基本計画の策定に伴い、その実施に向けて多方面と協議・調整を行っているところであります。事業実施計画につきましては、どのような形をとるのかを含めて今後検討してまいります。
次に、生活排水処理基本計画の改定時期についてとのお尋ねですが、生活排水処理基本計画は、快適な水環境の回復と創造を基本理念とし、平成12年3月に策定され、平成15年3月、平成19年3月と2回にわたり改定を行っております。改定時期につきましては、現行の計画の目標年次が23年度となっているため、生活排水処理率等の状況を踏まえるとともに、町公共下水道事業計画との整合を考慮しつつ、平成23年度中の改定を予定しております。
次に、第3次総合計画後期基本計画に向けた取り組みについて伺うとのお尋ねでありますが、総合計画は町の将来像と政策の方針を示しており、実施計画において施策が計画的かつ効率的に進められるとともに、それらがそれぞれの目標を達成していく必要があります。現在の第3次葉山町総合計画のもととなる基本構想は、計画期間を15年間とし、平成12年に策定されました。また、現在の中期の基本計画と実施計画は平成23年度に終了することから、新たな基本計画を策定する必要があり、現在準備を行っております。今年度につきましては、8月に1,500人の町民の方に対し意識調査を行い、このアンケート結果を集計・分析するとともに、中期基本計画の進捗状況を把握することにより、素案作成に向けて作業を進めております。来年度には総合計画の原案を作成し、総合計画審議会に諮問し答申をいただき、議会の議決を得て後期基本計画を決定していく予定であります。
次に、中期財政計画は早急に改定すべきと考えるが、町長の所見を伺うとのお尋ねでございますが、厳しい社会経済情勢下において力強い財政基盤を確立し、安定した行財政化運営を可能とするよう、本年11月に中期財政計画を策定し公表したところでございます。今後の情勢の変化、また総合計画基本計画見直しの動向など踏まえ、計画期間中であってもしかるべき時期に見直しを行う必要性が生じてくるものと考えますが、現時点において見直しをする時期を明言することは考えておりません。
以上で第1回目の答弁といたします。
議長(鈴木道子君)
再質問を行います。
12番(待寺真司君)
町長から冒頭にいろいろと、私の質問事項にはない部分にお答えをいただいたわけですけれども、昨日の全員協議会、議会のほうでは町長の出席は要請しておりませんでしたので、改めてね、町長がそういうようなことをおっしゃるんであれば、ぜひ議会に出ていただいて、その一報を受けてからどういう対応をしたか、つぶさに町長の行動を報告していただきたいということを思いますので、それはよろしく対応をお願いしたいと思います。
町長(森英二君)
発生からの状況について、町長としてどう対応したかということでございますが、きのうの全員協議会においてタイム…時系列ですべて詳細に分単位で、(私語あり)払いました、支払いました。提出しました。それで終わりです。
議長(鈴木道子君)
待寺真司議員、町長、通告に従って質問をお願いいたします。(「聞こえない。」の声あり)町長の答弁、はい。あの、ちょっとボリュームをね、大きくしていただけます。はい、ではどうぞ。
12番(待寺真司君)
それでは、議長からの御指摘がいただけましたので、質問事項を移らせていただきますけれども、まず1点目。歳入不足について現時点で8億円という御答弁でございました。一部の歳入を見込んでいないということですけれども、こういったまた数字がですね、他の自治体でも既にもう次年度予算に向けて、これだけ不足しているというのは出てるんですが、中期財政計画を示された中では、23年度のね、中期財政計画では歳入歳出91億5,700万ということで、均衡のとれた予算計画が出されております。総務部長、この点を考えるとね、今、きょう御答弁8億円というふうに出てるんですけども、当然その予算編成までにはこの均衡を図られていくということは間違いないと思うんですけれども、それでよろしいですか。
総務部部長(石川恵一君)
予算の不足という形については今年度だけではなくて、昨年度についても10億を超えるというお金が不足をしていると。ただし最終的には起債あるいは…町債あるいは繰入金等々を使い、均衡のとれた予算をとると。来年度につきましても当然この8億円につきましては、そのような対策をしていくと、そういうように思っております。
12番(待寺真司君)
そうしますとね、そのもう一つ大きな部分が繰越金というところもね、出てくるんですが、ただ当初予算っていつも2億ですよね。で、今度は、ここの部分は精査して変えていくんでしょうか。その辺はいかがでしょうか。
総務部部長(石川恵一君)
今現在、予算執行中であり、確かに入札残というものは出ておりますけれども、基本的に幾らになるかというのは決算を見てみないとわからない額、毎年議員言われますように、4億を超えるお金が繰越金と出ております。それが実際の予算の中では2億円を当初予算として組んでおりますけども、来年度につきましても緊縮財政という形でもって、ある程度切り詰めた予算編成を行っておりますので、それほど大きな金額は出ないのではないかと思いますけども、予算上は2億程度という考えを持っております。
12番(待寺真司君)
この間、10月の例月検査書が届きまして、昨年の数字と見比べるとね、現時点での歳入歳出は去年とほぼ同じなんですよ。で、21年度決算するとやっぱり5億ちょっとの繰越金が出てる。そこですなわち3億の差が出てね、当初予算でもう最初から3億少ない予算を組めば、当然ほかがきつくなってね、大事な部分に回らない。臨時財政対策債も本当にね、阿部議員が言われてますけども、それも大事だし、その8億円を埋める手だてっていうのは幾らでもあると私は思ってます。ですので、これをプレス発表だけはしないということをぜひ約束していただきたいんですけど、いかがでしょうか。
総務部部長(石川恵一君)
基本的に町のほうから新聞社のほうに報告をするという考えは持っておりません。ただ、新聞社のほうから町に対して、今現在、予算編成どうなってますかという中でもって、今、財政のほうで査定を進めております。その中では収入がこれほど、歳出がこれほど。ただし今、町長からもお答えしましたけども、町債あるいは繰入金は入れていないという状況の中では、この程度の金額が不足をするであろうということは、お話しをすると思います。
12番(待寺真司君)
昨年もね、たしかそんなようなやり取りがあって、まだこういう段階ですよという部分が新聞に出されちゃって、で、やっぱりそれを見た町民は、これは大変だっていうことにやっぱりなっちゃいますよね。去年12億円だったというように記憶してます。ですので、ことしは中期財政計画も立てて、しっかりと取り組んでいただけると思いますので、プレス発表の際はぜひその辺ね、きょうは記者の方いらっしゃらないんですけども、十分注意して出していただくようにしていただきたいと思います。他の自治体では既にね、そういう記事載っちゃってるところもありますので、お願いします。
それで、その総務部長ですね、この中期財政計画との連動性なんですが、繰越金はたしか23年度2億8,300という数字でこの均衡の91億5,700万円を立ててるというふうに伺っておりますけれども、これは当初予算には今、2億というお答えをされたんですが、反映させないという考え方になってるんでしょうか。その辺はいかがでしょう。
総務部部長(石川恵一君)
大変申しわけございません。確かに中期財政計画をお話しする中では、議員の言われましたように2,000に少し端数が出てる数字を出しておりますけども、今、査定を行っている中でもって、これからその数字につきましては調整をさせてもらうという形になろうかと思います。
12番(待寺真司君)
わかりました。まあとにかく、その1点目でね、収支不足額が今、8億円あるということでございますけれども、やはりこういった数字が先行して不安をあおらないような方向性を見せて、ことしはいただきたいというふうに思いますので、お願いいたします。
で、2点目なんですけれども、ちょっと具体的な部分ではこれまでのいただいてる御答弁とそんなに変わらなかったんですけれども、いわゆる歳出削減のほうでね、人件費について適正化の取り組みを行えという御答弁だったというふうに思いますけれども、いわゆるその人件費の適正化っていうのを、言葉の定義ですね、どういうことを適正化と言って毎回使われるのか、この辺の見解をぜひ町長に伺いたいと思います。
町長(森英二君)
人件費の適正化ということは、人件費総額のことを指しますから、当然定数っていいましょうか、職員の定数ですね、これがまずは適正化にもっていかなければいけないと。それから個々の人件費レベル、給与レベルというものは、一つはラスパイレス指数というものもありますし、あるいは諸手当、それから初任給、総合的にいろんなものを考慮に入れて人件費を適正化にもっていくということを意味しているということです。
12番(待寺真司君)
人件費については、この後同僚議員からも質問があると思いますので、その適正化の言葉の定義を町長がどういうふうにとらえて、今後どういうふうに取り組んでいくのかなということを、中期財政計画の中で後ほどまた伺っていきたいと思いますので、ここではそのぐらいにしておきますけれども。
一方で町長、その歳入増についてね、もう少し何かこう明るい展望というか、具体的にね、日ごろからおっしゃってる部分があるんではないですか。例えば地産地消であったりとか、活性化策であったりとか、そういったのがやはり最初の答弁に盛り込まれないのは、何かそういったものに対する取り組みに具体的な手だてがないのかなというふうにちょっと思ってしまうんですけれども、町長その歳入増に向けてね、これまでいろいろと言われてると思うんですが、次年度予算編成ですよ。どういった方針を出して、そこでどうやって歳入を確保していくのかっていう展望をぜひ、具体的な部分でお聞かせいただきたいと思います。
町長(森英二君)
折に触れて話はしていると思いますけれども、例えば税の徴収率のアップ、あるいは国保料、これも大きな不足になっております。これもやはりそういった徴収担当になれたといいましょうか、ベテランの方々をここで増員してでも徴収率を上げると。これはもう、すぐにでも目に見えて出てくる収入増の策の一つであると考えております。まあ、あとまだ実施されておりませんが、せんだって一般質問に対するお答えの中で、ネーミングライツの問題による、これなどもある程度長期的な契約になっていくのが通例ですので、一つ契約できれば大きな歳入増にもなってくるんではないかというふうに思っております。
12番(待寺真司君)
もう少しね、例えば、例えばですよ。商工業の活性化策で、やりましたよね、プレミアム商品券。それで非常にやっぱりいい評価だったということで御答弁いただいてて、恐らくその商工会のほうでも予算的にね、あればまた新たな取り組みとして考えたいというような形で町長も報告を受けてると思いますね。それで、そんな中で、例えばその来年度に向けて、町長は商工業の活性化であったりとか、例えば地産地消を進めるとか、それと非常に密接にかかわってきて、その、確かに徴収員を入れてね、しっかりと徴収してくっていうのはありますけど、それじゃまちづくりの夢にはならないと思うんですよ。予算編成の中に、町長の思いや夢をどういうふうに歳入増の中に盛り込んでいくのかなっていう視点で今、私は質問しておりますので、ぜひその具体的な事業としてね、町長これまでいろいろと答弁されてますので、その辺の推進に向けた予算、歳入増に向けて取り組んでいただきたいと思いますので、ちょっと要望をさせていただきます。
そして、それからですね、町長もう1点ですね、この予算編成方針を読ませていただく中で、この5ページにね、すごい大事なことが書いてあって、歳入確保と財源の創出という欄にね、「町有財産の売却を含めた有効活用や広告事業の拡充」などと書いてあるんですよ。広告事業の拡充はね、今まさにネーミングライツということも言われておりますし、ホームページ等、あるいは給料袋にね、広告入れたりとかいろんな自治体取り組んでますから、それをさらに進めていただけるということですが、この町有財産の売却を含めた有効活用というふうに、明らかに次年度予算編成に書いてありますので、この辺についての町長のお考えをお聞かせいただきたい。
町長(森英二君)
現在、町内何カ所かに町有地、実際には余り有効には使われてないところもございます。で、かなりの面積といいましょうか、金額に換算すればかなりになるところもございます。これは今、担当課のほうにその準備のための準備といいましょうか、そういったもの、まず財産の鞍がえといいますか、入れかえといいましょうか、そういったものもまず前段階で必要なところがありますので、そういう調査に今、入ってるところです。これはこの23年度中には、ぜひ有効活用に向けた方策はとりたいと思っております。
12番(待寺真司君)
例えばですね、これもう23年度の予算編成なんですよ。活用ということであれば、単純にぱっと浮かぶのがこの真名瀬のね、駐車場をこの自動のね、したことによって、収入的にね、上がってきてると。そうすると、そういうのはやっぱり当初予算編成に出てくるわけじゃないですか、数字として。だからこの予算編成の段階でこういうことを考えてるんだったら、もう調査の段階は終わって次の実施に向けて、もうどうこうだというふうに動いているというふうに、私はここから思ってしまう部分もあるんですね。はっきりと書いてあるんですから。ですからその辺は、予算編成までまだ少し時間はあると思いますけども、町長査定まで1カ月切ってるぐらいですよね、時期的にはね。ですから、そういった編成方針を出してるなら、それに基づいた形でどのようなものが出てくるのか、具体的にもう少しお示しいただければと思いますので、引き続きこの町有地の活用については多くの同僚議員からも同様な指摘がされてると思いますので、検討だけじゃない、調査だけじゃなくて次のステップに進んでいただきたいと要望をしてまいります。
さて、それで次にその予算編成についてですね、今回その行政事務事業評価ということを試行的に入れていくということで、前回私もその評価シートのひな型を持ちながらですね、質問をさせていただいたところでございますけれども、この行政評価なんですが、まだまだ完成ではないと思うんですけれども、最終的に町長はこの行政事務事業評価をどのような形にまでもってって完成と考えるのか。その辺、今現時点でどのようにお考えでしょうか。
総務部部長(石川恵一君)
今のお答えの前に、先ほど町長のほうからお話ししました町有財産の売却という形ですけども、それは土地のみならず物品においても売却をするという形で、今年度からオークションも参加をさせていただきまして、その中で有効に売却をしていきたいと、そういうふうに思っております。
今、議員の言われました行政評価の事務事業評価ですけども、いつの時点をもって完成かという形ですけども、今現在は試行という形の中でもって行わさせていただいております。その中でも昨年度におきまして取りまとめたものは議会のほうにお示しをし、今年度につきましても、現在担当課のほうでまとめておりますので、そのまとめた段階では、議会のほうにお示しをしたいと思います。ただ財政課のほうでは、今回の予算に使うという中では、各課から上げております事務事業評価、この中でもって継続あるいは見直し、事業を継続するけれども、一部内容を見直す、または廃止という形もあろうかと思いますけども、あるいは大きく拡大をするんだというものもありますので、そういう部分については財政課のほうでも把握をし、今回の予算編成に役立たせていただいております。ただ議員が言われるように、いつの時点をもって完成かということになりますと、当然その事業が、うまく言えないんですけども、その事業が完成をしたという段階では一つの事業は、事務事業評価は完成をしたと、そのように思います。
町長(森英二君)
先ほどの土地の有効、売却も含めた有効活用というところで、私は検討に入っていますという意味じゃなくて、それじゃ遅すぎるじゃないかという指摘でしたけど、私はもう準備に入っているという意味で、今、行政財産になっているものを普通財産に切りかえていく。そういう手順を踏まないと、これが実施に入っていかないという意味で、もう準備を進めているという意味です。誤解のないように。
12番(待寺真司君)
はい、わかりました。それでですね、町長にも伺いたいんですが、その事務事業評価制度の確立という部分はね、私は先ほどの答弁の中にもありましたけれども、「客観的に検証し」という言葉を使われていたんですよ。この客観的にという検証する、事務事業評価を客観的に検証するというところにその到達点があるのではないかというふうに思っておりまして、やはり今はその各課から事務事業評価シートを上げていただき、それで継続性があるだの、得点を…得点というんですかね。評価を下していくだのありますけど。それをいわゆる客観的という言葉に当てはめるには、第三者とか、外部への評価制度、外部へもお願いをして評価していただく。これ事業仕分けとは違いますよ。事業仕分けとは違って、そういったことをもって、私は事務事業評価がしっかりと機能していくんだというふうに常日頃思っているんですが、町長、その辺の考え方はいかがでしょう。
町長(森英二君)
より精度の高いといいましょうか、中身の濃いものにするには、やはりそういった外部からの評価ということも、大事かなと思います。
12番(待寺真司君)
1点ちょっと確認したいんですけれども、今回試行的ということで、各課から事務事業評価を財政課のほうに上げるということでございますけれども、現時点なんですけれども、各課、各部それから各課から、こういった評価制度の、たしか事務事業157というふうに記憶はしているんですけれども、そのすべてにおいて評価シートが上がっているという認識でよろしいんでしょうか。
総務部部長(石川恵一君)
担当課は一応企画調整課になります。企画調整課に各課からシートは上がっております。
12番(待寺真司君)
全部上がってますか。
総務部部長(石川恵一君)
全部上がっております。
12番(待寺真司君)
じゃあ、先ほど部長おっしゃいましたように閲覧ができる段階で、ぜひ閲覧をですね、させていただければなというふうに思います。職員が自分の仕事をどのように評価しているのかということは、やはり予算をね、我々も審議します。それにとって非常に重要な要素というか、資料になりますので、ぜひそろっているということであれば、早いうちにお出しいただきたいんですけども、いかがでしょう。
総務部部長(石川恵一君)
今回、今お話ししているのは事務事業評価という形でもってシートは上がっております。昨年度も議会のほうにお示しをさせていただきましたけれども、企画調整課のほうでもって上がってきたもの、その中でもって取りまとめた1枚のペーパーとして、議会のほうにお示しをさせていただきますので、できれば企画調整課の中で、昨年と同様に取りまとめて議員の皆様方にお示しをしたいと、そのように思います。
12番(待寺真司君)
じゃあ、ぜひ早めに対応していただければということでお願いを申し上げます。
で、4点目でございますけれども、町長の重点施策をどう反映するのかなというところでございますけども、今回こういったダイオキシンが出てしまうというような事態がありまして、それに対して当然補修であったり、改修であったり、これからの調査の中で費用がかかってくる部分もあろうかと思います。そういった中でですね、先ほどの御答弁の中で、平成22年度はゼロ・ウェイストと教育、子育て支援に重きを置きということだったんですが、23年度の重点施策については、具体的な項目が挙げられてなかったように思うんですけれども、23年度についてはその重点施策、22年度と変更しちゃったんでしょうか。そうじゃなくて、やはり引き続き、教育、子育てそれからゼロ・ウェイストは重点なんでしょうか。その辺のまず確認を。
町長(森英二君)
ちょっと言葉足りずで申しわけございません。22年度におきましてはゼロ・ウェイスト、それから教育、子育て環境の充実と。これを方向転換したんではなくて、より充実させると理解していただいて結構でございます。
12番(待寺真司君)
