葉山町議会 平成30年12月3日

平成30年 葉山町議会第4回定例会会議録(第3日)

招集年月日

平成30年12月3日(月曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前 10時00分

閉会

午後4時26分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 石岡実成 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 近藤昇一 出席
第8番 窪田美樹 出席
第9番 畑中由喜子 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 笠原俊一 出席
第12番 土佐洋子 出席
第13番 伊東圭介 出席
第14番 ( 欠員 )

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 氏名
町長 山梨崇仁
教育長 返町和久
政策財政部長 伊藤義紀
総務部長 太田圭一
福祉部長 仲野美幸
環境部長 高階歩
都市経済部長 永津英彦
教育部長 沼田茂昭
消防長 小峰守
総務課長 行谷修

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 氏名
議会事務局長 田丸良一
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 保永優香

 

会議録署名議員の詳細

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第3番 鈴木道子
第4番 飯山直樹

議事日程

第1 一般質問
1.待 寺 真 司 【一括質問一括答弁式】
(1)安全安心のまちづくりについて
(2)食育の推進について
(3)働き方改革について
(4)記念事業について
2.畑 中 由喜子 【一括質問一括答弁式】
(1)災害対策について
(2)ペットとの共生について
(3)学校給食センターについて
(4)ごみ対策について
3.石 岡 実 成 【一問一答式】
(1)住んで良かったと思える町“葉山”について
(2)安心で安全なまちづくりについて
(3)町の広報・PRについて
4.飯 山 直 樹 【一問一答式】
(1)株式会社湘南国際村協会について
(2)公共施設について
(3)幼保育無償化について
(4)まちづくりについて
5.横 山 すみ子 【一問一答式】
(1)臨時・非常勤等職員の雇用安定・処遇改善に向けた取り組みについて
(2)町施策について、大学・研究者との連携は
(3)フードバンク神奈川等の事業への対応は

議事の経過

○議長( 伊東圭介君 )
   おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
   直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )
   日程第1「一般質問」を行います。
   第1番、10番 待寺真司議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。

○10番( 待寺真司君 )
   皆様おはようございます。10番 待寺真司です。ただいま議長のお許しを得ましたので、これより一般質問を行います。
   それでは、まず1項目目は、安全・安心のまちづくりについて、4点伺います。金曜日の7番議員の一般質問の際にも言及がありましたけれども、平成30年は日本列島がまさに自然災害列島であると改めて強く認識する1年となりました。師走に入り慌ただしい日々が続きますので、大みそかまでに大きな災害が発生しないことを祈るばかりであります。ことしの災害は複合災害が多くて、台風による強風と高潮により関西空港が水没し、タンカーが連絡橋に接触するなど、想像できないような甚大な被害が出ました。映画のワンシーンをさながら見ているような感じを覚えました。そして北海道では豪雨の影響と大地震がもたらした東町の大規模崩落による痛ましい現場、そして、よもやの全道停電、いわゆるブラックアウトが発生するなど、驚きと恐怖すら覚える災害が多数発生しました。防災・減災対策の重要性は増すばかりです。
   そこで1点目、去る10月13日(土曜日)から翌14日(日曜)の朝にかけて、長柄小学校において行われた葉山町総合防災訓練において、長柄地区の町内会・自治会の皆様が主導して避難所運営が進められました。各小学校区で同様な活動が活発に行われていると思いますが、各小学校区の避難所運営委員会の活動状況について伺います。
   2点目は、大規模災害が発生した際には復旧・復興に向けて最初の一歩を踏み出すときに大きな原動力・推進力となるボランティア活動をつかさどる災害ボランティアセンターの重要性は近年ますます高まっております。そこで、葉山町において活動を担っている葉山災害ボランティアネットワーク、通称HSVNの活動に対する支援をどのように考え進めていくのか伺います。
   3点目は、先ほども言及しましたが、宿泊型実地訓練も3年目になり、内容も充実はしてきましたが、まだまだ改善の余地は多数あると思います。葉山町総合防災訓練の課題と今後の訓練内容の拡充など、行政の取り組みについて伺います。
   4点目、行政間や民間企業及び各団体と、大規模災害発生時に優先的に率先して葉山町で活動していただくための災害時協定ですが、今後の拡充についてどのように考えて進めていくのか伺います。
   2項目目は食育の推進について2点伺います。第3回定例会の一般質問でも取り上げたのですが、毎度のことで時間がなくなり、再質問ができませんでしたので、同じような1回目の質問となりますが御容赦ください。食は命をつなぐ源であり、幼少期から食に関する知識や習慣を身につけることは本当に大切な、古くからの教えでもあります。
   そこで1点目ですが、食育に関する学校教育の現場において、葉山町ではどのような取り組みを進めているのか伺います。
   2点目は、食べることは幼少期だけでなく、青年期や壮年期に至るまで、各ライフステージにおいても健康維持にとても大切な人間の活動の一つです。そこで、葉山町では健康増進策として重要な役割を果たす食育との連携事業の現状と今後の取り組みについて伺います。
   3項目目は働き方改革について2点伺います。本年6月の参議院本会議において、とても働き方改革に直結するとは思えない働き方改革関連法案が与党の強行採決により可決しました。2019年4月より順次施行されることとなりました。大手企業を中心に取り組んでいる働き方改革を後押しする法律には全くなっていないなと感じるところであります。そこで、真の働き方改革を推進するために、1点目、本町の公立小・中学校教育現場での取り組みについて伺います。
   2点目は、民間企業に倣って、働き方改革が強く求められているのは官公庁や地方自治体であります。そこで葉山町役場での取り組みについて伺います。
   4項目目は、いよいよ来年は平成最後の年となり、改元に合わせて日本各地でさまざまな記念行事がとり行われると思います。また、これまでも何度か言及してまいりましたが、2025年1月1日には町制施行丸100年という大きな節目を迎える葉山町です。その間にもラグビーワールドカップ日本開催、2020東京オリンピック・パラリンピックの開催、さらには、つい先日決定した大阪万博が2025年に開催されるなど、日本国内でのビックイベントがめじろ押しです。そこで、今後想定される各種記念事業の展開をどのように図っていくのか、町長の所見を伺います。
   以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )
   答弁を行います。

○町長( 山梨崇仁君 )
   おはようございます。待寺真司議員の御質問の、所管する箇所につきましてお答えさせていただきます。
   1項目目、安全・安心のまちづくりについての1点目、各小学校区の避難所運営委員会の活動状況について伺うとのお尋ねですが、震災等の大規模な災害が発生した場合は、迅速な避難所の開設や運営を行政が中心となって行うことが困難であることが過去の震災の教訓から明らかになっており、避難してきた方々を中心に運営する体制が必要であり、住民の協力が必要不可欠となります。そこで大規模な災害が発生した場合に備え、小学校区ごとに避難が想定される町内会・自治会等の代表者や学校管理者のほか、防災安全課及び教育委員会職員等で組織する避難所運営委員会の設置を進め、避難所運営マニュアルの策定を進めております。現在葉山小学校区を除き、全ての地区に避難所運営委員会が設置され、避難所運営マニュアルの策定が完了し、避難所運営に必要な班編成や避難生活におけるルール、施設の利用方法の取り決めなど、定期的な会議を開催しているほか、防災倉庫の点検、資機材の使用方法の確認を初め、災害に備え、避難所開設訓練等を実施しております。
   続きまして2点目、葉山災害ボランティアネットワーク活動の支援について伺うとのお尋ねですが、災害時におけるボランティアの活動は被災した町民の生活の安定と再建に重要な役割を担うものであり、過去の災害からも災害ボランティアの活動の重要性が広く認識されているところです。葉山町地域防災計画では災害発生時に災害救援ボランティアセンターの設置を葉山町社会福祉協議会に要請することとしておりますが、葉山災害ボランティアネットワークはその活動を担っていただける団体でありますので、情報を共有し、緊密な連携を図り、引き続き葉山町社会福祉協議会を通じ、その活動や能力が最大限発揮されるよう支援を行ってまいります。
   3点目、葉山町総合防災訓練の課題と今後の取り組みについて伺うとのお尋ねですが、今年度の葉山町総合防災訓練はサブタイトルを「もしもの時わが身を守る防災訓練」として行いました。災害の備えとして大切のことの一つに、訓練などに参加して実技などを習得するということが挙げられます。実際の災害に直面した場合、人は経験したことしか対応できないとも言われており、訓練を通じて体験し、災害をイメージすることにより、災害への備えを実践していただくことを目的として実施しているところです。課題としては、宿泊体験やペット同行訓練を含め、参加者をふやすこと、特に若年層の参加をふやしていくことであると考えています。体験型の防災訓練を実施し、備えの必要性から平時からの共助による体制づくりの必要性を理解していただくものとし、より多くの方に参加いただけるような取り組みを進めてまいります。
   続きまして4点目、災害時協定締結の拡充について伺うとのお尋ねですが、防災安全課が所管する災害に関する応援協定等については現在42の協定を締結しており、関係各課においても災害時に関するさまざまな協定を締結しているところです。今後の締結予定としては、災害時等における応急対策の実施に関する協定を葉山町商工会と締結いたします。この協定により、大規模災害発生時に避難所等の公共施設の応急補修や災害救助法による被災住宅の応急修理などに協力をいただくことを可能とするものです。そのほか、インターネット事業者と災害時に係る情報発信等に関する協定についても検討を進めているところです。協定締結後の協定を含め、より実効性のあるものとなるよう、引き続き検討を進め、本町の防災体制をより万全なものとするよう努めてまいります。
   2項目目に移ります。2点目、健康増進策と食育の連携事業について伺うとのお尋ねですが、望ましい食の推進と各種健康増進事業は非常に関連の深い取り組みであることから、昨年度策定した第2期葉山町健康増進計画・食育推進計画においても、食育と健康増進を連動して進めていかれるよう、一つの計画として策定をしております。具体的には、健康増進に関する運動教室の中で食と栄養に関する講話や実習を取り入れたり、町内で実施している貯筋運動のグループに出向いて、低栄養予防、低栄養の予防のために食について講話や試食を行うなど、連動した取り組みに努めています。また、学齢期の子供やその保護者に対しては教育委員会と連携し、給食献立表のスペースに減塩に関する記事を年4回掲載するなど、健康な体づくりのための食について情報提供を行っています。商工会との連携では、旬の野菜の栄養価についての情報提供や、素材を活用した調理実習を検討しており、引き続き関係機関との連携を図りながら推進してまいりたいと考えております。
   3項目目の2点目に移ります。働き方改革について、葉山町役場での取り組みについて伺うとのお尋ねですが、近年の行政を取り巻く地域課題は多様化・複雑化しており、本町においても事務事業の増加に伴い、時間外勤務がふえることは課題の一つであり、本町では毎週水曜日をノー残業デーとし、退庁を促すアナウンスのほか、毎月の時間外報告の確認により、時間外勤務が増加傾向にある部署については所属長への状況確認や注意喚起による意識づけを行っているところで、今後とも職員のワークライフバランスを実現しつつ、町民サービスの一層の向上を図るため、職員の働きやすい環境を整備するとともに、職員一人ひとりの生産性を向上し、より質の高い行政サービスを提供する取り組みを進めてまいりたいと考えております。
   4項目目、記念事業について。今後想定される各種記念事業の展開について町長の所見を伺うとのお尋ねですが、来年5月の改元を控え、御用邸が所在する葉山町として、今上天皇への感謝の意と、新たな時代を迎えることについてお祝いをする諸行事の実施を予定しております。実施に当たっては広く町民の皆様の御意見を取り入れることができるよう、改元奉祝実行委員会を立ち上げ、実施する事業の内容や時期などについて御意見をいただくこととします。また、ことしで開館30周年を迎える福祉文化会館では、来年3月に葉山の演奏家によるガラコンサートの実施を予定しております。今後も各種記念事業を実施する際は、広く町民の御意見を伺い、協力体制のもと実施できるよう進めてまいります。
   以上で所管する1回目の答弁を終わります。

○議長( 伊東圭介君 )
   続いて答弁を行います。

○教育長( 返町和久君 )
   教育委員会所管の部分につきまして待寺真司議員の御質問にお答えいたします。
   2項目目、食育の推進についての1点目、学校教育での取り組みについて伺うとのお尋ねですが、学校における食育の推進につきましては児童・生徒が食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身につけ、生涯にわたって健やかな心身と豊かな人間性を育んでいくための基礎を培うことが求められているところでございます。また、食に関する指導に当たっては保健体育科における望ましい生活習慣の育成や、家庭科における食生活に関する指導、特別活動における給食の時間を中心とした指導などを相互に関連させながら、学校教育全体として、学校教育活動全体として効果的に取り組むことが重要とされております。
   本町の学校教育における食育の推進につきましては、栄養教諭と栄養士を中心に文部科学省が定める児童または生徒1人、1回当たりの学校給食摂取基準に従い適切な献立を作成し、摂取する食材と健康との関連性についての指導を行うとともに、学級担任などにより、給食の時間など、さまざまな場面で食に関する指導を計画的・継続的に行っております。
   続きまして、3項目目、働き方改革についての1点目、教育現場での対応について伺うとのお尋ねですが、平成30年2月の学校における働き方改革に関する文部科学省通知及び平成30年3月に神奈川県が策定した「かながわの教員の働き方改革に関する当面の方策について」を踏まえ、本町におきましても学校における働き方改革についての取り組みを始めており、本年7月の第1回総合教育会議において協議題として取り上げてもおります。今年度につきましては8月に週休日を含む5日間を閉校日に設定し、試行的に実施したところでございます。次年度に向けては留守番電話の設置、部活動の方針の策定を検討しております。さらに、今後につきましては校務支援システムの導入やタイムカードの設置など、環境面での整備を段階的に進めていくとともに、管理職を含む教員一人ひとりや超過勤務の是正など、勤務時間を意識した働き方を行えるよう、意識改革についても推進してまいりたいと考えております。
   以上でございます。

○議長( 伊東圭介君 )
   再質問を行います。

○10番( 待寺真司君 )
   御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問を行ってまいります。
   まず、各小学校区の避難所運営委員会、現在葉山小学校区だけがまだ立ち上がってないという状況でございますけれども、避難所運営委員会の先駆けとなったのは一色小学校で、時の校長先生がその主導のもと、地域の町内会・自治会に声かけて、そしてもう年6回ぐらいの会議を経ながら、防災訓練をしながら3年目に入って、町長、12月8日にまた地域で、一色小学校区の防災訓練がありますので、もしお時間がありましたら足運んでいただきたいんですが、何かあずま町内会さんも消火訓練が重なっちゃって、うちのほうは消火器が余りないということでですね、あれなんですけれども、もしお時間があったら顔を出していただければと思うんですが。上山口小学校区、それから長柄小学校区についてはどちらかというと町内会・自治会が主導型で避難所運営が今行われているというふうに認識はしているんですけれども、今度新たに立ち上げる葉山小学校区、これについてはどのようなスタイルでやっていこうというふうに今現在考えておられますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   葉山小学校区につきましてはですね、非常に町内会が多うございまして、今後どうやっていこうかということで、内部でもいろいろ検討しているところでございますが、まずは防災安全課からですね、発信して、校長、学校管理者、学校関係者、それから…それからですね、委員会の構成としては地域のやはり町内会長の皆様を含めてですね、委員会を立ち上げるような形となりますが、町内会のほうをどのようにまとめていくかということはですね、向こうからの立候補というんですかね、葉山小学校区の地域…地域ですということでお申し出をいただきましたら、そちらの町内会の方々と話をするんですが、たまたまこの間、町内会長の会合がございまして、そこに私も出席させていただきましたが、非常に積極的な町内会長がいらっしゃいましたので、その方にその場でお願いをしておきました。よろしくお願いします。

○10番( 待寺真司君 )
   先ほどどこが主導という部分なんですが、立ち上げはいろんな形があってもいいと思うんですけど、避難所運営委員会自体はやはり町内会・自治会の会長さんが中心、また防災担当が中心ということで。この避難所運営委員会の一番いいところは、やっぱり各町内会・自治会ごとで防災活動というのはやられていますし、防災倉庫もそれぞれ持っておられますけれども、他の自治会の状況って意外にわからないんですよね。ですから、こういった避難所運営委員会でいろんな町内会の防災担当の方、あるいは町会長さんがいて、顔を合わせることが一番大事で、本当にいざというときにいろんな町内会の方が避難所に来るわけですから、そんなときにやっぱり知っている顔がある、ないでは全然スタートのときのですね、混乱状況も違ってくるというふうに、これはもう各地の事例で明らかで、都市部ほどやっぱり避難所運営が難しいと。郡部ほどいいと。それは日ごろから顔が見える関係がちゃんとできているからだということは過去の事例でも出てますので。今、非常に葉山町、避難所運営委員会立ち上がってきてて、いい状況にあると思いますので、ぜひ葉山小学校区でも。まずは最初行政が主導していたただくのが一番いいかなと思いますけれども、確かに町内会・自治会、非常に多いところでございますので、各町内会長さんと心合わせをして、いい運営ができることをお願いしたいのと、来年は多分葉山小学校区での運営になろうかと思いますので、それまでにですね、確立できていると本当にすばらしいなと思います。
   それで1点なんですけれども、ぜひその葉山小学校区が立ち上がった場合、その拡大して4つの小学校区に今ありますから、そんな代表の方たちが顔を合わせる機会なんかも、それはやっぱりまずは防災安全課が主導して組んでいただくということも大切かなと思いますけれども、その辺の考えについてはいかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   ごもっともでございまして、なかなかほかの地区の方々と顔を合わせることがございませんので、そういったような連絡会を年に何度か開けるようになりましたら、それはもう円滑な防災行政に寄与すると考えております。

○10番( 待寺真司君 )
   葉山の各学校、中学校2校もあるんですけれども、なかなか本当に大規模災害、東日本大震災であったりとか、そういった大規模災害が起きたときに、本当に全員を収容するのはほとんど難しいというような状況では、やはり南郷公園であったりとか、屋外で避難所が、大きな避難所も開設されることを想定すると、そこの避難所には本当に多くの町民の方が来られて、いろんな町内会・自治会の方が来られるので、そういったときにも日ごろからそういった運営委員会の中でこういった場合にはこうしようというようなことを決めておくと、非常に屋外の避難所もスムーズに立ち上げることができるかなというふうに思いますので、そのような取り組み進めていっていただければと思います。
   それでは2項目目に入ります。ちょっと今、切りかえます。それでは2項目目ですけれども、葉山災害ボランティアネットワーク活動の支援についてということで、これ他の議員からもありましたけれども、去る11月8日にHSVNの方々が議会…議員全員と話し合いの場を設けたいということで、夜の時間帯だったんですけれども、役場の4階をお借りして、いろんな協議をさせていただきました。
   その中で、私自身が意見交換会の中でHSVNさんのほうから出た大きな課題は2つであったというふうに私自身は認識をしておりまして、1つは、いわゆる行政とのパイプ、行政との関係をもっと深めていきたいという課題が1つある。それからもう一つは、避難活動を最初に始める際の資機材の備蓄であったりとか、あるいは活動拠点の確保、こういった、要するに行政との関係というソフトの部分と資機材とか活動場所というハードの面と、この2つを大きく御提案いただいたのかなというふうに私自身は捉えましたので、そんな観点で質問をしていきたいと思いますけれども。こちらの葉山町の防災計画の、今回資料編の中から抜粋したんですけれども、いわゆる災害救援ボランティアセンター、HSVNさんが活動を担う、これは実は福祉部のボランティア班の福祉課が担当窓口となっております。これは全社協、日本全国の社協がもうそういうような形で各地域で活動しておりまして、災害ボランティアセンターの立ち上げに関しては全社協がいろんな各地区と連携して行う。職員も派遣すると。実際私自身もボラセンに行くときに全国各地の社協の職員が入ってきていろいろな運営をしているというのを見ておりますので。そういった関係で福祉課が窓口になろうかと思うんですが、ただ、HSVNの方からすると、なかなか福祉課のほうに問い合わせしても、防災の、いわゆるプロでやっている方ではないので、そこでやっぱり防災安全課の職員との橋渡しみたいのは希望されているというふうに思うんですけれども、その辺のいわゆる庁舎内での連携というのはどのように進められておりますでしょうか。また、余りそこが進んでないんであれば、そこをどう強化して、そして地域で活動する防災・減災に携わる団体とのパイプ、橋渡しをしていくのか、その辺についてのお考えはいかがでしょう。

○総務部長( 太田圭一君 )
   以前からですね、以前の地域防災計画から福祉部のほうでやはりこれは担当というか…の分野でございます。それは社会福祉協議会、それから全社協ともにですね、そちらとの連絡窓口ということで、やはりボランティアは福祉部のほうで担当していただくことになっておりますが、なかなかですね、具体の庁舎内でのこの連携というかですね、横の連絡がまだ十分ではない部分もございますので、その辺は再度また社会福祉協議会の方々ともにですね、連絡会等がございますので、そういったところで一定のですね、目線合わせというか、連絡をとってまいりたいと考えております。

○10番( 待寺真司君 )
   確かにその災害ボランティアセンターの運営については、もう社協が非常にマニュアルもあるし、各地区に派遣しますし、葉山の社協の職員の方だって各地に行って、実際ボラセンの中でいろんな作業をされているので、ある意味プロなんですよね。ですから、そういった方のお話を聞くことも大事だし、やっぱり日ごろから顔合わせて、そしてそこにHSVNの皆さんが入って訓練を行うとか、そういった関係で社協を、それから葉山町役場、そして民間団体というか、やっぱりこの3者が連携してやることが望ましいと思いますので、今後そこの辺、対応、窓口がどうだこうだってたらい回しにするんじゃなくて、福祉課に来てもちゃんと答えられる。当然防災安全課はプロですから、そういった意味で、じゃあ福祉課の職員と一緒に活動しましょうとかというような形でですね、やっぱり顔の見える関係をつくっていっていただきたいと思いますので、お願いします。
   それから、資機材についてなんですけれども、一定程度その社協のほうでもストックはしていると思います。それからまた、実際に本当に大規模災害が起きたときには、今、プッシュ型ということで、全国各地からいろんな資機材が届けられる。ただ、それを受け入れる場所とかそういったものをやっぱり事前に一定程度行政のほうで用意しといてあげないといけないのかなと思います。ですので、防災資機材がもうちょっとあるといいなという御意見もいただいていたんですけれども、その辺の備蓄数量については社協あるいは葉山町の行政も含めて、現時点で十分あるというふうな認識でいてよろしいでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   社会福祉協議会においても葉山町においても、初動態勢の資機材は十分に整っているということでございます。全国の社会福祉協議会のほうから、今おっしゃられたとおり、プッシュ型ですぐにまた物資が届くようなシステムになっておりますので、そちらも含めますと十分かと考えております。

○10番( 待寺真司君 )
   わかりました。特に一輪車のネコとかね、スコップとかは、かき出しとかにも非常に重要な物資でございますので。ただこれ、場所とるのでね、余り置き場のことを考えると、ネコが何十台もあるというのもなかなか大変かなと思いますので、その辺は災害が実際起きたときにそれを受け入れる場所さえしっかりあれば、今、非常に迅速に届けていただけるということは伺っておりますので、その場所の問題を一つクリアしたいなと思います。
   それで1点、町長、以前益城町のほうに土のう袋を町のほうから送っていただいたと思うんですけども、土のう袋とブルーシート、これは本当に必需品なので、この備蓄数量についてはぜひ現状に甘んじることなくですね、多くとっといていただきたいなというふうに思います。実際起きるとホームセンターで品切れになるぐらいになりますので、対応方、よろしくお願いします。
   それで、そういった備蓄の資機材を置く場所として、1点、HAYAMA STATIONというお話は当然出ていると思います。今後商工会の皆様方とやはりそういった団体等が協議の場を持って、あそこは事務所もありますし、ボランティアを受け入れて、そして配置していくときにパソコンがどうしても必要になりますので、そういった備品類もしっかり完備してあるところということを考えると、今、実際は教育総合センターの2階を指定されていますけど、私はそこは指揮系統だけでいいと思っているんですね。実際そこにボランティアが来て受け付けはできないです、あの場所では。ですから、サテライトとして1点はHAYAMA STATION。それから、葉山町は3方を山に囲まれて、1方海で、トンネルがどこが崩れるかわからない、山が崩れるかわからないという状況では、やはり3カ所の入り口のどこかにそういったスペースを設けておきなきゃいけないなというふうに思っているんですね。その候補地としてはやっぱり、これも大規模災害でどうなるかわからないんですけれども、長者ヶ崎の県営の駐車場、それから木古庭方面のほうでは木古庭児童遊園になるのか、あるいはいつもお祭りをやられている高架下。それも高架がどういう状況になって、危険度がどうなるかもわからないんですけれども、やはりそういった場所を事前に行政としてプロットしておくことが必要だと。ある程度そこが町の土地ではなければ、事前に協定を結ぶということも大事だと思うんですけど、その辺の進め方、考え方についてはいかがお考えでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   HAYAMA STATIONを初めですね、そういったところについてはまだ、長者ヶ崎の県営の駐車場等につきましてまだ話は進めておりませんが、少なくともHAYAMA STATIONについてはもう準備は整っておりますので、あとはボランティアの方々とのHAYAMA STATIONというか、商工会との協定を締結していただくのみというところの段取りまではもうつけてありますので、あとはよろしくお願いいたします。

