葉山町議会 平成29年12月1日
平成29年 葉山町議会第4回定例会会議録(第1日)
招集年月日
平成29年12月1日(金曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前 10時00分
閉会
午 後 2時58分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席 13名 欠席 0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 横山すみ子 | 出席 |
第2番 | 金崎ひさ | 出席 |
第3番 | 鈴木道子 | 出席 |
第4番 | 飯山直樹 | 出席 |
第5番 | 石岡実成 | 出席 |
第6番 | 山田由美 | 出席 |
第7番 | 近藤昇一 | 出席 |
第8番 | 窪田美樹 | 出席 |
第9番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第10番 | 待寺真司 | 出席 |
第11番 | 笠原俊一 | 出席 |
第12番 | 土佐洋子 | 出席 |
第13番 | 伊東圭介 | 出席 |
第14番 | ( 欠員 ) |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
政策財政部部長 | 小山誠 |
総務部部長 | 太田圭一 |
福祉部部長 | 仲野美幸 |
環境部部長 | 伊藤義紀 |
都市経済部部長 | 永津英彦 |
教育部部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 福本昌己 |
総務課課長 | 鹿島正 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 田丸良一 |
次長 | 廣瀬英之 |
主任 | 佐々木周子 |
会議録署名議員の詳細
番号 | 氏名 |
---|---|
第5番 | 石岡実成 |
第6番 | 山田由美 |
議事日程
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 議案第 37 号 平成29年度葉山町一般会計補正予算(第7号)
第6 議案第 38 号 平成29年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第7 議案第 39 号 平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
第8 議案第 40 号 平成29年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)
第9 議案第 41 号 平成29年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第10 議案第 42 号 葉山町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
第11 議案第 43 号 葉山町税条例の一部を改正する条例
第12 議案第 44 号 指定管理者の指定について(葉山町子育て支援センター)
第13 議案第 45 号 人権擁護委員の推薦について
第14 報告第 7 号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
第15 一般質問
1 近 藤 昇 一 【一問一答式】
(1) 介護保険について
(2) 国民健康保険の都道府県単位化について
2 笠 原 俊 一 【一問一答式】
(1) 人口減少社会に対応した教育環境の整備について
(2) 超高齢化社会に入った町の福祉施策について
(3) 町民生活と観光施策からの道路整備について
議事の経過
○議長( 伊東圭介君 )おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、ただいまから平成29年葉山町議会第4回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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○議長( 伊東圭介君 )日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る11月24日に開催されました議会運営委員会におきまして、会期は本日から12月18日までの18日間と決定いたしましたが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月18日までの18日間と決定をいたしました。
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○議長( 伊東圭介君 )日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において指名いたします。5番 石岡
実成議員、6番 山田由美議員のお2人にお願いいたします。
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○議長( 伊東圭介君 )日程第3、議長から「諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました陳情は、お手元に配付した文書表のとおりですので、それぞれ所管の
委員会に付託いたします。審査結果等については、後日報告願います。
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○議長( 伊東圭介君 )日程第4「町長の行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。
○町長( 山梨崇仁君 )おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告をさせていただきます。過去の定例会で採択すべきものと決定された請願等の処理状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。以上、行政報告といたします。ありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )以上で町長の行政報告を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )日程第5「議案第37号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第7号)、日程第6「議案第38号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第7「議案第39号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、日程第8「議案第40号平成29年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)、日程第9「議案第41号平成29年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)」の5件を一括議題といたします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
○政策財政部部長( 小山誠君 )初めに、議案第37号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第7号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ423万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を99億6,501万6,000円とさせていただくものでございます。
それでは、歳入歳出補正予算につきまして、補正予算書の10ページ並びに別冊の補正予算に関する付属説明書の11ページから順次御説明申し上げます。
歳入、14款国庫支出金につきましては、住宅耐震診断及び補強工事補助金の申請件数が当初見込みを上回ることに伴い、社会資本整備総合交付金の更正増をさせていただくものでございます。第15款県支出金につきましては、国庫支出金と同様に、住宅耐震診断及び補強工事補助金の申請件数が当初見込みを上回ることに伴い、市町村地域防災力強化事業費補助金の更正増をさせていただくものでございます。第17款寄附金の一般寄附金は、ふるさと納税制度を利用した寄附金の更正増でございます。続きまして、補正予算書の12ページから25ページまで、付属説明書では12ページ、歳出各費目の職員給与費ほかにつきましては、給料、職員手当等の変動に伴い総額では減額をさせていただくものでございます。
続きまして、補正予算書の12ページ、付属説明書の12ページ、第2款総務費の人事給与計算システム事業は、平成30年度から財務会計システムに変更になることに伴い、人事給与システムの改修を行うものでございます。財政管理事業は、ふるさと納税件数が当初見込みを上回ることに伴い、関連経費を増額するものでございます。具体的には、クレジットカード利用手数料と、ふるさと納税管理業務委託料の更正増でございます。過誤納金還付金経費は、確定申告の更正等に対する町税の還付金経費の更正増をさせていただくものでございます。
続きまして、付属説明書の14ページ、第3款民生費の国民健康保険特別会計繰出金、介護保険特別会計繰出金及び後期高齢者医療特別会計繰出金は、それぞれ給料、職員手当等の額の変動に伴い更正増をさせていただくものでございます。
続きまして、第4款衛生費の健康増進事業は、健康増進計画、食育推進計画策定委員会の追加開催に伴います委員報酬の更正増でございます。
第7款土木費の住宅耐震推進事業は、住宅耐震診断及び補強工事補助金の申し込みが当初見込みを上回ることに伴う更正増でございます。
下水道事業特別会計繰出金は、給料、職員手当等の額の変動に伴い更正増をさせていただくものでございます。
第9款教育費の図書館運営費は、図書館トイレ環境向上のためにいただいた寄附金を活用し、図書館1階の多目的トイレ、男子トイレ、女子トイレの洋式トイレに洗浄器付便座の設置を行うものでございます。
補正予算書の26ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、156万円を追加し、補正後の額を3,672万6,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第38号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,906万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ42億327万9,000円とさせていただくものでございます。それでは、補正予算書の8ページ並びに付属説明書の16ページから順次御説明申し上げます。歳入、第7款共同事業交付金の高額医療費共同事業交付金につきましては、当初見込みを上回ることに伴う更正増でございます。第9款繰入金の職員給与費等繰入金につきましては、給料、職員手当等の変動により更正増させていただくものでございます。
補正予算書の10ページ、付属説明書の18ページ、歳出、第1款総務費の職員給与費及び国民健康保険徴収強化事業につきましては、報酬、給料、職員手当等の変動により、それぞれ更正増減させていただくものでございます。
第2款保険給付費の一般被保険者高額療養費支給事業につきましては、給付費が当初見込みを上回ることに伴う更正増でございます。
補正予算書の10ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため800万円を追加し、補正後の額を4,858万2,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第39号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ323万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億9,052万3,000円とさせていただくものでございます。
補正予算書の8ページ、付属説明書の20ページ、歳入、第3款繰入金の一般会計繰入金、付属説明書の22ページ、歳出、第1款総務費の職員給与費は、給料、職員手当等の変動により、それぞれ更正増させていただくものでございます。
続きまして、議案第40号平成29年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ432万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ29億9,237万7,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ、付属説明書の24ページから順次御説明申し上げます。歳入、第7款繰入金の職員給与費等繰入金及び付属説明書の26ページ、歳出、第1款総務費の職員給与費
につきましては、給料、職員手当等の変動により、それぞれ更正増させていただくものでございます。続きまして、議案第41号平成29年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ252万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ14億5,158万円とさせていただくものでございます。補正予算書の8ページ、付属説明書の28ページ、歳入、第3款繰入金の一般会計繰入金、付属説明書の30ページ、歳出、第1款総務費及び第2款事業費の職員給与費は、給料、職員手当等の変動により、それぞれ更正増させていただくものでございます。
以上、補正予算5件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長( 伊東圭介君 )提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。初めに、議案第37号について質疑を行います。
○9番( 畑中由喜子君 )補正予算の第7号ですけども、総務費、財政管理費で、ふるさと納税のところで、クレジットカードによる寄附金納入に伴うカード利用手数料というのが出ておりますけれども、これ、単価はお幾らぐらいになっているんでしょうか。
○政策財政部部長( 小山誠君 )すいません、お時間いただきまして、ありがとうございます。手数料につきましては、金額の額面に伴います金額に1.3%を掛けた金額、それが手数料としてお支払いする部分でございます。
○10番( 待寺真司君 )一般会計補正予算書の29ページになりますけれども、一般職の職員手当の内訳というのがございますが、時間外勤務手当の補正が360万増額を組まれております。今、町では、例えば水曜日はノー残業デーとか、そういったことで、ワークライフバランスを重視した、そういった形をやっているんですが、この時間外勤務手当が大幅に補正で増額をされた、何か大きな要因とかあったんでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )当初の見込みよりですね、各課の繁忙期について時間外がふえているところがございまして、そういうところについて補正させていただいたところでございます。
○10番( 待寺真司君 )いわゆるノー残業デーの日は、それは徹底してやられてるんでしょうか。もう水曜日、たまにいると、やはりどうしても終わらない課もあると思うんですが。その辺は対応として、職員を預かる身としてですね、やはりノー残業デーというのを決めてるということもあるんですので、その辺の徹底というのを図る必要もあるのではないかと思うんですが、その辺の対応はいかがでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )ノー残業デーにつきましては、まず、庁内放送でアナウンスしておりまして、必要に応じて、やむを得ない場合、残業の必要な場合につきましては届け出を総務課のほうに提出するというようなことで対応しておりますが、時期を見てですね、それをもう一度徹底し、アナウンスしていきたいと考えております。
○10番( 待寺真司君 )例えばノー残業デーの日、町長、副町長、執務をされてた場合、率先して帰られてるということでよろしいですか、ノー残業デーの日については。
○副町長( 山本孝幸君 )積極的に帰るように努めております。
○10番( 待寺真司君 )ちょっとこの手当に関係するかどうかがあれなんですが、10月に災対本部が台風の影響で立ち上がって、夜通し多くの職員がいらっしゃったということでございますが、それはその手当の中では特に大きく影響はしてないということでよろしいですか。
○総務部部長( 太田圭一君 )特に影響はしておりません。
○10番( 待寺真司君 )じゃあ、当日待機していた職員については、振り替えとかでその対応をとってるということで、手当の面では何もしてないということでよろしいですか。
○総務部部長( 太田圭一君 )災害による招集でございますので、一定の手当はお支払いしておるという状況でございます。お支払いしていると、手当をお支払いしていると。
