葉山町議会 平成29年12月4日
平成29年 葉山町議会第4回定例会会議録(第2日)
招集年月日
平成29年12月4日(月曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前 10時00分
閉会
午 後 4時25分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席 13名 欠席 0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 横山すみ子 | 出席 |
第2番 | 金崎ひさ | 出席 |
第3番 | 鈴木道子 | 出席 |
第4番 | 飯山直樹 | 出席 |
第5番 | 石岡実成 | 出席 |
第6番 | 山田由美 | 出席 |
第7番 | 近藤昇一 | 出席 |
第8番 | 窪田美樹 | 出席 |
第9番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第10番 | 待寺真司 | 出席 |
第11番 | 笠原俊一 | 出席 |
第12番 | 土佐洋子 | 出席 |
第13番 | 伊東圭介 | 出席 |
第14番 | ( 欠員 ) |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
政策財政部部長 | 小山誠 |
総務部部長 | 太田圭一 |
福祉部部長 | 仲野美幸 |
環境部部長 | 伊藤義紀 |
都市経済部部長 | 永津英彦 |
教育部部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 福本昌己 |
総務課課長 | 鹿島正 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 田丸良一 |
次長 | 廣瀬英之 |
局長補佐 | 永井秀子 |
会議録署名議員の詳細
番号 | 氏名 |
---|---|
第5番 | 石岡実成 |
第6番 | 山田由美 |
議事日程
第1 一般質問
1 飯 山 直 樹 【一問一答式】
(1)H.29年の進捗状況等について
2 畑 中 由喜子 【一括質問一括答弁式】
(1)防災意識向上のための取組みについて
(2)個人情報保護条例について
(3)青少年のための施策について
(4)良好な景観の形成について
3 窪 田 美 樹 【一括質問一括答弁式】
第四次葉山町総合計画からみる課題
(1)学校教育の充実
(2)子ども・子育て支援の充実
(3)健康づくりの支援・推進
(4)地域福祉の充実
4 待 寺 真 司 【一括質問一括答弁式】
(1)災害に強いまちづくりの推進について
(2)子育て支援策について
(3)第4次葉山町総合計画について
(4)平成29年第3回定例会一般質問に対する対応について
5 横 山 すみ子 【一問一答式】
(1)葉山町介護保険事業計画について
(2)葉山町地域福祉推進プランの進捗状況は
(3)医療と介護の連携の取組みについて
議事の経過
○議長( 伊東圭介君 )おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に
達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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○議長( 伊東圭介君 )日程第1「一般質問」を行います。
第1番、4番 飯山直樹議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。
○4番( 飯山直樹君 )改めまして、おはようございます。4番 飯山直樹です。通告に従って一
問一答方式での一般質問を行います。
前回の一般質問から日が浅いので、今回は新しい内容ではなくて、年末ということもありますので、会計の年度末ではないですが、平成29年の1年振り返って、この1年でお伺いした内容について進捗等、今後の展開等についてもお伺いしていきたいと思いますので、お願いします。
まず1点目、町の発展に関することですが、内容としては人口の減少をどうとめていくのか、あるいは人口を逆にふやしていく、ふやさないまでもとめるために魅力をどう高めていくのか、そうしたことに関連して無電柱化であるとか、町の景観に関するようなことですね、そうしたことを、まずはこの1年でお伺いしましたので、その点について、まずはお話を進めていきたいと思います。1つ目はまず人口減少の件ですが、この件は、昨日も笠原議員のほうから質問いただいておりまして、昨日の質問の中では地域ごとでの対応も考えるべきだという趣旨の内容・質問がありました。私も地域ごとという発想は持ってなかったので、内容を、答弁等の内容を聞いて非常に参考になりましたし、地域ごとで長柄地域だけが増加しているという状況を伺って、それと堀内地区では100人、ことしだけで減少しているという内容に、若干ショックを受けております。
2月の定例会のときに、3月の「広報はやま」で30人の人口減少があったということで、その際
は人口減少の主たる要因は自然減であるというふうに御回答をいただいておりました。この10月までの「広報はやま」で内容を追ってみましたところ、ことしの1月から10月までの10カ月間で世帯数が減少しているのは全体で2カ月だけでしたが、一方で人口が増加している月も2カ月しかないということで、世帯数は増加しても人口が減少し続けると、これは昨日もそういうお話はあったかと思います。結果、10カ月で世帯数は38ふえて、人口は100人減少しているというのが1月から10月までの統計になっていると。鎌倉市・逗子市でも統計表を見てみましたところ、理由は、細かい理由はわかりませんが、似たような状況になっているというふうに感じられました。まず一つ、2月のときには人口減少、主に自然減だというふうに見られているということでしたが、昨日も御回答いただいたかもしれませんが、現状、これは人口の減少については自然減であるという捉え方でよろしいでしょうか。
○政策財政部部長( 小山誠君 )今お話ありましたようにですね、減少の要因の一つとしては自然減という部分も影響しているというふうに理解しているところでございます。
○4番( 飯山直樹君 )推移を見ると、移り住んでくる方が増加しているという傾向ですから、お
おむね自然減なんだろうなということが私も言えるかと思います。傾向としては、恐らく高齢になればなるほど移住は恐らく困難になってくるということで、世帯数の増減、増加も減少も、どちらかというと若い世代に偏ってくるということがあるのではないかなと思います。地方の市町村全体として見れば、明らかに衰退していく傾向にあるというのは、全体として1億2,000万の人口が8,000万ぐらいまで今後25年間ぐらいで減っていくわけですから、当然、全体として減少傾向にあるというのは当然のことかと思います。
そうした中で、世帯数は葉山町の場合、継続的に増加しているという状況ですから、住みたい町なんだなというのはざっくりと見えてくると思います。これは言うまでもなく、日々「どこに住んでいるんですか」と聞かれて、「葉山です」と答えると、必ず、まず一言目に「いいところに住んでますね」というふうに言われるのが葉山町かと思います。誰もが住みたい町であるというのは、もうこれは言うまでもないところだと思います。現状、人口対策についは役場の施策等からですね、子育て世代の移住促進に力点を今、置いている状況であるということかと思います。いろいろ、形はつくっていくとは思うんですが、形の中身がきちんとできていないと、移り住んでみて、そのままよい町なんだなというところまでは、なかなかいかない。移住はしても定住には結びつかないということがあろうかと思います。
ちょっと先ほど、堀内のほうで人口が減少しているということに関連するんですが、私の住んでいるところの町内会で、広く話題に上っているものではないんですが、そうした人口が減っていく何か根源的な問題があるんじゃないかということで、何人かのお子さんがいらっしゃる、学校に通われている親御さんから、非常に細かい点なんですが指摘がありました。内容としては、なかなか子供が学校でちょっとこれは嫌だなと思うことがあっても、親側は把握していても、なかなかそういうことを教育の現場に言うとよくないのではないかというようなことで、言えてないことが多々あるのではないかと。一つ懸念されていたことが、教員のローテーションのサイクルがどうなっているのかということを指摘されてました。まず、このローテーションのサイクルというのが、ちょっと私も不勉強でわからないんですが、そもそも決まったものがあるのかどうかお伺いします。
○教育長( 反町和久君 )ローテーションのサイクルというような言い方で聞いたことはないんで
すけれども、神奈川県の運用の中では、義務制の教員につきましては、一応10年を年限として異動するというようなことが実施されております。それに先立って、たしか8年ぐらいから促進人事のようなことで声かけをしたりということで交流を図っていて、1カ所に人事が停滞することがないようにという取り計らいをしています。また、新採用教員につきましては、これはちょっと今、突然ですのでうろ覚えですけれども、5年間で異動するというふうな内規で運用していると思ます。
○4番( 飯山直樹君 )今お答えいただいた、一つのところに停滞することがないようにというふ
うなことがあるかと思うんですが、一つのところでずっと同じ方がローテーションするようにですね、することの目的というのは何かありますでしょうか。
○教育長(反町和久君 )学校内の人事のことではなくて、学校間の異動のことですか。(「学校内」の声あり)学校内。学校内ですけれども、いろんな考え方があると思いますけれども、基本的にはですよね、小学校については、基本的に教員はみんな1クラス1担任というようなことで配置
されていますよね。それぞれ、そのまま学年移動に伴って持ち上がって担任をやる場合もありますけれども、大きくゾーンを区切って、低学年に集中するとか高学年に集中するとか、それは教員の適性や能力を見きわめながら校長が判断して、全体をそういうふうにシフトさせるというふうに考えています。また、学級担任以外にもいろんな活動がありまして、小学校の場合には教科というのは音楽のような専科を除いてはありませんので、先ほど言った担任人事が中心ですけれども、ほかに校務分掌という、さまざまな業務分担ですね。業務の分担がありますけれども、それについても、やはり校長が経験年数とか、そういうバランスを配慮しながら全体を組み上げているというふうに考えております。中学校は教科別がありますけれども、おおむね同じというふうに思います。
○4番( 飯山直樹君 )その受け持ちを決めるときにですね、なかなか親側からの意見というのは、直接言いにくいこともどうやら多々あるみたいです。そうすると、例えば、親御さんからの意見を聞くようなアンケートのようなものを、今、実施はされておりますでしょうか。
○教育長( 反町和久君 )直接そういう人事にかかわるようなアンケートというのはないと思います。特に、ちょっと御質問の趣旨がいまいち得心がいかないというか、乗り越えないところがあるんですけれども、どの先生がいいとかっていうふうな類いの、微妙な人事にかかわるような、そういった趣旨の問いかけとかですね、御相談をいただくということは多分ないと思います。ただ、一般的に、取り組みの中でこういうことに関しては変えてもらいたいとかっていう、人をかえろではなくてね、取り組みの内容とか、あるいは生徒に対する指導の考え方を改めてほしいとかっていう要望については、随時協議をしていると考えています。
ただ、少し先走って申し上げますと、コミュニティースクールという制度を文部科学省が推進し
ていることは御承知だと思います。これは、地域の方の意見を学校運営のさまざまな面に取り込んでいくことで構想されているシステムです。全国的にはまだまだ少数ですけれども、そういったことが始まっておりまして、いずれ葉山でもそういうことに取り組まざるを得ない時期が来ると思います。そういう中では、学校方針にかかわって広い意味での人事的に要望するということもありましたけれども、いろんな経緯の中で、やっぱり人事の場合微妙で、ピンポイントの名指しなんていうことになっちゃうとまずいですので、そういうことに関しては教育委員会を通してというふうな
ことで、現行の制度の運用が行われているというふうに聞いています。なかなか難しい問題だと思いますけれども、要するに個々の内容については要望をきちっと受け入れていくし、学校全体で共有して、教員間に取り組みの差がないようにすることによって、そういった人事上の要望を解消していければというように思っております。
○4番( 飯山直樹君 )よくわかりました。人口が特に自然減だけでない要因の中で、世帯数の入れかえというのは、ほとんど子育て世代に偏ってくるかと思いますので、何かそこに、それを誘発するような問題があるのではないかということもちょっと意見として出てましたので、ちょっと今回お伺いしました。
次に、魅力を高めるという活動なんですが、マイナスのところをただただ食いとめているという
ことだけやっても、当然、町は発展していきませんから、葉山町の場合は、もともと住みたいと思う場所ですから、さらにそれを、そういう考え方を高めていくということは、やってしかるべきだと思います。これは6月の定例会で取り上げさせていただいたんですが、そのときに葉山の魅力を高める実行委員会というのがこれから取りかかっていくというお話をいただきました。ちょうどそのときは議論を開始するというようなところで、先日、これは9月ですが、魅力を高める実行委員会の活動報告、それまでの内容を提出いただきまして、内容を拝見しまして、正直とてもわくわくしました。こういう活動というのは、特に葉山に移り住んで来られる方というのは、往々にして皆さん好きなことじゃないかなという感触を、私個人としては持ってます。ちょうど、11月に町村議会の研修会というので、食環境ジャーナリストというのの金丸弘美さんという方がいらっしゃいますが、その講演を聞く機会があってお話聞いたら、まさに、そこで話された内容そのものが、この魅力を高める実行委員会だなという、同じことをやられていました。内容としては、地域の活性化をするために、その地域に散在している資源をネットワークでつないでいってですね、事業化していこうという形のものです。金丸さんの講演で出てきた地域というのは、ほとんどは、一つ海辺のもありましたけど、里山系のプロジェクトでした。国際村の奥にめぐりの森というのがありますけど、ああいう感じのものなのかなというプロジェクトを取り組まれてると。葉山の場合というのは、海と山、それと暮らしの町という、ほぼ全ての要素がそろっているところですので、こうしたものが一つにまとまってプロジェクトとして動いていけば非常によいものができてくるのかなと思いました。このロードマップも見ると、最初は里山から始まって、海辺のほうもやって、それで最後に暮らし全体の、例えば料理教室とかですね、そういうことを全体として仕上げていくという、非常にコンセプトがはっきりしていて、よくまとまったおもしろいプロジェクトだなというふうに思ってます。これを、今後どうしていくのかというのは、これからまた具体的にだんだんだんだんと煮詰まってくると思うんですが、まず、アイデアの段階で全体像の絵づらをつくって、今後、具現化に向けて一つ一つ数字に落とし込んでいくということだと思います。
いろんなところで同様のプロジェクトはやってます。現実的には、こうしたアイデアを出すとい
うのは、もちろん非常に重要なことなんですが、それを形をある程度つくっていくということも、
楽しい中ではできてくるんですけど、それを最終的には継続するために、継続・拡大していくためにはですね、当然、収益なり上げて事業として継続できる形にしていかなければならないと思います。そこまでいって初めて成功だというふうに言えると思います。そうすると、どの程度大きなプロジェクトにするイメージを持たれてるのかというのはわかりませんが、例えば、金融機関であったり公共の交通機関なんかも、プロジェクトが大きくなってくれば関連してくるかと思いますが、現段階で、この非常におもしろいプロジェクトだと思いますが、どの程度の規模感を持って考えてらっしゃるのか、何か考えなどあればお願いします。
○政策財政部部長( 小山誠君 )魅力を高める実行委員会の状況、ちょっと進捗の部分をお話をさせていただきますと、昨年度、ワークショップ…魅力を高めるワークショップの中で議論をされて、今年度、実行委員会を立ち上げて既にですね、3回の実行委員会を開催してございます。今月においてもですね、また4回目の実行委員会を開催する予定となっておりまして、その中で議論しているのがですね、やはり魅力を感じていただけるということで、3部会、今、テーマを分けてですね、部会の中で、今、検討する中で、3カ年かけてですね、事業立てをしていこうということで、3つのテーマというのがですね、1つは地場野菜を使った料理教室をすることによって魅力を高める事業が1つ。それと、里山の魅力創造ということで、里山の整備を含めてですね、やっていこうじゃないかというところのテーマ1つ。あと、ガイドマップですとか案内板の作成ということで、スマホを活用したですね、ガイドマップ、何ていうんですかね、QRコードでリンクするような形ができないかということで、今、検討をさせていただいて、それぞれが今年度末にはですね、少しずつ形になってですね、進んでいくのかなというふうに思っておるところでございます。
○4番( 飯山直樹君 )これ、最終的な目的は、葉山の魅力を高めると。それによってこんなこと
がある町なんだなというので、最終的には若い人たちに移り住んでもらうと。そこで定住していただくということが究極の目的だと思います。そうすると、今、聞いている感じではちょっと一つ一つ小っちゃいのかなと。もっと本当に成功させようと思うと、大きくやらないとなかなか事業化には結びついてこないのではないかなというふうに、何となく感じます。ビジネスはやっぱり思い切って、大風呂敷広げるわけじゃないですけど、自分たちが最終的にどこの目標にたどり着くのかというところからブレイクダウンしてやっていかないと、なかなか実現は難しいと思います。本当に小っちゃなもので、その目標が達成できるのかというのは、若干ちょっと心配というか、もっともっと大きな絵づらをつくってもいいんじゃないかなというふうに、今思います。
ちょっと質問、次移りまして、利便性に関することですが、これは再三申し上げてますが、葉山
は駅がありませんから、町の中での利便性をやはり確保していくということしかないかと思います。さきの質問では、公共の交通機関がオンタイムできちんと運用されるというふうになれば、公共交通機関としての十分な役割、利便性は確保できるというふうにお話ししました。幾つかそれについて、今こういうことをやっているよというお話をいただいて、1つには逗子の交差点、一部の交差点と新逗子駅の入り口の交差点で、県警のほうに信号のタイミングを調整してほしいというようなお話がありましたけど、それについて何か進展ありましたでしょうか。
○政策財政部部長( 小山誠君 )今お話あったようにですね、第3回目の定例会で御答弁させていただいた以降、ちょっと進捗ございません。
○4番( 飯山直樹君 )わかりました。また継続的に、そういう小さなところ一つ一つでもお願い
いたします。
今後、世の中の流れとしては、在宅の勤務が進んでいくのかなということで、だんだんだんだんと、そもそも交通の公共交通機関を、そうなると余り使わなくなってくるというような、そもそもの話もあります。だんだんだんだんと、その地域だけでいろんなことが解決できるような、インターネットの普及もあって買い物もほとんどインターネットでできるというふうになってきました。
そうすると、今いる場所で楽しめて用事が済んでいくというふうになればいいのかと思います。そうすると、葉山の町の中に、魅力的なやっぱりサービスを提供してくれる事業者が必要になってくると思うんですが、なかなか交通事情等から外の使途で稼いでいくというのはだんだんだんだんと難しくなっているのかなというふうに思います。何か最近、お店がだんだんだんだんと撤退していく様子が何となく私は感じております。一方で、人件費がかからずに土地だけで稼げるようなですね、大きな土地にコンテナを置いて倉庫を貸し出すとか、あるいは場所と洗濯機だけあれば何とかなるコインランドリーがふえてくるとかですね、だんだんだんだんと、正直言うと余り魅力的でなくなっていくというような状況に、少しずつなってきているのかなということが思います。当然、今、魅力を高める実行委員会というのは、その中でどうしたらいいのかということは議論されていると思うんですが、やはり、はっきりとこういうふうにしたいんだというのは示していったほうがいいのかなと。こういう状況下の中でですね、思います。さきの一般質問でも、どういう町を参考にしたいのかといったときに、参考にしたい町はなくて、葉山ならではの形をつくっていきたいというふうにおっしゃってましたが、葉山ならではというのは一体何かですね、それに向かって全体として形をつくっていくと、大きな絵づらでやっていくということが必要かと思いますので、ぜひそうした方向性をはっきりと示していただきたいと思います。
続いて、前回の一般質問でお伺いした海辺の関連のところに移ります。まず、花火大会時の海の家の占有の関する問題ですが、これはその後、進展があったかどうかお伺いします。
○都市経済部部長( 永津英彦君 )10月19日に花火大会実行委員会が開催されてまして、ことしの花火大会についての問題点ですとか、いろいろなことが実行委員会の中で議論されてまして、来年に向けて検討をしているところですけれども、占用という意味では、県の横須賀土木事務所の判断とかですね、それが一般の方が持ってこられるベンチですかね、簡易的な椅子等を置かれるのとか、お店自身が実際に置いているケースとか、多々いろいろ問題点はある中で、来年に向けて、この実行委員会の中で検討している最中でございます。
○4番( 飯山直樹君 )ぜひ、前向きな進展があることを願います。おっしゃるとおり、どれが個
人のものでどれが業者のものなのかというのは、正直、見ればよくわかるんですけど、そうしたもの全部、白黒はっきりつけてやらなければ先に進まないということもわからなくはありません。ぜひ、前に進んでいただくことを願います。
2つ目は、森戸海岸線のバスに、真夏の間ほとんど乗車できないという問題がありまして、ぜひ、京急のほうに増発なり、あるいは鎌倉で行われているような優先パスですかね、何か、何かしらの対応をお願いしたいということをお話ししたんですが、何か進展がありましたら、そこの点もお願いします。
○政策財政部部長( 小山誠君 )この件についても、前回の定例会でもですね、答弁させていただいてる部分ですが、京急バスさんですとか京急電鉄さんのほうでやってます「女子旅きっぷ」がございますので、そちらのほうでかなり町内に来町されるお客さんが多いということで、その実態をお伝えするとともにですね、増発・増便していただくような手法がとれないかという申し入れはさせていただいてるところでございます。
○4番( 飯山直樹君 )申し入れいただいているということで、ありがとうございます。来年は、
また改善が見られることを期待しております。
それと続いて、電柱に関することなんですが、今、国土交通省が旗振り役となって、積極的に無電柱化については国を挙げて今、取り組み始めてるという状況になっているようです。平成21年度からについては、主要な非幹線道路・観光振興・地域活性化に資する箇所が推進対象となってと。今度、新しい次期の計画の対象としては、32年度のオリンピック・パラリンピックに関連する地域を対象にするというのが、ほぼ決まっているそうです。葉山の場合は、この主要な非幹線道路・観光振興・地域活性化・オリンピック・パラリンピックのほとんど全ての要素に該当してくる場所があろうかと思います。逆に言うと、まずいきなり全部の道路をやれというのは、なかなかそんな簡単にいくものではないので、まずはピンポイントでこの場所、この場所ということは、再三御指摘させていただきました。次の国としての対策を踏まえて考えると、やはり、まず一番ここに適合して、こういった要素に適合してくるのは、間違いなく御用邸の周辺なんだというふうに思います。
例えば、このオリンピック・パラリンピックの国の動きに乗じてと、このタイミングに乗ってです
ね、せめて、まず御用邸の周辺の無電柱化を進めていくというような提言等を国に働きかけていくということについて何かできないか、お考えお聞かせいただければと思います。
○都市経済部部長( 永津英彦君 )無電柱化ですけども、今おっしゃられている御用邸前ですとか、葉山港の森戸海岸線ですとか、そこが基本的には神奈川県の管理する道路なので、無電柱化協議会というのがありますけれども、その中で、当然、道路管理者が、まずはここを無電柱化したいんだというところを協議会の中で発信しないと始まらないシステムになってますので、葉山町自身が直接的にそこについて、今どうこうできる話ではないので、横須賀土木事務所さんのほうに、ぜひ、そういった意味で御用邸近辺ですとか、オリンピック・パラリンピック等に関連する県道等を無電柱化してほしいという要望を上げるのが町の役目かなとは思っております。
○4番( 飯山直樹君 )ただ手をこまねいていても何も進みませんから、もう土木のほうに積極的にどんどん働きかけてください。
それと、これはピンポイントでの話になってしまうんですが、森戸の海岸線のところで、芝崎の
出口のところに新しく2本電柱を新設していると。新設されたんですが、これは一時的な措置というふうに聞いてます。あの辺を通った住人の方は、突然そこに電柱が海の真ん前に立って、何だというふうにみんな思いました。内容を聞くと、そこに新しい飲食のお店をつくっていて、そこに電気を通さなければいけないので一時的にそこに立てて、工事が終わったら撤去するというふうに聞いてます。これは一時的な措置というふうに聞いてるんですが、これは建物が建ったら撤去されるのかどうか、何か町のほうでつかんでいる情報等あれば教えてください。
○都市経済部部長( 永津英彦君 )大変申しわけないですけど、県道内の占用…県道内か、もしくは民有地内の東電さんが占用している物件だと思われますので、葉山町には情報がありません。すいません。
○4番( 飯山直樹君 )そうすると、非常にまた懸念される問題が一つ出てきたなという感じがし
ます。大体、電柱なかなか新しく立てても古いやつが撤去されないというようなことがありますので、ちょっとこれは継続的に動向を追っていきたいと思います。
続いて、高齢者の福祉関係についてお伺いします。来年は、診療報酬と介護報酬の同時改定、内容としては診療報酬が引き下げられて、介護報酬は前回大幅引き下げがあって、ほとんど事業者、中小は淘汰が進んだと。結果、今回は微増というような形になろうかと思います。ただ、実態としてはそれ以外のところでいろんな細かい厳しい改正が出てくるかと思いますので、介護報酬としてはほぼプラマイゼロなんですけど、事業者からすると相当また厳しくなるなという印象を受けてます。今回の改定のキーワードは、まずは在宅であります。在宅を実現するためには、行政とケアマネと医療機関等の関係者の情報の共有強化、情報共有を強化していくということが、まず必要になります。一方では個人情報の保護法が改正されて、この流れとは、情報連携の流れとは全く逆行するという流れになりました。そうすると、末端にいる、例えば民生委員の方というのは、かなり個人的に動かれてる方が、組織運営という形には遠いのかなと思います。情報管理についてはほとんど自分のPCなりを使って行っていると。極めて薄弱な情報管理の状況なのかと思います。皆さん、善意でやっている仕事で、情報漏えい等の問題が発生するというのは避けなければならないと思うんですが、行政として、情報の一元管理体制を整備するとか、そういう形は今後とる方向にあるのかどうかお伺いします。
