葉山町議会 平成30年6月5日
平成30年 葉山町議会第2回定例会会議録(第1日)
招集年月日
平成30年6月5日(火曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前 10時00分
閉会
午後 3時16分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席 13名 欠席 0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
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第1番 | 横山すみ子 | 出席 |
第2番 | 金崎ひさ | 出席 |
第3番 | 鈴木道子 | 出席 |
第4番 | 飯山直樹 | 出席 |
第5番 | 石岡実成 | 出席 |
第6番 | 山田由美 | 出席 |
第7番 | 近藤昇一 | 出席 |
第8番 | 窪田美樹 | 出席 |
第9番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第10番 | 待寺真司 | 出席 |
第11番 | 笠原俊一 | 出席 |
第12番 | 土佐洋子 | 出席 |
第13番 | 伊東圭介 | 出席 |
第14番 | ( 欠員 ) |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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町長 | 山梨崇仁 |
教育長 | 返町和久 |
政策財政部長 | 伊藤義紀 |
総務部長 | 太田圭一 |
福祉部長 | 仲野美幸 |
環境部長 | 高階歩 |
都市経済部長 | 永津英彦 |
教育部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 小峰守 |
総務課課長 | 行谷修 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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議会事務局長 | 田丸良一 |
次長 | 廣瀬英之 |
局長補佐 | 永井秀子 |
主任 | 保永優香 |
会議録署名議員の詳細
番号 | 氏名 |
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第9番 | 畑中由喜子 |
第10番 | 待寺真司 |
議事日程
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 一般質問
1 窪 田 美 樹 【一括質問一括答弁式】
(1)高齢者福祉の充実
(2)学校教育の充実
(3)子ども・子育て支援の充実
(4)葉山の魅力を高める
2 待 寺 真 司 【一括質問一括答弁式】
(1)低炭素社会の実現に向けた取り組みについて
(2)教育環境の整備について
(3)里山保全について
(4)災害発生時の協定締結について
3 石 岡 実 成 【一問一答式】
(1)住んで良かったと思えるまち“葉山”について
(2)防災力の強化について
(3)町の契約事務について
4 鈴 木 道 子 【一括質問一括答弁式】
(1)子宮頸がんワクチンについて
(2)防災について
(3)子育て支援策について
議事の経過
議長( 伊東圭介君 )
おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、ただいまから平成30年葉山町議会第2回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る5月31日に開催されました議会運営員会におきまして、会期は本日から6月20日までの16日間と決定いたしましたが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月20日までの16日間と決定をいたしまた。
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日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により議長において指名をいたします。9番 畑中由喜子議員、10番 待寺真司議員のお2人にお願いをいたします。
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日程第3、議長から「諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました請願及び陳情は、お手元に配付した文書表のとおりですので、それぞれの所管委員会に付託いたします。審査結果等については後日報告願います。
次に、去る4月1日付の人事異動に伴いまして、議会事務局職員に異動がありましたので、職員を紹介いたします。主任の保永優香でございます。
議会事務局主任( 保永優香君 )
保永優香です。よろしくお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
以上、報告いたします。
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日程第4「町長の行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。
町長( 山梨崇仁君 )
おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告をさせていただきます。
初めに、本年4月1日付で再任されました教育長の?町和久の紹介をいたします。
教育長( 反町和久君 )
おはようございます。教育長に任命されました反町でございます。どうぞよろしくお願いいたします。地教行法が改正されまして、新教育長制度が発足をいたしました。
本町におきましては最初の新教育長ということになります。引き続きではございますけれども、町との連携をこれまで以上に強化しながら教育委員会の活性化に努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
施策面でございますけれども、学校教育分野・生涯学習分野両面におきまして、さきに、やはり本町で初めて策定をいたしました教育振興基本計画に基づきまして、着々と施策を進めてまいりたい。特に、学びづくり推進事業を中心に、本町を活気にあふれた開放的で進取の気風に富んだ学びの町にしていきたいと、そのように考えております。
また、平成33年度から改めて施行開始になります第2期振興計画の策定につきましては、早めに着手をし、あわせて学校給食を含む施設設備等の見通しについても、その場で確認をしていくような方向を考えております。大変微力ではございますけれども、精いっぱい取り組みますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。以上でございます。
町長( 山梨崇仁君 )
また、新たに本会議に出席をすることとなりました職員の紹介をさせていただきます。環境部長の高階歩でございます。
環境部長( 高階歩君 )
高階でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
町長( 山梨崇仁君 )
消防長の小峰守でございます。
消防長( 小峰 守君 )
消防長の小峰です。よろしくお願いいたします。
町長( 山梨崇仁君 )
総務課長の行谷修でございます。
総務課長( 行谷 修君 )
行谷です。よろしくお願いいたします。
町長( 山梨崇仁君 )
次に、訴訟及び調停の結果についての御報告でございます。前回の定例会において議決をいただきました長柄字上ノ山の土地に係る所有権移転登記手続請求調停申立事件の和解については3月13日に、下山口字茅木山の町道に係る所有権移転登記手続請求控訴事件、所有権確認請求控訴事件の和解については4月10日に成立をし、それぞれ所要の手続が完了いたしました。
次に、官民の協働の取り組みについて御報告申し上げます。葉山町内の事業者、TheHouseとフォルクスワーゲングループジャパン株式会社が、新しいバケーションスタイルを提唱するHAYAMACATINOに町が協力することとなりました。協力をするのは、葉山のデザインをあ
しらった6台の電気自動車を、町内の商業施設等へ設置し、町民や観光客の皆様に無料でお使いいただくe-HAYAMACATINOのプログラムで、6台のうちの1台を公用車として利用させていただくこととしました。期間は5月31日から11月30日までの6カ月間で、町が支出する経費は電気代の負担のみとなっております。
以上、行政報告といたします。ありがとうございました。
議長( 伊東圭介君 )
以上で町長の行政報告を終わります。
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日程第5「一般質問」を行います。
第1番、8番 窪田美樹議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。窪田美樹議員、質問者席にお着き願います。
8番( 窪田美樹君 )
おはようございます。8番 日本共産党 窪田美樹です。通告に従いまして一般質問を行います。
1項目目、高齢者福祉の充実に関し伺います。急速な高齢化が進み、超高齢化社会を迎えた日本においてふえ続ける社会保障費の問題など、超高齢化への対策は緊急、そして重要な課題となっています。年を重ねても、住みなれた葉山、地域で健康で生き生きと安心して暮らせる町として高齢者自身への健康づくりや生きがいづくり等、葉山町では行っています。また、その方々を見守り支える家族、御近所の方、介護施設等への対応も重要と考えます。安心して年を重ねられるための取り組みを伺います。
2項目目、学校教育の充実に関し伺います。中学校給食を待ち望む子供たち、お弁当をつくっている保護者の方、待ち望む人にはまた遠くなったと思われているかもしれません。大きなため息をつかれているかと思います。しかし、小学校給食を食べている子供たち、自校方式を望んでいる保護者の方は、現在の自校方式小学校給食が続いていることを安心されているのでしょうか。あっという間の小学校生活。9年間の給食を食べる子供たちにとってどうすることがベストなのか、何がベターなのか、またいま一度立ちどまり考えることが必要だったと思います。新たな候補地探しに動いている葉山町ですが、再三重ねる質問にはなりますが、葉山町学校給食基本構想の見直しについて伺います。
3項目目、放課後児童クラブは、保護者の方が労働等により昼間家庭にいない小学校の子供たちに対し、授業の終了後に児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を提供し、その健全な育成を図り、子供たちの放課後を安全に、健全に過ごす居場所として大きな役割を果たしています。保護者にとって民間学童クラブの利用料の負担なども問題は多いと考えます。3項目目、子ども・子育て支援の充実に関し、放課後児童健全化育成事業の取り組みをお伺いいたします。
4項目目、先日まちづくり展にお邪魔してきました。いろいろな方々の活動に頭が下がり、こういった方々の活動、こういった方々に葉山は支えられていると感じました。その中でも、4項目目、葉山の魅力を高めるとしてイノシシに対する施策の発展をお伺いいたします。以上4項目、御答弁をお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
答弁を行います。
町長( 山梨崇仁君 )
窪田美樹議員の御質問の、所管する箇所につきまして答弁をさせていただきます。
1項目目、高齢者福祉の充実の安心して年を重ねられるための取り組みについてのお尋ねですが、当町の高齢者は比較的元気で健康な方々の割合が高いものの、年齢を重ねるにしたがって、認知症を初め身体面での機能の衰えに対する不安が生じてくるものと考えられます。そこで、第7期の高齢者福祉計画・介護保険事業計画においては、身近な地域で簡単に運動ができる貯筋運動の普及推進、認知症の初期段階から対応可能な医師や保健師等、専門職によるチームづくり、介護が必要な状態の方々に対して各種専門職が連携した自立支援に向けたケアマネジメントの実践など、各種高齢者施策を推進してまいります。また、さらなる地域福祉の充実を目指して、協議体を町内8カ所に設置し、新たな支援体制を構築するとともに、町や社会福祉協議会、各種福祉団体の各種取り組みの情報が地域全体に届く体制づくり等を行うことで、年を重ねても安心して生活できる地域をつくり上げていきたいと考えております。
次に3項目目に移ります。子ども・子育て支援の充実の放課後児童健全化育成事業の取り組みのお尋ねですが、放課後児童健全育成事業は、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業の終了後に小学校の余裕教室、児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与え、その健全な育成を図る事業で、学童保育や学童クラブと言われています。町内の学童クラブにつきましては、平成29年度に下山口地区に1カ所民間クラブが新設され、直営クラブ4カ所と民間クラブ5カ所の合計9カ所において受け入れ態勢の準備ができている状況です。なお、このうちの1カ所については、教育委員会や小学校の協力をいただき、一色小学校の敷地内での実施もしているところで、今後の学童クラブについてはまだまだ需要があることから、供給量をふやし利用者の選択肢を用意してまいりたいと考えております。続きまして4項目目、葉山の魅力を高めるのイノシシに対する施策の発展についてのお尋ねですが、イノシシ対策は農業被害対策、生活被害対策として捕獲、電気柵等の設置を行っております。これらの被害対策を実施するに当たり、葉山町、よこすか葉山農業協同組合、町農業委員会、葉山わな猟の会で構成される葉山町鳥獣対策協議会を設置し対応をしております。現在、葉山町内で捕獲されたイノシシは、殺処分後地中に埋めて処分されております。ジビエ等の食肉への利活用を行っている自治体もございますが、事業として成立させるためには捕獲数が一定の規模で安定していること、高度な解体処理能力が備わり、衛生管理された設備が必要となります。よって当町での捕獲数や設備費用との兼ね合いを鑑みると、事業としては継続させることが難しいと判断をしております。いずれにいたしましても関係団体の御協力を得ながらイノシシ対策への取り組みを継続してまいりたいと考えております。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
引き続き答弁を行います。
教育長( 反町和久君 )
窪田美樹議員の御質問にお答えいたします。2項目目、学校教育の充実の葉山町学校給食基本構想の見直しについてのお尋ねですが、教育委員会では、平成28年9月に策定をした葉山町学校給食基本構想の一部見直しを行い、平成30年2月に葉山町学校給食基本構想改定版を策定いたしましたが、平成30年度一般会計当初予算のうち学校給食センター設計業務託7,114万3,000円について修正案が可決し、事業が凍結をしております。このことにつきましては、他の候補地の模索や比較検討がなされておらず、事業そのものが未成熟であるとの御指摘をいただいたものと受けとめております。したがって、まずは学校給食センター建設候補地を模索し、比較検討を行う学校給食センター建設候補地調査委員会を立ち上げ、調査に入ったところでございます。
その際、学校給食基本構想は建設候補地を探す条件の目安としても活用をしております。現時点では調査中でありますので、葉山町学校給食基本構想の見直しについては考えてはおりませんが、調査結果がまとまり、議会などへの報告を行っていく過程において必要性が生じた場合には対応していくべきものと考えております。以上でございます。
議長( 伊東圭介君 )
再質問を行います。
8番( 窪田美樹君 )
御答弁ありがとうございました。それでは、通告に従って再質問を行わせていただきます。
住みなれた葉山でということで安心して暮らせるためには、私が考えるには、御本人に対する施策も大事ですが、見守る方とか御家族に対するサポートも必要と考えています。その中で、以前からお話ししています認知症サポーター養成講座。職員の方々のオレンジリングもかなりふえてきて、職員の方々が受講されてると思っています。町長はまだですか。受けました。じゃあ、ぜひ受けたということならオレンジリングを常にぶら下げていただけると、思います。早速お願いします。私の声が小さいですか。それでは、聞こえますでしょうか。認知症サポーター養成講座というのは以前からお話ししていますが、他の自治体ではいろいろな取り組み、見守る方に対しての取り組みが行われています。その中でも、介護サポーター養成教室、これが介護サポーターとして高校生から高齢者まで、どなたでも明るく楽しく介護に関する基礎知識や技能を学べる教室の参加者を募集しています。受講後には、介護サービス事業者等で洗濯物たたみや話し相手など、介護業務の手伝いをする介護サポーターとして修了証をお渡しします。お気軽にお申し込みくださいということで、そういうことを自治体でやってるところがあります。これは、これに参加する高校生、対象が高校
生から介護に興味がある方で、内容も結構実技とかも入ってくるんですね。認知症サポーター養成講座というのは座学が多いんですけれど、こちらのほうは実技等も入ってきます。なので、これを葉山にまねしてほしい、葉山でも行ってほしいということでは、まだまだハードルも高いと思います。ですので、これをまねしてほしいということではありませんが、こうやって介護が大変なものというものから先入観で入るのではなく、興味を持った感覚からも入れるようなまちづくりというのもすてきなことではないかなと思います。
ですので、認知症サポーター養成講座というものもですが、こちらの介護サポーター養成講座というのも、ちょっと調べてみていただければと思います。富山県朝日町の取り組みです。私、いろいろ介護のことで自治体いろいろなところを調べるんですが、葉山に住んでいて、年を重ねて介護を受けるようになった、認定を受けている。それでいろんなサービスを、施設サービスを利用するようになった方が、介護度が3以上にはなってる、3になっていて、ずっと施設を、デイサービスやショートステイなど利用してますという方が、紙おむつの支給というのを利用されてなかったんですね。ずっと。そういったものの情報発信というのはどのようにされてるんでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
介護認定するときに、ケアマネのほうでいろいろと御説明はしているはずなんですけれども、そういう方がいられたということであれば、今後きちんと強化はしていきたいと思っております。
8番( 窪田美樹君 )
葉山町が以前が介護度4から、7年前ですか、介護度3からになったというところでは、せっかく取り組みを拡充したのにもかかわらず、それが町民の方、やはり自分にかかわってないとなかなかサービスがどのようなものが利用できるかというのが知らないというとこ
ろがあると思うんです。ですので、葉山町が発信するのか、もちろんケアマネジャーさんとは月1回の面談とか訪問とかあると思います。そういったときにこういったサービス、介護度が上がれば、もちろん3になれば対象になるというところもあるかと思うので、そういったことを葉山町も発信するけれど、葉山町からケアマネジャーさんなどにお願いするということが大事だと思います。それとあわせて、あとは緊急通報システム、葉山町のサービスがとても進んだ通報システム装置というのを聞いています。ネットで調べても、葉山町のところが機械自体もすごいものだなと、実際を見ても先進的な、最新型というんですか、新しいものだなと思っています。その中で、先ほどのお話と重なりますが、介護が必要になったとか自分が高齢になったからって、葉山町が実際どんなサービスを行っているのかとか、自分が高齢になってサービスを受けたいけど、デイサービスってどんなものとか、介護認定って…もっと前になると介護認定ってどう受けるのというような声があるかと思うんです。以前からお話ししていますように、わかりにくいところにある地域包括ってどうしても言っちゃうんですけど、そこに相談に行くというところには、前に葉山町としてどのような、そういったこういうサービスとか、こういう認定の受け方があるんですよというような情報発信をされているのか伺います。
福祉部長( 仲野美幸君 )
一般的にお電話等で御質問があれば、その方の対応をしながら、状況によって御説明してます。それで、また今回、第7期の介護保険の計画がスタートするに当たり、各町内会に行かせていただきまして、6期のときもそうだったんですけれども、この計画についての御説明は、一般的なことになりますけれども、町民の方にこちらから出向いていってお伝えするような方法をしております。あとは、広報等で御説明するというようなことをしております。
8番( 窪田美樹君 )
これも他の自治体のお話なんですけれど、生活応援ガイド高齢者向け。今、葉山町ではハッピー…ハッピーじゃなくて子育てのありますよね。葉みんぐだ。葉っぱの葉の。あれ、子育ての葉みんぐには近くの公園とかすごい詳しくいろんなものが載っていました。幼稚園とかそういった保育園とか、そういった案内がすごく、よく載ってて、あれを見ているだけでもちょっと楽しくなる。カラーできれいだったんですけど。この高齢者ガイド、他の自治体から出してい10
るものなんですけれど、そこには、これ北海道なので除雪サービスというものも載っているんですけど、住まいと暮らし。自分が年をとったらというか、高齢になってきたらこういうサービスがあるんですよ。高齢者住宅改修助成、介護保険事業や高齢者福祉でやっている事業、あとは上下水の減免がありますとか、そういったもの。そして緊急、今月の広報に冷蔵庫に張ってくださいという消防のありますよね。そういった案内もここに載っています。こういうのをやってます。だからぜひこういう活動、冷蔵庫に張ってくださいというようなもの、あとは緊急通報システム。あと証明お届けサービス。葉山町で200円払って、そういったものを住民票を受け取るためにはこういうサービスもやっていますと。配食サービス。さまざまな敬老のお祝いのこと、あとは高齢者肺炎球菌ワクチン接種、さまざまなものが載っています。これ1冊あると、また介護保険、高齢者…ごめんなさい。後期高齢者の保険に関して、これ1冊持ってると、早いうちから読んでおくと自分がちょっと高齢になったらとかっていうものがわかる。流れがわかる。町がどんなものがやっているのかわかる。それが、これが29年度版なんですね。7月にまた新しい制度が変わるということ、制度が毎年出しているということでした。だからもう少ししたら30年度版が出る。葉山町でも、このこういったような冊子というものはつくられているのか、いかがでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
過去として、ちょっとつくったことはあるようなんですけども、最新のものは、まとめたものはございません。介護保険についてとか、それぞれの肺炎球菌についても、その時期になればお知らせするとか別々にはやっておりますけれども、総合的なものは現在はつくっておりません。
8番( 窪田美樹君 )
いろんなお知らせ、かくかくあるのは知ってるんですけど、それが1冊になってるということがとてもわかりやすいんだと思います。ですので、ぜひこういった流れ、生活応援ガイド、名前も応援するという意味で、葉山町が高齢者の方にこういうふうに高齢になってもこういうことをやってますよと、高齢の方対象にというようなことが一目でわかること。また、すごいのが年度ごとに変える。もちろんお金もかかることなんですけれど、そういった取り組みをやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
前につくったものもあるということですし、また近隣でもやってるとか、ほかの市町村のことも研究いたしまして、検討を進めていきたいと思います。
8番( 窪田美樹君 )
