葉山町議会 平成29年10月12日
平成29年 葉山町議会第3回定例会会議録(第5日)
招集年月日
平成29年10月12日(木曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前 10時00分
閉会
午後 4時26分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席 13名 欠席 0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 横山すみ子 | 出席 |
第2番 | 金崎ひさ | 出席 |
第3番 | 鈴木道子 | 出席 |
第4番 | 飯山直樹 | 出席 |
第5番 | 石岡実成 | 出席 |
第6番 | 山田由美 | 出席 |
第7番 | 近藤昇一 | 出席 |
第8番 | 窪田美樹 | 出席 |
第9番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第10番 | 待寺真司 | 出席 |
第11番 | 笠原俊一 | 出席 |
第12番 | 土佐洋子 | 出席 |
第13番 | 伊東圭介 | 出席 |
第14番 | ( 欠員 ) |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
政策財政部部長 | 小山誠 |
総務部部長 | 太田圭一 |
福祉部部長 | 仲野美幸 |
環境部部長 | 伊藤義紀 |
都市経済部部長 | 永津英彦 |
教育部部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 福本昌己 |
総務課課長 | 鹿島正 |
選挙管理委員会事務局書記長 | 鹿島正 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 田丸良一 |
局長補佐 | 永井秀子 |
主任 | 佐々木周子 |
会議録署名議員の詳細
番号 | 氏名 |
---|---|
第3番 | 鈴木道子 |
第4番 | 飯山直樹 |
議事日程
一般質問
1 土 佐 洋 子 【一括質問一括答弁式】
(1)「葉山の強みを伸ばす挑戦」
2 飯 山 直 樹 【一問一答式】
(1)海辺の諸問題について
(2)公共施設について
(3)高齢者福祉について
3 窪 田 美 樹 【一括質問一括答弁式】
(1)子育て支援策に関して
(2)高齢者福祉の充実に関して
(3)ごみの資源化・減量化の推進に関して
4 待 寺 真 司 【一問一答式】
(1)だれもが住みやすく、暮らしやすいまちづくり
(2)子ども・子育て支援の充実について
(3)災害に強いまちづくりの推進について
(4)第4次葉山町総合計画について
5 石 岡 実 成 【一問一答式】
(1)学校給食センターについて
(2)住んで良かったと思える町“葉山”について
(3)防災に対する意識向上について
議事の経過
議長( 伊東圭介君 )
おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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議長( 伊東圭介君 )
日程第1「一般質問」を行います。
第1番、12番 土佐洋子議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。
12番( 土佐洋子君 )
おはようございます。12番 土佐洋子でございます。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、1項目4点につきまして、一括質問一括答弁にて一般質問をさせていただきます。
この平成29年第3回定例会より、本格的に議会ICT化にてタブレットが導入されました。せっ
かくの機会でございますので、ぎこちないかもしれませんが、マルチペアリングを活用して、議場にいらっしゃる皆様と写真などを共有できればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。申しわけないのですが、インターネット中継や録画でごらんになっている皆様におかれましては写真など共有することはできません。行く行くは、なるべく早い時期に常任委員会で視察に伺いました鳥羽市議会のように、議場内モニターでのパネル使用などで皆様と情報を共有できるシステムを構築していければよいと私は考えております。
世間ではおととい、10月10日より衆議院議員選挙がスタートいたしまして、論戦が繰り広げられております。葉山町内は至って静かではございます。葉山町商工会が昭和42年に発足されて50周年を迎え、私と同い年ということになりますけれども、きのう湘南国際村のロフォス湘南にて、葉山町商工会創立50周年及びショッピングプラザHAYAMA STATION創業1周年記念式典を迎えたことにお祝いを申し上げたいと思います。そして、今回の衆院選では期日前投票所が従来の消防署にプラスしてショッピングプラザHAYAMA STATIONにおいて、10月19日から21日までの3日間でございますが、朝9時半から夜19時半まで期日前投票ができるようになったことは、投票率の向上及びHAYAMA STATIONの活性化に期待できるものと考えております。
私、こちらマルチペアリングで期日前投票所増設のお知らせという、葉山町のホームページからのものをこちらにアップさせていただきました。このHAYAMA STATIONの見取り図であ
ったり、その期間と時間がこちらには記載をされております。
それでは質問に入りたいと思います。まずは葉山の強みを伸ばす挑戦の(1)ふるさと納税など、さらなる歳入の確保についてを伺います。昨年の夏より葉山町でもふるさと納税返礼品制度が始まり、今年度は9月からウインドサーフィンレッスンという体験型のふるさと納税の返礼品が追加されたこと、うれしく思います。このことにつきましては、平成29年第1回定例会にて、私や他の同僚議員が、山梨町長がウインドサーフィンのレッスンをしてみたらいかがという趣旨の提案をいたしまして、それが早速実現されたこと、町のトップである町長がウインドサーフィンを教えるという、他自治体ではしたくでもできない、ある意味あり得ない葉山の強みを伸ばすことのできる一つだと思います。どのようにしてさらなる歳入確保をしていくのかどうか伺います。
次に(2)東京2020オリンピック・パラリンピックに関する町のかかわり方について伺います。
事前キャンプについては英国チーム以外にも香港、オランダチームも葉山新港を利用してキャンプをしていたと聞いております。また、それ以外にもオーストラリア、ブラジル、ニュージーランドのチームも葉山町内でキャンプをしていたとのことで、ぜひ来年かなうとうれしいと思います。もちろん、事前キャンプを行うに当たって、町内にある研修所、保養所に御協力いただけないかお願いしているところとは思います。民間の活力を利用して、ぜひ対応をお願いしたいと思います。今週末10月15日に葉山新港で開催されます葉山ヨットフェスもとても楽しみにしております。山梨町長がウインドサーフィンの陸上トレーニング、元オリンピック日本代表選手によるヨット乗船体験やイベントがたくさんあるようです。町からのプレスリリースによれば、2020年東京オリンピック・パラリンピックは葉山沖でセーリング競技が開催されます。それに先駆け、日本ヨット発祥の地・葉山だからできるイベント、葉山ヨットフェス2017を開催します。見て、さわって、学んで、体験して、撮影して、ヨットの町を一日楽しみましょうということで、内容は6つもございます。2020年に向けて、町、町民の意識は高まってきているのでしょうか、伺います。
次に(3)スポーツや文化活動の支援について伺います。最近、特に今年度になって町長の動向や「広報はやま」を見ていますと、本当にスポーツや文化に活躍されている町民の皆様が多いことに驚かされます。町長におかれましては、もちろん優秀な成績をおさめた皆様から表敬訪問を受けることはうれしいことだと思います。ですが、逆に何も情報がなく、本来なら表彰の対象となり得るのに埋もれてしまっている方々もいらっしゃるのではないかと思います。町民の皆様がスポーツや文化活動においてプライドを持って活躍できる環境をつくることが必要と考えますが、いかがでしょうか。次に(4)神奈川県との睡眠についての研究について伺います。平成29年度のまちづくりにかかわるその他の主な事業で2点目、暮らしを守る葉山につきましては、引き続き健康をテーマとして取り組んできた葉山体操や貯筋運動など、さまざまな取り組みを発展的に行うとあります。貯筋運動はとても普及に力を入れていると感じておりますし、健康増進施設利用券もとても使いやすくなり、健康増進のためのきっかけづくりになると思います。山梨町長による平成29年度施政方針の中で、「神奈川県の協力も得て、睡眠について深く研究する機会を講じてまいりたいと考えております。人生の3分の1の時間を占める睡眠を改善することで未病対策の大きな礎として貢献できれば幸いです」とございますが、この睡眠について第四次葉山町総合計画の基本理念にあるものだったのでしょうか。最近テレビなどで耳にいたします睡眠負債という言葉がございます。毎日の睡眠が足りないことを睡眠不足、睡眠がたまっている状態を睡眠負債と考えられるイメージだそうです。睡眠負債が積み重なると、がんや認知症、鬱病になる可能性も指摘されております。短い睡眠時間イコール寝不足、睡眠負債とは必ずしも言えないそうですが、睡眠時間が短いとがん細胞がふえやすくなったり、脳細胞にごみがたまりやすくなったりという研究があるそうです。とても大切な睡
眠について伺ってまいります。以上、最初の質問といたします。御答弁よろしくお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
答弁を行います。
町長( 山梨崇仁君 )
おはようございます。土佐洋子議員の御質問に、所管する箇所につきましてお答えさせていただきます。1番目、葉山の強みを伸ばす挑戦。1点目、ふるさと納税など、さらなる歳入の確保とのお尋ですが、ふるさと納税につきましては平成28年8月より返礼品制度を開始し、平成28年度決算では1,768万5,000円の寄附をいただきました。2年目となります平成29年度からの取り組みとしましては、議員からも提案をいただき、9月から葉山の海で体験ウインドサーフィンスクールチケットの提供を開始するなど、葉山の強みである海の魅力を生かした体験型返礼品を用意し、実際に葉山を訪れていただき、葉山を感じてもらい、いつかは暮らしてみたい、そんな葉山を応援したいと思っていただけるような取り組みを推進することで、さらなる歳入の確保に取り組んでいるところでございます。また、来年度以降の取り組みとなりますが、新たに使途を明確にした上で、寄附を募る手法の検討を現在進めております。他の歳入につきましても、こうした葉山の強みを生かす視点をさらなる歳入確保策の発掘につなげてまいりたいと考えております。
2点目、東京2020オリンピック・パラリンピックに関する町のかかわり方についてとのお尋ねで
すが、東京2020オリンピックにつきましては、セーリング競技が葉山沖を含む江の島から東の相模湾域がレース海面となることから、本年度より英国セーリングチームと大同生命保険株式会社と協定書を取り交わし、ホストタウンとして事前キャンプの受け入れを実施しております。来年度以降、さらなる外国チームから事前キャンプの申し出があることが予想されますが、引き続き町を相談窓口として利用していただけるよう、宿泊施設等の情報収集に努めてまいります。また、引き続きヨット乗船体験を行い、町民がヨットに親しむ機会の充実を図りつつ、外国チームとの地域交流を行い、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた機運の醸成を図ってまいります。
4点目に移ります。神奈川県との睡眠についての研究のお尋ねでございますが、神奈川県未病見える化センターに指定されている県内医療機関より、神奈川県を通して睡眠時無呼吸症候群の治療を通した生活習慣病予防への啓発や調査研究を行いたいとの申し出がありましたが、その後の調整の結果、睡眠の重要性啓発のため、睡眠についての講演会「あなたの睡眠大丈夫 生活習慣病予防のためには睡眠です」を11月30日に行うこととなりました。今後、神奈川県とも情報共有しながら、町民がより健康になれるよう、情報発信をしてまいりたいと考えております。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。
教育長( 反町和久君 )
土佐洋子議員の御質問にお答えいたします。
1項目目、葉山の強みを伸ばす挑戦の3点目、スポーツや文化活動の支援についてのお尋ねでございますが、スポーツ及び文化活動においては関係団体と連携を図りながら、生涯スポーツや芸術・文化活動に親しめる環境づくりに取り組んでいるところでございます。今年度は各分野において特に若い世代の活躍が目覚ましく、スポーツでは聴覚障害者の国際大会、デフリンピックのバレーボール競技で世界一に輝く選手や、空手、レスリングの全国大会で優勝などの成果を挙げた選手、また、文化面においても全国高校総合文化祭囲碁部門において準優勝の成績をおさめた方など、町に明るい話題が数多く届けられました。今後もさらなる優秀な成績を期待するとともに、引き続き関係団体と連携を図りながら、それぞれの分野で幅広く活動できるよう情報提供や環境整備に努め、スポーツ及び文化活動の推進に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
議長( 伊東圭介君 )
再質問を行います。
12番( 土佐洋子君 )
御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問をさせていただきます。まず、(1)のふるさと納税など、さらなる歳入の確保でございますけれども、葉山ふるさと納税返礼品にウインドサーフィンスクールが加わり、取材を兼ねたスクールが10月5日に葉山サーフクラブさんの御協力で行われたそうです。写真、皆さん入れかわっているかどうかわからないですけれども、10月5日に町長や、職員の何人かが実際に森戸海岸で…でも、これは実際にはまだ返礼品というわけではなくて、フォーメーションの確認というようなイメージを持ちましたけれども、これはどのように、いつからスクールを始めていくおつもりなんでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今、土佐議員からのお尋ねでございますが、先般行った部分については当然本番を控えて実際ですね、職員が対象としてですね、一応実行したわけなんですが、受け入れについてはですね、これからふるさと納税の御寄附をいただいた方との調整もあろうかと思いますが、今後寄附があった際にですね、受託事業者のほうとも調整しつつ、対応を図っていきたいというふうに考えております。
12番( 土佐洋子君 )
すいません、皆様には今の写真、見ていただくことできなかったみたいなんですけども、マルチペアリングのところに戻っていただいて、右上のクルクルというところを押していただくと新しい…新しいというか、海岸での写真になると思うんですけども、いかがでしょうか。森戸海岸でのレッスンの様子なんですけども、変わりましたでしょうか。(私語あり)マルチペアリングというところへ戻していただいて、並べかえと書いてあるところ、上の右…右のところに矢印、丸い矢印があるんですけども、それをタッチしていただくと更新されて、土佐一般質問レッスンというところを…私が入れたところが…出ましたでしょうか。すいません、なれていないもので、時間がかかってしまいました。(私語あり)こちらに気をとられてしまって、小山部長の答弁ちゃんと聞くことができなかったんですけれども、本当に申しわけないんですけれど、もう一度お願いできますか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
お尋ねの部分につきましては、これからふるさと納税、御寄附をいただいて、その方が返礼品としてですね、このスクール体験、体験をしたいというような要望がございましたら、受託している事業者のほうとも調整しつつ、当然町長の日程もございますので、そこら辺もあわせてですね、調整の上、対応を図っていきたいというふうに思っております。
12番( 土佐洋子君 )
では、実際に9月から募集が始まって、ふるさと納税されている実績は既にあるんでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
当然29年度ですね、ふるさと納税ございます。ただ、この部分についての返礼品の部分については、まだその返礼品要望というものはございません。
12番( 土佐洋子君 )
ウインドサーフィンレッスンの返礼品というのが、ほかの返礼品に比べてとてもお得感があると思うんです。たしか3万円から5万円の御寄附をいただいた方にこちらをレッスンするというものだと思うんですけども、ちょっと差があるかなと思うのは、やっぱり葉山町としてヨットの町というのをアピールしようということなのでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
おっしゃるとおりですね、ヨット発祥の地である葉山ということもございますし、当然2020、オリンピック控えておりますので、そういった部分で葉山の魅力を発信していくということからの取り組みの一つというふうに考えております。
12番( 土佐洋子君 )
葉山に遊びに来る方々に葉山町でこのようなふるさと納税が始まったということをお伝えしますと、すごい、すばらしいねって。首長がウインドサーフィンレッスンしてくれるなんてすごいことだよねというお話をいただきますので、ぜひどんどんと広めていってほしいと思います。
それで、姉妹都市の草津町はふるさと納税すごい額、十何億ということになっていると思うんですけども、このふるさと納税返礼品の割合が変更がございました、草津町でも。9月末までは寄附の金額の半額相当が草津温泉感謝券として提供しておりましたけれども、国の目指すふるさと納税制度の健全な発展に寄与するため、この平成29年10月1日より、草津温泉感謝券の返礼割合が3割となりました。いろいろと草津の町長さんが国へ行ったりとして物議を醸しましたけれども、この姉妹都市の草津町と葉山町とでね、ふるさと納税の相互返礼などできたらおもしろいかなと思うんですけども、いかがでしょうか。例えば、葉山町外の方が葉山町にふるさと納税してくださった場合に、選択の一つとして、町民スキー学校に参加することができるとか、例えば葉山町に住んでいらっしゃって、毎年町民スキーに参加していたんだけれども、諸事情で町外に引っ越してしまって、でも、町民スキーはぜひ行きたいという方ってすごいいらっしゃると思うんです。逆に、行く行く
は葉山町に住みたい、今も別荘として葉山にはあるんだけども、町民ではないために町民スキーには参加できないという方もいらっしゃいます。そういう方のために、そういうことがかなわない方のために町民…ふるさと納税をしてくださって、町民の皆様と一緒に姉妹都市の草津に行って一緒にスキーを滑って、姉妹都市交流を疑似体験してもらうということはできないのでしょうか。相手があることなんですけれども、提案としていかがでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
町民スキーの参加について、ふるさと納税と絡めて参加者の募集の内容をこれから改めるというようなイメージで今聞いておったんですけれども、それについては、スキー学校については体育協会さんが主催になっていますので、そういった意見があることは伝えていきたいなと思います。ただ、現状では在住・在勤が規定となっておると。それは御承知だと思いますけれども、それをさらにふやすということについては協議していきたいなと、そのようには思います。
12番( 土佐洋子君 )
もちろん在住・在勤ということ原則なのはわかっておりますけれども、この姉妹都市草津町・葉山町というのをもっとアピールするためにふるさと納税を利用することができればと思ったんです。逆にね、草津町の方々は町民の方々から応募をしていただいて、ベルツ博士の生誕の地のビッシンゲンなどを訪れていることがあると聞いております。ですので、草津町の姉妹都市提携第1号であるこのビッシンゲンなどに葉山町の町民の皆様、もちろんベルツ博士ゆかりがございますので、こちらも草津町、相手のあることですけども、この葉山町から草津町にふるさと納税などして、一緒にこういうところへお出かけするというのもおもしろいと思うんですけれども、いかがでしょう。
町長( 山梨崇仁君 )
ベルツ博士と葉山町のゆかり、また草津町とのゆかりについて、非常に双方にとっては重いものがあるということは十分認識をしてございますので。今回私も伺えなかったんですが、5年前には草津町さんとビーティッヒハイム・ビッシンゲンさんの姉妹都市交流の記念式典に伺ったこともございます。町としましても非常に取り組みについては興味があるところなんですが、何分、ドイツでしたか、非常に遠いところということで、交流を何とか持てないかという議論はしたことございますけれども、実現に至らない経緯もあります。実際に行かれる制度をふるさと納税でどのように対応しているか承知はしてないんですけれども、何かそういう方法があるのであればですね、検討には値するというふうには十分思いますので、改めて今後研究してみたいというふうに思います。
12番( 土佐洋子君 )
草津町議会では積み立てなどをしてそういうところに行く費用をつくっているというお話も聞いたことがあると思いますので、ぜひ検討していただければと思います。先ほど町長の第一答弁の中で来年度以降の取り組み、新たに使途を明確にした上で寄附を募る手法の検討を進めていくというようなお話があったと思うんです。私、考えたんですけれども、例えば葉山灯台、通称裕次郎灯台でございますけれども、この裕次郎灯台の維持管理などね、対象にしてはいかがかなと思うんです。決算のときに質疑がございましたので、すぐに見に行ってまいりました。この石原裕次郎灯台、平成元年ですか、町に寄贈されて、それから町で維持管理をしてきたわけですけれども、職員がペンキ塗りとかするの危ないですし、その予算だとか決算のとき、いつも問題となっております。この今、写真をアップさせていただいたのは、これは裕次郎灯台の手前の赤灯というのが、小さい灯台があるんです。そちら側から撮った写真です。右側が葉山マリーナ側、左側が南側となるんですけども、風が強かったり波があるので、南側がどうしてもすごく塗装が剥げている状態というのが見てわかると思うんです。南側の左の部分、すごい塗装が剥げ剥げとなってしまっております。葉山女子旅、とても人気がございますけれども、葉山マリーナに葉山女子旅で行って、切符を提示すると江の島・裕次郎灯台周遊クルージングというのも優待になります。多くの皆様がこの裕次郎灯台を目指してベイクルーズに乗りまして裕次郎灯台を見るわけなんです。でも、せっかく裕次郎灯台を見に行かれて、こんな状態だとがっかりされてしまうんではないでしょうか。この裕次郎灯台についてクラウドファンディングということも考えたんですけども、クラウドファンディングではなくて、石原裕次郎基金としてね、寄附を集めていくのもよいのではないでしょうか。きのうの商工会のときだったか、山梨町長が学生さんたちに、関東学院だったと思うんですけども、石原裕次郎さんって知っているって聞いたところ、半分ぐらいの学生しか知らなかったというお話でした。でも、若い学生の半分が知っているということですので、もちろんそれ以上、上の世代の方は裕次郎さんファンでございますし、こういう基金って可能ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今、土佐議員おっしゃるとおりですね、私ども今、第一答弁、町長のほうからも申し上げましたとおり、各課のほうもですね、事業展開していく中で、1つ目は今、土佐議員がおっしゃる裕次郎灯台の維持管理費という部分、一般財源でですね、対応を図らさせていただいている経緯がございます。そういった意味でも、十分な維持管理できているというふうに言えない部分はあろうかというふうに思いますので、そういった意味で、一つの手法としてクラウドファンディング的なですね、御寄附ということで、これからですね、使途ですとか目標金額、そういったものを明確にですね、することによって、その御賛同いただけるふるさと納税の寄附を募っていきたいというふうに思っているところでございます。他の事業についてもですね、こういった部分が活用できないかということで、各課のほうに今投げ込んではいるところではございますし、また、職員一人ひとり、他部署のことでもですね、提案制度という部分で間口を広げる中でですね、こういった取り組みができないかという検討をですね、今している状況にございます。
12番( 土佐洋子君 )
まだ新たな使途明確にした寄附の、その検討しているものについてはまだお話はできないということですよね。これからの楽しみにしておりますので、皆さんが寄附したいって思えるようなものにしていただければと思います。次に(2)の東京2020オリ・パラに関する町のかかわり方について伺いたいんですけども、「広報はやま」9月号で、私、スルーしてしまいそうになりましたけれども、町民の方から英国のボリス・ジョンソン外務大臣が載っていることを指摘をしていただきました。ボリス・ジョンソンさんの記事が載ってたのは「広報はやま」9月号で…ちょっと待ってください。この葉山新港にいらっしゃったんですよね。この方はロンドン市長を2期も務めたりとか、イギリスにおいて最も人気のある政治家の一人でございまして、もしかしたら首相になったかもしれないという方がなぜ葉山新港にいらっしゃったのかなと思ったんです。公式にいらっしゃったわけではないと思うんですけれども、やはり英国王立セーリングチームが葉山新港で練習しているということでの応援だったのでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
広報に記事となっておりますけれども、この経緯につきましてはですね、イギリスチームが葉山を拠点に合宿を張るということで協定を結びました。そういったいきさつからですね、この外務大臣の方も耳にされまして、英国大使館を通じてですね、お忍びという形というか、非公式の部分で葉山を訪れたい、それは当然英国王立ヨットクラブの選手の激励のためというふうに私ども伺っております。
12番( 土佐洋子君 )
葉山町にこのボリス・ジョンソンさんいらしてくれたこと、とても光栄に思いますし、特に町長は対応されるようなことはなかったんですか。
町長( 山梨崇仁君 )
先ほどの議員の御指摘のように、非公式という形で、鎌倉にいらっしゃる流れの中でお越しいただけるということが、たしか1週間ぐらい前に連絡が入りまして、別の公務が入ってしまっていたために私は時間がとれなかったんですけれども、政策課の課長と政策課の職員で対応してくださっております。
12番( 土佐洋子君 )
これからも2020東京オリンピックに向けてこのようなビッグな方々、世界各国の、いらっしゃると思います。このとき、語学ボランティアの方々も対応してくれて、とても貴重な体験になったということですけれども、町にとってもすばらしいことですし、対応をよろしくお願いしたいと思います。
