葉山町議会 平成30年6月7日

平成30年 葉山町議会第2回定例会会議録(第3日)

招集年月日

平成30年6月7日(木曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前 10時00分

閉会

午後 4時24分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 石岡実成 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 近藤昇一 出席
第8番 窪田美樹 出席
第9番 畑中由喜子 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 笠原俊一 出席
第12番 土佐洋子 出席
第13番 伊東圭介 出席
第14番 ( 欠員 )

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 氏名
町長 山梨崇仁
教育長 返町和久
政策財政部長 伊藤義紀
総務部長 太田圭一
福祉部長 仲野美幸
環境部長 高階歩
都市経済部長 永津英彦
教育部長 沼田茂昭
消防長 小峰守
総務課長 行谷修

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 氏名
議会事務局長 田丸良一
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 保永優香

 

会議録署名議員の詳細

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第9番 畑中由喜子
第10番 待寺真司

議事日程

1 近 藤 昇 一 【一問一答式】
  (1)国民健康保険
  (2)地域経済の活性化
  (3)まちづくり条例

2 土 佐 洋 子 【一括質問一括答弁式】
  (1)東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取組み

第2 議案第 1 号 専決処分の承認について(葉山町指定地域密着型サービス事業者等の指定に関する基準を定める条例の一部を改正する条例)

第3 議案第 2 号 専決処分の承認について(葉山町税条例の一部を改正する条例)

第4 議案第 3 号 平成30年度葉山町一般会計補正予算(第1号)

第5 議案第 4 号 葉山町災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例

第6 議案第 5 号 葉山町税条例の一部を改正する条例

第7 議案第 6 号 葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例

第8 議案第 7 号 放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例

第9 議案第 8 号 葉山町小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例

第10 議案第 9 号 葉山町介護保険条例の一部を改正する条例

第11 議案第10号 工事請負契約の締結について(消防庁舎空調設備改修工事(機械設備改修及び建築改修))

第12 議案第11号 財産の取得について(高規格救急自動車1台)

第13 議案第12号 財産の取得について(高規格救急自動車車載資機材1式)

第14 議案第13号 人権擁護委員の推薦について

第15 報告第 1 号 平成29年度葉山町繰越明許費繰越計算書(一般会計)

第16 報告第 2 号 平成29年度葉山町事故繰越し繰越計算書(一般会計)

第17 報告第 3 号 土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告について
 

議事の経過

 

議長( 伊東圭介君 )

    おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
    直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
 

議長( 伊東圭介君 )

    日程第1「一般質問」を行います。
    第1番、7番 近藤昇一議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。

7番( 近藤昇一君 )

    それでは、7番 近藤です。通告に従いまして、3項目にわたって一般質問させていただきます。
    まず第1には、国民健康保険について伺っておきたいと思うんですけども、まずその国民健康保険、通告にはないんですけども、保険料がね、先月の25日に国民健康保険運営協議会っていったっけ、そこで決定されていると思うんですよね。これは議会には何も報告はされない。今回そのことについて通告はしてなかったんですけどね。聞かなければ議会への説明はないということでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    例年ですね、すいません、例年運営協議会の後に告示という形で公表はいたしますけれども、議員の皆様にお時間をとっていただいてという、御説明会などは開いておりません。

7番( 近藤昇一君 )

    過去ね、保育料、これについては議会の中で議論があって、保育料を値上げするときは議会に報告すると。本来だったら条例化して、議会の同意を得るのが本来の筋ではあるんですけどね、なかなか町側が抵抗しまして、少なくとも、じゃあ議会には報告しなさいという話になって、この間やられていて、ここのところ報告がないんでどうなっているのかと思ったら、値上げがされてないということで報告がされてないと思うんですよ。ですけども、保険料、国民健康保険料、過去ずっと考えてみたら一度も報告がないなと。さきの予算の委員会でしたかな、今年度の国民健康保険料は値上げは抑えるための予算を組んでいるというお話だったんですけども、その点はいかがなんでしょう。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    保険料の値上げを抑えるというか、調整をとりながらということで、全く値上げはしないということは申してないと思っておりますし、前年度との、29年度と30年度の都道府県化によってですね、保険料がぐっと上がるとか、そういうことはないように、町民の負担を考えて保険料は調整して努めていくということで、今年度はそのような予算編成をしております。

7番( 近藤昇一君 )

    ということは上がったということですよね。保険料は上がったと。それで、その際ね、私も傍聴しましたけども、傍聴人に資料が渡されました。そこには値上げされたというところの資料、あるいはその根拠となるようなさまざまなものが出てきました。しかし、退出するときにそれ没収されました。町長、どんなもんでしょうね。これはね、情報公開かければ出てくるんですよ。過去何度かそういう思いもしましたけど、もう今回情報公開をしなかったんですよ。以前そういう話もしたんで、今回はね、そのままいただけるのかなと思ったら、やっぱり没収だって言われたんで、素直にお返ししましたけど。いまだに議会、誰にもその資料は渡ってません。町長、いかがお思いですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    資料については町の中の審議会のルールの中でいろいろ、さまざまな委員会によって今、さまざまなことになっているんですが、この国民健康保険運営協議会についてはやはり公表の前であったので資料を返していただいたということで、今回は対応させていただきました。

7番( 近藤昇一君 )

    本題にまだ入れないで申しわけないんですけどね、町長、その辺ね、少なくとも、今、部長はそういうふうにお答えですけども、最終的に公示されて決定されたんであればね、同じような資料をなぜ議会に配れないのかね。要求しなければ出てこないのかね。やっぱりそれは違うんじゃないかと思うんですよ。私どもは認識としてね、ことしは保険料は上がんないんだという認識がありました。外部の人にも、今年度は町は上げませんという話ししました。しかし、実際は上がっているんですよ。その資料もいただけてないと。ね、議員でも情報公開かけろよって言われるのかもしれませんけども、少なくとも先ほど言ったように、保育料についてはね、議会に報告がある。しかし、国民健康保険料については議会には報告がない。資料も出ない。やっぱりこれは変えていただきたいと思うんですけどね。議会のほうからそういう正式な申し入れをしなければ、例えば議運を通じてね、やっていただけないのかどうか、その点伺っておきます。これ町長にお答え願いたいと思います。

町長( 山梨崇仁君 )

    大変申しわけありません、私自身は通告にないと言ってしまっては言いわけなんですけども、細かいその…決裁をしたのは覚えているんですが、変更の内容について今お答えできないので、細かくは申しわけないんですけども。基本的にはですね、金額が上がる上がらないという考えではありませんので、特にことしは激変緩和措置を施した最終年度になるために、それにより、上がる方、下がる方というのは当然出てくると思っています。そういった方々の負担を考慮した設定を担当課と議論をして、この中でおさまるようにしましょうということでして、設定をしていますので、上がっているというふうに決められてしまっても困りますし、下がっているというふうに決められてしまっても困る。それぞれに応じてですね、変化があるんではないかというふうには思いますが、総じて大きな変化や大きな負担がかかるような、もしくは全体的にお金が、基金が足らないがゆえに保険料を上げているという状況は起きてないというふうに思っております。大きな変化ではないというふうに思います。それぞれもちろん上がっている方もいらっしゃいますけども、繰り返しですが、下がっている方もいらっしゃるとは思います。
    その上で、今の審議会のお話なんですけども、これまでの流れの中でお渡しをしてなかったことだと思います。そういった御要望が今ありますので、また改めて、どういった時期に、どういうふうにお示しをするかについては検討をして、お知らせが必要であるということであればお知らせをしていくべきだったというふうに思います。

7番( 近藤昇一君 )

    少なくともね、先般も議会か委員会で取り上げたんですけども、教育委員会のね、会議は何か傍聴資料はいただけるようになったという話は聞いているんですけども、町側の審議会がね、まだそういうふうな状況でね、いるのかなと思ったんです。決定されてないいうんだったら決定された段階でね、何らかの措置、例えば傍聴に行った人にはね、渡せるとか、あるいは、そういう重要な問題があったらもう議会に…別に紙ベースじゃなくたって今いいわけでしょう、こういうのがあるわけだから。そこに送るというだけでもって、それで済むわけですから、できると思いますんで、ぜひこれはね、改善していただきたいと思います。実際に1人当たりの保険料という比較すれば上がっているんですよ。ね。そのことは事実なんです。これはまた改めて、少なくとも傍聴に行ったときに渡された資料ではそのようになっていました。
    その上でね、まず、国保のいわゆる都道府県化に絡めて伺っておきたいんですけども、今年度から御承知のように都道府県化がされて、だけども、国保のその保険料の額を決めるとか集めるというのは引き続き町の仕事になっているということでよろしいですよね。この狙いですよね。狙いが何なのか。その最大の狙いというのはやはり公的な医療費、これを恒久的に抑制するためだと。これが目的になっているんですね。全国の自治体で行っているその国保料を引き下げるための一般会計からの繰り入れ、これを特記して、その分を保険料に添加するように国のほうは主張してきたと。そのことによって、これ以上の負担を防ぐには医療費を抑制するしかないという意識を根づかせて社会保障費削減を行うため。この全体で一般会計からの法定外繰り入れなくせば、全国平均で約1万円の保険料のアップになるんです、上がると。これがもう年々上がっていくというふうな状況になります。
    そういう中でね、全国の知事会では国保の構造問題の解決策として一つに、保険料をせめて協会健保の保険料並みに引き下げるために1兆円の公費負担増を行う。2番目に、子育て世帯の保険料を高騰させる要因である均等割を見直す。3番目に、子供の医療費無料化を行う自治体に対する国庫負担額の、国庫負担減額のペナルティーはやめる。これらの要望を出しているんですけども、この要望に対して町はどのような見解をお持ちでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    町といたしましても、国民健康保険制度の安定化を堅持をしていくために、国に対して財政支援の拡充における国庫負担の要望等を行うとともに、神奈川県国民健康保険運営方針に基づき安定な財政運営並びに効果的・効率的な国保運営の推進の確保のために、県と調整を図ってまいりたいと考えております。

7番( 近藤昇一君 )

    ぜひね、この立場で町も国に対しての要望、あるいは町独自の施策というのを展開していただきたいなと思っております。
    次に、都道府県化と繰り入れ解消について伺っておきます。先ほど言いましたように、厚労省がね、この念願だった国保の都道府県化、これをスタートさせながら、初年度に繰り入れ解消と住民負担増の目的を全面実施できなかった。この要因はやはり加入者の貧困化と高齢化、国保料の異常な高さ、これによって国保制度の矛盾を覆い隠せなくなったことにあると。今や、国保の制度疲労は限界点に達していると。大幅な住民負担増を簡単に実施できないところにきていると…いるんではないかと思います。しかし、厚労省はこの負担…一般会計繰り入れの解消を6年かけてやるんだというスタンスでいるんですけども、町もそのスタンスで進めていくのかどうか、その点を伺っておきます。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    やはり、この4月から都道府県化になりましたので、神奈川県の運営方針に従いまして進めていくようになると思いますが、やはり解消をした場合には国民健康保険料の上昇に直接結びますので…結びつきますので、解消するに当たっては計画的・段階的に行うべきだと思いまして、今の時点で6年間で全てするとか、そういうことは決めているとこではございません。ただ、計画的に行うという指導はしておりますので、保険料の上昇などを見ながらですね、検討していきたいと思います。

7番( 近藤昇一君 )

    今現在、繰り入れを全額なくすということで保険料というのはね、大体どのぐらい平均で上がるという思いですか。まだ…それ通告してないから数字は計算してないか。してませんか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    細かくはしておりませんが、今、ことしは9,000万入れておりまして、被保険者数が9,000人ぐらいですので、1万円、簡単に計算すれば1万円になるかなと。本当に、きちんとした資料のもとではございませんが、概算ではそうなると思います。

7番( 近藤昇一君 )

    先ほども言いましたようにね、国保の世帯構成が、ものすごく今変わっているんですよね。昔は農業とか漁業とか商業、そういうような人たちが中心だったんだけども、今は高齢者とそれから、いわゆる非正規の方たちとか、そういう方たち、いわゆる本当の低所得の方たちが中心となっているこの国保制度になっちゃっているんですよね。そこの構造的な変化から、やはりそういう中でも、今、協会健保よりも圧倒的に、倍近くの保険料を払わされているという状況の中で、一般会計からの繰り入れ、今、部長が言われたように、計画的に、段階的になんて言ったって、最終的には1万円以上の値上げがね、押しつけられるという状況、これに耐えられるのかどうかなんですよ。実際に、後ほど、あとまた取り上げますけども、お金がなくて医療費払えないと。医療機関に通えないと、行けないということで手おくれになっている方も全国では、調べただけでも六十何人実際いると。6月の…5月か。5月30日の毎日新聞では、青森では6人亡くなっていると、経済的理由で。という調査もあるんですよね。そういう面では、高過ぎる保険料、これ解消するために何としても国の方針、県の方針、その運営方針ありますけども、抵抗すべきじゃないかと私は思うんですけども、いかがでしょうか。もう運営方針決められたら、もうそれでしょうがないという形でね、被保険者にその負担を押しつけていくのかどうかなんです。

町長( 山梨崇仁君 )

    法的に定められたことであり、その流れに乗らないというわけにはいかないところは正直ございます。そこは近藤議員も十分御理解いただけると思うんですが。その段階において町として、地方自治体としてしっかり声を上げていくこと、被保険者としてですね…被保険者の方々に一番近い立場にある者としての意見を上げることで、そのあり方についてはさまざまな検討を促すこともできるというふうに思います。ただ、今、県のほうで料率を定められておりますし、それが徐々に徐々にですね、しっかりとした町の固定費として固められていくところがあると思いますので、そういった面については従わなきゃいけない出口を考えますと、我々、市町村の財政も厳しいという前提から考えますと、非常に苦しいところではありますけども、国保運営についてはある程度国と県のですね、方向性に従わざるを得ないところがあるというところも御理解いただければと思います。

7番( 近藤昇一君 )

    県のね、方針はありますけども、この一般会計からの公費の繰り入れについての政府の公式答弁、国会での公式答弁は、国保会計の公費繰り入れは自治体で御判断いただくというのが公式判断…答弁なんですよね。いわゆる、国会での国の答弁、やっぱりそれが優先するべき私は…だと思うんですよ。だから、やむを得ない、やむを得ないで負担…これ本当に人の命にかかわる問題、発展する可能性が十分あるんでね、やはりそこは防波堤になるべきじゃないかなと、町が、私はそう思います。これ引き続きね、何度も取り上げなきゃいけないと思います。
    次にその保険証の取り上げ、これについて伺っておきたいんですけども。これ予算審査でも決算のときでも明らかになったのかな。2015年の8月に、保険料滞納者の被保険者証等の取り扱いに関する要綱、これを改正しましたね。これまで滞納期間が10期以上、20万円以上としていたものを、一律滞納期間10期以上というふうにしたんですよね。そのことで20万円以下の滞納者も、いわゆる少額滞納者も短期証の対象になったということで、一気に短期証の発行が増加しました、この年度。予算審査でね、1月の…1月現在で短期証発行が225世帯という報告で、その短期証の期間内に本人に渡らずに無資格になっている世帯が89世帯ある。保険証を持ってないんですよ、正規の保険証ね。それが89世帯だと。これは要綱の改悪によって短期証を増加させて、窓口に取りに来ない対象者を放置して無資格にしているということじゃないかと。これはこの保険証の取り上げと同じですよ。でね、国のほうはどうしているか。2009年の厚生労働省通知では、世帯主が市町村の窓口に納付相談に来ないことにより、一定期間これを窓口に留保することはやむを得ないが、留保が長期間に及ぶことは望ましくない。有効期限内に手元に届かない場合は電話連絡や家庭訪問等を実施し、資格管理を適切に行うための措置を講ずることとしている。つまり、市町村、遅くとも被保険者証の有効期限までに手元に届くように努める必要がある。市町村窓口交付というのは、接触の機会を…接触の機会を設けるものですから、納付がなくても交付しなくてはいけないということになっているんですよね。この間、この89世帯、どうなっていますか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    29年度末までの…予算委員会等のときにも町長への質問もございまして、30年度よりですね、今何もお持ちでない方についてはまた改めて接触の機会を持つということで、連絡をとるようにいたします。そして、実際相談に窓口に来ていただかなくてもですね、電話等で照会があった場合でも、今、病院に行きたいんだけどということであれば、納付がなくても保険証はお渡ししておりますので、実際の取り上げということではないと思っておりますし、また、保険証がなくても医療機関、資格がないわけではございませんので、医療機関によっては診ていただけますし、私たちそこの…やはり保険料をしっかり納めてくださる方もおりますので、そういう方との均衡もございますので、一応、相談機関を、相談の機会をつくりたいということで、この短期証なりの対応をさせていただいておりますが、引き続き窓口に来られない方には、またより違う方法でその方との接触をできるような方法を30年度やっていきたいと思っております。

7番( 近藤昇一君 )

    だから、この89世帯はどうなっているのか。減っているんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    5月末で88世帯になっておりますが、1件は減っておりますけども、今の88世帯の方には連絡をまた新たにとってということを進めてまいります。

7番( 近藤昇一君 )

    家庭訪問してまでもと言ってはいるんですよね。この80件家庭訪問するその、何ていうんですか、手はあるんですか。私は不可能だと思うんです。89世帯にね、一人ひとり、電話連絡とれなければ…国が言っているんですよ、電話連絡や家庭訪問等を実施して資格管理を適切に行うための措置を講ずることって言ってるんですよ。今、88世帯まだ残っている。送ったらどうですか。ね、部長は先ほどそのようにね、言ってくれればと言うけど、本当に弱い方たちはね、言えないですよ。言えばもう督促されるんじゃないか。もう保険証ない、もう行けないなと、そこでもう諦めているんですよ。それでここに、先ほど言ったように、全国で60、青森で6人だったかな。青森で6人亡くなっていると。全国では六十何人亡くなっているんですよ。そんな思いをね、葉山の町民にはさせたくないと思っているんですよね。かつては、昔は保険証というのは無条件に送られてきてたんですよね。途中から国のほうの方針もあって、短期証、資格証ということでそういう方にはもう送らなくなったというふうな形ですよね。短期証に…短期証の発行については切りかえのときにはもう、切れてしまえばそこでおしまい。窓口に来なければ渡さない。先ほど言ったように、窓口に行けば督促されるだろうな。でも、今お金ないよね。まさか、ね、全額医療機関で払うこともできないということになると、もう我慢するという状況ですよね。改善する方策というのは今言われた方法しかないですか。いわゆる、そういう方にはもう送るとか。例えば、じゃあ、こういう世帯の中で15歳以上の子供がいる世帯というのはあるんですか。ここはもう無条件に渡さなきゃいけないはずですよ。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    年齢別の資料等をきょうは持っておりませんけれども、葉山町は今は送っておりませんけれども、相談の機会、まして納付についてになりますけども、やはり相談の機会を持っていただいて、それでお渡しするという形で、前年よりは一歩前進ということで、そのままではなくて、より連絡をとれるというか、お会いできるような方法で努力してまいりたいと思っております。

7番( 近藤昇一君 )

    町長、この88世帯が保険証渡ってないという状態、どうお考えですか。もうやむを得ないですかね、お金がないから。そこでもって医療が遅延してしまうということもやむを得ないと。おまえ、お金払ってないんだからしょうがないじゃないかということで済ませられるんでしょうか。

町長( 山梨崇仁君 )

    もちろん近藤議員がおっしゃるような状況があってはならないというふうに思います。ただですね、やはり未納、払えないという状況については、その払えないという状況について、私たちのほうで相談をさせていただく機会というものを設けることがとても大事なことだというふうに思います。出てもこれないんだと言われてしまうと、大変答えに窮するところがあるんですけれども、そこを何とか出てきていただくことで、近藤議員もかねてからおっしゃっている生活再建の道につなぐこともできる可能性がありますし、そういった面についても何か糸口があればというところが、私たちも常々考えるところではありますので、まずは今、仲野部長が申し上げたように、こちらから個別に連絡をとるということを努力させていただいて、それでその結果がどうなるかということについても、いましばらくお時間いただいて、見ていただけたらなというふうには思います。

7番( 近藤昇一君 )

    あのね、税金滞納とね、わけ違うんですよ。命にかかわる問題。税金だって大事な問題ですけども、命にかかわるものだから、これはやっぱり町としての対応というのは別の対応をね、やはり考えるべきじゃないかなと。だから無条件に、一定の期間来てしまったら、保険証を、その短期証であっても送ってあげると。引き続き接触の機会を努力…接触についてのその努力は引き続きやっていくというそのことをしないと、だって、国だって言ってるじゃないですか。ちゃんと渡しなさいよと、有効期限までには手元に届くように努めなさいと言ってて、葉山で、こんな小さな町でもね、88世帯も保険証が渡ってないという状況というのは、これは改めるべきだと思いますよ。税金が滞納されて…滞納してその差し押さえの間にね、いろいろとその相談をしながら生活再建に向けていく、これはいいですよ、当然ね。国民健康保険料の場合にはそういうのと同時に、保険証というものが出てくると命にかかわる問題が出てくると。先ほど部長も言ってましたように、15歳以上の家庭にはもう無条件でもって渡さなきゃいけないはずです。これ国の方針のはずです。それもまだ把握されてないということになると、ちょっと、すごく不安なんですけどね。ぜひね、こればっかりやってられないんで、改善の方策をね、少なくとも決算のときまでにこの88件というのはなくなっているというような状況をつくり出していただきたいと思うんです。それには一つ…方法は一つしかないと思います。私、多分ね、職員がね、88件ね、家庭訪問しながらね、会って回るなんていうのはね、実際には私は不可能だと思います。もっともっと大きなところだったら88件ぐらい回れるんだろうけども、葉山町あたりの、ね、職員の数でもってやれって、それは難しいと思いますんで、方法は一つだけだと私は思います。
    もう一つはね、厚労省が今度作成した保険者努力支援制度、この採点表というのがあるんですよね。その採点表にはね、短期証を交付する際に納付相談等の機会を設けることを採点基準にしていると。採点の基準にしているんだと。葉山はこれ短期証を発行する場合ね、その相談の機会を設けているのかどうか。これ伺っておきます。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    もう一回お願いしてよろしいですか。

