葉山町議会 平成29年9月20日
平成29年 葉山町議会第3回定例会会議録(第3日)
招集年月日
平成29年9月20日(水曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前 10時00分
閉会
午後 2 時02分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席 13名 欠席 0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 横山すみ子 | 出席 |
第2番 | 金崎ひさ | 出席 |
第3番 | 鈴木道子 | 出席 |
第4番 | 飯山直樹 | 出席 |
第5番 | 石岡実成 | 出席 |
第6番 | 山田由美 | 出席 |
第7番 | 近藤昇一 | 出席 |
第8番 | 窪田美樹 | 出席 |
第9番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第10番 | 待寺真司 | 出席 |
第11番 | 笠原俊一 | 出席 |
第12番 | 土佐洋子 | 出席 |
第13番 | 伊東圭介 | 出席 |
第14番 | ( 欠員 ) |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
政策財政部部長 | 小山誠 |
総務部部長 | 太田圭一 |
福祉部部長 | 仲野美幸 |
環境部部長 | 伊藤義紀 |
都市経済部部長 | 永津英彦 |
教育部部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 福本昌己 |
総務課課長 | 鹿島正 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 田丸良一 |
次長 | 廣瀬英之 |
局長補佐 | 永井秀子 |
主任 | 佐々木周子 |
会議録署名議員の詳細
番号 | 氏名 |
---|---|
第3番 | 鈴木道子 |
第4番 | 飯山直樹 |
議事日程
第1 議案第25号 決算の認定について(平成28年度葉山町一般会計歳入歳出決算)
第2 議案第26号 決算の認定について(平成28年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)
第3 議案第27号 決算の認定について(平成28年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)
第4 議案第28号 決算の認定について(平成28年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)
第5 議案第29号 決算の認定について(平成28年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)
(以上5件 総括質問、決算特別委員会設置・付託)
1 待 寺 真 司 【一問一答式】
(1) 平成28年度一般会計歳入歳出決算について
(2) 平成28年度特別会計歳入歳出決算について
2 窪 田 美 樹 【一括質問一括答弁式】
(1) 一般会計決算
(2) 介護保険特別会計決算
(3) 下水道事業特別会計決算
第6 議案第34号 平成29年度葉山町一般会計補正予算(第5号)
第7 議案第35号 調停の申立て等について
議事の経過
議長( 伊東圭介君 )
おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に
達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
議長( 伊東圭介君 )
日程第1「議案第25号決算の認定について(平成28年度葉山町一般会計歳入歳出決算)」、日程第2「議案第26号決算の認定について(平成28年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第3「議案第27号決算の認定について(平成28年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)」、日程第4「議案第28号決算の認定について(平成28年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第5「議案第29号決算の認定について(平成28年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)」の5件を一括議題といたします。
昨日に引き続き総括質問を通告順に行います。第1番、10番 待寺真司議員の総括質問を通告に従い一問一答式により行います。
10番( 待寺真司君 )
おはようございます。10番 待寺真司です。ただいま議長のお許しを得
ましたので、平成28年度決算についての総括質問を行いたいと思います。
まず初めに、きょうは葉山中学校の体育祭が延期になって開催されたということで、町長、それから数名の議員の方が開会式を含めて御参加いただいたということでございますけれども、私ごとで恐縮ですが、議長も私のところもことし1年生に進学して、同じ実はクラスということでですね、楽しみに体育祭していたんですけれども、お昼の時間に表現でも見に行ければなというふうに思っておりますけれども、きょうは涼しい気候の中、体育祭がまた無事開催されたので、非常に喜ばしいことだと思っております。
