葉山町議会 平成22年10月14日
招集年月日
平成22年10月14日(木曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開議
午前10時00分
散会
午後5時35分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席17名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第2番 | 近藤昇一 | 出席 |
第3番 | 阿部勝雄 | 出席 |
第4番 | 土佐洋子 | 出席 |
第5番 | 山梨崇仁 | 出席 |
第6番 | 伊東圭介 | 出席 |
第7番 | 鈴木知一 | 出席 |
第8番 | 佐野司郎 | 出席 |
第9番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第10番 | 森勝美 | 出席 |
第11番 | 伊藤友子 | 出席 |
第12番 | 待寺真司 | 出席 |
第13番 | 金崎ひさ | 出席 |
第14番 | 笠原俊一 | 出席 |
第15番 | 加藤清 | 出席 |
第16番 | 中村常光 | 出席 |
第17番 | 鈴木道子 | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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町長 | 森英二 |
副町長 | |
教育長 | 豊田茂紀 |
総務部部長 | 石川恵一 |
保健福祉部部長 | 高梨勝 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 稲山孝之 |
消防長 | 有馬弘 |
総務課課長 | 池田務 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 上妻良章 |
主事 | 佐々木周子 |
主事 | 山崎大輔 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第3番 | 阿部勝雄 |
第4番 | 土佐洋子 |
議事日程
第1 一般質問
1.伊藤友子
(1)防災行政無線について
(2)水源地の水と周辺土地の有効利用について
(3)公共用地の管理と有効利用について
(4)子育て支援について
2.森勝美
(1)環境保全政策について
(2)地域活性化対策について
(3)教育問題について
3.伊東圭介
(1)大和ハウス工業株式会社所有の土地について
(2)スポーツ振興施策について
(3)国民健康保険特別会計について
4.山梨崇仁
(1)葉山町の歳入増策と町民の利便性向上について
(2)ゼロウェイスト推進体制と事業の今後について
5.土佐洋子
(1)「安全で安心して暮らせるまち」づくり
(2)葉山町のごみ政策
議事の経過
議長(鈴木道子君)
おはようございます。ただいまの出席議員は17名全員でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(鈴木道子君)
町長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。自席でどうぞ。
町長(森英二君)
貴重な時間をありがとうございます。議長の断りをいただきまして。実は昨日の13番金崎議員との私のやり取り、質疑応答の中で、私がちょっとミスをしてしまいまして、日付のことで。実はきのうの8月17日に、3人で役員さん初め見えて打診の話があったと。これは全員協議会でも27日に、あるいは28日に行われたとおりでございますが、その後きのうの発言の中で9月の1日に電話があってと言ったのを、いやそれは9月1日ではありませんでしたと訂正いたしましたが、実は9月1日は職員が、社員が1人、事務担当の人が見えたということが正確なところでございます。ですから、3人の役員さんが見えたのは8月の17日で、これが寄附の打診の話があったと。その後、9月1日に担当の社員の方がお見えになったということでございます。そのように訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
議長(鈴木道子君)
町長の発言を終わります。ちょっとお待ちください。ただいまのは訂正だけですので、これで御了承ください。では本日の会議を続けます。
議長(鈴木道子君)
日程第1「一般質問」を行います。
第1番、11番伊藤友子議員、登壇願います。
11番(伊藤友子君)
おはようございます。11番伊藤友子でございます。通告をいたしましたとおり、4点につきまして一般質問をさせていただきます。
1点目、防災行政無線について、デジタル化の方向性と戸別受信機の導入についてでございます。この問題は6月議会で既に取り上げました。以下、そのときの町長の御答弁です。「防災行政無線は災害時における迅速な情報を提供する装置であり、必要不可欠なものと認識をいたしております。この装置は昭和62年4月6日開局後、約23年を経過し老朽化が進んでおりますので、今後はデジタル化の更新を行うとともに、この装置にかわる有効な手段等についても研究等を行い、事業の推進を図ってまいります。その方向性については、次の9月議会に報告できるようにいたします。」ということで、お約束の日時がまいりました。研究成果を御報告ください。
2点目、水源池の水と周辺の土地の有効利用について、23年度予算に調査費の計上と今後の見通しはということでお伺いいたします。森英二さんが平成20年1月に葉山町長に就任されて、早くも2年8カ月が過ぎました。残された任期は1年4カ月です。この間私は、水源池の水とその周辺の土地活用を、葉山の貴重な資源として有効利用をするべきと、同趣旨の質問を、森町長になられてからでも今回で6回、前守屋町政時代を入れると枚挙にいとまがないほど、一般質問で取り上げてまいりました。葉山の自然環境を保全しながら水環境整備を進めることは、私が議員になった命題でございましたから、公共下水道整備のほかに、海水を生かしたタラソテラピーの施設整備ですとか、水源池の水の活用は葉山町でしかできない夢のあるまちづくりであると、自信を持って提言を繰り返してまいりました。前町長時代、タラソテラピー構想は既に時機を逸しました。水源池の水利用も、宮内庁が水利権を持っているということで膠着状態、私は進取の気性のない葉山に失望をいたし、無駄な提言はやめてしまいました。しかし、新しく森町長が誕生されたことで、また望みを抱きました。23年度、水質ばかりでなく周辺の土地利用の調査などに必要な調査費、及び水源池を生かす調査委員会を設置する費用を計上するべきだと考えますが、いかがでしょうか。町長の御判断を仰ぎます。12月議会までに、これも議会に報告すると6月議会でのお約束ですので、具体的な前向きな御答弁を期待いたします。
3点目、公共用地の管理と有効利用についてでございます。1、普通財産の積極的な活用についてお尋ねをいたします。平成21年第3回定例会の一般質問で、今回と同趣旨の町有地の管理及び有効利用についてを質問いたしました。おかげさまで、堀内会館駐車場を有料で又貸ししていた件は、管財課の努力で迅速かつ早期に決着がついたことは、本当に胸のすく思いで評価に値することと存じます。財政難の折、経費節減のため、現在、普通財産の管理につきましては、草刈りや樹木伐採等を町職員の手で行っているという御答弁でした。また、そのとき町長は、「職員による作業の直営化を、安全かつ効率的に行うシステム構築に向けた検討を行うなどの、取り組みを行っているところです。」との御答弁でしたが、既にシステムの構築はおできになりましたか、お伺いいたします。また、普通財産の効果的な管理運営についてもお尋ねをいたします。
4、子育て支援についてでございます。1、トリプルP、前向き子育てプログラムについて。世界17カ国語で…失礼しました。世界17カ国で導入が進む、前向き子育てプログラム「トリプルP」は、ポジティブ・ペアレンティング・プログラムという略だそうです。核家族が多い現代の社会では子育てに悩む親も多く、親向けの参加体験型の学習プログラムとしてオーストラリアで開発され、20年以上がたちます。平成21年10月16日、神奈川公会堂でのシンポジウム「かながわ子ども・子育て支援〜地域から発信しよう!」では、葉山っ子すくすくパラダイスの代表もパネラーの一人に選ばれて参加しておりました。シンポジウムでは、地域での子供、子育て支援活動を行政との協働を含め、課題やこれからの子供や子育て支援を、子育てを支援する取り組みについて意見交換を行いました。この件につきまして、今後の町の取り組みあるいは方針についてお伺いをいたします。
同じく子育て支援の2番目でございますが、葉山町子ども会育成連絡協議会の現状についてをお尋ねいたします。この組織の主な目的は、町内の子供会の連絡と、子供たちの育成のために充実を図り、子供の心身の健全な育成を図ることとなっております。平成21年の12月議会でも、同じ問題を取り上げました。問題点は、葉山町子ども育成連絡協議会と、下部組織である単位子ども会との関係が、教育委員会では単位子ども会に補助金を配ってしまうので、補助金配分の段階から上下関係は既に崩れてしまっており、このままでは、あえて連絡協議会に入る意義も必要性も見出せない現状を指摘いたしました。そのとき私は教育長に、連絡協議会に入ってくださいというお願いぐらいは教育委員会のほうでもしていただけると、また町子連に入る数がふえるのではないかと思いますので、その辺の御配慮をどうぞお願いします、教育長と、私といたしましてはまことに遠慮深く、回りくどい要望をしてしまいまして反省いたしております。改めて、葉山町子ども会育成連絡協議会の現状をお伺いいたします。
以上で、私の第1回目の質問を終わらせていただきます。よろしく御答弁をお願いいたします。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
おはようございます。11番伊藤友子議員の御質問に順次お答えをしてまいりたいと思います。
まず1項目目の防災行政無線、1点目、デジタル化の方向性と戸別受信機導入についてのお尋ねでございます。防災行政無線について、現時点ではデジタル化への移行についての法的規制はございません。町の防災行政無線は老朽化しており、更新時にはデジタル化に向け計画をしてまいりたいと考えております。
また、戸別受信機導入についてのお尋ねでございますが、各世帯に配布した場合を想定し試算をしますと、約6億円から7億円という多額な費用を要するということが判明しております。現在行っている補完事業、例えば携帯防災メールだとか、そういった補完事業等を充実させ推進してまいりたいと考えております。
2点目の、水源池の水と周辺土地の有効活用、有効利用についてということでございます。その趣旨、が23年度予算編成に向け、調査費の計上等今後の見通しはというお尋ねでございますが、さきの定例会のときに、この水源池のわき水を有効活用する一例としてロイヤルウォーターという、まあ命名とか、そういう話もございました。水質調査の必要があると考え、8月に水質検査を実施いたしました。その検査結果からは、原水から大腸菌が検出され、飲み水としては不適との結果が出ております。しかし、今後も水源池から出るこの豊かな水量の水の利活用、方法についてはいろいろと考えていきたいと。そのための調査、そういったものの予算につきましては、御指摘のとおり23年度に向けて検討を進めたいと思っております。
次に、公共用地の管理と有効活用についてということで、普通財産の積極的活用についてのお尋ねでございます。町有財産の管理等につきましては、葉山町公有財産規則に基づき、行政財産においては当該財産主管課、それから普通財産においては管財課が管理をしております。財産の効率的運用等について適正な管理を行っているところでございますが、御質問の普通財産の積極活用についてということですが、旧役場跡地、旧役場庁舎跡地につきましては、現在工事ヤード等により有料で貸し付けを行っています。また、長者ヶ崎の町有地につきましては本年4月より、神奈川県道路公社に年間を通した駐車場用地として有料で貸し付けを行うことにより、有効活用を図っているところでございます。今後も財産の効率的運用等を図り、普通財産の積極的な活用等については検討していきたいと考えております。今、ここで申し述べました旧役場跡地とか、あるいは長者ヶ崎の町有地ということについては、今、具体的な御説明いたしましたけども、そのほかにも町有地は何カ所もございますので、それらのことについても、また御質問に応じてお答えをしてまいりたいと考えております。
私の答弁する担当の最後になりますが、子育て支援について、この前向きな子育てプログラムとして、ポジティブ・ペアレント・プログラムというお尋ねでございます。これは、今、御質問のとおりオーストラリアで開発をされ、イギリスやオランダなど世界17カ国以上で実施されている、親向けの参加体験型の学習プログラムであります。日本ではNPO法人トリプルPジャパンが窓口となり、国内に広めております。町内、葉山町内の子育て支援のNPO法人がこれのファシリテーター、つまり講座の進行役の資格を取っておりまして、21年度には1回、22年度には3回講座を行っております。その中で1つ最新の、最近、逗子市の会場を使いましてこの講座を行ったとき、私も興味を持ちまして参加…参加というよりも聞きに、傍聴に参りました。当町といたしましては、この子育て支援を行う際には特定の方法にこだわることなく、支援者が広く知識を広め、関係機関と連携を取りながらこの子育て対応を図っていく、非常に有効なプログラムであると私は感心したところでございます。
以上で私の担当するところを終わります。
教育長(豊田茂紀君)
11番伊藤友子議員の御質問にお答えいたします。子育て支援についての2点目、葉山町子ども会育成連絡協議会の現状についてとのお尋ねですが、葉山町子ども会育成連絡協議会は、町内の子ども会の連絡とその充実を図り、子供の心身の健全な育成を図ることを目的としており、現在子ども会4団体が加盟し児童188人、保護者107人、合計295人の会員数となっております。葉山町子ども会育成連絡協議会の活動は、学校や家庭以外で体験できない経験や学年を超えての交流など、子供の健全な育成に寄与するものと考え、教育委員会といたしましては今後もさまざまな面で支援してまいりたいと考えております。以上であります。
議長(鈴木道子君)
再質問を行います。
11番(伊藤友子君)
御答弁ありがとうございました。まず1点目、防災行政無線から再質問に入らせていただきます。町長の御答弁は、私が想像していたのと余り変わりばえがしないというか、ちっともあれですね、町民の安全・安心のためにどうしたらいいかということのお答えにも、それから方向性も見出していないし、どこをどういうふうに検討なすったのかなと思うんです。実は私は、これには大変、私なりに責任を感じておりますのは、一般質問のこの議会だよりにですね、防災行政無線のデジタル化と戸別受信機の導入をということで、表題に、ここのタイトルに出してしまいまして、これが一般御家庭に全部届いてるわけですね。何回かの御質問、電話をいただきました。いつから戸別受信機もらえるのとか、これはどうなのとかっていうことでしたが、やはり聞こえないという、今の行政無線が聞こえないということで、やはり日々、何かがあったときには案じている町民の方がわずか2軒か3軒でもですね、大分、随分皆さん心配をしていらっしゃるんだなあと私は感じた次第です。ですから、きょうですね、もうちょっとこの問題につきましてね、大変にお金がかかるっていうことは最初からわかってることでございます。今、戸別受信機のほうもかなりの、6億円ですか、全部に配れば。デジタル式で1万4,000世帯近くに4万8,000円で計算すると、多分6億7,000万とか、今おっしゃいましたね。そのぐらいの費用がかかるけれども、でもデジタル化導入については、一遍にこれだけのお金がかかるわけじゃないし、もっと安く済む方法も検討してしかるべきですし、一括購入の場合には安くなるということも私も調べておりますし、もう少しですね、何ていうか、町民の方に優しい安全・安心のために、「私はこれだけ町長として身を砕いて方向性を探っているのですよ」というような御答弁が私は欲しいのです。
この件につきましては、平成19年、それから平成21年、今の議長であります鈴木道子議員が、やはり質問に出されていらっしゃいます。そのときも町長はこうおっしゃってるんですよ。平成21年3月25日、第1回定例会、町民の安全・安心の観点からということで、森町長、「防災行政無線は開局以来、約22年が経過しました。老朽化が進んでいることは承知しております。財政状況を考慮しつつ、早急にシステム整備の研究及び新システムの導入等について検討してまいりたいと思います。」もう1年半たっちゃった、それから。で、きょう、同じような御答弁なんですよ。その19年のときも同じように、必要性は考えているので、できるだけ早急にシステム整備を考えると。でも、考えているだけでは一歩も進まないんですよね。こういう方法でこれだけの費用がかかる、だから年次計画を立てて、こうこう、こういうふうにしたいとかおっしゃいませんとね、町長、本当に時間がないですよ、もう。町長の任期も、先ほど申し上げましたように1年4カ月。やっぱり行政は人から人へつないでいくものでございますから、リーダーがこういう方向性でいくよと言えば、その次の町長がどなたになるかは存じませんが、そういう人がまたつないでいくということで、少しでも安全・安心の具体的な方向性というものをお示しいただきたかったなと思います。いかがでしょうか。
町長(森英二君)
第1回答弁といたしましては、十分な説明になってないんじゃないかという御指摘でございますので、この間、ことしの7月におきまして、担当関係者が出席しまして、この防災行政無線に関する対応の検討会議を行いました。それの概略を御説明をしたいと思います。
まず、防災行政無線の更新等についてでございますが、これまでの経過としまして、防災行政無線は固定形、つまりこれ放送用、それから移動用、これ連絡用というふうに構成され、導入してから先ほどのお話のようにもう23年が経過し、老朽化が進んでいるということでございます。現在、移動形については機器の不良、修繕するには多額の費用が必要のため運用停止し、平成20年、21年度にてMCA無線を導入して運用を行っております。また固定形は、手動放送及び定時放送機能のみを運用できるよう保守をしている状態であります。また修繕については、保守会社及び全国関係事業所においても機器の在庫はゼロであり、修繕の折、部品等を作成し保守を行っているため、多額の修繕料となっております。
そういう経過の確認の後、今後の対応策の案といたしまして、1つは固定形のみ総デジタル化した場合、見積もり額は2億1,951万4,050円となる。案の2、固定形もMCA無線に更新した場合、見積もり額は1億2,845万円と、プラス毎月の電波使用料、こういう状況を分析を行っております。なお、会議の結論といたしましては、防災行政無線の廃止について検討したが、現在、防災行政無線にかわる安価な防災設備等は見当たらないと。また、国の方針では国民保護計画を推進するに当たり、J-アラート設備を各市町村に設置するよう要望しており、防災行政無線導入にしているほとんどの市町村が、このJ-アラート設備を導入しています。本町も本年度整備を行うこととしていることから、防災行政無線の廃止をすることができないということでございます。
こういういろんな状況、また戸別の受信機の導入、これは代替で補助事業として4つ行っているもので対応できると考えておりますので、これはすぐ導入するっていうことではなしに、先ほど2つの案の、固定形のみと、それから固定形もMCAの無線と、これが約、どちらにしても1億円強、それから2億円強かかります。しかしこれも、ずっと今のままでいいという問題ではありませんので、これは、今、つくっております中期財政計画等の内容とも照らしながら、財政計画等とも見合わせながら、これの計画は中長期の計画は立てていく必要があると。今、ここ一、二年ということでなくても、中長期に計画は検討としていくということの必要性は感じております。
11番(伊藤友子君)
全く、私はそれはお答えになってない、やっぱり先延ばしだなということを感じただけです。安全・安心のために、今、現在、じゃあ町長がそういうその検討会議の結果などをごらんになって、これは固定形はどうするとか、で、今の老朽化したのはいずれ…いずれっていうのは早いうちにデジタル化に変えていかなければならないわけですよね。でも、それがこうやってどんどんどんどん先送りをされると、いつになるかはわからないですよね、本当に。で、本当の真の安心・安全なんていうことは言わないでいただきたいなと思います。
ここで時間を取っていられませんので、先に進みます。危機管理体制の強化が必要なため、その防災業務の担当を消防本部から町長部局へ移すべきだという、6月に私、申しましたら、もうその準備体制に入っているという御答弁でした。平成23年度には町部局へ防災係の設置ができるよう準備をしておりますという御答弁で、確認でございますが、これは確実でございますか。
総務部部長(石川恵一君)
町長のほうから指示をいただきまして、総務課のほうに担当を置きます。現在、神奈川県のほうに派遣しております職員1名おりますので、その職員が主になって、現在も担当しております職員いますので、合計2名、また消防のほうからも1名、現在一緒になってやっていただいておりますので、3名を想定して総務課のほうで担当してやっていこうという形でもって、今、考えております。
11番(伊藤友子君)
それはいつからでございますか。確実に。
総務部部長(石川恵一君)
4月1日、来年度からです。
11番(伊藤友子君)
そうしましたら、総務部長、総務部のほうでですね、この防災行政無線のほうも、多分担当になると思うんです、町長。そこでしっかりと、やっぱり方向性を示すように、具体的にお願いをしたいと思います。いかがでございますか。
町長(森英二君)
4月、新年度から総務のほうに移管いたしますので、それは遺漏なく完全に実施できるように指導してまいります。
11番(伊藤友子君)
それから、デジタル式の戸別受信機でございますが、もし購入できるんであればですね、一部、こういうものですよということを、全部町が負担しなくてもいいですから、欲しい人に一部補助しても分けるという仕組みで、23年度から少しは考えられないでしょうか、全部じゃなくても。
消防長(有馬弘君)
戸別受信機の試算なんですけども、先ほど町長のほうから答弁がございましたように、全戸配布した場合が6億1,569万2,000円、これはアナログ式でございます。これをデジタル式で試算しますとですね、6億7,166万4,000円と、これも全戸配布です。ただ、これはですね、あくまでも原価で試算した結果でございますので、これを一括購入しますとですね、幾らかは安価にはなるんじゃないかというふうには思っております。
11番(伊藤友子君)
まあ、その1万4,000台を一遍にですね、買わなくても、ごく一部でも使ってみて、とても評判がいいということであれば、それもやはり何年間か計画でもって、全戸に行き渡るようにというような配慮をお願いしたいと思いますが、町長いかがでしょうか。
町長(森英二君)
先ほど答弁いたしましたように、この戸別の受信機の、これにかわるものとして、補完事業として4つあります。例えば、ビーチFMからの割り込み放送で緊急通報ということ。ほかに、今、非常に有効と考えられているのが携帯メール、契約、届け出をしておけば携帯メールへ入ってくると。これは非常に迅速で確実に、いつ、どこにいてもそれがキャッチできるということで、今、当町内の部長でもそれを利用して登録してる人もおります。これは、即、警戒警報、いろんな情報が入ってくるということで、有功に活用されております。
11番(伊藤友子君)
よく存じております。私もそういうふうに携帯に入れましたが、携帯を持ってない家庭もたくさんいらっしゃいますよ。それから実際、お年寄りで携帯持たないという方もたくさんいらっしゃいます。そういう方の、やっぱり補完的なものっていうのは何かなっていうのをお考えいただきたいと思います。今、きょうはここまでにしておきます。
3番目の、水源池の水と周辺の土地の有効利用についてでございますが、実は町長、もう本当にこれもやめようかなと思って、新しい森町長になったときにですね、同僚議員が水源池の水の有効利用、やろうよって、私の背中を押してくれた議員がいまして、ああそうだな、そのときに町長がですね、みずから選挙でお出しになったこのマニフェストにですね、私は、ああ、前町長よりはやるかもしれないと思ったんです。それはここにですね、「守ろう自然、つくろう新しい葉山森英二」っていう、これです。皆様もう御存じですが、ここに、「この町の海、里山、歴史ある町並み、そして何より自然を愛する人々の力は大切な資源です。」と。そして、「資源を守り、生かし、結ぶところから新しいまちづくりをしましょう。」っていうようなことを綿々と書いてくださいましたね。これに大変私も共感をいたしました。そう、あの眠っている数少ない葉山町の資源ですよ、あの水は。さっき、大腸菌が出るから飲み水には値しない、そんなことはもう前から知ってるんです。前も、でも大腸菌群がどのくらい出たかっていうことは、これに入ってないんですよね。例えば、使う気になれば浄化装置をつける、そのくらいのことは今の日本の科学では簡単にできます。それから、どうやってこの問題をですね、葉山の町の資源として生かそうかっていう情熱が町長に、森町長にはおありになるかと思ったけれど、先ほどの御答弁は全くないですよね。木で鼻をくくったようなという表現がございますが、ぴったりの、まことに誠意のかけらもない、私は何で6回も一般質問したのかって、今、本当に自嘲気味です。やっぱり、葉山の町の人の幸せのためにあれをどうするか、町長ならやっぱりリーダーとして一肌も二肌も脱いでいただけるはずだと、私は今でも信じているんですが、いかがでしょうか。
町長(森英二君)
