葉山町議会 平成22年6月11日

招集年月日

平成22年6月11日(金曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午前10時00分

散会

午後3時16分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席17名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 畑中由喜子 出席
第2番 近藤昇一 出席
第3番 阿部勝雄 出席
第4番 土佐洋子 出席
第5番 山梨崇仁 出席
第6番 伊東圭介 出席
第7番 鈴木知一 出席
第8番 佐野司郎 出席
第9番 守屋亘弘 出席
第10番 森勝美 出席
第11番 伊藤友子 出席
第12番 待寺真司 出席
第13番 金崎ひさ 出席
第14番 笠原俊一 出席
第15番 加藤清 出席
第16番 中村常光 出席
第17番 鈴木道子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 森英二
副町長  
教育長 豊田茂紀
総務部部長 石川恵一
保健福祉部部長 高梨勝
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 稲山孝之
消防長 有馬弘
総務課課長 池田務

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 上妻良章
次長 山本孝幸
主事 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第1番 畑中由喜子
第2番 近藤昇一

議事日程

第1 一般質問
1.待寺真司
(1)葉山町ごみ処理基本計画(案)について
(2)安全・安心のまちづくりについて
(3)税収増に向けた取り組みについて
2.守屋亘弘
(1)平成21年度ごみ処理事業の各種実績データについて
(2)ごみ処理基本計画(案)での平成20年度と同22年度との一人当たり処理費について
(3)町長の健康状態並びに町長と前副町長との関係について
第2 議案第5号 平成22年度葉山町一般会計補正予算(第1号)
第3 議案第6号 平成22年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第4 議案第7号 平成22年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)
第5 議案第8号 平成22年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第6 議案第9号 葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例
第7 議案第10号 葉山町火災予防条例の一部を改正する条例
第8 議案第11号 葉山町消防団条例の一部を改正する条例
第9 議案第12号 葉山町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
第10 議案第13号 工事請負契約の締結について【南郷中学校校舎・屋内運動場耐震補強工事】
第11 議案第14号 財産の取得について【気象観測装置】
第12 議案第15号 人権擁護委員の推薦について
第13 議案第16号 人権擁護委員の推薦について
第14 報告第 1 号 平成21年度葉山町繰越明許費繰越計算書(一般会計)
第15 報告第 2 号 土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告について

議事の経過

議長(鈴木道子君)

おはようございます。ただいまの出席議員は17名でございます。全員出席でありますので、議会第2回定例会は成立いたしました。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(鈴木道子君)

日程題1「一般質問」を行います。
第1番、12番待寺真司議員、登壇願います。

12番(待寺真司君)

おはようございます。12番待寺真司です。ただいま議長の許可を得ましたので、通告どおり3項目8点について質問を行います。今回も最終日10番目の登壇となりまして、通告してあります第1質問はかなり多くの点が重複しており、とりわけごみ処理基本計画
(案)については既にいろいろとお答えいただいている内容ではございますけれども、再質問では同じ質問を繰り返さないように留意をいたしますので、第1質問は通告どおり行います。簡潔に、わかりやすく御答弁をお願いいたします。
まず第1項目ですが、葉山町ごみ処理基本計画(案)に関して3点伺います。去る5月17日に開催されましたごみ問題特別委員会において、私は委員外議員でありましたので少し遠慮をいたしまして、内容に関して深く入れず、とりわけ素案で示されたさまざまな数字に関して、今回の一般質問において確認できればと考えております。そのさまざまな数字の根拠の根幹に当たります計画期間内の目標値の基準年を平成18年度実績にした点にまず私は引っかかりました。27ページ目にその理由が明記されておりますが、町長御自身はこの基準年の設定に対してどのようにお考えかお聞かせください。
次に、「広報はやま」5月号に掲載された内容に関しては、多くの同僚議員が指摘してまいりましたが、かなり大きな反響がありました。とりわけ次の2点に関しては私のところにも多くの疑問や質問が届いております。そこで質問の2点目として、指定袋制導入や町内全域での戸別収集開始など、計画の遂行に大きな影響を及ぼすであろう新規施策に関して、町民の皆様の理解と協力を得るためには周知徹底が不可欠であると私は考えます。周知方法及びその時期に関して現時点での決定事項などに関してお聞かせください。
3点目は、これも大きな転換となりますごみの収集方法についてですが、現在一色台地区及び牛ケ谷戸地区でモデルケースとして始まっていると聞いております。その戸別収集の現状と、今後全域に拡大するに当たっての問題点や課題を町はどのようにとらえているのか、お聞かせ願います。
2項目目は、安全・安心のまちづくりについて3点伺います。ここのところ葉山では地震がなりを潜めているといった感じですが、いつ起こるとも知れない関東大震災級の直下型地震や、その発生が大変危惧されております東海地震など、地震大国日本に住まう者として常日ごろより防災に取り組む姿勢や、意識の啓発が大切であると考えております。
そこで、平成21年4月に策定されました葉山町耐震改修促進計画ですが、この計画に基づく木造民間住宅の耐震診断の進捗状況に関して伺います。とりわけ、13ページ記載の7番、実情を踏まえた建築物の耐震化施策の(4)の選定した300戸の具体策の取り組み状況はいかがでしょうか。余談になりますが、この計画の11ページに啓発資料、ホームページを活用した啓発普及とありましたので、町のホームページでその内容などを確認したところ、補助金のところに耐震診断費用助成制度に関する記載がなかったため、担当課に確認したところ、早急に対応されて掲載するという御返答をいただきましたことをここに感謝を申し上げます。いざというときは迅速な対応が一番求められることであり、今回のような迅速な対応は防災の観点で非常に大事なこととなると私自身は思っております。引き続きこれからも迅速なる対応をよろしくお願いするところでございます。
さて、2点目の質問に取り上げました災害ボランティアセンターの立ち上げなどは、本当に事前に体制を整えておき、自然災害や大災害が起こった際には迅速な対応によってスムーズな受け入れができるように、日ごろから関係機関との連絡調整を図っておく必要があります。そこで今回は確認の意味も含め、災害ボランティアセンターの立ち上げ及び運営の主体はどこが担うのか伺います。
3点目は、一般質問3回連続での質問となりますが、3市1町の消防広域化に向けて、その現況と課題について伺います。昨日、1番畑中議員が既に同じ質問をされておりますので、もし1回目の答弁が同じ内容でしたら割愛していただいても結構でございます。
3項目目は、税収増に向けた取り組みについて町長の考えを2点伺います。5月31日の出納閉鎖を過ぎて平成21年度決算の集計が進んでいると思いますが、歳入の根幹をなしております町税の収納状況はいかがなりましたでしょうか。とりわけ、個人住民税などの収納率などの状況が早めに議会に報告されるとありがたいことです。
さて、4月14日付、神奈川新聞において、県内自治体の平成22年度個人・法人市町村民税の減少率順位というのが掲載されておりました。軒並み前年度に比べてマイナス計上となっており、個人では…個人住民税では33市町村の全部が、法人住民税では湯河原町と山北町を除く31市町村がマイナス計上となっておりました。とりわけ、法人住民税では大井町がマイナス71.7%と、また、30%以上のマイナスが大井町を含め13市町村もありました。これは予算編成に本当に大きな影響を及ぼす事態に陥っていると思います。幸い当町では法人住民税の減少による影響は他自治体ほど深刻ではありません。しかし、多くの税収を個人に負担いただいているためでありますが、長引く不況の波は徐々に個人住民税にも影響してまいりました。当町の個人住民税の平成22年度当初予算では5.8%のマイナスにとどまっております。この数字は鎌倉市と同じで、落ち込みが一番激しい寒川町の13.4%から見て、18番目の県内では数値となっておりました。だからといって安心できるものではないと思います。町民活動の補助金のカットや、管理職職員の給与の削減にも手がつけられている状況は、決して健全な財政状況ではないのは明らかであり、このような時期だからこそ税収増に向けて町が、とりわけ町長が政治的判断を下して取り組むべき課題であると考えます。
そこで、2点考えをお聞かせください。まずは法人税収等の増加に向けて地域経済活性化が必要であり、施策の展開を期待するところですが、町長に何か施策がありましたらお聞かせ願います。
次に、個人住民税の減収をカバーするのには影響力が強いと私は考えております子育て世代に対する支援策について伺います。今定例会の補正予算において、民間の保育園の増築工事に対して2,000万円という大きな投資をする予定でありますが、これも町長の考える支援策の一つであると思います。昨日も、3番阿部議員からも提案がありましたが、千葉県流山市や東京都の日の出町、さらには茨城県では県が主導の子育て支援策が全域で実施され、活力あふれる地域づくりに取り組んでおります。くどくて申しわけありませんが、子育ては最大のテーマであると公言されている町長の施策をお聞かせいただければ幸いです。
以上で私の1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。

議長(鈴木道子君)

答弁を行います。

町長(森英二君)

おはようございます。12番待寺議員の御質問に順次お答えをしてまいります。
まず初めに、葉山町ごみ処理基本計画(案)について、基準年を平成18年度とした理由を町長に伺うということでございます。これは昨日もたしか他の議員さんから質問が出た、同じテーマでございます。この基準年の設定につきましては、基本計画に記載しておりますとおり、平成20年6月、一昨年のちょうど今ごろですね、2年前に「葉山町ゼロ・ウェイストへの挑戦」を発表した当初から、半減目標を基準値として位置づけてきた平成18年度の実績値、すなわちその発表した当初としては…当時としては最も新しい実績値、これを基準年としたわけでございまして、そのほかの理由はございません。
次に、基本計画(案)の指定袋制導入など、新規施策の町民への周知方法及び時期について伺うとのお尋ねでございますが、指定袋制度等の新規施策につきましては、現在パブリックコメントを実施しておりますごみ処理基本計画(案)にお示しさせていただきましたとおり、それぞれの取り組みの具体的な内容、詳細につきましては、現在、より精度を高めるべく鋭意検討・調整を進めているところであり、内容が固まり次第、町民の皆様にわかりやすくお知らせしてまいりたいと考えております。つまり、全町一斉導入に先駆けて、今、待寺議員もお話しされていましたように、2つのモデル地区で実験に取り組んでおります。その中から問題点とか課題も浮かび上がってくるんではないかと、それらを鋭意検討していくということでございます。当然、それらがまとまり次第、町民の皆様にはきめ細かい、わかりやすく説明をしていくということは当然と考えております。
次に、戸別収集におけるモデル地区での現状と今後の課題についてということでございますが、現在モデル地区における戸別収集につきましては一色台地区において4月より実施をしており、モデル地区となった当時に実施したごみの組成分析と、戸別収集開始後約2カ月経過した現状を組成分析と比較しますと総量で約70%削減されるなど、ごみの減量化への手ごたえを強く感じております。また、収集効率の低下の懸念につきましても、ごみ減量化に伴い、収集効率の向上が図られるなど、それほどの影響を受けていない状況にあります。今後の課題といたしましては、カラス対策、これは町民の方の素朴な心配、疑問が寄せられております。これらにつきましても、一色台モデル地区におきましては防鳥ネット及びバケツ、ふたつきのポリバケツの2種類を用意して、これを活用しております。これは2種類、無償で提供を受けているものを住民のそれぞれの家庭の希望に応じた選択をしていただいて…使用していただいているということでございます。また、既成の市街地内での収集効率及び課題を検証すべく、モデル地区の牛ケ谷戸地区、ここは特に道路が比較的狭い。一色台住宅は非常に整然とした街区でありますけれども、それと逆に非常に狭い既成の市街地でございます。そこでの戸別収集の実施に向けて地元と協議を重ねながら、今、実験に取り組んでいるところでございます。
次に、安心・安全のまちづくりについての耐震化計画に基づく木造民間住宅の耐震診断の進捗状況についてとのお尋ねでございますが、平成20年度に耐震改修促進計画策定からの2年間での診断状況は、無料相談会48件、簡易診断47件、一般診断16件でございます。事業を開始しました平成9年度からの累計では、無料相談会224件、簡易診断146件、一般診断48件、補強工事10件でございます。また、耐震改修促進計画に基づく道路沿いや密集地の建物300件のうち、約230件は戸別訪問やポスティングにより直接お知らせをしております。今後も戸別訪問等、広報や町内回覧での周知を進め、住宅の耐震化に努めてまいりたいと考えております。
次に、安心・安全のまちづくりについて、まず災害ボランティアセンター立ち上げ及び運営の主体について伺うとのお尋ねでございますが、これにつきましては葉山町社会福祉協議会等の協力を得ながら、葉山町福祉文化会館内にボランティア支援センターを設置、葉山町社会福祉協議会と及び当町関係部課が連携し、必要業務を支援してまいります。
2点目の3市1町の消防広域化に向けた現況と課題というテーマが昨日…一昨日ですね、1番議員さんと同じ内容でしたので、答弁用意したものも一緒ですから、割愛させていただきます。
次に、税収増に向けた取り組みについて。地域経済活性化に向けた施策の展開について町長の考えを伺うとのお尋ねですが、昨年実施しましたプレミアム商品券の発行事業につきましては、葉山町商工会より町内での消費拡大と販売促進が図れたとの報告を受けております。税収の増加につきましては、昨年度は景気の低迷で売り上げの低下が予想されており、前年実績を確保できたのか、これは今、商工会で調査しているところでございます。ただ、商工会の説明によりますと、昨年実施しましたこのプレミアム商品券の利用実態、これが多くの…町内にある大型店での販売が多いんではないかと予測されておったわけですけども、実際には中小の地元の商店等、あるいは工業等のほうが大型店よりも多かったという報告を受け、地域の活性化に役に立ったのではないかというふうに評価をしているところでございます。あと、この商業活性化、地域経済活性化の展開につきましては、現在国及び県の地域活性化の助成制度、広く調査をしているところでございます。
次に、税収増に向けた取り組みについての子育て世代の支援策について町長の考えを伺うとのお尋ねでございます。次世代を担うすべての子供たちが健やかに成長できるよう、児童の健全育成の推進、子育て支援サービスの充実を図るため、家庭・地域社会・行政が一体となって子育ての環境整備に努めております。特に喫緊の課題であります待機児童対策につきましては、待機児童の解消に努めることにより、就労者数の向上が見込まれ、それが所得の増、税収増に結びつくということを期待をしております。このように、待機児童対策というものは税収増にも結びつくものではないかと期待しております。それから、最新の情報では、民主党政権、この子ども手当2万6,000円が満額とマニフェストでうたっておりましたけども、財政の関係から2万円程度になるんではないかと、それもすべてが現金支給ではなくて、各自治体での独自の取り組みを支援する形にも振り向けられるという情報もございます。そういうことになれば、町のこの子育て支援策に独自に政策が展開できるものと期待をしております。
以上で第1回目の答弁といたします。

議長(鈴木道子君)

再質問を行います。

12番(待寺真司君)

御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問を行わせていただきますが。まず、ごみ処理基本計画(案)、これまで多くの議員が、同僚議員が質問をされてきました。その中でやはり私もこれだけの基本計画(案)をまとめる…まとめ上げ、5月の17日にごみ特に出てきて、そして今パブリックコメントにかかって、このなかなか期間の短い中で職員の労はねぎらいたいというふうに思います。それで、先ほど町長がね、平成20年の6月からゼロ・ウェイストに挑戦ということで、このときに基準年にしてた18年という数字を使ったということなんですが、もしそうだったらね、もう少しこういった、基本計画(案)ですから、こっちは。ゼロ・ウェイストの例えば年次計画とかだったら18年の基準年使ってもいいかと思うんですけれども、これはごみ処理基本計画(案)という形でね、町全体のごみ処理という部分の数字ということであるから、私は最新の数字を使ってやったらいいのかなというふうに思っております。で、一応その見解については最後また町長にも伺いたいと思いますが、幾つかこの根拠となる数字の中でね、きょう部長も含めてですが、町長にも見解を伺わせていただきたいと思いますので、この基本計画(案)お手元にもし御用意いただければ、ページ数を申し上げますので、スムーズに質疑応答ができると思いますので、よろしくお願いします。
まずですね、36ページのですね、人口推計なんですよ。で、これというのは非常に、以前も町長とたしか人口推計でほかの部分でもお話を、ちょっと議論をした記憶がございますけれども、今、平成22年のこの表ですと3万2,092人という数字なんですが、6月の「広報はやま」の実数字ですと3万3,539人となっていると。既にこの計画(案)を示した段階で1,500人近くのですね、当初のスタートから差があるんですよ。これはその持ち出した資料はね、国立研究所の社会保障・人口問題研究所、このホームページ、私も拝見しました。日本全体がね、人口減の社会になると、それにつられて各自治体も下がる的な発想なんですけれども、私はそうじゃなくて、この葉山町がね、町長は子育て支援というようなことを打ち出していますけど、それであれば、逆にそういった方たちがまだまだ転入してきていただける、自然減を賄うだけの社会増がある町だと、そういう魅力のある町だと私は思っております。ですので、この辺の将来人口の推計もね、こういったデータを用いてやるのがいいのか、これは減ってきますから、おのずとそのごみの減量というかですね、ごみの1人当たりの排出量が先に決めてますから、最終的にトータルすると減っていくというようなね、そういった指標になりかねないと思うんですが、町長その人口のですね、この動態、こういった表を将来推計として掲げているんですが、これでよいというふうにお考えでしょうか。

町長(森英二君)

この各種計画あるいは総合計画だとか、いろんなものにおいてこの将来人口推計というのが重要なファクターであるというとらえ方をしております。で、現在のところではここにも明記しましたように、国立社会保障・人口問題研究所の推計と、これを一番信頼できるデータであるということで使わせていただいたということでございます。

12番(待寺真司君)

町長その使わせていただいたのはわかるんですけども、その姿勢としてですね、この町が、例えば住宅の町としてずっと来ておるわけじゃないですか。で、最後言ったように、法人というか、工場がない町、煙突のない町ということで、そういった住環境を求めてもうどんどんどんどん人がふえていると。私も葉山に生まれ育った人間ですので、当時から比べれば本当に多くの家々が建ち並び、そしてまた今いろいろな保養所の跡地も含めてですね、長柄の要するに県道沿い、あそこが一般道路化されたことによって、多くの、今計画が上がっているというふうに思っております。そうしますと、やはりその人口動態とか、あるいは町の施策として私は人口をふやして、そして先ほどの3番目の質問に関連するんですが、税収増を町長もそういった子育ての方を迎えることによって考えているということであれば、逆にそれでふえればごみもね、当然紙おむつであったりいろんなものであったり、ふえていくというような推計も一方でできるんですよ。ですから、あくまでも計画なんでね、そこまで本当にぴったりの数字というのを求めるわけではないんですが、方針としてこういった減少社会を迎えるような方針で町長がいくのかいかないのか、その辺について。

町長(森英二君)