それでは総括質問に移らせていただきますけれども、いよいよ今会議よりもう、皆様のお手元にタブレットを使って会議を進めていくということで、私自身余り得意ではないんですけれども、ICT化推進チームのチームリーダーとしてですね、なるべくこれを活用しながらきょうの総括質問も進めたいと思います。既にマルチペアリングという部分がございまして、そこに私がちょっと資料の中に印をつけたものが入ってますので、後ほど総括質問を進める中で、私自身が発表者となってページをめくっていこうと思っております。ですので、例えば今、皆さんが何か下書きをしているとかそういったものがあったら、今すぐ保存していただくかアップロードをしていただかないと、私が押した時点で消えてしまうということもございますので、注意をしていただければと思います。この後、総括質問に入る段階でちょっと使わせていただきたいと思いますので、お願いします。あと、まず初めにですね、今回質問要旨ということで、町長施政方針と総合計画の1期基本計画の前期実施計画の達成度などについても総合的に伺いたいということと、28年度決算を踏まえて次年度予算編成に向けて財政面の課題とか、それから事業計画策定に向けてどのようにこの残りの今年度半年の間で取り組んでいくかなどを終わりのほうで質問を進めてまいりたいと思います。
まず初めにですね、実は昨日ちょっと急遽ですね、私のちょっと身内、母なんですけれども、ちょっと体調不良になりまして、また、その件もあったんですけれども、最近私はちょっといろいろな体験する中で一つすごく、これからのまちづくりに大切だなと思うことが感じましたので、まずちょっと町長にその部分について所見をいただきたいなと思うんですが。それはまず総合計画のですね、基本目標の7の中にですね、基本施策23、地域特性を生かしたまちづくりの推進というのがございます。ページで言うと87ページになります。この中で単位施策の23-03というところにユニバーサルデザインのまちづくりの推進という欄がございまして、「道路や公共施設など、公共空間のユニバーサルデザイン等を推進するとともに、民間施設についても誘導していきます」ということで、町が主体的になってユニバーサルデザインのまちづくりを進めていくんだという基本施策が載っております。28年度決算ですので、本来であれば28年度決算の中でどういった事業がなされましたかというところがポイントになろうかと思いますけれども、ちょっと細かくなりますので、その辺はまた決算委員会の中でも伺える部分かなと思いますので。
実は母もそうなんですが、その前日、御近隣、私がちょっと近隣をちょっと用事があって歩いていましたら、御近隣の御仁が何か、瓶の入ったごみ箱を持って外に出た瞬間、立ちくらみがして倒れてしまったという…たまたまもう倒れた直後に私がそこを通りかかったということがございまして。それで、母もそうなんですけれども、非常に歩くのが困難になってしまって、それを手助けして歩こうとしたときに、例えば私のうちなんかでもそうなんですけれども、階段も含めて非常に段差が多くて大変だなというのを感じました。一方、例えば公共施設なんかでも今、バリアフリー化ということで進んでおりますけれども、そのバリアフリーを一歩超えた概念がユニバーサルデザインだというふうに思っております。
それで、町長これからオリンピックということで、非常に町長もいろいろな場所で活動をされて
て、オリンピックの誘致に向けて、またあるいは外国の方を迎える。それから葉山町、高齢化も大分進んできておりますし、ついおとといは敬老の日だったということで、新聞紙上にも出ていましたけれども、90歳以上の方が200万人を突破したということと、高齢化率も全国では27.7、その数字を葉山町では超えている状況であります。そういったことを考えると、ユニバーサルデザインのまちづくり、これからオリンピックも踏まえて、非常に大切な、町の一つのまちづくりの指標としてしっかりと取り組むべき課題かなというふうにちょっと感じたところがあります。町長このユニバーサルデザインのまちづくり、推進するということで総合計画にも示されておりますけれども、今後どのように取り組まれるか、その辺の考えがもしありましたらお聞かせ、まずいただければと思います。
町長( 山梨崇仁君 )
ユニバーサルデザインについて今後どのようにという御質問でございますけれども、現状ではですね、今の町の例えば封筒の案内状を送るときの案内文の内容であったりとか、どちらかというとソフト面についてですね、見やすくわかりやすくということに主眼を置いて議論をした経緯はございます。建物やですね、インフラの関係についても当然そうありたいと思うところではあるんですけども、なかなか現況の土地の確保だったりとか、状況に応じてですね、難しいところもございます。一歩一歩だというふうに考えてはいきたいとは思いますので、担当のほうでですね、施設の更新整備の際にこういった箇所はどうだろうという提案があればですね、積極的にそれを推進していきたいなというふうに思っております。
10番( 待寺真司君 )
なかなかね、ハード面を変えていくというのは難しいところがあります