先ほどの第1回目答弁の最後のところで、「今後も水源池から出る豊かな水量の活用方法については考えてまいります。」と、もう考えませんとは答えておりません、考えてまいります。で、具体的には、それの浄化装置をつけて浄化どういうふうにしていくのか、またその業者はどういったところがあるのかの調査から入っております。そして同時に、一つの情報として得てるのが、水車として、あそこに小型の水車をつけて、水を生かす方法の一つとして水車をつける。そこで発電をして、例えばあそこで隣接されている、何ですか…特別養護老人ホームございますね。ああいったところの電気に活用できないかとか、幾つかの事例、ケーススタディーも資料としてもらっておりますので、そんなことも合わせてどういう方法に使えるか、いろんな方法について考えているということであって、ストップしているわけではございませんので、よろしくお願いいたします。
11番(伊藤友子君)
これもう私はここで長居をするつもりないんですね、もう時間ありませんし。今の町長のもやっぱり、少しも具体的なお答えになってない。なぜかっていうと、これは12月までに何とかしますという6月議会のお答えでしたから、いいですが、23年度、調査費つきますか。何をするにもやはり予算だと思うんですね。つけるおつもりですか。
町長(森英二君)
23年度予算編成につきましては、この年末にかけて原課のほうで、まず予算化をしていきますので、その段階で考えていきたいと思っております。
11番(伊藤友子君)
そうじゃないですよ。この間、去年ですか、これやっぱり予算化を…(私語あり)
議長(鈴木道子君)
静粛にお願いいたします。
11番(伊藤友子君)
後から聞きましたら、町長のほうでこの調査費の計上を出したけれど、やっぱりその、財政難か何か知りませんけれど、職員のほうから切られたということを私はちょっと耳にいたしまして、やっぱり町長はですね、これにやる気があんまりないのかなって思いました。だから今、考えますじゃないと思うんですよ、ここまで来たら。町長御自身のお考えで、「考えます」のもう時機は逸したと思うんですよ。つけるかつけないかだと思います。
町長(森英二君)
ですから12月の、年末が予算編成の第1次案をつくるときですから、考えますよとは、そこでつけますということの意味と同じです。
11番(伊藤友子君)
ちょっと、そういう表現方法は私には持ち合わせてないんですけれど、考えますということはつけますということだということが、今、しかと皆様お聞きになりましたね、はい。じゃあこれは実現可能でございます。わかりました。では3番目の…少々光が見えたということでこれは終わります。
3番目、公共用地の管理と運用についてに進みます。職員が、費用をなかなか草刈りなどに捻出できないということで、各課の職員が相当に草刈りなど努力をしておられるということは、もう耳にしております。そのときにですね、町長その、いろいろなシステムを構築するとおっしゃってましたが、どのようなシステムなんでしょうか。それをお伺いします。職員が草刈りなど、それから樹木の伐採などをするに当たってですね、何か決まりのようなものをおつくりになるのがシステム構築とおっしゃったのかなと思って、きょう、それをお伺いしましたら、それには御答弁がございませんでしたのでお伺いいたします。
町長(森英二君)
システムの構築というと、何かコンピューターシステムのそれみたいに、非常に厳密かつ大変なことのように思いますけれども、そういった意味ではなくて、それぞれの担当、例えば普通財産とか、そういったことであれば管財課、また緑地の管理ということであれば環境課、そして例えば湘南国際村の葉山の管理地ということの手入れであればいろんな部署が出て、企画財政から…あ、企画調整から、緑政…環境課から、いろんな部署が出て合同で草刈りとか手入れを行って、汗を流しております。そういったことをそれぞれの場所に応じて、しかるべき職員が出て、行っていくということで実施してるということで、それ以上の難しいシステムという言葉に当てはまるようなものは、現実にそうやって対応してるということで御理解いただきたいと思います。
11番(伊藤友子君)
ではですね、先ほども申しましたけど、「職員による作業の直営化を、安全かつ効率的に行うシステム構築に向けた検討を行うなどの取り組みを行っているところで
す。」と、町長がお答えになったんですよ。だから、はあ、やっぱり草刈りや樹木の伐採などを職員がみずからやるのを、何かいろいろ要綱のようなものかなあと思って、そんなものができたんだったら拝見したいと思ったんですが、違うんですね。はい、わかりました。
では次に、旧役場跡地の利用状況は、先ほど御答弁いただきましてわかりました。かなり、作業ヤードとして有効利用をされていると。まあ、あそこはいろいろ、場所もいいですし、いろいろな貸し借り、何ていうんですかね、有料で貸したり、いろいろできると思いますし、非常に歴史ある場所ですので、なかなかあそこは財産として本当に町民が必要と思うまでですね、有効利用をされていかれるのがいいかと思います。
あと、長者ヶ崎の22年度道路公社に貸し付けた金額というのは、たしか280万以上ですが、お幾らぐらいでしょうか。間違いないでしょうか、22年度。
総務部部長(石川恵一君)
金額といたしましては、287万5,829円です。
11番(伊藤友子君)
はい、ありがとうございます。これは年間、毎年入ってくるんですよね。非常によかったと思います。
次にですね、現在遊休地となっております土地で、普通財産であれ行政財産であれ、やはり有効利用、あるいはですね、率先して整理をする、つまり売却できるところは売却していく必要性というのがあるのではないかと思いますが、町長はいかがお考えですか。
町長(森英二君)
今、挙げられた土地のほかにも、幾つか遊んだままで、実際には収益に結びつかないで、あるいは有効利用されないでいる土地が幾つかございます。そういったものについて、どういう有効活用、将来的に可能なのかどうかをよく考えた上で、もしそうでなければ、財政との見合わせながら売却ということで収入増につなげていくということも考えられます。これは場所場所によって検討を加えたいと。特に23年度におきましては、私としても積極的にこの有効、土地の有効利用、あるいは売却ということも視野に入れて検討を進めたいと思っております。
11番(伊藤友子君)
町長のそういう姿勢について伺って安心いたしました。実はですね、平成22年6月18日、議会のほうに大蔵省印刷局葉山保養所森戸荘のね、にかかわる関東財務局からの情報提供で、に関する経過というのが、経過説明があって、結局ここは買えなかったわけですよね。それは、都市計画道路用地もあるとか、いろいろなものがあったにしても、本当はああいうその人口が密集している場所で買えるもんだったら、私は買ったほうがよかったと思うけど、なかなか先立つお金が3億円と、何か約2億8,000万。その3億円というお金が今、右から左に葉山町では出なかったということが事実であろうと思ったんです。そのときにですね、私はまだよく調べなかったので、あら、代替地としてあるでしょうにと思ったんですよ、実は。それはですね、ここに普通財産、そのときの私たちに資料として配られた中に、この普通財産の一覧表も入っておりましたね。ここにですね、今の大正公園周辺の土地、これはですね、私、探したんですけれども残念ながら、本当にお見せしたかったんですが、かつてもらったんですが、大正公園のすそですね、あそこがたしかね、11区画から13区画ぐらいの、何か葉山町で必要なときにこれは代替地として利用しますということでですね、私は今の今までというか、つい最近まであれが売れるもんだった売ったらいいじゃないのっていう思いがあったんですが、今現在、あれはどうなってるんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
現在はですね、行政財産といたしまして、葉山大正公園の緑地として管理はさせていただいております。
11番(伊藤友子君)
いつから緑地になったんですか。まず私は、あれ、初めから緑地で持ってたんですか。違うと思うんですよ。宅地です。すぐそばに、大正公園のところっていうのは、富士工が開発したときに何回かに分けて、あそこが葉山のあれですよね、宅地として売れるような用地として周辺にあったはずなんですよね。だから、いつから緑地になったんですか。
総務部部長(石川恵一君)
今ここに、議員が言われるように、いつからという期間は持っておりませんけれども、今の活用方法としては緑地という形ですけども、議員が言われますように遊休地であって、将来的に何がしかの利用ができるという土地であるとは考えております。
11番(伊藤友子君)
それでは、この緑地を用途廃止をして、そして売ろうと思えば宅地として売れるわけですか。
総務部部長(石川恵一君)
現在ですね、そこの地目がどのようになっているのかと、登記の地目ですね、それはわかりませんけれども、議員言われますように、将来的に地目を変更して宅地となり、宅地となって売却をするということは可能なのかなと、そのようには考えております。
11番(伊藤友子君)
現在の、緑地ということで環境課が管理しているということも、私はちょっと意外だったんですけれど、あれは私は多分ね、今、はっきりしないんですけれども、平成10年ころにですね、この問題に、代替地としてどうしてあれ売らないんですかっていうことを前副町長に聞いたら、やっぱり代替地として何か都市計画道路、都市計画道路を広げていこうとするときに、あの家が結局邪魔になったところを等価交換みたいにしたり、あるときには売ったりするんだということをおっしゃったんですよね。それで、絶対そうだと私は思ってたんです。というのは、あそこ宅地でしょ、みんな周りが。高級ないい環境の宅地ですよね。あそこをわざわざ緑地なんかにする必要ないですよね。それで、どうもその、あそこもし緑地にした場合に、近郊緑地保全区域に指定されちゃうんですかね。もうなってるんですよね。だからそれも変えて、町のほうで必要な資源活用ということで、あそこ売ったっていいんですよ、本当に。それなのに、あのまんま緑地にしておくのは何とももったいない話だと、私、思うんですが、その辺いかがですか。
総務部部長(石川恵一君)
正式にですね、今この場でもって近郊緑地に指定をされているという形でもって、何がしかの活用はできないんだというようなこともあろうかと思いますので、正式にその場所がかかっているかどうかは確認をさせていただきたいと、そのように思います。
11番(伊藤友子君)
すごくね、もったいない話だと思うんですよね。部長、それではね、それよくお調べになって、もし緑地を転用してですね、もとの、そばまで宅地なんです、みんな。高級宅地になってるんですから。その宅地に戻して、代替地として13区画ぐらいあるはずなんですよ。私、その地図をずっと探したんですがなかなか出てこないんで。きっとあると思うんですね、もらったんですから、職員のほうから。はるか前なんですが。それで、それに近郊緑地になると、緑地になったときは私もどうなるのかなと思いますけど、それを転用していつでも売れる状態にできるのかどうか、その辺お調べになって議会のほうに御提出願いたいと思いますが、いかがですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
御質問のですね、あの場所が3号の大正公園の緑地だと私は思って聞いてたんですが、もともとの大正公園がありました、それと道路があって、今現在、個人のお宅があるところと大正公園緑地の間の町の土地でよろしいんでしょうか。あそこが市街化区域でございまして、もう当然のようにですね、葉山町の場合はその近郊緑地保全区域の面積が大変多うございまして、ここも同様に近郊緑地の保全区域になってございます。用途としますとですね、第一種の低層住宅という用途で、今は都市計画上なってございますけど。
11番(伊藤友子君)
じゃあね、これぜひですね、あそこは十分に住宅地として売れると思いますし、葉山に住みたい方いっぱいいるんですから、一括して売れるような体制にして、不動産屋に一遍に売れば2億や3億できると思うんですよ。町長いかがですか。そういう方向でお調べになるつもりありますか。
町長(森英二君)
今の部長の説明で、市街化区域であると。市街化区域で第一種低層住宅地ということは、あの隣接しているパーク・ド・葉山四季の住宅地と全く同じということになりますと、これは売却も可能かということになります。ただ実際上、その隣接してるところとの関係がどうなってるかは、よく見ないとわかりませんが、理論上はそうやって売却ができるというふうに解釈になれば、それも選択肢の一つとして選んでいきたいと思っています。
11番(伊藤友子君)
先日ですね、あの周りを歩きましたけど、全くもう管理もされてないで、樹木がもう、わあっと生えっぱなしになっちゃって、大正公園のすそ野がそのまんま伸びちゃったっていうぐあいでね、あれじゃまことにね、住宅地として富士工からあそこはもらった…もらったかどうか知りません、みんないろいろな方法で何回かに分けて取得したんだと思いますけれども、それをあのまんまにしてるのは資源の本当に無駄だと思いますので、ぜひ町長初め職員の皆様も、将来は売れる、あそこは売れるんですから、売れるように努力をしていただきたいと思います。
それからもう一つ。私、これも整理してしかるべきじゃないかなと思うのはですね、守屋さんには申しわけないかもしれないけど、イトーピアの第2汚水処理場、あれも立派な町有地として遊休地ですよね。あれやっぱりね、売ったらいいと思うんですよ。いかがですか、町長。
町長(森英二君)
これはですね、あそこはコミプラ、いわゆる合併処理浄化槽として建設をするときに町とイトーピア自治会との間で覚書を交わしております。あれを将来、汚水処理場として使用しなくなる、なったときには、その後の使用方法については協議をするというのがございます。これはもう協議すればいいことでありますが、これは売却ということも、その協議の結果で可能性はあるかと思いますが、もう一つですね、あそこに隣接したボランティアの人たちが花を植えている広大な面積があります。あれと、中央道挟んで3つのブロックを総合的に開発をして、道の駅的なものとかそういう、葉山の玄関口に当たるところだから開発をしたいということで、そのときにあの場所の一括の中の一環として踏み込んで開発したら理想的であるという申し入れは受けてる、聞いてるんです。ところが一昨年でしたか、リーマンブラザーズの経済ショックで立ち消えになってましたけども、最近またその話が復活し出しておりますので、その要望がイトーピアコミプラ跡地について非常に強く持ってるのか、あるいは自治会との話し合いの結果でもっと有効な活用ということの中に売却もあるのかどうか、そこら辺は総合的に考えなきゃいけないと思っております。
11番(伊藤友子君)
覚書に、自治会と協議をしてあの土地をですね、どういうふうにするかを役所と…役場と、葉山町と詰めるということになってる一文は存じております。ですからその、やはり遊休地を、あそこも遊休地ですから、もういらない土地ですから、だからイトーピアの自治会とよく御相談なすってですね、あそこも売り払う可能性が大な土地だということをよく御認識の上、皆さんでやっぱり進めていただきたい。じゃないと、今度もし大正公園…じゃなかった、先日の何でしたっけ、大蔵省保養所のようなですね、出物があったときに、本当に必要だと思うことがあるかもしれませんよ、将来。そのときに、やっぱりお金がなくて買えなかったっていうことがないようにですね、大正公園の周り、それからこの第2汚水処理場、立派な葉山町のこれは資源としてですね、十分なる活用をお願いします。
あと2分になってしまいました。トリプルPにつきましては、大変に一生懸命、葉山っ子すくすくパラダイスNPO法人というのがやってて、それもいろいろな支援の一つだろうとは思いますが、町長も大分共鳴していらっしゃいました。今後ですね、平成22年度でまたこの8回ぐらいの講演、この間も私たち行ってまいりました、道子議長とですね。とても有効のようでございます。どうですか、支援を今後もなさるおつもりがあるんでしょうか。伺います、一言。
町長(森英二君)
すくすくパラダイスの代表の方との話を聞いていく中で、こういった講演活動を行うにしても、多額の費用を要するものではないというふうに聞いておりますので、できる限りの支援はしていきたいと。健全な親子の育成に寄与するということですから、大変意義を感じております。
11番(伊藤友子君)
教育長、本当に何十秒かですが、連絡協議会からお金を単子に払うという方法で、これから進めていただけますでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
それについては現在の方法で、単位子ども会に直接補助金がいくという方法を維持していきたいと思っております。
11番(伊藤友子君)
それですと、連絡協議会の意味がございません。でも終わりです。今後にまた質問させていただきます。ありがとうございました。
議長(鈴木道子君)
これにて、11番伊藤友子議員の一般質問を終わります。
職員の方も、今定例会、もしお暑かったら上着をお取りになって結構ですので、どうぞ。
第2番、10番森勝美議員、登壇願います。
10番(森勝美君)
10番森勝美でございます。まず質問を始める前に、今、世界が注目していると思います、チリ落盤事故の33人目が救出されるのではないかという時間のように思います。本当に喜ばしいニュースと思います。以上です。
通告に従い、3件、6項目について一般質問いたします。まず、環境保全政策についてお伺いします。当町は海と山に囲まれ、気候は温暖で、1年を通して過ごしやすい環境にあります。このよい環境を将来も保ち続け、子供たちの将来にそのまま残しておけるよう、町もなけなしの予算の中、緑地の管理には力を注いでいるところであります。このような状況の中、町の緑地の管理を引き受けてくださっている団体があります。また、町の竹林についても多くのボランティアが協力をしてくださっていますが、現在のボランティア団体による緑地保全活動の状況についてお伺いします。
次に、環境基本計画の中でも、廃棄物について多くを割いております。また、町が推進中のゼロ・ウェイスト政策でも、ごみをできるだけゼロに近づける目標を持っています。CO2削減には緑地の保全と同時に、燃やすごみを減らすことが重要と考えます。各町内会で多くのボランティアが活動をされています。ごみ問題関連ボランティアの活動状況についてお伺いします。
次に、地域活性化対策についてお伺いします。現在、農業志望の若い人たちが多くいらっしゃいます。農業者の高齢化で継続が厳しい農家もあると思います。そこで、農業体験教室を開いていただき、農家の方に御指導をいただき、農業者を養成していくことが必要と思われますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。
次に、各種イベントの活性化策についてお伺いします。当町では毎年幾つかのイベントが開催され、多くの人出でにぎわっていますが、参加人数がびっくりするほどふえているようには見えません。何か方策が考えられないかお伺いします。
次に、教育問題についてお伺いします。まず、来春に完全実施される新学習指導要領で、脱・ゆとりが本格化し、新教科書での授業が始まるようですが、小・中学校の教科書の選定はどのようにされていますか、お伺いします。
次に、平和教育についてお伺いします。戦後も65年経た今、子供たちにもその親御さんたちにも、戦時中の話は理解しにくいことと思います。しかし、世界にある核兵器に囲まれている日本では、特に平和教育に力を注がなければならないと考えますので、お伺いいたします。
以上で第1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いします。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
10番森勝美議員の御質問に、順次お答えしてまいります。
まず、環境保全政策について、ボランティア団体による緑地保全活動の状況について伺うとのことでございます。本町のボランティア団体による緑地保全活動につきましては、町有緑地において町とボランティア団体の共同による間伐等を実施しております。平成21年度は、湘南国際村緑地の竹林についてボランティアの5団体、20名程度の参加により2回伐採を、間伐等を実施してまいりました。今後も緑地の保全対策を実施していく上で、さまざまな団体の協力を得て、良好な環境を保全してまいりたいと考えております。
次に、環境保全政策の中の、ごみ問題関連ボランティアについての問い合わせでございますが、町民の方々にはボランティアとして、ごみボランティアとごみ減らし隊で活躍いただいております。ごみボランティアは21人の登録があり、そのお住まいの地域においてごみの分別や減量化等につき、啓発を行っていただいております。ごみへらし隊は15人の登録があり、ごみっぺらし通信の発行などを行っていただいております。登録いただいているボランティアのほかにも、さまざまな場面で町民の方々に自発的にボランティアとして御活躍、御協力をいただいております。
次に、地域活性化対策の中の新規まちおこしに、農業体験教室等の取り組みについて、また2番として、各種イベントの活用化策についてとのお尋ねでございますが、町内の農業体験の場として、町の町民農園と、県が開設しております中高年ホームファーマーがございます。町おこしとして、生産向上を目指して活動している農家の団体、葉山野菜の会を関係機関と連携して支援し、地域活性化を目指しているところでございます。また、各種イベントの活性化策につきましても、地域経済を支える商工振興としての各種イベントを実施しており、新たな消費者ニーズの発見、顧客の開発、地域住民の交流の場等の成果も得ております。
以上で、私のほうの第1回目の答弁といたします。
教育長(豊田茂紀君)
10番森議員の御質問にお答えします。教育問題についての1点目、小・中学校の教科書の選定について伺うとの質問でございますが、公立小・中学校の教科用図書については、無償供与…給与ですね、失礼。給与されますが、その採択については義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律によって定められており、4年ごとに行われる採択の権限は、学校を設置する市町村や都道府県の教育委員会にあります。当町ではこの法律に基づき、教科用図書の採択をしております。その手順といたしましては、定例教育委員会で採択方針を決定した後、逗子市、三浦市、葉山町合同の調査研究委員会並びに葉山町教育研究会において作成された資料、また教育複合施設2階「学びの広場」にて展示した際の町民の方々の御意見等、これらすべての調査研究をもとに、教科用図書採択検討委員会で審議し、当町教育委員会に答申し、教育委員会ではこの答申を受け、定例教育委員会で各種目ごとに慎重審議の上、採択をしてまいっております。
2点目、平和教育の取り組みについて伺うとのお尋ねでございますが、学校教育における平和教育の取り組みといたしましては、教育活動の中の教科、教科外、あらゆる機会を通じて実施しております。特に教科においては、小学校3年生以上の国語の物語や、説明文の教材を通した戦争の悲惨さの読み取り、小・中学校の社会科における歴史分野の学習では、戦争の歴史、紛争の実態、平和条約や軍縮の取り組み等の学習を進めております。中学校においては3学年で学習する公民分野においても、世界平和の実現と人類の福祉の増大のため、国際協調の観点から、国家間の相互の主権の尊重と協力、各国民の相互理解と協力、及び国際連合を初めとする国際機関などの役割が大切であることを認識させ、国際社会における我が国の役割について考えさせる等の授業も行っております。また、教育研究社より発行の「戦争体験を語り継ぐ」を社会科の歴史学習の副読本として活用したり、地域の方々や被爆体験を語る会の方より戦争体験を聞いたりする機会を持ち、当時の人々の生活や思い、被爆者の苦しみなどを実感として感じ取ることを通して、平和教育の充実を図っております。今後も平和な社会の形成者の育成を目指して取り組んでいきたいと考えております。以上であります。
議長(鈴木道子君)
再質問を行います。
10番(森勝美君)
御答弁ありがとうございました。再質問を順次させていただきます。
まず、環境保全政策について、ボランティア団体による緑地保全活動の状況についてお伺いしましたが、葉山町みどりの基本計画の平成18年改訂版によりますと、「環境保全はレクリェーション、それから防災、景観構成、地球温暖化の防止に大きな役割を果たしており、住民参加による緑地活動の推進を進める」としています。ボランティア団体に緑地の整備をお願いする場合に、町として年間計画を示していらっしゃるのかどうか、お聞きしたいんですけど。
生活環境部部長(成島光男君)
今、町とですね、ボランティア団体の皆さんと実際に活動しているところは、湘南国際村のですね、竹林についてやらさせていただいておりますけども、年間計画というよりもですね、その時期時期を見ながら実施をしていくということで、ボランティア団体の方にお話をさせていただいております。
10番(森勝美君)
竹林ですが、先日、三浦半島まるごと博物館の会員の三浦竹友の会の方に、町有竹林を環境課の方と一緒に拝見したんですが、環境課の職員が先頭に立ってボランティアの方たちと活動してるっていうことに、非常に感心しておられました。なかなかできることではないというふうにもおっしゃっておりまして、いつもいつも、一緒に活動できるとは限らないので、ボランティアさんにお任せするに当たって年間の予定と、それからどういうふうにしたいのかというでき上がりの状況ですか、それをボランティアさん一目でわかるような企画書をつくったらどうかっていうふうにね、教えていただいたんですけれども、今後についてはどのようにされていくのかお聞きしたいんですが。
生活環境部部長(成島光男君)
今、行ってるところにつきましては、春になりますとタケノコ等ですね、多く出てくるところだと思っておりますけども、その辺の活用とかですね、どのようにしていくかっていうのは、このボランティアの方たち、5団体がですね、あそこのところ一緒に行っていただいてますけど、その方々たちとですね、話し合いを行ったりして、どういう利用方法がいいかっていうのも今後ですね、検討させていただきたいというふうに思っております。
10番(森勝美君)
