葉山町議会 平成30年9月6日

平成30年 葉山町議会第3回定例会会議録(第1日)

招集年月日

平成30年9月6日(木曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前 10時00分

閉会

午後4時39分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 石岡実成 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 近藤昇一 出席
第8番 窪田美樹 出席
第9番 畑中由喜子 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 笠原俊一 出席
第12番 土佐洋子 出席
第13番 伊東圭介 出席
第14番 ( 欠員 )

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 氏名
町長 山梨崇仁
教育長 返町和久
政策財政部長 伊藤義紀
総務部長 太田圭一
福祉部長 仲野美幸
環境部長 高階歩
都市経済部長 永津英彦
教育部長 沼田茂昭
消防長 小峰守
総務課長 行谷修

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 氏名
議会事務局長 田丸良一
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 保永優香

 

会議録署名議員の詳細

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第1番 横山すみ子
第2番 金崎ひさ

議事日程

第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 陳情第30-10号 陳情 議員選出監査委員の廃止と関連条例改正を求める
        (以上1件 議会運営委員会審査報告)
第6 議案第 15 号 平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)
第7 議案第 16 号 平成30年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第8 議案第 17 号 平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第9 議案第 18 号 平成30年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)
第10 議案第 19 号 平成30年度葉山町下水道事業会計補正予算(第1号)

( 追加日程 )
第1 「議案第15号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)」撤回の件

( 議事日程 )
第11 議案第 20 号 決算の認定について(平成29年度葉山町一般会計歳入歳出決算)
第12 議案第 21 号 決算の認定について(平成29年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)
第13 議案第 22 号 決算の認定について(平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)
第14 議案第 23 号 決算の認定について(平成29年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)
第15 議案第 24 号 決算の認定について(平成29年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)
第16 議案第 25 号 葉山町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
第17 議案第 26 号 葉山町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
第18 議案第 27 号 葉山町火災予防条例の一部を改正する条例

( 追加日程 )
第2 議案第 31 号 平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)

( 議事日程 )
第19 議案第 28 号 教育委員会委員の任命について
第20 議案第 29 号 人権擁護委員の推薦について
第21 議案第 30 号 人権擁護委員の推薦について
第22 報告第 5 号 健全化判断比率の報告について
第23 報告第 6 号 資金不足比率の報告について

議事の経過

○議長( 伊東圭介君 )
   おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、ただいまから平成30年葉山町議会第3回定例会を開会いたします。
   直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第1「会期の決定」を議題といたします。
   お諮りいたします。去る8月31日に開催されました議会運営委員会におきまして、会期は本日から10月12日までの37日間と決定いたしましたが、これに御異議ございませんか。
        (「異議なし」の声多数 )
   御異議なしと認めます。よって、会期は本日から10月12日までの37日間と決定いたしました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
   会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により議長において指名をいたします。1番 横山すみ子議員、2番 金崎ひさ議員のお2人にお願いいたします。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第3「議長から諸般の報告」を行います。
   今定例会に提出されました陳情はお手元に配付しました文書表のとおりですので、それぞれ所管の委員会に付託いたします。審査結果等につきましては後日報告願います。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第4「町長の行政報告」を行います。
   町長の報告を求めます。町長、登壇願います。

○町長( 山梨崇仁君 )
   おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告をさせていただきます。
   初めに、大阪北部地震、西日本の豪雨、熱中症、今週の台風21号、そして、けさ3時8分ごろに発生をいたしました北海道中西部を中心とした震度6強の地震等、今夏の自然災害は大変甚大なもので、亡くなられた方々、そして御遺族に心からお悔やみを申し上げるとともに、被災され、いまだ避難生活にある方々に深くお見舞いを申し上げます。また、けさの北海道の地震では、いまだ安否不明の方もいらっしゃいます。一刻も早い無事の確認と救出が進むことを御祈念申し上げます。なお、葉山町役場における平成30年7月豪雨災害義援金におきましては、9月4日時点で30万7,630円の御寄附を預かりましたので、日本赤十字社神奈川県支部を通じて送金をいたします。なお、北海道の地震につきましても、今後日本赤十字社と歩調を合わせ、義援金等募金活動を行ってまいりたいと考えております。
   次に、訴訟について御報告いたします。本年7月6日付で、葉山町を被告とする訴状が町民1人から横浜地方裁判所に提出され、9月4日に送達されました。内容につきましては下水道法に基づく排水設備の設置義務に違反する土地所有者等に対して、同法に規定される措置命令を葉山町が発令しないことが違法であるとして、これを確認することを求めるものであります。町としましては、原告の主張には理由がないことから応訴することとし、本年10月17日に予定されている第1回口頭弁論に向けて準備を進めているところでございます。
   以上、行政報告といたします。ありがとうございました。

○議長( 伊東圭介君 )
   以上で町長の行政報告を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第5「陳情第30-10号陳情 議員選出監査委員の廃止と関連条例改正を求める」を議題といたします。
   本件につきましては、議会運営委員会に付託し審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、議会運営委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。

○議会運営委員会委員長( 笠原俊一君 )
   おはようございます。それでは、議会運営委員会の審査報告をさせていただきます。
   平成30年6月5日の第2回定例会本会議において付託された陳情第30-10号陳情 議運選出監査委員の廃止と関連条例改正を求めるは、議会休会中の6月13日、議会閉会中の7月20日及び8月22日に慎重に審査を行い、次のとおり結論を得ましたので御報告いたします。
   陳情の要旨は次のとおりです。平成30年4月から地方自治法改正により、議会選出監査委員の廃止が可能になった。地方自治法改正の趣旨を理解し、葉山町議会選出監査委員の廃止と専門的見識を有する外部委員の登用ができるよう、条例の改正を求めているものです。
   審査では、議会から選出された監査委員は地域の実情や町の事業を精査し、専門家とは異なる目線を持って監査を行っており、見識を有する代表監査委員を補い、バランスのとれた監査体制となっている。監査の実効性を上げていくためには議会との連携が重要であるものと考えられることから、引き続き議会から監査委員を選出する必要があるとの意見でまとまり、採決の結果、賛成なしにより、不採択すべきものと決しました。
   なお、委員から、議会選出監査委員における議会への還元についての調査研究を進めるべきであるとの意見があったことを付記いたします。
   以上、御報告いたします。平成30年9月6日、議会運営委員会。以上です。

○議長( 伊東圭介君 )
   委員長、一部原稿読み間違えがございましたので、「識見」に直させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
   以上で委員長の報告を終わります。これより委員長の報告に対する質疑を行います。
        (「なし」の声あり )
   質疑ございませんか。
        (「なし」の声あり )
   質疑がなければ、これにて委員長に対する質疑を終結いたします。
   これより討論を行います。討論ございます。委員長の報告は不採択でありますので、まず、委員長の報告に反対者、すなわち採択することに賛成者の発言を許します。ございませんか。
   それでは次に、委員長の報告に賛成者、すなわち採択することに反対者の発言を許します。

○7番( 近藤昇一君 )
   7番 近藤です。日本共産党を代表し、陳情第30-10号陳情 議員選出監査委員の廃止と関連条例改正を求めるに、委員会報告に賛成し、陳情不採択の立場から討論を行います。
   陳情の要旨は、平成30年4月から地方自治法改正により議会選出監査委員の廃止が可能になった。地方自治法改正の要旨を理解し、葉山町議会選出監査委員の廃止と、専門的知見を有する外部委員の登用ができるよう、条例の改正を求めているものであります。そもそも監査委員とは地方公共団体の財務に関する事務の執行及び地方公共団体の経営にかかわる事務の管理を監査するために地方公共団体に設置される執行機関のことであります。監査委員制度が採用されたのは、日本国憲法により自治体の自治権が保障された結果として、国の監督を排除し、自治体独自の自治監査の制度の整備が要請されたことが指摘されています。また、この制度の運営については、いかにすれば公正で合理的かつ効率的な地方公共団体の行政を確保することができるかということが最大の関心事でなければならず、行政運営の指導に重点が置かれるべきとされております。その後、1991年に地方自治法が一部改正され、監査委員の職務権限が拡大し、充実されました。その主なものは、監査委員の選任要件の改正、常勤の監査委員の規定の新設、監査対象の拡大、監査委員の合議制の拡大です。
   今回の自治法改正では、条例で議員のうちから監査委員を選任しないことができるとなりました。しかし、地方自治法改正の要旨は、国会答弁でも明らかなように、監査委員と議会は地方公共団体の執行機関がチェックする役割は共通する。監査委員とは財務管理、経営管理など、専門的見地から長が執行した事務などを事務的にチェックする機能が求められ、一方、議会は自治体の行政全般にわたり幅広い見地から執行機関全体をチェックする機能が求められるとして、議会選出監査委員の役割や業績は理解している。各自治体で監査委員の役割等について議論していただき、条例を置くことが適当かどうか検討していただきたいと国会答弁では述べております。つまり、議会選出の監査委員が両方の役割を担い監査することにより、より質の高い監査が行われることになります。確かに地方の議会においては議会選出の監査は役職の一つとしか考えていない向きもありますが、葉山町議会はそうではないと思います。ある地方自治体では議会選出の監査委員が監査の結果について議会に還元するとともに、議長や全員協議会などに報告するなどして、そのことが政策立案につながっている例も紹介されています。議会選出の監査委員が果たしてきた役割や実績を過小評価してはならないと考えています。今、葉山町議会が行うべきは、議会選出監査委員の役割について議論し、いかにその内容を議会にフィードバックさせ、より質の高い議論が行えるような議会改革に進むべきであると考えます。
   以上の理由によって、当該陳情は不採択にされるべきものであると考えます。以上です。(拍手)

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに討論はありませんか。
        (「なし」の声あり )
   討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。陳情第30-10号陳情 議員選出監査委員の廃止と関連条例改正を求めるに対する委員長の報告は不採択であります。よって、陳情第30-10号を採択することについてお諮りをいたします。本件を採択することに賛成の方は起立願います。
        ( 起 立 な し )
   起立なしであります。よって、陳情第30-10号は不採択することに決定しました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第6「議案第15号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)」、日程第7「議案第16号平成30年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」、日程第8「議案第17号平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」、日程第9「議案第18号平成30年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)」、日程第10「議案第19号平成30年度葉山町下水道事業会計補正予算(第1号)」の5件を一括議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   それでは、順次御説明を申し上げます。初めに、議案第15号平成
30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)につきまして御説明を申し上げます。なお、お配りいたしました補正予算書とタブレットにページのずれがありますけれども、御容赦いただきたいと思います。
   1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算額の総額に歳入歳出それぞれ4億3,057万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を101億1,805万1,000円とさせていただくものでございます。
   それでは、歳入歳出補正予算につきまして、補正予算書の7ページ並びに別冊の補正予算に関する付属説明書の10ページから順次御説明を申し上げます。
   歳入、第9款地方特例交付金につきましては、減収補填特例交付金の額の確定に伴い、当初予算との差額を増額補正させていただくものでございます。第10款地方交付税の普通交付税につきましては、社会福祉費や高齢者保健福祉費等がふえたことに伴い、基準財政需要額が伸びたことなどにより、当初予算額を上回ったため更正増をさせていただくものでございます。第14款国庫支出金の介護保険事業費補助金は、介護保険制度改正に伴う介護保険システム改修経費に対して交付されるものでございます。補助率は2分の1となっております。
   続きまして、11ページ、国民年金事務費交付金は、国民年金制度改正に伴う国民年金システム改修経費に対して交付されるものでございます。補助率は10分の10となっております。第15款県支出金の地域医療介護総合確保基金事業費補助金は、平成31年1月に開設予定の地域包括支援センターの施設整備に対し交付されるものでございます。町の歳入として受けて、歳出において設置法人への補助金として支出いたします。風疹予防接種事業費補助金は、風疹等予防接種費用助成金の申請が当初見込みを上回ることに伴い、更正増させていただくものでございます。続きまして、第18款繰入金、第1項基金繰入金の公共公益施設整備基金繰入金は、旧役場前バス停上屋建設工事の財源といたしまして、繰入金を更正増させていただくものでございます。
   続きまして、補正予算書の8ページ、付属説明書の12ページ、第2項特別会計繰入金の国民健康保険特別会計繰入金につきましては、国民健康保険制度改正に伴うシステム改修経費相当分を国民健康保険特別会計から一般会計へ繰り入れるものです。続きまして、第19款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成29年度剰余金5億5,097万1,000円から当初予算額の2億円を差し引いた3億5,097万1,000円を補正させていただくものでございます。第20款諸収入の公演事業入場料は、福祉文化会館開館30周年を記念して実施するコンサートの入場料収入でございます。
   続きまして、補正予算書の9ページ、付属説明書の13ページ、歳出、第2款総務費の基金積立金は、財政調整基金へ1億円を、公共公益施設整備基金へ2億8,000万円を積み立てさせていただくものでございます。企画調整事業は、旧役場前バス停に屋根の設置工事を行うものでございます。神奈川県町村情報システム共同事業は、住民記録や税などのシステムが新しくなることに伴い、本町の戸籍システムと消防通信指令システムとのデータ連携を行う改修経費と、国民健康保険及び国民年金、介護保険、それぞれの制度改正に伴うシステム改修経費にかかわる町村情報システム共同事業負担金の増による更正増でございます。
   付属説明書14ページ、交通安全、防犯対策事業は、主要幹線道路に設置している防犯カメラの故障に伴い、更新工事を行うものでございます。草津町親善交流事業は、姉妹都市旅館宿泊費助成金の単価を平成30年3月に引き上げたことに伴う更正増をさせていただくものでございます。第3款民生費の地域医療介護総合確保基金事業費補助金は、平成31年1月に開設予定の地域包括支援センターの施設整備に対し交付するものでございます。一般事務費は、平成29年度介護保険事業費補助金の額の確定に伴う超過交付分の返還金でございます。
   続きまして、付属説明書の15ページ、福祉文化会館費の会館維持管理事業は、会館1階の大会議室の空調設備が故障したことに伴い、改修工事を行うものでございます。文化公演事業は、福祉文化会館の開館30周年を記念してコンサートを実施するものでございます。
   続きまして、補正予算書10ページ、付属説明書は引き続き15ページ、子ども・子育て会議推進事業は、次期子ども・子育て支援事業計画を策定するための基礎資料となるアンケート調査を実施するものでございます。風疹等予防接種事業は、風疹等予防接種費用助成金の申請が当初見込みを上回ることに伴い、更正増をさせていただくものでございます。
   付属説明書16ページ、第7款土木費の道路維持整備事業につきましては、平成31年度設立予定の認可保育所の建設予定地の周辺整備を行うものでございます。
   補正予算書の10ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため338万円を増額し、補正後の額を1億1,999万9,000円とさせていただくものでございます。
   続きまして、議案第16号平成30年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億923万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ38億9,038万4,000円とさせていただくものでございます。
   それでは、補正予算書の7ページ、並びに付属説明書の17ページから順次御説明を申し上げます。歳入、第3款県支出金の保険給付費等交付金は、制度改正に伴うシステム改修経費に対して交付される補助金の更正増でございます。第6款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成29年度剰余金2億4,826万7,000円から、当初予算額の4,000万円を差し引いた2億826万7,000円を補正させていただくものでございます。
   続きまして、補正予算書の8ページ、付属説明書の18ページ、歳出、第6款基金積立金の国民健康保険事業運営基金積立金は、決算剰余金のうち1億2,000万円を積み立てさせていただくものでございます。第8款諸支出金の国庫支出金等返納金は、平成29年度療養給付費等交付金の額の確定に伴う超過交付額の返還金でございます。一般会計繰出金は、制度改正に伴うシステム改修経費相当額を一般会計に繰り出すものです。
   補正予算書の8ページ、第9款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため8,608万9,000円を増額し、補正後の額を9,380万2,000円とさせていただくものでございます。
   続きまして、議案第17号平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,914万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を10億3,676万5,000円とさせていただくものでございます。
   それでは、補正予算書の7ページ、付属説明書の19ページから順次御説明申し上げます。歳入、第6款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成29年度の剰余金5,914万4,000円から、当初予算額の2,000万円を差し引いた3,914万4,000円を補正させていただくものでございます。
   補正予算書の8ページ、第4款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため3,914万4,000円を増額し、補正後の額を4,014万4,000円とさせていただくものでございます。
   続きまして、議案第18号平成30年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億6,203万9,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を30億6,118万8,000円とさせていただくものでございます。
   それでは、補正予算書の7ページ、付属説明書の20ページから順次御説明申し上げます。歳入、第4款支払基金交付金の介護給付費交付金過年度分は、平成29年度介護給付費交付金の額の確定に伴う、社会保険診療報酬支払基金からの追加交付でございます。第8款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成29年度剰余金1億6,328万6,000円から、当初予算額の200万円を差し引いた1億6,128万6,000円を補正させていただくものでございます。
   続きまして、補正予算書の8ページ、付属説明書の21ページ、歳出、第5款基金積立金の介護保険給付費支払基金積立金は、決算剰余金のうち7,000万円を積み立てさせていただくものでございます。第7款諸支出金の国・県支出金等返還金は、平成29年度介護給付費及び地域支援事業費の額の確定に伴う超過交付分の返還金でございます。
   補正予算書8ページ、第8款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため5,992万円を増額し、補正後の額を6,192万円とさせていただくものでございます。
   続きまして、議案第19号平成30年度葉山町下水道事業会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。
   補正予算書の1ページ、第1条は総則でございます。第2条は特例的収入及び支出の補正でございます。平成29年度葉山町下水道事業特別会計の決算額の確定に伴い、地方公営企業法施行令第4条第4項の規定により、当該事業年度に属する債権及び債務として整理する未収金4,213万4,000円を4,260万1,000円に、未払い金4,986万2,000円を5,308万1,000円に改めるものでございます。
   2ページ及び3ページは、平成30年度葉山町下水道事業予定キャッシュ・フロー計算書でございます。
  4ページ及び5ページは、平成30年度葉山町下水道事業会計予定開始貸借対照表で、平成30年4月1日時点の資産、負債、資本の状況を示しているものでございます。
  6ページ及び7ページは、平成30年度葉山町下水道事業会計予定貸借対照表で、平成31年3月31日時点の資産、負債、資本の状況を示しているものでございます。
   以上、補正予算5件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。
   まず最初に、議案第15号について質疑を行います。

○4番( 飯山直樹君 )
   1款地方交付税なんですが、歳入の10款1項地方交付税で、基準財政需要額が増加したので6,300万ほど増額されたということで、補正後の予算額が5億3,000万ほどになったということです。これは改定前の中期財政計画では3億4,500万で、改定版では4億7,000万というふうに予測していたと思います。以前聞いたときには、歳入については若干少な目に評価しているということで、基準財政需要額も増加してきているので、増加傾向にあるというお話を聞いていましたので、確かにそのとおりになってきたなというふうになっているかと思うんですが、そうすると、31年度についてはもともと中期財政計画の改定版では、30年度より1億円ぐらい増加して5億6,000万ぐらいになるというふうに予定してたんですが、これは、来年のことなんでまだわからないかもしれないんですけど、来年は30年度からさらにまた基準財政需要額が増加してふえてくるという予測は立てられるのかどうか、お聞きします。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   結果としてそういうような状況。やはり読み切れない部分というのも多々あると思います。結局、例えば交付税関係でもふえたというんでしょうか、その原因といたしましては、例えば社会保障費関連、これが年々ふえていくような状況。それからあとは基準財政収入額については、法人住民税が減したことですとか、それから市町村たばこ税の減などがあって、基準財政需要額と基準財政収入額の差が前年度よりも拡大して、その交付決定額は前年度対比、当初予算対比とも大きくなったというところがございます。ですから、先行きとしては、いろいろ中長期的な目で見た財政というのは非常に難しい部分があると思いますけれども、やはり当初お話ししたとおり、入りは厳しく、出は少々多めに見ておこうというようなスタンスというのは変わらず持っていきたいなというふうには考えてございます。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに。

○10番( 待寺真司君 )
   今回防犯カメラの更新の件なんですけれども、資料を出していただきましてありがとうございました。6台で314万ということで、一般財源全てということで、こういったのにちょっと補助がつかないのかなと、ふと思ったりもするんですが。今回のこの理由を見させていただく中で、2万時間ぐらい、約2年2カ月で更新していくということは、今ついているこの12カ所についてはこれから計画的に順次更新をかけていく、その都度300万円近く、6台ずつぐらい入れかえていくのか、その辺の今後の見通しというのはどういうふうに立ってますでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   今後の見通しでございますけれども、12台中5台につきまして、これは28年度入れたものでございますが、この設置したものでございますが、こちらについては記録媒体をソリッドステートドライブにして、ちょっとそれより寿命は長くなりましたので、その5台は別としてですね、上の7台につきましては、今のところハードディスクもっているところもございますが、特に今回変更するところは塩害であったりですね、非常に風雨が強くてダメージが大きかったというところもございますので、この上の7台につきましては順次点検としておりますので、故障が予期された場合は点検の結果を見て予算化していくようなことを考えております。

