葉山町議会 平成30年2月19日

平成30年 葉山町議会第1回定例会会議録(第2日)

招集年月日

平成30年2月19日(月曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前 10時00分

閉会

午後 4時39分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 石岡実成 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 近藤昇一 出席
第8番 窪田美樹 出席
第9番 畑中由喜子 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 笠原俊一 出席
第12番 土佐洋子 出席
第13番 伊東圭介 出席
第14番 ( 欠員 )

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 山本孝幸
教育長 返町和久
政策財政部長 小山誠
総務部長 太田圭一
福祉部長 仲野美幸
環境部長 伊藤義紀
都市経済部長 永津英彦
教育部長 沼田茂昭
消防長 福本昌己
総務課長 鹿島正

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 氏名
議会事務局長 田丸良一
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 佐々木周子

会議録署名議員の詳細

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第7番 近藤昇一
第8番 窪田美樹

議事日程

第1 議案第 50 号 平成30年度葉山町一般会計予算
第2 議案第 51 号 平成30年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第3 議案第 52 号 平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第4 議案第 53 号 平成30年度葉山町介護保険特別会計予算
第5 議案第 54 号 平成30年度葉山町下水道事業会計予算
( 以上5件 総括質問 )

1 飯 山 直 樹 【一問一答式】
平成30年度一般会計予算及び特別会計予算について

2 石 岡 実 成 【一問一答式】
平成30年度葉山町一般会計・特別会計予算案及び町長施政方針について

3 待 寺 真 司 【一問一答式】
(1)平成30年度下水道事業会計歳入歳出予算について
(2)平成30年度特別会計歳入歳出予算について
(3)平成30年度一般会計歳入歳出予算について

4 金 崎 ひ さ 【一問一答式】
平成30年度葉山町一般会計および3特別会計予算ならびに下水道事業会計予算

議事の経過

○議長( 伊東圭介君 )おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時01分)
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○議長( 伊東圭介君 )日程第1「議案第50号平成30年度葉山町一般会計予算」、日程第2「議案第51号平成30年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第3「議案第52号平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第4「議案第53号平成30年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第5「議案第54号平成30年度葉山町下水道事業会計予算」の5件を一括議題とします。去る2月13日に本件に関する説明が終わっております。ただいまより総括質問を通告順に行います。1番、4番 飯山直樹議員の総括質問を通告に従い一問一答式により行います。

○4番( 飯山直樹君 )おはようございます。4番の飯山直樹です。通告に従って平成30年度予算に関する総括質問を行います。
今回の総括質問については、将来の葉山町の財政に極めて大きなインパクトを与えることはほぼ確実だと思われる複数の巨額な財政出動があるため、総括質問の前半、あるいは全部になるかもしれませんが、少なくとも予想の立つ中期的な範囲においてキャッシュフローがどのようになるのか、現時点での中期財政計画をもとに検証したいと思います。また、あわせて、下水道事業の会計方法が公企業会計に伴い、今後の方針等を確認します。また、後半には、予算編成の方針について幾つか質問いたします。それでは、まず、見通しの立つ中期的な範囲でのキャッシュフローの検証について進めたいと思います。先日、財政課から大規模事業に係る財政推計との資料が提出されました。これから実行に移されるであろう学校給食センター、クリーンセンター、下水道事業を主体とした公共施設投資絡みの案件であります。
冒頭で述べられているイントロダクションでは、今後策定する中期財政計画改訂版においては、今回推計した初期投資にかかる一時的なコストに、運営面にかかる継続的なコストも含めた財政推計を示すとあります。大規模な初期投資を要する事業に直面し、経常収支比率から見てもほとんど余裕がない葉山町の財政は本当に大丈夫なのかとの不安は、大規模事業に係る財政推計の資料を見ても現時点では払拭されているとは言えません。中期財政計画で、数字の上で大丈夫だということが示されない限り、安心ができないというのが今の状況ではないでしょうか。このことは、定例会の初日でも多くの議員の方が同様の意見を述べているとおりであります。中期財政計画については、一般会計だけでありますが、特に下水道事業関連への繰り出しが大きいため、今後は投資拡大が予定されている下水道事業との一体となった数値表がなければ、大規模事業に係る財政推計を見ただけでは、安定な財政運営がされるのかどうか、さらに判断がつかないのではないでしょうか。また、途中の細かい数字については、見てもなかなかすぐにはわかりません。今示されるべきものは、最後にどういう数字になっているのか、キャッシュフローで赤字なのか、黒字になるのか、とんとんなのか、きちんと示すことではないでしょうか。さらには、従前の中期財政計画と比較して、赤字をとんとんレベルに持っていくのであれば、何をどう削っていくのかも知っておく必要があるかと思います。葉山町民の生活をより便利で快適、安定、安心なものにするための投資は、その目的達成による多大なリターンがあり、一番に考えるべきことではありますが、そうは言っても財政が立ちいかなくなるというのはそれ以前の問題であります。当たり前ですが、両方ともバランスがとれて初めて経営がまとまるということが言えるかと思います。
これまでに幾度となく「平準化」との言葉が使われてきておりますが、施政方針にも「平準化」
というふうに書いてありますが、平準化した結果が赤字であれば、それは何の意味もありません。町長も多少コストがかかってもやるんだと、その後のオペレーションのコストが下がれば元は取れるのだというようなことはおっしゃっておりますが、それ以前にキャッシュが不足してしまったらそれで終わりです。もともとがぎりぎりの財政状況の中で、本当にそんな大胆なことをやって大丈夫なのかという、数字がきちんと理解できているのかどうかと心配になるのは、はたから見ている側が感じて当たり前の状況になってきていると思います。したがって、この点が払拭されない限り、今回の一般会計予算についても簡単に認めるというところまでは行かないのではないかと思います。そこで、今後策定されていくであろう中期財政計画を、今後予定される大規模事業を反映して推定していきたいと思います。まず、スライドの1番、これは現在の中期財政計画をエクセルに落としたものです。これくらい単純化されたキャッシュフローの表であれば、最終的な数字がどうなっているのかというのは一目でわかってくるかと思います。平成27年から29年は既に終わっていますので、30年から今後の約10年がどうなっていくのかということを検証していきたいと思います。この表で平成33年から、ここから先については、平成32年の値を単純に踏襲したというふうになっています。当初予算と決算の数値というのは、この数年を見る限りでは、一、二億円程度予算を上回って推移しています。ただ、当年度中に資金がなければ当初予算を超えた補正はできないと仮定しまして、ここでは当初の財政計画の数値をそのまま使っています。
スライドの2番目、これは計画変更後、中期財政計画に提出された大規模事業等ですね、これを反映したものです。まず、中期財政計画は一般会計を対象としていますが、今後予定されている公共施設関連の投資は下水道事業関連が大きく含まれているため、下水道事業に関しては私なりの推定値を反映しています。この下水道事業の推定値というのが、このスライド3番で、上段がキャッシュの入りの部分で、下段はアウトですね、キャッシュの出。入りに関しては、国・県からの補助金が今回このように予定されていると。対してアウトフローは、投資的な経費の汚水処理施設と合併浄化槽、下水道事業、これが大規模事業の投資計画の中にこのように提示されています。そうすると、例えば、平成30年でキャッシュインが2億3,860万、キャッシュアウトが2億9,030万というふうになります。現中期財政計画数値を見る限りで、平成27年度から年度ごとの増加額については少ないため、恐らく現中期財政計画の繰出金に今回提示されている数字が反映されていないと考えて追加しました。スライドは戻って、先ほどのものは、キャッシュインではこのように入ってきて、キャッシュアウトはここに反映されているという形になります。
続いて、スライドの4番、返済の増加の関連です。これは、大規模事業投資によって今後調達する融資をまず各年度に入力してあります。それがこっち側。返済の計画に基づいて、こっち側に返済の金額が書いてあります。この返済計画については、学校給食センター建設が25年償還で3年据え置き、クリーンセンターの取り壊しが15年償還の3年据え置き、下水道事業はこちら、30年償還の5年据え置きになっています。これ、推計するための前提条件として、金利は、2018年2月上旬の長期プライムレートは今1.0%ぐらいです。長プラが1%としてそれぞれ25年、15年、30年の元利均等で計算をしてあります。それがここに入ってくるということです。
そうすると…それと、下水道事業に関しては、特別会計ですので、特別会計なんですが、下水道事業の事業の収入の規模から考えれば、下水道による収入増により今回の融資額に対する返済が賄えるということは非常に考えにくいと仮定して、そのため、今後は、返済額の増加分は一般会計からの繰り出し等によって対応せざるを得ないというふうに仮定してあります。したがって、前述の繰出金の下水道事業関連増加分…下水道事業増加分というのはスライド3のここの部分です。これは、キャッシュのインフローとアウトフローの差額、この分に関しては一般会計の繰り出しに反映されるというふうに仮定しました。これについては、下水道事業は、わかりやすいように…すいません、先ほどの下水道事業の関連の増加分は繰り出しなんですが、今の返済のところに関しては、わかりやすいのはこの返済の増加分のほうに入れました。実際は繰り出しになると思いますが。それと、臨時財政対策債に関しては、大規模事業にかかる財政推計には、毎年4億円借り入れるというふうに書いてありますので、現中期財政計画値の差額を追加しました。それがここです。これらの結果の値が最後のキャッシュバランスというところに出てきます。インフローとアウトフロー、これの差額がここになります。これを見て、ここが、最後のところが黒であればいいですし、通常、中期財政計画というのはゼロになっているわけなんですけど、バランスがとれると。これがマイナスになっていると、じゃあこれをどうするのかということになるわけです。見てのとおり、現中期財政計画から今出されている大規模事業にかかわる投資を、入りと出を反映していくと31年からはマイナス傾向になってくると。特に平成32年、33年は3億円から…2億、3億ぐらいのキャッシュ不足が今説明されている範囲の中では出てくるということになります。
まず、ここで最初に確認したいんですが、大規模事業に係る財政推計の資料の3番の財政推計の(1)具体的な財源というところの5番の一般財源というのがあるんですが、これは、中期財政計画の中の町税に、これが一般財源ですから含まれてるかと思うんですが、それでよろしいですか。

○政策財政部長( 小山誠君 )おっしゃるとおりでございます。

○4番( 飯山直樹君 )そうすると、ここの書き方だとちょっと誤解が生じるのかなと。新しく町債なり発行して入ってくる資金だというふうに書かれているところに書かれちゃってるので、一般財源という新しい資金調達方法があるのかなというふうに私は感じました。あえてここで一般財源というふうに提示している理由、何か特別なものがあるんでしょうか。あれば。

○政策財政部長( 小山誠君 )今回この財政推計をする際にですね、当然事業費というものが歳出でございまして、それに伴う国・県の補助金、そういったものが財源と一つはなります。それと、今、議員もおっしゃっているように町債、そういった部分、起債を起こすもの、また基金、公共公益の施設整備基金の取り崩しによっての財源確保という部分、それとその他の部分という意味合いで一般財源というのが、先ほどおっしゃっておられました町税を含む部分でですね、ここに記載をさせていただいているということで御理解いただければと思います。

○4番( 飯山直樹君 )そうするとですね、ごく一般的に考えると、現在の町の運営状況は、ほぼほぼぴったりの状況になってやっていると、一般財源も現状の中に組み込まれてやってますから。そうすると、それを新たな財源として、こっちで使っているものを新しい投資の計画のほうに使うんだということになる場合は、当然今まであるものは何か削らないといけないというロジックが成り立ってくると思うんですが、そういうことでよろしいんですか。

○政策財政部長( 小山誠君 )今回初期投資ということで3つの事業、大規模事業につきましてですね、ここで初期投資のその経費に対する財源内訳というか、そういった推計をさせていただいた部分が、シミュレーションをさせていただいて皆様のほうに提示をさせていただいたと。他の事業、当然ございます。その事業についての財源というのは別立てで精査されるものというふうに思っておりますけれども、それを含めたですね、財政計画というのは、先ほど来議員もおっしゃっておられた中期財政計画、その中でですね、当然見直しを図るなりして推計を立てていきたいというふうに考えているところでございまして、その中期財政計画については、若干お時間をいただく形で3月末ぐらいを想定してですね、計画立てをしていきたいというふうに思っているところでございます。

○4番( 飯山直樹君)冒頭もちょっと申し上げたんですが、今までやっているものもある程度取捨選択して、削るべきところは削っていくということは経営上仕方がない、やるべきことだと思いますが、それが何なのかわからないというのはよくないと思います。今回財源として、大きな事業をやっていく中で、一般財源でも今まで使っていたものをこっち側に使うんだということを言うのであれば、当然それに伴って何をじゃあ見直していくのかということは見えてないと、ちょっとやっぱり先に示すべきことが示されてないのかなと言わざるを得ないと思います。これが一般財源でなくて、例えば財政調整基金とかですね、全体としてキャッシュをどうバランスとっていくのかということが今わからない状態なので、それがきちんと示されていればいい話なんですけど、それが3月末までというのもちょっと、余りにも、じゃあ今はわかってないのかなというふうに捉えざるを得なくなってくるんじゃないかという懸念があります。
ちょっと先に進めます。町税の収入なんですが、当然、葉山町の収入の根幹はこの町税収入ですので、ここが大きく崩れてくると、最後のこのバランスについても当然マイナスになってくるということが言えます。町税の収入の内訳については、町民税と固定資産税が大体半々ぐらいになってますから。で、ほんの少し都市計画税があると。固定資産の固定資産税の収入に関しては、土地の面積についてはほぼ変動しないと仮定できるでしょうから、相続等が行われた後も大きく変動することはないと仮定して、この部分に関しては現状維持で行くと。都市計画税についても、固定資産税同様に、固定資産同様に土地・家屋への課税なので考え方は同じ。ここも土地の面積が変わらない限り、収入はそんなに変わってこないなと。したがって、変動リスクとしては人口動態の変化で、町民税の変動要因がリスクになってくると。これはもう従前より言われているとおりです。それがどうなるのかと。葉山町の人口動態の予測は、公共施設総合管理計画、総合計画の5ページの2に将来人口推計、これはマクロでの統計が出てます。今後40年の期間で大体17%減ぐらいになってくると。年平均にすると大体均等に下がっていくと。すると0.43%、年平均0.4%減少。生産年齢人口、これが町税にインパクトを持っているところで、同様の減少が予測されていると書かれています。したがって、今後10年ぐらいで4.3%ぐらいは減ってくる、年0.4%。したがって、単純に考えると、町税は年平均0.43%、10年で4.3%は減少していく可能性が高いとあります。町税の収入は約28億円、年間28億円であって、これを減少幅で見ると年間で1,200万円程度の減少、10年で1億2,000万円の減少ということがわかります。スライドの5番は、その町の収入の根幹の町税がどう推計していくのかというのを今の生産年齢人口の減少に合わせて入れてみました。そんなに大きな変動要因ではないんですけど、10年たつとそれでも結構な額になると。
それと、続いて地方交付税については、中期財政計画の9ページの2に地方交付税について、現状の地方交付税制度は、長期に継続するものとは考えにくいということが説明されています。国の財政状況を見れば当然のことで、しかし、一方で中期財政計画の予測数値からは年1億円ぐらいふえているという形になってます。大体平成24年度からは4億6,000万円ぐらいになってきてます。ここでちょっと1点確認しておきたいんですが、平成23年あたりから地方交付税が急激にふえているのは、何かほかの国からの収入に関して、地方交付税のほうに補填がされているというような理解でよろしいのか、あるいは何かふえる要因があるのかどうか、ちょっとその辺だけ確認をさせてください。

○政策財政部長( 小山誠君 )今お尋ねの部分については、特に国の特別な政策的な部分で増額がされたというような理解はしてないところでございます。

○4番( 飯山直樹君 )わかりました。もし減った分がほかの収入項目でふえているということであれば、国や県の支出金なんかに反映されていないといけないと思うので、ちょっと確認をしました。反映されてないということを仮定して、増額分の1億円については、ここに中期財政計画の数字との増加分を入れました。最終的に増加要因、減少要因を反映した後でどうなるのかというのを一番最後の数字で示しました。ふえて減ってというぐらいの感じなので、最後の値についてはほとんど変わってないと。つまり、この平成32年、33年ぐらいについては、かなりキャッシュ不足が生じるであろうということは、あくまで今提示されている範囲の中では予想はできるのかなというふうに思います。中期財政計画の11ページの町税、1番の町税の最後のほうに、魅力あるまちづくりで人口流入対策というので、町税の収入を維持していくと書いてあるんですけど、先ほどからお話ししているその人口動態に関しては、これはマクロの統計の自然減ですからほぼ変えることはできない形だと思います。年平均0.4%、40年で17%の自然減に逆行して、人口流入によって町税を維持するということは、全くその逆の数字の増加がないといけないということになります。これは、施政方針の3点目で、“活力を創造する”葉山というので、山の活性化というふうに書いてあるんですが、これだけの人口流入をさせて町税を維持していくというのは大変な作業ですけど、何か抜本的な策みたいなものはありますでしょうか。○政策財政部長( 小山誠君 )人口増というか、そういった生産年齢人口という部分で申し上げると、当然総合計画の中でですね、できるだけそういった施策を行うことによって、若い世代の方に移住してきていただこうというようなことですとか、子育てしやすい環境づくりという中からですね、葉山の魅力を高めることによって移住してもらおうという、定住してもらう、そういった施策を重点に今行わさせていただいているところでございまして、その結果、今、議員もおっしゃっておるように、自然減というのは若干否めない部分はあるんですが、社会増という部分で何とかとんとんでですね、計画が推移しているのかなというふうに思っているところでございまして、その生産年齢人口の方が移住していただくことによって税収のほうもですね、横ばいで確保できていくのかなというふうに思っているところでございます。