○10番( 待寺真司君 )確認ですけれども、それは夜間勤務手当になるのか、何手当で支給をされてるんでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )一般職員につきましては時間外勤務手当となります。
○11番( 笠原俊一君 )先ほどの寄附金のことで確認をしたいんですけれども、300万円の一般寄附がふるさと納税あったということでありますね。それで、ふるさと納税のクレジットカードによる利用手数料というのは、先ほど1.3%ですか、3万5,000円かかった。そして、ふるさと納税管理料が100万円かかったということで、毎回ふるさと納税があれば、この両方が、例えばクレジットカードを使った場合、管理業務委託料とカード利用手数料がついてくるということになるわけでしょうか。そうしますと、今回300万円から103万5,000円引いた金額が差し引きの入りということになりますけども、ふえればやはり当然これが次の途中で入った場合もかかるという、経費勘定というんですか、かかるという理解でよろしいんでしょうか。
○政策財政部部長( 小山誠君 )ただいまのお尋ねの部分でございますが、歳入についての300万につきましては、今後見込まれる寄附額、その部分で増額をさせていただくという部分と、今回歳出の部分で手数料等、業務委託料、そちらにつきましては当然増額させていただく部分についてですね、見込みではございますが、クレジットのカードの…カードを利用して御寄附をいただくケース、あと単に納付書でですね、町から発行した納付書で納める場合にはこのクレジットカードの手数料はかからないというような、ケース・バイ・ケースで発生するものだというふうに思っております。ふるさと納税の管理業務委託のほうにつきましては、一定の事務費と、あと返礼品の品物、そちらを含めた額面ということで御理解いただければというふうに思います。
○2番( 金崎ひさ君 )図書館のトイレを改修するという御寄附をいただいて、大変よかったと思
うんですけれども、ここに出ております32万4,000円の金額が満額だったんでしょうか。それとも図書館の改修に使ってくださいという御寄附がもっと残っているのかどうかをお聞きします。
○教育部部長( 沼田茂昭君 )寄附された金額は30万円です。
○2番( 金崎ひさ君 )では、その30万を使った上で、2万幾らを町のほうから出して、このトイ
レを改修したということでよろしいですか。
○教育部部長( 沼田茂昭君 )そのとおりでございます。
○議長( 伊東圭介君 )ほかにございませんか。
○9番( 畑中由喜子君 )過誤納金の還付金のことなんですけども、説明のところに確定申告の更正等に対するというふうになっているんですけども、それ以外の理由でそういうことも発生しているんでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )主にはですね、そういうことでございますが、予定申告で法人の方が申告しているものについて、その予定に満たない場合、還付しているという状況でございます。
○議長( 伊東圭介君 )ほかにございませんか。
○7番( 近藤昇一君 )まず、給与費なんですけども、給与の明細表を見ると、一般職の職員の給与についてマイナス2,100万という数字になってますよね。今回は補正予算で1,400万更正減となってる。この要因は、時間…何ていうんですか、時間外とかいろんな、さまざまな手当でマイナスというのはわかるんですけど、給与そのものが2,100万マイナスになっているというのは、何か要因があるんですか。
○総務部部長( 太田圭一君 )大きな要因といたしましては、育児休業の方やですね、退職者につきましての…退職者につきましての未補充等によるもので、おおむね計算しますとですね、それが2,300万ほどになりまして、それが大きな要因となっております。
○7番( 近藤昇一君 )職員がマイナス2になってる。これは退職不補充だったということですか。
○総務部部長( 太田圭一君 )それにつきましては、希望していたんですけれども、途中で辞退されたということでございます。不補充です、不補充。
2名につきましては、再任用を御希望されてたんですけども、再任用を希望しなくなったためにマイナスと、マイナス2人ということになっておりますので、御理解いただきたいと思います。
○7番( 近藤昇一君 )もう1点。住宅耐震なんですけども、これについてはね、過去葉山町では利用者がないということで、一旦この補助を打ち切ったという経過があったんですけど、そしてなかなか利用者がない、利用者がないということだったんですけども、今回5件ですか、当初見込みが2件で、5件ふえた…になったということなんですけど、その要因について。今後のやっぱり参考になると思うんですよ。かなり職員の方たちも努力されたんだなと思うんですけども。その要因についてどういうふうに分析されてるのかを伺います。
○都市経済部部長( 永津英彦君 )まず、東日本大震災のお話ですとか、熊本地震ですとか、そういったところで非常に緊張感を持たれて現実的にというお話が、きっかけとすると熊本地震は大きいのかなということと、手前みそではありますけれども、一生懸命パンフレットを年1,000件程度とかですね、そういう意味でアピールを一生懸命やらせていただいたりとかですね、先日の上山口の防災訓練のときも、そういったブースを出して、できるだけアピールして、こういうことをやると補強になるのよというところを広報させていただいた結果かなというふうには思っております。
○7番( 近藤昇一君 )また予算とか決算の中で伺うと思うんですけども、実際に診断のところでとまってるのは何件ぐらい…いわゆる診断を受けたのは何件ぐらいなんですかね。そして実際に耐震補強の必要があるというふうに診断されたというのは。その辺の分類は出てますか。
○都市経済部部長( 永津英彦君 )今年度で言いますとと、無料相談会が13件、簡易診断が6件、一般診断が6件、工事図面作成が今のところ5件で、実際にもう工事をやられている施工中が2件。当然、設計図面をつくっているところが、今もう1件予定があるので、トータル的に5件…すいません、3件プラスになって補正を出させていただいてる状況です。
○7番( 近藤昇一君 )もう1点、健康増進計画、食育推進計画策定委員の追加開催に伴う関連経費ということで、当初2件…2回か。ということが、今度3回。その、なぜ3回必要だったのか。
いわゆる、もっともっと積極的にやってもいいんじゃないかなというような気はするんですけどね。2回が3回になった要因というのが何かあれば。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )今回の健康増進計画、食育推進計画の策定委員会につきましては、今、策定中であります今期の計画の振り返りに少し時間がかかってしまいまして、大変闊達な意見を皆さんいただいたことが大きな原因であります。
○議長( 伊東圭介君 )ほかに御質疑ございませんか。よろしいでしょうか。
○7番( 近藤昇一君 )失礼…次の議案です。
○議長( 伊東圭介君 )ほかに、第37号、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり )
御質疑がなければ、これにて議案第37号の質疑を終わります。
次に、議案第38号について質疑を行います。ございませんか。
○7番( 近藤昇一君 )今回、高額療養費の支給事業で、4,100万補正を組む形になったわけですけども、これは1件ということでよろしいんでしょうか。それと、できれば、どこまでお答えでき
るかわかりませんけど、どのような内容なのか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )1件ではございません。4月からの高額医療の件…すいません。今、4月から9月までの間に同時期、28年度が820件だったところ、1,016件ふえている状況です。1,016件にふえている、すいません。
○7番( 近藤昇一君 )何か特殊な病気とか、そういうのじゃなくて、いわゆる件数がふえてる。
その件数のふえた要因というのはわかりますか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )1件1件のレセプトを実際に見ているわけではないんですが、傾向から見ますと、やはり高度医療化というところが大きな理由かと考えております。
○7番( 近藤昇一君 )そうすると、特殊なケースではなくて、今後こういう傾向にいくであろうというふうに思われるということでよろしいんでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )実際、医療費でございますので、確かなところではございませんが、被保者が減って…被保険者は減っているのに医療費は同じ、また医療費は上がるという傾向が続いておりますので、今後もこのような形でいくんではないかと予想しております。
○議長( 伊東圭介君 )ほかにございませんか。質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第38号の質疑を終わります。
次に、議案第39号について質疑を行います。ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第39号の質疑を終わります。
次に、議案第40号について質疑を行います。質疑はございませんか。
(「なし」の声あり )
御質疑がなければ、これにて議案第40号の質疑を終わります。
次に、議案第41号について質疑を行います。御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第41号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。これより議案第37号から議案第41号までの5件について、一括して討論を行います。討論はありませんか。
討論がございます。まず、いずれかの原案に反対者の発言を許します。
○4番( 飯山直樹君 )4番 飯山直樹です。議案37号、一般会計補正予算(第7号)に反対の立
場で、ほか議案38、39、40、41号の各特別会計補正予算には賛成の立場で討論に参加します。
本補正予算における報酬に関する項目については、人事院勧告による給与表改定及び期末手当の年0.1%増額に伴う補正予算となっております。超低金利によるミニバブル的要因は排除できないものの、それも踏まえての日本経済は約5年間拡大し続けており、マクロ経済の好転と少子高齢化による著しい人材不足により、給与水準は中小企業を含めて上昇基調にあります。人事院勧告による報酬増減は、国内の超優良企業との対比で判断されるようですが、著しい人材不足により中小企業も報酬を上げざるを得ない状況になっているようであります。一般社会全体と比較しても、若干の報酬増による当対応は、社会情勢と大きな乖離はないように思います。
また、本当によい人材を確保し、仕事をすることは、最終的にコスト減へと結びつき、結果、最
大の利益を上げるエンジンであることは多くのケースから明らかであり、妥協すべきではないと思います。こうした観点からは、今回の人事院勧告の判断は妥当なものだと思います。ただし、実態としては中間所得層の減少と低所得者層の増大、すなわち所得格差が急速に進展していることがあります。超優良企業に勤務し、高額な安定収入を得ている中・上流所得層は、社会全体で見ればごく一部であり、こうしたごく一部の中・上流所得層との対比で、同等水準の報酬体系とする考え方については、リストラ等によって収入が減少した中間所得層の住民の方々や、種々の事情により低所得となっている方々から見れば、相応の格差を感じるであろうということもつけ加えておきます。
また、一方で、個々の自治体ごとに財政状況が異なることから、全自治体を一律で判断すべきではないのではないでしょうか。葉山町については、今のところ何とかやりくりをしながら、目の前にあることをこなしておりますが、将来の発展の道筋は余り見えていないように感じております。何度も繰り返しになりますが、将来の計画を立案し、全てを数字に落とし込む作業が必要だと思います。そして、目の前にあることをうまくコントロールしてやりくりすること、こうしたことは経営者として求められる力です。この点で、今回の補正予算の報酬については、4つの特別会計への一般会計からの繰り出しを含めても、最終的な数字はマイナスであり、人材獲得ができなかったなど、種々要因はあるかもしれませんが、マイナスであることは経営のコントロールの結果ではあると思います。したがって、本一般会計補正予算については、こうした点では反対ではありません。
当補正予算に反対する理由は、唯一、職員報酬に連動する形で議員報酬額が増額が含まれており、この点については身を切る改革の立場から一貫して否定しておりますので、第37号一般会計補正予算に反対し、私の反対の討論といたします。
○議長( 伊東圭介君 )次に、原案に賛成者の発言を許します。ございませんか。
○6番( 山田由美君 )6番 山田由美です。議案37から41号について、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。
ただいまの飯山議員の発言にありましたように、人事院勧告によって職員の期末手当を増額することについては、私は妥当であると考えております。ほかの部分についても、いずれも妥当と考えております。ただ1点、議員報酬が職員の手当と連動するという点については、町民の御理解を得られるかどうかという点から、疑問といいますか、反対の意思を持っておりますが、総体といたしまして、この予算は認めるべきと考えますので、この補正予算に関しては賛成させていただきます。議員報酬が後日出てきた場合は、それについてのみ反対させていただきます。以上、私の討論といたします。
○議長( 伊東圭介君 )次に、賛成者の発言を許します…あ、失礼いたしました。いずれかの原案に反対者の発言を許します。ございませんか。
ほかに討論はございませんか。討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより1件ごとに採決を行います。初めに、議案第37号の採決を行います。議案第37号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第7号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 多 数 )
起立11名の多数であります。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第38号の採決を行います。議案第38号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第39号の採決を行います。議案第39号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第40号の採決を行います。議案第40号平成29年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第41号の採決を行います。議案第41号平成29年度葉山町下水道事業特別会計補正予算
(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。
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○議長( 伊東圭介君 )日程第10「議案第42号葉山町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
○総務部部長( 太田圭一君 )それでは、議案第42号について御説明いたします。
この条例は、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い、所要の改正を行うため提案させていただくものです。
改正の内容は、参考資料として配付しております条例の概要に記載しておりますとおり、非常勤職員について、子の養育の事情を考慮して、特に必要と認められる場合は、当該子が2歳に達する日まで育児休業をすることができるとともに、保育所等における保育の利用を申し込んだところ、当面その実施が行われない場合は、再度育児休業及び育児休業の期間の再度の延長をすることができることとするものです。
附則では、施行日を公布の日からといたしました。
以上で説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長( 伊東圭介君 )提案者の説明が終わりました。これより質疑を行います。
○4番( 飯山直樹君 )今回の対象になっている非常勤の職員は、雇用保険の対象者という理解でよろしいですか。
○総務部部長( 太田圭一君 )そのとおりでございます。
○6番( 山田由美君 )これまで葉山町で保育園に入れないために仕事を諦めたとか、保育園に入れないために休業を延長しなければならなかった職員の事例とかはございますか。
○総務部部長( 太田圭一君 )今回の非常勤職員ではございませんが、職員の中でそういう方はお一方いらっしゃいました。
○議長( 伊東圭介君 )ほかにございませんか。
○7番( 近藤昇一君 )申しわけない。私も法律のほうをちゃんと読んでくればよかったんですけ
ども、今回の条例改正の中で、再度の延長ができるということですけども、これは一般の公務員と同じ扱いだとは思うんですけど、どのくらい延ばすことができる内容なんでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )期間をですね、もう一度延長できるということでございます。