7番( 近藤昇一君 )

    保険者努力支援制度ありますね。この採点表というのがあるらしいんですよ。私は現物まだ見てないんだけど、ね。その採点表の中にね、短期証を交付する際に、納付相談等の機会を設ける、このことを採点基準にしていると。いわゆる交付金のね、額決めるに当たっての採点、点数つけるわけでしょう。だから、葉山は何点満点の何点になっているのかね。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    保険者努力義務の資料はあるんですが、その採点表とかがちょっと手元にございませんので、また葉山が今何点というのはちょっと今わかりません。

7番( 近藤昇一君 )

    後ほど資料の提出を求めたいと思います。
    次に、保険料の負担軽減。先ほど全国自治会でもね、子育て支援の観点から子供にかかわる保険料の軽減、これを国に要請しているわけですけども。また、東京都議会も子供にかかわる均等割、保険料の負担を軽減することを国に求める意見書を採択しています。全国では自治体の努力でもって均等割の子供分について減免や軽減、これに踏み出す自治体も生まれています。このことを参考に、葉山町でも検討すべきではないでしょうか。こういう新しい形の国保料軽減策を導入する動きが全国で起きてきた。子供の均等割の減免や多子世帯の保険料の減免に踏み出す自治体が各地で出てきているんですけども、どうでしょう、町のほうでは。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    この件につきましては、近藤議員おっしゃるように、埼玉県などで3、4、5につきましては均等割を取らないとかいう制度をやっているということは存じているところでございますが、神奈川県内も川崎市がやっているようなこともありますけれども、ちょっと、やはり都道府県化になりましたので、神奈川県との調整なども取りながらですね、ちょっと単独で町だけがすぐ動くということにはいろいろと難しいと思いますので、その辺の状況を判断しながらですね、検討していきたいと思っております。

7番( 近藤昇一君 )

    いや、全国でやってるわけだからね、違法なことをやってないんですよ。この根拠となるのはね、都道府県化のもとで地方単独の保険料軽減に充てる法定外繰り入れは解消すべき繰り入れとして扱われますが、国民健康保険法の規定に沿った保険料の減免に充てるための導入は続けてもよい繰り入れに当たると。国民健康保険法の第77条は、被保険者に被災、病気、事業の休・廃止などの特別な事情がある場合、市町村の判断で国保料を減免できることを規定している。このいわゆる子供のね、均等割の減免とかそういうことについては、この規定を活用している。子だくさん、子供がたくさんいるということを特別な事情と認定することで住民負担の軽減を行うというふうにやっているんですよね。だから、十分法的な裏づけを持って皆さんやっているわけですよ。だから、町がそういう判断をすれば、またそういう判断をしなければ県との調整もできないでしょうし、実際にやっている自治体があるというんであればね、当然葉山町も取り組むべきだし。特にこの問題は住民税方式から徴収方法を変えましたよね、旧ただし書きに。そのことによって扶養世帯が…扶養家族が多い世帯に負担が重く今度のしかかってきて、それで軽減措置をずっととってきたわけでしょう。そういう面ではここで、この子供の均等割のね、見直し、やることによってまた子育て世帯への支援になるんではないかと私は思うんですけども、いかがでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    やはり町単独で今、この軽減などの制度につきましては時間をかけて研究していきたいと思いますので、今すぐできる、できないという判断はですね、難しいと思いますが、いろいろな状況で今きちんとした法の裏づけのもとにやっている自治体があるということは研究の材料になりますので、今後研究はしてまいりたいと思います。

7番( 近藤昇一君 )

    知事会はね、国に対しての要求になってるわけですけども、それをもとにしてね、各自治体の判断で進めてきて、多分私はこういう自治体が今後ふえてくるなという思いはしています。本当に、この国民健康保険料、今、町民の中でもね、相当やっぱり声が上がっていますよ。高い。やっぱりね、子育て世帯にどんどんどんどん、毎年値上げしてるじゃないかって言われるんだけど、実際には全体のね、何ていうのか、1人当たりの金額で言えばそう上がっていないんだけども、人によってはものすごく上がっているんです、やっぱり。何ですか、緩和措置をやったとしてもね、結果的にはもう緩和措置はここでもって切れるわけですから、もう全額負担がね、ドーンともう押しかかってきているわけですよ。ですから、毎年ね、値上げされていると。収入がふえてないのにというのがね、実態なんですよ。そういう面で、少しでも負担を軽減させてあげるという面ではね、機会均等とかそういうことを言ってたら、本当にどんどんこの滞納がふえて、そして短期証の発行、あるいは資格証の発行というのがどんどんふえていくと。そのことによって葉山町民の命がね、脅かされる、そういう事態は絶対避けなきゃいけないと思っています。
    そういう面で、町長自身もこういうものの制度があるんだから、ちょっと検討してみろという形は言えると思うんですけどね、いかがでしょうかね。

町長( 山梨崇仁君 )

    今のお話ですと、その子供世代という点ではですね、確かに扶養の控除もなくなり…といいますか、年齢が上がりまして、低年齢層のお子さんをお持ちの方には大変厳しい状況があるんじゃないかということは承知はしています。そういったことを受けて、町としましても、小学校、また今、中学校までの医療費無料化に向けて動いている最中であります。また、所得制限もないということを考えますと、そういったところでの子育て支援とですね、こういった保険の面までの手厚さをかけるんであれば、一方で高齢者世帯はどうなんだろうというふうにですね、視点も振らなきゃいけないところもありまして、全体のと言われますと、また相互扶助なのかという話になってしまうかもしれませんけども、バランスを見て判断をしなければいけないというふうにも常々、迷いながらですね、そこは考えているところがあります。町の担当のほうも…町のですね、その全体の中を見ながら、おっしゃるとおり、若い世代のほうに負担がかかり過ぎないようにということは十分配慮をしてですね、議論をしていた経緯があります。ちょっと今、ごめんなさい、手持ちにそのときの議論の資料がないもので、細かくお答えできないんですけども、しっかりその辺をですね、バランスをとれるように、一家庭、一世代に負担がかからないようにはですね、十分配慮をしていきたいというふうには思っております。

7番( 近藤昇一君 )

    あのね、ぜひこのこと、全国知事会もね、国に対して要求しているわけですから、独自に町、各地方自治体が先行してやって、問題、私はないと思うし。この子供のね、今、町長が言われましたけど、子供の部分だけでいいのかという話になるわけですよ、やっぱり、ね。やっぱりひとり親世帯とか障害者のいる世帯とか、収入がね、生活保護基準前後の世帯、いわゆるこういうところについてもね、やっぱり負担軽減、この適用がね、求められると思いますので、ぜひその辺も御検討をお願いしたいと思います。
    時間もありますので、次にちょっと地域経済の活性化について伺っておきます。まず、小規模企業振興条例というのがあるんですけど、これ2014年に小規模企業振興基本法というのが成立して、国と全ての自治体に小規模企業への支援が責務として明確化されました。小企業政策の根本的な転換を求められているわけですけども、小企業…家族経営の役割を正当に評価して、その経営振興を改善する政策方法が提案されております。各地でね、この小規模基本法を地域で生かすために、小規模企業振興条例を制定して、小規模企業の振興策を進めておりますけども、この問題について町はどのようにお考えなのか伺っておきます。

都市経済部長( 永津英彦君 )

    お調べになっていると思うので、神奈川県は条例を制定しています。近隣では横須賀市。一番近い時代で相模原市が設定をしているというところが現状の条例制定の現況だと思います。それぞれの市町…市の条例を見てみますと、当然行政の責務と、大規模事業者と小規模事業者の関係ですとか、あとは行政の責務として小さな企業に、工事発注なんかにしてみれば分割して発注するような形をして、小規模事業者を活性化していこうみたいなところが明文化されているケースが多いと思っています。現状、葉山町、今、条例化するという、即の考えはありませんけれども、商工会を通じてですとか、工事で言えば地元の土木業者にできるだけ発注できるように、賛否はあると思いますけど、分割工事の、エリアを分割して小規模事業者に受注できるような方策を考えたりというところがありますので、現状では商工会のやっている支援を応援していく形で考えたいと思っています。

7番( 近藤昇一君 )

    私もね、葉山町がいろんな工事でいろいろ努力されながら、本当に地元で仕事が回るように努力されているということは承知しております。それをきちっとね、条例化していくと。そのことで、これは単に一職員、あるいは町長がね…の方針だけじゃなくて、町の方針として決まっていくというところが、やっぱり条例化することによってでき上がると思うんですよね。もう一つね、私、不満なのは、町の施策としてね、商工政策、これ業務助成制度、一つ大きなものを私はつくったなと思うんですけども、大体商工会任せになっている。商工会でやるやつを支援していく。町の独自の施策というのがなかなか過去なかったですよね。そういう面では、その条例化することによって町も独自の施策をやはりつくっていくべきだと思っています。
    その一つとして、次に私、伺いたかったのは、今、店舗リニューアルの助成制度というのが、今年度何か全国で107の自治体で2年前から2倍にふえたと言われているんですよね。いわゆる、空き店舗とか既存のね、店舗を改装したいといった場合に、大体多くの自治体は2分の1補助、上限が50万から100万ぐらい大体、その程度の金額を補助するというような制度なんですよね。葉山においてもこの空き店舗、結構ふえてきている。葉山に出店したいという人が結構いるんですよね。そういう面から考えたら、葉山にも、条件としてはそれつけられるかどうかわかりませんけども、葉山に在住していただきたいという意味合いにおいてね、こういう補助制度というのは大いに活用されるべきじゃないかなと思うんですけども。この制度の概要としては、先ほど言ったように、地元の業者に依頼するということが一つのね、条件になっていますから、これもリフォーム助成と同じように、地域経済が循環していくと。一つの公助をやることによって、大工さんだけじゃなくて、内装屋さん、ペンキ屋さん、水道屋さん、さまざまなその業種にこれが経済効果が広まっていくという面でそのリフォーム助成。この店舗についてもやっていけば空き店舗対策にもなるんではないのかなと。人を葉山に呼び戻すという効果もあるんじゃないかと思うんですけども、町長、いかがですか。

町長( 山梨崇仁君 )

    初めに、その住宅リフォーム助成制度についてはですね、住宅のリフォームということで、例えば個人でお住まいの方が発注をして、個人の方がそのリフォームをする中でそういった、どうしても建設業、土木関係の方が多いと思うんですけども、災害時の力になるという意味では、町も単価契約を結んでいる手前ですね、そういった方々は非常に町の力として必要性を感じています。ですから、それぞれ個人の方の、例えばバリアフリー化も含めて、ニーズと、業界のニーズとまた町のニーズとですね、それぞれの合意が非常に付加価値といいますか、高いものになっているという認識をしています。一方で、例えば逗子市さんで最近取り組まれている例が幾つか聞いたんですが、店舗のリニューアルというよりも、店舗の中でのバリアフリー化。例えば、昔、座敷だったものを、今、テーブルや椅子に変えて、年配の方も気軽にお店に寄れるような構造に変えていくということを国が支援しているという事例を幾つか学んでいます。そういったことであるとですね、その利用者の方、また町民の方が利用できるようにということを、店舗のほうに町が支援することで、そこに業者さんがかかわってくれれば、非常にこれも同じように三者がですね、ウィン・ウィンな関係になれるなというふうに考えているところです。純粋にこのリニューアル一本だけですとですね、業界は確かにそれで潤うのかもしれませんけども、葉山の場合店舗の、何ていうんですかね、回転といいますか、半年前に開いたのにすぐまた閉店してしまったとかですね、ある意味、開く方からするとそのチャレンジの場であるということも聞いたことがありまして、それだけ町の価値が高いというふうに言われればそれまでなんですけども、そういった中でリニューアルの補助を町が出すことで、よりその流動性が高まるのは果たしていいものなのかと言われるとですね、できれば長くいいお店にやってほしいということは私は思っているので、もうちょっと違う面でのアプローチがあるといいなというふうには正直感じているところではあります。

7番( 近藤昇一君 )

    ほかのね、有効なそういう制度ができるんであれば、またそれはそれでもっていいんですけども。確かに葉山の場合に結構、あいたけども、1年もたずに閉店というケースも結構ありますんでね、その辺の判断も必要になってくるのかなとは思うんですけども。少なくともね、葉山町というのは町の商工会、この組織率がものすごく高いという部分であるならばね、ぜひね、商工会との相談ですか、町がどういう支援ができるのかというところがやっぱり必要かなと。その商工会任せじゃなくてね、町の支援策としていろんなこの方法があると思うんですよ。ぜひその商工会との相談というのをね、そういう面でのお願いをしたいと思います。
    次の、これはお願いしといて、あれしますけども、まちづくり条例。このまちづくり条例はまず自治基本条例に、まちづくり条例で、何で自治基本条例なんだよと言われるかもしれませんけども、先般も何かの機会に発言しましたけども、まちづくり条例という形で基本条例、理念条例つくっている自治体もあるわけですね。なので、ちょっと引っかけて通告させていただきましたけども。かつて前町長時代でしたかな、基本条例についての検討の、町民の組織も立ち上げてやったわけですけども、いつの間にか立ち消えている状況なんですけども。改めて町長に対して自治基本条例制定についての見解を伺いたいと思いますけど、いかがでしょう。

町長( 山梨崇仁君 )

    確かに平成の23年ごろにですね、森前町長のころに自治基本条例の検討をされてたことは承知をしてございまして、検討会に私も出席をしてですね、彼とお話をした上で、事実上の解散をしていただいた経緯がございます。自治基本条例というのは極めて高度な、それこそ町の憲法と言われる位置づけにあるものでございます…あるというふうに私は思っておりまして、そういった場に至るには、もっとやることがあるだろうということを議論の趣旨に私が提言したことを覚えております。その結果、その後につくりました第四次総合計画については、住民のまず参画…参加とそこでの議論の上での、同じものをつくり上げる協働の精神を磨いていきたいということを、これまで実際の現場でも体現をしてきたつもりでございます。自治基本条例のやはり趣旨は、町民の方々が町を大事にして、一緒につくっていくという意思を一つの憲法のもとに合わせていこうというところだと思いますと、今まだその道半ば途中じゃないかというふうに思っているところです。ただ、実際の他市の事例などをですね、研究していきますと、なかなか自治基本条例をつくったはいいけれどというところで、課題も見えているところも時間がたつ中で明らかになってきました。基本条例をつくることはもしかしたら文章をつくることでできるのかもしれませんが、そこにしっかりと魂が入っている状態をつくることに今、力を入れている最中でありますので、つくらないというつもりはありませんけども、それよりもやるべきことをどんどんこなしていくべきだろうというふうに考えているところではあります。協働の面につきましては、昨日来、魅力の里山の構想などではですね、いろいろと、まだまだ協働が足らないというふうに言われて、お叱りを受けてるところもありますので、しっかり町としての協働をさらに学びつつですね、本当に力携えることについて卓越した町になっていきたいというふうに思っております。

7番( 近藤昇一君 )

    それこそ鶏が先か、卵が先かというふうな話になるかもしれませんけどもね、葉山町では協働のまちづくりの指針というのがありますよね、同僚議員も取り上げていましたけど。そこでこんなことを言っているんですよね。町民や団体の協力にさまざまな方式があります。共済、委託、補助云々で、行政が独断で決めて、決定事項として町民や団体に協力を求める方式は、仮に依頼・了承というプロセスが介在したとしても協働ではありませんって言ってるんだよね。これ町がつくったんだよ。だけど、いろいろとそれが見受けられると。ね。給食センターもそうです。魅力もそうです。私、予算委員会でもって地元の意見どうしたんだって言ったら、慌てて、説明会行ったら案の定、何か結構意見が出たそうですよね、私は行かなかったけど。そういう、ね、のを根本的に改める部分でもね、町民とともにこの基本条例、やっぱり見直していくべきじゃないか。時間もありませんので、これまちづくり条例にも言えるんですよ。町だけで単独でつくるんじゃなくて、やはり町民を巻き込んでいくと。まちづくり条例、今の葉山のまちづくり条例についてのそれを施行していく職員がすごく努力しているというのは私も感じていますし、町もこれまで高さ制限、あるいは斜面地マンション、さまざまな規制をものすごい努力をされてやってきた。にもかかわらず、町民になかなか評価されない。やっぱりこのまちづくり条例についても、もう一度町民と一緒になって考えていく、そのことで町民も理解していただくという手法をね、やっぱりとるべきだと私は思いますんで、ぜひそのことはお願いしたいと思います。
    それで、最後にね、ちょっと、町長のね、基本的な姿勢について伺っておきたいんですけども、私ね、先日町民の方からね、ある集会に出席した町会議員の方が、山梨町長は葉山の人口をふやしたいので、マンション建設に賛成ですという意味合いの発言があったんだと。その方は町会議員という公式の人の発言なんで、根拠のあるものじゃないかと思うと。どうなんだというふうに私も言われたんで。いや、私自身も町長からそういう発言を受けたことないし。まず総合計画がね、マンション建設推進なんて総合計画に載ってないと。今の町並みを守りたいという、たしか総合計画だったということで、町長に確認してみると言ったんですけども、町長、本当にマンション建設に賛成で、これを推進したいと思ってられるんでしょうか。

町長( 山梨崇仁君 )

    大変残念なお話の内容だと思います。私も実は別からそういう話は聞いておりまして、近藤議員も、皆さんも御存じのとおり、葉山町にとってはリフォーム、リノベーションをして、今の町並みを守っていくことが私は大切なことだと何度もこの場で申し上げてきた手前がありまして、今回のマンションについても、立場上、条件がそろってしまった中では拒否することはできないということから、最終的にはもちろん認可をする立場にあったわけですけれども…あ、認可といいますか、町がかかわることについては決裁をする立場にあったわけですけども、私がそれを積極的に進めているということは、発言したことはありませんし、今でも毛頭そういうことは思ってはおりません。

7番( 近藤昇一君 )

    それを聞いてね、ちょっとはあれなんですけども。ただ、こういう問題については町のその基本的な姿勢ですから、その基本的な姿勢を信じて我々議会でもそれぞれ対応していると思うんですよ。これが町長がマンション建設推進派だということになれば、我々議会としての対応も違ってきたはずなんですよ。あのマンションに対しても、苦渋の選択かどうかは知りませんけども、それに対していい悪いという判断も、その根拠、ね、大もとにはこの総合計画があるわけですよね。そういう面では、議会そのものが根本的に否定される話になるんです。そういう面で大変残念なことだで済む問題なのか。そういう、何人か…何人集まった集会か、私、聞きませんでしたけども、そういう場で議員という公的な立場の人が、ね、町長がそういう考えだということを言った。大変残念です。そこで終わるんですか。

町長( 山梨崇仁君 )

    確かに、一般の方がですね、知らない中でそういううわさをするんであれば、それは立場上しょうがないと思うところがありますけれども、公人の方にはできれば、特に本会議でも答弁していることですから、そういった言葉については正確に伝えてほしいですし、正確に話の中で何か意見があればおっしゃっていただきたいというふうには常々思っているところです。確かに議員という立場の方というふうにも聞いておりますので、公人としてですね、訂正ができる…できないのか、改めて私のほうからもですね、その方には御相談をしていきたいというふうに思います。

7番( 近藤昇一君 )

    これはね、先ほど言いましたように、我々議会が議員としてそれぞれがね、判断するその一つの基準となっている問題です。ですから、それが根本から崩れるとなれば、議会としての対応も違ってきます。ぜひね、町長のほうから、町長からその議員に対してその集会に行ってね、訂正をしていただきたいと、そのことを申し入れていただきたいんですけど、いかがでしょうか。

町長( 山梨崇仁君 )

    確かにおっしゃるとおりです。そのような場において、聞いた方についてなるべく正確な情報が伝わるようにしていただきたいということを申し入れしてまいりたいというふうに思います。

議長( 伊東圭介君 )

    これにて7番 近藤昇一議員の一般質問を終わります。
    第2番、12番 土佐洋子議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。土佐洋子議員、質問者席にお着き願います。

12番( 土佐洋子君 )

     おはようございます。12番 土佐洋子でございます。一般質問、ラストの一人となりました。皆様お疲れさまでございます。議長のお許しをいただきましたので、通告どおり、1項目3点について、一括質問一括答弁にて質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 
   それでは、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取り組み。葉山をアピールする大変な機会ですが、町長の施政方針の中で昨年は町内外、そして海外に向けて葉山をアピールする大切な機会を得ました。それは東京2020、東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みです。海外チームをお迎えすること、語学ボランティアやセーリング協会、地域の皆様の協力、また葉山好きな町外の皆様の力をお借りできたことも成功の鍵だとのことです。今年度もヨット乗船体験などで多くの町民にヨットに触れてほしいと思いますし、昨年、あいにくなお天気となってしまったヨットフェスですが、ぜひコンディションに恵まれて、多くの町民の皆様においでいただければと思っております。近代日本ヨット発祥の地である町が主体的にPRやおもてなし、意識の向上に取り組むことで葉山の名前が、葉山、世界の葉山として認知されるブランドとなるよう調整をしていくということ、葉山の強みを伸ばす挑戦の年に期待したいと思いますので伺ってまいります。
    次に、葉山流のおもてなしですが、日本国内外を問わず、町外からのお客様に対してどんなおもてなしができるのでしょうか、伺ってまいります。
    次に、海難救助ですが、五輪に備え、近隣市町村、近隣市町など、7機関が参加して訓練が行われたと、3月末の報道…新聞の報道で知りました。ことし、そして来年の9月に開催されるセーリングのワールドカップでは、江の島から長者ヶ崎まで6海面を使い、問題がなければ五輪でもその海域が踏襲されるとのことです。葉山町の消防本部がどのようにかかわっていくのか伺ってまいります。
    以上、1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いします。