○総務部部長( 太田圭一君 )情報の一元管理という、例えば民生委員さんの情報であるとか、それについてはですね、非常に意識が皆さん非常に高く情報を管理されております。そういったところで、町としてもそれらを見守りながらですね、十分な漏えい等がないような方策を検討する必要があると思いますが、今のところ、法律それから条例によってその規制はされております。
○4番( 飯山直樹君 )現実的には、個人情報保護法もそこまでまだ追いついていないのかなと、個人情報の管理体制ですね。一方では、在宅、在宅で、公共のほうから一般の人たちで何とかしてくださいというふうにしわ寄せというか、実際の現場の仕事のほうはどんどんどんどん末端のほうに追いやっているという流れかと思います。それは、その辺の仕組みも整備していかないと、本当に思ったことはできなくなってくるということもありますので、ぜひ、情報を公共のほうで管理をしていくという形、それで端末を使ってもらうとかですね、そういうことがこれから必要になってくるのではないかと思います。
それで、あわせてですね、在宅が中心になってくると、当然、役割を担ってくるのは末端の基礎自治体になります。それは、地域包括ケアシステムというのが、そういうシステムをつくるというのが一つの答えになっていて、前国会で、この包括ケアシステムの強化法案というのも可決されてます。いよいよ、自治体がみずからその対応を迫られるということになってきてます。これは、さきの一般質問でもちょっと指摘をしたんですが、地域密着という枠組みと、地域包括ケアシステムというのは、「地域」という単位が異なるということがまず一つあると思います。地域密着というのは基礎自治体単位になってます。地域包括ケアシステムは、これは厚労省の概念では保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じてつくり上げていくというふうになってます。ここが非常に曖昧なのが、保険者というのは市町村と国民健康保険組合なんですが、保険者である市町村や都道府県というふうにこの概念ができてます。誰が本質的につくっていくのかというのは、余り明確には定義はされてないということなのかと思います。
そういうことで、前回の一般質問のときには、基礎自治体の枠を超えて逗子市と単なる協力だけではなくてですね、一体となって取り組んで、その枠組みをつくっていくべきではないかということを指摘させていただきました。なぜ、こういうことを言うかというと、地域密着で仕事をしようとすると、大体、人口が10万人未満の地域というのは、その単一の地域だけではサービスは成り立たないのかなと思います。つまり、その地域が主体となって在宅のシステムをつくろうとしても事業として成り立たないので、地域密着では結果サービス提供ができなくなってくるということを、究極言えば意味するのかなと思います。ですので、何らかの特例措置のようなものをつくってですね、例えば葉山だけでなくて、近隣の逗子、あるいは横須賀の一部の地域に対しても取り組み、サービス提供ができる体制をつくるべきではないかというふうに思うんですが、そうしたことは何か条例か何かで可能かどうかお伺いします。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )地域密着型の施設に町外の方が利用するという件でよろしいでしょうか。もう議員御承知のように、今お話しのように、基本的には地域密着型の施設は町内の方が使っていただいておりますが、状況に応じてとか、例えば町内に使っていた方が転居してしまった場合とか、あとは緊急性の場合、状況に応じては、特に条例を決めるとかそういうことはございませんけれども、対応している場合もございます。
○4番( 飯山直樹君 )わかりました。事業者の側からすると、ほとんどそういうケースというの
は、よほど特殊なケース以外なくて、本当にそういう事業として成り立っていくのかということを
考えると、なかなかサービス継続は難しいなというふうに私は思います。ですから、こうした特例の措置みたいなものをですね、つくっていかないと、結果、在宅で何をするという目的は実現できないのではないかというふうに思いますので、そうした意見を今申し上げました。今度、新しい介護保険法の改正では、恐らくケアマネの許認可の権限、指導権の権限が現状は県にあるかと思うんですが、それが市町村に移譲されるというふうにほぼ決まってるかと思います。これなんかは特にケアマネは現状では地域密着ではないですから、自治体を越えて利用者のフォローができるというものが、突然、新規の利用者については自治体外からはとれなくなってしまうということになりかねないなと思います。そうすると、まず、逗子の逗子地域医療センターで、ここに看護師の資格を持つケアマネを入れているというのが、ケアマネの仕事をしているのかどうかというのはわかりませんが、配置されているかと思います。場所は逗子になるので、もし地域密着になった場合に、そもそも本来の目的である逗葉地域の方々のケアをしていくということができなくなるのではないかという懸念がありますが、その点は大丈夫でしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )御承知のように、医師会も逗葉地域、逗葉の医師会で今やっておりますし、ケアマネの検討会とかいろいろ勉強会も、今の時点では逗葉で一緒に勉強会などもして、自立に向けた介護の適切なケアマネの計画が立てられるような勉強会もしております。ちょっと30年度以降の改正につきまして、そこまで詳しく今ちょっと勉強しておりませんで、また改正のことがきちんとわかりましたらば御答弁させていただきたいと思います。
○4番( 飯山直樹君 )地域密着で、その枠組みから外れる方法というのは結構幾つかありまして、一つはサテライト化するという方法、よく御存じだと思いますけど。それで逗子からのサテライトで葉山にオフィスがあるということを単純にすれば済むケースもあります。そうしたことも、より地域に密着したサービスを提供していくということも可能になっていきますから、ぜひ検討をしていただければと思います。状況を、30年の改正を見てからどう対応していくのかということは検討していただければと思います。
続いて、地域密着で特養が中止になった件なんですが、そもそも29床という小っちゃな施設で検討していたということで、なかなか29床では普通は成り立たないというふうに事業者は判断すると思います。現状、次の介護保険の計画では盛り込まないというお話でしたが、それでも、一方で待機者数が100人以上いるというようなお話もあったかと思います。実際には、現状の特養の待機者というのは、対象の介護度が3以上に上がりましたから、そもそも申し込んでいる方というのは、昔はみんな申し込んでたんですけど、そうした介護度別の下限の制限ができましたので、人数は減っているというのは当然のことかと思います。一方で問題は、介護度が低い方でも自宅ではなかなか見れないケースというのは相当膨大な数あるということですね。その点については、ショートステイなりで受け入れるという一時的な措置はできるかと思うんですが、何か抜本的に次の介護保険の改正で、多分、低い介護度の方については、この介護度を認定する仕組みも相当厳しくなってくると思います。話には出てないですけど。そうすると、ますます大変になって…自宅で診るのは大変なのかなと、になってくるなと思うんですが、それに対する特養以外で何か在宅を強化する考え方、施策等あればお伺いします。最後に。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )在宅でできるだけ過ごしていただくために、やはりおっしゃられますようにショートステイのこととかですね、ことし10月から逗葉地域医療センターに設置いたしました医療と介護の拠点ですね、そういうところの整備、拠点を整備いたしましたし、また、あとはケアマネの適切な介護の計画が立てられるような勉強会をやっておりますので、抜本的なというとなかなかでございますが、この小さい町の中で一人ひとりの町民の方と向き合ってですね、相談事業を充実させていって、その方に合わせたものにできるだけ対応していきたいと思っております。
○4番( 飯山直樹君 )最終的に、御利用者の方に対するサービスをできる事業者の体制になっているのかどうかというのは、やっぱり大切で、サービスしても成り立たないというので、ほとんどの、今、小っちゃな業者が撤退している状況です。実際は、そういう業者が本当に末端のサービス提供をしているというのが現状の日本の実態かと思いますので、そういうものも多少考慮に入れながら、使えるような体制を考えていただければと思います。
以上で私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )これにて4番 飯山直樹議員の一般質問を終わります。
第2番、9番 畑中由喜子議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。畑中由喜子議員、質問者席にお着き願います。
○9番( 畑中由喜子君 )9番 畑中由喜子でございます。議長のお許しをいただきましたので、
本日は4項目7点にわたり一括質問方式で一般質問をさせていただきます。
まず、1項目目でございますが、防災意識向上のための取り組みについて、その1点目として防災情報の共有化について伺います。東日本大震災及びこれに伴う福島第一原発事故から、来年3月で7年という歳月がたとうとしています。しかし被災地では、いまだにかつての生活を取り戻すに至ってはおりません。また、多くの被災者が故郷を離れての生活を余儀なくされ、中には移住先で心ないいじめに遭う等、今なおつらい思いをされています。国策として推進してきた原発事業、安全を最優先にしてこなかった国と電力会社の責任が問われます。一刻も早くその責任を認め、被災地の復興と被災者の支援に全力を尽くすよう求めるものです。年を追って大規模になっていく自然災害は、とめることはできませんが、私たちはこの大震災を教訓として、少しでも災害に備えて被害を小さく抑える、いわゆる減災に努める必要があります。防災情報の共有化は、その第一歩と考えますが、町での取り組みを伺います。
次に、防災意識向上のための取り組みについて、2点目、総合防災訓練について伺います。今年度の葉山町総合防災訓練は、上山口小学校校庭及び体育館で行われました。葉山町地域防災計画には、災害対応能力向上のために、各種防災訓練を活用し、PDCAサイクルにより災害対策の向上を図るとしております。今年度の訓練の評価・課題はどのようなものでしたでしょうか伺います。次に、防災意識向上のための取り組みについての3点目、町内会・自治会との連携についてでございますが、9月議会に引き続きになりますけれども、前回は時間切れとなってしまいましたので、改めて町内会・自治会との連携について、再度町の対策を伺いたいと思います。
2項目目に、個人情報保護条例について、今回の改正プロセスについて伺います。9月議会に上程され、可決されました個人情報保護条例の一部を改正する条例は、7月3日から7月28日までパブリックコメントにかけられ、9月議会に成案として上程されたものです。この間に、個人情報保護審査会に諮問し答申を得ているわけですが、パブコメでの意見や審査会の意見など、条例改正に向けたプロセスについて、どのような経過であったかを伺います。
3項目目に、青少年のための支度について、次世代を担う青少年のための居場所づくり等、新たな取り組みについて伺います。青少年のための居場所づくりが町内に必要ということについては、以前から議会で取り上げられてまいりました。町では、これまでも青少年の健全育成のための事業に取り組んできましたが、居場所に関しては今もって実現していないと思います。その必要性について、どのようにお考えか伺います。4項目目、良好な景観の形成についての1点目、違反屋外広告物除去業務委託以外の事業について。前回は6月議会で葉山町景観計画を取り上げました。私がこのテーマを繰り返し取り上げるのは、葉山の町並み景観、自然景観がかけがえのないものだからです。そこで、良好な景観の形成に向けた町の取り組みとして、具体的に違反屋外広告物除去業務委託以外、どのような事業に取り組んでいるか、あるいは検討しているのか伺います。
最後に、良好な景観の形成についての2点目、地域まちづくり推進協議会の設置目標について。
葉山町の良好な景観の保持・推進のためには、それぞれの地域でのまちづくり活動が必要と考えられます。葉山町まちづくり条例では、そうした住民活動を支援する意味から、地域まちづくり推進協議会を位置づけています。地域まちづくり推進協議会は、地域の良好な景観や、環境保全に欠くことのできないものと考えますが、どのようにお考えでしょうか。
以上で私の1回目の質問を終わります。御答弁をどうぞよろしくお願いいたします。
○議長( 伊東圭介君 )答弁を行います。
○町長( 山梨崇仁君 )畑中由喜子議員の御質問の、所管する箇所につきまして答弁させていただきます。1項目目、防災意識向上のための取り組みについて、防災情報の共有化についてのお尋ねですが、防災情報は迅速に町民に周知するため、国民保護情報や気象台からの気象警報等、避難に関する情報等を防災行政無線により伝達するとともに、防災情報メールにより登録者に配信しているほか、tvkテレビのデータ放送による情報提供や、フリーダイヤルによるテレホンサービスを行い情報の共有化を図っております。また、ミサイル発射情報や大津波警報、気象特別警報など対処に時間的余裕のない事態に関する情報は、全国瞬時警報システム、Jアラートにより国から送信され、町が設置する防災行政無線設備が自動起動することとなっているほか、避難勧告や避難指示等の避難情報は、災害情報共有システム、Lアラートにより発信し、NHKなどのメディアにより迅速かつ的確に住民に情報を周知することとしています。そのほか必要な情報の共有化を図るため、「広報はやま」や町ホームページなどを活用し、積極的に災害情報の発信・提供を行っているところです。次に2点目、総合防災訓練についてのお尋ねですが、本年度はテーマを「備えよう予期せぬ災害、地域の絆」とし、上山口小学校避難所運営委員会を初め272名の参加により実施をいたしました。東日本大震災、熊本地震等の教訓を踏まえ、いつどこで起こるかわからない地震災害に備え、昨年
度より避難所運営委員会による避難所の開設や運営を中心とし、実際に体育館での宿泊体験を通じて、災害の備えはいかにすべきかを体感していただくとともに、地域の連携を強化することを目的として実践型の訓練を実施しております。また、ペットの同行避難についてもあわせて実施し、災害時のペット対策についても理解を深めていただけるものとしております。
次に3点目、町内会・自治会との連携についてのお尋ねですが、町内会・自治会の自主防災組織の基盤強化のため、地域で実施する自主防災訓練を積極的に支援し、防災知識の普及・啓発に努めているほか、総合防災訓練や津波避難訓練等を通じて連携を確認するとともに、災害時には町内会・自治会の会館等を自主避難場所として開放していただくなど、避難体制の構築についても連携を図っております。また、震災時などに長期避難所となる各学校区には、町と地域町内会・自治会及び学校管理者で構成する避難所運営委員会を順次立ち上げ、連携強化を図っているところです。引き続き、町内会・自治会との緊密な連携を図り、防災体制の確立に努めてまいります。
2点目、2項目目、個人情報保護条例について、今回の改正プロセスについてのお尋ねですが、第3回定例会において議決をいただきました個人情報保護条例の一部改正につきましては、本年7月3日から同月28日までの間、パブリックコメントによる意見募集を行い、3名から8件の意見が寄せられました。その後、8月17日に開催した個人情報保護審査会において、所管課より改正案の内容及びパブリックコメントで寄せられた意見について、説明して御審議をいただき答申を得ました。答申では、大部分で改正内容は適当と了承いただきましたが、一部については情報公開制度において議論すべき事項が含まれるとして、改めてパブリックコメントを行った上で情報公開審査会に諮るべきと指摘される点があったことから、答申を尊重して該当部分を除いた上で整え、第3回定例会に議案提案させていただいた次第でございます。
4項目目、良好な景観の形成について、1、違反屋外広告物除去業務委託以外の事業についてのお尋ねですが、当町では屋外広告物について、除去業務委託のほかに年1回張り紙などを対象とした一斉簡易除却パトロールを都市計画課職員により実施しています。また、景観に関する取り組みとしては、景観計画に基づいて木竹の伐採や土砂など物件の堆積について届け出を受理し、適宜必要な指導を行っているとともに、まちづくり条例による協議の対象となる開発事業においては、緑化を義務づけるとともに、建築物や看板等の工作物についても景観に配慮するよう指導を行っております。次に2点目、地域まちづくり推進協議会の設置目標についてのお尋ねですが、地域推進まちづくり推進協議会は、葉山まちづくり条例に基づいて地域のまちづくりを推進し、地域まちづくり基本構想を策定するため、一定の要件を満たして町の認可を受けた団体で、これまでさまざまな団体が設立に向けた活動を行い、現在は2団体が認定されております。特に、一色第5町内会まちづくりを考える会は、積極的な活動がなされ、認定区域内の新しい土地利用等では地域のまとめ役や町との地域の窓口の役割を担っていただいております。また、現在、平成27年から下山口白石地区で活動する団体が、地域まちづくり推進協議会準備会を立ち上げており、地域の支持を得るべく活動に取り組んでおります。これらの地域まちづくり活動は、地域の思いが集約されて、地域の共通ルールが策定されることが望ましく、都市計画法に基づく地区計画に昇華し、そのルールを強固なものとすることが最終到達点であり、一色上原地区のように地域まちづくり推進協議会を経て、地区計画を導入した事例もございます。今後、この地域まちづくり活動が町内の多くの地区で取り組まれ、みずからが住む地域について考え、理解し、地域の将来像や保全策などを語り合う場とすることが、価値あるまちづくりにつながると認識しており、町としましても、その活動について支援をすることで、協働によるまちづくりを推進してまいりたいと考えております。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。
○教育長( ?町和久君 )畑中由喜子議員の御質問にお答えいたします。3項目目、青少年のための施策について、次世代を担う青少年のための居場所づくりなど新たな取り組みについてとのお尋ねでございますが、教育委員会では青少年の健全育成を目的として、ジュニアキャンプ、ジュニアリーダー養成講座、葉山海の学校など、年間を通じてさまざまな事業を展開しております。中でも、葉山海の学校は、小学生から高校生までを対象として実施しており、人気の高い事業となっております。青少年の居場所づくりにつきましては、現在、その居場所として青少年会館や児童館がございます。これらに加え、先行する自治体で取り組みを始めている放課後子ども教室などの事業について、新たな取り組みとして研究をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
○議長( 伊東圭介君 )再質問を行います。
○9番( 畑中由喜子君 )御答弁ありがとうございました。それでは、順次、再質問をさせていた
だきたいと思います。まず1項目目ですけれども、防災意識向上のための取り組みについて、その1つ目として、防災情報の共有化についてでございますけれども、いろいろな手段を通じて、町は情報の提供をしているというところでございますが、災害弱者への対応ということでは、これが十分なのかどうか、いかがでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )町内会単位ではございますけれども、要配慮者についての名簿等、厳重に管理していただき、そういった対応をとっていただくべく周知しております。
○9番( 畑中由喜子君 )町内会単位での取り組みというのは、いざ避難とかというケースのことになるのかなと思うんですけれども、例えば、障害の場所によってというのかな、目の不自由な方あるいは耳の不自由な方、それぞれ障害によって対応が変わってきますよね。ですから、普通にただ防災行政無線で流すのが聞こえないということもあるし、そういう対策、対応ということなんですけれども、それぞれの御家庭に特別な装置をつけるとか、そういう対応は町としては図られているんでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )町として特別に装置を設置しているということではなく、既存のメ
ディア、テレビ、それからラジオ等防災無線を含めごらんいただくように周知しておりますが、その内容につきましては、避難行動要支援者名簿というもので、一定の情報の提供はさせていただいておりますので、それに基づいて今後、訓練等をしてまいりたいと考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )要支援者リストというのを町もつくるようになって、町内会単位あるい
は御近所でのお互いに手を差し伸べ合おうという対策を取るようにはなってきているのは周知のことです。だけれども、いち早い情報を提供するということが何よりも大切だと思うんです。場所によっては…自治体によっては耳の不自由な方には赤色灯がつくようになるとか、いろいろな装置がありますよね、そういうもので対策をとられてるところもある。町も、もしやっておられないのであれば、ぜひそのような対策をとっていただくべきだというふうに考えますけれども、いかがですか。
○総務部部長( 太田圭一君 )今のところですね、そういった装置については、まだ研究中でございます。それで、一応ですね、視覚障害者の方に対してはtvkの文字放送を…聴覚障害の方につきましては、tvkの文字放送等を今やっておりますので、その辺を足がかりにですね、ちょっと
赤色灯、それからそういったものの事例を研究いたして、検討してまいりたいと考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )何しろ、最近の自然災害というのは、非常に甚大なもので、緊急を要する情報提供というものが必要になってくるわけですから、なるべくね、個人個人で即理解ができるような対策を町としては考えるべきだというふうに思います。余り悠長なことを言っている場合ではないと思いますので、早急にね、その対策を検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )その問題につきましてはですね、かなり深い認識は持っているところでございますが、さまざまの御事情がございますので、これに関してはですね、福祉課とちょっと福祉部門のほうと連携してですね、進めてまいりたいと考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )連携することは大切ですが、何しろ早い対応をしていただかなきゃいけないというふうに考えていますので、対策をお願いしたいと思います。
このごろ非常に世界中を騒がせております北朝鮮のミサイル発射情報なんですけれども、Jアラートが作動したとき、町民はどういうふうに、どう行動すればよいのかというのは、葉山町のホームページや総務省のホームページに記載がありますけれども、いずれも近くの頑丈な…できればコンクリートの建物の中に避難してくださいとか、地下街に避難をしてくださいとかいうようなものです。実際的に葉山町でそれが可能な人口がね、割合どれぐらいいるのかなという感じがいたしますし、葉山よりもさらに地方のほうに行けば、それこそ大きなビルディングなんかはないというところだってあるでしょうし、本当にこの対策というのがJアラートでお知らせをしたとしても、対応のとりようがないというのが現実なのかなというふうに思っています。北朝鮮のミサイルに関しましては、さきの議会で、葉山町議会としては抗議の決議を上げたところなんですけれども、万が一にも実際に我が国が攻撃されるようなことにならないように、私は国はあらゆる外交努力をすべきだというふうに考えています。町としては、今後この点に関してどのような対応を考えておられますか。国に対して要望を上げるとか、できることといえばそれぐらいなのかなというふうには思いますけれども、それと国に対して対策を強く求めるということはしなきゃいけないのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )全く同じ視点でですね、町村会においてもさきの会で議論がありまして、これまでは北朝鮮の金正恩宛てにですね、講義をするというメッセージを国を通じて送りたいということを町村会から上げてはいたんですけれども、それでは余り効果がないだろうということで、国がこういうことに対してもっと抗議をしろ、もう少し北朝鮮に何か制裁を行うなどできないかということを上げたらどうだろうということを議論をしました。今は、幹部の町村会の中での町村会長を初め幹部のほうで今、議論をしてもらう段階にあるんですが、一部、町村会が政治的なところまで踏み込むのはどうなんだろうという意見もありますので、慎重に対応はしなければいけませんが、いずれにしましても抗議の意思をあらわすことは当然、国にとってはもう少し何か効果的な方策を練れないか、もしくは市町村に対して何か安全策をとるべき、さらなる指針はないかということを投げかけようということは、方向性としてはまとまっております。
○9番( 畑中由喜子君 )小さな自治体としては、町村会としてまとまってということのほうが効
果があると、町長は常にそう考えてらっしゃるようですけれども、同時に町単独としても行動を起こすというのも、町民に対するアピールも含めてあるのではないかというふうに思いますので、そこはしっかりと対策をしていただきたいと思います。全くの私見ですけれども、北朝鮮に対して、さらに制裁を科すばかりがやり方ではないんじゃないかというふうに思っています。外交努力が何よりも必要で、戦争は何としても回避しなければならないというのが、私たち日本人の役目でもあるというふうに考えていますので、その点はくれぐれも考慮に入れていただきたいというふうに思います。次に2点目で、総合防災訓練についてでございます。この防災訓練、参加、初めのころだけだったんですけども、私自身も参加させていただいて感じたことが何点かありましたので、ちょっと伺っておきたいと思います。まず、受け付けがなかなか始まらなくて、多くの来場者というか避難者ですよね、たまってしまって、非常に受け付けが大混乱をしたというところでございました。その辺に関してはどのようにお考えでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )私どももその辺に関してはですね、反省しておるところでございまして、1時にまず防災無線で発災した旨を通知して、おおむね30分ぐらいしてから集まる計算でございましたけれども、1時に発災の放送をする前に皆さんお集まりいただいておりましてですね、その辺でちょっと混乱してしまったかなということで反省するところでございます。今後ともですね、そういったところの時間の配分というのは十分注意してまいりたいと考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )そのことについては、町内会のお知らせも、それから議会のお知らせも午後1時からというふうになっていたので、誤解があったのかなというふうに思いますので、じゃあ今後は通知が何時で、実際の訓練は何時からというように分けて通知をしていただいたほうがいいのかなというふうに思います。