わかりました。それを聞いて一安心というか、先ほどもいろいろとありましたけれども、その子育て環境、教育。これもう町長が私の一番の部分だということで、いつも言っていただいていますので、次年度はより、より盛り込んでいただけるということでございますので、どの事業に盛り込まれるか、これは議員の中でもいろいろとあろうかと思いますけれども、それを期待したいと思います。
それで1点ですね、保健福祉部長にちょっと伺いたいんですけども、放課後児童クラブ1年生から3年生なんですけれども、これを保育園に通っている父兄の方から、募集の仕方が変わったということで私が連絡を受けまして、ちょっと私もばたばたしちゃってて確認がとれていないんですが、ことし学童の募集について、去年と大きく変更したんでしょうか。それはちゃんと父兄の方に伝わっているのか、広報であったのか。その辺ちょっと急に聞いちゃって申しわけないんですけども、そういうようなちょっと要望というか、あれがありましたので、いかがでしょう。
保健福祉部部長(高梨勝君)
私が今把握している段階では、特に変更はしてないということですので、その辺もう少しですね、詳しくその方からもお聞きして、どこかなというふうに。ただ担当としては、まだ変更はしてないということは確認しております。
12番(待寺真司君)
また私も確認はしますけれども、去年までは、それまではもうこのぐらいの時期に、事前に窓口に行って、今度入りたいというようなお願いをして、それで手続上入っていったんだけども、今度は何かもう少し待ってほしいと。入学ぐらいのときまで待って、その登録に向けた手続ということで、父兄としては事前に、やっぱり保育園に預けている父兄は当然お仕事を持ってやられているので、1年生に上がってそれがなくなってしまうと、やはりそこの部分で困るということもあるので、早めに早めにそういう対応はしていただきたいなというふうに思うんですけど、その辺は変わってないということですけども、時期的にいつぐらいに申請を受け付けるとか、そういったことは広報を通して案内とか、そういったことはされていますか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
前年同様な形で広報というふうに考えておりますし、そういったことがあれば、それについてはもう一度ですね、再検討、確認させていただいて、遺漏ないように行っていきたいと思います。
12番(待寺真司君)
ぜひお願いしたいと思いますけれども、部長のほうも御存じだと思いますけど、その放課後児童クラブが市町村が義務化をされて、政府のほうは4年生から6年生までも拡大をしていこうじゃないかという方針が示されております。これも素案ですけれども、素案の段階ですけれども、既に公表されておりまして、2013年度に導入されます子ども子育て支援プログラムに合わせて実施を目指すというふうに新聞報道もされております。私この葉山町3万3,000人ぐらいの非常に人口的には、いろいろなそういった事業に対して対応が早くとれるのではないかと。それから町長自身も子育て支援策や教育に力を置いているという部分においては、この政府のこういった方針が示されたら、それに対して即座にね、アクションを起こしていただきたいんですよ。それで、それによってやはり今、働きながら、どうしてもこの経済状況、お母さんが働いて子供たちを学校に通わせているという方が非常にふえております。それから一方で、きのうも補正予算で上がりましたけれども、就学の援助事業が小学校、中学校ともに当初予算よりもかなり大きく膨らんでいる。こういう状況を考えると、それに対して町長が日ごろそう思っているんだったら、次年度の予算編成の中に向けてもね、そういった部分、積極的に取り組んでいっていただきたいと思います。町長、改めてその辺の御所見を伺いたいと。
町長(森英二君)
現在の学童保育等におきましても、小学校3年生までとなっておりますけども、そこで4年生、5年生、6年生、兄弟もいたりすれば、同じ会館に集まって遊ぶということは、しょっちゅう、普通のことだと思います。そういったところに着目して、政府でもそういう方針を出そうとしておりますので、こちらとしてはアンテナをしっかり立てていて、即対応できるように考えていきたいと思っております。
12番(待寺真司君)
ぜひお願いをします。
それで、同僚議員からの質問通告にもありますので、例えばその今の放課後の預かり事業の検証であったりとか、そういったこともぜひしっかりとしていただく中で、政府の方針にのっとって、いち早く葉山町が取り組んでいただきたいなというふうに思います。
それからもう1点、その予算面においては子ども手当の部分があります。これも後ほど同僚議員からありますので、私のほうは子ども手当についてね、地方負担がまたあるのではないかというようなことで、それに対して知事を初めね、多くの市町村からもそうじゃないんじゃないかと。そういった費用は、もっと別な町の、そういった子育て環境や教育環境の整備に使うべきだというようなことが出ておりますので、町長も恐らくその考えでいていただけると思いますので、そこは引き続き政府に対して、要請していっていただきたい。
で、一方教育委員会のほうが次年度の予算編成に向けてなんですが、本年度大規模改修、耐震の改修がほぼ子供に関する部分終わるということで、次年度大きな予算がその分がかからなくなりますが、ハードとソフトという部分で、いきなりそのハード部分を全部ソフトに持っていけとは申しませんけれども、そういった大きな改修がなくなった中で、教育予算を次年度どういうふうに編成していくのか、大きな視点からで結構でございますけれども、方針として教育委員会教育長、並びに教育委員会、どのような形で今、取り組もうとされているのか、お知らせいただきたいと。
教育部部長(稲山孝之君)
教育委員会のですね、当初予算計画につきましては、まだまだ厳しい財政状況でありますので、限られた予算の中でですね、有効に活用させていただきながら、予算編成していきたいと思っています。
それで23年度におきましてはですね、予算の概要ですが、今お話しありましたが、長年にわたりまして、小・中学校の普通教室、校舎、主に屋内運動場の耐震工事が今年度で終了いたします。ありがとうございました。今後もですね、これにつきまして、児童・生徒の安全と安心をですね、確保するために、学校の環境を整備を図っていきたいと思っております。その中で、今、議員からお話ありましたのは、ちょっと抜粋して概要だけをですね、お話しをさせていただきますと、23年度の主な事業計画といたしましては、まず施設整備の関係ではですね、葉山小学校の屋外非常階段がかなり腐食をして危なくなっております。これを大改修、補修していきたいということと、それから葉山中学校におきましては、特別教室の視聴覚…失礼しました。空調機関が、これも古くなっております。これも交換をしていきたいと。それから全町的に小学校1年生のいす、机の交換実施というのもありますので、これも引き続き交換計画していきたいと。それから教育部分のほうではですね、進めていますインテリジェントティーチャー、それから外国語講師のですね、配置、それから21年度に増額修正をいただきました社会見学等の補助または部活動の補助等を継続して行っていきます。
生涯学習の関係につきましては、文化、芸術、スポーツの振興の発展のためにですね、体育協会、文化協会それから子ども会などの補助金に対してはですね、団体活動の補助をしていきたいと思っております。
それから姉妹都市の交流の一環の役割として、草津の水泳教室などがありますので、これも同時にまた例年どおり企画していきたいと思っております。
それから南郷上ノ山公園、しおさい公園、それから博物館、図書館、施設関係につきましては、町民の方にですね、親しまれる施設等利用していただきたいということで、管理運営を図っていきたいと。そういうのを含めてですね、23年度につきましては予算の編成を考え、計画していきたいと思っています。以上です。
12番(待寺真司君)
かなり詳しく御丁寧に御答弁をいただきまして、ありがとうございます。時間が残り10分を迎えようとしております中で、非常に教育委員会のほうで、いろいろと次年度に向けて考えていただく。それで大型の施設整備は終わりましたけど、先ほど言われたように非常階段も含めね、各学校やはり一部施設老朽化進んでいるところもあります。それからまた体育倉庫なんかもね、ちょっとやっぱり見るとね、雑然としていたりとか、例えばテントがもう古くなっていたりとか、そういった部分も含めて、また検討していただきたいと思いますので、これは各校でもまたいろいろな要求とかもあるかと思いますけれども、その辺に対しても予算をぜひつけていただければなと思います。
それで、一応予算関係については以上とさせていただきますけれども、続いて計画行政のほうについてなんです。これごみ処理基本計画なんですけれども、これね、もうあれですよ。町長、部長。一たんこれ、もうあれでしょう、炉も停止したんだから、これ凍結ですよ。凍結して、炉がどうなるか。そしてその炉の改修計画がどうなるか。今後の処理の方針、そういったものがないと、今、炉が停止しているのに、戸別でやるほうを一方で進めるとか、非常に何か難しい課題を抱えちゃったなというふうに思ってます。で、この基本計画(案)が出てから、多くの意見が出ている中で、パブリックコメントに対するまだ返答もできてないじゃないですか。これは今もうね、英断をもって、一たん凍結ですよ。そしていろいろ出た意見をもとに、再度構築し直す。これが私、正しいことだと思いますけど、町長、いかがでしょう。
町長(森英二君)
私もそのとおりだと思います。
12番(待寺真司君)
ありがとうございます。じゃあ凍結して見直ししていただけるという中では、昨日議会の中で、全会一致でですね、18年度から20年度以降に変更するという陳情が採択されています。これは議会全員の意思ですから。それプラス、パブコメでも57人中10人の方が申されてますので、ぜひ凍結したんなら、そこの辺のデータ数字も一新していただき、さらには私がお願いをしておりましたさまざまな工事費などの計画についても具体的に示す中で、それから戸別収集全町実施に向けたそのロードマップ、実施計画なるものもセットにして、ぜひ示していただきたい。改めて町長、伺いますが、それでよろしいでしょうか。
町長(森英二君)
来年夏をめどに全町戸別収集、また半減袋の普及ということで、画期的なごみの減量化に取り組むという方向を持っております。そのためには全町を戸別で回るためのロードマップといいましょうか、そのスケジュール、作業員の手配、そういったものかなりの作業になります。そういったものを今、鋭意行って夏に向けて実施、やっておるわけでございます。そのことと、集めてきたごみをどう処理するかというのが、今の話、こういう過渡期といいましょうか、一つのアクシデントがありまして、これを機会にどうあるべきかを考え直さなければならないということで、先ほど私答弁いたしました。そういったことで、それとは別個に出てくると思います。時期は一緒になるかもわかりませんが、時期ということではなくて、集めるほうの作業のスケジュール、集めるほう。それをどう処理するかというのは処理の仕方の問題になってまいります。
12番(待寺真司君)
いずれにしましても、ごみ処理基本計画(案)、まだ成案になっておりませんし、示されてない中ではね、今、炉のそういった部分がやっぱりある程度何らかの形で、よろしいですか、決定というかね、報告がなされてから後に動いていただきたいというふうに思いますので、重ねてお願いをしておきます。
生活環境部部長(成島光男君)
昨日ですね、御答弁させていただいたと思いますけども、ごみ処理基本計画に関しまして、施設関係についてですね、今記載している関係のものについて、炉が停止したことについて、ああいう形で計画(案)に出して示していくのはどうかということでお話しをいただいたと思います。それにつきまして、私はあのとおりのままで出すという形ではちょっといかないと思っております。当然、昨日の全員協議会の中でも、今後対応していく中では、2カ月程度期間が必要になってくるんではないかと思って、説明のほうはさせていただきました。町長が今ですね、凍結、ごみ処理基本計画について見直しをしていくというお話がありましたけども、私ども担当といたしましては、その炉の部分についてですね、当然見直し等は図っていきたいと思います。ただ、そのほか全体のものにつきましては、現状の形で進めさせていただきたいと考えております。これについて町長のほうとですね、今、御答弁町長がされましたけれども、私どもといたしましては、町長のほうともう一度ですね、よく相談をさせていただきたいと思っております。
12番(待寺真司君)
18年度の実績値を用いていることに対して、議会に陳情が出て、議会が全会一致でそのとおりだと。直すべきだ。そして、たまたまと言ったら語弊あるかもしれないですけれども、この炉が問題が出た。これね、基本計画(案)というのは、10年にわたる大変な町の根幹をなす計画なんですよ。それに対して、議会からも町民からもこういう声が上がってきている中で、それを担当課が見直さない。町長は見直す。どっちを信じてね、それだと議会軽視も甚だ、今の部長の答弁だと、著しいなという気がしちゃったんですよ。また打ち合わせをするということなんですが、それでどういう結果が出てくるかね。これ本当に議会としてもしっかり見守らなきゃいけないと思うんですが、改めて町長、凍結して見直すという部分にはどういうことを町長は考えていたのか。
町長(森英二君)
基本計画全体を、全体の中をすべてを見直すという意味で言ったわけじゃなくて、全体計画を見直すんですけど、一たん停止するんですけども。というのは、処理方法が変わるということもあり得るわけですから。ところが基準年のことについては、私は一言も触れてないんです。過去に答弁でも、見直しをするつもりはないと言っておりますから。それまで変えちゃうわけじゃありません。そうではなくて、収集するほうの、つまり燃やすごみがどれだけ出てくるかということについての基準年云々というのは、今の炉をどうなるかということとは全く関係ない次元のものであるというふうに理解しております。
12番(待寺真司君)
またちょっと何か答弁が、どっちに行くのかなというのがわからないので、この件についてはこれ町民の皆さんもかなり注視している部分で、同時にね、やはりさまざまな調査をして、調査結果をしっかり公表して、安全性をしっかり担保してからやっぱり次に進むべき計画というものを出すべきだと私は思いますので、その辺は十分御配慮いただきたいと思います。
それでちょっと時間がなくなってしまいまして、2つほど飛ばさせていただいて、中期財政計画について、改定すべきという中では、何度も言っているようにね、今回出てきたのは、計画じゃなくて見通しなんですよ。収支を合わせた見通し。これは平成20年度に出した25年度までの財政見通しの改訂版であるという認識を町長に持っていただきたいんですけども、いかがでしょう。
町長(森英二君)
たしか、あの計画書の表紙のところに、2段目といいましょうか、段を変えて中期財政見通しの改定においてというただし書きがしております。そういったことも含めて、見直しの改訂版であるというふうにできますが、ただ財政方針として、収支のバランスをとっていくんだということを基本に置いた内容になっているということにおいては、以前のものとは違っているということです。
12番(待寺真司君)
全協の席でもね、職員から説明を受けました。私は、やっぱりどうしてもこの中から、計画というんなら、その先にやっぱり総合計画とリンクしたり、町の将来像とか、ビジョンが示されるのが計画であって、これはあくまでももう何というか、歳出のほうも性質別だけでね。結局これからまちづくりのビジョンが見えないですよ。人件費をちょっと下げようだ、物件費を下げようだ。それだけしかないものなので、これは計画と呼ばないというふうに申し上げさせていただきたい。
それから、この計画と言われるものをですね、説明を受けるときに人件費について、我々議会に対して、あんまり具体的な細かい内容というのは報告されてないんですけども、その後、オンブズマンの方々が財政のこの計画について説明を求めたときに、実に具体的な削減計画が示されているんですよ。これはどういうことなんでしょう。だれの指示でこういう資料を町民の方に出す。でも議会にはこの資料を出さずに説明している。これどういう…だれが指示出して、こういうような定数のね、設定まで出ているんですよ。これどういうことなんですか。だれなんですか。町長ですか、指示出したの。このオンブズマンにこの資料を出せって。だれですか。
総務部部長(石川恵一君)
確かに議会に対しては、今回の中期財政計画、その中でもって言葉でもってお示しをさせていただきました。今回オンブズマンのほうから、今回の中期財政計画、これについての説明を求めたいという形で出前講座的な話し合いを…会合を持ちました。その中で、人件費というものについては、2%程度削減をするんだという目標を掲げさせていただきました。その中の一つの方法、このような方法がありますよという形でお示しをさせていただいたと担当のほうからは確認をしております。
12番(待寺真司君)
この件をね、組合員の方がどうとらえているかというのは、町の執行部の人たち、しっかり受けとめてくださいよ。こんなことがね、ぱっと出てしまったら、これは組合交渉もうまくいかないというふうに私は思ってしまいます。以上です。終わります。
議長(鈴木道子君)
これにて12番待寺真司議員の一般質問を終わります。
この際昼食のため、暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
(午後0時02分)
議長(鈴木道子君)
休憩を閉じて、休憩前に引き続き会議を再開いたします。
(午後1時00分)
一般質問を続行いたします。第3番、2番近藤昇一議員、登壇願います。
2番(近藤昇一君)
2番近藤でございます。通告に従いまして、4項目の一般質問を行わせていただきます。
まず第1に、交通計画についてであります。私はこの間、一貫して長柄川久保バス停の地域住民が利用できるバス便の実現のため、一般質問を毎定例会ごとに続けてまいりました。しかし、一向に解決するめどが立たない中、住民の交通権を確保する意味からも、公費を投入した解決策しかないのではないかと考えます。その際に必要なのは、全町を対象とした交通計画の策定であると考えます。交通計画を策定して、交通不便地対策、交通弱者対策を行っていくことが求められます。その中で、現在バス停が設置されている長柄地域が優先されるべきことは言うまでもありません。このことについての町長の所見を伺っておきます。
また、そして交通計画策定に向けた取り組みとともに、当面の交通不便地の解消、そして交通弱者対策を具体化すべきであると考えますが、町長の見解を伺います。
次に、川久保バス停に地元住民が利用できる時間帯にバスを停車させる問題について、その後どのような対応がなされたのか伺っておきます。
第2に、長柄小学校、南郷中学校の通学路についてであります。この問題につきましては、既に本年第1回定例会において質問したものであり、特に長柄松久保交差点への信号と歩道の設置について、検討が約束されたものでありましたが、その結果について伺いたいと思います。
第3に、地域経済の活性化についてであります。まず公契約条例と低価格入札についてであります。町の委託業務について、過去10年の比較では大きく契約金額が低下してきております。そして2006年度には、福祉文化会館の清掃業務委託先が、仕事ができなくて放棄するという事態も生まれています。またこの2年間の入札の落札状況を見ると、予定価格の80%を割る落札が約4割に上っております。果たしてこれで、下請、孫請まで適正な労賃が支払われているか、疑問であります。自治体の業務委託については、金額の安さではなく、その質の高さが最優先されます。そこで改めて、公契約条例の必要性と低価格入札についての所見を伺います。