日本全体が人口が減少していくという予測がある中で、当町におきましてはやはりそういった住環境の整備、それと同時に子育て環境の整備によって、特に働き盛り、子育て盛りの若い人たちの流入による町の活性化ということは望む方針でございます。ただ一方、今まであった大型の保養所ですとか別荘、これが売却されて細分化されて若い世帯の人も買いやすい。で、今ふえてきている。事実、小学校の児童も若干ではありますが、ふえてきているということがあります。じゃあ、この宅地の供給という面で、どこまでそれが続くのかという非常に不安定な要素も同時にあります。それと、高齢化という問題。ごみ量の推計をする場合にも、やはり考え方としては高齢化していく単身世帯がふえればそれだけごみの量は減っていくという傾向が十分予測をされます。しかし、まず人口に基づいて、人口予測に基づいてごみ量を推計していくというのがごく一般的な方法だろうということで、確かに政策として人口がふえるようにいろんな施策をとっていくということは当然考えておりますけれども、それをこの人口予測の中にどう落とし込んでいくのか、非常に悩ましいところでもありますので、ここでは人口推計はこの研究所のものを使ったというふうに理解していただきたいと思います。

12番(待寺真司君)

そういった政策に対する思いはよくわかりましたので。ただ、やはりどうしてもですね、引っかかってしまうのが、平成22年度数字がここに載ってて、これやっぱり1,500人違うと、今のね、現況と。その辺からちょっと、考え方なんですけれども、一考いただければということでお願いをします。
それでですね、きのう5番山梨議員が観光のごみのことで写真も交えてですね、国会中継のように大分なってきたなとは思うんですけれども、お示しいただいた中で私もふっと思ったんですね。で、やっぱり観光人口ということ、観光客が多い町というのは観光人口というものに非常に重点を置いていろいろなものを考えていると。で、成島部長この間、身延に一緒に視察に行きましたけれども、そのとき土壌浄化装置の地区の計画人口を見てふと私も思ったんですけれども、町民の計画人口は500人なんですよ。ところが、観光人口は2,500人で見込んで処理施設をつくっているんですね。で、当然葉山も、この間示していただいたように、夏の観光客の多さというのはこれからもまだまだね、廃ることのない部分であろうかと思うので、私はその提案としてですね、この最後のページのね、その他のごみの処理に関し必要な事項というところで、例えば観光客が出すごみの推計、それに対する対策であったりとか、あとは葉山町は海に面しています。で、漂流ごみが多い。それで、クリーン葉山をやって、いろんなごみが混ざってセンターのほうに届けられると思います。そういったもの一つ一つですね、含めて、その町全体が本当に町長の目指すごみゼロ社会というものをね、実現するという強い意思のもとでは、そういった部分に対しても町としてウォッチしていかなきゃいけないと、私はそのように考えます。ですから、このその他の必要な事項というところにですね、一つ提案させていただきたいんですが、その観光客とか漂流ごみについての基本的な対策なんかも、やはり考えていくべき、掲載すべき事項ではないかというふうに思いますけど。これ町長もしくは担当部長、どちらでも構いませんけれども、その辺のお考え、そして取り組みについてもしお考えがあればお聞かせください。

町長(森英二君)

昨日の5番議員さんへの質問にもお答えしましたとおり、この観光客の置いていくごみ、これをゼロ・ウェイストを目指している町としては矛盾ではないかと、これ基本的にそういった面がございます。観光客が大勢来られるのは大歓迎なんですけれども、ごみだけは歓迎したくないと。ですから、きのう私はたまたま「非ごみ3原則」ということで、その中に、持ち込まないということを述べさせてもらいましたけれども、その一つの試みとして試行的にことしこのごみ箱を撤去してみようと。その結果のごみの処理の状況、あるいは出される状況というものを現地で啓発活動をしながら、やはりその状況をウォッチしていくということが大事だろうと思います。
それから今、観光行政とごみという問題で、私いろんなところでお話しするときに、県内各地のごみ量の実態、葉山のごみ処理費用大きいとか、ごみの量が多いという話をするときに、断トツに多いのが箱根町なんですね。人口に比して観光客が非常に多い。そこで出されるごみの量というものが半端じゃない、これがデータ上出ている。そういった特殊な例。で、葉山も観光客が多いのは歓迎ですけども、ただそのときに、以前にも私調査したことがございますが、葉山のこの観光客、要するに夏の、特に宿泊客あるいは日帰り客、これ減少してきていると。どこでもそうですけども、レジャーの多様化、そういったようなことを背景にして減ってきていると。ですから、葉山に観光客が多くなり過ぎて困るという実態はまず予測されない。その中でのごみ処理対策というものは真剣に考えていかなければいけないというふうにとらえております。

12番(待寺真司君)

町長のお考え、非常にね、今、端的にお示しいただいたので、例えばここのその他のごみの処理に関して、災害時のごみ、不法投棄対策とかっていう項目があるわけですから、そしたら今の思いをね、例えば3番目というような形で、まだこれ素案ですから、ぜひそういったものをね、きのうも6番伊東圭介議員が言われてましたけど、これから議会終わればまたいろいろな町民の方々からパブリックコメントを寄せられると思います。議会のでのこういった意見も含めてこれで決定だよということではなくてですね、柔軟に取り組んでいただきたいと思いますので、一つ提案をさせていただきました。
それで、42ページにですね、ここがちょっと私ですね、このごみ処理費削減の見通しに関してはごみ問題特別委員会のときにもちょっとこの数字の根拠についてですね、もう少し詳しいものが欲しいなという思いを伝えたところでございますけれども、特に焼却処理経費の中でですね、焼却処理経費ですね、2番目あります。これが維持管理をですね、毎年、古い老朽化の維持管理をこの47ページで何とか延命化していくんだというような、手入れをして延命化を図りますと、長寿命化を図りますというふうに記載をされています。その長寿命化を図るに当たって、一体その修繕費とかがどのくらい見込んでいるのか。例えば焼却処理経費の中にはこれ修繕費だけじゃなくていろんなものが入ってしまってて、そこの部分が見えにくいんですよ。あれほど今回の予算委員会の中で毎年1億かかるのかと、年次計画みたいのどうなんだというようなのが言われていた中で、まだ数字はこういったぶっ込んだ数字が出てきたことに対しては、もう一度ここのところはもう一度詳しい数字に精査をさせていただけないかなと。焼却炉をね、延命化させるためのその長寿命化の計画なるものが、もしこれにくっついていれば、私はそれで構わないと思うんですけども、この数字だけでは本当にどういう手入れをしてですね、どういうふうな長寿命化を図っていくのかというのが見えにくいので、この辺、担当部長いかがでしょうか、その数字についてお願いしていた部分もあろう…あると思うんですけれども、今回こういう1本でまとめてこられましたけど、より精査した数字というのはいずれ出していただけますでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員が言われたですね、この工事、または修繕部分がこの中に含まれているわけですけども、ちょっと検討させていただきたいと思いますけども、例えば工事、修繕関係について別枠で記載するとかですね、そういう方法も可能かと思いますので、ここでできるとはっきり申し上げることできませんけど、内部のほうでちょっと検討させていただきたいと思います。

12番(待寺真司君)

今までね、ごみ特なんかでも年次のその修繕にこれぐらいかかるよというような費用が示されたこともあります。だから、そういったものは予算書のね、振り分けがある…ありますので、実績としても、やっぱりそういったところからすると、もうちょっとこの数字を丁寧にね、丁寧に見せていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
それで、同じくですね、この焼却処理経費が平成24年度より1系列運転となるというふうに記載をされておりまして、平成23年から24年にかけてがくんと経費が落ちているというような計画になっています。それで、これですね、平成20年のですね、8月にごみ問題特別委員会で、そのとき50%減の年間4,847トンに可燃ごみがなった時点で1系列運転にすると。これはですね、理論値から言うとですね、ここに書いてあるんですが、1系列運転260日、これはもうほとんど土・日以外とか、年末・年始除いてフル回転で、日量1炉…1系列ということは20トンですよね。そうすると、5,200トンがどう頑張っても年間の限界だというふうに私は思うんですが、この数字でですね、前のページの41ページを見ると、平成24年の焼却ごみの推計が5,643トンなんですよ。で、翌年平成25年が5,088トンとなっていまして、理論値で言うと平成25年から1系列になるというのが私は考え方として妥当なのかなというふうに思っているんですが、この辺はいかがでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

この41ページの焼却、平成24年5,643トン、この内訳はですね、40ページの家庭系のですね、燃やすごみ、またプラスチックごみというものが含まれております。で、このプラスチックごみにつきましては現在委託でですね、サーマルリサイクルという形で焼却をさせていただいております。ですけど、この数値をですね、この焼却部分から差し引いたものが実際葉山町内…葉山のクリーンセンターの焼却場で燃やすごみという形になっております。それを差し引きますと約5,200トンをですね、少しですけども、欠けるような数字、そういう形になっております。

12番(待寺真司君)

そのような御説明をいただかないと、この数字非常にわかりにくいかなと。焼却ごみというとどうしてもやはり、これ例えば町民の皆様が見たときにはですね、焼却ごみといったら当然そこで燃していると。ところが、廃プラは今はサーマルリサイクルでほかに出しているというのは私も知っておりますけれども、そういった何ていうかな、細かい数字のところがね、もう少し易しく、だれが見ても理解できるって、今の部長の説明聞けば、ああ、なるほど、プラスチックごみここから引けば確かに理論値はそうなるなというのがわかると思います。ただ、いずれにしてもその5,200トンぎりぎり切るという数字ということは、機械や装置に老体ということが言っていいのかわかりませんけど、かなり古いですね、炉に、1日20トン目いっぱい毎日燃やし続ける、こういったことが本当に環境対策上とか、そういったことでいいのかどうかという観点も私は持つ必要があると思うんですよ。やっぱり目いっぱいじゃなくて、せいぜい8掛けとか7掛けとか、そういった中での数字提案をしていただきたい。
これ、なぜそんなに数字のことで私これだけいろいろ質問させていただくかというと、これ比べる相手が違うかもしれませんけれども、例えば国とか、空港をつくったりとか、ダムをつくったりとか、そういうときに議会や住民に知らされる数字というのは、いい面はいい数字をとって、悪い面は非常に少なくやって、そしていい計画ですよって持っていくのがどうもこれまでのね、行政の余りよくない部分だというふうに思います。で、基準年に引っかかったのはそこで、平成20年は非常に少なくなっているんですよ。これは町長が就任した最初の年度ですよね、20年度。ある意味職員も頑張って資源化・減量化、あるいはゼロ・ウェイストと言ったことによって町民の意識が変わって、町民の御協力が得られてこういう減ってきた、時代背景もあるかもしれません。でも、いずれにしても、そういった努力が全くゼロじゃなくって減ってきた、そういった基準年をもとにまた半減化を5年後にするというのがやはり町長の姿勢として、格好いいと言ったらあれかもしれませんけれども、ごみの森と言われるぐらいにね、町長がやっぱりこれが1丁目1番地の施策だということであれば、そのぐらいの意気込みで平成20年度の基準年を使ってやっていただきたいというのが私の思いなんですけど、先ほどの町長の御答弁ではちょっと考えていただけないようなんですが、ぜひまだパブリックコメントの期間ですし、正式なものができるまでに担当課とじっくり話し合って、その辺、姿勢の見せ方だと思うんですよ。町長いかがでしょうか。

町長(森英二君)

再度御説明させていただきますが、2000年…あ、2008年6月に初めてゼロ・ウェイストに向けての挑戦ということでここで冊子にまとめました。そのときにつくられた最新の実績値が18年のデータであると、それを基準に用いた。それ以外の何もありません。

12番(待寺真司君)

それ以外の何ものもないでなくて、直近がもう平成20年の決算が出ているんですよ。で、これが例えばゼロ・ウェイストの進捗計画とかだったらわかるんですが、これ葉山町全体の前にあった計画を引き継いで、町長が大きく政策転換したものも入った案になっているんで、やっぱりこの努力して減っていた平成20年度の数字を基準年にしないというのは何か私は後退してしまっている。これなぜか、なぜこんなことを言うかというと、平成20年のですね、数字、8,402トンなんですよ、焼却ごみが、ね。この27ページの目標は1万681トン、平成18年度。ところがもう平成20年度に8,402トンって、これ、ね、2,000トンぐらいもう下げてる、非常に努力された結果の数字がここに出ているのに、じゃあ頑張って半減しようとしたら4,200になりますよね。ゼロ・ウェイスト、ゼロに近づける、極力近づけるという姿勢を見せるというに当たっては、やはり20年の努力した結果出た数字を使うほうがよりベターではないかというふうに私は思っております。これ町長のお考えでですね、伺っておりますので、これ以上平行線になると思いますから、一応私の思いはそういうことでこの質問をさせていただいたということをお伝えしまして、次の質問に移ります。
それでは、ごみ袋、指定袋制、それからごみの戸別収集というような方向に向けて今検討中だと、いろいろな実験をね、しながらというようなことで御答弁をいただきましたが、ただですね、この「広報はやま」5月号を見ると、もう来年の…「来年度には戸別収集が始まります。不足分は有料で購入してください」、もう決まったような文章なんですよ、これ、だれが読んでも。この点について、やはり前回のごみ特でも指摘をさせていただきました、平成26年までのとかって書いてあって、これ平成26年じゃなくて平成26年3月が正確ですよね、平成25年度までの半減化目標なんだから。だから、こういった内容を精査せずにこの「広報はやま」に出してしまって、町民の皆さんが何で有料化になるのとか、そういう声は恐らく町にも寄せられると思います。議会はそれ認めたのかまで聞かれました。で、これはフライングだと私は思うんですけれども、町長はお考えいかがですか、この「広報はやま」5月号出したことに対して。

町長(森英二君)

実際、環境課のほうにもかなりの問い合わせは来ておると聞いております。ただ、この広報はこれから連続していろいろアピールすることになろうかと思いますけども、まずはこの予告をするということは非常に大事で、実験に入っているということの実態をお知らせするわけでして、ただ表現の仕方に反省するところがあれば十分反省しながら、より理解しやすいものに変えていく必要はあろうかと思っております。

12番(待寺真司君)

誤解を招く表現だと思うんですよ。これとり方なんですかね、どうでしょうか。多くの方にもし聞いていただいて、これでアンケート調査するわけにもいかないんですけれども。(私語あり)多くの方がもう来年度から変わりますなんです。でも、予告編というところに書いてあるから予告だって言われてもですね、ちょっと…それはね、町民に向けて発信してくださいよ、ぜひ。例えば次の「広報はやま」7月号で、誤解を招くような表現がありましたと、やっぱりおわびを入れるべきだと思うんですけれども、いかがでしょう。

町長(森英二君)

私は直接御意見として聞いた中ですが、ごみが戸別収集はすぐ来年…すぐ始まるんだなと、いつからですかという質問ですから、広報では来年度からと書いてありますよと、来年度という意味は来年4月以降という意味で、来年度からとか、ああ、それ見なかったという人もいるんですよ。来年度というところも、そんな小さい字で書いてあるわけではないんですけども、見ない。ですから、人のとり方はいろいろだということはお伝えしたいと思いますが。ただ、すべての人によりよくわかりやすいものにするという努力は必要だと思っております。

12番(待寺真司君)

努力というかですね、既に出してしまったものですので、誤解を与えているという認識が少しでもある、例えば担当課にこれで…どうでしょう、部長、そういった件で、有料になるのと、どこで決めたのとか、そういった意見が寄せられておりますでしょうか。私は直接そういう意見は聞いておりますけれども、例えば担当課にこの広報を見てどうだというような中では、そういった問い合わせはありましたでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

私のほうにですね、直接ですね、そういうお話は伺って…実際伺っております。私、決してどういう…変な意味でですね、こういうふうに持っていこうとかですね、そういう形じゃなくて、町民の皆様にですね、葉山町こういうことを考えているんだっていうことまでお知らせしたいという気持ちで出させていただいたんですけども、言葉じりのですね、使い方、最後の語尾の部分がもう少し考えてですね、出させて…出したほうがよかったんじゃないかなというのは私自身は思っております。

12番(待寺真司君)

今、部長が率直にちょっと言葉のね、ところで今思いを聞かせていただきましたけれども、そういった思いがあるんであれば、そのやっぱり誤解とかですね、こういった大きな事業展開するときにやっぱり…私スタートって本当に大事だと思うんですよ。やはりこういったことが先行しちゃって、町民の間に不安感とか不信感が…何ていうか、根づいてしまうと、なかなか変えるの難しくなると。だから慎重にこういうところはスタートを切ってほしいんですよ。で、特に不足分は有料で購入していただく、じゃあ、どんなに頑張ってもごみを減らせない、あるいは…やはり人にはそれぞれライフスタイルがあって、どうしてもごみの出る生活をせざるを得ないような状況に置かれている方もいらっしゃると思うんですよ、町内には。そういった方にはあんた努力しないから有料だよって何か決めつけたようなね、表現にもとられかねないので、この辺は事前にやっぱり町民にお知らせをしてから掲載するべきだということで指摘をさせていただきますので、何らかの形で、先ほど町長ね、これから処理計画案も含めて町内にきめ細やかに回ると言われていましたけど、スタートは私まずそういったところの誤解を解くことから始めていただきたいと思いますので、その辺はぜひ御留意いただきたいと思います。
それで、いろいろ新規施策あるわけですけれども、次のですね、戸別収集というのもやりますよというような報告になっておりまして、実際本当に1万3,000世帯を超える世帯が今、葉山住んでいらっしゃいますけれども、これを全域戸別収集でできるのかなというちょっと不安が私自身にもあります。それで、先ほどモデル地区でいろいろとやっているということでございますけれども、そのモデル地区なんですけれどもね、一色台というところと、今、牛ケ谷戸は狭隘地区で車の利用も難しくって、そこはモデルケースとしていいと思います。それで、葉山全域見るとね、本当にいろいろな顔を持った地域がある、非常に特色豊かなある意味町で、それぞれの地域に合った本当に収集方法が戸別がベストなのかという視点でやっぱり考え直す必要があると思うんですよ。もうこれだと全域でやりますよみたいな形になっちゃって。例えばね、国道沿いの一軒のお家結構あるんですよ、葉山。ばんばんばんばんトラックや何やら通るのにね、収集の車がどういうふうに横づけして一個一個とっていくのか、どこで待機するのか、そういったことも含めてもう少しきめ細やかな戦略を立てるには、モデル地区ももっとふやして、そしてそれでオーケーだということになったら全域でやりますよと広報するのが筋だと思うんですよ。その辺、町長お考え方いかがでしょう。

町長(森英二君)

モデル地区2カ所だけで全域に移るという考えは毛頭ございません。今、モデル地区にといいましょうか、なっていただいているのが全体で5地区になります。これを順次できるだけ早くその実験、戸別収集あるいはごみ袋の制度、そういったものの実験を進めて、で、できるだけ多くのデータに基づいて今の、じゃあ国道沿いをどうするとか、いろんなものもその実験の結果を分析しながら考えていくということであって、100%決めているということでなしにとらえていきたいと思っております。

12番(待寺真司君)

はい、わかりました。この2つのモデル地区だけでは到底その全域のいろいろな事情をね、カバーできるものとは私は思っておりませんし、で、これ、やはりですね、何ですかね、町民にお知らせする前に、きのうもいろいろ…きのう、おとといと議論もありましたけど、やはりこれだけの大きな変更はよっぽどこう、何ていうかな、性根を入れてやる…根を入れてね、入れてやらないと、これなかなか難しいと思いますし、それから、町長、職員一丸となってというようなね、お話も答弁でされておりましたけども、今ね、収集に関する…クリーンセンターに働く収集作業員、非常に不安の声を私も聞いております。それで、今、町長ですね、そのクリーンセンターの現業の職員と、今、神奈川県の労働委員会にあっせんが出されているじゃないですか。これね、組合の方が非常に不安なんですよ。どういうふうに戸別収集全部やれるのか、職員にまだ説明も、職員の理解もないのに進めようとしていることに対して非常に不安に思って、そして労使交渉を申し入れたら断っているんですよ。これ町長何で断ったんですか。