○10番( 待寺真司君 )
   定期的な点検をしながら順次かえていくということで、今回まとまって3カ所で6台というような形になった。その塩害というのが気になるんですが、葉山町自体はもう海岸線はほとんど風が吹き荒れれば塩害を受けるような地域で、今回長者ヶ崎ということですが、もう1カ所は鐙摺の葉山港入り口というような形でありますが、こちらのぐあいについては特に塩害の被害が出てないで順調に動いているという、稼働しているということでよろしいですか。確認です。

○総務部長( 太田圭一君 )
   そのとおりであります。

○2番( 金崎ひさ君 )
   諸収入の雑入で福祉文化会館の開館30周年記念のコンサートですが、これ30周年記念というのはもう当初からわかっていたことだと思うんですが、なぜ当初予算に入れなかったのかということと、それから、400枚、400席を埋めるというもくろみだと思うんですが、ちょっと最近の福祉文化会館の入場状況を見てみますと、これだけ人が集められるのかなという懸念もございますけれども、内容的にこれで十分…十分というか、見込みがあるんだということをお聞きしたいと思って質問しておりますけれども、いかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   まず最初に御質問いただきました、なぜ当初予算でなくこの時期なのかということについてお答えいたします。例年ですね、福祉文化会館で行います事業につきましては、今御指摘いただいたように、なかなか入る方が少なかったりとかして、役場のほうでもいろいろと、担当者としましてはどんなものがいいかということで、催し物について検討をしているところでございました。それで、新年度予算、30年度につきましてはお子さんたちを対象にするコンサート、それは大変満席ですので、それは引き続きやろうということと、それからあと、例年3月にやっております新人の演奏会につきましては、3月ですと出ていただく方がいろいろとお忙しいという時期で、準備ができないということで、出る側のほうから、3月ではなく5月ごろにしてほしいということでしたので、30年度は一度お休みをいたしました。あと、一般の町民の方というか、成人向けのものにつきましては、いろいろと検討いたしましたが、ちょっと新年度の予算のときまでに間に合わないような状況で、それであと30周年もございましたので、それとどのようにぶつけていくかということで、ちょっと時期が間に合わなかったことで、今回葉山町の文化協会の方のお知恵もいただきながらですね、ちょっとおくれたんですけれども、今回の補正でお願いすることになりました。
   2点目の400席入るのかということでございますが、資料で出させていただいたような、今、葉山の文化協会にお願いするに当たり、このような仕様書の案ということで考えております。それで、出ていただく方につきましては、葉山にお住まいのプロの演奏家の方々にお願いしたいということと、それから出演者の、していただく数によってはですね、もう少し身近な、中学生の吹奏楽部にお願いするとか、あとまた以前ありました幼稚園の方にお願いするとか、その辺もちょっと幅を広げながらですね、ぜひ満席をできるような形で企画・運営をお願いしていきたいと思っておりますので、400枚の歳入ということで計画しております。

○議長( 伊東圭介君 )
   関連ですか。

○10番( 待寺真司君 )
   委託の仕様書を見させていただいているんですけれども、ちょっとわからないのは、今、最後に町内の吹奏楽部もというようなお話だったんですけれども、出演者はこれ全部公募で行うんですか。公募でどのくらいの出演があるとかという、ある程度の見込みが立たないとちょっといけないのかなと思うんですけれども。大体こういう場合は、言葉悪いですけど一本釣りというか、やっている方にちょっとお声がけをするというようなことも当然やらないと。ただ、その広報で公募するだけではと、ちょっと心配なんですけども、その辺の対応についてはいかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   出演者につきましては、まずは公募をやはりさせていただいてということで、今回お認めいただければですね、10月の広報に載せていただく、11月の広報に載せていただくということを考えております。それで、やはりおっしゃるように、人数の調整で、一応、今、時間的に2時間ぐらいのコンサートですと10組ぐらいが出れるんじゃないかということでしておりますので、その辺の調整も含めですね、葉山町の文化協会のほうとの調整をしながらですね、やっていこうと思っております。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに。

○3番( 鈴木道子君 )
   保健衛生費の風疹等予防接種事業についてお伺いいたします。今、大変に風疹にかかる人が急激に多くなっているという状況がございます。この風疹等予防接種事業ですので、これは大体、この中身をどのような割合になっているか教えていただけますか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今、風疹のワクチンがですね、はしかと風疹と、MRで両方入っているワクチンもございまして、風疹…それで「風疹等」という形で上げさせていただいております。葉山町の今までの実績ですと、風疹・麻疹…ごめんなさい。はしかと風疹との混合ワクチンを受けた方が26名と、風疹の単独で受けた方が14名、7月までの実績にあります。ただ、診療所によってはそのワクチン片方しか置いてないとかございますので、混合を受けてもですね、効果は変わりはございませんので、対応させていただいております。

○3番( 鈴木道子君 )
   この補正に関連して、現在葉山町で風疹にかかった方の人数というのは把握できるんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   感染している方の数につきましては、鎌倉保健福祉事務所を通じて県のほうなどに通知が行っているようなんですけれども、ここという指定をするといろいろと問題があるということで、いらっしゃることはいらっしゃるようなんですけども、どのぐらい、地域的にどことか、その辺も詳しく教えてくださらないで、県内の数字とか、そのぐらいしか教えていただけない状況でございます。

○3番( 鈴木道子君 )
   県内の数字、幾つですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   最新の数字でございまして、神奈川県では累計で24件ということでございます。

○3番( 鈴木道子君 )
   この風疹については大変マスメディア等でもいろいろと情報が流されておりますけれども、当町として風疹予防接種を受ける症例の何か周知というか、そのような努力はこういう状況になってきている中でやっていらしたら教えてください。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   町といたしましては、今、マスコミ等でやってくださるのに合わせ…追加いたしまして、ホームページでも、はやっていますということで、妊娠中の危険などもお知らせしながら、その予防接種の助成がございますのでというお知らせはしているところでございます。

○11番( 笠原俊一君 )
   消費関連で2点伺いたいんですけれども、まず、草津町の親善交流事業で56万3,000円の補正を行っておりますけれども、自分の感覚とすると大分草津の被害に対する応援がふえているんじゃないかなという気がしてたんですけども、実質、3月からですと8月いっぱいで5カ月、4月からですともう4カ月たっている状況の中で、その3,000円の補助金を出して、状況的にどういうものなんでしょう。私自体はこの補正で来年の3月までで足りないんじゃないかなと思っているんですけども、状況は把握当然してこういう補正になったと思うんですけれども、そこら辺はいかがなもんでしょう。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   そもそも額を増額したということでですね、それで不足が生じて今回補正予算で更正増をさせていただくような状況もございます。ただ、ことしは草津が白根山の噴火ということもございましたので、葉山町から、こういうときだから…本白根、失礼しました。応援しようというような、やはり機運が大分あるということで、団体の方、例えば草津町と交流のあるスポーツ団体、それから国際交流協会の方々などがですね、草津に訪れて、いろいろ宿泊したというような状況もございます。ですから、じゃあ、これで年度末まで足りるのかと言われればですね、それはちょっと今のところわかりませんけれども、もしかしたらまた増額しなければいけない状況がある可能性はあるというふうには思っております。

○11番( 笠原俊一君 )
   そうしますと、また足りなければ次に補正をして対応していくと、こういうことですね。
   それともう一つ、今度企画費の役場前のバス停の上屋建設について、町長の考え方を聞いておきたいんですけども、ライオンズクラブのほうでベンチを寄贈した経緯は何回も私のほうで言っているんですけれども、町長はその際、29年、30年と施政方針の中で御用邸に近い雰囲気のある建物を構築したいということでお話しになったと思うんですけれども、2年を置いた中でね、このものがそういう御用邸の一色の町に沿うような建物だという理解でしょうか。町長に聞きたいんですけども。

○町長( 山梨崇仁君 )
  今回のバス停の上屋につきましては、そういった御用邸というものじゃなくて、既製品の採用に至っております。

○11番( 笠原俊一君 )
   そうしますと、施政方針で町長がみずからおっしゃられたこととは違うものになってしまったということの理解でよろしいわけですか。本来的であれば、申しわけないけど、急いでいるんでこういうことになったというね、町長みずからのお話があってもしかるべきじゃないかななんていうふうに思ってはいるんですけども、私もライオンズのメンバーの中ではそういう話を、町長が一生懸命考えて、らしい建物を研究しているよという話をしているんですけども、そこら辺はどういうふうに理解したらいいのかなって苦慮しているんですけど、町長いかがでしょう。

○町長( 山梨崇仁君 )
   この後議論があるとは思いますけれども、先に私のほうから申し上げさせていただきますと、笠原議員がまさにおっしゃるとおりでございまして、さまざまな、まず役場の内部と一部、今回も資料でお示ししている町内会長の皆様や地域の方々ですけども、お話をする中でいろんなお声をいただきました。当初私も施政方針ではバス停というふうに書いておりますけども、実際のところはバス停のみならず、旧役場の敷地にですね、投票所にかわるものをつくっていこうということをセットで考えておりまして、バス停の設置というふうに申し上げてまいりました。ところが、御存じの方も多いと思いますけども、その施設のほうにつきましてはいろんな意見も出ますし、また、当初仮の施設で投票所と考えていたものが、実際には仮の施設であると一般の方が使えないという結論が出まして、そうであればちゃんとしたものをつくろうという議論もしたんですが、そうなりますとかなり莫大な費用がかかってしまうということも明らかになりました。そこでですね、ことしに入りまして、であれば、施設は施設で今後じっくりと、しっかりこれも向き合うということを覚悟は持っておりますけれども、まずは急ぎ、この暑い夏もありました。利便を考えて、バス停の屋根だけでもつけて、まずは利用者の方が不便がないように、また、笠原議員からもこの春にですね、早く屋根をつけてほしいというお声もいただいてましたので、であればということで、今回こういった補正の形になった次第でございます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   今の町長の御答弁ですけれども、まずは町民の雨よけとかそういうところでつくるという、私は実は2年も3年も、どんなものができるか楽しみにしていたわけですね。それで、今回出されたので啞然としちゃったんですけれども、これだったら最初にバスベイをつくるときに県との協力とかいろんなことで簡単にできたのではないか。でも、こんなものではだめなのでいろいろと検討されていたと思うんですね。それで、今おっしゃったように、まずはつけようという、その感覚がちょっと私にはわからないんですけれども。葉山らしい景観の一つとしてというふうなことを施政方針でもおっしゃっていますし、そのようなものが出ると期待していた町民の方たちに対して、まずはつけましたと。そうするとですね、雨よけにもならないじゃないですか、この設計を見るとね。バスが来たら2メートル、屋根のところで待っていても、バスが来たら2メートルぐらいあって、そこまで、バスのところまで歩いていかなきゃ乗れないような、屋根もないところをですよ。そうすると、傘を差していかなきゃいけないし、何か、まずはつけるというところにも合致していないなというふうに思うんですが、そのあたり町長は、あそこからバスに乗ったことがないのかもしれないですけれども、この設計図を見る限り、私はまずはつけるにしてもそぐわない屋根だなというふうに思うんです。町長、いかがに考えていらっしゃいますか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   まずはというのでなくてですね、2年間いろいろと考えをしてきて、議論をした結果、正直申し上げると残念ながらという気持ちの中で、では、できることに着手すべきなんじゃないかというふうに考えが至ったところにあります。確かにですね、役場の敷地の中でというふうに考えていたので、今回の歩道の部分については屋根がかからないことになりますから、バスが来たときに一瞬濡れたりとかすることも考えられますけども、道路上につくるとなりますと、そもそも建物との一体感というふうに考えていたものとですね、違う条件も出てきてしまうために、今までの流れの中で敷地内でバス停をつくっていくというふうに考えた次第でございまして、そういう意味ではこれもある意味妥協案となってしまってございます。議員の皆様から事前にですね、この本会議に至るまでいろんな御意見をいただくことも聞いてございます。今回の議論の中でですね、よりいいものについて改めて皆様から御意見いただきながら、また地域の方々にもですね、屋根と同時に、後ろの旧役場そのものもですね、大きく影響しますけれども、考えていくということには、十分なきっかけとして引き続き臨んでまいりたいと今は考えております。先にその旨は申し上げたいと思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   そうすると、750万というものが無駄になるのではないかなというふうに思うんですね。もうこれでいいんだということで、あの後ろの敷地は敷地でそれなりに福祉の拠点というものの方針が出たことがありますのでね、それを推進するためにということで、後で考えるということで、とりあえず屋根はあれでいいんだというものを出していただかないと、また考えてその750万を壊して、また後ろの建屋についてまたやり直すということでは、私は無駄になるのではないかと思いますけれども、そのあたりは町長、しっかりした御方針を出していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   今回の屋根につきましては、屋根としてつけるべきだというふうに今は考えてございます。ただ、後ろとの連動性は必要だと思っているので、バス停の設置した、もう少し、何ていいますか、道路から見て右側のほうにですね、スロープを設置するとかして、後ろの敷地に上がっていけるようなもののスペースは確保していきたいというふうにも思っております。申し上げたように、引き続き後ろの敷地についてどう活用するかというものの議論は絶ってはいけないと思っていますので、引き続き行うつもりで十分おります。

○2番( 金崎ひさ君 )
   この本会議で町長の答弁として全議員にそのようにはっきりとおっしゃったのは、私は一般質問で町長の答弁はともかくとして、議会にちゃんとした答弁として全議員におっしゃったのは、私は今がちょっと初めてのような感覚がするんですけれども。ということは、裏の建物についても、今、日にちはおっしゃいませんでしたけれども、いつごろの御予定でそういう検討をするおつもりなんでしょうか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   先ほどからのですね、御質問に対してちょっと私が知っていることというんですかね、そういうのをちょっとお話しさせていただきたいんですけれども。上の段の一体的な建築となりますと、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、今回お示ししている図面から、今、既存の車、上段に進入していくスロープからですね、今回の土木工事をやるところまで、一定程度スペースをとっておりますのは、将来的に上の段に建築物をつくった場合の車椅子用のスロープということで、基準を満たした角度を延長でとっていくためのスペースとして残しております。それから、私どもも先ほど議員がおっしゃったような、一旦上屋から出て、傘を差してまたバスに乗降するというような状況はどうでしょうかというようなお話は、今回お示ししました会議録の中には入っておりませんけれども、それについてはしょうがないだろうと。それよりも、屋根が、今夏の暑い状況も、梅雨明けも早かったような状況もありますので、日よけがあったほうがいいと。今回のでき、既製のものでございますけれども、紫外線のカット率は100%ということもありますし、そういうものも考慮して上屋のほうは設計をさせていただいております。
   あと、従前からお話ししていますとおり、今、議員の皆様も御承知だと思いますけれども、公共施設のですね、今後のあり方というのは非常にいろんな自治体で大きな問題になっております。よく私ども秦野市さんの例をですね、参考に、いろいろ計画を読み込んでいるんですけれども、例えば今と同じような面積を将来にわたって継続していくことはかなり不可能だということでですね。ただ、それにしても行政サービスとか、それから住民の活動の妨げになるようなことは本末転倒なんで、いかにその多機能化ができるか、それのための今のこの10月から始める稼働率調査だということは、また重ねてお話しさせていただきたいと思いますけれども。それを踏まえた上で、将来葉山町が町として必要な施設というものはどういうものなのか、その中によそで賄い切れなかった機能をどういうふうに複合していくのかということの議論を重ねて、地元の方との意見も集約しながら、行政内部でも意見の集約をしながらということを進めていかなければいけないというふうに思っております。ただ、建築物に関しては、当然当該地についてはですね、選挙の投票スペースにもなっておりますし、一色地区には会合ができる場所がないということも重々承知しておりますので、その一体的な土地を使う大きい建築物に関しては今後の、先の課題になろうかと思います。ただ取り急ぎ、もしそういう集会施設、簡易集会施設をつくるのであれば、なるべく、それは町長のお考えにもよると思いますけれども、早いうちのほうがいいんではなかろうかなというふうには考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   ちょっと屋根とは離れますけれども、今…屋根のことについてちょっと今のお言葉をもう一度確認をしたいんですが、濡れてもしょうがないとおっしゃったのは誰ですか。その説明会の中で書かれているかなと思って、今改めて見たんですが、そういうこと…濡れるのはしょうがないけれども、とりあえず日よけが欲しいというふうな御意見がちょっとどこも、私、今見つからなかったんですが、バスに乗るまでの2メートルに関する、雨の場合濡れてもしょうがないという発言をなさったのは誰…どこの場ですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   これは会議録にしっかり載せてないのはですね、その会議の前後でこういう状況になってしまって、通常のバス停のように屋根の下からそのまま入れないような状況になってしまうんですけどというようなお話を、ちょっとどなたか、私、顔とお名前がちょっと余り一致しないんでわからないんですけど、そのお集まりいただいた一色第1から第5、それから葉山エコー会の方々の中のどなたかだったかと記憶しておりますけれども。それはしょうがない。その従前でですね、バス停を今回のベンチの前面は歩道としての機能も持たなければいけないというようなお話もさせていただきましたので、いろんな事情があって、今回葉山町の土地をいじめながら、こういう待機所みたいなスペースをつくるということもお話をさせていただいた上での、ちょこっとの、何十メートルもあるわけじゃないから、それはしょうがないでしょって。だけどやっぱり日よけはあったほうがいいよねというようなお話をいただいたところであります。

○2番( 金崎ひさ君 )
   確認です。しょうがないでしょって町が言ったのではなくて、お集まりになった利用されている方たちが、それはしょうがない、日よけは欲しいとおっしゃったということに理解してよろしいですか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   そういう理解で結構でございます。

○2番( 金崎ひさ君 )
   ずれるかもしれませんが、旧役場の跡地利用に関してはじっくりと考えるけれども、とりあえず町長のお考えによりますけれどもということをおっしゃりながら、とりあえず集会所とか地域の町内会が活用できるようなものをつくるというふうなことは町長のお考え次第で、なるべく早くというふうな、今、御答弁が部長からあったと思うんですが、町長はそのあたりの兼ね合いをどのように考えていらっしゃいますか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   そのまんま申し上げますので、ちょっとゆっくりお聞きいただきたいんですけども、当初は投票所という町の目的の中で何度も建てかえているのがお金がもったいないじゃないか。であれば、投票所を常設でつくれないかという議論が過去2年ぐらい前にスタートしまして、ちょうどバスベイの分の土地を売り払ったお金でつくれないかということで、何かプレハブだったらいけるんじゃないかなという想像からその話がスタートしました。バス停に屋根もつけようということを私も…私もなるべく多くバス停に屋根はつけたいと思っていましたので、連動性を持たせようという議論を中で行いまして、いろんな提案を皆さんで出し合いました。そこで、経営書にも書きましたけれども、ちょうど空き家…東京藝大の先生が審議会にいらっしゃって、その旧役場にちょうど時を同じくして学生たちにいろんな議論をさせたいので聞いてもらえますかというとで、じゃあ、こういう案で考えてみてくださいということで話をしたら、いろんな提案をいただいてですね、私自身もいろんな思いを膨らませたのが去年の夏…秋ぐらいの話でございます。その後いろんな、またいろんな方の御意見をいただく中で、じゃあ、実際にどういうものがつくれるのかという議論に差しかかったところで、神奈川県土木にこの春確認をしたら、その投票所の仮施設というものはつくれないという形になりました。仮に投票所というものでつくってしまう、もしくは仮設でつくってしまいますと、投票所以外の一般の方の利用ができないという大変残念な結論が聞こえまして、それを仮でないんであれば、数千万円規模の施設をつくるべきだという答えが出てしまったことから、一旦そういったちゃんとした施設ということであれば、その後ろの連動性やですね、また投票所でない別の目的の施設となりますと、例えば集会所といいますと、一方で、先ほどおっしゃったように、福祉の施設としてつくったらどうだろうか。また、かねてから言われているのは、これからクリーンセンターの解体にも入りますので、クリーンセンターの一時仮置き場であったりとか、もしくはリサイクル施設をそこへつくったらどうだろうかとか、いろんな、旧役場に関しては皆様の御期待もあるので、そういった裁きを行う中で、当初、だからといって集会所をお金をかけてつくるというのは違うだろうという判断に至りました。であれば、そういった議論はこれからもちろん続けるべきですけれども、まずはバス停だけでも環境を整備することを先んじてやって、その上で、それが旧役場全体の長年議論がなかなか進まなかった一つのきっかけになるというふうに思いました。このきっかけを踏まえて今後後ろの土地をどうしていくかを、一色地域の方々も、またいろんな方々も意見をもらって、本当に葉山の地理的な中心地にある建物なので、場所なので、こういったものを非常に時間もかけて丁寧に、ちゃんとやるんだということを発信をしていきたいなというふうに今は考えているところでございます。長くなりました。