○7番( 近藤昇一君 )だから、その延長期間というのはどこまで…永久に認められるわけじゃないでしょ。
○総務部部長( 太田圭一君 )2歳まででございます。
○議長( 伊東圭介君 )ほかにございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第42号葉山町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条
例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )日程第11「議案第43号葉山町税条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
○総務部部長( 太田圭一君 )それでは、議案第43号について御説明いたします。
この条例は、本年3月の地方税法改正に伴い、所要の改正を行うため提案させていただくものです。改正の内容は、参考資料として配付しております条例の概要に記載しておりますとおりでございます。重立ったものといたしましては、地方決定型地方税制特例措置いわゆるわがまち特例に項目の追加があったことから、家庭的保育事業・居宅訪問型保育事業及び事業所内保育事業の用に供する固定資産並びに国の補助を受けた事業主等が行う企業主導型保育事業に要する固定資産であって、平成29年4月1日から平成31年3月31日までの間に新たに設置されたものについて、地方税法で定める範囲の中で最も優遇した税制割合を設定するものでございます。また、大規模災害により被災市街地復興推進地域が定められた場合、その地域において被災住宅用地の特例措置が適用される期間を4年分に拡充するものでございます。また、環境負荷の小さい軽自動車に対する軽自動車税の軽減措置を平成31年度まで延長するものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長( 伊東圭介君 )提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
○7番( 近藤昇一君 )まず、この概要でちょっと伺いたいんですけども、この(1)の優遇税制、
これによって葉山町の財政上の影響というのはどのくらいになるか、わかりますか。
○総務部部長( 太田圭一君 )税制上、これ、対象が非常に限られておりますので、影響はないと考えております。
○7番( 近藤昇一君 )対象者はいるんですね。ただ、優遇措置ということになれば、当然税金が軽くなるということで、影響がないということはないんじゃないかなって気がするんですけども。
対象者がないということですか、葉山には。
○総務部部長( 太田圭一君 )対象があるのはですね、1件でございまして、それにつきましては長柄のサービス付給付高齢者賃貸住宅でございます。平成30年度までということでございます。これは今回の改正によるものではございません。
○7番( 近藤昇一君 )だから、今回のこの税制…町税条例の改正の対象となる物件は、葉山にはないということ、今現在、現時点ではね。いうことでよろしいですか。
○総務部部長( 太田圭一君 )失礼いたしました。そのとおりでございます。
○議長( 伊東圭介君 )ほかにございませんか。
○10番( 待寺真司君 )軽自動車税の軽減措置を延長するということでございますけれども、これはいいことでありますが、過去指摘をさせていただいてますけれども、軽自動車税については軽減措置があるんだよということで、やはり収納率が100%をね、目指してやっていただきたいと思うんですけれども、その辺、延長するに当たって、そういった周知というかですね、そういったことは考えられていますでしょうか。
○総務部部長( 太田圭一君 )軽自動車については、納付税通知等の際、周知を図っておる…に努めておるところでございます。
○議長( 伊東圭介君 )ほかに御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第43号葉山町税条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )日程第12「議案第44号指定管理者の指定について」を議題といたします。
朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )議案第44号葉山町子育て支援センターの指定管理者の指定についてについて御説明いたします。
本議案につきましては、葉山町子育て支援センターの指定管理期間が平成30年3月31日をもって満了することに伴い、次期指定管理者を地方自治法第244条の2第6項の規定により提案させていただくものでございます。指定管理者の選定につきましては、葉山町子育て支援センター条例第6条第2項の規定に基づき、現指定管理者から申請書及び書類の提出があったため、同条例に規定する指定の基準に基づき慎重に審査した結果、法人運営及びその事業全般にわたり良好に運営されていること、また施設利用者に実施したアンケート調査でも評価が高かったことから、現指定管理者である特定非営利活動法人葉山風の子を指定管理者として提案させていただくものです。
なお、指定管理期間は平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間とさせていただいております。以上、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長( 伊東圭介君 )提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
○2番( 金崎ひさ君 )指定管理についての経過書というのを読ませていただきまして、意向確認をなさっております。指定管理の今までのさまざまな事例を見ますと、意向調査はまず置いといて、公募という形で公平な形でいろんな業者に声かけをしてというふうな形をされていて、利用者及び関係者の方たちの意向はどうなるんだというのを大変心配をしていたところでございますが、今回の指定管理についてはそういう公募ということは考えなかったということでよろしいでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )条例の6条の2を基本にですね、考えましたので、まずは現指定管理者にお話をしたというところでございます。
○2番( 金崎ひさ君 )大変いい傾向だと私は思っておりますので、関係者の意思を無視して、公的なものですので、公平ということを考えて公に各事業所に募集をしてということではいけないなというふうに思っておりますので、今回は、そして継続の意向があったということで、葉山風の子が手を挙げていただいたということで、事なく内容も全て含めて問題はなかったということで、このような提案になったというふうに理解してよろしいでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )そのとおりでございます。
○10番( 待寺真司君 )全く異論はないんですけれども、今の状況をちょっとだけ教えて…以前、私も小さい息子を連れてよく行っていたんですが、そのころ、ぽけっとまつりとか、そういったイベント事も結構頻繁にやられていたように記憶をしているんですが、現在もそういった何ですかね、多くの人に集まってもらうようなイベントというのは継続してやってるということでよろしいでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )今、待寺議員からお話のありましたぽけっとまつりも、先月11月に行わせていただいております。また、広場事業で年齢別の親子の集いなど、以前から続いております園庭を使った園芸での作業、前と変わらずやっておりますし、またほかの子育て支援センターにはございません一時預かりの実施も引き続き行っております。また、子育て全般に対する相談機能というのがやはり支援センター、大きなところとなっておりますので、役場でももちろん受けておりますけれども、行政がちょっと敷居が高いというようなお母様方、また日ごろ子供たちと一緒に通って親しくしている保育士さん、またはそこにいる指導員の先生方とのかかわりも、信頼関係もうまくできておりまして、町との連携も、それについての町との連携もしておりまして、順調に運営をしていただいているところでございます。
○10番( 待寺真司君 )ぽけっとさんのカレンダーを見るとね、いろいろな行事事も出ていて、
大変すばらしいと思うんですが、その利用率というのですね、利用者数についての増減というのは本年度入ってどんなぐあいでしょうか。好評いただいているということで、伸びているというふうに理解していてよろしいでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )28年度の末でですね、来館者数としましては8,738、この29年度は9月までの半期で3,767で、半分ちょっといってないんですけれども、お子さんの数がちょっと減っていたりとか、保育園に入る子がふえていたりとか、そういうこともございますので、それの影響と考えておりまして、利用について、例えば利用しにくくなったから行かないとか、そういうようなことはアンケートのほうにもございませんので、同じような運営がされて、また利用もされていると思っております。
○議長( 伊東圭介君 )ほかにございませんか。
○8番( 窪田美樹君 )アンケートを25年から28年度に毎年実施しているということなんですけれど、アンケートでちょっとクレームのようなこと、もちろん褒めていることが多いとは思うんですが、困っているようなことというようなものは、どのようなものがあったんでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )やはり褒めていただくことが大変多いんですけれども、お困りのことで書いてあるのが多いのがですね、各年とも一時預かりの利用が多くてですね、あそこのスペースとしてはやはり1日10人というところでやっておりますし、一時預かりが非常にしづらいということは各年記載がございます。それで、今、一時預かりとは申し上げているんですけれども、保育園に入れないためにあそこを利用されている方も多いので、やはりちょっと子供の預かる場所のところが少ないということの苦情はございます。
○8番( 窪田美樹君 )そのアンケートは毎年多分出ているんだと思うんですね。以前からそうやって一時預かりのなかなか利用ができない。それに関して改善をする何かことをされてるのか、もうそれはしょうがないのよっていう態勢なのか、いかがでしょう。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )一時預かりの必要性につきましては、事務当局もそうですし、子育て、子ども・子育て支援会議のほうでも話題になるというところでございます。それで、今、現状として子育て支援センターでやっているんですが、来年度、少し子育て支援センターの中でもう少し工夫ができないか、お預かりするには安全を一番に考えておりますけれども、今、何か少しでも人数をふやせないかというような検討は進めているところでございます。
○議長( 伊東圭介君 )ほかに質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第44号指定管理者の指定については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )日程第13「議案第45号人権擁護委員の推薦について」を議題といたします。
朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
○総務部部長( 太田圭一君 )議案第45号について御説明いたします。
現委員であります須藤実氏の任期が平成30年3月31日をもって満了することに伴い、後任として池田純夫氏を法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき議会の意見を求めるものでございます。
以上で説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長( 伊東圭介君 )提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
(「なし」の声あり )
質疑ございませんか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第45号人権擁護委員の推薦については、原案のとおり推薦に同意することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第45号は原案のとおり推薦に同意することに決定しました。
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )日程第14「報告第7号専決処分の報告について」を議題といたします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
○総務部部長( 太田圭一君 )それでは、報告第7号につきまして御報告申し上げます。
地方自治法第180条第1項の規定により、議会の議決により指定された全国自治協会町村有自動車共済業務規約の規定の範囲内で、町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて、専決処分をしましたので、同条第2項の規定によりその報告をするものです。
事故の内容は、平成29年9月19日、午後1時30分ごろ、葉山町堀内の町道において、葉山町クリーンセンター清掃作業員の運転する塵芥収集車が相手方所有の車両に接触し、その一部を損傷させたものでございます。この事故に当事者協議の結果、町の過失を100%とし、車両の修理に要した費用14万6,955円を町が支払うことで和解が成立いたしました。
以上で報告を終わります。
○議長( 伊東圭介君 )提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等はありますか。
○7番( 近藤昇一君 )この事故の概要ということで、部外秘ということでね、資料出てるんだけ
ど、どうせ部外秘にするなら案内図もつけたらどうですか。当然、多分事故を起こした人は、事故報告に図面も書いて、どういう状況でぶつかったのかというね、出してるはずだよね、町には。それを添付すればいいだけであって。以前、何かのとき出てきたよね。今回出てこないのかなって。
今、話した状況、話されてる状況ではどんな状況でもって接触したのか、全くわからないですよ。とまっていたのか、動いていたのかね、相手が。その辺も、じゃあどんな状況でもってぶつかったのかとかね。年にね、1回あるかないかのこういうものだったらいいんですけど、結構出てますよね。そういう面では、その辺もきちっとしておくというのが、またこれ必要じゃないかなと思うんですけど、いかがでしょう。
○総務部部長( 太田圭一君 )資料につきましては調製させていただきます。
○7番( 近藤昇一君 )相手の車がとまってたのかね、動いていたのかという、そういう状況、全
くわからないわけですよ。一方的にね、状況がわからない中で、葉山の責任が、町の責任が100%ですと言われるんだけど、その判断、それでいいのかどうかというのがね、私どもわからないんで、その辺の状況をもう少し詳しくお願いします。
○総務部部長( 太田圭一君 )失礼いたしました。平成29年9月19日の事故のことにつきましてはですね、ごみ収集作業中、対向車を避けようとして塵芥車を左に寄せました。その際に塵芥車の左側後方部に駐車しておりました自動二輪車の後部に接触したものでございます。塵芥車については損傷部分がなかったため、修理は行いませんでしたが、相手方の自動二輪車の接触したところについては、町が修理したということでございます。
○議長( 伊東圭介君 )ほかに御質疑等はありませんか。
(「なし」の声あり )
なければ、これをもって報告第7号を終わります。
それでは、議事運営上の都合により、暫時休憩をいたします。あわせて昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。 (午前11時15分)
○議長( 伊東圭介君 )休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後1時00分)
―――――――――― - ―――――――――― - ―――――――――
○議長( 伊東圭介君 )日程第15「一般質問」を行います。
第1番、7番 近藤昇一議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。
○7番( 近藤昇一君 )7番 近藤です。通告に従いまして一般質問をさせて…一問一答方式により一般質問を行わせていただきます。