けれども、例えばソフト面で言うとシグナル、看板類とかですね、例えばこれから本当にオリンピックでセーリング競技で葉山でまたいろいろと外国の方が来られたときに、いろんな言語で町の案内とかあるいは公共施設の利用であるとか、あるいはトイレの場所であったりとかですね、そういったものの表示というのもこのユニバーサルデザインの中で大事な観点で、特に障害のある方であったり、お子さんであれば目線が当然低いわけですから、低い位置に看板がないと見えないわけですね。それからまた、漢字であったら読めないというようなこともあって、そういった一つの、非常に進んでいるなと思えるのは総合病院なんですね。実は総合病院にもきのうもちょっと行ったんで、そういったサインなんかもちょっと見てると、やはりわかりやすいところにありますし、外国の方が来ても読めるようになっている。これから葉山町にそういった方を迎えるに当たっては、そういった部分のソフト面でも、そんなに費用がかかることではないと思いますので、東京オリンピック見据えていろいろと取り組まれると思いますので、その辺ひとつ、総合病院なんかも参考にしていただくことと、それから今、逗子で総合病院の建設に向けてお話が進んでいて、葉山町のほうからも当然担当が入って行っていると思いますけれども、そんな中でですね、ぜひユニバーサルデザインというものを学んできていただいて、町の公共施設に活用していただけたら大変ありがたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、すいません、ちょっと前置きが長くなってしまいましたけども、28年度決算について
総括質問を順次行ってまいりたいと思います。それでは、今からちょっと私、発表者になりますので、下書き等をされている方は早急にクラウドに上げていただければと思います。では、ちょっと発表者にならせていただきますので、よろしくお願いします。
これは監査意見書の14ページになります。年度別の税目別町税収入状況というところを今開いています。発表者になってない。やっぱり動かないかな。ちょっとこういうのはちょっと想定されたんで、ちょっと慌てずにいきたいと思いますけど。監査意見書の「待寺」というのを、もし開いていただけると。14ページ、今、発表者になっているんですけど。なりましたか。それで、税目別の町税収入の伸び率というところからちょっとお話を進めてまいりたいと思いますけれども、変わっていない方は、すいません、そのままお聞きいただければと思いますが。28年度決算、町税についてですね、昨年度よりも決算上、1億1,600万の増収というような形になりました。(私語あり)14ページの中でですね、町税収入が昨年度よりも伸び率2.1ということで、実は町長、平成28年度当初予算編成のときに、税収については非常に厳しい状況であるというような形で、今後もなかなか厳しい状況が続くという中では、平成28年度の決算、終えてみたら非常にいい数字が出てたなと、正直町長も思われていると思います。それで、この、ちょっと具体的になってしまいますけれども、個人住民税においては6,100万、法人住民税においては4,200万円の増額となっておりますけれども、この要因について何か重立った点…当然重立った点があったと思うんですけれども、その辺についてちょっと御説明いただければと思います。
総務部部長( 太田圭一君 )
ただいまの御質問でございますけれども、個人住民税についてはですね、株、それから為替の影響を受けやすい譲渡所得が28年度に比してですね、かなりの上昇となっていることで…27年度に比して、かなりの上昇になっていることが要因でございます。また、法人税につきましてはですね、不動産の売買等によって増収になった法人がですね、2社ございまして、こういうこととなっております。また、法人の数もふえておりまして、そういったことが増収の大きな原因と考えております。
10番( 待寺真司君 )
今、部長からこの増収の要因について、不動産譲渡という部分は単年度で単発で終わってしまうのでね、これを見込んで次に予算組むというのは非常に難しい部分だと十分承知していますが。もう一つは今、法人税のほうは、法人数がふえたというのは非常にいい傾向だと思います。非常に葉山で今、起業するというかですね、そういった方もふえておりますので、商工会の加盟者に比べると鎌倉法人会の加盟者数は非常に少ない状況で、いわゆる株式とか有限とか、会社組織になっていないけれども商工会のほうにはたくさんいらっしゃいますので、そういった方が例えば法人に上がって…法人に上がるという言い方はちょっと違うんですけど、法人格を取っていくというようなことも町として何か積極的にPRしてもらえると、こういった法人の部分でですね、よくなっていって、町全体で商工業も活性化して、いい流れになっていくと当然法人税の収入も上がっていくのではないかというふうに思っております。法人税収については個人住民税に比べると本当に少ないのが葉山町の特徴でもありますので、やはり個人の経済動向に非常に左右されようかと思いますので、その辺は注視しながら、また町税収入の、町税の予算を立てるときには十分その辺は注意して立てていっていただきたいと思いますけれども。
町長、中期財政計画の中で9ページにですかね、ちょうど記載がありますけれども、町税の動向という中においてですね、こういうような書き方になっています。「町税収入の増加を期待することはできません。したがって、他の類似団体と比較して町税収入へ依存度が高い本町においては収納体制の強化、それからふるさと納税の促進、魅力あるまちづくりによる人口流入対策等の工夫を凝らした税収確保対策を講じる必要がある」というような記載になっております。この記載は私、非常にそのとおりだと思っておりますので、これを進めていただきたいんですが、ただ、一方で、このふるさと納税の促進という部分にはちょっと引っかかる部分があるんですが。町長、きのうも先輩議員からもお話があって、町長みずからがふるさと納税を先頭を切ってやっていただくという部分であるんですけれども、ふるさと納税自身を国自体もちょっと見直しをかけている中でどう取り組んでいくかなということは、これ一つの、28年度決算を踏まえた中で、また29年度、30年度に向けて大きな課題というふうに思いますけれども、町長このふるさと納税の促進については、こういうふうに中期財政計画に書いてあるわけですけれども、今後どのようにこう進めていこう、考えていこうというふうに思っておられますでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