議長( 伊東圭介君 )

    答弁を行います。

町長( 山梨崇仁君 )

    土佐洋子議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
    1項目目、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みについての1点目、葉山をアピールする大切な機会についてのお尋ねですが、東京2020オリンピック・パラリンピックにつきましては土佐議員がおっしゃるとおり、ヨット発祥の地である葉山町を国内外にPRする大切な機会であると認識をしております。昨年度から英国セーリングチームの事前キャンプの受け入れを行っておりますが、協定の締結や地域交流の様子、チームをサポートする語学ボランティアの方々の活躍など、さまざまな角度から町の取り組みが報道をされております。ヨットによる町の魅力発信、おもてなしによる国際化の推進など、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とする町の取り組みを、今後も広く国内外に発信をしてまいります。
    次に2点目、葉山流のおもてなしについてのお尋ねですが、葉山流のおもてなしとは、海外から訪れる外国人の方が葉山での時間を快適に過ごすことができるよう、町なかで気軽に挨拶を交わしたり、困っているときに手を差し伸べたりと、町全体で自然にコミュニケーションが図れる環境を整備し、実践することだと考えております。具体的には、葉山町国際交流協会の協力を得て、葉山流おもてなし講座や各種語学講座を開催し、外国人の方と接するポイントや心構えなどを学んでいただいたり、また、英国セーリングチームの事前キャンプやヨットの国際大会に町語学ボランティアを派遣し、おもてなしを実践していただいております。
    3点目の海難救助についてのお尋ねですが、消防では海難救助を想定した7機関合同の訓練を3月に江の島において、町所有の救助ボートにて参加しております。また今後も関係機関と連携を図り、合同訓練等を実施してまいります。
    以上で所管する1回目の答弁を終わります。

議長( 伊東圭介君 )

    再質問を行います。

12番( 土佐洋子君 )

    御答弁ありがとうございます。それでは順次再質問させていただきます。まず、葉山をアピールする大切な機会についてですが、今、御答弁された英国セーリングチームの受け入れだったり、語学ボランティアの活躍などを報道してもらうこともとても大切だと思うんですけれども、それ以外にももっともっと葉山をアピールすることができるんではないかと感じております。先日のNHKで葉山町のインスタに関して放送されました。そのことや、また今度のNHKBSの神奈川県発地域ドラマ「R134/湘南の約束」というのも葉山が舞台になっておりますので、ぜひ皆様に見ていただきたいと思うんです。このインスタのときも9分間ぐらいという長い時間で放送されたと思うんですけども、そういうことというのは広報とか、例えばホームページの町のお知らせというところとかで見ることはできたんでしょうか。私が3月に一般質問をしたときに、町と…町歩きのときにフォトコンテストがあって、あと東京のどちらかかのところで、そのフォトコンテスト入賞作品が展示して見ることができるというのがあったんですけれども、そのときにやっぱりお知らせが載ってなくて残念だったなということがあったんですけども、そういう、せっかくこういうインスタで、もうこのインスタグラムの映像を、今、皆さんごらんになれるかなと思うんですけども、とてもすごいきれいだと思いますし、町でとても頑張っていることなので、ぜひ町民や、もちろん町外の方にもごらんになっていただきたいなと思ったんですけれども、いかがだったんでしょうか。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    いろいろ日本国内、海外に向けてのその情報発信、非常に大事なことだと思いますし、オリンピック・パラリンピックについても絶好の機会だというふうに認識はしております。
    先ほどお尋ねいただいたNHKのですね、神奈川県…神奈川発の地域ドラマ、これを葉山町内で撮影したということについては、広報6月号でですね、掲載をしております。あと、今後町のホームページ、それは…あとインスタグラムなどでも周知をしていく予定でございますので、いろいろ何かあったときについては機会を捉えてメディア等に発信をしていく。あと町のほうの広報媒体もフルに活用して、さまざまな場面でその発信をしていくという努力をしていきたいというふうに考えております。

12番( 土佐洋子君 )

    「R134」について「広報はやま」に載っているということ、まだ「広報はやま」届いてなかったので、見てなくて申しわけなかったです。ぜひそういうこと、順次、どんどんどんどんとフェイスブック、インスタなどを使って広報していただければと思っております。
    先日5月30日にフォルクスワーゲンジャパン株式会社と葉山町とのプロジェクト「e-HAYAMACATION」のキックオフセレモニーが葉山マリーナで行われました。このプロジェクトの電気自動車のe-ゴルフを葉山町にお住まいの方と、あと観光で町を訪れる方々が利用できるもので、町の駐車場にもとまっておりますし、その町の駐車場にとまっているのは葉山町のマークが入っていたり、この写真にあるのはマリーナに置いてあるので、マリーナのイメージであると思います。葉山町、葉山マリーナ以外にもHAYAMA STATIONだったり、町内各、計6カ所にこの試乗発着ステーションを設置して、e-ゴルフ、6台、6カ月間無料利用できるという、とてもおもしろいプロジェクトだと思うんです。それで、これもちろん多くの皆様に利用していただきたいと思いますし、フォルクスワーゲンのティル・シェア社長さんも、フォルクスワーゲンのイメージが葉山にとっても合っているというふうにおっしゃっていただいたのもうれしく思います。こういうことについても「広報はやま」だったり、ホームページには御紹介いただいているんでしょうか。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    広報等についてはですね、まだ今の段階では記事にしていない状況でございますけれども、町の姿勢としましては、あくまでもフォルクスワーゲンさん等が取り組む事業ということで、そこについてはですね、葉山町としては電気自動車が排気ガスを出さない、音が静かということにおいて、環境に配慮している町の姿勢とそこが合致するということで、趣旨に賛同して御協力をさせていただいているということになりますので、実施主体についてはフォルクスワーゲンということになりますけれども、ただ、私どものほうについても趣旨を賛同しているということもありますので、こちらの発信についてもまた今後内部で検討して発信していきたいと。まだ期間が11月の30日まででございますので。ただ、私も、土・日に葉山町にちょっと来る用事があってですね、2回このフォルクスワーゲン、葉山町役場でお借りしているものじゃないものですけど、見かけましたので、大分いろんなところでメディアにも露出していますので、宣伝効果はあるかなというふうに感じているところでございます。

12番( 土佐洋子君 )

    町とのプロジェクトですので、ぜひこのフォルクスワーゲンのイメージ、町に合っていると思いますので、町としても利用…どんどん利用していってもいいのではないかなというふうに考えております。例えば、京急女子旅で葉山に来ていただいた方々にe-ゴルフに乗っていただければ、さらに町内での楽しみが、範囲が広がってよいのかなと思ったりもします。女子旅、昨年比7割増しということで、もう本当にパンフレットを持った、女子だけではないですけども、ゴールデンウィークにも多くの皆様が町内にいらっしゃっていたと思います。お店によってはゴールデンウィークの期間中にその女子のランチだけで70人というお客様が入っていたりとか、とても盛り上がっていたと思います。そのフォルクスワーゲンのこれをレンタルする場合に、ちょっと自分でもどうやって借りれるのかなと思って申し込みの途中までしてみたんですけども、まず気になったのが保険についてだったんです。最近コンビニなどでも1日自動車保険などの販売が始まりましたけれども、これ借りるときに保険は大丈夫なのかなと思ったんですが、この場合はフォルクスワーゲン社の試乗規約に基づき適用されるとのことなんです。その試乗規約というのをちょっとそこまでわからなかったので、教えていただければと思います。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    運用に関してはですね、私どものほうも詳細には承知しておりません。これはワーゲンのほうでですね、全てマニュアルみたいなものがございまして、その保険の対応ですとか、乗車した後の簡単な清掃ですとか、そういう細かい部分についてはそちらのほうでお決めになられているということで、私もちょっとサイトのほうを見てみましたけれども、そういう細かい条項がいろいろ書いてありました。それに同意した人に関しては運転免許証で、免許証番号を登録して貸し出しの権利を得るというような形になっております。あと、町役場のほうに貸与していただいている公用車に関しては、当然町役場は土・日の、平日は公用車としてどうぞ使ってくださいというような声がありましたので、土・日の貸し出しについては庁舎を管理している総務課のほうと調整をいたしまして、警備室で鍵の貸し借りができるというふうにしております。あと週末に向けての充電に関しましては、政策課のほうで対応しているというような形をとっています。

12番( 土佐洋子君 )

    保険のことがちょっと心配だったんですけども、安全に楽しんでいただければいいのかなと思います。部長が言われたとおり、このe-ゴルフのプロジェクト、期間半年ということ、11月末までだと思うんですが、それ以降はどうなるのでしょうか。もしも、その期間終わっても使うことができる場合とか、あと例えば台数を減らしてとかいろいろあるかと思うんですけれど、それは全く白紙な状態なんでしょうか。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    そうですね、この半年間の、例えばそれぞれいろんな方々にお使い…町の公用車の利用ではなくてですね、私どものほうの以外の部分での貸し出し状況とかというのを、私が勝手にお答えするべき話じゃないと思いますけれども、そういうことを勘案して、今後またすぐ引き続き続けるようなお考えになるのか、それともやはり葉山町の、例えば土地柄、海水浴に合わせてまたそういうことを検討なさるのかというのは全く私どものほうでは承知しておりませんので、またそれワーゲンさんのほうでの今後のお考えによるものだというふうに認識しております。

12番( 土佐洋子君 )

    希望としてはそれ、半年以降も続けられたらうれしいなと思うんですけども、承知いたしました。
    次に、私が平成26年の第2回定例会にて提案したことなんですけれども、御当地ナンバープレート、これそのときの議会だよりなんですけども、これは二輪車の御当地ナンバープレート、鎌倉で始まったということが提案させてもらったんですけども、町でもいかがですかということです。最近自動車向けの地方版図柄入り御当地ナンバーが41の地域で始まるということ、2018年10月から交付されるということで盛り上がっていると思うんですけども、この26年第2回定例会のときに私が葉山町でもこのような二輪のナンバープレート、いかがでしょうかと提案いたしましたときに、町長からは、御用邸以外で町の代名詞になるところがないというお答えだったんです。再度、富士山だったりといいますと、富士山は借景になってしまうということがあったんですけども、裕次郎灯台だったり、名島などがあるんではないですかと提案させていただきましたところ、関係部署で可能性について議論を深めたいというお話でした。その後何かよいアイデアございましたか。

町長( 山梨崇仁君 )

    確かにそのころですね、議論したことを覚えております。いろんな、棚田はどうだろうとかですね、山の景色だけとか、いろいろと考えてはいたんですけども、なかなか、ああ、葉山だというふうに誰もがというところはですね、思い当たらないまま議論が終わってしまっているのが正直なところです。確かに最近いろんな自治体のナンバーでも、オリンピックの寄附のナンバーもあってですね、ナンバーに関していろいろ注目が集まっているさなかではありますので、町の場合、原付のオートバイが中心になると思いますけれども、可能性があればなというふうには思っておりますが、じゃあ、実際にどのところに、どんな絵にしていけばいいんだろうというのはいまだに答えがないところではあります。何かいい提案があればという状況だというふうにお考えください。

12番( 土佐洋子君 )

    すごくいい提案があるんですけれども、次の写真をお願いしたいんですが、下水道のカウンターのところにあるマンホール、とてもかわいらしいと思うんです。葉山らしいといいますか、ヨットに町の木のクロマツと、町の鳥ウグイス、そして町の花ツツジとあって、もうこれ完璧じゃないかなと思うんですけども、いかがでしょう。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    環境部の所管かなと思いますけれども。とても葉山のですね、全てのトレードマークというんですかね、代表するものがですね、網羅されていて、非常にいいデザインだなと思います。この下水道のふたについてはですね、これは趣味でいろいろ集めている方もいらしてて、下水道展に行くとこれがカップの、何ですかね…(「コースター」の声あり)コースター。コースターがたくさんあったりしてですね、あと、自治体ごとには、小学生にこの案を募って実際につくっているというところもございます。ただ、これですとですね、数字がちょっと見えなくなっちゃう部分が多くなっちゃうかなというのもありますので、デザインについてはですね、今おっしゃられたような、名島とかですね、それから鳥居があったり、富士があったりというところが代表的かなというふうに思いますけれども、また、将来に向けてということで、さらに他市の状況とかも確認しながら、少し前向きに取り組んでまいりたいかなというふうには考えています。

12番( 土佐洋子君 )

    ぜひこのようなイメージで、早いうちに実現できればいいと思っております。実際にこのマンホールは使われてない…見本というか、ちょっとこの、実際あるマンホールに塗るとか、費用がかかってしまうというお話も聞いたんですけど、実際はいかがなんですか。

環境部長( 高階歩君 )

    ただいまこの下水道課のカウンターに置いてあるカラーマンホールにつきまして、実際に使用している例はございません。やはり、おっしゃられましたとおり、費用面でですね、倍に近い費用がかかります。また、道路を車とかが通行することでの劣化なども考えますと、積極的な取り組みには今まだ二の足を踏んでいるような状況でございます。

12番( 土佐洋子君 )

    もちろん車の通行が多いところとかは劣化が激しいと思うんですけども、車余り通らなくて、人の目につくようなところがもしあれば探して、とてもかわいらしい絵柄だと思うので、ちょっとでもつくっていただけたらいいかなと思います。先ほど…ちょっと御当地ナンバーのことに戻ってしまいますけれど、いつぐらいに実現できるというのは、お約束ってできないでしょうか。

町長( 山梨崇仁君 )

    前回デザインのところでですね、議論がとまっておりますので、せっかくのお声をいただきましたから、実際に経費がどれぐらいかかるのか、どういった町としての準備をしなければいけないかということを調べさせていただいた上で、デザイン面についても、確かに今、オリンピックに向けてヨットということを強く発信していますから、こういったものが採用できるかどうかについてもですね、業者さんなのか、ほかの他の自治体の前例があるところに相談をしてみたいというふうに思います。

12番( 土佐洋子君 )

    前回の提案から4年もたってしまっておりますので、ぜひ早めに進めていただければと思います。
    次に、葉山流のおもてなしについて伺いたいと思います。もちろん町長御答弁されたように、海外からの訪れる外国人の方々と町なかで気軽に挨拶を交わしたりとか、町全体で自然にコミュニケーションがとれる環境を整備していくということももちろん必要だと思うんですけども、葉山町内のお店などでお買い物をしたり、お食事をしたりと楽しんでいただくためにはキャッシュレス化を検討していかなくてはいけないと思うんです。4月10日のロイターによりますと、経済産業省の検討会では買い物での支払いなどで紙幣、コインを使わないキャッシュレス化について、2025年には決済に占める割合を現状の倍の40%を目指す提言をまとめたということです。政府が決済のキャッシュレス化を進める背景には、現金を扱うことで生じるコストの削減や訪日外国人の利便性向上に加えて、支払いデータを利用した新たなビジネスなどの面で海外におくれてしまうという問題意識があります。経産省によりますと、日本のキャッシュレス決済の比率は2015年時点で2割程度しかなく、お隣の韓国で9割、中国で6割に比べて現金の比率が高いということです。飲食店の小規模事業で現金志向が強い要因といたしましては、クレジットカードの手数料が大きいのではないかと思われます。キャッシュレス推進の議論では、普及が進む海外の事情がそのまま当てはまらないかもしれませんけども、消費者と事業者の双方がメリットを感じられるように、その促進のための優遇策なども町として考えていく必要があるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    そうですね、大きく捉えればそういう話だと思います。ただ、例えばですね、それを導入するための費用が生じたりですとか、あと銀行さんとのそのつながりがどうだとかという話もありますし、それから実店舗の無人化もこれを視野に入れているということもございます。あとはいろいろ購入したもののデータを利活用して、どういうものが非常に売れ行きがいいのかというところのデータをとる作業としても使えると思うんですけれども、葉山町に小規模の店舗が非常に多い中で、例えば大型店舗、量販店などを対象とした取り組みとして非常に有効かなというふうに思いますけれども、葉山らしさというんでしょうか、葉山ならではのよさというんでしょうか、小さくてその魅力的な店舗がたくさんあって、そこに集まる葉山ファンというのもいると思いますので、一概にそれは無人化に拍車をかけるようなことがあったりですとか、特色のない、コンビニエンスストアとか量販店で売っているもののデータをとるという作業が、それが葉山に合っているかどうかというところはよく考えて行動する必要があるというふうに思っておりますので。ただ、将来的に、例えばそういうものが商工会さんなんかでもそういうお考えを持ってらして、そういうものの取り組みというのはしていきたいというようなもしお考えがあるんであれば、そういうところと商工会さんを中心に協議をしていく機会はあってもいいかなというふうには考えております。

12番( 土佐洋子君 )

    海外からのお客様が葉山町内に見えたときに、キャッシュを持っていないということも想像できると思うんです。町内に銀行も1つしかございませんし、せっかくお買い物したいなとか思った場合でも、お食事もできないというんじゃ、帰ってしまう、帰られてしまうということもあると思うんです。そういう、皆様が困らないために何か対策を立てなきゃいけないと思うんです。今、プロ野球で横浜DeNAベイスターズ4連敗してしまっておりますけども、これ本当にファンクラブに入っていても横浜スタジアムのチケットってとることが大変なんですね。このDeNAベイスターズが5月末の神奈川新聞の記事に載っていたんですけれども、横浜スタジアムなどで使える電子地域通貨サービスの開発を進めるということなんですね。これって球場内のショップや飲食店などで現金を持たずにスマートフォンの決済が可能となりまして、利便性が高まります。町でも電子地域通貨サービスで地域活性化につながると思うんですけれども、いかがかなと思ったんです。よく簡易的な店舗でもクレジットカードの何か、機械を通せば決済できるようなものとかもあるの…もちろん御存じ…御利用になったこともあるとは思うんですけども、電子地域通貨サービスまでは難しいと思いますけれども、飲食店などでもそういうのが使えれば海外からのお客様、もちろん町内・町外の方もそうですけども、利用しやすくなると思うんですけども、そういうのの導入から始めてもいかがでしょうか。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    より、何ていうんでしょう、継続性があって簡易なやり方でいろいろ店舗の方にも負担がかからないやり方というんですかね、例えばアプリを使用するようなやり方とか、海外ではそういうものも主流になってきているというふうに聞いていますけれども。ただ、それが、先ほども申し上げたように、葉山町にマッチしているかどうか、まず本当に地元の方々の意向ですとか、いろんなものを確認する必要があると思いますので、2020年のオリンピック・パラリンピックまでに拙速にそれを足早に導入するというのは、ちょっとどうかなと思います。まずは。それから、こちらについては本当に町役場が主導的にそういうものを進めるかどうかというところについても一つ疑問が残りますので、関係団体である商工会さんなんかとそういう意見交換をしながら、2020年にとらわれず、将来的にどうしましょうかというお話はいいと思います。
    あと、これ所管が都市経済部長のほうになりますけれども、HAYAMA STATIONのほうでも一度そういう検討がなされたということもありますけれども、それに対するそのパーセンテージ、サービス料として引かれる部分というのは非常に高くなるという状況もありますので、小規模な店舗等については余りそういうことが向かないというような結論もあったというふうに聞いておりますので、そこについては慎重に今後の課題として検討していく必要があるというふうに考えられます。

12番( 土佐洋子君 )

    小規模店舗でもやはりキャッシュレス化は進めていかなきゃいけないというふうに、御自分たちでも考えてられるところも多いと思うんです。それですので、町も商工会などと一緒になってこの検討を進めてほしいと思います。そして、飲食店などに行った場合に、外国からのお客様、メニューが読めないと思うんですけども、そういうところで、例えばグランドメニューとかだけでも、そういう海外のお客様に対して、語学ボランティアさんなどにお願いしてそのメニューをつくっていただくとか、そういうことというのは難しいでしょうか。お客様に対して優しいお店であってほしいと思うんですけれども、いかがですか。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    そうですね、葉山流のそのおもてなしということで、手づくり感のあるようなメニューですとか、それに際しては国際交流協会ですとか、そういうところ、関係団体さんを通して、そんなこともことしの一つの取り組みとしてやってみませんかというふうなお話は事務局のほうからすることは可能ですので、検討させていただければというふうに思います。

12番( 土佐洋子君 )

    皆様に喜んでいただければいいかなって思いますので、どうぞそういう関係団体のお声がけをお願いしたいと思います。
    次に、海難救助について伺いたいと思います。五輪に備えて近隣市町など7機関が参加して訓練が行われたということですけども、どのような訓練だったのか教えていただけますか。

消防長( 小峰 守君 )

    3月にですね、江の島、サザエ島周辺で、オリンピックの警戒をする警戒船というものから出火をしたという想定でですね、7機関合同で訓練を実施させていただきました。

12番( 土佐洋子君 )

    その中で葉山町の消防本部、救助ボート、どのような活動の仕方をされたんですか。

消防長( 小峰 守君 )

    葉山町につきましては、その火災を起こした船から海上に飛び込んだという2名の船員の方をうちのボートで救助をしたということでございます。

12番( 土佐洋子君 )

    葉山新港にボートが置いてあって、江の島までちょっと時間がかかるのかなと思うんですけども、江の島までどのくらいの時間を要したのか。あわせてそのときの海況もわかれば教えてください。

消防長( 小峰 守君 )

    実はその当日ですね、荒天でして、雨・風がかなり。急遽港のほうから出航停止というふうに命ぜられまして、急遽陸上でうちのほうの消防車両で江の島まで搬送したという経緯がございまして。事前に訓練としてですね、江の島のほうに向かったところ、20分以内では到着しているという報告を受けております。

12番( 土佐洋子君 )

    出航停止では出れないので、陸送というのはしょうがないとは思うんですけども、陸送した場合、渋滞とかしていますとかなりの時間かかってしまいますよね。そのときの、どのぐらいかかったのかというのはわかりますか。