先日、久しぶりに電車に乗ったときに、この「君はセーリングを見たか」という、すごい格好い
いポスターを見ることができました。このポスターというのは公益財団法人日本セーリング連盟、セーリング日本代表日の丸セーラーズを応援するものでございますけれども、JR乗ったときには気がつかなかったんですけど、京急乗ったときにこの大きなポスターが2枚も張ってありまして、見ることができました。ここに、一番下のほうに、これはヨットとウインドサーフィンなどの…皆さん変わってないですか。すいません、発表者変わってなかったです。この写真なんですけども、すごいすてきな写真だと思います。ヨットやウインドサーフィンをしているところと、あとこのスポンサーのお名前が載っていたりとか、あと一番下のほうにはそのセーリングのワールドカップ日本初開催ということなどが書いてあります。ここ、下に書いてありますように、先月9月に江の島でRS:Xの世界選手権がございました。このポスターとは違うものなんですけれども、10月の初めには愛媛、愛媛で愛顔…愛顔つなぐえひめ国体がございました。それで、そちらの国体でも葉山町出身・在住の選手、市野選手が470級で優勝いたしましたり、堀川選手もウインドサーフィン級で入賞いたしまして、とてもうれしいことだと思います。そしてこのポスターに書いてありますように、今週末10月15日からは愛知県蒲郡にてセーリングワールドカップが開催されます。世界的にも、特にセーリング界で大変盛り上がってきているなというふうに感じるんですけれども、実際のところ、葉山町内での東京オリ・パラに向けた機運というのはいかがなのでしょうか。7月に葉山町内の小学生、5、6年生を対象にいたしましてウインドサーフィンを開催したときなど、32人弱の子供たちが参加してくださいました。みんなウインドサーフィン乗れるようになって、とっても楽しんでくれてたようです。
10月15日、今週末には、葉山新港で開催されます葉山ヨットフェスがございます。これはヨット
乗船体験で町内在住の元470級北京オリンピック日本代表選手の鎌田奈緒子さんだったり、日本ヨット町レース協会会長の伊藝徳雄さんとともに、30人乗りの大型ヨットに乗船できるということ、とてもおもしろいと思いますし、こちらに書いてあるかな、ヘリーハンセンによるロープワークのワークショップだったり、また、きのうの商工会のときの開会のときにもございました葉山御前太鼓の演奏だったり、英国のチーム事前キャンプに関する展示、そして今回もパナソニックさんの御協力なのでしょうか、インスタ映えフォトスポットいろいろなど盛りだくさんあるようでございます。そして、山梨町長による初心者向けの陸上ウインドサーフィン体験というのがございますけれども、これ、なぜ陸上体験だけなのでしょうか。やはり時間的なものだったり、葉山新港から出るのが難しいとか。せっかくならね、実際海に出て体験してほしいと思ったんですけれども、いかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
時期的なものもありますし、やはり海に入るとなると陸上の講座だったりとか、それなりの時間がかかるもので、人数も限られてしまうものですから、お子さんでも気軽にという観点から、セールのジョイント部分を固定した形でですね、体験ができないかというふうに今、思案をしてございます。たまたまスケボーにですね、つけられるものもあるんですけども、ちょっと安全管理の問題で今検討をしております。何とか陸上で楽しめることで、多くの方が体験できればなというふうに考えているところです。
12番( 土佐洋子君 )
この葉山ヨットフェスのポスターすごくかわいらしくて、参加してみたくなると思うんですけども、これは職員の方がつくられたのでしょうか。すごくよくできていると思うんですけれども。
政策財政部部長( 小山誠君 )
土佐議員にお褒めの言葉をいただいて申しわけないです。ありがとうございます。魅力ある部分で、こういった取り組みをするということで発信する上で、やはり多くの方に目にしていただいて、親しみを感じていただけるような工夫を凝らした中で取り組みをさせていただいているところでございます。
12番( 土佐洋子君 )
ぜひ多くの皆様に、このカラーできれい、かわいらしいですし、目にしていただいて、参加していただければと思います。飲食店などもあるようですので、ヨットに乗らなくても、体験しなくてもそういう場に来ていただくことも大事かと思います。このポスターを見ますと、雨天とか荒天とか、そういうことの情報がないんですけども、それ、ちょっとあしたからお天気が崩れるのかなと思って、14日には葉山小学校や一色小学校の運動会もあってお天気が心配されるんですけども、そういう条件のときにはどうされるんでしょう。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
朝の7時30分の段階でクルーザーが出港できる状況であれば多少の雨でも開催するというふうに聞いております。
12番( 土佐洋子君 )
そのときはどのような案内をいただけるのでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
受け付けの状況が教育委員会サイドでないので、ちょっと確認をとらせていただければと思います。よろしいでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今、教育部長からも回答ございましたけれども、私のほうからちょっと補足という形ではないんですが、今、政策課のほうとですね、教育委員会生涯学習課のほうとでですね、荒天時どういうふうにしようかということで調整を図っているとこでございますけれども、周知方法等々、やはり急を要するような部分もございますので、まだ防災安全課のほうとも調整しておりませんけれども、場合によってはですね、防災行政無線も活用させていただく中で周知を図らさせていただければなというふうに思っているところでございます。
12番( 土佐洋子君 )
せっかくのとてもよいイベントだと思いますので、まずはお天気になってほしいって願っておりますけれども、周知のほうもよろしくお願いいたします。
先日、体育の日、10月9日に一色小学校で行われた町民体力測定というのに参加をしてまいりました。今、写真をアップさせていただきましたけども、これは一色小学校で第3回目の葉山町民体力測定というもので、そのときの職員の方に聞いた、私が行ったときで100人ぐらいの方がいらっしゃっているということでした。去年も参加したんですけれども、自分の体力というのがわかってよろしいかなと思って、来年もぜひ参加したいと思うんですけども、そのときうれしかったのが、私が写り込んでしまっておりますけれども、私が持っているのが1998年のかながわ国体、葉山がセーリング、女子の会場になったときのタオルなんです。このときに腹筋のするところでこのタオルを使っておりまして、参加した私としてはすごい感動したんですね。この年、98年というのはかながわ国体だけではなくて、ベイスターズが優勝したり、横浜高校も甲子園で優勝したり、あと長野オリンピックもありました。とてもスポーツで盛り上がった年でございます。このときの選手というのは、このタオルを大事に使わないでとっている選手もいたりとかしておりますけども、このときのようなグッズをね、町で販売とかするということはできないものなんでしょうか。私はこのタオル大好きで、多分配られたのはプレ国体のときだと思う…97年だと思うんです。ちょうど20年前で、もちろんぼろぼろな状態なんですけども、新たに販売してくれたら絶対買いたいと思うんですけども、そういうことってできないんですか。版権とかというのあるんだろうと思うんですけども、何かこういうものができたら、例えばふるさと納税の返礼品というふうなことにも使えると思うんですけども、いかがでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
お尋ねの部分についてはですね、私もちょっと、1997年ですか、プレのときの対応でそういったタオルを配布したという、どういった形でですね、御用意したのか、ちょっと調べてみないとわからない。実際、町のほうで対応できるのかできないのかもあわせてですね、ちょっと検討をさせていただく中で、できるならば、今、御提案いただいたような形も考えてみたいなというふうには思いますけれども、なかなかちょっと難しいかなとは思います。
12番( 土佐洋子君 )
これと全く同じとかそういうことではないんですけども、ほかの何か商工会とでもコラボできたらいいなって思いますので、何かそういうふうに考えていっていただければと思いますので、お願いしたいと思います。
3番目の質問に移ります。スポーツや文化活動の支援でございますけれども、答弁をいただきましたように、デフリンピックのバレーボールの金メダルは本当にすばらしかったと思うんです。写真は中田美緒選手。このポスターごらんいただけるでしょうか。バレーボールはオリンピックとパラリンピックだけじゃない。障害者による、もうひとつの世界一を決める闘い、それがデフリンピックでございます。デフリンピックというのは皆さん御存じない方も多かったと思うんですけども、パラリンピックよりも歴史が古いものでございます。そして今回この葉山在住の中田美緒選手がこのチーム最年少、高校2年生、なのに司令塔ということで、金メダルに貢献をいたしました。そして夏にはサッカーのインターハイで日大藤沢の男子高校生が準優勝というとても明るいニュースがございました。この高校生はサッカーでもう日体大に進学が決まったようですけれども、ほかに例えば、全国中学生ビーチバレーボール大会で5位になった選手という方もいるんですけども、町長、そういう情報は御存じでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
ビーチバレーの成人の選手で活躍されている方、長柄の南郷中学校出身の方のことは存じ上げております。まだ表敬訪問をいただいたりとかお会いする機会はないんですけども、すばらしいことだというふうには思っています。
12番( 土佐洋子君 )
私も…女子の選手でいらっしゃいますね。お会いしたことはないんですけど、お話は聞いたことはあります。今回は全国中学生ビーチバレーボール大会で5位になったという男子中学生、生徒でございます。そういう頑張っている生徒、町民の方たちってたくさんいると思うんです。そういう方たちのことをもっともっと応援していきたいと思いますし、ただ、そういう団体に入っていないと、例えば町長のところに表敬訪問をするとか、「広報はやま」に取り上げていただくことというのがなかなか難しいと思うんですけども、体育協会や文化、この前は女の子で将棋…囲碁でしたっけ、すごい頑張っている、全国2位になったという女の子がいらっしゃいますけども、そういう子たち、体育協会や文化協会に加盟していないと活動を把握できない場合ってあると思うんですけども、そういう人たちを発掘というか、埋もれないようにしていく努力が町としても必要だと思うんですけれども、私も何かと言われると、町民から、町民の皆様の情報をいただくことしかないと思うんですけれども、町長としてもね、そういう方たち応援したいと思うんですけれども、どのようにお考えでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
私自身もですね、土佐議員がおっしゃるように、お会いをして元気をもらうことももちろんありますし、何かしら町として応援しているんだという気持ちだけでもですね、表現できること、実際に教育委員会のほうでは応援する仕組みは部活動なんかでありますけれども、できなくともそういったことを気持ちとしてあらわすことも大事だと思います。また一方で、広報などに載ることでですね、御本人としても本当にやる気につながる方もいらっしゃるでしょうし、またあえて広報を見て、自分も載せてほしいと思ってくれたりとかですね、そこに載ろうということを目標にしてもらうこともあるんじゃないかと思っております。なので、私たちのほうから今はああやって広報を通じて発信をしていくことが、これからさらに情報として町にお寄せくださいということにつながっていくんじゃないかと思っております。でも、それでもというところもあるかと思いますので、議員の皆様を初め、この中継をごらんになっている皆様からもですね、こういった方がいらっしゃいますよという声があれば、ぜひ御紹介いただければこちらのほうから表敬をしたいと思いますので、ぜひ御訪問くださいという御案内をすることもできますので、御案内いただきたいなと思います。
12番( 土佐洋子君 )
「広報はやま」だったり、または議会だよりだったり、そういうところに載って、御近所の方も知らない場合とかもあったりしたかもしれないんですけども、こうやって皆さんで情報を共有して皆様の活動を支えて応援していければと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
次に、(4)神奈川県との睡眠についての研究、伺いたいと思いますけども、先ほど御答弁いただいて少し理解はしたんですけれども、特にこれは第四次葉山総合計画の基本理念というものにあったものではなくて、その基本理念にある健康をテーマにしたものということで睡眠時無呼吸症候群のことを挙げられた、施政方針の中で挙げられたという理解でよろしいんでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
そのとおりであります。一昨年の行政テーマの中で健康をテーマに取り組みました。そのテーマとしては昨年度から捉えてはおりませんけども、ただ、大事なことですので、脈々とその流れの中で、次のステップは何だろうということで、人生の3分の1を過ごす睡眠について焦点を当てた次第でございます。神奈川県のほうから昨年の末の段階でその睡眠時無呼吸症候群についてという御案内をいただきまして、その後、検討を重ねた結果、まずは講演会を開いて町の方々の反応であったりとか御興味について、我々も把握をしようということから今回取り組むことになりました。
12番( 土佐洋子君 )
たまに知り合いの方でも、この睡眠時無呼吸症候群の方のお話を聞くことあるんです。寝ている間に何か装置をつけて寝るということなんですけども。あと、その装置をレンタルとかするために毎月1回はお医者さんに行って診てもらわなきゃいけないということがあって、多分それはずっと一生続くものなのかなと思って。そういう方たちにとってかなりの負担になると思うんです。講演会をされるということなんですけども、「あなたの睡眠大丈夫」というのは、この葉山町単独でされるものなんでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
今回の講演会は神奈川県のやはり未病対策というのも一緒にかかわっていて、神奈川県との協力ということで講演会開かせていただきます。
12番( 土佐洋子君 )
細かいことを聞いてすいません、それ葉山町内で、例えば福祉文化会館だとかそういうところで行うものですか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
申しわけありません、11月の広報で町民の方にはお知らせする予定で今おりますけれども、教育委員会の総合…2階の研修室、会議室を使いまして、11月30日の木曜日、1時半から3時までの予定で講演会を開くことになっております。
12番( 土佐洋子君 )
広報をいただいて、多くの方に来ていただきたいと思います。私が第一質問の中で少し触れましたけれども、町民…あ、ごめんなさい。睡眠負債という言葉、よく聞きますよね、ニュースなどでも。これもとても怖いことだなと思うんです。いろんな病気につながってしまうと思うんですけども、そのときにこの睡眠負債ということにも触れていただくことなどはできるんでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
先生のほうにこの睡眠負債という言葉で今お願いとかはしてないんですけれども、やはり今、睡眠のことでいろいろと注目されている一つの言葉としてお話の前にですね、こういうことが一緒に言っていただけるのかとか、今そういうことも聞きたい意見もあるというようなことは先生のほうに調整できると思いますので、お伝えします。
12番( 土佐洋子君 )
多くの方々が睡眠負債という言葉を聞いて怖いなとか、自分もそうなんじゃないかなというふうに心配される方って最近多いと思うんです。ですので、もしも先生にお願いできるところでしたらお願いしていただいて、ぜひ講演の中に入れていただければと思います。葉山は医療費が神奈川県内で一番低いというふうに聞いておりますけども、健康が一番ですので、これからも町民の皆様が健康で元気に暮らしていけるような体制をつくっていただきたいと思います。以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
議長( 伊東圭介君 )
これにて12番 土佐洋子議員の一般質問を終わります。
第2番、4番 飯山直樹議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。飯山直樹議員、質問者席にお着き願います。
4番( 飯山直樹君 )
4番 飯山直樹です。通告に従いまして一般質問を行います。今回も一問一答式で3項目、海辺の諸問題、公共施設関連、高齢者の福祉についてお聞きするとともに、意見を述べさせていただきたいと思います。
まず1項目目の海辺の諸問題については、夏が終わりまして、ことしも騒音、ごみ、風紀の乱れ、交通渋滞等々、例年どおりというか、私的には若干悪化しているのかなというふうに考えております。こうした状況について、踏まえて今後の対策等をお聞きするとともに、私なりの提案をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
まず、その海辺の諸問題なんですが、先日森戸神社前の海岸、真名瀬側の海岸ですかね、バーベキューが今後禁止になるというようなニュースが出ておりました。これも一つのやっぱりサインなのかなというふうに思います。大分ことしはごみが多かったなというふうに思いますが、一番ごみの、アクセスがそこは森戸神社のパーキングがありますから、そのすぐ下でバーベキューができるということで、一番バーベキューがやりやすい場所がまずはできなくなったということで、対策としては一歩踏み出したのかなと思います。
この森戸神社が、そのバーベキューの問題とはまた違うんですが、海水浴場側、特に私は森戸海岸のそばに住んでいますので、森戸海岸について言うと、だんだんだんだんと例年風紀の乱れに起因している、そのごみとかですね、騒音とか、そうしたものがあるのかなと思うんですが、そこに大きく影響しているのは、時代の変化の中で誕生してきた新しいタイプの海の家に起因しているものは少なからずあるのかなというふうに私は思います。だからといってそれを全て否定するわけでもありませんし、どういう形でバランスをとっていくのかということは考えていかなければいけないと思います。
この海の家については、もとをたどると昭和40年代の海水浴ブームで生まれたそうです。そのころから海水浴客というのは10分の1程度にもう激減してきたというんですが、ここ10年間ぐらいは海水浴のお客さんは減少をしているんですが、全体としての来客数は変わっていないと。分析するとエンターテインメント性を持った海の家に主に人が集まってきているというふうに推察されるというふうなことは言えるかと思います。一方で、旧来型のいわゆる日中に営業をしている海の家というのは、これは森戸海岸も見ればほとんどなくなってきているなというのは、これは葉山に限ったことではなくて、逗子も、鎌倉、藤沢、みんな状況は同じだと思います。だんだん西から東に状況が流れてきているのかなというのは、これは言うまでもなくそういう状況かと思います。非常に海の家、うまくいくと一発大もうけというぐらいの集客が見込めて、そうすると、当然ながらよりお客さんが集められるおもしろいコンテンツを出していくという方向にどんどんどんどん競争が加速していくというのは、当然ビジネスとして当たり前の流れになってくるということだと思います。まさにことし鎌倉で、由比ヶ浜のほうで相席居酒屋の問題、これはニュースでごらんになったと思いますが、鎌倉のほうもライブハウス、そのクラブ化の対応でしてきたら、よもやの相席居酒屋。これもそういう競争原理の中で当然よりおもしろいものということになったんだと思います。この相席居酒屋に関しては一旦許可はされていたわけなんですが、住民の方からSNS等で中止を求める声が一斉に上がりまして、開始前に撤退したということですね。こういうものを運営されていれば、また営業的に成果を上げれば来年はまたいっぱいできてくるという流れになるわけです。したがって、海という集客基盤を利用して、海とそのプラスアルファ、よりおもしろいコンテンツ、エンターテインメント性を持ったものに変わっていくという時代変化の中で、だんだんだんだんとよりおもしろいもの、より、どちらかというと風俗に近いものに流れていくということかと思います。こうしたそのエンターテインメントというものは葉山町としても人を呼び込んでいく上では非常におもしろいコンテンツをつくっていくという重要な側面もありますので、じゃあ、それをいかにして風紀の乱れとバランスをとっていくのかということは、そういうことを考えていけばいいのかなと思います。これは横浜市ではカジノの誘致というのが話題になっていますが、やっぱりそうしたものも経済的なメリットはあったとしても、横浜で風紀が乱れるというのは多くの住民の方がノーだと言っているということと同じような理由じゃないでしょうか。
こうしたことがいろいろ問題として対応していかなければいけないと思うんですが、まず最初にきょうは直近対応して…すべきではないかなということが1つありますので、その件についてお話をしたいと思います。花火大会のときの海の家の前の場所について、ほぼほぼ椅子、テーブル等で独占している状況になっているというのは、花火大会へ行けば大体見たことはあるかと思います。
ことしも、余り例年どういう状況かなというのは注視はしてなかったんですが、ことしは特に独占の状況が大きかったように私は感じました。調べましたところ、海水浴場のルールに関するガイドラインの8番に、海水浴場のルールの記載事項というのがあって、その1番に海の家に関する事項、そのサというところに、占有許可区域以外の土地利用。占有許可区域以外の土地利用というのが規定されていて、椅子、テーブル、看板、ロープ、その他工作物を海の家の占有許可区域外の土地に設置することにより、一般の利用を妨げることのないよう徹底するというふうに規定されています。これは御存じのとおりです。これ神奈川県のガイドラインですから、こういうことがあるというのを神奈川県の許認可指導課に確認しました。そうしましたら、このガイドラインどおり、海の家として規定された場所以外でそうした行為しないようにですね、許認可申請時にも誓約書を出させているということなので、そうした占有がされているのであれば、それは問題であるというふうな回答がありました。
同様に、葉山町のほうはどうかというと、観光協会、これは産業振興課に確認をしたところ、観光協会に文書を出しているということで、そちらに回されまして、この問題に関してはどうも以前から問題になっているようで、もちろんNGであると、だめだということで、指導しているんだけど、困っているんですというお話でした。ということは、やはり認識はされているわけですよね。
以前、5年ぐらい前だそうなんですが、この花火大会の実行委員会で観覧席をつくってですね、そこで、恐らく体の弱い方とかを優先的にそうした場所確保して、観覧できる場所をつくろうという意見はあったそうですね。ですが、そのときに町民の皆さん全部がゆったりと観覧できるのが葉山の花火大会のあり方で、特定のそうした観覧席はなじまないということで却下されたそうです。まさにこの葉山の町民の皆さんがゆったりと観覧するのが葉山の花火大会のあり方であるというふうに、多くの町民の方そう思っていると思います。ところが行くと、一番いい場所は、VIP席のようなものが用意されていて、入れなくはないでしょうけど、半ば入れないような状態になっているというふうな状況になっています。毎年じゃあどうしたらいいのかと。毎年海水浴場の開設に当たって海水浴場組合等との協議が行われるかと思いますので、来年の花火大会の開催に当たってはですね、そうした占有の行為がなされないように、町側も出席するはずですから、そこで提言をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
ことしの海水浴場期間のですね、反省も踏まえて、19日、来週ですね、海水浴場運営に関する協議会というのを開催してですね、今年度の問題点ですとか、今申し上げた花火大会の場で海の家のほうが先々テーブルと椅子を出してしまった問題等を踏まえながら、反省会的なことと問題の洗い出しをするのと、来年度に向けてどうやって対策していこうというのは話し合いますので。先ほど町も参加すると言われましたが、一応会長は今、山梨町長が会長になっておりますので、それを踏まえ、来年ももし会長が山梨さんになるということであれば、当然そこで何らかの指導をというふうに思っています。
4番( 飯山直樹君 )
ぜひお願いします。この件はたった1日なので、余り、しょうがないのかなというふうに私も思っていましたし、そう感じてしまう人がほとんどなのかと思うんですが、実際そうじゃないはずですから、しっかりと対応をお願いします。
いろんな問題は、風紀の乱れに起因しているのではないかと先ほど申し上げました。一方で、人を呼び込むということも葉山町の非常に大きなミッションの一つじゃないかなと私は思います。昨日の商工会の会長さんは、住んだ後にも住んでみてよかったというところに重きを置きたいとおっしゃっていました。全くそのとおりだと思います。多くの人が葉山町に来てもらえるようにですね、定着してよかったなと思えるものにするためには、多分今のまんまだけではなくて、より魅力的なことにしていかなければいけないと思います。一方で、おもしろいことをやろうとすると風紀の問題も出てくると。そのバランスをとらないといけないのかなと思います。大きな商業施設を葉山町に誘致するのか、あるいは、小さなですね、それでいて魅力的な楽しいコンテンツをたくさん提供していくのかと。それどちらかはわかりませんけど、恐らく後者のほうなんだろうなと思いますが。そうしたおもしろいアイデア持たれている方というのは葉山にもたくさんいらっしゃいますし、まさにそうした海の家等イベントをやられている方、その中心になって動いているということだと思いますから、全てをいい方向に、みんなで動けるように話し合ってやっていけばいいのかなと思います。
ちょっと前置き長くなりましたが、騒音について考えたいと思います。この海の騒音に関しては、これは夏の間にほぼ限定できるのかなと思うんですが、海の場合、ライブハウスだと思います。ことしもほぼ毎晩海岸のチェックをしに行きました。森戸海岸に限って言えば、ライブやっているのは1件で、1日だけほかのところでもやっていました。これは個人的な感想なんですが、昨年に比べてかなり音が大きくなっていたと思います。結構大きかったですね。規定では近隣の住民から苦情が出た場合のみ対応するというふうになっているんですが、ことしのその苦情の状況はどうだったでしょうか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