ぜひ、字も大きく読みやすい。以前、介護保険とか、そういったとても字が小さくて、いろんな事業所の住所・名前とか載ってても字が小さいとかあるんですね。高齢の方がこのぐらいの大きさで見やすい、薄いというところもとても使いやすいと思います。ですので、ぜひ研究していただきたいと思います。それで、地域で暮らす、暮らし続けるというところでは、在宅介護が今、在宅での支援が求められています。在宅介護としてる中で、どんどん最期のほう、終末期になっても家で、自宅でというところを葉山町もどんどん応援していると思っています。その中の取り組みとして、以前、山梨町長がお話しされていたように、葉山町で全国で初めて、これは言ったもん勝ちだという話で、全国で初めて看取り加算を立ち上げたということを言われています。現在の看取り加算の、昨年度でしたっけ、決算委員会で利用がなかった。前年度だったか前々年度だったか、ということが言われていますが、それの取り組み状況というか、おわかりになりますか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
すいません。今はちょっと、数は今は持っておりません。
8番( 窪田美樹君 )
決算委員会でのお話は、前年度か前々年度か、ごめんなさい、あれなんですけど0件だったというお話がありました。ですが、今年度はもう何件かの申請があるということも聞いています。その中で、この看取り加算をただやっている事業所が1カ所ということも聞いています。このショートステイでの看取りという事業自体が、とても大変な、職員も、職員自体も大変ということが声も上がっていますが、その中で、今、27年度から介護報酬のほうが改定になりましたよね。全国的に全部。介護保険制度が変わったときに合わせて介護報酬も変わっています。それに合わせてなんですけれど、以前、この看取り加算のつくったときに何を参考にしたかといったら、特養の看取り加算を参考にされ、看取りの事業そのものを参考にしたということが言われています。ですので、この看取り加算なんですけれど、現在、特養の看取り加算の単位が上がっています。制度改正に合わせて。ということは、葉山町でも事業所、やっている事業所が大変な思いをしながら続けているというところでは、国の制度が変わった…制度って、ごめんなさい。報酬が変わったことによって、そこも見直す必要が、そこに沿って報酬を決めたんだ、報酬というんですか、補助金を決めたのであるんなら、制度が変わったならそこも改定するべきだと、葉山町も変えるべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
この制度の始まりが、やはり今おっしゃっていただきましたように特養の基準で行っておりますので、それに準じてショートステイのとこで行う場合にも報酬についても考えていっています。
8番( 窪田美樹君 )
じゃあ、ごめんなさい。では、あれが変わったら、報酬が変わってるので、特養の報酬が変わっているので、ショートステイに対する葉山独自のものも変わったということでよろしいんでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
報酬が実際、31年度から上がるということと聞いてるんですが。すいません、同じように上げるように検討してまいります。そのように対応してまいります。
8番( 窪田美樹君 )
それでは、看取り加算に関し、介護報酬の平成27年度介護報酬改定の概要というところでは、27年度以降、ごめんなさい。単位数で言いますと、26年度以前は80単位だったものが27年度以降が144単位というふうになっているんです。ぜひ、調べて、今の御答弁ですと、制度に…報酬に…特養に沿って変更するということですので、ぜひ葉山で全国初めてやったという
ような事業ですので、ぜひともこれを、他の事業所も参加できるような取り組み、1カ所やってるところにほかのショートステイがどうやってやってるんですかとかっていうような研究をしてもらえるような横のつながり、介護事業所ってどうしても日々の、どこの職場もですが、日々の作業に、事務作業がすごいんですよ。そういうものに追われてしまったりするので、横の連携というんですか、事業所同士、他事業所同士の連携がなかなかとれないというところがあるかと思います。ですので、葉山町での介護の会議などがある、そういうところでその取り組みを、こういう取り組みをやっています、ほかの事業所でもぜひということで、声を伝えていただきたいと思います。いかがでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
そのようにしてまいりたいと思います。
8番( 窪田美樹君 )
介護施設では、介護職員の人材不足、保育園の保育士さんもですが、介護職員の不足が言われています。葉山社協では在宅に向かう家事援助…生活援助…その在宅サービスをやめるかやめないかというようなことも続けるには、ヘルパーさんが不足していて、続けるのが難しくなってきている、他の自治体ではそのサービスをやめる自治体も出てきているというような声を聞いています。葉山町では、介護職員の不足という声は上がっていますでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
やはり、日本全体としても介護職員が足りないという状況ですので、葉山だけ十分に足りていますという状況ではないと思います。
8番( 窪田美樹君 )
どうやったら介護職員として免許を…免許というか資格を持っている人はたくさんいらっしゃると思うんです。ですが、なかなか働くというところに結びついていかないというところが、もちろん給料が安いとかそういうところももちろんあるかとは思うんですが、地元で働くという、通勤が短いというようなメリットも多々あると思うんですね。そういった中では登録制度、葉山町で介護職員の資格を持ってる人を登録してもらって、とりあえずそういうところからつなげていくような制度というようなもの、以前、看護師さんに緊急災害時のときに登録制度というものを行ったというのありましたよね。それと、そこあれなんですけれど、そういったような登録制度のようなものというのを立ち上げるようなお考えはいかがでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
町単独で行われるものではないと思いますので、事業所さんとかと情報を連携しながらですね、必要なことで町がやれる部分があれば協力していけるようなことは考えていきたいと思っております。
8番( 窪田美樹君 )
介護の職員の人材不足というところで、どっちが先で、働く人がいないから国の施策として外国の人を雇うというようなプランも出てきてるような、どっちが…本当なら日本の人たちにもっと手厚くいろんな施策をすることが先だなと思ってはいます。いろんなことをしながら介護の職員の見る人、介護をする人、介護をされる人がよりよい環境の中で最期を迎える、ゆっくりと迎えられるような取り組みを葉山町としても担っていっていただきたいと思います。
では2項目目、教育の充実に関してなんですけれど、給食に関して質問する前に一つお伺いしたいと思います。研究を重ねると言っている就学援助の拡充、小学生に対してのは、どのぐらいまで研究が進んでいるのか、調査されているのかお願いいたします。
教育部長( 沼田茂昭君 )
今年度の当初予算では、まず中学校に上がる児童に対しての手当てをさせていただいて、次は未就学児が小学校に上がるときの対応ということで、今、検討しているんですけれども、まず要綱の改正とか、そういった、あと他市の事例とかを今、進めているところで、まだ具体的にこういった方向でというところまでは至っておりません。
8番( 窪田美樹君 )
その御答弁は3月に伺ったのと同じ状況というところで、どこどこの自治体がやっているとか、そういったもう少し踏み込んだ、今どのぐらい動いてる、これ年度で動くものですよね。次、今、31年度、32年度って年度で動くものなので、早め早め、まして予算がかからないというか、予算が前倒しになるものであるので、余計な予算がかかるわけではないですけれど、予算編成の際にもここのところは注釈していってもらいたい事業ですので、常にどのぐらい、他の自治体ではここを変えればやれたんだというようなことを、常に研究していってもらいたいと思います。
ごめんなさい、本題のほうで、センター建設予定地なんですけれど、今、候補地を探している状態というお話は、教育民生でも伺っております。センターの予定地を探しているというところなんですが、広さもお話がありました。2階建てですかというようなお話を聞いたら、2階建てというお話。その2階建てというのが、見学施設というところの2階建てではないんでしょうか。見学施設をつくる、あと更衣室も含めてなんですけれど、というための2階建てなんでしょうか。
教育部長( 沼田茂昭君 )
今、建築面積は1,450平米で、床面積が1,840平米程度を想定してます。今の御質問なんですけれども、2階建てというのは、要するに上がですね、会議室とか更衣室、見学スペース、そういったものを想定しておりますが、場所によって、今、候補地を探している町内の場所によって建ぺい率がいろいろございますので、それによってはですね、また多少変わってくる可能性もゼロではないというふうに思っております。
8番( 窪田美樹君 )
候補地によって、多少建ぺい率がということは、総2階という言い方が…例えば汚染と非汚染を2階建てにするとか、そういったことも考えられるということでしょうか。
教育部長( 沼田茂昭君 )
これは仮の話なんですけども、例えば調理スペースと洗浄スペースとか、そういった可能性はゼロではないんですけれども、今の段階では2階と言われてるところは、繰り返しになりますけれども、そういった会議室とか更衣室とかそういった部分で、実際に調理をするのはなるべくワンウエーで行いたいと、そのように思ってます。
8番( 窪田美樹君 )
以前の質問では、見学施設と会議室、更衣室等が2階になる2階建てというところで、そうするとかなり土地が広いものになってしまうと思っています。土地取得に関してもお金がかかる、費用がかかる状況だと思っていますので、先ほどお話があったような総2階、総2階というか汚染や、洗浄や調理の部分が2階建てになるということもあわせて研究されている、そこを全く外した状態ではないというところでしょうか。
教育部長( 沼田茂昭君 )
先ほども言いましたように、場所にもよると。要するに候補地のそれぞれの場所の建ぺい率とかそういうところにもきますので、その辺は柔軟に考えていきたいと思っています。
8番( 窪田美樹君 )
この質問を先にすると、まるでセンターが、センター容認というんじゃないんですけど、センターでよいんだよって、進めてくださいというお話に聞こえてしまうかと思うんですが、一度センター建設に関しては賛成をしています。その理由というのが、費用面というところが大きなところになっていました。ですが、ここの部分では、この費用面では経済的メリットという部分では、それが大きく崩れた20億円というようなお話が出た中では大きく崩れているのではないか。根本そのものが崩れている。その根…下の部分が崩れているので、上が…いいセンター
なんだから、よりよいセンターを目指しますというようなところではないのではないか。教育長も言われています自校式がいい、教育部長も自校式はいい、ですがというところが、お話が多々出てきています。それでなら、根本的な経済メリットという部分が大きく崩れているのであれば、そのものの基本構想を見直す段階なのではないか。せっかく…せっかくじゃないですけど、とまってしまった学校給食の構想なんですが、そこにはどうやったら自校方式を残そうかというようなものは残念ながら見えません。そういったところでは、どの段階で、今、また候補地を探すというところで、そこでまた失敗というか見つからなければ、再度どこまで戻った基本構想の見直しをされるのかはわかりませんが、そこまでは頑張られると。土地探しまでは頑張られるという状況ではあると思います。
何度も、この質問、何度も何度もしてるというのは、以前、私が学校給食、中学校給食をずっと取り上げてきたときに、葉山町は学校給食をやります。山梨町長のときにはランチボックス…デリバリー方式ですというお話でした。?町教育長が就任されてから、いえいえ、完全学校給食ですと。
というところで私すごく喜んだんですね。デリバリーではない学校給食だ。そこで安心しきってしまって、しばらくの間質問しなかったんです。それに関して。学校給食が、中学校給食が進んでる、進んでると思っていました。そこで、しかし話が出てきたときには、なぜか6校の学校給食でセンター化でした。2校しかない中学校の学校給食であれば、センターもやむを得ないかなというところもありました。しかし、びっくりしました。本当にびっくりしました。町民の方もやはりびっくりされたと思います。ですので、ここは喜んで油断しててはいけないんだということを、私、学んだんですね。ですので、また再三同じ、全然進捗してない中学校給食、学校給食に関して、何でこんなにしょっちゅうしょっちゅうやるのというところもあるかと思いますが、よりよい…よりよいというか、教育長も教育部長も教育委員長も、自校式はいいんだというお話が、声があります。それをどうやったらということも考えたんだけれど、やはりその結果センター方式になってしまったという、残念だけどなってしまったという声を聞いています。その中では、今、本当の経済的メリットという部分が大きく崩れている中では、本当にしっかりと調査していただきたいと思います。親子方式をどうやったら残すという部分になれば…ごめんなさい。自校方式を残すという部分になれば、親子方式も考えられるかと思います。その中で校舎が、場所がないというところもいろいろあると思いますが、ちょっと発想の転換をして、上山口小学校と南郷中を組み合わせるとか、センターで1個、1カ所で全部に配ることを考えていたのであれば、上山口小学校と南郷中とか、どうやったらそこのところを使えるか、ある程度の増築、校舎内におさめるだけではなく、建て増しというんですか、というようなやり方も含めた研究というのが本当に今必要だと思います。20億かけて2,800食をつくって、お子さんがどれぐらいふえるか減るかはわかりませんが、60年もたせなければ、60年間2,800食が必要なのかどうかというところも大きく考えらえると思いますので、ぜひ学校給食の基本構想、センター化に向けた学校給食基本構想という、あのタイトルではなく、学校給食基本構想というタイトルになるような基本構想の見直しを求めます。いかがでしょうか。
教育長(反町和久君 )
私どものお答えも、常に基本的には同じようなことを繰り返すことになってしまうんですけれども、何か意図的に窪田議員を油断させようとしたようなことはございませんので、一生懸命、そのときどきに必要な措置を講じていきながら、残念ながら見通しが甘かったといえばそういうことなんですけれども、上山口小学校旧校舎地では不可というような判断をし、次に葉山中学校のり面を検討にのせ、しかしこれも、確かに御指摘のように私たちが当初予想したよりはコスト面がかさむと。ただ、20億といっても建物自体が20億ではありませんので、内装設備等も含めてですので。御指摘の趣旨は理解できるところはもちろんあるんですけれども、ただ、まず費用面で根本的に、何だ、重大な前提が崩れてしまったというようなお話ですけれども、確かに以前、上山口小学校を想定したときには、要するにコスト面で相当安くなるんだということを強調したことは事実です。これは間違いなくそのとおりなんですけれども、しかし、その後、場所を変えた段階で試算をしていく中では、これは確かにそういう大きなメリットは失われたけれども圧倒的に高いとかそういうことはございません。基本的には別の方式をとっても、ほぼ同等のコストがかかってしまうと。その意味での優位性を失われたという話だったというふうに私どもは受けとめております。
それでは、コスト面以外の機能的な面はどうかというと、これに関しては、確かに全くフラットな条件で好きなようにつくっていいよという土地があるのであれば、自校方式でね、やることはもちろんすばらしいことだというふうに思っておりますけれども、現行の各校の敷地等を考えますと、これは新衛生基準等をきっちり満たすような、そういう意味でね、これがあと半世紀とか60年とかもつような給食施設にしていくためには、これは自校方式で、その敷地に建てることについてはなかなか難しかろうと。そういう意味では、自校方式で求められているよさみたいなものを機能面でどういうふうに吸収するのか。そういうことをどうやって引き受けていくのかということに主な観点を置きながら、給食センターの中に生かしていくという方向で進めるべきではなかろうかというふうに考えています。
それからお話の最後の点ですけれども、今後どうなるかということに関して言うと、やはりここまで積み上げてきた給食センターに関する研究を生かして、それが可能になるような土地を探していくんですけれども、全くそれに見合うような土地がないとかね、そういう建設方法が不可能であるとかっていうふうになれば、これはやっぱりほとんどゼロベースで、改めて戻って考えるしかないだろうというふうには思っております。以上でございます。
8番( 窪田美樹君 )
コストメリットが同じぐらいなら、ぜひ自校方式を残してほしい。土地の広さ、我慢しなければいけない、職員の方が働きにくい環境ができてしまうのかもしれないというところもあるかと思いますが、子供たちの食育を考えたらどっちなのかなと思います。ぜひ、自校方式を残すような、どうやったら残せるかという努力もしていただきたいと思います。次の質問に移らせていただきます。放課後児童なんですけれど、葉山町では児童館で学童保育を行ってきています。利用者、以前から6年生まで対象者が広がったところで、学童保育の待機児童という言い方でいいのか、はいらっしゃいますか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
学童クラブ…すいません。児童館等で行ってるものについては、場所の制限もあり、一応3年生まででお願いしていて、制度が27年から変わったときに6年生まで対象になりましたけれども、葉山町では民間のお力も借りながら、そちらでは6年生までも受けるような形で、今現在、児童館、公営施設でお預かりしているお子さんたちは、一応3年生までという形でございます。
8番( 窪田美樹君 )
じゃあ、葉山町では児童館では3年生まで、3年生以上のお子さんが、もし学童を利用した場合は民間にというお話なんですね。民間の方でも合わせてで構いません。待機児童というんですか、いらっしゃいますか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
一応、今、定数がいっぱいでお断りという形はいますけれども、4年生以上になりますと、一度お家に帰ってから、御自分でお家に帰ってから、かばんを置いて児童館で遊んでいただくとか、そういうような形で対応してらっしゃる方もいらっしゃると思います。
8番( 窪田美樹君 )
お断りしてるということは、お家に一回帰って、かばんを持ってでは児童館に行けないので、かばんは置いて行くという。学童じゃなくて児童館に遊びに行くというところなんですか。では、その待機児童解消に向けてはどういう政策をとられるのでしょうか。先ほど、町長からも選択肢をふやすようなというお話もありました。ということは、事業所ができないとだめですよね。となると、それは葉山町が頑張るのか、それとも民間に任せるのか。いかがでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
町としては、今までどおり4カ所で、それは町の子ども子育て会議でも議題にして話し合ったこともあったんですけども、利用者の方々、特に御父兄の方からは学校の近く、または隣接する、できるだけ子供の学童クラブに行く安全が守れるというところで御意見がありましたので、今、4校ある小学校の、それぞれの4カ所の公設の分は、今のところふやす予定はございません。また、学童クラブにつきましては、あと民間のほうにつきましては、やってくださるという、もし事業所がいらっしゃった場合は、基準が整っていれば支援していく予定はございます。
8番( 窪田美樹君 )
葉山町は、今ある児童館でというお話でした。民間も、民間に対して、今、もう待機されてる方がいらっしゃるというお話の中で、どのようにすれば民間が出てくるのかというところもあるかと思うんですが、民間がやりますよ、名乗り出てくれるというか、事業所を立ち上げますよというところは、希望はあるんでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
今現在、例えば相談中とか、やりたいとかいう事業所はございません。ただ、今、9カ所ございますので、9カ所、町の分が4カ所と民間5カ所やっておりますので、そちらのほうで受け入れる人数も定数がまだ満杯というとこばかりではございませんので、そういうところに受け入れを広げていただくとかいうお話、お願いになりますけれども、できると思っております。
8番( 窪田美樹君 )
この学童クラブに関しましては、保育園のように親が車で送り迎えをするわけではなく、子供が学校の帰りに行くわけですよね。そうなると、長柄小に通ってるお子さんが、じゃあ一色に空きがあるからって一色の学童には行かれないですよね。長柄の小学校の子は長柄地域のということですよね。となると、もし、例えばですけど、長柄で待機児童というか待ち望む声が大きくても、長柄で開いてもらわなきゃいけない。かなり地域性が出てくるものだと思います。そこの希望に沿ってくれるのかというところでは、やっぱりここは町がもう少し頑張っていかなきゃいけないところではないかと思います。先ほどお話の中では、通学というか学校から学童までの距離がやっぱり近いほうがいいというところでは、学校の中にあるのが一番いいのかなとは思いますが、余裕教室はないんですよね。一色のように新館の校舎が…新館というんですか、新館の校舎のように余裕の教室があれば、そこでできたんだけれど、今、ほかの学校では余裕教室と言われるようなものがあるのかないのか。
教育部長( 沼田茂昭君 )
学童クラブの場合、一色小の新館を利用してるのは、建物が本校舎ではなくて別棟という利点があります。余裕教室があるなしではなく、なかなか本校舎の中自体に学童クラブをつくるとなると、いろいろクリアしなければいけない問題が多いという、そういう認識でおります。
8番( 窪田美樹君 )
そういう認識も、私も一応持ってまして、一応、補助金が出るような、補助金で学校の施設、余裕教室の中に保育所を…保育所までありました。保育所、学校の同じ施設の中に。そういったところの自治体も調べていただいて、葉山町で待ってる、民間が来てくれるのを待ってるのではなく、葉山町として保育園が卒業して、保育園が終わって小学校に上がるときのお子さん、親御さんが心配ないように行かれるような対策を望みます。それでなんですけど、放課後児童に、前回質問したときに、放課後児童に…学童クラブを利用している方への減免とか補助は行っていないと伺いましたが、いかがですか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
公立については無料ですけども、民間についてはそれぞれの事業所が決めてくださっているところで、町としての減免をしたらとかそういうことは決まっておりません。
8番( 窪田美樹君 )
葉山町で行っていないということなんですが、全国の自治体の80%が行っています。減免。何らかの減免を。学童を行っている…ということがわかっています。ですので、葉山町でもどのような減免ということもあるかと思いますが、所得に応じた減免というのを行う、調べていただいて行っていただくような対策はいかがでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
ちょっと少し前になるんですけど、県内で学童クラブの減免についてちょっと調べたことを記憶してるんですけども、そのときに、まず無料でやってるところが葉山が何カ所しかなくてですね、有料でやっているところについての減免について考えてる自治体が多いように思っておりましたので、最新の情報とかございませんので、また研究はしてみたいと思います。
8番( 窪田美樹君 )