それでですね、ボランティアの方も、やはり町でどういうふうにしたいのかっていうことがよくわからないので、ちゃんとしたそういう計画書なり何なりがあったらいいなあというふうにおっしゃっていたんです。それで、あえて私、質問をしてるんです。それで、竹の利用っていうのはやはり11月ぐらいからの竹が非常によろしいというふうに聞いておりまして、それを利用したものをつくるという方法もいろいろと御存じの方だったので、その方が去年もやっていましたが、葉山の「広報はやま」にもその募集が載っていたと思うんですけれども、11月に逗子市の竹林で研修をするということなんですね。その1日目に学習がありまして、それにぜひ環境課の職員も出ていただいて、勉強していただくと、今後非常に役に立つんではないかというふうに、私も思いますが、そういった勉強の会っていうものに職員が出ることについては、どのようにお考えでしょう。
生活環境部部長(成島光男君)
今、11月に行われるということ、ちょっと私、存じ上げてませんでしたので、そういう話があるということで職員のほうにですね、話はさせていただきたいと思います。ただ、参加するしないはですね、ちょっとまだ現段階ではお答えはできないので、相談させていただきたいと思っております。
10番(森勝美君)
「広報はやま」には昨年は載ったのかな、ことしはじゃあまだ載ってないのかもしれません。11月の広報に載るのかもしれませんが、とりあえず環境課のほうにはその予定表はお渡しをしてありますので、よく御存じだろうと思いますので、できるだけ、やはり知ってるのと知らないのとでは大分差があります。ボランティアの方たちも、何か手探りでやっているっていうふうな感覚のようなので、ぜひ町でどういうふうにしたいのかっていうことをはっきりお伝えすることが重要と思います。それで、非常に竹林がよくできていまして、車椅子でも入れるんじゃないかっていうふうに思いました。癒しの、本当に竹やぶっていうのは、場所というふうにもとらえられますし、タケノコを掘るために6月ぐらいで町としては4回の整備を終わられたようですが、それはタケノコを取るための準備っていうふうに考えられるので、11月から正式にまた今後についてはですね、その間伐、切ったもので何かつくるっていうことも考えるのには、11月からの竹のほうが水分が少なくなっていていいというふうにも聞いていますので、今後について、竹を切ったものでいろいろつくるというアイデアも勉強できると思いますので、ぜひ参加をするようにお勧めしていただきたいと思います。で、次に移ります。
それと、緑地を2団体に減免として管理をお願いしていますよね。その緑地なんですが、やはりここもボランティアの方が主にやられるんですけれども、後々、今、高齢化されて、ボランティアさんも非常に高齢化されているので、もう長期にわたってそれを管理していくのは大変だと思うので、やはりその後も管理しやすいような方法を環境課として主体性を持って御指導していただきたいと思いますが、いかがですか。
生活環境部部長(成島光男君)
今の緑地をですね、確かに2団体にお貸ししてます。その団体の皆様がですね、その緑地の維持管理に力を注いでいただいております。町としてもですね、できない部分につきまして十分対応していただけてると思っております。今言われた、今後もですね、永久にその団体っていうことじゃなくて、今やってる皆様がですね、活躍していただける間については、特定っていうことじゃないんですけども、希望があればですね、お貸ししていきたいって思っております。ただあの、ほかのいろんな団体からですね、そういう話はございませんので、今のところはそこの団体っていうような話になっておりますけども、他からあればですね、相談のほうはさせてもらいたいと思っております。
10番(森勝美君)
ですから、後々管理が大変になるような植栽とかそういうことについての主体性を持った管理を、町のほうとしてね、こういう方針なんだっていうことをちゃんとお伝えしないと大変になってくるという、今後の管理がね、そういうことなんです。で、それをしていただきたいというふうに思います。で、次に移ります。
環境基本計画ではですね、推進する主体と役割の中で、町民の役割がまず一番先にあります。「日常生活の中で環境に配慮した暮らしを実践するとともに、町の環境保全に関する施策に対して積極的に参加、協力します。」となっています。これは平成13年度に策定されまして、22年度、今年度が最終年となるわけですけれども、これはまさしくごみについても配慮して、環境保全に協力しましょうということと私は考えました。昨年、町内会連合会でも各町内会で、ごみの減量化を進めましょうということが決定されたと伺っています。今年度、ごみ減量化部会という部が動き出しているというふうに聞いておりますけれども、各町内会での様子はどのようになっていらっしゃるのか御存じでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
今の議員が言われたのは、町内会の中でですね、ごみに関することについて話し合いを行うということだと思うんですけども、それにつきましては町のほうはですね、その中に話は入っておりませんので、町内会の皆様がどういうふうに考えて、その結果を町のほうに話をしていただけるっていうのは伺っております。ただ、まだその結果についてまだ話を伺っておりませんので、現在ではまだわからない状況でございます。
10番(森勝美君)
なかなか、ちょっと難しいようですね。それでですね、昨日13番議員が、議員の周辺の方たちは非常にごみのことに熱心というふうにおっしゃっていまして、そういう人たちにぜひ、今、一番減量したいのが生ごみ、60%が、可燃ごみの中で生ごみが60%を占めているということで、ある専門家に伺いましたところ、生ごみが多いということは非常に減量化しやすいんだということのようで、私も、これはそうかもしれない、で、13番議員がそうおっしゃるので、その地域の町内会長さんと御協力して、上山口とか木古庭ね、生ごみも処理しやすい地域かなと思うので、まず生ごみを町内会ぐるみで何とか減量するということを、環境課のほうから呼びかけてみたらいかがかなと思うんですが、いかがですか。
生活環境部部長(成島光男君)
生ごみにつきましては、確かに60%近く重さでですね、あるっていうのは認識しております。今、木古庭・上山ってお話でございますけども、今、来年の、来年度から行っていく戸別収集とかですね、そういうものについて環境課のほうで検討させていただいてるところでございます。その中で当然、町内会の皆様にですね、昨日もお話ししたと思いますけども、いろいろな点で相談または協力をしていただきたいこと等がございます。そういうことを来年度、1月か2月、わかりませんけども、それ以降に話し合いを行っていきたいと思っておりますので、その中でそのような話ができたらなとは思っております。
10番(森勝美君)
協力してくださる方が大勢いるってことは非常に心強いことですよね。だから、そういう方たちにもお願いすれば、本当に早く減量化が進むということを強く思いましたので、大いにお願いしたらどうかなっていうふうに思います。非常に葉山町はごみが、ごみが多いっていうか、資源物もごみにしてしまうっていう感覚があるんですが、資源物はごみとは言いませんので、ごみになるものが余りにも葉山町は多い。それはもう本当に減らしていかなければいけないことで、これやはり、地域にいらっしゃるボランティアさんの力を借りるのが早いかなっていうふうに思います。そして、先ごろですね、ノーベル化学賞を受けた、受賞された鈴木章さんという大学教授の方が「日本は資源がない国。だからこれだけのことができた。」とおっしゃるんですね。私は非常に感動しましたね。私もそのとおりと思っていましたので、やはりごみが多いということは、やはりもうちっと、その生活を、先ほどもですね、環境基本計画の冒頭にもありましたが、自分たちの生活の中から考え直してほしいということ、この平成13年度からそれをうたってるっていうことは、もうちょっとPRしても、きてもよかったのにって思うんですよ。そうすれば今、ごみのゼロ・ウェイスト政策っていったって、皆さん驚きはしないはずなんですよね。そういうことも考えますと、やはりそういうボランティア団体の方に協力をしていただくことがいかに重要か、要するに毎日そうやって生活してる人たちの協力なんですね。それこそ力強いものはないと思うんですが、とにかくその上山口とか木古庭だけでなくて、他の地域でもそういう方がたくさんいらっしゃるので、それを生かしていただきたいと思いますが、いま一度お伺いします。
生活環境部部長(成島光男君)
ボランティア関係につきましては、今、実際ごみボランティアとしてですね、21名、実際活躍していただいております。そのほかですね、ごみ減らし隊という形でですね、今、登録が15名ございます。この方々につきましては御存じだと思いますけども、「ごみっぺらし通信」とかですね、昨年モデル事業とか何か行いましたけども、それらの企画とかですね、説明会なんかにも参加していただいて、一緒に行動させていただいております。議員が言われるように私たちもですね、ボランティアの方々にはいろんな点でですね、お世話になってる部分ございますので、今後もですね、このボランティアの皆様のですね、協力をいただきながら進めていきたいと思っております。
10番(森勝美君)
まあ、各地域にいらっしゃるわけですから、もう活動していただいて、生ごみが減ったっていう実感できるようなふうに、それこそ各地域で取り組んでいただくということを強く、それこそ環境課のほうから、やはり何か皆さん待っていらっしゃるんですよね。進んでやるということもそうですが、やはり環境課が何かそうやって一声かけてくれれば、はずみがついてやるっていうこともできますので、それをやはりやっていただければと思います。で、次に移ります。
次は、地域活性化対策についてです。新規まちおこしに農業体験教室等の取り組みについてですが、ホームファーマーですか、県で行っているホームファーマーとか、それから町民農園にも希望者が多く、楽しく野菜づくりなんかをされているんですけれども。葉山の野菜の会の活動が非常に今後期待されますよね。それで、レストランに卸すとか、それから道の駅でも、町で何とか考えてつくって、そこで販売するとか。そういうこと、葉山野菜というふうにして、鎌倉野菜に負けないように、葉山野菜というブランドで、もうとにかく売り出せるようにしていただきたいとは思います。
で、農家もですね、農業者も高齢化で、畑が多分耕しきれないということがあるんじゃないかと思うんです。それで、若い人たちで農業をしたいとおっしゃる方がたくさんいるんですが、ある農家の方に言うと、中途で投げ出しちゃってだめなんだよということをおっしゃるんですね。それはやはり経験もないし、どういうふうにしたらいいかよくわからない。ですから、農業体験教室というのが重要だと私は思うんです。体験だけではなくて、高齢者のもう長年農業を続けられた方に御指導をしていただく。そしてある程度学んだら自分でもできますし、また途中途中をいろいろと指導していただくということで、農業者が育つんじゃないかなと思うんです。これはこれからやっぱり葉山では、非常に近郊野菜ですね。多種類で…多品種で少量ですか、そういった農業を今もやっているわけで、そういうことがやりやすいんじゃないかと思っています。そしてただいま非常に就活で苦労されている若い人もいらっしゃるので、そういう方たちを何とか農業に目を向けていただきたいということもあって、この体験教室はどうだろうと思うんですけれども、いま一度その予定とかね、今のあるままではなくて、やはり何か前向きに検討しなきゃいけないと思うんですけど、いかがですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
議員お話しの趣旨は十分御理解できますが、その後継者不足の観点からとは少し違いますが、町としましてはですね、ただいま議員おっしゃるように町民農園の貸し出し、あるいは小学校のときからですね、農業体験教育も…体験教室ですか、も行っていると。なおかつ神奈川県の事業を有効に使っていただくようにですね、県のたよりだけではなくてですね、町の広報などでも中高年ホームファーマー、これは担い手の観点からじゃないと思います。で、最新の課長からの情報によりますと、農業委員会などの協力でですね、21年度に1名の方が農家の跡取りとして修行されていると。22年度、ことしにつきましては、2名の方が、30代と20代の方、1名ずつがその後継者として頑張っていただいているという現状をつけ加えさせていただきます。
10番(森勝美君)
何とかね、葉山の農業がずっと続いていくことを願っております。で、次に移ります。
また各種イベントについてですが、最近、厚木市で商店の方たちが張り切って行っていますB級グルメグランプリ。これが非常に大きな経済効果を商店街にもたらしたということは、もう皆さんも知るところと思いますけれども、葉山町でもそういった何かが考えられないか。アイデアがないのか。そして人をもっと呼び込んで、経済…商店街のですね、経済の発展にもつなげたらどうかなと思うんですけれども、いかがですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
先ほどの農業の担い手の話と一緒で、その趣旨は非常にわかるんですけども、現在町が取り組んでいるところは、三浦半島観光連絡協議会というのが御案内のとおりございまして、そこの幹事を葉山町がことし担っておりまして、大宮駅ですとかですね、いろんなところで担当課長みずからですね、出かけまして、葉山のPRには努めてございます。今後につきましては、三浦半島観光連絡協議会を中心としましてですね、例えば横須賀の何々、三浦の何々という、現在も行っていますけども、産業振興課を中心にですね、一緒にやっていけばというふうに考えてございます。
10番(森勝美君)
そうですね。それで葉山はスイーツの店が多いということで、皆さんそれよく御存じのようですので、これでもっと何か一堂にスイーツを集めて何とかするとか、そういった今度またビックハヤマが開かれますよね。急ですので、すぐにというわけにいきませんが、来年度に向けてもう少し何か目玉になるようなことを考えたらどうかと思いますが、いかがですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
議員もう十分御存じだと思いますけど、そのビックハヤママーケットとかですね、それで葉山のかなりメジャーなスイーツ、あるいはもう朝になりますと並んでしまうようなお店もございます。それを町としてどこまで応援していけるかという部分だと思いますので、今後努力していきたいという答弁をさせていただきます。
10番(森勝美君)
ある方が、葉山はB級グルメじゃないんだそうです。高級イメージが強いので、やはりA級グルメとしたほうがいいんじゃないかということもあるので、それを売りにされたらどうかと思います。これでそちらは、この質問終わります。次に移りたいと思います。
教育問題についてですが、先ほど御答弁いただいた小・中学校の教科書の選定ですけれども、最終的には教育委員会で、定例教育員会で各種目ごとのを審議して採択をしてきているということですが、この採択に当たっては、教師の方の参加はあるんでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
教育委員会を除いて、その下に検討委員会があります。その下に調査委員会があります。検討委員会と調査委員会には、それぞれ教師が参画しております。
10番(森勝美君)
でも、その最終的な審議のときには、その意見が教師の意見、また先ほど町民からの意見もお聞きするということをおっしゃっていましたが、その方たちの意見も盛り込んだもので、各種目ごとに審議されるということでよろしいんですか。それと町民の意見、それから教師の意見も入っているというふうに受け取ってよろしいんでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
基本的な考えはそうでございますが、例えば町民の意見の中に、今回お2人の方が意見をお寄せいただきましたが、どの教科書もとてもいい。児童に投票して決めさしたらどう、というのがありましたね。そういうのを盛り込むというわけにはいかないんです。そういう意味では、盛り込むということの意味はそういうように御理解いただきたい。
10番(森勝美君)
教科書の重要性というのはいろいろ言われているわけですが、学習は自分づくりだと。教育は人づくりだというふうに、教育…何ですか、この報告書。評価報告書の中にも書かれていまして、教科書はですね、子供にとって知識を得る大切な情報源なんですよね。で、学年が進ほどに学ぶことも、量もふえますので、その分子供も成長していくということで、この教科書の重要さというのが非常にあると思っているんですね。これを先生方が選んで、そして子供たちにふさわしい教え方をしていけば、子供たちもその授業が身につく。そうして勉強がおもしろくなるということで、やはり先生が教えやすいといいますかね。やはりそういったこともあると思うので、私はどうしても教師の意見が入ることが重要かなというふうに思って御質問させていただいています。で、教科書の採択の請願というのが出ていましたね。それが扶桑社版中学校歴史並びに公民教科書及び自由社版中学校歴史教科書を採択しないことを求める陳情書と、それから教科書の採択の請願というのが出ていたと思うんですけども、昨年の7月で継続審議となっていますけれども、その後はどういうふうになっているんですか。
教育長(豊田茂紀君)
教科書採択に伴う各種請願は、最終的な教科書採択のための定例教育委員会の際に審議をし、それについての結論を出しております。
10番(森勝美君)
その請願と陳情書について、まだいまだに継続審議中という理解でよろしいんですか。
教育長(豊田茂紀君)
請願を採択したか否かということについては、ここでは申し上げる性質のものではないというように考えております。
10番(森勝美君)
そう言いましても、これに何ですか、評価書ですか、それに継続審議というふうに書いて、それを各議員にお配りになっていらっしゃるんですよね。そうしたら、それがどうなったかと聞くのは普通だと私は思って伺っているんですけど、それは間違ってるということですか。
教育長(豊田茂紀君)
教育委員会の請願ですから、各議員にお配りしたかどうかちょっと私、不正確なので、あいまいな答弁はいたしません。請願が出る時期はそれぞれ違いますので、そのたびごとの定例教育委員会で、Aという請願は4月に出たから4月の定例会でイエス・ノーと。Bという請願は5月に出たから、5月の定例会でイエス・ノーというようなことをしないという意味での、継続というように御理解ください。
10番(森勝美君)
これをことし続けていたら、要するにずっと残るわけですね、審議。だから、これは私まずいと思って、採択するとかしないとか、はっきりさせ…したとかしないとか、それぐらいはっきり掲載しても別に問題はないんじゃないんでしょうか。それは私たちが議会で請願・陳情について、必ず採択・不採択ということで意思表示をしておりますし、何ら不思議なことじゃないと思うんですが、それがちょっと理解できないのでお伺いします。
教育長(豊田茂紀君)
もう少し、私、正確な物言いをすればよかったのかもしれませんが、採択結果をもって請願に対する判断の結果としております。
10番(森勝美君)
私には理解できませんので、次の質問に移らせていただきます。
次、平和教育の取り組みについてですけれども、最近の新聞、ごらんになったかどうかわからないのですが、中国の中高生に平和教育について、日本に落とされた原子爆弾は是か非かという教育をしているという新聞記事を私、読みました。で、その生徒たちがいろんな意見を出す中で、やっぱりよくない。何十万人か亡くなったということはよくない。で、その中でですね、非常に私は、ああ、ショックと思ったことは、日本も核兵器がある。なぜ。アメリカに守られているからというふうに、この中高生は発言をしていました。ものすごくびっくりしましたが、そういうふうに見られているということが、日本人は知らない。これは私はちょっともう少し、葉山…日本のですね、中・高生にもどういう、こういった教育を、平和教育というのはするべきかなというふうに、強く考えさせられましたね。
それで、我が家にホームステイしていたアメリカの高校生の話、たびたびしているかもしれませんが、日本に原子爆弾を落としたアメリカは正しかった。あれで戦争が終結したと言いきっておりました。しかし、春休みになって両親が出てきて、広島に行って現実を見て、自分は間違っていた。やっぱり多くの人がね、原爆によって亡くなった。これは非常によくなかった。本当にごめんなさいと、その高校生が私どもに謝ったんですね。そういうふうにやっぱり子供たちの教育というのは、教科書、それから国の方針もありましょうし、指導する教師にもよるんですが、非常に強く残ります。それで日本においても子供たちに平和教育をされていて、本当に重要なことと思うんですね。そして、長柄小では長いこと、戦争を語り継ぐということで、地域の方たちがずっと語り継いで、それを副読本として町で取り上げてくださったということで、今それが副読本として社会科の教材の中にも、それで子供たちに教えていらっしゃる。それで、非常にそれはもう重要なことだなと思うんですが、全小・中学校でそれは指導されているのかどうか、伺います。
教育長(豊田茂紀君)
ちょっと御質問の趣旨、わからない部分がございますが、私なりに理解させていただきますと、平和学習はきちっとやっております。ただ、前に町長にも言われたんですが、65年前に終わった戦争で、日本がどこと戦ったか、アメリカやイギリスや中国やオランダと戦ったのを知らないで、ドイツと戦ったというのがあるが、大体どういう教育をしているんだというようなことを言われまして、いや、そんなことはありませんよ。きちんとした教育をしております。例えば核問題で言えば、非核三原則も含んできちっと教えていくわけです。ただ、公教育は、小、中、高等学校ともに、自分の、教師が思想信条に基づいて授業するんではないんです。大学の教授や准教授とは違うんです。大学の教授が、例えばやはり核を持つべきだという教授がいたとしても、それは学問の自由の範囲ですから、そういう講義を大学の学生にするでしょう。学生が自分できちんと判断するかどうかの問題ですが。高校の教師が、あるいは中学の教師が、そういう個人的な意見を持ってそういう授業をやることは許されない。これが公教育ですから。そういう公教育は、基本的には学習指導要領に基づいて展開されているということで、答弁にさせていただきます。
10番(森勝美君)
義務教育ですから、やはりそういったことはあるのが普通というふうに思います。せんだって、南郷中学校のですね、文化祭で、2年生の生徒たちがですね、広島に原爆が落とされてからのある中学生、322人の様子を、朗読劇というんですね、何か読みながらいろいろ伝えていくんですが、それを非常に勉強をしているなというふうに私思いましたし、それを聞いている高齢者も多かったので、涙ぐんでいる方もいました。それがですね、ちょっとやはり言葉がよく聞き取れない部分があって、非常に私はそれもったいなかったなって思うんですが、でも十分にそういう内容伝わって、結局その322人のお子さんが亡くなってしまったという結末なんですね。で、今度、2年生は広島に修学旅行に行くようなんです。だから、その前にこういういい勉強をしてね、自分たちが身をもってそうやって読んで参加する修学旅行はさぞ充実しているだろうなというふうに思ったものですから、これは南郷中学だけでなくて、葉山中学のほうはどのようにされているのかをちょっとお伺いしたいと思うんですが。
教育長(豊田茂紀君)
今年度初めて、南郷中学校の修学旅行が広島まで足を伸ばしまして、原爆関係の資料館を含む見学とそれから被爆体験者、だんだん数が少なくなっておりますが、その被爆体験の話を聞いて、平和に対する思い、それに対する主権者になる自分たちの責任というようなものを学んだというように聞いております。
10番(森勝美君)
葉山中学校においての平和教育については、どのようにされているのかお伺いします。
教育長(豊田茂紀君)
中学校では、国語の教科の中で説明文、3学年で現代国語、平和を築くという文章がありますが、その中で扱っております。それから同じ中学校社会科での扱いは、歴史の中で、近代の日本と世界、あるいは現代の日本と世界。それから公民では同じように扱っております。例えば公民をちょっと申し上げますと、国際的な相互依存関係の深まりの中で、世界平和の実現と人類の福祉の増大のために、各国が相互に主権を尊重し、各国民が協力し合うことが重要であることを認識させるとともに、自国を愛し、その平和と繁栄を図ることが大切であることを自覚させるというふうになっております。これはもう学習指導要領の文章そのとおりですが、そういうことに基づいてやっております。先ほど申しました修学旅行における取り組みは、先ほど申し上げたとおりであります。
10番(森勝美君)
その平和教育について、各学校で指導の仕方が少しずつ異なっているという理解でよろしいんですか。
教育長(豊田茂紀君)
学習指導要領の範囲の中で、例えば葉山中学は広島への修学旅行までは企画しなかったというようなことは、各中学校の判断主体でありますから、そういう中で判断されていくことと思っておりますが、授業の中で、国語とか社会科の中で扱う場合には、それは教師によって、これはおれは気に入らないから扱わないなどということは許されません。
10番(森勝美君)
それはよくわかりますけれど、1番議員が昨日質問された葉山中学校の状況のことで、私、やはり南郷中学校は、そうやって文化祭開きますとね、いろんな方が、地域の方、出入りするんですね。そうすると、子供たちもそれとなくやはり見られている。そういうことになれてきて、もうみんなが注目している。で、だれでも知っている。そういう状況の中ですので、非常に子供たちも穏やかです。そういうことを考えますと、葉山中学校は体育祭は皆さん参加しますが、そのほかに地域の方とか、それからいろいろな方が出入りするということが少ないのかなというふうに思うんですね。やはりこういった、本当に心に、平和教育といいますと、もう本当に日本は戦争で、それこそ高齢者の方ね、今非常に苦労されたので、そういったことをやはりじかに聞く機会を持っていただけたらいいかなと思うんですが、そういうことは地域の方たちのお話とかね、そういうことは葉山中学校ではどのようにされているのでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
