葉山町議会 平成30年10月10日

平成30年 葉山町議会第3回定例会会議録(第5日)

招集年月日

平成30年10月10日(水曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前10時00分

閉会

午後4時30分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 石岡実成 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 近藤昇一 出席
第8番 窪田美樹 出席
第9番 畑中由喜子 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 笠原俊一 出席
第12番 土佐洋子 出席
第13番 伊東圭介 出席
第14番 ( 欠員 )

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 氏名
町長 山梨崇仁
教育長 返町和久
政策財政部長 伊藤義紀
総務部長 太田圭一
福祉部長 仲野美幸
環境部長 高階歩
都市経済部長 永津英彦
教育部長 沼田茂昭
消防長 小峰守
総務課長 行谷修

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 氏名
議会事務局長 田丸良一
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 保永優香

 

会議録署名議員の詳細

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第1番 横山すみ子
第2番 金崎ひさ

議事日程

第1 一般質問
1.鈴 木 道 子 【一括質問一括答弁式】
(1)防災について
(2)町民の健康について
(3)子育て支援策について
2.山 田 由 美 【一問一答式】
(1)ヨウ素剤の事前配布について
(2)避難所の物品について
(3)自転車保険について
(4)まちづくり条例について
(5)庁舎内女性用トイレについて
3.笠 原 俊 一 【一問一答式】
(1)オリンピック・パラリンピックに向け町民主体の応援体制について
(2)天皇陛下の退位と即位、御用邸の町としての取り組みについて
(3)イノシシ捕獲の支援について
(4)福祉・健康増進・教育の充実について
4.金 崎 ひ さ 【一問一答式】
(1)学校施設の老朽化について
(2)協働について
5.飯 山 直 樹 【一問一答式】
(1)株式会社湘南国際村協会について
(2)海辺の諸問題について
(3)ペットとの暮らしについて
(4)公共施設について

議事の経過

○議長( 伊東圭介君 )おは
   ようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
   直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )
   日程第1「一般質問」を行います。
   第1番、3番 鈴木道子議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。

○3番( 鈴木道子君 )
   3番 鈴木道子でございます。通告に従いまして、大きく3項目に分けて質問をさせていただきます。
   まず最初に、北海道、西日本、地震、豪雨、そしてまた世界ではインドネシア、南米、あらゆるところで災害、地震が起きております。亡くなられた方にお悔やみを申し上げるとともに、被災された方の一刻も早い、お元気になられることをお祈りいたします。
   1項目目、防災についてということで、3点ほどお伺いをいたします。日本国内また世界でも災害、異常気象、さまざまな事案が発生している今日において、私どもも災害に備えた体制を十分にするべきだという観点から、今回は防災についてお伺いをさせていただきます。
   液体ミルクについてお伺いをいたします。液体ミルクについては、私ども同僚議員からも再三質問項目に載っているところでございますけれども、これは熊本地震のときにフィンランド駐日大使から贈られたもので、平成28年に活用されたと伺っております。しかしながら食品衛生法に基づく基準がなく、製造・販売が日本ではまだ認められておりません。粉ミルクの保存期間は開封して約1カ月ぐらいでございます。しかしながら、この液体ミルクは冷蔵保存して48時間、ちなみに1時間以内に飲みきるようにということがございまして、これまでに西日本豪雨被災地の岡山県倉敷市と愛媛県、北海道に提供をされました。本年の8月8日に厚労省の改正省令施行がございまして、企業が製造・販売ができるようになったということが報道されたところでございます。改正の省令では、保存性のある容器に入れ、120度で4分間加熱殺菌などの製造基準を設けました。こうした基準を踏まえて、各メーカーは開発を本格化させるという報道がなされたところでございます。
   この液体ミルクに関しては、粉ミルクに比べて割高で、海外ではほぼ二、三倍の価格差があるというようなことも言われておりますが、しかしながら災害時における活用は大変便利なものがございます。このことに関しまして、当町としての準備状況というようなものについて、まずお伺いをさせていただきます。
   次に、災害罹災証明書交付業務についてお伺いをさせていただきます。このことにつきましては、特に北海道の地震の際に、この災害罹災証明がスムーズにいかなかったというようなことが報道されておりました。備えが足りなくて、職員研修マニュアルもなかったということで、若干の混乱状況があったというふうに報道されておりました。先般の台風の際に、当町でも罹災証明が何件か出されたところでございますけれども、この罹災証明書交付業務についての当町の状況をお伺いをいたします。
   次に、災害に備えた食生活教室についてでございますが、このことは10番議員も質問をもう既になされましたし、また決算特別委員会でも継続をするべきだということ、また周知をするべきだというような意見も出ております。このことについて再度お伺いをさせていただきます。
   2項目目、町民の健康についてでお伺いをいたします。風疹流行対策についてでございますが、風疹につきましては再三報道がされておりまして、大変な流行の時期に入っているということでございます。そして、当町といたしましても、予防接種を受けるようにということで、再三の周知と努力をしているところでございますが、この風疹流行対策、日に日に流行の度合いが、速度が増しておりまして、数字的にもいろいろ、昨年1年間の8倍を超える累積の患者数で、約770人、直近でいるということでございます。東京が一番多く、それに次いで千葉県、神奈川県が多いというようなことで、川崎市の市長、特に30代から50代の男性の予防接種が今、問題視されているところでございますが、まさに46歳の川崎市の市長が予防接種を受けますということも報道されておりました。この風疹流行対策について、我が町としても万全なる体制を組むべきだと思っておりますので、その辺のところをお伺いをいたします。
   次に、胃がんリスク検診についてお伺いをいたします。胃がんリスク検診につきましては、再三対象枠拡大ということで提案を申し上げておりましたけれども、隣の横須賀市でけさの新聞でピロリ菌が、中学2年の全生徒を対象に胃がんの原因とされるピロリ菌の感染検査を無料で行う方針を示したということが大きく報道されておりました。横須賀市内でも割合の高い死因の予防につなげるということで、翌年2019年度にも始めたい考えだということが大きく報道をされておりました。直近の自治体でこのような体制が組まれたということで、私は葉山町でもぜひ対策を、対象枠の拡大をすべきだということで、今まで提案申し上げてきたことの町の対応状況をお伺いをいたします。
   次、人間ドック助成枠拡大ということについてお伺いをいたします。決算特別委員会でもこの人間ドック、脳ドック助成枠拡大ということが十分なる議論がなされ、また意見も出されたところでございますが、再度私はこの人間ドック助成枠拡大ということについて、また違った観点からお伺いしたいと思います。現状のお答えをまずお伺いをいたします。
   それから、大きい2項目の4番目、特定健診受診率向上について。これも今までの決算・予算等で受診率が余り向上しないということにつきまして、いろいろな努力をなさっていることとは思いますけれども、この向上策について、また新たな何か抜本的な策ができないものかという思いがいたしまして、それについてお伺いをいたします。
   3項目目、ピンクシャツ運動についてお伺いをします。これは本年の2月でしたか、ピンクシャツデー2018inかながわということで実施されております。また、日本国内、大変に多くの自治体でこのピンクシャツデー運動がなされているところでございます。これはカナダからスタートしたいじめストップのピンクシャツデーキャンペーンの活動から始まったものでございますけれども、このピンクシャツ運動、これも当町でもやはり取り組むべきではないかというふうに思いまして、質問をさせていただきます。
   2項目目、暑さ対策ということでお伺いをさせていただきます。近年、大変に暑い状況、夏の暑さが厳しくなっております。当町ではエアコンが設置されているところで、いち早く町長の御英断で設置されたということで、これは大変に評価をさせていただきます。しかしながら、いろいろなプールの利用または運動を外でやるべきかどうかというようなことで、暑さ対策、またさらなる対応をきちんととらなければならない状況となっていると思います。ことしの夏は終わりましたが、また来夏も同じような、またさらに暑くなる可能性も秘めているところだと思っておりますので、来年の暑さに向けての対策についての状況をお伺いをいたします。
   3項目目、ランドセルについてということですけれども、ランドセルが重いということで、子供たちの肩凝りですとか、またその肩凝りからくる姿勢の問題ですとかが今、問題になっているところでございます。この小学生の教科書が2015年度現在で、ページ数が国語、算数、理科、社会でしたでしょうか、10年前と比べて約34%もふえたということで、その重さもありますし、また副教材等の重さもあるところだと思っております。基本的には学校に置かない、おうちに持って帰るということが好ましいとは思いますけれども、この現在のランドセル自体の重さ、そして中に入れるものの重さで、小学生のまだ小さい体には大変な負担になっているというところがこのごろ問題になっておりますので、このことについて当町の対応についてお伺いをいたします。
   以上、3項目10点にわたってのお答えをよろしくお願いをいたします。

○議長( 伊東圭介君 )
   答弁を行います。

○町長( 山梨崇仁君 )
   鈴木道子議員の御質問に、所管する箇所につきましてお答えさせていただきます。
   1項目目、防災について。1点目、液体ミルクについてのお尋ねですが、液体ミルクは常温での保存が可能であり、粉ミルクに比べ消毒や滅菌の必要や湯で溶かすなどの必要がなく、封をあけ、吸い口を装着すればすぐに飲むことができることから、災害時の備えになると期待されているものでありますが、粉ミルクに比べ保存可能期間が短いことや、海外製品を輸入するため高額となることなど、導入については課題がありました。本年8月に厚生労働省により乳製品の成分に関する省令が改正され、乳幼児向け液体ミルクの国内での製造、販売が可能となりましたので、今後は製品の流通等に合わせ、災害用の備蓄としての検討を進めてまいりたいと思います。
   2点目、災害罹災証明書交付業務についてのお尋ねですが、罹災証明書の交付につきましては、罹災者等からの申請に基づき、職員が現地を確認し、その内容を審査して、火災による罹災証明書の交付については消防部局で、自然災害による罹災証明書の交付については町長部局で交付をしているところでございます。大規模な災害が発生した際は、地域防災計画の事務分掌に基づき交付事務を行うこととなりましたが、過去の災害により被災地となった市町村での対応状況を踏まえ、災害時に罹災証明書の交付が遅滞なく行われるよう、住家被害の調査担当者の育成、他の地方公共団体や民間団体との応援協定の締結などを計画的に進めるなど、罹災証明書の交付に必要な業務の実施体制の整備に努めてまいります。
   次に3点目、災害に備えた食生活教室についてのお尋ねですが、昨年度の2月に栄養関係の一般健康講座としては初めての取り組みとして、災害に備えた食生活教室を外部講師を招いて実施いたしました。講師は、東日本大震災で実際の被災地支援に携わり、食にかかわる活動を経験された管理栄養士で、被災現場の食の現状と課題を伺いながら、災害時の食について、募集人員20名を上回る参加者24名が学ぶ講座となりました。講座で紹介した限られた資源で調理するパッククッキングの調理方法については、試食も含め参加者の反響が大きく、興味深く学習されていました。今後につきましては、災害発生直後はもちろん、災害後の長期避難生活による健康の二次被害予防のためにも、町民自身が被災時の食に対応できる力をつけていくことは大変重要なことから、町民の健康を守る観点で、栄養面も視野に入れた災害時に備えた食生活教室の実施継続について検討してまいります。
   続きまして2項目目、町民の健康について、1点目、風疹流行対策についてのお尋ねですが、ことしは首都圏を中心に風疹の感染が拡大しており、国立感染症研究所の9月19日の発表では、患者数は全国で642人と、既に昨年1年間93人の6.9倍となっています。風疹は、妊娠初期の女性が感染すると胎児に先天性風疹症候群を引き起こすことが知られ、風疹の感染防止のためには予防接種が有効であるため、当町では19歳以上の妊娠を予定している女性及びそのパートナーと妊婦のパートナーに対して風疹予防接種費用の助成を行っています。今年度は9月末までで53人が申請されており、ホームページ等で助成制度の紹介と予防接種の勧奨、啓発を行っています。全国的な傾向として、風疹にかかる患者は30代以上の男性が多く、30代から50代の男性は国の制度変更の影響で免疫が十分でない可能性があるとされていることから、特にその世代の注意喚起を強化してまいります。
   次に2点目、胃がんリスク検診についてのお尋ねですが、本町では平成27年度より40歳以上の町民に対して胃がんリスク検診を逗葉医師会等の協力のもと開始し、現在32医療機関で実施しております。この検診は、血液検査により胃がん発症の原因となるピロリ菌感染のリスクを見るもので、感染が確認できた人に対しては、その後、除菌治療を行い、胃がんの発症自体を予防するという考えに基づく検査です。受診者は平成29年度154人、平成30年度は8月末現在で49人と、実施要件により対象者自体が減少するため減少傾向が見られています。
   一方で、早期からの胃がん予防を目的に、中学2年生を対象とした尿検査で行うピロリ菌検査が神奈川県医師会の研究事業として平成29年度に開始され、藤沢・厚木・横須賀の市医師会において実施されました。研究事業で確認された中学生のピロリ菌感染率は2%で、その後の除菌治療につながったこと、平成30年度については県内3つの市医師会において同モデル事業が継続実施されていることを逗葉医師会より確認をしております。
   今後については、引き続き県の研究事業の結果報告等により、検査制度や有効性についての情報収集に努め、逗葉医師会の判断も踏まえ、他市町の動向や効果を把握しながら、進め方について検討してまいりたいと思います。
   3点目、人間ドック助成枠拡大についてのお尋ねですが、本町では平成27年度より20歳以上で年度内に60歳になる人までを対象に、人間ドック、脳ドック費用助成を開始し、平成28年度からは対象を年度内に65歳になる人までと拡大し、上限2万円の補助を行っています。申請者は平成27年度108人、28年度124人、29年度188人と、年々増加している状況です。この事業は、もともと町の健康施策の中でも、特に若い世代を対象とした取り組みとして開始しており、若いころからの健康受診の動機づけや働く世代の健康管理を目的に実施しています。平成29年度の申請者内訳を見ると、30代17%、40代24.4%、50代46.3%で、若い世代への一定の成果が得られていると考えられます。健康管理は世代を問わず重要な課題です。現在65歳前後での退職後に国民健康保険に加入される人が多く、74歳までの国保加入者は特定健診の受診を、また75歳以上の全ての町民は長寿健診の受診ができることから、健診機会の有無や平等性等も考慮し、引き続き事業の進め方について検討をしてまいります。
   4点目、特定健診受診率向上についてのお尋ねですが、40歳から74歳までの国民健康保険被保険者を対象とする特定健診の法定報告受診率は、平成27年度27.5%、28年度27.4%、29年度27.6%の速報値があり、人間ドックのような任意の健診を受診し、特定健診を受診しない人もいることから、受診率の横ばい状態が続いています。町の受診率向上に向けての取り組みとして、わかりやすい受診案内の工夫や未受診者への電話での受診勧奨、受診率の低い年齢層への再勧奨通知、費用面のメリットのPR、人間ドックなど他の健診データの活用、町内回覧板での周知など、各種実施をしており、また受診率の高い自治体の情報なども参考に取り組みを進めております。今後はかかりつけ医と連携し、通院患者に対して年1回の特定健診受診を勧めていただくなど、引き続き医師会との調整や連携強化に努めながら、多くの人が特定健診を受診することで、自身の健康管理や疾病の早期発見・早期治療につながるよう進めてまいります。
   以上で所管する1回目の答弁を終わります。

○議長( 伊東圭介君 )
   続いて答弁を行います。

○教育長( 返町和久君 )
   鈴木道子議員の御質問にお答えいたします。3項目目、子育て支援策についての1点目、ピンクシャツ運動についてのお尋ねですが、ピンクシャツ運動はカナダの2人の高校生の行動をきっかけに、2007年に始まったいじめ防止の取り組みでございます。神奈川県ではことし2月にピンクシャツデー2018inかながわが開催されたところでございますが、本町では特にピンクシャツ運動に特化した取り組みは行っておりません。いじめに関する各学校の取り組みにつきましては、各小・中学校において国のいじめ防止対策推進法に基づき、学校いじめ防止基本方針を定めるとともに、道徳の時間や特別活動あるいは児童会・生徒会活動などで啓発に取り組んでおります。また、今年度は小学校、次年度は中学校で特別な教科道徳がスタートし、いじめに関する教材も多く取り上げられるため、ピンクシャツ運動につきましても授業で考え、議論する題材の一つとして触れる機会を持つことも十分可能であると考えております。
   次に、2点目、暑さ対策についてのお尋ねですが、平成26年度より各小・中学校に空調設備を設置し、普通教室・特別教室等において気温・湿度調整を行い、児童・生徒の体調管理を行っております。各学校の熱中症対策につきましては、文部科学省からの通知文や環境省が発行しているリーフレット・ポスターなどを活用し、周知しているところでございます。また、熱中症の未然防止に向けては、特に体育の授業や校外活動等の際には、適切に休憩や水分補給を行うなど、児童・生徒の健康管理に努めております。なお、今年度につきましては大型扇風機、熱中症予防対策温湿度計を購入し、各小・中学校に配置したところでございます。
   次に3点目、ランドセルについてのお尋ねですが、現在全国の小・中学校で授業に用いる教科書のページ数がふえたことや、その他の教材などの追加により子供たちが使用するランドセルが全体的に重くなり、児童・生徒の発達や健康面に与える影響が問題になっております。こうした事態を踏まえ、本年9月、文部科学省より各学校において児童・生徒の携行品の重さや量について改めて検討し、宿題や家庭学習で使わない教科書や書道の道具などを学校に置くなど、必要に応じて適切な考慮を講じる旨通知されたところでございます。本町においては、従来から全ての小・中学校において宿題や家庭学習で必要なものだけを持ち帰るように指導しているところでありますが、文部科学省からの通知内容を踏まえ、かつ家庭学習に影響を考慮した上で、携行品の重さや量について、さらに適切に進めてまいりたいと考えております。以上でございます。

○議長( 伊東圭介君 )
   再質問を行います。

○3番( 鈴木道子君 )
   では、順を追って再質問をさせていただきます。1番目の液体ミルクについてでございますけれども、これについてはちなみに、もしわかりましたら、粉ミルクの備蓄というものは全町的にはどのくらいの備蓄がされておりますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   粉ミルクにつきましては、7,800グラム備蓄しております。

○3番( 鈴木道子君 )
   これは具体的に赤ちゃん1人につきどのくらいかというような試算は、おわかりになりましたらお答えください。

○総務部長( 太田圭一君 )
   地域防災計画に基づきですね、想定避難者のうちの0.7%の方を対象といたしまして試算しております。

○3番( 鈴木道子君 )
   0.7%で、何日分というか、その辺のところはわかりますか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   失礼しました。18人分で3日分です。

○3番( 鈴木道子君 )
   大災害が万が一起こった場合に、これで大丈夫かどうかという点もあります。一番は地震等が起きて避難所に移動しなければならない場合に、よく赤ちゃんをお持ちの親御さんたちは、おむつとか、お尻拭きぐらいは用意して持って行くそうですけれども、ミルクまでというのはなかなか用意している方が少ないというような統計も出ております。それで、一番は母乳をあげている親御さんでも、災害時はストレスで母乳が出なくなるというような事態等が問題視されております。私はこの今、総務部長がおっしゃいました7,800グラム、18人分で3日間、0.7%を対象にしているということで、これが適切な数字かどうかというのは、多ければ多いほど準備はいいわけでございますけれども、いろいろ適切な準備ということもございます。液体ミルクを将来的に備蓄するというような状況になった場合に、同等の備蓄というふうにお考えになっていらっしゃるでしょうか。今、私が申し上げましたストレスで母乳が出なくなるというような想定をいたしますと、このことは余り考慮されていなかったのではないかと、今まで、思いもいたします。そこで、液体ミルクの場合はどのような心づもりでいらっしゃるかをお伺いをさせていただきます。

○総務部長( 太田圭一君 )
   液体ミルクの場合でございますけれども、やはり並行してですね、粉ミルクと一緒にですね、そのとき使える哺乳瓶というのも用意してございますので、それと併用してですね、液体ミルクというものを備蓄したいと思いますが、今のところですね、備蓄の年限が非常に少のうございますので、その辺を各協定で、例えばドラッグストアとの協定等を併用しまして供給したいと考えております。

○3番( 鈴木道子君 )
   まさにおっしゃるように、保存期間も限られておりますので、液体ミルクをプラスして備蓄する場合のその保存方法、それから消費期限と申しますかね、その辺のところの工夫がまた新たに検討しなければならないというふうに思っております。ぜひ液体ミルクが一般に販売された暁には、速やかに備蓄をなされるようにということを要望しておきます。
   次に移ります。災害罹災証明書交付業務について。これについて、直近の台風等では何件ぐらいありましたでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   現在のところ8件ございました。

○3番( 鈴木道子君 )
   この証明書交付業務についての報道による研修を受けてない自治体が多いということですけれども、当町のその辺の状況はスムーズに、速やかにいっているのでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   実際、大災害になった場合はですね、防災安全課の職員では対応できませんので、地域防災計画に基づいて総務部税務課のほうで一部担当していただくとか、メーンに担当していただくような形となります。

○3番( 鈴木道子君 )
   ほぼ滞りなく対処されている当町の状況というふうに理解いたします。
   次に移りまして、災害に備えた食生活教室について、これはぜひ継続をしてほしいというようなことももちろんですけれども、今回初めてなされたこの教室、希望者が結構、定員よりも多く希望の方がいらしたというような報告もございましたけれども、この内容についての周知、多くの方がいろいろとこの中身を知りたいというふうに思っていらっしゃると思います。そこで、この中身についての教室に入れなかった方について、やはり周知をするべきだと思いますけれども、何かその策はございますでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   やった内容などにつきまして、今のところはそのものを広報で伝えるとか、そういうことは考えておりません。

○3番( 鈴木道子君 )
   おりませんということでしたけれども、これから何か機会を通じて、一番継続することが1点。それから、やはり限られた人数でしか、この教室に入れませんので、中身のいろいろな工夫とかがあろうかと思いますので、その辺のところを広く周知をしていただく広報なりホームページなりで、その辺のところもやはりやるべきだと思うんですけれども、今後お考えいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   きのうの待寺議員のほうからの御質問のときにもお話ししたんですけれども、災害に備えた食生活は非常に重要なことですし、防災安全課のほうと連携いたしまして、今後できるだけ広く広報したりとか、継続で行うことなどについては検討してまいりたいと思っております。

