葉山町議会 平成30年3月16日
平成30年 葉山町議会第1回定例会会議録(第7日)
招集年月日
平成30年3月16日(金曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前 10時00分
閉会
午後 0時06分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席 13名 欠席 0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 横山すみ子 | 出席 |
第2番 | 金崎ひさ | 出席 |
第3番 | 鈴木道子 | 出席 |
第4番 | 飯山直樹 | 出席 |
第5番 | 石岡実成 | 出席 |
第6番 | 山田由美 | 出席 |
第7番 | 近藤昇一 | 出席 |
第8番 | 窪田美樹 | 出席 |
第9番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第10番 | 待寺真司 | 出席 |
第11番 | 笠原俊一 | 出席 |
第12番 | 土佐洋子 | 出席 |
第13番 | 伊東圭介 | 出席 |
第14番 | ( 欠員 ) |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
政策財政部長 | 小山誠 |
総務部長 | 太田圭一 |
福祉部長 | 仲野美幸 |
環境部長 | 伊藤義紀 |
都市経済部長 | 永津英彦 |
教育部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 福本昌己 |
総務課長 | 鹿島正 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局長 | 田丸良一 |
次長 | 廣瀬英之 |
主任 | 佐々木周子 |
会議録署名議員の詳細
番号 | 氏名 |
---|---|
第7番 | 近藤昇一 |
第8番 | 窪田美樹 |
議事日程
第1 一般質問
1 金 崎 ひ さ 【一問一答式】
(1)ごみ行政について
2 窪 田 美 樹 【一括質問一括答弁式】
(1)高齢者福祉の充実
(2)学校教育の充実
(3)子ども・子育て支援の充実
第2 閉会中継続審査について
議事の経過
○議長( 伊東圭介君 )おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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○議長( 伊東圭介君 )日程第1「一般質問」を行います。
第1番、2番 金崎ひさ議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。
○2番( 金崎ひさ君 )おはようございます。2番 金崎ひさでございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、今回はごみ行政のみに絞らせていただきまして、一問一答式で行いたいと思っております。ごみに関しましては、評価は別として、森前町長時代に大きくハンドルを切った時期がございます。横須賀方面からの広域から離脱をいたしまして、ゼロ・ウェイストというごみをゼロにするんだという方針を森町長が立てられました。そして、そのやり方が非常に離脱の方法がまずいということで裁判沙汰にもなりました。そして、ダイオキシンが出て葉山町の焼却炉が休止した状態になっております。その後を引き継ぎまして山梨町長がトップになられて、そしてかじ取りをすることになったんでございますけれども、私もごみ行政に関しましては何度も何度も質問をさせていただきましたけれども、やはり裁判の結果がまだとか、それから広域に関しましても相手のあることなので、相手の承諾が得られないからということで、非常に山梨町長自身のごみに対する、ごみ行政に対する将来像というものを見せていただく機会がなかったのですね。そして、いたし方ないなと思って今日に至りましたけど、平成30年度の予算を見ますと、本当に私としては、ちょっと異様に早いなという気、もっと先延ばしになるのかなと思っておりましたけど、職員のこれは並々ならない御努力だというふうに思います。逗子とも全量を焼却していただけるようになって、そして、私が何度か申し上げて、本当に期日を守るのかと多少疑っておりましたけれども、ちゃんとごみ処理広域化地域計画が予定どおり出まして、そしてそれも本当に見上げたものだと、私は、答弁なさった日時ですので守るのが当たり前なんですが、疑っていた私がちょっと老婆心だったんですけれども、ちゃんと出ました。それに向かって、30年度は本当に町長も今後のごみ行政に関してきっちりとお話を、将来像、自分がこう思っているんだということを述べていただける時期が来たかなというふうに思っておりますので、まずは質問事項はごみ行政だけなんですが、質問要旨は3つございまして、今言いました目指すごみ行政の将来像、そしてその実現に向けての方策、そして現在のごみの問題点がまだいろいろございますので、その解決策を3つに分けて質問要旨に出しておりますけれども、全てごみにかかわることですので、これから町長がおっしゃることに対しての質疑応答になりますので、これはもうごちゃ混ぜで質問をさせていただきますので、御了承いただきたいというふうに思います。まず、町長のごみ行政に関する将来像、御自分がこういうふうなごみ行政を目指すんだというものをお伝えいただけたら幸いです。
○町長( 山梨崇仁君 )金崎議員からですね、これまでかつてごみ問題と、私もそう実感しておりましたし、議会の皆様もごみ問題特別委員会という委員会の設置がかつてはありました。非常に、葉山にとっては大きな大きな課題でありましたけども、少しずつ、それこそ近隣の自治体さんの協力もありますが、葉山のごみ行政担当も非常に頑張っていただいてるところはありまして、解決といいますか、安定した処理の体制がつくれる方向に向かっているというふうに実感をしているところでございます。町としての責務としましては、申し上げたように安定に向けているところですけども、まず1つ申し上げなければいけないのが、こうした町の取り組みを我々が自信を持って進められる最大の根幹には、やはり町民の皆様がですね、今の戸別収集と資源ステーションの方法に対して、非常に分別等、また協力がですね、高い民度があるということが前提になっていることで、葉山の町のごみ行政に対する私たちのかじも思い切ったところに打っていけるというところがございます。そういった点では、町民の皆様にはなるべくこれ以上のですね、負担をかけないことを前提としていきたいというふうには考えてございまして、仮に、何かまたお願いするときには、それ相応のメリットがある、効果があるということを十分説明が果たせる範囲でなければですね、新たなものを私からお願いするということは非常に難しいんじゃないかと、今思ってございます。逆に、今の方法について、より精度を上げるということのお願いはやらなければいけない。これは私たちの仕事してですね、やらなければいけないと考えてございますが、今の方法については、ぜひ皆様に引き続き協力をお願いしたいと思っているところであります。そして、それを踏まえた可燃ごみの処理全体、またごみというものの総量について私たちが向き合わなければいけないんですが、これは、かつてのように町が独自でやるとかですね、どこの自治体と組むという問題ではなくて、やはり時代は人口減少とともにですね、行政同士が、もちろん表向きはそれぞれの自治体の責務がありますが、内面ではなるべく協力をし合って、お互いに施設や処理に関しても協力・連携をする中で、最大の効果を上げられるようなものをつくらなければいけないと思ってございます。現状では、逗子市さん、また鎌倉市さんもですね、連携をする形になっておりますが、やがては金崎議員の将来像という言葉をお借りすると、将来的には、やはり三浦半島全体でという形に戻るのではないかというふうに想像はしてございますが、これも今、具体的に横須賀市さんや三浦市さんと話し込んだわけではございませんので、何とも言えませんけども、必然的なのはやはり人口が減り、ごみの総量も減り、そういった処分について、今、横須賀市さんでは新たな焼却炉もつくっています。やはり、我々がいつかはですね、そういった施設面はどこかで1つ、葉山町でも1つ、逗子でも1つ、鎌倉でも1つというふうな形で、お互いに持ちつ持たれつの関係の中で処理し合っていくことが、形としては理想なんじゃないかというふうには思っております。もちろん、ただ、かつて2市1町、横須賀市さん、三浦市さんのときに、当時47万人規模のごみを葉山が受け入れるというのはどうなんだという議論は、決して忘れてはいけないと思いますので、町に負担がかけない範囲で、この三浦半島圏でともに共存共栄できる形が一番いいんじゃないかというふうには思っております。具体的に、だから来年からこうしようとかですね、そういう話ではございませんで、あくまで将来的にはそういった関係を三浦半島全体で持つことが、まずはいいんじゃないかということを申し上げました。
○2番( 金崎ひさ君 )ありがとうございます。この町をどうするんだというふうな質問もしたことがあって、町長は本当に若くて、皆さん期待も多くて、もう何かやってくれるんじゃないかという期待を背負って町長になられたと思うんですけれども、答弁を聞く限りでは、非常にかかわった方たちの御意見を伺いながらとか、それから御自分の表明をしないで皆様のいいようにとかっていうふうな御発言がすごく多かったので、ちょっとがっかりした町民の方もいるのではないかなと懸念をいたしております。今は、本当に、私初めてで、将来像を逗子との共同とかっていうのをおっしゃるのかなと思ったら、三浦半島全域を考えたごみ処理ということで、一歩前進した、本当に将来的なことをおっしゃっていただけたので、これは非常に初めてすっきりとした御答弁をいただいたなというふうに思っております。では、まず、ごみ処理広域化地域計画を立てて、逗子と立てております30年から34年の5カ年計画なんですけれども、これは、まず当面の一過性のこととして逗子と組んで、そして生ごみの処理をお願いして、そして葉山がし尿と生ごみと植木剪定枝、今のところ、まだ取り決めの中ではし尿と生ごみだけの締結になっておりますけれども、ごみ処理広域化地域計画の中では、葉山がし尿と生ごみと植木剪定枝をいただく。そして、逗子には可燃ごみと容器包装プラを出すということで、5カ年計画でございます。これは、三浦半島全域の処理をし合ってというふうな、町長の本当に目指す将来像になる前に、まずはこれを34年までにそれが達成するとは思いませんので、まずは、このごみ処理広域化地域計画、逗子と交わしたことに対して行わなければならないのだというふうに思っておりますけど、そのような認識でよろしいでしょうか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )おっしゃるとおりでございます。もともと、まずはお互いが持つ既存の施設で処理を開始して、葉山町が担う役割について協議の結果、生ごみ資源化施設を葉山町で、植木のストックヤードを葉山町で、それから既存の直接投入口のし尿の受け入れも既存の施設ということで葉山町で行う。逗子市さんのほうには可燃ごみとですね、将来的には生ごみを除くような形の可燃ごみと、それから容器包装プラスチックということで考えておりますので、これは従前お話ししてますとおり、例えば地域計画も精度を高めながら、第2版、第3版という形で修正をしていくということで、当面30年度からの5カ年間の計画ということで御承知いただければと思っております。
○2番( 金崎ひさ君 )それで、30年度の予算といたしまして、クリーンセンター敷地測量が1,900万円、それから再整備計画策定支援業務委託が1,221万5,000円が計上されております。この内容に関しましては、クリーンセンターの測量をするのに、あそこの全部の測量をしなければならないんだと思うんですけれども、それをした上で、そして、私たち青写真いただいておりますけれども、廃炉をした後にここに何を置く、そこに何を置くというものを、設計…計画を策定することを今年度30年度末までには済ませるということでよろしいんですか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )おっしゃるとおりでございます。私どものほうから、ある程度の注文というんでしょうか、なるべく高低差を利用して、機器類が入らないように、ランニングコストが
軽減できるようにとかですね、それから敷地をいっぱい使った上で、例えば生ごみ資源化施設も、菌床ですね、菌の床が日量10トンということで今、予定をしておりますけれども、10トンの割に割と広めに必要になるということもございますので、そういうことを踏まえながら敷地の測量後にですね、コンサルと相談をしながらつくり上げていくというふうに考えてます。30年度中にです。
