葉山町議会 平成22年3月19日

招集年月日

平成22年3月19日(金曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午後1時30分

散会

午後4時59分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席17名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 畑中由喜子 出席
第2番 近藤昇一 出席
第3番 阿部勝雄 出席
第4番 土佐洋子 出席
第5番 山梨崇仁 出席
第6番 伊東圭介 出席
第7番 鈴木知一 出席
第8番 佐野司郎 出席
第9番 守屋亘弘 出席
第10番 森勝美 出席
第11番 伊藤友子 出席
第12番 待寺真司 出席
第13番 金崎ひさ 出席
第14番 笠原俊一 出席
第15番 加藤清 出席
第16番 中村常光 出席
第17番 鈴木道子 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 森英二
副町長  
教育長 豊田茂紀
総務部部長 根岸隆男
保健福祉部部長 石川恵一
生活環境部部長 成島光男
都市経済部部長 高梨勝
教育部部長 吉田仁
消防長 有馬弘
総務課課長 矢嶋秀明

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 上妻良章
局長補佐 高橋孝行
主事 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第13番 金崎ひさ
第14番 笠原俊一

議事日程

第 1 一般質問
1.近藤昇一
(1)長柄地域におけるバス停設置とバス路線の変更について
(2)長柄小学校、南郷中学校の通学路について
(3)中学校給食について
(4)町長の公約、議会答弁に対する対応について
2.畑中由喜子
(1)子育て支援について
(2)ごみ問題について
(3)まちづくりについて
3.阿部勝雄
(1)景観計画について
(2)ごみ処理施策について
(3)国保料について
(4)下水道審議会諮問内容について

議事の経過

議長(鈴木道子君)

皆様、御苦労さまでございます。ただいまの出席議員は17名全員でございます。全員出席でありますので本会議を再開いたします。(午後1時30分)
直ちに本日の会議を開きます。

議長(鈴木道子君)

教育長より発言を求められておりますので、これを許します。

教育長(豊田茂紀君)

今定例会の本会議第1日において教育委員の任命に御同意いただき、ありがとうございました。その後の定例教育委員会において教育長に選任をされました。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

議長(鈴木道子君)

では、日程第1の「一般質問」を行います。
第1番、2番近藤昇一議員、登壇願います。

2番(近藤昇一君)

2番近藤です。御案内に従いまして4項目の質問をさせていただきます。
まず第1に、ひとつ覚えで長柄の地域のバス路線の問題について伺いたいと思います。これはもう毎回やるという宣言をしてしまったので、やらざるを得ないという感じでおりますんで、ひとつよろしくお願いします。
2009年4月1日に長柄住民の念願である川久保橋バス停、これが開設された。しかし、バスは一向にとまってくれない。相変わらず逗子行きは19時から22時まで3本、それから湘南国際村行きは6時から10時まで5本、全く地元の住民はこれを利用することができない。このような状況も今日もいまだに続いております。この問題では、町長も引き続き京急との話し合いを行っていくというふうに答弁されております。そこで伺っておきます。その後どのような対応がなされたのか、そしてまた今後の見通しについてまず伺っておきます。
次に、長柄小学校、南郷中学校の通学路について伺います。長柄地域は1970年に開通した逗葉新道によって大きく2つに分断されております。その逗葉新道も2004年3月に三浦半島中央道の上山口-逗葉新道間が開通し、逗葉新道については三浦半島中央道との交差点から長柄交差点までが10億3,000万円で県が買収し、県道に移管され、歩道の整備などが進められています。しかし、長柄地域が逗葉新道によって分断されたことによって、地域住民が多大な不便を押しつけられてきた。さらに、その後できた長柄小学校、南郷中学校の通学路は多くの子供たちがこの道路を横断しなければならないという不便と危険を押しつけられてきています。児童・生徒が通う通学路については、一日の大半を過ごしその成長をはぐくむ学校への道のりであり、また下校時には学校と家庭の待つ自宅とを結ぶ大切な帰路です。このように通学路は学校生活を送る上で日常的な生活空間の一部であり、常に快適で、かつ安全性の高い環境を確保する必要があります。そこで伺いますが、指定されている通学路に問題はないのか。また、その解決策について伺います。
第3に、中学校給食について伺います。この問題も何度か議会の中で取り上げさせていただいておりますが、改めて今回の定例会でも伺いたいと思います。中学校の完全給食を求める要望は小・中学生を持つ保護者の間で切実でありますが、葉山町においては愛情弁当論を理由にこれまで取り組んできませんでした。学校給食は食糧不足を背景にして子供たちの栄養改善を目的として始まりました。当初は小学校の給食のみを対象としており、中学校に適用されるようになったのは昭和31年に学校給食法の一部が改正されてからであります。学校給食法第4条では、「義務教育諸学校の設置者は、当該義務教育学校において学校給食が実施されるよう努めなければならない」となっており、同じく第5条では、「国及び地方公共団体の責務として学校給食の普及と健全な発達を図るよう努めなければならない」とされています。そして、現在においては主に食生活の乱れや栄養バランスの偏りなどの課題、食育の観点から完全給食が求められております。
昨年10月、政府が貧困率という指標を初めて公表しました。15.7%、実に6世帯に1世帯が貧困世帯となります。経済協力開発機構OECDの2008年報告書では、2004年の日本の貧困率は14.9%で、加盟30カ国のうちメキシコ、トルコ、アメリカに続いて4番目に高い数字となっております。これが今、日本の社会の現実なのです。ファストフードが蔓延し、給食のない昼休みに栄養失調に陥る子供たち、こんな日常が広がる社会です。社会政策として学校給食の重要性は今、愛情弁当論で済む状況ではありません。そこで、この間、中学校給食実施へ向けた検討状況について伺っておきます。
最後に、町長の公約、議会答弁に対する対応について伺っておきます。この間、町長の公約や議会答弁に対し、町職員の対応が町長の意に沿わない形で実施されているのではないかと疑われるような状況が数々ございます。町長がどのような答弁をしようが、議会がどのような意思決定をしようが、全く関知しないような対応が多々見受けられます。例を挙げれば、町長が議会で答弁され、そして約束されたものが予算編成の概算要求にも組まれていない。議会で国保料金引き下げを求める請願を全会一致で採択したにもかかわらず、職員は、国保会計は独立採算が原則だとして議会意思に真っ向から対決姿勢をとる。議会で非常勤特別職に報酬を日当制にするよう求める陳情を不採択したにもかかわらず、議会と対決するがごとく直ちに日当制にする条例を提案してくる。情報公開条例では、議会の了解もとらずに一方的に実施機関に加えてくる。下水道事業では事業団との協定をめぐって工事内容の一部が変更されていったにもかかわらず、議会に報告がないまま工事が完了していたこと。さらに、水処理施設の第3系列の工事のはずが、報告もないまま第4系列の工事が行われていたことなど枚挙にいとまがありません。これは町長の統率力のなさか、あるいは職員の造反か、議会を全く軽く見ているのか。町長初め町当局は、議案が議会に提出さえすれば必ず可決されるとの認識でいるのではないか。これらの問題に対して町長はどのようなお考えを持っているのか伺っておきます。
以上をもちまして、第1回目の質問とさせていただきます。

議長(鈴木道子君)

答弁を行います。

町長(森英二君)

まず、近藤昇一議員の御質問に私の所管するところの答弁をさせていただきます。
1つ目は、長柄地域におけるバス停設置とバス路線の変更について、その後どのように対応をされてきているのかというお尋ねでございますが、これまでの議会からの御指摘や御質問を踏まえ、ことしに入ってから京浜急行バス本社に職員が赴き、湘南佐島なぎさの丘シャトルバスがバス停にとまることについての可能性についてのお話をお聞きしたところでございます。その後、京浜急行バス本社を通じ、運営主体の京浜急行電鉄の方と話をする機会をいただき、同様の内容についての意見交換をさせていただきました。現段階における結論といたしましては、全くの町負担なくしてとまることは難しい状況であることを再認識したところでありますが、ねばり強く京浜急行との協議は続けてまいります。また、これまで準備を進めてまいりました大山地区にお住まいの方々に対するアンケート調査についても、1月から町内会と数回にわたり協議をさせていただき、協力を得ながら今月には実施できる運びとなりました。今後は実施したアンケートの結果を分析し、その状況を踏まえ、引き続き京浜急行バスとの話し合いを重ね、少しでもよい方向へ転換できるよう努力してまいりたいと考えております。
次に、4項目目の町長の公約、議会答弁に対する対応についてということでございます。職員への指示につきましては、必要の都度、主に担当部課長に対し口頭で指示しているケースが多くございます。または、その対応状況につきましては、随時、担当部課長から報告を受けているところであります。公約に挙げた幾つかの事業のうち例を申し上げれば、議会のインターネット中継あるいは小児医療費助成の拡充、AEDの適正配置等につきましても、担当部課長に指示を行い実現させていただいたところでございます。
以上、2項目につきまして、私の担当するところの答弁とさせていただきます。

教育長(豊田茂紀君)

2番近藤議員の質問にお答えさせていただきます。
長柄小学校、南郷中学校の通学路について、指定されている通学路の問題と解決策についてとの御質問でございますが、現在の通学路については、交通安全面と防犯面を考慮し、地域の実情に即して学校が関係各方面と協議しながら設定したものでございます。設定の基本的な考え方としては、1、できる限り歩道と車道の区別がある道路であること、2、区別がない場合は、交通量が少なく、安全な歩行を確保できる幅員の道路であること、3、見通しの悪い箇所など危険箇所を避けること。4、安全に道路を横断できることなどが挙げられます。以上のことを踏まえ、各学校の通学路を設定していますが、日ごろから児童・生徒に対して定められた通学路を通るよう指導し、登・下校の安全の確保に取り組んでおります。
次に中学校給食について、中学校給食実施へ向けた検討状況についてという御質問でございますが、議会の一般質問において、かつて「中学校給食の検討委員会等の設置時期と方向について」という御質問に対し、今後は小学校給食の給食体制を把握した上で、中学校の給食のあり方について21年度以降の早い時期に委員会を発足させて、中学校給食のあり方について研究を進めてまいりたいと考えておりますと答弁をさせていただいております。昨年8月3日に、葉山町立中学校給食職員調査検討委員会設置に関する要領を制定し、教育委員会の学校給食に関係する職員を委員とする検討委員会を発足いたしました。その後、検討委員会を開催し、中学校給食に関する検討を始めたところでございます。検討委員会委員や事務局職員が中心になり、学校給食の現状を把握するために各中学校の給食現場に赴き、実際に現場で調理している給食調理員との意見交換や情報収集などを行っているところでございます。今後につきましては、引き続き検討委員会において、中学校給食に関する調査及び研究を進めていきたいと考えております。以上であります。

議長(鈴木道子君)

再質問を行います。

2番(近藤昇一君)

ありがとうございます。まず、バス路線の問題なんですけれども、余りこう進展はなかったのかなとは思うんですけども、一つには町のその負担、全くなしというのはないだろうという状況なんですけれども、じゃあ一体どのぐらい町が負担すれば京急は通してくれるのかなというのは、その辺の試算は行っておるでしょうか。

総務部部長(根岸隆男君)

この負担についてですけども、京急との一番身近なこの話の一つの方法としては、湘南佐島なぎさの丘のシャトルバス、これについてが一番近い可能性の高いものだと思いますが、その中のお話では、正式に算出した数字をもらっているわけじゃございませんが、大体300万程度ではないかというふうに思っております。これはシャトルバスにつきましては、そのデベロッパーのほうと国際村のほうで既に金額を出しているということでございますが、そこに乗るという形になろうかと思います。それが一つの実現の一番近い方法だろうと思いますが、ただ、町のほうは支出をするということについては、これこそやはり十分検討を重ねなきゃならないことから、もちろんそれはお話を伺っているということだけにとめおいているというのが現状でございます。

2番(近藤昇一君)

先般ね、決算特別委員会の中でも…特別委員会だったかな、それとも…だったと思うんですけども、その中でも同僚の議員のほうからね、交通計画のことについて出ているんですよね。で、今回の予算の中でもそのコミュニティーバス運行にかかわる調査研究を行うという項目があって、予算が幾らなのか明示されていませんけども、そういう事業も新たに起こされたということで新規事業となっているわけですよ。そういう中でね、全町を見渡して、どこにどういう手当てをするのかというのは、いろいろこう考えていかなきゃいけないと思うんですよ。そのための私はこれ調査研究だと思うんですよね。そういう中で、ここはコミュニティーバスにする、ここは京急に路線変更でやる。いろいろこうやっていくと思うんですよ。そういう中で、じゃあ長柄の地域はどういう方法がいいのかというのが出てくると思うんですよ。コミュニティーバス走らせたほうがいいのか、それとも京急に幾らか負担をしてやったほうがずっと得なのか、そういう考えがこれ全部出てくるんですね。じゃあコミュニティーバス、町でもってバスを買って運行させるのかね、それともバスを買ってどこかに運行させるのか、あるいは負担金だけでもってコミュニティーバスを走らせるのか。何らかの方策でもってお金が必要になってきますよね。このコミュニティーバスを走らせるのに、葉山町が支出ゼロでどこかが全部やってくれるというのは、私あり得ないと思ってるんですよ。町が計画つくって、町がその路線走ってほしいよって言うわけですから、そういう中で、私は、もしこの長柄の川久保のバス停の活用という面ではね、その一環としてこれが出てくるんであれば、それが300万という今、数字が出ましたけども、それが高いのか安いのかが出てくると思うんですよ。コミュニティーバス走らせるんだったら、とてもじゃないけど300万じゃ無理だと、どこへ頼んでも。だったらこれ頼んだほうがいいと。この300万だっていったって、もう既に実際に走っているバスですから、それに便乗するわけですから、その満額というのは、私はあり得ないと思うしね、それは交渉次第だと思うんですよ。当然そういう考えを持ちながら、この長柄だけに、地域だけにお金をかけるとなれば、当然不公平感が出てきます。だから、それを全町に交通計画を立てて、やる順番は一遍にやることはできないと思いますから、どこかから、ここから手をつけるんだというのを緊急度というんですか、なるかもしれません。もしかしたら、この長柄の地域、一番最後になるかもしれません。でも、そういう展望を町民に示せれるという面では、いやもっとひどいところがあるからこっちが先だよというふうに説明できると思うんですけども、今のままじゃ何の展望も住民は示されてないんですよ。その点、いかがでしょうか。まず、私は全町の交通計画を立てて、その中での順位を決めていく。その際にお金も必要になってくるでしょう。財政計画も必要になってくるでしょうということなんですけど、いかがでしょう。

町長(森英二君)