消防長( 小峰 守君 )

    当日はですね、渋滞はしていなかった…いませんでした。20分強では到着をしております。

12番( 土佐洋子君 )

    セーリングのワールドカップでは江の島から長者ヶ崎まで6海面をとることが予定をされております。実際に…あ、これです。6海面って、江の島から長者ヶ崎の6海面なんですけども。このときも実際に町の消防もスタンバイはされるんでしょうか。

消防長( 小峰 守君 )

    まだ実際のところですね、どういった範囲で、どういった警備をするというのはまだ正確には現時点では決まってはおりません。

12番( 土佐洋子君 )

    江の島のほうまで行く必要はないと思いますし、葉山寄りのマリーナの沖だったり長者ヶ崎沖が、もしもそのお手伝いできるところだったらというのがあるかもしれないです。例えば逗子市の消防はボートなど、海難救助のボートもPWCも持ってないわけですよね。でも、逗子市もこのときも葉山消防本部と一緒になって活動するのとか、全くわからない状態です。

消防長( 小峰 守君 )

    逗子市におきましては先般の訓練ではドローンにて参加ということで。今後県の救済会ですとかいろいろとの関係機関で調整しながらですね、訓練と、あと当日に備えてですね、調整を重ねていきたいと思っております。

12番( 土佐洋子君 )

    町の海難救助ボート、水難救助活動装備が配備されたのは平成22年からですよね。間もなく10年で、そろそろ更新の時期ではないのかなとは思うんですけども、このボートについて、使い勝手は今のところというか、いかがなんでしょうか。

消防長( 小峰 守君 )

    今、議員おっしゃるとおりですね、もう8年が経過しております。ゴムボートですので、多少劣化も見受けられますので。今、署内で幹部のほうで調整をしておりまして、来年または再来年にちょっと前倒しで、オリンピックに備えてですね、ちょっと更新をさせていただくような検討をしております。
    また、なぜボートという話なんですが、やはり水難救助の場合にはですね、引き上げてから有効な救命処置をしたいということで、4メーターのボートの中で適切な処置をして陸に搬送したいという目的でボートにしております。

12番( 土佐洋子君 )

    例えば鎌倉消防だったり藤沢消防だったり、ジェットを使っていると思うんです。ジェットの後ろにボードをつけて、レスキューした方をそこに乗せるというのがあって。消防の…葉山町の消防の職員ではPWCのレスキュアー、レスキュードライバーの資格を持っている職員が何人かいらっしゃると思うんですけども、ボートよりもPWCのほうが機動力があったり、海水浴シーズンなど特に浅瀬に入ることができて救助しやすいのではないのかと思うんですけども、それでもやはりPWCよりはボートとお考えですか。

消防長( 小峰 守君 )

    私も日本財団様のほうから2台、葉山町に寄贈をされているということを聞いております。その2台とまた別の使い道がボートにはあるんではないかというふうに思っております。また、今調整中ですので、今後そのジェットスキーの後ろにボードをつけてですね、有効に救命処置ができるのかどうなのか、その辺も検証してですね、検討してまいりたいと思っております。

12番( 土佐洋子君 )

    消防長言われたように、葉山で活動しているライフセービングクラブ、PWCを2台持っているんですけども、民間ですけれど、連携して活動するということもこれからの検討課題ということでよろしいんですか。

消防長( 小峰 守君 )

    ジェットスキーの後ろにつけるものでよろしいでしょうか。そういったものも視野に入れて検討していきたいと思っております。

12番( 土佐洋子君 )

    かつて町で所有していた葉山丸、今は海難救済会。先ほどの消防長のお話の中でも海難救済会のお話も出てきましたけども、こういう、7機関が参加して訓練が行われたというときに、海難救済会さんは訓練には参加はされてないんですか。

消防長( 小峰 守君 )

    今回はですね、江の島にあります湘南海上保安署のほうで企画をしたものですので、ある意味、警察、海上警察、あと消防関係のみの7機関の訓練となっております。今後はですね、オリンピック・パラリンピックに近づくに従って、そういう関係機関との訓練もあるとは思っております。

12番( 土佐洋子君 )

    海難事故というのは一つの市町の消防だったりだけでは対応が難しいと思いますので、今の海難救済会だったり、葉山町にもありますライフセービングクラブなどと一緒に…含めて連携を深めていって、安全と安心を守っていただければと思います。
    以上で私の質問、一般質問を終わります。ありがとうございました。

議長( 伊東圭介君 )

    これにて12番 土佐洋子議員の一般質問を終わります。以上で一般質問を終結いたします。
    この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
       (午前11時41分)

議長( 伊東圭介君 )

    休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時00分)

議長( 伊東圭介君 )

    日程第2「議案第1号専決処分の承認について」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    議案第1号専決処分の承認について御説明申し上げます。
    この条例は、専決処分書にもありますとおり、本年3月22日に介護保険法施行規則等の一部を改正する等の省令が公布され、同年4月1日から施行されることになったことに伴い、葉山町指定地域密着型サービス事業者等の指定に関する基準を定める条例の一部改正の必要が生じいたしましたが、議会招集の時間的余裕がないため、専決処分のとおり、3月29日付で専決処分させていただきましたので、御承認をいただきたく提案させていただくものでございます。
    条例の内容につきましては、参考資料として配付してございます条例概要に記載のとおり、指定地域密着型サービス事業及び指定地域密着型介護予防サービス事業の申請者の資格に、看護小規模多機能型居宅介護に限った複合サービスに係る指定の申請をする者で、病床を有する診療所を開設している者を加えることといたしました。
    附則につきましては施行日を平成30年4月1日といたしました。
    以上でございます。よろしく御審議のほうをお願い申し上げます。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
    質疑ございませんか。
                 (「なし」の声あり )
    質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。討論はありませんか。
                (「なし」の声あり )
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第1号専決処分の承認については、承認することに賛成の方は起立願います。
               ( 起 立 全 員 )
    起立12名の全員であります。よって、議案第1号は承認することに決定をいたしました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第3「議案第2号専決処分の承認について」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

総務部長( 太田圭一君 )

    それでは、議案第2号専決処分の承認について御説明申し上げます。
    この条例は、専決処分書のとおり、本年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律が公布され、同年4月1日から施行となりましたことに伴い、葉山町税条例の一部改正の必要が生じましたが、議会招集の時間的余裕がなかったため、専決処分書のとおり、3月31日付で専決処分をさせていただきましたので、御承認をいただきたく、提案いたすものでございます。
    条例の内容につきましては、参考資料として配付しております条例の概要に記載のとおり、宅地等の用途を変更した土地に対して課す固定資産税及び都市計画税の負担水準の特例を適用させる期間を3年延長することといたしました。
    附則につきましては、施行日を平成30年4月1日とし、経過措置として改正後の条例附則第7項の規定は、平成30年から平成32年までの各年度分の固定資産税及び都市計画税について適用し、平成29年度分までの固定資産税及び都市計画税についてはなお従前の例によることといたしました。
    以上で説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

4番( 飯山直樹君 )

    今回の宅地に課税する予定だったものが、例えば農地であったりと、より税収の安いもののままになるというふうに理解しているんですけど、その場合に葉山町として都市計画税、固定資産税の減収要因みたいなものというのは、今のところあるんでしょうか。

総務部長( 太田圭一君 )

    ならないというわけではございませんが、それほど影響はないと考えております。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに御質疑ございませんか。
    御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。討論はありませんか。
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第2号専決処分の承認については、承認することに賛成の方は起立願います。
                    ( 起 立 全 員 )
    起立12名、全員であります。よって、議案第2号は承認することに決定をいたしました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第4「議案第3号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第1号)」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    それでは、議案第3号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第1号)につきまして御説明を申し上げます。
    今回の補正予算につきましては、1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,247万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を96億8,747万7,000円とさせていただくものでございます。
    それでは、歳入歳出補正予算につきまして、補正予算書の7ページ、並びに別冊の補正予算に関する付属説明書は10ページから順次御説明申し上げます。
   まず歳入の概要でございますが、第14款国庫支出金の循環型社会形成推進交付金は、クリーンセンター再整備事業に対して交付されるものでございます。補助率は3分の1となっております。
    続きまして、第15款県支出金のかながわ学びづくり推進地域研究事業委託金につきましては、教員の授業改善や、家庭・地域との連携により、児童・生徒の学力向上を図ることを目的に行う研究事業に対して交付されるものでございます。補助率は10分の10となっております。
    続きまして、第20款諸収入の総務費雑入として、コミュニティー助成事業助成金を計上しております。本助成金は上山口町内会の備品整備に対して、一般財団法人自治総合センターから交付されるものでございます。町の歳入として助成金を受けて、歳出において町内会への補助金として支出いたします。説明欄にありますとおり、自治総合センターが宝くじの社会貢献広報事業として実施している助成事業であり、地域のコミュニティー活動の充実強化を図る取り組みに助成されます。
    続きまして、補正予算書の8ページ、付属説明書は11ページの第2款総務費の町内会・自治会支援事業です。こちらは歳入で御説明いたしましたコミュニティー助成事業助成金を財源として、上山口町内会の備品整備に対して補助を行うものでございます。備品の内容といたしましては、印刷機やLED照明器具の購入となっております。
    続きまして、第3款民生費の一般事務費は、平成28年度及び平成29年度臨時福祉給付金給付事業費の額が確定したことに伴う超過交付分の返還金でございます。保育園運営事業は、葉山保育園に防犯カメラ等を設置するための経費でございます。
    続きまして、付属説明書の12ページ、第4款衛生費のクリーンセンター再整備事業は、事業推進に当たり必要となる各種事務や、調査、設計、管理等の支援業務に従事する専門的知見を有する者の雇用に要する経費でございます。
    第9款教育費の学びづくり推進事業は、教員の授業改善や家庭・地域との連携により、児童・生徒の学力向上を図ることを目的に、神奈川県からの委託を受け、研究授業を行うものでございます。
    補正予算書の9ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、547万6,000円を追加し、補正後の額を1億1,661万9,000円とさせていただくものでございます。
    議案第3号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第1号)の説明につきましては以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

6番( 山田由美君 )

    保育園の防犯カメラについてお尋ねします。要領を出していただきましたので、大体わかったと思うのですが、具体的な使用例がちょっと想像つきにくいのでお尋ねいたします。例えば重大なけがとか事件とかがあった場合は当然その防犯カメラの映像を調べることになると思うのですが、どれほどまでのレベルでこの防犯カメラの記録を使うのか。例えば、保育園でお子さん同士がけんかをして、どちらかが軽いけがをしたというような場合、もし保護者の方からその防犯カメラの映像を見せてほしいという御要望があったら、そのときはどのような扱いになりますか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    保育の安全面からの防犯カメラと思っておりますので、その子供同士のこととかで、程度にもよりますけれども、そのような使い方はしない予定でございます。

議長( 伊東圭介君 )

     ほかに、いかがでしょうか。

7番( 近藤昇一君 )

    防犯カメラですけども、その設置の目的は、いわゆる事故の防止ではないんですね。明確にその目的、もう一度お願いします。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    事故の防止や事故後の検証に…及び防犯のために防犯カメラを設置するということでございます。

7番( 近藤昇一君 )

    だから、事故とか犯罪を未然に防ぐためのカメラですか。よく会社なんかでね、守衛室でモニターがずらっと並んでて、そこでもって監視していますよね。そうではないんでしょう。だから、そういう事故とかあれを未然に防ぐためのカメラなんですか。起こったときにそれを検証するためのカメラですよね。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    検証するためのカメラでありますが、また保育の安全を守るために、防犯カメラがあるということで防犯なり事故なりの抑止にはなると思っております。もあります。

7番( 近藤昇一君 )

    少なくとも事故の防止にはならないよね。事故の防止。でね、議案説明のときかな、被害者の方のね、親族からの申し入れもあったということで、わかるんですけど、例えば園庭のほうに2カ所…3カ所かな。あとは出入り口が。あと、保育室に何台もつけているけど、これいかがなもんなんですか。当然もう職員は納得して、組合も納得して設置してもいいよということにはなっているとは思うんですけど、個人情報の保護との関係でね、その審査会にかかっているのかどうか。それとあと、顧問弁護士の法的な見解を伺っているのかどうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    カメラの設置の場所につきましては死角がないようにということで、位置については決定…一応今のところでは場所は決めております。
    また、個人情報の関係につきましては、町で防犯カメラを設置した際に、個人情報の委員会に保護の観点から審査をお願いしておりまして、町全体で個人情報の審査 からの諮問書をいただいておりまして、今後の町全体で使うときも同じ要綱でということで決まっておりますので、それに準じて葉山保育園の防犯カメラの運用要綱もつくらせていただきました。

7番( 近藤昇一君 )

    その要綱…要綱じゃない。審査会のあれについてはまた聞きたいと思うんですけど、あくまでも町の中につけた防犯カメラの…対する審査会ですよね。今度職場内ですよね。ね。(「庁舎内」の声あり)庁舎内。庁舎内にもついているんですか、もう。それどこですか。エレベーターのホールは、エレベーターは、これは承知していますけど。

総務部長( 太田圭一君 )

    庁舎にも防犯カメラが5台設置しております。正面外側に向けて1台、あとはカウンターということと、あと2階の出入り口、あとは1階の通用口ということで、防犯上の観点から設置しております。

7番( 近藤昇一君 )

    そうすると、役場の中も死角ないように全部カバーしているんですか。今の話だと大分死角がありそうですけど、大丈夫ですか。

総務部長( 太田圭一君 )

    全てを網羅しているわけではなく、一般のお客様、町民の方々がいらっしゃる場所、それから通用口、出入り口についてカバーしておるというところでございます。

7番( 近藤昇一君 )

    私、先ほど言いましたように、園庭、そして出入り口はいいだろう。働く場所で死角がないようにということで、それが未然に事故とかそういうものを防止する目的であるならばまだわかるんですけども、監視カメラとして果たして良好な職場なのかどうかというのがね、ものすごく疑問あるんですよね。それ先ほど、審査会にはかけたということですけども、顧問弁護士にはその見解は聞いているんですか。

総務部長( 太田圭一君 )

    顧問弁護士には直接問い合わせはしておりません。あくまで個人情報保護審査会の意見を聞いて、共通の要綱を設置させていただいておるというところでございます。

7番( 近藤昇一君 )

    ネット上でね、よく職場に監視カメラつけられたと。これ、ね、法律的にどうなんだという相談が結構書き込まれているんでね。いろんな見解があるんですよ。じゃあ、町の顧問弁護士はどういう見解なのかというのが、聞かなかったわけですか。私は少なくともね、いい職場ではないなと思ってしまいますよね。先ほど、何度も言うように、外とか入り口、出入り口、いわゆる防犯のためとかね、外は、園庭のほうは不幸にも事故があったんでやむを得ないのかなと思うんですけど。私は職場として、働く場としてものすごく環境のいい場所ではないと。ネット上なんかでもいろいろ見ていると、ものすごいストレスを感じると。だからもう職場…ね、職場変えたほうがいいですよみたいなアドバイスもあると。そういう中でね、よく保育士がなかなか集まらない。私だったら、同じ職場を選ぶんであれば、設置されているとこ、設置されてないとこ、設置されてないとこ選びますけどね。その辺も考えてつけられたのか。それとも要求されたから素直にもう全部つけちゃえと思ったのかね。ものすごく、私、違和感感じるんですけど。だから先ほど言ったように、事故とかそういうの、防止する目的ならわかるんですよ。起きてしまった、それを検証するため。ちょっと違うんじゃないかな。もう24時間監視されているようなね、ここに取り扱い要綱ありますけど、ちょっと私はストレス感じるような気がするんですけどね。そういう声は職員からは全く出なかったんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    今のところは聞いておりません。

7番( 近藤昇一君 )

    それとね…あ、ごめんなさいね。要綱か。この要綱で、何ていったかな。要領か。要領ね。取扱職員。第4条ですか。保育園長って書いてあって、括弧して管理責任者が指名する者。どこまでの範囲が指名していいものなんですか。誰でもいいんですか、園長が指名すれば。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    管理責任者は3条のところで子ども育成課長をもって充てるということでありまして、子ども育成課長が指名する者ということでございますが、葉山園長…園長は1人でございますので、毎日…今のところ葉山園長を指名するということで、あそこ…園の最高責任者というふうに考えておりますので、葉山園長を指名するということでございます。

7番( 近藤昇一君 )

    この括弧書きは何か園長に何かあった場合に、それをどこまで、一保育士でもこの指定する者に…指名する者に当たるのかどうかね。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    今は園長ということで考えております。あと、一保育士というようなことは考えておりません。

7番( 近藤昇一君 )

    では、園長が休んでたときは、園長、課長が休んでいたら、その上ですか。部長ということになる。その下というのは…園長以下はあり得ないということでよろしいんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    そのように考えております。

7番( 近藤昇一君 )

    もう一つ、これへのその罰則というのはあるんですか。違反した場合の。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    要綱等ではうたっておりません。

7番( 近藤昇一君 )

    いや、だから、これ、このとおりにしないで、勝手に映像見ちゃったりね、映像を流してしまったといった場合の罰則というのは何かほかにあるんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    職員としての服務規程の中の業務上で知り得たことの守秘義務等が該当するかと。ちょっと詳しいその地方公務員法のとかわからないんですが、そちらで対応になると思います。

7番( 近藤昇一君 )

これ、この規程ではね、見ちゃいかんよとなっているんだけど、見てしまったと。別に外に流さなくてもね。その場合もやっぱり服務規程に違反するんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    ここに書いてある規程に反したことであれば、反しているということにはなると思います。

7番( 近藤昇一君 )

    いずれにしろね、これやっぱりできれば議会に事前にね、話があってもよかったのかなというふうな私は気がするんですけどね。今まで保育園のあの事故に関してさまざまな報告を受けてたんですけど、この防犯カメラについては、いきなりぽんと予算化されていると。さあ、この予算に賛成するのか反対するのかというね。私はものすごく違和感があるんですよ。何度も言うようですけども、防止する、やむを得ないのかなと。これ防止じゃないんだよね。後で検証して、いや、うちは間違ってませんでしたよというのが、証拠写真みたいな、証拠映像みたいな。そういう面では保育士を守る立場に立つのかもしらんけども、でも、常にこの看板が出てて、「監視カメラ稼働中」っていうね、もとに働いている。子供だって私どうなのかなと思うんですけどね。すごくもう疑問のある予算であるということをちょっと申し添えておきます。

1番( 横山すみ子君 )

    すいません、文字のことなんですけれども、要領の案が出されておりますが、第3条のところから「要綱」という文字になっているんですけど、これは「要領」。第3条以降、要綱第3条、第4条で要綱第4条というふうになってきていて。タイトルと本文で違うんですけど、それはそれでよろしいんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    この葉山保育園における防犯カメラの管理運用に関する要綱の…要領の上に葉山町として要綱がありまして、そこを引用しているということで。要綱も一緒に、すいません、お見せする…資料請求…あ、資料をお見せすればよかったと反省しております。

議長( 伊東圭介君 )

    よろしいですか。

2番( 金崎ひさ君 )

    確認ですけれども、モニターというのが入ってたので、私は未然に防ぐためにどこかで、職員室のようなところでモニターがあって、全部のカメラを一度に見ながら、危ないと思ったらすぐそこに行けるような形にするのかなと思っていたんですが、今、7番議員の御質問ではそうではないということで、このモニターというのは何でしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    職員室に今置く予定でございまして、やはり外の部分とかを映し出していくという形になると思います。

2番( 金崎ひさ君 )

    そうすると、やはり全部の防犯カメラの映像が一挙に見られて、そして、ああ、人が転んだ、子供が転んだというふうな、見かけると慌てて飛び出して行けるという状況で、やっぱり安全を確保するためのものというふうに考えてよろしいんですよね。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    そのモニターにつきまして、ずっとそのモニターを見ている職員…見るためにモニターを置いておくわけではございませんで、だからそれによって誰かこう、事故が起きたとか、その場ですぐ対応とすることは考えておりません。ただ、外からの不審者とかそういうのもありますので、モニターとして見えるところはありますけれども、それを常時職員がチェックしているというようなことは考えておりません。使い方はそのように。

2番( 金崎ひさ君 )

    そうすると、全部のカメラの映像を見ようと思ったら、同時に配信されているから見れるということですよね。そういうこと…そういう理解でよろしいですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    見ようと思えば見える状況です。

2番( 金崎ひさ君 )

    そうすると、手がすいている…園長さんが手すきではないかもしれませんが、とにかくそこでちょっと気をつけながら見ることも可能だということでよろしいんですよね。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    見ることは可能です。

9番( 畑中由喜子君 )

    ちょっと、基本的なところの確認をお願いしたいんですけども、カメラ10台に対して、要領でいただいた場所は9カ所しかないんですけども、どこかにカメラは2台になるんでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    要領の別表のホールのところに2台という形で、ちょっと台数書いてないんですけれども、ホールで。

9番( 畑中由喜子君 )

    わかりました。ホールが2台で、あとは1台ずつということで計10台ということでよろしいですよね。わかりました。それで、先ほど御案内のありました、前回庁舎に防犯カメラをつけるときに個人情報の保護審査会のほうに諮問されて、そのときに答申が出ております。それが今回も適用されるということなんですけども、その際に審査会のほうからは付言というのがありまして、防犯カメラの設置及び運用に関する要綱及び本庁舎施設における防犯カメラの管理及び運用に関する要領を速やかに制定されたいということがまず1つございます。3つ付言があるんですけどもね。私たち議会にお示しいただいたのは、3月の議会のときに予算の特別委員会に葉山町防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインということはいただいているんですけども、その後、要綱とか要領というのは実際にはつくられたのかどうか。もう2月の初めに…2月の7日に審査会から答申が出ているわけですから、もう当然できているわけですよね。

総務部長( 太田圭一君 )

    防犯カメラの設置及び運用に関する要綱をですね、30年の2月23日に定めております。

9番( 畑中由喜子君 )