もちろん、無料で行っているところに対しての減免は行えないと思ってますし、80%というあれも、全国でやはり無料で行っている自治体もあります。それを除いた中で、利用料なりを取ってる、徴収してる中での減免がそこを八十何%行われてるというところですので、葉山町でも必要なところではないか。以前は民間の保育…民間の学童ってなかったですよね、葉山町は。そこが動いてきてるというところでは大事な部分ではないかと思います。夏の夏休みに民間の学童を利用すると、フルに利用すると、朝早い時間から、朝仕事行くときに預けて夕方仕事終わるまで預けると5万円かかるというような、どうしてもそうやってかかってしまうような学童さんというか、も出てきてしまうそうです。そんな中では、やりくりしながら、きょうはおばあちゃんち、きょうはお友達んちというようなことをして、どうやったらある程度抑えたいというような部分を、正直なところ出てくるそうです。そういったところへも葉山町が目を当てていただきたいと思います。すいません。私の時間の配分がうまくないもので。イノシシに関して伺います。今現在、イノシシ葉山町で何頭ぐらい捕獲されてるか教えてください。
環境部長( 高階歩君 )
イノシシの捕獲数でございますが、平成29年度におきましては33頭が捕獲されました。なお、30年度に入りまして既に9頭、昨日も1頭捕獲されておりますが、昨日までで9頭が捕獲されてございます。
8番( 窪田美樹君 )
先日、まちづくり展に行ったときの捕獲数を…町長行かれましたか、まちづくり展。そこで見たイノシシの捕獲というんですか、頭数がもっと多かったんですが、そこは申請制度とかあるんでしょうか。
環境部長( 高階歩君 )
鳥獣対策実施隊の方々が捕獲されました数字につきましては、私どものほうで把握している数字にほぼ間違いないかと思ってはございますけども、そういった意味では年度で区切りまして、先ほど33頭と9頭と申し上げましたが、その前、28年度には8頭、27年度には4頭、その前26年度には3頭ということで捕獲されております関係で、50頭以上が捕獲されてることになります。トータルでいきますと申し上げた数字よりも多くなろうかと思います。
8番( 窪田美樹君 )
では、まちづくり展で捕獲されてたのはトータル、2018年5月17日現在65頭というのは、トータルの、1年間ではなくトータルということなんですね。わかりました。それで、そこの中で、その横に推定生息数というのが出ています。2018年には100頭、2019年にはもっとふえていくと考えられると思うんですが、今後の見通しは、頭数の見通しはいかがでしょうか。
環境部長( 高階歩君 )
私のほうでもですね、過去には60頭程度であろうという話から耳にしておりますが、ちょうどこの時期が繁殖期でございます。先ほども、うり坊が捕獲されましたけれども、そういった時期になりますと頭数ががっとふえるものと思われます。100頭とおっしゃられましたような頭数になることもあろうかと思います。捕獲してる数字が29年度、急に33頭というように多くなったという要因につきましては、わななどの技術も、自治体の方々の御努力によりまして上達しているということに合わせてですね、確かに生息している数の増加も要因としてあろうかと思います。今後も、これ以上増加することでですね、生活被害や農業被害に広がらないような対応
をとっていくべきだというふうに考えてございます。
8番( 窪田美樹君 )
今、先ほどの話では65頭。資料からなんですけれど、それが全部埋められてしまっている。埋められてしまってる、焼却処分なり埋められてしまってるというところでは、本当にそれでいいのかなと。頭数が多くないからジビエとして、恵みをそのまま捨てるというところでは、許したくないところと思います。ジビエとして活用して、それを町の魅力としてやってる自治体が最近すごくふえてるそうです。国としてもそこを進めているというところで補助金も出るというものもある。ですので、ぜひ頭数が今少ないから、安定しないからというのではなく、これ十分安定して、変な言い方ですけど安定してふえているっていう言い方が変。ふえてきているので、そこの研究を進めて、恵みとして活用すべきだとは思うんですが、いかがでしょうか。
環境部長( 高階歩君 )
先ほどの頭数の件で、ちょっと1点訂正というか追加で御説明させていただきたいのが、65頭というまちづくり展での頭数については、逗子市で捕獲された分も含まれてると想定されます。逗子市では6頭捕獲されてると聞いておりますので、追加で御説明させていただきます。
8番( 窪田美樹君 )
逗子市でとれたからって葉山でどうしちゃいけない、その団体さんが捕まえたものなのでとは思います。それとしてはあれなんですけど、そういった活用を望みます。研究してください。その団体の方々が動いてくれてるおかげで、そうやって町の下のほうにおりてくる被害も減ったという声も聞いています。その人たちの活動を、葉山町としてもっと支援していくべきだと思います。今、まちづくり展を見ると何回見回りを行い、その処分をして100キロもあるようなイノシシの血抜きをするのに、手でこうやるとかということも書いてありました。それが本当にただの…ただのというか、ボランティア、何でもない方々の善意だけで行っていけるものではないと思います。町民の方に被害が及ぶ前に、ぜひこの方々の活動も支援していくことが必要だと思いますが、町長、いかがでしょうか。
環境部長( 高階歩君 )
現在ですね、国の交付金もいただく中で、活動に対する対応をわずかながらですがさせていただいております。この鳥獣被害に関しては、県内でもいろいろな自治体が取り組み始めておりますし、そういった事例はですね、さまざま研究をしていきたいと思いますし、先ほど申し上げました頭数についても、これよりも広がらないことが大事だと思っていますので、そのための支援は研究をしながらとっていきたいというふうに思っております。
8番( 窪田美樹君 )
近年、ここでふえてきたという中では、逗子や横須賀でもイノシシが見れるというお話でした。でも、葉山が最初じゃないんですかね。この近辺では。ですので、葉山がどんどんいろんな、ジビエにするにしても何にしても葉山が頑張っていかなければ、逗子や横須賀の中での活動、イノシシの取り扱いというんですか、命を無駄にしない方法も取り組んでいっていただきたいと思います。
議長( 伊東圭介君 )
答弁いりますか。
環境部長( 高階歩君 )
ジビエに関しましてはですね、さまざまな情報が今、インターネットや
雑誌などで入ってまいります。どれぐらいの頭数があれば専用施設ができるのか。当然、感染症やさまざまな病原に対する対応もとらなきゃいけない中で、ある説によりますと、年間1,000頭以上とらないと実績が上がらないという話も聞いていますが、おっしゃられましたとおり、さまざまな自治体にも広がりつつある中身で、内容でございますので、研究をしながらですね、どのようなことがあるか情報収集を努めていきたいと思っております。
議長( 伊東圭介君 )
既に時間が経過しております。これにて8番 窪田美樹議員の一般質問を終わります。第2番、10番 待寺真司議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。待寺真司議員、質問者席にお着き願います。
暫時休憩をいたします。 (午前11時02分)
10番( 待寺真司君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時16分)
休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。10番 待寺真司議員。
10番( 待寺真司君 )
10番 待寺真司です。ただいま議長のお許しを得ましたので、通告に従
いまして4項目8点について一般質問を行わせていただきます。冒頭、議会ICT化推進チームのチーム長として、ちょっとごたごたしてしまいまして、議会をとめてしまいましたことをおわび申し上げます。以降、気をつけてですね、議会初日からしっかりとこのICT化で取り組んでいることが、しっかり皆さんで使っていけるように取り組んでまいり
たいと思いますので、よろしくお願いをいたします。それでは、まず1項目目につきましては、低炭素社会の実現に向けた取り組みについて2点伺います。平成14年3月に策定されました葉山町地域温暖化対策実行計画に基づき、CO2二酸化炭素を初めとする温室効果ガスの削減に役場として取り組んできておりますけれども、現在第4期というような中で、今後もさらに低炭素社会の実現に向けて、葉山町の方針と今後の具体的な取り組みを1点目に伺います。2点目につきましては、スローモビリティーの実証実験に参加すべきだが所見を伺うということでございますが、スローモビリティーというのは、いわゆる電動で時速20キロ未満で公道を走る4人乗り以上の乗り合い自動車のことでございます。今、国土交通省がこの取り組みに非常に前向きになっているということで、これに関しては、葉山町としてもぜひ、こういった実証実験に参加するための手を挙げてほしいと思いますので、その所見を伺います。2点目につきましては、教育環境の整備について2点ほど伺います。まず1点目ですけれども、こちらが2017年の2月27日に日本の教職員組合から出されました政策提言のリーフレットでございます。この中の最後にここに書いておりますけれども、教員の勤務時間、これはもはや過労死レベルというような形で教員の労働環境は非常に厳しい内容。それに関して、それをどうか是正していきたいということの15の政策提言が出されました。葉山町でもこの勤務実態について調査がされていると思いますけれども、現在の葉山町立、公立小・中学校の教職員の勤務実態を教育委員会としてどのように捉えていらっしゃるのか、1点目伺います。
2点目につきましては、今度の8月1日になりますが、教育民生常任委員会で小・中全6校の視察に伺う予定となっております。各学校とも老朽化が大変著しいという指摘がいろいろなところから上がっておりますけれども、やはりここは学校施設の改善計画を早急に示すべきだと思いますけれども、その御所見について伺います。
3項目目は里山保全について3点ほど伺います。まず1点目は、前回質問をいたしましたけれども、ちょうど上山口の唐木作水源地の交差点からちょうど向いた左手の山がですね、非常にその樹木がたくさん刈られていたので、これはどうだということで伺ったところ、町長のほうからはすぐに調査をするというふうな御返事をいただいておりましたけれども、まだその報告について伺っておりませんので1点目伺います。
2点目は、里山保全に取り組む各団体、いろいろな団体があることは私も承知しておりますけれども、そういった団体と町との協働の取り組みについて伺います。
3点目につきましては、葉山の魅力を高める実行委員会で里山保全に取り組んでおられますけれども、その里山保全の取り組みに対する地域の説明会が去る5月の27日の日曜日ですか、ごめんなさい26日の土曜日、木古庭と上山口の2地域で行われたと思いますけれども、その地域説明会の状況について伺います。
4点目については…ごめんなさい、4項目目につきましては、災害発生時の協定締結について伺います。現在の協定締結状況と今後の締結に向けた各団体との調整など町の取り組みについて伺います。以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
答弁を行います。
町長( 山梨崇仁君 )
待寺議員の御質問の所管する箇所につきまして答弁をさせていただきます。1項目目、低炭素社会の実現に向けた取り組みについての1点目、低炭素社会の実現に向け葉山町の方針と具体的な取り組みを伺うについてのお尋ねですが、葉山町では平成26年度から平成30年度までの5年間を計画の期間とした第4期葉山町地球温暖化対策実行計画を策定し、温室効果ガスの排出抑制のための措置を講じ、温暖化対策に向けての取り組みに当たっております。具体的には再生可能エネルギーを利用したシステム等の設置に対する補助や業務時間外に庁舎内の照明を消灯するライトダウンキャンペーンの実施、また本年度は6月から約半年間の期間限定でフォルクスワーゲングループジャパンと協力し、平日の公用車として電気自動車の無償貸与を受けました。今後も町独自の取り組みに加えて町民・町外の方々からの協力を得ながら、低炭素社会の実現に向け積極的な取り組みを行ってまいります。次に2点目、スローモビリティーの実証実験への参加についてのお尋ねですが、スローモビリティーは低炭素社会の実現に向けて、また特に高齢者の移動手段の充実など導入による効果は期待できると考えますが、葉山町内の道路及び歩道は幅員が狭いことなど、クリアすべき課題が多いと認識しております。いずれにしましても、今後は先行団体の取り組み状況など情報収集等に努めてまいりたいと思います。続きまして3項目目に移ります。里山保全について、1点目、前回質問した上山口の樹木伐採の調査報告についてのお尋ねですが、前回の議会で待寺議員から御質問いただいた後、現地の確認を行ったところ、当該場所は法令違反ではなく、近所の方が所有する土地で自主管理の一環で行っていたことがわかりました。
2点目、里山保全に取り組む各団体との協働についてのお尋ねですが、地元町内会の協力はさることながら、葉山の魅力を高める実行委員会が里山の魅力創造事業を行う前から活動をしている二子山山系自然保護協議会や葉山ふるさと絵屏風継承会などの団体との情報や目的の共有、協力関係の構築が大変重要であると考えております。そこで、さまざまな団体の方に実行委員会にオブザーバーとして参加していただき、活動内容の紹介や経験を踏まえたアドバイスなどをいただいております。今後こういった団体と情報やノウハウなどを共有して、より葉山の魅力を高められるよう取り組んでまいります。
3点目、葉山の魅力を高める実行委員会の取り組みと地域説明会の状況を伺うとのお尋ねですが、葉山の魅力を高める実行委員会は地場野菜を使用した料理教室、里山の魅力創造、ガイドマップや案内の作成の3つの部会で取り組んでまいりました。そのうち里山の魅力創造事業では、木古庭の入児童遊園の奧、大谷戸橋、上山口の唐木作を活動の候補地として進めてまいりました。そこで5月26日(土曜日)に木古庭会館・上山口会館において説明会を行っております。参加者は木古庭会館で15名、上山口会館では33名でした。事業の趣旨についてはおおむね評価を得られましたが、一方、上山口の皆様には説明のタイミングが遅かったことへのお叱りと情報不足により生じる不安を抱いていることが明らかとなりました。今後は里山保全の意義を地域の方と共有した上で取り組みを進めていけるよう、個別の意見交換や情報発信をした上で今後の活動方針を実行委員会とともに改めて検討していくこととします。続きまして4項目目、災害発生時の協定締結について、現在の協定締結状況と今後の締結に向けた町の取り組みを伺うとのお尋ねですが、防災安全課が所管する災害に関する応援協定等については現在41の協定を68の機関と締結しております。また関係各課においても災害時に関するさまざまな協定を締結しているところです。今後の締結予定としては、災害時等におけるドローンを活用した支援活動及びドローンの利活用に関する連携協力に関する協定を一般社団法人地域再生・防災ドローン利活用推進協会と締結いたします。この協定により、災害時危険箇所の調査や上空から広範囲にわたる被災状況の確認、夜間の捜索等が可能となるほか、平常時においても、ハイキングコース等で遭難者が発生した場合などにも捜索に協力をいただけるものとなっております。そのほか災害時における応急対策の実施に関する協定を葉山町商工会と締結する予定で、この協定により、大規模災害発生時に避難所などの公共施設の応急補修や災害救助法による被災住宅の応急修理などに御協力をいただくことを可能とするものでございます。今後も引き続き、本町の防災体制をより万全なものとするための防災協定の検討を進めてまいります。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
引き続き答弁を行います。
教育長( 反町和久君 )
待寺真司議員の御質問に順次お答えいたします。2項目目、教育環境の整備についての1点目、葉山町公立小・中学校の教職員の勤務実態についてのお尋ねですが、神奈川県教育委員会は市町村立学校における教員の勤務実態を把握し、教員の働き方改革に向けた資料とするため、昨年11月、政令指定都市を除いた県内全市町村の小・中学校計90校を対象に市町村立学校勤務実態調査を実施いたしました。本町からは小・中学校で各1校が調査対象校として抽出をされました。調査結果のまとめから、児童・生徒に関する課題の複雑化・困難化による教職員の多忙な勤務実態が明らかになり、本町の対象校においても同様の結果が確認をされております。こういった実態を踏まえ、神奈川県では本年3月に教職員の働き方改革に関する当面の方策を打ち出しております。本町といたしましても、県の方策等を参考に適切な業務改善が図られるよう取り組んでまいりたいと考えております。
次に2点目、学校施設の改善計画を早急に示すべきだが、その所見を伺うとのお尋ねですが、葉山町公共施設等総合管理計画では、公共施設の基本方針として、学校教育系施設については児童・生徒数の今後の推計を踏まえ小・中学校の適正規模・適正配置等を検討し、学校施設の計画的な更新を検討すると定めております。あわせて、更新の際には長寿命化、類似機能の共有化や複合化、多機能化を検討することとしております。また、葉山町公共施設等総合管理計画第1次実施計画におきましては、劣化・損傷が進行する可能性や個々の施設に与える影響等について診断評価を行い、施設間における対策の優先度を判断するため劣化状況の調査を実施するとしています。この診断結果により、優先する施設の判断がなされていくものと考えております。今後は葉山町公共施設等総合管理計画第1次実施計画の進行状況を踏まえつつ、児童・生徒数の推計、学区調整の検討、小・中一貫校の研究などを行うことが必要ではないかと考えております。以上でございます。
10番( 待寺真司君 )
御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問をさせていただき
ます。まず確認なんですけれども、今、第4期の葉山町地球温暖化対策実行計画、第4期が5カ年ということで平成30年度ですから、ことしが最終年に当たるということでなっていると思いますけれども。まずその前にですね、この上位計画に当たります葉山町環境基本計画の改定版というのが2011年(平成23年度)から2020年(平成32年度)まで10年間の改定版が出されておりまして、その環境基本計画の中では5年を基本として見直しを図るなど柔軟に対応するというふうに入っておりますけれども、確認ですけれども、現時点で、そのいわゆる当時出したこの計画に関して大きく変更したり、そういったことはなく、残りの3年間になりますけども、それもこの基本計画どおり進めていくということでよろしいでしょうか。
環境部長( 高階歩君 )
議員おっしゃられましたとおりですね、改定等は行ってございませんで、残り3年間このまま計画を進行させていただきたいと思ってございます。
10番( 待寺真司君 )
地球温暖化対策実行計画のほうについては、14年にまず1期目ができて、そして19年度から、そして24年度から、26年度からと今、第4期ということで、これは非常に大きな動きがあって、例えばクリーンセンターでし尿の焼却を停止した。あるいは、何ていうんですかね、そのダイオキシンによって焼却炉がストップしているということで、役場関係の施設から出る温室効果ガスが非常に極端な数字で減っているということがあって、今、第4期というような形で、非常にローリングさせていって、目標値を持ってやっておられるんだと思うんですけれども、いわゆるその30年度が最終年に当たるんですが、次期計画について、そろそろ策定の準備とかそういった動きに入っていくと思うんですけれども、その辺のスケジュール的なものはいかがでしょうか。
環境部長( 高階歩君 )
おっしゃられましたとおりですね、さまざまな大きな流れの変化がございました中で、既に報告書にも書かせていただいているとおりですね、大きな変化がございました。電気のLED化を初めですね、さまざまな取り組みも成果として出ておると思っております。新たな、30年度以降、30年度に策定します次期計画につきましては、現在資料を収集し、年度内に策定すべく動いてございますが、具体的に今、新たな項目として設けられることについて申し上げることがちょっとできませんで申しわけないんですが、年度内には策定をさせていただくということで計画を進めてございます。
10番( 待寺真司君 )
わかりました。というのは、今、町のホームページ、まだ平成29年度の実績が出てないと思うんですけれども、いわゆるその平成24年度を基準年としたもので、26・27・28という実績が出ている中で平成27年度がこのいわゆるその第4期の中の3年間では一番、その何ていうんですかね、排出量が減っているというような年でございますので、つまり次の実行計画をつくる際には、一番低い数字をやはり基準年に置いてほしいというふうに思いますので、その辺はぜひ取り組んでいただければと思いますので、指摘をさせていただきます。
それから1点ですね、町のホームページを見ていると、いわゆる温室効果ガスというのは6種類あるということで、京都議定書なんかのときになっているわけですが、葉山町のホームページには5種類しか出ていなくて、パワフルオロカーボンという、ちょっと聞きなれない名前なんですけれども、そういったものが抜けているんですが、これは何かその理由があって抜けているということでしょうか。
環境部長( 高階歩君 )
御指摘のとおりですね、温室効果ガスにつきましては、6種類ございます中で、葉山町におきましては5種類の報告とさせていただいております。この1つ、パワフルオロカーボンにつきましては、フッ素と炭素からなる不活性の化合物ということで、電子部品や電子装置の気密性のテストなどで使用する際のものでございまして、葉山町においては該当するものがないということで除いてございます。
10番( 待寺真司君 )
わかりました、ありがとうございます。いずれにしてもですね、そのや
はりこの低炭素って言いにくいですね、町長も言いづらそうだったりして、本当言いにくいんですけれども、この低炭素社会に向けたこの日本全体の動きというのは各地で進んでおりますので、いわゆる本当にクリーンエネルギーという部分で太陽光であったりとか地熱発電であったり、あるいは小水力発電というようなものもありますので、じゃあ葉山に合ったもの何かなと思うと、ぜひこれ町長ね、研究をしていただければと思うんですが、小水力発電ということで、そんなに大きな、何ですか、水力がなくても発電に成功している自治体があります。その中で一番成功事例として挙がっているのが鳥取県の鳥取市用瀬町という、これ平成16年に用瀬町が鳥取市に合併をしたということで今は鳥取市になっているんですが、そこに別府集落というところがあるんですが、そこの住んでいる方が全員が組合員となって電化農協を設立して、それで売電で潤っているそうで。そこの集落は交通手段もそんなに便利ではないんですけれども、人口が減らないということで注目をされているというお話を、私はちょっと研修のときに伺って、それでちょっと調べさせていただいたら、なるほどそんなに大がかりな設備じゃない。それを仕掛けたNPOの団体があって、ここにちょうど写真もあるんですけれども、こういった取り組みが那須のほうでも、那珂川だったかな、のほうでも行われていますし、小水力ということでございますから葉山町も小さな河川結構たくさんありますので、そこに合った形で発電事業というのもひとつ検討いただけるといいかなと思いますのでお願いをいたします。