具体的なことはちょっと調べて後日というか、後刻議員に報告できるかと思いますが、私が知っている範囲では、特に葉山中学校が何かということ、今のおっしゃった範囲ではやっているわけではないと思っております。
10番(森勝美君)
今後ですね、やはり学校の特色というのはいいかもしれません。必要かもしれませんが、やはりいいことは取り入れるという姿勢が必要かなと思うんですが、教育委員会としては今後どういうふうに対応していかれるのかお伺いします。
教育長(豊田茂紀君)
学習指導要領…何度もこういう言葉を使って恐縮ですが、に基づいて教育課程を編成する編成権は教育委員会と各学校長、学校が持っておりますので、その中で展開していく。御意見としては伺いますが、ここで議員の意見を取り入れて、こういう教育課程を編成するということを申し上げることは、責務上できません。
10番(森勝美君)
私、せんだって逗子市の元教育長の方にお話ししまして、いろいろと教えていただいたことがあるんですが、教育委員会というのはやはり町の政策の一環を担っているんだということをはっきりおっしゃっていました。ですから、町の例えば平和教育、そういったことは学習指導要領ということはありますが、そのほかにやはり子供たちの将来に向けての教育、それこそ生きる力とかね、いろいろありますが、それはやはり教育委員会というからには、そういったことをきちっと進められなければいけないというふうに思いますので、特別な何といいますかね、職ではなくて、やはり町民、それから子供たち、生徒、一体となって、全体としての教育委員会であるべきと思いますので、その教育指導要領にのっとってということをおっしゃいますけれども、それは当然のことなんですが、そのほかにやはり地域にあった教育を進めるということが教育委員会の責務ではないかと思います。いかがですか。
教育長(豊田茂紀君)
今の御意見の最初のあたりでちょっと気になる、聞き逃せないなという部分がございました。どこの教育長さんかは聞き漏らしましたが、もしその教育長さんがその町の、市町村の行政区の政策を推進するんだというようにおっしゃったとすれば、その教育長さん、間違った表現をなさったと思っております。前にもたしかゼロ・ウェイスト問題で議員の御質問にお答えさせていただきましたが、教育委員会は首長の政策を推進する組織ではない。したがって、これは町長部局と違って、教育委員会が独立しているという大きな根拠になっている。結果として、ごみの分別化・減量化、そういうことに結びついていくことは好ましいことだと思いますが、そういう一つの政策を推進していくことではないというように申し上げて、それが私は一番妥当で、真っ当な、私個人じゃなくて、日本の公立学校における教育の進め方の根本だと思っておりますので、そのようにお答えいたします。
10番(森勝美君)
お言葉ですが、やはり教育委員会といえども、町の財政下にありますので、特別なとは思えませんので、(私語あり)やはり町の政策については御協力をいただかなければいけないんではないかというふうに思います。以上です。
議長(鈴木道子君)
これにて10番森勝美議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時5分からといたします。
(午後0時04分)
議長(鈴木道子君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時05分)
休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。第3番、6番伊東圭介議員、登壇願います。
6番(伊東圭介君)
6番伊東圭介でございます。照明のほうがちょっと足らないということですけど、カメラのほう大丈夫でしょうか。
それでは通告に従い、3項目4点につきまして一般質問をさせていただきます。まず1項目目、大和ハウス工業株式会社所有の土地について。この土地は三浦半島の中央部の丘陵地に広がる山林、いわゆる里山、約100万坪の土地であり、市街化調整区域であるとともに、近郊緑地保全区域に指定されており、三浦半島国営公園誘致地区の連携地区としても位置づけられた土地であります。また本町の面積の5分の1にも及ぶ広大な土地であり、本町の緑豊かな景観の代表する地域でもあります。この件については、葉山町のまちづくりの根幹に大きく影響を与える案件だと考えます。葉山町としての基本的な考え方と、今後の対応についてお伺いをいたします。
次に2項目目、スポーツ振興施策について。現代人である私たちの生活は車社会の発展など、便利になる一方で、運動不足による体力の低下や、生活習慣病の増加が社会問題になっています。また、ライフスタイルの変化に伴い、核家族化や地域社会の弱体化による人間関係の希薄化、コミュニケーション能力の低下も大きな課題となっております。こうした状況の中で、スポーツの持つ役割も体力向上や健康の保持増進、青少年の健全育成といった本来的な役割から、生活習慣病の予防やストレスの防止、地域コミュニティーの活性化やスポーツを通した環境整備等のまちづくり、地域経済への貢献などといった社会的役割へ拡大をしてきておると思います。
そこで、今述べましたスポーツの持つ役割の拡大を踏まえ、国の法律であるスポーツ振興法第4条に基づく葉山町におけるスポーツ振興計画の策定に向けた考え方をお伺いをいたします。
続いて3項目目、国民健康保険特別会計について。一昨日の本会議第4日目において、平成21年度葉山町国民健康保険特別会計決算は、賛成者なしという異例な状況で不認定となりました。その原因については、採決前の各派代表が反対討論で述べていたとおりであります。また監査委員からの決算審査意見書の中でも、大変厳しく異例の指摘をさせていただいたところであります。このような状況を受け、現段階における反省とあわせて今後の所管業務の遂行における対応策についてお伺いをいたします。
以上で1回目の質問といたします。御答弁よろしくお願い申し上げます。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
6番伊東圭介議員の御質問にお答えしてまいります。
まず1点目、大和ハウス工業所有の土地について。葉山町としての基本的な考え方と今後の対応についてとのお尋ねですが、大和ハウス工業が8月中旬に、同社所有の山林について、寄附の打診があったことはさきの議員懇談会にて御報告させていただきました。当該地は約100万坪と広大であり、かつ豊かな土地ではありますが、維持管理の負担増や固定資産税の減収等の問題もあり、慎重に対応を図っていきたいと考えております。
なお、今後については大和ハウス工業が年度内に方向性を打ち出すと言われておりますので、この結論を待ちながら対応を考えていきたいと思っております。
次に、国民健康保険特別会計についての1点目。平成21年度決算における反省についてとのお尋ねですが、葉山町監査委員から御提出いただきました平成21年度葉山町各会計歳入歳出決算審査意見書で、保険料負担の公平性の見地から、改めて早急かつ有効な取り組みを求めるものである。主管課にあっては、保険料の適正な債権管理に努めるとともに、従前の徴収方法をよく検証の上、責任と自覚をもって真摯に所管業務の遂行に努められたい。及び業務遂行上の対応に一部不適切な点が見受けられた。全職員はこれらの反省に立って、正確、明確、適切、迅速な事務処理を目指し、町民の信頼を損なうことのないよう、自己研鑽に努め、自覚と責任と熱意をもって業務を遂行されるよう強く要望するという御指摘をいただき、反省しておるところでございます。
今後の対応策についてとのお尋ねですが、この意見書の御指摘のとおり、責任と自覚をもって真摯に所管業務の遂行をするとともに、町民の信頼を損なうことのないよう自己研さんに努め、自覚と責任と熱意をもって業務を遂行するよう努めてまいります。
以上で私の答弁といたします。
教育長(豊田茂紀君)
6番伊東圭介議員の御質問にお答えいたします。スポーツ振興施策について、スポーツ振興計画の策定についてとのお尋ねですが、スポーツ活動を通じた健康づくりに対する意識の高まりを受け、平成12年に、当時の文部省において、スポーツ振興法に基づき、スポーツ振興基本計画が策定されたものであります。当町においては、南郷上ノ山公園の各スポーツ施設を整備し、広く利用者に提供するとともに、各小・中学校の体育館の体育館・グラウンドを71団体に開放し、有効活用を図っているところございます。また青少年を対象にスポーツ講座を実施するなど、スポーツ振興を進めているところでございます。
今後につきましても、実情に即した効果的な推進に努めてまいりたいと考えております。以上です。
議長(鈴木道子君)
再質問を行います。
6番(伊東圭介君)
はい、御答弁ありがとうございました。それでは第2質問に移らさせていただきます。
まず1点目の大和ハウス工業株式会社所有の土地についてということでございますけれども、本日朝一番に町長のほうから、昨日の13番議員金崎ひさ議員に対する答弁の中の修正というものがありましたので、その辺も含めて、ちょっと確認を何点かさせていただきたいというふうに思っております。
まず8月17日、火曜日だと思いますけども、大和ハウス工業、これは東京支社になるのか、ちょっと私はわかりませんけども、3名の方とお会いしたということだと思います。この段階で、口頭での打診があった。ただ具体的な部分というのは一切なかったというお話だったと思います。きのうの段階で。確認はしたいと思いますけど、いかがでしょうか、町長。
町長(森英二君)
たしか昨日の質問の中にもあったかと思いますが、その寄附の打診について、文書での提出は一切ございません。
6番(伊東圭介君)
それはきのうも確認していますけども、全くいろんな細かい部分というんですかね、例えば条件だとか、そういったものも一切なかったという確認でよろしいですよね。条件ですね。寄附を受ける条件。そういったものもなかったということでよろしいですか。
町長(森英二君)
大和工業さんが寄附をしたいという方向に固まってくれば、そういう話が出ながら、じゃあ条件的なものはどうなるかという話になるかと予測されますが、今までの接触した中では、そういう条件等については一切ございません。
6番(伊東圭介君)
はい、わかりました。その後ですね、8月27日に議会のほうへは、全員協議会のほうへ、この話を町長からされたわけであります。で、その後、9月1日が本日訂正があった部分でございますけども、大和の方とこの日にお会いしたという、朝、訂正だったというふうに思いますけど、もう一度確認させてください。
町長(森英二君)
9月の1日にお見えになって、町長室でお会いしたということです。
6番(伊東圭介君)
その9月1日、町長室でお会いしたときの話の内容というのは、どういうことだったんでしょうか。恐らくその辺が昨日もしあればですね、金崎議員、当然続きの質問があったというふうに思いますけども。残念ながら後でわかったということで、このようになったと思うんですけど、そのときの、9月1日のとき、お会いしたときの内容はどういうお話だったんでしょうか。
町長(森英二君)
そのときの来られた目的は、今後この問題について慎重に話をといいましょうか、検討を進める必要があるから、連絡、連携を密に取りながら進めていきたいと願っております。そういう趣旨のことをお話しに見えました。
6番(伊東圭介君)
その9月1日、大和の方とお会いしたときは、町長お1人で会われたのか、または総務部長等、また担当部長…どこが担当ってちょっとわからないんですけども、緑地で考えているのか、都市計画で考えているのか、またその辺もわからないんですけども、その辺はいかがでしょうか。
町長(森英二君)
御質問のとおりで、これが進むとしたときに、どこが担当部署になるのかということがまだ不明ということもありまして、それからお見えになるときの事前の予約といいましょうか、のときには要件が明確になっておりませんでしたので、担当の職員の同席はしておりません。
6番(伊東圭介君)
8月17日、最初に会ったときもそうなんですけども、こういう話のときにですね、町長は、やっぱりお1人でね、会われるというのは適切ではないと思うんですよ。その辺がね、やはり問題だと思うんですね。そのときじかに話しているの、町長しかわからないわけですよ。部長は、正確に町長がね、相手の言葉を把握してればいいですけども、そうではない可能性もあるわけですよ。相手の取り方もそうです。そんな中でね、こういう重要な問題が話し合われているということ自体がね、問題じゃないかなと思うんですけども。それはもう過ぎてしまったことで、あれですけど、今後の問題としてはやっぱりそういった対応が必要だということを指摘させていただきます。
で、その後新聞報道、またはテレビですね。NHK等の放送になったわけでございますけども、そのときにあって、この問題は慎重にという相手側の希望があったんじゃないかなと思うんですけども、その後、きのう金崎議員も言われていましたけども、ああいう新聞報道になって、町長がインタビュー受けるような状況になるということは、その辺がちょっとね、僕らには理解ができないんですけども、その辺、もう一度御答弁いただけますでしょうか。
町長(森英二君)
まず1点目の、指摘ということでありましたけれども、なぜ1人で会っているのかということの問題については、従来から町長に面談を申し入れる要件が明確になっていて、そこから詰めていくようなといいましょうか、協議していくようなときには、必ず担当の部署の人間が同席するようにしております。それでなくて単なる表敬訪問、例えば税務署でも警察署でも、どこでも新任の表敬訪問というのは結構あります。そういったときには同席はさせておりません。そして今回のこの場合、きのうも私は答弁したと思いますが、事前に文書でファクスで用向きが述べられておりました。その内容が、要するに今まで昭和40年ごろから買い進めてきた土地、これのことに関して、一緒に進めてきた三菱商事から全部我々大和工業に移りましたと。そのことに関して、ごあいさつと御報告に伺いますというふうに入っていたわけです。それで、私1人で何の問題もないということで。それからの話し合いの中身をどういうふうに進めましょうとか書いてあればまた別ですけれども、単なる表敬、あいさつの訪問と明記されていましたので1人で会ったということです。
それとその後半、何でしたっけ、ごめんなさい。もう1回すいません。
議長(鈴木道子君)
伊東議員、もう一度お願いいたします。
6番(伊東圭介君)
だから、慎重にね、この問題については慎重に、お互いに密に連絡を取って協議しようという話だったのにもかかわらず、新聞報道になったり、テレビの放送になったりということはどういうことなんだということですよ。
町長(森英二君)
それは私へのインタビューだけで放送しているわけじゃないんです。放送…新聞社もNHKも同じように、当然大和工業のほうにも取材をして、複数回と聞いておりますけども、取材をして、で、大和工業のほうからも、こういう取材を受けたと。で、こういう説明をしたからということを御参考までにお知らせしますというふうに私のほうには話が来ております。それが同じように連携を密にしてという意味であって、私が一方的に単独インタビュー的な形で載せているわけではございません。連携取りながら行ったということです。
6番(伊東圭介君)
ちょっとよくわからないんですよね、その辺がね。で、そのファクスというのは、いつ届いて…いつ届いたんですか、そのファクス。で、もしほかのね、総務部長なんかはそのファクス目、通してますか。それ、町長室に直でファクス行くわけじゃないですよね。ちょっとね、その辺のね、わからない部分が非常にあるんですけども、御答弁いただけますでしょうか。まずファクスいつ来たのか。
町長(森英二君)
ファクスはですね、面談日が8月17日でしたので、たしか三、四日前だと…ちょっと確認はしますけれども、数日前であります。今、確認したところ、部長は直接は見ていない。私のところへは総務課のだれかが持ってきて、こういうファクスが来ておりますということで、スケジュールをつくるために調整を入れたということです。
6番(伊東圭介君)
そうしますと、総務部長も見てないファクスということですよね。一方的に向こうからこの日に会いたいということが来て、それで日程調整をしたということですか、町長が。ちょっとその辺もまた理解できないんです。
町長(森英二君)
そういう問題はそんな大した問題だと思ってませんから、一つ一つ総務のだれが受け取ってと、確認してませんけども。大和工業さんが問い合わせをして、総務の、例えば秘書課とか総務で、この日は町長の都合いかがでしょうかと調整して、8月17日とファクスに明記して送ってきたのか、あるいは送ってきたものを見ながら調整したのかは定かでありませんが、恐らく事前に調整をしたものと、総務のだれでも私のスケジュールは見られるようになっておりますので、そこで調整をして来たと思います。いきなりこちらの都合も聞かないで、日にちを指定して、面談の申しれはないんじゃないかなと思っております。
6番(伊東圭介君)
それはね、町長の言われる部分あるかと思います。ただね、町のトップとして、危機管理という部分においては、非常にそれはうかつだなという気がするんですよ。町長が言う、表敬訪問と言われていますけども、表敬訪問じゃないんじゃないですか、これ。9月1日にしても。9月1日は明らかに表敬訪問じゃないですよ。8月17日に実際にこういう寄附の話があったわけです。その後に来たものが、表敬訪問と取るのはおかしいんじゃないですか。(「そのとおり」の声あり)それ答弁してください。
町長(森英二君)
9月1日に見えたのを表敬訪問とは私は一言も言ってません。
6番(伊東圭介君)
言ったじゃないですか、さっき。(私語あり)
町長(森英二君)
それは8月17日の件です。しっかり聞いておいてくれ。いいかげんに聞いて質問するんじゃないよ。
6番(伊東圭介君)
いいかげんな質問って、今、町長言われましたけども、いいかげんじゃないんですよ。町長がさっき言われたんですよ。
じゃあ、議長ちょっと休憩してくださいよ、これ。(「休憩、賛成」の声あり)こんなことでね、一般質問続けられないですよ。こんな…こんなね、町長の態度で、一般質問は続けられないですよ。すぐ休憩してください。確認してください。
議長(鈴木道子君)
ただいま休憩の動議が出ましたが。(「賛成」の声あり)賛成の声がございます。動議が成立いたしましたので、休憩をいたします。暫時休憩いたします。
(午後1時28分)
議長(鈴木道子君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後2時35分)
町長(森英二君)
伊東議員への答弁という形でもう1回立ち戻りますが、実はこのファクスが来ていたということも含めて、9月1日までの3回のやり取りを時系列で整理して、もう1回改めてお話ししたいと思いますので、よろしくお願いします。
まず1月の8日にファクスが…1月8日発信のファクスで来ております。それで、要件は、1月18日、御訪問についてということで、1月です。そして趣旨は、先ほどちょっと私、言いましたけども、昭和40年代より三菱商事と共同で葉山町様にて所有している社有地について、昨年弊社にて三菱商事所有分を取得し、弊社の単独所有となったことを踏まえ、改めてのごあいさつと今後の保全と方針について情報交換、また御協力のお願いに上がるものでございますというふうに訪問の趣旨が述べられております。そして、これで1月18日午前10時、3名の方が見えました。私はこの文面、ファクスを見て、一応三菱からすべて買い取って、自己所有になったということの報告、説明ということをとらえて、表敬という言葉でくくったということでございます。
そしてその後、8月の17日に、具体的にその打診の話で見えているわけですが、その以前には、その予告に対してのファクスは来ておりません。今、総務で全部確認をいたしました。というのは、こういう件に関して、葉山に持っている土地に関しての話は、このファクスで初めてそういう要件なので、これを丁寧に送ったんだと。それから2度目、それから9月1日の3度目はもうこれの流れを踏んでいるので、改めての要件向きのファクスではなくて、ただ、電話で町長の都合を、スケジュールを確認して、訪問を受けていると。それがその次が8月の17日、11時にお会いしております。これが初めて、この約100万坪に対する寄附の打診ということがテーマでございます。
そして9月の1日14時。これは今後より密接に連絡関係、連携をとりながら進めてまいりたいと
思いますので、よろしくお願いしますという趣旨で訪問を受けております。一応、この町長室を訪ねていただいた3回というのは、こういう時系列になっております。改めて、一部誤解を与えるよう不十分な説明があったことを、改めてここでおわびをしたいと思います。
6番(伊東圭介君)
今、町長からね、今の内容ですと、昨日の金崎議員に答弁したものとはかなりずれが出ていると思います。その時系列的なものでね。僕の中で、最初の質問のときにもそうですけども、ずれが出てきているんじゃないかなという気がします。やはりそういうことも含めて、やはりお1人で会うというのは、やはりさっき町長は危機管理上の話じゃないと言われましたけども、まさにこれが危機管理だというふうに僕は思ってます。というのは、民間業者でございます。過去の40年からのね、過去についても町長は議員でございましたし、そういう過去のことも御存じの中でね、やはりそういう業者とお1人で会われるということは、やはり僕は不適切じゃないかなという気がしますので、その辺については今後、大和に限らずね、その辺は御注意をいただきたいな。何があるかわからないわけでございますので。向こうは表敬訪問で来ても、途端に話が変わる場合もございますので、その辺はですね、常に危機感を持っていただきたいなというふうに思います。
で、1点もう1つ。今入っていなかったのが、10月1日にファクスというお話をきのうされていると思います。大和側から…ごめんなさい。ファクスじゃないです。電話があって、白紙であるよ。この件については現段階においては白紙なんだと。そのときはそう言ったかもしれないけど、要するに今、社の中で検討するんで、白紙だよということは10月1日、お電話があったということでよろしいですか。
町長(森英二君)
この9月1日のときにも、これは連絡、関係を密にしながらということでございましたけれども、その後新聞報道とかNHKの放送等があって、それに伴って、ほかからのマスコミの取材申し込みとか、そういったのが出てきたので、そういったのに対して白紙…今はこの寄附に関しての話は白紙であるということを伝えてありますから、念のためお知らせしておきますということであったということです。
6番(伊東圭介君)
町長のお話だけを聞いても、当然わからない部分あるので、相手側の言っているニュアンスと町長受けているニュアンスというのは、やっぱり違う部分も出てこようと思います。先ほども言ったですけど、そういうときにやはり部長なりが立ち会うことによってね、その辺の誤解もなくなってくるのではないかなというふうに思います。きのうの9月1日、そうやって会う中で連携をしてという話があった中で、こういう報道になって、町長は一方的に報道は私がしたわけではないと言ってますけれども、基本的にはそういったことを公表しているのは葉山町側であって、大和が先に言っているわけではない話だと思います。打診はしたけども、それを公にしたのは、まさに森町長だというふうに僕は思ってます。
というのは、17日…8月17日の後ですね。公の場、いわゆる公の場、8月25日(水曜日)の三浦半島国営公園設置促進期成同盟会の総会が神奈川県庁で午前中あったと思いますけども、その席でもこの発言をされてますよね。県知事等もいらっしゃる中でのこの発言をこれしていると思うのですよ。その段階では、恐らく葉山町の内部でもまだこの寄附の打診も含めてね、検討もされてなければ、御存じない部長さんもいるぐらいの話のレベルだったと思います。そんな中で、やはり町長は外で言ってしまったということは、非常に僕はそれもまた一つ問題ではないかなというふうに思ってます。やはり今回のこの件に関しては、とにかくちょっと勇み足的な部分があるんだというふうに思うんですよ。やはり町として、戦略的にね、この葉山の面積の5分の1にも当たる広大な土地でございますので、まさにまちづくりの根幹となる部分だと思います。非常に大きな影響を及ぼす部分でございますので、その辺をやはり慎重に扱っていただくことが重要だというふうに思います。何でもかんでも言うことが情報公開ではないというふうに私は思ってますので、この辺は言わせていただきたいというふうに思ってます。
それで、昭和41年、42年という、要するに昭和40年代前半から、これは買収等が始まって、非常に長い年月をたっているわけでございます。私の住んでいる木古庭もこのエリアに入っています。上山口も入ってます。ほかの地域も入っていますけども、長柄のほうも入っていますけども、そういう中においてはですね、やはり地元の住民の意思、このとき当然売った方もいらっしゃいます。正直言うと、私の家も大和に売却をしています。それは祖父の代でございますけども、もう私も生まれていましたけども、年じゅう大和の人がうちに来ていたのも、もう存じています。そういう長い歴史があります。で、一部木古庭の部分については、横浜横須賀道路が通るというところも、昭和40年後半にはもう確定をしてどこが通るラインなんだというところで、大和ではなく道路公団のほうを選んだと。選んだというかな、そのまま線形が決まった段階ですよね。そういう方もいらっしゃいました。いろんな地元とすると、いろんな感情もひとつあるということは御存じ…承知していただきたいなというふうに思います。
