葉山町議会 平成30年11月29日

平成30年 葉山町議会第4回定例会会議録(第1日)

招集年月日

平成30年11月29日(木曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前 10時00分

閉会

午後3時08分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 石岡実成 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 近藤昇一 出席
第8番 窪田美樹 出席
第9番 畑中由喜子 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 笠原俊一 出席
第12番 土佐洋子 出席
第13番 伊東圭介 出席
第14番 ( 欠員 )

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 氏名
町長 山梨崇仁
教育長 返町和久
政策財政部長 伊藤義紀
総務部長 太田圭一
福祉部長 仲野美幸
環境部長 高階歩
都市経済部長 永津英彦
教育部長 沼田茂昭
消防長 小峰守
総務課長 行谷修

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 氏名
議会事務局長 田丸良一
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 保永優香

 

会議録署名議員の詳細

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第3番 鈴木道子
第4番 飯山直樹

議事日程

第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 請願第 30-3 号 認可保育園の開園を求める請願書
      (以上1件 教育民生常任委員会審査報告)
第6 議会議案第30-9号 市街化調整区域内に保育園建設許可を求める意見書
第7 議案第 32 号 平成30年度葉山町一般会計補正予算(第3号)
第8 議案第 33 号 平成30年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第9 議案第 34 号 平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
第10 議案第 35 号 平成30年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第11 議案第 36 号 平成30年度葉山町下水道事業会計補正予算(第2号)
第12 議案第 37 号 葉山町税条例の一部を改正する条例
第13 議案第 38 号 葉山町営住宅条例の一部を改正する条例
第14 報告第 7 号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
第15 報告第 8 号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
第16 報告第 9 号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
第17 一般質問
1.金 崎 ひ さ 【一問一答式】
(1)協働について
2.山 田 由 美 【一問一答式】
(1)ヨウ素剤の個人購入について
(2)ミニアセスメントの実現について
(3)町立葉山保育園の設備や人員について
(4)バイオトイレの実験的導入について

議事の経過

○議長( 伊東圭介君 )
   おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、ただいまから、平成30年葉山町議会第4回定例会を開会いたします。
   直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第1「会期の決定」を議題といたします。
   お諮りいたします。去る11月26日に開催されました議会運営委員会におきまして、会期は本日から12月14日までの16日間と決定いたしましたが、これに御異議ございませんか。
      (「異議なし」の声多数 )
   御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月14日までの16日間と決定いたしました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
   会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により議長において指名いたします。3番 鈴木道子議員、4番 飯山直樹議員のお2人にお願いいたします。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第3「議長から諸般の報告」を行います。
   今定例会に提出されました陳情は、お手元に配付した文書表のとおりですので、所管の委員会に付託いたします。審査結果等については、後日報告願います。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第4「町長の行政報告」を行います。
   町長の報告を求めます。町長、登壇願います。

○町長( 山梨崇仁君 )
   おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、3点、行政報告をさせていただきます。
   初めに、過去の定例会で採択すべきものと決定された請願等の処理状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。
   2点目、下水道事業における官民連携の取り組みについて御報告させていただきます。これまで下水道事業では、平成37年(2025年)までの汚水処理施設整備構想(アクションプラン)の概成を目指して事業を推進してきたところですが、このたび官・民が連携して公共サービスの提供を行うPPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)による事業を実施することとなりました。事業の相手先は、配付資料にありますとおり、株式会社山一施工を代表企業とし、有限会社キリタ及び株式会社東伸企画設計の3社で構成されるグループで、平成30年11月21日に基本協定を締結いたしました。事業の期間は、今後締結する委託契約の日から、平成35年(2023年)3月17日までを予定しており、この間、下山口地区の管渠整備を進めてまいります。
   3点目、来年予定されている皇位継承に伴う町の対応について御報告いたします。既に報道されているとおり、国においては2月の天皇陛下御在位30年記念式典に始まり、御退位及び御即位の式典などを、約1年かけて行うこととなっています。そこで、御用邸の町・葉山として、町民を挙げて祝意をあらわす行事を行うべく、葉山町改元奉祝実行委員会を今月26日に発足いたしました。今後、国の動向や町がこれまで行ってきた皇室関連事業を踏まえ、どのような祝賀事業を行うのか委員会で検討をしてまいります。
   以上、行政報告といたします。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )
   以上で町長の行政報告を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第5「請願第30-3号認可保育園の開園を求める請願書」を議題といたします。
   本件につきましては、教育民生常任委員会に付託し審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、教育民生常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。
   委員長、登壇願います。

○教育民生常任委員会委員長( 窪田美樹君 )
   教育民生常任委員会審査報告。平成30年10月11日の第3回定例会本会議において付託された請願第30-3号認可保育園の開園を求める請願書は、議会閉会中の11月20日に担当部課長等に出席を求め、慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。
   請願第30-3号の要旨は次のとおりです。葉山町で認可保育園を目指している保育園が、現在の候補地では設置基準が満たされず、葉山町内の候補地を20カ所以上検討しましたが、騒音や交通問題等で近隣の同意が得られず、市街化区域での開園を断念してきました。今回は、社会福祉法人の所有地を借りて認可保育園開園を進めてきましたが、市街化調整区域のため、神奈川県は設置基準に関して難色を示しています。葉山町全体の7割が市街化調整区域であり、住宅用地としての土地利用は町全域の19.3%にすぎません。今回の候補地の土地環境を考えると、自然との共生を尊重しながら、子供たちの愛しむ心を養える保育が…慈しむ心を養える保育ができるすばらしい土地環境と考えます。また、平成30年度の町長施政方針でも、待機児童対策として新保育園の設置など、安心して子育てができる環境づくりを積極的に検討するとしています。ついては、神奈川県に対し、認可保育園の早期開園に向け意見書を提出することを求めているものです。
   委員の総意として、葉山町子ども・子育て支援事業で、教育・保育提供区域を町全域で1区域と定めており、区域内で特定のエリアに事業が偏在することを避け、基盤整備を行っていくこととしており、市街化区域・市街化調整区域の区別なく事業を進めるべきである。今回の認可保育園の候補地は、県道や主要幹線道路へのアクセスがよく、何よりも自然環境が豊かで、隣接する社会福祉法人、老人福祉施設との世代間を超える交流ができるのが理想的で、町民のニーズに応えるべきであるとの意見でまとまり、採決の結果、全会一致により採択し、神奈川県に対し意見書を提出すべきものと決しました。
   以上、御報告いたします。平成30年11月29日、教育民生常任委員会。

○議長( 伊東圭介君 )
   以上で委員長の報告を終わります。これより委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はございますか。
       (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて委員長に対する質疑を終結いたします。
   これより討論を行います。討論はありませんか。討論がございます。まず、委員長の報告、採択に反対の発言を許します。ございませんか。
      (「なし」の声あり )
   それでは、次に委員長の報告、採択に賛成者の発言を許します。

○2番( 金崎ひさ君 )
   2番 金崎ひさでございます。新葉クラブを代表いたしまして、請願第30-3号認可保育園の開園を求める請願書について、委員長報告に賛成の立場で討論を行います。
   この請願は、紹介議員になれる全ての議員の署名を得て、委員会審査においても全会一致で採択されたものでございます。あえて討論をすることもないとはいえ、内容として予定地が市街化調整区域のため、神奈川県の建築指導課からよりよいお答えがいただけないので、議会として県に対し意見書を提出してほしいということが主な趣旨でございます。私は、市街化調整区域に住んでいる議員として、県担当者に聞いていただきたく討論に参加いたしました。
   まず、葉山町の待機児童は41名に達しており、県内市町村の中では最も多く、待機児童解消は葉山町にとって喫緊の課題です。その解決のため、今回特別養護老人ホームを設置、運営する社会福祉法人と特定非営利活動法人「葉山風の子」との協力により、糸口が見えてきたところでございます。その候補地が、市街化調整区域とはいえ市街化区域と隣接しており、三浦半島中央道、県道27号線からのアクセスがよく、町内のいずれの場所からも短時間で通うことができます。
   また、市街化調整区域は自然との触れ合いが当たり前となる環境があり、下山川の水辺の生き物や、自然の虫、季節の草花など、豊富な本物体験ができます。そして、畑づくりはもとより、竹林が隣接しており、野菜の栽培、収穫、そしてタケノコ掘りなど自然の恵みに感謝しつつ、幼児からの食育に取り組むことができます。食育に関しては、保育所保育指針において、子供がみずからの感覚や体験を通して、自然の恵みとして食材や食の循環、環境への意識、調理する人への感謝の気持ちが育つような保育環境に配慮することとされています。また、同指針には、高齢者を初め異年齢の人々との交流は、人とかかわる力を育てる上で重要であるとしています。そういうことからも、土地を所有している社会福祉法人の運営する特別養護老人ホームは、保育園予定地と隣接しており、交流は日常茶飯事となることでしょう。
   そして、特筆すべきは、社会福祉法人は保育園に無償で土地を貸し出し、純粋に社会貢献事業として実施するものであり、保育園からの他事業への転用や市街化を促進するなどの危惧は全くありません。そして、保育園建設に当たり、必ず問題となる園児の騒音及び送迎に係る交通渋滞など、市街化調整区域ゆえの広い敷地と、広い前面道路及び住宅地から距離があるということで、苦情がないものと考えます。
   さまざま申し上げましたが、保育所保育指針にのっとった理想的な保育を行える恵まれた自然環境であり、保育を実践するのに理想的な場所であると確信をして、市街化調整区域ではありますが、一刻も早く保育園の開園ができますよう神奈川県の許可を切望して、私の賛成討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
   これより採決を行います。請願第30-3号認可保育園の開園を求める請願書に対する委員長の報告は採択であります。本件は委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、請願第30-3号は委員長の報告のとおり採択することに決定しました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第6「議会議案第30-9号市街化調整区域内に保育園の建設許可を求める意見書」を議題といたします。
   意見書を朗読させます。朗読。
      ( 書 記 朗 読 )
   本件は提案理由の説明及び質疑を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
      (「異議なし」の声多数 )
   御異議なしと認めます。よって、議会議案第30-9号は提案理由の説明及び質疑を省略することに決定しました。
   これより討論を行います。討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。
   これより採決を行います。議会議案第30-9号市街化調整区域内に保育園建設許可を求める意見書については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議会議案第30-9号は原案のとおり可決されました。よって、意見書を神奈川県に提出いたします。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第7「議案第32号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第3号)」、日程第8「議案第33号平成30年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第9「議案第34号平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、日程第10「議案第35号平成30年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第11「議案第36号平成30年度葉山町下水道事業会計補正予算(第2号)」の5件を一括議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   それでは、一般会計ほか4会計補正予算の提案説明をさせていただきます。
   初めに、議案第32号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。
   1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,791万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を101億3,846万2,000円とさせていただくものでございます。第2条繰越明許費の補正は、6ページ、第2表繰越明許費補正、第2款総務費、第4項選挙費の県知事及び県議会議員選挙費及び町議会議員選挙費につきまして、議案第32号参考資料に記載のとおり、平成31年4月執行予定の各選挙に係る経費のうち、それぞれ607万9,000円と321万7,000円を翌年度に繰り越して使用させていただくものでございます。
   それでは、歳入歳出補正予算につきまして、補正予算書の9ページ並びに別冊の補正予算に関する付属説明書の10ページから順次御説明申し上げます。
   歳入、第15款県支出金につきましては、風疹予防接種事業費補助金は、風疹等予防接種費用の助成金の交付額が見込みを上回ることに伴い、更正増をさせていただくものでございます。県知事選挙、県議会議員選挙委託金につきましては、当該選挙の執行経費に対して交付されるものでございます。第17款寄附金の一般寄附金につきましては、ふるさと納税制度を利用した寄附金の更正増でございます。第18款繰入金、第2項特別会計繰入金の後期高齢者医療特別会計繰入金につきましては、後期高齢者医療制度改正に伴うシステム改修経費相当分を、後期高齢者医療特別会計から一般会計へ繰り入れるものです。
   続きまして、付属説明書の11ページ、第20款諸収入の総務費雑入、市町村振興協会派遣職員助成金につきましては、公益財団法人神奈川県市町村振興協会、市町村研修センターへ派遣している職員に係る人件費相当分が、当該協会から交付されるものでございます。草津町応援特別企画「姉妹都市草津温泉バスツアー」の自己負担金につきましては、当該バスツアーの参加者から徴収する自己負担金収入でございます。
   続きまして、補正予算書の10ページから18ページまで、付属説明書では12ページ、歳出各費目の職員給与費ほかにつきましては、給料、職員手当等の変動に伴い、総額では減額をさせていただくものでございます。
   続きまして、補正予算書の10ページ、付属説明書の12ページの第2款、総務費の第1項総務管理費、財政管理事業は、ふるさと納税寄附金が件数が当初見込みを上回ることに伴い、関連経費を増額するものでございます。具体的には、クレジットカード利用手数料とふるさと納税管理業務委託料の更正増でございます。基金積立金につきましては、公共公益施設整備基金へ6,500万円を積み立てさせていただくものでございます。
   続きまして、13ページ、神奈川県町村情報システム共同事業は、後期高齢者医療制度改正に伴うシステム改修経費に係る町村情報システム共同事業負担金の増による更正増でございます。草津町親善交流事業は、草津町応援特別企画「姉妹都市草津温泉バスツアー」開催に要する経費でございます。
   続きまして、補正予算書の11ページ、付属説明書は引き続き13ページ、第2項徴税費の一般事務費につきましては、税務課のアルバイト員賃金が当初見込みを上回ることに伴う更正増でございます。
   続きまして、補正予算書の12ページ、付属説明書は13ページ及び14ページ、第4項選挙費の県知事及び県議会議員選挙費及び町議会議員選挙費は、平成31年4月執行予定の各選挙に係る経費のうち、平成30年度執行分に係る経費でございます。
   続きまして、補正予算書の13ページ、付属説明書は14ページ、第3款民生費の国民健康保険特別会計繰出金、介護保険特別会計繰出金及び、1つ飛びまして、後期高齢者医療特別会計繰出金は、それぞれ給料、職員手当等の額の変動に伴い、更正増させていただくものでございます。
   事業一つ戻りまして、在宅高齢者住宅改修費助成事業につきましては、在宅高齢者住宅改修費助成件数が、当初見込みを上回ることに伴う更正増でございます。
   続きまして、補正予算書の14ページ、付属説明書は15ページ、母子保健事業につきましては、子ども育成課の母子保健事業補助アルバイト員賃金が、当初見込みを上回ることに伴う更正増でございます。
   補正予算書の15ページ、付属説明書は引き続き15ページ、第4款衛生費の風疹等予防接種事業は、風疹等予防接種費用助成件数が見込みを上回ることに伴い、更正増をさせていただくものでございます。
   続きまして、補正予算書は16ページ、付属説明書は引き続き15ページ、第6款商工費の住宅リフォーム資金助成事業につきましては、住宅リフォーム資金助成金交付件数が当初見込みを上回ることに伴い、更正増をさせていただくものでございます。
   続きまして、補正予算書は17ページ、付属説明書は引き続き15ページ、第7款土木費の町営住宅維持管理事業は、町営滝の坂住宅の入居者が退去したことに伴い、修繕工事を行うものでございます。
   続きまして、付属説明書16ページ、第9款教育費の幼稚園就園奨励事業につきましては、幼稚園就園奨励費補助金交付件数が当初見込みを上回ることに伴い、更正増をさせていただくものでございます。
   補正予算書の18ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため28万円を増額し、補正後の額を1億2,027万9,000円とさせていただくものでございます。
   続きまして、議案第33号平成30年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。
   1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ236万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ38億9,274万9,000円とさせていただくものでございます。
   それでは、補正予算書の7ページ並びに付属説明書の17ページから順次御説明申し上げます。歳入、第3款県支出金の保険給付費等交付金につきましては、国民健康保険制度改正等に伴う、国保事業報告システム改修経費に対して交付されるものでございます。第5款繰入金の職員給与費等繰入金につきましては、給料、職員手当等の変動により、更正増させていただくものでございます。
   補正予算書の8ページ、付属説明書の18ページ、歳出、第1款総務費の職員給与費及び国民健康保険料徴収強化事業につきましては、給料、職員手当等の変動により、それぞれ更正増をさせていただくものでございます。国民健康保険団体連合会負担金につきましては、国民健康保険制度改正等に伴う国保事業報告システム改修経費負担金の更正増でございます。
   続きまして、議案第34号平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。
   1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ94万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を10億3,771万1,000円とさせていただくものでございます。補正予算書の7ページ、付属説明書の19ページ、歳入、第3款繰入金の職員給与費等繰入金は、給料、職員手当等の変動により、更正増をさせていただくものでございます。第6款国庫支出金、高齢者医療制度円滑運営事業費補助金は、後期高齢者医療制度改正に伴う後期高齢者医療システム改修経費に対して交付されるものでございます。
   続きまして、補正予算書の8ページ、付属説明書の20ページ、歳出、第1款総務費の職員給与費は、給料、職員手当等の変動により、更正増させていただくものでございます。第3款諸支出金、一般会計繰出金は、後期高齢者医療制度改正に伴うシステム改修経費相当額を一般会計に繰り出すものです。
   続きまして、議案第35号平成30年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明を申し上げます。
   1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ55万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を30億6,174万円とさせていただくものでございます。
   それでは、補正予算書の7ページ、付属説明書の21ページから順次御説明申し上げます。歳入、第7款繰入金の職員給与費等繰入金及び付属説明書の22ページ、歳出、第1款総務費の職員給与費につきましては、給料、職員手当等の変動により、それぞれ更正増をさせていただくものでございます。
   続きまして、補正予算書は8ページ、付属説明書は引き続き22ページ、第2款保険給付費の高額医療合算介護・予防サービス事業は、高額医療合算介護・予防サービス利用件数が当初見込みを上回ることに伴う更正増でございます。
   続きまして、第4款地域支援事業費の介護予防・生活支援サービス事業につきましては、介護予防・生活支援サービス利用件数が当初見込みを上回ることに伴う、手数料と負担金の更正増でございます。
   補正予算書の8ページ、第8款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、1,281万2,000円を減額し、補正後の額を4,910万8,000円とさせていただくものでございます。
   続きまして、議案第36号平成30年度葉山町下水道事業会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。
   1ページ、第1条は、総則を定めたものでございます。第2条は収益的支出の予定額を補正を定めるもので、第1款下水道事業費用は、既決額13億4,175万4,000円から50万5,000円を増額し、補正後の額を13億4,225万9,000円とするものでございます。これは、第1項営業費用において、既決額11億7,421万5,000円から50万5,000円を増額し、補正後の額を11億7,472万円とするもので、その内容につきましては、3ページの補正予算実施計画に記載のとおりでございます。
   1ページに戻りまして、第3条は資本的支出の予定額の補正を定めるもので、第1款資本的支出は既決額10億5,886万6,000円から31万7,000円を増額し、補正後の額を10億5,918万3,000円とするものでございます。第1項建設改良費においては、既決額5億3,643万7,000円から31万7,000円を増額し、補正後の額を5億3,675万4,000円とするもので、その内容につきましては3ページの補正予算実施計画に記載のとおりでございます。
   再度1ページにお戻りいただきまして、第3条に記載のとおり、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額につきましては、既決額4億1,492万1,000円を4億1,523万8,000円に改めるとともに、補填財源は当該年度分損益勘定留保資金3億7,508万円を、当年度分損益勘定留保資金3億7,539万7,000円に改めるものでございます。
   2ページ、第4条は、議会の議決を経なければ流用することができない経費を定めるもので、職員給与費は既決額8,463万円から82万2,000円を増額し、補正後の額を8,545万2,000円とするものでございます。なお、補正予算実施計画は3ページに、予定キャッシュ・フロー計算書は4ページから5ページに、予定貸借対照表は6ページから7ページに、給与費明細書は8ページから10ページにそれぞれ記載しております。
   以上、補正予算5件につきまして御説明させていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。
   まず初めに議案第32号について質疑を行います。