現行のですね、総務大臣の見解で大分おさまりつつありますけれども、返礼品競争というような納税制度には合わすべきじゃないというふうに考えておりますので、町は町独自、3割以内でですね、本当に葉山の魅力をわかってもらえるような方に来ていただけるような、ふるさと納税を中心とした、そういう産品を中心としたふるさと納税にしていきたいというふうに考えております。またもう一点、このふるさと納税制度を活用してですね、この制度の中にはある意味目的に寄附をする、納税するということも限定が可能ですので、よくクラウドファンディング、議会の皆様か
らもたくさん御提案いただいておりましたけれども、それに近い形でですね、納税してもらえるような方法はできないか、今、内部で検討を進めている最中であります。
10番( 待寺真司君 )
ふるさと納税についてはメディアの、新聞紙上なんかでも取り上げられ
て、神奈川県も県民のふるさと納税をなるべく控えてもらうようにみたいな方針も打ち出しているようでございますので、この辺については今、町長おっしゃったように、返礼品競争になるんではなくて、その魅力あるまちづくりに皆さんの税金を有効活用させていただきたいというメニューをぜひ提案していっていただければなと思いますので、よろしくお願いします。
それで、一応ちょっとページ変えてみますけれども…(私語あり)こちらも監査意見書の15ペー
ジになりますけれども、今回非常に町税収入が上がったという部分で、先ほど太田部長からも御説明あったんですが、それもう一つですね、収納率が上がったという部分もやっぱり大きいのかなというふうに思っております。(私語あり)収納体制の強化をこれまで図ってきたというようなことがありまして、その強化が着実に実績が上がっているのではないかというふうに評価ができる部分がございます。現年度課税につきましては調定の収納率が99.5%という非常に高い数字も示しておりまして、また、滞納繰越分と合算した部分でも98.4%ということで、前年度比を大きく上回っているということも監査意見書の中で指摘をされております。ただ、一方でですね、徴収の強化によって苦しんでいるのではないかという声も上がっているということも耳にすることはございますけれども、やはりこの税とか料というのは決まったものでございまして、それはやはり法律でしっかりと税率も決まって、支払わなくてはならないというものでございます。公平性の観点からも、やはりそこはしっかりと取り組んでいくべき課題であるということで、私は大変高く評価をさせていただいております。
そんな中でですね、今年度、28年度、これから決算の中で詳しいお話が出るかと思いますが、昨年度はたしか差し押さえで競売物件があったというふうな記憶もしております。そういったことが28年度決算においてあったのかなかったのか、また、あるいはその相談業務ですね、なかなか厳しいという状況の中での町としての税、あるいは料の徴収に当たっての相談体制の充実が28年度の中でどのように図られたのか、それについてちょっとお聞かせいただければと思います。
総務部部長( 太田圭一君 )
ただいまの御質問でございますけれども、差し押さえ物件についての競売等につきましては実績は今年度ございません。28年度はございません。
相談体制でございますけれども、先般、先ほども、前日御指摘も受けましたとおりですね、さまざまな方向で連携をとって相談体制をとっている…とっていこうということで検討はしておりますが、税に関しましてはですね、個別にその人を、税の場合はいろいろ調査する権限もございますので、その人についてお調べさせていただいて、適切な税の納め方でありますとか、そういったことの対応を真摯にとらせていただいておる状況でございます。
10番( 待寺真司君 )
ありがとうございます。町長、この収納率の今回のこの28年度決算について、何か総括的にこのお考えがありましたら、評価も含めてなんですけれども、いかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
先ほど待寺議員がおっしゃったようにですね、現年の課税率、収納率がですね、99.5%と、非常に高い数値となっておりまして、御理解をいただいている一定の成果だというふうに思っております。また、滞納繰越についてもですね、こうやって現年が処理が進みますと滞繰分が当然減少してきますので、そこについても着実に収納率を上げてきて今おりますので、町全体としては適正な納税が守られるような方向に向いているということで、ぜひこのままですね、推進していってほしいなというふうに思っております。
10番( 待寺真司君 )
