葉山町議会 平成30年3月14日

平成30年 葉山町議会第1回定例会会議録(第5日)

招集年月日

平成30年3月14日(水曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前 10時00分

閉会

午後 4時21分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 石岡実成 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 近藤昇一 出席
第8番 窪田美樹 出席
第9番 畑中由喜子 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 笠原俊一 出席
第12番 土佐洋子 出席
第13番 伊東圭介 出席
第14番 ( 欠員 )

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 山本孝幸
教育長 返町和久
政策財政部長 小山誠
総務部長 太田圭一
福祉部長 仲野美幸
環境部長 伊藤義紀
都市経済部長 永津英彦
教育部長 沼田茂昭
消防長 福本昌己
総務課長 鹿島正

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 氏名
議会事務局長 田丸良一
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 佐々木周子

会議録署名議員の詳細

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第7番 近藤昇一
第8番 窪田美樹

議事日程

第1 一般質問

1 飯 山 直 樹 【一問一答式】
  (1)海辺の諸問題について
  (2)町の景観について
  (3)町内会の運営について
  (4)町の発展について

2 土 佐 洋 子 【一括質問一括答弁式】
  (1)だれもがいつでも学べ、交流し、心身ともに豊かに暮らしているまち
  (2)だれもが生命と財産を守られ、安全で安心して暮らしているまち

3 鈴 木 道 子 【一括質問一括答弁式】
  (1)切れ目ない子育て支援について
  (2)町民の命を守る体制と安全について
  (3)自転車走行の安全策について
  (4)胃がんリスク検診について

4 待 寺 真 司 【一括質問一括答弁式】
  (1)平成30年度町長施政方針について
  (2)2025年町制施行100周年について

5 笠 原 俊 一 【一問一答式】
  (1)第4次葉山町総合計画の実施計画について
  (2)葉山流のおもてなしについて

議事の経過

○議長( 伊東圭介君 )おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――

○議長( 伊東圭介君 )日程第1「一般質問」を行います。
第1番、4番 飯山直樹議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。

○4番( 飯山直樹君 )おはようございます。4番 飯山直樹です。通告に従って一問一答方式で
一般質問を行います。
本定例会は予算にかかわる定例会でありましたので、財務関係のことは総括質問でまとめて質問させていただきました。その際、中期財政計画の数値を自分なりにつくってみて、できるだけ早いうちに出していただきたいという要望はさせていただきましたが、まだ出てきておりませんので、早々に計画全体をまとめていただいたものを出していただければなと思います。今回の一般質問については、より身近な地域の課題について取り上げていきたいと思います。まず1点目は、海辺の諸問題ということで、今までは真夏関係のところに絞ってお話をしていたんですが、冬の砂嵐、飛砂の問題ですね、これがここ数年、非常に特に森戸海岸の周辺のところでは今問題になっておりまして、その点についてお伺いしたいと思います。
2点目は、町の景観のことで、これは従前よりお話ししている無電柱化についてですが、これは国のほうでいよいよ法制化されてくるということで、葉山町もいち早く手を挙げていただきたいということで提言をしていきたいと思います。それと、3点目は町内会の運営ということで、特に私の今住んでいる町内会では、世帯数、参加の世帯数が減少していて町内会の運営が成り立たなくなってきているというようなこともありまして、これも地元のほうから何とかしてほしいという声が上がってきていて、じゃあそれをどうしたらいいのかということをお話をしていきたいと思います。
4点目は、町の発展の関係で、里山プロジェクトをどういうふうに発展させていくのかと。本来
の目的である、新しい人たちを呼び込んで、それを定住させていくだけのインパクトのあるものをどうやってやっていくのかということをお伺いしたいと思います。
1点目、早速その海辺の飛び砂の被害、飛砂と言うんですが、これが真冬になると猛烈な風が海辺は吹くんですけど、それで近隣の海辺のところの道路は砂まみれになって、砂が砂場みたいに積もってしまうというふうになっています。
ちょっとじゃあ発表者になります。映ってますか。1枚目のこの森戸海岸沿いの飛砂被害というスライドを見ていただくと、ちょっとわかりづらいんですが、これは砂がたまっている状態なんです。これ、1月の15日、16日の朝ですね。15日から16日にかけて突風が吹いた後は、大体1日でこんな感じになってくると。この次のスライドも同日の状況なんですが、こういう感じで砂がもっこりと積もってしまうと。これをこの近所の方々が朝みんなで今掃除をしているというか、一輪車で砂をためて、それで海に返しているということをこの近隣の方々がやっています。なぜこうなるかというと、これは御存じのこの森戸海岸への出るところなんですけど、ここが…失礼しました。ここの入り口のところ、ここがですね、ここからこう砂が押し寄せてくるんですけど、神奈川県のほうで今対応してくれてるのは、こういうよしずをつくって真冬になるとこれをやってくれるんですが、ほとんどこの程度じゃもう何の対応にもなってないと。ここが唯一風の通り道になっちゃてるものですから、ビル風現象みたいになっていて、ここで湧き上がって全部ここにたまってくるというのがこの森戸海岸の今の状況でございます。細かい話になっちゃうんですけど、真冬になるとこのいわゆる冬型の気圧配置で西高東低が強まって、ここからこう風が、高気圧から低気圧に抜けていくんですけど、この気圧配置がここ数年、西高東低が強まるという傾向にあるということで、こうなると大体、この1月15日は、予報では3メーターぐらいの風だったんですが、実際は10メーター以上吹いているという感じです。大体風速5メーターぐらい吹いてくるともう相当吹いてきたなという感じで、10メーターぐらいになると、もう浜辺にはほとんど出れないぐらい。ウィンドサーファーぐらいしかいない突風になっているというのは、ウィンドサーファーの町長もよく御存じだと思います。そういう突風になってます。大もとはこの、細かいことで申しわけないんですが、スライドがあるといろいろ出したくなっちゃいます。エルニーニョ現象というのがあるそうで、これがですね、このエルニーニョ、ラニーニャというのがあるんですけど、これが、ラニーニャ現象というのが今続いていて、そうすると日本の気象は西高東低に、真冬は西高東低になるということで、これがもうずっと続いているということのようです。これを、ですので、人工的に何とかするというわけにはいかないので、じゃあこれを、この砂の被害をどうしましょうかというので、まず海岸の管轄については神奈川県ですから、県の横須賀土木事務所の河川砂防課が管轄してまして、本来その神奈川県の庭の砂が隣の家に飛んできているというような状態ですので、当然県が対応するべきことである。何人かの県の議員や私等に、町民の方々から県に話をしてもらいたいというようなことがありまして話を伺ってきました。先ほどのこのよしず、よしずがこうあるわけですけど、砂が突風が吹いてきて吹き荒れてくると、ここにどあっとたまってきてですね、そうするとこれがもあっとまた宙に舞って、ここの下のところが全部がらがらになって、そこからまた砂が飛んでくるというので、早速この下のところに、あいちゃったのでここに板をつけてもらったりの対策を県にしていただきました。ただ、まあ、それをやっても、実際には上に飛んできている砂なので、ほとんどこれでは意味がないなというのは、神奈川県のほうも実際このよしずでどうにかなる問題ではないと、抜本的な解決にはならないんですけどねという話でした。実際そうなってます。
鵠沼から平塚のほうにかけては防砂林があって、あのぐらいの防砂対策がないとさすがに防げないというのが、実際は上に巻き上がって飛んでくるという状況になってますから、そうするとその砂を何とか片づけてもらうというぐらいしか方法がないのかなと。毎朝近隣の住民の人たちが汗だくになって砂を運び出しているということを清掃でやってもらえないかなという、そういう解決策ぐらいしかないかと思います。鎌倉は、御存じのように防砂対策はほとんどやっていなくて、防砂ネットというのはあるんですけど、ほとんど機能してないぐらい砂が飛んでくる状態。そのかわり、由比ヶ浜、材木座のところでは県が砂を片づけてくれると、それをサンドリサイクルという事業としてやってるそうなんですが、これは、目的としては海浜の維持を図ると。だんだん、だんだんと砂浜が小っちゃくなってきていると、温暖化の影響なんかもあって。年間で600立方メートルの砂を神奈川県のほうで片づけて、もう一回浜辺に戻してくれるということをやってくれているそうです。別にサンドリサイクルということをやってもらいたいということではないんですが、こういうことを鎌倉のほうではやってくれているので、できれば砂を片づけてもらうと。突風が吹いた次の日には、県の対応としてそういうことをやってもらえるように、ぜひ町からも要望として県のほうに上げていただきたいと思うんですが、そうした対応をお願いできませんでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )例年、当然森戸橋付近の県道まで砂がたまるとかということもありますので、全ての砂を全部県に戻してくださいというのはちょっと言いづらい部分がありまして、町道にたまってしまったものは私ども道路管理者が、県道まで届いてしまって、県道沿いにたまってしまってオートバイ等が危険だという場合だと横須賀土木事務所のほうに当然砂の処分を、例年、過去からずっと依頼は続けておりますので、今後も続けていきます。

○4番( 飯山直樹君 )町道の、そうするとあの森戸海岸のホテルがあるところ、ここの、この道というのは、これは町の管轄でやるということですか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )そうですね、海岸から県道までの間の海からのアプローチですとか、海沿いの道路、今の写真のとおりですね、海に直角にぶつかる通りも、横切っている通も町道ですので、そこに大きくたまった場合、危険が伴うということであれば、当然処分、清掃するのは私どもの管轄だというふうに認識してます。

○4番( 飯山直樹君 )そうですか。この辺の住民の方々も何度か御相談には伺っているとは思うんですが、まだ一度も砂を片づけていただいたというのは、何度かはあるのかもしれないですけど、私の記憶の中ではないので。そうすると、じゃあ今後は堂々と町のほうにお願いをしていいということでよろしいですか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )もうちょっと、この写真で言う右手の日動画廊さんの場所ですとか、あそこは当然、何ていうんですかね、例年的に処分には伺っておりますので。ただ、当然風で自然現象で、毎日のことが起きてしまったりとか、とっても次の日にまたということもありますので、何でもかんでも全てをお任せというのも、それは簡単ではないので、当然住民の皆さんの御協力も得ながら、何ていうんですかね、秋口の枯葉のことですとかそういったものと同じで、当然自然現象ですので、それぞれの共同作業として、お宅の目の前だけでも多少集めたから、そこは海までは戻せないからとりに来てくださいとかですね、そういった部分で、できる限りの処分については対応していきたいと思ってます。

○4番( 飯山直樹君 )わかりました。それでは、そういうふうに持ち帰って、町民の近隣の方々
とどういう対応をしていくのかということを考えたいと思います。続いて、無電柱化のほうに移りたいと思います。このスライドは、1月14日の読売新聞の朝刊なんですが、狭い歩道の無電柱化で工事費を助成すると、法改正をすると。今回のポイントはバリアフリーなんですけど、東京五輪に向けて、こういう歩道に突き出ちゃっている、あるいは車椅子が通れないとか、ここを、今までの幾つかポイントがあるんですが、主体としてやっていくところがあるんですが、それに追加して今度はバリアフリーも考えてやっていくと。法制化して強制力を持って行政にやってもらうという動きがいよいよ出てきました。当然そのポイントを絞って、葉山町としてもこれは何度も何度も長年言っていることですから、乗らない手はないかと思います。いき
なり葉山町全てをやるというのは、それは業者側も無理でしょうから、段階的にターゲット絞っ
て進めていくべきであるということは申し上げてきました。今、その無電柱化というのは国土交通省が推進していて、平成21年度からは、主要な非幹線道路、観光振興、地域活性化に資する箇所というのが推進対象となってきて、次期計画は32年度のオリンピック・パラリンピックの関連する地域。関連する地域を対象にするということが決まっています、ほぼ。ここに来て、新たに狭い歩道があるようなところ、それをバリアフリーというキーワードが出てきていると。したがって、非幹線道路、観光振興、地域活性化、オリンピックに関連しているところ、狭い歩道と、そういうものに該当している箇所、ここがまずは第一義的にターゲットとなる。葉山町でそういうところがあれば最初に申請をしていくという動きになろうかと思います。これはやっぱりその観光振興、地域活性化、当然葉山町はオリンピックのホストタウンにも手を挙げているわけですから、こういうキーワード全てに当てはまってくる。森戸海岸の元町商店街周辺、御用邸の周辺というところは、もう相当はっきりしてきたのかなと思います。再三なかなか手をつけない理由がそのお金の問題、コストの負担なんですが、それについても今回は、今までは、無電柱化の費用というのは、国と自治体と電気事業者が3分の1ずつ負担するというふうになっていたんですが、これをこの法案では、事業者が単独で無電柱化に取り組む場合は、事業費の約半分を補助すると。つまり50%、約50%を事業者が単独で行えば補助するということです。したがって、特定された場所に関しては、自治体の負担はゼロだというふうにこの内容を見る限りは読み取れます。したがって、今までお金がかかってできないんだということの問題はこれで解決されるということになろうかと思います。一方で、事業者側とすると、今までのやり方の負担だったら3分の1、33%の負担だったんですが、新しいやり方だと約50%に増加するということで、本当にやってくれるのかなというのは若干疑問が残るんですが、一方で、自治体が電気事業者に対して電柱の撤去を要請することができるというふうになります。ある程度の権限を持つということが予測されます。したがって、国土交通省のほうで、例えば葉山町からここは該当するんだから認定してくださいということで特定された地域に関しては、事業者側はある意味やらざるを得ない状況になってくるという、かなりの強制力をこれから持って法制化が進んでくるという内容であります。2018年から、ことしから数年間は年間500から550キロ延長のペース、その後は倍々のペースで進めていくということです。今まで、2004年から2008年は大体年平均440キロだったそうです。ところが、2009年以降は年260キロに急減したということなんですが、それがここに来て年間で500から550キロ、その後は倍々ペース、つまり年1,000キロ、2,000キロ、3,000キロというふうにふえて、一気に国のほうが無電柱化に対してかなりの強制力を持って臨むという動きになるということです。今後、その幅員等のですね、どのぐらいの幅があるところだったらクリアできるのか、どういうところがだめなのかというところに対しては発表されるということですから、3月末ぐらいまでには何かが出てくるんだなということをこれからやっていきたいと思いますが、ターゲットに該当すれば自治体の負担はないということなので、これは動向を注意していち早く手を挙げてもらいたいと思うんですが、町の対応としては、こういうことを今理解して進めている状況かどうかを確認します。

○町長( 山梨崇仁君 )今、飯山議員がおっしゃいました、今後のその幅員の問題やですね、交通量、利用者の頻度については、年内の恐らく発表だと思いますので、年度内ではなく、ことしいっぱいかけて国のほうで定められるのかなというふうに思っております。こういった内容につきましては、昨年の2017年の9月にもですね、国土交通省のほうで無電柱化に関する審議会が開催されておりまして、一定の方向を示しているものを、むしろ県のほうからですね、葉山町が無電柱化にうるさいもので、直接資料をいただいて読み込んでいるところにあります。中には地域の合意が得られることという重要な項目があるんですが、そこは十分葉山町は超えられるなと思っているんですけども、それ以外にも、やはり国・県道を中心とした、その災害時の主要道路となることなどですね、若干ハードルが高いところもありますけども、お願いのほうは引き続きしていきながら、まさにこういったバリアフリーとして葉山町のきれいにしてほしい場所が私も思いつきますので、引き続きお願いをしつつですね、それに乗じて町道の整備も必要であれば辞さないという構えで臨んでいきたいというふうには思っております。ただ、御存じのとおり、電柱はこの1本だけを抜くというのは、道路上はなかなか難しくてですね、ある程度の距離の中で、変圧器を何個設置してここ一帯を全て撤去するという方向にならないと話がまとまらないものですから、どうしても町道だけではなくてですね、国道や県道の、つまり県の協力と国の協力がどうしてもベースになります。なかなか進まなくて本当にはがゆい思いをしているんですけども、引き続き力を入れて頑張っていきたいというふうに思っております。

○4番( 飯山直樹君 )今、いろいろ動いていただいているということで、状況等を把握しながら積極的にアプローチをしていっているということをお伺いしたので、ぜひその勢いで続けていただきたいと思います。今お話に出た、1本だけ抜くというわけにはいかないと。実際問題全くそのとおりで、じゃあ町の今、いわゆるメーンの道はどうなっているかというと、ここは元町の交差点のところ、ここは拡張していて、その拡張に合わせて当然電柱はもう既に下がってきていると。ここだけを見る限りは、もうバリアフリーというのは進んでしまっている。これは、134号線なんかは特にそういうふうに
なっているのかなと。そう考えると、じゃあこういうセットバックしたようなところというのは、
もうやりようがなくなってしまうと思うんですが、一方で、1本だけというわけにはいかないとい
うことを考えると、逆にその先のところを見ると、一気に幅員が狭くなっていて、ここ、もうほと
んど出っ張っちゃってる状況なんですね。ですので、その1本だけじゃできないよということは、逆に言うと、逆手にとって、この辺、周辺全部やって、ここが出てるんだからというお話は、この主要な、既にセットバックがされている主要な場所に関しても十分話を進めていけるのではないかと私は思いますので、ぜひですね、この機により積極的に進めていただければと思います。恐らく江の島までの道の中で、唯一と言えるぐらい残っているのが多分葉山町の電柱じゃないかなというぐらい逗子から先のほうは進んできてますので、観光振興という意味でもオリンピックという意味でも確実に該当してくる箇所ですから、ぜひお願いしたいと思います。
続いて、3点目の町内会の運営についてです。町内会については、高齢者のケアとか防災等々、自治会への依存が高まる傾向にどんどん、どんどんとなってきている。高齢化社会では、自助・公助・共助と言われて、特に共助の部分で自治会の依存が高まっていくというのは、もう既にそうなっています。町の取り組みとしては、協働のまちづくり指針「みんなでつくる葉山」というのが昨年4月に出されています。また、行政側は、町内会やNPO団体等による共助の取り組みを支援するための組織として政策課に協働推進係というのを設置したそうです。
このスライドは、2年前の「広報はやま」で特集された町内会についての特集です。ここに、町内会については、共助を担う大切なパートナーであると、協働の主役は町内会の皆さんですと書いてある。裏返すと、町側の要求はだんだんと町内会のほうに強くなってきているというふうに言えるのかなと思います。具体的に何を依存しているのかというと、ちょっと見づらいんですが、この最後のほうに書かれてますが、防災、児童・高齢者の見守り、そしてごみ収集所の管理の活動、こうした活動を維持するために、町内会、つまり町内会の運営を維持するために、例えば、お祭りでみこしや正月にどんど焼きがあったり、そういうのでコミュニティーのつながりを盛り上げて、それで防災や児童・高齢者の見守り、ごみ収集所の管理ということをやってもらうというあり方、構造になっていると思います。町内会の現場としては、だんだん、だんだんとその自助・公助・共助の役割分担がどんどん進んで、行政のほうからは次々と新たな業務の委託が来る状況なのかなと思います。まずお聞きしたいんですが、協働推進係というのは、町内会活動のバックアップをする係であるというふうに私は理解してますが、そもそも一部町内会では、なり手不足で活動が維持できない状況にあるということに対して、現在どのような対応を考えているのか、お伺いします。

○政策財政部長( 小山誠君 )今、お尋ねは2点あったと思いますが、協働推進係というのは、この機構改革に伴って政策課の中に係を設けて対応を図らさせていただいているところです。重立った部分で言いますと、今お話にもありましたように、町内会・自治会の連合会の事務局というところでの担い手ということで、協働推進係のほうで町内会活動のですね、サポートをさせていただいているところでございます。その中に、28年度だったんですが、町内会連合会の中にですね、部会を設けまして、福祉部会ですとか環境部会、また防犯・防災の部会、それと、今、議員も御指摘があったように、町内会の活性化を図っていくというようなことで組織推進部会という部分を立ち上げてですね、その部会ごとに28ある町内会を4つの部会に所属していただいて、各部会7名ずつで構成をして、各議論を進めていっていただいていると。その中に、今言われた部分で申し上げると、町内会への加入率、それが低下しているというのが1つの課題であるとか、役員不足だとか、そういった部分でのですね、課題が見えてきまして、そのためにはじゃあどういうふうな取り組みをしたらいいのかということで、町内会連合会のほうでもですね、いろいろ議論を交わす中で、加入促進に当たっては、今、役場の窓口、町民健康課、そちらのほうで転入者に対しては加入促進をするチラシを配布している。また、町内会のほうからはですね、地元不動産事業者のほうにもですね、チラシを配布していただく、入居者に対してはそのような形の取り組みを協力していただいているといったような、具体な部分で言うとそういった取り組みをさせていただく中で、町内会に加入をしていただくとともにですね、今後、当然少子高齢化の時代を迎えておりまして、役員不足というところで、担い手不足というような部分が町内会のみならずいろいろな場面で出てきているというふうなところで、連合会と一緒になってですね、協働推進係のほうも今課題に対してですね、解決できるような取り組みを少しずつ今進めているところでございます。
 

○4番( 飯山直樹君 )わかりました。まさに今おっしゃっていた、そのなり手不足なんですが、これは「都市部のコミュニティーの現状と課題」という資料なんですが、一言で言うと、都市化で余り地元の活動に対する関心がなくなってきている。自治会・町内会加入率の低下、近所づき合いの希薄化、活動の担い手不足と、これが特に商店街の周辺とかはそういう傾向にどうしてもなってしまうと。これはもういたし方ないことなのかなと。この間ちょっと町内会の、どうしようかみたいなお話がありまして、話を聞いたら、皆さん、海が好きなだけなんだというようなことを言っておりまして、余り構わないでほしいなと。全く、ああ、確かにそうだなと。そもそもそう思ってみんな移り住んできているわけで、それを無理やり変えていくというのはなかなか難しいのかなという、じゃあどうしようかなというところに何となく話は行きついてたんですが。結局この地域関係の希薄化というのは都市化に起因しているわけで、人口減少と高齢化での担い手不足、都市化による地域コミュニティーの希薄化で、結果として運営が危機的な状況はどんどん、どんどん加速していくということになります。これは、町内会加入率の割合なんですが、まだ2年前で75.4%あると。これは全体としてこうなっているので、恐らく都市化が進行している地域というのはより低いのだろうというのが実態です。これは、NHKの「クローズアップ現代」というので、これは2年前ですけど、町内会が消えてしまうと。もう都市部ではもうほとんどこうなっているんですね。20年前には7割近くあった加入率が今や20%になっている。東京はこんなもんだというそうです。都市化が進行する地域ではこうなっても不思議はないなと。それに対して、じゃあ都市部では今何をやっているかというと、これは武蔵小杉の例なんですが、町内会の法人化をしている。NPO法人をつくってですね、現状の役割をもう法人でやってもらうという取り組みが既に抜本的な改革として始まっています。武蔵小杉というのは、もう全国トップクラスの人口増加で、急激に都市化が進んでいるところでというのは御存じだと思いますが、ここでは、その町内会を法人化して運営していくと。お金については、企業からの補助金で運営しているということです。こういう方法も一つの手なのかなというふうに思います。ただ、葉山町の場合、じゃあ企業が補助金を出してくれるようなものがあるかというと、なかなかそうはいかないと思うので、いきなりこういう方法はできないと思います。
この次のスライドは、これは町内会の合併の例です。これは、東北の仙台市で行われた町内会の合併ということが、地方では既にもう解決策として、加入率をふやすというよりも全体としての加入数で解決するという方法がとられています。
先ほどもちょっとお話がありましたけど、町内会の運営の維持にとっての一番の問題というのはこの世帯数の問題、参加の世帯数の問題だろうというのは、これは町内会長も言っていました。うちは百四十何世帯ぐらいしかないんだと、これじゃ無理だというようなことを、じゃあそれを解決する方法、一つは先ほどおっしゃったように入ってもらうということもあろうかと思いますが、じゃあ一体どの程度の加入世帯数があればまずは運営が維持できるのかということは、何か数字として検討したことはございますか。