○3番( 鈴木道子君 )
   ぜひ私からもお願いをしたいと思います。今回はこの3点に絞って防災について関連した質問をさせていただきましたけれども、今、大変に災害ということで、私どもが構えなければならないということで、3つあると思います。1つは、地震や津波などの地学的危機ということですね。それから2点目には、地球温暖化に伴う台風や集中豪雨が激化することによる風水害、高潮、土砂崩れなどの気象学的危機。そして、これはまた当町だけの問題ではありませんけれども、これはまた災害とは若干違うかもわかりませんが、世界の人的交流の進展やテロの可能性が高まっております。抗生物質の耐性菌ですとか、インフルエンザ、出血熱などの感染症学的危機も高まっているこの医療健康感染症対策、この3つの危機があるというふうに思います。
   災害、津波、地震、台風等につきまして、たまたま私が手にした文献によりますと、近代・現代ぐらいの日本の津波あるいは台風、地震等の状況はわかるんですけれども、日本が歴史的にどのような災害をこうむってきたかということは、古文書を見なければ解きあかせないということで、その古文書を見て、日本というのはこれほどの災害があるんだということが…いう書物を今、手にしたところなんでございますけれども。今、地球温暖化も大変に言われておりますけれども、60年後には現在の4倍の数のスーパー台風が日本に上陸する可能性ということも指摘されているそうでございます。特に低気圧の場合は、気圧が1ヘクトパスカル下がると海面は1センチ吸い上げられるということで、台風の疾風というものは、風は海水を吹き寄せて海面を上げるということで、風速の2乗に比例して海がせり上がるというようなことも、その本で見ました。いろいろ古文書等を解析いたしますと、本当に小さいお子さんを背負いながら津波から逃げたとかいうことで、悲惨な状況が大変多く書かれているところで、日本は津波、地震、火山もそうですけれども、さまざまな災害が、忘れたころではなくて、頻繁に今までの歴史で来ているということが私は改めて認識をしたところでございます。
   当町もわかりやすい防災読本が出ておりますけれども、自衛隊の防災ブックというのが今、大変なベストセラーになっているというようなことも耳にしました。私も見ていますけれども、いろいろな工夫があって、なかなか今まで目にしていなかったような工夫もあり、大変に参考になったんですけれども、いざ地震というときに、小さいお子さんがいらっしゃる場合に、例えば長男は誰が連れて行く。長男って、一番上の子は誰で、例えば2番目の子は誰というふうに、家族で担当を決めるというようなことも必要だというようなこともわかりました。それから、東京に我々は近いところにいますけれども、東京に万が一行っている場合で、津波等、築地、銀座、かつては津波が押し寄せて何人かの人が亡くなったというような歴史的な文献もございます。どこでどういうことが起きるかわからないということで、台風等は大体の予測がついて、準備というものができますけれども、地震というものはなかなか予測ができないところですので、準備を十分にするということは大変にあらゆる面でこれからも検討を加えていかなければならないところだと思っておりますので、この辺のところもぜひ目についたところはどんどん町民に周知をし、そして災害に遭う人が一人でも少ないというような体制を一層加えていただきたいと思います。
   次、2項目目、風疹流行対策についてということで、この風疹につきましては、十二指腸潰瘍、これもこの…ごめんなさい、ちょっと間違えました。風疹流行対策で、これは30代と50代の男性が特にターゲットだというふうに報道されておりますけれども、当町の職員の方、まさにそういう方が結構いらっしゃると思いますが、町の職員の状況、受けているかどうかというようなことは把握していらっしゃるでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   職員について、この制度を利用して今回予防接種を受けたとかいうことにつきましては、ちょっとはっきりした数字は持っておりません。ちょっと聞いていないところですので、ないかと思われます。

○3番( 鈴木道子君 )
   かつて平成25年に風疹が大流行したときには、1万4,000人を超える患者が報告されたそうでございますけれども、アメリカなどからは日本への渡航注意が出されるほどだったという報道を見ました。これからオリンピックがあるときに向けて、このようなことがあったら大変なことですので、小さい我が町ですけれども、やはり町は町なりの万全な体制が必要だと思います。川崎の市長がみずから風疹予防注射を受けたということで、決算でもお伺いをしたかと思いますけれども、町長はその点は大丈夫なんでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   記憶になくてですね、私も自分の母に確認したんですけれども、母も覚えてないということで、受けておいたほうがいいのかなという気持ちのまま、きょう来ておりますので、改めて予防接種、またインフルエンザもですね、この六、七年で2回ほどかかっていますので、ことしはインフルエンザの予防接種も受けようと、ちゃんと思っています。

○3番( 鈴木道子君 )
   もう、ぜひ、町長は、我々も人と接することが多いですけれども、町長はまた県内とか、東京にもいらっしゃることもあると思います。行動範囲が広うございますので、ぜひ町長みずから風疹も万全な体制をつくりませんと、職員にも言えませんからね。私はね、ぜひこれはね、やっていただきたいと思います。これね、大変なんですよね。たったこれだけのことで、障害児とか乳児の死亡が防げるんですので、これ、飛沫とか簡単なことでうつってしまいますので、ぜひ町長、早く、まず、インフルエンザもそうですけれども、まず風疹を受けていただいて、インフルエンザは有効期間がね、また2月、3月、4月ごろまでありますので、その次にインフルエンザという順番でやっていただいて、それから職員の状況をぜひ確認していただきたいと思いますけれども。それ、やっていただけますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   必ず全員把握できるとは思いませんけれども、それには努めたいと思いますが、安全衛生委員会という健康管理の委員会が設置義務づけられておりまして、葉山町でもやっておりますので、そちらで注意喚起ということで、再度周知したいと考えております。

○3番( 鈴木道子君 )
   注意喚起で再度周知だけじゃなくて、例えば今ここにいらっしゃる、そちら側に並んでいらっしゃる方、免疫持っていらっしゃいますでしょうか。それ、つかんでいらっしゃいますか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   つかんではおりませんが、多分ここのほとんど免疫、予防接種しておらない世代と考えておりますので、まずそういうところからも予防接種を要請していきたいと考えております。

○3番( 鈴木道子君 )
   これは衛生委員会ですか、確実にお願いしたいと思います。ほとんど…ほとんどじゃないんですよね。やっぱり全員じゃなければ、1人がいて、その方がもしかかったら、この風疹というのは、はしかは高熱が出て、ボツボツが出てというのがありますけど、風疹の場合は37度ちょっとぐらいの熱で、潜伏期間がすごい長いんですよね。十何日ぐらいで潜伏期間も長いし、症状的には、あ、ちょっとと思っている間にもう終わってしまうという。しかし、その人は明らかに広めてしまっているということがありますので、これはね、確実にやっていただかないと、いやあね、いろいろな赤ちゃんが障害で不幸なことがございますので、これはもちろん妊婦の女性にもあれですけれども、男性が広めてしまう。会社に行くとか、行動半径、大変に30代、50代、多いですからね、これね、確実にちょっと、せめて職員は確実に確認をして、大丈夫かどうか。予防接種、免疫のない人はきちっと受けると。それはね、ぜひチェックしていただきたいと思うんですけれども、やっていただけますか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   多分ほとんどの職員が覚えてないというところもございますので、産業医の先生にですね、また安全衛生委員会のときにその対応について相談いたしまして、適切な対応をとってまいりたいと考えております。

○3番( 鈴木道子君 )
   これは調べれば抗体があるかどうかわかりますけれども、あやふやな場合は、免疫があっても、また打っても大丈夫だそうですので、ぜひお願いいたします。万全な体制をとってください。もしね、何か妊婦の方にうつった場合は、ちょっと葉山町からじゃないかなんて言われないように、お願いしますね、これは。よろしくお願いします。
   時間も迫ってきますので、次、胃がんリスク検診ですけれども、これは本当にね、これはもう今、最大の難問のね、がんということで、胃がんがこれで防げるというような統計がたくさん出ておりまして、このピロリ菌検診等、ピロリ菌の除菌等がものすごく進んでおりまして、私ども教民で、委員会で先般視察いたしました松本市でも、この中学生に胃がんリスク検診やっているということで、ほうというふうに思いましたけれども。お隣でね、横須賀市が始めるということですので。これもね、高い確率でこの胃がんが防げるということでございますのでね、こういうことはね、早くやって町民の健康をしっかりとね、守る方策で、こんな簡単なことはないというふうに思っております。もちろん財政がかかることですけれどもね。これで町民の健康が守れることでしたら、私はぜひ実施すべきだと思いますけども。これ、町長、いかがですか。前向きに来年度予算、お考えいただきたいと思いますが、対象枠拡大。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   第一答弁の繰り返しになりますけれども、県の医師会においてモデル事業ということで、県内いろいろと今、実行しているところがございますので、その結果を注視しながらですね、導入に向けては考えていきたいと思っております。

○3番( 鈴木道子君 )
   大きな期待を持って眺めておりますので、ぜひ前向きに御検討いただき、一刻も早く実施していただくことを要望しておきます。
   それから、次に移ります。人間ドック助成枠拡大ですけれども、国のほうで現行が65歳までとなっている継続雇用の義務づけを70歳まで引き上げる方向だということで、本格的な検討を始めたということが報道されておりました。早ければ2020年の通常国会に高年齢者雇用安定法の改正案を提出したいというようなことが載っておりました。それから、今もう人生は100年時代だということが言われております。一昔前とは状況が大変に変わっておりますので、この健康管理ということで、町は現在の人間ドック・脳ドック助成は、働く世代の健康管理を目的に実施していますというような御答弁がございましたけれども、そうしますと働く世代ということは、もう既に100歳、人生100歳時代を迎える今日にとっては、この対象枠拡大ということは、もう喫緊の課題だというふうに思っておりますけれども。このことで、今は国民健康保険対象者以外の方も対象、助成の対象になっていると思いますけれども、この財源を考えますと、この辺のところを整理して、そして助成枠の拡大、年齢の拡大ですね、に向けるという案もございますけれども、その辺のところの心構えはいかがでしょうか、町長。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   ただいまお話しいただきましたように、葉山町の制度といたしましては加入していらっしゃる保険の種類にかかわらず、年齢で人間ドック・脳ドックの補助をさせていただいております。財源の部分で整理してというような御意見として承らせていただきまして、検討も進めていきたいと思っております。また、人間ドック・脳ドックに限らずですね、国民健康保険…40代以上の方には特定健診、75歳以上の方には長寿健診とですね、いろいろな健診も受けることができますので、日ごろの健康管理、また御自分のかかりつけ医などをつくっていただいて、そういう方と御相談しながら、皆さんそれぞれの健康管理に努めていっていただきたいと思います。それに対して町はできる範囲での一緒に受けていけるような制度などは整えていきたいとは思っております。

○3番( 鈴木道子君 )
   これは決算特別委員会でもまた外の議員からもいろいろなことで、同じような御答弁ですけれども、この人間ドック・脳ドック助成枠について、その国民健康保険以外で、ダブルで対象になっているというような、この辺のところを例えば整頓するというようなことについてはいかがでしょうか。決算特別委員会で資料要求がありました試算が出ているところですけれども、それほどの高額のことは助成枠拡大してもないと思いますし、それから対象者の整頓をするということも、やはりいろいろな要望が出ている中で必要なことだと思いますけれども、町長、いかがですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   決算委員会のですね、質問でいただいた案件でして、年齢の拡大の話でしたけれども、お話ししたように社会保険の加入者で、その社会保険の中で人間ドックの助成がある方もですね、含まれているという可能性もあります。そういった方に町が独自で今、補助をしている状況ですけれども、そういう方に関しては社会保険のほうで受けてくださいということを御案内している可能性が十分あるなというふうには感じております。そこに応じてですね、町が大きく広げているわけですけれども、必要な方にというところでおさまった暁には、年齢のほうについてお話ししたような考え方を少し振ることができるかなと今想定しているんですけれども、ちょっとそのまだ精査が済んでいないためにですね、もうしばらくお時間いただいて検討を進めてまいりたいというふうに思っております。

○3番( 鈴木道子君 )
   ぜひお願いします。それから、特定健診受診率向上ですけれども、これ、とても大事なことなんですけれども。例えば横須賀市ではね、プリペイドカードを最大1万円分チャージプレゼント、8月まで、末までに受けた人とか、それからこれは信用金庫等とタイアップして金利優遇商品、利率上乗せの定期預金とかいうこととか、いろいろ工夫がされているんですね。一番ここで言いたいのは、この特定健診が、おはがきいただいてから受けるのに年度内じゃなくて、2月末までしか受けられないんですよね。それがですね、ホームページには2月末までに受けてくださいということが載ってないんですよ、たしか。はがきか何かに、広報等にはそれがあるんですけど、ホームページに載ってないんですね。これ、2月末までということをきちっと書くことと、それから例えばキャンペーンをね、いつかやると。そのことを検討いただきたいと思います。すいません、時間がなくなりまして。
   教育委員会にいきます。ピンクシャツ運動について、それからいじめ、これはいじめをなくすというだけではなくて、いじめられている人が救いの手があるという認識を持たせるということにおいても、大変この救いの運動だというふうに理解をしております。ぜひピンクシャツ運動、実施をしていただけないかということと、それから暑さ対策、これは大和市熱中症対策ガイドラインというものが出ておりまして、やはり熱中症対策で、もう少し具体的な数字で運動するかどうか、プールやるかどうかを決めるべきだというふうに思います。それからランドセル、これについても具体的に、何は持ってこなくていいということをお子さんたちに先生が、これは置いていっていいよということを具体的なもの、例えば国語の辞書は置いていっていいよとか、そういう具体的な話でやっていただきたいということをお話し申し上げまして、まずいじめがあるかどうか、当町に。それから暑さ対策について、大和市のような熱中症対策ガイドラインを今後持つべきだと思いますが、それについて。それから3つ目、ランドセルについての具体的な話。この3つをなさっていただきたいと思いますが、この3つのお答え、まとめてお願いいたします。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   まず、ピンクシャツ運動については、主管課長会議などにおいて、県の教育委員会からチラシ・ポスターなどが配付されまして、学校のほうには周知しているところです。実際に、この運動をやるやらないについては、その趣旨等の共通認識を持った上で行いたいと思いますので、まず学校側と協議させていただきたいなと思います。
   あと、熱中症対策については、大和市のガイドラインというようなものは…と近しいものはございませんが、一応ことしの7月にですね、大型扇風機や湿度計とかを買いまして、特に校外活動のときには、携帯用のものも購入いたしましたので、それに基づいて適切に対応しているところでございます。ガイドラインの作成については、また持ち帰らせていただきたいと思います。
   ランドセルについては、現在、葉山中学校などで、学校に置いていい教材、教科書リストというものを、もう既につくっておりますので、それで家庭学習に影響ないように進めているところでございます。

○議長( 伊東圭介君 )
   既に時間が経過しております。これにて3番 鈴木道子議員の一般質問を終わります。
   第2番、6番 山田由美議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。山田由美議員、質問者席にお着き願います。準備はよろしいでしょうか。

○6番( 山田由美君 )
   議長のお許しをいただきましたので、一問一答式で質問を行いたいと思います。
   1番目、ヨウ素剤の事前配布について。万が一、放射能災害が発生した場合、それからヨウ素剤を配布しようとしても間に合わない可能性が高い。小・中学生だけでも事前配布できないか。保管や服用は自己責任となるが、マニュアルも同時配布すればいいのでは。このテーマに関しては、きのうも2人の議員から御質問がありましたので、繰り返しになりますが、大事なことなので、私からもお尋ねしたいと思います。お答えをお願いします。

○総務部長( 太田圭一君 )
   それでは、お答えいたします。本町の町域ではですね、原子力災害対策を重点的に実施すべき区域には含まれておりません。安定ヨウ素剤の備蓄は国それから原子力対策指針において求められていない状況でございます。しかしながら、本町では不測の事態に備えて、3歳以下用のヨウ化カリウム内服ゼリー剤、それから3歳以上用のヨウ化カリウム丸を役場の防災倉庫で備蓄しております。安定ヨウ素剤は放射性ヨウ素による内部被曝に対する防護効果に限定されることから、避難等の防護措置と組み合わせて活用することが必要であるとされております。また、服用に当たっては、国の原子力規制委員会の判断に基づき、国の原子力災害対策本部または地方公共団体が服用の指示を出し、住民はその指示に基づいて服用することとなっております。万が一の原子力災害に備え、役場防災倉庫に備蓄している安定ヨウ素剤の分散備蓄の可能性については、あわせて災害時の安定ヨウ素剤の配布方法やマニュアル等の作成において、町民の安全の確保に努めてまいりたいと考えておる状況です。

○6番( 山田由美君 )
   御説明ありがとうございます。ヨウ素剤について、ちょっと全般的なお話をしたいと思いますが、日本は原発大国で同時に地震大国でもあります。どこかで大きな地震や噴火が起きれば、再び原発の大事故が起きるかもしれません。北海道の地震でも、原発の外部電源の喪失という事象が起こりました。これは、もし電気の復旧がおくれていれば、どんな惨事につながったかわかりません。また、横須賀には原子力艦船が寄港していますし、核燃料工場もあります。テロや事故による放射能災害もあり得ます。もしもの場合、それからヨウ素剤を配ろうというのは、かなり困難であると思われます。道路が寸断され、交通機関が麻痺しているかもしれません。家が倒壊し、家族にけが人が出ているかもしれません。あるいは放射能から逃げるため遠方への避難が始まっているかもしれません。そういう状況で、例えば分散備蓄したとしても、小・中学校や町内会館、役場までヨウ素剤を取りに来てくれというのは、かなり無理があるように思われます。やはり、これは事前の配布ということを考えるのが、最も適切ではないかと思われます。これは、町民全部でなくてもよろしいと思います。放射能に対する考え方は人によって違います。自分は余り気にしないという方もいるかもしれませんし、もう80歳過ぎているから放射能は来ても気にしないと思われるかもしれません。また非常に、お子さんのために心配なさる方もあるかもしれません。ですから、希望者に対して配布するということならば、できるのではないでしょうか。例えば、町の広報を配布するときに、その中に切り取り線を入れたページをつくっておいて、これに必要事項を記入して役場に取りに来てくだされば、身分を確認次第お渡ししますというような、何らかのアナウンスをして、希望する方が自分の都合のいいときに役場に取りに来られるようにすればいいのではないかと思います。保護者の方が免許証なりマイナンバーカードなりで身分を提示なさったときは、そのお子さんの分も一緒に渡すとか、そのような工夫ができると思われますが、そういうお考えはいかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   事前配布というのはですね、いろいろのところで、さまざまな問題提起がございまして、この区域外のところについては全く事例がないことでございまして、何で区域を指定しているかというと、やはりそういうことが必要であるというところを区域指定しているわけでございます。心配されていることもわかりますけれども、横須賀市では、やはり基地内であるとか、原子力艦船についてはそれなりの措置、半径1キロメートル内とかですね、そういったことを指定…指定というか、区域にしておるところでございますので、事前配布、希望者といってもですね、いろいろ薬事法の適用を受ける薬剤でございますので、本当に慎重な対応が必要と考えられますので、その辺は御理解いただきたいと思います。

○6番( 山田由美君 )
   医薬品であることはわかっております。ですから、例えば、希望者がお薬を取りにいらしたときに、マニュアルを同時に配布する。マニュアルをつくるときは、地元医師会の協力をお願いする。また、保管や服用に関しては自己責任で行いますというお約束を、そのときいただくという、そのような手法が考えられると思います。
   この資料ですが、これは新聞記事ですが、この中に葉山町から参加された方の証言、発言も紹介されております。お名前を読むのは差し控えますが、この新聞記事に載っているように、ほかの例えば自治体で、鎌倉などで、この市民グループが講演会をしたときに、葉山から参加なさっているお母さんが結構多かったという話も聞いております。潜在的に町内でお子さんのことを心配なさるお母さんがかなり多いと思われます。このヨウ素剤は若い人に対してこそ効果が期待されますので、小さいお子さん、もしくは小学校、中学校などでは、希望される率がかなり高いのではないかと思われます。そこで、例えば学校では一度その学校から保護者の方に対してアンケートなどをとって、どのくらい希望者がいらっしゃるのか調べてはいかがでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   ヨウ素剤については、今後、学校などに、もし分散備蓄をするというような話があれば、それについては検討するということになろうかと思います。教育委員会としては現時点で、小・中学校にヨウ素剤を事前配布することについては検討しておりませんので、今のそのアンケートをとるかとらないかとか、そういったことも含めて考えたことがないので、それについては今、何とも御答弁のしようがないというところでございます。

○6番( 山田由美君 )
   現段階ではまだお考えがないということですね。しかし、分散備蓄を検討するとおっしゃっていましたので、その場所としては小・中学校を想定しているのではないですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   分散備蓄の検討につきましてはですね、また、湿気や温度の管理、それから盗難であるとか誤飲が想定されますので、その辺も鑑みて、どういうところに、例えば非常に管理されている医療の中心的役割のたつ保健センターに置くとかですね、そういったことを考慮して、できれば、そういったいろいろさまざまなところに置くのがよろしいんではないかと思いますが、なかなか難しい点がございますので、そういったことで考えております。

○6番( 山田由美君 )
   学校に備蓄するというのは、温度管理と言われれば難しいのかもしれません。それではですね、もし仮に大災害が発生して放射能汚染が広がり始めましたということになりましたら、そのとき町役場としては、町としてはどのような手順で町民の方に配布するおつもりでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   それが最大のテーマでございまして、それがイコール分散備蓄をしてくかということで、今考えておるとこです。横須賀市も、各施設に分散備蓄をしているということなので、それらを研究いたしまして、葉山町に適するかどうかというところから検討したいと思っております。

○6番( 山田由美君 )
   このヨウ素剤の事前配布については、いろいろな課題があると思いますので、これからじっくり検討していただけるようにお願いしたいと思います。
   では次の質問にまいります。失礼しました。次の資料を出すのを忘れておりましたが、よその自治体でも、いろいろ動きがあると思いますので、参考になさっていただければと思います。葉山町はもし何かあれば、横須賀の軍港もしくは久里浜の核燃料工場からの被害も考えられますので、可能性は常にあると思います。それを念頭に置いて、分散備蓄なり事前配布なりをこれからじっくり検討していただければと思います。
   次に、避難所の物品について。宿泊訓練を体験した際、蚊取り線香などの虫よけ対策、睡眠時のための耳栓、枕にもできるタオル類があれば助かると気づいた。段ボールベッドや間仕切りも備えておくことが望ましいが、そのような計画は。自分で実際に宿泊訓練に参加してわかったのですが、体育館の中で寝るということはかなりつらいことでございます。病気のある方や高齢の方にとっては、ますますつらいことだと思われます。避難生活が長引くと、そのことだけで相当健康を害するのではないかと思われます。ですから、避難所の物品については、予算の制約はあると思いますが、なるだけ、いろいろなものを置いておくほうがよろしいかと思われます。このことについてお答えをお願いします。

○総務部長( 太田圭一君 )
   避難所につきましては、まずは最低限の備蓄というものをしております。水であるとか非常食であるとか毛布であるとか、そういったものでございます。また機器については発電機とか投光器、そういったものを備蓄しておるところでございまして、非常時にどういったものを持って行けばいいかというところは、この防災ブック本に書いてあるとおりでございますけれども、個人で使われるようなものについては、やはりここに書いてあるようなものにつきましては個人で使われるという認識をいただいて、自助といいますか、自分で用意していただくものもございますし、蚊取り線香それから虫よけ対策というのは、やはりこれ、実際に体育館で避難の宿泊体験をしないとわからないことですので、宿泊体験型の防災訓練というのは、そういった各自の気づきを与えるというか、気づいてもらいたいというのが一番の目的で、やはり虫、それからいびきだとか周りの人の状況というのは非常に気になるということは、私もしみじみ感じておりまして、毎回ですけれども、虫よけを持って行ったりですね、耳栓は緊急時にですね、聞こえないといけないので、耳栓はしないんでございますが、そういったところで対応しているとこでございます。次に段ボールなんですけれども、段ボールはですね、まずですね、各避難所にですね、間仕切りセット、それから間仕切り用の床、それから簡易更衣室のキット、簡易間仕切り、6畳分のユニットなどを各1ないし9セット、その広さによってですけれども、各避難所に備蓄しております。以上です。

○6番( 山田由美君 )
   ことしもまた宿泊訓練がありまして、御案内をいただいております。これを見た限りでは、間仕切りを組み立てるというような項目はないように思うのですが、宿泊訓練では実際にその段ボールベッドとか間仕切りとかを使うということはしないのですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   これは前々回からやっておりまして、前回は特に間仕切りをさせていただきました。そこについてはですね、お体の弱い方ですとか、御高齢の方などを優先して間仕切りの中にお泊まりいただいたということがございまして、それぞれ断熱マットとかも皆さんでひく訓練といいますか、実際にはやっております。

○6番( 山田由美君 )
   段ボールベッドも備蓄があるとおっしゃいましたね、その段ボールベッドの使用もなされましたか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   段ボールベッドというのはですね、当時はなかったもので使用しておりません。段ボールベッドのですね、備蓄計画につきましては、実際にこの間仕切り等の床の部分ですね、を考えておりまして、最近言われている、ミカン箱を逆に使ったような形のものについては、今後、災害時にはですね、備蓄ではなく段ボールベッド、段ボールの供給する組合がございますので、そちらから支給していただくということを神奈川県を通して協定を結んでおるところでございます。

