葉山町議会 平成30年2月20日
平成30年 葉山町議会第1回定例会会議録(第3日)
招集年月日
平成30年2月20日(火曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前 10時00分
閉会
午後 5時31分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席 13名 欠席 0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 横山すみ子 | 出席 |
第2番 | 金崎ひさ | 出席 |
第3番 | 鈴木道子 | 出席 |
第4番 | 飯山直樹 | 出席 |
第5番 | 石岡実成 | 出席 |
第6番 | 山田由美 | 出席 |
第7番 | 近藤昇一 | 出席 |
第8番 | 窪田美樹 | 出席 |
第9番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第10番 | 待寺真司 | 出席 |
第11番 | 笠原俊一 | 出席 |
第12番 | 土佐洋子 | 出席 |
第13番 | 伊東圭介 | 出席 |
第14番 | ( 欠員 ) |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
政策財政部長 | 小山誠 |
総務部長 | 太田圭一 |
福祉部長 | 仲野美幸 |
環境部長 | 伊藤義紀 |
都市経済部長 | 永津英彦 |
教育部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 福本昌己 |
総務課長 | 鹿島正 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局長 | 田丸良一 |
次長 | 廣瀬英之 |
局長補佐 | 永井秀子 |
主任 | 佐々木周子 |
会議録署名議員の詳細
番号 | 氏名 |
---|---|
第7番 | 近藤昇一 |
第8番 | 窪田美樹 |
議事日程
第1 議案第 50 号 平成30年度葉山町一般会計予算
第2 議案第 51 号 平成30年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第3 議案第 52 号 平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第4 議案第 53 号 平成30年度葉山町介護保険特別会計予算
第5 議案第 54 号 平成30年度葉山町下水道事業会計予算
(以上5件 総括質問、予算特別委員会設置・付託)
1 鈴 木 道 子 【一問一答式】
平成30年度町長施政方針及び各会計予算について
2 土 佐 洋 子 【一問一答式】
平成30年度予算および施政方針
3 窪 田 美 樹 【一括質問一括答弁式】
(1)平成30年度葉山町一般会計予算
(2)平成30年度葉山町介護保険特別会計予算
4 畑 中 由喜子 【一問一答式】
平成30年度当初予算および町長施政方針について
5 近 藤 昇 一 【一問一答式】
(1)平成30年度一般会計予算
(2)平成30年度国民健康保険特別会計予算
(3)平成30年度下水道事業会計予算
議事の経過
○議長( 伊東圭介君 )おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
――――――――――――――――――――─────―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )会議の冒頭でございますが、伊藤環境部長より、昨日の2番 金崎ひさ議員の総括質問に対しましての答弁に対しまして、訂正の申し出がございますので、許可をしたいと思います。案件は、廃棄物資源化処分事業、逗子市共同処理負担金についてでございます。
○環境部長( 伊藤義紀君 )すいません、お時間をいただきありがとうございます。昨日、金崎議員の総括質問の際、逗子市への基幹改良費に係る葉山町応分負担金7,476万円について、今後10年間の継続と答弁をさせていただきましたが、逗子市さんの償還期間年数が10年間でございます。本町の負担金は償還開始年度以降からの負担となりますため、平成36年度までの6年間でございました。おわびして訂正させていただきます。申しわけございませんでした。なお、基幹改良費を含めた平成30年度予算案の可燃ごみ処理費の総額につきましては、逗子市での処理単価が下がったことにより、今年度民間委託費より若干下回る状況となっております。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )2番 金崎議員、よろしいでしょうか。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )それでは、日程第1「議案第50号平成30年度葉山町一般会計予算」、日程第2「議案第51号平成30年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第3「議案第52号平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第4「議案第53号平成30年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第5「議案第54号平成30年度葉山町下水道事業会計予算」の5件を一括議題とします。
昨日に引き続き、総括質問を通告順に行います。第1番、3番 鈴木道子議員の総括質問を通告に従い一問一答式により行います。
○3番( 鈴木道子君 )3番 鈴木道子でございます。本日、平成30年度予算に関して、また町長施政方針に関して、幾つか私の気になるところをお伺いをいたします。
最初に、町長が施政方針でおっしゃっていらっしゃいます…ここですね。失礼いたしました。町民の皆様への還元も大切ですと。増加する扶助費から目を背けることはできませんが、新たな暮らしのゆとりには政策相互のシナジー効果や、行政的な投資対効果が見込めることを大切にして、いわば付加価値の創出が見込める事業を、福祉、健康、そして将来への希望である教育分野を中心に充実を図りますという一文がございます。この福祉、健康、教育分野、そしてそれに加えて町民の安心・安全という大枠の視点から何点か質問をさせていただきます。
最初に、医療費無料化、昨日も10番議員の質問等ございましたけれども、このことについてお伺いしたいと思います。中学3年までの医療費無料ということにつきましては、義務教育世代、小学校・中学校までに対する行政の対応のあり方という点から、私ども公明党もまずは一つの大きな区切りとして中学3年までの医療費無料化ということを政策に掲げてきておりました。20年ぐらい前にもう既に私どもは中学3年までという政策でございました。平成3年からずっと医療費…乳幼児医療費無料化、徐々に対応をし、また進んできた中で、また多くの議員からも医療費無料化についての要望・質問が寄せられている町の状況だというふうに理解をしております。この義務教育に対する行政の対応のあり方として、ずっと昔ですけれども、私ども結党以来、昭和38年1月の参議院本会議で初めて、参議院議員である故柏原議員の質問で、教科書無償配布ということを提案し、また当時の池田首相の憲法の理想を実現することに努め、昭和41年度までには義務教育の教科書を全部出したいというような名言もございました。そして教科書無償配布が昭和38年から段階的に実施され、昭和44年に全小・中学、児童・生徒対象に完全実施されたというようなこともございます。それ、そういう観点から、大変に義務教育世代への教育のあり方、そして健康に対するガードという観点から、この医療費…乳幼児医療費無料化が進められたところでございます。昨日の質問の中で、中3までの医療費無料化が12月からの実施ということについてのやりとりがございましたが、重複する場面もあるかと思いますが、私はその12月からの実施についての、なぜ12月からなのかということをもう少し詳細に、丁寧に御説明を再度お伺いをさせていただきますが、よろしくお願いいたします、部長。
○福祉部長( 仲野美幸君 )小児医療の拡大につきまして12月からとした理由でございますが、一番の理由といたしましては、システム改修、町の共同電算でしておりますシステムを10月からTKCのほうに変えるというところでございまして、今のシステムで改修をしますと100万円単位…150万円ぐらいのですね、システム改修のお金がかかりまして、今お願いしても4月当初には間に合わない状況でございます。そして、準備ができても残り…10月に変わるまでの間が大変短期間の間にそのお金が、150万というお金が、投資したお金が無駄になってしまうというところが一つの…一番の問題でございました。また、それ以外にも受給者証を皆さんに発行して、全ての方に平等にこの医療費が無料になったということを公平にお知らせすること、医師会、また審査支払機関との調整、医療機関とに周知などに必要があったことから、本来でしたらば31年度から、4月から、きちんと学年の変わるときにというふうにも、一つの案として考えたんですけれども、少しでも早く町民の方々にその拡大をしたいということで、システム改修が10月から新しくなる、改修の期間として1カ月、皆様へ医療証をきちんと発行できる、調整できる期間と、1カ月というのをいただきまして、12月からの実施ということで今回提案させていただきました。
○3番( 鈴木道子君 )きのうのやりとりで、お金と子供たちの健康とどちらが大事かというよう
な質問もございましたけれども、町長の御答弁にもありましたように、もちろん子供たちの健康、そして私どもも子供たちの健康、これが一番であるということは論を待たない、お互いに共有する思いだということは十分に承知しているところでございます。システム改修による150万円ぐらいのお金が無駄になるというような状況があるんだということでございますが、私どもにとっては150万、大きなお金で、少しでも今、財政厳しい折に、節約しなければならないところだと思っております。これはわかります。その次ですね、全ての人に…先ほど、本当は31年度からやりたかったものを、少しでも早くということで前倒ししているんだという、職員の方の御努力もよくわかります。愚痴みたいなことになりますが、今日、この少子・高齢化ということをもう本当に、もっと早くから手を打つべきことだったと私は思っております。フランスでは特殊出生率が低下したときに、子育て支援、あらゆる手を尽くして施策を実施した結果、合計特殊出生率が戻ったというようなことも、もう何年も前に報道されたところでございます。もっと早くにこの子供を産み育てやすい環境というものを完璧につくるべきだったということが、とても痛切に思っているところでございます。町長の施政方針の中にもそのような文面がたしかありましたね。「あのころもっとこうしておけば、昔はよかった、そのような言葉を幾度となく聞いてきた世代として」というような文面もありましたけれども、本当にこれはもっと早くにね、手を打つべきだったと思いますが。そこで、150万のお金が無駄になるということもございますが、このお金をまず無駄にしないことを考えて、システム改修のときにこれにはのらないで、この150万円は使わないと。そして、きのうの議員にもありましたように、遡及して本年4月からという実施、これについては、先ほどのお話で、全てに平等に知らせるということ、また医療機関との調整も大変だというようなお話ですけれども、これは私は、町は大変だと思うんですけれども、周知に対する徹底、あらゆる手段を使って強力に周知をしていけば、町民の皆様には伝わるところだというふうに思っておりますし、また、遡及してお支払いをするという、町民の皆様の手間ということもありましょうけれども、できないことではないというふうに思っております。その点については部長、いかがでしょうか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )葉山町の小児医療の助成制度につきましては、御承知のように平成3年…あ、平成17年当初から何度か段階を経て助成をふやしてきたところでございまして、過去にも年度途中で改正をしたことがございますが、その時点でも遡及ということはなくですね、皆様に御理解いただいていることでございますので、今回もそのようにお願いしたいと思っております。また、近隣の市町村につきましても少し、昨日の時点でございますが、調査したところ、やはり皆さん遡及なしでこの始めるときからということで御理解いただいているということも聞いております。
○3番( 鈴木道子君 )あ、そういう状況があるんですね。それはわかります。過去にも遡及をし
なかったと。近隣でも遡及してない状況だと。それについては、あ、そうですかという私の感想なんですけれども。だったら、できないことはないですねと。過去葉山がこういう形でやってきたこともあるという点、それから近隣でもそうだという。それは今までの状況であって、今回そうしないで、4月からやりましょうよということに対する、何といいますかね、この波及的な理由であって、私は4月から遡及してやらないという決定的な理由ではないというふうに受け取っております。過去がそうであっても、近隣でそうであっても、今、今日、大変な少子・高齢化ということがあらゆる場面で訴えられてきております。そういう状況下にあって、今までとは違ったことを、違ったやり方で出発するということがあってもいいというふうに思うんですけれども。きのうのお話から、それで私のきょうの質問から、町長にお伺いいたしますけれども、この判断は、やはり私は制度としては4月1日から実施という…遡及という形でですね、できないことはないと思うんですけれども、その辺の行政側の御努力を大変に期待し、そしてまたそうするべきであると私は思うんですけれども、町長、いかがでございましょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )仮にですね、4月1日からということであれば、やはり行政としてはもうこの時期から準備を重ねて、先ほど部長の答弁でもありましたけども、もちろん窓口担当ももちろんですけども、診療報酬の支払いの外部機関、また医療機関等とですね、協議を重ねた上で、準備にかかって4月1日を迎えるべきだというふうに思います。遡及という方法が技術的に可能かということであれば可能なのかもしれませんが、実際にそれによって人為的なミスが起きたりとかですね、関係機関との連絡調整がうまくいかないケースなどを考えると、そういった一定のリスクを踏まえると行うべきじゃないというふうに思いますので、できることであれば、従来どおりの方法で、一番速やかな方法ということで、31年度4月を待たずして、せめてこの冬の時期はですね、なるべく医療機関にかかってもらって、予防をしてほしいという気持ちもありますので、なるべく早い時期、12月から開始をしたいという気持ちを今回お示ししてございますので、御理解いただければというふうに思います。
○3番( 鈴木道子君 )私は直接に職員の皆様が携わっている場面は経験したことはございませんけれども、お話を、部長のお話、また町長のお話を伺うにつけても、やっぱり緊急な課題の、大きな一つの施策だというふうに思っております。このことに関しては、ある程度私の懸念するとろを今お伺いいたしました。これ以上お伺いするということは平行線になるかもわかりませんので、このくらいでやめたいと思いますが、でも、納得したわけではございません。首長の判断一つで…失礼。やろうと思えば、私は、職員の皆様大変、またミスを犯さないようにということに気をつけるということは大変なことだと思いますけれども、中学生までの全員ではございませんので、たまたま医療機関にかかった方に対する手の打ち方ですので、私はこのくらいのことはやっぱりやっていいんじゃないかと思います。行政の姿勢として。ほかの自治体もこうである、こうであるということはよくわかります。安全パイをとってそういうやり方をやるんだと思いますけれども、万が一漏れが出た場合の手当て、それはもう絶体絶命のことではございません。手当ては後からでもできると思います。このくらいのことは私はやるべきだと思います。全然違うことでも民間企業は相当なことをやっております。やはり行政と民間はもちろん違うことはよくわかっておりますけれども、これからは行政の姿勢として、思い切った、川を一歩またぐような、そういうことも必要だと思っております。今までのすごく時代が大きく変わって、IT化になって、本当に毎日毎日が目まぐるしく変わるようなこの社会状況の中にあって、それに歩調を合わせていくというような行政の姿勢としても、やっぱりトップの心持ち一つの私は案件だというふうに思っております。私はそのトップである町長について、現場の方のいろいろなお声も町長はよく御存じだと思いますけれども、町長のトップとしてのその決意、その英断、そういうものが、ルビコン川を渡るような、そういう…何ていうかな、一歩をぜひ踏み出していただきたい案件ですし、また、踏み出さなければならない、今、直接に面している政策の一つ、それに葉山町はぶつかっているというような捉え方をしております。もうやめますけれども、質問は終わりますけれども、私はよくよくお考えをいただきたいということを、この言葉を最後にいたしまして質問は終わります。納得したわけではありません。もうちょっとやりたいんですけども、ちょっとやめます。
それで、次に健康に関してですが、産後ケアが新しくできると…施策として盛り込まれておりま
すけれども、この対象施設が7つほどの町外の施設だということですけれども、これはちょっと細かくなりますが、町外7施設といいますと、具体的にお伺いしてもよろしいでしょうか。もしおわかりになるようでしたら、お伺いをさせていただきます。
○福祉部長( 仲野美幸君 )産後ケアで実施していただく機関につきましては、逗子にあります産科、あとは助産師さんのいる助産所というところで、きのうもお話ししたんですけれども、やはり対象者の方が通院なり、診察なりしていただいている、受診しているところとの連携でございますので、ここというふうに決まりではなく、例えば対象者の方が違う地域であっても、そちらと連携がとれれば、そちらと新たに契約を結んでやるという方向でも検討していきたいと思っております。
○3番( 鈴木道子君 )大変にその利用者のことをおもんぱかった施設を考えているということで、これは大変に評価するところでございます。それから、また健康に関しまして、貯筋運動ポイント制導入ということで、昨年第3回定例会でも、ちょっと昔を思い出しまして、平成13年第4回定例会ですかね、私が初めて貯筋運動ということを申し上げまして、それからほかの議員の御努力もありまして、貯筋運動がなされております。これにポイント制導入。ポイント制導入に関しましても、横浜市の例を挙げながらその後私も提案いたしましたが、この貯筋運動が商工会との連携で、貯筋運動ポイント制導入ということで、大変に励みになるようなところだというふうに思っております。これを貯筋運動のみならず、このポイント制導入ということについてはこれからも広げていくべきことだというふうに思っておりますけれども、まず第一歩で貯筋運動のポイント制導入が提案されております。これからの希望を持つポイント制導入について、またその運動も貯筋運動のみならず、前回私が提案しましたような運動等も含めまして、これから大きく広がるような施策であるというふうに理解しておりますが、そういう気持ちでいてよろしいのでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )今回はやまカードという、町のカード協同組合で活用されていらっしゃるものを、町としても加わってですね、カード組合に加わってその利用を促していくというふうになります。実はですね、ほかの部署においても同じようにそういったポイントカードで還元をしたいという部署が幾つかあったんですが、内情をこうお互いにですね、カード組合の方と話し合っていきますと、やはり一概にこう、じゃあすぐにという段階にいかない事情も多々ございまして、まずは今回貯筋運動でトライアルをやらせていただきたいということから話をしたところにあります。幾つか事例を申し上げますと、例えばそのポイントをどうやって責任持ってつけるのかという管理者の問題だったりとか、ポイントカードがたまったときにですね、誰にどの条件で渡せるようになるのかといったことを詰めていきますと、なかなかどうしても、ポイントとは言いながらも現金に還元できるものですので、非常に取り扱いが難しいというところがありまして、今回まず貯筋運動でやることになりました。むしろ広げていきたいという気持ちが多々あるんですけども、引き続きのこれは検討の課題だというふうに思ってございます。これでうまくいけばですね、ほかの部署でも活用していきたいという声がありますので、順次拡大をしていければなというふうには、願ってはおります。
○3番( 鈴木道子君 )ぜひこれから、いろいろなところが手を挙げてポイント制をということがありましたら、速やかに対処して、このポイント制を導入し、町民の皆様が、本当に楽しみながら予防医療の運動ができるという状況をますますつくられていくことを希望しておきます。
次にですね、そうですね、安心・安全ということについてお伺いいたしますけれども、前にも私
伺いましたけれども、街灯がLED化になりました。そして大変明るくなって、とても喜ばれてい
るところでございます。このLED化になった直後から、実はここが暗いんだとかいうお話が何件
か私のもとに届いておりますし、またほかの議員も、ところにも届いているというような状況がご
ざいます。そして具体的なのは、例えば南郷にあります通称シンデレラ階段、あそこがやはり子供
たちが通学するのにとても暗いんだというような具体的なお話もございました。随所にそういうところが点々とあらわれてきておりますので、これへのやはり対処というものが私は必要だというふうに思っております。LED街灯にしたこの一連の流れで、これらの不安箇所に対する対処というのは今後…もう一度伺いますけれども、いかがでしょうか。
○都市経済部長( 永津英彦君 )LED化したのはですね、平成26年度から開始していまして、当初ですね、10年間の債務負担ということで、毎年のその委託料を確定してしまいまして、なおかつ台帳ですね、どこにどういった街灯がついているというような台帳も含めて、灯数全てで契約をしてしまっているのが状況で、その結果として簡単に増設ができないとかですね、そういったことをここ数年間回答させていただいている状況ではございます。若干予算の中で工事費をとったりとかというところで、現場の状況で位置を変える、数はふやさないけれども、位置を変えて明るさを確保するとか、そういった部分の予算は確保させていただいておりますので、どうしても私道があったり、防犯的な、民有地に立っているもの等を整理している状況ですので、道路課の範疇の街灯の増設というのは非常に厳しい状況ですので、意味の違った観点での増設を考えるしかないのかなというふうに都市経済部としては考えています。
○3番( 鈴木道子君 )違った観点からということで、その質問ちょっと置いときまして、今おっしゃられますと、そうすると10年間ですと、今思ったんですが、10年後にはまた契約を新しくするので、その時点でのその増設というのは考えられるんでしょうか。
○都市経済部長( 永津英彦君 )10年後ですね、一般的に言うリース契約みたいな形が終了しまして、基本的に全ての街路灯が葉山町のものになります。所有権を持つことになりますので、その後は再度ESCOのような形でリースを続けるか、引き取った形で、過去にやっていたとおり全てを葉山町が維持管理するということになれば、当然単独で増設したり、移設したりということが可能になるというふうに考えています。
○3番( 鈴木道子君 )わかりました。これは二次的な対応として今お伺いいたしました。まずその前に、安心・安全ですので、平成36年まで待つということは到底考えておりません。そこで防犯上、安全・安心な、防犯上の視点から、また今のLEDの契約とは別の形ででもいいから、やっぱり手を打つべきだというふうに思います。また次に防犯灯のことについても私は言及したいと思っておりますけれども…あ、防犯灯じゃない。失礼いたしました。防犯カメラ。やはり葉山町の安全・安心を守るための一つの大きなステップで、これによって安心・安全が得られる、または犯罪が防げるという大きなメリットは、これは隠しようがないと思うんですね。そこで、やはり町民の皆様からここが暗い、私も実際に夜見たりとかしております。ここにはやっぱり必要だというようなところについては、町のほうでやはり今の道路河川の観点からでは…失礼しました。都市経済部長の視点ではない防犯上の視点から、やはりこれはね、手を尽くすべきだというふうに思っておりますけれども、その点いかがでしょうか、総務部長。
○総務部長( 太田圭一君 )街路灯につきましては、やはりそういった制約が出てまいっております状況の中でですね、防犯灯としてですね、防犯という視点から順次いろいろ照度なり、その場所なりを検討をすべきことになろうかと思いますが、設置するところがどうしても道路上になりますので、その辺は各部で、都市経済部との調整の中で協議して検討してまいりたいと考えております。
○3番( 鈴木道子君 )ぜひ、日常お暮らしになっている住民の方のお声は大変に具体的な話でございますので、ぜひそれを今、部長がおっしゃったような形で検討し、対処するということをお願いしたいというふうに思っております。また、具体的なこと、私がつかんでいることについてはまた後日御相談申し上げたいと具体的に思っております。また細かい点は、またほかの場面でお話し申し上げたいと思います。それから、次に学校関係にいきます。細かくなりますけれども、町長の施政方針の中にも今後のことで大規模な整備事業がありますが、公共施設等総合管理計画に基づいて個別の施設の管理というような将来方針を検討する中であっても、利用者にとって即時対応が必要なことにはできるだけ速やかな対応をとるよう努めてまいりますという一文がございます。かねてから、これは私も予算特別委員会のメンバーに予定されておりますので、そこでまた細かくお伺いしたり、またほかの場面でお伺いしようとは思っていますけれども、もう具体的に、喫緊の問題として1つ挙げれば、長柄小のトイレの問題、何とかしてくれないかというお話がたくさん来ております。ほかの3つの小学校については、部分的なところもありますけれども、ドライ方式の、大変に整頓された形の快適なトイレに直っているところでございますけれども、長柄小だけは建築の設計上のいろいろな制約、問題もありましてそのままになっているということで、これを教育委員会のほうにちょっとお話しいたしましたら、この公共施設等の総合管理計画に基づいてやるので、まだまだ先だというようなお話がございました。これはトイレの問題ですので、それまで、2年、3年、今までも待ってきたので、これからまだ待てというのは、いや、ちょっと酷なような感じがいたします。この町長の施政方針にあるようにね、利用者にとって即時対応が必要なことにはという一文がある以上、これはね、ちょっと、ピンポイントの質問でまことに申しわけないんですけれども、これはね、何らかの形で私はね、対応する。施設の改修が無理であったら、例えば、それまではほかとは…ほかよりも多くお掃除の回数を入れるとか、何らかの形で対処するべき案件だというふうに思っておりますけれども、これは両方にお伺いしたいんですけれども。まず、じゃあ、教育委員会のほうからお願いいたします。