総務部部長(石川恵一君)

確かに今、議員の言われるように、労働組合のほうから町に対して労使交渉という形でありました。しかし、町のほうの考えとしては今回の事務については管理事項であるという形でもって交渉のほうをやらさせていただきませんでした。

12番(待寺真司君)

その管理事項のね、規定がね、私はその詳しい規定というものがどういうことでその町側が管理事項というふうに考えたのかよくわからないんですけれども、これ労働条件のかなり変更ですよね。だって、きのうだって部長はね、車に今までは…何だっけ、2人乗って1人ついていたのを2人にして乗せるとか、3人体制とか、いろんな体制の変更とか、あるいはですね、本当に上山・木古庭の点在するような地区、あるいは今言ったような危険のような地区、そういったところを歩いて戸別一軒一軒とるんですよ。これ労働条件の変更でないとした理由が私にはよくわからない。その判断をだれが一体下したんですか、労働条件の変更じゃないと。町長ですか。

町長(森英二君)

まず総務部のほうから私のほうに上がってきて、私が決断をしたわけです。

12番(待寺真司君)

町長、このね、組合活動…団体交渉含めてですね、町長就任されてから労使交渉に関する確認書というのを結ばれていますよね。自治労葉山町職員労働組合、執行委員長中村太郎、自治労葉山町職員労働組合現業評議会議長辰野真一、この方たちと3者で労使交渉に関する確認書をとっているんですよ。そして、今回のような件がね、何で説明をしてくれという組合側からの要求に対して、管理事項だから説明をしない。どういうふうにじゃあ全域やるのかという説明もなく職員にやれと言うんですか。そこの根が固まってないのに、町民に対して全域でやると私よく言えたものだなと。この件はですね、やはり労働組合…民主党、ね、町長よく言われますよ、民主党のいろいろなことを。民主党のまさに、あれですよ、支持母体は労働組合ですよ。そのね、労働組合の、しかも自分の部下である現業の評議会からこういったあっせんまで申し入れを行われるようなね、そういう対応をしといて、そして全庁一丸になって取り組むなんて言い方は私ちょっと違うと思う。これね、早急にね、申し入れに応じてほしいんですけれども、いかがでしょうか。

町長(森英二君)

申し入れが来ておりますので、それに応じて会談をするという予定に組んでおります。それから、新しくシステムが変更になれば、人間だれでも心配したり不安に思うこともございます。ましてや、今、実験を重ねているわけでございますから、そこで問題点とかいろんな課題が抽出して、それを分析した上でなければ全体には移行しないわけだから、その段階で細かく現業の人たちとは話し合いをしていくということは当然のことだと思っております。

12番(待寺真司君)

いや、それ町長違うんですよ、考え方が。あのね、これ職員の声ですよ。収集に行ってて、「広報はやま」見た町民から、戸別収集になるんですってって言われたって、職員答えられないというね。クリーンセンターにも問い合わせがあるそうなんですけど、所長もまだ具体的にどういうような形で全域実施になるのか答えられないんですよ。これが今の現状なんですよ、葉山町の。要するにですね、町長の思いとしてその戸別収集、ゼロ・ウェイストに向けて、減量化に向けてやるという思いはいいですよ。でも、その思いをやるんだったら、まずは職員の理解を得て、そして、よしいけるとなった時点で町民にお願いをするのが筋でしょう。いきなりモデル地区だ何だ言ってね、いいところばっか数字出してきて、これでやりますよって言ってたって、現状自体は今の対応じゃ、あっせんに出ているんですよ、県の労働委員会に。で、今2回目のあっせんが7月の1日にあると私のところに情報が入っているんですけど、今、町長交渉に応じるなんて言っているんですけど、本当なんですか、それ。いつなんですか、交渉に応じるの。答えられなかったら虚偽だぞ。

町長(森英二君)

今ここに手帳を持ってないので、スケジュール表、答えられないけども、一応そのスケジュール表に入れています。(私語あり)

12番(待寺真司君)

この団体交渉は恐らく…町長出られるのかどうかわかんないですけども、総務部長が恐らく一番の責任者窓口になると思いますけど、総務部長、決まっているんですか。

総務部部長(石川恵一君)

18日という形でもって聞いております。

12番(待寺真司君)

では、6月18日ということですか。6月18日に団体交渉に応じると。ぜひですね、その団体交渉のときに現業の方の不安というのをまず取り除く…部長、成島部長、現業の方の不安を取り除かないと私その全域でやるといってもこれ難しいかなというふうに思うんですが、担当部長としてやはりその辺はですね、細かくもうちょっと戸別収集に関して職員に理解を得るような努力をぜひしていただきたいと思うんですけれども、よろしいですか、それで。

生活環境部部長(成島光男君)

今、総務部長がお答えしたと思いますけども、18日の日にですね、話し合いを行うことになっておりますので、その席で説明のほうはさせていただきたいと思っております。

12番(待寺真司君)

例えばね、私、今、労働組合の団体であります三浦半島地域連合というところで、その中の三浦半島の議員団の中で幹事をやらさせていただいている一人として、労働組合の関係者の方とは多く話す機会を持っております。やはりですね、この労使関係というのを、町長、労使関係というのをね、やはりトップに立つ人間がしっかりと目配せをして、このような県の労働委員会にあっせんをするような事態をね、招かないように、やはり町長がしっかりとそこは考えて注意をしていただかなきゃいけないんですよ。団体申入書のさ…申入書のですね、やっぱり文面はね、森英二になっているんですよ、判こ押して、断っているんですよ、団体交渉に応じない…応じる内容ではないということで判断したと。これによってあっせんになってしまったという事態を招いているんです。こういったことがね、やはり県内の労働者団体やいろいろなところに情報として回るわけですよ。葉山町のトップは何だと、組合のね、そういった申し入れに対してもそっぽ向くのかと。自分の政策だけ推進できればいいのかと、そういうようなね、判断をあなた自身が受けてしまうから注意してくださいよということを申し伝えておきます。町長改めてね、団体交渉のときに、やはり私は現業の方と町長自身も面と向かってこういうことでやるんだということで協力してほしいとお願いをするべきだと思うんですけど、いかがでしょう。

町長(森英二君)

私は一色台団地でモデル地区として戸別収集を始めた、その実態を私も現地にいて見てもおります。そして、今2カ月経過しておおむね順調に戸別収集が進んでいるということで、そこに住んでいる人から不安だとか不満だとかというのは直接は聞いておりません。
それと、先ほどの組合との話ですけども、先ほど答えましたように管理事項であるということで、あの段階ではもっとデータが出て、実態が見え…様子が見えてきてから現業の人たちにはよく理解いただけるように説明をする必要があると考えていたわけであって、今は自分のつくった政策をどう推進していくかということで、その政策の可否を組合と交渉するつもりはありません。自分のやりたい政策をいかに順調に進めていくかということの具体案を組合とは…組合というよりも…組合じゃない。現業とよく話をして理解を得ていくということは、これはもう当然のことであります。

12番(待寺真司君)

ちょっと順番が違うかなと。(「違わない」の声あり)本当に先にそっちをやってからじゃないと、どうも町民に、町民にという何か町民ばっかりが負担を負うようなですね、町長のゼロ・ウェイストはそういうものかなというふうに思ってしまう。それでね、職員の信頼関係が…。

議長(鈴木道子君)

少々御静粛にお願いいたします。

12番(待寺真司君)

どうのこうのと言ったですけど、これ私ね、いろんな方に聞きました。そしたら、このごみ処理の基本計画の案が部長会ではもまれてたそうですけど、課長会には一切報告ないというふうに私は聞いているんですけれども、要するに、各課の課長もこの基本計画(案)をまだ読んでないんじゃないですか。全員把握していますか。どうなんでしょう。課長会でこれ大きな議題になることじゃないのかな。よくわかんないですよ、職員全員が一丸となってとかっていうことであれば、やはり各課の課長にいってから、それからまた教育委員会にお願いするとか、そういった方向が筋じゃないですか。これどうなんでしょうか。(私語あり)

総務部部長(石川恵一君)

確かに今、議員の言われましたように、課長会ではその話題については議題としておりません。ただ、現在はパブコメ、住民に対してこの意見を申し述べていただくと、そういう関係でやっておりますので、当然これがある程度煮詰まった段階では全課職員に通知が来るものと、そのように思っております。

議長(鈴木道子君)

時間でございます。

12番(待寺真司君)

御答弁ありがとうございました。これあくまでも計画ですから、まだまだ直すとこあると思います。私もきょういろいろ3項目挙げましたけど、計画どおりに一般質問できませんでしたので、計画はあくまでも計画です。これからまた練ってぜひやっていただきたいと思います。ありがとうございました。

議長(鈴木道子君)

これにて12番待寺真司議員の一般質問は終結いたします。
第2番、9番守屋亘弘議員、登壇願います。

9番(守屋亘弘君)

9番守屋亘弘です。私は、以下3点について質問をいたします。
まず1点目は、平成21年度ごみ処理事業の各種実績データということで、極めて気乗りがしないんですけれども、ごみ総排出量、一般廃棄物処理経費の一般会計歳出決算に占める割合、1トン当たりの処理費、1人当たりの処理費実績についてということでございます。私の愛読書は「一般廃棄物処理事業の概要」でございまして、10年来愛読しておりますけれども、今申し上げた各値数値において、一般廃棄物処理経費の一般会計歳出決算においては、常に10%以上で、葉山町は断トツのワーストワン。それから、1トン当たりのごみ処理経費も同様。1人当たりのごみ処理経費については、実績としてワーストワン。先ほど町長は箱根町の例を挙げましたけれども、20年度実績で1人当たりの日量排出量は、箱根町の町民の3,900グラム、葉山町は1,020グラム、これはあくまで総排出量に対する数値でございますけれども、それは何を意味するか。すなわち、箱根町は皆さん…皆さんですよ、よく御存じのとおり、観光地にして保養地、まあ丸めて言えば観光客が非常に多いと。お金も落としていくけれども、ごみを落としていく。これはしょうがないと言えばしょうがない。ただ、箱根町の町民1万3,500人が観光客の落としていったごみを背負っているから、さっき申し上げたような数字になる。そういうことを除いて考えれば、葉山町の町民の1人当たりごみ処理経費が実質はワーストワンだということなんです。
それから、先ほど申し上げた資料の平成19年度から新たに最終処分率という表示で、数値が記載されるようになりましたけれども、この数値で皆さんは御存じないかもしれませんが、葉山町は堂々のワーストツー。ワーストワンは三浦市、19年度が20.7、20年度が20.1。葉山町はどうか。19年度が16.7、20年度が16.1。数値が多いほどワーストということでございます。これは最終処分量÷総排出量×100でパーセンテージを出している。ちなみに、ナンバーワンは鎌倉市。19年度、20年度も0%。ということは、いかにリサイクル率が進んでいるかということであろうかと存じます。
引き続いて2番目は、20年度並びに22年度の1人当たり処理費についてでありますけれども、ごみ処理基本計画案の記載では、20年度が約2万5,000円、22年度が約1万9,000円になっている。6,000円の差が出てきた。ちょっと私の質問通告の書き方がまずかったかもしれませんけれども、言ってみればその差は何でしょうか。もしこのとおりであれば、大変すばらしいことなんです。先ほども申し上げたとおり、1人当たりごみ処理経費については、箱根町についてワーストツーなんだけれども、もし1万9,000円台になれば、33市町村の中で30番目ぐらいになるのかなという期待があります。20年と22年を比較し、どういうような要因によってこれだけ下げることができる予想なのかをぜひ聞きたいと存じます。
それから3番目は、公人としての町長の健康状態についてお伺いをいたします。1日24時間、1年365日、町長は公人であると私は考えております。その公人たる町長に、何らかの健康上の状況が発生したということであれば、私は一町民あるいは一議員として速やかに回復してくださるよう願うものであります。私の確認では、確かに目を患っておられるようなことでありましたけれども、現時点はすっかり回復なさったのか。そうであれば大変結構ですし、先ほど申し上げたとおり、まだ治療中ということであれば、一日も早く回復されるよう、私は祈念をしているところであります。
それと、鈴木勘之前副町長との関係についてとございますけれども、これは以前、20年6月24日(月曜日)に、町長の公約の履行についてということで私は一般質問しておりますが、例の町長選の際に、みんなで明るい葉山をつくる会、代表はヤマモトカツヤ君ですけれども、私たちが新町長に求めるもの。その中で「税金は町民のために使うもの、守屋・鈴木両名に退職金返還要求を」とあります。
問、新町長にまず期待するのは、辞任した守屋・鈴木両名の疑惑解明と支払われた退職金の全額返還を求めてほしい。それが苦しい家計から無理して税金を納めている住民の率直な感情だと思う。今は横浜地検が捜査中であるが、起訴猶予以上の結論が出れば、行政トップとしての犯罪が証明されたことになり、退職金の返還要求は絶対必要と思うが。とあります。答、退職金の返還は当然の要求と考えており、実行します。
問、他の2名が町長になったらどうでしょう。答、守屋氏の選挙の際、矢部・横山両氏は強力に応援活動をしておりましたので、退職金の返還要求はしないと思います。実際、さきの町議選で疑惑の実態解明を求める動議が出された際…とき、横山氏は守屋氏を支える与党議員の主力メンバーとして反対して疑惑解明のチャンスを葬りました。その人が退職金返還要求をするとは到底考えられません。
それで、その際の私の質問に対して森町長は、返還要求に関しては、ある人を介して接触をしていると答弁をされました。現時点ではどうなんでしょう。1点、私が聞いた範囲は、町長は前副町長を副町長に起用したい、そのような話をなさったということでございますが、その真贋を今、どうのこうの申し上げるつもりはありませんけれども、まああれだけ、先ほど申し上げたように、公約として取り上げてあるのであれば、まずは鈴木勘之氏に退職金返してくれよという要求をしっかり本人に通知すべきであろうかと思いますけれども、その辺、現時点ではどういうことになっているのか。確たる答弁をお願いしたいと存じます。
以上で私の第1回目の質問といたします。

議長(鈴木道子君)

答弁を行います。

町長(森英二君)

守屋亘弘議員の質問にお答えをしてまいります。ちょっと議場、静かにお願いいたします。平成21年度ごみ処理事業の各種実績データについて、平成21年度のごみ総排出量、一般廃棄物処理経費の一般会計歳出決算に占める割合、1トン当たりの処理費、1人当たりの処理費実績についてとのお尋ねでございますが、平成21年度のごみの総排出量は、1万1,982トンとなっております。また、一般廃棄物処理経費の一般会計歳出決算に占める割合につきましては11.3%で、1トン当たりのごみ処理費は6万589円、人口1人当たりのごみ処理費は2万2,414円の見込みとなっております。
次に、2項目目のごみ処理基本計画(案)での平成20年度と同22年度との1人当たり処理費について、この平成20年度実績と22年度予測値との差額の内容分析とのお尋ねですが、現在、パブリックコメントを実施しておりますごみ処理基本計画(案)におきましては、ごみの減量化の推計と合わせ、経費削減の見通しをお示しさせていただいております。処理費削減につきましては、業務委託単価の見直し、処理効率の向上等の取り組みを進めており、平成22年度におきましては廃プラスチックの焼却処理及び不燃残渣の埋め立て単価の大幅削減、アルミ缶を初めとした有価物の売却額の大幅改善を行っております。ごみ処理基本計画(案)における経費削減見通しにつきましては、こうした取り組みによる成果を勘案しており、焼却炉を初めとする施設維持管理に緊急的・突発的な対応がなければ予測値を達成できるものと考えております。
次に、最後の町長の健康状態並びに町長と前副町長との関係について、要旨、1、町長の健康状態回復の見通しと鈴木勘之前副町長との関係について(現在連絡を取り合う間柄?)となっております。これは私は6月3日に、この一般質問の通告内容を見まして、1番目、2番目のこのごみに関するところは当然のことであろうと思いましたけども、この3番目の健康状態それから鈴木勘之前副町長との間柄ということについては、一体何が聞きたいのかなという趣旨がよく理解できなかった。だから、ここでの第1回目の質問に応じて回答をすればいいだろうと思っておりました。しかし、まずこの2点についても、一方は健康に関する全くの私的なことである。もう一方も、今は一町民となった前副町長との交友関係、これも全くプライベートな問題であるから、答えることは避けなければいけないかなと思っておりましたけれども、特に2点目については丁寧にお答えをしたいと思います。
1点目の健康問題につきましては、特に地方自治法第132条、品位の保持というところで、御承知だとは思いますけれども、「普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない」と。趣旨としては、議場が公の議論をする場所であって、私的なことの交渉あるいは議論をする場所ではないというふうに決められております。しかし、今、私は公人であります。365日、健康でなければならないということから、情報を得て、目を患っている。速やかなる回復を祈るという趣旨の説明がございました。私は公務に差し支えるような今、病気は持っておりません。そういう意味では健康管理には十分注意しながら、住民の期待に、負託にこたえるよう努力をしているところでございます。
次の、鈴木勘之前町長、私は立候補に際しての団体との…(私語あり)副町長、鈴木勘之氏との関係でございますけれども、彼が…彼というよりも、町長も副町長も、ああいう形で辞職をしました。そのときにいろいろと何ていいましょうか、警察あるいは検察で、結果として禁固以上、起訴以上の判決が出れば、退職金は支給されないことになっております。しかし、そこに該当しなかったので、実際には退職金が支払われました。しかし私は、今、議員が読み上げたビラでの約束あるいは自分の心情としても、これは退職金の返還は、やはり求めるべきであろうという趣旨から、一昨年当選してから間もない時期に交渉に入りました。そのときも議会で答弁しましたように、ある人を介してと言いました。そのある人とは、鈴木勘之前副町長、その人です。これは町長とはいとこ同士に当たりますし、以前、私も議員時代から個人的には副町長との交流もございました。うちで預かった留学生との交流、いろんな関係から親しい間柄になりましたので、話がしやすいということで、守屋町長に退職金返還を折衝してほしいと。同時に、あなた自身の、自体の退職金の返還についてもお願いをしたいということを、会って話をしました。
そのときに守屋町長は、自分は返還に応じるつもりはある。副町長はそう言いました。で、町長との、守屋町長との交渉については、引き受けていただきました。そして、2度目、その結果を聞く会議を、会合をいたしました。そのときに、副町長は応じるつもりはないという返事であったと。私は、町長は、守屋町長は、前町長は返還する意思はないという話でした。そのときに私は話をするときに、退職金の返還という表現は非常に抵抗もあるだろうから、そうではなくて、寄附をしてくださいと。葉山町に寄附という形でどうでしょうとお話ししてくださいと言いました。そうしましたら、その件で話して、結果、自分は意思は持っていたけども、前町長が返還しない以上、自分も返還に、あるいは寄附に応じるわけにはいかないという返事でございました。それ以降、私は守屋前町長とも前副町長ともお会いはしておりません。ただ、会合で、相手は神主さんですから、何かのときに、その仕事をしているところで接触したことはありますけれども、鈴木勘之副町長とはそれ以後、一切接触はございません。
以上、第1回目の答弁といたします。