コミュニティーバスを走らせる検討会、これは職員の中でプロジェクトをつくって今、検討を引き続き進めております。その中で、経過の中で住民の自主的な組織で「コミュニティーバスを走らせる会」といいましょうか、そういう会がありまして、そこが一体と一緒になって検討も進めていきたいという流れに今、なっております。これは全町を対象にした、どこに交通不便地があるのか、そういったところからの調査から入っていくわけですけれども、それとあわせて今の長柄地区に限って言えば、これが特に川久保のバス停ができて、近隣の人たちが何に一番使いたがるのか、使うニーズがあるのかということ等は、この今月に行うアンケート、実際のそこに住んでいる方々へのアンケート調査で明らかになってくると思います。そこの中で、じゃあどういうルートで、どれくらいの本数が考えられるのか。それとの絡みで今の委託といいましょうか、協力というか、料金ですね、300万という数字出ましたけれども、そういったものについても折衝していくことになろうかと思います。で、実はせんだっても、京急の関係者来てくださいまして、その中で一歩進めて具体的にじゃあ長柄のあそこからどういうルートを走らせて逗子のほうに向かうのか。恐らく逗子の駅のほうへ向かうニーズが高いと想定した場合に、どこは走行場所として、ルートとして考えられるか、そんなことも今、話題には上がっておりますが、引き続き検討しましょうという段階になっております。

2番(近藤昇一君)

この今の町長のお話だとコミュニティーバス運行にかかわる調査研究というのは、そういう町全体の交通計画を策定するという意味合いでよろしいんですね。それをいつごろまでにこれを作成するおつもりでしょうか。ただ、研究を行うだけでもって、以前たしかコミュニティーバスのことについても、守屋町長時代もこういう事業はあったんですけども、いつの間にか立ち消えておるんですよ。だから、その目標というのはあるんでしょうか。

町長(森英二君)

今、お話の出ました、前守屋町長時代にあった研究会といいましょうか、は、その調査研究の結果、外部へ委託をして、全面的に委託をして行うという方向が検討されて、その場合に採算といいましょうか、経費が余りにかかるということで、葉山町においてコミュニティーバスがふさわしくないという結論が出たように私は聞いておりますが、その後、私はその後、私になりましてから外部へ完全に委託して、例えばバス会社だとか、タクシー会社とか、そういったところに委託していくという方法でなくて、もっと自主運行で何とかコストを下げながらサービスができないかということで検討しておりますが、できるだけこの22年度の早い時期には方向性は出していきたいなと考えております。

2番(近藤昇一君)

もう私の考えではね、コミュニティーバスというと、これも事業名そのもの、まあ事業名、正式な事業名なのかどうかわかりませんけれども、コミュニティーバスに私は限定することないと思っているんですよ。その地域地域でもってさまざまなその交通不便地の解消のための方策というのは、全国いろいろ試行されております。その地域その地域でこういう方法がいいだろう、ここはこういう方法がいいだろうというのがあると思うんですよ。そういう形でやはり私はこれは交通計画策定に向けてのね、調査研究というような形のしたほうが私はよりすっきりするんではないのかなと私は思います。
それともう1点、先ほどちょっと言われていましたけど、湘南佐島なぎさの丘のシャトルバスですか。これは当然前の答弁でも別会社が運行しているということでよろしいですね。京浜急行じゃなくて。というのは、いわゆる山手通りを通って大道交差点を経由するこの湘南なぎさの丘へ行っているバスは、すべてのバス停とまっているわけですよ。で、逗葉新道で南郷トンネル経由、これがもうシャトルバスになっていて、一切、国際村と数カ所、あと横須賀側では何カ所かとまっているんだよね。そういう状況になっていると。であるならば、これは私の考えですけども、もう少し大きなバスをね、回してもらって、一つのそのシャトルバスに乗せられないというのは、仮にいっぱいになったときに、特に帰りですよね。逗子駅で乗るときにいっぱいになってしまったら、このデベロッパーがお金出してるにもかかわらず、長柄の住民が乗っちゃって、本来なぎさの丘に行くお客さんが乗れなかったといったら大騒ぎになっちゃうというのも一つの理由なようです。であるならば、小さいバスでなくて大型のバスをね、運行してもらうような働きかけ、その中で一定の金額が必要なら、その金額が果たして妥当なのかどうか。全町を見て、この計画ができなければ私はちょっと無理だと思いますけれども、その計画の中でね、どういう位置づけをこの長柄をしていくのか。そういう中で私は実施できるんじゃないのかなと思うんですけども、いかがでしょう。

町長(森英二君)

その逗子駅からの乗降人数、そういったものが長柄の人たちが多くてということになるかどうか、どのくらいになるのかというのが、その人数の調査、アンケート調査等である程度判明してくるんではないかなと思っております。

2番(近藤昇一君)

それでは、今回はこのあたりでひとつ、またアンケートの結果を見ながらその分析もね、させていただきながら次回定例会までに一定のまた前進が見られるような行動をとっていただきたいと思います。
次に、長柄小と南郷中学校の通学路についてでありますけども、今、一つには南郷中学校の通学路について、特に長柄大山地域の子供たちは一たん川久保の交差点のほうに、奥から出てきて左に曲がって、川久保の交差点を逗葉新道を横断して、そして南郷中学校に向かうというルートなんですよね。で、いろいろ子供たちに聞いてみると、やはり長柄の大山から出てきて、突き当たって右に行ければね。わざわざ遠回りして学校行かなきゃいけないと。右に右折できれば一番いいんだけどという多くの子供たちの声なんですよ。じゃあ右に行くとなると、この松久保の交差点がございますね。これは信号がない。そして、松久保の交差点を逗葉新道沿いに右側を中学校に向かって歩こうとすると、そこに歩道がない状況ですね。で、先ほどの教育長の御答弁では、この通学路については学校と関係方面というようなね、じゃあ子供たちにその通学路のね、よくほかの学校では通学路に対して、親と子供にね、その安全性とか、いろいろ希望とか、そういうものを聞いてアンケートをとっている学校聞くんですよ。ここのところについては非常に危険な部分があるというのは、その子供の目線じゃなきゃわからない部分があるんですね。私も一度、若宮陶器のところの横断歩道の部分にいきなり中町橋側にね、ある看板が立ったんですよ。で、看板は我々大人ならばすぐ見渡せる、このぐらいの高さですから、気がつかないんだけど、子供の目線から見たら全くこの車が死角になってしまうというね、位置だったんです。で、それは前の前の教育次長かな、お話ししたら、もう即撤去はしたんですけども。そういう形で子供の目線からいろいろな危険な部分、あるいはその希望、先ほど言った快適さですね。そういったものも聞くべきではないかと思うんですよ。そういった面、お考えが。
それと、もう一つには長柄小学校もそうですよね。通学路として決められている部分が非常に中途半端ではないのかなと。というのは、やはり大山方面から長柄小学校に向かって行くと、今の足湯のところですか。あそこから一度かつての逗葉新道の下をくぐり抜けて、長柄交差点に向かって右側の歩道を歩く形になりますね。そのまま長柄小学校に向かって行けない。これは多分長柄小学校の入り口のあそこを横断するなということだと思うんですけども。その辺の子供たちがどう思っているかというのもやはり聞くべきだと思うんですけども、いかがでしょう。

教育長(豊田茂紀君)

ちょっと全部正確に聞き取れなかった部分があったらまたお願いしたいと思いますが、1点目、例えば大山橋からいわゆる長柄の長徳寺の前のところから信号のあるガリバーさんのところですね。そこを迂回して、信号渡って横断歩道を東京方面に向かって左側に歩道がありますから、そこを通っていくのは遠回りではないかというのが1点目の御指摘かと思います。確かに遠回りではありますが、距離として大体450メートル前後かなと。迂回ではありますが、それは一つああいう道路の実情の中で右側に、東京へ向かって右側に歩道がないわけですから、そこを450メートル余分に歩くということになりますが、歩いてもらいたいと、生徒には。そう思っております。
それから、信号問題については、ちょっと教育委員会のほうがお答えできるものかどうか、ちょっとわかりませんので、また後で教育委員会で答えられるものであればお聞きいただきたいと思っております。
それから、右側に歩道がないのは、あそこの地形上の問題からちょっとそれだけの歩道、つまりそのためには道を、道路を拡幅しなければならないでしょうし、そういった意味の道路構造上の問題というか、限界があるのではないかというように思っております。
子供の目線という言葉が出ました。地域の意見を聞いて通学路を決めてきたという経過から申しますならば、地域というのはだれかと言えば交通安全協会、それから葉山警察署、それからPTAを含む地域と協議して各学校の通学路決めてきておりますので、そういう中でPTAを通して間接的かもしれませんが、子供の目線というのが全面的かどうかは別として反映されている可能性があるんではないかというように考えております。

2番(近藤昇一君)

非常に残念なんですけども、意味があるものであるならばね、450メートルであろうが500メートル、1キロだって私は遠回りしてもいいと思うんですよ。ただ改善できないものではないはずなんですよ。で、その関係機関と協議して決めているわけですから、関係機関には警察も入っているでしょうし、町当局も当然入っているはずなんですよね。そういう中で、あるものをそのまま押しつけるんではなくて、改善する方向というのもやっぱり教育委員会としては子供たちのために探るべきじゃないでしょうか。今の現状を容認したまま子供に押しつけるんじゃなくてね。例えばもし、危険なところがあったら、それは危険だけども注意して通りなさいと言わないでしょう。危険なものだったら、その危険を排除するための何らかの改善を教育委員会としても求めますよね。それは快適さも同じなんですよ。快適でなかったら、快適さを快適になるように改善を当然考えるでしょう。現状こうだから四百何十メートルだって我慢して歩けと。それじゃないんですよ。それがどうしても改善できない状況だったら、それもう一番安全な方法でもってそういう通路を通りなさいというのは、これはもういたし方ないんですけども。その可能性が全くゼロではないわけなんですよ。例えば信号をつけるというね、信号を渡るのが危険だというんだったら、今だって松久保や川久保のところの信号を渡んなきゃいけないんですよ、どうしたって。右方に、右に全部歩道があれば渡らなくても済むけどね。で、歩道は歩道でもってまた言いますけれども。とりあえず信号をね。歩道についたって、あそこはたしかどぶがずっと走っていますから、今、逗葉新道もかなり車幅を狭くしているんですよ、一般道になったということで。で、その辺の設計はどうなっているのか、私も専門家じゃないんでわからないんですけども。後ほど県の計画があるのかないのか、ちょっとそちらにも伺いますけれども。教育委員会としての希望ね、あそこは改善したいんだと思っているのか。いや、いいんだと。現状でもって子供たちに今までどおりにやらせて、それでいいんだと思っているのかね。その辺はどうなんでしょう。

教育部部長(吉田仁君)

議員おっしゃるようにですね、快適性、その利便性もわからないではないんですが、議員御指摘のとおりですね、既存の施設の中で通学路も設定してございます。で、地域の方、その教育長の答弁でございましたけれども、警察署、当然保護者の方も今の既存の中でお話はしてございます。その結果として何点か申し上げましたけども、通学路に適している場所を指定しているというのが現状でございまして、今のお話のとおりその道路にすべてですね、歩道があって、快適で利便性の担保がとれるのが理想だとは思いますけども、教育委員会としますと、県管理の道路につきまして、こうしていただきたいとか、これがベストだというところまでは、申し上げるのはどうかなという、これは私の判断は少し入ってございますけども。教育委員会とすれば既存の一番安全なところを通学路として指定して通行しているというところです。

2番(近藤昇一君)

今、ちょっと不思議なんだけども、例えば県の道であれ何であれ非常に危険だったら改善求めるでしょう。そこしか通れないと、通る道がそこしかない。だったら県の道であれ、国の道であれね、改善を求めていくでしょう。それを快適性については一切もう無視という状況で。だから、できるかできないかは別として、だから先ほど言ったように、子供の目線で私は何人かの子供にそういうふうに言われて今、ここに立っているわけですけどね。子供からじかにアンケートを取ったらどうでしょう。子供の目線からいろいろ物事を見ないと、先ほど言ったように、大人の目線だと危険じゃなかったけども、それはお年寄りの方に言われたんです。私、自分で通っていて全然危険を感じなかったんです、見えるから。お年寄りから「子供の目線だったら見えないよ」と言われたら、確かにしゃがんだら子供の目の高さにしたら車が来るのが見えない、その看板によって。ですからその看板を少し移動してもらった。そういう危険がね、子供の目線から見るとはっきりわかるところがあるんですよ。ですから、ただ、親もね、本当に子供の目線でもって物を見ていただいているかはどうかはわかりません。で、いろんな学校でそれやっているんですよ。子供の目線で危険、あるいはその利便性、そういったものを子供からアンケートを取る。そして、それを改善していく。先ほど言ったように、その通学路そのものがやはり子供にとっては非常に重要な生活の一部なんですよね。だから、そういう面で教育委員会としての希望は私言ってもいいと思うんですよ。実現するかどうかはこれ別ですよ。それを言わなければ私、今度こっちに聞けないんですよ。教育委員会希望していないのに何でそっち言うのっていう話になっちゃう。その辺、どうでしょう。

教育部部長(吉田仁君)

旧の逗葉新道にですね、大山から出て南郷に向かってのところは道路構造令の関係がありまして、右側に歩道をつくるのはですね、物理的に無理なのかなと。議員おっしゃいますように、その折衷案といいますか、横断歩道並びに信号機がつけばですね、教育委員会とすればその指定の変更も考えざるを得ないと。そちらが安全第一ですから、そういうことがございますれば、その指定の区域を変更するというところでございます。

2番(近藤昇一君)

後でちょっとそちらに聞きますけども。で、もう一つ、長柄小のその通学路の関係では、足湯のところの逗葉新道下のトンネルを通って反対側に出て、そして長柄小学校に向かうという、この通路についてはどういう関係でこういう形になったんでしょうか。

教育部部長(吉田仁君)

最初の答弁で教育長が申し上げましたとおり、幾つか指定するに挙げられます、その何点かございました。そこを踏まえてこういう指定になってございます。

2番(近藤昇一君)

今、私も具体的に場所を指定して聞いたんで、具体的に何かわかれば御答弁願いたいと思うんですけども。

教育部部長(吉田仁君)

今のお話は、今度は旧料金所のほうからですね、長柄小学校に向かっての左側だということだとは思いますけども、ここの部分につきましても、歩道が一部何といいますかね、ない部分があると私は思っていますけども、違いますか。

2番(近藤昇一君)

私の記憶している限りでは、足湯の部分あたりがね、個人地主になっていて、ここの部分については個人地主じゃないはずなんですよ。で、ちゃんと歩道は設置されていますよね。(私語あり)長柄小の下の谷戸地のところですよね。ちょっとこちらでわかりますか。都市経済部のほうで。

都市経済部部長(高梨勝君)

恐らく今、歩道というのは今、整備している川久保からの部分のところが今、歩道整備がつけば真っすぐ行けるようになりますので、長柄小の下よりはもっとずっと手前の川久保で今、改善していますので、それがついてからだとまた話が変わってくると思うんですが、今のところは大山側から行ったら1回渡らないとだめなので、今の通学路が設定されていると思いますので、川久保の改善されてから、またその辺の話ができるのかなと小学校のほうは思っております。