○6番( 山田由美君 )
   すると、今はベッドとして使える段ボールはないという理解でよろしいでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   ベッドではなく、段ボールの間仕切りの床ということで、直接体育館の床に寝ることなくですね、かなり厚い段ボールなんですよ。それをひくなり、あとはスタイロフォームという断熱材をひくということで対応しておるところでございます。

○6番( 山田由美君 )
   この写真を見ていただくとわかるのですが、これはことしの7月の西日本豪雨のときに倉敷市の小学校が避難所になって、そこでの様子ですが、皆さんが最初床に寝ていた状態だったところに、プロの建築家の方がいらして、坂茂さんという方がいらして、再生紙の紙筒と布でぱぱっとこう仕切りを組み立てて、段ボールベッドを導入してくれたと、そういう記事がございました。これが仕切りですね。ただ、段ボールが厚いといいましても、あるいは断熱材といいましても、やはり床の高さですから、避難が長引いた場合はベッドの高さが望ましいと思います。もし大災害が発生した場合ですが、多分、輸送路がずたずたになる。もし、首都圏が全域大被害を受けるというようなことになりますと、援助が来るのは、実は何日先かわかりません。もし、その大災害で援助の手も届かないということを考えれば、やはりベッドになるものも今から幾らかは用意しておくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   今のところ、避難生活がですね、相当長くなる場合、ちょっと何日というわけではございませんけれども、それに対応することで、寸断されるかもしれませんけれども、協会のほうから、段ボールを送っていただけるということになっておりますので、それを望んでおります。備蓄するとなるとですね、相当数の段ボールになりますので、例えば、各自、それこそお持ちになっていただけてる方もいらっしゃいましたので、あるいは段ボールじゃなくて、キャンプ用のベッドとか皆さんお持ちでしたので、そういったもので対応いただくとかですね、を考えておりまして、相当な量をですね、間仕切りだけでもこれを運搬するのが非常に大変なので、その辺は緊急時からかなり長い滞在期間になる場合に援助物資をいただくということで考えておりまして、先ほどの坂茂さんについては、私も直接講義を受けましたので、よく存じ上げております。ずっと段ボールを研究なさっていたので、これで実際に建物を建てたりしておりましたので、非常にわかりやすい講義でございました。以上、ちょっと私の経験からお話しいたしました。

○6番( 山田由美君 )
   災害が軽いものであれば、たとえ避難所暮らしをしても、すぐ自宅に帰れるのですから問題ありませんが、肝心なのは、災害がひどい場合、それに対する備えが必要だと思いますので、予算の関係、場所の関係もあると思いますが、なるだけ、その備蓄を進めていただければと思います。例えば、空き家の活用ということについて、段ボールならば空き家で保管しても特に問題はないかと思われますので、そういう場所を保管場所として借り上げるということも検討していただければと思います。
   では、次の質問にまいります。3、自転車保険について。県では自転車事故に備えた損害賠償保険加入を条例化する様子だが、町ではどのような推進策や広報を検討しているか。けさの新聞にも載っておりましたが、神奈川県はこの自転車保険についてパブリックコメントを開始したそうです。これが実際に条例化されるには、まだしばらく時間がかかると思われますので、それまでの間に運悪く事故に遭われるということもあるかと思います。保険自体はなるだけ一日でも早く加入していただいたほうが安全だと思いますので、町としても、例えば広報や何かでどんどんPRしていただければと思いますし、また町長がこのような「葉山のはなし」を実行なさるときも、町長のほうから自転車保険のことを一言言っていただければ、それで相当なPRになると思われますので、このことについて、まずお答えをお願いします。

○総務部長( 太田圭一君 )
   自転車事故につきましては、業界団体それから警察、それからその他協力団体ともにですね、非常に重要視しているところでございまして、葉山町におきましても、機会を見てですね、その都度その都度キャンペーン、それからいろいろなノベルティを配りながらですね、安全に努めていただく、また保険に入っていただくような動きをとっております。安全協会を中心に進めております。条例につきましては、本年2月に議会のほうに上程すると聞いておりまして、そんな期間はかからないかと。11月7日までパブリックコメントの時間と聞いておりますので、その中で御意見を反映して2月に上程すると聞いております。

○6番( 山田由美君 )
   この条例ですが、努力義務として学校長が自転車通学する児童・生徒の保険加入の有無を確認することや、児童や高齢者などが乗るときはヘルメットを着用することなどがあります、というふうに報道されております。学校としても、やはり、今からでもPRなさってよろしいと思いますが、学校としての指導はどのような予定でしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   今、自転車通学を認めているのは南郷中学校の一部の区域にいる生徒だけになっています。これは、希望する者が申請して学校のほうで許可を取っていると…許可を出しているという形になりますが、この保険加入については現在、学校としてこれについての把握もしておりませんし、また学校として加入を促す取り組みも、これも行っておりません。ただ、こういった状況もございますので、幾つか考え方があろうかと思います。まず、加入をしていなければ自転車通学を認めないという考えもあれば、自己責任において加入してくれというふうに促すということもございます。いずれにしましても、今現在、こういった情報が学校のほうで持っておりませんので、まずは情報を共有して、今後の方向性を決めていきたいなと、そういうふうに思っています。

○6番( 山田由美君 )
   ただいまの総務部長のお話では、もう来年2月にも県議会には出てくると。そして、その情報をまだ教育部長のほうで十分把握なさっていないというのが、ちょっと連絡が足りないような気もいたしますが、もうそんな先のことではございませんし、必ず必要になることですので、今から学校側として、いろいろお話し合いをしていただければと思います。それに、通学だけではなく、子供たちは家に帰ってから放課後自転車に乗って遊び回ることがあると思います。事故はどんなときに起こるかわかりませんので、あらゆる機会を捉えて、その自転車保険の大事さを伝えるということでは、学校の役割が非常に大きいと思います。教育長のお考えはいかがでしょうか。

○教育長( 返町和久君 )
   今し方、部長から、現状でね、義務づけているかどうか、どのくらい加入しているのかと把握はしてないとお答えをしたんですけれども、もちろんこの条例化、県の条例化の動きは承知していますし、それからさまざまな自転車にまつわる事故がありまして、例えば女子大生がスマホを操作しながら歩行者に衝突をしたというような事故もありましたよね。判決の報道も出たところでございます。そういった事故があるたびに、それは当然、校長会議等で改めて交通安全に関する注意喚起をしています。直近ではですね、8月のときに、先ほどの交通事故防止に関する厳重注意といいますか、そういったことを徹底し、9月に改めて、その事故に関する、どういうんですかね、情報提供と同時に自転車保険への加入を促してくれるように各校長に依頼いたしました。これはまだ、そういうふうに取り組んでほしいというふうな要請ですけれども、多少遅いというふうにお感じかもしれませんけれども、そういったふうに対応していきたいというふうに考えております。

○6番( 山田由美君 )
   ありがとうございます。これについては、事故が起こらないことが何よりなんですけども、事故が起きたときの備えとして、とても大事なことだと思いますので、引き続き周知のほうをよろしくお願いいたします。
   では、次の質問に移ります。まちづくり条例について。まちづくり条例を時代の変化に合わせて改正していく必要がある。緑地面積の計算法や看板の色彩規制など、まず町民からの意見を集めたらどうか。これについては、町長が「葉山のはなし」を10月中3回開催なさるということですので、そこからでも町民の声が聞けるかもしれませんが、できたら町長のほうから呼びかけをして、そういうテーマで皆さんお考えはいかがですかなどと水を向けていただけると、意見も出てきやすいのではないかと思います。この「町長と葉山のはなし」は、1回1つの場所で1時間半ほどですので、1つのテーマを深く掘り下げる場所ではないと思いますから、またこれとは別にも機会を設けて、町民からの意見聴取などをしていただければと思いますが、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   広聴の機会として設けておりまして、広く皆さんの御意見をいただく中で、その場でお答えできることはお答えいたしますし、課題として大きいというふうに判断できたものについては、後日であったりとか、町の課題として長期的に取り組む必要があるというふうに判断をしたいと思っています。ですので、その場で私のほうからですね、そのヒアリングをする、アンケートをとるというようなものにつきましては、例えば未来的にオリンピックに向けてとかですね、町の方向性についてという話でしたらば、しやすいんですけども、まちづくり条例の開発に関する緑地の面積についてといった個別具体の事象についてヒアリングをするというのはなかなか難しいかなというふうにも思います。そもそも、昨日もお話ししましたけれども、町の開発に関しては、権限がない中で行われていることだったりとかですね、あったとしても非常に制限された状態で、何とか町の景観をよくしていきたいということから、町の魅力を保全していきたいということからつくっているものですので、非常に法的に考え方を整理された方でないと、お話し合いがそもそも非常に難しいかなというふうにも思います。ですから、そういった案件について、こういう場で御意見をいただくことはあったとしてもですね、私から皆様に聞いて回るというのは非常に難しいというふうに思いますので、改めての、専門家の意見を聞きながらのまちづくり条例という向き合いを今後はしていきたいというふうに思っています。

○6番( 山田由美君 )
   葉山町では、町民との協働を進めるというのが基本方針であると認識しておりますので、さまざまなことについて機会がある都度、町民から意見を聞くということをしていただければと思います。この機会でなくても結構ですので、またなるだけこのような場を設けていただいて、もちろん議会にも、そのようなお申し出があれば議会として対応していくと思いますが、町が主催の会で出てくる話もまたあろうかと思いますので、いろいろな機会をつくっていただきたいと思います。
   人口がふえていく時代には、山を切り開いて新しく住宅地を開発したり、大きなマンションを建てたりすることが時代の要請だったと思います。でも、このように人口減の時代になったからでは、今までのような開発優先のあり方はおのずと変わっていくものだと思います。これまでは崖の下とか川岸とか海岸線とか、何かのときに危険が予測される場所にもどんどん家が建っておりました。ですが、これから人口が減っていきますと、徐々に危険な場所からは撤退していくという流れになるのだと思います。また、人が減っていくのに応じて、以前よりも、ゆったりした暮らしを求める人が多くなるのではないでしょうか。そうすると、やはり身の回りの環境でも看板がいろいろごちゃごちゃしているよりすっきりしているほうがいいなとか、いろいろ皆さん思われることがあると思います。まちづくり条例を例えば改正するにしても、安全性については県の管轄になる部分が多いでしょうが、景観の部分に関しては町が関与できる部分も多いのではないかと思います。例えば、新たな建築において、緑地面積を計算する際、駐車場の面積は計算に入れないようにするとか、芝生だけの緑地は緑地とは認めないとか、緑化ブロックのような地面に根づかない緑は認めないとか、町が工夫する余地がまだあるのではないかと思われます。
   それから、色彩の効果が非常に大きいと思います。町にはいろいろな看板が立っておりますが、それぞれ目いっぱいカラフルな色を使っておりますので、かなり見た目に見づらい場所もございます。これが、もし色彩が、例えば紺と白だけに統一するとか、あるいは茶色と緑と白だけに統一するとか、何かしら町での統一ルールがあれば、非常に美しい景観になると思います。もしそのような美しい景観が実現できたら、葉山ってすてきなのよという評判につながり、女子旅のお客さんがもっとふえるかもしれません。葉山に住みたいと思われる方ももっとふえるかもしれません。交通渋滞の問題がありますので、無限に人口をふやすということもできませんが、美しい町だという評判をとることは、葉山の今後にとって非常に重大なことだと思います。そのような色彩の方面の何か規制についてお考えになっていることはございませんか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   御存じだと思いますけれども、風致地区に関しては色の規制が既に入っていますので、風致以外については、景観計画の中とかまちづくり条例の中で葉山にふさわしい景観の色彩というのは、望ましい話にいけばいきますけれども、今おっしゃられたとおり、例えば紺と白がいいんですという意見とですね、いろいろな趣味・趣向の方がいらっしゃいまして、それを一定のルールで締めつける話というのは、なかなか合意形成ができないと思っています。なので、まずはですね、まちづくり条例にある協働のまちづくりの中で地域まちづくりから始めていただきたいのが町の考えです。ある一定のエリアの中で、こういった色彩が地域としてふさわしいんですというような形で、地域まちづくりの中で緩いルールというんですかね、始めの一歩としてこういうエリアはこういう色で統一しましょうよというのが合意形成できれば、それを広げていくことで葉山町全体とか、一色地区はこういう色とかというのを進められればというところはありますけれども、やはり色とか緑地の率ですとか、どういった緑がいいとかというのは非常に多種多様な考えがいらっしゃいますので、一定のルールをつくるのは非常に難しいと思っております。

○6番( 山田由美君 )
   今、部長がおっしゃったように、合意をとるというのは非常に難しいことです。美意識は人それぞれ違いますし、何を大事かと思うのも、みんな違います。ですから、町民から広く意見を集めることが、まず第一段階だと思います。葉山としては美しいまちづくりを目指していますが、皆様もしアイデアがありましたらお教えくださいというような呼びかけを町からすること自体は全く構わないと思います。町から水を向ければ、今まで余り考えていなかった方も考えてくださるかもしれませんし、既に意見を持っている方は発表の場があれば喜んで発表してくださるのではないかと思います。町民と協働のまちづくりを目指すからには、まず、町から町民の皆様に御意見をどうぞという呼びかけをするべきではないかと思います。確かに、地域それぞれでつくっていくという考え方もございますが、例えば、こちらの地域では緑と白にしましょうということになって、こちらの地域では青と白にしましょうということになって、違うやり方で固まってしまうよりも、最初に全町で意見を集めて、この方向でどうかというふうにまとめていきますと、後からカラーがぶつかるとか、こちらとこちらがちぐはぐになるということが避けられると思うのですが、いかがでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   景観計画を策定している時期にですね、非常にいい例がですね、横須賀市、葉山町、逗子市という形で、まず一番景観に影響があるのは、例えばガードレールの色だったり、歩道橋の色だったりすると思うんですけども、それはですね、134号線を統一しましょうという県の考え方と、それぞれの市町村が意向をもって歩道橋の色を考えたりという中で、どうしてもうまく合意形成ができないんですね。現実、葉山町の町内は意外と茶系のものを県にお願いして、実際にはそういった景観に配慮した道路構造物をつくっていただいていますけど、横須賀市内で横須賀市の考えと神奈川県の考えがバッティングして、うまくいっていないケースを実際には経験しています。なので、葉山町だけがこの色で統一できたとしても、今度は横須賀市と逗子の間でまたちぐはぐ感が出るという形になるので、特別な、例えば鎌倉・京都ですとか、完全にその特色のはっきりしているエリアであればいいんですけれども、なかなか海沿い、相模湾沿いで統一しましょうといっても、なかなか統一できないのが現状なので、おっしゃっている意向はわかりますけれども、現実は非常に難しいと思います。

○6番( 山田由美君 )
   合意をとるのは非常に難しい、また市町村でそれぞれ考えが異なるので違いが出てきてしまう。ただ、今、部長もおっしゃったように、鎌倉・京都というような非常に歴史の長い特別な都市であれば、独自にそのようないろいろな工夫をなさっていると思います。その点で言えば、葉山も歴史のある町ですので、葉山独自のカラーというのは目指してもいいのではないかと思います。逗子は横須賀とは食い違うかもしれませんが、葉山に来たら景色が一変しているわ、葉山ってちょっと違うわね、葉山はすてきだわと思っていただけるような町を、葉山として目指すのは、私は少しも構わないと思います。これから、できましたら機会を捉えて、町民の方からの意見聴取ということを気にかけていただければと思います。町が最初に何か計画をつくって、それから町民に投げるというやり方は、なかなかそごを来すことが多かったのではないかと思います。これからは町の考えがたとえ定まっていなくても、とにかくまず町民から意見を聞いてみようじゃないか、そういう方向で動いていただけると、非常によろしいのではないかと考えております。
   では、次の質問にまいります。5、庁舎内女性用トイレについて。私見だが、建物のグレードはトイレの快適さで決まると考えている。町役場の建築当時とは社会常識も異なってきているので、来庁者や女性職員の意見を取り入れ、確実な水量、音対策、荷物置き場などを検討してもらえないか。これについて、まずお答えをお願いします。

○総務部長( 太田圭一君 )
   庁舎の女子トイレだけではございませんが、トイレにつきましては、洋式化してくださいとかいうことは、いろいろ要望を聞いておりまして、今年度1階と4階につきまして、女子トイレの和式を洋式化する工事の予算を取っている次第でございますが、今後の予定といたしましては、先ほどの子供優先というお話がございましたけれども、先日の待寺議員の一般質問でも強く訴えられていたように、学校のトイレが優先ではないかという意見がやはりございまして、庁舎というか、大人だけではございませんけれども、メーンが大人の庁舎に特化して、この山田議員がおっしゃるフルスペックのトイレを準備するというのは、なかなか難しいのではないかと考えておりますので、一応要望は、最低限の要望はいたしますけれども、そのようにお考えいただければと考えております。

○6番( 山田由美君 )
   学校のトイレが最優先ということはもちろんでございます。この庁舎内のトイレの優先度はそれよりずっと後でございますが、ただ、私が日ごろ庁舎内の女性トイレを女性職員とともに使っております中で、挨拶を交わすときなどにいろいろ御要望を聞くことがございます。やはり、男性と女性ではトイレの重要度が生活の中で異なると思われますので、女性である私から要望しておくことも、ひとつ意味のあることかと思いまして、今回質問させていただきます。 
   女性にとってトイレは非常に重要な場所です。歯磨きもしますし、お化粧直しもありますし、伝線したストッキングを履きかえることもございます。同僚との情報交換の場でもあります。特に、お昼休みの終わりごろのトイレはしばしば混み合います。これは、皆さんが一斉に歯磨きをする時間なので、ここのラッシュが一番大変であると思います。この洗面台が決まった台数しかありませんので、女性がお互い譲り合って、場所を交代し合って使うような状態でございますが、そのとき、この写真にありますように、隅っこに水のタンクがございますね、荷物置き場がございませんので、このタンクの上にバッグとかポーチとかを置くことがございます。ただ、これは本来荷物置き場ではございませんので、安定が悪いですし、何人分も置くということができません。例えば、このタンクのある場所に物乗せ台のようなものを設置することは、これは多分予算の負担なくできることなのではないでしょうか。新しい台ではなく、廃物利用で構いませんので、このスペースに荷物台を乗せておいていただくだけでも、大分その使い勝手が向上すると思われます。洗面台の横の場所にバッグを幾つも並べておくというのが難しいので、これは1階のトイレですね。こちらが2階のトイレです。両方、水のタンクを置いているスペースがありますので、この近辺に、何か台を置けるのではないかと思います。
   写真が別になって申しわけございません。これだけスマホで撮影しましたので、ちょっと小さいのですが、これは葉山図書館のトイレでございます。女子トイレの中に、このような物を置くための棚がございます。これがありますと、大きい荷物を持って図書館に入っていらした方が荷物をどさっとここに置いて貴重品だけ持って個室に入るということができます。また、歯磨きの需要が多いので、歯磨きの際もここにバッグやポーチを置くことがございます。これは多分、廃物利用というか、あるものを設置したと思いますので、それほどお金はかかっていないと思います。このような、お金をかけない物乗せ台については、いかがでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   すばらしいアイデアだと思われますけれども、一定の広さが、いろいろバリアフリーだとかそういう関係で必要なので、その辺を考慮しつつですね、例えば今あるポリタンクの上に板を乗せるだけでも、私がやれば、かなりきれいなものになろうかと思いますので、そういったことを検討したいと思います。しかしながらですね、そういったスペースの少ない中で、いろいろ物置を置くとですね、今でも困っているのは、忘れ物がすごい、今でも多いもので、そういったところを皆さん注意していただくのと、男子トイレにおいても、性別をいろいろ言うのもあれですけれども、男子トイレにおいても皆さん、化粧とかストッキングはございませんけれども、歯を磨いたり顔を洗ったり、洗面したりですね、そういったことがございますので、平等に考えていきたいというふうに思っておりますが、ちょっとスペースの問題がございますので、その辺を検討させていただきたいと思います。

○6番( 山田由美君 )
   男子トイレに関しては、私には利用状況がわかりませんので、今回女子トイレのみに限らせていただきましたが、もちろん両性平等に配慮していただけるものと思っております。このスペースが必要だということはわかりますので、今現在、物を置いてあるわけですから、その上に板を渡す方式でも構いませんので、多少の配慮をいただければと思います。
   それから、音問題なんですが、やはり羞恥心には個人差がありますので、気にしない方もいらっしゃいますが、女性の中にはかなり気にする方の率が高いように思います。音を消すために一度水を流しておき、それから用が済んだ後もう1回水を流すという、この2回使用のケースが極めて多いように思います。この流す水がもったいないのか、それとも擬音発生装置を設置するほうがいいのか、どちらのほうが経済的効果が高く、環境に優しいのか、これはちょっと難しいところだと思いますが、2度流しと音発生装置でしたらば、どちらのほうがよろしいと御判断なさいますか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   科学的根拠は全くございませんが、音発生装置のほうがよかろうかと思います。ただ、相当な音発生装置は高いものでですね、新しいところはこういうことがついておりますけれども、当時のところでは、まだ製品化もされてませんでしたので、今のところついておりませんが、水、例えば緊急時、そんなこと気にしていられないかもしれませんけども、2回水を流すということは、おおむね10リッターから15リッター、あるいは物によっては20リッターぐらい流すことになりますので、音発生装置のほうがエコなんではないかと考えております。
   それから、ちょっとすいません。先ほどちょっと言い忘れてしまったんですが、ちょっと追加させてよろしいでしょうか。自転車のことなんでございますが、自転車の保険加入については以前からですね、広報で周知しております。それから販売店が自転車を販売する場合についてもですね、やはり加入をお願いしている、案内している状況でございます。またあと、学校につきましては、多分パブリックコメントをごらんいただくとわかると思いますが、学校についてのすべきことについても明文化されているということでございますので、ちょっと私もまだ未確認ではございますが、趣旨としてはそういうものが書いてあるということでございますので、よろしく御理解をお願いいたしたいと思います。

○6番( 山田由美君 )
   このトイレの2度流しと音発生装置については、昔は音発生装置というものがありませんでしたので、当然、この庁舎ができたとき、そんな発想もなかったと思いますが、だんだん時代が変わってきて、今ではかなり広い範囲で使われているようですので、大分値段も下がってきたのではないかと思われます。もちろん緊急に必要なものではありませんが、どこかで予算に余裕ができたときには、これも考慮していただければと思います。この2度流しはするなと言われても、やはりどうしても恥ずかしくてしたいというケースが多いように見受けられますので、水を流す無駄を考えると、まだしも音のほうがいいのではないかと私も思います。データとして確認できているわけではございませんが、これも今後考慮に入れていただければと思います。
   自転車の保険についてですが、追加で説明されましたので追加で質問させていただきますが、例えば、現在、学校で子供たちのどのくらいがその保険に入っているかというような数値はありませんですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   先ほども申しましたとおり、学校ではその保険加入の有無については把握しておりません。

○6番( 山田由美君 )
   さまざまな広報がなされているので、加入している方もいらっしゃると思いますが、まだ人ごとのように感じられて受け流していらっしゃる方も多いのではないかと思われます。県で条例化するとなれば、まず実態の把握ということも必要かと思われますので、適切なタイミングで加入者がどのくらいいるのか、未加入者はどのくらいなのか、その未加入者に届くにはどのような広報をするのかを考えていただければと思います。
   では、以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて6番 山田由美議員の一般質問を終わります。
   この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。(午前11時56分)

○議長( 伊東圭介君 )
   休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時00分)
   一般質問を続行いたします。第3番、11番 笠原俊一議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。