○2番( 金崎ひさ君 )
   ですから、それをいつから考えるのか。来年度に考えるのか、あるいは今からすぐ考えるのか、その将来展望をお聞きしたいんです。

○町長( 山梨崇仁君 )
   仮にですね、バス停が今回御予算認めていただければ、まずはバス停をつくった同時に後ろの施設についてどういうものがいいのかということを議論を開始しなければいけないと思います。まず地域の方々がやはり一番近隣ですので、お話し合いをする上で、そこに町の公共施設としてもこういった機能が必要、不必要という話をしっかり裁かなければいけませんと思っていますから、これをいつまでにまとめるというのは、多くの地域の方々を巻き込んだお話ですので、時間がかなりかかるというふうには想定されますけれども、町がそういった気持ちで議論を起こすということで、必ずいつか終結するときはありますので、そう遠くない時期にはですね、方向性を決めて、それが今回みたいな仮の施設ではなくて、ちゃんとした公共施設としての準備をしていきたいというふうに思っております。

○7番( 近藤昇一君 )
   ちょっと何点か、バス停の上屋の件で伺いたいんですけども。何か議論がどんどん地域の集会所という議論になっているんですけども、あそこに集会所をつくる予定でいるんですか。かつて、守屋町長が言っていた福祉の拠点というのはもう完全に立ち消えというふうに山梨町長は宣言するということでよろしいんですか。何か、今の議論も、部長の答弁もね、集会、集会所という話になるんですよ。それも地域の集会所。あそこは町有地ですよ。ね。長柄のね、下町内会館なんて、契約年数をどんどん縮めて、追い出したいんでしょう。そういう町内会もあるわけですよ。町内会館持ってない町内会もあるわけですよ。だから、地域の集会所、集会所というのがね、どんどん議論が先行しているんだけど、その辺ちょっと考えを、基本的な考えを伺わせてください。あそこは町有地だし、町長も認めているとおり、町のシンボリック的な場所ですよね。それが地域の集会の場所ですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   重ねて、集会所と決めているつもりは全くございません。今のまさに近藤議員のお話のように、福祉の施設として使いたいという声もしっかりいただいておりますし、それ以外の要望もたくさんいただいていることも事実ですので、そういった議論をしなければならないというふうに思っております。ただ、この議論をまとめるのは、先ほど金崎議員はいつまでとおっしゃっていただきましたが、非常に山あり谷ありだと思います。いろんな意見ですので、最後は役場並びにしっかりとリーダーシップを持って決めていかなければいけないと思いますが、現段階で何かをつくらなければいけないというふうに決めてかかっているつもりは全くございません。ただ、従来、その投票所をつくるということで、それは地域に貸し出せる仮設があればいいねといった議論の中で、今回もそこだけ…それを切り離してバス停の上屋というふうに話をしたものでですね、そういった議論があったという経緯の中で今お示しをしましたけども、今後バス停と建物とが、現段階では別々で考えようと私たちは考えていますので、別々の考えということではもう一度ゼロに戻って、何をつくるべきか議論しなければいけないというふうに思います。

○7番( 近藤昇一君 )
   ただね、一色の方々にはね、部長の答弁とかそういうのを見てみると、ものすごい期待感を残しているんだよね。私はバス停のことについて地元の声ね、一番あの近辺の人たちが利用するわけだから、そういう声を聞くのが私は当然だと思うんです。ただ、後ろの建物についてね、一色の人たちだけにね、相談しているというのは、これ、やっぱりこれはおかしいですよ、絶対に。
   そこでもって分けて考えますと、まずバス停について、事前に住民の声をね、一色の地域の人たちの声を聞いているんですか。この経過を見てみると、藝術大学の方、それから建築士…建築事務所会だったっけな、どっかいっちゃった。というのを聞いているんですけど、その意見をね。ただ、ここにバス停のこと、地元の声というのは載ってないんですよ。最終的に聞いたのがこの直前でしょう、7月の31日に。2つの案だって言っているんですよ。でも、我々には1案しか示されてないんだけどね。V型、R型って。R型のほうがいいということで、これがプラン2なのかね。じゃあ、プラン1というのはどんなだったのか、我々見てないんですけど。資料も出てないんですけど。だから、ね、言ってるでしょう、いつも。町民との協働ということを盛んに言うけど、町が決めたことに了解を求めるのは協働ではない、町みずからが言っているんですよ。ね。往々にして、町はこんなことをやっているんだと言っていながら、これ町が書いている文書ですよ。公開していますよね、まちづくりの指針として。いながら、相変わらずこういうことをやっている。プランを2つしか示してない。そのプランも、もう一つどんなもんだかわかんないんだけども、既製品でしょう、片っ方は。もう一つの案というのは示してもらえなかったんだけども、これは示すことはできないんですか。だから、そういうやり方というのはちょっと改めなきゃいけないんじゃないですか。結局聞いてないんですよね、バス停の問題は。だけど、何か知らんけども、後ろの建物の話し合いはしているんですかね。バス停は聞いてないけど。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   まず、今回お示ししたその議事録についてはですね、町役場から旧役場周辺の整備について、旧役場跡地のというようなお話のさせ方を、御案内をしてしまったので、いらしたときに、じゃあ、いよいよ何か始まるのかというふうに思われると、これは大変失礼だなというふうに思いましたので、まず私どもが今つくりました公共施設の管理計画、それの抜粋を資料にも添付させていただいていますけれども、町が今大きい建築物を、敷地全部を使ってつくる建築物に対してはほかの公共施設と一緒にいろいろ考えていかなきゃいけない時期に来ていますというようなお話をさせていただくために、前段にその公共施設全体のお話をさせていただきました。その後で、今回お集まりいただきましたのは、だけれども、やはりできるところから町で唯一の公共交通機関であるバス停の環境向上というのは、町も注力していかなきゃいけないので、バス停の上屋だけでも先んじてやりたいと思っていますというようなお話をさせていただきました。ですから、今ちょっと上の段の土地利用のこととバスベイのことが多分混同しちゃっているような感じになっておりますけれども、私が先ほど伝え方がよくなかったと思いますけど、集会所というのはその大きい建築物じゃなくて、投票所としても活用できるような簡易集会施設という意味で答弁をさせていただいております。
   あと、プランのもう一つのものについては、屋根の形がですね、今回お示ししたのはRのついた、かまぼこ形みたいになっておりますけれども、それがV字型。上にいくにしたがって開いているような状態のものになります。選択肢が少ない中でですね、ただそれをやはり地元の方々の要望どおりのものができればと、少なくとも、そういうふうに感じておりましたので、Rのついたかまぼこ状のものがいいんだということ。それから、色目についてはですね、やはりシルバー系よりもブラウン系のものがいいというようなことですね。それからあと、その下の舗装につきましても、違和感がないように、統一感を持たせるために、茶色系の、コンクリート素材みたいなものでつくってもらう。あと、町内会さん管理の広報板、これが必要ですかと。必要であれば一緒に整備しますというようなお話をしたんですけれども、管理が大変なんで、それは近くに町の広報板、ほど近いところにございますので、そちらについては要りませんというようなお話をいただいたところでございます。
   ですから、もともとバス停の屋根の話をするつもりでお集まりいただきましたけれども、繰り返しになりますが、やはり何か大きい事業が始まるのかなというふうに期待を持たせるといけないと思いましたので、その計画に基づいて、町の今後の考え方ということで、冒頭に私のほうからお集まりいただいた方々には御説明をさせていただきました。

○7番( 近藤昇一君 )
   部長にね、これ発言の、私は注意したほうがいいと思うんだけどね。優先順位からすれば、まずは集会所ということになると思うと。集会所を建てる場合は指定管理者を置くことになるが、どの町内会が管理するかといった事務手続の問題もある。ここまで言えば当然期待しますよ。ね。これについても誤解を…先ほどの町長の答弁とちょっと違うわけだから、誤解を解いておいたほうがいいと思います。
   もう1点、この議事録から見ると、現状の歩道は2.48メートル、屋根を設置することができる基準は2.5、これ第5町内会の方が言ってるんだよね。基準が2.5メートル。この2センチ、この2センチあれば歩道の上に、先ほど誰か言っていましたよね、雨に濡れないでもってバスに乗るように。横浜なんかよく、もうぎりぎりのところにバス停があって、上屋が乗っていますよね。ですから、この2.5メートルあれば本当に歩道上に建てられたのかどうか。この議事録では、道路部局に確認するということで、そこで終わってしまっているんですけども、これはどうなんでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   当時、バスベイを設置したときに、神奈川県と協議をしているのが、当時道路河川課なり、前都市経済部長とのやりとりで、買収エリアですとかバスベイの形について協議をさせていただいていまして、当然、今、議事録に出ている町内会さんのおっしゃっている2.48というのがどういう形で寸法をはかられているかというのがちょっと不明ですので、明確なところはわかりませんけど、基本的には2.5メーターの歩道で設置は、工事はしています。当然土木的な誤差があったりとかというのはあるので、2センチというのは微妙なところですけど。当然2.5、もしくは2メーター以下で…2.5以下であっても、通常よく見られているのが、車道側に柱があって、民地側に向かって屋根が出るタイプ。それでいくと、道路の上空ですね、歩道の上を2メーター以内であれば占用することが可能です。なので、そういう形であれば当時、なおかつその既製品であれば当時横須賀土木と協議をした上で、どこまでやってもらえたかどうかは別ですけど、基本的にはつくることは可能だったというふうに思っています。ただ、今までの議論のとおり、旧役場の跡地です、行幸道路です、葉山にふさわしいものというところが当時も考えていましたので、葉山町役場の…なおかつですね、後ろが公共用地だということもあるので、本来であれば…3メーターの歩道に2メーターのバスを待つ人のための空間、トータルで5メーターが本来の、120点以上とれるような面積なんですけれども、それについては前後の幅員の、歩道の今状態が1メーター20のところとか、非常に厳しい幅員なので、バスの待つ人もいるので2メーターまでは基本的には落とせるんですけど、2.5で施工しています。後ろが町役場ということもあるので、民有地ではないので、そこについては町役場のほうで用地を買っていただいた原資をもとに、ふさわしいバスベイを検討する。上屋については町のほうで考えますというところで当時県とは協議が終わっている状況なので、こういう結果になっているので、基本的にはそのできるできないであれば、今の現状2.48でもスタンダードなものを道路…車道側から柱を立てて、どこにでもあるような上屋については設置しようと思えば基本的に、技術的には可能です。

○7番( 近藤昇一君 )
   いろいろあるわけですね。ね。だから、バスが来たとき、ね、わざわざ濡れないでも乗れるようにしてほしいって言ったり、近くだからいいよというね、いろんな意見があるんですよ。でも、基本的にはできないということを言われているんじゃないですか。今のお話だとできる、できるけどこうなんだ、それを地元の人たちと一緒になって考えていく、それが必要だったんですよ。もう既製品を示しといて、これですと。これだとここですと。できませんじゃなくて、できたのにできないような説明がされているんじゃないですか、これで言うと。町側の説明はここにはたしか…出てきてたかな。出てきてないんだけども、第5町内の方が、第5というのは第5、一色の第5町内会でいいんですよね、エコーもあるから。この方が言われているように、なぜこんなふうにしてんだって言ったら、不明だということなんだけども、今の話だとできる。町長ね、これ予算差しかえしませんか。これもうちょっと考えましょうよ。この金額を、ね、今、これからまだ質疑があるとは思いますけどね、今までの議論を聞いても、ちょっと地元への説明も違うんじゃないか。余りにも何か、先走りした何か説明をしている。地元の人たち…私はバス停は地元の人たちと相談でいいと思いますよ。後ろの上屋は全町的な議論が私必要だと思いますよ、一色町内の方だけじゃなくて。ですから、このバス停についてもっともっと地元の人たちと話して、どんなものがいいのか、本当にね。できるのにできないというような誤解を与えていたし、いや、できるけどもこっちのほうがいいなというんだったら、それはそれでいいですよ。だけど、地元から、何でこうしてくれないのという話が出ているんだとすれば、もっともっとやっぱり議論したほうがいいんじゃないですか。いかがなものですか。今のところ撤回するつもりないっていうんだったら、議会でもって何らかの対応、私は考えなきゃいけないと思うし、こういう状態だったらね。いかがでしょう。

○町長( 山梨崇仁君 )
   ちょっと議会の議案の技術的なことはちょっと一旦置いといてですけども、私自身、今の話を伺っていて、確かにその設置の場所についてもですね、町有地でなければならないという先入観も十分今持っている中でおりました。連動性というふうにずっと考えていたもので、後ろにつながるためには向こう側になければいけないという意識でいたもので、やむを得ないかなというところが、雨が濡れるということについても考えているところがありましたので、ちょっともう一度ですね、どういうものがふさわしいのかについて、自分自身はしっかり考えたいというふうに思います。予算のちょっとこのあり方につきましては、ちょっとまた今、もう一度検討させていただきたいというふうに思います。お時間を…お時間いただいてもよろしいでしょうか。

○議長( 伊東圭介君 )
   今の段階でということですか。ほかの質疑等…。

○町長( 山梨崇仁君 )
   そうですね、諮らせていただいて、そうしましたら、本件につきましてもう一度中で確認をとりますので、補正予算に関しましてこのまま質疑を続けさせていただいてですね、先ほど扱いについてという御提案もありましたので、ちょっと考えたいと思います。

○議長( 伊東圭介君 )
   もし、この問題というか、このバスベイというか…失礼いたしました。この旧役場前バス停の屋根の建設工事について、まだあれば御意見も含めてですね、あれば先に進めたいと思うんですけど、よろしいですか。それを全部聞いた中でということでよろしいですか。(私語あり)そうですね。このことに関して今ちょっと進めて…(私語あり)ではなく、この件に関してだけちょっと今先に進めたいと思いますけども、質疑等、御意見。よろしいですか。

○10番( 待寺真司君 )
   今回この議案が出てきてですね、昨年のちょうど第3回定例会ぐらいから、当初平成29年度の予算に施政方針ということで、私は何回…幾度となく、もちろん地元の第3、第4町内会にある土地でございますし、そのバス停の屋根については町長も以前から趣に合ったということを言われてて。先ほどのいろいろな、各議員さんからの意見を聞いていると、どこかで変わっていったわけですよね、最終的にこれを出すに当たって。この間、部長会議等で検討をしているという中で、議事録を出してほしいという委員からの要望があって、議事録を見るんですけれども、部長会議を行っているのは平成29年の2月しか記述がないんですよ。その間、さんざん私も質問するし、ほかの多分委員さんからもあったし、町長もいろいろな方から意見を受けてたというのは答弁の中でもちゃんと言われてますので。ですから、最終的にこの案が固まって出てきたときの意思決定がどこでなされたかが全くわからないんです。時期も。もう正直私、このカーポートみたいな屋根が出てきて、これ見てからちょっと体調悪いんですよ。本当にいいものというかね、旧役場のあの玄関の趣があって、両側階段が…石段があって、スロープがあって、恐らく葉山でずっと暮らされている職員の皆様とか議員の皆さんは往時の姿というのは焼きついていると思いますし、当然そこに行かれてた方もたくさんいらっしゃると思います。それを壊してまでも地域の安全を優先してバスベイができたわけです。でも、その一つの中にはやはりそういった当時の趣を残そうねということで、町長もずっとそう思われてやってきているものだと私は思ってた。どこで変わったかがわからないですが、その辺の部長会議の詳しい状況というのはどこでどうやって、部長からいろんな意見が出たと思うんですけども、そういったものの記載も一切ないんですね。だから、どこで最終意思決定ができたかがまず知りたい。それはいかがでしょう。町長わからなければ政策財政部長なり、他の部長でも、部長会議でというお話が前から出てたんで、いかがでしょうか、その辺。

○町長( 山梨崇仁君 )
   平成29年の2月にですね、そういったバスベイのお金を使って何かできないかという議論を部長会議で投げたのは間違いありません。その後もですね、投げたといいますのは、各部において、そこで何か、こういった施設はどうだろうという案はないだろうかという投げ方をしました。その案が何かないですかということを引き続きその後の部長会でも投げておりましたけども、特段部長方からですね、こうあるべきだという意見が出なかったという結論をよく覚えております。だから、議論をしたというよりも、結論の答えが特にないという答えがありました。その後、夏にかけて先ほどお話ししたように、学生さんたちのアイデアがありましたので、そのアイデアも部長会議で共有をして、予算で確認をしたのが去年の夏ごろでございます。その後、先ほどのお話のとおり、建築事務所協会、設計士の方々からいろんな提案をいただいたりとか、間の議論がその後ありましたもので、意思決定という待寺議員のお言葉を借りますと、意思決定でこれでいこうと決めたのが、実は今回のバス停だけをやろうというふうに決めたこの補正予算の議論で私のほうから決定をした段階にありますので、後ろの建物についてとか、今回連動性を持たせるということにつきましては、部長会議で特に意思決定した場面というのはございませんでした。バス停のみの議論でいこうというふうに私が、この補正予算に際して意思決定をしたというのがことしの夏のことでございます。

○10番( 待寺真司君 )
   じゃあ、去年のですね、第4回定例会の質問に対して、今、バスの屋根をですね、単体でつけるということは現行では余り考えてございませんので、旧役場跡地ですので、一部の利用をしながらバス停の環境というふうに今考えているのを議論しておりますと。去年の12月ですよ。ね。そう、第4回定例会。つまり、2月でそういう投げかけをしてからその12月まで、10カ月近くあるわけですけれども、具体的にこういうふうにはまとまってないんですけれども、庁舎内で幾つかの意見をまとめているところにありますというふうに御答弁されているんですね。だから、私はその答弁を聞いて、部長会議でしっかり議論されているんだなと思っているんですよ。思ってたんですよ。でも、結局は、最終的に町長がもう屋根単体でいこうというその意思決定をして、それを部課に落としてこれが出てきたということになっているんですが、じゃあ、この1年前に答弁していたこれを、大きな方向転換ですよね、ある意味。なぜそれがこれだけ議会で取り上げられているにもかかわらず、一切説明なく補正予算の提案になったのか。この辺がやっぱり議会との信頼関係を一番損なうことじゃないかって。町長、議員やられていたときにさんざんあったじゃないですか、前町長ともそういうことが。やっぱり結局またね、同じことを繰り返されちゃっているんですよ、こちら側からとすると。その辺の説明責任を十分果たしてないでの議案提案になった。先ほどの近藤議員からの中では、またちょっと考え直すようなね、お話もちょっと口から出てしまうと。そしたら、じゃあ、これを自信持って出してきたのではないのかなというふうな勘繰りもしたくなっちゃうような議案提案なんですよ、正直言って。
   ですので、この後、質疑が終わった後どういう対応になるのかは待ちたいと思いますけれども、実はこの出てきたのを見てですね、幾つかちょっと技術的な面でも私ちょっと不安というか、不満もあるので質問したいんですけれども。例えばこういう上屋を建てるときに、建物なんかも建てるときもそうなんですけれども、日差しの角度、日照角度とか日射角度、こういったものは大体建築の場合はこういうふうに日が当たるよというような形で設計図に出てきてしかるべきかなと思うんですが、この平面図と断面図見る限りではそういった形もない。それで、その日射って、角度というのは真夏で真上に太陽があるときには日よけになるんですけれども、朝は全然日よけにならないんですよ、この手のタイプは。ぜひ、葉山大道や葉山小学校のバス停、朝、見てみてください。もう日差し当たっちゃうから、後ろのほうに行かなきゃいけない。その屋根の下なんか入れない。後ろ向いて立っている方もたくさんいらっしゃいますよ。こういった日よけにもならないと思います。それから、雨よけという部分で言うと、ほんの少し風が吹いただけでも、もう傘差してなきゃ、この幅だけの上屋じゃ、当然雨よけにもならないです。やはり雨よけを本当に考えるんだったら、三方を囲われたような、以前金沢に視察に行ったときもそうです。会津若松市なんかも、本当にすてきな小屋のようなバス停があります、幾つも。やっぱりそういうことを旧役場の近くであるならば、やっぱり一つのアイデアとして考えて出してほしいんですよ。これが本当に、もう、予算書見たら上屋…こういう上屋にかかる費用なんてほんのわずかじゃないですか、750万のうちの。ほとんど外構整備ですよ。ライオンズさんからすてきなベンチが来たけども、両側にこういうふうに置くような形を今とっていますけれども、これ日が当たっちゃうし、雨も当たっちゃうし、そういったときには全くベンチの用を足さないような形になっちゃうんですよね、これじゃあ。ですから、その辺も含めて、どこまでここのこういう屋根について真剣に討論されたのか、討議されたのか、それがちょっと不透明過ぎます。その辺の技術的な部分はどこでこういうことをやられたのか。政策課もしくは公共施設課、そちらだと思うんですけれども、日照角度とか雨、風雨についての検証などはされたんでしょうか。いかがでしょうか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   図面を起こしたりですとか、積算の作業については公共施設課の技術者が行いました。ただ、バス停の先ほどの日よけの日射角度等についてはですね、どうしても既存の土地の形を生かしながらやらなければいけない。それから、なるべく上段の平らみ部分というのは干渉しないようなというようなこともございます。あと、ちょっと雨よけにもならないというお話ですけれども、今回の図面確認いただくと、片持ちの屋根の形式じゃなくて、片方側から支柱が出て、そこに屋根かかっている状況じゃなく、真ん中に支柱を持ってきていますのは、前面とそれからのり面側のほうのスペースも有効に使えるようにということで、もともとただ2つのベンチが置ければいいだけのものではなくて、立ってバスを待つ人が居とどまれる場所ということで、擁壁側のほうにも人がいれる場所があったほうがいいんではなかろうかというような状況もございます。あと、ベンチは前面に並列して置くのか、それとも片側に寄せて前後に置くのかというのは、現場の状況を見ながらこれから合わせようというふうに考えてございます。