2番(近藤昇一君)

ちょっと場所が違っているんじゃないかなという気がする。足湯があるところから今は長柄交差点に向かって左をずっと歩いてくると…失礼、料金所のほうからね。足湯のところを通って、一たん逗葉新道の下のトンネルをくぐって、長柄交差点に向かって右側に行かなきゃいけないんですよ、通学路は。その足湯のトンネルのところからも長柄小学校下まではちゃんと歩道あるんですよ。あるんですよ。それをちょっと確認したいと思ったんです。

都市経済部部長(高梨勝君)

歩道だけで、もう全然関係なしに足湯から小学校の下までは歩道はあります。

2番(近藤昇一君)

ここの部分なんですよ。具体的に問題が何かあるのかどうか。

教育部部長(吉田仁君)

できればですね、県道はともかくとしまして、長柄小学校の入り口にですね、奥に資材置き場がある道路が1本ございまして、そこを横断させたくないという問題もあるものですから、できれば横断歩道橋を上がって、学校の敷地の中に児童を引き込みたいという考えでこういう指定になってございます。

2番(近藤昇一君)

それが要因だとすれば、こっちへちょっと振りたいんですけど。あそこに長柄小学校の下のところがね、かなりの資材置き場、それで今、トンネルの工事のコンクリートの工場もできている。あそこ市街化調整区域でああいったものが実際可能なのかどうか。で、資材置き場にしてもかなり高い土砂を積んであったり、ダンプがかなり出入りしていたり。非常に長柄の住民からは砂ぼこりがひどいということで苦情も私もいただいたことあるし、前、以前には、役場担当にも伺ったことがあるんですけど、そのことが原因で、あそこに資材置き場がたくさんあるということが原因で、通学路がわざわざ子供たちは逗葉新道の下のトンネル抜けてね、回らなきゃいけないとうことになると、あれは果たして正当なものなのかどうかと思うんですが、いかがでしょう。

都市経済部部長(高梨勝君)

ちょっと今、この辺でその辺の正当かどうかというのは、明確な答えができないんですが、いずれにしても不自由かかっているかどうか等も含めましてですね、その辺もう一度ですね、よく見させていただいて改善できるものであれば、小学生ですからなるべくそれに沿うように何か考えていければなとは思っております。

2番(近藤昇一君)

あそこの資材置き場とかそういったものについては、やはり地元の住民からはね、一体あれでいいのかというのは、相当上がっているんですよ。我々も聞いているし。ただ、それを黙認みたいな形に今、なっちゃっていますけども、そういったような実際に弊害が出ているというんであれば、私は直ちに対処すべきだと思うし、かつてはあの奥ではね、大規模な造成が行われてストップをかけたという例もありますので、ぜひそれはお願いしたいのと、それともう一つ、まあできれば、先ほど警察との関係もあるでしょうけども、信号というお話も出ました。で、歩道についてもちょっとどうなのかも伺いたいんですけど、計画があるのかないのかという問題と。それから、信号についての見通しというんですか。その辺、いかがでしょうか。

都市経済部部長(高梨勝君)

今、私がわかる範囲であれば、歩道についてはその計画はないようなことを聞いております。が、信号につきましては、やはりこれは地元と教育委員会と、それから警察というこういう3者がありますので、それのところをでの要望で話はついていくと思いますので、これについてもちょっと含めてちょっと調査させていただきたいと思っております。

2番(近藤昇一君)

ぜひね、学校側としても、町側との対応、あるいは今、基本はやはり私、子供のね、要望を聞くという、耳貸すということだと思うんですよ。そのもとで可能なものであるならば快適なものに変更していくというのは、これは当然のことだと思いますんで、ぜひその方向での検討をお願いしたいと思います。
そして、中学校給食については、かなり以前よりも前進された傾向が見られるんですけども。ただ伺っておきたいのは、研究はいつまでに結論を出すおつもりなのか。

教育部部長(吉田仁君)

議員おっしゃるようにですね、検討は検討会も開催いたしまして、給食現場にも検討委員の面々がですね、随時行っていろいろ検討、研究しているところでございますけども、そのいつまでに検討結果を出すかというお話なんですけども、いつまでということはですね、この場ではちょっとコメントを避けたいということでございます。

2番(近藤昇一君)

いや、そうすると、やりたくないという答弁だと思うんですよ。いや、普通どんな計画とかさ、研究会だって、永久不変にやっていくなんて研究会ありゃしないよね。何かをやりたいために研究するわけでしょう。だったら、やりたくないんだったらこんな研究しないほうがいいですよ。そうすると、その研究というのは一体いつごろまでにめど出させてくださいと。これお金かからないような委員会なのかもしれないけども、お金かからないからいつまでやってもいいよというね、じゃないと思うんですよ、私は。普通はいつごろまでに結論出すためにこの研究をしてください。その研究もね、日程が延びたら延びたでもってその理由があるわけだから、こういう理由でもって延びましたということで、何の言えないというような研究やめなさいよ。労力の無駄です、はっきり言って。いつまでにやりたい、だけども延びてしまったというならわかるけど。という私は考えますけどね、いかがですか。

教育長(豊田茂紀君)

検討委員会の発足というのは、中学校給食を実施することを前提としての発足ではないかという御質問かと思いますが、私どもはやるとすればどういう問題があるのかということをきちんとつかんでいくという点で検討委員会を発足したのでありまして、これをもう既に実施するということを前提とした検討委員会ではありません。で、前教育長が愛情弁当というのを一貫して主張されてきておるというのは存じておりますが、私自身も一度こういう言い方で答弁させていただきました。中学と高校を合わせた言い方してしまいましたが、6年間1人の子供に母親が弁当をつくってやるというのも大事なことだというように思っております。先ほど近藤議員が食育の観点からも学校給食というようにおっしゃいましたけれども、母親が弁当を朝早く起きてつくってくれるというのも食育だと思っております。事実、町内のある中学校の卒業式の答辞の中で、弁当をつくってくれた母親に対する感謝の言葉が述べられたというように、私はその中学校に行っていませんでしたけれども、伺っております。弁当というのもそういう意味で食育の大きな役割を果たしているというように考えております。

2番(近藤昇一君)

今ね、中学校給食はね、さまざまな形態持っているんですよ。教育長もそれを承知している…承知してそういうことを言っているのかどうかね。それは押しつけなんですよ。価値観もさまざまなんですよ。弁当をつくれるね、家庭、もう弁当もつくれない、片親でもって働いているね、両親働いている、働かざるを得ない。今の経済状況を全く教育長は無視しているんですよ。それで、一方的に自分の価値観を押しつけていると。さまざまな価値観があって私はいいと思っています。お弁当持ってくるのもよし。じゃあお弁当本当に持ってこれない人はどうするんだと。コンビニでもって弁当を買って行く。私のほうなんかコンビニに買いに行くだけで余計時間かかっちゃう。そういう家庭だってあるんですよ。だから、一方的に価値観を押しつけるんじゃなくてね、さまざまな今、形態があるはずです。
それと、これの検討委員会を私がやることを前提なんて一言も言ってないですよ。結論はいつ出すの。おれ、これでやらないという結論出すかもしれないと私は思っていますよ。そのための検討委員会だと思っている。やらないための理由つけるためのね。検討委員会ではこういう理由でもってできないというふうに判断しましたというね。だから、その結論はいつなんですかというんですよ。やることを前提に私は聞いていませんよ。多分だめだという結論出すつもりでいるんでしょう。だから、その結論出ないと次いけないからさ。検討しています、検討していますって、ずっとやるから。じゃあいつなんですか。

教育長(豊田茂紀君)

学校給食に関して議員には2度しかられた記憶がございますが、やはり私は基本的には給食よりも弁当という考え方です。それから、両親が働かなければならないということは当然あるでしょうが、私の家庭もそうでしたけれども、ちゃんとずっと弁当をつくって2人の子供を育てて、朝食も食べさせて学校に遅刻しないで行かした。そういうことはできるわけですから、どうしても、それでも突発的に弁当つくれないことがあれば、2つの中学校ではパンの注文方式もありますし、先生たちが注文される弁当に加わることもできますので、そういう中で対応できるというように考えています。

議長(鈴木道子君)

よろしいですか。

2番(近藤昇一君)

答弁してください。私はあなたの価値観を聞いてないの。価値観を押しつけるなというんですよ。さまざまな価値観があるんだから、いろんなやり方しているところあるんだからね。そうじゃなくて、検討委員会結論いつ出すんだというの。だめな結論だって覚悟していますよ。その結論が出なきゃ、私は次に進めないと言っているんですよ。いつまでも検討しています、検討していますって言われてさ、その答弁でおしまいじゃない。だから、いつまでと言うのよ。

教育長(豊田茂紀君)

一度…そうですね、22年度中には検討の結果をまとめていきたいなと思っております。

2番(近藤昇一君)

わかりました。一つの答弁が出たんでね、これで下がるざるを得ないと。だから、これの議事録については見せていただけるんですよね、はい。途中経過で。よろしいですか。

教育部部長(吉田仁君)

お示しいたします。

2番(近藤昇一君)

それと、この何だか委員会の要綱ですか。これもちょっと提出してください。よろしくお願いします。

教育部部長(吉田仁君)

同時に提出いたします。

2番(近藤昇一君)

それでは、また22年度中にもう一度やらなきゃいけないと思うんですけども、改めて聞かせていただきます。
最後の質問なんですけども、町長は先ほど指摘したようにね、余りにも私、議会が今、軽視されているんではないのかなと。で、私、常々田中町長、守屋町長のもとで議会軽視するなと、議会軽視を一番怒っていた一人なんですけども、ここへ来て何か知らんけど、すごく目立つんですよ。非常に残念なことなんですよね。それは町長がきちっと職員に対しての指示が出てないのかどうか。例えば小児医療費についてだって、この間の予算特別委員会聞いていると、町長は21年度ね、予算化すると言ったにもかかわらず、しなかった。で、その間に次の年度に何とかって言ってたけども、22年度の予算編成のときに、概算要求にも職員から上がってない。普通概算要求でね、町長がそうやって答弁したんだから概算要求に一応出しておこうと。だけど、町長が、いやこの予算のこういう財政状況だから今回勘弁してもらうよということで切ったというんならわかるけど、はなから予算組まない。そういう対応というのはどうなのかなと。だから、全くその議会答弁があったって、下は一切何も知らんと。それは町長が勝手に答弁したんじゃないかと思われているんじゃないかと思うんですけども、この際ね、もう2年たっているわけですよ。町長、この間、議会での質問答弁で機構改革についても手をつけたいとは言っておりますけれども、私はもう大胆な機構改革が必要じゃないかなと。私は、森町長になって一定の期待感をもってこの議会に臨んできたんですよ。で、2年間たったんですけども、どうもその期待感、もしかしたこのままだと裏切られるんじゃないかなというような不安を非常に持っているんですね。そういう面では、あと2年間でもって名誉挽回できるかどうかというのがね、試されると思うんですけども、その辺いかがでしょう。

町長(森英二君)

私は就任以来、議会を軽視あるいは無視とか、そういう気持ちをもって臨んだことは一度もございません。たまたま答弁したことと予算の編成の段階で多少100%いかなかったところなどもあるかもしれないけど、これはやはりそういったところでの経過の説明とか、そういった意味で議会への説明、そういったようなことの重要性は今、ひしひしと感じております。特にせんだっての下水道事業の件について町長質問の際に、委員外議員ではありましたけれども、近藤議員からあのようにきついおしかりを受けたということは十分認識をいたしております。今後もそういう気持ちで臨んでまいります。

2番(近藤昇一君)

町長、お言葉ではそう言われているんですけど、実際町全体、行政ね、町長だけでなくね、行政全体が私はそう見えてならないんですよ。この間、殊にそのことが目につき始めちゃって、そういう面では一定の森町長のもとでの機構の改革がね、必要ではないのか。機構改革やって余計だめになっちゃうというのはまたね、あり得るから、それも非常に不安ではありますよね。そういう面では、大胆な改革というのもこれ必要じゃないかと思うんですけどね、いかがでしょう。

町長(森英二君)

それは、私も考えているところでして、検討を進めてまいります。

2番(近藤昇一君)

それと、やはり町長自身が議会に対する対応についてね、部下にきちっともう指示を出すというのも、そういう心構えも私必要かなと。今回の予算の否決というのもね、私はやっぱり町側の対応のまずさにあったんではないのかなと思います。私が感じるに、どんな議案であっても出せば通るというようなね、いう感覚があるんじゃないかなと。だから、先ほども指摘したように、国保の請願についたってね、相変わらず何もその対応、その姿勢を見せてくれない。非常勤の日当制についてもね、非常勤特別職の日当制についても本当に議会が陳情を否決した、不採択にした直後に日当制の条例を出してくるというね…。

議長(鈴木道子君)

近藤議員、時間が。

2番(近藤昇一君)

わかりました。それはぜひその辺を改善をお願いしたいと思います。以上をもって終わります。

議長(鈴木道子君)

これにて2番近藤昇一議員の一般質問を終結いたします。
第2番、1番畑中由喜子議員、登壇願います。

1番(畑中由喜子君)