○政策財政部長( 小山誠君 )今お尋ねの部分なんですが、具体にはですね、町のほうでどうのこうのということはないんですが、先ほどもちょっと答弁させていただいたように、その連合会のほうのですね、会合があった際に、私ども町の部長のほうも出向いてですね、それぞれの課題について取り組みをした報告を受けたときにですね、一つこの町内会の活性化という部分、加入率の促進、そういった部分とあわせてですね、今、議員からもお話があったように、町内会単位の見直しというようなお話も出たように記憶してございます。やはり役員のなり手不足というところで、後者を育成していくということがなかなか難しいんだということ。また、私がちょうど役場に奉職した時代、三十数年前になるんですが、そのころは、町内会組織の中にですね、子ども会が傘下としてあったりですとか、いろいろソフトボールチームであったり、ドッジボールチームですとか、かなり町内会単位でのですね、活動というのが活発な時代だったように記憶しておりまして、そんな話をですね、会長さんたちとお話しする機会にさせていただいた際に、なかなかそういった活動もですね、小規模になってしまうとできないんだという現状も把握されておられました。そういったことから、そういった運営をしていくに当たっては、町内会をまたいだ形での何か事業立てができるのかできないのか、そういったことも必要なのではないかというような意見をですね、ちょっとお話しさせていただいたりということはさせていただく中で、今後のですね、活性化を図る上での一つの手法として検討をされたらいかがかなというようなお話はした経緯がございます。

○4番( 飯山直樹君 )そうした話の中で、当然のごとく合併のような形も出てくるということなのかなと思います。その自助・公助・共助、特に高齢化への対応については、自治体、自治会に、町内会に、民生委員なりに任せていくと、実際のその作業もやってもらうと、防災に関してもそうだと思いますが。これは、もうある意味、地域包括ケアシステムの中でも国がうたっているように、もう自分たちでやりなさいという形が組まれていて、町としても役場で全部やるというわけにはもういかない状況ですから、そうすると本当にできるのかどうかということを解決をしていかないと成り立たない、実際に。これは、もう皆さん実際直面されている問題で、解決しなければいけないという御認識だと思いますが、こういう他市の事例なんかもありますんでですね、全部が全部困ってるというふうには聞いてませんが、特にその都市化が進んでいるところは、その子ども会とかそういうのもないんだという状況にもうなりましたので、抜本的な解決に向けて取り組んでいただければと思います。続いて、最後、町の発展についてのテーマで里山のプロジェクトなんですよ。この町の発展というテーマに関しては前向きなテーマですので、取り組む側としては非常にわくわくすることだし、いいことだと思います。町の発展は、まずイコール人口増加であると思います。人がふえればさらにお店ができたり、それにまつわるサービスが提供されたりと、どんどん利便性が増加して、結果として人口がふえていくという好循環が生まれてくると思います。この発展について取り組まなければ、もうあとは後ろ向きのことしか残ってないので、絶対にやっていくべきことだと思います。葉山では、その一つの解決策として、この里山プロジェクトというのが行われ始めて、だんだんと、ジオラマなんかも見せていただいて、ようやく具体的に形が見えてきたなと。この里山創造、魅力創造事業の資料を見まして、何か似てるなと思ったら、この鎌倉中央公園に非常によく似ているんじゃないかなというふうに思いました。鎌倉中央公園は、よく犬の散歩に行ってたんですが、非常によくできた地域の公園で、こうした公園があるといいなと思うんですが、本当にこれで抜本的な人口増の増加に結びつく施設になるのかなというのは、若干の、大いに疑問が残るところではあります。この鎌倉中央公園も活動報告を見ると、毎年本当におびただしい数のイベントが行われていて、その運営にはもう本当に驚かされる限りなんですが。こうした公園あればいいなとは思いますけど、町として利便性が高まってないとなかなか人は来ないんじゃないかなと思います。例えば、藤沢市は人口増加が続いていて、その牽引役は御存じの辻堂駅の開発。この10年で13%ほど増加したということだそうです。武蔵小杉に至っては、年間で5%から7%も増加している状態。したがって、やっぱり利便性が重要なのかなと思います。
この鎌倉中央公園というのの、これは写真なんですけど、こういう、行ったことがあると思いますけど、中に鎌倉の市民の方がつくる棚田があったり、こういう、こう散策路があったり、非常に大きな公園なんですけど、ここに料理教室とかいろんなことをやる施設もあったり。行くと整備されていて、非常にいろんなことが、中に入っていくとこうぐるっと山を囲んでできている公園ですね。こういう感じのイメージなのかなと思いますが、果たしてこれが発展するとしてどのぐらい人が呼び込めるのかなということなんですが、この里山プロジェクトが発展したとしてですね、どのくらいの人を呼び込むと、年間でどのぐらいの来場者があってと、そういう目標値みたいなのは具体的にあるんでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )今回ですね、地方創生の交付金を活用して、里山プロジェクトと今、仮称で呼ばせていただきますけども、行っている目標の一つには、まずは町民の方にですね、山に入っていっていただきたいという気持ちが大きくあります。飯山議員は、直接的に町内外を含めてだと思いますけども、来訪者を招いて葉山に定住となりますと、やはり町外の方に目を向けるべきという今御意見と承ったんですが、私はもう少し遠回りをする想定をしておりまして、葉山は、どうしても観光の海がありますけども、そこにあわせて観光の山という視点を、町民に方々がそこに行ける構図をつくることが大事なことだと思っております。葉山の口コミの町ですので、写真を撮って見栄えがいいものを町外に発信するというのは、一部の地域に限定をして、実はその山の中で町民の方々楽しんでいって、例えばキャンプができる、例えば子供たちがボールを蹴って遊べる空間がある、木登り、山遊びができる、そういった場所があることが、町民の皆さんの中で楽しみながら、それこそ口コミで広まっていくことが葉山の定住化につながるんじゃないかというふうには今考えているところです。

○4番( 飯山直樹君 )そうすると、やっぱり呼び込むというより、という形になってくると、ど
れだけの将来的な人口減に対する維持の効果があるのかというのは、なかなか難しいのかなという気もしますが、私は利便性を向上してですね、より外からの人がやってくるという大きな枠組みでですね、それに合わせて、その里山は里山でいいんですけど、それは、そこが拠点になって周りがどうつながっていくのかとかですね、全体としてプランをつくっていくということが必要なのかなと思います。それに対して、いいのか悪いのかは別にして、鉄道を通すとかですね、大きな枠組みで物事を捉えていかないと、なかなか、鎌倉にもこういう公園はありますし、どこでもやはりあると思うんで、難しいのではないかなと思います。いろいろ試行錯誤でやっていただいている御様子はわかりました。時間ですので、以上で一般質問を終了いたします。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )これにて4番 飯山直樹議員の一般質問を終わります。
第2番、12番 土佐洋子議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。土佐洋子議員、質問者席にお着き願います。

○12番( 土佐洋子君 )12番 土佐洋子でございます。議長のお許しをいただきましたので、一
括質問一括答弁式にて一般質問をさせていただきます。
1.誰もがいつでも学べ、交流し、心身ともに豊かに暮らしているまち。生涯スポーツ活動の推進について伺います。第四次葉山町総合計画の中で、基本施策が目指す姿として、町民一人ひとりがそれぞれの年代やライフスタイルに応じて学習活動を楽しみ、個人の生活や仕事だけでなくまちづくりにも生かされていますとあります。将来像として、いつでも学べる場と機会があり、感性を豊かにする環境が整っていてほしいと思いますが、スポーツ施設が町内で整っておりません。例えば、チャレンジデーを御存じだと思いますが、コーディネーターを務めております笹川スポーツ財団のホームページを見ますと、「スポーツで元気なまちづくり」ということで、チャレンジデ-は、年齢・性別を問わず、日常的なスポーツの習慣化や住民の健康増進、地域の活性化に向けたきっかけづくりを目的とした住民総参加型のスポーツイベントでございます。毎年5月に開催され、人口規模がほぼ同じ自治体間で、午前0時から午後9時までの間に15分以上継続して運動やスポーツを行った住民の数を競うものです。敗れた場合は、対戦相手の自治体の旗を庁舎のメーンポールに1週間掲揚し、相手の健闘を讃えます。お隣の逗子市がチャレンジデーを始めるとき、3年前ぐらいだったと思いますが、財団のスタッフが葉山町でもぜひ実施したいということで、町内の施設を見に来てくださったことがございました。しかし、町に来ても、プールもない、学校施設以外の体育館もないということに驚かれて帰られてしまいました。
プールで泳ごうなどと考えると町外に行かなければなりませんが、先日、逗子市議会で、逗子市都市公園条例の一部改正案が賛成多数で可決されました。これは逗子市の財政状況を鑑み、料金の適正化を図るために改正されたわけですが、市外の大人の利用料金の値上げということです。きのうの一般会計予算の討論の中でも述べましたが、健康施設利用助成券を葉山町民が利用していると、当該施設の市民からクレームがあるとのことです。市民の方からすれば、どうして葉山町民は利用券を使えて無料で施設が利用できるのということじゃないでしょうか。私たちは料金を払っているのにというふうに思われてしまっても無理はないと思います。やはり誰もがスポーツしやすい環境づくりが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
次に、町有地などの利活用について伺います。旧役場跡地や長者ヶ崎、防災広場など、町の一等地に町有地がございます。こういう公共施設の整備など大規模な財政支出が予定されておりますが、PFIなどで町有地を利活用できないでしょうか。教育民生常任委員会が京都市にPFI手法による教育環境整備について視察に行かれた報告が議会だより等に載っておりますので、ごらんになっていると思います。中学校、地域に必要性の高い乳幼児保育所、老人福祉施設、地域包括支援センター、商業施設、災害応急用物資備蓄倉庫等を併設した複合施設となっております。町では、この手法での整備は検討されているのでしょうか。
次に、2.誰もが生命と財産を守られ、安全で安心して暮らしているまち。災害に強いまちづくり
の推進などについて伺います。3月11日で東日本大震災より7年となりました。犠牲となった皆様の御冥福を改めてお祈りするとともに、御遺族の皆様、そして被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。
当日は、教育総合センターで開かれた葉山町防災講演会、「災害時の行動と連携、災害を生き抜く人間行動」を拝聴いたしました。講師は、昨年に引き続き防衛大学校、加藤健先生で、会場は120人の定員でほぼ満席で、町民の皆様の意識の高さを感じました。また、「広報はやま」3月号の「防災を「忘災」にしないで」、この忘災は、忘れるに災いの忘災でございますけれども、この特集もよかったと思います。自助と共助の大切さを町民の皆様に理解していただけたらと思います。災害に強いまちづくりについて伺います。また、この「広報はやま」には、Web119からNET119への移行についても紹介されております。NET119とは、聴覚や発声に障害があり音声による119番通報が困難な方々を対象に、スマートフォンなどから簡単な操作だけで119番通報ができるサービスのことです。今まで横須賀市、三浦市、葉山町で運用をされていたWeb119からNET119へと3月末に移行されます。消防庁では、NET119の利便性を高め全国導入を促進する観点から、平成29年3月に共通仕様を取りまとめたとのことです。その中身や対象者についてなども伺います。
これで1回目の質問といたします。御答弁、よろしくお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )答弁を行います。

○町長( 山梨崇仁君 )土佐洋子議員の御質問の所管する箇所につきましてお答えさせていただきます。1項目目の2点目、1項目目、誰もがいつでも学べ、交流し、心身ともに豊かに暮らしているまちの2点目、町有地などの利活用についてのお尋ねですが、普通財産としての町有地につきましては、年間契約で駐車場用地として貸し付けている土地や、多くの皆様がスポーツ活動等に利用できるよう、簡易な維持管理を含めた内容で葉山町体育協会へ貸し付けている土地がございます。また、旧役場跡地のように、投票所や駐車場、イベント、工事資材置き場等として貸し出しをし、利活用を図っているところでございます。
続きまして、2項目目、誰もが生命と財産を守られ、安全で安心して暮らしているまち。災害に強いまちづくりの推進などのお尋ねですが、第四次総合計画に基づき、消防・救急体制の確立のほか、災害に強いまちづくりの推進や、防犯、交通安全対策の具体的な取り組みを推進しているところです。防災の分野については、大規模災害発生時にも迅速に対応できる体制づくりを目指し、自助・共助・公助による適切な役割分担により、地域防災力を高めることを基本方針として実効性をもって取り組むなど、防災体制の充実に向け事業を着実に実施しているところであります。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。

○教育長( 反町和久君 )土佐洋子議員の御質問にお答えいたします。1項目目、だれもがいつでも学べ、交流し、心身ともに豊かな暮らしをしているまちの1点目、生涯スポーツ活動の推進についてのお尋ねでございますが、生涯スポーツにおいては、葉山町体育協会を初め関係団体と連携を図りながら、南郷上ノ山公園や学校体育施設などを活用し、活動しやすい環境づくりなど、普及推進に取り組んでいるところでございます。
また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会セーリング競技の江の島開催を契機に、ヨット乗船体験を実施するとともに、スポーツ気運の高まりを受け、子供から高齢者までさまざまな世代を対象に、ウィンドサーフィンや陸上競技、グラウンドゴルフなどのスポーツ体験講座を実施しております。今後も引き続き関係団体と連携を図りながら情報提供や環境整備に努め、生涯スポーツ活動の推進に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

○議長( 伊東圭介君 )再質問を行います。

○12番( 土佐洋子君 )御答弁、ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていた
だきます。まずは生涯スポーツ活動の推進でございますが、やはり活動しやすい環境づくりだったり、もちろん情報提供や環境整備といったものが必要でございますけれども、実際のところ、現在、それが整っているとは言えません。思えないんです。このような状態で果たして生涯スポーツ活動を推進していくことができるのでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )ただいまの第一答弁にもありましたようにですね、町内の現在のスポーツ施設は、南郷公園と学校の体育施設を活用しているところでございます。(音響設備トラブルのため、聴取不能)すみませんでした。もちろん御指摘のとおり、町民からの要望があるということは承知はしておりますけれども、施設の場所の問題やさまざま課題が多くて、なかなか先に進んでないという状況です。現在だとスポーツ施設と捉えまして、学校施設として開放している一色小学校…。

○議長( 伊東圭介君 )ちょっと答弁、待ってください。暫時休憩をいたします。
(午前11時12分)

○議長( 伊東圭介君 )休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時15分)
議会中継をごらんになっていた方々には失礼をいたしました。放送機器のですね、ふぐあいがございました。これより本会議、再開をいたします。
それでは、答弁から続きます。

○教育部長( 沼田茂昭君 )それでは、改めまして。スポーツ施設、不足しているという認識については我々も持っているところでございます。現在、町内のスポーツ施設は、南郷公園と学校体育施設を利用しているところでございます。また、スポーツ施設の町民からの要望についても承知しているところではございますけれども、なかなか場所の問題とかで進展してないところでございます。現在スポーツ施設以外では、一色小学校の新館や上山口小学校の旧校舎において、卓球やダンスなどの団体が活動しているというところでございます。

○12番( 土佐洋子君 )体育協会に加盟されているそれぞれの団体やスポーツ団体などもいろいろそれぞれ頑張っていると思うんですけども、学校教育施設だけではなかなかそのキャパも限られているし難しいのかなって思っております。2020のことに関連して伺いたいと思いますけれども、このセーリング大会に向けて町民の盛り上がりや競技の理解を図るためにヨット乗船体験などが行われております。今年度行われたときは、ちょっとあいにくお天気が雨で残念でしたけれども、30年度、多くの町民の皆様に葉山ヨットフェスを楽しんでもらいたいと思います。それとは別に、ヨット乗船体験協力団体助成というのが今年度から始まったと思うんですけども、まだ今年度途中でございますけども、実績はどのぐらい、何件ぐらいあったかわかりますか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )ヨット乗船体験の助成金、1団体3万円を上限にして29年度から始めたものでございまして、現在実績としては1団体、葉山マリーナヨットクラブさんに対して、実施日が29年5月28日と、この1件のみでございます。

○12番( 土佐洋子君 )10件を予定されていると思うんですけれども、それで1件だけというのは随分寂しいと思います。そのヨット体験というのは、セーリングクルーザーに限るのか、またはディンギーとかでも構わないんですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )これはクルーザーでも、またディンギー、それでも構ってます。

○12番( 土佐洋子君 )せっかく春と秋には、大学のヨット部などもたくさん葉山町内、合宿を組みますので、そういう合宿をされる学生たちにもお知らせしたら喜んで協力してくれるのではないかなと思うんです。そして、クルーザーなどを置いているのは葉山新港だったり葉山マリーナだと思うんですけど、そういうところにポスターを張っていただいて御協力していただくということ、クルーザーでしたら多くの町民の方を乗せていただけると思うんですけども、そのようなアピールはいかがでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )28年度では、慶應義塾大学さんや横浜国大さんなどがこういったイベントをやっておりまして、今年度は現在実績が1件ということなので、御指摘のとおりですね、こういった企画をした場合に町から助成があるとか、そういったことが多分周知されてない可能性もあります。一応広報や町ホームページなどではやっておりますけれども、さらにですね、葉山マリーナや葉山港に協力を仰ぎまして広報活動を進めていきたいというのとあわせて、また関東学生ヨット連盟ですか、そちらにも広報活動を行っていきたいと、そのように考えています。

○12番( 土佐洋子君 )山梨町長が2020年までに町民全員にヨット、セーリングに親しんで一度は乗った経験を持ってほしいということをおっしゃっておりましたので、ぜひそのアピールをよろしくお願いしたいと思います。
先日、湘南ビーチFMのパーソナリティーの方のSNSを見たんですけども、週末、3月10日に、葉山町、海と陸の魅力を実感してもらいたいということで、海外へ向けてPRがあったそうです。これには、参加されたのは駐日の各国大使館員・家族を対象とされたツアーで、コースは、葉山マリーナでまずヨガを体験して、ラ・マーレに行ってランチ、葉山マリーナに戻ってクルーズ体験、県立近代美術館で堀文子展、そして屋外彫刻を鑑賞して湘南国際村で書道体験、それからHAYAMA STATIONへ行って、そのパーソナリティーの方は、通訳兼ツアーコンダクターのようなことをされたようですけれども、その大使館員と家族の皆様、本当に葉山を気に入られたようで、また夏にも来てみたい。それで、そのとき葉山語学ボランティアの皆さんのサポートもよかったそうです。一番最後には、葉山町商工会から夏みかんサイダーのお土産があって、皆さん喜んでいらっしゃったということでした。
また、その語学ボランティアの方々だったり、葉山町国際交流協会の事業では、オリンピックボランティア体験記ということを主題に、オリンピックのボランティアをされた女性が、オリンピックのボランティア、実は、オリンピックの運営は莫大な数のボランティアにより支えられておりまして、例えばロンドン大会では、その数7万人にも上るということでした。その彼女がオリンピックボランティアの魅力や、どういうふうにして応募するのかとか、選考プロセス、具体的な仕事の内容などについて、シドニーとアテネの2大会にボランティアとして参加した経験を持っていることを本にもされているんですけども、オリンピックボランティアになるための本の著者でございます。こういうことを御紹介されたりもしておるそうです。また、その国際交流協会では、英会話教室以外にも韓国語教室だったり、オーストラリア文化紹介講座、ボランティア対象の通訳養成講座をされているということで、このオリンピックまでこの講座を続けられるということを、葉山町民として町に来られる海外からのお客様をおもてなしすることにすごく大切なことだなと思っております。町をアピールするということで、葉山町とパナソニックが2017年から町の魅力発信を目的とする写真を通じた事業展開をしていくということで連携をされていますよね。このLUMIX CLUB PicMateというのが葉山歩きなどで、昨年だったと思うんですけども、しおさい公園を使って、まずそのルミックスを貸し出しをされて写真の撮り方などのレクチャーがございました。コーヒーのバリスタの方もいらっしゃって、参加者には、町内をいろいろな場所、歩いてもらって、すてきな写真を撮ってもらおうというイベントでございました。そのときの写真とは限らないんですけども、すてきな写真が今、東京でその入賞作品が展示されているということです。私が見てよかったなと思ったのは、やっぱり富士山をバックにしたヨットの写真だったりするんですけども、そういうニュースなどは、町のホームページには載っているんでしょうか。

○政策財政部長( 小山誠君 )すいません、実際ですね、東京のそのパナソニックのですね、会場をお借りして写真展をやっているということは私も存じ上げているところなんですが、ちょっとホームページにアップしている云々というのは、ちょっと確認とれてませんので、ちょっと確認をさせていただいて対応させていただければと思います。

○12番( 土佐洋子君 )私もホームページ、ルミックスのほうから検索いたしまして写真見つけ
たんですけれども、どこかに行ってしまって、実際でしたらここで皆様にごらんになっていただければよかったかなと思うんですけども、一度だけ見ただけで、その後、検索し切れてなかったので、ぜひね、そういうことが3月中にあると思うので、多くの皆様に知ってもらいたいと思うんです。一般的には、まだこの、最近は暖かくなってきましたけれども、海のシーズンには早いかもしれません。ですけども、東京に通勤されたりとか通学されている方で、ちょっとお時間ができた方が、ちょっとその葉山の写真があるんだったらその写真を見に行ってみようと思っていただけるかもしれませんし、暖かくなったら海に出てみたいなというふうにイメージを持ってもらうことも必要かと思いますので、ぜひ、もしもホームページに載ってないようでしたら、お知らせのページなどで載せていただけるとよいかなと思います。セーリングではございませんけれども、サーフィンは東京五輪で正式種目となりますし、スタンドアップパドルボードは新しいスポーツとして一番オリンピックや国体に近いと言われておりますので、多くの町民の皆様に海に親しんでいただきたいと思いますので、ウィンドサーフィンでしたらいつでもお手伝いしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
次に、町有地の利活用についてですけれども、もちろん町外から町に来ていただくのに車が便利ですし、駐車場は必要ですけれども、町有地が本当によい場所にございます。駐車場だけに使っているというのはもったいないことですよね。最初の質問の中でPFIのお話をさせていただいたんですけれども、そのような検討などはいかがなのでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )PFIで、何かですね、目的の共通する建物が定まれば十分活用する手法としては視野に入ってくるものだというふうには思います。ただ、現状では、やはり人口減少社会を前にして、葉山の公共施設をまず長寿命化を図ること、人口動態を見ながらですね、公共施設のあり方についても考えなければいけませんので、今、施設計画、実施計画も定めておりますけれども、いずれもにしましても、長寿命化もしくは統廃合という言葉がどうしても念頭にあります。施設の維持に関しても財政的にもかなりきついものがありますので、何か新しいものとなりますと、やはり現状ある建物の統廃合による新規の建てかえという形になると思いますから、またそのときにですね、PFIという方式をとるのか、今さまざまな民間活用の方法がありますので、そういった手法については、丁寧に議論を重ねた上でとっていきたいというふうには思っております。

○12番( 土佐洋子君 )もちろん統廃合なども考えていかなくてはならないと思いますが、町有地もずっと駐車場だけではもったいないと思いますので、何か考えていただきたいと思います。先ほどの答弁の中で、体育協会へ貸し付けている土地というお話がございましたが、これは、ゲートボール場のことと思いますが、私、そこの、実際に足を運んだことがなくて申しわけないのですが、トイレもないようなところですよね。何かそのゲートボールをされている方がお隣のお隣か何かにトイレをお借りしに行くということだったんですけども、ほかにもそのように体育協会へ貸し付けている土地って存在するのでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )体育協会が貸し付けているのは、長柄のゲートボール場だけでございます。