それから町長、ちょうど今、電気自動車の試験…試験というかね、たまたま民間事業者と、会社名言ったらまずいかな、が協働でね、葉山町をモデルにしてやってくれたと。これは非常に葉山の名を高めてくれる大変いい事業だなと思いますし、また、今の新世代電動パワートレインいわゆるe-POWERという部分で、エンジンはもう本当に発電専用だけでモーターで車を動かすという技術が某メーカーさんから開発をされて、これ新世代の本当に有効なもので、いわゆるガソリンを使うのはモーターの発電のためだけで燃費も25キロぐらいガソリンでなるというような形で、どんどんどんどんそういった技術が進歩していくと思いますので、ぜひそういった技術の進歩を、情報をとってですね、今回のように葉山町が、いわゆるそういったことを例えばテストするとか、そういったときにモデル事業都市として、環境都市・葉山という部分をね、宣伝していく絶好のチャンスになるんじゃないかなというふうにも思いますので、ぜひその辺の情報収集等を環境課を中心にですね、取り組んでいただければ思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは2点目ですけれども、スローモビリティーというのは先ほど申しましたように、時速20キロ以下で、電動で動いて4人乗り以上で公道も走れるというような形で、これ国が結構実証実験を進めている事業でございまして、新しい、そのですね、これからのその乗り物として注目を集めているのはですね、実はそのコミュニティーの再生に非常にこれが結びついているという事例が出ているそうです。というのは、その団地内を、大体10人から15人乗りぐらいのeCOM-8というそうなんですけれども、8輪車なんですけれども。そういった電動車を回して、そしてお年寄りなんかが買い物に行ったり、いろいろな用を足すときに、こういったちょっとかわいらしいのがあるんですけれども、これに皆さんが乗って、ゆっくり走行しながら商店街とかを通るそうです。そうすると、それゆっくり走っているので、非常にその中で会話が進んだりとかいうことでコミュニティーづくりにも寄与するというような実験、実証実験、実証の効果があらわれているということで、団地内の交通手段としてやるということと、あと動く集会所の機能だということでなっておりまして。こういった取り組みは、葉山の場合、特に山坂の多い団地が多くて、やはり高齢者の方がどうしても車でないと動けない。で、前回の質問のときに私、取り上げさせていただきましたけど、例えば免許返納を勧めるのであれば、やはり代替の移動手段を町として用意しなきゃいけないんじゃないかというふうに思います。それで、この事業自体は国からの補助金も出る事業で行われているそうですので、ぜひこういったものの情報をですね、取っていただいて、町としても、ぜひこういった取り組みを進めていただくことが非常に有効ではないかというふうに思いますけれども、町長、このグリーンスローモビリティーと今、グリーンもつけて環境にも優しいというような形で取り組んでいるんですが、こういった動きについて町長としてはいかがでしょうか。今後取り組んでいきたいというような思いはありますでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
かねてよりですね、他の議員の皆様からもそういった移動手段についていろいろと御提案をいただいている中で、個人的にもですね、環境部とも政策ともです、いろいろと議論を交わしているところではあるんですが、どうしても根底にある課題は道路の幅の問題であったりとか、どういう敷地を確保するかというところが一番の問題になるというふうに思います。ただ、全国的な事例で見てみますと、以前も御質問がありましたが、CCRCの中で、そういった例えばゴルフ場のカートのようなもので自由に動ける場所があったりとか、あとは最近、何でしたっけ、ちょっと名前が出てこないんですけども…あ、セグウェイのようなやつですね、ハンドルがついていないやつで移動することを、その敷地内で実験をしたりとか、いろんな新しいモビリティーの動きがあるということは確認ができております。ただ、町の場合は、御存じのとおりにあくまで公道からの延長で道幅が狭いところが高台の住宅街にもつながっているために、実際にどれが適用できるのかというところがいつも詰まるところではありましてですね、現状では大変恐縮ながらバス、京急バスとの協力までにとどまっているのが現状にはなっております。
10番( 待寺真司君 )
確かに、その公道を走らすという部分ではですね、交通渋滞を招くので
はないかということで非常に危惧している自治体も多いそうです。ただその国としてはやはりその低炭素社会とかあるいはこの安全性も含めて、中心市街地でもやっていこうというような流れになっているそうで、池袋ですよ、池袋でこの実験をしてみようということで今、取り組みが進められているという情報も入っておりますので、やはりゆっくり走っているんですけれども後ろが詰まってくると、こう待避所みたいのは、やっぱりあるみたいですね。そこで車通してというような形で実証実験が行われているということで、その目立った非常な交通渋滞を招かないということもありますし、例えば葉山の場合は、その公道までに出るのが大変じゃないですか、高い、各団地から。
例えばHAYAMA STATIONと上のイトーピア・葉桜を結ぶとか、そこの間をくるくる回すという、そういう形でも取り組みってできるのかなというふうには思いますので、1台まだね、1,000万円ぐらいするそうですが、ただ、2分の1補助金が出るというようなお話も伺っていますので、そういった情報をつかみながらですね、1つどこかの団地でモデル事業でもできたらなというふうに思いますので、ぜひ研究をしていただきたいと思います。
いずれにしても、その低炭素社会の実現に向けては、やはり役場が中心、率先してですね、いろいろな取り組みをしていただくのが、やはり一番かなというふうに思いますので、今後とも環境基本計画にもそのような記載もございますので、ぜひ葉山町、環境都市ということでですね、この全日本国内に、この葉山の取り組みがモデルとして評価されるような形でやっていただければなと思います。よろしくお願いします。
それでは、2項目目の教育環境の整備について伺わせていただきます。まず、教職員の勤務実態について先ほど御答弁をいただいたわけでございますけれども、いわゆる、その日本の教職員組合からの緊急提言の中に、やはりその子供を安心して預けられる学校をつくるには、やはり教職員の皆さんがやはり元気で、そして生活時間というかですね、よくワークライフバランスということで言われていますけど、一番崩れているのが教職員の皆さんじゃないかなと。土・日部活のある先生はほとんどやはり朝から夕方遅くまでそちらのほうに時間を取られて、当然平日は授業がありますし。で、朝練あって夕方の練習あってということで、中学校の教員についてはもう1日の滞在時間の平均が12時間12分ということで、民間企業が9時間15分という、ここでの調査結果です。いろんな調査結果ありますのであれですけども、やはり中学校の教員になると民間の一般企業の労働者に比べて3時間、1日多い。そして土・日も働いているということで、やはり現場の皆様の多忙化というのは本当に切実なものがあるのではないかなと思います。
そういった中で非常にこれからは教育委員会の、何ていうかな、役割というのは非常に大切になるということでございますけれども、教育委員会の会議あるいは教育長、その辺の中学校、まあ小学校の教員もそうです。小学校の教員は若干中学校の教員に比べると30分から40分近く1日の滞在時間が短いという実態調査は出ているんですけれども、それでも、やはり11時間30分を超えるというですね、非常に長い時間になっています。この辺について教育委員会として今後、葉山の小・中6校に関してどのように指導というか、指示を出していこうというふうに考えておられますでしょうか。
教育長(反町和久君 )
2段階でお話しできると思いますけども、1つは大きな考え方ですよね。確かに教職員の勤務実態自体は、これは労働の問題というのもありますので、そのこと自体が改善されなきゃいけない重大問題だと思いますけれども、一方では先生方の働き方を通じて子供たちの育成に大きな影響が出るわけですから、これは子供たちをどうするのかという問題にもかかわりがあるかというふうに思っております。ですので、そういう観点でぜひ進めていかなきゃいけないということは明らかだと思います。
1つはですね、これは以前から私どもがお話をしてまいりましたけれども、従前の教育の方法といいますか、授業のあり方みたいなものについては、新学習指導要領でも強くうたっておりますように大幅に刷新が必要だろう。そのために取り組んでいかなきゃいけないことが多々あります。英語であり道徳でありICTでありというようなこと、これは議員もよく御存じだと思います。ですので、そういうことにきちっと対応するためには、しっかりそのための余裕を教職員に確保しなきゃいけないということがあります。
もう1つはですね、先ほど第一答弁でも若干触れましたけれども、例えば、いじめ問題ですとか、さまざまに支援を要するお子さん方の増加の問題ですとか、こういったものに個別に丁寧に対応していくためには、しっかり教員と子供たちがふれあう、コミュニケーションをとるという時間を確保しなければならないと思います。実際、各地の教育長さんのお話なんかを私も講演で聞いたことがありますけれども、あのとき教員がしっかり子供に対応できていれば、こんなことは起こらなかったのにというようなことをね、発言される方も多々おります。残念ながら子供さんがいじめに遭って不登校に入ってしまうとか、あるいは場合によっては自死してしまうなんてこともあったわけですから、そういったことを防いでいくという意味でも、教員の働き方改革というのは必要かなというふうに思っています。先ほど県のね、ほうでも対策を打ち出したというようなことありましたので、葉山町でもそれを参考にしながら段階的に逐次取り組んでいこうかなと思っております。御質問の前にお答えしてしまうのかもしれませんけれども、早速この夏に閉校日を設けるようなところから、着実に次の段階へと上がっていきたいというふうに思っております。
10番( 待寺真司君 )
このいわゆる緊急提言の中にはいわゆる先生の働き方についての調査というのは当然やられてということなんですが、意外に、それ以外で文科省や教育委員会、各自治体の教育委員会から非常にそのアンケート調査というのが多いというようなことがうたわれているんですけれども、葉山の場合に限って言うと、そういった状況はいかがでしょうか。
教育長(反町和久君 )
正確にちょっと統計をとってというようなことではないので、ざっくりお聞きいただきたいんですけれども。文部科学省の担当者の説明会みたいなとこでお伺いした話で言うと、文科省自体がそういう問題について十分自覚があって、ここ数年は減らしてきたというふうに言っていますよね。ですので、国から県を経由してよく調査物がおりてまいります。あるいはさまざまな取り組みの指示がおりてまいりますけれども、そういったものの総数は決してふえてはいないだろうと思います。いないだろうというふうに思います。ただですね、その取り組みにかかわる、先ほど例えば個別に支援を要するお子さん方の増加というような話を取り上げましたけれども、そういったことを丁寧に調査することに要する時間みたいなのはふえているのかなと思います。ですので、単純にアンケートや調査物の多寡だけでは論じられないような、そういう負担はあると思いますので、この件については引き続き私のほうからもさまざまな会議を通じて県のほうに申し入れをしていきたいなと思っています。現状ではわかりませんけれど、決して簡単にはなっていない、楽にはなっていないかなって実情もあるかと思っております。
10番( 待寺真司君 )
先ほど、教育長からいろいろな悩みに対して教師がですね、当然、生徒と向き合うという時間が非常に取られているというお話もございました。一方で、その例えば部活もそうなんですけれども、いわゆる外部という部分ですね、部活の、例えば専任の指導のコーチであったりスクールソーシャルワーカーを増員するなど、やはり、その教職員の皆様をサポートする体制づくりというのが大事だというふうに私は思っているんですけれども。これはいわゆるその予算部分というのを、まず教育委員会としては当然考えなきゃいけないというところは重々承知しているんですけれども、そこの取り組みは葉山町、非常にやっていただいているというのは十分認識しているんですが、やはりまだまだ、その小・中学校の教職員の皆様の残業の状況とか見ていると、もう少しそこを手厚くできるのかなというふうにも思うんですが、それについては教育委員会の中で取り上げてお話をされているというようなことがありましたらお聞かせいただければと思います。
教育部長( 沼田茂昭君 )
御指摘のとおりでございまして、葉山の場合はスクールカウンセラーをもう配置しております。平成30年度からは2名のスクールカウンセラーを配置しておりまして、県からの予算だけでは学校に行く回数が不足しておりますので、町の町費も充てて、それで回数を今ふやしている、そういった状況でございます。
10番( 待寺真司君 )
実に町費で取り組んでいただけるということは大変ありがたいことだと思いますので、ぜひその辺はよく学校へ行っていただいて、その状況とかですね、確認をしていただいて、スクールワーカーの方たちからもぜひ声を拾っていただいてですね、やはりもう少し時間が欲しいんだよとかというようなことになれば予算をですね、ぜひ町長のほう、つけていただいてですね、そういったところを手厚くしていただくということが、教職員の若干のゆとりにつながってくるのではないかというふうに思いますので、よろしくお願いします。その教職員の、このもはや過労死レベルとまで、こういうその政策提言、非常にセンセーショナルというかショッキングで、これは各メディアも取り上げて、特に今、そのいわゆるその働き方改革法案で、ちょっと別な動きになっててですね、国会でももめているというような状況ですが。ただ、教職員と公務員の皆さんは、また違った形での働き方改革というものもきっとあると思いますので、特に上限規制がないですよね。その辺をどうしていくのかとか、例えば残業手当の部分もそうですよね。本当にそれでいいのかというのは、やはり教育委員会でもしっかりその現場の声を吸い上げていただきたいなというふうに思いますので、引き続き取り組みをよろしくお願いいたします。それでは、学校施設の改善計画ということでのお話でございますけれども、この後は、多くの議員さんがですね、やはりその学校施設について非常に危惧しているということで、8月には全校を回るというようなことも行います。やはりその中で今後の葉山のまちづくりを見据えた中でですね、やはりどう教育に取り組んでいくか、そこが私は大事じゃないかなというふうに思っております。それで、ちょうど教育長が最後にちょっと御答弁をいただいたんですけれども、小・中一貫校についても研究をしていきたいというような御答弁だったと思う…最後ちょっと聞き取りづらかった、それでよろしいですよね、はい。で、私自身は何度か取り上げさせていただいたんですけれども、いわゆる京都の御池中学校に行ったときに、平成もう18年から、いわゆるその小・中一貫校ということと、あと地域のコミュニティーと一緒になって学校づくりをするというような取り組みを委員で視察してまいりました。これ、非常にすばらしい取り組みだということで、当時その当時も先方でもらってきた本なんかも見ていただきながら、取り組んでいただきたいということでお願いしたんですけれども。教育長からそういう御答弁いただいたわけですので、ぜひその小・中一貫校を通して学校の施設の大きな改善がもう必要な時期だと思うんですよ。やはり少しずつごまかしごまかしでやってても、どこかでもう一斉にですね、一気にこの学校の老朽化問題が吹き出す時期がもうそう遠くない時期にあろうかと思いますので、いわゆる小・中一貫校というのは新しい取り組みになります。当然、その御池中学校のときも学校校舎と新しい学校校舎の建設と合わせてそういった教育カリキュラムの変更というのも行っていっているわけですので、そういった一緒になった取り組みというのが大事だというふうに思いますけれども、その辺、教育委員会としていかがお考えでしょうか。
教育長(反町和久君 )
最初に少し限定をしたいと思いますけれども、小・中一貫校というのは義務教育学校のような完全に一本化されたものを指しているわけではありません。連携型、施設分離型、そういったものも十分ありますので。形の上で言えば、現存の葉山の2中4小そのままの形でももちろんできるわけですね。要するにカリキュラムというふうな教育内在的な価値の追求の問題ですので、できます。ただ、そのことを追求していく中で施設設備の問題に話が及ぶことも当然あると思います。ですので、私のほうは教育委員会ですので大事な視点としてはね、要するに、小・中一貫校化する方、そういう教育課程を編成することが子供たちの育成にとってそれはプラスになるんだというふうな、そういう見通しをしっかり持つことが大事だと思います。そのために教職員の、何だろう、授業研究の仕方とか、教育課程、カリキュラムマネジメントと言いますけれども、そういったものをどのように組み立てていくのか。その中で必要があればといいますか、しっかり小・中一貫校の価値というものを追求していきたいなというふうに思っています。まずそのことがあってね、その上で施設設備の問題が次にくるんだというふうに思っていますので、そこは逆に施設をつくるために小・中一貫校にするわけではないということはまず申し上げておかなきゃいけないなと思っています。
その上でなんですけれども、これを実現するためには幾つか必要なことがありまして、これ議員が先ほどおっしゃられましたように、地域の理解が大事ですよね。学校の名前を残したりするようなことは当然いろんなところでやっていますので、そういうことも可能ですけれども、それでもカリキュラムとか通学方法の変更とか学区の変更とかということが随伴しますので、そういったことに関してはやはり地域の理解も必要です。ですので、今、私どもが考えておるのは、当面、教育委員会の中では懸案になってますけれども、コミュニティスクールという制度、御存じだと思います。これ全国で1割ぐらい今、手がけていますけれども、こういったことを早晩葉山でも導入をする。そういうことの研究と合わせて、地域から一緒になって一貫校をつくっていくというふうな、あるいは一貫教育を実現していくというような流れを生み出していきたいなと。そういう内在的な価値の研究と、それからそのコミュニティスクールの実践とその両方向合致したところで小・中一貫校の展望が見えてくるといいなというようなことを考えています。場合によっては、その中で施設の統合なんていうこともあり得るかなというふうには思っております。
10番( 待寺真司君 )
当然、今の教育長のお話、一番大事なところだと思います。私もその施設ありきの教育環境整備じゃなくて、やはり、葉山町としてどうやってこの子供たちへの教育、未来へつなげていくか。やはり国家百年の計ではありませんけれども、教育って答えがなかなか出てこないとは思いますが、ただやはりその将来この葉山の、このすばらしいまだ住環境が守られている、自然環境が守られている中で、まだそのお子さんの数も減らずにですね、教育ができている。この現状を維持するためには、やはり先を見通した動きというのも必要となってくると思いますので、やはり新しい施設はすばらしいんですよね、どこへ行ってもね。我々はそういうところを見に行くので、やはりこういう施設、こういう学校が地域にあれば、その地域の人たちもそこに集えるし、いわゆる本当にコミュニティーなんですよね、学校というのは。ですから、そういった部分も含めると今ある4小2中が本当に地域のコミュニティーを今、担保できているかというと、そこにやはりまだまだ改善の余地があるんじゃないかというふうに思います。当然、統合という形になると大きな課題です。その地域の方々の理解も必要ですけれども、ただ、そこに将来のビジョンがあれば絶対地域の方だってそこは納得をしていただいて、子供たちとともに、それから皆さんとともに新しい学校づくりにね、地域の皆さんと取り組んでいけるんではないかと思っておりますので、スタートのときが私は肝心だと思いますので、ぜひ、そういった形でですね、教育環境、学校施設の改善を大きく進める時期がもう間もなく来るという中での動きをとっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは3点目について、里山の保全についてに移らせていただきます。それでちょっとですね、今、ちょっと発表者にならせていただきます。それでまず1点目なんですが、先ほど町長から御答弁いただきまして個人の土地だったということで法令違反等はないというお話なんですけれども、たしかあそこは近郊緑地の保全区域に入っている地域だと思うんですが。かなりその大きく原型が変わったような記憶なんですね。もう刈られちゃった後なんで、その前の記憶というのがちょっと不確かな部分もあるんですが、かなり木が生い茂っていたふうな記憶があるんですが、それは全く問題ないということでよろしいですか。
都市経済部長( 永津英彦君 )
御指摘のとおり近郊緑地保全区域になっていますけれども、高さが15メーター以上のものについて基本的にはもし伐採するんであれば届け出が必要ですという話なので、現状で個人の方が土地を管理するために伐採したという情報ですので、実情その届け出に関してはなかったと思われますけれども、問題がないというふうに考えています。
10番( 待寺真司君 )
わかりました。問題がなかったということであればそれはいいんですけど。前回質問してすぐ調査すると言っていただいたので、何も私、一般質問で取り上げる前にですね、その報告をいただければ、わざわざ項目に上げる必要もなかったので、やはり調査すると言った以上は、その報告をすぐしていただきたいということは指摘をさせていただきます。
それから里山保全に取り組む各団体との協働なんですけれども、ちょっと1点ですね、お伺いしたいんですが、この各議員宛てにですね、6月3日にもう一つの森戸川源流散歩という、こういうチラシが配られたんですね。これ場所見ると浄化センターの奧のところで、恐らくここは南郷上ノ山公園の一角だと思うんですけれども、ここの伐採をしているということなんですが、これは町はちゃんと承知した上で計画性を持ってやっている事業ということでよろしいですか。
教育部長( 沼田茂昭君 )
御指摘の場所なんですけれども、景観まちづくり研究会・葉山というところでボランティア団体が行っているところでして、平成29年2月にですね、一応場所が南郷公園ですので、都市公園施設管理許可証というのを交付しております。これは生涯学習課で行っております。
10番( 待寺真司君 )
要するに、その最終形はどういう形にするとか、どこまでどう手入れして整備するとか、そういった、何ですかね、その団体との、いわゆる計画というかですね、取り組みを、そのどうぞ御自由に刈ってくださいという話ではないと思うんですよ、都市公園ですし。その辺についてのすり合わせというのはできているんでしょうか。
教育部長( 沼田茂昭君 )
まず整備内容については、まず、南郷公園の敷地のツタを刈ったり、あと枝落としたりするというところで、樹木の伐採というわけではないと。全体の青写真というよりも、その進捗状況を見て協議をしながら進めているという、そういうところでございます。
10番( 待寺真司君 )
非常に生い茂っていたところの、何ですかね、伸びていたものを切って桜を植えたいというようなお話も出ておるので、それはそれ入り口としてですね、非常にいい景観づくりになるのかなということで、その事業の進捗というのはぜひ、しっかりですね、教育委員会も捉えていっていただきたいんですが。ただですね、ちょっとですね、一つここで事故が起こったのは御存じですよね。御存じですよね、ここの場所で。いわゆるここ草刈って、本当は車どめがしてあって車入れないようになっているんですが、昔は竹やぶだったから人入れなかったんですけれども、ここをちょっと迷った方が入ってしまって、この小道から小川に落っこってしまって2日後に発見されて亡くなったという事故が起こったんですよ。何でそんな事故が起こるのか。刈ってしまった後に、ここ立ち入り禁止ですよとか整備中ですよと看板立ててないんですよ。それまずいですよ。子供たちだって入っちゃいますよ、これだと。ただ、あそこは料金所があるので、料金所の人がわかった場合はとめてくれるということで。浄化センターは私も見ました、現地。そうしたら1個こう黄色い車どめがあって、その先はもう刈っちゃっているから全然歩けるんですよ。そこに迷い込んでしまった横須賀から来た方が自転車で滑り落ちてしまったという事故が起こって、これってやっぱり管理上の不行き届きと言われても仕方ないと思うんですけれども。その辺、事故があってからの対応というのは何かとられていましたか。
教育部長( 沼田茂昭君 )
今、御指摘の事故の件は報告は聞いておりますけれども、それを受けまして具体的に担当課と協議したことはございませんので、早速持ち帰りまして、状況も確認しながら対応をしていきたいなと、そのように思います。
10番( 待寺真司君 )
実はね、これ次のことでもね、言われているんですよ。いわゆる、今、魅力を高める実行委員会で、写真あるんですけども、大谷戸橋の奧、それから入児童遊園の奧、それから唐木作ということで3カ所を選定をされて取り組んでおられるのは重々承知しているんですけれども。そのね、町民の地域のそこの近くの方から私、呼び出されました。それで、こうやって人が入れるようにしちゃうと、誰でもその奧入っちゃって何をされるかわからない。以前やはりその近くで竹やぶを刈ったところにシンナーを吸った跡があったとか。そういった形で非常に怖がられているんですよ。それで、今回ですね、この地域の説明会の状況ということで私質問を伺って、その日ですね、おまえ何で来なかったんだって怒られたんですけれども、ちょっと第3町内会の防災訓練がありまして、そちらのほうに1日いたので行けなかったので、やはりその状況等については、私も参加された方から伺っています。