○教育部長( 沼田茂昭君 )トイレについてはですね、平成27年度から週1回の清掃を週2回にふやしておりまして、平成…それから、年1回なんですけども、高圧洗浄を行っております。平成28年度は今言った週2回と高圧洗浄に加えましてですね、バイオの尿石除去剤を試行的に試しておりまして、それを平成30年度では4校に対してバイオの尿石除去剤を各小・中学校に配分して業務を行うと、清掃業務を行うというふうに、一応30年度の予算ではそのように考えております。
○議長( 伊東圭介君 )こちらはいいですか。(「ちょっと先に」の声あり)
○3番( 鈴木道子君 )いろいろ努力されているところですけれども、一般的にトイレは毎日掃除
するものですよね、普通。毎日と言わないまでも、1日置きですとか、もう少し回数多くですね、何か工夫ができると思うんですけれども。これ親御さんから、これはもうひどいというようなお声が来ております。町のほうとしても緊急な対応として、実はこういうことがあるので、全面的な改修はもう少し、一、二年先というふうになるけれども、それまでの対処として、じゃあ、こういうことをやりますということをお話をしていただければ御納得いただけることだというふうに思っております。数を…清掃の数を多くして週2回、私はもうちょっと、やはり小さいお子さんもね、使うトイレですので、もう少し回数を多くして、緊急の対応としてね、やるべきだというふうに思っておりますけども、教育委員会のほうはいかがですか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )今の段階では30年度の当初予算は、清掃回数については週2回で、あと高圧洗浄という予算を計上しておりますけれども、臭気対策に関する清掃とあと調査を行う予算も計上しておりますので、特に長柄小の場合は、今言われたとおり構造上の問題もあるかもしれませんので、そういったところの調査も予算…行う予算も計上しているところでございます。
○3番( 鈴木道子君 )いろいろ回数、いろんなことを工夫なさってやっていらっしゃるのはよくわかるんですけども、少なくともいろいろなことを考えられますけれども、その方法は現場等にお任せするに…現場等の調整にお任せするといたしましても、今よりももう少し快適な環境でその2年後なりを迎えるという体制はね、これはやらなきゃならないことだと思います。町長、施政方針でこのようにお書きになっていらっしゃいますけども、町長はどのように思われますか。
○町長( 山梨崇仁君 )申しわけありません、快適な環境という言葉ではですね、ちょっと今すぐにここというふうには記憶に出てこないんですけども、先ほど即時対応という話はございました。即時対応という記述につきましては、例えばで申し上げますと、福祉文化会館のエアコンの真空管が故障したことがございました。あれも寒い冬の出来事でした。また、消防のエアコンが故障して、これも夏をどう過ごすかという大きな課題となったこともあります。そういったことについては、いずれも空調の話ですけども、即時対応しなければならないというふうに考えてございますので、そういったことについてはなるべく対応できるように努めていきたいという気持ちを込めて書いてございます。臭気も確かに課題ではありますけども、構造上、長年の懸案となっているものでありますので、今すぐにということはなかなか手が出しづらいんですけども、同じように課題として十分認識はしているところにはございます。
○3番( 鈴木道子君 )町長も課題として認識しているということでございました。これはもうまさに教育委員会として今後どのような対処をしていくかという問題になります。これはまた細かくなりますのでこのくらいにしておきますけれども、このトイレは私も随分前に見に行きまして、実は…今日を迎えるまでにもう一度見たいなというふうに思っておりますけれども、思っておりましたけれども、お話聞きますと、前と余り状況が変わらないということでございましたので、ずっと御家族の皆様、また子供たちも声を出してきている状況です。抜本的な対応をするまでの、何かやるべきことはあるというふうに私は思っておりますので、よくよくこれは御検討いただいて、対処していただきたいと思います。これについてお考えいただけるというふうに理解してよろしいでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )繰り返しになりますけど、においのもとを調査して対応していくということで予算も計上しているところでございます。また、加えましてですね、公共施設の総合管理計画、実施計画を念頭に置きながら、今、教育委員会でですね、小・中学校のトイレの整備計画の案というものを今後策定していくべきだということで、今、進めているところでございます。またそういったところを見据えながら、トイレの問題は決して軽視しているわけではございませんので、そういったところで対応していきたいと思っています。
○3番( 鈴木道子君 )対応方、くれぐれもよろしくお願いいたします。
それから、小学校学習指導要領ということに言及させていただきますが、今回の改訂では大変に今の日本の状況、これからの子供たちが成人して社会で活躍するころに我が国は厳しい挑戦の時代を迎えていると予想されていると。生産年齢人口の減少、またグローバル化の進展、技術革新、それから社会構造や雇用環境が大きく変わる、またそれも急速に変化しているという、この予測がある面で困難というような時代に、どうこの子供たちを育て、教育していくかという、大変に今までにない大きな時代を迎えているというふうに思っております。タブレットの導入とかいろいろな面で、教育の面でも予算がつけられておりますけれども、私は教育は学校のみならず、御家庭の問題ということもあります。家庭教育が一番だというふうには思っておりますけれども、子供たちの、私はその情操面で、何かそのIT化が進むと大変にその面に関しては子供たちは巧みに、素早く、私たち以上な力を持ってできる状況の社会になっておりますけれども、情操面の教育ということがとてもなおざりにされはしまいかという思いがとても持っております。この環境のよい葉山で、この環境のよさを存分に味わった子供たちが成長していってほしいというふうに思っているところですが、実は先般、私がちょっと記憶に残っているところで、皆様御存じのように、石牟礼道子さんがお亡くなりになられましたけれども、この方が今の社会に対する思いとして、じっとお考えになって、一文があるんですね、「手をたくさん動かすといいですね。手仕事をするとよいと思います。」というようなインタビューの文面の1行がございました。このこと。それからあと、今、ギ
リシャ人の物語で、アレクサンダー大王をお書きになった塩野七生さんがインタビューの中の一言で、感受性と想像力、想像、思いめぐらすほうの想像ですね。この大切さを訴えていらっしゃいました。私はこの面に関しての教育ということが何かこのなおざりにされているような感を、感じですけれども、持っているんですけれども、これからの葉山町の行く末を考えて、この重大な子供たちの教育という面で、どのようなスタンスでこの今回の学習指導要領についての対処・対応をなさるのかということをお伺いをしておきます。
○教育長( 反町和久君 )最初の御説明のところで、新学習指導要領が策定されるに至る、現代社会の恐るべき変化に関するお話がありまして、それは全くそのとおりで、それは社会全般の構造的
な変化ということもありますけれども、特に技術的に強く要請されているような面もございます。議員が御指摘になったICT化にどう対応をするかとか、あるいは英語教育ですね。単純に考えると小学校が教科化されることによって現行の外国語活動のほぼ3倍の量を小学校時代にやることになりますので、そういったことを含めて、構造的に大きく変えていかなきゃいけない部分と、具体的な課題に対応してやっていかなきゃいけない部分と、大きな課題を抱えながら新しい学習指導要領に備えていかなきゃいけないだろうというふうに思っています。
この話をするととてつもない話になってしまいますので、申しわけございませんので、ICT化についてのところだけに、限定的にお話をしますと、議員が御懸念になっているようなところは、気持ちの意味ではね、よくわかります。何となくICT化、やっぱり文字どおり機械ですから、こういう機械的なものだけ、しかもあれですよね、せせこましく手だけ動かしているような世界を想像すると、こういったものが過剰に子供たちの時間の中で、あるウエートを占めてしまったときに、果たして子供たちがバランスのとれた健全な発育が可能だろうかと。特に人間、手仕事によっていろんなものを得るというのもすごくありますし、それからさまざまな自然体験とか、生のコミュニケーションを通した社会体験みたいなものによって学ぶところも多いわけですから、そういったものはなおざりにされないかという懸念をお持ちになるのはよく理解できます。そのことを踏まえた上で申し上げますと、葉山町では従来から共同教育とか自然教育とか、あるいは体験活動とか、盛んだと思います。私は小・中学校の出身ではございませんので、十分に見聞きして申し上げるわけではないんですけれども、恐らく他市町と比較しても存分にそういうことが行われている。具体的な遠足や何かの回数はそんなに変わらないかもしれませんけれども、日々の授業活動にそういうものを多く取り入れているような様子がよくうかがわれます。議員も多分ごらんになっていると思いますけれども、各校の学校だよりのようなものを拝見すれば、そういう活動が随所に取り組まれていることはよくわかると思います。という意味で、ある意味では懸念要らない。むしろ葉山町はそういうその体験活動のようなことについては非常に熱心にやってきたけれども、一方でベースになるような、学びづくりといいますか、少し古い言葉を使いますと学力づくりですけれども、そういったことに関してやや足りないところがあったんではなかろうかというふうに思ってきたところでもあります。今度のICTの導入というのは、その学力づくりと少し深い関係があると思います。先ほどこれにはまり込むのは何だなと申し上げたんですけど、一方ではこれ単なる道具ですから、これを活用を、どう活用するかということによって、御懸念になっていられるような体験活動の低下や何かを防ぐ手段にもなると思います。例えば葉山の海だ、山だ、川だ、そういうところに出かけますよね。あるいは農業やっている方のところにお出かけするようなこともあると思います。そういったものを子供たち自身が写真撮ってきて、それを自分たちで今度新聞につくってみるとか何とかというときに、こういう道具って非常に便利です。タブレットで撮ったことをすぐほかの活動している子たちも共有することができますよね。それはある意味では使い方次第というところもありますので、その従来葉山の教育が持ってきたそういうよさ、自然活動や体験活動のよさみたいなものとうまく接合するような使い方をしていくように活用できればと思っています。ただ一方で、そうは言ってもですね、ICT技能そのものに立ちおくれちゃうということ自体が、今の子供たちが10年後、20年後、30年後に、これだけ国際化したこの経済社会の中で生き抜いていく力を持つことができるかという一方の課題もありますので、そういった技術的な習熟、スキル面でのアップというようなことも当然やっていかなきゃいけない。今の先生方は大変だと思いますけど、そういう、使い方の部分含めて、きちっと対処できるように私どもも支援していきたいし、先生方にもやってもらいたい。その皮切りとして、再来年からの新学習指導要領全面施行に少し先立ちますけれども、まず先生方に少しタブレット等の使い方、あるいは授業の中での班活動や何かで実際に使わせてみるようなことをさせてみたいというような意味で今年度、この概要で言いますと18ページになりますけれども、教育用タブレットの導入みたいなことを考えていると。
すいません、あれこれ飛んでしまいましたけど、ICTに関する切り口ということでお話をいた
しました。
○3番( 鈴木道子君 )具体的に一言で…一言ということは難しいかと思うんですけども、教育長については。これから身につけていくべき資質・能力というものは何なんでしょうか。
○教育長( 反町和久君 )すいません、どうも短く話すのが下手くそなので。学習指導要領という言葉を使いますよね。学習するのは子供たちですよね。でも、従来の学習指導要領って、私も高校のやつ読んできますけど、何が書いてあるかというとね、子供がどう学習するかというよりは、基本的に教師が何をどう教えるかが書いてあるんです。だから、教育指導要領とすべきですよね。という持論を私は持っています。ところが今度の新学習指導要領は、総則に直接書いてあるわけじゃありませんけど、中教審の審議や何かでこういう言葉を使われています。何を学ぶのか、どのように学ぶのか、そして何ができるようになるのかという、そういう大くくりでさまざまな要素を、子供たちの学びづくりの要素をすぐ整理しています。何ができるようになるかということが重要なんだよって。すごく、図式的にいたしますと、従来は、例えば読み書きそろばんというようなことでお考えいただきますと、こういった正しいことを教えて、子供たちがそれを吸収すればいいじゃないか、何を教えるかということが中心だったんですけど、今のね、整理の仕方で言うと、何ができるようになるのか。特に社会に出て通用するような、能力的に見て何ができるようになるのかということが大事だよということがすごく強調されているんです。そのために必要なことは、従来のように正解のある知識、断片に区切って頭の中に仕込むことができるような知識ではなくて、そういうものを組み合わせたり、あるいはそういうものを材料にしながら、新たな発想みたいなものを自分の中から生み出していく力。それからそれを得るに際して自分の頭だけではなくて、友人から学んだり、ですよね、お互いに、教科書には必ずしも書いてないような未知数のことを材料にしてお互いに学ぶような、そういうことによって得られるような対処能力が大事なんだというふうに考えています。言葉としては3つの能力というかね、資質・能力というんですけれども、その中核にあるのは従来型の知識・技能の束ではなくて、思考力や判断力や表現力であり、あるいはそういったものを駆使して世の中の課題に立ち向かっていこうとするような学ぶ意欲であったり、社会に出て行く意欲であったりする。そういうふうな力が大事なんだということが強調されていまして、私もそのとおりだと思うし、それを実現するために、従来はアクティブラーニングという言葉が使われていましたけれども、主体的で対話的で深い学びって、今、言葉を置きかえていますね。そういったやり方がどうすれば個々の単元や具体の教材に即して実現していくのか、それは教員たちと一緒に考えていきたいというふうに思っております。以上です。
○3番( 鈴木道子君 )今の教育長のお話、私どももそういう視点を持って子供たちに接していかなければというふうに思いました。それから、先般学力テストがございまして、その結果を拝見いたしました。大体全国平均、県平均と同じような感じというふうに受けとめました。しかしながら、それで安心じゃなくて、もちろん教育委員会としてもこれで平均と同じぐらいだからこれでよいというふうには毛頭思っていらっしゃらない。学力の面に関しても、もう、よりたくましい、強い学力を身につけたいという思いはお持ちだというふうに思っております。
それで、従来から中1ギャップの解消ということが問題になっておりますけれども、町としてや
はり…今度は学力の面でお伺いしたいんですけれども、中1ギャップ等の解消、またあるいは学力向上のために町の教育委員会としての取り組み等をお考えになっていらっしゃったら、またどのようなことであり、また本年度新しくどのようなことをなさろうとしているのかということをお伺いをいたします。
○教育長( 反町和久君 )時間のない中で、先ほどICTのお話をいたしました。それから、英語教育の話はまた特化した話題ですのでちょっと置いときまして、それに先立つといいますか、より根底にあるような、学びそのもののあり方の問題かというふうにお伺いします。従来からですね、最初県の事業を引き受けるというような形で始めましたけど、葉山町は学びづくり研究推進事業ということで、各校で必ず研究発表会をやり、それには、これは町の予算も充てながらですけれども、大学の先生やなんかをお呼びして継続的な指導に入っていただいて、支援をいただくと。それにはその当該校だけではなくて、必ず6校から、全ての学校から教員が集まってきて一緒に研究・協議をするというようなスタイルをつくり上げてきました。これは継続していきたいと思います。一番根本的にはそういうことになるのかなと思います。
その上でですね、中1ギャップという言葉もありましたので、そのことにお答えもしなきゃいけ
ないなというふうに思いますけれども、かねがね小・中の教育課程を接続したい、そのすき間をなくしていきたい。今までのような知識・技能だけに特化すれば中学校と小学校という各段階があったのかもしれませんけれども、今、先ほどのように物事を考える力とか表現する力と言っていますので、ここの段階差を埋めて接続することは、子供たちの学びやすさということだけではなくて、その能力をどうつくるかという意味からも大事だというふうに思っています。本当は小・中の教員が互いにもう入りまじりながら、お互いの学校の壁を越えて教え合えるような状況をつくれればいいんですけども、その一つの制度的な姿が小・中一貫校ですよね。できればいいなと思うんだけれども、なかなか今、葉山の条件ではできませんので、何とか教員たちがその接続教育、連携教育を具体的に実践してくれないかという投げかけをしていまして、私にとってはうれしかったんですけど、実は今年度1件だけですけれども、葉山中学校の英語の教員が葉山小学校に行って授業をするというようなことは実現をしました。これを皮切りにして、こういったことを具体的にいろんな教科で数多くやれるようにしていきたいな。ただし、教員免許の壁があるので、簡単に、さあ行けというわけにいかないんですけれども、できるだけそういうことを可能にするようにしていきたいな、こんなことを今考えているところでございます。
○3番( 鈴木道子君 )もう時間となりました。国の17年度予算案でも給付型奨学金、また教育費の補助等、新しくつけられているところでございます。この国のほうの予算も十分に活用しながら、よりよい教育環境をつくっていただきたいということをお話し申し上げ、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )これにて3番 鈴木道子議員の総括質問を終わります。
第2番、12番 土佐洋子議員の総括質問を通告に従い一問一答式により行います。土佐洋子議員、質問者席にお着き願います。
○12番( 土佐洋子君 )おはようございます。12番 土佐洋子でございます。議長のお許しをいただきましたので、一問一答式で総括質問をさせていただきます。まずは、1月23日に発災しました草津本白根山噴火災害により亡くなられた自衛隊員の方に対し、謹んで哀悼の意を表します。また、被災されました皆様におかれましては心からのお見舞いを申し上げ、一日も早い御回復をお祈り申し上げます。葉山町民スキー学校は中止されてしまいましたが、町や体育協会、商工会青年部、スキー協会、議会などの有志で、当初の日程でありました2月1日から3日に、45人ほどで草津町にお邪魔することができ、草津町の皆様には本当によく来てくれたねと喜んでいただけて、こういうときだからこそ姉妹都市として応援していきたいと思いました。これは2月5日の草津の朝の写真なんですけれども、草津町のお友達から送られてきた写真で、お天気、ピーカンですが、全く人っ子一人いないようなゲレンデの状態です。噴火の次の日より、天狗山スキー場だったり、御成山スキー場は営業を再開いたしました。また、殺生クワッドリフト、青葉第1、第2リフトも私たちが行く前に営業を始めました。草津町の黒岩町長より、2月1日に葉山町の…からの皆様に対して説明がございました。情報収集を行い、サイエンスの視点から対応しておりますので、安心して草津町…草津温泉にお越しください。一日も早く元気な草津を復活させたいとの御挨拶がございました。黒岩町長は「サイエンス」という言葉を何度かお使いになっていらっしゃいました。「広報くさつ」、「いでゆ」2月号によれば、温泉街につきましては火口より5キロメートル以上離れており、噴石による影響は確認されておりませんが、宿泊施設のキャンセルなどが相次ぎ、風評被害が懸念されております。町では風評被害対策として2,000万円を予算化、観光協会や旅館協同組合に拠出し、温泉街の安全PRに力を入れていきますとございます。葉山町といたしましても、まずは町民の皆様に草津町へと足を運んでいただくことが大切だと考えております。3月から13カ月間で宿泊助成が1人3,000円と拡充されること、町の早い判断を評価したいと思います。3月末にジュニアスキーが草津町で予定されておりまして、2月号の「広報はやま」にも募集が載りましたが、残念ながら中止となってしまいました。場所を変更しての開催なども検討されなかったわけではございませんが、草津町や草津町民の皆様の御協力があってこそできるジュニアスキーの企画ですので、いたし方ありません。しかしながら、町民スキー学校のときと同じように、当初の日程で有志で草津町に1泊、または2泊で、今のところ25人ほどでお邪魔する予定でございます。
昨年、白根山の噴火警戒レベルが2から1に下がりまして、自転車レースのツール・ド・草津が完全に復活し、4月15日に予定されておりました。お友達を誘ってエントリーしようと思っておりましたのに、こちらも中止されてしまったことは残念でなりません。国道292号の志賀草津高原ルートは関係者との協議を行い、4月に開通を予定しているそうです。かつて森英二町長時代に草津町への宿泊助成が全額カットになってしまいそうなことがございました。そのとき、議会が修正したわけですけれども、その前には助成が2泊分あったということも聞いております。この際、姉妹都市の応援ですから、平成30年度、2泊分助成するということはできないでしょうか。ちょうど姉妹都市締結50周年の大切な節目でございます。町長、いかがでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )草津を応援したいという気持ちはやまやまでございまして、何かしらできることがあればということを検討をした経緯がございますけれども、行政としてですね、やはり1泊3,000円に上げる、では、次2泊は、では次3泊はどうだろうというふうにですね、どうしても
ある程度制限をしなければならないところもございます。まずは一人でも多くの方に行ってもらうことということで考えてございますので、1泊を引き上げることでまず周知を徹底をしてですね、母数をふやしていきたいというふうに思います。
○12番( 土佐洋子君 )今まで、ここ最近その宿泊助成に対して補正ということもしたことないと思いますし、平成29年度においても30万円の予算、何か3分の1程度しか利用されていないということ。それで3,000円というふうに拡充できるのかもしれないんですけども、その3,000円の助成があって何人ぐらいの町民が草津へ行こうと思っていただけるかはわからないところではございますけれども、ぜひ草津町の応援ということでね、姉妹都市の…草津町は葉山町以外にも多くの姉妹都市、国内外にあることはもちろんわかっているんですけども、草津町が葉山町を一番大切に思ってくれているということを感じるんですね。ほかにそういう自治体があるのかわかりませんが、草津町と葉山町とのこの親密な姉妹都市関係、再度質問をさせていただきたいんですけども、町長、いかがでしょう。
○町長( 山梨崇仁君 )私も確かにですね、草津町に伺いますと、姉妹都市として幾つかある中でもトップに葉山町を掲げてくださっておりますし、また、海外と並列ではありますけども、国内では葉山が一番なんだなというのを感じるところは多々ございます。ただ、先ほどの趣旨でいらっしゃいます被災地としての応援という点では、私も伺ったところ、幾つかの自治体さんが草津町を応援しようという気持ちをあらわしてございまして、草津の応援する気持ちは葉山であってもどこであってもですね、日本中、海外からも含めてみんなで応援できればいいなと思ってございます…思っているところであります。
○12番( 土佐洋子君 )わかりました。もちろん、この今の画面のものは3月いっぱいのものですけども、来年度も続くということで、多くの町民の皆様に声をかけて、なるべく草津に行きたいと思います。
新規事業で草津町との姉妹都市締結50周年を記念して、町内に看板を設置するとございますけれども、例えばイメージで言いますと、草津町の玄関口に、道の駅に姉妹都市の町標だとか、そういう看板があるんですけれども、そのようなものを葉山町内に…皆様の、町民の皆様の目につくところに設置するというような感じでしょうか。
○政策財政部長( 小山誠君 )今、土佐議員からですね、草津の姉妹都市の看板というか、お話ございました。その部分についてですね、私ども内部でもですね、検討しました。ただ、かなりの規模のですね、予算を要するということで、まずは町民の方が十分草津町が姉妹都市であるという認識持たれてない部分も一部あるようにも伺っておりますので、今、役場庁舎のほうのですね、1階ロビーですとか、そういったところにですね、姉妹都市という部分でですね、草津町があるというところを周知を図る看板をですね、設置していきたいというようなことを考えてございます。
○12番( 土佐洋子君 )それは庁舎内に1つというか、町内のほかにも、町有地などにそういう
設置できるところってあるんでしょうか。
○政策財政部長( 小山誠君 )御指摘の部分でですね、庁舎外の部分に設置できないかという部分も含めいろいろ検討したんですが、今この予算化させていただいた部分については移動式の看板というか…を購入、設置、庁舎内にするわけなんですが、移動が可能ですので、例えば図書館ですとか、HAYAMA STATIONですとか、もろもろ周知を図れる場所にもですね、移動して周知を図っていけるようなことを想定して今考えているところでございます。
○12番( 土佐洋子君 )例えば、何かイベントがあるときにその看板を移動して、皆様、多くの
方に見てもらうというイメージでよろしいですね。もう一つ草津のことで、同じく新規事業で姉妹都市湯待サービス。この湯待の「湯」はお湯の「湯」で、「待」は接待の「待」ですけども、湯待サービス取り扱い店舗展示用ステッカーでございます。これは葉山町内の店舗に掲示するということでしょうか。
○政策財政部長( 小山誠君 )今お尋ねの部分についてはですね、草津町の提供していただける店舗、そちらのほうにですね、ステッカーを設置…張っていただく、そのような準備をさせていただきたいなと思っております。
○12番( 土佐洋子君 )あ、そうなんですね。パスポートがございますよね。例えばそういうパスポートを持っている方がその湯待サービス取扱店のところに行くとサービスを受けれますよということなんでしょうか。パスポート、なかなか認知されていなくて使えないということがあるので、そういうための対応なんでしょうか。