私どものほうに寄せられたのは、一色で1件、森戸で1件が苦情として通報がありました。
4番( 飯山直樹君 )
1件ずつということで、少ないと言えば少ないんですが。あの森戸海岸に限って言えばですね、苦情を、まずそもそも苦情が出て対応するところというのは、ライブをやっているところの裏側のところだけかと思います。ほとんど別荘で、余り住んでいないんですよね。別荘の人たちはある意味余暇で来ますから、どちらかというと利用する側の人たちであるということですから、苦情を言うことはないでしょう。そういうことも苦情が少ない理由の一つなのかと思うんですが。
現状、海の家というのはクラブ化に対してどうしようかというのが、どこの海の、どこの地域で
も一つの基準のような形になってきているようです。それについていろいろ考えてみると、風営法とか関連の法規、普通の一般の場所におけるですね、建築基準法、風営法とかそういうものの規定の中で海の家も当てはまってきているなということが見られます。もともと海の家というのは何だったのかというと、海水浴場を利用する海水浴客の便宜を有料で提供する小屋というふうに解される。ところが、海岸法にも海の家の定義も規定もないということになっています。管理は葉山の場合神奈川県ですから、神奈川県が許可すれば何でも運営できると。そもそも海の家というものの規定が極めて曖昧で、3つぐらいのカテゴリーに分かれているんですが、一言で言うと何でもできると、非常に広い範囲の規定になっています。もともとは40年前ぐらいに海水浴客に対する着がえ、休憩、飲食提供、海水浴の遊戯レンタルというもので誕生して、時代変化の中で形を変えていって、それに対して規制等が追いついていないということかなと思います。したがって、県とすれば、この規定の中で判断する、せざるを得ないので、申請があれば、飲食提供をしてればそれで営業はできますから、ライブをやろうとクラブ化してようと、相席居酒屋だろうと、何でもオーケーであるということになるわけです。
県としては、なぜ相席居酒屋がいけないんだろうかということがコメントとしても神奈川県のほ
うから出てます。知らない男女が向き合って座って飲食するだけで風紀が乱れるというのは今の時代にふさわしくないのではないかと。風紀が乱れるというのは認可基準に含まれていないんです。ということで、今の時代、このぐらい普通じゃないかと判断すればそれまでであると。鎌倉はじゃあ一体それに対して何を言ったかというと、そもそも海の家は海水浴場に来られた方々が着がえや休憩、食事などをするための施設だと、こういうふうに言っていますね。ですが、時代の変化とともに海水浴客のニーズも多様化し、海の家の役割や営業内容も少しずつ変わってきています。鎌倉市が大切にしている、他人を思いやり、お互いに快適に楽しむ海水浴場という考え方に変わりがないということで却下しているんですね。
結局のところ、集客基盤が扱った風俗営業的な営業に変わってきているよということで、これはよくないということを言ったんですが、例えば葉山町で同様な相席居酒屋なるものが出てきた場合に、葉山町としてはどういう対応をとるのか、お伺いします。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
先ほど言ったように、協議会の中でそれぞれの海水浴場組合が3組合ありますので、その中で当然自主ルールを決めて、問題が起きた場合に、その問題のお店に対してのペナルティー的なものも自主ルールの中で決めている状況ですので、先ほどのクラブ化の話も含めて、先ほど御紹介いただいたように、神奈川県のガイドラインの中にはクラブ化はだめですよというのは完璧に明記されていますので、それが続くようであれば、そもそもの建築確認とか海の占用をさせませんよという話ができるのかなというふうには思いますが、1年間、海水浴場期間内のいつやるかにもよりますし、途中で取り消せるかというとなかなかそれが難しくて、結果的には判断をする間にそれを、海水浴場期間が終わってしまって、なし崩しになるというのがある意味現状だというふうに、そういうところが厳しくできない問題点だというのは、町とすれば思っていますけれども、許認可権を持ってない立場とするとですね、自主ルールを組合の中でしっかり守っていただいたりとか、協議会の中で当然地元の方も入っていらっしゃったり、我々も入っている中で、協議会として警察も含めて指導していってルール化を徹底してもらうとか、そういった対策を続けるしか今の中では現状としてないと思っています。
4番( 飯山直樹君 )
許認可権が神奈川県にあって、先ほど申し上げましたとおり、許可する立場のほうは現状の規定からすると、クラブ化というのもその規定が極めて曖昧なものですから、半ば何でもオーケーですよという状況の中で、じゃあ、どうしたらいいのかというと、ある程度海の家はどうあるべきかのようなものをですね、規定していかないとこれはいけないかと、先に進まないかと思います。またなし崩し的にとおっしゃいましたけど、そのとおり、同じことが繰り返されていくということが起こるのではないかなと思います。ですので、来年に向けてですね、一足飛びに細かい規定をつくるとかということはできないと思うんですが、ある程度提案なりしていくと、鎌倉市の例も含めてですね、それは必要ではないかと思いますので、ぜひ御検討をお願いします。海の家のそのクラブ化の問題なんですが、海辺以外のいわゆる陸地、普通の場所で、これは風営法によって規制が決められている。一般的に、完全にクラブというのは、先ほどおっしゃったように、神奈川県のほうで今だめだよというふうになっているんですが、実際はライブハウスなんですよね。ライブのクラブというか。それが実は非常にこの風営法でも曖昧な見解になっていてそれゆえに、実態としてはクラブではあってもおとがめなしということになっているのがこの、改正前の風営法ですが、設備を設けて客にダンスをさせると、それが行われているかどうかがポイントになるということだそうです。ダンスを誘導する音楽かどうかということですが、ほぼ毎晩見に行きましたけど、ライブに合わせて踊っているのを毎晩見てました。これはそうでないというふうに言うのは逆に非常に不自然なのかなと私は思います。葉山町の海水浴場のルール、海水浴場の…葉山町の海水浴場のルールでは、営業形態としてダンスステージ、ダンススペースを設け、音響機械等により大音量でダンスミュージックを海の家の内外に流し、利用者にダンスに興ずることを容認するような営業形態行わないようにということを明記している…明記しているんですが、私はこの規定にしっかりと該当しているんじゃないかと思うんですが、町側の見解をお聞かせください。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
言葉尻というか、その施設を設けてないというところは該当していないという話ですけど、形態…何ですかね、行為とするとそうなってしまっているというのは実態としてあるなというふうに思っています。
4番( 飯山直樹君 )
まさに言葉尻のところで、こうじゃないよって言ったら、先ほどのその海の家の占有についても、設備を設けて占有してはいけないというのは、設備設けてないと言えばそれまでのことですよ。そこの受け取り方は、ビジネスをやる側と町民の立場で、どっちで判断するのかということをやっていかないと、じゃあ、本当に細かく規定していくのかというふうになってしまうかと思います。ですので、苦情は現状ではそうはないのかもしれないですが、指導すべきところはこの規定にのっとって指導していくべきじゃないかと私は思います。
その一つが騒音の対策として壁の設置なんですが、以前、民家側のほうに壁を設置するように指導しているというふうにおっしゃっていたかと思います。実際には壁らしい壁はありませんでした。陸地ではどうなっているかというと、この風営法にもですね、神奈川県の飲食店等の夜間騒音の規制についても当然ながら細かいことは書いてません。細かいことを書いてないというか、壁がないなんてことはそもそも想定外ですから。社会一般的に感じるその騒音のレベルというのは80デシベルぐらいだそうなんですけど、そういう音が出るところで、壁がないところで行うというのは、そもそも風営法にはそこまで想定してないでしょうから、ないですよね。じゃあ、海の場所で同じようなことが適用しないでいいのかというと、それはある程度抜け道みたいなものであって、私は陸地と同等の基準で考えていくべきではないかと思います。この営業許可について考えてみると、それも先ほど申し上げましたけど、飲食店であればという枠組みですので、半ば何でもオーケーであるというのが神奈川県の認可基準です。つまり、音楽だけをやっている場所だとライブハウスとしてみなされて禁止になるんですが、ライブをやろうと何をやろうと、そこで飲食を提供していればそれはライブハウスとはみなされないということで、一般的なライブハウスもよくワンドリンク制ってやっているんですけど、それでその厳しい規制から逃れるということをやっているんです。そうした考え方が現状では海の家でも適用されているというふうに解されます。
何かこの規制はできないのかなと思いまして、県の建築指導課に確認しましたところ、壁の厚さ等についての基準はやっぱりないと。しかし、壁はあるのは当然ですねという当たり前の回答でした。これは一般の陸地の場合です。ですから、壁はないというのは想定をそもそもしてないですよね。だから、現状では厚さ等には規定はないというだけです。近隣どうなっているのかなと思って逗子と鎌倉に聞いてみましたところ、逗子市では壁の設置等にかかわらず、もう音は全面禁止になったと。これは非常に逗子市は今厳しい条例になっているということは御存じのとおりだと思います。鎌倉に関しては、壁の設置の基準はないそうです。これは県でそういう指導がないからと。ただ、音量の規定があって、海の家で85デシベル以下、134号線側で80デシベル以下というふうになっているそうですね。80デシベルというのは相当うるさい、電車の車内のレベルの騒音だそうですから、そんな大きな音を基準にしているというのはちょっと想定外でしたが。一方で、環境省によると、騒音にかかわる環境基準で、専ら住居の用に供される地域では昼間55デシベル以下、夜間45デシベル以下であると。これは葉山町もそのぐらいの基準を想定して、何か苦情があったりしたら騒音の装置を、測定装置を持って行って測定しているかと思います。
この壁の設置については当然なんですが、その音量の規定についてですね、この環境基本法に準じて同等の規定、鎌倉市でやっているようなですね、騒音規定も葉山の海水浴場ルールに入れられるように検討していただきたいんですが、いかがでしょうか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
繰り返しになりますけど、協議会の中に、きょうの一般質問を踏まえながら数値で何デシベルまでにしましょうとかというのは、御意見もあったし、提案もして、そういう基準を設けたらどうですかという話は事務局からも当然提案していきます。
4番( 飯山直樹君 )
よろしくお願いします。何度も何度も、繰り返し繰り返し言い続ければきっと形になってくるでしょうから、ことしもぜひそうした提案をお願いします。ちなみに、あの周り、海の、海岸の周りというのは都市計画法で見ると第1種住居地域、一色海岸側では第1種低層住居専用地域に接していると。そうしたその住居専用地域、海岸はそこに入ってませんけど、それに…その住居の地域に準じた、隣接している地域に準じたさまざまな規定、騒音の規定とかですね。
そうしたものはそれを基準とするというふうに考えていくべきだと思いますので、引き続きその提案をお願いします。この住居の地域ではですね、これは横須賀の建築指導課で確認したところですね、第1種住居専用地域でも第1種低層住居専用地域でもですね、どちらの基準でもクラブはおろか、カラオケボックスや音楽練習スタジオに至っても、音が漏れるおそれのあるものはできないというふうになっているそうです。不特定多数の客が出入りする施設もできないというのがこの隣接している地域の基準だそうです。ですので、そうしたほぼほぼ同じような地域と…同じような地域というか、同じ地域だと思います、私は。ですので、その厳しい基準に合わせたですね、形を考えていっていただきたいと思います。次に交通の問題に移ります。ことしは森戸海岸線のバスはバスに乗れないという状況が、夏の間はもう頻発しました。逗子駅までバスに乗って行けないという状況が頻発して、ある意味、生活手段を遮断されていると。原因は女子旅です。海水浴客にプラスして、もう長蛇の列になっているわけです。京急バスも増発、増発でやっていますが、全然追いつかないぐらいの来客があると。それはそれで葉山としてもうれしい悲鳴なのかな。一方で、住民の方々は逗子駅まで行けないと。私ももう何本も待っても行けないので、仕方なく風早のほうまで暑い中、行ったと。もう酷暑の中、立ってて、全然乗れないですよ。先ほどうれしい悲鳴、いっぱいお客さん来ていいことであると。じゃあ、増発はしてもらったんだけど、それでも足りないなと。同じような事例が今、鎌倉のその江ノ電でありまして、江ノ電行くとわかりますが、もうホームからあふれちゃって、もう改札の切符のところまでもう長蛇の列になってて、一般の住民の方、乗れない状況になる。それで、社会実験として長谷から腰越駅間の周辺の住民の方に優先乗車証明書を発行して、その証明書を持っている人は駅の外にできる列に並ばずに、駅の構内、ホームのところで待つことができるという社会実験をやりました…やっています。これはもう増発してももう追いついていない状況なので、やれるとしたらこのぐらいなのかなというふうに感じます。観光客増加するのは非常に結構なことですが、住民の方がそれで暮らしづらくなってしまうと本末転倒であるということなので、ぜひですね、夏のそのもう全く乗れない期間、7、8月について、この優先乗車券というのが解決手段になるのかどうかというのはわかりませんが、何らかの、これも一つの方法として対策を検討するように、ぜひバスの運行会社に提案をしていただきたいんですが、お願い、いかがでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今、飯山議員おっしゃるとおりですね、現状というものは私のほうも把握してございまして、機会あるごとにですね、京急バスの営業所さん、並びに女子旅きっぷの影響という部分もございますので、企画されています京急電鉄さん本社、並びに京急バスの本社のほうにですね、口頭でそういった状況をお知らせするとともに、対応を考えてほしい旨はですね、これまでも対応を図らさせていただいております。今御指摘のようにですね、おっしゃられておりますので、引き続きですね、そういった対応をですね、させていただきたいというふうに思っております。
4番( 飯山直樹君 )
ありがとうございます。ぜひお願いします。
それでは海の関連はこれで終わりまして、次の公共施設関連に移ります。随分前なんですが、出されました公共施設の計画、公共施設等総合管理計画の中で幾つか確認をさせていただきます。まず、予算的な面ですね。これがその総合管理計画が出る前のその基礎資料として白書が出てましたが、大分インフラの部分も含めて出てますから、今度は。相当な金額アップになっていると。なっています。床面積17%を削減しても、40年後で200億から300億ぐらいの、インフラ整備まで入れるとプラスになると。総額でいくと424億円から386億円と。これは当初白書で予測していた削減率、延べ床面積の削減率では到底追いつかない金額になっているわけですが、この白書から大きく上振れするコストに対してどういった対応策を今後考えていくか、何かあればお聞かせいただければと思います。
政策財政部部長( 小山誠君 )
これまでもちょっとお伝えはさせていただいているんですが、総合計画のほうでもですね、当面の間はですね、人口減少を見込んでないということからも、既存の施設、そちらのほうの予防保全を図ることによってですね、維持していこうと、長寿命化を図ろうということで考えているところでございまして、今、総合計画の振り返りとあわせてですね、公共施設の総合管理計画の実施計画策定に向けてですね、取り組みをさせていただいているところでございます。ただ、今、議員がおっしゃるようにですね、財源的な問題もございます。そういったことからも、計画の中でもうたっておりますように、平準化を図る中でですね、対応を図っていきたいというふうに考えております。
4番( 飯山直樹君 )
早々に計画を立てていただいて、当初予定していた17%ぐらいのレベルでは全く追いつかないというのがもう既に見えていますから、それに対してどうするのかですね。何%、本当に削減できるのかという現実的なところを見据えて考えていただきたいと思います。それと、その公共料金のあり方で、住民の7割の方が運営費について負担を賛成しているというふうに書いてありましたが、これは先日も南郷公園の駐車場料金ですかね、についての徴収についての話もちょこっと出ていました。この維持管理費を町民が負担すると。これはどのくらいの額になるのかなというのを現実的に目に見えてくると、本当に7割も賛成するのかなということになるんじゃないかと。白書の中で維持管理費から修繕、改修その他の金額を引いて、この修繕、改修その他については事後保全ということでそれを引いてみた。そうすると、総額で2億600万…2億700万ほど、年間で2億円ぐらいの維持管理費が実際にはかかっているんですね。それは現実です。例えば、町税が55億円ぐらいの収入だとすると、2億円というのは3.6%の負担増ということになります。この運営費住民負担について7割の住民の方が賛成していると、こうあえて書いているというのは相当な期待があるのかなというふうに感じましたが、運営費の住民負担について現時点でどのように考えられているのか、お聞かせいただければと思います。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今お話ありました部分については、この公共施設の総合管理計画を立てるに当たりまして、住民アンケート調査、その中で公共施設の利用料金のあり方についてということで、問いに対しまして7割の方がやっぱり応分の負担をしてもやむを得ないんじゃないかというような御回答をいただいているところでございます。ただ、それを全面的に受けるということではなく、今後ですね、施設のあり方についてですね、十分詰めていく中で、当然利用状況等々も把握する中で、施設の機能の見直し等を含める中で、そういった利用料金についてもですね、あわせて見直しを図っていければなというふうに思っているところでございまして、今、結論的な部分については達してないところでございます。
4番( 飯山直樹君)
わかりました。しっかり今回計画、実施計画つくっていく中で、単純に負担してもらうという考え方ではなくて、削れるところはまずしっかり削ってということを念頭に置いて負担していただくのであれば、その説明ができるようなものをつくってもらいたいと思います。続いて、高齢者の関連のところでお伺いします。葉山町の地域福祉推進プランが出されまして、ちょっと前ですが、国のほうでは地域包括ケアシステムの強化法案が可決されています。また、今、衆議院議員選挙行われていますが、消費税増税は多分先送りされる可能性が…先送りされるか、あるいは当初考えていたところ、社会保障だけではなくて子育てに重点、社会保障ですけど、になってくるという方向に向かう可能性があります。2016年にはですね、これは介護負担が一定の収入のある人は2割負担になっていると。非常にわずかな時間で、さらに一定の収入のある人は3割負担になるというふうになります。これは以前からお話ししていますが、介護保険の負担は自治体の存続のアキレス腱なのかなというふうに思いますが、単純に一般会計からの繰り出しが現状の2.5倍ぐらいになってくるということで、3割負担になった場合、あるいは今後、財源が消費税等の影響でより厳しくなった場合に、町としての財政面のインパクトがどういうものがあるのかについてお聞かせいただければと思います。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
介護保険の財源の仕組みといたしましては、利用者負担を除いた費用を町・県・国と保険料で折半しておりますので、利用者負担がふえれば町等が負担する部分は減るというふうな仕組みだと考えております。
4番( 飯山直樹君 )
そうですか、すいません。その部分については、じゃあ私の計算違いでした。わかりました。そうすると、業者だけが痛みをとるという形ですかね。これは選挙結果にもよるんですが、先ほど申し上げましたように、増税があったとしても使途の拡大、子育て世代への投資を集中というふうにどうやら動く可能性が高いと思います。そうすると、当然ながら高齢者福祉、介護保険を中心とする高齢者の福祉は、当初の予定からは、そっちの分は消費税10%で回そうと思っていたものは相当カットされていくなという可能性があるのかなと思います。要支援は地域密着になって、次は低要介護、介護度1、2ぐらいの方々が地域密着になるという可能性は排除できないかなと思うんですが、そうした動きは今あるでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
きちんとした形でいつからとか、制度が変わるということはありませんけれども、新総合事業になって要支援…支援の方については地域でできることでも介護していける方向が進んでいく中で、今後は介護1、2についてもそのような動きがあるというような情報はございますが、きちんとしていつからという制度についてはまだ伺っておりません。
4番( 飯山直樹君 )
恐らくその低要介護の人…方々についてもそういう状況になっていく。そうするとますます小さな自治体で一体どうやっていったらいいのかなというのは、これはものすごい大きな問題になってくると思います。対応策としては、多分逗子市と協力してやっていくというぐらいしか、地域を、大きな地域で、枠組みで考えるしかないと思うんですね。そうすると、今の地域密着の考え方は単一の自治体でやっていますから、それを複合的な自治体でやっていけるようなですね、何かやり方でもあれば今のうちに考えておくべきではないかと思います。
時間ですので、以上で終わります。ありがとうございました。
議長( 伊東圭介君 )
これにて4番 飯山直樹議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時ちょうどからといたします。
(午前11時54分)
議長( 伊東圭介君 )
休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時00分)
一般質問を続行いたします。3番、8番 窪田美樹議員の一般質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。
8番( 窪田美樹君 )
8番 窪田美樹です。通告に従いまして、ただいまより一般質問を行わせ
ていただきます。iPadをつかってやらせていただきたいと思います。資料のほうを示したいと
思いますので、カレンダー機能から同期のほうをお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。普通でさえどきどきするものが、これを使うとなると、かなりどきどきするものです。
それでは質問を始めさせていただきます。1点目、子育て支援策に関して。いじめ問題に対する取り組みとして、2011年10月に大津市で中学2年生が自殺し、そして、その自殺はいじめによる自殺事件と判明したのは、その自殺から1年近くたった2012年7月でした。その自殺の事件を契機に2013年9月、いじめ防止対策推進法が施行されました。この法律の中では、3年後を目途に見直しを検討するとされ、2016年11月には文部科学省から防止対策協議会において、いじめ対策推進法の施行状況に関する議論の取りまとめが示されています。法律ができたからといって子供たちを守る、そういうものができるわけではなく、いじめ問題がなくなったわけでもありません。葉山町において、いじめの把握、現状の把握と取り組みをお伺いします。
2点目、日本では7人に1人の子供が貧困状態にあるというお話があります。日本で貧困状態といっても、貧困というとアフリカや食べるもの、着るものもないというような映像で見るようなものを想像しますが、日本のような先進国では、相対的貧困という貧困状態にあるというのが先進国でいう貧困というものなんだそうです。相対的貧困状態にある17歳以下の子供の割合は2015年には13.9%、相対的貧困の中では貧困ラインに満たない、貧困まではいかないけど、それに近い暮らしを強いられている状態、貧困というものが見えづらいというものが特徴なんだそうです。周りからは貧困家庭ということが見えない中、そういったお子さんたちが子供の貧困という言葉が当てはまるのであれば、葉山における子供の貧困の現状をどのように把握されているのかお伺いいたします。
3点目、みなし寡婦控除への対応状況ということで、貧困家庭、先ほどお話しいたしました貧困家庭の子供たちの2人に1人はひとり親家庭の子供たちと言われています。2017年に出したひとり親家庭の現状では、相対的貧困率は50.8%。2人に1人のお子さんが相対的貧困状態にあると言われています。母子家庭であれば、ほかの手当がありますが、婚姻関係がなかった、婚姻関係のないお子さんではそういった手当もないのが現状です。他の自治体では、みなしとして、みなし寡婦控除という対応をされているところが多々出てきております。葉山町での現状をお伺いいたします。4点目、就学援助制度の前倒し支給対応状況をお伺いいたします。これまでの御答弁では、30年に行えるかわからないが、前向きに検討していくというものです。今、もう30年度の予算編成にかかるころだと思います。今での取り組み状況、どこまで検討されているのかをお伺いいたします。
5点目、小児医療費補助事業に関して、拡充の考えに関してですが、いろいろな言い方をして、このような観点から、あのような観点からと、さまざまな観点から山梨町長には小児医療費拡充のお話をさせていただきましたが、なかなか心を響かせることができず、検討には至っておりません。この決算委員会で出された予算…かかる経費では、中学校3年生まで所得制限なしでやったら、仮にですがやった場合、約2,800万円がかかるのではないかというお答えがありました。他の自治体では中学校3年生まで、清川村では償還払いではありますが18歳まで取り組んで…17年から取り組んでいます。そんな中に足踏み状態の葉山町にはどのようにしていけば前進が見られるのかお尋ねいたします。2項目目、高齢者福祉の拡充に関してですが、6期の計画がもう振り返りになり、7期の計画が策定に至っています。その策定の中で6期の計画でできたこと、できなかったこと、残念だったことなど、そして新たに7期に取り組むようなことをお伺いいたします。
2点目、葉山町では元気な高齢者が多いということで、車の運転をされる御高齢の方も多く、外出には困らないという声が多いというお話もありますが、本当に全ての方が外出に困っていないわけではありません。山・坂が多いというのもよく聞く話です。そんな中に、他の自治体での取り組みを見れば、葉山町が高齢者の外出支援を何も検討していない今の段階で、他の自治体を見てでも少し前進していってほしいと考えます。葉山町が今現在考えている外出支援策にあわせ、他の自治体もあわせたさらなる前進をお伺いいたします。