特に現年課税の中で、軽自動車税は税率改正によって1,000万円ぐらいの大幅増収になっているんですけれども、いわゆる収入未済額というものがもっと私はふえるのかなという、ちょっと一方で思っていた部分もあるんですけれども、やはりここの部分も御理解いただいて、やはり軽自動車で環境負荷…負荷はかからないんですけれども、基本的に。ただ、バイクですね、原動機付自転車等についてはやはり所有者がしっかりとそういった部分で税を納めていただく中で町の環境整備も当然図られていくというふうに思っておりますので、この辺が高い数字を示しているということは非常に28年度決算、非常に各関係各位の努力が実った結果かなというふうに思っております。また、町民の皆様にも御理解をいただいたというふうな評価ができるというふうに私も思っております。
一応こういった形で町税収入が1億部分増収してまいりましたけれども、今度次の資料に移らせていただきますが、一方でですね…(私語あり)一方では自主財源のほうはある程度7割方を確保できて、いわゆる全国の自治体で言うと3割自治といって、自主財源が3割で依存財源が7割という地方の自治体が多い中で、葉山町は逆で、自主財源が7割と、依存財源が3割ということで、依存率…依存財源への依存率は低いんですけれども、ただ、今回依存財源の中でですね、利子割配当金、配当割交付金等…(私語あり)ちょっとすいません。(私語あり)すいません、ちょっと違う画面出ちゃっていますけれども、依存財源の部分においてはその利子割とか株式譲渡とか、これも町のほうでですね、どうこうできる費用ではないんですけれども、この3つだけで1億1,000万円当初予算組んでいたわけです。ところが、5,200万円の収入、収納率にして47.3%程度しかなかったわけですけれども、これ例えば財政部長、ある程度この株式譲渡とか利子割というのは3カ月に…四半期に1回でしたっけ、そういった形で入ってくる中で、少ないと見込まれたときにね、やはり当初予算を減額補正するという考え方も一つ持っておかないと、やはり収入がそれだけ減ってしまうということは歳出に回せないという中で、歳入が不足してしまうという状況も十分あり得ますよね。100億規模の町で1億の予算立ててその半分が入らなかったといったら、やっぱりこれは大きな課題かなというふうに思いますけど、この辺は補正で減額するというようなことはしなくても財政上構わないということで認識しておいてよろしいんでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今、議員がおっしゃるとおりですね、四半期ごとに交付がされてくるわけでございますが、そこら辺の流動的な部分も当然ございますので。正しく言えば他の科目なんかでございますと、歳入が見込めないような状況があればですね、例えばの例で申し上げると、2月の議会のときにですね、減額補正というような処理をすることも可能かというふうには思いますが、やらなくても済むというふうにも理解しているところでございます。
10番( 待寺真司君 )
今、すいません、監査意見書の15ページに切りかえたんですけど、切りかわってないですよね。(私語あり)それで、今言った3つの交付金とプラス地方消費税の交付金、これも昨年に比べて非常に減額となって、3つ合わせると…あ、4つ合わせると1億以上の依存財源がいわゆる入ってこなくて、逆に言うと自主財源の町税収入が1億超えてしまったと。せっかく1億ふえたのに依存財源が入らなかったことによってプラス・マイナス・ゼロになってしまったのが28年度決算かなというふうな、一方で理解もできますので、この辺依存財源でなかなか町のほうでどうこうできる部分ではないんですけれども、非常にこの1億少なかったという部分では今後財政運営していく中でですね、大きな課題になろうかとも思いますので、当初予算の段階である程度精査をしていかなくてはいけないのかなというふうにも思うところでありますので、よろしくお願いをしたいと思います。
それでは、続いて歳出についてのところに移らせていただきます。今回歳出のほうでもですね、非常に不用額と翌年度繰り越しが多く出てたということで、監査意見書の中にも入っているんですけれども…(私語あり)監査の意見書の17ページ、款別支出決算状況というところを今、私、開いておりますけれども、そちらのところで不用額とあるいは翌年度繰越額ですね、こちらのほう書かせていただきましたが、105億の予算現額に対して支出が96億、翌年度繰り越しが3億と500万。不用額が6億1,300万出ています。この繰越額と不用額の多さというのは、ここ近年の中で多分かなり大きな金額になっていると思いますけれども、この辺やはりその状況として好ましいのかどうか、その辺については財政当局、あるいは町長はいかがお考えでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
この不用額につきましては前年も監査意見書の中でも指摘をされているという部分は重々承知をさせていただいております。また、今回28年度決算を迎えて、その部分についてもですね、御指摘をいただいているところでございまして、この部分は議員も御存じのとおり、予算編成に当たりましてですね、根拠あるものをもって予算編成しているところでございますが、どうしてもですね、入札差金等で多額のですね、不用額が発生してしまう。その不用額も減額できればいいんですが、なかなか年度末までですね、工期が終了しない。それをもって対応しなければいけないというようなことから不用額の一つの要因となる部分がございます。また、各