まず、介護保険についてでありますけども、御承知のように、介護保険は平成12年4月から始まり、過去4回法律改正が行われてきました。そしてことしの5月にも改正が行われました。その結果、国の制度を市町村に押しつけて、さらに自助・共助を前面に押し出し、公助を背面に押しやっています。そこで、まず介護保険等の改定による葉山町への影響について、まず伺いたいと思います。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )介護保険法の改定による葉山町への影響ということのお尋ねでございますが、第6期介護保険事業計画における介護保険法の改定により、特別養護老人ホームへの入所が原則要介護3以上になったこと、施設サービスを利用する際の低所得者への補足給付に、本人及び配偶者の預貯金金額等を勘案することになったこと、要支援者向けの通所介護など、訪問介護サービスが地域支援事業に移行されたこと、さまざまな変更点があり、町民への影響もありましたが、窓口での丁寧な説明を通して、大きな混乱はなく介護保険事業を運営しているところです。来年度の7期の改定におきましては、大きな改正が今のところ予定されていないことから、葉山町への大きな影響はないものと考えております。
○7番( 近藤昇一君 )今の答弁ですと、町への大きな影響はないというお話ですけども、利用者あるいは事業者への影響はどのように考えておられるのか。町は損をしないけども、ね、利用者、事業者、これらに対する影響というのはどのように考えている。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )申しわけありません。葉山町というところで全て、町民の方々に対しても、事業者に対しても大きな影響はなかったというところを含んでいるよう…含んでお答えさせていただきました。
○7番( 近藤昇一君 )実際、生活介助がまた別枠になって報酬が引き下げられるというのがありますよね。もう一つには、事業所のほうではそういったものを受け入れるかどうかについての選択が迫られる。そういったものを受け入れるとなると報酬が減ってしまうと。事業者としてね。逆に言えば、利用者のほうはそれがなかなか事業者が見つからないというような影響も出てくる可能性があるというふうに言われているわけですけども、その辺はどのように町は考えているのか。だから、町が困らなければいいというもんじゃなくて、利用者、事業者、どのように影響を今度の法改正で受けるのかということを伺いたかったんですけど。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )利用者の方が…次の新総合事業にもかかわってくるんですけれども、利用者の方については今までどおりサービスを受けることができるようになっておりますし、急に住民だけでやるものにするとか、新しい事業には移しておりませんので、できるだけ利用者の方についても変わりなく、今までどおりサービスを受けられるようなことはしております。事業所についても、それについては受け入れを同じようにしていただいているところでございます。
○7番( 近藤昇一君 )受け入れをしてくれるのと影響を受けるのと違うと思うんですよ。例えば
事業所なんかについては、当然今までの報酬から一部分引き下げられる部分ありますよね。そういった部分でのその影響が出てくるとは思うんですよ。それを、何ていうか、経営努力でもって何とかしろということじゃなくてね、やっぱりそういう影響というのもきちっと、町としてはつかんでなければ、私はいけないんじゃないかなと思うんですけど、いかがでしょう。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )現在のところ、報酬につきまして現行どおりでやっていただくということになっております。
○7番( 近藤昇一君 )じゃあ、次の新総合事業の対応についてちょっと伺っておきますけども、
自分でできることは自分で行う、これを原則にして、公的サービスに頼る前に地域の互助の推進、その上で共助、それでも対応できない場合には公助という考え方が介護予防サービスの一部、本体給付から外して自治体の総合事業へと移す見通しが…見直しがされることになっていると。この新総合事業への対応について、今、これについても全く変わりないということですけど、介護型のヘルプサービス、緩和型・生活支援型ヘルプサービス、支え型ヘルプサービス、この報酬、どのように変わってくるのか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )申しわけありません。今、近藤議員がおっしゃられた介護のその形なんですけれども、その言葉につきまして、ちょっと今、勉強不足と申しますが、資料はないんですけれども、資料等ないんですけれども、現行のサービスを、サービスの形として多様な、おっしゃるように、事業所が専門で専門職の…今まで専門の事業所がやっていた事業を全て事業所がやるんではなくて、できるものは地域におろしていこう、それでまた、地域でなくてもNPO法人とかというところにおろしていこうという考え方はございますが、今、葉山町としましては現行の介護保険…今の介護…現行のものを使っている方がほとんどで、新しい事業としてはまだ今年度については認定している場所もございませんので、それをどうやって地域におろしていったりとか、専門職のやることとそうでないことの区分けとかを今研究しているところで、30年度以降には実施に向けて準備をしているところですが、今、29年度までのことにつきましては、新総合事業になりましたが、今までどおり利用できるサービスは現行利用していただいている状況でございます。
○7番( 近藤昇一君 )30年度から変わるんですよね。今の現時点でもその把握がきちっとされてないということなのかどうなのかはわからないんですけども、特に訪問型のサービスの報酬が大幅に変わると思うんですよ。生活支援の、生活だけの支援となるとたしか今までの85%だったかな、に引き下げられるという部分ありますよね。実際には全国的に見るとその新総合事業を、いわゆる生活支援型のやつについて受け入れるか受け入れないかという、いわゆるその事業所の判断がかなり出てくるということを聞いているわけなんですけども、その辺の、何ていうのかな、影響というのはないわけですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )事業者側にとってはやはりゼロではないと思います。今まで専門職の方として行っていただいたサービスの中で、例えば訪問して、身体の介護についてはやはり資格のある専門職の方がやっていただきたい、やらねばならないと思っておりますけれども、例えばお掃除の支援とかお買い物支援につきましては専門職でなくてもできる部分がございますので、事業者側につきましては少し影響は出るものもあると思いますけれども、逆に利用する側の面から考えますと、今までよりも少ない負担でできるというところもございますので、その両者の調整というかバランスとか、その辺は大切なことだと思っております。
○7番( 近藤昇一君 )今回のその改正については、一つには今言われたように、事業者に一定の影響が出てくるという中で、全国的な傾向の中ではね、事業者がもうこれ以上はやっていけないという、経営上、成り立たないということでやめてしまう業者、事業者もあると。あるいは、規模を縮小していくという。あるいは、安いほうの報酬の部分についてはもう事業をやらないと、そこの部分、そういうような影響が出てくる。そういう事業所の影響が今度は利用者に今度はね返ってくるという影響だと思うんですよ。そこのところを私は…私たちは心配しているんですよね。だから、全く影響がないという捉え方というのはやっぱり正しくないんじゃないかと。一定の影響は、町の財政的に何も影響がないというんだったら、それでいいのかということですね。町というのは、葉山町の町民全体を代表してる執行機関ですから。そこのところまでやっぱり目を向けていかなければいけないんじゃないかなと思うんですけど、いかがでしょう。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )繰り返しになりますけれども、おっしゃるように、事業者に対して
は全くないということはないと思っておりますけれども、利用者側は前のサービスを受ける、サービスを選別することによって利用者についてはいい部分も出てくる、その辺のバランスを考えながら進めていきたいと思っております。
○7番( 近藤昇一君 )ぜひね、その辺きちっと注視して見ていっていただきたいなと思います。
次に進みますけども、自立支援・重度化防止とインセンティブの導入についてでありますけども、この5月に行われた介護保険法の改正では、第一に市町村の介護保険計画に自立支援の目標を設定して、地域別、年齢別、介護認定別の結果を公表して、全国データと比較して介護改善の成果により交付金を支給する、保険者への税制インセンティブを導入しようとしています。この制度について、葉山町の対応について伺いたいと思います。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )その制度につきましては、今、細かいそのインセンティブが幾ら…どういう形で出るかということは、まだ細かく正式に通知はございません。しかし、葉山町としましては昨年度よりケアマネジメントの適正化、介護予防活動普及展開事業に着手しておりまして、行政と地域包括支援センター、介護事業所が一体となって自立支援型のケアマネジメントの確立、重症化予防に向けた個人プランの検討などを行っておりますので、国が進めるこの介護をできるだけ下げて、自立に向けてやっていこうという考えには今、それを先に前倒しで行っていると思いますので、その制度がきちんと通知されたときには、それをやっているということになると思っております。
○7番( 近藤昇一君 )全否定するつもりはありませんけどね、このインセンティブの導入によっ
て、やっぱり影響が出てくるおそれが十分あると思うんですよ。というのは、一つには介護度改善だけが評価される。事業所にもインセンティブをつけると改善可能性の少ない人がサービスから排除される可能性がある。もう脳梗塞でもって何年もたってて、だからもう改善する余地がなければこういうインセンティブを受ける可能性が少ないと、事業所ではね。あとは、要介護認定を厳しくしていく。お年寄りは一時的に介護度が下がっても…下がるというのかな、上がるというのかな。またもとに戻る可能性は十分あるんですよね。私もそういう実例を見ています。歩けなくなったのが歩き出したと。でも、1年もたたないうちにまた歩けなくなる。そういったときに本当に介護認定がきちっとされるのかどうかというおそれが私は出てくると思うんですよ。そういったものも含めてこの葉山町がどういう基本的な理念でね、大体がその介護保険の基本的な理念というのは違うと思うんですよね。いつでもどのような状態でもね、その尊厳を大切にして、どのような状態であっても介護のサービスを受けられるというのが本来のあり方であって、この保険料、いわゆるリハビリでね、介護度をよくしようなんていうのが本来の目的ではなかったはずなんですよね。そういう面で、葉山町でも先行してやっていると言うんですが、その辺が非常に心配なんですけども、その辺の観点をきちっと持っていただきたいと思うんですけど、いかがですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )介護サービスを規制しようとかそういう考えではなく、やはり保険者が今持ってらっしゃるお力、その自立に向けたお力を持っているところを探して、よりよくなっていただこうというところを中心にしておりますので、もう…それであとは多職種がですね、連携して意見を出し合って、その方に合ったケアをまた考え直すとか。でも、一番真ん中にいるのはその利用者の方というふうに考えておりますので、利用者の御意向も尊重しつつ、周りで支える者同士が連携をし、持って、今お持ちになっているお力をどのようにすれば一番発揮できるかというところの理念でこの事業は進めています。
○7番( 近藤昇一君 )先行してやっている自治体もこれは確かに幾つかあるんですよね。その中の事例の中でもね、やっぱりお年寄りに対する虐待につながる可能性もあると。無理やり介護度を改善させるために、それは事業所のほうは一生懸命なのかもしれませんけども、そのことによってかなりお年寄りが負担になってくるという事例もあって、これ虐待じゃないかという例も聞いております。そういうようなことのないように、対応はぜひお願いしたいと思います。
次に、認知症対策と自治体の役割ということで伺っておきたいんですけれども、厚労省の調査によると認知症の有病率は65歳以上の15%で462万人、これは2012年の調査ですね。軽度認知障害と言われている中間状態の有病率推定値は13%で400万。2025年には認知症の患者は720万人になると推計されます。さらに、軽度認知障害の初期対応が必要な人を加えると1,000万人を超えると言われている。こういう中で、ことしの7月には新オレンジプランが公表されていますけども、地方自治体でも取り組みが進められておりますけども、この認知症対策とこの葉山町の役割について伺っておきたいと思います。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )葉山町といたしましては、これまでに認知症サポーターの養成講座や認知症のチェックサイトを立ち上げました。また、認知症予防…各種の認知症予防教室も実施しております。また今年度から、12月の広報にも載せさせていただいたんですけれども、認知症の早期発見・早期対応をする支援チームをつくり、また認知症の支援推進員などをつくってですね、町のほうでは認知症の早期の段階で発見できる体制づくりに努めております。
○7番( 近藤昇一君 )高齢者の何人に1人っていったかな、かなりの率で認知症…今、介護が必要な、必要になった要因のね、第1位が認知症というふうになっていますよね。それを考えたら、やっぱりこの対策というのはものすごく必要だし、手を打たなければならないと思います。やっぱりこの認知症になった場合の家族の苦労。一つにはこの地域での理解ですか、がやっぱりまだまだ進んでいないということで、家族がこのことを隠したりしなきゃならんという、逆に…逆というか、その差別がね、生まれてくる、理解がされないがゆえに。先ほど町のほうも言っていましたように、養成講座とかそういったものを、サポーターの養成講座とかいうことで認知症の理解を地域で深めているわけですけども、先般、同僚議員が町の職員に対するサポーターの養成講座、これもやっていると思うんですけども、どのぐらい…私もオレンジ色のリングはもらっていますけども、受けて、どのぐらいの人たちがもうそれを、何ていうのかな、リングをもらっているのか、その辺はわかりますか。何%ぐらい。認知症のサポーター講座を受けて、もうそのリングをもらっている、オレンジ色のね、どのぐらい、町の職員としては。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )ちょっと、今は何人ということはすぐにはちょっとわかりません。
今、何人…何%ということはちょっとわかりません。
○7番( 近藤昇一君 )町民にね、地域で理解を求めるというその以前の問題として、やっぱりこの本丸であるこの町の職員がどれだけ受けているのかというのがちょっと把握できないというのはやっぱり問題じゃないかなって、私、気はするんですよ。これを、このことについては以前に同僚議員も質問していますよね。その後の改善がされているのかどうかという問題もありますよね。既に数カ月たっていると思うんですけど。その辺は全く今わかりませんか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )ちょっと人数は今調べて、後で御報告できればと思っておりますし、また新採用研修などの職員に対しての研修の一つに入れていただくとか、総務課との調整などのお話し合いについては進めているところです。
○7番( 近藤昇一君 )やっぱり認知症のね、御家族の方とかは、やはりこれを正しく理解してほしいという思いがあると思うんですよ。そういう面では、もっともっと町民に対しての宣伝というか、理解を深めるための方策をとってもらいたいし、何はともあれ、町の中でね、ほぼ100%に近いぐらいの…庁舎の中でね、職員がこの講座を受けたというような状況にやっぱり持っていくべきだと私は思います。そして、自治体でもいろんな先進例があって、大牟田市、九州ですよね。ここでは自由に徘回できる町だというのをスローガンに掲げて、認知証の人とともに暮らすまちづくり宣言というのをやっているんですね。そしてこの宣言では、「大牟田市では子供から大人まで、あらゆる世代の市民が心を一つにして認知症の人やその家族の願いに寄り添い、地域社会において誰もが人として尊重され、安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります」って宣言して、さまざまな取り組みやっています。これ先進事例として自治体のやっていることでもありますんで、ぜひこれは参考にしていただけないかなと私は思うんですけど、いかがでしょう。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )今、貴重な…教えていただいたところでございますので、大牟田市について調査してみたいと思います。
○7番( 近藤昇一君 )町長にちょっと伺っておきます。やはりこういう自治体も出てきているわ
けですけども、町として特別な対応していく、特に高齢者…高齢化率が上がっている中でね、これから葉山が迎える状況というのは、やはりこういった認知症の方たちに対する対応というのが必要になってくると思います。たまたま大牟田ではそういう宣言までして取り組んでいるというのがあるんですけど、町としての取り組みの強化ですか。今、福祉部長の御答弁ではまだ、多分、あの御答弁では職員の中にもまだまだその認識が低いのかなと思うんですけども、その辺の取り組みについて、町長自身のお考えを伺っておきます。