それで、3カ所あるんですけれども、これが1カ所、大谷戸橋のところで、これは橋の入り口なんですが、非常に狭くて、この奧がこういうような形になっていて…あ、発表者になっていますよね。中…で、ここ、畑みたいなことを企画されているということで、ここは非常にその環境もいいし、いわゆるインターチェンジに抜ける道路からもうすぐのところですね、すぐ脇を通ってということで、比較的こう人の目もつきやすいところなんで安全かなというふうに思うんですけれども。次、これが入児童遊園ですね。そこから、総務建設で視察に行かれましたよね、現地に。私、ちょっとその日行けなかったので、状況がここ奧入ったことなかったんですよ、正直。こんなに整備されているんだなと正直びっくりしたんですよね。これ誰でも入れますよね、今でも。そうするとやはり入り口に、ここは進入禁止ですよとか、そういうものをつけておかないと、あ、車は当然入れないように車どめになっている。たまたま私これですね、実はきのう見に行ったんです。それで写真を撮ってました。そしたらこれトンネルの中にね、こんなすばらしい絵が描いてあって。これ私1人で行ってね、昼間で成人男性が行っても怖いですよ、ここ。本当不気味。で、ここでいわゆるその秘密基地、あ、これは確かに秘密になるなという部分では、その秘密基地の趣旨に合った場所かと思うんですが、私は行政…もちろん行政がしっかりとレールを敷いた上で、商工会青年部の皆さんがここに秘密基地をつくるならいいんですが、行政がレールを敷かないうちにどんどん事が進んじゃうと危険ですよ。全く人目つかないんですもん、ここ。もう横横が通ってて、横横の車の音で、あれ大声出したって下まで届かないですよ。そういった危険な箇所に本当にやるのかということは、やはり行政が先にしっかりと調査をして、その上で青年部の皆さんここでお願いしますよというのが進め方でしょう。そういったことをやっていますか。ここの安全性とかを担保するような計画を町として持っていますか。そこからスタートしないと危険ですよ。もう既に3カ年事業のうちの1年が終わって、もう1年の、もう間もなく9月ではその半分になる。で、じゃあここに秘密基地つくった後、その後どういうふうに人をここに呼び込んで遊んでもらってという、そういう出口がしっかりと見えてないと、私は事業で非常に行政の進め方としては危険だと思いますけれども、この辺、町長いかがですか。この、こういった場所に本当にそういったものをつくって定住・移住促進につながる事業になるというふうに思われているんでしょうか。いかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
まず今、結論から申し上げますと、この山の魅力を引き出すということは、葉山の海の魅力に引かれて移住される方々、観光に来られる方々の話はよく伺っておりますけども、最近では山のハイカーもふえておりまして、その山に対しての魅力を集めることは非常に重要なことだというふうに思っております。ですから、この事業については、この前の上山口・木古庭両説明会において、私も参加しましたが、いずれもいい方向だということは十分皆様の評価をいただいているふうというふうに思います。ただ、お話のように、そのあり方であったりとか、どういうふうにやるのかということについて疑問があったりとか、皆様御指摘を多々いただいたわけですけども。要は、待寺議員の御指摘の、この場所の安全性についてはですね、残念ながら、私どもの意見としては今まで聞いたことがなかったもので、なるほど確かにそうだなと思う面もあるんですけども、今のグラフティーの絵も以前からですね、大沢谷のほうもありまして、これはよくないことだというふうには思います。ただ、長柄のあのモグラトンネルと通称呼ばれているトンネルにも以前あったりとかですね、どういったタイミングで誰が描いているのかわからないんですけれども、こういうこともひとつ起こらないようにするということは大事なことだと思いますし、それは結果、待寺議員がおっしゃるように不特定な人間が勝手に入るようなことが避けられるような場にしてかなければいけないなというふうにも思いますので、今後の改善の余地が十分ある、今後の議論する課題だというふうに思いますので対策を講じていきたいというふうには思います。なお、今後のですね、この場所の管理・運営についてなんですけども、商工会の青年部さんのほうでもですね、ここを管理する方法についてはいろいろ議論をされていらっしゃいます。町としましては今、唐木作や大沢谷のほうの話もしてございますけども、具体的には例えば町の町民農園の管理をしているようにですね、実際にその場所について、それぞれの方が農場としてまたは田んぼとして1年間か2年間の契約になると思いますけれども、管理してもらうという方法が1つございます。もしくはこういったことを、例えばほかの場所でもやっていただいているように、町の中でNPO団体とか有志の団体の方々に管理をお願いするという方法も考えられるというふうに思います。いろんな幾つか事例がありまして、横須賀市にもですね、七、八カ所全く無償で町のお金を…市のお金を使わない中で管理されている場所もありますので、幾つかのケースを今学んでいる最中です。どこがどうふさわしいかというよりも、どういった方がいらっしゃるかということが一番大きいポイントにもなりますので、人をしっかりと、そういった有志の方に頼るという方法や、もしくは町が直営で町民の家のような形をとっていくということについてですね、これからじっくりと議論を詰めて形にしてまいりたいというふうに思います。
10番( 待寺真司君 )
ちょっと残り時間が少なくなってしまったんですが、これ唐木作のところの棚田の現在の状況なんですね。実はね、4月の終わりに、唐木作の地元の方から、ちょっと来いと呼ばれまして行って、実はその二、三日前に、チェーンソーのものすごい音がして、みんなびっくりしたと。何が行われているんだということで見に行ったら、もうすごい伐採していて、これ4月の終わりの状況でもう何、棚田みたいなのができているんですよ。それで河川にはこういう橋がかかっていて、それから、こういう資材置きができている。この資材置きは、ここを担当しているNPO法人が、地域魅力の交付金で購入した物置と資機材を入れているものなんですか。その確認を。
政策財政部長( 伊藤義紀君 )
はい、そのとおりでございます。
10番( 待寺真司君 )
地元説明会が5月の26日で、4月の終わりにここまで進んでいるというのは、これ、明らかに入り口の間違いですよね、スタートの。それは地元の人怒りますよ、何やっているかわからないんですもん。それでもっとひどいのはね、ここ、これですね、ここの道路4メーター以上の道路にしているんですよ。何でしたかというと、緊急車両も通れないような非常に狭い道で私と金崎議員とね、一緒になって全地権者の人に集まってもらって、ここを何とかしようといって、もう10年以上前の話ですよ。それでようやく3カ年でここまできれいになったら、その土地を提供している人たちが何て言われたかというと、町がここに棚田をつくるためにこの道広げたのかと言われたと言うんですよ。それって土地を提供している人はもう大心外ですよ。何でそんな大事なことを先に地権者の方にも言わない、地元にも言わないでここまで進めちゃうんですかと。これ町の前さばきのミスですよ、完全な。これを実行委員会のせいにしたら、私もう大変なことになると思いますよ。これで町民同士であつれきが生まれちゃっているんですよ、実際に。代表の方…代表というか、その実行委員会の方に上山口の方がいらっしゃる。その方が来て、いきなりこうだと言われて、何で我々は知らないよと。そこで、ちょっとしたやっぱりもう町民同士の中でいざこざというかですね、そういった感情を生ませちゃだめですよ、町が。これは絶対もう一度ね、丁寧に皆さんで話し合うべき課題で、非常に大きな問題をここ唐木作は抱えていると私は指摘をします。
そて、唐木作のこの土地についてなんですけれども、ちゃんと調査をされていますか。本当に
ここが大和ハウスの土地だということを町は調査して、ここの棚田にこういった棚田を今、水を引いたりとか、あるいは物置を置いたり、あるいは河川に橋をかけているんですよ。あれ、仮設の橋だって町の管理する河川に橋をかけるとき、何か届け出は必要でしょう。そういった届け出あったんですか、実際に。どうなんですか。
政策財政部長( 伊藤義紀君 )
河川は仮設のもので、移動ができるようなものということで、届け出はしてないんじゃないかなと思います。ちょっと確認をさせていただきます。あとは、先ほどおっしゃられたように、その不特定多数の人があのエリアに入ってくるということも、私も地元二、三カ所の方々、地権者の方々回りまして、大変お叱りを受けました。それから道路のこととタイミングの話ですね、事業を始めるタイミング、これがよくなかったと。説明会についても遅きに失したという感が私どもの反省点として深く残っておりますので、今後、個別にですね、地権者の方々1軒1軒回ったり、あとはもう一度全体的な説明会をやったり。あと、この事業の一番重要なところは継続性の担保というところが一番大事なので、地元の御理解と御協力がなくしては成り立たない事業だというふうに認識をしておりますので、そのことに努めてまいりたいというふうに考えております。
10番( 待寺真司君 )
最後にですね、またぜひね、調査をしていただきたいんですよ。いわゆる大和ハウスが持っているという土地というのは森林のはずなんですよね。で、明らかにさっきの写真を見ると、もう要するに、ここまでこの短期間でできると私思わないので、ここは以前はやっぱり田畑として、当然棚田としてあった場所だと思うんですね。そこは農地じゃないですか。じゃあ、そこの農地をちゃんと農転して大和に完全に登記が行われていて、大和がそれでそこをやっていいですよということでやったんなら問題ないけれども、そうじゃなかったらこれ大問題になりますよ。その調査をして、ぜひ早急に報告をしていただきたい。それをお願いしまして一般質問を終わらせていただきます。
議長( 伊東圭介君 )
これにて、10番 待寺真司議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時20分からといたします。
(午後0時17分)
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時20分)
一般質問を続行いたします。第3番、5番 石岡実成議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。
5番( 石岡実成君 )
5番 石岡実成です。議長のお許しをいただきましたので、住んでよかったと思える町“葉山”について、防災力の向上について、町の契約事務について、以上3項目、8点について、一問一答式で質問をさせていただきます。前回同様タブレットを使用しながらプレゼンテーション形式で質問を進めさせていただきたいと思いますので、後ほどマルチペアリングのほうをさせていただきます。おつき合いのほど、よろしくお願いします。
それでは、まず1項目目の質問からまいります。しばらく永津部長からの御答弁という順番になっておりますので、お嫌かもしれませんが、よろしくお願いします。それでは、まず、住んでよかったと思える町“葉山”について。1点目、下山口マンション開発の地盤固化剤及び臨御橋についてということで質問させていただきます。同じ下山口のエリアで起こっている話題ではありますが、この2つが直接結びつく話ではありませんが、一方で、せんだって議会報告があり、下山口にお住まいの住民の方からは、葉山町には下山口出身の議員がいないから、何か疎外されているような気がしてならないというようなお言葉を頂戴いたしまして、決してそんなことでもありませんし、私だけでなく全ての議員がエリア関係なく受けとめていること思います。議会の場で正式に記録に残すべきと判断しましたので、こうして質問をさせていただくことにしました。さて、まず下山口マンション開発での地盤固化剤についてですが、既にほかの議員からも都市計画課さんのほうには問い合わせが入っていると思います。これは、現在開発が進んでる下山口京急不動産が行っているマンション建設において、地盤を強化にするための固化剤使用に関しての話だと思いますが、では、この辺からマルチペアリングで始めます。まず、今回この京急不動産の地盤固化剤を使用に当たっては、町民の方からジオセット200という太平洋セメントさんで使われている固化剤が使用されるということを伺っております。事の発端は、そこの固化剤が、要するに六価クロムという発がん物質が含まれている有害物質が溶出する可能性があるという危険性を危惧してのお話だったと思いますが、今、最初のページを見させていただいているとおり、真ん中の右、真ん中の下のあたりに丸をしていますが、今回このジオセット200という地盤固化剤を使うのは擁壁の部分だけというふうに伺っておりますので、次のページに参りますと、これが、実際左側にあるのが、この辺が、今ここにあるエリア1、エリア2、エリア3というのがありますけども、ここの擁壁の部分で実際にこのジオセットを使うということだと思います。この、今私がつくってきた資料の、ジオセットに関して六価クロムが溶出する懸念というところを見たり、いろんな調べ方をしますと、基本的に正しく扱うと六価クロムが溶出することはほぼあり得ないというようなことだと思っております。また、これに含まれるものも全て日本工業規格さんのほうで許可が出ているものを使っているということで、基本的には安全なものだという認識は十分してはおりますが、場合によってはその有害な六価クロムが溶出する可能性があるということで、まずは正しい取り扱い方法で安全に作業をいただけるように指導をしていただきたいというのがまず1つのお願いではあります。いろいろその、調べていきますと、その太平洋セメントさんのこのホームページのQ&Aを見る限り、例えばこの1.にありますとおり、湧水・地下水がある場所でのジオセットの施工では、釜場排水工法を行うべきとの指示があるということでなっておりますので、恐らくこの左の写真のようなものが釜場工法なのかなと。排水工法の1つのやり方だと思うんですけど、こういったやり方をすれば問題がないということで、私的には認識をしているんですけども。業者さんがやることなので、町のほうがどこまでこういったことを指導できるかは、恐らく難しいことだというのはもう当たり前、認識はできるんですけども、こういったことを踏まえて、再度確認の意味で連絡をとるというか、そういう確認をとるということは、基本的にはできたりしますか。
都市経済部長( 永津英彦君 )
今回のその地盤の改良の件に関しては、開発行為で神奈川県さんに申請をして開発の許可を取ってます。その中で、先ほどお示しいただいたように、擁壁の下、L型擁壁の下の部分の地盤改良をやるんですという形の書類が出てまして、なおかつこの、今画面で見たように、ジオセット200を使いますというのがもう事業者のほうから都市計画法の29条の申請の中身として申請をされていまして、神奈川県が判断してその許可をおろしている状況ですので、そこについては県の認可がありますというところです。当然葉山町ができることとすれば、そういった施工時に何か問題があれば、その業者に対して住民の意見を言うとかですね、そういった橋渡しというか、間に入って調整をする役目がある形だと認識してます。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。この2.番のほうにも、例えばこの雨天というか、降雨時のジオセットの施工は原則しないという指示があるということで、恐らくどこでもそうですけど、上の開発事業者の方たちはしっかり守ってやりますということは当たり前だと思います。最終的には、その下請の業者さんのほうが、やはり何かしらその金銭的な見積もりが合わないとかで、例えば、世の中今騒いでいる手抜き工事であったりとかそういったこともありますので、できる範囲で結構ですので、注視していただきたいというのがまず一番のお願いであります。ということで、まずこの話はここで、これで終わりにします。ありがとうございました。
続きまして、同じように、今度は、話は全く変わるんですけど、臨御橋についてということでお
伺いをさせてください。この話はですね、ことしの4月に町民の方からフェイスブックなり、あるいは電話等で、私も全然認識がなくて、通れなくなるみたいなんだけど、何でだろうとか、なくなるみたいなんだけど、なくしちゃだめじゃないとか、いろんな御意見をいただきまして、余りにもいろんな人が自由勝手に言っているものですから、少数ではありますけども、15人ぐらいですかね、一色のあるお宅で少し集まって、いろんな方からちょっと意見交換というか集約をする機会を設けました。
その中で、余りにもですね、皆さんがおっしゃっていることがばらばらだったり、それから入っている情報もいろいろだったりするので、一旦その、まずは私のほうで産業振興課さんのほうに行って経緯を確認しながら、ちょっともう一度宿題にさせてくださいということでお話をさせていただいてたんですが、ちょっと先に1回行きますけども、そのときの町民の皆様に送った報告の結果というのがあります。一旦ちょっととめますね。
経過報告ということで、現在のつくりになったのは昭和43年、その前は木造だった。この昭和43年に竣工された際、既に県から葉山町に移譲されていて、建設は葉山町が行っている。管理、維持に関しては当然葉山町の問題である。これは公共施設管理計画内にも記載があります。数年前より橋の修繕費用の予算計上はしていたが、実現には至っていない。平成27年8月に安全性の調査をし、劣悪な状況との報告を受ける。これを受けて、役場内部で町長を交えて話し合いをし、ゴールデンウィーク後から通行どめをすることを一旦決定。平成30年3月23日に開催された海水浴場の協議会の場で、町長から参加者へ状況報告をされました。その際、反響が大きく、それを受けて通行どめを保留。保留根拠は特になく、危険な状況は変わらない。町側としては、さらに注意書きをした案内板を設置する、あるいは橋の渡れる幅を規制するなど、何らかの対応策を検討中。現在橋の修繕費用は、積算根拠は平成27年に実施した安全検査をお願いした業者からヒアリングであって、実際の積算、概算算出を出すには約800万円の調査費が必要とのことで、現在までは何もされていない状況。平成27年に調査した際、提示された費用が、修復であれば7,000万程度、新規であれば1億445,000万程度必要、解体だけでも300万円ぐらいかかるんじゃないかという、あくまでもおおよその概算でこういった話になっているということを伺いまして、一旦いただいた方たちには返答させていただいております。その結果、こういったきちんとした情報を得た中で言うと、それでもやっぱりなくさないでほしいという意見もありますけども、意外とこう、けんけんしていた人たちも少し納得をしていただいて、要はしっかりと説明をいただきたかったということが一つの大きな理由だと思います。ちょっとこれ、余談なんですけど、この右側に少し小っちゃい写真でよく見えないと思うんですけど、これ、よく、私もそうなんですけど、デザインでポスターとかチラシとか、いろんなつくるときに写真の素材というのを有料で買ってくる作業があるんですけど、この有料でたまたま葉山臨御橋で調べると、こういった有料で買える写真の中に、いろんなリストの中にこの臨御橋っていうのが上がってるというのをたまたま見まして、ああ、意外とすごいメジャーな橋なんだなということを一つ感じたので、特に大きな問題ではないんですけども、一番大きいガードだと、これを買うだけで5,000円ぐらいかかるというぐらいのものですから、意外としっかりとした認識のされている橋ではあるのかなというのが一つあります。
またちょっと戻りますけども、この臨御橋、一番この、今見ているこの橋の下のところと、げたの部分ですね、あとはこういった欄干の部分なんかもかなり朽ちていて、非常に危ないことは変わりがないということがまず一番の懸念です。これはちょっと前の写真だと思うので、今現状がちょっとわからないですが、少なくとも、でも行楽日和だったり、これから夏の海の時期になれば、この右下のこの辺のように、かなりなお客さんとか普通の通行人がいるだろうと思うと、やはりこの危険性をどう回避するか、もしくは、今後どうしていくかということが一番の重要な問題だと思うんですが、今後の対応策をお聞かせください。
町長( 山梨崇仁君 )
臨御橋について、改めて石岡議員の御説明いただいた内容について、1ページ前になりますけども、町としてというところなんですが、27年に調査をした結果が出ておりますが、具体的な数字は、もう少し細かい数字が幾つか、何パターンがあるにはあるんです。ただですね、いずれも工事をするためというよりも、その橋が、つまりどのようにトラックを持ってきて資材を持ってくるかとか、どのように工事をして手間賃をどういうふうにかけるかといったところなどが全く一切ない中で、実際にここで仮に建てかえられた場合はどんなことができるんだろうということの、何ですか、推測の金額が出ているものになりますので、この金額自体も、大きいか小さいかも定かでないということが前提になります。
また、この場所につきましては、私たちとしても道路としてですね、利用されているのであれば、道路の計画にのっとってしっかりと維持補修をしていく話になるんですけども、現状、道路というよりも河川にかかっている橋として河川管理者である神奈川県のほうに問い合わせをしたところ、県としては、なくても構わないという回答をいただいてしまっておりまして、我々としても非常にこういった観光の面やですね、町民の方のある意味散策路として使われていることは十分承知をしているんですけども、非常に今後の維持について迷っているところがございました。そういったことを3月の海水浴場組合の場において皆さんに報告をして、皆様からの意見をもらうという機会を設けたんですが、私の言い方も悪かったんですが、なくしてしまうしかないという方向に聞きとられたところを、非常にそれは困った問題だと、ぜひ存続してほしいというふうにたくさんの声をいただいたところでございます。一旦その通行どめという話もあったんですけども、現状では、通行制限をかけるという方向で今議論をしてございまして、実際に橋の橋脚や橋桁自体がですね、すぐに壊れるかというと、そういう状況ではありませんので、かといって上で飛び跳ねたりとか、あと、この欄干がかなり弱ってはいるので、昔の一休さんの話ではありませんけども、この橋のですね、端は本当に渡らないでほしいと。橋の端っこを渡らないで、なるべく真ん中を、それも滞留することなく通行してくれというようなですね、案内、通行制限にしていこうかと今は考えております。引き続きですけども、先ほど石岡議員の最終的な質問でございます今後ということなんですが、実際にこれをつけかえるとなりますと、河川管理者の神奈川県としては、今の河川阻害率、川に対しての抵抗となるものをこれ以上ふやさないでくれということも言われておりまして、事実上、この補修というものが難しいということも技術のほうからは聞いております。となりますと、こういった河川阻害率の中、今の現状の中でつけかえるしかないのかなという判断としかないんですけども、そうなりますと、どのような工法でどのような橋をかけられるのかということについて、我々も今非常に難しい状況でして、次の点としましては、そういった橋に詳しいコンサルタント等にですね、依頼をするしかない状況なのかなというふうになってございます。いま一度庁舎内の技術の方々にですね、知恵を絞っていただいて、もう少しこう、コンサルに依頼するにしても限定をした形で、ここまでは町のほうで考え、この先、専門業者に頼もうというような形になるように、今の議論をもう少し詰めていますので、この夏はしばらくは通行制限という形で、この橋については現状を維持していきたいというふうに思っています。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございました。私もその会議というか、話し合いがあったときに、たまたまこの橋の建設とかを詳しい方が1人いらっしゃって、恐らくこれを、同じようなものをつくるんだったら1億5,000じゃ無理だというお話は十分されてあって、やはりそういったものをこの生活道路じゃないところにつくりかえることの予算をそこに使うのはどうかという、もちろん意見も出てたり、その場でも出てたりしたものですから、私もそういう面では、一番大事なのは、今の現状をしっかりと、今こういう段階にあるので、しばらくはこういう状況で行くという説明だけでもしてあげると大分変ってくるなというのもありますので、私も今受けた話をまた帰って説明したいなと思いますので、引き続き注意をしながら見ていっていただければと思います。よろしくお願いします。それでは、次の2点目、1項目目、2点目に行きます。話は変わりまして、今度は森戸海岸のバーベキューごみと砂の対策ということについて質問をさせていただきます。この資料のとおりですね、これは5月20日の日に放置された森戸海岸のごみで、町民の方から私のフェイスブック上に、こういった状況なんですけど、困りましたねというようなお話をいただいて、何かこれはもうすぐ町の方も対応してくださったということは後で聞いたので、それはありがたいなと思うんですけども。例えば、この右上のほうには、植栽の部分によくあるように使った炭、恐らくこれ、消える前にもう捨てられているような可能性もたまにあったりとか、芝生のところが焦げついたりしている部分とかも見えますので、こういったことがやはりこれからの時期、まだ海の家がやってない時期ですらこういったことがこれからどんどんどんどん起きていくんだろうということが予想されます。ただ、一方で、森戸神社の海岸…海岸というか付近の、この間中止になったということで言うと、かなりそれは浸透しているみたいで、大分その放置ごみ等も減ったということは伺ってはおりますので、効果はあるということもありますし、本当にこの部分に限られたことであろうことはわかるんですが、たまたまこの下に、ちょっと小っちゃくて見づらいかもしれないんですが、皆さん、自分の指でこう広げると見えると思うんです。これは、森戸海岸の森戸神社のほう側の南側の公衆トイレの多分扉が壊れて、それからこの窓が変なこじあけられたりとかしてて、あと水道も何かおかしいということで、これは、実は土佐議員がフェイスブック上で上げてたものを拝見しまして、今回、許可を得てここに今掲載させていただいているんですけど、こういったいたずら等もあるのかなというのがあります。まず先にこの確認なんですが、このトイレの補修というかは、状況は今どうなっていますか。