○政策財政部長( 小山誠君 )おっしゃるとおりでですね、パスポートを発行しているわけなんですが、なかなか店舗という部分が明確になってない部分もあったりもしていますので、草津町のほうの協力店についてですね、わかるような表示をさせていただく。また、今、御指摘の部分のパスポートの周知という部分もですね、町内回覧等々を通じてですね、周知を図られればなというふうに思っているところです。
○12番( 土佐洋子君 )理解いたしました。50周年、レセプションの開催ってあるんですけども、そのレセプションの開催について既にお考えはあるのでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )親善水泳教室の関係だと思うんですけれども、通常のレセプションの内容を今回50周年ということで変更させていただいて、一種の夏祭りをイメージして、盆踊りなどを予定しておりまして、レセプション会場と盆踊りの会場を同じ場所にしたいなと。今のところは葉山小学校を予定していますけれども、そういった形で開催したらどうかというところで、今、政策課と共同で話を進めているところでございます。
○12番( 土佐洋子君 )記載の仕方で、私はちゃんと理解できていなかったんです。この50周年
レセプションというのは水泳教室のときに行うというものだったんですね。それで、今までは福祉文化会館の中でしていたものを葉山小学校のグラウンドで盆踊りなどを行うということなんですね。
○教育部長( 沼田茂昭君 )私が今答弁させていただいたのは、概要の23ページの○新 で盆踊りって書いてあって、(交流50周年イベント)のことでございます。
○12番( 土佐洋子君 )では、小学校でしたら多くの方に、町民の方にも来ていただけるので、よいんではないかなと思います。そのときに、水泳教室では7月末に予定されていると思うんですけども、本当に今回、特に草津の皆様、たくさんに来ていただきたいと思いますけれども、おととしからスキー学校の参加者が水泳教室のときにボランティアをするようになりました。ことしもそのような予定はあるんでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )水泳教室自体はですね、今、予定では7月の26から28を予定しておりますけれども、海の…水泳教室自体の内容は変更するつもりはありませんので、例年どおり、今回、もしくは昨年度参加していただいた町民の方のボランティアは募集する予定でございます。
○12番( 土佐洋子君 )ぜひね、希望された町民の皆様にそのボランティアしていただきたいと思うんですけども、昨年、予算の関係でボランティアの方、断ってしまったというケースがあったと思います。スキー学校に参加されている方たちというのは草津で大変なおもてなしを受けておりまして、草津の皆様が来たとき…いらっしゃったときには何かをお手伝いをしたい、また、お手伝いができなくても、ただ皆様に会いたいと思っている方が多いと思います。ボランティアの多くの皆様、別にお手伝いに行ったからってお昼のお弁当を出してもらいたいわけでもないですし、そのレセプションのときも会費払ってもいいよって言っている方もいます。ただ純粋にボランティアとして参加したいという気持ちでいっぱいでございますので、ぜひ希望されたボランティアの方々の希望がかないますように、その姉妹都市をもっと盛り上げていってほしいと思うんですけども、いかがでしょう。
○教育部長( 沼田茂昭君 )今の、昨年の一つの反省点でございますので、もう既に事務局のほうではですね、もうなるべくそのボランティアを、予算の関係…一種の食糧費の関係なんですけども、そういったことで人数を制限するようなことをせずに、草津の方々と一緒に水泳教室を行ってもらうというような方向性で、カットしないで受け入れて、しっかり交流を図ってもらいたいと、そういうふうな方向で今進めているところでございます。
○12番( 土佐洋子君 )よかったです。その7月26日から28日の3日間で、もうお仕事お休みを取ろうとしている方がおりますので、せっかくお休みを取ってもらってボランティアができないでとてもがっかりなことになってしまうので、よろしくお願いしたいと思います。
50周年のとき、水泳教室以外で草津町と何か一緒にできるイベントはないかなというふうに思っているんですけれども、私が考えているのは、こういうクラシックカーラリー、葉山をスタートして草津町まで行けたらいいんではないかなって考えております。昨年12月に三笠公園…この写真は三笠公園なんですけれども、スタートいたしまして、葉山町内ですと御用邸から葉山元町商店街を往復いたしまして、葉山マリーナとこの役場がスタンプポイントとなっておりました。多くの老若男女の町民の皆様が、オフィシャルから配られました小旗を振って応援をしてくれたということもありました。そしてまた来月3月17日も、1919年から73年までにヨーロッパまたはアメリカメーカーにて生産されたスポーツタイプ車両の71台が葉山町内を走ります。コースはまだ公開されておりませんけども、予定では12月の、このときと同じように三笠公園をスタートいたしまして、海上自衛隊の中と陸上自衛隊の中、またベースの中も走るそうで、参加者の皆さんはパスポートを持ってドライブされるそうです。この日、ソレイユの丘ではアルパカが2頭お目見えするので大変な混雑だと思われますが、そのときもチェックポイントになっておりまして、何でそこまでできるかなというのは、横須賀市のバックアップがあるからだと思っているんです。葉山町でも何かそういうことができたらうれしいなと思うんですけども、ぜひね、50周年のときに葉山町スタートして草津に向かって、草津温泉で1泊して、2デイで葉山に戻ってくる。すばらしいコースだと思うんですけ
れども、そんなようなアイデア、いかがでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )昨年の年末に私もですね、葉山町をチェックポイントとしてくださいまして、政策課長と一緒にですね、政策課のメンバーも出ていましたけども、役場の前でチェックポイントとしてのスタンプを押しました。町としてできることとして幾つかあるのかなという想像も膨らむんですけども、現状ではこのクラシックジャパンラリーの方々からですね、チェックポイントのお願いをされているので、その対応をしていきたいとは思ってございます。
50周年の周年記念についていつも思うんですが、周年だから何か、これもこれもというふうにですね、積極的に声をかけることももちろん大事ですし、同時に、民間の方々と言ってしまっては十把一からげで大変恐縮なんですけども、要はそれを聞いた方々が、これはどうだろうと、いろんな御提案をくださって、みんながその50周年を盛り上げていく、そして改めて50年という長い月日がこれからまた続くようにという気持ちを持ってもらえることが大事だと思いますから、またこのクラシックジャパンラリー2017、2018の実行委員の方々とですね、お話しする機会をいただいたときに、そういった可能性はありますかという御提案、また向こうのスポンサーとの関係もあると思いますから、状況等も伺いながらですね、可能性があればぜひ積極的に応援をしていきたいというふうに思っております。
○12番( 土佐洋子君 )積極的にお話が進めばいいかなって思います。次に、新規事業の東京2020大会準備事業について伺います。海外選手等とのイベントでございますけれども、昨年英国チームとの懇親会が大同生命の保養所で開かれました。すごい和気あいあいとしていてよかったのですけれども、あの会場にジュニアヨットスクールの子供たちがおりましたが、そのジュニアスクール…ヨットスクールのメンバーってもっともっとたくさんいるんですよね。でも、あの会場には入れないということで、数名が来れただけだったんです。でも、せっかくの英国チーム、強豪チームの選手たちと知り合える、コミュニケーションがとれるという場に、もっとね、多くの子供たちにそういう場を提供できればなって思うんですけども、交流イベント、この前のその大同生命の…と以外にも何か企画されているのでしょうか。
○政策財政部長( 小山誠君 )今お話ございましたように、29年度についてはイギリスチームとですね、大同生命の保養所のほうで交流イベントを開催させていただきました。当然スペースに限りがあるということで、ちょっと制約する中でジュニアヨットスクールの方々にも御参加いただいたわけなんですが、今、現段階におきましてはイギリスチームのほうとですね、ちょっとそこいら辺の交流のあり方というところで調整を図らさせていただく中で、できれば町としては複数回できるような形を検討してもらえないかというようなことを課題としておりますし、今お話あったように、複数の方が参加できるような場所、それが例えばですね、葉山港…何ていうんですか、港のほうでですね、実際にそちらで開催するですとか、そういったもろもろを視野に入れ、検討をさせていただいているところでございます。
○12番( 土佐洋子君 )もちろんチームの選手の皆様、練習することがメーンですので、そういう交流イベントというのは何回も何回もという…プレッシャーになってしまいますし、負担になっ
てしまってはいけないとは思うんですけども、地元の町内会だったり子ども会の皆さんとそういう交流が持てればいいかなって思うので、よろしくお願いいたします。
もう一つ、新規事業でウインドサーフィン体験講座というのが載っているんですけれども、この、これも2020東京オリンピックセーリング大会に向けて町民の盛り上がりや競技の理解をしてもらおうという企画なんですけども、この新規事業自体うれしいですけど、ここに載ったことは。でも、その予算額が5,000円なんです。昨年の夏にウインドサーフィンのレッスンがあったんです。そのとき町長だったり、ワールドカップの現役の選手だったり、オリンピックに3回出た選手だったりと、すごい豪華メンバーでレッスンをすることができて、小学生の子たちすごい喜んでいたと思うんですが、このウインドサーフィン体験講座はそのようなイメージでよろしいのでしょうか。
○政策財政部長( 小山誠君 )今、議員がおっしゃるとおりですね、29年度、急遽というか、地元にある事業者さんのほうの御協力いただく中で、町長も参加させていただく形でですね、スクールのほう開催させていただきました。それを町主体となってですね、本年度は、30年度は実施したいということから予算計上させていただいて、このたしか、ちょっと詳細な内容については予算特別委員会の中で御説明をさせていただければなというふうに思ってございます。
○12番( 土佐洋子君 )その予算額が5,000円で、保険なのか何なのか、予算の委員会のときに…委員ではないんですけども、傍聴したいと思います。
事前キャンプについて伺いたいと思いますけれども、事前キャンプの受け入れは現状いかがなんでしょうか。英国チームについては2020年まで決まっておりますし、あとほかにもポーランドチームも町内に合宿が決まっているようなお話も伺っております。ほかの国やチームも葉山新港を使って葉山町内に合宿を組みたいと思ってくれているところ、実際昨年も英国チーム以外にも来ておりましたし。でも、夏のね、そのトップシーズンに企業の保養所をお借りするというのはなかなか難しいことというのはわかります。でも、町内で練習したいというチーム、国のために空き家などの利用などをして町からそういう調整をするということはできないんでしょうか。
○政策財政部長( 小山誠君 )今お話あったようにですね、他の国からの、町内でですね、例えば合宿を張るとかというようなことであればですね、こちらに御相談あれば私のほうでできる限りのお手伝いをさせていただくという姿勢は持っておりますので、そのケース・バイ・ケースでですね、対応を図らさせていただければなというふうに思っているところでございます。
○12番( 土佐洋子君 )実際、港がある場所、葉山新港とても使いやすいと思いますので、そういうふうに思っているところ多いと思うんです。そういうところがありましたら、ぜひ希望をかな
えられるように対応していただきたいと思います。葉山町内にはオリンピアン、何人かいらっしゃいますけれども、その470級だったり、RSX級だったり、また究極の外洋レースであるボルボ・オーシャンレース、当時のウィットブレッド世界一周レースに、女性だけのチームに出場した経験を持つ方が葉山町内にいらっしゃるということ、町長御存じでしたか。その方もすごい2020に向けてわくわくされているそうです。たまたま知り合いの方とお話ししてて、僕の母がすごい2020に向けてわくわくしているんだと言うから、どうしてって言ったら、実は私の母はヨットのレースしていて、それで何かかかわれたらいいなって言っているそうなんです。そのウィットブレッド世界一周レースに出た後に、多国籍チームでの活動経験やその操船実績が認められて、国際南極キャンペーンにも参加されていたりとかして、すごい興味深いじゃないですか。どんなことをされていたのかというのもあります。私でもそうなんですし、セーリングを知らない方にもね、そういう方のお話をね、してもらえたらいいかなという…思いますので、葉山町内でそういう方ってたくさんいらっしゃると思うんです。そういう方にもね、タックはというか、ゲストスピーカーとかに来ていただいて、多くの町民の皆様にPRとしてほしいと思うんです。もちろん実際体験することもそうで
すけども、こんな、セーリングってスピードもあったり、毎日風も違うし、コンディションも違うんだよというのも教えてもらえたら興味を持ってもらえると思うんですけれども、いかがでしょう
か。
○町長( 山梨崇仁君 )先に1点ですね、先ほど、少し小山部長の答弁につけ加えたいことがあるんですが。確かに葉山町はイギリスチームと協定としておりますけども、あれは大同生命さんの建物を借りる際での3者協定を依頼されたことが一つ大きくあります。またもう一つは、イギリスチームが積極的にですね、葉山町に対して何かできることがないかというお声をいただいたりとか、すごく足を運んでいただけることからですね、イギリスチームに何かとお願いをすることがあるんですが、基本的には、基本的には、香港も、去年オランダも来てくださいました。先ほどスペインチームの話もほかの議員さんからいただきましたけども、基本的には町は同じようにですね、オーダーがあれば応えていくという姿勢をとっていきたいですし、またいろんな国が困っていることがあれば、例えば通訳の面だったりとか、何か買い出しの面などで情報が欲しいときには、町は積極的にそういうことを応援をしていくということは引き続き行わせていきたいというふうに思っているところにあります。その上で今のお話なんですけども、少し残念なお話を先日伺いまして、ことしプレプレオリンピックが江の島で行われることが決まっているにもかかわらずですね、オリンピックの正式種目以外の種目にあるカイトセーリングだったりとか、外洋クルーズの種目について、IOCとのオーダーがですね、JOCとの関係でなかなかうまく進まずに、どうもことしは実現しそうもないという話を伺いました。町としてできるところという面ではないんですけども、そういったところにですね、こういった町の人材を生かして、機運の盛り上げができないかとは考えてございましたので、先ほど土佐議員からいただきました人材の情報でありますけども、そういったことを町としてぜひ情報連携はさせていただいてですね、何かしらボトルネックがあると思うんですけども、取り除くような手助けにならないかもしれませんが、できる限りのことはしていきたいなというふうに思っておりますので、ぜひ御紹介いただければ、近代日本ヨット発祥の地・葉山ですから、そういったこと旗を振るには、我々がむしろ責務を負っているところもあると思います。しっかりと取り組んでいきたいと思いますので、どうか引き続き御案内のほど、よろしくお願いしたいと思います。
○12番( 土佐洋子君 )ちょっと今の答弁を伺って、余りにもショックで、プレプレができない
かもしれないって。(私語あり)すごい残念でなりませんよね。次の、東京オリンピックの次など
のお話もございますのに、そういうのが本当に、どの種目が次のオリンピックに入って、どの種目が落ちてしまうということも、その4年前とかならないとわからないところもあって、選手などもすごい種目を変更しなくてはならないということもありますし、そういうことに振り回されないような環境づくりというのもしなければいけないと思います。では、次に…わかりました。
では次、小児医療費の助成制度の、所得制限なしで中学校3年生まで拡充すること。10月にシステムの入れかえで更新による二重投資を避けるため12月診療分からということ、理解いたしますし、このことに対しては評価したいと思います。また、産後ケアの実施や支援センターの機能強化、待機児童対策として新規保育園の設置など、安心して子育てができる環境づくりをどうぞ積極的に進めていただきたいと思います。
次に、民泊について伺いたいと思いますけれども、6月に民泊事業の事実上の解禁がございます。今後はそういった来訪者の方々が町内に多く宿泊者として訪れることを想定して、近隣住民へ迷惑のかからない高質な民泊の推進を目指したいとございます。6月施行の住宅宿泊事業法、通称民泊新法でございますけども、事実上、民泊が解禁されます。鎌倉市では既に第一種低層住居専用地域において、これを前提に設計された家屋の建築で早くも紛争が起きてしまっております。この民泊新法の第10条には、苦情等への対応というものがございまして、住宅宿泊事業者は届け出、住宅の周辺地域の住民からの苦情及び問い合わせについては迅速かつ適切にこれに対応しなければならないとあります。また、18条には条例による住宅宿泊事業の実施の制限とあり、都道府県は住宅宿泊事業に起因する騒音の発生、その他の事情による生活環境の悪化を防止するため、必要があるときは合理的に必要と認められる限度において、政令で定める基準に従い、条例で定められるところにより、区域を定めて住宅宿泊事業を実施する期間を制限することができるとございますが、新聞などで見ますと、横浜市では独自の厳しい基準を設けたようですけれども、葉山町や鎌倉市、逗子市などは県の条例に委ねるしかなく、かなり緩い規制になってしまうのではないかと心配をされております。これが始まってから想定される住民紛争などに対応できる町独自の条例制定などが可能なのかどうか、早急に検討する必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )先日も本会議で民泊についての意見を申し述べさせていただきましたけども、現行ではやはり保健所設置市でない葉山町としましては独自に規制の条例をつくることができないという状況にあります。ですので、何かしらそういった宿泊事業者、その管理事業者の方々と情報連携をすることでですね、規制という一律的な条例等で定める規制というよりもですね、むしろプレッシャーと言ったほうがいいのかもしれません。町としてはこういうものを目指しているんだということを適切に理解をしていただいて、そのとおりの…かどうかについて報告をもらうという機会をつくっていきたいというふうには思っております。条例制定権はありますので、条例をつくることはできますけども、ただ、上位法にそぐわない条例はそれはふさわしくないと思いますので、現状では条例をつくるには非常に難しいと思います。理念条例が精いっぱいかと思うんですけども。まずはそういった協議の場を設けてですね、どの程度町の規制力というか、町の思いを現実とできるかどうかをはかった上で、今後対応を考えていきたいというふうに思います。
○12番( 土佐洋子君 )民泊で心配されるのは近隣への夜遅い時間、特にそういう時間の騒音だったり、あとごみの出し方だったりすると思うんです。特に葉山町内に見えた方、外から見えた方が町のごみの出し方などを理解していただけることって難しいかと思うんです。そういう方が葉山町民の皆様が分別を頑張っていただいているところに、それができない場合、町民の方のその不満というものが多く出てしまうんではないかなって思うんです。そういう、ごみのそういう指導ということまで考えていらっしゃいますか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )やはり御指摘のとおりだと思います。葉山町はですね、戸別収集で収集しておりますので、例えば民泊として御利用された方がですね、ちょうどその品目のごみの排出日が葉山町に滞在している期間でないということも想定できると。内部でいろいろ検討しておりますけれども。そうなった場合には、やはり民泊をされる方の登録制度、そのまま県のほうに登録すると思いますけども。その情報を提供していただいた上で、そういう方たち、一堂に参集していただいて、私どものほうから葉山町のごみの収集の方式ですとか、それから排出日、それから個別の分別の品目ですとか、そういうものを私どものほうがお伝えする必要があると思います。あと、貸している方が例えば外部の民間の事業者とその連絡をし合いながら、私どものほうの収集日以外の日に回収に回るですとか、そういう方向性も模索していかなければいけないかなというようなことで、内部で今、検討している最中でございます。
○12番( 土佐洋子君 )今現在でもそういう民泊が葉山町内行っているところあるというふうには聞くんですけども、いろいろ検索しても、私は探すことができなかったんですが、もしわかっていれば教えていただきたいんですけど、今そういうところがあって、問題になっているということは特にはないんでしょうか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )ごみの件で言えばですね、恐らく賃貸借をしているんじゃなかろうかというような…と思われるというんですね、そういうものは該当はございます。そんなに多くはないですけれども。ごみの排出によってそれが何となくそこからたぐっていくとわかるというような状況もあります。ただ、正式に、今まだ名簿に登載されているとか、県からの情報提供があったというわけではございませんので、それについては家主の方に直接連絡をとったりして、戸別収集として排出していただくようなお願いをするというような状況もありますけれども。今後民泊新法がですね、施行されて、また葉山町に訪れる方が多くなる前には、何がしか私どものほうでも皆さんにお集まりいただいて説明会を開くですとか、そういう対応が必要になってくるかなというふうに考えております。
○12番( 土佐洋子君 )そういうごみのこと、すごい問題になってしまうと思うんですけども、皆さんの力で気をつけていただきたいと思います。ごみの2市1町の広域処理については、4月から逗子市に可燃ごみ全量を処理していただけるということ、安定した処理ができるということでほっとしております。
葉山の魅力を高める実行委員会がございますが、どのような活動をしているか、中身はよくわかりませんけれども、海がある葉山、そして山を活用した構想に、具体的な整備に取りかかるということで楽しみにしたいと思います。
ちょっと早いですけども、これで私の総括質問終わりにいたします。ありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )これにて12番 土佐洋子議員の総括質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
(午前11時46分)
〇議長( 伊東圭介君 )休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時00分)
総括質問を続行いたします。第3番、8番 窪田美樹議員の総括質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。
〇8番( 窪田美樹君 )8番 窪田美樹です。通告に従いまして総括質問を行います。
2月に出された大規模事業に係る財政推計では、今後、葉山町で想定される事業のスケジュールと事業費が出されました。そこで町長の考えられているプライマリーバランスは守られ、基金残高の目標値も守っていけるというものでした。ですので、大規模事業の走り出しとする設計や計画策定など30年度予算に組まれているものも問題なく行えるということでしょうか。昨年、公共施設等総合管理計画が出されましたが、これにはどの施設をいつ、どのように整備するのかは計画立てられていません。経費も考えられていません。ですので、今後、動き出した大規模事業は計画どおり行い、公共施設の長寿命化のための施設整備は、福祉文化会館の整備や消防署の整備を見てもわかるように、億を下らない経費が見込まれます。公共施設整備にお金がかかってしまうからと、逗子市のように住民サービス、福祉が後退してしまうような考えが起こらないような財政運営を求めます。
そこで、平成30年度葉山町一般会計予算に関し、子ども子育て施策の充実の事業が挙げられています。町長の思いがどのように生かされているのか伺います。
また、サロンの核となって、高齢者福祉の観点では、サロンの核となっている方から、元気なお年寄りが多いというけど、生活できないと感じ始めたころから他自治体に出て行ってしまうのよという声を聞き、出て行かれる方はそう多くないのかもしれませんが、とても残念に感じました。葉山に住まれた方がいつまでも葉山に住み続けられるよう、いつまでも健康で安心できるまちづくりの施策をお伺いいたします。
3項目目、懸案されていたごみ処理に関し、近隣自治体とのパートナーシップのたまもの、鎌
倉・逗子市との連携によるごみ処理の広域化が動き出しました。ごみの資源化・減量化の推進と安定処理への取り組みを伺います。
2項目目、平成30年度葉山町介護保険特別会計予算に関し、教育民生常任委員会に付託されている議案ではありますが、町民の方が一番心配されている介護保険料は据え置かれるということ。保険料の多段階化など職員の方々の考えられたことや事業も大きいところと思います。そこで、第7期介護保険事業計画案推進への取り組み、そして、かぶってしまうかもしれませんが、高齢者福祉充実への取り組みをお伺いいたします。
御答弁よろしくお願いします。
〇議長( 伊東圭介君 )答弁を行います。
○町長( 山梨崇仁君 )窪田美樹議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
1項目目、平成30年度葉山町一般会計予算の1点目、子ども子育て支援の充実についてのお尋ねですが、平成30年度予算においてはニーズや課題に対応するため幾つかの事業の充実を図っております。1点目として、小児医療費の助成については、中学校3年生までに拡大することにより子育て世代の経済的な支援を実施いたします。2点目として、産後の鬱でその後の子育てがうまくできないなど、産後の支援を必要とする母子が産婦人科や助産院等でケアを受けられる産後ケア事業の導入により、妊娠・出産・育児の包括的な支援を行います。3点目として、地域における子育ての拠点である子育て支援センターポケットのさらなる機能強化のため、相談機能の強化や一時預かり事業の拡大により子育て家庭の支援体制を整えてまいります。今後とも利用者のニーズを見きわめながら、子供が健やかに育ち、安心して子育てができる環境づくりを積極的に推進してまいります。次に2点目、いつまでも健康で安心できるまちづくりについてのお尋ねですが、平成27・28年度におきまして、健康をテーマに事業を進めさせていただき、葉山体操や貯筋運動の普及促進、人間ドック、脳ドックに関する費用助成、健康増進施設利用助成事業の創設やウォーキングマップの作成などを行ってまいりました。町民の方々の健康に対する意識の高さを裏づけるように、各事業に関し、多くの方々に御参加をいただいております。今後も健康に関する事業を継続し、町民の方々に健康でお過ごしいただけるよう事業を進めてまいりたいと考えております。