今までも、私もおかげさまで12年間議員をさせていただいておりますけれども、その間においても、地元においてはですね、山の維持管理ということで、山すそにあるお宅が、木が伸びてですね、屋根のほうにかぶって、樋のほうに葉っぱが入るだとか、大雨が降れば土手が崩れるだとか、いろんなことで私も対応させていただいてきている。町にお願いした時期もありますし、近年においては、私も上山口にいらっしゃるこの世話人がいらっしゃいますので、その方と一緒にそういったことに対応してきているんですよ。町のほうにお願いをすることなく、直接大和、三菱のほうとですね、当時はだったんですけども、そういったことを、東京の飯田橋にあります東京都市開発部用地管理グループの方と、そういった折衝もしてきているということもあるんです。だから、大体維持管理費がどのぐらいかかっているも含めて、新聞報道なんかで100万から200万みたいな話されていますけど、僕はそんなもんじゃないんじゃないかなと。もう少しかかるときには、はるかにかかってしまう。そういうふうに思っています。私がお願いしたものについても、その年で完了することもないんですね、ほとんど。木の伐採についても終わらないわけですよ。また翌年、予算がないから翌年ということになっています。そういうことを考えると、民間業者でも町民の要望というのはこういう形で来るわけで、これが町がもし寄附で受けたとなれば、町でございますので、もっとその要望というのは、はるかに、はるかに、ふえるわけでございます。恐らくそれに対応していたら数千万円の年間維持管理費が出ていってしまうんじゃないかなというような危惧もします。固定資産税の部分についてはね、そんなに多額ではないので、いいかなというふうに思いますけども、とにかくこの問題については、維持管理という部分は非常にかかるのではないかなというふうに思います。
町長は、いろんな新聞も含めてですね、いろんなマスコミ等についていろんなコメントをされていますけども、こういう各社いろいろちょっと違うんですけども、これは同時に取材をされてないですよね。1社ずつ個別に対応されているということでよろしいですか。確認させてください。
町長(森英二君)
別々でございます。直接面談の取材をした社もあれば、電話取材というところもございます。この電話取材の社については、多分に大和さんとの取材のほうが重きを置いて、記事をつくったというふうに理解できます。
6番(伊東圭介君)
私も幾つかのものに目を通しましたけども、あるものによっては、森町長は自然豊かな土地であり、エコツアーや環境教育、キャンプ、町民農園などさまざまな活用を考えられるとして、寄附が現実化すれば歓迎する意向を示すと書いてあるものもありますし、森町長は町長選で自然保護を公約に掲げており、寄附の打診を歓迎。寄附を受けた場合、この山林などで環境保護活動をしてきたNPOに協力を求め、活用法を考えたいとしている。若干言葉なんかは違いますけども、方向性としては一貫性があるのかなというふうに思いますけども、町長御自身の今の段階…恐らく町の方針って出ないと思うんですよ。まだ具体的な検討をしてないんですから。現時点での町長のこの土地に関するお気持ちというのをね、考え方というのを、ちょっとここで最後にお聞かせいただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。
町長(森英二君)
今、新聞報道、複数の社で直接取材受けた社と、電話だけの社とあると話しましたけども、その書いている論旨というか趣旨はほぼ共通していると思います。それは私が話していることが、社によって変えるということは当然ないわけで、自分としては2年半前の選挙の際の公約といいましょうか、いろんな支持団体との約束事の中に、こういう自然環境の保全、活用、そういったものを強く打ち出して当選した背景がございます。そういうことで、この山林が民間の所有のままで、どのように将来活用になるか不安を持つということよりも、町有地となれば、町の、今現実にもう今あの山に入って、いろいろと保護活動をやっている民間のグループ、団体の方たちもございます。そういった人たちとも連携しながら、あるいはこれはまだこれからの検討のあれですけども、大和の今、研究グループ、検討会もできておりますので、それらの人たちと、まだ私、一度も会合も開いておりませんので、これがある程度進むという方向性が見えてくれば、よりその辺の調査研究、あるいは話し合い、そういったものも十分つかみながら、それと同時に、逆に今指摘ありましたように維持管理というものが、私には全然見当がつかないので、大和さんが言っている100万円から200万円というのを一応信じるといいましょうか、それが一つの数字として出てくるだけのことであって、実際どれだけになるのかということは、より専門的な調査、あるいはしてもらわなければわからないのかもしれませんけども、そういうことも含めて、何とかこれを自然保護、活用の方向で持っていきたいなと、できればいいなという望みは持っております。
6番(伊東圭介君)
方向性というのはね、自然保護ということで、何とか開発ではない方向でというのはもうわかります。それはもう町長だけではなくね、ほとんどの方々がそうやって考えているというふうに思いますけども、その手法としてはいろんな方法があると思うんですよ。ただ、やはり町の基本となるのは、総合計画というものがありますので、実施計画の中でもあの地区というのは、三浦半島国営公園誘致地区の連携地区として位置づけられております。それが一つ。それから近郊緑地特別保全地区の指定も考えられる。これは国・県部分がありますけれども、それが買い上げるということですね。いわゆる三ヶ岡山と同じような扱いということですよね。そういった当然大和さんだって、40年も塩漬けになった土地でございます。活用したいのはもともと。それを民間事業者でございますので、少しでも金銭的に転嫁していくものも必要でしょうし、またそうではない部分で社会貢献、前回私が質問させていただきましたけども、企業の社会貢献という部分を使ってですね、いわゆる民間活力を使う中で、町が協力して、県が協力して、国が協力してやっていく方法も一つあろうかなというふうに思います。ただ、その辺のね、いろんな手法はあるんでしょうけども、できれば大和の結果が出るのが、町長先だというふうにおっしゃっていますけども、そうではなくね、やはり各課でこの問題というのは、しっかりとらえていただく中でね、町の方向性をやはり検討してもらいたいと思うんですよ。今後のまちづくりにおいて。ぜひその辺をですね、お願いしたいな。町の考え方を一本化するというかね、こういう方向でいくんだ、こういう話があったら、こういうふうにするんだというところまでね、できればやはり詰める必要があるというふうに僕は思ってます。ぜひお願いしたいと思います。
やはり今回のこの報道についても、町民の方は、いろんな要するに新聞、マスコミからしか情報取れないわけなんで、私どもも含めて、どうなんだ、どうなんだというお話があるわけでございます。どうしても新聞だけの、またテレビだけの情報になってしまいますので、正確な部分というのはやはり伝わってないんだなという部分があります。今回のこのやり取りを聞いていただければね、何となくわかるでしょうけども、今のところは事実上白紙の状態だということは間違いないですよね。それは最後に確認したいと思います。
町長(森英二君)
白紙の状態であるというのは、大和工業さんの発表といいましょうか、説明している中で出てきている言葉でありまして、先ほど言いましたように私としてはこの豊かな自然を何とか町で受けとめて、これを自然保護に活用できたらなという希望は先ほど述べました。
それできょう、伊東圭介議員から一歩踏み込んだ今質疑があったというのは、私は大変有意義だったと思います。といいますのは、今説明ありましたように、一般町民の方は、この何となくセンセーショナルにぽんと名前、表に出たけども、あの100万坪というのが。実態はどうなっているんだろうという非常に不安に思う方もおられると思います。それで、問題の進め方は二通りあると思いますけども、例えば大和さんからのアプローチ、より一歩踏み込んで、それこそ文書をもって寄附をお願い方、検討してもらいたいとかというのが出てくるのを待つのがよいのか。あるいはこちらから、社内での検討ももちろん一つですけども、あと町内にいろんなボランティア活動で今の山にかかわっている人たちもいる。またそれとは全然別に、こういう山林の自然開発保護という活動をしている方もおられるという方から提言をいただいたり、メールをいただいたりしております。そういった人たちとのコンタクトをとって、どういう手法がとれるか。あるいは場合によっては収益を上げながら自然開発ができないかとか、それで維持管理費がカバーできれば一石二鳥じゃないかとか、いろんな、それも具体的な提案もございます。そういった人たちと精力的に私、会って検討するのは大変重要なことだと思いますので、それをこれから進めていくようになろうかというふうに思っております。
6番(伊東圭介君)
今、町長言われたとおりでね、いいと思うんですけど、やはり最初に町の基本だけは持っておいてもらいたいなと。そこが一番大事であって、それもないまま、外へ出て人の話を聞く、協議に入るようなことはしないでほしいな。一つ町の基本だけは押さえる中でですね、そういった対応も一つの方法かなというふうに思いますので、ぜひお願いしたいと思います。この問題についてはまだ近藤議員が同じ項目で残していますので、あとは金崎議員からバトンを受けましたので、近藤議員に渡したいと思います。よろしくお願いします。
それでは続きまして、2項目目でありますスポーツ振興施策についてでございますけども、現状、葉山町の今スポーツに関する状況といいますかね、を考えてみますと、主に生涯スポーツの部分になりますけども、体協というものがあって、各協会があります。その中に各団体がある中で、いろんな大会を催したりしてるというふうに思います。そのほかには学校体育もありますし、また協会とはまた別の部分でやっているグループもあるわけでございますけども、そういったものがある。それからハードの面に関しましては、南郷上ノ山を中心とするもの。それから学校の体育館、運動場を活用する生涯学習で、学校開放している。せいぜいそのぐらいのレベルとしか言えないわけでございます。やはり第3次葉山町総合計画実施計画を見てもですね、スポーツ振興事業というものが位置づけられてはおりますけども、やはり他市町に比べればですね、非常に乏しい部分もあろうかなというふうに思いますけども。教育長として、現状葉山町のこのスポーツに関する状況について、思うところがあれば述べていただきたいなというふうに思いますけど、いかがでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
葉山町の教育…ごめんなさい、スポーツの現状についての見解について、まだまだ本当は力を入れていきたい部分はある。そういう気持ちも持ちながら、現在の生涯スポーツも含め、学校スポーツも含め、それなりの事業展開等も含めて、町民の、先ほどここでの質問でおっしゃいました健康増進だとか、あるいは習慣病…生活慣習病ですか、の防止だとか、あるいは全体の高齢者のスポーツ参加、生涯スポーツの振興。そういうことも含めて改善していかなきゃならない、改善できればいいなという部分はございます。そういった点で、今、先ほど議員がおっしゃったスポーツ振興法に基づく国のスポーツ振興計画を、各都道府県、市町村の教育委員会の長が、国の計画を参酌しながら定めていかなければならないというスポーツ振興法4条の3項を引用されましたが、そのとおりだというように思っておりますので、今の状態が十分だという認識はありませんし、今の状態がほとんど零点だという認識もございませんが、さらにそういう状況、現状を充実、発展させていくために具体的な調査研究をこの振興計画を策定するために進めてまいりたいというように、現在私としては考えております。
6番(伊東圭介君)
非常に前向きな答弁をいただいたというふうに思います。具体的なという…教育長、具体的なというね、発言があったわけですけども、具体的といいますと、実際にはどういう動きというんですかね、どういう動きをしようとお考えなのか。今そういう答弁でございましたので、ぜひもしあればですね、教えていただきたいんですけど。
教育長(豊田茂紀君)
この策定ということになれば、その事務局を担当しますのは教育委員会の生涯学習課ということになりますが、現在生涯学習課長が、いわばそのスポーツ振興計画立案のための骨子の案というようなものを考えておりまして、4点。私、それを見て、もう1つ、私だったら加えるなという部分もありますので、そういうことでありますが。ちょっと紹介いたしますと、重点の柱としては、子供の体力の向上、子供たちのスポーツ環境整備も含みますし、それから2つ目としては、地域スポーツの普及、地域クラブも含みます。それから3つ目は地域におけるスポーツ環境の整備、スポーツコミュニティーの推進というようなことも含みます。それから4つ目は、国際競技力や国内競技力の向上。ちょっと申しますと、来年アルゼンチンでヨットの420級世界選手権に葉山町のヨットスクール出身の女性が出場が決まっておりますし、ことしの1月の2日、3日のいわゆる箱根駅伝は、葉山町出身の3人がエントリーされて、2人が実際に走りました。これは葉山町で行っている陸上講座の小学生対象の出身者であります。そういうことにも結びつけていく。さらにもう一つは、生涯スポーツの振興のための高齢者のスポーツ参加を呼び起こすためのそういう骨子の案を、つくっておりますので、これで固まりということではありません。コンクリート化したものではありませんが、そういうものを含んで、この立案のための組織もつくっていく必要がございますので、そういうことを今の時点では考えているということであります。
6番(伊東圭介君)
ありがとうございます。具体的なね、答弁をいただいたと思います。ソフトの面については、そういった形で進めていただければというふうに思います。で、当町にとってはやはりハードの面というんですかね、施設の面というのがやっぱり一つ課題でございまして、これは町長にお願いをしなければならない部分でございますけども、やはり総合的運動施設というのは、体育館にしてもプールにしてもそうなんですけども、やはり根強い町民の要望はあるんですね。ずっと。一時、協会、体育協会のほうでそういった検討委員会も含めてね、一応検討をして、答申のような形で、前教育長だったと思うんですけども、答申をしたこともありました。この中にはやはり財政的なものがあるということで、体協としたら非常におとなしい答申だったと僕は思っています。それに僕もひとつ絡んでいたんですけども、財政的な部分というのはどうしてもネックになる。そんな中で学校の体育館の充実、それは耐震に合わせてということだったんですけども、なかなかそれも教育委員会ではやっていただけなかった部分が多い。耐震にあわせてやってくれよという話もしたんですけども、なかなかそれもやってもらえなかった。で、グラウンドもそうなんですね。学校のグラウンドのこともそうなんです。
そんな中で、1つ、南郷上ノ山公園というのも既存の施設としてあります。教育委員会が維持管理の部分はしてますけども、都市公園という位置づけなんでございますけども。担当部長のほうにお聞きしますけども、まだ南郷上ノ山公園の拡充という部分、拡幅、拡充の部分というのは、余地があるというふうに町のほうは考えていますか。公園の管理のほうからの立場で結構ですけど。
都市経済部部長(吉田仁君)
今のお話ですと、新しい施設をつくる余裕があるかどうかという御質問でよろしいでしょうか。その施設にもよるでしょうと思いますが、現在テニスコートが当初7面あったのが6面という形と、最近ではドッグヤードの設置がございまして、その手前のですね、一つ、斜面地には斜面地なんですが、そこには一つ都市公園の中で園路という位置づけがございます。そこでの施設にもよりますけども、ドッグランと相当する面積は現在あいてございます。
6番(伊東圭介君)
ちょっともう時間もなくなってきたんで、またこれも続きをさせていただきたいというふうに思いますけども。昨日、畑中議員が地域福祉計画の策定をという話ありました。そのときに、形から入ったらどうなんだと言われてました。で、担当部長はそれもありなんだよねという話だったんですけど、教育長としてね、その形から入るという、やっぱりない計画、やっぱり計画を持って施設の整備もそうなんですけど、やっていく。守屋議員は基金という話をされました。やはりそれを含めてなんですけど、計画を持ってやっていかなければ、いつまでたっても財政が、財政がということでは、やっぱりなかなか整備もかなわない。町民の夢である体育施設もかなわないんじゃないかなというふうに思いますけども、教育長、最後にいかがでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
先ほど基本計画の骨子を、骨子の案というような形で申し上げたときに、そういう施設の問題、環境整備ということで申し上げましたので、確かに体育館のときにはあわせてそれができなかったという点はじくじたるものがありますけれども、南郷上ノ山公園の充実については、昨日の守屋議員の御発言もありますし、当然財政とか、予算の問題もありますが、それらを勘案しながら、そういう方向を少しずつでも実現していきたいというように考えております。
6番(伊東圭介君)
はい。ありがとうございます。ぜひですね、町長におかれても、財政のことは町長でございますし、町長はテニスもされます、スキーもされますし、野球もされるということで、大変スポーツマンでございますので、そういったスポーツに対しても理解があるというふうに思っておりますので、ぜひその辺も含めてですね、この月曜日のテニスコート開園なんて、そんな小っちゃいことを言わずにですね、ぜひもう少し大きな視野を持って、この葉山のスポーツというものを充実していく方向で考えていただきたいというふうに思いますけど、町長、いかがでしょうか。
町長(森英二君)
この体育館、温水プール等、非常に懐かしく聞いておりました。特に近藤議員なんかはもう以前から強くそれを望むということで、私がちょうどまだ議員をやっていたときでございます。今の消防庁舎の後ろのところへどうかとか、いろんな案が出ておりましたけど、やはり財政の問題ということがネックということで先送りされてきているわけですけれども、まあ健康増進という観点からもこの体育施設充実、ハード面からもさせていくという方向は間違ってはいないと、持っていくべきだろうと思います。そういった意味では長期計画的に財政計画を立てていく中で、どれくらいのスパンでできるか、検討課題にはしていきたいと思っております。
6番(伊東圭介君)
先ほどヨットの話ありましたけれども、ヨット、セーリングの部分については、もう葉山はね、非常に突出したところ、町でございますけど、それ以外のスポーツというのは非常にまだ乏しい部分もあろうかというふうに思いますので、ぜひその辺、お願いしたいというふうに思います。
それでは最後に3項目になりますけども、国民健康保険特別会計についてということで、昨日畑中議員の、また名前を出して申しわけないんですけども、通告書にはですね、もう否決されることが見越してあるような通告書が出ていましたけど、私は非常に遠慮深くですね、決算における反省についてという通告をさせていただきました。で、これなんですけども、何点かあったわけです、この反省すべき点というのは。まず国保運協の委員の報酬の未払いがあった。それから一般会計からの2,000万円の繰り入れの未執行があった。それから、これは全会派ではないんですけども、私どもの会派とすれば、1億6,000万円にも及ぶ不納欠損の処理がこの年行われた。それから細かいものをいろいろ探せばですね、健康増進課はいっぱいあるんですよ、正直言って。例えば21年度における旅費の過大請求の払い戻しなんかもあったはずです。その辺。やはり第1答弁でね、町長は責任と自覚を持って真摯に受けとめる。今後の事務執行においては、言ってますけども、なかなかそれが伝わってないんじゃないかなというふうに思います。ぜひその辺をもう少し引き締めないといけないんじゃないかなと思いますけども、あえてこれは担当部長に聞きます。いかがでしょうか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
とにかく今回あったことに対しては反省しかございませんので、今後については本当に真摯に受けとめて、職員一丸となって行っていくという決意でございます。
6番(伊東圭介君)
部長ね、決意はわかったんですけども、残念だなと思うのは、こうやって部長はね、一生懸命そういう答弁をされるんですよ、いつも。大きな声で、はっきり言ってもらってね、ありがたいんです。だけど、どうもね、そうではない部分があります。
一例ですよ、これ。たまたまなんですよ、これ。きのうね、うちへ帰ったら、健康増進課から、私あての手紙来てました。で、中身は何かというと、高額医療の払い戻しの還付金の通知です。こうやって切って、あけてみたんですけど、これわかりますか。こうやって折ってあるんですよ。3つ折りに。これね、町民に出す手紙なんですよ。どうしたらこういう仕事になるのかな。きのうまたね、夜、頭に来ちゃいました、本当に。何、これ。うちの幼稚園生の息子だってちゃんと折るよ、もうちょっと。だから、言ってることとやってることが違うんだよね、本当に。こんなひどいのをね、町民に送っているのかなと思ったら、すごくぞっとしました、僕は。僕のでよかったな。逆に僕だからこうやったのかもしれないですけど。(笑い)正直ね、こういう仕事をしているんじゃ、葉山町役場何やっているんだ。言われますよ。こんなの何百通出すんですか、こんなの。そんなに出すわけないじゃないですか。もう少し丁寧な仕事すべきだというふうに思いますよ。後で部長、お見せしますよ。いかがですか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
もう老眼が入っているんですが、ここからでもよく…ここまでひどい仕事というのは、私もう本当にもうがっくりきてます。この声も聞こえていると思いますので、もうちょっとですね、指摘の中でも、やっぱり緊張感持てというふうに言われていますので、課長の以下、部下をしかることも必要なんだということを重々言っています。もう一回ですね、僕も本当にね、そういうの悲しくなりました、そんな仕事じゃ。やっぱり魂を入れてやらせるという気持ちで、もう一回ですね、全職員、もうかかわっておりますから、とにかく僕の中ではもう一回ですね、その辺魂入れかえろということで、マイクなしのでかい声出せますので、もう一回やらせてください。よろしくお願いいたします。申しわけございません。
議長(鈴木道子君)
よろしいですか、はい。時間でございます。これにて、6番伊東圭介議員の一般質問を終わります。
次に、第4番、5番山梨崇仁議員、登壇願います。
5番(山梨崇仁君)
5番山梨崇仁です。2点、4項目について一般質問をいたします。
初めに、葉山町の歳入増策と町民の利便性向上について、森町政の考え方、姿勢を伺い、その上で具体的な方策を確認してまいりたいと思います。
さて、平成21年度決算、99.9%にまで達した経常収支比率のように、昨今の経常的かつ深刻な町財政の硬直化は、行政内部に限らず、町民にまで伝播し、それはいい意味でも、悪い意味でも歳出削減の意識としてかなり浸透しているのではないかと感じております。悪い意味というのは、財政が厳しいからという言葉が人々の思いや期待をすべて停止させるかのような力を発揮しており、町民の尊厳や誇り、町への期待や可能性といった魅力を失いつつあるのではないかということです。中には、だからこそ、あえて財政が厳しいからとは言わないようにして町民へ説明をすると心がけている職員の方もいるそうで、職業意識の高い公務員がいることをうれしく思います。しかし、それでも実際のところ、森町政下では、これまで大小織りまぜ、さまざまな歳出削減にトライし、結果、質素・倹約行政としては十分に認識されてきたのではないでしょうか。象徴的に言えば、海水浴場開設期間の短縮や各種補助金の削減から給与明細の体裁の変更まで、実にさまざまな点でコスト削減が検討されてきたと感じております。
では、削減を進める一方で、収入増についてはどのような施政、取り組みがあるのでしょうか。振り返れば、テニスコート使用料の値上げや長者ヶ崎町有地の貸付、真名瀬駐車場の機械化など、一定の収入増策を図ってきたかと思いますが、その他の取り組みは、今後の検討はいかがでしょうか。
なお、一方で値上げ、値下げ、サービスの強化などで町民の利便性の向上を妨げてはなりません。同時に、利便性向上に行政として何ができるのか、伺ってまいりたいと思います。
次に、ゼロ・ウェイスト推進体制と事業の今後について伺います。平成20年に、町がゼロ・ウェイストへの挑戦を打ち出してから既に2年の歳月が流れてまいりました。議会でもこの9月にごみ処理についての町民の御意見を伺う会を開き、住民・議会が個々に賛否を持っていながらも、町が本格的にごみの資源化・減量化に取り組もうという姿勢にあることは浸透してきたと感じております。しかし、来年7月から全町実施とした戸別収集やごみの有料化は、いまだ明確なスケジュールや手段が見えておらず、町民を初め、多くの議員にもゼロ・ウェイストという上段構えの政策にはほど遠い実態があるのではと受けてとめていることを承知しなければならないと思います。例えて指摘するならば、町民の意識として21年度ごみ量が減っていないことなどを考えると、取り組もうという意識が決して高まっているとも言えません。また、同僚議員の質問で明らかになったクリーンセンター現業職員組合との団体交渉などのように、実行する行政側でもコンセンサスが図れていないなど、ゆゆしき問題もありました。一言で言ってしまえば、政策を掲げた町長の責任となってしまうのかもしれませんが、続く葉山の将来を憂うものとして、もはや何とかしなくてはならない、そういった思いが強くなるばかりです。そこでまずは、実行当局側の体制の再構築について、そして、町民には分別についての意識啓発を改めて力を入れていくべきではないかとの視点から、きょうの質問をさせていただきたいと思います。
1つ目は、クリーンセンターと環境課はどのようにして連携をしていくのか。きのうからの質疑で、基本は環境課が考え、実行するクリーンセンターとのようにとれますが、果たして今後もそれが適正なのでしょうか。