    審査会のほうからは「及び要領」ということになっているんですけども、そちらはいかがですか。

総務部長( 太田圭一君 )

    庁舎における防犯カメラ管理及び運用に関する要領は、その要綱に基づきまた要領ということで、詳細を同日定めてございます。

9番( 畑中由喜子君 )

    やはりそれらは議会のほうにも速やかに提出していただいたほうがよかったというふうに思います。常に常に議会にということを申し上げなきゃいけないというのはちょっと問題かなって思いますので、審査会のほうから出ている答申でもあり、議会のほうにも速やかに、つくり次第ね、でき次第出していただくべきだったというふうに申し上げておきますが、いかがですか。

総務部長( 太田圭一君 )

    早急に調整して提出させていただきます。

9番( 畑中由喜子君 )

    あと、これを厳格に運用されたいとか、3つ目には制定とか…要領等の制定、改正等について当審査会に定期的に報告されたいというようなことになっていますけども、それはきちんと果たされているでしょうか。

総務部長( 太田圭一君 )

    提出しておらないで申しわけございませんけれども、一応要綱のほうでですね、審査会…個人情報保護審査会のほうに1年に1度は状況を報告するということで定めてございます。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに、よろしいでしょうか。

10番( 待寺真司君 )

    センター歳入の計算根拠についてという、きょう出していただいた参考資料なんですけれども、まず、ちょっと幾つか確認したいんですが。今年度当初予算で、敷地測量で1,900万、再整備計画の策定業務委託で1,221万5,000円、合わせると約3,120万前後なんですけれども、要するに、今回の補正で上がってきたこの国からの交付金の歳入は、こういった計画ではなくて、あくまでも施設に対する補助金ということで、交付金ということでよろしいですか。

環境部長( 高階歩君 )

    今回の交付金…補助につきましては、これら地域計画に基づきます2点の施設の計画に対する支援業務に対しての補助ということでいただくものでございます。

10番( 待寺真司君 )

    ちょっと確認なんですけれども、いわゆる、私、当初予算のときにもあそこに生ごみが来ることに対してはちょっと抵抗があるということで、近隣住民への周知とか、そういった丁寧な活動をしてからやはり進めるべきであるということで討論等で話していたわけですが、これはあくまでもこれでお金をもらっちゃうと、もうこの計画どおりに動かないと当然返金するとか、そういうような形になって、これ、決定してるんですか。この金額が出てきたこと自体びっくりしてて、その生ごみ資源…有機性廃棄物リサイクル推進施設というのが、いわゆる久喜で一緒に視察をさせていただいたHDMシステム、あれを導入するための費用がこの3,127万1,000円か
かるということでよろしいんですか。

環境部長( 高階歩君 )

    こちらにつきましては、それぞれの施設の…現クリーンセンターの敷地の測量について既に予算をお認めいただいておりますけれども、そちらの測量に対する3分の1の補助、また施設を再整備するに当たってのさまざまな配置や…配置などのですね、計画に対する計画策定の支援業務に対する補助ということでいただいておりまして、場所については現クリーンセンターの場所を想定した形での計画に対する補助になってございます。

10番( 待寺真司君 )

    ちょっと危惧するのはですね、やはり、これがもう決定事項というような形になってしまうと、周知というのはまだ全然されてないですし、逗子との話し合いがどう決まったかというのを我々は報告も受けていません。こういう青図というか、図はいただきましたよ、予算委員会のときに。でも、これがやっぱり逗子との共同の中で決定事項だということは報告を受けてないですよね。報告を受けてないんでちょっとびっくりしたんですけれども。私は、あくまでもいわゆる2市…あ、1市1町で共同でごみ処理をする中での必要な事業だと思っています。ただし、場所についてはあそこが最適だというふうには思ってなくて。これは、今ちょっと部長が、現クリーンセンターのって言われたので、ちょっと不安になったのは、例えば同じ施設でも違う場所にやっても交付金が出るよということであれば、それはいいと思うんですよ。でも、今の場所でもし仮にやるとしたら、やっぱりまだ地域住民の合意も得てないし、我々議会に対しても説明をいただいてない中で、きょうこの予算でこれだけのお金がかかるんだから…設計とかも含めての全部の計画で、それがなければ交付金がおりないということは重々承知した上で言っています。ですから、その交付要綱の中で計画の変更が認められるのか、あるいは場所のところが認められるのか、それだけ担保が欲しいんですよ。そこはいかがでしょうか。

環境部長( 高階歩君 )

    昨年12月にですね、地域計画を策定いたしまして、ここまで逗子との協議も進めてきてまいっております。そんな中で、内示をいただいた部分につきましては、計画を変更することについて担保はとれてございません。計画を変更する前提で交付金をいただいているものではございません。

10番( 待寺真司君 )

    そうすると、もう、これ予算認めちゃうとこれ、とまらないということですよね。これ逗子の議会や葉山の議会でこの件に関しての合意というのは、合意作業というのはとっていませんですよね。私、ちょっと記憶が不安になっちゃったんですけども。もう決定事項なんですか。

環境部長( 高階歩君 )

    地域計画、12月に…何度も申し上げますけども、12月に策定いたしまして、それに基づいてここまで逗子との協議も進めてきてまいっております。この中で31年度に実施すべき内容、32年度に実施すべき内容ということで、それぞれ支援事業を記載してまいりました。こちらには現敷地のダイオキシンや土壌汚染に関する調査も含まれてございまして、現クリーンセンターの敷地の場所を調査していくんだということを前提に地域計画を策定してまいりました関係で、これについて進めていきたいというふうに思っているところでございます。

10番( 待寺真司君 )

    もちろん地域計画の内容はね、報告を受けていますし、そういった、何ですか、青写真というか、こういう配置になるよということもありますし、当然HDMシステムを一緒にもう視察も行っていますから、それは導入することに対してどうこうじゃなくて。仮に例えば、いわゆる調査の段階でね、そこのクリーンセンターの跡地が非常に高濃度のものがもしかして出る可能性もゼロじゃないわけですよね。そうなった場合は当然その場所につくるという部分は白紙になって、またほかの場所を探すとか、あるいはそこでまた逗子と再協議してあり方、例えば逗子の方とも話すんですけども、逗子と葉山って、今、生ごみに関しては非常に個人の皆さんでキエーロとかやって頑張っているのに、天井を重ねるような施設がね、また本当に必要なんですかという声もやっぱり逗子の中でも上がっているという話を伺っていますし、だから、その辺をやっぱり詰めなきゃいけないこともあるし。だから、決定事項だというふうには私自身は捉えてなかったんですね。ですから、例えば調査結果によっては変更も当然あり得るし、そういった場合にこの交付金は返さなきゃいけないのか、そういうことは国とちゃんと詰めているのかということは確認したいんですけど、それはいかがでしょう。

環境部長( 高階歩君 )

    先ほども申し上げましたとおりですね、今回の交付金をいただく作業の中で、途中で変更ありきだとかですね、変更あるかもしれませんという申請、または内示をいただいてはきてございません関係で、現クリーンセンターの敷地をどのように活用していくかを測量、またはどのような状況かを確認するために土壌の検査等をしていきたいということで進めてきてまいっております。ただ、これから測量、それから土壌汚染の状況などを確認する中でですね、やはりそこに次なる施設を建設するに値しない状況が生まれてくれば、これについては改めて再検討することも必要になることもあろうかとは思っております。ただ、現段階では土壌汚染が出たとしてもですね、土壌改良によって対応できるという見込みを現段階では立てております関係で、これから先は進めていくつもりで、現在では思ってございます。

10番( 待寺真司君 )

    つまり、ことしなんですけれども、測量と土壌調査があるんですが、やはり先行して行うのは土壌調査ということでよろしいですよね、確認なんですけれども。先に測量してから土壌調査といったら、土壌でもし何かあった場合、測量費が無駄になることになりますので、その辺を流れについて教えてください。

環境部長( 高階歩君 )

    こちらにつきましては事業期間を同じ、同年度で実施してまいりますので、どちらが後先ということではなくてですね、同時に進行してまいります。

10番( 待寺真司君 )

    その測量なんですけれども、いわゆる適正にその施設を配置するために、今の敷地を大幅変更する必要があるので測量を行うという認識でよろしいですか。

環境部長( 高階歩君 )

    こちらの測量につきましては現況のクリーンセンターの敷地をまず確定する…確認をする、そのための測量でございまして、新たな施設配置を既に見込んだ形での測量し直すというものではございません。

10番( 待寺真司君 )

    じゃあ、いわゆる現行が、かなり昔の資料で、確認というか、近隣隣地との境界がしっかりしていないので、今回測量をしっかりかけて面積等を確定していくということでよろしいですか。

環境部長( 高階歩君 )

     今おっしゃっていただいたとおりでございます。現況をまずは確定させるということを作業させていただいております。

10番( 待寺真司君 )

    それなら同時進行は十分理解できますので、していただきたいと思いますけれども。ただ、いわゆる土壌に問題がなかった場合、この計画どおりに進めないと、やはりその交付金という部分では難しいのかなというふうに思うんですけれども、やはり隣接する近隣の、例えばパーク・ド・葉山四季の方、あるいは東伏見の方は、これまでも炉が動いている間はばいじん等で苦しんできておられます。それは多くの議員もそういった声は聞いていると思いますけども、やはり、新たに今度つくる施設はそういった大きなですね、ばいじんとかのそういった被害というか、そういった状況にはならないものではあるということは私も目視していますし、実際ににおいもかいできていますのでわかりますけれども、やはりそこは、やっぱりごみ資源施設というのは、近隣に来るということは、やはり迷惑施設ということで、どこでも、例えば鎌倉なんかでも非常にやっぱり住民説明会がおくれたとか、そういったことによってなかなか理解を得られないというような状況って生みますので、やはり町としてここを、ここでこの交付金をとるための計画だというのは私も重々承知して言うんですけども、やはりそこを丁寧にね、説明していくことが大事であるというふうに思いますので、その辺のスケジューリング等について、現段階で決まっていればすぐに報告していただきたいのと、これから煮詰めるということであれば、なるべくそれを前倒しでね、やっていかないと、またボタンのかけ違いあると非常にいけないと思いますし。何度も言うように、生ごみの車は、非常に夏場はどうやったってにおいます。もう家で置いてある段階で、やっぱり早めに出したりすると、もうにおってくるわけですよ。それをちゃんと密閉した車で持ってきてもらえるんならいいけれども、よく葉山で見かけて、特に後ろに何かついちゃって、夏なんかあれというのは、要するにカバーをかぶせるだけの形で来ますよね、大体が。だから、その辺は逗子市さんとしっかり協議して、本当に今のクリーンセンターでやる場合においては、そのにおい対策というのはしっかりやっていただきたい。そういったこともしっかりやった上での住民説明会をね、開かないと、やはりまずいんじゃないかと思うんですけども、その辺は担当部としてどのように今後進めていこうと思っていますでしょうか。

環境部長( 高階歩君 )

    おっしゃられますとおり、近隣、隣接する住宅地の方々への説明というのは必須なことだということは認識してございます。現在、まだどの段階で住民説明を行いというようなことはスケジューリングをしてはございません。今回支援事業として得られます情報をもちましてですね、なるべく早いタイミングで周知が図れるようにというふうにスケジュールを組んでまいりたいと思います。

10番( 待寺真司君 )

    やはり大きな問題はその土壌の汚染ぐあいだと思うんですよね。やはりそこは先行してやっていただいて、そこでやはり基準を超える危険性が指摘されたら、当然変えていくということ、それだけは間違いないですよね、部長。もし、そういったことが起きた場合、そこではできないということでよろしいですか、基準値を超える値が出た場合。

環境部長( 高階歩君 )

    こちらにつきましてはどのような形、数値が出るかということが全く想定はできておりませんけれども、土壌改良をかけることを前提に今は考えてございます。先ほども若干触れましたけども、どのような改良をかけられるかとかいう検討の中でですね、その先についてはまた検討してまいりたいと思います。現段階では土壌改良をかけることを前提に進行してございます…進行しておりますので、その間についてはお待ちください。

10番( 待寺真司君 )

    つまり、土壌改良という場合には、大体の場合その汚染土を搬出して、新しくどこかからまた土を持ってきて埋め返すというようなのが土壌改良かなと思うんですけれども、例えば薬剤でそれは散らせられるとか、いろんな手法があると思うんですけれども、その辺は当然なんですけども、調査をしてからじゃないと全くわからない。要するに、そのプロの方というか、そういうのに詳しい方が今回の補正でアドバイザーとして来てくれるというふうな認識でよろしいですか。

環境部長( 高階歩君 )

  そのとおりでございまして、そういったことを含めてですね、さまざまな調査をかけていきたいというふうに思ってございます。

8番( 窪田美樹君 )

    今、10番議員のお話ですけど、もうその資源化施設に向かって動くということは、動き出していくということは、生ごみを…だけで分別して処理してもらわなきゃいけない、町民側はそれが前提ですよね。それなのに、そういう施設をつくろうとしているのに、葉山町が、町民の方は全然知らないと。いきなりこういう施設ができ上がる…どの段階で町民の方にこういう施設をつくるので生ごみ分別が必要ですよって。もうこの予算で動き出してきたら、幾ら交付金だからといって、町の人たちも動き出すわけですから、どこの段階で町民の人に説明して、今と同じならね、何も変わらないんなら別に…別にというか、それでも説明は必要だと思いますけれど、生ごみだけを分別しなければいけないという一つの作業があるにもかかわらず、町民の方の協力なしではできないことにもかかわらず、町民の方に説明がないというのはちょっと納得がいかないというか、どこで説明しようと町は考えていたのか教えてください。

環境部長( 高階歩君 )

    現段階でですね、大方の規模については想定して業務を進めてございますけれども、地域計画などにも記載しておりますけれども、実際にはどんなようになるか。先ほど来申し上げている測量業務ですとか、この施設に関する基本的な青図をですね、書いていく中でですね、実際にはどの程度の規模になる、どの程度の生ごみを受け入れられるということが大体見えてきた段階では説明の資料として、そういったものを資料といたしまして説明をさせていただきたいと思っております。

8番( 窪田美樹君 )

    どこ…そのお話をどこでどう理解するかなんですけど。じゃあ、説明する。でも、その施設がどのぐらいの量を受けられるか受けられないかというところもなんですけれど、それによって生ごみの量が違うから、どこどこの範囲だけは生ごみを分別して受けますよというふうにするのか。だから、あなたの地域の分は許容量を超えちゃうのでいいですよというやり方をとるのかわからないですが、その施設を今の段階でクリーンセンターの跡地に…クリーンセンターにつくろうとしているんであれば、その施設、こういったものをつくろうという前提があるなら、先ほど言われたように、東伏見台とか近隣の人にこういう施設が来る、においも出るかもしれないという心配がありますよね。私たち見に行っているのでにおいもないですよとかって言われるとそうかなというのもありますけど。その、こういう計画をしようとするなら、せめて近隣の人たちに、こういった施設をつくろうと思うんですがというのを説明すべきではないか。もちろんその後に町民の人たちに分別の協力をお願いすることも含めてなんですけれど、またこれだけのお金が先走りで、計画が先走りすると、町民の人たちの不安や不満が募ってしまうんではないかと。いい事業をやろうとしているという葉山町の考えがまたちょっと違うふうに動いていくのがすごく心配なんですけど、その町民の人たちの協力を得なければ進まない事業ですから、もう少し慎重に考えられたほうがいいかと思うんですが、いかがでしょうか。

町長( 山梨崇仁君 )

    以前からですね、議会などでは、また町民の方にも逗子市さんと広域になります、葉山、生ごみとりますということをですね、口頭であったりとか、議会では皆様にお示しもして、事務局に資料も置かせていただいているので、御承知をいただいているとは思うんですけども、実際にそれで、では、工事にかかりますという段階に至るまでにはですね、まだしばらく時間がかかります。恐らく、まずその解体をして、先ほど来話になっている実際の土地の地質の調査をするだけでもですね、どれぐらいの時間かかるか、正直言ってわからないところがあります。その上で、生ごみの処理施設に向かって進むということになりますので、私としましては向こうまだ4年、5年先なんではないかと思っているところからですね、担当のほうではその地質調査のほうの結論が見えないことにはスケジュールが組めないということを常々申していることもありまして、県なんかではまだ全体的なスケジュールが見えてないというですね、一番弱いところが正直言ってあります。とはいえ、お話伺っていて、そのスケジュールがない段階の説明についてちゅうちょはしていたんですけども、方向性だけはもう、こうありたいというということはお伝えを確かにしていってないというふうに思いますので、まずそういった、町が動きがあること、少なくとも解体はやり遂げたいと思っていますので、解体をするということについては今から周知を始めてもおかしくないなと思いますので、早々にその準備にかかりたいというふうには思います。
    なおですね、これも以前、まだ実際に国との協議はこれからさまざま続きますので、予算のときにも申し上げましたが、まだこれから毎年度毎年度見直しをしながら計画は固めていくものです。場合によっては本当に、先ほど待寺議員がおっしゃるように、生ごみができないという話になればですね、それも改定として国に、こういったお金についても返還する必要が出てくるかもしれませんが、町の事情をちゃんと説明を、国に対してもし続けることが理解を得られるというふうにも思っているので、皆さんにもそういった意味で説明をしながらですね、ともにこの事業の完遂に向けて動いていきたいというふうに思います。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかにいかがでしょうか。

2番( 金崎ひさ君 )

    クリーンセンター再整備事業で、アドバイザー業務に従事する者を雇用するとございますが、これ当初予算でやはり廃炉を経験した人を見つけたいというふうな御説明をいただいて、本日補正として出てきたんですが、期待に添えるだけの人が見つかったというふうに理解してよろしいでしょうか。
 

環境部長( 高階歩君 )

    技術士という資格を持たれた方、特にその廃炉など、廃棄物行政…廃棄物施設でのさまざまな業務に携わった方を探すということで探してまいりましたところ、適任の方が見つかったということございます。技術士という環境衛生上の資格を持たれた方でございます。

2番( 金崎ひさ君 )

    7月からお雇いになるということなんですが、これどこに所属して、そしてどういう立場で、どういう話し合いのところに同席をしていただいてというふうな、仕事面をどのように考えていらっしゃるかをお聞きします。

環境部長( 高階歩君 )

    こちらの方はですね、今回賃金として上げさせていただいているところから、雇用の条件というか、体系としてはアルバイト員待遇になってしまいます。こちら、本来任期付であったりとか、非常勤であったりとか、さまざまな職種を考えてまいりましたが、御本人…雇用をさせていただこうと思っている方の条件ですとかそういったものに見合わせますと、賃金のアルバイトという体系が一番よろしいかと思っておりまして、このような形にさせていただきました。また、クリーンセンターで費用を上げさせておりますので、クリーンセンターの所属にはなりますけれども、現在庁舎内の担当部署とも今、折衝中でございますけれども、役場庁舎内に籍を置いていただいて、クリーンセンターとのつなぎも含めてですね、環境課、クリーンセンターとの情報共有を図りながら、この再整備事業に主に携わっていただき、また、逗子などの広域の部分についてもですね、さまざまこれまでの御経験を生かして御意見をいただいたり、現場へ出て行っていただいたりということを考えてございます。

2番( 金崎ひさ君 )

   そうすると、部課長とともにこの方が一緒に同席をして、そしてアドバイスをしていただくという形の担当というふうに思ってよろしいでしょうか。

環境部長( 高階歩君 )

    おっしゃるとおりでございます。

2番( 金崎ひさ君 )

    わかりました。

10番( 待寺真司君 )

    先ほどの町長の御答弁、窪田議員に対する御答弁を聞いて、少し柔軟な考えをしていただいているなというところで安心をしておりますけれども。やはり、まずは既存施設の解体をして、土壌整備、かなりな年月かかります。その中で、やはりこの事業を成功させるには丁寧な説明をしっかりするんだということをお約束いただきたいことと、それから、我々3月にワールドカフェ方式でごみに関する議会の、要するに町民との意見交換会を行った際に、既に町中でいろいろな環境活動をされている方からも、あそこに生ごみを持ち込むことは反対だという意見も出てたということは申し添えさせていただきますので。やはり柔軟にね、対応することと、やはり町民の理解を得ること、そこにまず注力を図っていただきたいというふうに、町長、思いますけれども、よろしいですか。

町長( 山梨崇仁君 )

    逗子市長ともですね、鎌倉松尾市長とも一緒にいる場でお話をしたんですけども、今回町としてはもう燃やしていただけるということで、逗子市さんとの安定処理がいい形になったんですが、互いにやはり持ち合うべきだという発想から、今あるべき方法としては、町としては生ごみ処理を持つのが一番いいんじゃないかと。以前もお話ししたかもしれませんが、新しい何か炉を入れたりとか、機械を入れたりとかしてですね、失敗している自治体もありますので、そういう観点からすると、ローテク、さらにコストも大分安く済むということから、ローコストでいい選択肢ではないかというふうには考えたところがあります。ただ、これは極めて行政的な視点でして、実際の分別される町民の方々やですね、事業者の方々がどのように思うかという視点から思うと、3人ともですね、やはりキエーロを、我々3人で一緒になってシンポジウムしたりとか盛り上げてきましたので、それに相反するんじゃないかということが一番心配したところでございます。これをやはり説明していくには、理解していただくには、もう説明を尽くすしかないということも確認をしたところでございます。
    とりあえず、逗子と葉山におかれてはですね、葉山町内の今のパッカー車の運用の面だったりとか、実際に搬出入する際の今、運用を考えているんですが、基本的な課題についてはクリアができるんですが、やはり最後、町民の方にどのように出していただいて、どのように、行政的にも負担がない形で収集ができるかというところで今議論を詰めているところにあります。ここについては恐らく試行する、戸別収集と同じように試行するエリアをですね、町内会の皆さんに御相談をしてとらせていただいて、その中で運用を確認しながら、ステップを確実に踏んでいこうというふうには思っておるところにはあります。ただ、それもですね、実際に、本当にあそこで地質調査をしてできるということが確定しないと、試行に踏み切って、こちら側の責任で実はできませんでしたというわけにもいかないところがありますから、そのタイミングについても非常に難しいなと感じているところも正直あります。ただ、いずれも全ての工程において、今こういう状況にあるということを全てお示しをしながら進めていくということは必ずやらなければいけないと思いますので。先ほどお話しのとおり、スケジュールがまだ組まないことを少しちゅうちょしていたんですけども、組めないこともそのままお知らせをして、まずクリーンセンターがこれから測量等、解体工事に入っていくことは間違いないものとしていきたいので、そこについてはやらせていただきたいということをお知らせをしていこうと思います。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかにございますか。