○10番( 待寺真司君 )
   わかりました。HAYAMA STATIONのところにもトンネルを越えて来なきゃいけないという部分がありますので、その辺の状況がいろいろありますから、1カ所だけではちょっと心もとないと思いますので、引き続きいろいろな場所をちょっと行政のほうでも探しておいていただいて、いざ発生したときにはそこに災害ボランティアセンターのサテライトができて、資機材がそれぞれ届けられるような体制づくりというのは事前からあったほうがいいと思いますので、よろしくお願いいたします。
   それでは、3点目、総合防災訓練。宿泊型の実地訓練、私、3年目という言い方したんですけれども、これなぜかというと、いわゆる炊き出しも自前でやるようになったというところがあって、ただ、今回ですね、非常に長柄でやった訓練、晩御飯も朝御飯もちょっと不評でございまして、それで実際大変なときにね、そんな悠長なことは言ってられないという部分はあるんですが、実際訓練に来て、そういったことはどういうふうになるのかなというのを楽しみにされている方もいるんですが、今回ちょっとまずかったのは、非常にちょっと味に違和感があったというところがあるので、そこは皆さんね、すごく感じたところ。それから朝、御飯が配られて、ふりかけがばんと机の上に置かれて、最初にもらった人がほとんど使って、後の人は白御飯だけだったというですね、状況もあるので。ただ、私自身はよく理解はできるんです。最初の段階でおにぎり1個食べられるのが精いっぱいなんです。ただ、実際もうそういう状況が想定されるんだったら、そういった訓練のときにも自分たちでつくってみようじゃないかって働きかけを今度はしてもいいんじゃないかなと思います。豚汁とかカレーとか、比較的、今、ガスのほうも町のほうで持っておりますし、そういったものを使えば、みんなでそういった調理するのも和気あいあいとできるし。配給も訓練の一つですから、そういったことが大事かと思いますので、まだまだその改善の余地があると思います。
   それから、上山でも長柄でもそうだったんですけど、ボーイスカウトの方が竹筒を使って炊いたりとか、今回はアルミ缶の中にマツタケのお吸い物の粉末を入れて炊き上げてもらった。それが非常にやっぱりああいう場で食べるとおいしくて。要は、避難所で一番大切なのは、もうストレスためないのは食べることと、まだ昼前であれですが、排泄すること、この2つをしっかりと事前から用意してあげることが避難所の中でいかにストレスを感じないで過ごせるかということが大切となっておりますので、来年以降、訓練の際には、例えば自衛隊の炊き出し車で炊き出しをしてみるとか、今回展示をしていただいたと思います。説明を受けて、皆さんすごく関心を持たれていたので。じゃあ、実際これが炊き出しになるとどうなるかって、本当にすごいんですよ、炊き出しの、自衛隊の炊き出しの風景というのは。そういったのを自衛隊にお願いしてみるとか。あとはトイレも、実際に仮設のトイレを設置してみて、夜、ちょっと離れたところに大体つくるわけですよ。建物の近く使っちゃうと当然においますので。ですから、そういったところに行くときもみんな懐中電灯ないと行けないんだよとか、あるいは、トイレもあけたとき電気がつくようなものを準備するとか、そういったことの気づきもありますので、実地型訓練ということですから、そういったことに対しても改善の余地はあろうかと思いますけれども、来年度まだ予算編成の段階ですけれども、その辺について担当課としてどのような取り組みをしていこうと思っているのか、いかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   御趣旨よくわかるんですが、防災訓練のあの炊き出しについては、もう最低限の、もうこんなになっちゃうよという最低限のですね、配給を体験していただこうというのがずっとやっていた趣旨でございます。でございますので、そこで、今度はそういうのも使ってみんなでやってみましょうとか、炊き出しを本格的にやりましょうということであれば、また関係団体とですね、また今度の葉山小学校の地区のですね、避難所運営委員会との話の中で、ちょっと予算の対応は間に合うか間に合わないかわからないのですが、そういったことがもし出ればですね、一緒に考えていきたい。そのときに全部できるとは思いませんけれども、少しずつは、トイレのことであるとか、気づきをしていただくための仕掛けというか、そういうものを今の御提案のとおりですね、ふんだんに織り込んでいきたいなと思います。この間、近藤議員からもいろいろ資料を見せていただきましたので、あそこまではちょっと用意はできませんので、夏みかんワインと葉山牛カレーぐらいは用意できるかな。御協力のほどお願いいたします。

○10番( 待寺真司君 )
   今、部長から御答弁いただきましたので、予算書を見るのが楽しみかなと思いますけれども。
   さて、一方でですね、先ほど来から出てたHSVNさんも当日いろいろ活動のパネル展示をしてくれているんですが、これ一つ、HSVNさんの代表にもまだお話はさせていただいていないんですけど、例えばその防災訓練のときにね、実際に災害ボランティアセンター立ち上げてみて、そこに登録してもらって、その登録した人が体育館で避難所運営の、例えばトイレ掃除をやるとか、何かをやるとかという、そういうニーズの発掘と、実際に登録して動いてみるという、その実地訓練という部分ではぜひHSVNさんにそのような形の提案をして、そうすれば当然社協の職員も来ます。立ち上げには社会福祉協議会のゴーサインが要りますので。そういった形で、やはり3者が連携する場を総合訓練の中でもつくれるのかなと思いますから、御検討いただければと思います。
   それで、じゃあ、4点目のほうに移らせていただきますけれども、各協定、いろいろと結んでいただいておるわけですけれども、一応こちらがですね、災害時の福祉避難所となる高齢者福祉施設との協定なんですけれども、実際この福祉避難所を指定している自治体は全国で95%が指定しているそうですけれども、これ10月29日のですね、朝日新聞で特集が組まれてまして。ただ、収容数が対象の1割程度しかないということで、葉山町は今この3事業所、1つは一緒の事業所なんですけれども、3事業所と組んでいるんですが、今後の見通しとか、現在ある高齢者施設との協定などについての進め方はどのように考えられていますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   すいません、ちょっと先ほどの追加なんですけれども、ボーイスカウトの皆さんとかですね、御協力いただいていろいろ検討した結果、ことでみんなに体験していただこうという趣旨でございました。
   それから福祉避難所でございますが、今のところこの3件、しかも…3件の指定はございますが、今後もう1件は話をどうなったんだか、ちょっと経過はわからないですが、進んでいないとのことなんで、ちょっとその辺を当たってみたいなと思います。

○10番( 待寺真司君 )
   わかりました。非常にこれからやっぱり高齢化が進んでいく中では大事な災害時の福祉避難所でございますので、これもやっぱり福祉課とですね、情報交換、共有しながら、ぜひ協定を結べるところとはやはり結んでおいたほうがよろしいかと思います。
   それで4点目の災害時協定の部分で、備蓄食糧なんですけど、町長、石井食品さんと災害時の協定結んでおりますね。それで、2年前から年間5,000食ずつ、2万5,000食、いわゆる簡単に、手軽に食べれる、おかゆであったり、リゾットであったり、そういうのに入れかえるというような形で議会のほうでも説明を受けているんですが、現在その2年目に入りましたけれども、メーカーというかですね、その入っている商品はどのような商品が今準備されているんでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   今は入札で決めておりますので、ちょっと具体な名前はちょっとわかりませんけれども、入札で決めております。

○10番( 待寺真司君 )
   ことし1年目は、5,000食は、いわゆる石井さんじゃないメーカーにお願いというふうになっているんですね。町長ですね、例えばこういった災害協定を結んだメーカーさんと、もちろん行政ですから、公平・公正な立場で入札というのもわかるんですけれども、やはり災害時頼むけれども、通常時においての備蓄すらゼロというのは、やはりちょっと、いわゆる紳士的な部分というか、協定の部分で、例えば半数は協定を結んでいるところとかってやらないと、事業所さんだって協定結んで、やりたいけれども、じゃあ、日ごろから備蓄しているところを率先してやっちゃおうかなとか、そういうふうなことも思われかねないかなとも、そこは紳士協定ですから、しっかりやってはいただけるんですけれども。でも、やはり何らかの形で災害時協定を結んでいるところとは日ごろからしっかり連携を結んでおくというのが必要だと思いますけど、町長、多分御存じなかったと思うんですけれども、いかがでしょうか、その辺は。やはり災害時の協定結んでいるところとしっかり日ごろの備蓄に関しても一定量は持っていくということが大事じゃないかなと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   行政の契約の問題が重くのしかかるところかなとは思います。ただ、町内、石井食品さん、若干遠い場所ですけれども、いずれも災対本部の要請に基づいて、町としては購入をするという前提で契約を結んでおります。ですので、考え方としてはそのストックをしていただいていて、必要に応じてそれを購入する優先順位を上げていただくという協定だと思っておりますので、日ごろから買っておくという、義理的なところもあるかもしれませんけども、それがかなわないために持ってきていただくという内容にしてございますので、町内の業者さんに関しては近いのでいいんですけれども、石井食品さんに関しては東京の千葉寄りのほうでやってらっしゃるので、その運搬が課題ですねという話をしたことをよく覚えております。その点などでですね、何か日常からおつき合いが持てるかどうかについては、もう一度内部で検討させていただきたいなというふうには思います。

○10番( 待寺真司君 )
   わかりました。今、町内会・自治会に町がいわゆる補助金を出して、防災資機材の購入の部分で、食料、5年以上もつものということで、今回から買っていい内容に入りましたので、幾つかの町内会、そちらを購入するようなお話も伺っておりますので、そういったおつき合いもね、大事かなと思いますので、その辺も町のほうからそういった町内会の連合会の会議なんかのときに災害時協定をこういうところと結んでいますよみたいな形でですね、ちょっと企業のほうに対してもやっぱり町民向けにPRしてあげるほうがいいかなというふうに思いますので、その辺は御協力をお願いします。
   それから、あと1点なんですけれども、以前提案したんですけれども、トイレ、先ほども言いましたけれども、レンタルトイレですね、災害時にいっぱい。この間、7番議員もばっと益城町の出してもらいましたけども、実際もうどこへ行っても、もう20台、30台並ぶような形になるんですけれども、あのときに、いわゆる明かりがつくタイプであったりとか、それから消臭剤や芳香剤も大事だということでお話をして、なるべくそういったレンタル業者とかなり微に入り、細かい協定を結んではという提案をしたんですけども、その後、そのトイレに関して何か話は進んでいますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   トイレに関しましてはですね、実際のところはそれ以降なかなか進んでおりません。内容につきましてはまた避難所運営委員会の皆さんと詰めていきたいということで今進めております。

○10番( 待寺真司君 )
   安全・安心のまちづくりでもう残り16分になってしまいまして、ちょっと次の項目に移りたいと思いますけれど、いずれにしても本当に災害列島日本ですから、もう日ごろからの備え、本当に大事ですので、ぜひ各課連携と、それから町民の皆さんもすごくやっぱり関心が高くなっていますし、特にHSVNさんは町内のそういった団体では一番会員数も多い団体ですから、ぜひ今後協力関係はしっかりと結んでいっていただきたいと思います。
   では、2項目目、食育なんですけれども、まず学校教育のところで、一質でいろいろと御答弁いただいたのであれなんですけども、今、私、手元に葉山町の食育だよりというのを持っているんですけれども、これは学校の栄養教諭だけでつくっている内容のものなんでしょうか。いかがでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   葉山町食育だよりのことだと思うんですけれども、これ長柄小学校の県の栄養教諭が作成しているものでございます。今までは中学校を対象に行っていたんですけれども、今年度から小・中学校を対象として作成しているところでございます。一応、今年度は、年に6回程度の発行を想定していまして、今までは6月、9月、10月、11月というように発行していると、そういうふうになっております。

○10番( 待寺真司君 )
   非常に、これは中学校で配られるんで、私の息子が持って帰ってくるので楽しみに見ているんですけれども、非常に、今回はだしをテーマにしていて。やはりこういった活動って非常に大事だなというふうに思います。今、なかなか日ごろの仕事プラスですね、こういった資料づくりというのも大変かなとは思いますけれども、やはりこういった食の文化って日本というのは非常にいろいろな諸外国から取り入れて、本当に複雑化しているけれども、日本独特の伝統の食生活、食習慣、そういったものをいろんな形で子供たちに教えていくというのは大事な教育の一つだと思いますので、これ余り、町長、予算がかかってないような感じもしますので、実際進んでいるところはカラーできれいなものをつくっているところもあります。それをまとめていくと一つの、何ですかね、本、冊子にもなっていくので、こういうふうなぱっと捨てられないような形で、例えばファイリングできるような形にしておくと、子供たちもそれとっておけるのかなと思いますから、その辺また、栄養教諭の方々と今後についてまたいろいろといい方向で進めていっていただきたいと思います。
   それで、1点なんですけれども、実は以前もちょっと取り上げたんですけれども、湖西市というところに有志の議員で視察に行ったときに、非常に食育推進計画の中で数値目標を持っているんですね。要は、朝食をちゃんと食べている率は何%にしよう、それから虫歯がどうだとか、そういったものを、以前、仲野部長のほうにも資料としてお出ししていたと思うんですけども、今度やはり学校で子供たちの例えば孤食についてのアンケートだとか、以前の計画をつくるとき、第1期の計画ですね、食育健康教育方針の。1期のところにつくるときアンケートを調査しているんですけど、2期のときしてないですよね、アンケート。なので、子供たちに特化した形でも私はいいと思うんですけれども、再度もう一度やってみる必要があるかなと思うんですけど、その辺、連携でいかがでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   例えば朝食の喫食率とかに限ってですけれども、全国学力・学習状況調査の中で実はこの朝食の喫食率というのはとっております。例えば小学校で言えば、葉山町の場合は95.4%、全国平均が94.5%。中学校だと葉山の場合は93.1%で、全国が91.9というような形になっています。また、全国の体力・運動能力調査の中でもですね、行っておりまして、同様の結果となっておりまして。ただ、学校独自でそういった調査をするということは現在行っておりません。

○10番( 待寺真司君 )
   いろんな項目あろうかと思いますので、例えば、食と健康という部分で考えると、例えば虫歯の罹患率とかね、そういった部分も大事ですし、あとは、この間行った松本市なんかでは学生時代からですね、いわゆる血液検査をして、それでいろんな体の状況を勉強するなんていうこともありましたので。食べることは本当に体づくりというかですね、一番学童期、それから中学生、高校生ぐらいの時期に、もう本当に基礎ができちゃうというふうに思いますから、そこの段階での食育というのは本当に大切だと思いますので、今後もいろいろといろんな活動を進めていただければと思います。
   それで、次の健康増進策等ということで設けさせていただきました。それでまたちょっとこれを映しますけれども。実はこれ第2期の計画なんですね。町長、第2期の事業整理についてということで今出しているんですけれども、実はそのライフステージを6個つくっていたんですが、第2期は実にこの3つにまとめてしまって、実際食に関する部分に関しては、ライフステージはやっぱり最低でも6個ぐらいある中で取り組んでいかなきゃいけないかなというのが、思いがありますので、この辺はいわゆる実施事業の中でどこにターゲットを置いてやっているんだということははっきりしてやっていただくことが必要かなというふうに思いますので、それもちょっと提案をさせていただきます。
   それからもう1点、これ、町長も多分これ、健康増進課がつくったウォーキング、町歩き。これ実はしおさい公園の入り口にざっととまっていると、みんな何かたくさんとっていってくれるということらしくて、私もぱっと見たときに、あ、これすごくいいな。前から、ね、見てて、6個そろって持ったの初めてだったんで、あ、6個そろうとすごいな。ここで何を絡めようかと思ったときに、例えば町内で葉山の農産物、あるいは葉山牛を使っているとか、いわゆる地産地消の部分と連携をさせてこういった散歩マップの中に、このお店へ行くと葉山のこんな野菜が食べれますよとか、そういったことを商工連携も含めて、生産者との連携も含めて、次のステップアップとして何かおもしろい企画ができるんじゃないかなと思うんですけれども、担当課としては一応これで一旦完結で、あるいはこれが全部出た後、次の版にするときに何かこう考えているとか、そういったことはございますでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今回のこの健康の散歩道、本当に皆さんから大変褒めていただいている部分が多くてですね、増版などをした経過もございます。またこのものをつくるときにもですね、今御提案いただきましたように、地産地消とか、どこかレストランがおいしいとか、いろいろとほかの情報も入れたかったんですけれども、やはりこの大きさで皆さんがA4の大きさの中で、歩くこと、健康づくり、歩くことを目的とするときに、ちょっといろんな情報を入れ過ぎるとですね、ちょっと煩雑になってしまうんじゃないかということで今回はこのような形にさせていただきました。次回更新の際にはですね、御意見を参考にしながら、できる範囲で、どの程度になるかわかりませんけれども、またもう一度検討をさせていただきたいと思っております。

○10番( 待寺真司君 )
   こういったマップがあるとやっぱり、これ片手に、ね、歩きながら、ちょっとお茶したいなといったときに何かそういった情報があると非常に、歩くこととそれから食べること、これがミックスした形で、葉山の中で非常に楽しめるというような状況もできるかなと思いますので、御検討いただければと思います。
   それで、1点なんですけど、しおさい公園でお抹茶が飲めるんですけれども、葉山牛カレーのレトルトが販売されているだけで、食べれなくて、町民の方とか訪れた方から、これをここで食べれないのかというお話もあるんですが。しおさい公園については観光協会が窓口でやっていると思うんですが、今後何かそういった、葉山の食を町の公共施設で楽しんでいただくみたいなことは企画としてはありませんでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   確かに観光協会のほうでそこ運営を、簡単に言うと人件費を観光協会が支出する形であそこを今運営していますので、現状でかなりいっぱいいっぱいな部分とですね、もしくは逆で、閑散としたときと、ちょっと一定の利用形態がうまくいってない部分もあります。なので、それにプラスアルファ、そういったメニュー的なものをどうしていくのかというのは観光協会とも調整しながらやっていきたいと思います。

○10番( 待寺真司君 )
   やはり葉山の魅力の発信という部分では、地元のものが食べられる場所というのは非常に大事ですし、それが公共施設の中にある。実際あるところもありますので、そういった、この間ちょっと有志の議員で行った足立区なんかは、足立区でよくとれるコマツナがちゃんとその食堂とか学校給食に出るとか。そういうような形で、地元産品をPRするということも一つ大事だと思いますので、今後、しおさい公園なんか非常にいい場所じゃないかなとも思いましたので、よろしくお願いします。
   では、次、3項目目に入ります。まず、働き方改革について、以前も教職員の過重労働について、日教組さんの緊急提言をもとに6月の定例会でもちょっと質問させていただきましたので、今回改めて、御答弁の中でそのタイムカードというお話が出ましたけれども、このタイムカードの実施についてはどのような形態で考えられているのか。例えば、今進んでいるところは、タイムカードを打つとそれがもうすぐにパソコンの中でいわゆる自動集計されて、その日の労働時間であったり、残業時間がぱっとわかるような、いわゆるICTの部分で取り組んでいる企業なんかもたくさんあるというふうに伺っております。それが働き方改革につながるんだという中での取り組みなんですが、学校教育の現場ではまだそこまでいくのかどうか。そのタイムカードってどのようなものを。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   タイムカードについては31年度以降検討していくものなんですけれども、一応今考えているのがですね、要するにPCにカードリーダーを接続して、教員が出勤または帰るときに各自でそれぞれカードをかざして記録をしていくという形態を考えております。

○10番( 待寺真司君 )
   とかく、学校教員ほどいわゆるサービス残業が多い職種はないという部分で、非常に先生方の置かれている状況、大変な中で、私すごくやっぱり葉山の先生方、努力もしていただいているし、これ毎日多分発行されていると思うんですけれども、子供たちの言葉をちゃんと先生がまとめて帰りに配っているという、こういうすばらしい取り組みを葉山の学校されているのでね、やっぱり先生の体調管理大事ですから、その辺はやっぱり校長なり教頭なり、先生の状況をしっかり把握していただいて、やはり体調を崩すことのないような管理、これがやっぱり働き方改革につながる部分、一番大事なところかというふうに思いますので、お願いします。
   それで、町長、役場のほうもなんですけれども、昨今、昔よく各課ごとにその残業時間を予算・決算委員会の中で出してもらってたんです。ここのところちょっとなかったもので伺いたいんですけれども、今現在のその残業の状況ですね、どこかの課にしわ寄せがいってないか、ある担当者にいってないか、その辺の状況についてはどのように把握されていますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   これは毎月ちゃんと集計しておりまして、やはり一部の課に集中したりですね、たまたま繁忙期であったり、そういうところで残業がふえておる課もございます。それから、職員についても把握しておりますので、職員についてはやはり働き方改革の一環としてですね、これは以前からやっていたんですけれども、職員についてもその辺は面談、それから産業医等と相談するようにして、健康管理は注意しております。

○10番( 待寺真司君 )
   今回の関連法案の中でいわゆる上限時間みたいな形であれしますけれども、葉山町の場合その上限時間の対応はどのようにされていますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   今の繰り返しになりますが、上限時間いろいろ100時間だとか年720時間だとかという話があるんですけれども、そういった方々がもしいらっしゃればですね、葉山町の場合は100時間ではないけれども、もう一定のその時間になったらそういった対応をとっている。そういった対応というのは面談したり、状況を確認したりということで健康管理を常に注意しているというところでございます。

○10番( 待寺真司君 )
   町長これ厚生労働省が、労働基準局とか、長時間労働の削減に向けてという部分の中でいろいろなチェック項目があるんですけれども、葉山町役場の場合もいわゆる36協定であったり、労働時間の適正化、こういったものをチェックシートがあるんですけれども、こういったものをもとにしっかりと管理がされているということでよろしいですね。わかりました。あとは年次有給休暇の取得とかストレスチェックを行うなど、やっぱり職員の健康管理、これやっぱり管理職の皆さんもね、一番大変だと思うんですよ、自分で管理しなきゃいけないし、部下のそういった状況も把握しなきゃいけないということで。ただやはり御自身の体調崩してはいけないので、管理職の皆さんもその辺しっかりと御自身で気を配っていただければと思います。
   それで最後に1点なんですけれども、町長、実は県内の類似団体で大きな話題になったものがありまして、もう神奈川新聞に大きく出てるんで言いますけど、二宮町でいわゆる労働組合がなかったことによって時間外の未払いがすごい発生してて、この間、町長選挙でまた現職がね、再選していますけれども、すごくその現職にとってはつらいような思いをされたんじゃないか。これが数十年前からというような記事が神奈川新聞に出てました。それで、その神奈川新聞の中で気になる記述があって、他の自治体でも、いわゆる小さな自治体、財政が苦しい自治体でも同様のことがあるんじゃないかというような記事の書きぶりになっていまして、私ふと思って、葉山町の場合は自治労があって、この間も町長も大会も一緒に出席しましたけれども、そういったことはないということでよろしいですよね、町長、いかがでしょうか、その辺の把握は。

○町長( 山梨崇仁君 )
   葉山町の場合はそういったケースはないというふうに存じております。

○10番( 待寺真司君 )
   わかりました。今、町長から御答弁いただきましたので安心をしましたけれども、やはりサービス残業というのは絶対やらせちゃいけないというふうに思いますし、残業時間が余り多くなるとどうしてもストレス、体調悪くなって、いわゆるワークライフバランスに来す一番の部分ですから、なるべく長時間労働が起きないようなうまい仕事の配分とか、各課の人数調整ですね。防災安全課なんか特に大変じゃないかなと思ってますから、その辺、町長ぜひその辺も配慮してですね、いろいろな面で職員の安全を守っていただきたいというふうに最後お願い申し上げまして一般質問を終わります。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて10番 待寺真司議員の一般質問を終わります。
   第2番、9番 畑中由喜子議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。畑中由喜子議員、質問者席にお着き願います。