今回も実践型の訓練ということで、昨年度もでしたけれども行ってまいりましたので、駐車場の場所が云々というのは当たらないかもしれないんですけれども、あくまでも訓練でございましたので、駐車場に関してもちょっと混乱があったように私は見受けられました。実際に、ペット同伴の訓練だったんですけれども、ペットを連れた方がね、すごく遠くの駐車場から行ったり来たりしなければならないような事態もございまして、何かその辺もうちょっと工夫があってもよかったかなというふうに思います。ただし実践型ですから、車でね、そうしたら来ちゃいけませんとか、皆さん徒歩でとか、そういうお知らせのほうがよかったのかなと。ただし、訓練ですとそうなると近所の方しか来ていただけないという可能性もあるんですけれども、その辺、ちょっと分けて考えることがより多くの方の参加を見込めるんじゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )駐車場につきましてはですね、いろいろ配慮しなければならない
方々もいらっしゃったようなので、私どもはですね、非常に駐車場はあそこ確保が難しかったんですが、旧校舎以外に3カ所ほどですね、場所をとりまして、そこで残念ながらちょっと遠くに当たっちゃった方もいらっしゃって御迷惑をおかけしたかもしれませんけれども、そういうことでいろいろ配分に苦慮したところはございます。町内会の説明会においてもですね、その旨説明して、御連絡いただければ、近いところをとるなりするということはアナウンスしたんでございますが、なかなかうまい、現場ではうまいようにいきませんでしたので、もしかすると本当の災害時にはですね、車で来るということは非常に命取りのことになってしまうので、そういうことはないとは思いますが、一部はですね、そういった苦情もあったかもございませんけれども、おおむねですね、配車どおりに事は進めたので、その辺はちょっと安堵している部分もありますので、アナウンスに注意したいと思います。
○9番( 畑中由喜子君 )実際になったら、車で来るどころの騒ぎではないというのはもちろんの
ことなんですけれども、あくまでも訓練ということで、多くの方に体験していただくという範疇で
工夫が必要かなというふうに感じましたので、ちょっと申し上げました。
ペットの同行避難なんですけれども、地域防災計画ではPDCAサイクルで取り組むとなっておりますけれども、何か課題というようなものはありましたでしょうか。ペット。
○総務部部長( 太田圭一君 )前回、一色小でやられたときにはですね、テント内で同行ではなくて同伴で泊まりたいという参加者の方がいらっしゃったんですが、結局、犬のほうがですね、ペットのほうが声を出してしまうようなことがあって、ボランティアの方に世話してもらったということがありました。今回はそういうこともなく避難して、さらに3匹のペットが無事宿泊訓練といいますか、ということができましたので、徐々に徐々に浸透してきたのかなということで、さらにそ
のボランティアの方にもペットの避難について御講演をいただいたところでございまして、その辺については皆さん御理解いただけたかなと考えられます。
○9番( 畑中由喜子君 )ペットに関しては、皆さん家族の一員ということで、非常に避難、同行
避難が大切なところなんですけども、今回もワンちゃんですよね。ペットといっても、猫ちゃんと
か、ウサギとか、いろいろ動物の種類もあると思います。まだまだ検討しなければならない課題があるかと思いますので、その辺は次なる訓練のときのために検討をお願いをしたいというふうに思います。次に、町内会・自治会との連携についてに移りますが、先ほどの御答弁で、避難所運営委員会を順次立ち上げるというふうにおっしゃってましたけれども、これは学校単位でという、小学校単位でという考え方でしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )今のところは学校単位というか、避難所…学校単位なんですけれども、避難所単位ということで、6校について考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )これまで中学校については、避難訓練場所になったケースはなかったかなと思うんですけれども、今後はそれも含めて考えるということでよろしいですかね。
○総務部部長( 太田圭一君 )中学校も含めて考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )山の上まで避難するの、とても大変だと思いますけれども、それも避難訓練ということになろうかと思いますので、さらに念入りな計画をね、持っていただきたいというふうに思います。
けさほどの神奈川新聞の1面トップに地域防災に関して、大学が旗振りというこの記事、ごらんになりましたか。神奈川県下で県をね、東部・中部・西部に3分割して、ネットワークを具体化させるという提案がされているということなんです。いろいろな団体が加わっているんですけれども、研究集会には関東学院大や横浜国大、県の温泉地学研究所、その他もろもろ、それから神奈川歯科大の教授が医療系の連携を生かしたいなどと表明されて、多様な専門性を生かした協力の可能性について意見を交えたと。自治体の担当者も参加されたということなんですけれども、葉山町に関してはこの呼びかけというか、ありましたでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )残念ながらお呼びはかかりませんでした。
○9番( 畑中由喜子君 )サブタイトルというかね、自治会・企業と連携強化というふうになって
います。ぜひこれ、中身検討していただいて、すごく有益ではないかなというふうに思います。声がかからなくても、みずから入れてくださいと言うべきじゃないかなというふうに思います。非常に身近な関東学院大学、町長もね、非常に結びつきおありになるし、それから神奈川歯科大はすぐお隣の横須賀市にあるところですし、ぜひともこの自治会とも、町内会とも連携するという内容になっておりますので、研究をしていただきたいというふうに思います。
さらに、これは東京新聞だったんですけれども、「災害時に初動活動や避難所運営に高校生の防災士、頼むぞ」というタイトルのね、高校生の、東京都の教育委員会なんですけれども、防災士の養成に、高校生の防災士の養成に昨年度から取り組んでいるということなんです。葉山町の場合、町立の高校とかというのはないし、それから県立の高校も町内にはございませんので、じゃあ高校生といってもどうなのかというのはあると思いますけれども、町内にはやはり高校生もたくさんいらっしゃるのも事実ですので、何かその辺でやっぱり考えていただいたほうがいいのかなというふうに感じました。町も、ホームページで拝見したんですけれども、学生の消防団活動認証制度というのを導入しましたというふうになっていて、ぜひね、これも活用、うまく回れば、不足している消防団活動に若い力が望めるかなというのもありますが、状況はいかがですか、この導入してから、この制度、認証制度。まだまだ何も動いてないですか。
○消防長( 福本昌己君 )たまたまリアルタイムなんですけども、本町のホームページのトップページのお知らせの窓にですね、この葉山町学生消防団活動状況についてのですね、御案内をさせていただいたところでございます。議員おっしゃいますとおり、消防団のですね、人員の確保については、我々消防喫緊の課題でございます。そういった制度もありますよということをですね、熟読していただきながら、学生のですね、これ、特に18歳以上なので、18歳で高校3年生は該当するんですが、大学生を対象として、こういう方がですね、地域に根差した教育を受けることによって、企業側はどんどんどんどんですね、採用してくださいと。特典といたしましては、消防団の経験を生かしてですね、町が認証して就職活動をやっていただきたいと、そういった制度をですね、ホームページで啓発をさせていただいております。
○9番( 畑中由喜子君 )まだ実績はないということですね。じゃあ、頑張ってやっていただきた
いというふうに思います。先ほどの御答弁の中で、町内会や自治会の会館などを自主避難場所としてというのがありましたけども、御存じのように町内会館持ってないところも多々ございますので、その辺、まず対応をね、図っていただく必要があるかなというふうに思います。本当に一番身近で、みんながとにかく集まって、話し合って、それからどこへ避難しようとかっていう、そういう場所って必要じゃないかなと思いますので、ぜひこれは町内会館の設置、力を入れていただきたいというふうに思います。
次に、個人情報の保護条例に移ります。今回のプロセスについてなんですけども、8月17日に出されました個人情報保護審査会の答申を拝見いたしました。そこで何点か伺いたいことがあります。答申では、冒頭3点にわたって問題点を列挙してございます。ちょっと長くなりますけれども、その該当部分を読み上げてみます。
1、答申。諮問に係る葉山町個人情報条例については、下記の点を除き適当と認める。
記、1、目的規定第1条を改正することについては、現時点においてその必要性は認められず、不適切である。2、改正後の第48条において、行政情報としている点は、審査請求に係る個人情報と表記すべき
である。3、今般の諮問に係る改正の一環として、行政情報の定義第2条第2項を改正して、補助的文書を除外することは不適切である。と書かれております。
そして、それぞれ検討された内容として、上記対象条文表には含まれていないが、条例第1条の目的規定についても改正が予定されており、現行条例にある個人の権利を明らかにすること、個人的人権の擁護、公正で民主的な町政の推進等が目的から削除されるということである。なお、この点についてはパブリックコメントでは明らかにされていない。
そしてさらに、しかし、現時点でこのような改正をする必要性は乏しい。しかも、将来非識別加
工情報の仕組みを導入することとなれば、その時点で目的に個人情報の有用性を盛り込むべきかの議論をする必要があることから、その際に目的規定全体について検討するべきであり、今般の改正の中で目的規定を改正するべきではない。と書かれております。
条例の第1条というのは、その条例を施行する目的が示される条項でございます。目的とは、辞書を引きますと、実現しようとして目指す事柄、行動のねらい、目当てとあるように、非常に重要な部分だというふうに思います。なぜこの第1条、目的から個人の権利を明らかにすること、基本的人権の擁護、公正で民主的な町政の推進等を削除しようとされたのでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )目的につきましてはですね、法律上もうたってございます。それから、目的のそういった点につきましては、簡略…簡略化というと語弊があるかもしれませんが、わかりやすい表記にしようということで、一応目的条項については提案させていただいたところですが、振り返ってみれば審査会御指摘のとおりでございます。
○9番( 畑中由喜子君 )また、それをパブコメに明示しなかったというのは、何か理由がありま
したか。
○総務部部長( 太田圭一君 )パブコメにつきましては、文言の調整と、それから直接的に町民の皆様に不利益を生ずるといったことにはならないだろうという判断のもとですね、パブコメの要領に従いましてパブリックコメントを実施させていただいたところでございます。
○9番( 畑中由喜子君 )開かれた町政を目指す町としては、細かいことでもパブリックコメント
で町民の御意見を伺うという姿勢は大切だというふうに思いますので、それは申し上げておきたいと思います。次に、行政情報の定義、第2条第2項を改正して、補助的文書を除外することに関しまして、答申には、この改正点は情報公開条例と共通する問題であり、両条例の同時改正を前提とした諮問である。録音データ等補助的文書の取り扱いについては、最近国政レベルで生じた問題事案に関連して、むしろこれまで以上に保存し、公開する必要性が指摘されているところであり、慎重な検討を要する。これは森友とか加計の問題、加計学園の問題を指していると思います。しかも、情報公開制度の根幹とも言うべき対象情報の範囲の見直しであるから、情報公開条例の改正としてパブリックコメント、情報公開審査会への諮問等の手続を経るべきものである。したがって、今般の諮問に係る改正の一環として、かかる改正をすることについては、不適切と言わざるを得ないと、非常に厳しく断言をされております。議会に提出された今回の改正には、答申を尊重してとして、該当部分を除いたとの御答弁でございましたけれども、なぜ録音データ等補助的文書を除こうと考えられたのでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )録音データ等につきましての未成熟な…未成熟ではございませんね。議事録をつくるための二次的な資料というものについては、今まで公開しておらず、それはどうしてかと申し上げますと、マニュアルのほうでもそういったものについては混乱を招くので公開しておりませんでした。審査会委員さんの、委員のですね、御指摘のとおり、まだちょっとそういったものについて、いろいろな未成熟な情報が出た場合、何を信頼していいのかわからなくなるというような御意見もございましたので、その辺は十分議論を尽くした上、特に今回は個人情報保護条例ではなく…にあわせてですね、今度情報公開条例のほうで諮問し、情報公開条例の改正として検討してまいりたいと考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )非常に残念なんですけれども、職員の皆さん、お若い方がどんどんふえてくる中でですね、情報公開条例、始まりは公文書公開条例でした、葉山町ね。その制定時に、この録音データ等の補助的文書をどういうふうに扱うかということで、議会としても非常に議論があったところです。それで、必要があるということを認めて、条文に入れたという経緯があるんですよ。その議論を踏まえていただかないとね、混乱を来すとか、あるいは一度文書にしてしまったら不要なものだとか、そういう考え方ではないんです。今回、審査会の答申にもはっきり書いてございますけれども、国政レベルで生じた問題事案に関連して、むしろこれまで以上に保存して公開する必要性が指摘されているというところを、本当に深く受けとめていただきたいというふうに思います。大切な町民にとってね、大切な情報源の一つなんですよ。これを今までマニュアルによって開示してこなかったというふうな御答弁、今あったかなと思うんですけども、申請があれば公開すべきものですよね。それは確認とっておきたいんですけど、いかがでしょう。
○総務部部長( 太田圭一君 )申請がございました場合、必要によってまた審査会にかける等がございますけれども、手続を経て公開することも可かとは思われますが、今のところ、これも審査会の先生からの御意見で、やはりちょっとまだ議論を尽くすべきではないかということで、慎重に取り扱うべきということもございましたので、本当に十分に、真摯に受けとめて検討してまいりたいと考えております。
○9番( 畑中由喜子君 )なお、この答申の最後には、8番目として付言、これは異例のことなのかなというふうにも思いますけれども、やはり適用除外について、あるいはパブリックコメントで触れられていないということも妥当性を欠くものであるというふうに述べられておりますし、今後条例改正に関するパブリックコメントの実施に当たっては、わかりやすい表現とすることに配慮しつつ、改正内容やその趣旨が十分理解できるよう、一層工夫されることを希望すると結ばれております。本当に重く受けとめていただきたいというふうに思います。
この個人情報保護審査会の開催は、公表されておりませんし、それから基本、非公開ですね。そして会議録も開示されないということです。条例改正に当たりましては、審査会が開かれることを議員として私自身は当然考えなければならなかった点ではあるというふうに反省はしております。私自身ね。だけれども、この保護審査会からこれほどまでの指摘を受けたということを議会へ報告しなかったというのは、どういう理由からでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )簡単に言ってしまいますと、配慮が足りなかったと言わざるを得ませんけれども、こういった答申、一応ホームページでこの答申を受けましたよということで公開して、委員会のとき、そのちょうど委員会とか委員会の場でも申し上げたんでございますが、ちょっと配慮が足らなかったというところが反省点ではございます。しかしながらですね、それを、その答申に基づいてですね、十分これを尊重して議会に上程させていただいておりますので、その辺は御理解をいただきたいと思います。
○9番( 畑中由喜子君 )1つだけ、その答申を非常に尊重されたという言い方をされておりますけれども、審査会のほうで、このやり方が審査会の答申を尊重したということになると受けとめられているのかどうか、私はちょっと疑問を感じざるを得ません。そのことだけは申し上げておきたいと思います。今後は、やはり議会に議案として上程されるときには、審査会からその時点で答申が出ていればですね、速やかに御報告をいただきたいし、それは議会の審査にも資することになりますので、ぜひともその辺はきちんと御配慮をいただきたいというふうに思います。
次に、青少年のための施策についてに移りたいと思います。居場所づくりなんですけれども、青少年会館あるいは児童館とも、青少年が利用しちゃいけないということではなくて、利用可能なことにはなっていると思います。利用実態というのはどんな状況でしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )青少年会館1カ所、児童館6カ所、町内に御承知のようにございます。利用実態といたしましては、午前中は親子の乳幼児さん…(「青少年」の声あり)青少年の利用実態につきましては、芝崎児童館、元町児童館には夏休みとか中学生は来てくださることはあるようですが、ほとんどは小学生、また高校生もうちの場合は幸いにも指導員が余りかわっておりませんので、小さいときお世話になった指導員のところにというような形で来ることもあると思いますけれども、数としては多いことはございません。
○9番( 畑中由喜子君 )青少年会館は平成24年に建てかえられたんですけども、やっぱり事業内容には中・高生向きのものはないですよね。居場所といって、場所は青少年会館ありますって言われても、私はそういうことをね、伺いたいんじゃなくて、青少年が来て話し合いの場を持つとか、何かそこで事業が始まるというようなものを期待しているんです。例えば、私が以前訪問した金沢市では、青少年自身にその館の運営を任せて、自主的な事業を組み立てるということで多くのね、若者の参加が実現したという取り組みを伺ったことがあります。ちょっと大分前の話なんですけど。ただし、自治体の規模が大変違いますしね、葉山町で同じようなことができるかどうかというのは、難しいかもしれないんですけども、やはり町の青少年、いないわけじゃないですから、昔からお世話になった知り合いの指導員の方がいらっしゃるのでね、なつかしくお話をしに行ったとかということではなくて、青少年同士の結びつきがそこで生まれ、何らかの町にとっても、何ていうんでしょうね、前向きに進められるような取り組み、多くの若者が参加、自主的に参加してもらえるような取り組みというものに移行していってほしいなというふうに思いますので、ぜひそこは工夫をね、していただきたいというふうに思います。その場所として青少年会館、児童館がありますよということではない、中身のことで私はぜひ居場所づくりに邁進していただきたいと思います。教育総合プランにも、その青少年の健全育成という部分で、やはり対策を考えるというのはありますので、教育委員会とも連携されて、ぜひその辺の何らかの事業の立ち上げということを検討していただきたいと思いますけども、いかがでしょうか、教育委員会としては。
○教育部部長( 沼田茂昭君 )青少年という枠組みの中ですと、葉山では先ほど第一答弁で少し触れましたけども、ジュニアリーダーズクラブがございまして、そこ、高校生も含まれておりますので。ただ、具体にそのクラブをどうこうするというよりも、今御指摘のとおり、教育委員会と福祉部が連携しながらですね、またジュニアリーダーの意見を聞くということも含めてですね、決して不可能ではないかなとは思いますので、今後研究させていただければと、そのように思います。
○9番( 畑中由喜子君 )検討、検討だけではなく、実現に向けて進んでいただきたいというふう
に思います。最後に、良好な景観の形成についてでございますけども、違反屋外広告物除去業務委託以外の事業なんていう、ちょっと意地の悪い言い方をしちゃったんですけども、前回部長が努力はしているんだと、細かいことかもしれないけれども、歩道をカラー化したり、それから柵をこげ茶色にして景観にマッチするようにしたりという努力もしているんだということをおっしゃいました。そういう小さな努力の積み重ねは確かに必要なことだというふうには思うんですけれども、いまいちですね、やっぱりこの景観をどう保護し、あるいは誘導していくのか、いい方向へとね、誘導していくのかというところで、一つ、うーんという、何ていうんでしょうね、これこそがというようなものが抜けているなというふうに思います。町長はね、選挙のときの公約で、自然景観保護の葉山モデルの研究をするというふうにおっしゃってましたけども、どのように進んでいるでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )実際に景観というアプローチからはですね、なかなか進んでいないのが現状でして、先ほど山を使った地方創生の魅力を高める会議の報告がありましたけども、そういった新しい自然に親しむものをつくることというふうに、少しシフトして考えるようにはしてございま
す。直接的に景観という言葉では取り上げられてはいないのが現状です。
○9番( 畑中由喜子君 )例えばね、先ほど4番議員も取り上げておられましたけれども、電柱の地中化に関して、もしこういうことが実現すれば、町の景観にとっては非常なメリット、本当に美しい町並みが出現するというふうに思います。先ほどの部長御答弁で、国・県道に関しては、町が直接タッチできないんだというお話がありました。確かにそうですけれども、であるならば国・県の力で、もうこの美しい葉山町をぜひ守ってほしいんだというアピールをね、それは猛烈アピールをしていただかなきゃいけないなというふうに思いますけど、いかがですか。
○都市経済部部長( 永津英彦君 )前回の議会でしたか、石岡議員のほうが元町交差点のですね、無電柱化したようなシミュレーションの映像を見させていただいてますけども、あの交差点をやるときも、非常に町も積極的に、鳥の巣のように電柱が交差点内をまたがってる状態で、強く要望したんですけれども、現実的にはならなくてですね、そういった意味では今後も積極的に、ほんとスポット的でも、海の見えるところに邪魔な感じとか、そういうところについては積極的にやっていくつもりでいます。
○9番( 畑中由喜子君 )国の方針は、明らかに電柱の地中化です。それはもう御存じと思いますので、そこをね、強くやはり推していただかなきゃいけないというふうに思います。ミニアセス、ミニ環境アセスの研究というのをするとおっしゃってましたけれども、いかがですか。
○都市経済部部長( 永津英彦君 )単純な環境アセスというと、非常に大規模なことで、言葉尻としてミニアセスということを使ってですね、開発によって実際にどういうふうに形で影響が出るかとかですね、建物が建てるとこういうふうになってしまうから、環境を維持するために階数を減らしていこうとかということで、アセスという言葉が非常にマッチしているかどうかというのは、ちょっと若干発信したものの疑問点が出てまして、そういった意味では開発等による業者とのやりとりですとか、町民の皆さんのこういう御意見をどこまで反映できたとか、その後の後で、例えば植木を植えさせても枯れてしまって終わりではなくて、その後もちゃんと維持管理をしていきましょうというところに積極的に取り組むとか、そういった形で、単純な制度としてミニアセスを完璧に進めようとは思っていません。
○9番( 畑中由喜子君 )その点に関しては、さらに研究をお願いしたいと思います。最後の地域まちづくり推進協議会なんですけれども、やはり町が何らかの状況を考える場をね、つくっていくというのが役割があるんではないかなというふうに思いますので、その点は考えていただきたいというふうに思います。
以上で私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )これにて9番 畑中由喜子議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時、13時ちょうどからといたします。
(午後0時02分)
〇議長( 伊東圭介君 )休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時00分)
一般質問を続行いたします。第3番、8番 窪田美樹議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。
〇8番( 窪田美樹君 )8番 窪田美樹です。通告に従いまして、4項目、4点について質問させ
ていただきます。
第四期葉山町総合計画は多くの町民の方と一緒に策定した計画です。町民の方の声がこれまで以上に練り込まれていると思います。計画を推進していく上で、第四次葉山町総合計画から見える課題という観点から質問させていただきます。
1項目目、学校教育の充実として、小学校・中学校の学校給食への取り組みをお伺いいたします。総合計画には大きく中学校給食は載っていませんでしたが、実施計画には「児童・生徒への安全・安心な給食の提供を基本とし、経済効率性の高い給食施設の整備を目指します」とあります。建設用地の整備費の高騰を理由に基本構想の一部見直しを行っていますが、この期間を利用して、教育委員会が学校給食の推進に関し行っている内容をお聞きいたします。2項目目、子育て家庭への支援の状況はとして、「子育て家庭への充実として、小児医療費助成やひとり親家庭の医療費助成など経済的負担に対する支援を行います」とあります。国も子育て支援策に重点を多く掲げていますが、きめ細やかな視点で築けるのが自治体での取り組みではないでしょうか。支援状況をお聞きいたします。
3項目目、健康づくりの支援推進として、「町民一人ひとりが健康づくりに高い関心を持ち、楽
しみながら健康づくり活動に取り組んでいます」とあります。未病対策には日ごろからの食生活や病気の早期発見には健診を受けるなどさまざま考えられるのですが、わかっていても日ごろの生活に追われ、おろそかになってしまっている方が多いのではないでしょうか。そういった方の心にも響く町の健康づくりの支援・推進を行うためにも、葉山町国民健康保険データヘルス計画の評価と課題をお聞きいたします。4項目目、「子供、高齢者、障害者など地域に暮らす誰もが孤立することなく、日ごろから相互に支え合って暮らしています」とあります。教育民生常任委員会で京都府精華町に視察に行ってきました。精華町では10年以上前から地域福祉計画策定に住民も参加し、地域コミュニティーと福祉コミュニティーを結びつけていました。まだ立てたばかりの葉山町地域福祉推進プランではありますが、葉山町での進捗状況をお聞きいたします。
以上、御答弁よろしくお願いいたします。
〇議長( 伊東圭介君 )答弁を行います。
○町長( 山梨崇仁君 )窪田美樹議員の御質問に、所管する箇所につきまして御答弁させていただきます。