○12番( 土佐洋子君 )先ほどのお話ですけども、その長者ヶ崎の駐車場になっているところでしたり、そういうところ、何か町民や町外の方々が来れる場所になればいいなと思うんです。その統廃合などが先かもしれませんけども、行く行くは草津から温泉を運んできてプールだったりスパをするなど、できたらいいかな。町民の方にも喜んでもらえますし、ぜひ民間の力をお借りできるような、何か検討だけはしていただきたいと思います。
次に、災害に強いまちづくりの推進などを伺いたいと思います。写真を…はい、ありがとうございます。先日の3月11日の防災講演会の加藤先生のお話、とてもわかりやすくてよかったかと思います。例えば、津波は巨大な水の塊ということで、ボルト選手の速さで高さ4倍に駆け上がるとおっしゃっておりました。ということは、3メートルの津波だったら3×4で12メートルの高さになる。それもボルト選手の速さなので、駆けっこをしてもボルト選手には勝てないのだから地震が起きたらすぐに高台に逃げなさいということでした。今回の先生のお話、共助ということを強くおっしゃっていたと思います。ポイントとして、地域のイベントは共助の種まきで、連携のこつとしては、I、私ではなく、We、私たちの意識が大切だということでした。その共通の着用物、何か同じものを身に着けることで仲間意識が芽生えるということをおっしゃっておりました。防災訓練ですと地域ごとだったり町内会ごとに固まってしまいがちですけれども、このときジェイコムの取材が入っておりまして、女性がインタビューを受けておりました。その先生のお話を聞いて目からうろこ、その方も町内会でいらっしゃっていたと思うんですけれども、今度の防災訓練などで共通のものを身に着けるなどとしてみたらよいのかなと思ったんです。バッジなどでもいいかなと思ったんですけども、いかがですか。

○総務部長( 太田圭一君 )今検討しておりますのが、キャップを、帽子なんですけれども、そういうものを活用したり、あとは腕章であったり、一番簡単なのがゼッケンのようなもので仲間意識を非常に高く持っていただける工夫をしたいと考えております。

○12番( 土佐洋子君 )ちょっとゼッケンは恥ずかしいかなって思うんですけれども、お帽子か何か着用していて嫌じゃないもの、こういうのだったら着けてもいいよと思えるような、部長本人もこれだったら格好いいなと思えるようなものをつくっていただけたら、そろえていただけたらうれしいかなと思います。
そのちょっと前、3月9日に京急バスとの合同津波訓練が行われたんですけれども、バスが、こちらです、こちらの写真ですけれども、バスが営業運転中に津波警報が発令された場合を想定した津波避難訓練で、報道発表資料によりますと、神奈川県が最大クラスの津波を想定した浸水図において大部分が浸水避難区域となっております葉山町内、県道207号線、県道森戸海岸線でございますけれども、において実施されたものです。京浜急行バスが逗子駅から当該地区を通り葉山へ向かう営業路線において、津波警報発令時には避難を要する可能性が高いことから訓練が実施されました。バスは、葉山町が設置されております避難経路入り口表示のある清浄寺バス停に停車して、お客様を避難場所である諏訪神社まで誘導を行いました。運転士は、避難経路入り口の確認、津波警報発令を受けて避難誘導を始める際のバスの駐車措置やお客様への御案内。高齢者や車椅子のお客様がいる場合など、運転士1人では対応しがたいときにほかのお客様に協力を求めるといった行動を確認いたします。京浜急行バスと葉山町では、今後も津波発生時に迅速かつ協力して避難ができるよう連携を深めてまいりますということで、私、これ、実際に訓練を見学に行ってまいりました。本当はバスに乗ってみたかったんですけれども、それはかないませんでしたが、逗子駅近くの営業所を出発したバスが、葉山マリーナを過ぎて清浄寺のバス停に停車して、運転士さんが周りの安全を確認して京急バスと町の職員40人ぐらいがぎゅうぎゅうに乗っているバスからおろして、近くの避難場所である諏訪神社に誘導いたしました。体の不自由な方、この写真では車椅子の方なんですけれども、乗客役の人たちが協力して避難をいたしました。車椅子ではなくてブラインドの方もいらっしゃったんですね。杖をされてたりもするんですけども、この写真はブラインドの方で、こういう方を乗客役の方たちが協力して避難をいたしました。そして、車椅子で、諏訪神社のところって何十段もある階段なんですけども、本当に見ていて大変そうでした。こんな感じで、2人の方がこの車椅子ごとその乗客の方を上げていくんです。この後ろに見える方の、小山部長に見えるかもしれないですが、実は違います。似てる方がいらっしゃったんですけれども、実際諏訪神社の階段がどうかなというと、次の写真になるんですけれども、こんなに急な階段なんですね。このときその車椅子を上げた京急バスの方が、ちょっと2人では無理だったかもしれない、だったらおんぶして上がったほうがよかったのかなというようなお話もされておりました。実際車椅子で上げてもらうその方も怖いんじゃないかなと思ったんですけども、太田部長、このときバスからずっと乗てきておりましたけど、感想などございましたら教えていただけますか。

○総務部長( 太田圭一君 )今おっしゃられたとおりですね、3月9日に京急バスと町の共催による初めてのですね、津波避難訓練ということで40名ほど参加していただきました。その中で私ども感じたのがですね、いろいろな方がですね、バスには乗られていて、しかもですね、これは防災訓練、避難訓練とはいえども一応設定はしておったんですが、見ず知らずの人もいたり、観光客の方もいたりということで、そういうこともございますので、どういった方々をどのように避難させるかという、避難を誘導するかということで、非常にこの示唆に富んだですね、訓練であったと思います。特にですね、今御紹介いただきました車椅子であるとかですね、あとブラインド、あるいは手足もですね、不自由な装置をつけましてですね、この手足が不自由な方につきましては、町の職員がつき添って上まで御案内、誘導したんですが、そこでも一つ問題点というか課題を発見いたしまして、ちょっとでも押されるとすごい不安に、補佐している方も不安になるとかですね、そういったいろいろなこの急な坂道、高いところに避難するということは、非常に難しいというところもいろいろ課題として上がりまして、もう一つの問題といたしましてはですね、一旦もし災害、地震が発生した場合、どこにバスを停車するか、あるいは、例えばここはバスベイがあったおかげで非常に他の交通の支障にはならなかったので、バスだけではないと思うんですよ。しかも信号なんかも停止しちゃった場合はどうするのかといったこともございますので、その辺はですね、今後、今回の教訓を受けてですね、京急バスさんともう一度検証しつつ、次の回、もし機会があればですね、町内会の人たちとも検討しながら、その検証をさらに重ねてまいりたいと考えております。

○12番( 土佐洋子君 )本当に実際に訓練してみないと気がつかないことってたくさんあったな
と思うんです。バスからステップのところがぱたんっておりてきて、スロープになってそのまま車椅子がおりれるということを私は知らなくて、それを初めて気がついたんですけども、このような訓練、積極的に行っていただきたいと思います。その諏訪神社の避難場所に上がったわけですけども、その諏訪神社のところ、余り広くはないですよね。実際に津波が起きたとき、その町内会の皆様、諏訪神社に逃げられる、避難されると思うんですけども、キャパオーバーが心配されますが、その対応などは考えていらっしゃいますか。

○総務部長( 太田圭一君 )非常にこれは想定が難しいところでございまして、みんな高いところというと諏訪神社とかという連想もあろうかと思います。ということで、幾つかのその避難場所というのを想定して検討しておく必要があろうかと思います。とにかく高台に避難するというのが鉄則でございますので、高台の広場というのは限られておりますので、高いところにというところの場所を日ごろからみずから見つけておくとか、実際に歩いてみるとか、そういうところを進めてまいりたいと考えております。

○12番( 土佐洋子君 )町内会でも実際にそのように日ごろからの、訓練じゃなくても皆さんで防災の意識を高く持って歩いたりとかすることで、お散歩でもいいと思うので、そういうふうに気をつけていただきたいと思います。
次に、NET119について伺いたいと思います。このNET119、この写真には緊急通報システム
とあるんですけれども、東京オリ・パラのためにユニバーサルデザイン2020が閣議決定をされました。その中にNET119が入っておりますけれども、この平成29年3月に共通仕様がまとめられたんですけども、それについて教えていただいてもよろしいですか。

○消防長( 福本昌己君 )皆様のタブレットのモニターで確認できるように、この画面がですね、いわゆる土佐議員が申しましたNET119の最初のトップ画面になります。どういうものかと申しますと、聴覚とか言語にですね、障害のある方がスムーズに119番通報をするというような、そういった障害者の対象のための、円滑に救急車、消防車等を呼ぶためのツールとなっております。その前にはですね、本町のことなんですけども、27年4月1日から横須賀と三浦さんと、当時共同のですね、指令センターを運用開始をさせていただきました。そのときにはWeb119というですね、性格は同じようなものなんですけども、現状はですね、この3月31日でWeb119がですね、このNET119にいわゆるバージョンアップをするということになりました。当時27年は、携帯電話というものとこのスマートフォンというものの普及率が若干ですね、差異がございまして、現在はスマートフォンを持っている人が多いということで、そういったことでですね、NET119を導入していると聞いております。そのWeb119からNET119にいわゆるバージョンアップをしたということは本町も聞いております。

○12番( 土佐洋子君 )バージョンアップということなんですけども、例えば、今までは横須賀、三浦、葉山だけだったのが、これを持っていれば全国どこでも使えるという認識ですか。

○消防長( 福本昌己君 )そのとおりです。Web119だと葉山管内にいる場合は横須賀のほうにですね、つながります。ただし、このNET119になった瞬間、例えば東京でですね、このアイコンをですね、押して119、どこにいるのかというのも横須賀の指令センターで把握することができますので、その前まではですね、やはり東京にいれば東京消防庁に行ってしまって、その東京消防庁から横須賀のほうに転送されるというワンクッションあったものがですね、じかにですね、登録してあればですね、東京にいてもですね、直接その方とチャットとかいろんな方法を使ってコンタクトができるという、そういったバージョンアップをさせてもらったと聞いております。

○12番( 土佐洋子君 )でも、平成29年6月時点でNET119の導入状況は全国732の消防本部のうちに134本部、約18%にとどまっているということなんですけれども、これをもちろん導入してないところでは無理ですよね。例えばお隣の逗子市とかでは無理なんですよね。

○消防長( 福本昌己君 )そのとおりです。

○12番( 土佐洋子君 )NET119の導入にかかる経費については、平成30年度から普通交付税措置ということで多くの消防本部で普及してもらえればいいかなと思っておりますが、3月5日の国の予算委員会の中で薬師寺道代参議院議員が、緊急通報というのは、障害のあるなしにかかわらず必要なときはいつでもどこでも使用できるようにすべきではと質問したのに対しまして、安倍総理が、「緊急通報を行う必要性は障害あるなしにかかわりはありません。いかなる障害のある方でも対応できるよう最大限の努力を重ねていきたいと思っています。2年後にはいよいよ東京オリ・パラが開催されます。私はかねがね2020年を目指して日本を障害者の皆さんにとって世界で最も生き生きと生活できる国にしたいと申し上げている。NET119については、2020年までに全国の消防本部において導入することを目指したい。110番通報についても、国内のどこからでもスマートフォンなどから文字や画像で緊急通報ができ、全国通報システム導入に向け検討を急がせたい」とのことなんです。ですので、その対象者を限定しない。今のところ、対象者は聴覚に障害があったり、発声に問題があったりということなんですけども、その対象者を限定することなく、多くの皆様に登録いただけるようにしたらよいのではないかなと思いますけれども、いかがでしょう。

○消防長( 福本昌己君 )土佐議員がおっしゃるとおり、国のですね、動向に関してはですね、非常に全国的なレベルの範囲なので、総理が言ってることはですね、間違いはないと思います。ただし、このNET119に関しましては、一番わかりやすい説明といたしまして、先ほど逗子のことがありました。以前、この指令化の共同に自分たち、葉山町が入ってなかったときにはですね、独自の指令台を持っていました。こういった指令台、離島型というんですけども、小さい指令台だとこういったですね、国レベルのこういった、何ていうんですかね、システムを組むのが非常にですね、難しいということがございまして、たまたま私ども本町がですね、横須賀のですね、そういった指令センターを共同でやっていこうよというときにですね、こういったWeb119というシステムもあるので、ぜひ葉山町のこういったですね、聴覚障害とか言語障害のある方に対してはアピールをしてくださいということで現在進めております。今後はですね、議員がおっしゃいますとおり、全ての障害のある方がですね、スムーズに119番通報できるようなシステムは、国のですね、指示とか通達を見ながらですね、横須賀の指令センター等々で、我々も参画しておりますので、その中でもんでいければいいかなと思っております。

○12番( 土佐洋子君 )Web119からNET119の移行が3月末にございますけれども、それに合わせて、その移行に登録に来ている方々って、その町の広報などを見ていらっしゃっている方っておりますか。

○消防長( 福本昌己君 )土佐議員も本庁のほうにですね、申し込みに多分来たと聞いております。Web119の登録者が本町は17名でした。それでですね、いろいろな媒体を使って3月の末にはNET119になりますよといういわゆる広報もさせていただきました。その中でことしの1月14日にですね、説明会を開きまして、ぜひ継続をしたい方はそのNET119に継続してくださいなということで、そういった説明会を経てですね、17名いたWebの登録者がですね、NET119で現在はですね、14名にちょっと減ったんですが、これからもですね、随時受け付けておりますので、ふやしたいなとは考えております。このWeb119のアイコンとNET119は自動では変わらないものなので、そういったですね、消防総務課の事務室でこういった移行のですね、手続というんですか、窓口がありますので、そういったものを経て丁寧に説明をさせてもらっている現状でございます。

○12番( 土佐洋子君 )障害などにかかわらず、海外からのお客様にとってもこのNET119、有効なんじゃないかと思うんです。この画面を見て、救急という字は読めませんけれども、火事の炎っぽいのとか、そういうのをすれば、これを押すだけでつながるじゃないですか。この左下に練習というのがございまして、練習ができるんですけれども、そのときに消防の指令とやりとりができますよね。でもそれはやはり日本語となってしまうので、英語では対応できないのがちょっと残念なんですけども、いかがでしょう。もしもそれがチャットでやりとりができれば、日本語じゃない方も利用ができると思うんですけども、いかがでしょう。

○消防長( 福本昌己君 )現状を申しますと、今、Web119なんですが、今現状Web119の方がですね、いわゆるバージョンアップの事務をしていなくてもNET119と同じ方法でつながります、今現状。このリアルタイムのですね、いわゆる本当に、練習ではなくて本当に救急車を呼びたいときにはですね、その方が、横須賀の場合は、3者で米海軍のですね、通話のシステムがございまして、英語だけに限るんですけども、3者でですね、場所の特定とか、そういったことを英語対応のシステムは構築しております。ただし、練習ではですね、日本語のみとなっておると聞いております。

○12番( 土佐洋子君 )練習ではできなくて実際にはできるということ。はい、ぜひ葉山町内でオリンピックのための合宿をされる方々もスマートフォンなどお持ちになると思いますので、ぜひ進めていただけたらと思います。
次に、乳児用液体ミルクのことについて伺いたいんですけども、このミルクがことしの夏にも解
禁されるという見通しになりました。私が平成28年第1回の定例会で質問いたしまして、防災資機材にぜひ乳幼児の液体ミルクが必要ではないかということだったんですけども、国内では、乳児用の基準は粉ミルクしかなく、液体ミルクを乳児用として販売できていませんでした。海外で流通する液体ミルクは、熊本地震の際に救援物資として届けられまして、とても役立ったそうです。液体ミルクは常温で1年間保存でき、お湯で溶かし冷ます必要もございません。粉ミルクより使いやすいと販売解禁を求める声が上がっておりました。災害時の備蓄の利用や育児負担の軽減につながると期待されております。3月12日にありました厚生労働省の専門部会、課部会で製造や保存方法の基準を盛り込んだ省令改正案を示し、了承をされております。実際に流通するのは少し先となってしまうと思うんですけども、町でももちろん備蓄を計画していただけますよね。

○総務部長( 太田圭一君 )液体ミルクにつきましては、さまざま以前から検討がありまして、安全性の問題が多々指摘されたりしておりまして、国内で生産し、また製品の安全性を鑑みて、今後ですね、備蓄の資材として検討してまいる考えでございます。

○12番( 土佐洋子君 )少しでも早く備蓄ができることを希望しております。
次に、消防団のことを伺ってまいりたいんですけども、12月から消防団認証制度というのが始まりまして、私の友達のお子さんが大学入学が決まりまして、早速消防団の訓練を見学に行っていただけました。入団を希望されておりまして、もしかしたら認証制度の第1号になるのかなと思って楽しみにしております。間もなく学生のヨット部が春の合宿に葉山町内にやってまいりますけれども、その合宿が始まるときにいつも福祉文化会館に何十校もの大学生たちが集まって、葉山町内でのごみの出し方だったり、生活などを指導されるという場があると思うんですけども、それはこれから行われるのでしょうか。

○消防長( 福本昌己君 )これからと聞いております。

○12番( 土佐洋子君 )でしたら、そのときに、ぜひこの消防団の認証制度について御説明をいただけるとよいかなと思うんです。短期間で合宿されてる方ももちろんいらっしゃいますけども、長期でずっと葉山町内に住民票を持っていらっしゃる方もおりますし、実際住民票を持ってなくても、こういう制度があるんだったら葉山町に住所を移してもいいかなと思っていただける学生もいるかと思うんですけども、その認証制度についての御案内というのはいかがでしょうか。

○消防長( 福本昌己君 )御指摘のですね、葉山町学生消防団活動認証制度というものをですね、その機会を捉えてですね、御説明するようにしたいと思っております。

○12番( 土佐洋子君 )ぜひお願いしたいと思います。消防団、そして消防の職員も充足率100%を目指していただきたいと思いますので、お願いいたします。次に、先ほども4番議員からも質問が出ておりましたけども、砂の問題について少し伺ってまいりたいと思います。気象庁は3月1日に関東地方で春一番が吹いたと発表いたしましたけども、ことしは本当に春の嵐のように風が強いときが多くございます。そのおかげでワカメがたくさんとれていて、それはそれでうれしいんですけども、この砂の問題、春の嵐で海岸の砂が町道に押し寄せてきてしまいまして、この写真にあるのはお砂場状態となっておりますが、町道いっぱいいっぱいに砂の山になってしまって、こちら、左側に資源ステーションがございますが、このトラックもやっと砂をよけてとまっていて、この作業をされる方も砂の山を越えて資源ステーションにやってきて、それをまた山を越えてそのトラックへ積むということをしなければなりません。県が浜の入り口に砂よけのよしずを設置してくれておりますけれども、特にことし、余りにもずさんだったと思うんですね。県は、道路の砂はあくまでも道路管理者が対応するのが筋ということだそうで、海岸管理部分はできるだけ要望に応えるとのことですけども、県にきっちりとお仕事をしてもらえるように要望していただきたいと思うんです。
このときはこの後に、春二番が吹いた後に町の職員が砂の処理をしに来てくれました。この次の写真にあるんですけれども、これが1日、半分終わったところなんです。1日がかりでやっとこの半分を処理をしていただきました。次の写真が、これまたきれいになったところなんです。でもこれ、今シーズン1回だけしているわけじゃなくて、年末など、職員、本当に大変なことだと思うんです。何かもう申しわけもないんですけれども。この、まず砂が飛んでこなければ、この作業が要らなくなると思うんです。次の写真は、グレーチングの写真があると思うんですけど、このところにこの網網のグレーチングがあるとこの中に砂がたくさん入ってしまって、これもグレーチングをとってまた下水のところをお掃除しなくてはならないんです。この木のふたをしてあるんですけども、これは砂が入らないように仮の設置をしてくれているんですね。この仮から、その次の写真は、このグレーチングがちゃんと砂が入らないようにしてくれたものなんです。この大きいグレーチングと隣にも小っちゃいグレーチングがあるんですけど、これは町の職員が作業をしてくれました。やっぱりその県のよしずの設置が問題だと思うんです。次に、よしずを見ていただきたいんですけれども、写真が、このよしずの下がすきすきになってしまって、それで砂が入ってきてしまうんです。県が一度は見に来てくれたんですけども、ちょっとその、直してくれたといってもひどいんですね。次にも写真がございます。そのあいているすき間にベニヤ板みたいなのをしたりとか、もう1枚写真がございます。このあいているところに砂袋を置いて、でも砂袋を置いても、見て、ごらんになってわかるように、すき間があるので全然役に立ってなくて砂が飛んできてしまうということがあるんです。昔の町の職員だった方に伺ったんですけども、道路河川課で前は町がよしずを設置してたということがありまして、本当は県のものなのになぜか町がよしずを設置していて、そのときによしずの設置の仕方の図面があったということがあるんですけども、もしもそういうのがありましたら、今の県の設置の仕方って、例年その設置しているのを写真で撮ってあって、こんな感じかなぐらいで設置してしまっているんです。もしもそういう図面みたいなのがあれば、きっちりとよしずを設置していただくことができるのではないかと思うんですけども、いかがでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )今のお話のとおり、前には葉山町役場のほうで設置をしていました。そのさらに以前は県がやってたこともありまして、ちょっと何度かやりとり、やる期間が動いているんですけども、数年前に葉山町役場のほうから、もとをただせば海岸の砂なんですと、なので神奈川県でまずは対処してくださいということで今の状況ができているんですけど、その当時は、何ですかね、今までの経験を生かした、どういう形でどういう場所にやると一番効果的だというのを実績を含めた図面をですね、お渡ししてこういう形でやってくださいという形で引き継いでいるんですね。それが数年たっているので、何ていうんですかね、きっちりそのとおりはやっていないというのもあると思います。それと、あとどうしても風の向きだったり、そのときそのときでどうしてもそれが本当に適切かどうかというのはわかりづらいので、町でやってたときも何度もパターンを変えたりしてやって試行錯誤してきた経緯があるので、県もそういう意味では、やっぱり業者に頼んでしまうので、そこがやっぱり問題なのかなというふうには思っています。図面はまた再度確認の意味でお渡しすることはやろうと思ってます。

○12番( 土佐洋子君 )このシーズンになりますと、海岸近くに住んでいる住民は皆さんで、ねこで砂を海岸に戻したりとか、それが何度も何度も続いてしまいますし、もちろん職員の皆様にも御迷惑をおかけしてしまうことがあるので、やはりそこはきっちりと県にお仕事してもらわなければいけないと思うんです。県議にもお話ししまして、来シーズン、そのよしずを設置するときには、一緒にそういうことができるように方策を練りましょうとは言ってくださっているんですけども、町のほうからも県に対して強く要望していただきたいと思います。安全で安心して暮らせるまちづくりのために努力をどうぞよろしくお願いいたします。以上で私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )これにて12番 土佐洋子議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため、暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
(午後0時04分)

○議長( 伊東圭介君 )休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時00分)一般質問を続行いたします。第3番、3番 鈴木道子議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。