1番畑中由喜子でございます。本日は、通告にございます3項目、5点にわたる一般質問をさせていただきます。
まず、子育て支援について、1点目に子育て環境の整備に関する基本方針について伺います。自民党政府によって進められた三位一体改革、財源を伴わない地方分権、さらにはアメリカ発の未曾有の金融危機によってもたらされた長きにわたる不況は、国民生活のみならず、地方自治体の行政運営にも大きな影を落としています。こうした社会情勢を反映して、当町においても子育て支援に対するニーズが今までになく高まっています。保育所の定員をふやしても追いつかない待機児童数の増加は、核家族化や女性の社会参加の進展ばかりではなく、共働き家庭の増加がうかがわれ、深刻な問題と言わざるを得ません。国の経済不況によって町の行政運営は非常に厳しい現状にありますが、このような状況だからこそ、町は住民に最も身近な基礎自治体として住民福祉のニーズにこたえることが求められていると考えます。そこで、この現状を踏まえ、町は子育て環境の整備に関してどのような基本方針で臨むのか伺います。
次に、子育て支援の2点目として、支援策の現状認識と今後の見通しについて伺います。現在、町では子育て支援策として保育園や児童館の運営、子育て支援センターの開設あるいは小児医療費助成などに取り組んでおります。それぞれの事業の現状をどうとらえているか。住民のニーズに沿ったものとなっているか。また、今後についてはどのような見通しを持っておられるのか、伺います。
2項目目に、ごみ問題について、初めにゼロ・ウェイスト政策の推進状況について伺います。平成20年にスタートを切った葉山町ゼロ・ウェイスト政策は、循環型社会の実現に向けた施策として、また地球規模での環境問題への対応としても私は評価されるものと考えております。言うまでもなく、その実現に向けては非常に高いハードルがありますが、近年どこの自治体でもごみ問題の解消には非常に苦慮しているところで、お隣の逗子市でも、市長が平成22年度施政方針演説で、3つの重点戦略課題の一つに「ゼロ・ウェイスト社会への挑戦」を掲げられるなど、ごみ対策の一つとしてゼロ・ウェイストに向けた取り組みは広がりを見せていると思います。葉山町のゼロ・ウェイスト政策は、長期にわたる取り組みですが、スタートから2年が経過する中で、住民の方々の御理解と御協力も形となって見え始めており、さらなる弾みが期待されます。その進捗状況をどのようにとらえておられるか、伺います。
次に、ごみ問題の2点目として、現時点でどのような点が課題となっているのか。また、計画推進や課題解決等の見通しについて御見解を伺います。
3項目目に、まちづくりについて、地域コミュニティーの活性化と連携について伺います。都市化が進むにつれ、地域コミュニティーがすたれて人と人とのかかわりが希薄になると、さまざまなそごが生まれ、トラブルや事件にさえなってしまう事例が起きて、近年では地域コミュニティーが果たす役割の重要性が再認識されるようになってまいりました。地方分権が進み、みずから考え、みずから行動することが求められる時代の到来によって、行政だけにすべてを任せるのではなく、住民もともに加わってまちづくりを進める、いわゆる協働の時代がやってまいりました。昨今の状況を見ると、さまざまな分野でかなり活発な地域活動も見受けられますが、行政の役割として、今、何を求められているか。町からはどのような情報を発信したらよいと考えているか。地域コミュニティーの活性化と連携についてのお考えを伺います。
以上で私の1回目の質問とさせていただきます。御答弁をどうぞよろしくお願い申し上げます。

議長(鈴木道子君)

答弁を行います。

町長(森英二君)

畑中議員の御質問に順次お答えいたします。
まず、初めに子育て支援について。子育て環境の整備に関する基本方針についてのお尋ねでございますが、次代を担うすべての子供たちが健やかに成長できるよう児童の健全育成の推進、子育て支援サービスの充実を図るため家庭、地域社会、行政が一体となって子育ての環境整備に努めております。児童の健全育成としては、0歳児から7歳未満児を対象とした小児医療助成事業、保育に欠ける未就学児童を預かる保育園運営事業等を行っております。また、子育て支援サービスとしては、多様化する子育て家庭を支援する子育て支援センター「ポケット」運営事業、児童に異年齢交流や安全な遊び場を提供する児童館等運営事業等を行っております。これからも支援を必要とするすべての子育て家庭への子育て支援やサービス情報の提供等、子育て環境の整備に努めてまいります。
次に、支援策の現状認識と今後の見通しについてのお尋ねですが、子育て環境の変化や経済状況の悪化により就労する保護者や就労を希望する保護者がふえており、優先する子育て支援策は保育所の待機児童を解消することと考えております。このため、葉山保育園の定員数を今年度に引き続き4月からの新年度では10名増員し、100名とさせていただきます。また、現在、協議を行っております民間保育所の待機児童解消に向けた受け入れ児童数の増員につきましても、その方向性が明確化された折には、必要な予算措置を講じていく予定でございます。今後も待機児童の解消にはよりよい対応策を検討していきたいと考えております。
質問の2番目、ごみ問題についてでございます。そのゼロ・ウェイスト政策の進捗状況についてのお尋ねでございますが、ゼロ・ウェイスト政策の推進状況につきましては、第1期目標であるごみの50%削減を目指し、町民と協働し、生ごみの自家処理の推進等を進めております。平成21年度につきましては、手動式生ごみ処理機のモニター実験、分別体験モニター実験に多くの町民の方に御参加いただき、貴重なデータ収集ができたとともに、50%削減の手ごたえを感じることができました。また、ゼロ・ウェイストモデル地区事業においては、現在、町内4地区に御協力いただき、地区レベルで生ごみの自家処理に取り組んでいただいております。そのうちの一色台地区におきましては、この4月から戸別収集の実験とあわせ、資源化の推進や資源物の質の向上を願い、地区に1カ所箱出し方式の常設型ステーションを設け、分別の課題や収集頻度等について改善策を地元と協議しながら、平成23年度に予定しております戸別収集化並びに資源物の回収方法の変更に生かしてまいりたいと考えております。
次に、課題と見通しについてとのお尋ねですが、平成21年度に町民の御協力を得まして実施いたしました各モデル事業の結果等により、第1期目標でありますごみの50%削減の手ごたえを得たのと同時に、幾つかの課題も見えてまいりました。例えば手動式生ごみ処理機につきましては、虫の発生やハンドルが重くなるなどの課題が挙げられますが、これらの課題につきましては、生ごみ処理機自体の改善とあわせ、使用マニュアルの改正等により対応を実施し、今後の普及の際に活用していく予定であります。また、ごみの減量化を進めるためには町民の御理解をいただき、生ごみ自家処理に取り組んでいただくとともに、かつ継続していただける環境を整えるのが肝要であります。このことから、情報の発信はもとより、生ごみ交流サロンの定期開催による交流の場の創設や日々の電話連絡や訪問等による状況の確認等を実施しながら、町民が生ごみ処理に取り組みやすく、かつ継続できる環境を整えてまいります。
次に、まちづくりについて。地域コミュニティーの活性化と連携についてのお尋ねでございますが、町にとって地域活動の重要性は高いものがございます。地域コミュニティーの活動が活性化することにより、その活動自体に相互の信頼関係や一体感が生まれ、より充実したものとなってまいります。また、行政運営におきましても、地域の御理解と御協力を得ながら一緒になって取り組むことが、結果的にはより適切な町民サービスにつながっていくものと理解をいたしております。こうしたコミュニティー活動の基本となっているのが町内会であると思います。これまでも防災訓練や学校の登下校時における子供たちの見守りなど、多くの場面において大きな役割を担っていただいております。今後も引き続き町内会を初めとする各種地域活動団体との連携を深めつつ、行政運営を進めてまいります。
以上で第1回目の答弁といたします。

議長(鈴木道子君)

再質問を行います。

1番(畑中由喜子君)

御答弁ありがとうございました。順次、再質問をさせていただきたいと思います。
まず、1項目目の子育て支援について。子育て環境の整備に関する基本的な方針ということで伺いました。このところでは、キーワードはやはり「子育てしやすい町、安心して暮らせる町」ということではないかなというふうに私自身考えております。で、けさほど、ニュースで見たんですけれども、昨日、ことし1月1日現在の地価の公示価格が発表されましたよね。それで、神奈川県内はすべての地点で2年連続の下落、なおかつ下落幅も拡大したという報道がございました。そして、日本全国でもですね、99%が下落する中で、上昇したのはわずかに7地点で、うち5地点は名古屋市緑区で、ここはなぜ上昇したかという理由が市営地下鉄の延伸計画によるものだということです。で、残りの2地点がどこかというと、静岡県の長泉町ということです。この住宅地だそうです。で、ここがなぜ地価が上がったのかということの分析なんですけれども、静岡県によりますと、出生率が県内トップ、そして子育てしやすい町として定評があるということだそうでございます。で、ここの町がとてもラッキーだったなと私が感じますのは、新幹線の三島駅に近いという立地で、なおかつ平成14年に県立の静岡県がんセンターが開院したということなんですね。私、たまたまこの病院はお見舞いに訪れたことがありまして、それはすばらしい病院です。私ももしがんになったらあそこに入りたいかなというくらいのすばらしいところだったんですけども。これは誘致があったか、したかもしれませんが、たまたま県立のがんセンターがここにできたという、これは幸運だったかなと思いますけれども。
行政の中身をね、拝見しますと、人口は約4万人ということで、葉山町とそう大差がない。で、予算規模も110億円余りということで、これも余り差がないということで、ただ人口はどんどんふえているんですね。で、例えばですね、子供の医療費助成事業は中学3年生まで、修了まで。それから、さまざまなやはり子育て支援の事業を展開しておりまして、保育園は町内に2カ所の町立保育園で、定員が90人と120人でしたかね。そして、私立保育園が3カ所、非常にすばらしいですよね。で、幼稚園に至っては町立が5カ所、私立が1カ所。どのようにこれが運営されているのか、私、拝見しに行かなきゃいけないかなとつくづく思ったんです。
で、ただ、やはりこの状況を見ますとね、人気のほどがわかりますよね。で、町が元気になるためにやはり何か施策が必要じゃないかなと思うんです。ただ、全く経費をかけずにというわけにはいかないでしょうけれども、やはり何らかの新しい施策、新しい視点が必要かなと思いますけれども、このあたり新たな施策に取り組むというような子育て支援に関してですね、お考えがあるかどうか、伺います。

町長(森英二君)

大変貴重な御意見あるいは御教示ありがとうございました。たしか現在約4万人の人口になる前には、1万人ぐらいの人口からスタートして、猛烈に人口がふえると。それが子育ての年齢層の人が増加しているから子供の数もふえて、それに伴って保育園や環境整備が必要になると。もちろん観光施設も相当多くなっているだろうと思います。そういったような非常に特異な自治体というものは、ぜひ私も直接伺っていろんな観点から分析をしたいなと思います。今、交通の利便性、新幹線ということもございましたけども、葉山においてはその交通の便は別しましても、例えば医療、がんセンターではないけれどもハートセンターのようなかなり著名な病院もございます。あとはそういった子育て環境だとか教育環境、そういったものをどう整備していくかということは、やはり町の将来的な財政計画、長期展望という観点からも非常に大事なポイントではないかと思います。そういった意味で、町の財政内容の分析と比較して先方の場所もよく勉強させていただく必要はあろうかと思います。そういった意味で、今、御質問の子育て環境あるいは教育環境、そういったものがほかと比べてかなりすぐれておれば、やはりそこへ行って住みたいという人がふえてくると思います。幸いなことに、自然環境、海、山持った自然環境には葉山は非常に恵まれているし、また立地という点でも東京・横浜へアクセスができるという好条件のもとでは、あとはそういった環境整備を十分立てていくということが大事であろうと思っております。

1番(畑中由喜子君)

町長の思いは伺わせていただきましたけれども、ここでやはり何か新しい施策に取り組む必要があるというふうに思いますが、部長、どのようにお考えでしょうか。

保健福祉部部長(石川恵一君)

先ほど町長のほうから答弁しましたけれども、児童の健全育成という形でもって医療費あるいは保育園、また子育ての支援サービスという点では、子育て支援センター「ポケット」、こちらのほうを中心に今、事業を展開しております。議員言われますように、今どのような対策をということですけれども、今ここでぱっと言葉として浮かびませんけれども、当然これ子供たちのことを考えれば、いろいろなことは考える必要はあると思いますけれども、現在行っている事業をまず堅実に行って、その上で新たなものができればと、そのように考えております。

1番(畑中由喜子君)

ぜひともですね、子育て支援の必要としている方たちの意見を十分に聞いて、それが反映できる形で取り組んでいただけたらというふうに思います。
2点目の支援策の現状認識と今後の見通しについてのほうに移りたいと思いますけれども、平成22年度予算で児童館の運営事業の内容が大きく変わるということが予算委員会で明らかになりました。それで、私、予算委員でなかったので、ここでですね、改めて児童館の運営事業に関するその内容の変更ですね。改めてその辺を御説明いただけたらと思うんですけども、お願いします。

保健福祉部部長(石川恵一君)

現在、子供たちのために各地域に児童館、そして青少年会館ございます。そこには現在、指導員が1名ずつ配置してございます。そのほかに、午後になりますと当然子供たち多く集まってまいりますので、子供たちの安全を考えてアルバイト員を補助員としてつけております。それが現状です。22年度当初、昨日、一般会計予算につきましては否決されておりますけれども、当初考えておりましたのは、4月から9月までは周知期間という形をもちまして10月からは指導員を排除いたしまして、すべてアルバイト員として行っていきたいと。人数的には当然子供たちが安全で過ごせるような形では配慮をさせていただいております。基本的には非常勤を排除し、すべてアルバイト員で行うと。そのように考えております。

1番(畑中由喜子君)

そのあたりなんですけれども、国のですね、待機児童、新待機児童ゼロ作戦というのありますよね。で、これは待機児童が50名以上のところにはいろいろなものが課せられてくるんですけれども、それのもととなっている保育の指針というのがあります。で、これを見ましてもですね、非常に細かくあるいは厳しく指導員の資格などについても言及されていますよね。で、そのあたり、アルバイト対応ということで職員体制がそれで済むのかどうか。その辺はいかがなんでしょうね。アルバイトでなおかつ全員が資格を持っているというような形になるんでしょうか。

保健福祉部部長(石川恵一君)

今の議員が言われました児童館に資格を持った方ということを言われているわけですけれども、私どもの児童館におきましては、児童が遊びに来るという施設であって、そこには資格を持った指導員を置くというものはないと、そのように考えております。それで今まできております。それで、議員の言われますように、当然資格を持っていろんな遊びを教えるというものがあると思いますけれども、資格がなくてもその人たちは子供たちの安全を考えて、自分たちで遊びを考えて子供たちと一緒にやっていただけると思っております。また、アルバイトの方につきましても、非常勤であっても、アルバイトの方であっても、子供の安全を守るという意味では意識を持って働いていただけるものと、そのように理解しております。

1番(畑中由喜子君)

すいません。私、言葉足らずで。今の資格が必要というのは、放課後児童クラブのことなんですけれども、そこの職員体制としてはそれが必要というふうに私は認識しているんですけれども、違いますか。

保健福祉部部長(石川恵一君)

現在、葉山町では学童クラブは行っておりますけれども、議員が言われました放課後の児童クラブというものにつきましては、現在行っていないという状況です。ただ、子供たちが放課後も当然遊びたいということはあろうかと思います。現在の児童館等で行っております児童クラブ、こちらについては人数の制限もございますし、新たな場所をという形で今、研究をしてございます。

1番(畑中由喜子君)

わかりました。いずれも葉山町で行っているのが面積や何かが足りなくて児童クラブという位置づけにはなっていないということですよね。ただ、やはりそこでの職員の体制というものが、全員アルバイトでいいのかということ。これは予算委員会で町長への御質問の中にも出ておりまして、多くの議員さんから疑問の声が上がっておりました。私もこれは同様に考えます。で、4月から9月の間が周知期間で、10月からということなんですけれども、これは現在、これからさらに検討を重ねていただくという認識でよろしいでしょうか。

総務部部長(根岸隆男君)