○10番( 待寺真司君 )
   ぜひね、同じようなタイプのバス停が、バスの屋根がついている箇所ありますので、ぜひその辺をね、やっぱり、風雨の強い日とか、日差しの強い、今もそうなんですけれども、朝の日射角は全然違いますので、全然この、要するに日よけにはならないというところをやっぱり感じてほしいなと思います。できれば本当にこれは三方を囲うというぐらいの、小屋ぐらいのね、イメージをやっぱり持ってやられたほうが私はいいと思いますけれども、いろいろな意見もあるでしょうから。それから、要するに擁壁ですね。今せっかく緑の植生がきれいに生えそろって、最初は土のう袋を積むような形で、そこから緑が出てきて、非常に目にも優しい、いい環境を担っている部分を大きくこれ削り取って、しかもこれ、コンクリートの二次製品ですよね、この間知ブロックというのは。これを、これだけの高さを並べてこういうことにやることによって有効利用できる土地も少なくなってしまうんですよ、これ斜めにつくらなきゃいけないですから。それから、現在のこの大雨の降る状況を考えると、水がこのブロックを走って、この下で待っている人のところ、きっと水浸しになるんじゃないかという、そういうおそれも考えたほうがいいと思うんですよね。それで、しかも水抜きがついています。これ水の力どんどん上の土砂とかが雨と一緒に流れますよ。そしたら、この下にどんどん堆積してしまう。そういったこともやっぱり考えて、本当に行幸道路としてというお話もありました。旧役場の趣、御用邸に近いという話も町長思われていたと思うんですよ。これが本当にふさわしいものかどうかというのはやはり再考していただく、それがいいのではないかというふうに思いますけれども、町長、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
よくわかります。この話につきましては以前ですね、もう、もう4年ぐらい前になりますけれども、いらっしゃった議員の方からもですね、旧役場の趣を残したらどうだろうという提案をいただいたのが私の中で一番初めに、確かにそのとおりだというふうに思った、第一番初めのきっかけでした。そのころから自分自身の気持ちは変わるものではないんですけれども、おっしゃるとおり、今回につきましては先ほど申し上げた投票所と一体化でつくれるという自分の思いがあったんですが、それができない、余りにも莫大な費用がかかるということがわかった段階で、であればというふうに方向転換した結論でございます。ある意味、自分自身もこれが100%だとは全く思っていない中でいるのは事実でございますので、何かよりいいものがつくれる方法が何かさらにあるんじゃないかというふうに、引き続きこれについてもですね、考えていきたいなというふうにも思います。ただ、現段階では議案を提案させていただいておりますので、予算を仮にお認めいただければ、予算の中でよりいいものをつくるということにさらに力を入れてまいりたいというふうには、現段階ではお答えをしたいと思います。

○1番( 横山すみ子君 )
   かなり重要な問題をいっぱい含んでいる議論になってきていると思うんですけれども、一番最初のところに戻ってみると、旧役場前のバス停が大変危なかったので、道路河川含め、町が非常に努力をして、県と買い取っていただくという異例のことができたというところはとても評価をしているんですけれども、その後、前後のというか、かなりすれ違っていってこうなっちゃっているんですが、2つだけ確認をさせてください。横須賀のバス停、私、バスのヘビー利用者でして、バス停は随分いろんなところを利用しているんですけれども、本町のところのバス停なんかは、透明ですけれども囲いがあって雨風よけられます。しかも、余り幅をとらない形で幾つかついていまして、あれを歩道側につけることができれば非常に、雨風に関しては有効だなと思うんですが、座ってお待ちいただきたい方には、荷物が置けるような、横須賀中央付近は荷物が置けるようなスペースをとってあるものもありまして、研究の余地があると思うんです。
   なぜこういうことを申し上げているかというと、後ろから歩いていけばいいから、何メートルかだからいいんじゃないという御意見は元気な方の御意見だと思うんですね。後ろのベンチのほうに座っていて、バスが近づいたら急いで、とまったところまで歩かなければいけないというのは、少し体が御不自由な方にとっては、せっかく休んでいたんだけれども、雨だったら傘差しながら行かなきゃいけないしとか、余分な心配をかけると思いますので。今、私は近藤議員の御指摘、大変重要なことで、差しかえたほうがいいんじゃないかという思いを持っておりますのと、バスベイそのものは町長のマニフェストか施政方針で全部につけていきたいという思いがあって、これやりたいと思われたんだと思うんですけれども、もう、ちょっと考え方を切り離していただいて、あそこに、あそこのバスベイに屋根つきのをつけるにはどういう形が一番よいかというところに割り切っていただいて、旧役場は葉山町にとってはとても大事な、中心的なところにある町有地ということで、これはもう、町としては場所を考えると非常に…場所と歴史を考えると非常に重い価値を持った土地ですので、公共施設の再配置と公共サービスのあり方を考えるときでも、そこをかなり重く見ながらつくらなければいけない大事な土地だと思うんですね。非常に抽象的な言い方をしていますけれども、全町民に関係のある土地ですので。あと、伊藤部長の御説明の中で、一色には集会所がないという御発言がありましたが、一色の一部には、それはいつもその言い方はされないほうがいいんじゃないかなと思うんです。今回、1点だけ、バス停のいろんな形態について、町長もう一回お調べいただいて、かなりいいもので、見ばもいいです。こういう屋根ではなくて。御研究いただけないでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   実はですね、横須賀市さんもそうですし、横浜市・川崎市等にある企業広告つきのバス停が多いんですが、調べさせていただいた経緯がございます。ガラス張りで大きく囲われて。ただ、歩道もかなり占用するために敷地を大きくとるんですけども、うまく話し合いがまとまりますと、企業広告によりまして設置者は無料で建物を管理するだけで済むという形になっていることも確認をとりました。ただ、大きくですね、ガラス全面に企業広告が入るために、以前検討した際に、それこそ地域の方何人かに、町内会長に私から声をかけたんですが、ほぼ全ての方が、ああいった広告が入るものは葉山にふさわしくないんじゃないかと言われたことを覚えておりまして、そういった企業広告を使った設置については今の段階では考えてはいない、葉山にふさわしくないんじゃないかというふうに考えているところであります。

○1番( 横山すみ子君 )
   私、広告つきでつくろうという発想はなかったので、まず広告がなければどうなるかということと、あと広告も福祉関係だとか生活に関係するようなところ、葉山の方たちが暮らしていくのに大変深い関係のあるようなところが協賛していただければ、邪魔ではなくて情報ということになりますので、今のところ考えていなかったのはちょっと考え直していただきたいと思います。
   もう1点だけ再確認なんですけれども、あそこは非常に学校用地…公共施設の問題について考えるときに、隣の横須賀でも一時的に、前の計画のときは混乱状態になったんですが、やっぱりどういう提案をするかということで、いい話し合いになって、まちづくりをする中のどういう建物、サービスが必要で、みんなの合意を高めていくというやり方の中では、全体から考えるという視点を必ず打ち出していただいて、その中で住んでいる人たちという…と一緒に考えていくという組み立てでないと、恐らくまとまるものもまとまらないと思いますので。今申し上げたいのは、あそこの土地は葉山の本当に貴重な土地なので、全体的な視点で考えてほしいという、2点の確認です。それはよろしいでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   横山議員がおっしゃるとおり、全町的な意味での、先ほど申し上げたように葉山の本当に中心地、だからこそ旧役場があった場所だというふうにも思います。そういった視点をしっかり持ちつつですね、もう一方でも、やはり地域の方々、近しい方々にですね、やっぱり愛着を持たれる施設でなければいけませんので、場所、バス停ももちろんですけども、地域の方々に愛される旧役場としてあるべきことを大前提としていきたいというふうに思います。

○2番( 金崎ひさ君 )
   このまんまでは通らないなという傾向が見えてきましたので、それはそれでよろしいんですけれども、ちょっと、きょうの議論で非常に心配になったんですが、庁舎内の横連携というのはどうなっていますか。町民との協働というのももちろんこれから伺いたいんですけれども、この7月31日の伊藤部長の御答弁で、第5町内会の方が問題提起をされて、道路上に建てられないのかというふうな答弁を…質問がありまして、部長が道路部局に確認するということをおっしゃっていますね。それで、今この場でですね、都市経済部長、できますよというふうな御答弁をされて、そしてそういうことを聞きながら、この後、部長同士で確認をしたんですか、伊藤部長、そのあたりをお聞きしたいと思います。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   確認はいたしました。まだそのお答えについては予算が認められてからというふうに思っておりましたので、お答え、地元の方々にはお返ししていませんけれども。ただ、もう今でき上がっている状況を基本として、町有地を使いながらやるということには変わりがなかったものですから、また改めて県土木と交渉しながら、歩道の幅員を広げていくというような考え方はこの時点ではございませんでした。

○2番( 金崎ひさ君 )
   横連携もできていた、確認はしたけれども言うこと聞かなかったということだと思うんですけれども、よりよいものをつくろうという意識があればですね、ガス抜きで説明会をしたわけじゃないですよね。だから、決まったものを説明して、異論が出てもこのままやりますよということが言えないから、説明会しました上で確認をとりましたというふうな御説明を議会のほうにされたんだと思いますけれども、これは町民との協働には全くなっていないし、それから先ほど部長会議の疑問も出ましたけれども、聞いたんだったら、できるんならじゃあできるように、屋根を道側につけて、そして待っている方が濡れないようにしようかというふうな、案をですね、練り直すということが必要だと思います。この場において、議会のほうにそのことが明らかになって、そしてもうみんながこれは認められないというふうに思っていると思いますので、議長がどのように采配されるかわかりませんけれども、私はその辺も一から機構改革をなさった町長ですので、もう少しびしっと引き締めてやるべきだということを申し上げておきます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   このバス停の屋根の件に限って御質問させていただきたいんですけども、先ほど都市経済部長が県のほうに、県のほうにというか、歩道のほうに寄せることもできるというような御答弁をされました。今回議会に出された旧役場跡地利用補正予算計上までの経緯という中には、一つもその歩道に関しての問い合わせを県にされてないですよね。これ、もしされていたんだったらここに記載漏れなのかはわかりませんけども、ここに書かれているのは仮設の建築物のことばかりです。県にこの上屋のことを御相談…上屋というのか、屋根のことを相談されて、許認可が必要ということになるのかどうかわかりませんけれども、その場合、果たして町の経費でなく、県が、県の施設としてやっていただけるという、あるいはね、そういうこともあるのか。または京浜急行のバス停の施設の一部として、京浜急行にも負担をしていただく、あるいは全面的に京浜急行につくっていただくということもできるのかなということも、果たして議論になってたのかどうか、その辺を確認したいんですけども、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   県土木さんのことにつきましては私も伺っているので、足らなければまた部長から答えますけれども、県土木のほうで既製品で当初工事のときにですね、こういった、町が現金としていただくんではなくて、そのかわりに県のほうで工事するとか、そういうことができるという話は伺っておりました。ただ、その当時から、もうそれこそ2年前ですけども、町のほうでは一体化したものをつくりたいと意向を示していたために、そこは、ではどうぞというふうに県からは譲ってもらったと。譲っていただいたというか、現金をお支払いいただいて、終わったというふうに考えてございます。
   畑中議員の御指摘はその県とですね、京急バスさんのほうにつくってもらえないかという、予算の出どころの話かもしれませんけども、京急バスさんのほうでは現状屋根を新設するという考えはないということは、私は直接営業所のほうでお聞きしております。なるべく維持費もこれから下げていきたいということで、町と現状…現存する屋根についても何か協力してもらえないかという、逆に京急さんのほうから依頼をされたことも覚えておりまして、新設に関しては難しいんだなということを強く感じました。ただ、前任の営業所長なんですけども、仮にそういう施設ができたときには、京急バスとしても維持管理についてはちゃんと協力はしますと、逆に、でき上がった後につきましてはバス等の利用についてしっかり京急のほうにも話をくださいというふうにもおっしゃっていただきましたので、であればつくることに町はしっかり力を入れようと、逆に強くやる気を起こしたところでございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   今、かなりはっきり町長のほうから御答弁いただいたんですけども、県のほうからは現物でどうかというお話も以前あったと。お金の売買だけでなく。それを断ってしまったので、お断りしたので今こういう形になって進んじゃったということのようですけれども、改めてですね、県のほうに確認をいただくということは必要なんじゃないかなと思うんですよ。というのは、やはり歩道の間をあけなきゃいけないという屋根のつくり方って、やっぱりとっても不都合だと思うんですよね。どうしても歩道が必要ならば、その屋根の後ろ側を通る、通すという形だっていいんじゃないかと。そういう検討というのもこれから必要…していただければなというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   今の町長の答弁で誤解があると思うんですけど、旧役場の土地は基本的に普通財産ですので、取り上げ…県に寄附しろとかですね、取り上げるみたいな話は基本的には県と町の関係ではできないので、基本はスタンダードに買収です。だから、土地は単純に買収します。上屋のためのお金を町にいただけるとか、そういうふうなのは一切ありません。なかったです。当然その段階で通常、先ほどの答弁のとおり、京急がみずからつくるというのは、葉山マリーナの前は異例だと思っていますけど、できてますからね。ただし、一般のところですと、基本的に京急がみずからやるというのは基本的にほぼあり得ない状況で、道路をつくる側、県または町が実際には上屋をつくった後に、京急さん、維持管理はお願いしますという形の流れが基本的な考え方で、今、現況そうなっていると思います。当時、バスベイをつくったときには、近藤議員に答弁しましたけど、スタンダードのものを歩道内に設置するということは不可能ではなかったので、県にお願いして、それをどうしてもつくってくださいというのもあり得ましたけど、先ほどの流れで、旧役場の跡地だということとか、そういった、普通の上屋では町としては納得できませんというような考えのもとに、買収していただいた1,500万円の中で上質なものを、趣のあるものをというふうに当時考えましたので、そういう形で、当時はそういう流れできています。先ほどからの流れで、なので、歩道はあくまでも歩道で、旧役場の敷地の中で上の段の、投票所的なもののアプローチも踏まえながらということで、旧役場の敷地内で考えたので今回の案のようになっているとは思いますけど、身内の中で指摘しづらいんですけど、屋根だけを歩道側に占用するということは、これは不可能ではないので。ただし、2メーター以内という基準がありますので、車道側にぴったりつけるわけにはいきませんけど、少しでも屋根…雨に当たらないエリアを減らすとかということは可能だと思いますし、完全にリセットして、歩道内に占用させてくださいということは今後協議すれば可能だというふうに考えています。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに。

○12番( 土佐洋子君 )
   旧役場跡地の利用が福祉の拠点になるのかどうかなど、決まるの先だと思いますけれども、この要点筆記を見て、集会所のようなものというのは平成31年度の予算計上がゼロではないとありますので、または平成32年度ぐらいには予算計上できるんではないかというふうに認識しといてよろしいんですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   現段階では31年度というふうには難しいだろうというふうに思います。今、建物の件につきましてもこの議会でもいろんな議論が割れているように、恐らく地域の方々ではなお一層いろんな思いをお持ちの方いらっしゃると思いますので、もう少し丁寧にひもとく時間をいただきたいと思いますし、協働という観点からすると、地域でですね、いろんな意見を集約することからしっかり話をし、どんな建物にすべきかということで、最後まで一緒に考えていきたいと今思いますので、そう、1年、もう1年という時間はかかるかもしれませんけども、しっかりと進めることが大事だと思っていますので、進めてまいりたいということを申し上げます。

○11番( 笠原俊一君 )
   バス停のことでね、1点だけ、もう皆さん忘れていると思うんですけども、長柄のあずまやのバス停がありますよね。あれは県はあそこを買い上げてつくっていただいた経緯があるんですよ。私はあのときに結構、地元ですから、一緒になって動いた経緯があるんですけれども。そこら辺をお調べになってね、やっぱりあれは葉山が御用邸の入り口ということで、あれだけのものができたんですよね。ですから、ああいったイメージも、当然県も歩道敷地と中側の、今、駐輪場になっていますけどね、県がまとめて買い上げていただいた。ああいうイメージだったらすごくいいなという思いがあるんですけども、やっぱり町と県が一体になってイメージ、葉山には御用邸があるんだよ、神奈川県だって、そこら辺だって理解してくれるんじゃないかなと、こういう思いがあるんですけれども、そこら辺の交渉というのはやっぱり部長さん、土木の部長さん、いろんな、企画だとかいろいろあると思うんですけども、できない話じゃないと思うんですけども、一回そこら辺をお調べになってね、あれだけのものはもうなかなかできないとは思いますけども、ただ、このお金があれば、1,500万、県が買い上げていただいたお金があればできない予算じゃないなという思いがあるんで、ぜひそこら辺を調べていただきたいなと思うんですけれども、永津部長、そこら辺調べていただいた経緯ございますか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   先ほどからお話ししているとおり、当時の買収の経過としてはその1,500万を原資にして、今御紹介いただいたような長柄のああいったタイプの上屋ですとか、そういったものをぜひ葉山町の敷地内でそういったものをつくりたいので、1,500万円の買収をしていただけましたし、それを原資にというとこで検討した結果をずっと、時間経過がかかっているのが経過なので、ある意味、今さらながら、御用邸の町葉山なので、ぜひ県にそこをお願いしたいというところは非常につらい部分があるので、そこについてはみずからよいものをつくれればというふうに考えます。

○10番( 待寺真司君 )
   いろいろと質疑が出ているんで、ちょっと最後…私の質疑としては、町長のお考え方の確認なんですけども。当初、今、永津部長が言われたように、その1,500万円で県に買収…買収というかね、県から買ってもらって、それを原資に旧役場の趣にふさわしい、何ていうんですかね、バス停にしようと、屋根も含めてなんですけれども。そういうような流れの中で、後ろの土どめもああいった形で、コンクリートのようなのにしないで、今、緑がすごくきれいになってて、将来的な上の利用も含めた中で恐らく考えていかれていたと思うんですよ。今回はもう全く切り離した、屋根単体だけのものになってしまっているというところが非常に引っかかるんですが、最初の段階は町長もその思いでいたということでよろしいですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   私自身、旧役場の建物を知らなかったもので、あの資料を調べたりとかですね、当初階段が、寄って行く階段がありました。ああいった形を残せないかとかですね、可能な限り葉山にふさわしいというものは何だろうということを自分自身調べてきたものでございまして、それについては今もってですね、次は建物という気持ちですけども、何かそれを再現できないかとかいうことはしっかり思ってございます。待寺議員がおっしゃるように、今の現植の緑であり、また、どなたが植えたかわかりませんが、桜の木も植えられております。あれも町が植えたものではありませんが、せっかくですので、今回植栽を移動して利活用をしたいと話もしてございまして、できれば葉山の今のある趣ですらもですね、残していきたいという気持ちは十二分には持っているところではございますけれども、提出している議案でそういうふうに受け取れないところが多々あることは十分承知を今しているさなかでございますので、大変複雑な心境にはあります。

○10番( 待寺真司君 )
   わかりました、町長の。それで、1点、この要点筆記の中で気になる部分がちょっとありますので。この100平米の集会所を建てる場合には6,000万円かかるとのことだというような御意見が出ているんですが、要は町から…集会所を建てたら100平米で6,000万、どんな立派なんだというような部分もあるんですけれども、どういった積算でこういうものを、どういうふうに提示したんですか、この町内会長、会議のときに。もうあらかた、ここまで具体的な金額が出ているということは、町としてはある程度の形をイメージして当然6,000万という数字を出したのか、単純に平米単価を掛けたのか、その辺はいかがなんでしょう。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   6,000万円の根拠は、常々私ども契約のことで、例えば消防施設、受変電設備、入札がうまく整わなかったものについても御迷惑をおかけしましたけれども、国が示す基準の単価で積算する必要がございます。例えば、民間の企業がですね、設計する場合には上限を決めてこの範囲でというような言い方もできると思いますけれども、私どもも今まで施工してきました公共施設の関係の平米単価、それから、例えば選挙の投票所をつくった場合にどのぐらいの面積が必要になるかというようなこと、あと水回りですね。それからトイレについてもみんなのトイレも必要だということで、積算した結果、約6,000万円程度になるということで、議事録の中でも本当にちゃんとした積算をしているのかというようなお尋ねもいただきました。ですから、この方、民間で設計業務に携わっている方だと思いますので、余りにその金額が高いんじゃないかということで御指摘をいただいたと思います。ただ、町役場にしてみれば、当然大きい工事、この100平米規模じゃないですけれども、大規模な工事をした場合に、下請、孫請にその安価でやったことのしわ寄せがいかないようにしなければいけない責務があると。あとは、その受注業者の行政としての立場上のそのいろんな工事に関する資料ですとか、契約に関する資料ですとか、そういうものも責務を負っているというふうに思っていますので、そういうところから国が定めた基準単価に準拠して積算した結果、約6,000万円になるということでお話をさせていただいています。