○4番( 飯山直樹君 )そうすると、今のところこの山の活性化ということで増加しているという
ことではなくて、これは今後のことですけど、今のうちはまだ葉山の魅力で自然減をカバーする人口流入があると。これからますます人口減社会の中で現状を維持していくというために、そ里山プロジェクトで展開をしていくということなんですが、これは、以前も一般質問だったと思いますが、ちょっと指摘させていただいたのは、これだけの人口減に対して、現状の人口を維持していくという施策としては、ちょっとインパクトが弱いのかなと思います。もっと大きな枠組みで戦略を考えて、目的は人口を維持するということなので、その目的が達成されなかったら何の意味もありませんから、そのためには、大げさですけど、電車を通すとかですね、交通機関をきちんと整備するとか、やっぱりそういうインフラのところを全部含めた戦略的な考え方を持たないと、なかなかこれだけのことを実現していくというのは、今はできていたとしても、私は難しいのではないかなと思いますから、ぜひそうした考えを持って、何としてもこの町税の減少分に関しては、中期財政計画を維持できるというところを示していただきたいと思います。
インフローのところに関しては、主にその人口減ですから、じゃあアウトフローでこれから増加
要因は何かあるかと。人件費については、これ以上はふやせないだろうというふうに、希望的な観測で変動させてません。扶助費に関しては、これは間違いなくふえてくると。高齢化社会による国保、介護保険の特別会計への繰り出しの増加、あるいは自治体の単独で提供している社会保障関連の増加をこれは示唆しています。高齢化社会のインパクトはどうなるのか。マクロの人口動態を基本として考えると、やはりこれは老齢人口が現在30%であるとすれば、40年後には37%程度まで上がるというふうに予測されています。年平均で0.175%の増。単純に考えると、扶助費のうち高齢化にかかわるこの増加分0.175%、年平均の扶助費は、繰り出しが増加していくという考え方は成り立つかと思います。一方で、それに対して消費税率が5%から8%、続いて10%になると。このうちどれだけ社会保障に回るのかというのは若干不透明になってきてますが、もともとは社会保障に充てていくということで、その消費増税、消費税の増税がどれだけ自治体の扶助費負担の軽減になるのかということもわかりませんけど、ここでは、キャッシュのイン、アウトは両方ともあるんだと。高齢化人口の増加による扶助費増加と消費税増税によるそれに対するインフロー、それで相殺されると仮定しました。増減なし。
最後に、増加要因として現時点で計上されている給食センター、クリーンセンター、汚水処理施設、下水道事業以外の見えていない公共施設投資、これも結構な額。公共施設白書、施設計画では300億、400億。白書にはインフラが含まれていない。総合計画ではインフラも含めてコスト算出がされてました。総額で数百億円規模。これについては、過去の経験値から現在の中期財政計画の投資的経費に平準化されていると思われるので、この値は維持管理費だと思います。いつか突発的にまた出てくるということは、もう確実に予想されるんですが、この値を推定するというのは難しいし、今後10年で今回のようなまた大規模投資というのは、いきなりは現在の財政状況から考えると非常に難しくなってきているなということで、この10年間に関してはないと仮定して、既に平準化されて投資的経費に反映されているというふうに仮定をして増額分には見込んでないというふうにやりました。したがって、最終的には、このスライド5の収入増減反映後の最後の値に関してが、いろんな仮定をして反映した今わかる範囲での数値になってきます。今後10年間では、総額で大体10億円ぐらいのキャッシュ不足という形になります。ここを全部足していくとそのくらいになる。今考えられる方法としては、当然財政調整基金の取り崩し、あるいはサービスの見直し、あるいはそうしたものを全部含めていろんなことをやっていくと。特にポイントとなってくるのは、今後数年間の2億円から大体2億5,000万ぐらいの資金不足、ここをどう急場をしのいでいくのか。当然財政調整基金の取り崩しなり、お財布に入っているものをまず使っていくという考え方が当然出てくると思います。数年以内では、当然、じゃあ現在も今回の大規模事業投資のところで、先ほどもおっしゃいましたけど、その一般財源で今充てているもののサービスを見直していくということも着実に形になってくるということで、全体としてキャッシュのバランスを何とかとっていくということは、何となくこの数字を見ていくと見えてくるというのが今の状況だと思います。こういうものはないので、ものすごい投資がこれからある。本当に大丈夫なのか。それを今回のその大規模事業の推計でも肝心なところが抜けちゃってるんですね、本当にどうなのって。これがあれば、ああ、まあ何とかなるのかなと。何とかなるってどうやるのっていうところもあって、その辺なんですけど。それを絶対に今回は私は示すべきだと思います。町民の方々も、えっ、そんな大きな投資があって大丈夫なのって、みんな漠然ともう思っているわけですよ。それを示されてない中で、今回、一般会計の予算でも給食センターの予算が計上されてくる。それを何もなくてわからないで認めますかというのは、一般的に考えれば非常に難しいですよね。ですので、3月下旬だなんていう、そんな悠長なことは言っていられないと思います。当然予算の委員会もあります。そうした中で、これはあくまでも私が推定した値ですから、皆さんも多分聞いてて、ああ、あれはこうなんだって思ったところも多々あるかと思います。ある程度もうわかってるはずですから。そうしたものを、いや、この数字はこうやって充てていくんだということを予算委員会なりで示していくべきだと思いますけど、いかがでしょうか。

○政策財政部長( 小山誠君 )今回当然財政推計という部分を初期投資という部分でですね、お示しをさせていただいて、今、議員がおっしゃるとおりですね、御指摘いただいている部分、重々承知してございます。そういった部分で、先ほど来ちょっとお時間をいただいている…いただきたいということから3月末というようなお話をさせていただいているんですが、今後、その施設整備後のですね、各事業におけるですね、スケールメリット、そこら辺を十分原課のほうとですね、精査して今いるところでございまして、そこら辺が考慮された形でですね、中期財政計画に反映し、計画立てをして取り組みをしていきたいというふうに慎重に考えている部分がございますので、もう少しお時間をいただきたいということから、ちょっとその3月末になってしまうかなという、若干余裕見過ぎという点の御指摘もあろうかと思いますが、そのような形でですね、今精査をしているところでございますので、御理解いただければというふうに思います。

○4番( 飯山直樹君 )そうは言っても、一般会計の予算でどう判断をするのかということが問われるわけですよね。それを、だろうと、こうだろうというので予算を認めろというのは、なかなかそれも難儀なことですよね。その辺は、皆さんの役割として、相当な今回は大きなプレッシャーのかかる予算だと思いますから、ぜひ何らかの形を示していただきたいと、もう切実にお願いをいたします。ということで、こちらの話を、まず1項目目を終わります。
2番目は、下水道事業の公営企業会計化についての説明会を先日聞きました。複式簿記への移行は大いに結構なことですし、それ自体を指摘したいということはありません。この公営企業会計を導入する究極の目的については、経営の独立、自立であるというふうに私は考えています。前回の総括質問では、公営企業会計への移行について、書類が変わっても事業運営のやり方が変わらない限り、ただ書類が変わるだけで、独立して経営する目的は達成できないというお話をしました。いいよそこが問われるのかと思います。前回の総括質問では、財務的な観点から経営の安定化が図れるんだと、こうした公営企業会計が導入されることによって、財務的な観点から経営の安定化を図るというニュアンスの回答があったと記憶しています。
先日説明会でキャッシュが入ってくる源泉は3つあると、営業と投資と財務、これは先日の説明会でもそういう話がありました。実際そうです。財務的な観点から経営の安定化を図るというようなお話があったので、ひょっとしたらその財務のキャッシュフローを改善するのかなという想像をしてたんですが、実際にはそうではなくて、こうした書類が整備されれば、それをじっくり見て、そうした観点から安定をするんだという意味合いでおっしゃったのかもしれません。
また、一連の公共施設投資についてお聞きした際に、これは下水道事業に限定して聞いたことではなかったのかもしれないですが、今は投資先行の時期で、その投資が終われば回収のフェーズになってくるんだということは、何度かそうした質問の際にお答えがあったかというふうに思います。ですから、これを聞いたときには、私は、てっきり下水道事業というのは営業の利益で回っているのかなと。そうしないと投資が終わって回収のフェーズになんか絶対なりませんから、私はそう思ってました。ところが先日の勉強会では、キャッシュフローのよしあしの判断の仕方についてコメントがありました。営業のキャッシュフローについては、説明会では業務のキャッシュフローと言ってましたが、ここが黒字であれば安全ですということを、これは当然なんですが、現在の下水道事業はこの状態という説明がありました。営業のキャッシュフローが赤で、それを投資財務のキャッシュで回している状態はだめなんだよという説明がありました。これも当たり前のことだと思います。本質的なことを言うと、粗利、営業利益がどうなっているのかで考えないと、回収のフェーズには永遠にたどり着かないのではないかと思います。原価に対してそもそも利益が出ていない状況、あるいはコストを吸収し切れない状態なども当然ながら把握していく必要があるかと思います。ここで改めてお伺いしたいんですが、下水道事業に関して、粗利益率であったり営業利益率、あるいは、そうしたものは、今は、粗利は出てないとだめなんですが、営業利益であれば一定の規模になった時点からはコストを回収できて、そこから先は利益になっていくと、当然運営のコストはかかるとしても。そうしたことがあるんだということを把握されているかどうか、お伺いいたします。

○環境部長( 伊藤義紀君 )下水道会計については、例えば民間ですとか、それから第三セクターのですね、運営と違いまして、当然公営企業会計ということで、やはりいろんなものを調べますと、当然法人格、地方公共団体そのものであるその公営企業会計というのは、最終的には税金を投入することが一般的だというようなものもございます。
先日説明会の中で御説明しましたのは、当然アクションプランの期間中、平成37年度までについては、布設工事がですね、面整備、下水道の管を通す工事をその期間中で集中的に行いますので、それ以降については、市街化区域の100%布設が終わった後には、一定のその設備の投資が終えて、それ以降は維持管理に回っていくと。そうすると、例えば建設工事費が軽減されるというような状況もありますので、当然面整備が終われば、接続率が関連ございますけれども、下水道使用料も徐々に上がっていくというふうに考えます。
ただ、それによって一般財源からの繰り入れが全てなくても、今回補助金という形になってますけど、なくて済むかという話になれば、恐らく独立採算で経営していくのは、公営企業会計なので厳しいだろう。ただ、そこを軽減する。あとは、資金の割り当てがどういう状況で出てくるかということ。それから、下水道は未来永劫続けていかなければいけない、どこかでやめてもいいよというような事業ではございませんので、当然そういうもの、投資も含めてですね、将来にわたって安定的な経営をしていく、なるべく過度な負担がないように平準化と、議員もおっしゃっているように、そういうことを目指していくということもございますし、無理やり例えば独立採算にするために、じゃあ構わずその下水道使用料を上げてしまっていいのかですとか、それから、ほかの施策ですね、教育、福祉施策を中断してもいいのかということも考えなければいけないですし、あってはならないことだと思いますので、当然町全体を見回してバランスのとれた町政運営をするために、当然公営企業会計というのも必要になってくると、先行きを見通すという意味で必要になってくるというふうに考えております。
 

○4番( 飯山直樹君 )そうした話が先日も勉強会の中で、一般会計からの繰り出しが認められているんだというところで、補足で説明をいただきました。そのとおりだと思うんですが、若干その心配なのは、原価のコスト割れをするということも、わかってないとあり得るなと。それが起こるとどうなるかというと、規模が拡大すればするほど一般会計からの繰り出しがふえると、繰り入れがふえるということに当然なります。そうすると、これから10年のプランでどんどんどんどんやればやるほど一般会計からお金を必要としていくと、規模がふえればふえるほど。ということが当然計画の中にも、財政計画の中にも示されないといけないということもありますので、今回ここでお伺いしました。最後ちょっと1点残しているんですが、時間ですので、私の総括質問はこの辺で終了させていただきます。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )これにて4番 飯山直樹議員の総括質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。 (午前11時01分)

○議長( 伊東圭介君 )休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時00分)
総括質問を続行いたします。第2番、5番 石岡実成議員の総括質問を通告に従い一問一答式により行います。

○5番( 石岡実成君 )こんにちは。5番 石岡実成でございます。議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして平成30年度葉山町一般会計・特別会計の予算書及び町長施政方針につきまして総括質問をさせていただきます。
先ほど、天皇・皇后両陛下の行幸啓でのお出迎えのため、御用邸に行ってまいりましたが、来年4月30日に天皇陛下が御退位されることを思いますと、非常に感慨深いものがあり、また、身が引き締まる思いで戻ってまいりました。憧れの町葉山に移り住み、そして議員として身に余る特権ともいうべき天皇・皇后両陛下に直接お会いできることに感謝しつつ、それにふさわしい品格とプライドを持った議員を目指さなければと改めて思った次第です。
さて、今回の総括質問ですが、なるべく、これから開催される予算特別委員会の領域に深く入り込まないように、当初予算案の概要から重立った新規事業や、平成29年度の事業との比較した部分などに焦点を絞って質問させていただこうと思っておりますが、総括質問から少し入り込んだ部分にかかろうかと思いますし、ICTの推進委員でありながら、きょうはアナログで全て質問させていただきたいと思いますが、基本的にはこの当初予算の概要をメーンに質問させていただくということで御容赦いただければと思います。よろしくお願いします。それでは、まず1項目目の質問から入ります。基本理念1の“人を育てる”葉山の中から何点かお伺いいたします。昨年、平成29年度の中学校教育振興事業の新規案件として、中学校代表生徒派遣激励費60万円が計上されていたかと思います。平成30年度にも同額の予算計上がされておりますが、もしも可能であれば、29年度の利用状況はどのような状況でしょうか。わかりますか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )ちょっと、今、資料を持ってないんですけれども、私の記憶で言えば、29年度は、今のところ該当してないというふうに聞いております。

○5番( 石岡実成君 )わかりました。ありがとうございます。一番最初にこの話をさせていただいたのは、昨年、南郷中学校の男子陸上部が駅伝の大会で関東大会に出場したことがあろうかと思います。そのときに、恐らく有志の方が横断幕をつくって、HAYAMA STATIONの奥の壁面に小さな横断幕を掲げられていたんですけども、非常にあれがちょっと寂しいんじゃないかということで、もうちょっと大々的に祝ってあげてもいいんじゃないかというようなお話を町民の方からいただいたこともあり、一番最初にこれを質問させていただいたんですけども。

○教育部長( 沼田茂昭君 )すいません、大変失礼いたしました。実績としまして、今、御質問のあった南郷中学校の陸上部について1件のみ支出しております。失礼しました。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。せっかくなので、もし予算に少し余裕があるようであれば、今後もですね、次に出てくるかもしれないというので一つにかける予算もある程度決まってはいるんだとは思いますけども、選手にとってはですね、絶好の機会ですから、少し町を挙げてアピールをしてあげてほしいなという思いもありましたので、一番最初の質問にさせていただきましたので、ぜひ今後はですね、こういったとこが出たときに、町も一緒になってそういった相談に乗ってもらえたらありがたいなということもあり、お願いをしたいと思います。よろしくお願いします。次に、青少年育成事業のサンドアートフェスの開催とあります。葉山らしい海辺を使ったイベントとしては、また、子ども会の活性化を図るという意図においても有効性を認められるような、非常にすてきなイベントになるのかなとは思いますが、わかっていればですね、この開催時期あるいは場所等、ある程度わかっているものがあれば知らせていただきたいと思います。

○教育部長( 沼田茂昭君 )まだ決定ではないんですけれども、開催時期については、一応9月ごろを予定しております。場所ですけれども、今のところは一色海岸を予定しております。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。恐らくこれから詳細は詰めるというところになると思うんですけれども、予算規模を考えると、さほど大きなイベントというよりは、子供に一緒に砂浜を使ってのアートフェスをやるんだというような流れになるのかなという思いはあるんですけど、せっかくやるんであれば、茨城県のひたちなかなんかで、よく大きめのサンドアートフェスとかやってるんですけども、一人でもプロというか、ある程度大きいのをつくれる人を呼んで、実際はここまできれいなものができるとか、こういう夢のあるものができるんだよというものの中で、あとは子供たちに小さいものをつくらせるとか、何かそういうことを、ぜひ、どうせやるんだったら何かそういうことをやってもらいたいなと思ったので、ちょっとこれからだということであれば、ぜひ、検討していただければと思います。ありがとうございました。
3点目いきます。草津町との交流ですが、姉妹都市締結50周年に向けて例年の2倍近い親善交流費の予算立てがあります。2月14日の読売新聞には、葉山町が草津町との宿泊助成拡大の記事が出ており、非常に迅速な対応がよかったと思っております。こうした気遣いや思いの積み重ねで、一番息が長い支援が続くのかなと思いますので、本当に、非常によかったなと思うんですけども、次に、せっかくいい助成を組んだわけですから、それをどう町民の方に使っていただくかということが目標というか、せっかくですから、どんどんアピールしてもらいたいと思うんですけど、その辺の今後の御予定というのはありますか。

○政策財政部長( 小山誠君 )今お話ございました宿泊助成につきましては、早急にですね、広報、ホームページ、また町内回覧を通じてですね、多くの町民の方にですね、ぜひ利用していただいて、支援していただければというふうに考えているとこでございます。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。本当に、しつこいぐらい言っていかないと見落としたりとか、せっかくあるものが使われないというのはもったいないですから、大々的にアピールしてもらったりですとか、もちろん我々もフェイスブック等通じてですね、実際に行った人をシェアしてどんどん伝えていくような動きはとりたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。では、次に小学校施設管理事業の中に、高濃度PCB含有廃棄物運搬処理費とありますが、これについてお伺いします。高濃度PCBは、ポリ塩化ビフェニルという、多分、人工的につくられた化学物質だと思いますが、主に学校施設では蛍光灯の安定器に使用されているものだという文献があったんですけれども、確認ですが、それで間違いないですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )小学校施設管理事業の中の記載のことについては、蛍光灯の部分のPCBのことでございます。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。蛍光灯の安定器が、恐らく統計エリアでは廃棄期限まであと5年ぐらいで廃棄しなさいという規定が設けられたみたいで、非常にその中では迅速な対応なのかなと思いますけども、仮に、この高濃度PCBのこの安定器を全て今回は全部なくして、新しい、多分LEDであったりとか、蛍光灯に関しては全部新しいものに全部取りかえてあるというふうに認識していいですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )そのとおりでございます。今の認識で結構でございます。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。では、次の質問にまいります。子ども・子育て支援の充実の中から、まずは町長、小児医療助成を中学校3年生まで所得制限なしで拡大されたということを御決断されたということですが、実際にはことしの12月から拡大とのことです。いずれにしても、本当によかったことだと思いますし、今後、学校給食センターやクリーンセンターの解体の再整備、下水道整備、そして公共施設の大規模改修や修繕など、今までになかった大きな費用がかかる中で相当悩まれたことだと思いますが、英断だったと思います。ありがとうございます。1点、そこだけ少しお礼を言いたくて先に言いました。ありがとうございました。
この小児医療…子ども・子育ての中からもう1点、母子保健事業の新規の事業で、産後ケアというところが今回記載されておりました。この産後ケアですが、対象者期間あるいは対象者の把握はどのようにされるかというあたりをお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )産後ケアにつきましては、妊婦さんのときからですね、病院・助産院で出産を済ませた後、そのままですね、お家にそのまま直接帰ってではお一人でちょっとできないだろうというふうに判断をされた方に対して行うものでございますが、その判断の仕方については、産院・助産院と連携をとりまして判断していくところでございます。全員が全員希望するからということではなく、そういうケアをしていこうと思っています。ですので、対象の産院・助産院につきましても、その方が通っていたところというところで、それが決まったときに対象とするという形になると思います。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。あと、これ対象者の期間はどのぐらいを検討されてますか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )泊まって宿泊型でされる方と、一日一日のデイサービスみたいな形でされる方と、その方に対して、それぞれに対して考えていくところでございます。

○5番( 石岡実成君 )わかりました。すいません、お伺いしたかったのは、他自治体だと産後何カ月未満とか、その自治体によっての対象者の期間がある程度決められて例えばいるんだと思うんですが、その辺を知りたかったんですけど。