○3番( 鈴木道子君 )3番 鈴木道子でございます。本日は通告に従いまして、4項目について
質問させていただきます。
1項目目、切れ目ない子育て支援について。母子の健康と子供のすこやかな成長のために、これまで私どもは公明党としても、妊娠期から出産・育児期までの切れ目ない支援というものを後押しをしてまいりました。新年度、2018年度予算案でも、市町村での支援の拠点となる子育て世帯包括支援センター、これは日本版ネウボラと呼ばれておりますが、この開設準備事業などさまざまな取り組みが網羅されております。子育て世代包括支援センターは、出産や子育てに関する相談など、必要な支援をワンストップで受けられる施設でございます。これはフィンランド語で助言の場を意味する、このフィンランドの国の子育て支援拠点ネウボラの日本版として、私どもが国のほうで提
案して整備を推進してきたものでございます。昨年17年の4月1日現在では、全市町村の3割に当たる525市町村に1,106カ所ありまして、国のほうといたしましては20年度末までの全国展開を目指していると伺っております。厚労省は、このセンターを立ち上げる経費の補助を行っており、新年度18年度予算案では開設をさらに促すために、前年度比50増の200カ所分を計上したと伺っております。産後の母子に心身のケアなどを行う産後ケア事業は、520の市町村での実施を見込みまして、費用が盛り込まれました。前年度予算では240市町村分だったものが、実行の、実施の意向を示す自治体の増加があり、それに対応したということだそうでございます。子育て経験による相談支援などを通して、母親の不安や孤立感の解消を図る産前産後サポート事業も、前年度予算で計上した240市町村を上回る400市町村での実施を目指すとされておりました。当町も新年度予算に産後ケアということで盛り込まれているところで、大変にこれは評価をさせていただきます。そこで、切れ目ない子育て支援ということにおきまして、当町の状況、それから先ほど申し上げました日本版ネウボラの整備について、どのようなぐあいであるかをまずお伺いをいたします。2項目目、町民の命を守る体制と安全について。これにつきましてはまずAED配備の状況と拡充ということをお伺いをいたします。AEDにつきましては、予算特別委員会でも話題になりましたが、今までも何度か話題になっておりますけれども、24時間使える体制ということを目指していくべきだと思っております。このAED配備の状況と拡充についてということでお尋ねをいたします。それから、学校における救命教育の状況と充実策ということで、これは再三再四お伺いしていることではございますが、当町の状況についてお伺いをいたします。
それから、予算特別委員会でもお話を少し申し上げました、特に固有名詞を出しますと通称の、葉桜にありますシンデレラ階段、この危険箇所への対応についてお伺いをいたします。また、シンデレラ階段という固有名詞をお出し申し上げましたけれども、そのほか町内の不安箇所についての対処、またそこについての街灯設置等についてお伺いをいたします。3項目目、自転車走行の安全策についてお伺いをいたします。これにつきましては、三浦半島自転車宣言等がなされたときから、私ども議会としては道路整備の問題で意見書を上げておりました。この道路整備はさることながら、自転車の乗り方の安全教育はお子さんから大人まで、これはせねばならないことと思っております。この安全教育の状況とその拡充策ということでお尋ねをいたし
ます。そして、この安全教育の状況、これはやはり町民の皆様が広く知っていただかなければならない問題ですので、この周知についてお伺いをいたします。
4項目目、胃がんリスク検診についてお伺いをいたします。これも私は何回も提案をさせてた
だきましたが、かつて2005年にノーベル生理学・医学賞を受賞いたしましたバリー・マーシャル博士が、この胃がんの主な原因とされるヘリコバクター・ピロリ、ピロリ菌ですね、通称、の発見がなされたところでございます。それに伴い、いろいろな方がこの胃がんリスク検診の有効性を発言していらっしゃいます。かねては国立国際医療研究センター国府台病院長の上村氏が、胃がんの90%以上はピロリ菌の感染による胃炎が原因で、ピロリ菌を除菌すれば胃がんの発生を抑制することが可能であると。これはもう、過去大分たっておりますが、1990年代から2000年代初頭にかけての研究結果から、医学的には世界の常識になっていたそうでございます。ところが実際に患者を治療する医療の現場では、これまでその医学界の常識がなかなか受け入れられずにいたと。その背景は、日本のピロリ菌感染者は3,500万人以上と言われて、対策にかかる財源が莫大になるというような財政的な課題があったのではないかということをおっしゃっていらっしゃいました。
胃がんというのは前にも何回も申し上げましたが、日本人が最も多くかかるということで、年間12万人余りが発症して、死者数は年間約5万人と推定されて、がんの死因の2位となっているということでございます。そして2013年2月から、このピロリ菌の除菌の医療行為が保険適用がなされたというようなことがございまして、状況は着々といい方向に整いつつあります。私も何回も提案いたしまして、町としても逗葉医師会の先生方との協議をいたしますという御返事がございました。その協議状況についてお伺いをいたします。以上4項目の御答弁よろしくお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )答弁を行います。

○町長( 山梨崇仁君 )鈴木道子議員の御質問の、所管する箇所についてお答えをさせていただきます。1点目、切れ目ない子育て支援について。1、当町の状況について、及び2点目、日本版ネウボラの整備についてとのお尋ねでございますが、関連がございますので一括してお答えをいたします。子育て支援には、妊娠期から乳幼児期にわたる切れ目ない支援が求められており、年間出生数が200人を切る本町では、妊娠届け出時の全数面接からニーズを把握し、出産後も適切な子育て支援に移行できるよう、専門職の全戸訪問等でサポートをしております。また、一時預かり保育やファミサポ等の利用が望まれる場合には、子育て支援センターぽけっとと連携し、サービス利用につなげ、切れ目のない支援を図っているところでございます。次に2点目、日本版ネウボラの整備についてとのお尋ねですが、ネウボラとは直訳すると相談やアドバイスの場であり、妊娠期から出産、子供の就学前までを、自治体が切れ目なくサポートするフィンランドの家族支援の体制や仕組みのことで、虐待の減少や出生率の増加に効果を上げていることから、日本においても少子化対策の一つとして注目されており、国では同様の機能を持つ子育て世代包括支援センターの設置を、32年度末までに全国展開することを目標に掲げています。本町においては27年7月から利用者支援事業母子保健型を実施しております。また、30年度からは、子育て支援センターぽけっとにおいて、利用者支援事業基本型の設置を予定しており、今後は本庁舎では保健師の専門性を生かした相談支援、支援センターでは当事者目線の相談支援など、この2つの連携により子育て世代包括支援センターの機能を果たしてまいりたいと考えております。2項目目、町民の命を守る体制と安全についての1点目、AED配備の状況と拡充についてのお尋ねですが、AED配備について町の施設におきましては、現在34施設にAEDが設置されており、町のホームページに設置場所を掲載して周知を図っております。また、民間施設を含めた町内のAED配備状況についても、一般財団法人日本救急医療財団が収集した設置場所の情報を公開しております。AEDの拡充については、今後関係部局と連携を図りながら進めてまいりたいと思います。次に3点目、長柄の通称シンデレラ階段等、危険個所への街灯設置についてのお尋ねでございますが、町道17号線、通称シンデレラ階段は、延長202.6メートルの町道で、起点から終点まで合計13個の灯具が設置されております。また、その他の町道においてもおおむね30メートルほどの間隔で灯具を設置しておりますが、隣接する土地からの樹木等で明かりが妨げられてしまっていることがあります。そのような箇所を見受けたり、連絡を受けた場合は、引き続き地主の方に現状の、現場の状況を改善するための協力を要請してまいります。3点目に移ります。自転車走行の安全策についての2項目目、町民への周知のお尋ねですが、葉山警察署と連携し、事故防止に向けた啓発活動を実施しているほか、広報により事故防止を呼びかけ、町ホームページには自転車に乗る方へのお願いとして、自転車運転中に危険行為を繰り返した場合に受講することとなる自転車運転者講習制度の概要や、町内で自転車が歩道を通行できる区間を示したマップを公表するなどの周知を図り、注意喚起を図っております。
4項目目、胃がんリスク検診について、逗葉医師会等との協議状況のお尋ねですが、本町では平成27年度より、40歳以上の町民に対して胃がんリスク検診を、逗葉医師会等の協力のもと開始し、現在32医療機関で実施しています。平成28年度は222名が、平成29年度は1月末現在で133名が受診しています。この検診は、血液検査により胃がん発症のリスクとなるピロリ菌感染のリスクを見るもので、一度受診してリスクが低いと判断された人は、5年間受診できない検診であるため、今後の受信者はやや減少していくことが予測されます。一方で、早期からの胃がん予防を目的に、中学2年生を対象とした尿検査で行うピロリ菌検査が、神奈川県医師会の研究事業として開始され、今年度、藤沢市、厚木市、横須賀市医師会が取り組まれています。逗葉医師会においても、事業の取り組みについて検討された経過があり、今後については研究事業の結果報告等により、検査制度や有効性についての情報収集に努め、逗葉医師会の判断も含めて取り組みについての可否検討を行っていく考えでございます。以上で所管する1回目の答弁を終わります。

○議長( 伊東圭介君 )引き続き答弁を行います。

○教育長( ?町和久君 )鈴木道子議員の御質問にお答えいたします。2項目目、町民の命を守る体制と安全についての2点目、学校における救命教育の状況と充実策についてのお尋ねでございますが、小学校では保健の授業や、水泳学習における着衣泳の授業を通じて、みずからの命を守るための学習をしているところでございます。また、中学校では学習指導要領を踏まえ、保健体育の授業や、救命教育実技講習を通して、応急手当ての意義等を学習しているところでございます。救命教育実技講習会におきましては、胸骨圧迫心臓マッサージ、人工呼吸及びAEDを使用した心肺蘇生法の実施をしております。なお、この取り組みにつきましては、引き続き着実に実施を継続し、子供たちにしっかり根づかせていきたいというふうに考えております。続きまして3項目目、自転車走行の安全策についての1点目、学校での自転車安全教育の状況と充実策についてのお尋ねでございますが、各小・中学校における安全教育の取り組みにつきましては、日常的な指導はもちろんのこと、自他の生命の大切さを理解し、交通ルールを守って行動できる児童・生徒を育成するため、神奈川県警や葉山警察交通課の協力による交通安全教室や、小学校では保健や特別活動の授業、中学校では保健体育の授業などで安全教育について学習をしているところでございます。さらに、県警本部から随時、自転車交通安全用教材を提供されており、各小・中学校におきましてはこれを活用した授業も行われております。今後につきましても、各小・中学校において自転車安全教育を含め、さまざまな場面を想定した交通安全教育の取り組みを推進してまいりたいと考えております。以上でございます。

○議長( 伊東圭介君 )再質問を行います。

○3番( 鈴木道子君 )では順を追って再質問させていただきます。まず、切れ目ない子育て支援のネウボラについてでございますが、この日本型ネウボラということで、利用者支援事業の設置を予定しているというお話がございましたが、具体、もう少し具体的に状況が、今の段階でおわかりでしたらお教えをください。

○福祉部長( 仲野美幸君 )子育て世代包括支援センターにつきましては、利用者支援事業ということで、その中で母子保健型と基本型というものがございます。葉山町におきましては、もうここ10年ぐらいずっとなんですけれども、母子手帳を渡すときからですね、保健師、助産師などの専門職においてですね、面接を必ずしておりまして、そこからずっと出産、育児について継続的な支援を行っているところでございます。それでこのたびの国のこの制度に、今、町がやっていることが当てはまったという形でおります。新たにということでありますと、基本型のですね、ほうで、子育て支援センターのほうに専門職として相談のできるコーディネーターの…カウンセラーのような専門職をつけるということで、18年度予算を計上しております。

○3番( 鈴木道子君 )カウンセラーのような専門職ということですが、この方については、もし
置くとしたら常駐という形で理解してよろしいんでしょうか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )おっしゃるとおりでございます。
○3番( 鈴木道子君 )当町の規模、そして状況を考えますと、全く1カ所でこの子育て世代包括支援センターをどこか1カ所だけ設けて、そこで全て対応するというようなことは、なかなか困難であるというふうに考えられますけれども、ぜひこの利用者側からそのデメリットを相殺するような形な…形での十分な体制を組んでいただくということを要望しておきます。
ちなみに、子育て支援につきましては、予算でも本年度いろいろなシステムの状況から、12月からの実施ということでございますけれども、それはいたし方ないことだと思います。私を初め他の議員からも、もっと早くできないか、あるいは4月1日からできないかということが、予算特別委員会でも多くの声が出ておりました。しかしながら、その理由等を伺いますと、これはどうしようもないというような意味合いに受けとめました。それから、本来スムーズに万全な体制を整えてやる。それは平成…じゃない、2019年度に本来だったらやりたいけれども、少しでも早くということで12月ということになったということも、いろいろ御質問いたしまして、いたし方ないということで理解いたしました。しかしながら、中学3年まで実施をされるということで、これはそうそう多くの自治体ができることではありません。そこに踏み切られたことについて、私は大変に評価を申し上げたいと思っております。
ところで、お話はちょっと横道にそれるかもわかりませんが、財源の問題でちょっと子育て支援に関する財源の問題でお伺いしたいんですが、いわゆる子育て支援ではありません、すいません、いろいろな町単独の医療費の手当てですとか、それから乳幼児医療費無料化をやりますと、国としてペナルティーがかけられてしまうということがございました。このペナルティーについても、一部分ですけれども平成18年度からそれがちょっと外されるという、ちょっと喜ばしい話がございましたけれども、町としてはこの、いわゆる一般に言うペナルティーということについては、数字的に言いますと、どういうものが幾らぐらい課されてるかということをお伺いをさせていただきます。

○福祉部長( 仲野美幸君 )医療費にかかるペナルティーでございますが、葉山町の場合は小児医療と、それからひとり親、それから心身障害者の分につきまして、現物支給をしております部分についてペナルティーが課せられております。その金額が総額で約1,200万円程度でございまして、そのうち小児については200万円程度、ひとり親については100万円程度、心身障害者につきましては900万程度ということで、合計1,200万円でございます。今、鈴木議員がおっしゃられました、来年4月からそのペナルティーが外されるという部分につきましては、小児の未就学の部分でございまして、葉山町の場合の金額にいたしますと約120万程度という形がペナルティーから外されるということが、金額の細かいところでございます。来年度です、はい。すいません。4月からの。

○3番( 鈴木道子君 )これが全部外されるのではないかという期待感を持っておりましたけれども、当町としては数字的に言いますと、現物支給の未就学、現物支給という条件で、さらに未就学の小児医療費…あ、ごめんなさい。現物支給を除く町単についてのペナルティーでございましたね。それで、その中でも未就学に対する、未就学児に対するものとして120万ということで、少ないと言えば少ない、まあある程度のことができる数字かなと思うんですけども、例えばその、産後ケア、産後ケアでたしか予算特別委員会で伺ったのは、産後ケアを新しくやるけれども、その大体お産、まあ大ざっぱに見積もって年間200人ぐらいということで、その4%の8人分予算というようなことをたしか伺いました。これがその、何といいますかね、その子育て支援の一環としてこのくらいの数字なのかということを思いましたけれども、その浮くであろう120万というものを、何かその期待をいたしまして、たった120万であるかもしれませんが、これをもって何かもっと子育て支援の予算として、財源として使える分があるのではないかということを期待してしまうのですが、そういう考え方、またはここにこういうのを使ったんだみたいなことがございましたらお話しください。

○福祉部長( 仲野美幸君 )今、御提案いただいた件につきましては、120万、もともとですね、国保の特別会計のお金というふうにお金がございます。それでその120万が、別の部分で歳入であるということでもございませんで、ことしから、30年度からの都道府県化において、町が県に納めます国民健康保険事業費の、事業費納付金の中で既に調整されるということですので、色のついた、名前のついたお金として歳入で入ってくるわけでもございませんし、特別会計のお金でございますので、それを当て込んでということでは、財源に充てるということは難しいと考えます。

○3番( 鈴木道子君 )なるほど。この新しい新規事業、産後ケア、大変に複数のお子さんがいらっしゃる出産をお迎えになった方、あるいは核家族家庭にとっては安心できる施策だと思います。ぜひこれは対象が、全ての人がこの宿泊型でプラスした形で産婦人、産婦…あ、じゃない。産院に残って、ちょっと多めに入院できるということではないというふうに伺いました。いろいろな条件で、やはり必要なところに対処するということでございました。これが十分に対処する方に行き届きますように、また、今年度新年度予算の状況を見て、人数が足りない場合はまたそれに十分対処できるというような形を整えていっていただきたいと思います。それから、これは全般的にその、子育て支援ということで、私はちょっと町長に基本的な姿勢ということで一言お尋ねをさせていただきたいんですが、大井町で小児医療費助成が高3まで拡充というような新聞報道を拝見いたしました。大井町、人口減とかいろいろなことがあると思います。私は小学校・中学校まで義務教育時代はきちっと医療費を無料化にすべきだという考えでまいりましたが、今日、高校まで現実として義務教育化しているような形だというようなことが、一般的に言われております。そのような面からも、そしてまた、当町は人口的には微減、平行か微減ぐらいな今日の状況でございますけれども、見通しとして、例えばその、人口減というような状況、あるいは総合的に見てやはり生産年齢、若い方たちにもっと住んでいただきたいというような状況が必要だというようなことが見られた場合にですね、やはりその、小児医療費無料化というのは、子育て中の御家庭にとりましては大変魅力的な施策でございますし、町としても転入していただく上での大きな施策の一つであると思いますので、そのような状況が人口減のような状況がかいま見られたときには、もう一歩この進めるというようなことも、十分に私はいつもいつもその準備、心の備というものはしていただきたいと思いますけれども、そのような御覚悟はおありでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )かつては小学生までから、3年生、4年生、6年生、そして中学生3年生までというふうに医療費の拡大を図ってくる中で、所得制限を途中で外しまして、葉山としましては、今、現状ではこの地域ではですね、もちろん一番だというつもりはございませんけども、それなりの先進性があるというふうには考えております。かねてよりお話ししてるように、地域間競争となってしまってもいけませんし、人口の引っ張り合い、若い人の引っ張り合いの競争にですね、参加するというようなつもりも正直言ってございません。ただ、とはいえ人口が減ってしまうのはよくないということはもちろん同じ気持ちですので、町の魅力を磨いていくんだという視点でですね、そういった施策の直接的な施策ではなく、町の魅力を磨く中に、葉山に住んでみたいという方にですね、来てもらえるような力を入れていくことが、次のステップかというふうには思っております。また、今後さらにですね、拡大という話になりますと、そろそろ財源的な面もですね、かなり厳しい状況が見込めてきております。今回の中学校3年生までも、本年度は大変短い期間となり
ますので、また年度内の必要経費は小さくなりますから、予算上は小さいんですが、31年度、丸々1年間お支払いすることになるとですね、かなりの金額が膨らみます。3,000万円近くの額になることを考えると、これが毎年の経常経費ですから、さらに年度が明けていくとなると、これは財源的にも本当にきついということは申し上げなければいけませんので、現状では違うところに力を入れていくことで葉山の人口増を図っていきたいというふうにお答えしたいと思います。

○3番( 鈴木道子君 )これは仮の話ですので、そのような状況が町長、あるいは私ども議員でも把握した段階において、またお話を申し上げたいというふうに思っております。それから、もう1点だけ伺います。部長のほうに、出産をしてからその御家庭、あるいはそのお母様に、4カ月になるまでに必ず訪問するというような形になっていると思うんですけれども、この中で、産婦人科の方との連携というものはとれているんでしょうか。または、これからその子育て世代包括支援センター等の設置という形をとりますと、ここの産婦人科との連携がより充実したものにしていくような施策がありましたらお尋ねをいたします。

○福祉部長( 仲野美幸君 )システムとして必ずこうやるというものではございませんが、面接…あ、面接は全件やりますし、訪問も全件いたします。それでまたお産のときにですね、病院のほうから、すぐに退院させては難しいとか、そういう情報の今、もちろん個人情報、御本人に確認の上だと思うんですけども、病院から連絡がまいりますので、その方に対しては早く訪問に行ったりとか、いろいろと御相談に乗ったりというような、そのパイプづくりというか、パイプは今、できているところでございますので、そういう連携をしていきたいと思います。また、うちのその子育て世代包括支援センターが、役場の母子保健型と、子育て支援センターと分かれておりますけれども、従前から情報を連携したりとかですね、定期的な情報の交換とかしておりますので、引き続き連携を持って子育て支援を努めていきたいと思っております。

○3番( 鈴木道子君 )今の状況、それから新年度の状況、一生懸命やってらして、いい形に進むというふうに理解いたしました。ぜひこれからも見守ってまいりたいと思っております。
次に移ります。町民の命を守る体制ですけど、まずAEDですけれども、このAEDはやはり一
刻を争う症状に対しての対処ですので、24時間いつでも身近で使えるというような状況をつくることが、これがもう基本のキだと思うんですけども、実はホームページでAED設置場所一覧というのを葉山町のホームページで見ますと、まず最初に15カ所、小・中学校ですとか消防ですとか、15カ所が載っております。え、こんな少ないはずではなかったということで違うページを見まして、そうすると施設情報検索のところで34カ所ございました。これはホームページ上では、私はその、もっと一遍にどこにあるかということがつかめるような表示をするべきだというふうに思っておりますが、その点は改革、改正していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○政策財政部長( 小山誠君 )今、議員おっしゃるとおりですね、表示の仕方に課題があるというふうに認識しているところでございます。というのは、言いわけになってしまいますが、このAEDの管理というか、部分がですね、例えば町内会館であれば政策課ですとか、防災関係の施設とかということになるとそちら、教育委員会関係だと教育委員会といったぐあいで、管理がそれぞれ異
なっていることから、ちょっとホームページのほうも十分対応できてないというようなことも想定
できますので、もう一度ここら辺はですね、調整した上で取り組みをしていきたいというふうに思っております。

○3番( 鈴木道子君 )もうぜひお願いいたします。まさにこれは汚い言葉で申し上げれば、お役所仕事というようなことに申し上げていいんでしょうか。やはり町民の方から見ますとね、せっかくAEDがこれだけあっても、ただ設置してある、それで安心してはいけないことだと思います。町民の方お一人お一人が、ここにはあるということがしっかりと把握できた状況で対処できることですので、これはそうそうそんなにAEDを使うような症状の方が頻繁に起こるというような状況ではないにしても、起こったときにその方の命が助かるということですので、ぜひこれはね、改革をお願いしたいと思うんです。
私、あとそうですね、ちょっとごめんなさい。その前に警察関係、駐在所ですとか、そういうと
ころには置いてありますよね。それは御存じですね。まあ私は置いてあるの、私は見てきたので伺いましたけれども、置いてありました。それで、警察関係は24時間使える状況だと理解しております。がらってあけて置いてありますので、それをとにかく持って出るということができます。ですから、突発のときに対応できる状況ですので、ぜひ学校、町内会その他にあるところも、このような形にしていただきたいということが一つです。このAEDにつきましては、ボックス、警察もあの箱の中に入っておりましたけれども、これが内部の温度が屋外型収納ボックスで、内部の温度を
AEDが使用可能な温度0度から50度に維持できるというようにする必要があるというふうに聞き
ました。気候とか天候に左右されずに保管することが可能なボックスがあると。これは財政的負担もかかりますけれども、そのような形でぜひ24時間使えるようにしていただきたいということ。先ほどの、すみません、町民の方にわかるようなホームページの表示の仕方に改正すること、それから24時間使える体制にすべからくすること、いろいろな所管が違うんですけれども、これはぜひ町民目線でいい形をつくっていただきたいと思います。
それから、何だっけ…すみません。3点目は、そうだそうだ、そうです、周知ですね。これ、ち
なみに私、ある町内会長さんにお伺いしました。AEDがどういうところにあるか御存じですかということで、小学校はもちろん、それから近くの大きいスーパーにもありましたと。駐在所にあるのは御存じですかって伺いましたら、いやあ、でも駐在所にはあるでしょうねというようなことでした。ですから、そのようなことでもきちっと町内会長さんに伝わってないということは、やはりまだ周知が未熟だと思っております。ぜひAEDの場所も横連携をとって、学校、それからあとコンビニにね、もし設置されてない…コンビニは24時間ですので、コンビニに設置してないところはぜひ町のほうでお願いをして設置をお願いしたいと思うんです。ある、いろんな自治体でコンビニにかけ合って設置をしていただいているというところがたくさんございます。ぜひその、24時間使える体制、それから周知、このところをね、力を入れてやっていただきたいと思います。これはもう本当に随分前から申し上げてるので、早期に対処していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

○政策財政部長( 小山誠君 )今、御指摘の24時間体制の管理というかですね、以前から指摘はいただいておるんですが、実情を申し上げると、各課のほうで管理はしておるんですが、導入方法がリース契約に伴う設置というようなことで、そこら辺の保証的な問題ですとか、もろもろあるように伺っておりますので、そういった部分から改善していかないとなかなか難しいのかなというふうに思っておりますし、またやはり管理上盗難だとかそういうことが想定できることから、どうしてもですね、鍵の締まるところというところで管理がされているのが現状でございますので、御指摘の部分については、今後十分協議をしてですね、業者とも協議をしつつ、24時間提供できるような形、仕組みというものを検討させていただければなというふうに思いますし、コンビニについてはちょっと私も掌握してないんですが、そこら辺も含めてですね、対応を検討していきたいというふうに思います。