3項目目、ごみ処理基本計画の基本方針には、ゼロ・ウェイストの町葉山を目指しますとあります。ゼロ・ウェイストでは、1、ごみを減らす、2、無駄をなくす、3、地域の力が高まるという
ものであります。基本方針5では、あえて高い目標を掲げ、目標を達成するため道筋をわかりやすく明示し、進捗状況を共有するとあります。ゼロ・ウェイスト推進事業の現状と課題、ごみ処理基本計画はまだ1年たっていませんが、今考えられる現状と課題をお伺いいたします。
以上、御答弁よろしくお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
答弁を行います。
町長( 山梨崇仁君 )
窪田美樹議員の御質問に、所管する箇所につきましてお答えをさせていただきます。
1点目、子育て支援策に関して、2項目目、子供の貧困状態の把握はとのお尋ねにつきまして、国の発表では我が国の17歳以下の子供の6人に1人、300人余りが貧困状態にあるとされ、子供の将来が生まれ育った環境により左右されることのないよう、また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、子供の貧困対策を総合的に推進する子どもの貧困対策の推進に関する法律が平成26年1月に施行されました。これを受け、神奈川県でも平成27年3月に教育支援・生活支援・保護者の就労支援・経済的支援の4つの柱をした、神奈川県子供の貧困対策推進計画の策定をしたところです。平成29年度からかながわ子ども未来応援団、仮称ではありますが、その創設を予定しており、子供の貧困など困難な環境にある子供たちを初めとした全ての子供たちを社会全体で応援する、支援する啓発イベントなどを検討しております。本町においても、県や町の教育委員会、福祉課、子ども育成課などの関係部署が連携を図りながら、総合的な支援を進めてまいりたいと考えております。
3点目、みなし寡婦控除への対応状況はとのお尋ねですが、寡婦控除とは配偶者と死別や離別した方に適用される所得税法上の控除で、結婚歴のないひとり親の方は控除対象とならないことから、所得に応じて決定する保育園の利用者負担額に差が生じる場合がございます。このような状況を解消するため、自治体によってはみなし適用として、保育料を算出する際の支援制度を用意しているところでございますが、本町では対応をしておりません。利用者の所得に応じて決定する利用者負担については、寡婦控除に限らず課題として検討し、経済的支援の差が生じないよう、県や近隣市町村の動向を把握しつつ、必要に応じて適切な対応を図ってまいりたいと考えております。
5項目目に移ります。小児医療費助成事業拡充の意向はとのお尋ねですが、小児医療費助成事業は、子供たちの健全な育成を支援するため、医療費の一部、自己負担分を助成するもので、事業は県と町の財源により支えられております。町では、子育て世帯への支援策として、平成16年度以降、助成対象者の拡大や所得制限の撤廃を順次進め、現在では小学校6年生までの全ての子供に対し医療費無料化を実現したところでございます。なお、多くの子供を支援することは望むところでありますが、仮に現行と同条件で中学3年生まで拡大した場合は、約3,000万円程度の費用を確保する必要があることから、将来にわたり安定して継続的な支援をすることができるかなど、総合的な判断をしていく必要があると現況では考えております。
続きまして2項目目、高齢者福祉の充実に関して、1点目、第7期介護保険事業計画策定に向けた課題はとのお尋ねですが、本町の65歳以上高齢化率は、本年9月1日時点で30.8%となっており、今後、団塊の世代が全員75歳以上となる2025年に向け、高齢者数は増加していくと見込まれております。現在のところ、比較的元気な高齢者が多いのが本町の特徴となっておりますが、今後、75歳以上高齢者の増加により、要支援認定者・要介護認定者も増加していく可能性があります。町民の皆様が可能な限り住みなれた自宅で住み続けたいとの要望に応えるため、元気な状態を維持する介護予防事業を充実させるとともに、社会資源を効率的に、そして効果的に活用しながら、十分な介護サービスを確保しながら、介護保険料の上昇は抑制していくという、その両者を両立させることが第7期介護保険事業計画策定に向けた課題と考えております。
2点目、外出支援策の検討状況はとのお尋ねですが、町民アンケートの結果からも在宅生活を継続していく上での外出支援は重要な課題であると認識しております。そこで現在、社会福祉協議会と連携し、かながわ福祉移動ネットワーク理事長にも参加いただき、地域住民とともに交通バリアフリー協議会を発足させ、住民主体による移動支援策について協議をしているところです。地域福祉推進プランを策定する際にも、地域住民の皆様からバス停留所まで行くまでの支援が必要である、あるいはサロンに参加したくても移動手段に費用がかかり参加できなくなった方がいるとの御意見を頂戴しております。改正介護保険法により、地域支援事業の中で住民主体のさまざまな活動に対し、行政が補助できる状況になっていることも踏まえ、交通バリアフリー協議会での協議を通じて対応策を検討してまいりたいと考えております。
3項目目、ごみの資源化・減量化の進捗に関して、ゼロ・ウェイスト推進事業の現状と課題はというお尋ねですが、平成20年度に公表いたしました「ゼロ・ウェイストへの挑戦」以降、本町のごみ施策につきましては、ゼロ・ウェイストを基本理念に位置づけ、可能な限りごみとして処分するものを減らし、処理効率の向上を目指してまいりました。ごみの戸別収集及び資源ステーション方式による分別収集の改変以降、町民の皆様の御協力を得て、神奈川県内はもとより全国区においてもトップレベルの資源化率を維持しております。また、平成28年7月に覚書を締結いたしました鎌倉市・逗子市とのごみ処理広域化につきましても、資源の無駄をなくし、環境負荷の少ない循環型社会に資するゼロ・ウェイストの実現を目指すことを基本理念とし、現在、地域計画の策定に向けて両市との協議を進めているところであります。今後の課題といたしましては、本年3月に改定いたしましたごみ処理基本計画に位置づけましたとおり、現在、焼却処理を実施しておりますプラスチックごみの資源化の実施、事業系可燃ごみの削減、ごみ処理広域化とあわせたクリーンセンターの再整備を進める必要があると考えております。いずれにいたしましても、ゼロ・ウェイストの実現を目指し、効率的かつ持続可能なごみ処理体制の構築に努めてまいります。
以上で、所管する1回目の答弁を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
引き続き答弁を行います。
教育長( 反町和久君 )
窪田美樹議員の御質問にお答えいたします。
1項目目、子育て支援策に関しての1点目、いじめ問題に対する取り組みはとのお尋ねですが、いじめにつきましては、いじめを受けた子供の人権を著しく侵害し尊厳を損なう、人間として絶対に許されない行為であると考えますが、その一方で、どの子にでも起こり得るという認識に立って対応していくことが重要であると考えております。現在、学校ではいじめ防止対策推進法に基づいて、未然防止・早期発見・早期解決に取り組んでおります。
未然防止といたしましては、道徳教育や人権教育を実施するとともに、学校生活全般において他者を思いやる気持ちや命を大切にする心を育み、いじめは絶対に許されない行為であるということを認識させるよう指導をしております。また、相談体制の構築やいじめを発見したときの対応方法の共有化など、学校として組織的に整備を進めております。そのほか、生徒会が中心となり、いじめをなくす取り組みをしているケースもございます。
早期発見・早期解決では、児童・生徒のささいな変化に気づくことが重要であり、けんかやふざけ合いであっても、見えないところで被害が発生している場合もあるため、学校では教員がいじめ認知力の向上を図るとともに、少なくとも年数回、児童・生徒を対象にアンケート調査を実施しているところでございます。教育委員会におきましても、スクールカウンセラー、心の教室相談員、教育研究所相談員を配置し相談体制を整備し、学校と連携しながら取り組みを、対応に努めております。
次に4点目、就学援助制度の前倒し支給対応状況はとのお尋ねでございますが、本町では経済的な理由から児童・生徒の就学に支障がないよう、要保護児童・生徒援助費及び準要保護児童・生徒援助費に係る規定に基づき、学用品費や修学旅行費などの援助をしております。この援助費のうち、新入学学用品費につきましては、当該年度の就学援助費前期支給10月に合わせて支給をしております。しかしながら、実際に費用がかかるのは入学前年度末であることから、新入学学用品費の前年度支給に向けて検討しているところでございます。以上です。
議長( 伊東圭介君 )
再質問を行います。
8番( 窪田美樹君 )
御答弁ありがとうございました。それでは、1項目目から再質問を行わせていただきます。
まず、いじめ問題に対する取り組みはということで、先ほどの御答弁の中では、学校でいろいろなことを早期発見・早期解決のようなため、あと、アンケート調査を行っているというようなことでしたが、現状、今、葉山町でいじめ問題、大きい、小さいはあるかと思うんです。葉山町で教育委員会の中で把握している、これはいじめだろうというようなものはどのぐらいあるんでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
まず、件数をお答えする前にですね、平成29年の3月に国の基本方針が改定されまして、このいじめに対してのカウントのとり方がですね、児童・生徒本人がいじめと感じたというふうに回答した場合は、もう全てカウントしなさいというふうに改正されております。葉山の場合は、それ以前からそういった本人が感じたらカウントするようにというふうに周知をしておりまして、その前提で28年度にカウントをとったのが小学校が76件、中学校が9件でございます。また、内容的に重篤な事案は発生していないというふうに報告を受けております。
8番( 窪田美樹君 )
今のお話では、本人がいじめと感じたらということでカウントしているということでした。いじめにもたくさんの種類があるかと思います。いじめてるほうはいじめてると思わないけど、受けてるほうはいじめられたと思う。ですが、今の葉山の現状では本人が感じたところもカウントしているということでしたので、この、ただ、この全員のお子さんが申告というんですか、先生なり保護者の方なりに相談できてるか、訴えられてるかというところ、見えていないところもあるかと思いますが、いじめには本当に今お話ありましたように、小さなこと、無視するとか挨拶してるのにされないとか、あと、仲間外れにするとか、あと、何ですか、ばい菌みたいな、そば寄るなよというようなこと、さまざまあると思うんですね。そんな中で、子供同士の仲、また、あとは最近あるのは先生がいじめてしまうというか、強く何か自分の気に入らない子というようなこともあるかと、ないとは言えないと思っています。そんな中で、葉山がこの76件、小学生が76件、これは本当に自分が感じた、つらい思いをしたお子さんの数、中学生は9件ということで、現状、この子たちの対応はどうされてるんでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
大きな枠組みとしての対応なんですけれども、まず一つは学校にはいじめ対策のための組織というのがございまして、そういったところで相談を受けたりしているところでございます。また、教育研究所やスクールカウンセラー、あと心の相談員などもこういった相談には話を聞いているところでございまして、個別に相談を受けて、最終的には学校でのいじめ対策の組織、そういったところで対応は図ってると、そういったとこでございます。
8番( 窪田美樹君 )
この小学生の76件、中学生の9件というものが、では現在、解決、ゼロという、また29年度、今の中で、また、今現在最終的に数が上がってないかとは思うんですが、ゼロにはなっていないと思うんです。自分が感じるというところでは。そういったお子さんへの対応、現在も解決してればいいんですけど、してないところ、また新たな、相手の子も新たな手法というんですか、また別の切り口で構いすぎるというようなこともあるかと思うんです。そういった堂々めぐりの中で葉山町として一般的な対応、よく言うマニュアルにあるような対応だけなのか、それとも葉山ってこんな取り組みでというようなことがあったら教えてください。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
横浜市で原発事故の関係でいじめの問題が発生したと。これを受けまして、神奈川県の教育委員会…失礼しました。神奈川県の教育長会として申し合わせ事項というのが出まして、その中で幾つかの申し合わせ事項がございますけれども、その中でいじめ防止について児童・生徒が積極的にかかわる取り組みを進めるというのが、項目がございます。今、学校では、先ほど申しましたようにスクールカウンセラー等々の対応もございますが、生徒会または児童
会などを通して自分たちで何かこのいじめに対して積極的にかかわる、そういった取り組みを各校で行っているところでございます。
8番( 窪田美樹君 )
先日、南郷中学校の文化祭にお邪魔させていただきました。そこの中で、今、皆さんの画面のところに表示がされてると思うんですが、1階の廊下と窓のところだったんですけれど、生徒会がやっていたいじめを許さない学校、いじめを許さない学校を目指してという生徒会の取り組みが張られていました。これは、大きな表題なんですけれど、これの横に小さなポストイットで、いろんな生徒同士、子供たち同士でディスカッションしたもので項目を挙げていって、それを講演を受けてどんなことを感じたかというようなポストイットがたくさん張られていました。
その中を一つ一つ読んでいくと、こんなのがいじめだったんだというような、これが自分ではいじめてないと思ったのがいじめだったんだというようなことが書かれていたり、いろんなことが書かれていて、私、思わず、この見ながらこれを写真を撮ってしまったんですけど、学校としての取り組みが、これが学校としてこうやって一つになって話をしてるって、いじめに対して一つになって話をしてるんだと感じました。これの前に、南郷中学校の最後、ブラスバンドの発表の様子を体育館で見たんですけれど、先生と子供たち…生徒たちが一つになって先生と一緒に歌って踊って…歌ってというんですか、先生がマイクを持ってブラスバンドが演奏をして、ほかの生徒たちは後ろで椅子に座って聞いてるんですけど、その子たちも一緒に手拍子をしてて、学校が一つになってるというのを感じました。そういった中で、こういうふうにみんなと一緒に、先生とも話を笑顔でやれる学校というのはすごいなと思ったんですね。その後、その発表を見た後にこの掲示板を見たもので、こうやって取り組んでいくと、ゼロではないかもしれないんです。南郷中だって自分がいじめられてるというような感じるお子さんもいるかもしれないけれど、こうやって一つになって学校で話し合えるということがすごいことなんだなと思っています。
以前、葉山町でのいじめの取り組み、いじめはと聞くと把握していませんというか、ないですと
いうようなお答えのときも以前はあったんです。それが多分、訴えがないというようなカウント、今のような29年改定されて、本人が感じたらというようなことではない部分でというところだったんだと思うんです。そういった中では、今、カウント方法も変わって、対応もこうやって一人ひとりいっていく、学校としても取り組んでいく、子供たちが主となって、子供たちが自分で発案していくというところがすごい取り組みになってきているなと感じています。ですので、ゼロにはならないとは思いますが、ここにあります…先ほどの御答弁にもありましたように、早期発見・早期解決が何よりと思っていますので、今後もいろんなことにアンテナを発して子供たちの声に耳を傾けていただきたいと思います。いかがでしょうか。
教育長( 反町和久君 )
議員の今のお話は、本当にいろんなところで多岐にわたってましたので、逐一お答えすることにならないかもしれませんけれども、まず、南郷中学校の、この生徒会の具体的な取り組みについてお褒めの言葉を頂戴しましてありがとうございます。機会がありましたら、校長を通じて、ぜひそのことをお伝えをしたいなと思います。かねてですね、本町の両中学校について申し上げますと、少なくとも私が着任してからはどちらの学校でも生徒自身が自分たちの学校
をよくしようというふうな、気風というのがよく育っているなというふうに感じております。特に
生徒会の子たちは大変よく頑張って、いろんなところで声かけをしながら取り組んでいました。そういうことと、先ほど部長のほうからお答えした、県からの行政の側からの呼びかけのようなことがうまくマッチしたような形で、こんなね、すばらしい表現が得られたのかなというようなことを感じております。こういった子供たち自身が主体的に取り組むというようなことも含めまして、一方では見えない被害といいますか、そういったものも十分懸念されるわけですから、相談体制のほう、先ほどは認知した件数のほう申し上げたわけですけれども、相談体制のほうも充実して、そちらのほうでケア十分することができるようにしていきたいなと思います。なおですね、話が重複するかもしれませんけれども、件数が多いことは決して悪いことでないと私は思っています。それは逆に言うと、先ほどの定義の問題もありますけれども、要するに認知する側のセンサーが上がっている証拠ですから、そういう意味で積極的に受けとめて子供たちのさまざまな様子とかですね、そういうのをアンケートや教育相談を通じて把握をして、しっかりカウントしてあげて、要は早めに見つけて取り組むことが大事だという意識を教職員・学校、徹底して、教育委員会とともに対応してまいりたいと思っております。
8番( 窪田美樹君 )
教育委員会の壁に模造紙ですか、画用紙ですか、何か毎月か何週間に1回か変わるんですよね。標語が。あれも今まではなかった標語、なかった取り組み、学校…今は中学校に向けてかしら、何か書いてあるんで、ごめんなさい、言葉は忘れちゃったんですけど、一緒になって子供たちのことを考えて取り組んでいるなというのは、少し…少しというか感じています。ごめんなさい、次に移らせていただきますが、貧困状態…子供の貧困ということなんですが、先ほどの御答弁の中では、やはり子供の貧しさ、金銭的な面で言う貧しさというようなところも感じられました。という観点からかと思うんです。生活支援だったり経済的支援というところでの子供の貧困というところが目につくかと思います。今、ただ、言われているのが、子供の貧困というところで、社会福祉協議会で葉山町で始まった2つの子ども食堂というのがあるんです。以前は、子どもの食卓という風早のほうで行っていたのがありましたが、最近、こちらの一色のほうでも開かれたということです。これっていうのが、決して子供たちが御飯が食べれない状態ではないと感じています。食べるお金がないとか、葉山のお子さんで食べるものがないというようなものではない。
この孤食、一人で食べなきゃいけない。お父さん、お母さんが働いていて、一人で食べなきゃいけないというような、家で一人でいなきゃいけないというような子たちに対しての食堂、一緒にみんなで食べようよというような提供の仕方。心に関して貧困、ちょっと貧困というんですか、しゃべりたいときにしゃべって、御飯を食べたいときに食べれないというような、ここの中にありますようにみんなで食卓を囲む場所としての子供の貧困という観点を見れば、葉山だってたくさんそういった孤食をしている子供たちというのは多いかと思うんですが、そういった観点から見る葉山町の子供の貧困はいかがでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
第一答弁でもお答えしたこともありますけれども、実際の子供の貧困について、神奈川県でもアンケート調査などもやっておりますが、葉山としては、そういう個別のアンケート調査などをやっていないのが状況です。それで、今おっしゃられたように、孤食についてとかですね、一人で子供が御飯を食べるような状況につきましては、やはり保育園に子供を預けて働くような両親、共働きの家庭がふえていることがある状況ですので、一人で食べているお子さんもそれに沿って多くなっていることもあるかなと思いますが、実態の数としてですね、調査とかは、今している状況ではございません。
8番( 窪田美樹君 )
ここにあります葉山町で始まった2つの子ども食堂というところでは、住民の方がそういったお子さんに目を向けて、こういった食堂とかを始められたんだと思うんです。
どうにかしなきゃ、どうにかしてあげたい、一緒に食べる時間を持ちたいというようなところだと
思うんです。そういったところに、ここに相談は葉山社協へという、社協さんの便りに出てますから、社協さんがある程度かかわるのかと思うんですが、社協さんがかかわって補助とか葉山住民福祉センターでは子ども食堂の活動方針に合わせということは、社協さんが間を入ってこういうことをお手伝いするということでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
もともとは、こういう子供の貧困という状況を知って、子供にお食事を提供しようと思い立ってくださった民間の方の活動だと思っています。それについて、社協のほうでもちょっと話を聞いてきたんですけれども、御相談を受けて社協として何ができるのか、地域づくりの一つとしてというのも考えも社協のほうはあるようなんですけれども、社協として何ができるのかということで、今この2つのところにはですね、補助金とかはまだ出してはいないんですが、一緒にこの活動を広められるように広報に一緒に行ったりとか学校に行ったりとか、また足りないものが何があるのかとか、お話し、相談というような形だそうなんですが、今はそのようなことをしていると聞いております。
8番( 窪田美樹君 )
子どもの食卓さん、葉山食卓プロジェクトさんのほうのお知らせを見たんですけれど、ボランティアさん募集、食材募集というようなことを書かれていました。ですので、やはり、このやられている方の思いだけでは続けていけないというところが多々あるかと思うんです。そういった中で、献身的…献身的というんですか、気にしてくれたこの人たちに関して、葉山町は追いかけて、まして社協さんにというと、また間が入るわけですよね。葉山に来る、町に話が来るまでに。そういった中では葉山町も、もっと町として積極的にアンテナを張って子供の貧困に関しても取り組むべきだと思うんです。先ほどアンケートもまだやってませんということなので、そういった取り組みとかはいかがでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
町として何ができるかということについては考え始めているところでございます。それで、子供の貧困というふうに今いろいろ言われてるんですけれども、議員もおっしゃられましたように日本の場合には絶対的貧困ではなく、相対的貧困であるということが言われています。相対的貧困って何だろうということが、余り皆さんに知られていない部分が多いんじゃないかなと思っています。それで、年齢が小さいうちは余り感じないようなんですけれども、子供たち自身が普通に生活をしていてもですね、高校とか大学とか進路に向かうときに、まとまった勉強をしたい…夢をかなえたいことに対してのまとまったお金がなかなか持てないような状況が子供たちの中にあるようで、高校生とか、今、見ていても、皆さんスマホも持っていますし、お洋服
もちゃんと着てらっしゃるし、御飯もちゃんと食べているように見受けられる部分が多いので、相対的貧困があるんだということを広く皆さんに理解していただきたいというのが、行政としてやっていけることかなとも思っています。
それで、昨年度は神奈川県なんですけれども、そういう貧困のお子様じゃなくて全ての子供が夢をかなえられるようにというような取り組みで、先ほど答弁の中でも申しました子ども応援団をつくろうとかですね、啓発のための事業をしたり、また県がとったアンケートの中では、お母様方がお仕事を一生懸命頑張ってらっしゃって、なかなか困ったときに相談する場所がないとか情報がとれないということで、新しい県としてのホームページ、サイトを開いたりですね、いうこともしておりますので、そういうものを今すぐ葉山町の状況を、今これをやるということが決まってないところもあるんですけれど、県が今やっているところも一緒に広めながら、ただただ、おなかがすいている子供を助けるのではなく、広い、総合的な目から見て全ての子供が行けるような状況というのの、まずは啓発になると思うんですけれども、町としては進めていきたいと思っております。
8番( 窪田美樹君 )
葉山町ではこの2件の子ども食堂が始まってます。そういった中でも、町もアンテナを張って、この主催されている方々の要望を聞くとか、そういった子供たちの声を聞くとか率先して取り組んでいっていただきたいと思います。そして情報の発信、先ほど言われましたように相対的貧困という言葉があるんだよということ、食べれない貧困じゃないという、スマートホン持ってるんだけど御飯一人で食べる、そういったことが将来ね、相談する人もいなくなって心の貧困になっちゃうというような情報の発信もお願いしたいと思います。それが町にできる一番の発信力だと思います。次に3点目、みなし寡婦控除、これ連鎖するんですね。この先ほど言った子供の貧困から。みなし寡婦控除。そういった中で葉山町では先ほど寡婦控除、経済的支援の差が生じないようにというようなお話でしたけれど、母子家庭の方にはいろいろ施策が、補助策があるかと思うんですが、現在、葉山…今、これ川崎のものなんですね。画面変わったかと思うんですが、母子家庭及び寡婦に関して、その生活の安定と向上に図るため必要な措置を講じ、母子家庭及び寡婦の福祉を図ること。
差別をしていないんです。母子だからっていうことと、あと結婚してる、結婚していないとか、そ
ういったものに差別を与えず一律にしましょうという、これが考えになっています。葉山町では残念ながらまだそこまでいってません、いってないのが今の御答弁だと思います。この前の教育民生常任委員会では、非嫡出子の相続分が嫡出子の半分であることについてという意見書を上げました。そこにもかかってくる。子供の差別というところにもかかってくる、このみなし寡婦控除への対応ということだと感じています。
そこで、ほかの自治体では、これ一例なんですけど、たまたま大和市なんですけれど、こういったことがみなし寡婦控除をすることによって、みなしを該当することによって、いろんなことが補助が受けられますよということです。葉山町では、ほかに鎌倉市・横須賀市でも行っています。近隣。ただ、逗子はまだなんですけれど検討しているという状況ではありました。そうなると、ここに先ほど御答弁にあったように、差別…差別というんですか、差が生じないように近隣の状況をということなんですけれど、それは母子家庭の人とみなし寡婦の人の差が生じないようになのか、それとも葉山町と近隣自治体の差が生じないように動向を把握するのか、どちらのあれなんでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