○福祉部長( 仲野美幸君 )一応、産後4カ月以内に全ての母子の訪問をさせていただきますので、その中の判断もあるかと思いますので、4カ月以内の方ということです。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。恐らく、この産後ケアを実施するに当たっては、
他自治体の例を見ながらですね、そういったデイケア及びショートステイの一日に対する金額であるとか、その辺のマニュアル化はもうされていることと思いますが、その認識で間違いないですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )そのとおりでございます。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。この事業もですね、非常に、住んでよかった葉山というポジションの中で言えば、非常に新しい新規事業としてはいいことだなと思いますので、ぜひ、利用されるほうも含めてですね、こういったケアをどんどんしていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
続きましては、基本理念2の“暮らしを守る”葉山の中から何点かお伺いします。まずは健康増進事業からお伺いしたいんですが、平成29年度の予算から「未病」という言葉が登場しまして、町長施政方針の中でも未病、特に睡眠について深く掘り下げて研究していきたいという言葉もありました。たしか、平成29年度の予算書の中にも、具体的な記載はされておりませんでしたが、実際に睡眠に関する講演会が昨年開催されまして、大反響で終わったというところが私も参加させていただきましたので、記憶に新しいところでございますが、今年度そういった意味ではですね、また何か新しい睡眠に対しての事業展開があるのかなというのを非常に楽しみに期待しておったんですが、中身を拝見する限りは、少しそういったものがちょっと見当たらなかったなと思ったんですけども、その辺はどんな流れですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )ただいまお話ししていただきましたように、睡眠の講演会を開催いたしましたところ、大変多くの方に参加していただきました。昨年は講演会をしていただいて、睡眠によって病気が防げるというようなお話をさせていただいたところなんですけれども、その中でやっぱり治療になってしまう、予防ができるのか、治療になってしまうのかというぎりぎりのラインのところで、治療になってしまうところを町が全ての方にやることもできませんし、いろいろ検討いたしまして、ことしはちょっと同じ睡眠なんですけども、また少し違った形から何か町民の方々にお話というか、情報を提供できればなというところで、一応、少しですけれども講演のお金として講師謝礼をとっているところでございます。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。確かにちょっと境目が難しいラインだと思います。ただ、私も実は無呼吸症候群の気がありましてですね、この間も先輩議員とちょっと視察行った際も、非常に、死んじゃうんじゃないかなというぐらい息が止まる先輩議員もおったりするものですから、やはり大切だなというか、大事だなというのをちょっと思いながらですね、ぜひ、そういった知識を持っていただいて、どうしたらそれを改善できるのかという部分もそうですし、あとは睡眠負債を解消するためにどうしたらいいかとか、いろんな切り口はあると思うんですけど、本当に人間3分の1は、一生のうちでね、3分の1は睡眠に携わるというか、睡眠してるんだということで言うと、本当にもっと掘り下げた流れの中でですね、いろんな角度からちょっと町もクローズアップさせてほしいなという思いがありますので、ぜひよろしくお願いします。
次にいきます。災害医療対策事業についてお伺いします。平成29年度から新規事業で医薬品医療資機材期限確認業務及び医薬品保管業務委託で18万円、医薬品医療資機材代替品廃棄品報告書作成業務委託で18万円という予算立てがありました。ことしは、平成30年度では災害時災害時用備蓄医薬品医療資機材管理業務委託で252万3,000円とあります。これ恐らく、全く別な事業だと思うので一緒にしちゃいけないとは思うんですけれども、まずはその確認をさせていただいてもよろしいですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )町民健康課のほうでですね、災害時の医療資機材を数年前に補助金などをもらいまして整理したところでございます。それがですね、ちょうど使用期限が切れる時期になりまして、いろいろ検討させていただいたところ、それを全部捨てるのではなくて、再生してというか、使えるものは使ってとか、そういうことができることがわかりまして、そこに新しく委託をさせていただくということで、それで、そういう医療資機材が、今、保健センターとかにあるんですけれども、実際、災害の時点では、やはり避難所に…すいません。医療救護所になる小学校などに置かせていただいたほうがより効果があるのではないかというところで、30年度につきましては、そういう医療資機材をきちんと再整備したものを2カ所ずつということで、30年度2カ所、31年度2カ所ということで、今回は教育委員会のほうとも連携させていただいて、医療救護所になる学校に置けるような委託をする事業でございます。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。じゃあ、関連性があるということで新規事業という流れにはならなかったという認識でいいんですよね。はい、わかりました。ありがとうござます。じゃあ、次の質問に行きます。在宅高齢者福祉サービス事業についてお伺いします。年齢70歳以上の対象者に、京急のふれあいパスの購入費の助成がことしからつけられるということで、これも高齢者に優しいすばらしい事業だとは思いますが、これ、助成額はお幾らぐらい。助成額、お幾らぐらいになりますか。
 

○福祉部長( 仲野美幸君 )既に京急さんが今、ふれあいパスを発売されておりまして、その金額が6カ月で2万600円だと承知しております。そこの2,600円分を、すいません、それを助成させていただくというところでございます。

○5番( 石岡実成君 )わかりました。そうですね、半年間で2万600円ということで、これ、ちょっと調べますと販売時期が毎年決まっているようでして、2017年は6月1日から7月31日までの2カ月間で販売をしてるというようなところだと思うんですけど、これは、ことしの販売時期とかのホームページを調べても一切それが京急の中に、京急さんの中にはなかったんですね。ただ、年間を通していつでも買えるものではないと思うんですけど、ことしはその辺の調査というか、もう調べて同じような時期に販売されるんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )同じような時期と聞いておりまして、2回分、ですから半年、半年で7月ごろに買っていただくのと12月ごろですか、もう一度買っていただく時期がございますので、1年間買われると2,600円が2回、5,200円お1人に助成できるという形で予算を計上しております。

○5番( 石岡実成君 )わかりました。ありがとうございます。助成する分には全然いい試みだとは思うんですけれども、この買える場所が、また多分、恐らく限られてきてる、逗子営業所とか、横須賀でも鎌倉でもいいと思うんですけど、なかなかお年寄りの方がわざわざそこまで買いに行かなきゃいけないということであるとか、販売期間があるということで言うと、なるべく丁寧な周知をしないと、せっかくなものが無駄になってしまうのかなと思うんですけど、その辺いかがですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )周知については丁寧にする必要があることは承知しておりますが、この制度をですね、今回計上させていただくに当たり、実数として、このふれあいパスを買っている方の中で葉山町の方が700人前後いらっしゃいまして、既にそれだけの方が利用されていて、また、高齢者計画を立てるときのアンケートの中でも、やっぱり御自分でバスに乗ってお買い物に出かけているという方が多くてですね、もう皆さんお買い求めになる場所については御存じでありますし、今後の方については丁寧に説明はしたいと思います。また、それに合わせて、まだ決めかねているけれども、運転免許証を返上してしまうと不便だなという方がですね、少しこの制度を使っていただいて、それも、じゃあちょっと車はやめてバスに乗ってみようかというようなお気持ちになって下さればという、両方の効果も少しあればという気持ちもあって検討させていただいております。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。ぜひ、そうですね、高齢者の免許証の返戻という
んですか、返すほうの代替じゃないですけども、そのときでもアピールしながら、こういった助成もありますから、ぜひ使ってくださいというのも有効だと思いますので、よろしくお願いします。じゃあ、次の質問にまいります。ゼロ・ウェイスト推進事業についてお伺いしますが、平成29年度の新規事業でミックスペーパーの回収袋を1万2,000部製作されたかと思いますが、ことしは恐らく予算を見る中では、このミックスペーパーの回収袋のチラシの部分だけの増刷というか、予算立てだと思っているんですけれども、この回収袋の利用率というか、はけぐあいと言えばいいんですかね、さばけぐあいというか、この辺のデータってわかったりしますか。

○環境部長( 伊藤義紀君 )はけぐあいの率は、ちょっと今、手元にわからないんですけれも、やはりはけるところはよくはけて、余りはけないところははけないというような状況がありますので、やはり、ちょっと私どもの周知がですね、もうちょっと違う角度で周知をするべきかな。例えば、地域にピンポイントでいろんな周知をしたりとかですね、町内会・自治会さんに御協力いただいて、そういう周知の仕方が必要かなというふうには思います。ただ、よくはけるところはですね、もう足りないから、また追加でというようなお声はよくいただいておりますので、作戦としてはまあまあ成功をおさめてるかなというふうには考えております。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。せっかくつくったので使ってもらったほうがありがたいと思いますし、自分のエリアだとなかなか余り皆さんやっぱり普通の紙袋か何かに入れて、余り見ないのかなというところもあったりします。ちなみに長柄のあたりですけども。せっかくなので、もしたくさん使えれば、また今年度の予算にも入ってきたのかなと思ったので、ぜひ、その辺の周知のほうを徹底していただければと思います。
それでは、次の質問にまいります。予防活動事業についてお伺いします。防火対象物・危険物施設等への立ち入り検査を行うというのは今年度お話にありまして、葉山町の場合はですね、恐らく危険物施設というと、例えばガソリンスタンドであるとか、それから300人以上収容できる建物、それから30人以上300未満であっても、3階以上で1カ所しか階段がない場所のことが防火対象物の対象になるんだというところだと思うんですけども、実際に、この普通に考えると、例えばじゃあ集合住宅の、ちょっと大きめの集合住宅であるとか、そういったところが容易に想像できるんですけれども、これは逆に言えば対象側の地権者というか、その方たちからこういった点検制度に基づいてしっかりと検査を受けますというか、受けてない、逆に、建物があったりする可能性があるので立ち入り検査を行うという感覚でいいんですか。

○消防長( 福本昌己君 )今の質問に関する回答としては、そのとおりでございます。そのとおりです。

○5番( 石岡実成君 )としますと、本来はそれをしっかりしなきゃいけないのにやってないところがあるので、それを把握するために検査をこちらのほうからしていって、今度はそれを、予防情報管理システムを導入して、一括でそういったものを管理するために、そのシステムも導入するという流れでいいですか。一応、確認でいいですか。そうしますと、多分これ、恐らく検査義務を怠ってるところに罰則規定もあると思うんですけども、そこに抵触するというか、そういったところで何度か指導受けていても、そういうのをしっかりやらないというような、逆に、地権者の方っていらっしゃるんですか。

○消防長( 福本昌己君 )いわゆる防火対象物という言葉があるんですけども、一般的には個人住居の以外、建物、これ全て防火対象物になります。その中でもですね、議員おっしゃいます法的なですね、消防法とかいろんな法律があるんですけども、それに抵触する、しないというのは細かく規定がございまして、これは、建物の用途あるいは規模ですね、何に使用できるか、そういったことでことごとく細かく決めております。その防火対象物を使用するときには、必ず消防法から防火対象物使用届というものをうちのほうが受け取って、これがですね、受理、そして許可を得ないとですね、営業とかそういったことはできない仕組みになっております。その中でも、議員おっしゃいますとおり再三ですね、付近の方からとか、あそこちょっと消防の検査とか受けてないんじゃないのというようなことがですね、うちのほうでもですね、把握することもあります。そういった場合はですね、うちのほうでしっかりとした、そういった法的なですね、申請とか、そういったものは済んでますかとか、うちのほうも調べてですね、それに伴って当該防火対象物に執行することはございますが、基本的にはですね、消防法あるいは建築建てるときには建築基準法、そういったものがございますので、そういったものにうちのほうが法律に従って受理をして、それで許可を与えて、それで消防に関して言えば、議員おっしゃいますように消防設備の点検とか避難訓練をやっているかとか、そういったことをしっかりやってるかというのをシステムに入力をしながら運営をし
ております。
○5番( 石岡実成君 )わかりました。ちなみに確認ですけども、より、そういったシステム化を
して一元化することが、これからのメリットになるということは十分理解できるんですけど、今現在も、そういったところできちんと検査の届けを出して、きちんとやってるかやらないかというところの情報は把握は当然してるということでいいですよね。大丈夫ですよね。わかりました。ありがとうございます。
では、次の質問にまいります。下水道整備推進事業についての中にですね、官民連携手法の導入(下山口地区)というのが記載されておりましたが、これは、京急不動産のマンションに伴った事業展開というか、その中で、今回、官民連携手法の導入というふうになったということで、認識でよろしいですか。

○環境部長( 伊藤義紀君 )そうではありませんで、下山口エリア全体を、例えば通常の年度ごとに区切った設計、それから施工とするよりも、下山口エリアを一体的に、例えば土地、土地の高低差があったりとかですね、そうすると、例えばジョイントでつなげるように新たにまたそこの設計をし直すというよりも、一体的に全て高低差をずっと下山口エリアをですね、それを設計をして、しかも一括して、例えば施工することにデザイン・アンド・ビルドという形でやることによって、例えば入札ですとか契約の工事を施工していく上での閑散期、それを設けることなくですね、一連的にその工事をするようなやり方ですね。そういう民間の活力を導入してやる可能性の調査というのをやって、その場合に、例えば工期ですとか経費の削減がどれだけできるか、そういう一体的整備の取り組みというふうに認識していただければと思います。

○5番( 石岡実成君 )わかりました。ありがとうございます。
次の質問に行きます。消防団の活動事業について確認をさせていただきます。予算案の概要には、消防団新型活動服制服の購入とあります。予算書の付属説明書には、新規事業としての記載がなく、恐らく付属説明書の団活動装備品の購入というところの中に…の数字の中にこれが入ってるということで理解すればいいのかというのをちょっとお伺いしたくて聞いたんですが、いかがでしょうか。

○消防長( 福本昌己君 )私、団のですね、新しい準則に基づいた消防団の活動服というのを、新たに購入したいという希望は聞いておりますが、その中で申しわけない、具体的にですね、今ある活動服がどのぐらい老朽化というか傷んでるのか、そして、新規が何着要望したのかというのが、その数字までちょっと今、把握しておりませんので、またこの時間内にですね、回答ができればですね、それを回答したいと思っております。

○5番( 石岡実成君 )わかりました。この予算概要の中に記されていたものなので、もしも、後ほどでいいですから、わかれば教えていただければと思います。よろしくお願いします。次に、同じく消防のところで、今回、消防用の水利費のところでですね、消火栓の木枠の塗装をしていただけるということで、去年、一般質問の場でもこのお願いをしまして、ことし早々にですね、こういった作業をしていただけるということで非常にありがたいと思っております。1点確認というか、去年、同じその質問をしたときにですね、消火栓の場所を記したマップがあるんですけど、各分団に配られてるものがあるんですが、非常にそれが古くなっていて、実際の場所と紙とのちょっとマップの中にちょっと乖離があると言うとちょっと大げさなんですけど、少しポイントがちょっとずれたりしてるものがあるので、より正確なものをなるべく早めにつくっていただきたいというお願いをさせていただいたと思うんですが、その作業状況を少し確認したくて、お願います。

○消防長( 福本昌己君 )議員おっしゃいますように、町内のですね、その質問のすぐですね、我々木枠のですね、調査を全町内の消火栓の枠があるところ全てにですね、個数の調査をさせていただきました。おっしゃいますとおり、自分もある程度は把握していたんですがですね、パーセンテージ的にもですね、相当な数がですね、やはりもうほとんど木枠の黄色の色がですね、残っていなかった状況で、近隣のですね、横須賀市さんなんかにも、いろいろ情報提供いただいたんですが、そういった専門にやる業者もあるよとか、そういった情報を得ながらですね、今回の予算計上をさせていただきました。質問のですね、要旨なんですけども、この横須賀のですね、指令センターに我々が何ていうんですか、一緒に共同を始めたときからですね、センターの中ではグーグルのですね、マップで確かにですね、議員おっしゃいますとおり消火栓の位置もですね、含めて情報提供をさせてもらうという、特に消防団員の方が、また、全員にですね、火災があった場合はそれも含めてですね、状況提供という、グーグルの地図の提供等を含めてですね、させてもらっております。確かにですね、グーグルの地図提供でございますと、誤差というのが、自分も確認したんですけども、あるということで、現状はですね、各詰所にですね、すごく詳細な、これは本当にアナログなんですけども、明細地図等を含めて消火栓台帳みたいなものは配ってあるということを担当から聞いております。
その中で、今回こういった時代なので、各端末等も含めてですね、スマホにですね、もう少し正確な情報というものをですね、消火栓に関してはですね、求められているのでですね、それができるのであればそのようにしていただきたいというような要望は、センターのほうにも通じてですね、我々はしております。ただし、ここはちょっと余談にはなるんですけども、すいません、当然町とですね、消火栓、これ、各家庭の台所についてる重要なですね、水源でございます。消火栓といえどもですね、ちょっと使ってしまうとですね、各家庭の台所の水が濁るという現象がすごくあって、県水さんからは、この消火栓に関してはですね、慎重に扱えということを言われておりますので、そういったことも含めてですね、また、消防団が消火栓を扱うこととですね、神奈川県水の関係性についてもですね、またこれからも検討いたしまして、充実したですね、消火栓の活用ができるような形で、うちのほうもですね、再度見直しというのを図っておりますので、その中で、またシステムのそういったですね、現代のスマホを使った、そういったメールで流せないかということも含めてですね、検討はさせてもらっている最中でございます。

○5番( 石岡実成君 )わかりました。私のほうも、また分団のほうに戻ってですね、いろいろマップのほうの確認はさせていただきます。しつこいようですけども、グーグル地図のような住宅地図のようなところに、しっかりとした場所で落とし込んでる部分と、それから、やはりただざっと見て1枚ぐらいの大きな紙の中に全て把握できるようなものも、やはりあったほうがですね、いざというときの有事の際に非常に役立つということがありますので、その辺も含めて、システム化も含めて、どんどん更新していっていただければと思いますので、よろしくお願いします。それでは、次の質問に移りますが、次からは、町長の施政方針のほうから何点かお話をさせてください。いよいよ、大規模事業にかかわる財政推計が出されまして、葉山町の財政状況も大きな変動期を迎えることになります。そういった中では、プライマリーバランスが一時でも赤字に転じることもあるのかなという部分もありますが、今後は、より一層シビアな数字と向き合いながらですね、行政運営をしていかなければならないと思いますが、一方で、住んでよかった町にするためにも行政サービスを低下させないこと、それから公共の福祉を向上しなきゃいけないということも同時に必要になると思います。そういった中で、今まで以上にですね、町長自身が強いリーダーシップを取りながらですね、町を運営していかなきゃいけないということがあると思いますが、意気込みはどの程度、町長ございますか。

○町長( 山梨崇仁君 )プライマリーバランスにつきましてもですね、借金を減らしていくこと、借金は投資という言葉にも置きかえられますけども、そこの裏腹で借金をしているようでは、こ未来への負担に変わりはありませんので、そういった気持ちからプライマリーバランスを保っていきたいということは、これは私が就任した当初から申し上げてきたことで、それは一切今でも変わることはありません。ただ、今回皆様にもですね、議員懇談会の場等で、それは崩してしまわなければいけない可能性もあるということも言及いたしましたけども、財政課を初めですね、各事業課のほうの精査が、いろんなあらゆる方面から事業を検討してくださった結果ですね、とりあえず今の計画の中ではおさまるということが出ておりますので、本当にたくさんの方々の御努力のおかげでこういった形ができていることについては、ほっとはしていますけども、引き続き初心を忘れず頑張っていきたいと思っております。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。ぜひですね、力強く進めていってもらいたいと切に願いますが、葉山の魅力を高める実行委員会のほうから、山を活用した構想が具体的な整備にかかるというのを施政方針の中に記されておりましたけども、この具体的な整備にかかるという部分であると、まだまだ議会に対しては全くもってその辺の報告というか、連絡というんでしょうかね、その辺のまだお話を伺ってないところだと思いますけども、この具体的に動くという部分も含めて、いつごろその辺の内容をお示しというかお知らせいただけるかというのはわかりますか。

○政策財政部長( 小山誠君 )ちょっと、今、御指摘いただいた部分でございますけれども、十分な、こちらが周知というか、議員の皆様方にですね、御説明してなくて大変申しわけないというふうに反省しているところでございます。実際、もう実行委員会のほうでは、魅力を高めるということで、先般、料理教室のほうもですね、しおさい公園の潮見亭のほうでですね、実施してございます。また、里山の再整備ということで、こちらのほうもですね、商工会の青年部並びに地元町内会の方々の御協力いただく中でですね、多少なりとも今、整備を図りつつあるとこでございまして、それが引き続き次年度以降も行っていくというような形になろうかと思います。また、当然、自然環境のですね、そういった整備ということも含めてですね、今、計画立てをして今後取り組んでいくということで今、進んでいるところでございますので、また詳細の内容をですね、機会をいただいて御説明するようなことを考えていきたいというふうに思っております。大変申しわけございません。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。具体的に、大体いつぐらいにその辺がお知らせいただけるかという、時期的なものはありませんか。