○9番( 畑中由喜子君 )
   議長のお許しをいただきましたので、本日は4項目、8点にわたり一般質問をさせていただきたいと思います。
   まず1項目目、災害対策について。近年の激甚化する自然の猛威を目の当たりにし、いつ何どき大災害に襲われるかわからないことから、9月議会に引き続き質問に取り上げてまいります。その1番目として、災害への備え、減災、エネルギー対策について伺います。ことし1年を振り返っても、大阪北部地震、北海道胆振地震、集中豪雨による西日本豪雨災害、台風21号を初め、立て続けに襲来した大型台風による風水害等、さまざまな災害が起こりました。これまでにない規模の災害が発生していますが、既に想定外の災害というのは言いわけとして通用しないとされるまでになっています。同時に、これまで災害に対して防災という考え方できましたが、我が国は地震大国であり、台風の通り道に位置していることもあり、これらの自然現象を食いとめることができないのは明白で、近年は災害を最小限に抑える減災という考え方が主流となってきています。そのような観点から、町の減災、そしてエネルギー対策への取り組みについて伺います。
   次に、災害対策の2番目として、地域防災計画について伺います。葉山町では平成29年度に災害対策基本法に基づく地域防災計画を改訂しました。地震・津波対策計画編、風水害等対策計画編及び資料編の3部からなる分厚い計画書となっています。内容は町民の生命・財産を災害から守るために、町及び防災関係機関等が行う諸活動の行動計画を定め、推進するための指針等が書かれています。したがって、町民が直接触れるものではないかもしれませんが、町の体制を知っておいていただく必要があるのではないかと思います。町民への周知についてお考えを伺います。
   次に、災害対策の3番目、各種ハザードマップと避難体制について伺います。町では現在災害種別に、津波ハザードマップ、土砂災害ハザードマップ、防災マップ及び防災読本、防災ガイドブックを作成、各戸に配布して、いつ起こってもおかしくない災害への備えとしています。しかし、配布しただけでは十分に浸透しているとは言えないのではないかと思います。誰でも自分の住む地域には災害は起こらないという思いが多少なりともあるものです。そうした思い込みこそが被害を大きくする要因となるものですから、行政からの働きかけが重要と考えます。取り組みを伺います。
   災害対策の4番目に、地区防災計画について伺います。東日本大震災を教訓に、県と市町村がつくるこれまでの地域防災計画だけでは対処し切れないことが明白となりました。すなわち、自助・共助なくして災害対策はうまく回らないことが強く認識され、地域コミュニティーにおける共助による防災活動の推進の観点から、地区内の住民及び事業者による自発的な防災活動に関する地区防災計画制度が新たに創設されました。当町においてもこの制度による地区防災計画を策定し、今後の防災活動がより効果的に進むようにすべきではないかと思いますが、お考えを伺います。
   次に、ペットとの共生について伺います。2項目目として、ペットとの共生について、その1番目にドッグヤードの整備について伺います。6月議会の一般質問でドッグヤードの現状と対策について伺ったところ、場所の移転を含めて、利用者の声を参考に、ドッグヤード利用等に関する要綱の見直しを図り、施設の整備についての検討をすべき段階にあると考えているとの御答弁がありました。来年度に向けてどのような検討がなされたのか、その結果を伺いたいと思います。
   次に、ペットとの共生の2番目、ペットと共生する町について。ストレス社会と言われる現代、ペットの存在は介護犬、盲導犬、セラピー犬やセラピー猫として人のために働いたり、心を癒すなど、人とのさまざまなかかわりを持つようになってきています。山梨町長は2期目の選挙時にペットと共生する町にしたいと公約に掲げておられます。実際、葉山町では夕方になるとワンちゃん連れで散歩されるたくさんの方々がおられます。それは心和む風景だと思います。しかし、現在の町の取り組みは大体どこの町とも変わらない取り組みだと思います。葉山らしい、ほかとは一味違う取り組みを期待するものです。お考えを伺わせていただきたいと思います。
   3項目目に、学校給食センターについて進捗状況と見通しについて伺います。30年度当初予算に計上されました学校給食センター整備事業費7,114万3,000円は葉山中学校の斜面地に建設するための予算でしたが、ほかの候補地の模索や比較検討がなされておらず、事業そのものが未成熟であることが明らかになり、この予算の凍結、あるいは撤回を求めましたが、明確な答弁が得られなかったとして、この予算を減額する修正案が出されました。予算委員会では全会一致で、これを受けて本会議では賛成多数で修正案を可決しました。事実上、平成30年度予算は新たな予算を組むまで凍結されたものですが、その後の進捗状況及び今後の見通しはどのようになっているか。重大な案件であり、途中経過を明らかにしていただきたいと思います。
   最後に4項目目、ごみ対策について、現状と見通しについて伺います。町では平成29年3月にごみ処理基本計画を改定し、ゼロ・ウェイストの町に向け、一層のごみ資源化・減量化に取り組んでいるところですが、現状と見通しを伺います。
   以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )
   答弁を行います。

○町長( 山梨崇仁君 )
   畑中由喜子議員の御質問の所管する箇所につきましてお答えさせていただきます。
   1項目目、災害対策について、1点目、災害への備え、減災、エネルギー対策についてのお尋ねですが、電気・ガスなどのエネルギー事業者は各施設等について耐震化や管路の多重化を図るなど、防災能力の向上に取り組まれているところであり、災害発生時には事業者により、早期に被害状況を把握し、2次災害の発生を防止し、速やかな応急復旧を行い、機能の維持を図ることとされています。停電時の対策としては、各防災倉庫内に非常用発電機を備えており、また、ガスの供給が遮断された場合に備え、カセットコンロなどの備蓄を行っております。町民への備えの必要性についても、全世帯に配布させていただきました防災読本により、停電に備え、懐中電灯を常備しておくことや、非常備蓄品としてカセットコンロ等を備えることなどを周知しております。
   2点目、地域防災計画についてのお尋ねですが、地域防災計画は市民の生命・身体及び財産を災害から保護するため、災害対策基本法第42条の規定に基づき、葉山町防災会議が町の地域にかかわる災害対策について、葉山町、神奈川県及び防災関係機関が機能を有効に発揮して、相互に協力をして災害予防、災害応急対策及び災害復旧、復興に関する事項を定め、防災対策を総合的かつ計画的に実施するもので、地震災害対策計画編及び風水害等災害対策計画編の2編からなる本編及び、並び資料編で構成されており、町の各部署及び防災関係機関等が各種の防災活動を行うに当たっての指針となるものです。なお、地域における災害対策の総合的な推進を図るため、特に必要な事項については住民に公表することとしておりますが、町ホームページに全編を掲載しております。
   3点目、各種ハザードマップと避難体制についてのお尋ねですが、ハザードマップは自然災害による被害範囲を地図化し、避難経路や避難場所などの情報を示し、平時より住民に災害種別ごとに住居など、地域の危険性や避難経路を検討していただく情報として作成しているもので、津波ハザードマップのほか、土砂災害ハザードマップ、洪水ハザードマップを作成し、配布し、あわせてホームページで公表しているものです。災害リスクはそれぞれの災害ごとに、地域や建物構造等によっても違いがあることから、住民それぞれがマップを活用し、個々の危険性や安全な地域や避難所への避難経路を確認し、災害に備えていただくことが大切であると考えます。
   4点目、地区防災計画についてのお尋ねですが、地区防災計画は地区居住者等により自発的に行われる防災活動に関する計画であり、地区居住者等の意向は強く反映されるボトムアップ型の計画です。東日本大震災では地震・津波によって市町村の行政機能が麻痺してしまい、地域住民自身による自助、地域コミュニティーにおける共助が避難所運営等において重要な役割を果たしました。東日本大震災での経験を踏まえ、今後発生が危惧されている首都直下地震、南海トラフ地震などの大規模広域災害に備え、自助・共助の役割の重要性が高まっておりますが、現在本町では各小学校区に避難所運営委員会を立ち上げ、自助・共助による効果的な防災活動体制の確立を進めているところです。今後避難所運営委員会の醸成に合わせて、地区防災計画の策定について検討してまいりたいと考えております。
   2項目目の2点目に移ります。ペットとの共生について。ペットと共生する町についてのお尋ねですが、葉山町は犬の登録数が非常に多く、町なかでもたくさん愛犬と散歩されている方を見かけます。家族の一員として大切に育てられている家庭があると同時に、残念ながら飼い主としてのマナーに反する事例もあるというのが実情です。現在の町の取り組みといたしましては、海岸でのノーリードの対策として、今年度は一色海岸での飼い主へのチラシ配布などのマナー啓発を、鎌倉保健福祉事務所、葉山警察と合同で実施しております。また、マナーアップのポスターや看板を希望者に配布しております。さらに、平成25年度から神奈川県が行う犬の殺処分はゼロとなっておりますが、町としてもこれに寄与するため、昨年度と同様に今年度も神奈川県、動物愛護センター、ボランティア団体との協働により、花の木公園において犬の譲渡会を7月と11月に実施いたしました。今年度より湘南獣医師会の御協力により、マナー教室を開催し、飼い主のマナーの向上を図っております。今後とも人とペットとの共生の実現に向けて取り組みを進めてまいりたいと思います。
   4項目目、ごみ対策についての現状と見通しのお尋ねに移ります。逗子市とのパートナーシップによるごみ処理につきましては、本年度より事務委託による可燃ごみ処理を逗子市焼却炉において行うとともに、逗子市のし尿等を葉山町浄化センターのし尿投入施設にて事務委託による受け入れを始め、ともに適正に処理を行っております。また、容器包装プラスチックにつきましては、平成32年度からの処理を目指し、準備を進めており、平成31年第1回定例会におきましては事務委託の議案を上程する予定でございます。
   クリーンセンター再整備事業につきましては、本年度敷地測量、施設規模や配置等を検討する基本計画の策定等を経て、来年度土壌汚染調査及び基本計画に基づく造成設計を行う予定であります。現有施設の解体につきましては、当初計画どおり平成32年度に開始し、順次整備を進め、平成34年度末整備完了となるよう計画を進めております。いずれにいたしましても、ごみの適正かつ効率的な処理を行いながら、ごみの資源化・減量化を進め、ごみ処理基本計画の理念であるゼロ・ウェイストの町・葉山の実現を目指してまいります。
   以上で所管する1回目の答弁を終わります。

○議長( 伊東圭介君 )
   続いて答弁を行います。

○教育長( 返町和久君 )
   教育委員会所管の部分につきまして、畑中由喜子議員の御質問にお答えいたします。
   2項目目、ペットとの共生についての1点目、ドッグヤードの整備についてのお尋ねですが、本町のドッグヤードは愛犬家の要望により実現したもので、ドッグヤード利用等に関する要綱の趣旨を理解する利用者により、自主的な施設整備を含めた運営がなされてまいりました。しかしながら、開設から10年以上経過した現在、ドッグヤード内に石などが散乱し、個々の利用者では対応し切れない状態となっております。このような状況を受け、本年5月、ドッグヤード内の清掃活動を実施し、27名の方に御協力をいただきました。参加者からは、この活動に賛成するとともに、今後も愛犬のために協力していきたいとの声を多くいただき、7月には利用者による自主的な清掃活動も実施されております。今後は年度内に2回目の清掃活動を実施するとともに、利用者の声を参考に、ドッグヤード利用等に関する要綱の見直しやボランティアグループの再編成、また施設の整備改修等について検討をしてまいりたいと考えております。
   続きまして3項目目、学校給食センターについての進捗状況と見通しについてのお尋ねですが、教育委員会では平成28年9月に策定した葉山町学校給食基本構想の一部見直しを行い、平成30年2月に葉山町学校給食基本構想改定版を策定いたしましたが、他の候補地の模索や比較検討がなされておらず、事業そのものが未成熟であるとの御指摘をいただきました。したがいまして、学校給食センター建設候補地を模索し、比較検討を行うため、関係部課長等により構成される学校給食センター建設候補地調査委員会を立ち上げ、調査を進めているところでございます。進捗状況につきましては、候補地を2カ所に絞り込み、土地所有者との交渉を進めているところでございます。今後の見通しにつきましては、できるだけ早い時期に候補地を決定したいと考えておりますが、交渉事でありますことから、いましばらくお時間を頂戴できればというふうに考えております。以上でございます。

○議長( 伊東圭介君 )
   再質問を行います。

○9番( 畑中由喜子君 )
   御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問に移らせていただきたいと思います。
   まず写真をお願いします。まず、災害対策について、1番目としての減災、エネルギー対策についてなんでございますけども、この写真とはちょっと離れますが、災害用の指定井戸の件で前回質問をさせていただきましたけども、早速、今、募集をかけていただいていますよね。それは迅速に対応していただいてよかったと思っているんですけども、感触はいかがでしょうか。応募はありましたでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )いや、始めたばかりで、今のところまだ反応はございません。

○9番( 畑中由喜子君 )
   ホームページに掲載されているだけですので、なかなか目にとまりにくいかもしれませんけれども、やはり重要な部分だと思いますので、これから周知のほうを進めていただけたらいいんじゃないかなというふうに思います。
   まず、減災の取り組みとしては、金曜日でしたか、7番議員もたくさん取り上げておられましたけれども、事前の準備とか計画が重要だというふうに思いますけれども、町としての取り組みはどのようなことをしておられますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   まず、減災につきましてはですね、やはり耐震化でありますとか転倒防止というのがまず減災の第1号であります。それで、組織づくりとかも先ほどいろいろ避難所運営委員会とかですね、そういったところで、気づきだとかそれから仲間をふやしたりと、そういったところでまずは、いざというときに動ける、また平素から顔がわかってどういうことをやるかというようなことも、ソフト面も含めて進めておるところでございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   事前の対策としてはさまざま本当に必要になってくると思います。町のその防災計画の資料を拝見しますと、非常用の発電機が各倉庫というんですかね、備蓄場所に大体1台ずつぐらいしかないのが現状かなって思うんですけれども、エネルギーの観点から、明かりも必要ですし、それから動力も必要ですよね。非常に重要なことになってくると思います。北海道の胆振地震のことを考えると、あんな全道ブラックアウトなんていうことはちょっと考えられないことかもしれませんけれども、この辺ではね、ないかもしれませんけれども、やはり電源が本当に重要なものになってくると思いますし、最初に申し上げました井戸ですね、非常用の井戸もポンプでくみ上げるところが現状11カ所中、9カ所っておっしゃったかな。電気がとまってしまったら、せっかく井戸がそこにあってもお水を手にすることもできないという状況になってしまいますね。たった1台ずつしかない、融通させるかもしれませんけれども、町全体としても圧倒的に数が足りないんじゃないかなという気がするんですけども、そのあたりはいかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   まず、発電機のですね、備蓄の計画といたしましては順次進めておるんですが、各避難所にですね、おおむね5台ずつ、今年度もし予算対応ができれば来年度…あ、来年度の予算対応できればさらに1台追加、6台体制を進めていこうというふうに考えております。さらに、更新時期も多々ございますので、特に広い南郷上ノ山公園とかですね、そこについてはまた性能のいい新しいものに入れかえようということを考えております。なお、葉山小学校、南郷中学校につきましては太陽光がございますので、そこについては配備としては今のところ1台配備しておりますけれども、かなり性能もよくなっております。それから、消費電力も非常に少ない照明器具がふえてまいりましたので、まず効率のいい運用ができるんではないかというところでございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   そこでこの、今、映させていただいているものなんですけれども、これエネルギーを地産地消したらどうかという取り組みでございます。大きく取り上げられておりましたので、皆さんにもごらんいただけたらなというふうに思って、きょうここに。本当はここの記事、もう一つ後ろがありまして、続きがあります。しかも収益の一部を地元に還元することも計画されているということで、企画されているということで、うまく回ればとても地域おこしにもなるということだそうでございます。これはもともと市が直接やったわけでもないし、それから働きかけたのでもなく、自発的に始まったことかもしれないんですけれども、葉山町のような小さなところですと企業とかも余り多くはありませんので、やはり町からの働きかけというのも必要なのかなと思いますし、第一、町が率先してやっぱり太陽光発電、エネルギーのね、重要な部分として取り入れるべきじゃないかなというふうに思います。町はとても太陽光パネルを各公共施設の上に乗せるということには後ろ向きなんですけども、やはり非常に効果的なものだということは実証されていると思いますので、ぜひまた検討をね、していただく必要があるんじゃないかなって思いますけど、いかがでしょう。

○町長( 山梨崇仁君 )
   いろんなスキームでやられているのが全国に事例があるとは聞いているんですけども、先日福岡県だったと思いますが、みやま市で、みやまスマートエネルギーという事業体を立ち上げている社長さんがですね、福祉文化会館にいらしていただいて、私も講演を途中まで伺うことができました。今、逗子市さんとですね、この地域の県会議員さんとですね、今、葉山町も一緒にどうですかという話がありまして、お話を伺ったんですけども、町自体がやはりソーラーパネル等をですね、設置するような場所が、公共施設ではなくて、もっと大規模に設置したりする場所がないためにですね、町としてというのは難しいんじゃないかという見解は持ってございますけども、逗子市さんのほうでそういった事業取り組みをして、事業体を立ち上げていくところに、町民の方々が、町も、公共施設も初めですね、町もそこにお客さんとしてお世話になることは可能じゃないかという話はさせていただいたところでございます。どうしても民間の事業ですので、採算がとれるとも限りませんし、うまくいくケースというのはどうしてもメガソーラーを持っていたりとかですね、地域の方が電力については、送電なんかに関しても非常に効率のいいまちづくりをしているところにあるという事例を確認するために、町が今すぐというよりはですね、逗子市さんの取り組みについて様子を伺いながらですね、協力できるところは協力していこうというふうに考えてございます。目的はエネルギーの地産地消で、地域のエネルギー、そして地域の雇用やですね、皆さんの電力に関する、エネルギーの気持ちが高まっていけばというところですので、気持ちは全く一緒でございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   何ともちょっと申し上げにくい、コメントしにくい御答弁だったかなと思います。この事業もですね、小田原なんですけども、小田原箱根エネルギーコンソーシアムという共同事業体として立ち上がったもので、小田原市だけではないんですね。ただ、近隣で協力しながらということは当然あってしかるべきものだと思いますけれども、葉山町、山はあっても切り開くわけにもいかないというのは、そこはわかります。でも、せめて、やはり公共施設の屋上が平らなところもたくさんあるわけですから、それをフル活用するということでもね、いいんじゃないかなというふうに思います。最初は規模が小さくても取り組んでいく必要はあるんじゃないかと思いますし、ぜひともね、このエネルギーの地産地消というのは今後取り組まなければならない状況になってくるんじゃないかなと思いますので、先んじてね、研究などはしておくべきだと思います。取り残されちゃうということになるとね、本当に町として何なんだということになりかねませんので、ぜひそこは取り組んでいただきたいというふうに思います。
   この本がですね、実物これなんですけども、先日その防災の研修会…研修受けさせていただきまして、これは研究者や弁護士さん、建築士、技術士、税理士、不動産鑑定士、土地家屋調査士、社会保険労務士、司法書士、行政書士による常備の書ということで、いわば防災・減災、また復旧・復興に至るまでのバイブル的な、ページをあければそれぞれの専門の方の対応の仕方が出ているというもので、ぜひ町もごらんいただけたらというふうに思いますので、ちょっと御紹介までさせていただきました。
   次に、地域…あ、ごめんなさい。その前にですね、先ほど非常用の発電機のお話は伺いましたけども、カセットコンロ、今度調理に必要な分ですね。それはかなりたくさんあちこち入っている…少ないところもあるんですけども、燃料がLPG用って書いてあるのと、カセット用というのとあるのかなって思うんですけども、LPG用というのは大きなボンベから直接とれるという理解でよろしいんでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   そのとおりでございます。それでちょっと、先ほど6台ってちょっとぽろっと言っちゃったかもしれませんけども、5台もう各避難所に整備されております。5台。発電機を5台。それからあと各防災倉庫の中にですね、1台ずつ配備しておるところでございます。十分かと思われます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   私が心配しているのは、その指定井戸のところに貸し出さなきゃいけないですよね。そうじゃないとお水はくめないんで。そこはどういう対応をとりますか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   今それにつきましてはですね、結構いろんな例がありまして、葉山町では例えば発電機持っていかなくても手動でやる方法も何かあるようなんです。それから…それをやるっていうわけじゃないですよ。いろいろな方法があるんで、ちょっと今検討中です。発電機を持って行ければ、そういう大きいのじゃなくて、ハンディーな発電機を持って行くとかですね、いろいろな方法があると思いますので、まずは防災の倉庫にあるもので、備蓄しているもので対応できるのかと考えております。

○9番( 畑中由喜子君 )
   私はこれ心配になったのはですね、自主防災組織のその備蓄品の、何、交付していただくのに、この発電機を買うことはできないって町のほうから言われたんですよ。それが発端だったんですね。じゃあ、動力でくみ上げている井戸はどうなるんだろうって。個人で買って用意しとかなきゃいけないのかということになるわけですよ。だから、そこの点をはっきりしておきたかったんですけども、いかがでしょう。

○総務部長( 太田圭一君 )
   発電機については、今、防災倉庫にあるもので対応をしようということで考えております。その補助金の件につきましては何かそういった大きい備品につきましてはメンテが必要なので、町でできれば一括管理してもらいたいというような声もございましたので、ちょっと補助金対応というよりはちょっと町のほうでまとめてということも視野に入れて今進めておるところでございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   災害が起こるというのはいつ何どき起こるかわからないので、余り悠長なこと言ってられないかなと思うんですけども、メンテナンスが大変なのはガソリンによる発電機です。本当にそれは大変です。一度使っちゃったら中のガソリンを全部抜かなきゃならないとか、次にまた発電するの、起こすの、とても大変だったんですね。でも、今はカセットボンベを使う形式の発電機がありまして、それはとてもメンテナンスも楽にできるようになっていますので、ぜひね、これは検討していただいたほうがいいのかなということだけ申し上げておきたいと思います。そうじゃないと、一色地区は特にですね、指定井戸がたくさんあるんです。たくさんあるんで、防災倉庫に1台入っていてもですね、ほかの井戸は使えないわけですから、その対応を考えていかなきゃいけないということで、ぜひ検討をお願いしたいと思います。
   次に、地域防災計画なんですけれども、先ほどの御答弁で住民に公表している…するというその、特に必要な事項というようなことをおっしゃったと思うんですけども、それは地域防災計画の中で何を指しておられるのか伺います。

○総務部長( 太田圭一君 )
   地域防災計画というのは、先ほどもお話ございましたとおりですね、どちらかというと行政だとか関連機関の指針ということで御理解いただいているということでございますので、町民により近いものとしてこちらの防災読本のほうを集約した形で作成したわけでございます。その中でどういった情報…あ、事項についてということでございますけれども、ここにございますような、そういった知識であるとか、それから避難所の情報、場所、それからいろいろな準備情報とか、避難準備情報とかございます。それについてこちらのほうに記載しておりますので、そういった事項ということで考えております。

○9番( 畑中由喜子君 )
   わかりました。そうすると、私としてはせめて概要版のね、作成をしたほうがいいんじゃないかなと思いましたけれども、それを概要版と捉えるということでよろしいんでしょうかね。地域防災計画が改定になったときに、どこが変わったのかということはお知らせしないといけないかなと思っているんですけども、それはいかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   最新版しか出ておりませんので、新旧対照まではちょっとわかりづらいかと思われますので、適切な資料があればそちらを別添にホームページで公表したい…することができるかなと考えております。

○9番( 畑中由喜子君 )
   議会のほうには改定したときにね、新旧対照とか概要版とかということで、改定ポイントの概要ということで出していただきました。ああいうふうになっているとわかりやすいのかなというふうに思ったんですけども。関係者に向けての計画ですので、防災読本のほうで改定のポイントについてもお知らせ、追々ね、していただくようにしたらそれでいいのかなとも思いますので、よろしく御対応のほどお願いいたします。
   次に3番目で、ハザードマップの件なんですけれども、ハザードマップ、各種たくさんございまして、また改定された分もあって、かなり複雑な部分もあるのかなと思いますけれども、これまで直接このハザードマップについて住民に説明会等したことはありますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   県のほうで災害の危険区域等については説明会を実施していると聞いておりますが、直接このハザードマップというのでどうのこうのというのは町直接は今のところやって…ハザードマップの説明会ということはやっておりませんが、地域の自主防災組織であるとか、防災訓練、地域でやっている、そういうところではこういったものを広げて話をして、周知しているという状況でございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   宝の持ち腐れという言葉があるんですけれども、ハザードマップってとても重要なことが書かれているんですよね。ただ、ぱっと見ただけではなかなか理解しがたいこともあるかと思いますので、機会を捉えて直接ですね、住民の方にその見方だとか書いてある内容についてやっぱり説明をね、していただいたほうがいいのかなという気がしております。それはもうとても大変なことだと思うんですけれども、住民の方もそういうことをやる…受けることによって認識をね、新たに持っていただくというのが芽生えると思いますので、ぜひこの分については努力をしていただきたいというふうに思います。
   このハザードマップに関してね、津波ハザードマップが29年7月に新たに作成されたんですけども、私の認識としては一時期避難場所のうち一色小学校は津波や高潮の際には海抜20メートル以下なので、避難所としては使わないという、避難しないでください的なお話があったというふうに思っているんですけれども、29年7月の一番新しい分では、避難場所に堂々入っているわけです。一色小の状況なんですけれども、古い、24年12月の津波ハザードマップを見ますと、校庭の一番低いところ、川に近いところですけれども、11メートルしかないんですね、海抜。それで、一番高いところは校舎の裏で、県道が18.1メートルってなっているんです。避難する体育館というのは県道のほうじゃないので、かなりな低さなのかなと思うんですけども、このあたりはどうして変わっちゃったんでしょうか。その変わった理由がわからないので教えてください。