○3番( 鈴木道子君 )私が申し上げたことを実現するには、幾つかの山があることは理解をしております。ぜひその山を乗り越える形を早くとっていただきたいと思っております。ちなみに駐在所にあるAEDは、とるとブザーが鳴るというような形ですので、いろいろなその、盗難とかいろいろなことがまた対処できることも可能だと思いますので、ぜひ24時間いつでも使えて、そしていろんな人がある場所をわかっているという状況を目指して頑張っていただきたいと思います。それから子供ですね。お子さんたち、ある自治体では子供、小学校6年生に救命講習をやり、またAEDの使い方も教えて、そしてしっかりとその救命講習を受けさせた人に…受けさせる状況をつくってると。ジュニア救命士講習と名を打ってやっているということがございます。人命救助、重要性、それから命の大切さも学べる、私は授業だというふうに思います。この小さいころから人命救助の練習を行って、技術が体にしみつくということで、大人になってからもそういう体験が一度あれば、何かの形で助けるということができる、その体験を生かすことができると思っておりますので、これはぜひ実現を当町でもしていただきたい施策で、提案を申し上げたいと思います。消防のほうでは町学生消防団活動認証制度ができまして、これの似たような、私はそのジュニア救命士講習の提案を申し上げたいと思います。その辺のお考えいかがでございましょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )次の質問と少しかぶってしまうかもしれないんですけれども、AEDの講習については今まで小学校で実施したことがございません。ただ、平成29年に県の推進事業としまして、上山口小学校で4年生以上を対象にして実施してます。今後それについてですね、他の学校でも実施に向けた取り組みを進めていきたいなと、そのように思いまして、また県のほうとも調整を図りたいと、そういうように思ってます。中学校はですね、救命教育の実施講習会というのをやってまして、この中でAEDを含めた心肺蘇生法というのをやっております。これについては、平成27年度から葉山ロータリークラブさんから申し出がございまして、それを引き続き保健体育の授業等で、葉山中は2年生で、南郷中は3年生対象にして行っているというところでございまして、
これもロータリークラブさんと協力しながら今後も進めていきたいなと、そのようには思ってす。

○3番( 鈴木道子君 )ぜひ、今、中学生にやってるということで、6年生ぐらいになりますと対
処できる講習だと思いますので。ある自治体ではその、これは水戸市ですね。講習を受けた後に子供たちにオリジナルの認定証が手渡されるということで、自覚を持ってできることがあると思いますので、ぜひそのようなことも参考にしながら充実した教育をお願いしたいと思います。
それから、次の自転車に移ります。自転車につきましては、葉山町内で自転車走行ができる、歩道を自転車で走行できるという、ホームページに色の表示がなされておりますけれども、これはすごい自転車は、三浦半島自転車宣言をしたことと相まって、このごろのようにお天気よくなりますと、大変に多くの自転車に乗った方が当町を訪れているというような状況でございます。それで、この危険性はすごくありまして、前にも私も何回かいろんなところで申し上げましたけれども、私も2回ぐらいすごいヒヤリハットに遭いました。これ、もしお子さんがですね、実際にあったんで
すけれども、お子さんが自転車乗っててぶつかって、そのぶつかった方がお亡くなりになられたん
でしょうかね。その、ちょっと今、あれですけど、ちょっと時間たったのであれですけれども、そ
のときのその、もちろん保険になんか入ってなかったんですね。その対人の事故で、小学生が女性をはねたという事故で、神戸のほうですけれども、神戸地裁が保護者に約9,500万円の損害賠償支払いを命じたということがニュースになっておりました。これは本当に自転車はちょっとしたことで大変な事故になりますし、それからお年寄りがふえている状況ですと、もうお年寄りはちょっと触れただけでバランス崩して倒れて、打ちどころが悪くて大変な重症になるということも十分に考えられますので、この辺の周知、それからお子さんに対する自転車の乗り方の教育、それともう一つはその自転車保険の加入ですね。これは自転車保険の加入を義務化する条例制定をやったというような自治体がございます。そんなことから、まずその手前の段階で、自転車保険の案内、周知ということも、私は必要だと思っております。保険によっては自動車保険と、プラスして自転車保険もついているというような民間の保険もあるそうでございますので、ヒルクライムレースはちょっと一時休止という形にはなりましたけれども、自転車の通行は私はふえる一方だというふうに思っておりますので、その辺の行政としての安全面の対策が必要だと思いますので、この周知、教育ということをぜひお考えいただきたいと思っております。町長と教育長、御答弁をお願いいたします。

○教育部長( 沼田茂昭君 )すいません、学校についてはですね、自転車に特化した安全教育ということで、葉山小学校と上山口小学校と一色小学校で毎年行っております。乗り方から、ビデオによっての指導とか、そういったものを行ってます。長柄小学校は自転車安全教室というわけではないんですけども、いわゆる交通安全教室ということを行っております。葉山中学校は、隔年で交通安全教室を行っておりまして、ただ葉中の場合は自転車登校を認めていないというところもございます。南郷中については自転車通学を行っている生徒を中心に、自転車の安全教室を行っていると。近年、加えまして県警から、自転車交通安全用の教材というものが学校に随時配付されておりまして、それに基づいて小・中学校とも特別活動の授業の中で行っております。ただ、今、御指摘の自転車保険については、私どもも把握をしておりませんで、学校に確認をする中でそういった情報も提供していきたいと、そういうように思います。

○町長( 山梨崇仁君 )沼田部長にかわりまして、学校の見解としてですね、先日私のもとに、私の子供は葉山小学校に通ってるので、PTAのほうからですね、神奈川県PTAが主催する共済の団体から、自転車の保険に入りませんかという案内が届きました。ですので、学校主体じゃないと思うんですけども、PTAのほうからはそういう案内が回ってるというふうに認識しております。先ほどのお話のとおり、町としてもですね、講習会を開催する際にそういった保険がありますといったことを、啓発としてお知らせすることは十分可能なことだと思いますので、機会を捉えて個人の身を守る大事なことですから、十分皆さんお考えくださいという発信はしていきたいなというふうに思います。

○3番( 鈴木道子君 )自転車走行につきましては、国のほうで自転車ネットワーク計画策定ということが打ち出されてるというふうに理解しております。このことについてもぜひ努力をしていただきたい、実現していただきたいというふうに思います。すみません、時間がないので御答弁は結構です。要望しておきます。それからすみません、ちょっと前後して忘れました。2項目目で、通称シンデレラ階段のことですけれども、私もちょっと夜に見てまいりました。大変に初めのほうと終わりのほうは街灯が意外と明るくなっておりますし、そこに「街灯を壊す不審者が出ました。不審者を見た場合は警察へ連絡を」なんて紙札みたいのがかかっておりましたけれども、この、明るくするということ、暗いと
ころをもうちょっとその街灯をプラスしてほしいということもございます。シンデレラ階段等ですので、ほかの場面もあるので、安全対策としてこれを何回も申し上げておりますけれども、対処していただきたいということと、それからこのシンデレラ階段につきましては、もうあそこはもし連れ込まれたら、もうどうしようもないと。人家も坂にないので。それでぜひ、こういうところにこそ、そのメーンの太い道路、国・県道はもちろん必要ですけれども、こういう箇所箇所、小さいところにこそ防犯カメラをお願いしたいということがございます。この辺のところをぜひお考えいただきたいと思います。いかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )防犯カメラにつきましては、町内会単位でですね、協議をして補助金を交付いたしまして設置をするということで制度を進めておりますので、その協議に申し出いただければですね、対応してまいりたいと考えております。

○3番( 鈴木道子君 )実現するように、よろしくお願いいたします。
最後の逗葉医師会等との協議、胃がんリスク検診、これは協議していただいた感じではどのようなお話だったんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )少し前のことになってしまっているんですけれども、医師会長のほうに中学生の胃がんリスク検診について伺いました。そのときのお話の中では、中学生で罹患してる人はそんなにいないのではないかというようなお話で、公費でそういう新しく検査とかを進める場合に費用対効果も考えれば、余りすぐにということではないかというようなお答えをいただきました。

○3番( 鈴木道子君 )先ほどの御答弁にありました横須賀市と厚木とか、いろいろなところでテスト的にやるということでございましたけれども、伺いましたところに、横須賀市のある病院では、若いお母様にそのお医者様が、胃がんリスク検診、ピロリ菌の検査をやらせて、そのやらせてる間お子さんを保育園に預ける、その預けた時間をその費用分から、受診費用から減額すると。そこまで意識ある先生がいらっしゃるということを伺いました。それで、この胃がんリスク検診、中学生でやってるところいっぱいあります、自治体で。この中学生で見つけるということが大事で、これはそうそう数的にはあることではないと思いますが、中学生で見つける、もしその方にピロリ菌があった場合、実は実は御家庭に帰って、その御両親、親御さん、御家族にもピロリ菌がある可能性があるわけなんですね。そうすると、その中学生も胃がんになるリスクが解決する。それから親御さんもそのお話を伺って、胃がんリスク検診受けて、あった場合に対処できるということで、中学生1人のその検査が御家族何人か、2人、3人が助かると、こういう状況も大いに期待できることなんですね。それで今、逗葉医師会のお話ございましたけれども、町長その費用対効果を考えると何だかんだとか、その、人数少ないんじゃないかとか、そういうことで私は、これは逗葉医師会がそう意見だけれども、決定するのはトップ、町長の御判断だと思うんですけれども、町長、私はぜひ町長の御判断をお伺いしたいと思います。逗葉医師会の方が決めることではないと、あくまでも参考意見としてお伺いするということだと思いますので、町長のお胸一筋にかかってると思っておりますが、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )確かにおっしゃるとおり、その決定は町として行うものではありますけれども、実際にやはり専門的な、かなり専門的な分野でありまして、また検診そのものもその専門家であるお医者様がしていただけますので、我々としましてはその参考意見というのは、あくまで前提にして判断しなければいけません。その前提としてそういう御意見をいただきながら、現状では神奈川県の主導で調査もしているということですので、もうしばらく状況の確認をさせていただきたいというふうに思っております。

○3番( 鈴木道子君 )もう何回もこの胃がんリスク検診は提案、質問させていただきましたので、しっかりとお胸の中には入っていると思いますので、また近隣の自治体でやり始めたということもございますので、実現へ向けて強く期待を申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )これにて3番 鈴木道子議員の一般質問を終わります。
第4番、10番 待寺真司議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。待寺真司議員、質問者席にお着き願います。

○10番( 待寺真司君 )10番 待寺真司です。ただいま議長のお許しを得ましたので、通告に従
いまして一括質問一括答弁式にて一般質問を行わせていただきます。
まず1点目ですが、平成30年度の町長施政方針について、質問要旨のほうに細かく記載をさせていただいております8つの記載事業内容について伺います。なお、再質問においては町長施政方針全般について、この具体的な記載がない事業についても幾つかお伺いをしたいと思いますので、御答弁よろしくお願いをいたします。2点目は、2025年町制施行100周年について。町制施行100周年記念事業を、今、現時点で町長がどのように考えていらっしゃるのかを伺いたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )答弁を行います。

○町長( 山梨崇仁君 )待寺真司議員の御質問の所管する箇所につきまして、順次お答えをさせていただきます。1項目目、平成30年度町長施政方針について。1点目、施政方針の記載事業の内容について伺うの民泊の推進とあるが、30年度どのように事業展開するのかについてのお尋ねですが、住宅宿泊事業法、いわゆる民泊新法が本年6月15日から施行されることに伴い、同日から合法的に民泊が全国で開始されます。同法では、知事に立ち入り調査権や、民泊の期間などを制限する権限を与えている一方、町として独自に規制することは法令上不可能となっております。そこで町としては、権限を持つ県と協力体制を築くとともに、民泊を運営する住宅宿泊管理業者などに対し、トラブルが予想されるごみの出し方などについて説明会を行う予定です。こうした事業者への説明や協議を継続的に行うことにより、さまざまな問題を共有・解決することで、葉山の住環境を守りつつ、良質な民泊を推進していくことといたします。次に、待機児童対策として新規保育園設置とあるが、30年度の見込みはとのお尋ねですが、町ではふえ続ける待機児童を解消するため、30年4月より町内の認可外保育所1カ所が認可保育所に移行し、保育園の受け入れ枠は10人増加するものの、現在集計中の30年度の待機児童は40人台となる見込みでございます。全国的な待機児童の傾向と同様で、本町においても1歳児、2歳児が大半を占めている状況です。町では、子供の人数は減少傾向でありますが、女性の社会進出を支えるためにも、待機児童の問題は喫緊の課題と認識しております。これまでに幾つかの事業所から開設の御相談をいただいておりますが、なかなか事業化に結びついておりません。引き続き必要な支援を模索しながら、積極的に協議を行い、待機児童の解消に努めてまいりたいと考えております。4点目、運転免許返納を啓発するとあるが、具体的に何をするのかとのお尋ねですが、葉山警察署と連携し、運転免許証の返納についての啓発活動として、HAYAMA STATION等で声かけを行っているほか、「広報はやま」などでの呼びかけを行っております。また、第7期介護保険事業計画策定に向けた町民アンケートによると、要支援・要介護認定を受けていない65歳以上高齢者の61.5%が運転免許証を所有しており、75歳から79歳でも60.6%が所有と、年齢が高くなっても運転免許証を所有していることがわかりました。高齢者の老化防止のためには、外出をして他者との交流を楽しむことが重要な要素であることから、比較的元気な高齢者が多い葉山町の特徴を生かして、70歳以上の町民を対象に京急ふれあいパスへの一部補助を行うことで、元気な状態を維持し、自動車運転に限らず公共交通機関を利用しての外出が続けられるよう、支援してまいりたいと考えております。次に、山の活性を図るとあるが、山の活性とはどのようなことかとのお尋ねについてでございますが、対外的にも広く認知されている葉山の海の魅力だけでなく、潜在的な魅力の一つである山にも、町民の皆様や観光で訪れる方も親しむことができる機会や場所の創出を目指し、葉山の魅力を高める実行委員会で検討を進めております。具体的には、親子で散策する里山ツアーの開催、棚田の復田、農作業体験や学習の場、子供たちが遊べるフィールドの整備など、さまざまなアイデアが出されています。今後これらのアイデアをさらに具体化し実践していくためには、各種法令を遵守しつつ、里山の魅力を多くの方に体験していただけるよう、地元町内会の皆様や、里山の保全活用にかかわっている諸団体の方々との情報共有と協力関係を構築し、持続可能な運営方法をあわせて考えていく必要があります。次に、旧役場前バス停屋根の設置はいつまで議論を続ける気なのかとのお尋ねですが、昨年から旧役場前バス停屋根については、地域住民の利便性の向上のため、設置に向けた議論をしてまいりました。その結果、バス停の屋根だけでなく、旧役場の跡地利用とともに考えていくことが必要であると考えておりましたが、待寺議員から、建築士協会のコンペの提案を受けて結論を待つこととしました。そのため、もうしばらくお時間をかけますが、なるべく早く進捗させたいと考えております。クリーンセンターのサービスセンター化に具体策はあるかとのお尋ねですが、近年、高齢者世帯の増加に伴い、ごみ出しを高齢者自身で行わざるを得ない状況があります。一昔前は地域のつながりの中で行われてきた、近隣住民が高齢者のごみ出しや買い物支援などの相互扶助も少なくなってきているのが現状です。高齢者のごみ出しをめぐっては、適正分別されないことにより、収集や運搬への支障、資源ステーションでのトラブル、さらにはいわゆるごみ屋敷へと進んでしまうことも懸念されているところです。このように、住環境の悪化だけでなく、高齢者世帯の社会的孤立などの福祉分野としての問題と相互に関連しています。本町は、全町戸別収集であるため、排出されたごみを見ると家庭内の状況が想像できる利点を生かし、福祉分野との連携を強化することで、安心して日常生活を送ることが可能となるような取り組みを進めてまいりたいと考えております。また、福祉分野とは別に職員の発案で、葉山警察と連携し、振り込め詐欺防止のステッカーを収集車に掲示しております。今後はパッカー車に装備しているスピーカーを使用し、音声による振り込め詐欺防止の啓発を行う方向で準備しており、町民の方々が安全で安心して暮らしている町を目指したサービスを提供できるよう、戸別収集業務の発展をクリーンセンター内で議論しているところでございます。次に、町長が想像する新たな葉山ブランドとは何かとのお尋ねですが、少子高齢化が進み、日本全体が人口減少局面を迎えている現状において、行ってみたい、そして住んでみたい町として多くの方に思っていただけるよう、町民の皆様と一緒にまちづくりを進めていくことを基本的な考え方として、潜在する葉山の魅力に磨きをかけ、広く発信してまいります。その際、御用邸の町、そして日本ヨット発祥の地として脈々と受け継がれてきた歴史と伝統を重んじつつも、2019年ラグビーワールドカップや、2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機とするグローバル化を視野に入れ、国内にとどまることなく全世界に葉山の魅力を発信していくこと、これにより新たな葉山のブランドが築かれ認知されていくものと考えております。
続きまして2項目目、2025年町制施行100周年について。町制施行100周年記念事業について、現時点での町長の考えを伺うとのお尋ねですが、2025年、当町は町制施行100周年を迎えます。大きな節目となるこの年は、過去から引き継がれてきた100年の歴史を振り返り、新たな葉山ブランドの確立による未来に向けたまちづくりを進めていくため、式典の実施や記念誌の発行のほか、さまざまな事業を展開すべきではないかと思います。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。

○議長( 伊東圭介君 )引き続き答弁を行います。

○教育長( 反町和久君 )待寺真司議員の御質問にお答えいたします。
1項目目、平成30年度町長施政方針についての7ページ、学校給食基本計画(仮称)策定のロードマップを示してほしいとのお尋ねでございますが、学校給食基本計画(仮称)につきましては、平成30年2月策定いたしました葉山町学校給食基本構想改定版第4章学校給食センターの運営方法等に概略記載させていただいております。この学校給食基本計画(仮称)は、安心・安全かつ衛生的で、栄養バランスがとれ、温かくておいしい給食を基本理念として、おいしい給食の基本となる年間献立計画の策定、安全対策のためのマニュアル作成、食育の充実、アレルギー対応、給食費の公会計化など、さまざまな取り組みについての方針をお示ししていきたいというふうに考えております。今後につきましては、学校、町の担当部局及び教育委員会で、食育に関する目的を共有し、具体的な施策の連携を図るため、平成30年度から職員による検討会を立ち上げ、学校給食にかかわる基本計画の策定を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

○議長( 伊東圭介君 )再質問を行います。

○10番( 待寺真司君 )御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問をしますけれども、これをちょっと発表者になりますので…なったかな、なってない。押してるんだけどね。手書きのコンテンツはだめなんだ。すいません。あ、石岡さんになってしまった。いいですか、はい。よろしくお願いします。
それで、それでは1項目ずついきますけれども、私はいつも一般質問、総括質問もそうなんですが、答弁者は常に町長、教育長ということで、やはりお2人のそれぞれの立場のトップの方に質問というのは行うべきものだというふうに思いまして、いつも答弁者のところはお二方の名前だけなんですが、今回は消防長と、部長と入れさせていただいてるんですが、政策財政部長というふうに言わせていただきたいと思いますけれども、長い間、葉山のためにいろいろと御尽力していただきまして、そして今3月をもってそのお勤めを終えられるお二方の部長の職の方に、例年いつもこの時期に退職される部長さんに、一言最後にいただいておりますので、その時間を残しつつ一般質問を進めてまいりたいと思いますので、最後よろしくお願いいたします。長年の苦労話や、積もり積もった私への恨み節でも構いませんので、少しお言葉をいただけたらと思いますので、よろしくお願いをいたします。それでは1番目の部分で、民泊についてなんですが、これがですね、ページで言うとですね、あ、やっぱりこっちでいきますね。切りかわりました。一応緑のラインマーカーを引いてあるのが質問に関連する部分でございますので、そちらを見ていただければと思います。さて、民泊の推進というような形で書かれておりまして、法律が6月15日というともうあと3カ月ちょっとで施行されるということで、全国的に非常にこれは各自治体にとって大きなテーマになってるというふうに、もうこの新聞の情報だけでも、これ役場のね、職員の方がコピーしてくれて配られるものなんですけれども、もう民泊に関するだけで、これだけのものがもう既にこの1カ月内外のうちに届いているという状況で、私もこれは非常に注目して見ているところなんですが。そんな中ですね、大変悲しい事件があったのも町長御存じだと思います。大変若い女性が、その民泊のですね、やってた外国籍の方に、非常に残忍な殺害をされて、もう故人の御冥福を祈るしかないというようなこういった事件が起きて、さらに民泊に対する、そのいわゆる市民、町民のその、何ていうかな、不安感というのが非常に高まってると思うんです。それで一方では、この法律を施行しようとしてるですね、観光庁がですね、全区域で年間を通して一律に民泊を制限する条例は、新法の目的を逸脱すると、各自治体に注意を喚起しているというね、もう本当にお役所の上から目線のこういうことをやってるんですよ。でも、ほかの自治体は条例で規制を4割超。町長の答弁にあったように、うちは神奈川県にそのあれが行きますので、そこのところは非常にしっかりと県と連携してやっていただかなきゃいけない。それで、同じ神奈川県内の自治体である箱根町、これは期間限定、それから別荘地のその場所を区切って、ほかの、例えば京都なんかでは住宅地域、そういったところには規制をかけるような動きが当然出てます。葉山町としてやはりその低層な町並みを守ってる住宅でありますけれども、非常に各団地を中心に、空き家があって、一方では空き家対策ということもあるんでしょうけれども、その民泊に対するこの危機感というのは非常に覚えるんですが、町長この、今回施政方針で推進するというような事業推進というふうに書いてありますけども、その辺については町長としていかがお考えでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )良識的に考えると、法律が施行されていますので、その法律どおりにしなければいけないということが良識的な考え方にはありますが、私の個人的な感想を述べてしまうとですね、民泊に関して私は反対をしていきたいとは正直思っております。ただ、その民泊が、申し上げたように法律上可能になってしまいます上に、規制がかけられない町の状況を考えると、つき合わなければいけない。つき合わなければいけないのであればですね、可能な限りいい民泊を、町として可能な限り強制力を発揮できるような、いわばプレッシャーをかけていくことを何とかできないかということを、もう昨年の夏ぐらいから担当課にはお願いをしてですね、いろんな角度から検討を進めてきてもらっております。現在では神奈川県からですね、町内に宿泊事業者、民泊を行う宿泊事業者、またそれを管理する管理事業者のリストをもらうことを約束をもらっておりますので、個人情報の関係というお声もあったらしいんですが、そこは公表できるということですので、まずはそういった方々と町がしっかりひざ詰めで話し合う機会を設けていくことで、顔が見える関係を構築していくことからですね、民泊と向き合う第一歩かというふうには今思います。

○10番( 待寺真司君 )わかりました。県からそういったリストをもらえるということで、いわゆるその残りもう3カ月というようなところを迎える中で、現状、例えば町内でそういったことをやってるよとか、前どこか予算委員会だったかな、そういった質問、同じようなのがあったと思いますけれども、今の段階でその町としてそういった事業者がいるよとか、幾つぐらいあるよという情報はまだつかんでないということでよろしいですか。それとも幾つかそういったものをつかんでると。その辺はいかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )件数、戸数ではですね、把握はできてはございません。ただ、情報として、うちの近くでやってたよとかですね、町内に限らず鎌倉市さんの話が非常に多いんですけども、民泊をやってるという声がたくさん届いてはおりますが、実態としてどんな苦情があったとかですね、良質か悪質かという内容までは特に踏み込んでは把握はしてございません。