続いて3点目、ごみの資源化・減量化の推進と安定処理への取り組みについてのお尋ねですが、集団資源物回収による回収量は毎年度安定しており、今後もごみとしてではなく、資源物は資源として排出していただくよう、広報紙や町ホームページでの発信に加え、町内会連合会の環境部会を通じてお願いしてまいります。なお、今年度予算で作成する事業者向けの廃棄物抑制に係るパンフレットも近日中に納品される予定となっており、職員が店舗などを回り、ごみの排出抑制に合わせて適正処理についても依頼することとしています。また、近年、鈍化傾向にあった自家処理による生ごみ処理容器の販売件数が、キャンペーンを実施したことにより伸びを示しており、特にコンポスターに関しては28年度中14台でしたが、今年度は1月末現在で102台を販売しております。ごみの資源化や減量化は、私たち行政の努力はもとより町民の皆様や事業者の御理解や御協力がなくては推進することができません。町としましては、既に御案内のとおり長年の懸案事業でありましたクリーンセンター焼却炉の廃炉や新たな施設整備を推進するため、昨年12月に関係機関へ広域処理に伴う循環型社会形成推進地域計画を提出したところです。これにより施設整備に当たり該当する項目への交付金を確保するとともに、広域処理による他自治体との連携がより深まるものと考えています。今後、他品目におきましても引き続き他自治体との協議を深め、効率的かつ安定した廃棄物処理に努めてまいります。続きまして2項目目、平成30年度葉山町介護保険特別会計予算の1点目、第7期介護保険事業計画案推進への取り組みについてのお尋ねですが、第7期介護保険事業計画は、第6期計画の事業運営状況、また町民アンケートの結果をもとに現在、最終的な策定作業に入っているところです。介護予防に対する町民の高い意識があること、また、第6期計画期間中に全国的なモデル事業として3事業に取り組むなどの積極的な事業運営を行った結果、本年1月1日時点で高齢化率が30.8%と県内有数の高さになっているものの、要介護認定率は県内平均を下回り、介護保険料は第6期計画と同額とする計画の案を策定しているところです。第7期計画では地域包括支援センターを1カ所増設し、高齢者の相談支援体制を充実させ、また公共交通期間への補助や貯筋運動ポイント制の導入など先進的な事業の実施、さらに町内8カ所に第2層協議体を設置し、地域課題を把握し、新たな資源開発を目指すなど、葉山町ならではの地域包括ケアシステムの確立を目指してまいりたいと考えております。
続きまして2点目、高齢者福祉充実への取り組みについてのお尋ねですが、平成30年度予算において主に5点の事業に取り組んでまいります。1点目として、地域包括支援センターを1カ所増設することで高齢者の相談支援体制の充実を図ります。2点目として、介護予防の充実として貯筋運動のポイント制導入と新規会場の募集をするとともに、自立支援に向けたケアマネジメントの推進を図ることで、要介護認定者への支援体制を確立してまいります。3点目として、元気な高齢者への外出支援として、京急ふれあいパスへの補助を行うとともに、サロンへ行くことのできない状態への方への送迎支援を開始します。4点目として、生活支援体制の充実として、住民主体の通所型サービスへの支援を行うとともに、町内各所で第2層協議体の設置を行います。5点目として、認知症初期の段階での専門職チームでの支援体制として認知症初期集中支援チームの活動を本格化させていきます。以上で所管する1回目の答弁を終わります。
〇議長( 伊東圭介君 )再質問を行います。
〇8番( 窪田美樹君 )御答弁ありがとうございました。では、何点か、通告の前に、通告に従いましてと言いたいところですが、ちょっと通告…予算にはかかわりますが、通告にはちょっとない点で少しお話しさせていただきたいと思いますが、お許しください。第四次総合計画・実施計画振り返りシートというのがこのモアノートのほうに入っています。そこの中で大変…すいません、それでは、皆さんのモアノートの中に総合計画で、第四次総合計画・実施計画事業振り返り結果というのが開かれるかと思います。000計画、その他の行政資料というところで、一番上に、そこで子供の豊かな、振り返りシートの部分を開いていただくと、残念ながらこれ見開きにはなっていないんですね。内容を見ると、事業、総合計画体系、そして、その結果というところになるんですが、おわかりになりますか。そこの部分は、これせっかくこういう見比べて、一々比べるのにページをめくらなくてはいけないというところはとても残念なところだと思いますので、そういった部分も少し手直ししていただければよいのかなと思うんですが、できたらお願いしたいと思います。こうやってやはり振り返りシートで予算なり、決算なりで見ていくと、とても葉山町がどのように評価をしてこれから事業を見直しているんだというところを、一々戻らずに見ていくことができます。そういったところで少し手直しをしていただけたらと思いました。
そして、あと質問に移らせていただきます。他の議員でも施政方針の中にありました文言で質問をされているかと思い、かぶるところもありますが、施政方針に民泊事業を葉山の住環境をともに守る事業推進となるように促すとあります。先ほど、何人かの議員の中の質問では、やはりまだ葉山町では民泊に関して、条例というんですか、そういうものを制定できるものでも、位置づけにもないというところでありますが、どのようにこの促す、誰のために、どのように促していこうと考えているのか、教えてください。
○町長( 山梨崇仁君 )重ねての御答弁となってしまうかもれませんが、葉山の良好な住環境を守っていくために民泊による防犯の問題、もしくは災害時等の防災への協力の依頼だったりとか、要は知らない方が住んでいる状況になりますので、そういった方々にもこの町を理解していただけるような状況をつくることが大事だというふうに思っております。そのために私たちがですね、直接かかわることができるのは、実は余り法律上ないんですけども、直接的に町にいらっしゃる民泊のまず事業者の方々を管理する管理事業者が今回入ることになっていますので、管理事業者の方々を中心に協議をする場を設けていくことで、町からのプレッシャーをかけることができるんじゃないかというふうに考えていることを先ほど来、述べております。
〇8番( 窪田美樹君 )実際町内で、先ほど伊藤部長さんのほうから御答弁ありましたように、ごみのことでここがそのように営業しているんじゃないの…営業というか、やられている、行われているんじゃないかというところが少しあるというお話でした。でも、実際に町内で民泊というものが行われているんだと思っています。その中で、実際にその事業主さんが葉山町に届けるのか、どこに届けるのか。そういったもので管理するところが実際あるのか、想定されているのか。そこで事業主さんを集めてごみの指導だったり、騒音の指導だったり行いたいというお話だったんですけれど、今、この民泊というのはネット上でほとんどが行われてしまいます。鍵もキーボックスのようなものに、対面することなく、泊まる方はキーボックスをあけて、暗証番号でキーボックスをあけてキーをあけて泊まる。それで、もう今、ネットで精算とかなので、そのまま誰にも…誰にもというか、事業主さんにも会わずにメールでの交換、メールで、ネット上でのやりとりになってしまいます。実際そういった中が多い中に、どうやって事業主さんにごみの指導なり、騒音の指導なりをしていくのか、実際動き出してしまってから対処するのではなく、もうかなり想定していかなければいけない段階だと思いますが、いかがでしょうか。
〇政策財政部長( 小山誠君 )この民泊の事業者の登録については、神奈川県、県が中心となりますので、そちらで申請許可という方法がございます。先ほど環境部長のほうからも答弁ありましたけれども、そこからの情報をもとにですね、ごみの問題であったり、騒音の問題等々については町のほうでですね、県から情報提供いただく中で取り組みをしていきたいというふうに考えているところでございます。
〇8番( 窪田美樹君 )今、実際営業されている中は、民泊マッチングサイトで、日本が発祥ではなく、外国のほうから、アメリカのほうから始まってというところで、日本にも、日本でそのサイトが運営されていてというところです。神奈川県…まだ葉山は全然そこまで大きくなっていませんが、京都だったり、ほかの自治体ではかなりこれが問題になっています。そこで今度条例が緩く、緩和されていく、オリンピックのあれもあるんでしょうけど、緩和されていく前にもう事業を始まっちゃっている。法をすり抜けるというんですか、の中で行われているところが多々あって、かなりの問題になっているというのもほかの議員からお話聞かれていると思います。私の知っているところでは、ごみの捨て方でいいか悪いか。外国の方が泊まってこられる。外国の方が利用すると、葉山町のごみの処理の仕方の英語版を置いてあっても理解しにくいというところ。葉山町のごみの英語版あったので、置いてあってもそれが処理がしにくい。ごみを出しておいても、それが鳥だ、猫さんにやられてしまう。広がってしまうということで、やはりそんな環境、そういった条件で環境課のほうに連絡が行くんだと思います。今、神奈川県が事業主を集めて、登録してというところの方ならいいですけど、そういった方ではない方が多いのが他の自治体の悩みと思いますが、そういったところを考える上では、騒音だったり、ごみだったりということは、そこを利用される方は町外の方ですよね。でも、近隣に住まれている方は町内の方、町内の方に迷惑がかかってしまうんじゃないか、嫌な思いをされるんじゃないか、治安が悪くなるんじゃないかということに関しては、町内の方はとても嫌な気持ちになってしまうんです、この民泊を推進していく上で。というところでは、どこまでが葉山町がこの民泊を進めていく事業を考えているのか、とても心配、町民の方のことを考えると心配になるんですが、保健所がない葉山町にとっては県の動向なりを見るしかないというところで、やはりそれでも推進していくという位置づけなんでしょうか。
〇政策財政部長( 小山誠君 )今、窪田議員が御心配されている部分、私もちょっと不安な部分はあるのは十分承知している部分でございまして、その抜け駆けというか、この法に基づいてですね、届け出をしなければいけない事業者さんというのはしっかりやっていただけるものだというふうに思っておりますが、どうしてももう従来から事業実施している施設についてもあろうかと思います。そういった部分を神奈川県としてどう取り締まっていくのか、そこら辺はですね、十分町のほうも情報を収集する中で対応を図らさせていただければなというふうに思っているところです。
〇8番( 窪田美樹君 )大きな施設を建てて、そこを民泊ホテルのように運営するというものはわかりやすいと思うんですよ。ただ、一見別荘のように使われていて、事業主さんは、持ち主さんは東京で、ネットでやりとりをするからなかなかクレームを伝えにくいというところがあると思います。そういったところの心配もかなり考えられて事業、葉山町が推進していくというのであれば、そういった心配も多々多々考えて、先進的に取り組んで、その規制…規制をしている、条例をつくっている自治体がありますので、そういったところも参考にしていただきたいと思います。よろしくお願いします。次なんですけど、ふるさと納税、私、どうしてもこの前の補正予算が納得できなくて、教育費用なんですが、町長に伺いたいと思います。目的があって、これに資してふるさと納税をされた方がいます。その…で予算が次、30年度にやろうと思ったことに関して、29年度に行えたので30年度に新たなものを組み込んだものではない、組み込むものではないという教育委員会からのお答えでした。これは、ほかに町長がそれを削るとか、載せないんですかというような考えは何かありますか。教育委員会がそういったことに、そういう動きをしたことに関して、それでよしとされるのかどうか。
○町長( 山梨崇仁君 )多大な善意をいただいたと思ってございますので、教育委員会の判断で今回購入したことについて、私としては非常によかったことだというふうに思っております。
〇8番( 窪田美樹君 )もちろん教育委員会の方が、教育委員会で前倒しにして必要なものをそろえたということで、さらに31年度にやろうとしている計画を前倒しにやらなければいけないことは、年度年度に多々あると思うんです。ただ、それが緊急性をあるかどうかというところはまた別にして、そこの部分をやらなくていいのかというような考えはないんでしょうか。町長はお持ちですか。
○町長( 山梨崇仁君 )私のほうから具体的にこれをという話じゃないと思いますので、これ少し理念的な話になりますけども、必要があれば子供のことをいつも最優先に議論されている学校の現場であり、また、教育委員会の皆さんも非常に常に現場を大事にしようという熱い思いをお持ちですので、必要があればですね、それを対応することになるというふうに思いますから、そこは安心をしてお任せをしていいんじゃないかと思います。
〇8番( 窪田美樹君 )総合計画、第四次総合計画を立てたときに、中学校2年生のお子さん、生徒さんにアンケートをとったかと思います。そのアンケートの答えの中には網戸、虫が多いので網戸が欲しい、あのころはエアコンがなかったですから窓をあけているせいかと思います。あとはトイレの改修をしてほしいという大きな声がありました。たくさんの声がありました。いろんなところを直してほしいとか、そういったものがあるかと思います。こういったものを少しでも、何か、全部をやろうとすると計画的になるかと思うんですが、少しでも、例え…この網戸やトイレは例え話です。そういったものを前倒しにしていくというのが本来の寄附の、寄附された、決して寄附が何だ、予算を30年度予算に対して浮いたという言い方がいいのかわかりませんが、そこに充てられたものではないんではないか。例えばですけど、私が寄附するんであれば、どこかに寄附をするんであれば、さらによくなってほしいという気持ちで寄附をします。ですので、町長は教育委員会が粛々と進めている、お子さんのことを一番に考えた教育委員会がやっていることだからというところではありますが、やはりもっとよくなってほしいという気持ちで寄附されていることを考えれば、完璧というところではない、まだまだ、これもこれもというところでは、さらにふるさと納税という目的から考えたらよくなってほしい、ふるさとに還元したいという気持ちでは、前倒しということが私としては本来の考え方なんじゃないかなと思うんですが、再度御答弁いただければと思います。
〇教育部長( 沼田茂昭君 )これも言いわけになってしまうかもしれませんが、このふるさと…30年の当初予算にふるさと納税を充てるという話が最終の査定の段階で出てきた話でございまして、要するに入力段階とかそういった早い時期に、ある程度このふるさと納税を充当するというふうな話があれば、それは当初予算に盛らずに、また別の何ていうんですか、31年、32年に予定していたものを改めて計上するというふうなタイミングがあったかもしれませんが、今回についてはかなりもう最終的な段階での査定の中での話でございましたので、やはり時期的にですね、改めて30年、31や32で予定したものを、その分、再度当初予算に盛るというのは時間的にもなかったというところで御理解いただければと思います。
〇8番( 窪田美樹君 )御理解いただけなくて再度質問したので、残念なところではございます。次の項目に移させて…これ1点聞きたいんで伺いたいんですけれど、葉山のしおさい公園で一景庵、トイレ洋式を、トイレを洋式にかえるというのが載っています。これは何か国からの補助金があるんでしょうか。
〇教育部長( 沼田茂昭君 )これは国からの補助金はございませんで、町単でございます。
〇8番( 窪田美樹君 )国家予算、国家の補助金としてユニバーサルデザイン化事業というのがありまして、ただ、これが公共施設等の適正化管理の枠組みで、ユニバーサルデザイン化を計画的に推進していくため、公共施設等適正管理推進事業債の対象事業に新たにユニバーサルデザイン化事業を追加ということで、そんなに大きな予算がかかるものでなければ補助金はおりないのかなと思うんですが、公共施設のユニバーサルデザイン化、だから洋式にかえたり、バリアフリーにしたりというところでの改修事業、授乳室や託児室の整備、観光施設等における洋式トイレの整備等というのがあったんですね。ただ、これが条件として、公共施設等適正管理推進事業債対象事業にユニバーサルデザイン化事業を追加しなきゃいけない、葉山町の公共施設の管理計画の中にユニバーサルデザイン化を追加ということ、葉山町の公共施設のあれにユニバーサルデザインというのがなかったんで、多分こういうのは使えないんだなとは思うんですけど、いろんなことを考えていくと、いろんな補助金を探しているということだったので、また何かあったらそういう補助金を探していただきたいと思います。
すいません、時間もあれなので、小児、子ども子育て支援の充実に関して再質問をさせていただきます。中学校3年生まで小児医療費無料化を選挙公約に掲げながら…私です、私です。私、掲げながらいました。平成24年第2回定例会に畑中議長、その当時は畑中議長のときでしたが、多くの議員の賛同を得るために小学校6年生まで小児医療費助成制度の条例提案をさせていただきましたが、残念ながら賛同は同僚議員、同じ会派の議員だけでした。ほかの方は皆さん否決、賛同していただくことはできませんでした。その中で4年生までとする修正案が可決されて、現在、平成27年4月より現在の小学校6年生まで所得制限なしということになっています。県内自治体の半数以上、以前から申し上げていますが、半数以上までが中学校3年生までを実施しています。そんな中ですが、所得制限を設けない、山梨町長の言われている所得制限を設けないところには一定の評価をさせていただきます。ですが、12月からということ、ほかの議員さんも言っていますが、周知には十分すぎる期間ありますよね、12月までということでした。その中で職員の方の手間はかなりかかると思いますが、償還払い、レシート…レシートじゃない、領収証を持って行くという方法はいかがでしょうか。また、中学生だけですよね、対象拡充するのは。中学生だけなので医療費、医療証の交付、教育総合プラン、第2次教育総合プランに中学生の人数が約二百四十何人というの、2校でありました。私立のお子さんも入れたら約、例えばですけど250人が対象者としましょう、中学生で。そうして…そうすると、じゃあその方に100円の郵便で送る。郵送で医療証を送るなどして対応する。以前は医療証でしたよね。私の子供のときかな、私の子供の子供のとき、医療証で対応していました。それを見せることによって向こうで払わないというようなこともあります。そういった対応をいろいろ考えるというのはどんなものなんでしょう。これ同じ繰り返しになる、答弁の繰り返しになると思います。ですので、さまざまな方法を考えるというのが…という提案です。もう繰り返しの答弁になるのかと思いますが、ほかの議員さんでは医療証の交付というお話は、それが届くことによって相手の方にも、病院にもわかるし、自分にも届くというところであるかと思います。周知に時間がかかるというのであれば、6月なり、4月1日にする。今、2月ですから、今から急いで広報に載せてもどのぐらいかかるかわかりません、周知にかかるかわかりませんが、学校にお手紙出すとか、いろんなことをやってやろうという姿勢が見たいなと、見せていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。
〇福祉部長( 仲野美幸君 )医療証の交付につきましては、やはりシステムのほうで準備、生年月日、住所、その他を全て確認しながらつくりますので、新しいシステムになって新たに医療証を発行して、それを皆さんのお宅に発送する方法を、今もとっており、今の現在のお子さんについてもそうですし、今後、中学生のふえる部分はシステム改修のお金が二重に投資することになってしまうので、10月以降で医療証を全て発行しようと今、考えております。
〇8番( 窪田美樹君 )そうなんですね。じゃあ、今も医療証を見せて小児医療費、昔と私、子供と変わってない。じゃあ償還払いで、領収証で償還払いでという方法も、さらに考えていただきたいと思います。いかがでしょうか、償還払い。
〇福祉部長( 仲野美幸君 )償還払いをさせていただくにしても、まず、うちのほうにその方が対象者かどうかというようなシステムが全部できていれば、窓口で領収…町民の方の立場で考えますと、領収証を持ってくればまずいいではないかというふうに思われるかと思うんですけども、またそれのシステム上でその方がちゃんと葉山の方なのかどうかという確認とかですね、あとは支払い機関との調整とか、レセプトの突合とか、細かい仕事がたくさんあります。もちろんそれはやればいいことなんですけれども、それによってやはり皆様をお待たせする期間が多くなったりとか、あと領収証という制度が今、6年生までの間ではもう、病院の窓口ではもらっておりませんので、そういう制度が、繰り返しになってしまうんですが、医療証をお渡しして、皆さんでそういう助成ができますよってわかった時点で病院に行っていただければ、病院もその医療証がありますから現物支給でそこでもお支払いできるんですけども、それがないので領収証ということになりますと、領収証を後でなくしてしまったとか、再交付してほしいとかのトラブルもあると思いますし、何度も繰り返し同じことになるんですけども、10月の新しいシステムのところで医療証を皆さんにお配りして、それまでの間には医療機関、支払基金、レセプトの点検などできるところとの調整もきちんとつけた後で、12月から始めたいということで御理解いただきたいです。
〇8番( 窪田美樹君 )ありがとうございます。なかなか手間のかかる作業になるということはわかりました。ただ町民のことを考えると、やはりその領収証を取っておいてほしいとか、戻すのは12月になってからでもいい。今すぐ何カ月後に戻すんではなくてというようなこと、さまざまな方法も考えていただければと思います。
時間もないので、次に移らせていただきます。妊婦健診の補助率…ごめんなさい、産後ケアの実施ということを行われて、これまでも妊婦…山梨町長、最初に当選されたときに、妊婦健診の助成を多くしたり、金額をふやしたり。その後は産後健診なども行…産後健診など葉山で産み育てて、産んでもらって育ててもらいたいということで、さまざま行ってきましたが、この前の補正では出産がそのもの、出産そのものが減ってしまったということで250万円の減額補正という、残念というか、社会情勢なのかというところではあります。だけど、葉山町で産み育てたいと思っている方がふえれば、もちろん少子化もありますけれど、来ていただければこの予算で使えたのかなとも思っています。そんな中で、葉山で産みたいと思っている子、私の娘が21、一番下の娘が21になるんです。もうそろそろ友人は結婚する。結婚して赤ちゃんを産むという子がいました。その子が葉山町の助成、婦人科に、赤ちゃんができて婦人科に行ったら、葉山町の助成は少ないということを言われたそうです、本当に。その中で調べていったら、茅ヶ崎市のほうに結局は、旦那さんの御実家もそちらなんですけれど、そちらに住所を移していると。補助金がとても多いということ、その後の子育て支援の政策もたくさんあるということで、残念ながらそちらのほうに転居されてしまいました。ただ、里帰り出産ということでこちらで出産するんですけれど、こちらの病院でも、先ほど言われたように他自治体の助成が受けられるということなので、住所はここにはないけれどという出産方法を選んでいます。そんな中で、神奈川県自体が補助率、妊婦健診の補助率がとても一番低いんです、全国の中で。そんな中で町独自、各自治体が独自で補助金を出して上乗せして行っている事業ではありますが、そんな低い中で、残念ながら葉山町まだ低いというところでは、この250万円というところ、産後ケアの実施もですが、補助率の拡充などはいかがでしょうか。さらなる、ほかの自治体と比べるとまだ少ないというところでは、補助率の、補助額を上げるというところではいかがでしょうか。
〇福祉部長( 仲野美幸君 )妊婦健診の補助につきましては、前にも御質問あったと思うんですけれども、ほかの自治体と比べれば高いところ、すごく横浜市など高いところありますし、自治体によってさまざまでございます。ただ、妊婦健診の補助の目的の一つとして、定期的に、妊娠中に定期的にお母様と赤ちゃんの健康をきちんと受診していただくという目的がございますので、14回、そして、一昨年から認めていただきました1回ふやした産後健診ということで、一応必ず行っていただいて妊娠中の母子の健康を保っていただくというのを目的としておりますので、今回、30年度につきましては、葉山町はその助成を上げるということについては検討しておりません。
〇8番( 窪田美樹君 )どこの自治体も13回、産後健診もほとんどの自治体がやっています、町内。多分思いは皆さん、一緒なんだと思うんです。ただ、葉山町の助成額では、自分の持ち出しが必ずあるそうです。そこの中で、おなかに赤ちゃんがいるのでなかなか働くということができない状態の人が多い、働きながら出産する、される方も多いですが、そんな中への一つの町からの支援の方法の一つだと、さらなる拡充は町からの支援と思います。これがさらにお金を、予算を組んでくださいじゃなくて、250万円補助率を補正で減額しているというところのもったいないなと思ったので、一つの提案とさせていただきました。また次の別の項目に移りますが、入学金、入学準備金の入学前支給を以前よりお話しさせていただいて、調べたところ、県内の半数以上が29年度から、中学校に関しては29年度から実施、だから、30年度のお子さんに関して実施しているというところです。葉山の30年度予算書を見ると、どのように対応、31年度から対応するっていうお話だったと思うんですが、予算組みが2学年分、何ていうんですか、じゃなくて、この予算額でいけるということでよろしいんでしょうか。
〇教育部長( 沼田茂昭君 )今回、当初予算載せたのは、当初予算に載せているのは平成30年度の就学援助認定の6年生に対して31年度中学に入学するための準備金を支払うということでございます。支給時期は31年の3月を予定しています。
〇8番( 窪田美樹君 )それでは、今年度に払う、今年度に入学する子が今まで6月、7月とか、8月とかですよね。その子の予算はどこに入っていたんですか。前年度に、29年度予算に組まれていて、30年度予算に組まれていて、ですか。
〇教育部長( 沼田茂昭君 )すいません、このやり方は今年度からスタート…失礼しました。30年度からスタートするので、この4月に入学する、中学校に入るお子さんに対しては、従来どおり準備金というものはございませんで、中学に入った後の6月に支給という形になりまして、31年の4月に入る子から前倒しで支給させていただくと、そういう予算になっています。
〇8番( 窪田美樹君 )じゃあすいません、私が見ていた入学準備金っていう名目が、入学準備金という項目があるということですか、予算書に。就学援助金というところでは同じ、ほとんど同じ、人数が多少何人かしかふえてない予算組みなんです。なので、二重に取らなくていいのかなと。ことしの8月に支給するのと、30年度の12月じゃない、3月に支給するのと二重に組まなくていいのかなっていうものだったんです。それでどのようなものですかって。