お時間いただきまして申しわけございません。実は昨日、一般会計予算がお認めいただけなくて、その後、実は再提案をさせていただきたく議長、副議長に申し入れを町長のほうからさせていただいて、今、調整をするようにという議長からの御指導をいただいて、各その会派ごとに今お話をお聞きいただき、また御意見をいただいているところでございまして、ちょっと前置きが長くなりましたが、一般質問が終わってからお尋ねする会派もございまして、その中の一つの案として、今回の今御指摘をいただいている児童館のその事業については、さまざまな御指摘があったために、一応は復活をするという考えをもって、一般質問終わったらですね、お話をさせていただく予定となっておりますので、あらかじめそこら辺のところは御承知をいただければありがたいと思います。

1番(畑中由喜子君)

わかりました。お話が前後しちゃったので、ちょっと申しわけなかったかなと思いますけれども、やはり議会で多くの議員の方たち、私もですが、これは大変に心配なことでございましたし、これが少しでも改善される方向ということであれば、それは大変うれしく感じます。ぜひ子供たちを中心に据えた政策としていただきたいというふうに思いますので。
それで、あと先ほどちらっと言っちゃったんですけども、新待機児童ゼロ作戦のことなんですが。葉山町、現時点では42名ですか、今の時点、待機児童がいるということです。それで、厚生労働省の待機児童ゼロ作戦によれば、今後3年間を集中重点期間としてゼロを目指すんだというのがあるわけですけれども、それに向けてですね、この50人まだいないわけですからランク外だよということで、葉山町がこれに入らなくていいんだということではないと思いますのでね、それに向けてどのような対応策をとっていくのか。また、先ほど言いましたけれども、保育の指針によればですね、保育計画もつくっていくと。これもまた待機児童数が50というのが最低要因…最高要因というんですかね、どっちでしょうね。つくらなければならない要素ということだというふうには思いますけれども、しかしながら、もう42、もう限りなく50に近いという形の中で、やはり葉山町としても保育の指針のとおりですね、保育計画を持って臨んでいく。この保育計画というのもなかなか厳しいものでございまして、指導員の先生たちあるいは保護者も含めてですね、自己評価をしていくというような部分も含まれるわけで、でも、これこそが保育園の何というんでしょうね、本当に保護者たちの望むような保育、あるいは子供たちにとって最もよい環境を提供していくことができるようになるための必要なステップではないかというふうに思うんですけれども、その点に関していかがでしょうか。計画をつくるつもりがあるかどうか。それから、今後3年間の集中重点期間ということをどう受けとめておられるか、伺います。

保健福祉部部長(石川恵一君)

まず、議員が今言われました待機児童42名ということです。この42名につきましては、先ほど町長のほうから答弁させていただきましたけども、民間施設、そちらのほうと今協議を行っている中で、ある程度の結論に至るだろうと思っております。そのときの人数が、待機児童を25名という形でもって減になると思います。そうしますと、実質的には17名という方が残ると思っております。そういう中でもって、議員が言われる計画ですか、そちらのほうをどうするんだということですけども、今までも子ども育成課、あるいは保育園、そちらでもって共同して保育園のあり方という形については協議を行っております。そういう中で、先般議員からも御質問がございましたけれども、どのような方策をとっているんですかという中で、7点ほどこういうものがありますよということを答えさせていただいたと思います。そういうものをこれからも深めていくということは当然だと思っております。ただ、議員が言われるように、国が示している計画、それに基づいたものということになりますと、少し研究をさせていただきたいと、そのように思っております。

1番(畑中由喜子君)

どちらにいたしましてもですね、町が目指すべき方向としてはね、やはり保育園は保育園としてきちんとその保育の指針というものにのっとった運営をされていると、どこに行っても胸を張って言えるような形になっていくのが望ましいかなというふうに思いますので、それはその方向をね、ぜひとも目指していただきたいと思います。それは、本当にそこで働いていらっしゃる方たちにとってももちろんですし、それから保護者、最もあれなのは、その子供たちがそこで安心して生活をしていけるかどうかということにかかってくると思う非常に大事なことだと思いますので、これにはぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。
それで、町は次世代育成支援行動計画の後期計画に今取り組んでいるところで、この間、先日パブリックコメントが終わり、町の考え方というものが示されております。この次世代育成計画には、取り組むに当たりましては、随分細かくお母様たちの集まりも持ち、この計画ができ上がっていきましたよね。それはとてもよかったと思っておりますし、今回もこの後期計画の素案に、数は少ないですけれども、切実な声が寄せられていると私は見ました。その中の一つにですね、放課後の居場所というのがあって、これ、以前から私は取り上げさせていただいている問題ですけれども、町の考え方としてここに述べられているのは、後期計画では、放課後や週末等に子供たちが安全で安心して健やかに過ごすことができる環境の整備について研究・検討を行うこととしておりますので、その中で学校施設内での預かりについて検討をしますというふうに述べられております。ずっと以前からですね、平成17年でしたかね、あり方検討会というのもありまして、その中でもう既に学校施設ということにも言及されております。それ以前からも私はその学校施設での学童クラブということでは、教育委員会と、それから町が手を携えてということで取り上げさせていただき、守屋町長の時代には、双方で、町部局あるいは教育委員会双方でこれは進めていくという確認までさせていただいたところもあったんですけれども、以来ですね、全然進展がなく今日に至っております。このことは、どういうふうにお話し合いがなされ、また、今後どのように進展していく可能性を見出すことができるのか、その辺を伺っておきたいと思いますが、まず、町部局、それから教育委員会にも伺いたいです。

保健福祉部部長(石川恵一君)

放課後の子供の居場所という形でもって、今、議員言われましたけれども、これにつきましては、昨年の5月、町の関係各課職員、こちらのほうで構成します職員子供の放課後の居場所検討研究会というものを立ち上げております。現在までに、何回、数回会議を行いまして、ある程度の結論という形では見ております。基本としましては、学校を使わさせていただきまして、まずは、週1回という形でも構わないのでやってみようではないかということでもって、今年、22年度早々ではありませんけれども、周知期間等を置きながら、まだ幾つか問題点も残っておりますので、そういうものを解決する中で行っていければと思っております。ですから、22年中にある程度試行的に行ってみたいと思っております。

1番(畑中由喜子君)

この職員での検討委員会というんですかね、これは途中経過までは議会にいただいたように記憶があるんですけれども、それでしたら、そこでの検討結果、もう結果と言っていいんでしょうかね、それをぜひ拝見させていただきたいと思いますけれども、よろしいですか。

保健福祉部部長(石川恵一君)

今、最後の段階として結果をまとめておりますので、今月末までにまとめたものを御提示できるものと、そのように思っております。

1番(畑中由喜子君)

楽しみに待っています。
教育委員会のほうにも伺っていきたいんですけれども、これ、ちょっと古いですけれど、平成17年10月に葉山町児童福祉事業のあり方検討会の「新たな児童館運営について」という検討会の報告の中にですね、中高生の地域での居場所がなくて、そういう、そうした居場所づくりが重要になってきているという記述がございます。それで、今の現状なんですけれども、やはり児童館によってはですね、中高生がかなりの人数入ってきて、まあ悪い場所だとは思いませんけれども、そこで異年齢の交流というのはあってもいいと思いますけれども、やはり中高生となりますと小学生とはかなり違うわけですよね。そこをうまくさばいていくのも指導員の先生は大変苦労をしていらっしゃるというような現状もあるというふうに伺っております。残念ながらまだ私は拝見したわけではないんですけれども、そういう中でですね、中学生の、葉山町には町立の高校はないわけですけれども、中学生あるいは高校生の居場所というものもこれから考えていかなきゃいけないことだと思うんですが、その辺も含めてですね、学校施設というものの開放あるいは活用ということを考えられないかどうか、伺います。

教育部部長(吉田仁君)

まずは、放課後の児童の居場所というお話から御答弁をさせていただきますが、先ほども保健福祉部長のほうの答弁のとおりですね、検討研究会にですね、教育委員会からも複数の職員が参加しているところでございまして、22年度、葉山小学校のその一部の施設でですね、試行をしてみようじゃないかというお話は私も伺っておりますが、学校でやる以上はですね、幾つかの条件整備が必要だなと教育委員会としては考えているところです。
2点目のその中学生のですね、居場所についてというお話なんですが、大変葉山は部活動が盛んだというふうな私、認識を持ってますので、部活動を通じてですね、その中学校に残るというところで居場所の一つにはなっているんじゃないかと思っているところです。

1番(畑中由喜子君)

その部活動に参加している子供たちはそれで問題ないと思うんですけれども、それ以外の子供たちもいるわけですよね。それがある意味課題ということかなと思っているんです。ですから、その辺の課題の解決に向けて、教育委員会としてはお考えがあるかどうか。もし今ないとしてもですね、やはりこれが地域の中での課題ということにもなってこようかと思いますので、何らかの形での検討をすべきではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。

教育部部長(吉田仁君)

毎月定例でやってございます校長会、教頭会でですね、議会のほうでこういう御意見があるというところを表現してみようと思っています。

1番(畑中由喜子君)

小学生じゃなくても、中学生になっても葉山の大切な子供たちです。それで、やはり居場所の整備ということは、ある程度やはり考慮をされなければならないのかなと思っておりますので、その辺の御検討をお願いしていきたいと思います。
それで、2項目目のごみ問題について伺います。まず、最初の進捗…推進状況なんですけれども、一番最初に示されました実現までのプロセスと比べて、その進捗状況というのはどうなんでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

この平成21年度につきましては、モニター事業を、実験を2つやらせていただくと。それともう一つモデル地区をやらせていただくということで検討をさせていただいておりますけども、まず、手動式の生ごみ処理のモニターにつきましては、200世帯を対象にですね、昨年の8月ぐらいにやらさせていただいております。結果につきましては、8割ぐらいの方がですね、おおむね順調にですね、利用させていただいて、かなりの割合で今後も続けていけるというようなお話を伺っております。また、分別体験モニターもですね、同じ時期にやらさせていただいております。これにつきましては、大体90%を超えるぐらいの方がですね、大体半減目標のですね、町のほうで、私どものほうで示させていただきました袋の中で対応できた。また、そのうちの約7割の方がですね、分別に対して理解をしていただけたというふうに思っております。それから、モデル地区につきましては、4町内会に対してやらさせていただいております。これにつきましては、まず生ごみの自家処理のほうをやらさせていただいたのが4地区でございますけども、これにつきましても現在そのまま続けさせていただいておりますけども、組成成分分析をやらさせていただいております。その結果ですね、始める前のデータと始めた後のデータを見ますと、地区によってばらばらですけども、大体10%から40%ぐらいの間でごみ量、生ごみの量が減ったというふうに我々のほうは認識させていただいております。
それから、分別収集についてなんですけども、これにつきましては21年度でやらさせていただく予定でございました。いろいろ調整にですね、手間取ってしまいまして、実際やらせていただくのがですね、この4月1日から一色台地区を対象にですね、実施することの運びとなっております。これにつきましては、きょうも町内会とですね、話し合いをさせて、説明会を行っておりますけども、今のところは予定どおりこの4月1日からですね、実施させていただいて、この実験に、将来の戸別収集の実験に役立つのではないかなというふうに考えております。

1番(畑中由喜子君)

そういたしますと、全体としては、おおむね予定どおりに進んでいるような感じでよろしいんでしょうかね。議会から指摘がありましたのは、一般廃棄物処理基本計画の策定がおくれたと、おくれているんじゃないかということで非常な指摘があったんですけれども、それ以外としてはおおむね順調という考え方でよろしいんですか。

生活環境部部長(成島光男君)

議会のほうからですね、ごみ処理基本計画について提出におくれているということで大変申しわけなかったと思っておりますけども、先日もお話しさせていただいたと思いますけども、5月の初めにはパブコメのほうにかけさせていただきたいと思っております。それ以外の部分につきましては、おおむね順調に進んでいると思っております。また生ごみ処理のですね、に対しましての町民の理解をしていただける方もですね、少しずつふえてきているんではないかなと、そのようには思っております。

1番(畑中由喜子君)

わかりました。それじゃあ2項目目の、2点目のですね、課題と見通しについてというところに移りたいと思いますけれども、現在、廃棄物処理基本計画の見直しと同時に、廃棄物政策の転換に伴う葉山町総合計画中期基本計画の修正というのが行われておりますよね。今もパブコメが終わりまして、町の考えというものが述べられておりますけれども、その中で、目標や数値的な表現の記載がないところが問題ではないかというふうに感じられるということではないかということで、個々の施策、事務事業の計画策定に目標と時間の概念を取り入れて総合計画の表現を明確にすることや、PDCAの手法を取り入れる必要があるとして考えているというふうになっているんですけれども、実際本当に目標値を掲げるということが、もうこれはずうっと昔から言われていることですけれども、総合計画に関しても絶対必要なことだと思うんですよね。それは目標などを、値などが入っていくというふうに考えていてよろしいでしょうか。

総務部部長(根岸隆男君)

今お聞きしたいというのは葉山町総合計画。(「両方」の声あり)

1番(畑中由喜子君)

基本計画、廃棄物処理基本計画の見直しと同時に総合計画のそこの部分の修正も行われていますよね。

総務部部長(根岸隆男君)

すいません、それは一部修正をということですか。以前やったときの。確かに中期基本計画はつくり直すというか、今回は、中期の場合は、一部修正で対応させていただいた経緯がございました。ただ、そのときに、内容の項目は削除したり変更したりしたところでございますが、具体的な数値は、その当時のやり方としては入れておりません。

1番(畑中由喜子君)

そうすると今後はどうですか、入りますか。それは廃棄物処理基本計画のほうもですけども、先ほど町長は入れていくというふうに予算委員会の中ではお答えになっていたように思いますが。

総務部部長(根岸隆男君)

今度の平成22年度については、23年度からスタートする後期基本計画を平成22年度から策定していく今準備を進めております。それで、その、今御質問の数値は入るのかというところでございますが、大変申しわけございません、今ここで数値をこのように入るというところまでにはまだ結果が出ておりません。ただ、できるだけそういったものは求められておりますので、そういった方向にしていきたいというふうには考えております。

1番(畑中由喜子君)

行政運営が非常に評価されているいわゆる先進的な先進自治体というんでしょうかね、そういうところでは、その計画には必ず数値目標、もちろんそれには財源を伴ったというところもつくと思いますけれども。それと同時に、PDCAの手法を取り入れると。必ずその見直しのサイクルが入るような形で計画を運用していくというところが必要なんだと。これはもうどの計画ということでなく、町が取り組むものとしてはそれが必要と、基本的な姿勢としてあると思うんですよね。それを、ですからぜひともきちんと入れていくという形で取り組んでいただきたいと思いますけれども、それでよろしいでしょうか。

町長(森英二君)

御指摘のようなPDCAということでの計画実施、見直し、そういったサイクルは必要だというふうに考えております。

1番(畑中由喜子君)