課の事務努力によってですね、予算編成をした後に執行段階でですね、工夫をする中で残が生じてしまうようなケースとか、あと多額の要因として私が感じているところは、どうしてもですね、扶助費、こちらの扶助費につきましてはどうしても前年ベースの実績を考慮したり、いろいろな形で予算編成をしているんですが、実際ふたをあけてみるとそういった部分がですね、例えば高齢者の関係であれば、予防事業的な部分で対応する中で、対応したとき医療費が削減できたとか、そういったことで不用額が発生するとか、もろもろ事業ごとにですね、不用要因というのはあるのかなというふうに思っているところでございます。そういったことから、毎年、毎年度ですね、監査の意見書の中で御指摘いただくんですが、これも先ほどの関係と重複しますけれども、2月の議会の際にですね、不用額が明確になっていればですね、そこで減額をするとか、もろもろ対応が図れるところというふうに理解しているところでございます。
10番( 待寺真司君 )
当町の場合、大体毎年決算すると5億から6億ぐらいの繰り越しが出る。
これは決して悪いことではないと思いますし、それだけゆとりというかですね、ゆとりのある予算編成をしていただいているのかなという部分で、昨今お隣の町ではですね、翌年度繰越額が当初見込んでいるよりもきっと少なくなるということで、大分厳しいような状況で新聞紙上にも取り上げられていましたけれども、当町の場合はそこまでいってなくて、繰越金についても一般会計でも6億ぐらいが出ているという中では、財政運営上は私は非常にスムーズにいっているのではないかなというふうに思っております。
ただ一方で、例えば教育費においては、翌年度繰り越しについてはね、大きなグラウンド整備の工事事業とかそういったものが繰り越されているので問題はないんですけれども、不用額が5,300万円近く出てしまっております。それで、小・中学校の運営事業とか教育振興の運営事業においては、例えば子供たちのクラブ活動の補助金とかですね、最近メディアでも取り上げられるようになっておりますけれども、学校教材として理科教材とか消耗品を充実していったほうがいいんじゃないかというようなお話も出ております。入札差金というのも十分理解できるんですけれども、この5,000万円はね、当初からそういった部分に少しでも上乗せして振り分けておいても十分決算できる数字になっているというふうに思います。教育長、28年度決算おいて、教育委員会の所管する部分って非常に多岐にわたっておりますので、なかなか一言で言うのは難しいと思いますけれども、28年度決算の総括、教育長としてはどのようにこの、終わってみて考えていらっしゃいますでしょうか。御所見をお聞かせいただければと思います。
教育長( 反町和久君 )
予算編成のときにもそういうお話をさせていただいたように思いますけ
れども、何か際立って目ぼしいというか、新しい、そういう事業をつくったということではござい
ませんので、それ以前から進めていた施設設備、あるいはグラウンド等の整備事業ですとか、あるいはソフト面になるかもしれませんけど、学びづくり事業でありますとか、学校関係においては着実に一歩を進めることを実践してきた。ただ、それが決算上にもあらわれているかなというふうに思っております。たまたま、しおさい博物館のようなところについては歳入増のようなこともありましたけれども、社会教育部門についても同様に粛々と進めることはできたというふうに考えております。
10番( 待寺真司君 )
ありがとうございます。具体的な細かい点については決算委員会の中で
というような形になろうかと思いますが、1点だけちょっと伺いたいんですけれども、28年度決算において上山口小学校のグラウンド整備が約5,500万円という高額な費用をかけて行われた…改修が行われたわけですけれども、その後、終わってから本日に至るまで、改修後の管理状況とか、近隣からの砂じんのクレームが以前苦情が届いていたと思いますけれども、その辺については改善が見受けられたのかどうか、その辺についてだけ1点伺いたいと思います。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
上山口小学校のグラウンドについてのクレームというのは、学校現場及び生涯学習課のほうでも今のところ聞いておりません。クレームは今のところはないという。
グラウンドの状況なんですけれども、当初上山口小学校のグラウンド利用規定というのを、開放団体と協議の上、定めました。当初は規定を厳しく設定させていただいたんですけれども、現在はグラウンド状態が落ち着いてきているので、平成29年の4月1日から規定を緩和をして、現在運用しているといったところでございます。
10番( 待寺真司君 )
結構費用をかけたグラウンド改修でございますので、その効果があらわれているというふうに今御答弁で伺えたと思いますので、引き続きグラウンドもやはり使用頻度が当然、生涯学習のほうでも使っておりますので、高くなっていくと思いますから、その辺またメンテナンスのほうもですね、引き続きお願いをできればと思います。
それで、1点ちょっと大変細かいところまで入っちゃって恐縮なんですけれども、その不用額と
いう点で、1つの事業がちょっと目についたのがありますので、それについて少しだけお聞きしたいんですが、環境費の中で合併処理浄化槽の補助事業というのがございますけれども、こちらのほうが当初予算534万8,000円に対して1基分の補助のみの133万円という実績になってしまっておりまして、さらに循環型社会形成推進交付金の返還金も発生してしまっているというような状況になっております。平成29年度に入りまして、大幅にここの部分を見直して市街化調整区域は公共下水道がもう行かないというような形の町の方針の決定の中で、ここの部分をどう進めていくかということがこれからの大きな課題となるかなと思っておりますけれども。28年度決算は非常に期待していた数字が上がらなかった。29年度に入ってその制度自体を大幅に、約2,400万という増額をしてPRをしているわけですけれども、いかがでしょうか、その半期、もう既に終わりを迎える時点に当たって、この辺の周知、あるいは利用状況等について、ちょっと細かくなってしまうんですけれども、お知らせいただければと思います。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