〇教育部長( 沼田茂昭君 )すいません、当該年度、要するに平成30年度の小学校の就学援助費の中に予算を入れておりますので、あくまでも小学校…小学生の時点で給付をすると。ですので、小学校費になります。
〇8番( 窪田美樹君 )わかりました。じゃあ小学校の入学準備金のほうが倍というか、対象者がふえている。ありがとうございました。そこでなんですが、今度中学校までが半数以上の自治体が行っている。小学生に対しても同じように対応できないだろうかという声があります。そこが神奈川県では29年度にもう6自治体、33自治体中6自治体ですけど始まっています。葉山町ではいかがでしょうか。
〇教育部長( 沼田茂昭君 )今、御指摘のとおり29年度、県内33市町村で6市町がやっているわけでして、それ全て中学校進学のために6年生の時点で支給するという形になっています。小学校に入る段階での要するに準備金、いわゆる未就学の段階で支給をするということになりますと、以前も答弁したように記憶しておりますけれども、未就学児童世帯に対する所得確認がなかなかできないというのが一つ。もう一つは、うちのほうのこの就学援助についての要綱自体が学校教育法に従いまして、要するに学齢児童またはその学齢生徒の保護者に対して市町村は必要な援助をしなければいけないというような要綱に基づいてつくっておりますので、未就学児童というのを対象にはしておりませんので、今のところまだ小学校に上がる、例えば幼稚園や保育園に通っている段階での支給というのはまだそこまで至っていないと。県内の全体の動向も見ながらですね、研究させていただければと思います。
〇8番( 窪田美樹君 )県内の自治体の動向をよく見守って、後々にならないように葉山町も先に取り組めるような対応をお願いしたいと思います。次の項目、ごみの関係なんですけれど、先ほどお話にありました循環型社会形成推進地域計画というのを県に、関連部署に出しましたということなんですけれど、この循環型社会形成推進地域計画というものは、私たちの目に触れたんでしょうか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )今議会中にですね、お時間をいただいて、概要について説明をさせていただく予定でございます。
〇8番( 窪田美樹君 )先日、2月にもう出したというお話、12月に出したという施政方針に載っ
ていたので、あえて3月まで待たなくても、でも、了解を得てからじゃないと公開できないという
ところがあるんでしょうかね。できれば早めに見せていただきたいと思います。
この近隣自治体とのパートナーシップで、葉山、逗子と連携していくというところなんですが、
心配なのはこれをずっと継続していけるかどうかというところ、逗子と何かもめごとが起きないか。まして、鎌倉が入ってくるからもめごとが起きないかというところで、ちょっとあれなんですけど、分別の仕方が逗子市と葉山町と違いますよね。一番大きく違うと思ったのがプラスチック。例えばプラスチックのお椀なり何なりは燃やすごみなんです。葉山町はティッシュペーパーとかそれと一緒に分けている、月1回の廃プラの部分が燃やすごみでいいという逗子の方法ではあります。そういったもので何かしら今後、どちらに合わせるのか、それともどうするのかなと、葉山町ではどうしていこうとしているのか、それとも2つともそのまま進むのか、今のところどうなるものなんでしょうか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )当然事務担当レベルの協議の中では、そういう課題が出てきます。収集方式にしても拠点回収と戸別収集とで違うと。あと、逗子市さんよりも私たち葉山町のほうが分別のほうが細分化されて細かいということもありますし、当然そういう状況は焼却残渣の率としても変更が出てくるということもありますので、今回のこれからお示しさせていただく地域計画の中では、将来にわたっては、例えば収集方法ですとか、それから分別の方式というのを統一化していくべきだろうというようなことも書き加えてはあります。ただ、今後の課題ということになってございます。
〇8番( 窪田美樹君 )統一化というと、今、逗子は有料化していますよね。そこもどちらに統一するのかというところが一番懸念するところかとは思いますが、そこまで掘り下げていくと話が長くなってしまいますので、そこはまたお話が出てきたときにというところにはなろうかと思いますが。なぜこの、先日、教育民生で埼玉県の久喜市にHDMシステム、私よく言うのは、大型キエーロと言ってしまうんですが、葉山町もそれに取り組もうとしています。しかし、埼玉県久喜市のでは事業内容、大型キエーロのその内容にはとてもよいものということなんですが、ごみの収集経費、生ごみだけをまた収集に回る。その経費がかさむとして、この方法が32年度には終わって、燃やすごみが焼却することに、久喜市で焼却炉をつくることになったので、そこで燃すという残念な結果、葉山町にとっては残念だなと思うんですが、結果になってしまいます。そういったところで収集方法だったり、処理経費というものも考えていかなければいけないというところで、葉山町は廃プラを月1回ですが集めています。戸別で収集しています。逗子市は同じように燃やすごみで収集していて、やっぱりそこら辺はそろえていかないとこれはいけないなということもあって、処理経費も考えてしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。
時間もないので、施政方針にある、クリーンセンターの戸別収集職員の方に対しサービスセンターとしての今後の発展の議論とはと書いてあるんですが、このサービスセンターとしての今後の発展というのはどういったものなんでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )まだですね、形となっているわけではありません。期待と書かせていただいているとおりに、本当に心から期待をしているところでありまして、クリーンセンターというもとにですね、戸別収集に一軒一軒御自宅を、各お宅を回っているということを考えますと、いろいろな可能性が想定できることは皆さんも御承知のとおりだと思います。その中で何ができるかということをぜひ議論を重ねてほしいということはお願いをしてございまして、彼らなりにいろんな研修に行ったりとかですね、可能性を模索している中にあります。わかりやすいのは、福祉課とのコラボレーションで、いつもごみが出ているお宅が突然出なくなったりとかしたときに、これは何か危険なアラートなんじゃないかというふうに考えるようにしたらどうだろうとかですね、いろんなクリーンセンターとして町の中にいるということは、サービスができるサービスセンターと呼んでもいいんじゃないかという、少しこれきっかけも兼ねてですね、そういう表記で期待を強くあらわした次第でございます。
〇8番( 窪田美樹君 )戸別収集で、うちの前は狭いですので、道が、小さな軽トラというんです
かね、がブーッと行くんですけど、そこの回りを、わきを走って、小走りに収集の職員の方は走って集めてくれています。暑い日も寒い日もで、すごい大変で御苦労だと思います。道路の悪いところなんかは、よく山の奥のほうまで行かれるので、道路の悪いところなどもよく調べられているんじゃないかなと思います。ですので、こういった方に上からおろすのではなく、クリーンセンターの職員の方はこんなことはどうだ、あんなことはどうだろう、こういうことなら協力できるんじゃないかというような議論になっていけたら、クリーンセンターの方も負荷なく気持ちよくお仕事していただけるんじゃないかなと思います。介護保険のほうなんですけれど…そうなんです、高齢者福祉のほうで、介護保険のほうとかぶるかと思いますので、高齢者介護保険特別会計のほうでお話しさせていただけたらと思います。地域包括支援センターの増設が言われていますが、先日の他の議員のところでは、旧役場跡地に地域包括支援センターが建てたらどうかみたいな話、妄想…妄想じゃない、構想があるということで、本当に地域福祉センターってやっぱり相談窓口、高齢になる前から、もし私が母の介護だ、父の、両親の介護だといったときに、どこに相談に行けばいいんだろう。仕事忙しい、仕事しながらどこに行けばいいんだろうというようなときに、ああ、あそこだとわかるようなところにあってくれるのは地域包括支援センター、まずきっかけだと思うんです。要支援の方、要支援になる、ならないという方からの相談センター、本当に見えるところにあるのが一番いいかと思います。バス停が、バス停の屋根をどうするじゃなくて、バス停の屋根は簡易なものをとりあえず立てておいて、その構想は構想で進めていただきたいなというところです。ほかの議員さんも質問していましたが、これ民間に委託するということでやはり心配だと、地域密着のことがありますので心配だと思います。ですので、3年間の計画のうちに建てるというようなこと、先走ってつかむんではなく、しっかりと見届けながら、そうしないと余計な時間を食ってしまうと思うんです。そういったところで進めていただきたいと思います。あとすいません、それで、一番質問したいのがやっとというか、ふれあいパス、対象者は余りいませんと、要望は余りありませんということを以前、ずっと前なんですけど、言われていた方がこういう質問を繰り返してみるもんだなと。やはりこういった声はね、なかなかのみこまれなくても、助成が欲しいと言われない、言う声はなくても、パスを使われていた方がいるということではなかったんでしょうか。葉山町に助成をしてほしいとかではなくても、こうやってパスを…また今、免許証返還、けさのニュースも八十何歳の方が旅行代理店に突っ込んでしまったというニュースもありました。そういった方へのあれかと思いますが、これ京急の支出はあるんでしょうか。葉山町単独でこの補助2,600円でしたっけ。ここなのか教えてください。
〇福祉部長( 仲野美幸君 )町、全部町の補助でございます。
〇8番( 窪田美樹君 )横須賀市で行っている「横須賀市はつらつシニアパス」というものは、京急さんも補助金を出していただいて、一部。で横須賀市も出す、そして65歳から実施している。葉山町は70歳からというところですが、この横須賀市さんと京急さんのやりとり、もちろん電車も通っていますし、対象人数も多いですからと思うんですが、こういった横須賀市の例を挙げて京急さんに相談はされたのでしょうか。〇福祉部長( 仲野美幸君 )今回はしておりません。
〇8番( 窪田美樹君 )ぜひすぐ、ここの線はないですけど、木古庭と越えたら横須賀市ですよね。そういった中では横須賀市でやっていることを葉山町にもやっていただけないかしらというような取り組み、相談、京急さんと。これから京急さんとかなり葉山町、路線も逗葉のHAYAMA STATIONのほうをふやしたいというようないろんなことでお会いするかと思うんです。そういったところでは、このシニアパスのほうのさらなる拡充というものを相談していただけたらと思います。横須賀市ではこのふれあいパスというか、これを持っていると商店との連携、割引になったりということも考えられていますので、これ商工会等になるかとも思いますが、そういったこともあわせて外出支援というところですから、お茶を飲んで、バスに乗ってお茶を飲んでというところが一つの楽しみになるかと思いますので、そういったところも調べていただきたいと思います。高齢者福祉の拡充というところで、緊急通報システムなんですが、利用状況、なかなか高齢…説明書を見ますと、独居の方が高齢者世帯という方が、日中独居も含みますというところではあるんですが、これがなかなか皆さん知らない。以前、日中本当に元気な、既往歴も特になかったんだけれど、突然倒れてしまったということが実際葉山町でありました。その後に倒れて、丸一日半ですか、もうそのまま動けなかった。その後に何とか、近くの人がおかしいと言って、状況を見て息子さんに連絡をしてくれて、息子さんから病院に連れて行ってということがあったのは実際の話です。その後にこの緊急通報システムというのがあるのを知ったと。その後はつけましたというお話でした。こういったことを考えると、多くの方にこれ使ってもらうことが必要かと思うんですが、これの利用状況というのは葉山町で今、満足している状況なのか、教えてください。
〇福祉部長( 仲野美幸君 )広報等もしているところでございますけれども、実際決算等でお示しするところは件数は余りふえていない状況で。一つのふえていない原因で説明するところですと、既に町が今やっている制度、それよりも御自分でつけていらっしゃる方も随分いるのかなということも一つふえない原因というのもありますけれども、引き続き広報させていただいて、緊急通報システムについては広く知っていただくように、利用していただけるように努めてまいりたいと思っております。
〇議長( 伊東圭介君 )既に時間が経過しております。よろしいでしょうか。これにて8番 窪田
美樹議員の総括質問を終わります。
第4番、9番 畑中由喜子議員の総括質問を通告に従い一問一答式により行います。畑中由喜子議員、質問者席にお着き願います。
○9番( 畑中由喜子君 )9番 畑中由喜子でございます。議長のお許しをいただきましたので、本日は一問一答式により、平成30年度予算に対する総括質問をさせていただきます。質問通告には、平成30年度当初予算及び町長施政方針についてという、実にそっけない質問通告をしてしまったんですけども、今回、既に9番目ぐらい、8番目ですか…になりますので、もう多くの議員の方が私と同じ点に懸念を持たれて質問されているということがございますので、大分重なってしまうかもしれないんですけども、私なりの観点から質問をさせていただきたいと思います。平成30年度当初予算案では、一般会計は前年度比20%増と6年連続の増額予算となりました。30年度より都道府県単位の施行となる国民健康保険特別会計は10.7%減、後期高齢者特別会計では5.5%増、介護保険特別会計では2.5%増としております。下水道事業は公営企業会計へ移行することといたしました。数年のうちに、学校給食センターの建設、汚水処理施設整備計画アクションプランの推進、長年の懸案であったクリーンセンターの解体と再整備、公共施設の老朽化対策等々、大きな財政出動が見込まれるところでの予算編成で、職員の方々もともども御苦労の多かったことと推察いたします。町長は施政方針で、町民の皆様への還元も大切ですとして、増加する扶助費から目を背けることはできませんが、新たな暮らしのゆとりには政策相互のシナジー効果や行政的な投資対効果が見込めることを大切にして、いわば付加価値の創出が見込める事業を福祉、健康そして将来への希望である教育分野を中心に充実を図りますと述べておられます。非常に私にとって目を引かれた一文なのですが、ここで言う福祉、健康、教育分野における付加価値の創出が見込める事業とは具体的には何か、どのような政策を指しているのかを伺いたいのですが、既に京急バスのふれあいパスの購入費助成とか小児医療費の助成、または産後ケアの実施ということは、もう既に皆さん取り上げてこられました。それ以外にもございましたら、ぜひ教えてください。
○町長( 山梨崇仁君 )申しわけありません。それ以外とですね、具体的に、こういうものがあればどうでしょうという御質問であれば幾分お答えしやすいんですが、今すぐにこれとこれを、こうくっつけたというのは、ちょっとごめんなさい、思いつかないものでですね、今まさにおっしゃったものを、ずっと参考事例として申し上げていたもので、大変申しわけありません、ちょっと急に思いつきません。
○9番( 畑中由喜子君 )教育分野ではいかがなんですか。そうすると、教育委員会に聞くことになるんですけど。でも、町長の施政方針で非常に将来の希望である教育関係分野というふうになっていたので、と思ったんですけども、いかがですか。
○町長( 山梨崇仁君 )タブレットのことについて、もしよろしければ御説明したいと思いますが。ICT化というものについてですね、なるべくさわれるよう、親しめるようということは当然のことだと思うんですけども、今回は教員の皆様に指導力の強化という視点から御提案をいただきました。私からしますと、確かに教員の指導力の方々の強化ももちろん大事ですが、まさにシナジーという考え方では、今そのICTを使った子供たちへの発信をすることで、子供たちのほうが、むしろ先進的に取り組んでいることもあります。また、文部科学省の学習指導要領が来年度から大きく変わっていく中で、例えば英語教育などですね、そういったタブレットを使った生きた英語の説明もしやすくなるということで、単純にですね、教員の指導力だけではなくて、幾つかの複合的な要素を兼ねて、それについては、じゃあゴーをしましょうという判断をしております。
○9番( 畑中由喜子君 )IT関係の発展というのは目覚ましくて、これからの子供たちにとっては、もう欠くことのできない教育要素の一つだというふうに思います。それが、いいほうに生かされるように、ぜひそこは頑張っていただきたいなというふうに思います。
最後に申し上げようと思っていたんですけども、町長の施政方針の中に片仮名表記が幾つか出てきました。今のシナジー効果というのと、それから、もうちょっといったところに、何でしたっけ、ステイクホルダーというのがあって、いずれも日本語に置きかえられる言葉だと私は思っています。シナジー効果というのは相乗効果ですよね。それからステイクホルダーというのは、ちょっときつい言い方になるかもしれませんけども、利害関係者、関係者という言い方でいいのかなと思うんで、その片仮名表記というのは、日本語に置きかえることが難しい部分では仕方ないかなと思うんですけども、完璧に置きかえられる言葉については、日本語で表記していただいたほうが、やっぱりわかりやすいというか親しみやすいかなと。ちょっと格好よくは見えるんですけども、そこをお願いしておきたいなというふうに思います。そう、日本の文化、漢字ですからね。よろしくお願いいたします。今のその京急バスのふれあいパスの購入費助成、私もこれとてもいい施策だというふうに思います。もっと早くできたら、もっとよかったのになと思うくらいです。これは本当に相乗効果を生む一つの大きな要素だと思いますので、引き続き。ただ、京急との話し合いというのは、町だけが負担していくというんじゃなくて、先ほど前の議員さんもおっしゃっていましたけども、その辺のやりとりというのは、今後していただく必要もあるかなというふうに思います。
次に、小児医療費の助成の補助のことなんですけども、昨日来、質問に立たれました、恐らく全ての議員さんが問題として取り上げられてきまして、御説明はもうるるいただいておりますので、状況は理解はいたします。ただ、12月診療分からの対応という点が、どうしても私としても理解しがたい部分があるんです。逆説的な言い方になってしまうかもしれませんけれども、もし12月診療分以降という取り上げ方ならば、当初予算に、このような形で当初予算から準備しますという、町長の施政方針に大きく取り上げるようなことをしなければ、こんなふうに議会から責められることはなかったのかなという思いもあるんですが、その辺はいかがですか。
○町長( 山梨崇仁君 )先ほどもですね、答弁の中で申し上げたと思うんですが、準備期間が必要だというふうに認識をしております。過去にも、年末…失礼、秋口にやると決めてですね、春の準備をかかった時期もございました。そういう意味では、補正予算で急にですね、やりますという内容ではもちろんないと考えております。政策的にも大きなかじ切りだと思っておりますし、これは率直に議会の皆様からの声を受けたもので私自身も動いたところがありますので、そういった姿勢を示すには、当初予算でやりますと。ただ、こういった事情があるので、その点については御理解くださいということを申し上げた次第でございます。本来であれば、やはり31年度でですね、30年度の4月1日ということが、形としてはきれいだとは思うんですが、それをやりますと、先ほどから部長が答弁しているとおり、本当にもろもろの状況でですね、私もなるべく早くやろうということで、いろいろ議論を詰めたんですが、もろもろの状況を、それぞれは多分小さいことだと思うんです。ただ、それぞれが重なっていきますと、どこに漏れがあってもいけないという観点から、時期的に、非常に不安な時期ではあるんですけども、冬季の医療の一番駆け込みが多い時期には間に合わせたいということから、何とか、これも12月にやろうというふうに動いたところもございますので、ぜひ、そういった視点で御理解いただければうれしいなというふうに思って、今回、当初予算に上げてございます。
○9番( 畑中由喜子君 )期待の大きいものですから、余計、反応もね、議会のほうからも反応も出るんだと思うんですよ。ですから、なるべく早い時期に実現できればいいなとは思いますけれども、システム変更を考えれば、どうしても12月診療分からというのは、それはもう仕方ないことなのかと思いますけれども、それ以外にも、やり方の、手作業ということになってしまうんだと思うんですけれども、それで少しでも可能性があるならば、それを試してみていただくというのも一つのやり方ではあると思うので、これは私は申し上げておきたいと思います。
産後ケアのことなんですけども、この産後ケアの実施は本当に心強い施策だというふうに思います。今、とても…何ていうんでしょうね、核家族化が進んでおりますので、経験者つまりおばあちゃんですかね、の知恵を拝借したりとか、手助けをもらうというのが、なかなか難しい状況という
のがあると思うんですけれども、外国の例なんですが、医療的なこういう産後ケアではなくて、お
母さん、母体を休めるという方法がとられているというのがあって、やはり出産直後というのは、お母さんも非常に精神的にも大きな負担を抱えたことになりますので、うれしいんですよ。すごく楽しい、うれしいことなんだけれども、その精神的なものというのは非常に重いものを背負うということになりまして、なおかつ母体にも休息が必要ではないかと。その後、健康に子供を、ちゃんを育てるためにもということで、お母さんが休める、何ていうんでしょうね、デイケアじゃないですけども、一時預かりではないですけども、そういうふうにお母さんが行ける、休みに行けるという制度を持っているところがあったんですね。そのとき、赤ちゃんは別に預かってくれる。授乳のときだけ連れてきてくれるというような、そういう制度があって、それはすごくいいなって思った経験があるんです。日本でまだそういうことをやっている自治体というのは、ほとんどないと思うんですけども、この産後ケアの実施に引き続いて、少しそういう方向も研究していただけたらどうかなと思うんですけども、いかがでしょうか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )お産の後ですね、今、外国では1日で帰ってきてしまうとかいろんな制度ありますが、日本ですと通例5日から1週間程度そのまま入院されていると思います。助産院、産院のやり方によって、母子一緒にいるところもありますし、別に授乳のときだけ連れてくるところもあるかと思っています。今回のこの事業の中では、やはりその助産院の先生、医師の方との連携をとりまして、その方に必要な制度ということで、そのまま退院一度もなさらないで、少し1泊2日、1泊とか2泊とか多くするとか、その辺は先生方のお考えを尊重いたしまして、御本人が無理なく家庭に帰ってからの育児が無理がないように進められるような形で進めていきたいと思っておりますので、ちょっとその、今御紹介いただいたシステムとは違うかもしれませんが、一人ひとりの対象者に合った方法で、医療機関との連携をとりながら進めていければと思っております。
○9番( 畑中由喜子君 )一律ではなくて、いろいろなケースがあると思いますので、それに柔軟に対応していただけるということが、何よりも必要かなと思いますので、さらにそれを発展させるかどうかは、また別の次元のお話として、ちょっと頭の片隅に置いといていただければというふうに思います。
それから次にですね、増加する扶助費から目を背けることはできませんがという一文があるんですけども、これはどういう意味で町長、述べられたんでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )扶助費が増加するということからですね、目を背けることによって過剰な財政負担のかかるものをですね、手をつけたりとかすることはできないということ、まず、目を背けることはできないというふうに逆説的に書きました。それでも還元はしなければいけないということから、私自身、今回のその福祉的な、これも扶助費に直結する内容ですけども、かなり大きく、特に医療費の面なんかにつきましては、30年度は少ないですけども、31年度から通年になりますので、かなり大きくなるというふうには思っております。思い切るというところでですね、あえて、そういう石を置かせていただいたというか、これでこういう状況で厳しいけども、でもやらなきゃいけないというふうに書かせていただいた、強調の意味を込めて、そういう表記をしてございます。
○9番( 畑中由喜子君 )目を背けられちゃ困るなと思いまして、町の行政としての役割というのは、税金をお預かりして、それをどう還元する、町民の方に還元するかということなんですけれども、福祉の観点というのは、つまり扶助費ですよね、関連することから、決して逃れることはできないというか、そこが本当に大きな役割だと思っておりますので、そこのところは、どのような状況がきたとしても、町行政、最後の頼みの綱という部分もありますので、ぜひその役割を忘れずに、今後も続けていただけたらというふうに思います。次に、学校給食センターの建設についてなんですけども、現状では、平成33年の運用開始を目指しているところですよね。30年度予算におきましては、設計業務委託費が7,114万3,000円計上されているのですけれども、このそもそも論なんですが、この学校給食の計画が始まりましてから、その内容がね、大きく変容したと私は思っています。第1段階は中学校給食のはずだったのが、小学校も含むということになった点。それから、あと、建設にまつわる大きな変革…変革というか変更を余儀なくされる部分もございました。その計画が当初とは大きく変容したという、その点について、教育委員会としてはしっかりとした認識をお持ちなのかどうか伺っておきたいと思います。
○教育長( 反町和久君 )大きく変わったという認識はございます。当初、確かに議論、今お話がありましたように、中学校給食を葉山で導入するかどうかという議論であったことは確かです。ただ、具体的に現実的な方法として、ちょうど私が着任したときには、ランチボックスで外からデリバリーしようというような話でした。それでいいかどうかという議論から始めて、具体的に完全調理給食の形にしたいなと、それはすごく大きな考え方の転換ですよね。ただ、それを実現する方法をめぐって、なかなか中学校についても、自校のような形で追加的に建てるというのは難しいだろうと。折しも、小学校の老朽化問題も日程に上っておりましたので、そのこととあわせてといったような議論、方法的な議論で、今度つくり方の問題に移ったことは御承知のとおりです。そのつくり方の中で、当初定めた、予定しておりました上山口小学校旧校舎地ですか、あの場所についていろいろ議論がありました結果、あそこを断念して、この葉山中学校の側面のところというふうに想定をしました。残念ながら、最初に予定したとおり、あそこをさっとならしてというような形ではいかずに、新たに建設方法の工夫もしなきゃいけないということがありましたので、そこは建設地、建造物の問題について言えば、2段階ほどクッションがあったかなということも認識をしております。そのことを踏まえた上で、なおかつ、いいものをどうできるかということで議論をさせていただきました。コストの問題ももちろん避けて通ることはできませんので、そのことも含めて検討はさせていただいたつもりでおります。