○2番( 金崎ひさ君 )5カ年計画で町のお金は10億円、そして国からの補助が2億から3億、合計13億ぐらいかかる事業だと思うんですけれども、30年度はそういうことで、31年度、私は逗子とこういう契約をしたということが、計画を策定したということの一番のメリットは、廃炉をする、炉を壊すということが補助金をいただきながら葉山町だけの人口では、なかなか国の補助金をいただけないということで、逗子と組んだことによりまして、国からの補助金が出るということで廃炉が確定といいますか、進めることができるというふうになったということが、私は一番うれしいことだというふうに考えているんですけれども、この廃炉に関しましては、何年ぐらいに計画をするつもり。壊すのはいつごろですか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )供用開始をですね、35年からというふうに思ってます。クリーンセンターの機能を全てストップするわけにもいきませんので、収集されてきたごみの貯留場所、ストックヤードも必要になりますので、壊しながら、土壌の調査もしながら新たな施設をつくるということで考えてますので、実際、施設を解体し始めるのがですね、33年度、34年度ぐらいになる予定でおります。
○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。それで、当面のことなんですが、実は逗子と葉山町とは収集方法も違うし収集内容も違います。そして、逗子は、私ここにちょっとプリントアウトしてきたんですけれども、もちろん有料、ごみ袋は有料です。そして、燃やすごみというのは葉山町が分別しているものも入っているわけですね。だけども、何もかも袋に入れて出して燃すということになっております。一番問題だなと、まず第1点目は、生ごみなんですね。生ごみも逗子も燃えるごみの中に入っております。葉山町も当然入っております。ただし、計画の中では生ごみは別に収集をして、別の処理の仕方をする。町の説明といたしましては、有機性廃棄物リサイクル施設をつくるというふうにおっしゃってましたけど、これは、この前、教育民生が視察に行ったHDMシステムですか。生ごみ減容化処理システムと同じことを考えていらしたのかどうか伺います。
○環境部長( 伊藤義紀君 )先日、教育民生常任委員会で視察に行っていただいた、久喜・宮代の方式でHDMシステム、これはにおいもほぼないということと、それから24時間で90%以上の減容化ができるということで、非常にすぐれたシステムだというふうに思ってます。あとは、コスト的にですね、将来の負担が非常に少ないということもございますし、将来的に植木のストックヤードをつくったときにですね、木片のチップもそこにうまく活用できるんじゃないかということで、今、検討中でございます。
○2番( 金崎ひさ君 )私は、教育民生常任委員会の委員でないので、視察報告をじっくりと読ませていただきました。そして、そのときに話として部長たちも一緒に視察したということで、部長自身が、感想を聞きたいな。今、ちょっとちらっと述べられましたけれども、葉山町にこのHDMシステムが向いているというふうに部長自身がお考えになって感じて帰っていらしたのかどうか。視察の報告を部長自身の報告をお伺いしたいと思います。
○環境部長( 伊藤義紀君 )ちょっと別件の話でですね、生ごみの自家処理を29年度はキャンペーンということで、非常に安価に入手できるような状態で町民の皆様に御案内しました。この中で、コンポスト、結局、ただごみが消滅するだけじゃなくて堆肥ができるシステムでございますので、その堆肥ができるシステムのコンポスターのほうの売り上げが、非常に群を抜いて高いということもあります。恐らく家庭菜園ですとか植木のお手入れですとか、そういうもので葉山町内の方々がですね、堆肥を必要としている方が非常に多いのかなという感想を持ちました。ですから、そういうものも、例えば当初はですね、全町的に生ごみを分別していただくということは恐らく難しいと思いますので、戸別収集の出発点のときのようにですね、モデル地区を選定して、その方々に細かい説明をしながらですね、まずはどういう分別協力率が得られるかということに着手しながら、将来的に戸別収集のように全町に広げていきたいというふうに考えてますので、久喜・宮代さんは大きい焼却炉を今後つくるということで、生ごみ資源化施設は将来はなくなるというお話をされてましたけれども、それぞれの自治体で合ったやり方というんでしょうか、行政規模ですとか、それからごみの処理に対する考え方、もしくは一番大事な町民の方々、市民の方々の協力体制というんでしょうか、そういうものも勘案しながら、私個人としてはですね、HDMシステムは葉山町に非常に合った取り組みだなというふうに思っております。
○2番( 金崎ひさ君 )視察報告によりますと、新しい焼却炉ができるので35年で終了するという
報告がございました。ということは、推測の域に出なかったんですけれども、やはり、このHDMシステムも先詰まりになって、やっぱり燃しちゃおうというふうになったのかなというふうに感じたんですけれども、今、燃している状況、逗子も含めて葉山町も燃している状況を、わざわざこのHDMシステムをつくって分別をしていただいて、そしてこちらでするんだけれども、やはりこれも行き詰って、行く行くはまた燃すようになるのかなというふうな、非常に懸念を感じたんですけれども、そういう意味ではなく、久喜のほうは焼却炉をつくったというふうに部長自身は考えていらして、このHDMシステムが葉山町には向いていると、未来永劫これを進めていっても問題はないのではないかというふうに考えていらっしゃるということでよろしいですか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )未来永劫というと、大分大げさになってしまうと思うんですね。生ごみ資源化施設は、視察いただいた委員の方々は御承知だと思いますけれども、ほぼ建屋しかなくてですね、雨風がしのげる、あとは菌を活性化させて処理能力が高まるように下から温かい空気で吹いてるだけの、そういう仕組みになっておりますので、将来的に、例えばですね、ちょっと夢のような話ですけれども、100%自家処理が生ごみが進んだということになって、生ごみ資源化施設が必要なくなったとしたときに、ほかの転用ですね、ストックヤードに使えたりとか、先ほど町長お話しされてましたように、例えば4市1町の広域が仮にもしスタートしたとしたら、そこが中間処理の施設として受け入れが可能になる可能性もあるということもございます。ただ、今の状況で、やはり町にとって一番マッチしてるのがHDMシステムかなというふうに考えています。
○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。逗子の市長の要望だというふうにお聞きして、間違いかもしれませんが、葉山町は生ごみを分別したいというのが逗子市長の思い入れのようにお聞きしたことがあるんですね。もう逗子市としては、燃えるごみの中に生ごみは入れております。それの分別をいずれするつもりだと思うんですけれども、そのあたりの首長同士の話し合いというのは、生ごみに関してはどこまで進んでおりますか。
○町長( 山梨崇仁君 )実際にですね、生ごみ処理を葉山町でやるという検討に入った際に、葉山町としましてはほかにですね、何といいますか、大きな施設をつくったりとか何か破砕する施設、燃やす施設というよりは、ある意味限りなくこの地べたを整備するだけで済むという生ごみについては、いい処理手段といいますか、施設をつくるということを考えたら葉山とはいい選択肢だというふうには正直思いました。ですから、少しそこにいいなと思うところもあったんですけども、ただ、前提としてやはり、2市1町、逗子と鎌倉と葉山でキエーロの普及に努めようと、一方でさんざん宣伝もしました。町民の皆さんにも自家処理をお願いしている中で、生ごみ施設を町がつくるというとですね、矛盾してるように捉えられるんじゃないかという心配もしてですね、それは2市の首長とじっくり議論を交わしました。ただ、私たちとしましても申し上げたように、やっぱり金崎議員も一番いいと先ほどおっしゃった、焼却炉を壊す手段としてはですね、やはり2市と連携をする中で、一番いい選択肢は生ごみ施設をつくることだということを私もその後理解をしまして、実際に、町民の方々にどのような方法でどれほど生ごみ分別の精度を上げるかというのは、正直これからの課題になります。ただ、事業系の分別された生ごみは出てくることもはっきり想定できてますので、いろんな形で応用がきくと思うと、葉山町としてはベターな選択となったかなというふうに、今、考えております。逗子市としては、御承知のとおり平井市長もですね、生ごみを分別したいという意向ははっきりお持ちでいらっしゃるので、それも受けとめるという意味では町としてできること、また、人口規模も近いので、それほどの大きな町にとって負担にもならないかなというふうにも考えてはおります。
○2番( 金崎ひさ君 )首長会議でも矛盾を感じて話し合いが行われたということですが、私自身も実は矛盾を感じておりまして、葉山町はゼロ・ウェイストということで、生ごみをなるべく自家処理してくださいというふうに、すごく推進してきてますよね。それを、また生ごみ処理場をクリーンセンターの跡地につくるというふうなことを、町民の方たちがさらに分別して出してくださいということになりますよね。そうすると、何か一生懸命やってらっしゃる方にはしごを外したような形になるのではないのかなと、非常にそれは懸念を感じております。それから、逗子市といたしましても、市長の思い入れというのは大切なことだと思うんですけれども、キエーロがどのぐらい、私は逗子市民でないので、キエーロがどのぐらいで、市民意識が生ごみを自家処理しようという意識がどのぐらいあるのかわかりませんけれども、例えば、何というんですか、努力すれば報われるとよく私言ってたんですけれども、生ごみを分別すると、分別袋は無料だよと、その分、有料袋がかさが減るので分別してくださいという言い方もあるかなというふうに思っております。逗子市はね。それだけども、本当に今、今、簡単に出せているのに、さらにそれを分別するということをどのように町民の人に理解していただくか、それがどういう意味合いがあるのか、焼却炉が少しは長寿命化するとか、そういうことも生ごみを、水の含まれた生ごみを分別することによって、燃やすことが、何というんだか、余分な負担をかけないということで焼却炉が長寿命化するのかとか、そういうことも説得の中の一つにはあると思いますけども、町民の方は、まず自分が日々生活をしております。そして、ごみは今でも大変に気を遣わなければならない分野だというふうに思っております。ごみの出し方はね。協力していただいているということは感謝なんですけれども、さらに今度は生ごみを、今、部長がおっしゃるように区域指定でモデル地区をつくってということだと思うんですけれども、いずれは全町にしようということなんですが、そういう何ていうんですか、そういうね、努力を強いてまで、最初、町長がおっしゃったように町民に負担をかけない、新たなことをするにはちゃんとした説明をしなければならないという意識を持ってらっしゃるわけですから、生ごみを分別して別に出していただいて、そして町であのクリーンセンターの跡地で処理をする。そして、ごみは分別したら一緒に出すわけにいきませんので、生ごみだけを配送するチャンスが何度もあるわけですよね。ましてや逗子のごみも来る、逗子の生ごみも来るわけですから、そういう悪臭だとかそういうこととかいろんなことを加味して、いいよ、いいよと町民が言ってくださることではないかなというふうに思っているんですけれども、そのあたりはどのようにクリアするつもりなのか、35年以降のことだと思うんですけれども、それまでに準備段階が必要だと思います。まだ町民の方には行政のほうから生ごみを分別するかもしれませんということは御報告ないと思います。それをどういうふうにするのかというお考えがあったら教えてください。
○環境部長( 伊藤義紀君 )多分、一手間かかることは、もうこれは否めないというふうに考えております。ただ、28年の9月にですね、可燃ごみの性状分析、職員でやりました。その中で、生ごみが54%、非常に水分も多く含んでるということもあります。今、金崎議員おっしゃったように、生ごみの量が減ると可燃ごみの量がすごく減るという見立てをしております。今、申し上げましたように水分も多く含んでるということは、当然、燃焼効率をかなりレベルアップしないときれいに燃えないということもありますし、そういうものが混入してることによって、可燃の効率が非常に悪くなるということが十分想定されます。あとは、当然、炉を、逗子市さんの炉をですね、延命化させるためにそういう取り組みも必要でしょうし、その組成分析の中でも生ごみを可燃ごみと一緒に入れてしまってるような方もいらっしゃいますけれども、小さい子袋に分けて生ごみだけごみ袋に入れてらっしゃる方も結構たくさんいらっしゃるということで、比較的協力は得やすいんじゃないかと、今、内部で話してるだけですけれども、そんなふうに考えております。