○4番( 飯山直樹君 )
   まず質問ではなくて、資料の多分間違いじゃないかなというところが。各予算書の一番最後のページの平均年齢が書いてあるところがあるんですけど、そこが何歳というところは何年というふうに、各会計でなってる。これは間違いだと思いますので、一応指摘を。勤続年数、平均年齢と書いてあります。例えば、一般会計ですと、21ページの(3)のところ。隣は「歳」と書いてあります。多分間違いだと思います。

○議長( 伊東圭介君 )
   表記の仕方だと思うんですけども、確認できますか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   申しわけございません。一般行政職と技能労務職は異なるような記載をしております。43年の勤務というのは通常は余りあり得ないということがございますので、これは43歳3カ月ということで、おわびして訂正させていただきます。

○4番( 飯山直樹君 )
   各会計、同じ間違えになってますので、訂正をお願いします。それと、一般会計のほうなんですが、今回人件費の総額では…総額でマイナスになってくるということなんですが、年間のトータルで見たらどんな感じになってくるか、予測ですが、教えていただければと思います。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   年間のトータルですと、今、正式にちょっと数字をお伝えすることできませんが。やはり、減となるような要素が幾つかございましたので、今回余剰の分については基金のほうに積み立てをさせていただいたということでございます。

○4番( 飯山直樹君 )
   昨年も総額でマイナスになってきているということで、非常に人件費のコントロール…いろんな方法でやられていて、ある意味うまくいってるのかなというふうには思うんですが。一方で、非常に民間のほうでは人材不足になっていて、人の採用が非常に難しいふうになってきている状況だと思います。内容を見ると、保育所と消防署のところで人件費がマイナスになっているかと思うんですが、これはそれぞれ保育所も消防署も、完全に人の手によって仕事をこなしていく業務ですから、人が足りないと非常に問題になるかと思うんですが、その辺の内容について御確認をさせていただきたいと思います。

○総務部長( 太田圭一君 )
   保育所につきましては、ただいま募集をかけております。消防については、欠員というものは今のところございません。

○4番( 飯山直樹君 )
   保育所に関しては、大分前から募集している、募集しているというような感じで聞いてはいるんですけど、なかなか応募がない状況なのかどうか。あるいは、応募はあっても要件に満たしていないのか、その辺を教えていただければと思います。

○総務部長( 太田圭一君 )
   両者ともございまして、応募がある…応募してくる方もいらっしゃいますので、そちらの面接で決めさせていただいております。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかにいかがでしょうか。

○6番( 山田由美君 )
   一般会計の補正予算の説明書の13ページで、税務課事務補助のアルバイト員賃金が当初見込みを上回ると書いてございますが、これはお1人の方の労働時間が延びたということなのか、それとも新たにアルバイトの方をふやしたということなのか、どちらでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   これにつきましてはですね、お休みの方の分のアルバイトをふやしたということでございます。

○議長( 伊東圭介君 )
   どうぞ引き続き。

○総務部長( 太田圭一君 )
   あと、任期付の職員につきましても1名欠員でございますので、その分のアルバイトということで、補正予算を計上させていただいております。

○議長( 伊東圭介君 )
   よろしいでしょうか。ほかに。

○7番( 近藤昇一君 )
   まず草津町応援特別企画なんですけども、これ、本年限りという企画ですよね。これは前からね、こういう企画を望まれている方が結構私も耳にするんですけど、これは継続的な施策という形にはできないんですか。お金がもったいないかな。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   特別企画ということで銘を打っております。例えば、50周年…御承知のとおり50周年なんですけれども、町長とも相談いたしまして、50周年というネーミングにすると、当然先方の草津さんも受け方がですね、式典が必要なのかとか、そういうこともあると思います。以前から要望のありました温泉バスツアーについては、やはり今、入り込み観光客数が少し落ちてるということもありまして、かねてからの要望のあったことが何かできないかということで企画をしたものです。ただ、今後につきましてはですね、こちらの応援企画をスタートアップして、今後の検討になるかと思いますけれども、草津に対する宿泊助成券。それをですね、なるべく幅広く町民の方が皆さん草津に行っていただきたいという思いがありますので、初めて草津に行く方に対して、少し補助額を増額してみてはどうかということは、内部で検討しております。ただ、観光客数がですね、じゃあいつになったら回復するのというのは、全く読みづらいところでもありますので、草津町さんと連絡を取りながら、今後の入り込み観光客数の状況を見ながらですね、考えてまいりたいなというふうには思っております。

○7番( 近藤昇一君 )
   ぜひね、本年限りの企画ということじゃなくて。私、希望者結構いるんじゃないかなと思ってるんですよね。実際に、スキー教室となると、確かに体育協会。これはもう完全に町の主催ですよね。そうですよね。それで、スキーとなれば、当然スキーをやらなければ参加できませんよということで、ちょっとスキーはできないけどというので、一定のお年を召された方なんかも、行ってみたいけどもという話も結構聞くし、一定の自己負担してでも、みんなで…町のね、みんなで行くという、そういう機会が欲しいなということは、前から、以前から聞いてたんですよ。そういう面では、ぜひね、今年度限りなんていうことを言わないで、続けていただけたらなと思うんですけど、町長いかがですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   いろんな考え方ができるとは思います。ただ、本件に限りましては、初めての取り組みですので、きっかけとしては、草津町を応援するということです。当初、50周年でということも考えたんですけども、先方の50周年に対する対応も必要となるということから、では、応援をしようということから始めたいというふうに考えました。本年度の取り組みを見た上でですね、参加者の方のアンケートを伺いながらというふうにも考えております。ただ、もう一方の考え方としては、やはり税金で温泉ツアーに行くと。そこだけ捉えられますと、それも適切ではないというふうに考えられるところもありますので、姉妹都市であるということとですね、さまざまな面からという意味で今申し上げましたが、複合的にどう捉えられるかについては、参加者の方とまたお話しをいただきながら、来年に向けて考えていきたいというふうには思います。

○7番( 近藤昇一君 )
   税金を使って温泉旅行ってね、海外に姉妹都市持ってるところだってね、町民にかなりの補助を出して、海外ツアー出かけてるとこが、たしか北海道にもあったし、幾つか私も記憶しております。たしか、中標津が町民が…どこだったかな、忘れましたけども。いわゆる姉妹都市なんですよね。この姉妹都市については、また改めて一般質問の中でちょっと伺いますけども。そういう関係だということで、じゃあ実際今までね、姉妹都市らしいことをしてたのかというのが、私、非常に疑問なんですよ。そういう面では、町民も喜ぶし、相手方もね、一定のお客さん。で、このお客さんが減ってるというのは、そう簡単にもとに戻るものじゃないですから、そういう面では、特に姉妹都市ということから考えて、私は継続すべきだと思いますので、ぜひ御検討よろしくお願いします。いいですか、続いて。すいません。
   まず、ふるさと納税なんですけども、ちょっとよくわからないんですけども、税額が900万から700万プラスになって1,600万。だけど、管理業務委託は155万がプラス350万で505万。金額に合った形での管理料じゃないんですけど、倍以上ですよね、今度。そんなものなんですか。金額がふえればふえるほど、管理料は比例して上がるんじゃなくて、金額が余計に上がっていくというような感じになってるんですけども、その辺のからくりというのか、仕組みは。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   おおむね寄附額の51%の管理料がかかるということになります。51%の管理料がかかるようになっております。ちなみに、今年度につきましては、やはり29年度よりも大分寄附の件数が伸びているということがございます。10月現在でですね、29年度は48件…50万未満の寄附が48件だったところに比して、平成30年度は131件ございます。ですから、中身をよく見てみますと、毎年度寄付をしていただく方、固定の方というのも根強くいるような状況ございますので。あとは、ふるさと納税の傾向を見ますと、年末にかけて、大分伸びが顕著に見られるということもございますので、その不足分を今回補正予算で提案させていただいています。

○7番( 近藤昇一君 )
   そうしますと、歳入のほうで、当初は900万見込んでたわけですよね。管理業務のほうが155万。これ51%じゃないですね。当初の見積もりがちょっと間違ってたということですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   なかなかちょっと見当もですね、つけづらいようなところもあるんですけれども。やはり当初については、少し予算の立て方がですね、少なかったかなというような状況はございます。

○7番( 近藤昇一君 )
   おおよそ51%という割にはね、900万でもって管理料が…管理業務委託が155万というのは、多少じゃないでしょう。このままいったら、寄附金がふえなくても管理料を補正しなければいけなかったという状況ですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   そうですね、やはり管理料については、年度末にかけて、先ほどお話ししたとおりこれから多くなることもあるので、やはりちょっと過少に管理料を取っていたかなというところはございます。

○7番( 近藤昇一君 )
   そうすると、当初だと…当初の見込みというのはどのぐらい差が出ちゃったんですか。900万でね、400万のプラスがなかった場合の管理料というのは幾らだったんですか。

○議長( 伊東圭介君 )
   暫時休憩をいたします。 (午前10時50分)

○議長( 伊東圭介君 )
   休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時53分)
   引き続き質疑を行います。伊藤政策財政部長、答弁をお願いします。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   お時間をいただきましてすいません、ありがとうございます。当初の予算、歳入の予算なんですけれども、900万円ということで計上させていただいてますのは、高額納税の分の600万円、それとそれ以下の、50万円以下の分の300万円、2つが1つになってるということで900万円。50万円以上の高額納税については、経費はかからないということでですね、その分の経費は、300万に対して51%の155万円を経費として上げさせていただいているということでございます。

○議長( 伊東圭介君 )
   よろしいでしょうか。

○10番( 待寺真司君 )
   今ちょうど休憩中にお話が出てた、草津町の件で幾つかちょっとお伺いしたいんですけれども。先ほど近藤議員も言われたように、仮にこういった温泉を楽しむバスツアーを、行政が町の税金を使って補助するのであれば、やはり継続事業にしていかないと、いわゆる税金の分配という部分での公平感、平等感ということからちょっと外れてしまうのかなと思ったんですね。今回1回限り、これね、町内会のバス旅行でもそういう話って出るんですよ。日程決めると、その日は若い人行けないじゃないか、働いてる人行けないじゃないか。それに対して町内会が補助するのはおかしいじゃないかというような御意見を必ず出るんですけど、まあこれは継続事業として行ける方に楽しんでいただく。そういった形で毎回御了承いただくというようなこともあるんですけど、今回、たしかこれ1回だけになってしまうと、ここから行けなかった、この日程に行けない人って必ずいると思うんですね。ですからその辺を町長から強いこの、一回こっきりやるというメッセージを出さないと、なかなか町民に納得いただけないんじゃないかという不安があるんですけれども、やること自体全然反対じゃなくて、逆にこういった草津町の交流がもっと深まればいいなと思ってる人間としては、いい企画だと思うんですけれども、その辺、町長のメッセージもう少し必要じゃないかと思うんですけど、その辺いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   ただ、先ほどの御意見でいただいたように、今回この、あくまできっかけとして応援をしたいということから、このツアーを開催することを計上しましたが、これまでも多くの議員さんからも、その応援ではなくて、通常の流れで役場から草津に行くという方のツアーを組んだらどうだということを、たくさん御意見をいただいておりました。今回はそういったきっかけを持って、町としてもじゃあというふうに、今回補正をさせていただくんですが、今後継続にしていくということもですね、想定には入っている中で、先ほど御答弁させていただきましたように、参加者の方の声をいただいて検討したいというふうに考えてございますので、逆に待寺議員御指摘のように、今年度だけだと余りこう強く発信をしてしまうのも難しいなというふうに、今、御意見をいただいて感じました。ただ、おっしゃってるとおり、考え方はさまざまになると思います。一方で、葉山に来てくれる方はどれぐらいいるんだというお声も上がるでしょうし、その草津との対等関係を求めるという観点からも検討しなければならないところもありますので、発信については、それも含めて今回発信をしてみて御意見をいただく、行かれない方からも御意見があればですね、それも踏まえて第2回を検討してまいりたいというふうに、この場ではお答えをしたいと思います。

○10番( 待寺真司君 )
   今回資料を出していただいて、日程とか泊まるホテルとか、今、企画されてる段階なんですけども、この、例えばこの日程設定をした要件、まあ要件というかですね、どうしてこの日程を設定したのかという部分と、それから、じゃあ町民全体というよりも、やはりある程度ターゲットを絞って、こういった企画ってしないと、なかなか皆さんどうぞと言っても、なかなかどうなんでしょうかねという部分があって、定員を満たないということがあってはならないというふうに思うんですね。まあ極力定員に近い形での実施が望まれると思うんですが、その辺のターゲットをどこに置いたのかとか、その辺の企画の段階でのお話を少し聞かせていただければと思います。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   まず日程についてはですね、春休みに突入すると宿泊料がアップするということがありまして、この日程がその前の駆け込みなんですね。あとは雪の降る地方であるということで、余り、このときも恐らく雪は残ってると思うんですけれども、宿泊先も当然、想定としては高齢の方がいらっしゃる可能性が高いということもありますので、足もとが余り悪くない、それからメーンとなる湯畑近辺のほうがいいんじゃないかということで、宿泊所のほうの選定も草津町さんと相談しながら決めたところです。
   あとはもう一つ、ターゲットをということですけれども、何分初めてやることなので、参加する方が、今、私は恐らく高齢の方がメーンじゃないかというお話をしましたけれども、あくまで想定の中ということもありますので、特に今回については想定はありますけれども、特にこの年齢の方というふうに絞り込みはせずにですね、やってみたと、企画をしてみたというような状況でございます。

○10番( 待寺真司君 )
   私もこの日程設定を見たときにね、やはり平日ですし、なかなか働いてる方が行けない。それから教育委員会に伺いたいんですが、小学校の卒業式、20日でよろしいですかね。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   20日で、3月20日となります。

○10番( 待寺真司君 )
   中学生の場合は、中学3年生の卒業式もっと早いので、もしかしたらその、御家族でとか、中学生が参加できるかなと思うけど、これ小学生、まずほとんど行けない日程になってるかなというのが、ちょっと一つ引っかかったんですね。やはり、もちろん高齢の方をじゃあターゲットにするんだったら、やっぱりそういうような形でPRをしていかないと、この日程じゃ子供たち行けないじゃないかという、やはり不公平感が出てしまうというところを、やはり調整してからやっていかなきゃいけないというふうに思いますので、この辺は今後こういったいろいろな企画をする際の日程調整というのは、いろいろなことを町全体の流れを考える中でやっていかなきゃいけないと思うんですけど、町長、その辺はいかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   非常に難しいところでして、確かに若い方、スキーも含めてですね、若い方に行ってほしいという希望、私もたくさん持ってるんですけども、先方に伺いますと、やはり私たちも仮にいつの時期に来てほしいかと言われれば、冬の葉山を楽しんでほしいなんていうことがよくあるように、どうしても閑散期をですね、先方としては希望されるところがございます。今回この日程も、そういう意味では卒業式の時期ということで、学生さんたちがこれから来る直前のところに設定をすることでですね、先方のニーズとこちらの雪解けの後のニーズということで合致させたところがございますので、おっしゃるとおり、今回はそういったことも踏まえてこの時期になりましたということもですね、添えて広報しなければいけないなというふうに思います。

○10番( 待寺真司君 )
   最後にしますけど、姉妹都市交流ね、きっかけにもっと深まると、一つの事業としては大変いい取り組みだと思うので、その辺やっぱり十分留意して、町民からね、何でこんな時期で、不公平感あるじゃないかとかという声がやっぱり出ないように、町長から発信してほしい。
   それから1点、最後確認なんですが、いわゆる行政がやるバスツアーとかについて、旅行業法の関係でいろいろと課題が出てたと思うんですけども、今回のツアーについてはその辺の調整、心配はないということで、この予算計上を我々審議してよろしいのか。その辺いかがでしょうか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   お示しさせていただいた資料にもありますとおり、保険料ですとか、それからバス会社のほうにその辺の確認ですね。乗車定員についてはそんなに遠方ではないので、それだけ手厚いのは必要ないと思うんですけども、その辺の確認をですね、とりながら、今回の実施要領を案として提案させていただいております。

○3番( 鈴木道子君 )
   ただいまの草津の問題ですけれども、委員会、予算委員会等でお話も申し上げて、またほかからも出ていたと思うんですけれども、私もこういう形の町民の要望が今までたくさんございましたので、大変いい企画で、これはぜひ続けていただきたいと思うんですけれども、この内容を今後ですね、レベルアップすると申しますか、健康面で温泉の効能とかね、温泉への入り方とか、そういうことも加味したほうが私はいいと思います。まあ、1泊か2泊で、年それだけでどれだけ健康に資するかということはございますけれども、やはり今、健康ブームで高齢社会になってきまして、テレビ等では毎日のように健康のニュースが、番組がやっているところでございますので、せっかくその草津という、まあ私どもは近くに箱根はございますけれども、姉妹都市の草津の泉質とはまた違ったものがあると思いますので、健康面からの接近、また草津との、草津の温泉とのかかわり合いということも、町民の方にアピールして、レベルアップした状態でのその草津への温泉ツアーと申しますかね、単なる遊山ではない、そういう面もあるのだということをぜひ発信していけば、また草津とのつながりもより一層強いものになると思いますし、結構そういうことを、温泉の入り方とかね、そういうこともやっぱり、何ていうんでしょう、どうせ行くんだったらそういうことも知りたいという町民の方もいらっしゃると思うので、今後の何回か重ねるということ、それからその内容を充実していくものという、この2点について私もぜひお考えをいただきたいと思っておりますが、町長いかがですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   複数泊でということも実際は検討いたしました。ただ、その中で今回はですね、湯畑近辺の散策、それから温泉に入るということと、葉山町とその草津町のかかわり合いがどういうものなのかということで、ベルツ記念館のほうにも行くようになってます。ただ、いただいた御意見のように、健康の側面からですね、温泉が非常に体にいいんだということを、当然、例えば私どもが今できることとすればですね、この草津温泉のバスツアーの際に、草津のお湯はこういうところが効能としていいんだとか、それから温泉の入り方ですとか、そういうもののお知らせをすることはできると思います。
   ただ、今後、町長の答弁にもありますとおり、継続してできるかどうかというのは、御参加いただいた方の反応を見ながらということになりますので、今、議員がおっしゃられたようなことは宿題とさせていただければと思います。

○12番( 土佐洋子君 )
   私もこの草津温泉バスツアーの、とてもよい企画で応援していきたいと思っております。日程につきましては、子供たち行けないわけですけれども、次の週にジュニアスキーもありますから、子供たちにはそちらに参加してもらえばいいかなと思います。雪があるのか今シーズン心配なんですけども。
   募集定員80人ということで、バス2台、貸し切りバスなのかなと思いますが、定員を超えた場合は抽選ってなっておりまして、町民スキーのときもそうですが、皆様お友達や、グループで応募される方が多いと思うんですけども、その抽選になってしまった場合、一緒に申し込んだ方と行けなくなってしまうという可能性もありますし、もしもその定員オーバーした場合、もう1台バスをふやすとか、そのようなことは検討できないのでしょうか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   その予定はございません。やはり宿泊先の部屋の確保というところが第一義になると思いますので、当然先方の宿泊先のほうもですね、マックス80だということでお部屋を御用意いただいてますので、抽選をしてですね、残念ながら行けない方も出てしまう可能性もありますけれども、今のところ増員するような予定はございません。

○12番( 土佐洋子君 )
   それ、とても残念なんですけれども、そうしたらやはりこれ、本年度限りの特別企画ではなくて、継続していく必要があるのではないでしょうか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   繰り返しになりますけれども、今回初めてやることでございますので、御参加いただいた方、初めて草津に行く方がどれぐらいいるのかというところが、裾野を広げるという思いも行政にはございますので、草津に行きなれてる方がどのぐらいの割合いらっしゃって、初めてこういう企画があるのでということで御参加いただく方が何名なのかというところもはかりながら、また今後の検討とさせていただきたいと思います。