○政策財政部長( 小山誠君 )もし、できればこの議会中にですね、どこかでちょっとお時間をいただいて調整を図らさせていただく中で、これまでの進捗状況並びに今後のですね、活動内容についてもですね、御説明をさせていただく機会をいただければというふうに思います。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。よろしくお願いします。
次の質問にまいります。高質な民泊についての部分で、町長自身が今回言及されておりますけども、これができれば、非常に東京オリンピック2020に向けてもですね、非常に町自体も観光振興においても機運が高まっていくことと思っておりますが、この民泊事業者の把握であるとか、あるいは宿泊事業者との協議の場を具体的な部分に関してですね、具体的な、今、町長自身が思っている構想みたいなものというのはありますか。

○町長( 山梨崇仁君 )民泊についてですね、改めて少し整理してお話しさせていただきたいんですが、御存じのとおり、我々町村、市であってもですね、保健所を設置していない市町村においては、民泊に関する規制等が行えないのが現状にあります。ですから事実上、神奈川県の規制及び推進に関する流れに、我々は帯同せざるを得ないという現状があります。ですので、今、横浜市さんであったりとか、東京の特別区においてですね、独自の規制をというふうにいろいろと報道されておりますけども、なかなか町村部ではそういった声が上げられない現状に向き合わなければいけないとあります。しかし、一方で葉山町の場合は、この住環境をですね、大変穏やかな住環境を守っていくということもとても大事なことである中で、民泊と向き合わなければいけないというふうに考えている強い意志もありまして、県には再三お願いをしたりとかですね、県の動向について情報収集をしてまいったんですけれども、現状では箱根の一部のみという情報が入っているまででありまして、民泊に関して神奈川県は特に規制を行う方向はないという認識があります。
そうであればというところで知恵を絞った暁がですね、こういった書き方でありまして、民泊を
推進ということではありませんが、来るものであればですね、我々がしっかり関与をしてお願いをすることは必要ではないかというふうに考えておりまして、イメージの一つですけれども、まるで条例のあり方は違いますけども、例えば、まちづくり条例等につきましては、実際は神奈川県知事許可のもと葉山町独自に町のあり方について条例を制定しています。あそこまで大きなものとはなりませんけども、まずは管理事業者、それから民泊を実際に実行する宿泊事業者等の皆様にお集まりする機会をいただければ、例えば、夏の海の家の業者さんに集まっていただいてる会議のようなものを持ったりとかですね、独自の自主の中での規制といいますか、こうありたいという意思を伝えていくことができるんではないかというふうに、今は考えております。ただ、これも非常に権限がない中でですね、町の気持ちを出していくものでありますから、どこまで現実味があるか、正直言ってわからないところはありますけども、ただこういった取り組みを進めなければいけないという危機感を持ってございますので、まずはトライ・アンド・エラーはあるかもしれませんけども、取り組んでいきたいというふうに思っています。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございます。前々からですね、町が空き家のほうも調査、数百万かけて調査もして、ある程度数字的なものも出して、再三、今までも空き家もうまいぐあいにこういった民泊も含めて有効活用できたらいいねというお話は何度かさせていただいたことがあるかと思います。実際問題としては非常にハードルが高いということで、なかなかそこにも結びつかないということも再三言われてきてる部分であるかと思いますが、やはり、今みたいなこういった、この過渡期というか、ちょうど今こういうタイミングでですね、少しそういったいろんな空き家の中で言えば、有効活用できるところも当然あるかと思いますので、せっかく、今もって空き家対策に対しても多少の予算づけをしながら、意見交換はしてる部分があると思いますので、ぜひそういったところも踏まえてですね、同時にこのオリンピックに向けて、少しでも、1件でも2件でもいいのでそういったところがやれるような民泊がまたできればうれしいなと思いますし、そういったところに取り組んでいっていただきたいということをお願いしておきます。
では、最後の質問というか、質問になりますが、町長の最後の施政方針の中に「静かな改革」という言葉がありまして、町長、これに対しては葉山らしい静かな改革というふうに記載されていたかと思います。確かに、きれいなのかなと思いますけども、一方で、やはり毎回、もうちょっと若さゆえのパワーがあっていいんじゃないかとか、もっとがんがんやってよというようなお話も多々聞かれることと思いますが、そういう中で、あえて…あえてのこの「静かな改革」というふうな言い方をされたのかなと思いますが、せっかくですから、我々議員も残りラスト1年、恐らくというか、町長もその後、また任期的にはあと1年だと思いますので、ぜひですね、最後の1年は静かなというよりもうるさいぐらいというか、がんがんがんがん攻めていってもらいたいなという、個人的なこれはお願いなんですけども、思いもあったりするんですが、そういったところはいかがですか。

○町長( 山梨崇仁君 )確かに、よくですね、若いんだからというお言葉をいただく機会がありま
して、石岡議員がおっしゃってることがもしかしたらそういう言葉なのかと思うとですね、どういった方法があるんだろうというふうに考えてきたことは確かであります。しかし、私自身がですね、余りとがっていくというよりも、皆さんの意見を伺う中でですね、それでもここだというところにぐりぐりっと力を入れていくような考え方をしているもので、なかなか目立つといいますか、派手な動きはできないというのが感じてきました。自分自身も実際に、葉山の町の先ほど住環境の話をしましたけども、大きな、例えば何かの危機感をあおったりとかですね、ドラスティックな改革をして町の方向性を変えていくことの意義も見出せませんし、葉山の方々はむしろ静かに町政に預けておけるという安心感を求めているんじゃないかというふうに、自分の都合のいいのかもしれませんけども、むしろこれでいいんじゃないかというふうに思ってですね、これまで来ましたので、できることであるならば、私の町政においてはですね、なるべく皆様に心配をさせないように着実にしていきたいというふうには思っているところにあります。議員の皆様がたくさん心配してくださってるのかもしれませんけども、なるべく御心配かけないつもりで自分は働いているつもりでありますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。

○5番( 石岡実成君 )ありがとうございました。まだまだちょっと聞き足りない部分もありますけども、この後は予算特別委員会のほうで改めて細かい部分、お話をまた伺わさせていただければと思いますので、これで私の総括質問を終わります。ありがとうございました。
 

○議長( 伊東圭介君 )福本消防長から発言を求められておりますので、お願いいたします。

○消防長( 福本昌己君 )すいません。お時間いただきましてありがとうございます。今、議員のほうからもですね、細かいことは予算特別委員会ということでうちのほうもお示しできるんですけども、とりあえずですね、新たなですね、活動服の内容については、平成30年度にですね、63着を要求させていただいております。これは計画でですね、次年度31年70、32年度で65ということで、この合計が198になるという、そういった計画で進めたいなと考えております。もう1点の制服の件はですね、10着要求させていただいております。この制服の件もですね、いわゆる役職付の消防団員の方に制服を着ていただくというような計画で進めております。いずれにいたしましても、細かい内容についてはですね、また予算特別委員会で報告をさせていただきますので、ぜひ質問していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。どうもありがとうございます。

○議長( 伊東圭介君 )消防長、その資料については予算委員会に提出ということでよろしいですか。

○消防長( 福本昌己君 )資料についてはですね、もし事前にこういったものが欲しいということがうちで把握できましたら、それを事前に用意をさせていただきます。そういった形で挑みたいと思いますので、その内容がもしこの場でわかりましたら、どういったものかというのをですね…。

○議長( 伊東圭介君 )というか、今言われた数字についての部分について。

○消防長( 福本昌己君 )その内容だけでいいですか。わかりました。今の内容でいいんですね。では、それを当日に用意させていただきます。

○議長( 伊東圭介君 )よろしいでしょうか、石岡議員。それでは、これにて5番 石岡実成議員の総括質問を終わります。第3番、10番 待寺真司議員の総括質問を通告に従い一問一答式により行います。待寺真司議員、質問者席にお着き願います。

○10番( 待寺真司君 )10番 待寺真司です。ただいま議長のお許しを得ましたので、平成30年度当初予算に対する総括質問を行わせていただきます。
まず、質問に入る前にですね、実は大変悲しい出来事がございまして、土曜日にお通夜、そして日曜日には葬儀が行われました。町内の運送会社の社長さん、まだ商工会青年部の現役のメンバーである社長が逝去されるという、大変悲しい訃報に接しまして、私自身はお通夜のほうには参列をさせていただいたわけでございますけれども、まだまだこれからで、お子様もまだ中学生というふうに伺っている、萩原運送の社長でございます。まだ青年部の現役メンバーです。40代前半。かねてから闘病されてたということなんですが、私はちょっともうOBなもので、そのような情報が入ってなかったんですが、現役のメンバーは病状等は知ってたということでございますけれども、残念ながら闘病生活のかいもなくですね、天に召されてしまいました。ここに改めまして、故人の御冥福をお祈りしたいと思います。そしてまた、一日も早くこの深い悲しみから、御遺族、御家族、立ち直っていただきまして、また、大変大きな運送会社でありまして、従業員の皆様のこれからの生活や仕事などもあろうかと思いますので、社業が再び、以前若社長が牽引していたごとくですね、立ち直っていただくことを、心よりお祈りをする日々でございます。私自身もふるさと広場をやったときに、萩原運送さんのトレーラーがトレーラーステージとして大変安くですね、貸していただいて、社長みずからがトラックに乗って、朝、届けてくれた。恐らく商工会がやってる南郷公園でのイベントでも、同じようなトラックステージを使ってたと思います。大変、町民としてお世話になった方が若くして亡くなられたことに、本当に心を痛めておりますけれども、やはりそういった方々が葉山のまちづくりのために頑張った、青年部で頑張ってきた、そういったものも我々は無駄にせずにですね、後世につないでいかなきゃいけないというふうに思いますので、きょうはちょっと最後のほうに、超長期総合計画というのもつくらせていただきましたけれども、将来にわたってこの葉山の町をみんなで守っていくんだという気持ちの中で、きょうは質問を進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
それでは最初に、最初にいきなり下水道事業ということで、通常であるとパターンが一般会計から入るのが普通なんですけれども、今回の下水道事業が非常に、公営企業会計導入ということで、大変ちょっと複雑というか、最初理解するのに時間がかかるなと思いますので、ちょっとその辺を予算審査の前にですね、幾つか総括的に伺ってまいりたいと思います。
まず、今回この、この間御説明いただいた下水道事業会計の予算書、お手元にございますでしょうか。これの平成30年度当初予算予定開始貸借対照表というのが18ページに記載をされてますが、ここでいわゆるこれまでスタートしてから、非常に多くの施設をつくり、また管渠整備をしてきたということで、それが資産として計上されるという、新たな今度企業会計になりましたので、資産については有形・固形…あ、有形・固形じゃない。有形・無形合わせてですね、固定資産が215億という大きな数字となっております。これちょっと確認なんですけれども、今までこの平成30年の3月31日ですね、平成、要するに29年度の予算の末には、総事業費というのは幾らになっていますでしょうか。

○環境部長( 伊藤義紀君 )下水道の布設と、それから例えば施設ですね、浄化センター、中継ポンプ場、平成4年から着手しておりまして、350億ということでした。

○10番( 待寺真司君 )そうすると、6割近くが資産として計上されてるというような計算になろうかと思いますけれども、当初より非常に莫大な費用がかかって大変だというような中で事業、よく議会の中でも議論がありましたけれども、実際は6割の資産が残ってるというような形でですね、やはりこれが企業会計の見方だろうというふうに思います。ただ単純にお金がどぶに投げ捨てられるわけではなくて、要するにプールされていくということで、これはまた後年度どんどん償却していく。また新たに新設すれば、ここにその費用がのっかってくるというような形で、非常にこの大きな大きな公共下水道の事業が、数字、金額上から見やすくなったというふうに私自身は考えます。それで、幾つかですね、やはりここの部分で非常にちょっと難しい言葉というかですね、大変わかりにくいものもありますし、今度の予算委員会の中ではさらにこの、この間説明会でもありましたように、この数字が何の根拠に基づいてここに計上されてるのかというのは、ぜひ詳しくですね、担当課から御説明をいただきたいなというふうに思います。
それで、幾つかその言葉として、ちょっと伺いたいことが、他会計補助金とか他会計出資金というような言葉が出てきて、この他会計補助金というのが、いわゆる昔で言う一般会計からの繰入金というふうな認識なんですが、それも説明では3条と4条とあってということで、非常に複雑なんですが、この他会計補助金あるいは他会計出資金、このちょっと言葉の定義、あるいは意味を、ちょっとわかりやすく、総括なんですけれども、ちょっと御説明いただくと少しわかり…理解がしやすいのかなと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

○環境部長( 伊藤義紀君 )他会計からの補助金、いわゆるその、従前御説明させていただいた3条予算ですね。収益的収支ですね。こちらのほうについては、旧下水道総務費とか、あと利子償還にかかるものが3条予算というふうに呼びます。これには、例えばその収入は下水道の使用料ですとか手数料、支出としては、例えば利子の償還ですとか光熱水費、それから公営企業会計になりますと、減価償却費もこの中に含まれてます。それから、他会計出資金のほうにつきましては4条予算、こちらのほうについては資本的収支という形で、旧で言いますと下水道の整備事業、それから元金償還分ということで、こちらのほうについては4条の予算というふうに分けております。

○10番( 待寺真司君 )ぜひそういった部分についても詳しく解説書みたいのを、この間もいただいてるんですよね、これで勉強させていただいたんですけれども、さらにいろいろな公営企業会計の本なんかを読みますと、もっと何か複雑な感じもしますし、特に、恐らく固定資産だけで1,000以上の一つずつの減価償却をはじかなきゃいけないぐらいになってるかと思いますけれども、非常に複雑でもありますので、その辺詳しくその解説書的なものを御提示いただきながら、予算の説明をいただけると助かりますので、お願いをいたします。
それで、いわゆるその公営企業に移行したことによって、こんなものが財政状況のキャッシュフローであったり、いろいろなものが見えてくるということでございますけれども、今回その移行したことによって、町としてはどのような効果を期待しての移行となっておりますでしょうか。その効果について幾つか、もしありましたら教えていただければと思います。

○環境部長( 伊藤義紀君 )下水道事業はですね、未来永劫続いていく、人々がその生活を営む上で必ず必要だというふうに認識してございます。その中で、やはり経費が行政規模に比してかなり大きい経費を必要としますので、こちらについては、例えばこの今回の減価償却ですね、例えば施設を建設したときに、一時的に大きな負担がかかりますけれども、一般的にコンクリート構造物だと50年、その施設は使えるというような形で50に割り振って、将来にわたってその維持管理をしていくというような状況になると思います。これについては、今年度初年度なので、損益計算書ございませんけれども、貸借対照表、それからお手元のキャッシュフローによってですね、財務諸表を作成して公表することで、今のその町役場の下水道事業の運営状況がどういう状況かということがですね、非常にわかりやすくなるのかなと。まだ私どもも含めて見なれない字句が多かったりですね、帳票類もどこに目をやったらいいのかというのが、戸惑いながらやっておりますけれども、1年度終えて2年度、次年度に入りますと、当然前年度の分も含めて経営状況がどういうふうに推移したのかということがわかってくると思いますので、それが非常にわかりやすくなることと、それから将来にわたって管渠も含めてですね、きちっと耐用年数を注視しながら、新しい布設を入れかえをしなければいけない時期が、どの時期にどの箇所が到来するのかということを細かく把握するためにわかりやすくなったというふうに考えております。

○10番( 待寺真司君 )わかりました。非常に経営状況の判断をするには、大変重要な数字がこの中に盛り込まれて、そこからキャッシュフローがどのようになってるとか、投資活動がどうなっている、財務活動がどうなっているというような、この間も説明を受けて若干理解できたような理解できないような部分もあるんですけれども、町長は今回こういった形で公営企業会計に入って、恐らく職員からもレクチャーを受けて、この財務諸表類の見方なども詳しく勉強されてると思いますけれども、端的に言って今の葉山町の公共下水道事業、町長としてはどのようにこの財務諸表から捉えてて、そして今後はもう既に10年で概成ということで、また下山口地区のところではPPPによって集中的にやっていくという方針はもう出てます。ですから、方針は出てますけれども、現況この段階を見て、下水道事業が町にとってどのような位置づけとなってるというふうに、町長としてはお考えになっていますでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )まず一言で総じて、やはり大きな大きな、これまでの投資がですね、こうして数字として積み重ねられたものがはっきり見えるというのは、非常にわかりやすくなるなという印象を持ってございますし、同時にちょっと感情的ですけども、これほど大きな事業をやってきたんだという、何かこう胸を張る部分ありつつですね、もう少しうまい方法はなかったのかなというふうに一つ疑問としては持ちますが、今となってしまっては検証もできない中ですので、私としましては先ほど待寺議員がおっしゃったように、今後のアクションプランの確実な推進を図ることで、都市計画税域、市街化区域におかれましては、必ず下水道サービスを展開すること。また、それに際しても官民連携の手法だったりとか、クイックプロジェクトも今回導入していますので、いろんな手法をもってですね、コストを軽減させながらこの事業を完遂することと同時に維持を図っていくこと、何をおいても完成させなければという気持ちにございます。

○10番( 待寺真司君 )わかりました。完成させるという意気込みを伺えたので、もうそれはぜひ進めていただきたい。一日も早く行えることで河川の浄化が図られるということで、河川が浄化されることによって、当然それがつながっている葉山の海岸がより安全できれいな海岸になるというふうにつながってまいりますので、続けていっていただきたいと思いますが。ただ1点、どうしても残念なのが、下山口のその市街化区域を行くときに、下山川の河川沿いに、いわゆる河川沿いに配管を落としてやるという、河川流下方式というのを全国の自治体では取り組んでいるところもあります。ただ、調べたところ、それは町とか市が管理している河川では行えるけれども、県・国が管理している一級あるいは二級河川ではできないという、何か壁があるということなんですが、その壁に縛られてたら、何か無駄な投資をしてしまうんじゃないかなというのもあるので、その辺事あるごとにですね、今もう既にプランができ上がってる段階で、ちょっと遅きに失しましたけれども、何かそういった形でもう一つ考えられたのかなというのが、私自身もちょっと残念だなというふうに反省をしているところでございます。
それで、下水道事業についてはそういった形で進められるということでございますので、ぜひとも下水道課中心にしっかりと下山口地区は早く完成するように頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。それでは、続きまして2項目目のほうに移らせていただきますが、平成30年度特別会計歳入歳出予算についてということで、2点挙げさせていただきました。1つは、国民健康保険事業の都道府県化による影響でございますけれども、今の議案も出ておりまして、これが教育民生常任委員会で付託されて審査されるわけですが、その前に予算審査なんですよね。ですから、その予算審査の段階で、いわゆるその条例改正についてもかなり詳しく委員の皆さんにはいただかないと、予算の賛同する、しないのところにかかわってこようかと思いますので、その辺はぜひ、もう議案審査並みに予算審査のときに、ぜひ説明をしていただきたいと思います。
1点確認したいんですけれども、今回の条例改正においてどのような世帯構成で、年収で言うと大体どのくらいのレベルの方が最も強く影響を受けてしまうという、そういったつかみ方というのはされてますでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )その細かい数字につきましては、資料として提供できるように準備はしてあるんですが、申しわけございません、きょうは持っていなくてですね、全体的に見ますこの広域化による影響ということで、葉山町として今感じているところはですね、国が…県がですね、1月5日付で30年度の保険事業費納付金及び標準保険料率ということを算定して結果がまいりました。その結果、葉山町を計算したところですね、大きな変動があるところでは、緩和の措置をしなければならないというところなんですが、そこには値しない程度ということでの結果になりました。また、御承知のように、示された標準の保険料率につきましても、最終的には町の裁量でということになっておりますので、昨年度に引き続き保険料につきましては、町民の方に大きな影響がないような形で調整をしていこうということで、今は計上しているところでございます。