2項目目からまいります。子ども・子育て支援の充実、子育て家庭への支援の状況はとのお尋ねでございますが、町の第四次総合計画では、親と子が健やかに成長し、安心して子育てができるよう、また葉山に暮らす若者が将来この町で子供を産み、育てたいと思えるよう、子育て支援サービスを充実させるとともに、子育てを地域みんなで支え合うことにより、子供が元気に伸び伸びと育っていることを将来像として掲げ、子育て施策を推進しているところでございます。これまでの支援策の一例として、ふえ続ける保育園の入所希望者に対応するため無認可保育所の認可保育所化、国有地を活用した認可保育園所の新設整備に加え、27年度からは小児医療費の小学校6年生までの子供の医療費無料化、一色小学校内の学童の開設、28年からは妊婦健診14回に産後健診を加えた15回への拡大、ファミリーサポートセンター事業の利用者減免措置の導入などを進めてきたところでございます。まだまだ支援が不足しているところもございますが、利用者のニーズを見きわめながら、子供が健やかに育ち、安心して子育てができるよう必要に応じて施策の見直しや充実を図ってまいりたいと考えております。3項目目、健康づくりの支援・推進の葉山町国民健康保険データヘルス計画の評価と課題はとのお尋ねでございますが、電子データのやりとりが一般化する中、近年では診療報酬明細書、いわゆるレセプトや特定健診等の結果についても電子データにより提出されるようになり、その結果、各医療保険者においては、被保険者の健康状況や医療機関への受診状況などを比較的容易に、かつ正確に把握することができるようになりました。こういう状況において、厚労省は平成16年3月に、保険事業の実施に関する指針の一部を改正し、保険者が健康医療情報を活用して、PDCAサイクルに沿った効果的かつ効率的な保険事業の実施を図るための保険事業の実施計画、データヘルス計画を策定し、保険事業の実施及び評価を行うこととされました。本町では平成28年度から平成29年度の2年間とし計画を策定いたしましたが、この計画を策定したことで生活習慣病に関する町民の方々の状況を把握することができ、その結果の一つとして今年度の糖尿病重症化予防教室の実施に結びつけることができました。また、課題については現在、特定健診の受診率が低く、町民の方々がどこまで御自分の健康状態を把握なさっているかが不明なところ、また、健診結果をお持ちでもそれが生活習慣病の予防につながっていない方々がいることがあり、今後、その対応をしていければと考えております。
4項目目に移ります。地域福祉の充実、葉山町地域福祉推進プランの進捗状況はとのお尋ねでございますが、社会福祉協議会と共同して4つの重点課題に取り組んでおります。まずは町内8圏域における生活支援第2層協議体の設置を目指し、今年度と来年度はモデル地区として3地区を設定し、住民説明会を行うことで第1目標の孤立を防ぐ場づくり、第2目標の生活問題の発見と生活窓口の連携づくりに着手しております。第3目標の住民主体の送迎サービスについては、交通バリアフリー協議会を通じて今年度中にはガイドラインを作成する予定となっており、住民向け介助講座
の開催、また訪問型サービスDによる送迎サービスの実施を検討しているところでございます。さらに、第4目標の小地域福祉活動の専用拠点の整備については、下山口地区で住民主体の地域福祉の専用拠点に対する活動支援を行うことで地域福祉の活性化を図っているところです。以上で所管する1回目の答弁を終わります。
〇教育長( 反町和久君 )窪田美樹議員の御質問にお答えいたします。1項目目、学校教育の充実、小学校・中学校の学校給食への取り組みはとのお尋ねですが、中学校給食の早期実現、小学校給食施設の老朽化対策など総合的に判断し、小・中学校の学校給食について一括調理による学校給食センターを目指し、平成28年9月、葉山町学校給食基本構想を策定し、当該事業を進めているところでございます。基本構想の整備スケジュールでは、給食センターの供用開始時期を平成31年9月から平成32年9月としておりますが、建設候補地の敷地造成工事費が想定を上回ることが判明をしたため、のり面での建築物の工夫や総事業費の試算、また整備スケジュールの検証を行うなど基本構想の一部見直しを検討しております。まずは建設候補地における予定建築物の構造、規模、配置や工事スケジュール、概算費用の算出を目的に学校給食センター建設調査業務を執行しているところでございます。以上でございます。
〇議長( 伊東圭介君 )恐れ入ります。町長、3項目目のところで「厚生労働省は平成16年3月」というふうに言ったような気がしたんですけども、26年の間違いじゃないですか。
それでは、再質問を行います。
〇8番( 窪田美樹君 )私、ICT化推進チームの一員でございまして、タブレットを利用しての
一般質問に挑みたいと前回同様思っております。ですので、皆様、お手数ですが、カレンダー機能から入っていただきまして、活用しましょう。カレンダー機能から本日の会議にしていただきますと、私が発表者になったかと思います。よろしいでしょうか。ただいま通告の部分が出ているかと思います。そこで2画面、新たな、今回から新たな機能として2画面機能ができています。そこで左側には通告書、右側には私が今、皆様に見ていただきたい資料のほうを掲載させていただいております。(私語あり)では、発表者になっていませんでしょうか。すいません。発表者になっていますでしょうか。ありました。2画面にはならない。ごめんなさい、2画面は自分でやるんだそうです。ですので、では、私の方が発表者でいきます。ごめんなさい、2画面にはならないそう。皆様の方でやっていただくしかないそうなので。すいません。今…お手数をおかけいたしますね。私の方で今、見ていただきたい資料の方を出させていただきます。学校給食センターの基本構想の画面が出ましたでしょうか。この基本構想、葉山町が立てた基本構想です。この表紙、まず表紙なんですけれど、表紙を見ていただきますと、学校給食センターの建設に向けてという学校基本構想ですよね。学校基本構想そのものが学校給食センターの建設に向けてという構想になっているということに私、本日というか、この表紙に気がついたんでございますが。何が言いたいかと言いますと、今、基本構想が残念ながらセンター化に向けて行っていまして、進んでいましたが、高騰ということで足踏みというか、ちょっと立ちどまっている状態で、31年9月から始めるというところが32年9月になってしまうだろうというお話もありました。先ほどお話しいたしましたように、実施計画の中には経済や効率性の高い給食施設の整備と言われて、実施計画の中に入っていました。
ということは、経済的なメリットも大いにそこに重点を置いているというふうに捉えるんですが、
もちろん、その前には児童・生徒への安全・安心な給食の提供を基本としてはいるんですが、そこ、かなり経済的、効率的な整備を目指すということでは、2億円だったものが、整備費が2億円だったものが4億円になったのでちょっと足どまっていますという、もう一回計画を、構想を見直しますということでした。では、これが4億円が2億円になったとしても、建設費だ、何かが高騰となった場合はまたそこで足どめを、計画を考え直すのかどうなのか。これは以前もいろんな議員の方が質問しているんですが、再度の質問、どこまでがお財布というか、どこまでを考えているのかというところを最初にお伺いいたします。
すいません。金額面ということなので、金額はどのくらいかかるというところを出すのが教育委
員会、それをどうしましょうというところは町長だと思うんですね。町長もあわせたところと思う
ので、最終的な判断では山梨町長のお答えが重要かと思うんですが、いかがでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )今、いろいろとですね、給食に対する思いや理念などはあるんですが、今の窪田議員の御質問は経済性と効率性という話でしたので、効率性を金額的に換算するとですね、
総じて金銭的な面でお答えをすればいいのかなと思いますので、金銭的なものに関する尺度をお伝えしたいと思いますが。基本的に今、4校で実施されている自校方式の小学校の給食施設を維持管理していかなければいけないということを考えた場合、建物ですので、5年とか6年ではなく、向こう20年とかですね、見た上での経費が一つ考えられます。一方で、今度新しくつくることによって、つくる、確かにイニシャルコストはかかりますけれども、そこにかける維持管理費というもの、また、そこには新しくなることで今、米飯給食を主体に手づくりを考えようなどという、少し若干これ理念的な話になりますが、そういう取り組みをしようとしていることも考えますと、付加価値、そこは金銭に反映できませんが、新たなものを生み出せるのかなと思う視点で考えていきたいというふうには思っております。
〇8番( 窪田美樹君 )今のお話ですと、イニシャルコスト、だから建設費だけではなく、運営していく上でのコストもきちんと考えた上で計算して考えていきたいということですが、今の山梨町長言われたような計算式というか、計算の答えというものが現状、今の葉山町のやり方で出るんでしょうか。
〇教育部部長( 沼田茂昭君 )イニシャルコスト系の試算なんですけども、例えば…失礼しました。例えば人件費を含むランニングコストなどについてはですね、給与費の関係もありまして、それはうちのほうでも試算できると、そういうふうに思っています。一部見直す中で、そういったものも含めて数字は示したいと、そういうふうに思います。
〇8番( 窪田美樹君 )ありがとうございます。そういった数字が出るということなんですが、今、
ページを変えさせていただきました。他の自治体のなんですけれど…ごめんなさい、他の、これを皆さんお手すきなときに中身も見ていただけると大変おもしろいものとなりますが。このページ113ページ、ごめんなさい、私のほうが。ある自治体の比較検討というところで、こういったもの、自校式でやった場合、親子方式でやった場合とか、そういった試算が出ています。こういってしっかりとこの光熱費ですとか、こういったものを建てたらという感じで出ています。これに近いものが出るということでよろしいんでしょうか。
〇教育部部長( 沼田茂昭君 )今お示しの表の中の、要するに人件費や維持管理費、それから先ほどの表の中では…これです。栄養士とか、それから調理員、こういったところで数字が出ているかと思いますけれども、これが1枚の紙になっているかどうかは別にしまして、こういった内容のものは光熱水費、委託料含めて試算できるものと思っています。
〇8番( 窪田美樹君 )これを見ていただきますと、施設整備費、設計費、自校方式でやった場合、兄弟方式でやった…兄弟方式というか、親子方式でやった場合、さまざまなものも出ていますが、このようなものが出るということでよろしいんでしょうか。
〇教育部部長( 沼田茂昭君 )繰り返しになりますけれども、別に1枚の紙にというわけではないんですけれども、要するに自校方式で行ったらどうなるかとか、そういうのも見直す中で、以前、教育民生常任委員会で1回説明はしておりますけれども、そういった資料をさらには充実させたものを資料としては出していきたいと。繰り返しになりますが、こういう職員の配置の状況も考えながら数字は示していきたいと思っています。
〇8番( 窪田美樹君 )こういったランニングコスト、イニシャルコストも含めて出るということ
です。ほかのまた自治体になりますが、四日市市の場合もやはり、ちょっと横になるんですが、こちらのほうでは食育の観点から見た昼食の評価とか、食育の観点からどう見るかとか、あとはもちろんこの親子方式の特徴、よさ、悪さ、そして今見ていただきたいのがこの最終ページにあります、センター方式、自校方式などにした場合の金額面もきちんと出ています。下のほうを見ると、1,000円単位では、1,000円単位というか、大きな金額ではありますが。これを見ると、自校方式と共同調理方式と決して共同、センター…自治体の大きさにもよるんでしょうが、センター方式が一概にもメリットがあると、経済的にメリットがあるとは言えない。先日、私たちが視察に行きました八幡市でも、センター方式を取るより自校方式、親子方式がメリットが、経済的なメリットがあるというお話も伺っています。
そういったことでは今、足踏みをしている段階、学校給食、中学校給食を目指しているんだけれど、どうなるかわからない、費用がどのように出てくるかわからないというところでは、再度このきちんとした費用がもし自校方式をやった場合の金額と、センター方式をやった場合の比較でも、経済的なメリットが、自校方式のほうにメリットがあるという場合、またはそのメリットだけでは決められない自校方式のよさというものもあるかと思うんですが、そういったところも含めて、全く今、センターに向かっていますが、全く別の考え方も考えられるということに見直せる、考えるというか、見直すような考えもあるのでしょうか。
〇教育長( 反町和久君 )現在、建築物に関する調査をしているところはお伝えをしたとおりでございます。その結果を受けて改めて考えるところもありますけれども、従来考えてきた枠の中で、造成費の問題で若干足踏み、御指摘のとおりです。ただ、その高騰分で足踏みしたコスト分でしょうか。それを補って余りあるような工夫というのも十分可能であるというふうなことであれば、やはりこの基本構想どおり進んでいくと。その中で、これは厳密に100%同じ調査をしてって比較ではありませんけれども、先ほど部長がお答えしたように、概算という意味ではランニングコストを含めて、これ一度つくってしまえばウン十年という単位の話ですから、その総コストにもかかわってコスト的な比較というのも十分できると思います。ただ、それで全く見通しがつかないというふうな調査データが出ればね、それは御指摘のように別の方式を考えるということは当然しなきゃいけないと思いますけれども。現状では調査結果次第ですけれども、そういうことはないだろうというふうには思っております。
〇8番( 窪田美樹君 )私たちも一度コスト、学校給食センターと小学校の自校式がなくなってしまうというところで、大きくショックを受けました。その中で中学校給食を進めていく上で、また小学校の施設の老朽化で、あそこのスペースには改修しても建てられないというお話があった中では賛成しています、センター化に関し。ですが、今、いろいろな自治体を見ると、センター化への懸念でしたり、センター…自校方式のよさ、自校方式でなければ得られない部分というのが多々あるというところがやはり取りざたされています。センター方式だったものが、また自校方式に戻るという学校も多くなってきているのが現状です。そういった中で、今、足踏みをしている葉山町の学校給食、この出てくる答えによってはきちんともう一度計画を見直すというか、計画を考えていくことが必要かと思います。
先日、教育民生常任委員会で一色小学校に学校給食を子供たちと一緒に食べるという、どんな給食を食べているのかなという観点もありまして、一色小学校にお邪魔させていただきました。3、4年生のお子さんの中に委員2人ずつ入って子供と一緒に食べていたんですが、やはり子供はとて
もかわいくて、楽しくて、本当に残さない子、私なんかが食べていた給食の時代とはちょっと違っていまして、もう配膳終わった後に、お減らしさんとか、残さないような取り組み、私なんかは配られたらそれを食べ…私はいっぱい食べれる人だったので残さないんですけど、食べれない子にはこの量がとても苦痛。それが最初から手をつける前から食べられる量に減らすというようなことをやっていました。そこで、残さないで食べられる、自分に負担のない、心に負担のない給食の食べ方、配膳の仕方というのをしていたのに、ああ、時代は変わったんだなと。やはりおかわりする子も多くいて、あとはアレルギー食のお子さんだったんでしょうか。一度きちんと配膳されたものなんですが、その前に、その子の机の上には小ちゃなお弁当箱がありました。そのお弁当箱があったんですけど、普通に配膳された後なんですけど、そのお減らしさんのときに、そのお子さんが立って行ったんですね。その子はパンを全部お減らししたんです。自分の持ってきたお弁当箱を開けると、そこは御飯でした。多分きっと小麦アレルギーか何かのアレルギーを持ったお子さん。パンが食べられなかったお子さんなのかなと思いました。ですが、みんなと同じ配膳をすることで周りの子と同じという観点があって、あと、でも食べれられないから戻すというところには、また一つの工夫なんだなっていうのもありました。また一つ、食べ終わった後に、栄養士の先生が白衣を、栄養士さんというか、白衣を着た先生が来たんですね。そこでみんな子供の様子を見て、子供と会話をして、ほんの短い間だったんですけれど、会話をして何か帰って行かれたんですね。もう御飯、給食食べ終わった後。これというのが栄養士さんが一つの一つの教室を回って、子供たちの様子、残す、残さない、どのおかずが人気がある、人気がないというような様子を見ているということでした。これっていうのは自校式、栄養教諭が各校に1人いる小学校での取り組みの成果だと、私はそこでは感じています。今後、センター化になったらその栄養士の方はセンターに配属される。各校に栄養士さんはいないと思うんですよね、もう。ですので、そういった取り組みがなくなることはとても残念と思います。ですので、自校式を残すというところに結びつくかは別ですが、自校式のよさを決して忘れないような、取り組みをなくさないような取り組みをしていただきたいと思いますが、長いお話になってしまいましたが、いかがでしょうか。
〇教育長( 反町和久君 )多少長いお答えでもよろしいでしょうか。じゃあ短めに。アレルギーの話中心にお話しいただきましたので、そのことについての給食センターとのかかわりだけ申し上げますと、まず給食センターでは調理スペースをはっきり区画したものをつくろうというふうに考えています。これにまたですね、1カ所に3人の栄養士、栄養教諭がこれ常駐しているわけですから、これ、手分けをすることによって一種の分業もできるかな。アレルギーに関する取り組みのようなことを特化した形でやることも可能になるかな。そんなことを給食センターについては考えています。さて、翻って現状の各校でのアレルギー対策で、今、一色小学校の例を挙げていただきました。一色小学校は大変進んだ取り組みをしているというふうに私どもも評価をしています。そのことは今、窪田議員が御紹介された2つのことによくあらわれていると思いますけれども。それではですね、他の学校も含めた4校全部で同じ対応ができているのかというと、これ率直に申し上げて残念ながらそういうことではありません。アレルギーに関してどこまで踏み込んでやるのか、あるいは個別の対応についてどこまでやるのかということに関しては、学校、栄養士も含めた学校調理員全体の力量ということもありますけれども、主として栄養士、栄養教諭の考え方やその方の資質や力量に負うているところが多いんです。残念ながら、悪い言葉を使ってしまうと、ややばらばらかなというふうに思います。こういった点はやはり給食センターで是正をしていくことは可能だし、していかねばならないしというふうに思っています。
それから、本当は時間があればですね、細かく一つ一つについてお答えしたいんですけれども、短くと言われちゃいましたので、残念ながら包括的に言いますとね、以前から自校方式と給食センター方式を比較したときに、まるで100対0であるかのように、片一方はマルで片一方がバツであるかのような議論がされてしまうのは、やっぱり私どもとしては非常につらいなというか、不本意に聞こえます。多くは取り組みの問題です。今のアレルギーの問題もそうですけれども、取り組みの仕方次第で、これはほとんどフィフティーフィフティーだなと思うことも数多くあります。栄養士さんが確かにその日のうちに子供たちの様子を見に行くことはできますよね。それは自校方式が足元にあることのよさだと思います。でも、給食センターはできないかって、そんなことはないです。3人でローテーションを組んで回って行けばいいわけですから、回数、頻度が減るかもしれませんけれども、そういう子供たちの様子を見て取ること。あるいは朝の朝会、まあ朝会だから朝に決まってますね。朝会や何かで栄養士さんや調理員さんが講話することがいろんな小学校で行われています。でも、これも月1回ぐらいそういうことしていますよね。これもローテーションすればできるんです。日常不断に保育園で保育士さんと園児が戯れているように混じり合っているわけではないですからね。だから、そういうことは工夫次第、取り組み次第で幾らでもできることがあるんだと。そういう意味では若干給食センターからの派遣ローテーションというのはハンディがあるかもしれませんけれども、食育にかかわるいろんな取り組みがやはりできるんだということをやっぱりお伝えをしておきたいなと。そういう意味ではフィフティーフィフティーになるように、つまり窪田議員のお言葉で言うと、自校方式のよさをしっかり継承できるようなことに関しては給食センターでも全力を尽くしていきたいというふうに思っています。ちょっと言い足りないんですけども、これだけにしておきます。以上でございます。
〇8番( 窪田美樹君 )ちょっと短めでありがとうございます。私もただ先ほど言われた一色小学校の取り組みが全部がやっているとは、一色小学校のお母さんに伺ったところ、あの先生というか…はもうとてもよくやってくださっている。子供は食べ…残す量が多かったメニューはどうやったら食べてくれるんだろうっていうように考えてくれているというようなお話も伺っています。ですが、だから、センターにしたらその取り組みが全部に、いい取り組みが全部になるんだ、全部が底上げになるんだという、今のお話だとそういうふうには取れなかったんですね。自校式で4つあって、今、例えばですけど、一色小がいい取り組みをしているんであれば、ほかの学校が取り組めるように上げていく。そっちに合わせてもらう。合わせていけるような取り組みができるような手助けをするのが教育委員会なんじゃないか。一色小学校がいい取り組みをしている。だけど、それは特別だから平準化させるためにセンターがいいんだというような、もちろん私もセンターが決してだめだというわけではありません。ここの四日市市のところを見ていただきますと、これ分け方が食缶方式、センターでも何でも、調理をした食缶で、温かい器で運ぶ。だから、何ていうんですか、自校方式でも大きなお鍋みたいので運びますよね。それを食缶方式、だから、センターでも食缶で、センターで食材を調理した後、食缶で運ぶという方式かデリバリー方式、よくお弁当、配食のお弁当の方式で、家庭弁当方式、こういう比較をされています。ですので、ここではこの取り組みがこの食缶かデリバリーかという。ただ比較ではちゃんと自校方式、センター方式という四日市市でもやっています。ですので、決してセンターがだめだと言っているわけではありません。先ほど言われたように、この今、足踏みしている中で、葉山町として教育委員会が学校給食の推進に何をしているのかというところです。今のところで計画が出てくるのは、答えが出てくるのは、12月に出てくる答えを待っているのではなく、ほかの、そこはそこ、アレルギー食に対する、今言われている一色小学校のいい取り組みをほかの小学校でできるように何か働きかけを一つしていくというのも、子供たちの給食を考えていく上での一つではないか。ここを待っているんじゃ、センターになるんだからというところではないと思います。ですので、子供たちに関する食をもう一度しっかりと見ていただきたいと思います。すいません、時間もなくなってしまっているので、こういったような比較検討が出てくるというところで…を待ってみたいと思っています。
子育て支援のほうに移らせていただきます。先ほどのお話の中では、子育て支援としてファミリーサポートセンター事業の利用減免というお話がありました。ですが、昨年度からやられていました…今年度やられていました…昨年度やられていましたが、実施がゼロ、御利用がゼロだったと思うんですが、いかがでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )おっしゃるとおりです。
〇8番( 窪田美樹君 )こうやって多くのことをやられているんですが、残念ながら予算を組んで
も執行できていないというのがあるかと思うんです。そういった面でファミリーサポートセンター、先ほどの言われてたように、福祉的観点、経済的負担に対する支援というところでは母子家庭の方、こちらの方というのは、母子家庭、父子家庭というのは2人で働いてお給料もらってきて育てるのと、お一方でというのはやはりどうしても経済的に困難と思うんですね。そういった方への母子家庭、父子家庭へのファミリーサポート利用料への減免という、減免措置というのは対象になっているんでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )こちらの制度は、委員おっしゃいますように、昨年度から実施いたしました。内容といたしましては、ひとり親家庭がファミリーサポートを利用するときにですね、その費用について減免とかをするという制度でございまして、実際使われなかったということは、ひとり親の方で対象の方がいらっしゃらなかったということです。
〇8番( 窪田美樹君 )経済的にもそういって利用したいんだけれどって、決して宣伝というんですか、何でしたっけ、宣伝が、利用されている人がいなかったということで、宣伝がなかったという、行き届いてなかったというところではないというところでよろしいでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )ファミリーサポートを利用する際にはセンターの方で調整をしていますので、そこでの広報等になりますけども、個々に御説明はしているということで聞いております。
〇8番( 窪田美樹君 )それでは、先日もありましたように、ファミリーサポート利用の方、人気
で、なかなか利用することができないという声もある、一時的にはという、一時利用というのがあるということですが、そういった方への減免というものもあるのでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )先日のアンケートの中であったのはですね、子育て支援センターにおける一時預かりが利用しづらいということで、ファミリーサポートセンターというのはあそこで預かるんではなくて、基本的にはお子さんの家庭のほうに支援員が伺ってという制度ですので、ちょっと違う制度です。
〇8番( 窪田美樹君 )すいません、ちょっと勘違いしていました。そういったことでは、ではほ
かのところでは、先日、母子家庭の中でみなし寡婦控除の件でお話しさせていただきましたが、保育料の減免措置を考えたいということが言われていましたが、それの対応状況はいかがでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )先日のときに申し上げたのは、保育料だけではなくて、町全体として考えたいということで申し上げたと記憶しております。それで、保育料につきましては、子ども育成課だけではできるんですけれども、あと教育委員会で就学援助費等の関係とかですね、を同じみなしを見るなら見るということになると思います。それで、あと県とか鎌倉市とかでやっているものは、福祉事務所がある関係で、そこの市でできて、町ではできない制度とかもいろいろありまして、ちょっとまだその辺をいろいろ調べている途中で、葉山町にできるものがどれなのかというのをもう少しきちんと調べて、町全体で、行うんであれば町全体でやっていきたいと思っております。
〇8番( 窪田美樹君 )先日のお答えでしたら、保育料の減免措置は考えている、考えられる。葉山町独自ですので、先ほど言った教育委員会とかではなくてもやれるというところで、保育料の減免措置の対応をお伺いしたんですが、そこだけでは考えるんじゃなくて、保育料から取り組んでいくというんではなく、とりあえずもう…とりあえずじゃない、やるんなら全体を一緒に底上げして…一緒に対応していきたいから、だから、一つずつやるんではなく、全部を一緒にやるように考えているということでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )すみません、前回の御質問の後に、各市町村見せていただいているんですけれども、自分もそのとき答えたのは、その保育料だけではなく、やっぱり町全体として、例えば保育園に入っているときはみなしで見ていただいたけれども、学校に行ったらそれができないというのはちょっと違うと思うんですね。ですから、取り組むんであれば町全体としてできることで取り組んでいきたいと思っていますので、もう少し調整させていただきたいと思います。