○10番( 待寺真司君 )京都市なんですけれども、やはり多くの外国人が訪れて、それで非常に民泊に対しても規制をかけていくような状況で、京都の町中歩いてると、本当にちょっとした個人の家の入り口が、いわゆる宿泊施設風に改築されてて、ただ、それはきっと京都市が厳しい条例で景観を損なわないようにという形だと思うんですけども、非常にすてきなその、アプローチがあるような民泊も見受けられますので、やはりそういったところも含めて周囲の、要するに状況にそぐうような形での指導、どこまで指導できるかわかんないですよね。認められて、こういったことになると、そのお金もうけでこうやってくるとか、海外の資本が入ってきちゃうとかって、いろんな懸念がありますので、ぜひ葉山ではね、今、町長がおっしゃられたように、すばらしい形での民泊事業、周りに一切迷惑をかけない、逆に周りの人たちが楽しくなるような、そんな事業者をぜひ誘致をしていただくようにお願いをしたいと思います。
では、民泊の件については以上で終わりまして、2点目です。ちょうど順番で給食のほうになりますけれども、教育長、非常にこれ、すばらしい理念というか、目的が書いてあって、すばらしいなというふうに思っております。ただ、これがいつまでにこちらへ示されるのかという、具体的なロードマップについてはまだまだこれからなのかなという気はしておりますけれども。非常にいい取り組みだと思いますけれども、このいわゆるこの基本計画、要するに基本構想から発展してこの基本計画になると思うんですが、この間の討論の中でも私申し上げましたけれども、この基本計画が出て、そこから給食センターの具体的な中身の設計に入っていくというのが、手順としてはそういうふうに進めるべきではないかというふうに私は思いますけれども、教育長自身はどのようにお考えでしょうか。

○教育長( 反町和久君 )これまで学校給食センターをめぐる議論の中でさまざまな側面に話が及びまして、その中で例えばアレルギー対策ですとか、食育ですとか、随分議論をさせていただきました。そういう中でですね、学校給食センターというそのハード的なもの、建造物をつくるということに中心を置いたその議論だけではなくて、そういった面についてもやはりまとまったものが必要であろうというふうな考えに至って、これをつくったということになります。もちろん理念的には議員がおっしゃられるようなところがあると思いますけれども、一方で、現状では小学校4校それぞれ給食事業を運営しておりまして、当然のことながらそれぞれにアレルギー対策ですとか、食育計画とか持ってやってるわけですね。ですので、何にもなしにそういうものじゃなくて、一応その現状で行われてるそういうさまざまな、いわばソフト的なもの、マニュアル的なものを前提として、それを集大成した教育センター…あ、ごめんなさい。給食センターをつくるというふうな構想が今まであったわけです。ただし、先ほどの話戻りますと、そういった議論の中でそういう各校ばらばらなものとか、あるいはつくった年度や何かについて、やはりできばえの差みたいなのもあると思いますので、そういったものを統一化して、町全体としての一本化した大きな計画としてソフト面のものをまとめていきたいと。少しは図面的に言うと、例えばアレルギーですとか食育ですとか、そういった個別計画を集大成したような大きな基本計画になるものだというふうに理解をしております。

○10番( 待寺真司君 )その取り組みはぜひね、進めていただく一方で、その給食センターはこれ、私も言いましたけれども、私はセンター派なんですよ。ぜひ建てていただきたいんですよ、いいものとしてですね。ただ、その中でやっぱり言ったのは、これ町長の施政方針なんですけれども、ここに書いてありますように、後世においてよい選択だったと評価されるよう、強い覚悟と責任を持って行政運営に臨んでいく。これいい言葉ですよ。ぜひそうしていただきたい。であるならば、最少の経費で最大の効果を上げる、効率化を達成してまいりますと結んでるんですね、この文章。
そうすると、もうずっと多くの議員から出てるように、何もあの急傾斜地に莫大な造成費をかけてつくることが、本当にこの言葉に合うのかということは、ぜひ町長、教育長も考えていただきたい。私ども、前回10人でしたっけ。10人が修正案に賛成して、一回とめたのは、私はそれは後世にとって議会として責任とった行動だと今でも思ってますし、これからもそういうふうに思い続けて、給食センターはもっといい形でできるようにいろいろな情報をとってまいりますので、ぜひ一緒に教育長、進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは次にまいります。3番目です。待機児童対策として、新規保育園設置という文言が8ページに出ておりますが。待機児童対策、新規保育園の設置など安心して子育てできる環境を積極的に検討してまいりますと。検討になってるんですよね。町長ね。実施する…部長、後ろで思いっきりうなずいてますけれども、予算がついてないので、どういうことなのかなと。やっぱり町長の施政方針に出るには、それなりの何かがあってですね、かなりの高確率で手を挙げる事業者がいるからこそ、こういったゼロ予算でもあるけれども記載されてるんじゃないかなというふうに、私はこれまでの議員生活の中で施政方針を何度も読んでまいりましたけれども、そのような形で盛り込まれたんじゃないかなと思うんですが、先ほどの御答弁では幾つかあるというようなお話なんですが、この本当に年度内に実現できそうなところというのはございますでしょうか、実際に。

○町長( 山梨崇仁君 )先ほどの1回目の答弁で申し上げましたが、昨年、また一昨年ぐらいからかけてですね、複数の事業所さんが葉山で保育園をやりたいというお声をいただいたことが事実ございます。場所の指定もして、設計とかですね、検討に入ってるという話もあったんですが、いずれもとまってしまいまして、成約、設置には至りませんでした。そういったことがありましたので、急にですね、先ほどの待寺議員の言葉をお借りすると、その施政方針も書かずに保育園を設置しますと急に言うのもおかしいですし、町としては大きく問題として捉えてるんですが、そういった事業所のいろんな検討がなされて今いるというふうに考えておりますので、これは本当に幸いなうれしい話なんですけども、年度内でもですね、ぜひ事業者のほうから前乗りになって、前のめりにやりたいという話があればですね、積極的に応援はしていくつもりだというふうに、改めてここで覚悟を申し上げた次第でございます。
ただ、先ほどちょっと、少し戻るんですけども、私は民泊のときにですね、1件も知らないと最後申し上げたんですが、1件だけ去年オリンピックの関係で確認をしておりまして、6月にはちゃんと正式に手続をするという話がございました。大変失礼しました。

○10番( 待寺真司君 )ぜひね、その保育園というのも、その新設の際には、非常にその全国的に、その近隣とのトラブルというか、葉山でもあそこの大蔵省の造幣局の跡地、あんなに狭いところにというようなことで、ただ、事業者が非常に周りの方たちともしっかりやってくれて、今すごくその、ガードマンまで置いていい運営をされてる。恐らくそういったことが事業者にとって足かせにいろいろなることがあるので、そこはやっぱり町がですね、しっかり地元に対して説明をして、それで幾つかあったけど立ち消えたというのは、何が原因だったかもやっぱりしっかり分析をしていただいて、事業者が来やすいような環境をつくってあげること、これがやっぱり行政のやるべき仕事だと思いますので、そこはお願いします。それからちょっとですね、私も報道等で若干聞いただけなので、正しいかどうかわからないんですが、教えていただきたいんですが、待機児童のカウントに関してちょっと方針というか、そのカウントの仕方が変わって、今、葉山は40人ぐらいでしたっけ。44ぐらい。その新方式になると幾つぐらいになってるのかというのは、それは町のほうでは、その新方式自体も私もちょっと詳しく、ちょっと聞きかじったぐらいなんであれなんですけども、それはいかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )待機児童の数え方で、今までお仕事を探しているだけの方とかですね、育児休業中の方とか、それを除外して数えてもよかったようなことがございましたが、今回新しく新方式というところにつきましてはその分も入れるということで、申し込んだ数字から入った数を引いた数が保留というような形、それが全て待機児童に数えられるような形になってますので、前に比べたらどんとふえてしまうというような、待機児童の数もふえるという…あ、今何人。30年4月のですね、申込者が、今142人おりまして、まだ調整中でございますが、その結果不承諾は60件ぐらい出しておりますので、その中でもう少し調整してほかのところに入る方がいらっしゃるかあるんですけども、きちんとした数字は6月ごろの発表ということになりますが、第一答弁のときにお答えしたように、40人台にはなるという形です。

○10番( 待寺真司君 )わかりました。新方式というようなことでそういうようなカウントをされるということも、私も今ちょっと具体的な部分を伺いましたので、40人という数字、ゼロに限りなく近づけるということで各自治体も奮闘されてると思いますので、その手を挙げてくれそうな事業者が幾つかいらっしゃるということであれば、やはりその喫緊の課題というふうに捉えてるという御答弁いただいてますので、ぜひ先ほど言ったような形でですね、事業者に寄り添う形で、また近隣の方としっかりと早い段階から交渉というか、間に入っていろいろと進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。それでは次にですね、運転免許証返納の啓発とあるがということで、これですね。今回その、先ほど御答弁でもありましたけれども、ふれあいパスというような形で町のほうで取り組んでいただいているわけでございますけれども、例えば葉山で言うと団地ですね、東伏見やつつじヶ丘、パーク・ド、シーライフ、一色台、どれもその団地の中まで現状のバスは行ってないですよね、京浜急行の。もうあの県道・国道沿いしか通ってませんので。ですから、確かにそのこういった形で運転免許の返納の啓発を町が行うことは大事なことなんですけれども、やっぱりそれを行うなら、住民の足をしっかりですね、高齢者の足をしっかり確保してからこういう啓発を進めるべきだと思います。これは、もう多くの議員さんもこれまで何度も言ってますけれども、やはり逗子の亀ヶ岡団地とかアザリエ団地を走っている、あの規模のバスは、本当にどんな狭い道でもぐるぐる行けるんですね。同僚議員と茅ヶ崎とか金沢とかいろいろ行って乗ってます、実際に。こんな場所回れるのかというところ回って行くし、家の前に停留所があるところが結構あるんですよね。そこの高齢者の方、目の前にバス来るから、すぐ乗れるみたいなですね、そういった形でやっぱり住民の足を…こういった施策を進めるのであれば、確保するということが、これ大事なんですよ、町長。ですから、もうすぐにでも真剣に取り組む大きな課題として、交通計画というお話もありますけれども、同時進行で、やはりミニバス、コミュニティーバス、これは必ずこの葉山町にとって、高齢化率がどんどんふえていく葉山町にとっては大変重要な施策となりますけど、その辺の町長の意気込みを聞きたいと思います。いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )過去、この本会議場でもですね、いろんな議論が交わされたことはよく記憶をしてございまして、その流れの中で、京浜急行バスの現行の路線バスの改善に向けた、ルートの変更も含めたものについてですね、検討していきたいということを御答弁申し上げて、御存じのとおり、昨年地域の方々、長柄の地区を中心にアンケートを取りました。結果が1回出たんですけども、余り回収率がよくなかったということで、もう一度、今これからアンケートに入るところになっております。待寺議員の御指摘の点は、私も非常によくわかるんですけども、現段階ではそういったステップを踏んでですね、そういった現行の京急バスさんの協力の中でやれることからまず入っていきまして、その上でというときがもしあればですね、また改めて、今のお話のような議論もしなければならないと、今は考えております。

○10番( 待寺真司君 )以前、私が指摘したのを覚えていらっしゃるかどうか、あれなんですけども、この総合計画の実施計画、交通施策については、具体的なものがない…なかったんですよね。30年度からの、2期目の、前期の2期の実施計画が、まだこの時期においても我々の手元に届いてない。そんな中での単年度の予算審査をしてきたわけです。きのう結論を得ました。やはり、もちろん結論を得てからね、変えなきゃいけなくなる部分もあるかもしれないんですよ。それはわかりますよ。でも、やはり、なぜじゃあ中期というか、3年間の実施計画が必要かというと、やはり、その3年間をこういう方針で町は運営していくんだよということを示す中での単年度予算というのは、私はやっぱり正しいやり方だと思うんですね。そこでそごがあったときは、PDCAで変えていけばいいじゃないですか。だって、今あれですよ、製本してないんですもの。いつでも差しかえられるじゃないですか。ねえ、副町長、笑っておられるけど。それやると、また怒られるとかってね、言うのかもしれないですけど、怒らないですよ。違うところは違うで差しかえればいいんですから。予算・決算でも随分ありますけれども。ですから、そういった形で実施計画を早めに出していくということ。その中で、私は交通施策について新たな展開があるんだったら、この質問しないで済むわけですよ。ですよね。検討します、交通計画やります、コミュニティーバスについてさらに庁内で検討していきますというのが、実施計画の中にあれば、この質問しないでいいんですよ。ですから、そういった形で、やっぱりね、初年度の予算の前には、次回は期待しておりますので、出していただくようにお願いをします。
次にまいります。町長もコミュニティーバス…いろんなところを乗りに行ってみてください。近
くでは、茅ヶ崎の海のほうを走るバスがありますから、本当に狭いところ、よく、もうバスの運転手さんの技術ってすばらしいものですよね。もうとてもあんなすれ違えないようなところとか、急カーブをぐんぐん曲がって行きます。さて、それで次でございますけれども、ちょっと順番入れかえさせていただきまして、旧役場前の屋根について、いつまで議論を続ける気なのかと書いておりますけれども、これ、ここに、町長の施政方針に「しばらく議論を続けてまいりたいと思います」と書いてあるので、こういう聞き方をさせていただいたんですが。町長から御答弁をいただいて、私の名前が出るとは、ちょっとびっくりしたんですけれども、そういった状況を今あるということは、私も当然知っておるわけで。ただ、要望として1点だけお願いしたいのは、これは本年度に実を結んでほしいなということが正直な願いです。ぜひ、本年度完成して供用できるような流れを、ぜひ民間事業者となるんだろうと思いますけれども、それから町民の皆さん、近隣…地域の皆さんとかとか、いろんな声を聞く中で、なるべく早くにですね、設置を望みますので、よろしくお願いします。これは、もう要望だけにしておきますので、ぜひ取り組んでいただければ幸いでございます。
それでは、次です。次がですね、ちょっと1個前に戻りまして、山の活性を図るとは、山の活性
とはどのようなことかということで、町長から幾つか御答弁をいただいたんですけれども、いわゆる魅力を高める実行委員会のイニシアチブで山の活性を図りたいと考えておりますということで、これは予算審査の中でも、いろいろな資料要求があって、その資料を見ながら各議員がいろいろな御意見を出した事業でございます。山の活性というのが、いわゆる町長は棚田の復元であったり、フィールドワークができるような、これは何でしょうかね、ハイキングコースの整備であったりとか、例えば青年部さんが進められているような秘密基地的な、子供たちも大人も休日遊べるというような、それを山の活性というふうに捉えてるということでよろしいですか。

○町長( 山梨崇仁君 )まさにおっしゃるとおりでございます。なかなか山にですね、入っていけないし、山を見るだけのものというふうに考える町民の方が非常に多いという認識をしてございます。私自身も、なかなか海には行く機会があっても山に行くとなると、それなりの覚悟と時間を取って行かなければいけないという気持ちがすぐにきますので、そういった点では、気軽に山に入っていけるような環境をつくっていきたい。それは公共としてですね、今でも現状に同じようなものを大和さんと個人的にもしくは団体を組んでやられてる方々何名か存じ上げているんですが、公共としてですね、そういった取り組み場を設けることで、いろんな方がより入りやすくなるんじゃないかというふうにも考えてございます。なお今回ですね、ちょっと違った視点で、この際ぜひ申し上げておきたいんですけども、当初こういった取り組みをしたいと一番初めに考えたきっかけは、やはり、ここ数年ハイカーが非常にふえておりまして、葉山の山に関しては、西側もしくは東逗子の北側から入ることはできるんですけども、なかなか木古庭・上山口の東側・南側からですね、速やかに出にくい環境があることも危惧をしてございました。そういった意味で、木古庭・上山口の山について、我々が親しみを持つべきじゃないか、出入りがしやすいようにすべきじゃないかということがそもそもありましたので、ちょっと…本当の入り口ではあったんですけども、そういったまさにお話しのように、観光の方々向けという点では、安全の確保という意味でも大きな意義を持っていることは、この際申し上げたいと思います。

○10番( 待寺真司君 )私は今の町長の考え方のね、発展だと、これ覚えていらっしゃいますか。三浦半島サミットで、横須賀の上地市長が、自転車をやめて、こういった共同でやろうということで山梨町長も何かもろ手を挙げて拍手してたような、そんな雰囲気で。非常に二子山のね、コースをこういうふうになってて、こういった整備こそ、まさに魅力を高めるんじゃないかなというふうに思うので、もちろん実行委員会の方がね、今一生懸命考えてもらってて、それはそれですばらしいことで、それをうまく実現のほうに導くのが政策課の仕事だと思うんですよ。でも、やはり若干いろいろなお話を伺う中では、実行委員会の人もやっぱりちょっと困っている部分もあろうかと思います。よくその制度自体とかですね、例えば、これは国費…町の税金が300万ずつ入った事業ですよ。いわゆる税金の使い道というのは、行政では非常に厳しいですよね、一つひとつ、稟議書上げて、やはり監査を受けてという。ただこれは、国がいわゆるふるさと創生というか、昔どんと1億各自治体に渡したようなあれで、何に使ってもいいような的なね、そういったものをという感覚で、でもそれ使っちゃ私はまずいと思うんですよ。やはり、税金ですから。それをしっかりと政策課がリードしていかないと、政策課がミスリードしたら、実行委員会はお手上げですよ。ぜひ助けてあげてほしいですね、実行委員会の方々を。
それで、これが棚田の予定地とされる上山口の唐木作のところ、私、現地踏査に行ってまいりました。今ちょうど道路工事がですね、終わったところを、先をまっすぐに入って行ったわずか50メーターぐらいですよ。今工事してる道路から。そこの山のところですね、3枚撮ってきました。これが多分一番わかりやすいかな…これがわかりやすいか。非常に今あれなんですよね。ここを見に来ていたということで、近隣の方から伺いましたので。ここ、両側…模型もありますよね。唐木作の奥って、尾根が1個出てきてて、また両側に尾根があって、奥深く、いわゆる谷戸というんですか、それがあって。今はこの状況ですよね、生い茂ってて。ここで棚田を復元するというようなことを、3年間でできるのかなぐらいな荒れ放題というような気がするんですけども、この辺は、例えば実行委員会の方と町長が一緒に踏査したとか、現地見て、これはできるねという判断をされてるんでしょうか。その辺いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )これは唐木作の場所ですね。私自身はですね、実行委員会の方とは正直行ったかどうかちょっと覚えてないんですけども、唐木作も木古庭のほうもですね、現地には何度も参っておりますので…おります。先日、横須賀のSHOKU-YABO農園という農園がありまして、そこはもともとまさにこういった場所だったところを切り開いて、今の畑と舞台をつくったりとかですね、自然に包まれたいい空間があるんですが、そういった場所に行きまして、目指す一つのビジョンとしてですね、イメージを皆さんで膨らませた機会はございました。

○10番( 待寺真司君 )SHOKU-YABOは私も存じておりますし、非常にちょっと環境エコな容器でお弁当をつくられてて、非常にヘルシーというか、私も大好きでございますので。確かにそういうイメージでつくられるということですけれども、この間も言ったように、いわゆるNPO法人三浦半島生物多様性保全、いろんな活動されてて、特に横須賀でいろいろな復元をされているという実績のある団体であることは私も承知しております。ただ、いわゆる町内にそういった方々がいらっしゃらなかったかなということと、それから町外の方が葉山の魅力を切り開いて、確かに町外の人に発信して来てもらうというのも、ゼロではないと思いますよ。でもやっぱり、ずっと葉山で暮らしている地元の人が、葉山ってこんないいところだよ。我々がこうやって頑張れば、こういうふうに復元できる町なんだよというような形で、地元の町内会や、地元の青年部や消防団や、そういう人たちと一緒にやる事業だと僕は思いますよ。だから、単純に実績があるからと言って、横須賀市に本拠を置いて、葉山の理事がいない。逗子とね、たしか横浜と横須賀の理事が多いはずです。その人たちに、もともとあった、じゃあ葉山の魅力をどう再現するんだということを聞いてみてくださいよ、町長。やっぱり、これは葉山の魅力を高める実行委員会のお金でやるんですから、やっぱり町民がしっかりと先頭を切ってやるべきだと。だから、青年部の皆さんに全部やってもらうというのは、それはわかりますよ。ちょっとそこだけにしております。そういったことで、もう少し進めていっていただきたいんですが、いかんせん3年でね、私がここに立派な、みんなが来て、収穫もできるような棚田ができるとは、正直思えないです。できるんだというのであれば、やれるんでしょうけれども。私にはちょっと想像ができなかったんです、現場を見て。それで、1点、町長は法令の遵守ということでお話がありましたけれども、私、都市計画図をきょう持って来ているわけですが、ここの唐木作、それからやろうとしている木古庭の横横の下。これは、地区で言うと、逗子葉山近郊緑地保全区域に入ってるんですよ。ただ、やる場所というのは、正直図面で具体的にどこだというのをおろしていただいてないので、入ってないかもしれない。だから、入ってる前提で質問しますけれども、入ってるとすると、近郊緑地保全区域では届け出が必要な木竹の伐採があります。それをちゃんとクリアしてから伐採してるのかどうか。その辺はちゃんと調査をされてますでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )先日の予算町長質問のときにでもですね、お答えさせていただきましたが、私の認識としましては、現状木竹の伐採はしていない認識でございまして、倒木や整備の際にあるものを処分するためにチェーンソーの購入の話の説明のときに申し上げましたが、木竹を除去しているということですが、立っているものは除去していないと、伐採していないという認識でございます。

○10番( 待寺真司君 )きのう私、賛成質問の中で、チェーンソーについて、ちょっと調査してほしいと言ったんですけれども、私は聞く限りでは、どちらの団体も買ってないんじゃないですか。買っておられますか。

○政策財政部長( 小山誠君 )私も直接確認はしてませんけど、担当のほうに確認しましたところ、購入に当たっては今年度中に購入すると。今現段階は、ボランティアさんたちの持ち込みということで、チェーンソーやら草刈り機、そういったものを利用して、若干今整備に入ってるというふう伺っておりますので、個人の所有物でやってる関係から、そういったものを購入したらいいんじゃないかというようなことで、御要望いただいて、その手配をさせていただいているというふうに伺っております。また、今、町長からも答弁ありましたけれども、木竹伐採の法定的な部分、遵守しなければいけないところは十分承知しておりまして、先ほど町長お答えになったようにですね、倒木の部分についてやってるということは確認をさせていただいております。

○10番( 待寺真司君 )わかりました。ちょっとした多分、町長に伝え方が、あのとき悪かった
んじゃないですか、そうすると。あのときはっきり購入して、伐採…倒れた木を切るのに使ってるということでしたので、もう年度ぎりぎりですよね。それで、かなりな高額な金額を、物置とかそういうものに充てられてます。もし、その年度内で購入がなければ、また多くのお金が不用額として、また国庫が入ってる部分、また返納するというような形になりますので、やっぱりちょっとね、全てが後手後手だということは指摘をさせていただきます。
それで1点、議長が予算のときにかな、町長質問のときか、どっちかちょっと記憶が曖昧なんですが、いわゆる農地の件について心配してる…農業委員会のメンバーですから。今の唐木作もそうですし、あっちも大和さんが所有するときに、所有するときにはもう非農地証明を取って取得しているはずなんですよ。いわゆる大和さんの所有権が変わらない限りは、非農地のままということだと思います。そこに、棚田を復元して、例えば米とって収穫して、お酒つくって売るとか、そういうことはちょっと非常にまずいんじゃないですか。農業委員会さん的に…に対しても。その辺をどういうふうに対応しよう…そういうことをわかって、ちゃんとNPOさんとか青年部さんに頼まれてるのかなと、非常に不安なんですよ。その辺はいかがですか。

○政策財政部長( 小山誠君 )ちょっとうまく私も答弁できるかわかりませんけども、これも担当のほうに確認しましたところ、当然今御指摘いただいてるように、私ども産振の…産業振興課農業委員担当、そちらともすり合わせをする中で、今議員おっしゃるとおりですね、このような対応したらまずいんだよという情報はいただいております。おっしゃるとおりですね、公売をするだとか、そういうことになると問題があると認識してございまして、今、棚田の復田をする際にもですね、それを公売するという目的ではなく、体験学習の場というような捉え方から、自分たちで育てて、自分たちで食べるというようなことを主眼に置いて、今、取り組みをしていきたいというように考えてるところでございます。