○10番( 待寺真司君 )先般の議案説明会の中で資料請求あったものをつくっていただいているということで、それはじゃあまた予算委員会の中で具体的に数字と、ただいま質問もお答えいただければというふうに思います。
最後もこの問題も総括なので1点だけなんですけども、いわゆるその支払い方法は、これまでどおり6月開始の10カ月分割払いというような形で、その支払い方法、納付方法については変更がないということでよろしいですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )都道府県化になりましても、町の行う事業の中では保険料を徴収することになっておりまして、そこの部分には変わりなく、昨年度と同じように6月から10回ということでお願いすることになっております。

○10番( 待寺真司君 )はい、わかりました。ちょっと国保から話が飛んでしまうんですが、ちょっと医療費ということで勘弁してほしいんですが、小児医療費の12月改正になりますけれども、それは今度そのいわゆる県の、市町村の情報システムがTKCに変わるということに伴ってそういうような形になるんですが、この国保に関してもTKCのシステムで、何か変更が起きるというようなことはあるんでしょうか。これ、システム自体が違った。

○福祉部長( 仲野美幸君 )今のところないと認識しております。

○10番( 待寺真司君 )わかりました。じゃあ、これまでどおりのその納付書のスタイルで、町民の皆さんは納付できるというような形で、はい、承知いたしました。
それでは次にですね、介護事業保険のほうなんですけれども、介護事業については国のほうがいろいろな制度改正を通してくる中で、今まさにその地域の力に頼る介護になってきてます。これまでも各議員さんがいろいろと質問されてますけれども、やはり地域の皆さんはプロではないですよね、介護の。プロではないので、やはりそこのところはしっかりと行政がサポートしていただかなければ、ただやみくもにサロンをやればね、いいとかという問題では私はないと思ってます。ですから、その辺の体制づくりということで、今回新規事業で、地域包括支援センターの1カ所増設、これ大変すばらしいことだと思うんですが、いわゆるここに、もう予算が3,500万円近くついてるということは、当然あれですよね、その設置場所ぐらいのめどがついての上程でよろしいですよね。
今の段階で言えるのか言えないのかわかんないですけれども、予算審査前だからだめですというんだったら、それはそれで結構ですけれども、そういったあらかたのがないと3,500万円という数字ははじき出せないというふうに思いますので、教えられる範囲で結構です、総括質問ですから。その辺はいかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )包括支援センター2カ所にするというところにおきましては、対象者
数が、前々から御指摘いただいてたんですけども、6,000人を超える場合には2カ所以上が適しているというようなお話もありまして、それでも葉山町、今まで1カ所でですね、人数をふやしたりいろいろしたところでございます。また、今回7期の計画を立てるに当たりまして、これからの高齢者の人数をいろいろお話し…計算しましたところですね、やはり地域でちょうど木古庭・上山・下山・一色までと、堀内・長柄地域、2つがちょうど人口的にも等しいところになるかということで、2つにふやそうと。2つにふやして、対象者を、1つの事業所が抱える対象者を減らして、深くかかわっていけるような相談をしているとか、支援がしていけるようにというところでございます。場所につきましては、公募という形で、公募するという形で考えておりますので、今のところどこということは決めておりませんし、また4月の広報でちょっと、介護保険の7期の新しい説明も含めながら載せていただくということも決まっておりまして、その辺も4月になってからということで、予算をお認めいただいて公募したいと考えております。

○10番( 待寺真司君 )じゃあ確認なんですけれども、いわゆるこの地域包括支援センターの運営の仕方というのは、公設民営の方式をとるということでよろしいですか。それとも、設も民設で、民営で、町としては補助金だけの金額になってるということ、どちらでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )民設民営というか補助…委託させていただくという形で、(「委託費」の声あり)はい。で、公募させていただく。

○10番( 待寺真司君 )ぜひ予算委員会の中で、この詳しい積算根拠をしっかりと示して審議をしていただくように、審査をしていただくようにお願いをいたします。
ただ、そうすると、いわゆる堀内・長柄地区というのは、今の社協の、いわゆる福祉文化会館の奥のところを、奥…奥というか入ったところの、ところを使うということでいくということですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )現状のところは1カ所は現状のところ、1カ所また新たに公募ということです。

○10番( 待寺真司君 )議会から指摘が出てますように、非常にわかりにくくて行きづらい、駐
車場がね、役場のも使えますのでね、そこから歩く、大して距離はなく行けますので、そういっ
面では便利なんですけれども、やはりちょっと奥まってしまってわかりにくいというところもあり
ますので、まあまたこれはその先のところで検討をしていく、大きな変換があるときに、福祉文化会館がいつまでもつかわかりませんので、そういったときにはきっと大きく変えていただけるんだろうなと思いながら、じゃあその1カ所はこのままいくということで、これは理解をいたします。
それで介護保険料の件なんですが、これもまた議案としてまだ教育民生常任委員会に付託されてますので、具体的な審査はないんですが、内容を見ると、介護保険料は次期が、これが葉山町は同額でできるということで、恐らくほとんどの自治体がプラスの改定になろうかと思うんですけれども、葉山は頑張って…頑張ってるというか、介護保険を多く取り過ぎてるのかなと思うぐらいに、まだ潤沢に、計算をしましたらまだ2億円ぐらいの基金が、平成30年度の当初予算で繰り入れをしても残るような計算の、これは非常にいい運営ですよね。単独会計であればそのぐらいないと、何か不足があったときにそれぐらいの基金というのは大事ですけれども。ただ、これが欠損しちゃいけないとかという部分じゃない分、一般会計からの繰り入れもできる部分ですよね、介護保険。であるならば、それだけの基金があるならば、思い切って町長、もしかして介護保険料次期改定、マイナス改定したら有名になりますよ。いや、絶対そうですよね。2億あるんですよ、基金が。1億使って1億残しましょうよ。そうしたら幾ら下げられるかというのは、ちょっと計算してみていただければなと思います。これは予算委員会の中で誰かに聞いていただいて、答えていただきたいんですけれども、私はそのぐらいね、したらですね、いや、すごい町だなって。元気なんですよね、葉山のね、高齢の方。もうみんなね、ウォーキングしてるしね、いろんな趣味の会やってね、やっぱりそれが理想のあり方じゃないですか。我々この間佐久市に行ってきました。私もぴんころ地蔵の頭、祈りながらなでてきましたけれども、やっぱりね、そういった自治体をつくっていくにおいては、健康だ、インセンティブってよく言ってるじゃないですか。それこそ介護保険使わないインセンティブは、介護保険料下げることですよ。それ以上のインセンティブ、僕はないと思いますよ。
もちろん、例えば歩行プールとかね、つくってくれるんだったらそれはいいですけれども、どうもそういう施設にも積極的じゃないし。ですから、そういった、やるんだったら介護保険料下げたら、私、今度の次期改定で、日本、有名になりますよ。多分取材来ますよ、どうやったらできたんですかって。どうですか、町長、この提案は。

○町長( 山梨崇仁君 )確かに他の自治体を聞いてもですね、基本的には値上げということで、それも5,000円台が当たり前ということを聞いております。その中で4,000円台で抑えられてるということは、本当にすばらしいことでありまして、それこそ被保険者の皆様の健康に関する御努力だったりとか、実際に介護認定の率も非常に、葉山町は16%台にたしかおさまってるということもあってですね、皆様の御努力に感謝を申し上げたいですし、そういった取り組みをこれからも引き続き維持していきたいというふうに思っている中にあります。実際に福祉課を初めとした社会福祉協議会、福祉関連の皆様の努力、また連携の力というのは非常に強いものもありますから、そういう意味では、被保険者の方々の御努力もありながら、一方でそういった方々を取り巻くこういった行政に限らない支援ネットワークがうまく機能してるんじゃないかというふうには思います。待寺議員がおっしゃるように、介護保険で何かそれを還元をという御指摘も、もしですね、介護ではない別の分野で、受益者負担のおかげでとかですね、いろいろとあるのであれば考えられるかと思うんですが、何分これからますます厳しくなっていくだろうということが想定できる分野でありますので、しっかりためるべきものはためた上で、必要なところに必要な施策が打てるように、そういったつもりでこれから基金を考えていきたいというふうには思っております。今回も小地域福祉活動をさらに力を入れる拠点づくりであったりとか、また包括支援センターについてもさらにふやしていこうということを、ためらうことなくですね、我々も同意できたところがございますので、そういったところで福祉活動においてはなるべく手厚くしていくための、一つの大きなバックヤードとしてですね、基金関連については持っていきたいというふうに思っております。

○10番( 待寺真司君 )町長の言うことももちろんわかりますけれども、やはりそのインセンテ
ィブということを考えると、お金だけじゃない部分もあるかもしれません。それこそ支援事業ですよね。まさに地域のサロンに専門の栄養士なり、介護士なりが行って、こういうふうな生活を送ると非常によいですよというようなレクチャーをしていただくことも大事。そういった方の費用を無料でやるんじゃなくて、やはりしっかりとした報酬を支払う中で地域のサロンに出て行ってもらう。
それにお金を使うということだったら、全然問題は僕はないと思います。ただ、介護予防の展開事業を見ると、今回46万円という数字ですよね。それからこの生活支援体制整備事業委託というのは、ちょっとよくこれだけではわからないんですけども、予算委員会の中で1,274万円という、かなり高額な事業委託です。この内容についてはやはり詳しくですね、御説明をいただく必要があろうかと思いますので、その辺を準備のほうはよろしくお願いをいたします。
それでは最後の3番目の項目、「町長施政方針より注目すべき事業と、それから総合計画との整合性及び町の将来展望について伺う」に入らせていただきますが、残念ながらこれ、前の表示にしか出ないんですけれども、町長施政方針の中で私、実はマーカーを、色のマーカーをつけたんですけれども、これできないんですね。できないんですね。発表者になれない。なれないよ。「編集中の手書きメモつきコンテンツは、画面の同期に使用できません」って出ちゃう。なので、ちょっと言葉で言わせていただきます。
まず1ページ目から…2ページ目から、ごめんなさい。施政方針の1ページ目からいきます。こ
この中にですね、葉山の名が「世界のHAYAMA」として認知されるということで、ローマ字使
われてるんですね、葉山。私ですね、葉山ってこの美しい葉っぱの山という漢字が大好きなんですよ。それでこれ、笑ってますけど、もしかしたら聞かれてるかもしれないけど、この広報のね、葉山のここにロゴにね、ローマ字でHAYAMAって入ってるんですね。これ、外国の方って日本の漢字にものすごい興味があって、勉強されるんですよ。それから今、よくテレビ番組なんかでもやってますけど、この漢字をイメージして書いてもらうとかってやると、非常に昔、こういった文字が出てきたその流れみたいなのもわかるようなイメージをとられる方もいて、これが一つのやっぱり日本の文化であり、これをやっぱり世界に発信するのが葉山だと私は思うので、なるべくローマ字じゃなくてきれいな楷書体のね、中太の楷書体ぐらいでどん、葉山というのを、来た外国の方に見てもらって、葉山というのはこういうすてきな漢字を使う、すばらしい風光明媚な町なんだなというのを感じていただきたい。できれば広報のこのHAYAMAは変えてほしいですので、お願いをしておきます。余り強くは言えません、はい。検討をいただければと思います。
続いて今度2ページ目に移らせていただきますが、2ページ目で、今年度は葉山町の長年の懸案事項に向き合うということは、非常に大きな時代の一つに来ているなと。それは今までも皆さん何人の議員さんもおっしゃってますけども、大きな費用がかかる事業が目白押しで、それに対してどう計画を立てていくかという大事な1年になろうかと思いますので、ぜひここはやっていただきたいんですが、第四次葉山町総合計画のPDCAサイクルを用いた事業の振り返りや、ということで書いてあります。それで、これは何度も口酸っぱく言ってるんですけれども、いわゆる平成30年度の当初予算編成が出る段階では、既にこれの30年度から32年度の実施計画がなければ、どうやって単年度の予算を審査するんですか。何度も言ってますよね。どうして今回も出てこなかったんでしょうか。これね、それを理解されてないとしたら、これも問題だし、3月末にやればいいやと、時期的な問題だと思って、それはもっと大きな問題ですよ。これ町長の責任ですよ、出てこないのは。これ町長どういうふうにお考えになられてます。じゃあ30から32年度の実施計画、議会の議決事項じゃありませんよ、確かに。出してもらった、見たものを我々後から見て判断するけれども、じゃあもしね、当初で通した予算とこの中の数字が大きく違ったらどうするんですか。絶対合ってるんですね。そのあれがないと、ほんと不安で予算審査できないですよ。何でこれの、せめて31、32が入らないんだったら、30年度の数字だけでも入れて出せばいいじゃないですか。何でそれをしないんでしょうか。町長、いかがですか。

○町長( 山梨崇仁君 )これに関してはですね、発表という形が間に合わなかったことにつにて、大変申しわけないということを改めて申し上げなければいけないと思います。先ほど午前中に、中期財政計画の件の御質問もございましたが、実際にこの実施計画につきましても、本年度の途中からですね、夏ぐらいからもう既に振り返りを始めておりまして、各事業部ごとに振り返りと今後の方針についてまとめを、今もうまとまっているところであります。それを実際にですね、冊子としてまとめてお示しするには間に合わなかったという状況がございますので、予算の策定の段階においてはそういった資料であったりとか、また中期財政計画に基づいた考え方というのも十分議論はしているんですが、ポイントとなるページでお話をさせていただいてしまっているもので、実際に全体の「はじめに」から、最後の結びまでですね、冊子としてまとまっていないために、大変おくれてしまって申しわけないというところにあります。

○10番( 待寺真司君 )であるならばね、予算審査のときにやはり30年度から31、32と3カ年で、この事業はこういうふうに変えていきたいんだ。この間、私、指摘したじゃないですか。小児医療費助成事業、3年間変わらない数字が出てきたんですよ。そうしたらその期間、その期間上げる気ないなと思っちゃうんですよ。だから、やはり30年度の当初予算の審査は3年間のスタートですよ。
そこにその将来展望、将来といっても短期の展望ですよ、3年ですから。それはやっぱり行政としてつくって出さなきゃ、やっぱりね、議会としてそれね、唯々諾々と予算審査を受けられないですよ。それはぜひね、各事業ごとでいいですから、ペラ一でも構いませんし、やはり資料として提出をする中で、この事業については3カ年でこういう展開をしていきますよということを示していただく。それは大事だと思いますので、それぜひお願いします。
それでもう1点、今回のこの町長施政方針なんですよ。ね、町長いいですか。町長施政方針の問題ね。町長施政方針が議会のこのタブレットに入ったのが、本会議の初日の朝ですよね。いつ施政方針出るのって。え、何で、何で施政方針がないのと、みんな思ってたんですよ。そしたら朝入ってて読んだ。それでいきなりもう本会議。そんな時間的余裕がないことは、ちょっとつれないですよ、幾ら何でも議会に対して。それで町長、いつこの施政方針を固めてつくられてたんですか。

○町長( 山梨崇仁君 )最終的に私のほうで、各部の部長の皆さんに確認をいただいたのが、木曜日の夕方、昼ぐらいに発信をして、金曜日…あ、失礼しました。その前の週ですね。前の週の金曜日までにまとめてチェックをお願いしますというふうに、1日半ぐらいの時間をとっていただいて確認をしてもらえる流れになっております。

○10番( 待寺真司君 )ちょっと待ってください。日程の確認なんですが、そうすると2月の8日、9日あたりに最後に部長のチェックを受けたということですか。仲野部長、うなずいていますけど、施政方針ってそういうものでいいんですか。え、ちょっと待ってください。施政方針があって、単年度の予算ですよね。そんなもの9月にできてなきゃおかしいですよ。10月ぐらいから入るわけでしょ。もちろんありますよ。わかりますよ。各課に…部長が、小山部長ね、言われることわかります。各課にこういう方針でというのわかるけれども、でもそれは、もちろんその方針は方針だけども、であるならば、そこまでできてるなら何でこんなに遅く町長施政方針が出るんですか。
そこ、出し方間違ってますよ。先ですよ、町長、施政方針がまずは。それから総合計画ですよ、短期計画。そして単年度予算ですよ。こうやってやっぱり議会に提示していかないと、やはり後づけでつくってるんじゃないのと疑われてしまうわけですよ。だから、この出し方はぜひね、今後気をつけていただきたいと思います。よろしいですか、町長。

○町長( 山梨崇仁君 )今回ですね、3連休挟んでしまったためにですね、私も本来であればの日にという、従来のとおりに出したかったんですけども、ここはほんと、うかつにもといいますか、大変申しわけないんですけども、1日前に出せなかったという状況になりました。ただ先ほど待寺議員が御指摘の点ではですね、従来施政方針の内容以前に予算編成方針がありまして、私自身、その再編成に合わせていろんな思いを、各部長の皆様と議論をして予算策定にかかわっていただいておりますので、その流れについて大きな問題といいますかですね、私の意思が反映されないとかそういうことについては、各議論を交わす中でまとめていただいているもので、特にそこについてですね、問題は感じてなかったんですけども、施政方針そのものも確かに後づけと言われればそうかもしれませんが、そういった思いを形に、ペーパーにまとめる段階のですね、先ほどの冊子という言い方しましたけども、皆様にお示しするやはり「てをはに」や言葉の表現までかなり慎重に確認している段階で、どうしても時間がかかってしまうところもありますので、直接的な予算編成に影響はないんですけども、時間がぎりぎりになってしまったという状況にあります。なるべく早く出せるようには、努めてまいりたいというふうには思っております。

○10番( 待寺真司君 )仕事の進め方としてですね、やっぱりその予算編成方針をつくった段階で、あらかた施政方針はまとめておいたほうがいいと思いますよ。それで肉づけはできるんじゃないですか、後から、そぎ落としも。ね、当初予算でもしかしたら財政課のヒアリングで切られちゃう事業もある。それがのってたら大変なことですから、当然ね、あれだけど、つくっておけばそぎ落としや継ぎ足しは、時間はそうかからないですよ。で、ね、本会議の始まるちょっと前に部長のチェックを受けた。それではね、ちょっとやっぱり進め方としては、ちょっといかがなものかというふうに指摘をさせていただきます。特に国際情勢とかね、いろんな情勢も書かれてるじゃないですか。それは後から幾らでもつけられることで、予算編成方針を出したときに、予算編成方針に基づく内容、総合計画に基づく内容はもう先につくっておくべきですよ。そうすれば、そんなにぎりぎりにならずにですね、部長に見てもらう。あるいは部長会議で課題にして、ここの表現はどうかな、どうかなとか、ここは議会からどう見られるかなとかって、やっぱりそういう部長会議を経て、施政方針というのはブラッシュアップして出してきていただきたいと思いますので、今後はよろしくお願いをいたします。
それでは個別具体に進めさせていただきますが、次にですね、4…ごめんなさい。この施政方針で言うと4ページになります。4ページに、先ほど来、石岡議員からもありましたけれども、山を活用した構想が具体的な整備にかかりますというふうに、葉山の魅力を高める実行委員会でということで、この間青年部の皆さんのフェイスブックとかを見ると、まあ、林道みたいなところを整備して、ここにやれるのかなというふうには思うんですけれども、具体的なちょっと場所とかですね、どういった整備方針かというのは全く議会に示されてないので、今回じゃあ魅力を高めるで、ごめんなさい、600万でしたっけ、またついてる。これがどういうふうに使われるのか全く見えないんですよ。これ去年の年度の最初にさんざんやられたじゃないですか。それがことしになっても、今年度すらまだね、ちゃんと議会に報告ないんですよ。これはね、本当にやっぱり議会軽視としか思えないような、この運営の仕方であると、もう強く指摘をいたします。それじゃ来年、この山を活用した構想で600万、どういう事業でやろうとしてるのか、今回の予算審査のときには具体的なものが出るということでよろしいですか。