○9番( 畑中由喜子君 )
   まず今の件ですけれども、その抽選でばらばらになっちゃうとお友達と行けないというのは、あらかじめグループ登録していただいて、グループごとの抽選にするとか工夫をしていただけたらいいんじゃないかなって思いますけども、いかがでしょう。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   議員おっしゃるとおり、抽選に漏れたからグループの中で行かないという方が出てくる可能性もあります。あと、草津の町民スキーのときも、一緒に参加される方はどういう方でしょうかというのを、何となくお聞きしてるというのを聞いてますので、その辺は配慮ができ得る限り配慮して進めていきたいと思います。

○9番( 畑中由喜子君 )
   できるだけ多くの方に楽しんでいただける工夫をね、していただいて、私もこれは継続的な事業としての取り組みを強く希望しますので、それだけ申し上げておきたいと思います。
   別件なんですけれども、先ほど質問に出ておりました職員給与費、更正減が大分出ておりまして、それを基金の積み立てにしたと、公共公益施設整備基金に6,500万円の積み立てをしたということなんですけども、この給与費の明細書を拝見しますと、6人もの職員のマイナスが出てるんですが、これはどのような状況で、今後どのような対応をということになりますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   6人の方のうちのですね、主な理由といたしましては、育休、育児休暇の職員でございますので、復帰すればまた職員として活躍していただけるという状況でございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   6人全てが育休による休職という扱いですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   そのうち主な方が、その育休の方が4名で、あと休職されている方が2名ということでございますので、この方も改善、よくなれば、また回復して職場に戻って活躍していただけるという状況でございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   わかりました。そうすると、先ほどアルバイトの、税務課事務補助のアルバイト員賃金が相当補正されてるんですけれども、子ども育成課のほうもアルバイト員の賃金で100万以上の補正が出てますが、それはその関係があるということでよろしいんでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   それはですね、産休のほうで対応しておるということでございます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   草津町親善交流事業の170万7,000円ですけれども、102万円は個人負担ということでございますが、68万7,000円の一般財源の内訳といいますか、どのような利用、活用をするのか教えてください。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   細かい数字はちょっと今、手元にないんですけれども、バスの借り上げも当然ございますし、御負担いただく分としてその宿泊、夕食、当日の夕食、朝食にかかる保険料と、それから温泉施設のほうの入場料ということになっておりますので、主にはそのバスの借上料ということになってございます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   68万7,000円がほとんどがバスの借上代ということに理解をいたします。
   それでですね、先ほどもございましたけども、実はこれ、私、参加したいなと思って日程を見たら、20日が卒業式と自分でも書いてありまして、あ、これは行けないというふうに思っておりましたけれども、計画を練る担当のほうで、20日が卒業式だということは認識なさっていたんでしょうか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   ちょっとその辺は定かではないんですけれども、やはり役場の中で行事がどういうところであるかというよりも、先方の草津町さんの意向をですね、宿泊先ですとか、観光協会ですとか、そういうものを確認しながら進めてきたというところでございます。ちょっと先ほどから御意見いただいてるように、日程の組み方については、非常に慎重にしなければいけなかったかなというような反省点もございます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   草津町を応援する企画でしたら、何もこの期まで待つ必要もないし、もっと早い企画ができたのではないかなというふうに思うんです。実はこれ、私が午後一番から一般質問をさせていただく題材になるなと。協働について、この1項目の中で庁舎内の連携、協働という項目を挙げさせていただいておりますけども、やはり町の企画として、大事な小学校の卒業式がある日にですね、こういう草津に応援団が出ると。実は午後一で言おうかなと思ったんですが、ここで時間を使わせていただいて申し上げますけれども、ゆゆしき問題だというふうに思っているんです。やはり庁舎内の連携というのは、教育委員会といえども大きな行事でございますし、もう既に20日というのは決まっていたことでございますのでね、ここにわざわざ当てるということ自体が、私はおかしいなというふうに思っておりますし、そして応援するんでしたら、もう噴火は随分前に起きてますのでね、第3回定例会でも何でもあったわけですよ。そうすると秋の紅葉のいい時期に行けたんじゃないですか。そういうふうな将来展望といいますか、一つのことについて目の前にぶら下がったことだけを考えるのではなくて、もっと長い形で見ていただいて、本当に役に立つ企画をもっと早くからできたのではないかなというふうに思うんですが、反省はいかがでしょう。ありますか、ないですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   反省する点は、日程も含めてですね、あると思います。もう少し早い段階でというようなお話もいただきましたけれども、やはり助成券を増額することがまず第1弾として始まって、あと長野からのですね、草津町へのルートが相変わらず通行止めになってるということもお聞きしておりますので、そのために恐らく入り込み観光客数が減ってるんだろうということもございます。あと草津町さんがやはり、これはちょっと言いわけがましいかもしれませんけれども、噴火直後はですね、湯畑近辺はもうほぼ影響がないと言っても、やはり葉山町のほうで、こんなことはどうでしょう、こんなことはどうでしょうというように、矢継ぎ早にそのいろんな提案をするというのも、多少控えていた状況もございます。ですから、今までやってたその助成券のほうを増額させていただいて、それで対応して様子を見ようかなというところも正直ございました。

○2番( 金崎ひさ君 )
   町の企画ですので、町長も御一緒にいらして御挨拶なさるのかなというふうに思いますけれども、やっぱり前日にとんぼ返りということになるのではないかなというふうに思っておりますし、もちろん教育委員会の関係者は全員行けないし、議員も全員行けないというふうに私は考えておりますので、よりよいものにするためにもう少し早い企画を、そして水泳教室のときに、草津の町長がいらしたときに、ぜひ草津町にもいらしてくださいという御挨拶をされたと思いますしね、こういう企画を練るのであれば、雪が降ったり年末の、年度末の忙しいときではなくて、もっと早い時期に企画できたのではないかなというふうに思っておりますので、継続の御意見もありますし、来年企画するのであれば、そのような形で行っていただけたらなというふうに思いますので、ぜひ庁舎内の連携は行っていただきたい。企画が重ならないようにしていただきたいということをお願いして、質問ではございませんが、よろしくお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかにいかがでしょうか。

○1番( 横山すみ子君 )
   質問というよりも、この企画、時期的にいろいろあるかもしれませんが、スキー以外で企画されたということで評価いたしております。それで、行くときに資料をおつくりになると思うんですけれども、これは葉山町の健康長寿に大変関係することとして、自力で湯治に行っていただくのが一番いいんですけれども、きっかけとして、資料をおつくりになるときに、温泉マイスターと、それから森林浴、大変草津町としては健康にとてもいい影響のある企画として取り組んでおられると思いますので、そういう御紹介を入れていただいて、これから先、葉山町民の方が草津の、全国ナンバーワンですよね、温泉としては。そこで健康長寿のために、姉妹都市としての貢献もしながら人生も豊かにできるという意味では、その保健のほうにもちょっとシフトした御紹介をちょっと入れていただけると、その方たちがきっかけをつくることになると思いますので、質問ではなくてすいません。よろしくお願いいたします。

○7番( 近藤昇一君 )
   土木費の住宅管理費について伺いたいんですけども、ここの町営住宅、1部屋ということですけども、あいたのはいつごろで、募集をかけるのはいつごろにする予定でしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   11月15日に退去なさいまして、お引っ越しなさいまして、1月の広報で募集を皆さんにお知らせして、1月中に募集をして、今のところは2月20日以降ぐらいで入っていただけるかなという予定で進めております。

○7番( 近藤昇一君 )
   そうすると、退去に当たっては、一定借りてた人が修繕して、こちらの42万7,000円というのは町のほうで修理すべきところで、これは具体的にはどのような工事になります。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今お話しいただきましたように、経年劣化によるものは町のほうでやりたいということで、クロス…クロスの張りかえ、またパイプとか配管、排水パイプ、ガスの管の塗装、それからトイレのタンクの工事とか、大きなものとしましてはやはりクロスの張りかえが大きく占めております。

○7番( 近藤昇一君 )
   大分変わったなというような気がします。昔はたしかクロス張りも全部退去者にやらせてたということがありましたのでね、問題にしたことがございましたけど。
   もう一つ町営住宅の問題で、部長御存じのように、町営住宅の入り口のところで、滝の坂の町営住宅入口で、鉄筋の爆裂があって、コンクリート片が落ちて郵便ポストがへこんでしまったと。郵便受けがね、そういう事故が。もしあれが人の頭に当たったら、かなりの大けがをした事案ですよね。いろいろ調べてみると、鉄筋の爆裂があると建物そのものの劣化が進んでるというふうに言われてるんですけど、その辺の点検はやられたんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今回の件につきましては、担当とすぐ公共施設のほうと一緒にですね、現場を確認いたしまして対処しております。また来年度以降の、来年度の劣化診断の中に町営住宅も対象の施設としてなっておりますので、引き続きそういう準備で進めてまいります。

○7番( 近藤昇一君 )
   これ、町長、補正組んででも直ちに調査したほうがいいんじゃないかと私は思ったんですよね。というのは、いろいろね、調べてみると、いわゆる鉄筋がさびてコンクリートが剥がれ、いわゆる膨らんでね、落ちてるわけですよ。そうするとその工事の問題なのか、それとも水が入ってるのか。水が入ってる、クラックも入ってれば目視でわかるんだろうけども。場合によっちゃ見えないところでもって鉄筋の腐食が進んでる可能性もある。そうした場合にはいきなり、今言ったように鉄筋の爆裂という形でもって、ぼんと落ちてくるわけですよね。これはもうあちこち、トンネルでのね、とか高速道路の共架下でもってコンクリートが落っこったとか、いろいろありますよね。そういった場合に、もし人に当たれば大けがになるということでは、事実郵便受けがぼこっとへこんでるわけですからね、あれが人に当たったら相当なけがしますよね。そういう面で、もう直ちにこう、チェックしたほうがいいんじゃないかと私は心配してるんですけども、いかがでしょう。来年…来年の劣化どうのこうのでね、そんな悠長なこと言ってていいのかなって私、思うんですけど。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今回の事故を受けまして、11月にですね、すいません、鉄筋をたたくような、全体的では、全部の劣化診断ではないんですけれども、公共施設のほうでそういう点検をしまして、4カ所、ちょっと気になったところは修繕を済んでるということでございます。

○7番( 近藤昇一君 )
   どういう修繕をやったんですかね。中途半端なことじゃ、これなかなかおさまらないという話も聞いてますのでね、やるならきちっと専門家に依頼をするとかね、したほうがいいと私は思うんですけどね。まあちょっと、予算からちょっと離れますけども、気になってますので、町長いかがですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   私も専門ではないんですけども、担当のほうで、専門資格を持っている担当者のほうでですね、確認をして大丈夫という返事をいただいておりますので、そのように考えております。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかにいかがでしょうか。

○6番( 山田由美君 )
   幼稚園就園奨励費の交付件数の件ですが、当初見込みを上回ったということですが、もともと何人ぐらいの幼稚園、件数があって、何件ぐらいふえて、そのふえた方たちはよそから転入の方なのか、それとも途中で保育園から幼稚園に変わった方なのか、その中身を、ふえ方の中身を教えていただければと思います。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   幼稚園就園奨励費は、まず所得の区分によって5階層に分かれてます。それぞれの階層に第1子、第2子、第3子以降という区分があって、それぞれに単価が設定されてると。まず基本はそういうことです。人数は当初予算では425名、現在430名ということで、5人増になっているのですが、これはあくまでもトータルの人数でして、今私が言ったそれぞれの階層ごとにふえたり減ったりというのがございます。その中では途中入園というのも含まれておりまして、この5人のうち、今、手元に申しわけないんですけど、その5人のうち何人が途中入園かという資料を持ってないんですけども、全体的に途中入園の園児さんもいらっしゃるということで、途中入園の場合は月割計算で入ってからの分を支給してるという形でございます。ですので、人数的には5人ですけれども、実際はこの相殺をした金額が今回の補正額と。もう一つは補助の単価ですけれども、例年国から示されますが、当該年度になってから示されることになっておるので、当初予算で計上した段階では、前年度の単価を用いて実績ベースで計上してます。今年度は29年度から第3階層の第1子と第2子のところが、この単価が上がっておりますので、やはりそういったところも一つの要因かと、そのように考えております。以上です。

○8番( 窪田美樹君 )
   それでは、今のお答えですと、特に所得階層が変わったとかというものでもなく、29年度で試算して30年度の補助要項に合わせたために増額、予算が増額になった、補正を組んだという。5人増ぐらいでは219…212万という補助には、補正にはならないと思うんですが、主なその要因というんですか、所得が皆さん変わって、その段階が変わったというよりは、29年度、30年度の違いということの理解でよろしいでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   確かに世帯によっては所得が変わって、例えば前年度第4階層が第3階層になったというケースもあろうかと思います。ただ、一つには、単価自体が非常に高いので、例えば第3子以降ですと、もう満額の、最も高い31万7,000円の単価になっておりますので、そこの階層で数人ふえただけで、全体として金額がもうすぐに数百万というお金になるというふうに御理解いただければと思います。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかにいかがでしょうか。

○10番( 待寺真司君 )
   町長にお伺いしたいんですが、今回の補正の給与費、いわゆる特別職の長等で1,620万円のマイナス補正ということでございます。いわゆる、今年度においてはもう副町長については厳しいということで、今補正で削ったという認識でよろしいですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   はい、そのとおりでございます。

○10番( 待寺真司君 )
   この時期から人選してですね、年度内にというのは確かに厳しい部分もあろうかと思いますけども、でも何度も言ってるように、これからやっぱり、いわゆる改元とか奉祝とか、それから東京オリンピックとか、非常に町長がいろいろな場所に出向く機会が多くなると思うんですね。逆に私は出向いていただきたいんですよ、葉山のPRのために。そういったときに、やはり町内でいろいろなものをつかさどって、指揮系統をしっかりするという部分では、副町長の存在というのは非常にこれから大事になると思うので、その辺次年度の予算編成の中でですね、どのように町長が考えて動いていこうとされているのか、その辺の思いをちょっと聞かせていただきたいと思います。

○町長( 山梨崇仁君 )
   現段階ではですね、以前も申し上げましたけども、その候補となる方がまだ定まってない状態にございますので、誰というふうには申し上げられないんですけども、年度の中でもですね、候補の方がいらっしゃればというふうには考えてございますので、できますれば、候補者の方がない中では恐縮なんですが、当初のほうで計上はしていきたいというふうには考えてございます。

○10番( 待寺真司君 )
   例えばですね、以前、町長自身はどのようにこの総括をされてるのかわからないんですけれども、いわゆる公募という形でやったときもございます。やはりその公募という、当然人選の中でなかなか見つけられないのであれば、そういった形で公募をするということも一つの案で、それを例えば4月に向けてですね、準備していくとかという、そういうお考えはないんでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   公募というよりもですね、町に関係する方、町の職員を中心に、例えば県の方とかですね、自治体としてですね、御関係のある方がどうしてもやはり、私の今の中では想定の中心にありますので、そこを選考の対象にして今は考えているところです。基本的に公募についてはですね、行うべきではないというふうに今は考えております。

○議長( 伊東圭介君 )
   それではほかに質疑ございますか。よろしいでしょうか。御質疑がなければ、これにて議案第32号の質疑を終わります。
   次に、議案第33号について質疑を行います。質疑はございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて議案第33号の質疑を終わります。
   次に、議案第34号について質疑を行います。ございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて議案第34号の質疑を終わります。
   次に、議案第35号について質疑を行います。

○8番( 窪田美樹君 )
   介護予防・日常生活総合支援事業の介護予防・生活支援サービス事業手数料、補正額が10万円、13万7,000円だったものが10万円。これ件数にしたらかなりの補正額だと思うんですが、主にどのような事業に充てられているんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   手数料につきましては、国保連に支払うときの1件の処理代ですので、処理代です、はい。

○8番( 窪田美樹君 )
   はい、ありがとうございます。それでは、いつもこのように4月から9月のものを試算して、今度残りの12月、1月、あと3カ月、4カ月の分がこれぐらい足りなく、不足になるという計算だと思うんですが、毎年このような試算のされ方なんでしょうか。予算組みのときの試算のされ方なんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   やはり来年、新年度予算組むときは、前年なり今の時点でわかっている実績をもとにして組ませていただいております。今回お示ししたように、29年度と30年度少し大きく、29年度をもとにですね、組ませていただいて、29年度から総合事業を始めておりますので、最初の4月とかは前年度分のお支払いとかがあるので、少ないのはわかってたので、多少上乗せはしたところだったんですけれども、やはり利用者が多かった。人口などで見せていただいても、高齢者率が27年度から30%を超えて、31%にはならないんですけれども、やはり65歳…あ、75歳以上の方の年齢は確実に年齢層はふえている。また、支援の介護の認定を受けている方もふえているということで、やはり利用者がふえている。総合事業になりましたけれども、以前と同じ現行のサービスを利用する方が予防のところで多くなっていて、できるだけ軽いうちに、症状が重くならないような予防の対策ということで、サービスの抑制することなく、今後もしかすると今回、少し、利用を抑制する意味はなく、サービスを利用できるような形で、ちょっと1,000万という大きなお金なんですけれども、補正で計算させていただきました。

○8番( 窪田美樹君 )
   そうしますと、今、1,000万というお話だと、今度事業負担金のほうのお話、先ほど私がお願いしたのが、介護予防・生活支援サービス事業手数料10万円のほうをお聞きしたんですけれど、今の1,000万というお話だと(2)のほうの生活支援サービス事業負担金のほうのお話ですよね。それでしたら、この、では、何でしたっけ。国保料のほうに…あ、国保じゃない。最初のお答えでお支払いすると言ったものは、その答えのままでよろしいんでしょうか。事業手数料のほうはどこにお支払いしている、どのような事業にお支払いしてるんですかって最初お聞きしたんですけど。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   手数料については国保連のほうに、サービス1件1件を払うための件数と、処理したお金として払ってます。あと介護予防のほうの生活支援のほうは、サービスをしたお金についてお支払いしてると。

○8番( 窪田美樹君 )
   ごめんなさい、ありがとうございます。(2)のほう、まだお聞きしてないのにお答えいただいたので、お答えもあわせてということでした。それでは(2)のほうのお答えいただいたんですけれど、かなりその、1,000万という、先ほど言われたように、5,000万の予算見積もりの中から1,000万というのは、これもともとサービス利用される予定が上回ったという考え、心配というかあれなのが、介護、要介護の方が、要介護今まで使ってたんだけれど、そうじゃない要支援になっちゃったのよというような心配がないのかなというところを、もう少し今、気にはなっているところなんですが、同じ方がね、今まで要介護を受けてた方が要支援になったというのが、今ここの金額の中では見えないところではありますが、どうしてもそういうふうな話も聞くんですね。今まで要介護だった方が要支援になった。それはその認定の仕方がだめとかそういうのではないんですが、そういった心配の声がある中で、やはりこれだけ要支援の金額がいきなりふえるというところが、ちょっとその心配はどうかなと思ってお聞きしたかったんですが。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今お話しいただいたように、そういう方が実際何人いてとかというところまでは、ちょっと把握はできないところでございますが、先ほど余計なことをしゃべって、先にしゃべってしまったように、介護の、支援の介護の方の数はやはりふえている状況ですし、75歳以上の方で、葉山の場合80を過ぎてから介護の申請をする方が多いというような傾向もございますけれども、今後もそういう方にサービスを利用することを抑制をすることなくですね、30年度の実績をもって、今、足りなくなった、新年度予算の組み方に甘かったところもあるかもしれませんけれども、今の実績に合わせた形で補正をさせていただいたというところでございます。