○9番( 畑中由喜子君 )今、教育長からは、その大きく変容したという認識はあるという御答弁をいただきました。そのとおりだと思うんですね。それで、けさの神奈川新聞に、大磯中学校の生徒会の取り組みが大きく取り上げられておりまして、ここは、皆さん御承知のように、デリバリーの給食を導入したところ、異物の混入だとかおいしくないだとかというさまざまな問題が出て、結局それを中止して、新たな給食の支給の方法を考えるということになったということなんですね。それで、特筆すべきは、生徒会が立ち上がって、子供たちが自分たちの給食をどうしたいのかということでアンケート調査に乗り出し、そして、まとめたということが出ておりました。当町においては、そのごく初めのときに子供たちに給食がいいのかお弁当がいいのかというようなアンケートをしただけですよね。その後のことは、当事者である子供たちを抜きにした、いわばね、そういう形での議論になって、今進んできている。子供たちだけで決められることでは、もちろんありませんけれども、その意見とかを取り上げる段階もあってもよかったかなと思います。これだけ変容してきていますから。そこを申し上げたかったんですけども、今、何ていうんでしょうね、いま一度立ち止まって、この給食センターのあり方というか、今のところでいいのか、これだけのお金のかけ方でいいのか、ああいう形でいいのかということを、いま一度、議論の場に戻してもいいのではないかなという気がしてならないんですけれども、その点はどうお考えでしょうか。
○教育長( 反町和久君 )単刀直入に結論のほうから言うと、立ち止まって、どこの時点まで戻るかは別として、全面的な見直しというようなことはしないということはこの1年間ずっと申し上げてきたとおりで、現時点でも同じです。折しも、基本構想の改定版をちょうど策定することができましたので、これは近々御説明申し上げることになると思いますけれども。ただですね、これだけのコストをかけるということに関する御懸念は当然わかります。私のような人間でも、これはやっぱり相当財政規模からいって大きな金額だなということはよくわかります。そのために、熟慮しなきゃいけないということも重々ですし、それからまた、これからつくり上げようとしている給食センターというのは、これは、寿命から言えば、本当に半世紀かけて使っていくようなものですよね。昨今の給食をめぐる事情とかあるいは給食の背景にあるような、特にお母さん方を中心にした職業事情とか、あるいは食育とも関係がありますけれども、子供たちの健康状態とか、あるいは、さまざまな意味での障害とか食上の問題が子供たちの世界に降りかかっていることもあります。そういうことを考えると、給食にかかわる問題というのがね、整理されて小さくなっていくということは到底予想できなくて、今後ますますこの問題、大きくなっていくだろうと考えるわけです。そのことに対応できるような余力のあるというのかな、そういう意味ですばらしい給食施設であるべきだというふうに、私は思っています。ランニングコストの問題まで言えば、コスト的にも引き合うんじゃないかというのが、今回の一つのね、改定書の説明の中にもあるんで、それはそれでまた別にお諮りし、議論をしていただかなければいけないんですけれども、理念的なところで言うと、根本的にそういう50年間、50年後も最新であるとは思いませんけれども、50年後のさらに広がっていく問題にも対応できるような、そういう余力のある施設にしたい。そのことを根本に置いて、そこでさまざまな、従来から御指摘いただいていますアレルギーの問題とか食育の問題とか可能な限り取り入れていくような方法で臨めないかというのが今の考え方でございます。
○9番( 畑中由喜子君 )今まで御説明いただいたとおりのことなんですけども、私はその50年のさらに先も考えておかなければいけないんじゃないかなというふうに、最近思っているんです。というのは、そのランニングコストなり、それから利用形態の利用度の問題というか、いったらちょっと違うかもしれないんですけども、どれだけ活用されるかということから考えると、例えば災害時なんかには大きな共同の給食センターよりも、個別にあったほうが利用しやすというのは、これはもう当たり前の話でありますし、そういう意味で大きな、今、計画中の大きな建物を1つバーンと建てて、50年後じゃあどうしますかと、建てかえの時期が必ず来ます。必要ですよね。そのときに、今の敷地だったら、隣に建てかえて、古いほうを壊しますというのはできません。そうすると本当にその敷地の問題からやり直さなきゃならないんですよね。だから、私はその50年よりももっと先の長いスパンのことを考えて、それでなおかつ見合うかどうかということも議論しなければいけないんじゃないかなと思っている、つくづく思っているんです。それが各校にある自校方式のものでしたら、ずっと小回りがきくんです。たとえコンクリートでつくったとしても。ですから、そのあたりの、今、絶対的に給食センターとして1つにまとめて立派なものをつくって、本当に安全でおいしい給食を子供たちに早く提供したいというのはわかりますけれども、果たしてそれが本当にベストの道なのかというのは、私は最近、すごく疑問に感じている点でもあります。ですから、今、教育長が言われた50年と言わず、そのさらに先のことも見据えた行動をとっていかなければ、町行政として、教育委員会としても、そうであるべきではないかなというふうに思っています。
ちなみに、施政方針には、町長はこう述べられております。今の私たちが選択したことが、若い皆様の後世においてよい選択だったと評価されるよう、強い覚悟と責任を持って行政運営に臨んでまいりますとされているんです。この言葉、とても大事なことだと思います。ですから、一度決めたことだからといって、それで突っ走るということではなくて、問題が起こってきたとすれば一度立ち止まって、その計画を練り直すという勇気も覚悟も持っていただきたいというふうに思っています。ところで、その平成21年改正の学校給食法には、学校給食の目的として、知育・徳育・体育と並んで食育の推進という概念が盛り込まれました。私たちの町の学校給食基本構想にはこの点が十分に反映されているとお考えなのかどうか伺っておきたいです。
○教育部長( 沼田茂昭君 )最初に策定した基本構想の中では、十分かどうかと言われますと、それほど十分というレベルではなかったかとは思います。今回、改定させていただいた中にですね、学校給食の基本計画(仮称)というのが入っておりまして、これは基本構想ではなくて、いわゆる現在は各学校の食育とか、例えばアレルギー対策とか、いわゆるその個別計画がばらばらに存在しているものを、給食センターの一括調理というのをきっかけにですね、やはりそれを包括するような、一つの大きな基本計画を策定していきたいというふうになっていまして、まだこれできていませんけれども、イメージとして、そういったイメージの中で食育というのを明確に示していければと、そういうふうに思っています。
○9番( 畑中由喜子君 )食育というのがいかに大切な、子供たちにとっての教育の一環であるかということが、もう大々的に厚生労働省それから農水省もうたっているところですので、やはり当町においても、その部分の考え方が欠落していたというのでは、とてもまずいことでございますのでね、ぜひそこをきちんと捉えて、計画に十分反映しているんですと、今後の給食事業に関しては、そこは十分に入っておりますということが言えるような対応をとっていただくべきだというふうに考えております。それで、基本構想のほうには、平成28年度から給食センター開所後の食育のあり方について検討しますというふうに、その文章だけがあるんですけれども、これはどのような検討をされたのか、それは今お話しされたように統合的に考えていくというだけのことなのか、ちょっとこの一文についてはいかがですか。
○教育長( 反町和久君 )先ほど部長が答弁した内容と少し重なるところがあるわけですけれども、現状では、もちろん現状は、全く無計画で勝手にやっているわけじゃないですから、ただあれですよね、例えば、献立、メニューなんていうことで言いますと、各校の栄養教諭、栄養士が集まって栄養士部会のようなものをつくっておりまして、そこで皆、検討した上で1カ月分定め、それを予告するような仕組みですね。また、アレルギーについては、これもそういうふうな打ち合わせがあった上で、そこから先、今度、各校の各栄養教諭や栄養士の力量でさまざまな取り組みを行われています。いいとか悪いとかじゃなくて、現状はそうですね。また、もう一つ、食育…ごめんなさい、食育担当者会議ですか、こういったものも、各校の食育、それぞれ学校が明確な組織的な文書計画になっているかどうかは別にして、それぞれビジョンを持ってやっているところもありますので、そういうものの打ち合わせもしています。ただ、この食育というのは、直接給食をどうこうではなくて、教科や特別活動も含めた、その学校全体の食育全体の取り組みをつきあわせるという意味です。その中で、もちろん、給食をどう活用、食育に生かしていくかというような議論もしますよね。
それから、あと、給食担当者会議というようなものもあったかと思います。こういうふうに、現在
の、現行の給食にかかわる、さまざまな側面について、いろんな組織とか集まりがあって、てんでんばらばらにやっているところがあります。そのことが結果として、各校に少しずつ、メニューは一緒ですけどね、若干対応の差や何か招いている現状がありまして、これは何とかしたいなと考えていました。また、そういったものを整理するために、じゃあ一体、誰がどのようにしてこれを管理するのか、介入するのかは難しいということも、以前お話ししたことがあると思います。なかなか、校長による服務管理も難しいですね、現場の中で。ということもありまして、こういったことを、今回の給食センター建設の議論の中で克服していきたいというふうに考えました。食育についても同じです。各校がそれぞれの特色を生かすことは、とても大事ですけれども、それこそ、先ほど議員もおっしゃったように、給食法の中にね、明記されるような大きな位置づけを持った内容ですから、それこそ学校全体の取り組みとして、葉山町としてのベースの共通ラインもつくらなきゃいけないと思いますし、そういった、踏まえた上での個別計画もあると思いますので、そういった議論をさせていただいております。
散発的にはまだ、ごめんなさい、まとまった計画書みたいなものをまだお示しする段階にきていないので、そういったものを前提にした上で、例えば、現行ですとあれですよね、朝礼というんでしょうか、朝の子供たちの集会なんかに、時々ですけれども、学校だよりを拝見しますと、栄養士さんが来てお話をするとか、あるいは、これも学校によるんですけれども、昼、栄養士さんが給食を子供たちがどんなふうに受けとめているか、その日のメニューですけどね、そういったものを点検に行ったりしますね。そういったさまざまな活動をしているようなことがあるわけなんで、そういったものについて、今後はどうしていくのかということを、つまり給食センターでどこまでそういうことが対応可能なのか、一応、これは基本構想でも今度はっきりうたっていますけれども、栄養士、栄養教諭も県費で充当される予定の2人だけではなくて、町費でもはっきり1名加配をしたいと。3名体制で、これはローテーションもつくれますし、広報体制もできるんじゃないかというふうに思っていますし、学校に派遣して様子を見てくるとか、あるいは講話みたいなことで、一種の何ていうんですか、課外授業でしょうかね、出前授業のようなこともできるんじゃないかというようなことを構想していく。そういった話し合いはしてきたということでございます。
○9番( 畑中由喜子君 )そういたしますと、既に検討はされつつあり、そしてその成果品というか、何かまとめたものが今後できるというふうに考えていてよろしいですか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )今、教育長からもありましたとおり、食育と学校給食基本計画(仮称)というのを今後策定していきます。また、町のほうで策定している食育推進計画のほうとも連携とりながらですね、また学校現場とあわせて、体系立ててお示しできればと、そのように思っています。
○9番( 畑中由喜子君 )食育というのは、ある意味、新しい概念かもしれませんけれども、非常に重要なもので、これからの子供たち、特にすごく偏食であったりとか、孤食による、何ていうんでしょう、栄養が偏ってしまったりとかという問題もはらむ中で、非常に重要な部分だと思いますので、ぜひ、きちんとした対応を期待したいと思います。
その次にですね、給食会計の公会計化を考えるということで、方針などをお示ししたいというふうに町長の施政方針でなっているんですけども、これはどういうことでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )現在の給食費というのは、いわゆる私会計でございまして、保護者から徴収した給食費が学校長名義の口座で出納を管理しているわけです。徴収した給食費の範囲内で食材を購入して業者に支払うと、こういったやり方をしているわけですけれども、当然デメリットがございまして、例えば納入方法、いわゆる学校の指定する口座、主に郵便局ですけれども、そこに納入しなければいけないんですけども、例えば保護者の方が郵便局の口座を持ってなければ、新たに開設しなければいけないとか、そういったことも手間として発生している。あと、徴収に係る事務負担というのが学校現場にございまして、引き落とし不能な場合の現金の徴収とか、あと、長期欠席しているような児童への対応とか、そういった幾つかの複雑な事務処理がございますので、ここは、できればいわゆる公会計、要するに町の管理のもとで、財務管理のもとで処理ができればというふうに考えて、当然それなりの管理システムの構築とか、そういうの、今後必要になってこようかとは思いますけれども、そういったところを今考えているところでございます。
○9番( 畑中由喜子君 )それは町のシステムなんですか、それとも教育委員会の中で公会計として取り扱うということになるんですか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )教育委員会の中で取り扱うということになります。
○9番( 畑中由喜子君 )そうすると、納入方法とかは今までとはがらっと変えると、変わるということなんでしょうか。さっきはこれをデメリットがあるというふうに言われたんですけども、どのような方法が考えられるんでしょうか。それともまだ検討中で、そのようなことはない、考えてらっしゃらないんでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )公会計ですので、給食費は町に歳入として納入されますので、いわゆる財政の一環として管理して、当然、監査の対象にもなるのではないかと、そのように考えております。また、当然、支出についても、町の会計規則に従って、決裁のもと支出が行われるというようなイメージで考えてます。
○9番( 畑中由喜子君 )そうすると、今現在、給食の未払いがどれぐらい発生しているのかわかりませんけれども、そういうことも考え合わせた上で、公会計化したほうが、あまねく集められるというか、納入していただけるというふうに考えてらっしゃる。そこはメリットだというふうに捉えていいんでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )未納者に対して、公会計だと未納がなくなるとか、そういったところではなくて、いわゆる不用額の取り扱いとか還付の関係とか、そういった事務処理が、今、現場で行われているのが非常に負担をかけている、そういった現状がありますので、教育委員会で一括して給食費の管理を、町のいわゆる財政の一環として管理したいという、そういった考えでございます。
○9番( 畑中由喜子君 )ちょっと私には、そのどっちがよりよいのかが、よくまだ理解できてお
りませんので、何とも言えないんですけども、今の会計制度よりも、よりよくなるということでなければ、変える意味はないわけですよね。その未納者に対して、じゃあ取り立てに行くのかとか、またそっちの話になっていっちゃいそうなんですけども、その辺も教育委員会で対応されると、払っていただくために出向くのも教育委員会のほうでやるということでよろしいんですか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )いわゆる督促、催告の処理とか、そういった処理も教育委員会で行うというふうに考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )そうすると、もちろん学校のほうは非常に手間暇軽減されるかもしれないんですけども、教育委員会が一段と大変な事務作業になるのかなと思いますが、そうすると、人的配置その他もまた改めて考えなきゃいけないとかというところにいくのかなと思いますが、これは施行されるとしたら、いつぐらいから始められるんでしょうか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )何年何月という、今はっきりは言えないんですけれども、当然、移行期間を考えていますので、やはり1年前ぐらいからは動き出したいなとは思っております。
○9番( 畑中由喜子君 )いつ導入するかわからない1年前というと、私、全然わからないんですが。
○教育部長( 沼田茂昭君 )給食センター供用開始の1年前ぐらいからは、移行期間としてスタートできればと、そういうふうに思っています。また、システムについても、単独で入れる場合もありますし、今の基幹系のシステムに加えられるのかとか、そういった今後まだ細かい調査は必要ですけれども、やはり、ある程度の管理システム系は必要になるのではないかと、そのようには考えています。
○9番( 畑中由喜子君 )この点については、ちょっと注視していきたいというふうに思います。それから、待機児童対策として施政方針に新規保育園の設置とありますけれども、この内容はいかがでしょうか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )葉山町は今現在、一昨年にぎんのすず保育園ができたときには待機児童がぐっと減ったんですけれども、非常に多い状況になっております。その待機児童対策をまずことしは取りかからなければならないということで、施政方針のほうに町長お書きになったということで聞いております。具体的なところにつきましては、今、御相談のあるところが数件ございますので、そのところを丁寧に御相談に応じていくということと、またその後に、できなければ…できる方向に向かっての方策は考えていきたいと思いますが、具体的なことは、今のところはございません。
○9番( 畑中由喜子君 )民設民営で考えてらっしゃるということでよろしいですか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )そのとおりでございます。
○9番( 畑中由喜子君 )わかりました。
ごみ処理事業では、先ほどの8番議員から、循環型社会形成推進地域計画を示してほしいというのが出まして、私もそのとおりだと思ってますので、ぜひそれは出していただけたらというふうに思います。それから、葉山の魅力を高める実行委員会のことなんですけども、昨年も大変な議論が議会で展開されたところでございます。30年度もまた同じ600万ですか、の補助金を計上しているんですけれども、まだ29年度の決算が出ておりませんので、どのような活動がされたのか、まだはっきりとはわからないんですけれども、これは昨日ですか、総括質問で町長が山を活用して、何でしたっけ、ダッシュ村のようなものをやりたいとおっしゃったのとは違うというふうに答弁されたと思うんですけども、必ずしも違わないんですかね。これ、それとの関係というか、町長の思いとは全然違う方向へ行っちゃっているのか、何か、そのあたりがとても気がかりなんですけれども、いかがですか。
○町長( 山梨崇仁君 )もう一度、整理してお話をさせていただきたいと思います。まずですね、大前提で言わなければいけないのが、ダッシュ村という名前は日本テレビの著作権に基づく名前のためにですね、公式の場では使わないでくれというお声を、日本テレビの関係者の方に言われてしまっておりますので、ようなという仮称ということでですね、今、通称で呼んでおります。その中にお話を、私としては、この地方創生の中で葉山の海ではなくて今度は山に新たな価値をということを申し伝えていたとこですけども、そのお声がけのもとに検討会を開いていただきまして、検討会でさまざまな議論が行われました。方向性としましては、(仮称)ダッシュ村と同じような意見がたくさん出まして、山ということについてはベースとして1つ、それから山の産品を使った食を1つ、海と山をつなごうとかですね、川をどうこうしようとか、いろんな議論が出ました。それについて、29年度中に、要は形にするための議論を進めてきていただいたという経緯がございます。一方で、私が当初と違ったということにつきましては、食については、私は確かに地産地消ということは、別の意味でかけ声は上げておりましたけども、この場で食のとこまで及ぶとは思ってございませんでしたので、その旨を申し伝えたところ、ちょっと違う方向に向かったというふうに表現で受け取ったと思いますけども、基本的には原点は同じだというふうに思っています。もう一つ大事なことは、その声をかけているところでですね、全く別の動きで、商工会の青年部の皆さんがそういった秘密基地活動をして、自分たちで山を使った活動で葉山に力をかけていきたいと、自分たちの力を役立てていきたいということがありましたので、こちらとリンクをする形でですね、今、一緒に動いているところにはあります。こちらは、あくまで商工会青年部さんの動きですので、我々関与するわけではなくて、我々はあくまで魅力会議と通称で呼んでいますけども、そこからの意見をもとに動きをとっていこうというふうに考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )600万という補助金は相当多額なものですので、やはり、そこは注目を集めてしまいますよね。ですから、きちんとしたやはり成果が出ないとまずいのかなというふうに思います。平成29年のその決算でどのようなものが出てくるか待ちたいと思いますけれども、やはりきちんとした説明が必要だろうということは申し上げておきたいと思います。今年度、施政方針にもなかったんですけど、町長が選挙のときからずっと言ってらっしゃる電線の地中化への取り組みというのは、どのようにお考えでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )具体的にはですね、進めることができてございません。もう一つ言いますと、海岸のですね、景観からというところで取り組みをしていきたいと考えていたんですけども、技術的に台風18号の状況等も途中でありましたので、こういう状況を受けて埋設をするということは難しいだろうという回答を神奈川県のほうからいただいたということがございまして、非常に難しい状況に今、陥っています。ただ、一方で大きな動きではですね、オリンピックに向けて電線を地中化していこうといった、国レベルの大きな動きはあります。ただ、会場周辺ということがけさの新聞にも出ておりましたので、どこまでそういった動きに町が準じていけるかは、正直言ってわかりませんけれども、これこそ、糠に釘なのか、板に穴をあけるつもりでというのかわかりませんけども、諦めずに、そういう姿勢を持ち続けることが大事だと思っております。国の政党要望であったりとか…失礼、県の政党要望であったりとか、機会を捉えて、町がこういう意向を持っているので情報を提供してくださいということは声をかけておりまして、実際にそういった資料をですね、関係機関からいただいたこともございます。葉山がそういう方向を目指しているということを伝えることは確実にできていますので、何とか、以前、他の議員さんにも言われましたけども、1本でも抜けるようにと、2本でも抜けるようにという気持ちで頑張っていきたいというふうに思っています。
○9番( 畑中由喜子君 )本当に1本でも2本でも、その前例をつくりながら進めていくしかないのかなというふうに思いますので、これはその手を、逆にね、手を抜くことなく、進めて、一歩ずつでも進めて、1本ずつでもか、進めていっていただきたいというふうに思います。三浦半島サミットでの自転車半島宣言の現状というのは、どうなっているんでしょうか。それから、ヒルクライムについては、それに関連してヒルクライムの事業に葉山は取り組んだんだというふうに思っているんですけども、30年度はやらないということですかね、予算書にないように思うんですけども、いかがですか。
○町長( 山梨崇仁君 )初めのヒルクライムのほうについてなんですけども、3年間やらせていただきまして、一定の成果はあったものと考えております。ただ、その成果につきましては、自転車にかかわるさまざまな方が、この葉山町にいらっしゃっていて、大きくはやはり観光振興という視点ではですね、非常に成果があったと思います。ただ、皆様、御心配のとおり、私も当初、町民の方々にスポーツ振興として、健康保持のためという気持ちであったんですけども、なかなかそこにつきましては、子供の自転車教室については活性があったんですけども、実際の競技のほうに参加するという方の数が、最終年度はふえましたけども、余り多く伸びてこなかったということもありまして、3年という一つの節目をもってですね、一旦休止というふうに今年度考えさせていただいております。ただ、自転車について、やはり道路交通法の改正であったりとか、また、健康という面では非常に大事なことだと思っていますので、本年度については防災安全課のほうに一旦主管を移して、安全運転に関する講習等を行っていくことで、自転車について向き合っていこうと考えております。その中で、昨年度まで3年間、御協力いただきましたNPOの方々と協議をしてですね、なるべく町民の方が入れるような自転車の競技で本来の趣旨に合致するものを1年休止している間に練っていこうというふうに今、話をしてございますので、また改めて、自転車に対する向き合い方というものを発信していきたいなというふうに、今は考えております。
それから、もう1点、三浦半島サミットについてなんですけども、三浦半島の自転車半島宣言、それからモニュメントがつくられたりとかですね、また、京浜急行電鉄と民間の事業者さんが連携をして、サイクル電車がつくられたりとかですね、民間レベルではいろいろと活動をしていることは承知しているんですけども、葉山町としましては、皆様から御指摘いただいていたとおりですね、余り自転車について通ってくださいという意思を私も示したくないということは、常々言ってきたところもございますので、一旦はそちらとは今は、半島宣言はありますけれども、町としては独自のやり方を進めるということで、他の自治体の首長たちも、ある程度一定の理解はしてくれているというふうに思っております。