8番( 窪田美樹君 )

    この、先ほどクリーンセンターの計算根拠の資料をいただいたんですけれど、その中で以前から出されている逗子・葉山地域循環型の計画ありますよね。社会形成推進地域計画。その中の(仮称)葉山町生ごみ資源化施設整備のためという、金額と計画支援概要というのがあるかと思うんですけれど、そこに事業期間平成30年施設整備計画基本策定というところに236万円というふうにはなっているんですけれど、この積算根拠の、これはどこを見ればこれの、この計画に当たるものかというのが、この出された補正予算に対する積算根拠はわかるんです。じゃなくて、こういった計画のものが、以前から出していただいたこの計画を出す…計算するとここになるんですよというふうにわかるもの。こことここが足したらこの金額になるので、だからこういう根拠になるんですよというのも、こういうふうに計画が単年度とかになってくると、あけてみたらすごい金額になっていたってありますよね。最初の計画よりふえているというような。そこがないかというのを知りたくて…なんですけど。いただいたいろんな計画が、計画と金額の予算が出てたと思うんです。そことはごまかされてないかというか、乖離はないかというところを教えていただきたい。

環境部長( 高階歩君 )

    このたびの補正予算、上げさせていただきました歳入分につきまして、地域計画で試算いたしました数字をもとにですね、今回交付金をいただく内示をいただきました。
これにつきましては、当然先のことにつきましては、この先の業務につきましてはまだ定かでない部分もありますので、これから金額がずれていく可能性があろうかと思いますが、今回させていただこうとしております支援事業につきましては、一定の見積もりなどをとりながらですね、測量の金額、それからコンサルさんによります新業務の金額を算出しておりますので、過大なずれといいましょうか、そういったことにはならないというふうに思っておりまして、事務を進めて今おるところでございます。

8番( 窪田美樹君 )

    では、3月2日に教育民生のほうに出された資料があるかと思うんですが、そういったところの計算を合わせていくと、まだ半年もたってないですよね、3月2日の資料からいったら。ということは、そこから、その計算とここの計算はそんなに変わっていないということでよろしいですか。

環境部長( 高階歩君 )

   3月の資料からは大幅に変わったものではございません。

8番( 窪田美樹君 )

    当初予算には設計が出ていましたよね。何で今回この補正で出るというのが、当初予算ではなく補正で出たというところの理由を教えてください。

環境部長( 高階歩君 )

    こちらにつきましては国からの内示をですね、待ってございました。内示額、今回も資料にさせていただきましたとおり、減額率が付されていたりする関係でですね、どのような額になるかが不透明でございましたので、内示が出た段階でこのような形で上げさせていただくことを目指しておりましたので、今回出させていただいたところでございます。

8番( 窪田美樹君 )

    あとなんですけど、この生ごみ資源化施設、有機性廃棄物リサイクル、生ごみ資源化施設に関してなんですけれど、この施設に関して町民への還元として堆肥化という部分がのっているかと思うんです、この計画そのものに。あえて堆肥化をする、堆肥化をしなければ、私これは大型キエーロのようなものと思って、消滅していくんだというふうに思っているんです。あえて抜くから、堆肥としてつくったものを抜くから足さなければだめですよね。足すからこうなる。でも、堆肥化として出さなければ半永久的に消滅していくんではないかと思うんですが。キエーロを使っている方はわかるかと思うんですが、キエーロ、土は足さないでずっといくんですが、そこはいかがなんでしょうか。

環境部長( 高階歩君 )

    幾つか要因があるというふうに認識しているんですけども、まず一つは、こちらの事業が資源化を目指して実施していくものであることから、堆肥として、また畑とかでですね、有機栽培等で植物をつくっていただく、またその植物が、残渣がこの資源化施設に入っていくという、循環型社会のループに乗せるということが一つ。もう一つは、施設の大きさをどのように想定するかということで、減容でありまして、全く容量がなくなってしまうまで減容するためには、想定した時間よりも大変長い時間がかかろうかと思います。新たに生ごみはどんどんどんどん毎日のように入ってまいりますので、そのサイクルを考えますと堆肥として有効活用していく、資源化のループに乗せるということが一番よろしいかということで、全てなくなるということではないというふうに思っております。

8番( 窪田美樹君 )

    昨日の2番議員の方の御質問だと思うんですけど、葉山町が資源化率をアップするためという観点ではなく、とにかくその資源化を…何ですか、リサイクル、回ることということで、減容だけではなく、堆肥として町民の方に還元する。皆さんの…お庭があって、畑ができる方ばかりではないと思うんですね。ですので、その堆肥化された土をどれだけの方が待っている…いらっしゃるかというところと、どれだけその堆肥化をするための設備。堆肥化しないで減容だけをずっとやっていくかという、目指すというところの差額というんですか、設備投資の額の違いとかというのは計算されているんですか。それとも、あくまでも堆肥化として土を還元するというところなのか。町民の方がどこまで望んでいらっしゃるかというところも聞いてみたらいかがかなと思うんですが。

環境部長( 高階歩君 )

    今回循環型社会の交付金をいただく関係で、この交付金の対象となることが、やはりその資源化のループに乗せることが大前提となっているというのが一番大きいかと思います。ちょっと説明不足で申しわけございませんでした。もう一つ、堆肥につきましては、これもこれからさまざま検討していかなきゃいけないと思いますが、確かにお庭があるお宅ばかりではないと思いますが、それでも植木のチップなどをもとにした堆肥が大変好評に持っていっていただいている現状もあったりする中でですね、そういったものにかわる皆さんへの還元堆肥としては十分活用の度合いがあるんだろうというふうに認識しております。
 

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに御質疑ございませんか。

8番( 窪田美樹君 )

    植木…じゃなくて、ごめんなさい。クリーンセンターではないんですけれど、保育園の監視カメラに関して…監視カメラじゃない、防犯カメラ。すいません。防犯カメラに関してなんですけれど…すいません。どのような形のものをつけられるのか。先ほど保育士、働く方へのストレスということも言われたんですが、もうお子さん、いるお子さんが常にどこのお部屋にいてもあの仰々しいカメラがついているというのは、お子さんに対してもストレス、このストレス社会の中に常に監視されているというか、ということもないのかなという、私はそちらのほうを心配したんです。今、四角くて、壁にがっとついているんではなく、火災報知機のように天井につく、カメラカメラしてないようなものでもいいものがあるって、画像もいいものがあるというよう
に伺っています。お子さんに対しての配慮というのも必要かと思うんですが、どのようなものを設置されるのか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    屋外についてはカメラとわかるような形のものを今予定しております。屋内については、今、窪田議員がおっしゃいましたように、IRネットワークドームカメラという商品名で…商品で今やっているんですけども、丸い形で天井にくっついているような形を今予定しております。

議長( 伊東圭介君 )

   ほかに質疑ございませんか。

10番( 待寺真司君 )

    町長、1点だけちょっと伺いたいんですけれども、今回補正予算に何らかの形で出てくるのかなと思ったんですけど、何もなかったのでちょっと1点だけ伺わせていただきます。当初予算のときに特別職の報酬について3名の当初予算が組まれています。減額補正も組まないということであるのなら、お隣の席に対してどういうふうに取り組まれるのか。例えば今回、以前やられたような公募のね、形でやるということであれば補正が上がるのかなというふうにも思ったんですけれども。やはり、当時もいろいろ議論がありましたけれども、やっぱり町長の御身
ね、どこかに、例えば出張に行っているときに何かあったときとか、やっぱりそういったときにやっぱり教育長や総務部長が筆頭になるのではなく、やはり選任された副町長、議会も選任する副町長がしっかりとその危機管理のトップにやっぱり立たないといけないというふうに思うんですけれども、既に2カ月ちょっと過ぎた中での動きというのがなかなか我々にも伝わってこないんですが、町長、その辺についてのお考えを1点聞かせていただきます。

町長( 山梨崇仁君 )

    補正予算の中に載っていないことですけども、大事なことですのでお答えをしたいと思います。山本前…今となってはもう前ですけども、副町長はですね、非常に私にとっては大きな存在でいらっしゃって、今でもたまに所用でいらっしゃるとですね、何かと、公用ではないんですけども、気になる点、確認などさせてもらったりとか、昔のことなどについて、非常に深い見識のある方ですので、頼ってしまっているところがあるような方です。そういった方がいらっしゃったことによって、私自身も新たな副町長像というのが正直まだつかめてないところがありまして、何はともあれ、どのようなキャリアというよりもですね、どのような人なのかということが非常に大事だというふうに感じておる次第です。またもう一つ大事なことは、やはり葉山町行政、町政ですね、特に小さな町ですので、皆様とももちろんそうですけども、職員ともなるべく近しい方でなければならないなというふうに強く感じていまして、現状ではそういった方にまだめぐり会えていないというふうな思いでございまして、ぜひいていただきたいという気持ちはいっぱいなんですけども、まだ候補者を皆様にお示しができない状態にあります。人ありきでいきたいと思いますと、じゃあいつなんだと言われるとですね、正直答えができないんですけども、なるべくいてほしい、早くいてほしいなという気持ちでおるということまではお答えしたいと思います。

8番( 窪田美樹君 )

    教育費に関して、学びづくり推進事業45万8,000円という金額がついています。その内容というものを教えてください。

教育部長( 沼田茂昭君 )

    このかながわ学びづくり推進地域研究事業でございますけれども、そもそも神奈川県教育委員会が授業を通じた教員の授業力の向上などを目的として、政令市・中核市を除く県内29の市町村に対して推進してきたものです。内容としましては、教員の授業力の向上ですので、定期的に研究会等を開催し、外部有識者からの助言を得て研究・研修を活性化するという目的になっておりますので、いわゆるこの外部有識者からの助言ということで、主に講師謝礼と…講師謝礼という形になっています。これは委託といいましても希望制となっていまして、県から委託を受けたいと希望するところが、市町村が事業計画をつくって県に提出をします。これが3月の23、ことしのです。その計画書を受けた県が内容を精査して推進地域に決定して、それで葉山については4月25日に決定通知をもらったというところでございます。一応30年度は葉山を含んで12の市町村が委託を受けているというところでございます。

8番( 窪田美樹君 )

    葉山からこういったことをやりたいということを希望を出して、その内容を精査されて認められたということで今回の補正に組まれたということだと思うんですが、その内容というのはどのようなものなんでしょう。

教育部長( 沼田茂昭君 )

    それぞれの学校で…それぞれの学校で事業計画を提出しておりますので、かなり細かくはなるんですけれども、いわゆる講師を呼んでいろいろなテーマを定めて、それで研究を進めていくという事業計画となっております。葉山6校ありますけれども、まずことし30年度については長柄小と上山口小学校がその中でも、6校の中でも重点校というところになっていますので、そこがまず厚くすると。その翌年からまた2校ずつ、大体3年のサイクルで。この委託事業も一応単年度1年間の委託ですけれども、事業の性質上、1年で終わるということはほとんどなく、多分2年目、3年目と、これは委託として受けられる予定と、まだ正式には決まってませんけど、ほぼそういう、2年目、3年目というのは認められるというふうなことでございます。

8番( 窪田美樹君 )

    それでしたら、この45万8,000円というのは、葉山の今回は、今年度は2年…2校を重点を置いて講師の方を呼んだり、いろいろ先生たちに取り組んでもらうと。来年、再来年は多分、同額かわからないですけれど認められるだろうということで、認め…この連携が必要…単年度ではなく、複数年度でやることが必要だと思うんですけど、認められなかった場合もぜひこういった同じようなことを続けていただきたいと思いますが、いかがですか。

教育部長( 沼田茂昭君 )

    ことしは長柄小、上小で、来年は葉中と一色小、再来年が南郷中と葉山小というふうなことになっておりまして、それぞれ重点校を定めて、サイクルで回していくんですけれども、もともとは葉山でもですね、独自に葉山のまちづくり事業としまして同じようなこの委託の事業を当初予算で持っておりましたので。ただ、30年以降、新学習指導要領のいよいよもうスタート間近に迫って、やはりこういった授業改善とかそういったところについては厚くしたいという思いがありましたので、県のほうに手上げをさせていただいたというところでございます。県は平成20年ぐらいからおよそこの事業をスタートしまして、とりあえず29市町村は一通りのサイクルがどうも終わったということで、大体30年度から2周目といったところで、大分認められやすくなってきているというようなところでございます。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに御質疑ございませんか。
    御質疑なければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。討論はありませんか。
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第3号平成30年度葉山町一般会計補正予算(第1号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                                  ( 起 立 全 員 )
    起立12名の全員であります。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第5「議案第4号葉山町災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

総務部長( 太田圭一君 )

    それでは、議案第4号について御説明申し上げます。
    この条例は、旅館業法の改正に伴い、所要の改正を行うために提案させていただくものです。
    改正の内容は、参考資料として配付しております条例の概要に記載のとおり、旅館業法第2条に規定されていたホテル営業と旅館営業が、改正後の旅館業法では第2条第2項において、旅館・ホテル営業と規定されることとなったため、当該規定を引用している条例の規定を改正するものです。
    附則では施行日を旅館業法の施行日に合わせ、平成30年6月15日からといたしました。
    以上で説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。
    質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。討論はありませんか。
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第4号葉山町災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                                     ( 起 立 全 員 )
   起立12名の全員であります。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第6「議案第5号葉山町税条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

総務部長( 太田圭一君 )

    それでは、議案第5号について御説明申し上げます。
    この条例は、本年3月の地方税法改正に伴い、所要の改正を行うため提案させていただくものでございます。
    改正の内容は、参考資料として配付しております条例の概要に記載のとおり、生産性向上特別措置法に基づき、市町村が作成する計画に適合し、中小企業が平成33年3月31日までの間に取得した機械、装置等の償却資産に対して3年度分の固定資産税の課税割合をゼロとするものです。また、施行日は生産性向上特別措置法の施行の日から施行することといたしました。
    以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。
    御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。討論はありませんか。
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第5号葉山町税条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。
                                 ( 起 立 全 員 )
    起立12名の全員であります。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第7「議案第6号葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    議案第6号葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
    改正の内容につきましては、参考資料、条例の概要に記載のとおり、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
    詳細につきましては、家庭的保育事業等を行う者が職員の病気、休暇等により保育を提供することができない場合に、かわって保育を行う連携施設の確保が必要でありますが、その確保が著しく難しいと認められ、一定の要件を満たす場合は小規模保育所などで代替保育を行えることとなります。また、家庭的保育事業において利用乳幼児に食事を提供する場合、保育所等により調理業務を委託しており、一定の要件を満たすものと認める者からの搬入をすることができるようになりました。なお、施行期日につきましては公布の日からといたします。
    簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本案については去る5月31日に開催されました議会運営委員会におきまして、教育民生常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。御質疑ございませんか。
    御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    ただいま議題となっております議案第6号については、教育民生常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
                                       (「異議なし」の声多数 )
    御異議なしと認めます。よって、議案第6号は教育民生常任委員会に付託することに決定をいたしました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第8「議案第7号放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    議案第7号放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
    改正の内容につきましては、参考資料の条例の概要にもありますように、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
    詳細につきましては、放課後児童健全育成事業に置かなければならない放課後児童指導員の資格に、5年以上の経験を有し、町長が適当と認めた者と、対象の範囲を拡大し、教諭の資格を有する者としているところを、更新を受けていない者の取り扱いを明記いたしました。施行期日につきましては公布の日から施行することとしております。
    以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

9番( 畑中由喜子君 )

    ただいま提案説明ありましたけれども、改正前と改正後で、改正後のほうは教育職員免許法による免許状を有する者、改正前は学校教育法の規定による資格を有する者ということで、ここが大きな違いになってくるんだと思うんですけども、具体的に両方比べてみたんですが、具体的に何が違うのかがよく理解できなかったんですが、どのような違いがあるんでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    以前は教員の資格を持っている方でも、教員は…今、現に学校で働いていらっしゃる先生方は更新が必要だということで、教員の免許についての更新が必要であります。それをきちんと明記してなかったんですけれども、この今回の改正において、その更新を受けていなくても教員の課程…教員の免許を持っている方であってもその指導員として働いていただくことができるという、その教員免許の扱いの明記をしっかりしたというところでございます。

9番( 畑中由喜子君 )

    そうすると、実際に教師として働いた経験がおありにならなくても、今回の改正では免状さえ持っていればいいということで、そうすると更新もしてないわけですから、ただ免状だけ持っている方はね、更新もしてないわけですから、例えばその方がまた教壇に戻りたいというときには、そのままでは戻れない資格の方という考え方なんでしょうか。

教育長( 返町和久君 )

    私でよろしいでしょうか。おっしゃるとおりだと思います。教職のほうに関して言うと、免許状を更新してなければ、次に実際に教壇に立つためには改めて講習を受ける必要があります。それクリアすると立つことができるんですね。ただ、免許状そのものは生きているということで、そのあわいの部分で可能だというのが今のこちらからの御説明だと思います。

議長( 伊東圭介君 )

よろしいでしょうか。

8番( 窪田美樹君 )

    5年以上事業に従事した者であってということで、5年という、年月は切られているんですけれど、1日の勤務時間が2時間でもいいとか、週1日でもいいって、5年だけであって、時間は何時間でも構わないんでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

     時間について、基準の中で、条例の中では明記していることはございませんが、その学童保育指導員の受講をする受講の確認書の書類の中の注記のところにですね、継続的に2年以上従事しというのがございまして、勤務時間がおよそ2,000以上…2,000時間程度であることというのがあります。そうすると、2年間で2,000以上…2,000時間ということは、1年間1,000時間以上で、それで学童保育250日以上あけるということになっておりますので、大体4時間程度は1日勤務しているということで、あと子供と継続的に接していただく方がこの指導員の資格を取るための受講の条件になっておりますので、そのように、明記はされておりませんが、条文の中ではそのような解釈でいいと思います。

11番( 笠原俊一君 )

    1点、端的に伺いたいと思います。学童の、何ですか、こういう需要を、間口を広げたと。間口を広げたという理解でよろしいんでしょうか。それとも、そういった需要に対して厳しくしたということの理解なのか。私は間口を広げて、多くの方になっていただきたいというふうに理解をしたんですけども、それでよろしいんでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    やはり、保育園と同じように学童保育を利用するお子さんもふえておりますので、指導員の方をふやしていきたい、また、そういうことで間口を広げたという解釈で私たちもいます。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに。

8番( 窪田美樹君 )

    その10番なんです…新旧対照表でいうところでは、これも以前に条例改正があったと思うんですが、そのところでは、高校…高等学校卒業等であり、かつ2年以上放課後児童健全育成事業に類似する従事…事業に従事した者であって、町長が適当と認めた者とあった。その資格要件が今度外されてるわけなんですね、その高校卒業…高等学校等卒業という、その資格要件が外されて。これっていうのは、先ほどのお話からいくと、規制緩和、働く人をふやしたいというところがあるかとは思うんですが、規制の緩和につながってはいないんでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    今おっしゃられた高等学校の部分は外されておりませんで、加える形で5年以上…中学を卒業された方でもというようなふうに解釈しているんですが、中卒の方で5年という形で、実務経験があればこの指導員の資格、受講することができるというふうに、間口を広げたというふうに考えております。

8番( 窪田美樹君 )

    ごめんなさい、そこは外されてないんですけれど。中学校…中学校を卒業された方でも5年以上というところで、5年以上従事した者というふうに…というところが、2年のところを5年にしたからといって、これが規制緩和とか質の低下につながると町側は考えているかいないかというところでは。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    質の低下とは考えておりません。

2番( 金崎ひさ君 )

    いただいた資料の説明をしていただきたいんですけれども、30年の4月1日現在で支援員資格保有者数が、例えば上山口学童クラブの3名、そして5年未満が2名で、5年以上が4名で計6名、そして資格保有者が3名とあるんですが、この説明をしていただきたいと思います。以前は教員免許の更新をした人しか指導員になれなかったと。そして今おっしゃったように、免許を持ってなくても2年以上の経験があればなれたということなんですが、この資格保有者数という、この3名というのは、これはどういう資格を持っていらっしゃる方ですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    この表の支援員資格保有数というのはですね、既に…すいません。保育士教員学校…ごめんなさい。保育士の資格、社会福祉士の資格、教員の資格等々の資格を持っている方がこの支援員の受講の資格がございまして、それで受講をして指導員をとっているという方の人数でございます。

2番( 金崎ひさ君 )

    わかりました。例えば6名…上山口の場合は6名のうち3名はそういう資格をしっかり持っていらっしゃる方が含まれているということで、あと、例えば残りの3名ですけれども、これ、5年未満、あるいは1年しかやっていない方がいるかもしれないんですが、現在やってらっしゃる方でこの要綱に…要件にはまらないで、本当はふやしたいんですけれども、やめていただかなければならないみたいな方がいらっしゃるんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    ございます。

2番( 金崎ひさ君 )

    わかりました。

10番( 待寺真司君 )