次に、リフォーム資金助成制度改善に向けた取り組みについてであります。町民が住宅のリフォーム等を行う際に、町内業者への発注を条件に、葉山町が町民に補助金を支出するというもので、この制度は地元経済への波及効果が大きく、経済対策として全国30都道府県、先般9月の質問のときには全国の自治体が154自治体と申しましたが、この間175自治体に広がっております。葉山町も平成21年度から、県下初めて、工事費20%以上で、工事費の5%、上限5万円、30件を見込んで、150万の予算が計上されて、制度がスタートしました。しかし21年度の申請件数は17件でした。しかし多くの事業者が制度を知らなかった。金額が工事費の5%で、5万円という金額の割に手続が煩雑などの理由で申請手続をしなかったことも判明しています。さらに21年度に、この制度をスタートするに当たって、町長はとりあえず150万だが、好評なら補正も含めて対応すると約束しておきながら、22年度予算を100万円に削減しておいて、予定数に達したので終了してしまった。このことについてどのように考えるのか、伺っておきたいと思います。
次に教育施設についてでありますが、本年2010年の9月には、学校が始まっているにもかかわらず、多くの小・中学校では猛暑が続いておりました。全国の教室の冷房化率は1割程度、小・中学校の多くは、暑さの中での授業を余儀なくされておりました。学習にも影響が出るとの指摘も相次ぎ、新たにエアコンの設置に踏み切る自治体もふえております。文部科学省の調べでは、小・中学校の普通教室の冷房化率は10.2%。これは2007年時点だそうです。と、非常に低いのが現状であります。この暑さは異常で、もはや災害だと言われております。そこで葉山町における小・中学校の冷房化率について伺っておきます。
次に、葉山小学校の校庭のほこり対策についてであります。この問題は十数年前に何度も議会で取り上げてきた問題で、近隣から強い要望もありました。その際に、土の種類にまで言及して改善を求めました。しかし、現状は何ら変わらないように見えます。この対策について、教育委員会はどのようにお考えなのか、伺っておきたいと思います。
以上をもちまして、第1回目の質問とさせていただきます。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
2番近藤昇一議員の御質問に答えてまいります。
まず交通計画について。交通計画の作成についてでございますが、交通計画については町の交通を考えた場合、大変重要な計画であることは認識をいたしております。しかしながら、交通計画を作成するに当たり、公共交通の役割、交通不便地に対する町の考え、交通弱者対策などの方向性について考えておく必要があり、計画の策定については総合的に判断する必要があると思っております。
次に交通不便地、交通弱者対策についてでございますが、当町の交通手段は、京浜急行による路線バスが唯一の公共交通機関であり、多くの町民の方が利用しております。交通不便地の対策につきましては、これまでも検討を進めてきたところであり、大変重要でありますので、地域住民や交通事業者などと連携を図りながら、当町に合った方法について研究し、実現に向けたよりよき対応策を見出すよう努力してまいりたいと思います。
また交通弱者対策については、高齢者などの交通弱者に対する交通手段の確保に関しては、関係機関と協議しながら研究していきたいと考えております。
次に川久保バス停対策についてとのお尋ねであります。さきの議会ではこれまでの御指摘や御質問を踏まえた湘南佐島なぎさの丘シャトルバス停留の可能性、京浜急行バス本社を通じ、運営主体である京浜急行電鉄との話をさせていただいた経過と、長柄地区にお住まいの方々に対するアンケート調査を持って、長柄町内会の役員の方と一緒に京浜急行バスに赴き、町民の方がいかにバス利用を希望しているか。京急バスへお話をさせていただいたことをお話しさせていただきました。その後、京浜急行バス営業所長の交代をお聞きしましたので、担当部課長があいさつと経過説明に伺いました。今後も引き続き、京浜急行バスとの話し合いを重ね、よい方向へ転換できるよう努力してまいりたいと考えております。
次に地域経済の活性化について、公契約条例と低価格入札についてでございますが、公契約条例につきましては、国の政策との整合などを考慮し、労働行政といった広い視点から条例制定について検討を続けてまいりたいと考えております。今後も国・県及び近隣市の動向に留意しつつ、川崎市が12月定例会において提案する公契約条例制定に向けた動向にも注意してまいりたいと思います。また低価格入札につきましては、現在設計金額500万円以上の工事を対象としまして、低入札価格調査基準を設け、低価格入札に対処しているところですが、現在最低制限価格の導入に向け準備を進めているところであります。
次に、リフォーム資金助成制度の改善に向けた取り組みについてとのお尋ねでございます。住宅リフォーム助成制度は地域経済の活性化にも結びつき、重要な課題と認識しております。現在申請につきましては、申請用紙に必要事項を記入していただき、施工業者からの見積もりの写し、施工前の写真を数枚添付していただくだけのもので、平成22年11月25日現在、申請件数が20件となっており、ホームページ上で既に件数に達したので締め切りましたという表示をしたことについて、議員からいろいろと御指摘がございました。今後23年度に向けましては、この助成制度をいろんな観点から精査しながら、もう既にこのリフォーム助成制度を大きく取り入れている地域、また兵庫県の明石のほうの市では、ある研究機関に調査を依頼して、このリフォーム制度がどれだけの経済効果を全体に及ぼしているか、そういった新聞の報道も出ております。そういうもろもろいろんな点を考慮に入れながら、23年度の対応については考えていきたいと思っております。
これで私の第1回目の答弁といたします。
教育長(豊田茂紀君)
2番近藤議員の御質問にお答えいたします。
2番目、長柄小学校、南郷中学校の通学路について、指定されている通学路の問題と解決策についてとのお尋ねでございますが、現在の通学路については、交通安全面と防犯面を考慮し、地域の事情に即して学校が関係各方面と協議しながら設定したものであると、議会第1回定例会でお答えいたしました。その後、御指摘の箇所につきましては、交通安全施設の設置について、関係課とともに神奈川県に対して、継続的に要望しております。
4番目、教育施設整備についての小・中学校の冷房化率についてというお尋ねでございますが、まず小学校4校には普通教室、特別教室、管理諸室等、全室で177の部屋がございますが、冷房設備が設置されているのはこのうちの27部屋で、冷房化率にしますと15.3%となっております。同様に中学校につきましては、全室が95部屋あり、冷房設備が設置されておりますのが36部屋で、冷房化率が37.9%となっております。また児童・生徒がふだん使用しております普通教室につきましては、小学校が4校全教室が未設置、中学校につきましては2校、22教室すべてに冷房設備が設置されている状況でございます。
次に葉山小学校校庭のほこり対策についてというお尋ねでございますが、平成15年度に校庭整備工事を実施し、ほこりを押さえるため、比重の大きい保湿性の大きい表土土への入れかえや、土の撹拌、透水管の清掃等を実施しました。現在はほこり対策として、強風時に校庭のスプリンクラーを活用し散水を実施している状況でございます。以上です。
議長(鈴木道子君)
再質問を行います。
2番(近藤昇一君)
私もね、長いこと議員やっているんですけど、そろそろ議会答弁というものをね、我々議会のほうとしても、議会基本条例を定めてもっともっと質を高めていこうという姿勢を持っているわけですけれども、この答弁そのものについてもね、もう中途半端な答弁やめましょう。やりたくないなら、できませんってはっきり言ってください。交通計画について、守屋町政の時代から私これ取り上げているんですよ。やるのかやらないのか、どうもわからないと。計画の策定については総合的にどうのこうのと。これ、多分もう10年ぐらいこういう答弁をもらっているんですよね。やりたくないならやりたくないと、はっきり言ってもらった方が我々すっきりするんですよ。だったら、それに対する対応…やるんだかやらないんだかわからないで10年もずっとこられちゃうとね。その辺もう行政側のほうとしても、何かいい顔するんじゃなくてね、議会と対決するぐらいの姿勢でもって答弁つくってくださいよ。こんな答弁したら、また何か突っ込まれるんじゃないかなんて、どうにでも取れるような答弁しか、返ってこないんですよ。
これについて、やはり今はもう法律でもこの交通計画をつくるに当たっては、その法律にも明記されているわけですね、今度。で、事業者も入って、地域の住民も入って、学識経験者も入ってって、そういうものをつくる方策が一つできているわけですよ。で、そういう中で今、交通権というものも今クローズアップされてきているんです。これは日本国憲法においての22条の住居移転及び職業選択の自由、それから25条の生存権、13条の幸福追求権、これらの関連するものを含めた形での交通権というのが今言われ始めている。そういう中で、各自治体、交通計画というのを持ち始めているんですよ。神奈川県も持っていますよね。そういう面で、例えば川久保のバス停一つ、なかなかね、解決しないと。中では、全町の計画をつくる中でどういうふうに位置づけていくのかというのは、私必要じゃないかと思うんですよ。どうですか、町長。やはりこの計画については、本当につくる気があるのかどうか。この答弁を見ていると、聞いているとね、とてもじゃないけど、このまままた10年いくでしょう、多分。何回聞いたって。こういう事情でもって、葉山はこんな計画をつくる必要ないとかね。あるいはつくる気ないとかいうんなら、まだやり方もあります。ほかの方法もまた我々も模索しなきゃならない。自分としてはこういう方法をとりながら、一つ一つ解決していくのがいいのかなと私は思ったんで、もう前町政のころから提案はしているんですけども。残念ながら森町長にかわっても答弁は全く同じだと。状況なんで。その点、いかがでしょう。
町長(森英二君)
近藤議員のおっしゃるその交通計画というものと、少し違うかとは思いますけれども、現在は先ほど申しましたように京浜急行の路線バスが唯一の公共交通機関になっていると。そして私は、選挙のときの公約にも掲げましたけれども、交通弱者、不便地…弱者というよりも不便地の足の手段というものもいろいろ考えておりますが、例えば交通不便地から直接逗子の駅までではなくても、路線バスへの接続、そういったものを総合的にとらえた計画、そういったものを想定をしております。それについて計画を進めてみたいというふうに思っております。
2番(近藤昇一君)
川久保のバス停の問題は、またこの後に質問しますけども、やはり住民も含めた形でのね、計画をつくっていかなければ、幾ら町がいいと思ってやっても、これ逆に住民から反発を買うというおそれは十分あるんですよ。例えば、湯河原でやっているあれは何バスといったかな。やっている、町の車を使ってね。たしか今、葉山で持っているような10人乗りの車だと思うんですけど、それを職員が運転して、町内を巡回しているというやり方も一つあるかもしれない。しかし先般行った例えば長柄のアンケートね、見たって、6時から9時に乗る…逗子行きに乗りたいという人が346人いるわけですよ。そんな9人乗りでもってちょこちょこやっていたらね、逆に町民から私は反発食らうと思いますよ。やる気がないんじゃないかと。格好だけやっているんじゃないか。やっぱりそういうものも含めて、住民も含めた形でね、計画をつくり上げていかなければ、その場その場でもって追及されないような考えを示したって、理解はされないと私は思います。そういう面で、これはもうぜひとも計画をつくらなければ、この問題は解決しないというふうに私は考えます。それはぜひお願いしたいと思います。
それで、次の交通不便地と交通弱者対策。特にこの交通弱者対策なんですけども、関係機関と協議しながらって先ほど答弁されたんですけど、その関係機関っていうのはどういうことなのか。部長でもいいんですけども、お願いしたいと思います。
総務部部長(石川恵一君)
こちらについては、当然公共交通機関も入るでしょうし、一般的に言えば、交通弱者、高齢者等の方々というふうに理解をしております。
2番(近藤昇一君)
それがね、具体的にどういうふうに協議するのかわからないんですけどね。これはひとつ提案させていただきたいと思うんですけどね。京浜急行、これは川久保のバス停の問題でも若干聞くところによると、京浜急行としては何のメリットもないと。例えばあの沿線で大規模な開発があったり、あるいは町から補助金もらったり、そういう大きな変化がないとやらないみたいな話も耳にしているわけですよ。そういう中でひとつ交通弱者対策として、京浜急行が今、発売しているふれあいバス…パスかこれ。ふれあいパスね。これがホームページ見てみると、70歳以上のお客さんに限定されて、3カ月有効のと6カ月有効のがあると。こういったものを町としても補助を出すというような形でね、京浜急行に対して一定の、何ていうのかな、強いて言えば、京浜急行に対する補助にもなりますよね。これの発売がふえれば。という形での何ていうのかな、京浜急行に対する利益を与えることによってね、一定の方向性を、町のほうに引き出すという方法だってあるんじゃないかなと。同時に交通弱者対策、かつてはあちこちの自治体で無料パス発行していました。だけれども、だんだんだんだん、それが今財政難でもって、それをなくしていく自治体がふえているわけですけども、そういう中で、これに対する一定金額のね、金額は幾ら…財政事情もあるでしょうけども、一定の金額を補助することによって、これを自由に利用できるという、そういう方策もあるんじゃないかな。そのことによって、いろんな波及的なね、効果をねらいながら問題解決に向かうと。その辺お考え、これは町長じゃないとできないと思いますけど、いかがでしょう。
町長(森英二君)
今、京浜急行が行っているふれあいパス、これは70歳以上の高齢者に対する福祉的な狙いというものでバスを利用しやすくするということなんですが、これいずれにしてもバスが通っているところの人たちが利用できるのであって、もう一つの交通不便地の対策とあわせて考えないと、方式はもちろん別になると思いますが、そういった意味で、今は京浜急行が唯一の交通機関ですから、こことのパートナーシップというものは崩さないようにしなきゃいけない。そういった意味で、ふれあいパスで協力しながら、そして同時に交通不便地への、あるいは川久保バス停のそういう活用の問題も話し合っていく方向がいいんではないかなと思っております。
2番(近藤昇一君)
ぜひ早めの対策をね、財政的な問題もあると思うんです。どのぐらいの財政支出が伴うのかというのも、私も、幾ら補助するかというのもありますしね。これやっているところ多分あると思うんです。私も詳しくは調べてないんですけども、そういう面を調べながら、私はここに一つの問題解決の道がもしかしたらですけどね、できるんではないのかなと思っていますので、こういう何ていうんですか、お土産を持ちながらね、京浜急行との交渉というのも私、ありかなと思っています。ぜひこれについては、具体的に対応していただきたいなと。実際にできないということもあるかもしれませんけども、一つの方策としてこれを持っていくというのもありだと思っていますので、ぜひお願いします。
それで、次に川久保橋のバス停の対策の問題なんですけどね、先ほどの答弁を聞いてると、やっぱりまた議会でやるから、一応は行っておこうと。営業所長の交代という話もちょっとあって、それであいさつに…経過説明というのも言っていましたけども、あいさつに行ったと。で、何なのという話なんですよ。前回、前々回でしたか、試験運行を地元が望んでいるんだと。テスト走行をやってくれないかと。それもできないという話なんですよね。で、前回の一般質問では町長はね、試験運行のために12月議会には補正予算を組むと。部長は覚えてますよね。町長は覚えているかどうか知らんけども。その…いや、でもまああえて私、補正のときに何も言わなかったんだけど。これ、どうなっているんでしょう。
町長(森英二君)
この試験…テスト運行というのを特定の地域だけ、このコミュニティーバス導入のねらいからすると、特定の場所だけで行うのではなくて、本当に交通不便地になっている、何カ所もございますので、そういったところのより不便地の、不便度の高いところを幾つか選んでやりたいと。そのときにじゃあどれぐらいの間隔で行うのか、試験運行ですね。あと、停留所の設置をどうやって行うとか。それとそういういろんな考える要素がございますので、そういったものを詰めながら、ある企業とそこでテスト運行もやってみたいという企業も出てきておりますので、そこと調整をしているというところで、12月に間に合わなかったんですけれども、新しく、新年度の予算の中で、それの予算化をして、行っていきたいと思っております。
2番(近藤昇一君)
何と言っていいかわかりませんけども、逆にね、予算化しなくてもできるという方法があるんであれば、私はそれはそれで納得はするんですけど、今の御説明だと、まず運行についての試験運行は、私自身も総務常任委員長のときに、バスに乗ってね。京浜急行が持っているミニバスに乗って、運行したことございます。そしてコミュニティーバスを走らせる会の方たちが、自分たちで下山口の方面ですか、そこで実際に人に乗ってもらって試験運行したこともございます。これらの一つの成果もありますのでね。また同じことをやるようではこれはしょうがないし、そういう面ではもう町がやる方向での調査でなければいけないんですよ、もう。というのは、もう財政負担も覚悟した上でのね、試験運行だよと。試験運行してやらないというんだったら、何のためという話にまたなるわけですよ。やるからには、もうそのぐらいの覚悟の上で、一定の財政負担は仕方がないと。守屋町長も盛んにそれは言っていましたけども、もうからなくてもいいけども、せめてとんとんにしたいと。やっぱりそれは行政のほうでその方策を探るべきだと思うし、当然ね、当然最初から赤字だけどもやりますよという、なかなかその提案はできないと思いますけども、そのことを研究すべきだと思うんです。そのためのまた交通計画だと私は思うんですよ。
それで川久保のバス停の問題については、じゃあ、まあ新年度にはここも含めた形でのね、試験運行というのが予算化されると考えてよろしいですか。
町長(森英二君)
先ほど言いましたように、川久保だけでなく、幾つかの地点でもやって、実施したいと思っております。
2番(近藤昇一君)
その際、申し上げておきたいのは、やはり一番優先されるべきは、やっぱりバス停つくってしまったと。バス停がなければ私もね、ここまで…前にも言いましたけど、しつこく言いません。つくってしまった地元住民の感情というのは、やはり怒りですよ、今。目の前においしいものをぶら下げられてね、ちっとも来ないと。これは本当に怒りなんですよ。私、町の職員とかね、町長に怒りがあっていいんじゃないかと思っているんですよ。県と…いやいや、京浜急行と一緒になって、県にあそこをつくるように頼みに行ったわけですよ。そうしたら実際にできたら、いやそれはもう赤字だからできませんって。そんなふざけたことないんですよ。土地の提供だって、地元の人たちもやっているはずです。そういう面から考えたらね、もっと怒って、何なんだと。どこまで、私は県にも行きましたよ。県の職員だって、怒らなければおかしいじゃないかと言ったんですよ。県民の税金使ってあれだけつくったんだから。それが地元住民に使えない、いや、あれは国際村とか横須賀の人たちが使っているから、それはそれでもっていいんですと。ふざけるんじゃないという話なんです。葉山の中につくって、葉山の住民が何で利用できないんだといってね。その怒りが私感じられないんですよ。ですから、先ほど言ったように、またあいさつで、議会対策のために、ちょっと行っとかないとまずいなと思って行ったのかなというような感じしちゃうわけですよ。もし怒りがあれば、本当にじゃあもう京浜急行がやらないんだったら、こういう方策をとろうという一つの方針が出てくるはずなんです。本当の怒りだったら。いつまでも京浜急行に頭を下げて、お願いします、お願いしますじゃないと。もう京浜急行ふざけるなと。だったら、こっちでやりますよと。幾ら京浜急行とバッティングしようが何しようがやりますというぐらいの姿勢がないと、私はおかしいと思うんです。京浜急行は知らないうちにバス停をつくっちゃったというんなら、いいんです。しょうがないですけども。一緒に県に頼みに行ったというのにもかかわらずね、本当に私ども今、長柄地域に一定の、我が党でアンケートを流しました。かなりの数返ってきています。そういう中にはやはり長柄地域では、バス停の問題、住民の怒りとして、何なんだということで返ってきております。そういう面では、行政に対する不信につながりかねないというふうに思ってますので、ぜひその辺お願いしたいのと。