○9番( 畑中由喜子君 )わかりました。葉山町の道路事情から考えれば、自転車半島宣言で誘致を、自転車の人たちを誘致する、サイクリストというのかな、誘致するというのは、なかなかに難しい部分があるということを反映していただけるならば、そのほうが私は安全のためにいいと。それは、自転車に乗る人だけじゃなくて、歩行者にとっても、それから自動車を運転する人にとっても危険が増すということで、私は心配しておりましたので、ちょっと安心しました。
旧役場前のバス停の屋根の設置の件なんですけども、残念ながら29年度に目指したものが実現せず、30年度も引き続き検討課題となってしまいました。地域住民の期待は実に大きいものがあるということは御承知いただいてますでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )十分存じてございます。直近でもですね、一色のどんど焼きの機会にもですね、どうなるんだ、どうなるんだと、いろんなお声をいただきまして、重々、その注目だったりとか期待というものは感じてございます。ただ、昨日も申し上げましたけども、やはり、あの場所全体をといった意識の方が非常に強いためにですね、まずはそのバス停の屋根と必要なもの最低限ですということを、私からも申し上げてですね、理解を得ているところにはありますので、どうしても、やはり全体をという議論については、待っていただいた上で、何としても、まずは第一歩である屋根とプラスアルファということでですね、30年度話をまとめていきたいというふうに思っています。
○9番( 畑中由喜子君 )昨日ね、今、町長おっしゃいましたように、10番議員からも厳しい御指摘がございまして、私もどうしちゃったんだろうということで納得のいかない思いがあるんですけれども、今、使わせていただいている分団の詰所、旧分団の詰所ですね、非常に老朽化をしておりますし、危険な状態でもありますので、一刻も早く、やはり安全に、そして町内会の活動、これから非常に重いものになってくるし、町からの期待もあるというのも承知している上で、やはり集会所がないということはね、非常なデメリットなんですね。今は、だから旧分団の詰所があるので、そこでやらせていただいているというのはあるんですけども、集まる場所が何としても必要ですので、これは早急にね、やはり対応していただきたいなというふうに思います。あそこ倉庫として使わせていただいているんですけども、防災倉庫。ですから、今度引っ越しするとすれば、防災倉庫兼という集会所ということになろうかと思いますけれども。ぜひその辺を、深く深く御理解をいただきまして、やはり海側の第3、第4、第5町内会ですね、一色の。が集まるところがないというのが現実で、お寺の集会所を使わせていただいたりとかして苦労をしておりますので、その辺をもう理解していただいて、もう何年来、何年来でしょう、の懸案ですので、もちろん、山梨町長以前からの懸案なんです。ですから、もう地域としては、待たされて待たされて待たされている状況ですので、30年度に関しては、何とかその形、もっていっていただけたらというふうに思うんですけども、決意のほどをお聞かせいただきたいんですが、いかがでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )あそこのバスベイの町有地だった場所をですね、売却した経費については、金額は確固たるものとして、今、財調に積んであるという形式的なのをとっています。このことはですね、あくまでもあそこの再整備に使おうという気持ちで去年確保したものでございまして、去年中にまとまらなかったことは、大変御期待いただいている方には申しわけない気持ちではあります。ただ、私自身もあそこの場所に対する期待といいますか、皆様のいろんな思いがですね、表現が悪いんですが、絡んでしまっているがゆえに、なかなか進められなかったという気持ちもよくわかるところが、去年はございました。ですので、まずは第一歩をしっかり手をつけて、まずはその、何ていうんですかね、きっかけをしっかりとつくることから、その後は皆様のひもときをしていければ、一色地域にとっても、また旧役場というものの歴史的な面から見てもですね、いいものをつくるには、そういったプロセスが一番いいんじゃないかというふうには考えております。その第一歩を30年度中に何とかできるようにはですね、これは全力で取り組んでいきたいと思っております。
○9番( 畑中由喜子君 )大いに期待をしてお待ちしておりますので、よろしくお願いします。
最後に、ペットの共生事業ということで、新しい名前になりまして、狂犬病対策事業だったのがペット共生事業に名前を変えていただきました。ただ、中身がふえているわけではないので、もうちょっとそのペットとの共生に資するような事業がここで組み込まれたらいいなというふうに思います。例えばですね、既に町がやっている、ドッグヤードの設置事業がありますよね。これも、場所は南郷上ノ山公園ですけれども、事業費としてはこの辺で組んでもいいのかなという気もするんですけれども、いかがでしょうか。
○環境部長( 伊藤義紀君 )そうですね、おっしゃるとおり、せっかくの敷地になりますし、あとはマナーアップの教室を併用してやったりとかですね、そういう取り組みがこれから検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○9番( 畑中由喜子君 )盛りだくさん期待したいところもあるし、指摘したいところもございますけれども、30年度予算、うまく回っていきますように、皆様方の御努力と御協力に期待をいたしまして、私の総括質問を終わります。ありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )これにて、9番 畑中由喜子議員の総括質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時30分からといたします。 (午後3時01分)
○議長( 伊東圭介君 )休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時30分)
総括質問を続行いたします。第5番、7番 近藤昇一議員の総括質問を通告に従い一問一答式により行います。
○7番( 近藤昇一君 )7番 近藤です。通告に従い平成30年度の町長の施政方針及び予算に対する総括質問を行わせていただきます。
まず施政方針について、先ほども9番が申し述べておりましたけども、やはり施政方針の出る時期、そしてその内容についてね、横文字、これは極力避けたほうがいいんではないのかな。町民等しくこれを理解できるようなね。私ははっきり言って理解できませんでした。この横文字言われて。一生懸命パソコンで文字を検索してわかる。その程度の、私レベルの人は多いと私は思うんですけどね。ですから、そういう面では今後気をつけていただきたいと思います。
それともう1点、また「いつかは葉山に」という言葉が出てくるわけですけども。この「いつか」というのは一体、町長の構想の中では何年後。子の代なのか孫の代なのか。その辺、見えてこないんですよ。一体いつになったら葉山に来てもらえるのかなっていうのがね。いつかなんて言ってるほかの自治体の長はいないんですよ。できるだけ早く、もう横須賀なんか深刻ですよね。横須賀でもって、いつかは横須賀に住んでもらいたいなんて言ったら、市民から叩かれますよ。それを葉山なもんだから、そこにあぐらかいてるんじゃないですかね。そんなこと言ってたら、国全体が人口が減ってるわけですから。そういう中でいかに葉山に人を住んでもらえるか。商工会の会長も以前言ってましたよね。住んでもらって、よかったと思える町にしていきたい。そういう中で町長はいつか、いつかって言ってるんですけども。これはどのように理解したら、我々が理解したらいいのか伺っておきます。
○町長( 山梨崇仁君 )あくまでですね、対外的に葉山の町というものに対して憧れを持ってほしいという気持ちを込めた標語でございます。私としましては、もちろん住んでいただけるんであればあしたにでも住んでいただきたいですし、確かに人口増というものも図っていきたいとは思っています。ただやみくもに、そのためにというひもときをしてですね、じゃああしたにでも住んでもらえる方策は何だろうと考えるんではなく、やはり葉山という高質な文化というものを守っていく。もしくはそれを理解してくれる方に、いつかは住みたいという気持ち、葉山をリスペクトした気持ちから葉山に移り住んでもらえる方が来てほしいという気持ちからそういった標語を掲げています。
○7番( 近藤昇一君 )結局我々には理解できないんですよ。いつ、ね。今はもうどんどん人口が減っていってもいいんだと。いつかは戻ってきてくれるんだというふうに理解しちゃうと、何だこの町長は、という話になりますよ。そういう面では、じゃあ自分の構想としてはこういうプロセスを踏んで、何年後にはある程度ね、子の代とか孫の代には葉山にまた戻って来るんだというような構想を持っているんですというのがわかるならまだ、それでいいかどうかはまた別ですよ。でもその構想もないような中で、いつかは、いつかはと言ってるのがやはり、町民にとっては私はこれ、不満、不安を感じる要素ではないのかなと思うんですけども、いかがでしょう。
○町長( 山梨崇仁君 )ちょっと意外な御質問に今聞こえたんですけども。例えば成人式でも申し上げております。この前商工会の新年会でも申し上げて、近藤議員もいらっしゃいました。かねてよりですね、私自身は葉山の、例えば成人式の皆さんには、一旦町外に出て、この町を外から見てそのすばらしさを感じてほしいということを申し上げておりまして、私もそれは私自身が経験してきた人生観でありますので、そこが違うと言われてしまうとそれまでなんですけども、やはり一度は出てこのよさをもう一度わかると、改めて葉山に戻ってくる。それも子供を連れてなのか、30代、40代にぐらいになってからこの町に戻ってきたらいいんじゃないかということを申し述べております。商工会の新年会ででもですね、そういった町内に住む方については、先ほどから議論になっているように、町の魅力を磨くんだということで町を楽しんでほしいですし、そういった私たちが楽しむこの町のつくり方、町の姿をですね、町外から来た方が、住んでいいなこの町は、と思ってもらえることが、この町に住んでみたい、いつかは住んでみたいということになるということを申し上げておりまして、町の魅力をともに磨いていきましょうということをいつも申し上げてるつもりであります。わかりにくいのかもしれませんけれども、いつかはということは、別にいつかというふうに限定したものではございませんで、あくまでこの町に対して、町外の方がうらやましいなと思ってもらえるようなまちづくりをしていきましょうということを町民の皆様に発信をしているつもりでもありますので、もう少しわかりやすく言い方を、説明をですね、つけなければいけないなというふうにはお話を伺っては思いましたけども、そういった、何ていいますかね、あくまで標語というか、スローガンみたいなところがございますので、いろんな御理解があるんであればですね、説明をつけ加えていこうかなというふうには今は思います。
○7番( 近藤昇一君 )残念ながら私は山梨さんと違ってね、ここから出たこともない。しかし出たことがないからこそ、この郷土愛というものは私強く持ってるつもりでいるし、この葉山っていうものを誇りに思って生きてきたつもりでおります。ですから、そういう面で私は何か非常に軽く感じてしまうんですよね。行ったり来たり行ったり来たりというのが、それでもっていろんな経験積むのもいいかもしれませんけども。そうするとここにずっと住んでる人、出たこともない人、私もそうですけどね。そういう人たちは外の世界知らないのか、そんなことはないですよ。それは私もいろいろ知ってますし。だからこそ葉山に対する愛着あるし、郷土愛を持ってる。そのつもりでいますので。そういう人たちのこともやはり考えたほうが私はいいと思います。
もう1点、この間の総括質問の中でちょっと気になった問題が幾つかありますもので、ちょっと伺っておきます。1つには自転車半島の、三浦半島のね、問題で。先ほど町長は葉山にとってはっていうようなちょっとね、否定的なお言葉を発せられましたけども。葉山で否定しても来るんですよ、横須賀、三浦がね。これが葉山の地理的な条件として、三浦市のようにもう先がないというとこであれば、そこでもってちょっと葉山御遠慮してもらいたいって言っても葉山は通過するんですよ。ですから、私、必要なのは環境整備だと思うんです。自転車は私もいいと思うんですよ。いいけども葉山の環境がそれに合ってない。だったらその環境を整備するために、国とか県にどれだけ働きかけてるのかと。その三浦半島サミットでね、決めたんなら。それやらないで、自転車来い、自転車来いって言うから、何か変なあつれきがね、自動車との、車とのあつれきが生まれてしまうんですよ。非常に危険な思いもしてますし。ですからその環境を整備していく、そういう働きかけをしてるのかどうかなんですけども、いかがでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )結論から申し上げると、そういう声は上げております。この自転車半島宣言のことを採択するときもですね、葉山町としては先にまず自転車が通れる環境整備が必要だということは申し上げましたし、各市に対してですね、そういう責任を持つことになりますよということもはっきり申し上げてはおります。ただ実際に私たちが整備をしていくとなりますと、国道・県道に関しては神奈川県やですね、もちろん国の力を借りなければいけないところもありますので、その後政党要望等ではですね、毎年必ず申し上げてございます。例えば逗子市長と葉山町としては、全くいつも同じことなんですけども、南郷トンネルの北側区間を抜いてほしいということをお願いしてございますし、なるべくこちらのほう、海岸線だったりとか町なかを通る車を少なくしたいという意向については申し上げております。一番いいのは国・県道が広がることが一番いいんですけども、なかなかそれもできないということを踏まえるとですね、できれば早くトンネルを通して、中央道から車が通るようにしてほしいということ。それから細かい話ですけども、自転車が通るのであればということで、グレーチングの網目を細かくしてほしいということを申し上げたところ、ここ最近、県土木は道路工事をするとですね、網目が少し細かいのが入ってるのは実感をしておりますので、そういったところでは応えてくれてるなというふうには思っているんですが、まだまだ道路のほうの整備、また車両の通行自体を減らして自転車が走れるような環境にしていくことにはまだまだ力が足らないなと思っております。
○7番( 近藤昇一君 )自転車来るなって私もね、言いたくないんですよ。来ることによって活性化するし、バスで来られてる女子旅きっぷですか、あれについてはやはり葉山の活性化の一助になってるし。そうやって来ていただく、できれば海岸通り通ってもらいたいですよ。その環境さえきちっと整備されれば。そちらの方向での努力がやっぱり私は求められると思います。
もう1点伺っておきたいのが、やっぱり小児医療費、これどうも気になってしょうがないですよね。
聞いてると事務量、あるいは間違ったら。昔はシステムどうのこうのってなかったはずですよね。職
員が手で書いてやってました。だから町民本位に考えるのかどうかなんですよ。職員の事務量がふえてしまうとかね、それは私は関係ないと思う。町民のためを思ったら一日も早く実施してあげる。どんな方法があるのか、それを検討する。単にシステムの変更がどうのこうの。そうじゃなくて、システムの変更で、やるんだったら12月になっちゃうけど、何か方法ないのかって考えたんですか。システムが変更があるから、それでもう12月って、頭っからそれで決め込んじゃって、一日も早くっていう考えが浮かばなかったのかどうかなんですよ。手作業でもいいじゃないですか。手作業じゃいけないんですか。昔はそうだったはずですよ。今そんなパソコンか…コンピューターか何かでもって出てくるもんだからね、それに頼ってそれに合わせようみたいな話になるけども。その辺はいかがなんですか。
○町長( 山梨崇仁君 )近藤議員もこれまでの御議論はお聞きになってると思いますので、仲野部長が先ほど来申し上げたことは基本としてですね、幾つかいろんな要素があるということは仲野部長から再三申し上げてまいりました。私自身もですね、そういった声を受けて、当初は31年度でもいいんじゃないかという議論も実はあったところからですね、なるべくできるようなところということで、12月に落ち着いたところもあります。今、実はこの議論聞いてて、もう1カ月間早くできないかなという気持ちは正直あるんですけども、そういったことはできるんですが、やはり今のこのシステムを使ったものをベースとした事務が行われておりまして、それに合わせた職員の人数と今なっているものに対してですね、どうしてもこのじゃあ半年間のために、新たに人を何人か雇って、手書きでものをやりましょうというにはですね、そこまで人も集まるのかという不安と、また来た方としてもたった半年間のそこだけというのもですね、難しいところもありますし。やはり一番は給付をするにもミスがあってはいけないということと、関係する機関がほかにもいらっしゃるということを踏まえていきますと、どうしても今のシステムベースで動かしてる行政にですね、乗らざるを得ないというところがあります。ですので、できれば12月ということで申し上げてきましたけども、せめてもう1カ月間前倒しができないかなということを後ほど議論をしようというふうには今は思っているところでですね、何とか御容赦いただきたいなというふうには思います。
○7番( 近藤昇一君 )総括質問聞いてると、何人もの議員からね、この問題については取り上げられてますので、当然予算委員会の中ではこの問題また花になりますんでね、もっともっと前向きな形での検討をされないと、議会の審査に、委員会の審査に耐えられないと私は考えますので、よろしくお願いいたします。
次に、学校給食センターの整備事業費7,100万円についてちょっと伺っておきます。これについてはこれまで何度もね、教育委員会と自校方式、親子方式について、あるいはセンターの、この議論を重ねてきたわけですよね。一時は6校のセンター化、財政的に、葉山の財政上やむを得ないなのかなというふうに我々も一時期思いました。しかし残念ながら町長は教育委員会にこの枠で考えてくれとは言ってないとかね、10億、15億、20億かけてもっていうような上限を決めてないようなことを表明して、教育長はみずからは自校方式が理想であるというふうに認めてるわけですけども、しかし葉山ではそれが生かされてない。簡単に言うとね、生かされてないんだと。だからセンターでもって理想的なものをつくるんだというような話になってきたと。
そうするとね、私も自校方式が最高だと思うんですけど、自校方式の最高なものをセンターの中で生かされるのかどうか。センターが最高だというふうに当初から考えられてしまうと。私どもとしては自校方式の存続、小学校のね、特に自校方式。これを存続させるために妥協案として親子方式、これの視察も行って、葉山町に当てはめて試算も行って提案もしました。それで町のほうも、教育委員会のほうも試算を出すっていう表明を議会でされました。にもかかわらず困難という2文字、これで試算すら示してくれなかった。議会に対してこんな不誠実な対応は私ないと思いますよ。なおね、本日の神奈川新聞の、先ほどもちょっとほかの同僚議員が示してましたけども、大磯町のね、記事、もう読まれたと思うんですけども。読まれてますよね。子供たち、いわゆる中学生がね、自分たちで給食のことを考えようということで、ちょっと目を引いたのは、いわゆる配達の方式について、校内に新たに調理場を設ける自校方式、それから町立小学校の調理場を改修し中学校分もつくる親子方式、共同調理場を新設するセンター方式、この各提供方法の長所・短所を説明して4つの設問、選択肢の回答も独自に考案した。そういう中で、まず提供方式に関しては、自校方式が49%、親子方式が41%、センター方式が5%という結果だったですよね。これ、大磯町ですから特殊な事情も確かにあるかもしれません。じゃあ葉山で同じことやった場合にどんな結果が出るかわかりません。でも、少なくともこのセンター方式というのが一番評判がよくなかったと、子供たちにとってはね。我々はやっぱり子供が中心に考えられるべきじゃないかというふうに考えてるわけです。議会の中でいろいろ議論もしましたし、予算の修正案も出させていただきましたけども、残念ながらその修正案は否決されました。そして30年度の予算では構想のとおりの、整備事業費として7,100万が計上されました。町長の施政方針でもほぼ1ページ使って学校給食センターについて触れてます。で、予算審議が始まっております。しかし学校給食基本構想改訂版、これ、なぜ配付されないんですか。私ども教育委員会の会議を傍聴しました。その際に、この改訂版が示されて教育委員会の了承を得てます。そうですね。しかし我々傍聴したときにも、教育委員会のカウンターで見てくれと。中には持ち込んじゃだめだと言われた。私、中、1ページも見てません。教育委員会傍聴しまして、了解されました。しかし、何で予算審議が始まってるのにそれが示されないんですか。この予算の根拠となってる計画ですよね。何か予算委員会の中で説明するから。説明する前に配ったって全然問題ないじゃないですか。予算審議が始まってるんですけど。予算審議が始まってるにもかかわらず、それを元にした質問ができないという事態になってるんですよ。配られるんですか。直ちに配れるんですか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )2月14日の教育委員会の定例会の中で、一応承認を得た内容です、改訂版の。すぐに資料としてですね、提供するっていう話もございますけれども、一応付議事項ですので、決裁等をとって最終的に町長に提出した後、オフィシャルな書類になるっていうふうな判断のもとで、提供は…その2月の14日の時点ではそういうことでした。また年末の教育民生でも、スケジュールの中でも、教育民生常任委員会でっていうふうに思ってはいたんですが、3月2日ではもう全然遅いということですので、きょうの午前中にですね、データとしてこの改訂版を提供しているということでございます。
○7番( 近藤昇一君 )じゃあ、まだ配れる状態じゃないんですか。14日ですよね、教育委員会開かれたの、たしか、ね。きょう何日ですか。決裁でそんなに日にちかかるんですか。特に予算がね、上程されて審議が始まろうとしてる中でね、予算と関係ない資料だったらまだいいですよ、計画とかね。やっぱり議会の中でもいろいろこれ議論されてる問題ですよ。当然町当局だって、教育委員会だってこの問題については一定の議論があるなと感じてるはずですよね。そうしたら、そこのところはやはりきちっと丁寧にやるべきじゃないですか。確かに私も傍聴に行ったときに言われました。3月の教育民生常任委員会でお配りしますから。はらわた煮えくり返ってました。ふざけんなと思って。でも、その場では言いませんでした。課長に言ってもしょうがないしね。そしたらこの間の答弁では、予算特別委員会でという、話が変わってきて。でも総括質問ね、実際審議が始まってるんですから、そこに間に合わせるっていうのは当たり前じゃないのかね。今すぐ配れるんですか。もう一度伺いますけど。
○教育部長( 沼田茂昭君 )配れます。
○7番( 近藤昇一君 )時間とめて配っていただけますかね。議長、いかがですか。
○議長( 伊東圭介君 )事務局には届いてるということなんで、今すぐ必要だということであれば。
○7番( 近藤昇一君 )使えるかどうかわかりませんけども、形だけでも配っていただきたいと思うんですよ。
○議長( 伊東圭介君 )すぐ準備できますか。暫時休憩をいたします。 (午後3時53分)
○議長( 伊東圭介君 )休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後4時01分)
会議を続行いたします。
○7番( 近藤昇一君 )先ほど議長のほうからは、今後議運の中で検討させてほしいというお話だったんですけども、私としてはね、可能な限り早めに出してくるという、やっぱり基本的な考え方を持っていただきたいのと、それともう一つには教育委員会の傍聴の問題ですね。傍聴してても我々何の資料も持てなかった。日程表だけ。教育委員会の中ではいろいろ計画についての報告されても、我々見ることもできない。この体制は私、改めていただきたいと思うんですけどね。
それともう一つ、町長にも伺っておきます。この間、幾つかの審議会傍聴しました。審議会のほうは傍聴席で資料が読むことができました。でも持ち帰り厳禁なんですよ。即日情報公開かけました。
何日か後に全て出ました。あれ、最初から出したらまずいんですか。何か支障があるのかね。かつては審議会を傍聴させろって言ってもなかなかさせなかったっていうことから考えれば、大きく前進したと思うんですけどね。何かコピーもとっちゃいけないんですかね。議会の資料はコピーとってもいいんですよ、たしか。いいんですよね。で、情報公開請求したら出てくる。だったら最初から出したらどうですか。町長が諮問してる諮問機関ですから、町長の意向でもって私はできると思うんですけど、いかがですか。
○町長( 山梨崇仁君 )当初予算とはずれた質問ですけども、今の流れの中で大事な質問ですのでお答えをさせていただきます。今、私も初めてですね、そういう状況があるということを正直知らなかったもので、確認をしましたけども。審議会は各審議会の座長や会長の意思の決定によるもので運営をされているので、一律的に傍聴に対して資料要求、資料提供ということについては定めてないというふうに思います。ですから、特段その場で出して問題がないものについてはいいんじゃないかということを事務局のほうから声かけることはできると思いますので、今後の検討の課題とさせていただきたいと思います。
○7番( 近藤昇一君 )ぜひそういう体制で今後の議会との対応を、また傍聴者との対応をよろしくお願いしたいと思います。
まずね、今回のセンター方式の予算についてですけども。私ども先ほど言いましたように、自校式か親子方式という考え方を持っております。しかし、それをここでもって議論しても予算どんどん進んでいってしまうということで、ちょっと今の予算について少々検討を加えさせていただきました。そういう中で先日の示された調査費用、それをもとにして、例えば用地を新たに買収した場合にどうなるのかという試算をしてみました。用地によっては当初葉山町も鉄骨づくりを予定されてましたので、調整区域でなければ家が建たない…失礼、センターつくれないっていうふうな話されてましたので、じゃあ調整区域の坪単価、平米単価幾らぐらいなのか。約たしか8万だったと思いますけども。それに上山口小学校の旧校舎の敷地、当初あそこに建てる予定でしたからね。それを掛けてみました。