○総務部長( 太田圭一君 )
   28年の3月に津波の浸水想定というものが見直されまして、一色…葉山海岸のほうではですね、最大の津波が10.1、町でも12メートルに満たないということで、20メートルという、昔は言われていたんですが、そういった想定が出されましたので、それに基づいてこの津波のハザードマップをつくっております。

○9番( 畑中由喜子君 )
   そうすると、避難する高さですね、の基準を変えた、変わったということですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   避難するにはですね、高ければ高いところに避難していただくのが一番よろしいんですけれども、浸水想定というところでその高さが20メートルではなくなったということでございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   そのあたりが町民の方には何もそのお知らせが行ってないんですよね。一色小はだめだって聞いていたのに、今回はよくなったのかというお問い合わせをいただきました。やっぱりその説明というのはしないと、基準を変えたのかということにもなりかねませんので、原則20メートル以上のところに行っていただきたいけれども、今回の津波の想定、津波高の県の予測が低くなったので、一色小でも大丈夫という結論になりましたということは、何らかの形できちんとお知らせしないといけないのかなというふうに思います。ただし、津波、想定外という話がありますよね。だから、本当にそれで安易に変えてしまっていいのかなという危惧は持つんですけれども、住民への周知ということがここでは足りなかったと、明らかに足りなかったんだなというふうに思いましたので、今からでもいいですから、ぜひ一色小の避難所としての扱いというんでしょうかね、関してはお知らせを出していただきたいと思いますけど、いかがでしょう。

○総務部長( 太田圭一君 )
   これ一色地区、それから一色小学校にはですね、再三この見直しのときに話はしておるんですが、やはり一部そういったものを聞き漏らしたというか、そこまでの周知が行っていない住民の方もいらっしゃったと思います。それですから、機会を見てですね、何度か話をしたいと。お話をして説明したいということで、これは再三、これについてはかなりの議論になりまして、特に一色小学校の方々についてはお話を、説明を十分したと自負しております。

○9番( 畑中由喜子君 )
   ふだん一色小に通っていないエリアで避難場所が一色小になっているエリアがあるんですよ、私の住んでいるところがそうなんですけど。お話届いてなかったんじゃないかなというふうに思います。ですから、よろしくお願いをしたいと思います。
   次に、地区防災計画についてですけれども、生活…避難場所の件でね、待寺議員も聞かれましたけども、避難所運営委員会がどのように立ち上がってきているかというお話は先ほどるる聞かせていただきました。避難所に関しましては生活の質を少しでも保てるようにしていかなければいけないというふうに思うんですけども、金曜日ですか、7番議員さん、イタリアの例をとてもたくさん取り上げられましたけれども、今いろいろ先進的なものが開発されてきておりまして、これは100リットルのお水で100人がシャワーを浴びられるというようなことなんですね。こういうものもありますし、これは貸し出しをしているというふうにも書いてありましたので、ぜひ町も積極的にこういう新しいものの取り組みをしていただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   新しいもの、それからこの間ソフィア・プロジェクトの例をこれいただいたんですが、こういったところもですね、いろいろソフト面、ハード面、いろんなところで快適な避難所をつくるよう努めてまいりたいと思います。

○9番( 畑中由喜子君 )
   ぜひともよろしくお願いしたいと思います。近年いろいろな分野で自助とか共助という、あるいは協働という言葉で、一緒に汗を流すというんですかね、ことを求められる場面が多くなってきたというふうに感じております。時代の流れで、いわゆる昔はお上にお任せという時代があったんですけれども、もうそうではなくなってきていて、もう協働を進めないと町の、町も回っていかないというようなところに来ているんだと思います。これは、これについてはさまざま大いなる議会…議論がこの定例会でも展開されたところですけれども、まだまだ私の印象としては葉山町の取り組みって過渡期の部分があるのではないかなというふうに感じてしまいます。ぜひとも協働の作業として、今度地区の防災計画もですね、お任せ…地域にお任せということではなくって、町もきちんとかんだ上でですね、これは広域の災害が発生した場合には本当に必要になってくるものだと思いますので、町だけでは、町の地域防災計画だけでは賄い切れないというところがあるので、先ほどの御答弁ではこの避難所運営委員会の醸成とおっしゃったかな。にあわせて地区計画にも取り組んでいきたいというようなことでしたけども、同時並行でもね、何でも取り組むべきじゃないかなというふうに思います。地域の方のその認識を新たに持っていただくという部分でも非常に効果のあるものだと思いますので、ぜひ近々取り組んでいただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   避難所運営委員会というのはかなり皆さん積極的に動くようになりましたので、醸成という段階に入りつつあると考えておりますので、さらに地区の計画について進めてまいりたいと考えています。

○9番( 畑中由喜子君 )
   あわせてじゃなくて、同時並行でぜひお願いしたいと思います。
   次に、2項目目のペットとの共生についての1番目、ドッグヤードの整備についてお伺いします。前回9月の議会でも取り上げたんですけれども、先ほどの御答弁と9月の御答弁と全く同じで進展がないなということを感じました。現状、多くの利用者の方たちがその清掃活動や今後の運用についてね、積極的に参加していただいているわけですし、これは大変町としてもね、心強いことだと思うんですよ。これを、チャンスを逃さずにね、ドッグヤードのよりよい運用ができるように、利用者の声にも応えてほしいと思うんですけども、いかがでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   まず、ドッグヤードの整備については新年度予算にかかわる内容なんですけれども、まず、今ある場所周辺、山側ですか、あの一帯が一番いいのではないかというふうに考えています。仮に移転する場合なんですけど、あの周辺は土の状態がほとんど一緒ですので、別の場所に移転したとしても、やはり数年後には同じような状態になってしまうんではないかと懸念されますので、移転するのであればかなり多額の費用がかかるのかなと思っています。
   もう一つは、現在の場所の改修工事というところで、今、検討しながら、新年度の予算に向けて動いたところでございます。また、幸い利用者の方が自主的な清掃活動とかも行っておりますので、先ほどの第一答弁の中にもあったとおり、要するにボランティアグループの再編成に向けてもですね、順次話し合いを持って体制を整えていきたいと、そういうふうに思っています。

○9番( 畑中由喜子君 )
   そうすると、確認なんですけども、来年度予算では確実に改善なり移転なりということを実現できるというふうに捉えてよろしいでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   改修に向けた予算計上はしていきたいと思っています。

○9番( 畑中由喜子君 )
   うれしいお話をいただいたと思います。さらにですね、あそこ水飲み場というか、水道の設備が近くになくて、ドッグラン…あ、ドッグヤードとしては非常にそこは不足している設備だというふうに思います。ぜひそこを設置していただけるように、それも予算に組み入れていただけたらと思うんですけど、いかがでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   今の段階で水道の工事代は見ておりませんけれども、以前見積もったところ、一番近い水道が第1駐車場のトイレの、あそこが一番近い水道で…水道が行っているところでして、そこから現在のドッグヤードまで引いた場合、やはりかなり、数百万というお金になるということを以前聞いておりますので、その辺もあわせまして、検討していくべきかなとは思います。

○9番( 畑中由喜子君 )
   わかりました。ぜひとも実現させていただきたいというふうに思います。それで、今この写真見ていただいているのは、これドッグヤードに掲げられているものです。ドッグランの中はそれぞれ皆さん協力してきれいに保っていただいているというふうに思いますけれども、町もルールを守らない、ごく一部だと思うんですけども、飼い主さんに関しては非常に苦慮をされているということはわかりますけれども、さらなる、何ていうんでしょう、周知とそれから啓発が必要なのかなというふうに思います。
   ところで、そのドッグヤードという名称をドッグランにしてはというお話だったんですけど、そ
れはいかがでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   それについては名称を変えるのは可能ですので、整備とか体制が整った段階でドッグランという名称に、これは条例だと思いますけれども、直すべきところは直していきたいと思います。

○9番( 畑中由喜子君 )
   一般的にも通用する名前にしていただいたほうがいいかなというふうに思います。
   次のペットと共生する町なんですけども、前回も申し上げましたけども、飼い主のマナーがね、とても問題だということで、町はなかなかこのペットとの共生のまちづくりが進まないんですけども、この写真は高速道路のサービスエリアにあるものです。いわゆるウンチボックスとかウンチポストと呼ばれるもののお知らせですね、看板。これ、水の設備もあって、これが袋もついていて、ちゃんと始末をしてこの中に捨てていくということで、これは町なかのふん害をなくすためにもとても効果があるんじゃないかなというふうに思います。前にもお話ししましたけども、外国ではこういうのが設置されているのが普通当たり前、都会でですね、ということですので、衛生上からも美的な観点からもですね、また文化度のバロメーターとも言われるかもしれませんけども、ぜひ葉山町もこういうのを考えたらいかがかと思うんですけれども、どうでしょうか。

○環境部長( 高階歩君 )
   ペットを飼ってらっしゃる方々のマナーという点につきましては、これまでもですね、多様な点で御指摘をいただいているところだと思います。既に看板ですとかチラシを持ってマナーの啓発をしておるところですけれども、ことしも多くの方々がですね、そういった看板を町のほうに欲しいということでいらっしゃっておられるところを見ますと、おっしゃるようなポイントがですね、随分クローズアップされているのかなというふうに思います。私も海外の事例というのを何度か見聞きしておりまして、そのまま公園の片隅にこういったごみ箱が置いてあるというようなことを伺ってはおりますけれども、今、持ち帰り、飼い主の自分の責任において処理をしていただくということの啓発を進めておりまして、今この段階でですね、十分検討したりとか、事例収集等は努めてまいりたいと思いますが、現段階で公共施設の一部にふんの捨て場を設けるということにかじを切るということについては今のところできてございません。

○9番( 畑中由喜子君 )
   啓発のその看板をつくったりチラシをまいたりしても、その効果がないということはとても残念なことだと思うんですけども、やはり多くの人がとても、何ていうんでしょう、気持ちを楽にペットとの共生をしていくという町とすると、こういうものがあってもいいのかなというふうに思いますので、ぜひ引き続きね、検討をお願いして、いつの日かできればいいかなというふうに思います。
   それで、この部分ではですね、さらにもう一歩進めて、例えばペットと共生する町の…町条例とかというのをつくってですね、飼い主の責務をきちんと位置づける。必要があれば過料ですか、罰金制度も設けるぐらいの強い対応を町としてもとってもいいのかなというふうにも思うんですけども、それはいかがでしょうか。

○環境部長( 高階歩君 )
   動物愛護に関する条例につきましては過去にも何度か御質問をいただいていたり、御提案いただいていたところでございまして、またその当時にもですね、神奈川県の条例に従って対応してまいりたいという答弁をさせていただいてきたところでございます。今現段階におきましてもですね、このマナーにつきましては神奈川県と歩調を合わせてですね、ともに進めておるところでございまして、まだ条例制定のところまでは至ってございません。

○9番( 畑中由喜子君 )
   条例ってね、そのペットを守るとか飼い主を守るとかというだけの面ではなくて、きちんとした責任を持って飼ってくださいというところを強調できると思うんで、ぜひともその辺の…そのあたりの観点からね、取り組んでいただけたらいいのじゃないかなというふうに思います。
   画面変わりましたけれども、これ来年の2月の24日で、かなり先のことなんですけれども、犬と猫と飼い主さんの防災セミナーということで、これ防災とも関係がしてあるんですけれども、こういう取り組みで、葉山町も鎌倉、逗子、それから湘南獣医師会とともに後援をしているんですよね。これはどういう関係でこうなってきたのか、町はどういう絡み方をするのかだけ、簡単に御説明ください。

○環境部長( 高階歩君 )
   こちらにつきましてはですね、大きな形で参画するというものではございませんで、後援名義使用承認の枠の中で名義承認をしたところでございまして、直接この事業に大きくかかわることは考えてございません。

○9番( 畑中由喜子君 )
   わかりました。ぜひ、もっと…もうちょっと積極的にね、かかわっていただいてもいいのかなというふうには思います。
   もう最後になっちゃうんですけど、学校給食センターの進捗状況なんですけれども、この後、議員懇談会が予定されて、学校給食センターについても議題の一つにはなっているんですが、ことしいっぱいに候補地が決まるというふうに私は考えていたんですけれども、それは違いますか。経緯はどのようなものでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   なかなか交渉相手の意向とかそういったものもありますので、期限についてはなかなか今明確に答えることできないんですけども、一応できるだけ早く決めたいということで、今年度中には場所だけは確定したいなと、そういうふうに思って進めているところでございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   以前は、ことしじゅうって私記憶してたんですけれども、今年度中に変わったということですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   今の状況を見ますと、やはり今年度中というふうにしか今答弁できないかなと思います。

○9番( 畑中由喜子君 )
   大変な局面だと思いますけれども、町の将来、命運をかけるぐらいの大きな事業だというふうに認識しておりますので、ぜひともよりよい形のセンターができますように、よろしくお願いをしたいと思います。
   以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて9番 畑中由喜子議員の一般質問を終わります。
   この際、暫時、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時ちょうどからといたします。(午後0時02分)

○議長( 伊東圭介君 )
   休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時00分)
   一般質問を続行いたします。第3番、5番 石岡実成議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。

○5番( 石岡実成君 )
   5番 石岡実成です。議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして住んで良かったと思えるまち“葉山”について、安心で安全なまちづくりについて、町の広報PRについての3点について、8項目にわたって質問させていただきます。いつもどおりですね、事前につくってきましたPDFの資料をもとに、中心に質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。マルチペアリングのほうをよろしくお願いします。
   それでは、早速1項目目の住んで良かったと思えるまち“葉山”について、1点目、イノシシ対策と里山保全について質問させていただきます。まず、資料を見ていただいて、いただいたとおりですね、この資料の折線グラフのほうは、ことしの3月の私自身の一般質問でも同じグラフを載せさせていただいたところです。そのときにはですね、平成、ことしの30年度、2018年の見込みの数がですね、イノシシ、45頭ぐらいとられるんじゃないかというようなお話をしていたんですけども、ことしはですね、2018年の11月の28日現在で既に70頭のイノシシがこの二子山山系のところで捕獲されております。葉山わな猟会の捕獲が44頭、それから県平塚支援センターの捕獲が12頭、逗子・横須賀有害捕獲が12頭、一般の狩猟者が2頭ということでの全70頭であります。
   今、隣のほうにですね、全部じゃないんですが、ちょっと抜粋した表がこの辺、全部今つくってあるんですけども、特筆するというかですね、ちょっと見ていただきたいのは、赤く囲っているところなんですね。ここは特に捕獲されたイノシシの生態というよりもは、エリアを見ていただきたいんですけども、堀内でも、それから一色でも、それから長柄でも捕獲状況にあるというところで言うと、下山口以外のですね、いわゆる道路を渡ってない状態での二子山山系の中では、全てのエリアにおいてイノシシが捕獲されてるという一つの状況を、これを見るとわかるというところで言うと、頭数がふえていることもありますけども、今まではどちらかというと上山と、当然木古庭のエリアが主だったことは変わりはないと思うんですけども、かなりこういった、町民の方が多く住むエリアでもイノシシが今発見されている、あるいはこうやって捕獲まで至っているということで言うと、やはり危険を帯びているのかなというところは、免れないということの裏返しだと思います。
   また、今現在ですね、わな猟会さんの方にお話を伺うと、恐らく120頭ぐらいまだ生息しているんじゃないかなというような見解にあるそうで、最近よくとれているので、それが100を切るのか切らないのかなというようなところだと思うんですけど、いずれにしてもまだそのぐらいの頭数がいるというようなことを今、一応予測を立てているという状況です。
   今、スライドを写しました。次のページ、ここは今そのイノシシの捕獲をされている方たちの実際のボランティアの数の人数であったり、それから平均年齢だったりというところで言うと、これも3月に提出させていただいた資料と全く一緒なんですが、変わっている部分というと、この今、矢印を向けています、くくりわなの個数が約350個、今設置しているという状況だそうです。
   ここで、まずは一つ一つちょっと質問に入りたいんですけども、ことしの捕獲が既に70頭あり、残存生息数は少なくとも見積もって100頭ある。さらに来年は県を南下するおそれもあるということで、いよいよ道路を渡ってしまうと、もう紛れもなくずっともう横須賀の、三浦のほうまでですね、おりていくということで言うと、個体数どころか、どういう展開になっていくのか、ちょっと怖いなという話もあるところです。それに対しての捕獲隊の隊員数は30名で、平均年齢が59.5歳。60歳以上が3分の2ということで、いつまでこのメンバーでできるのかということが非常に不安であるということと、リスクが高い活動なので、それでも、誰でもやれるわけじゃないというところ。これも全く同じなんですが、ボランティアの担い手の確保、それから育成の若返りを図るためにですね、毎度いろいろと対策は練っていただいているということも十分聞いてもおります。そういった中ではありますけども、さらにもう一歩入り込んだ対応が必要ではないかなと思うんですが、その辺に関してはいかがでしょうか。

○環境部長( 高階歩君 )
   今御紹介いただきましたとおりですね、たくさん捕獲がふえている、それから一定の地域ではなくなって、いろいろな地域で捕獲されるようになってきた点、そういった点から見て、また山中に仕掛けてありますカメラなどでですね、確認でき得る情報からもとに推測されると、確かに100頭を超える頭数がまだまだ生息しているのではないかということが言われるということは私ども耳にしてございます。これに関しまして、捕獲の担い手であります実施隊の方々、この方々、わな猟会からの推薦の方々で、30名が担っていただいているわけですけれども、浅い山とは言いながらも、山を上がって一つ尾根を越えるとですね、大変な労力になるというようなことも含めて考えますと、やはりこのような活動をなさっている方々が充実されること、ある程度その知識を伝承できること、こういったことは大切なことなんだと思っております。そういった意味では、30名の実施隊の方々をどのように充実させていくのか、これはもう直近の課題だろうというふうに思っておりますし、また、山は一つでございまして、ちょうど行政境に位置するということも含めて考えますと、葉山だけが今、実施隊を構成して、さまざまな取り組みをしているところでありますけれども、逗子市や横須賀市で捕獲の実績もあるということ、今御紹介いただいたとおりでございまして、その辺は神奈川県を含めましてですね、積極的な取り組みを言っていかなきゃいけないというふうに思っております。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、ありがとうございます。今、部長がおっしゃったとおりですね、特に今、問題に…問題というか、これから課題になってくるのが県境ということで、恐らく逗子市さんであったり横須賀市さんのほうともですね、連携を図っていかなきゃいけないというのが当然出てくると思うんですけども、やはりそれぞれの市、もちろん葉山町と、それから例えば逗子市さんにしてもですね、私も一度みどり安全課でしたっけ、行ったことありますけども、どうしても考え方のずれがあるというか、なかなか連携を結ぶにしても時間がかかるのかなというふうに、ちょっと見受けられます。というところもあればですね、やはりその課の方だけでの連携というか、連絡とか、それから情報交換だけじゃなくて、やはりこれは例えば葉山と、それから逗子と横須賀の行政のトップ間、いわゆる町長、首長同士でですね、そういったことの話し合いであったり、連携を図ろうよということのですね、話し合い等をぜひしてみてはいかがかと思うんですけども、その辺、町長いかがですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   当然やるべきだというふうに思います。先日もわな猟の会の総会にお邪魔したときにもですね、横須賀市の担当者の方いらっしゃっておりましたし、残念ながら逗子市の方がいらっしゃらなかったので、そういった担当同士で連携をとるようにということを首長のほうからお伝えしていただくことは十分あるべきだと思います。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、ありがとうございます。お隣の逗子市はこれから、ちょうど今、市長選挙ということで、状況変わる可能性もありますけども、ぜひ確定した際にはですね、逗子市さんのほうにもお声をかけていただいて、連携を保っていただきたいということをお願いいたします。
   それとですね、この真ん中の今、水色で囲っているところのちょうど入りますけども、衛生的な解体施設というのも、これ前回、前々回も私以外にもですね、ほかの笠原議員のほうからなんかもお話があったかと思うんですけども、やはり捕獲頭数がふえているということで、今までの埋葬だったり、その処理だけでは、当然予想だにしない状況が起きているのかなということもあるとですね、やはりこういった、今後の処理の方法というんですかね、そういったところも大きな課題になってくると思うんですけども。今、現状ではですね、一部の隊員が、一部の人間だけで行っている状況だというのを聞いてます。なかなかそこも不安視されていることだということは伺っておりますので、その辺の今後の対応はどうするか、お伺いします。

○環境部長( 高階歩君 )
   御指摘のとおりですね、埋設処理をしているというのが現状でございます。ただ、もう既に延べ100頭を超える頭数をとっておりまして、実際その埋設をしているエリアは私有地でございまして、わな猟の皆様、実施隊の皆様の御協力なくしてはできない状況があるわけでございます。当然、敷地にも限りがありますし、一度埋めたところを再度掘り返すには時間的にまだ経過がしていないというようなことを考えますと、今後捕獲される頭数によっては、見込まれる捕獲頭数では、やはり限界が生じてくるということは懸念されております。そういった意味では、皆様の御協力も得ながらですね、例えば大型の個体がとれた、100キロを超えるような個体が立て続けに捕獲されたとか、毎日のように、小さな個体であっても毎日のように捕獲される事態が今後タイミング的には起きるようなことがあったときに、埋設が難しいことも想定される中でですね、何らかの支援が必要なんではないかということは私どもも考えておりまして、焼却などの処理もですね、視野に入れながら、いろいろな情報を今、集めているところでございまして、今、具体的にここでこういうような処理ができるという約束まではとれておりませんけれども、こういったことは視野に入れながら、これからも研究や情報収集に努めていきたいと思っております。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、ありがとうございます。本当に急激な状況の変化というのもあると思いますので、なるべく迅速にですね、対応していただきたいということをお願いいたします。
   それで、今度、今一番下の3つ目のオレンジのほうなんですけど、これは今度わな猟会さんというよりもはですね、二子山山系自然保護協議会さんがしているやぶ刈りですね、やぶ刈り、いわゆる緩衝帯を今つくっているということでの部分なので、この団体と、そのわな猟会さん、つながってはいますけども、また別々な事業もやっていることは重々承知しています。ただし、このイノシシ対策については、同じようなこういった思いで作業されているというところで言うと、やはり担い手もしくはいろんな意味で寄り添うことも必要なのかなと思います。その中で、11月ですかね、私と土佐議員のほうと2人で大沢谷のほうにもちょっと、実際の現場を見に行ったりとかさせていただいて、現状を見てきてはいるんですけども、やはりやぶ刈りで伐採した木の処理であったりとか、今は大きい、ちょっと上のほうに、ちょっと小さくて見づらいんですけど、こういうごみ箱みたいなものを今つくって、たくさんつくって、そこに置いてはいるんですけども、いずれにしてもこういった木だけであれば、いずれは朽ちていくのかなというのもありますが、その中で出てきたいわゆるごみ、普通のですね、放置され…放棄されたようなごみですとか、そういったところの処分にも少し困っているという部分もありますので、ぜひその辺も含めてですね、町にも少しお手伝いしてもらいたいという要望はいただいておるんですが、その辺いかがでしょうか。