ちなみにミックスペーパーの回収袋、今、福祉関係の作業所さんにお願いしてますけど、この組成分析の中でも、例えばミックスペーパーとして使えるものが可燃ごみの中に混入してる。だけれども、ミックスペーパーとして出す入れ物がないというようなお話がありましたので、新聞でつくってですね、御案内を張りつけてさせていただいてます。その中でも、かなりこういう小さいタグとかですね、そういうものが混入してた、これはミックスで使えるのに可燃で燃やしてしまってるというようなことも、この性状分析の結果からわかってきましたので、では、まずパートナーシップの大きい仕事とは別として、まず町の中でできることとしてミックスペーパーを回収する袋を、じゃあつくってみようじゃないかということで取り組み始めた結果です。これは場所によってですけれども、はけぐあいが大分違うので、私たちが今後の課題でもありますけれども、そういうことをもうちょっと大きくPRしてですね、町内会・自治会さんにも御協力をいただきながら、ミックスペーパーの回収袋というのは、こんなたくさんいろんなところで、公共機関、それからスーパーさんにも置かせてもらってるよということをPRしながら、ミックスペーパーとして使えるものは可燃ごみに入れないでくださいということで御案内をするべきかなというふうに思っております。
○2番( 金崎ひさ君 )可燃ごみの減量化というのは大変必要なことだというふうに思いますけれども、今ちょっと気になったんですけど、私たちは視察に行きましてね、生ごみを分別して収集している九州の市町村に行きました。そうすると、各部屋に水切りのバケツを配布して、そしてその中に生ごみをどんどん入れてもらって、自然に水が下に落ちるようになって、ざるになってるんですよ。それを収集車が来たときに、上の水をきった部分だけを持って出て、そして大きな収集車の中にどんと移して収集しているのを見てきました。随分前ですね。議長が委員長だったときに、九州に視察に行きました。それで、そういう方法もあるし、そして、今おっしゃったように袋に入れて出していただくというと、妙なことがよみがえっちゃったんですけど、半減袋を何千万もかけてつくるというふうなことで、私たち猛反対をしたことがあったんですけれども、まさかそういうふうになるということになると困るなというふうに思います。それから、最初に聞いておきたかったんですけども、ごみの有料化、町長は将来的にどのように考えていらっしゃいますか。
○町長( 山梨崇仁君 )正直に申し上げますと、担当からはですね、ちくちくとこういった有料は
どうでしょうと、こういった有料袋はどうでしょうというような意見はもらってはございます。た
だ、私としましては、当初、私も有料袋はやりたくないという気持ちで、金崎議員の昔のことをよく覚えておりまして、全くその気持ちは今も変わってございません。先ほど冒頭に申し上げたように、町民の皆様にそういったお金をかけてごみを排出するという負担はかけたくないという気持ちを強く持っていますので、現状では、今ある私の知ってる限りの知識では、有料袋はやらない、有料化はしない方向でいきたいというふうに思っております。
○2番( 金崎ひさ君 )町長の目指す将来像として、三浦半島全体で処理をするということと、葉山町はごみを有料化しないという二本立てをはっきりと聞かせていただきました。それを基本にして、じゃあどうすれば町民の方たち負担をかけなくて、そして、私いつも言うんですけども、ごみ行政と、清掃費とね、教育費と、それから消防費が大体9億前後で同じ金額なんですよ。私、これは清掃費はもっと少なくして、教育費を厚くしたいというふうに常に会派としては研究を重ねておりまして、どうすればいいかというふうに考えているんですけれども、やはり町民の財産を守る消防の方の人件費と、それから収集をしてくださる方の清掃の人件費が大体3億並びということも、もう少し考えられるかなというふうにも思ったりしておりますけれども、きょうはそういう財政的なことも含めて、ごみ行政ということなんでございますが、町長は町民に負担をかけることは避けたい。だからごみの有料化は避けるというふうなことを明言されたということで、町民の方が、安心した方がかなり多くいらっしゃるのではないかなというふうに思いますので、この姿勢を守りつつ、どうすればいいかと知恵を絞っていただきたいというふうに思っております。
それで、生ごみに関しまして、今おっしゃったような、まだ模索中なのではっきりした形が見えないので、その間の九州でやっていた生ごみを大きなタンクにそれぞれの市民の方が移すという形は、本当に腐ったごみを出されることもあるわけですので、配送中のにおいたるやどんなのかなというふうなのを想像するだけでも、この葉山町役場の横を通って、それで住宅のあるところを通って、そして上に持って行くわけですから。HDMシステムというのはにおいがないということは聞いております。ただ、その間の配送のにおいと車のにおいというんですか、そのあたりも考えなければいけないと思うんですけれども、きっちりと袋に包んでにおいがしないようにするということも考えられるかもわかりませんが、そのあたりもぜひ、もちろん考えていらっしゃると思うんですけれども、においの問題、担当としてはどのように考えていらっしゃいますか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )35年度からですね、生ごみが発生するわけじゃなくて、今も生ごみの収集はしております。今、ごらんいただいてることはあると思いますけれども、ごみの収集車はですね、全く、何ていうんですかね、洗浄した後に水抜き穴があるような架装ではございませんので、水が垂れるということとか、それからにおいが外に漏らしながら収集作業員が収集してクリーンセンターに戻るということはないというふうに思ってます。ただ、今後例えば、逗子市さんの搬入をしたときはですね、今回、逗子市さんのほうにも確認はしておりますけれども、今、どういう状況で逗子市から葉山町に生ごみを運ぶということは、まだ今、白紙だということです。もしくは外部の業者によるオープントラックになる可能性もありますし、逗子市の収集車、葉山町と同様の収集車両車、パッカー車がですね、そのまま直接持ってくるということも考えられると思います。ただ、私どものほうも、当然、一山越せば住宅地があると、東伏見もパーク・ドもある。ましてや通学路でもあるということもありますので、それは、逗子市さんとの協議の中で、なるべく通勤・通学時間を外して収集・搬入してもらえないかとかということは、今後の協議ということになりますので、その辺は最大限の配慮をしながらですね、皆さんになるべく不快な思いがならないように、感じていただかないような取り組みをしていきたいと考えております。
○2番( 金崎ひさ君 )生ごみ最後にしますけれども、教育委員会の給食の生ごみ、これは大きな自家処理をするシステムがたしかあったと思うんですが、それを全てやっているのか、あるいはどういう処理の仕方をしているのか、現状を教えてください。
○教育部長( 沼田茂昭君 )給食から出る残渣系の話ですけれども、今、生ごみ処理機を置いておりまして、そこで処理をしております。
○2番( 金崎ひさ君 )給食関係は生ごみ処理機で、結構大型の生ごみ処理機でしたよね。それで全て4校は処理できていることで、ごみには出していないということですか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )生ごみ処理機を使っているのが、葉山小、長柄小、一色小学校で、上山口小学校は量が少ないので生ごみ処理機は使っておりません。
○2番( 金崎ひさ君 )聞きたいのは、ごみに出してるのかどうかなんですが、じゃあ、上山口小学校の給食関連の生ごみだけは、燃えるごみとして出しているということですね。あとの3校は処理をしているので、ごみとしては出していないということですか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )生ごみ処理機に投入していいものと悪いものがございますので、全て処理しているわけではありません。ですので、当然、一部ごみとして出していることは事実でございます。
○2番( 金崎ひさ君 )それは承知しております。私も自家処理をしておりまして、どうしてもバクテリアが食べてくれないものがありますので、それは生ごみとして、ごみとして出しておりますので、それは承知しておりますけれども、姿勢として、上山口小学校を除く3校は、生ごみを処理機で処理していて、そして上山口小学校はごみとして出しているということですね。じゃあ、今後は上山口小学校の生ごみをどうするかというのは、教育委員会の課題になるということでよろしいでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )ごみに関してはそういうことでございます。
○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。逗子市との共同処理の負担金、これは炉の、多分、建設したときの負担金だと思うんですが、これを6年間ですか、4億5,000万も払わなければならない。そして、炉代、大切にしないと、それが終わったらまた炉の修繕だとか何だとか、いろいろあって、それも今度はもろに葉山町が負担金としてかかってくるわけですから、この4億5,000万プラス、その後幾らになるかわからないという不安も持っておりますので、炉は大事にしなくてはならないということで、その一環として、生ごみを分別したいという考え方もわからなくはないです。ただ、町民の方たちに御迷惑をかけないような方法でやっていただけるので、これまた担当課の方は一ひねり、二ひねり、大変頭を使わなければならないことだというふうに思いますので、今後とも、そのあたりをよろしくお願いいたします。そして、この分別の方法なんですが、逗子市は、私がいつも言っているように、廃プラを一緒に混ぜてるんですね。そして、葉山町は廃プラを分別しております。そして、違うところに出しております。30年度もそういう予定です。そして、かつて懸念を感じまして、逗子に燃していただくようになったときに、容器包装プラではねられた廃プラってありますよね。はねられた廃プラを、今度は燃えるごみとして、また焼却施設に出し直しますよね。これ、逗子市で容器包装プラをやるときに、どういうシステムになるのかって聞いたことがあるんですけれども、まだ容器包装プラは逗子市には出していないです。これは、やはり35年度から葉山町の容器包装プラを逗子市に出すことになるんですか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )容プラのですね、逗子市さんへの委託については、もう少し早い段階で考えております。できれば31年度とかから、年度の当初になるのか年度途中になるのか、ちょっとわからないですけども、一定のですね、既存の例えば分別のレーンですとか、そういうものも量がふえることによってふやす必要があるとか、長くする必要があるとかっていうことが、逗子市さんは逗子市さんのほうでいろいろ試算してお考えだと思います。ですから、そういう整備が整った後に、早ければ31年度中からですね、逗子市さんのほうに、また、これも恐らく地方自治法上の事務委託になろうかと思いますけれども、今、そんなふうに考えております。
○2番( 金崎ひさ君 )30年度はほかに容器包装プラは出しますよね。そして、戻ってきたのは、今度は生ごみなんかと混ぜて逗子に出すんですか。戻ってきた廃プラ。廃プラはどうするんですか。戻ってくるじゃないですか、容器包装プラではないよといって戻ってきたのは、その他プラの中に出すんですか。また他の業者に出すんですね。
○環境部長( 伊藤義紀君 )廃プラは廃プラとして処理をするような状況です。あとはですね、2市1町として広域で考えれば、鎌倉市さんは廃プラをですね、マテリアルリサイクルで、もう既にそういうことに着手してるということもございますので、今後も細かく実務者協議をやっておりますけれども、そして鎌倉市さんといろいろ逗子、葉山がですね、連携してできることがどういうことなのかということも模索する必要がありますし、当然、資源化率を上げていくという意味では、廃プラも資源化できるとやっぱりいいかなというふうに思ってますので、その辺は今後の課題として、2市1町間の協議の中で方向性を見出していきたいなというふうに考えます。