○11番( 笠原俊一君 )
   議長の許可を得ましたので、これより一般質問をさせていただきますけれども、その前にまず、きょうの神奈川新聞の一番表のページに、バス停の危険個所、神奈川県で85カ所ある。その中で葉山は3カ所あるという記事が出てましたので、これは我々議員だけでなくて町民全体の問題だということで、その場所を教えていただきたいのと、その危険個所をどのように処理されるのか。この2点についてまず先に聞いておかなければいけないなと、このように思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   場所につきましては、森戸神社前のバス停と、それからその逗子方面に行った清浄寺の前のバス停、それから上山口方面ですと境橋のバス停になります。
   それとあと今後の状況、対応につきましては、まず現場を確認してですね、今回は8月に横浜市で起きました横断歩道を歩行中の児童がバスと接触したその死亡事故に起因するものだというふうに思いますので、恐らく現場を確認してからになりますけれども、横断歩道とそのバスの停車場の距離が近いということがあると思います。まずその状況を確認した上でですね、できましたら横須賀の土木事務所ですとか、それからバス事業者さんのほうにですね、状況を報告した上で、その改善ができないかというような要望が町から出せればいいなというふうに考えております。

○11番( 笠原俊一君 )
   はい、ありがとうございます。3カ所の地、森戸、清浄寺、境橋ということで、3カ所あるということをお伺いしました。その後は調べながら安全対策を進めていくという理解だと思いますけれども、もう以前にこの場所でそういった事故はない…なかったんでしょうね。当然のことながら。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   以前この場所で、軽微なものも含めて事故があったかどうか、ちょっと把握はしておりませんけれども、やはりこういう状況でですね、当然問題があるというふうに指摘を受けた以上はですね、町として何がしか、その関係団体のほうに要望していくべきものだというふうに考えております。

○11番( 笠原俊一君 )
   この件、了解しました。こうやって町民の目がある中での発言ですので、ぜひとも神奈川新聞にね、出されたところは一刻も早く安全な、そういう汚点を残すようなものが出ないように心がけていただきたいと、このように思いますので、関係機関とも調整してよろしくお願いいたします。
   それでは早速一般質問に入らさせていただきます。今回の4項目につきましては、私は町長の施政方針、特に山梨町長が2期目を迎えた28年、29年、30年の施政方針の中から、回数が多い問題、あるいは全町として取り上げて対処していくんだなという問題について拾い上げたものばかりでございます。そしてその中で、1回しか出なかったもの、あるいは取り組みについて明確になっていないものもございますけれども、そういったことを近い、例えばオリンピックも2020年控えておりますので、そんなところから順次質問を展開をしていきます。
   ここにいられる若い議員の方々は余り御存じないでしょうけども、東京五輪音頭というのが、三波春夫さんが「ハアー あの日ローマで見上げた月を きょうは都の空照らす」というようなね、歌を歌って、日本国中、五輪に向けて盛り上がりができたのが昭和39年。三波さんが歌ったのは古賀政男さんの作曲なんですけども、歌ったのは38年から生涯を通じて、この五輪音頭がライフワークの歌になったというようなこともコメントで聞いておりますし、私も中学生ぐらいだったときに、非常にその盛り上がりで、ああ、オリンピックが来るんだ、見たい、テレビも見たいというような、その思いをしたわけでございます。そしてその東京のオリンピック、この議員の中で、もう随分前のことですから、このときに生まれてない方もいっぱいいられますけども、それが全国で盛り上がって、都市基盤の整備、あるいは鉄道、道路、そしていろいろなインフラが整備されて、あるいはそのスポーツ振興にも寄与していった過去の歴史があります。
   その中で、これはオリンピック、東京オリンピックは全体のことでそういうようなものができたんですけども、今度2020年にオリンピック、パラリンピックが葉山の沖で出されるということで、町長の施政方針の中にはいろいろ書かれているんですけども、子供たちにそういうような一流選手との触れ合い、あるいはいろんな方々が葉山に訪れることによって、外国の方々に葉山を知らしめて、葉山に、葉山のPRにもなるんだとか、いろいろその3回にわたって施政方針の中で述べられております。ただ、その経済波及効果だとか、その葉山の町全体で盛り上げるための施策だとか、あるいは先ほど言いましたような、かつての東京五輪のときのように東京自体が、あるいは日本全国がそのインフラの整備等々が進んでいった時代があったんですけども、そういったものはどうもこの葉山の町では、経済効果というものはどうも考えていられないんじゃないかなというような心配をしております。
   その中で、同僚議員がオリンピックのことに関して、いろいろフラッグをつけたり、Tシャツをつけたり、そういうのはどうだいというようなプレゼンをしておりました。今回も、また前回もそういった葉山の町全体の経済波及効果をねらったような発言もあったように思いますし、私もそういった観点から、いろんな外国の方が来て、あるいはこの観戦をされる方々が来て、葉山の経済が、あるいは見直すべきその、例えばかつてもありました空き家対策だとかそういったものに寄与したり、少なからず葉山の経済にも寄与していくようなことができればなと思いながら、こういったような意味合いで構成して、オリンピック・パラリンピックに向けた町民主体の応援体制について、その中で2020年に向けたヨット競技の支援体制について、イギリスチーム以外の支援について、事業に向けた各団体との協力体制についてと、こういうような項目に落とし出しをしまして、質問をさせていただくところでありますけども、また、我々議員の有志の中では、何回か熱海の観光協会、あるいは熱海の担当の職員の方々と、観戦ツアーで熱海と、葉山は宿泊場所がないから熱海で泊まっていただいて、観客の方々をね、泊まっていただいて、葉山で昼間いてもらってと、こういう相乗効果で経済波及ができないかななんていうことを、研究をしておるさなかでもありますし、できればそういったことが他市と連携しながら、多少なりとも葉山の魅力を高める一助になり、あるいは経済波及効果が生まれればななんて思いも描きながら、熱海市の職員とも話をしたことがございますし、その先のことについてはまだまだこれからのことなんですけども、行政としてのそういった意味合いのまず取り組み方というのは、町長どのようにお考えなのか、まず一番初めに伺いたいと思いますけども、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   先に笠原議員がおっしゃる経済波及効果という言葉をお借りして、その経済的なゲインがどれだけあるのかということについて、私の見解を申し上げなければいけないと思うんですが。そもそも葉山の町はですね、観光地と言いながらもその宿泊場所の問題だったりとか、観光としての見どころという面においては、なかなかこれといったものが挙げられない状態にあります。それを受けて民泊が今、にわかに起きていたりとか、もしくはこの町に滞在すること、そのライフワーク、暮らすようにこの町を楽しんでもらうということが、観光の方々に気に入ってもらえることが、大きな魅力ではないかというふうに考えております。これは一言で表現しづらいんですけども、葉山に来てみればわかるよという言葉に置きかえて私もよく言うんですけども、そういった点から葉山の経済的なそういう観光の方々、オリンピックを迎えるに当たっての効果というものについては、暮らすということですから、アコモデーションとか、あとはフードサービス、そういった町として生活を支えるような経済波及効果しか見込めないというふうに、残念ながら思ってるところもあります。ただ、それによってこの町を気に入っていただいて、住んでいただける方という波及効果は大きいんじゃないかというふうにも思っておりますし、実際にも海外の方々が葉山に滞在をして、長期間滞在をして、葉山から鎌倉や横浜、東京に遊びに行く。そしてまた葉山に滞在をして帰っていくというケースがかなり多いということも聞いておりますので、経済的という言葉に置きかえられないんですが、葉山の魅力をですね、発信するとてもいい機会になってるんじゃないかというふうには感じております。
   一方で、私の施政方針に基づいたオリンピック・パラリンピックへ向けての対応としてですね、例えば語学ボランティアの方々に集まって、いろいろとお力添えいただこうと思ったのは、確かに私自身も町の人材を活用したいということもありましたけども、その後東京オリンピックに向けてインバウンド対応しようということが、非常に大きな後追いになりました。その流れの中で、現在ではそのオリンピックに来ているイギリスチームやですね、ほかのチームのサポートももちろんそうですが、そうではなくて、例えば従来から行われていた、ここ7回か6回ぐらい行われている、大使館の方々が葉山マリーナでヨットレースを行うという国際交流の場面があります。そういった場面にボランティアの方々が入っていただく機会によって、葉山の海外に向けたローマ字の「HAYAMA」を発信する機会がすごく得られているというふうに思います。大使の方々、大使館の方々ですので、それは非常に大きな影響力があるんじゃないかと思っております。
   また、そこで知り合った方の御縁で、今お話をしているのが、セイラーズフォーザシーという団体がありまして、この団体はアメリカのロックフェラーとか、ヒューレットパッカードのパッカード氏のですね、後援なんかを受けて、海の環境を守っていこうという取り組みをしている団体なんですが、そういった団体がですね、今、県レベルでは三重県、それから自治体では福岡市と協定を結んでいるという話がありまして、葉山でもそういったヨットレースが行われるに当たって、その団体がですね、環境に対するその意識啓発をする活動をしてるんですが、ぜひ葉山町とも協定を結んでいきたいという話をいただいておりまして、町内で大きな動きが見えるものではないので、なかなか直接的にこう、言葉で表現しづらいんですが、外に向けたオリンピックを使った町の広報活動、啓発活動は、着実に人のつながりを生み、人の来訪する機会をつくっていることからですね、ステップは踏めているかなという、私の、これはまだ個人レベルでしかないんですけども、得てるところはあります。先ほどはそういった団体との協定等をですね、皆さんにお示しできることができれば、またそしてわかりやすくお伝えができるかとは思っているんですけども、繰り返しですけども、着実にステップを踏んでいる段階だというふうにお考えいただければと思います。

○11番( 笠原俊一君 )
   3カ年のね、施政方針を読んでいても、非常に葉山の魅力、将来的には住んでいただきたいとか、いろんな若い世代だとか、取り組む策だとかね、インスタグラムもそうですし、そのお気持ちはね、みんな持っているんですけども、やはり行政の長ですから、いかにこれから少子高齢化を迎えたときに、そのオリンピックを糧としてというかね、チャンスと捉えてどのように展開していくかというのは、やっぱりその得手不得手、皆さんありますから、例えば先ほど有志の会でやった、研究してるのが、熱海のほうでは宿泊客の増進とかね、そういったことも描いてるんですよ。だから少なからず何かの関係でもって、そのオリンピックをとらまえて、何かのきっかけでもってその町の経済が潤わないかということを企画していくのも、首長の役目なんじゃないかなというように私は考えているので、ぜひとも近いうちにそういう組織体をつくって、そっちのほうに展開していただきたいなというふうに思いがします。
   私も語学ボランティアというか、国際交流協会の仲間ですから、今、実は国際交流協会、私また葉山町の商店街連合会の会長として、商工会の中にあるんですけどね、商業委員会とタイアップ組みまして、これから外国人が来られたときに、その外国人が例えばレストランに入ったときに、こういう食べもの、メニューづくりだとか、そういったものを商工会の事業として、あるいは国際交流協会の語学ボランティアの方々の事業として、そういったものをつくってもらえるような仕組み、今、研究に入ってます。そして、あるいは一般の小さな店でも、英語ができない、簡単な日常会話、何が欲しいんですか、何をお探しですかというようなね、簡単な語学の勉強ができるような、何回かに分けてそういった講師として、ボランティア講師として商工会にお招きして、そういうような体制づくりをしようじゃないかという、今、投げかけをしている段階ですので、それはそれでまた新たな経済波及効果、そういったものはつながっていくんじゃなかろうかななんて思ってます。
   オリンピックはヨットレースですからね、かつて東京…国体ですか、そのとき、あるいは前のサーフ90だとかいったときは、昔は海で泳ぐ方、海の家、それだけだったんですね。マリンレジャーだとか新たな海の産業というかスポーツ、それのすみ分けをするということで、長洲一二さんかな、サーフ90というのをつくって、その海との、海を使用している漁師とのその、何というかな、バッティングをしないですみ分けをして今に至ってる、相模湾沿いがそういうような形で動いてきた経緯があります。ですから、そういうようなことをとらまえながら、同じような過去にそういう歴史が、経験知がありますからね。それを参考にしながら、葉山の少しでも産業の育成につなげていきたいものを、ぜひとも次の施政方針には明確に盛り込んで進んでいただきたいなというのが気持ちの中にありますので、それはお願いをしておきます。
   1項目目なんですけども、こうしたヨット競技の支援体制については、いろいろな話の中で、英国チームのことについては伺っております。ただ、私のほうでは、いろんな情報では、台湾のチームも泊まったよ、あるいは直近ではアルゼンチンのマクラーさん、マクロ17というんですか、サンディゴランヘという、何か超有名なヨットマンがいるということで、イギリスのチームが来たときには彼に握手しながら、大先輩らしいんですね。そういうような有名人も来てる。あるいはそういった方々が、一応葉山はイギリスチーム、逗子はスペインチーム、そんなような応援しようじゃないかって。それはいいんですけども、そのほかにもいろんなチームが来るので、そういった方々のチームを、まあ何というかな、どうぞって、ウェルカムと言えるようなものに対してのケアも必要なんじゃないかなと思うんですね。
   あと、その泊まる施設がないというんですけども、国際村だとかそういったものがあるんですから、そういったところとの交渉だとかそういったものではだめなんでしょうかね。国際村は大きな施設がありますし、国際村には横須賀分もありますけども、例えば資生堂だとかファミリーマートは横須賀分ですよね。大きな施設いっぱいありますよね。あとロフォスだとか環境戦略センターだとか、第一製薬ですか、間違えましたけども、そういう薬の研究施設もありますよね。大学院大学もある。こういったところも、もしその、これから時間があるので、ああいったところどうだいというような交渉もできるんじゃないかなというふうに、私は勝手に思ってるんですけども、国際村を利用するとかお話をするとか、いろいろそういったアイデアだとかそういったものの研究チーム、もちろん研究チームはまだないのかもしれませんけども、政策課が一人でやってるような感じしますけどね、いかがなんでしょう。そういった国際村を利用しながらやっていく。国際村自体は町のほうはスポンサーですよね。そういった話はいかがですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   宿泊所の課題というものは、かねてより懸案となっていまして、国際村にはですね、相談をした経緯があります。第一三共さんだと思いますけども、にもですね、以前お話ししたことはございますけども、一様にして共通しているのは、やはり企業としては研修であり、そのオリンピックがあっても、その社員の研修の機会はあるんだということが一つ。それから社員が保養する機会も講じなければならない。夏というシーズンもかなりネックとなってるとは思います。国際村センターに言われたことで印象的だったのが、シーズン問わずですね、毎年この年のこのシーズンには学会をするというふうに決まっている団体が入られるそうで、どうしてもそのお得意さんをやはり優先にするという考え方が外せないということから、ある程度大きな規模の団体とかいうのは、なかなか対応がしきれないというふうに言われたことがあります。とは言っても、オリンピック用に何日か、この1週間とかでこの1部屋、2部屋とか、貸すことはできますという回答は得ていました。ところがそれをですね、実際にイギリスチームにも、オランダチームにも話したんですけども、海から遠いということで、結論としては採択されませんでした。ですので、なかなか相思相愛にならなかったというのが現実ではあります。また、時を同じくして今、国際村がいろんな意味で改革をこれからするところですので、もしかしたら来年チャンスがあるのかもというのもあるんですけども、県も十分その状況は承知をしていますので、タイミングが合えば合宿してもらえるのかなというふうには思っております。
   それから、私も先日、アルゼンチンのチームにはお会いできなかったんですけども、香港のチームとですね、一緒に食事をしたりとか、時間を過ごしまして、いろいろと町ができる支援についてもヒアリングをしました。さっきのオランダチームもそうだったんですが、合宿所の問題と同時に香港からもですね、やはりコンテナの問題だけでした。町として支援をしてほしいのは、言葉も別に問題がないというふうに言われましたが、コンテナを置くところがないということを言われまして、イギリスチームもオランダチームもみんな同じように抱えてる問題なんだなという認識を持ってですね、そうですか、なかなかお応えできるかわかりませんけどもというふうには返したんですけども、そういった状況はよく感じております。

○11番( 笠原俊一君 )
   それとね、葉山って大学のヨット部のベースが多いんですよね。例えばそういう大学のヨット部のところに、そういう有名選手が来れば、まあ僕もヨットのこと、やらないのでわかりませんけれども、いろんな何ていうの、学生とすればいい講師陣が来るじゃないの。そこで一緒になったらどうだとか、勝手な想像を私はしてるんですよね。例えばヨットの学生と一緒になってその、寮がありますよね。そういうところに一緒になってできたら、触れ合う機会もっとあるじゃないのという勝手な想像をしてます。
   まあいずれにしても、そういうことを思ってますので、イギリスチームのところはもう決まって、まあまたあそこ使えるということをね、いただいてますからそれはいいんですけども、ほかにもやっぱり葉山いいねと言われてるような、ちょっと回り回って話が入ってくるので、できればそういったこともいろんな知恵を絞ってね、やられたらいいんじゃないかなと私は思ってますし、先ほど言いましたような町内の事業者、各団体との協力体制もつくりながらね、そうやっていって葉山でオリンピック、2020年のオリンピックは葉山だよというようなイメージをね、とりながら、そしたらそれこそ移住のもっと大きなきっかけ、何カ月か葉山にいれば、葉山に愛着がありますから、葉山にセカンドハウスなりね、買ってもらえるような人が出るかもしれませんし、そういうふうに、ぜひそういうふうにしていったら、やっぱり行政の首長としては、経済の波及効果というものを見定めてやってるよということになるんじゃないかなと思ってます。東京五輪の後の遺産、中には一時的に物価高騰してどうのこうのとかね、否のあれをする方もいますけども、功罪の罪の方向で言ってるのかなと思うんですけども、やはりかつての東京五輪から、道路やいろんなものが振興してきたという事実がありますので、ぜひとも葉山のまちづくりの一助になるような展開を、来年の施策の中には盛り込んでいただければなと思ってます。
   時間が少しずつなくなってきますので、次に移ります。2番目の天皇陛下の退位と即位、御用邸の町としての取り組みということで、平成30年の施政方針に初めて「御用邸」というような言葉が出てこなかったんですけども、28年、29年の施政方針の中には明らかに「御用邸」という名前が出てくる箇所が随所にありました。そして30年には、何ですかね、高級な雰囲気とか、その高質な地域とか、上質な空間とかね、気品ある町というような言葉で御用邸をにおわす言葉が随所に出て来ております。ということで、やはり町長も葉山の住人になったんだなと、私は意識をしてます。やっぱり葉山の誇りというのは御用邸ということですから。それでその御用邸のことなんですけど、まだ全然明確になっていないのが、来年の4月の30日が天皇の、現天皇の退位。そして5月の1日が皇太子殿下が新天皇になる即位ということで、もう日にちも決まっておりますし、元号はまだわかりませんけども、それはこぞっても町で何かをするべきではなかろうかなと思うんですけども、町長いかがお考えでしょう。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   はい、そうですね。歴史的なその節目になると思いますので、当然そういうものを計画すべきところだというふうには思っております。例えば今おっしゃられたその4月の末、5月の頭にかけては、当然一般的ですけれども、想定される事業としては、記帳所を設けたりとか、それから、これは教育委員会の部局とも調整をしなければいけませんけれども、しおさい公園の無料開放、その中でちょっと特別展みたいなのをやったりとか、そういうものが予想されるようなところだというふうには思っておりますけれども。まずこれに当たっては町内のいろんな団体、商工関係者ですとか、それから例えば文化協会の方々ですとか、町内会の方々の組織するその実行委員会をつくろうというふうに考えております。この実行委員会の中でいろいろ出た御意見に対してですね、例えばじゃあ植樹をやろうかというような話になった場合に、環境部のほうにその担当を置いたりとかですね、そういう組織を今度、私ども行政側のほうで推進委員会みたいなものを立ち上げまして、実行委員会で決まったことを推進委員会で具体的に進めていくというような流れをつくろうかというふうに考えております。まずはその実行委員会を立ち上げて、そこでの皆様、団体の方からの意見を頂戴した上で、今後行政内部の進め方というのを方向づけしていこうかなというふうに、今は考えております。

○11番( 笠原俊一君 )
   伊藤部長、ありがとうございます。ただ、それをいつ立ち上げるんですか。いつからスタートするよという、そういったものは決まってるんですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   大体会議を構成していただくメンバーは、山梨町長とも相談して大体こういう方々というふうには、おぼろげながら決まっております。その幾つかの長の方に調整をしたんですけれども、ちょっと10月中の集まりが、皆さんなかなかお忙しくてということで、11月早々にですね、まずは第1回のその実行委員会、今は案ですけれども、実行委員会として立ち上げますというようなことをですね、取り決めて、そこからいろんな御意見をいただきながら進めて、そこで出た御意見を、繰り返しになりますけど、同時並行的に行政内部のほうでも推進委員会として進めていこうというふうに考えております。

○11番( 笠原俊一君 )
   それとですね、御用邸の前に記念碑が、恩光碑というのがあるんですけども、あれが撤去されて、どうしたのかなと思ったら、下水道事業ということで、あそこを一回取ってるということを伺いました。あの恩光碑というのは大正天皇が葉山に静養に来られたときに記念にできたというように私は認識しておりまして、それが大分プレートが古くなって、花壇の周りも汚くなったということで、ライオンズクラブのメンバーの、もう亡くなった方なんですけども、相当なお金を出して文字盤全部直して、それはもうおわかりですよね。忘れてませんよね。ですからそういったね、きちっとそういったものも記念の碑ですから、あるいは私が勝手に勘繰ったのは、来年のことがあるので、あれにもう少し足し込んで何か碑でもつくるのかなと勝手な想像をしたんですけども、それはないんですか。全然そういう考えはない中で取られた。外された目の前の方が、何で外されたのかわからないって驚いて、すぐ連絡あったんですよ、実は。あそこのエリアの方がね、夜中に工事して倒していった、持っていったというようなことを聞いたんですけども、新たにもう一回つくり上げて、プラスアルファで何かのこれにあわせてということではない。

○町長( 山梨崇仁君 )
   笠原議員がおっしゃるその文字のパネルをですね、つくっていただいたことは私もよく記憶してございまして、本当にきれいになりました。恩光碑につきましては現状下水道の工事のためにですね、一時今移設、移動してるところでして、確実に原状復帰をするというものですので、御心配にはならなくて大丈夫だとは思います。
   ただ、それとですね、今後のその御上位に関する、またその新天皇陛下即位に関する式典につきましても、先ほど笠原議員から何か立てるのかという御質問もありましたが、町としては今ですね、従来の過去の、例えば愛子様の御生誕であったりとか、御成婚のときのことを情報として今は集めてはおります。ただ、町がですね、一方的に決めるものでは全くないと思っておりますので、先ほど伊藤部長からお答えをしました方々というのもですね、そのころの方々に一回集まっていただいて、どういった、またそれを皆様から、どういった方に入ってもらってどういう議論をすべきなのかということからですね、私たちも学びながらしていきたいというふうに思っております。日本の国にとって大変大きな事業ですけども、その事業とできれば同時にですね、秋の大きな式典もあるということも聞いていますから、できればそこと連動したいということも、御用邸のほうにも直接行ってですね、事務所長と話をしてきました。できることを一緒にやりましょうという答えもいただきながらですが、であればどのような方法ができるかということを、役所だけではなくて本当に多くの方の御意見をいただきながらですね、町全体が盛り上がるようなお祝いの会にしていきたいというふうにも思っております。
   ただ1点だけ、これは私の気持ちではあって、皆様にも伝えようと思っているんですが、確かに新天皇陛下の御即位をお祝いするということももちろん大事なんですが、私としましてはそこに現在のですね、今上の天皇陛下に、それから美智子様にですね、ありがとうございましたというお気持ちをお伝えする葉山町の式典というのも、決して同じようにですね、盛り上げていきたいというふうにも思っていますので、感謝の気持ちとお祝いの、次の未来を祝うものとしてですね、式典ができればということは、私の気持ちとしては持ち続けていきたいなと思っております。