〇8番( 窪田美樹君 )ということでは、みなし寡婦控除、他の自治体にそろって、倣うように全
体として考えていく。そのことを葉山町が取り組んでいくということでよろしいでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )取り組む…取り組んでいく今、調整をしているところです。
〇8番( 窪田美樹君 )ありがとうございます。山梨町長、こういう状態が他の自治体ではやっている。葉山町では残念ながらまだその対応ができていないというところで、今、福祉部長のほう、福祉課のほうで研究されているそうです。そういったものがあった場合、申し出があった場合、山梨町長としてはどのようにお考えでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )先日もですね、部長会議で仲野部長から提案がありまして、議論の俎上にのせて議論を行いました。趣旨としては総じてそうあるべきだろう、やるべきだろうという趣旨はあるんですが、行政がやることですので、その線引きをですね、どこからみなすことができるのか。みなすことができない場合、例えば悪意がある方でですね、別々に住んでいないけども寡婦だとみなしてくださいという方に対してはどういうふうには配慮するんだろうといった議論をしたところ
でですね、なかなかまとまらない中で時間切れになっております。前向きに検討はしてございますので、他の事例を学びながら方向性がこれでというものができ上がればですね、改めて部長のほうから提案があると思います。
〇8番( 窪田美樹君 )そういう悪意のある方のみなしというのは、他の自治体でもあると思うんですね。そういった方への対応というのは、他の自治体ではやりながらみなし寡婦控除に関して取り組まれていると思います。ぜひ母子家庭、父子家庭、婚姻歴がある、なしで子供に対する経済的負担に差がないように対応をお願いいたしたいと思います。
そこで、経済的負担では大きく話題となります小児医療費助成制度ではございます。これ確認という形ですが。もう予算策定のほうがかなり煮詰まってきているかと思いますが、30年度に関し、この先ほど言われました28年度…ごめんなさい、27年度からずっと横ばいになっております小児医療費の拡充に関しては、30年度はいかがでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )前回の本会議で御答弁させていただきましたとおりですね、平成30年度の全体的なまだ予算の集約ができておりませんので、もうしばらくお時間をいただいて回答をしてまいりたいというふうに考えております。
〇8番( 窪田美樹君 )今のお答えには笑顔がなかったんですが、前向きではないというふうに取られてしまいますが…取ってしまいますが、子育てする家庭、小・中学校、一番お金かかる時期ですよね。交通費は倍、大人料金になる。塾だ何だ、今かかる中では、少しでも経済的支援の中では必要な策かと思いますが、笑顔で考えられているのか、しつこいようですが、短くお返事をお願いいたします。
○町長( 山梨崇仁君 )大変申し上げにくいんですけども、もちろん気持ちとしてですね、前回お答えしたとおりにやりたい気持ちはございます。が、町としましてもやはりお金がかかる世代の3年間ふやすことになります。経常経費となりますので、そこは丁寧にですね、全体的なものを見た上で、将来像をしっかり描いた上でですね、判断をしてまいりたいと思っております。
〇8番( 窪田美樹君 )最後まで笑顔の御答弁ありがとうございます。
それでは、次の観点で御質問させて…次の項目で。データヘルスの評価というところで、今、葉山町で国民健康保険の中で受診率、検診の受診率というものがここの表の中で、市町村でどの順位、受診率というものがわかるかと思います。胃がんとか大腸がん、肺がんというものは意外と受診される方が多いんですね。ですが、残念ながら子宮がん、乳がんでは他の自治体に比べると順位が低いような、低くなってしまっています。そういったことで、がん検診に関してですが、どういったような対策、受診をしてもらうような対策を練られているのか、お伺いいたします。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )検診につきましては、該当の方には個別でまずはお知らせをしているところです。また、広報でも毎月載せさせていただいて、集団検診、また集団検診できない方は個別でできますよというお話と、あと費用が幾らかかりますけれども町の負担があって、町民の方には幾らでできますよというようなことで、余り大きく変えた広報の仕方ではございませんけれども、丁寧に対応しているつもりでございます。
〇8番( 窪田美樹君 )余り大きく変えないけれど、丁寧な対応をということで、余り大きく変わ
っていないので、特に目覚ましく伸びるわけでもというところでだと思います。先日、乳がん検診をある方が受けようと思ったら、51歳でした。51歳だと乳がん検診が受けられませんっていうことでした。よく見ると、やはり偶数年というお話だと、偶数歳ということなんですが、その方は前年度も前々年度も受けてないという、50歳のときに受ければよかったんですけれど、50歳のときに受けてない。かといって49歳のときに受けているかというと、その方は受けてない。となると、じゃあもうちょっと待ってくださいって、町の。なると、残念ながら何年もあいてしまうということがあるかと思います。他の自治体では前年度受けていなければ、偶数歳でなくても受けられますよというところがあります。いかがでしょうか。何年もあいてしまうことより、2年続けて受けるんではなく、前年度受けてなければ奇数歳でも受けるということができるのではないでしょうか。いかがでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )今おっしゃるように、葉山町で今、40歳以上の方につきましては偶数年ということでお知らせ…受けていただくようになっております。例年やることについては、マンモグラフィーをやるときに被曝のおそれがあるということで1年ずつあけていただくということは聞いております。ただ、今教えていただいたように、ほかの市町村の取り組みを今伺いましたので、ちょっと調査させていただきまして、また、逗葉医師会などとも調整しながらですね、ちょっと調査はしてみようと思います。
〇8番( 窪田美樹君 )2年ね、続けて受けるというのがやはり被曝に関して心配であるというん
なら、偶数年、前年度受けなければ受けるというのも受診率の向上につながると思います。ぜひとも調べていただいて、検討していただきたいと思います。
あと他の自治体では毎年受けてもいいという、大和市では毎年受けてもいいという取り組みをしています。そういった、そこを被曝の率ががんになる、ならないというところもあわせて考えられた取り組みと思いますので、そういったところも調べていただきたいと思います。
それで、葉山町では無料の乳がん検診に関して、ほかの検診もなんですが、がん検診に関して無料クーポンが配られる年が40歳のときだったと思うんですが、1回ですよね、無料のクーポン、乳がん検診。大和市では5年刻み、40歳、45歳って、5年刻みで無料クーポンが配られる。今現在、葉山町で乳がん検診を受けようとすると、集団で費用が発生しますが、その費用が実際乳がんにかかって、もし保険を使う場合、医療費を使う場合の費用対効果と比べたら、そこをもう一度検診補助をするという形でもいいのではないかって、その補助の、補助対象者の拡大もあわせて考えていただければと思いますが、いかがでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )貴重な御意見を伺ったと思っております。検診事業ですね、先ほども申し上げましたように、逗葉医師会とのかかわりもございますので、そちらとの調整もあるかと思います。地域の…近隣の状況を調査してまいりたいと思います。
〇8番( 窪田美樹君 )もちろん逗葉医師会さん、逗子、逗葉医師会さんもあるんですが、葉山町がその検診対象者の無料クーポンなり、検診をやることに何か逗葉医師会さんに伺わなきゃいけない取り組みなんでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )逗葉医師会さんがいいですと言わなければできないことではないと思いますが、行く人数の方がどうふえるとか、そういう取り組みをしますということについてはきちんとお知らせをして調整した後に、実施して、ほかのことについても実施しておりますので、その辺の調整を申し上げました。
〇8番( 窪田美樹君 )受診者がふえるというんですが、葉山町が受診してほしい人数ね、100人の方が受診してほしいって逗葉医師会さんと相談しているんですが、実際100人全員の方が受けていらっしゃるのか。目標としている数値に達していないというところでは、もっと受けてもらうこ
とが必要なんじゃないのかなと思うんです。ですので、いろんな取り組みを目指すところだと思いますが、そういった研究もされていただきたいと思います。その検診、受診率を上げるというところで、今、皆さん携帯を持って、いろんな方、ほとんどの方、多くの方が携帯電話、スマートフォンを持っていらっしゃると思います。他の自治体ではスマートフォンを利用して人間ドック、検査が受けられるという取り組みがあるのを御存じでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )詳しくは、申しわけありませんが存じておりません。
〇8番( 窪田美樹君 )「自宅でできる健康診断」というキャッチコピーで、家で、御自宅でキッ
トが送られてきて、御自分でぴちっと血液をとって、その血液を指定の容器に入れて、ある機関に送ると血液検査ができて、それが主要の項目で検査されて、あなたは動脈硬化の心配がありますよ、糖尿病、心筋梗塞などのリスクがありますよというのがわかるという検査をやっています。それをいろいろな自治体が補助金を出しています。草津町でも実際やられているんですね。そのいろんなやり方として、キットの費用の一部負担があるんですけれど、一番近いところでは鎌倉市さんがその検診をやられています。受診をしないという、検診を受けないというところに時間がかかってしまうとか、行きたいんだけどつい行くのをおっくうになってしまうというところでは、この検診のメリットとして簡単で短時間でできて、行かなくてもいいというところで、忙しい人にもできる。
この検査結果でわかったものからデータがありますので、栄養指導や運動指導、あと食生活で気をつけなきゃいけないことや、もう少し歩いた方がいいですよというのをスマートフォンに送られてくるので、日常のつい…ついというか、何かしながら見ることができるというようなことがあるそうです。こういった取り組みも、いろんな取り組みをすることで受診率を上げるということにつな
がるかと思いますが、いかがでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )一番最初のこの御質問の答弁で特別変わったことはしていないことで申し上げまして、きょう、いろいろと貴重な御意見いただきましたので、調査・研究してみたいと思います。
〇8番( 窪田美樹君 )この検査、一般的な健康診断もあれなんですけど、ピロリ菌、また別の検査で、ピロリ菌に対しても、ピロリ菌がいる、いないとか、胃の粘膜の萎縮を検査して、将来胃がんになるリスクもわかるというような検査キットもあるそうなんです。今、ほとんど皆さんスマートフォンだったり、パソコンだったりというところの生活を送られている中で、日常に生活習慣に関してもメッセージが送られてくる。こうしたほうがいいとかって送られてくるところでは、やはりこういった新たな取り組み、ちょっと目先を変えて取り組むことが大事かと思いますが、山梨町長、いかがでしょうか。こういった山梨さん、山梨町長もスマートフォン、皆さんも今、iPad
を見られているかと思いますが、そういったことがデータで送られてきて、こういった食事やこういうものを取ったほうがいいというようなアドバイスも一緒にいただけるというのだったら、何かちょっと健康になれそうな気はしませんか。
○町長( 山梨崇仁君 )今、厚生労働省からもですね、こういった御自身の健康データを把握するように、スマートフォンで管理しましょうということを啓発しています。神奈川県でも「マイ未病
カルテ」をスマートフォンで見れるようにしている取り組みが進んでおります。今も確認させていただきましたけども、血液検査キットを送って、人間ドック、それから今、遺伝子情報もですね、自分のDNAから調べてもらえるとか、いろんな健康に関する取り組みがこういった端末を通じて見たり、自分で確認したりすることができるようになっているのは、大変利便としては高まっているなというふうに思います。どうなんでしょう。それも確かに大事なことだと思いますので、仲野部長が申し上げたように、検討はしたいとは思います。その先の効果がですね、実際やはり人間同士が顔を合わせて、先生からもうやせなさいとかですね、たばこをやめなさいとはっきり言われるのと、メールで来て、リスク高まっていますよと言われるのとでは、大分印象が違うんじゃないのかなというふうにも思うところもあります。やはり自分の足で時間をかけて健康に向き合うということも、してもらうためのきっかけというのが必要な、今はスマートフォンでやるべきこととしてはいいのかなというふうに今は第一印象としては持ってございますけども。申し上げたように、国としても動きがありますので、もう少ししっかりと向き合ってですね、検討を進めてまいりたいと思います。
〇8番( 窪田美樹君 )これはあくまでも診断の一つとして、少しでも心に引っかかることがあれ
ば大きな病院でもう一度しっかり診ていただきましょうというものと、あと行かない方に関して、
忙しくて行かない、ついつい行かないという方に一つのきっかけとして、このスマートフォンなり、電子での検診というものを一つのきっかけとして提案させていただきました。そういった観点では必要かと思いますので、どうぞ研究、いろんなすぐの鎌倉市さん、きょう、姉妹都市の草津町さんでやっています。先着だったり、対象年齢をいろいろさまざまに振り分けている多くの自治体がありますので、そういったことで少しでも多くの取り組みを望みます。
それでなんですが、第四次総合計画で実施計画というのが29年度で終わりなんですが、次期の30年度からの実施計画というのはいつ出てくるんでしょうか。何かこうやって見ながら予算組みとかを考えていたんですが、ああ、そういえば実施計画っていつ出てくるんだろうと思ったんですが、これっていうのはいつ出てくるんでしょうか。
〇政策財政部部長( 小山誠君 )お尋ねの部分につきましては、今年度末、3月末ぐらいにですね、後期の実施計画を策定していきたいというふうに思っております。
〇議長( 伊東圭介君 )既に時間が経過しております。これにて8番 窪田美樹議員の一般質問を終了します。
第4番、10番 待寺真司議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。待寺真司議員、質問者席にお着き願います。
〇10番( 待寺真司君 )10番 待寺真司です。ただいま議長のお許しを得ましたので、通告に従
い、今回は一括質問一括答弁式にて一般質問を行いますので、よろしくお願いいたします。
9月の定例会ではですね、4項目質問通告していたんですけれども、2項目に関しては何一つ質問に至ることができずにですね、「議会だより」の編集のときに、その項目すら載せることができないということに気づきまして、今回は1回でも答弁をいただきたいということで、4項目、11点という非常に多くの質問となっておりますけれども、1回御答弁をいただけるということで期待をしておりますので、よろしくお願いします。
それでは、まず1項目目です。1項目目につきましては、災害に強いまちづくりの推進について
3点ほど伺います。これも前回積み残してしまった課題ではありますけれども、まずその1点目は、去る11月の11日から翌朝の12日にかけて開催されました上山口小学校での宿泊型総合訓練の成果と、そしてまた今後の訓練に生かすためにもどのような反省点が内部で話し合われたのか伺います。
2点目です。2点目は、これも提案と要望をし続けてまいりました防災備蓄食料糧、これの分散備蓄は完了しましたけれども、その後、資機材等も含めて今後それぞれどのような方針のもと、充実させていくのかを伺います。3点目は、昨年の第3回定例会で研究と導入を提案しておりました国土交通省が推進している自然災害タイムラインのその後の取り組みについて、どのように進められているのかを伺います。では、2項目目です。2項目目は、子育て支援策について2点伺います。1点目、葉山でも民間
のボランティア活動により、葉山子どもの食卓、いわゆる子ども食堂が始まりました。また、困窮家庭に対してフードバンクに集まった食料を各家庭に届ける事業も行政主導で始まっている自治体もあります。それらの支援を積極的に推進すべきと考えますが、町長の所見を伺います。
2点目は、もう間もなく平成30年度の募集が始まると思いますが、町営の放課後児童クラブの運営方針等について伺います。
3項目目は、これも9月定例会で積み残した2点について伺います。まず1点目は、平成30年4
月1日よりスタートする第四次葉山町総合計画・基本計画第1期後期の実施計画策定に向けてのロードマップについて伺います。2点目は、その実施計画策定に連動して中期財政計画の改定を行うのか、その考えはあるのか伺います。
最後4項目目です。第3回定例会で質問したことが、ほんの短い期間ではありますけれども、その後、第4回定例会までの間に各課でどのような検討がなされたのか、4点について伺います。
1点目、小児医療費助成事業の拡充についての検討状況を。
2点目は、資源ステーション廃止、全品目戸別収集実施に向けての検討状況を。
3点目は、旧役場バス停の屋根設置工事の進捗状況について、町長のイメージは固まりましたか、それを伺います。
4点目は、コミュニティーバス実現など町全体の交通施策の検討がどのようになされているのかを伺います。
今後も今回のように幾度となく続けて質問していこうと考えておりますので、質問項目がこれ以上ふえすぎないように、すばらしい回答を望んでおりますので、長期的に取り組む課題についてはですね、それほど言いませんけれども、短期的な課題については満点でだれもが納得のいく御答弁をよろしくお願いをいたします。
以上で1回目の質問を終わります。御答弁をお願いします。
〇議長( 伊東圭介君 )答弁を行います。
○町長( 山梨崇仁君 )待寺議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1点目、災害に強いまちづくりの推進について、上山口小学校での宿泊型総合防災訓練の成果と反省点について伺うとのお尋ねでございます。総合防災訓練につきましては、東日本大震災、熊本地震等を踏まえ、実災害に対応できるよう避難所の運営を中心とした宿泊体験型の訓練を実施しています。本年度はテーマを「備えよう、予期せぬ災害、地域の絆」とし、災害の備えはいかにすべきかを訓練を通じて体感していただくものとし、関係者を含め272名の参加により実施いたしました。倒壊した家屋などから車のジャッキを使用して救出する方法など、より実践的な訓練を取り入れたほか、医療救護所設営や要配慮者の避難を考慮した福祉避難所開設訓練を実施することができました。また、NPO法人ワンワンボランティア代表の渡辺さんに災害時のペット避難について講演をいただくなど、ペット対策についての啓発を図りました。今後の課題といたしましては、若い世代に防災意識を広めるために、小学生や中学生、高校生などの訓練参加をふやすことを検討してまいりたいと考えております。
次に、2点目、今後の防災備蓄食糧、資機材の充実について伺うとのお尋ねですが、備蓄食糧については役場地下倉庫に一括して備蓄していたものを、災害発生時に迅速で確実な配給を可能とするため、長期避難所となる各小・中学校の校舎内に分散して備蓄いたしました。また、調理による熱源や鍋、食器を不要とし、すぐに配給できるようレトルト食品の備蓄を進めてまいります。資機材につきましては、地域住民により避難所の開設を迅速に行うことを可能とするため、避難所開設キットの備蓄を行います。このキットには避難者カードのほか、マジックやカッター、ホワイトボード、ビブス、避難所のレイアウト図など避難所を開設する際に必要となるものをボックスに収納したものです。そのほか、ランタンをLED式とするなど、今後も町の設置する防災倉庫の資機材につきましては充実を図ってまいります。
3点目、災害対策タイムラインへの取り組み状況について伺うとのお尋ねですが、防災行動計画いわゆるタイムラインについては、平成28年8月に国土交通省の水災害に関する防災減災対策本部、防災行動計画ワーキンググループから策定、活用指針が示されており、いつ、誰が、何をするかなど、防災行動とその実施主体を時系列で整理したもので、災害対応力の向上を目的としていることから、本町におきましてもその効果などについて研究し、策定に向け検討しているところです。現在、気象庁が大雨警報、大雨注意報及び土砂災害警戒情報の発表基準の見直しを行っておりますので、これら基準の変更に合わせて、台風などの自然災害に対応したタイムラインの策定を進めてまいりたいと考えております。
2項目目、子育て支援策についての1点目、子ども食堂やフードバンクの支援を進めるべきだが、町長の所見を伺うとのお尋ねです。子ども食堂につきましては、貧困家庭や孤食などさまざまな家庭事情にある子供たちに無料または低料金で食事や居場所を提供する活動として全国で急速に広がっており、町内でも2カ所で個人ボランティアの方々による同様の取り組みが始まっているところでございます。子ども食堂は子供の貧困対策の推進に関する法律に基づく貧困の連鎖を断ち切るための有効な取り組みの一つである一方で、貧困対策として意味合いを強くすることで利用をちゅうちょしてしまう参加者がいるという課題もあることから、各団体においては幅広い声かけにより支援を必要としている子供や家庭が参加しやすい工夫を行っていると伺っております。本町としましても現在は事業の周知などにより活動に協力しているところでございますが、取り組みの進捗を注視しながら協力や支援のあり方を検討してまいります。
2点目、放課後児童クラブの運営方針についてとのお尋ねですが、放課後児童クラブについては放課後児童健全育成事業により、保護者の就労等の理由により放課後帰宅しても家庭に保護者のいない小学校1年生から3年生までの児童を対象に、児童館及び青少年会館において遊びや生活の場を提供しております。また、町内民間学童クラブでは小学校1年生から6年生までの児童を対象に受け入れを行っており、現在までに町内には直営4カ所、民間5カ所の合計9カ所において子供たちの受け入れ体制を整備しているところでございます。近年は就労世代の増加に伴い、学童クラブの利用者は年々増加傾向のため、今後ともさらなる受け皿の拡大を図ってまいりたいと考えており
ます。3項目目、第四次葉山町総合計画についての1点目、基本計画第1期後期実施計画策定へのロードマップについてのお尋ねですが、第四次葉山町総合計画・第1期前期実施計画の計画期間が本年度をもって終了することから、平成28年度事業の振りかえにかかる各課ヒアリングと同時に、平成30年度から32年度までを計画期間とする第1期後期実施計画に関するヒアリングを政策課、財政課、公共施設課との政策財政部3課合同で行いました。今後は現在行っている平成30年度予算の編成作業を踏まえ、今年度末に第1期後期実施計画を策定する予定としております。
2点目、連動する地域財政計画の改定を行う考えはあるのか伺うとのお尋ねですが、現行の中期財政計画は第四次葉山町総合計画の実現可能性を高め、財源的な裏づけを担保することを目的として策定しております。現在策定中の総合計画・第1期後期実施計画につきましても、健全財政を維持しつつ、その着実な推進を図るため中期財政計画を見直す予定でございます。
4項目目、平成29年度第3回定例会一般質問に対する対応についての1点目、小児医療費助成事業の拡充の検討状況を伺うとのお尋ねですが、小児医療費助成事業は子供たちの健全な育成を支援するため、医療費の一部、自己負担分を助成するもので、事業は県と町の財源により支えられております。町では子育て世帯への支援策として、これまでに助成対象者の拡大や所得制限の廃止を順
次進め、現在では小学校6年生までの全ての子供の医療費無料化を実現したところでございます。
第3回定例会でも同様の答弁をさせていただきましたが、小児医療費の拡充につきましては、仮に現行と同条件で中学3年生までに拡大した場合は、拡大分として約2,800万から3,000万円の費用を確保する必要があることから、将来にわたり安定して継続的な支援をすることができるかなど、町の全体の予算を見きわめながら総合的に判断してまいりたいと考えております。
次に、2点目、資源ステーションを廃止、全品目戸別収集実施の検討状況を伺うとのお尋ねでございますが、資源ステーションに排出される資源物のうち、金属類、紙類、古布、衣類は町内会・自治会単位で処理業者と契約を締結し、収集から売り払いを行っております。また、売り払った量に応じて、町で町内会・自治会へ奨励金を交付し、みずからの地域のための活動財源に充てております。したがいまして、現段階ではすぐに全品目戸別収集に移行すべきとは考えておりません。一方で、同じく戸別収集を実施している藤沢市での複数品目の同時収集の方法などを参考としつつ、本町の人口構成と類似している他自治体のごみの排出状況や収集体制、また資源ステーションの設置場所などを含めた調査・研究分析をするとともに、今後の鎌倉市、逗子市との2市1町ごみ処理広域連携の枠組みの中で、効率的かつ町民の方々が安心してごみや資源を排出できる収集体制は引き続き検討してまいりたいと考えております。
3点目、旧役場バス停への屋根設置工事の進捗状況についてのお尋ねですが、旧役場バス停への屋根の設置については、ベビーカーや車いすを利用される方を初め、歩行者の通行の妨げとならないよう配慮が必要であり、設置後の維持管理などさまざまな課題があるため多様な角度から慎重に検討をしていく必要があると考えております。また、現在、旧役場の跡地利用についても検討をしているところであり、跡地利用とともにバス停への屋根設置についても考えてまいります。
4点目、コミュニティーバス実現など交通施策の検討状況についてのお尋ねですが、高齢化の進展に伴い、地域における公共交通の利便性を高めていくことの必要性は日々高まってきています。本町においても、公共交通の環境整備は重要な課題であると認識をしております。今後も引き続き第四次総合計画に定める基本方針に基づき、周辺自治体、事業者との連携・協力により公共交通の利便性向上に努めてまいります。
また、南郷地域のバス路線拡充については、京急バスと経路やダイヤなど運行に向けた具体的な協議を進めるために、この夏、商工会、長柄地域の町内会・自治会が主体となって移動状況に関する地域ニーズの把握を目的とした住民アンケートを実施し、現在、集計作業を行っているところです。アンケート結果につきましては、年内に議員の皆様にもお伝えした上で、長柄地域へ回覧によりお知らせするとともに、京急バスに報告を行う予定でございます。
以上で1回目の答弁を終わります。
〇議長( 伊東圭介君 )再質問を行います。
〇10番( 待寺真司君 )御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問を行ってまいり
ますが、先ほど窪田議員からもありましたように、私はIC推進化チームのリーダーということも