それともう一つには、アンケートを取りましたよね、住民から。アンケートを取っただけでもって、その内容については何にも知らされてないと。町内会長にそのアンケートの結果を渡したからいいというものではないんですよ。町内会がアンケートを取ったら、それは町内会が住民に返すのが当たり前だけども、実施主体は町なんですから。町が住民に返さなきゃおかしいでしょう。いまだ返ってこないって怒っているんですよ。取るだけ取って。これどう対応しますか。
総務部部長(石川恵一君)
前回のアンケートを取らさせていただいて、町内会の方々に対し、役員の方々に対し、こういう形でもってアンケート結果が出ましたというところまでお話しをさせていただきました。今、議員が言われるように、このアンケートに協力してくれた人たちに対して、どういう方向を取るんだという形ですけれども、もう一度、私どもそこまで考えておりませんで、役員の方々にお話をして、そこから流れていくのかなという部分も安直に思ってましたけども、もう一度町内会の役員の方々とちょっとお話をさせていただきたいと思います。
それともう1点、京浜急行に行って、前回の定例会でお話をさせていただいたときには、確かに京浜急行は営利の株式会社であると。そういう中でもって、葉山町さんのバス停の中、来られる方の人数が余り多くないという中では、なかなか運行が難しいというお話をいただきました。今回、議員言われて、あいさつじゃないかという形、言われたんですけども、私たちはぜひとも京浜急行さんに、バス停があるという中でもって、バスをとめていただくのが当たり前だという考えは当然持っております。そういう考えを持ちまして、もう一度新たな所長さんにかわられたという形で、過去の経緯を踏まえて、町民の思いも踏まえて、そういう思いを持って訪ねさせていただきました。その中で、今度の所長さん、バス停があるのに、バスがとまらないという形はおかしいねという言葉も返していただきましたし、もう一度ねばり強くやってみたいなと、そういう考えは持っております。
2番(近藤昇一君)
先ほどはちょっと言い過ぎたかもしれませんけども、一生懸命やっていただいているということは、一定わかりました。あと、そういう面で町長ね、先般福祉文化会館でふれあい座談会やられた際に、やはり長柄の住民からこの問題について指摘がありまして、町長自身が京急本社に乗り込んでいって、社長と直談判してこいという長柄の住民の方からの御意見ありましたけども、それについてはどうお考えでしょう。
町長(森英二君)
前の議会でも答弁したと思いますが、議会でも答弁したと思いますけども、私自身、新しい京浜急行バスの営業所長さんとまずお会いして、その後の段階で本社のほうということで考えております。
2番(近藤昇一君)
ぜひ次の質問をやるときには、もしかしたら次が最後の質問になるかもしれませんので、それにはいい回答をもらわなければ、永久に私回答をもらわないで終わってしまうかもしれませんので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
次に、通告順で質問させていただきますけども、通学路の問題なんですけども、これは第1回定例会でいろいろ聞きましたので、特に私は南郷中ね、大山地域だと、南郷中から川久保のほうに回ってから中学校へ行かなければならないと。それはもう旧逗葉新道ですか、旧逗葉新道が長柄地域をこう分断した。そこがやっぱり一番大きな要因だし、今一般道になったからには、川久保…松久保ね。松久保交差点のところに信号さえつければ、その問題が解決するのではないかということであれしたんですけども、今たしか教育長の答弁は安全施設の設置ということなんですけども、どんなものを意味するのか。
教育長(豊田茂紀君)
交通安全施設というように申しましたが、具体的には信号や横断歩道を…横断歩道というんですか、横断と考えていただいてよろしいかと思います。
2番(近藤昇一君)
一番いいのはね、こちらから南郷に向かって、右側にね、歩道ができるのが一番いいんですけども、なぜかそれができない。左側がかなりの広さを取っているんですけどね。そういう面では道路構造上どうなのかなと私は思っているんですけども、これはこちらでわかりますか。全体を見渡すとね、今全体を車道を狭くしていますよね。今までの逗葉新道有料道路時代から比べると、大きくこう車道を狭くしているんですけども、そのことによって右と左とのバランスでもって、両側に歩道ができないのかなと思っているんですけども、いかがなもんでしょう、構造上。
都市経済部部長(吉田仁君)
道路にはそれぞれの種類、種別がございまして、あそこの場合、県道の基準でいきますと、あの1車線の幅員が3.75メーター、で、もう1車線が3.75メーター、歩道が3メーターつくろうじゃないかというような種類の道路でございます。じゃあ、先ほど教育長が、その信号機あるいはその横断歩道と。早速タイムリーな異動がございまして、私、教育部長のときにその答弁した記憶がございます。異動した後にですね、何度か横須賀土木事務所のほうと話す機会があるたびに申しておりましたら、はっきり申し上げて、横断の歩道の担保は取れました。ただ、いやどうせでしたら、信号機まで行っちゃおうじゃないかというような気持ちがあるものですから、もう少し時間をいただいてですね、両方同時にできれば、行政側としても胸が張れるものですから、もうちょっと時間をいただきたい。ただ横断歩道は何とか、時期的には今申し上げることはできませんけども、相手のあることですから。神奈川県の都合もあろうかと思いますけど。御期待していただいて結構だとは思います。
2番(近藤昇一君)
非常にうれしい答弁をいただいたてはいるんですけど、今言われたように、私、横断歩道を先行するということはやっぱり避けたほうがいいんじゃないかなと、私も思います。結構40キロ制限だけども、あそこ結構皆さん出しているんだよね。下手に40キロで走っていると、後ろからあおられたりするような状況なので、やはり信号機と同時にやはりつけてもらいたいなと。で、今言われた幅、歩道が3メートルというのは、両側に1.5、1.5じゃいけないんですか。両側に3メートルなんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
神奈川県としましてもですね、やはり補助金ありきといいますか、そういう点があると思われますので、その3メーター以下ですと、国からの国庫がいただけないという理由がありますもんですから、なかなか今の現況の中でつくるというのは難しいんじゃないんでしょうか。
2番(近藤昇一君)
ぜひね、これも一日も早く実現してもらいたいなと思ってますので、今、都市経済部長のほうからはそのような答弁いただいたので、ぜひ教育委員会のほうからも強く県のほうですか、働きかけていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
続きまして、地域経済の活性化の問題で、特に公契約と低価格入札についてでありますけども、現在先ほどの答弁の中では、最低制限価格の導入についての準備を進めているということですけども、これについては何年度から実施するとか、そういうのまで決まってるんですか。
総務部部長(石川恵一君)
来年度から実施を予定しております。
2番(近藤昇一君)
それは対象金額、工事の。幾ら以上というのは、そこまでは考えておられるんですか。
総務部部長(石川恵一君)
一応金額的には500万を予定としています。
2番(近藤昇一君)
非常にね、入札制度そのものが、これが一番いい入札制度というのはなかなかないんだよね。私自身もいろいろ入札制度について研究させていただいたんですけども、これはというのがなかなかないんでね。で、じゃあ最低入札…最低制限価格がこれが万全かというと、それはそれ、またいろいろとまた問題が出てくる可能性が十分あるんだよね。そういう面では、常にこう研究していかなきゃいけない問題だと思います。当面はね、やはり公契約が、なかなか町長、やるんだかやらないんだかわからないような答弁されているわけですけども、すぐにはこれはできないなというんであれば、当面は最低制限価格で、一定の歯どめをかけていくしかないのかなと思います。で、本当に公契約制度を条例をきちっと制定すればね。別にこれを、最低制限価格を設けなくたって、人工でもって、人工がきちんと払われるんであれば、例えば材料費でもって相当安く入ったからこういう値段で入ったんだよと。人工はちゃんと払えるんだよというのが、ちゃんとこの条例上ね、押さえることができてやれば、別に最低制限価格制度も要らなくなるんですよ、はっきり言って。そういう面で今、本当に建設の労働者なんかがこの公契約条例の制定というのは強く求めていますので、ぜひお願いしたいと思います。
そして、町長、先般の議会の中でも、労働者の実態調査、これについてお約束されているんですけども、それ、その後どうなったのか。
総務部部長(石川恵一君)
大変申しわけございません。本来であれば迅速に行うということでしょうけども、今現在検討を行っているという段階です。
2番(近藤昇一君)
きょうは何かいい答弁いただいているので、余り怒りたくないんで。町長、どうですか。町長の答弁されているんですよ。実態調査やりたいって。だけども、全然聞いてくれてないんですよ。どうお思いですか。
町長(森英二君)
その実態調査というものも大事だと思っておりますが、現在、実際には最低価格制限を下回っている入札、決裁に回ってまいります。そのときにその実態調査、要するに従業員また下請、そういったところへの賃金の支払いの実態というものが必ず強く念押しをしながら確認してやっておりますけれども、やはり今の情勢を反映して、原材料価格というものが想定よりも安く入ってくる。入手できていると。だからこの価格で入札できたという説明が多くされておりまして、従業員の賃金にしわ寄せがいっているというふうには今実態としては感じておりません。しかしこの調査は必要であろうと思っております。
2番(近藤昇一君)
町長が再度その調査が必要だと考えているということを言われたんですけど、総務部長いかがでしょう。総務部長になるわけ。都市経済部長。
総務部部長(石川恵一君)
今、町長答弁されましたので、どのような手法という形もあろうかと思いますので、その辺を研究させていただきながら進めていきたいと思います。
2番(近藤昇一君)
ぜひね、実際にどこまで調査ができるかわかりませんけど、どういう方法でやるかぐらいは、次の議会で、しつこいようですけども、最後になるかもしれませんので、よろしくお願いします。
続きまして、リフォーム資金助成制度の改善に向けた取り組みということなんですけども、先ほどの答弁では今年度20件になったんで中止という、ホームページで中止…終了しましたというのを掲示しましたというところでとまっているんですけども、それでいいわけですか。22年度はもうこれ以上は受けつけはしないと。きのうも私、このことを本会議で聞いたんだけれども、少しはいいような答弁だったような気がしたんですけども、きょうはまたそこで終わっちゃうのかなと思ってるんですけど。
町長(森英二君)
この11月の5日に、今回の補正予算の提出の締め切りになっておりました。その時点ではまだリフォームの申請は20件まで行っていなくて、余裕があったわけですね。ですから恐らくこれで今年度は足りるんではないかということで、予算要望を、補正予算を出さないで、ああいう対応になったと。その後において20件に至ったところで、あれですね、ホームページに載せたということでございます。ただ、すべてが上限の5万円で申請が出ているわけではなくて、件数は20件になったけれども、今現在まだ金額的には、予算的には実際は余裕がございますもんで。すべての人が入っても見ているわけじゃないので、要請が出てくれば、まだ要請が出てくればそれに対し対応ができるということであります。
2番(近藤昇一君)
そういう面ではね、まずそのホームページに受付は終了しましたって、私も改めて見て、11月26日付になっているんですね。ですから、補正予算は間に合わなかったかも知らんけども、町長自身が議会なり、何らかの場面で約束したように、足りなければ補正予算組むって言っておきながらね、なぜ終了しちゃったのかなということなんですよ。補正予算に間に合わなければ間に合わないでもって、何らかのほかの措置だってあるわけでしょう。今まで幾らでもやっているじゃないですか。予備費使ったり、流用したり、さまざまな方法があるわけでしょう。それまで言っているんだから、じゃあ終了なんてこと書かないで、いやもう、きのうも言ったようにね、21年のときはそう言ったけど、22年度はもうこれ20件で打ち切るんですと。幾らあっても。幾ら町民から好評でね、数がふえても、20件で打ち切るという方針にしたんですというんであればこの表示でいいんですけどね。で、もしこれが間違いでもってやってしまったんならば、直ちにこれを削除しなければおかしいですよ。終了しましたというのは。きのうの時点で、私もう1回見てみたら、まだ載っていました。
町長(森英二君)
この件つきましては、昨日私もホームページを確認をいたしました。その表示のとおりになっております。で、私が予算のオーバーしたら、申し込みがオーバーしたら、補正を取ってでもやるよと言っている方針を持っていたことを、その担当のほうとの私との行き違いで、ああいうホームページになったということで、これは対応はちゃんとしてまいります。
2番(近藤昇一君)
そのホームページのほうも直ちに訂正するということでよろしいですね。(「はい」の声あり)はい。それで、私、町長…(私語あり)何だって。あの…何を言っているか忘れてしまったじゃないですか。この問題がね、例えば町長、その金額も含めて、このリフォーム助成制度について検討を加えるということなんでね、もし来年度、金額を増額するんだと。今年度、この20件でもって打ち切って、4カ月待ってもらえれば、来年度だったらもっといい条件でこの制度が活用できますよ。だからちょっと4カ月待ってください。これならわかります。4カ月待てば、もっといい条件でこの制度を受けられる。そういう意図だったら、私も非常に理解できる。そうではないんですね、まだ。
町長(森英二君)
きのうの私の答弁で、近藤議員の指摘で、今まで申し込みを早くすればよかったんだけども、遅くなったら損をしたということになるんじゃないかという指摘がありました。しかし私はそういうことにはならないようなことも考えていますよと言った意味はそれでございます。
2番(近藤昇一君)
ではまた、私のほうから言わしていただきますと、一定金額も含めて検討するというのは、それはそれでよろしいんですね。
それで制度の中身としてもね、私またこれも提案したいと思うんですけどね。例えば岩手県の宮古市で、これは当面は22年度限りの制度のようですけども、今運動でもって引き続きやるように大きな運動が巻き起こっております。宮古ではね。そこの制度の中では、このリフォーム助成制度の活用の中に、公共下水道への接続工事、これも含まれているんですよ。で、今、葉山町の公共下水道の接続については、3年以内でしたか。3年以内で3万円という金額ですよね。で、その業者はいわゆる指定業者ですから、全県に今何社あるのかな。相当な業者数ありますよね。だけども、その宮古市のようなそのリフォーム助成制度で、それを活用するのであれば、町内業者なんですよ。で、葉山町が公共下水道の工事を始めた当時、特に接続工事が始まる時期になって、規制緩和で、その指定工事店が全県に広がってしまったと。ですから葉山町の税金を投入したそういう工事が、地元の業者が恩恵を受けるというのは、非常に薄くなってしまったんですよ。ゼロとは言いませんけど。そういう面ではこのリフォーム助成も活用できるという形になれば、ますます地元の業者に限定することができるんですよ。そういう形で、本当に町が投入した税金、それを今度は町民がね、接続工事ですから、基本的には町民がやるわけですね。で、それが業者に還元されて、ひいては町へ、税金として還元されている。そういう活性化が生まれるんではないかなと思っているんですけども、そういう制度的な改善というのはね。
だから私は、当面はもしこの同じ金額であるならば、併用も可能だよという形にすればいいし、逆に言えば、これを金額を5万から10万に上げれば、今の制度と、なくしても同じような効果がある。ただ3年という限度はね、もう取っ払わなきゃならないかもしれないですけども。現実問題として、3年過ぎちゃって、もう補助金もらえないよ。じゃあそのまましばらくいようよという人もいるわけですよ。もうお金もないし。で、町からつないでくれ、つないでくれと言っても、罰則、罰金でもあるのと言ったら、それはないですと。そうすると、そのままつながない可能性が十分あるんですよ。だから、せっかく引いた下水道ですから、町としては一日も早くつないでもらったほうが収入として上がるわけですよね。ですから何しろ幹線工事、大きな工事を優先するよりも、そういう工事を私は優先したほうが本当に地域の経済の活性化につながると思うんですよ。もう本当に下水道事業団がやるような工事を幾らやったって、町の活性化にはつながらないと私は思っています。それよりもそういう細かい工事、何十万、何百万の工事を、本当に地元の業者にやってもらうというのが必要だと思うんですけど、その点いかがでしょう。この制度を改善していくという方向でね、検討すべきだと思いますけど。
町長(森英二君)
下水道の本管へのつなぎを3万円まで補助している。これが全県下の業者に指定…もちろん指定業者ですけれども、指定業者の範囲が広がっているということ。そこら辺も規制緩和の影響でというお話ありましたけども、それがどういう意義があるのか、ちょっとそれも調べてみる必要があろうかと思います。それと、やはり幹線道路だけじゃなくてと、これはもう本年度約10ヘクタールという面整備というものはそれはそれで一つの下水道の方針でやっていることですから。それと今のリフォームとは、うまくマッチングするような方向でもっていきたいなと考えております。
2番(近藤昇一君)
ぜひ、せっかく町がね、巨額を投じてやっている事業、少しでも地元の経済の活性化のためにつなげるという面では、私は宮古のやり方がね、非常におもしろいんではないかなと、私は思っていますので、ぜひ真剣に検討していただきたいと思います。
続きまして冷房化率なんですけども、小学校は普通教室で考えるとゼロだと。中学校は100%ということでよろしいですね。そうすると全国的には大体10%、普通教室の。ということらしいんですよ。葉山町の場合、今後の方針、いわゆる教育プランか何かにこの問題については触れておるんでしょうか。それとも町のほうとして、独自のプランを持っていられるのかどうか。このゼロというのはちょっとしんどいなと思うんですよ。中学校は割と高台にあるんですけども、小学校はそれぞれ、長柄小は除いて平地ですよね。かなり暑いのではないのかな。いや子供だから我慢しろというんだったら、じゃあ教育委員会も我慢しなさい。あそこ、冷房とめたらどうですかという話になりますよね。夏休みはともかくとして、今ことしなんかは学校始まってもかなりの三十何度というね、温度だったんですけども。その辺の教育委員会としての今後の方針はいかがでしょう。
教育長(豊田茂紀君)
教育総合プランの中にこれが触れてあるかどうか、ちょっと私記憶ありませんので、ここであいまいにはお答えいたしません。子供我慢しろと言うんだったら教育委員会も消せよということかと思いますが、ちょっと別の観点で、私、子供は我慢してほしいなと思っています。中学校の場合は、夏休み大体6週間ですね。42日ですから。の中の2週間ぐらいは補習授業をやって、進路関係になりますが、かなりの生徒が出席をしております。小学校の場合には、そういう意味での補習授業はやっておりませんし、もう一つ私は、仮に普通教室冷房してしまいますと、児童、子供、あの15分の2校時、3校時の間の休み、20分休み、昼休み、外に出なくなるな。やっぱり小学生、15分の休み時間、昼休み、外へ出て、元気に遊んでもらいたい。そういう意味では小学生は大人よりも、そういう暑さ、寒さには強いんじゃないかと。科学的な根拠は何だと言われると困りますが。経験則的にそう思っていますので、私自身は小学校の冷房化を、さらに今後進めていくという考え方は持っておりません。
2番(近藤昇一君)