○町長( 山梨崇仁君 )私自身もですね、認知症サポーター養成講座に出ようと…日程が1回、2回合わなかったもので、その後出れていない本人ですので。自分自身学んだ上で、職員に、皆さんにはなるべくとってほしいということは、声かけをしていこうかというふうには思っているところです。町の中に徘回する方がですね、出てということは、特に鎌倉市さんなんかはよく防災行政無線を使って呼びかけをしたりしています。葉山町でまだそういう取り組みはしてございませんが、どこまでそういう必要性があるのかということを定めた上で、取り組みはいろんな方法をですね、検討してまいりたいというふうには思っています。まず私自身がですね、サポーター講座を受けることからだと思っていますので、それを次のチャンスのときにぜひやりたいと思っています。
○7番( 近藤昇一君 )ぜひね、短期間でやっていただきたいなと思います。特にこの介護保険の制度そのものが年々、毎回変わってきていると。最後にちょっと伺っておきたいんですけども、特に3年に一度、介護保険計画ですか、が改定されます。来年新たに第7期の計画が始まろうとしているわけですけども、今、計画策定されていますよね。そういう中でやっぱり一番気になるのは保険料だと思うんですよ。この保険料はどういうふうに変わっていくのか、ちょっと通告はしていませんけども、もしよろしければお答え願えればと思います。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )保険料につきましては、まだ介護報酬などの変更が通知されており
ませんので、現在はつくっておりませんし、パブリックコメントをことしの計画、12月から行うん
ですが、そのときも間に合わないと思っております。ただ、今、葉山町の状況といたしましては、この3年間を見たところによりますと、給付費等は余り上がっている状況でもございませんし、大きな御負担をしていただくことにはならないようになると思うというところが方向性、簡単な、大きな負担を町民の方にお願いすることはないだろうというところが今のところの予想でございます。
○7番( 近藤昇一君 )大きな負担ということは、小さな負担は、いわゆる値上げはまた行われるという。これもう、一度も下がったことないですよね。改定のたびに、上がる一方なんですよね。上がる一方だし、利用するほうは1割負担から2割負担が出てきて、今度3割負担が出てきて、最終的には3割負担が当たり前で、2割とか1割は軽減措置なんだという考え方に変わってくるんですよね。いわゆる国保と同じですよね。当初は1割払えば利用できたのが、基本的には3割負担なんだという、そういう状況を今つくろう、つくろうとされているんですよね。だから、そういう中でいかに町が努力していくかということが今後求められていくと思うんです。そういう面で、やれることについては積極的に取り組んでいただきたいと思います。
一つ、最後に、人材不足ですね、これに対する対応について伺っておきたいと思います。現在ヘルパー2級の資格者というのは267万3,000人だそうですね。だけど、86.5%が介護の仕事についてない。介護福祉士ですか、これが145万人。介護現場には55万人。これどういう…この現状をどういうふうに思われますか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )今、議員がおっしゃられるように、国全体を通してですね、介護の人材不足については同じ状況だと思っています。葉山町においてもやはり人材不足についは同じように思っております。簡単にその人材をふやすということはできない状況にありますので、もう限りある人材を有効に使えるようなシステムづくりとかですね、あとは、また住民に押しつけるというと叱られてしまうかもしれないんですが、その支援を受けている人でもできることについては何か支援していく立場になるとか、支え合えるような社会づくりをしていくところが、今、人材不足に対する対応ではないかなと考えております。
○7番( 近藤昇一君 )やっぱり仕事の内容がやっぱり問題だと思うんですよね。賃金が安い、仕事がきつい、社会的評価が低い、休みがとれにくい、雇用が不安定、このような状況の中で、私も知り合いの方が介護職やっていましたけども、独身男性で40代かな。やっぱり生活できない、結婚できない、この収入では。確かに聞けばね、とても結婚して家族養うというような給料じゃないという状況はあると思うんですよ。そういう中でもやはり、町ができることは何かないのかというところなんですけども、資格者をふやすしか今のところ手はないのかなと思うんですよ。その資格を取るに当たっての町の一定の援助というのはできるんじゃないかと思うんですけども、いかがなもんでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )例えば資格の方に学費を出すとかいうお話なんでしょうか。すいません、伺ってよろしいんでしょうか。すいません。
○7番( 近藤昇一君 )資格取るためにも一定のお金が必要ですよね。最低でも五、六万かかるのかな。それに対する補助を出すとかいう形は何らかのできないですかね。(私語あり)もっとだそうです。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )その件に…そういうお金もすごくかかるのも、状況も、幾らという具体的なのはありませんけれども、状況は存じております。それが一般財源でやることになると思いますし、町として今できるのか、お金の面については考えたいですし、またあと、そのヘルパー不足のところを巡回…そこが順繰りになってしまうのかしれませんけれども、この専門職でやらなきゃいけない仕事以外をほかのところでできるようにしていくとか、そういうところを回していって、できるだけヘルパーさんは、専門職としてヘルパーさんができることはヘルパーさんにしていただく、それ以外の方でできることはしていこうというような事業の組み立て、そのところで今は対応していくところでございます。町としての特別な支援については、きょうちょっと初めてお話伺ったところで、具体的に何もまだ考えていない状況です。
○7番( 近藤昇一君 )受け入れるその環境が、先ほど言ったような環境の中ではね、確かに幾ら資格取っても、また仕事につかないという人たちがふえるんじゃないかとは思いますけれども、今できる対応としてはそのぐらいしかないのかなと。人材不足を。実際その事業所で聞いてみますと、採用したいけどなかなか人が集らないということはよく聞く話ですよね。先ほど言った私の知り合いも結局はやめてしまいました。もうこのままじゃ自分は一生涯ね、結婚も何もできないという状況。そういう状況の中でも実際にそういう制度を改正していくという方向と同時に資格者もふやしていくということしかちょっと手はないのかなと思いますんで、ぜひ検討の課題に上がると思いますので、よろしくお願いします。
そして、今、部長が言われたように、特にね、高齢者がケアされる立場からケアする立場になっているところもあるわけですよね。実際にそうやっているところも、なかなか高齢者が高齢者を支えるという形でやっている中では、なかなか人が…何ですかね、運営していくに当たって、高齢者同士でやるわけですから、かなりきつくなってきていると。だけど、新たにそういう手伝ってくれる人もなかなかふえないと。そういう中で行政はどういうふうに、今度のその新たな法改正によって一定の手助けができるような制度もできているようですけども、そういったところにどのように町がかかわっていくのか、その辺を伺っておきたいんですけど。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )来年度から地域福祉のほうとかかわりが出てくるんですけれども、生活の協議体というもので葉山町の中を8の、8の圏域に分けまして、やはりその地域での、小さい葉山町でございますが、それぞれの地域での課題というのはこの小さい中でも別だと思っております。それの地域の中での課題を探すために、いろいろな立場の方にお集まりいただいて、もちろん町も入らせていただいて、そこで何ができるのかということで、今、課題抽出。それから、その課題を抽出して解決につなげていく、コミュニティーソーシャルワーカーというか、そこで中心としてさばけて解決までいけるような人を設置するようなことを考えておりまして、各…一概にこの地域に合った、行政のできる役割というのはその地域地域によってもまた変わってくると思いますし、一斉に地域が…行政が何をするということは決まっておりませんが、そういう細かい対応の中で皆さんのできること、それぞれのお持ちの力のできることと行政との調整をとって進めていきたいと思っております。
○7番( 近藤昇一君 )人材確保の面で、これ神奈川新聞、8月で特集組んだのかな。「介護の現場から」ということで、記事を見ますと、横浜市の例で、ちょっと読んでみますと、「横浜市旭区の市営ひかりが丘住宅では、市が地域に生活援助員2人を張りつけ、見守りや相談事業を行っている。行政が地域に人を投入することで自助・公助の力を補い、地域を維持しようという試みだ」ということで、生活援助員という、市がね、そういうのを地域に派遣して、事業内容は、生活援助員の事業内容は電話や訪問、相談コーナーで悩みや困りごとを傾聴し、課題を整理する相談業務。2として、電話と訪問で健康や生活状況を確認する見守り。3としてサロンの開催。4として関係機関の紹介・調整。このような仕事をやっていると。これは大いに参考になるんではないのかなと思うんですけども、葉山町の場合どうでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )先ほど申し上げたことがこういうふうに発展していけばというふうに考えておりますので、そういうことの参考に進めていければと思っております。
○7番( 近藤昇一君 )特にね、介護保険、私はどのようにこの影響を受けるのかなということで伺っておきました。そして、特に町、行政に対しての影響だけじゃなくて、やっぱり事業者、利用者、これらに対する影響というものもきちっと把握して、そして行政として対応していただきたいと思います。この問題については、引き続きまた改めて次の議会でも取り上げると思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
次に、国民健康保険の都道府県単位化について伺っておきます。まずはこの都道府県単位化における葉山町の影響、どのように考えているのか伺っておきます。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )すいません、国民健康保険の前に、すみませんが、職員のサポーターの数なんですけれども、現在は35名受講しているという状況でございます。
○7番( 近藤昇一君 )そのことについて、35名ということは、二百何十名ですよね。数%という
ことですか。10はいくか。ちょっと寂しいなとは思うんですけど、町長いかがですか。最後に伺っておきます。どう考えるか。こんな程度かというふうに思うのかね。私は、認知症の家族の方からのその思いをね、酌み取れば、やはり町がもっともっと理解してあげる。そのことによってさまざまな施策が生まれるんじゃないかなと思うんですよ。それを理解しないでもって、頭だけでね、考えても物事はちっともよく進まないと思うんで、やっぱりそれを理解した上でさまざまな政策、考えていくということが必要じゃないかなと思うんですけど、いかがでしょう。
○町長( 山梨崇仁君 )人数だけで申し上げると280人、今おります…280人強おりますけども、その中の35人職員が取っているということは、恐らく資格として、職業的な資格として保有しているという意味では多いほうだとは思います。数字的には多いほうだと思います。ただですね、おっしゃるように、認知症につきましては高齢者の予防の取り組みの中で一番大きな課題になるというふうに思います。介護度は…件数でも認知症からどうしても重症化していくことがもうはっきりしていますので、そういうことについて私たちが向き合うという意味では、より多くの職員がそういったことに対応ができるようにしていくことは十分必要なことは感じておりますので。繰り返しになりますが、私自身もそういう講座を受けていませんので、内容を把握した上でなるべく多くの職員に受講してもらえるように取り組みを強化していきたいというふうに思います。
○7番( 近藤昇一君 )これが資格と言えるのかどうか。別に試験も何もないですからね。講座を受ければ、私も受けて、もらいましたけど、いいだけのことですから、そんな堅苦しいものじなくて。資格と考えれば確かに多いかもしれないですけどね。やっぱりそれは皆さん聞いてもらうと。実情を知ってもらうということが私は必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。先ほどの国民健康保険…国保のやつについて御答弁お願いします。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )都道府県単位化につきましては、国民保険制度の安定化を堅持するため、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体となり、都道府県内の市町村とともに国保の運営を担うこととなります。本年11月1日付で神奈川県より平成30年度国民健康保険事業費納付及び標準保険料率に係る仮の算定結果が示されたところでございます。神奈川県の担当者会議において所得水準、医療水準…医療費水準の割合により、事業費納付金について影響が生じることについて説明を受けております。葉山町については、平成26年度から28年度までの平均医療費水準が33市町村のうち33番目と低い水準にあり、また、所得水準については、30年度推計所得でありますが、33年度の…33市町村のうち3番目と、高い水準に位置しております。なお、本算定の結果においては年明けの1月上旬に神奈川県から示される平成30年度当初予算編成に…予算編成に反映することとなります。本会議中におきまして、議員の皆様におかれましては平成30年度からの国民健康保険単位化について御説明させていただく予定でございます。
○7番( 近藤昇一君 )懇談会の中でまた詳しく説明していただけると思うんですけども。この11
月に第1回の、今言われたね、仮算定、出てますよね。県で公表している仮算定の数字を見ますと、納付金額11億1,900万。これ1人当たりの納付金額にすると1人当たり12万4,000円、大体ね。その下はちょっとカットしますけども。すると、これが大体保険料として賄わなければならない金額ですよね。だけど、この平成27年度の平均保険料額、これ1人当たりにすると10万223円という数字になっている。単純に考えると年間2万4,000円値上がりするんじゃないかという心配があるんですけども、その点はいかがなんでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )今お話しいただきました示されている納付金額の中には、保険料も入りますけれども、それ以外の交付金なども入りますので、数字的にはその2万円程度の間はありますが、そこまで大きくならないと思いますし、また大きくしないように慎重に調整しながら来年度の保険料は決めていくことになると思います。
○7番( 近藤昇一君 )まだ十分読み込めてないもので。そうすると、単純に県のほうで出されている保険料率ですか、それで計算しますと葉山町の場合に、まだ仮算定という状況ですけども、どのようになるというふうに考えておられますか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )納付金額は、これも仮算定ですけれども、決まった金額でございます。それで、仮に決めたとしての中で保険料率を示されているんですけれども、県のとおりに計算をさせていただきますと、所得割が低くなっておりますので、所得の多い方に対しては少なくなるような影響があるんではないか。そして、逆に均等割、平等割の応益分が高くなっておりますので、葉山。そうすると、低所得者の方に大変影響が出るんじゃないかというような今状況になっておりますので、この保険料率を使うことがいかがなものかということに今考えているところでして、正式なものが出てきたときもその辺の観点でですね、低所得者の方に所得のまた多い負担を課せるようなことがないように、今まで葉山町が保険者としてやっていった上では、その辺を考慮してやっておりますので、同じような考え方で進めたいと思っておりますので、県の保険料率は示されたものでありますが、それイコールではないのが現状になると思っております。
○7番( 近藤昇一君 )後のほうで保険料率と保険料について伺う予定でいたんですけども、いやいや、いいんです。私のほうで聞いてしまったんでね。今、お考え…言われたように、応能応益のこの比率については、特に保険料率、標準保険料率というのはあくまでも参考ということでよろしいんですよね。それによって拘束されるものじゃないし。今言われたように、応能応益の割合についてはやはり十分考慮して保険料を算定するということで。基本的には前年度と変わらない保険料ということになるのかどうかですよね。そのためにもう一つ、また先に言ってしまいますけども、法定外繰り入れですか、これについて町はどのように考えているのか。ちょっと順番があっちこっち飛んで申しわけないんですけども、その点についてはいかがお考えでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )やはり法定外の繰り入れにつきましても、保険料のその…保険料率との考え方につきましても、両方ともなんですけれども、やはり前年度の保険料との均衡を視野に入れながら、全く変わらないと、ちょっとその辺まで、どこまで上がらないようにはもちろんという気持ちもございますが、均衡を考えて、前年度の均衡を考えて慎重に決めていきたいと思っております。両方ともですね。法定外の繰り入れも保険料率についてもですね、同じように考えていきたいと思っております。