議長(鈴木道子君)

再質問を行います。

9番(守屋亘弘君)

第1問目についてですね、やっと返事がもらえた。というのは、さきの5月17日のごみ問題特別委員会で、私は委員外議員として担当部長に21年度のごみ量実績は何トンだと質問しましたら、一切答えてもらえませんでした。それぞれこういう項目を挙げるのは、白状すると大変私としてもじくじたるものがあります。担当の窓口へ行けば、こんなことはすぐ教えてくれるだろうと思うのが不思議…普通。不思議じゃない、普通。ところが担当部長にお聞きしても、あれからずっと寝ないで待っていたんですよ、私は。そうでしょう。だって、町長がね、ゼロ・ウェイスト、ゼロ・ウェイストって経文を唱えているんだ。20年、21年。その結果がどれだけごみ量が減ったかということでしょう。先ほどの数字、1万千九百何トン、20年度は1万1,760トンですよ。通信簿から見れば、だめなんですよ。そうでしょう。20年、町長は就任してこそ、先ほども話があったように、それから4月以降、ゼロ・ウェイストだって経文唱えていたと。ところが21年は20年度から見れば微増であるけれども、ふえちゃった。みんなそうでしょう。というのは、モデル地域でかくかく、それは確かに減ったかもしれない。しかし全体としてはふえちゃってるんですよ。だれも、とまでは言わないけれども、町長が掲げる施策が町民にはそんなに浸透してない。町長はモデル地区で大変結構な成績だと。確かにくどいけれども、私は一々検証してないけど、そうかもしれませんけれども、じゃあ全体としてはどうなんですか。20年度と比べたら、増加してるでしょう。1トンでも増加したら増加なんですよ。みんなそうでしょう。
というのは、先ほど12番待寺真司議員は「ごみの森」という表現をいい意味で使われたと私は理解しておりますけれども、私の表現を端的に申し上げれば、こういう状況というのは、木を見て森を見ずということなんですよ。モデル地区はああだこうだと言ったって、全体はふえちゃってるんだから。だから、ごみ・ウェイスト、それは私は否定しないけれども、現実には浸透してない。なぜか。多分、町民の多くの方は、町長の施策にノーと言ってるかもしれない。その辺、私は一々、一人ひとり皆さんに確認をとってないからわかりませんけれども、とにかくごみ量自体がやっとわかるというのは、私には理解できない。例えば平成21年11月16日のごみ特で、クリーンセンターが参考資料6として出してきたのは、10月までのごみ量の実施が載ってるんですよ。あと11月以降、3月までのごみ量を足せば出てくるでしょう、担当部長。それがどうして5月の17日でわからないのかね。算数だよ、小学生の。月々5カ月の数量足せば、全体の数量が出るでしょう。だから、すぐ出てくるかなといって、さっき冗談半分に寝ないで待ってたというんだけど。それで、何やらお気の毒と言うべきか、きのうは教育長がいじめられて、何かごみ・ウェイストにさ、反対するといけないんじゃないかと思われちゃうよね。(私語あり)別に反対してるわけじゃないんだろうけども、例えばきのう伊東圭介議員が発言なさって非常に重要なポイントがある。これに反対あるいは異を唱えると、何か非国民みたいな。あるいは葉山町に例えれば、私なんか非町民扱いになっちゃうかもしれない。この、先ほど申し上げたような数字も、どうして速やかに出ないのか。だって、唱えてるんでしょう。ごみを減らしてくれ。ごみの減量化・資源化。それにもかかわらず、ごみはふえちゃってる。数字は正直ですよ。我々、何回も言って申しわけないけども、サラリーマン時代、数値がすべて。営業成績云々もそう。幾ら言ったって、何かぴんとこないから、しょうがないと思うんですけれども。
2番目の問題についても、先ほどやはり私と同じように、待寺真司議員はお考えになっているというように拝聴しましたけれども、数値を出してくるんであれば、ちゃんとした根拠まで示してほしいんですよ。ここに、まあ細かい話になって申しわけないけれども、13ぺージに処理量の推移とあって、16年から5カ年、20年度までの数量等も載ってると。それと、いろんなところでさ、ぱらぱらぱらぱら載ってるんだけれども、19ぺージで平成19年度の1人当たり処理費2万4,894円、約2万5,000円。それと今度はしばらく飛んで、約1万八千九百幾らという数字があるんですけれども、その差がどうして出たのか。もしそれが数字的に正しいということであれば、先ほど申し上げたように大変結構な話なんですね。あ、42ぺージにありますね。ごみ処理削減の見通し。平成22年度。1万8,998円。それで注の6に町民1人当たりごみ処理費は神奈川県一般廃棄物処理の概要の算出方法に準ず。ですから、ここにあるごみ処理経費、人件費を含めた7億1,200万円強を、先ほどもちょっと話が出ました推計人口3万2,000人強で割ると、1万8,998円にならない。2万2,2010円ですよ。どうしてこういう違いが出てくるのか。先ほど、くどいけれども、私の愛読書の一つである「一般廃棄物処理の概要」の算出基準に基づくなんていうようなことを書いてあるんだけど、もしそういうようなことであれば、ごみ処理費用を合計して人口数で割ると1人当たりごみ処理経費が出てくる。しかし、もし逆算するとね、細かいけれども、1万8,998円×推計人口3万2,092円…人、失礼、間違えた。そうすると、約6億1,000万になるんですよ。7億1,200万強とどうして違いが出てくるのかね。何か先ほどの町長答弁では、数字的な細かい御説明がなかったので、あえて細かく聞くんですけれども。一生懸命検算したって、わからないから聞いてるの。わかりゃ聞かない。例えば、先ほど申し上げた過去5年間のごみ処理費実績、それで一般廃棄物処理事業の概要で読み解くと、計算するとぴったり合う。1人当たり2万4,894円になる。これはごみ処理経費のうち、建設改良費1億2,590万を引いた数字が8億500万云々。それ割る人口。そうすると1万4,894円になる。しかし、先ほど申し上げた事態ではならない。1万8,000円…1万9,000円ですか、ならない。
それと、私が予算書とつけ合わせしたら、塵芥処理費4億6,000万強になってる。で、22年度の人件費を含まない処理費小計が4億、約2,000万になってる。どっちが正しいのかよくわからないんですが、要するに細かい数値のね、算出方法等を記載してもらわないと、みんないいかげんに見えちゃいますよ。一生懸命つくったんだろうけど。だって、この6,000万の格差、どういうことなんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

この6,000万円の差ということでございますけども…(「6,000円」の声あり)あ、すいません。6,000円の差ですよね、申しわけございません。平成20年度と21年度、この経費の中で推計をさせていただいておりますけども、20年度は実績で、21年、22年、予算の中でですね、実際いろんな形での委託とかですね、そういうものの見直しを行っております。例えば何点か申し上げさせていただきますと、22年度からはですね、焼却炉の停止期間中のごみを搬出しておりますけども、その委託単価を見直しを行っております。入札を行いまして、20年度のときは4万3,575円、これが3万6,225円というような形で行っております。また、答弁の中でも…町長答弁の中でもございましたけども、廃プラスチックの処理費につきましても見直しをさせていただいております。平成20年度のときはトン当たり6万9,000円…あ、すいません、6万900円だったものを、やはり22年度で入札のほうをさせていただきまして、3万3,075円、約2,300万円ぐらいの減という形になっております。そのほか不燃残渣についても見直しをさせていただきました。ことしの4月からですね、リサイクル家電のものにつきましては、葉山町では処理を行わないという形をさせていただいておりますけども、それによりまして今までクリーンセンター内に廃家電の置いておくストックヤードがございましたけども、それがなくなったためにですね、新たにあそこの部分を利用させていただきまして、アームロールを置くことができました。そのアームロールを置くという理由はですね、今まで不燃残渣部分につきましては、一括ガラスの部分とか不燃物の資源化するためにですね、一緒の形で搬出しておりましたけども、新たにアームロールを置くことによりまして、直接埋め立てるものとですね、資源化するものとを分けて保管をするような形にさせていただいております。こういうことをやることによりまして、約1,100万円ほどの節減等ができております。
また、一昨日もですね、お話ししたと思いますけども、不燃物の収集委託費につきましては、平成20年度のときには約7,100万円ほどの金額がかかっておりました。これが平成22年度、2年間かけてですけども、約3,500万円ほどの金額というふうにさせていただいております。この単価には直接はね返ってきませんけども、一般財源の削減…一般財源を減らすためにもですね、廃家電または鉄くず、アルミ缶、スチール缶、これらについても今までは逆有償という形で処理させていただいたものがございましたけども、この22年度からですね、見直しをさせていただきまして、入札を行うということで有償というような形でやらさせていただいてます。このような形で、今までこの2年間でですね、約1億7,000万円ほどの減を見込んでおります。これらの総体的に判断させていただく中では、2万5,000円から1万9,000円ぐらいの金額になるのではないかなと思っております。先ほど町長の答弁の中でも、21年度では2万2,414円という形になるということでお話しさせていただいたと思いますけども、これにつきましては昨年、20年度と比較しますと、約2,500円ほどの減、率で言いますと10%程度の減となっております。この22年度の先ほども申し上げました内容等を判断させていただきますと、このくらいの金額になるのではないかというふうな推計をさせていただいております。

9番(守屋亘弘君)

そうしますと、21年度実績で1人当たり処理費が2万2,414円ですか。それで22年度の予想としては1万9,000円。そうなると3,400円程度、またさらに21年度と比較して下げると、見通しであると。大変結構です。絶対忘れないでください。というのは、全部悪いとか何とか、これから申し上げるのは、私は職員諸君の大変な努力で、大変な、結構な成績になったということを申し上げたいと思うんですけれども。私の「かがり火」の第8号で、いわゆる有価物の売上高実績というものを、平成14年から18年度までの5カ年合計で表にして記載をしました。その際に、葉山町は有価物回収量は約1万トン、それで逆有償、すなわちお金をつけた。というのは1億1,000万円。だから、トン当たり1万1,000円払って有価物を引き取ってもらったということになる。最近の3カ年、18年度、19年度、20年度の実績を調べましたら、約、有価物が7,300トン。逆有償すなわちお金を払った数字が約930万。トン当たり1,277円払ったよと。1万1,000円払った5カ年合計とこの3カ年の実績見ると、格段に努力なさったということがはっきり出てますので、これは大変結構なことであろうかと私は、町長はさておいて、職員諸君の努力に大変な敬意を払っております。ちなみに、逗子市では、葉山町と同様な数字なんですけれども、有価物回収量ですね、約7,400トン。それで得た利益は6,300万円。トン当たり8,500円で売れたと。隣のまちは利益を出してる。そういうことを考えると、なお一層御努力をいただければ大変町民の一人としてありがたいかなと、私はそのように考えております。残念ながら、町民の多くの方々のまだ御理解はいただけてないと。ということが先ほどの実績の数字上あらわれている。
で、質問ついでに、これは質問通告になくて申しわけないんだけど、今回のごみ処理基本計画案に前段の一般廃棄物(ごみ)処理基本計画書、平成14年3月のものについての評価について、町長はどのような評価をされておるでしょうか。お読みになった。

町長(森英二君)

質問通告にない内容でございますので、時間をいただいてから答弁したいと思います。

9番(守屋亘弘君)

時間をいただいたら。どうぞお答えください。

議長(鈴木道子君)

いかがですか。

9番(守屋亘弘君)

要するにね、計画の位置づけの中で、本町は平成14年3月に平成22年度までで10年間を目標期間とする前ごみ処理基本計画を策定しましたというのは、このことでしょう。だから、町長は20年から就任なさってるんですから、20年、21年、22年については、この基本計画書について責任を持たなくちゃいけないと私は理解してるんですけれども、もしお読みになってないなら、もういいです。逆に、部長にお聞きしたいんですけれども、どういう評価をされてますか。

生活環境部部長(成島光男君)

今の御質問は、森町長になられてからということでございますか。全体ですか。

町長(森英二君)

20年1月、町長に就任するまでの間は、このごみ処理、第1次の、前回の、前期のですね、14年にできたごみ処理基本計画というもので仕事は計画進んできたわけですが、それは大きくは2市1町の広域化ということを…当初は4市1町、それが途中から2市1町になっての広域化計画を前提として仕事が進められてきた。しかしそれを大きく方向転換したということで、一番の違いはそこにあるというふうにとらえております。

9番(守屋亘弘君)

単純な質問ですけど、お読みになったでしょうかということですよ。これを。(私語あり)

議長(鈴木道子君)

守屋議員の続けての質問どうぞ。(私語あり)では、町長、御答弁をお願いします。

町長(森英二君)

就任して、当時も公約で2市1町からは離脱して、独自で処理を進めていくということを考え方を固めた時点で、前回のやつは当然読んでおります。

9番(守屋亘弘君)

この平成14年3月発行の基本計画書は読んでおられた。それであれば、なぜここに書いてあることを実行に移さないんですか。最終処分においては、全面委託処分に頼っているが、自区内処理の原則からと。自区内処理をうたってるんでしょう。早急に最終処分場の整備にとりかからねばならないと書いてある。何をしてるんですか。だから、私のこの計画書を読んだ範囲においては、何にもしてなかった。で、77ぺージが最終処分場は生活環境の保全上、谷型最終処分場を計画する。だれも景観もへったくれも知らなかったんですよ。だからこういう事態になった。そうでしょう。だって、まだ22年度までこれ生きてるんだから。ことし、本年度1年で最終処分場を計画をつくりなさいよ。

町長(森英二君)

広域化から独自処理あるいは独自の方向へ転換したので、それに全力を挙げて進めているということでございます。通告にない質問には、もうこれ以上答えません。

9番(守屋亘弘君)

まあ、通告にないのは確か。だけど、何を言ってるのか、よくわからん。だって、自区内処理でやると言ってるんでしょう。であれば、最終処分場をつくるのは当たり前じゃないですか。(「そうだ」の声あり)ねえ、みんな。(笑い)まあ、いいです。わかりました。何だか、13番金崎ひさ議員が一般質問の中で言っておられたように、先行きが何にも見えてない。おんぼろごみ処理施設をずっともたせてやるんですか。それが自区内処理、単独処理の処理方法だと言われればそれまでだけど、それだったら結局ね、もう一つ言いましょうか、言いたくはないんだけど。42ぺージの平成25年度ごみ処理トン当たり経費が幾らになるか、計算されたことありますか。先ほど申し上げた県の資料同様の計算すると、6万7,500円ですよ、約。20年度の実績が6万8,500円。1,000円しか違わない。1,000円で約1万トン出たといったら、1,000万円しか経費が安くならないということですよ。数字がね。何だかもうこっちも混乱してくるから、これ以上やめるけれども。
それで、3番目の質問に進みます。私は公人として町長の健康状態を心配する余り、あのような質問をいたしましたけれども、現在回復したということであれば、何ら古希の憂いがない。大変結構であります。ただ1点は、いわゆる公約に反して、町有車で登・退庁しているのは、御自分が何らかの事情でマイカーの運転ができないからじゃないか。だから、健康状態に依存してるのかなと、そういうことから質問したんです。これは何も町長の個人的などうのこうのじゃないんです。24時間公人であるから、なお私は心配している、ありがたいと思ってほしいぐらいですよ。
それから、時間がないので、1点、前副町長の関連について、先ほどわざわざ読み上げたのは、こういうことなんですよ。今、横浜地検が捜査中であるが、起訴猶予以上の結論が出れば、行政トップとしての犯罪が証明されたことに退職金の返還要求は絶対必要と思うがという。前副町長は、ここに処分通知書があります、私あてに。平成21年9月3日付、横浜地方検察庁横須賀支部。ある検事名によって、私あてにもらった書類がある。不起訴処分。ただし、口頭で説明を受けたのは、起訴猶予処分ですよ。先ほどわざわざ読んだのは、起訴猶予処分、以上の結論が出ればと。まあ、接触して聞かなきゃもらえなかったというのが回答として返ってきたんですけれども、まことに残念です。こういう何だか公約なのか何だかよくわからないけれども、こういうことをあたかも幻想を振りまいている。毎度の話。取り立てるなら最後までやってほしいと思いますよ、私は。

町長(森英二君)

当町においては全職員、特別職も含めて、県中心の連合体の退職金組合に入っています。そこの規定で、規定で支払われていると。つまり起訴以上の判決が出たわけではないので払わざるを得ないということになっているわけです。で、私の先ほどの説明では…議員が読み上げたものでは、起訴猶予以上ならばというように表現がされておりますけども、判決としては不起訴ということになった。しかし、感覚的にというか、感情的に、退職金が全額支払われるのはいかがなものかなということで、私はそのビラにも書いたわけです。したがって、それを実行に移したということでございます。

9番(守屋亘弘君)

だから、私は多分できないだろうと、そういうことで読んでいたんですけれども、結果はそうだったと。ということは、余りできもしないことを公約で掲げないでほしいと。いつも混乱する。

議長(鈴木道子君)

発言の場合は挙手をしてお願いいたします。

町長(森英二君)

だから、そこに書いたとおりに、実行して返還を求めたということであります。

9番(守屋亘弘君)

であれば、このようなチラシを配ってくださいよ。実行したと。ただし、何にも得られなかった。聞かなきゃ答えないんでしょう。これにて私の一般質問を終わります。

議長(鈴木道子君)

これにて9番守屋亘弘議員の一般質問は終結いたします。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
(午後0時01分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時00分)

議長(鈴木道子君)

日程第2「議案第5号平成22年度葉山町一般会計補正予算(第1号)」、日程第3「議案第6号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」、日程第4「議案第7号平成22年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)」、日程第5「議案第8号平成22年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第1号)」の4件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