○11番( 笠原俊一君 )
   私のほうとしては、やはりこれもね、不遜かもしれませんけども、町民全体がお祝いができて、何かその経済波及効果になればななんて思いがしてるんです。実はこの間、全く個人的な形で、どうだい、かつてプレミアム商品券やったよな。あのときにたしか町が2,000万か何か出して、町民全体がね、盛り上がった。この役場の1階を使って商品券やりましたよね。商店だけじゃなくて、そのいろんな町民の方全体が、その事業自体を見つめたし、みんながウィン・ウィンというかね、安く物が買える。2割安くてね。で盛り上がった思いがあるので、この際どうなのかなと思って、プレミアム商品券、一考してもらいたいなと。もう商工会とは勝手に、こういうことを僕は言ってくるけどね、どうだろうねということは言ってきたんですけども。まあどうなるかわかりませんけども、ぜひともそういったね、町民全体でその盛り上がるための施策を一考していただきたい。それには新年度予算になるのか、その辺の事前のものがいるのか、前回と同じような町の拠出もありますけどね、それもいいんじゃないかなと。町全体が明るくなることに対して予算を使う。そしてみんなが喜びながら、新しいその年というか、天皇陛下を迎えるというようなね、そういったこともいいんじゃないかなというふうに私は思って、一つの事業でぜひともそういったことを言ってたぞということで検討していただいて、もしそうなれば遺漏なきように進んでいただきたいなというふうに勝手に思ってますけども、案としては、一つの案として聞いていただけますでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   盛り上がるとは思います。今のところその式典そのものへですね、必要な用意するものにつきましては、前回の愛子様の御誕生とかですね、天皇陛下の御即位20周年のときなんかには、皆様の寄附をいただいて実施したという経緯もありますので、そういった方式も一つだと思います。ただ、笠原議員がおっしゃったのは、それと多分別枠でですね、経済的な面から盛り上がればという面だと思いますから、先ほど申し上げたその集まって皆さんで会議をする中にですね、恐らく議会の皆様にも代表で出てきていただきたいというふうにも今考えていますが、そういったところでも議論をしてですね、議員の皆様からこういう意見がありましたということをお伝えをして、その可否についても議論してまいりたいなというふうに思います。

○11番( 笠原俊一君 )
   これにつきましてはね、先ほど私言いましたように、商店街連合会というところの会長という立場もありますので、こんなこと勝手に言ってきたぞと。連合会の立場で言ったんじゃないんだけどもね、町を盛り上げるために、たまたま自分の役職を利用しながら、あるいはそうなれば一生懸命それに尽くすつもりでもいますので、ぜひとも一考していただきたいなというのが、ところです。何しろいろんなチャンスをとらまえて、葉山が内外ともに、あるいはアピールできる場所をつくって、みんなが喜ぶことになれば、お祭り大好き人間と言われればしょうがないんですけども、そういうような思いでいっぱいであります。ということで、ぜひとも検討していただきたいと思います。
   次がメーンなんで、これをやっておかないと。前回一番初めに取り残されたものがいっぱいありますので、3番目、イノシシの捕獲の支援についてということで移りたいと思います。これにつきましては…すいません、機械になれてないものですから。はい、ありがとうございます。今、皆さんの目の前に葉山の図があると思うんですね。そこで僕のほうのやつができなかったので、今、石岡君にお願いしてつくったんですけども、88番の長柄のトンネルから、ざあっと赤いペンを入れてみてください。これじゃ入らないのかな。ちょっと私のほうでペン入れますね。あ、入れました。これでいいのかな。あ、だめか。私のやつで見えるかな。あ、できました。できましたね。今、見えているとおり、葉山の、これ何の図か、もちろん行政の方はわかってると思うんですけども。よくね、前回逗子のほうのある議員が一般質問の中で、葉山のイノシシが逗子に来てるというような話をされたんですよね。今、皆さんの図にあると思うんですけども、88番と、今これ中央道路です。この中央道路を挟んで白抜きのところが、これ逗子市なんですよね。それで二子山の山頂というのは、どこの行政区か町長御存じですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   申しわけありません。二子山は山系が葉山、逗子、横須賀、また葉山というのはわかってるんですけども、山頂というのは認識がございませんで、大変申しわけありません。

○11番( 笠原俊一君 )
   あのね、二子山の山頂というのは、この葉山の行政区の間ですから、110番あたりかな。逗子なんですよ、実は。それで森戸川の源流というのは、これ真ん中通ってるのが川なんですけど、逗子なんですよ。先に言っておきますけども、わな猟の会というのは葉山にございますよね。立ち上げたのは何年だったかな、26年に立ち上がってるのかな。それで今、わな猟の会だとか、鳥獣被害の対策実施隊、この方たちは農家の方々が基本で、30人の方々が年間3,000円の町からの助成金でもって、わなが今現在、わなの箇所がね、現在全部で、くくりわながあるのが、びっくりしちゃったんですよね、私も。どこかに行っちゃったかな。338カ所にあるんですよ。ですよね。それで5班に分けて30人体制でもって、週に2回山に入ってるんですよ。まずだから私のほうに書いてあるのは、捕獲の支援ということで、支援してもらいたいよって最終的に行くんですけども、それで現在どうなってるかというと、捕獲するのは葉山の農業の方々が中心になってやってますから、当然その行政区またいでとっちゃいけないことになってるんですよね、基本的には。それで葉山の農作物を荒らしてきますから。それで、逗子は農業委員会ありません。農家ないから、逗子のほうには頻繁には、6頭出てますけども、荒らしには来ないんですよ。先に言ってるとおり、イノシシたちは葉山においしい野菜だとかあるので、基本的には山の中で食べるのよりも、畑のほうがおいしいからね。木古庭の山道のほうに出てきて荒らして逃げて行くんですよ。わなを仕掛けて、わなをとってる方たちは、葉山の…逗子の方も2人ぐらいいられるんですけども、とるんですけども、逃げ込むのはこの二子山山系なんですよ、実は。ですから僕はね、西部劇の列車強盗、銀行強盗、それがメキシコに逃げ込むじゃないですか。連邦保安官いないから。それと同じだねというメールのやり取りしてるんですよ。全くだから、逃げ込んだ先が逗子なんですよ。逗子は葉山のイノシシが来たって言って、冗談じゃないよって。悪さをしに葉山に出てきてるんだ。そのイノシシどうしてくれるのということなんで、私が書いてあるのは、近隣との安全な協力体制についてどうなってるか聞きたい。それで逗子のほうでは、まだこれから県のほうが乗り出してきてますけども、今までは、いやあって、こう逃げてるような、きちっとしてないみたいですね、話を聞くと。その体制がどうなってますでしょうか。逗子との協議、あるいは横須賀と…横須賀はこれから被害が、もっと農業もありますからね、場所によっては。そんなこと言わないと思うんですけども、とりあえず逗子のほうに6頭かな、出て捕まってますから、きのう先輩議員、近藤議員のほうから、88頭という話があったんですけども、この月曜日に1頭捕獲されてますから、計89頭葉山で処理というか、そのうちの6頭は逗子で見つかってる。これは藤沢の方、プロみたいな方が逗子から依頼されてとってるらしいんですけども、その検査するので葉山のわな猟の会の人が、頭をいただいて奥歯の年齢なども調べるのでね、いただいて全部データは取ってるということですから、89頭のうち6頭は逗子の部分なんですけども、まあそういうことなんですけども、まず逗子との協議というのはどうなってますか。

○環境部長( 高階歩君 )
   イノシシに関する近隣との情報交換というところで御質問いただいているかと思いますけれども、まずもって葉山町につきましてはですね、3年前に農業被害が顕著だということからですね、特措法に基づきます対策をとろうということで、農業被害を最小限にとどめるべく実施隊を置きました。協議会を設置いたしまして、実施隊を置きました。ここに30名の方々がいらっしゃいまして、現在まで御活躍をいただいております。おっしゃられましたとおりでございます。これが農業被害のみならずですね、近隣の民家にも、民家周辺にも出没するというような目撃情報もありましたことから、平成30年から改めて計画を立て直しまして、農業被害のみならず、人的被害も視野に入れた対策を練らなければいけないという中で、現在に至っておりますところでございます。
   先ほど、捕獲された頭数でございますが、平成26年からのトータルで、私のちょっとメモからいきますと、87頭というふうに記載してございまして、ちょっと数頭誤差がございますが、後ほどまた詰めさせていただければと思います。逗子で捕獲されたのは、これ以外に6頭というふうに私、伺っておりまして、逗子の捕獲数を入れますと90頭を超えてるんではないかというふうに思ってございます。
   そうしまして、今、御質問いただきました中にですね、逗子市には農地がない関係でというお話もございました。農業被害がもとになりまして、特措法に基づきます対策がとれた、とれているということもございまして、おっしゃられましたとおり、逗子市には特措法に基づく協議会や実施隊の結成ができないというのが現状でございます。そういった意味では、今、横須賀市でも実施されておりません関係で、この二子山山系に隣接している2市1町の中では葉山町だけが、この実施隊という形で国の支援を受けながら実施しているのが現状でございます。連携につきましてですけれども、逗子市と横須賀市、それから葉山町の2市1町を交えまして、神奈川県のですね、県政総合センター、横須賀の県政総合センターが窓口となりまして、協議会を開催しているのが現状でございます。今、この県主催の協議会で具体的に何をするというところまでは至ってございませんけれども、この協議会が年2回ほど開かれる中でですね、現状の報告などが行われまして、それぞれ情報共有を図ってるというのが現状でございます。

○11番( 笠原俊一君 )
   数は私が間違えたのかなという思いはするんですけど、これはけさ、元同僚議員に書類だとかもらって、数を確認して、伊東議長のところで捕まったもの、逗子で捕まったものの頭数の合計ということで話をいただいたので、多分間違いがないんじゃないかなというふうに思いはしますけども、それは大したあれじゃないので、また言います。
   今、葉山町鳥獣被害防止計画というのが、30年に新しくなりましたね。30年から32年、この対象はイノシシ、アライグマ、タイワンリスと。今後の取り組みの方針ということで、ここにもう既にさっき私言ったの出てるんですよ。広域的な対策ということで、近隣と連携し境界、町境での捕獲について情報交換を行い、広域的な被害防止のために取り組みを行うと、こう明記されてるんですね。ですから、ぜひとも逗子、あんたのところ逃げ込んでるんだよってやらないと、おどかさないと。私ね、時間がなくなっちゃうんで、先に用件だけ言いますけども、一番困ってるのは処理なんですよ。雄は、ほとんどとれるのは雄なんで、雄は基本的においしくないと。雌は捕まえたものは食べたりもするんですけども、頭数がふえてくればそんなやってられない。埋めるか燃すか焼くかということで、その埋めるに当たっても、本当は行政がやらなきゃいけないのかなと私は思ってたんだけど、捕獲隊の人たちが穴掘って、穴だって半端な穴じゃないからね。やっぱり、いわゆる機械を使っておろしてきて、機械を使って掘って埋める。それが頻繁になってきたら大変な作業なんですよね。逗子で燃してもらえよと。近隣の協力って書いてあるんだから、葉山は焼却炉ないからね。温度がどうのこうのって言うけども、だってあんたのところ逃げ込んでるギャングだろうって言い方ができない。こんな言い方はちょっとまずいかもしれませんけども、現実問題で、さっき地図入れたでしょ。葉山には捕獲して、葉山の捕獲隊は逗子のところに入らない。よその行政区ですからね。そうするとどうなるかというと、ここに集まっちゃって、この今の地図入ってますよね。森戸川の川のところの上流、逗子ですからね。ほとんどの葉山の人、私も初めは二子山だとかあれは葉山だって勝手に思っていたんですけども、その前に入り組んでるのは知ってました。企業の山もありますし、民間の土地もあるんですよ。ただ、これがいろんな被害をもたらしていったりしたら大変なことになるし、葉山の方々が30人で週に2回も入ってて、逗子までお願いしますって、逗子行くかなというのが、それは無理だって言ってるんです。
   そんなことを考えると、これからでもやっていかないと、それはね、逗子の何も、わなだとか県がやりますけどね、どんどんどんどんふえる。個体が今、多分100頭以上はいるだろうというようなことで、県も、まだこれから議会通るような書類なんですけども、10月の16日議会にかかって、10月から施行するというような資料もらってるんですよ。県のイノシシ管理計画(仮称)というのね。多分それはね、高階部長は持ってると思うんですけども、そういったものを読んでますのでね、これから監視カメラをつけて動向を探るとかね、そういったものもわかってます。ですから私が言いたいのはこういうことなんで、近隣市とも提携をきちっとやること。そして今、年間3,000円でいいのかという問題があって、特にその隊長さん、副隊長さんというのは、あと管理だとか結構大変らしいんですよね。ほかのその補助団体を見ても、年間3,000円というのはないんですよ。何でこの年間3,000円という費用弁償が捻出したのかというのが、私には理解できないんですけども、どうなんでしょう。年間3,000円で週2回。1年間、禁猟区だとかあるのかもしれませんけども、いいの、それで。町の体制どうなんでしょう。

○環境部長( 高階歩君 )
   おっしゃられましたとおり、年間3,000円という額だけをですね、聞かれますと、少額だなというふうに思われる節があろうかと思います。私も、どのような経緯でこのようになったか、いろいろ調べさせていただきましたところですね、実施隊の隊員につきましては非常勤の職員でなければいけない。それから市町村長の委嘱を受けなければいけないという決まりがございました関係で、まずは葉山町でいきますと非常勤特別職の報酬の条例の一部に加えられるということが必要条件でございました。この際に、この非常勤のリストに加えられるに当たりまして、まずは身分の補償、例えばおけがをなさったときに公務災害の対象になるかどうか。また、この実施隊の隊員になることによって、幾つかのメリットがございます。わなの免許の更新時のメリットですとか、そういったメリットを享受するために、そのような位置づけを必要とするということが必須でございました関係で、まずは金額的にはどこの、特に町、町村部はですね、大変少額の報酬額となってございます。これはあくまでも身分としての報酬額でございます。それ以外にですね、御活動いただきますとその活動費として、1時間もしくは1回出るごとに幾らという活動費につきましては、国からいただいた交付金を充てましてですね、実際に活動した方々にお支払いしているということでございまして、3,000円というのは大変少額に思われると思いますが、あくまでも身分を位置づけるための報酬額でございまして、活動費は別に出てございますということでございます。

○11番( 笠原俊一君 )
   あのね、それ持ってるんですよ。全部データ出しましたからね。先ほど隊員というのは、隊員は次に掲げる者のうちから町長が委嘱し、または任命するということで、葉山わな猟の会の代表が推薦する会員であって、有害鳥獣駆除活動の経験並びに農地の活用及び農業振興に対する理解を有し、かつ前条に規定する職務を積極的に行うことが見込まれる者。2番目は、葉山町鳥獣対策協議会会長が推薦する農業関係者等であって、農地の活用、有効活用及び農業振興に対する理解を有し、かつ前条に規定する職務を積極的に行うことが見込まれる者。あとそのほかに町の職員。おたくの課の課長さんがメンバーになってるのも知ってます。一生懸命やっていただいている。ついこの間の日曜日に、道路清掃でトンネルからトラック2台分、草とかね、ほかの会でやっていました。そのときに、名前言っていいよね。「坂本さん」って、電話がかかって、イノシシ捕まったから来てよ。葉山の町の職員の方も、ぜひともわな猟に入ってくださいよ。30人プラス、規定変えればいいじゃないですか。週に2回山に入ってるんだよ。それでさっき言ったね、高階さん言われたけども、靴、スパイクの靴買ってもらって、初めて買ってもらって喜んでるよ。そういうのも情報として入ってるの、私は。それでいろいろなものを見ると、3,000円というのはあくまでも安いし、いろんな道具買わなきゃいけないけども、そんな小遣いにしてるってもんじゃないんだよね。週に2回あの山登るというのは、私だってギブアップだよね。若い人で体力があってやる気がある人。ただし町長が認める者じゃないと入れないからね。そういうのの人数をふやすことも一考、あるいは報酬を上げることも一考、そしていろんな役がある、隊長さん、副隊長さん2名、こういったことを、同じ同率ですからね。そういったことをぜひとも考えていただきたいなというふうに思ってます。まだまだこのことについては、いろんな問題もあるし、それでこのイノシシというのは、実は血液を見たら、天城だとか伊勢原だとか向こうのほうの何とかという、その血液から判定して、向こうから来てるものだということも証明されてるのね。それでその、駆逐する、昔はちょっとね、有害鳥獣というかそういう規定があって、全部とっちゃいけないとかいろいろあったけど、今は被害がないようにとっていいということに変わってきてるみたいだから、それで最終的には食べろと言っても、そんなに今できてないので、とりあえずそういったジビエの料理ができて、みんな口に入って食することが可能になるまでは、やっぱり焼却処分を何とかしないといけない。それには私は、さっき言ったように逗子をおどかしてね、あんた何考えてるって、だから名前も知ってるんだけど、逗子の担当のね。何か、やっぱり農業委員会が、ベースがないことには一番ネックみたいな思いがしますので、そこは部長ががんと、いつもの大きい声で、じゃああんた助成金もらってきちゃうよとかね、葉山がとってあげてるんだよ、冗談じゃないよ。これ地図見てみなさいよ。ほかにもいろいろ被害が出ちゃうよ。農業被害が出たらどうするの逗子さんってね、そこはね、トーンダウンしなくて、ちゃんときちんと言ってもらわないと困りますよ。いかがですか。

○環境部長( 高階歩君 )
   正式な形でですね、逗子市に対する処分、イノシシの処分について依頼をした経緯はございませんけれども、せんだってもちょっと答弁させていただきましたが、処理については頭数がふえてくればおのずと苦慮するのは目に見えてございます。さまざまな手法を考えつつですね、時には先ほど申し上げました県を主体とする協議会の中で、そういった事例も提案しながらですね、研究を重ねていきたいと考えてございます。

○11番( 笠原俊一君 )
   最後の課題にします。福祉・健康増進・教育の充実についてということで、これは町長施政方針30年度に書かれています。それでその施政方針の取り組み、その成果と課題についてということで、どういうふうにその葉山の福祉・健康増進・教育がきちっとなっていったかな。そういったものを聞きたかったのと、当然私たち教育民生常任委員会で、松本と佐久と視察してます。そういったことを視察を、我々議員というのは勉強してますから、ぜひともこうなってほしいねという願いを込めて持っていこうという予定だったんですね。時間ありませんので、私のほうで、この間どなたかが教育民生の視察報告してました。それでついこの間行った松本市の市長さんというのは、また読んでいただくとわかるんですけども、私もコメントしてますから、健康宣言都市というものを出しまして、その松本の市長さんというのがね、お医者さん上がりなんですよね。ですから、当然町民の健康というのも大事だけども、町自体の健康というのも大事なんだよ。財政的な健康も大事なんだよと言って、いろんな展開をしてる。佐久のほうについても、健康の増進委員だとか、保健補導員の活動というもので、民間ボランティアの組織をして、その健康増進のためのいろんな施策、食育のこともしかり、年をとったときの運動、葉山の貯筋運動というのが、葉山に大分広まってるみたいなんですけども、そういったことを現実的にやって、町全員がその、そういった健康増進に任命されたOBが何百人といるんですよ。ですからその、経緯がありますからね、町全体のボランティアの人たちが普及員の活動をしながら盛り上げてる。ですから、ぜひとも行っていただくのか、あるいは視察報告を読んで、これはいいなと思ったら取り入れていただきたいと。こういうことも最終的に願って質問を展開するつもりでしたけども、時間がなくなりましたので、以上で終わりますけども、ぜひとも福祉部長、佐久と松本、研究してください。いかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   御紹介のありました佐久と松本市の行政報告のほうを読ませていただいておりますし、また直接状況などは調べさせていただいたりしながら、葉山町でやりたいことについては実行していけるような、何か研究は進めていきたいと思っております。

○11番( 笠原俊一君 )
   これで終わります。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて11番 笠原俊一議員の一般質問を終わります。
   第4番、2番 金崎ひさ議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。金崎ひさ議員、質問者席にお着き願います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   2番 金崎ひさでございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、2項目について一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
   まず1項目目、学校施設の老朽化についてを伺います。これは改善について、教育長の見解を伺うということを書かせていただきましたけれども、実は昨年の今ぐらいから、民生委員さんが学校全部の学校を見て回っていらっしゃいます。そしてことしの1月の5日に、町長と教育長に対して文書で、こういうことですよということを、現実をお知らせする報告書を上げていらっしゃいます。それを議会といたしましても資料として提出していただきまして、それからそれがことしの8月1日と6日、既に他の議員さんからも御質問がございましたけれども、学校施設を見学させていただいております。そしてそれに対して、教育長は同行してくださらなかったんですけれども、各学校の職員、それから教育委員会の部長を初めとしたいろいろな担当の方が御一緒していただいて、私も委員、常任委員会の委員ではなかったんですが、傍聴委員として…傍聴議員として同行させていただき、全てを見させていただきました。それで、教育長には、直接目では見ていなくても、部長から逐一御報告をされたと思うんですけれども、教育長の御感想をまず伺いたいと思います。

○教育長( 返町和久君 )
   今回の件は部長以下が同行されたということですね。私自身に関して言えば、教育委員の方の学校視察というのを年間やっておりました。どの学校にも、ほかの議会本会議等と重なることがなければ、それは私行ってますので、おおむね一つ一つ同じ建物とか施設とかいうこと、それは点検したわけではありませんけれども、ほぼ全体をオーバーラップして見ております。そういう意味で、ひしひしと老朽化が迫ってるなということは十分実感しておりますし、また三教組の要望書もあわせてだと思いますけれども、民生委員さん方の御報告の中で、どの学校からもトイレや何かの問題について問題提起があるんだというようなことについて伺っておりますし、私自身も校長を初め教職員の中から、やはりトイレの問題についての声を受けたりしてることはもう、紛れもない事実でございまして、そういう意味で問題全体は重く受けとめてるというところでございます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   それについて対応をどうするのかということなんですけれども、まず私が何枚か写真を撮らせていただいておりますので、今、資料としてアップしようと思って用意をしておりますけれども。教育長自身は全校のトイレ、今、認識としてトイレとおっしゃいましたけれども、いろいろな老朽化について全校の状況をごらん…自分の目でごらんになったことはございますか。

○教育長( 返町和久君 )
   最前の質問への答弁と同じなんですけども、全部に行ってるわけじゃありませんけれども、各教室で授業視察する合間に、施設についても概略、一緒に同行しながら入らせていただいております。トイレについても、要所要所については実際にこの目で拝見をしております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   その昨年の今ぐらいに視察をしていただいた民生委員さんの文書から引用させていただきますと、まず葉山中学校のトイレというのは、やはりその、トイレの改修とかトイレのよしあしで進学校を考える子もいるぐらいひどいというふうなことを文書で述べられております。それから上山口小学校というのは、トイレがおかげさまでよくなっておりますので、耐震と同時にトイレ改修も行ったという経緯がございますので、6校の中では上小が一番トイレは整っているかなと思います。その上小から葉中に行く子が多いわけですよね。そうするとそのトイレの汚さといいますか、ひどさ、これは本当にカルチャーショックを受けるようでございまして、葉中に行っている子供たちの話を聞きますと、給食センターどころじゃないよ、トイレをよくしてよというふうな話を、数人の子供たちは言っております。
   そのようなことで、教育長自身も全てではないけれども、いろんなトイレを見たということで、ここに一つトイレを挙げさせていただいておりますけれども、これごらんになって、何かインターネットだとこの資料を見ることができないそうなので、非常に、説明をまずしなければいけないと思うんですが。矢印が出ない、すいません。この、この突き当たりのトイレで、一番向こうに女子便所がございます。女子便所と書かれてますけど。手前は男子トイレです。そしてこれは突き当たりですから、この、こっち側の廊下からまっすぐ女子は、まっすぐ行って右に入らなきゃいけないんですが、手前の男性トイレ、これドアを開けて写真を撮ったわけではなくて、ドアがないんですね。それで、ここに男子便所が少し見えてますけれども、そこに背中を向けて立って用を足すわけですけれども、その後ろ姿を見ながら女子は、自分のトイレに行かなきゃいけないという状況なんですね。これ今に始まったことじゃないと思うんですけれども、こういう状況というのは教育長、御存じで、教育の中心である学校がこういうことでいいというふうにごらんになっているんでしょうか。それとも知らなかったんでしょうか。