そうですね、28年度は残念ながら1基のみの転換ということでござ
いました。29年度は増額の予算をお認めいただいて、今、8月の末現在でですね、市街化調整区域の中で8件の実際申請がございまして、そちらのほうを補助対象として取り扱わさせていただく。あと、また、今、環境課のほうにも問い合わせがございまして、その感触からしますと、また下半期についても少なからず申請は上がってくるかなというふうに見込んでおります。
10番( 待寺真司君 )
大変、8件ということで、昨年に比べてもかなり多くの方がやはりこういった制度について十分町のほうが周知していただく中でふえてきているというふうに理解できるところでございますので、引き続き、また残り半期ありますので、予算目いっぱい使えるように進めていっていただいて、河川の環境に寄与していただければというふうに思いますので、引き続き
よろしくお願いします。それでは、ちょっと細かいことに入ってしまいまして、すいません。また財政全般についてちょっと戻りたいんですが。昨日も質問で出てたと思いますけれども、各財政指標がございますけれども、町長、例えば経常収支比率であったりとか、その辺の財政分析指数というのが監査報告書の9ページにも出ております。それからまた町のほうでつくっております決算の資料ですね、これ当初予算ですけど、決算の概要の資料のほうにもそういった財政分析指数についてのコメントが出ておりますけれども、町長、この幾つかある財政指数、私自身は非常にこの28年度決算で、また葉山の財政状況、少し明るい兆しが見えているというふうに思いますけれども、町長自身この財政分析指数から町の財政状況について総括的にどのような判断を下されていますでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
財政分析指数となってしまいますと、どうしても国全体の中での基準とな
りますので、葉山町が現状置かれている状況からすると非常に改善に向かっていて、すぐれた財政状況があるという認識にはなります。だからといってですね、ぬるま湯につかるつもりはございませんで、先ほどから議論にあるように、起債の今後のあり方であったりとか、公債費そのものが膨らんでくることもありますので、緊張感を持って町独自にですね、財政については向き合っていく姿勢を持たなければいけないというふうに考えております。
10番( 待寺真司君 )
ありがとうございます。町長、非常に堅実な財政運営をされるというこ
とは、5年目入って十分私もわかるところでございます。ただ、余りこの財政、財政という部分で言うと、町民の方からするともうちょっとサービスできるんじゃないのという部分も、サービス面の強化ですね。サービスというのもいろいろありますけれども、例えば葉山町においては公共施設の部分ではやはり他の自治体に比べて少し劣るところも当然あると思いますし。ですから、その辺を財政を見ながらうまくこれからやっていくということが大事になっていくと思いますし、公共施設等総合管理計画の中で長寿命化を図っていくとか、そういった中では非常にこれから100周年に向けて大変町の一つの時代をつくっていく重要な時期にあるということは、かねてより私もお話をさせていただいておりました。
それで、町長また耳にたこかと思いますけれども、臨時財政対策債の部分でですね、それで、そこで…ちょっとやっぱりやりにくいですね。ごめんなさい、なれてなくて。今、資料出ましたでしょうか。(私語あり)今、発表者になりましたので、資料が変わったら、これが町から出た参考資料の…変わらない。(私語あり)臨時財政対策債の発行状況ということで、毎年これ出していただいているんですが、町長就任された平成24年度から28年度の5カ年のところを緑でちょっと印をつけさせていただきました。発行額に対して…発行可能額に対して発行額との差し引きが出ておりまして、これ5カ年合わせると7億1,820万円、満額で借りていれば町の歳入として入っていた。ただ一方で、当然町長これまでも私とのやりとりの間で、債権であることは変わりないから、十分慎重にやっていかなきゃいけないんだというお話も一方で私も理解でるところであります。ただ、これから、先ほども言ったように、町が100周年を迎えるに当たって、何かやはり大きく町民と一緒になってですね、いろいろなまちづくりを進める中で、ハード面の整備というのも一つ大きな課題でありますし、先日も横山議員からもありましたけれども、これから非常に大きな財政出動がある。学校給食センターもその一つでありますし、当然クリーンセンターのところについてもそうです。この7億1,820万円、これを利率で言うとですね、もう1%切れる形で実は発行できたわけですね。例えば下水道債にしてもそうなんですけれども、ほかの消防の借りたお金等については、若干その臨財債の利率よりもやっぱり高くなってしまっているというのがこの参考資料の最初のほうにちょっと出ますけれども。この辺を見ていただくとわかると思うんですが、臨財債は非常に1%を切るですね、非常に利率的には魅力のある債権だというふうに私は思っております。ただ、これもう過ぎてしまったことをね、ここで云々言うつもりはございませんけれども、今後やはりこうなるときに、ことしはほぼ満額に近い借り入れを起こしておりますけれども、これもまだ国がずっとやるというものではありません。時限立法でございますので、借りれる間はやはりしっかりと借りて、後年度に積み立てておくという考え方を持っていただきたいなと思うんですけれども、その辺は町長いかがでしょうか。改めて伺いたいと思います。