○10番( 待寺真司君 )つまり、いわゆる農家資格というか、農業としてやるのではなく、一つのレジャーというか、そういう位置づけ、観光という位置づけになるんでしょうか。それだと、別に非農地証明を一旦出してしまったところでも、復元しても構わないということで理解してよろしいですね。わかりました。それで、実は唐木作に行こうと思ったら、葉山ガーデンさんの…何かな、ある水源地のところ。これ、何かえらいはげ山みたいになってるんですけども、これは何なんですか。何なんでしょうかなんて言って。何ですか。都市経済部長、おわかりになりますか。

 

 

○都市経済部長( 永津英彦君 )承知しておりません。

○10番( 待寺真司君 )これすごい目立つんですよね。これ、誰が何をしてるというのは、誰も
情報つかんでないんですか。都市経済部でつかんでないとしたら、これ、どういうことでしょう。
これもね、ちょっと向こうから撮ったんですけど、前こんなでしたっけ。誰がどうやってるんです
か。環境課になりますか。ここ近緑でしょう、多分。だって唐木作のね、道路工事しているところの左の上のほうですよ。わかりました。みんな首かしげてるので、誰に届け出出して、どうしたんですかね、これ。じゃあ、ちょっと調べてください。あと10分しかなくなっちゃったので。調べていただきたい。それからもう1点なんですが、私ちょっとね、写真をね、ちょっと危なくて撮れないので、ちょっと人づての話になってしまって恐縮なんですけれども、私がこの間勘違いしてた青年部さんがやりたいと言ってた場所は、逗葉新道の料金所のずっとトンネル寄り。いわゆる浄化センターのその先の右手あるいは左手。このあたりが、青年部さん秘密基地としていいなということで話をしたんだということで、私はちょっと場所を大南郷川の左と勘違いしてたので…したんですけれども、今そこの場所が非常にきれいさっぱり刈られてて、一体誰が何のあれでやってるんでしょうか。その辺はつかんでおられますか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )ちょっと団体名は今持ってないんですけども、ボランティア…緑を守るボランティアの関係の方が、そこに伐採をしていただいているというところです。ちょっと名前が今、正式な名前が今、手元にないので申しわけないんですけど。

○10番( 待寺真司君 )その認識でよろしいんですかね。ちょっと場所確認するんですけれども、あそこはあれですかね、公共下水道センターの脇に、私、パッカー車を置く場所つくってくれと、実は言っているんですけれども。それで、これがそうなんですが、ここに本来もう1本ね、町長、トンネル掘る予定であるんだけど、土地まだあるんですよ。聞いたらここ南郷公園の一部だよって。その延長だから、当然あそこも南郷公園の一部ですよね。今、教育部長答えられたんでしょう。なのに、あんなに切られてて、その団体名もわからない。それから、何をやってるかもわからないって、どういうことでやられてるんですか。木は全部切っちゃうんですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )失礼しました。景観まちづくり研究会葉山というところでございます。29年の2月20日に都市公園の施設管理許可証の交付をしておりまして、逗葉新道沿いの南郷上ノ山公園の敷地である山の斜面の樹木がツタに覆われている、その立ち枯れをしているところを、ボランティアの団体さんが整備したいというところで許可を出しているというところでございます。

○10番( 待寺真司君 )ちょっと一度現地踏査行ったほうがいいかなと、正直思います。もちろん、ツタが絡まって枯れてしまう古木。今の大雨で地滑りを起こしたら、あそこは逗葉新道にもしね、そういったのが流れ込んじゃったら大変な惨事になるから、それは一方でいいと思いますけども、やはりどういう目的でね、状況もしっかり町が把握してる中で、民間の人の力を借りるならいいと思いますよ。もう、今のちょっと御答弁とか対応では、やはりそれが共通認識になってないんじゃないかなという危機感を覚えますので、ぜひですね。それで、一方では緑を守る、緑を守ると言ってて、緑、随分さっきの上山口にしても、切っちゃってるなというのは正直な思いですので、その辺はしっかり対応をね、行っていただきたいと思います。
それで時間が残り6分となってしまいまして、町長お願いしますね。その山、守るんでしょう。
ね、山をもちろん活性化するのもいいんですけれども、そういった形でどんどん伐採するのは、本当に正しいかどうかは、実際現地に足を運んでいただいて考えていただきたいと思います。それで、また次のに…クリーンセンターのサービスセンター化に具体策はあるかということで、ちょっとお話をさせてもらいますけれども、先ほどの御答弁をやっていただくこと、振り込め詐欺もスピーカーでやるとか、非常にいい取り組みをされてるのと、やはり現業職員の方が、ものすごく親切な対応してくれるんですよね。この間、私、フェイスブックで上げさせてもらったんですけど、主馬寮公園のですね、入り口のど真ん中に、本当に大きなですね、大きな塊が落っこってて、もう家に帰ってビニール取ってこようと思ったら、ちょうどパッカー車が通ったんですよ。そして、ビニール積んでたので、それで拾ってね、捨ててくれたんですよ。そういうことを、今現業の方、本当に親身になってやっていただいてるから、ぜひこれは続けてっていただきたい。具体策はあるのかということでね、書かせていただいたけれども、どんどんね、そういった職員のアイデアを取り入れて、助けていっていただきたいと思います。
それで、何でここを入れたかと言うと、きのうも言いましたけれども、生ごみの資源化施設なん
ですよ。生ごみを、結局資源化施設をつくったら、分別しなきゃいけないわけですよね、徹底的にきれいに。生ごみ以外のものがばんばん入ってしまって機械を通すと、機械の寿命はすぐ短くなっちゃいますよ、久喜で見てきたような機械は。ですから、分別を本当に逗子市と葉山町はお年寄りが多くなっていく、あるいは認知症のニュースを見る限りでは、今後日本での認知症と疑われるべき方が、ちょっと非常に多くなるであろうという報道も聞いたこともございます。ですから、そういった状況ある中に、本当にごみまで…生ごみまでしっかり分別させることを、両市町が旗振り役をするのかというのが非常に僕はね、ちょっとわからないんですよ。町長、そこいかがですか。

○町長( 山梨崇仁君 )実際に、逗子市と葉山町の分別も違うことから、いろんな違いがまだまだあると思いますし、市民のごみに対する意識、葉山町の町民の皆さんの意識と、大分いろんな意味で細かく違うんじゃないかというふうに思っております。生ごみと一口に言いましても、いろんな事業系の生ごみもありますし、すぐにこの生ごみを、全町的に分別をしていこう、そこを入れていこうというふうに、現状でまだ私もそこまで把握しきれてはおりませんので、今後ですね、どのような方法で、どのような収集体制が取れるのかということ、ただ、先進的な事例はございますので、葉山に適した方法を取れるように、逗子市のほうにも理解をもらえるように努めていきたいと思います。

○10番( 待寺真司君 )わかりました。例えば、この間、伊藤部長も行かれてお話聞いてると思
いますけれども、久喜市はもう新しい焼却炉つくったら、あの資源化施設使わないというお話なんですよね。それで、逗子で燃やしてもらってるって。それから、今後また三浦半島という大きな協力…自治体の中でね、やっていくに当たって、今、本当に資源化施設をつくっちゃうことがいいかどうかは、しっかり考えてくださいよ。僕はね、やっぱり植木剪定枝のチップ化なら賛成しますよ。生ごみは絶対あそこにはつくらせたくないというふうな、改めて強く申しておきます。
それで最後、100周年記念事業なんですけれども、私はこういうのをちょっと自分自身で、これ
までの議員生活でいろいろなとこへ行ったときに考えました。でも、これは時間ないので見ていただきたい。それで、町全体を一つの僕は大きなテーマパークにして、町わくわく、住民が毎日安全で笑顔で暮らせる。そういったことによって、多くの方々が町外から葉山暮らしを体験してくれるような町、そして、体験したことによって楽しいから住みたいと思える町、そして、住んでよかった町というのを、今後の100周年のテーマにしたいなと思って、こういうことを考えました。ですので、新たな葉山ブランドという部分ではですね、やはりこれから…今までの過去も大切にするという町長の答弁ありました。それ大変大切なことです。ただ、変革を恐れてはいけなくて、変革の先にこそ夢があるというふうなお話を、この間の議長会で聞いたことがありますので、やはり変えるべきところは大胆に変えていくということも必要だと思いますので、よろしくお願いします。では、残り1分ずつになってしまいましたけれども、小山政策財政部長、長い間お疲れさまでした。何かございましたら、一言お願いをいたします。

○政策財政部長( 小山誠君 )すいません。貴重なお時間をですね、私のために割いていただいきまして、ありがとうございます。待寺議員おっしゃるとおりですね、この3月31日をもって、私、昭和56年に役場に奉職しまして、37年間、議会議員の皆様初め各種団体のですね、役員の皆様方に御理解、御協力いただく中で、何とかやってこれたなというふうに思っております。また…そうですね。私、37年間4人の町長の補助職員としてですね、自分なりには全うしてきたというふうに自負しているところでございます。そこで言えるのは、私の支えになっていただいた職員の皆さん、その支えがあったからこそ今があると、無事卒業ができるというふうに思ってるとこでございます。本当に皆様に感謝してるとこです。ありがとうございました。(拍手)

○10番( 待寺真司君 )福本消防長、お願いします。少しオーバーしても大丈夫です。

○消防長( 福本正己君 )お時間いただいてありがとうございます。通告書の答弁者にですね、消防長とあったので、間違いじゃないかなと思ったら、こういうことだったと…すいません。このたび3月31日、未来日になってしまうんですが、定年を迎えます。消防長として2年間、消防行政を通しましてですね、議会の皆様には関係を持たさせていただきました。また、消防は町民の生命、身体、財産を守る組織としてですね、重ねまして議会の皆様には協力とですね、御理解をいただきまして、本当に深く感謝しております。ありがとうございます。今後ですね、消防法の1条に記載させていただいております火災等の鎮圧、傷病者をですね、安全・確実に医療機関へ搬送する、そういったことで社会、公共の福祉の増進に寄与しているのかなということをですね、町の消防職員みんなにわかってもらうような、一々一々確認しながらですね、消防というものをですね、盛り上げていっていただきたいと、そのように考えおります。本町のですね、総合計画にも記しております安全で安心して暮らせるこの葉山町というまちづくりに、いつも貢献しているのか。そして、町民の負託に…期待にですね、沿った消防活動をしているのかというのを、いつも確認しながら続けていきたい。そういったことをですね、事務の申し送りとして確実に伝えたいと、そう思っております。どうも、2年間ありがとうございました。(拍手)

○議長( 伊東圭介君 )既に持ち時間が経過しております。これにて10番 待寺真司議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は3時30分からといたします。 (午後3時02分)
 

○議長( 伊東圭介君 )休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時30分)一般質問を続行いたします。第5番、11番 笠原俊一議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。

○11番( 笠原俊一君 )11番 笠原俊一でございます。議長の許可を得ましたので、本日は2項目、第四次葉山町総合計画の実施計画について、葉山流のおもてなしについての2項目について質問をさせていただきます。なお、本日5人目ということで大変皆様お疲れでしょうから、なるべく時間を詰めて、早めに終わりたいなというように希望をしております。
先立ちまして、3.11でお亡くなりになりました方々の御冥福を祈り、また多くの被災者の皆様の長期にわたる御労苦や御努力に対し、微力ではありますが、今後も公私にわたり応援を続けてまいります。今、当時を思い返しますと、7年前の平成23年3月は統一地方選挙の年で、議会も諸事情から、3月10日の予備日を使い終了したその翌日であったこと、また私の所属する逗子葉山ライオンズクラブが、町内にある児童養護施設の児童のひとり立ちを支援する毎年恒例の記念事業として、高校3年生を中心に中学生の卒業生、小学校の卒業生10名前後の子供たちと一緒に箱根の名所を歩き、見学をする1泊旅行の前の日の震災であり、急遽この事業を中止したこと。そして、翌週には逗子と葉山のロータリークラブと合同で、逗子の駅頭で義援金募集をしたこと。6月18日は、我がライオンズクラブの被災地支援の活動として、軽トラック、軽ワゴン、軽ジープ3台にキャベツを満載して、宮城県仙台の地域の復興の基地の1つ、大衡村役場に出向き、キャベツ満載の車ごと3台を進呈し、その後、私を含めた4人が伴走車に乗り換え、可能な限り被災地を視察したこと。その際協力していただいた伴走車は伊東議長であったこと。毎年この季節の震災関連の報道があると、一緒に被災地支援に尽力した2名の物故会員や、こうした活動を思い起こします。さて、まず初めに訂正をお願いをいたします。質問要旨の中で、1-2で中期実施計画30年度から32年度と記載をいたしましたが、第四次葉山町総合計画は3期に実施計画を分けてありましたので、私のほうで間違えました。正しくは、第1期後期実施計画となっております。ちなみに、33年度からは第2期との記載がありますので、おわびして訂正をさせていただきます。また、総括質問では、一般質問のような通告の要旨の記載がなく、2月19日の総括質問初日に、私は風邪のため早退いたしましたので、同様の質問をされた同僚議員がいられましたらお許しをいただきたいと、このように思います。
さて、本題の質問ですが、第四次葉山町総合計画の期間は、構想期間の10年間を6年間と4年間の2つに分け、初めの6年間。27年度から32年度の確実な計画実行のために、3年ずつに分けた実施計画が示されております。27年度から29年度の3年間が第1期の前期として、そして30年度から32年度の3年間が第1期の後期として、基本計画に示したとおり…基本計画に示したとおりの形で目指す姿を実現するために、具体的に事業を示したものであります。各年度の予算編成や事業実施の指針となると、このように記載もあるとおり、このような実施計画の位置づけが明文化をされています。ということで、まず一番初めに、30年度はこの指針がないということでよろしいのか伺います。

○政策財政部長( 小山誠君 )お答えになるかどうかわかりませんが、多分こういうことかなというふうに私なりに理解をしてお答えをさせていただきます。冒頭にお話ありましたように、前期実施計画、この部分につきましては、何度となくお答えをさせていただいておりますけれども、28年度の事業振り返りということで、昨年の夏以降、各課とですね、振り返りに伴うヒアリングを実施してまいりました。この部分については、政策財政部3課協力のもとですね、合同で総合計画の振り返りを行ったところです。その後、総合計画の審議会へ報告するとともに御意見をいただく中、昨年12月にですね、その結果を公表させていただいたところでございます。当然、そのヒアリングとともにですね、後期の実施計画。今、議員が御指摘の30年度の指針となる部分でございますけれども、その後期の実施計画策定に当たってのヒアリングも、その場で行って、当然振り返りを踏まえた部分あわせてですね、30年度以降の後期に反映できるよう、計画立てをさせていただいてるところでございます。

○11番( 笠原俊一君 )私のほうは、このね、27年度から29年度の総合計画の実施計画と、この中の2ページに、実施計画では基本計画に掲げた40の基本施策を着実に推進するための具体的事業を示しております。各年度の予算編成や事業実施の指針となりますと。このように記載をされているので、まだ次の、今、先ほど言いましたように、実施計画の30年度から始まる第1期の後期に示されていませんね。ということで、30年度についてはこの指針がない。ないんだから、ないですねと言ってるだけ。ここに、前の中に書いてあるでしょう。もう当然小山部長は、もう先ほどの…何ですか、卒業のための、待寺議員からいろいろなお話をされて、御努力はわかってますけれども、矛盾するじゃないですか、書いてあることと。だから、指針は、30年度の指針はありませんでしたと言うしかないでしょう、出してないんだから。だからないでしょう、出てないんだから。イエスかノーかしかないじゃないですか。そういうふうに前のときに書いてあるんだから。だから、今の前段の待寺議員も盛んに言ってたとおり、今回は申しわけありません。ありませんでした。これから早急につくりますというのが普通じゃないですか。いかがでしょう。
 

○政策財政部長( 小山誠君 )確かに御指摘のようにですね、今現段階においても、後期実施計画については、議会の皆様のほうにもお示しをしてませんし、公表もしてない今状況にあることは重々承知しております。せんだっても総括質問の中でも御指摘をいただく中で、当然予算編成に当たっては、そういった部分があってしかるべきだろうという部分の御指摘も、わかるところは理解しているつもりではございます。ただ、言いわけになってしまいますけれども、この部分については、当然予算編成方針の中にも、明確にですね、後期の実施計画を見据えての予算要求並びに予算編成を行うというところは、職員のほうにも徹底をする中で、30年度の予算については取り組みを図らさせていただいて、予算を上程させていただいたというふうに思っております。今現段階においてですね、総合計画実施計画については…後期実施計画については、でき上がってる状態ではございます。また、御指摘いただいてる公共施設の総合管理計画、第1期実施計画、こちらのほうもほぼでき上がっております。ただ、一番難関なのが中期財政計画。こちらの予算の裏づけというところで、御指摘は再三いただいてるのは重々承知しております。30年度の予算についても、それをもってですね、計画立てはさせていただいてるんですが、何分にもですね、30年から32年の数字だけではなく、先般予算を上程するに当たって、大規模事業の財政推計、そちらのほうをお示しさせていただいて、シミュレーションに基づいて長期財政計画を今現段階…最後の詰めの段階に入ってる状況でございます。そういったことから、やはり出すに当たっては、3つ合わせて出すことが信ぴょう性を持つものというふうなことから、大変御指摘いただいてる部分重々承知なんですが、今お出しできないような、今状況にあると私は思ってるところでございます。

○11番( 笠原俊一君 )我々は行政が示されたいろいろ資料をもとにして質問をしたりしていきますのでね、そういったことが落ちているから、これから頑張ってくれというような意味合い、先ほど待寺議員も言ってましたよね。そういうことを含めて、ないようにということで苦言をしながらしていかなければいけない。そういう宿命ですのでね、おわかりいただけると思いますけれども、この中で3ページの中に実施計画事業費という中でも、健全な財政運営を維持しつつ、事業を着実に推進していくためには、中期的な財政見通しを踏まえながら財源を確保する必要があることから、葉山町中期財政計画と連動させますと書いてあるんですね。だから、そういうこと書いてあるじゃないですか、どうしたんですかと聞いてるんですよ。恥ずかしいでしょう。ね。予算特別委員会の中でも、私はいろんなこと指摘をしました。多分、だから総括質問の中でやられた方がいるんじゃないかなというような中で、町長から善処していくというような言葉もいただいておりますけれども、本来的には善処じゃないですよ。これを示しているのは町長、あなたでしょう、ね。そういうことをきちっとやっていかないからこういうことになると、先に言っておきます。次に、実施計画の4ページにPDCAサイクルについての記載がありますので、このことについて改めて前期実施計画としての29年度の数字となりましたので、このことについても一言伺っておきます。いかがでしょう。

○町長( 山梨崇仁君 )笠原議員、大変申しわけございません。29年度のというとこまで伺って、その後「伺います」というふうにお言葉聞こえたんですけれども、もう一度質問の趣旨をよろしいでしょうか。申しわけありません。

○11番( 笠原俊一君 )趣旨はね、事業計画の進行管理ということで、PDCAサイクルというものをつくったでしょう。振り返りながら事業を展開していく。こういうのをやってないからできなかったのかなと思うわけですよ。出さなかったから。さっきやってるというような話ありましたよね。だから、きちっとやってれば、もう出せたはずですよ。でしょう。今、逆に考えていったわけですよ。出なかったのはどういうわけなのかな。この進行管理がきちっとできなかったから出せなかったのかな。先ほどのね、計画が出てこなかったのかなという逆の見方をしたから聞いたんです。言ってることわかりますか。いかがですか。それをやったよ。でも、提出までに至らなかった。こういうことでしょう。さっきね、いろんなこと…そういういろんなことしてると言っていたから、わかってはいるんですけども。きちっとね、せっかくだから計画書いてあるんだったらば、何回も言うようでしつこいようですけども、きょうのテーマは私はこれなので。もっとどんどん言っていかなければいけないので、細かい一問一答式ですから、分解して伺ってるんですよ。こういうPDCAのサイクルについては、十分にやって、資料いただいて見ましたから、わかってはいるんですけども、最後のところでどういうわけだか出してこなかったと。こういうことなんじゃないかなと勝手に推測はしてるんですけど。まず、いかがでしょう。

○政策財政部長( 小山誠君 )今、御指摘の部分、先ほどもちょっと答弁させていただいて繰り返しになってしまいますけれども、28年度事業に伴う振り返りという意味で、昨年8月にですね、各課のほうと政策財政部3課とヒアリングを実施してございます。それとあわせて、30年度以降のですね、後期実施計画。そちらのほうのヒアリングを含めてですね、実施してございます。ただ、予算編成に当たってもですね、当然、編成方針の中で、振り返り並びに後期実施計画策定に当たっての内容を網羅した形で、30年度の予算編成をする旨をですね、各課のほうに徹底し、対応を図らさせていただいてございます。ただ、先ほども申し上げたように、当初予算の編成時までにですね、お示しができなかったというのは、確かに御指摘のとおりということで理解しているところでございます。

○11番( 笠原俊一君 )28年度の振り返りということで、私も理解はしております。このサイクルに書いてあるとおり、ここにはプラン・ドゥー・チェック・アクション、PDCA。予算の編成、そして事業の実施、評価、予算の反映と、こういうサイクルでもって前のものを評価して次に向かっていきますよということで示してるわけでしょう。だから、それがきちっとやってれば、28年度が評価して、29年度に反映して、そのまだ途中…29年度は途中でしょうけれども、次の計画につなげていく。だから、途切れがないようにしていかなきゃいけないんですよ、行政はね。それをまず言っておきます。次に、またもう少し嫌な質問をしていかなきゃいけないんですよね。行政というのは、新年度は4月1日から始まり、当然、第1期の後期実施計画は4月1日から始まるんですよね。確認をしなきゃいけない。いかがですか。4月1日から30年度が始まるんですよね。4月1日以降なんですか。4月1日ですよね。確認します。

○政策財政部長( 小山誠君 )笠原議員おっしゃるとおり、4月1日から新年度入ります。そういったことで、昨日、今、予算を認めていただいたこともございますので、その執行に当たっての準備を現段階からも取り組みをさせていただいているところでございます。

○11番( 笠原俊一君 )私のね、所属するいろいろの会では、新年度事業計画。その予算というのは、新年度が始まる前に提出をして、総会に諮ってる。こういうのが一般的なところです。既に、今言われたとおり、新年度の一般会計予算について、私も修正案とともに、他の原案についても私は賛成して可決をされております。本来であれば、実施計画はこうやって年度の始まる、審査が始まる前に、きちっと出されていく。こういったものが当たり前で、今年度はそれができなかったと。どこにそれじゃあ、逆にプラン・ドゥー・CA、どこに何が問題があったかということも、ぜひとも反省して研究、検証してください。先ほども言ったように、予算の特別委員会の中で、最終日の町長答弁の中でね、今後は改善に努めますと、こういうことでまとめて、横山委員長が町長の長い…何ですかね。言いわけを改善しますと一言で言いましたよと、まとめていただいたので、それ以上言うつもりはありませんけども、こういう苦言をびしっとね、肝に銘じていただかないと困る。二度とこういうことがないようにして頑張っていただかないといけないというように思っております。これもまた、まだ続いて言わなきゃいけないんですけども、平成27年4月に27年度から32年度の6年間の中期財政計画が示されて、総合計画と合わせてスタートしたことから、実施計画の前期計画に合わせ、27年度から29年度の3年間は、どの計画も対象事業としての事業費を計画的に反映してると記載があります。ということで、残念ながら今回はなかった。もう余り質問してもしょうがないので、この件はね。実施計画と財政計画は連動していることから、平成30年度から32年度までの第1期の後期実施計画についても、本来であれば、30年度予算審査以前に財政計画と連動したものが示されないと、本来では整合性がつかない。整合性がつかないんですよ、書いてあることとね。それは十分に反省をしていただきましたでしょうか、町長。