○10番( 待寺真司君 )
   今、部長から御説明あったんですけど、いわゆるその集会所という言い方なんですけれども、要は最初の段階では選挙のたんびに250万、要するに毎回かかってしまうと。確かに国政とかそういった部分は国費でできるけど、それも言ってみれば皆さんからの税金ですよね。ある意味同じものだ。じゃあ、選挙をこれから町議会、また来年は参議院とか、それから町長選挙とか、いろいろと来る中で、この250万をまたその都度やるから、それをもったいないから、ある意味その投票所の機能を持たせた上屋を少し考えたということでよろしいですか、部長。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   そうですね、その都度経費がかかるよりも、1年間を通したリースができないかということで、横須賀土木事務所のほうには相談をかけさせていただきます。お示ししました資料にもありますとおり、投票所、仮設投票所として申請をするんであれば、その間、選挙と選挙の合間にほかの用に供することはできませんというようなお話がありました。当然箱物があればですね、地元の方々が何かに使いたくなるお気持ちというのは重々承知しておりますので、それは余りにその地元にとって酷な話じゃないかということで、今回は泣く泣くいつものようにつくって壊して、つくって壊してという形をとらざるを得ないという結果になった状況でございます。

○8番( 窪田美樹君 )
   屋根が歩道に下がった場合、ブロック塀はやらなくても、緑地を削らなくても大丈夫になるんでしょうか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   当該地域は一色の第4風致地区になりますので、歩道も道路敷地ということになります。ですから、歩道にですね、今の現状の図面上でいきますと屋根のひさしが歩道敷の中にかかってはいけないということになりますので、例えば歩道よりも屋根のひさしが中に引っ込んでなきゃいけないような状況になります。ですから、あとはその壁面後退距離というとこで、支柱がその1.5、1.5センチをその歩道の中でとらなければいけない。

○8番( 窪田美樹君 )
   すいません。先ほど、この図面どおりだともちろん削らなきゃ、緑地、今、緑のところを削らなきゃいけないというんですけど、先ほど永津部長のお話の中で言った、そちらが採用できた場合は削らなくてもいいですかという確認なんですけど。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   計画のまるで違う話なのでお答えしづらいところあるんですけど、完全に歩道内につくりますということであれば、基本的にのり面を奥に、旧役場跡地のほうに追いやってつくる、スペースを確保する、平らみをつくる必要がなくなるので、当然のり面はそのままで大丈夫だと思います。ただし、ベンチをどこに置くかというのはやっぱり問題があって、上屋も…屋根もつくります。その前にベンチを置いてしまうと、残った空間が2メーター以上ないとだめなんですね。そうなると、ベンチが置けなくなる可能性があるんですね。そうすると、ベンチは今までのところに置きっ放しの状態にして、上屋だけをいつも、どこにでもあるような形にするというのは技術的には可能ですし、基本的にその道路内…歩道内につくるんであれば、基本は風致とか建築確認ですとか、そういったものは一切要らないというふうに認識しています。

○議長( 伊東圭介君 )
   よろしいでしょうか。

○7番( 近藤昇一君 )
   今回のその予算をどのようにするかということは…こととして、これからでしょうけど。一つちょっと心配だったのはね、これにかかわって、どれだっけな、かなりの詳しい見積もりが出てきているんだけど、これ出しちゃっていいものなんですか。よく予算でもってさ、内訳聞くとね、いや、これから入札かけるんで、詳細についてはって聞かれるんだけど、これもう公開されちゃいますよね、当然議員に。ここまで細かいの、これから、それとももう業者決まっててこのとおりになるのかね。これから入札かけるんだとすると、ここまでのやつが、もしこれから入札とするんだったら、やっぱりちょっと一度撤回して出し直したほうがいいんじゃないですかね。私ここまで細かいの、表を初めて見たんですよ、予算のときに。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   その辺は重々注意しています。結局、これ技術屋のほうとですね、話をしまして、それぞれの平米、それから立米の単価がわからないようにということでしています。ですから、当然予算で計上させていただいていますので、入札に支障を来すような状況というのは回避するようなつくりにはしてございます。それから、当然のことながら、受注する業者の行き先も当然決まっておりません。

○7番( 近藤昇一君 )
   では、今後ちょっと詳細調べてよと言ったら出せるんだね。いろいろと考えれば。だって今までさ、入札にかかわることが、ね、問題になりますんで出せません、出せませんって、結構拒否されてきたんだけど、つくり方によっては出せるんだ。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   工事の種類によって違うと思います。ただ、今回は議員のほうから、議会のほうから積算の資料をという資料請求がございましたので、私どもで考えた結果、それが受注する意思のある業者さんに細かい平米ですとか、立米の単価がわからないように丸めて出してあるというような状況でございます。ですから、工事の種別によってどの程度のものが情報として提供できるかというのは、当然その都度考えていくべきものだというふうに判断いたします。

○7番( 近藤昇一君 )
   私もその道のプロではないんでね、当然専門家から見れば簡単に、大体の予定価格、これだと私は見れるというふうに判断はしますけどね。この工事によってということですけども、ちょっとこの今回の議案通すとどうなのかなというのはちょっと、こういう資料見てもね、うかつではないのかなというのはちょっと。もう少しまとまった形でね、ここまで詳しい見積もりというのも私も初めて予算のときに見ましたんで、つくり方はあるんじゃないかなと思いますけれども。町長、いかがですかね。もし出せるんだったら、これからもどんどんどんどん資料を出してもらうんだけど。

○町長( 山梨崇仁君 )
   恐らく担当のほうもいろいろと思慮しながら、配慮しながら出ささせていただいていると思います。今回設計を行っているのが公共施設課の職員で、自前でつくっているためにということも一つ前提ではあると思うんですけども、引き続き可能な限り皆様に資料というか、ちゃんとしっかり公開した状態で議論いただきたいと思いますので、お声があれば努めてまいりたいというふうに思います。

○3番( 鈴木道子君 )
   このバスベイについての議論、たくさん今出ておりますけれども、私、町内会長についての説明会なさいまして、町内会長にちょっとお話を伺いました。そうしましたら、その説明会について、絶対これはだめだ、反対だという極端なことはなかったけれども、終わった後にみんなぶつぶつ言ってたと。あれでは雨が、風と雨のときには全然雨防げないよなとか、日照の問題も出ておりましたけども、そういうことをみんなぶつぶつ言ってましたよというようなことを伺いました。私は町長が全てのバスベイに…バス停に屋根をというお考えも大変にいいことで、ぜひ進めていただきたいです。今までの町内のバス停見ますと、大概が後ろに民有地等がございますので、思う通りの屋根ができないということはございます。買収とかね、いろんなことをしなければできないということはあると思うんですけども、今回は町有地が後ろだということもございます。そして、一番旧役場の趣を残すという、そういうお話がずっと前から出ておりまして、大変に期待するところですけれども、一番のポイントはやはりこれからの町の高齢化、そして高齢者が多くなってバスを御利用なさる方が多くなってくる状況、その方たちの利用する側に立ってのバスの屋根の形状ということをね、この1点、この視点をね、絶対に重要視することであり、必要不可欠な私は視点だというふうに思っております。今まで出ている日照の問題もそうですし、本当にあのような形、R型にしても、V型にしても、やはり、できれば三方囲むということが好ましいことであって、R型、V型は少しでも風が吹くと、もう本当に屋根の下を傘を差さなければならないぐらいな雨の吹き込み状況がございます。ぜひ利用する側の立場に立ってという視点をね、もっと強くお持ちになって、今回のこの案件をお考えいただきたいというふうに思っております。町長も差しかえというようなお気持ちにおなりになられている感じが見受けられますし、議員のほうからもそういう声が出ております。ぜひそういう方向で、再度熟慮した形のものをお出しいただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   議案を出させていただいている手前もありまして、余りそうだということが言いにくいところにあるんですけども、お気持ちは非常によくわかります。

○議長( 伊東圭介君 )
   それでは、ここで暫時休憩をいたします。まだ質疑あると思いますので、あると思いますが、ここで一度昼食のため暫時休憩いたします。再開を1時15分としたいと思います。よろしくお願いいたします。 (午後0時10分)

○議長( 伊東圭介君 )
   休憩前に引き続き会議を再開いたします。 (午後2時00分)
――――――――――───―――――――――――――――――――
○議長( 伊東圭介君 )
   お諮りいたします。休憩中に山梨町長より、議案第15号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)について、撤回したいとの申し出がありました。先ほど議会運営委員会を開きまして、本件を日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることに決定をいたしましたが、これに御異議ございませんか。
        (「異議なし」の声多数 )
   御異議なしと認めます。よって、本件を追加日程第1として直ちに議題とすることに決定いたしました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   追加日程第1「議案第15号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)撤回の件」を議題といたします。
   町長から議案第15号の撤回について理由の説明を求めます。町長、登壇願います。

○町長( 山梨崇仁君 )
   議長のお許しをいただきまして、議案の撤回の説明を行わせていただきます。本日上程いたしました議案第15号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)につきましては、諸般の事情により議案の撤回をお願いするものでございます。なお、撤回に際しましては、今後不備なきよう最善を尽くしてまいりたいと思います。議員の皆様並びに職員の皆様にもお手数をおかけしましたことを心よりおわびを申し上げます。よろしくお願いいたします。以上です。

○議長( 伊東圭介君 )
   説明が終わりましたので、これより質疑を行います。ございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
   お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第15号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)撤回の件を許可することに御異議ございませんか。
      (「異議なし」の声多数 )
   御異議なしと認めます。よって、議案第15号の撤回を許可することに決定をいたしました。
   したがいまして、ただいま一括議題として審議しております議案第16号から議案第19号の4件について、これより質疑を続行いたします。
   それでは、続いて議案第16号について質疑を行いたいと思います。御質疑ございませんか。

○8番( 窪田美樹君 )
   今回、余剰金として、歳入の部分で余剰金として出てるんですが、前年度より、前年28年度の余剰金より1億円以上が多く余剰金として上がっています。この要因を教えてください。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   29年度のちょうどこの時期にですね、例年ですと、今回上程させていただいているように、積立金ということでお金を積み立てることができたんですけども、昨年度非常に給付費が心配するぐらい金額がふえておりまして、昨年のこの時期に積み増しをしませんでした。その結果、夏が終わって秋ぐらい以降にですね、やはり医療費の残りといいますか、余剰が出たということで、去年の1年間…去年の積み立てがなかったことによってふえたということでございます。

○8番( 窪田美樹君 )
   去年、お話の中でも、29年度の予算組みの中でも心配だからということで御説明いただいたんです。結局これは病気にかかる、かからないという医療費のこともあるかと思うんですが、結局は29年度の保険料はかなり前年度と比べて高い保険料になってるかと思うんですが、保険料の取り過ぎということはないでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   保険料につきましては、前年と比較して大きな負担にならないようにということで調整をしてやっておりますので、かなり大きくというような形で担当としては捉えてはおりません。保険料の均衡を図るために努めております。

○8番( 窪田美樹君 )
   それでしたら、今年度、29年度の余剰金の金額が決定しましたよね。この余剰金の…剰余金で繰越金の金額が決定して、これが31年度の保険料にも大きく関係してくると思うんですが、30年度の保険料を決めるときに、その残が少ない、お金が少ないからといって一般会計から9,000万の繰り入れを行っています。今回、この安定したというか、1億円多かったという現状が出たんですけれど、今後31年に向かってその9,000万、これからの話になるんですが、一般会計7,000万から9,000万ふやしたけれど、今回、31年度に向かってどのように考えますか。この現状を見て。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   やはり医療費の関係ですので、この後どういうふうになるかわかりませんので、その辺も勘案しながらですね、やはり保険料につきましては、町民の方々に大きな負担にならないような、均衡する、図るためにですね、やってまいりたいと思いますが、今の時点でその一般会計からの繰入金が幾らとか、継続するとか、減らすとか、そういうことは申し上げられませんので、今後の医療費の関係、注意して注視してまいりたいと思っております。

○8番( 窪田美樹君 )
   先ほどのお話の中でも医療費が、インフルエンザがはやっているとか、ことし風疹がはやっているとか、いろんなことで医療費がかかる、かからないということがあるのは承知しています。ですが、葉山町の医療費は、県下の中でも医療、病院にかからない方が多い。元気なお年寄りが多いと言われている中、保険料はどうしても高い。下がってはいますけれど、高いということが言われています。本来病院にかかる人が少ないなら保険料だって安くてもいい。一番安いという感じでもいいかと思うんですが、なかなかそこに結びつかないという現状があります。ということは、一度入れた9,000万の中を、じゃあこのふたをあけてみたら29年度、これ、いつもより1億円多く残ってるということで、31年度の保険料をどうするかというところには、その医療費が、病院にかかる人が少ないけれど保険料が高いという、そこを下げる努力もしていただきたいと思います。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   国民健康保険の加入者の数も減っておりまして、それから、あと医療につきましては高度医療ということで、1人の方の、医療費はもちろん健康な方が多くて県内では少ない値になっておりますけれども、1人当たりのかかる金額というのは上がっているような状況もございますので、今後の状況を注視いたしまして、31年度の保険料を組むときなどは、やはり町民の皆様の御負担には余り大きな変動がないような形で対応してまいりたいと思っております。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんか。

○7番( 近藤昇一君 )
   県のね、国保の事業状況、公表されてますよね、毎年毎年。それで今出てるのが29年…28年度か。28年度がたしか出てるんだけど、まだ29年度は出てないんだよね。そこで見るとやはり医療費が、1人当たりの医療費というのは県下でもって一番安いはずだけど。それで、今、8番が質問したように、1億残ったのであればそれを、本来であればね、きちっと見積もれれば、まあそれは不可能だけどね、保険料の取り過ぎだという状況になってるはずなんですよ、これは、1億残ったということはね。国保のさ、予算の組み方というのは、歳出を予測してそれに歳入を合わせるわけでしょう。その歳入を合わせるときに保険料が決まってくるわけでしょう。その保険料が1億残っちゃったという理屈になるわけですよ。だったらそれをきちっと次の値下げに。今、町の姿勢そのものはね、現状維持を一生懸命やろうとしてる。じゃなくて、医療費が安くて済んでるんだったら、じゃあ保険料も安くしようよという、そっちの方向じゃないんだよね。できるだけ負担を少なくしようということで、これ以上上げないというところなんですよ。下げるという方向がどうも見えないんですけどね。そういう面では、今言ったように7,000万が9,000万に一般会計繰り入れになったんだったら、それを維持しながらね、この1億も利用して次年度のその保険料の引き下げに向かいたいという、そういう姿勢がちょっと見えなかったんですよ。その辺は、私は姿勢として町長に伺っておきたいんですけど。

○町長( 山梨崇仁君 )
   まず、仲野部長がおっしゃっていただいた、今、被保険者の数が減りつつある中に、国保料として医療費の支出がかなり膨らんできている現状を、何とか葉山の方々が医療にかかる機会を減らしていただけてるのか、健康であると言い切っていいんだと思うんですけども、そういった背景によって支えられているのが現状でございます。ただ、昨年ははやり病の関係もありまして、基金も大分厳しい状況で、急遽一般会計から繰り出しを、増額を行いました。
   近藤議員おっしゃるとおり、確かに下げる方向で進められれば一番いいのかもしれないんですが、県内の他の自治体でも、今、そういった状況を踏まえて一般会計からの繰り入れを減らしてきたりとかですね、医療費そのものを上げざるを得ない状況が始まっておりまして、県の会議なんかに行きますと、必ず市町村各首長からですね、国保の料率の均等化はできないのかといった要望が、この三浦半島内からも出ているところにあります。葉山としましては、そういったいろんな外的な要因がある中ではありますけども、よく言うその国民健康保険料の安定化、安定運営に努めているという観点から申し上げますと、先ほど仲野部長から申し上げたように、余り大きな変動をさせないように町からの繰り入れも随時行う。言い方を変えますと、もしこういった基金に余裕ができればですね、繰り入れを当初の7,000万円に戻す可能性もあるとは言えますけれども、なるべく上げ下げ、両方ともですね、余り大きな変動を与えないことで安定化を図ることに努めるというのが、今の一番の国保に対する町の考え方だというふうにお考えいただければと思います。下げたい気持ちはもちろんあるんですけども、上がっていってしまう構造もあるためにですね、そうならないことに今は第一義を置いて考えさせていただいております。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかにございませんか。
       (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて議案第16号の質疑を終わります。
   次に、議案第17号について質疑を行います。御質疑ございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて議案第17号の質疑を終わります。
   次に、議案第18号について質疑を行います。

○8番( 窪田美樹君 )
   18号の資料としていただいた返還の主な理由として、各事業が活発に行われていることにより健康なお年寄りが多くなり、その結果、給付費等の適正化が行われたということが言われているんですが、この貯筋運動や介護予防というそのもの自体、この事業そのものが地域支援事業に入ってるんじゃないんでしょうか。こういった事業が地域支援事業費、総合事業費に当てはまってるというところだと思うんですが、いかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   おっしゃるとおりなんですけども、それをやることによって介護を受ける方が少なくなるという、介護給付費のほうもですね、介護の4、5の方が予想よりは少なかったりとかしている状況がありますので、主な理由の中で1つこれが挙げられるというところでございます。それで、金額的に3,000万という大きなお金をお返しする形になるんですけれども、昨年もやはり3,000万程度償還払いという形でお返ししているような状況ですので、金額は大きいんですけど、もとが二十何億というお金で1年間回っておりますので、精算して確定した金額で、予算が例えば取り過ぎとか、保険料が取り過ぎとか、そういうふうにはうちのほうとしては考えておりませんし、また皆様のこういう御協力によりまして、第7期の介護保険料も、ほかの地域では上げておりますが、葉山の場合には同額でお願いすることができましたので、引き続き元気なお年寄り、皆さんで元気に過ごしていただけるような方向で頑張っていきたいと思っております。

○8番( 窪田美樹君 )
   その予算取り過ぎとか、前年度3,000万返していて、今年度も3,000万返してるじゃないかというところではなく、本来やろうとしていた地域支援事業、ここに言われてる地域サロン、ミニデイサービスが活発に行われているということが、例えば、例えばですけど、200万円使ってやろうとしたけれど、そこが100万円しかできなかった、だから100万円お返しするんですよというふうになっていないのか。本来やろうとした事業費、ありますよね、それが予算取りだったと思うんですよ。そのもろもろ、3,000万返す、返さないじゃなくて。だけれどその、ここで言われてる地域支援事業費、やろうと思った地域支援、本当ならミニデイサービスを10個、新しくもっとやろうとしたんだけれどできなかったとか、そういうことになっていないですかということを質問したいんです。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   そういうことにはなっておりません。予定していたことはできております。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんか。

○8番( 窪田美樹君 )
   先ほどのお話で、予定していたことはということなんですけど、30年度予算は29年度予算よりさらに大きなこの地域支援事業に関して予算取りをしています。ということなんですが、そこがまたこの同じような適正、もし返還するようなこと、もちろん前年、28年度も返還してますし、この29年度ということもあるんですが、30年度もまた同じようになるというときに、この理由が介護給付費の適正化ということになるのか、それとも今の事業を頑張ってやっていますって、いろんなことも広めていますっていうことになるように返還することがいいこと…これを読んでると返還することがいいことになるんですね。当初見込みを下回った理由というのはいいことになるんですけれど、本来葉山町でやっていく、ミニデイサービスとかいろんな地域サロンの方でも、今のやり方、今実際行われている方が、もっと若い人の手とか、場所を設置するのに大変なんですとか、いろんな声が実際地域サロンをやられてる方があるんです。その方への補助金を出すのかどうなのかはわかりませんが、町としてもっと手を入れてあげられる、ここで予算取りの仕方というのもあるかと思う、補助金の出し方とかもあると思うんですが、そういった方へももっと力を入れていただければ、気にかけていただければと思いますが、まだ30年度もこれからまだありますので、ぜひこの地域サロン、こうやって実を結んでいるというのであれば、もっと地域サロンの方やミニデイサービスの方にもしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   介護保険の特別会計のほうでできる部分と、多分一般会計の部分とか、いろいろ事業によってあるかと思いますので、その辺は精査してまいりたいと思いますし、また、30年度につきましてもというか、毎年の予算の立て方でございますが、概算請求で行っておりますので、多少の償還金とか、足りない分はいただくとか、そういうことは30年度もあると思います。ただ、地域のそういう力を、地域で皆さんで頑張っているところには、ちょっとこの介護保険の特別会計かどうかわかりませんけれども、支援できること、町の役割というのは引き続き考えていきたいと思っております。