その形で取り組んでいただきたいと思います。
ごみの問題については、ここのところ、先ほど来御答弁がありましたように、住民の方々の御協力もかなりその形となって見えてきている部分もありまして、気運としてはですね、どんどん進めるべきだという御意見も私自身耳にします。それで、分別収集あるいは戸別収集など、スピードアップしていったらどうかなという気持ちがあるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。余りにその、長い、実現までにですね、長い時間があると、何かその途中で、言葉は悪いかもしれませんけど、だれてしまうというかね、住民の方にとっても、わあっと進むということが、勢いをつけていくということが必要なのかなという部分がありますが、いかがでしょうか。

生活環境部部長(成島光男君)

今、議員が言われるようにですね、スピードアップというのは大切だと思っております。ただ、ゼロ・ウェイスト計画、推進計画の中で、23年度からスタートするんだということでですね、いろんな段階を追って計画させていただいております。予算特別委員会の中でもですね、取り組み予定という形で示させていただいたと思いますけども、かなりの量がですね、またボリュームがありますので、これはやはり着実にこなしていかないといけないと思っておりますので、スピードアップも大切だと思ってますけども、我々としては23年度からですね、確実に推進していきたいというふうに考えております。

1番(畑中由喜子君)

またその際にですね、どうやって住民の方の多くのその御理解と協力を得られるかという点なんですけれども、これはもう本当に覚悟を決めてですね、町長を初め職員の皆さん方も、環境課だけではなくて、ごみへの取り組みということで、各ステーションに立つ、あるいは巡回してみると、それから住民の方たちとお話を、実際に言葉を交わしてみると、そういうことが必要ではないかというふうに思っているんですけれども、町長、いかがでしょうか。そうやって町が姿勢を示すことが非常に大切だと思っています。

町長(森英二君)

大変重要な御指摘です。これは、やはり住民にお任せするというものじゃなくて、一体となって職員ともども、私もボランティアの皆さんがつくってくれたそのごみ減らし隊のチラシ等もスーパーの前、すべてのスーパーの前に立って一緒に配りました。そうやって住民の方と直接話をしながら普及をさせていくと。これは非常に地道な作業になりますので、結構時間がかかっているという御指摘がございますけども、後戻りしないように着実に進めると。ただそのために人はもう幾らでも欲しいぐらいですけども、やはりコスト等の関係もありまして、いたずらに人を充てられません。緊急雇用のアルバイト的な人たちも来て全員一丸となって進めておりますので、着実にこれはやらなきゃいけないと、最大のテーマととらえております。

1番(畑中由喜子君)

覚悟のほどをお聞かせいただいたと思いますけれども、今やですね、このごみ問題への取り組みは、この経費の高さ、県内トップクラスという点、これを、この汚名を何としても返上しなければならない、このごみへの取り組みというのは、もう町是ですよね。本当に、ですから環境課の職員あるいはセンターの職員だけではなく、町の行政そのものがですね、全体としての取り組みとしてかかわるべきだというふうに思います。先進例で言えば、多治見市の職員はもう全員が出たというふうに伺っておりますし、それでこそ初めて町民の皆さんにもどれだけこれが推進していかなければならない重要なことかということを受けとめていただけるのではないかなというふうに思いますので、その点を御配慮いただくべきだというふうに思います。
最後に、まちづくりについて、地域コミュニティーの活性化と連携というところに移りますけれども、このことはですね、最後に持ってきた質問ではあるんですけれども、きょう質問に取り上げさせていただきました子育て支援あるいはごみ問題、すべてにかかわる問題だと思います。いずれの施策もですね、町単独で達し得るものではなくて、住民の皆さん方と歩調を合わせ、あるいは地域の皆さんの御協力をいただきながら進めていくべきというか、いかねばならない、もうそうでなければ達成し得ない今はそういう社会状況だと思います。
そういう中で、地域コミュニティーというのは、必ずしも町内会単位とは限らないと私は思いますけれども、何によらずまちづくりの核、基礎になるというふうに思います。ずっと以前から地域コミュニティーの活性化は、学校を中心してやっていったら、地域の単位としてですね、ふさわしいんじゃないかなというふうに申し上げてきた経緯があるんですけれども、その点、学校というか、教育委員会としては、その地域コミュニティーとの連携、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。

教育部部長(吉田仁君)

大変重要だと考えております。

議長(鈴木道子君)

畑中議員、あと2分です。

1番(畑中由喜子君)

はい、時間がなくなってきてしまったんですけれども、今、貴重な一言をいただきました。大変重要だと考えていると。学校も確かに見守りとかね、地域の方たちの御協力をいただきながら子供たちの、児童の安全を守るということもやっておりますし、地域コミュニティーとの連携、非常に大切なことだと思いますし、ただ連携をしていくというだけではなく、その場所的にもですね、学校施設を開放するあるいは活用するということが非常に求められてくるのではないかと思いますけれども、それも含めて重要というふうに考えていると受けとめてよろしいでしょうか。

教育部部長(吉田仁君)

そのとおりです。

1番(畑中由喜子君)

前向きに御検討をいただけたらと思いますので、よろしくお願いします。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

議長(鈴木道子君)

これにて1番畑中由喜子議員の一般質問を終結いたします。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後4時からといたします。(午後3時31分)

議長(鈴木道子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時59分)
休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。第3番、3番阿部勝雄議員、登壇願います。

3番(阿部勝雄君)

3番日本共産党の阿部勝雄です。通告に従って一般質問を行います。
まず、景観計画についてお伺いいたします。景観計画2008を出されてから、町民を含めたさまざまな御意見を踏まえて、町長は住民の活動団体である景観団体などの御意見も参考にしながら景観2010として出したいとしてきました。2010年度が始まろうとしている今、その進捗状況についてお伺いいたします。
予算委員会でこの状況を伺ったところ、その景観団体のメンバーを含めた景観まちづくり研究会として、まちづくり条例に位置づけた地域まちづくり推進協議会として住民組織となされました。一任意団体ではないかなどの御意見もあった中で、町の広い地域を対象とした条例に位置づけた方策を考え、積極的に住民の声を聞こうとされた担当者を含めたこの姿勢には、大いに評価したいと思います。この研究会は、葉山町市街化区域全体を調査研究され、町行政と町民の協働のまちづくりを進めてほしいとの願いがかなえられるよう、さらに一歩前進させることを期待したいと思います。この研究会が町に報告書を出されております。報告書を読ませていただきましたが、景観に対する町民の思いを景観計画に反映させたいとの願いがうかがえます。まず、この報告書をどのように受けとめ、どう評価されたのかをお伺いいたします。
また、この研究会は、この3月で任期が終了すると伺っております。こうした町民の前向きの取り組みや尽力された方々のお力を今後さらに生かしていく等の考えはないか、あればその方策についてお伺いいたします。
また、町にはまちづくり条例があり、届け出条例のようなものですが、一定の規制を盛り込まれております。景観2008のときの説明では、まちづくり条例も改正するような説明でしたが、このまちづくり条例との関係をどうなされるのかをお伺いいたします。
2項目目、ごみ処理計画についてお伺いいたします。ごみ処理について、ゼロ・ウェイスト計画の提唱をしてから、問題ははらみながらも一定の前進はあったと考えます。しかし、このごみ処理基本計画がはっきりせず、目標値が見えない、どこまで炉を使うのかなど問題点が指摘される声が強く上がっています。ゼロ・ウェイストを進めるためにも、ごみ処理基本計画を示すべきことは当然と考えますが、予算審査で示された計画を盛り込んだ…失礼、計画値を盛り込んだ基本計画を早急につくる考えはないかを伺います。
また、ごみ処理に対し、諸経費を含めて削減すべきだという町民の声が強くなっております。私は、この一、二年の経費などを見れば一定の前進は認められるものですが、今なお多額の費用を要していることは否定できません。人件費が高いと直営方法を云々する声もありますが、ごみ処理費用の削減は、まずは廃棄物を減らすことが一番だと考えます。リサイクルできる資源物と処分以外にないごみとはっきり分別することで、処分以外にないごみをさらに削減可能になるものと考えます。予算審査で示された当面のごみ処理計画の取り組みをできるだけ早めて、ごみ削減をいま一歩前進させるべきだと考えますが、町長の御意見を伺います。
3項目目、私も毎回質問すると通告はしていませんが、毎回のように国保についてお伺いいたします。御承知のように逗子市との格差を縮小するよう求めた請願が議会で全会一致で採択されています。また、組み替え動議でも主張させていただきましたが、格差是正には一般会計から繰り入れる以外にないことがはっきりしていると思います。逗子市との格差を一気になくすことは簡単にはいかないことは承知していますが、22年度予算では是正する姿勢さえ見せませんでした。しかも基金残高も減少し、次年度はさらなる格差拡大の可能性も示唆される答弁では、議会の意思をどのように受けとめているのか、格差是正をどう考えるのか、町長のお考えを伺います。
最後に、下水道審議会に諮問する内容についてお伺いいたします。下水道審議会に諮問する内容について、これまでの本会議の答弁では、認可区域を拡大するか、工事期間年限の延長か、それと市街化調整区域を公共下水道区域から除外することを諮問したいとしていました。ところが、予算審査の町長質問で、コミプラを下水道に接続するかどうかも諮問の内容に1項目加えました。下水道事業は汚れている場所から進めるとしてきた方針を、今きれいな水を排出しているとしてきたコミプラを、まだまだ市街化調整区域面整備が残っている段階で下水道につないでよいかどうかを諮問しなければならないのか、理解に苦しむところです。改めて町長のお考えを伺います。
また、町長は、つなぐ場合には大きな負担は必要なくてすぐ接続できるといった発言もなされました。確かに接続費用は一般の住宅地に比べれば安いかもしれませんが、公共下水道に流入すれば、最終処理場のキャパなどが問題になります。今まで30年間のコミプラの補修費等を比較検討して、どうあるべきかを十分に検討した結果を踏まえて諮問すべきでしょう。下水道に接続すれば接続率や下水道料金はふえるでしょうが、河川の浄化はほとんど変わらず、町にはコミプラ料金と下水道料金の差額だけ収入はふえるでしょうが、その分は住民負担がふえるということになるだけだと思います。コミプラの老朽化だけを見ないで、コミプラ補修費や下水道の最終処理場がどうなるのかなど、十分に調査された上で諮問されるべきものと考えますが、その後になってからで十分だと私は思います。これについての町長のお考えを伺います。
以上で第1回目の質問を終わります。御答弁、よろしくお願いいたします。

議長(鈴木道子君)

答弁を行います。

町長(森英二君)

3番目、阿部勝雄議員の御質問に順次お答えをいたします。
まず、景観計画について、景観計画2010への進捗状況とのお尋ねでございますが、既に景観法による策定手続はすべて完了している状況ですが、本年3月末を期限として景観まちづくり研究会が行っている景観資源調査の報告と景観計画への提案を受けて、計画に反映させるべき部分があれば反映させた上で計画の策定、公表の手続を進めてまいりたいと考えております。
2点目の、景観まちづくり研究会の取り組みと報告書に対する評価はについてのお尋ねですが、景観まちづくり研究会から報告骨子として2月中旬に中間報告が示されました。町歩きなどの各所を細かく調査した内容でございまして、今の阿部議員の第1回の質問の中で、特に市街化区域について細かく調査で回ったという御発言がございましたが、市街化調整区域、木古庭・上山口も含めて調査団は回っております。そういった内容も含んだものが出てまいります。その精力的な各地域における景観特性を整理するなど、その精力的な活動は大変評価に値するものであります。その内容をすべて反映できるかどうかは別として、極力反映させることはできるのではないかと考えております。その内容を調整している状況です。
次に、まちづくり研究会の今後についてというお尋ねでございますが、まちづくり条例に基づく地域まちづくり推進協議会として位置づけられた景観まちづくり研究会の活動は、設立時に本年3月末までの設置とされておりますので、期間満了をもって終了となりますが、景観に対する思いや、これまでの活動実績や経験を生かし、今後は任意団体またはNPO法人などを目指して、いずれ各地域で進められるであろう景観地域まちづくりにおけるよき助言者となっていただけるよう、また活動していただきたいと願っております。
次に、まちづくり条例との関連についてでございますが、現在あるまちづくり条例の前文と第1章総則に定める事項と、これから進められる自治基本条例で定めようとする事項とは、重複する部分が数多くあると思いますので、自治基本条例の作成状況を見きわめながら必要な改正を進めていきたいと考えております。
次は、ごみ処理施策について。ごみ処理基本計画の取り組みはとのお尋ねですが、現在の現ごみ処理基本計画につきましては、平成22年度までを計画期間とし、平成14年3月に策定されたものであります。現在ごみ処理基本計画の見直し作業を鋭意進めており、本年5月にパブリックコメントを予定しているところであります。
次に、ごみ処理施策についてさらなる経費削減策はというお尋ねでございます。現在のクリーンセンターは昭和52年4月に稼働を始め、33年を経過し老朽化が進んでおります。このため、維持管理には毎年多額の経費を必要としているところでありますが、ごみ処理費用や焼却費用などを根本から見直し、経費削減に努めているところです。平成22年度では、不燃物のアルミ缶や鉄くず、リサイクル法対象外家電などの引き取り価格の大幅な処分費用の見直しや、リサイクル法対象家電の回収方法の変更、さらに不燃残渣処分委託の見直しに取り組みたいと考えております。今後もさまざまな角度から検討を進め、経費節減に努めてまいりたいと考えております。
次に、国保料について、全会一致で採択した請願にどうこたえるかというお尋ねでございますが、定例会におきまして全会一致で採択された請願は、議会の意思表示であり、重く受けとめております。また、本定例会には、総括質問及び私町長に対します予算特別委員会での御質問、そして昨日の当本会議における御意見等をしんしゃくし、対応してまいりたいと考えております。
さて、下水道審議会の諮問内容についてとのお尋ねでございます。大型合併処理浄化槽は、水環境の保全を図る手法の一つであると認識しております。本町にあります施設は、完成後三十有余年が経過し、施設や管渠等の老朽化も進んでいるのが現状でございます。今後公共下水道の整備進捗状況や社会情勢を考慮し、公共下水道審議会の答申等も踏まえ検討してまいりたいと考えております。
次に、下水道とコミプラの経費との比較というお尋ねでですが、公共下水道事業と町が管理している3団地の大型処理浄化槽につきましては、施設規模や管理方法の違いがあるため、一概に経費との比較で判断しにくい点もあります。また、施設の老朽化による状況判断等も行う必要があると考えており、水環境の保全を行う上でどのような方法がよいか、切りかえる適切な時期はいつなのか、そういったこともこれからの検討課題に入ってくるかと思います。そして、阿部議員のきのうの私の町長質問に対する御質問に対して、私はかねてからこの町内の大型処理浄化槽、コミプラはできるだけ長く使いたいということはかねてより言っております。また公約にも掲げております。したがいまして、きのうの質疑応答の中で、私がすぐにでもコミプラを下水道につなぐかのような認識をされている節がありましたので、その点は訂正して、私としてはできるだけコミプラは使うと、そして汚れた地域からの水環境の浄化、これに力を入れていくということには変わりがないことをお答えしておきたいと思います。