都市経済部長( 永津英彦君 )
写真の右側の窓については、快適にもう修繕済みです。ドアについては、今発注しようとしている段階です。
5番( 石岡実成君 )
すいません、あとここに載せてないんですけど、何か水道もふぐあいがあ
ったということなんですけど、それはどんな感じでしょう。聞いてませんか。
都市経済部長( 永津英彦君 )
すいません、水道についてはちょっと未確認なので、確認して対応したいと思います。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。すいませんでした。要はですね、こういうことが、でも恐らくしばらくは続くのかなと思いますと、一つの考え方として、余りにもこのひどいなという状況が続くようであれば、例えば防犯カメラ、ありきたりですけど、そういったものを作動中だよというのがわかるようなところでですね、抑止力になるような計画というか、考え方というのがあろうかと思うんですけど、その辺はいかがでしょう。
都市経済部長( 永津英彦君 )
一応防犯カメラが設置されていますけども、もし作動中みたいな、警告的な、見られてるんだよというようなところをアピールすることで対応、少しでもよくなるんであれば検討していきたいと思います。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。場所の特定は置いといて、すいません、どこかね、作動中ってあって、少し橋を渡った右にかやがあるじゃないですか。あの辺にでもわざとらしくこう、防犯カメラ作動中とかあれば大分変わってくるのかなとも思いますので、ぜひ御対応のほうをよろしくお願いします。
もう1点、森戸海岸のバーベキューごみ、それから砂対策のほうで、これは普通の森戸川、森戸橋のところから入っていったほうなんですけど、多分恐らくこの辺が一番盛り上がっているので写真アップしましたけども、これも町民の方から非常に木がかわいそうだよということでお話を頂戴しまして写真を撮りに行っています。この件に関しては、既に僕も海岸のほうは県の管轄だということで県土木のほうにも電話をして対応をお願いしてますし、近藤大輔県議のほうにも連絡をして、対応をしていただくようにということは動いております。ただ、前回から土佐議員、それから飯山議員のほうからも、ちょっとエリアはずれるかもしれないんですけど、この砂の問題であったりとか、それこそよしずの立て方の問題もあるのかなというのもやっぱり否めないのかなと思いますので、そういった部分で言うと、やはり二度手間になってしまうのかな、せっかくやってるのにね、こういうのやったら何も意味もないので。少しその町側からもですね、しっかりと設置して、こういったことが起きないようにということでの、事前に協議をしながらですね、対応していただければなというところがあるんですけど、いかがでしょうか。
都市経済部長( 永津英彦君 )
今の写真のところについては、森戸橋の、県道の森戸橋から歩道形態がつながってきて、この写真で一番、車どめがかろうじて見えますけど、そこまでについては町道の歩道扱い。そこから今、砂のたまっている場所って、森戸川の河川敷の状態で歩道ができているので、区分から言うと海もここも神奈川県さん、お願いしますというスタンスで町とすればいますけれども、当然よしずは県道に…町道・県道に砂がたまらないような考えで今設置されている状況ですので、これをどこまで、森戸神社側までどういった形でよしずを延ばしていくかというのは、今後県とも調整しながらお願いしていきたいと思います。
5番( 石岡実成君 )
やっぱり砂も大分車を運転してても道路に舞ってる状況もありますし、ぜひ対応のほうをよろしくお願いします。それでは、次の項目に参ります。3点目はですね、長柄交差点の渋滞問題についてということでちょっとお話をさせていただきます。前回、近藤議員のほうから同じ長柄交差点で、桜山トンネルのほうの、眼鏡トンネルのほうの右折の件とかいろいろお話があったと思うんですけど、きょうは、僕のほうはですね、長柄交差点と南郷を結ぶ道路のお話をょっとさせていただきます。今皆さんに見ていただいているこのものはですね、6月3日なので、おとといですね、日曜日の日の12時14分ごろのグーグルのですね、マップ上でその交通状況というので出てくるものです。意外とこれ、すごくリアルでして、ほぼ誤差がないと私は思っております。なので、ほぼこれがこのとおりだと思っていただければいいんですけども、この日、ちょっと自分で車を走らせながら確認しました。なので、12時14分と多少ずれてはおります。ただ。ほぼずうっとこう見る限りはこの色が変わらなかった状況なのをまず御理解いただいて、長柄交差点までです。南郷公園の交差点から長柄交差点までの所要時間が12分、それから、今度は逆に交差点のほうから長柄のほうまで行くと23分かかってます。これ、恐らく何もなければ3分ぐらいかな、そのぐらいの程度で行ける距離だと思います。これ、この時期だけならいいんですけど、恐らく、僕が今感じてると、もう本当に2カ月ぐらい前から、もう天気がいい土・日になると大体この状況が続いているということがあって、何とかならないものかなというものがまず一つありました。まずは、自分でふっと思ったときに、これ、僕の車のカーナビの画像なんですけど、南郷方面から長柄交差点のほうに向かっていくと、300メーターぐらい交差点の手前でカーナビがですね、右折と直進と左折の3レーンの専用レーンになるので気をつけてくださいというアナウンスがあるんです。だけど実際に、毎回思うんですけど、並ぶと、右折専用レーンはあるんですけど、直進と左折のレーンというのは区切られてないんですね。葉山の人はみんな知ってるんで、めちゃめちゃこう左によって真ん中を行けるようにして、ちゃんとこう3つに車が分離されるんですけど、土・日になるとやはり県外ドライバーというんですかね、町外ドライバーの方がいっぱいいらっしゃるので、大体直進と左折はもう1本ぐらいになっちゃてるぐらいな感じです。僕も待ってると、右折は結構幅がよくあるなというか、一般の普通の車だとまだ五、六十センチぐらい幅があるのかな。それに対して我々はもうきつきつで気を遣ってとめていってという状態があるので、これは何でだろうと思って、まずは警察署に確認をしたんですが、これ、警察の管轄だって警察の方も言ってました。何か聞いたら、いや、本来は、そのレーンを区切るのは我々警察署の役目ですというような言い方をされたんですけど、僕も何か調べても、すいません、ちょっとそこまで細かくわからなかったんですが。まず何を言いたいかというと、今この図を見ていただきたいんですが、この緑色、見づらいんですが、ここが右折専用の矢印の幅で、これでやるとこの黄色い幅が2本重なっちゃってるので、もう普通に考えても3レーンが満足になってないし、当然真っすぐと左のレーンの境もないです。ラインも引いてない。これ、何でですかねと言ったら、真っすぐと左折の道路幅、幅員が狭いからライン引けないんですという答えでした。であれば、なぜその登録上は3レーンになっているのかなという。だから待機の車の幅が変わったからそうなったのか、臆測ではそんなこともできますけど、こんな状態でいいのかなというのがまずあるんですけど、その辺の認識というか、状況って把握をもしされてたら教えていただきたいです。
都市経済部長( 永津英彦君 )
まず、3レーンにできない理由はやっぱり幅員の問題で、1車線最低2.75メーターの幅がないと線を引けない状況ですので、右折ラインについては、当然その幅員がとれているので線が完璧に引かれています。直進と左折については、2.75ずつとってしまうと単純計算でも5.5、なおかつラインの幅とか外側の部分とかを踏まえると、どうしても現状ではラインを引くわけにはいかない状況なので引かれてないのが実情で、ただし、現実的には左側に寄っていただければ2列に並べるので、手前に矢印の線が、左折の矢印の線も書かれているように、違法ではない範囲の中で誘導している、左折車が最初に寄ってくれさえすれば、できるだけそれに並んでね、追従するので、左折専用ラインのように実質的には使えているというのが現状だと思います。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございました。これを部長のほうに言うことではないかもしれないですけど、すいません、相談するしかないんで。これ、例えばですけど、僕の考えというか、僕の流れで言うと、右折車ってそんなにいないような気がして、やっぱり真っすぐと左折車が多ければ、優先するのは右折じゃなくて直進と左折じゃないのかなと思うと、でもやっぱり右折がどうしてもそこを優先して、真っすぐと左を削るしかないというのが基本的には流れなんですか。
都市経済部長( 永津英彦君 )
現状でいくと、やっぱり右折ラインを狭めるわけにはいかないので、なおかつじゃあ右折ラインをなくしていいかというと、さらに中途半端な直進車と右折車の接触事故を誘発するので、現状ではこういう形だと思うんです。ただ、解決策とするとですね、前回の議会のときもお話ししたように、歩道橋の形が見えると思うんですけど、それとですね、6分団をつくったあの交差点までの間にまだ用地があるんですよ。ガードレールの外側にまだ用地があります。それと、眼鏡屋さんができ上がった脇にも、現場をよく見ていただくとわかるんですけど、町の土地があります。なので、そういった部分を道路に改良していけば、最初の先頭から数メーター、例えば5台分ぐらいについては、左折専用ラインが引けるので、それを引かれればそれに追従して左折車はそこに並んでいくので、そういう意味のここの交差点の渋滞というのは、多少解消されると思っています。
5番( 石岡実成君 )
はい、わかりました。道路のことですので、恐らくものすごいハードルが高い話なのか、ちょっと僕には想像つかないんですが。いずれにしてもこういう状況ずっと続けておりますので、ぜひ交通渋滞の解消ということで今後検討していただきたいということを一つお願いしたいと思います。
また、次に行きますと、これ、今度は逆側です。HAYAMA STATION側で、恐らく今この写真、航空写真を見る限り、ここにHAYAMA STATIONができてないので、状況自体はちょっと古い画像になるのかもしれないんですが、今の現状がこっちです。こっちの、今、小っちゃくて見づらいんですけど、料金所へ行くほうが1車線で、途中から右にこうなってて、イトーピアに抜ける人たちが2車線になっている。さっきのこの2ページ前に戻った、3ページかな、これで言うと、どちらかというと逗子側に行く道よりも、朝はちょっと逗子側も混むんですけど、いずれにしても長柄から南郷のほうに行く道のほうがよほど動かない感じです、今。なので、やはり、どうしたらこれ解消するのかなと思ったら、ここの南郷の交差点のこの今黄色で囲っている部分をやっぱりこういうふうに2車線ずつにしてね、ここ、今、南郷公園に行くちょうど部分がありますし、ここのほうこそ、僕の素人目線で言うとそんな難しくないのかなって一瞬ちょっと思ったりしているんですけども。こういったところがもし緩和されれば、大分その渋滞、免れるのかと思います。もちろん、今後、31年度ぐらいとか32年度ぐらいから中央トンネルができればまた全然話は変わってくるんでしょうけど、それにしてもこの状態がまだ何年も続くかなと思うと、少しやっぱりどうにかならないかなと思いますし、今後HAYAMA STATIONの周りにスターバックスさんができるとかいろんな開発も少し進むであろうとすると、さらに車ってふえるのかなと思うと、今のうちに対策しているほうがありがたいなと思いますので、こういった、現実的に、今僕が勝手に素人目線でつくったものというのは、実際問題としては、これも可能な話でしょうか。
都市経済部長( 永津英彦君 )
前回の議会で近藤議員からも御提案をいただいている状況で、一番問題点とするとですね、画面の左側に311号に並行して川が流れてますけど、今の単純な絵のままいくとですね、直進車が長柄交差点に向かって非常に右側に斜めに走らなくてはいけない状況がありまして、それって、シフト長っていうんですけど、当然40キロの速度を出していい道路の中で車線をこうずらしていくときに、長さが基本的には道路構造令という法律では決まっているんですね。なのでそのシフト長をとらないと、手前側だけのラインを4車線にするだけでは認めてもらえないので、そうなるとそのシフト長をキープするためには、例えば川を暗渠化して道路の内カーブをもっと切るような形で直線的に整備していかないと、単純な4車線というのは簡単ではないところがあるんですね。無駄な交通島があると思うんですけど、その交通島をなくせばかなり車線を南郷公園側に寄せることは可能なんですけど、先の問題があって、それを暗渠にしたりという、プラス歩道橋の柱の問題とかいろいろなことがあるので、そういった部分が解決できれば、基本的にお金ですね、整備費さえかければ、こちらの4車線というのは可能になると考えています。
5番( 石岡実成君 )
わかりました。ありがとうございます。お金がかかるというお話ですので、町長、お金をかけるところにはかけるという町長の姿勢で言うと、この辺の課題は結構早めに手を打ったほうがいいような気もしなくはないんですが、お金をかけるという意味ではどうでしょう、町長。
町長( 山梨崇仁君 )
本件は県道の311号線ということで、ちょうどこれから夏のシーズン、政党の、各県の政党の方々と、もしくは神奈川県知事もいらっしゃっていただいて、この三浦半島地域の課題について要望をする機会が複数ございます。また、三浦半島、三広道と呼ぶんですけども、広域幹線道路整備促進期成同盟というのもありまして、そういった場においてもですね、こういった長柄のこの渋滞については、再三申し上げているところがあります。これに合わせて逗葉新道の100円の無料化、そして南郷トンネルの北側区間の開通ということをもう長年主要テーマにしてですね、それ以外にも無電柱化だったりとか、自転車の通路の件などもつけ加えるんですけども、主力で一番現実的であり、私たちの要望の中心でもあるというふうに考えているので、逗子市長も実は同じようにトンネルに関しては強く要望してくださって、逗葉新道のことも触れてくださいますので、逗葉地域の課題として取り上げていますので、ぜひ本件については、県のほうにですね、さらに要望を強めて解消をしてもらえるように声を上げていきたいというふうに思います。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。本当に会う人会う人に、あの渋滞ひどいねということで、一番最近言われる話題の一つかなと思いまして、今回質問に上げさせていただいたので、ぜひ今後の対応をよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
それでは、1項目の次、4点目参ります。午前中、窪田議員のほうからもイノシシ問題についてということでお話があったかと思います。私のほうもですね、内容的には同じです。今、この資料にあらわしているとおり、これは年度じゃないので、若干午前中のお話ですと、平成…去年ですね、2017年度で言うと33頭捕まっているという、捕獲されているというお話なんですが、この私がまとめさせていただいた資料ですと、年度じゃなくて年で区切っているので若干数にずれがあります。ただし、この2018年に関しては45の捕獲数の見込みがあって、恐らく生息数的には100いるだろうということで言うと、認識は同じはずだということをまず前提にお話をさせていただきますが。この、今右の上の写真ですね。これ、うり坊が、この中には全部は見えないかもしれないんですけど、これはフェイスブックの5月17日の葉山わな猟会さんのフェイスブックの投稿で、場所がですね、一色の滝の坂、パーク・ド・四季住宅街のすぐ上に当たる場所で、うり坊の頭数が10頭いるという。これは、実は動画なんですけど、動画を私は見てますけども、うり坊がこれだけいて、その前にもその2頭のメスが出産をしている模様もあって、どれだけうり坊がふえているんだろうなということを多分示唆していることだと思います。その下の記事のほうは6月2日で、同じようにわな猟会さんのフェイスブックの投稿記事で、栗坪橋付近でうり坊の群れが軽トラックに突っ込んできたという投稿がありました。これ、うり坊なので、しかもぶつかってきたのがトラックなんでということだと思いますけども、いよいよ今までとは違う状況なのかなという。去年とかおととしに言っているような状況ではないのかなというのが明確であろうというところがありまして、下に書いてますイノシシの目撃情報と、それから目撃されているエリアも拡大してますし、そろそろ住宅地に出没する危険性も否めなくなった状況で、懸念されるという中で言うと、まずは今後、同じ質問になってしまうかもしれないんですけど、町としてはどのような対策を講じていくのかというところをひとつ聞きたいんですけど。
環境部長( 高階歩君 )
御質問いただきましたイノシシの出没件数もふえてきているということで、町の今後の対応ということかと思いますけれども、これまで生息数の増加に伴いまして、捕獲数も、順調にという言い方はおかしいんですけれども、伸びてきております。わな猟の会の方々の活動もですね、これまでの経験を踏まえた形で大変習熟度も高いというふうに思っております。正直、5月17日に捕獲されたイノシシの現場にも私、出向きまして、その捕獲の状況や運搬の状況なども確認いたしましたが、やはり大変習熟された方々の作業が必要なんだろうというふうに思っておりまして、このような中、生息数がふえていく中での対応も、そのような方々の活躍あってのことかなと思っております。午前中の御質問の中でも答弁させていただきましたけれども、今後このような会の方々への支援などもですね、含めまして取り組んでいきたいと思っております。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。じゃあ、まずはその話を踏まえまして、今イノシシの捕獲に関するデータ分析ということで勝手にちょっとさせていただいたんですが、まずは今、葉山町鳥獣被害対策実施隊が、隊員数が30名、これはほぼボランティア、全員ボランティア、全員わな猟免許取得者。平均年齢が59.5歳、隊員の67%が60歳以上ということで、3分の2以上が60歳以上というのが現状である。それから、2番目が、くくりわなの設置個数が今300個ほどある。3番目、設置…ごめんなさいね、設置したですね、これ、わなの見回り頻度が5地区に分けて年間103日、見回りを実施、延べ3,090人。これは多分人工で数えているからそういう数字だと思うんですが、こういうデータをちょっといただいてきております。
これを意味することがどういうことかということでまず考えてみますと、ことしの捕獲見込み数は45頭です。残存生息数は少なく見積もって100頭、それに対して捕獲隊員は隊員30名、平均年齢が59.5歳で60歳以上が3分の2。今後爆発的にふえたときの担い手をどうするのか。それから、リスクの高い活動で、当然誰でもやれるような状況ではないということを踏まえると、やはり行政が中心となってボランティアの担い手の確保、それから育成をメーンにですね、若返りを図りながら対応していく必要があるのではないかというのがまず一つあります。まずこの点についていかがですか。
環境部長( 高階歩君 )
御質問の部分ですけれども、確かに現在実施隊の皆様は、規則に従いまして30名ということで、実際に免許を持った方が当たっておられます。葉山町の規模、それから当初設立された当時の見込みからしますと、30名というのがマックスということからこのように設定されたものというふうに考えておりますけれども、規模的にも団体の構成員としてもですね、やはり一番まとまった人数ということを想定してこの人数での活動をされているものだと思っております。当然協調性が必要であったりとか、意思疎通が日ごろから必要であったりとか、情報共有が必要であると、こういう中から、ただただ人数がたくさんいればいいのかどうかということも議論をしながらですね、今後そういった規則の改正などもですね、視野に入れながら考えていかなきゃいけないことだと思っております。
また、年齢につきましても、当然御活躍なされている皆様は、自営業であったりとか、場合によってはお勤めされている方が緊急連絡を受けてですね、その仕事をそっちのけでお集まりいただいているという現状もあるというふうに聞いております。こういった、先ほど申し上げました技術、技能、知識というようなものをどのような形で伝承していくのかと、継承していくのかというようなことも課題となろうかと思いますので、今後、実施隊の皆様の御意見や活動状況をいろいろ伺いながらですね、よい形としてやっていければというふうに思っております。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。それとですね、やはりこのイノシシの話をすると、エリアによって格差があるというか、全くそのイノシシってそんな出てるんだとか、ここにも書いてますけど、え、その話って葉山の話なのとか、まだまだそのイノシシがどれだけ出没していて、どれだけ捕えられているかというか、捕まっているかなんていうことが全然認識してない方たちがまだいて、当然その「広報はやま」だったり、回覧版だったり、それから町内会ので回ってきたりとかというのを僕も目にはさせていただいてますけど、それでもやはりなかなか周知徹底できてないというところがあるとすればですね、例えば「広報はやま」の葉山町の人口を必ず記載しているところがあるんですけど、そこに先月のイノシシ捕獲数とか、あ、そんないるんだみたいな、全体で何頭とれているのかとあると、何となくでも葉山って、イノシシ、結構いるのねという感覚になるのかもしれないなと思うと、一旦こういうことをやるのも一つの手かなと思うんですけど、これはいかがですか。
環境部長( 高階歩君 )
住民の皆様への周知の方法や工夫をというようなことかと思いますけれども、御存じのとおり、ポスターや警告のための表示を町内既に約30カ所、ハイキングコースなど含めますと40カ所近くの掲示をさせていただいております。こういったことで現場の近くにお出でになる方々に対する警告は、ひとつ一義的にはできているのかなと思ってございます。ただ、おっしゃいますとおり、町民の方々でそういった現場に日ごろからは近づかない方については、認識が浅い場合もございます。どこまでどのような形でお知らせするのが適切なのかということもあろうかと思いますので、これから課題とさせていただきたいと思います。