先ほど答弁させていただきました内容の差につきましては、保育料についての負担の差についてだけ述べさせていただいてます。それで、議員おっしゃられるようなほかの市町村でもやってます、いろいろなみなしの適用につきましては、町全体で保育料に限らずですね、町営住宅の問題とかほかにいろいろと、今、大和市のもありますので、そういうことも町全体で考えていくべきだと思っています。
8番( 窪田美樹君 )
考えるだけでは進まない。検討していくだけでも進まない。どこに合わせるのか、近隣に合わせるのか、それとも母子、先ほど言われたように保育料だけではない、これを一覧見ていただいてありますように、たくさんのことが載っています。これ大和市ですけど、ほかにもほかの自治体でも横浜市・川崎市はもっといろんなものが出ています。そういった中では、やはり子供の権利としては、お父さん・お母さんに婚姻歴があるかないかは関係ないものと感じます。
そういった中では、早急にこれ取り組むべきことだと思いますが、山梨町長いかがでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
同じ答弁になりますけども、町全体で調査したりですね、近隣もきちんと調査したりとして、検討ではできないというふうにお叱り受けましたけれども、進めてまいりたいと思います。
8番( 窪田美樹君 )
この、先ほど言いましたように、ここの、この母子家庭でお母さん働く、お父さん働くというような母子家庭・父子家庭の中では、やはり一人しか稼ぎ頭がいないので、倍働かなければその家庭を守っていけない。ただ、母子家庭・父子家庭の場合は自治体からの補助もあるというところですが、みなし寡婦控除、みなしの方にはその補助が残念ながらない状況が多々あります。そういった中では、子供の権利の中では早急に取り組んでいっていただきたいと思いま
す。
次に4点目ですね、就学援助制度前倒し状況なんですけど、検討する参考として他の自治体の制度を載せさせていただきました。間違えちゃった、ごめんなさい。小児医療ですね。すいません。いいんですね、ごめんなさい。就学援助です。就学援助の前倒しです。他の自治体の取り組み状況を載せさせていただきました。収入はどこを目安にするのか、どんなことがあれば返還しなければいけないのかというようなことを載せさせていただいてます。葉山の、先ほどの御答弁では検討しているということは30年度には行えないということでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
第一答弁でもありましたように、当然、入学時については制服とか必要な消耗品や備品等々いろいろ費用がかさみますので、この前倒し支給については、今、前向きに検討しているところですけれども、今、教育委員会で考えているのは31年度の入学予定者からスタートしたいなと思ってます。つまり、31年4月入学者に対して、31年の2月もしくは3月に支給というような方向で考えています。前倒し支給については、それ自体に予算が発生するわけではございませんので、あくまでも支給時期の問題です。ですので、周知の方法とか、あと所得の確認の方法とか、そういったところを綿密に調べていかなければいけませんので、今年度はもう当初予算で組んでしまっておりますので、今の段階では31年の4月入学者から前倒し支給を考えております。
8番( 窪田美樹君 )
31年の入学者ということは、来年度組む予算に載ってるということですね。それが最速なのかどうか。本来、予算はかからないといっても、前倒しになれば、ことしの子にやってくださいといったら補正を組まなければいけないものだと思います。ですが、子供に一生に一回しかない中学校入学ですから、そこに前倒しするのは、その子たちに向けても取り組めたらなと思うんですが、年度後で組むか、後で使うか前に使うかというところだと思いますが、最速にして31年度の予算組みだということでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
今年度、新入学の学用品費はもう10月支給ですので、30年4月入学者に対して、30年の3月とかに支給する場合にはおっしゃるとおり補正で対応しなければいけないんですけれども、それはそれとして、やはり周知方法とか、あと所得の確認の方法とか、まだ幾つか精査しなければいけないことがありますので、現段階では31年4月入学者に対して31年の3月支給もしくは2月支給を目指したいなと思っております。
8番( 窪田美樹君 )
3月には子供たち、制服とか学用品とか、もう買ってしまってるような状況だと思います。できるだけ早い時期の支給をお願いいたします。
時間もなくなってしまってすいません。小児医療費拡充なんですけれど、これは山梨町長のお話の中ではなかなか、はいというものがない。16年っていうお話で、2016年かなと思ったら平成16年というお話でしたので、かなり前になりますよね。その中で、約3,000万、決算委員会では2,800万というお話だったんですけど、町長のお話では約3,000万の費用がかかるという。立場が違うとちょっと繰り上げちゃうのかなというのはありますが、私もちょっと繰り上げたんですよ。二千七百何万だったのを2,800万に、さらに上乗せされて3,000万でした。今回出させていただいた資料の中、2017年4月1日現在の神奈川県の状況です。これまでいろいろなお話をしてきましたが、これ国民健康保険、保険料に関してなんですけれど、葉山町は医療費がかからない町であるという、病院にかかる方が少ないということも言われています。そんな中で、これは国民健康保険に関してなんですけれど、ですが、普通に健康保険にかかられてる方はいっぱい病院にかかりますよということではないと思うんです。葉山町全体として医療費がかかっていない自治体なんだと思っています。そんな中で、子供の小児医療費拡充、これ、もうほとんどというか、以前のお話ですと県西が中3までやってるよねというお話で、所得制限もなしのところ、2枚目見ていただけると、所得制限…このなしというのは負担なんですけど、真ん中のなしがいっぱいあるのは負担金のなしなんですけど、右側のほうが所得制限のところになっています。一番最後の清川村、17年4月より18歳になった…入院助成なんですけれど、こうやって拡大しています。山梨町長、葉山町は保険料が国民健康保険…医療費がかからない町、そこでこの3,000万というものがいかがなんでしょうか。再度お伺いいたします。
町長( 山梨崇仁君 )
以前から窪田議員にはですね、小児医療費の中学生までの無料化の拡大をということをいただいておりまして、十分承知をしてございます。近隣の動向をですね、見定めたいというふうに以前もお答えしたかと思うんですが、近隣の市町村でもそういった動向があらわれ始めております。一方で、逆に下げるという自治体もですね、隣に話を聞いているので、少し慎重に見きわめたいなとは思うんですが、町としまして金額の計算を今している最中でありますし…失礼、来年度予算に向けて要求をこれから詰めていく中にありますので、全体的な予算を改めて確認した上でですね、来年度できるかについての可否を決めていきたいなというふうに思っております。
8番( 窪田美樹君 )
以前、町長は選挙目当てではないと、この公約、鎌倉市は選挙公約に小児医療費拡充、市長選のときに。ことしやらないと、次の選挙のときに小児医療費上げますよというと、選挙目当ての小児医療費拡充になってしまうかもしれない。チャンス、今、選挙目当てでないというところ、ことし上げておけばこういったことを選挙目当てではない小児医療費拡充になることを一つ提案させていただきます。以前、この前よりもちょっと、ちょっと、ちょっと前向きになった御答弁かと、予算に計算していただけるということなので、2,800万円です、決算で言われたのは。3,000万円でなく2,800万円でしたので、そういったちょっとあれで計算していただければと思います。前向きに、ぜひとも検討でなく実施していただけることをお願いいたします。
それでは、介護保険事業計画なんですけれど、これ、時間もないので一つ飛ばさせていただいて、外出支援、外出支援策です。葉山町がここのアンケート結果の中では多くの方が外出支援策を望んでいるということが言われています。山坂も多いし、鉄道もない。車がないと不便な地域といって言われています。ここ、認定を受けていない方は24.1、外出が減っているかどうかというところ、認定を受けていない方は24.1減って、認定を受けている方は58.3%が外出する機会が減っている。こういった外出する機会が減るということは、足腰が座ったままになってしまうとか、いろんな病気だったり認知症につながったりしてしまうんです。そういった総体的なことを考えて、ぜひとも外出支援策を考えていただきたいと思います。先ほどの中の御答弁では、社協さんと、またいろんなことを考えられてるということなんですけれど、なかなかそれでは前に進まない状況だと思います。他の自治体、今回載せられなかったんですけれど、神奈川県の高齢者…神奈川県のホームページに高齢者外出支援というホームページが、サイトがあります。神奈川県のホームページ。そこで何もやっていないのは残念ながらというか、葉山町だけなんですね。検討中となっている、先ほど言われた支援策を検討中だというところ。あとほかのところは高齢者センターがあるから、そこに送迎バスを出していますとか、いろんなことを、もちろんバス代補助をしているとか、自治体コミュニティバスを出しているとか、さまざまなことをやられています、各自治体で。ですが、葉山町では何も、検討中が1つ載っているだけなんです。2017年6月更新。そういったことで他の自治体と比べて高齢者の外出の機会を減らしてしまっているという状況をどうお考えになりますか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
議員おっしゃるように、高齢者の方が外出できなくなると元気に年を取っていくことが難しくなるということは認識しているところです。第一答弁と同じ答えになってしまうかもしれないんですが、県のホームページにありますように、今、本当に検討が進んでいるところですので、まだ申し上げることはできないんですけれども、社協だけではなく地域住民、または専門性を持ったNPO法人事業所なども一緒に仲間に入っていただいて検討を進めているところでございます。
8番( 窪田美樹君 )
検討というのが、なかなか前に進まない計画、以前にもありましたよね。
下山口の方々がバス…いろんな方策を考えられてるんですけれど、うまくいかない。そこで、そこはそこで考えていただく。葉山は葉山としてタクシー代補助やバスの回数券補助、半額補助しますというようなこと、PASMOでやられてるということで、なかなか京急のふれあいパスを使われないという方がいらっしゃるということだそうなんですけど、子供料金で乗って半額は葉山町の補助を出すとか、そういったことでさまざまな方策があると思うんです、やろうと思えば。高齢者の足を奪わないように、今、考えてる計画も計画、そしてもう一つ葉山町が独自として取り組める計画を、他の自治体を参考にして、ぜひとも神奈川県のホームページ、高齢者外出支援サポートサイトというのをごらんになって、全自治体が載っています、神奈川県の。そこをクリックするとさまざまな高齢者支援の外出支援載ってますので、調べて前向きな検討をお願いしたいと思います。いかがでしょうか、町長。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
いい御意見を伺いましたので、現在も本当に申し上げられないんですが検討は進めておりますので、そういうホームページで地域の近隣の状況とかもきちんと調査しながら検討してまいります。
議長( 伊東圭介君 )
既に時間が経過しております。これにて、8番 窪田美樹議員の一般質問を終わります。
第4番、10番 待寺真司議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。待寺真司議員、質問者席にお着き願います。
10番( 待寺真司君 )
10番 待寺真司です。ただいま議長のお許しを得ましたので、通告に従い、一問一答式にて一般質問を行わせていただきます。きょう、1番で登壇いたしました土佐議員からもありましたけれども、これ写真を映すんですが、なかなか見ている方には見ていただけないんですけれども、今回、またこの中にいろいろな写真とかを入れさせていただいておりますので、また発表者となって順次進めていきますので、よろしくお願いをいたします。
では、まずちょっと一般質問に入る前にですね、町長、今、まさに衆議院の総選挙が入ってしまったと。まさに寝耳に水というか、まさかこの時期に入るとは思っていない方が非常に多かった中での選挙選が始まっています。それで、今回は二大政党制ということで各政党が野党が共闘したりながら日本もいずれは二大政党制というような流れとは全く逆行するような形になってしまって、特に野党第一党が全く割れてしまったというような中で、政党で言うと8党、それから他の諸派の政党なども含めると、二大政党制からかけ離れる選挙となってしまいました。過去、歴史を振り返ると、新党ブームがありまして、日本新党。そのとき今、都知事で希望の党の党首になった小池さんもそこに属していたと思うんですが、そのとき、平成5年細川内閣が誕生して、1年もたずして、今度は羽田内閣に変わった。羽田内閣はわずか63日ぐらいの短命内閣。その後、まさかと思った自民党と社会党が連立を組むという、村山政権が誕生しました。それが平成6年の6月30日のことで。どうもちょっと、何でこんなこと言うかというと、いわゆる政治の混乱ですよね、ある意味、政党が離合集散するというような中の。その混乱期のときに大きな災害が起きているんですね。明けた翌7年には阪神大震災、地下鉄サリン事件が起きました。それから、また、民主党政権になって、鳩山内閣が平成21年に誕生しましたけれども、鳩山内閣は短く、そしてその後の菅直人内閣、第94代になりますけれども、その年に東日本大震災が発災しています。非常に政治の乱れからこういった災害が起きてしまうというようなことは、これ過去の歴史、もっと古い歴史でもそういうようなことがあるというような中では、非常に今、この政治の混乱期、不安に思っている方も多いと思います。ですので、やはり我々町、行政と我々議会がしっかりとしたそういう状況の中でも、住民の安全・安心のまちづくりを進めていかなくてはいけないというふうに改めて強く思っているところでありますので、町長、本当に何が起こるかわからない状況で、例えば昨日ですか、九州のほうの霧島連山のほうでは新燃岳が噴火して、警戒レベルが2という入山規制まで出るということで、何となくその嫌な予感というかですね、もう一方は北の脅威がございます。今、議会のほうでも北の弾道ミサイルや、あるいは核実験に対して抗議をする決議を準備しております。本当にこういった日本が選挙を行っている最中に何が起こるかわからないという状況でありますので、ぜひ町長、その対応をしっかりとこの庁舎内で指揮を取っていただきながら、何とかこの選挙が終わった後のまた日本の形どうなるかわかりません。離合集散が起きるかもしれませんけれども、冷静に我々地方自治体はしっかりと取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、ちょっと前置きが長くなりましたけれども、通告順に質問をしてまいります。一旦ち
ょっと画面のほうを戻らせていただきまして。皆さん、戻っていますかね。それでは、まず1項目目の質問で、誰もが住みやすく、暮らしやすいまちづくりとして3点挙げさせていただきました。
そのうちの1.につきましては、まず、これは第四次葉山町総合計画の第1期基本計画、こちらの基本目標7、そこの基本政策29、公共交通の環境整備について伺ってまいりたいと思います。これ、ちょっと見ていただくと、私もこの実施計画を見たときに、この基本目標、何も実施計画事業がないんだなということで、きょう4番目にですね、基本計画の第1期、後期実施計画のロードマップについてという質問を挙げさせていただいておりますので、おのおののその質問の中で、次期の実施計画についてどのように考えているのかという質問もちょっと織り交ぜながら進めてまいりますので、御答弁よろしくお願いいたします。
では、まずバス路線の充実という項目がございます。総合計画、こちらの基本計画のほうですね。こちらのほうにつきましては99ページ記載となっておりますけれども、ニーズを踏まえて新たな運行路線とか、本数を増便する。事業者と連携し、研究していくというような内容になっております。町長、平成28年の夏になりますけれども、葉桜、イトーピア葉山、長柄町内会、長柄下町内会、それから葉山町商工会の会長の連名で路線バスの延伸、これきのう、皆様お疲れさまでした。50周年と、それからHAYAMA STATION開業1年というお祝いがありまして、HAYAMASTATIONという一つの町の核ができたというふうに捉えることもできますけれども、それに合わせてやはり交通の便があのあたりは非常にバスの便も少ない、どうして買い物に行けるんだというような話の中では、こういった要望が出て、バス路線延伸というような話も出ておりますけれども、その後、その事業者とは折に触れ、要望はしていただいていると思うんですけれども、事業者の反応というのは今現在、いかがなもんでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
こちらからの問いかけに対してですね、明確なお答えをいただいているわけではなく、状況という部分をですね、十分把握していただいているという認識を持っております。
10番( 待寺真司君 )
わかりました。なかなかちょっと実現するには恐らく社内でもいろいろと御検討はいただいているんだろうと思いますけれども。何せ葉山町内は道が狭いのが多くて、あとは国道、県道で大きな通り、あるいは大型バスが通っても全然大丈夫なんですが、いわゆる海岸通りであったりとか、そういった、あるいは人々がふだん暮らしている団地であるとか、そういったところには大型バスは当然入れないような状況で、幾ら路線をふやせといって路線や便をふやしても、そこに行くまでが大変だというのが葉山の実情だと思います。
それで、我々有志の議員で金沢を視察を行ってまいりました。これはそのときの向こうのふらっとバスというミニバスの写真になります。それで、お隣の逗子市では、亀が岡団地、アザリエ団地、非常に狭いところも小さな小型バス、ノンステップのバスでぐるぐる回っていまして、あるいはもう皆さん御存じだと思いますけれども、逗子市が一定の費用負担をする中で京急とタイアップしてやっている事業です。町長、葉山町も非常に山坂が多い、団地も多い自治体です。やはり同じように逗子でできていることが葉山でできないというわけはないと思うんですね。あとはPPPでいくのか、PFIでいくのか、それとも町単独でいくのか、首長の決断次第でこの事業は進められると思うんですよ。町長、いかがですかね、このコミュニティーバスについて。
町長( 山梨崇仁君 )
小山部長から御答弁いたしました、京急…失礼、HAYAMA STATIONについての京急バスさんとの話し合いの中でもですね、逗子の亀が岡団地の事例についての議論もありました。いずれにしても、利用される方々がどれぐらい利用されるニーズがあるのかというところがどうしてもはっきりしないと動けないというところが最終的な結論だったというふうに記憶をしております。京急さんの中でも議論をしていただいていると思いますし、先ほど午前中の議員の質問の中でもですね、夏の混雑の話もありましたので、時間もたちました、改めてその後どうなっているかということについて確認に伺ってみたいなというふうに思っていたところでございます。こういった逗子の事例だったりとか、視察に行った内容についてまた改めてお話しいただけると思いますが、こういった事例を持ってですね、京急さんに可能性について改めて話をしてまいりたい、そのように考えております。
10番( 待寺真司君 )
私はね、利用のニーズというのはね、少なからずあると思いますし、これからやっぱり超高齢化社会を迎える中で、本当に葉山の団地にお住まいの高齢者の方はもう自宅からは買い物にも行けないと。車の運転も今、危ないというような中で免許を返上しろというようなお話も出ておりますよね。そうすると、やっぱり団地の中をせめてね、一周するぐらいの周回のやっぱりミニバスをつくっていくべきなんですよ。それが誰もが住みやすく、暮らしやすいまちづくりの一番だと、基本だと私は思っています。
これは金沢ふらっとバスのルートなんです。これ最初は1コースしかなかったのを4コースにし
て、これおもしろいのはそれぞれ乗り継ぎポイントというのがこういった地図に示してあります。どこかに行ってどこかで終わるじゃなくて、本当に町内を巡回して乗り継いで回れるって、これは金沢市内の兼六園を中心とした観光地の近くを回っている。観光客も使える。葉山の場合はもちろん観光も今、女子旅きっぷでふえているという話が午前中ありましたけれども、観光の方も随分歩いているなというのもあります。我々もこれ乗ったときに、観光客もいますし、地元の方もたくさんいて、地元の方と触れ合ったり、話し合ったりする、非常にいいツールだなと。次のバス停どこだと、ここへ行くにはどうしたって、そういう会話から地元の人と話せて、そしてこのバスは本当に辻々細かいもう金沢市民がまさに生活している現場を走っていくんですね。それって、初めて来た人が将来こんな町に住みたいなって思うような、そんなすばらしい取り組みだというふうに感じました。当然観光で非常に頑張っている市ですから、そういった施策も打てるんだろうと思いますけども、葉山町の場合はまずは町民福祉、この観点でふらっとバス、こういった巡回型のミニバスを導入していただきたいなと思います。事業者にお願いすれば当然事業者は利益優先ですからやりますよ。もう行政は利益優先じゃないですよね、町長。利益優先じゃないですよね。住民の福祉向上優先だと思います。ですので、この件については、もう次期総合計画の実施計画の中で、やはり検討委員会を立ち上げる、実証実験をするなど、予算を取ってやっていく事業だと、大事な事業だというふうに私は思います。町長、いかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
待寺議員がおっしゃるように、行政の最大の命題は社会保障、社会福祉、そして公衆衛生の向上というふうに憲法にも明記されているというふうに認識はしております。ただですね、現実問題として、こういったコミュニティーバスについていろんな自治体がいろいろなトライをする中でですね、採算をベースにする中では失敗をしてきているというふうに認識をしてございまして、おっしゃるように福祉として取り組むしかないかというふうにも残念ながら思っているところもあります。ただ、そうなりますと、決算で十分おわかりのとおり、扶助費の高騰については本当に著しいものが近年ありまして、これ以上どこまで財政負担をかけられるかということにつきましては、本当にいろんな福祉のオーダーがある中でですね、非常に厳しい局面にあるというふうに考えております。やはり福祉であればですね、そのセーフティーネットとして、ナショナルミニマムの機能として必要な交通の網、つまり先ほどの福祉のバリアフリーの観点だったりとか、必要なところに必要な交通施策を打つことについては検討を進めなければいけないというふうには考えてございますが、現状すぐにこの観光とリンクをしてというふうにですね、考えられるのはなかなか難しいというふうにも思います。もう一度この金沢の事例を調べさせていただきまして、その上で採算が取れるような方法がないのか、改めて検討することは可能だと思いますので、引き続き御教示いただければと思います。
10番( 待寺真司君 )
御検討いただけるということですけれども、もうあと半年で実施計画つくっていかなきゃいけないわけですよね。先ほど、ちょっとまた戻すと時間がかかるので、要は事業が何にもないんですよ、あそこの基本施策。これって、計画じゃないですよ。やっぱり何か入れていきましょうよ。その一番は私はコミュニティーバスだと思っています。事業性というのもわかるんですけど、これですね、ちょっと拡大しますと、これ実はね、聖隷病院って民間病院の駐車場の敷地内にバス停つくっているんですね。それで、もう一つのルートでは、金沢大学の病院、これもやはり病院の玄関の前ですよ。前に停留所があるんですよ、ミニバスの。これって高齢者にとっては非常にありがたい。しかも、そこの病院ではおトイレを貸してくれて、そこで運転手さんが降りて、おトイレするんですよ。皆さんにもおトイレ休憩で5分、10分とまりますって案内をして、そのときにこれ撮った写真なんですけれども。今、逗子で総合病院できますよね。総合病院、葉山プラザ、町役場、こういった公共施設に行けて、しかもそこで少し休憩がとれて、ぐるぐるつながって葉山町内全部回れるっていう、こういったバスの計画は、こんな小さな町ですから立てられますよ。1路線にそんなに時間かからないと思うんです、ぐるぐる回るのに。本数もこの金沢のように15分間隔なくても私はいいと思います。その辺も含めてですね、ぜひ実施計画の中に研究のための何かを立ち上げることを盛り込んでいただきたいとお願いしまして、次の質問に移ります。
次の質問なんですけれども…ごめんなさい、次の質問の中で、この交通政策の中で、自転車の利用環境の向上というのが3番にあります。それで、これも同じく金沢の市内の道路、普通の一般道なんですね。この隣には近江町市場がある本通り、大通りがあって、兼六園に続く大きな複数車線の道路があって、そこから1本入る小道にこういうマークが大半あったんですよ。これなぜかとやっぱり思った。それ地元の人がやっぱり自転車は左側通行、歩く人は右側を歩いてくださいというのは非常にわかりやすく書いてあった。で、自転車半島宣言をして、どうも葉山の自転車の環境が芳しくないですよね、まだ、ほかの地区に比べて。これ町長も認識されていて、きのう、たまたま講演されたね、ときにも自転車半島宣言の話が出ていて。それで、何度も言っていますけど、横須賀ではグレーチングを非常に細かい目の縦に変えているというところが多いけど、葉山はなかなか進まない。逗子ではこういった標識、表示している道があるけれども、葉山はほとんどないと。こういったこともやはり次の実施計画の中にね、盛り込んでいっていただきたいんですよ。自転車の町とか自転車半島宣言している割には、やはり葉山町が一番自転車に対して優しくない町だというふうに思っております。
それで、やっぱり金沢で何であるのかなと思って地元の人に聞いたら、やっぱりレンタサイクルがあるんですよ。しかも、無人でその機械にお金入れると自転車がさっと外れて、それがいろんな観光スポットにあって、これはもう便利だなと。やっぱり観光地施策だなと。なかなか葉山ではね、そこまでする必要はないと私は思いますけども。将来的に観光の町として葉山がもっと人を呼び込むんであれば、そういったことも考えていく必要があるんですが。町長、やっぱりね、自転車通行についても何らかのここに単位施策があるわけですから、次の実施計画の中において予算を取って、町として進められることをやるべきだというふうに思いますけれども、町長、いかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