建築物の単価、当初議会答弁では8億7,000万ぐらいというふうにたしか答弁されてるんですよね。でもまあ先般の調査資料の中で、相模原と横須賀市、載ってましたので、この平米単価でかけてみました。そうすると横須賀市を参考にすると、その差額は6億500万。新たに土地買ってですね。相模原との比較で言うと3億3,800万。これ過大な投資じゃないですか。土どめをするから当然鉄筋コンクリートの頑丈なものをつくらなきゃならない。しかし平地だったらRCづくりでもって、どこでもそれはそうですよね、やってますよね。我々視察行ったところも鉄骨づくりです。それで十分対応できてるはずですよね。それをわざわざここでもって鉄筋コンクリートにしなきゃならないということで、こういう差が出てくる。3億3,000万から6億。どっちの数字が当てはまるか私もわかりません、素人だから。教育委員会が出してきた数字をもとにした試算をしただけですから。当然面積も狭くなります。2階建てじゃない、平屋ですからね。それであと下水の排水処理。これが公共下水道じゃなくて排水処理。これも町のほうの基本構想に数字がありました。これを当てはめてみました。そうするとこういう数字です。これに何か御意見ありますか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )この数字が間違ってるとか、そういう意見は特にはないんですけれども。うちのほうはRC造で…を選択した一つは、斜面地であるということも一つの要因ですけれども、恒久性等を考慮してRCが望ましいというふうにして、今回建設調査を行ったというとこでございます。
○7番( 近藤昇一君 )ですから、この間のたしか常任委員会の中での答弁でも、用地を取得して建設するということについての検討は一切やられてないと。これについては同僚議員からもたしかもう大分前に、それだったら買ったほうがよっぽどいいんじゃないのという話も出てましたよね。ですからもう根本から、何ていうんですか、間違った方向というか、間違った方向と言ったら失礼かもしれないけども。道をちょっと間違えてしまったんじゃないのかな。私なんかが考えるに、今考えるにですけどね。上山口小学校の旧校舎が最適だといって、そこが、そこから転換したその時点でもう、いろいろさまざまな手法を考えるべきだったんですよ。今考えたら何年かおくれるでしょうね、当然。だから用地取得した建設の場合の、私は検討すべきだと思うんですよ。何年ぐらいちょっとおくれてしまうのか。じゃあ金額は幾らなのか。あくまでも私は素人でもっていろんな数字を集めてきただけですから、これが正確な数字だとは私も思ってません。でも少なくともこのいろんな数字が出て来たのを寄せ集めてみると、最大で6億の差が出てくる。これをこのまま進めていいのかどうかっていう話になるんですよ。これもう怠る行為に当たらないか。仮に議会通っても住民監査請求、これ耐えられると思いますか。だって町側はさ、買ったときの試算も出してないわけですから。あ、教育委員会のほうはね。それに対する反論できないでしょう。どう思われますか。
○教育部長( 沼田茂昭君 )調整区域の平米単価8万円とかっていうデータは、うちのほうも承知しているところです、取得した場合の。上山口小学校から場所を変えるときの経緯としましては、当初から町有地を有効活用という、そういった観点から、上山から移るときも、基本構想にもありますように5カ所程度…程度じゃない、5カ所か、町有地を当たりまして、いろいろ検討した結果、現在の葉山中学校に落ち着いたというところでございまして。場所的にも配送とかインフラの関係、あと大規模校に近いとか、町の中心であるとかという、そういったところも考慮して、今のところに落ち着いているところでございます。
○7番( 近藤昇一君 )結局落ち着かなかったんですよ、今のところは。だって最初2億でもって造成できると思ったわけでしょ。2億で造成して平屋で鉄骨で、それが4億以上かかる。私4億かけたって安いと思うんだよ。4億で造成して平屋で鉄骨で、安いですよ。それを建物で土どめしちゃおうなんて考えちゃったから、20億。町長は10億、15億、20億かけてもって言うから、その辺は担保されてるからいいやと思ってしまったのかどうかわかりませんけども。ちょっとこれ、本当に耐えられないと思いますけどね。
あとちょっと、教育長にちょっと戻りますけども。先ほどの大磯の生徒会が実施したアンケート。これ、自校方式49、親子方式41、センター方式が5%。この結果をどういうふうに、感想をもしいただければと思うんですけど、いかがでしょう。
○教育長( ?町和久君 )感想をってことなので、正確にね、判断した意見ということではありませんけれども、非常に興味深いというふうに思います。興味深いというふうに思います。子供たちですから、特に小学校のうちはそういうことになれてきたわけで、当然なれてきてそれなりによいことがあるには決まってるわけですから、やっぱりその延長上で、やるんであれば考えたい。あるいは例
によって大磯の場合は例のデリバリー騒ぎのようなことがありまして、そういうものを否定するネガとして考えたところもあるんじゃないかなと思います。ただ、大磯についての感想ということなんで、それ以上深入りはできませんけれども、やっぱり現実的な条件で検討したらどうかというようなことを子供にさせるというのは、今の段階でできてないんじゃないかなと思います。ただ、一般論としてそういう考え方があるということは十分わかります。わかりますので。それからもう一つね、別の意味で言うと、そういったことも一つの食育っていうかね、教材といいますか、そういう材料にはなってるわけだから、そういう意味では今、特にいろんなこと試行錯誤されておられるんだと思いますけど、その中での一つの試みかなというふうに受けとめさせていただきました。
○7番( 近藤昇一君 )大磯は大磯でね、最終的にどのような決定を下すか私もわかりませんけども、私もこれ、非常に興味深いなと。センター方式が5%だったということがね、なぜセンター方式がすごく嫌われてるのかっていうのも私もちょっと調べてみたいな、子供たちの意見も聞きたいなというような、ちょっと感想を持ってるんです。ですから、これも一つの参考としてね、やはり町は、私はもうこの問題についてはもう一定のね、時間がかかってでもやむを得ないけど、私らも学校給食については20年以上前から議会で取り上げてきてやってましたよ。その当時は愛情弁当だって一蹴されました、当時の教育長はね。私は愛情弁当がいいんだというふうに言っておられましたから。だから一日も早くやってもらいたい。でも、この計画はないでしょう。センターを是認してもですよ。だから仮にセンターだとしても、この計画じゃなくて、やっぱりもう抜本的に見直して、いろんな、横須賀も用地買収も含めた検討をしてますよね。この間調査の結果の中で用地買収費が入ってました。
横須賀もこれ、たしか坪8万…失礼、平米8万の単価でした。それを考えたらやはり用地買収も含めてね、検討して。そうした場合には一体金額がどのぐらいになって、時間はどのぐらいかかるのかとかね、そこまで考えなかったらこれ、先ほど言いましたように議会通っても住民監査請求に耐えられないですよ。町調べてないんだから。だからそれを調べた上での結論をね、私は出すべきだと思うんですけども、いかがでしょう。
○教育部長( 沼田茂昭君 )用地買収について、再度これから行うっていうのがですね、今この場で、はい、わかりましたとはなかなか答弁できませんで、今のところはこの改訂版の中で進めていきたいと、そのようには思っております。
○7番( 近藤昇一君 )前からもずっとね、基本構想を根本的に、抜本的に見直そうと。今この場
では、今この場ではで、何カ月も過ぎて、だんだんだんだん後ろがなくなってきてるんですよ。決断するんなら早く決断して、やはり考え直すなら考え直すで。私、腹の中ではね、まずいなと思ってるんじゃないかというふうに自分は感じているんですよ、ね。このまんまやっちゃっていいのかどうかって思ってるんじゃないかなって、私は勝手に想像してるんですよ。本当は考え直したほうがいいんだけども、今さら引っ込められないと。まあいいや、それは、これは勝手な私の思い込みですから。この問題についてはね、引き続き予算委員会の中でもやはり議論になると思いますので、ぜひね。私はもっと前向きにね、これにもう固執しちゃって、これ以上のはないんだ、でも言いわけにならないんですよ。あそこに、あの斜面に20億かけてつくらなきゃいけないという明確な理由。あそこが中心だから、学校が近いから、そんなの理由にならないですよ。私も最高でもって6億も余分にお金を出すね、理由にはならないですよ。センター化するのに、センター化する理由の一つには経済的な効果でしょ。経済的な効果だったら、用地新たに取得しなさいよ。6億ですよ。これに今ね、申しわけないけども、教育委員会もこれに反論できないわけですよ、何も調べてないから。6億と言われてもね。
だからこれに反論できるだけのものをきちっと調べておく、そしてあそこに、斜面地につくるならつくるで、こういう理由ですっていうね。今、教育委員会が説明してる理由だと、町民は納得してないみたいです。私も言われました、さんざん。あそこにつくる理由を明確にするのが議会の役割だ。それをね、明確にしないで認めちゃうんだったら議会の存在は何だっていうふうに私もある人から言われました。ですから、やはり元からもう一度考え直すべきだということを、改めて指摘して次の質問に移らせていただきますが。
もう一つ、先ほど出てました公会計化の問題なんですけど。公会計化によって、いろんなところが公会計化を進めているんですけど、いわゆる滞納がふえてるっていう結果が出てるんですよね。これはやはり、今学校でやってることを、そのまま続けるという意味じゃなくてね。公会計にするっていうのが透明化もありますし、必要だと思うんですけども。当然事務量がふえる。滞納に対しても手続もきちっとしなきゃいけない。ただ心配なのは、今までは学校の先生が子供の事情もよく把握してて、それなりに配慮しながら、給食費滞納してるね、家庭に対して接してきたかもしれないけども、教育委員会の事務職員がそういう事情をきちっと把握した上でね、そういう対応するかどうか。ただでさえ滞納がふえちゃうというふうに、これ、横浜の例でもふえてるらしいです、大分。3倍になったっていったかな、横浜では。それを覚悟の上で私はやるべきだと思うし、このことによって先生方の負担が若干減るということはあるんですよね。そういうふうに理解していいですかね。やはり教職員の働き方についてもやっぱり大きな問題になってるし、教育委員会の会議の中でも問題になってたと私も聞いてますし、町が何ができるのかというのは、やっぱり考えていかなきゃいけないとは思ってるんですけどね。そういうふうな理解でよろしいですか。ですから、いろんなメリット・デメリットがあって、その上でこれをやるんだっていうふうに。
○教育部長( 沼田茂昭君 )おっしゃるとおり、公会計化によって給食費の透明性とか、そういったものが担保できるとか、あと教職員の事務の軽減とか、あと納付しやすい環境とか、そういったところはメリットとして考えられるかなと、そのように思っております。
○7番( 近藤昇一君 )ですから、あとはもう今指摘したような内容についてね、やっぱり十分配慮した形での徴収業務やっていかなければ、これからちょっと次の質問との絡みも出てきますけども。国民健康保険…国民健康保険の問題について触れますけども。この30年度から新たに県単位化が進められて、やはり一番心配なのが保険料がどうなるのかっていうのがね、一番心配。私、一定葉山町の国保会計についての評価もね、一定できるわけなんですよ。というのは、我々保険料について高い高いというふうにずっと指摘させていただきましたけども、今真ん中どこですかね。27年度の実績としては1人当たりの保険料については、たしか15番目ぐらいまで。かつて県下で5番目か6番目に高かったんですけど、ずうっと下がってきて、たしか27年、そこまでしか比較の資料がないんですけどね、県の。たしか今15番目ぐらいまで下がってきております。金額も前年度と対比して3,000円か4,000円下がってますよね。そういう面では私一定の評価はするんですけど、今度の県単位化がね、どのような影響を及ぼすのかということがやはり一番心配なんです。一つには、1人当たりの保険料っていうのが前年度対比してどのぐらいになってるのかをちょっと伺っておきたいと思います、まず。
○福祉部長( 仲野美幸君 )細かい数字は委員会のときにお示しするんですけれども、御承知のように旧ただし書きの段階的な軽減がちょうど切れますので、その部分につきましては保険料が上がってしまう。今までは軽減をしていたのでというとこなんですが、それは戻ってしまうことはありますけども、それ以外の部分については、再三申し上げておりますが、都道府県化によっても、葉山町そんなに大きな上がることのないような調整に心がけているところでございます。
○7番( 近藤昇一君 )ここね、去年、おととしあたりからやはり保険料が何か毎年上がってるって。そこですよね。だからこれ、やむを得なかったのかもしらんけども、もうとんでもない話だよね。町が住民税方式から旧ただし書きに変更することによって、相当な世帯でね、特に子供の多い世帯のところでも断然上がってくるというのが現状なんです。町長と以前、国民健康保険は社会保障なのかどうかっていう議論したことがありますよね。社会保障の一面も町長認めたわけですけども。でも町長の答弁見ると、負担の公平の原則っていうのを盛んに言うんですよ。負担公平の原則を言われてしまうと、もうそこには社会保障じゃなくなっちゃうんだよね。負担できない人はどうするの。負担できない人は国民健康保険受ける資格ないんだよって話になるわけでしょ。確かにね、国民健康保険は税金と違って免除がないんだよね。所得なくてもかかってくるんですよ。税金は所得なかったら税金かかってこないですよ。そういったところね、非常に低所得者に対しては苛酷な制度になってしまってる。それが県単位化になって、標準税率…料率とかいろいろ決まってくるんだけど、そういう中でね、どうなってくるのか、非常に不安なんです。ですから、町長のその政治姿勢というのが、これからね、求められるし、今年度は9,000万ですか、一般会計からの繰り入れが継続して、去年から比べると2,000万。基金から1億ですか、入れるということで、かなりの一般会計からの繰り入れっていうことについては維持されてると思うんですけども。
ただ、基本的に町長の考え方、ちょっと伺っておきたいんですけども。実はですね、25年の12月4日の一般質問に対する町長の答弁がここにあるんですね。これ、私に対する答弁なんですよ。私はそのとき聞き逃してたんですよね。まさか町長がこんな答弁するとは思ってなかった。ほかの調査してたら偶然ちょっと見つけたんで。この答弁の基礎があるから、徴収率が今、27年度は県1番ですよね、徴収率。はい。徴収率は県下1番のはずです。過年度、現年度。そうすると町長は払えない人、払えない人からもきっちりいただきますと、徴収強化しますと言ってるんですよね。これは議事録ですよ。もう変えることのできない議事録として永久に残る記録です。ここには社会保障なんてとんでもないですよね。払えない人は医療保険は受けるなという姿勢になっちゃうし、この答弁を見てみると。これどうですか、町長。
○町長( 山梨崇仁君 )ちょっと襟を正してお答えをしたいと思います。いかんなと思いました。
近藤議員のこの資料を拝見したときにですね、自分自身ながらもですね、何でこんな答弁をしたんだろうと思いまして、今25年の4月の答弁、自分の議事録を確認をいたしました。言いわけになると思いますけども、言いわけを申し述べてもいい場かと思いますので申し上げると、この議論のときにですね、この後段に、また一方でということで、社会保障という考え方がございましたし、国民皆保険として始まった国民健康保険制度がセーフティーネット的な機能というふうに私申し上げておりまして、後段では離職した方、退職した方、国民健康保険によって最低限の局面を支えてもらえるといった制度というふうに申し上げていますので、あくまで社会保障だということについては、広義な意味ではここでは認めてるんだなと読み解きまして、自分でもほっとしたところであります。ここだけ読みますと、非常に厳しいですね、徴収して誰からも取らなきゃいけないんだというルール的なところだけに執着してるように感じるんですけども、そういった意味ではございませんということを、言いわけがましいかもしれませんが、申し上げたいと思います。
少し国民健康保険について、昨今の動向で、私が知り得ていることについてもお伝えしたいと思いますけども、まず葉山町の国民健康保険につきましては、いよいよといったところだと思います。やはり被保険者の方々の保険者数と、実際に納められる医療費の額が、保険機能としては相互扶助が成り立たなくなりつつあるというふうに感じてございます。特にことしも、はやり病、インフルエンザがかなり流行しているので、こういった状況を鑑みると、恐らく今後も一般財源を入れるような形をとらないとですね、国民健康保険制度自体が立ち行かなくなるだろうという考え方を今持ちつつあります。これは保険制度でありながらも、社会保障制度であるという、広義な意味での視点を理解してるからこその本年度の一般会計の繰り入れでありまして、こういったことについて私は国民健康保険制度は保持しなければならないと思っていますので、今後も続けなければいけないというふうに思っております。先日、神奈川県の30年度の予算の発表の際にも、知事との質疑の時間があったんですけども。全体30分のうち20分間ぐらいは逗子市長の発言を初めとしてですね、国民健康保険を神奈川県がどういうふうに捉えていくんだ、料率をどういうふうに捉えていくんだということの質疑に集中をしました。首藤副知事が主に御答弁されていらっしゃいましたけども、福祉のほうでもですね、行く行くは県のほうで料率を定めていく方向は持たなければいけないと答えつつも、行く行くがいつかということについてはお答えはなりませんでした。また国民健康保険のあり方について、まさに近藤議員が御指摘のような、社会保障なのか保険なのかといったことについても、県としても議論を深めなければいけないということを答弁されていたことをよく覚えております。現状では町としましてはですね、私自身先ほどの考え方のもとに、国民健康保険の制度維持ということを絶対的にしなければいけないと思っておりますので、県とそういった話し合いをする場があれば、町としましても、やはり私もこのときから広域化において日本が誇る皆保険だというふうにしてほしいということもありますので、広域化で共通のものとしてほしいという気持ちを訴えてはまいりますけども、それで県が何かしら動きをとるまではですね、本年度のような考え方で今後も国民健康保険を支えていきたいというふうには思っております。
○7番( 近藤昇一君 )今の話を聞いて少し安心はしてるんですけども。全面的に信用してるわけではない。これはもう永久にこの記録は残るわけですからね。削除できないし。そういう面ではね、やはり議会での答弁というのは十分注意していただきたいと思うし、実際に私自身も、私の過去の一般質問を全部調べたいという私の友人がいまして、一生懸命読んでました。一定の評価はしていただきましたけども、そういう方もいますんでね。じゃあ町長がどんな答弁したのかって一々調べてみたら、とんでもない答弁してると。こんな冷たい町長がってね、いう評価になるわけですよ。そういう面ではちょっと十分注意していただきたいと思います。
改めて言いますけども、国民健康保険法はこれを社会保障だというふうにきちっと位置づけてる。相互扶助なんてどこにも書いてない。これは相互扶助と書いてたのは旧法なんですよね、もう廃止されてる。旧法ではこれは相互扶助だというふうに書いてるわけですよ。そういう面では本来だったら国がきちっとした補助金出さなきゃいけない。それを出さないから市町村がやるしかないっていうような状況に追い込まれてるわけですよ。そこのところはやはりはっきりと認識して、この制度に当たっていただきたいと思います。そしてあと問題はね、町長に伺っておきたいんですけども、この国民健康保険の制度について、いわゆる短期証の発行ですね。もう一つには保険料の問題として、これはまあ予算委員会の中でちょっと部長に聞いてみます、後で。滞納者の扱いについて、取り扱いに関する要綱というのがあるんですけど。これ、2年ぐらい前に改定したんですね。改定してそれまでは期数、ここでは10期になってますけど、前のちょっと忘れたんですけど。それと金額。両方が重なった際に短期証になると言ってたのが、金額外しちゃったんですよ、ね。これ、町長がやるんだから当然知ってると思いますけどね。だから10期たまっちゃうと、幾ら金額が細かい金額でも短期証になっちゃう。いわゆる低所得者向けですよね。前までは一定金額までたまるまではっていう話になってたはずなんですけども。これ、元に戻すつもりないですか。これ、町長の考え方なんだけども。町長がこれ、要綱を発布してるんですよね。町長の考えがなければ…いや、部長が答えられるの。要綱変えるか変えないか。
○福祉部長( 仲野美幸君 )この要綱改正につきましては、以前おっしゃるように10期以上かつ20万円以上ということで、該当者の基準としておりましたが、2割軽減、5割軽減とかいろんな軽減率がありまして、最低の…最低というか低い金額で保険料をお願いしてる方ですと、10期たまったところでですね、金額が20万円にならないというケースが何件か出ておりまして、再三、私たちは短期証にしたいのではなくて、そういう状況をきちんと把握したいために相談の機会を設けたいというところを思っておりまして、短期証をお渡しすることで、また町に問い合わせていただける、問い合わせができなければ私たちが伺ってその状況を把握したいと。そういうような根拠でこの金額が、10期のままでもずっと金額に達しないでずっと普通の保険証を持ち続けてた方の例が何件かございましたので、こういう改正をさせていただきましたので、引き続きこのままで丁寧に町民と相談する機会をつくるために、このままでいきたいと今は思っております。
○7番( 近藤昇一君 )徴収率上げるというのも、私も頭からね、否定するものじゃないですけども。そのやり方についてはね、先般から私どもも議会で取り上げてるように、生活再建型の徴収業務。私は疑問に思ってるのは、果たしてそういう相談事が徴収員としてアルバイトで雇われてる人たちができるのかどうか。私は本来、職員がみずからね、相談に乗るという業務まで徴収員が担えるのかどうかというのは疑問に思ってるんですよ。徴収員は徴収のために雇われてるわけですから。そこで成績…成績っていうか、成績という言い方失礼かもしれないけども、実際に徴収できなければ何のために雇ってるんだって話になりますから。職員は違いますよね。やはり町民と接して、それに相談に乗るっていう業務もきちっと担ってるわけですから、本来だったら職員がやるべきじゃないですかね。足りなければ事務のほうにアルバイトを入れるとかね。そっちじゃないですかね。じかに町民と接する場は職員がやるべきじゃないですか。いかがでしょう、町長。
○町長( 山梨崇仁君 )近藤議員がおっしゃるのは確かにですね、複雑なケースについてはそういうほうがいいだろうというふうには思います。ただ、今、一義的には、第1回目としては徴収の方、それもなるべく今はアルバイトさんで地元の方がですね、ちょっと個人のあれになってしまうんですけども、対応してくださってまして、非常にちゃんとコミュニケーションとっていただいて、お支払いできる方ということでお支払いをもらっていますので、なるべくそういった次の複雑になったケースになった際には職員がしっかり対応できるような専門的なスキルとして持っていきたいというふうに思います。
○7番( 近藤昇一君 )これについても引き続きやりたいと思います。最後に1つだけ町長に伺っておきたいと思うんですけども、今度下水道会計が公会計から公営企業会計に移る。そのことによって今まで5,000万以上の、町だったら5,000万以上だよね、たしか、議決事項がなくなってしまうと。したがって議会の議決の権限が狭まってくるわけですね、下水道に関しては。我々議決することがなくなるわけですから。しかし、これまでの過去3,000万円から5,000万円になったときに、5,000万円以下でもきちっと経過も報告、予算のときに報告するみたいな話はしてたんですけど、そうじゃなくてきちっとその結果も含めてね、引き続き議会に報告するっていうつもりあるかどうか。その点だけ町長に伺っておきます。
○町長( 山梨崇仁君 )私たちもですね、手探りの中で、この会計制度の中でこれから始めたいと思いますけれども、基本的には議会の皆様にお示しをして、こういった状況であると説明もしっかりとすることは変わらず設けていきたいというふうに思っておりますので、まだいろいろとさまざまこれからも御意見いただくかもしれませんけども、その中で私たちもなるべく改善をしながらですね、皆様に御理解いただけるように努めてまいりたいというふうに思います。
○議長( 伊東圭介君 )これにて7番 近藤昇一議員の総括質問を終わります。以上で総括質問を終結いたします。この際、本日の議事日程終了まで延刻をいたします。
お諮りいたします。議案第50号から議案第54号までの5件については、7人の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、議案第50号から議案第54号までの5件については、7人の委員で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
お諮りいたします。予算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条第4項の規定により、議長が会議に諮って指名することになっておりますので、委員に1番 横山すみ子議員、3番鈴木道子議員、4番 飯山直樹議員、6番 山田由美議員、7番 近藤昇一議員、9番 畑中由喜子議員、11番 笠原俊一議員、以上7人をそれぞれ指名したいと思います。以上の指名のとおり選任することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認め、そのように決定をいたしました。
ただいま設置されました予算特別委員会の委員長及び副委員長の選任については、委員会条例第7条第2項の規定により、委員会において互選することとなっております。この際、委員長及び副委員長の互選のため、暫時休憩をいたします。再開は午後5時30分からといたします。
(午後4時41分)
○議長( 伊東圭介君 )休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後5時30分)
ただいま休憩中に開かれました予算特別委員会において、委員長及び副委員長の互選を行った結果を御報告いたします。予算特別委員会委員長に横山すみ子委員、副委員長に飯山直樹委員、以上であります。審査日程についてはお手元に配付の日程表のとおり決定されておりますので、よろしく御協力願います。以上で本日の日程は全て終了いたしました。あすから3月12日までの20日間は予算特別委員会等の委員会審査のため休会とし、3月13日午前10時再開といたします。
本日はこれにて散会をいたします。御苦労さまでした。 (午後5時31分)
- この記事に関するお問い合わせ先
-
お問合せ先:議会事務局
〒240-0192 神奈川県三浦郡葉山町堀内2135番地
開庁時間:8時30分~17時00分
閉庁日:土・日曜日、祝祭日、年末年始
電話番号:046-876-1111 ファクス番号:046-876-1717
更新日:2018年09月20日