    学童の件なんですけれども、先ほど窪田議員が質問した視点は非常に大事なところかなと思うんですね。いわゆる間口を広げたことによって支援員さんの件に関して、やはり町としてもしっかりと支援員さんに対するこの、何ですかね、支援、指導方法みたいなのはやっていただきたいということで。今、特にやっぱり虐待の問題とか子供の貧困率、若干7人に1人…6人に1人から7人に1人ということで、パーセンテージは低くなったんですけれども、やはりそういったお子さんを放課後預かるという場合も非常に多かろうと思いますので、その辺しっかりと気づきというんですかね、お子さんの状態を見て気づいていただくことは大事な観点だと思いますので、そこは町のほうもしっかり取り組んでいただきたいということが1点と、それから、こうした条例を町が上げた以上ですね、町の法的な学童クラブの例えば定員をふやすとか、施設をふやすとか、そういう方向に対してもやっぱり間口を…指導員の間口を広げた以上、町が率先して取り組んでいかなきゃいけない。民間任せだけではいけないというふうに思うんですけども、その辺については、担当もしくは町長、いかがお考えでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    最初の御質問の学童任せにしないとか、子供の育ちの支える部分につきましては、町でやっている部分の、今、学童クラブにつきましては、指導員と子ども育成課での連携はとれているというふうに思っております。また、民間でお願いしているところであっても、もともと葉山でいろいろ保育事業をやってくださっている方ですので、その辺の連携はとれております。
    施設をふやすとかですね、これから広げることについては状況を判断しながらで進めていきたいと思うんですけども、今のところ、きのう…前日の一般質問にありましたように、学校に近いところとか、そういうことを考えますと、ちょっと簡単には、いっぱいふやすとか、そういうことはできない状況ですが、検討は進めていきたいと思います。

7番( 近藤昇一君 )

    そもそもこの国のほうで基準の緩和をやった、その狙いというのは、この指導員をふやすためということでよろしいんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    そのように思っております。現に葉山町の場合に今やっていらっしゃる方でこういう方はいらっしゃらないのも状況でございますが、ほかの地域等ではやはり学童クラブというのがもともとは本当に仕事を持つお母様方が自分たちで人を雇ってみたいな方でお願いしていたようなこともあったと聞いておりますので、既にもう御活躍で5年以上やってらっしゃる方にはきちんとした指導…資格も与えて、引き続き事業を続けていただくとか、あとは枠をふやしていくというような考えがあるんだと聞いております。

7番( 近藤昇一君 )

    8番が聞いたけども、質は悪くならないとは言うんですけどね。指導員の方をふやす…ふやしたいというんであれば、ほかのやり方も私はあるんじゃないかと思うんですよ。待遇であったり、環境であったり。そちら全く変えないで、一生懸命何か基準を下げてね、指導員をふやそう。当然私は質の低下につながると思うんですよ。やっぱりそういう資格を持っている人はたくさんいるはずです。例えば保育士だって実際には資格持っている人はたくさんいる。あるいは介護の現場でもね、介護士たくさんいる。だけど、そういう仕事場につかない。環境が悪いからですよ。だからといってね、少ないから…就業する人が少ないからといって一生懸命基準を引き下げている、悪くしているという状況なんですよね。だから、せめて私は葉山の中ではね、そういうことじゃなくて、待遇でもって人を雇うんだという姿勢、示してほしいなと思うんですけど、いかがですかね。この条例は変えなきゃならないものなのかどうかね。国の基準が変わったから、自動的に葉山も変えるんだというのかね、それとも葉山がそういう状態になったときに変えればいいものかね、そこのところを伺っておきます。

町長( 山梨崇仁君 )

    国の意向を確認したわけではないんですけれども、待遇で一人ひとりの給与が問題かというよりもですね、例えば資格を持ちながら御家庭に入られていて、働かないまま過ごされている方に、もう一度その職場として活躍をしてもらおうということから拡大をしたという認識も持っておりまして、そういった意味での人材の広く活用という視点でこういった拡大、規制緩和じゃないかというふうに考えております。

議長( 伊東圭介君 )

    よろしいですか。(私語あり)

福祉部長( 仲野美幸君 )

    変えなければならないということで…なっております。変えなければ…国の基準が変わった場合には、町の基準をそれを引用している場合は変えなければならないということになっておりますので、今回提案させていただきました。

8番( 窪田美樹君 )

    国の基準が決まりますね、だから変えます。だけれど、それよりさらに…悪くすればだめかと思うんですよ。でも、さらに町としてよくしようという、さらなる上のものであれば、上乗せ…上乗せであればいかがなものなんでしょう。悪くしようとするんであればね、それはだめかもしれない。いいというところではどうなんでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    これは最低の基準ですので、最低の基準は守りましょうということですので、それより多く人を配置するとか、そういうふうなことはそれぞれの行政なり事業所なりでできることであればいいと思います。私たちは、この基準を決めていて、この基準をきちんとクリアしていれば学童保育…放課後児童健全事業をやっているよというような、その場合にはその基準を守ってくださいということですけども、多く配置する分には特に違反とかいうことはございません。(私語あり)

議長( 伊東圭介君 )

    ほかによろしいですか。

7番( 近藤昇一君 )

    先ほど葉山の学童の場合には該当はしないと言われたんですけども、民間の場合はどうなんでしょう。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    まず、葉山町のやっているものについては、今、その5年以上やっていて資格が受けられないという方はいらっしゃいません。民間のことにつきましては、基準の中で指導員の人数を決めているんですけれども、その指導員が今どういう…指導員としての人数を決めていますので、それ以外で働いている方が何人いるということは一つ一つ今、調べたりはしておりません。

7番( 近藤昇一君 )

    町の把握の仕方でそれでいいんでしょうか。同じ学童…放課後児童健全育成事業としてね、やっている、町がやっているの、民間がやっているの、あるんだけども、その辺の把握はされなくてもよろしかったんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    民間がやっている学童クラブについては、40人以下ということにまず決めている…子供たちの数は40人以下のところに2人の見る人を置いてください、そのうち1人は指導員でしてくださいという基準がございますので、その基準の調査はしております。そのもう一人の人…2人指導員を置いている…資格を持っている指導を置いているところもありますし、もう一人の分については補助員でも、資格がなくてもいいことになっておりますので、それが2人置いてあれば学童保育という基準を今満たしているということで、学童…児童健全育成を行っているということで認めております。ただ、先ほども申し上げましたように、民間の事業者におかれましても、町とずっと子育て支援一緒にしてくださっている団体がやっているところが多うございますので、連携は十分とっていってやっていきたいと思いますので、資料として提出されなくてもその辺の事情を聞く機会もたくさんありますので、緊密な関係を持って、子供たちに子育て支援を進めていきたいと思っております。

8番( 窪田美樹君 )

    いただいた資料の中で下山口学童クラブのほうで支援員資格保有者がお1人なんですけれど、この方が例えば病気とか何かでお休みになったときには資格を持っている支援員の方がいらっしゃらない、だから運営はできないということになるのかどうか、いかがなんでしょうか。補助員の方だけでもいいということなんでしょうか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    今、1人なんですけれども、ほかから職員を回すこととかして、運営してまいります。

9番( 畑中由喜子君 )

    いただいた資料なんですけども、これ支援員の資格保有者が一番右の欄に出ていますけども、5年未満の方も相当数いらっしゃるわけですよね。この方たちは補助…補助員。補助員ということで働いていただいているんですけども、例えば葉山町においてはその支援員の資格を取っていただこうという、キャリアアップの制度とかというのは今あるんですか。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    町のほうでこの研修の機会に、研修の資格の、受講資格のある方については行っていただくようにしております。

9番( 畑中由喜子君 )

    それは今後も続けていくということでよろしいですよね。それと、今後ですけども、この条例が通った後は、例えばこの勤続年数5年以上の方は申請があれば、町長が認めれば有資格者になるという…支援員…あ、支援員になるわけじゃないのね。(「支援員になる」の声あり)になるの。そういう改正ですか、これ。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    ちょっと資料のほうで、今回の条例の改正が5年ということがありましたので、5年で分けてみたんですけれども、もう既に5年未満の方であっても保育士の資格、教員の資格などがあれば支援員になるための研修を受ける受講資格はあります。それで…そういうような書き方をしています。ですから、今、5年未満の方でも既にそういう資格を持っている方が希望すればですね、町としては支援員になるための研修を受ける、研修に行ってくださいというような形で皆さんに指導…支援員の資格を持っていただく方向で進めていきたいと思っております。

議長( 伊東圭介君 )

     ほかにいかがでしょうか。よろしいですか。

8番( 窪田美樹君 )

    町長、この条例改正の議案提案に当たり、この条例、この改正部分の議会に提出されたものではなく、全部の文章読まれましたか。

町長( 山梨崇仁君 )

    いえ、読んではおりません。

8番( 窪田美樹君 )

    ぜひ読んでいきたいと…読んでいただきたいと思います。その中で、この条例の中に、町長…町は最低基準を常に向上させるように努めるもの、町は基準を高めるように努めなさいと常に書いてあるんですね。町は最低基準を常に向上させるように努めるものなり、そう書いてあるにもかかわらず、町長は子ども・子育て会議条例に規定する会議の意見を聞き、その監督に属する放課後児童健全育成事業を行う者に対して、最低基準を超えてその設備及び運営を向上させるように勧告することができる。向上させるようにしてほしいというふうに、町は努めなければいけないというところで、この規制緩和、さっき部長も規制緩和っておっしゃったんですけれど、その中に町が国から言われたからって、そこにいかなければいけないというところが、従わなければいけないというところがとても残念に思うんですが、町が努めなければいけないというところはいかがお考えでしょうか。できなかったからその基準を下げるということが本来町が行っていいものなのかなと。できないから目標を下げるというところがいかがなものかと思うんですが、どうでしょうか。

町長( 山梨崇仁君 )

    私の今の窪田議員の先ほどからの発言を聞いている認識がもし違っていたら訂正をしていただきたいんですけども、教員免許資格者の方がいらっしゃって、そういった方が学童保育の現場でも働けるようになる、免許が失効していても働けるようになるということでは、雇用の拡大でもあり、より多様な人材、教員免許、現状教職に立てなくてもですね、すばらしい人材がいっぱいいらっしゃると思うんです。そういう方々が学童保育の現場に入ってくれるということは、私はむしろありがたいことだと思っているんですが、どうもそれを改悪だというふうにおっしゃっているように聞こえているためにですね、どうも私の中では理解が進まないんですけども、いろんな方が学童保育の現場に入ってこれるのでいいんじゃないかと思っています。その上で、今、現状で葉山町には支援員の資格の持っている方は足りていますので、別に足らないからこうやって拡大をして、人集めをして何とかというつもりはございませんから、引き続きいい方に現場で働いて、子供たちにさまざまな教育の側面を支えてもらえるような活動が続けられたらいいという気持ちでいます。

8番( 窪田美樹君 )

    間違っていたらというところなのでお答えをさせていただきますが、それは4番…(4)ですね。のところでは別に教員の免許の云々ではない。先ほど教育長から言われたように、更新をしていない方というものじゃない。私が言っているのは10番目、(10)5年以上という、従事した者であってというところには、有資格、その教員の免許等を持ってなくてもいいというところが含まれている、そこに問題がある。教員の免許を持っていなくても1,000時間、5,000時間勤務しただけで学童の、補助員ではなく、支援員と認められてしまうというところに問題があるんではないかというところです。教員の、教員をとるために勉強されて、学校に通われてというところでは何の文句もないですが、そこではないところに私はお話をしているというところで理解
していただけましたでしょうか。

町長( 山梨崇仁君 )

    そこも、申しわけありません。見解の相違かもしれませんが、5年もですね、5年間も働いていただいて、どんな方かわかると思うんです。5年間働く中で、仮に子供たちに対して態度が冷たいとかそれ以上のことがあれば、当然おやめいただく方向になりますし、5年間、いろんなこのケースの場でいろんな対応をしていただいた方にぜひ引き続きということを町が表現をした際にですね、その方が支援員にふさわしいかどうかというのは、私は5年というのは非常に長いと思いますので、十分その辺の資質を見きわめる、また資格がない方も働くチャンスがある制度だなというふうに思います。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに、よろしいでしょうか。
    御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。討論はありませんか。
    討論がございます。まず、原案に反対者の発言を許可いたします。

8番( 窪田美樹君 )

    8番 窪田美樹です。日本共産党を代表して、議案第7号放課後児童健全育成事業の設置及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に、反対の立場から討論に参加いたします。
    放課後児童支援員の資格のうち、新たに5年以上放課後児童健全育成事業に従事した者であって町長が適当と認める者を加えることとしています。現在の学童クラブの基準は厚生労働省が平成26年4月に放課後児童健全育成事業の設置及び運営に関する基準を策定、公布したことで、学童クラブの支援の単位、40人ごとに保育士や教師、社会福祉士などの資格と、都道府県が行う研修を修了した者を2人配置すると決められ、葉山町もこの省令をもとに条例制定をし、指導員の配置を行ってきました。この条例には第1条、この条例は児童福祉法に基づき、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準(以下「最低基準」という)を定めるものとする。最低基準の目的、第3条、町長の監督に属する放課後児童健全育成事業を利用している児童が明るくて、衛生的な環境において素養があり、かつ適切な訓練を受けた職員の支援により、心身ともに健やかに育成されることを保障することを目的とする。最低基準の向上、第4条、町長は子ども・子育て会議条例に規定する会議の意見を聞き、その監督に属する放課後児童健全育成事業を行う者に対し、最低基準を超えてその設備及び運営を向上させるように勧告することができる。2、町は最低基準を常に向上させるように努めるものとする。最低基準と放課後児童健全育成事業者、第5条、放課後児童健全育成事業者は最低基準を超えて、常にその設備及び運営を向上させなければいけない。2、最低基準を超えて設備を有し、または運営をしている放課後児童健全育成事業者においては、最低基準を理由としてその設備または運営を低下させてはならないと、現在の条例で定めています。
    この条例で町は最低基準を常に向上させるよう努めるもの、事業者においては最低基準を理由としてこの設備または運営を低下させてはならないとしていながら、町が根本である条例そのものを変え、最低基準を下げ、素養があり、かつ適切な訓練を受けた職員の支援により、心身ともに健やかに育成されることを保障することを目的とするというのであれば、目的そのものが達成できるのでしょうか。学童クラブは生活の場、第二の家庭として子供たちの安全を守るだけでなく、育ちの場です。そのためには専門的な知識や技能、経験が必要としてきた今までの流れを大きく後退させることになり、質の低下とつながります。国が質の低下となる基準を示しても、学童クラブ事業は自治体が行う自治事務であり、その質を含めた保育内容は葉山町が条例で定めるため、必ずしも後退した国の基準に従わなくてもいいのではないでしょうか。国が示した基準より上回る部分の補助金などが得られなくなるのなら、質を上げた部分には葉山町がみずからが行えばいいのではないでしょうか。あるツイッターに、「保育士不足と言うけど、保育士、日本に保育士の資格を持っている人はたくさんいるよ。でも、仕事量と給料が見合っていない。安過ぎて就職諦める人もいる。奨学金も返さなきゃいけないのに、手取り13万でどう生きろっていうのかね」というツイッターがあります。保育士を、保育士不足、指導員不足というのであれば、別の方法をとるべきと考えます。
    以上の理由により、反対の討論といたします。(拍手)

議長( 伊東圭介君 )

    次に、原案に賛成者の発言を許します。ございませんか。

10番( 待寺真司君 )

    10番 待寺真司です。ただいまの議案第7号放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に、賛成の立場で討論に参加をいたします。
    本条例につきましては、先ほど8番議員からいろいろと懸念する声がありましたが、私は逆に、先ほどの町長が答弁したとおり、今まで教職員免許を持ちながらそういった職についてない方に門戸を広げるというか、そういった方もなれるということ、それから、5年以上従事した補助員という方は非常に経験も豊富に踏んでおられまして、さらにそこに町長が適当と認める者という条項がついております。やはり町として指導員、支援員を選任する際には、やはり町がしっかりと見るという項目もついておりますので、決して私は質が下がるものではないと思っております。専門学校や大学の教職課程を通ってきた方々の経験や知識というものを、遺憾なくこれから健全育成の放課後学童クラブで生かしていくチャンスをもらったというふうに私自身は思っておりますので、決して質の低下を招き、葉山の学童クラブの質が下がるものではないということで、この条例に賛成といたします。(拍手)

議長( 伊東圭介君 )

    次に、原案に反対者の発言を許します。

9番( 畑中由喜子君 )

    9番 畑中由喜子でございます。私は議案第7号に反対の立場から討論に参加させていただきます。
    このたびの議案第7号放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例は、平成26年厚生労働省令第63号による放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の改正に伴う一部改正で、放課後児童支援員の資格のうち、学校教育法の規定によるものから、教育職員免許法によるものに変更するとともに、これまでは規定のなかった、5年以上放課後児童健全育成事業に従事した者で、町長が適当と認めた者にも資格を認めることとするものです。
    平成26年にこの条例が議会に提案されたとき、議会では児童福祉法が改正され、放課後児童クラブの対象が小学校6年生までに拡大されたこともあり、学校施設を利用した放課後児童クラブの開設に向けた検討は早急に行われなければならない課題であるという意見があり、学校施設での放課後児童クラブ開設について、早期に協議されたいとの意見があったことを付記して可決した経緯があり、私は当時そこに着目し、期待をして賛成いたしました。しかし、まことに遺憾ながら、議会の熱い期待は今もって実現していないのが現実です。学校施設での放課後児童クラブ開設については改めて真摯に受けとめていただき、小学校6年生までの受け入れができるようにしていただくべきと考えます。今回の一部改正では国が人材確保が難しいとの声を反映させ、基準緩和に向かっており、肝心な子供たちの安全を最優先した改正ではありません。放課後児童クラブは子供たちの生活の場であり、安全・安心して過ごせる場であるべきなのは言うまでもありません。したがって、このたびの一部改正に賛同することはできません。
    以上で私の反対討論といたします。

議長( 伊東圭介君 )

    次に、原案に賛成者の発言を許します。

11番( 笠原俊一君 )

    11番 笠原俊一でございます。この放課後児童健全育成事業の設備、運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、この件につきましては、先ほど10番が話をしましたとおり、今の時代の中で、御両親が働く方が多くなってきた。そういう中で学童の子供たちの放課後の居場所づくりに苦慮した方策だというふうに考えております。そうした中で、それを見守る介助員といいますか、補助の方がいかに働く場所、きちっと見てもらう場所をつくれるかということが大きな問題でありまして、その中で先ほども町長が発言しましたとおり、5年以上の経験を持った者がなっていただくと。誰でもかれでもいいというわけじゃありませんので、安心した、町長が認めながら、しっかりした人だということは見てもらって、葉山の町の子供たちが安全に過ごせる時間を広げる、窓口を広げたという理解でありますので、私は大いに賛成をして、また、その子供たちの育成を見守る立場で私は賛成をしたいと、このように思っております。
    以上で賛成とさせていただきます。(拍手)

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに討論はありませんか。討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
    これより採決を行います。議案第7号放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                                    ( 起 立 多 数 )
    起立9名の多数であります。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
    この際、暫時休憩をいたします。再開は3時40分からといたします。 (午後3時10分)

議長( 伊東圭介君 )

    休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後3時40分)
    休憩前に引き続き、議案審議を続行いたします。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第9「議案第8号葉山町小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    議案第8号葉山町小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
    この条例は、本年12月診療分より小児の医療費の助成対象年齢を現在の児童、小学校卒業時年齢までを中学校卒業時年齢までとし、児童以外、中学生の入院にかかる医療に限っていた助成範囲を入・通院に拡大し、所得制限を撤廃するために所要の改正を行うものでございます。施行期日につきましては、平成30年12月1日からとし、事前の医療証の交付などに係る行為については、施行日以前よりできることといたしました。
    以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

議長( 伊東圭介君 )

   提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

8番( 窪田美樹君 )

    条例では12月からということなんですが、町側は少しでも早くということを言われていました。努力した上でのこの条例提案なんでしょうか。教えてください。

町長( 山梨崇仁君 )

    内部での事務的な処理、それから住民の皆様に対する送付の期間等から、どうしても2カ月程度必要ということがはっきりしております。最終手段として、先日システム組合の理事会がありまして、そこで葉山町が、いつも10月に全庁的なシステムの変更があるんですが、その前倒しができないかということも再度確認をとりましたけども、技術的に現状ではもうこのスケジュールはずらせられないということで、大変残念といいますか、皆様には申しわけない気持ちでいっぱいなんですけども、当初予定を変えられないという今、結論にあります。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかにございませんでしょうか。
    御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。討論はありませんか。
                                   (「なし」の声あり )
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第8号葉山町小児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                                   ( 起 立 全 員 )
    起立12名の全員であります。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第10「議案第9号葉山町介護保険条例の一部を改正する条例」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

福祉部長( 仲野美幸君 )

    議案第9号葉山町介護保険条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
    改正の内容につきましては、参考資料で条例の概要にありますように、保険料率を算出する際に用いられる特別控除を規定している令、第38条第4項が第22条の2第2項と改められたため、当該規定を引用している条例の規定を改定するものでございます。施行期日につきましては、平成30年8月1日からといたしました。
    以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
    質疑はございませんか。
                                        (「なし」の声あり )
    御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。討論はありませんか。
                                        (「なし」の声あり )
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第9号葉山町介護保険条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                                        ( 起 立 全 員 )
    起立12名の全員であります。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第11「議案第10号工事請負契約の締結について」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    それでは、議案第10号工事請負契約の締結につきまして御説明を申し上げます。
    この議案は、消防庁舎空調設備改修工事(機械設備改修及び建築改修)の契約に当たり、提案理由にもございますとおり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により提案させていただくものでございます。
    請負契約金額、消費税及び地方消費税の額並びに契約の相手方につきましては、議案書に記載のとおりでございます。なお、工事の概要につきましては、別添の議案資料のとおりとなります。
    仮契約までの経緯につきましては、条件付一般競争入札により、同種工事の施工実績などを入札参加条件として定め、地方自治法施行令第167条の6の規定に基づき、4月11日に公告し、入札参加資格確認申請等を経まして、5月15日に開札いたしました。開札の結果は、参考資料に記載のとおり、エヌ・ケイ・テクノ株式会社が7,140万円で落札いたしました。これにより、5月29日に消費税及び地方消費税を含む契約金額7,711万2,000円で仮契約を締結させていただいたものでございます。
    以上で工事請負契約につきましての説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