○2番( 金崎ひさ君 )そうでした。逗子ばっかり言ってましたけど、鎌倉も入っていたんですね。それで、すいません。逗子との協定なので、鎌倉はいつごろ、いつごろどういう形で加わるかというのはまだ未定なんですか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )この年度末、3月ぎりぎりにもですね、2市1町の広域連携の協議会がございますので、鎌倉市さんのいろいろお考えですね、行政サイドの考えというのもありますでしょうし、当然、新炉を建設するのか、それ以外の施設もまたどうしていくのかということも、いろいろ計画の中であると思います。今は、地域計画についても逗子・葉山の分として地域計画をつくっておりますけれども、本来的には2市1町、鎌倉市さんも踏まえた形で地域計画も将来的にはつくり直しをする必要がありますでしょうし、実施計画についても2市1町という形でつくり直す必要があると思いますので、今後、年度末、年度当初にかけてそういう議論が出てくるんじゃないかと考えております。
○2番( 金崎ひさ君 )じゃあ、もう30年度はそういう話がはっきりとしてきて、それに向けて31年度はきっちりとした形が見えるかなというふうに私も今、思っておりますけれども、なるべく早く将来というか近未来のね、形を、この5年間の形を整えて、そして安心してごみ行政を行いながら、将来的には三浦半島全域の協力関係ができるというふうなことが希望だと。そして、葉山町はごみにはお金を皆様には負担していただかないで、有料ではなく無料で進めるというふうに理解をさせていただきました。私がなぜそれを言ったかというと、逗子とのね、収集方法の違いで、生ごみもさることながら、混ぜていいんじゃないかと私は思っていましたけれども、どうも交付対象に、生ごみ資源化施設がないと交付対象にならないのではないかと、そういう懸念もございますけれども、そういうこともありますか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )やはり、広域が原則として交付金になりますので、ワンブロック・ワンシステムで、例えば町が単独でやった場合には、人口の要件ですとかそういうもので対象にはなりませんけれども、広域で逗子市さんと連携することによって、まずは交付金の対象の要件をクリアできると。先ほど町長が答弁させていただいたとおり、それでは葉山町で行うもの、担うものとしては、なるべく土地の状況ですとか、近接地にいろいろ住宅地、学校があるということを考慮して、何だったら施設の整備として適切なのか、システムのすぐれたところもどういうところにあるのかということを勘案しながら決定しているというふうにお考えいただければと思います。
○2番( 金崎ひさ君 )そうすると、ちょっと確認なんですけれども、生ごみ資源化をしなくても
交付対象にはなるということですか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )いえ、生ごみ施設だけだと交付の対象にはならないんですけれども、やはり資源化。資源化をすることでその交付の対象になるというふうに規定されております。
○2番( 金崎ひさ君 )例えば、生ごみを分別しないでそのまま燃したらいいんじゃないかという
考え方もあるわけですよ。ですから、生ごみを分別しないで、葉山町が生ごみを受け入れないで、生ごみ資源化施設をつくらないでという考え方もあるわけですよ。だけど、交付対象にならない、それをやらなければ交付対象にならないんだったらいたし方ないなと、あと、こぢんまりとして余り皆さんに負担がかからないような形でやるというのも一理ありかなと思ったんですが、焼却炉を壊すために交付金というのは大切で、交付対象は必要なんですが、その中に生ごみの資源化施設を
入れなければならないとなっているのか、なってないのかお聞きします。
○環境部長( 伊藤義紀君 )先ほどと同じような考え方だと思ってるんですけれども、例えば、将来的に全て廃棄してしまうためのストックヤードですとか、そういうものについては交付金の対象から除外される。ただ、それは資源化するためのストックヤードということになりますと、当然、交付金の対象ということになりますので、その一つのメニューとして生ごみの資源化、生ごみのストックヤードだけですと、それは交付の対象からは外れてくるというのが原則的な考え方になります。
○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。この生ごみに関しては、いろいろとお考えもある議員もいらっしゃることだし、それからお考えを持ってらっしゃる町民の方もいらっしゃると思いますので、また、改めてもう少し民意を調査しまして、また質問をさせていただきたいと思いますけれども、交付対象になるというのは、私も先ほども町長も同意していただきましたが、廃炉のことで、炉を壊すための交付金が下りれば、もうそれで大きなメリットだというふうに思っておりますし、それに付随したことで、この計画の中にどうしても生ごみ処理を入れなければいけないんだよと、そうでないと交付…廃炉に関する交付金もおりないんだよということであればいたし方ないんですが、逗子市長の思い入れで、ごみをともかく生ごみを分別したいんだからということで、もし生ごみ資源化施設をするのであれば、もう少し考えたほうがいいかなという気もしないではないです。でも、これは私の、今、聞いた上での考え方ですので、また改めて勉強し直しまして質問をするチャンスがあるかなというふうに思います。これはちょっと棚上げにさせていただきます。
そして、その他プラなんですけれども、やはり逗子がせっかく混ぜてるので、そして燃焼率もいいわけですから、葉山町もその他プラを分別しないで燃えるごみの中に入れるということも一理あって、町民の方が、これは分別が少なくなって簡単に出せるので喜ばれると思うんですけれども、そういう考えは全くないですか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )先ほど、鎌倉市さんのお話をちょっとさせていただいて、議員も御承知のとおり、今はその他プラはその他プラとして分別してますので、例えば、仮にですね、葉山町が鎌倉市さんの処理方式にのるといった場合に、改めて町民の方々に、またもう一手間かけていただくという負担はないというふうに考えています。平たく言いますと、その準備が葉山町は、もう今できてるよというような考え方に基づきます。ですから、それは分別は大変でしょうけれども、皆さんの御協力によるところだというふうに思ってますけれども、それをまた緩めることによって、今度は可燃ごみの量がまた増大すると。悪い負のスパイラルというんでしょうか、可燃ごみが増加したことによって焼却灰がふえる、それから残渣率が高くなるということがありますので、そうすると、例えば片方で何かをやめることによって、片方でまたふえていくということが十分に考えられます。これは相関的にかなり相互にですね、関係性がありますので、現況で、例えば廃プラは分けていただいてるということは、そのまま続けてやりたいと思いますし、地域計画の御説明のときにもちょっとお話しさせていただいたんですけれども、これから御質問いただくのかなと思ってますけれども、今の、例えば逗子と葉山に特化して言えば、違いと言えばですね、分別の仕方が違ってくると、それは広域で連携を組む上では、分別はきちっと本当はイコールになるべきだなというふうに考えておりますのは、葉山町の職員も逗子市の職員さんも一緒の考えなんです。今後、そういう課題に向かってですね、やはり行政だけでワンサイドでこうしますというふうに決めても、市民・町民の方々の御協力がなくしてはまかりならないものと思ってますので、その辺は慎重に検討しながら、なるべく同じような分別方法に近づける努力をしてまいりたいと考えます。
○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。プラスチックに関しましては、今年度末の逗子市との話し合い及び来年度の動向を見させていただきまして、また新たに考えさせていただきます。きのう、町長の御答弁で、クリーンセンターで新規採用で技術者のセミプロの採用とか、何かそんなようなことをおっしゃってましたけど、これ、詳しく教えてください。
○町長( 山梨崇仁君 )昨日、技術職が足りているかという御質問にお答えした件でございますが、廃炉について、施設の解体について、じゃあ、建築士の方がいればいいのかとかですね、電気技術者がいればいいのかという考え方ではないですよということをきのうお話ししたところでして、どちらかといいますと、そういった技術の方をどう使うかということを、そもそも廃炉を経験している方が、一番まず必要なんじゃないかということを、今、担当部と話してございまして、そういっ
た方の、まずは募集をしてですね、募集というか、そういった方がいるかどうかを探してみて、まずは廃炉に対する、我々が準備しなければいけない事項、それから人材についても、こういった人材が必要なんだと、もしくはその方がいればですね、こういった業者を使えば、ここはこれで、この部分は違う業者を使おうというふうにですね、うまく采配をしてくれることが、まず私たちがわからないことですので、そういった方からまず求めてはどうだろうということを、今、環境部のほうに依頼してあります。
○2番( 金崎ひさ君 )そうすると、新規採用で廃炉を経験した、他市で廃炉を経験した方を新規採用して、そして、もう環境部に配属するということで募集をこれからかけるということ、あるいはどなたか目当てがあるとかそういうことなのでしょうか。それとも、今から募集をかけるということなんでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )極めて特殊な御経験の方だと思いますので、新規採用というと、どうしても新卒というイメージかもしれませんが、引退されている方でも、もしくは現職でリタイアされた方でもいらっしゃればですね、そういう御経験のある方に任期付といった形をとるかと、もしくは非常勤かもしれませんが、期間の定めがある中で契約をしてアドバイスを仰ぎたいというふうに思っております。
○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。それで、現状課題なんですけれども、やはりステーションが遠くなったということが、高齢社会に向けてあるんですね。そして、瓶とか缶とか、ともかく埋め立てごみとか、重いものがステーションなんですよ。それを何度か私も申し上げたことがあって、部長も考えてはいるけれども将来的展望としてということで、今はできないような御答弁をいただいてるんですけれども、これ、なるべく早く考えてあげなければ、本当にごみ屋敷になるというかね、出せないでいらっしゃる方がいて、私のところに相談があって、出せないんだけれども、これはステーションに出すごみですといって、張り紙をしたら持って行ってもらえないだろうかと、すごく切実なお話もあるわけです。そのあたり、環境部のほうにもそういう御相談が入ってると思うんですけれども、そのあたりどういう対応をしようと思ってらっしゃるのか、考えているか、いないかだけでもいいんですが教えて下さい。
○環境部長( 伊藤義紀君 )これは町単独のごみ処理基本計画の中でですね、今後の課題として、収集方式の改善というのも掲げております。これは総称してそういう記述をしているんですけれども、今後、生ごみの集め方もそうだと思います。久喜・宮代はその他可燃ごみと二巡してると。ですから処理コストが高くなるということも考えてますし…おっしゃってましたし、葉山町としては、一度にその他の可燃と生ごみがとれたらいいねということで、今、話をしております。資源ステーションについては、やはり遠いとか、雨が降ってるとき、もしくは降雪時がですね、クリーンセンターのほうからも、降雪時は危険が伴うのでごみ出しについては次の収集日にできるものはしてくださいという御案内をしているんですけれども、そういう声はいただいております。ただ、やり逗子市さんとのこれから30年度、31年度にかけてですね、収集それから搬入・排出方式とかですか、それと、あとは葉山町で言えば資源ステーションのあり方ですとか、そういうものについて町の作業員が、例えば今おっしゃった、重たい物の資源は、じゃあ仮にですね、戸別収集の品目に変えようよといった場合に、生ごみの収集の体制との兼ね合いが、それが可能かどうかということを、やはりシミュレーションしないとできないと思うんです。限りある職員の体制の中で、どれだけのことができるか、幅が広げられるかということを、現場のほうとですね、クリーンセンターの業務員と相談をしながら決めていくことだと思ってますので、今、早急に、じゃあ資源ステーションのこの荷重がある品目だけを戸別収集に変えようということは、ちょっと今申し上げられない状況にありますので、それについては今後の課題ということで現場のほうは捉えております。