初めに、議案第5号平成22年度葉山町一般会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ354万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ90億9,404万3,000円とさせていただくものでございます。それでは、補正予算書の4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の歳入歳出補正予算に関する付属説明書により順次御説明を申し上げます。
補正予算書の6ページ、歳入、第14款国庫支出金、第2項国庫補助金、第1目民生費国庫補助金の障害者自立支援給付費等補助金の11万2,000円から第15款県支出金、第3項委託金、第1目総務費県委託金の参議院議員通常選挙委託金の51万9,000円につきましては、付属説明書の11ページにその説明を記載させていただいております。
補正予算書の8ページ、歳出、第2款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費の職員の人件費及び一般管理事務に要する経費の234万2,000円から16ページ、第9款教育費、第5項保健体育費、第1目保健体育総務費の保健体育事務事業費及び委員会運営費に要する経費の41万4,000円までは付属説明書の12ページから15ページまでにその説明を記載させていただいております。第13款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため3,374万5,000円を減額し、補正後の額を3,589万3,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第6号平成22年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について説明を申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ35億6,084万8,000円とさせていただくものでございます。それでは、補正予算書の4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により御説明を申し上げます。
補正予算書の6ページ、歳入、第9款繰入金、第1項他会計繰入金、第1目一般会計繰入金の職員給与費等繰入金の2万円につきましては、付属説明書の16ページにその説明を記載させていただいております。
補正予算書の6ページ、歳出、第1款総務費、第2項運営協議会費、第1目運営協議会費の国民健康保険運営協議会に要する経費の2万円につきましては、付属説明書の18、19ページに説明を記載させていただいております。
続きまして、議案第7号平成22年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして説明を申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ100万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ22億9,158万2,000円とさせていただくものでございます。それでは、補正予算書の4ページ以降、歳入歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により説明を申し上げます。
補正予算書の6ページ、歳入、第7款繰入金、第1項他会計繰入金、第1目一般会計繰入金の職員給与費等繰入金100万円につきましては、付属説明書の20ページにその説明を記載させていただいております。
同じく6ページ、歳出、第1款総務費、第3項介護認定審査会費、第1目介護認定審査会費の介護認定審査会に要する経費の100万円につきましては、付属説明書の22、23ページにその説明を記載させていただいております。
続きまして、議案第8号平成22年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳出予算の金額は、第1表歳出補正予算のとおりとさせていただくものでございます。それでは、歳出補正予算事項別明細書並びに別冊の補正予算に関する付属説明書により説明を申し上げます。
補正予算書の4ページ、歳出、第1款総務費、第1項下水道総務費、第2目公共下水道審議会費の審議会運営に要する経費の9万6,000円につきましては、付属説明書の24、25ページにその説明を記載させていただいております。第4款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため9万6,000円を減額し、補正後の額を290万4,000円とさせていただくものでございます。なお、非常勤特別職の報酬額の更正につきましては、参考資料にその内訳を記載させていただいております。
以上、補正予算4件につきまして説明をさせていただきました。よろしく御審議を賜りますようお願いを申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。最初に議案第5号について質疑を行います。

5番(山梨崇仁君)

各事業におきまして増額の補正がなされております非常特別職の報酬額の更正についてなんですが、さきの3月の定例会におきまして…2月の定例会におきまして、関連の減額に関する日当、多くは日当制に変更するという内容で、減額にされる議案が提出され、議会においては否決をされました。それに対する今回、更正ということなんですが、その減額をする目的を持っていた当時の行政の考え方というものは、現状はどのように考えていらっしゃるんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

3月の定例会に出させていただきました、議会のほうで御承認をいただけませんでしたけども、町の考え方としてはこの報酬というものに対しましては、当初から変更なく、今年度につきましても前回と同様な形でもって議会のほうに提出できればさせていただきたいと、そのように考えております。

5番(山梨崇仁君)

そうですね、一度出したものを否決されたけど、もう一度出したいという気持ちはわかるんですけども、議会としてもあの質疑の中でおわかりのとおりに、なぜこの委員会だけは月額で残るんだとか、年額がふさわしいんじゃないかとか、いろんな御意見があったと思います。そういったものをしんしゃくした内容に行政側で検討、再検討して、新しい形で提案されると。そういった予定についてはお考えでいらっしゃいますか。

総務部部長(石川恵一君)

当然議会が出された意見と、まあ承認していただけませんでしたけれども、その意見というものは当然参考させていただきながら、担当課である総務課は今やっておりますけども、その議会からいただいた御意見等を尊重した形でもって内容のほうを精査をし、もう一度議会に御報告をし、その後、議会のほうに提案をさせていただければと、そのような形で今考えております。

5番(山梨崇仁君)

これは私にとってみて、賛成された方々にとって大変大きな問題だと思うんですが、あの議案の内容に対して最低限、私のあのときの考え方としては確かに議会がどこまで関与すべきかという迷いはあったんですけども、実際に滋賀県の大津の地方裁判所、それからことしの1月には大阪の高等裁判所のほうでも行政側が敗訴するという結論が出ておりまして、確かに金額や内容は違いはあるんですけれども、基本的に日額であるべきという原則、それから非常勤特別職とはどういったものかという考え方がはっきりと明記されておりまして、そこから考えるに当たり、葉山町の現状の非常勤特別職の報酬の出し方というものが適正だとは確かに私はいまだに考え、それが正しいとは思っておりません。ですので、できることであれば、もうすぐにでも今回のような更正ではなくて、新たな議案を出していただくような、今度6月議会ですね、であるべきだと私は思っていたんですけども、今の部長の御答弁から、出す方法はあるけれどももう少し検討をして物を出していきたい。その間は、更正した金額にしていただきたい、そういった思いだと受けとっております。
それで、大事なことを1点だけ。では、いつごろですね、新しい議案として出していただき、それをいつから施行するような考え方で今いらっしゃいますでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

当然議案を出すということは、予算を一緒に提出をされるというふうに考えております。今、ここでもっていつという形ではお答えできませんけれども、基本的に今、担当課のほうでは前回の金額をもとに、議会から言われた意見、そういうものを尊重し、精査しておりますので、できましたらば、その精査ができた段階でもって議会のほうに御提示し、議案として提案させていただきたいと、そのように思っております。

議長(鈴木道子君)

他に。山梨議員、続けてどうぞ。

5番(山梨崇仁君)

長くなるんで、これで最後にしますけど。この議会の中であの質疑のときに、私も聞いていてどうかなと思った点が、この実際に働かれている方々がこのモチベーションという点で日額に変更されたことが大きく影響するんではないかという質疑ございました。で、それも同じような観点で、例えばこの6月に更正されたけども、例えばことし今年度中の半ばでじゃあ一たんもう一度下げ直すことにしましたとかですね、年度が切りかわるとか、余りきりがよくないところでころころ変えられるようなことをされてしまうと、もちろん議会側としてもそうですけども、当該働かれている方々こそがですね、行政何やっているんだという、自分の仕事は一体どうなるんだという不安感にかられると思うんです。その辺について慎重な対応を図っていただきたいと思うんですけども、今、いつ実行するというお答えございませんでしたけども、もう一度その辺の心意気だけでも伺いたいと思います。

総務部部長(石川恵一君)

議員の言われますように、4月から新しい報酬額という形でもって委員さんもいろいろな会議でもって活躍をしていただいております。その際には、当然新しい現、現行の条例に基づいた報酬の額、それを支払っております。そうしますと、議員さんにつきましては、本年度はこの額かなという形で思っている方も当然おられます。それを私どもが年の途中でもって変更する場合には、当然それ多くの労力を使い、委員さんにも大変御迷惑をかける部分が出てきます。そういうものをしんしゃくしながら今、精査をしていると、そういう形で御理解いただければと思います。

議長(鈴木道子君)

他に。

13番(金崎ひさ君)

保育園、保育所支援事業について伺います。既に全員協議会のほうで担当のほうから御説明をいただいて、私もそこで少し質問をさせていただきましたので、きょうは町長と教育長とそして部長に1点ずつ質問をさせていただきます。
まず、町長に伺いますけれども、この葉山にこにこ保育園の増設…増改築計画ですけれども、本来であれば、今の利用者の不平・不満がいろいろ葉山の町のほうにもあっせんをするとか、調停をするとか、そのような問題を示されております。そして、そのようなところまで町がかかわらなければならないというふうな状況になっているというのが、私たちにはちょっとわからないという議員、ほかの議員さんの意見もございまして、本来であれば、法人がきちっとそういうことを精査し、仮園舎までもきちっとした上でこういう計画を出した。そして、それに対して補助金をつけてほしいというふうなことになるのが本来の筋ではないかなと思うんですけれども、町長に伺いますけれども、やはり葉山町は待機児童解消という大変大きなもう課題を抱えておりまして、この園に対して待機児童解消のために何とか増員計画をしてほしいというところから話が始まったのかなと私、思うほど、問題がかなり葉山町のほうに今、来ておりますので、町長自身は最初の、始まりはどちらだったのかというのをお聞きいたします。

町長(森英二君)

今、待機児童解消に向けての動きは各自治体でも盛んになっております。その願いは葉山でもかねてから持っておりました。しかし、今度のにこにこ保育園の増設…増築計画については、園のほうから増築をしたいという話がありまして、で、町としても待機児童の解消に役立つということで話が進んできたというふうに理解しております。

13番(金崎ひさ君)

はい、わかりました。町のほうからお願をして、増員してくれといったことではないということを今、町長おっしゃられたと思いますので、それはそれでそのように理解させていただきます。
教育長に伺います。仮園舎に今、決まりそうになっております、上山口小学校の旧校舎なんですが、下で教育研究所が大変繊細な子供たちを預かっております。それで、七十数人の園児が2階で仮園舎として保育をされるという計画なんですけれども、教育研究所のほうの方たちにも了解を取った上で2階の使用を許可されたのかどうかを伺います。

教育長(豊田茂紀君)

この計画を現在進行中でありますから、しかし、町の待機児童解消政策の一つということで、教育研究所のほうにも明確な形で詳細なことまでは話をしておりませんけれども、原則的な方向性で話をし、了解を得ているということでございます。

13番(金崎ひさ君)

はい、わかりました。それで、部長にお聞きいたします。6月7日のときに、まだこの仮園舎が県の児童福祉法にその園舎として適しているかどうかということが、まだ許可がおりていないという状況であって、それで、今月中には許可がおりるでしょう。まあいいとか悪いとかという返事が来るでしょうということで、まだ日にち幾らもたってもおりませんけど、きょうの時点で許可がおりたかどうかをお伺いいたします。

保健福祉部部長(高梨勝君)

6月7日からも状況は変わっておりません。はい。

13番(金崎ひさ君)

わかりました。はい、ありがとうございます。

12番(待寺真司君)

同じく今の保育所支援事業の助成金について、去る全員協議会で私も幾つか質問させていただきましたけれども、また先ほど金崎議員からもありましたように、この移転、仮園舎に移転する、あるいは増築が2階部分に上がるということに関して、まだ不安を完全に払拭できていない保護者の方もいらっしゃるということは、町のほうもつかんでおられると思いますけれども。まず、最初に幾つかですね、事実関係を確認したいんですが、まず、この今現在、にこにこ保育園が建っている土地は借地であるというふうに理解をさせていただいておりますが、建物については、所有者はどうなっておりますでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

にこにこ保育園の法人のほうが建物の所有者になっております。

12番(待寺真司君)

わかりました。なぜ確認したかというと、法人所有者のものであれば、法人の財産としていろいろな形で貸借対照表も含めて今後、増築された場合、そういったところに資産価値としてのっかってくるのかなと。ただ、もしこれが個人の持ち物であるとすると、そういったところに補助金を出すのかどうかという判断は非常に難しくなると思いましたので、聞かせていただきました。まあ法人所有ということで理解をいたします。
それでですね、あのときもちょっとお願いしたと思うんですけど、建物の安全性についてですね、当初の段階でこの設計を担っていた会社からその構造計算はしないんだよというような話が保護者会であったと。これに対して非常に父兄の方が心配になったと。そういった経緯の中で、町のほうからもいろいろと多分指導していただいたと思うんですけれども、構造計算はここにきてやるというような方向で話は進んでいると伺っております。それで、1階部分のね、耐力壁を当初は1.5倍の強さを持たせるということで保護者会で説明があったということなんですが、ここにきての園からのですね、保護者への回答に対して、町からいろいろ指導を受けた上で壁量は1.3倍にするということで、1.5から1.3に減らすような回答があったというふうに伺ったんですけれども、これは町のほうでその情報はつかんでいるのかということと、それで耐力的に問題ないという判断で町のほうも受けられる。要するにこれ、工事に相当お金が入るわけですので、やはりそういった部分まで町も責任を負うということになろうかと思いますので、その辺、部長、状況としていかがでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

確かにそういう説明があったということを聞いております。ただ、今、その中で設計事務所が持ち帰ってですね、その安全に対しての検討をしていまして、それを町のほうも担当者のほうとしては確認させていただき、とにかく子供の園舎ですので、安全ということはこれからも万全を期して行いたいと思っております。

12番(待寺真司君)

それから、すいません、もう1点ですね、今回、工事費がこの間の御説明ではもろもろ含めて4,300万円ぐらいかかる中の補助金として2,000万というような御説明をいただいたわけですけれども、一方でこれまあ法人のほうも半分以上の費用負担を受けると。こちらの法人さんはNPO法人ということで利益追求型ではない、いわゆる非特定営利活動法人ということで、その財務内容に関して補助金を入れるわけですので、町としてはそういった内容はつかんで、特に問題ないということでの今回の財政支出ということでよろしいでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

我々この確認するのに当たっては、認可保育園は県が監査を行います。その監査の結果ですね、財務内容については一切指摘されておりません。で、運営についても良好な形ですので、こちらのほう、財務は申請のあった金額は財務的には問題ないと判断いたしまして、今回提案させていただいております。

12番(待寺真司君)

明快な御答弁をいただきまして。1点ちょっと何歳児が入るかによってね、今後、保育士にかかわる部分もふやさないと当然いけないと思うんです。25名という部分をふやすに当たって。そういったときに、当然毎年毎年の運営の部分が県に報告されるようですので…と思いますので、町のほうもその辺ね、やはりせっかくこういった事業でふやしていただくのに、無理をさせちゃって、園が経営が傾いたということではいけないと思いますので、これからも気をつけて見ていただきたいと思います。
それで、ちょっと長くなって恐縮なんですけど、今回いろいろ私のところにも声をお寄せいただいているんですけれども、やはり最初の段階でですね、やはり主体者である民間の事業主と、それから今回は非常に設計、1回目の最初の建築をしたところの設計会社が今回、いろいろまたこの2階の増築工事の設計も携わって保護者に説明をしたということなんですけれども、どうもその中でですね、やはり説明不足の点があったりとか、言葉の行き違いが多く見受けられたというふうに私はいろいろなところから話を聞く中で感じておりまして、で、当初スタートがね、初めに事業ありきだったというようなイメージを持たれかねないんですよ。やはりこの事業というのは、子供たちの安全であったりとか、保護者の方がやはりこういった大きな造作をするときには、本当に安全・安心、不安を払拭するという、そういった対応が今回後手に回って、このようなね…このようなというか、いろいろな形で保護者の方からの不信感が払拭できなくなってしまっていると。これは私、今後の園にとっても、保護者の皆様にとっても好ましい状況と考えないんですね。やはり担当課では、これまでもこういった経緯の中でいろいろと御指導はいただいていると思うんですけれども、補助事業としてこれだけの2,000万のお金をつけるわけですので、その辺の園の今後の親御さんたちとの関係も含めて、いろいろな形で積極的な取り組みをしていただきたいという要望をさせていただきたいんですが、担当課として今後の対応についてどのようにお考えでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

私、ちょっと生意気なようですけど、10年前に保育園の園長、3年間こんなでもやらしていただきました。恐らくこういうふうに保護者の方ともめ始めますとね、子供がですね、ちょっと感じてきちゃうんじゃないかなというのが一番僕、気になっています。で、この増築がやるやらないより以前に、もうそちらの問題が大きくなっていくのが一番つらいな。多分保育園の方も、保護者の方も全員が同じ考えだと思いますので、今、言われたところは、私たちができる限りの力を入れてですね、そういう部分について何とか緩衝材になれるように今後も努めていきたいですし、保育所へは先日も申し上げたとおり、やっぱり葉山町にありますので、その部分については責任持って、担当課一同頑張っていきたいなと思っております。

12番(待寺真司君)

長くなって恐縮なんですけれども、1点全員協議会のほうでも聞いたんですけれども、ちょっと、もう一度部長、確認をさせていただきたいんですが。きょうここで2,000万の工事費がつく。この後、採決に入るんですけど、もし仮についたとしても、要するに、すぐにこの2,000万円の支出ではなくて、工事の完了、あるいは耐震の検査、そういった構造計算も含めて、この増築工事の安全性が完全に担保されてからのお金の支払いになると。通常は工事が完了して、検査が済んで、引き渡しのときに最初のお金を払うというような形になるんですが、今回の補助金はどういうような形でね、支払いを起こしていくのか。その辺、わかったら教えていただきたいと思います。

保健福祉部部長(高梨勝君)

先日たしか6月7日の日もたしかそのようなことに触れたと思いますが、恐らくやはり無条件でお渡しするというわけにはいかない状態になっていると思いますので、我々も責任を持ってですね、そういうものを確認した後にお支払いするという形で行いたいと思います。

12番(待寺真司君)

幾つか質問させていただきまして、担当部長のほうから明確な御答弁をいただいたわけですけれども、やはりぜひ引き続きね、これから通ったにしても仮園舎の問題もまだあろうかと思いますが、ぜひ子ども育成課を中心となろうかと思いますけれども、やはり園と保護者の間でですね、いろいろな調整がやっぱりまだ必要なところあろうかというふうに私自身は思っておりますので、ぜひ今後とも取り組んでいただきたいと思います。
それで、1点教育委員会のほうにお伺いしたいんですが、今回、仮園舎の計画が上山口小学校の旧校舎ということですが、この間の説明では、夏休み期間が7月、8月、子供たちが学校来ないので、その期間にもし仮園舎ということであれば、その期間が中心になるから7月ぐらいからのことで担当課のほうは考えているというお話だったんですが、1点ですね、夏休みに、上山口小学校の屋内運動場の耐震工事はことし入りますよね。その辺の期間の予定とか、例えば工事の車両、ストックヤード、そういった部分も含めてあの上山口小学校の仮園舎に移ることに関しては、前回も6番議員からもいろいろとありましたように、まだまだ課題として解決しなきゃいけないところがあるのかなと思っているんですが、その辺、工事の状況とかは現在わかっている点がありましたら、何日からどうで、どういうような形とかいうのをお知らせいただきたいと思います。

教育部部長(稲山孝之君)

上山口小学校の工事なんですが、工事種目は体育館の耐震工事を行います。で、今月の15日に入札を予定しております。その結果、落札業者がわかりますので、一番心配しています児童、関係者の安全対策がメーンになりますので、工事工程等含めてですね、安全計画をつくり…施工計画をつくりまして、関係者には周知していきたいと思っております。

12番(待寺真司君)

部長、高梨部長、やっぱりそういった部分を含めてね、仮園舎の問題というのも幾つか保護者から不安視する声も上がっておりますので、今のこういった状況もあろうかと思います。ですから、その7月、8月夏休みでいいからということではなく、やはりじっくりですね、その仮園舎についても安全性を担保していただいて、保護者の方の安全・安心、それから何よりもお子様の安全が先ほど部長おっしゃいましたように一番だと思いますので、引き続き教育委員会ともその辺も含めてですね、しっかりと対応をとっていただきたいというふうに思いますけども、よろしいでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

その辺については十分とらせていただきますし、教育委員会のほうに仮の話のときも詳細については詰めさせてもらうよと。それは当然でございますということでお願いしてありますので、私はここで今回、当然のごとくやらせていただくということでございます。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

9番(守屋亘弘君)

先ほどの5番山梨崇仁議員の質問に関連してなんですけれども、特別…非常勤特別職の報酬に関する大阪高裁の判決について町長は御存じでしょうか。

町長(森英二君)

よく承知しております。

9番(守屋亘弘君)