議長(鈴木道子君)

再質問を行います。

3番(阿部勝雄君)

御答弁、ありがとうございました。まず、景観まちづくり研究会のことについてお伺いいたします。先ほど町長が市街化区域だけじゃなくて市街化調整区域も景観研究会が調査して歩かれたのはそうだと私も認識しておりますけれども、私が言ったのは、条例上の位置づけとして対象区域を市街化区域に限定してその条例の団体に位置づけたという言い方なので、私は、調査されたのは全部を対象にされたって、ここにいただいているいろいろな資料を見させていただいております。そういう意味でちょっと認識を私とずれたわけではないんで。まず今言ったように、何とかね、町民の声を聞こうとして、今までですと、ある一定部分の町内会ぐらいの単位でのこう位置づけした推進委員会でしたか、そういう位置づけで条例上位置づけてそれを任意団体として位置づけていても、その広い地域においてもそれを条例上の位置づけをされたという点では、町の姿勢として積極的に町民の声を聞いて反映させたいと、こういう意思のあらわれではないか。また、町民の方々も、ここだけじゃなくて全体、町全体も見たいということで、先ほど調整区域まで足を延ばして、さまざまな町はどうあるべきかというのを研究されていると聞いています。そういうことを町も積極的に取り入れていこうという姿勢があらわれたのかなと私は思って、それで一定の評価を先ほど第1質問でさせていただきましたが、町の姿勢も大きく何とか町民の声を聞こうと。最初は、申しわけないんですが、町長の答弁は、景観団体、調査団に今調査していただいていると、その御意見も聞いてって言われて、この場でそんなの任意団体じゃないかということも話しました。ですから、当然のことながら、ある任意団体の御意見だけ聞くというのは、ちょっとまずいかなと私らも思いました。その立場から、町は任意団体じゃなくて全体をするそういう条例上の位置づけをきちっとされてまちづくりに生かそうとした姿勢に私は積極面があったかなと思って一定の評価をさせていただきました。
それであれなんですが、この2月中に先ほど中間報告ですか、そういうものを出されたと言われて、これは予算委員会で資料要求をして出していただいたもののコピーなんですが、かなり積極的に調査されて意見を出されています。私ら見ても、こんなことを言うと怒られるかもしれませんけど、いろんな法を超えてでも町民はこういうものもあったほうがいい、あるいは個人の家でもこれは残してほしい、さまざまなことが出てますけれども、この町のほうの答弁では、それは法を超えているという立場で、すべて生かせるものではないよという御答弁がされてます。これも私たちは当然だと思います。その中でもここで出された御意見はできるだけ生かしたい、こういう姿勢が見えているという点では一定の評価をさせていただきました。
特に私、一番思ったのは、一番最後に町が回答をした中で、「地域のことはその地域を最もよく知ること、そこに暮らす住民が決める地域主権を基本的方向性として」云々、いわゆるそのまちづくりはそこに住んでいる人が一番よく知ってるし、これを守ってほしい。こういう姿勢が一番出てるんだ、こういう受けとめ方をされて、それで「地域コミュニティー単位で良好な景観形成に対する機能が高まる施策を進めていきます」となるんですが、これは町が。その御意見を取り入れて、できるだけそのまちづくりに生かしたい、こういう姿勢が前面に出たかなと思って私は期待をしているところなんです。残念…残念というか、その中でやっぱりどんなことをしても法を超えられないものがありますよね。このときに、法を超えられないんだけども、私たち今まで住民運動の中でまちづくりをするときに一番あれなのは、住民がこうしてほしい、ああしてほしい、法の範囲内あるいは法を超えててもさまざまな御意見をすると、そこの開発業者等が、それなら少し、これだけ、これだけって譲歩する、お互いの話し合いの中で一定の効果をあらわしていると、法を超えてあらわしてると思うんですよね。ですから、その住民の声をどう生かすか、そのときに行政が、何のことはない、法でそれは認められているんだからしょうがないと言うのか、住民とよく話し合ってほしい、住民の声を聞いてほしいと、その開発業者なりその開発をしようとしている人たちに住民の声を聞けよという指導をされる、この姿勢が町のほうに私は大いに求めたいと思います。住民はどうしてもこれも欲しい、あれも欲しいって、こんなことを言うとまた怒られますけど、やっぱり法を超えてでも求めるものは高いと思うんですよね。ですから、法があるんだからだめだという姿勢は絶対にしないで、それは住民とよく話をしてほしい、それでもだめならこれは仕方ない。住民が一生懸命そこで話し合って、初めて住民の方も納得して、ここならお互いに譲歩しましょうというのが今までのまちづくりかなと思ってます。そういう点でこの景観計画2010には、ぜひその町民の声をどう生かすか、その立場が大いに盛り込まれることを期待しているものです。
それで、もう一つ、この方々がこういう積極的な面でやってこられたのをどう生かすかというのを2点目、質問させていただいています。残念ながらというか、今度の3月で任期が終わります。そうなってますので、この方々が地域全体、一部分だとそこしか見てませんので、その人がよそへ行っても余り、経験は話せたとしても十分なものじゃないのかなと。ところが、この方々は全町、あるいは市街化区域となってますけど、全町を見られて、いろんな方々が経験して、そこの中でいろんなことを研究されてますから、この力を私は今まで以上に必要なのかなと。この生かし方をどう考えておられるのかをちょっとお伺いしたいと思います。

町長(森英二君)

この研究団体に参加していただいた方々は、かなりの経験と、それから知識をお持ちになっておられますし、それをより深めたということで、今後のまちづくり全体についても十分御協力をいただいていきたいと。そのあり方についてはよく協議をしていきたいと思っております。

3番(阿部勝雄君)

先ほどの答弁で、NPO法人云々というのが、もしというかあれで、そちらに行く、などを目指していずれの地域かで進められているのに、助言者として云々って先ほど答弁されたんですが、こういう人たちを積極的に町のほうでも、こんなことはおこがましいんですが、指導というんですかね、そういう方向性を町のほうでもこれのお力をかりる必要性を求めて、町のほうでも指導をしていく、一緒になってそのNPO法人なりそういう人たちが、例えばどこかでそういう地域的な問題がありそうだったら、こういう人、こういう人がいるよ、この人たちとよく相談されたほうがいい、御意見を聞いたほうがいいよとか、そういう団体になっていただければなと私は期待しているんですが、その辺の、使い方って言葉が悪いですね、そのお力をかりるときの方策などをお考えいただけないものでしょうか。

町長(森英二君)

これはまさしく協働事業ということに位置づけられると思いますので、その方向を探ってまいります。

3番(阿部勝雄君)

まちづくりにぜひ協働した力をおかりできるように、その方々も、こんなことを言うと大変ですけど、これから人のために働いておるわけですから、何の本人たちの意思も確認しないでこんなことを言っちゃ何ですが、ぜひそういう方々のお力をかりながら、まちづくりに役立てていただきたいなと思います。
2点目のごみ処理計画について伺います。私は、ゼロ・ウェイスト宣言をされてから町民がごみに対する意識はかなり高まったと思います。だからってそうすぐにごみが減るとは私は思わないんですが、今一番大事なのは、そのごみの意識が高まったときに初めて一緒にやろうよという呼びかけがあることが大事だと思っています。そのうち忘れていくよではなくて、それこそ先ほど1番議員も言ってましたけれども、町が、職員が全部出ていってということを言われました。私も大賛成ですが、本当に今、打てば響くようになっているときに打たないという手はないと思います。ですから、ごみ処理基本計画を早急にして、そこの中で私はその計画そのものまで見てないんであれなんですが、およそ予算委員会に出された中身を見て、そのごみ処理の計画を可能ならばできるだけ早めるべきだと。それも早めたいという意思表示をすれば、町民も私は一定の回答が出てくるのかなと思います。この辺の計画は2002年5月にパブコメ云々という、そのパブコメの回答が来るまで待つんじゃなくて、積極的に打って出るという姿勢はいかがなもんでしょうか。

町長(森英二君)

先ほどの1番議員さんへのお答えのときにも申しました。やはり今つくっているスケジュールに従って着々と進めているわけでございますが、実は、今月の28日にごみ推進委員会という、外部の専門家も入った、から答申が出てまいります。その中で、まだ見てないんでわかりませんが、かなり…29日、失礼しました。今月の29日に答申が出されます。その審議メンバー、外部の専門家、学識有識者3名も含めた、町民も含んだ審議会、審査会ですけども、そこの中にも非常にスピードアップしてやるべきじゃないかという意見を持っている委員さん等も含めた報告書になりますので、どういう内容になってくるか、そういったものも含めて、より早められるものなら早めると、これは当然鉄は熱いうちに打てじゃありませんけれども、せっかくいい雰囲気で町民と職員と一体となって進めている段階ですので、より適切に進めてまいりたいと考えております。

3番(阿部勝雄君)

ぜひあの、私はできるだけ早めてといっても、これはね、勝手に早めるわけにもいきませんですから、早められるものは早めると、これはできないか、これはもっと早められないかという意識を持ってその計画を見直してもらいたいなと、見ていってもらいたいなと思います。
もう一つ1点、今、この前の予算の、きのうの予算の云々ではないんですけど、ごみ処理経費が高い。これはだれも否めない事実だと思います。ここをどう削減するかという点で一昨日来いろいろ議論されてるところですけれども、予算委員会の中で、鉄くずや何かの売…今まで金を出して委託した、処分してたのを、一定の金をもらいながらということで大きく変わってきたということも言われて、そのとき知らなかった私が悪いのか、びっくりしたんです。今までそういう、当然捨てるものに金かけてたって思ったのが金をもらってるということを聞いて驚いたくらいなんですけども、そういうやり方によっては可能性として利益を生む、利益を生んでるのかわかりませんけど、今まで金をかけてたものが収入になる、1円でも収入になるということは大きな違いがあると思います。こういう積極面は生かしてさらなるこの研究をしていただきたいと思います。特にちょっと気になったのは、リサイクル法対象家電の回収方法を変更した云々って言うんですが、私としては、できるだけ住民負担にしないというところを原則にしていただきたいなと、これは苦言として申し上げます。変更して住民から金を取りますよというだけならだれでもできる話。値段を高くしたっていうだけの話ですから、これは改善ではなくて住民負担を押しつけたと私は思いますので、この辺は、私としてはちょっと気にはなるところです。
あと、さらに、不燃残渣の処分、ここまで我々としては随分このことについても議会の中から意見が出てて、何とかならんのかという意見も出されてたのが、そこまで突っ込んでちょっと改善を図ってるという点でも一定の評価をさせていただきたいと思います。何せこの処分費…失礼、補修費ですか。ここを下げない限り当然のことながら町として、もう一つ人件費でありますけれども、一番金食い虫になってるのはここだと思いますので、これをできるだけ積極的に見直しというんですかね、見直して炉が直るわけではないんですけれども、削減できるものは大いに積極的に削減していただいて、町民の要望に少しでもこたえる姿勢を見せていただかないと、私たちもこれはという首をかしげてしまいますので、ぜひ検討をよろしくお願いしたいと思っているところです。
私、もう1点、次の国保について伺います。これも何度も何度も私は言ってて、もう口が酸っぱくなって、部長、私の顔を見るとまた国保かと言われますけれども、これは何としても私らとして認めるわけにいかないという回答なんですよね。今回の町長の答弁でも、きのうの予算委員会のあれをしんしゃくして対応したい、これでは中身がわかりません。しんしゃくだけで、だけどって言われても私も困るんで、基本的にやっぱりその、何ていうかね、格差を是正するんだ、その姿勢が見えないでは、しんしゃくされただけでは私として納得できないんですけど、方向性はどうなんでしょうかね。まだ、こんなことを言うと怒られますけど、一定の基金、3,500万ですか、予算では、ありますんでね、それをつぎ込んで云々という方法としてはあるかもしれません。その格差を縮小する意思という、それを見せていただかないと私は座るわけにいかないんですが、いかがですか。

町長(森英二君)

今の格差是正、これは方向としては考えております。今回、昨日の段階でいろいろと御意見が出されて、否決された予算の状況を踏まえて、今、3,600万国保の基金はございます。22年度当初予算で1億円を基金に入れたわけですけれども、あと残り3,600万、これで例えば対応するという場合には、その分だけでも逗子市との格差は縮まってくると。しかし、そうなった場合に、もう23年度には基金はゼロになりますから、その段階においては、当然のように私は一般会計からの繰り入れもしかるべき金額を考えないといけないのではないかと、そういう方向性は持っているということは述べさせていただきたいと思います。

3番(阿部勝雄君)

昨日同僚の議員から徴収率もということでね、ありまして、こと今回は1%徴収率を予算で上げたんですよ、予算だけで、徴収率が上がったわけではないんですけども、一応予算で1%引き上げています。1%だとすると1万だとかおっしゃってましたから、その分だけは保険料から下がったと言いますけれども、今3,500万入れても1人当たりにすると3,000円ほど下がるかなという程度ですよね。さらに先ほど言われるように、町長が言われるように、来年ゼロですよね、このまま。まあ、あれは返ってくるかも、少しは返ってくるかもしれませんけど、予算全部100%いかないで戻る、毎年少しずつ戻ってますから、その辺もあるのかもしれませんけど、基金がゼロというふうになったら、今度は入れるときにね、数千…億の単位で入れないと、今1億円基金から取り崩しましたよね、それがゼロになって、さらに一般会計から繰り入れてるのに、一般会計からの繰り入れる分、2億もやらないとだめなんですよ。そうすると、基金をゼロにするわけにもいかない。今、基金1億円入れてもまだ足りませんよ、全然縮まらないよって言ってるのに、基金ゼロになって基金から1億円取り崩せない。それでも前向きにそれをしようと思うと、さらに1億円プラスアルファの分を全部一般会計からの繰り入れることになっちゃうんです。こんな多額を私らといって、それをやらないからって文句も言えなくなるような額になっちゃってるんですよ。そういう点では、予算編成上ね、今からその、私、臨時財政対策債を借りろっていうわけにも私も言えませんので、それは方法として今考えられるのは基金からの繰り入れでしょうけど、一般会計からの繰り入れをせざるを得ないんだという段階まで来てますので、その辺のことは億の単位で入れないと、来年は基金ゼロですから、今回の基金1億円入れてそれで縮まらなかった、来年ゼロになればその分だけで1億円です。そこは覚悟していただかないと、1億円入れたからいいでしょうっていうのは、基金分しか入ってないということですから、御承知おきいただいて、それでさらにその格差是正に向けて努力すると、こういう解釈でよろしいですか。

議長(鈴木道子君)

ちょっとお待ちください。この際、本日の日程終了まで延刻をいたします。

町長(森英二君)