先日もですね、朝の交通誘導されている方から、どうしても「不届き者」という言葉でしたけれども、自転車で逆走したりとか、両手放しで走ったりする子がいるんだということを伺いました。自転車に関して町から当初、道路交通法が厳しくなった際にですね、警察としてある程度の広報などはしたんですけども、余り効果としてそれで響いているというふうには実感はしていないのは正直あります。では、実際に何ができるかという検討の中では、どうしても道路整備が必要だったりとか、拡幅をしなければというところに行き着いてしまうことから、なかなか手が出ない分野でありましたけども、こういったサインであったりとかですね、今、拝見してどこまで効果があるかわからないんですけども、それなりにおもしろい取り組みだなというふうに感じますので、こういった御提案をぜひ取り入れていければと思います。実施計画の中で講じるにはまだ数としては足らないかもしれませんけども、課題というふうには十分認識してございますので、今後もしっかりと検討を重ねてまいりたいなというふうには思います。
10番( 待寺真司君 )
わかりました。御検討いただいて、非常に自転車、土・日になると特にですね、非常に遠くからやっぱり来られているスポーツサイクルの方がね、5人、6人連なって縦で行くんですけども、地元の方が自転車に乗っていると当然遅いですよね、逗子に行ったり。それを追い抜くんですよね。6人一遍に追い抜くと非常に危ないですので、その辺も含めて自転車のマナーとかですね、その辺の啓発をしっかり行っていただくということと、それから、この利用環境の向上の中に、今言った、いわゆる自転車道交法改正になって、なかなかマナーが改善されないという部分では、そのマナー改善の事業を打っていくべきだと、予算を取って。町長は南郷ヒルクライムレースに一つそういった目的を持たせていますよね。なので実施計画としてね、やはりここに事業費として盛り込んで、もうこれはやっぱり自転車マナーの利用環境の向上やマナーの向上だということで、しっかり実施計画の中にうたっては、私はヒルクライムレースの継続をするべきだというふうに思っておりますので。やっぱりこちらの政策になればいろいろな、まあ各課連携でね、やっていただいているということは伺っておりますけれども、やはり核になるところは、今後の自転車の利用環境をどうしていくんだということを核で考えるところが、やはりそういった事業に取り組んでいくのがベストだというふうに思いますので、御検討いただきたい。
町長、1点だけですね、この間、決算の町長質問で1つの項目になっていて、こういう話が出るかなと思っていたんですけれども、今回もきのうの式典の中で、11月にやるというお話がありました、ヒルクライムレースね。今、別な状況があるのは当然議員も知っていますし、そういった状況の中で何のちゅうちょもなく町長としては今回も通常どおり開催できるというふうに認識しているというふうに思っていてよろしいですか。きのうの御回答を聞いたときに、私は町長はそう思っているのかなと思ったので、いかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
以前の町長質問の際の答弁のことだと思いますけども、状況についてですね、以前から課題としては認識はしてございました。実際に一昨年でしたか、そういった先方からの問い合わせがあったりとかした経緯があったんですけども、この春に実際に直接課題について先方と話す機会を得てですね、直接話をする中では、ここの利用についてどうだ、こうだというようなことについては話は触れませんでしたので、実際に利用については行わせていただけるんじゃないかなというふうには考えております。今後の方向性として今、解決に向けて動いていることもですね、先方ともそういう意味では同じ方向を向いていると思いますので、そこでこのヒルクライムの大会がというふうにですね、あえて別枠で取り上げていくというふうには、今は心配をすることはないのかなというふうには感じております。100%ではないんですけども、そこについては問題ないんではないかというふうには今は考えております。
10番( 待寺真司君 )
本当に事故がなくね、開催されるということは一番だとは思うんですけれども、やはりあそこ、この間の資料をいただいた中では、仮の登記というような状況も発生していますよね。その辺も含めてね、やはり最終的にしっかりと調整しないと、何かあった場合に、どこが、誰が責任取るんだというような部分に発展しかねない、非常に私は危険をはらんだ今回の開催になるんじゃないかなと危惧をしておりますので、その辺は遺漏なき対応をしてやっていただきたいと思います。最終判断は、やる、やらないは実行委員会と町というような形で決まろうかと思いますけれども、その辺は十分留意をしていただきたいというふうに思います。
それでは2番目の質問に移ります。2番目です。バス停のベンチや屋根の設置等、利用環境の向上について伺うという質問でございます。ちょっと移らせていただきまして。町長、ことしの施政方針でございます。先ほどちょろっと先走って写真出してしまったんですけども、あれは旧役場のバスベイのところで、旧役場跡地のほうから撮った道路の方、バス停の方を向かって撮った写真です。それで、昨年28年度に、神奈川県があそこの用地を葉山町から買い受けていただいて、1,571万円だったかな。そういった形で収入として入ってきて、そして、ことしの当初予算、こういった記載があって、こういった中では検討するというのはいいんですが、これは地域住民の利便向上に、バス停に屋根の設置を行いますと100%言い切っていただいて、まあありがたいなと、地元の利用する、特に一利用者としても。私は事業的に結構それなりのいい屋根をつけていただいて、風雪にも耐えられるような、そんなものを勝手にイメージしていて、そうなるとやはり実施設計からいろいろなものも含めて、時間的に長くかかるのかなと。それで、9月の補正予算を心待ちに待っておりましたら、補正予算は何もない。残り半年、この事業をどうやって進めて年度内に完成させていこうとしているのか、町長、その辺の取り組み、それから、どのような指示を出されて今、動かれているのか、いかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
こういうふうにやるんだという気持ちで臨んでいるわけですけども、実際に議論がまとまっていないという状況にありまして、私の中でも懸案事項だというふうに考えております。先に申し上げますと、方向性を変えたわけでもなく、バス停に屋根はもちろんつけていきたいということは、今もって全く変わってはおりません。そのためにいただいた売却の費用に関しましても、財調にですね、積んでございますけども、金額もしっかりお示しできるようにしてございますので、方向性は変わっているわけではないんですが、では、屋根をどのような形でどういうふうにつけるのか、また屋根だけでいいのだろうかといった議論について、どうしてもまだまとまっていないところがありまして、お時間いただいてしまっております。なるべく早急に地域の方の御期待もあると思いますので、お示しできるように引き続き詰めてまいりたいと思っております。
10番( 待寺真司君 )
議論がまとまっていないって、議論ずっとしていて、もう議論ずっとで3月までいっちゃったら、それはあかんと思いますので。例えばどこの課がこの窓口になって動いているのか。それで、そこにどう集約していこうと。いろいろな課が多分関係してくるのかな。特に、以前も言ったと思うんですけれども、選挙またあってね、あそこまた建てるじゃないですか。250万ですよ、毎回。じゃあ屋根とプラス何かそういった形の小さな集会場でもいいんですけれども、ちょっと階段みたいのでね、あそこの斜面地、今、草が生えていて、それはそれなりに景観として余り伸びすぎるとよろしくないかなと思っていますけど、きれいな形になっていますけれども。そういったところを利用しつつ屋根をつけて、またそこでそういった投票の際に一部事務的に使える。また、一色の場合は町内会館がないので、そういった形で地元の方がそういった会議室として利用できるようなこともね、やっぱり考えられると思うんですよ。ただ、あそこ全体的には広いですから、それをつくったことによってね、残りの土地をいじめて理想とする形ができないのであれば、それは考え直す必要あるかもしれませんけれども。でも、それまで、私、まだそこも議論、議論で時間かかる中においては、屋根と何かプラスアルファの機能をちょっとつけただけでも、1,500万という中でね、何とか実現できると思うんですよ。ですから、そういったことをどこがイニシアチブを取ってやっていくのか。その辺はどうなんでしょうか。それだけちょっと確認したいと思います。
町長( 山梨崇仁君 )
基本的には、例えば建物であったりとか、バス停の管理につきまして、現況では例えば真名瀬のバス停だったりとか、町のほうではやはり政策課や公共施設課の所管で管理をすることになるというふうに思います。ただ実際問題、道路の整備も勘案しますので、技術部門の助言がなくては話も進みませんし、現在、議論の段階では各課の各部を横断的に部長会議等でも議論をしてございます。ただ、それぞれのイメージが今、待寺議員もおっしゃっていただいたように、バス停に屋根をつけようという議論からですね、選挙の際に投票所にしてもいいんじゃないかとか、もっと高機能なものにしてもいいんじゃないかとか、その先のビジョンはどうするんだということで、全く職員の中でも議論が踊ってはいるんですけども全く進まないという、まさに状況をしてございまして、しっかりとこれをまとめ上げなければいけないなというふうに感じているところでございますので、なるべく迅速に対応できるように、皆様にお示しできるようにまとめ上げていきたいなというふうに改めて申し上げたいと思います。
10番( 待寺真司君 )
いろいろな意見が出てね、いろいろ考えていただく。これも大事なことですけれども。でも、ずっとそれで半年過ぎちゃって、予算、補正も出ないじゃないですか。実際できるまでにね、そんな立派なものじゃなければ、恐らく1カ月とかそのぐらいでできるのかなというふうに思うんですけれども。それにしたってやっぱりこの年度当初に町長が施政方針で書いたことですから、町長が最終決断して、こういうふうにやるんだというのを出さなきゃ、それはずっと議論のしっ放しですよ、職員同士では。そこはやっぱりリーダーシップ発揮して、こういうイメージでいこうよというのを町長が先導するべきじゃないですか、いかがですか。
町長( 山梨崇仁君 )
私自身もですね、皆さんの意見を聞きながら、今、自分自身のビジョンというものを固めているところにはあります。もうしばらく御意見をいただきながらまとめていきたいと思っているところでありますので、しっかりと決めるときにはこれで方向でいくんだというふうに断定できるように尽くしてまいりたいと思います。
10番( 待寺真司君 )
では、とりあえずその辺の進捗状況を確認するのは政策課でよろしいですか。政策課でよろしいですか。わかりました。では、ぜひ年度内にしっかりとしたものをあそこに設置していただいて、せっかくここにも書いてあるように、ライオンズクラブさんからいただいたベンチ、もう雨降ればずぶ濡れですよ、誰も座れませんよ、乾くまで。ですので、やはり早く、そういった民間の力も、協力も得てつくったものでございますから、行政が引っ張っていっていただいて、そのバス停の屋根、実現していただきたいと思います。
それから、ちょっとバス停とは少し離れるんですけれども、やはり山回りのバス、バスベイがないことによって交通渋滞や先ほど言った自転車がバスをよけて通らなきゃいけないとかって、そういうような事情があって、非常に上下線厳しい状況なんですけれども、そのバスベイについて何か検討というか、今後の動きみたいのはどこかが可能性があるとか、そういったものはありますでしょうか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
詳細にはまだ言えないんですけれども、向原のバス停のですね、下り側ですね、今、矢嶋畳店さんがある場所を横須賀土木事務所のほうで現況の測量までは終わっております。計画を入れて、用地の交渉等を行って、もしかしたらそこにバスベイができる可能性は今、あります。
10番( 待寺真司君 )
何か県土木のほうでも測量ということで進んでいる。あそこは本当に葉山小学校の生徒が朝通うときに、車が細いところ入れるようになっていて、ちょっと非常に…また、あそこ結構おりるのに時間がかかると、今度あけの星幼稚園のお迎えのバスとか、お迎えの車があそこへ入ったり、出たりする。詰まっちゃって、牛ヶ谷戸から出てくる人が丸っきり出られないと
いう、非常に向原の下り、一番下りで厳しいのはあそこかなというふうに思っていますので、県土木のほうで動いていただいているということですので、ぜひそれは町としても積極的にいろいろと協力して進めていっていただきたいと思いますので、お願いをいたします。
それでは、3番目に入ります。この3番目については、本来、だれもが住みやすくの基本施策の中にはないんですけれども、ちょっと私のきょうの質問の観点からここの項目に実は入れさせていただきました。ごめんなさい、写真がわからなくなっちゃった。資源ステーションの件でございます。これはかねて金崎議員がこの資源ステーションではなくて、戸別で全部できるんじゃないかというお話をされていまして、ああ、なるほどなというふうに私も思ったところでございますけれども。このやり方にして町内会、特に一色地区では幾つもの町内会が同じカレンダーをつくって、みんなで共有してこの分別をしっかりやっていこうというような取り組みもされていて、非常にその地域住民同士で話し合うきっかけとなって、いい面もあるということだし、また、予算的にも取ってしっかりしたものをつくりましたので、今すぐにというような形ではなくて、今後の町のやっぱり先を見据えた中で、誰もが住みやすい、暮らしやすいという、そういう観点で質問をさせていただきます。
その一つは福祉的観点なんですね。やはり高齢化率が進んでいる葉山町ですし、また、敬老の日の新聞紙上では90歳以上の方が初めて200万人を突破したと。90歳以上の方でやはり重い瓶とかを持ってね、ステーションまで行くのはやっぱり相当大変だろうなということは安易に想像できることだと思います。
そしてもう一つが、今、非常にやっぱりこちらも社会的な問題になっています、認知症ですね。
これがオレンジリング、職員の方も何人かつけておりますけれども、この認知症を学び、地域で支えようというこういったガイドライン、こちらのほうが連絡協議会。これ全国キャラバンやっても800万人ぐらいサポーター養成講座で、実は私も研修を受けてリングを持っているわけでございますけれども、こういった社会状況がふえていくと、ごみの分別は非常に厳しい状況になる。でも、認知症というのは実は若い方でも発生する。脳に関係してくる病気の一つでありますから。そうすると、こういった形が、これが何でこんなに進んできているのかというのは、これはもう医学的に調べなきゃわかりませんし、私も専門家じゃないですけども。状況としてこういう状況になって、全国でキャラバンをやるほど認知症の方への優しい対応のマニュアルをしっかりつくって、みんなで勉強しようということになっていますので。そうしたら、やはりごみの分別のところで非常に難しいことを感じると。研修を受けたときのビデオがまさにそこだったんですね。ごみの出し方を近所の人に注意されてしまう。注意されてしまうと、もう要するに怖くなっちゃうんですよ。持って帰っちゃうんですよ。ごみ屋敷になっちゃうというですね、すごいそういった負の循環のビデオを私は勉強、まず見させていただきまして、そういった記事がヤフーのニュースなんかでも取り上げられていて、こういったごみ屋敷の問題化というのは、一つは認知症の方に対するごみの出し方の対応一つでなってしまうんだということが今、各地で起きています。
それで、私、これはこの間の土曜日ですね、7日の日だったかな、ちょうど資源回収、土曜日ですから、周り見てきました。これは地元のうちのすぐそばの上原橋のところです。これ実は町長、これきれいにインターロッキングの歩道をつくって、上原橋は狭いのでね、そこまでしかないので、歩道の末端なので、ここはそんなに通っていても危なくないというような形でございますけれども、土曜日はこんな状況で出ています。それから、こちらですね、今度こちらは、これはエコーハイツの前です。これは明らかにこの狭い歩道をこのボックスが土曜日にはこういった形で広がる。ここは本来、自転車は通ってはいけないんですけれども、やっぱり安全なので小さなお子様が自転車で通ったりすると。こっちから歩いてきた人がいると、それはやっぱり避けなきゃいけないというような状況で、こうして歩道をかなりいじめている資源ステーションというのは町内幾つかあると思います。町長はこういった町道とかの管理者ですよね。管理者のトップです。管理者のトップとして、たとえ土曜日の一時、あるいは水曜日はもう植木剪定枝が山のように積まれております、どこも。で、葉山は本当に緑豊かで植木剪定枝もこれから減ることないと思いますよね。そうなった場合に、こういうところでこういった集団回収、こういったところまで運びに来る、そういった高齢者や認知症の方への対応や、あるいはこういった美化、それから歩道上の安全、こういったことを考えると、やはり何らかの対策をしっかりと打っていかなきゃいけないというふうに思っております。町長、いかがでしょうか、やっぱり歩道の管理者として、こういった写真を見るにつけ、将来的なビジョンとしてね、このやり方でずっといこうとしているのか。それともやはり今、戸別収集でやっていますよ、週、容プラ、それから廃プラ、あれも含めれば3回か、1軒当たり。1家庭で3回ですよね。戸別で回られるわけですよね。その3回のときに、瓶とペットと植木剪定枝とって分けてやれば、多分回転の回数はふえるし、収集の職員の手間は当然かかると思いますけれども、藤沢は実際やっているんですよね。実にうまくパッカー車を改造しているんですよね。つるせるようにしたり、缶は上にボックスを置いてそこにざっとあけるだけなんですよ。そういった形で、もちろん職員にそれにやっていただく場合には何らかの形でね、特勤というような形も考えられると思いますけれども、このうちの町内会、第3町内会の中でも、ここはもう比較的きれいなところなんですけれども、非常に歩道上に置いてあるボックスが多いです。町長、本当に先ほどからくどいようですけれども、この町道の管理者は町長ですよ。これで安全だと思いますか。これは子供たちの通るスクールゾーンにわざわざ緑の線を引いて、人が歩けるようにしているのに、このちょうど上に写っている方は私が写真を撮ろうとしたところ、前から歩いてこられて、ちゃんと歩道の中を歩いてきたけど、ここではみ出しますよね、当然。私がいたからかもしれませんけれども。これが本当にこの町道の安全を担保できるものなのか。これ町長ですよ、やっぱり町道の管理者は。これ町長、いかがですか、この考え方。
町長( 山梨崇仁君 )
非常に難しい課題だというふうに思います。実際にこうした町道の占有につきましては、かつてごみステーションとしてネットボックスが置かれていたころから行われていたもので、その数が900とかですね、800とか言われる中がですね、今、減少もし、また、こういった資源収集については週の中の限られた日にですね、なっているので、そういう意味では以前よりは改善をしたというふうには考えておりますけれども。とはいえ、確かに週のうちのたった1日、2日、こういったボックスが置かれることで占有してしまうことについては、決してよいことだというふうには考えられません。ただ、これを避けるためには、場所によっては資源ステーションを設置するための民地だったりとか、町有地を用意しなければいけないということから、非常にそれもそれで難しい課題になると思いますので、現状ですぐにこれを解決するというのは非常に難しいんじゃないかというふうには感じております。
待寺議員のもう一つの御質問であります御高齢の方の対策につきましては、この後、環境部長のほうから答弁をさせていただきます。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
ふれあい収集はですね、今、実施しているというの当然議員も御存じだと思います。私、ふれあい収集が今の直近で13件対象者がいらっしゃるということで、じゃあ今後はまだ余力があるのという話は現場のほうと話をしておりまして、まだまだ件数がふえても大丈夫だというような話もございます。たまたま、おとといクリーンセンターのごみの減量推進会議でもその話をいたしまして、例えばふれあい収集の要領を見ますと、高齢者65歳以上、おおむね65歳以上の常時介助・介護が必要な高齢者世帯というふうに書いてございます。ただ、現場の作業員はですね、幾ら分別指導シールを張っても適正に分別されない高齢者の世帯があるんだよというような話もございました。もしかしたら、これは認知症で、例えば肢体は不自由じゃなくてもごみの分別に支障がある高齢者世帯なんじゃなかろうかというような意見が、実は業務員のほうから出てまいりました。私は福祉課とですね、ちょっとお話をさせていただいて、訪問調査のときにですね、ごみの分別はできますかというような設問をしていますかというふうにお尋ねをさせてもらったんです。尋ねてみました。そうしたら、ごみの分別については特段そういう設問していないということでしたので、今度は逆に福祉課からの情報提供であらず、クリーンセンターの現場を回る作業員からの情報の提供ということで、また一つそういう設問を加えてもらうとか、もしくは福祉課のほうへですね、クリーンセンターのほうから、ここはふれあい収集で収集したほうがいいんじゃないかというような連携を強化することによって、先ほど申し上げたように、まだ余力があるふれあい収集をですね、ちょっと裾野を拡大したいというふうに考えています。今、資源ステーションの話も出ましたけれども、今、できることでいろいろ安心してごみ出しができる環境を整えるということも十分必要だと思っておりますので、今できることからまずは少しずつ取り組んでいくというふうに考えております。
10番( 待寺真司君 )
ふれあい収集の裾野を広げていただけるということと、そういった形で職員がね、実際に聞いて回っていただいているというのが非常にありがたいことだなというふうに思います。
それで、ここはですね、白石橋の上のところなんです。この先は用地買収が済んで、ことし工事の予算がついているところで、今はこういった形で線だけの歩道のところにステーションがあるんですが、この工事、ちょっと今後どうなるか、ちょっと確認をしたいんですけれども、この工事をして歩道が上までずっと2メーターでしたっけ、部長、2メーターでしたっけ、で歩道がいくということになっていますけども、なった後もやはりここの場所というのは移動せず、ここにやはり資源ステーション、新しい歩道ができてもなるんでしょうか。ここは下山口の子たちが一色小学校に通う通学路の一番重要なところです。橋を越えなきゃ一色小へ行けませんので。ですので、この辺についてもやはりしっかり検討をいただくべきところかなと思うんですけど、ここの辺、この件についていかがでしょうか、今後の工事の進めぐあいと整備の方針について、いかがでしょうか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
すいません。私のほうから今後のここの現場の工事の状況なんですけども、先ほど写真で出ていましたエコーハイツの前の写真が施工後の形と思っていただいていいんですけど。今、見ている写真の白線の部分に20センチの高いブロックが引かれて、車道と歩道を物理的に縁を切る形で、幅的には2メーターで、この写真とほぼ変わらない状況ですね。電柱とあと標識が立っているのが見えると思うんですけど、こういったものは多少移設ができるというふうには思っていますけど、連続的に歩道になってしまうので、この現状のように、かぎざきになっているところではなくなってしまうので、どうしてもこの資源ステーションが目立ってしまうという形になると思います。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
資源ステーションの移設等に関しては、私のほうから答弁させていただきます。御承知かと思いますけども、意図的に道路敷地にですね、資源ステーションを設置しているものではございませんで、資源ステーションの場所の選定につきましては、町内会・自治会、それから隣接しているお宅との協議の末ですね、設置してございます。また、一度設置したものの近隣からですね、排出のときに音が出るとか、マナーがよくない廃棄物があるということで撤去するもの、また、場所、協議をもう一度やり直して移設するもの、多々ございます。今、503カ所ございますけれども、非常にこの資源ステーションの設置場所に関してはデリケートな扱いを要するというふうに思っています。
それから、自宅の敷地内、民地とかにですね、お願いして移設するということになれば、またさらにハードルが上がるというふうに考えておりますので、私ども環境部としては本来の道路敷地としての役割の妨げにならないように、適正にその管理をして、御利用いただくように働きかけることをしていかなければいけないかなというふうには考えております。
10番( 待寺真司君 )
今、町内会の方々と協議をして場所を決めているということで、ここで限って言うと、裏がこう見るように、木が生い茂っていて、この下はちょっと下山川までかなり急傾斜で、下には家もあるような状況で、ここは実は余り目が届かなくて、車が通り過ぎるので、不法投棄がやはり絶えないという。それで、この要するに樹木って、ここは木の間まで入っていっちゃうわけですよ、ポイ捨ての缶とかが。非常にやっぱり近隣の方々が一体どこまでこれを町内会で管理するんですかということが組長会で話されるんですね。それで、やはりここにこういったステーションがあるから、ごみ置き場だと勘違いしてしまう葉山町民じゃない方がやっぱりおられるわけですよね。夏になると、海の近くの町内会の方はこのボックスを家まで持って帰るという、この重いのをね。どこまで町民が協力をすればいいのかということは一つの課題としてありますので、やはりこのボックス、今すぐにと私は言っていません。でも、将来的にやはり先ほど言ったような福祉的な観点からも言っても、ぜひですね、こういったことをもう一度考えていっていただけると助かります。それで、実は映し出そうとした写真は資源ボックスの中を撮った写真なんです。土曜日回って資源ボックスのぞくと、恐らく部長もうなずかれたと思うんですが、中見ると、もうすごいんですよ。たばこの吸い殻だ、空き缶だ、もう本当にひどい状況で、中にはやっぱりムカデとかですね、昆虫類まで入っているので、手突っ込んで掃除するのが嫌ですよと、組長はそこまでやらなきゃいけないんですかとかっていうですね、お話がちょっとね、出たりしてですね、ちょっとそういった状況もあるので、やはりボックスがあるということで、そういうような状況を招いておりますので、将来的な検討課題、そして戸別収集に全量を切りかえていくというようなことを検討して、実施計画の中でも何らかの形でうたっていっていただきたいと思います。
それでは、ちょっと止まってしまいました。直らないかな、これ。発言者にしたらね、切り変わらないな。それでは、2項目目に移ります。子供・子育ての支援の充実ということで、放課後児童・生徒の居場所づくりについての拡充に伺うということで書いてありますけれども、この拡充に当たっては、ぜひ学童もそうなんですけれども、中高生の居場所づくりというのも一つのテーマになろうかと思いまして、実は鎌倉の生涯センターで中高生らに自習スペースを開設したところ、非常に好評だという記事が10月6日、神奈川で出ておりまして、やはり中高生たちも自分たちで勉強する場所がやっぱり静かな場所が欲しいということもありますので、そういったことを福祉課と教育委員会と連携しながらね。それから、僕、いつも言っているんですけども、他世代間の交流ができる場所がやっぱり重要で、小学生だけじゃない、中学生も来る、高校生も来る、そんなことが例えば母校でできたら、これはすごいいいことだと思います。ですから、そういった子供たち、全般的に子供たちのそういったみんなが集まれるような場所をぜひ学校、もしくは学校の近くにですね、ふやしていく施策を進めていっていただきたくって、それを実施計画にぜひ盛り込んでいただければなということで、これは要望だけで終わらせていただきます。