○8番( 窪田美樹君 )
   この事業というのが、29年度から新たに総合事業として葉山町で…葉山町というか全国、葉山町では29年度から始まって、どんどん事業をこれから新しく見つけていろんなことに手を広げて、いろんな高齢の方の手助けなりになってると思うんです。29年度がこの結果で、また30年度って、どんどんこちらのほうに、どうしても介護保険事業のほうもこちらのほうに移行していかざるを得ないところだと思うので、ぜひ実際利用されてる方、主催されてる方の声を聞いて、うまく動いていくようにお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて議案第18号の質疑を終わります。
   次に、議案第19号について質疑を行います。質疑はございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて議案第19号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
   次に、議案第16号の討論を行います。討論はございませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第16号平成30年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
   次に、議案第17号の討論を行います。討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第17号平成30年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
   次に、議案第18号の討論を行います。討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第18号平成30年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
   次に、議案第19号の討論を行います。討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第19号平成30年度葉山町下水道事業会計補正予算(第1号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第11「議案第20号決算の認定について(平成29年度葉山町一般会計歳入歳出決算)」、日程第12「議案第21号決算の認定について(平成29年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第13「議案第22号決算の認定について(平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)」、日程第14「議案第23号決算の認定について(平成29年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第15「議案第24号決算の認定について(平成29年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)」の5件を一括議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   初めに、議案第20号平成29年度葉山町一般会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。先ほどの補正予算と同様、タブレットとペーパーのページずれを御容赦ください。
   決算書の1ページをお開きください。平成29年度一般会計の予算現額は、歳入歳出それぞれ104億4,347万3,000円で、歳入決算額は104億4,708万58円、歳出決算額は98億7,012万8,449円、翌年度へ繰り越される額は5億7,695万1,609円となっております。決算書の2ページから11ページに款項別の歳入歳出決算の状況を、決算の概要につきましては別冊の「決算に関する付属説明書」の1ページから15ページに、決算書の12ページ以降の歳入歳出決算事項別明細書につきましては付属説明書の16ページ以降にその説明を記載させていただいております。
   それでは、歳入につきまして、付属説明書の3ページ、歳入決算額前年度対比表により主な増減につきまして御説明いたします。歳入合計は104億4,708万円で、前年度対比1.6%、1億6,738万1,000円の増となっております。町税は、町民税が個人の課税所得が伸びたことや、固定資産税や都市計画税は新築家屋がふえたことなどによる税収増によって4,222万4,000円の増となりました。なお、収納状況などにつきましては、付属説明書の5ページから7ページに記載させていただいております。配当割交付金や株式等譲渡所得割交付金は、物価上昇による譲渡益や企業業績好調に伴う配当の増加により前年度よりふえています。地方交付税は、普通交付税は減った一方で、特別交付税は地域手当を国基準に準拠した支給率としたことにより交付額の減額措置が解消されたため、地方交付税全体では931万4,000円の増となっております。国庫支出金は、社会資本整備総合交付金の増などにより1,841万5,000円の増。県支出金は、補助対象事業が減ったことから7,128万4,000円の減となっております。繰入金は、公共公益施設整備基金などからの繰入金を増額したことから1億1,785万6,000円の増。町債は、葉山小学校の体育館耐震化工事、葉山中学校のグラウンド整備工事の実施に伴う借入金の増額などにより1,650万円の増となっております。
   次に、歳出につきまして、付属説明書の9ページ、歳出決算別前年度対比表により主な増減につきまして御説明いたします。歳出合計は98億7,012万8,000円で、前年度対比2.5%、2億3,770万円の増となっております。総務費は、衆議院議員総選挙や基金への積立額の増などにより1億2,209万3,000円の増。衛生費は、保健センター空調設備改修工事や逗子市への可燃ごみ広域共同処理負担金支出などにより4,706万3,000円の増。土木費は、都市計画道路一色下山口線整備工事の実施などにより6,714万9,000円の増となっております。消防費は、消防団第6分団詰所の整備終了などに伴い3,513万円の減。教育費は、葉山小学校の体育館耐震化工事や葉山中学校のグラウンド整備工事の実施などにより5,576万2,000円の増となっております。
   次に、付属説明書の12ページ、歳出決算額性質別前年度対比表では、人件費は、勤勉手当や退職手当組合負担金の増などにより3,063万3,000円の増。維持補修費は、福祉文化会館の空調設備改修の減などにより1,714万2,000円の減となっています。扶助費は、子ども・子育て支援制度による保育給付費などの増加により7,042万8,000円の増となっております。普通建設事業費では、葉山中学校のグラウンド整備や町営住宅給排水施設改善工事の実施などにより3,730万3,000円の増となっております。積立金は、公共公益施設整備基金への積立額をふやしたことにより1億2,759万2,000円の増となっております。以上で一般会計決算の説明を終わります。
   続きまして、議案第21号葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の107ページをお開きください。予算現額は歳入歳出それぞれ42億420万5,000円で、歳入決算額は41億7,764万9,482円、歳出決算額は39億2,938万2,144円、翌年度へ繰り越される額は2億4,826万7,338円となっております。
   それでは、歳入につきまして、付属説明書の193ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明いたします。歳入合計は41億7,764万9,000円で、前年度対比0.8%、3,391万2,000円の減となっております。国民健康保険料は、被保険者数の減や保険料率の引き下げにより2,068万2,000円の減となっております。なお、収納状況などにつきましては、付属説明書の196ページに記載させていただきました。そのほかでは、国庫支出金が、療養給付費等負担金やシステム改修費などの増により7,206万7,000円の増。県支出金は、財政調整交付金の減などにより3,603万8,000円の減などとなっております。
   次に、歳出につきまして、付属説明書の195ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明いたします。歳出合計は39億2,938万2,000円で、前年度対比4.1%、1億6,970万1,000円の減となっております。保険給付費は、被保険者数の減少などにより1,883万9,000円の減。共同事業拠出金は6,954万4,000円の減となっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の197ページ以降に記載をさせていただいております。以上で国民健康保険特別会計決算の説明を終わります。
   続きまして、議案第22号葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の135ページをお開きください。予算現額は歳入歳出それぞれ9億8,215万8,000円で、歳入決算額は9億9,269万5,059円、歳出決算額は9億3,355万583円、翌年度へ繰り越される額は5,914万4,476円となっております。
   それでは、歳入につきまして、付属説明書の214ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明いたします。歳入合計は9億9,269万5,000円で、前年度対比3.4%、3,280万8,000円の増となっております。後期高齢者医療保険料は、被保険者数の増加により2,125万円の増となっております。なお、収納状況などにつきましては、付属説明書の216ページに記載させていただいております。
   次に、歳出につきまして、付属説明書の215ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明いたします。歳出合計は9億3,355万1,000円で、前年度対比3.9%、3,544万8,000円の増となっております。後期高齢者医療広域連合納付金は3,177万8,000円の増となっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の217ページ以降に記載をさせていただいております。以上で後期高齢者医療特別会計決算の説明を終わります。
   続きまして、議案第23号葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の147ページをお開きください。予算現額は歳入歳出それぞれ29億9,237万7,000円で、歳入決算額は29億568万3,928円、歳出決算額は27億4,239万7,474円、翌年度へ繰り越される額は1億6,328万6,454円となっております。
   それでは、歳入につきまして、付属説明書の225ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明いたします。歳入合計は29億568万4,000円で、前年度対比3.3%、9,165万円の増となっております。介護保険料は、被保険者数の増加などにより527万4,000円の増となっております。なお、収納状況などにつきましては、付属説明書の229ページに記載させていただいております。国庫支出金は、第1号被保険者の後期高齢者割合や所得分布状況等により、各市町村間の保険料負担格差を是正するために交付される調整交付金がふえたことで2,742万1,000円の増となりました。
   次に、歳出につきまして、付属説明書の227ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明いたします。歳出合計は27億4,239万8,000円で、前年度対比3.4%、8,943万3,000円の増となっております。保険給付費は、介護サービス等諸費が増となったことで1,508万3,000円の増。地域支援事業費は、平成28年度の事業費確定に伴う国社会保険診療報酬支払基金への精算により5,401万2,000円の増となりました。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の230ページ以降に記載をさせていただいております。以上で介護保険特別会計決算の説明を終わります。
   続きまして、議案第24号葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。
   決算書の167ページをお開きください。予算現額は歳入歳出それぞれ14億5,158万円で、歳入決算額は14億476万7,211円、歳出決算額は13億5,553万1,200円、翌年度へ繰り越される額は4,923万6,011円となっております。
   それでは、歳入につきまして、付属説明書の242ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明いたします。歳入合計は14億476万7,000円で、前年度対比4.7%、6,863万3,000円の減となっております。平成30年4月からの企業会計への移行に伴う3月打ち切り決算により下水道整備事業費が減となり、その財源である国庫支出金及び町債も減額となっております。
   次に、歳出につきまして、付属説明書の243ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明いたします。歳出合計は13億5,553万1,000円で、前年度対比4.8%、6,790万6,000円の減となっております。事業費は、打ち切り決算に伴う幹線管渠築造工事費の減などにより6,435万円の減などとなっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の246ページ以降に記載をさせていただいております。
   以上で平成29年度葉山町一般会計歳入歳出決算ほか4件の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明を終わります。本5件に関する総括質問は、来る9月12日及び13日に行いますので、総括質問を予定される方は、9月10日の正午までに本職まで文書をもって通告願います。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第16「議案第25号葉山町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   議案第25号について御説明申し上げます。この条例は、介護保険法の改正に伴い、共生型地域密着型サービスの事業の基準について、条例で定める必要があるため提案させていただくものでございます。
   改正の内容につきましては、条例の概要に記載させていただいたとおり、1点目として、趣旨規定に共生型地域密着型サービスの基準を規定する根拠条文を加えることといたしました。2点目といたしましては、共生型地域密着型サービスの人員、設備及び運営に関する基準について、地域密着型サービスに係る現行の規定と同様、条例に定めるもののほか、厚生労働省令に定める基準に従うものといたしました。なお、附則では、施行日を公布の日からといたしました。
   以上、簡単ではございますが、終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

○4番( 飯山直樹君 )
   25号と26号は、介護保険と介護、25号と26号については、介護、要介護と要支援かのちょっと違いかなと思うんですけど、2つ、1つ、別々に聞くのは何なので、ちょっとどういうことがこれから起こるのかなというのを確認したいんですけど。65歳を超えると障害者の方の保険が介護保険優先になるというので、それまで使っていたサービスが使えなくなるというので、行き先がなくなるということで、困ったなという話は以前から聞いてたんですけど。そうすると、今回の適用というのは、障害者の施設のほうを利用している方が、そのままそこで65歳を超えても介護保険のサービスとして使えるというふうに理解してるんですが、その逆はちょっと考えにくいので。そうすると、概要のところに人員とか施設の要件とかというのは変更なしでそのまま行けるというふうに書いてあるので、単純に請求先は国保連だと思うので、両方とも、同じことをやればいいとは思うんですけど、その事務方、請求先が、ちょっと番号が変わるぐらいなのかなという感じなんですけど、そんなもので特別何かシステム上の変更点とか、事務方で何か事業所のほうで負担がふえるようなことというのはないんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今の件につきまして、おっしゃられますように、従来でしたらば障害をお持ちの方がですね、65歳になると介護保険の被保険者となるために、今まで使いなれたところが使えなくなるということが起きてまいります。それを緩和するために共生型ということで、今回この共生型のサービスが始まったわけでございます。そのシステムの改修とかですね、その辺について、ちょっとわからないんですけれども、今の施設の基準なりを満たしておけば、新たに介護の基準を満たすことをしなくても済むということですので、多分緩和する意味で行われる改正だと思いますので、そのシステム改修とかの部分については、変わらなくできるということでございます。

○4番( 飯山直樹君 )
   それと、幾つか障害者の施設と介護保険の施設というのは、要件がちょっと違うんじゃないかなと思うところがあって、もう一つはその介護度の認定について、障害者の認定と、それがそのまま介護度何に適応するのかというのによって、点数によって使える日数とかが変わってくるので、それは、もし変化が出てくるとすると今までのサービスが使えるとは言えなくなってしまうんですけど、それは要支援のほうも同じことが言えると思うんですが、もし今まで普通に使ってたのが要支援になってしまうと週に1回ぐらいしか使えなくなるとかですね、そういうことが起こり得るのかどうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   ちょっと今、該当するところが葉山町のほうにも多分今のところはないという状況で、利用者さんがおっしゃるところはないと思いますし、そういうことをしなくても使えるようにという制度改正だと思っておりますので、今までのサービスをずっと障害をお持ちの方も使えるように、何も変えることなくやっていけるようなというサービスだと思っております。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんか。よろしいでしょうか。
   御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
   これより討論を行います。討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第25号葉山町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第17「議案第26号葉山町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を議題とします。
   提案者の説明を求めます。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   議案26号について御説明いたします。この条例は、介護保険法の改正に伴い、共生型地域密着型介護予防サービスの事業の基準について、条例で定める必要があるため提案させていただくものでございます。
   改正の内容につきましては、条例の概要に記載させていただいたとおり、1点目として、趣旨規定に共生型地域密着型介護予防サービスの基準を規定する根拠条文を加えることといたしました。2点目といたしましては、共生型地域密着型介護予防サービスの人員、施設及び運営に関する基準について、地域密着型介護予防サービスに係る現行の規定と同様、条例に定めるもののほか、厚生労働省に定める基準に従うものといたしました。なお、附則については、附則では施行日を公布の日からといたしました。
   以上で説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。ございませんか、質疑。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
   これより討論を行います。討論はありませんか。
     (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第26号葉山町指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。
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○議長( 伊東圭介君 )
   日程第18「議案第27号葉山町火災予防条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○消防長( 小峰守君 )
   議案第27号につきまして御説明申し上げます。この改正は、提案理由にもございますとおり、消防法令に違反がある防火対象物について、その違反内容を公表する制度を開始するため、提案させていただくものでございます。
   改正の内容につきましては、参考資料、条例の概要にもありますとおり、防火対象物の消防用設備等の状況が消防法令に違反する場合にその旨を公表することができ、公表する場合には、当該防火対象物の関係者に対し、その旨を通知することとしました。なお、施行日につきましては、平成31年1月1日からとさせていただくものです。
   以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど、賜りますようお願い申し上げます。

○議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

○4番( 飯山直樹君 )
   今回の条例の改正は、通常はその法律が変わる、法律で決められたことを条例にも定めるというふうなことが多いかと思うんですけど、これは葉山町独自でこういう公表制度をするということなんでしょうか。

○消防長( 小峰守君 )
   葉山町独自のものではございません。国から指導があったものでございます。

○7番( 近藤昇一君 )
   国からの指導というと、どのような形、通知とか。これ、政令とか省令ではないと思うんですけども。

○消防長( 小峰守君 )
   国からの通知でございます。

○7番( 近藤昇一君 )
   そうすると、この来年の1月1日から施行ということなんですけども、今現時点でこれの対象となるようなところはあるんでしょうか。
 
○消防長( 小峰守君 )
   葉山町内では、現在ではございません。

○議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
   これより討論を行います。討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第27号葉山町火災予防条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
     ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。
   この際、暫時休憩をいたします。再開は3時20分より再開いたします。 (午後2時54分)

〇議長( 伊東圭介君 )
   休憩前に引き続き会議を再開いたします。 (午後3時20分)
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〇議長( 伊東圭介君 )
   お諮りいたします。休憩中に山梨町長より議案第31号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)の提出がありました。先ほど議会運営委員会を開きまして、本件を日程に追加し、追加日程第2として直ちに議題とすることに決定いたしましたが、これに御異議ございませんか。
      (「異議なし」の声多数 )
   御異議なしと認めます。よって、本件を追加日程第2とし、直ちに議題とすることに決定いたしました。
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〇議長( 伊東圭介君 )
   追加日程第2「議案第31号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)」を議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   それでは、議案第31号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。先ほど取り下げさせていただきました議案第15号からの変更点のみ御説明させていただきます。
   1ページ、第1条に定めますとおり歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億2,307万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を101億1,055万1,000円とさせていただくものでございます。
   それでは、歳入歳出補正予算につきまして、補正予算書の7ページ並びに別冊の補正予算に関する付属説明書の10ページから説明を申し上げます。補正予算7ページ、付属説明書は11ページ、歳入、第18款繰入金について、第1項公共施設施設整備繰入金750万円を削除いたしました。  
   続きまして、歳出、補正予算書の9ページ、付属説明書の13ページ、歳出、第2款総務費から企画調整事業の旧役場前バス停の屋根の設置工事750万円について削除いたしました。
   以上、議案第15号からの変更点について御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

〇議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

〇10番( 待寺真司君 )
   まず、基金繰入金の件でなんですけれども、今回、財政調整基金に1億を積み増しして6億9,600万円という形での積み立てとなっておりますが、平成29年度末の財調は9億700万、平成30年度で3億1,100万円を取り崩して、今回、1億を積んだという数字になっているわけですけれども。公共施設のほうにその分2億8,000万積み増しているというような形を取っていますが、これ町長、やはり今後の大型の公共事業が皆、大型の財政出動が見越される中、公共施設のほうに重きを置いて積み増していくというような形での方針に変えたということで、今回のこの積み増しになっているというふうに理解しておいてよろしいですか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   そのとおりで結構でございます。

〇10番( 待寺真司君 )
   本当に財調は目指そう値、中期財政計画の目指そう値の中では5億以上という数字になっていまして、あえて言うならば、2億プラスになっているという部分では非常にゆとりがあるのか、ゆとりという部分ではないんでしょうけれども、そこの部分、財調が5億以上というふうな基金残高の目標を設定している中で、7億近くを積んでいるということですが、こうまた、1億こっちに積まないで、公共設備に積むという考え方もあったと思うんですが、その辺はやはり財調も7億程度あったほうが、昨今のいろいろなことを考えますと必要だというような財政判断の中で、今回、財調にもまた1億積み増ししたかどうか、その辺はいかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   昨今の災害もそうですし、財政調整基金に関しましては、それも基本的には多いほうがいいというふうには考えてございます。今回の積み増しできる金額についての分配としては公共のほうに力を入れる。しかし、財調ももちろん大事だということを金額でお示しをしたまででございます。引き続きまた年度末に積み増しができることを願ってですね、健全な財政運営に努めてまいりたいというふうに思います。

〇4番( 飯山直樹君 )
   今の御質問との関連なんですけど、公共公益整備基金の改定版の中期財政計画だと、30年度末で8億6,861万3,000円になっているのか、今回の補正の残高で11億4,100万ぐらいになっていくと。で、30年度の取り崩しの予定は1億ぐらいというふうに現状では予測しているわけなんですが、一方でその財政調整基金は32年度ぐらいに1億5,000万ぐらいまで目減りするというふうになっていると思います。改定版の中期財政計画だと。そうすると、今回、取り崩しが公共公益整備基金のは1億なんですけど、まだ30年度末の予定している末の残高に対して余裕があるかなと思います。そうすると、財調は今、できるだけあったほうがいいというふうな御意見いただきましたように、まだ公共公益整備基金のは取り崩せる余裕が、改定版の中期財政計画からするとあるので、そこは今後、財調の取り崩しよりも公共公益整備基金の取り崩しをちょっとふやすとかですね、ということは考えに出てくると思うんですよ、その辺はいかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   いろいろな考え方によるところがありますけれども、基本的には公共公益整備基金の名のとおりですね、公共施設の整備というものを政策的に行っているということをはっきりと示すためにもですね、施設整備基金の使い道については来るべき大規模修繕等にですね、向き合う意味でも積み立て、そして、いざというときにはそこから出動するという形をとっていきたいというふうに思っております。とは申しましても、財源がショートするわけにはいきませんし、全体的な財政運営上、残金をしっかり残さなければいけないという考え方もありますから、適宜財調とのバランスを見ながら考えてまいりたいというふうには思ってございますし、また、第四次総合計画の目指そう値にあるとおりですね、数値を下回ることのないように考えていきたいというふうにも考えております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   子ども・子育て会議推進事業ですけれども、アンケート調査その他もろもろ302万4,000円なんですけれども、これはどのような形でアンケートを取るのか、そして、それをいつまでに、どういうふうな形で、何ていうんですか、役立てるのかということをお聞きします。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   お尋ねの葉山町の子ども・子育て支援計画が31年度いっぱいで終わりになります。それで、次期の計画を立てるためのアンケート調査を行います。時期といたしましては、今年の12月にですね、アンケートをお返しして、お配りしてですね、アンケートをお願いするところでございます。対象者は未就学児童、就学前の児童1,800人程度、小学生1,600人程度、葉山町の場合、全数で行わせて、前回もそうでしたので全数で行わせていただきます。その調査からですね、分析いたしまして、31年の3月31日までにアンケートの調査結果を出していただきまして、31年度をかけて新しい計画に反映させていきたいと考えております。