葉山の気候がどうなのかね、全国的な例から見るとね、その暑い中、外へ出ろと言うこと自体が、実際にことしはね、あちこちで子供たちが倒れたりね。お年寄りは部屋の中で…部屋の中で死んでいるんですよね。そういう事態が起きたときに、教育委員会としては責任取れるのかという話ですよ。外に出ないからね…冷房つけたら外に出ないと。だから休み時間は外に出ろと。出たら熱中症で倒れちゃったと。それを責任取れるのかという話ですよ。私、それ今のあれは問題だと思いますよ。ですから、横浜市ではおくれているから、全学校につけるという市長の方針ですよね。川崎市では全学校についていると。それと相模原だったかな、今そういう方向に今動いていると。政令指定都市では。で、私も小さな市町村について調べてませんけども、全国的にもそういう方向なんですよ。で、地球温暖化でもって、我々が小さいころよりもね、上がっちゃっているんですよ、地球の温度が。だから教育長が小さいころはどのような状況だったかわかりませんけどね。まさに教育委員会ではあそこの建物全部冷房切ってみなさいよ。どういう生活になるか。だから保育園も切りなさいよ。小さい子が対応できるというんだったらね。何で小学生だけゼロでいい…だから、財政上ね、なかなか将来的にこれからの財政計画の中でやっていくしかないというんならわかるけれども、はなっから要らないなんという考えだったら、私、大問題だと思いますよ。
それで、最後に葉山小学校のほこり対策については、さまざまなこの間、質問も出ています。例えば芝生の問題とか、そういった問題も含めて、どういった対応でもっていったら設備投資がどのぐらいで、維持管理がどのぐらいになるのかというのは、やっぱりきちっと調べておいていただきたいと思います。また次回、その機会があったら伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。どうもありがとうございます。
議長(鈴木道子君)
じゃあ、このままで答弁はよろしいですか。はい。では以上で近藤昇一議員の一般質問を終わります。
第4番、13番金崎ひさ議員、登壇願います。
13番(金崎ひさ君)
13番金崎ひさでございます。通告に従いまして、2項目、5点について一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
まず1項目目、来年度予算編成に向けての考え方をお伺いいたします。今まさに予算編成の真っただ中と思いますので、今議会で質問に取り上げ、私の考えの一端を申し述べ、できれば参考にしていただきたいと思っております。
1点目は、歳入増の考え方について伺います。財政難の折、歳出削減のみではなく、歳入をふやす方策が必要であると思います。この点についての町長のお考えを伺います。
2点目は、次の3つの事業方針について伺います。まず合併処理浄化槽設置整備補助事業について伺います。この事業に関しては、21年度決算において町長質問に取り上げ、補助制度を充実させていくことを検討する余地はあるとの答弁をいただいております。来年度の補助制度の充実をいかようになさるのか伺います。
次に、生きがい対策推進事業について伺います。この事業については、今年度大幅に削減され、そのことにより、高齢者の方々から御不満の声が上がっております。町長のお耳にも届いているとことと存じますので、来年度に向けての事業方針を伺います。
2点目の最後に、海水浴場開設事業について伺います。昨日、葉山町海水浴場の開設期間に関する陳情が趣旨了承されましたが、葉山町にとっての海水浴場のあり方など、町長のお考えを伺いたいと思います。
3点目は補助金について伺います。補助金に関しては全体としてゼロベースで、第三者機関を使っての見直しをすべきとの考え方を私は持っておりますが、それは課題として町長に提案させていただくこととし、今回は教育長に、子ども会補助金と子ども会育成連絡協議会補助金のあり方についての考えを伺います。そして町長に、葉山ふるさとひろば実施補助金の来年度の行方を伺います。
2項目目は、ごみ処理本計画案について伺います。本年11月25日に、ついに恐れていたことが勃発し、焼却炉休止という事態になりました。この基本計画(案)では、その焼却炉を修繕しつつ平成26年度まで使い続け、ごみの減量化により、平成24年度には1系列、2炉にすることにより、焼却処理経費の削減を見込んでおります。一般質問通告書締め切り時間には、まだダイオキシン類の検出により、焼却炉の停止という事態になっておりませんでしたので、基準年と説明会のスケジュールなどを伺おうと思っておりましたが、この基本計画(案)の根底から考え直さなければならない状況と思いますので、再質問においては町長のお考えを詳しく伺いたいと思います。
以上で私の第1回目の質問を終わります。御答弁をよろしくお願いいたします。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
4番目、金崎ひさ議員の御質問に順次お答えいたします。
1項目目の来年度予算編成に向けての考え方を伺うの1点目、歳入増の方策についてについてのお尋ねですが、来年度の町の歳入の根幹をなす町税の予算見込みは、依然として日本経済が不況による影響から全体として今年度を下回る水準になるのではないかと考えております。しかし、そのような状況ではございますが、今年度から始めました県からの職員の短期派遣制度を利用した人員の派遣につきましては、来年度も徴収体制の強化、また、滞納案件処理の実績の向上という観点から継続してまいりたいと考えております。せんだっても、任期を終えまして県のほうに戻ったわけですけども、その送別の会話の中で、大変成績を上げていただいて、差し押さえ物件まで出たというふうな、競売とか、そういったことも報告を受けて、非常に成果が上がっている、これを引き続きお願いしていきたいと考えております。
また、従前からの鎌倉県税事務所との合同滞納整理や、県徴収対策課との、困難、高額事例を中心とした徴収の事務引き継ぎ、文書、電話、臨戸による催告などの強化により、一層の収入化の方向へ努めてまいりたいと考えております。先ほどの12番議員のときでしたかね、やはり収入増ということで、今ここで述べた以外の固定資産、土地であるとかあるいは備品、そういったようなものの有効活用並びに売却も含めて、その手続も進めていきたいと考えております。
次に、合併処理浄化槽設置整備補助事業の方針についてのお尋ねですが、合併処理浄化槽設置整備補助事業につきましては、市街化調整区域において浄化槽を設置する者に対し補助金を交付するものであります。平成21年度までは新築・改築を補助対象としておりましたが、平成22年度よりくみ取り便槽及び単独処理浄化槽からの転換のみを補助対象としております。平成22年度の現段階の実績といたしましては、5人槽が1件、7人槽が1件、計2件となっております。今後につきましても本事業により市街化調整区域の水環境の整備を進めるとともに、設置後も適正な維持管理を補助者に行っていただけるよう、周知等を徹底し、良好な水環境整備に努めてまいりたいと思います。
次に、予算編成…来年度予算編成に向けての中で、まず生きがい対策事業…推進事業についてとのお尋ねでございますが、高齢者の心身の向上と健康の増進を図り、生きがいを高め、老人福祉の増進を目的にねんりんふれあいの集い事業と老人クラブ補助金交付事業を実施をしておりますが、来年度も同様に実施をしてまいりたいと考えております。
次に、来年度予算編成方針の中の各事業のうち、海水浴場開設事業とのお尋ねですが、海水浴場の開設期間については平成21年度から51日間に短縮をしている状況の中で、海水浴客数は平成20年度10万9,000人、21年度12万6,000人、22年度13万7,000人と、順次増加をしております。来年度につきましても財政状況を踏まえ、同様の期間で開設する方針…予定できております。
次に、補助金についての、葉山ふるさとひろば実施補助金についてでお尋ねでございますが、昭和50年から始まり、ことしで35回目の開催が実施されました。本年は天候のすぐれない中、しかし、約1万5,000人の来場者がございました。当初目的である町民交流の場として定着しているところでございますので、今後につきましては開催内容などを精査しながら補助金のあり方について検討をしてまいりたいと思います。
次に、ごみ処理基本計画(案)について、基準年度変更に対する考え方について伺うとのことですが、平成20年6月に「葉山町ゼロ・ウェイストへの挑戦」を発表し、ごみの削減に根本から取り組むことによって循環型社会の実現に向けたごみ処理を選択する意思を示しました。「葉山町ごみゼロ・ウェイストへの挑戦」の第1期目標が平成25年度末となっており、そのときのごみの半減目標を18年…平成18年度のごみ焼却量を基準として計画をしました。今回策定します葉山町ごみ処理基本計画はこの考えを踏襲しているため、基準年については変更する考えはございません。
ごみ処理基本計画のその後の説明会と今後のスケジュールについてのお尋ねですが、ごみを分別、収集方法の概略など、今後の方針について12月から1月にかけて町内各地区において、今は6回説明会を行う予定で、本日ですか、配られました「広報はやま」12月号に掲載し、お知らせをしたところでございます。また、今後戸別収集についての詳細が決まって…決まり次第、全町にわたりくまなくこれを、説明会を行ってまいる所存でございます。
以上で私のところの第1回目の答弁といたします。
教育長(豊田茂紀君)
13番金崎議員の御質問にお答えいたします。
来年度予算編成に向けての考え方を伺うの3点目、下記の補助金について伺うの中の子ども会補助金と子ども会育成連絡協議会補助金のあり方についてとのお尋ねですが、平成22年度においては各単位子ども会16団体に対し、子供1人当たり700円を補助しており、また、子ども会育成連絡協議会に対しても13万5,000円の補助金を交付しているところでございます。子ども会と子ども会育成連絡協議会につきましては、子供の健全な育成に寄与するものであり、教育委員会といたしましては来年度におきましても同様に支援してまいりたいと考えております。特に、子ども会育成連絡協議会にあっては、補助金の交付だけでなく、団体運営が円滑にできるよう協力をしていきたいと考えております。以上であります。
議長(鈴木道子君)
再質問を行います。
13番(金崎ひさ君)
御答弁ありがとうございました。町長は体調が悪くてお声が出づらい中、再質問にも考慮したいとは存じますけれども、いつものように再質問をさせていただきます。
まず2項目目から始まります。ごみ処理基本計画(案)から伺いますので、よろしくお願いいたします。このごみ処理基本計画(案)について、こういうダイオキシン類が出たという事態の前の通告書でございますので、基準年変更とかそれから説明会云々という質問をいたしました。それに淡々とお答えいただいて、その焼却炉がとりあえず今とめてあるということに関する危機感といいますか、町長はそういうことにはもう全くお触れにならないで、今までどおり説明会に至っては12月から1月に6回行うというふうなことをおっしゃっていますけれども、以前この説明会に関してはこの基本計画を案ではなくて基本計画として出したときに、この基本計画の説明をすると部長はおっしゃったんです。それで私たちは戸別収集の説明会を何度も何度もやらなければならないのではないかというふうなことを申し上げましたら、そうではなくて、基本計画を説明するんだとおっしゃっていましたけど、こういう事態において本当に12月から1月までという、この「広報はやま」に載ったとおりができるんですか。
町長(森英二君)
先ほどの12番議員さんとの質疑とも関連をいたしますけれども、ごみ処理基本計画の中のその第1期目標、25年までに、要するに今ある炉を補修、点検しながら大事に使って、平成25年度まではもたせていく、その間ごみの減量化を進めるという内容が入っております。ここのところは根本的にまだこれから検討する段階ですので、説明会の中では現状の説明をして、現状のですね、その説明会のときにまだ最終的な方針は出てこないとは思いますが、今応急の対処、これについてはきのうからいろいろ説明しているとおりですので、それが結果が出次第、その後の方針、方向というものはつくってまいります。そのことについてはその方向を説明するにとどまると思います。あとは今までのごみ処理に進んできた実績、過程、また、モデル地区でやっている戸別収集の内容の実態報告とか、そういったようなものが中心に説明会になっていくと思います。ただ、ごみ処理基本計画の根本のところ、今部分的にはこういうトラブル…事態になったので、そこのところは変更をしなければいけないから、あの計画自体の見直しを行うということを説明したわけでございます。
それと…忘れました。危機感がなくて云々という言葉を言われますが、じゃあどういう状態を私が言動すれば危機感があると言われるのか。危機感持ってます、持ってますと言わなきゃならないのかということじゃないんです。先ほどからの話聞いていますと、夜のうちに議会に、前日の夕方ですか、こういう事態が起きたということを説明しないで、報告しないで、翌朝一番で説明しなさいと職員に指示をして、次の私は会合の準備に入ったということ、なぜこれが一晩おくれたら危機感がないという指摘になるのか不思議でしようがありません。
13番(金崎ひさ君)
私は淡々と通告書どおり行おうと思いましたけれども、今の町長の御答弁で波及させていただきますけれども、どうぞ、はい、ありがとうございます。それでは危機感がないということを申し上げたいと思いますけれども、実はきのう全協に町長が出ていらっしゃらなかったのでおわかりにならないと思いますけれども、これは重大な過失であると。ダイオキシン類を出したということが町民に対して健康被害に損なうかもしれないということになるわけですよ。そして、そのことを使い続けていたということは町長の方針じゃないですか。そして、これは重大な過失であるということを部長は議員の前で謝ったんですね。そして、かわいそうに、本当に着任したばっかりのクリーンセンターの所長、私は不幸…運が悪かったとしか思えませんけれども、あの方も本当に涙目でしたよ。それで、職員がそのようにね、大変だというふうに思っていらっしゃるのに、きょうの12番議員の質問に対しても、質問してないんですけどね、あれは前段だったんですけれども、それに対してそこで演壇で町長がお答えになったことを、これはね、本当にね、議会に報告しても何ら変化がないから報告する必要はないという、これがやはり町長の議会に対する、今まで議会軽視、議会軽視って何度も言われていましたけれども、これが町長の考え方の根幹だと思うんです。そのような町長を職員が心から支えられると思いますか。きのう、本当に大変な問題で、重大な過失であると部長おっしゃったんですよ。町長はそのように感じませんか、ダイオキシン類を出したということに対して。町民に対していかがですか。
町長(森英二君)
この今の焼却炉を修繕しながら使い続けているということは大変なことだと認識はしております。そして、過去にもダイオキシンが心配をしたということもあります。それがここにきて現実のものになったのかという危機感、意識はもちろん持っております。それで、いつこれが起きるかと、焼却炉自体に異変が起きるということも含めて、実はそれをずっと心配しておりまして、この事態が起きる前から、いざというときにじゃあどこで引き取ってもらうのか、ごみを。その交渉もほかの自治体とも進めております。危機感がなかったらそれはできません。それだけ言っておきます。
13番(金崎ひさ君)
ほかの自治体と進めているんだったら、計画なくしては自治体は預かっていただけないと思うんですけれども、じゃあ、この計画(案)をどのようなスケジュールでどのようにやるんですか。
町長(森英二君)
一時的に焼いていただくということは大体どこの自治体でもできますけども、そうではなくて、一時的ではなくてずっとやってもらうということも大事だと、それの打診も行っているということ。
13番(金崎ひさ君)
だからこそ計画(案)が必要だと。ごみ処理基本計画が必要です。それがあるからずっとやっていただけるという自治体間の連携ができるわけですよ。それがですね、こういう基本計画(案)を12月…町長は12月から1月の間に6回も説明会をする、そして焼却炉の問題は2カ月かかるんですよ、もし再開させるにしても。原因究明、それから補修、それで2カ月かかるんですよ。その今炉はとめております。そして基本計画(案)はこういうことですと、部長、本当に説明できるんですか、町民に対して。
生活環境部部長(成島光男君)
この12月から1月にかけて行う説明会につきましては、当初は基本計画(案)について…案が取った段階でですね、説明とそのほかの戸別収集、また分別収集の内容等についてモデル地区の結果等を説明していく予定で検討させていただきました。ただ、今回このような事情になりまして、具体的な話までは詰めておりませんけども、若干内容を変更しながらですね、先ほど町長が言われましたけども、現在ごみの、今回の現状報告とかですね、そういうのを含めた中で町民の皆様のほうに説明のほうはしていきたいというふうに思っております。
13番(金崎ひさ君)
私は今回の事態については本当に申しわけなかったということで町民に、本当に一人ひとりに説明をして回るべきだというふうに思います。ダイオキシン類の発生をしてしまってごみがとまっているわけですからね、収集はしているにしても、焼却炉をとめているという事態を安穏としてられない。そして安穏としたという言葉に町長は引っかかってまた反論の答弁をなさいましたけれども、実は昨日の町長報告の…あ、行政報告の後に緊急質問をされました。その中で町長の答弁で、この人は本当に危機感というか、このことをどのように考えているんだろうということを書きとめました。まず、ピンチを災いに、おっしゃいましたね。これはチャンス、ピンチをチャンスにというのを言い間違えたんだと思いますけれども、このピンチをチャンスにして、そしてごみの減量化を図ると、そしてこれを契機にゼロ・ウェイストを推進すると。そして非常事態宣言をするぐらいの事態なので、みんなに協力をしてもらえるというふうなことをおっしゃいました。そして、新聞報道に出す前に、プレス発表の前になぜ議会に報告しなかったかということに対しては、翌日のファクスでいいだろうと、私の対応には間違いがなかったとおっしゃったんですよ。私はそのとき質問に入ってませんでしたので、どうして間違いがなかったということを聞きたかったんですけれども、実はけさの答弁でその間違いがなかったという町長のお考えがわかりました。幾ら議会に報告しても何ら事態は変わらないんだから、議会に報告する必要はないとおっしゃったんですよ、けさ。その程度の考え方を持っている者が町長でよろしいんですか。議会に対して失礼千万だと思いますけれども、いかがですか。
町長(森英二君)
私は議会に説明しなくてもよいとは一言も言っておりません。(私語あり)夕方からではなくて、翌朝でも構わない、支障がないという意味で言ったんです。
13番(金崎ひさ君)
議員が新聞報道で初めて知る、ましてや部長も職員も新聞報道で初めて知る人がいたという事態がこれは大変な問題だというふうに思います、私は。でも、それは大したことはないと、そう思ってらっしゃる町長ということ自体が私は信じられないと申し上げております。そして、そのプレス報道の前に同じ書類をですね、翌日ファクスでいいというふうに指示したと町長自身がおっしゃっていましたけど、確かに翌日9時にファクスが入りました。新聞は6時からもう配達されていますので、みんな朝早く見ていますけれども、その後にファクスが入りました。それでですね、皆様方にきっちりお話をしなければならないからっていうんだったらいいんですよ、ね、その日は無理だった。でも、ファクスでいいんだったら何で当日のプレス報道の前にファクスしないんですか。24時間ファクスって動くんですよ。なぜプレス報道の前に議会にファクスをしろと、議員の皆様にファクスをしろと言わないんですか。町長主催の議員懇談会でもあるんであれば別ですけれども、しょせんファクスでしょう。何でプレス報道の前にファクスしなかったかということが私は町長の指示は間違っていたと思うんですが、いかがですか。
町長(森英二君)
私はまず議会事務局へ朝一番で連絡を入れなさいと言ったわけでございまして。