○議長( 伊東圭介君 )
   よろしいでしょうか。御質疑なければ、これにて議案第35号の質疑を終わります。
   次に、議案第36号について質疑を行います。
      (「なし」の声あり )
   よろしいでしょうか。御質疑がなければ、これにて議案第36号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
   これより、議案第32号から議案第36号までの5件について、一括して討論を行います。討論はありませんか。
   討論がございます。まず、いずれかの原案に反対者の発言を許します。原案に、いずれかの原案に反対者の発言を許します。よろしいですか。山田由美議員、賛成ですか。反対じゃなくてよろしいですか。大丈夫なんですか。
   それでは、なければ次に、原案に賛成者の発言を許します。

○6番( 山田由美君 )
   6番 山田由美でございます。補正予算の32号から36号について、賛成の立場から討論に参加したいと思います。
   全体的に職員手当の引き上げが入っておりますが、これについては人事院勧告に従うことが妥当と考えます。草津町へのバスツアーはとてもよい企画だと思います。ほかの事業についても、特に問題はないと考えます。
   ただ、一般会計の中にあります議員の手当の増額については、これは必ずしも職員の手当の変動と連動する必要はないと考えております。非正規労働者がふえて、国民の生活が苦しくなっている現状で、議員の手当を引き上げることに、町民の皆様の理解が得られるかどうか疑問に思いますので、この点については反対の意見を持っておりますが、ただ、総額の中から見れば小さい部分でございますので、トータルとしては賛成ということにしたいと思います。この議員の手当の部分については、後日その議案が出たときに、その部分だけ反対させていただきたいと思います。ほかの部分については全て賛同いたします。トータルとして、これらの補正予算について賛同するということで討論を終わらせていただきます。

○議長( 伊東圭介君 )
   次に、いずれかの原案に反対者の発言を許します。ございませんね。
      (「なし」の声あり )
   次に、原案に賛成者の発言を許します。ございませんか。ほかに討論はございませんね。
      (「なし」の声あり )
   討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
   これより1件ごとに採決を行います。初めに、議案第32号の採決を行います。議案第32号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第3号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。
   次に、議案第33号の採決を行います。議案第33号平成30年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。
   次に、議案第34号の採決を行います。議案第34号平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。
   次に、議案第35号の採決を行います。議案第35号平成30年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。
   次に、議案第36号の採決を行います。議案第36号平成30年度葉山町下水道事業会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第12「議案第37号葉山町税条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○総務部長( 太田圭一君 )
   議案第37号につきまして御説明申し上げます。
   この条例は、提案理由にもございますとおり、地方税法の改正に伴い、葉山町税条例の一部を改正するため提案させていただくものでございます。
   改正の内容は、条例の概要のとおりでございます。1点目は、控除対象配偶者の定義の変更により、同一生計配偶者と名称が改められたことに伴い、当該用語を改めるものでございます。施行につきましては、平成31年1月1日としております。
   2点目は、町民税法人税割の改正で、法人が平成31年10月1日以降に開始する事業年度から、税率を100分の9.7から100分の6.0に改めるものでございます。施行につきましては、平成31年10月1日としております。
   3点目は、軽自動車税における環境性能割の導入に伴い、規定の整備を行うとともに、従来の課税割を種別割に改めるものでございます。これにより、従来の自動車取得税が廃止となります。賦課徴収や減免等の事務は、当分の間神奈川県が行うものでございます。なお、施行につきましては平成31年10月1日としております。
   4点目は、固定資産税の課税標準に係る特例でございます。わがまち特例について、地方税法の規定の細分化に伴い、所要の改正をするものです。施行につきましては、公布の日からとしております。
   以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本案については、去る11月26日に開催されました議会運営委員会におきまして、総務建設常任委員会に付託することになっておりますので、質疑は総括的なものに願います。質疑ございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
   ただいま議題となっております議案第37号については、総務建設常任委員会に付託することにしたいと思いますが、御異議ありませんか。
     (「異議なし」の声多数 )
   御異議なしと認めます。よって、議案第37号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第13「議案第38号葉山町営住宅条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   議案第38号葉山町営住宅条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。
   この条例につきましては、公営住宅法が改正されたことに伴い、所要の改正を行うことが必要となりましたので、提案させていただいたものでございます。あわせて、町営住宅の立ち入り検査に係る入居者の承諾について、緊急時に立ち入ることができるよう根拠条項を明確にするために規定を追加するものでございます。
   改正の内容につきましては、参考資料に添付いたしましたとおり3つございます。1つ目は、入居者の方が収入の申告義務の緩和についてでございます。入居者の方が認知症等により収入の申告をすることが困難な事情にあると認めるときは、収入の申告を不要とし、事業主体である町が調査して収入を決定できるということでございます。
   2つ目は、入居者等の生命もしくは身体に危険を生じるおそれがある場合、または火災、漏水等の事故等により、町営住宅が滅失するおそれのある場合において、緊急時に入居者の承諾を得ないで立ち入ることができるというものでございます。
   3つ目といたしましては、その整理に伴う規定を改正、規定の整理を行わせていただくところでございます。施行期日でございますが、公布の日といたします。
   以上で、簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

○8番( 窪田美樹君 )
   この条例改正を行わなければ、その緊急時に入ることができなかったんですか、今まで。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今の条例では、入居者の許可を得てということになっておりますので、ただ、例といたしまして、ことしの夏ちょっと暑い日が続いたりしたときにですね、別に住まわれている連帯保証人の方から、連絡が取れないので見てほしいという御連絡をいただきまして、この規定はなかったんですけれども、訪問させていただいたこともございまして、今後こういうこともきちんと整備しておくことが必要であろうということで、今回にあわせて提案させていただいた次第でございます。

○8番( 窪田美樹君 )
   その中の様子がわからないときには、こういう…中の様子がわからないときには、すぐに入れるようにこういう条例改正が必要だと。火事とか、その中が煙ってるとかというときは、ガラス割って入るとかということはできたんですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   そういう事態につきましては警察もいると思いますので、警察は入ることができますので。消防も。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかにございませんか。

○11番( 笠原俊一君 )
   今の質問に関連しながら、ちょっと確認をしたいんですけども、まず公営住宅法の改正というのは、これ町の中の問題じゃなくて全体像としてこういう改正があったということの理解でまずはいいのか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   おっしゃるとおりでございます。

○11番( 笠原俊一君 )
   そして今、仲野部長が答えられたとおり、我が町として、今般の夏のね、暑さだとか、実際にそういった問題があったのかどうか、我が町としてね。というのは、やはりプライバシーの侵害というものに抵触するおそれが非常にあると思うんですけれども、ただ、それよりも町民の安全を踏まえた活動が、これをとることによって町民の安全が確保できるんだと、こういう理解だろうというふうに推測はするんですけども、これに影響するのは、例えば町ですと消防、警察、あるいは介護保険だとか介護の方だとか、そういう町の役職に携わる方々が、こういったものを利用しながらそういった公営住宅に入っていくということになろうかなというふうに推測はするんですけれども、現実にやはりこの、これはなかったために安全の確保に支障があったということが、我が町としてはあったんでしょうか。どうでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今まではございません。

○11番( 笠原俊一君 )
   ないですね、はい。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんでしょうか。よろしいですか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
   これより討論を行います。討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。
   これより採決を行います。議案第38号葉山町営住宅条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第14「報告第7号専決処分の報告について」を議題といたします。提案者の説明を求めます。

○総務部長( 太田圭一君 )
   それでは報告第7号、第8号及び第9号につきまして御報告申し上げます。

○議長( 伊東圭介君 )
   太田総務務部長、1件ずつなんです、すいません。第7号のみお願いします。

○総務部長( 太田圭一君 )
   はい。まず第7号について御報告申し上げます。
   専決処分書にございますとおり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、全国自治協会町村有自動車共済業務規約の範囲内で、町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて、専決処分をいたしましたので報告させていただくものでございます。
   事故の内容につきましては、平成30年6月28日午前9時40分ごろ、葉山町堀内483番地1の相手方敷地において、クリーンセンター清掃作業員が塵芥収集車を後進させたところ、相手方敷地の外構舗装部分に接触し、その一部を損傷させたものです。
   和解の内容につきましては、当事者協議の結果、本件事故による町の過失を100%とし、相手方敷地の外構舗装部分の修理に要した費用2万5,000円を町が支払うことで和解が成立しました。以上で御報告を終わります。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ありますか。
      (「なし」の声あり )
   ございませんね。これをもって、報告第7号を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第15「報告第8号専決処分の報告について」を議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○総務部長( 太田圭一君 )
   それでは、報告第8号につきまして御報告申し上げます。
   専決処分書にございますとおり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、全国自治協会町村有自動車共済業務規約の範囲内で、町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて、専決処分をいたしましたので報告させていただくものでございます。
   事故の内容につきましては、平成30年7月27日午前9時25分ごろ、葉山町一色2128番地先において、産業振興課職員が前方に駐車していた相手方車両を避けて公用車を前進させようとしたところ、相手方車両に接触し、その一部を損傷させたものです。
   この事故について、当事者協議の結果、町の過失を100%とし、相手方の車両の修理に要した費用35万4,791円を町が支払うことで和解が成立しました。以上で報告を終わります。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等はありますか。

○10番( 待寺真司君 )
   1点確認させていただきたいんですけれども、これ車対車ということなので、双方の運転手に大きなダメージとかはなかったということでよろしいですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   はい、ございませんでした。

○10番( 待寺真司君 )
   ちょうどこの日は草津町の水泳教室、それから花火大会の翌日ということで、産業振興課の課員ということはどちらの仕事に従事されていたのか。その後の、何というか、仕事に支障がなかったのか、その辺はいかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   産業振興課の職員につきましては、花火大会の片づけの作業をしておりまして、その後の作業について、または業務についての支障はございませんでした。

○7番( 近藤昇一君 )
   事故の内容をもう少し詳しく触れられないんでしょうかね。以前は何か右折してどうのこうのとか、そういう図面まで出てた記憶があるんですけどね。
   それともう一つ、これは議会運営委員会の席でも申したんですけども、表、いわゆるその参考資料じゃないほうの議案にね、どこの車かぐらいは記入してもいいんじゃないですかね。何課の車がやったのか全くわからないという形ですよね、議案で見る限りは。まあ我々もその職員の名前までは、昔は出てましたけど、削除するのは認めましたけども、何課ぐらいは。
   それともう少しこの参考資料のほうで、これはどういう状況で、どうして正面でぶつかっているんですか。正面衝突ですよね。状況がよくわからないんですけど。

○総務部長( 太田圭一君 )
   まず状況についてでございますけれども、正面衝突というよりは、前方に駐車していた相手方の車両をかわして…かわそうとしたときにですね、かわし足りずというか、ハンドルを切れずに前方のライト、前照灯にぶつけてしまったというものでございます。それから、そこの場所につきましては非常に道が狭く、左右に木々がございまして、非常に状況が悪かったということでございます。
   それから資料につきましては…と説明につきましては、検討の上、詳細というか、概要がお伝えできる程度のものにしたいと思います。以上でございます。

○7番( 近藤昇一君 )
   この現場地図で言うと、黒がこちら側ですか。白がこちら側ですか。相手はとまってたんですか。駐車してたんですか。運転手が乗ってたんですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   表記がわかりづらく申しわけございません。黒が当方でございます。白は無人でございました。駐車しておりました。

○議長( 伊東圭介君 )
   よろしいですか。

○3番( 鈴木道子君 )
   ちょっとこの場所を想像するに、ここは駐車はできないんじゃなかったでしたかしら。何かそういう表記の、当町のほうでその表記がきちっとしてないとか、そういう手落ちといいますか、そういうことはありませんか。駐車できないような気がいたしましたが、その点どうなんですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   駐車というよりはですね、職員が運転できる状況にありまして、1名がその作業に当たったと聞いておりますので、停車、いっとき停車していたということでございます。相手方はちょっとわかりかねます。

○3番( 鈴木道子君 )
   無人でそこに車があったということは駐車していたので、あそこ、ここには、ちょっと私もしょっちゅう行くわけではございませんので、ここは駐車できませんとか、駐車禁止とか、何かそういう表示等の漏れが当町のほうで、ちょっと十分ではなかったので、こういうところにどなたかが駐車していたのではないかという懸念です。

○総務部長( 太田圭一君 )
   聞く話で、聞いたところによりますとですね、この海岸作業の車両でございまして、ここの部分は道路としてではございません。一般の敷地でございますので、そういったことはございませんが、交通の支障がないように、または人通りに十分注意して車を寄せて停車していたという状況でございます。

○7番( 近藤昇一君 )
   部長は淡々と、相手方にぶつけて一部損傷させて、損害賠償、お金払う。これは町としては再発防止を考えた場合に、この事故については何が原因で、今後こういうことに注意しようというのが、やっぱり一件一件やってるはずですよね。我々としてはやっぱりそこが知りたいですよね。それがきちっと実行されてるのかということ。今回の場合は何が原因で、今後どういうふうにしたらこの同じような事故が避けられるというふうに総括されてるんですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   今回につきましては、やはりちょっと前方の確認不足というかですね、左側でございますので、ちょっと見づらい部分がございました。そういうことによりまして、ちょっとした不注意でやはり、そういった確認不足というところで左の前照灯にぶつけてしまったということになりますので…をぶつけてしまったということになりますので、まずは私どもは担当がすぐ現場に赴きまして、その状況を確認して、十分その事故の、当然人命がまず第一でございますけれども、次にそういった支障がないのか、それから周りの状況はどうなのかということを、写真と、それから現場検証、それから警察を呼ぶなどをしてですね、現場を確認した上で、今度戻るときですか、事務所のほうで状況を説明していただいて、調書をつくって、こういった保険のほうに申請している状況で、さらに課長及び担当については口頭で注意をし、しておる状況でございます。再発については、こういった同様の事故はございませんでしたので、メール、それから各種講習を行っておりますので、そういった中でさらに注意喚起をしてまいりたいと考えております。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんか。それでは、これをもって報告第8号を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第16「報告第9号専決処分の報告について」を議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○総務部長( 太田圭一君 )
   それでは報告第9号につきまして御報告申し上げます。
   専決処分書にございますとおり、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、全国自治協会町村有自動車共済業務規約の範囲内で、町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて、専決処分をいたしましたので御報告させていただきます。
   事故の内容につきましては、平成30年9月4日午前11時20分ごろ、葉山町上山口3041番先において、クリーンセンター清掃作業員が、塵芥収集車を切り返しをさせた際、相手方家屋の雨戸に接触し、その一部を損傷させたものでございます。
   和解の内容につきましては、当事者協議の結果、本件事故による町の過失を100%とし、相手方家屋の修理に要した費用19万2,240円を町が支払うことで和解が成立しました。なお、人身、人命等の事故はございませんでした。業務はその後支障なく遂行することができました。以上で報告を終わります。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等はありますか。

○7番( 近藤昇一君 )
   これもじゃあ、前方を向いてるので、切り返しということですけども、フロント部分で家に突っ込んだということですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   左側のミラーを、突っ込んだということではなく、接触してしまったということでございます。

○3番( 鈴木道子君 )
   報告7のところでは質問しませんでしたけど、7も9も塵芥収集車ですよね。これ、ごみの収集、大変忙しくやってらして、ちょっとその辺の、その過重な面というのは懸念なんですけども、どうなんですか、その辺。もう本当に、もう急いでやらないとできないことだというような、過重な面がないんでしょうかということがちょっと心配ですが。

○環境部長( 高階歩君 )
   おっしゃられますとおり、2件について今回御報告させていただいておりますところでございますが、いずれにしても十数台の車が毎日クリーンセンターから収集に動いてございます。戸別収集ということもございまして、スピーディーに行うという面につきましては、やはりスピードも求められますし、確実性も求められるところだと思います。しかしながら、ただ単に急げば、急いでやる、やらないと全く時間が間に合わなくてというようなことで、スピードアップを図るようにという指示は、指示をしてることはございません。確実に安全を重視して作業してもらうことを念頭にですね、作業員には指導しておるところでございます。実際に朝、朝礼の前にですね、若手職員に対してベテラン職員が、切り返し等の作業の指導を行ったりということで努めてはおるんですけれども、今回この2件につきましては急いだため、過重な運転業務が重なったためということよりは、不注意であったりとか、ちょっとした路上の出っ張り、へこみを見落としたことで接触したものでございまして、安全運転には十分気をつけた指示をしておるところでございます。

○3番( 鈴木道子君 )
   違うと思いますが、同じ運転手さんではないんですね。

○環境部長( 高階歩君 )
   この2件につきまして、別な運転員でございます。

○3番( 鈴木道子君 )
   それと、もしわかったら、例えばこの地域は、今回この事故を起こした方が初めて行ったとか、慣れてなかったとかいう要素はありませんでしょうか。

○環境部長( 高階歩君 )
   この場所に当該職員が初めて出向いたかどうかということは、ちょっと申しわけございません、調査してございませんが、事故の発生した時期等も含めて考えますと、初めてということではなくて、何度かは訪れているはずでございます。いずれにしても不注意な部分かと思っておりますので。場所的にもですね、塵芥収集車が大変窮屈で困難、切り返しに大変困難な場所だったというわけでも、多分ないと思っておりますので、そこら辺については注意不足なども含めて、今後十分注意をしていきたいと思います。

○3番( 鈴木道子君 )
   これは質問じゃなくて、終わりますけれども、人身ではなくてよかったと思いました。パッカー車に巻き込まれるとか、そういう痛ましい事故もね、ありますので、本当にごみ収集のスピーディーなやり方を拝見してますと、本当にくれぐれもこういうことも含めて、人身事故も含めて事故には十分に、これから暮れになってまいりますので、ごみも多くなろうかと思いますので、ぜひぜひこれはもう毎日毎日、十分に注意を喚起するようにということを要望しておきます。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑等ございますか。
      (「なし」の声あり )
   なければ、これをもって報告第9号を終わります。
   この際、昼食のため暫時休憩いたします。再開は午後1時15分からといたします。(午後0時14分)

○議長( 伊東圭介君 )
   休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時15分)
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第17「一般質問」を行います。
   第1番、2番 金崎ひさ議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   2番 金崎ひさでございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一問一答式で行いたいと思いますので、御答弁よろしくお願いをいたします。
   今回は、協働についてという項目一つ挙げさせていただきました。第3回定例会に2項目挙げまして、2番目が協働についてだったのですが、ちょっと時間配分が悪く、聞きたいことを半分も聞けなかったので、今回は1カ月もたっていないという状況で、新しくという、協働ということについて、もっと知識を深めたほうがいいかなというふうに思いまして、協働について論議をさせていただきます。それで、項目といたしましては1つですが、要旨といたしまして4項目ございますので、全部、全て関連しておりますので、前後するかもしれませんがお許しをいただきたいというふうに思っております。
   まず、町長にお聞きいたしますが、町長はどのようなことを協働と考えていらっしゃるか。町長の考える協働とは何かお聞きいたします。

○町長( 山梨崇仁君 )
   大変、幅広い考え方ができるものだというふうには思っておりますが、端的に捉えますと、行政が従来行っていた行政の範疇と考えられた仕事の幅がですね、最近、小さな政府という言葉で言われるように、ここ20年来、行政のエリアをどんどんシュリンクさせていく。仕事としてなくなるものもあれば、できないものに関しては民間にという流れがございます。その民間にというところもですね、ある意味、協働にはなると思うんですが、昨今、葉山町内でよく使われている協働という考え方については、行政が行うべきという仕事、そう考えられるべき仕事についても、町民の方やNPOなど、また企業の方のお力を借りながら一緒に仕事をして、事業目的を達成するというものだというふうに思っております。それで、もう1個だけブレイクアウトとしてお話をしますと、その際の目標設定と目的については同じものを持つべきでしょうし、ただ、お互いにやる仕事がそれぞれ違う中で、互いの力が合わさって目的を達成できるというものが、昨今の葉山町行政の中では協働として意味合い深く使われてるかというふうに思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   ちょっとその辺が、私の考えとはちょっと違うんですね。それで、協働というのは、行政が行うべきことというのは誰が決めるのか。そこのところを協働で皆様の意見を伺いながら決めていくというところが、一番大事なことではないかなと思うんですね。それを完成させるために、さまざまな方の御協力をいただきながら、ボランティアにしても、いろいろと人を雇うにしてもですね、そういうふうにするというところではなくて、じゃあ、まず、町長がこの葉山町をどのようにしたいのかという指針をお持ちなのかどうか。そして、指針を持つ手だてとして、協働という言葉があるのか、ないのか。そのあたりをお聞きします。