○環境部長( 高階歩君 )
   この一つイノシシの問題をとってもですね、やはり農作物被害から発生いたしましたこの実施隊の方々の取り組み、一方では二子山の自然を守っていきたいという思いで活動されていらっしゃる二子山山系の方々の中のプロジェクトの方々、さまざまな切り口でですね、このイノシシに対して御活動いただいているというのが現状だと思います。それぞれの皆様が上手な形でその対策をカバーしていただけてるというような状況が今なんだろうと。これからも進んでいくべきところだろうというふうには思っております。
   やぶ刈りにつきましては、相手が草ということもございまして、草や茂みということもございまして、一度刈ればいいというわけではなくてですね、やはり時期時期に生えたものを適切なタイミングで伐採していただけて、これが大切なことですし、大変効果のあることだというふうに思っております。一方、その刈りました草木に関してはですね、私有地を刈りましたものということもありましてですね、これだけ大量のものになりますと、簡単な処理ではないことは想像もつきます。行政側で、例えば焼却処分をするというようなことを簡単に申し上げられることもできないというふうに思っておりまして、今現在の段階ではですね、このような形で現地に処理エリアを設けていただいて、そこが逆にイノシシがまた活動するもとになってしまってはいけないという配慮は一定必要かと思いますけれども、そのようなエリアを設けていただく中で、適切な処理がなされればというふうに思っているところでございます。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、ありがとうございます。今、部長のほうからも言っていただきましたけれども、このやぶ刈りは本当に定期的にやっていかなきゃいけないということと、私もちょっとその視察に行きたいのでということで、スケジュールいただいたんですが、非常に1週間にもう3回、4回と、本当にかなりな回数をですね、重ねて活動されているんだなということを改めて感じました。本当に心から感謝しているんですけども、必ずそこには環境課の職員の方もたまには入って一緒にやっていただいているということも十分承知しておりますけども、さらにですね、力を貸していただいて、こういった作業をスムーズにできるようにですね、サポートしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
   同じ関連なんですけども、今映し出しているのが、その二子山山系自然保護協議会さんが実際に大沢谷のやぶ刈りをして、その後にいつもこういったきれいな場所を保っているということの、いわゆるビフォー・アフターの写真であります。ここの部分ですね、ちょうど今説明したとおり、切った竹で、大きなごみ箱、彼らはごみ箱と言っているんですけれども、こういったところを設置しまして、何カ所もあるんですけれども、こういったところに伐採したものと、草をいろいろ入れながらですね、ずっといつもきれいに保っていただいているという状況ですので、もう御存じだとは思うんですけども、一応こういった活動をぜひね、こういった場所でも、ほかの議員の方、それからほかの執行部の方にも知ってもらいたいということで、きょうあえてこういう画像を入れたんですけども、ぜひこういったこともお見知り置きいただければなと思います。
   ほかには自然…二子山山系さんは、もう一つ、寺前谷戸のほうでもこの復元プロジェクトということですね、キヌヒカリというイネ科、イネを植えて稲刈りをしたシーンがこの写真なんですけども、イノシシあるいはスズメの被害を避けるのに、右側のほうはネットを張ってあったりはするんですが、こういった作業を一生懸命やっていただいてて、ここには実際にはもっと子供なんかもたくさん参加してですね、非常に和気あいあいとしたイベント…イベントというか、活動をされているということもありますので、ぜひこういったことも含めてですね、何かサポートできることということを続けてですね、見守っていただきたいということを一緒にお願いしたいと思ってます。
   次はですね、今回イノシシと里山保全というところに少し焦点を当てたので、こういった資料を今つくったんですけども、今この右側にある棚田は皆さん御存じだと思います。これは朝日新聞とですね、森林文化協会さんというところが主催して、日本の里百選というところに選ばれた棚田です。皆さん御存じだと思います。これ、上山口の保育園なんですけども、この棚田の奥にあるこの山がですね、あるかないかというのが非常に大事なのかなって私は思っておりまして、あえてこの写真を使わせていただきました。
   今この右側にあるですね、この「里山を取り巻く環境は厳しい」という、このタイトルのもとにですね、少し里山を守るための必要な、荒廃した里山ではこんなことが起こり得るということの言葉なんですけれども。これは山梨町長がですね、フェイスブックのほうに実際に上げられているところを一度、ちょうどですね、タイムリーに見させていただきまして、まさに町長おっしゃるとおり、町長もちゃんとこういう中身はわかっているんだなと思いますけども。そこでですね、さんざん、葉山町というのは私もそうなんですけど、やっぱり海がどっちかというとクローズアップされることが多い町だなというのは何となく感じるんですね。でも、やはり美しい海もそうですけど、山があっての海だということもいつも思いますし、よく自然豊かな葉山という言い方をよくすると思うんですけど、僕は逆にいろんなところから先輩の方からなんかも、実は里山というか、山はそんなに豊富ではないというか、限りがあるという、自然には限りがあって、特に山は維持するのがすごい大変なんだけど、決して今、葉山の里山というのは美しいという一言で片づけていい問題ではないというふうによく言われています。
   ということも含めて、まずはちょっと大げさに書いたんですけど、山梨町長といえばちょっと海の男という感じを僕は受けるんですけども、ここはですね、こういった言葉も載せている町長にですね、このまま書いているとおりなんですけども、葉山の里山を維持するために、町長自身はこれからやっていきたい。例えば施策であったりとか対応だったりということを、もしあれば、ちょっと教えていただきたいというか、あるんですけど、どうでしょう。

○町長( 山梨崇仁君 )
   確かに私も海のことでしたら多少はお話しができるところはあるんですけども、山は全く無知だという気持ちでいつも臨んでおりますので、確かにそうだというふうに思います。その無知ながらにいろいろな学びを今までいただいてまいりました。そういった気持ちからですね、葉山の山を守っていくんだということを、ここ数年来、施政方針とあわせて申し上げているわけですけども。まず初めに申し上げたいんですが、この写真についてですね、里山百選ということで、かつて選ばれた経緯がございますけれども、ことしの11月の上旬にジャパンタイムス、世界的な新聞として読まれておりますジャパンタイムスの里山フォトコンテストで、自治体部門で葉山町のこの棚田を写した政策課の宮崎さんの写真がですね、最優秀を獲得いたしまして、今回の広報の写真館のほうに、御本人、自分のことなので大分謙虚に載せられているんですけども、大変すばらしい写真を撮っていただいて、それが表彰されるということがございました。ぜひ皆さんもごらんになっていただきたいんですけども。それは彼女の働きももちろんだとは思いますが、同時にそういったすばらしい葉山の里山がある、その風景があるということがですね、何よりもかえがたい財産だというふうに発信ができること、またそれがあるからこその表彰の力にもなったんじゃないかというふうに思ってございます。だからこそ、この山をですね、棚田も含めて将来に残していきたい、大事にしていきたいという気持ちでいっぱいでございます。
   実際の守るための方策として、昨日もですね、ロフォス湘南でファミリーコンサートというコンサートがありまして、450人強のですね、葉山町民の方を中心とした方々がいらっしゃっておりました。私はそこで御挨拶する機会がいただいたんですけども、奇しくも来年はいのしし年でして、皆さんに聞いたら、皆さんもちろんいのしし年は知っていると。ただ、知っている上に、私はですね、非常に複雑な思いですということをその場でお話しさせていただいて、葉山の山にはイノシシがいるんですということを御報告いたしました。多くの方は、へえという声があったりもしたんですけども、その頭数が数十から百を超えているかもしれないという発言をしたときには、かなりざわつきとともにですね、驚く方々の反応がありましたので、そういった機会を捉えて、イノシシがいるということをお伝えをする。同時に、山のこういった下草刈りをしたりとか、イノシシとつき合っていくということについて、我々は学んでいきたいということをですね、発信をして、決して興奮させないようにということと、あと餌づけをしないようにという2点のですね、注意事項のお願いをしてまいりました。
   私自身もそういうところで皆さんにお話をして、何よりも山に興味を持ってもらう。危険だから気をつけてくださいという言い方だけではですね、葉山の価値を下げるだけですので、イノシシがいるんですけども、そういった防除してくれる方々もいらっしゃいますし、葉山の山はすばらしいところなので、皆さんもぜひ興味を持ってほしいというふうに添加をして話してこそのイノシシ問題の取り組みであり発信だというふうに思っていますので、その辺は責任を持ってですね、山を守るという観点からイノシシ問題、そして山の保全策について、いろんな今、議論も行われております。地方創生の私たちの活動もありますけれども、それらもひっくるめてですね、葉山の山を守っていくという総称の中でこれからも活動を続けていきたい。山に注目をした活動を続けていきたいというふうに思っております。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、ありがとうございます。そうですね、僕も自分から言わないで申しわけなかったと思いますけど、ジャパンタイムスの記事の件は、本当におめでとうございました。すばらしい写真だと私も拝見しております。
   ちょっと話戻りますけども、ぜひ今、町長おっしゃっていただいたようにですね、山の大切さですとか、それからイノシシの取り巻く環境というものも含めながらですね、海と同じように山も一緒になってですね、葉山の町であるということをいろんな意味でアピールしていけたらと思いますし、私も自分の中で、活動の中で、今、町長おっしゃっていただいたイノシシに対する対応策というかですね、餌づけをしないとか、そういったことも含めて、自分なりにも少し町民の方にも伝えていけたらいいなと思っています。ありがとうございます。
   それでは次の項目へ行きます。今度はちょっと話、がらりと変わりまして、無認可保育園の現状についてということでお伺いいたします。こちらはですね、せんだって議会の広聴の中でですね、広聴機能の中で、葉山の園舎を持たない保育所というんですか、保育園をやられている方たちに数名に集まっていただいて、意見交換会をしたことを軸に、少し自分なりにいろいろと勉強させていただいて、ちょっと懸念する部分というか、いろんな意見が出た中で少し今後の起こり得ることも含めながら、ちょっと資料をつくってみたんですけども。ここにあります、資料にありますとおり、2019年の10月1日から消費税の税率の引き上げに伴いですね、いわゆる認可外保育施設…ごめんなさい。3歳から5歳までの全ての子供の幼稚園・保育所・認定こども園などの利用料が無償化になると。それから、0歳から2歳児の子供の利用料も、住民税非課税世帯を対象として無償化になります。この認可外保育施設、サービスの無償化は、保育の必要性及び公平性の観点から今、検討段階にあるということをあります…あったので、ちょっとそれをいろいろ調べてみました。この下にある公平性の観点についてはという、今ちょうどこの矢印が向かっているこの文言なんですけど、これは平成30年5月に出されたこの幼稚園・保育所・認定こども園以外の無償化措置の対象範囲等に関する検討会という、こういった報告書をもとの中から抜粋させていただいたもとで、構成員はですね、林文子横浜市長を初め東京大学の公共政策大学客員教授の方なんかが入っているようなところから出された認定…この見解なんですけども。簡単に言いますと、例えばこの無認可…ごめんなさい、認可外保育の施設の無償化をするためにはですね、何かさまざまなハードルがあって、それぞれ必要性と公平性が必要だと。公平性の観点については、園の保育の方針に共感している今の認可外保育施設を利用しているという声があった一方で、好んで認可外を利用しているわけではなく、認可外が無償化の対象外となれば心外である。認可外保育施設は認可保育所に入れない人の受け皿になっており、無償化の対象に含めるべき。夜間の保育を必要とするため、認可外保育施設を利用せざるを得ないといった意見が多かったということですので、これもちょっと都市型の話なのかもしれないんですけども、神奈川県において、もちろんこの葉山においてもですね、もし今後その待機児童対策等いろいろやっていく中で、いわゆる待機児童がふえればですね、こういった状況が起こり得るだろうということは容易に想像つくと思います。
   ちょっとこの間の意見交換会とは、僕が今、今回視点に置いているのは若干ちょっと違うというか、気になったところがですね、今回のこの施策に対して、認可外保育もですね、5年間の経過措置をとって、今現在、指導基準を満たしていない場合でも、5年間の経過措置をして無償化の対象とする猶予期間を設けるというような部分があるというのが非常にちょっと、どうなんだろうなという不安がありまして、地域でそういった認可外をやっている方の経営者の方にもですね、直接ちょっとお話をお伺いに行ったりとかして、ちょっと気になった部分があったので、今回こういった話をさせていただいたんですけども。
   この「ビジネスインサイダージャパン」の記事によるとですね、指導監督基準を満たしていない施設でも、5年間、経過措置で無償化の対象に含まれる。その指導監督基準とは、子供の数に対して最低限必要な保育士の数や、施設の広さなどを定めたもので、劣悪な施設をあらかじめ排除するのが目的で、こういった基準を設けている。ただし、この基準にしてなくても、5年間猶予があって、その間の中でもし改善されれば、当然無償化の対象になるということのあらわれです。気になるのは、それで5年後にそれができないから排除される…排除というか、それがもらえなければ無償化にならないというだけではいいんですけど、この5年間の間に、それこそ変な話で、劣悪な環境がもしあったとすれば、そこに行く子供たちはどうなるんだろうというのを考えたら、なかなかですね、こういったことをやはりうのみにできないというか、看過できないなというところが実は私の中にありました。ちょっと前のデータなんですけども、2016年に東京都が実施した立ち会い調査結果で、1,017の認可外保育園のうち、立ち入り調査が実施されたのはわずか180施設のみということで、なかなかですね、行政側もこういった立ち入り調査も含めて全てを把握するものが非常に難しいといった、これ、あらわれです。
   こういった状況踏まえて、これを葉山町の場合に置きかえたときにですね、やはり葉山の中でも認可外保育がどのくらいあるのか。特にこの園舎を持たない保育園、この間の意見交換会もそうだったんですけど、そういった団体の数を最低限把握する必要があるのかなというところを私自身はちょっと感じたんですね。認可外保育は当然…であっても、普通に園舎があったりすると、県には届けを出さなきゃいけないというルールがあるので、そこは数の把握ができると思うんですけど、問題なのはこの園舎を持たない保育園がどれだけあるかということだと思います。この園舎を持たない保育園は、県にすら認可を出さなく…許認可というか、申告をしなくてもいいということなので、普通で考えれば、数の把握をするのは不可能だというだけの話です。それをどうしたら数の把握をできるんだろうというのがハードルであり課題だと思っています。
   ここには行政が認可外保育施設間のですね、交流の窓口になるべきではというふうに、既に僕の質問事項をここに書いてはいるんですけど、恐らくこれを言ったからといってですね、非常にすぐ即答できるような問題ではないと思うんですが、一方ではですね、園舎を持たない方じゃないんですけども、認可外保育をやっている方たちのある代表の方が、一回そういった人たちで交流を持つ場を持とうと思って呼びかけをした際に、なかなか集まってくれる人と、どうしても集まらない方もいらっしゃる。それは恐らくそのそれぞれの保育園の指導方針であったりとか、考え方だったりとかというので、合致する人たちが集まって、ちょっと合致しないとか何か、もしかしたら人間関係で行きづらいとか、何かそういうこともあって、なかなか一堂に会することは難しいというような理解で私は帰ってきたんですけども、もしそうであれば、ここからはちょっと勝手な意見なんですけど、そういった中で言えば、行政もその中で一旦そういう懇話会…懇談会みたいなのを開くので、なるべく参加してくださいよという会を1年に1回でもいいので設けて、そこに来てもらった方たち全員じゃなくてもいいので、その人たちから周りの環境、状況等を把握するような時間があれば、100%ではないにしても、園舎を持たないような保育園の数も少し情報として入手できるのかなというふうに思ってはいるんですけど。そういう面で一旦、町の職員…職員の方も含めて、町のどこかの会議室を使って、そういった集まりの機会を設けてみてはどうだろうという、勝手な思い込みで思っているんですけど。それ、もしそういったことを考えたら、どんな感じになりますか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   ただいまの石岡議員のほうからも、非常に難しいんじゃないかということでお話しされながらというところなんですけれども、まず、今回は無償…保護者側がそこに預けていて、無償化になっても自分たちが補助が受けれないということが…の問題なのか、それともどんな団体があるかわからないから、町でできるだけ早く把握をして、安全面なり子供たちがそこで安全に育むことができるのか、その辺の2つが何か一緒になっているような気がしています。それで、町のほうでも、集めたときに、じゃあ何をするのかということもありますし、また集めたくても今、情報がない状況で、逆にこの間、玄関のほうにお見えになった方々が、何かネットワークをつくってくれたりして、その中で町として、例えば今、子育て情報が何かあれば話してくださいとかいうことであれば集まれ…行くことはできるかもしれないんですけれども、権限なり何なりもないので、ちょっとどこまでできるのか。金曜日か何かの御質問の中で、議員さんの中では、市町村によっては…県ですけれども、長野県のほうでは園舎を持たないところでも、いろいろと対応している部分もあるということもございますので、少し勉強しながらというか、何を目的としてやっていいのかとか、その辺もちょっとわからない部分もあるので、検討させていただくというか、何のためにというところが非常に難しいところだと思っております。すいません。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、すいません。質問をもうちょっとわかりやすくしたほうがよかったですね。自分が一番気になっているのはですね、いわゆる園舎を持たない保育園の方たちとこの間、意見交換をして、その後の自分がいろいろと、いろんな方とお会いして情報交換した中で言うと、やはり、もちろんそこに預ける親は自由にしているわけですから、そこに行政がとやかく言う必要もないでしょうし、それはもう個人の自由であるということは十分理解しているんですけれども、なかなかでも別な保育所をしている方から見ると、例えばそこの保育園でやっていることと同じことをやっているんですけど、危機管理が少し余り上手にやれないのかなとか、危機管理がちゃんとできてないんじゃないかなとかいうことがあるそうなんです。それは当然その方たち同士でもちろんやればいい話なんですけども、なかなかそこに壁があるみたいで、なかなかうまくやりとりができてないというような状況をちょっと聞いたりもしたので、自分がもし間に入ってやることはどんどんしたいとは思うんですけども、そういった面で、もちろん主催は…主催というか、イニシアチブをとるのは保育園側のほうでいいと思うんですけども、そこに一緒になっていてもらう…一緒になってそこに1人でもいいのでいてもらって、どういうふうに情報を共有して、例えばうまくいってる園は危機管理をどういうふうにしてるかとか、そういったところの情報がうまく交換できればいいのかなというか、何か大きな問題が起きると、当然その関係ないといっても、やっぱり多少行政としてどのくらい把握しているんだろうとか、そういったことって、最終的には問題化になると思うんですね。ということも含めて、これからこういった問題って、大きくなると思うので、なるべくどうしたら情報を仕入れられるんだろうということを、これからでもいいんですけど、当然、把握するために、いろんな角度から模索することも必要だなと思ったので、今回ちょっとあえて言わせてもらったので、僕ももう一回、自分もいろいろ情報を集めて、こんなことをしたらよいだろうと、もちろん提案させてもらいますけども、その際にまたちょっと相談に乗ってもらって、簡単に言うと、でもそこに町もちょっと寄り添ってもらいたいというのが今回の趣旨なので、ぜひその辺はお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
   では、次にまいります。次は、葉山らしい図書館の今後についてということで、ちょっとお話をさせていただきます。今のこの資料につけているのは、出しているのはですね、図書館、私は実はそれほど年間を通して訪れる場所じゃないんですけども、町民の方から非常にですね、図書館、充実してほしいなという、やはり要望をよくもらいます。そういった中で、ちょっと調べてみましたら、葉山町のですね、図書館は神奈川県で59カ所ある中で人気ランキングが19位、蔵書数ランキングだと38位というふうに、何か図書館ナビというのがありまして、たまたま見たらこんな数字があったので、一応導入として載せさせていただいたんですけども。多分この15万冊というのが、葉山町のデータを見ると平成27年度ぐらいの数なのかなって、ちょっと思ってまして、少しちょっと古いのかな、だから思ってはいるんですけども、こういったデータがありましたと。葉山町の図書館の現状で言うと、建築から36年経過していて、非常に劣化もしくは維持管理が大変なのかなという時期に差しかかっているというところと、それから公共施設総合管理計画の中でもですね、町民への意識調査によると、利用した割合が高い公共施設としてはですね、大きな公園に次いで図書館が第2位ということで、恐らく町の中でも図書館を利用されている率、それから期待値も含めてですね、ここに書いてあるようにハード面・ソフト面もともに改善の必要性が非常に高い施設ではないのかなというのをちょっと感じられました。
   そのためにですね、今この図書館を公共施設としての捉え方、それから葉山町の図書館を今後どうしていきたいかということも含めて、何か今後考えているような対策というのはあるかどうか教えてください。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   前回の議会でも少し話題として触れさせていただきましたけども、図書館懇話会というのを来年度からスタートしたいなと思っています。名称については、図書館懇話会という言い方をしてきましたけれども、附属機関としてしっかり設置した形で運営していこうということで、今考えているのは、あり方検討委員会という形で考えております。内容については変わりございませんが、要するに現状を整理する中で、図書館が担うべき役割、また重点を置くべき機能などを明確にする中で、今後の図書館サービスの充実を図る、また利用しやすい環境を整備していきたいという、そういった目的の中で検討していただくということを考えております。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、ありがとうございます。この次のこれも参考だけで載せたんですけども、やはり今、全国でいろんなすてきな図書館というのがですね、工夫されたり、管理方法ももちろんそうなんですけども、民間が入ったりしているというやり方で言えば、全然今までとは風変わりをしているところがあると思うんですが、さまざま今後の図書館ということに関してはですね、非常に興味がありますし、どういった状況で変わっていくかは別としても、いろんな意味で仮にですよ、仮にもし例えば新しいものをつくるんであれば、それなりにまたいろんな町民とのお話、町民の方からもいろんな意見を聞いて、一緒になって図書館づくりでもしていただきたいなとも思いますし、今、ちょっとこの資料の下にあるように、これは香川県かな、香川県の島にある古民家のそれこそ改築したというか、図書館なんですけど、これ、町がやったというより、クラウドファンディングで多分民間の人たちが起こした小さな図書館だと思うんですけど、まさにこういった葉山町でも最近よく空き家対策というのもありますし、こういった小さな図書館が点在するようなことがあっても、ちょっとすてきな町かなと思ったりするので、いろんな意味でですね、もちろん町だけではできないのはわかってはいるんですけども、こういった町の特色を生かしたような図書館機能というのがあれば美しいかなと思って、ちょっと紹介させていただきました。
   こういった古民家を改造したような図書館みたいなものも、ちょっとおもしろいなと思ってはいて、ちょうどですね、既に山梨町長のところにはせんだって訪問があったということでちょっと聞いたんですけども、葉山町に今ですね、子供の移動図書館というのをやっている団体があります。もともとはですね、寺子屋子ども図書館というのが下山口にちょっとオープンしたんですけども、2016年に。それがですね、2017年…2017年に海と山の子ども図書館というのに名前を変えまして、ことしの7月にはですね、移動図書館というので、車でもちろん図書館を移動させるというプランというんですかね、システムを今、改築されてですね、ちょうどそれを始めたところでした。先にいくと、これ、きのう…ちょうどきのうです。きのうの日曜日に長柄会館で移動図書館をやりますよという宣伝をしながらですね、実際にこれ、朝の10時から夕方…昼過ぎですね、14時ぐらいまでやったイベントだったんですけども、私が行ったのがちょうどお昼前だったんですが、延べですけど、延べもう100人じゃあれですね、もうちょっといったと思います。会館内では飲食ができるようにして、結構大人の方もいっぱいいましたし、この図書館だけじゃなくて、境内でもいろいろ読み聞かせとか何か、そういったワークショップみたいのもやっていたりとか、本当に地域のコミュニティーの場になっていたなというのを思うと、何かこの移動図書館を通じていろんな子育て世代の親御さんが集まるような機会というのって、非常にいいなと思いながら、感心して帰ってきたんですけども。このコミュニティーというよりもそうなんですけど、今回は図書館という話なので、こういったことも含めるとですね、ぜひ、これ民間でやっていることですから、町が寄り添えることってどんなことかなと思いますと、そんなに大したことはなくていいと思うんですけども、まずはこういった移動図書館と普通にある図書館とコラボレーションしたような展開ができたら非常にいいなと思って、今回こういった提案をさせていただいたんですが。こういった移動図書館のですね、場所の提供、あるいは本を増設するための資源となるですね、古本の回収などを町も率先して支援してあげたらどうだろうということをちょっと思ったので提案したんですけども、この辺いかがでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   この団体は、自主的に取り組んでいただいている団体で、館長さんが司書の資格もお持ちということで、大変豊富な知識をお持ちだなというふうに感じています。また、この移動図書館については、町立の図書館が位置的にですね、町内でも利用…距離的に利用しにくい、ちょっと離れている場所ということで、そういう一種ブランクエリアの問題も一つ課題となっておりますので、そういったところ、現在町立図書館が持っている弱点をですね、うまく補ってもらえる、そのようなことも考えられるので、協働化を重ねていく上…進めていく上では、十分価値があるものであろうと思います。課題としては、実際にこの移動図書館の中で町立図書館の蔵書本を実際に貸したり返却したりというのは、どこまで可能なのかというのは、それは当然検討していかなければいけないことですけれども、あと場所について、駐車スペース、例えば学校の駐車スペースとか、そういったところは活用すると、そういったこともですね、今後コラボする中で十分検討する価値があるかなと、そのように思います。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、ありがとうございます。ぜひですね、最終的に図書館の本まで使えるかどうかというのは置いておいたとしても、いろいろと、いろいろすてきな絵本とか集めてますので、それだけでも種々いろんなところに行って出向いてですね、やるというのは非常にいいことだと思いますし、今、前向きに検討してくださるということなので、ぜひサポートのほうをよろしくお願いしたいと思います。
   では、次にいきます。次はですね、葉山らしい学校教育カリキュラムについてということで、ちょっと細かい文章をいろいろ入れているので、全てはここでは読まないんですけども。ここにたどり着いた自分の考えとしてはですね、先ほどの里山保全についてというところ、非常にリンクが強くて、よく子供を持つ親御さんとの会話の中でよく言われるのが、葉山らしい学校教育をしてほしいということなんですね。どういうことなのかなっていうことを自分なりにちょっと先回りして考えて、いろんな最近で言う学校、いろんな学校でですね、特色のあるようなカリキュラムづくりをやっているのを調査をすると、本当に多岐にわたっていろんな、もちろん自然だけじゃなくて、ICT化だったり英語教育だったり、プログラミング教育だったりというのをたくさんいろんな特色を出している学校があるんですけども、そういったことはですね、意外と調べていくと、それが決していいか悪いかという、いわゆる賛否があって、ここに水色でちょっと載せているところの文章を後で見てほしいんですけれども、尾木ママって有名な尾木先生がですね、ちょっと前なんですけども、「AERA」という雑誌の中ではですね、余り何でしょうね、カリキュラムづくりに、こだわったカリキュラムづくりをやったことで、やった感だけに、達成感だけにひたしていて、基本となる教育がちゃんとできていないというような警鐘を鳴らしている部分もありますので、決してそれをやることがいいということではないんですけど。ただ、この葉山らしい何か教育というの、どうなのかなって、やっぱりいろんな対話していくと、どうしてもやはり葉山の特色を生かしたということで、自然を取り入れたほうがいいということにたどり着くんですね。その中で言うと、この今あるとおり、第2次葉山町教育総合プラン、基本施策の2に、心豊かな心の育成ということで、要はやはり郷土愛を育むような体験学習であったりとか地域学習を進めますというところに行き当たるのかなというふうに思っております。
   それで言うと、海、まずは海、海を特色として考えた場合にはですね、例えばなんですけども、海で着衣泳の体験をしてみるとか、それから救助、それに合った救助体験をする。もう一つは、よく山梨町長が言ってる、葉山の町民が一回は、一生に一回はヨットに乗るんだというようなお話、よくされてると思うんですけれども、ぜひね、こういったところで言うと、葉山の小学生は必ず、葉山の小学生というか、卒業すると、必ずもう当たり前にヨットに乗れるような時間があるんだというふうに例えばなったら、それこそいいなと思ってます。沖から見る葉山を体験する機会というのを、私は町長から何度も沖から見る葉山のすばらしさというのをよく耳にするので、ぜひそういったことを子供たちに伝える機会を含めると、非常にこういったことをもし学校教育の中でカリキュラム化されてやれたらいいなと思ったりもします。
   もう一つは、きのうですかね…先週、土佐議員のほうからのセーラーズ・フォー・ザ・シーのケルプという取り組みの話もちょっとあったと思います。これはたまたまそれを聞いていたので、急遽ここに載せさせていただいたんですけど、このケルプの中身というのが、また非常に海をいろんな角度から、海の水だけじゃなくて、生き物だったり砂だったりとか、それを取り巻く環境だったりと、いろんな角度から海の大切さだったり人材育成みたいのをするようなプログラムがたくさん組んであって、これも一つのこういったことをうまく利用してやったらどうだろうというのも一つの取り組みです。
   次は、今度これを山に移したパターンなんですけども、これはアファンの森というですね、作家のC.W.ニコルが自分の資産で森を、荒廃した森を買って、再生をしたという有名な話なんですけども。この取り組みがですね、非常にまた荒廃した里山を再生させるということの大切さをすごくいいプログラミングでやってる部分があります。こういったところからも少し知恵を拝借しながらですね、葉山独自のプログラムを考えてみるのもいいですし、このアファンの森にはことしの8月に天皇・皇后両陛下がですね、視察にも行っているというぐらい有名な場所なので、ぜひ時間があったらですね、後でいいので、このアファンの森というのを見ていただきたいなということで、ちょっと載せさせていただきました。
   あるいはこの里山を考えるには、今ちょうど魅力発信のほうでもやっている木古庭のほうのですね、商工会の青年部の子たちがやっています「秘密基地」というタイトルで今やっていますけども、そういった場所にですね、小学校の授業として出向いて、一緒に維持活動というんですかね、そういったことを学びながら、山に行って遊ぶとかよりもは、逆にちょっと厳しい環境も知るという、現実を知ったりすることも含めて体験するということも、またその里山を意識するには非常にいい考え方なのかなと思いますので、ぜひこういった海とか山を考えたようなプログラミングというかカリキュラムができたらいいなと思いますけども、その辺、どうでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   今現在、海の、特色ある学校づくりの中で、海というふうに特化したものですと、磯の生態に触れることや、またしおさい博物館を活用した学習とか、あと生涯学習でマリンスポーツ体験など行っているところです。山については、里山管理体験や米づくり、また炭焼き体験など幾つかを行っておりますが、いずれにしましても2020年から完全実施されます新しい学習指導要領の中で体験学習の充実や職場体験の重視が求められているところでございますので、各学校については改めてカリキュラムを検討するようになろうかと思います。そういったときに教育委員会としては葉山のですね、海や山といった教育資源を有効に活用して、葉山らしい教育活動が実践されていくように学校のほうに働きかけていきたいと、そのように思ってます。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、ありがとうございます。いろいろと先ほどもちょっとまた反する話になるかもしれませんけども、いたずらにカリキュラムをふやすとか変えるということのリスクも当然あるということも認識していますけども、ぜひ葉山らしいということを踏まえてですね、考えてみるということは非常にいい機会だと思いますので、ぜひ今後もよろしくお願いします。
   これは後で見ていただきたいんですけども、実際にベネッセのですね、教育総合研究所のところでよくある先進事例のリストという調べると、もういろんな、全国各地でいろんなやってる方、小学校とか中学校とかの出てくるんですけど、その中でたまたま見つけたのが、箱根町のですね、箱根教育というものです。これは箱根の特色を生かした、将来箱根の町を守っていく上の子供たちを担うというようなカリキュラムづくりをしているみたいなので、プリントアウトしてきたので、同じものを、後でこれ差し上げますので、見てください。よろしくお願いします。
   では、次に行きます。次は子供が安心して遊べる公園整備についてということで、この資料にあるとおり、今、葉山町にはですね、恐らく大小合わせてというか、都市公園も含めて69カ所の公園があると思っております。もしかしたら数、違っているかもしれないので、後でもしあれだったら訂正します。数的にはですね、そんなに少なくないのかなって実は思ってまして…とは思ってるんです。ただ、その場所によって隔たりがあって、ここからじきなんですけど、特に長柄地区というのは子育て世代の住民の数がふえまして、ここにあるとおりですね、御霊神社のエリア、あるいは大山のエリアの数のふえたのに対して、子供がどうしても遊べる環境がなく、今、御霊神社の境内なんかでよく遊んでいるシーンをよく見るということで、非常にもうちょっと公園どうにかならないかなという相談を受けます。ただ、簡単に言っても、場所がない限りは公園なんてつくれるわけじゃないので、難しいですよねっていう話で、ずっと過ごしてきたんですけど、ふと今、長柄にあるこのゲートボール場が余り稼動してないのかな。わからないです、ごめんなさい。ふだん昼間通っているわけじゃないので、あれなんですけど、意外とでも土・日はほとんどあいてるような気もしますし、場合によっては今、ゲートボールよりもグランドゴルフというんでしたっけ、何でしたっけ。もうちょっと大きいところでやるほうがはやっていて、ゲートボール自体が少しすたれているというのを含めると、やはりこのまま使われない状態になるのであれば、ここに公園機能もプラスさせて、曜日によって分けるとか、時間によって制限するとか、いろんな方法があると思うんですけど、ここをもうちょっと有効活用できないのかなというのはふと思ったんですけど。その辺いかがでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   当該地がですね、一応今、町の財産的には普通財産の位置づけになっています。ゲートボールが盛んに行われたころは、そのやられている方が自主的に管理をしながらということで、今、実際には体育協会さんに使っていただいてる状況だとは思うんですけども。完全に公園とすることになると、私の部の都市計画課で管理をするというような形にはなると思うんですね。ですので、あともう1点は、こちらの場合、もともとは逗葉新道だったので土地利用が難しかったんですけども、一般県道になって、なおかつここの場所って市街化区域ですので、いろんな意味で自由な土地利用ができる位置づけなので、町とすれば財産的にですね、非常な高い価値のある土地だと思ってますので、できれば、現状で仮にそういう御提案のような使い方というのは考えられるかもしれませんけど、最終的に全て公園にしましょうというところは、かなり検討すべきことだと思ってますので、近隣の市街化調整区域との土地のやりとりですとか、そういったのを踏まえて公園整備をできればと思います。