○7番( 近藤昇一君 )厚労省のほうでの法定外繰り入れについての見解ですね、これは一定部分、赤字はだめだと。赤字補填はだめだと。だけど、保険料の、何ていうんですか、引き下げには、どういう区分けになるのかね。どこが赤字でだめなのか、どこが保険料の引き下げに使っているからいいんだというね。それを入れなければ赤字になるのは当たり前だからね。だからその辺の線引きというのはどうなっているんですか、今。特に法定外繰り入れについては年次計画を立てて解消するように指示が出ています。その辺は町はどのように考えているのか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )当初はですね、おっしゃるように、赤字の…あ、ごめんなさい。法定外繰り入れを減らす、多いところについては減らすような方向で計画も出しなさいというお話をいただいたんですけれども、少し厚生労働省のほうの方針が変わりまして、前年度の保険料と比較して保険料が大幅に上昇するような場合はそういう計画をつくらなくてもいいということの、また新たな通知が参りました。葉山町におきましてもその辺を考慮してですね、今、法定外から7,000万という繰り入れでございますが、その金額については考えていきたいと思っております。
○7番( 近藤昇一君 )今の御答弁ですと大幅にということで、その線引きをどうするのかね。幾
らぐらいが大幅と考えるのかね。そこはやっぱり基本的には上げないというね、前年度より上げない。逆に言えば私なんかは、いつも言っているように、下げるべきじゃないかと思っているんですよ。先ほど部長も答弁されたように、医療費は県下一番安いんですよね。一番医者にかかってない。これは受診抑制ではないと私は思っているんですけどね。確かに医療機関は葉山はそんなにない、個人開業医だけですから。でも、それでも受診抑制ではないと思ってはいます。それだけ元気な方が多いのかなとは思っているんですけども。そういう中でね、保険料が県下五、六番目でしたっけ。今、もうちょっと下がっているか。10番目か15番目ぐらいになっていると。一番医療費かかっていないんだったら一番保険料安くてもいいんじゃないかとは思っているんですけどね。そこにやはり絡んでくるのが法定外繰り入れということになっているわけです。ですから、今言われたように、大幅な引き上げの場合には入れてもいいよといった場合にね、一体どれだけなのかなと。だから、葉山町としては前年度並みを維持したいという思いがあるのかどうか、その点だけ…その点を伺っておきます。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )具体的に幾らとかですね、そういうことは申し上げられないんですが、何度も同じ答えになりますが、前年度の保険料との均衡を図りながら、慎重に決めていきたいと思っております。
○7番( 近藤昇一君 )町長、あくまでも均衡って言っているんですけどね、町長の考えとしては
どうですか。
○町長( 山梨崇仁君 )大筋は仲野部長の答弁どおり、大きな変更がない範囲でというふうに考えてございますが、課題として、私たちが今とらなければいけないものが、毎年ここ数年間、国保料をですね、1年間使った後に基金を一回積み立てをして、また取り崩しをして翌年度国保に充てていました。それによって保険料の均衡を図っているところがあったんですが、基金が如実にですね、ショートし始めているのが現状です。先ほどの補正予算でも大きく入れていただいたことで、一般会計の…失礼。町からの単費の支出もありますので、そういったものに対応をするには、先ほど近藤議員がおっしゃっていただいたような、その赤字補填という考え方の法定繰り入れをしなければですね、結果的に保険料で反映せざるを得ないというふうになると思います。お金に色はないんですが、保険料で賄う状況…失礼。保険料のほうを上げることで国保をですね、運営させていくということはなるべく避けたいということは先ほどから仲野部長申し上げているとおりですので、できればその赤字補填のほうの繰り入れでですね、何とか基金の積み立てをしっかりして現行の保険制度を回していきたいというふうには考えております。その根底にはどうしても被保険者が減っていく中にもかかわらず、国保料そのものが減らずにきているという、皆様にお示しした被保険者が減りながらも国保料は横ばいというですね、この大きな開きが今、如実にあらわれてきていますので、その法定外繰り入れについて課題としていることは重々承知なんですが、現行制度の維持にはやむを得ないというふうにも今考えているところにあります。
○7番( 近藤昇一君 )ぜひね、国保制度は国のほうでどんどん変えていきますけども、町としては被保険者の立場に立った対応をお願いしたいと思います。
ちょっと戻ってしまいますけども、国保事業納付金、この算定する過程で市町村の国保財政に影響が出てくることが予想されるんですけども、前期高齢者交付金、財政調整交付金についてどのような影響があるのか伺っておきます。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )前期高齢者交付金につきましては、国民健康保険と社会保険等の被保険者間との間で前期高齢者に係る医療費の負担に生じる不均衡を調整するために診療報酬基金から交付されるものですが、30年度以降は神奈川県国保特別会計予算に移行されますので、町のほうには直接は入ってまいりません。財政調整交付金につきましては、国庫支出金につきまして、平成30年度から神奈川県国保特別会計にやはり移行されますので、県支出金につきましては保険給付金等交付金として町国保特別会計予算に新設されることになります。歳出の保険給付費の一部を補填する普通分のほかに、医療費の適正化、事務の適正化に係る取り組みの支援として、やはり保険者努力支援分が新たに新設されることとなります。
○7番( 近藤昇一君 )ちょっと質問変わりますけども、納付金の算定に先ほど所得、それから何でしたっけね。納付金算定に使われる中に医療水準、この中に年齢構成の補正があるというふうに聞いているんですけども、葉山町の場合にはどのような影響が出てくるのかわかりますか。特に前期高齢者の交付金については、65歳以上の加入者の高い市町村は自主的に交付金が減るというふうに言われているんですけども。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )すいません、ちょっと細かくわからないので、説明会の際の宿題でよろしいでしょうか。申しわけございません。
○7番( 近藤昇一君 )あと、新しい制度としては保険者努力支援制度があるんですけども、この交付基準、医療費の適正化、収納率の向上、葉山町は収納率トップですからね、非常にいいんですけども。しかし、この結果を評価するものが…評価されるもので、加入者を医療から遠ざける危険性や強引な保険料の取り立てに結びつく可能性があるんではないかという懸念があるわけですけども、この点はいかがでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )そのような心配のことが起きないようにですね、町民のほうにお願いする、例えば特定健診の受診率を上げていただくとかですね、何かインセンティブをつけてやっていただくとか、その辺は心配が起こらないように進めていきたいと思っております。
○7番( 近藤昇一君 )こういうような制度になってくると先般もね、議会で何度か私どもも言っ
ているように、徴収に当たっての配慮というんですか、それがもう全く欠けているんではないかなと私は思います。どういう状況の中でもって、特に国保とか介護とかね、そういったところについては、低所得者の方たちがどうしても困って滞納されるケースがやっぱり多いと思うんですよね。だから、特にそういうところについては本当に再建していく立場での徴収。徴収率を上げることについては否定しませんけども、そういう配慮をしながらの徴収業務を行っていただきたいと思います。以上をもちまして一般質問を終わらせていただきますが、また懇談会の席でいろいろとお話を伺いたいと思いますんで、よろしくお願いします。どうもありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )これにて7番 近藤昇一議員の一般質問を終わります。
第2番、11番 笠原俊一議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。笠原俊一議員、質問者席にお着き願います。
○11番( 笠原俊一君 )ペーパーレス時代なのにもかかわらず、たくさんの資料を持ってきまし
て、これからやらなければいけない、大変な思いをしております。
さて、今回は3項目、9点の質問を行っていきます。まず、11番 笠原俊一でございます。議長
の許可を得ましたので、これより質問を行います。町長や教育長、あるいは各部長との一問一答式の質問方式ですので、私の今回3項目の質問趣旨をあらかじめお話しをいたします。
独立した自治体を目指す本町は、人口減少社会を生き抜くために各種施策の展開から本町の魅力を高め、各自治体間競争に負けない転入策や定住策の対応しかない、このように私は考えております。こうしたことから、現状把握をしながら、1つに教育の環境について、2つに高齢者の福祉について、3つに少子・高齢社会、町景観や魅力に適合した道路などのインフラ整備について、先ほど言いましたように、3項目9点に分類をして質問するのが今回の概要でございます。
さて、2015年、平成27年にスタートした葉山町第四次総合計画の基本計画、6年間も中間点となり、実施計画は来年度は第1期の後期計画に入っていきます。人口減少問題については本町でも最重要課題として、町の魅力向上に努め、定住化や他自治体からの転入策について数々の施策を行っているところであります。こうしたことから、人口減少については他市に見られるような急激変化は今のところ感じられません。ちなみに、本日の町広報には、11月1日現在、3万3,341人で、前年比で3世帯増、人口は4人減という、広報に記載されております。しかしながら、町の各種計画から見ますと、65歳以上の高齢者人口を大きく引き上げている団塊の世代と言われる戦後生まれの方々が75歳となり、逆に15歳未満の年少人口の減少が進んでいる現状が顕著になってきていると思えます。15歳から64歳の生産年齢人口は町の財政を支える人口ですが、こうした子育て世代の転入策などが町の施策として数々推進されている現状でもあります。議会では他自治体のすぐれた、あるいは当町の施策に有効と思える事業の取り組みを視察し、肌で感じ、写真や報告書でお知らせすると同時に、こうした各委員会や本会議での席上、町長、教育長を初めとする職員の皆さんに質問し、あるいは意見などの形で町の施策の推進に役立てようと努力しているわけであります。私の今回の質問でも教育民生での視察や議員有志での金沢視察も参考にしております。以上が前置きということで質問を展開をしていきます。
人口減少社会に適応した教育環境の整備についてということで、1項目目の1点に、本町4小学校と2中学校の生徒数の過去5年間の推移と将来予測をお尋ねをいたします。
○教育部部長( 沼田茂昭君 )まず、過去5年間の推移についてでございますけれども、小学校全体では各年度により多少の増減はあるものの、おおむね1,800人前後で推移をしておるところでございます。中学校全体ではおおむね800人前後で推移をしておりますが、学校別では長柄小学校と葉山中学校が微増をしておりまして、それ以外の学校はほぼ横ばいといった状況でございます。将来推計につきましては、ことしの5月に策定しました第二次葉山町教育総合プランの中で、平成28年5月現在の住民基本台帳をもとにしまして、毎年新入学の児童・生徒数を推計しております。それによりますと、確かに毎年増減はございますが、平成29年と33年を比較いたしますと減少傾向にあると、そのように見てとれます。またこの、プランを策定したのが平成28年…資料をつくったのが28年でございまして、29年度の実数を見ますと、ほぼ近しい数字と、推測が近しい数字となっておるところでございます。以上です。
○11番( 笠原俊一君 )今回の質問を組み立てるときに、今言われた町の第二次総合プラン、その前の総合プランも引っ張り出しました。あるいは人口ビジョン、あるいは前回勉強した饗庭先生の前のときの人口減少時代のまちづくり、当然町の公共施設等総合管理計画、都市計画マスタープラン、総合計画、あと実施計画、こういうのを引っ張り出しまして、私のこの今回の大事なものの総合的な扱いというもので、いろいろ引っ張り出しながらこうしたものが大事なところだなというので聞いていくつもりでいるわけです。
まず、国の人口ビジョンの考え方というのはもう御存じのとおり、将来のこれはもう既にかなり
前に来たもので、町の人口ビジョンをつくる前のね、考え方ですけども、その人口の現状分析、動向、将来の推計、そういったものをしなさいよ、して計画を練りなさいよというのが来てたものです。当然そういったことから推しはかって私は今言った4小学校、2中学校の過去の推移ということで、長柄と、もう1カ所どこですか、余り…変化は余りないということなんですけども、やはり、先に言っていきますけども、総合プランの中でも、あるいは公共施設の総合管理計画というものの中でも、先にちょっと話しておきますね。例えば、葉山町公共施設総合管理計画の中では、39ページに複合化・多機能化ということで、やはりこういったものを考えなければいけないという記事が載っております。複合化・多機能化への道しるべというんですかね。そういったことも考えていく必要があるということですし、また、細かいその都市計画だとか総合計画の見方からしても、町の6字ごとの人口の推移というのがないんですよね。出てこない。きょう付けの町の、これ11月の世帯人口ということで、木古庭、上山、下山、一色、堀内、長柄、これがどうだということはもうきょうのお知らせで出ています。しかしながら、これは11月ですから、10月のものを参考にしながら、先月よりも前月比で世帯がふえた、人口が減ったということなんですけども、それをずっと体系立てて、あるいは将来に向かって予測を持っていくものがなかなか見つからないんですよね。どこかにあるのかもしれませんけど、私の目ではこういう字ごとの推移というものは細かくは出てこない。しかしながら、町全体のものをつくるためには字ごとのものが、当然都市マスだとか総合計画の中では、幹部職員はその積み重ねですから持っているはずなんですけども、我々にはこの中には、細かくは出ていない。そして大事なところは、先ほど言ったように、65歳以上の高齢化の進み方で、字ごと、あるいは年少人口の字ごとというものが出ていないのが残念だなというふうに思っているんですけども。それで都市計画、2点目に総合計画から各字ごとの人口の推計というものを、人口としての推計の見方、そして先ほど言った高齢者と、私の質問は高齢社会と年少人口のことを聞いていきますから、小・中学校のことを聞いていきますから、これのデータというものをお示しいただければ、きょうのところ、聞いてもすぐ書きとめられませんので、ぜひともそういった資料が、もし総合計画の何ページにある、あるいは都市計画マスタープランの何ページにある、あるいは第二次葉山町教育総合プランの何ページにあるということであれば示して言っていただければ結構なんですけど、私の目ではそういった観点では見つからなかったものですから質問をさせていただきます。いかがでしょうか。
○政策財政部部長( 小山誠君 )今、笠原議員からの御指摘というふうに私受けとめさせていただきます。第四次総合計画策定時にはですね、人口推計という部分におきまして字別の推計はしてございません。年齢別の年少人口ですとか生産年齢人口、高齢者人口というところでですね、推計を図ったところでございまして、字ごとの数値については表記してございませんし、推計もしてないところでございます。それで、町のほうのですね、人口統計、調査というものが毎月県のほうからもございまして、その部分で政策課のほうで統計調査には対応してございますので、私、手元のほうに今持っている数字的なものはございますので、そういった部分で、今、口頭でお話ししてもですね、特徴的な部分は御理解いただけるかとは思いますが、厳密な数字についてはですね、また改めてですね、表にしたものを、集計したものをお示しすることはできるかなというふうに思っております。
参考までに、町のですね、総合計画で人口推計した状況と今の戸籍住民票の、基本台帳上の人口、そことのですね、若干違いとかというのが、今、現況で推移している部分が申し上げられますので、ちょっとお話しさせていただきます。人口推計におきましては、総合計画策定しました27年の1月時点での人口推計、それと29年の現段階のですね、推計で見ますと、全人口ではマイナス151名減ということで推計してございます。また、年少人口については78名減という推計をしているところでございますが、平成27年の1月1日現在の住民基本台帳人口の全体では、27年と29年の1月1日ですね、比べた場合には全人口で73名ということで、推計の人数の約半数程度におさまっているというところ。あと年少人口におきましては39名ということで、こちらも推計値より半減というか、結果的にですね、減少傾向が和らいでいるというか、緩やかだというような形で見てとれるというふうに思っております。