○政策財政部長( 小山誠君 )予算編成に当たっては、29年度予算についてもですね、議会のほうからも御指摘いただいてるのは重々承知してございまして、30年度予算につきましても同額ということで、今お話ございました。この部分については、できるだけ詳細な内容についてですね、お示しはしたいんですが、これから実行委員会の中でもですね、精査しなきゃいけない内容というのも多々出てくるかなというふうに思っておりますので、満額のその具体なですね、内容についてまでお示しできるかわかりませんけども、できるだけ細部にわたってわかるような資料を提出したいというふうに考えております。

○10番( 待寺真司君 )既に下草刈りをやられてるということなので、場所は決定してると思う
んですが、場所はどのあたりなんですか。

○政策財政部長( 小山誠君 )上山で言うと唐木作、あと木古庭のほうですと大沢橋の奥ですね、大沢橋。(私語あり)失礼いたしました。大谷戸橋ですね。大沢ではございません。木古庭の大谷戸橋。木古庭の町内会館から川沿いにずっと入っていきますと、大きな、最後カーブがあります。その左奥手、横横の自動車道のちょうど下をくぐった形の部分、そこの場所になります。

○10番( 待寺真司君 )大体ほとんど山というか山林ですよね。道は取りつけ道路とかそういったものはあるんですか。ありますか。

○政策財政部長( 小山誠君 )取りつけてる道というのはどこまでがどうなのかわからないんですが、入り口に関してはございまして、その奥にですね、昔、例えば棚田であっただとか、そういった地形でございまして、その奥、横横道路の埋め立て残土で平ら地にした部分ですとか、ほとんどが御存じだと思うんですが大和ハウスさんの持ちものでございまして、そこを活用させていただくということで、大和ハウスさんのほうとも調整をする中で取り組みを図らさせていただいているところでございます。

○10番( 待寺真司君 )まあその、町長のこのね、山を何か休日をそこで遊べるみたいな構想で、たしかダッシュ村とかというような形でやられてたんですけど、今ちょっと聞いたら何ですか、残土が埋まってるところ。道路はたしかもう山で何にもなくて、じゃあ歩いて入る計画なんですか。そこに何をつくるのかもまずわからない。キャンプ場をつくるのか。じゃあ水はどうなんですか。上水、上下水道整備できるんですか。下水道は無理ですよね、地域じゃないし。そうしたらその辺の、いわゆる社会資本、インフラ整備ができない場所にもしつくるとしたら、誰がそこに行って遊ぶんですか。あの、ちょっと危なくないですか、そうしたら。どういうふうに考えてるのかちょっと見えないですね。だからその辺も含めて、やっぱり600万使うんだったら具体的に示していただかないと、予算審査にならないですよ、多分。町長どうですか。どういうふうにイメージされてるんですか。せめてイメージだけでもお聞かせください。

○町長( 山梨崇仁君 )私もですね、詳細にこの検討会のほうに最近数回入れていないもので、具体的にどういう細かなことを決めているかは、正直把握はしてないんですけども、あくまでも昔棚田があった場所でございます。実はもう1カ所、今、小山部長が申し上げた2カ所にプラスしてもう1カ所ありまして、そちらのほうは普通の公道といいますか、アスファルトに舗装整備されていて、トンネルをくぐって残土処分場といいますか、資材置き場として高速道路の整備のときに使われた場所というふうに聞いております。そちらのほうを商工会青年部さんを中心に、今、動き始めているということが、フェイスブック等でごらんになっているのかと思います。手前の2点につきましては、そういった棚田があった場所ですので、水についてはふんだんにあると、今でも出ているということで、その水が使えるかどうかわからないんですけども、あくまで自然の形そのままでですね、できることをということを私からもお願いしているので、棚田の復田であったりとか、その水を使った農業地としての活用だったりとか、またそういった平ら地があればですね、キャンプができるということで、人が入ってみんなで遊ぶ、その平ら地があることだけでも十分価値があるんじゃないかというふうには思います。おっしゃるように、その上下水に関してはですね、恐らく下水に関してはバイオマスを利用した自然に返るものでなければならないと思いますし、水についてもですね、水があると同時にキャンプ場として整備されているというものについて求めるべきではないと、一方で意見もありました。あくまで自然のままに遊べて、水が必要な方は自分で持って来るということもですね、そういった下の道路からも大分近いところですので、そういった発想で、「プリミティブ」という言葉を使ってましたけども、そのままの形でですね、楽しめる場所として、十分人が集まるんじゃないかというふうに意見をいただいておりまして、私もそうだというふうに思っております。

○10番( 待寺真司君 )まあちょっとまた具体的なものが思い描けないので、もう少し具体的にしていただくのと、それから私の知るところでは、青年部が秘密基地プロジェクトをやったときには、南郷の今あるHAYAMA STATIONの横のあの山を活用したいということでお願いし
てたと思うんですが、それは立ち消えたんですか。断ったんですか。南郷、あそこ、桜植樹するときに、青年部の皆さんすごいきれいにしてくれたんですよ。御存じですか、HAYAMA STATIONの脇のところ。何だっけ。大南郷川。すごい清流でいいんですよ。まあ下水処理場の水が流れてきてるんですけれども。下水処理場がね、放水するとどっと流れてくるんですよ。でも、そこを青年部の皆さんね、一日がかりでね、もうみんな汗だくになりながら刈ったんですよ。私もその場に立ち会ってましたから。そこをやりたいということでプロポーザルしてたと思うんですけども、そこは立ち消えたんですか。どこの課が責任持ってやってるの、それは。ちょっと時間がないから。(私語あり)休憩して。とめて、とめて時間。

○町長( 山梨崇仁君 )待寺議員がおっしゃってるのは、HAYAMA STATION、長柄交差点から行ってHAYAMA STATION側の、あの手前の川の、これから暗渠に入っていくところだと思います。ですね。恐らくですね、そこは、私も彼らと直接的にこのためにやるというふうに聞いたわけではないんですけども、善意でやっていただいて、きれいに整備をして見栄えをよくしてくれたというふうに思っておりまして、実際南郷公園の植樹のときもですね、賛同してくれましたけども、同じように商工会としてできること、青年部としてできることをという気持ちで参加をしてくれたことは聞いておりますので、今、お話に出てる秘密基地プロジェクトとはまた別のフェーズで、彼らのCSR活動だというふうに思っております。

○10番( 待寺真司君 )はい、わかりました。そうであるならば、私がじゃあちょっと聞き違いをしてたのかなというふうに思いますけれども、あそこを活用してやりたいなという、たしか意見で最初動いていたというふうに私は認識しておりますので、何かあったのかなというふうには思っておりましたが、そういうことであるならば、青年部さんがそっちを選んだということであれば、特にそれに関してどうこうはありませんけれども。秘密基地プロジェクトと、いわゆる町長が考えるダッシュ村と、私は若干違うんじゃないかとは思ってますので、その辺がどういうふうにその青年部の皆さんも町長のダッシュ村構想を捉えてるのか、その辺のすり合わせはしっかりやられないと、ボタンのかけ違いになるとまたいけないと思いますから、その辺はしっかりお願いをいたします。それで、時間が少なくなってしまったんですけれども、今ちょうど発表させていただきます。皆さん変わりますので、すいません。変わりましたでしょうか。写真が、これが先ほど出たその秘密基地…じゃないわ。魅力を高めるの中で言ってた唐木作に入っていく進入路で、もうこれ長年の懸案事項だったところが、地権者の皆さんの大変な御協力で、もう狭い交差点がこんなに改良されるようになりまして、ただ1点、ちょっと問題なのは、この道路は結局谷戸に突き当たっちゃって、この先もう伸ばしていかないと、要するに通り抜けできない、非常にまあ、幅は広がったけど、一方向しか進めないというのは、災害時に非常に危険だと思います。葉山町内見渡すと、もう木古庭・上山地域は谷戸、長柄にも谷戸いっぱいあります。もう一方通行で、向こうから、こっちから入っちゃったら通り抜けられないようなね、道がいっぱいあります、葉山。ただ、この唐木作については、地権者の方がこれだけ協力をしていただいて広がったので、ここはやっぱり双方向にできるように、2期工事、3期工事というのは考えていかなきゃいけないと思いますけど、この辺は、例えば道路河川課と町長との間での認識は共有できてますでしょうか。いかがですか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )当然この今の写真の改良工事に当たって、地主さんから大量な土地をですね、御寄附いただいてますので、地主さんの寄附の意向の中にもですね、中央道のトンネルの真上を、車の通れる幅員でもう既に整備済みの状況ですので、葉山町としてはできるだけ通り
抜けを可能にして、県道の何かあったときの迂回路的な機能ですとか、防災のためにとかというで整備をしていく方向ではいます。

○10番( 待寺真司君 )今、写真変えましたけれども、こっちの方向に向かって道が細くなって、最後はそのいわゆる今、部長がおっしゃられた中央道のトンネルの上に出るけれども、その、この先ちょっと行くともう行きどまりのような状況になっておりますよね。ですから、せっかくこの狭い、この小河川のところをもう最終的には広げて、やっぱり双方向で災害時に逃げられる、あるいは子供たちが大通り出ずに歩いてこちら側の安全な歩道を、唐木作や水源地の子供…まあ水源地の子供はあれか、葉小に行くからあれですかね、上山の唐木作の子供たちがここを安全に裏道というかですね、本通りに出ずに、あの危ない中央道の長い横断歩道を渡らずに行けるということは、安全・安心につながりますので、ぜひ次期工事に向けて取り組んでいただきたいと思います。
それでですね、困っちゃったな。あと9分か。それで一般会計の中で、あとじゃあ2点ほど。小児医療費の助成については12月からの拡充ということは重々システムの変更でしょうがないということは理解できますけれども、じゃあいわゆる、もうすぐに平成30年の4月1日からもう中学まで上げちゃって、そしてシステムができた後、いわゆる実費精算、遡及して支給をするというようなことも一方では考えられると思いますけれども、それについて考慮はされましたでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )やはり検討はいたしましたが、対象者が1,000人ほど以上いらっしゃいます。そこにですね、それだけの方が、もちろん中学生になればかかる、お医者様に行く期間も難しいでしょうし、それを償還払いで整理するというのが事務が煩雑になるということと、それから12月からきちんと一人ひとりに医療証を送ってですね、対応しようと考えておりますので、その辺の周知その他で不公平感も、サービスに均衡がなくなってしまうことも懸念いたしますと、やはり12月1日、10月から変わって準備期間、システム改修の準備期間1カ月、全員への医療証の通知の1カ月とをいただいて、12月診療分ということで計上させていただきました。

○10番( 待寺真司君 )今、議員の皆さんもね、その、今の部長の答弁聞いて、事務が煩雑だからというのは、これ子供のその医療費、大変苦しんでる要保護・準要保護の御家庭にとっては死活問題ですよ、ある意味。それをね、行政職員が事務が煩雑だからやらないなんていうさ、答弁はだめですよ。町長どうですか。どっちが大事なんですか。職員の事務の量と、子供の安全・安心と。どっちですか、町長。

○町長( 山梨崇仁君 )当然、子供の安全・安心です。

○10番( 待寺真司君 )それでですね、ことしの小児医療費助成事業が予算書の68ページ出てますが、去年が1億565万2,000円の当初予算、それに対して1億315万ということで、約250万円も予算マイナスしてるんですよ。一方で、この間の2月補正では、ことしの見込みが1億1,000…ごめんなさい。1億176万7,000円ということで、それを合わせるとね、330万円も補正で減額してるんですよ。合わせれば580万円のお金が小児医療費という単体の事業の中で浮いてるわけですよ、ある意味。29年度の当初予算から見ると。でしょ、部長。うなずいておられますけど。580万ですよ。あったらできるじゃないですか、4月から12月までの償還払い。できませんか。1年で3,000万かかるとかってね、言ってましたけれども、実際はそんなにかからないですよ、葉山の子供たち元気ですから。あれだけ毎日ね、長い朝…長い朝じゃないや。朝早い時間から長い階段上ってね、歩いてるんですよ、遠くから。元気ですよ。だからこそ医療助成費が低く抑えられるんじゃないですか。だったらそのインセンティブとして、4月1日からの償還払いぐらい、役場の使命として考えてくださいよ、こっちから言われないで。どうですか、町長。

○町長( 山梨崇仁君 )現行ではですね、償還払いをするよりは、システム変更等の事情もあるということから、12月にやりましょうというふうに決めたところにあります。実際に煩雑化して大変だということよりもですね、煩雑化することによりミスが生じたりとか、さまざまないろんな問題を回避するためにもですね、できればシステム上にのっとった形で、従来どおりの運用をしていきたいということから、12月という決定をしました。
 

○10番( 待寺真司君 )総括質問ですから、私からはこのぐらいにして、あとは予算審査の中で、やはり各委員、今、委員さん、議員さんのほうからもそうだという声も上がっておりましたので、ぜひこの辺はね、やはりしっかりと、本当に子供たちの安全・安心が大優先なんだという方針のもと、しっかりと予算出してきてくださいよ。お願いします。
それで、ごめんなさい。ちょっともう1点が、ちょっと給食のほうもあれだったんですけど、時
間ないので、1点だけちょっと教育委員会にお願いしたいことがあります。今回7,000万を超える設計予算がありましたけれども、私はこの、今からプレゼンしようとしてましたけど、時間がなくなりましたから、一般質問のときにさせていただきますが、私はこの長期の計画を立てる中では、今もしあそこに建てるとすれば、小学校4校分の1,800食で十分だという考えに至ってます。その根拠はまた説明しますけれども。一つですね、これから給食の基本構想、実施計画出すって書いてありますよね、仮称の、給食の計画。施政方針にも。仮称、何だっけな。ありますよね。その計画がないと、やっぱりどんなものが出るかというのが、議会わからないんですよ、7,100万の実施設計認めてくれと言われても。その計画があって、こういうことをやりますから、実施設計の費用をくださいというのが正式なやり方ですよ。
一つ、大変参考になる自治体の、給食センターの基本計画ありますから、ぜひホームページで調べてください。宮崎県のえびの市というところの、防災食育センターというのが、ことしの8月に開設されます。以前私も言ったように、防衛省の補助金を使うんですよ。防衛省の補助金ね、4分の3も使えるんですね。北海道の白老町は、その防災の予算を使って約12億9,000万の総工費のうち、町の費用負担はたったの1億円。あとは防衛省の補助金とかを活用して、町は1億円しか出さず、まあもちろん税金ですけれども、つくれてるんですよ。じゃあ、翻って葉山の今の雑駁な計画では20億かかって、国の補助が2億5,000ぐらい。全然補助率違うじゃないですか。研究しましょうよ。それが学校給食センターについてお願いしたいことです。ぜひえびの市の見てください。本当にすばらしい基本計画が、カラー刷りので、もうホームページに出てますから。そこにね、食育のあり方まで事細かく詳しく書いてあるんですよ。僕ぜひね、えびの市に行きたいと思ってます。職員も行きましょうよ、一緒に。向こうにいらっしゃる議員さんと、この間の研修でお会いして名刺交換してますので、今でも連絡とれますので、ぜひ行きましょう。そういうところをやっぱり見ていただいて、何度も言うように給食センター、ただ単の給食センターじゃなくて、この町の公共施設のあり方を大きく変える一大事業だということは、改めて強く申し上げておきます。
最後1点、旧役場のバス停です。どうなってるんですか。まあ確かに出てますよ。まだ議論するんですか。どこで何を議論してるんですか、本当に。もうちゃんとやりましょうよ。もう地元の要望、もう日に日に強いですよ。まだですか、まだですかって、そりゃそうですよ。1年待ってるんですよ、町長。いつですか。いつちゃんと議論してできる形にしてくれるんでしょうか。最後それを伺って終わります。

○町長( 山梨崇仁君 )町の中で建築士の方々がですね、そういった状況にしびれを切らしてなのかもしれませんけども、参考となる案をプロポーザル…あ、失礼しました。彼らの中で協議会をして、提案をしてみたいというお声をいただいております。そういったお声を直接的に町がですね、一部の団体となってしまうので、受け取るわけにはいかないんですけども、しっかりとそういったことを参考にしながら、早期にまとめていきたいと思っておりますし、30年度中には補正予算という形で皆様にお示しをして、議論を詰めていきたいというふうに思っております。

○10番( 待寺真司君 )ぜひ早い段階で、それもあくまでも参考ですよね、民間がやることですから。ただ、結局その葉山の魅力を高めるということには、非常にそれも資すると思いますし、きょうプレゼンしようと思ったんですけども、これぜひ読んでおいていただければ、もう私の本当にこの、ここの中にあったものを書き出しただけで、大変お粗末な計画で、もう行政計画とは当然言えないものですけれども、ヒントはいっぱい入れたつもりです。やっぱりこういった形を議論を巻き起こして、長期のまちづくりを考えていくのが、私は町長の仕事だと思ってますので、単年度も大事ですけれども、大きな視点に立ったまちづくりを期待しておりますので、ぜひ予算審査の中でも町長の思いも伝えていただけるように、職員にはぜひレクチャーをしていただきたいと思います。以上で終わります。

○議長( 伊東圭介君 )これにて10番 待寺真司議員の総括質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時30分からといたします。 (午後2時53分)

○議長( 伊東圭介君 )休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時40分)
総括質問を続行いたします。4番、2番 金崎ひさ議員の総括質問を通告に従い一問一答式により行います。

○2番( 金崎ひさ君 )2番 金崎ひさでございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいまから平成30年度の予算についての総括質問をさせていただきます。通告書にございますように、28年度の決算審査と、それから30年度の当初予算の概要、そして30年度の町長施政方針に基づきまして質問をさせていただきます。5番目ですので、今までの議員が質問されたことは、はしょらせていただき…4番目ですね、ごめんなさい。はしょらせていただきますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
まず、決算審査。葉山町は、とても丁重に決算の審査をしております。それの大きな理由といたしましては、やはり、決算審査を踏まえて持ち上がった問題点を来年度の予算に反映していただくということが、大変大きな目的だと私は思っております。それによりまして、28年度の決算委員として参加させていただきまして、まだ記憶に新しいことでございますので、どのような指摘に対して対応をして、そして予算に反映したのか、できなかったのか。その理由をお聞きしたいというふうに思っております。
まず、町立葉山保育園の看護師の常勤と…常勤配置と書いておりますけれども、事故がございました。それに対して、安全対策といいますか、そのあたりの職員手当といいますか、人件費の増額というのを予算書で見せていただきますと、28年度決算では1億2,107万円。今回の予算では1億3,427万6,000円で、1,000万円以上の増額がされております。このことについては、内容的には安全対策に当たるのかどうかということをお聞きします。