○教育長( 返町和久君 )
   これでいいというふうに思ってることは決してありません。トイレの現状については、かねがねやっぱり老朽化だけではなくて、いろんな不備があるなと。かつてつくったときの、何でしょう、常識で見てこのぐらいならね、トイレのつくりとして許されるというふうなところでつくられた時代とやっぱりわけが違いますので、例えば和式と洋式の問題もそうですけれども、そういった意味では要求水準も違うし、それに老朽化がかてで重なって加わってるような状況ですので、これは何とかしなきゃいけないなと思っておりました。例えばにおいの問題も後ほど出てくるかもしれませんけれども、ああいった問題についても結構訴えが切実ですよね。当面の応急対策としては、例えばこういうことをしましたというようなことを毎年のように繰り返しているし、例えば点検とか、除去防臭のようなね、措置も、前の年より多くふやすというようなことをずっと加えてきてやって、報告をずっと聞いています。そういうことで対応してきたわけですけれども、でもそれでもなかなか全体の見通しが行かないということで、これは私のほうから担当課にもお願いをし、この間部長からたびたび答弁で御紹介がありますような、トイレ改修に関する調査報告書、こういったものをやっぱり町全体について、6校全体について総合的につくるべきなんじゃないかというふうなことで、私からも直接そういうふうにお願いをし、今、つくりつつあるというか、総点検をするところに至ったというところでございます。決して緊急対応でぱぱっとね、そういうことにやったわけではありませんけれども、そういった形で対応することを図ってきたというところでございます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   トイレの老朽化とかさまざまなことに関しましては、後ほど、あしたですか、1番議員の横山議員が詳しくやると思いますので、そういうことを私はお聞きしてるのではなくて、こういう学校環境をよしとしているのかどうか。私もよく公衆便所なんかに行きますけれども、男性がトイレをしている後ろを通って、要するに女子のトイレに入らなければいけないというのは非常にちゅうちょがございます。そして、そのような環境を、もし教育長が御存じで何年も手をつけていない、これでよしとしていたとしたら、私は教育者としての姿勢を伺いたいなというふうに思うんですけれども、学校からやはりこれは問題だということは上がってきてると思うんですね。それを何ら手当てをしないで、ここだけの問題でもそうですよ。何ら手当てもしないで、これを大きな計画ができるまでというふうにのんびりと見逃していいものではないと私は思うんですけれども、環境整備の一環としてこれは早急に手をつけるべき、すぐにでもドアをつけるとか、見えなく、廊下から見えなくするとかすべきではないかと思うんですけれども、これになれちゃった子供たちというのは、やはり違うと思いますよ、世間の常識からは。それでいいとお思いでしょうか。

○教育長( 返町和久君 )
   決してこれでいいとかね、このままにしようとかというつもりはございません。ただ、トイレの問題というのは、多分去年1回どなたかの議員のときにお答えしたと思いますけれども、かつて一回手をつけたときに、1カ所修繕でウン千万というようなことがありまして、そのことが全体的に見通しを持たずに手をつけることはためらわした原因になっています。このことに関して言えばね、全体、このトイレ全体をきれいにつくり直していくというようなことに関して、やはり計画段階にすべきだと思いますけれども、ただ一方であれですよね、今のこの通りすがりに、要するに羞恥心に対して、何だろうな、いたずらにといいますか、羞恥心を攻撃してしまうようなね、そういう部分についての対応というのはこれは別途に考えるべきところもあるかというように当然思います。そのことに限らないんですけれども、緊急に、それから比較的ボディそのものにいじらずにできることと、それから全体にかかわることとして、やっぱり計画に組み込んでいくことをきちっと整理しながら対応していくべきだと、近々にできることはしていきたいと思っております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   子供たちを育てる環境整備として、これは早急に対応しなければならないことだというふうに思います。そんな問題意識がないということが私は問題だというふうに思っておりますので、この件に関しましては教育長ははっきりとしたお答え、そんなに何千万もかかる問題ではない、目隠しをするとか、あるいはドアをつけるとか、それだけのことではないですか。そういうことをやる気があるのかないのか、はっきり今言えないということが問題だと私は思っております。いや、知りませんでした。これは大変ですね。すぐにでも対応しますという返事が来れば、私はもうこれで終わりにしたいというふうに思っておりますけれども。部長、一緒にここごらんになったと思います。そしてきょう、教頭…校長先生でしたか。話としては、これにのれんをつけると、男の子が手をのれんで拭いちゃうからのれんがつけられないんですというふうなお話もありました。そういうような問題ではないというふうに私は思っております。何かその辺の問題について、検討をされたことはございますか。この問題でいいです。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   私も学校からですね、毎年予算時期に予算要望書が上がってきます。また、それとほぼ同じ時期に、三教組のほうからも要求が上がってきまして、今その細かい内容をはっきり思い出せないんですけども、確かにこういった問題については、問題意識は我々も持っておりまして、その都度、例えばカーテンではどうだろうかとか、何かパーテーションをちょっとつけたらどうだろうかとかという議論はあるんですけれども、別にわざと放っておいたわけではなく、やはりそういったものの細かいところを通常修繕するのも、学校全体まとまって行ったほうが、より実現できるのではないかとか、そういう細かいことからなかなか手がつけられなかった。また、そういう状況もあろうかと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   これは決して細かいことではないと思います。早急に手をつけていただきたい。このことによっていじめが起きるかもしれないし、恥ずかしくて学校に行けないということがあるかもしれないし、あるいはトイレに行きたくないという子がいるかもしれないし、他の学校では目隠しをつくって、何かカーテンのようなものをしてましたのでね、何とでもできると思います。最初に建設したときがこういう状況だったので、これドアが壊れたわけではないと思いますのでね、修繕を考えなかったのかもしれませんが、これを大した問題ではないと思っていると、もう一から十までそのとおりだというふうに思います。全てのことが大したことないということになりますと、学校教育の環境整備というのは全く後回しになるのではないかなというふうに思っておりますので、ぜひ早急に手をつけていただきたいことだというふうにここで申し上げておきます。また数カ月たちましたら、現場を見てどのようになったかというのを見させていただきたいというふうに思っております。
   それから今度、今週末に長柄小学校で1泊2日の訓練をします。その中で民生委員さんの昨年の状況なんですが、長柄小学校の雨漏りがひどいというふうな文章がございましたけれども、これは既に直っているんでしょうか。どういうふうな…はい。民生委員さんの報告の中で、長柄小学校、体育館の雨漏りがあるということで、特記事項になっております。それで、今回その雨が降ると降らないとか、先ほどの休憩時間になっておりましたけれども、それを解消された時点でこの週末の1泊2日の訓練なさるのかどうか、そのあたりはどうなってますか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   長柄小の体育館の雨漏りについて、予算をとって、業者を入れるような大々的な補修はやってないというふうに思ってます。要するに現場のあの職員…現場って要するに学校の業務員さんや、教育委員会の担当者のほうで応急処置はとってるんですけれども。ただ、葉中の体育館もそうなんですけれども、雨の量とか風の向きとか、そういったところによってですね、完全にとめたというふうに断言できるものではないと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   そうすると雨の降りぐあいによっては、今度の1泊2日の訓練、皆さん集めて、体育館に集まってもらって雨漏りがするかもしれないという状況かもしれないですね。何も手をつけてないとしたら。そのあたりも、やはり1泊2日の宿泊訓練の、順番ですから、次は長柄小になったとしたら、長柄小の体育館は問題ないのかというのを事前に1年がかりで調査して、それで既にこの民生委員のあれが1月5日に上がってるわけですよ。ごらんになってますか。それで、そこの中でどんな問題があるかというのを長柄小だけでも見て、そして雨漏りがあるんだったら、ここでは大工事をするには予算がいるので、じゃあ今回は長柄小スキップしましょうとか、いろんな話し合いがあると思うんですけれども、町長そのようなことを御存じですか。1泊2日の訓練、長柄小にして、長柄小の体育館が雨漏りがあるということを民生委員から報告があって、何も手をつけないで実施するそうなんですが、御存じでしたか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   防災訓練をやるに当たりましては、耐震が行われているかどうかの基準でしたので、長柄小学校の体育館では問題はないという認識ではありました。ただ、民生委員さんの報告もそうですし、ほかからも、教育委員会からもですね、式典のときの雨漏りの件ということで、ほかの学校でも雨漏りのことは聞いていましたので、ただ、その都度応急処置をして屋根の上にのぼったという話もあわせて聞いていたので、そんなに大ごとじゃないんじゃないかというところは正直持っておりました。

○2番( 金崎ひさ君 )
   雨が降らないのを祈るばかりでございます。それから、長柄小学校に上がる途中の道が土砂災害警戒区域になっておりますね。これは他のところから言われたんですが、そんなのでも避難所なのかと。もうそこまで行けないのではないかという心配がございますが、そのあたりの検討はどこでされたんでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   これは私どものほうでやっておりますけれども、さまざまですね、この山の、特に山の上にある避難所についてはどうしても引っかかってしまうので、その辺の場所については避難誘導の訓練の時間がございますので、確認しつつ行動して避難所に誘導するような訓練を考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   確かに本当の災害のときには何が起きるかわからない、突発的なこともございますのでね、警戒しつつその避難を促すというのは、それは訓練の一つとしていいかもしれませんが、そのような危険性のあるところでございます。ですから、ぜひともね、その辺もちょっとこればっかりはどういうふうに直せばいいのかちょっとわからないんですけれども、そんな山のところの上に学校があるということも考えなければならないし、それからそこが避難所になって、多くの町民がそこに集まる場所になっているということ自体も考えなければならないということなんですが、もしその長柄小学校に行けない場合は、あとは代替地といいますか、それはどこか考えていらっしゃるんですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   長柄小学校がだめな場合というかですね、避難できない場合につきましては、その他の避難所を御案内するか、あるいは葉桜・イトーピア地区でございましたら、逗葉高校のほうを代替地というか、そこも避難所になっておりますので、そちらのほうに避難していただくようなことを考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   じゃあ、つつがなく訓練が終わるといいなとは思っておりますけれども、今ごらんになってください。これが長柄小学校の体育館の中2階といいますか、上なんですね。そしてここはきのう待寺議員がもう一つ床の、床がはがれたところを写真撮ってらっしゃいましたけれども、そのこっち側にいらないものが物置といいますか、物捨て場といいますか、なっているんですね。それで、ここもすごく広くいい場所で、大勢集まったり、それからいろんな事情のある方がお2階にというふうな、別室にもなるところだというふうに思っております。これは長柄小の体育館の中2階です。この椅子とか子供用のテーブルなんですが、これはいらないものだと思うんですが、いつまでここに置いておくんでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   ここは本来こういったものを置くところ、置くためにつくられたものではないです。きのうも答弁しましたけども、今現在は廃棄がですね、なかなかうまくこう、回っていない状態なんですけれども、早い段階で整理したいと、そのように思います。ここに置いてある机は、過去もうちょっと前の、まだ少し使えるような状態のときは、実際緊急で机が足りなくなったときに使ったという経緯は過去あるんですけれども、今の状況だと多分もう使える机、椅子はもうないと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   それで週末にということは、今の御答弁を聞きますと、週末に訓練をするためにここをきれいにしたということはない、このままの状態ですね。これは8月の…9月1日の状態なんですけれども、このままの状態で訓練を行う。そしてこの部屋は使わないということで行うということでよろしいんですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   今はこのままの状況ですので、ここは使わないというふうに認識してます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   行政側にしても訓練なんですよ。そして長柄小の体育館を使うということが1年がかりで決まるわけですよね。そうすると、長柄小の体育館をいかに避難所として使いやすくするか、そのためにはこの机と椅子が邪魔だと、これを捨てようというふうな話し合いにならないんですか。何か訓練すりゃいいやということではなくて、真剣に訓練を考えてください。本当にいつ起きるかわからないんですよ。それでそこのところに、一回訓練したらもうそこの体育館は本当にいつ災害が起きても人を受けられるだけの準備万端を整えて訓練するべきではないですか。この、これだけの、きのうもびっくりしたんですけども、跳び箱のあの絵もここに出したいぐらいなんですけど、ちょっとそういう技術がないんですが、その跳び箱の絵も、それからこの椅子もテーブルも、整理整頓という意味で学校教育の場じゃないですか。見えないところに隠しておけばいいとかね、あの跳び箱なんか多分見えたところにあったと思うんですよ。あんな汚いもの。それから私、これは、もう本当に時間がなくてもう帰りましょうといったときに、校長先生がぜひとも見てくださいと言ってここに連れてこられたんです。それでこれを何とか、もう本当に物置になってますという話を校長先生がおっしゃったんですね。ですから、これはもう本当に議会力としても何とか早く始末をさせてあげなきゃいけないなという思いをしておりました。そしてまあ、今度の週末の訓練のときまでには何とかきれいになってるのかなと思ったら、相変わらず。いつこれを撤去して、それで撤去費用ってお金がかかるんですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   こういった備品、きのうの跳び箱も含めまして、収集運搬及び処分業務のこの委託化、平成28年度からやってまして、定期的に不用な備品について処分はしてるんですけれども、それもなかなかうまく進んでいかないという状況です。

○2番( 金崎ひさ君 )
   きのうのあの汚い跳び箱は数が足りなければ使うかもしれないって、びっくりした答弁がございましたけれども、この椅子・テーブルはもう全く使えないというふうなことが今ございました。町長、町長はですね、利用者にとって即時対応が必要なことは、もうできるだけ速やかに対応するというふうにおっしゃって、そしてもう本当に予算化の門戸を開いてくださっているんですよ、教育委員会に関しましては。そして、それを教育委員会がなぜだか、こういう予算を本当に、多分町長これ1泊2日の訓練をこの場所にするのに、これだけのものがあるので、これを処理しなければ訓練になりませんと、この処理費用を緊急に出してくださいと言ったら、予算化しますよね。いかがですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   私、以前別の学校でもですね、体育館の脇で昔のほこりかぶったものが幾つか置いてあって、学校長に直接お片づけしてくださいとお願いをしたんですけれども、こういう現状があること知らなかったんですけども、なるべく買ったものは、今、ごみの、葉山のごみの取り組みのように、選んで買うように、選んでごみも捨てましょうと言ってますから、捨てることも一つの仕事として取り組んでほしいなという気持ちで今お話は伺っております。避難訓練に間に合うかどうかわかりませんけども、金崎議員がおっしゃってるのはよく理解ができます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   学校はね、勉強を教えるだけじゃないんですよ。整理整頓、それからトイレの使い方、それからきれいに、物をきれいにするとかね、そういうことも教えなきゃいけない。それは家庭教育で、学校では学校、勉強だけ教えればいいというものではないというふうに思っております。ですので、もうみずから率先をして、やはり整理整頓しなきゃいけないと思っております。これは今、町長がいいお返事をいただきましたのでね、なるべく早くこれは片づくとは思いますけれども、ついでにあの跳び箱も一緒に捨ててください。あれはもう本当にみっともなくて、置けないですよ、あんなもの置いてたら。あれが教育の現場にあるということ自体が恥ずかしいと思
います。
   それで、これは次ですね。次は教育長にお見せしなければいけないことだと思いますけれども、これどこでしたか。長柄だ。これ使用禁止って書いてるところ、これ家庭科室のものです。そして次が、これは天井です。破れております。これ多分ガムテープか何か、赤いガムテープか何か張ってると思うんですけれども、ちょっとそれも破れておりまして、これも修理をするのではないかなというふうに思います。このようなことをどの時点で修繕しますか、教育長。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   公共施設の大規模な整備とか、今、再配置とかという話いろいろ出てきておりますので、例えば中期的な、もしくは長期的なものについては、規模の大きいものについてはやはりそちらの動向を見ながら、町がどうしても検討するべきものだと思いますけれども、こういった、今回いろいろ教育民生常任委員会の視察の報告書など見まして、当然もう我々も把握してる部分でございます。この結果はもう答弁をしたとおり、重く受けとめている状況ですので、ここでちょっと予算が幾らというわけにはいかないんですけれども、いわゆるその、事後保全的な修繕について、または備品の購入について、できるだけ多く吸い上げて要求していきたいなと、そのように思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   家庭科室の使用禁止という張り紙があるということ自体、授業に妨げになることだと思いますし、そんな悠長な問題ではないというふうに思っておりますので、計画云々ではなくて、緊急事態には対応するという町長の姿勢がございますのでね、遠慮しないで、何を遠慮してるのかわからないんですが、教育委員会、遠慮しないでどんどんと子供のために動いていただきたい、そういうふうに思います。
   それからこれはですね、今出しました写真は、これは上山口小学校旧校舎の2階です。雨漏りのため設置しています。動かさないでください。御協力お願いしますと書いてるんですよ。教育委員会、生涯学習課。それから向こうに見えておりますけれども、これ、階段の踊り場なんですけれども。ここを動かしちゃいけないということは、これをまたぐか脇に行くかして、右側にお部屋があるんですけど、行かなきゃいけない。ここは地域の方が使ってますよね、このお部屋ね。だから公共、多くの方が使っている場所で、こう言うていたらくといいますか、置かせていただいて、もうここ藻が生えてるんじゃないかと思うんですけども、緑になってますよね。だからそういうふうなことをいつまでもやっていいのか。そして特に旧校舎に関しましては、ヤシの実の移転を、まずあそこに給食センターをつくるという計画があって、これも後ほど協働でやりますけれども、町主導でぽんと発表したことによって大問題が起きて、それであそこの場所が移転して移転して、今ちょっと中止状態になっておりますけれども。何年か延びるんでしょうけれども。ヤシの実の問題だとか、それから多くの方が、地域の方があの部屋を使っている、貸し出しているという状況と、それから下にはヤシの実があり、そして教育委員会の分室もありという状況で、2階がこういう状況なんです。これに関しては教育委員会としてはどのように考えてどのように対応しようと思ってらっしゃいますか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   この上山口小学校旧校舎の問題も、緊急性のある取り組みだと、そのように認識してます。ここは、こういった雨漏りの状況もありますけれども、耐震性に問題があるということで、今現在ヤシの実を速やかに移転すべきではないかといったことで、もう移転先のほう、もしくは移転方法について今検討してます。また学校開放については、これは今現在、学校施設開放要綱で、学校校舎の、要するに使っていない余裕のある部分を開放しているということになりますので、ここがもし使えなくなれば、また生涯学習の観点からは、また別の場所というよりも、何らかの取り組みですか、地域振興の、文化やスポーツの振興を含めて、何かしらの策を練らなければいけないなと。とりあえずはヤシの実の移転について、なるべく早めに進めたいなと思ってます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   認識持っていらっしゃるのであれば、早くお返事がいただけるかと思いますので、それもなるべく早く対応していただきたいなというふうに思っております。それから、給食室も既にどなたかが質問されておりますけれども、本当に劣悪な働く環境ですね。よく熱中症にならなかったと思うぐらい、給食をつくってくださってる職員の方たちね、そういう方たちがもう本当に、あんなところでよく働けるなと思うぐらい、大変な環境だと思います。この環境整備をぜひとも改善してあげて、それで給食センターができるまであのままでいなさいというのは、もう本当に人が死にますよ、あれだと。熱中症になった人いませんか、職員で。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   今のところ救急搬送レベルのものは把握してません。もしかしたらその中で暑いなっていう、当然そういうことはあります。教育委員会として、町の安全衛生委員会というのがございまして、そこからですね、やはり給食室の暑さについてはいろいろ意見もらっておりますので。今までは服装とかそういったところは見てきているんですけども、今後何かスポットクーラーとか、何かそういったものがあれば、効果のほどはちょっとわからないんですけれども、検討していきたいなと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   これは人の命にかかわることですので、教育委員会から要望がありましたら、教育長、予算化してあげてください。それでいろんな機械、私は弱いですけれども、涼しい風が来たり、クーラーとかそういうものがいろいろと設置できるような形があると思いますのでね。本当にひどいですから。町長もぜひ現場をごらんになってください。幸いなことに夏休みがありますので、夏の一番ひどいときには、職場としては何にも動いてませんのでいいですが。でも、ことしのように早くから暑かったり、いつまでも暑かったりとなると、あの中で本当に火を相手に、子供たちにおいしい給食を食べさせるために働いていらっしゃるのかと思ったら、やはり何かの手当てをしてあげないと、いてもたってもいられないんじゃないかと思うんですけれども。教育委員会はそのように自分のこととして考えていただきたいというふうに思いますけれども。再度お願いをしますけれども、よろしいでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   給食室の状況については把握しておりますので、それを踏まえて進めたいと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   それから、本当に全校見させていただいて、これは長年の計画になると思いますけれども、6校をいつまでも同じように6校として進めていくということが、やはりもう人口が減少していったり、いろんなことで、それからよりよいものがいろんな地域で、先進的なものが、学校ができてますよね。地域の人も巻き添えながら、そして学校の統合、それから大変タブーな話かもしれませんが、複合化とか統合化とか、そういうこともある意味修繕をしながら、ある意味、10年計画でもいいですから、もう始めなければいけないことじゃないかなというふうに思うんですけれども。これはまさに協働で行わなければいけないことだと思うんですが、まだそれは全然踏み出していらっしゃらないと思うんですが、それはいかがですか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   今の大きな問題については、やはり考え方がソフト面とそれからハード面と両方から取り組むものかと思っておりまして、今現在ですね、教育委員会と町の主管課と協議を検討を進めているところでございます。やはりこれだけ大きな話ですので、なかなか職員の中でも精通しているというか、過去にそう経験があることではないので、今現在はちょっと支援業務を視野に入れまして、専門家の支援業務を視野に入れて検討してるとこでございます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   ぜひとも本当に1年や2年でできることではないというふうに思いますので、今から準備をしないことにはいけないなと思っておりますし、これこそ協働で行わなければいけない、町指導でやったらばとんでもない話になりますので、ぜひとも準備を整えて、何か委員会になると思いますけれども、立ち上げていただいて、徐々に徐々に進めていただいて、みんなが納得していけるような形に進めるのが今やるべきことだというふうに思います。そうしなければ、まず一番最初に一色小が築何年ですか、すごく一番古いんですよね。そんなことになりますので、ぜひともしていただきたいというふうに思っております。
   次は協働について、町長の考え方を伺うとありますが。私これ、なぜ協働について質問しようかなと思ったかをまず申し上げますが。これ、29年度の町長施政方針の中に、空き家対策として不動産事業者と連携して流通性を高める仕組みを整えるという文章がございまして。これに対して29年度の決算の総括質問で質問をさせていただきました。そうしたら町長の答えがですね、ある意味特定空き家は町がやると。ある意味分業をして我々はその地域と一緒になって対策をする。宅建協会の皆さんはその市場を使って流動性を高めてくれるということですねということで、これが協働だというふうに発言されております。ちょっと違うなと思ったので、次の一般質問は協働について町長に伺おうとそのとき決めたんですね。それで協働っていうのをやらせていただいておりますけれども。今の、私としてはですね、町長の施政方針、この空き家対策として不動産事業者等と連携して、流通性を高める仕組みを整えると聞いたときには、多分目的は同じにして、例えば議会からも、空き家を活用していろんなことができないかとか、そういうふうなことをやったらどうかと。それから、もちろん何ていうんですか、町内会館を今借家だけども、空き家を活用して少し、もっと空き家の活用に寄与できないかとか、いろんなことが提案されておりますよね。そういうことを、目的を同じにして、宅建業者とかそんないろんなところから、いろんな角度の方の知恵を借りながらやるのかなと思っていたら、そうではない。そして今回のこともいろんな議員さんが質問をされておりまして、まず宅建業者と協定を結ぶと、今年度中に協定を結ぶというふうにおっしゃっておりますけども、どんな内容の協定を結ぶんですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   空き家があって、その空き家が、例えば遺産相続とかそれぞれの個々の事情に応じて、なかなか使えない状態があるということに対して、例えばそれが不動産業としての価値があるものであればですね、例えば道路づけがいいとか、それなりのアクセスしやすい場所にあるというものについては、その持ち主の方に相続問題とかですね、もしくは御家庭の所有者の体のぐあいでほかのとこにいるとか、そういうこともありますから、そういうところにアプローチをして、どうぞこれは空き家として処分をしませんかということは宅建業界のほうにお願いをするべきだというふうに思っています。そうではなくて、その建物があることが、きのうでも一般質問にありましたけども、その近隣の住民の方々に対してですね、犯罪やですね、公衆衛生上よろしくないという、もしくは防犯・防災上もよろしくないというものについては、またそれが市場に乗らないような場所であるものについては、町が問題として受けとめてですね、直接家主の方に交渉をしていくべきだろうというふうに分業をとるべきなんじゃないかということを前回お答えさせていただきました。