字ごとの部分で申し上げると、住基上のですね、部分で申し上げると、27年と29年、ちょっと比
べた場合にですね、木古庭で言いますと39名の減、上山口におきましては92名の減、下山口については56名の増、一色におきましてはマイナス36名減ですね。36名の減。堀内につきましては62名の減、長柄地区におきましては100名増です。以上、そのような形でですね、推移しているということで御理解いただければと思います。改めてまた資料でお示しをさせていただきたいと思います。
○11番( 笠原俊一君 )ありがとうございます。というのはね、やっぱり字ごとで見ていかない
と、例えば福祉サービスの件についても、もうもちろん御存じのとおり75歳以上、それで交通事故なんかあると車を取り上げられたりしますよね。そうすると、その元気なお年寄り、これ今度次の、最後のほうの質問になっていくんですけども、先に言っておきます。やっぱりそういう方々が出て行くためには何らかのことをしてあげなければいけないというような形に将来的になると思います。そして学校、小学生・中学生については、先ほど言ったように、これから統廃合だとかいろんなことを検討しなきゃいけない、早めに入っていかなきゃいけない、どこかにも書いてあるんですけども、そういったものの学区の変遷だとか考えたときに、当然字ごとというものの出し方をしていかないとそれができない。だから、全体像の把握と細かいものの把握をしていかないと、そういう町民サービスには役に立たないんだよね。総合計画というのはどっちかというと絵に描いた餅みたいなものなんですけども、実際には実施計画のほうに見ても、割かし何年度までにはここまでやったということで、もう少し飛び抜けた色合いの特色のあるものというのが余りないんですよね。ただし、都市マスのほうは少し、何ていうのかな、色が出ているものもあって、もう一歩進んだ書き方は今回のこれには載っているなという見方ができるんですよね。それは後ほど、後で言うことなんですけども。そういうことで、ぜひとも学区ごと、あるいは字ごとというのかな、葉山には6字ありますから、
当然そういうことになろうと思いますし、長柄の増というのはうなずけますよね。逗葉新道が無料化になって、それが、途中に家が建てられるようになった。これは都市計画の手法の中であれが一般…特別な県の道路が一般道になったために一気にふえてきている。あるいは時代の変遷の中で土地をお持ちだった方が相続関係で手放さざるを得ない。家が建てられるところがふえてきたと、こういう現象が起きてきたということで、一番葉山の町の中で長柄が増になっているのはうなずけることですよね、やっぱり。そして政策が、今、町長一生懸命空き家対策だとかいろんなことをやりながら若い世代を取り込む姿勢を見せていますよね。そういう…インスタグラムも含めて。そういったことの影響もあってか、全体像としては葉山はよその町にないような、流入人口ということになってきているわけです。しかしながら、最終的には子供が、小学生、14歳ぐらいまでの低年齢、学校に行く子供が減る、中間が、少しかな、入ってくればふえますけどね。それで65歳以上、特に75歳以上の、まだ我々も65歳以上ですから、元気な年寄りというのがふえてくる、こういうピラミッドの崩れた形が何年間か続いていくわけですよ。それに合わせた政策を打っていかなければいけないということでの今回の私の組み立てです。
ですから、この次…今、今、1番の2を小山さん答えていただきましたけども、1の3として各
字ごとの年少人口、7歳から14歳、これの推移と、あるいは学区の考え方、あるいは将来も、どこかにあったと思うんですけども、先ほど言ったような統合に向けた会議はもうされているのかね、研究をされているのか。そういう研究だとか、教育委員会の中でもそういう部会があると思いますけども、そういったものを研究していかなければいけないときにもう入っているはずですよね。私が言って、先ほどちょっと言いましたけども、第二次葉山町教育総合プラン、この前に第一次といいますか、総合プランありましたよね。その中にも既にそういったことは書かれていたはずです。私も読んで…読んだ記憶があるし、この間も、きょうはこれ持ってくる必要ないから、第一次というか、初めの総合プラン、いいやって置いてきちゃったんですけども、そういうふうに書かれていたんで、今言ったような各字ごとの年少人口の、小学校…小学生・中学生の人口の推移、それから展望した考え方について教育委員会に伺いたいと思います。
○政策財政部部長( 小山誠君 )すいません、今お尋ねの人口の推移について私のほうからお答えをさせていただきます。今お尋ねの7歳から14歳までのですね、人口推移、これ住民基本台帳の1月1日現在の数値ということでお捉えをいただければと思うんですが、先ほど27年と29年比べさせていただいた推移でお話をさせていただいたと同様にですね、そのときで見ますと、全体では7歳から14歳人口、11名の減です、全体では。字ごとにはですね、木古庭が7名の減、上山が8名の減、下山が5名の増、一色が17名の減、堀内が13名の減、長柄が29名の増でございます。過去5年にさかのぼりますと、平成25年の1月1日と29年の1月1日で申し上げると若干変動ございまして、見た場合にはですね、木古庭は2名の増です。上山が5名の減です。下山が6名の増、一色が35名の減、堀内が71名の減、長柄が70名の増。総合的に、合計で見ますと33名の減というような状況でございます。
○教育長( ?町和久君 )御質問が何点かにわたっていたと思います。順にお答えをしていくのがいいかなと思いますけれども、最初に小・中学校の再編・統合といいますか、再編整備のようなお話があったかと思いますので、その件から触れていきます。
こういうことを考える際に、今、全国津々浦々の市町村がみんなそうだと思いますけれども、平成27年1月に文部科学省から「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引の策定について」という通知がありまして、結構まとまった冊子になってございます。これを一つの考え方の指針にしながら検討しているというのが現状かというふうに思います。その指針の中ではどういうような考え方がとられているかといいますと、学校規模の適正化を考える際に一つは教育的な観点がありまして、当然のことながら一定の…一定規模の児童・生徒集団というのを維持しないと学校の活性が保てないだろうと、そういう考え方は当然のようにございます。それからまた、一定の生徒数・児童数がいて、それに伴う教師集団があることによって、教師集団の活力といいますか、バランスのとれた構成というのもあるだろうと、そのことも重要な要因かと思います。ただ、また施設設備面に関しましても、やはり一定規模について、そういったものがやっぱりきちっとしつらえやすいと、そういうことも大きな要因かというふうに思います。という意味で、ある程度の規模が必要だろうというふうなことが教育上の観点から出てくるわけですけれども、他方ではそれぞれの学校、特に小学校区に関しましてはそれぞれの地域コミュニティーと非常に深いかかわりがありまして、とりわけ、私は横浜在住ですけれども、葉山のほうはやはり非常に地域ごとに、先ほど来、字とね、校区の話を結びつけてお考えというような話をお伺いしましたけれども、やっぱり非常に地域コミュニティーとのかかわりが強いなということを如実に感じます。特に運動会・体育祭の類いを視察いたしますと、本当にこの地区はすごいなということをまざまざと実感するところでございます。そういった意味ではですね、その地域コミュニティーの中で果たしている学校の役割、周囲との関係というふうなことについても配慮しなければならないだろうと。また現実に、学校規模の大小にかかわらず、例えば上山口小学校なんかを視察しますと、恐らく人数的には数倍にわたる他の学校以上にかな、地域のさまざまな人材を学校の中にサポーターとして協力していただきながら、多くの教育活動を展開している姿をうかがい知ることができます。そんなこともありまして、単純にその学区の児童・生徒さんの数だけでもってね、その学校の統廃合を論ずるというのは非常に難しいかな。教育上の観点も維持しながらも、なおかつその地域との、地域コミュニティーとのかかわりというのを今言った幾つかの側面からかみ合わせながら初めて考えることができますので、この問題について、やはり慎重に考えていかざるを得ないかな。地域の活力の維持というふうなことに関しましては学校だけの問題ではございませんので、これは町部局のほうの考え方や何かとも突き合わせながら、その学校の今後の再編のことについては考えていかなきゃならないだろうと思っています。単純に言いますと、現段階では数だけでもってどこが再編・統合の対象になるというようなことは考えていないと。これはしばらくの間、今言った2つの側面からの推移を見させていただきたいと思っています。続けてよろしいですか。
もう一つはですね、施設の複合化というようなお話があったかと思います。この件に関して申し上げますと、現在の、今の各小・中学校の施設の状況では、これをそのまま複合施設化というのはとても無理な話だと思いますので、そういうことが日程に上るとすれば大規模な増改築のようなことを伴う、大規模再整備とかあるいは建てかえですよね、そういったことがある場合につきましては、これは時代の要請ということもありますし、また町の公共施設管理計画の進捗ということもありますので、教育委員会のスタンスということになりますけれども、決して後ろ向きではなくて、積極的に協議に応じながらテーブルに着いていこうというふうに考えています。今のところ直近で教育委員会の中で何と何を複合化するとかというふうな計画は具体には持っておりません。ただ、町全体の計画の中でそういったことが可能になればというふうに思っています。
それから最後に学区の話ですけれども、長くなりますので、本当に手短にお話をさせていただきたいと思いますけれども、学区の検討につきましては平成20年度から庁内で小・中学校の児童・生徒数の不均衡というようなことが一定程度あらわになってきましたので、それに即して検討を始めたところでございます。特にですね、葉山小学校の学区の一部を一色小学校や長柄小学校に編入できないか、それによって均衡が図れないかというふうな検討をしてまいりました。また、平成20年以降の検討の中で実は南郷トンネルの開通というのがありまして、バス路線が開設された。本数はちょっと置いといて、そういうこともございましたので、両中学校の人数の不均衡のことも考えて、そういった検討もできないか。具体的に申し上げますと、木古庭や上山地区の児童さんで南郷中学校に通うというふうなことができないか、このようなことを検討してまいりました。ただし、早急に学区の線引きを変えてしまうということでなくて、一応実験的にそういうことが可能であるというふうな中間ゾーンを設けまして、その方たちに可能ですよというふうなアピールをした上で、宣伝をした上で実際にどういう通学区の移動が起こるか、その推移を見きわめたいと。一応平成28年から32年までの変更の現状を、今そういう柔軟化を図っていますので、その変更の様子を見きわめた上で、その段階でその線引きを本格的なものにするのか、さらに追加の線引きを考えるのかというようなことについては改めて検討をしてまいりたいと。
以上、3つの点についてお答えをいたしました。
○11番( 笠原俊一君 )それでは、教育委員会では将来の学校のあり方というような言い方にして、そういう研究というもの…一般のPTAの方々だとか、いろんな学校、今、4小学校・中学校まぜてね、交えての将来の小・中学校のあり方というものだとかの協議会だとか、そういったものはされていないんですか。学区も含めて、そういう研究会みたいなのは、持っていないんですか。
○教育長( ?町和久君 )先ほど申し上げた、最後の学区の検討委員会に関しましては保護者代表と学校の管理職を含めた教員たちが加わって協議をしておりますけれども、地域の代表とかというふうな考えでは進めていないかと思います。
それから、前2者につきましては、例えば、議員もごらんになったかと思いますけれども、例の
教育振興基本計画の中にもこの適正規模・適正配置というような考え方について研究するというようなことをうたっておりますので、そういうことは内部的に進めますけれども、ある一定程度考えといいますか、研究が煮詰まった段階では当然広く御意見を聴取して、そういう中で全体としての葉山町での適正配置のあり方を検討するような段階が来るものというふうには想定をしております。
現状では今その4カ年の教育振興基本計画の中での検討作業を粛々と進めていくところかなというふうに考えております。
○11番( 笠原俊一君 )やっぱりね、こういう総合プランの中でもそういう適正規模・適正配置
の検討をする必要が出てきているというようなね、国の動向を踏まえて、そういったことがありますのでね、ぜひ研究をする機会を設けていただきたいなと思います。いろいろね、職員の方、いろいろまた地域のこと、いろいろあると思いますから、乱暴にこことここはくっつけてという話じゃありませんけども、やはり研究を進めていかなければならない時期に来ていると私は考えておりますので、それはぜひとも研究をしていただきたいと思います。
時間の配分でいきますと、たまたまこの間ね、京都の御池中学校というところに行ったんですけども、もう全く考え方の次元が違う。もうびっくりしちゃってね。未来に輝く小・中一貫コミュニ
ティースクールということで、2つの小学校の、6年生になりますと中学校に入るんですよ。中学校に入ると言ったらおかしいんですけども。この御池中学校の1年生というか、6年生として入る。そして、中1ギャップというのが解消されるんですね。その中学校は6年生、7年生、8年生、9年生という言い方をするんですよ。非常にその地域のコミュニティーからもその小学校、各小…2つの小学校来ていますから、おらの子供のクラスに教えに行くんだって、芸術・文化の町ですからね、オーソリティーの先生が、ね、教えに行くというか、そういう体質をとっている。文化、地域の文化の伝承ということで、すごい役に立っている。お茶、芸術、お花とかね、もう能とかそういったものの類いとか、書とか絵画とかね、びっくりしちゃうような、そういう一貫校の組み合わせがあります。一般的に小・中一貫というと小学校と中学校がこうくっつけばいいんだと思っているんだけど、そうじゃない。ここはちなみに7階建てのビルで、1階は商業施設があるんですよ。コの字型の校舎で、入って行くと右側に老人施設、左側に保育園がある。もう本当にびっくらぽんというかね、勉強になりました。ああ、こういう仕組みもあるのかといって、うちの息子と話をたまたましたら、お父さん…自分、息子がオーストラリア8年間島流ししてたんですけども、これは、オーストラリアは義務教育じゃないからね。だから、学校に行く子供、漁師の子供は学校なんか行く必要ない。当然行きたくて行く子供たちですから、大学も行きたいから行くという仕組みですからね、勉強なんか抜群にできちゃう。行かない、行きたくない子は行かないといって、義務教育じゃないからと言うんですよね。州によっても違うのかもしれませんけど、日本の仕組みとは全然違う。それは話は余談なんですけれども。
それで、先ほど教育長が言ったように、トンネルができて、道が一つできたことによって学区の変遷、非常に楽になってきているし、そのバスだとかそういった、幼稚園だとか、幼稚園バスありますよね。スクールバス流したっていいと思うんですよ。そうしたら葉山の中、随分形態が変わるだろうと。もう少し柔軟な頭でもって、将来の町の考え方、ね。我々の子供のときは葉山小学校と上小しか、2校しかなかった。葉山中学校しかなかった。一番人口が多いときでしたね。多いときのまだその下でしたね。ですから、クラスが全部合わせると10ぐらいだったのかな、各学年。そんな時代もありました。その時代のこと、古いことを言ってもしょうがない。これからの将来の町のあり方ということで、ぜひとも教育の現場については研究を進めていただきたいと思っています。それでは、次に移っていかないとなくなってしまいますので。2項目目に、超高齢社会に入った町の福祉施策についてということで、今、先ほど高齢者人口、たしか…何年だったかな、27年の1月現在の、たしかで、30%飛び出したということを書いてありましたね。ちょっとその記憶がどっかで見つけなきゃ定かではないんですけども。ですから、葉山の町は30%を超えると超高齢社会に入っていると。もう既に超高齢社会に入ってきていると私は思っておりますし、その…また75歳以上の方々が非常に多くなっている現状というかな、そういったことを考えていきますと、その高齢者の方々の健康だとか余暇活動などの行政課題というものを聞いておきたいなと思うんですけども、いかがでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )御承知のように、第7期の高齢者計画をつくるに当たり、昨年1月に実施した高齢者向けの町民アンケートでは健康づくり活動や趣味等のグループ活動への参加の意向について、要支援・要介護認定を受けていない方の約6割の方がそういう活動に参加したいという意欲を持っている結果となりました。当町におきましては、地域づくりと介護の予防を兼ねた住民主体の貯筋運動が大変各地で広まりつつ、開催されているところになっておりますので、今後はそういう参加意欲のある町民への貯筋運動や地域サロンへの参加を促していくとともに、ない方に対しても健康や余暇活動の重要性を周知してまいりたいと思っております。