そして2つ目は、やはり今後のゼロ・ウェイスト推進はどのようになっていくのか。モデル地区以外での住民はどれだけついてきているのか。拡大生産者責任など、ごみ発生のプロセスをどのように考えているのか。町長の支援者など、今かかわる人たちだけではなく、全町と将来の町民を視野に入れた広い視点で御答弁をいただきたいと思います。
以上、2点、4項目の質問です。さまざまな可能性を前向きにイメージしながら議論できればと思っております。よろしくお願いします。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
5番山梨議員の御質問に順次、お答えをしてまいります。
まず、1点目の利便性向上へ、利用料と受益者負担の考え方と、2点目の歳入増についての方策とのお尋ねですが、関連がございますので、一括してお答えしてまいります。
受益者負担につきましては、行政が行う当該サービスのコスト及び他市町村の実態等を踏まえながら住民負担の公平性の確保並びに受益者負担の適正化の観点から、負担水準が公平かつ適正な負担かどうかについて、個々に検証を行う必要があると考えております。
また、歳入増につきましては、社会情勢や町の財政状況等により、先ほど述べました点に考慮し、利用料の改定を行うことや公共施設が持っている特性を生かした活用方法を考えていくことが必要と思っております。
次のゼロ・ウェイスト推進体制と今後の事業の今後についてでございます。そのうちのクリーンセンターと環境課の連携とのお尋ねでございますが、ごみの資源化・減量化へ向けてクリーンセンターと環境課の連携は不可欠であるため、戸別収集の全町実施に向けて、さらなる連携を図ってまいります。
次に、ゼロ・ウェイスト事業推進事業の今後についてでございますが、本年度に策定いたします葉山町ごみ処理基本計画の着実な実行に向けて、ゼロ・ウェイスト推進事業につきましては今後ともさらなる推進を図ってまいる所存でございます。
以上で第1回目の答弁とさせていただきます。
議長(鈴木道子君)
再質問を行います。
5番(山梨崇仁君)
御答弁ありがとうございました。では、順次、再質問をさせていただきたいと思います。
まず、歳入増の観点について伺いたいんですけれども、実際に本年度21年度の決算を見た限りですね、広告収入の点につきまして、バナー広告の収入、ホームページの広告料ですね。バナー広告収入が飛躍的にふえたというふうに認識しております。20年度が84万円、21年度、今回の決算では125万1,000円となっておりまして、ちなみに、22年度予算においては148万8,000円を見込んでいらっしゃいます。で、また同じような広告でパッカー車に21年度から広告を載せておりますけども、こちらのほうも25万2,000円の広告収入ということで継続しています。こういった形で自治体が広告の収入を得るということ、私は非常によい取り組みだと思っているんですけども、その他、今後こういった広告収入、もしくは町長の中で考えられている収入増について何かありましたら教えてください。
町長(森英二君)
この例えば葉山町から住民の方にお出しする封書類、そういったものに広告は載せるという他市の実態もございます。そんなものも一つの案として上がってくるんではないかなと思います。それと、これまだ内部で調整しているわけではない、私の構想ということですので。これは前回か前々回か、4番の土佐議員さんの御質問の中で、ネーミングライトの取り上げがございました。こういったものについても研究してみる必要があるかなというふうに思っております。具体的には南郷運動公園等を指しておりますけれども。そういった広告収入ということは非常に有効な手段、また場合によっては「広報はやま」、ああいう定期刊行物、PR誌、そういったようなものも活用できないかというようなことも考えております。
総務部部長(石川恵一君)
ただいまの町長のほうから、町から住民に対する郵便物というお話しいたしましたけども、今、財政課が担当しまして、収入というわけではないんですけども、封筒そのものを業者につくらせて、そこに広告を載せると。そういうような考えも今、計画を進めております。
5番(山梨崇仁君)
ちょっと御説明を。今のは、町でつくっている封筒に広告を載せるという考えじゃなくて、封筒そのものを業者につくってもらう。つまり、封筒代を値下げ、コスト削減しつつ、要するに発送費も含めてゼロにしてもらう。確認だけお願いします。
総務部部長(石川恵一君)
説明が悪くて申しわけありません。封筒を今までは葉山町がつくっておりましたけども、その封筒を業者につくってもらいます。ただし、その封筒には業者の印刷、広告、それを載せて結構ですよという形でもって封筒を町のほうに納めていただくと。そういう形になろうかと思います。まだ、検討段階ですけども、その作業を進めております。
5番(山梨崇仁君)
幾つか今、町長と総務部長から言われましたけども、非常におもしろい取り組みだと思いますし、私の同僚議員の土佐議員がおっしゃったようなネーミングライトの件などもですね、構想ということですけども、実際に検討に入られても私は非常におもしろいと思っていますので、ぜひやっていただけたらなとは思っております。封筒の件、封筒が幾ら立派でも、先ほどの伊東圭介議員のように中がずさんでは残念なので、中と外をあわせて取り組んでいただければと思います。
では、続きまして、こういった形で私は新たな施設をつくったり、新たなイベントを打ち出したりというのは多分今の財政状況や町の状況では難しいと思っていますので、既存にある資産、財産というものをいかに活性化させるかということをきょうの時点で伺ってまいりたいと思います。具体的にですね、幾つか施設を挙げて伺ってまいりたいと思いますが。今回、質問の中に、その利便性と使用料、受益者負担というキーワードを挙げたんですけども、その最たる例として今回の決算を拝見して大変驚いたものに、南郷公園のテニスコート使用料の値上げ、無休化を行った結果による決算、数字が出ておりました。これが平成21年度の途中から試行ということで取り組まれたことをよく記憶しております。結果の決算が577万8,000円で、20年度どうだったかというと416万9,000円ということで、およそ160万円の収入の増をしております。これ大変すばらしいことだというふうに私思って、今回、決算を拝見させていただきました。まず、この件について、教育長の御所見と、恐らく町長の公約にもあったことなので、肝いりだと思います。町長の御所見もぜひ伺いたいと思います。
教育長(豊田茂紀君)
いろんな経過がありまして、テニスコートの無休化の試みをやっておりますが、これについては数字の上ではそういう状況が今あるかなというように思っておりますので、その部分の評価というか…は、しなければならないかというように思っております。
町長(森英二君)
テニスコートの増収について、そのように評価をしていただきまして感謝申し上げます。ありがとうございます。これは暫定的に月曜も開園ということにしましたけど、これはもう来年度以降も続けていくという方向で進めていきたいと希望しております。と同時にですね、せっかく月曜日も全部あけるわけですから、今の野球場、それから多目的グラウンド、それからドッグヤード、これも全部利用できるようにしていくということがよいのではないかなと。野球場等については、土・日の利用が圧倒的に多くて、ウィークデーは比較的少ないかと思いますけども、逗子開成学園などが結構ウィークデーにも野球部等で使っております。そういったことで利便性が高まれば、なおいいんではないかなと思います。あと、ドッグランにつきましては、従来は無料で利用してもらっていたわけですが、テニスコートと同時に有料化にしました。しかし、これも近隣自治体におけるドッグランと比べても格段に安いということで、その中で実際に電気を使うとか何とかという維持管理はないんですけども、やはりふんの処理だとか、いろんなことで職員の方たちが苦労しているということを考えますと、ある程度適正な登録料、あるいは利用料と言わないで登録料で収入にしております。そういったものの見直しも合わせてやっていきたいなと考えております。
5番(山梨崇仁君)
もちろん今回の件を踏まえてですね、昨年も申し上げたんですけども、なぜテニスコートだけなんだって、ほかのはどうするんだと言ったところ、とりあえずテニスコートだけやりたいということで、私も若干渋々しょうがないなという気持ちもあったんですけども、こういう結論で数字が出てきますと、人間単純なもので、私もまさにもっと取り組んでくれという気持ちは正直持っていることはお伝えしたいと思います。
ただ、今、町長の話、すごい興味深く伺ったんですけど、やっぱり教育長、ごめんなさい、1点だけちょっと言葉で気になったんですが、「評価しなければ」とおっしゃたんですが、その評価しなければというのがどうも後ろ向きから前向きな御答弁なんですけど、評価しない何か根拠というか、今後の拡充に向けて何か気になることがあったら教えてください。
教育長(豊田茂紀君)
先ほど議員が数字を比較して160万収入がふえているではないかというようにおっしゃいまして、数字の上では評価しなければならないというように私、申しましたが、他の面で、例えば上ノ山公園の職員の例えば年休行使が非常にしにくくなっているとか、そういうような問題もありますので、その数字の部分だけで全面的にオーケーということにはまだなりきれないかなという気持ちは私自身持っております。
5番(山梨崇仁君)
なるほど、内部的なこの人員体制の問題だと思います。ちょっと時間の関係もあるので、後学のために今伺わさせていただきました。検討として進めていただければと思います、それは。検討課題として持っていただけばと思います。
それでは、続きまして公園という同じ観点からあじさい公園について伺いたいんですけども、名所、神奈川の名所百選ですか、になっているあじさい公園ですけども、地域の住民の方から実はこの春、5月ぐらいだと思うんですけども、そのあじさい公園がどうも盛り上がりがなくて、来た方が残念だったという声を残して帰られるというお話が近くの住民の方からありました。実はその後ですね、その後、6月23日、まず、あじさい公園のこれ神奈川新聞なんですけども、「虫に食われてあじさいの葉っぱがぼろぼろになっているという無視できぬ被害」、これおもしろくかけたあれですけど、無視できぬ被害。それから、これは直接行政の問題だと思うんですが、7月2日にはですね、同じ神奈川新聞で、「花の名所に財政難の波」ということで、あじさい公園の1区画についての借り上げしていたものを改装した結果、公園をぐるっと一周しずらくなった。一部通行どめがあるので、もちろんそこは迂回しなければいけないんですけど、あったという状況があります。で、この新聞はどういうふうに記者が、記者の方が書かれたのかわかんないんですが、最後に、男性への土地借上料は年間1万円だったと。これ最後に1万円だったということでこの記事が終わっているんですね。単純に考えれば、じゃあ1万円払えば、1万円も払えないのかという印象を多くの方が持たれたんじゃないかなと私は想定しているんですが、この虫の被害というのは実は理由が特定しづらいということで私も担当から聞いたんですけども、大変難しい問題で研究者の方に来て見てもらったという経緯もあるそうで、これは直接的にどうするというのは難しいかもしれないんですけど、公園としてですね、一部公園をどう盛り上げていくか、あじさい公園をどう町の観光名所にするかという前向きな考え以前にですね、一部をこれ借り上げることができなくて通行どめになっているということに対して、どんなお考えをお持ちか、ちょっとその辺を伺いたいと思います。担当部長でも、町長でも結構です。
都市経済部部長(吉田仁君)
議員お話しのですね、その年間の使用料が1万円、私は決してその財政難で1万円の問題をですね、ゼロにしようという考えではなかったと当時の課長、私は推測いたします。なぜかと申しますと、現場に赴いていただければおわかりになるかもしれませんが、個人のお宅のすぐ裏に斜面地がございまして、そこのぎりぎりのところを通路として使っていたと。数年そのままでしていたというのも、町のその管理状態の問題もあろうかとは思いますけども、この際ですから、来園者の安全とその住民の方の安心ですか、を両面考えた結果として今、一時とめているという担当部長としての理解してございます。
5番(山梨崇仁君)
私もその当時ですね、部長がおっしゃったようなこと、回答を担当課からいただいて、実際そうなんですね。難しい問題だなと。で、切り回しをして斜面を削っていくというのもなかなか難しいようで、決して1万円を払えないかと言えば、そういうわけじゃないということは当時の担当の課長もおっしゃったのでよくわかっているんですけども。ただ、冒頭申し上げたように、あじさい公園に行かれて残念だという思いで帰られることには変わりはないわけですね。どんな事情があれ。で、にもかかわらず、世の中、今、昨今、高齢者の方…高齢者というか、年配の方々がですね、ウォーキングとか登山などをすることで、非常に健康志向も高まっている中で、あじさい公園というのは葉山の山をずっと登って、向原から、海側からでも坂を登ってきて、さらに山を1つ登れば絶景があるんだと。そこにあじさいに囲まれてすてきな空間があるという思いでいらっしゃった方が、ふたをあけてみたら公園1周もできなければ、虫に食われていて残念だと、当然そう感じられると思うんです。で、そういった目線で考えると、これ何とかせないかんじゃないかという気持ちをですね、私は持ってしまうんですけども。申し上げたように、私もその事情というのはわかっているので、どうクリアするかというのはちょっと難しいなと感じているんですけども。場合によっては、切り回しを本当に気合い入れてやるとかですね、もう一度借り上げる方向で話をするとか、何か、こう体裁を整えていかなきゃいけないんじゃないかとは思っております。何度も申し上げて恐縮なんですけど、なかなか課題が大きいと思いますので、これは検討課題としていただければと思います。
では、同じしおさい公園、同じ公園で、しおさい公園について伺ってまいりたいと思います。このしおさい公園につきましても、決算の委員会の中で入場者数が年々減少していると。で、昭和62年設立当初については、来館者が6万から7万あったものが、3年前で3万人をいくかいかないか。ことしについては2万7,643人といった入館者数の数字をいただいております。まず、この数字を受けて、教育委員会としてはどういった考えをお持ちでいらっしゃいますか。
教育部部長(稲山孝之君)
今、議員のお話があったように、年々入園者が減っております。この減った理由につきましては、いろいろ考える点がございますが、ひとつ増園者、入園者をふやすためにはですね、施設の整備のすべての充実をですね、図れば、それで入園者はふえるということではないと私思っております。これは当たり前のことなんですが、かなりしおさい公園は由緒ある公園と思っておりますので、それを町民の方に親しんでいただきたいというのは、これは当然の思いであります。それを入場者をですね、ふやすためには、やはり園内にいる、しおさい公園また博物館にいる職員に対してですね、入園者に対する、これはおもてなしの心も必要だろうと。で、職員がその入園者に対して、また来園者の方がその職員に対して、またいい職員でいた、また来たいなと、いい対応を受けたということもですね、一つは入園者増を図る要素じゃないかと思っております。そういうものも私は思っておりますので、園の整備だけではなく、職員に対するそういう心構えを今後は進めていきたいと思っております。
5番(山梨崇仁君)
確かに部長がおっしゃるとおりに、そのホスピタリティーというんでしょうか、おもてなしの心でもてなすことも大変大事なことだとは思います。ただ、とはいえ公園ですし、メーンは博物館ですよね。メーンというか、施設のメーンは博物館。六角堂とかありますけども、私は公園の中に行くときに、おもてなしの心も大事だと思うんですけど、まずは気軽にその公園に行こうというですね、気持ちを起こしてもらうことが大事じゃないんじゃないかなというふうに思います。先ほどあじさい公園で申し上げたように、近年、葉山の町では、この春とか秋にはウォーキングの方とか、リュック背負って多くの方がいらっしゃる中で、気軽に公園にも立ち寄れるというような環境をつくんなきゃなというふうには思っていたんですけども。その1点の提案でございますけど、例えば鎌倉市さん、近隣では鎌倉市さんがそうですけど、市内在住者の65歳以上は無料で市内の寺院とか仏閣を回れるんですね。で、地方に行っても、例えば町内の人が温泉、町営温泉にただで入れるとか、いろんな特典があると思います。今のところ、しおさい公園については、小学生以上からもちろん値段は違いますけど、大人は全員150円か300円料金かかりますけど、私は思い切って鎌倉市のようにですね、先ほど部長がおっしゃった言葉ですけど、町民の方に親しんでいただきたいというお気持ちを含めて、市内、町内在住の65歳以上を無料化したらどうかなと思うんです。無料化することで、恐らく65歳以上の町内の方が1人でいらっしゃるということもあるかもしれませんけど、遠くからいらした御家族とか、御友人、じゃあしおさい公園でもふらっと行ってみようか。自分ただだからさ、君たちだけ払えばいいんだよ。そんなつもりでですね、すごくいい寄り道というか、その上に葉山の自然に親しんでいただく博物館見てもらえればというふうに思うんですけど、そういったお考え、いかがでしょうか。
教育部部長(稲山孝之君)
今、議員さんが言われた、その提言としましてはですね、確かに65歳、高齢者の方に対してですね、利用していただけるということは、親しみの一つとしては一つの要因だと思います。で、今お話がありましたことにつきましてはですね、いろいろのことを含めてですね、ちょっと研究と課題にさせてください。調査をさせていただいて、その住民、高齢者の方に対してそれがかなり有効であるということであればですね、それはひとつ検討をしたいと思っております。
5番(山梨崇仁君)
そうですね、私も実際に65歳以上の方を無料化して、じゃあ何人ふえるんだと言われるとすごく難しいと思いますし、ただ、これどんどん減少しているという実態を受けた中で、何か手を打たなければと思います。部長がおっしゃったような職員のホスピタリティーを上げて、また来館者に気持ちよく来ていただくという気持ちも大事ですけども、一方で、全体の枠組みとして入りやすい公園というものをつくっていくことも大事だと思いますので、ぜひ受けとめて研究していただきたいというふうに思います。
また、公園なんですけども、続きまして、花の木公園ありますね。花の木公園の整備について、たしか金崎議員だと思うんですけど、決算の委員会の中で、この花の木公園を整備するんであれば、花が咲くシーズンの前に整備することが当然でしょうということで、私は全くそのとおりだというふうに思った記憶がございます。で、公園そのものはそれで結構だと思うんですけども、それに付随してですね、例えば役場の駐車場であったりとか、保育園の駐車場だったり、あのシーズンのころは防災公園も駐車場として開放をしています。で、これも有用な観光の資産だと考えれば、私はこのシーズンだけに限ってでも、例えば直近にある役場や保育園の駐車場というのは、これも有料にして入場者に料金をいただいてもいいんじゃないか。防災広場もそうだけど、遠いので無料でもいいので、有料でよければこちらのほうがありますというふうに料金を取ってもいいんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
総務部部長(石川恵一君)
葉山町の中でもって花の木公園、ツツジですけども、それについては近県、町内の人だけでなくて、近県、遠くからも来られる方おられます。そういう中でもって、町では交通機関を利用して来てくださいという形でPR等はしているわけですけども、議員言われるように、車社会ですので、車の方が多数来られます。そういう中でもって、今年度につきましても町のほうで職員を出して、駐車場まで誘導するような形でもってやり、役場に来る町民の方々の御迷惑にならないような形ではある程度成功したと思います。で、そういう中で議員が有料にしたらどうかというお話なんですけども、やはり町民の方が役場に来られると。そういう形ですと、区分けするという部分ではなかなか難しいものがあろうかと思います。そういう中で、その問題については少し研究をさせていただきたいと、そのように思います。
5番(山梨崇仁君)
例えば逗子市なんかありますと、以前葉山町もそうでしたけど、利用される、役場に来て、役場のどこか担当課に行った場合には、判こを押してですね、時間を書いて、何時から何時までここにいたということを証明できれば、駐車場の警備員が無料でそのまま出れると…ごめんなさい。逗子はちょっと休日の話でした。失礼しました。休日は今、完全に有料ということでやっていると思います。今、部長がおっしゃった役場を利用される方と花の木公園にいらっしゃる方という意味では、明らかに目的が違うので、私はその辺は区分けはしやすいんじゃないかなと思っております。で、今ちょっと言いましたけど、実は休日の役場の駐車場も有料にして開放してもいいんじゃないかなというふうに思っています。あわせてその辺もいかがでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
質問がですね、ちょっと前の質問に対しての答弁に近いようなお話になるかもしれませんけども、役場庁舎のですね、駐車場につきましては、ことしのツツジの時期に、通常のそのお客さんが入るラインとは別のラインをですね、御存じだと思いますけども、福文を回っていただくと。それは国道に対しての配慮も含めてやってみました。その結果のその数字がおおむね出ておりまして、庁舎に証明とか、いろんな問題で来ている方と、花を観賞に来られる方との数字のですね、区分けがおおむねできています。それを踏まえながらですね、これひらめきの人と言われても困るんですけども、その時期だけ、あるいは有料とかですね、その時期だけその観光協会を使いながらですね、葉山ならではのその宮内庁のお土産、名刺入れとか、御存じだと思いますけども、小銭入れとか、あるんですね。そういうのを将来的にはですね、ものをやっていくのも、確定の話じゃございませんけども、一担当部長が少し言うのもおかしな話なんですが、そういうことも私の部の中では話題としては出てございますので、今すぐ有料にするとかですね、休みの日に有料にするとかという話はもう少し待っていただいて、花の季節の車の流れとかですね、台数のデータを近いうちにお見せできますので、それ以降にというお願いでよろしいでしょうか。
5番(山梨崇仁君)
私、何もですね、早く休日もそのケースでどんどん金取ってしまえとかですね、言っているわけでもなくて、実は真名瀬の駐車場が機械化して、これも大幅な町の収益増につながったというふうに聞いております。実際決算のほうでも数字も見ているんですけども。確かにお金を取らないで、みんなで使えばすばらしいことですし、いいことだとは思うんですけど、実際に葉山はやはり観光の町というのはどうしても外せない要素だと思います。その中でシーズンによって、今、こう人がいっぱい来ていただいている中ですから、そこで町が収入増、今回歳入に挙げていますので、できる機会があるとすればやはり駐車場なのかなと。そう思って今回提案をさせていただいております。今の部長の御答弁のとおり、研究ということでも結構ですので、こういった提案をとらえていただければというふうに思います。
で、また、駐車場でしつこいようなんですけども、旧役場跡地をですね、きょうの御答弁でもありましたけども、この工事なんかのときに、仮設の置き場として貸し出したりをして料金徴収していると思うんですけども、あの辺実はですね、御存じのとおり夏のシーズンになりますと、かなりあの辺の駐車場を利用して、歩いて海に行かれる方もいらっしゃいます。で、私からすると、あの時期だけでも旧役場跡地をですね、簡易的な駐車場としてそのものを有料で貸して取ってもいいんじゃないかなというふうに思うんですけども。今のままで、いつ工事のときに使われるかわからないような収入があるようだったら、それは季節によって、例えば海水浴場と同じ期間、もしくはもうちょっと違った4月から10月とかですね、その間、役場跡地を有効に活用してもいいんじゃないかなと思うんですけど、いかがでしょう。
総務部部長(石川恵一君)
確かに葉山町では真名瀬、三ヶ岡、長者ヶ崎と、一応海岸に近いところでは駐車場をやっております。今、議員の言われました旧役場跡地、確かに御用邸まではある程度の距離ではありますけども、やはりそこに駐車場をつくって入るかなということも疑問は持っております。ただ、議員が言われるように、町が持っている施設あるいは土地、そういうものについては有効活用を図っていきたいということで担当課としては研究をさせていただきたいと、そのように思います。
5番(山梨崇仁君)
わかりました。研究していただけるということなので、ぜひトライしていただければと思います。
で、実は私にはですね、もう議員になる前からなんですけれども、サラリーマンのころから、この葉山の町に学生のころからいろいろお世話になっているんですけど、その当時よく思うことがありまして、小さな夢なんですけど、葉山のバス停にですね、屋根をつけたいと思っているんです。で、これは実は県や警察もかかわることで大変難しいことだということはもちろん認識はしているんですけども、やはり葉山のメーンの公共交通機関はバスであって、そこにサラリーマンの方にしろ、利用される方がですね、朝、雨が降っている中、雪が降っている中、ずっとこう立っているものが、あれほど忍びない、自分も結構つらい思いはしたんですけど、ないんじゃないかな。それ、何とかしたバス停に屋根をつけていけないものか、そういうふうに常々私は夢として持っております。実はこの旧役場跡地の近くには旧役場跡地バス停がありまして、で、旧役場跡地の前、正面には、役場の土地としてスペースがございます。もちろん跡地をどのようにこれから利用するかわからないので、無理にあそこのスペースを削ってどうこうというのは、私は難しいと思っているんですけども。ただ、今あるバス停というものを、申し上げたように十分な場所を確保して、バス停を設置するわけではありません。中に入って行くT字路の角についているものですから。であれば、多分20メーターぐらいだと思うんですけども、役場跡地の前までバス停を移動する。もちろんこれには京急バスさんや県との交渉も必要なので、ちょっと先の話なんですけども、ただ、それは町の財産として持っている町有地前だからこそ、町から提案できることなんじゃないかなと。私、言ってしまえば、旧役場跡地にバスベイを、簡易的なものでも結構です。この役場跡地の利用が決まるまでバスベイを設置する。そういった構想というのはいかがでしょうか。考えられますか。