13番(金崎ひさ君)
議会事務局の名誉のために申し上げますけれども、ファクスが来たのは翌日の朝です。私は8時半に電話をしましたら事務局長は知りませんでした。だからその後です、ファクスしてくれと言って部長が持ってきたのはその後。ともかくそれはいいです。そういうふうな現実ということを皆様にわかっていただいて、私はこの後にいろいろと考えさせていただきますので結構です。
それで、基準年に関してもこの基本計画(案)自体が私はもう皆様に説明するものではない、町民の皆様に説明する完成品にはならないと思っています。2カ月は、少なくとも。ましてや、三日前の古新聞ということわざもございますけれども、来年度この案をつくるとして、18年度の基準年といったらもう話になりません。21年度の基準年でいいと思いますよ。それから、この前の陳情ですけれども、葉山町ごみ処理基本計画(案)の基準年を平成18年度から20年以降に改め、ごみ処理量の見直しを求める陳情が出ました。これは採択されております。この人たちは多分ダイオキシンのおそれもあったんですよ。20年以降と書いているんですよね。ですから、この基本計画というものはやはりきちっとしたものを出して、そして直近の数字を基準年にすべきというふうに私は申し上げますけれども、それでも基準年を18年度に固執するという考えでしょうか、お聞かせください。
町長(森英二君)
私はもう何度もこの件については説明しております。平成20年度に、20年にゼロ・ウェイスト宣言への挑戦からスタートしました。そのときに完成しているといいましょうか、出ている実績値は18年度が最新のデータなんです。それを基準にするというふうに最初から決めて行っているわけでして、ここで変更するつもりはございません。
13番(金崎ひさ君)
わかりました。基準年も変えない。そして3番議員ですかね、先ほど下水道審議会の諮問について、あとは野となれ山となれという考え方ということをおっしゃいましたけれども、私は本当にごみ問題に関しては町長は就任以来あとは野となれ山となれというのをずうっと貫いていらっしゃるというふうに思います。これはぶれてません。それだけははっきり申し上げます。
それでですね、この基本計画(案)ですけれども、22年度を初年度とし、10年間の計画とするというふうにあります。そして、前回の基本計画はやはり21年度で切れるので、多分これは焦らなければいけないというふうに思いますけれども、私は他自治体と連携を、もう焼却炉の問題ですけれども、このまんまではいけない、いつまでも民間に委託ということはいけないというふうに思っております。他自治体と連携するためにも、本当にこの基本計画(案)というものは早くつくらなければならないというふうに思っておりますけれども、その辺の考え方、他自治体との連携をするために基本計画が必要だという考え方をお持ちでしょうか。部長でも町長でもいいからお答えください。
町長(森英二君)
他自治体及び民間、現在も炉をとめるときは民間企業に委託をして燃やしてもらっております。今現在本日もそこへ搬送しております。これが現実ですので。しかし、この民間委託がずっといいのか、それよりも自治体ほかを折衝して、より有利なところと結んでいくと、長期的に安定的に結ぶということは当然だと思っております。そのためにも基本となるごみ処理基本計画は大事であるから、これは完成させていくということです。
13番(金崎ひさ君)
ぜひちゃんとね、役に立つ基本計画をつくっていただいて、それで本当に一刻も早く安心したごみ行政というものを示していただきたいというふうに私は思っております。
それでは、1項目目の来年度予算編成に向けての考えに入らせていただきます。歳入増ですけれども、徴収率アップ、これも当然なことですよね。それで、町有地の有効活用について伺いますけれども、22年度真名瀬駐車場で1,200万の収益が上がるというふうな計画を立てておりまして、決算はどうなるかわかりませんけれども、私はこういうのが有効利用だと思うんですけれども、町民の方たちが南郷公園を有料にしたらどうかとか、南郷公園の駐車場ですね。有料にしたらどうかとか、それから町役場の駐車場も有料にしていただいたら非常に使いいいという方がいるわけです。ですから、そういうふうな意味でも歳入増の考え方としてそういう事業転換といいますかね、そういう町有地を有効活用についての考え方は町長いかがですか。
町長(森英二君)
例えば、今、南郷公園の駐車場を有料にということで、真名瀬の駐車場のコイン化、有料化ということとはちょっとニュアンスが違うのかなと。というのは、ああいう立地条件、南郷公園というのはそこでスポーツをする、あるいはいろんなイベントに参加する、そういった目的を持って来る人が多いわけですから、そうすると、駐車場を有料にするということはそれの参加費用を値上げするのと内容的…実質的には同じようになる。果たしてそれが公共公益性ということの観点からいいのかどうか、いろいろ検討はしております。やはり受益者負担という観点もございますので、いろいろと検討しております。役場の駐車場につきましてはあそこに、入り口に人を配置してコントロールしていた。しかし、心配されたように、車を置きっ放しでよそへ出かけられると、そういうよそというのが町中じゃありませんから、考えられたのは駅までバスで行って、また帰っていくということを心配しましたけども、ほとんどその実態はないということですので。じゃあ、役場の駐車場を有料化して、それの目的は一体何なのかなと。単なる来た人からもやはり収入を上げようということなのか、そこら辺のいろいろな観点からの検討が必要だというふうに思います。
13番(金崎ひさ君)
南郷公園に関しては町外の方たちがたくさんドッグランなんかにもやってまいりますし、やはりあそこはそういう目的で来る方たちですので、駐車料金を取ったらどうかというふうな考え方も出ております。それから、役場庁舎に関しては、やっぱり善良な町民が置きっ放しでどっか行くということは皆さんなさらないわけですよ。でも、本当に、例えば幼稚園の保護者会だとか、このあたり駐車場がないですからね、あそこに少しでもお金を払って安心して置いていける駐車場になれば、そういうふうなことで使えるのにしていただけたらなというふうな声も上がっておりますので、中期財政計画によりますと受益者負担ということも書かれておりましたしね、やはり少し真剣に歳入を上げる方策として、そして町民の利益になるようなことであれば私はいいんではないかなというふうに思いますので、来年度に向けてということで申し上げておりますけれども、来年度は町長やる気がないみたいですので、それは結構でございますけれども、一応頭の中に入れておいていただけたらというふうに思いますが、いかがでしょうか。そのような方法も考えられると、歳入増の中で、いかがでしょうか。
町長(森英二君)
議員さんの提案として受けとめておきます。
13番(金崎ひさ君)
それからもう一つ、12番議員の答弁の中で教育次長のほうから答弁がございましたけれども、しおさい公園などはもっといろいろおっしゃってましたけども、町民の方に親しまれる管理運営をするというふうにおっしゃっていました。私はこれも一つの歳入増の方法ではないかなと思うんですね。あそこを少し活性化して、そして皆さんに来ていただいて葉山のよさを味わっていただいてというふうなことをしたらいかがでしょうかというふうに思っておりますけれども、先ほどの12番に対する答弁の中にそのようなことが含まれているんでしょうか。ちょっと詳しく教えてください。
教育長(豊田茂紀君)
ちょっと詳しくというふうに言われますと、そういうふうにお答え…御満足いただけるようなお答えができないわけですが、ちょっと長くなりますけれども。24年目をしおさい公園、博物館開園してなりまして、一昨年に入場者の方が100万人を超えた。平成6年、7年が一番ピークで、1年間最高6万1,000人弱でありますが、現在は21年度の統計だけですが3万を切っておりまして、1日平均、300日として92人というように館長からはデータをもらっております。そういう意味では、ピーク時に比べてマイナス54%程度というような形になっております。で、これは葉山の…弁解になるかもしれませんが、だけではなくて、県の産業部の統計なんかでも湘南地域の観光客が21年度で17万人減、三浦半島で4万7,000人減ということ、そういう景気の動向等も反映してきているという状況があります。そういう中で、じゃあ博物館はそういう状況に流されっ放しかというとそうではありませんで、非常な企業…企業というか、努力をしておりまして、例えば職員には、これは6月に稲山部長がもてなしの心という単語で説明したことがありますが、入園者を大切に扱うように教育をしていると、館長がということでありますし、無料掲載のレジャーガイドやタウン誌については極力情報提供をしております。例えばどんな情報提供か。今月の12月号の葉山、「広報はやま」にも企画展示のことが出ておりまして、これタウン誌じゃありませんけれども、そういうタウン誌や情報誌についてもそういう努力をしている。それからですね、収蔵資料の企画展示の努力とか、そういうこともしておりまして、さらにそういったものをふやすということではありませんけれども、知恵を出しながら充実を図っていきたいという考え方を基本的に持っているということで答弁にさせていただきたいと思っております。
13番(金崎ひさ君)
確かにしおさい公園などを中心にですね、葉山の活性化を図るという意味で本当にいい素材があるわけですよね。それで、私も葉山芸術祭なんかでしおさい公園で行われているお茶室なんかにも伺っておりますけれども、立派なお茶室があって、そして決算でも申し上げましたけれども、このお茶室の使用料が本当に、13万6,000円が予算でしたかしら、ともかく大して使われていないんですよね。で、関係者にお聞きしますと、やはりいろいろ制約があって使いづらいんだとおっしゃっていますのでね、やはり町民の財産としてなるべく皆様に使っていただけるというふうな形をとるほうがいいと思うんですね。それで、大した予算を組んでおりませんけれども、例えば予算を組んだ場合にはその金額をクリアできるようなPRの方法とか、使っていただくための宣伝とかっていうのは必要じゃないかと思うんですが。お茶をなさっている方たくさんいらっしゃいますし、先生方もたくさんいらっしゃいますのでね、葉山町でそういうことをやると大勢の方が公園の中に入っていただけるということで、葉山の宣伝にもなると思いますので、活用すべきだというふうに思いますので、そのあたりもいかがでしょうか。よろしくお願いいたしますということを申し上げたいんですが。
教育長(豊田茂紀君)
貴重な御助言いただきましたので、検討させていただきたいと思っております。
13番(金崎ひさ君)
それでは、各事業の方針について伺います。まず合併処理浄化槽設置整備補助事業についてですけれども、私はこれは町長の考えで私はいいと思うんですね。新築の方に補助する必要はないと私も思っております。この補助事業に関してはやはり新築ではなくて…あ、もう新築は当然合併しかつかないわけですから、水環境をよくするための施策というふうに変える…考えると、新築ではなくて、単独浄化槽を合併に変えていただくための施策だと、そのために力を入れる、そのために予算を組むというふうにすべきだと私は思っているんですが、そのことは町長新築をやめただけで、件数減らして金額減らしただけで私はちょっと物足りないんですけれども、来年度に向けてどのような施策展開をするおつもりなのかをお聞きします。
生活環境部部長(成島光男君)
この22年度からですね、今、議員が言われたように、内容を変更させていただきました。新築の場合は補助を廃止させていただきまして、転換の場合についての補助ということにさせていただいています。この23年度以降についてなんですけども、今の内容については変更する予定はございません。ただ、今ちょっと考えていることは、これ以外の部分で何らかの方策が立てれればなっていうふうに今検討をさせていただいておりますので、財政当局のほうともですね、ちょっと話をさせていただきたい。今ここの段階で何ってお話できませんけど、そういう考えは持っております。
13番(金崎ひさ君)
20基がないと市町村設置型合併浄化槽がつけられないということは、これは今でも20件集まればできるという、そういう国の方針には変わりないですか。
生活環境部部長(成島光男君)
これについて変わりはございません。
13番(金崎ひさ君)
そしたらぜひ提案をしたいんですけれども、20件になるようなPRの方法ってあると思うんですね。来年度予算には20件の予算を組んで、そしてですね、この市町村設置型の合併浄化槽をする場合は1割負担でいいわけですよ。ですから、1割は今10万から、例えばね、10万は御本人に出していただいて、あとは葉山町が出すべきだと思うんです。そして設置をして、20件になれば国・県の補助金がもらえるわけですから、そこまで努力をして単独浄化槽を合併浄化槽に変えていただくというふうな方針になるとどんどんとふえていくんじゃないかなと思うんですね。それで諮問に関しても市街化調整区域を合併浄化槽にするというはっきりとした、町長は議会答弁ではなさっていますけれども、町民に対してこういう方針でこうするんだということを示さないみたいですので、下水道審議会への諮問内容ということはもうさんざん3番議員が聞いていただいたのはいいんですが、私はこの補助事業の内容に関して提案をしたいと思うんですが、このようにして、公共下水道を市街化調整区域に持っていくよりも安いでしょう。そして、それでメリットとしてはですね、その市町村設置型、市町村、町が90%出してつくってあげた人に関しては公共下水道並みの利用料を取ればいいと思うんです。もちろん管理は町がしなきゃいけないので。そういうふうにすると収益も上がるし、水環境もよくなる。そして、それならば家を建てかえないで…市街化調整区域にはね、家を大事に大事に、昔っからの家を大事に整理しながら、新築に変えるんじゃなくて修理をしながら、きっちり昔のよさを生かして生きてる…生活してらっしゃる方がたくさんいらっしゃるわけですよ。ですから、新築はしなくても単独で何でもかんでも生活雑排水を川に流していることをよしとしている人はいないと思います。でも、そういうふうな補助制度を出すとね、じゃあ、単独を合併に変えようかという人が集まると思うんですが、いかがですか。
町長(森英二君)
合併浄化槽に単独から切りかえていただくということは大変大切な政策だと思います。水処理の環境保持、そういった意味で今の市町村設置型、これ地域によって、葉山は20件、地域によっては10件という地域差はございますけれども、やはり何としてもその1基建設するのに多額の費用がかかる、それの負担が、市町村設置型10万といってもこれも大変だという方もおられるかと思いますけど、しかしそこで町の水環境に寄与できるんだということのアピールをするということで、どこまでできるかわかりませんけれども、研究の、検討、研究の道はあると思っております。
13番(金崎ひさ君)
町長が真剣に町長選においてね、下水道は、公共下水道は第二の夕張に葉山をするというふうにおっしゃって、そして市街化調整区域は合併浄化槽でするんだというふうな、あの勢いというのが現在も続いているとしたらですね、いろんなことを考えながら、どうすれば、私も公共下水道で全部行ければいいと思いますよ。でも、不可能でしょう、財政的に。ですから、市街化調整区域は合併浄化槽でやろうというふうに考えてらっしゃるわけでしょう。そうすると、じゃあ、市街化調整区域に住んでらっしゃる方が納得をして合併浄化槽に取りかえていただくという方策を出さなきゃいけない。そして、説明会のときにみんな公共下水道がいいですよとおっしゃいましたよ、何にも指針がないから。だけど、その中で全面的に町がやってくれたら単独から合併に変えてもいいという考え方もあったわけですね。ですから、町がどのような方針を示すかということが大切だと思いますので、そういうことを、私が今申し上げたようなことをぜひ検討していただいて、それで水環境を一刻も早くよくするということで、今までどおり来年度予算にですね、今年度は5基の予算をつけてます。そして2基ですよね、今ね。新築がなければその程度だと思います。ですから、本当に心から、心から水環境をよくしようと思う人しか協力してくれませんよ、これだったら。だからもっと協力してくださるような方針を立てるべきというふうに思いますけれども、検討課題として、来年度予算に対する検討課題として残していただけますでしょうか。
町長(森英二君)
先ほど公共下水道のほうが費用がかかるからということがありましたけれども、それだけではなくて、今の財政状況では年10ヘクタールぐらいずつしかいけないとすれば何十年先になるかわからない。その間、それがどんどん進むということを考えれば、時間的な問題、いろんなことからこれは十分検討すると。財政との兼ね合いが大変重要ですので、そのように理解していただきたいと思います。
13番(金崎ひさ君)
よろしくお願いいたします。それでは生きがい対策推進事業について伺います。これは実はですね、11月の24日に町村議会による議員研修会がございまして、読売新聞の特別編集者の編集委員の橋本五郎さんのお話を伺ってまいりました。これはね、ひとりで暮らしている老人のことを念頭に置いて行政を、政治をやるべきだと、これが基本だというふうなことを、本当にこれは心にしみ入ったんですけれども、この生きがい対策交流事業、年々減らしておりますよね。そのことによってもう何も楽しみがないから町内会やめるよという方もふえてきて、集まってみんなでお話をしたり演芸を楽しんだりしていた方たちが漏れてきているんですよ。それは町長御存じですよね。御不満の声が上がっていますので、町長お聞きになっているかと思うんですが。私のところには不満が来ているんですけれども、町長は高齢者施策に対するそういうだんだんと削っていっていることに対して御不満っていう声は上がっていますか。
町長(森英二君)
私の直接聞いているのは、例えば老人いこいの日にお昼に出るおにぎり、これが22年度はなくなってしまったと、21年度は1つ出ていたという声は複数の人から聞いておりました。それでそれを復活させたいということで予算要求はしていくつもりでおります。
13番(金崎ひさ君)
町長が復活するということで一安心ですけれども、26万7,000円を削って、そして町民…老人の方たちがね、本当に嫌だなという思いをしていると。26万7,000円、たかが26万7,000円でも、されど26万7,000円なんですよ。これ22年度、21年度の予算に申し上げておりますけれども、これはぜひ復活するという町長のお考えなのでよかったというふうに思いますけれども、部長、高梨部長、私、部長の答弁ってね、非常に人の心をぐさっとつかんで、その自分の思いというか、はっきりと物を言うところで私は非常に買っているんですけれども、そういう方が福祉部長になられて、やはりひとり暮らしの町民の…あ、老人の方たちの気持ちというものを、部長ならば中に入って探って、そして事業に反映していただけると私は思っているんですが、いかがでしょうか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
言い過ぎのところがあって、後で担当課のほうに怒られたりよくしまして、言葉を選ぶようにはしてるんですが、この件につきましては担当課もですね、去年見直しをした…事業の見直しでこういう結果をしてしまったと。じゃあ、この結果を今年度見たらどうだったのという話では、やはり皆さんのところへ届いているような声が戻ってきていますので、これは来年度は見直したほうがいいよねと言ったところ、町長もそのところはちゃんと見直しなさいよというふうに言っていただけたので、その方向で今、23年度は検討させていただいております。
13番(金崎ひさ君)
私が数字として出てくるのがこのことと、それから教育委員会のごみ処理の、ごみ処理機の費用を数字として出してくれというふうに言っておりますので、来年度はそれだけはきっちりと見守りたいと思っております。