ありますので、これをやはりまた使いながらやりますので、今から発表者になりたいと思いますので、先ほど多分カレンダーで皆さん入っていただいていると思いますので、多分写真がいきなり出ると思いますけれども、出ましたでしょうか。はい。ちょっと小さいのでですね、引っ張っていただければ大きくなりますので。こういった写真の画面を見ながら質問を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
では、まず1点目、上山口小学校での宿泊型体験訓練、私も参加させていただきましたし、町長もお子さんを連れて野外のテントで1日を過ごすというようなね、訓練をされておりましたけれども。スタートの段階でいただいたこの資料で幾つも訓練が入っています。町長自身、この訓練の中で最も重要な点と思って行った訓練というのは何だったでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )訓練なのでいずれも大事な訓練だとは思いますが、その全ての鍵となるのはやはり避難所運営訓練でして、役場の人間、私も含めてですが、実際の発災時にはあのような状況にはおりませんので、地域の方々がまずは主体的に避難所運営を立ち上げていただく。そこに応援に来た役場職員や関係の行政機関の協力を添えつけられるような形となりますので、今回は避難所の全ての運営をああやって一晩明かして、長い時間行っていただいたことが一番大きな訓練の要綱だったじゃないかというふうに思います。
〇10番( 待寺真司君 )この間ちょっと幼稚園協会の講演を聞いたときに、今の町長のような御答弁を、適切解というそうで、正解、不正解じゃなくて適切解、私もそのとおりだと思います。避難所運営が今回の一番のいいところだと思いますけれども。であるならばですね、事前に恐らく上山口町内会、木古庭町内会の皆様、打ち合わせを入念に行われて、昨年行った一色小の運営委員会では、事前の打ち合わせも少しはしていたんですけれども、やはり当日混乱する場面があったけれども、今回は全く混乱する場面がなくて、逆にスムーズに行きすぎてしまったのかなという面もありますけれども。それはそれで評価できるところだと思います。ただ残念なのは、何も知らずに避難してきた方が避難所運営委員会は何ですかということをしっかりと伝える場面がなかった。これは次回にどこかの学校でやるときには、避難所運営委員会とはこういうもので、こういうふうに立ち上がり、こういう流れでこういうところまで所管して、そして皆さんで避難所運営委員会を盛り上げていきましょう、あるいは避難所運営をしていきましょう、そういった働きかけをぜひ次回はしていただきたいというふうに思いますので、その辺はどうぞよろしくお願いをいたします。
それで、先ほど畑中議員からでしたっけね、受け付けで混乱がしたといって、そこの混乱でもう1個あったんですよね。何か番号を1番ばっかり配ってしまって、訓練がもう1番のチームばっかり多くなっちゃって回らなかったということで、以前、私もこういった総合防災訓練のときに、いろんな訓練を入れるのはいいんだけれども、余りにもごちゃごちゃ入れすぎてしまうと、結局何を学んだかわからずに帰ってしまうと。そういう事態を招きかねないので、せっかくです、そういった班分けもできてね、やったんですから、また、今回はいろんなブースが出店して、私なんかおもしろいなと思ったのは免震というかね、耐震構造のが置いてあって、これ1本抜くとこんなに揺れるんですよなんていうの見せてもらったりして、ああなるほどなってやっぱり感心する部分がブースの中にたくさんあったのに、じゃあそこのブースを班分けして回ったかというと、回ってなかったですよね。各自勝手に行ってくださいっていう。勝手に行くというのはね、実は余りね、行かれないなというのがあるので、例えばそういうところをしっかり見てもらって、土のうをやるか、消火器やるか、ここ出ていますけれども、救出やるか、どれか1個でいいと私は思います。逆に、そういったところで知識を学んでいただきたいなというのがありますので、その辺も御一考いただきたいと思います。それからですね、この救出作業なんですが、消防職員も一緒に入って、防災士会の方々が教えていただいたんですけども、実はちょっと担架搬送で担架に乗せるところが全く、私は日赤の奉仕団におりますから、そこで習うものと全く違うやり方だったんですね。じゃあそんなやり方を消防の人は教えているのか、防災士が教えているのかというと、私は多分そうじゃないと思う。やはり誰も気づかなかった。やはり訓練なんだけれども、気づかずに間違ったことを教えちゃったら、それはやっぱり訓練どころの話じゃないということもありますので、その辺はもう改めてね、消防職員も一緒にいたんだから一緒にしっかりとその辺の訓練の手順を踏んでからやっていただきたかったなというのは1点ありますので、その辺も注意していただきたいと思います。
それからですね、町長、翌日の朝御飯のメニューって御存じでしたか。
○町長( 山梨崇仁君 )アルファ米とふりかけ、あとは前日の残りで水を入れて新しく何かつくら
れたスープみたいなもの、私もいただきました。
〇10番( 待寺真司君 )僕もですね、ちょっと終わってから担当課の職員ともお話ししたんです
けれども、確かに訓練でね、避難してこられて、次の日泊まって、朝行ったら、アルファ米とふりかけ1個と。スープは実は前の日たまたま残ったからで、前の日あれ全部つくっちゃっていたら当日ないんですよね。非常に冷えた朝なんです。例えばおみそだけでもあれば、おみそ汁なんて簡単につくれるんですよ。せっかく火沸かすだけの道具があったわけだから。やはり確かに訓練だから持ってきてくださいよというのはわかりますけれども、我が葉山町の地形は津波被害を大いに受ける場所なんですよ。津波で家流されてしまったら家に置いて、ローリングストックを推奨していますけれども、それごと流されちゃうんですよ。ということは、やはりそこの部分も町で1日目、2日目の朝夕ぐらいはしっかりと温かいものが食べられるぐらいの備蓄はしておかなきゃいけない。
これ次のあれにもつながるんですけれども。やっぱりそういった形で避難訓練のときに、朝ふりかけだけ、しかも御飯の量多いんですよね、アルファ米1袋。ふりかけ1個じゃね、ほとんど白飯食べているようなもんで。確かに持ってくる人は梅干し持ってきたりとか、缶詰持ってきたりとか、なれている方はいいんですけれども、やっぱり気軽に参加していただきたいという部分では、そういったところも気をつけていただけたらなと思います。
それから、もう1点、皆さんもそうだと思うんですけれども、泊まられた方は特にこれ体育館の
ね、夜の様子なんですが、これ講演聞いている間に、私、実は蚊を3匹殺していたんですよ。これでもう大丈夫だな、寝るときはと思ったら、布団かぶった途端、もう耳元にぶんぶん、11月の寒い時期でもやはり蚊は温かいところとか、人のいるところに入ってくるんだなというのは本当に実感としてありまして、やはりこういう時期にやるにしても蚊取り線香なり、そういった蚊のそういったものの対策についてもある程度少し準備をしておいてあげる方が親切かなと思いますので、その辺は注意していただければなと思います。
それから、宿泊訓練の場合は、特に今回もそうなんですけど、やっぱり高齢の方がやっぱり多く参加されますよね。本当はさっき答弁にあったように、中高生や小学生、地元の方が来てくれるのがこれが一番の理想なんですが、ほとんど姿は今回も見受けられなかった、残念ながら。いらっしゃるのはちょっと御高齢の方が本当に毛布にくるまって、これでも寒いと。すぐにアンケート調査しましたよね。それ見ると、おおむねこの訓練はよかったと、非常に高評価いただいているんですが、なかんずく寒くて毛布が足りなかったという御意見が非常に多かったというふうに思いますので、もし来年同時期にやるんであればそういうことをお願いするのと、やはりちょっと寒いですよ、あの時期だと。やっぱり9月の後半からせめて10月の前半あたり。学校行事もね、いろいろあるかと思うんです。修学旅行もあったりとか。子供たちに来てほしいということであれば矛盾はするんですけれども、やはりいろいろな参加者の健康状態とか考えたら、あれだけの寒さの中でちょっと一夜を過ごさせるのには、ちょっと高齢の方には酷かなというところがございました。
それで、これ消防が立てたエアテントなんです。これ本当に簡単に空気を送り込むだけで立って、昼間ですね、立てた後、私、ここをちょっと中見させてもらって入ったんですよ。日が照っている間はね、中、非常にこう、もう本当に温かい。これいいねって、これ寝袋もいらないぐらい温かいねと。ところが、夜になって急に冷え込んだら、夜、またのぞかせてもらったんですよ、消防職員のところをちょっとお邪魔して。そうしたら、今度寒くてですね、意外にこういうのも断熱は余り夜になると効果がないんだなというのもわかりましたので、こういったのが本当に発災したときに、たくさん校庭とか、例えばお寺さんの駐車場とか、一般公園とかに、どこの被災地行っても並びます。そういったエアテントがしっかり在庫していただくのも大事なんですけれども、同時に、ちょっと暖房の関係のものもちょっと考慮して、資機材なんかに加えていただきたいなということもありますので、実際やっぱりこういうところね、町長も入っていただいて、寒さを体験して。町長外で寝ていたんで、あれ相当寒かったと思いますよ。お子さん大丈夫でしたか。それならよかったんですけれども。そういったことでね、非常に時期の問題も含めてですね、次回の検討項目、きっとたくさんあろうかと思いますので、ぜひ防災安全課内でね、検討を進めていっていただきたいと思います。それで、これなんですけれども、これ町長、当然わかりましたよね。これ、防災倉庫のテントです、葉山町がいっぱい持っている。最後、この設問の最後に、町長に一言ちょっと苦言を呈させていただきたい。というのは、町長、このテントを片づけるときに、職員と一緒になって張り切ってやっておられましたよね。それはそれでもしかしたらいいのかもしれないけれども、実際に発災とかね、何かでもし、ここに災害対策本部があったら、町長はやはりしっかりと座って指揮をとるのが仕事です。こういったときも片づけるのは職員にしっかりと指示を出してお願いするべき立場ですが、町長は非常に何かにこにこ喜んでやっているのを私横で見ていました。でもね、あれあの後、防災士会の方、非常に怒っておられました。なぜか。このテントというのは3人でも6人でも立てたり、つぶしたりできます。ところが、3人と6人の息が合っていないとだめなんですよ。誰か1人がリーダーシップをとって、次はこの部材をつけます、この部材外します、じゃあ取っ手持って外してくださいって指示を出して初めてやらなきゃいけないのに、町長は、私は海でやったことがあるからってどんどん外しちゃうわけですよ。そうすると、外せてない職員のところは非常に危険になる。この鉄パイプってね、頭当たったら切れちゃいますよ。町長、このときヘルメットも、帽子もたしかしてなかったと思います。あれもだめです。こういったとき、やるときは少なくとも帽子は最低かぶる。頭切るの一番致命傷ですから。ですので、自分の身を守るときはまず頭を守れと必ず教えられます。ですから、頭を守ることも大事なんですけれども、やはり指揮をしっかりとらせる。もし職員がそれができないんだったら、そういう訓練しましょうよ。防災士会の人、教えてくれますよ。日赤の奉仕団の人、教えてくれますよ。だって、イベントで相当出し入れするじゃないですか、町の職員。最後ね、部材をどこにしまったらいいかで、もう何か周りのね、入れ物ともう混乱しちゃって、仲野部長なんか大変でしたよね。伊藤部長もたしか。一緒になって、ああ、どれだどれだなんてやってたのを見てます。それはそれで訓練でいいんですよ。いいんですけれども、でも、いざというときにそれは通用しないので、訓練をもし重ねるんだった、それだけの訓練をしっかりしてもいいと思います。実際、部材、いろんなところの混ざっちゃってますから、全部出して、葉小の校庭でみんなでやろうとかって、音頭とってやってくださいよ。きっと手伝ってくれますよ、ボランティアの方も。ですから、町長はこういうときは司令官なんだから、動かない。いいですか、それ、町長よろしいですか。
○町長( 山梨崇仁君 )別に体がなまっていたわけじゃ全くなくてですね、これも説明がなかったといえば確かにそうなので、申しわけないところなんですが、私も半分ですね、宿泊もして朝まで見届けるというところが半分、公人として。半分は、先ほどおっしゃっていただいたように、子供を連れてですね、参加者としてという視点を大事にしたいということを考えてございました。なので、この訓練においては、基本的には現地で行っていることなので、繰り返しになりますが、私は職員はいないものとしてですね、運営をしてもらえればというふうに思っていたので、指揮をするという考え方であったりとか、私から何かやるというのはですね、1点だけ実は我慢できなくて、もっとスピーカーでしゃべりましょうというふうに、防災担当のほうには言ってですね、防災のほうに説明を促すようには言ったんですが、そこまでにとどめたところでございました。言いわけがましいんですけれども、やはり私自身がいればですね、周りの人も町がいるんだというふうに認識されますので、そこの説明も足らなかったなと今思うと、反省点としては挙げなければいけないと思います。確かにテントの畳み方はいろいろとありますけども、防災士会の方がそうやっておっしゃったのもよく聞こえましたので、以後気をつけて向き合っていきたいというふうに思います。
○10番( 待寺真司君 )ぜひね、防災テント、今、ワンタッチでね、軽くて丈夫なのもあるので
ね、今後入れかえるときにはそういったものも検討が必要かなと。あのテント、非常に重くて運ぶのもね、大変ですし、さっき言ったように部材外れて輪っかの部分、頭に当たるとほんと切れちゃうんでね、危険なので、その辺は慎重にやっていただきたいと思います。
それで、これ最後なんですけど、残念だったのはボーイスカウトの方が校庭で非常用焚き出し袋というのを使って御飯を焚く訓練やって、この脇にアルミホイルがかぶっているの、これ、竹筒で御飯焚いてるんですね。これやっていたんですけど、実は誰も食べに来てくれなくて、私なんかも声かけたりして、食べさせてもらったりして。竹筒で焚いた御飯なんて、ほんと竹の香りがしてね、これが例えば災害時の夜にね、こういったものが提供されるということは、そこの避難所は非常にいいかな、すてきな…すてきというかね、しっかりと避難してきた方を守れるのかなというふうな部分では、大変いいことをやっていただいていたので、この辺の周知もね、次回やる場合にはしっかり行っていただいて、食べていただくということが大事ですから、この非常用焚き出し袋というのは非常に便利でね、お米と水入れてお湯の中につけるだけで御飯焚けてしまいますので、そういったのも訓練の一つに加えていくというのも大事じゃないかと思いますので、いろいろと来年に向けて検討していただければと思います。
それでは、2点目ですけれども、防災食糧については分散備蓄をしていただきまして、大変ありがとうございます。これ、非常に大事なことでございまして。ただ、総量をどのくらいまでもっていくのかなというのはちょっと気になったので、ここで質問項目を挙げさせていただきまして、先ほど言ったように非常時の食糧というのはまずは個人で自宅にストックするというのが基本だと思います。それでローリングストックといって、例えばこういう訓練のときに家でずっとストックしていた賞味期限切れ間近のレトルト食品なりカップ麺などを持ってきて、それを食べて、また終わったら入れかえると。よかったね、1年間何もなくて、また食糧を入れかえられたよということは、家族の中でやっていただく一つの家の、個人の家でやっていくことで大事なんですが、もう一方は、さっき言ったように東日本のときはもう本当に家は基礎しか残っていない状況で、とても食べ物なんて持って行けるような状況じゃなかった。そういう事態も、こうやって海にね、海岸線に面してる当町においては、そういったことも考えると、やはり安全なそういった長期避難所に一定程度の備蓄食糧をためておく必要はあるというふうに思いますけれども、その辺の方針についてはどういうふうに検討されてますでしょうか。太田部長、わかりましたらお願いします。
○総務部部長( 太田圭一君 )備蓄食糧につきましてはですね、Sランク、今後30年間Sランクと
いうことで、震度6強の地震が来た場合、三浦半島、例えば活断層群を想定するとですね、想定被害というのが2,580人が避難せざるを得ない状況になろうかと想定しております。それにですね3食×3日間分として、2万3,000食は最低必要なんですが、今、準備しておりますのは3万2,000食は今、レトルト、サバイバルフーズというもので備蓄しております。その後、調理はそんなに必要のない食品ということで、それは2万5,000食を目標に5年間で整備すると…5年間、2万5,000食を、5,000食ずつ入れかえて5年間で完備するという計画でおります。
○10番( 待寺真司君 )今、2万5,000食ためるのはレトルトで、でも、そのまま食べれるとい
うタイプで、いわゆるアルファ米で、お湯を入れたりとか、サバイバルフーズもお湯を沸かして溶かすようなものなんで、結構あれ、やっぱり火を起こしてお湯を沸かすのに結構時間がかかってしまうので、本当に災害初日なんかはそういった余裕すらないような状況になろうかと思いますので、そういった備蓄食糧を行っていただけるというのは非常に安全な部分だと思いますので、予算が許せばですね、前倒しでやっていただきたいと思いますので、町長、その辺は、財政部長も含めて検討いただければと思いますので、よろしくお願いします。
それで、あと防災資機材のほうなんですけれども、来年度から防災資機材の町内会・自治会への補助制度が変わりますよね。それで、その説明会の席でいろいろな意見が出てまして、今までどおりやってほしいんだというような御意見もありましたけれども、各町内会・自治会で非常に高額な資機材を今、たくさん…たくさんというかね、持っておられるところがほんと多くなって、その代表的なのは発電機、それから投光機、それからチェーンソーとか、そういった電気もの、機械ものが非常に多くの自治会・町内会で備蓄されてます。ただ、これ、発電機もですね、使わないでおくと、今度いざというとき出したときに動かなかったりとか、この間、上山口の訓練でもそんなことがあったって、ちょっと小耳に挟みましたけれども、そういうことがあっちゃ絶対いけないと思います。それで、この高額資機材に対する補助をなくすんであれば、やはり町のちゃんとした防災倉庫にそういった機械ものの資機材をしっかりと保管をして、そしてメンテをしていく。こういったことが大事だと思いますので、これはぜひですね、各町内会、いろんな防災倉庫があります。第3町内会で言えば5つ持ってるわけですね。その5つの中の管理は、それぞれ町内会でしてるんでしょうけれども、やはり機械ものをそんなに動かす機会がないので、非常にそういった不安も抱えているところもあると思いますから、これは町が主導してですね、一斉に各町内会・自治会の防災倉庫の中を点検して、そしていい資材、まだ使える資機材は一旦町が引き受けて、その地域の町の防災倉庫に移して管理するというような形で、防災倉庫のあり方自体もちょっと考えていったほうがいいのかなと。
というのは、建築確認の申請のね、ものすごい手間がかかって、お金もかかるということになってしまったですよね。ですから、町内会で建てられるとすると、90センチの奥行き、人が入っちゃいけないと言われてしまうんですから。それで建てたって、そんな資機材入りません。せいぜいで、お水であったり、アルファ米とか、そういった熱が、暑い中置いといてもしばらくは大丈夫だなというぐらいのしか置けないような状況なので、その辺はぜひ防災安全課が主導してね、見直していただいて、そしてそれを各地域の防災倉庫のマップみたいのをね、町が主導してつくっていっていただきたいというふうに思いますので、町長、どうでしょうか、そんな考え方でね、ちょっと一度検討していただけないでしょうかね。いかがでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )この後ちょっと資機材についてはですね、担当部長からまたお答えさせますけども、1点だけ、まだ正式な決定ではありませんけども、県のほうからですね、直接的には県土整備局長から待寺議員がおっしゃった倉庫についてはですね、防災の観点から緩和できるように今、努めているということを改めてもらっておりますので、いましばらく動向を待ちたいというふうに考えております。
○総務部部長( 太田圭一君 )資機材につきましては、やはり同じような問題を各町内会でお持ちと聞いております。ということですので、まずは町のほうで点検、まず町のほうでいろいろ、まず町の持っている資機材点検し、それから周りにあります町内会のものも、町内会の皆さんと一緒に点検し、提供できる…提供いただけるものについては町のほうに提供していただいて、そのキャパシティーの問題もあろうかと思いますが、その辺で徐々に整備を検討してまいりたいと考えております。
○10番( 待寺真司君 )わかりました。ぜひですね、検討を進めていっていただいて、やはり町
が全部そういう情報を一元でね、つかんでおくことが大事だと思います。これ、AEDのときもそ
ういう話ありましたよね。やはりどこに、民間企業があるとしても、町がやっぱり知ってなきゃい
けないだろうという意見がいっぱい出ていたと思います。防災倉庫あるいは中の資機材についても、そういうような観点から一度見直していただきたいと思います。
では、時間がちょっとまた進んでしまいましたので。タイムラインについては、これは取り組ん
でいただいてるということなんですが、これ、町長、記事をお読みになったかどうかわからないですけど、町内会がこういったタイムラインをつくって避難計画をつくってるというような記事も出ておりましたので、今後は町がまず率先してタイムラインというものはこういうものだというものを示していただく中で、各町内会それぞれの地理的環境違いますから、各町内会でつくっていっていただくというのが非常にいいのかなと思いますので、このタイムラインについても、1年前、質問をしてますけれども、その後、まだ検討という段階ということでございますので、ぜひ早期にですね、町のタイムラインを示していただきたいと思います。
と申しますのも、この間の10月の21日ですか、台風21号でしたっけね、何号かちょっと忘れてしまったんですけれども、災害対策本部、立ち上がりましたよね。それで、そのときに避難準備情報が出て、葉山で初めてだったと思います。じゃあ、タイムラインでこう追ってきていて、どこの段
階で誰が判断して避難準備情報を出したのかというのは、非常にその後、検証していただきたいんですね。やはりタイムラインがあることによって、この時点でこういう情報が出てこうなったから、このタイミングで出しましたということがしっかり言えるようにしていただきたいと思います。
それで、1点町長に聞きたいんですけども、災害対策本部が立ち上がってね、通常消防の我々は3階という認識をしていたんですけれども、当日、私と議長が立ち上がったということで行ったら誰もいないんですよ。びっくりしちゃって、そして行ったら、役場の2階でやってましたよね。あれは何かそういうような形で事前に決まってやったんですか。それとも、急遽そういう対応をしたのか、その辺、ちょっといかがだったんでしょうか。
○町長( 山梨崇仁君 )このたびですね、防災担当がこちらに来てから、消防の3階との連絡手段がですね、前からなかなか難しい、不都合があるんじゃないかという議論があった中で、今回試しにこちらの2階の会議室を使用して災害警戒本部、対策本部の立ち上げを行ってみたというところにあります。
○10番( 待寺真司君 )じゃあ、ぜひね、そのやったことによる検証結果は議会に示してくださ
い。やはり災対本部というと、もう我々の頭では向こうの3階になってるんですよ。それを急に変えた。しかも本番じゃ…ある意味本番じゃないですか。その中で、行ってもいなかったというのは本当にびっくりしましたので。その検証をね、絶対報告を出して、もしこっちがいいなら、こっちがいいで変えてくださいよ。そうしましょう。ぜひそれはお願いします。
それで、ちょっと防災関連で話が長くなってしまってですね、また最後までたどりつかないとい
う不安を考えながら、感じながら、次に移らせていただきます。次、子ども食堂とフードバンクの支援を進めるべきということで書かせていただきました。これ、この間、11月に行われた、玉蔵院さんが場所を提供してくれて、子どもの食卓の2回目が開催されました。それで、町長のね、第一答弁の中で、これから支援について考えていきたいということですが、もうこれ、県がね、子供の貧困対策強化ということで、これもう最近ですよ。11月29日の神奈川新聞に出てまして、持っておられますね。孤立の。やっぱりこういった困窮家庭が今、7人に1人と、6人に1人から7人に1人という形で発表が変わりましたけれども、非常にある中で、この子ども食堂とか、あとフードバンク、こういった事業というのは非常にこれから取り組むに当たって、町が率先してやっていく事業だというふうに思います。それで、町長ね、もう一つ、文京区ではふるさと納税を活用して、困窮世帯の食品、子の貧困を救う、返礼なし、こういった方針のもと、登録した家庭に食べ物を、要するにふるさと納税でいただいた税金で買ってお届けするという事業も始めている自治体があるんです。ですから、そういったところはやはり町のトップが、困った子供たちにどういう目線を向けていくのかというのが大事だと思いますけど、町長、この事業はすぐにでも私、できることだと思うんですよ。もう民間で実績できてます。じゃあ、民間に対してどう支援していくんだということ
を話し合って、その支援の方針すら決まれば、民間の人たちと一緒になってできる、まさに協働の事業だと思いますので、町長、その辺、考えいかがでしょう。
○町長( 山梨崇仁君 )先日もですね、政策課の声かけ…政策課の声かけでですね、子供たちの食堂と、そこにたくさんの大人、民間の方々、来ていただきまして、有志の方々集まってですね、大変多くの数が玉蔵院さんに集まって子ども食堂を開催したと聞いております。直接的に町がですね、旗を振るということももちろんなんですけれども、そういった民間の気持ちをつなぎ合わせる、まさに神奈川県と同じような取り組みを町レベルで取り組んでいくことは私たちに十分できることだというふうに思っておりますし、私たちの一番の力の見せどころじゃないかというふうにも思っております。また、私が知る範囲ですけれども、連合さんでも、地域連合さんでもですね、これは逗子市のほうに食糧を提供していると聞きましたけれども、そういった民間の活動を私たちが一旦受けとめてですね、それをお渡しをするとか、そういったハブ的な役割をしてもいいんじゃないかというふうには思っております。ただですね、先ほど第一答弁でも申し上げましたとおりに、貧困というカテゴリーですと、葉山が貧困なのかというふうに問われる可能性もあると思いますと、そうではなくて違うアプローチで葉山なりに、例えば子供の孤食を防ぐとか、食に対する意識を高めていくとか、そういった形をですね、葉山独自のアプローチ、見せ方をしていければいいなというふうには考えているところです。
○10番( 待寺真司君 )やはり町長、今おっしゃったように、こちらのね、特集で出ましたけれ
ども、この代表の方も、いわゆる困窮だけじゃないと。子供が一人で、共働き家庭がふえて一人で食べなきゃいけない、あるいはおじいちゃんとだけ、おばあちゃんとだけとかという形で、多くの方と一緒に楽しく食事をとるということも、本当に大事な人間にとってことだと思います。特にお子さんにとって。ですから、このとき私も見に行かせていただいて、60人定員、すぐ満員になったそうです。もう玉蔵院さんの大広間ね、ふすまも全部外してくれてるんですよ。それで、テーブル並べて、最後ここを見てるとね、ニンジンのお土産だそうですよ。100円です、これで。すごいおいしそうなプレート。みんな食べたくなるような、ほんとおいしそうなプレートを本当にボランティアの方がつくってくれてやってたと。やはりこういった活動に対するサポートはしっかりやっていただきたいということと、一言苦言を呈させていただきますと、このやってる方たちから、先ほど写したポスターを張るのに手間取ったということで、私のほうに連絡が入っておりますので、その辺は今後対応をしていただきたいというふうに思います。