○2番( 金崎ひさ君 )前にも申し上げましたけど、藤沢市の視察したときに、可燃ごみを収集す
るときに別のバケツがあって、そして今度は燃えないごみもその中に出されていたらその中に入れるとかって、同時に収集する工夫をされた収集方法もあります。本当にクリーンセンターの職員の方は、もう本当よく毎日のように見かけるんですけれども、非常に頑張ってらっしゃるし、とてもあのまねはできないなというぐらい一生懸命です。ですから、これ以上負担をかけるわけにはいかないかなとは思いますけれども、でも、同じように回って、例えば張り紙をしていて、町民目線でいくとね、張り紙をしていて、どうしても足を骨折しちゃって一過性なんですけども、私のところに相談はそれが来たんです。歩けないので足が治るまで、瓶がたまっちゃったから玄関に置いておくから、張り紙をしたらクリーンセンターの人、持って行ってくださるかしら、みたいな御相談もあるわけですよ。ですから、そういうふうなね、ゆとりのある収集方法って、張り紙していれば、じゃあ、これだけは持って行ってあげようかとか、何かそういう思いやりって、多分クリーンセンターの方はそういうのを見ると持って行ってくださるんだろうと思います。ですが、それをやりますよと言ったらみんながそうしちゃうと大変なことになりますので、いろいろそのあたりの兼ね合いはあるかとは思いますけれども、町長が最初におっしゃって、もう本当なるほどと思ったんですが、町民にこれ以上負担をかけないごみ行政ということが基本にあればね、いろいろと工夫ができると思います。元気な人は、ステーションがちょっと遠くなろうが重い物だろうがさっさと持って行っちゃいますけど、本当に何度も何度も休みながら持ってらっしゃってる方がいるんですね。私はステーションが近いですけど、奥のほうのお家の方は、御夫婦で少しずつ持ちながらゆっくりゆっくり歩いていらっしゃる方がいて、大変ですねということは申し上げるんですけれども、困ってらっしゃる方が、いよいよ、いよいよ困ったというまで我慢させるのかということですよね。思いやりを持った行政運営をしていただきたいなというふうに思っておりますので、また、ごみ行政に関しましては気づいたことは質問をさせていただきますけれども、きょうは町長のごみに関する将来展望が聞けて本当によかったと思っております。今後、この葉山町のかじ取りをどうするのか、ごみにかかわらずですね、どのような葉山町にするのかという指針も、ぜひとも示していただきたいというふうに思っておりますので、これで私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )これにて、2番 金崎ひさ議員の一般質問を終わります。
第2番、8番 窪田美樹議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。窪田美樹議員、質問者席にお着き願います。
○8番( 窪田美樹君 )8番 日本共産党 窪田美樹です。通告に従いまして一般質問を行います。本日12番目、最後でございます。よろしくお願いします。
1項目目、高齢者福祉の充実に関し伺います。平成30年度から高齢者福祉計画・介護保険事業計画の第7期が始まります。第6期に計画されていた、あえて地域密着型特別養護老人ホームと言わせていただきますが、そこへの入所を心待ちにされていた方が、つい先日亡くなられました。その方は、お元気なうちにサービス付高齢者住宅には入居されましたが、少しずつ介護が必要となり、特養の入所を希望されました。しかし、町内の特養入所にはつながりませんでした。御家族の方は6期の計画に盛り込まれたことを事業者の決定、それをとても喜ばれていましたが、事業者の撤退というお知らせには落胆という言葉だけでは言いあらわせない、そんな感情を持たれていました。町内の待機者はゼロではありません。また、29名以下でもありません。第7期計画に建設は盛り込まれていず、町内施設への、町内、今、既存の町内施設への優先的入所の働きかけ、在宅で介護する方、される方への十分な配慮をお願いいたします。
また、要支援1、要支援2の介護保険外しによる代替事業とも言える介護予防・日常生活支援事業が29年4月より開始されていますが、報道などで事業を担うのはボランティア団体等と言われ、担われている方、利用される方に対する心配の声、介護事業者は成り立っていくのかなど、疑問も出されていますが、葉山町はボランティア事業に移ることはありませんでした。30年度からは新たに通所サービスB補助金62万円、訪問型サービスD補助金57万3,000円が組まれ、動き出しました。そういう点で、現在の総合事業の現状と今後の取り組み状況を伺います。2項目目、学校教育の充実に関し伺います。教育環境の充実には、ハード面・ソフト面双方の充実が望まれます。31年度、中学校に入学されるお子さんたちから入学準備金が入学前に支給されることになり、保護者の方への御負担も少しは軽くなられるかと思います。ソフト面の充実として、就学援助事業への拡充、小学校入学前への対応のお考えを再度伺います。
また、就学した子供たちは、平日の活動時間、通学時間を含めれば8時間近くを学校施設で過ごします。環境整備は待ったなしではないでしょうか。一色小学校校舎は、あと11年で築60年、これまで多くの議員さんが公共施設等整備管理計画を質問されてきました。この計画の中では、学校施設は他の公共施設と同じような観点で方針が出されています。町役場、福祉文化会館、図書館、公共施設を想像してみてください。どれも多くの町民の方が来所する場ですが、学校のように毎日長い時間を過ごされているわけではありません。毎日毎日、臭いトイレを使われているわけではありません。ですので、1つの公共施設等総合管理計画の中にまとめられ、優先順位をつけ整備するということでよいのでしょうか。2点目、長期的に見る教育環境の整備を伺います。また、平成30年度予算では給食センター整備費を認めることができませんでした。中学校給食を待ち望まれている子供たち、何よりお弁当をつくっている保護者の方は、また遠くなったと、大きなため息をつかれているかと思います。しかしながら、これから長きに続く葉山町にとって、また、9年間給食を食べる子供たちにとって、どうすることがベストなのか、何がベターなのか、いま一度立ちどまり、考えることが必要だったと考えています。改めて、3点目、葉山町学校給食基本構想の見直しを伺います。
3項目目、子供・子育て支援の充実に関してですが、多くの子育て世代の方が望まれた中学校3年生、中学3年生まで小児医療費無料化を選挙公約に掲げてきました。12月からではありますが、改選前に公約実現に結びつけることができ、山梨町長からの大きな声援が聞こえてきます。山梨町長も妊産婦健診の拡充を選挙公約に掲げられ、健診補助率を拡充されました。総括質問でも質問しましたが、町の現状を踏まえ、1点目、妊産婦、妊婦健康診査の拡充のお考えを伺います。また、放課後児童クラブ、学童保育は子供たちの放課後を安全に、健全に過ごす居場所として、大きな役割を果たしています。法制化され、子ども・子育て支援制度、子ども・子育て支援新制度によって一定の水準確保のため、予算措置も行われました。しかし、施設整備への補助金はあっても、保護者にとって民間学童クラブの利用料負担など、改善すべき問題は多いと考えます。2点目、放課後児童健全化育成事業の取り組みを伺います。
以上、御答弁のほう、よろしくお願いいたします。
○議長( 伊東圭介君 )答弁を行います。
○町長( 山梨崇仁君 )窪田美樹議員の御質問に、所管する箇所についてお答えをさせていただきます。1項目目、高齢者福祉の充実の総合事業への取り組みについてのお尋ねですが、平成30年度より行政・社会福祉協議会・住民が協働して地域について考えていく第二層協議体を町内8カ所に設置していくため、現在町内各所で住民説明会を開催しており、町民が住みなれた地域で暮らし続けることができる地域づくりに着手しているところです。さらに平成30年度より現在活動しているサロン団体への補助として、通所型サービスBの開始、さらに住民主体のサロンへ参加するのが困難になってきた方への送迎サービスとして、訪問型サービスDを新たに開始していきます。介護保険法の改正による新総合事業の開始により、市町村独自の住民支援ができるようになっており、当町としてはこれまでどおり行政が社会福祉協議会とともに住民参加の地域づくりを行い、町民が住みなれた地域で暮らし続けることができるよう、葉山町独自の地域包括ケアシステムを構築してまいりたいと考えております。3項目目に移ります。子ども・子育て支援の充実の1点目、妊婦健康診査の拡充のお尋ねですが、妊婦健康診査につきましては、母子の健康のため法定で14回の健診が定められており、本町では妊娠中の定期的な健康診査の促進と経済的支援のため、初回1万円、2回目以降3,500円の年間5万5,000円の健診助成を実施しているところでございます。県内の助成状況については、最少の5万1,000円から最大の10万5,000円と、地域によりばらつきがあるところですが、本町では29年度の事業計画の振り返りにおいて拡充の検討を始めており、今後近隣の状況等を見きわめながら、必要な見直しを図ってまいりたいと考えております。
2点目、放課後児童健全育成事業の取り組みのお尋ねですが、本町では児童の健全な育成を目的に、放課後に家庭が留守となる児童の受け入れの場として、学童クラブ直営を4カ所、民間5カ所の合計9カ所で開設しております。近年は就労世帯の増加に伴い、学童クラブの利用者は年々増加傾向のため、今後ともさらなる受け皿の拡大を図ってまいりたいと考えております。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。
○議長( 伊東圭介君 )引き続き答弁を行います。
○教育長( 反町和久君 )窪田美樹議員の御質問にお答えいたします。2項目目、学校教育の充実の1点目、就学援助事業の拡充についてのお尋ねでございますが、本町では経済的な理由から児童・生徒の就学に支障がないよう、要保護児童・生徒援助費及び準要保護児童・生徒援助費に係る規定により学用品費や修学旅行費などの援助をしております。要保護児童・生徒援助費は、国の生活扶助基準に基づき保護を必要とする世帯が対象でございますが、準要保護児童・生徒援助費は地方自治体の単独事業であるため、自治体により認定基準が異なっております。本町では準要保護の認定基準を平成23年度から、国の生活扶助基準の1.3倍から1.5倍へと引き上げました。さらに、国は平成25年8月に生活扶助基準の見直しを行い、基準額を引き下げましたが、その影響が及ばないよう、本町では平成24年12月時点での基準額を引き続き採用しております。なお、平成29年度の認定者は、1月末現在で436名おり、全児童・生徒数の約17%に当たります。しかしながら、中学校入学時の費用につきましては、保護者の負担軽減のため、平成30年度認定されている小学校6年生の保護者に対し、平成31年度中学校入学のための新入学学用品費を、入学準備金として前倒し支給できるよう準備を進めているところでございます。
次に2点目、長期的に見る教育環境の整備についてのお尋ねでございますが、葉山町公共施設等総合管理計画では、公共施設の基本方針として、学校教育系施設については児童・生徒数の今後の推計を踏まえ、小・中学校の適正規模・適正配置等を検討し、学校施設の計画的な更新を検討すると方針に定めております。あわせて、更新の際には長寿命化、類似機能の共有化や複合化、多機能化を検討することとしております。また、当該計画では老朽化している施設の適切な点検・診断を実施し、劣化・損傷の程度等の把握に努め、老朽化対策等に活用することとしております。この点検・診断の実施については、公共施設等総合管理計画実施計画の進捗状況を考慮して進めていくべきものと考えております。最後になります。3点目、葉山町学校給食基本構想の見直しについてのお尋ねですが、教育委員会では平成30年2月に葉山町学校給食基本構想改定版を策定いたしました。これは平成28年9月に策定をした葉山町学校給食基本構想の一部見直しを行ったものであり、概算整備費など学校給食センターの建設に向けてのハード部分と、学校給食センターの運営方法などソフト部分を追加して作成したものでございます。特に第4章では、おいしい給食の基本となる年間献立計画の策定、安全対策のためのマニュアル策定、食育の充実、アレルギー対策、給食費の公会計化など、さまざまな取り組みについての方針を示した学校給食基本計画、仮称ではございますが、これを今後策定していきたいと考えているところでございます。以上でございます。
○議長( 伊東圭介君 )再質問を行います。