では、海水浴場の開設事業についてですけれども、この件に関してはついこの前、きのうでしたかしら、葉山町海水浴場の開設期間に関する陳情が趣旨了承されました。それで、本当にとんでもない、非常にお金がかかるんですけれども、審査の中でこのことに対して葉山町がいかに活性化しているか、それから町内…あの通りのお店とか、私が聞いているのもちょっと外れた喫茶店でも海に来る人たちがコーヒーを飲みに来てくれるからということで、非常に町が活性化しているんですよね。これ縮めるという原因が財政難だったからという、ほかに縮めるところがないからということで縮めたんですが、町長はそういう町の活性化に対する考え方というのはどういうふうに考えて…思ってらっしゃいますか、海水浴場に関して。
町長(森英二君)
葉山は海水浴場を4つ、4カ所持って、お客さん、先ほど言いましたように、相当の数が来ていると。少なからずそこで町にお金を落としている、つまり活性化に役立っているということは重々承知しております。ただし、過去においてその予算というものを見たときに、シーリング予算とかいろいろやってまいりました。そういったときに結果的に7月の1日から10日までは今まで営業していたのを開設をおくらせると。たまたまかもしれませんけれども、確率としては高いんですが、梅雨の後期・末期ということで、天候にも恵まれなくて、もし開設していても客が少なかったなというのと合致したという事実はありますけれども、しかし、それが梅雨が長引くのを予測してじゃなくて、財政の問題が一番でございます。
13番(金崎ひさ君)
この件に関しては陳情に署名がたくさんついておりまして、署名をした方から、何人かなんですが、指定寄附をしてでまで期間を延ばしてもらいたいとか、それから監視員にお金がかかるんだったら人を出してもいいという考え方を持ってらっしゃる方もいるわけですよ。で、町民との協働でこの問題について考えるべきだというふうに私も思っておりますし、委員会の中でもそのようなことが出ておりました。そして、それぞれの海水浴場に関してはそれぞれの目的じゃないんですけども、ちょっとタイプが違うので、個別に考えてもいいんじゃないかということも出ていたんですが、何かとてもいいヒントをいただいたというふうな部長のお答えがあったんですが、来年度に向けて部長そのあたりをちょっとどういうふうにお考えでしょうか。まだ決まってませんか。
都市経済部部長(吉田仁君)
葉山には3つの海水浴場ございましてですね、現在は一律に開設してございますけども、それぞれのその特徴といいますか、事情といいますか、そのあるということはですね、いろんな方面から担当課長を通じまして私も聞いております。来年度すぐに、今お話ありました指定の寄附ですとかですね、人員を出していただけるとか、すぐに対応はちょっと難しいかもしれませんけども、その各海水浴場ごとのですね、そのすみ分けをですね、考えて行っていきたいと思います。
13番(金崎ひさ君)
やはりいろんな方とお話をしながら海水浴という…浴場というものも葉山で位置づけとしてどのように考えるかというのを真剣に考えていただきたいかなというふうに思います。これもよろしくお願いいたします。
では、2項目目の補助金について伺いますけれども、お時間が余りないし、1番に関しては11番議員が同じような項目でなさっていますので、時間があれば申し上げますけれども、まず2項目目のふるさとひろばの実施補助金について、実は私もふるさとひろばに出している人間なんですけれども、来年度の予算がつかないということで皆さんもういろんなお話が出たんですけれども、町長は来年度予算をつけるということでよろしいんですか。今の御答弁ではそのようなニュアンスかなと思うんですが。予算に関して、補助金に関して。
町長(森英二君)
これは前回のふるさとひろばの、ふるさとまつりの反省会か何かの席上で話が出たように漏れ聞いております。もう来年は町長は予算はつけないというふうにだれかが言っていたと言っておりますけども、私まだそんな決定をしたわけでもありませんし、話もしておりません。かといって従来どおりつけるというふうに約束したよという話も出ていたようでございますが、そんな会話もしておりません。たまたまきょうの昼、決裁でこのせんだってのふるさとまつりの事業報告書が出てまいりました。まだ詳細ではないけれども、あの中に舞台は取りやめたとか、花火を打ち上げをやめて消防無線…無線を使ったとか、いろいろある程度のことは書いておりましたけども、果たして予算がどういうところに影響するのか、例えば現状維持の場合、あるいは減らした場合、あるいはゼロの場合どうなるのかということは、より一層精査しないといけないと思っております。
13番(金崎ひさ君)
あの1万5,000人の来場する、1日にですね、これは本当に葉山町のイベント…大切なイベントだと思いますので、町の活性化策としても、お金は出せないかもしれないけど、その辺はよくわかりませんけれども、やはり全く町は知らないことではないというふうに思いますので、例えば共催で意見を出し合うとか、知恵を出し合うとか、協力できるところはするとか、そしてお金も少しは出すとかみたいな話し合いをぜひ進めていただいて、町民に落としてしまってなくなるということのないように、ぜひ見守っていただけたらなというふうに思います。これはじゃあつけるかつけないかこれから精査するというところで、これも来年度予算表示されたところにしっかりと見ていきたいと思います。
子ども会と子ども会育成連絡協議会、これ私なぜここに持ち上げたか…質問に挙げたかというと、子ども会と…17団体ある子ども会が子ども会育成連絡協議会に入ってないんです。4団体しか入っていないんですね。これをやはり活性化というか、子ども会育成連絡協議会に関する考え方、これを町長…あ、ごめんなさい。教育長は運営を円滑にするために協力するというふうにおっしゃっていましたけど、何か手助けをしていただけないと、非常に難しいことではないかなと思うんですが、なくすつもりはないということで聞かせていただきましたけれども、どのような手助けをするおつもりなのかをお聞きします。
教育長(豊田茂紀君)
先ほどの中で、補助金の交付だけでなく団体運営が円滑にできるよう協力していきたいというふうに最後に申しました。今の17団体の子ども会のうち1つがちょっと活動休止していますから、16、そのうちの4団体が御指摘のように町子連に入っておりますが、この町子連のほうも大変な中で、役員のなり手がなかなかないというような中で苦労をされながら活動されております。例えば、初めて子どもサミットというのをこの町子連が11月にやりまして、町子連に入ってない子ども会からもこれには5団体、5つの子ども会が参加した。入っている入ってない関係なくどうぞ入ってください、そして一緒に活動していきましょうというようなことを町子連もなさった。そういうことについて教育委員会としてもさまざまな形で援助をしていきたいと、まずは思っております。
13番(金崎ひさ君)
ぜひよろしくお願いいたします。育成連絡協議会がもっともっと賑やかな、いろんな団体が入れるような企画をつくっていただいて、ぜひ子供たちが一緒になって何かできることができればなというふうに思いますので、ぜひよろしく考えをめぐらせていただけたらと思います。ありがとうございました。これで私の一般質問を終わります。
議長(鈴木道子君)
これにて13番金崎ひさ議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は3時30分からといたします。(午後3時02分)
議長(鈴木道子君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時30分)
一般質問を続行いたします。第5番、9番守屋亘弘議員、登壇願います。
9番(守屋亘弘君)
9番守屋亘弘です。本日ラストバッターで、皆さんお疲れのところであろうかと思いますけれども、まず皆さんに誤解なきようお願いしたいんですが、私は非常に不愉快で不機嫌です。それは議員の皆さんあるいは職員の皆さんに対してでないことをよく御理解いただきたいと思います。
それで、10月12日の加藤清決算特別委員会委員長は、決算特別委員会報告の中で指摘事項2として、「町長はみずからが主張、発言した言葉に対して責任を持つべき」と述べられました。で、何とタイミングがいいことか、本日の議会だよりの編集後記に、我らが広報特別委員会委員の待寺真司議員が、編集後記で、「一般会計を含む3会計決算が不認定となりました。これは町政史上初めての事態です。このような事態を招くに至った最大の理由は何であったのか。それは恐らく、決算特別委員会の審査報告の中で、次のような前代未聞の指摘をしている中にあると思います」。すなわち、先ほどの、「町長はみずからが主張、発言した言葉に対し責任を持つべき」ということであります。極めて簡潔で立派な文章であろうかと存じます。
で、そのついでに、平成20年10月14日の当時の決算特別委員会の町長質問、経常収支比率に関する町長の基本的な考え方に関して、5番山梨崇仁議員の質問がありました。それを要約しますと、町長の求められる理想のですね、経常収支比率の数字というもの、目標とすべき数字というものは具体的にどのくらいだというふうにお考えでいらっしゃいますか。それに対して町長は、やはり90%を超えないようにしていくというのが目標になろうかと思いますと答弁をされました。ところが、この中期財政計画においてはどうしたことか、経常収支比率について99.0以下にすると、突然10以上も違った数字になってしまった。ですから…(私語あり)ですから、まず前段で私はこの中期財政計画について、これから質問をするイントロですよ。(私語あり)そうでしょう。(私語あり)もっと後からおもしろい話を出しますけれども。
要するに、最初の葉山町中期財政計画上の諸問題について、その1番目は下水道特別会計をなぜ除外しているのか。ただ単に当計画の中では借金残を90億円以下にするというだけ。で、なおかつ一般会計からの繰出金について、例えば24年度、25年度、9億1,200万にすると、そういうことでありますけれども、この計画の中では当繰出金の性質について、償還金の額をそれぞれ考慮し算出することとします。すなわち、この文面で見れば、下水道特会の借金を一般会計からの繰り出しで賄うということであろうかと考えられます。
で、なお、先ほど12番待寺真司議員も触れられましたけれども、オンブズマンに対する説明資料の中で特別会計を含めた中期財政計画の見通しという文書がありますが、中期財政計画は次の理由により一般会計を対象としたと。ただし、その2番目に介護保険や下水道特別会計では個別に事業計画、収支計画を定めているところだ。なぜ出してこないんですか。したがって、簡単な数字で言えば、先ほど…失礼。昨日も議論をしましたけれども、当特会において人件費は共済費を含めて7,000万、それと1年10ヘクタールの面整備を行うということであれば、1ヘクタール2,500万として2億5,000万、この金額を足せば3億2,000万はまた借金をするんじゃないかと。と申しますのは、下水道使用料金といわゆる浄化センター等の維持管理費がやっと均衡するようになったということであろうかと思いますが、先ほども申し上げた金額はどうやって賄うのか。それはまた町債を発行するしかないのではないか。
それと、2番目の人件費削減率目標値マイナス2%以上達成のための方策とはということでございますけれども、当の計画において21年度と先行き25年度と比較しますと、1.1%しかマイナスにはなっていない。21年度決算においてはいわゆる地域手当10%と6%の差額分が5,000万円であったということから考えると、23年度以降、地域手当を6%にするよというだけで1%以上出てしまう。あとの数字はどうなのか。
それと、国民健康保険特別会計への一般会計からの繰出金の性質について。これは約2億程度を見込んでおりますけれども、それは単なる法定の繰出金だけなのか。その点について明らかにしてほしいと思います。
2番目に、子ども手当の地方自治体負担についてであります。これは最近県知事等が問題視して、拒否すべきというような方向になりつつあると私は考えておりまして、(私語あり)あ、大変失礼しました。申しわけありません。(私語あり)1の中期財政計画上の諸問題の中で、2番目の当計画における職員定数抑制と消防職員の充足率について、確かに抜けておりました。まことに申しわけございません。で、本件につきましてはさきの決算特別委員会で町長質問、消防職員定数の新基準における充足数の考え方について、その中でまたまた御登場願って恐縮ですけれども、山梨崇仁議員がその充足率の考え方に関して、12月に出るといっても全く信用がおけなくなってしまう。それで私は大変失礼な言い方しますけれども、私も同議員のしり馬に乗って、私は町長の言うことは全く信用していない。本議会で議案として出てきていますか。確かに12月はあと1カ月あります。臨時議会か何かを招集して職員定数の見直しをするということであればよろしいのかと思いますが、またまたオンブズマンの資料によると、平成22年度は職員数273となって、それ以降ははっきりわかりませんが、少なくとも職員定数を抑制するということですと、いわゆる消防本部職員の充足率の上昇ということは全く考えてないんではないか。だから、私は最初にイントロで申し上げましたとおりでしょう。責任を持ってもらいたい。ちょっと抜けてて申しわけありませんでしたが、そういうことです。というのは、繰り返して申し上げませんけども、21年度の見直しで国の基準が111人、現在は47名、充足率が42、3%だ。それを先般は50%以上に持っていくようなお話であったと私は理解すると、理解しているということでございますけれども、昨日大変お気の毒にも、本議会が休憩に次ぐ休憩があって、夜勤明けの消防本部職員は大変つらい思いをされたんではないかと、私は同情をしております。こういうことを考えれば、なぜ早急に対応を考えないのかということに私の考えが及ぶのであります。
それと、また2番に戻りますけれども、子ども手当の地方自治体負担について、町長はどのように考えておられるのか、イエスなのかノーなのか。22年度の一般会計では約自己財源として7,000万円を負担することになりました。これは現在の民主党政権のペテンにあったようなものだと私は考えております。すなわち、子ども手当全額は国庫で考えると。それが当初の方針であったにもかからわず、突然地方自治体におっかぶせていくと、とんでもない話。で、なおかつ、ある資料によると23年度以降も7,400万を見込んで中期財政計画ができていると、ここにちゃんと書いてある。皆さんは見てないでしょう、お気の毒に。
最後に、教育長の考える現在の課題と、教育長任期中のその解決策についてでありますが、これはいつぞやある地域に生活指導だよりというチラシで回覧が回りました。私どもは教育現場がかようにも荒廃してるとは知りませんでした。教育長は優先順位をつけて、私の理解する範囲、町長と同様に4年間務めるということではあろうかと思いますが、もしそうであればあと1年2カ月余りの任期の中で、どのような点が課題であり、どのように解決をするのか、そのお考えをぜひお聞かせいただきたいと存じます。
以上で私の第1回目の質問を終わります。御答弁、誠実にお願いしたいと存じます。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
守屋議員の質問にお答えしてまいります。
葉山町中期財政計画上の諸問題についての1点目、下水道特別会計除外の理由についてのお尋ねですが、その理由は次の2点になります。1点目は、特別会計は自治体ごとにその区分が異なり、特殊性を有していることから、他団体との比較可能性の観点から特別会計を除外し、一般会計のみを対象としたことです。2点目は、特別会計は独立採算制であり、各会計ごとに収支を管理すべきものであるということです。以上の理由から、今回作成した中期財政計画における下水道事業特別会計にかかる事項は、一般会計からの繰出金の見通し及び目標値としての町債残高のみにとどめております。
2点目、当計画における職員定数抑制と消防職員の充足率についてとのお尋ねですが、現在本町の職員数は273名で、中期財政計画上では平成23年度は268名により人件費を試算しております。職員定数の削減は23年度時点において一定の取り組みを達成したと考えられ、24年度以降につきましてはその時々の状況を考慮しながら職員を採用すべきものと認識しております。今後の国・県からの事務事業の移譲や、再任用職員の増加等々を踏まえつつ、来るべき機構改革の際は本町の予算規模や事業量に即した適正な職員定数となるよう検討してまいります。
消防職員の充足率については平成21年度に消防力の整備指針の見直しを行った結果、旧整備指針では基準人員94人、定数47人で、充足率が50%でありましたが、新整備指針では基準人員111人、定数47人で、充足率が42.3%となっております。このことを踏まえ、町全体の定数及び財政状況等を考慮しつつ、現在消防本部内に消防力の整備指針見直し検討委員会を設け、警防要員の必要最低人員について検討中であり、本年…この12月中に消防本部から検討結果が私に知らされることになっております。これは予定どおり進んでございます。
次に人件費削減目標値マイナス2%以上達成のための方策とはとのお尋ねでございますが、本町の人件費削減における目標については、国家公務員と比較して高い水準となっているラスパイレス指数や適正な水準にすることや、諸手当について廃止、類似団体や近隣自治体などの支給額を考慮しながら適正な支給額とすることなどへの取り組みを検討すべきであります。中期財政計画における人件費削減率の目標値、今年度の人事院勧告による給料表のマイナス改定や期末勤勉手当の減額や、諸手当等の見直しを図ることで人件費削減目標を2%といたしました。町職員労働組合との交渉もありますが、今後も本町の財政状況を踏まえ、人件費削減に取り組んでまいりたいと存じます。
次に、健康保険、国民健康保険特別会計への一般会計からの繰出金の性質についてとのお尋ねですが、国の基準に基づく繰り入れとして保険基盤安定繰入金の保険料軽減分プラス保険者支援分、職員給与費等繰入金、出産育児一時金繰入金、国保財政安定化支援事業繰入金等がございます。一般的にはその基準以外にその他一般会計繰入金として各保険者が政策的に繰り入れる場合がございますが、総務省が毎年出しております事務連絡においては、その他一般会計繰入金は中・長期的な国保財政の安定化に資するための措置に充てることを期待するものであり、保険料の安易な引き下げに充てられることを想定していないことの通達があります。この趣旨と実態に即しながら適切に運営していくことが肝要であると考えております。
次に、子ども手当の地方自治体負担について、本件における町長の考えは反対か否かというお問い合わせでございますが、子ども手当につきましては民主党のマニフェストであり、昨年の総選挙において国税である所得税の扶養控除と配偶者控除を廃止して財源を確保することとされ、地方負担については一切触れられていませんでした。しかし、国の平成22年度予算を計上する際に、子ども手当の一部として児童手当法に基づく児童手当を支給する仕組みとして、児童手当分については児童手当法の規定に基づき、国・地方・事業主が費用を負担すると決められました。平成23年度予算につきましても引き続き児童手当法の規定を継続することなどを前提に議論が進められているようです。
このことに対し、去る11月15日、本県を初め、埼玉県、東京都、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市からなる9都県市首脳会議において、神奈川県知事の提案のもと、子ども手当について全額国費で負担する旨の決議がなされたと聞いております。私も県の市町村会の会合におきまして、松沢知事からこの子ども手当に対する趣旨は、本町はいつも聞かさせております。本町におきましても厳しい財政状況のもと、全額国費で負担となればその分を他の事業に町民サービスの充実につながるものと考えております。したがいまして、結論は、私の意見としては子ども手当は全額国で負担するものと、当初のマニフェストどおり執行してもらいたいというのが私の考えでございます。
それから、守屋議員はこの一般通告質問に入る前に、私のせんだっての財政収支比率、21年度が99.9%だったと、これについて目標をどうするんだと。私は99%ラインにしていくという話をしました。それも、5番の山梨議員の言葉と引用しながら言われたことは、私の本意とする内容とは違っておりますことを指摘しておきます。