○福祉部長( 仲野美幸君 )30年度の葉山保育園の予算につきましては、御指摘の看護師の配置、正規で…正規なり非常勤なりということで検討はいたしましたが、やはり今、人材不足ということもございますので、アルバイト賃金でお金をふやしております。また、現在、御承知のように第三者により検証委員会を進めているところでございまして、それによって提言されることも今後出てくるだろうということもございます。また、職員たちの中でも、マニュアルの見直し等も今しているところです。そして、あと大きなところで見ますと、30年度の予算にはですね、第三者評価…福祉施設の第三者評価ということで、また事業を、保育園の運営を第三者に見ていただこうということを予算計上させていただきました。そういうことを通して、保育園の中を改善し、より安全に安心してお子様を預かっていただける、子供たちが健やかに成長していただける環境を整えていきたいと考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )そうすると、1,300万円程度の増額ということは、看護師の配置、アルバイトでということで、子供たちが保育園にいる間に、看護師が常にいるという状況をつくるということでよろしいですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )その予定で一応予算を上げておりますが、先ほど申し上げましたように、看護師さんというお仕事、職種の方が人材不足もございますので、できる範囲でそうしたいと考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )大変それはありがたいことで、安全に子供を預けられる環境と、それから保育士さんが安心して働けるという環境も必要なことでございますので、この予算づけを本当にありがたいというか、行政と議会が一体となった、よいものだというふうに私は思っております。今後とも、議会の言うことといいますか、提案はですね、真摯に受けとめていただいて、よかれと思って言ってるわけでございますので、ぜひよろしくお願いをいたします。それから、この決算審査の前に、消防団の幹部の方たちと議会は話し合いをいたしました。そこで、現場の声をいろいろとお聞きしまして、消防団の問題点といいますか、議会として把握したつもりでございます。それから、決算審査のときに、かなり消防団に関する手当とか、いろんなことで質問も出ましたし、そして対応もしなければならないこと。それから一番の問題は、トイレはちゃんと予算化されておりますので、第1分団のトイレがぜひよくしてほしいという要望があって、まさにこれがそのままの形で予算化されておりますので、まず一安心をしております。そして、町長質問に残させていただきましたときに、町長がお答えの中で、ちょっと調査をしなければならないことがあると言って次に回されたことがございまして、私がそのときに、議事録にもございますけれども、予算のときにもしっかりと質問をさせていただきますと言った項目がございます。それは、分団員が警戒出動の際に、上限が決まりました。例えば、5人出動してくれということを上から言われますと、5人出ればいいんですけども、6人、7人出たときに、5人分の手当しか出ないという現状があるということで、町長、それを認識していなくて、出た人数分だけ払ってるはずですということでした。そして、それは…申しわけありません。私の知り得ない情報が今お話がございましたので、もう一度改めて、その請求についての確認をしたいと思います。6人出てもう5人だという上限が決まったら、5人しか請求書が出せないという現状があるということを、町長質問のときに町長は初めて知ったということでしたので、それを精査していただいて、どういうふうに把握されましたか、お答えください。

○町長( 山梨崇仁君 )そのすぐ後にですね、消防長に確認をとりまして、災害出動に関しては全額町のほうで、申請があったものについては全て支払いをしているという確認をしてございます。

○2番( 金崎ひさ君 )そこに申請があったものに関してはというとこね。5人出動しなさい。でも、6人出ました。でも、申請は5人だから5人分しか申請しないというふうなところがあるんだということ。実は、議員の中でも、分団員になってる方がいらっしゃるわけですよ。ですから、そういうふうな状況ということも、私、承知いたしておりますが、例えば5人要請をしたときに、6人出た。そうすると、分団がちゃんと6人、請求書を出せる状況ですか。

○消防長( 福本正己君 )消防団員がですね、現場に出場するという解釈には、私2通りあると思ってます。今、町長がお答えしました災害出動というのは、火災とかそういったことでですね、消防団員が出場する出場。それとは別にですね、行事とかですね、いろいろな予算に沿ってですね、出るものがあるんですね。これはあくまでも憶測なんですけども、仮にですね、例えば火災予防中の消火栓の点検とかいうことありますよね。この場合は、消防としては、例えばですよ、5人分しか予算を取っていないので、5人でやってくださいということは言うかもしれません。その中で、分団長の判断で、実は7人集まっちゃったからどうしようかという相談を受けたことは、過去にあったということは聞いております。それがですね、いわゆる拡大をしてですね、7人出たのに5人の請求しか認められないんだよと言ったことが、もしかしたらあるかもしれませんが、再三しつこくて悪いんですけども、町長が言うように、災害出動に関しては、5人でいいと言ってもですよ、これは台風も絡めてですね、5名で警戒してくださいと言っても、実際は7名集まったと。それで台風の警戒をしたと。その場合にはですね、集めた人数分を請求してくださいと。私どもはそのようにしております。そして、それを処理しております。

○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。では、出た人数…災害に関しては、出た人数をちゃんとし
てくださいということを、上限なしに言っているということでよろしいですね。わかりました。では、ぜひそのようにして…今回の予算もそのようになっておりますね。はい、わかりました。ありがとうございました。それから、これは予算委員会のほうで聞いていただくべき細かいことでございますけれども、議会として、決算委員会としての要望になっておりますので、ここに聞かせていただきますけれども、福祉文化会館に給茶機を設置されたい。これは項目が見ていないんですが、これは給茶機を設置しないということになったのか、そうだとしたらどういう理由なのかをお知らせください。

○福祉部長( 仲野美幸君 )福祉文化会館の給茶機につきましては、現状、お茶の準備をさせていただいておりますので、それで来年度も対応させていただこうということで、今回予算要望はしておりません。

○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。言ったことが全部通るとも思っていませんので、理由がわかればそれで結構でございますので。わかりました。では、そのように審査のほうでちゃんとやってくださると思います。
では、私はちょっと今から…これでいいかな。写りましたか。実はこれ、上山口会館のげた箱です。靴箱といいますか、今ね。そして、壊れております。それから、次のもごらんくださいませ。
このように…これは正面から見たものなんですが、このように壊れておりまして、人が集まるところで、ふたをあけてもがたっときて、直す必要があると思います。これは、決算の委員会のときに私は指摘をさせていただきました。個人的ですけれども。そうすると、担当の方が「ああ、そうですか、わかりました」と言ってくださったので、当然直していただけると思っておりました。関係者にも、靴箱が直ると思いますよということは伝えてあります。ところが、今回の予算では、どこだかのカーテンとか項目が出てて修理をすることはなってましたが、上山口会館の靴箱に関しては項目がなかったんですね。それで、私は個人的というか、公の場で言って、承知しましたと言ったかどうかうなずいてくださって、これは大丈夫だと思ったものですから、早速直していただけると思っていたんですが、いまだに直っていなくて、そして予算化がされておりません。会館の修繕費、臨時修繕が30万円予算化されておりますけれども、その中に入れていただけたらというふうに思っております。それはどう使うかはこれからの担当課のお仕事だと思いますけれども、ここで大変モニターで現物が見れるようになりましたので、写真を撮ってまいりましたので、よくごらんになっていただいて、やはりこういう状況では公共施設、みっともないというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。それで…以上でございます。
それからですね、次に学校給食センターについて伺います。これは7,114万3,000円で、設計が出ておりますね。それで、30年度7,000万円以上かけて学校給食センターを設計するということで、場所は葉山中学校の今の駐車場ということでよろしいですか。そして、内容的には学校6校の、学校関係者の給食配食するのみということでよろしいでしょうか。

○議長( 伊東圭介君 )金崎議員、今のその前のげた箱の件で、小山政策財政部長から答弁させましょうか。

○2番( 金崎ひさ君 )じゃあ、よろしくお願いします。

○政策財政部長( 小山誠君 )今、金崎議員のほうから御指摘いただいた、私もですね、決算委員会だったか、決算監査だったかなと、今、議員からおっしゃられたことをちょっと思い起こしていまして、たしかそのとき担当者のほうもですね、承知しましたということでお答えしたと思います。多分、詳しくその後、僕も追跡調査をやってるわけではないんですが、町内会長のほうとですね、調整を図らさせていただいて、何か以前、町内会の役員さんのほうで手直ししたという経緯もあるように伺ってたと。また、今、お写真のほうでも拝見したような形で壊れているということは、それ以降もまた壊れたのかなというふうに私、理解しているところもございまして、いずれにしましてもですね、早急に対応を図らさせていただければななんていうふうに思っておりますので、町内会のほうと調整した上で対応を図らさせていただきますので、御承知おきいただければと思います。
 

○2番( 金崎ひさ君 )細かいこと、お答えいただけると思わなかったので、ありがとうございます。町内会のほうでは、今ごらんになったように、テープを…ガムテープを張っているという状況で直したんだろうと思いますけれども、でも、本格的な修繕はしておりませんので、ぜひともよろしくお願いをいたします。それから、ごめんなさい。学校給食センターのことですけれども、今、私が聞きましたこと、葉山中学校の駐車場を使って、そして小学校4校と中学校2校の学校関係者のみの配食で行うという設計をするということでよろしいですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )場所については、従来…変更ございませんで、葉山中学校ののり面。6校の給食センターというとこでございます。

○2番( 金崎ひさ君 )この件に関しましては、議会からもいろいろと提案がございまして、例え
ばですね、資材高騰なのでオリンピックの後にやったらどうかとか、それから防災、食育機能を併用したらどうかとか、それから高齢社会になるので、小学・中学生だけではなくて、高齢者の配食にも寄与できるような規模にしたらどうかとか、いろんな提案がかつてされておりますが、その件に関しての検討はするおつもりはなく、今回はこぢんまりとした7,114万3,000円の設計費で、今おっしゃったような項目だけの設計をするということでよろしいのか、確認をしたいと思います。

○教育長( 反町和久君 )骨格のところだけ申し上げると、今部長も申し上げたとおりなんですけれども、以前にもほかの議員からの御質問にお答えする中で、例えば非常時災害のような対応については考えたいとか、それから一般町民との交流みたいなことについても考えたいと申し上げました。ただし、恒常的なコンスタントな…コンスタントな配食とか、そういうことは可能かどうかといいますと、学校施設というふうな枠組みの中では、やはり目的外になってしまいますので、そこは難しかろうというふうに今思っています。それは、そういうふうなつくりをするということであれば、全く別の枠組みで改めて検討することになるかなというふうに思っております。

○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。それから、あと何でセンター方式にするかということで、かつての資料でございますけれども、各学校に自校方式にする場合13億円かかる。だから、センター方式のほうが安いんですよという報告を受けて、私どもも納得した一部分ございますけれども、結果的には20億かかるということで、各学校に13億かけてつくるよりは安いという前提が崩れたわけでございますけれども、これをさらに各学校でやるとこうなる。それだけども、こういうメリットがあるから20億かけてもセンター方式がいいんだよという説得する方策というものを、まだいまだ聞いておりませんけれども、そのあたり何かございましたら教えてください。
 

○教育部長( 沼田茂昭君 )12月の議会のときにですね、可能性…失礼しました。建設調査業務委託の結果を受けて、基本構想一部改定するというようなお話をさせていただきました。また、12月25日の教育民生の常任委員会でもですね、一部資料を、その結果を受けた資料も出させていただきまして、そういった資料を使いながら、一部改正を行い…改定を行いました。2月の教育委員会の定例会で一応承認いただきましたので、説明する機会を持って提出したいなとは思ってたんです。もともと、12月の段階では教育民生常任委員会かなと思ってたんですけれども、日程が3月に入ってから。そうすると、もうちょっと遅いので、予算審査の前までには提出させていただいて、説明する機会を得られればと、そういうふうに思って。その中で、内容的には12月25日に示した資料とは余り変わりは…そういった部分での変わりはないんですけれども、そこで説明させていただければと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )ぜひとも納得のいく説明を予算委員会でしていただきたいと思いますけれども、教育委員会としては、各校の自校方式をする場合は13億だろうという試算は、これは変わっていませんか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )はい、そうですね、13億4,000万という、それ自体は変わっておりませんが、それ以外に、自校方式の場合ですと解体費とか校舎の改修費とか、そういうのが入ります。ただ、その13億の中にはそういったものは入っていないから、プラスアルファというのがあるというふうにつくり込んではおります。

○2番( 金崎ひさ君 )町長の施政方針にございますように、今年度は本当に学校給食センターの建設、それから汚水処理施設整備計画アクションプランの推進、それから既存のクリーンセンターの解体、さまざまなことが一気にやってきたという形になっておりますね。そして、大規模事業の投資が重なるわけですけれども、5番議員がおっしゃいましたように、町長はやはり若いんですから、葉山らしく静かな改革なんて言わないで堂々とやれというふうに言われてましたけど、私はこの3つをね、一気にやることはこんなに大胆なことはないというふうに思っているんですね。ですから、静かな…葉山らしく静かな改革に果たしてなるのかどうか。このあたりは慎重に考えなければいけないなというふうに思っておりますので、やはり、最大の…最少の経費で最大の効果を上げるためには、今何をなすべきか、そして何をやめるべきか、そしてどうするべきかということは、議会としては真剣に考えなくてはならない平成30年度だと思っておりますので、ぜひとも一緒になって、ともに考えていきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それから、基本理念の2の“暮らしを守る”葉山で、いつまでも健康で安心できるまちづくりを推進しますというところでございますけれども、これは葉山の…高齢になって葉山に住んでも何にもいいことないんだよという言葉を何人もの方から受けて、そして高齢者に対する施策がもう少し充実したほうがいいんじゃないかと、私も何度も一般質問をさせていただきました。それが今回、京急バスのふれあいパスの購入の助成になってあらわれたということで、本当によくやってくださったなというふうに私は思っております。これは評価させていただきます。
それから、同じ会派の横山代表はですね、貯筋運動のポイント制の導入。貯筋運動に関して非常にいろいろと提案をされていまして、これもまたポイント制の導入ということで。ここの部分は大変…私たち会派としては、大変評価すべきことだと思いますけれども、ちょっと貯筋運動ポイント制の導入、町長の総括…ごめんなさい。この町長の…何だっけ、施政方針では、商工会との兼ね合いで、活性化も含めてというふうなこともおっしゃっていましたけれども、そのあたり、どのような方向で…方法でやるのか、ちょっと教えてください。

○福祉部長( 仲野美幸君 )貯筋運動をしていただいてる地域が、今、町内10カ所ございます。ことし新たに5カ所ふやそうということで、予算要望を計上させていただいているところでございます。導入のときに指導員がつきまして、半年後に効果測定をするときがございますので、1回の半年間の…皆さん貯筋通帳って、お持ちの貯筋通帳の中の数字によってですね、達成した方にはやまカードを差し上げるということで、細かいことはまた、何点でとかいうのは御説明しますけれども、商工会のはやまカードを贈呈するという形で考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )自分が健康になることと、それからはやまカードのサービスといいますか、そういうことを兼ね合ってやる気を起こすということだろうと思います。これは、成り行きを見ていきたいなというふうに思っております。
それから、地域で安心して暮らせる環境づくりを推進しますというところで、地域包括支援セン
ターの増設3,488万7,000円がございます。これは、先ほどの議員の質問の中でわかりましたが、7期の計画期間中に公募をして、多分今年度中に公募するということで予算化してるんだろうと思いますけれども、民設民営で行うということですね。そして、これは2カ所目ですので、1カ所は社協でやっております、現在。下山、上山、木古庭、一色が6,000人を超えると2カ所以上あるほうがいいということで、その地区の人たちに包括支援センターを利用していただくために、その地区で…指定地区で1カ所立ち上げるということでよろしいですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )おっしゃるとおりでございまして、木古庭、上山、下山、一色地区に1カ所というふうに考えております。
 

○2番( 金崎ひさ君 )社協で補助金が5,831万9,000円、社協に補助金出してます。これは、全てひっくるめてだと思います。包括支援センターだけの運営ではないと思いますけれども。この中で、今回は3,488万7,000円。これは民設民営ですよね。社協は、民設民営と言うんですか。同額ですか。そのあたりを、ちょっとこの金額で、公募というので心配してるんですけど、応募する人がいるのかどうかということが気になります。

○福祉部長( 仲野美幸君 )社協は、おっしゃるように…社協と同じ金額を基準に、2カ所合わせた金額で今回のせております。

○2番( 金崎ひさ君 )すいません。新規事業となってたので、1カ所の金額が3,000万じゃなくて、2カ所で3,488万ということですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )そのとおりでございます。

○2番( 金崎ひさ君 )そうすると、この半分ぐらいの金額で、2,000万弱ですよね。それが公募でやっていただけて、民設民営、ひょっとしたら、もちろん人も雇わなければいけないし、家賃も払わなければいけないかもしれないしということで、この金額で公募して、受けていただける可能性といいますか、もう私ちょっとこの…すいません。7期…6期で流れた経験があるものですから、7期…公募というのが非常に恐ろしいんですけれども。何か目星をつけて、もうちゃんと話がついているから堂々としていられるのか。あるいは、本当にさらで公募しようと思ってらっしゃるのか、そのあたりはどうなんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )上げている金額は、社協の1年分と、それから真っ二つに半分ではなくて、公募して準備の期間がございますので、金額には多少動く部分がございます。それで、一応公募で行いますので、今のところ、どこということは申し上げることはできません。

○2番( 金崎ひさ君 )委員の…議員の計画への意見の中で、地域包括支援センターに関して町からのお答えとして、7期の計画期間中に公募をしてというふうなお答えがありましたけれども、30年度に立ち上げるということではなくて、公募開始するという形でよろしいんですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )一応30年度中に立ち上げようということで、今、予算計上しております。計画の中では7期の中でということです。

○2番( 金崎ひさ君 )わかりました。では、うまく立ち上げができるように、希望しております。ごみ処理に関しまして、ちょっとお聞きしたいことがございます。逗子市への負担金新規事業でございますけれども、共同処理負担金7,476万円が計上されておりましたけど、これはことしだけの金額ですか。あるいは、何年計画なんでしょう。何年続くんでしょうか。
 

○環境部長( 伊藤義紀君 )この7,400万円についてはですね、施設の基幹改良費の部分でございます。こちらのほうについては、約大体10年程度というふうに今のところ考えております。その間、また例えば新たにですね、容プラの処理のための施設整備等がもし入ってくれば、またこういう形で応分の負担という形が考えられます。ただ、今のところまだその計画というのは具体的にはございません。

○2番( 金崎ひさ君 )そうすると、このお金は、平たく言うと、逗子の焼却炉を使わせていただくために、10年間7,476万円ずつ、7億6,000万ぐらいのお金を逗子市に拠出するということの理解でよろしいでしょうか。そして、焼却費は別ですよね、もちろん。トン数によって焼却していただく金額というのは別ですので、これは施設費だけですよね。そういうふうに判断してよろしいですか。

○環境部長( 伊藤義紀君 )そのとおりでございます。焼却費とは別のものというふうにお考えください。

○2番( 金崎ひさ君 )そして、その下ですけれども、逗子からのし尿を葉山町が処理しますよね。これに対する逗子からの負担金というのはいただくんですか。

○環境部長( 伊藤義紀君 )金額としてはごく小さいものになりますけれども、私どもの直接投入口を整備したときにかかった経費。それをやっぱり同じように年数で割ってですね、お使いいただく分の応分の負担ということで、あとは投入する量。これは大体100を基準にしますと、葉山町が97の逗子市さんが3、ごく少量になりますけれども、その負担分ということで処理費。それから施設の整備経費というのも負担を処理量に合わせていただくことになっています。