先ほども申しましたように、今回の予算では基金から1億円を繰り入れると、繰り出すということを予定しておったわけですけれども、これが御破算になりまして、改めて…御破算といいましょうか、予算の組み替えをしていかなきゃいけないわけですけれども、御承知のように、逗子の場合は22年度はたしか4億円の一般会計からの繰り入れということは、とりもなおさずその4億円はほかの財源として使えないで国民健康保険にのみ使うと、それが葉山の場合は、当町は22年度は一般会計からの繰り入れはゼロで、基金の取り崩しで行って、その繰り入れのされない分はほかの福祉とか教育に回すという予算組みをしたわけでございます。しかし、億という金を23年度には見込まなければ格差是正が進まないということも事実ですので、一方でジェネリック薬品の普及に力を入れる、それから滞納も徴収率を上げると、これはもう従来から話しているとおりです。そういったことで国保の賦課給付金を少なくしていくということと、財政全般の中から一般会計からの繰り入れをどれだけ見込むか、これはもう繰り入れることは覚悟しなければならないと考えております。

3番(阿部勝雄君)

私、一気に解決できなくとも、その姿勢をもってずっと続けていっていただければ徐々に格差は縮まっていくだろうと。途中で急げと言うかもしれませんけど、その辺だけは…(私語あり)毎年云々という話は、少しずつの方向をね、きちっと持っていれば、繰り入れで一気に解決しろなどと言っても何億円という金を使えとは私も言えないと思いますので、方向性をきちっと持って、繰り入れを入れながら、あるいは基金の、あればの話ですけど、基金の取り崩しなどで、保険料は格差是正に向けて一歩も二歩も前進させたいと、この意思を確認して次に移ります。
私、これ一番気になってるんですけれども、下水道審議会に諮問する内容にコミプラの接続を入れたということについては、大変私は危惧しているものです。先ほどの答弁の中でも、公共下水道審議会の答申を踏まえて云々って。諮問するなって私は言いたいのに、答申を踏まえてというのは、諮問した後の回答を踏まえて検討するということは、答申するという中身ですよね。答申しなければ…失礼、諮問しなければ答申はないわけですから。ですから、諮問することには私としては大変危惧してるんです。なぜ今しなければいけないかということです。
確かに私も三十数年たってるコミプラの老朽化は認めるものです。でも、今コミプラの、もし老朽化してるって言っても、配管、地中に埋まってる配管などもあちこち穴があいてるとかって話もあって、そこの小学校のところ、ことし…去年の4月、ぎりぎりでしたっけかね、何かパンクして大騒ぎして予備費充当でやったという記憶もあって、老朽化は認めるものです。そこの小学校のところの配管はどうなるのかはわかりませんけど、たとえ、うちの、私の住んでるその伏見台の団地を対象にしても、もしあそこに下水道を引くとしても、当然のことながらそれに対応は老朽化してれば直さなければいけないし、その前に調査もしなければいけない、これはありますよね。そこにかかる費用というのは、下水道につなぐと、今のコミプラで使おうと、そこの地中に埋まってる配管に対する対策は全く同じ経費ですよね。となると、あとは何が違うかというと、コミプラのそこの処理施設に対する費用のことだけです。いわゆるそこの補修費が問題だと私は思います。
これは、以前私が言った、コミプラの使用料の値上げするときに出していただいたいろんな資料で、その後、余り問題になってこなかったから出てないんですけども、そのときは13年まで、平成13年までの全体で3つ、3つの3団地の補修費、種別の支出状況で3つ合わせたやつで、そこの中で製本費、光熱費、修繕費、通信運搬費、手数料、委託料と、こう分けた資料を出していただきました。ここの中で、まず光熱費あるいは手数料、委託料はちょっとわかりませんけど、こういうものは例えば下水道になってもほぼ同じだけの費用がかかるわけでしょう。下水道になったからただで、それは光熱費がかからないわけ、額は違うかもしれませんね、一気にやれば。だから、一番大きなのは修繕費だと思います。その修繕費が15年までに7,000万、7,800万しかかかってないんですよ、町が引き受けてから。1億かかってない。こう考えたときに、本当にこれ、下水道に入れることが、もしこの修繕費だけで、その後10年たってますから、約10年たってますから、そのときに約1,000万、100万…900万か、900万。1,000万、1年に1,000万ずつかかったとして1億ですよね、10年で。このくらいの費用しか補修費にかかっていないんです。ここだけ考えたときに、なぜその多額の費用がかかるから、その、つながなければいかんのか、私はそれがどうしても気になる。今、町長は、このコミプラは、排出している水は、悪い水だとお考えなんですか。

町長(森英二君)

私もイトーピアでコミプラをつくって、つくったところへ住みまして、そういった環境問題、あるいは維持管理、そういったことから良質な水が出されてるということは承知をしております。

3番(阿部勝雄君)

この前のあれの、先ほども言いましたけども、そのきれい…汚れたところから下水道は引いていきたい、いわゆる下水道は汚れたところを先に対応したいというのが、前町長も何度も答えてるし、町長も答えましたよね。そうすると、きれいなところなのにつないだほうがいいかどうかって聞くっていうのは、何の意味があって聞くんですか。諮問するというのは、それ、つないだほうがいいかじゃなくて、例えばですよ、つながないで済むかどうかって話ならいざ知らずですよ、つないだほうがいいかどうかっていったら、いいっていうこともあるだろうし、悪いっていうこともあるだろうけど、つないでいいかどうかというと、普通はつなぐ、つなげたいけどって意思のほうですよね。つながないでいいかどうかと聞くと、つながないほうがいいかどうかって聞くんですから、つなぎたくないという意思なんですけど、言葉、人間の言葉というのは、つないでいいかどうかっていうのは、私はつなぎたいという意思にしか聞こえないんだけど、町長のお考えは私とニュアンスが違いますか。

町長(森英二君)

私の説明の仕方がよく御理解いただけないのかもしれませんが、私は、先ほども言いましたように、従来からコミプラの水はきれいである。だから公共下水道にコミプラをつなぐというのは反対である。できるだけ長く使うということを持論としてやってきました。しかし、公共下水道が始まって間もなくしてから、イトーピアのまだそんなにたってないコミプラが下水道に前の町長によってつながれてしまったと、それに対して猛烈に反発をした経過がございます。したがいまして、今ある3つのコミプラも、利用できる限りは利用していくという方向には変わりはないというふうに御理解ください。

3番(阿部勝雄君)

いや、持論…ならば、もし諮問するんなら、こういう、このコミプラをいつまで使えると、ね、どういう保守をしたら長く使えるのかって諮問するんならわかりますよ。つないだほうがいいかどうかという諮問だっていうから困るんです。今私として、私が町長に言ってる言葉ですよ、私はこれを長く使いたい、どういうふうにしたら長く使えるのか、このことを諮問したいって言うなら、これは大いに賛成です。つなぐかどうかって言い方だけされたんでは、それも私らが聞いた答弁の中では、補修費がかかる、老朽化してる、もうだめになるよという言い方をつけ加えてつなぐのかどうかって、こういう諮問だったら、後向きだと私は今、町長の考えから見たら後ろ向きにしかとれないっていう感じがするんです。だからこれを、老朽化してるからこれをどうしたら長く使えるかと、このことを諮問するのなら私はよくわかります。そういう意思なんですか。

町長(森英二君)

諮問する真意はそういったところにございます。したがいまして、諮問する際には、要するにこの今ある認可区域350ヘクタール、これをどのくらいの期間延長するのかとか、また全体のこの認可区域をどの程度まで広げていくのかと、そういう観点からの諮問になっていくと考えております。

3番(阿部勝雄君)

もう一つ、先ほど町長は、その下水道審議会の答申を踏まえて検討するとおっしゃいましたよね。じゃあ百歩譲って、答弁はそうでした。答申を、公共下水道審議会の答申を踏まえて検討してまいりますってお答えしたんです。だから先ほど答申か諮問するって言ってるのになぜ答申出るんだって言ったんで、答申を踏まえたら答申がつなげって来たら接続するという町長のお考え。そうとられても仕方ないでしょう、だって、踏まえてと言うのは。ですから、その諮問する内容に大きな問題があるんです。私としては、諮問するときに、まず今までかかった補修費、今後補修費が20年でこのくらいかかってます、これで良好な水が出てます、そういうことをすべてをつけて最低でもそれで諮問しないと。今、町長が言われるように、老朽化した、あちこち破けてる、つなぐのに安い、簡単にできる、町長が答弁したんですよ。接続するのには安価でできる。だからっていうと、何のことはない、つなぐだけだったら私は安価なんですよ、確かに、そこまで配管が来てるわけですから。だから、そういう内容じゃなくて、全部諮問する内容の中に今までかかった補修費、それですべてこれも住民負担でやってきたということもつけ加えて、さらにこの良好な水も出していると、こういうことすべてを踏まえて、私は町長が言われてるできるだけ長くこのコミプラを使いたい、これは私は未来永劫使えるとは思いません、あるところでだめになることもあり得るでしょう。だけど、可能な限り長く使いたい、その方法はどうするんだと。今までのあれも経過も踏まえて、下水道に入れた場合にもっと大切なことは、私は最終処理場だと思ってます。最終処理場に入れる場合に、今のところで5本だって計画になってますよね。できるのは今3本目になってます。私は4本目で終わりたい、どんなにいっても4本目じゃないかなと個人的には考えてます。ところが、このコミプラ、1,800人ほどの対応人数です、使用者。それに町長が言われている市街化調整区域の人たちを入れると5,800人ほどです。この人たち全部が例えばそこに最終処理場に行くと、1本大体6,000人ぐらいですかね、6,400人ぐらいの人が対応になるから、そのくらいかな、それの分が、5,800人そっくりなくなれば、あと1割分だけ減らすと1本減るんです。これが入ることによって5本目に手をつけざるを得なくなるんです。この費用が全く計算に入ってないということです。こことこのコミプラの補修費とすべてを合算して計算しないと、私は最終処理場にさらにトンネルを掘らなきゃいけないんです。今回の完全にでき上がったところに電気施設だけつけるだけでも7億もかかってますよね。さらにその下の層までつくってトンネルを掘って云々、前町長は40億かかるって言いました。トンネル1本掘るのにどうなんだって、いろいろ60億っていう声もあるけどどうなんだって言ったら、守屋町長は40億かかりますと。この4本を5本にするということはそういうことなんですね。これと比較してどうやったら5本目を掘らないで済むのか、このこともこのコミプラにかかってると私は思っています。市街化調整区域とコミプラの比較というのは、そうして見ていただかないと私は大変困ります。コミプラの値段が例えば下水道と同じになったとしても、私は大きな町の負担がそこにかかると思います。当然のことながらコミプラのほうが7割ぐらいかな、6割、3分の2ぐらいの費用ですけれども、コミプラというのは、人口がふえないからぎりぎりまで処理、その1人当たりの処理量がぎりぎりなんですね。下水道は1.5倍ぐらいの費用、1人当たりで大きく設備をしなければいけない、だから多額の費用がかかります。そういう点では、私は十分にその最終処理場のことも検討に加えて、それでこれでもつないだほうが得かどうかという点で十分に資料をそろえて諮問していただきたい。単なる町長が言われるように老朽化したからつないだほうがいいかどうかなんて安易な言い方でなく、そこまで検討して資料をそろえていただくことをお願いしたいんですが、部長、その資料はそろえられますか。

生活環境部部長(成島光男君)

資料の件ですけども、今すぐにどうっていうことじゃなくてですね、諮問するまでにということだと思いますけども、ちょっと難しい点もいろいろあるかなと思いますので、その辺の資料の点につきましてもちょっと検討させていただきたいと思います。

議長(鈴木道子君)

阿部議員、残り5分となりました。

町長(森英二君)

コミプラをできるだけ長く使っていきたいということの根拠に、当初から私も第4トンネル、あるいは処理場ですね、これの拡大をしないで済むのではないかと、また、どうしても必要となっても遅くなってからになるということが根拠にあって、大きな根拠になってるわけです。それは阿部議員のおっしゃるのと全く一緒の根拠であって、そういったことを踏まえて、今コミプラから相当の費用がかかっていると、だから答申どうのというふうには結びつけてはおりませんので、その点はまた十分御説明していきたいと思っております。

3番(阿部勝雄君)

だんだんその諮問をする意味がわからなくなってきたんですけども。何か知らんけど、何でそう言ってるのに今回の諮問するのにつけ加えたのかなと、私はどうしても理解に苦しむところですけど、町長がそう言った以上は、まあ先ほど言われた本会議に…本会議じゃないか、そこで答弁されたし、今もその諮問するという内容で答弁ですから、これはもうそうされるんでしょうけど、そのときにどうしてもあれなのは、その最終処理場のキャパの問題を十分に検討に加えていただきたい。以前、市街化調整区域をね、町長も御存じの、平成13年の下水道とコミプラの比較をしろって言ったときには、前もってここで、市街化区域で5本目なのか何本目か知らないけど、そちらの最終処理場をつくってあるんだから、向こうのほうのあれには最終処理場の、処理場っていうのか、そこの費用は組み入れないと、こういうふうに言われた。組み入れないから下水道が103%安くなると…103%じゃない、3%安くなると、こういう結論で前町長は全町を公共下水道でいくんだって方針は変えませんでした。でも、町長は変えてるんですよね、いきたいと。ですから、なおのことできるだけその最終処理場のキャパを考えて、何の、どういう対応をしたらいいのか。先ほども言いました5,800人じゃまだちょっと足りないんですよ。あと1割ふやさなければ、その下水道に流入する分を減らさなきゃいけないんで、できれば市街化区域にあっても遠隔地、少し離れてるようなところは合併浄化槽でいかないかとか、そういう検討までしなければいけない時期が来ると思うんですよ。それで初めて5本目に手をつけないで済む、こういうことまで私は考えておく必要がある。現段階でそのコミプラを接続するかどうか、こういう諮問ではなくて、できるだけ接続しないでこのコミプラを長く使える方策を諮問していただきたい。そのコミプラについて云々という諮問をされるんなら、ぜひそのコミプラの永続的にというと大げさになりますけれども、可能な限り長く使う方法、どれだけの費用がかかって下水道と比べればこういう点で有利か不利か、この辺の諮問をぜひしていただきたいと思いますが、いかがなものでしょうか。

町長(森英二君)

コミプラを長く活用していくという方向については全く同じ考え方、方向ですので、諮問の仕方の内容についてよく検討しながら進めたいと思います。

3番(阿部勝雄君)

ぜひ諮問の仕方もよく検討していただきたいと思います。これで一般質問を終わります。

議長(鈴木道子君)

これにて3番阿部勝雄議員の一般質問は終結いたします。これにて本日の一般質問を終わります。

議長(鈴木道子君)

以上で本日の日程は全部終了いたしました。明日から2月22日までの3日間は休会とし…失礼いたしました。3月22日までの3日間は休会とし、3月23日午前10時再開いたします。
本日はこれに散会いたします。御苦労さまでございました。(午後4時59分)

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更新日:2018年03月20日