○町長( 山梨崇仁君 )貴重なお時間をいただきまして、計画についての御指摘をいただいておりますので、少し丁寧にお答えをしたいとは思いますが、まず初めに結論から申し上げますと、町長質問の際に私が答弁いたしましたとおり、予算の編成に際して、今回のように実施計画また財政計画等でですね、見込みと両立すべきものについては、なるべく年度内でなく、年内を目指しますというふうに御答弁をいたしました。それは、次回からなるべく変えられるように努力していきたいということは、改めて申し上げたいと思います。
ただ、この話に関しましては、議員の皆さんもですね、これまでこういった計画ものは常に年度末に出ているものという認識は当然あるものだと思います。3月に出すものということは、従来どおり、行政側もそういうふうに考えて今回つくっていたんですけども、正直に申し上げると、予算の前にと言われたことは、私自身も余りこれまで認識がなかったので、改革だというふうに思ってございます。どこまでできるかわからないためにですね、まずは努力をしたいということを今申し上げているところにあります。決してこれは否定すべきものではありませんで、昨今の地方議会のあり方についても、2000年の地方分権一括法施行後、地方議会の重みがすごく増しております。皆さんもいろんなところに行って、たくさんの勉強をされている。私はうらやましいと思うんですけれども、本当にいろんな情報、知見をお持ちの議員の皆さんがですね、行政が行うことについて、従来は政策、もしくは予算書にある施策レベルで事業を判断するものがですね、今、事務事業にまでしっかり取り組もうと。ひとつ行政のあり方について、一緒に考えようという気持ちがあるから、こういった実施計画についてもですね、しっかり判断をしたいという気持ちがあらわれているというふうに思っております。ですので、そういった議会の進展について、私たちもしっかり歩調を合わせなければいけないという気持ちから、来年度できればですね、できればですけども、実施計画について、なるべく振り返りはですね、出せるようには必ずしていきたいですし、できれば、本としてまとまったものをお示しできるように努めていきたいということを申し上げておきたいと思います。70本年度は、そういう意味では、実はもう何度も申し上げるように、策定は終っているんですけれども、実施計画等…公共施設の実施計画と中期財政計画の3点を一緒に出そうというふうに考えているために、現状、中期財政計画の最終的な詰めを行っておりまして、そのために待ってる状態にあります。もし、きょうにでも必要ということであればですね、とりあえずお示しすることはできますので、改めて御意見をいただければと思いますが、そういった状況でございますけども、来年以降はなるべく早い時期を目指していくということを改めて申し上げたいと思います。

○11番( 笠原俊一君 )あのね、やっぱり総合計画の根底が覆っちゃうんだよね。やっぱり、総合計画というのが、32年度ですか。そういった計画をきちっとピラミッド式にできてる計画というのがね。だからそれが出してこないということは、基本構想は36年度までで、この36年度までを分解して基本計画があって、実施計画がきちっと期間というものを設けてある。それがそういうものが出てこないと、根底が覆っちゃうんですよ。ですから、それは十二分にもう、これだけ言ったんだから、またほかの議員からも再三言われてますから、十分に御理解をしていたものと理解をします。それでは、引き続きまして、葉山流のおもてなしについて伺います。町長の施政方針、これも余り早く出てこなかったので、これは…それを言うのはやめておきますけれども、この1ページの中に、おもてなし、葉山流のおもてなしと…おもてなしということでね、3回言葉が出てくるんですよ。で、質問なんですけれども、30年度施政方針の冒頭の記載で、29年度には海外チームに対する葉山流のおもてなしを海外に示したこと。30年度は、2年後のオリンピックやパラリンピックに向けて、外国人おもてなし講座を開設等を進めていくこと。そして、町全体におもてなし意識の向上に向けた取り組みを進めていこうと。こういうことだろうと。これは、過去、現在、将来にわたって町から国内外に葉山のイメージ戦力だと。イメージ戦略を掲げたんだと。こういうふうに私は理解をさせていただいたんですけれども、過去、現在、将来にわたってということだろうと。もう一回しつこく言います。町から国内外に葉山のイメージ、こういう戦略だと理解しておりますけども、間違いないでしょうか。こういう理解でよろしいでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )過去というお言葉ございましたけども、私はどちらかというと、過去はですね、以前、この本会議場でもおっしゃった議員の方がいらっしゃいましたが、葉山という名前は、やはり御用邸…天皇陛下がいらっしゃるところの映像で皆さんに知らす機会があったり、また、石原裕次郎さんの名のもとに、さまざまな映画やですね、メディアを通じて葉山という名が配信される機会が多かったというふうに思います。実際に、それが企業の保養所がつくられたことによって、多くの企業の方々がいらっしゃる中で、葉山という名の価値がどんどんどんどん上がっていく時代があったと思っております。それが過去だとすると、現在ではそういった保養所もなくなり、またメディアで取り上げられる機会も余り多くなくなりました。陛下がいらっしゃっていただけることが、とても大切なことだというふうに改めて認識しておりますが、そこに頼らない葉山町の新たな発信の仕方を考えなければいけないという責務からですね、葉山としては、できれば新しい魅力として葉山の環境や、海外をおもてなしをする姿勢というものを発信できないかというふうに、オリンピックを使ってできないだろうかということを考えたことを、こうしてまとめて記載させていただいたところでございます。

○11番( 笠原俊一君 )今、町長から言われたとおり、葉山のイメージというのは、以前はね、御用邸ということで、その以前、町長お読みになったかどうかわかりませんけども、私の雑学の中では、葉山の郷土史だとか、御用邸ができる以前は非常にさびれた漁村だったと。そして、葉山という字の由来というのは、端っこの山というように書いてあったということも読んだことがあります。いつのころからか、先ほどの同僚議員からの、緑あふれる、葉っぱが茂る山があるんだと。こういうすばらしいイメージなんだと。葉の山となって、いい言葉だというふうに私も感じておりますけれども、端っこの山の時代じゃね、本当に端っこで、何かちょっとさびれたイメージ。それが、御用邸ができ上がって、葉山のイメージが内外ともに示された。先般、町長がベルツ博士の非常な…何ですか、薫陶。こういったことも、我々の知らないことを御提示いただいたということで、いい勉強になったなと。さすが、後から来た方のほうが、葉山生まれの葉山育ちの人間よりも、そういうことの勉強が偉いんだなといったところは、感心したところがございました。
そして、問いに移っていくわけですけれども、29年度、英国選手団が来町された。そして、こう
いった方々が、この葉山に対する何か御要望があればね、伺っておきたいなと思うんですね。私も大同生命の研修センターで、おもてなしの一助として自分の持てる居合道の披露を、たまたま国際交流協会のメンバーの一員としてお手伝いをさせていただいたことはあるんですけども、その中で、やっぱりオリンピックの選手ですから、優秀なアスリートはやたら飲んだり食べたりしないんだよということを、体協の会長から…今の会長からね、教えていただいたんですよね。体調管理をしてるから、やたらに飲んだり食べたりできないんだよ、笠原君。あ、やっぱりそういうものなんだなということを、改めて勉強させていただきました。ですから、おいしいから食べな。そういったようなおもてなしじゃないんだなということも一つ勉強になったわけですね。逆に、海外からそういった選手と膝を交えてお話をする機会がいっぱいあったので、逆に葉山の行政に対する、あるいは葉山の町民に対する御要望というものが、選手の方あるいは取り巻きの方と言ったら失礼になるのかな。そういった方からあったら教えていただきたいと思います。

○町長( 山梨崇仁君 )要望で応えられない点もございますので、この際ですので申し上げさせていただきたいと思います。一番初め、やはり今回の英国チームもそうですけども、葉山に…江の島周辺での滞在における日本での生活のアドバイスをしてほしい。それは語学も含めてということが、やっぱり第一に来ています。これは、今回の施政方針にも書かせていただいたように、葉山にはいろんな語学に堪能な町民の方々がいらっしゃいます。笠原委員も所属されている国際交流協会なんか、まさにその代表格ですので、ああいった皆様に御協力をいただくことで、そこは何とか応えられてるのかなというふうに思えてるところがあります。ここからが問題でして、セーリング競技は海外から会場で使うセーリングのヨットはもちろんのこと、コーチが乗る船であったりとか、さまざまなトレーニング機材などを持ち込むんですが、持ち込むに当たっての、やはりコンテナの設置の問題。これがいまだ解決というふうには至ってませんで、いろんな国が課題として抱えております。コンテナに関する建築基準法の問題ですね。設置の費用が大変高額になるということで、場所の確保も含めて非常に大きな問題になってございます。そして、宿泊に際しての宿泊場所の問題場所が大きくあります。なかなかないので、去年も違法という状況でありながらも、民泊をしている選手団が幾つかあったということも聞いてございまして、町内にも1カ所ありましたので、私も承知をしてございます。あとはですね、選手からお願いというふうによく言われるものは、やはり、例えば江の島までの通いの道であったりとか、選手としては、あとはここで、葉山の近辺で使える運動施設、トレーニングルーム、ジムなどがないだろうかという御相談もあります。そしてもう一つは、コンテナの問題につながるんですが、できれば荷物を置いて母国に帰りたいというチームもありまして、置き場所がどこかないですかという相談もいただいておりますが、なかなかこれも町としてもですね、屋内での保管となると非常に場所が厳しいということで、申しわけないというお返事を今はしているところでございます。そこに関しましては、民…失礼しました。空き家の事業の中で、空き家を使っていいという方がいらっしゃるので、滞在にはなかなか空き家も…いろんなグレードの空き家があるので、滞在となると大変お金も維持費もかかるんですけども、荷物を置く場所ぐらいならということで、今、政策課を中心にいろいろと調査をしているところにはあります。問題として申し上げると、今のように宿泊場所、それからトレーニングルーム、それから彼らの荷物を置く場所、そしてコンテナの置く場所と、そういったものが今大きな問題にはなってございます。

○11番( 笠原俊一君 )やはり、2020年に向かっていろんな課題がまだ町として解決しなければいけないものもあるのかなというような、今、町長のお話からわかりました。また、先ほど12番の議員からのいろんな質問とも重なってくる質問もいたしますけれども、オリンピックがさらに近づくにつれて、いろんな応援団あるいは選手の関係の方々、また内外のビジターというんですか。そういう方々、追っかけと言ったらいいのか、芸能界のそういった方、興味のある方々。そういぅった方々がたくさんふえてくる可能性があると思うんですけども、こういったことに対して、国や県からの、例えば具体的な町に対する要請というものはあるんでしょうか。

○政策財政部長( 小山誠君 )今、お尋ねの部分についてはですね、具体にですね、県のほうからこうしてほしい、ああしてほしいという部分は、極端な話伺って今ないところでございます。ただ、葉山として今回ホストタウンということで、英国チームのですね、受け入れというところで、国に対して手挙げをしている、そういった動きがございます。それを挙げたことによって、じゃあ町民とどういった部分でのですね、交流会ができるかとか、そういったもろもろの課題を先方のほうにも投げかけをしつつ、来年度ですね、30年度どう対応していこうか。そこら辺の調整を今してる段階でございまして、個別具体に、国・県のほうからこうしてほしい、ああしてほしいというお話は今ないところでございます。

○11番( 笠原俊一君 )国・県等からね、具体的な要請はないと言いながらも、やはりいろんな諸事情、諸問題の解決に、町長みずからかわかりませんけど、いろいろ奔走したというような、いろんな要求もあったよ。いろんな解決に向けて努力もしたよというお話もいただいたので、これからますますいろんな問題が出てくるのかなという思いがしてるんですね。それで、かつて葉山町でも神奈川国体が開催をされたときに、当町では情報収集あるいはいろんなものの対応というんですかね。そういうことに向けて、事前に国体準備室というものを設けた経緯があるんですけども、今回もそういったものを準備して、前もって先手を打っていくということが必要なんじゃないかなと私は思うんですけども、国体よりもオリンピックというのは大きいサイズですよね。これ間違いないですよね。いかがでしょう。

○町長( 山梨崇仁君 )オリンピックはもちろん、かなり規模が大きいと思いますが、国と県とですね、甘えてしまってるようですけども、藤沢市さんがどうしても中心になりますので、オリンピックの対応という面では、葉山町は特段国・県とですね、協議する機会はほとんどございません。むしろ、そういった事前の国ごとでですね、滞在したいんだけどということで、国のマネージャーや関係の方から声をいただいて、葉山としてはこういうことができますということをお返しするまででございますので、直接的にはそれほど葉山町としてですね、働くという機会は、余り今のところ想定がないのかなというふうには思っております。どちらかというと、そういった中心的に動かれる方々の中で、困った問題を私たちが受けとめてできることがあればというふうに思っておりますので、特に選手は江の島ではなくて、葉山港で練習をしたいという希望もはっきり聞いてございますから、葉山港との連絡を取り合ってあげたりとか、そこのルートを説明したりとかですね。海外の方からすると、私たちからすると気の知れた道路ですけれども、看板も読めませんので、そういった方々に対して案内するだけでも、大分安心感を持ってもらえると思います。そういったサポートの面に力を入れて考えますと、現状では特に政策課と生涯学習課が主体となっていますけれども、そういった連携の中で対応できるんじゃないかなというふうに、今は思っております。

○11番( 笠原俊一君 )そうしますとね、先ほど私が一番初めに言ったように、過去…過去じゃないよというような言い方もされましたけども、現在、将来にわたって、国内外に葉山のイメージ戦略としても、大いに利用していくというようなトーンで聞いてましたのでね。非常にその前段階では積極的。でも今の町長の答弁は消極的。せっかくだったらこういったものを利用して、葉山のイメージをもっとよくしようじゃないか。そして葉山に住んでもらおうじゃないかということにつなげたいんだよ。ということで私は聞いてるので、前向きなんですよ、私は。聞いてることが。何でそこで消極的にならなきゃいけないの。せっかくこういうチャンスがあって、向こうで勝手に来てくれるんだから、もっとうまく使って、もっと準備室を設けながら、もっと人を呼び込んで、葉山のイメージを…これチャンスじゃないですか。何で取り入れていかないのというイメージを持ってます。ですから、どんどんこれを利用して、国体準備室なるものを設けながら、国・県に…やらないんだったら私がやりますよ。葉山ですよ。宣伝していくんですよね。今の葉山の町長は若くてやる気がありますよ。ウィンドサーフィンの元選手でしたよ。葉山っていいとこでしょう。宣伝しながら、向こうが勝手にいろんなマスコミ使ってくれるんだから、いい手じゃないですか。もっと前向きに準備室をつくって、さっき言ったように、国体レベルよりもっと上なんでしょう、これ、オリンピックって。ただ、葉山の会場じゃないと言いますけども、練習は葉山の会場はする。黙ってても人が来るということをおっしゃってましたよね。使わない手はないじゃないですか。いかですか。

○町長( 山梨崇仁君 )おっしゃるとおりです。御質問いただいたのが、オリンピックそのものにどこまで町がかかわるかという指摘だと思いましたので、直接的に江の島で行うセーリング競技にはというふうに申し上げたんですが、イメージで申し上げると、かつて日韓ワールドカップサッカーが行われたときにですね、サッカーの試合は横浜スタジアムや韓国で行われてましたけれども、あのとき、大分県の中津江村に滞在したカメルーンチームの話題が、ニュースで再三取り上げられて、皆様今、中津江村というと、ああ、あったねというふうに言われると思います。あのときの目指しているところは、中津江村を目指すというのがですね、ちょっと…ちょっと大胆に言うとそういうところにありまして、実際に競技会場だったりとか、サッカーの試合の勝ち負けというのは、江の島でやっていただい…セーリングの勝ち負けは江の島でやっていただきますけれども、そういったチームとの交流だったりとか、村を挙げてというような取り組みが報道されるような機会を設けていきたいなというふうにお考えいただけると、わかりいいかと思います。それが今は、葉山にはイギリスチームがメーンで来ていただいてますので、例えば、私は以前、別の会合でも申し上げたんですが、イギリスのBBCで葉山という名前がですね、報道されるとか、海外のメディアで葉山に滞在しているこのうちのチームがあるんだという報道のされ方でも、大変ありがたいなというふうに思って、それを目指していきたいと思っています。

○11番( 笠原俊一君 )やっぱり積極的に動いたほうが得だということが、御自分の中でもいいのかなと。いろいろな葛藤があると思いますけども、いろんな意味合いで、それこそ先ほど言われたように、空き家対策。そういったものを解決する一助になるんじゃないか。なるべくいい方向に、いい方向に持って行くのが、やっぱり手腕。そして、担当の部長たちの、何ていうか、能力と言ったらいけないかな。手腕なんじゃないかなと思うんですよ。この期を逃さず。あとはだって無料でなかなか宣伝してくれませんよ。そういったことを、ぜひとも、先ほどのね、12番議員の質問のアピール…PRということにつながってきますけどね、そういったこともやってもらいたい。前向きにやってもらいたい。その中にはね、やっぱり町内の4カ所の歩道橋。そういったところに、横断幕を掲げるとかね、そんなことを…町民知らない人もまだ結構いますからね。それを前もってやる。あとは、もう一つは、葉山警察署だとか商工会と連携してね、町内至るところに人が来たときの案内、PR活動。プラスしてね、もっていけば、商業活動もよくなるかもしれない。いろんなビジターの方が来られたときに、商工会も対応するし、いざとなったら警察もつるんでいて応援していってもらったほうがいろんなことで助かりますので、そういう組織づくりをね、前もって早め早めに立ち上げるんですよ。そうしたことのほうが絶対得策であるし、将来的にこの葉山の町が、変な形しなければね、いい形でやればPRになる。先ほども質問の中で、英国チームが近代美術館に行ったとかね。あのチームが近代美術館に行っただけで、マスコミがなるじゃないですか、話に。そういう持っていき方も、ぜひされたらどうかなというふうに私は考えていますので、ぜひともそうう前向きの…準備室をつくるかどうかわかりませんけども、そういう位置づけのなったポジショニングをつくる必要があるんじゃないかな。以前のときは、前に議会事務局にいた後藤さんが準備室の室長になって、行け行けどんどんじゃないけれども、いろんな情報を取りながら、前向きに、さすが葉山と言われるような動き方をね、やってたというふうに私は考えてるんですけども、もう一回そういったポジショニング、つくられたらどうかな。短期でいいですよ。終わるまでのね、ポジショニングでも。そういったところに…何ですかね、そういう方を何人か特別に、その期間だでもやっていこうじゃないかというようなお気持ちはありませんか。今年度じゃなくても結構ですよ。

○町長( 山梨崇仁君 )今の笠原議員のお話のようにですね、英国チームが近代美術館に行った。確かに話題になると思いますし、歩道橋に横断幕を掲げて「Welcome」と書くことも、やっぱり一番わかりやすいと思います。私も県の懇談会でですね、いろいろ皆さんインターネットでとかですね、言うんですけども、結局最後はのぼり旗がダーッと並んで、歩道橋におっしゃるとおり横断幕掲げられてるのが、一番選手からすると、お迎えしてくれてるんだなと感じられると思いますという、私もそのとおり思って発言をした経緯がございます。そういったことをですね、やっぱり取り組んでいかなければいけないなというふうにも思っているところでございますけども、最後に御指摘の部署をどうするということにつきましては、現状では秘書広報の、広報をつくる…広報誌をつくっているメンバーがですね、政策課では中心となり、また町の体育協会関係に一番つながっている生涯学習課が、そのスポーツの面から、英国とのコミュニケーション。ほかの国のチームについても、しっかり連絡を取ろうという体制を取ってございますので、お話しのように新しい展開をですね、彼らのほうに投げてみると、いろんな反応をもらえるメンバーがおります。若いメンバーすごく柔軟に考えられるので、その中で力不足…人手不足ですね。人手不足とか、もう少しメンバーが欲しいということになれば、おっしゃるように、もう少し強化をすることを考えてもいいのかなというふうには思いました。

○11番( 笠原俊一君 )携帯だとか、スマホ、フェイスブックだとかね、いろんな今の携帯機器を使いながら、あるいはBCLを使いながらということはあるんですけども、そういったものを使えない方もいっぱいいるんですよ。葉山にはですね。ありとあらゆる葉山の町民の方々がそういったことを知らしめて、葉山ってすごいとこだよとみずからがね、自信を持ってお迎えできるような体制をつくるということが、私は葉山のおもてなしの原点なんじゃないかなと思います。また、いろんな英国チームがだしに使うと言ったら失礼になっちゃいますけれども、そういった方々が来られる。だから道路が狭いから何とかしなきゃいけないよとかね、そういった展開の仕方で、県・国に申し入れるチャンスでもあるんですよ、いろんな形で。警察といろいろな商工会で協議しながらやっていくことに問題点が出たら、こういったためにも絶対必要でしょうという言い方が、そういうチャンスを生かしながら、いろんな方面に持っていくことというのが行政手腕。我々も思いっきり応援しますのでね、そういったものに持って行きながら、できないことを成し遂げるということをやっていかれるといいじゃないかなと、私は思ってます。
私はもうかつていろんなことをやってまして、できないと言わない。なせば成るというような思いで、何とか知恵を絞ってやっていこうじゃないかとやった経緯もあります。できないことはできないんだと諦めちゃだめですよ。やっぱりやってね、とことんやって、どうだとやってると、どこかでね、その努力を見てて応援してくれる人もいますし、いいアイデアをいただける県・国の方もいられますし、それをいい形でまちづくりに反映をしていただきたいと思います。
話は変わりますけれども、逗子・葉山ライオンズクラブでは、葉山を気持ちよく歩く、あるいは車で走る通勤・通学の子供たちが、雨の日に、狭い歩道の草が足を濡らして邪魔になったりしないように。また、車と歩道の間に伸びた草にごみが絡まっている。こんなことから、昨年の10月に長柄交差点から御用邸まで、国道134号線の清掃を行いました。しかしながら、人数が少なかったということで、かつてボンジュールさんがあった葉山トンネルというんですか。あそこまでしか、約3時間つくって、軽トラック2台分のそういう雑草。そういったものがあったんですね。それをもう一回もっと続けてやろうじゃないか。仲間が通って、俺たちがやったやつ、すごいきれいになったよ。ライオンズのジャンパーを着てるとね、よくやってくれたね、暑かったでしょうって声かけてくれる人がいたんです。この18日に日曜日、決行いたします。ぜひとも皆様のお力もいただきたい。そして、前回、その軽トラック2台分のね、雑草を町のほうに処分していただいたんで、ほんと助かりました。
このようにね、話はまた飛んでしまいますけども、各家庭で来客があるとき、まず一番初めにすることは、玄関の掃除、あるいはトイレの掃除、靴を並べる。こういったことが各家庭のおもてなしの原点。そういったおもてなしの原点ということをぜひとも参考にして、来るべきオリンピックに向けていろいろな知恵を絞って、おもてなしの原点というのは何なんだろうな。行政でできること、民間でできること、みんなでやること、それをリーダーになって旗振りの先頭を切っていただくのは町長、我々はその横に、あるいは前に、後ろに、持ち上げながら一緒にやりますのでね、ぜひともそういう意味合いで、いろんなことを知恵を絞ってやっていただきたい。これは私、本当は総括質問で、総括質問用にやろうと思っていた全部質問なんですけども、諸事情でやらなかった。ましてや、ちょうど風邪引いて、やらなくてよかったなと思ってますけども、それを一般質問用に、きょうは1個1個説きながら、来るべきオリンピックに向けて、この葉山の知名度と、町長が施政方針で描いたものをぜひとも実現するための姿勢、そしてその計画の問題点、これをあえて卒業する2部長、耳が痛かったでしょうけども、最後までうるさいやつがいたぞということも将来のあなたたちの糧になるんではないかと思って、あえて言わさせていただきました。ちょうど、もう少し早く終わる予定だったんですけども、終わります。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )これにて11番 笠原俊一議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )本日の日程は全て終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。 (午後4時21分)

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更新日:2018年09月20日