6番( 山田由美君 )

    機械設備が新しくなるということは、維持経費、年間のメンテナンス、電気代などのコストは安くなるというふうに思ってよろしいのでしょうか。

消防長( 小峰 守君 )

    はい、そのとおりでございます。

議長( 伊東圭介君 )

     ほかに御質疑はございませんか。

7番( 近藤昇一君 )

    この概要で、改修内容として説明があるんですけども、事務室を会議室に移転するなどして工事エリアと執務エリアの区分の上、工事を行う予定となっているんですけど、この会議室というのは、災害対策本部が開かれる、あの場所ですか。そうすると、その際に、この工事期間は1月の31日までなんですけども、その間に何かあった場合の対応する場所というのは、今度どのようにされるんですか。

消防長( 小峰 守君 )

    今、議員おっしゃるとおりですね、前の災害対策本部室、ここを事務室として使います。災害発生時には、消防、消防団、あと消防職員との調整は作戦室、前の司令室というところで行います。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに御質疑ございませんか。
    御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。討論はありませんか。
                          (「なし」の声あり )
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第10号工事請負契約の締結については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                         ( 起 立 全 員 )
    起立12名の全員であります。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第12「議案第11号財産の取得について」、日程第13「議案第12号財産の取得について」の2件を一括議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    議案第11号及び議案第12号の財産の取得について、一括して御説明をさせていただきます。
    まず、議案第11号は、平成21年に購入し、老朽化が進んでいる救急1号車の更新のために購入するもので、地方自治法第96条第1項第8号の規定により提案させていただくものでございます。取得する財産の金額及び契約の相手方につきましては、議案書に記載のとおりでございます。
    本件につきましては、5月10日に条件付一般競争入札により執行し、5月14日に仮契約を締結させていただいたものでございます。なお、更新する車両の仕様等につきましては財政課提出の参考資料に、これまでの使用実績等については別途消防総務課提出資料に記載しております。続きまして、議案第12号は、救急1号車の更新に伴い、当該車両に車載される医療機器を購入するものでございます。取得する財産の金額及び契約の相手方につきましては、議案書に記載のとおりでございます。
    本件につきましては、5月の10日に条件付一般競争入札により執行し、5月16日に仮契約を締結させていただいたものでございます。なお、資機材の品名やメーカー名、規格・形式については財政課提出の参考資料に、資機材の具体的な内容説明については別途消防総務課提出の参考資料に記載のとおり掲載させていただいております。
    以上で財産の取得につきましての説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより2件を一括して質疑を行います。

7番( 近藤昇一君 )

    この規格、この高規格救急車の大きさですか、多少小ぶりにしたということでよろしいでしょうか。排気量も若干下がってますけど、その辺の力の何ていうのかな、これまでかなり高排気量で、力のあるやつで、逆に力があるからこそ静かに走れるという話を聞いていたんですけど、今回ちょっと排気量を少し下げて、大きさも少しという、これでいいのかどうか。そこだけ、確認だけさせてください。

消防長( 小峰 守君 )

    一回り小さくなったと、外観がですね。ただし、中の広さに関しては少し広がっていると。これ、実物も自分、確認しましたけども、かなり、もう見た目で広くなってるという感じがしました。それとエンジンなんですけども、やはり今、市販車もそうですけども、ダウンサイジングというんですか、少ない排気量で、それ以上の馬力を出すという工夫がされてまして、やはり最新のエンジンだなというふうには感じております。問題ないと思います。

9番( 畑中由喜子君 )

    このサイズが少しサイズダウンしてるということなんですけども、そうすると葉山町、狭い道がたくさんありますけども、より機動的になったというか、入りやすくなったというふうにも考えて大丈夫ですか。

消防長( 小峰 守君 )

    最小回転半径もですね、少しですが小回りがきくようになりましたので、より進入しやすいと思います。

9番( 畑中由喜子君 )

    資機材のほうなんですけども、全く新規に積むことになったというのもたくさんありますか。ただ新しくするだけではなくて、全く新規に何か新しい機器を積むことになったというのもありますか。

消防長( 小峰 守君 )

    特にはございません。AEDに関しましては、29年に更新させていただいてますので、載せかえという形をとらせていただいております。あとは車両のほうですけども、照明がLEDになったりですとか、そういう進化はございますけども、特に新しいものというのはございません。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかにいかがでしょうか。質疑ございませんか。
    御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより議案第11号の討論を行います。討論はありませんか。
                                    (「なし」の声あり )
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第11号財産の取得については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                                    ( 起 立 全 員 )
    起立12名の全員であります。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
    次に、議案第12号の討論を行います。討論はありませんか。
                                   (「なし」の声あり )
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第12号財産の取得については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
                                   ( 起 立 全 員 )
    起立12名の全員であります。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第14「議案第13号人権擁護委員の推薦について」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

総務部長( 太田圭一君 )

    議案第13号につきまして御説明いたします。
    現委員であります高山せつ子氏の任期が平成30年12月31日をもって満了することに伴い、後任として鈴木しづ子氏を法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。
    以上で説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。
    御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
    これより討論を行います。
                    (「なし」の声あり )
    討論なしと認めます。
    これより採決を行います。議案第13号人権擁護委員の推薦については、原案のとおり推薦に同意することに賛成の方は起立願います。
                   ( 起 立 全 員 )
    起立12名の全員であります。よって、議案第13号は同意することに決定をいたしました。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第15「報告第1号平成29年度葉山町繰越明許費繰越計算書(一般会計)」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    では、初めに報告第1号平成29年度葉山町繰越明許費繰越計算書(一般会計)につきまして御説明を申し上げます。
    平成29年度葉山町一般会計補正予算(第4号)及び(第8号)により予算措置をさせていただきました繰越明許費につきまして、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を調製しましたので、同項の規定により報告をさせていただくものでございます。
    内容につきましては、繰越計算書に記載のとおり、第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費の個人番号カード交付事業及び第4款衛生費、第1項保健衛生費の汚水処理施設維持管理事業の2事業につきまして、記載の金額を翌年度に繰り越して使用させていただくものでございます。
    以上で繰越明許費繰越計算書(一般会計)の報告を終わります。よろしくお願いいたします。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等はございませんか。
                     (「なし」の声あり )
    ないようでございますので、これをもって報告第1号を終わります。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第16「報告第2号平成29年度葉山町事故繰越し繰越計算書(一般会計)」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    報告第2号平成29年度葉山町事故繰越し繰越計算書につきまして御説明申し上げます。
    この報告は、地方自治法第220条第3項ただし書きの規定による事故繰り越しについて、同法施行令第150条第3項で準用する第146条第2項の規定に基づく繰越計算書を調製しましたので、御報告させていただくものでございます。
    内容につきましては、繰越計算書に記載のとおり、第7款土木費、第3項河川費の河川維持補修事業につきまして、下山川支流前田川河川整備工事につきまして、工事区域周辺における護岸の洗掘が確認されたことにより、護岸補修等の対策工事を追加して実施する必要が生じたことから、年度内の完了が困難となったため、記載の金額を翌年度に繰り越して使用させていただくものでございます。
    以上で事故繰越計算書の報告を終わります。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等はございますか。

9番( 畑中由喜子君 )

    ただいまの御報告にございましたように、繰り越しの理由が事故繰り越しということで、護岸の洗掘が確認されたということでございます。私、3月の議会の一般質問でも、この洗掘が…洗掘という言葉を私は使いませんでしたけども、護岸がえぐれていると、護岸の下のところがえぐれているというお話もしましたし、護岸の上部に大きな穴があいたということも申し上げておりました。そのときには、もうそういう御報告があればよかったかなというふうに思うんですけれども、今回、追加して実施、対策工事を追加して実施する必要があるということになりますと、30年度…じゃない、これは29年度か。29年度予算に組まれた金額よりも、さらに上増ししなければならないという考え方でよろしいんでしょうか。

都市経済部長( 永津英彦君 )

    今回のことで追加したのはですね、345万7,080円で、当然当初の予算額が4,000万円ですので、当初の契約金額が2,783万1,600円ということで、29年度予算内で全ておさまっているということです。

9番( 畑中由喜子君 )

    わかりました。ただ、しっかりとしたね、工事をしていただかなきゃいけないということは申し上げておきたいのと、そうすると改めて、新たな工期というのはいつぐらいを目指しておられますか。

都市経済部長( 永津英彦君 )

    現在6月29日までを竣工期限といたしておりまして、現状でもう全て川の護岸、あと河床といって川底ですね。そこについては基本的にはもう完成しております。以上です。

7番( 近藤昇一君 )

    そうすると、今の話だと、予算内でおさまっちゃう。普通これだけの工事やると、どうしても追加の予算が必要になってくるんじゃないかなって。これ、写真見る限りではかなりの工事ですよね。ということは、予算はちょっと余分に組んでたということなんですかね。

都市経済部長( 永津英彦君 )

    今回、川だけのことではなくて、当然、川の上部に民家があって、それの解体も含めですね、そういった部分のことで、はっきり何ていうんですかね、歩掛かりという、単価表に基づいてきれいに積算できないことも一部ありましたので、こういったこともある程度、川の状況で掘ってみないとわからない部分とか、積算上はきっちりはしてますけども、あとは民有地との交渉というか、工事を積算するに当たってのいろいろなところで、不確定要素もあったものですから、基本的に4,000万という予算を計上させていただいた中で、実際には入札額が2,800万程度でおさまったというところで、こういう差額が出たので、それと写真上で見ていただくように、すごく大きくえぐれたりとかですね、どちらにしても陥没箇所というのがありますけど、そこについての埋め戻しというか、表面の工事とかは当初から見越してましたので、工事費に入っておりましたので、河床のコンクリートも打つことは当然前提で積算してましたので、350万程度でおさまったということです。

7番( 近藤昇一君 )

    今回ここの場所なんですけども、いろいろ町民からもね、あちこちすき間があいてるみたいな話も聞いてるんですよ。そういうのは、この前田川ですか、総点検はされたんでしょうか。

都市経済部長( 永津英彦君 )

    前回の議会のときにも御指摘を受けて、全てをチェックはしきれてませんというお答えをさせていただいてまして、当時の前田川の整備の段階では、全ての河床ですね、川底をコンクリートで埋めて、俗に言う三面張り、下と両端が全部コンクリートでできてる川ではないので、過去にも下流でですね、上原橋下流で崩れてしまったりとか、宝殿橋の部分で崩れたりとか、いろんな症状が現状で起きている中で、片方では下水道整備をしたので、生き物に対応とかという御意見もある中で、完全に今回の工事のように石積みの根固めもしながら、河床を打ってしまえば、非常に安定する、長期にわたって安定するんだとは思うんですけども、そういった意味で、全てをどこまで点検できるかは別にしても、できるだけ今後こういう事案がないように、予防も含めて点検は進めていきたいと思います。

9番( 畑中由喜子君 )

    この特に護岸の上の穴なんですけども、原因は究明できているんでしょうか。

都市経済部長( 永津英彦君 )

    当然上から水を入れて、色のある水を入れてみたりすれば、おのずと川底に色が出てしまうということはあると思ってまして、逆に洗掘が原因というふうに考えられると思います。

11番( 笠原俊一君 )

    1点お聞きしたいんですけれども、前に確認したときには、違法な建築というんですかね、そういったためにもとが崩れたというような話で、話があったと思うんですね。今回洗掘というんですかね、川の流れでもって削れている部分が、それの影響であいたものでなければ、まだ川、ほかにもあるんじゃないかなっていう心配をするんですけども、そこいら辺はあの前田川の部分で、ほかにもそういう…古いですから、護岸、擁壁をつくったのが。そういう心配というのは、ほかの箇所はないんでしょうか。

都市経済部長( 永津英彦君 )

    先ほどのお答えと重なる部分があるんですけれども、今回のこの今、写真で見ていただいている陥没現場みたいに、川の護岸に沿った部分が未舗装というか、コンクリートが打たれてないとかですね、水が入る地盤の場合と、あとそのエリアに排水管があるとか、そういった中で排水管の故障によって土砂が引っ張られて陥没するとか、そういったいろんな事情で陥没…こういうことが起きるような川の形状、川沿いの形状というんですかね、それと先ほど話したように、川底がコンクリートを打ってない。なので洗掘が起きるというエリアがあるのは承知しているので、それに合わせるように、先ほどお答えしたように、可能性のある現場を点検していって、予防を考えていきたいというふうに思います。

9番( 畑中由喜子君 )

    今回大もとの工事は、この反対側が崖が崩れたということで、その工事に入ってこれが出てきたということですよね。こちら側に今回洗掘が出てきて、発見されて、反対側にもあったと、私、申し上げたんですけども、同じようなものがあったということは、町でも確認できているということでよろしいですか。

都市経済部長( 永津英彦君 )

    崩れてしまった後なので、最初その崩れる前の状況がどのくらいこういう症状があったのか、なかったというところは、明確には把握できてません。ただし、あれだけの崩落が起きてる状況の中で、そこの護岸の上にある側溝ですね、U字溝の目地切れが非常に激しかったりとか、こちらの現場と同じように、上からかなりの水が入って、裏から入ってしまって、最終的には川底に抜けるとか、そういったいろんな原因が、いろんなことがかみ合った中で、今回のことが起きてるんだろうというふうに思うんですね。ですので、原因が全てどこにあるのかというのは非常に確定が難しい状況ですので、やっぱり今後の先ほどのパトロールも含め、対策が
必要だというふうには思います。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに御質疑ございませんか。
    御質疑がなければ、これをもって報告第2号を終わります。

議長( 伊東圭介君 )

    日程第17「報告第3号土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告について」を議題といたします。
    提案者の説明を求めます。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    報告第3号土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告について御説明申し上げます。
    初めに、平成29年度事業報告及び決算報告書につきまして御説明させていただきます。こちらにつきましては、平成30年5月16日付で町長宛てに土地開発公社から提出されたものでございます。事業報告及び決算報告書の1ページをお開きください。1の事業の概要の(1)事業に関する事項でございますが、平成29年度における用地の取得、処分、保有はございませんでした。ただし、年度末に土地買い取りに向けた協議等を行っております。平成30年2月20日付で葉山町堀内字森戸1144番地、公簿面積1,214.59平米の土地について、公有地の拡大の推進に関する法律第5条による申し出がございました。この土地は、葉山町都市計画街路向原森戸線の計画ラインにかかっていることなどから、葉山町の業務執行依頼書に基づき、公社が土地所有者から委任された代理人と協議を行っておりましたが、特段の支出はございませんでした。
    次に、(2)の一般庶務事項でございますが、平成28年度の土地開発公社決算報告書について、平成29年4月18日に理事会の議決を得たものを、平成29年4月20日付で提出されました。なお、平成30年度予算等についても、平成30年3月20日に理事会の議決を得ており、こちらについては町が同年30年3月23日に承認しております。
    続きまして、2ページの(3)議決事項につきましては、理事会を平成29年4月18日、平成30年3月20日の2回開催し、記載の議案について審議いたしました。
    次に、(4)の役員及び職員に関する事項ですが、アは平成29年度役員名簿、3ページのイは平成30年度の役員名簿でございます。その下、ウ、エは平成29年度、平成30年度葉山町土地開発公社職員の内訳でございます。
    続いて4ページ以降が決算報告書となります。まず、財務の状況の(1)財産目録につきまして御説明させていただきます。資産の部でございますが、流動資産として普通預金の139万9,395円、固定資産税として定期預金の500万円を合わせた639万9,395円が資産合計となります。次に負債の部でございますが、平成29年度につきましては特段ございませんでした。したがいまして、差し引き純財産は、資産合計と同額の639万9,395円となります。
    続きまして5ページ、平成29年度損益計算書につきまして御説明させていただきます。1、事業収益、2、事業原価、3、販売費及び一般管理費はございません。4、事業外収益として、受取利息1,964円を計上しております。こちらにつきましては、公社保有の預金に対する利息でございます。5の事業外費用はございませんでした。経常利益、当期純利益並びに当期利益は1,964円でございます。
    続きまして、6ページの貸借対照表でございます。資産については、現金及び預金として、普通預金139万9,395円と、長期定期預金500万円の合計639万9,395円でございます。負債の部ですが、平成29年度は特段ございませんでした。次に資本の部ですが、土地開発公社の基本財産として500万円の定期預金と、準備金として前期繰越準備金に当期純利益を加えた139万9,395円でございます。資本金の合計に準備金合計を加えた639万9,395円が資本の合計となります。ごらんのとおり、資産合計と負債資本合計の額が一致しております。
    続きまして、7ページの(4)キャッシュ・フロー計算書と(5)の資本金明細表につきまして
は、それぞれの内容は記載のとおりでございます。
    1ページ進んでいただきまして、平成29年度決算監査報告書でございます。平成30年4月26日に定款第7条の第4項の規定に基づき、監事2名により監査を実施し、理事長に報告したものでございます。
    続きまして、平成30年度の事業計画及び収支予算書につきまして御説明させていただきます。1ページ目をごらんください。こちらは平成30年4月1日現在の葉山町土地開発公社役員名簿でございますが、同日付で町長が任命しております。
    続きまして、2ページをお開きください。2の平成30年度葉山町土地開発公社事業計画でございますが、公有地取得事業計画といたしまして、1億24万8,000円を設定しております。この公有地取得事業の1億24万8,000円につきましては、葉山町土地開発公社の資金借り入れに伴う金融機関等に対する債務保証、こちらは平成30年度を設定しておりますが、として町予算に債務負担行為として組まれております1億円と、現在土地所有者と協議中の土地に係る不動産鑑定用費用24万8,000円でございます。
    続きまして、3ページの3、平成30年度葉山町土地開発公社予算でございますが、第2条収益的収入及び支出の収入につきましては2,000円で、事業外収益として定期預金及び普通預金の受取利息の2,000円を見込んでいるものでございます。支出につきましては、販売費及び一般管理費としてコピー代等の消耗品の2,000円を計上しているものでございます。
    第3条資本的支出及び…失礼しました。資本的収入及び支出の収入につきましては、公有地取得事業に係る長期借入金予定額として1億円と、前年度繰越金139万9,000円の合計1億139万9,000円を計上しております。支出につきましては、公有地取得事業費として1億24万8,000円、予備費として115万1,000円を計上しております。
    続きまして、第4条長期借入金につきましては、長期借入金の限度額について定めております。
    4ページの4、販売費及び一般管理費の5の公有地取得事業費、5ページの6の平成30年度葉山町土地開発公社資金計画につきましては、記載のとおりでございます。
    ただいま御説明いたしました平成30年度事業計画及び収支予算書の2ページ目以降の内容につきましては、平成30年3月23日付で町が承認しております。
    以上で報告第3号土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告について説明を終わらせていただきます。

議長( 伊東圭介君 )

    提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ありますでしょうか。

7番( 近藤昇一君 )

    これ、以前にも言ったことがあると思うんですけれども、この土地開発公社、実際に解散している自治体もあるというふうに聞いております。実際にこの今回、例えば買収を協議した場所の概要ということで、こういうふうに出ているわけですけども、我々議会としては何ら報告を受けてないんじゃないかってな気がするんですよね。よく問題になるのは、これは特に大きなところのね、開発公社だけども、議会も何も目が行き届かない中でもって土地が買われてしまって、そこが塩漬けになってというような問題がよくありますよね。葉山ぐらいの規模のところで果たして開発公社が必要なのかどうかというのは、私も疑問なんですよ、逆に言えばね。かえって…町はやりやすいでしょうね。一々議会通さなくても予算、ここでもって出しちゃえばいいわけだから。でも、我々議会はなかなかそういう面では目が届かなくなる。最終的には何か問題が起きると、議会、何やってたんだと言われるわけですよ。そういう面で、葉山でこの開発公社がもう必要ないんじゃないかと私は常々思ってるわけですけども、いかがでしょうか。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    例えば行政規模によって公社がないようなところというのもあるということは承知しております。ただ、やはり公社の中で、いろんな部局の職員がですね、例えば都市計画道路の必要性ですとか、そういうものを議論していく上でも、ある程度、その会議体みたいなものはですね、必要かなというふうに思います。あと、公社のほうのいろいろ進捗状況につきましても、やはり議会の方々にも、議員の皆様にも説明する機会というのはですね、設けるべきかなというのは、今のお話も聞いててですね、率直に感じたところでございますので、また進捗がありましたら、機会を捉えてその都度公社の取り組み、都市計画街路の整備につきましても御説明さ
せていただこうかなということで考えております。

7番( 近藤昇一君 )

    例えばこれ、今回出てきてる協議した場所の概要ということで出てきてますけども、公簿面積が1,214で、買収予定面積が500平米。500平米だけがこの買収対象として1億円、上限として設定されてるということでよろしいでしょうか。500平米を対象に。

政策財政部長( 伊藤義紀君 )

    境界確定というのが、まだきちんと済んでませんので。ただ、土地の面積が非常に大きいんですけれども、都市計画道路のラインといたしましては、おおむね500平米強ということで考えております。あと、道路の計画ラインを入れたことによって、土地利用ができなくなるような残地についても、この500平米強の中には含まれております。

議長( 伊東圭介君 )

    ほかに御質疑はございますか。
    なければ、これをもって報告第3号を終わります。

議長( 伊東圭介君 )

    以上で本日の日程は全て終了いたしました。あすから6月18日までの11日間は委員会等開催のため休会とし、来る6月19日10時再開といたします。
    本日はこれにて散会をいたします。御苦労さまでした。 (午後4時24分)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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更新日:2018年12月27日