〇7番( 近藤昇一君 )
   まず一つ一つ伺いたいと思うんですけど。まずは道路維持整備事業なんですけども、ここでは認可保育所の建設予定地の周辺整備を行うということで、資料も出ていますけども。まず、どんな工事がやられるのか、ちょっとわけわかんないんですけど。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   まだ当然設計費も一緒に予算を計上させていただいていますので、詳細についてはちょっと今、御答弁しづらいんですけども、案内図にあるとおり水色に塗ってある部分、そこが水路の形状になっていますので、今、現状道路、車道ですね、車道よりも地盤が低い状況になっていますので、そこを埋める形にして歩道をつくる形を道路課としては今、考えています。結果的にそこを埋めたことで、さらにまだ民有地も低い部分があるので、なおかつそこに盛土する土砂、泥については民有地の部分の泥を崩していきながら埋めて歩道をつくるような形を今のところは考えています。プラスですね、たまたまそこが水路、水が豊富にあったりとか、水源地の水も一部来ていますので、そういった部分も使いながら農業用水利ですね、いろいろな方、近隣で農家をやっていらっしゃる方もいる中で、その渇水の状況とか、真夏のときに、水道ではなくて、その水をうまく、どちらにしても汲み上げてからトラックで運ぶような形にはなるんですけど、そういった形の町民農園の近所でやっているような汲み上げられるような施設も同時に整備できればというふうに考えた予算です。

〇7番( 近藤昇一君 )
   そうすると、この出していただいた資料では、境界はわかんないんだけど、町がやろうとしているのは隣の今、河川も暗渠になっていますよね。上がふたしてあって、で、道路に下がっていると。それを道路と同じ高さにしたいと。で、その水路の向こうは別に民地になるわけですね。その水路の反対側も何か手つけるんですか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   用地的には水路のふたをしたところまでではなくて、さらに見た目民有地になるエリアまで、町とすれば用地を持っています。境界が見た目よりも奥にまであるということは一応細かい話ではそういうことになりまして、中をすごくいじるという意味ではなくて、その泥を取りたい、使いたいというところと、そこを当然作業ヤードにも使っていきたいというような考えで、完全な造成工事をやるつもりはないですけども、結果的に多少そこはそういう形となってしまうことはあり得るというふうに考えます。

〇7番( 近藤昇一君 )
   保育園のほうなんですけども、認可保育所の建設予定地ということで、今後のスケジュールについて資料いただいているんですけども、これまでの経過がちょっとわからないんですけど。の展望とね。間違いなくこの何ていうのかな、認可がおりるのかどうかね、建設が。というのは、葉山では過去地域密着型のね、特養がもうとことんまで行って立ち消えてしまったという例もあるんで、幸い葉山町としては何ら財政的な支出もしてないんで、そういう問題は起きなかったんですけども、そういう例は…そういう例もあったもので、見通しはどうなんでしょうかねということで。これからのことですから、はっきりまだわかんない中でね、どうなのかなと思ったんですけど。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   資料でお示しさせていただいたとおりですね、ことしの6月ぐらいから11月にかけて事前協議ということで今、県・町とですね、協議をしているところでございます。やはり調整区域ということで、すぐにはいということではございませんが、県の方にも直接私も会わせていただいて御相談させていただきながらですね、アドバイスをいただき、できる方向で今、進めているところでございます。

〇7番( 近藤昇一君 )
   やはりこの河川、今ね、部長が言われたように、永津部長が言われたように、かなりのところまで町が手を出すわけで、やりました。保育園できませんでした。これはもうないですよね。多分永津部長も絡んでいることですから、性格上、多分そういうことにはならない。また、こういうような予算を組むと、ちょっと相当な勇気がいったんじゃないかなって気はするんですけどね。それないということで、この場で確認させていただいてよろしいですか。どちらでもいいですけど。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   先ほど仲野部長の答弁にもあったとおり、認可保育園に対する県との協議と、単純に調整区域で建物を建ったり、開発行為をするんですという許可の部署が当然違っています。いつもいろんな施設で問題になるように、そちらのそういった補助金の関係の審査のことと許可の関係の建物…土地をいじるほうの許可の関係の部署が違うことで、どちらが先にとか、どっちかが整っていないとどちらをおろさないとか、そういった関係がどうしても同時並行になっている状況ですので、今回、認可については非常によい回答をいただいているというふうに私は受け取っていまして、調整区域だということで、それも開発審査会というところにかかります、県の。審査会ですので、事務局の県職員が、いいです、悪いですってはっきりは今、言えない状況が生まれています。そうであっても、基本的には待機児童解消に向けて葉山町としてやっていきたいんだという中で、こういった補正予算もつけながらぜひやりたいですというのをアピールもしながら、そういった意味では議員の皆様にはぜひ御協力をいただいて、県をこの許可を取る方向で動いていますので、ある程度の勇気も必要なんですけど、ぜひ御協力をいただきたい案件です。万が一の場合は、工事自身は執行しないつもりでいます。

〇7番( 近藤昇一君 )
   今の最後の御答弁は、そういう対応でやれるということで確認してよろしいですか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   当然やれるつもりでこの予算をお願いしていますので、やり切るつもりでいます。

〇10番( 待寺真司君 )
   今の関連なんですが、風の子さんは長年葉山で保育を行われているんですが、この新しい形での認可保育所の開園で、ここで現在の定員とそれからこの開園に当たってどの程度の定員数になるのか、その辺までの具体的な数字というのは今、詰められていますでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今、御承知のように、文教堂の裏のところでですね、19名でやっております。定員19名以下ということで、それで、0、1、2歳までしか預けられないという小規模保育ということでやっておりますが、こちらにもし移りましたときはですね、今、40名で行いたいということで御相談させていただいております。

〇10番( 待寺真司君 )
   そうすると、たしか待機児童が葉山、四十数名ということで、ほぼ解消できる、こちらの開園がまだもう少し先なんですけれども、そういった形でほぼ解消できていく、それだけのキャパを持った園をつくっていただけるということでよろしいですね、確認です。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   年齢の関係もございますので、ゼロにということではちょっと確実になるかどうかはありませんけれども、やはり41名の待機児童がございますので、解消に向けて進んでいくと思っております。

〇8番( 窪田美樹君 )
   子ども育成課のほうから今後のスケジュールの予定というのが出されていますが、今、永津部長のお話からいきますと、許可がおりるなり何なり決まらないと町は動かないということなんですけれど、実際、ではいつからあそこの上山口のところの工事なり始められる段階はいつの時点なんですか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   すいません、工事というのは保育園の建設工事なのか、今、私どもの上げている補正予算の工事か、どちらかお教えいただけますか。

〇8番( 窪田美樹君 )
   補正予算の工事、道路がだって、あそこが動かないと土地も園も建てられないですよね。なので、許可がおりないとというお話、工事は始められないというお話だったので、どこの段階で許可がおりるのかというところが、ちょっとこの申請というところだけでは補助金決定とか、31年4月には補助金申請、補助金決定というようなところなのか、それとも、もう事前協議というところで、受理というところでもう動き出せるのか。町はどこから実際町道というんですか、上山のところは動き出せるのか、伺います。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   今回この予算をお認めいただけた場合にですね、まずは最初に設計委託を出そうと思っています。当然設計が終わってから工事発注という形になりますので、入札の関係もあるので、早くても12月とか、来年お正月明けぐらいに単純な工事のペースでいけば着手できる可能性が高い。というか、それが一番スタンダードなスケジュールだというふうに考えています。なので、できれば設計を発注する前に、県の審査会を開いていただいてよろしいですよという答申をいただきたいところですけど。そういった時間差もあるんですけど、できれば、審査会の意向をできるだけ年明けまでにははっきりさせていただくように努力しながら、それが完全にだめですみたいな見通しが本当に出てしまうようなことがあった場合には、工事は着手しないつもりというところです。ただ、それは先ほど御答弁したんで、やり切りますということなので、そこについてはいろんな形で応援をいただきながら、県に許可をいただきながらというところで、その審査会と開発の許可のまた時間というのはずれがありますので、審査会でいいですよと言われてから本当に開発の許可がおります。その後に建築の許可に…建築確認ですね、そういうふうに移っていきますので、私どもとすれば審査会の様子を見つつ着手するというふうに考えています。

〇7番( 近藤昇一君 )
   すいません、今、8番の質問なんですけども、申しわけない。いわゆる事前協議の、事前協議書の提出の段階でゴーサインが出るのか。今、我々がもらっている資料の中では、今後のスケジュールでは風の子保育園の事前協議からの資料しかないんですけど、いわゆる検察審査会…失礼。開発審査会のほうのスケジュールというのはどういうふうな見通しになるのかというのはもらってないんですよ。ですから、今、8番が聞いたのは、事前協議の段階で11月までですか、これが。それから事前協議書の提出が12月なっているんですけども、このうちのどこの段階でゴーサインが出るのかなということであったんですけど。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   この事前協議書というのは児童福祉の次世代のほうの事前協議書でして、提出ができることになれば建てられるということです。だから、少し11月までの協議の中で努力していく中で、12月になれば提出ができる。また、その後もですね、児童福祉のほうでも児童福祉審議会というところも通さなければならないんですが、あくまでも今、予定でございますので。

〇7番( 近藤昇一君 )
   わかりました。先ほど永津部長は開発審査会とこちらの別だと。今、永津部長の説明は開発審査会のほうのゴーサインが出るかどうか。そのゴーサインが出るかどうかのその見通し、今のこの資料とはちょっと違うよね。ですから、その見通しがいつ出るのかなと。いつだったら予算が執行できるのかなというのもあると思うんですね。万が一の場合には多分繰越明許みたいな手続とるのかもしれませんけれども、その辺の見通しというのはわかったら。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   こちらは子育てのほうの審査会だったり、この協議の提出というのは明らかに具体的にもう協議を始めている状況なので、案件もはっきりしているので、それはいいんですけども、開発審査会のほうはいろんな民間の開発のこともいろいろ出てくる中で、定期的にやっているわけではなくて、ある程度の中身、案件がある程度たまった段階で随時開催されますので、私どもはこちらの認可のほうの協議と合わせながら、できるだけそこを合わせるようにやってくださいとか、そういった意味も含めて県にプレッシャーをかけるというか、こういう案件でこういう予算を執行しなきゃいけないので、それまでにぜひ開催してくださいとか、そういったことを今、努力している最中です。

〇10番( 待寺真司君 )
   ちょっとほかの件になりますけれども、今回、地域包括センターの施設整備で県が補助金を出してくれるんですが、これ補助率とか、どういったものに補助金を出していただいているのか。その辺、少し御説明をいただけると助かるんですが。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   御承知のように1月からお願いする新しい地域包括センターの補助金でございますが、神奈川県地域医療介護総合確保基金の中からですね、補助の対象額で、介護施設等整備事業がメニューでございますので、それを対応…に補助金の申請をいたします。それで、10分の10、この分をいただいて、いただいたものをうちのほうに、直接施設に払わないで、葉山町を通して同じ金額を払うという形になっております。

〇10番( 待寺真司君 )
   上屋を建てるわけじゃないので、このぐらいの金額でできるのかなというのはあるんですが、メーンはいわゆる内装ということになるんでしょうか。施設整備費となっているんで、その辺はいかがでしょう。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   資料でお出ししているんですけれども、正面玄関、今、既存の清寿苑、正面玄関入っていただいたところにですね、まず、ここには書いてないんですけども、下駄箱があって、すぐ上がりはな、上がって、わからなきゃいけないんですが、事務室のところに窓があります。そこを受付カウンターのような形にしまして、そこの下が靴を脱がなくても入れるような形で、床タイルの張りかえ工事、そして、その受付の今ある既存の窓のところにカウンターのような形になりまして、相談の受けられるような受付のものをつくるということと、あと現在、地域包括支援センター…介護居宅支援事業所として使っているお部屋に間仕切りを設けまして、相談室をつくるという、本当に内装の工事でございます。

〇10番( 待寺真司君 )
   新しい施設をつくるとき、例えば備品類なんかにも補助を出してやる場合とかもあるけども、この件は備品ではないということでよろしいですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   この補助金についてはこの部分、この改装に使っていただいて、備品類とかにつきましては委託料の中で含んでお示ししております。それは補助金はつきませんけれど。

〇議長( 伊東圭介君 )
   ほか。引き続き。

〇10番( 待寺真司君 )
   先ほどもちょっと少し触れたんですけれども、コンサートなんですが、これ委託料というような形になっているんですけれども、いわゆる文化協会さんに事業委託をして、文化協会さんから例えば出演者の出演料とか、もろもろいろんな準備、プログラムとか、そういったものも含めて全て文化協会さんに委託をしたということでよろしいですか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   そのとおりでございます。

〇10番( 待寺真司君 )
   例えば原則として10組程度という中で応募をされてやるわけですけども、例えばコンサートというと、いわゆるいろんなたくさんの人がやる場合、その人のいわゆる何ですかね、これまでの演奏経験とか、そういったことによって、出演料って随分変わると思うんですよ。ですから、その辺は今回、公募という形なので、どういうふうになるのかなというのはちょっと想像できないんですが。みんな一律で払うというような形になるのか。例えば中学生を呼ぶとかというね、こういうふうになっていますけども、中学生にお金を渡すわけにはいかないと思いますので、その辺はいろんな対処もあろうかと思いますが、その辺、どういうふうな形で今、詰めをされていますでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   今回、プロでお願い…プロの演奏家、葉山に住んでいらっしゃるという方ですので、本来でしたらば、この全部の金額80万円ではとてもおさまる金額では、ギャラの面で考えるだけでもと考えておりますが、葉山の福祉文化会館の開館記念ということと、また、葉山に住んでいる方のということで薄謝といいますか、本当にお気持ち程度でございますけれども。あと1人で演奏される方と、例えばお歌を歌う方はピアノが必要だとかということがありますので、その辺は調整させていただくんですけども、ある程度均一。中学生たちにとってはまたお金ではなく、やはり記念品のような形とか、その辺は委託はしますけれども、随時相談もしながらというか、そういうこともしながらやっていきたいと思っております。

○2番( 金崎ひさ君 )
   会館維持管理事業ですけれども、福祉文化会館の大会議室の空調設備の改修、きのう実は新葉クラブで出前フォーラムやりまして、この会場を使ったんですけれども、とてもよく冷えていたんですね。それで、この前、総務の主催でまちづくり協会の方たちとお話し合いをしたときに、やはり大会議室の空調が壊れていて暑かったという御意見もいただいておりますが、調子悪いということなんでしょうか。それとも私たちがきのう使っても、補正予算が出ていながらもう直したのかなとは思ったんですが、当分。まだ許可してないのにと思ったんですが、いかがでしょう。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   福祉文化会館のその大会議室ですけれども、6基あるうちの2基が動いているんですね。それから、あとは外気の関係で、やはり外気が高すぎると冷えが悪いとか、あとは実際壊れていますので、使う方の人数とかにもよるんですけども、やはりこれから冬にも向かってもですね、ありますし、この機会に4基を直させていただきたいということでございます。

〇8番( 窪田美樹君 )
   地域包括の補助金なんですけれど、この清寿苑さんがここをやるに当たって、こういう、こんなような施設とか、こういうふうにしてほしいとか、葉山町のほうから何らか要望はされたんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   募集要項のほうでお願いしていることでございますけども、ちょっと一つ一つ細かくはごめんなさい、今手元になくてあれなんですけども、やはり包括でありましても葉山町の場合、出向く包括、相談員さんが…相談する方がですね、施設で待っているんではなく、こちらから出向いて行っていただきたい。それを一番に思っております。あと基準上行わなければいけないこととかも決まっておりますけども、出向いて地域の方の本当に困りごととか、こちらから行っていただきたい。それはイの一番でお願いしたところでございます。ほかに細かいこともございますが、すいません、今。あとですね、場所がわかりやすくするために看板をつくっていただきたいということもお願いいたしました。

〇8番( 窪田美樹君 )
   先ほど言われた看板なんですけど、この補助要項の中には入っていないですよね。で、福祉文化会館のところもわかりにくいと言って、後から看板2万円でつけ足したというところでは、やはりここの段階で今、県補助ということが補助金だというところで、今の段階で内装ではないので、あれって外装に含まれちゃうんですかね。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   補助金とは別にですね、委託料の中でお願いするように含んで委託料を示しております。

〇8番( 窪田美樹君 )
   先ほどのお話の中で、相談に来ていただくんでなくて、こちらから出向くというところももちろんですけども、もちろん来ていただくことも大事だと思うので、看板なり、案内なりをもっときちんと、もっとというか、きちんとされていることをお願いします。

〇7番( 近藤昇一君 )
   今の問題もちょっとあるんですけど。部長のその今の考え方ね、だと、こちらから出向くんだから場所はどこでもいいんだとね、いうふうに捉えかねないんですよ。やはり今、8番が言ったように、来るほうも、それからこちらから出るほうも、両方使いやすい場所あるいは施設案内とか、それがやっぱり必要だと思いますんで、どこでもいいよという考えというのはやっぱりやめていただきたいなと思っているんですけども。何か聞くところによると、福文にあった…(私語あり)その考え方をそういうふうに持っていただきたいと思います。それと、まずこの福文の30周年事業ですか、記念事業。委託ということなんですけど、この400枚を文化協会に全くお願いしきっちゃうのかね。私、これ400枚売るというのは大変なことだと思うんですよ。予算的には400枚で、あと今度の補正予算は40万、40万の…400万か。いやや、40万、40万。補正予算はね。という形で町費補正で40万出しているんですけど、私はこの400枚売るというのはものすごい。この事業については30周年のね、記念事業については文化協会さんのほうからやりたいよと言ったのか、町のほうでやりたいから文化協会さんお願いしますよってやったのかね。その辺はどっちなんでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   30周年記念につきましては、両方で、30周年を迎えるねということで、どちらから先ということもなくですね、ちょうどお互いに会しているときにですね、お話が出て、午前中にもお話ししましたけども、今後の福文の公演事業などについてお話をしたりとか、そういうことについてのときにですね、どちらからお願いということではなく始まったもので、今回企画したものでございます。

〇7番( 近藤昇一君 )
   文化協会は別に指定管理者でも何でもありませんのでね、余りにも負担を重くすると、で、私は町に関する事業ですんで、赤字云々よりもやはり人がどれだけ出てくるか、その努力が必要だと私は思っています。結果は赤字になっても人はたくさん入ったよという結果がね、私は必要だと思っているんですけど。ただ、そのじゃあ400枚を協会の皆さんに全部お願いするのかね、どういう形でもってこの400枚を売ろうとしているのかね。私、ほんと大変な事業だと思いますよ。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
  先ほども申し上げましたけども、全部丸投げではなく、協力できるところは協力していき、 通常のコンサートとかと同じですけれども、町の広報を使ったりですね、掲示板、回覧板等も使ってコンサートの広報にも努めてまいりたいと思っております。

〇7番( 近藤昇一君 )
   もう一つ、葉山在住のプロの演奏家、これはどういうふうにして調べるんですかね。例えば私もね、知っているプロのジャズピアニストはいるんだけど、そういう人を町内でね、どういうふうに把握されているのかなと思ったんですけど。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   公募という形でお願いして、こちらから把握、私自身というか、ちょっとお知り合いはいらっしゃらないところでございますし、また、文化協会の中でお知り合いの方も多少いらっしゃるかもしれませんが、まずは公募をさせていただいて、また、御活躍の方ですと、この日程の日にもう既に予定が入っているとかいうこともあるかと思いますので、早い時期に予算をお認めいただければ公募で、こういうコンサートをしますということは早めにお伝えして応募していただければと思っております。

〇議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんか。

○9番( 畑中由喜子君 )
   防犯カメラのことなんですけれども、午前中にも御質疑がございましたが、ハードディスクの交換ではなくて、全部のカメラをカメラごと取りかえるということでしたよね。

○総務部長( 太田圭一君 )
   そのとおりでございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   そうすると、今度交換するものは新しいSSDのものということでよろしいですよね。ちょっとこのカメラのこととはずれるかもしれないんですけども、いただいた資料に捜査照会件数というのが出ています。約3年間で合計105件、これはみんな神奈川県警察からの照会ということでよろしいですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   そのとおりでございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   そのうち葉山町自身が必要とする内容だったというものはあるんでしょうか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   内容につきましては、葉山町が必要になったというのは町自体がというものはございません。警察のほうの照会により、照会件数でいきますと66件なんですけど、各カメラごとに振り分けるとこういう件数になっておりまして、計105件ということで、105件全てについて警察からの照会でございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   これ、警察の秘密に当たる、機密に関するものになるのかなということも思いますけれども、最近テレビで非常に防犯カメラの何ていうんでしょう、重要性、事件解決に向けての、それがしきりと報道されていますんで、ある意味悲しい世の中になってきたなっていうのはあるんですけども。必要なものという考え方もありますけれどもね、非常にプライバシーにもかかる問題でもあり、何ていうんでしょうね。テレビで拝見している限りは、ある事件が起こって、それの解決のためにこういうことで防犯カメラをチェックさせてほしいという、そういう状況なのかなと、実際はわかりませんけれどね。という感じで拝見しているんですが、これらはどういう感じになるのか、設置者である葉山町に対してどういう理由でチェックさせてほしいということになるか。その辺は明らかにされているのかどうか、伺います。