○町長( 山梨崇仁君 )
   当然、施政方針などでお示しをしている指針というものがございまして、大きく2つで言いますと、私は葉山に住んでいる方々が、休日や休みの日に葉山の町内で楽しめるようにしていくということが1つ。それからもう一つは、外からこの葉山の町にいつか住みたいというふうに、ブランド価値を上げていく、憧れられる町にしていきたいということがございます。その考え方にのっとって、さまざまな事業についても町民の方が参加できるもの、主体性のあるものや、外の方々が憧れるようなものというふうに磨きをかけるつもりでいつも考えておるんですが、その中の、それぞれの事業ごとにですね、協働でできるところを補っていただくという考えはしていますので、非常にケース・バイ・ケースになることが多いかというふうに思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   町のトップですので、私はこういうことをやりたいということで指針を持って、そして突っ走るということもありだというふうに思います。そして、第四次総合計画、葉山町の第四次総合計画では、協働によるまちづくりというのを大きなテーマとされております。そして、私は協働というのはよりよいまちづくりになるために、皆さんの民意というんですか、ですから、やはり行政運営というのは、皆様方の浄財をいただきながら、それを活用しながら、住んでる方たちが住みよい町にしたい、そしてこのような葉山町になってほしいという思いを持って暮らしていらっしゃる方に、町のトップとして町長が皆様の御意見を集約しながら、どういうふうにしましょうというふうに考えていく。その手だてとして皆様協力してくださいというので、またある意味、協働というところがあると思いますけれども、私は、そこの住みよいまちづくりにとして考えるところにも、ぜひとも協働の思いを入れていただきたいなということで、きょうは質問をさせていただきたいなというふうに思っております。
   と申しますのは、例えばですね、町が決めました、何年か前に、私、体験したんですけれども、ごみの収集変更するときに、町が各地区に出てこういうふうになりますという御説明をされました。説明会ね。あちこちでやったと思うんですけれども、そのときに、もう既に町としてはやり方が決まっているんですよね。そして、私は上山口の説明会に出ましたけれども、流動的ではないわけです。そして、いろんな御意見が上山口なりのそれぞれの御意見、例えば容器包装プラをきれいに洗うと、みんな単独浄化なので川の汚染が起きるじゃないかと。だから、そんな洗わなくてもプラスチックは一つにして出したらどうかという御意見を出す方がいらっしゃいました。でも、御理解くださいということで、そのことを聞こうとしなかったんですね。そういうふうな説明会というのは、ある意味ガス抜きだと思うんですよ。それを、説明会を開いたから協働の行政運営をしてますとは決して言えないと思うんですけれども、皆さん行政の人たちは、例えば価値観といいますか、もう決まったことを皆様にお知らせするというだけが、お知らせしたから協働はもう終わったというふうに考えていらっしゃるのか、いろんな場面があると思うんですが、そのあたりはどういうふうにお考えでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   個別のケースのお話をしたほうがわかりいいかとは思うところでございます。ただ、その前段としてですね、個別というふうに申し上げたいのが、協働と考えるときの考え方として、私はよくアメリカの社会学者のシェリー・アーンスタインという方が、8段階に及ぶ協働の…参加のはしご…はしごによってですね、ステップがあるんだという表現をしていることを考えます。その中には、金崎議員がおっしゃるように1段階目は単なる情報提供であり、ガス抜きにしかならないということが1、2、3、4段階まで続きます。5段階目ぐらいからですね、本当の意見をいただいて、ともに考える、6段階目からはともに働くという、今の葉山の協働があるというふうに書かれております。7、8段階目になりますと、最終的にはそのまま仕事を渡しをして、自主的に自治会やですね、広義な意味の自治団体の中で仕事を行っていただくということで、最終的には完全に渡しをするというまでのはしごになっている中です。お話しのように、一方的に例えば情報を出すということを行政がよく言われるときの行政側の背景には、例えば法律的な制約があったりとか、もしくは、ここはまだ制約とは言いませんけども、予算的な面で首が回らないということで、こうしなければならないという考えることがあったり、それを決まったことですという表現をするときに、時にそれは決めたことを伝えるだけじゃないかという御批判をいただくことがあります。それは、いたし方ないといいますか、説明の仕方を丁寧にすることで御理解いただかなければいけないところだというふうに思いますが、そうではないケースも多々ございます。先日のバス停の件などが、私にとっては最近で一番これから臨まなければいけないということで、いろいろと議論を重ねているところですが、決して法律やですね、町の財政的な面で制約があるわけではない。しかし、こうあったほうがいいだろうということを町から御提案したところ、皆様からそうじゃないんだと言われる議論については、私も予算としては取り下げをしてですね、もう一度考え直すつもりは十分ございますので、そういった形で、本当の話し合いができる分野というものが多々あるというふうには考えてございます。その他個別がございましたら、ぜひ御案内いただければと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   前半におっしゃったことは、やはり町はいろいろな条例があり、締めつけがあり、そして町の価値観、町としての価値観というものがあり、それを踏まえた上で決めたことなので、どんなにいい意見があっても、それはちょっとできないんですよということで、御報告をするだけに至るということがあるというふうな御説明だとは思うんですが、町の条例、例えば今、議会として非常に町民の方から意見交換などを行っておりまして、まちづくり条例なんかございますよね。まちづくり条例というのが、やはり町民の皆様の価値観でおっしゃったことをですね、町の価値観としてそれはだめなんだという場合に、縛りとなるまちづくり条例だと思うんですよ。でも、やはり伺ったことは、じゃあ条例改正という方法があるので、そのような形で皆様におっしゃったことが、なるほどと思えばですよ、なるほどと思えば、そういうふうなまちづくりに寄与できるような条例改正をしようかというふうなお考えはございますか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   原則的には、皆様から意見をいただいて、その形に条例を改正するというのは、議会の皆様の形式的には承認がもちろん必要ですけれども、そういう上程をすることは十分できるとは思います。ただ、まちづくり条例そのものに関しましては、これまでもこの場でもたくさん議論はされてきましたけれども、やはり条例を改正するとなりますと、従来、まちづくり条例にのっとって事業者さんや住民の方々とですね、さまざまな機会を講じてきたものに対して、本当にここの部分だけは、その3者にとってですね、理解ができる部分というところでなければならないということが前提になります。そこに、町としてこうあってほしいという気持ちを町民の方と一緒になって乗せていくということになりますので、非常に影響が大きいものだと思いますから、幾つかの御指摘をいただくことは多々あるんですけれども、じゃあここをすぐにというふうに変えるにはですね、まだ結論が至ってないと私は考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   私も極力、上山口で行われる町長がいらっしゃる行政からの報告会には極力出ようと思っておりまして、何度かいろんなところに出ているんですが、ついこの前、葉山と、山梨さん…町長と葉山の…葉山と何とかの話ってありますよね。上山口にいらっしゃいましたよね。そのときに、やはりちょっと上山口の方ではないかもしれませんが、開発のことで緑化ブロックのお話をされました。そうすると、緑化ブロックを緑化率に入れてはまずいんじゃないかというふうなお話をされた方がいらっしゃったときに、町長は私もそういうふうに思ってますので、今、まちづくり条例の緑化ブロックを緑化率に入れない改正を担当に指示してますというふうにおっしゃっていましたけれども、それは本当にそうなんでしょうか。そのときおっしゃったから、うそだとは言いませんが、指示なさって、それを簡単に改正をしようというふうに、町長の御一存でできるということでよろしいんですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   緑化ブロックそのものについて、あれが緑地の面積に入ることがおかしいということもたくさん御意見もいただいております。それについて、緑化ブロックが適切かどうかについても、私もそれが結局、車が乗っかって壊れたりしてる事例を知ってるので、今後、町としてはほかの自治体にもあるように改善をしてもいいんじゃないかということは申し上げました。ただ、それは条例で緑化ブロックというふうに定めているとは思っていませんので、ちょっと今、そうじゃないということまでしか確認できてないんですけども、条例改正というよりも、緑化ブロックそのものについて町の考え方を変えていくということを今、議論を担当課としているところです。

○2番( 金崎ひさ君 )
   その件についてどうこうというわけではなくて、町長の姿勢を伺っているだけなんですね。ですから、そういうふうなことで、葉山に住んでらっしゃる方が葉山を大事に思って、葉山に住んでよかったと思えるような、葉山のまちづくり、隣の町と一緒ではないんだというふうな思いを持っていらっしゃる方たちの御意見を吸い上げて町の運営をする気があるのか、ないのか、あるような気もするんですけれども、そのあたりのところの町長の姿勢を伺いたいなと思っただけでございます。それで、まちづくり条例の改正につきましては、11月の11日にNPO法人の葉山環境文化デザイン集団の方とも、議会として意見交換をさせていただきまして、あちらはすごい勉強会も重ねて、そして今、それが全ていいか、悪いかはともかくとして、8項目の改正案をお出しになっております。それも町長にお示しするんだというふうなことを、そのときおっしゃっていたように私は受けとめておりますけれども、やはり議会からも公聴会の件でも、公聴会をガス抜きの一つとして、それに対して何も返事がないとおっしゃったことに対して、町の意見はこうなんだということも発言された方にお示ししないとか、いろいろと、私もいろんな御意見を伺っております。それ以上に何倍も何倍も町長は伺っていると思いますので、ぜひとも協働という立場で町の運営をしていただきたいなというふうに思っております。
   それで、協働推進係というものがありまして、設置されまして、やはり庁内体制の強化をするために政策財政部に協働推進係を置いたというふうな、協働のまちづくり指針に書かれております。それに対して、協働推進係の今の役目というのはどういうこと、ちょっと見えないんですけれども、どのようなことをしていらっしゃるのかをお聞きします。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   今、庁舎内の協働もあわせてというふうにお尋ねいただいていると思うんですけれども、例えば庁舎内で言えば、いろいろ行事を実施する際にですね、例えば夏場にやりましたヨットフェスティバル、これは政策課と生涯学習課と連携していると。それから前の所属のことになりますけれども、いわゆる3団地の下水道の接続の説明会等についても、下水道課と環境課、浄化槽、コミプラを使ってる環境課のほうで一緒になってやったということがございます。お尋ねいただきました現協働推進係の取り組みとしてはですね、主に言えば、協働の最大のパートナーであります町内会・自治会様、こちらのほうでは幾つかの部会に分かれてて、それぞれ課長以下政策課の協働推進係がですね、その部会の中に入っていってですね、いろいろお考えになってること、それから町に対する御意見、こういうものを吸い上げて各課にそういう紹介をかけたりとかですね、そういう役割というんですかね、つなぎの役割といったほうがわかりやすく捉えていただけるかもしれません。そういうもので機構改革以降ですね、政策財政部の中に、政策課の中に協働推進係といいまして、ただ、協働の難しさというんでしょうか、非常に千差万別で、町が管理運営事項がすごく強いものをですね、5割以上のそういうものと、それからあと、先ほど町長の話にもありましたとおり、行政が絡むとどうしてもいろんな法令の遵守ですとか、かたい考え方というんでしょうか、そういうものに基づいて自由な発想による活動を妨げる可能性もあるということなので、そういうものに関しては、議員からお尋ねいただいているとおり、一緒に行わない協働としてですね、やはりそれを取り組んでいただくことによって、町として有益であるという判断ができれば、側面とか後方からの支援を行うというような位置づけになると思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   今、協働推進係、たしか2人かそのぐらいじゃなかったかと思うんですが、大切なお役目なので人数的には足りているんでしょうか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   現在、4名の職員が協働推進係になってございます。あとは、当然、先ほど申し上げたように、何か事業をやるときとかはですね、政策課それから生涯学習課のメンバーで人手を補うという部分では協力体制のもとに実施してます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   確かに、その係だけでやる問題ではなくて庁舎内の連携、そして外部の町内会、いろいろなところの連携というものが大切だというふうに思っているんですけれども、29年度の葉山町職員庁舎研修で、住民との協働研修というのがありまして、それの報告書を見せていただいたんですけれども、やはり住民との協働研修なんですが、ふと、参加した職員が、そうだ庁舎内の協働というのも大切なんだということを目覚めたような文章をちょっと見つけたんですけれども、やはり、まずは庁舎内で連携をして、そしてそれぞれが立場立場で協働しながら、よりよい運営ができればいいなというふうに考えるべきだというふうに思うんですけれども、けさもバスツアーの件でも、教育委員会と大事な日にちにバッティングしていたり、そして、ついこの前も戦没者慰霊祭と、そして、その人らしく自分で住み続けるためにということで在宅介護とか、医療と介護の連携についてという地域の説明会、そこが同じ時間にバッティングしまして、それで私は地域の上山口の民生委員さんにぜひとも出てくれと言われて、たまたま会派を組んでおりましたので、横山さんには慰霊祭に出ていただき、そして私はそちらのほうに出て、お互いに意見交換はしたんですけれども。ただ、出席されている方が、後で会って、「金崎さん、ぐあいが悪いの」と言われて、「どうして」と言ったら、慰霊祭に毎年いらっしゃるのに来てなかったからというふうに、当然、議員が行くべきだというところに顔を出してないというところは、やはりいらぬ御心配をおかけしたなというふうに思っております。そして、今回、慰霊祭と在宅医療と介護というのが同じ福祉課内ですので、さまざまな御事情があったこととは思います。ですけれども、できればそういう日程のようなもの、町の主催するものがバッティングしないような、そういう連携というんですか、そういうのはどこでしてるんですか。部長会議ですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   日程の調整、重複がなきようにですね、調整するのは、やはりおっしゃるように部長会議だと思います。それが今、十分に機能して、日程調整に関してですね、できていたかと言われれば、まだちょっと不十分だったというふうに思っております。今後はですね、重複がないように、部長会、月に2回、第1と第3の火曜日にやっておりますので、その辺で、実はこういう日にこういうものを考えているんだけど、何かほかで事業がありますかというような調整をさせていただくような方向で考えたいと思います。
   あと、先ほどお尋ねいただきました、町役場の中でというような話がございます。そちらのほうについては、私、総務部のほうとですね、ちょっと調整をいたしまして、主に若手の職員ですね。ことしの夏にですね、総合計画の振り返りの3課合同ヒアリングというのを各課とやったんですけれども、いまひとつ協働に対する認識というのがどういうふうに持っているのかなというのが、私たちにも伝わらない部署もございました。私たちがはっきり捉えられないというんでしょうか。やはり協働の難しさというのをですね、例えば、きれいな資源ステーションプロジェクトのときに、参加じゃなくて参画からしてほしかったというような声をたくさん聞きましたので、そのときにそのプロジェクトにかかわった担当職員による、例えば余り座学ではなくてですね、そういう難しさみたいなものを、それぞれのグループに分かれて若手職員を中心に話し合ってもらうような、そういうお金をかけずにですね、役場の中のそういう経験をした職員からの研修会みたいなものを、今年度中にやっていきたいなというふうには考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   けさの補正予算の質疑にもございましたけれども、副町長を雇ったときの、何ていうんですか、給料のあれは削減されて、今年度はもう雇わないというふうなことをおっしゃっておりましたけれども、やはり月2回の部長会議、それぞれの部長というのはそれぞれの課を担当しておりますので、月2回の部長会議では、なかなか認識が一つにならない部分がありますし、それを束ねるのが私は副町長の仕事だというふうに思っているんですね。ですから、副町長というのは町の運営について本当に大切な存在だというふうに思っておりますし、町長が一番感じてらっしゃるのではないかというふうに思います。1人で全てを見るのは非常に難しい。そして、それぞれの部長も自分たちの課のこともありますので、全体を全て掌握するのは非常に難しいと思っておりますので、やはりそのかなめになる副町長という存在は、ぜひとも今の葉山町にとって必要ではないかなというふうに思っておりますけれども、けさ、町長の御答弁いただいてますので、町長もそのような認識を持っていらっしゃって、そして人がまだ決まらないというお話でしたけれども、人を決めるために、どのような努力をされているのかお聞きします。

○町長( 山梨崇仁君 )
   努力とおっしゃられてもですね、やはり人との、これはめぐり会いというところもあります。また、相手の方の覚悟というものもございまして、努力という形で申し上げますと、そういう、いい方にいないかということを、例えば神奈川県のほうにですね、県のそれなりの役職の方に相談をした経緯等はございます。ただ、なるべく葉山のことを、やっぱり知っている方であってほしいというところからですね、なかなかそういう方にめぐり会えていないという現状です。これは、決して何か一過的に力を入れてですね、そこに時間をかければ見つかるというものではございませんので、常にという気持ちで、いい方がいればという気持ちでですね、探している状態というふうにお考えいただきたいなと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   来年度予算には、やはり副町長の経費も計上するというふうにおっしゃっていましたので、何とか探したいというふうに思っていらっしゃるのはわかります。それで、2019年度の新葉クラブの政策提案と予算要望、何年ぶりかでさせていただきましたけれども、それの7番にも、やはり副町長の任命等早急に対応することというふうに書かせていただいておりますので、ぜひともそれは早く決めていただいて、全ての人が、それで町民の方たちも副町長が存在するということは、ちょっと副町長に、こうなんだけどというお話もできるという窓口にもなると思います。それで、町長がね、緑化ブロックのことでもですね、断定的におっしゃったら、もう、ああ、緑化ブロックはもう葉山町はもうできなくなるんだと、緑化率に入れなくなるんだ、町長がおっしゃったからということで、もう喜んでいらっしゃる方もたくさんいらっしゃいますのでね。だから、ワンクッション置くという意味でも、やはり全てのことを、庁舎内のことを、それぞれの担当のことがよくわかっていて、そして、そういうわかっていながらいろんなお話を聞いて、そしてどうすればその思いを遂げられるか、あるいはどうすればこの人はちょっと思いを遂げられないんだよということを、きっちりお話しするかということを、できるかなめの方を、ぜひとも置いていただきたいなというふうに思っておりますので、これから目を光らせて適任を選んでいただきたいなというふうに思っております。
   それでは、次に入らせていただきますけれども、一緒に行わない協働についてですけれども、この一緒に行わない協働についてというのは、ある意味、連係プレーでお任せできることはそこにお任せしようというお考えだと思うんですけれども、町民かつ一緒に行わない協働については、支援をすると、後方支援をするというふうに明記されておりますけれども、そこのところが少しお任せすぎるのかなという、ボランティアもほどほどにという気があるんですけれども、そのあたりの後方支援の方法というのは、どういうふうなことが後方支援だというふうに考えていらっしゃるかお聞きします。