○8番( 窪田美樹君 )御答弁ありがとうございました。私、余り時間の配分をうまく使うことができず、いつも最後まで質問することができないこと、多々あります。小山部長、今年で、今年度で最後とお話伺っています。小山部長がずっと葉山町政にかかわってきながら、いつかは葉山に住みたいという町政運営の力になってこられた。いつかはではなく、ぜひ定年後は住んでよかったという葉山になっていただくこと、お願いいたします。そして、私が初当選したときには3段目、だんだん段が前に、ずっとこの中では小山部長だけだと思うんですね。この壇上の向こうから私のことをずっと見ていてくれた。皆さん入れかわりがあったもので、私もなかなか成長はしませんが。次は一番前、町長の席をねらわれるのかなと思っております。どうもいろいろ、まだ最後の質問も残っておりますが、よろしくお願いいたします。そして、福本消防長、葉山町民として本当にありがたく思っております。何より葉山に住んでみないと葉山のよさ、葉山の大変さというものはわからないと思います。ぜひとも、一旦退かれるのか再任用でどこかでお会いできるのかはわかりませんが、よろしくお願いいたします。と、御挨拶は貴重な時間ですので、これくらいにさせていただいて、私の質問に移らせていただきます。先ほどから、いつもここ、予算の、予算立ての項目からいくと福祉のほうが最後になってしまって、いつも福祉のやりとりが。で、今回はちょっと前に組んでみました。高齢者福祉のほうを前に組んでみたんですが。サービスAのほうはなく、サービスBとか、予算書を見てもどんなものかというものは、なかなかわかってこない。Dというもの、一応さっきの御答弁の中ではDは通所のお手伝いということがありました。どんなものを葉山町がこの方々にお願いしているのか。どういう企画があるから、こういうことをやるから、これだけの補助金を出されているのか、御答弁お願いいたします。
○福祉部長( 仲野美幸君 )30年度に通所型サービスBということでお願いするところにつきましては、既に3年ほど前からですね、御自宅を開放して地域の方々をお招きしてサロンというところをやっている方でございます。そのサロンの内容を職員のほうで見せていただいて、一緒に時間を過ごしたりさせていただいて、それで新たに新しく何かをしていただくんではなく、引き続き今までの事業を続けていただくということで、通所型のBということで、今回指定させていただいて、補助をしながら引き続き同じ事業をやっていただくというふうに考えております。
○8番( 窪田美樹君 )すいません。じゃあDのほうは。サービスD。
○福祉部長( 仲野美幸君 )Dにつきましては、今までいろいろアンケートもそうですし、議員さんの委員の方々からも御指摘いただいてますように、サロンに地域にサロンが続けていても、そこに行くのに足がないと。それで、そこに行くために福祉タクシー使っても非常に高い金額になってしまって行けないというようなお声もたくさん聞いておりまして、今後もやはり地域づくりを主眼に置きたいと思っておりますし、地域の中に行けるところに行く、サロンに行くのが一番いいことだと思っておりますので、福祉有償運送の事業所がサロンへの送迎をしていただけるということで、そこを指定させていただきました。
○8番( 窪田美樹君 )福祉有償の方ということは、プロの方がボランティアというか…に…のサービスDということでやっていただける。決して民間…民間というんですか、じゃあ私、お隣の方がいろんな方を広くやるからということではないということで。
○福祉部長( 仲野美幸君 )おっしゃるように、地域での助け合いということで、車にも自分の車に乗せてとかいうこともしてくださっているところも今ございますけれども、今回はそうではなく、現在も福祉有償運送の事業所をやっていらっしゃるところにお願いする予定でございます。
○8番( 窪田美樹君 )今の移送というんですか、移動のところ、高齢の方、どこでつまずくか、平らなところでもつまずくというところがあるところで、移送のところのお手伝いというのは大変
難しいところ、車椅子一つ押すのも、段差の一つを乗り越えるのも難しいというところがあるかと思います。ですので、今の移送のところはプロの方がそういったボランティアのほうに移っていただけるということは、少し安心しております。今の段階ではサービスBとDですが、これからA、いろんな方面が広がってくるかと思います。そういった中では、プロ、本来ならプロ、資格の持った方がやっていたことが、町民の方の協働や自助、共助というところに移り…移って、安価なサービスとならない、国のほうは安価なサービスを目指しているような動き、葉山町としてもその流れに決して逆らうことはできないと思っています。ですが、できる限り葉山町で抵抗するというんですか、葉山町が町としての姿勢を崩していかないことを願っています。葉山町がこれから多様なサービスを無資格な方やボランティアのほうにサービスAというのは、ほかの移行の状況というのはありますか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )Aの取り組みにつきましては、現在社会福祉協議会といろいろ調整しながらいるんですけれども、今後は取り組んでいかなければということも考えておりますが、現時点では実施することはしておりません。
○8番( 窪田美樹君 )これからどんどん広がっていくような流れがふえています。そこには安価な、安上がりなサービス、置きかえということにつながらないように、葉山町としてしっかりと見
ていっていただきたいと思います。
地域包括支援センターの1カ所増設というものが盛り込まれています。今、葉山町役場の裏という言い方が正しいかわからないんですが、わかりにくいということ、以前から、看板が小さな看板がついた。2万円の予算で、以前ついたということで、わかりやすくしましたという、ちょっと視点の違うわかりやすさだったと思うんですが。今度もう1カ所というところで、上山口や一色、木古庭…ごめんなさい、下山口、あちら側でということなんですが、以前から民間にお願いしたいということです。お話聞いています。ぜひとも町民の方がわかりやすい場所、これって決してケアマネさんがプランを立てる場所だけではないはずなんです。相談しやすい場所というのが第一番だと思います。葉山町が元気なお年寄りが多いと言われてはいますが、相談できる場所というものはすごい大事だと思いますが、そういったことも考えた上での地域包括のこと、ただ地域性、上山とか木古庭とか、そういったものだけで選ぶのか、もし山の奥、上山や木古庭の方には申しわけないんですけど、どうしても山の奥、上のほうとかになると、なかなか相談しにくいかなというところもあるかと思うんです。本来でしたら、どういったことを観点に考えられているのか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )地域包括支援センターを1つふやすということは、今、町内の高齢者の対象…対象者が2つに分けさせていただいて、より対象者に沿って相談の内容を深くできたりとか、地域の問題を洗い出しできたりとか、町民に対してより親切な…親切というか、丁寧な対応ができるということが大きな目標だと思っています。それで、わかりやすさとかということもあるんですけれども、やっぱりそういうところもこれから公募をする予定でございますので、決定した事業所とはそういうところも入れてですね、お話は進めていきたいと思っております。
○8番( 窪田美樹君 )もちろん相談に行けば親身になって、どなたも相談してくれるんです。ですが、その相談場所がわからないと、どこに相談に行くとか、何か急なときがあると、あ、あそこって思いつかないというところがあるかと思います。ですので、できたら今、わかりにくいと私は思っている町役場の裏側にある地域包括の移動…移動というんですか、移転も考えた上で取り組んでいっていただきたい。そして、この民間にお願いするということですが、6期の計画にあった地域密着型のようにならないように、着実な計画をお願いしたいと思います。総合事業といいますと、今いろいろなテレビのほうの報道でありますように、おわかりになる方いらっしゃるか、大阪府の大東市、「元気出まっせ体操」といって要支援者の方や要介護者を体操とかそういったもので介護施設にサービスは利用しているんだけれど、それを卒業というんですか、デイサービスを卒業してもらうようなポイント制を設けたり、施設に通うんではなく、サロンのようなところで体操を行って、そこで元気をつけてもらう。この方式は決して悪いわけではありません。ないと思っています。しかしながら、2017年の昨年の7月にNHKの「クローズアップ現代」
というテレビがあるんですけど、そこで大東市の方式を、大東式、大東市のやり方で運営で、デイ、そうやって卒業、元気になったから、今まで認定を受けてたんだけど、元気になったから卒業ですねということで、卒業はしたけれど、その後に行くところが、通うところがなくなってしまった。
元気に通っていた、張り合いを持って通っていたんだけど、そこを卒業と言われてしまったから、今度通うところがなくなってしまったということで、高齢者の方が引きこもりになったというようなお話も、実際テレビでやっています。そういった方も、そういった方も…そういったことも、決してないこと、ない事例ではありません。これからどんどん総合事業をやっていく上で、卒業やそういったことが決してそのお年寄りを引きこもりや…につなげないように、葉山町としてもいろんなふうに見ていっていただきたいと思っています。何より相談、認定を受ける、受けないとかではなく、元気なお年寄りでも何でも相談する、会話をするということが一番重要なんだそうです。そういったことを葉山町としてもよく思っていただきたいと思っています。
そういったことに、御存じでしょうか、大東市の「元気出まっせ体操」というの。
○福祉部長( 仲野美幸君 )大東市というお名前は聞いたことあるんですけど、そのやってらっしゃる内容とかは、すみません、存じておりません。
○8番( 窪田美樹君 )いい意味でも参考になりますので、ぜひ、いろんなところで視察もたくさん来てるんだそうです。ですので、いいところを取り入れていただきたいと思っています。今回、ふれあいパスの購入の助成が70歳以上、質問でもお願いしましたが、これ、この先どんどん京急さんとタイアップしながら、65歳対象者を広げるような動きをとっていただきたいと思います。まだ始まってないので、これはお願いとさせていただきます。今、職員の方、多くの方が認知症サポーター養成講座の修了証、修了リングで、太田部長はつきましたよって、取りましたよ、受けましたよっていうことで、先日、以前見せていただきました。ぜひとも山梨町長もオレンジリングをお願いしたいと思います。そして、町役場の案内、入り口の方が今、役場の案内の方いらっしゃいますよね。あの方にぜひ受講していただけるといいなと思っていますので、時間をとって、その受講のチャンスを与えてあげていただけたらと思います。すいません、時間もあるので。本当は高齢者のことだけやると、ずっと深くいかれるんですが、心配で、ボランティアさんに今度どんどん流していく…流していくという言い方は変ですけど、お願いしていくということが多くなるかと思います。その総合事業の中では。そんな中でボランティア保険というものが、こういう事業が始まる前からあるかと思っていますが、そういったものにこの担当される方は入られるんでしょうか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )ボランティア保険があるということは存じているんですけれども、この事業をやることについて、それに入ってくださいとか、その分をうちが負担するとか、そういうことについてはちょっと今は考えておりません。
○8番( 窪田美樹君 )あくまでもそのサービスを…サービスをしながらいて、何か事故が起きた場合、けがをさせてしまった場合には、補償がつく保険に加入することで、なるかと思うんです。この総合事業に関してだけではなく。そういったことで、ほかの自治体ではボランティア保険加入に関して、補助金を出しているところがあります。もちろん自己責任ではない部分、あると思いますが、葉山町でもそういったものの、そういった補助を出すというようなお考えはいかがでしょうか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )失礼しました。ボランティア保険につきましては、補助対象の中に入っているということで。ということです。
○8番( 窪田美樹君 )それでは、先ほどサービスBの中に組まれている補助金62万円、例えばですけど、その中に加入…あれによって違うんですけど、その料金が、金額が含まれているということでよろしいですか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )保険料に入れることができるということで、入って…保険料という欄はあるんですけども、ちょっとボランティア保険に入っていらっしゃるかどうか、ちょっと。ボランティア保険かどうかわからないんですけども、保険料ということで、中に入っております。