○11番( 笠原俊一君 )町長のね、年度当初の施政方針等でもこういう健康増進ということで、
高齢社会を迎えた方々のそういった話もされているし、着実にされているとは思うんですけれども、総合計画の中ではね、62ページに、75歳以上の高齢者人口は増加の一途をたどると予測されていますといって、もう少し、何ていうかな、こういった…医療体制だとかいろんなワクチンだとかね、
いろんなことでケアする体質はあるんですけれども、もっと伸び伸びと楽しく、施設もないですからね、そういった、例えばね、温泉に連れて行くとかね、何か違ったものが出てくると楽しいんじゃないかな。先ほど食事しながら、ぜひとも笠原さん、草津温泉と姉妹都市だったら、高齢者になったら年に1回は温泉ツアーしようよ。ねえ、町長音頭取りになって、旗持ちでみんな連れて行くぞというようなね、当然バス代は町持ち、元気なお金持ちの年寄りが多い、そう言ったら失礼な話になってしまうこともあるかもしれませんけども、そういう楽しみ、余暇活動も姉妹都市使えるんじゃないかな。また、草津では一般のスキーの町民が行くよりもたくさんお土産買っていきますよ。経済効果抜群の温泉ツアーしませんかとかね、こういう話をしてくれというんで、急遽織りまぜましたけども、そういうこともね、健康のためにも必要な施策の一つなんじゃないかなと思うんですけど、そういうのいかがですか、町長。ここには議題に書いてませんけども。
○町長( 山梨崇仁君 )以前、スキー教室にですね、スキーに参加することが目的の教室だということからスノーシューを加えていただきまして、笠原議員も参加されているのをよく記憶されています。ああいった形でですね、参加する方をふやしたことは非常によかったことだなと思っております。町がまた独自でというふうにはなかなか難しいところもありますが、より…そうですね、施策としてというよりも、何か楽しみを拡大してふやすという方法でいろんな皆さんの知恵を寄り集めたらおもしろいことが生まれるんじゃないかというふうには思います。
○11番( 笠原俊一君 )今ね、皆さんの知恵を集めたらおもしろい事業ができるんじゃないかと。まさしくね、葉山というのはね、もうこれからは高齢者の町なんですよ、間違いなく。ね。だから
高齢者にいい施策を打たないと、ね、政治家寿命短くなっちゃうよなんていうことは言えませんけども、我々としても大切な施策だと思っていますし、そういう、葉山というのはね、若い人だけじゃなくて、高齢者にも温かい町だねって言わせてみたいですよね、思いっきりね。もう年寄り…年とったら葉山じゃなかったら住めないよ、よその町見てごらんというようなね、すばらしい特質のある町にしていったらいいな。
ちょっと話はそれてしまったんですが、私はね、ここに健康増進のための施設、余暇活動の整備施設ということで、総合計画の40ページないし42ページにね、民間の空き家、遊休スペースの活用に向けてということで、生涯学習の振興というのがあるんですよ。こういったものも絶対必要になってくるんですよね。というのは、これは饗庭さんが前に言っていた、よそのまちおこしのところに、これは葉山の町に合わせたものじゃないんですけどね、これに活用ということであるんですよね。やっぱりまちづくり、まちおこし、過疎になる町ということのところですから、その人が言ってたのは、地域で使える拠点をつくる、道路や通路を整備する、道路の伸びしろ空間をつくる、歴史的な趣を育てる、新しいサービスを導入して生活を豊かにする、空き家が民間の力で活用されるよう町の価値を上げる、そんなようなことを書いてあるので、まさしく今これからの問題点をそうしたお年寄りの余暇活動だとかにも含めて、あるいはもう少し余暇活動も、碁をやっている、将棋をやっている、詩吟をやっている、文化活動、この間も葉山やっていますよね。もう少し手近なところで、もう少しサークル的に、先ほど教育長が言ったような、大字ごとのコミュニティーの成り立ちがある。当然大字ごとのコミュニティーもあるし、町内会・自治会というのも28ですか、あることは知っています。もっと手近に、隣近所がおつき合いでもっとできるような、あるいはそういうのが少ないんであれば町がバスを動かすとかね、そういったものも、施設も使いながらどうなのかなというのが提案の一つです。
それで、もう一つ、先に言ってしまいますけども、最後に、高齢者、障害者、Share金沢の
研究はされていますかということで、一応わざわざ通告していますから、研究、調べたりされましたでしょうか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )この通告をいただいたことで、インターネットでございますけれど
も、Share金沢については拝見させていただきました。
○11番( 笠原俊一君 )今、最後のほう、仲野さん、聞こえなかったんだけど、金沢については
行ってきましたって言ったの。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )行くことはできませんけれども、インターネットで拝見させていた
だきました。昨年ですね、金沢ではございませんけれども、職員の先進地視察ということで福祉課職員が富山市、富山のほうにも、やはり今回金沢のこのShare金沢は障害者の施設をつくることを中心にということで始まった施設というふうに拝見させていただいたんですけれども、富山のほうでも、やはり障害でも、高齢者でも、子供でもという、全て使えるような施設がございまして、そこについては視察に行かせていただいております。
○11番( 笠原俊一君 )ああ、何だ、ぜひ行ってきてもらいたかったな。それでね、この金沢…
Share金沢というのが佛子園という福祉を進めている施設なんですけど、これはもう、この間、金崎さんもやられましたし、これからまた誰かがやられると思うんですけどね、考え方がね、人間の社会というのは障害者と高齢者だけじゃないんですよね。子供もいるし、ね、いろんな、女性もいるし、妊婦の方もいるし、健康な人、弱い人、いっぱいいるんですよ。そういった人たちがわっと、ごちゃまぜの世界というかな、まざって人間生活を営んでいる、それの圧縮版みたいなものなんですよ、考え方が。もろちん一番初めにその佛子園がこういった施設をつくろうといったのが、戦争で住むところがなくなった人たちが、いろんな人が集まったわけですよね。そういったものが、高齢者、障害者のための施設としてできないかって始めたところなんですよ。それで、時の総理かなんかも視察に行っておりますしね。佛子園の考え方というのはこれも目からうろこで、一回は行かないとわからない。こういう考え方が根底にあったら人って優しくなれるし、何でも思いっきりできるなというふうな気持ちを持って帰ってきましたんで、ぜひともこういった気持ちが、町が出るような町、葉山全体がそういう気持ちの町なんだったらもっと人が来ると思うし、住んでみたい町になるんじゃないかな。人に優しいし、どんな人でも一緒に住もうよ、ね、どんな人でも仕事も何とかするぞというようなね、そんなようなイメージを思ったところですから、ぜひとももう少し
研究して取り入れていただきたいなと思っております。時間の関係で次に、最後のほうに進んでいきますけれども、最後の3項目目に入っていきます。私のきょうの3項目全て人口減少から今後葉山の町に対応する社会ということを前提に描いていますので、一つ一つが町がよくなるための考え方だということで進ませていただきたいと思います。3項目目、町歩道の整備と計画について伺うということで、歩道と車道の段差の必要性や、国・県の歩道の幅の基準なんてあるのかな。あるいは町独自の材質や色、高齢者等の休憩ベンチ等、こういったものについての考え方はいかがなのかなということでお伺いをしたいと思います。
○都市経済部部長( 永津英彦君 )たくさんの中身があるのであれなんですけれども、まずはですね、町の歩道の整備に関する計画があるのかというところについては、単純な基準にのっとった歩道というのは幅員を確保できる路線が少ないものですから、基本的にその構造的に問題のない部分についてはもう整備済みだというふうに考えています。ですので、先々の計画という意味では明確なものはございません。ただ、先ほどから言っているように、高齢者とかふえているので、歩道と車道の段差を減らすフラットな形の整備の…再整備とかですね、そういったものは当然心がけてやっているところでございます。単純にはですね、国道も含めて今は3メーターの歩道が本来の基準ですけれども、歩行者の少なさですとかいろんなことで、2メーターまでは下げるようなことができるというような基準はございます。
○11番( 笠原俊一君 )ありがとうございます。総合計画の中ではね、99ページに公共交通というか、誰でも住みやすく暮らしやすい環境が整っている町の中で、バス停のベンチ、屋根設置等、利用環境の向上というようなことが書いてあります。永津部長がね、もう少し際立った発言がされるかなと期待してたんですね。というのは、このマスタープラン、これにはもう少しよく書いてあ
るんですよね。もう御存じなんで、言わないつもりでもよかったんですけども。この中ではですね、どこだったっけ、まず読んでいかなきゃいけないかな。都市整備の方針、37ページ。「軸、拠点、ゾーンを形成する道路、公園、緑地、河川、下水道、コミュニティー施設等の都市施設整備は機能性や効率性のみを追求するのではなく、地域の特性、歴史、文化の尊重、自然環境の保護等に配慮し、葉山町ならではの固有の魅力を持った住環境の実現を目指すことが必要です。道路整備の方針。道路整備においては、将来都市構造に沿った道路網の充実を図るとともに、景観形成や高齢者、障害者等の弱者への配慮、主要な幹線道路や歩行者、交通量が多い道路での無電柱化、道路緑化、歩道の集計等も含めた道路づくりを目指します」。多分、永津さんこれ書いたんじゃないかなと私は思っておりますけど、いかがなんですか。
○都市経済部部長( 永津英彦君 )理想的な部分も書いてあるのは確かなんですけども、特に無電柱化については非常にいろいろな御質問をいただきながら、現実的には1メートル60万円という多額な費用がかかるのでなかなか現実的になってないところですけども。確かに計画で書いてある中でも森戸海岸線から海に向かうような町道については、観光的な要素も含めてカラー舗装にした現場がたくさんあります。そういう意味では、いろんな箇所で、先ほど言った歩道整備を色をつけてカラー化してブロック舗装にして、品、景観等を意識している部分というのも当然意識してやってきたつもりですし、地域ごとにというところで、緑化についてもですね、単純に歩道内に街路樹を植えられるというのも限界があって、団地内の歩道にしか余り街路樹がないんですけども、ここは環境部の持っている生け垣条例を使いながら、沿道沿いが生け垣ができることで景観を確保できたりとかですね、そういった意味の、総合的には考えているつもりです。それと、骨格となる道路という意味で都市計画街路がありますけれども、ここ20年近くの間でかなりの、町の指定した都市計画道路というのは整備が進んで、木ノ下橋のあたりですとか、関東学院のあたり、それから光徳寺の前ですね、そういった意味では、大分町がやらなくてはいけない都市計画道路というのはこの計画どおり順次進んできたなというふうには思っていますので、まだまだ町長のお住まいの前のですね、相福寺さんのあたりのところが国道と県道が結べるような街路ができていけば、そういった意味の骨格の道路というのは、もうそこそこ整備が進むんではないかというふうに考えています。
○11番( 笠原俊一君 )住民の方々は計画なんか見てないんですよね。でき上がってよくなったな、ありがとうって言うんですよね。えてして、計画をつくると、やった、つくったと思って錯覚
する人がいる。ね。我々はそれをチェックする義務がある。ぜひとも早いうちやってくださいよ。せっかく書いてあって、いいこと書いてあるんだからさ、総合計画があって総花で、都市マスのほう、もう少しぴたっと書いてあるんでね。僕も都市施設整備の方針ということで、地域ごとのね、書いてあるし、ぜひともこれやってほしい。もう少し文句言いたいのは、私の入っているさるクラブがつくった、寄附をしたバス停、いまだに屋根がない。あのときに言ったのが町長初め皆さんは、私はメモとってませんけど、聞いたのは、早期に屋根をつくりますよ、ありがとう皆さん。一緒になって写真は写っている、我々の上部団体にはそれの報告をしている。どうしてくれるの。さっさとやれよって言いたくなっちゃうし、約束したことを早くやれよ。我々は奉仕団体だから幾らでも応援するけれども、いろんなところにバス停、ベンチ、プレゼントしています。その先をきちっとやってくれなかったら二度と応援しなくなるよ、普通はね。私はこうした職を持っていますから、だまされても打たれても一生懸命応援はしますけれども、ね、ほかの人たちは何だと思います。ぜひとも早期にやることはやってください。それと、やっぱりさっき言ったように、高齢者の方々はバス停だけじゃない。ちょっと歩けばトイレも行きたくなる、疲れたから座る。ね。そういったことで葉桜の皆さん、商店の皆さんはね、自分たちの力でというか、つくったベンチを置いて、ちょっとお休みください。ね、心温まるじゃないですか。さっき言ったShare金沢の精神ですよね。
そういったことができない町だったら人は来ませんよ。そういうことをぜひともやってください。
そして、自転車利用ということで、これも総合計画等で自転車利用の促進について、県だとか近隣と話を進めますということもたしか書いてあったんで、その辺もどういうふうに進んでいるのか伺いたいと思いますけど、いかがでしょうか。
○政策財政部部長( 小山誠君 )自転車走行に伴う環境整備というところでは、従来からですね、当然国・県道絡みがございますので、そういった要望的な部分は半島…三浦半島のですね、地域の首長懇談会という、県知事も来ていただいてですね、懇談会が開かれています。その席上でもですね、環境整備については要望させていただいているという部分もございますし、あと、県議会議員の政党要望という形での要望活動の際にもですね、そういった部分、県の職員の方も参加されている関係から、要望させていただいて現況をお伝えしているというところもございます。
あとまた、形は変わるんですが、県下のですね、町村会、そちらのほうからの要望ということで、国・県に対してのですね、要望活動を行って対応を図らさせていただいているところでございます。
○11番( 笠原俊一君 )道路行政というのはね、ある程度きちっとしとかないと自転車の…僕も
自転車非常に嫌いじゃないし、車がブンブン通るよりも自転車のほうがいいな。町、このコンパクトなところは自転車が非常にいいな。金沢に視察に行ったときにね、道路そのままなんだけども、自転車のところを、自転車道路というかね、歩道を、道路自体は広がってないんだけども、車の通るところを狭めているんですよ、ペンキでピーッと書いてね。ここは歩道、自転車が通るところという。要するに、人だとか自転車だとかのほうを優先的に考えているんですよ。車の車幅ぐらいのところしかないんですね。だから、物の考え方、それはどっちがどうなんだろうね、車社会だと車のことばっかり考えているけども、本当は人のほうのが優先なんだから、人の幅をわあっととってね、車なんて端っこ通りゃいいんだよというような発想の転換をしてもらいたいなと思うし、葉山の町の堀内のあそこバス停ができて、10メーター範囲がね、交差点改良工事ということで広がりましたよね。その前にはあの商店街、一軒一軒あるいて、こうやって道幅が広くなるよ、その前にあそこの森戸の橋はその広さに対応するだけの橋になっているんですよね。まだ先は行ってませんけども、あれを一軒一軒全部、百何十軒歩きながら、悪いけど下がってくれよ、判こついてくれよってやった人物も、行政じゃないんですよね。元町の商店街のある人が一軒一軒、みんな頼むよ、判こついてくれよ。それでそういったことがいろいろなって、交差点改良工事ということで10メーターの拡幅はなった。あれ以降は動いてない。民間の活力、大したものだよね。でも、本当は行政も一緒になって、その後を一生懸命やらなきゃいけない、私は思っていますし、なせばなる、なさねばならぬ何事もということで、何でもできるんです、やる気になれば、本気になってやれば。と私は思っていますし、ぜひともそうやって本気になって計画を立てられたんですから、早期に進めていただきたい、ね。皆さんが書いた書類だけが町民が喜んでいるわけじゃない。皆さん書いたものが現実になって初めて町民の人の福祉向上になる、確信しています。ぜひともお願いをいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長( 伊東圭介君 )これにて11番 笠原俊一議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
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○議長( 伊東圭介君 )本日の日程は全て終了いたしました。あすから2日間休会とし、来る12月4日、午前10時再開いたします。本日はこれにて散会をいたします。御苦労さまでした。
(午後2時58分)
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更新日:2018年07月03日