○町長( 山梨崇仁君 )
  金崎議員の、このお言葉につきましては、町の協働の指針、葉山の協働のまちづくり指針の中にこういう言葉が使われておりますので、恐らくそこから引用されたかと思うんですが、単純に、公共の空間というのは自分の家とか身の回り、要は自宅を出た一歩先がもう既に公共となります。そこでの問題として考えていただきたいのが、例えば、防災なんかでわかりいいんですが、御自身の身の回りと家族の安全は、よく自助というふうに表現されますが、発災直後の近隣との声かけだったりとか、避難所までの移動なりについては、共助で行ってほしいということを声かけをいたします。そういった意味では、実際に町から消防や消防団、それから町の防災担当やですね、その仕事に準じた職員が行くまでにも時間的なものだったりとか、道路が寸断されていれば物理的に不可能なケースもあります。そういったときにはですね、一緒に行わない協働ということで、ともに生命と財産の保持というものについては、町の仕事ではありますけれども、皆様が協働でそこをフォローしてほしいということが考えられます。そのことを想定して、日常から防災訓練への支援だったりとか、防災資材の町からの補助などで備蓄をしていただけるようにお願いしていることが、一緒に行わない協働の代表的事例だというふうに思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   第3回定例会でも少し聞かせていただいたんですけれども、葉山災害ボランティアネットワークの方たち、俗にHSVNとおっしゃるんですが、それは葉山町の本当に大事な防災の地域防災計画の中に、このグループがすごく重要な役割を担って、そして位置づけもきっちりしていて明記されているんですね。ところが、町からの支援は何もないということで、それで意見交換会もしまして、議会もお話を伺ったんですけれども、支援を要求しているわけではないんです。ただし、町として、議員として、議会としてですね、このままでいいのかなと非常に疑問を感じております。おんぶに抱っこといいますかね。そちらのボランティアネットワークとしての成り立ちは、御自分で努力してやってください。ただし、地域防災計画にはこういうふうな役割を担ってくださいというのでは、ちょっと余りにもひどいのではないかなというのが私の感想なんですけれども、そのことを町長にお聞きしたら、社協との連携であちらのほうから何がしかの手当が出ているので、町は一切してないけれども、社協との連携でというふうにおっしゃっていましたけれども、それでいいんでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   補助的な面ではそういう形になりますし、実際に私も先日お会いしたときに申し上げたのが、私自身もそうですし、社協さんとボランティアの方々とですね、座組をしてともに議論する機会というものを持っていなかったのが現実です。こうしてお話しする機会をまた今後つくりましょうということで、例えば総会に私自身も出席するようにしたいということも申し上げましたし、そういった議論をですね、設けることで、情報の交換と顔の見える関係というものができるというのが大きい効果になるんじゃないかというふうには考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   何か町に災害が起きたときには、やはり葉山災害ボランティアネットワークの方たちが大変な役割を担っていただく、なくてはならない存在だというふうに私も思っておりますし、ですから何か起きる前にいろいろと想像しながら、いろんな手だてが必要だというふうに思います。そのようなことを、ぜひ相談に乗ってあげて、そして町民の方たちが安心して、何が起きても安心してちゃんと命が守れるような形を計画に載せるべきだというふうに思いますので、それに対して、やはり葉山災害ボランティアネットワークの方たちがこういうものがあったほうがいいんだということは、真剣に相談に乗っていただきたいなと思うんですが、その際は窓口はどこになるんですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   あくまで窓口はですね、社会福祉協議会が窓口になっておりますが、社会福祉協議会の窓口がまた福祉課でございますので、そちらと、それこそ横連携で進めてまいりたいと考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   葉山地域防災計画の中に名前が入っているにもかかわらず、やはりそれはあれですか、社協の管轄なんですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   はい、そのとおりでございます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   そういうシステムになっているのでは仕方がないと思いますけれども、もっと親身になってね、御相談に乗ってあげたほうが、一番困るのは町民の方たちなんですよ。それで、こういう備品があったらよかったとか、こういうものがあったらよかったと。だけども、そういうことを言っていくとこがなくて、何もそろわない状態で災害が起きちゃった。そうなると、一番困るのは町民の方たちなんですね。町としては、町民の命を守るというのが大前提がありますので、その辺もぜひ、窓口はここですよというのではなくて、町民の命を守るためにはどうすればいいかなということも、真剣に考えていただけたらというふうに思います。
   それから、前回もちょっとお話をしましたけれども、イノシシ問題で、すごくわな猟の方たちが頑張っていただいてて、もう100匹近く、100頭というんですか、100頭近くとれたのではないかというふうに、もう本当にどんどんどんどんふえると思いますけれども、この人たちも自主努力で、自分たちの会は自分たちの運営で頑張っていらっしゃいます。それで、どうかわかりませんが、町は3,000円を出しているだけということのようでございますけれども、このあたりも立ち行けばいいですけれども、立ち行かない状況にならないように手助けができることはしてあげればいいかなというふうに思っておりますので、ずっと存続、イノシシがいる限り存続をしていただけなければならない会なので、そのあたりも、やはり御相談に乗ってあげる窓口というのも協働推進係かななんて思ったりもしたんですけれども、そのあたりもちょっと町長、何ていうんですか、ルートを決めていただくというか、相談に乗っていただけるということをしていただけるかどうか、今の現状と、それから今後の課題というものがあったらお知らせください。

○町長( 山梨崇仁君 )
   まず結論から申し上げますと、所管は現在、環境課で対応してございます。そして、今後も彼らと、わな猟の会との町との関係としてはですね、引き続き山に入るのはお願いしなければいけないんですが、町としての支援もしっかりとする。また、さらに要望があれば手厚く対応していきたいというふうに考えております。
   その背景としましてはですね、先日、私も日本大学の生物資源科学部の中嶋教授という方に、今いろいろと御指導いただきながら、町の山々にカメラを仕掛けていただいたりとか、もちろん県や民間の方のお力もいただいているんですが、指導いただいております。また、その先生やですね、あと、県の平塚に本部がある、県のイノシシ対策をしてくれている部署のですね、清水さんという方もいらっしゃるんですが、そういった方々と議論をする結果としては、葉山のイノシシは、当初、もしかしたら種の保存がきかなくてですね、自然に消滅するかもしれないという考えもあったんですが、ここまで頭数がふえて、今の捕獲の状況を見ると、恐らくそれはないだろうということで、今後、山にイノシシの数がこのまま継続的にいるということから、「共存」という表現でイノシシ駆除なり、つき合わなければならないという考え方を明確に入れていただきました。そうなりますと、今までは山深く入っていただいてですね、何とか駆除を目標にということをしてたんですけれども、共存ということになれば町にとっても経常的な課題としてですね、向き合わなければいけないということから、先ほど申し上げたように、今後その方向性としてですね、ともにしっかりと議論をしながら、彼らに危険が及ばないことが一番なんですけども、可能な限りイノシシを駆除するなり、また、町民の方々に決して危険が及ばないように、安全への啓発やですね、安全への活動なども今後行わなければいけないということを、先日、イノシシの霊を祭る、獣霊祭を行いまして、その後、総会等もございましたので、いろいろと意見交換をしてきたところにあります。

○2番( 金崎ひさ君 )
   密なかかわりを持っていただいて、それで、本当にまだ農作物の被害にとどまっていると思いますけれども、人の被害とかそういうことになると大変なことになりますので、そのようにならないような状況を支援をしていただいて、わな猟の方たちはプロですので、その人たちがやりやすいような形で支援をするのが、やはり協働の一つだというふうに思っておりますので、ぜひそれはよろしくお願いいたします。
   それから、空き家対策で協働を推進をするのかなと、町としても…議会としても空き家を活用して、町営住宅ですか、そういうものが足りないので、空き家の活用をしたらどうかとかっていう御意見を持っていらっしゃる議員もたくさんいますし、そのような形で空き家がたくさんありますので、早々と調査をしておりますので、それを町と、もちろん持っていらっしゃる方のコラボになるんですけれども、町として、どのような活用ができるのかなということをやっていただけるのかなと思ったら、そうではなくて、民間の会社に空き家の、この何ていうんですか、住む人を見つけてくれるというふうなことをやりたいようなことを、ちょっと前回おっしゃっていたんですが。今回、陳情が出ておりまして、ヤシの実とか教育委員会の関係で、ヤシの実の旧校舎、上山口の旧校舎が、もう本当にあしたでも危ないみたいな古さですので、とりあえずは緊急避難をすることをされるようですが、そこで緊急避難ですので、ずっとというわけにはいかないので、空き家を活用したらどうかという陳情が出ております。これは、これからまだ議会と審査をするんですけれども、やはり町としていろんな課題がありますよね。例えば町内会館とか。そういうのでも新しく土地を買ってつくるとかということではなくて、空き家を活用して、ある空き家をそのままで活用して、壊さないでうまく利用できて、そして別荘の町ですので、いい建物もたくさんあるはずなんですよ。それを全部壊してしまって新しく鉄筋コンクリートで建ててということではなくて、お金をかけないで活用するという方法もあるかと思うんですけれども、そういう部署って、私、必要じゃないかと思うんですけども、現在ありますか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   現在は、空き家の関係を所管しているのは政策課ということでございます。あとは、例えば今後、今、公共施設課のほうで稼働率調査をしておりますし、今後ですね、例えば再配置、公共施設の再配置ですとか、そういう定量の見直しですとかになったときにですね、当然、地域の皆様が希望されてる施設というものはですね、どういう場所で、どういう規模で、どのぐらいの数が必要なのかということも、恐らく議論になるんじゃないかなというふうには思ってます。そうしたときに、空き家の活用ができるかできないかというところも、当然、協議の中には入ってくるのかなと思ってますので、将来的にはそういう検討もしていくんじゃないかなというふうには考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   町内会館、長柄の町内会館が空き家活用というのは長年の懸案でしたが、それも諦めたような御報告を受けているんですが、そういうのを検討するのも、やはり空き家の全てを掌握していないとできないということですよね。ですから、やはりそれを政策財政部として、これからもずっとそれを続けていくということで理解してよろしいんですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   多分、何ていうんでしょう、時間が短く解決するような問題でもないと思うんですね。また、葉山の中では、昔は家屋敷の課税ということですので、セカンドハウスで持たれてる方も多くいらっしゃって、その方たちがお年を召して、なかなか葉山のほうには足を運びづらくなって、管理が余り適正にできないというところもふえていると思います。ただ、これに関しては個々人様、土地・建物の所有者様の意向が、やはり一番財産権を持ってますので優先すると思います。ただ、将来的に売買とか賃借の御意向はありますか、ありませんかというお尋ねも、アンケートの中ではさせていただいてますので、そういうものをですね、参考にしながら、今のところはですね、政策課の中でどういうことができるのか、もしくは稼働率調査をやっている公共施設と、いろいろ町民の方々の御意見を伺う中でですね、空き家の活用ができるかできないかというところも、部内の中で連携しながら協議していければいいかなというふうに思っております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   ぜひ、そのようにしていただいて、やはり財政面で必要なことはしなければいけないんですが、財政的に考えると安価にできるということもありかと思いますので、ぜひそのように中心になって考えていただけたらというふうに思います。
   そして、一緒に行う協働についてですけれども、やはり葉山の魅力を高める実行委員会、地域の説明会に出ましたけれども、唐木作の棚田も難しいなというふうに私、感じておりますけれども、これはどういうふうになりましたか。なりますか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   その件につきましては、この、今議会の会期中にですね、お時間をいただいて御説明を差し上げようと思っております。ただ、私たちの最初の入り方がちょっと急ぎ過ぎたというか、十分な説明もないままにという部分も反省点として十分ございます。ただ、唐木作のほうについてはですね、やはり以前から棚田があった土地だということで、今の状況を考えればですね、一旦は休止せざるを得ないかなという状況にはなってきてるかなというふうには考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   説明会にも出ましたけども、やはり住民の方たちの意見のほうが真っ当でしたね。行政として御説明はするんですけれども、じゃあこういう場合はどうなんだ、いや、こういう場合はどうなんだと聞かれても、それに対してちゃんとお答えができない。だから、ちょっとこれは計画が難しい…最初の計画が難しかったかなという気がいたします。一旦休止ということで、また再開するのかどうかはわかりませんけれども、きっちりと準備を整えた上で、やるべきであれば、再開することであれば、きっちり準備をしなければならないなというふうに思いますので、これは本当に慎重にしていただきたいと思います。今まで使ったお金もあるわけですからね。これが無駄なお金になるのか、あるいはどういうふうに生かすのかというのは30年度の決算で、また新議員がいろいろと審議することとは思いますけれども、とんでもないことだったというふうに私は思っております。
   それから、やはり審議会とか、その他いろんな審議会ございますけれども、こういう方たちは町民の方も含めて、それから専門の方たちも含めて、やはり葉山の将来を決める基本になるような審議会もたくさんあるかと思いますけれども、その審議会の活用というものも協働の大きなものだというふうに思いますけれども、町長は審議会に対する認識というのはどのようにお考えでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   審議会の位置づけは、多くは町の政策に対する諮問をして、それを専門的な知見で答申をいただくということで、町民の方や公募の方も入ってらっしゃいますけれども、その多くは専門的なという点がウエートが大きいんじゃないかと思います。もちろん、そういった視点もすごく大事ですが、同様に先ほど来、金崎議員がおっしゃる、町の方の、特に今、上山口のように現地の地域の方の意見というものは、決して無視してはいけないものだと思いますので、今回の棚田の政策に関しましては、政策的な考え方や全体的な総論としてはいいという判断で続いたんですけれども、各論としてその場所がどうかと言われますと難しいという地域の方のお声をいただきました。審議会は、そういう意味でも専門的なというところと、総論としていいのではないかということについては十分活用していきたいと思いますので、もしくは個別のケースをですね、一件一件、専門的に見ていただくときには相談をしてもいいと思いますので、そういった形で審議会には御相談を諮っていくものだというふうに思っております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   本当にそうだと思います。審議会の方の御意見は専門的見地、そして一般の方も入っていらっしゃいますけれども、なるべく多くの方たちに意見を聞いているとまとまらないみたいなものもあるかとは思いますけれども、やはりその地に住んでいらっしゃる方の御意見というのは大切ですので、その人たちのことを無視して挫折した例が、私ども総務委員会で周南市に伺いまして、そして公共施設再配置計画の取り組みについて勉強させていただきました。町…市が、そこは周南市なんですが、市主導で再配置計画を出したんですね。そうすると、町民の方たちから大反対を受けて、そして議会からも大反対を受けて、そして、市は取り下げることになりました。そして、再度、周南市としては公共施設はもうたくさんありますので、このままでは運営できないということで再配置をしなければならない。だけども、もう取り下げちゃったので、じゃあどうしましょうって、一からやり直したわけですよ。そうすると、その地区に住んでらっしゃる方に集まっていただいて、そして、この地区にはこれだけの公共施設がありますと。でも、これを全部維持できないんですと。そして、この地に住んでらっしゃる方たちは、どこを潰して、どこを生かして、どうすればいいですかという御意見を伺ってるんですね。そして、それが本当に地域住民と、それから議会もそうなんですが、行政とが一体になって、そしてよりよいものを、全部をやれというふうな、理不尽なことは通らないということをまず御説明して、どこかで不自由なんだけれども、どこをだめにしたら皆様のためにいいですかというので、学校施設の統廃合もうまくいってる。うちの地区は、じゃあ学校はもういいよと。人数も少ないし。だけども、ちょっと歩けるところのあの学校は生かしてねみたいな、とてもいいやり方をなさっているのを私どもは勉強してまいりました。
   これから、公共施設の再配置に関してということで、やはり協働なくしては考えられない。そして、来年度予算といたしましても、私どもは十分な、何ていうんですか、公共施設の再配置に役立つための劣化診断とか、劣化調査とか、研究調査をきっちりと予算化してやってください。これが私、基本だと思ってます。町のそういう基本を持った上で地域の方たちに投げかける。そして、前にも学校の統廃合というのを申し上げましたけれども、そのときには、部長の御答弁でしたかね、とにかくどこかとやっていると。これからやると。教育委員会と町の主管課と協議を進めているが、専門家の支援業務も視野に入れて検討しますということでした。やはり、小学校4校と、それから中学2校、これが存続できるぐらいの子供たちも多くなって活性化すればいいんですけれども、やはりこれは統廃合しなければならないときがくる。そして、世の中にはとてもすてきな学校が建ってますよね。むしろ、統廃合してよかったと思えるようなすばらしい学校を一つ建てて、そこにみんなで通うということもありますので、ぜひ、研究をしていただいて、そしてこの公共施設の再配置というものは非常に難しいし、それから御理解を得づらいし、でも、御理解をしていただかなければできないということですので、これに対する計画をどのように、1年、2年の話ではないと思いますけれども、理想的な方法論を持っていらっしゃるかどうかをお聞きします。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   まず一番最初にですね、先ほど来、金崎議員からも御指摘のあるような、行政内部で今、公共施設を取り巻く状況がどういう状況なのかということを、まず認識して、共通認識を持つことだと思ってます。そういう中でですね、まず、公共施設、それから教育総務、それぞれの所管の部長をですね…も入って、あと町長、教育長も参加していただいて、公共施設の、今、仮称でございますけれども、マネジメント会議というのをですね、持つことにしております。今、劣化状況診断…ごめんなさい、稼働状況調査をやっております、もうちょっと下位の職員、この組織もございます。そういう中でですね、まずここ一、二年として見ればですね、今申し上げたような財政の状況、それから人口の推移ですね。そういうものを、まず庁舎内で共有するということからスタートするのが妥当なのかなというふうに思ってます。その後はですね、そういうものを、今度、外向けに少しずつ発信をする。町の持つ広報媒体を使って公共施設を取り巻く状況というのを、今、こういうものですね、例えば冊子にして管理の計画をつくるのではなくてですね、広報紙とか、それからホームページを使って少しずつシリーズに分けてで結構だと思うんですけれども、それで外部の町民の方々に少しずつ見ていただくところから始めるというふうに思ってます。2020年に一応、今の公共施設の第1次実施計画の見直しをかけることにしてます。これは、総合計画とかそれから中期財政計画も連動して見直すことにしておりますけれども、大きく変えていかなければいけないのは、当然、2025年ですね、総合計画が終了する年、そういうところまでには一定の目鼻をつけるべきだなというふうに思ってますし、よその自治体でですね、行政主導で何%、何施設を削減するというお話をして、なかなか御理解が得られずに紛糾したというような話もよく聞いております。ですから、その辺は丁寧にやるための一つの方法として稼働状況調査をやってるつもりでおりますので、考え方としては、建物の施設とか少なくなっても、それぞれの施設がいつもにぎわってるような、そういう施設運営というのを目指してまいりたいなというふうに考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   段取りとしてはとてもすばらしいというふうに思います。それで、まずは庁舎内で行政マンがきっちりと認識を持つために、さまざまな調査をして、そして発信していくうちに町民の方たちの御意見も伺って、そして最終的には町民の方たちが納得していただけるものにしなければならないと思います。かつて100人の町民会議というものがございましたけれども、そのような、本当に私も議員としてこうやって動いてますと、まちづくりに関して非常に熱心なお考えを持って、熱意を持っていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。なぜかといったら、この葉山町が好きなんだと。この葉山町に住んでいたいんだと。そうすると、どこも同じようなまちづくりではなくて、葉山独特の、本当に葉山っていいよねと、自然環境も含めて、自然環境だけではなくてまちづくりの様子も、やはり葉山っていいよねっていうふうな思う町にしてほしいという思いが大きくて、そして、できることならどんな発言でもしてみたいというふうな方もたくさんいらっしゃると思いますので、またアイデアを持ってらっしゃる方もたくさんいらっしゃると思いますので、そういう方たちの御協力をいただきながら、よりよい再配置計画ができればいいかなというふうに思っておりますし、そこからまちづくりの方針というものも決まるでしょうし、大事にしなければならないものは大事にしなければならないと。そして、要らないものは要らないというふうなはっきりとしたまちづくりの指針を、町長も計画を練るところで協働を行いながら、ぜひともよりよいまちにしていただきたいというふうに思っておりますので、それに対して町長の心強い御答弁をいただいて、私の質問を終わります。