○2番( 金崎ひさ君 )
   わかりました。協働についての指針というのが29年の4月に出ておりまして、これは協働といっても、一緒に行う協働と、それから一緒に行わない協働というのがあるというふうに書いておりまして、今おっしゃったのは一緒に行わない協働ということに理解をしていいかなというふうに思うんですけれども。私としては空き家対策というのはものすごく早く手をつけて、葉山町早かったんですよね、空き家の調査が。ただ、調査はしたけれども、その後どうするかというのがなかなか見えてこなかった。そして町民としてはいろんな投票所の話もございますし、いろんな地域の集まる場所がないとか、いろんな話がありまして、それを空き家の活用として町が率先をして持ち主と、それからいろんな人と協働で話し合いをしながら、町民が使いやすいようなものにできるようにするということも使える空き家の活用になるなというふうに思っていたんですね。そのようなことはするおつもりはないですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   確かにおっしゃるとおり調査は早かったんですけども、調査の結果がですね、皆さん同じだと思うんですが、今おっしゃるように使えるじゃないか、空き家として話ができるんじゃないかという期待があったんですが、やはり空き家となる理由がですね、建物そのものにありまして、非常に複雑な問題…わかりやすく言うと、例えば足元の不自由な方がですね、そこに行くには難しい場所にあったりとか、人の土地の中に別の所有で家があったりとかですね、およそ町が手を出すにはなかなか難しいものがかなり多かったために、町が活用するというのは難しい課題なんだなということは認識をしました。実際に借家として町内会館借りているところがございまして、空き家で活用ができないか、その周辺について確認をしたときもありましたけども、適切な空き家がなかったために、そのケースでは諦めたこともよく覚えております。それ以降、また部長のほうから細かい状況の進展があればですね、御報告したいと思います。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   おっしゃるとおり、やはり大きい会館の規模よりも、コンパクトに集まるところが欲しい。以前福祉課にいたときも、社会福祉協議会の中でそういう話があってですね、地域の高齢者の方、そのときは高齢者の方でしたけども、拠点となるような場所が欲しいんだっていうお話も、福祉課長だったときにそういうこともあったというふうに記憶しております。ただ、今、町として、まずいろんな団体の方、町内会、老人会の方々がいろんな活動をされてる、町の町内会館、自治会館、その稼働状況調査を10月の1日から始めたというふうに、従前からお伝えしておりますけれども、その中の状況でですね、やはり今の会館よりも身近にあったほうが、もうちょっとコンパクトなほうが使い勝手がいいというような例えば御意見が出たりとか、あとは将来的に大きい会館よりもというような同じような話が出たりとかっていうところの意見を細かく聞いていく作業がですね、まず行政として最初にやらなければ、着手しなければいけない仕事だなというふうに思ってます。そのための状況調査ということで稼働状況調査。その後に当然計画の見直しですとか、将来にわたって維持していくための財源がこのぐらいの規模だったら何とかなるかもしれないですし、それより膨らむとちょっと厳しいというような試算値も出していかなければいけない。そういう中でですね、でしたら例えば会館、今ある会館を、今思いつきで言ってますけれども、それじゃそれをなくして、もうちょっとそれぞれのエリアに分散するというような考え方がありますかという話も、恐らく私は出てくるんではないかなと思います。そうしたときに、例えば空き家をどういうふうに有効活用できるかとか、あとは対象となる方のお年ですとか、お体の状況とかっていうので、今、山梨町長が申し上げたような、立地的に本当に好条件な空き家がタイムリーに使えるようになるかどうかというところも複合的に考えていく必要があるというように思ってますので、いろんな方向で、例えば福祉的な要素であるとか、もしくは学童クラブみたいなものが使えないかとかということもですね、あわせて、いろんな側面から考えていく必要があるとは思っております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   まさにそれを行政サイドで決めるのではなくて、協働でいろんな同じ思いを…思いというか町民の利用する人たちを巻き添えながら、どうしたらいいかって考えるのが、これがまさに協働のまちづくりだと思うんですが。第四次総合計画が協働によるまちづくりというのを目指しております。それは私も随分前になりますけども、くれ竹の郷葉山構想というのがまず始まりかなというふうに思っております。これからでき上がったのがNPO法人の葉山まちづくり協会なんですけれども、この前、意見交換会を開催いたしまして、それで多くの団体の方たちとお話しをしたんですけれども、やはりまちづくり協会というのは、葉山は行政ができないことをやっていただいてるということで、やはり一緒に行わない協働というふうに私は思っているんです、分野分野でね。そこはやはり人件費を出してちゃんと支援をしながら、自立ができるような形で行っておりますけれども、やはり協会としての御不満はですね、やはり自分たちにできることは自分たちにやらせてほしいということなんです。例えば図書館の2階部分、まちづくり協会が使っている部分ございますよね、広間も含めて、和室も含めて。それの貸し出し業務がやはり行政が牛耳っておりますよね。そういうのもまちづくり協会のほうでアレンジをしながら、夜間の会議なんかもできるような形にさせてほしいという要望がございましたけれども。どなたかがそういうこともおっしゃっておりましたけれども、まちづくり協会の2階の部分、出入りの部分をちょっと何か工夫すると、夜でも使えるんじゃないかと。図書館が閉まった後も使えるのではないかというふうな御指摘をされてた議員さんもいましたけれども、そのあたりはどうなんでしょう。まちづくり協会に2階部分をお任せするというふうな姿勢は町にはございませんか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   恐らく逗子がですね、交流サロンみたいなものが使えるということで、うらやましいなというふうにお考えなのかなというふうに思って聞いておりました。ただ、どうしても構造上、もともと外部からですね、別の入り口をつくって利用できるようなつくりをしてないものですから、当然図書館お入りいただくと、パーテーションがあって、上にそのまま階段で行けるような状況があります。ですから、やはりセキュリティの問題ですとか、じゃあ図書館部分に改めてまた施錠のドアをつけなければいけないと、そういう物理的な問題というのもあると思います。私どもの政策課が主ですけれども、まちづくり協会の方とお話しする機会もございますので、恐らく今後例えば大きな再配置の計画の中で、やはりそういう要望が非常に強い、夜間でも行政の閉庁時間を過ぎて、やはり交流できる場が欲しいというような意見がものすごく強いとかっていうことがあればですね、またそれはそれでどこでそういうものを開放できるかということも含めて、考えていかなきゃいけない材料の一つだというふうには思っております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   まちづくりのために寄与しようという団体で、やはり行政の職員が全てをやるのではなくて、そういう方たちにお任せする部分も私はあって当然いいと思ってます。そのようなことで担当の人たちがやりやすいようにしてあげるというのも、もちろん図書館の建てかえも必要かと思いますけれども、やはり今できることをできるように、鍵で済むならできるようにしてあげると、向こうも生き生きと活動ができるしということになるのではないかなというふうに思っております。それから、まちづくり協会に所属している団体の方たちが、本当にそれぞれの分野で一生懸命働いていらっしゃいますけれども、やはり趣味というふうに皆様考えていらっしゃるのか、皆様というか行政が考えてるのかどうかわかりませんが、一切の支援がないんですよね。そして自分たちの、本当にボランティアというのは、支援がなくていいものだという考え方は、もう今の時代はないなというふうに思っております。そして一緒にやる協働と一緒にやらない協働という2つの協働があって、一緒に行わない協働は、町ができないことをその人たちに委ねるんだから、ある意味の支援が必要だというふうに書かれております、協働の指針の中に。じゃあどんな支援をするのかということになりますとね、何にも、先ほどのわな猟の会、年間3,000円ですか。これ、町の職員ができないことをやっていただくのに3,000円でいいのかということ。それから、きのうの御質問の中でも、葉山災害ボランティアネットワークでも、これは葉山町の地域計画に、社協とその防災ネットワークがちゃんと載っているにもかかわらず、何にも支援がないんですよね。スコップ一つ買うのもボランティアネットワークの中の財源で何かしろ。社協からはいただいてると思いますよ。社協からはいただいてると思いますけれども、町として、ない。それはね、余りにもね、ひどいんじゃないかと思うんですよ。自分たちがやれないことをやっていただいてるんだから、それなりの支援をしよう。物資でも何でもいいですよ。スコップ買いたいと言えばスコップを買ってあげるとか、何かいろんな協力体制があると思います。全部お願いやってねということではないというふうに思っておりますので、ちょっとその一緒に行わない協働に対する町民活動への支援というのをどのように考えているか、町長、御答弁お願いします。

○町長( 山梨崇仁君 )
   直接的なものがですね、全てではないと思っておりまして、例えば災害ボランティアネットワークの皆さんは、社協さんとのボランティアのあり方について議論をする中で、社協さんからの補助を出していただいております。なので直接的に今、これも課題だと思うんですが、町の防災担当はですね、社協さんからの情報でしかボランティアネットワークとはつながってないので、直接3者で話すようにしましょうというふうに私この前申し上げたのが、直接いつも3者が話してればですね、もちろん町から出すこともできますけども、町が社協さんに、さっきの体育館の跳び箱じゃありませんけども、もっときれいにしましょうという声かけて、もっと働きかけを強めてもらうこともできますので、そういった環境をつくっていきましょうというふうには話しております。
   同じように、まちづくり協会の加盟してる団体の皆さんはですね、団体の方々の活動をいろいろ知るところはあるんですが、まちづくり協会のほうで、協会のときに交流会で支援金を出したりとかして、彼らの判断でやっていただいてるところがあります。まちづくり協会の皆さんも、行政とそういった団体との中間支援組織だということを自負されていらっしゃるので、その中間支援組織としての活動をより幅広くしてもらえると、町としても直接的には今はしてませんけれども、まちづくり協会を通じて応援がしやすくなるなというふうには感じているところではあります。ただ、まちづくり協会の皆さんもですね、図書館の2階という場所についても、もっといい場所をという声も実はいただいておりまして、例えば今考えている、コワークの構想でまだ直接的に一度過去に行ったことがあるんですが、お断りをされましたが、例えばシルバー人材センターの方々は、今はもう御自身たちで保健センターを管理運営していただいていて、町としたら管理費をお支払いをして、中でシルバー人材を経営しながらですね、シルバー人材の仕事として保健センターの管理を受け持っていただいております。同じように図書館がいいとは思いませんけれども、ほかの場所の管理をしてもらうということを、NPOとして自立していただいた上でですね、その上でいろんな町の協力関係を築いていけると、彼らの自主性と自立性も高まっていくんじゃないかなということは考えておりまして、公共施設の今再配置などいろいろ検討しています。その中でぜひお力と御意見をいただきながらですね、より発展的に中間支援組織として活動してもらえたら大変ありがたいなとは思っております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   ぜひともその人たちの御要望に沿えるように、働きやすいような形でね、一翼を担っていただくわけですから、ぜひとも御意見を伺って対応していただきたいなというふうに思います。
   それから今、協働の作業としてすごく大きな問題になっておりますのが、魅力を高める実行委員会についてです。これは町長自身も総括質問の御答弁の中で、本当に責任が重くて負担が大きいのではないかというふうに、自分自身もとても心配していて、もう少し負担を和らげる方法はないかと、まさに検討思慮しているというふうにおっしゃっています。確かにすごく大変なことだというふうに思いますので、お金もかけておりますしね、それで責任もあるし、3年間の猶予の後に4年目にはどうするんだという問題もございます。葉山町の中には新しく棚田をつくるということが、私自身はちょっと無理だったのかなという気がします。既に上山口には棚田がございまして、そちらもいろんな問題を抱えておりまして、雑草が生えたり、それから担い手がいなかったり、そこのところをですね、本当に葉山の誇れる棚田として整備するのも、この葉山の魅力を高める実行委員会の仕事の一環としたら、大変目に見えていいものになるんではないかなというふうに思うんですが、そのあたり実行委員会の中で町として投げかけるおつもりはないですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   確かに地方創生で民間の方々の考え方を軌道に乗せるというような、そういう交付金でございますので、私どもも非常に迷いがあってですね、どこまでを委ねていいのか、非常に難しいところでございます。
   御承知のとおり、唐木作の復田に関しましては、かなり説明が遅いとかですね、そういう御批判もいただきました。先日、連休の最終日にですね、私と政策課長で唐木作の近隣の住民の方にちょっとお話を聞きに行ったことがございます。やはり非常にありがたかったのは、それをやっても今後の継続性、今、議員がおっしゃってたような、それはどういうふうに担保するんだというようなお話もいただきました。私たち実行委員会の中で、例えば二子山山系ですとか、商工会青年部ですとか、いろんな人にかかわりを持っていただいてます。今後も補助金が切れた後以降も、そういう実行委員会の中のそれぞれの団体の方には協力をいただけるような了承を得てるというふうに思っております。あと地域の方々、また今度の20日の日には説明会もやりますけども。そこで行政の姿勢ですとか今後の考え方ということで、御説明をさせていただいた上で、継続性のことについても行政も深く重く考えてるというようなお話もさせていただく。
   あともう一方の棚田の上山口の会館のほうですけれども、いろいろお話しさせていただきますと、畦道にインスタ映えするからといって、結構入り込んで来てしまう人がいるということがありましたので、今回の地方創生の予算の中でですね、注意看板を絵屏風継承会と地元町内会のお名前で発注をさせていただくことにしております。ですから、やはりその唐木作ともともとあった棚田とのつながりを持ちながら、いろんな場面でいろんな人たちがそこにかかわれるような仕組みづくりというのが、私たちが今やらなければいけない大きな問題だというふうに、課題だというふうに捉えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   これは結論を出すのもあと1年半ですのでね、大変だと思いますけれども。ぜひともそのような、こちらの、上山の既にある棚田の調整もしなければ、いろいろ水の問題だとかいろんな問題が起きてますので、そのあたりもお金のかかることですので、そのあたりをちゃんとするというのも、実行委員会の一つの仕事にすれば、新しくつくるばかりが能ではないというふうに思っておりますので、その指導をできたらしていただきたいなというふうに思います。
   それから、町職員の協働に関する勉強会の中で、役場内でも協働するということはあるんだというふうな意識を初めて持ったみたいな報告がありましたけれども、確かに職員間、各課間の協働というのはすごく大変なことだというふうに思いますし、重要なことだと思いますけれども。くれ竹の郷の場合でも、副町長…当時助役でしたが、その人が中心になって政策室のようなものがあってやったんですけれども。やっぱりいつまで町長、副町長を置かないのか。それから必要ではないかというふうに思うんですね。職員間の結合も必要ですし、対外的にも町長がまずじかに出るのではなくて、副町長が出て調整をするという役目が大切なことだと思うんですが。そのあたりの見通し、何か人材探してるってことでしたけれども、町長、いつごろ副町長を置くおつもりなのかをお聞かせいただいて、私の質問を終了といたします。

○町長( 山梨崇仁君 )
    率直に申し上げて、山本副町長がいらしたころのことがですね、今でも、ああ、こういうときに山本さんがいてくれたらなと思うところがあるのは正直なところです。つまりそれだけ副町長という職の方にですね、自分自身が頼るところも大きかったですし、役割としては非常に今でもこういった方がいてくれたらということを思っているところはですね、そういった心情で御理解いただけるとは思います。ただ、いつまでというふうにですね、期限を決めて取り組むものでもなくて、いらっしゃればもうすぐにでもという気持ちではおりますけれども、本当に町の場合はどこか見識のある方に来ていただいて采配というわけではなく、町をよくわかっていただいていてですね、皆さんが頼れる方であってほしいという気持ちでおりますので、そういう意味ではやはりできることは自分でも全力で頑張りますけども、何とか耐えながらですね、人ありきということを最優先で考えていきたいというふうに思っております。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて2番 金崎ひさ議員の一般質問を終わります。
   この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時30分からといたします。 (午後3時02分)

○議長( 伊東圭介君 )
   休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時30分)
   一般質問を続行いたします。第5番、4番 飯山直樹議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。

○4番( 飯山直樹君 )
   4番 飯山直樹です。通告に従って一問一答方式で一般質問を行わせていただきます。本日も一日、大変お疲れさまでした。一日ずっと座ってて大変でしょうから、途中で背伸びとかするといいかもしれないですね。
   今回の一般質問では、1項目目は株式会社湘南国際村協会についてお伺いします。2番目、2項目目はことしも夏が終わりましたので、海辺の諸問題、ごみの問題や騒音等についてお伺いしたいと思います。3点目はペットとの暮らしについて、動物保護の観点から、葉山町として今後の取り組みについてお聞きしたいと思います。4点目については公共施設について。これは総括でもお伺いしましたが、大規模改修の必要性であるとか、そもそも総額について試算をできているかとかですね、数字に基づいた長期的な視野で対応していく方法について、考えについてお伺いしたいと思います。
   まず1点目の、株式会社湘南国際村協会についてお伺いしたいと思います。この件は決算特別委員会でもかなり細かく突っ込んでお伺いしたんですが、聞き漏れているところが多々ありましたので、報告のあり方とかですね、葉山町が受けるであろう、受けた損失、今後の方針など、さらに詳しくお伺いしたいと思います。
   発表者にならせていただきます。これは8月24日付の朝日新聞の記事でございまして、ここに書かれてるとおりですが。株式会社湘南国際村協会については、神奈川県、葉山町、横須賀市、それと民間企業の出資によって、資本金25億円で設立された官民の第三セクターであるということです。3期連続の赤字になったので、減損処理とその損失の処理のための減資を行ったということです。この朝日新聞の記事に書いてあるのは、報告が県議会にされなかったということで、県議会が紛糾したということがここに書かれております。今回25億円の資本金が約5億円になったということですから、約8割ぐらいの減資が行われたことになります。同様に、神奈川県同様に葉山町も約1%出資をしてるわけですが、出資金としては880万円、その約8割は失われたと。減資によって損失されたということが言えると思います。
   昨日、ほかの方の一般質問で、例えば横須賀市の自治体と比較すると、葉山町は半分ぐらいだから予算の規模も半分ぐらいになるとかというようなお話はちょこっと町長のほうからありましたけど、人口規模からすると神奈川県の100分の1ぐらいですから、ちょうど神奈川県がこれは10億円出資しているので、葉山町はその100分の1で約1,000万円ぐらいというぐらいの規模で、ちょうどお互いうまく規模的にバランスをとったのかなというふうに想像してるんですが。要は神奈川県10億円ぐらい出していて、葉山町の1,000万円というのは、約1,000万円というのは、決して規模からすると少ない規模ではないというふうに言えるんではないでしょうか。
   このスライドの2つ目が執行部から葉山町議会へ説明があった資料になります。湘南国際村の減損減資の処理について、ここで説明が行われました。これは7月9日に出された資料になってますから、7月9日に報告があると。当の株式会社湘南国際村協会の減損減資の株主総会というのは、6月29日に行われてます。神奈川新聞では同日の6月29日に発表されているということです。一番の大株主の神奈川県。これが神奈川県の議会に報告をしたのが、この株主総会前日の6月28日の総務政策常任委員会だったということで、余りに遅いんじゃないかというので、この新聞に書かれている、もともと決まっていて、減損減資処理を株主総会で当然通知とか事前事前に来るわけですから。その株主総会の前日に議会に報告があったということで、余りに遅いんじゃないか。前日に、株主総会の前日に出してくるっていうのはいかがなものかということがあって紛糾したんだというふうに察します。対して葉山町では、7月の9日に、株主総会が終わってしまった後に報告がなされているということになります。
   この記事の中に県議会が紛糾した主な理由が記されてまして、出資は議決で決めたにもかかわらず、株主総会前日まで何の報告もなく、しかも議会の議決も経ずに決定するのはおかしいという理由が書かれています。これは当然出資については重要な資産の取得で、10億円ですから、当然県の規程は見てませんけど、そのぐらいの規模の出資になれば、当然議決して議会で議決が必要になるということになってるんじゃないかと思います。ところが、今度はその減資をするときの議決についてはされなかったということで、それはおかしいんじゃないのということがここで言われてるわけです。これは葉山町としても全く同じことが言えるんじゃないかなと私は思いました。葉山町のほうとしても約1,000万円の出資をして、今回その8割ぐらいは毀損したということになります。これは果たして本当にそのままでよかったのかどうかということは検証しなければいけないのではないかなと思います。これは議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例ということはここに書かれてまして、財産を取得するときは、幾ら以上の財産を取得するときは…5,000万以上か、議会の議決に付さなければならないと。財産の取得または処分は予定価格の700万以上の不動産もしくは動産の買い入れ、もしくは売り払いに関しても議決をしなければならないという、取得と処分についての条例がここにうたわれてるわけです。
   まず1点御確認したいんですが、出資した金額というのは、資本金の額からすると880万円になってます。ですので、出資金が全額資本金に組み入れられたという前提のもとで考えると、恐らく880万円出資していると。もしこれを減資、そのまま80%ぐらい減資するというふうに換算すると、大体700万円以上の金額になります。そうすると700万以上の財産の処分に当たるというふうに考えられる可能性もなきにしもあらずだと思いますが、まず一つ確認したいのは、まず出資の際に議会の議決は得ていたのかどうか。御確認します。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   ちょっと昔のことなんで、私は余りよく存じ上げてないんですけども。議会の議決なのか、御報告をさせていただいて御承認いただいたのかということは、ちょっと今、明確にはちょっとお答えできません。