それで、次にいきます。先ほど窪田議員からも小児医療費助成事業、いろいろとお話ありましたけれども、首を縦に振るところまでいきませんでしたので、改めて振っていただくまでいこうかなと、残りの8分で。これがこの間示された資料で、先ほど窪田議員も言われていましたけれども、実は私、これ3年前にも同じ質問をしております。なぜかというと実施計画に盛り込んでほしいからです。実施計画に小児医療費助成の拡充を図りますということで、その予算措置も欲しいから、この時期に質問をしたときにこの資料を使わせていただきました。これも決算でそのときの決算で出た資料です。この右側でちょっと汚い字で申しわけないんですけども、書いてあるのがそのときの資料で、先ほど言いましたように、当時3年前、中3まで所得制限なしが2,870万で、今回の試算では小6ベースとか、平均ベースとかってあるんですけども、高いほうでいきましょう、2,771万5,000円。若干当時の試算よりも減っているんですよね。それが急に何か3,000万って言われて、私も何だと思ったんですけれども。何かさ、できないために少しずつ上げっていっちゃったかなみたいな、それは余りよくないですよね。
それで、3,000万という数字、決して楽に出せる数字じゃないと私自身も思います。ただ、今で
すね、町長、この9月5日付の毎日新聞、私も読みました。助成を拡大することによって入院費が減になるという研究が行われて、そのとおり実施できて、実は低所得者世帯の多い自治体ほどその額が多かったという結果が出た。これ何を言おうかとすると、ないと、助成がないと子供たちを行かせないで、我慢させちゃうんですよ、低所得世帯が。それで、こじらせて入院まで入ってしまうというケースが多いのが、これデータとしても出て、これを突きつけられて、そして厚生労働省に対しておかしいというような形になっています。私もこれ国がもっと助成拡大するべきだし、県はもっと拡大すべきですよ。でも、なかなかそうなってないときに、自治体の首長の判断で、先ほど言ったように、窪田さんが言ったように、県内でも多くが挙がってくる。それから、この記事によるとですね、今、約2割の378の自治体、1,741あるうちの、これが18歳の年度末まで行う自治体へとみんな取り組んできているんですね。これなぜか。やっぱり少子化、それから若い世代に移住してほしいという、まさに町長の施策の1丁目1番地じゃないですか。ましてや葉山町、人口減少社会に立ち向かおうということで、子育て世代ということで大きくうたって、人口減を考えていないですよね。それで、子供がやっぱり産みやすい、そういったことを考えるには、この小児医療費制度、もう既に378、2割の自治体がやっていることを考えると、もう2番手、3番手の施策になりますけれども、町長、今ですよ、決断するのは。
それで、このことを言うとまたね、またうるさいこと言いやがってと思うかもしれないですけど
も、総括質問で私は臨時財政対策債を町長が就任してから満額借りていれば7億円あとあったと。7億円のアローアンスがあったわけです。使わなけれですよ、基金に積んで。7億円あったら3,000万の20年分以上、この費用がこういった子供たち子育て、あるいはもう福祉の1丁目1番地の政策に使えたわけでございます。ですから、もう今ね、終わってしまったことをとやかく言わないとこの間も言いましたのに、とやかく言って申しわけないんですけれども、やっぱりそういうこともですね、ひとつ考えて、要は葉山町は財政基盤的には非常にいい自治体に入ったと思います。
債比率がこの間が0.7%でしたか、28年度決算。実質公債比率はもうマイナス0.5、そして基金残高、積立金はもう23億、これは県内町村の中で、清川さんが多分一番だと思うんですけれども、恐らく2番目か3番目に基金の積み立てている団体じゃないですか。そうしたら、町長はどうも借金を減らして基金を積むというような施策を打ち出しているのかなとは思うんですけれども、もう次の実施計画のときには人口減社会に立ち向かう施策をどんどん打っていかないといけない。そこまで私は町長は財政回復をさせたと評価していますよ、一方で。だから今、決断なんですよ。
それで、これ見てください、27年度、28年度、29年度…ちょっと座らせてもらいます。この小児
医療費助成事業、これ27年、28年、29年度、皆さん、見てください。4万5,000件、費用ずっと一
緒、一般財源。要は、もうこの段階で26年の中でふやす気一切ないんですよ。あ、部長笑いましたね、今。もう実施計画に出ちゃっているんですよ、この3年間が。だから、私は今、言わせていただく、声を大にして。もう実施計画に1億2,000万組んでください。一般財源出してください。その間、国に対してこういう厚生労働省に対する働きかけ、議会もしましょうよ、みんなで。どこの自治体もやっぱりこれ大変じゃないですか、持ち出しで。国の子供たちを育てるのは国の施策ですよ、ある意味、一方。本当に大事な子供たちの命を守る施策に国が出すのを後押しもするためには、自治体が先行して今もうやるしかないと私は思います。ですので、この数字が次の実施計画のときには少しでも上がっていくか、あるいは一気に町長が言われる、もう所得制限なしの中3までやるのか、その政策判断がもうこの6カ月の間にしていただく。もっとですよ。30年度予算は12月がもう町長査定じゃないですか。もうこの一、二カ月で詰めてくださいよ。その結論はもう楽しみにします。その結論次第によってはいろいろ考えなきゃいけないことも出てくるかと思いますけれども。ひとり親家庭、これ前回のときは徐々に上げていっているんです。これはそういった家庭がふえるという予測のもとの多分数字だと思います。でも、こういった形で、やはりこういった数字、指標を立てて、この実施計画、予算まで盛り込んで非常に進歩した実施計画なんですよ。これを実現する数値を今度次の30年から31年、32年、第2期にどのようにつくっていくか。これがもう3年間の町の指針になるわけですよね、町長。これ読み物にしないんですよね。常に擦り切れるまで見て、チェックしていく。それがPDCAでやっていくサイクルだというふうに思います。残り40秒です。
町長、さあ決断のときです。いかがでしょうか。楽になったほうがいいよ。
町長( 山梨崇仁君 )
すばらしい流れをいただきまして、大変答弁に心苦しい思いがあるのを先に申し上げなければいけませんが、待寺議員がおっしゃっていること、非常によくわかりました。おっしゃっているとおり、先ほど窪田議員の御質問にもお答えをしましたが、30年度予算について検討を進めてまいりたいというふうには思ってございます。課題としましては、やはり大きな財政出動として扶助費の高騰はどうしても避けられません。また、他の要因としましても、公共施設の整備だったりとか、炉の解体だったりとか、下水道の布設、こういう給食センターもありますけど、さまざまな事業がこれからまさに負担がのしかかるための今、基金の積み立てでございます。そういう意味でも、非常に大きな山を迎えている中でですね、年間3,000万、2,700万円後半から800万であってもですね、もう…継続的に、これ未来永劫続くものと考えておりますので、それに耐えられるかどうか、もうしばらく慎重な判断をさせていただきまして、30年度の予算の際にお答えをお示ししてまいりたいと思います。
議長( 伊東圭介君 )
既に時間が経過しております。これにて、10番 待寺真司議員の一般質問を終わります。この際、暫時休憩をいたします。再開は3時30分からとします。 (午後3時02分)
議長( 伊東圭介君 )
休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時30分)
一般質問を続行いたします。第5番、5番 石岡実成議員の一般質問を通告に従い一問一答式により行います。
5番( 石岡実成君 )
5番 石岡実成です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、学校給食センターについて、住んでよかったと思える町・葉山について、防災に対する意識向上について、3項目8点について、一問一答式で質問させていただきます。本日の最終バッターというところで、少しお疲れのところだと思いますけれども、いましばらくおつき合いを願いまして、午前中より新しくICT化に伴い、きょうからこのタブレットで一般質問等始まってますけども、私の質問のほうも画像等を利用しながら質問させていただきたいと思いますので、マルチペアリングのほうをよろしくお願いいたします。それでは1項目目の質問からまいります。まず学校給食センターについてお伺いします。学校給食センター建設(完成予定年度)の時期の見直しについてお伺いします。ということでまずお話しをさせていただきます。この質問は既に第2回の定例会の一般質問の場でも同様のお話をさせていただきました。まず初めに、私自身は選挙公報にも中学校給食の実現というところで推進してまいりたいと思っておりますし、これまでさまざまな角度から検証、調査を経て小・中一貫で学校給食センター化するという結論に至ったことに関しては異論があるわけではなく、むしろ速やかに、これから行う調査結果から、ある一定の方向性を見出してほしいと願ってる一人ではあります。
しかしながら前回と同じく、同じ話になってしまうんですが、ちまたでは2011年以降、未曾有の大震災から続いている建築資材の高騰や人材不足による建築費全体の高騰が、2020年の東京オリンピックなどの影響でさらに上昇していく、あるいはこの高水準のまま横ばいという考え方がスタンダードなようです。もちろん、かといって実際にその数字がどの程度になるのか、現時点では根拠になる正確な金額を定められるような指針になる資料はありません。しかしながら、ある一定の予測はできると思いますので、まずは一緒に考えていただければと思い、きょうはこういった資料を用意いたしました。変わりましたでしょうか。学校給食センターについての建築費高騰の検証資料ということできょうは用意したんですけど。これ、一字一句細かくこのままいったらこれで1時間終わってしまうので、ある程度ざっくばらんにスピード感に乗ってですね、押さえるとこだけちょっと一緒に考えていただきたいんですけども。まずはこの公共建設需要というところで、国の全体からしてみると、やはり震災後の2012年以降ですね、かなりの数値が上がっておりまして、11年全体の水準から全体平均で約20%の増となり、公共建設需要の増加だけでなく、全体の需要に大きな影響を与えているというのが、多分この最初の資料でわかります。
右のほうの資料にいきまして、一方ですね、建設技能労働者の過不足率というところで、いわゆる人材不足もまたこの建設費の高騰に著しく要因があるのではないかというところの検証なんですけども。これを見る限りですね、2011年以降というところで、当然労働者の不足が目立っておりまして、高い数字にあるところがこの資料を見るとわかると思います。
次のページにまいります。今後建設業における労働力は大きく増加するのかというところなんですけども、現時点でのこの資料を見ると、これから先、今までは、これ2015年までですけども、これから先もですね、労働力の増加は余り見込めないのではないかというところで、簡単に言いますと労働者不足に伴う労働賃金の高水準が続いていくのではないかというような見解が示されています。次にいきますね。16年、建築費の水準は依然として高い水準というところで、ちょっともし見づらければ自分で大きくして見ていただければと思うんですけれども。2012年のですね、この高水準が2012年の平米数で言うと、その高い水準を、今までもってずっとこの2016年までちょっと右上がりで高くなっていってるという、この数字を見ていただけるとわかると思います。プラスして建築費の水準も、やはりこのRC造りの、これ住宅のデータなのでこれが一概に給食センターの建設費と連動するとは100%限らないんですけども、こういった資料を見るとですね、やはり前回、私のほうも言ったとおり、大体10年ぐらい前からすると、同じ建物をつくったとしても35%ぐらい建築費が上がる可能性があるのではないかというのが、多分これを見るとわかると思うんですね。それを二宮町、それから大井町を例にとって試算すると約2億後半から3億円ぐらい、同じ建物をつくってもちょっと割高な建設費がかかるのではないかというような検証をこれでできると思います。
その一方でですね、これから今見せたのは、みずほ信託銀行の不動産マーケットレポートというのを見るとわかるんですけど、その一方ではこの資料を見る限りは、ある程度高水準ではあっても、これ以上上がることはない。横ばいもしくは人件費に限っては少し下がるのかもしれないというような予想をしてるところもあるというところで言うと、前段に戻ってしまうんですけども、必ずしも100%上がっていくという数字ではありません。しかしながらこういったことをよくよく検証していただいて、今後の最終的な考え方に持っていってほしいというのがきょうのお願いなんですけども。で、建築費の下落はいつごろになるのかというところで言うと、17年から18年にかけて徐々に解消され、その後1年程度のタイムラグを伴って、18年から19年にかけて建築費が下落すると予想されるというところがあります。そうすると、その結果として私が最終的にきょうお伝えしたいのは、これからいろんな意味で検証結果、それから見積もり等を出すと思うんですけども、現状の、例えばですね、現状の小学校4校それぞれの給食室の老朽化に伴い、今これから例えば給食センターをですね、私が言うようにスライドさせたと仮定したときに、逆に今ある小学校の給食室の修繕、それから維持費をもちろん出さなきゃいけないですし、それとこの時代に沿った見積もりと比べて、十分そういった数字を検討した上で、今後の学校給食センターの事業を進めていっていただきたいというのがまず1点ありますが、その点いかがでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
何度かの御答弁させていただいてると思いますけれども、基本構想では31年9月から32年9月というふうにしておりますけれども、現状では31年9月は断念して、現在は32年9月を目指すというふうにしております。また先般、補正第4号で計上しました建設調査について、それを行う中で概算の工事費とともに、建設のスケジュールというのが示される予定でございます。建設のスケジュールが示された段階では、全体スケジュールを当然これ、見直していかなければいけないことになります。要するに基本設計とか実施設計も踏まえまして、全体のスケジュールをこれからこの結果を受けて見ていくというふうなことだと思います。
また、今の御指摘のことにつきましてもですね、前回御質問もあった関係で、私どももいろいろ調べさせていただきました。御指摘のとおりですね、人手不足の状況が2017年から18年にかけて徐々に解消していって、2018年からタイムラグはあるものの、2019年にかけて建築費が下落するという予想もございます。また一方で急激に人件費も資材費も下がるというふうに断言できないというような所見があることも承知しておるところでございますので、今御指摘のとおりですね、建設業の中の、いわゆる建設市場の状況についても、やはり私どもも研究していかなければいけないなと、そういうように思っておりまして、また、まだ相手は決まってませんけれども、調査業務を請け負った専門業者のほうにもですね、逐一こういった意見を聞きながら研究していきたいなと、そのように思っております。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。くどいようですけども、町民の大切なお金を預かりながら進めていく事業ですから、同じ建物をつくって、純粋にまあ3億円という数字は今僕が勝手に出した数字なのでこれが正しいとは決して思いませんけども、建設時期をずらしてでもですね、違った差額のお金で、それこそこの間の決算特別委員会等でお話ししてましたとおり、今のところは多分ノープランだと思いますけれども、太陽光パネルを設置した建物にするとか、それからまたそういった防災にも強い、何か附属の建物と一緒にしたような施設にするのかとか、例えばそういったところにとって有効なお金をかけて、しっかりしたものをつくるべきというのが私の考えですので、ぜひその辺を一度考慮いただきながらですね、本当に大変な作業だと思いますけども、しっかりとしたこういう、いろんな角度からいま一度分析をした上で、学校給食については建設、建築のほうの予定を今後進めていっていただきたいということをお願いしておきます。
それでは2項目目になります。住んでよかったと思える町・葉山についてということで、まず1点
目、環境を守るための条例設置、改正についてというところでお話しをさせていただきます。この話題はですね、今までも何度かやはりお話しをさせていただいた経緯もございますが。最近になってですね、いろんな町で出会う方から、ちょっと最近葉山の、例えば通りが余りよろしくないなとか、特に色の使い方に関して、看板がちょっと乱立してるんじゃないか、ちょっと汚らしい看板が多いんじゃないのとか、いろんな相談というかクレームというかですね、お願いも含めた連絡をいただいていたりする中で、自分にとってもすごく悩ましいなという思いをしながらですね、どういったふうに町を、葉山らしさを持った上でやっていけばいいのかなということをいろいろ考えておりました。
近隣の自治体からするとですね、恐らく一番厳しい景観条例を持ってるのが鎌倉市、この辺だと鎌倉市だと思うんですけども、それ以外に横須賀市さんもそうですし、藤沢、茅ヶ崎、平塚、もう全て景観条例というものをしっかりと持っているところがあります。お隣の逗子市さんに関してはですね、景観計画、景観条例、それから景観ガイドラインに加えまして、まちなみデザイン逗子、みんなで景観を考える本、まちなみデザイン逗子の景観づくりを実践する本という、非常に細分化されたような資料等、pdfで普通に閲覧できるんですけども。中身を見ると本当につくり方から含めて、かなり手の込んだ、わかりやすい指針が見えるような、デザイン性も含めてですね、つくってるっていうのをよくよく拝見しました。それをもってするとですね、今の葉山町が時期的に早いとか遅いとか言うつもりはないんですけども、やはりそろそろですね、そういった景観に関して、いま一度今ある景観法の中にぶら下がってるものだけではなくて、新たに聞こえのいいものを、少しでも実践できるような具体的な施策をつくっていかなきゃいけない時期に来てるのかなということを感じ取りました。その中でやはり一番やりやすいというか、取り組む状態の中で一番まずするべきことが何なのかなと自分で考えたときに、藤沢市にですね、色彩景観ガイドラインというものがあります。今ちょっとまた同期させていただきたいんですけども。これは純粋に先方から引っ張ってきたデータなので、あとでゆっくり見ていただければと思うんですけども、あくまでもこれ、条例というよりはこのガイドラインに関しては理想論的なものも当然中にあります。しかしこれをずっと追っていきますとですね、いろんな町、例えばこういう町並みの建物に対しての理想的な色使いであったりですとか、あと最終的にきょう私が一番言いたいのは、屋外広告物に対しての色使いに対する理想的なものであったりですとか、いろんな分野でですね、細分化されたようなこういう指針がしっかりつくられているということが、非常にすばらしいなと思って見させていただいておりました。もちろん取り締まるものではなくて、あくまでも努力目標かもしれないんですけども、ある一定のこういったものをですね、しっかりと色彩という部分で、カラーを、例えば町の方たちのですね、意識を高揚させていくというか、高めていくということが今後必要になってくるのかなというところがありまして、私のほうでですね、ちょっとそれを考えたような資料をちょっときょうつくってきたんですけども。
簡単に言うと、大分前にも一回言ったと思うんです。那須高原なんかは国定公園なんで、コンビニのデザイン…デザインというか色彩から何かが全部茶色とかで統一されてるというのがありまして、理想は多分そういうところに近づければいいんだなと思いますけど、なかなかそれをやることは難しいんだと思います。ただ、実際にそれを我々の目で、画像で見たら、やっぱりそういう町並みにしたいよねという思いがちょっと強まるのかなというのもありまして、ちょっとつくってきた資料があるので一緒に見ていただければと思うんですけど。
今映し出された画像はですね、これ、南郷交差点から長柄交差点に向かって走ってると、左側にセブンイレブンがあると思うんですけど。この前にこういった、一番見ていただきたいのはこのセブンイレブンとこの看板なんですね。これをもしも、勝手に私が色を決めたんですけども、もしも統一された例えば看板の色に差しかえたらどんな景色になるかなというと、今2枚目に出したものなんですけども。ちょっとわかりづらければアップしてもらえばいいと思うんですけど。セブンイレブンだったり、この秀吉丸さんの看板の色を統一させると少し景観の見方が変わってくるのかなというのをちょっと感じていただければなと思います。
次、これが最近ちょっと話題の長柄交差点の付近にできた加瀬倉庫さん。これはちょっといわくつきだということで、今、町の方にも一生懸命動いていただいてるということもあるので、しばらく静観したいという部分がありますけども。これも例えば何でピンクなのかなというのをちょっと思ったんですが、加瀬倉庫さんのイメージカラーがピンクだそうで、これを何か持ってるみたいなんですね。
こういうことを避けるために、やはり先ほど言った色彩に関するような条例、もしくは決まりを、ルールをつくってもいいのかなというのがありまして、仮に…仮にです、これ、いいか悪いか別として、仮にこれが全体紺色にすると、ちょっと、多少はちょっと落ち着いて見えるのかなという画像、ちょっと見えてもらうと思います。
次にいきますね。これはその先にある、2年ぐらい前にできたんでしょうか、風早テラスというと
ころがあるんですけど。これのですね、きょう見ていただきたいのは、この部分です。わかりますかね。看板の900円とか300円とか書いてあるこのコインパーキングの部分。これ、普通はですね、三井のリパークさんのもので、基本的にはですね、これが、今映ってる画像のこれが普通のオーソドックスな看板です。これが普通にどこにでもある看板なんですね。これをまた戻しますけども、ここにある、風早テラスにあるのは、ここの前にある不動産屋さんがここに、この風早テラスをつくったときに、葉山らしい景観にしたいということで三井さんにお願いをしてこういった色使いにしてもらって、あえてこういう色にしたというのが経緯としてあります。ということは、やはり努力をすれば、全体的には無理だとしても、一歩一歩ずつ、いろんな意味でこういった景観づくりというのはやっていけるんだろうなということをちょっと証明した部分なのかなというのもありまして、今回は用意させていただきました。ちょっと次。これがそのさっきの加瀬倉庫さんの新しいコンテナと、その先のスリーエフなんです。ちょっと遠くて見づらい。きょうはこの後に無電柱化の話、ちょっとだけしたいと思ったので、フライングになっちゃうかもしれないんですけど、この景色を電線がなくなってちょっと統一感があるようにすると、こんなデザインになります。こんな画像になります。そうすると、やっぱり空も広がるし、きれいな町並みが見えるのかなというのもあるので、ぜひですね、こういった、実際にこういった画像を見ていただいて、やっぱりこういう町並みっていいなと思っていただければ、やはりやれることからこつこつとじゃないですけども、一旦ちょっと考えながらですね、そういったまず屋外広告物からのカラーデザインをちょっとルール化してみるというような流れからでも始めてみたらどうかなというのを思ってるんですけど、それについていかがでしょうか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
いろいろおっしゃられたので、屋外広告物の手続の問題ですとか、景観…当然葉山町も景観計画も持ってますし、景観条例もあります。そのできたときに非常に特異な事例になってしまってる状態で、葉山町は戸建て住宅も全て適用除外にしてる状況で、計画を持っているんですっていう、ルールがあるんだよというところで、あとは職員の手によって努力をしている状況で、今、駐車場の事例を出していただいたと思うんですけど、私どもの努力で、努力という言い方はあれなんですけど、御用邸の前の真っ正面にあるスタンドの跡地になった駐車場も同じように、モスグリーンの標示にさせたりというのは、ちょっとずつでもという中では、何年にもわたって努力をしてきまして、長柄の旧逗葉新道にあるローソンのごみ箱だったり壁の色を茶系にしなさいとか。非常に会社さんのロゴですとか、そこについては非常に厳しいものがあって、鎌倉ですとか京都ですとか、そういった景観形成地区になってたりとか、そういう全体がですね、そういう方向性がはっきりしてる場所ですと、企業もそれに合わせる形で努力、スムーズにいくんですけども、どうしてもそういった意味では今、議員のおっしゃられたとおり、葉山町全体として、こういうエリアはこういう色調でいこうとかですね、海岸沿いはブルー系を使おうとか、何らかのそういった意味の方向性がまとまれば、それについては景観計画の中でうたっていったりとか、藤沢市さんのようにガイドラインを設けて、こういった色合いを推奨してますというアドバイスというか、御案内はできると思ってます。ただ、どうしてもですね、先ほどのコンテナの倉庫のように、業者さんの非常に強い意向ですとか、そういった中で、景観法という制度自身が届け出制の制度になっていて、許可制ではないところに非常に弱い部分があって、どうしても努力はしてるんだというのは見せれるんですけど、強制力がないのでどうしてもまた、よく言われるんですけど、地域まちづくりの中でこのエリアはこういう色合いにしましょうみたいな、地元がそういう合意形成をしてルール化していただけると、新たに入ってくる業者さんに対しても、このエリアはこういう形の色合いしか使えないんですよ、そういったルール化ができるとというふうには思っているので、そういう施策を今後も進めていきたいと思ってます。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。本当に難しい作業だというのは重々承知なんですけども、やはりこつこつやっていくしか方法がないのかなと。守るべきものはそういうところもあるのかなって純粋に思ってますし、そう願いつつですね、協力したいという町民の方もたくさんいらっしゃる町だと思ってますので、そういった意味で協働の観点からもですね、こういった景観の新しい考え方であったりとかルール化を、ぜひ第一歩として進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