そうしますと、さきの議会で議案が否決されたと。すると、今までずっと違法の状態を放置してきたということになりますよ。そうでしょう。というのは、県は既に4月1日から是正措置をしているんです。条例も改正して、月額制から日額制に変更して、議会の承認も得たと。ところが、我が葉山町においては、行政サイドはそのまま違法な状況を放置していると。結果的にそういうことでしょう。で、先ほど総務部長は答弁をなさっていますけれども、はっきりした時点で再度議案として提出する云々ということは、私の理解する範囲では明確にされてないと。ここの新聞記事によると、前段ははしょりますけれども、報酬額を見直す自治体も出ている上、これは例えばさっき申し上げた神奈川県。各地で相次ぐ支出差し止めを求める住民訴訟や監査請求の判断に影響を与えそうだと。だから、4月以降、是正されない限り、この判決をもってすれば違法状態がずっと続くと、葉山町においては。したがって、町長に対して違法な支払いをした、損害賠償請求が起こっても私はやむを得ない。個人的に町長が払えということになるんではないかと私は危惧をしております。その点、町長はどのようにお考えでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

議員言われましたように、高裁では行政が敗訴いたしました。しかし、千葉県では最高裁に上告を現在しております。その結果は出ておらないという現在の状況でございます。

9番(守屋亘弘君)

専門家に聞きましたけれども、確かにそうです。だけど、高裁時点では違法なんですよ。そうでしょう、現実に。最高裁がどうのこうのなんて私質問してないんですよ。行政訴訟において、私は専門家に聞きましたら、まずは二審の判断を尊重するであろうと。だから、最高裁でこの二審の判断がひっくり返るかどうかは、私は専門外のことですからわかりませんけれども、この時点においては違法なんですよ。そうでしょう、総務部長。

総務部部長(石川恵一君)

現在、この訴訟においては、確かに滋賀県では敗訴いたしました。ただ、ちょっと今、これどこの市ということはわかりませんけれども、地裁の判断としては行政が勝訴したという例もあると、そのように聞いております。

9番(守屋亘弘君)

実際に判決理由では、各委員の勤務実態は年間30日程度で非常に少ないと。月額報酬では勤務量に応じた対価といえず、月額にするべき事情もないとしてきたと。これはあくまで滋賀県の問題。じゃあ翻って、葉山町はどうなんですか。そういう検証をして、なおかつ議案として提出されたんでしょう。それを否決されたら、3月で否決されたんだから6月議会に出してくりゃよかったんですよ。何もたもたしているんですか。この間の例の浄化センターの工事委託の変更協定だって、損害賠償請求するよって驚かされたら、ひゅいっと出してきたようなもんじゃないですか。その辺、何かね、行政サイドって、どこか間が抜けていると言っちゃいけないけれども、あのときでもね、反対討論を、あるいはあのときの質問をよくそしゃくすれば、各議員の考えなり、意見がおわかりになるはずなんです。それを私に言わせりゃ、3カ月何もしなかったということでしょう。それで、確かにいろいろ考えて再提出するというような御答弁ですけれども、それを担保してくださいよ。じゃあ9月中に出すとか。そうじゃなければ、この高裁判決に準じて考えれば、ずっと違法なんですよ。その辺、町長、いつ再提出するお考えなのか、いかがなんでしょうか。

町長(森英二君)

9月議会を予定しております。

9番(守屋亘弘君)

はい、それじゃ、しかと承りました。いいですか。じゃあもう1点。お願いがあります。さっき、一般質問の中で言い忘れちゃったんだけど、中期財政見通しもこの間、4月に出すと言ったんだけど、全然出てこないんだよ。もうね、これとは関係ないかもしれないけど、補正予算に絡んでいるんですよ、みんな。
じゃあほかの質問に移りますけれども、保育園関係で、ちょっと私の勉強不足でまことに申しわけないんですが、にこにこ保育園への他の補助金というのは今まであったんでしょうか。例えば開園時に建設工事費を例えば補助したとか、あるいは各年度で補助金を出しているとか、そういう実績はあるんでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

開園時に備品代としての補助を出したことが1回あると思います。

9番(守屋亘弘君)

それと関連してですね、町営保育園と認可保育園の保育料というんですかね、学校で言えば授業料ですか。それを教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

同じです。葉山保育ですから、同じ金額を取っております。葉山保育園もにこにこも同じです。

9番(守屋亘弘君)

そうすると、こういうこと聞いていいかどうかはわからないんですけど、保育士さんの給料はみんな同じということになるんですか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

それは、経験とかいろいろで、まちまちになります。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

2番(近藤昇一君)

まず、民間保育所施設整備補助金なんですけども、先般、全員協議会の中で安心こども基金については、NPO法人なので使えないという話なんですけど、安心こども基金については、市町村の計画に応じて都道府県がという話になっているんですね。だけども、今回の場合には、葉山町の計画ではないということで、この安心こども基金の補助対象外になっているんじゃないのかなと、私、気がしているんですよ。というのはね、保育所との整備事業とか家庭的保育、いわゆる保育のほうですね。それの改修事業、それから保育の質の向上のための研修、これらに出てくるんですね。今言われたように、同じような認定保育園であってね、経営が社会福祉法人かNPOかでね、出る出ないは変わってくるものなのかどうか、私もちょっと県に確認してないんだけど。例えば北海道のほうでは家庭的保育室の改修にもお金が出ているんですけどね。その点はいかがなもんでしょう。

保健福祉部部長(高梨勝君)

県に確認したところと私は聞いているんですが、社会福祉法人は出るが、NPO法人には出さないということを確認したということを聞いております。

2番(近藤昇一君)

そうすると、葉山町に計画がないというのは関係ないということですか。でも、ここには都道府県が市町村の計画に応じて、葉山では計画持ってないよね。計画もないんでしょう。だから、私、出ないんじゃないのかなと思ったんですけど、そうではないということですか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

私が今、知り得る限りそうではないということです。

2番(近藤昇一君)

もう1点ちょっと伺いたいんですけども、今回、補正予算組まなきゃいけないんじゃないかというような事項が私はあったような気がするんですよ。というのは、議会のほうに出てきている予備費の充用の報告書をちらっと見ましたら、4月6日に予備費の充用をやられているんですよ。予算ゼロ。予算残高ゼロで。それで、同じ費目でまた4月30日に再度予備費の充用が行われていると。で、予算残高470円。年度当初ですよ、ね。これ修繕費なんですよ。大体児童館の修繕費なんですよ。で、年間修繕費ゼロって、これ、執行科目ですから、議会の議決…款項ではありませんので、我々多分予算のときには細かい内容が審査できなかったと思うんだけども。多分当初予算のときから修繕費はゼロで組んでね、何かあったら予備費充用すればいいというような予算組んでいるんじゃないかなと。果たして、このような予算編成が正しいものかどうかと。児童館だったら修繕費、今、何館ある。ゼロというのはあり得ないでしょう。それと、もう年度当初これは4月6日ですから、その前にもう修繕費使い切っちゃってゼロになっているのか。ゼロというのはあり得ないんですよ。多分、端数は幾らか残っているはずなんですよ。で、今現在、22年度の予算というのはこういう予算組んでいるんじゃないのかって私は懸念をしているんですよね。で、あんまりそういう議会がうるさいと、予備費ね、予備費に組んでおいて予備費から充用すれば、1年以上議会から何も言われないと。決算のときまでね。そういう予算編成というのは絶対間違いだと思うんですよ。
だから、これ少なくともこの修繕費がさ、この補正予算に一定金額組まなければ、例えばじゃ21年度児童館の修繕費というのは一体幾らかかったのかなと。今年度はゼロでもって賄えるのかなと思っちゃうんですよ。私はここだけじゃないと思っているんですよね。削れ、削れということだけでね、予算削っていくと、こういう事態が生まれるんじゃないの。ほかのところも出てきているんじゃないかと思うんですよ。ゼロで、何かあったら、じゃあもう予備費から充用すればいいよって。そうなったら、これからも毎回予備費ちゃんと見ておいてね、そのたんびに指摘しなきゃなんないですよ。何かあったら、何でこれはゼロだったんだという形になりますよ。そういう予算編成はいかがなものなんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

議員言われますように、予備費というのはあくまでも突発的なものという形でもって理解をしております。で、22年度の予算、これを組んだときに、当然各課からの要望が上がってくるわけですけども、それを精査する中では、その当時、緊急を要するもの、あるいは年度内としてこの部分がないものという形ではなかったのかなと今、思いますけども、議員言われますように、そういう組み方というのは決して正しいとは思いませんので、今後ですね、そのような形にならないような形で注意していきたいと、そのように思います。

2番(近藤昇一君)

それでは、議会のほうにちょっと報告を求めたいと思うんですよ。これは執行科目ですけども、ですから我々節の細部にわたってまでなかなかわからないんですよ。というのは、需用費という囲みでは予算書には出てきますけども、その需用費のまたその中身になりますからね。で、燃料費が幾らとか、そういうふうになっています。その需用費の中でのそのさらに下の項目でね、ことしゼロになった項目があるのかどうか。それを報告していただきたいんですよ。このようなことのないようにというんだったら、少なくてもどっかでもって補正を組まないとおかしなことになりますよ。で、これでまた、予備費ね、どこかでもって充用してたと。これ出てくる可能性十分あるんですよ。それ、報告していただけますか。後日で構いませんけども。

総務部部長(石川恵一君)

今、議員言われましたような形でもって調査をするという形になれば、少しお時間をいただくということになろうかと思いますけども、鋭意努力してみたいと思います。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

11番(伊藤友子君)

児童福祉費、児童運営費の件でございます。先ほどにこにこ保育園について待寺議員から御質問がありましたときに、仮園舎のことに触れられまして、そのときに福祉部長のほうで6月7日に議会運営委員会に説明したとおりというような御答弁でございましたけれど…全協で、失礼いたしました。全協で6月7日にね、全員協議会で子ども育成課のほうから私たち議員はこの件につきまして、増築工事につきまして説明がございました。で、仮園舎のことにつきまして、先ほど待寺議員のほうでいろいろと保護者の方のほうからも御心配があるということで、仮園舎はどうなんですかというようなことだったと思いますが、そのときにですね、6月7日の説明どおりというふうに私は伺ったように思いますが、それでよろしいんでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

今現在は、神奈川県がその仮園舎は上山口ということで申請を出しておりまして、その答えがまだ来てないということですので、今の段階ではその方向で動いているということです。この後、神奈川県の許可がおりて、それが正式に仮から園舎という形の言葉に変わりますので、今のところはその方向で動いているということです。

11番(伊藤友子君)

はい、わかりました。その県のほうとそれから町と、このやはり補助金を出すということでは密接に協議をしていらっしゃると思うんですけれど、町のほうとしてはやはり仮園舎を一度は上山口小学校のその夏休みの間が非常に好都合ということで、こういうことが一応この仮園舎を上山口小学校にですね、の2階に移るということをまずその方向性として出したわけですから、一部の保護者の方がいろいろと注文なり心配なり、その安全性についてでも問題があるということをよく園と説明をし、県のほうにも納得していただけるように今、話し合いをしているんでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

仮園舎の問題だけではないんですね、今。で、実際の話は、もめていることについて仮園舎でもめているわけでなくて、先ほど待寺議員がおっしゃったとおり、出だしの問題のところで、ちょっと心の問題のところでもあるのかなということで、園と保護者が違った方向に行くといけないから、その辺のフォローをしていかなきゃいけないかなということが町でありまして、その仮園舎で使うに当たってどの基準で許可をおろすかは神奈川県次第ですので、その許可基準以外のところで私たちがおろせということは言えませんので、そこの話し合いというのはしておりません。ただ、町といたしましては、今後とも保育主体として調整は必ず行いますのでということは神奈川県にはお伝えしております。ですから、その辺の言葉で神奈川県は理解していただいて、今回の許可条件の中に町がどれだけ調整していくのかという、この文章で入るか口頭で入るかわかりませんが、そういった形であると思います。ですから、今のところ、申請出しているのがそういう形でございますということです。

11番(伊藤友子君)

でも、その園の増築設計についても、それから仮園舎についても、県のほうがオーケーを出すのは、やはり保育基準に合っているかどうかというところですよね。私はそう思うんですけれど。そういうところに、やはり町としてこれだけ補正で出してくるんですから、これはこうですよっていう十分な説得力というのも必要だと私は思うんですが。その辺はどうでしょう。

保健福祉部部長(高梨勝君)

残念なことに、理解がですね、私たちの理解と園の理解と保護者の意見がちょっとずつずれているのかなと。ただ、よくしていこうという目標は同じですので、その辺について今後ともよく話し合いをして、決して悪いことをしてないということは、すべての人間はそこの認識はございます。保護者の方も、いいことをやるんだから、本当に話し合っていきましょうねというところの原点がございますので、そこを一生懸命やりたいですし、保育園の方にもお願いしたいのはそこだということです。

11番(伊藤友子君)

じゃあぜひですね、本当に待機児童解消策として、町としてとても大事なことですから、ぜひその担当の方、それから保健福祉部長もですね、県と、それから園と、それから保護者の方たちのちょっとずつ意見の食い違いとか、そういうところをぜひ誠意をもって調整に臨んでいただきたいと思います。以上です。

1番(畑中由喜子君)

説明書の12ページなんですけれども、まず、一般管理費のところのアルバイト員雇用保険料ってございますよね。これ雇用保険法の改正によって起こってくることなんですけれども、この適用範囲の拡大、これはどの程度に拡大され、どの部分がどの程度に拡大されるということになるんでしょうか。以前からお願いしていることなんですけれども、こういう法律の改正ということですと、資料としてね、つけていただければというのがあったんですが、いかがでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

初めに、拡大のほうからいきますと、従来は1週間に20時間以上働いて6カ月以上の雇用の見込みがあった場合。これは従前です。今回の変更につきましては、1週間で働く時間は2週間で…20時間で変わりませんけれども、31日。31日という短い期間、雇用の見込みがある場合、この方たちが今度対象になります。で、議員言われました、こういう場合には資料をという形ですけども、遅まきながら資料のほうは議会のほうに提出をさせていただきます。

1番(畑中由喜子君)

はい、わかりました。そうすると、アルバイト員で大部分の方がこれ反映するというふうに考えていいんでしょうか、今後は。

総務部部長(石川恵一君)

アルバイト員を雇用するときには1カ月単位という考えは持っておりませんので、大部分の方が該当いたします。

1番(畑中由喜子君)

続いて別のことに移ります。その上の人事給与計算システム事業、それから、その下のシステム開発事業ってありますけれども、これらいつもシステム修正ですごくお金がかかるんですが、この間、企画調整課からの御説明、全協で御説明いただきました神奈川県町村会町村情報システム共同化へというのが始まるということで御説明いただいたんですけども、もし始まれば、このようなシステム修正、すべてそちらで賄えることになるというふうに考えてよろしいんですか。

総務部部長(石川恵一君)

まず住民税の関係、こちらについては共同の対象になります。で…(私語あり)申しわけございません。給与については現在、まだ葉山町でもって単独で総務課が電子機器を持って計算しております。それについては今回の共同のほうには入らないと、そのように理解しております。

1番(畑中由喜子君)

それは、葉山町だけじゃなくて、給与計算の場合はそれぞれ各自治体ごとということになるということですか。

総務部部長(石川恵一君)

そのとおりでございます。

1番(畑中由喜子君)

はい、わかりました。で、もう1点だけ、システム開発事業のところで追加修正が必要となったと。これ、当初予算では423万2,000円組んでいるんですが、この追加修正が必要となった理由ですが、葉山町に起因するものではないですよね。
それと、もう一つ、住民税システム過年度運用というふうになっているんですけども、これはどういう意味ですか。

総務部部長(石川恵一君)

まず、初めにシステム修正、これですけども、昨年度から年金の特徴始まりました。で、年金の特徴というのは、昨年度ですと10月が本算定です。10月、12月、2月と年金がいただけます。そのときに町民税をいただいております。22年度に入りますと、4月、6月、8月と偶数月に年金がおりるわけですけども、そこは21年度の金額を算定にした仮の金額でいただいております。10月になりますと本番の年金特徴が始まります。そのときには新たなシステムをつくって、22年度金額決まっておりますので、決まった金額から仮の金額の4、6、8引き継いでその数字を年金の支払いをしていただけるところに送るというためのシステムを改修させていただきます。
次に、住民税の過年度、こちらにつきましては、現在、ホストコンピューターによるシステムと各職員がパソコンでエクセルで持っている資料ございます。それ、2つ持っておりますと事務の効率化がよくないという形で、ホストコンピューターに一括して行いたいという形で今回、修正のほうをお願いをしております。

1番(畑中由喜子君)

そうすると、その年金の部分なんですけど、特別徴収ですよね。毎年この修正が必要になってくるということなんですか。すいません。

総務部部長(石川恵一君)

21年度からの新たな事業で、22年度今回行えば、今後はその修正は要らないと、そのように考えております。

議長(鈴木道子君)

他に御質問ありますか。

12番(待寺真司君)

町長、すいません、1点ですね、保育所の施設整備の件で、詳しい話は部長から伺いましたけれども、今後、町長のお考えの中でですね、今回、25名という民間にお願いをして待機児童の解消になると。ただ、これがどんどんどんどん、今の経済情勢とか葉山町にどんどん子育て支援の部分でね、そういった家庭がふえるという中では、後追いになっちゃう。またまた、どんどんどんどん待機が発生するといような状況が各自治体でも見られるわけなんですけれども。今回は民間にお願いしたわけですが、今後、町としてですね、こういった待機児童の解消に向けて主体的に取り組んでいかなきゃいけない。そして、さらにこういった形で保育園の枠をふやすと、どんどんどんどんまたふえていくという事例もありますし、さらにそこから小学校1年、2年と上がっていくと当然学童、放課後児童クラブの課題とかも出てきます。総合的に子育て支援というものを今回のこの民間にお願いをしますけれども、町として考えていかなきゃいけないというふうに私は思います。ちょっと一般質問的な質問になって恐縮なんですけれども、その辺の町長考えをお聞かせいただければと思います。

町長(森英二君)

大変大事な御質問だと理解しております。これはやはり後追いだとか、場当たり的とかということではなしに、基本的に我が町の保育計画、あるいはそういった待機児童解消に向けての根本的なですね、計画というものは立てていかなければいけないというふうに考えております。

12番(待寺真司君)

引き続きぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。
それで、健康増進事業でですね、15ページの記載なんですが、この女性特有のがん検診推進事業が国の経済危機対策の一環というふうになっているんですが、この国の経済的対策の一環、これどういう交付金で、どういう内容のもので、なぜそれががん検診なのかと、ちょっとこの文章からだとわからないんですけど、これはどのような交付金で、どういう…国庫が半分入っているわけですけれども、どういうような交付要綱になっているんでしょうか。

保健福祉部部長(高梨勝君)

私の知ってというか、国の経済危機対策で女性特有のがん検診推進事業ということで、こちらのほうには文章で、国のほうでそういう名前つけてきていますが、町としては健康としてとらえて、去年はですね、実は100%で行っております。クーポン券を配ったものです。で、ことしはですね、4月になって急に50%で、国がやるということで、できれば当初から行いたかったんですが、通知がそういうふうな形でおくれたもので、今回6月に上げさせていただいています。前年と同じように、国としては経済危機対策だというふうに、からの形で入ってきています。

12番(待寺真司君)