○8番( 窪田美樹君 )これだけのサービスを提供される方ですから、普通に一般でのボランティア保険、五百幾らとか六百幾らとか掛ける保険とはまた違うのかもしれませんね。それではまた後で確認させていただきたいと思います。もしその保険の内容があれでしたら、後で金額を教えていただけたらと思います。
次の学校教育の部分に移らせていただきたいと思います。就学援助の拡充、小学校の入学前までということへのお考えを伺いたいのですが、いかがでしょうか。
○教育長( 反町和久君 )中学校の前倒し支給については、先ほど申し上げましたし、以前からの議論の中でも確認をしたところでございます。原則的な理念みたいなことで申し上げれば、これは小学生についても負担が生ずることは明らかですので、そういった方向性が望ましいというふうに思っております。ただ、現状幾つか課題がありまして、中学校の前倒し支給と同じようにいかないという課題をどう克服していくのかということを研究せざるを得ないかなというふうに思っております。
○8番( 窪田美樹君 )その課題を一つ一つ解消していかないといけないと思って、以前お話の中で、4校に対象になっていない、その小学校4校が小学生…学童と…生徒と学童でしたっけ、ということが組まれて書かれているからということをお話を受けて、他の自治体、大和市さんではもう小学校入学前のお子さんを対象としています。それで、いろいろ調べたら、この文部科学省さんのページにありました。これ、出どころを明らかにしておかないとと思って。ここ、今見ていただくと、中学校の対象…中学校入学前に対象、支給しているところ。そしてこちら側が小学校の対象、36%がもう支給していますというところです。多くの自治体がもう取り組んでいることがわかるかと思います。それでなんですね、それで、ここに、この…この要綱を見ていただくと、この要綱の中の…ここ、赤線を引いたところ、この一文を加えるだけで、これ、小学生に、小学校上がる前のお子さんが対象になるそうです。なるそうというか、これを加えたということが書かれています。ですので、葉山町は今、要綱です。大和市は条例になっています。条例でこうやって変えて定めているというところがあるので、ぜひとも一つずつ、何が問題で小学校の入学前に支給できないのかというところを見ていただきたいと思います。これが今のさっきの文部科学省さんの、文科省さんのものですが、後でゆっくり見てください。中学校の…中学校を…中学校入学前に支給しているところ、自治体、小学校入学前に支給しようとした自治体、している自治体というものが書かれています。葉山町も31年度の中学校の対象者。ですので、小学校も31年度に手続が終わればいいなと思っています。いかがでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )大和市の条例というのは、ちょっと勉強不足で見てないので何とも言えないんですけれども、先ほどお示しいただいた補助金の交付要綱、あれは要保護の、要保護者に対する交付要綱でして、確かにうちのほうも葉山町の要綱上は、要保護者に対しては修学旅行費に対して援助しているところです。そもそもうちのほうの要綱自体が、学校教育法の第19条に基づいて行っておりまして、学齢児童または学齢生徒の保護者というふうなことをやっておりますので、その辺を見直せば、確かに要綱を変えればできるというのは、言われれば確かにそうかもしれませんが、まず課題としては、今度根拠法をどこに…根拠となる法をどこに定めていったらいいのか、まさか補助金の交付要綱自体が根拠法というわけにはいかないと思いますので、そういった課題もありますし、また所得の判定の仕方も、幼稚園就園奨励費とはまた異なりますので、そういった課題もございます。幾つかそういった課題がありますので、他市と情報交換を行いながら、また課題を抽出しながらですね、検討していきたいと、そのようには思います。
○8番( 窪田美樹君 )大和市さんの条例も、こういうふうに載っていたんですけど、もっと上、文科省さんのほうのが説得力があるかなと思って、そちらを載せたらだめでしたね。大和市さんのも後で載せておきますので、ぜひごらんください。
いつまでに支給するのか聞きなさい。対応できるのか。中学校は31年度入学、では小学校、今難
しい。32年度入学の子といったら、大分遅くなってしまいますが、いかがでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )繰り返しになりますけど、期限をというのではなくて、まずは他市と
いろいろ情報交換しながらですね、研究させていただきたいと、そういうことでございます。
○8番( 窪田美樹君 )足踏みではなく、駆け足で情報収集を行っていただきたいと思います。長期的に見る教育環境、こちらもなんですが、先ほどいろいろお話をさせていただいたんですが、いかが思いますか。子供たちが長くを過ごす施設、環境と、ほかの役場に住民票を取りに来るとか、そのときおトイレ行くとか、そういった感じのものと同じ公共施設の修繕計画というんですか、そういうものに入ってるというのは、いかがでしょうか、町長。
○町長( 山梨崇仁君 )考え方としてですね、窪田議員がおっしゃるように、長時間、長くいる、それから不特定多数が出入りする。考え方は確かに違うところはあるかもしれませんが、いずれにしても大切な一人ひとりのですね、環境でございますので、どちらが大事という考え方は特に持つべきではない。いずれも安全で安心していられる、そして衛生上もよい環境があるべきという理念でよろしいんじゃないかと思います。
○8番( 窪田美樹君 )どちらが大事とかって、それはどちらも大事なんですが、この今、画面のほうに出ています。ここの真ん中あたりに公共施設総合管理計画が25年11月に策定され、文部科学省においても各教育委員会に対し学校施設の中長期的な整備計画を策定し、学校施設の老朽化対策に取り組むことが求められましたということが書かれていました。大阪市学校施設マネジメン基本計画というものを大阪市はつくりました。葉山町にはこれ、大阪市は別に公共施設管理というか、施設のものと、学校は別立てで立てています。葉山町にはこういったお知らせは文科省さんから来なかったんでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )学校施設の長寿命化計画策定に係る手引というのは承知はしております。ただ、やはり個別計画というのがですね、公共施設等総合管理計画に基づいて学校施設といえども策定するということになっておりますけれども、特に教育施設の場合はやはり規模も大きいですし、ということは、それなりに大きな経費が見込まれる可能性もありますので、なかなか個別の計画というのが難しいんではないかなと、そういうふうに教育委員会として考えておりまして、公共施設総合管理計画ではやはり点検とか診断を行って、その情報を蓄積して老朽化対策に活用するというようなこともうたわれておりますが、やはり学校施設…これは学校施設だけではないかもしれませんけど、長寿命化計画に当たっては、まず実態ですかね、それをやはりしっかり捉えるということと、学校施設ではそのほか適正規模・適正配置の考え方もございますし、そういった総合的にやはり考えていかなければならないものではないかと、そのように思っております。
○8番( 窪田美樹君 )多額のお金がかかってしまうから、葉山町ではかなりの学校施設が、かなりの公共施設の割合の中で大きな比重を得ているからこそ、別立てにする必要があるんじゃないのかなと、言葉を解せばですね。と思います。この秦野市の例ですが、秦野市では別に予算を立てて、公共施設、これ、再配置、含めて統廃合とかももちろん含んでしまうんですが、そういった中では学校施設は専門…学校建設専門家等による検討委員会、別にお金を組んで、予算を組んでこういった学校施設をどうしようとか、やっています。本当に子供たちのことを考える、それでいろんな観点があるんだそうです、学校施設。それ、防災の観点からも、いろんな面からもいって、その中に、ほかの大勢の公共施設に埋めることなく、修繕も、もしかしたら建て直しとか、あるのかもしれませんが、そういったことが必要かと思います。
以前ですね、以前、これまた選挙の、私の選挙の話になっちゃうんですけれども、街頭宣伝で学校の…私が最初の選挙のときに、学校の臭いトイレの改修というのを訴えていました。それがちょうど昼時になる、お昼時になると、その演説はやめたほうがいいんじゃないって。学校の臭いトイレで子供たちが本当の話、給食食べる前にはドアを閉めなきゃいけないっていう、うちの子供が通っていた学校はそうでした。ですが、段階的に改修されています。今そんなにおいもないということは聞いていますが、長柄小学校はきのう御答弁、町長言われたように、浄化槽のマンホール、浄化槽マンホールというんですか、駐車場のところにある、あの大きなマンホールが最初は車が通るからあれがどんどん割れて、またコンクリで悪臭が漏れないように固めたということで、少しずつ直しているということは聞いていますが、根本的から直さないとということ、昨日も言われていました。本当に子供たちが過ごすものが、8時間その中で生活する、8時間寝て8時間子供が学校でいて、あとの8時間はお母さん、お父さんと過ごしたり、いろんな子供、いろんなね、生活をする。その3分の1を過ごす環境が、ほかの役場のものとか福祉文化会館と同じような計画の進め方では、決していいものではないと。優先順位をつけるとかではなく、本当に別立てで考えていかないと、子供の未来が明るいものになるのか、いい思い出になるのか、中学校の卒業文集、臭いトイレが、トイレの環境を直してとか、また思い出しちゃいました。子供の卒業文集に臭いトイレというのが本当にあった。というぐらいな印象づけたのが決していい環境ではないと思っていますので、この学校施設マネジメントや学校施設長寿命計画など、計画、他の自治体では本当にされていますので、ぜひ参考にしていただいて行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○政策財政部長( 小山誠君 )今お尋ねの部分につきましては、公共施設の総合管理計画、今、第1期実施計画のほうを策定しているところでございますけれども、その中で、昨日横山議員のほうからも御指摘いただいたり、いろいろしていく中で、私ども今、考えているところでは、当然大規模事業の財政推計を先般お示しをさせていただいている中で、やはり今御指摘の部分についてもですね、当然老朽化が進んでいる施設、当然今おっしゃるとおり学校施設、公共施設の6割以上を占めているといった施設ですとか、きのうも例に出しました福祉文化会館であるとか、もろもろございます。そういった部分の老朽化施設のですね、劣化診断調査、それに基づいて計画立てをして、第2期以降にですね、整備をどうやって図っていくのかというような形でですね、整備を図るべきじゃないかというところで今考えているところでございます。それは、理由としては、今現段階は人口減少が進んでいる中ではございますけれども、町としては最小限にそれを抑制して、できるだけ葉山のほうに住みついていただこうという政策に取り組んでいるところでございまして、後々人口減少はしていくというところで、今後内部でもですね、議論を重ねる中で、その施設のあり方、統廃合ですとか再配置、それをもろもろをですね、検討していかなければいけない。そこには町民の方にも入っていただいたり、議員の皆様方の御意見も伺ったりといった部分もですね、十分精査する中で、そういった計画立てもしていかなければいけないのかなというふうにも思っておりますので、もうしばらくそこいら辺は時間をいただく中で、計画立てができればなというふうに思っております。
○8番( 窪田美樹君 )6割ある学校施設の中で、子供たちがどんどん人口減少が起こる。じゃあ、人口減少が起こるから、もしかしたら学校が縮小するかもしれないから、その間は臭いトイレで我慢しなさい、余りいい環境ではないけれども我慢しなさいというものではないと思うんです。ですから、ですから学校だけは別立てに、学校はね。この、他の自治体の学校を、そのマネジメント計画とかはちゃんと人口減少、子供たちの減少も、いろんなことも含めて、いろんな環境も、社会環境も含めた計画をしています。ですので、そういったものが子供たちを…子供たちが過ごす環境の中で必要じゃないですかということ。福祉文化会館を直すことも必要です。だけど学校、6割ある学校がね、その一緒になって、じゃあ今回は福祉文化会館はこれだけ直すから、学校はちょっとこれだけ減るのよっていうようなことに、お財布は一緒ですからね。ある程度はなるかもしれませんが、計画立ては別に計画を立てて、一緒に進んでいけるような運営方法をしていただきたいかと思います。すいません。3項目目に移らせていただきます。葉山町学校給食基本構想の見直しに関してお伺いいたします。きのうですか、神奈川新聞の中に、?町教育長からの、修正は残念だが理解が得られるように調整し、一刻も早くセンターを完成させたいというコメントが新聞に載っていました。あくまでもセンターということには、もちろんこれまでの答弁の中で、それは重々身に感じております。しかしながら、候補地や試算の再考、いろんなことを検討する中で、予算は、それに関する予算はないんですが、今現在。どのように考えられていますか。