続きまして2点目。待機児童の現状と今後の展望についてということで、これも第2回定例会でも同じように質問させていただきましたけども、若干そこから何カ月かたって、今の状況等含めていま一度御確認させてください。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
待機児童の状況ですけれども、公表できる数字といたしましては前回と同じ数字でございまして、29年度は待機児童は47名ということでございます。少し変わっているところといたしましては、民間で保育園をやりたいと言っているところが、ちょっとですが動き始めているところも出てきてるかなというところを感じております。町といたしましては、民間さんのそういう御相談をいただいた場合には、可能な限り積極的に協議を進めて、待機児童解消を進めていきたいと思っております。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。前回、まちの保育園ということで、松本理寿輝さんという話をさせていただきまして。どこまで参考になるかちょっと別なんですけども、一度見ていただきたいということをお伝えしたと思うんですけど、その辺の分析とかはありますか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
石岡議員のお話を伺いまして、ホームページでございますが読ませていただきました。まちの保育園は、保育園を中心として地域をつくっていこうとか、地域とのつながりとか、それから地域に保育園としてできること、また地域からしていただけること、お互いに共生していこうというようなことを理念に保育を進めていく保育園だということがわかりました。葉山町、今現状といたしましては、公立保育園を今後つくる予定はございませんので、民間さんのお力を借りることになると思うんですが、民間さんが保育園をつくる場合には、それぞれの民間さんが御自分の保育理念とか経営理念とかお持ちでありますので、本当に教えていただいた保育園のようなところが葉山町でやりたいという気持ちで来てくだされば本当にうれしいことだなと思っております。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。1点だけちょっと質問なんですけども。葉山の今、待機児童って、どちらかというと0歳から2歳以降の人が多分多い。お隣の逗子は、もう今何か結構待機児童問題があって、逆に逗子市さんのほうは0歳から2歳までの待機児童数が結構あるらしいって、何か新聞で読んだんですけども。その要因はやはり周り、近隣の自治体から流れてきて、その分で補っている分、逗子さんのほうもちょっと苦しくなってるっていうか、待機児童数が今ちょっとふえてるっていうような記事だったんですが。その辺の連携というか、を取ったりしてますか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
葉山の29年度の待機児童は、やはり1歳児が一番多い形で、0、1、2歳児で35名になっております。ですから県下同じだと思うんですけども、逗子も葉山も2歳児以下の待機児童が多くなっております。それでお互いに余裕があればですね、葉山のお子さんを逗子で預かってもらったりとか、逗子のお子さんを葉山でというようなことはできた時代も昔はございましたが、やはり自分の市町が待機児童があるところで、ほかのお子さんはなかなか受け入れづらいということで、そういうことの連携は今はできておりません。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。きのうの商工会の会長さんもずっと、私もたまにそれをまねながら、住んでよかった町にするためには、やはりこういった待機児童数にももちろん関係してくる。それがまた待機児童数が減れば、それがいいという評価を受けて、また新しい人がふえるということで、恐らく本当にそう、何か同じことの繰り返しなのかもしれないですけども。
とはいっても、この数字を少しでも解消すべくですね、引き続き頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いします。続きましては3点目ですね、小・中学校の英語教育のカリキュラムについてということで質問させてください。2020年に学習指導要領が変わってですね、今度は小学校の3年生から外国語の活動が取り入れられて、もう5年生、6年生に至っては、普通の科目として英語の科目ができるということだと思います。それに向けてですね、2018年、いわゆる来年度からですね、早いところだと、少し小学校3年生に既にもう…からも、もう2018年からですね、来年から多少そういった対策を練っていくような学校がふえるのではないかというようなことを伺ったりもしたんですけど、当町においてはその辺の今後の予定というのはどんな流れなのか、教えていただければと思います。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
御指摘のとおりですね、小学校において平成32年から、3、4年生で外国語活動というのが始まりまして、5、6年生は逆にもう普通の英語の教科となります。時間がですね、今5、6年生は35時間ですけれども、それが70時間になりまして、3、4年生に35時間がふえますので、まず今後の対策としてですね、このふえた時間数を時間割的にどこで埋めていくのか。3、4年については大体1週間当たり1単位ふえる。5、6年については1週間当たり2単位ふえる。ただ、もう5、6年は現在1単位を行っておりますので、実質1単位ふえるっていう形になりますので。いずれにしても、まずはこの時間割の設定、これの工夫が必要だなと。あとは人的なところでですね、ALTと呼ばれる外国語指導助手というのを今配置してますけれども、32年度からは当然3、4年生で時間数がふえることに伴いまして、やはり配置の時間を増加させなければいけないのかなと。それからまた町費教員の配置についても、5、6年生に英語に特化した町費教員が必要になるんではないかとか、そういったもろもろの対応策が考えられているところでございます。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。これ、中学校に行くと、オールイングリッシュというふうに多分聞いてはいて、いわゆる中学校の英語のクラスは、もう全てが英語で行われるというような何か資料を拝見したんですけど、それは違いますか。
教育長( 反町和久君 )
新しい学習指導要領に向けて、中学校、高校レベルでは、教員は基本的には全ての英語の授業を英語でやりなさいというふうな方針が国レベルで出されていまして、それに基づいて取り組みを進めています。既にそういうことが始まってることは事実でございます。なかなかこれを完璧にやるって難しいなっていう率直なところもありますけれども、取り組み進行中でございます。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。いや、こういう質問をしたのは、実は私も英語がとても苦手でして、小学校の5、6年生で多少科目化されたとしてもですね、中学校入っていきなりオールイングリッシュで授業やられたら、ついていけない子どうするんだろうなと、ちょっと不安というか、そういうのもあったので、なるべくそういったことのないようにですね、今から準備ができていければいいのかなというのを含めて質問させていただきましたけども。これに関してはまた、もう少し時間があるようですし、また来年度以降、進捗状況などを伺わせていただければと思います。ありがとうございました。
続きましては4点目、イノシシ及びタイワンリスの対策についてということでお伺いします。前
回の決算特別委員会のときにですね、平成28年度はイノシシの捕獲数が8頭という報告を受けてます。それに対して既にことし、今年度はかなりの頭数が捕獲されてるということで認識しておりますけども、状況をまずお伺いさせてください。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
議員おっしゃるとおり、28年度につきましては8頭でございました。29年度に入ってからですね、直近10月2日の報告まででですね、現在のところ18頭でございます。
5番( 石岡実成君 )
かなりふえたと思いますけども。プラスそこに対してですね、農業被害、それから人的被害はないというふうに私も認識してますけども、農業被害とそれから注意喚起とを含めましての対策は今どんな状態になってますか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
ちょっと農業被害の詳しい数字というのは今手元に何も資料がないんですけれども、例えば捕獲数が多くなったというのはですね、数もふえてると思うんですけれども、捕獲の技術というんでしょうか、大体出没する場所の特定ができたりとか、あと日本大学ですとか県の協力をいただいて、センサーカメラの設置をしておりますので、何となく出没しそうな場所がですね、予想がついてきて、失礼な言い方かもしれませんけども、大分なれてきたというところも後押ししてるかなと思います。神奈川県による地域ぐるみの鳥獣被害対策にかかわる重点取り組み地区というのに私どもエントリーしてまして、これについて資金的な援助というのはないんですけれども、技術的な支援ということがございまして、例えば電気柵の設置の仕方ですとか、それから緩衝帯をつくるやぶ刈りの効果のお話をされたりですとか、それから捕獲実験をしてみたりですとか、効果的な捕獲の仕方などについて、専門員の方々にそういう技術的な指導をいただくような取り組みですね、そういうものも始めたところでございます。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。葉山のわな猟会の方に私も直接お会いしてですね、お話を若干聞いてきたので、恐らく同じような共通認識はしてるんだと思いますが。もう既にこれからお話しすることも、内容的…内容的にというか、これからいろいろと検討されるかと思うんですけど。やはり今一番頭数がふえて悩んで、悩ましいのが、解体…解体というか処理をする。つかまえた、つかまった、今までよりもかなり多いので、処理がなかなか難しいということで、非常に悩ましくいるというようなお話も少しあったのですけども。そういった意味では、町がそういった処理に対して手助けをするというかですね、今後そういったとこも含めてやっていくという流れの考え方としては、どんなふうに今思ってますでしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
議員おっしゃるとおり、たくさんとれてしまっている状況がございますので、その処理についてですね、例えば捕獲した場所に埋葬するというようなことについてもかなり労力。それから重機を使った場合の燃料代とかがかかるんだということはですね、わな猟の会の会合なんかに環境課長も出席してそういう御意見をいただいてるということでございます。ただ、特措法の関係でイノシシの処分費に対する補助制度というのはございませんので、どうしても補助を差し上げるということであれば町の単費ということになりますので、今後もこれからまた10月、11月というのは捕獲頭数がまたふえてくるという予想もありますので、そういう関連団体の方々と意見交換しながら、葉山町として何ができるかというところを少し検討させていただきたいかなというふうには思っております。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。恐らく今後もふえる傾向にあるというような見方が大方されてるようですけども、ただ、それがどれだけ爆発的にふえるかどうかというのは、もう少し見つめないとわからないのかなというお話でしたし、お願いしたいのは、とにかく今までやってるとおり、いろんな話し合い等を含めまして、そういったケアというかですね、ともにそういった対策をしていっていただきたいということを私のほうからも一言申し上げたいと思いますので、よろしくお願いします。
じゃあ次に5点目、無電柱化の理想と現実についてというところで質問させてください。この無電柱化の理想と現実というふうにお話ししたのは、先ほど景観のところでも少し自分でつくった画像でフライング気味にちょっと画像をお見せしてしまったんですけども。平成28年12月16日付で国のほうがですね、無電柱化の推進に関する法律というのを施行されたと思います。それに関してまずお伺いしたいのが、法律が制定されて以来ですね、国のほうから実際に地方公共団体、例えば葉山町にとってこういった指針を何かつくってくださいとか、例えば計画を上げてほしいとか。そういった法律はつくったんだけども、その先の国からの働きかけとか動きがまずあるのかというのをちょっと知りたいんですけど、教えてください。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
具体に計画をつくりなさいとかという動きはありませんけど、当然県を通じてですね、経費を安くできる、基準を下げましたとか、こういった事例で安価で無電柱化できますよみたいなガイドライン的なものを情報提供が直接的にあったりとか、そういった部分はありますけども、今までどおり無電柱化協議会から順次手を挙げて、神奈川県で採択されれば全国で上げてという流れは今のところ変わっていません。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。簡単に無電柱化と言っても、相当な作業だと思いますし、理想と現実と挙げたのもですね、かなりそれを現実化するのには難しいのかなと思いながら。ただ国もやはり防災の面、それから安全な道路、それから歩行に関してもですね、決して悪い話ではないというか、そのほうがいいに決まってるというところの流れの中で今後どうしていかなきゃいけないかなという部分だと思います。特に町道以外、国・県道ある葉山町ですので、町だけでどうのこうのできる話でもないと思ってますけども。とはいえですね、ポイントなのか、本当にそのポイントポイントではベビーカーが普通に通れない、例えば電柱があったりとか、そういった場所もありますので、そういったところだけでもですね、まず踏まえながら、今後町でできることを考えていかなきゃいけないのかなというのも一つあると思いまして。
きょう、僕が2007年にまたちょっとつくった資料がありまして。これも先ほど言ったように、実際
ビジュアルで見たらやっぱりいいよねということを共有してもらいたいだけの話なんですけど、せっかくちょっと、昔つくったデータなんでちょっと見ていただきたいんですけども。今あるこれもうかなり古い、まだローソンがある元町交差点です。これ、2007年に拡幅工事の際にですね、商工会の地域活性化委員会という委員会の中で、ここに葉山のシンボルであるナツミカンの木を植えてシンボリックな通りにしたいよねという勝手な委員会が考えた企画がありまして、そのときにイメージ画像をつくりたいということで私が写真を撮りに行って、ちょっとイメージを変えてみたんですけど。まだこういう変な工事のポールが立ってたりするのでちょっと見にくいんですけど、これが普通に電線がなくなるとこんな感じの町並みになります。ちょっと見えづらいんですけど、さらに、その辺から借りてきたナツミカンの木なんでちょっといびつですけども、もしもこういった場所に植えればこんな町並みができるのかなというものがあります。
今度角度を変えて反対側からです。これはスポーツカーが写ってるのは、これたまたま本当に通ってたんで、ここに載せたわけじゃないです、葉山らしいなと思いながら、ちょっと余談なんですが使いました。クモの巣状のこの電線がもしなくなった町並みがどうなるかっていうと、こんな感じの絵になります。これに最終的にもしナツミカンの木が植わってたらこんな感じかなという。ちょっと夢のような話ですけども、こういった画像をつくらせていただきました。これをあえてお見せしたのは、先ほどと同じなんですけど、実際に見てやっぱりいいなという思いが1人でも2人でも多くなればですね、それに向けて何かしらみんなで頑張ろうよという、そんな話に今後持っていってほしいなという願いも含めまして、きょうはこういった、せっかくなので画像を見ていただいたので、皆さんで後でまたゆっくり見ていただければと思います。
それでは次の質問にまいります。防災に対する意識向上についてということでお話しをさせていただきます。まず1点目、自治会ごとの防災意識の向上、訓練についてということでの質問なんですが。まずここはですね、去年、私が住んでいる長柄地区で初めて長柄町内会が防災訓練を多分行ったと思います。私、消防団として参加したんですけども。実際に備蓄倉庫の中に何が入っているのか、どこに何が置かれているのかっていうところを、もう手探りで管理資料を見ながらですね、まずは確認する作業から始まったっていうところもありまして、非常に有意義な訓練だったと思います。ただ、これ、年に1回だけやってて、実際に災時の際にですね、こういったことで実際に必要な、倉庫内にがあってどういうふうに活用したらいいかというようなシミュレーションがほんとにできるのかなって考えましたら、やっぱりちょっと難しいのかなというか、まだまだ時間をかけながらやっていかなきゃいけないのかなと思いますし、この自治会のやり方に関しては、私が今この言った長柄町内会は初めてということだけであって、実際にはもっと頻繁にそういった訓練をされてるところも当然あるかと思いますので、一概には言えないとは思うんですけども。しかしながら年に1回レベルでやってるとこだと、どうしてもそういった難しい流れの中で、町としてですね、そういったところをいかに一緒になって、実際の防災に対しての意識を高めながら、そういった備蓄倉庫のある備品の管理も含めてやっていかなきゃいけないかというのは、やはり町ももうちょっとタッチしなきゃいけないのかなと私は思ってはいるんですけど。そういった今後の対策というか、何か考えてることとかあったら教えてください。
総務部部長( 太田圭一君 )
各ですね、町内会・自治会の自主防災組織の防災意識というのはですね、年々やはり高まってまいりまして、いろいろなところで防災訓練、それからこれを今後進めましてですね、総合防災訓練なんかに参加していただいてる状況なんでございますけれども。自治会ごとに主催していただいております防災訓練につきましては、防災安全課の職員が出向いて、訓練指導を通して防災意識の向上、啓発を図っておるところでございます。しかしながらですね、各地域によってはですね、温度差がかなりございまして、初めて防災倉庫を開けたとかですね、そういうところもちょっと聞いております。
ということでですね、防災安全課からのですね、職員からの提案によりましてですね、今年度予算化いたしまして…あ、予算化はしてないですけど、事業といたしましてですね、実質的な防災意識、それから訓練の充実、それから防災とは何かから始めてですね、そういったものを充実させて、みずからどういうふうに動くかということを、皆さん、私も初めですね、それほど熟知しているわけではありませんので、そういったところから進めていこうということで、まずはですね、自主防災組織にですね、防災リーダーというものをですね、育成するという計画を立てております。防災リーダーというのはですね、これ、県のほうでやっておりまして、神奈川県の総合防災センターとか、それから消防学校の施設を活用して開催しているものでございます。そういったものに参加することによって、防災に関するですね、知識・技術を町内会などの皆さんに習得していただくというようなことで今年度計画をしておりますので、まずはそれでまず意識を高めていただいて、どういったものが必要なのかっていう認識をさらにですね、深めていただいた上に、実際の防災訓練、それから資機材の収納の方法から使い方のことについて、ちょっと具体に進めていきたいなと考えております。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。防災倉庫の中にある資機材のもちろん在庫数であったりとか、例えば賞味期限の問題だとか、そういったものを確認するのが本当、当たり前のことではあるんですけど。私が一番心配なのは、せっかくあるものがちゃんと使われるかどうかというほうが逆に心配で、やっぱり消防団にいる以上ですね、年間通してそういった備品の検査も含めて訓練を何度も何度もやります。そういった中で実際の災時の際に動けるもんだっていうのが、やはり当然ある中でですね、やはり年1回ぐらいのものだとなかなか難しいのかな。ましてやどうしても今、自治会の役員の方々っていうのが若干高齢化になっていて、フットワークであったりとか、実際に本当にそういう動くときにですね、いち早く出てきて、それをどう組み立ててどう使うかということも含めると、本当にまだまだハードルがたくさん残ってるんだと思うんですね。なので、そういった意味では、本来は自治会でやるべきことっていうのは、十分承知はしてますけども、自助・共助という中で、最終的な分野だとは思うんですけど、ただしそうは言っても、誰かが中を取り持ってやっぱりやっていかないと、地域防災というのはなかなか難しいのかなと思いますので、今言った防災リーダーの育成も含めましてですね、積極的に町のほうからも働きかけて、やる何かチャンスというか、危機感を与えてもらいたいというかですね、そういったことも私たちもやらなきゃいけない務めの一つですけども、町のほうからもそれをやっていっていただきたいということをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
では最後になります。3項目目の2点目、小・中学校の防災訓練の状況及びJアラートの対応についてというところでお伺いしますけども。まずこの防災訓練、また今小・中学校ってお話ししましたけども、これ、前回の補正予算で上がったシャッター、防災シャッターの件にちょっと関連するというか、かぶってしまうようでちょっと申しわけないんですけども。実際その後調べたところで言うと、小・中学校の防災訓練の中で、防火シャッターを実際に作動させた上での防災訓練をやってる、そういう小・中学校もあるというようなデータが出てきたんですけども。当町においてはそれがまだされてないのか、もしくはしたことがあるのか、ちょっとその辺のまず見解をちょっと教えてください。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
防火シャッターを実際におろして訓練を行っている学校は3校ございまして。上山、長柄、一色でございます。残りは防火シャッターを実際におろしての訓練はしておりませんで、その理由につきましては、避難訓練自体が、避難をすることを目的とした訓練を実施しているということで、実際に防火シャッターはさわってないということですけれども、現在は今回のシャッターの補正もありましたので、教育委員会から実際に防火シャッターをおろす訓練を実施するように指導してるとこでございます。
5番( 石岡実成君 )
ありがとうございます。おろしてやれば、多分シャッターの点検も一緒にできちゃったりするのかなっていうことも当然ありますし。なぜこういうことを言ったかというとですね、事例として本当の事故はないと思うんですけど、長い廊下の建物だったりすると、防火シャッターがおりた間に挟まれるっていうの、その間に取り残されるっていうことでしょうかね。そういうケースもあるということで、普通に考えれば脇の扉から抜ければいいんだっていうことだと思うんですけど、パニック状態になったりとか、実際にそれを、小学生の低学年だとそれがわからないこともあるということもあれば、おろす、おろさないもそうですけども、そういった防火シャッターがおりた際の逃げ方であるとか、そういったことを踏まえて、きちんとした認識を持ってもらうということも含めて、今後の小・中学校の防災訓練に関しては少し考えていただきたいなというのがありますが、いかがですか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
実際に防火シャッターをおろして訓練してるところはですね、シャッターとシャッターの間に閉じ込められる、子供がですね、閉じ込められる状況というのをあえてつくっております。あえてつくった上で、教員が横の扉から脱出する誘導を行っておりますので、実際におろしてるところはそのような訓練を行っていると。ですので、子供がパニックになるということはないというふうに認識してます。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございました。安心しました。引き続きそういった意味でいろんな角度から防災訓練等もまた考えていただければと思いますので、よろしくお願いします。それでは最後の件です。若干過敏になり過ぎなのかなと思いながらも、やはりJアラートの件でよく今話題になると思います。今までの経緯、経路からするとですね、葉山町の上空をミサイルが飛ぶということの考え方というのがなかなかそこまで及ばないのかもしれない。ただ、やはりですね、備えあって別に損することはないと考えますと、簡単な部分でもいいんですけど、いわゆる、調べたらやはり登校、Jアラートが発信されたらどう対応するべきかというような、保護者向けのホームページだったりとか、それからペラ1枚だと思うんですけどね、そういった資料等をつくって、保護者の方にそういった告知、PRをしてる自治体もありますので、そういったところを含めて葉山町もぜひそういったことをやってもいいのかな、やっておいても損はないのかなと思いますけど、その辺いかがですか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
Jアラートについては、まずそれが何なのかというのは、当然学校では児童・生徒にはもう伝えているところでございますけれども、この資料にあるように、実際にもう既にですね、学校ではJアラートが発せられたときの対応というのはもうつくっておりまして。要するに学校外で発せられた場合とか、あと登校前、登下校のとき、そういった主に大きく3つに分けまして、もう対応策を6校で共通してつくっておりますので、それはもう通知をしてるとこです。ただ、それについて今後多分学校のホームページとかにも掲載するようになろうかと、そのように思ますけども。つくってるというふうに承知してます。
5番( 石岡実成君 )
はい、ありがとうございます。すいません、資料出すの、せっかく用意したんですけど忘れました。今、多分同期してると思うんですけど、これが多分pdfで1枚ホームページ等上げてるものもありますし、ホームページだけの、今もう1個やったほうはホームページ上でもこういった記載をしてある小学校等ありますので。せっかくそういったものを用意されてるんであればですね、そういったものの広め方も含めて、せっかくですので対応していただければと思いますので、よろしくお願いします。では、これで私の質問を終わります。ありがとうございました。
議長( 伊東圭介君 )
これにて5番 石岡実成議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
本日の日程は全て終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。 (午後4時26分)
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更新日:2018年05月21日