5番( 石岡実成君 )
ぜひ周知徹底も含めまして、いろんな工夫をしていただければと思いますので、よろしくお願いをします。
あともう1個、この最後のオレンジ色の部分ですけど、これも、これはわな猟会さんというよりも、今恐らく二子山山系自然保護協議会さんのほうでやぶ刈りのほうをメーンに多分やっている部分のお話です。また、ここ、恐らくイノシシが民家のほうに行かないように緩衝地をつくってあるということで、これがそのイノシシが民家まで行かないまで、どれだけのその効果をもたらしているかどうかというまた検証もしなければいけないのも確かだとは思うんですが、相当数一生懸命エリアを拡大してやっていただいているという現状があるかと思います。そういった支える人たちの中でもですね、やはり懸念しているのが、やはり、僕も今、仙元山の保全活動をちょっとやっているんですけど、この夏場は、草を刈って1カ月後に登るとまた結構生えているという状況で、もう毎回やらなきゃだめだというのが、これ、現実だと思うんですよね。そうすると、1回刈ったからいいという話じゃなくて、やはり毎回それを継続してやっていかなきゃいけないというと、もちろん費用的なものもそうであろうし、もちろん人工的なというか人的なものも大変だなと思うと、そういったところも含めてサポートしてあげなきゃいけないのかなというところをひとつお願いしたいと思うんですけど、いかがですか。
環境部長( 高階歩君 )
それにつきましても、現状とですね、実際の皆様の活動などを鑑みながら、何が適切な状況なのか、どのような手が差し伸べられるか、また検討していきたいと思います。
5番( 石岡実成君 )
ぜひ全体の町の問題として少し考えてもらってですね、みんなでこのイノシシ対策をしていければと思いますので、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました。それでは、次、1項目目の最後なんですけど、東京オリンピック2020に向けた気運アップについてということで、これは、この後提示しますこの資料は、前回の一般質問でも同じものです。これは、特に何も手を加えているものではなく、前回こうやって勝手に考えて提案させていただいた部分を含めまして、現状、このオリンピックに向けての政策課さんのほうで何か動き等、今後の予定など、話し合っている部分だけでもいいんですけども、予定しているものとか話し合っている部分ですとか、進捗があればちょっと教えていただきたくて一応項目に上げさせていただいたんですが、いかがでしょうか。
政策財政部長( 伊藤義紀君 )
従前から取り組みをしておりますものとしてはですね、まず語学講座、葉山に来町されている選手もそうですし、海外の方々に対するおもてなしの意味も含めまして、国際交流協会をメーンにですね、外国語講座、こちらを実施しております。これは継続して29年度からやっております。あとはですね、8月の25日に葉山ヨットフェス、こちらを実施いたしまして、これは葉山マリーナさん及び葉山港をメーン会場といたしまして、ヨットの乗船体験、それから英国チームの選手との異文化交流イベント、こういうものも予定しております。それから、英国チームを交えた模擬レース、こちらも実施しまして、及び観覧艇、防波堤から観覧できるような近場でのレースも企画しているところでございます。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。せんだって町のちょっと商店会のイベントがありまして、ちょうど堀内防災広場で開催したものですから、英国チームのコンテナが置いてあって、ちょうど私のほうから葉山町が今こういう状況にあるという説明をさせていただいたんですけども、いまだに、ああ、そうなんだというような人もいますし、やはりそれも伝わってない方々もいらっしゃるということで言うと、そのセーリング自体を絡めたイベント以外に、やはりもうちょっとオープン的に周知を図るようなことを、前回も同じことを言ったんですけど、そういった企画も少し考えていくべきなのかなということを思いますので、差し出がましいようですけど、この今3ページぐらいありますので、こういった中で何か拾えるものがあれば拾ってくださればありがたいなと思いまして載せておきましたので、ぜひ御検討いただければと思います。よろしくお願いします。それでは、2項目目、参ります。防災力の強化についてということで、これは、前回一般質問項目に上げておいたんですが、時間がなくて太田部長には大変失礼しましたので、きょうは少し順番早めまして、何とか時間があったので質問させていただきますが。前回、2017年からですね、自主防災組織に防災リーダーを育成するということで、葉山町、今進んでいらっしゃると思います。実際その防災リーダーを育成していくということは非常にすばらしいことだったと思いますが、大事なのは、そのリーダーの方々をいかにうまく回していく、利用していくことなのかなと思うんですけど、そういった意味で、今どういうふうにうまく利用するかというところの考えている部分があれば教えていただきたいんですが。
総務部長( 太田圭一君 )
現状ではですね、やはり防災を取り巻く環境というのは非常に厳しさを増してですね、リスクが高くて、少子高齢化といったことで、なかなか防災力を強化することができないということがございまして、自主防災リーダーというものを、制度を使いまして、これらの状況に当たっている現状がございます。それで、各自主防災組織のそういった防災意識をまず高める段階であると今思っておりまして、それにさらにですね、防災行動力を活性化して、今後ですね、地域防災力のコアとなって活躍していただこうということで、この制度を活用した方策を展開しておるところです。
自主防災リーダーの方にはですね、この間、前回、32名の方の参加がございまして、アンケートをとった限りは、相当いろいろな体験ができて、実践的で勉強になったということでございまして、こういったことを通じて、みずから啓発活動の中心となったりですね、地域住民のそれこそリーダーとなってやっていただくということで今考えておりますが、残念ながらまだ横のつながりといったのが、その研修会場に行くまでの往復のバスの中であったりですね、あと同じ町内会の会合であったりというところだけなので、その辺も踏まえてですね、今後横のつながり、それから特に町内会内部でも自主防災リーダーとして自覚を持っていただいて、数々のリーダー的役割をとっていただきたいなということで考えております。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。昨年、上山口小学校で総合防災訓練があって、恐らくあのときの図式が、本当に震災なり何か災害があったときに起こり得るものなんだろう。いわゆる、そこには町の職員とか、それこそ町長も含めて誰もいなくて、民間…民間というか近隣の町民の人たちから集まって、なれている人とかね、かかわっている人からリーダーシップをとってやっていかなきゃいけないという状況だと思うと、やはりありきたりでも防災訓練とか、やはり各地域ごとでやっていくことが一番の近道なのかなと思うと、やはり懸念するのが、長柄もそうだったんですけど、お年寄りしか来ないんですよね。最近長柄はとにかくもう人がふえてて、お子さんの数もかなりふえているはずなのに、実際問題、祭りをやるといっぱい来るんです。だけど防災訓練とかやると大体出てこない。この、こういうことを何とかしていかないと、本当の意味での防災力が上がっていかないのかなというのがやはり課題であるとすると、やはりほかの、やっぱり他の自治体であったりとか、民間も含めてなんですけど、いろんな若い世代の人たちにどうそういう防災訓練に来てもらおうかというところが一つのキーワードになってくるのかなということで、これは民間でやっているヤモリキャンプというので、本当に子供とかがターゲットなので、ちょっと行政さんがやるってなると、行政がやるとなるとちょっと違うのかなというもちろん感覚はあります。
ただ、いい意味で、ここ、きょうはこれ、ただ載っけてきたので、後でゆっくり見ていただければ
いいんですけど、いろんなその若い人たちが遊びながら学べるとか、ゲーム感覚で出れるとか、そういったこともセットにして考えながらやはりプログラミングしていかないと、なかなか難しいのかなということもありますので、ぜひですね、後で結構ですので、こういった民間がやっているような手法も取り入れながらですね、楽しい防災訓練みたいなプログラムを組んでいただいて、そういった提案を各自治会さんのほうにこういうことがあるよとか教えていただいたりとか、僕ももちろん声をかけたりしますけども、していただければなと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。
じゃあ、もうそろそろ時間がないので最後の項目に参ります。町の契約事務についてということでお話をさせていただきます。今まで議員生活をしてきてですね、余り得意分野でもないんですけども、毎年ただこの3月、4月、思うことがありまして、年度末に差しかかると、職員の皆さん、結構ばたばたしてて忙しそうにしてて、結構遅くまでいたりとか、大変そうだねなんて声をかけると、全然大丈夫ですなんて言いながら顔はきつそうでということで、何となく何人かの方とお話をしていると、やはりこのやっぱり年度末が非常にやっぱり忙しいというのは、どこでもそうだと思うんですけど、大変な思いをされているんだなということを何か感じたときにですね、ちょっとそこで、全然ふなれなので教えていただきたいんですけども、基本的に町の予算とか決算って単年度で決算すると思うんですけど、契約の厳しいルールの中で、中には長期継続契約ができる範囲でされてる部分があると思うんですね。例えば、僕は全然わからないので、そういった長期継続契約ができるその分野、カテゴリーというんですかね、何かそういう幅がもうちょっと広がったりしたら、職員の方たちの仕事量が少し軽減されたりとか、煩わしい仕事が少し減っていくのかななんていうのを素人目線で考えてしまうんですけども、実際問題としては、その長期継続契約というのが、恐らくハードルがあるんだと思うんですけど、その辺を改善できるようなことというのは、普通に考えたら難しかったりしますか。
政策財政部長( 伊藤義紀君 )
そうですね、現行でもその長期継続契約によって契約執行している案件というのが議員のお話のとおりございます。これについては、地方自治法に具体的に規定されているもの、例えば電気、ガス、もしくは水の供給ですとか、そういうもの以外にですね、町のほうで債務負担行為を設定しなくても複数年契約を締結できるものがございます。これにつきましては、葉山町長期継続契約を締結することができる契約を定める条例、こちらのほうを施行いたしまして規定をしておるところでございます。
ちなみに町の条例に基づくその契約の適用例といたしましては、物品の借り入れに関する契約。これは、例えば事務用の機器ですとか教育用の機器、それから車両のリース契約なんていうのもこの例に当たります。性質上ですね、例えば単年度で契約するよりも長期的に利用のできるもの、例えばパソコン機器ですとか車両についてもそういう類いのものということで整理をしております。あともう一つはですね、役務の提供を受ける契約。これは、例えば警備ですね、庁舎の警備ですとかその清掃、それから例えば庁舎の案内ですとか、そういう類いのものもそうです。これについては、性質上切れ間なく、例えば前受託業者さんから新しく入札に付して違う業者さん、A業者さんからB業者さんにかわったときに、いろいろ引き継ぎですとかそういうものが発生してしまうような性質のものというのは長期継続契約が好ましいということで、これについては、例えば施設の清掃ですとか、それから警備業務、設備の保守点検業務なんていうのがこれに該当してまいります。ただ、御心配いただくその年度切りかえのときのですね、契約事務のその煩雑さというのは当然否めない部分がございますけれども、やっぱり行政としては、広く入札に参加する機会をいろいろ業者さんに与えていくというのも、これは一つの行政としての責務であるというふうに思っておりますので、今後もですね、性質を見きわめながら、もし長期継続契約が望ましいというものであればですね、検討してまいります。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。もう最後なので、確認だけで結構です。電子入札システムの件もちょっと聞きたかったんですが、契約に際してはいろんな基準、その金額によって見積もり合わせだったり入札をしなきゃいけないとかいろんなルールがあるということは存じ上げておるんですが、ちょっとしたうわさで、これは確認だけなんですけども、いまだにその事業者を招いての入札だったり見積もり合わせをしているのは、神奈川県下では葉山町だけじゃないかなというような何かうわさをちょっと聞いたことがあるんですけど、僕の調べた範囲ではそうじゃないような気がするんですが、ちょっとそこだけ確認させてください。
政策財政部長( 伊藤義紀君 )
電子入札に付するその件数というのはですね、例えば、契約金額で幾ら以上とかですね、そういうもの。それから、あと神奈川県に登録をしている者で広く応札してほしいときにそれに該当すると思います。ただ、電子入札制度もですね、数年運用してきて、やはり私ども運用上のふぐあいというのもございますので、そろそろそういうものについてもですね、見直しの時期かなというふうには考えております。
議長( 伊東圭介君 )
これにて5番 石岡実成議員の一般質問を終わります。
第4番、3番 鈴木道子議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。鈴木道子議員、質問者席にお着き願います。
3番( 鈴木道子君 )
3番 鈴木道子でございます。議長のお許しをいただきましたので、今回は3項目について質問をさせていただきます。この3項目につきまして、実は、私ども公明党は、現在全国的にアンケート調査をとっております。そのアンケート調査は、介護に関すること、そして中小企業に関すること、それから防災・減災に関すること、また子育てに関すること、この4項目のアンケートでございます。この4項目のアンケートをお願いいたしますと、さまざまな御意見を賜ります。その中から、たくさんございますが、小さいことではございますが、3つのことについて執行部側の御意見を伺いたいと思い、今回は質問事項に載せさせていただきました。
まず最初の、子宮頸がんワクチンについてでございます。この子宮頸がんワクチンは、2013年ですか、日本で定期接種となったものでございます。私は、先般3月28日に、実はこの子宮頸がんワクチンについての副反応ということがメディアで大変大きく映像も交えて流されたところでございますけれども、そのことについての講演を聞く機会がございました。神奈川県総合医師会館で、これは、基本的にはお医者様に対する講演会でございました。なかなか難しい面もございましたけれども、そこに参加して伺うことができました。そして、日本では毎年子宮頸がんによって3,000の命と1万の子宮が失われている。そして、また世界では毎年53万人が新規に発症し、27万人が命を落とすと言われているそうでございます。しかしながら、この子宮頸がんを予防するワクチンがあり、現在の状況ですと、このワクチンがあるのに使われていないというのは、本当に残念ですと言う産婦人科のお医者様の、たくさんいらっしゃいます。しかし、この問題を口にするのは、副反応のこともあるので、なかなか口にできない状況というのもあるというのが現実だそうでございます。2013年4月に定期接種となりましてから、わずか2カ月後の6月に、ワクチンを打った子を持つ親御さんから神経の異常を思わせる症状が始まったという訴えを受けて、政府のほうは子宮頸がんワクチンの積極的な接種勧奨の一時差し控えというようなことを決定をいたしました。ホームページからもこの厚労省のこの積極的な勧奨はしないというような一文をうかがうことができます。
この子宮頸がんワクチン導入以前から思春期のこうした症状はさんざん見られてきたのだという小児科医の先生たちもいらしたそうです。この厚労省が集めた専門家による予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会も、症状は身体表現性のもので、ワクチンとは関係のない症状の紛れ込みの可能性が高いという評価を下したそうでございます。しかしながらテレビ等は、ワクチンのせいだと訴える少女のけいれんする姿等、車椅子の映像等を繰り返し流しましたので、この影響は大なるものでございました。また、その少女たちの映像を携帯電話で撮影して、インターネット等へ投稿して積極的にテレビの取材を受けたりとか、そういうことがございました。この、世界中どの国でも新しいワクチンが導入されれば、それに反対する人は必ず出てくるという今までの状況がございました。しかしながら、今回のことで、ほかの国にはないことが我が国にはありました。1つは、政府のほうでサイエンスよりも感情を優先したこと。2番目に、2014年初頭にわざわざ病名までつくって薬害を唱える医者たちが登場したと。この一時差し控えが3年にも及んだ2016年7月に、日本政府は、もうこれは私も知らなかったことですが、世界で初めてとなる子宮頸がんワクチンによるという被害に対する国家賠償請求訴訟を起こされたと。これは世界で初めてだということでございました。
このことにつきまして、村中璃子さんという女性のお医者さんですが、いろいろWHOとかでい
ろいろ活躍なさって、いろいろな方面でお仕事をなさった方ですが、この方がこの問題について論文を発表いたしました。その論文について、2017年11月30日、科学雑誌「ネイチャー」などが主催するジョン・マドックス賞を与えられたということが小さく報道されたところでございます。この賞は日本人で初めてということで、これは大変な賞だそうでございますが、その賞をいただいた理由というのが、子宮頸がんワクチンをめぐるパブリックな議論の中に、一般人が理解可能な形でサイエンスを持ち込み、この問題が日本人女性の健康だけでなく、世界の公衆衛生にとって深刻な問題であることを明るみにしたことを評価すると。その努力は、個人攻撃が行われ、言論を封じるために法的手段が用いられ、メディアが委縮する中でも続けられた。これは、困難に立ち向かって科学的エビデンスを守るというジョン・マドックス賞の精神を体現するものであるということがこの講評だそうでございます。
しかしながら、日本では、国家賠償請求訴訟が終わるまでには10年を要すると言われております。この訴訟が終わるまで接種再開を政府のほうで決断することは恐らく出ないだろうとも言われております。そこで、この一時差し控えがこの10年間であるならば、あと10年、あと10万個の子宮をとらなければならないという日本の産婦人科学会の人たちの思いが強く伺いました。そこで、当町として、この子宮頸がんワクチンについて、まずその状況をお伺いをいたします。
次に、防災についてお伺いをいたします。失礼いたしました。1番、2項目目に今後の取り組み
ということもお伺いをさせていただきます。2項目目、防災についてお伺いをいたします。この防災について、津波誘導灯を初めいろいろな表示が町内に設置されているところでございますが、この状況についてまずお伺いをいたします。それから、2番目として、家具転倒防止策の周知、特に町営住宅の状況というふうに書かせていただきました。地震対策で最も重要なことは、建物の耐震化と家具の固定だということはよく伺うところでございます。熊本地震で2度も震度7を経験した方が、棚を固定したので食器が1枚も割れなかったというようなお声もありました。また、固定がないことにより、たんすやテレビが飛ぶのはもう序の口で、極端な場合は、隣の部屋から壁を突き抜けてピアノが飛んできたという。また、冷蔵庫が想像もできないような位置まで移動したり、また、もちろんいろいろな地震のときには、そういう重い家具等で下敷きになり命を落とす方がいらっしゃいます。この家具の固定ということは大変大事なことで、葉山町の防災読本、29年3月に配布されましたこの防災読本の中にも、家の中の安全対策のポイントということで具体的に絵が表示されて示されているところでございます。この家具転倒防止策についての周知、それから町営住宅の中での状況等についてお伺いをいたします。3項目目、スマートフォンの活用についてお伺いをいたします。スマートフォンにつきましては、神奈川県内、神奈川県で、「母子モ」でしょうか、いろいろなアプリでいろいろなことがわかるというようなことがあるそうでございます。また、この「母子モ」を提供している会社、あるいは他の会社もあるんですけれども、東京、埼玉まで、この近郊ですと、現在ですと約110の区市町村で導入されているということでございます。これは、若いお母様方から、例えば予防接種、何種類もある予防接種についての記録ですとか、また、あるいは次回受けるおおよその日にちのお知らせ、また受ける場所等々、さまざまな情報がこのアプリで見られるということで、大変便利なものだということが実施されている自治体では言われております。このアプリについて、町内での状況はいかがでしょうか。以上、3項目についてお答えをお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
答弁を行います。
町長( 山梨崇仁君 )
鈴木道子議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
1項目目、子宮頸がんワクチンについて。1点目、接種の現況と対策及び2点目の今後の取り組みとのお尋ねですが、関連がございますので一括してお答えをいたします。
予防接種法は、伝染のおそれがある疾病の発生及び蔓延を予防するために予防接種を行い、公衆衛生の向上及び増進に寄与するとともに、予防接種による健康被害の迅速な救済を図ることを目的として制定された法律であり、町はこの法に基づき定期接種に係る勧奨や費用負担を行っているところでございます。子宮頸がんワクチンにつきましては、平成25年4月の定期接種化前後から副反応問題が顕在化したことを受け、国通知に基づき子宮頸がんワクチンの積極的勧奨を差し控えているところで、ここ数年子宮頸がんワクチンの接種者は1人もいません。今後、本町においても国の動向に沿った取り組みを考えてまいります。
続きまして、2項目目、防災についての1点目、各種表示の状況とのお尋ねですが、津波避難対策として、町内100カ所の電柱に津波注意喚起のため海抜表示や高台への避難方向の表示を行っております。そのほか、避難方向を明示した津波避難路面シートを町道上100カ所に貼付しているほか、夜間の避難を考慮したLEDポイントライトを29カ所に設置しております。また、平成28年12月には、東京電力のグループ企業で電柱への広告事業などを行っている東電タウンプランニング株式会社と避難場所案内広告つき電柱看板に関する協定を締結し、電柱の巻き看板を活用した避難場所の案内表示の掲載など、表示の充実に向けた取り組みを進めております。
2点目、家具転倒防止策の周知、特に町営住宅の状況とのお尋ねですが、震災に備えた家具の転倒防止対策の重要性については、自主防災訓練等の実施時など、あらゆる機会を通じて啓発を図っているところです。また、平成29年3月に全世帯に配布した防災読本においても、家の中の安全対策のポイントとして家具の固定について周知を図っております。
3項目目、子育て支援策について。スマートフォン活用についてのお尋ねですが、5月25日に発表された総務省の平成29年度通信利用動向調査によりますと、スマートフォンを保有している世帯の割合は75.1%、また20代から30代の9割近くの方がインターネットの接続機器としてスマートフォンを利用しており、広く普及している状況が明らかとなりました。スマートフォンを活用した子育て支援策としましては、神奈川県の電子母子手帳「母子モ」に参加しておりますが、さまざまな子育て支援策が活用できるアプリを導入している自治体の例もございますので、今後本町においても研究をしてまいりたいと考えております。以上で1回目の答弁を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
再質問を行います。
3番( 鈴木道子君 )
では、順を追って再質問させていただきます。
子宮頸がんワクチンについて。まず最初に、この接種の対象年齢、それから費用、そして現在接種者はゼロということでございますが、最初の当初は何人ぐらい、対象者が何人ぐらいで、そのうち何人ぐらいの方が接種されたのかわかりますでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