○教育長( 反町和久君 )記者に申し上げたのは、実は一日も早くということなので、若干違うんですが。基本的に給食センターを追求していきたいということについては変わりありません。今週の火曜日の予算に関する審議の中で、いろいろな御意見を伺いました。その中で、ある意味では冒頭「残念」という言葉を使ったように、私たち自身が当初構想したものについては、そのままの形では進捗しないということが明らかでございますので、これは当然対応しなければいけないだろうというように考えています。給食センターそのものの見直しというようなことも含む共通の方向性みたいなことが議論の中で必ずしも明確にあるわけではありませんので、公約数的には現状の改定版の中でお示しをした葉山中学校のり面に20億弱ですね、全部合わせるとね。そういった金額のものをつくるということに関しては、これはより適切な候補地を探しなさいというふうなところでまとめることができるのかなというふうに理解をしています。これはそういう決定はやっぱりきちっと受けとめなきゃいけませんので、その方向で進めていくことになります。基本構想の見直しということ自体に関して言うと、これは教育委員会で合議をして決定したものでございます。それから、内容だけを部分的に選別をしていけば、当然スケジュールの問題ですとか、あるいは候補地の問題ですとか、これは今後に変わっていく可能性も当然あるというふうに思います。したがって、その部分についてはいずれ改定ということになるかもしれませんけれども、現状では決めた直後の基本構想改定版については凍結状態だというふうに私は理解をしています。その中で、できるべき作業は進めていくし、それからハード面に関してはやはり候補地探しという意味での見直しが必要だというようなことについては、十分理解をしています。具体的にどういう方法で、どれだけの人員と手間とお金をかけてやっていくのかということについては、少し研究をさせていただかないと、単純に、性急に次の何でしょうかね、代替地という、オルタナティブをさっさと見つければいいというものでもないと思いますので、そこはやっぱり時間をかけてしっかりその方向を見きわめていきたいというように考えています。いずれにしろ、候補地についての調査が必要であるというふうに思っております。
○8番( 窪田美樹君 )もちろん再考していただきたいし、一刻も早くって書いてあるのを一日も早くというのは、気持ちもわかりますが。予算がない、それに調査のためのお金が組まれていないというところを心配しています。また、町の職員の方々でいろんな調査をされるのか、それともこれを外部委託…外部の人にお願いして調査をするのかという、どこまでの覚悟が教育委員会の方が考えられているのかが伺いたかったわけですが。また、金崎議員が以前質問されたときに、自校方式では13億円でしたっけ…の予算が、今お話では20億円弱のセンター方式。センター方式のほうが安価だと言っていたところのが実際あけてみたら、じゃあ自校方式のほうが安価ではないのかって、単純に思ってしまいます。そういうところも含めて、試算の再考に当たり計算していただけたらなと思っていますが、予算がないところはいかがお考えでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )先ほど教育長が答弁したとおり、まず候補地のスクリーニングということで行うのかなと思ってますけれども、今の御質問のとおり、仮に外部委託、そういった話になったときに、そこまで詳細詰めてませんけど、当然予算ありませんので、そうなった場合には財政課のほうと相談させていただいて、何らかの手当てをするようになろうかと思います。
○8番( 窪田美樹君 )どちらがいいか、まだ私にはわかりません。庁舎内で相談してやるのか、もう最初から葉山町の外部委託をしてお願いをして、一刻も早く精査してもらって、外の方の力を借りるというのも必要なんではないかな。そこが一日も早い、センターがいいかどうか、ちょっとお話置いといて、一日も早く中学校給食を実施できる状態になるのではないかなと考えています。3項目目なんですが、小児医療費の12月…小児医療費にちょっとお伺いしたいんですが、小児医療費、12月から始まります。始めようとされています。12月からなら150万円の改修費というのはかからないんですかね。
○福祉部長( 仲野美幸君 )かかりません。
○8番( 窪田美樹君 )他の入力と同時にやるから、ほかの移行、電算の何かとか、いろんなの
と同じようにやるから150万円がかからないで済んだということでしょうか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )今のシステムですと、新たに150万かけて小児医療に対応するんですけれども、今度10月からのものにつきましては、それが中に入っているというか、お金をかけずにできるというところでございます。
○8番( 窪田美樹君 )わかりました。これ、逗子の選挙のお知らせの、ある議員の、うちの議員さんのチラシなんですけれど、近隣都市の小児医療費助成状況。横須賀市、中3まで、4月から。鎌倉市、中3まで。これは以前から始まっています。三浦市、中3まで、4月から。葉山町、中3まで、12月から。これちょっとおくれちゃったんですね、葉山町。去年から始めていればね、これがちょっと逗子さんじゃない、横須賀市さんや三浦市さんより少し先に宣伝にもなった。山梨町長の宣伝にも、葉山町の宣伝にもなったのかなと、ちょっと思っています。ぜひ12月からと言わず、11月なり10月なり、一歩でも早い、一日でも早い実施をお願いしたいと思ってはいます。妊産婦健診状況なんですが、いろいろ調べていくと、これ、出どころが母子保健の、これ、ちゃんとしたところからの出どころでございます。神奈川県を見てください。神奈川県自体がだめなんですねというか、ひどいんですね。全県の中。だから、県内にあればどうしようもないと言われてしまえばどうしようもないんですが、これがしかしながら葉山町がまた先ほど5万1,000円でしたっけ、最低のところ。そこはどこの自治体かおわかりになりますか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )すいません、鎌倉市です。
○8番( 窪田美樹君 )待ってました、その答え。私も調べたんです。鎌倉市さん、5万。ですが、もう一度調べ直してください。鎌倉市さん、喜ばしいことに、5万1,000円から29年度7万5,000円にアップしています。ですので、横須賀市6万8,500円、鎌倉市7万5,000円、逗子市6万1,000円、さて葉山町は5万5,500円。近隣の状況を見てと、先ほどの御答弁もありました。ぜひともこれ、小児…小児医療費じゃない、ごめんなさい、妊産婦健診の拡充、お願いしたいと思います。私の息子の同級生に出産された方がいるんですけど、14回まで使わないことがあるのよねということでした。ですので、1回目、2回目、3回目のほうに大きな金額を充てるなど、他の自治体を参考にして、ぜひとも拡充をお願いいたします。
時間もないので。放課後児童クラブの件なんですが、放課後児童クラブ、葉山町では無料…民間への補助、民間を利用されてる方の補助金は行っていますか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )行っていません。
○8番( 窪田美樹君 )その答えも待っていました。他の自治体では、やはり、葉山町…葉山町が行っている学童では、0円…もちろん民間のよさはある、多々あるのはわかっています。ですが、対象人数が限られている中、民間を利用せざるを得ない方もいらっしゃるかと思います、学童。そういった方への補助など、所得にもいろいろあるかと思いますが、そういった方への補助をお願いしたいと思いますが、お考えはいかがでしょうか、山梨町長。
○町長( 山梨崇仁君 )現行で無料の施設があります。有料の施設もですね、今ふやしているところにありまして、選択の幅が広がっているというふうに考えてございますので、今、無料に入れないから、有料だからというふうに補助をするという考え方ではなくてですね、選択できる幅をふやしていくような取り組みをしていきたいというふうに思っております。
○議長( 伊東圭介君 )既に時間が経過しております。よろしいでしょうか。これにて8番 窪田
美樹議員の一般質問を終わります。以上で一般質問を終結いたします。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )日程第2「閉会中継続審査について」を議題といたします。
お手元に配付してありますとおり、各委員長からただいま審査及び調査中の事件につき閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
――――――――――─――――――――――──―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )この際、3月31日付をもって任期満了となり退任いたします山本副町長から退任の挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。
○副町長( 山本孝幸君 )貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。私は3月末日をもちまして、4年間の任期を満了し、副町長を辞することといたしました。町長からは幾度となく温かいお言葉もいただきましたし、後任が選任されないまま退任することは大変心苦しく、つらい選択でもありましたが、健康面等に課題を抱えたまま、次の大事な4年間をお引き受けすることはできず、今任期をもって退任することといたしました。
昭和53年4月に葉山町役場に就職してから、この3月で通算し満40年となります。人生の約半分をお世話になったことになります。葉山町で生まれ、育ち、そして職員として勤めさせていただいたこの町の発展のために、少しでもお役に立てればと、葉山町長のもと、副町長として私なりに精いっぱい取り組んでまいりましたが、自分がふさわしいのか、毎日自問自答の繰り返しでございました。しかし、こうしてこの日を無事迎えることができ、職責を全うできましたのは、山梨町長や議員の皆様、町民の皆様の御指導、御鞭撻を初め、職員の大きな支えがあってのことでございます。皆様のお力添えのもと、やりがいのある仕事ができましたこと、改めて感謝と御礼を申し上げます。また、お世話になった40年間、町のことを真剣に考え、熱意と情熱を持って取り組んでおられる多くの町民の方に出会い、感謝と尊敬の気持ちを深くいたしました。今後は私が一町民として、地域においてお役に立てることがあれば積極的に取り組み、何らかの形で葉山町を応援できたらと考えております。結びに、議員の皆様、町民の皆様に改めて感謝申し上げますとともに、葉山町議会と葉山町のますますの御発展を心からお祈りし、退任に当たりましての御挨拶とさせていただきます。4年間、まことにありがとうございました。(拍手)
○議長( 伊東圭介君 )山本副町長、大変長きにわたり、大変御苦労さまでございました。ありが
とうございました。これにて山本副町長の退任の挨拶を終わります。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )以上で本定例会の会議に付されました案件の審議は全て終了いたしました。
お諮りいたします。会期は3月19日までありますが、会議規則第6条の規定により本日で閉会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、本定例会は本日で閉会することに決定をいたしました。これで本日の会議を閉じます。平成30年葉山町議会第1回定例会を閉会いたします。 (午後0時06分)
以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。
平成30年3月16日
葉山町議会議長 伊東圭介
署名議員 近藤昇一
署名議員 窪田美樹
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更新日:2018年09月20日