○町長( 山梨崇仁君 )
   先日、31年度の1月に行われる成人式の実行委員会の皆さんにお会いをしました。当日いらっしゃった方々全員がですね、口をそろえておっしゃったことが、葉山が大好きだと。ほかに自分たちの友達でも葉山が嫌いというやつは一人もいないんだということをですね、言われました。過去にも実行委員会の方々とお会いしてますけれども、同様の方々ばかりでしたし、2年前には葉山愛を語ってほしいと言われた実行委員会もありました。老若男女問わず、葉山に住む方でですね、この町が好きだという方がとても多く、本当に好きだからこそ、この町を守っていきたい、一緒に語らっていきたい、形にしていきたいという方々が多くいらっしゃる。それは二十歳の方ですらそうだということにですね、改めて非常に強く感銘を受けました。だからこそ、私どもは行政は、そういった方々のお力をですね、いただきながら、協働というかけ声が何とか形になっているのかなというふうには思いますけれども、きょうの金崎議員の御質問の一連を踏まえてみますと、まだまだ足らないところはございますし、また、組織内のことに関しましても、横連携ということは申し上げてきましたけども、改めて、組織内の協働という視点で、もう一度私たち自身も背筋を伸ばさなければいけないというふうに考えるところもございます。しっかりとそうやって私たちが力を携えることで、おのずといいまちづくりが行われるだろうということは私の信念と思ってございますので、さまざまな形でですね、町民の方に知らなかったとか聞いてないとかですね、ないように、改めて事業の一つ一つに丁寧に向き合っていきたいというふうに思っております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   ありがとうございました。これで、私の質問を終わります。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて2番 金崎ひさ議員の一般質問を終わります。
   第2番、6番 山田由美議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。山田由美議員、質問者席にお着き願います。

○6番( 山田由美君 )
   議長のお許しを得ましたので、通告に従って一問一答式で質問を行いたいと思います。
   最初に、今回、写真をたくさん用意したのですが、ちょっとデータ量が多くなりすぎてしまって、皆様、ダウンロードにお手間を取らせてしまって申しわけないと思います。ちょっとデータ量というものがよくわかっておりませんでした。既に資料写真はアップロードしていただいていますでしょうか。これは3番目の質問のときに使わせていただきます。
   では、最初の質問から始めたいと思います。1、ヨウ素剤の個人購入について。このヨウ素剤については、前回の定例会でも3人の議員から質問が出て、いろいろお答えをいただきましたが、そのお答えもいろいろちょっと微妙にトーンが違っていたりして、よくわからないところもございましたので、もう一回、きちんと質問したいと思います。
   1、放射能災害時に必要となるヨウ素剤について、事前配布が困難であり、なおかつ災害時の配布も困難であるとわかっているなら、個人購入を進めるのが町としての責任ではないかと考えるが、そのための広報の予定(学校を含む)はどうなっているか、これについて、まずお答えお願いします。

○総務部長( 太田圭一君 )
   これは前回もお答えしましたとおりですね、やはり、配布にはいろいろ難しい問題がございます。それで、本町の町域においてはですね、国の原子力災害対策支援において、原子力災害対策を重点的に実施すべき区域には含まれておりません。安定ヨウ素剤の備蓄については必要とされていない地域でもありますが、不測の事態に備えて町民全員分のヨウ素剤を、さまざまな種類のヨウ素剤、ゼリー状であったり錠剤であったりを備蓄しているところでございます。現在ですね、災害発生のときの配布方法等について、要領の策定を進めておるところでございますが、策定した後には配布方法や服用に当たっての注意事項等を含め、放射能の災害について周知を図ってまいるということになりますが、このようなことからですね、安定ヨウ素剤の自主的な購入についてはですね、文字どおりですね、自助として備えていただくものが適切かと考えておるものでございます。

○6番( 山田由美君 )
   今、配布の要領を作成中と言われましたが、いつごろできる予定でしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   それにはですね、いろいろ難しい問題がありまして、すぐにはということにはまいりません。さらにですね、それが、これは先ほどのPAZの区域外であることでですね、配布すべきかどうかという問題も…配布すべきかというかですね、各戸配布のことですけれども、配布すべきかどうかというところが非常に難しい。なので、前回お答えしたのは、一定の施設の、温度とかのですね、保管状況がよい場所に備蓄するということをできればと思いますが、いろんな指針を見てみますと、やはり医師の立ち会いのもとですとか、原子力委員会の指示があってからとかですね、いろいろ複雑な過程が必要でありますので、そう簡単に町が策定するというわけにはいきません。調整も必要かと思いますので、なかなか難しい問題と考えております。

○6番( 山田由美君 )
   既に日本医師会が配布のときのマニュアルというのを作成しておりますね。これネットで検索すればすぐ出てきますので、例えば、町民の皆様にこのようなマニュアルがありますので、日ごろからごらんくださいというふうにPRをすることはしてもよいのではないかと思われます。要領の作成に時間がかかると言われますが、あした大地震があって何かしらの放射能災害が発生するかもしれませんので、いつまでも、何ていうのか、はっきりしないまま置いておくのは危険だと思われます。もういつ大地震が来ても、今あるヨウ素剤、無駄にしないように、どうにかして希望者にだけでも届けられるような、あるいは町民の皆様にヨウ素剤というものがありますよということを知っていただくためのPRは、今から一生懸命してもいいのではないかと思われます。原子力災害の重点区域ですね。半径0キロから5キロ圏内のPAZという区域、それから半径5キロから30キロ圏のUPZという区域、これどちらも原子力発電所が中心にあって、そこからの距離ということで考えておりますが、この葉山町の場合、近くに原子力発電所があるということではございません。それなのに、既に全町民備蓄している。これには、やはり相当何か危険があるから、何かを想定して備蓄しようということになったのだと思われますが、平成16年か17年あたりに備蓄を決定されたように伺っておりますが、この、そもそも最初に備蓄を決めたときは、一体どのような危険を想定して決定なさったのでしょうか。当時の状況がわかればお教え願います。

○総務部長( 太田圭一君 )
   当時につきましては、やはり原子力の危機というのは発電所ではなくて原子力の船、原子力艦についていろいろ当時は危惧された面があったと聞いております。それで、この辺の地域でも多くのところがですね、横須賀近辺については備蓄しているところでございます。

○6番( 山田由美君 )
   当初は、東日本大震災の前ですから、原子炉の危険というのはそれほど考えられてはいず、横須賀に軍港があることから、アメリカの原子力艦船が一番危険であると、そのような認識であったということですね。今もって現在も横須賀に原子力艦船が寄港するという条件は変わっておりません。ですから、当時から比べて危険が減っているわけではない。それに加え、当時は想定されていなかった原子力発電所の被害が実際に起きてしまった。ですから、この配備を、ヨウ素剤の備蓄を決めた時点よりも状況は深刻になっているものと思われます。ですから、対策のほうもそれに対応して、ますます深刻でなければならないと思います。それから、今はテロの危険というのも考えられます。横須賀の軍港に何かテロ事件が発生した場合、それから久里浜にある核燃料工場、もしくはそこからの輸送の途上で横横道路を燃料棒の輸送車が通ってるとき、何らかの事故やテロがある場合、いろいろな危険が考えられます。ですから、町としてはせっかく備えているヨウ素剤を絶対に無駄にしないように、ぜひ事前配布ということを考えていただきたい。そして、日本医師会のマニュアルも、今から印刷するなり、町民の皆様にネットでごらんくださいと広報するなりしてPRをしてよろしいのではないかと思われます。
   それからですね、服用は、もし実際に災害が起きた場合、大変な混乱状態になると思われます。もし、役場に数千人の町民の方が集中していらして、その方たちに一々、あなたは持病は何がおありですか、どんな薬を飲んでいらっしゃいますか、どういうアレルギーをお持ちですかと、細かく問診をしてから渡すというようなことは、実際上かなり難しい、ほとんど不可能であろうと思われます。でしたらば、いざというときは何か起きたらぱっと手元にあるヨウ素剤を飲んで、それからゆっくり避難や何やらを考えるというふうにしたほうが実用的だと思います。実際、原子力発電所の近くにある市町村では、事前配布に切りかえた自治体も幾つかあると聞いております。ぜひ、事前配布を検討していただきたい。それがどうしてもできない、無理だというのであれば、町はとても皆様に配布する責任を負えませんので、どうか町民の皆様、御自分でふだんから備えてくださいと、そのことをPRするべきだと思います。今、ネットで見ればヨウ素剤はいろいろ買えるようになっております。あと、自分のかかりつけのお医者様のところに行って、お医者様を通じて手に入れていただくという方法もございます。もしかしたら、逗葉医師会にお願いして、逗葉医師会で共同購入していただいて、そこから希望者にお分けするという方法も取れるかもしれません。例えば、逗葉医師会に協力をお願いして事前購入して、希望する町民の方にお分けするというような方策は取れませんか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   今、配布のマニュアルを検討している状況ですので、配布を前提にそういった話はなかなか難しいかと思われます。医師会のマニュアルにおいてもですね、やはり原則として医師が関与していることでございますので、その辺をやはり私ども非常に危惧されるところです。どっちが大切かということを言われると、どちらも大切なんですけれども、そういった事前の配布によっての何か事故、誤飲等があるということは、非常に私たちも不本意な事故になってしまいますので、その辺、最善の安全性を確保しつつ、最善の措置を取りたいと考えております。

○6番( 山田由美君 )
   このヨウ素剤ですけれども、いろんな団体がいろんな意見を発表しておりますが、その中に、若者、お子さんに対しては非常に効果が高いけれども、40歳以上の成人に対しては、それほど効果がないという見解もございます。今、町が全町民分、ヨウ素剤を確保しているとしても、いざというときにはお子さん優先とか、40歳以下の方優先とか、そのような対策を取れば少し混乱が緩和されるのではないかと思いますが、あくまでも全町民を平等に扱われるおつもりか、それとも、本当の本当の緊急時にはお子さん優先ですよということにするか、そのあたりはいかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   趣旨はごもっともでございますが、年齢による配布、配布しない…配布しないということはないんですけれども、順位をどうするかということについては、平等な命をジャッジすることはできませんので、私にとっては。基本、平等に配布するということです。ただし、お子さんについてはやはり優先的なものも、皆さんのお力によってできるかと存じます。

○6番( 山田由美君 )
   一番大切なのは、お子さんの安全を守ることでございます。大人は、自分で自衛の努力ができますが、子供というのは大人に守ってもらわなければなりません。ですから、町としても本当に本当のせっぱ詰まったときは、もう平等だ何だはすっ飛ばして、ぜひお子さん優先でやっていただくようにお願いしたいと思います。
   次の質問に移ります。ミニアセスメントについて。みどりの基本計画P39にある開発時のミニアセスの実現に向けての進捗は。町は、既につくられているみどりの基本計画の中で、ミニアセスというものを研究したい、導入したいというふうに書いておられると思いますが、その後、導入に向けての何か進捗はございますでしょうか。

○環境部長( 高階歩君 )
   平成28年3月に策定いたしました改訂版の葉山町みどりの基本計画でございます。今御紹介いただきましたとおり、緑地の配置及び政策展開の方針というところにですね、環境等に与える影響を評価する仕組みの調査・研究を進めますということで記載がございます。平成29年度、昨年度ですけれども、環境審議会を4回開催いたしました。この中で、環境審議会は大変幅広い環境施策について御意見等をいただく場面でございます。その中で、この環境に対する影響評価の考え方をですね、御審議いただいた経緯がございます。昨年度は4回開催してございます。
   この中で、主にこのミニアセスに関するような議論が交わされた中でですね、こちらに記載のとおり開発行為に対するというような書き方がされておりますので、どうしても規制めいたところにイメージがいってしまうんですけれども、むしろ自然環境に対する気づき、それぞれ町民の皆様や行政の行政活動であったりとか、事業者の事業活動それぞれにおいて、環境に対する気づき、それから配慮などがどのようにできるだろうか。それから、それをもってして行われるコミュニケーションを活発にしていくべきじゃないかというようなことが主に今、話し合われてきております。この環境審議会はですね、まだ継続して議論をしている最中でございまして、結論を得ておるものではございません。30年度も年度末まで2回ほど開催を今計画しておりまして、日程等の調整を行っているところでございますし、年度明けましてもですね、今の審議会の委員さんたちの任期満了までの間にですね、たび重ねてこの点について議論をしていただきたいというふうに思ってございます。

○6番( 山田由美君 )
   28年度の改訂版に研究しますと書いておかれて、まだお話し合いがなされている途中で、この先も、皆さんの審議会のメンバーの任期までは結論は出ないと。では、その審議会のメンバーの任期が切れるときには、何らかの結論をいただけるものと思ってよろしいのですか。

○環境部長( 高階歩君 )
   ただいまも申し上げましたとおりですね、この影響評価のみを審議していただいている委員会ではございません関係で、どこまで詰められるかということはお約束ができるものではございませんが、一定の結論が出せるようにということで努めてまいりたいと思っております。

○6番( 山田由美君 )
   私が今回、このミニアセスを質問に出しましたのは、前回の定例会のときに陳情が1件ございました。地下水脈の問題についての陳情でございます。マンション建設の現場で大きな建物が建つことによって地下水の流れが変わり、周辺の住宅に何か影響が出るのではないか。それを心配された住民の方々から議会に陳情が出ましたが、この問題、余りにも複雑で、また要求されていることもいささかわかりにくいといいますか、難しすぎて議会としては責任は持てないと私は思ってしまったのですが、しかしながら、そういうときにこそ、このミニアセスというものが出番があるのではないかと思います。既存のまちづくり条例では地下のことまでは検討できないということですが、このアセスメントというのは環境全般を対象にしてると思われますので、これでしたらば、地下のことも含んでいいのではないかと思われます。あと、緑を伐採することによって風当たりが強くなるとか、砂が飛んでくるとか、景観が悪くなるとか、地元の方々の不安がたくさんございます。そういうものを解決するためにこそ、このミニアセスが有効な手段になるのではないかと思うのですが、そのような観点からミニアセスの導入を急ぐというお考えは、町長、ございませんか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   このミニアセスにつきましては、まず、ほかの自治体で前例がございません。一般的にアセスという言葉を使いますと、日本のアセスは非常にお金と時間がかかる大規模事業を対象にしたアセスという考え方を持たれますので、簡易アセスやですね、環境影響評価という、日本語で丁寧に表現しようというふうに心がけております。内容につきましては、環境審議会の原科座長とですね、何度か議論を私も重ねておるのですが、幾つかのパターンを先生のほうから御提示いただいてございます。その中では、いずれにしましてもこういった地下水脈の話やですね、科学的にこうだと立証できないものにつきましては、前段で申し上げた本当の大きなアセスメントの中でもですね、取り扱うのが非常に難しいとも聞いてございまして、そういった点については、町として今申し上げている簡易な影響評価の中にはもちろん織り込むことは難しいだろうというふうに考えております。そうではない視点でですね、いろいろと、もちろん、例えばですけども、小さな家を建てる方でもですね、小さな家の中の何割かの情報を出してですね、いくようにもしていけないか。また、大きなマンションをつくる方にも、大きなマンションの中でもちゃんとした情報を幾つか出していくようにできないかということは、先生と合意をしていまして、そのあり方について今議論を重ねているところ、また、審議会のほうでも議論していただいているところだというふうにお考えください。

○6番( 山田由美君 )
   マンション計画にしても、そのほかの計画にしても、今、葉山町の中でいろんな建設計画が持ち上がり、そのたびに住民の方がいろいろ不安に駆られて活動していらっしゃいますが、町として、もう少し住民の不安に寄り添うためには、使えるものは何でも使う、そのためにアセスメントの制度も何とかして少し実のあるものにしたいというふうに持っていっていただきたいと思います。住民との協働にもかかわることですが、この、例えばアセスメント導入についても、例えば町長主催でも町部局主催でもいいんですけれども、例えば勉強会みたいなもの、あるいは意見交換会のようなものを開いて、皆様、環境アセスメントについてどのような考えをお持ちでしょうかという、意見集めをすることはしてもいいのではないかと思うのですが、そのような環境関連、あとまちづくり条例に関しても見直してほしいというお声を聞いておりますし、環境絡みで何かこの住民からの意見を吸い上げる、そのような場を設けるおつもりはございませんか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   極めて専門的な分野でございますので、あくまで審議会の方々がですね、現状では議論をしている段階にございます。行政の政策形成の過程には、この後パブリックコメントをですね、改めてそれを町民の方々と共有をして運用などを重ねていくケースもございますので、まずはそういった葉山なりといいますか、以前はですね、前段の専門の方の御意見をいただいた、こういうのはどうだろうという、いわばたたき台のようなものを出す段階ですので、それができ上った暁にはですね、お示しをして皆様と議論を重ねていければというふうに思います。

○6番( 山田由美君 )
   今、たたき台をつくっているとおっしゃいましたが、そのたたき台が住民の前に示されるのはいつごろになるでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   先ほど担当部長からもですね、任期のうちにはというお答えがありましたけれども、何分、前例がないということで、例えばまちづくり条例ももちろんですが、環境そのものについての影響のほうに軸足を置くのかによってはですね、ほかの条例との兼ね合いもあると思います。時間のほうはいつまでとは申し上げられないんですけれども、私としてもなるべく早期にそういったものがあればいいとふうには常々思ってございましたので、形が出てくればですね、速やかにという気持ちでいたいというふうに思います。