総務部部長(石川恵一君)
議員の言われましたバス停に雨よけという形では、ジョナサンですか、あそこの前にバス停がありまして、ほんの小さな形ですけれども、屋根つきの形でもって、あれはたしか町でやったと思います。ただ、今、議員が言われているように、旧役場跡地、あそこの土地につきましても同様な形ということですけども、基本的に京急さんとかがやられる場合には、歩道が約2メーター強なければバス停の雨よけのものはつくれないという形を聞いております。そういう中でもって、それ以外のものをやるとなると、当然葉山町が行わなければならないということになろうかと思います。で、議員言われるように、町の旧役場があったところだからこそ、そういうものはどうなんだという形ですけども、毎回研究、研究という言葉で怒られてしまいますけども、即それができるというものでもないと思いますので、当然京浜急行さんなり県なりと相談をさせてはいただきますけども、この場でもって即できるということではお答えは控えさせていただきます。
5番(山梨崇仁君)
一般質問させていただいてますけども、当然そういった御答弁しかできないだろうというふうに私どもも思っております。ただ、こういうことは提案しなければですね、決して前に進みませんし、考えてはいただけないので、今回言わさせていただきました。
例えばほかにもハートセンターとかですね、あれは葉山にとっては今、心臓の外科手術と言えば権威とも言われている病院だと思います。そういたところにいらっしゃる方、帰られる方をですね、やはり細い歩道で待っていらっしゃるのを見ると、どうもこれも何とかしてあげたいなという気持ちでいっぱいですので、今回それも名前として挙げさせていただきたいと思います。
町長の公約にはコミュニティーバスとも書いてありました。できることであれば、私もコミュニティーバスのほうをぜひやってほしいとは思います。今回、それで利便性をいうことを私も考えてテーマとして掲げたんですけども、それも大変難しい問題が多々あるということで全く進んでないというふうにも聞いております。ただ、やるために何かをしなければ、決して物事は進みませんので、コミュニティーバスを走らせるより、バス停に屋根つけるほうが私は簡単なんじゃないかなと思って今回は質問したんですけども、検討ということで胸にとどめていただければと思います。
では、続きまして、ゼロ・ウェイストの推進体制、それから今後の事業の推移について伺ってまいりたいと思います。初めに、きのうの部長の御答弁の中で、今後のゼロ・ウェイストについてですね、説明会開く、電話対応なども環境課積極的に行っていく、町長でしたか、環境課が中心となってだれもが答えられるような体制をつくっていきたいという御答弁ありましたけども、具体的に12月の説明会、それから7月直前に行うと言われているその説明会というのは、どこの課が行うんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
環境課が中心になると思っています。
5番(山梨崇仁君)
その後の議論の中で、人員についてはいろいろな見直しをしていくことで人員増は行わないという御答弁があったと思いますが、単純に環境課だって今、目いっぱい働いていると思いますし、どこで説明をする人員を確保するんでしょうか。もう一度伺います。
生活環境部部長(成島光男君)
今のごみのほうの担当をしている者がですね、3名ございます。そのほか課長、私含めて5名おるわけですけども、このメンバーが中心になって12月、1月につきましては中心になるかと思っております。また、開始、戸別収集開始前の説明会につきましては、環境課またクリーンセンター含めてですね、メンバーを再構築し直しまして何人でやるか、2名ないし3名体制で1班、1組という形で2組できればですね、一遍に2つの説明会を行えるというふうに考えておりますので、そのような方法で環境、クリーンセンター中心にやっていきたいというふうに考えております。
5番(山梨崇仁君)
私の考えとしては、やはりごみのことについてですので、クリーンセンターの職員の方というのが、私は一番説得力ありますし、彼らが持っている日々の業務から感じられる課題などを踏まえてですね、町民の方と話をして、説明していくことが一番気持ちにも訴えられるし、説明できるんじゃないかなというふうには思ったんですけども。12月は環境課、7月直前はクリーンセンターと一緒ということなので、その動きであればそれはそれで見守っていきたいとは思います。
クリーンセンターなんですけども、6月の私の質問の中で、フラットすぎる組織がクリーンセンターにはあって、それを班を導入したり、よく言うヒエラルキーをつくることで、責任の所在を明確にすることが今後必要じゃないかということを私質問しましたが、成島部長の御答弁の中では、そう考えていらっしゃるようでしたけども、今後の課題とさせていただきたい、そういうふうに御答弁いただきました。今後の課題についてその後、現業の方々とは話し合われましたか。
生活環境部部長(成島光男君)
クリーンセンターの所長とはですね、お話はさせていただきました。ただ、なかなかですね、やはり過去の経緯とかを踏まえますと、すぐに対応できるという状態ではございません。いつまでということはお話しできませんけども、今後もですね、そのような体制が私はいいと思っておりますので、引き続きですね、検討のほうはさせていただきたいと思っております。
5番(山梨崇仁君)
ちょっとぜひもう一度伺ってほしいと思うんですけども、私のほうで聞いた情報ではですね、現業のほうでもやはり班長制というものは必要じゃないかというふうに思っているという声があるんですね。これは事実なので、後で根拠をお示ししても結構なんですけども。ですので、もう少しですね、所長は、この後ちょっと話したいんですけども、事務所長じゃなくて、現業のクリーンセンターで働いている、現況の職員たちの方々ともうちょっと突っ込んだ話をされたほうがいいんじゃないかなと思います。
で、今、申し上げた、事務所長についてなんですけども、ちょっと私、これ毎回気になっておりまして、クリーンセンターの所長という名前はやはりクリーンセンターの事務所の所長であって、クリーンセンターを稼動させている現業の方々の長ではないというふうに感じているんですね。俗に言えば、多分工場であれば、工場の端から端まですべてどういう動きをしているか、きょう何が稼動したかを知っている工場長、そういった役職の方が私はいないことがどうも不自然だなと思っておりました。これが6月に申し上げた班長制、ヒエラルキーというか話なんですけども、事務所長がいらっしゃることはもちろん大事なんですが、一方で、現場できょうどんなものがあって、どんなことがあって、だれが出席してないとかですね、そういったことを把握している現業のほうの長が必要なんじゃないかなというふうに思います。例えば私たち、議会が開いているごみ問題特別委員会とかですね、ああいうところに事務所長の方いらっしゃるんですけども、やはり現場で何があるのか、ゼロ・ウェイストに対して町民がどういう反応をしているかということを聞くには、日々現場へ出て行っている現業の方じゃないとわかり切らないと思うんです。そういった意味で、例えば民間企業の役員会なんか出て行きますと、もちろん営業部長がいて、財務部長もいますけど、中には必ず技術部門のトップである工場長であったりとか、技術部長だったりとか、必ずいらっしゃって現場の声をとっていると思うんですね。で、そういうことがない場合、その会社というのはやはり風通しが悪い会社であって、それは改善すべき対象になると思いうんです。で、改めて伺いますけど、例えばクリーンセンターの事務所長が6級職の公務員であれば、同じように現業にも6級職のセンター長を置いてですね、同等の会話を事務所長とセンター長が行えるような体制というものも必要なんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。
総務部部長(石川恵一君)
議員、言われましたけども、クリーンセンターの所長は7級職員を置くと今なっております。で、議員言われるように、両方を兼任というような形もあろうかと思いますけども、今現在は現況のままでというふうな形でもって思っております。
5番(山梨崇仁君)
では、ちょっと質問の仕方を変えて、私が申し上げたように、もう一回質問の本質はですね、事務所の所長と現業のトップですね、両方必要なんじゃないかと思っているんですが、その点はいかがですか。
生活環境部部長(成島光男君)
今のですね、体制は、クリーンセンター所長をですね、収集運搬とかですね、ごみの処分関係も一緒に見ておりますので、我々のほうでは兼務しているというような考えでですね。クリーンセンター所長はですね、現場のほうのトップとしても見させていただいているというふうに思っております。
5番(山梨崇仁君)
私も実はことし冬と夏にですね、各1回ですね、1回ずつ計2回、朝8時半から夕方まで収集一日体験させていただきました。その中で、現業の職員の方からもいろんな情報をいただいて、きょうこういう話をさせていただいているんですけども。やはり私の目からすれば、申し上げたように、彼らの中で彼らを理解して統率する人間、事務所長というのももちろんそういう立場だということは部長のおっしゃるとおりよくわかるんですけども、実際に日々現場に行って働いている方という気持ちというのは、やはり現場に行く人じゃないとなかなか伝わりにくいというのが現実だと思うんですね。で、私見る限り、彼ら、現場の方々は現場の方々が働く仕事としての器の中で目いっぱい働いて努力しているとは思います。もちろんこちらの環境課も、環境課が与えられた仕事の中で、自分たちの器で目いっぱい努力はしていると思います。それが大きいか小さいかはそれぞれ各自分たちの基準というものがありますから、私はそれは別にいいと思うんですけども。それぞれがそれぞれの器の中で一生懸命頑張っている中で、今、ゼロ・ウェイストを進めているところでですね、1回目の質問でも申し上げたように、現業の方々とのやはりあつれきが出てきているんですよ。それを解消するには、やはり現業の気持ちを酌み取る人、それからそれをスムーズに環境課と綱渡りする事務所の人、環境課が何を考えているかを伝える。私はそういった流れというものがないから、今、こういう質問をしているんですね。理想を求めれば町長が掲げたゼロ・ウェイスト、それを町長がリーダーシップを持って、みんなゼロ・ウェイストやろうぜ。おう、やるぞって、環境課頑張れよ、クリーンセンター頑張るぞ。ほかの課も巻き添えにするような説明しようよ。理想だと思うんですけど、実際はそうじゃないんですね。やってほしいのはそういったスキームをつくる。で、つくることが町長が難しいんであれば、部長がやるしかないと思うんです。その上で、私は部長が難しいのであれば、仕組みとして考えていくしかないんじゃないかなと思って今回はこういう質問をさせていただきました。
では、町長に伺います。こういった質問を今させていただきましたけども、いずれにしてもゼロ・ウェイストというものを取り組めばですね、先ほど説明を環境課が主体で行って、クリーンセンターが行うというふうに話がありましたけど、当然今の仕事を抱えながら環境課も説明会を行い、クリーンセンターも収集という今の仕事を抱えながら説明会を行うんですから、残業代はふえますよ。人件費は上がると思うんですけど、その点について、人件費の総額コントロールをして削減をしていきたい、そういった公約に掲げている町長、どういったお考えをお持ちですか。
町長(森英二君)
従来、環境部長が説明しておりますとおり、この戸別収集に移行していっても、組の編成は当然変わりますけども、収集作業員の総人件費はふえないように何とかやっていきたいというふうに組んでいくという予定でおります。
5番(山梨崇仁君)
それは多分先の話であって、私が申し上げたのは直近の話でして、まず12月環境課の職員、ごみ担当いらっしゃいますけど、全町に説明会をする、もう大変な負荷だと思います。それをかけられる方々のまず人件費ですね。それから、来年の7月直前になれば、これまた全町にさらに細かくやるという説明会が、それをですね、クリーンセンターの方々も加わればクリーンセンターの方々も、ごみ問題特別委員会で資料いただいてますけど、結構いっぱいいっぱいで今、仕事をしています。当然彼らは残業だとか、そういうことになると思うんですけど、人件費上がると思うんです。もちろんその後についてもですね、戸別収集が果たして現在の人員体制でいけるのかというところにも疑問はあるんですけども。まず、直近のことし、来年の7月に向けては、その辺は人件費増については町長、どう考えてますか。もう一度伺います。
町長(森英二君)
これは担当の部長がその編成を考える立場にあります。そういったことで12月の説明会、そういったものには私も先頭に立って説明に行き、また具体的な説明は環境課の職員が行うということで、全力で行ってまいります。その体制はつくっていきます。
5番(山梨崇仁君)
どうも私には今の仕事、皆さん、申し上げたように皆さんの器の中で一生懸命やっていらっしゃる方々ですから、そこにさらに新たな仕事をのっけて、どうやってやりくりするのか、ちょっと見えないんですね。なるべく早急に、議会のほうにどういった形で説明会を行っていくか、見せていただければというふうには思います。これは要望までにとどめます。
それでは、続きまして最後にゼロ・ウェイスト推進事業の今後ということで伺ってまいりたいと思います。まず、一色台モデル地区やっていますけども、こちらのごみの組成分析、モデル地区を始めて、その後、75%減ったとは聞いているんですけども、その減った後のさらなる組成分析というのは行っていますか。
生活環境部部長(成島光男君)
組成分析のほうはさせていただいております。
5番(山梨崇仁君)
では、その75%、初めのファーストインパクトから下がったと聞いていますけど、それをさらにその先の組成分析ではさらに下がっているんでしょうか。それとも、ごみがふえているんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
今ですね、収集集計等々やっておりますので、今お見せすることはできないですけども、後々お見せはできるとうふうに思っております。
5番(山梨崇仁君)
わかりました。では、今後も私も機に述べさせていただきます。
では、続いて牛ケ谷のほうのモデル地区ですけども、私、こちらも先日の土曜日に資源回収を朝7時からあの箱が出るときからですね、町民の方々がごみを出されるときまでずっとこう12カ所を回りながら見ていたんですけども、不法投棄というんですかね、その容器包装プラスチックとか、あと瓶のごみなども出ていて、担当の方が持ち帰ったりして、私も私しかいなかったんで1個持ち帰ったんですけども、これは町内の方が捨てたとはもちろんわかりませんし、どうするというわけではないんですけども。一般的に考えて、土曜日しか資源物収集できないとなると、これは土・日働いている方とか、もちろんお出かけしたい方などにとっては結構な負担になると思うんです。で、時間も朝7時ぐらいから8時半までというふうに決めていますけども、それをですね、今後全町に広げていくとなると、これはこれで難しいんじゃないかなと思っています。そこで、一色台のような資源小屋の発想ですね。それが全町内会に必要だとは思いませんけども、やはり土曜日でもなくてもいつでも出せるという資源小屋というものがどこかに必要なんじゃないかなと、私は率直な感想を持ちました。その辺はどのようにお考えでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
一色台につきましては、高台でございますので、限られた住民しか、そこには入ってこないというような考えのもとにですね、ああいう形のものをつくらさせていただきました。ただ、町全体で考えますと、ああいう方法をつくると、場所の問題とかですね、いろいろございますので、なかなか難しいのではないかと思っています。そのために、資源ステーションという位置づけで牛ケ谷でやらせていただいておりますけども、中心に考えて、今後も計画をさせていただきたいと思っています。ただ、今、まだ実現までちょっと時間かかるかと思いますけども、将来的にはリサイクルセンターというようなですね、位置づけのですね、もので、そこにいろんな資源物をですね、常時置けるような施設も必要じゃないかなというふうに考えております。それを今後ですね、時期的な問題、今お話しできませんけども、なるべく早いうちに検討の中に含めていきたいというふうに思っております。
5番(山梨崇仁君)
今後の課題ですけど、今後、7月には実行するってもうおっしゃっているんじゃないですか。で、その課題は7月から即全町で発生する課題だと私は思ったんですね。なので、7月までにこうするというふうに御答弁もらわないと、7月頑張れとは絶対に言えないというふうに思っていますので、時間もないので、今後の検討をしてですね、本当に全町にやるときにはその辺の、よく社会的弱者とかいう言葉を使われたり、それからそこに当てはまらない、言葉はわからないんですけど、申し上げたように土・日に働かれている方とかですね、朝どうしても出てこれない方などにもですね、対応を考えておかなきゃいけないというのは現実だと思います。それに対してどうするかというのは、やはり一定の回答はお示しいただきたいなと思います。
では、最後に拡大生産者責任、この言葉が適切かどうかわからないんですけども、これは町長に伺ったほうがいいかと思うんですが、やはりこういったゼロ・ウェイストということで資源化・減量化を進めていきますと、上勝町の笠松町長もおしゃっていました。やはり生産者側に何かしらの責任、負担というものを要求していかなければいけない。もちろんそれは国に法制度を要求することも当然のことであり、それはやっていかなければいけないというふうには常々おっしゃっているんですけども。私、単純に毎月、住民としてごみを出している人間として考えると、幾らリサイクルできるから別に減量化というか、総量を減らす…減ってなくても資源物として出せばいいんだというふうに言われてもですね、減量化・資源化と言われればごみの家の量がやっぱり減っていくということは大切なモチベーションになると思うんですね。で、そういった意味では、私も住民の方から白色トレーとか、レジ袋とか、あとはコロッケ買ってくればプラスチックのパックに入っていますし、そういったものを減らしていかないと、それこそがごみなんだから、だからそっちのほうを町は何とかしなきゃだめでしょうという声を大変多くいただきます。これ一言で今、拡大生産者にというふうに申し上げたんですけども、昨日からその事業系の排出ごみについてはいろいろ議論を聞いていましたけど、事業系の…ごめんなさい、生産者側の方々が生産した時点でつくるごみというか、必要なものだと思うんですけど、それについても何らかしらの働きかけをしていかなければいけないと思います。まずその辺の対応について、具体的にあれば部長のほうで教えてください。特になければ今後の動きとして町長のほうの所見を伺いたいと思います。
生活環境部部長(成島光男君)
今、議員言われる生産者拡大責任でございますけども、ごみ処理基本計画の中にですね、それは入ってないわけです。パブコメを行いまして、町民の皆様からですね、そのような御意見を何点かいただいております。これにつきましては、環境部内部ですね、いろいろ検討させていただきまして、何らかの形でですね、そのようなものをうたっていく必要があるんでないかというふうには今、思っておりますので、最終的には、今、調整させていただいておりますけども、文言として入れていきたいというふうに思っております。
5番(山梨崇仁君)
一言で言えば大変わかりやすいんですけど、ごみを買わされている。私たちはごみを買わされているんだと。そういった表現をする町民の方もいらっしゃいます。なので、私はごみの排出に対して、よくスーパーで選ぶんだからごみも選んで捨てる。それが資源化・減量化だというふうには表現はできるんですけど、じゃあスーパーから買わされたごみも何で右から左へ出さなきゃいけないんだと言われると、確かに、じゃあスーパーに言わなきゃとは思うんですね。で、おっしゃったように、その計画に入れることももちろん大事だと思いますけども、町としてやはりその計画をつくる前にですね、こういった働きかけができるんじゃないかと。例えば町のスーパーさんを集めて何かしら足並みそろえてできる、できないかとか打診をするという方法もあると思います。これは部長でお答えにくければ町長でも結構ですので、その生産者側に何か働きかけることを具体的に考えられる、そのお気持ちがありましたら、最後に伺わさせてください。
町長(森英二君)
今の生産者拡大責任という問題につきましては、これは物をつくるところがごみになるものを、要するに包装にしろ、ごみになるものを使わないということが究極の目標になります。そういったことを目標にして、ゼロ・ウェイスト宣言を行った都市、連合しまして、いわゆる一つの自治体だけではなくて、全体として国に働きかけるということを一番大きな目標に置いております。で、私は熊本、それから大木、それからいろんな地域に出向いて、そういうシンポジウムのときに、必ず共通して最大のテーマはその生産者責任というものを追及していくと。これを国に強く働きかけていくんだということを目標に置いてあります。で、今、全国の相当このゼロ・ウェイストといいましょうか、ごみの問題に皆関心がある自治体が連合しまして、環境自治体というものを連合体つくっております。で、葉山についても、どうぞ参加してくださいと、今までのシンポジウムについてお誘いを受けていますので、新年度を契機にその中に入って、一体となってその活動を進めていきたいというふうに考えております。
議長(鈴木道子君)
これにて5番山梨崇仁議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は4時45分を目途といたします。放送を入れますので。以上です。(午後4時17分)
議長(鈴木道子君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後4時50分)
この際、本会議終了まで延刻とさせていただきます。
休憩前に引き続き、一般質問を行います。
5番山梨議員から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
5番(山梨崇仁君)
ありがとうございます。貴重なお時間をいただきまして、申しわけありません。先ほどの私の一般質問の中で、テニスコートの無休化、値上げ化、昨年からというふうに表現させていただいたんですが、21年度は値上げだけでして、無休化は本年度でしたので、その点につきまして訂正させていただきたいと思います。おわびして申し上げます。
議長(鈴木道子君)
ただいまの訂正につきましては、議長権限で許可いたします。
では、一般質問、第5番、4番土佐洋子議員、登壇願います。
4番(土佐洋子君)
4番土佐洋子でございます。通告に従い、2項目3点について質問させていただきます。
まず、1項目目、安全で安心して暮らせるまちづくり。1、地域保健活動の充実。女性特有のがんについて伺います。現在、日本におけるがんによる死亡者数は年間30万人を超え、死亡原因の第1位を占めるようになりました。しかし、診断と医療の進歩により一部のがんには早期発見、そして早期治療が可能となってきました。がん検診はこうした医療技術に基づき、がんの死亡率を減少させることができる確実な方法です。1年間におよそ3万5,000人の女性が乳がんと診断されています。これは胃がん、大腸がんと並んで女性に最も多いがんの一つです。また、子宮頸がんはほかのがんと違い、原因が解明されているがんで、それゆえに予防が可能な病気であります。子宮頸がんの原因はほぼ100%がヒトパピローマウィルスというウィルスの感染です。子宮頸がんを予防するためには定期的な子宮がん検診の受診が効果的です。また、子宮頸がんの発症から長期にわたって守ってくれる、海外では既に100カ国以上で使用されている子宮頸がん予防ワクチンが、昨年末から一般の医療機関で接種できるようになりました。乳がんは40代の女性に最も多く、ウィルス感染が主な原因とされる子宮頸がんは20から30代で急増中といいます。いずれも、早期発見・早期治療ながんとされていますが、検診の抵抗感などからがん検診の受診率が30%以下と低迷している中、厚生労働省では平成23年度までにがん検診の受診率を50%以上にすることを目標に掲げていますが、クーポン券対象者でのがん検診受診者は23%、そのうち25歳では18%、20歳では9%という調査結果も発表されています。
葉山町では、がん検診の結果については、平成20年乳がん検診受診率は13.8%、子宮がん検診受診率は22.2%となります。正しい知識を持っていれば予防のできるがん、大切な町民の体を守るために検診のこと、予防ワクチンのことについて、町がどのように考えているかを伺います。