○5番( 石岡実成君 )
   はい、ありがとうございます。土地的な状況、いろいろあると思いますので、今、説明のあったとおり、少しハードルが高いのかなと思ってます。ただ、ちょっと時間がないのではしょっちゃって申しわけないんですけども、いろいろ調べますと、いわゆるきのう、前回からもですね、協働という話がいろいろ出てきて、協働として公園整備をするというやり方を実際にやってるような西東京市の、今ここに出てるんですけど、ここにある高井さんという人は、非常に今までなかったような協働で公園づくりをしているという方らしくて、来年定年されるらしいんですけど、講演活動に一生懸命回りたいというぐらいアグレッシブな人らしいので、ぜひ僕もこのこういう人の話を聞いてみたいですし、実際、町にもですね、場所さえあれば町民の方たちに声をかけて集まって多少の整備や草刈りをするとか整備をして、手づくりで公園をつくりたいというような意見もありますので、逆に余りお金をかけずに、ちょっと二、三年、じゃあ試しに使ってみようかという捉える的には、ぜひそういったことも、逆に協働でやってみて、やることも一つの作業、策だと思いますので、今後また提案させていただきますけども、検討していただければと思います。よろしくお願いします。
   では、すいません、次へ行きます。葉山災害ボランティアネットワークとの連携についてということで、この話に至ってはですね、金崎議員もそうですし、近藤さんもそうですし、きょうも待寺議員もそうですし、いろんな…畑中議員もそうですし、いろんな方からも話が出ていて、内容は一緒です。せんだってやったHSVNさんとの意見交換会でいろんな意見が出て、どうしてもその中でやっぱり気になる点があったので、ここに列挙しています。同じですね、全部出てる話なので、あえてまたという、時間もないのであれなんですけども、簡単に言うと、防災総合訓練に社協さんの職員の方が参加していなかった点であったりとか、備蓄倉庫内の機材が不足しているんじゃないかという点、それからWi-Fiの環境の整備をしてもらいたいという意見だったりとか、あとは所管が変わっての引き継ぎがどうなっているのかなというあたりを御指摘というか、不安だということをもちろん聞いたので、もう部長からの答弁もさんざん聞いていますので、私からまた言ってもまた同じ答えが返ってくるというのはわかってはいるんですけど、やはりそのぐらい防災というのが今、大事な話し合いの中に上がってあって、大事なのはやっぱり行政と、それから社協側と、それから今回で言えばHSVNさんとの3者間のコンセンサスをしっかり得ていかないと、やはり何か一方通行だったりとか、うまく話ができていないのかなというのは本当にすごく、強く感じたところですので、この際ですから、ぜひしっかりと3者間での話し合い、もしくはきっちりと連携をとってですね、なるべく早めにそういういい関係というか、環境づくりをしてもらいたいなということを最後のお願いとしまして、自分の一般質問、これで終わりにします。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて5番 石岡実成議員の一般質問を終わります。
   第4番、4番 飯山直樹議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。飯山直樹議員、質問者席にお着き願います。

○4番( 飯山直樹君 )
   4番 飯山直樹です。通告に従って一問一答方式で一般質問を行います。今回の一般質問では4項目について質問を行います。1項目目は株式会社湘南国際村協会について。この湘南国際村協会については、第3回、前回の定例会でも一般質問で細かく伺いました。その後、減損・減資の件等についてフォローしていただきまして、内容については理解しておりますが、その後の経過について、経営の状況を中心に確認をさせていただきたいと思います。
   2項目目は公共施設について。これは今回特に将来的な公共施設の維持管理の計画で、全体のおよそ37.5%を占める、金額にすると公共施設白書で予測している326億3,000万円のうちの122億3,625万円のコストを見込んでいる大規模改修の必要性、あるいは総枠の試算等について、数字に基づいて長期的な視野で対応について確認をしたいと思います。
   3項目目は、幼保育の無償化とその財源についてお伺いしたいと思います。これは既にニュースで明らかになっているように、来年の消費税増税に合わせて国のほうは無償化分を利用者負担分による公費の負担増と、認可外の負担増分を従来どおりの負担率で自治体に負担を求めるということですが、その増額分がどうなっているのか。試算ができているのか、その財源についての対応を伺いたいと思います。
   4番目の4項目目、まちづくりについて。人口減少の社会で歳入維持として非常に高い町としてのポテンシャルを持っている葉山町に、人口減少ではなくて生産性人口を増加させていくというような考え方、あるいはあわせて町民税に過度に依存しない体制づくりなどについてお伺いしたいと思います。
   まず1点目、株式会社湘南国際村についてですが、これは前回の一般質問で取り上げたところ、一般の株主の方からも問い合わせがあって、自分は個人として出資をしているんだけど、大丈夫なのかというお電話をいただきました。私は一般の個人の方は株主にはなっていないのかと思っていたんですが、経緯をその方からお話しいただきましたら、当時、葉山町と横須賀市のそれぞれの商工会が主体となって、それぞれ20人から50人ほどの一般の株主を束ねた投資組合の形で出資をしていたということを伺いました。これは湘南国際村協会の出資者の一覧ですが、要はこの村の目的と意義に賛同した民間のセクターというところは、私は企業かと思っていたんですが、その一部がそうした2つの投資組合という形で入っていたそうです。1人当たり大体50万円ぐらいの出資をしていたというようなお話も伺いました。組合のほうからは減資の話も何も聞いていなかったということで、どうなってしまうんだろうなという御心配の声を伺いました。任意の投資の組合ですので、町とは直接関係はないようではありますが、こういった株主がふえてくるといろいろ後々の処理には大変なことが多々出てくるのではないかなということも思います。そういう状況ですので、その後の進捗状況について確認をしたいと思います。
   これは6月に株主総会があって、減資の決議がされているんですが、通常民間の企業であれば、ある意味、危機的な経営状況にあるということで、短期的に、普通は一般的には毎月株主に経営報告、書面なりで出てくるものですが、6月以降に経営状況はどうなっているのかの報告というのはあるのかどうかを確認します。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   私、代理で取締役会というのに出席をさせていただきまして、やはり複数名の取締役の方がいらっしゃいますので、葉山町の要望としては、せめて半期に一度は経営の状況とかをですね、わざわざ取締役会を開いていただく必要はないので、そういう要望をほかの取締役さんもしているのかしてないのかということは存じ上げないところですけども、葉山町としてはやはり運営の状況を注視していかなければいけないということもございますので、しかるべきタイミングでですね、そういう報告をしてほしいというような要望はしてまいりましたが、この議会の前にですね、上半期の状況についてということで、村協会のほうに確認をいたしました。上半期と下半期でもともとの計画数値というのを設けてございまして、その計画数値をですね、3.8ポイント上回っているということでございます。ただ、これから先、冬場にかけてですね、閑散期になりますので、引き続きその辺については営業努力を重ねていかなければいけないということを協会さんのほうでおっしゃっております。

○4番( 飯山直樹君 )
   はい、ありがとうございます。そうした要望を半期に1回、経営報告をしてもらうということは、当然言ってしかるべきだと思いますし、そうした対応をしていただいたということは、すばらしいことだと思います。結果、3.数ポイント、計画よりよかったということでございますので、計画がどれだけ積極的な計画なのかわかりませんけど、まあまあ当然株主総会の減資の決議の際に、きちんと経営をしていくよという経営計画のもとに3.数ポイント状況が上向いているという状況でしょうから、非常によかったのかなという状況かと思います。そうした対応いただいていることに感謝したいと思います。
   今御質問の中で、経営状況がよくなっているということなので、これからの質問は悪くなっていたらどうしようかという想定で考えてきましたので、若干ちょっと意向と違うところもありますが、せっかくつくってきましたので、継続的にお話を伺いたいと思います。
   これはことしの3月の決算期のバランスシートなんですが、この会社は長期借入金の1年以内返済の借入金が7,650万円あると。ということは、1カ月に640万円ずつ返済をしているということかと思います。それと、これは損益計算書ですが、繁閑比が2億6,500万円ほどあって、大体毎月12分の1にすると二千二、三百万円ぐらいが人件費なりでなくなるということで、合計で毎月3,000万円ほどのキャッシュアウトがあるというふうになっています。最悪、全くお客さんが来ないという事態を想定すると、前回の一般質問のときは年間で3,000万円から5,000万円ぐらいのキャッシュのロスがあるということで、現在のキャッシュ額を見ると、四、五年は今の経営状況でも何とか乗り越えられるなというお話をしましたけど、もし全然お客さんが来ないと、もう本当に1年以内でキャッシュがなくなってしまうということも本当は考えて対応していくべきなのかなと思いますが、先ほどのお話で、そういった心配は今のところないと、これから閑散期にお客さんを呼び込んでいくための戦略も立てていくということでしたので、こうした心配は当面はもうなくなっているのかなという気がします。
   そうはいっても、その目標がどれだけのものなのかというのはわかりませんので、現在のキャッシュの状況とかですね、宿泊客の目標達成、これはさっき3.幾つ、計画より上がっているということでしたが、キャッシュがふえているか減っているかというのは把握されているかどうかを伺いたいと思います。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   宿泊される方によってですね、宿泊単価が一緒じゃないよというようなお話も聞いてございます。今回、上半期にですね、ポイント数が上がったのは、製薬会社の研修がかなり複数日あったということを伺っております。今のキャッシュの状況ですと、私どもで捉えておりますのは、ポイント数が3.8%上がって、利益としては今、精査をしているところだと。数字としては、ちょっと詳しくは捉えていないけれども、当期の純利益としてですね、7,200万円ほど当期の純利益はあると思われるというようなお話は伺っております。

○4番( 飯山直樹君 )
   通常であれば、半期に1回は半期の決算を損益計算書と財務諸表を出してもらうというぐらいの準備は、今までは資本額が5億円以上ありましたから、必ず半期ごとに資料を作成していたと思うんですね、大企業だから。今回5億円ぐらいに、ある意味、政策的にやっているというふうに思います。なので、少なくとも手持ちの資金がどうなっているのかというのは、やっぱり継続的に見ていったほうがいいと思います。純利益で七千数百万も出ているという、非常に好調な状況なのかなと思いますから、今のところは絶好調なのかなということかと思います。継続的に下半期のほうもウォッチを続けていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
   続いて2項目目、公共施設について伺います。葉山町はほかの自治体同様に、公共施設のあり方を将来像を決めなければいけない時期に、まさに直面しているわけですが、特に給食センターの建設に端を発して、これまで再三にわたって財政と大規模の事業を関連づけて見解を伺ってきまして、前回の定例会でも、総括質問のほうで床面積がおよそ6割占めている教育・学校施設の扱いについて、まずは教育全体のグランドデザインを決めた上で、公共施設をどう取り扱っていくのかを決めるのが王道ではないかということを述べてきました。葉山町には総合計画やマスタープランはありますが、葉山町のいわゆるグランドデザインを示す役割を全うしているとは、なかなか言いがたいのではないかと思います。
   一方で、公共施設の実務上では、これまで公共施設白書、総合管理計画第1次実施計画が策定されてきていますし、今後は劣化診断を行うことも決まっていて、スピード感はそれほどないのかなと思いますけど、一歩一歩着々と進んでいることは間違いないと思います。これから行われる劣化診断については、非常に重要な意味を持っていて、その診断によって各施設の長寿命化を図るための具体的な内容が決まるものと考えています。劣化診断によって、いつ大規模改修なり、あるいは一体幾らぐらいかかってくるのかというコスト的なことも、おのずとこの診断によって見えてくるのではないかと思いますし、そうならないのであれば意味はないのかなと思います。
   この劣化診断について書かれている建築診断協会のホームページを見てみましたら、劣化診断には3段階あって、目視と打診調査の1次診断、それと内部、検査器具による2次診断があって、あとは躯体以外の内部のところの3次診断というふうに書いてありました。まず1つ確認したいんですが、今回のこの劣化診断については、このいわゆる1次診断、目視・打診調査を行うという内容のものと思うのですが、その辺についての診断の内容についてお伺いいたします。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   はい、そうですね、議員おっしゃるとおり、1次的な診断ということで、現存しているまず図面、それから施設管理者へのヒアリング、それから目視も含めた現地調査と、それによって劣化度の判定ということで考えております。その後、劣化診断の結果に基づいて、建築それから設備ですね、電気ですとか、それから機械設備の各部位における劣化状況からの費用の総額を算出するというような状況で調査を行う予定でおります。

○4番( 飯山直樹君 )
   そうすると、内部的な躯体以外の空調等も含めて検査をやるということで、ここで言ういわゆる1、2、3の全診断を行うというふうになろうかと思います。今回診断を行う対象施設については、どこまでの範囲を想定していらっしゃるのかを確認いたします。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   今回、議会の会期中に議員の皆様にお時間をいただいておりまして、その中で公共施設の全体計画ということでお話をさせていただこうというふうに思っております。主には、小・中学校の校舎、それから町役場、福祉文化会館、保健センター等ございます。あと、複合施設になっております児童館ですね、そういうところ、それから町営住宅。施設といたしましては16施設、これで学校も含めますので、床面積は全公共施設の81.2%ということになります。

○4番( 飯山直樹君 )
   いわゆる大きめの施設に関しては、ほぼ網羅されるということでよろしいのかなと思います。この劣化診断でその総合管理計画の具体的な内容は示されてくるというお話しいただきましたが、まさにどこでのタイミングで、どのタイミングではなくて、何をしなきゃいけないのかなということまでは決まってくると思います。その先の、やっぱりどのタイミングでというところは、これからの戦略的に何を進めるのかという、いわゆる全体のデザインにのっとってやっていくというところにすり合わせをしていく。当然コストも含めてですね。そこは一番重要じゃないかと思います。
   今回、まだ劣化診断行われてないんですが、その全体の計画というのは、いつぐらいに出てくる予定なんでしょうか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   今回お時間をいただいている議員懇談会でお話ししますのは、今の第四次総合計画と歩調を合わせて、全て現状の公共施設の実施計画のほうもですね、期間を合わせております。そこまでの次の第五次の総合計画が始まる2025年から始まりますけれども、平成で言いますと37年度になります。そこまでの主なスケジュール、例えば今回八十数%を行います劣化診断のそのほかの今回入らない劣化診断の残りの部分ですとか、あとその中で出た結果によって、どういうふうに財源を確保していくか。一番大事なことはですね、今回わかった状況を皆様の議会の議員の皆様、それからあとは町民の皆様にですね、町役場がやった劣化状況診断でこういう結果が出ましたというような公表にも力を入れていく必要があると思っていますので、その全体的なスケジューリングみたいなものは今回の議員懇談会の中でお話をさせていただきます。
   あと、どういうタイミングでその修繕を必要になるのか、どの程度の規模のものをするのかということは、やはり劣化状況診断の結果を踏まえた上で、そちらのほうもスケジュールを立てていくという状況になってございます。

○4番( 飯山直樹君 )
   2025年の第四次の計画に向けてということなんですが、まだ5年、6年先のことで…7年先か。実際には劣化診断が出たら、速やかに全体の戦略なりも立てていくことはできるはずですから、何年も先まで待たずにですね、というのは、その間にも時期的に建てかえの時期とか大規模改修の時期とかですね、そういうのはやってくると、1個1個対応していると、対応してしまうということになりかねない。当然、軽微な修繕について行っていくのは当然としても、大きな枠組みの中でどうするのかというのを全体の中で考えていかないと、結果として全部やるというようなことになりかねないと思いますので、まずは劣化診断できましたら、早々に全体の町のグランドデザインにのっとって、どういうふうに何をやっていくのかということを戦略的にまとめ上げるべきじゃないかと思います。
   いろいろこの公共施設の白書から資料を今まで見て、数字的にも見てきたんですけど、大規模改修というのは一体何ぞやと、本当に必要なのかなと。コストの中の三百数十億の三十数%がそれに含まれているんですけど、これは一体どういう根拠でこれが出てきたのかなという、ちょっとした疑問を今、持つに至っています。場合によっては、全部が全部じゃないでしょうけど、不要になる可能性もあるのではないかなということもあります。学校の施設では、何をもって大規模改修というのかということもありますけど、葉山中学校を除いて耐震化の際に、これは助成金の名目上の話かもしれませんが、大規模改修としては一応対応したということになっていると。ただ、いわゆる公共施設白書の中で、この公共施設白書を恐らく依頼して書いているコンサルティング会社ですかね、が見込んでいる大規模改修とはちょっと違うものではないかなというふうに感じます。
   大規模改修と改善の違いというので、いわゆるこれ、公共施設白書を書いた、依頼したコンサルティング会社は、恐らくマンションの施工管理とかをしている管理会社、コンサルティング会社だと思うんですが、マンションの管理会社が出している修繕と改修の違いというのは、これを読んでみましたら、大規模修繕というのは建物が建ったときの状態に戻すんだと。大規模な修繕で、いわゆるリフォームなんだそうです。大規模改修というのが、これは公共施設白書の中で言っているものですが、時代に合った性能・機能までグレードアップする、リノベーションだそうです。つまり、リフォームとリノベーションの違いだということですね。表向きはきれいになっているんだけど、実際には機能的には現代風にはなっていないというのはリフォームという位置づけになるそうです。したがって、白書の中で言っている大規模改修については、この定義を当てはめると、40年前に建設した学校を最新の学校と同等の性能の機能にするということになるかと思います。
   リノベーション技術というのは、非常に向上しているようです。現代の技術をもってすると、大規模改修によって完全にリノベーションしてしまうと、全く新しいものに変わってくるということで、そうすると、その60年後に見ている建てかえ更新というのは本当に必要なのかなという疑問も出てくるわけです。結局、現代の技術がどこまで対応できるのかわかりませんけど、どちらかの選択でいいのではないかというのが、どうも最近のマンションの建てかえも非常に今、マンションが老朽化で、相当な問題が起きているようなんですが、そこでマンションも大規模改修をするのか、あるいは建てかえてしまうのかというので、マンションの管理組合が相当もめているという状況だそうです。結果として、その組合員がまとまれば、ほとんどのケースは建てかえるそうですね。なかなか大規模改修というのは相当難儀で、結局外側が例えばコンクリが剥がれたりですね、ということは直せても、中の水道管とか空調とかはもう30年、40年たつと、もうぼろぼろで、それをもとに戻そうというリノベーションしようと思ったら、もう建てかえるのと変わらないというのが実情だそうです。なので、そうするといつ、どっちの対応をするのかというのは、管理組合があるわけではないので、3分の2以上の賛同を得なければいけないというマンションの管理組合法みたいなものがあるわけじゃないですから、どのタイミングで何をやるのかというのは、人口動態とか考えながら、しかるべきタイミングをスケジュールの中で決めていくと。当然、その中に町民の方からニーズのあるスポーツ施設なり教育施設なり、そういったものを盛り込んでいくということが頭の中に入ってくるのではないかと思います。ですので、先ほど申し上げたように、まずはそういう全体像を決めていかないと、25年になってやっぱり一個一個やっていくんだという対応になりかねないので、ぜひですね、大きな枠組みで戦略を立てていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
   一方で、先日も議会のほうからも学校の施設に関しては相当な老朽化があって、傷んでいるところは速やかに対応してくださいねという要望がありました。これは万々が一にも事故が起こるということは絶対にあってはならないので、そのとき、これはやらなければいけないというのは、何とかお金は工面をしてやるしかないということをお伝えしたいと思います。
   これは今回、劣化診断を行うわけなんですが、先ほどから申し上げているように、一個一個その場その場で対応するということではなくて、全体をどうするのか、決めてからやったらどうですかということに関連してくるんですが、当然、給食センターもそれに含まれてくるというふうに思います。結果として、これが単独でいくんだという結論になるかもしれないし、そうではないかもしれない。そうすると、まず劣化診断が終わって、その劣化診断と給食センターは何かそれによって関連性が出てくるのかどうかということは今考えているかどうかを確認したいと思います。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   来年度予定している劣化診断の中には、既存の校舎ですので、既存の給食室は当然含まれますけれども、それと直接、給食センター云々はこの診断の中には含まれておりません。