○6番( 山田由美君 )
   多くの町民が多分望んでいらっしゃるのは、たたき台ができるプロセスに自分たちも参加したいということではないかと思われます。先ほど、専門家、難しいことだから専門家にとおっしゃいましたが、実は葉山の一般町民の方には、いろいろな専門家が混じっていらっしゃいます。葉山の中には大学の先生もいらっしゃいますし、法律の専門家や環境の専門家、デザインの専門家など、いろいろな専門家が住民としてお過ごしでいらっしゃいます。その方たちのを結集するというのは非常に有効なことだと思いますので、ぜひそのたたき台が何かができてからではなく、何かをつくる途中に住民の声を入れていただけるような、そういう工夫をお願いしたいと思います。
   では、次の質問、3番に参ります。町立葉山保育園の設備や人員について。これに関しては、まず、写真を見ていただきながらざっと御説明をしたいと思います。
   まず、この写真をごらんください。おトイレが小さく写っているのがわかりますでしょうか。これは、保育園の子供たちがお食事をしたり、おやつを食べたり…同期してませんか。子供たちが食事をしたり、おやつを食べたりする空間から撮影したものでございます。子供たちの生活空間とおトイレの間にドアがございません。簡単な柵のような仕切りが置かれることはございますが、空間は素通しで、お食事している間でもおやつの間でもトイレは丸見えの状態でございます。もちろん、この間にほかのお子さんがここに連れてこられて、おトイレを使ったりということもございます。時によっては、ぐあいの悪いお子さんが、ここで下痢をしたりですよ、それから気持ちが悪くて吐いてしまったりということがあるわけです。そのような空間と生活空間の間に仕切りがないというのは、文化的にも衛生的にもいささか問題があるのではないかと思われます。
   この保育園の建物を設計した当時は、大空間を確保するというのが業界のはやりだったようでございます。なるだけ大きな空間を確保して、子供たちに伸び伸び過ごしてもらい、必要なときだけ仕切りを置けばいいだろうという設計思想だったらしいのですが、どうも、必要なところにも仕切りが足りていないようです。本来、おトイレ空間というものは、扉を閉ざして、この空間だけ別に換気をする必要があるところだと思われます。食中毒や何か風邪がはやっていたりして、おトイレで具合の悪いお子さんが苦しんでいるようなことも想定されますので、この空間を扉で閉ざすことができ、外の換気がダイレクトにできる、そのような状態にしていくことが必要なのではないかと思われます。もし、見えないと不安だというのであれば、半透明のシャワーカーテンのようなものでも結構ですので、何らかの仕切りがあるほうが望ましいのではないかと思われます。
   それから次ですが、これは右側のブルーシートのほうが一番月齢の幼い赤ちゃん用のスペースになっております。そして、左のほうのベージュといいますか、ホワイト系のほうがよちよち歩きのできるお子さんの区画となっております。そして、この2つの区画の間にある仕切りというのは、写真を見ていただければわかりますが、段ボールですね。段ボールで、職員の方が手づくりした仕切りでございます。一応、このような仕切り、ぶつかってもけがのないようなやわらかい仕切りを置いてございますが、ただ、この仕切りが万全かといいますと、例えば、大人の職員がちょっと目を離したすきに、よちよち歩きのお子さんが歩いて行って、この仕切りにバーンとぶつかり、そのまま倒れ込んで寝ている赤ちゃんの上にどさっということもあり得るわけです。普通は、赤ちゃん、寝返りしか打てないような自分で動きのできない赤ちゃんは、ちゃんと壁で守られたスペースで入れておかなければいけないというのが理想だと聞いておりますので、現状、この仕切りはちょっと危険なのではないかと思います。ぜひとも、この赤ちゃんを守るために、動けるお子さんと動けない赤ちゃんは別空間でいられるような仕切りを考えていただきたいと思います。
   それから、誕生間もない赤ちゃんというものは、長時間眠らなくてはいけません。眠るためには静かな環境が必要です。静かに眠らなければいけないのだけれども、この簡単な間仕切りのすぐ隣で、ちょっと大きいお子さんたちが、どったんばったん、わあわあ、きゃあきゃあということをやっていては、赤ちゃんが安心して眠れない、眠ってもまたすぐちょっとした物音で起きてしまう、安眠できないというのが現状であると思います。職員の方たちもいろいろ配置を工夫なさっていまして、今、配置がえをいろいろ模索されている最中だということですが、それにしても、もうちょっと工夫をしていただいて、小さい赤ちゃんを安全にお預かりできるように考えていただきたいと思います。
   それから、これが洗濯物を干す場所がないという問題でございます。これも、設計したときの設計ミスといいますか、設計したときに想定されていなかったと思うのですが、保育園で大勢のお子さんをお預かりしているのですから、洗い物はたくさん出ると思います。タオルとか着がえとか、いろいろ細かいもの、それからぬいぐるみも汚れてぼろぼろになるでしょうから、ぬいぐるみも洗うかもしれません。いろいろ、お洗濯物が出ることはわかっていたはずなのに洗濯物干し場がありません。それで、やむなく外壁のフェンスにこのハンガーを引っかけているような状況でございます。これも、やはり何とかして洗濯物干し場を確保していただきたいと思いますが、日当たりの問題がございまして、保育園には裏庭はありますが、裏庭のほうは余り日当たりがよくございません。夕方の光しか当たりません。そして、葉山小学校の校庭に隣接しているために、風が吹けば校庭から砂がザーッと飛んできます。ですから、裏庭は洗濯物を干すのには余り望ましい状況ではないので、この表側の園庭に干すのは致し方ないのかもしれないのですが、それにしてもこれでは余りに干しにくい、見場も悪いと思いますので、例えば、上から何かフックをおろしていただいて、そのフックに引っかけるように。高い位置で洗濯物を干していれば、足元にお子さんの邪魔になることがないと思いますので、子供たちの導線を邪魔しないように、何らかの洗濯物干し場を確保していただきたいと思います。
   それから、保育園の予算全般が足りないという話なんですが、区画と区画の仕切りに、職員の方たちが手づくりで家具をつくっていてくださいます。これは、本を置くためのブックラックといいますか、本棚でございますが、これも見ていただければわかるように、段ボールとセロテープ、包装紙で手づくりしたものでございます。今の教育方針としては、お子さんが自分で収納場所から欲しいおもちゃや本を持ってきて、また、それを自分でもとの場所に戻せるように、どの本がどの場所にあったかをきちんと写真で示すようになっております。こうなっていると、お子さんは、ああ、この絵本はここへ戻せばいいんだなということがわかる。ほかの引き出しも、おもちゃの類いに、このおもちゃはここにしまえばいいんだということがわかるように、おもちゃの写真つきの棚が用意されてございますが、これが全て職員の手づくりでございます。大変貴重な工作物で、本当にすばらしいものをつくってくださったと思いますが、しかし、もうちょっと予算があれば、これをわざわざ手づくりせずとも、同等のものを、市販品で買えると思いますので、備品類についてはもうちょっと予算を認めていただいてもいいのではないかと思われます。
   これも、子供たちの遊ぶスペースにおいてある家具ですが、これも全て手づくりでございます。段ボールとか牛乳パックとか、あり合わせのもので職員の方たちが一生懸命おつくりになったものでございます。これはこれで非常にとうといものなのですが、背後に見えています黄色い引き出し、これも全て手づくりでございます。これ、手づくりするのにも相当な労力がかかりますし、段ボールですから耐久性が余りございません。壊れてはつくり直す、壊れてはつくり直すということで、職員の方たちの負担が大変なものになっていると思われます。このあたりも、ちょっと予算化していただければいいのではないかと思います。
   これも職員の方たちの手づくりの力作でございます。台所セットでございますが、コンロにしても戸棚にしても全て段ボールや牛乳パックなどのあり合わせのもので手づくりなさっておられます。これ、買ったらすごく高いものだと思いますが、これを手づくりなさるのに職員の方がどれだけの時間を使っていらっしゃるか。また、壊れたときに一からつくり直すのがどれほど大変かと思いますと、このような仕切りを兼ねた家具というのは、もうちょっと予算をつけていただいて、既製品を購入していただくこともありではないかと思います。
   それから、これが保育園の一番広い空間でございますが、かなりの大空間でございまして、仕切りがございません。できましたら、奥に見えます図書のスペースですね。本棚が置いてあるスペース。このあたりにちょっと仕切りをつくっていただいて、この本を読むスペースを囲っていただけると、そこで休息の必要なお子さんが、そこでちょっと隠れてといいますか、みんなから離れて休憩できるということがございますので、何かのときには広げて大空間に戻せばいいのですが、この図書スペース、読書スペースを隔離できるような扉、あるいはカーテンのようなものも考えていただければと思います。
   これは、もうちょっと小さいほうの教室の仕切りでございますが、間にロッカーがありまして、奥の空間と手前の空間で年齢層の違うお子さんが2クラス分ここで過ごしていらっしゃいます。それぞれのグループで、こちらは絵本を読んだり、こちらはお歌を歌ったりという違う作業をしているわけですが、ロッカーの上部の空間に仕切りが何もなく、声が筒抜けになりますので、お互いの声がまともにぶつかります。片方で歌を歌っている、片方で本を読んでいる、双方の活動が何といいますか、ダイレクトに反響してかなりの音響になります。お食事時もわあわあ、きゃあきゃあとかなりの音響が反射しております。そうしますと、デリケートなお子さんは大きい音響にさらされていることに耐え切れずに、自分を守らざるを得ないような、どこかに隠れざるを得ないような状況になることがありますので、この空間上部の仕切りというものも、現場の職員の方のお声を聞いて、もし何とかできるものであれば、ちょっと仕切りを考えていただければと思います。
   それから、これが先ほどの読書スペースの部分でございますが、見ていただきますと、本棚の高さに御注目ください。手前の一番下の本棚は高さがあって、本が縦に重なって…置かれていますが、その上の段は絵本の大きさに対して棚が低くなっております。それで、絵本を縦に収納できないんです。ですから、しまおうとしても横に入れるしかないという状態になっております。この左側のほうの棚もそうですが、本来、本は縦に入れて収納するものなのですが、この棚を設置した当時、絵本の大きさを想定していなかったものと思われます。絵本というのは、かなり大判のものが多いですから、大判の絵本がきちんと立つサイズを入れていただかないと、子供たちに整理・整頓を教えようにも、先生、これ縦に入りませんということになってしまします。この棚を更新するときに、本の高さを考えて絵本が十分入るような高さ、あるいは調節できるような棚にしていただければと思います。
   それから、手前に見えている赤い椅子でございますが、これが大分傷んでおります。このように見ていただければわかりますが、カバーがはがれて中の詰め物が見えております。ここは、保育園の入り口に当たる場所で、お出迎えのときに保護者の方も出入りなさる場所なので、これはひどいんじゃないのと皆さんに言われているということですので、この椅子もちょっと何とかしていただけたらと思います。
   こちらも、やはり本棚ですが、縦にならないのでこのように横にしまっていることになります。
   それから、これはドラキュラ伯爵の棺桶のようなものが写っておりますが、これは段ボール箱でつくった隠れ場所でございます。デリケートなお子さんがちょっと一人になって心を休めたいときに、この中に入ってちょっと避難するといいますか、休息するという場所で、職員の方が手づくりなさったものでございます。このような隠れ場所を何度も段ボールでおつくりになったそうなんですが、物が段ボールなので耐久性がございません。大きさもそんなに大きくございません。お子さん一人が隠れるのが精いっぱいで、それもちょっと何か暴れたり遊んだりすればすぐ壊れてしまう状態なので、ぜひ、このお子さんが隠れられるような場所を予算化してつくっていただけたらと思います。キャンプのテントのようなものがあればいいのではないかと思いますが、これも現場の要望を聞いていただいて、隠れ場所として十分実用に耐えるようなものを、何かしら工夫していただければと思います。
   これで写真の説明をしましたので、大体内容がわかっていただけたかと思います。個別の質問に入りたいと思います。3番の1.葉山保育園では、園児たちの食事スペースとトイレスペースの間にきちんとした仕切り扉がない状態になっている。衛生的にも文化的にも望ましくないと思うが、改修の予定は。お答えをお願いします。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   こちらのお手洗いにつきましては、建てた当時のお話を、先ほど議員のほうから言っていただいたこともあって、多分、広いスペースをということもあったかと思います。また、ここのトイレにつきましては、0歳・1歳の部屋のちょうど真ん中にあるとこでございまして、当時はトイレトレーニングを一番に考えて、行きやすいというような形でつくったものだと思います。それで、御心配いただいている、例えばぐあいの悪いお子さんについては、多分ここで一緒に使うことはなく、ほかのところで休ませるとか、またはお休みしていただくとか、いろんなことがあると思いますので、職員はこの場所についてはトイレトレーニングを目的にこういう形になっていると思います。ただ、今、写真などでいろいろ見せていただいたところについては、子ども育成課と保育園と連絡を密にとっておりますので、要望といいますか、予算を来年度予算の中でどれを優先していくかとかですね、ことについては既に話し合いをしておりますので、対応できるものについてはしていきたいと思っております。

○6番( 山田由美君 )
   来年度予算で対応していただければありがたいのですが、どのあたりを対応してくださるのか、予定は立っておりますでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   まだ、ちょっと査定も終わっておりませんし、ただ、密に保育園との連絡はとっておりますので、できるだけ要望を聞きながらですね、また、子供の安全を一番に考えたいと思いますので、対応していける…そういう方針で対応してまいります。

○6番( 山田由美君 )
   では、同じく2.番、洗濯物を干す場所が確保されていない。外縁部のフェンスにハンガーをかけるような状況は改善すべきと考えるがどうか。これも多分同じお答えだと思いますが、一応お願いします。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   洗濯物につきまして、個人のものは個人でお持ち帰りいただくことが原則にはなってると思います。それで、こういうところに干してあるのは、みんなで使う、ちょっと見る限り、ちょっと拭く雑巾のようなもののように思いますし、また、今、上からつるしがあったらとかいう御提案もいただいたんですけれども、現時点で、物干し台のようなものを置けば、やはり危険もありますし、また、保育士のほうも自分たちの見える範囲でちょっと干そうということ。それから、また設計の時点では保育園には洗濯機と乾燥機も入れていただいておりますので、それを使えるもの、ただ、やっぱりお日様で干したほうが気持ちいいものもございますので、こういう形で使ってるところもあるのかなと、その辺についても、きちんと要望等話し合いを進めていきたいと思います。

○6番( 山田由美君 )
   3.にいきます。発達障害などのお子さんが一時的に休息するための隠れ場所のような空間が必要だ。また、0歳児の居場所には年長の園児から安全に隔離するための壁があるほうがよい。予算がかかっても整備すべきと考えるがどうか。これもお願いします。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   発達障害というか、近年いろいろと特性をお持ちのお子さんがいらっしゃいますので、その方につきましては、一人ひとり丁寧に対応しているものというふうに聞いておりますので、それで必要なものであればとか、お話を進めていきたいと思っております。
   それからあと、もう一つは…(「0歳児」の声あり)0歳児ともちろん3、4歳…区切れてないのは、0歳児のお部屋と1歳児のお部屋が一つの場所に今あるというところで、大きなお子さんとは確実に分離をしております。それで、あの保育園の当初でございますが、当初もそうですが、今も。全くのゼロで、産休明けから今、お預かりできるんですけれども、当初の場合には1歳に近い0歳児とか、そういう方もいたこともありまして、一部屋で見ていた時代もございます。ただ、今、お預かりするお子さんの状況もそれぞれ違いますので、また、来年度の入所もそろそろ決まってくるところでございますので、保育園とお話合いをしながらですね、進めていきたいと思います。

○6番( 山田由美君 )
   それから4.園児の食事をつくる職員は、栄養士のほかは全員がアルバイトと聞いた。朝夕の送り迎え時も人手が足りない様子だ。正規職員をふやすことはできないのか。これは、先ほどの質問でも出てきましたが、職員の採用がかなり難しいのではないかというふうに考えております。例えば、横浜とか東京のような大都市で保育園の募集をしますと、葉山よりもうんといい条件で職員を集めているのではないかと思います。そういうところと条件で闘うと負けてしまって、それで十分な職員の採用ができないのかもしれませんが、例えば職員の採用試験を大都市よりも前倒しで行うとか、あるいは、資格を持った方を育成する学校に出向いて営業して、ぜひ葉山においでくださいと勧誘するとか、職員採用のために、いろいろ手を尽くさなければならないかと思いますが、そのあたりいかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今お話の中で、保育士につきましては、来年4月に向けて採用試験、今、行っております。応募もございましたので、補充というかできると思っております。それから、御質問の中のアルバイト員でやっているということでございますけれども、アルバイト員であっても職員としてですね、きちんと職員として働いていただいておりますので、アルバイトだからだめというようなことはないと思っておりますし、また、認可保育園でございますので、人員の配置の基準もございますので、そちらのほうはきちんと守っております。ただ、人員のことにつきましては、困ったことというか懸案事項があれば総務課と連携してですね、対応してまいります。

○6番( 山田由美君 )
   アルバイトだからだめと言っているわけではなく、もちろん全職員が力を尽くして、一生懸命いいお食事をつくってくださってる、いいお仕事をなさってくださってると思いますが、ただ、身分が安定しませんよね。アルバイトというのはやはり。それぞれ働く方の御事情もあって、私は短い時間しか働けませんという方もいらっしゃると思うのですが、できれば、もうちょっと長い時間働きたいという方もいらっしゃるかもしれませんので、なるだけ長期に安定して雇用できるように、アルバイトの方はもうちょっと非常勤の職員といいますか、上のグレードにアップしていただいて、なるだけ安定した身分の職員がふえたほうがローテーションなどのやりくりなども楽にできるのではないかと思います。
   あと、特に忙しいのが朝夕の送り迎えのときだと思うのですが、その時間帯だけ人をふやすということも、かなり難しいと思いますので、なるだけ日ごろから余裕のある人員配置をしていただけたらと思います。人を雇うのにはお金がかかりますので、みんな正規職員にするということもできないでしょうが、お子さんの安全に直結する場所なので、なるだけ長い時間継続して働いてくださる方がふえればいいなと思っております。
   あと、一つ気になることがございまして、保育園を、建物を建てたときに、男性の保育士の存在を想定していたのかどうか。現在、男性の保育士がお1人いらっしゃると聞いておりますが、男性用のロッカー室というものが整備されていないのではないかと。もちろん、ロッカー室、男女兼用でもいいんですけど、男性職員がちょっと着がえたいとか何かしたいというときに、ちょっと男性用の空間があればいいのではないかと思うのですが、男性用の控室のようなものはないのでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   その点につきまして、ちょっと現場を確認して、どのように今使ってるとか、また職員たちがどのように思っているのか、お話ちょっと聞いてみたいと思います。すみません。

○6番( 山田由美君 )
   長らく保育園というところは女性の職場でしたので、昔は男性の保育士というものは想定されていなかったのかもしれません。ただ、これから先は男性の保育士さん…職員もふえてくると思われますので、できれば男女別のロッカー室などがあったほうがよろしいのではないかと思います。可能であれば、そのような整備も考えていただきたいと思います。
   では、最後の質問に移ります。4、魅力創生事業で山に人を呼ぶなら、バイオトイレの設置を検討してはどうか。この魅力創生事業に関しては、たくさんの議員から質問が出ておりまして、いろいろ棚田は難しいとか問題を抱えているそうですが、山に人を呼ぶということ自体は決して悪いことではなく、安心して遊べる場所ができるのは非常にいいことだと思います。ただ、どうぞ皆さんいらしてくださいというときには、やはりおトイレはあるほうが安全だと思います。わざわざ下水道の工事をしてというのは無理だと思いますが、今は、いろんなバイオトイレが商品化されておりますので、割と安い値段で設置できるものもあるようでございます。また、必要に応じて設置して、いらないときはどこかへ引っ込めておく、また別の場所へ移すという移動式のトイレとして使うこともできるのではないかと思います。一度トイレを設置すれば、メンテナンスに手間暇かかるのは当然ですが、それは、例えばシルバー人材センターにお願いするとか、地元の町内会に手数料を払ってお願いするとか方法があるのではないかと思いますので、今後、バイオトイレの設置というのを検討していただくことはできるでしょうか。検討した結果、無理ですという結論が出たら仕方ないんですけれども、検討する値打ちはあると思いますので、いかがでしょうか。

○環境部長( 高階歩君 )
   私のほうから、バイオトイレ、山でとかどこでということではなくてですね、バイオトイレというものについて、いただいた御質問についてちょっといろいろ調べさせていただきました。微生物によってですね、排せつ物が分解されるということで、おっしゃられますとおり自然に大変優しいということ、それから水がいらないということで、給水、または汲み取りもいりませんから、排水についても設備がいらないという点で脚光を集めてるというふうに承知してございます。一説には富士山の登山道で試験が行われたりとかですね、近くでは丹沢の登山道にも数カ所設置はされているようです。せっかくいただいたお話ですので、こういったトイレがどのように公共施設、もしくはハイキングコースなどで使えるのかということについてはですね、今後、調査の必要性があろうかなというふうにも思ってはございますけれども、一方で連続して何人もの方がするようなイベントのときに使ったりすることでですね、悪臭が発生してしまって中のおがくずを全て入れかえなきゃいけなくなったという事例も、ちょっと漏れ聞こえてございまして、やはりトイレにつきましては管理、使用条件ですとか、管理というものが大変難しいんだなというふうに感じてございます。どのような…今、魅力のときのためのというふうなお話ですけれども、そういった場面、またさまざまなイベントのときの臨時トイレ、いろいろな場面でこういったトイレのお話は出ようかと思います。そのとき、そのときに応じてですね、一つの検討課題とさせていただきたいと思います。研究課題ともさせていただきたいと思います。

○6番( 山田由美君 )
   海岸の場合には立派な公衆トイレがございまして、いらっしゃる方が不安なくトイレを利用できるようになっております。ところが、一歩山の中に入りますと、幹線道路を離れてしまえば、もうお店もございませんし、その辺の民家に飛び込んでおトイレ使わせてくださいということも難しいと思いますので、山の中に人が入るような場合、これから山に人を呼ぶのであれば、ぜひバイオトイレも可能性の一つとして検討していただければと思います。日進月歩で技術も進歩しているようですので、大量に連続して使用するということは無理であっても、1日のうち5人なり10人なりということであれば十分対応できるのではないかと思われます。また、メンテナンスに手がかかることもわかりますが、山に人を呼ぶための必要な条件として考えていただければと思います。
   では、以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて6番 山田由美議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )
   本日の日程は全て終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。 (午後3時08分)

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更新日:2019年01月24日