それでは、放課後児童クラブのほうの話題に入ります。今回ですね、ちょっと取り上げさせていただいたのは、実は私のところにですね、保護者の方から声が届きまして、放課後児童クラブ、葉山の町営は1年から3年生までで、先ほど答弁もありましたけれども、今度4年生から6年生になって小学校になってしまうと、利用はできなくなってしまうと。ただし、土曜日働かれるお母さんは、1年生に例えば学童に通っているお子さんがいて、青少年会館に行ってると。4年生、5年生のお兄ちゃん、お姉ちゃんがいて、みんなでお弁当を持って学童に土曜日行くと。お昼の時間になると、お弁当は中で食べてはいけません。外で食べなさいと指導員に言われるということだそうです。これ、確認取りました。やはりそういう規定になってるそうでございます。じゃあ雨の日、どうするんだ。その方は、雨の日のことについては、多分行ってないと思いますので言われてないけれども、やはりそういったときにね、少しでも、例えばどこかの部屋を1つ、そういった食べられる場所にして、兄弟が食べられるようにしてあげるとか、そういった目線を少し持っていただきたいなというふうに思うんですけれども、町長、そういった事情というか、そういったことは御存じでしたでしょうか。それで、そういった状況を受けてね、やはりせっかく兄弟とか友達で一緒にお弁当を持って遊びに来ていて、1人だけ外で食べろと言われたら、お子さん、かわいそうですよ。そういった対応はぜひやめていただきたいということで、やはり町長から発信していただきたいんですけれども、いかがでしょう。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )今、待寺議員がおっしゃったことにつきましては、実態としてはあるということは私も聞いております。一応公共施設でございますので、飲食はできないということになっているのが基本にあるところでございます。学童クラブにつきまして、27年の子供の支援の新制度になってから、6年生まで受け入れるという形で、国のほうでは言っているところですが、今の葉山町の公立の児童館、青少年会館でやってある部分につきましては、一般の子供さんが一緒に来るということと、それの一人ひとりの面積なども考えて、やはり6年生まで一緒にやるというところが難しいところで、それでその新制度からですね、新たに民間の事業者さんにお願いして、学童保育してるところにはきちんと補助金も出してやっていただいてるところです。一つの例といたしましては、一色小学校でやっていただいていることもございます。いろいろな、先ほど答弁させていただきましたように、働く家庭が多くなって学童保育も必要とされているところですので、これから受け皿について、また考えていきたいと思っております。
○10番( 待寺真司君 )理想としては、本来なら町営の学童が学校の本当に近くもしくは内にあ
るのが理想ですよね。葉山の場合は無料でやってるということもあるし、児童館がしっかりしてるということもありますし、児童館でやるメリットもあると思うんですよ。兄弟で行けますよね。お兄ちゃんが妹や弟、小さい妹や弟の手を引っ張って学童へ行って、お兄ちゃんは自分たちで遊ぶ。小さい子たちは学童で、持ってきたおやつなんか食べる。例えばそんなときもね、お兄ちゃんたちもおやつを持ってきて一緒に食べようよとか、何かそういう声がけして、みんなでおやつを食べてもらうとかね、そういったことがせっかく児童館でやってるんですから、そういったことを生かしていただきたいなと思います。
それで、その方からもう1点ですね、小1ギャップという言葉を使われて言われたんです。初め
てです、聞いたの。小1ギャップ。何ですかって聞いたら、葉山の保育園は6時半まで通常保育をやってくれる。その先あれですけども。ところが、学童になると6時で帰らされると。その30分が、まずは最初の親が感じるギャップだと。これを小1ギャップと言ってるんですと。なるほど、そういうこともあるんだなと。町営のね、児童館、30分、あと少し費用をかければ、当然指導員さんのね、人件費とかも出てこようかと思いますので、そういったギャップを簡単に埋められる…埋めさせてあげることができるのかなというふうに思いますので、これはこういった事情が私も聞いてですね、やはり実際に私も子育てしてきましたけども、そういった学童に通わせてなかったのでわからない状況だったところは、そういった声が届いてますから、これは町長、ぜひね、子供の小さなお子さんの健全育成ということは、やっぱりこれから大事だと思いますので、これはぜひ町長ね、その辺の声をしっかりと受けとめて、これからの予算査定も入ってきますし、実施計画もつくっていきますから、その中でしっかりともんでいっていただきたいと思いますので、その辺の決意、お考えについてお聞かせいただければと思います。
○町長( 山梨崇仁君 )葉山の学童の終了の時間につきましては、かねてよりですね、課題になっていたというふうに認識をしております。どうしても、かつて整備したころには無料で受けられる学童保育ということで、先進的だったものがですね、現在においては有料の民間の学童保育がかなり進んでいるために、そことの比較をされてしまうと、かなり厳しいところがあるということで、そういう検討も踏まえた上で、一色小学校で民間の学童を誘致してですね、今、運営をしていただいているところにあります。19時まで延ばしてほしいという御要望はかねてよりいただいているんですけれども、内部ではさまざまな検討を踏まえた上でも、なかなか現行では難しいという判断に至っているところがございますので、できることであればですね、やはり学校、先ほど待寺議員がおっしゃったように、学校内やですね、近くで学童保育ができるような、今の時代に合わせた形を導入していくことを進めてまいりたいというふうに今は考えております。
○10番( 待寺真司君 )確かに、本当にね、無料でやってる町営、公営の学童、本当に多分県内でも葉山だけではないでしょうかね。おやつなんかも自分で持ってくるということなんですけれども、ひとつちょっと考え方を変えると、町内は和菓子屋さんとかケーキ屋さんとかたくさんね、すてきなお店があって、そういったところでお子様用の和菓子なりケーキなり、そういったものをしっかりつくって、少し有料にするんですよ、当然。無料というわけじゃないんですけれども、幾らかの有料にして、その中でおやつはしっかり、そういった町内事業者の安心したものを出しますよということであれば、保護者の方もね、一定の費用負担については受け入れてくれるんじゃないかなということもありますので、それで実は町の商工業のね、回っていくことと、地元にこんなすてきなお菓子屋さんがあるんだということを小さいころからわかってもらえるということは、すてきなことだと私は思いますので、無料が急に有料になるといろいろなことも起ころうかと思います。ただ、どういうサービスをするかがしっかりしていれば、その辺は御理解いただけると思いますので、これは検討していただきたいと思います。
それではですね、次なんですけれども、さっきですね、もう窪田議員の質問に答えられて、3月
末ぐらいにまた実施計画出てくるということであれば、29年度の当初…あ、ごめんなさい、30年度の当初予算はあくまでも単年度予算で組んで、その単年度予算をベースに3カ年の事業計画を立てるということでよろしいですね。確認です。
○政策財政部部長( 小山誠君 )私のお答えの仕方がうまくなく、誤解をされてる部分があったら大変申しわけないんですが、28年度の振り返りをする中で、あわせて30年度以降のですね、32年までの後期基本計画、そういった部分のヒアリングをですね、各課と対応させていただいております。先ほど町長の答弁にもございましたとおり、30年度の予算編成、それを踏まえた上でですね、第1期のですね、後期基本計画というものを策定していきたいというふうに考えているところでございます。
○10番( 待寺真司君 )次の問題とも絡むんですけれども、この間、横山議員の質問に中期財政計画つくるということで、きょうも第一答弁でそれはいただいてるんですが、これ、非常に大変な、複雑な作業になると思うんですよ。実施計画に合わせて。実施計画、今いいじゃないですか、その事業予算がしっかり入っていてね。これ、非常に進歩しているし、前も言ったように、せっかくなんだから、決算した後にこの数字の下に決算数字入れればいいというふうに思うんですけれども。せっかくこういった形に変わっているんですから、今度の次期の実施計画、非常に議会側としても注目してるところです。これは議決事項じゃないのでね、もう出てくるのを待つしかないんですよ、ある意味。ですから、そういった部分を早く早く手を打っていかないと、30年度の予算、こんなふうにできてしまいました。じゃあ今すぐ小児医療費は上がってない。実施計画もまた3年間上げない。数字出してきなさい、そうしたら。出してきてくださいよ。そうしたら最初の予算は大変です
よ。ここまで言ってあげてるんですから、ぜひね、その辺はしっかりと30年度の施政方針を立てて、30年度の予算をつくる中で考えていってほしいなというふうに思います。
それで、何か手書きしたのは同期できないとかといってですね、複雑なんで、ちょっと画面は出ないんですけれども。結局この実施計画の中でも、数字を見直すべきものはたくさんあろうかと思います。例えば子育て支援センターの数字がずっと右肩上がりできていたけど、この間の答弁ではやはり少子化とそういった部分もあるので、下がってきてるようなお話もありましたから、そういった数字を見直すのも大変重要な作業だと思います。それに伴って、やはり予算というのもついてくるんだという部分がありますから、やはりそこは急いでやっていただきたい。
さて、残り時間3分になってしまいましたので、4点もあるのでですね。1.ですけれども、前回
の答弁と変わってないですね。もう町長、多分ね、清水の舞台のぎりぎりのところまできてると思うんですよ。あれ、誰ですか、ここを引っ張ってるの。後ろにいるお2人の部長さんのどちらかですか。それともお2人でしょうか。まあ、もう町長、中3まで、そして所得制限なしというの、町長の言われること、よく理解できます。もちろん、そうなれば所得制限ありに比べれば、当然費用的にも大きな財政支出があるんですけれども、私はやはり町のこの積立金の状況とか県内自治体の財政状況とか、それから県内自治体の中3までの実施状況を見ると、葉山町は決してできない数字じゃありません。あとは決断ですよ。もう、えいと、飛びおりるだけです。あとは後ろの方にしっかり納得をしていただいて、やっていく。それは町長の本当に何だろうな、ここで次の実施計画も含めて、30年度の予算の見せどころだというふうに思いますので、それはぜひ、改めて強くお願いをします。期待をしておりますので、これ以上は言いません。
それで、最後ですね、いろいろ、ごめんなさい、危険な橋とか危険な道路とか、ちょっと気にな
る写真いっぱい入れているんですけど、時間がなくなってしまいましたので、これはまた次回にしたいと思うんですが。最後ですね、旧バス停の屋根の設置で、何だかちょっと新しいことが出てきたのかなと。役場の跡地も活用しながら屋根も考えていくというような御答弁に聞こえたんですけども、それ、どんなことを考えていらっしゃるんですか。私自身も今、葉山大道にあるような簡単な屋根を設置するとは思ってなくて、1,300万あるお金で、趣のあるって、町長、施政方針にばっちり書いてありますよね。これ、また写しちゃいますよ。ここにですね、しっかりね、町長書いてるんですよ。ことしのあれにね。ですから、それはやっぱりしっかり、何か見える形で出していただかなきゃいけないのに、何だかその裏との利用もなんていうと、何か先延ばしになっちゃうのかなという不安があるんですよ。その辺、町長いかがですか、最後に。その、私の考えを固めているところだと、この間御答弁いただいたんですよ。その固まるのをこっちは待ってるんですよ。それでやっぱり一日も早くつけたいじゃないですか。本当にライオンズさんがしっかりした椅子つくってくれたのに、そこは雨ざらしですよ。もう暑い日なんか、そこに座ってられないですよ。そのための屋根じゃないですか。それから、近づいてくるバスを知らせるというような、葉山マリーナにあるとか、ああいったものも、やはり地元は期待してますので、特に御用邸曲がって見えないじゃないですか。後ろから行っても駆けるんですよ、郵便局あたりから。でも、そういった近づくのとか、いろいろなものをつけることによって、そういったことも解消されるので、最後1点聞きます
けれども、その考えをいつ固まるのか、いつどういうふうになるのか、最後御答弁、明確にいただきたいと思います。
○町長( 山梨崇仁君 )待寺議員の今御指摘がありましたバス…屋根をですね、単体でつけるということは、当初、現行では余り考えてございませんで、旧役場跡地のですね、一部の利用しながらバス停の環境というふうに今考えているのを議論をしております。まだ具体的にこういうふうな絵でというふうにまとまってないんですけれども、いろんな場所的に余裕がある場所ですので、いろんなですね、庁舎内でいくつか意見をまとめているところにあります。ただ、広がり過ぎてしまいますと、本当にまとまらなくなりますので、ここまでの案ということを一定線引きをしたものをま
とめた上でですね、遅くても施政方針で示しておりますので、本年度中にですね、こういうものにしていくということをお示しをした上で、時期的には実際に着工となると、図面を引いたりしなければいけませんので、どうしても本年度中は間に合わないというふうには今思うんですが、それだけいいものを、しっかりとつくっていきたいというふうに考えてございますので、大変、施政方針しながらですね、待寺議員にもお待たせして申しわけないんですけれども、しっかりとしたもの、いいものをつくるために、もうしばらくお時間をいただきたいというふうに今は考えております。
○議長( 伊東圭介君 )既にもう時間が経過しております。これにて10番 待寺真司議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時30分からといたします。 (午後3時03分)
○議長( 伊東圭介君 )休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時30分)
一般質問を続行いたします。第5番、1番 横山すみ子議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。
○1番( 横山すみ子君 )本日は、介護と福祉、医療に限定して一般質問を組み立てておりますが、よろしくお願いいたします。現在、介護保険の第7期保険事業計画を策定作業されているところですけれども、平成30年度からの第7期介護保険事業計画の策定中ということで、現在は29年度末まで第6期で動いておりますので、結果はどうだったかと聞かれても、約何カ月か残っていて、現在の状況でということになると思いますけれども、順次御質問させていただきます。
第7期の介護保険事業計画の策定に向けては、2017年5月26日付で参議院で可決成立しております。少し振り返りますと、介護保険法は2000年、地方分権が進む段階のところで法律ができたわけですけれども、思い出していただくと、2005年10月に三位一体改革ということが叫ばれまして、補助金の大幅な削減が行われました、そのときに、やはり介護保険も影響を受けまして、試算する人によっては、500億ぐらいどこか保険…補助を減らさないと、全体のつじつまが合わないということで、いまだに影響を受けているという研究者が多くおられます。そうは言っても、介護保険法自体が国に頼るのではなくて、地方自治体つまり町がいろいろなことを考えて進めることができるという部分が多くありますので、今回は、町がどう考えて、この問題に取り組むかということについて伺いたいと思います。まず1問目ですが、現在、まだちょっと残してありますけれども、第6期葉山町介護保険事業計
画の達成度について伺います。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )第6期葉山町介護保険計画は、基本理念「お互いに支え合い、生き生きと健康に過ごせる町 葉山」に基づき、4つの基本目標を掲げて実施しており、地域密着型介護保険施設は整備できませんでしたが、全体としてはおおむね達成していると評価しております。地域づくりによる介護予防推進事業、ケアマネジメント適正化事業、介護予防活動普及展開事業について、全国に先駆け取り組むことで、現在、町内9カ所で貯筋運動を活用した地域づくりを行うとともに、自立に向けたマネジメントの確立を行ってまいりました。また、逗葉地域在宅医療・介護連携相談室を設置し、医療・介護連携の基盤整備を行うとともに、全国初の短期入所生活介護事業所への看取りの介護加算を町独自で実施し、在宅介護を支援してまいりました。さらに、小規模多機能型居宅介護事業所を1カ所新たに整備することで、在宅介護のみならず、地域との連携の強化を図ってまいりました。以上が6期の評価、達成度ということで。
○1番( 横山すみ子君 )今、御答弁いただいた内容からいきますと、達成できなかったのは、地域密着型の小規模の特別養護老人ホームの施設をつくることができなかったけれども、目標として立てたものについては、おおむね進めているという評価ということでよろしいですか。
それでは、既にいろいろ聞いてはいるんですけれども、この6期でできなかった地域密着型の小規模の特別養護老人ホームについては、第7期どのような方針でいかれるかお答えください。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )6期の計画策定におきましては、施設への待機者の増加などに伴いまして、数として調査したところ、100床…80床、100床という大きな施設は必要ないけれども、葉山町民だけが入所することのできる29床のものであれば必要ではないかという判断で、第6期に掲げさせていただいたところでございます。ですけれども、災害復興の需要やオリンピック需要に対する建築費の高騰、また2年前の介護報酬の改定などによる、事業者がちょっと経営を勘案するところがあり、あちらから辞退されてしまったという残念な結果になりました。そして、7期を策定するに当たりですね、町民アンケート、事業者アンケート、また待機者数の調査などを勘案いたしまして、7期においては、今は施設はつくらないということで、この3年間は在宅の介護についての支援を強化することで進めていきたいということで、今計画策定を進めているところでございます。
○1番( 横山すみ子君 )前の2人の議員さんは、タブレットを持ってかっこよかったんですけど、
私は積み上げてしまって、多分両脇にほかの議員さんがいてくださって、私が消えちゃったとかと騒ぐと、すぐ助けていただけるという状況がないので、きょうは諦めて、紙で質問させていただきます。今、手に持っておりますのは、第6期の高齢者福祉計画と介護保険事業計画です。こんな分厚いもので、何度も何度も読んでも、やっぱりなかなかすとっと胸に落ちない部分が残ってしまうんですけれども、これは国が6期にわたって、変更に次ぐ変更したあげくにと言いたくなっちゃうんですけれども、何か丸投げ型できたかなという印象を、ひがんでいるときは持ちたくなるんですけれども、本来地域で支え合いながら暮らすという観点からいくと、素直に読めば、国が言うことも正しいところもあると。とすれば、町はどう進めていくかということを、ちゃんと考えなければいけないわけですけれども、今、仲野部長のほうから、第6期について総括というか、何ができなくて何はできたということを御答弁いただきましたが、町長、介護保険事業計画は市町村が判断できる部分を、だんだん国がふやしてきております。保険料の算定についても、町がどういう方針を取るかということで、保険料が少し高めになるか、中くらいか、低くするか。これは、施設サービスをどうするかということが非常に多くかかわってくると思うんですけれども、総合的事業ということで、町ができる部分が広がった分だけ、町が一体どうしたいかということが、保険料にもはね返ってまいります。町長の基本的な姿勢は、介護保険料をどのレベルでいきたいとお考えですか。
○町長( 山梨崇仁君 )当然ですね、安く抑えていくようにはしたいとは考えておりますけれども、時代の要請もございます。ただ、当町の場合は、特別養護老人ホーム等の施設については、他市と比べると少ない状況にありますので、それほど施設面で大きくはね上がることもないと思いますが、できることであれば、この在宅の推進の中でですね、なるべく抑えていけるような方向には持っていきたいとは考えております。ただ、それも限界があるのかもしれませんけども、気持ちとしてはそういうふうに考えております。
○1番( 横山すみ子君 )基本的な姿勢というところで、今いただいたお答えで、私もそのやり方
のほうがいいんではないかなと思っております。というのは、御要望はたくさん来るわけですけれども、それに応えようとして、ハードな面について余り頑張りすぎると、抑えることができなくなってしまいます。先ほど申し上げた総合的な事業、町がやることができる事業というのも、よく読んでみると、国から出てくるお金は8分の1と書いてあって…違いますか。すごくいっぱいお金が出てくるわけじゃなさそうだなという部分があるんですけれども、それをすることによって、今まで何人もの議員さんが質問されておりましたけれども、葉山が保険料を、国保、高齢を含めて、後期高齢以外のところは非常に使う…保険料を使っていないと。つまり健康で過ごしていただいているというようなお答えが続いておりましたけれども、その状態のまま地域で支え合いながらいくというために何をしたらいいかというところで、少しお金を使っていかなければいけないんじゃないか、事業に使っていかなければいけないんじゃないかなと思って、後ろのほうで聞かせていただきたいと思っているんですけれども。自分で客観的な資料を手に持ってなくて、御質問で申しわけないんですが、仲野部長、現在の葉山町の介護保険料は、近隣と比べてレベルどの程度と思われますか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )現保険料は、近隣の中では一番安いところです。
○1番( 横山すみ子君 )近隣…三浦半島の中でということですよね。今一番低いレベルにはあると思います。ただ、これから先、国の制度が1期、2期、3期、4期、5期、6期とどんどん変わ
っていって、しかも地方自治体が頑張らないといけない。町は、これは地域の方々に頑張ってもらわなければいけない。成り立たないと思っておられる、組み立てにせざるを得ないんですけれども。
先日、教育民生常任委員会で京都の精華町というところに視察に行ってまいりました。ここは、国が言う前にというか、地域づくり…福祉の地域づくりに非常に力を発揮されたところで、詳しい御説明をいただいて、非常にヒントをいただいたと思うですけれども、精華町で言葉づかいがすごくいいなと思ったんですが、御参考になればと思うんですけれども。地域包括ケアと介護保険事業の有機的な連携を図ることで、地域における新たな支え合い「新福祉コミュニティ」をつくるということを今しておられるそうなんですけれども、そのきっかけづくりをした第1期の計画をつくる前になさった作業が、隣人祭りというの…隣の人ですね。隣近所の、隣人祭りを開いてという御説明を聞いて、これはお祭りなさったんだなと思ったんですけれども、中学校区のところで、地域福祉とは何かということを、大学の先生を呼んで、シンポジウムですね、開いて、その後地域の方たちに話し合いをしていただいて、その後にお祭りというか部分を入れられたようなんですけれども。非常に何というか、人と人とのつながりをつくるための仕組みで、祭りというと一遍で終わってしまうようなんですけれども、組み立てを考えた上で、隣人祭りを仕掛けられたんだなというのがよくわかりました。その中学校区をもとに、計画づくりのときも委員十何名のうち公募委員が2名いましたとかいうのではなくて、本当に、地域の人たちで話し合って計画をつくっていくという形をとられて、それが今回2回目されることで、非常に豊かになってきているというのがございました。
第6期から第7期に移行するに当たって、もう相当固めておられますので、これから地域で話し合えといっても、とても間に合わないかもしれないんですけれども、このやり方というのは、とても賢いというか、いいやり方をされているなと思ったんですね。計画づくり、最初からかかわられた担当課長が出てきて、どういうふうにやったかというお話をされるときに、地域、いろんな方がいらっしゃるので、まずは輪をつくるために隣人祭りをやりましたと。隣人祭りというのはどういうことかというと、フランスで、パリだったと思いますけれども、マンションで高齢の方が亡くなってしまったのに気がつかなかった事態があったときに、そのマンションにいた若者や家族が、隣人祭りというのを3人が呼びかけてやったら、それがもう全土に広がって、日本でも新宿御苑で行われたという報道がありましたけれども、やはり、地域の力を引き出すためには、いろんな仕掛けが必要だと思うんですけれども、精華町さんの取り組みはとてもいいやり方をされているなと思いました。
勉強だけでもだめ、それから祭りだけでもだめだと思うんですよね。特に、祭りを仕掛けるとい
うことは、何か計画づくりをしたり、活動するときに、1期生というか、最初に立ち上げに頑張っ
た人たちは頑張れるだけ頑張りますけれども、その後つなぐ…つながなければ、地域、回っていきませんので、ぜひ…精華町というのは、米辺に青で華道の華、精華町というところなんですけれども、非常にいいやり方だなと思って、展開を見守りたいなと思っておりますが、ぜひ御参考にしていただければと思います。第7期の作業に入られる、もっともっと前に御提案できれば、そういうソフトな仕掛け、実は骨格のしっかりしたものなんですけれども、そういうソフトな仕掛けもいいんじゃないかなということを御提案できたんじゃないかと思って、ちょっと残念なんですけれども。まだまだ続く話ですし、資料をたくさん読ませていただくと、国はこの地域の人たちの力を借りて、介護保険のランクを下げていったというふうに私は言いたくなっちゃうんですが、部分について皆さんでやってくださいねと言って、組織づくりを提案したけれども、国の調査によると、そんなにうまくできていないと。目標に到達していないということです。ということは、一、二年たつと、国がまた何か新たな提案をしてくる可能性もゼロではないなと思いますので、そのときに、基礎をつくるのに、この隣人祭り方式というのはとてもいいんじゃないかと思います。日本の昔の隣組とか、あるいは強制的な力を持ったやり方では動かない世の中になってきているのに、国は地域の皆さんの力で支えるんですよ。その責任は自治体にありますよと。本当に腹が立ってくるんですけれども、言われていることは、地域づくりをして、自分たちで支え合うのは一番必要なことですので、これはまじめにやらなきゃいけないのかなとは思うんですけれども、精華町をぜひ御参考にされてください。今、積み残した課題はというところで、ちょっと長い説明になっちゃったんですが、葉山の中で、地域づくりについて町、社会福祉協議会、努力されていますけれども、目標に到達していますか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )議員おっしゃられたように、積み残した問題として、地域での生活支援体制の確立が挙げられます。町内で、今、町内を8の圏域に分けてですね、ことを目標にして地域づくりをしていこうということで、先ほど横山議員から御説明のありました精華町、私ちょっとまだ拝見してなくてあれなんですけれども、地域づくりのことは、葉山町の場合は社会福祉協議会が先頭立って随分やっていただいたところもありまして、昨年立てました地域福祉プランの中で、地域福祉づくりも…地域づくりも大切だということで、新たに町と両輪の役目ということでプランを立てたこともございます。それで、話ちょっとごちゃごちゃになってしまうんですけれども、8圏域達成できるように7期にかけて、今、活動を整えていきたいと考えております。それで、近くですね、12月の21日なんですけれども、さわやか福祉財団というところから講師を招きまして、住民説明会を、「地域の支え合いについて」というお勉強会を一応予定しておりますので、お知らせしておきます。