それから最後に、これは私の担当ではない教育委員会のことでございますけれども、教育長に対する質問の説明の中で、あと1年3カ月の任期中に何をするんだという趣旨の質問されましたけれども、これ重大な誤りでして、教育長は本年の3月に再任されたばかりでございます。あと3年半以上任期がございます。訂正を求めておいたほうがいいと思います。
教育長(豊田茂紀君)
9番守屋議員の御質問にお答えいたします。
教育問題における課題についての1点目、教育長の考える現在の課題と教育長の任期中のその解決策についてとのお尋ねですが、御質問は非常に巨視的な御質問であり、そのすべてを御質問事項と御質問要旨の中から読み取ってお答えすることは難しいと受けとめております。葉山町の小学校・中学校の課題に限っても多くの課題があります。それらの課題も中・長期的に取り組むべき課題もあり、また、短期的な課題もあります。また、それらはそれぞれ中期・長期・短期と申しておりますが、それぞれ個別に独立したものではなく、相互に絡み合っておりますので、ある課題を短期的な目標のもとで取り組んだとしても、それが中・長期的な視点からすれば取り組みの結果を成果として認識することが妥当であり、適切なものであるかという判断に至らないものもございます。さらに、学校と学校以外に分けた考え方に基づいてこれらを整理するとしても、学校以外にも例えば公民館活動を含んだ生涯学習の面と、公民館活動を除く生涯学習の面とがあります。また、このほかにしおさい博物館と図書館の活動もございます。今申し上げたこれらを小学校・中学校の分野ごとに、また学校以外の各分野ごとに整理し、その上で長期的・中期的、さらに短期的な時間差でも整理して御答弁申し上げることはこの限られた時間の中では限界がございます。幸いに、現在の課題というように絞られてはおりますが、現在を短期的にとらえるとしても、ただいま申し述べたようなことから、その中でもさらに限られた範囲での答弁になることを御理解いただきたく存じます。そこで、ここでは小学校・中学校の学校教育にかかわる課題に限って、長期・中期・短期を総合的に整理したものを概括的に申し上げ、その中で当面の重点的な課題を短期的なものに限って申し上げます。
葉山町の小学校・中学校においては教育基本法及び学校教育法、その他の法令をもととし、児童・生徒の人間として調和のとれた育成を目指し、葉山という地域や、小学校・中学校の実態及び児童・生徒の心身の発達の段階や特性を考慮して適切な教育課程を編成するような教育を行い、そのための教育条件整備を教育総合プランの中の学校教育関連のアイテムと整合させながら進めてまいりたい、これが課題の一つであります。次いで、学校の教育活動の日常的な推進に当たっては、各学校において児童・生徒に生きる力をはぐくむことを目指し、創意工夫を凝らした特色ある教育活動を展開し、基礎的・基本的な知識と技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力、その他の能力をはぐくむとともに、きちんと主体的に学習に取り組む態度を養い、一人ひとりの個性を生かすように努めるとともに、家庭との連携を図りながら児童・生徒の学習習慣が確立するように努めます。
また、学校においては人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を、学校、家庭、その他社会における具体的な生活の中に生かし、豊かな心を持ち、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し、文化の創造を図るとともに公共の精神を尊び、民主的な社会及び国家の発展に努め、国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献し、未来を主体的に開く日本人を育成するため道徳科目を通して道徳性を養うことも課題の一つであります。
次いで、学校における体育、健康に関しての指導は、児童・生徒の発達段階に考慮して教育活動全体を通じて適切に行うよう努めます。特に食育の推進並びに体力の向上に関する指導、安全に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導については、保健体育はもとより、家庭科、特別活動などにおいてもそれぞれの教科科目の特質に応じて適切に行うよう努めます。これらの指導を通じて、家庭や地域社会との連携を図りながら、日常生活において適切な体育、健康に関する活動の実践を促し、生涯を通じて、健康、安全で活力ある生活を送るための基礎が培われるように配慮します。これも課題の一つであります。
次いで申し上げますことは、長期・中期・短期の相互の関連でありますが、ただいま御答弁申し上げた幾つかの課題は学校教育の中で全体的な課題であります。教育は世代を継いで継続されていくものであり、祖父母の時代から自分の孫の時代まで、これらの課題の実現という目標を立てて取り組んでいくという点では、一人の教育長の任期いかんにかかわらず、長期的な課題であります。そして中学校は3年間、小学校が6年間で、児童・生徒にとってみれば個々であろうと学年集団であろうと一つのサイクルであり、そのサイクルが中期的課題であると申せましょう。
それでは、例えば他人を愛し、自己を愛する、それらを通して人間尊重の精神と生命に対する畏敬の念を持つことは特定の学校の特定の学年において培われるものではなく、児童・生徒の心と体の発達段階において、それぞれに指導されることによって次第に蓄えられる一つの能力であり、力でありますので、小学校で申せば低学年のときから順次指導をしていくことが大切であり、各学年の年間の教育計画の中に位置づけ、児童・生徒を育てるという点からすれば、各学年ごとという短期的な時間の中で取り組むべき課題であります。そういう意味で、先に学校教育にかかわる課題に限って長期・中期・短期を総合的に整理したものを概括的に申し上げますとしたことの真意を御理解いただければありがたいことであります。
さて、そのような中でも、例えば生徒指導の面では短期的に課題を達成しなければならない面もありますので、それらについては総体的な重点課題として各学校の児童・生徒の状況に応じて集中的な取り組みが必要であることは当然のことであります。
次に、教育長任期中のその解決策についての答弁をさせていただきます。有体に申し上げれば、教育長の任期中にこれは実現しますというようなことは、先ほど答弁させていただきました課題との関係については申し上げることができない性質のものと考えます。繰り返して申し上げませんが、先ほどの答弁からすれば、長期的な課題については世代を継いで取り組んでまいるべきものであり、中期的なそれについても小・中学生個々人や学年単位という集団の中で、6年間とか3年間とかのサイクルを一つのサイクルとして学校生活が送られ、教育活動が展開されておりますので、それらと教育長の任期とを連動させることが妥当で適切なものであるかどうかについては、ここで申し上げることは避けたいと考えております。
短期的な課題については、課題の解決に向け一定の成果が出るよう努力いたします。私自身としては3月7日に議会の御同意をいただき教育委員として再任され、その後の教育委員会の会議の中で教育長として選任されました。御案内のように、教育長の選任は地方公務員の他職のように競争試験によらず選考試験にもよらない、さらに臨時的任用や条件付任用、及び定年制が適用されるという職種ではありませんが、だから教育長の職に綿々とすることは考えておりません。一方、決して投げやりになった状態のままで職を続けることも考えておりません。いずれにいたしましても、さきに述べましたように多くの課題を持っておりますので、それらの課題の解決に向け、教育に責任を持つとの姿勢でその職責を果たしてまいりたいと考えておりますので、ここで幾つかの個別的・具体的なものを例示して、それらをいつまでにどのように解決していくかについては答弁を差し控えさせていただきたいと思います。以上であります。
議長(鈴木道子君)
再質問を行います。
9番(守屋亘弘君)
まず1点の中期財政計画上の問題点の中で、下水道特別会計除外の理由について。特別会計は独立採算制でありと資料にありまして、会計ごとに収支の状況を管理すべきものと認識している。実情として介護保険や下水道特別会計では個別に事業計画、収支計画を定めているところである、そのままこの資料を出してもらえば簡単に済むんじゃないかと思うんですが、そういう資料は町長はごらんになってないんですか。
議長(鈴木道子君)
はい、続けてどうぞ。
9番(守屋亘弘君)
いや、ですから、下水道特別会計では個別に事業計画、収支計画を定めているところであると。だから、この収支計画を出してもらえば私としては十分じゃないかと思うんですけれども、この定めている収支計画は町長ごらんになってないんですか。
総務部部長(石川恵一君)
下水道事業において事業認可受けておりますので、5年ごとの事業計画は持っておると、それは認識しております。
9番(守屋亘弘君)
そうすると、私が「かがりび」第5号で平成19年3月7日付、下水道課提出の毎会計年度の工事費の予定額及びその予定財源、これを意味するんですか。
総務部部長(石川恵一君)
先ほど言いましたように、事業認可を受けたときに5年間の計画をとっております。ただ、計画と実際の金額とは当然乖離している部分があると、そのように理解をしております。
9番(守屋亘弘君)
そうしますとですね、揚げ足をとるつもりは全くないけれども、19年度から23年度でしょう、認可を受けた期間というのは。24年、5年度は何もないということ。連動してその収支計画、事業計画は。そういうことになると思うんですけど、どうなんでしょう。
総務部部長(石川恵一君)
下水道につきましてはこれから認可を受けるわけですので、そのときに24からまた数年間の…5年間の計画をもって収支計画をつくると思います。ただ、議員が言われるように、それでは24、25ないじゃないかということですけども、先ほど述べましたように、町長が述べましたように、下水道事業については特別会計であるという形ですので、別々に行うというふうに私どもは考えております。
9番(守屋亘弘君)
ですから、中期財政計画に見合った下水道特別会計の収支というか、財政計画はないと、そういうことでよろしいんですね。なお、特別会計は独立採算制であると言いながら、実際は違うでしょう。先ほど申し上げたとおり、一般会計の繰り出しが約7億2,000万ぐらいずつあるでしょう。独立会計とはとても言えない状況でしょう。そうじゃないんですか。だから、さっき申し上げたとおり、ただ単に借金残が90以下に…90億円以下にするという目標だと書いてあるけれども、どうしてこうなるのかね。突然下水道事業特別会計のいわゆる町債残高の目標が90億円以下だと、これだけじゃわかりませんよ。さっき申し上げたね、数字で見れば、人件費が約7,000万でしょう。それから、10ヘクタール面整備を行うとすれば2億5,000万。3億2,000万はどうするんですか。全部また借金するんでしょう。それしか方法はないじゃないですか。そういうね、ただ単に借金残の目標はこうだって言ったって、その裏づけとなるものがないということを私は言いたいんですよ。
だから、端的に言えば3億2,000万どうするんですか。というのは、さっき申し上げた一般会計の繰り出しが7億2,000万、これは借金で返すと書いてある。それで、下水道使用料金といわゆる浄化センター等の維持管理費がやっと均衡がとれるようになった。しかしながら、事業料はね、人件費で含めた事業料がね、3億2,000万強になるんですよ。それは事業をやっているという前提であればまた借金するということでしょう。どうですか。
総務部部長(石川恵一君)
まず、下水道事業、葉山町で行う都市計画事業、都市計画事業に充てる経費としては都市計画税、年額大体5億から6億入ってきます。そのお金は、今現在行っている事業が下水道しかないという中では、当然その経費に充てるという形でもっていっていると思います。で、議員が言われている3億足らないじゃないかと。下水道事業を行う、施設整備を行うに当たっては45%が国庫…45%が借金です。で、2分の1が国庫です。で、残りの5%が町の一般会計からのお金という形で事業を行っていくと思います。で、今まで借りた…今まで借りた借金、そちらについては年数が25年、30年と長期間にわたり均等でもってお返しをしています。そういう中では、年度ごとに借り入れている、今までは多額の借金をしていましたけども、現在はかなり金額は少なくなっていると。そういう中では年度ごとに返すお金というものは当然少なくなってきている、そういう関係をもって最終的に90億という数字が出てきている、そのように理解をしております。
9番(守屋亘弘君)
それでは2番目のね、職員定数抑制と消防職員の充足率についてなんですけれども、先ほどの答弁の中で22年度が273人ですか。ところが、これはね、特別会計に従事する職員の人数も入っているんでしょう。で、ところが、じゃあ、その人件費というと一般会計だと。まあ、昨日お願いした資料は出してくださってどうもありがとうございました。やっとね、一般会計にかかわる人数と一般職の給与費がわかってきた。ここで言う職員数は255名でしょう。だから…数字をね、よく統一性をとってもらいたいんです。わかんないよ。一般会計に携わる職員数だ、それから特別会計に携わる職員数を全部足して出してきて、やれ人件費は一般会計のものだけだなんていって。そうでしょう、違いますか。この職員数というのは特別会計の従事する職員の人数も入ってるんでしょう。
総務部部長(石川恵一君)
議員が言われるように、予算書の中では一般会計、特別会計という形でもって人数の把握をしております。ただ、葉山町の職員という形では例規集では322が条例の定数です。そういう中でカウントすれば、273という形では一般職の職員というふうに理解をしております。
9番(守屋亘弘君)
いや、だから、実際の職員数はこの補正予算の…補正予算給与費明細書の中で255人になっているでしょう。で、突然18人ふえちゃったの、22年度、273人というのは。
総務部部長(石川恵一君)
議員言われますように、一般職の人数プラス特別職の人数という形でございます。
議長(鈴木道子君)
一般職の人数プラス特別職の人数だそうです。
総務部部長(石川恵一君)
大変失礼いたしました。特別会計の職員でございます。
9番(守屋亘弘君)
それで、人件費の推移で今度は一般会計。もう数字がいろいろ出るから整理して、どういう数字をね、じゃあ抑制するのかね。数字でもって、例えば250名だと、それを何人抑制するのかと、一般会計の分でね。それが特別会計の人たちの人数もごっちゃになってどうのこうのと言ったってわかりませんよ。今後よくさ、その資料をつくるのも同じ整合性を持って出してくれないとどうしようもないよ。それから、消防職員の充足率については町長いつ出してくるんですか。
町長(森英二君)
前回もお答えしましたように、12月中には出てくると消防長から聞いております。
9番(守屋亘弘君)
例えばね、財源ということで考えれば、その23年度に地域手当の見直しを行うと、それ5,000万ありますよね。それから、先ほど子ども手当のね、地方負担と称するもの、その資料によると7,000万ですよ、見込んでいるの。そうすると、都合ね、1億2,000万出てくるんですよ。それで、消防職員のね、おおよそ私の感覚で申し上げれば、13人は新たに採用できるんじゃないか。1億2,000万多めに人件費を見ても13人は充足可能だと。そうすると、47プラス13で60。で、111人に対して60人は54%になると。それで町長が言われる50%強になるんですよ。そのぐらいすぐ財源だって出てくるでしょう。私の記憶で間違えたらまことに申しわけないけれども、ことしの4月1日でたしか消防職員2名採用しましたよね。で、そのときの応募者が44人だったんですよね。で、22倍ですよ。全員雇ったってまだ充足数には…充足率100%にならない。そうでしょう。47と44足したって、まだ20名足りないんだよ。だから、早くね、そのじりじりじりじり、何回も言うようにみんな信用されなくなっちゃうの、悪いけど。まだ…12月中と言うけども、1月になり、2月になるかもしれない。誠実に答弁をお願いしたいと言ってるゆえんはこういうところにもあるんです。
それから、人件費削減率のマイナス2%以上というのは、先ほど申し上げたとおり23年度では地域手当の見直しをするよと。そうするともうかなりのパーセンテージはね、達成されるんですよ。それで、具体的に数字でね、示してください。例えば非常勤特別職の報酬の見直しをしますって書いてあるんだけど、もし見直したら幾ら出てくるんですか。金額でどの程度の金額になるんですか。
総務部部長(石川恵一君)
記憶で申しわけございませんけれども、前回の3月ですか、定例会でもって出したときにたしか700と、700万という数字だったと思います。
9番(守屋亘弘君)
そうすると、地域手当見直しで5,000万でしょう。21年度決算で地域手当のいわゆる4%分、上乗せ分が5,000万だという答弁をいただいているんで、5,700万、両方足せばね、簡単に。それで、約人件費が28億か29億、それに対するパーセンテージは2%近くになるんじゃないの、それだけで。
それとですね、ちょっとわかれば教えてもらいたいんですけれども、日本経済新聞の11月24日に都市財政に関する記事が載っていまして、21年度決算で見る範囲、人件費比率が一番高いのが隣の逗子市なんですね、32.4%。それで、逗子市がごみ収集や学校給食を直営にしているため高伸び傾向である。これは全国の市と東京都内23区合計して809地区の数字の検証なんですけれども、全国の町村で我が町の人口…あ、失礼。人件費比率がどの程度あるか、おわかりであれば教えてください。
総務部部長(石川恵一君)
今、手元に資料を持っておりませんので、そのような資料があるか確認させていただいて、あれば議会のほうに提出をさせていただきたいと思います。
9番(守屋亘弘君)
それから、子ども手当のね、地方自治体負担については、先ほど町長の決意を伺いましたんで、ぜひね、最後まで突っ張ってほしいんですよ。こんないいかげんなね、民主党のマニフェストか何か知りませんけれども、それでも、例えばさっき申し上げた23年度以降織り込んでいる7,000万というのは、12番待寺真司議員が質問された際に、来年度8億今のところ財源が足りないよという話でしょう。7,000万以上はね、それの9%に当たるんですよ。で、まず8億のね、うちの9%はノーと言えば出てくるんで、ぜひそのように最後まで突っ張ってほしいと思いますが。
町長(森英二君)
子ども手当から7,000万、それから地方…地域手当5,000万と、合わせて1億2,000万財源があるじゃないかと。だったら消防職員13人雇うだけの金があるじゃないかと、そういうものじゃないということを伝えておきます。財政というのは収入全体から支出をどれだけ充てられるかということであって、消防職員のために1億2,000万浮いてくるわけではないんだということは常識だと思います。(私語あり)
議長(鈴木道子君)
時間でございますので、これで9番守屋亘弘議員の一般質問を終わります。(私語あり)
議長(鈴木道子君)
日程第2「決議第2号北朝鮮の韓国・延坪島への砲撃による軍事挑発行動を厳しく非難する決議(案)」を議題といたします。
決議書案を朗読させます。朗読。
(書記朗読)
本件は議会会議規則第35条第2項の規定によって提案理由の説明を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、決議第2号は提案理由の説明を省略することに決定しました。
これより質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。決議第2号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、決議第2号は原案のとおり決定されました。
以上で本日の一般質問を終わります。
議長(鈴木道子君)
本日の日程はすべて終了いたしました。明日は午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(午後4時34分)
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更新日:2018年03月20日