○総務部長( 太田圭一君 )
   葉山町ではですね、運営に関する要綱を定めまして、これは条例化どうのという話はよく私どもも聞くんでございますが、今のところ取扱説明書的なものでございますが、この中で法的に根拠のあるものについて、それが防犯カメラを必要と、その情報、映像を提供してくれということで、法的な根拠があるものについて許可して提供しておるものでございます。それについては、まずメーンはやはり100%今のところ犯罪捜査についての申請でございますので、そういうふうに取り扱っておりますが、それとですね、抑止効果というところもあるということでございまして、それについては防犯カメラを設置しておりますという一部ちょっとはがれちゃっているところもあるんですが、しておりますという表示をして抑止効果を高めているというところでございます。

○9番( 畑中由喜子君 )
   それともう一つは、いつごろから故障をしていたのかということなんですけども、それはいかがですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   1台につきましては7月の後半ごろ、それでもう1台につきましては、これにつきましてはですね、故障が完全になったのはやはり最近ではございますが、どうも調子が悪いなというのが2月ごろでした。ただ、それがよかったり悪かったりしていたので、エアコンではございませんけれども、とりあえずもちこたえていましたが、最近やはりだめだということで補正予算を計上させていただいたことになっております。

○9番( 畑中由喜子君 )
   これが本当に必要なものであれば、決して間があいちゃいけないものだと思うんですよね。今回、偶然にもこの3台全てが補正予算にぎりぎりということで間に合ったので、補正予算で提案ということであればいいんですけども、本当に必要としているという考えであれば、それこそ専決処分なりする必要があるんじゃないかと逆にね、と思うんですけども、そのタイミング的にはどうだったんですか。専決処分の必要まではなかったということでよろしいですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   そこまでいろいろ検討したんですけれども、それだけではなくですね、他のカメラもございますので、ちょうど議会の時期と近くございましたので、補正予算で提案させていただいたものでございます。なお、緊急を要する場合については、そういった措置もとる考えはございました。

○9番( 畑中由喜子君 )
   最後にしたいんですけど、これほどまでに警察情報として必要なものであるとすると、なぜ町が設置するのかということが非常に問われると思うんですよ。決して安いものじゃないですよね。それと、たったの3年しかもたない。その都度更新していかなければならない。未来永劫お金がかかり続けるというものですよね。国道についているものであって、県の管轄、しかも利用者は県警ということになると、これ町民の方に対しても町として説明がつくのかどうかという思いが非常にあるんですけれども、改めて町長、県にきちんとお話をしていただいて、県の予算で対応していただくべきではないかなということを思うんですけども、いかがでしょうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   設置の当初からそういった議論もありまして、いまだにそういう視点では警察の安全・安心づくりの一環でやっていただけるのが一番いいんじゃないかというふうには思ってはおります。ただその後、県のほうから各地区における防犯カメラの設置の補助などもですね、始まったりしておりまして、どちらかといいますと、むしろ地域で防犯カメラ設置することが最近進んだというふうに感じておりまして、確かにこういった維持費が高額だということを感じますと、改めて声を上げるにはいい機会かというふうには思いますけども、どちらかといいますと体制的には地域で防犯カメラの設置を独自で判断していきましょうという流れですので、維持管理に関する補助もつくってほしいというような言い方でですね、御提案させていただきたいなというふうには今、考えているところです。

○1番( 横山すみ子君 )
   太田部長に伺いたいんですけれども、防犯カメラの要綱で法的に根拠のあるものについては映像を提供するということであれば、見せてくださいと言われたときに、何を調べたいのでというのは当然伝えられるものなのかなと。ただその内容については聞いた側、町としては口外することはできないということではなくて、見たいから見せてくださいなんですか。提供する場合の手続というか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   今のところ警察だけなんですけれども、手続については書式がございまして、警察のこういう犯罪捜査のため何月から何月何日の映像を提供してくださいということが葉山警察署長等から依頼があって、それについて提供するという形でございます。何でも見せてくれというわけではございません。

○1番( 横山すみ子君 )
   しつこくなってしまうんですが、実は地域でもつけまして、やはり情報提供をという依頼があって、犯人検挙につながりましたと。これは地域としては不審な方が通った、後で役に立つということだったんですが、今回の場合は不法投棄がわかりましたということで、つけてよかったのかねとは思ったんですけれど。幾ら県道・国道だからといって、犯人捜査のためって言われたら、その5文字ぐらいで見て御報告もなしということですか。

○総務部長( 太田圭一君 )
   犯罪捜査のためという趣旨で、その日時だとか、そういうことは書いてございますが、報告はございません。

〇8番( 窪田美樹君 )
   説明の中で、7月後半に壊れてしまって、今、もう9月の始め。葉山って夏には観光客の方とか、夏ならではのお客様がいらっしゃるかと思うんですが、そんなときに必要性がなかったと感じてしまわれたことがとても、夏だからこそとは思うので、専決なり何なりの対応をすべきだとは思います。先ほど町長の言われた中では、地域に、県は地域にというお話、防犯カメラ、地域でということなんですけれど、残念ながら29年度地域にという防犯カメラの補助金が県から出ましたけれど、やはり地域でというと地域の周りの方の賛同を得ないと、やはり今言われているようなプライバシーというところで全然進んでない。270万補助金で、結局50万円しかその補助金は使われていない。半分どころ、3分の1弱ぐらいしか使われてないというところでは、やはり県にも地域でって言われているけど、そこは防犯力というのは難しい。そっちもやるけれど、国道・県道に設置も県の補助が必要だって、あえて県が地域も必要というところはわかるけれど、そこだけでは補えない部分があるんだからということを強く言っていただかないと、葉山町はずっとこのお金を負担していかなければいけないというところはきちんと県にお願いしてください。

○町長( 山梨崇仁君 )
   おっしゃることはよくわかりました。機会を捉えて要望事項として上げてまいりたいと思います。

〇7番( 近藤昇一君 )
   午前中の質疑の中でも出ていたんですけども、草津町の親善交流事業で、これは当然金額をふやしたんで、金額を更正しなきゃどうしてもこれならないんですけど、件数については前年度比でどういうような状況になっていますか。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   すいません、ちょっと今、手元に細かい件数がないので、また決算の委員会のときにお示しさせていただければと思います。

〇7番( 近藤昇一君 )
   当然件数はふえているんではないのかなとは思うんですけどもね。ただ、町長もあらゆる手をという話もたしか聞いたと思うんですよ。姉妹都市での困難が。今はあれですか、8割方と言っていましたかね。お客さん帰ってきているのが。でも、2割はまだ落ち込んでいるわけですよね。そういう面では、ほかの支援策というのは今、まだ考えてないですか。とりあえずこのね、宿泊支援、これだってもっと充実してもいいわけですよ。昔は2泊までやっていたわけですからね。そういったのもあるけども、ほかにも何かそういう姉妹都市。来年が50周年の記念ですよね。それに向けて何か考えているのかどうか。

○町長( 山梨崇仁君 )
   全体の宿泊客の底上げという話にはつながらないかもしれませんけれども、葉山町と草津町のつながり、今、議員がおっしゃった50周年ということも来年ありますので、こちら側からの行かれる方々の増に向けて議論を重ねてまいります。しております。その中でスキー場があいた状況で規模が縮小してしまったこともあって、スキー教室そのものの開催についても心配をしているところがあります。中で議論をしている段階ではあるんですが、以前から議員の皆様からもいただいている、草津のほうに葉山からバスで行けるような流れをつくれないかという御提案に基づいて、草津町、今、私、ベルツ博士についていろいろと勉強しているんですけども、ベルツ博士の記念館もありますので、草津町を知る、ベルツ博士は両町を知ったベルツ博士を知るというような目的の中で、草津町にいろんな施設もありますから、そういったものを見学をするということを目的に行っていただけるようなツアーを組めないかという中で議論をしているところです。先方からも湯もみ体験をしてくれてはいかがですかという提案だったりとか、いろいろ御提案もいただいているので、本当はスキーに限らずがいいんですけども、まずはスキーのときに先方もおもてなしの機会がいただけるときがありますから、できれば同じときに行ければいいなという今、中での調整を図っているところです。

〇7番( 近藤昇一君 )
   ぜひね、その際に、この宿泊助成がより充実していれば、お客さんもたくさん来るんじゃないかなと思いますんで、よく御検討をお願いいたします。

〇議長( 伊東圭介君 )
   ほかに質疑いかがでしょうか。

〇8番( 窪田美樹君 )
   子育てのアンケートなんですけれど、5年で改正はもともとわかっていたことだと思うんですが、なぜ当初の予算に組まなかったのか、教えてください。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   こちらの計画なんですけれども、子ども・子育て支援法に基づく計画書ということになっておりまして、国・県からの通知がですね、当初予算のときにまだ来ておりませんで、当初予算にはのせることができませんでした。

〇議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑はございませんか。

〇8番( 窪田美樹君 )
   計画が終わるのはわかっているわけですよね。だけど、どうやって次の計画を立てるか、アンケートを取って進めなさいとか、そのやり方が国のほうから来なかったので当初に組めなかったということでしょうか。

○福祉部長( 仲野美幸君 )
   おっしゃるとおりでございます。

〇議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんか。

○6番( 山田由美君 )
   保育園の新設に伴って周辺の道路なんですけれども、前、私、一般質問でお尋ねしたことがあるんですが、小さいお子さんやお年寄りが通るにはちょっとガードレールが欠けていて転落する危険があるような場所があるということを御質問したことがございます。今度、保育園ができますと、小さいお子さんが連れ立ってどこかに遊びに行くとかいうことで、保育園の周辺を歩く機会がふえると思います。工事をする箇所のほかにも危険個所が、小さいお子さんが通るという意味で危険箇所が目についてくるのではないかと思われるのですが、そのような危険箇所をどうするかというような何か方策は立っていますでしょうか。

○都市経済部長( 永津英彦君 )
   以前の議会でも山田議員から御指摘を受けておりまして、当然完全に危険な箇所については、そういった防護柵なりガードレールなりの設置というのは通常の維持管理の中でも考えていかなきゃいけない話ですので、今回のことに関しては、そういった意味でも前面が歩道になって、差し当たりたくさんの園児の方が出入りするということで、そういった安全策にもなるというふうに考えていますので、今後、その園の運営に基づいて必要…そこに頻繁に行くとかですね、そういったことがあればそういうところを安全策をより整備していくというのは随時考えていきます。

〇議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございますか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
   これより討論を行います。討論はありませんか。
   ございます。まず原案に反対者の発言を許します。ございますか。
   なければ、次に原案に賛成者の発言を許します。

〇10番( 待寺真司君 )
   10番 待寺真司です。議案第31号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)につきまして、賛成の立場で討論に参加をいたします。
   まず、今回の補正予算につきましては、一般会計では4億3,057万4,000円を歳入歳出にそれぞれ増額補正し、補正後の予算額を101億1,805万1,000円とするものでございます。大きな差額の補正がされた…大きな金額が補正された要因としては、平成29年度の一般会計決算が確定したところによります。すなわち、平成29年度歳入歳出決算差引額約5億7,700万円、ここから翌年度に繰り越す財源約2,600万円を差し引いた約5億5,100万円を30年度に繰り越し、当初予算額2億円に差額の約3億5,100万円を増額補正し、繰越金が確定したものでございます。その繰越金を財政調整基金に1億円、公共施設整備基金に2億8,000万円と積み増すことができ、それぞれ財政調整基金は約6億9,600万円、公共施設整備基金につきましては11億4,800万円が積み増すことができました。今後の公共施設整備に当たり、大きな財政出動が見込まれる中、公共施設整備基金に11億を超すお金が積み増せたことは、財政運営が順調に進んでいるものと高く評価をさせていただきます。
   また、繰越金の確定についてはいろいろな御意見もありますが、例年どおり5億を超えるお金が出ております。これについては決算の中で詳しく審査をされると思いますが、こちらに関しても順調な運営ができたものではないかというふうな判断もしているところでございます。
   さて、歳出のほうにつきましては、さまざまな事業費が計上されておりましたが、福祉文化会館の空調設備とか、防犯カメラ等が故障が発生したらぜひ早急に対応していただくほうがよいと思いますので、今後、対応方をどうぞよろしくお願いをいたします。
   そして、地域医療介護総合確保基金事業費補助金を活用をすることにより、来年の1月開設予定の地域包括支援センターが増設されることは、葉山町の福祉の向上に資すると考えます。こちらも評価をいたします。
   また、道路整備事業においては、新設される葉山の保育園の安全性を担保するために道路改良整備の周辺の整備事業が計上されました。葉山の保育行政にこれまで長年にわたり多大なる御尽力をいただいている風の子保育園が定員を40名と大幅にふやして開園されることは、将来にわたり安全・安心な保育が担保されるものと高く評価をさせていただきます。その建設予定地の安全性を高めるための道路整備事業と認識をしております。これが早い段階で計上されたことは大いに結構なことだと思います。ぜひとも、質疑の中でありましたけれども、開設がしっかりと行われるように、これからも町も協力して、事業者とともに神奈川県と協議を進めていただければと思います。
   さて、最後になりましたけれども、今回の31号の予算前に撤回がございました。その件について一言だけ言及をさせていただきます。ぜひ、撤回というような形になりましたけれども、やはり地域の皆様方にとっては、バス停の屋根というものについては早期の実現を要望されているところもございます。どうか、町長におかれましては、新しい対案、そしてまたどのように協議を進めていくのか、そのロードマップをぜひ示していただきまして、できれば平成30年度中の完成を望むところですが、慌てず、急がず、そしてしっかりと確実な皆様が喜べるような提案をぜひ心待ちにしておりますので、そのロードマップがもしできましたら早急に議会にお示ししていただきますことを心よりお願いを申し上げまして、議案第31号の私の賛成討論といたします。

〇議長( 伊東圭介君 )
   次に、原案に反対者の発言を許します。ございませんか。
      (「なし」の声あり )
   それでは、原案に賛成者の発言を許します。ございませんか。
   ほかに討論がなければ、以上にしたいと思いますけれど、よろしいでしょうか。討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
   これより採決を行います。議案第31号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
〇議長( 伊東圭介君 )
   日程第19「議案第28号教育委員会委員の任命について」を議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○総務部長( 太田圭一君 )
   議案第28号について御説明いたします。
   現委員であります鈴木伸久氏の任期が平成30年10月31日をもって満了しますが、鈴木氏を再任したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
   以上で説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。

〇議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
   質疑はございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
   これより討論を行います。討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。
   これより採決を行います。議案第28号教育委員会委員の任命については、これに同意することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第28号は同意することに決定いたしました。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
〇議長( 伊東圭介君 )
   日程第20「議案第29号人権擁護委員の推薦について」、日程第21「議案第30号人権擁護委員の推薦について」の2件を一括議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○総務部長( 太田圭一君 )
   議案第29号及び第30号について御説明いたします。
   現委員であります秋山満江氏及び小松原榮氏の任期が平成31年3月31日をもって満了いたしますが、両氏の再任を法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。
   以上で説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。

〇議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりましたので、これより一括して質疑を行います。
   質疑ございませんか。
      (「なし」の声あり )
   御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
   これより議案29号及び議案第30号の2件について一括して討論を行います。討論はありませんか。
      (「なし」の声あり )
   討論なしと認めます。
   これより1件ごとに採決を行います。初めに、議案第29号の採決を行います。議案第29号人権擁護委員の推薦については、原案のとおり推薦に同意することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第29号は原案のとおり推薦に同意することに決定しました。
   次に、議案第30号の採決を行います。議案第30号人権擁護委員の推薦については、原案のとおり推薦に同意することに賛成の方は起立願います。
      ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第30号は原案のとおり推薦に同意することに決定しました。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
〇議長( 伊東圭介君 )
   日程第22「報告第2号健全化判断比率の報告について」、日程第23「報告第6号資金不足比率の報告について」の2件を一括議題といたします。
   提案者の説明を求めます。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   報告第5号につきまして御説明申し上げます。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定に基づき、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率について御報告させていただきます。
   これらの4つの指標が基準を超えた場合には、財政の早期健全化や再生などを図る計画の策定が義務づけられていますが、葉山町の平成29年度決算に基づく各指標の算定結果はいずれも基準を下回っております。
   1点目の実質赤字比率は各年度の財政運営の状況を示す指標で、一般会計を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率ですが、一般会計において実質赤字は生じておりませんので、当該比率は算定されません。
   2点目の連結実質赤字比率につきましても、各年度の財政運営の状況を示す指標で、一般会計、特別会計の全てを合わせた実質赤字額の標準財政規模に対する比率ですが、各会計において実質赤字は生じておりませんので、当該比率は算定されません。
   3点目の実質公債費比率は、一般会計における元利償還金、下水道事業特別会計の元利償還金に充てるための一般会計繰入金等の標準財政規模を基本とした額に対する比率で、3カ年平均でマイナス0.7%となっております。
   4点目の将来負担比率は、地方債現在高や退職手当支給予定額など、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模を基本とした額に対する比率ですが、都市計画税など充当可能財源が将来負担すべき額を上回ったため、当該比率は算定されません。以上で報告を終わります。
   続きまして、報告第6号につきまして御説明申し上げます。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づき、資金不足比率について御報告させていただきます。
   この指標は、公営企業会計ごとの資金不足の事業規模に対する比率で、葉山町では下水道事業特別会計が対象となります。下水道事業特別会計における資金不足額につきましては、一般会計等の実質赤字額に相当する額で、平成29年度決算額は実質赤字になっていないため、当該比率は算定されません。以上で報告を終わります。

〇議長( 伊東圭介君 )
   提案者の説明が終わりました。本2件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等はございますか。

〇7番( 近藤昇一君 )
   確認です。すいません。県下でね、実質公債費比率がマイナスというところは、たしか2つか3つしかなかったんですよ。このマイナスというのが私、どうも信じられないんですけど。ということは、今回は0.5から0.7ということは、もっと下がったということですよね。公債費に占める割合というのは、非常に借金の返済が楽になったという意味でよろしいんですよね。それがね、早期健全化基準としては25%というのがマイナス、葉山はマイナスですよね。相当財政的にはいいということでよろしいんでしょうか。もっと0.7、0.5から0.7に上がったということは。

○政策財政部長( 伊藤義紀君 )
   おっしゃるとおり、財政的には比較的余裕がある状況ということになります。ただ、一様にですね、それが継続できるかどうかというところは、財政運営のほうにかかってくると思いますけれども、ポイントについても0.7ということで、通常その25%のその比率になるというところは、まず考えられないような状況となりますけれども、御存じのとおり夕張市などについてはですね、非常に高い数値を示していたというような状況もございますので、引き続き葉山町のほうにつきましても、このようなポイントが得られるような状況で、財政運営をしていくようなつもりで運営していきたいと思っております。

〇議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑はございますか。

〇7番( 近藤昇一君 )
   今ごろね、夕張なんかの例を出してもね、全然実感ないんですよね。お隣の町出すんならともかくね。そういう面ではね、私はね、いわゆる町の財政運営という面ではね、ちょっと私は山梨町政の財政運営については非常にため込みが上手だということで、いわゆる町民にどうやって還元していくのかというのもちょっと弱いなという気がするんですよね。その辺の財政運営もやっぱり企業の財政運営と違うということだけはちょっと指摘しておきたいと思います。

〇議長( 伊東圭介君 )
   ほかに御質疑ございませんか。
   なければ、これをもって報告第5号及び第6号を終わります。
   以上で本日の…(発言を求める声あり)

〇10番( 待寺真司君 )
   すいません、先ほどの私の討論の中で、数字にちょっと間違いがありましたので、後刻、議事録訂正でいいのか、それとも今、訂正を申し上げたほうがいいのか。

〇議長( 伊東圭介君 )
  私のほうで議事録については整理をさせていただきたいと思います。後ほど訂正箇所等をお伝え願えればと思います。

〇10番( 待寺真司君 )
   わかりました。

〇議長( 伊東圭介君 )
   事務局、よろしいでしょうか。
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〇議長( 伊東圭介君 )
   以上で本日の日程は全て終了いたしました。明日から5日間休会とし、来る9月12日、午前10時再開いたします。
   本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。 (午後4時39分)

 

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更新日:2018年12月28日