○1番( 横山すみ子君 )タイトルまで、「地域の支え合い」だったなと思ったんですけれども、
すいません、ちょっと聞き取りにくかったので、確認させてください。12月21日に住民説明会を開くと。どこで、どういうタイトルでというか。8圏域のどこかでやるのか、真ん中でやるのか教えてください。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )やる場所は、福祉文化会館になります。それで、「地域の支え合いについて」ということで、住民説明会…やる場所は、全部を対象にして呼びかけてやります。
○1番( 横山すみ子君 )そうすると、広報だとか回覧板等で知らせて、こういうことを言うと、
今やってらっしゃる方たちに大変申しわけないんですけれども、責任感で、現在の自治会の役員さんとか町内会の誰々さんが、これは町が呼びかけてるんだから行かなきゃだめだねという感じでお集まりになるというのが、悪いことではなくて、責任感からしていただいてることだと思いますけれども、全町に呼びかけて、おいでくださいというやり方なわけですね。この後はどうされるんですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )この後といいますと…町を8つに分ける。8圏域をつくっていける
ようにするんですけども、その中で各地域ごとに課題を出し合い、またその課題を解決できる、コーディネーターできる職…職のある人をですね、来年度に一応置けるような予定でですね、地域地域のつながりとか支え合いについて、葉山町内狭いですけれども、やっぱり地域地域で違いますので、そこの解決に向けて進めていきたい。それで地域で支え合えるようなのには何が必要なのか。誰の役目でやるのか、町がどこまでかかわるのか、社協がやるのか、その辺の調整をとったりできる核になる人を、ちょっと来年以降置いて、その地域づくりを進めていきたいと考えております。
○1番( 横山すみ子君 )来年度以降ということで、今ちょっと大事なことを言っていただいたと
思うんですけれども。地域地域で今とても頑張って組織づくりをしておられて、実践もされています。ただ、よく見てみると、あと福祉プランのところでも、それぞれが頑張っているだけではだめでというか、みんなつながって、しかも前進させる。大きくなくてもいいんですが、組織も必要だと。図面まで書いてあったので、これだよなと。つまり、地域でやっている人間の一番の不安は、それぞれ頑張っているけれども継続できるか。これが地域の支え合いにどの程度貢献しているのかというのを、客観的に見ることもなかなか難しいですし、専門家の方が手助けに入ってくださるというふうに聞こえたんですが、そういうことでよろしいでしょうか。コーディネーター役のできる人がついてくださると。すいません。町長、これはかなり大事なことだと思うんですけれども、地域づくりに町としてもお金を出して、組織がちゃんとうまく立ち上がって持続していけるようにという仕組みづくりに税金も投入される。そういうことですか、町長。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )申し上げましたように、核となる方を置いて、地域づくりを進めて
いきたいというところでございます。
○1番( 横山すみ子君 )後のところで、福祉プランどうですかというところでお聞きしようかと
思ってたんですが、ソーシャル…コミュニティーソーシャルワーカーという…余りいろいろな片仮名があるのでわからなくなっちゃうんですけれども、そういう専門的な資格…社会福祉士かもしれませんが、そういうことのできる方を配置するという計画というふうに考えてよろしいでしょうか。今は社協が…社協の職員さんが地区を担当して、みんなとても助けられています。そこにもう一人、じゃあ張りついていただける方ができるということですね。しつこくて申しわけありません。再度お願いいたします。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )コミュニティーソーシャルワーカーという専門職ではないんですけれども、やはり今、社協が今やってらっしゃるというお話なんですけれども、それの強化という意味で、資格をということではないんですが、地域の課題を把握して、解決して協議していく推進役を置いていこうというふうに考えています。
○1番( 横山すみ子君 )福祉プランにもコミュニティーソーシャルワーカーと書いたあと、括弧
して、社会福祉士等と書いてありますので、国家資格としてはいろんなもの。だけれども、そういう地域づくりに力を出していただける方ということだと思います。これ、とてもうれしい情報です。それぞれの地域頑張ってる方たちが、本当に時々弱気になられて、実は私たちの新葉クラブというところで出前フォーラムを議会の前にやったときに、やはり地域で頑張ってるんだけど、困ることもあるんだと。介護保険って一体どうなってるんだと聞かれて、猛勉強したというところがあるんですけれども、やっぱりそのポイントの一つである地域づくりにどれだけ力を割くかというところで、来年度、町として取り組んでいただけるということで、地域の…実際活動する人間としても心強いことだと思います。
それでは、うれしくなるとすぐ忘れてしまって、画面も消しちゃったりするんですが、すいませ
ん。第7期の計画、今策定中で、一度傍聴させていただきましたけれども、これからの手順をお願い…どんな形でつくっていかれるか、御説明ください。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )策定委員会は7回開催いたしました。その上で、これからですね、12月の11日から30日間パブリックコメントをして、住民の皆様から御意見をいただく予定になっております。それから、今後発出されます報酬改定による情報をもとに介護保険料を策定するとともに、町民…住民からいただいた意見を参考に素案を修正して、さらに県とヒアリングを行って、3月の末に正式策定させていただきます。ですので、パブリックコメントとのときには、保険料は空白のままですけれども、ほかのところを見ていただくという形になります。
○1番( 横山すみ子君 )新聞報道によっても、まだ国のほうが保険料というか、決められていな
いということで、あ、間に合わないなという印象だったんですけれども、やっぱり一番大事なところは、町が何に重点を置いて第7期やろうとしているかということを、町民の皆さんとともに考えて…考えたプランになるということだと思いますので、パブコメだけで…その間に支え合いの講座を開かれるということですね。了解いたしました。
もう、いろいろ聞いちゃったんですけど、第7期の介護保険事業計画で、ここに重点を置いておこうというふうに、町としてお考えになった点というのは、特色は何かありますか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )7期の介護保険の計画は、6期との基本理念と基本目標をそのまま引き続き行っておりまして、計画の中では順番に書いてあるんですけれども、どれが1番というわけではなく、並べさせていただいているところでございます。やはり、1点目としましては、日常生活圏域を…先ほどのではなくて、日常の生活圏域をですね、2圏域として地域に身近な包括支援体制を確立したいと今考えておりまして、それに伴う外出支援の体制の構築も必要なところだなと考えております。2点目としましては、先ほど申し上げました、町内で8圏域の生活支援体制を構築していきたいと。地域づくりと介護予防を兼ねた貯筋運動などを通して、町全体に広めていきたいと思っております。3点目としましては、認知症地域支援推進員を中心に、早期段階での認知症対策を行うことで、認知症の早期発見・早期対策を行うこと。4点目は、ケアマネジメントの適正化事業。介護保険活動普及展開事業を引き続き行うことで、自立に向けたマネジメントを確立して、要支援・要介護の状況の改善を図ることを進めていきたい。また、小規模多機能型の居宅事業所等によって、在宅の支援を進めていきたい。この4点、6期とを引き続き重点としてやっていきたいと考えております。
○1番( 横山すみ子君 )今の御答弁の中にもあったんですけれども、第6期のほうにも、最後のほうにちょっと書いてあるんですが、この6期の間は1つの圏域として地域包括センターが活動するけれども、第7期では考えると。つまり、2つにする、中学校域にしたいのかなというふうに思ったんですが、その方針をとられるという。2つにするということですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )今ですね、ちょうどこれから高齢…団塊の世代が75歳になるとかいうことで、高齢者人口なども勘案いたしまして、やはりこの7期のうちにですね、2カ所の支援センターを進めていきたいという計画で、一応今は進めているところです。
○1番( 横山すみ子君 )私は、地元の葉桜で活動しているんですけれども、やはり包括支援センターの看護士さんたちに本当に助けられてというか、講座を開きますとそんなに宣伝しなくても皆さん来てくださって、体も動かすんですけれども、認知についても非常に関心が高いと思います。こんなに来ていただいて、全町持ってるの大変だなと思ったんですけれども、2つになると、やはり活動のやり方も目の配り方ももっと行き届くようになると思いますし、もう大変みんな名前を覚えるぐらいありがたいと思っております。看護士さんの名前ですね。
それから、今ちょっと痴呆について強化していくということだったんですが、この中にも1行く
らい書いてあったかと思うんですけれども、認知症初期集中支援チームという1行がございまして、これは三浦にあります福井記念病院の年1回の医療講座があるから行かないかと、民生委員さんからお誘いをいただいて行ったときに、非常に大きな会場いっぱいにドクターとか看護士さんとか介護する方たちが熱気にあふれていまして、その中での報告として、認知症初期集中支援チームがどんな活動をして、それを今度地域包括につないで、非常に有効なやり方だという報告が出ておりました。当町でも、これがあると認知症の初期の方、もしくはもうなかなか出て来れなくなった方含めて、一時集中してチームで当たると成果を上げていくことができるという報告があったんですが、この取り組みはなさいますか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )広報の12月号に少し、1とあわせてですね、お知らせしたところでございますが、認知症の早期発見・早期対応のために、認知症初期集中支援チームというのを設置して、活動していきたいと思っております。
○1番( 横山すみ子君 )集中チームは、やはり包括にいらっしゃる看護・介護のできる方が当たるということになるんですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )保健師と、それから包括の職員と、ケアマネと、それから逗葉地域医療センター…ごめんなさい。逗葉医師会の先生にもお願いして、場合によっては、先生にも一緒に行っていただく新しい試みだと思いますけれども、計画しております。
○1番( 横山すみ子君 )実は、この質問をする前に、質問するからじゃないんですけれども、介
護保険について研修会をやったことがあります。その中で、先生からの原稿の中に、初期のチームが出動する際に、ドクターと一緒に行く。判定をしていただく意味も含めて、ドクターと一緒に行ける体制をつくれるかどうかが鍵だと書いてあったんですが、逗葉の医師会のほうでは、そういう取り組みに御協力いただけるということですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )医師会のほうにお願いして、一緒にということで進めてまいります。
○1番( 横山すみ子君 )これはすごくうれしい御報告で、それが完全に地域でどれだけ取り組みが進められるかの鍵になると書いてありました。なかなか認知の方も…は受け入れがとても難しいんですよね。そのときに、ドクターが御一緒だと、すごくやりやすいと書いてありましたので、ごめんなさい。広報ちゃんと読んでなかったです。失礼しました。
それでは、介護保険に関しては、非常に気になっていた点についてお答えをいただいて、半分ぐらい安心しております。半分ぐらい安心していないというのは、国の取り組みが余りにもちょっとついていくのが大変なぐらいの変化しますので、そうすると、逆に葉山でしっかりやっていないと、完全に振り回されるなと思いますので、一層御努力をいただければと思います。
それでは、次の質問に移りますが、もうごちゃまぜの質問になっちゃってるんですけれども。こ
のブルーの葉山町地域福祉推進プランは、実は介護保険計画やなんかの上位にある計画で、地域福祉全体について、29年3月、私たちに手渡されたものなんですけれども、その中でソーシャルワーカーの話も出ておりまして、それはもう配置されるということで、了解をいたしました。地域福祉となりますと、高齢者福祉だけではなくて、全体的な取り組みということになるんですが、この計画も4つの重点課題の取り組みというふうに書いてあるんですけれども、ソーシャルワーカー配置は大変ありがたかったです。ほかの進行状況はどうでしょうか。この計画はそんなに短いものではなくて、平成34年の3月までとなっておりまして、ここを通り越して、37年ごろに団塊の世代の皆様が後期高齢に突入するという、ちょっと途中のところなんですが、この計画については狙いどおり動いておりますか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )地域福祉推進プランの進捗状況でございますが、介護保険法に基づく地域支援事業における生活支援体制整備事業として、現在の社会福祉協議会と共同して進めているところです。生活支援…すいません。生活支援体制の第2層の共同体を…協議体を庁内に置くことで、まずはモデル地区として、下山・堀内・長柄の3地域圏域で、町内会・自治会、NPO法人、介護保険事業者等で説明会を開催して、孤立の場を防ぐという場所づくりで、生活の問題の発見等相談窓口の支援に向けた抽出課題を行っていく予定になりますということで、1つ…この中の4点の目標の中で、孤立を防ぐというところは、まず達成できるであろうというところでございます。
また、小地域福祉活動の拠点の場所として、下山口地区に住民主体の常設の地域福祉拠点づくりを支援するとともに、地域住民主体の送迎サービスとして、交通バリア協議体を設置して、今年度中にガイドラインを設置するようになっております。
○1番( 横山すみ子君 )常設の拠点をつくるというのはすごいことで、よく議論が出ておりまし
た空き家を利用するんですか。どういう形で拠点を確保して、たしか下山口は会館はそんなに広くはなかったと思うので、別につくるんですね。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )下山口の地域のほうで、別に空き家というか場所としては、神明社のそこなんですけれども、あいてるところを御自分たちで持ち主の方と折衝していただいて、あそこを借り受けて拠点をつくられました。それに対して、介護保険のほうの新総合事業の中で、町としても支援できる部分ができるようになりましたので、多少の支援をしてということですけれども、御自分たちが賃貸借契約を結んだりということはされているところでございます。
○1番( 横山すみ子君 )具体的な支援策としては、新総合事業の中の何になるんでしょうかね。具体的に金銭的な援助もできるということですか。お金が出せるのは、施設を借りることですか。それとも、常設の事務局を置くことについては、お金は出せないんですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )その建物についての経費の部分については、補助が出ます。
○1番( 横山すみ子君 )神明社の御協力があったにしても、やはりすごくうれしいことで、そこ
に人が集えるようになるということですよね。そこで、もしサロン活動とされたら、B型というこ
とで、その活動そのものにも資金を多少援助できるというふうに考えてよろしいですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )ちょっとまだ始まったばかりのところですので、どこまでB型に指
定できるかわからないんですけれども、今後の発展の仕方によってはB型でできると思います。
○1番( 横山すみ子君 )さっきちょっと送迎について触れられましたけれども、長い間、市民が
悩んでいた白タクになっちゃうとか、それをしてはいけないとか言われつつも、必要なことだということで、NPO法人の形で幾つか活動しておられますけれども、葉山が取り組む場合は、どういう形を目指しておられるんですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )7期の計画の策定の中では、まず、アンケートをした結果ですね、やはり外出支援が大変必要だということも、大変アンケートのお答えでいただきました。それで、葉山の場合は、公共の交通の機関ございますが、そこまでも行くのが大変な方もいらっしゃる。そこの部分を1つ考えることと、それから元気な…今介護を受けなくても、自分でお買い物とか行ける方が、今後も引き続き行けるような形で、公共の交通機関を使って行けるような形の2つの部分で、交通の支援はこの7期の中で何か考えていきたい。6期が終わる時点で、バス停まで行かれない方については、ちょっとガイドラインをつくってまとめていけるという、先ほどの答弁のところになります。この2つのことで支援を考えています。
○1番( 横山すみ子君 )すいません、ちょっと具体的に聞きたいんですが。公共の交通機関というとバスになりますけれども、それを利用するのに対して何らかの援助というと、金銭援助になるのかな、何になるのかなと思うんですが。バス停までというのは、そこまで車を出すということですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )バス停までということで、今申し上げたのもあるんですけれども、バス停まで遠いということもあったりとか、またサロンまで行くのも大変とかいう状況もございますので、まず外に出ていただくための支援ということで考えております。
○1番( 横山すみ子君 )わかりました。そうすると、長距離の車での送迎とかではなくて、圏域
の中で動けるように、また地域の皆様が車を使って応援できるようにということで、これは法的なところはクリアできるんですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )御指摘のように、車両運送法ですか。そういうところが難しいところもございますので、ちょっと時間がかかっておりまして。ただ、中にはNPO法人の方がいたりとか、有償運送の代表の方がいたりとか、専門的な部分のところで考えてくださる方もいらっしゃいますので、ちょっと結果を見たいと思うんですけれども、やはり難しいところもありますので、お時間取ってやらせていただいてるところでございます。
○1番( 横山すみ子君 )この問題は、本当にいろんなことにかかわり出してから…20年以上これを実現したいと思って頑張っている人たちも…大和のほうで立ち上がって、国の法律の壁を突破してくださったんですけれども、まだ自由がきかないところがあって、NPOとして資格を取りながらやっている人たちはいるんですけれども、気軽に地域の支え合いだからと言ってどんどん車を出すとしたら、補償問題その他とても大変になるので、そこの突破で、やっぱりとても苦しんでいるんですね。NPOの方たちもしくは有償の「ららむーぶ」ですか、なんかのお助けだけではなくて、国や県が何かそういう面で援助してくれるというようなことは難しいですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )ちょっと具体的なとこまで、ちょっと内容聞いてないんですけれども、やっぱり難しくてですね、地域の方同士だけで乗せたり乗せ合ったりとか、そういうことはとても皆さん心配なさいますし、ちょっと本当に難しいとこだと思っておりまして、いろんな…規制を変えるとかいうことは聞いてないんですけども、今集まった方々の知恵を出し合う中で、ガイドラインという形でつくっている最中でございます。
○1番( 横山すみ子君 )実は私もほとんど運転しなかった免許証を返上して、全くバスに頼って暮らしているんですけれども、やはり坂道をたどってバス停までに行くのも大変、下のほうにある自治会館に行くのも大変というお声はとてもよく聞きますので、多少手間がかかっても、あと民業の圧迫という心配もあるにはあるんですけれども、何せ外に出ていただくほうが、もう八方いいというか、御本人もいいですし、健康の面でもいいわけで、保険の問題等が問題として残ってくるかなとは思うんですけれども。町長、車買ってとは言わないんですけども、そういう場合に、保険をしっかりしなければいけないというようなときに、町として考える余地はありますか。
○町長( 山梨崇仁君 )運用の方法であったりとか、管理方法が非常に難しいとは思うんですが、議論の俎上に上がっていることは承知をしてございます。検討の課題にあるということだけお答えさせていただきたいと思います。
○1番( 横山すみ子君 )簡単そうに見えてとても難しい問題ですけれども、町がこれを進めよう
という姿勢があるというふうに受け取らせていただきましたので、7期になったらとかもわかりませんけれども、なるべく早く実現していただいて、皆さんが楽しく外出できるように手助け、ぜひお願いしたいと思います。質問でお願いなんかするなって、見てる方から怒られるんですけど、ついお願いをしてしまいました。多分、保険の問題は、お金の問題として残ると思います。
それでは、最後の問題に移らせていただきますが、医療と介護の連携の取り組みについて。先ほどもちょっと認知症初期チームにドクターが一緒にいていただけるというので、何かすごくいい感じだなと思ったんですけれども、10月から池子で動き始めておりますけれども、在宅医療と介護連携室設置されましたけれども、順調にスタートして動いておりますでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )おっしゃられますように、10月から逗葉地域医療センター内に、ケアマネを持った看護士2名と事務職員1名で、在宅医療・介護連携室を設置いたしました。それで、病院からの円滑な地域への退院支援、重篤な方への在宅の支援などをやっておりまして、実績の数といたしまして、10月では29件。葉山町はちょっと3件なんですけれども。それから11月は87件という相談。葉山町は12件でございますが、そういう相談が入りまして。あと医師会、歯科医師会ともですね、それの相談窓口をつくっておりますので、医療と…初めに地域医療センターのところに在宅の…在宅医療・介護連携室に相談が入れば、医療面であれば医師会のところにも相談をし、歯科医師会にも相談をしという連携をとってですね、順調なスタートを切っているというところでございます。
○1番( 横山すみ子君 )実は、葉桜自治会の福祉部で講演会をいたしましたときに、南共済病院の緩和支持療法課ですか。つまり、ずっと入ったきりではなくて、在宅で治療もしながらずっと家で生きていきたいというためには何があるかということを、藤沢先生という先生に来ていただいて、大変ハードな内容が入るので、聞きに来ていただけるかどうか心配だったんですけれども、もうお断り寸前の状態で、皆さんとても熱心に聞いていただきました。そのときに、連携室からも看護士さんたちが来てくださったんですが、そのときにお会いしてびっくりして。ずっとインフォーマルでというか、この介護と医療…地域医療について研究をされていた方が着任されていらっしゃいましたね。すばらしい人材が入っていると思うんですね。そのドクターの話を聞いた後に、今度は町の連携室の担当の坂口保健士に来ていただいて、状況はわかったと。じゃあ町はどうするのか、自分はどうするのかというシリーズでやっているんですけれども、非常に内容ハードで、嫌がられるかなと思ったら、実はこういうことを心配してたんだということで、一緒に聞いている…御近所と一緒に聞いているので、来たときの雰囲気はかたかったのが、帰りはもうずっと話ながら行かれて、それから後は、道で会うと、実はねというお話をいただけるような状況で、やっぱり扉はあけたほうがいいなと思っているんですけれども。ドクターはどこでも行きますとおっしゃっていただきましたが、町からも連携室含めて、町が医療と介護、福祉の連携について、どう取り組んでいくというようなことを御説明いただきたいとお願いをしたら、派遣をしていただけるんでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )町の職員で、坂口のほうでとか、それぞれの場所でですね、承ってお話に伺うことは可能です。
○1番( 横山すみ子君 )実は、本当に大勢来ていただけるか自信がなかったせいもあって、1回回覧で回しただけで、それだけの反応が来るということは、恐らく皆さん気になっていることだと思いますので、1回聞いた後ですね、実は出席できなかったから、資料だけでももらえないかというぐらいの反応で、本当に時代は変わって来てるというか、驚いております。このお話は、ぜひ聞いたほうがいいと思っておりますので、またいろんな地域からも御依頼がいくといいなと思うんですけれども、またこちらでもお願いをするかもしれません。
今回介護保険について質問するに当たって、かなり読み込んだつもりなんですけれども、まだ的外れだったり、いろいろだと思うんですけれども、国が余りくるくる変わるので、町も住民もえらい苦労するということはあるんですけれども、そういうマイナスの気持ちから、精華町さんの話を聞いて違うなと。地域をつくるのは自分たちだと。支え合って暮らす地域をどう楽しくつくるかだというふうに、心を切りかえて帰って来たつもりなのに、資料を見ると文句を言っている自分がいると。国は何考えてると言いたくなってしまうんですけれども。言ってももうだめなところもありますので、ぜひ、先ほど精華町のことをちょっと長く御説明したのは、住民の皆さんの生の意見が練り上げていったら、地域づくりにすごい力になってくると思いますので、ぜひ次の機会にはそのような手法も取り入れていただきたいということをお願いをいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )これにて1番 横山すみ子議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )本日の日程は全て終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。 (午後4時25分)
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更新日:2018年07月04日