子宮頸がんワクチンの対象年齢につきましては、小学校6年生相当の年齢から高校1年生相当の年齢の女性ということでございます。国の25年より前にですね、町独自、また県の補助を受けながらですね、葉山町としましては、22年度から子宮頸がんワクチンを無料で、個人負担なしで接種させていただいておりました。22年度には33人、23年度は1,015人、24年度は627人。これは1人の方が3回受けますので延べ人数でございますが、そのような形で受けていただいております。対象、どのぐらいのということなんですけれども、29年度では、その対象人数が941人、22年度当時ですともう少し女の子さんの数が多かったかと思いますので1,000人程度と考えましても、年度によって違いますけれども、多くの方も受けている。何人か、全て3回もう受け終わった方もいらっしゃいますし、希望の方は受けていただいていたという状況でございます。
3番( 鈴木道子君 )
それがぱたっとゼロになったというふうに承知しておりますけれども、ゼロになったのは26年度以降ですかね。26年度以降、ずっと今日までゼロであるということですね、間違いないですね。
福祉部長( 仲野美幸君 )
25年度は4月から国の定期の予防接種になりましたので、23人いられましたが、6月にもう積極的な勧奨はしないということになりまして、26年度以降は、今受けていらっしゃる方はいらっしゃいません。
3番( 鈴木道子君 )
この状況、ずっと0人で来ているということ、それから、今私が話を聞きましたことで、大変にこのワクチンを受けることによってその子宮頸がんが予防できるというような主張も交えて、この0人であるという状態についてどう当局としては考えを持たれているのでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
町といたしましては、定期の予防接種、赤ちゃんが生まれたときからですね、何種類かやっておりますけれども、国のほう、指針に従い、予防接種法に従い、国の通知のとおりですね、対象者の方にはそれぞれ個別の通知もしております。ただ、この子宮頸がんにつきましては、今は積極的勧奨はしないという国の通知でございますので、それに沿って進めているところでございます。
3番( 鈴木道子君 )
今おっしゃったこと、わからなくはありません。そうかなという部分はあります。この子宮頸がんワクチンについて、いろいろエビデンスはなかったということがわかっているそうでございます。それで、この安全性が確認されたワクチンを定期接種に定めたまま3年以上も事実上の接種停止状態にして、あげくの果てには訴えられてしまったという国は、先ほどもお話し申し上げましたが、世界でも日本しかないということで、この日本の政策判断は、WHOから過去3回名指しの批判を受けているということもあるそうでございます。
子宮頸がんは、欧米ではマザーキラーと呼ばれており、小さなお子さんを持つ母親たちの命を奪う病気として知られており、日本でも20代、30代の子宮頸がんが増加して、子宮摘出が必要な浸潤がんとして診断される新規の患者数は年間約1万人、毎年約3,000人が命を落とし、約1万人が子宮を失っているという実態があるそうでございます。講演を聞いて、またこの村中璃子さんの賞をお取りになったこの中身、私も本をざっと読ませていただきました。大変にこの中身を要約してお話しすることは、専門的なことがたくさんありましたので、十分に私も理解しているとは思いませんが、難しいことだとは思います。しかしながら、いろいろな世界の状況、そして、例えば2015年のアメリカにおける初回接種率は、女子で65%、男子で56%。アメリカでは、子宮頸がんワクチンが男子でも定期接種となっているという状況があるそうでございます。そして、この子宮頸がんワクチンは、現在世界の約130カ国で承認されて、71カ国で女子に定期接種、11カ国で男子も定期接種となっているという状況だそうでございます。
この厚労省の積極的にはお勧めしていませんというこのホームページ上の文言につきまして、積極的にはお勧めしていませんと。しかし、ということは、消極的にはいいことですよね。もちろん接種の周知のところにも載っているんですけれども、この町として、この厚労省が言っている積極的勧奨はしないということについての、その対応というのは、予防接種の一連の中にただこう書いてあるだけ。それでいいというふうに思われているのでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
同じような答弁になってしまいますけれども、町のほうではまず積極的な勧奨はしておりません。しかし、ホームページ等では、子供の予防接種という欄には載せさせていただいておりますし、もし御希望があればですね、保護者の方の同意のもと、直接医療機関に行って受けていただければ、無料でほかの予防接種と同じような対応はしておりますので、引き続きこのような形でいきたいと思っております。
3番( 鈴木道子君 )
葉山のホームページから飛んで、この厚労省の子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける皆様へというのを、これをプリントアウトするとこういう形になりますけれども、これを読みますと、やはりデメリットに対する表記が私は多いように見ました。子宮頸がんワクチンであれほどマスメディアが報道した副反応について、正確には副反応じゃないそうですけれども、それが証明されたそうですけれども、あれだけメディアに報道されて、しかしその内容、エビデンスがないということについての報道はされないんですよね、なぜか。私はそのメディアの姿勢というものも首をかしげますけれども。
この、これをずっと見て、例えばその、この中にまれに重い副反応もありますと。呼吸困難、じんま疹などのアナフィラキシーは、報告頻度は約96万接種に1回。それから、ちょっと両手足の力の入りにくさなどのギラン・バレー症候群は約430万接種に1回。また、頭痛、嘔吐などはやはり430万接種に1回と。この数字を見ると、大変にその確率としては低いなということがわかりますけれども、何かこの、ざっと見ですと、大変に怖い、じゃあやめようというようにお思いになる方が私は多いのではないかなという懸念がするんですけれども、何ていいますかね、もう少しそのメリットとデメリットについて、その情報をきちっと町民の方に周知をし、そして判断をしていただく。つまり、この厚労省のこれをもうちょっとダイジェストしてお知らせするというようなことがあってもいいんじゃないかと。町民の健康を守るというその基本に立ってみたら、厚労省がこう言ってるからこうだっていうのはお役人としてわかりますけれども、そのもう一歩施行しても…施行するべきではないかというような私は思いがするんですけれども、何らかの形でこの厚労省の書いてあることをもっと短い文章で、そしてメリット・デメリットをわかりやすくお伝えするようなチャンスはないでしょうか。そして、またそれをやる気はおありにならないでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
やはり子宮頸がんワクチンといいますか、またこの予防接種全般につきましても、私たちは専門職でもございませんので、やはりこの予防接種を進めるに当たっては、お医者様方の研究会なりがあって予防接種に指定されたものを進めるとか、いろんな過程も通っておりますし、また厚生労働省の決められたことをですね、そのとおりに従っていくのが…ように進めていきたいと思っております。また、国のほうで積極的勧奨というような時期が来ればですね、それはそれで従っていくつもりでおりますので、今はこのままで進めてまいりたいと思っております。
3番( 鈴木道子君 )
そういうお答え、大変よくわかります。そこで1つだけお伺いさせていただきたいのは、そういう厚労省のそういう通達があり、そして我が町、鎌倉市等、伺いましたら、やはりメディアで副反応が報道されてから1桁ぐらいの接種の数になってしまったということを伺いました。当町ではずうっとゼロが続いているという、この状況に対しての御感想を聞かせてください。
町長( 山梨崇仁君 )
恐らく保護者の方もですね、悩まれている方もいらっしゃるんじゃないかと思います。危険だからといってすぱっと棄権してしまう方もいらっしゃると思うんですが、先ほど鈴木議員がおっしゃるように、世界的にはどうなんだろうとか、本当は、副作用がなければ、確率が低いものだからいいんじゃないかというふうに悩まれる方がいらっしゃるとは思うんですが、やはり余計な心配をしたくないという気持ちから踏み込めないんだなというふうには思っておりますので、転じて考えると、もし国のほうで大丈夫だというお墨つきが与えられれば、逆に多くの方がしっかり受けてくれるんじゃないかというふうには思っていますので、私どもも国の、先ほど仲野部長が申し上げたように、やはり専門家の所見と動向をですね、しっかりと見定めながら、随時、必要…必要といいますか、大丈夫だという安全性が確認されればですね、速やかに接種の促しを強めていきたいというふうに思います。
3番( 鈴木道子君 )
これから打つ対象年齢の方は、もちろんその方に対してもそうですけれども、もう1点は、もう接種なさった方。接種なさった方も大変に不安な思いを抱かれていると思います。私も最初テレビ等で拝見してびっくりいたしましたけれども、そういう方はたくさんいらっしゃると思うので、私は、そういう方たちのためにもこのメリット・デメリットですかね、これを正しくやはりお伝えするべきではないかというふうに思います。その方たちがずっと心配なまま、小学校で打たれた方は、これが結婚するぐらいの年齢になったら、また何か体にふぐあいが起こるのではないかと、ずっと不安な毎日を過ごされていることも容易に想像できますので、その方たちに対しても、やはりメリット・デメリット、その今、厚労省の通達がありますけれども、厚労省のこの連絡、通達にそぐわない形での安心をしていただくような文書と申しますかね、そのようなこともやはりお知らせをしていくべきではないかと思っておりますが、その辺のところは努力していただけないでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
接種の方が0人になってからもう4年を経過しておりまして、多分最終で受けられた方につきましても、もう高校生、早い方ですと成人を迎えられるかと思っております。この厚労省の通知の後ろのほうにもあるんですが、子宮頸がんワクチンを接種した方でも、やはり二十歳以降になりましたらば、また改めて子宮頸がんの検診をしましょうとか、そういうこともございますので、その辺のところで子宮頸がんの検診を受けましょうというのは、広報等でまた成人向けにもやっておりますので、そちらで進めていきたいと。特に今まで前に受けた方に一人ひとり個別に何か通知するとかそういうことについては、対応はちょっと今のところ考えておりません。
3番( 鈴木道子君 )
もちろん一人ひとりということではなくて、情報として何らかの形で町と
して出すということでございます。というのは、この仮説に仮説を重ねてこの、何ていいますか、副反応と言って訴訟等に行く状況をつくった、この子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群。
これは、頭文字をとってHANS、ハンス、ハンズと読むのでしょうか、HANSを主張するお医者さんが、本当にわずかですけれどもいらして、その人たちが頑張っちゃったというような状況らしいんですけれども、このHANSに対して、例えば小6でワクチンを打った女の子が高2になったら月経不順が出たらHANSだと。それから、またワクチンを打ったが最後、月経不順が消えても30歳で偏頭痛が始まればHANS、また60歳になって関節痛や倦怠感が加わればまたHANSだというような状況もあるんだというようなことが言われております。そういうこのメディアの印象がすごく強かったこの子宮頸がんワクチンについて、そのメディアの、何ていいますかね、アピールといいますか、その印象がすごい強いまま、ずうっと何かぐあいが悪くなったときにあのせいじゃないかとか、そのように御心配なさる方に対して、この厚労省のこの文章を何らかの形で要約して、町として情報を与えて安心していただく。それは、やはり何か工夫をして、やはりその安心感を持っていただくということをやることは、何らこの厚労省の通達に反しないことだというふうに思っておりますし、この厚労省の通達の範囲内で、町民の方の安心・安全、命、健康を守るという役目を負っている町としての私はやるべき1つのことではないかというふうに思っておりますけど、その辺はいかがですか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
子宮頸がんワクチンを打たれた方で、過去に打たれた方で、特に心配なんですという御相談をですね、受けたこともございませんし、もしあればですね、医療機関に御相談していただくとか、ちょっと町のこの素人の者がまた要約したものをつくるとかいうことは、そちらのほうがまた逆に心配とか責任というか、ございますので、そういう経過もございませんし、もしあればそのようなお話で進めていきたいと思っています。
3番( 鈴木道子君 )
わかりました。今のところそういう御心配のお声が届いていないということですので、そういう状況であるというふうに認識をいたしました。また、今後そのようなお声が来た場合には、町として誠意を持ってきちっと情報、また御説明して、対応してくださるというふうに理解いたしましたので、ぜひそういう方向でお願いをいたします。
次、防災についてということで、これはですね、津波表示、地面に貼付してあるあの津波の避難の表示ですかね、あれが剥がれているとか、いろいろなことを伺いました。また、避難誘導灯が何かついてないところがあるとかいうようなことがありましたので、この点検状況。そして、この点検について、どのような計画を持ってやっていらっしゃるのか。町内、町民の方、また外からいらした観光客の方に、災害時には速やかに避難していただけるようなさまざまな対処をしていただいておりますけれども、この劣化等でやはり見えなくなったとか、そういうことについての対処は、常時私は点検していかなければならないというふうに思っておりますけれども、その辺はどういう計画性を持って、どのようにやっていらっしゃるかということをお伺いをさせていただきます。
総務部長( 太田圭一君 )
点検につきましては、随時各町内を歩いたときに点検をしておりますし、各町内会でもですね、やはり関心を持たれて、あそこのシートが剥がれそうだとかということは、御連絡、大変ありがたく御連絡いただいておりますので、即座に対応しております。昨年度ですね、まず劣化しているもの20枚については張りかえました。それで張りかえたものにつきましては、以前用いていたものでは、どうもやはり接着剤の状況だとか素材の状況が悪かったので、それも更新しまして新しいものを20枚、昨年度の末に張りかえております。
それから、今年度の予定でございますが、やはり同じく、もうそろそろ発注する段階で工事も始まると思いますが、やはり20枚、次の劣化をしているところのものについて、同等の接着力のある耐久性の高いものについて更新する計画でございます。全部で100ありますので、そのほかについてはまだ使えるものもございます。そういったものを見きわめつつ更新を進めてまいりたいと思っております。
3番( 鈴木道子君 )
私のところにあったお声、ちょっと劣化しているというようなところも多分近いうちに対処なさっていただけるものと期待しております。また、今、総務部長のお話にもありました町内会の方との連携があるということで、私もこれはなかなか、私たち山側に住んでいる者も海のほうに出かけることはもちろんございますけれども、やはり日常的に一番御心配なのはやはり海側にお住まいの方だと思いますので、その地域の町内会との連携を、やはり町内会の皆様の御努力、御協力で連携を深めて、地震はいつ来るかわからないという今の状況にすき間なく対処できるような状況をお願いしたいというふうに思っております。
あと、家具転倒ですけれども、この家具転倒で、実は町営住宅でですね、転倒防止で、例えばL字型の家具とかいうのがございますけれども、それで、例えばその、壁に穴をあけてしまったということについて、その修理、修繕、もとの形に戻すということについて、退去するときに、転居、お出になるときにもとどおりにしなければならないというようなことについて、実は、たまたま私が耳にしたのは、東京ですけれども、港区の公営住宅では、その転倒防止の家具をしても原状回復義務を負わないということにことし4月からしたということを…あ、ことしじゃないんだ、失礼いたしました、昨年4月からしたということを聞きました。これは、単なる、故意にあけた穴ではなくて、やはり安全・安心、防災のための穴ですので、このような対処をしたというようなことを目にいたしましたので、我が町内や町営住宅での対応はどのようになさっているか。またこのような同様なことができないものかどうかということをお伺いいたします。
福祉部長( 仲野美幸君 )
町営住宅をお出になるとき、退去される場合には、原状回復がやはりお約束になっておりますけれども、社会通念上、見せていただいて、それが転倒防止のためであったりとか、次の方が使えることも可能なものであったりとか、その辺は、転居するときに職員が立ち会って、検査員といいますか、今入っていられた方とお話しもされますので、細かい規定とかをつくらず、状況によっての判断させていただくということで進めておりますので、引き続きそうさせていただきたいと思っております。
3番( 鈴木道子君 )
柔軟な対応をしていただけるというような御返事だったと思います。ちなみに、この港区では、お住まいになるときのしおりに一応記述して、躯体に影響のない程度のもので、その工作物の使用許可申請というのを、そのつけたときの写真も添付して、その申請書を出していただくというようなことだそうでございます。また、そういうのと、それから新年度は、何かこのテレビとか、ちょっといろいろ細かくなるとまた全てに対応できないでしょうけれども、何かその転倒防止、たんすとかですね、転倒防止策をする場合に、なげしをつけたそうです。お出になった空き室の住宅にはなげしをつけて、そこに、そのなげしにネジなりを使うような、というようなことを工夫なさっているということを伺いました。いずれにせよこれは安心・安全につながることでございますので、柔軟な対応。それから、また後に後始末をしなくてもいいとなると、またいろいろなところに穴をあけていくという状況もよくないことですので、その点については、この港区のこのような私が申し上げましたようなことを参考にして、前もって例えば申請していただくとか、そのようなこともぜひこれから考慮して検討をして対処することを実施していただきたいと思っております。それはよろしいでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
本町の町営住宅につきましても、大きく模様がえするときとかはで
ね、届けを出してくださいということもありますし、もし特別に何かというお考えがあれば御相談していただいて、柔軟な対応ができるだけできればと思っておりますけれども、引き続きそのような形でやってまいります。
3番( 鈴木道子君 )
安心をいたしました。それから、最後のこのスマートフォン活用についてということで、ちなみに、ざっとこのスマートフォン活用でもし新しくやる場合、どのくらいの財政負担かどうか、ちょっと聞きましたら、初期費用が90万で、月額約6万5,000円ぐらいだと。これは人口で決まるそうなんですけども、大体うちのような3万2,000人ぐらいの人口ですとこのくらいの費用でできるということです。これは、「母子モ」は県でやっていますけども、またそれと違うところですけども、そこでやりますと、スマートフォン、タブレット、パソコン、ガラケーにも対応すると。だんだんいろいろな便利な配信ができております。「母子モ」もなかなかいろいろなアプリがあると思うんですけれども、十分に活用されている状況ではないというふうに私も思っておりますし、ちまたで聞いても、何かこの子育てアプリをすごく活用している自治体等の話を聞きますと、町内は全然そういう感じじゃないなというふうに思いました。先般、出生がもう過去最低だというニュースが、出生数が全国で94万人、過去最少であるというような報道がなされたばかりであります。ぜひこの少子高齢化の対策としても、お子さんが子育てするにおいて、より便利に、より的確な健診等を受けられるような体制を町としても十分に対応する形を持っていくべきだというふうに思います。
これは、今回とお話は違いますが、たまに成人用もあるということで、ますますこういう流れというのは、私たちも、私は今ペーパーをいっぱい持ってますけれども、ペーパーレスの議会になってきているようなことを考えますと、町民の皆様方の子育て、またはいろいろお年寄りの対処等、このパソコン、タブレット、スマートフォン等を活用した流れになっていくと思いますので、とりあえずは、まずその「母子モ」、県の「母子モ」を十分に活用するような体制を町としてつくるべきではないかというふうに思っておりますけれども、そのような準備はしていただけますでしょうか。
福祉部長( 仲野美幸君 )
御承知と思いますけれども、この「母子モ」につきましては、県の事業でME-BYO対策の一環として、子育て世代にということでつくられたアプリです。ですので、町のほうの広報の仕方も、まだ広報の仕方も少し少ないですし、今後はですね、広めていきたいとも思います。また、お話しいただいたように、ほかにもいろいろといいアプリもあるようですので、ほかの市町村などの状況も研究しながら子育てのしやすい環境の一つとして対応していきたいと思います。ただ、スマホがいつも赤ちゃんもさわれる状況にあるような環境づくりによるメリット・デメリットについてもいろいろと今賛否両論あるところでございますので、ちょっといろいろ研究を重ねて進めてまいりたいと思っております。
3番( 鈴木道子君 )
もう終わりますけれども、スマホ、赤ちゃんがさわれる状況って、もう私もあれは大変心配で、ゆゆしきことだというふうに思っております。これは、私が申し上げているのは、例えば御両親ともに働いていらっしゃる御家庭で、その子育てに、もう核家族でちょっと心配、悩んでいらっしゃるような親御さんは、会社から帰って、夜赤ちゃんが寝てから、どうしたらいいのかしらとこのスマホ等で検索すると、そのときにも大変便利だと思います。特に子供の成長記録や予防接種の予定はもちろんですけれども、こういうものを一括管理できるということや、また沐浴の仕方とか離乳食のつくり方など、赤ちゃんのお世話を動画で確認できると、そのようなサービスも盛り込まれているものがあるそうでございますので、これから女性も活躍するような時代にだんだんなってきまして、それに行政として対応できるのは、やはり開庁している、役場が開いているときではなくても情報がきちっと丁寧に伝わるような、そういう状況をつくっていただきたいと思っております。少しずつでもいろいろなことができるように、ぜひもうすぐにでも、新年度を待たず、新年度でも、そういう体制がつくっていただきたいと思いますけれども、前向きに急いで対処していただけるかどうかということをお伺いをいたして、私、終わりますが。
福祉部長( 仲野美幸君 )
いろいろと情報をいただきましたので、引き続き研究を進めていきたいと思っております。
議長( 伊東圭介君 )
これにて3番…失礼しました。
3番( 鈴木道子君 )
終わると言ったので、終わります、はい。ぜひこのアプリにつきましても、それから住宅につきましても、いち早く実現していただけることを期待をいたしまして終わらせていただきます。以上です。
議長( 伊東圭介君 )
これにて3番 鈴木道子議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
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本日の日程は全て終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。 (午後3時16分)
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更新日:2018年12月13日