町長、ぜひ、半分になっちゃったということなので、要望の中にね、こういうものを国でやってほしいとか、あるいはこの半分一般財源出すんであれば、この間、教育長の、森議員と教育長のやりとりの中で、私もその子宮頸がんというものを少しなりに勉強させていただく中で、低年齢というか、小学校6年生であったり、中学校3年生であったり、そうした年齢の子たちのところで対応を図るというものがよいというふうに出ていますので、逆にそういった一般財源をそちらのほうに振り向けるということが大事かと思いますので、その辺、町長、国の今度、この間、要望終わっておるとは思いますけども、来年また同じような形があるかもしれません。ぜひ、その辺は御留意していただきたいということと、町長、今後そこの部分への支援どのようにお考えなのか。

町長(森英二君)

政権党の民主党への要望は終わりましたけれども、近々自民党、それから別に公明党への予算要望の懇談会がございます。そういったところでも重ねてこういう要請はしていきたと思います。その新しい流れ等にらみながら葉山独自としてその不足する部分、これは予算の編成には検討の要素になってくるというふうに思っております。

議長(鈴木道子君)

他に御質問はございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第5号の質疑を終わります。
次に、議案第6号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
ございませんか。御質疑がなければ、これにて議案第6号の質疑を終わります。
次に、議案第7号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第7号の質疑を終わります。
次に、議案第8号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第8号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第5号から議案第8号までの4件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第5号、議案第6号、議案第7号、議案第8号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第6「議案第9号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

保健福祉部部長(高梨勝君)

議案第9号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますように、医療保険制度の安定的運営を図るための国民健康保険法等の一部を改正する法律が平成22年5月19日に公布され、一部を除き同日施行されたこと及び所得税法等の一部を改正する法律が一部を除き平成22年6月1日から施行されたことから、所要の改正が必要なため提案させていただくものでございます。
改正の内容につきましては、第7条第1項及び第8条の3第2項につきまして、国民健康保険法の一部改正に伴い、同法の条番号が改正されたものを引用するため、改正するものでございます。第16条の2第1項第1号につきましては、所得税法等の一部改正に伴い、条例で引用している法律の名称が改められたことから改正するものでございます。
附則第5項につきましては、一般被保険者にかかわる基礎賦課総額の特例の期間が平成25年度まで延長されたため、改正するものでございます。
附則につきましては、施行期日を公布の日からとさせていただくものでございます。
以上で御説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど、よろしくお願いいたします。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより議案第9号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第9号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第7「議案第10号葉山町火災予防条例の一部を改正する条例」、日程第8「議案第11号葉山町消防団条例の一部を改正する条例」の2件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

消防長(有馬弘君)

議案第10号について御説明申し上げます。
この条例は提案理由にもございますように、対象火気設備の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令、及び住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部を改正する省令が平成22年3月30日に公布、一部を除き同日施行されたことなどから所要の改正をお願いするものでございます。
条例の内容につきましては、別添の条例の概要のとおりでございますが、住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令が改正されたことに伴い、同省令を引用する部分を改正させていただくものです。また、個室型店舗の避難管理の徹底を図るため、個室型店舗の個室に設ける避難通路に面する外開き戸が避難通路における避難障害とならないよう、外開き戸を開放した場合に自動的に閉鎖するものとし、避難通路を確保するよう新たに規定することといたしました。附則につきましては、施行期日を公布の日からとするとともに、経過措置といたしまして、現在既にある個室型店舗または現に新築、増築、改築、移転、修繕、もしくは模様がえの工事中の個室型店舗の個室に設ける避難通路に面する外開き戸については、改正後の葉山町火災予防条例第37条の3の規定は、平成23年3月31日までの間は適用しないこととしてございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
もう1点ですね。続きまして、議案第11号について御説明申し上げます…失礼しました。よろしく御審議のほどをお願いします。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより…そうですね、失礼をいたしました。どうも失礼いたしました。では、消防長、説明は一括でお願いいたします。

消防長(有馬弘君)

じゃあ引き続き議案第11号について御説明申し上げます。
この条例は提案理由にもございますように、消防組織法の規定に基づき、消防団の設置、名称及び区域を規定するとともに、非常勤の消防団員に係る規定の整理を行う必要があることから所要の改正をお願いするものでございます。
条例の内容につきましては、別添の条例の概要のとおりでございますが、消防組織法第18条第1項及び同法第23条第1項の規定に基づき、消防団の設置、名称及び区域を規定するとともに、非常勤の消防団員の分限及び懲戒に関する規定、その他条文の整理をさせていただくものでございます。附則につきましては、施行期日を公布の日からとするものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。
最初に、議案第10号について質疑を行います。

1番(畑中由喜子君)

個室型の店舗ということなんですけれども、私、考えますには、葉山町の用途地域からいって、葉山町にはこれに適用されるものがあるのかなと思うんですが、現存しているんでしょうか。

消防長(有馬弘君)

葉山町には現存の個室型店舗はございません。申請のものもございません、現在。

1番(畑中由喜子君)

用途地域からして、このような店舗が葉山町に建設できるのかどうかという点についてはいかがですか。

都市経済部部長(吉田仁君)

当町のその用途地域からしますと、近隣商業地域がございますので、丸っきり可能性的にゼロということはないのかなと今、思いますけども。はっきりしませんので、ちょっと調べさせていただきたい。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

15番(加藤清君)

条例の概要のほうにも書いてありますけど、内容の2番で書いてある当該外開き戸を開放した場合には自動的に閉鎖するものとするということで、37条の条例の37条の3でですけど、ただし書きの部分ですけど、ただし避難の際に、その開放により当該通路…避難通路において支障上…避難上必要がないと認められるものにあってはこの限りではないと書いてありますが、これはどういうことを指しているんでしょうか。

消防長(有馬弘君)

戸をですね、開放した場合に、有効な幅員が60センチ以上とれた場合はこの限りでないということです。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第10号の質疑を終わります。
次に、議案第11号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案…ありますか。

2番(近藤昇一君)

これちょっと説明、参考資料を見ますと、消防組織法の規定に基づき、新たに係る規定の整理を行う必要もある。で、所要の改正を行うことにしたということなんですけども、これは特別に法改正が行われたとか、そういう説明ではないんだけども、その辺はどうなんでしょう。

消防長(有馬弘君)

実は、この葉山町消防団条例はですね、昭和35年に策定されてましてですね、この消防組織法がですね、昭和38年に1回改正があったんですけども、このときに設置名称、それから区域をですね、指定をしなければいけなかったことなんですけども、葉山町の消防団ですから、区域は葉山町一円ということで、私も長い間この消防団条例を見ててですね、何のこの疑問もわかなかったんですけども、指摘をされましたので、今回、整理をさせていただくということで、大変申しわけないです。

2番(近藤昇一君)

じゃ、まあ消防長、新たな消防長によって、こういうのが改正されたと。三十何年からのね。はい、わかりました。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第11号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第10号及び議案第11号の2件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第10号、議案第11号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第9「議案第12号葉山町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第12号について御説明申し上げます。
葉山町職員の育児休業等に関する条例は、地方公務員の育児休業等に関する法律に基づき、職員の育児休業等に関し必要な事項を定めたものであり、地方公務員の育児休業等に関する法律が改正されたことに伴い、条例の一部を改正させていただくものであります。
本条例の改正内容の1点目、配偶者で育児休業を取っている職員、及び職員以外の当該子の親が常態としてその子を養育することができる職員についても育児休業をできることとしております。
2点目、再度の育児休業をすることができる要件といたしまして、子の出生の日から一定期間の最初の育児休業をした職員は、特別の事情がない場合であっても再度の育児休業をすることができるようにするとともに、夫婦が交互に育児休業をしたかどうかのかかわりなく、職員が最初に育児休業をした3月以上経過した場合には、再度の育児休業をすることができるとしております。
3点目、育児休業している職員以外の当該子の親が常態として当該子を養育することができることとなった場合でも、育児休業を取り消さないこととしております。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

5番(山梨崇仁君)

単純な質問が2点ございまして、1点目がちょっと内容で不確かなんですが、その1度目の育児休業を取って3カ月、その後ですね、また2度目の育児休業というのはどのくらいの期間取れるというふうに考えたらいいのか。ちょっと書いてあるのか書いてないのか、私何回も読んだんですけど、よくわからないので、まずこの点が1点教えてください。

総務部部長(石川恵一君)

育児休業法、こちらには3歳、今、以内ということになっておりますので、最長3年という形になります。

5番(山梨崇仁君)

はい、わかりました。で、もう1点がですね、葉山町職員の現況について伺いたいんですが、女性が産休と育休を取ることはよくわかるんですけど、この場合、男性も取りやすくなっている育児休業法の改正だと思います。実際に葉山町職員の中で男性が育休を取っている例というのは現状ありますか。

総務部部長(石川恵一君)

議員言われますように、今回の法改正、こちらにつきましては、男性ももっと御両親でもって子供を育成しなさいよという形でもって法改正になっております。で、議員が今言われましたように、葉山町でも現在、お2人が育児休業を取っております。残念ながら男性はおりません。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。

9番(守屋亘弘君)

2点ありまして、参考資料のほうで条例の概要の趣旨の3行目からなんですが、「配偶者が育児休業をしている場合についても、育児休業等の承認の請求を可能とする等の所要の改正を行うこととした」というのは、どういう意味なんですか。ちょっと小学生にもわかりやすく説明してください。

総務部部長(石川恵一君)

うまく説明できるかどうかわかりませんけども、「主な内容」と下に2のほうに書いてありますけども、現在は配偶者の方が育児休業を取っている場合には、奥様が育児休業を取っている場合、男性の方については育児休業を取れないという状況になっております。それが申請をして、旦那さんも…職員の男性も奥様と一緒に育児休業を取れるという形でもって御夫婦そろって子供を養育できると、そのような状況だと思います。

9番(守屋亘弘君)

そうすると、例えば役場でね、「共稼ぎ」って差別用語じゃないですよね。万一間違えるといけないので。旦那さんも奥さんも働いていたと。その場合に、旦那もかみさんも両方育児休業を取れるよという意味ですか。

総務部部長(石川恵一君)

そのとおりでございます。

9番(守屋亘弘君)

そうすると、ちょっと数字を間違えちゃうといけないんですけども、確認のため、57日間それぞれ約2カ月ずつ育児休業を取得可能という理解でよろしいんですか。

総務部部長(石川恵一君)

育児休業は先ほど山梨議員も言われましたけども、3歳になるまでできるわけですので、3年間だと、そのように理解しております。

9番(守屋亘弘君)

私が聞きたかったのは、旦那のほうも3年間取れるの。

総務部部長(石川恵一君)

そのとおりでございます。

議長(鈴木道子君)

よろしいですか。

1番(畑中由喜子君)

最長3年という件なんですけれども、最初の育児休業をした後、3月以上経過した場合に、再度の育児休業をすることができるって、解釈によって2通りケースが考えられるような気がするんですけれども、1人の赤ちゃんのための育児休業が途中で途切らせてまた再度という意味なのか、2人目の赤ちゃんのためにということなのか。そうすると、間3カ月あかないと6年取れないということなんですか。

総務部部長(石川恵一君)

今言われた3カ月って57日のことだと思うんですけども、今現在の実態を言いますと、大体1歳までの間に、御主人…両親、男性の職員も、女性の職員、役場ので言いますと、お2人も1年の間に交互に取られるんですね。というのは、やはり1歳過ぎてから保育園のほうに預けて、また共働きで働くと。ですから、3年間というのはなかなかおられないわけです。今、議員が言われましたように、最初に、旦那さん、奥様が育児休業取ります。半年なら半年でいいんですけど、半年取ります。その後に、今度は御主人も同じ形でもって2カ月なら2カ月取ゃます。8カ月は過ぎてきます。そこから、御主人は3カ月を過ぎた場合に、新たにもう一度育児休業を取れます。そうです。今言われた2人目の場合には、当然第1番目の子供のための育児休業は、その時点で1回打ち切りになって、新たに2人目の育児休業に入ると、そのように理解しております。

9番(守屋亘弘君)

ちょっと参考のために、くどくて申しわけないんですけど、民間も大体こんなベースですかね。

総務部部長(石川恵一君)

法律で決まっておりますので、公務員であろうと民間の方であろうと同じだと、そのように理解しております。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第12号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第10「議案第13号工事請負契約の締結について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第13号について御説明申し上げます。
この工事は南郷中学校校舎・屋内運動場耐震補強工事、請負契約金額、消費税及び地方消費税の額及び請負契約の相手方につきまして、議案書に記載のとおりでございます。
仮契約までの経緯について御説明申し上げます。契約の執行に当たりましては、設計金額が500万円以上であるため、葉山町条件付一般競争入札実施要領によりまして、地方自治法施行例第167条の6の規定により4月23日に条件付一般競争入札の公告をいたしました。主な参加資格要件といたしましては、葉山町競争入札参加資格認定を受けていること、建設業法第27条の23、1項の規定に基づく経営事項審査を受け、その経営事項審査結果通知書における建築一式工事の総合評定が1,001点以上であること等といたしました。
5月11日まで設計図書の閲覧、入札参加資格確認申請の受け付けを行いましたところ、12件、12社から申請があり、審査の結果、12社すべてが参加資格要件を満たしておりました。業者につきましては、お手元に配付させていただきました入札結果に記載してございますので、業者名につきましては省略させていただきます。
電子入札の開札を5月27日に行いましたところ、お手元に配付させていただきました資料のとおり、第1回目の入札におきまして1億3,099万円で株式会社松尾工務店が最低価格でありましたが、予定価格が500万円以上の工事につきましては、公共工事低入札価格調査要件となっており、今回の入札額は調査基準額を下回りましたので、落札は保留とさせていただきました。これに伴い、調査及び事情聴取を行い、契約の内容に適合した履行はなされると認めましたので落札者といたしました。これにより、仮契約は本年5月31日に締結させていたただきました。
この工事につきましては、南郷中学校校舎・屋内運動場の地震に対する安全性の向上を図り、あわせて老朽化した部分の改修を行うもので、工事の概要につきましてはお手元に配付させていただきました資料のとおりでございます。また、工事の竣工期限につきましては、平成22年10月29日を予定しております。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願いを申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

9番(守屋亘弘君)

予定価格と落札金額で見ると64.1%なんですけれども、まず、予定価格なんですけれども、当然積算してこういう予定価格の決定を見たということになろうかと思いますが、いわゆる当初の設計金額ですかね、見積もり金額はどちらで、役場で見積もったんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

当然町のほうの発注工事ですので、町のほうで設計をいたしました。

9番(守屋亘弘君)

じゃ、2点目はですね、請負契約の相手方の会社は葉山町で実績があるんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

ちょっと古いんですけども、平成6年に下水道工事、こちらのほうを受注しております。

9番(守屋亘弘君)

この間の6月7日、全協の場で教育委員会から本件について説明を受けた際に、いわゆる学校の耐震化率がたしか91.7%になるよと。この工事が終わればですね。で、実際問題ちょっと確認のため教えていただきたいんですけれども、いわゆる各学校の耐震工事計画というのがあって、100%に達するのはいつの時点というように考えてよろしいんでしょうか。

教育部部長(稲山孝之君)

22年度で耐震補強工事が先ほどお話ししました上山口小学校、それから今回、長柄中学校、両体育館含めてですね、終了しますと、耐震対象建築物が24棟ございます。そのうちの22棟が今回22年度で終了します。その比率として約91%というお話をさせていただきました。そのあと2棟につきましては、耐震補強の必要性があるかどうかという1次診断、2次診断なるものでございまして、その2棟につきましては、一色の校舎、それから上山口校舎、その2棟が残っております。これについては今後、検討していきたいと思っております。

9番(守屋亘弘君)

だから、いつの時点でね、完成予定なのかということをちょっとお聞きしたかったんですけども。

教育部部長(稲山孝之君)

22年度で91%の耐震化で出るんですが、あとのその2棟につきましては今後検討してですね、何年度になるか。それは検討させていただきたいと思っております。

9番(守屋亘弘君)

耐震化関連でちょっとお聞きしたいんですけれども、午前中の一般質問で血が頭に上って質問するのを忘れたんで、ここでお願いしたいんですけども、クリーンセンターの耐震診断、耐震化補強工事というものはスケジュールに上っているんでしょうか。実際問題、私が心配しているのは、安心・安全なまちづくりと言いながら、クリーンセンターについてはそういうような計画もないというように私は理解しているんですが、こういうような耐震補強工事に関連して、どのように考えておられるんでしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

担当は管財課がすると思うんですけれども、現在のところは第1次診断まで行っておりますけども、それ以降については現在は行っていないという状況でございます。

12番(待寺真司君)

まず1点なんですけれども、先般の全員協議会の席で私が、価格が随分安くなったんで、国庫支出金がどの程度出るのかというときに、9,055万7,000円ということで、当初予算どおりの国庫支出金が出るというような御答弁をいただいたんですけれども、どっち聞いたらいいのか、それは間違いないですか。1億3,000万のうち9,000万ぐらい出るということは非常にありがたいというかですね、この間、ちょっと突っ込めなかったんですよ。余りにも随分出るなと思ってですね、これ間違いないということで確認させていただきたいんですが。

教育部部長(稲山孝之君)

そのとおりでございます。

12番(待寺真司君)

そうすると、低価格の入札で調査も入ったということでございますけども、かなり価格が安くなったことによって町の一般財源あるいは町債の起債が抑えられたと。これは結果論でありますけどね、事前の段階でもう少しその予定価格の見積もりが慎重に行われれば、その一般財源部分が教育のほかの部分に向いたというようなことも考えられるかと思いますので、先ほど守屋議員からもありましたけど、その予定価格について再度、いろんな計算を使ってやるんでしょうけども、その精査が必要かなというふうに思いますが。それで、部長、低価格調査をしたということなんですが、それをやりとりして、問題がなかったので入札したというんですが、その例えばやりとりの経緯書とか、あるいは下請、孫請の状況であったりとか、そういった内容の資料については、これは公開の対象に当然なっているのかなとは思うんですけれども、どのようなやりとりがなされて、最終的に問題がないという判断をしたのか、その辺の状況等についてもう少し詳しくお知らせいただきたい。

総務部部長(石川恵一君)

低価格につきましては、調査という形でもって町のほうで調査表をつくってございます。その内容の主なものだけ言いますと、下請予定契約者との契約予定額、その価格により入札した理由、手持ち工事の状況、労働者の具体的な供給の見通し人数、労務単価等ございます。今、議員の言われましたように、それ公開かということですけども、公開をしております。

12番(待寺真司君)

議長、後ほどで構いませんので、いただけると助かりますので。全員かどうかはわかりませんけど、私は。はい。

議長(鈴木道子君)

じゃあお願いいたします。他に御質問ございますか。

2番(近藤昇一君)