○4番( 飯山直樹君 )
   了解しました。そうすると、もしその劣化診断によって、同時に公共施設とか教育に関する、だんだんと将来的なグランドデザインが見えてくるということはあっても、給食センターについてはもうそのまま、まずは進めていくというふうに理解いたしました。
   それでですね、これは先ほどお話ししたマンションの老朽化に関する記事なんですけど、非常にマンション業界でも大規模改修の話題が今もちきりだそうで、ここに書かれているんですけど、外側より中側だよということが、ここに書かれています。一応参考のために挙げました。劣化診断を行って、町をどういうふうに、公共施設だけではなくて、町をどういうふうにしていくのかということも当然含まれてくる対応なのかと思うんですが、今までそういう白書とかコンサルティング会社とかにですね、任せて行ってきたと思うんですけど、やっぱりもう集中的に葉山町の企画を考える、戦略立案に特化したような人材が必要だというふうに以前から言ってきましたけど、いよいよ本当にそういう人材が必要なんではないかなと思いますので、それが空席になっている副町長の役割なのかどうかはわかりませんけど、やっぱり日常の雑務から離れてですね、それに特化して徹底的に考え抜くということをやる人が私は必要だと思います。そうした検討もぜひいただきたいと思います。
   3項目目の幼保育無償化についてですが、これは11月15日の朝日新聞の朝刊で、幼保育無償化負担に市長会激しく反発という、これはもう皆さん、記事で目にされたと思います。これはもとをたどれば国のほうが消費税、来年の消費税の増税によって自治体は収入増になると。消費税の交付金が入ってくるんだなと。それについては、使い道は国のほうで決めちゃうよという突然のお達示があったわけで、それに対して、国は地方の財政状況を考えず、突然こういうことを言い出したので、自治体が激しく反発をしているというふうに私は読み取りました。少子化の対策として、親の子育ての負担軽減については、当然必須の状況ですし、そもそも消費税の増税分については社会保障に回すんだという財源と約束しているので、国としては対応が間違えているというふうには思っていないと。
   この消費税増税の収入については、国が100%使うのではなくて、先ほど言いました地方消費税交付金として地方に渡ってくると。国としては増税してあげたのは国なんだから、増税分の使い道も国が決めるという高飛車な態度できたとも受け取れるわけです。あるいは、国としても、そもそもまだ消費税が上がってもいないのに、入ってきてもいない税収を使い道をもう先に決めてしまったのかと。そんなことはないだろうと思っているのかもしれません。何がその自治体にとって今問題なのかというと、これは中期財政計画のその他の、歳入のその他の項目のところで、ここに平成31年10月の消費税率引き上げに伴う増収を勘案していると。既にその数字が入っちゃっているということなんです。これは、31年以降の差し引きのところですね。その他の。大体3億円から4億円ほど増収するということが見込まれていて、これのうちのどれが消費税増税分なのかというのは、細かいところはわかりませんけど。
   何が言いたいかというと、経常収支比率がほぼ100に近い状態で、既に財源として盛り込まれてしまっているというふうに言えるかと思います。これは恐らく葉山町に限ったことではなくて、ほかの自治体も恐らくそういう状況なのかなと。そこにあって、突然、町側、自治体側としては大体何となく使い道については決めているんだけど、国のほうは突然、これに使ってくれよと言ってきたわけですから、当然、自治体は反発するに決まっているわけです。そうはいっても、このままいくとこうなってしまうかなというふうになった場合に、一体どのくらい自治体の負担がふえるのかですね。それと、それに対して、じゃあどうやって対応したらいいのかということは、考えていかなければいけないと思うんですけど。その辺の負担増、どのくらいなのか試算されているかどうか、お伺いしたいと思います。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   幼児教育の無償化につきましての財政負担については、正式なものはまだきちんと決定されておりませんので、その試算についてはしておりません。ただ、今の案ですと、ふえるだろうということは推測はしているところでございます。

○4番( 飯山直樹君 )
   突然、来年になってふえたといって、じゃあどうするのかというのは、準備は当然しておいたほうがいいと思いますよ。もう中期財政計画のほうでも、収支均衡するために、消費税増税分がこれまでのコストの中に入っちゃっているわけですから。これは多分ほかの自治体も同じだと思いますけど。あるいは、もうほかの自治体の方と一緒になって大反対するしかないのかなという状況かと思います。
   最後の4項目目、まちづくりについてなんですけど、今まで葉山町のこれからの財政計画とか読んでいくと、人口減少社会で、だから葉山町も人口が減っていくのはしょうがないんだなというふうに考えていたのかなと思います。私も、これは自然な現象でしょうがないのかなという、余り深くは考えていなかったんですけど、いろんな人に、自分は葉山町に住んでいるんだよと言うと、みんな、もう一様に、いいところですねって、憧れの場所であるのはもう間違いないわけです。誰に聞いても、ここは、葉山町というのは住んでみたい理想の場所であるというふうに確信しています。それにもかかわらず、何で減少してもしょうがないのかと。よく考えてみると、非常におかしな話なのかなと。ふやそうとしている努力がどれだけあるのかということかと思います。ほかの議員の方もお話出たように、先日まちづくりの…まちづくりを、デザインをどうしていくのかと、体系的にとられて政策の立案をされている、提言をしているNPO法人の方と意見交換を行ったわけです。その際は、まちづくり条例の見直しについての提案をいただいたんですけど、本質的には、何度も言うように、彼らも町のグランドデザインをどうするんだということを考えていて、そうしていくと、それには規定が必要で、その中で直面している問題について、開発の問題、待ったなしだなということで、緊急的な対策として条例見直しについて提言をしていると。結局のところ、グランドデザインが見えてないということが一番のやっぱりみんな一致しているところなのかなというふうに思います。本当はそんなに心配するような地域ではないのに、可能性に満ちあふれた葉山町なのに、何でそういう状況になっているのかなというふうに感じるわけです。
   これは神奈川県で唯一の村の清川村のホームページで、よくホームページで移住促進についてのUターン、Iターンとか、募集しているホームページを見かけるんですが、一般的には以前総務省が過疎の地域を対策するための法律ができまして、それに指定された場所、地域の自治体は、国のほうがお金を、助成金もある程度出すから、何らかの対策をしましょうねということで、当然ホームページのほうでもやってるわけです。神奈川県は清川村というのはそれに入ってません。神奈川県は唯一、1つ、真鶴町がその対象になっているわけですが。にもかかわらず、この清川村のほうでは、そうしたホームページなんかも非常に充実をしていてですね、いろんな施策をとっているという村です。何か今後ですね、減少を食いとめるというよりも、ちょっと発想を変えて、みんな住みたい場所なんだから、何とかふえるように施策を考えてという考え方がないのかどうか、確認します。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   以前に総合計画をつくっている担当をしておりましたときに、将来の人口はどういう人口数が御希望でしょうかというようなアンケートをとりました。その際はですね、急激にふえるのもよろしくない。だけど、やっぱり今どこの自治体でも少子高齢化ですとか、生産年齢人口が少なくなってきているという状況もあるのでというような御意見がすごく多かったんですね。ですから、葉山町はやはり市街化調整区域が非常に多くて、山も多い、海も迫っているという土地柄ですね、余り平場がない、平地がないというところもありますので、今の3万3,000人の人口をですね、維持していきましょう。人口が極端に減らないように、一定程度のにぎわいがあって、コミュニティーが盛んで、3万3,000を維持しましょうということで、将来目標人口を3万3,000人に設定したというところでございます。ですから、例えば何かリゾートみたいなものを誘致するとか、量販店をたくさん町に誘致するとかということではなくて、やはりよその自治体と全く一様に比べることはできないというふうに思ってますので、葉山は葉山のよさをアピールしながら、人口を減らないように、今の人口をなるべく維持していくように。その中でも、例えは経費をかけずにできることというのが、例えばごみのほうでやっています広域行政、施設を持たないということですとか、それから先ほど来話が出ているような公共施設の本当に皆さんの活動を阻害せずにですね、将来にわたって経費をなるべく少なく抑えていくというような努力が必要だというふうに思っています。

○4番( 飯山直樹君 )
   そうなんでしょうけど、何かやっぱり維持しようとしても、ふやそうと思って結果的に維持になるのかもしれないし、維持しようとしていたらほかの自治体もある意味、似たりよったりだから、結果的には減ってしまったということになるかもしれないし。いろいろ過疎の問題になっているところの自治体のホームページ見てみたら、いろんな対策を…対策というか、こんなメリットがありますということをやっているんですよね。それが葉山町は一体どういう…住んだらどういうふうにメリットがあるんだろうというような、移住者の人はほとんどホームページで見ているそうです。その自治体の。何ができるんだろうと。細かく、子育てのところとか見ればわかると思うんですけど、何かそうしたアピールをしていってもいいのかなというふうにも感じますので、御検討いただければと思います。
   ちょうど今、お隣で首長の選挙が行われていて、ちょうど…ちょうどというか、財政の問題が非常にクローズアップされている状況になっていますね。葉山町もどういうふうにしたら町民の税金から、税収から依存していくのかと。これはまさに今、大きなマーケットをつくるとかということではないというふうにいただいたんですけど、例えば年間に20万円ぐらいの町民税を払っていただける人を1,000人ぐらいふやすとかですね、あるいは、それはなかなか大変なことですから、別の法人からの収入をふやすとか、これはお隣の候補者の方は法人からの収入をどうやってふやしていくのかというような考えを持たれているようですが、私も方法としては、町民をふやすのか、どっちかなのかなと。財政的に危機的になってないとはいってもですね、そういうふうに客観的に聞いていて思いました。そうした町民税から依存していくような、そうしたビジョンみたいなものはあるかどうか、お伺いします、最後に。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   地方自治体ですので、税に依存しないということはあり得ないと思います。ただ、そんな中でも、先ほどと繰り返しになるかもしれませんけれども、なるべく歳出の抑制をしていくという工夫は当然必要ですし、葉山町も例えば一例を挙げて言えば、インスタグラムの取り組みだったりとか、今一生懸命やっておりますけれども、里山の整備の事業ですとか、葉山にいながらにして、葉山の中で、よそに行かずに楽しむことができるような、そういう魅力というのも、また葉山の一つだと思います。自治体は多分、一様ではなくて、例えば先ほど清川村の話も出ていましたけれども、財政構造も違いますし、水源があるので財政的な国からの援助というのも過分にあると、多分にあるというふうにも思っていますので、その分はですね、町の今の状況を的確に捉えて、なるべく無駄を省いてといいますか、歳出を抑制しながら、身の丈に合った、それでも魅力のある町をつくっていくということを一生懸命頑張ってみようというふうに考えております。

○4番( 飯山直樹君 )
   毎回同じことばかり聞いて申しわけないんですけど、たまたまお隣でそうした財政の問題になりましたし、非常に似ている自治体なので、なければないにこしたことはないんですけど、そうした心配も、ひょっとしたら葉山町にも起こり得ることなのかなということを危惧してお聞きしました。以上で私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて4番 飯山直樹議員の一般質問を終わります。
   この際、暫時休憩をいたします。再開は3時30分からといたします。 (午後3時01分)

○議長( 伊東圭介君 )
   休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時30分)
   一般質問を続行いたします。第5番、1番 横山すみ子議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。

○1番( 横山すみ子君 )
   一般質問最後の11番目となりまして、お疲れのことと思いますが、御答弁よろしくお願いいたします。今まで七、八年の間、私の一般質問はごみ処理問題について、町の財政について、公共施設の老朽化問題について、そして空き家問題と、地域医療の問題に集中して、ずっと繰り返し御質問をさせていただいてまいりました。そのうちの幾つかの問題は、ステージが変わったというか、ごみ問題は逗子市との広域が進み始め、地域医療については連携室が設置され、民間の動きも活発になっております。また、その中の問題についても一応ステージが上がって、解決したわけではないけれども、町側としては調査、十分に行って検討されているということで、今回は全く手をつけたことのない大問題について質問項目を挙げさせていただきまして、何カ月か準備をいたしましたけれども、私の理解も不十分なところもあり、行き違いがあるかもしれませんが、きょうの質問について総務部長、よろしくお願いいたします。
   それでは1番目、臨時・非常勤職員の雇用安定・処遇改善に向けた取り組みについてという質問項目を出させていただきました。地方公務員法及び地方自治法が今回改正されております。その私が今回取り上げます内容は、特別職非常勤職員の任用及び臨時的任用の適正を確保することと、一般職非常勤職員について任用制度を明確化すること、これは地方公務員法の改正でございます。もう一つ、一般職非常勤職員について給与体系を見直すこと、これは地方自治法が改正ということで、平成29年5月11日に法案が可決成立をしておりまして、5月17日に公布をされております。施行期日は平成32年4月1日ということで、これ、今、中継や傍聴席でお聞きになっていらっしゃる皆様には、これ、何のことだろうと思われた方が大勢いらっしゃると思うんですが、葉山町役場に入ってきていただいて、職員の皆様、着席して仕事をしていただいておりますと、この任用について差があるとか、どの職がどうなんだろうということは、全くおわかりになりにくい状況だと思うんですけれども、世の中全般の問題といたしまして、特に郵政民営化に至るときに、派遣に関する問題が法律改正をされまして、雇用について世の中が非常に不安定になってきていたなという実感を持っておりますけれども、自治体の現場におきましてもいわゆる任期のない、終身働いていただける公務員の方たち、ずっとその体制で専門性を高めながらやっていただいているんですけれども、実は非常勤、アルバイト、任期付職員等の方が大勢職員として働いていただいておりまして、その待遇について、民間であれば労働者として法律で保護されるところがあるんですけれども、なまじ自治体で働いていただいているために、労働関係法の保護が非常に薄いという問題がある中、職場で頑張っていただいているというのが現状でございます。
   そこで、町側のこの問題に対する基本的な姿勢についてお伺いしたいと思って質問を組ませていただきました。第1問目は、この2020年4月から施行されます地方公務員法及び地方自治法改正への対応の検討状況についてお伺いをいたします。

○総務部長( 太田圭一君 )
   私どももまだ手探りな状況で、こちらこそかみ合わない議論になってしまったら申しわけないなと思いますが。ただいま、今、職員ともども鋭意努力しておるところでございます。地方公共団体における行政の需要、多様化等に対応いたしまして、公務の能率的かつ適正な運営を維持するため、地方公務員の臨時・非常勤職員について、特別職の任用及び臨時的任用職員の適正を確保し、一般職の会計年度任用職員の任用等に関する制度の明確化を図り、会計年度任用職員に対する給付について規定を整備することとなりました。現在、他自治体とも情報を共有し、2020年4月の施行に向けて、現状の把握と当該制度の運用について研究し、整備しているところでございます。

○1番( 横山すみ子君 )
   総務部長の御答弁としては、そういうことになるんですけれども、一般的に、私もそうでございましたが、これは一体何を意味しているのかと調べ始めましたときに、大変戸惑いました。各自治体によって臨時の職員の方とかアルバイトとか、それから非常勤とか、それぞれ言葉の使い方も違いますので、まずは当町ではこの臨時・非常勤職員等の皆様の働いていらっしゃる状況と、その人数を教えていただきたいと思います。

○総務部長( 太田圭一君 )
   ただいまですね、職員が299人おりまして、それからアルバイト、それから非常勤職員、アルバイト等で、非常勤が77人、アルバイトが265人ほどおります。ちょっと若干の前後はございますが。こういったことを踏まえて、今この整備して検討しているところでございます。

○1番( 横山すみ子君 )
   国のほうも、この法律を決める前から、地方公務員の臨時・非常勤職員及び任期付職員の任用等のあり方に関する研究会というのが置かれまして、そこは大学の先生ですとか行政、久喜市の総務部副部長も入っていたり、研究者も入っていたり、新聞社、それから労働団体、東京都からも入っておりますね。という方たちが集まって、ずっと研究をされてきております。それから、地方公共団体もヒアリングを受けたりしているんですが、何とお隣の逗子市がヒアリングされているという記録もございますけれども、その間に総務省のほうから文書が随分来ていたはずなんですけれども、総務省のほうからは何を準備せよというふうにずっと言われてきたんでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   総務省のほうからの文書は多々あったと聞いて…幾つかあったと聞いておりますけれども、何をどうするかといいますとですね、会計年度職員というものの制度をやりますので、その辺について理解と、それから庁舎内の調整といいますか、お金のことでございますとか、そういうことが、予算のことがございますので、そういうことを十分に研究して対応していただくよう準備してくださいとのことでした。会計年度任用職員という新しい制度になりますので、こういったことについてどういう、例えば手当の支給だとか、そういうことについて十分研究しておいてくださいというような内容でございますが、なかなかそのほかの具体な、今簡単に言っちゃうとそういうことだったんですけれども、なかなか具体の通知等が難解でですね、担当職員も非常に苦慮している状況でございます。

○1番( 横山すみ子君 )
   ちょっとわかりやすい文言に直すと、会計年度任用職員というのは12カ月以内つまり会計年度の中で何らかの理由があって雇用する、働いていっていただく職員ということですよね。今までもそういう、制度は新しく法律でつくられるとしても、実態としてはあったんですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   はい、非常勤職員でありますとか、そういったもので、ある一定の期間を決めて任用してやっている状況でございます。

○1番( 横山すみ子君 )
   いろんな文書を読むと、何のためにこういうことをやるかというと、総務省、政府の言うことは、公共サービスの安定化を図るために、現に働く臨時・非常勤職員の雇用継続を基本として制度化を図るというふうに説明されている文書が多いんですけれども、町側の考え方の基本として、町長は、今働いていらっしゃる方たちの人数、ものすごいですよね。正職員が299人に対して、アルバイトでいてくださる方が265名、非常勤が77人というのが現状であると。これは10月現在か4月現在か。4月現在…はい、4月現在。ということで、私がすごく恐れますのは、今アルバイトや非常勤や臨時で働いていらっしゃる方たちが本当にいい仕事をされているというのが、職員から聞き取りをいたしますと、すごく頑張ってくださっているという返事が返ってまいります。なまじ、この制度を確立させることによって、現在働いておられる方たちがちゃんと継続して働けるのかというのが一つ私が心配なところなんですけれども、その点については町長は基本的にどうお考えでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   私も制度上ですね、どういうふうに厳密になり、厳格になるかというところをまだ把握していないもので、何ともお答えできないところがあるんですけれども、現状でも非常勤雇用等につきましては、特に非常勤は6カ月間ごとの更新ということになっていますので、その際には再雇用という名目は立っていませんけれども、御本人と協議をしてですね、任期について定めをしているところにあります。ですから、そういう意味では1年終わったときに、また引き続き働けるかどうかを協議しながら決めていくということが、運用上はそうなるのではないかというふうには想定はしておりますけども、申し上げたように厳密に、厳格にどこまで求められるか、ちょっと定かではないところがあるので、この場では詳細なお答えは控えなければいけないというふうに思います。

○1番( 横山すみ子君 )
   総務部長に聞くのを忘れてしまったんですけれど、人数はそういうことなんですが、職種としては現在どんな職種にこの臨時・非常勤・アルバイトの皆さんがいらっしゃるか、職種を教えてください。

○総務部長( 太田圭一君 )
   職種といたしましては、一般事務職と、それから事務職員と、あと保健師、保育士、あと給食調理員、図書館司書、あと清掃作業員等がございます。

○1番( 横山すみ子君 )
   そうすると、ほぼ…建築や何かの技術を持っておられる方の特殊性は入っていないかもしれませんが、入っていますか。入っていないですね。ほとんどのところにいて働いていただいているということだと思うんですが、実は先ほど言いましたあり方についての提言の中で、重要な御提言が入っておりまして、任期付職員の制度を確立すると、試験をしなければいけないという項目が入っております。継続してできるところもあるんですけども、再雇用する場合に一定のところで試験しなければいけないと。ただ、その試験をする場合に、今まで働いていた働き方の評価も加えるべきという、そういうこのあり方検討委員会の御提言もあるんですけれども、この点について町長のお考えを伺いたいと。つまり、職員として働いていただいて、経験その他を十分に評価をするという試験のあり方になるかどうかというのが心配でございます。いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   現在検討中ではありますけれども、当然働きぶりについては一定考慮をした上での試験の内容については私、まだ定かではないんですけれども、考慮することは行えるというふうに思います。

○1番( 横山すみ子君 )
   それがあると、やはり一生懸命に働いていただいている方ほど、ほっとしていただけるのかなと思いますので、その点の配慮はぜひ制度を変える際には町としての取り組みの基本としていただければありがたいと思います。
   もう一つなんですが、処遇の問題でございます。法律改正を待たずに、期末手当を出すことができるという指示が出ているように思うんですけれども、総務部長、そこはいかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   期末手当につきましては、現在やはりそういった規定、一部改正の中にもございますけれども、十分にちょっと検討しておる状況でございます。

○1番( 横山すみ子君 )
   以前に独自に自治体が期末手当を出すという決断をした自治体に対して、総務省がそんなにお金が余っているならと、ペナルティーを科すというような動きもあって、新聞をにぎわしたことがあるんですけれども、その後、総務省のほうからの通達になるんですかね、通達を出さないと言いながら、かなりやりますよね。出しても構わないと。自治体の判断によるものとするという通達が出ておりますが、それについては今、総務部長のほうは検討中であるということなんですけれども、基本的に町長、いかがでしょうか。期末手当についても実は正職員の方がボーナスが出る時期に非常に寂しい思いをするということを言われたことがあって、はっとしたことがあるんですけれども、やはりその率とか額はともかくとして、生活の実態としては本給プラス期末手当その他で生活が成り立っているというのが、普通に働いていらっしゃる方でも同じことで、それがないとしたらかなり厳しいというのは実態としてあるんですけれども、財政問題については先ほどの御質問でもありましたし、これ、御質問をしてしながら、臨時・非常勤・任期付の制度をしっかりと運用するということは、人件費にまた響いてくるというのは、これは当然のことでございまして、今回は国に意見書を上げるのはまだ最初の質問で、議員の皆様とも意見交換しておりませんので、ただ、これをしっかりやろうと思ったら、財源確保について、国に働きかけをせざるを得ないと思いますし、葉山の町の行政がしっかり運営されて、すばらしい葉山になって、先ほどの飯山議員の御質問のように、みんないいねといって、葉山に来たいということになるためには、協働の裏方で働くプロの職員というか、専門家の職員が本当に楽しく働ける町でなければ、町全体の雰囲気が盛り上がらないのは当たり前のことでございます。また、いい職員をとりたいという職員争奪戦の際も、地域手当が削らざるを得なかったときに、本当に残念だったんですけれども、周り中が高い給与を持つことができるときに、葉山がやむを得ず下げるということは、競争原理からいくと非常に残念だなという感じがいたしました。もちろん、収入として減ってしまう職員の皆様にも、気の毒だなと思ったんですけれども、就職の際の条件としても、トンネルをくぐったら何でこんなに差がつくわけというのが本当に思ったところでございます。
   ということで、期末手当についての基本的な考え方を伺いたいんですが、税金がたくさん入るようにという御質問もありましたけれども、職員に対してきちんとそういうものを払うということは、町内で全部消費していただけるかどうかはわからないんですけれども、収入に対する税金もあれば、購買意欲の問題もあって、ここは頑張ったほうがいいんじゃないかなと思うんですが、基本的に期末手当について前向きにお考えいただけますか、町長。