○4番( 飯山直樹君 )
   恐らくこの条例の内容からすると、議決はあったんじゃないのかなというふうに推察をいたします。今回のこの処分について、減資を行われたんですが、基本的に旧公会計と新公会計で見た場合に、新しい公会計の基準財務諸表で考えた場合には、バランスシートと損益計算書があるので、必ず出資したところのバランスシートに出資金というのが出てくるでしょうから、それが毀損した場合には損益計算書に反映されてくるはずです。これは民間の企業では東芝が破産しそうになったのは、アメリカの会社に出資したのが毀損して、それを特損処理したということになりますから、そうすると昔の会計基準だったら損失が出てこない。出ていったお金はそのまんまの状態ですから。新しい会計基準になった場合には、どこかで損失処理しないといけないはずなんです、原価処理を。そうなった場合に、700万以上の財産の処分に当たる可能性が出てくるんじゃないかなというふうに考えられなくはないと。それは見解として何かお持ちかどうかをお伺いします。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   単純に考えると恐らくそういうことになろうかと思いますけれども。平成13年の10月1日の商法改正、これによって従前にあった株式の額面に記載がある額面株式というのは廃止されて、全て額面に記載がない無額面株式に統一されたものであって、額面はあくまで企業が最初に株券を発行した際の金額をあらわしてるというふうに理解しております。日々株価は変動しておりますので、株式の価値と資本金というのは何も関連しないということが、この商法改正によって担保されたというふうに理解しております。ただ、税金を投入して、当然議会の皆様にもお認めいただいて購入した株でございますので、湘南国際村協会のですね、今後の運営の仕方に、いろいろその改善策というのを講じるというようなお話も聞いております。閑散期にどれだけ集客率をアップするかというようなものをお聞きしてますので、私どもといたしましては、余り何ていうんでしょう、ずっと注目しないような状況をなるべく回避するためにですね、中間の状況ですとか、そういうもので細かく経営状況を確認させていただくとか、そういうものを注視しながらですね、今後その運営に関して注意深く見守っていく必要があるのかなというふうには思っております。

○4番( 飯山直樹君 )
   株の額面云々ということは別に関係なくてですね、もともと幾ら出資したのかというのは、財務諸表に載ってくるわけですから。それが新しい今の会計基準だと、原価計算して毎年毎年株価変動ありますから、おっしゃるとおり。それがものすごい上がってたらその分は利益計上しなさいよと。毀損したら損失にしましょうという、一般の民間の企業は原価主義に変わってますから、完全に。資産というのはどんどんどんどん時間とともに変動しますから。単純にそれだけ。ただ帳簿上の、バランスシート上は変わってないわけなので、それを処理しなければいけないというふうになるはずです、新しい公会計の基準になった場合には。まさかそんなふうに出資したものが毀損するかどうかとかっていうのは、昔の会計基準の中では考えてなかったので、そんなことはないだろうという前提のもとで第三セクターなりに出資しちゃってると思うんですよね。ところが新しい公会計基準になったら、財務諸表3つそろわなきゃいけなくなってしまっているので、そうすると必ず損失処理は出てくるはずなんですよ。そのときに、もし条例に抵触してるようなことが実はあったというと、まずいなということです。そうじゃないというのであれば全然問題ないし。それが本当にそうなのかどうかというのを、やっぱりきちんと確認をすべきだったのかなというふうに思います。
   そもそも新しい会計、新公会計については、去年の一般質問のときに、前政策財政部長にお伺いしたときは、ことしの9月の決算ぐらいから諸表を整備するというふうな記憶が私はあるんですが、もう新しい会計基準で会計処理はやられていらっしゃるんですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   町の会計の話でよろしいですか。公会計と下水道のほうはもう既に公会計になってまして、あと一般会計のほうにつきましても公会計。ただ、帳票類についてはですね、従前どおり変更のないものというふうになってますので。今後はその公会計制度に基づいた予算の立て方、決算の取り方というふうになってきます。

○4番( 飯山直樹君 )
   もう始まってる、もう諸表はできてるということですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   はい、諸表はもうできております。

○4番( 飯山直樹君 )
   そうすると今回のこの一件は、何らかの多分処理は、一般的な民間企業だったら、出資金、子会社を解散したり減資したりという場合は、損失処理は普通…普通というか、帳簿上なくなってる形なので、やらなきゃいけない、やらないとつじつまが合いませんから。もし諸表があるんだったら、これは多分やるはずですよ。その辺はよく会計士の人なりに確認して、単純に御報告いただいたように株数は変わらないからいいということじゃなくて、損失処理になってくると思いますから。そうすると、これだけ損をしたなんていうのは発表しないといけないと思いますよ。そうすると、その本当に財産の処分が大丈夫だったのかどうかっていうのは、確認したほうがいいと思いますね。恐らく神奈川県の議会のほうも、そういうことを言ってるんじゃないかなと私は思うんですけどね。これ、出資比率は0.35%なので、ほとんど、株主としての効力はほとんどないんですけど。株主総会には出席はされてましたか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   これは6月29日に行われた株主総会、今減資の話が出ましたけども。このときは山梨町長は欠席して、委任状を提出しております。

○4番( 飯山直樹君 )
   非常に重要な株主総会だとは思うんですが。当然株主総会の招集通知に、減損減資処理がされるというふうにうたわれてるはずですから。いろんなことを想定しておくべきだったんじゃないかなとは、今さらですけど思います。これ、新聞では、県議会は株主総会の前日に報告があったというので、余りにも遅いんじゃないかというふうに県議会で紛糾したというふうに書いてあるんですけど、葉山町ではさらに遅くて、その株主総会の後に報告があったということは、これはこのタイミングでよかったのかどうか、見解を伺います。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   実際、大きな問題だというふうに認識はしておりました。この株主総会について行方がどうなるのかというのは、全く私どももつかめてない状況で、もし国際村協会の方から、こういう処理をするんだということは、事前にお話は確かにいただいておりましたけども、これが株主総会の場で認めていただけるかどうかは全くわからないというようなお話もされてました。ただ、私どもも決算で言えば来年の決算になりますけれども、時期を逸せずしてなるべく議会の皆様にはお伝えしたほうがいいということで、ここのタブレットに上げていただいてる資料を議員の皆様にお示しさせていただいたというような状況でございます。

○4番( 飯山直樹君 )
   来年の決算に出てくるというか、重要資産の処分に当たるかどうかっていうことは考えるべきだったんじゃないかなと思いますけど。たとえ0.3%ぐらいで、いわゆるプロキシーファイトになっても全然勝ち目はないんですけど。それはやっぱり確認しておくべきだったのかなと、報告しておくべきだったんじゃないかなと思いますけどね。結果的に大体1,000万円ぐらいの出資が、ほとんど今回毀損してしまったわけなんですが。ただ、単純にビジネスとして見た場合に、今まで出資に対してもうかったのか、損したのか、そういうことはもう一つの判断基準としては見ておくべきだなと思います。何が言いたいかというと、今回の帳簿上で損失が計上されたとしても、例えば途中で配当とかですね、もらってたのであれば、結果的にはその880万円以上のリターンが得られていたのであれば、実はプラスだったということも言えるかもしれない、言えるわけです、ビジネスとしては。その辺のことも単純に損失の処理しましたといって、損しちゃいましたっていう話ではなくて、今までどうだったのかですね、その辺をきちんとやっぱり精査して報告をしていくべきだなと思います。単純にこれだけ見ると、ああ、損しちゃったんだなというふうにしか思えないですけど、実はそうじゃないかもしれない。
   ここのもう一度朝日新聞の記事に戻るんですが、累損の記録があったというふうに書いてあります。帳簿上で建物設備の固定資産の価値が19億2,000万あったと。これは減価処理されてなかったので、この19億2,000万のかつて建てたものは、現在価値にすると大体半分ぐらい、8億円ぐらいになってしまうというのが会計監査法人の意向なわけですね。その8億2,000万円ぐらいの価値と累損の9億円合わせて合算で20億円の累損。これを損失処理して25億円の資本金が5億円に減資されたというのが今回の最後の結末になってるわけです。これ、資本金5億円より下回ったというのは、これは会計監査法人からの多分意向なんだと思うんですが。5億円以上だと大企業になって、決算の公告と監査役は2名以上置かなければいけないとか、非常にコストがかかる。なので、減資で資本金5億円未満にすると。そうすると非常に大企業から中小企業に変わって、いろんな意味で非常に身軽になるんですね。だから今回そうした処理を行ったんだと思います。つまり、建物の価値を8億円ぐらいというふうに見てるんですけど、現実はほぼそんなもので買う人は多分いないだろうなと。単純な数字合わせで、資本金を5億円未満にしたということなのかなと私は思います。いずれにしても、先ほどの財産処分のところというのは、特損として処理されるのかどうかというのは、いま一度よく見ていただきたいと思います。
   もう一回この説明資料に戻るんですが、今までもうかってたのかどうか、今後どういうふうにやっていくのかというところに話を移したいと思います。先ほど朝日新聞の記事で、累損が9億円あって、固定資産が現在価値で8億円ぐらいだというふうに申し上げました。そうすると、そのトータルで20億円ぐらいの累積した損失のうちの9億円ぐらいは、営業での損失なのかなというふうに読み取れます。また、この葉山町の資料を見ますと、直近5年間では…直近5年間の営業の数字を見ると、大体合計で3,200万円の赤字。平成元年の10月設立ですから、営業開始は平成の、それから建物を建てて3年ぐらいでしょうから。大体15年ぐらい経て9億円の累積損失になったということを考えると、ざっくり年間平均で6,000万円ぐらいの赤字を計上していたのかなということが考えられます。
   一方で、この直近の5年間の数字を見ると、年3,000万円ぐらい黒字になったり赤字になったりということになります。減価償却がどのくらいかかってるのかというのがまた書かれていて、これは湘南国際村協会の損益計算書。販管費は年間で2億6,000万円ほどかかってるわけです。減価償却はここに大体5,000万円ぐらい、今回の累損処理によって減価償却、税負担が減ると。固定資産税が大体、固定資産が15億円ぐらいありますから、年間で1,500万円ぐらいの固定資産税を払っていたんだと思います。そうすると、減価償却費は年間で大体3,500万円ぐらいなのかなということを考えると、結果として営業上でもほとんどとんとんというのが、これまでの数字なのかなというふうに思います。営業上で累損が9億円あった会社なんですが、黒字になったり赤字になったりという、年ごとで見るとそんな感じだと思うんですよね。これまで株主への配当等の利益還元というのはあったかどうか確認します。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   株主への配当はございません。

○4番( 飯山直樹君 )
   ということは、先ほどのお話の繰り返しになりますけど、減資分というのは単純に損をして終わってしまったというのが今の状況かなと思います。これは湘南国際村協会のバランスシートですが、平成30年の3月期で長期借入金が4億5,900万円、1年以内の返済の借入金が7,650万円、合計で借金が5億3,550万円残ってるというふうに3月期ではなってます。もしこの会社がうまくいかないと、これからうまくいかないとなると、どこかで倒産する可能性はあるわけです。その場合にはこの借金だけが残るということになると、その連帯保証をしなければならない可能性があるんですが、葉山町はこの会社の負債に対して、連帯保証はどうなっているのか確認します。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   連帯保証のところまでちょっと細かく調べておりません。

○4番( 飯山直樹君 )
   将来どうなるかわからないにしてもですね、一応これだけの借入金を抱えてる会社ですから、株主の契約形態がどうなってるのかというのぐらいは調べておいたほうが絶対にいいかと思います。
   一方で、30年3月期の期末で、現預金が2億4,200万ほどあると。いざとなったときは、まだ多少借金返しても何とかなる…何とかならないですけど、半分ぐらいにはなるのかなという感じかと思います。現状その2億4,200万ほどあって、これから何とか頑張っていきますというふうに、その会社の役員の人たちはこれから頑張ってやっていかなきゃいけない。それが本当にうまくいけばいいんですけど、うまくいかなかった場合ということは、常に考えておくべきなんです、経営者は。残り2億4,000万ぐらいのお金が、毎年どのぐらいうまくいかないと出て行くのかというのは、この数字の中で見たとおり、悪いときは5,000万円ぐらい。悪いときでも5,000万円ぐらいキャッシュアウトしていくという感じなんですね。そうすると、保守的に見ると、残り三、四年ぐらいは今のままやってても何とかなるということは言えるのかなと思います。その間にどれだけ営業なりビジネスモデルを変えて、少なくともとんとんにしていく、何とか黒字化していくということをどうやっていくのかですね。現状では赤になったり黒になったり、ひどくても二、三千万、5,000万ぐらいの赤字になるという感じなので、今あるキャッシュからするとまだ大丈夫。だけどうまくいかないと、銀行はお金返してくれっていうふうになると、途端に傾く可能性だって当然あるわけですよ。これは経営を監視されてますから、その辺のことはもう四半期ごとぐらいに見ていったほうがいいかと私は思います。先ほど株主総会は出てないと、直近で出てなかったということなんですが、経営の監視については大丈夫なんですか、株主として。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   取締役会とかですね、それは私が役を仰せつかっておりまして、今、副町長が不在なんで。そういうところでも経営について、今の改善計画の中身をですね、お話しできるような、お聞きするようなこともできると思いますので、やはり先ほどと同じような答弁になりますけれども、今後注意深く経営状態、改善計画の進捗状況等を確認しながら、運営を注視していきたいなというふうには思ってます。

○4番( 飯山直樹君 )
   この会社については、もう事業のモデルは非常に簡単ですから、どれだけ何人泊まるという予測に対して、毎月どのぐらいだったのかなというのを単純に見ていけばいい話なので、その進捗状況についてはきっちり見ていって、営業進捗がよくないのであれば、事前事前に何か手を打っていくということを株主として話をしていったらいいんじゃないかなと思います。第三セクターなんで、大体大株主も経営のプロじゃないでしょうし、皆さん、たとえ民間企業で経営に入ってたとしても、そこまで子会社になってませんから、注視してないと思うのでですね、0.数%の株主としてもですね、よく見ておいたほうがいいのではないかと思います。それと先ほどの負債に対して保証がないかとかですね、そういうことはよく確認をしておいてください。
   ということで、次の海辺の諸問題について移りたいと思います。ことしは非常に猛暑で、猛暑過ぎて余り人が来れなかったというようなこともあったみたいなんですが。決算委員会のときにお聞きしましたら、昨年と比較すると1万人ぐらい海水浴客が増加したというふうに聞いてます。これは個人的な感想なんですけど、例年のごみの問題とか騒音の問題とかというのは、例年に比べると…例年というか去年、おととしぐらいですかね。そんなに目立たないな、目立たなくなってきてるなと。目につくのはタトゥー、刺青ぐらいなのかなと。それと、バーベキューエリアは大分縮小されて、別の場所に単純に移っただけだったという感じだったんですけど。この森戸海岸右側の、これは新しく設置されたバーベキューの禁止エリア。これはこんな旗が立ってました。ここが禁止エリアに新たに設定されたようです。今回これがいきなりここを設定されたんですが、もともとここは森戸海岸の右側の、遊泳区域のすぐ右側で、非常に多くのバーベキューのお客さんが例年いつもやってるところなんですけども。ここを遊泳区域から50メーター以内はバーベキュー禁止にしようというおつもりで設定されたのかなと思うんですけど、そういう理解でよろしいですか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   例年よりも海水浴場エリアを延ばしてる状況ですね。今囲われたエリアあたりが、去年よりもエリアを広くとってる。森戸神社側も石畳のところをエリアに入れたので実質の禁止になっている話で、遊泳区域とはまた別なので、遊泳区域から何メーターではなくて、そういった意味でバーベキュー禁止するための海水浴場エリアを延ばしてる状況ですね。

○4番( 飯山直樹君 )
   ロープが海に張ってあるのは例年と同じ場所だったので、遊泳区域は変わってないのかなと思ってたんですけど、そういうことですか。これは、その禁止エリア拡大に伴って、今まではこの場所でみんなバーベキューをやってたんです、ここで。ここができなくなって、結果どうなったかというと、さらにこの禁止区域からこちらに移ったというのがことしの結末だったのかなと。ちょうど企業の保養所があって、その下あたりに連日かなりイベントが行われているような状態で、大きなテントが張られてバーベキューをやってるという感じの夏の間の日々でした。ほとんどのお客さんが皆さんマナーを守って、バーベキューで出たごみとかは持ち帰っていたんですが、中にはもうそのままそこに置き去りにしてるというのも結構何日かありました。そういう日の次の日は、大体その近隣の住民の人たちが、またかというふうな苦情をおっしゃってます。
   それと、かなりイベントを多分やってたんだと思うんですけど、もう大きなスピーカーをそこに立てて、もうガンガン音楽流してやってると、イベントを。そういう日が何日かありました。ただ、ここは遊泳区域、海水浴エリアじゃないので、警備員の方は多分、そのせいかわからないですけど、指導されなかったのかなと。結構強烈なことをやってるのを、私も目撃してます。じゃあまたここも同じことになっちゃうのかといって、さらに禁止エリアを拡大したところで、また横にずれていくと。余り禁止、禁止っていうふうにするのもよくないですし、実際には町民の方がここでバーベキューやられてる方も相当数いらっしゃいますし、夏に浜辺でバーベキューやりたいというのは、海で暮らしている町民の方としても、夏の楽しいイベントの一つですから。それに対して何か一定のルールをつくって、いっそのこときちんとやってもらうというふうにしたほうがいいんじゃないかなと思います。
   現状ここには、森戸川のほうにはいろいろ立て看板とか、ごみ持ち帰ってねとか何かいろいろあるんですけど。スマートビーチプロジェクトでしたか。こっち側は何にもないので、こっち側にも何か立て看板みたいなのをして、ごみは持ち帰ってくださいねとかですね、大音量で音楽を流さないでくださいねとか、そういう啓発を来年はしたほうがいいんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   既存でも一応写真にもあったと思うんですけども、のぼり旗は1個ぐらいは立ててはあったんですけども、今後ともですね、そういった啓発は継続的に実施するようにしますし、先日から御案内してるとおり、海水浴場の組合の協議会の反省会ですね、そういった場面でも提案して皆様の協力を仰ぎたいと思います。

○4番( 飯山直樹君 )
   ぜひお願いします。決して禁止にしろというんじゃなくて、町民の方がここでバーベキューを楽しまれてますから。この旗はぼろぼろになってますし、このパイロンは数日間で全部なくなりましたし。盗まれたのかどうかわかりませんけども。こんな状態でしたから、もう少しきちんとしたほうがいいのかなと思います。
   それと花火大会なんですが、昨年花火大会のときに、海の家の方が自分の海の家の前のスペースを占有していた。これは葉山の海岸だけじゃなくてどこでも見かける光景なんですけど。海岸管理してる県にも確認して、困った問題だねということで、昨年は町の職員の方からも、浜辺のあり方検討会で発言していただいて、ことしはその効果か、全くなかったなと。非常に改善されてお見事だったなというふうに思いました。
   その花火なんですが、私の記憶違いかもしれないんですが、数年前までは森戸海岸のちょっと沖の辺で花火が上がっていて、目の前に上がってるなという感じだったんですけど、何かこの何年か前からとてもすごい沖のほうに行ってしまって、迫力が全然なくなってしまってというふうに、皆さん来てる人たちが言ってます。ちょっと聞いた話なんですけど、葉山の海岸全体から花火が見れるように、打ち上げの場所をずらしたというようなことも聞いてるんですけど、これはそういう理由でずらしてるのかどうか、確認を。
○都市経済部長( 永津英彦君 )
    いろんな条件はありますけども、数年前のかなり近くで見えたのはですね、波が高いとかいろんな意味で沖に停泊できない状況だったりしたこともあるのが条件の一つではあります。それと当然2カ所で、一色海岸でも花火大会をやってる状況で、一色から見えるようにするためには沖に出さないと見えないというところがあるので、痛しかゆしの部分はあります。あとは安全対策ですね。海保さんから言われてる指摘ですとかいった意味で、近くでやると安全上問題があるとかですね、いろんな意味でそんなに大きくは変わってないんですけども、一時波の高いときに停泊できなくて近くなったときにすごく迫力が出たという経緯だと思います。

○4番( 飯山直樹君 )
   そんなに変わってないというレベルじゃなくて、すごい変わったなと私は思って。皆さん、私が知る限りそういうふうに非常に残念がってると。森戸の花火のあの醍醐味は、葉山の花火の醍醐味は、もうまさに目の前に上がってくるなという感じだったんですけどね。それが何かもうすごい遠くに上がっちゃってるなというふうになってますが。もしそういう町民の方からの意見があればですね、もう少し前のほうへ上げていただくと。私もそういうお話を聞いてますので、ぜひお願いいたします。
   それと、ことし目立ってマナーでどうかなというのは、やっぱりタトゥーですね。今まで、もうタトゥーはもう本当に一般化していて、普通の人ももうタトゥー入れてる世の中ですから、それ自体が何かこう見てて害があるなとかっていうもう状況じゃ私はないのかなと思うんですが、逆に余りにも一般化してしまったがゆえに、いわゆる反社会的な方々がさらにエスカレートして、目立つためにものすごい刺青の方がたくさん来るわけですよね。その刺青している人たちに、なかなか警備員の方も刺青隠してくださいと言うのは結構根性いるだろうなと思います。正直言えないんじゃないかなと思うんですけど。その辺、何か警備員の方から何か報告とかっていうのは、改善してもらいたいとかいろんな要望はないんですか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   そういった要望はないです。実際には声がけは全て基本的にしてます。ただし、その場でトラブルになるというか、その場は隠していただけるんですけれども、それをずっと継続できるかというと、またその警備員が離れると出してしまったりとかっていうのはあるんですけども、基本的に恐れがあるから声をかけないとかそういったことはなくて、実質的には声がけは警備員さんはちゃんと声がけをしてて、そのときの効果は一時ではあれ、効果はあるのが今の状況です。

○4番( 飯山直樹君 )
   そうですか。なかなか大変なお仕事だなと思います。この町なか、かなりそういう方々が歩いてきてるわけなんですけど、じゃあ何か手だてがあるかっていうと、私も思い浮かばないので、警備員さん頑張ってくださいと言うしかないのかなとは思うんですけど。かなり目立つようになってきてるので、やっぱり見てて怖い人たちがいっぱいいると思いますから、その辺は努力をしていただきたいと思います。
   ちょっと時間がないので、次に動物の保護についてなんですが、非常に毎日のようにというわけじゃないですけど、頻繁に動物の虐待のニュースとか、出てくるふうになりました。全国的なペットブームで、葉山も湘南地域全体に言えることですけど、ペットの保有率というのは非常に高いですし、いわゆる犬友、ペットのコミュニティーみたいなのは、町のコミュニティー形成にも一役買ってるぐらいのものじゃないかなと思います。そういう葉山町の中でですね、先日ちょっとスーパーに、気温が35度ぐらいのときに、長時間ずっと小っちゃい小犬を置き去りにしてユニオンが騒然となったときがあったんですけど。何度も放送したりしても全然帰ってこないで、海辺に遊んで行っちゃった女の子が後から、1時間、2時間たってから来たって。もうみんなふざけるなって言ってたんですけどね。そういうことが中にはあるのかなと。小さいころから動物虐待、動物愛護の気持ちを教えていくしか方法はないのかなと思うんですよね。動物飼ってる人でさえそういう状況なので。いろいろ、いろんなとこにいろんな本とかいろいろ出てると思うんですけど、こういう「兄さんとレオ」というですね、これはあくまで一例なんですけど。虐待、殺処分をやめさせたいという夫婦の方が無料で冊子を配ってるんですけど。これは木更津の市内32校の小学校の図書館に置いてあるそうなんですよね。こういういろんな動物愛護の本みたいなのがいっぱい出てると思うんですが、そういうのを例えば子供たちへの動物愛護の気持ちを教育するためにですね、置いてあるのかもしれないですけど、いろんなものが。図書館などで設置していただいて、啓発していくというのはいかがでしょうか。

○教育部長( 沼田茂昭君 )
   そういった冊子、今の冊子は私ちょっと初めて見たんですけども。そういったものを図書館にはカウンターなどに掲示することは可能だと思います。また虐待だけではなくて、ペットを飼うことがどれだけ大変かということもあわせて啓発すべきかなと思います。

○4番( 飯山直樹君 )
   いろんなよい本とかたくさんありますから、ぜひ啓発、教育の一環としてですね、そういうことも御検討いただいて、図書館なりで置いていただければと思います。以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )
   これにて4番 飯山直樹議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )
   本日の日程は全て終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会します。御苦労さまでした。 (午後4時30分)

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更新日:2019年01月09日