今、12番から聞かれた内容なんですけども、これは基本的にはやはり公契約がね、公契約条例ができ上がれば何の問題ないわけですけども。ですから、この安かったことで低入札調査制度が働いた…働いたというか、かけなければならなかった状況がね、本当に何というんですか、例えば材料費で安く仕入れたとかね。そういうところならいいんですけども、労務単価を削ったという場合には、非常にこれやっぱり問題だと思うんですよ。その労務単価が下請まできちっと押さえられたのかどうか。下請の労務単価。例えば先般、私、一般質問しましたけど、帯広市では委託業務及び指定管理業務実施上の留意事項の中では、下請についても二省単価、国道交通、それから農林水産の設計労務単価、これは北海道労務単価らしいんですけども、こういったものを参考にしてチェックをしているのかどうか。その点はどうなんでしょう。

総務部部長(石川恵一君)

議員言われましたように、当然労働者の賃金、こちらにつきましては最低賃金が保障されているかという形でもって、担当課のほうではこの調査の聞き取りの中で確認をさせていただいております。

2番(近藤昇一君)

最低賃金と違うんですよ。二省単価と言っているんですよ。国交省と…最低賃金というのは時給今、幾らだ、700円ぐらいか。でね、これはもう業種ごとに、業務ごとに二省単価というのは決まっているんですよ。これは北海道単価なんだけども、例えば運転手、特殊でもって1万3,600円、それから運転士、一般で1万1,200円とかね。そういう二省単価でもって押さえているのかどうかなんですよ。最低賃金と違います。

総務部部長(石川恵一君)

大変失礼いたしました。今、議員の言われました単価、担当課のほうでもって確認をしております。

議長(鈴木道子君)

他に御質問ございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。お諮りいたします。議案第13号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第11「議案第14号財産の取得について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第14号財産の取得について御説明を申し上げます。
この議案は、葉山町消防本部に設置しております気象観測装置を更新するため提案させていただくものであります。取得財産、取得金額、消費税及び地方消費税の額並びに取得の相手方につきましては、議案書に記載のとおりでございます。
現在の気象観測装置は、平成8年2月に導入され、既に14年余りを経過し老朽化が進んでおりますので、新鋭機種に入れかえさせていただくものでございます。なお、装置の新旧比較表につきましては、参考資料にお手元に配付させていただいたとおりでございます。また、本装置は既存の指令システムと接続し、連動させるため、正常に稼動する形式で製作しなければならないこと、気象データをリアルタイムに運用しているため、入れかえ作業の効率化を図る必要があり、指令システム全体を把握するものでなければならないことから、既存システムを設置し、保守業務を行っている株式会社富士通ゼネラル情報通信ネットワーク営業部1社による随意契約により、見積もり合わせを5月12日に行いましたところ、お手元に配付させていただきました参考資料のとおり見積もり額882万円で仮契約を締結させていただいたものであります。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

1番(畑中由喜子君)

今、御説明いただいたので、1社随契ということはわかったんですけれども、この資料の書き方というか、読み方というか、予定価格が882万、そして1回目見積もりはそれを上回り、2回目も上回り、3回目の見積もり合わせで同じ同額の882万と全く同額になっているわけですが、これがどういうことを意味しているのかがよくわからない。見積もり合わせイコール予定価格。予定価格が先にあって、見積もり合わせをしたということなんですか。で、ちなみに、予算は945万当初予算で組まれていますよね。それとの兼ね合いも御説明いただければと思います。

総務部部長(石川恵一君)

当然町が発注する工事ですので、予定価格は町のほうでつくっております。その予定価格に合わせて入札を行います。札を入れる形でもってやっていただくわけですけれども、金額が町が予定した価格に1回目、2回目と追いつかず、3回目に町の予定している価格に追いついたと。その追いついた価格でもって町は発注をすると。そのように理解しております。

1番(畑中由喜子君)

だから、1社随契というんならわかるんですけど、それを入れるということになると、これを下回ったっていいわけですよね。だけど、ぴったりの数字ということが、ちょっとあらって思うんですが。だから、見積もりがありきで予定価格みたいに読めちゃうんですけども、決してそういうことではないということですよね。

総務部部長(石川恵一君)

あくまでも予定価格は町のほうでつくった金額です。それで、札を入れてもらったのは業者のほうですので、その価格が一致したという形でもって、以上でも、以下でもないと、そのように理解をしております。

1番(畑中由喜子君)

しつこくて申しわけないんですけども、通常は建設にかかわるものとかというのは、その単価計算というのがありますよね。こういうものの場合、町は、これは何というのかな、物件なのかな。やっぱり単価計算表みたいなものがあるんですか。

総務部部長(石川恵一君)

この場合には、この目的となる物件なんですけども、取引の実例価格あるいは需要の状況、それから履行の難易度、それから数量の多寡、履行期間の長短、そういうものを考慮させていただいて適正な価格という形でもって予定価格をつくらせていただきました。

議長(鈴木道子君)

御質疑、他にございますか。

2番(近藤昇一君)

その随契の理由なんですけども、先ほどのその随契の理由になりますと、一度入れたらもう永久不変にそこの会社ということにならざるを得ないという感じします。そういうことでよろしいんですか。これからまた、次の何年後かに継続するときは、また同じような理由で継続しなきゃならないから、また同じところに随契ですと。これやっている業者というのは幾つもありますよね、ちょっと考えただけでも。それ、ほかの方法は何かなかったんですか。1回何しろ最初とっちゃえば、永久不変にこの葉山町にくいついていけるという形になりますよね。何かそれ納得できないんですけど。

総務部部長(石川恵一君)

議員が言われました疑問、業者選考委員会で当然同じような話題が出ました。それで、今回のこの機種についてはリースで行っている市町村ございます。リースのほうが若干安いのかなという部分はございますけども、今回の随契に当たっては、先ほども理由述べましたけども、何ですかね、今ある指令台、こちらのほうに接続するに当たっては、そのシステムが同じでなければならないという形でもって当初、指令台を買ったところと同じ業者が随契でもってやらさせていただきます。ただ、この指令台が、何年後かわかりませんけども、当然更新すると。そのときにはリースをやったらどうなんだと。そういう形でもって選考委員会でもって話が出ておりますので、そういう形でもって進めていければなと。そのように思っております。

2番(近藤昇一君)

いや、これ同じことが出てくるんじゃないの。今度指令台変えるときに、いやこの機種と合わせるにはそこの会社しかありませんって話になるんじゃないの。で、それでいてね、3回も札入れているんですよ、ここ、この業者。で、もし入札したら予定金額よりも、例えばさっきの工事議決六十何%ですよ。これ100%ですよね。余りにもちょっとと私は考えてしまうんですけど。全くほかの方法はなかったのかね。それは我々も中身もね、よく知らないでもってこういう発言してどうかなと思うんだけど、現場も見ていないんでね。全くほかの方法はないんですか。ないと言われれば私、それで座るしかないんだけど。

総務部部長(石川恵一君)

言葉が足りなくてちょっと申しわけなかったんですけども、当然財政課のほうでもって、まずこれ確認させてもらいました。それで、ほかの業者もこういう扱っているところあるわけですけども、参加していただけませんかと、そういう投げかけをさせていただいたんですけども、参加はできないという形の断りを受けております。

議長(鈴木道子君)

ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第14号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。

議長(鈴木道子君)

日程第12「議案第15号人権擁護委員の推薦について」、日程第13「議案第16号人権擁護委員の推薦について」の2件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

議案第15号及び第16号について御説明申し上げます。
委員であります山藤英昭氏及び有友光代氏の2名の任期満了に伴い、葉山町長柄1562番地、山藤英昭氏、満67歳について再任を、葉山町一色1261地の7、原田淳子氏、満65歳を新たな委員としてそれぞれ法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。なお、各氏の略歴につきましては、お手元に配付させていただいた資料のとおりでございます。
以上で説明を終わります。よろしく御審議のほど、お願いを申し上げます。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。最初に、議案第15号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第15号の質疑を終わります。
次に、議案第16号について質疑を行います。

16番(中村常光君)

これは確認なんですが、別に反対とか賛成というんじゃないですけど。18年4月、葉山小学校の評議員やっていられる。19年に次世代の支援対策の地域の会長をやっていられる。それから、20年に子育て支援センターの運営委員やっていられる。今度この人権擁護委員になると、これもやるということになった場合、4つをやるのかどうか、確認です。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員言われました、その他の部分については継続すると思っております。

議長(鈴木道子君)

よろしいですか。ほかに御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第16号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第15号及び議案第16号は原案のとおり推薦に同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと求めます。よって、議案第15号、議案第16号は原案のとおり推薦に同意することとされました。

議長(鈴木道子君)

日程第14「報告第1号平成21年度葉山町繰越明許費繰越計算書(一般会計)」を議題といたします。朗読。
(書紀朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(石川恵一君)

報告第1号につきまして、御説明申し上げます。
この報告につきましては、さきの第1回定例会におきまして平成21年度葉山町一般会計補正予算(第6号)において補正をさせていただき、翌年度に繰り越して使用できることとされました繰越明許費について、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を調製いたしましたので、同項の規定により御報告いたします。
内容につきましては、繰越計算書に記載のとおり第2款総務費、第1項総務管理費の庁舎維持管理事業から、第9款教育費、第3項中学校費の中学校管理事業までの10事業につきまして、記載の金額を翌年度に繰り越して使用させていただくに当たり、議会の議決を得て措置させていただいたものでございます。以上で報告を終わります。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ございますか。
(「なし」の声あり)
これをもって報告第1号を終わります。

議長(鈴木道子君)

日程第15「報告第2号土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求ます。

総務部部長(石川恵一君)

報告第2号につきまして御説明申し上げます。
初めに、平成21年度葉山町土地開発公社事業報告及び決算報告について御説明いたします。報告書の1ページお開きください。1の事業の概要でございますが、平成21年7月17日付で葉山町に主馬寮公園用地の4分の1の部分を4,000万円で売却したものでございます。このことに伴い、同土地の所有権につきましては、葉山町土地開発公社4分の2、葉山町4分の2の共有者持分となったものでございます。また、平成21年5月14日付で葉山町に川久保歩道整備用地を442万2,060円で売却したものでございます。2の一般庶務事項でございますが、記載のとおり、定款の規定に基づき理事会へ事業報告書、決算報告書、事業計画、予算書、資金計画を提出し、議決を得たものであり、また町長に対し事業報告及び決算報告を提出したものでございます。3の理事会及び議案につきましては、2回の理事会を開催し、その内容は記載のとおりでございます。
次に、2ページ、公社の社員、3ページ、公社の職員の名簿で、それぞれ記載のとおりでございます。
次に、4ページをお開きいただきたいと思います。財産目録の資産の部の現金及び預金につきましては、637万8,391円になっております。公有用地につきましては、主馬寮公園用地と川久保歩道整備用地の合計額9,487万1,870円で、資産合計といたしましては1億125万261円となっております。負債の部の固定負債の長期借入金につきましては、公有用地取得費として金融機関からの借入金額の9,487万2,870円となっております。
続きまして、5ページの損益計算書でございますが、事業収益といたしまして、主馬寮公園用地の4分の1を町に売り払った4,000万円と川久保歩道整備用地を町に売り払った442万2,060円の合計額4,442万2,060円となっております。事業原価につきましては、事業収益の取得原価を記載しております。事業外収益につきましては、預金利子の3万460円と町からの利子補給の72万3,778円の合計額75万4,238円となっております。事業外費用につきましては、金融機関への支払利息となっております。経常利益につきましては、事業外収益から事業外費用を差し引いた3万460円となり、当該純利益及び当期利益につきましても同額となっております。
6ページの貸借対照表、7ページのキャッシュフロー計算書、8ページの事業収益明細書、9ページの事業原価明細書につきましては、それぞれの内容は記載のとおりでございます。
続きまして、10ページの公用地明細書につきましては、表中の上段が平成18年度に購入いたしました主馬寮公園用地で、表中の下段が平成19年度に購入いたしました川久保歩道整備用地の明細で、おのおのの当期内における増減を記載したものでございます。
11ページの長期借入金明細書、12ページの基本金明細書につきましては、それぞれの内容は記載のとおりでございます。
続きまして、13ページの監査報告書でございますが、本年5月18日に、定款第7条第4項に基づく監事2名による監査を実施、報告をいただいたものでございます。
続きまして、平成22年度の事業計画及び収支予算書について御説明申し上げます。
予算書の1ページをお開きください。平成22年度葉山町土地開発公社事業計画でございますが、公有地取得事業計画として1億円を設定させていただいておりますが、公有地取得事業につきましては、町が進めております都市計画道路五ツ合森戸線、向原森戸線、一色下山口線、町道下山口上山口線、長柄橋イトーピア線の用地を地権者の協力が得られた場合、土地開発公社の介在により適宜迅速に取得するよう措置するものでございます。
続きまして、2ページの予算、3ページの資本的収入及び支出、4ページの予定貸借対照表、5ページの予定損益計算書、6ページの販売費及び一般管理費、7ページの資金計画につきましては、記載のとおりでございます。
以上で報告第2号の説明を終わらさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いをいたします。

議長(鈴木道子君)

提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ございますか。

2番(近藤昇一君)

すいません。川久保歩道整備用地として20年に購入して、葉山町のほうに21年の5月14日付でもって町が買い取ったという形になっておりますね。これは今後、どのように活用していかれるのか。というのは、この目的としてはまだ完全になっていませんよね。だけど、町のほうでも引き取ったと。ただ、いつまでも引き取ってるわけにいかないと。その辺どうされるのかね。で、何ていうのかな、変にこう形をつくってしまうと、今度逆に言うと、残りのところのに刺激を与えるようなことにもなりかねないという部分があると思うんですけども、その辺、町は今、どのように考えているかを伺っておきます。

総務部部長(石川恵一君)

確かに、今、近藤議員言われますように、同地番地、町のほうで購入いたしております。で、手前から2メーター、こちらについては歩道という形でもって使用を計画しております。で、残りの部分につきましては、他の所有者の部分との交換というものもありますでしょうし、その土地の有効利用につきましては、所管が管財課と町のほうに受ければ管財課となりますので、管財課のほうでもって有効利用を一部事業が完結するまで有効利用を図っていければと、そのように思っております。

2番(近藤昇一君)

そうすると、ちょっと確認したいんですが。もう一回すいません、聞き漏らしたかもしれないですけども、完全に歩道という形とるまでは、管財課として有効利用するということでよろしいんですか。それとも、相手がどうあろうとそこまでは歩道をつくっちゃうという形をしちゃうのかね。

都市経済部部長(吉田仁君)

今回、公社から町が買い取った部分につきましては、22年度に工事の予定に入ってございます。

2番(近藤昇一君)

その場合、かなりもう1件のほうにね、プレッシャーがかかると思うんですけども、その辺の配慮は何かやっているのかどうか。

都市経済部部長(吉田仁君)

プレッシャーという言葉がどうか、大変難しいところではございますけども、そういう用地の交渉の仕方も一つの方法ではないかというふうに考えます。

2番(近藤昇一君)

私、そこのところちょっと言いたかったんですよ。無理やりやってしまうんではなくて、そういう形での交渉をね、やはり引き続き強めながら、できれば全体がね、できるように。もし、全体ができるようならば、もしできるようなめどが立てばね、私は22年じゃなくて、延ばしたって、一体にやるべきだと私は思いますんで、その点はぜひ考慮願いたいと思います。

9番(守屋亘弘君)

2点ありますけど、21年度の関連の資料の11ページ、この金額の単位は何でしょうか。

総務部部長(石川恵一君)

大変申しわけございません。円です。

9番(守屋亘弘君)

それと、利率ですけども、同じ三浦藤沢信用金庫逗子支店から借入金利が上のほうは1.3%で、下の方は0.876%、下のほうは平成20年3月21日から22年5月31日まで、これはもう終わったよということになろうかと思いますけれども、上と下と比べると0.424%の違いがあるんですね。で、葉山町が債務負担行為を行っていると。で、格付けが上がったと解釈していいんですか。この金利だけ見た場合に。というのは、無金利状態だと言われている中で、0.424%を値切ったということは大変な御苦労があったんじゃないかと。

総務部部長(石川恵一君)

当然町のお金を使うわけですから、より低い金利で借りたいという形で入札を行っております。

9番(守屋亘弘君)

そうすると、逆に言うとね、この上段のほうは1.3%でしか借りられなかったということですか。あるいは、各金融機関に当たったけども、この金利の条件が一番低い金利の条件だったと、そういうふうに解釈してよろしいんですか。

総務部部長(石川恵一君)

今述べましたように、入札を行って金利を決めさせていただきました。

議長(鈴木道子君)

よろしいですか。

9番(守屋亘弘君)

ですから、一番低い金利の条件で借り入れたと、そのように解釈していいのかね。それ、何社で入札したんですか、逆にそれでは。みんな談合しているんじゃ、しょうがねえや。

総務部部長(石川恵一君)

2社でございます。

議長(鈴木道子君)

よろしいですか。

2番(近藤昇一君)

今、ちょっと同じような質問なんですけども、例えばじゃあその前段の主馬寮跡地の借り入れですよね。今回、0.876でもって借りられたということであるならばね。借りかえということも検討してもよかったんじゃないかと思うんですけど。特に、縁故債の場合には借りかえは可能だというふうに昔から聞いておりますけども、その点はいかがなもんでしょう。

総務部部長(石川恵一君)

お時間いただいて申しわけございません。当初の入札のときに、借りかえという形では、借りかえは行わないという形でもって入札をかけておりますので、今、議員が言われたように、確かに途中でもって金利の安いところ、借りられれば一番いいわけですけども。葉山町が国あるいは県から起債を受けるときにも、当然借りかえはできなくて事業を進めております。

2番(近藤昇一君)

でも、その契約というのは、私どうかわかりませんけどね、前から行政が行う、地方自治体が行う借り入れについては、借りかえという問題が各地でもって起きていますけども、国・県に対してはかなり厳しいものがあるけれども、縁故債については、その銀行との契約であるから可能だと。ただ、町が最初からそういうような約束をしてしまっている場合にはどうなのかなというのはありますけれども、その約束があるから安いのかというと、今、こうやってみると、そうでもないしね、だから、そういう約束を最初からすること自体がどうなのかなと思うんですけど。今回の8.76%も…0.876%も借りかえはしないという約束になっているわけですか。

総務部部長(石川恵一君)

議員言われるように、これからの課題という形ではなるかと思いますけども、現在のものにつきましては、今、議員が言われましたように、入札を行うときの決め事と、そのように理解していただければと思います。

2番(近藤昇一君)

ほかの自治体も同じようなことをやられているのかね。当初から借りかえだめだよというような契約になっているのか、ちょっと調べておいていただけますか。後日で構いませんので。

総務部部長(石川恵一君)

他の自治体調べさせていただきます。ただ、一つ言えるのは、入札を行うときに、一番低い率で借りるという形でもって札を入れてくれる方。それは当然何年間はできるからという形でもって低く入れてくれるんだろうと思います。今、議員言われるように、途中でもって変えるんであれば、当然価格というか…利率というものは動いてきますので、その時点でまた変更になってしまうということになると、なかなか難しいものがあろうかと思いますけども。議員言われましたように、他の市町村の状況を確認させていただきます。

議長(鈴木道子君)

他に御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
はい、これをもって報告第2号を終わります。

議長(鈴木道子君)

以上で本日の日程はすべて終了いたしました。明日から6月20日までの9日間は委員会等開催のため休会とし、来る6月21日、午後2時再開といたします。
本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(午後3時16分)

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更新日:2018年03月20日