○町長( 山梨崇仁君 )
   確かに人件費の総額に対する配慮も十分あります。そもそも人件費が高いと言われている葉山町ですし、関係ありませんけれども、ラスパイレス指数も大分まだ高い状態にありますので、人件費というものは非常に今、私としても敏感なところはあります。ただ、こう制度が変わる中でですね、そういったことができる規定、パートタイムにおいてもできる規定がありますので、そこについても十分な検討をしなければならないというふうには思ってございます。当町には組合さんもありますので、組合のほうの見解もいただきながらとなると思いますが、このお話の中で今の待遇として私たちがしっかり考えることも大事なんですが、一方で働く方側もですね、多様な働き方を求めている。それは報酬が多ければいいというわけではなく、御自身のライフワークに、生活に合わせた中でのライフワークとしての職場を求める方もいらっしゃいますので、そういった方とのですね、関係性も考えますと、いろんなケースを想定するということが必要になってきますので、十分議論をした上で当町としてのあり方を決めていきたいなというふうに思います。

○1番( 横山すみ子君 )
   本当は国の制度の矛盾を自治体がもろにかぶっているというふうにも言える今の動きでして、本来であればオランダや北欧のように、働き方が時間が長いのと短いのと基本的な対応については時間差でいくけれども、基本のところでは変えないと。選べる。だから、夫婦でも選んでいけるし、自分の人生としても選んでいけるという、オランダとか北欧の労働のあり方というのは、幸福度、過ごす国民の幸福度と税金の高いのにも、税金はみんなで出し合うものですというふうに、スウェーデンに伺って、こんな高い税率で御不満は出ませんかと聞いたときに、もう女性の内務大臣が自信を持って、これはみんなで出し合うもので、信頼されているので、苦情は出ませんと断言されておりましたが、日本はちょっと逆で、税金取られちゃうとか、どう使われるかわからないとか、あるいは私の息子たちは就職氷河期でございました。そのときに本採用になれなかった友達が、それからどのように人生リベンジしていけるのか、本当に見ている親たちとしてはとてもつらいところがありました。そこら辺の制度をきちんとしないでいて、このあり方を推進するというのは、本当に社会的な不公正にもつながるんじゃないかと、怒りは持っているんですけれども、国に対する発言はしっかりとさせていただきますけれども、自治体でできる部分もあるということで、葉山で働くとこんなにみんなで助け合って暮らしていけるんだというのも、一つの葉山のブランド力といいますか、葉山力の強める一つにもなると思うんですね。実は葉山で働いているけれども、こういうこともあってつらいところもあるというようなことは、本当に言ってほしくないなと思うところでして、総人件費の問題に関して言うと、核を決めなければいけないところも出てしまうんですけれども、ちょっと長い目で見た葉山の組み立てからいくと、行政がしっかりする。職員が笑顔で働ける。出した分については税金としても消費としても戻ってくる可能性もあるということで、本当にここでちょっとでも削ろうという気持ちよりも、これを前向きに制度をつくっていって、みんなでしっかり働こうじゃないかというほうが、私は長期的に見ればプラスになると思っております。
   ただ、この間の総務省からの出される文書をずっと追っかけて読んでいますと、相当腹が立ってくるというところはあるんですけれども、葉山は自治体の誇りを持って、誇りを持って働く人のためにも、町の財政のためにも、こういう路線をとっていますよというのは、世の中が追っかけてこざるを得ない、正しい道だと思うんですね。理屈ばっかり言って、お金の問題、そんなに簡単じゃないよと言いたくなる気持ちもわかるんですけれども、非常勤・アルバイトの皆さんの数を聞いて、多分驚いておられる方もあると思うんですね。今、雇用が好転いたしましたけれども、雇用が非常に厳しいときは、先ほど町長言われたように、人生の選び方として能力の発揮の仕方をこの短い勤務でいいから、ほかのこともやりたいし、自分の人生としてはこういう選択のもとにいくんだよという方ももちろんいらっしゃるでしょうけれども、選ぶ職場が万やむを得ない、これしかなかったというケースもないわけではないと思うんですよ。非常に、特にクリーンセンターの職員の皆様、暑い夏など、戸別収集で走りながらやっていただいているのを見ますと、これ、アルバイトで物件費に入ってしまうという、この人件費のあり方は一体どうなんだというふうに、本当に思いました。アルバイトに関しては、総務部長、今度は物件費から外れる、人件費枠に入るんですよね。

○総務部長( 太田圭一君 )
   はい、そのとおり、人件費枠に入ります。

○1番( 横山すみ子君 )
   ということは、もう本当に数字的に隠しようもないというか、もろに出てくるので、逆にこういうふうにするということに納得のいく、正当な説明ができなければいけないというところも、本当に真正面から出てくるんですけれども、私としてはこういうことで、この方向にお願いしますというからには、国がこの人件費、総務省の発議ですけれども、地方自治法と地方公務員法を改正して、職員の皆様の待遇についてこうしなさいというのであれば、きちんとそれなり国も応援体制をやってくれなければ、自治体としてはやれない。つまり、財政状況としては比較的、今のところ安定しているかに見える葉山町でも、期末手当一つでも、どうしようかとお考えというのは、本当にそのとおりで、財政に慎重な町長であればこそ、基金が、財調が本当になくなってしまった後、復活させて、9億超えましたよね。18億。本当にレベルを回復させることができたと思うんですけれども、基本的なラインは緩めず、そのままいっていただきたいんですが、法律改正によって財政的に少し影響が出てくるなと私は思っているんですが。先ほどオランダや北欧の例を引き合いに出しましたけれども、この非常勤・任期付職員の新しい制度に入るに当たりまして、先ほど申し上げました期末手当の問題もそうですし、期末手当を本職の報酬に…本職じゃない、報酬のほうにのせるという考え方もないわけではないと思うんですけれども、正規職員と同等ということはとてもできない、多分できない仕組みなんですけれども、正規職員のあり方を見ながら、その給与体系について決めていただくという基本の足の向き方ですね、それは保っていただきたいんですが、その点についてはいかがでしょうか。報酬の表もずっと段階がありまして、一般職の初任給から始まるとか、職務によって相当いろいろついておりますけれども、基本的な姿勢としてですね、きちんと見ていただけるかどうかを伺いたいと思います。

○町長( 山梨崇仁君 )
   非常に難しい背景のあるお話でして、確かに現の非常勤の方にアルバイトの方にですね、手厚い待遇を、正規職員の給料表に適した形でとかですね、どこからスタートするかの違いだけだとかいうのもわかるんですけども、転じてやはり働く方に行政という、どの職場も求めるものは、先ほど現状の働き方からの任用替えについてという話がございましたけども、本音を申し上げればですね、いい仕事ができる方は引き続き長く働いてほしいというのが本音ではあります。ただ、公平性、機会の均等という観点から改めて多くの方に働く機会を、特に葉山町の場合は役場が一番大きな事業所ですので、そこが雇用の場を提供しないわけにいかないというところがございます。では、正規職員はどうかといいますと、正規職員はそういう雇用の場というよりもですね、正規職員が行政としての仕事をしっかりと知識や見識や経験を持って蓄えて、葉山町行政が続くように、そして仕事が大きな複数にわたっても完遂できるようにするのが正規職員の役割だと思いますので、余りがちがちにですね、お互いに線引きをし始めてしまいますと、あれ以上高い給料を払うんであれば、それなりに雇用の場というよりも葉山町としての知識、見識を蓄える正規職員が多いほうがいいんじゃないかとかですね、役所としてもですね、ある程度逆に割り切ってしまうところもあるなということがこの課題の議論のときには話題になりました。制度が始まる今のほうが全ていいとは言いませんけれども、事業所側と求職側がですね、うまく余りよくそれが 小泉改革でよくなかったというふうに、経済的に合成の誤謬性があったんではないかというふうによく言われますけれども、ただマッチングしたことは間違いないと思うんですね。働きたい時間に働く、働きたい分の給料だけもらう。それに応じて非正規の短時間労働をお願いをして企業側もそれをうまく使ってしまうという、この形がよくないという流れから今始まっているわけですけれども。そうなりますとというですね、お互いに割り切ってしまったときの大きなぽっかりした穴ができてしまうとかですね。逆に私たちも、じゃあ試験もする、面接もする、じゃあ今度はもう受けませんとですね、優秀な現非常勤の方から言われてしまいますと、非常にそれも困ってしまうという背景も実はあります。どちらにしても、こういう制度改正は本当にそれぞれの一人ひとりの人生がですね、かかわっているものなので、丁寧に丁寧に、一人ひとりを見ながらですね、一人ひとりと向き合って話をしながら決めていきたいというのが正直な今お答えできる範囲だということは改めて申し上げたいと思います。大変申しわけございません、長くなりまして。

○1番( 横山すみ子君 )
   一つ先ほどオランダとか、スウェーデンや何かの説明で忘れたことがあるんですけれども、労働市場が本当に動くようにやっぱり仕組みを変えたときにですね、仕事のほうの要請で退職していただく場合に、もう一回トレーニングできる、その間はちゃんと保険として払われると。そこをバックアップした上で流動化させたんですね。それなしでやった日本のやり方は本当はよくないんじゃないかなと思っておりまして、もし、それがあればですね、次は違う職種でやってみたいとかというときに、トレーニングを受けることができる仕組みになっていて、オランダのやり方は人道的というか、このやり方、労働市場の流通させながらも個を大事にしているというふうに思いました。今、非常にきょうは難しい御質問をしておりまして、総務部長も町長も真摯にこの問題について考えていただいているという感触は十分にいただきましたので、この問題については先ほど申し上げましたように、あり方検討委員会でも学者だとか経済団体、それから新聞社に加えて労働団体が入っておりました。当町においてもこの問題を決めていくに当たっては、当町において労働団体というと、職員組合になるわけでございますけれども、職員組合とはこういうことについて話し合いはなさっているんでしょうか。

〇総務部長( 太田圭一君 )
   8月にですね、まず、こういうことがあるということで御提示させていただきまして、その後、まだ問題提起等詳しい…詳しいというか、深い話はまだできておりませんが、こういう状況であるということの共有はできたと思っております。

○1番( 横山すみ子君 )
   きょうは大変難しい問題なので、頭出しだけにしますって言っちゃったような気がするのに、突っ込んで申しわけないんですが、やっぱりそれほど人の人生と町の将来にかかわる大事な問題で、これは国が言ってきっちゃったのでこうしますということではなくて、町をどうつくっていくかという柱の一つということでとらえてやっていただければと願っております。こういう答弁をいただきたかったという答弁、ほぼいただいたと思っております。
   昨日ですね、3番議員さんが国連のSDGsのお話をされたときに、目標の8にですね、やはりリーセントワークを推進をするって、これ何って思ったんですが、人間らしい雇用を促進するという項目が入っておりまして、今回、持続可能な目標を定めるに当たりまして、子供たちにまで共有できるように、非常にわかりやすい目標の立て方をして、それを町の行政にも生かすというのは、本当にあるべき姿と思いますので、とてもよい御質問をいただいたなと思って、うちに帰ってこの本をちゃんと読んでなかったということで見ましたら、そういう項目もございました。
   そしてですね、政策財政部長、ここに17の目標があるんですけど、何とわかりやすいマークがあるんですよね。これっていわゆるパクってはいけないとは思うんですけれども、このわかりやすさというのはすばらしいなと思うので、つまり何か目標を立てたときに目印というか、を置いているので、私でも英語読めなくてもわかるわという感じなので、これはぜひ町の広報等での参考にしていただければなと、昨夜感心したところです。では、これは第1回の質問ということで、ここまでにさせていただきますが、困難な問題ですけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
   それでは、2番目の問題に移らせていただきます。町施策について大学研究者との連携はという質問項目を起こしまして、予告いたしましたところ、なぜ大学や何かと連携するのかという事前の御質問をいただいて、きょうはちょっと見てくださいというふうにお答えしてしまったんですけれども。各事業・施策等について、当町も大学等の連携、協定等を結んでおりますけれども、今どんなことを協定、連携されているでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   大学という単位では、関東学院大学さんとですね、包括協定を結ばせていただいておりまして、審議会やですね、まだ実例はないんですけども、当町から職員の研究等にお越しいただいたらどうでしょうという提案をいただいたりとか、先方としては行政の現場のケースについて学びたいという視点がございますので、学生さんを派遣していただいて、例えば直接的ではありませんけども、上山口・木古庭のあの屏風絵をつくるときにも関東学院さんの学生さんたちがですね、デザインにタッチするということが当初、そこからスタートしたこともございました。いろんな意味で関東学院さんとの連携は今、強めてございます。また、個別にこちらに研究者というふうに表現していただいておりますが、例えばイノシシの生態の研究には葉山の町の方に御紹介いただいて、日本大学の生物資源科学部の中島先生とですね、今、コワークしてございまして、先生の持っている自動反応式のカメラをですね、町の今の山の中に40個近く設置をしていただいておりまして、イノシシの生息の分析には非常に役立ってございます。それ以外にも各審議会の先生方いらっしゃいまして、いろんな場面で御指導いただいているところがございます。個別に研究者の方という意味では大学の先生方やですね、専門の私業の方々との連携は取れているところがさまざまございます。

○1番( 横山すみ子君 )
   実は議会のほうではですね、非常に困難な問題にぶつかりましたときに、議員報酬の問題を議会みずから考えるというときに、議員だけで考えているとちょっと範囲が狭いのと、専門知識的に心細いところがございまして、専門的な識見を有する方を議会として依頼することができると、議会基本条例に入れておいたのが役立ちまして、報酬のときと、それから覚せい剤問題で条例等の改正に当たらなければいけないというときの2回にわたってお願いをして、本当に頭の整理をしていただいたり、専門知識の補足をしていただいたりと、大変に役立った経験がございます。近隣を見ますと、三浦と横須賀は保健福祉大学と連携協定を結んでいて、あそこは食の問題も強いんですけれども、福祉の問題、医療の問題等について連携を…協定だったかな、結んでおられます。葉山の問題についても個別政策の施策の全部を協定結ぶというのはとてもできない話なんですけれども、町としてこれはグレードアップしたいという問題については、やはり大学等の助けを借りるというのはとても有効だというのを実感しておりますので、今、2項目目に挙げましたのは「貯筋運動」を非常に職員の方頑張ってくださいまして、葉山も自分で身体をつくっていく活動、仲間づくりをするという活動として広がりを見せておりますけれども、あの運動の強みは筋肉量の測定を半年ごとに行っているというところにございまして、やっている方は実感として筋肉ついたら生活楽になったなっておっしゃる方多いんですけれども、これが客観的に数値として追っかけていくことができて、健康保険、医療保険ですとか介護保険の利用率がもともと葉山は優秀だなとは思うんですけれども、そのやっていらっしゃるグループを追いかけて、平均よりもそこが利用が低ければ、これは長野県ですとか、非常に系統立って取り組んでいる…静岡もそうです、は研究者と組んで、その成果について医療で言うエビデンス、実証をデータとしてあらわして、この施策の重要性、つまり国からの補助金も来ますし、町からの税金もそんなに多額ではございませんが、投入しております。そのことについてこういう成果が出ていますということを御報告できると同時に、こういうふうになるんだったら地道なことだけれどもやろうかなという動機づけにもなるということで、幸い町長御存じの鹿屋体育大学の学長がつくられた運動で、しかも筋力を手軽に測定できるというすぐれものでございますので、ぜひこれを研究データとして追っかけていくことができるような、そういう連携をとることができると、葉山の健康長寿の施策の一つとしてグレードアップ、目玉になるんじゃないかなと思って御提案をさせていただきましたが、いかがお考えでしょうか。

〇福祉部長( 仲野美幸君 )
   貯筋運動につきましては、やはり地域づくりと介護予防を兼ねたという取り組みとして平成28年度に町内3カ所で開始したものが現在では15カ所、延べ17会場で開催されており、町内で大きな広がりを見せているところです。今お話しの貯筋運動の成果につきまして、筋硬測定を6カ月ほど実施しておりますので、客観的な効果を測定しているところですけども、今後、長期にわたるデータによる効果の検証なども行ってまいりたいと考えておりまして、現在、この貯筋運動を開発されました鹿屋体育大学の前福永学長に御相談を始めたところで、グローバルを通してですけれども、始めたところでございますので、それを今、ちょっとお返事を待っているような状況が少しありますけど、まだちょっとお返事はいただけてないんですが、ちょっと学校として取り組むのか、どこか研究室として取り組むのかとか、その辺をちょっといろいろと今、御相談させていただいているところで、お返事を待っているところでございます。

○1番( 横山すみ子君 )
   貯筋運動は地味な運動ですけれども、非常に続けていくと効果的だと実感しております。サボってばっかりおりますけれども。いろんなスポーツジムだとか、体操教室で貯筋運動を取り入れているところが民間でたくさんふえてまいりました。これはインターネットで見ると、ああ、すごい広がりだなと思うんですけれども、行政が施策の一つとして町民の、市民の皆様の活動をサポートしながら健康長寿の活動の一つとして支えていくというのは、やっぱり葉山が多分群を抜いて前に行っているんじゃないかなと思いますので、町長、鹿屋体育大学に積極的に働きかけていただきたいんですが、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   実はその背景が実はありまして、福永先生を御紹介いただいたのは私の昔のウィンドーサーフィンのですね、一緒に戦っていた先輩がですね、今、早稲田から鹿屋体育大学に行かれて、福永先生と一緒に筋肉の研究をされていらっしゃる背景がありました。お話もしやすくてですね、葉山もすごく好きだというふうに福永先生がおっしゃっていただいたことも聞いていますので、引き続きプッシュしていきたいなというふうに思います。

○1番( 横山すみ子君 )
   もうそれでは、町長の人脈も駆使して、貯筋運動のフラッシュアップというか、グレードアップに御努力をいただきたいと思います。
   最後の質問に入らせていただきますけれども、食品ロスを減らし、必要な方に届けるフードバンク神奈川などの活動についての町の見解を伺うと書きました。このフードバンク神奈川というのは、神奈川県内の生活協同組合や…ちょっと失礼、読ませていただきます。生活協同組合や農協や 労福協、それからYMCA、パルシステム、ゆめコープとか、つまり生協系列のところとそのほかの労働福祉団体も含めて集まって、昨年の3月に設立の総会をされまして、収集の中で食品ロスをなくすというのを目的としているというよりも、それも一つなんですが、そういうもったいない食料が役立てるような流れをつくりたいということで立ち上がられたものでございまして、町が直接何ができるということよりも、こういう動きをしていて、必要があれば何らか応援の手を差し伸べていただけるだろうかという質問でございます。

〇環境部長( 高階歩君 )
   フードバンクの活動というよりは食品ロスという観点からお話をさせていただきますと、廃棄物となってしまう中にですね、やはりごみ処理基本計画の中でも書きましたとおり、未開封の食品が8%事業系ごみの中に入っているという現実もある中でですね、もし、賞味期限、消費期限等が到来する前のものであれば、そういった形で活用するというのがこれ一番よろしいことだろうというふうに思っております。先般、他の議員の御質問の中に回答させていただきましたけれども、事業系のごみの減量につきましては、事業所を訪問してですね、減量に取り組みたいということを申し上げて、これから実行に移すわけですけれども、その中にこういったまだ消費可能なものについては、こんなフードバンクの活用もどうだろうかというようなことをですね、申し添えながらごみの減量には努めていきたいと思っております。

○1番( 横山すみ子君 )
   ぜひよろしくお願いいたします。大分前になるんですけれども、アメリカのNPO団体を訪問いたしましたときに、教会でボランティアで食事を出しているグループの倉庫を見せていただいたら、へこんだ缶詰とか、ちょっと売れないというものがだあっと並んでおりまして、お昼にも使うし、それからお届け、ランチとか夕食をお届けするときに使うこともあるんだよという話でした。今、これ言っているのは、つまり保管場所がいるんですよね。こういう大もとのところが集めていただいたとしても、中継点が必要で、中継はこの協同組合ですので、拠点をお持ちですので、そこから、そこまではやることができるようでございますが、当町はよそ目から見ると、食料を必要としているような人はいないように見えてしまう可能性があると思うんですけれども、だから余計言いにくいということもありまして、こういうものが非常に苦しい状況にあるときに届けば、非常に生活を立て直しやすいとか、あるいはお子さんの先ほど朝食率が非常に高いのを聞いて、ああよかったなと思ったんですが、ほとんどのお子さんが食べてきておられますが、数字が100%ではなかったですよね。ということで、こういう動きがありますということをまずは商店やスーパー等に行って、そういうものがあったら役立ててくださいというふうに言っていただけるということなんですが、こういう動きがありますということを広報等で載せていただくと、本当に苦しい方がどうすればそれを手に入れることができるかというヒントを得られると思うので、広報等にフードバンクの問題はですね、セカンドハーベストとか先行してやっておられるグループもいっぱいありまして、つまり食料援助を受けられる可能性があるということをですね。比較的豊かと思われる当町でもちょこっとどこかに書いていただくと、そういうサービスがあるんだなということで救いを得られる方もいらっしゃるんじゃないかと思うので、広報等に載せていただくということはどうでしょうか、できますか。大きくなくてもいいです。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   内部で検討いたしまして、広報のほうにつきましてはいつの広報紙にというような御指定がなければですね、紙面の都合がつけば、ホームページでも広報でも対応は可能かというふうに思います。

○1番( 横山すみ子君 )
   今まで知っていながら私も御提案はしておりませんし、いついつに、なるべく早くとか、大きくとかと言うつもりはないんですけれども、こういうニュースが字が大きく見えて、ニュースとして受け取る方もいらっしゃるだろうと思いますので、お願いをいたします。
   最後のところなんですが、町内でも子ども食堂というか、そういう動きをしていらっしゃる方たちがありまして、そのニュースを見ると、食べることができないからというよりも弧食を避けるとか、みんなで食べるという楽しさを味わってもらおうとか、そういう感じが主かなと思うんですけれども、町内の子ども食堂の状況について把握していらっしゃるでしょうか。

〇福祉部長( 仲野美幸君 )
   町内におきましては今、2カ所で個人の方のボランティアで子ども食堂をやっているということを把握しております。そのときの町として今やっていることはですね、広報活動、やるときのチラシを張ったりとかそういうことについてやっておりますが、町ではないんですけども、社会福祉協議会のほうで助け合いのほうで少し補助をしたりとかしている団体もあるようですし、また、きょう教えていただいたというか、このフードバンクについても社協のほうにもちょっとお伝えして、社協の広報なんかにも載せていただくのもいいのかなと思ったり、そういう御相談があったときにはこういうフードバンクがあるということについて、始めたいというふうに御相談される方も、ちょっと今回、最近はわかりませんけど、前にはちょっとこの方だったかどうかわかりませんが、始めたいというお話もありますので、実際御自分だけでのお力でというのはなかなか難しいところもありますので、このフードバンクがあるよとか、伝えられるところが、伝えていければと思っております。

○1番( 横山すみ子君 )
   ですね、社協には生活資金の短期貸し出しがありますので、そこでお伝えいただければありがたいと思います。ただこれ、フードバンクの場合は中継地点から先をやる人を大至急つくらなければいけないんですけれども、それはやはり届くようになるべく努力をしたいと思いますので、そういうニュースが出れば、必要な方が手を挙げてくだされば動きも出てくると思いますので、社協のほうにもお話をいただければありがたいと思います。フードバンク神奈川だけではなくて、セカンドハーベストとか先行しているNPOのグループもたくさんございますので、そういう活動が今、展開されていますということで出していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
   今回は頭出しばかりの難しい問題を御質問させていただきましたけれども、臨時、任期付の問題については数カ月頭を悩ませておりましたけれども、基本的な姿勢としてしっかり受けとめていただけたと思います。まだまだあと2年ございますけれども、いい形になりますように、あと法律改正を待たずにできる手当の問題もありますので、それについては解決を急いでいただきたいと思います。
   最後の質問、皆様お疲れのところ、ありがとうございました。御答弁どうもありがとうございました。これで終わります。

〇議長( 伊東圭介君 )
   これにて1番 横山すみ子議員の一般質問を終わります。以上で一般質問を終結いたします。
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〇議長( 伊東圭介君 )
   本日の日程は全て終了いたしました。あすから12月12日までの9日間は委員会等開催のため休会とし、来る12月13日、午前10時再開をいたします。
   本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。 (午後4時26分)

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更新日:2019年01月24日