○2番( 金崎ひさ君 )出すお金は負担金として出てますけれども、いただくお金は負担金として収入になっているんですか。ちょっと私、見てないんですけども、それはお幾らぐらいですか。

○環境部長( 伊藤義紀君 )逗子市からの歳入でございますけれども、下水道の使用料ですとか、それから逗子市さんのほうに入れた際に希釈する費用ですとか。先ほどお話ししました施設の経費含めてですね、おおむね歳入としては180万円ぐらいが歳入として計上させていただいております。

○2番( 金崎ひさ君 )ありがとうございました。それでは、汚水処理施設整備計画アクションプランのところをお伺いいたします。先ほどちょっと質問してくださったので、多少わかったんですけれども、下山…官民連携手法のことです。5カ年計画で12億円。これは、下山口全体を一体的整備の取り組みとして設計ができるかどうかという可能性調査を30年度はするということで、880万円の経費がかかるという理解でよろしいでしょうか。
 

○環境部長( 伊藤義紀君 )そうですね。一般的には下流域ですから、下山口も下流…大体、御用邸のほうから設計を始めるというようなのが一般的でございます。ただ、現場をコンサルの方々が歩いた上で、どういう設計方式、例えばマンホールポンプの数を極力減らすと後年の負担というのが楽になりますので、そういうことも含めながら、どういうふうに導入していくべきなのかということのコンサル委託料ということで、平成30年度につきましては、公営企業会計のですね、継続費第5条というところに年割で掲載させていただいてますけれども、880万円を計上させていただいています。

○2番( 金崎ひさ君 )それは、可能性調査のためのお金ということですね、880万。そうすると、31年度になると、どういう手法で下山口全体が下水道を導入できるかどうかというのが、青写真がすっかり見えてくるということで、5カ年計画で完了するその合計額が12億円という試算を持っているということでよろしいわけですよね。

○環境部長( 伊藤義紀君 )先ほどちょっとお話ししたとおり、通常のやり方でやるよりも、当然工期ですとか、経費の削減効果というのが得られますので、そういう形で、平成34年度までには下山口のほうの設計と整備を終えたいというふうに考えています。

○2番( 金崎ひさ君 )下水道のアクションプランというのは10年計画ですので、本当にいろんな
角度から進めなければ進まないというふうに思っております。それから、下山はそれで解決するということだと思うんですけれども、合併処理浄化槽の転換促進が4,200万円の計上されておりまして、前年度は2,600万円ぐらいなんですけれども、倍額ですよね。合併処理浄化槽の、市街化区域はもう下水道。市街化調整区域は合併浄化槽にすると決めた以上、これは10年…アクションプランに合わせて、水の浄化のために市街化調整区域ももっと推進をして、これを完成させるという考えだと思うんですが、これ総額お幾らぐらい使わなければできないんでしょうか。

○環境部長( 伊藤義紀君 )総額おおむね、大体4億円程度というふうに見ております。ただ平成29年度については、まず地元の方々、市街化調整区域と、それから下山口の一部の方々にですね、説明会を実施しました。出発が、予算をお認めいただいた後に説明会をやりましたので、実質取りかかりがですね、6月、7月からということで取りかかりました。現在のところ、大体二十数基のですね、転換工事が終わっております。今度の30年度につきましては丸々12カ月使えるということで、若干伸ばしつつもあるんですけれども、予定数量というのも計画の中で数値として決めておりますので、あとは個々の御事情によってですね、御協力を得られるかどうかというところもございますし、私どもは浄化槽機器というのは未来永劫使えるものではないので、いつかは入れかえが必要になりますというようなお話もさせていただきながら、あとは水環境の向上ということも行政として推しながら、なるべく多くの方々に整備をしていただきたいというふうに考えておりますので、そんなふうに進めていきたいと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )本当にこのことについては早くやらなければならないことだというふうに思っておりますけれども、今聞いただけでも、町長、恐ろしくなりませんか。下山で12億、それから合併浄化槽で4億、それからクリーンセンターの建てかえといいますか…の整備で12億、それから給食センターで20億ですよ。本当に、そのあたり全体を考えるのが町長の責任ですのでね、やはり全体的将来像といいますか、待寺議員が将来像を聞く時間がなかったとおっしゃっておりましたけれども、やはり責任を持って将来像、財政計画も含めて考えていっていただきたいなというふうに思っております。下水道事業が…下水道事業会計が公営企業会計になりました。このことについて、予算の概要で、下水道事業特別会計のときは14億2,320万8,000円なんですけれども、今年度の予算は、事業会計になると24億62万円なんですね。この10億の差というのは、改めてお聞きしますけれども、どういう状況でこの金額が10億高くなったのかというのをお聞きします。

○環境部長( 伊藤義紀君 )実際、整備の面積もですね、平成29年度よりは大きく伸びています。それから、あとは国道の工事でですね、御用邸周辺の国道の工事というものございますし、工事費についても伸びていると。平成29年度については、御承知のとおり、公営企業会計のですね、導入準備ということで、打ち切り決算もやらなければいけないので、当然工事のできる期間が短くなってます。もう今年度については、ほぼほぼもう工事も終えて、今検査の時期に入ってますけれども。公営企業会計が始まりますと、それをフルに活用しながら進行していくということでございますので、その分の経費もですね、下水道事業会計のほうが29年度と比べると多くかかってくるということもございますので、その分で下水道事業に関する経費が膨らんでいるというような状況もございます。

○2番( 金崎ひさ君 )事業会計になったことによって、金額的に少し表示が変わったからではなくて、実際に10億円の事業費を上乗せしたということなんですか。違いますよね。すいません、もう一度お願いします。

○環境部長( 伊藤義紀君 )10億円の事業費が上乗せしたわけではなくて、主要な建設改良事業は5億3,600万です。これは、予算書のですね、2条のほうに建設にかかるものというのが計上させていただいてます。
 

○2番( 金崎ひさ君 )この前、私たち勉強させていただいて、表示の仕方が変わったということで、こういうふうな10億円のものができたんだろうというふうに思っておりますので、今わかりやすく担当部長から説明していただいたほうがいいかなと思います。減価償却…償却を入れたり、いろんなことで予算が膨らんでいるということを説明していただきたかったんですけれども。そのあたりをお願いいたします。

○環境部長( 伊藤義紀君 )すいません、説明がよくありませんでした。減価償却費がですね、現金を伴わない金額で載せてございます。ですから、その分で10億というような経費が上乗せされてるというふうに御理解いただければと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )要するに、10億円の事業を進めるのではなくて、やはり、さまざまな項目
を入れることによって、現金がまず動くわけではないけれども、数字的に10億円オーバー…多くなったというふうな事業会計になったということで、恐るるには足りないということでよろしいですね。

○環境部長( 伊藤義紀君 )今まで見えていなかったものをお見せするような形になったということで、大幅に工事費が増額されたというような状況ではございません。

○2番( 金崎ひさ君 )公営企業会計に移行したことによって、何かメリットとかそういうことが担当課としてやりやすくなったとか、やりづらくなったとか、いろいろあるかと思いますけれども、そのあたりの感想をお聞かせいただきたいと思います。

○環境部長( 伊藤義紀君 )実際、事務はですね、かなり細かくなっておりますので、その辺の労力的には負荷が大分多くなったというふうに考えております。ただ、先ほどもお話しましたように、将来にわたっての経費の負担がどれほど必要なのかということが、見えやすくはなっております。大きい経費を伴う公会計…下水道会計ですので、そういうことを当然職員の中でも認識をしておかなければいけないということと、議員の皆様にも承知しておいていただくということがありますので、見えやすくなって、がんじがらめみたいな形にはなりますけれども、当然、先行きの予定というのを見越すことが楽になったというふうには考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )私たちもなれたら多分見やすいんじゃないかなと、将来が見えるしということで、見やすくなるのではないかなというふうな期待をしております。下水道事業会計については、これからちょっといろいろと傍聴しながら、私は委員でないので勉強させていただきたいなというふうに思っております。
次に、アクション…じゃなくて、“活力を創造する”葉山の中で、海水浴場の安全確保に努めますというところなんですけれども、やはり海水浴のマナーアップ。これ多分ごみが含まれてマナーアップだと思うんですけれども、ごみ問題がまたついて回るのかなという気がいたします。今回は、ごみを出さない、町内に出さない。そして食いとめる。持ち帰ってもらうというのは、もうその人の良識なので、ぜひともとお願いしてもやらない人はやらない。どこかに捨てて行くと思うんですけれども、葉山の町内を汚さないというような施策というのを、このマナーアップ指導員にお願いするのか、何かいろいろと問題点を抱えてらっしゃると思いますけれども、どのようなことをお考えでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )来年度、特別に新たなものをすごくやろうとかというふうには、今のところは予算上も考えておりませんけれども、前年のとおり、ボランティア活動があったりとか、警備員によるパトロールですとか、当然海水浴場の開設時間後にもパトロール員を回しているとかですね、そういったことプラス横断幕の話ですとか、アピールの面でもですね、強化をしていくつもりでいます。

○2番( 金崎ひさ君 )昨年は、とても監視員とか救護してくださっているアルバイトなんて委託した人たちが、ごみを集めて、こんなにごみがありましたというのをいろいろフェイスブックに上
げたりして、大変自分たちが…何ていうんですか。頼まれてないことも全てやっていただいて、海をきれいにしたというふうなところも見受けられましたのでね、ぜひともそういう人たちに、御迷惑をかけないような形で、何とか行政として、何とかできればいいなというふうに思っておりますので、協力をしながら、監視員の方たちとも協力をしながら、きれいなビーチでいてほしいなというふうに思っております。「葉山の魅力を高めます」というところで、葉山の魅力を高める実行委員会の補助金600万なんですけれども、先ほどの議員の質問にお答えいただいたのが、料理教室と里山整備を行って、次年度以降もこれと同じようなことをしたいと。昨年の決算がまだ済んでませんけれども、600万かけて料理教室と里山整備をしたんですか。

○政策財政部長( 小山誠君 )今、里山整備と料理教室並びにですね、今、実際動いている部分では、ガイドブック的な部分の整備ということで、そちらのほうの検討もさせていただいてるところでございます。

○2番( 金崎ひさ君 )それは29年度の600万の使い道だというふうに思うんですけれども、600万と言ったら大きなお金で、そして、そのうち300万は補助金かもしれないけれども、300万は町税を費やしてますよね。それで、ガイドブックと料理教室と里山整備で、それで次年度以降も同じようなことをというふうに部長が先ほど答弁されてましたけども、やはり具体的な整備をしたいということを町長が施政方針で述べてらっしゃいますのでね。町長自身は、かつての選挙のときにダッシュ村をするとか、それからキャンプ場をつくるとかおっしゃってましたけど、それをここにあてがうつもりなんでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )そういう考えのもとですね、昨年度のときに、そういった考えのもとにやろうと、私自身は考えてはございました。ただ実際には、魅力を高める会議を設けて、多くの町民の方の御意見をまとめた結果ではありますので、料理教室等は私の構想にはありませんでしたけれども、やるほうがいいんだということで、今、JAの方々とのコラボレーションなどをですね、検討してるというふうに聞いております。

○2番( 金崎ひさ君 )せっかくの補助金が出たわけですから、もっともっと有効な使い方があったのではないかと。去年私どもはさんざん述べさせていただきましたけれども、やはり進めていく以上、何かの結論を出さなければいけない。結果を出さなければいけない。このことで本当に葉山が活性化してよかったねと言えるような結果を出していただくように、最大限の努力をしていただきたいなというふうに思います。
それから、空き家等対策協議会なんですけれど、16万4,000円の金額なんですけれども、先ほど私も町長の施政方針を読ませていただいたときに、高質な民泊な推進というのは、この空き家と絡めるのかなと思っていたんですけれども、先ほど議員の中で質問した方もいらっしゃいましたけれども、これは町として推進するわけではないということで、第三者を見つけたいというふうに思ってらっしゃるのかよくわかりませんけれども、これは空き家等対策協議会の中での高質な民泊の推進を協議していただくということではないわけですね。

○町長( 山梨崇仁君 )空き家のこの取り組み…空き家対策推進事業は、空き家を、行政ですので若干問題が発生するのではないかという対策の視点から議論しております。民泊につきましては、空き家というよりも、むしろ別荘であいている家を活用したいとか、もしくは御自宅をお貸ししたいとか、そういう方々が民泊を使って、観光のための、宿泊者のための施設として考えるものでございますので、この空き家とは全く性質の違うものであります。もちろん、所有の方にとってはリンクする可能性がありますけれども、町としてはアプローチは全然違うものにありまして、空き家をふやすことによって、町が防犯とか防災時の安全管理上問題とならないように考えるのがこの空き家対策協議会であります。民泊は民泊で新たな取り組みとして、もし、たとえ日常使っているきれいな建物であってもですね、お貸ししたいという方がいらっしゃれば、貸し方について、近隣の住民の方々や葉山の風景を乱すことがないようにお願いをしたいということから、新たな視点で民泊について、町は向き合っていきたいというふうに先ほど述べました。

○2番( 金崎ひさ君 )民泊に関してはわかりました。空き家等対策協議会に関しては、何を諮問して、何を答申していただくのかというのをお聞きします。目的がわからないんです。

○政策財政部長( 小山誠君 )空き家対策協議会につきましては、諮問機関ではございませんので、今の葉山の状況、空き家の状況を把握する中で、官民連携をとってですね、どう整備していこうかとか、そういった御意見をですね、学識経験者を含め、御意見をいただくような場にしてございます。

○2番( 金崎ひさ君 )空き家調査というのを、本当に葉山町は手をつけるのが早くて、全町的に本当に調査をされております。そして、その資料もお持ちだと思いますけれども、空き家に関しては、本当に壊れそうで何とかしなければならない。周りに被害が起きるというふうな空き家と、それから、まだ使えるけども誰も住んでいない。そして持ち主も遠くに住んでいるとか、いろいろと売りたいとか、貸したいとか、いろいろ御要望を持ってらっしゃる方もある空き家もあると思うんです。それで、葉山の中でも空き家もどんどんふえてますし、空き家を使いたいという要望もあるのではないかというふうに思うんですけども、そのようなつなぐための協議会ではないんですか。

○政策財政部長( 小山誠君 )協議会の中でつなぐというイメージではなく、当然、宅建協会の役員の方も入ってございますので、そこと所有者の方とのですね、連携がとれるような仕組みづくり、そういったものを考えてございまして、当然、所有者の方にですね、同意を得られれば、そのような連携を図る中で、取り組みをしていければなというふうに思ってるとこです。

○2番( 金崎ひさ君 )これは何年計画…何年この協議会はやるつもりなんですか。もう二、三年やってますよね。

○政策財政部長( 小山誠君 )何年ということではないと思うんですね。これは今後もですね、当然空き家というのは発生するものだと思いますので、そのためには対策を練っていく必要性もありますし、現況も変わるというようなことも想定できますので、この協議会についてはずっと継続してやっていくものだというふうに理解してるとこです。

○2番( 金崎ひさ君 )そうすると、空き家全般の扱いではなくて、一軒一軒の空き家について、ここはどうしようとかというふうな検討をする場なのですか。それとも、そういう場ではないんですか。

○政策財政部長( 小山誠君 )議員おっしゃるとおりですね、例えば特定空き家ということで、そ
れこそ倒壊するおそれがあるだとか、近隣の方にですね、迷惑かけるような建物の状況。そういう状況であればですね、当然、代執行というような…大げさに言いますと、最終的にそういった部分に持っていく場合には、当然、この協議会の中でですね、知識のある方たちがいらっしゃいますので、そこで判断をする中で、御意見を伺って町のほうで執行していくというようなことも想定しているとこでございます。

○2番( 金崎ひさ君 )本当に壊さなければならないような空き家に対する対策協議会というのであれば、大変役に立つかと思います。でも私は、使える空き家をいかに町民のために町がかかわりながら有効活用できるかというのを対策協議会で諮っていただきたいなというふうな希望を持っておりますので、またそのような会議といいますか、計画がありましたら、ぜひともその辺は立ち上げていただきたいなというふうに思っております。
それから、最後に先ほどのバス停なんですけれども、2年計画でやるようなことかと私も思っているんですけれども、去年の施政方針でも、去年中にやるような勢いでした。そして、ましてやあそこの土地を売ったお金がございますよね。財源があって、そこに使おうと。そして、もう既にベンチをいただいてますよね。あれは、何が…町長の思い入れでぼんとつくってもいいことではないかなと思うぐらい、すぐできるのではないかと思っていたんですけれども、何がネックで、どこでどういうふうにブレーキがかかっているんですか。
○町長( 山梨崇仁君 )ブレーキというわけではないんですけども、金崎議員がおっしゃるとおり、例えば、もうつくってしまおうというふうにですね、それもシンプル…シンプルに、単純に屋根だけつくろうと思えば、恐らくすぐにでもですね、図面を起こして皆様にお示しはできると思うんですが、どうしてもですね、いろんな思いがですね、ありまして、もっと例えば…例えば一番直近では、毎回選挙のごとに投票所が設置されますので、それにかわるものをつくろうとなると、じゃあそのついでに、こういうものもあったらいいんじゃないかとか、こういうふうに階段をつくるときれいに見えるんじゃないかとかですね、いろんなやはり思いが、私もそうですし、皆さんにも声をかけるといろんなお声をいただいてしまうもので、なかなか、じゃあこれでいこうという決定に至らなかったというのが正直にはあります。その中で、とはいえ、こういう方式でここまではというふうに、ある程度定めてですね、これでいこうというふうに議論をまとめにかかったところではあるんですけども、そういったことを鑑みてか、町の建築…設計を起こせる方々がですね、いい題材として議論をさせてほしいと。その議論の結果を参考にしてほしいというお声をいただいたので、であれば、確かに何としても今年度中にやらなければいけないというような内容でもございませんでしたので、参考になるものをもう一度待っていこうというふうには考えております。ただ、これまで…私今までですね、かつてこの議会でも、福祉の殿堂にしていきたいとか、いろんな全面を使った議論があったことも伺ってはございますけども、今回そこだけはお願いしたいことが、そうやって全面やってしまうと、本当に議論が躍る、されど進まずになってしまいますので、バス停と、一番手前のところで、例えば投票所と申し上げた一つの機能について確定をしてですね、形にしていく。その上で発展的に、例えばほかの施設との統合だったりと…統廃合の兼ね合いの中で、発展的に、この場所はこうしていこうという議論が後々あるのはいいかもしれませんが、まず一手をつけないとというふうにも一方で思っていますので。とは言え、その一手に私自身がですね、欲の皮が突っ張って、なかなかまとめきれなかったところもありますので、欲もここまでにして、その一手をこれだというふうにお示しをしていきたいというふうに今は考えておりますので、決断のときをですね、もうしばらくだけお時間いただいていきたいと考えてございます。
○2番( 金崎ひさ君 )すいません。私はバス停の屋根を設置すると単純に思っていたものですか
ら、なぜだろうと思っていたんです。今、町長のお話だと、旧役場跡地の利用も含めて考えているということのようですので、では、結論が出るのを待つしかないなというふうに思っておりますので、待たせていただきます。これで、私の総括質問を終わります。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )これにて、2番 金崎ひさ議員の総括質問を終わります。以上で本日の総括質問を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )本日の日程は全て終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。

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更新日:2018年09月20日