次に、2、小・中学校の校庭芝生化について伺います。地球環境問題は人類の将来の生存と繁栄にとって緊急かつ重要な課題です。学校施設においても、地球環境問題に対応するため、自然との共生、環境負荷の軽減や環境エネルギー教育への積極的な活用の観点から、そして、そこで学ぶ児童・生徒のみならず、住民にとっても最も身近な公共施設の一つとして安全・安心で環境にやさしい学校づくりといった課題に取り組んでいくことは、児童・生徒だけでなく、地域や世界全体にとっても重要なことです。日本は緑も多く、非常に恵まれた自然環境があります。しかし、これら多くは山林や公園であり、首都圏では欧米のように芝生の上で子供が走り回ったり、遊んだりといった姿を見ることはほとんどありません。欧米の校庭では芝生は当たり前なのに、なぜ日本の校庭は土ばかりなのだろうかというこれまで来日した数、多くの外国人が感じてきた疑問について、現在、鳥取市に住むニュージーランド出身のラガーマン、ニールスミスさんという方が全国の校庭を芝生化しようという取り組みをスタートいたしました。子供たちが芝生の上で遊ぶことについては、体力だけでなく、精神衛生上もよいという研究結果が出ているそうです。校庭を芝生化することがよいことであるという認識は、学校側だけでなく、父兄の方々にもあり、そのこと自体に反対の声が上がることはまずありません。現在、校庭の芝生化に最も取り組んでいるのは鳥取県です。鳥取県は校庭用の芝生に用いられるティフトンという種類の芝の産地であり、芝生化の取り組みは鳥取方式と呼ばれ、一つの理想なモデルと言えます。ちなみに、東京都は2006年に緑あふれる都市再生を掲げ、校庭芝生化だけでなく、都市計画や公園の整備など、都市全体の緑化に向け、10年をかけ「緑の東京10年プロジェクト」を推進しております。このプロジェクトの中で、校庭の芝生化について都内の全公立小・中学校の校庭芝生化を目標として掲げております。将来を担う子供たちのために校庭の芝生化を推進していくべきと考えてますが、町の考えを伺います。
次に、葉山町のごみ政策、海岸のバーベキュー利用などの受益者負担について伺います。町民が町の施設などを利用する場合、利用する人と利用しない人との負担の公平性を考え、利用する人が応分の負担をする。これが受益者負担の考えです。海岸については、かながわ美化財団により清掃を行っております。今は撤去されておりますが、森戸海岸南側の石畳にあるごみ箱はいつもごみがあふれている状態で、とてもゼロ・ウェイストを目指しているような町には見えません。海岸や石畳でのバーベキューなどの利用で出たごみが多いと思われ、もちろん町外からの方も多く利用されております。もともと葉山町は、かながわ海岸美化財団清掃事業負担金はお隣の市よりも多く、平成21年度では875万円負担しているわけで、これは海水浴場が3つあるということもあるようですが、この負担金がバーベキューのごみ処理費ではなく、適切に町民のためになるような使われ方をしてほしいと考えますし、それには海岸のごみの減量化、それができなければ、バーベキュー有料化ということもいたし方ないと考えますが、町の考えを伺います。
これで私の1回目の質問といたします。どうぞ御答弁よろしくお願いいたします。
議長(鈴木道子君)
答弁を行います。
町長(森英二君)
4番土佐洋子議員の御質問にお答えしてまいります。
安全で安心して暮らせるまちづくりの1点目、地域保健活動の充実。女性特有のがんについてのお尋ねですが、がんは我が国において昭和56年から死亡原因の第1位であり、がんによる死亡者数は年間30万人を超える状況と聞いております。しかし、検診と治療の進歩により早期発見・早期治療が可能となってきているところから、がんによる死亡を減少させるためには、がん検診によりがんを早期に発見することが極めて重要であります。女性特有のがんについて、平成21年度から子宮がん検診を20歳以上の女性を対象に、20歳から5歳刻みで40歳までの方に無料検診クーポンを配布しております。また、乳がん検診を40歳から5歳刻みで60歳までの方に無料検診クーポンをお送りしております。平成22年度におきましても、引き続き無料検診クーポンをお送りし、がん検診の普及に努めているところでございます。
次の葉山町のごみ政策について、海岸のバーベキュー利用などの受益者負担について。葉山のごみ政策についてのバーベキュー利用は、海岸は自由使用が原則であり、バーべキュー等の利用は使用届けも必要がなく、海岸管理者である神奈川県に問い合わせをしたところ、受益者負担を求めることは難しいとの回答をいただいております。
以上、私のほうの答弁を終わります。
教育長(豊田茂紀君)
4番土佐議員の御質問にお答えいたします。安全で安心して暮らせるまちづくりの2点目、小・中学校の校庭芝生化についてという御質問でございますが、校庭の芝生化につきましては、砂塵防止や夏場の気温上昇抑制、子供たちが活動しやすい環境の提供、生態系学習など教材として利用する教育効果等が期待される半面、芝生の造成整備に多額の費用がかかることや野球、ソフトボール、バスケットボール等の競技に支障が出ること。踏まれることにより芝生が傷み、養生を図る時間、期間が必要となる場合があること。また、散水や肥料やり、芝刈りなど、地域住民やスポーツ団体等の協力が必要になったり、2年に1回程度専用の機械により土をほぐす作業、エアレーションが必要と言われているなど、維持管理には大変な費用と手間がかかると思われます。以上のことから、校庭の芝生化には近隣市の実施状況も参考にしつつ、慎重に検討を重ねていかなければならないと考えております。以上であります。
議長(鈴木道子君)
再質問を行います。
4番(土佐洋子君)
御答弁ありがとうございました。順次、再質問させていただきます。
まずは、地域保健活動の充実、女性特有のがんについてですけれども、御答弁の中では子宮頸がん検診、そして乳がん検診の当該5歳ずつ、5年刻みで無料クーポンを送っているということですけれども、それはどちらの自治体でも同じことで、特に葉山町は県内でもとても受診率が低いわけですが、それに対して何か対応されることはないでしょうか。
保健福祉部部長(高梨勝君)
啓発事業といたしまして、今年度につきましては、乳がん検診で逗子で山田邦子さんの講演会を行いましたが、毎年そういったことで先生にその前の年は先生で、逗子で、この間のこととか、そういうふうな啓発のほうの講座で…を啓発していますが、確かに受診率が上がってないことは確かでございます。
4番(土佐洋子君)
今まではがんの予防の講演会に逗葉医師会の先生方がいらっしゃっていて、講演会に見える方々も少なかったということで、今回から山田邦子さんをお呼びしてということで、9月がん制圧月間に、9月11日、逗子文化プラザホールで葉山町と逗子市も共催で行われたわけですけども、この「大丈夫だよ、がんばろう」というがん予防講演会の中で、町長がごあいさつされたときに、講演にいらしている方に向かって、「きょう来ている方は乳がんにかからない」という発言をされましたけれども、その根拠を教えてください。
町長(森英二君)
きょう見えている方は乳がんにはかからないという趣旨のことを言ったと今、お話ですけども、私には全然その記憶がないんですが、はい。
4番(土佐洋子君)
森町長が記憶がないのはいつものことではありますけれども、(笑い)このときは葉山町、逗子市民、そして私以外にも同僚議員、そして部長もこの講演を聞いていたと思います。150人から200人ぐらいの方がいらっしゃいました。山田邦子さんのお話とてもおもしろくて、皆さん聞いていた方は検診に行こうと思ったと思います。で、20代、30代の方が少なかったのに、ぜひこの講演に来ていただければと思ったんですけれども、このときに、手話通訳者の方もついていたんですが、お話がとっても早いので、早口だったので、手話通訳の方もとても大変そうでした。要約筆記もついていたので、町長もおわかりだと思うんですけども、その要約筆記とかを見ていただければ、町長がどういうごあいさつをされているかと、ちょっとわかると思うんですけども、いかがですか。
町長(森英二君)
大変失礼いたしました。思い出してきました。というのは、今、指摘あったように、そのときも非常に予想以上に少なかったんですね、来場者が。で、もっと有名なタレントさんに来てもらうんで、もっと大勢来ているだろうと期待しておったわけですけども、意外と少なかったと。そのこと等も絡めて、そういった中でここへ来ていただいている方は、非常に熱心、関心が高い、熱心な方であるから、予防にも努力をされている人だろうという解釈で、まずならないでしょうというふうに、短絡的にちょっと言ったわけですけれども。別にそれ以外の意味は持っておりません。
4番(土佐洋子君)
そういう部分、とても予防とかに熱心な方々の前で乳がんにはならないでしょうということ、根拠のないことはおっしゃらないでいただきたいんですけども。その次に言われたのが、子宮頸がんワクチンについておっしゃいました。小学校高学年から中学生、11歳から15歳の女子が3回のワクチンを接種できるよう来年度春から全額補助すると言われました。このときは国の姿勢を見ながらということは何も触れられていないんですけども、これについてはどうお考えですか。
町長(森英二君)
この時点においては既に民主党、それから公明党と、総体的にこの子宮頸がんのワクチン接種に関しては積極的に取り組んでいくと。少なくとも新年度からは予算化していくという情報は与えられておりました。この今の臨時議会において、年度内にスタートさせるというのは最近のことですけども、あの講演会の時点でも、もう確実に実施されていくという感触は持っておりました。しかし、それがもしないとしても、町としては取り組みますよという気持ちを込めて話をしました。
4番(土佐洋子君)
それでは、森町長は先見の明があったということで。来年度4月から11歳から15歳の児童・生徒に3回ワクチン接種が全額でできるということですね。
町長(森英二君)
3回打てばいいわけですよね。それが対象者が11歳から15歳。ですから、11歳から15歳までのお子さん一度に全部対象として注射する必要はないわけなんです。1年に1回、1学年ずつ実施すればいいということに理解しております。
4番(土佐洋子君)
その講演会のごあいさつの中で、町長がごあいさつされた中では、11歳から15歳と言われたので、聞いていた方々は11歳から15歳のその該当する年の人が全員ワクチンを接種できるものだと考えます、普通に。その11歳から15歳生徒・児童の人数とか、御存じですか。
町長(森英二君)
私は11歳から15歳までの人を対象にワクチンを打てば有効であると。で、1年に1学年ずつ行っていけばいいということは十分自分で認識しておりましたから、1年11歳から15歳を一度に全員対象にするなんていうことは言うはずがありません。それは正確に議事録を起こしてもらってもわかるはずです。で、各学年の女子生徒が何人いるかというのは、全部資料を企画調整から取り寄せて、持って机の上に置いておりますけれども、それに基づいて、12月にもし予算を取って、1、2、3カ月でやればどうなるか。あるいは、新年度になって1学年分、当然3年生の分をやれば3年生の女子何名いるかという数字は承知しております。今ここにちょっとないんで、不正確に言ってはまた申しわけないんで、知ってはおります。
4番(土佐洋子君)
しかしながら、講演会の後でタウンニュースというのが出ました。そのときにも11歳から15歳と載っていましたし、それは葉山の町民も、逗子市民も見ていることです。町長が1学年ずつと今言われても、それは皆さん知らないことですし、1学年ずつというのは、私も今、初めて聞いたことです。計算した中では、11歳から15歳、来年度から755人おります。で、1人5万円とすると、そのタウンニュース等に載っていたとおりに380万円費用がかかりまして、4万5,000円だとすると340万円なわけなんですけれども、もしも11歳から15歳と言われていたのが、1学年ずつということでしたら、それは町長がどこかでまたタウンニュースや新聞などで皆様にお伝えしていただかないと、皆様混乱してしまうかと思うんですけども、いかがでしょうか。
町長(森英二君)
今、11歳…10歳から15歳までの女子生徒の数が出ておりますが、ちなみに15歳は130人でございます。まず、15歳からスタートするだろうと思います。で、私もタウンニュースをもう一度よく読み返してみます。そのように11歳から15歳までの方が一度に全員が受けられるようにとられるような発言していたとしたら、それは何らかの形で、もちろんタウンニュースの記事ですから、それも通じて訂正していくということは考えたいと思います。
4番(土佐洋子君)
ぜひ確認していただいて、訂正していただきたいと思います。それでは、来年度4月から15歳130人の方、そして12月の補正でできれば今の中学3年生を救うという対応でよろしいんでしょうか。きのう…12月から。畑中議員が言われたように。
町長(森英二君)
あれ、きょうでしたっけ。きのうですか。畑中議員さんの質問に答えました。私は注射は3回必要で、1回目から2回目までは1カ月でいいと。しかし、3回目は1回目の注射から6カ月後になります。ですから、12月にもし補正予算が取れれば、1、2、3カ月の中で2回打ってもらう分しか予算は取れないですね。で、3回目を打つのは新年度に入りますから、新年度には今の2年生を対象に予算化するときに、3年生の1回分をそれにプラスして当初予算に計上すると。そういう趣旨のお答えは昨日させていただきました。
4番(土佐洋子君)
わかりました。私はもう11歳から15歳だとばかり思っていたので、その5分の1になってしまったわけですけども、そこは確実に実施していただけたらというか、してください。
町長(森英二君)
何か11歳から15歳まで一度に全部やらないのが何だか残念だったというようなニュアンスに聞こえますが、1歳刻みでずっとやっていけば、すべての子供を対象にできるわけですから、そうですよね。ですから、一度に4学年分やる必要はないということで御理解ください。
4番(土佐洋子君)
がんについてではないんですけれども、厚生労働省が白血病ウィルス早期発見につながる妊婦検査を公費で行うよう全国の自治体に通知し、準備の整った市町村から無料で検査を受けられるようになるとのことですけれども、町ではいつから始まるのか。もし、わかれば教えてください。
保健福祉部部長(高梨勝君)
申しわけございません。今の段階ではちょっと詳しいことはわかっておりません。
4番(土佐洋子君)
では、次の質問に移らさせていただきます。小・中学校の校庭芝生化についてです。今週、体育の日もありましたし、町内の学校などでは運動会シーズンです。で、運動会を見学に行きますと、児童・生徒からの元気をたくさんもらうことができるのですが、困ったことに砂ぼこりにはまいってしまい、体中砂ぼこり、のどもいがいがという状態です。防災訓練のときも、日赤のヘリが葉山小学校の校庭におりたとき、砂嵐のような状態でした。ですから、日ごろより一番身近に校庭を利用している児童・生徒、そして、教職員の方々や近隣住民の方々は、さぞかし大変な思いをされているのではないかと思います。環境の面からも、校庭の芝生化というのは進めていかなければいけないと思いますけれど、町長のお考えもお聞きしてもよろしいですか。
町長(森英二君)
私の考えとしては、先ほどの第1回目答弁でお答えさせていただきました…失礼。教育長が、それと同じでございます。
4番(土佐洋子君)
全く教育長と答えが同じということですけれども、先ほどの教育長の答弁では、芝生が踏まれてしまうと芝生が傷みということもありましたが、この芝生が傷むということは、生徒が痛まないで済むということにつながります。それは、生徒が一生懸命走って転んでも痛くない。だから、一生懸命いつでも走ることができるということにもつながっていくんですけれども、そういう考えはいかがでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
今の御質問のその部分についてはそうだというように思っております。
4番(土佐洋子君)
芝生、校庭の芝生化をというと、すごい手入れとかが大変でということがありますけれども、ティフトンというポット苗を田植えをするように数十センチ間隔で植えていくそうで、ティフトンというのは成長力がすぐれていて、二、三カ月で緑のじゅうたんになるそうです。で、やはり雑草とかが混じるそうなんですけども、雑草が混じっていても立派な芝生だそうで、芝と芝生は違うそうです。そして、例えば運動会で芝生の上に白線が引けないということになりますけども、芝生ですと、でも、それは卵の殻でつくった芝生用の白線引きがあるということです。こういうこともありますので、ぜひ町内の小・中学校でも検討していただければと思いますけれど、いかがでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
私、議員の御質問が出た段階で、ある全国新聞にこの先ほどおっしゃったニュージーランド出身の証券マンで、香港でね。で、2年間の休みをとって、妻の鳥取へ戻ってきた中でこのきっかけが始まった。当初、中国地方の国立5大学のラグビーフットボールの大会を見てという連載が10回あったのを、6回から気がついて読み始めたんですが。ただ、ティフトンについてはですね、一つ一つ議員の発言にけちをつけるという意味じゃありませんが、二、三カ月で芝生化が可能になるというのは、あの方もそれはちょっと業者さんの過剰の宣伝ではないかというのを読んだなという気がいたします。
ただ、そういうことではなくて、最初に申しましたように、芝生が傷んで、あちらこちらはげたりするということは、逆に児童・生徒の痛みが減るということだっていう部分は基本的にそうだというように思っておりますが、平成17年の3月、したがって平成17年第1回定例会で、当時のある議員がやはりこれについて発言をされ、当時の高木教育長が研究していくという趣旨でお答えになっている中で、葉山小学校で種をまく芝生の実験といいますか、をやったというのが答弁の中に出ています。カーペット型というか、こういう芝生をよく植える、植えますね。あれ、何型というのかな。種型の芝生、これをですね、児童の遊具のあるところにまいたところ、児童が遊んでいるところでは芽が出なくて、芝生化には成功しなかった。児童が踏んだりしないところに芝生が出てきたという意味の発言をされておりますから、そういう試みも当時の葉山町の教育委員会はしたんだということを知りました。まだ、私、その後、その芝生の残ったのが消えてしまったのか、いや、消えないで残っているのかというところまでは点検しておりませんけれども、幾つかこれについて、東京だけではなくて、埼玉とか、そういうところでのモデル校をつくっての実験といいましょうか、試み等も担当課長から資料をもらって勉強をしてきた。インスタントの勉強なんですけれども、やはりメリットも大きいけれども、まだまだデメリットもあるよという部分、その一部を先ほど答弁の中で御説明させていただきましたが、そういう部分もありますので、研究していくことは必要だというように思っておりますし、仮にやるとしたら、全校全面的にやるかどうかというようなことも含めて、あるいは学校以外の南郷上ノ山のあのトラックの内部の一部を例えばやるとか、そういうようなことも含めて研究していくことになるのかなというように思っております。
4番(土佐洋子君)
ぜひ検討を進めていただいて、子供たちが安心して伸び伸びと走り回ったり、遊んだりできる環境をつくっていただけるように、この件につきましては、また時期を見てテーマとして質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、海岸のバーベキュー利用などの受益者負担について伺います。町長にまた伺いますけれども、前回の第2回定例会で、山梨議員が質問されたときに、町長が非ごみ三原則と言われたのを覚えていらっしゃいますか。非核三原則じゃなくて、ごみの三原則というのをおっしゃいましたけれども、それは覚えていらっしゃいますか。そして、それを大々的にアピールして観光地となる海岸などで、ボランティアも含めて、職員も出て、クリーンにしていこうと考えたいとおっしゃっていましたが、どのように進められましたか。
町長(森英二君)
御承知のように、葉山の海岸につきましては、美化財団というところで定期的に整理を、整理整頓といいましょうか、清掃を行っております。で、今のごみをつくらない、持ち込まない、捨てない、そういった三原則を例えたわけですけれども、具体的には葉山のあの特に森戸の海岸、あそこにあるごみ箱を撤去すると。そこへ捨てようとしていた人が近所に捨てたり、近所のごみ箱に捨ててしまうんじゃないかという危惧もございました。しかし、様子を見ながら、結果、現在、撤去されていてもそのような散乱、あるいはほかへ迷惑をかけているという事実はないと聞いてもおります。したがいまして、このごみの考え方、施策は正しかったんではないかと理解しております。
4番(土佐洋子君)
私も担当課に聞きましたところ、ごみ箱を撤去した後も、そのような周りにごみを置いていってしまうようなことはないとおっしゃっていました。しかし、今、夏も終わって、観光客も大分減っております。一番恐れているのは、ゴールデンウィークの前後だと思います。ことしのゴールデンウィークのときも、ごみ箱からごみがあふれていて、で、ゴールデンウィーク中に2回美化財団が清掃に来てくれましたけれども、それもあっという間にごみがあふれてしまいました。皆さん、バーベキューのセットをそのまま置いていってしまったりという状態だったんですけれども。それで、先日、ニュースで見ましたら、川崎の多摩川の河川敷で来年度4月よりバーベキュー有料化ということになります。これはこの多摩川河川敷は国有地なんですけれども、これを無償で借り受けて、柵で囲い、利用時間を制限して、入場料を徴収するようですけれども、国有地でこのような例ができますので、先ほどの町長の答弁ですと、海岸は自由使用が原則であり、バーベキュー等の利用が使用届けも必要がなく、海岸管理者である神奈川県に問い合わせたところ、受益者負担を求めることは難しいとの回答をいただいているとのことでした。国有地で、無償で借り受けてバーベキュー有料化ということができるんでしたら、この県の海岸もそういうことができるのかどうかというのは、いかがですかね。
都市経済部部長(吉田仁君)
議員がおっしゃいますようにですね、国有地、河川のその管理幅だと私理解してございます、多摩川は。その河川敷とですね、海岸とは私は取り扱いが若干違うんではないかというふうに考えてございますけど。
4番(土佐洋子君)
難しいというだけではなくて、もう少し踏み込んで聞いていただけたらと思うんですけれども、何よりもそのバーベキューのごみがなければ、そういうことはしなくても済みますので、そういう有料化ということよりも、その前に皆様がモラル、マナーでごみを置いていかないということを願うんですけれども。で、そのごみ箱は来年の夏もそのままないということでいいんでしょうか。そのまま撤去をしているんでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
先ほど町長が答弁したようにですね、9月の15日に撤去以来ですね、幸い近隣のごみステーションやらですね、公衆トイレに不法投棄はないということを踏まえまして、若干時間をいただいてですね、今後検討していきたいと。来年についてもと。
4番(土佐洋子君)
私が心配しているのは、来年の7月から戸別収集が始まるということです。で、戸別収集ですと、各戸の自宅の家の前にバケツとか、ふたをつけたごみ箱を置くということですけれども、例えばごみステーションとかがありますと、海からの方がステーションに燃えるごみとか何も関係なくごみを置いていってしまったりするんですね。そういう戸別収集のバケツとかがあっても、そういう中にふたを開けてでも皆さん、ぽいぽい捨てていってしまうんではないかという心配があるんですけれど、いかがですか。
町長(森英二君)
今も一色台等で戸別収集やっておりますけれども、ポリ容器、そういったようなものは回収されたら、そのままにしておかないでしまい込んでいるというのが事実だと思います。
4番(土佐洋子君)
私の質問とちょっと違うかも。
町長(森英二君)
捨てられない。撤去する。
4番(土佐洋子君)
町民の方が、これは燃える日といってごみ箱を置いておきますよね、自分の家の外に。で、それが収集していただけて、自分が家にいれば、そのごみ箱を片づけることはできますけれども、そのごみ箱が外に置きっぱなしだった場合に、そこの道を通った方、特に海だと観光客の方が多いじゃないですか。そういう方がそういう周りに置いたり、そういうバケツの中に入れてしまわないかということが心配なんですけれども。
生活環境部部長(成島光男君)
今、議員の御心配でございますけども、それはですね、バーベキューで来られる方のモラルの問題もございます。ただですね、その近くにお住みの住民の方にはですね、ごみを入れるポリバケツについては道路ではなく、私有地に置いていただくということを基本にしておりますので、できるだけですね、そういうことがないような形での話はですね、その地域の方にはさせていただきたいと思っておりますけれども、ただ、なかなか強制とかですね、そういうのはちょっと難しいかなと思っております。
4番(土佐洋子君)
私有地ということは、先日、ごみ問題特別委員会のときに、市街部の収集のところをDVDで見させていただきまして、でしたら基本的には自宅の前に置くようになっていたんですけども、そうではなくて、自分の家の中に置いておいていいということなんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
ビデオで見ていただいたところについて多分ですね、道路に面しているところにちょっと自分の門の部分が引っ込んでいる部分とかですね、そういう部分ではないかなと思います。基本的に道路に面して、そこに面が、門があった場合については、門の中にポリ容器を置いていただくというふうに牛ケ谷地区では周知のほうはさせていただいております。
4番(土佐洋子君)
安心いたしました。この戸別収集が始まって、このバーベキューがということ、ごみ箱がなくなってということで、家の周りの方たちもとても心配しておりましたので、要はこういうポイ捨てとかがないことをというふうに理解いたします。今、皆さんのマナーがよく、モラルよく海岸を使っていただきたいと思いますので。まだ時間はありますけれども、きょうは実は6人目の登壇ということになりましたようですし、皆様お疲れですので、これで私の質問を終わりたいと思います。
議長(鈴木道子君)
これにて、4番土佐洋子議員の一般質問を終わります。
以上で、本日の一般質問を終わります。
議長(鈴木道子君)
本日の日程はすべて終了いたしました。明日は午前10時再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。大変遅くまで御苦労さまでございました。(午後5時35分)
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更新日:2018年03月20日