町長( 山梨崇仁君 )
待寺議員のお話は以前から伺っておりまして、よくわかります。実際に建
設事業債とかですね、減税補填債などの発行をどんどん減らしてきて臨財債に振りかえているという背景もありますので、利率の優位性は大分理解をさせていただいているところではあります。決してですね、借りることをためらって事業を抑えているというつもりも特にございません。抑えるのであればやはり起債に頼らない、特に継続的な経費となるようなものについて、福祉施策であったりとか、そういうものについては緊張感を持つんですけれども、建物を建てるときだったりとかですね、いざというときの財政支出に関しては勇気を持って、後々むしろそのほうがメンテナンスにお金がかからないという考え方もできるところは多々ございますから、その辺は借金について決して悪く考えることなく臨んでいきたいなというふうには思っております。今後施設整備に関してもですね、そういう機会がふえてくると思いますので、昨日もお話にありましたけれども、例えばプライマリーバランス、今一つの基準として、枠としてはめておりますけれども、これを超えることも場合によっては必要なことがあると思います。その際にはなぜそこまで踏み込むのか、またそれをいつまでその状況を過ごすのかということについて計画的に取り組むことがとても大事なことだと思っております。
10番( 待寺真司君 )
今、ちょうど町長からプライマリーバランスのお話が出たところでございまして、これが平成28年度の町からいただいた決算の概要なんですが、ここの町債の推移、これ下水道債も含めてなんですが、133億6,800万残っていると、債権が。それで、先ほど言ったこの臨財債の7億ちょっとですね。これ足し込むと140億8,600万という数字になったんですね。実はこの中期財政計画の中で目標として目指そう値が下水道会計、それから合わせて140.5億円以下。ほぼ
同額になったなというふうに思うので、もう過去ですから振り返れませんので、実は満額借りてても町長が目指していたこの全体的に下げていくという目標値はクリアできたんだなということは一つ数字として見といていただきたいなと。今後やはり、今ね、ハード面のお話ばっかりしちゃって恐縮なんですけども、ソフトでも、もう何度も言っているように、小児医療ね、藤沢市ももう上げますよ。横須賀も市長かわって、中3までというのを、もうあれですよね、施政方針の中で言っていますよね。やはりそうやって近隣の、随分町長気にされていましたけど、近隣も上がってきている状況でありますから、そこの部分は、やはり臨財債というのはいわゆる補填ですよね、足りないという部分に対して国が認めて、そして普通交付税で後ほど、後年返すというような形の部分になっていますので、やはりこの辺はソフト面…ハード面だけじゃなくて、ソフト面の充実を図る上においても、この臨時財政対策債の活用というのはやはり考えていく必要があって、残ったら残ったで積み立てればいいんですよ。実は本当地方に我々視察行って、葉山よりも全然その自主財源が少ない、あるいは一般会計のパイも少ない自治体でも実は財調40億積んでたとかですね、そういう自治体いっぱいあって、やはりその財政運営はもちろんそのない自治体の首長であったり議会がいろいろ考える中でやっていると思いますけれども、そういった形で後年に積み立てをして、そして後年にかかるときにそれを使うことによってやはり負担の公平性という部分も一方で見えてくるというようなところもありますので、この辺については本当に何度も言っていて恐縮なんですけれども、最初に当初予算に向けてこういった部分についてもちょっと頭の片隅に入れといていただければなというふうに思います。
それで、またちょっと戻らせていただいて、実施計画、きのう横山議員からもお話ありましたけ
れども、この実施計画が平成29年度で終わります。平成28年、ちょうど真ん中の年に当たりますね、3カ年の第1期の。それで、各その目指そう値というのをいろいろなところでつくっていただいているわけですけれども、この目指そう値について28年度決算を終えて、今ちょうど、恐らく各課でまとめの段階に入っていると思いますけれども、じゃあ、昨年の平成27年度のその目指そう値とか、あるいは実施計画の振り返りシートというのが議会に示されたのがことしの2月なっているんですね。それでは28年度においては遅いというふうに思いますけれども、その辺、準備段階、議会に示す時期、その辺について今おわかりでしたら教えていただければと思います。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今の待寺議員からのお尋ねでございますが、昨年度のですね、振り返りの集計結果の提示については今おっしゃるとおり2月ということで、大変遅くなって申しわけなかったところでございまして、その反省を踏まえてですね、議員さんのほうからの御指摘もいただいているところで、できるだけこの決算議会に間に合うようにということで行おうという心構えはあったんですけれども、何分にも原課のほうとのヒアリングの日程調整等々もございまして、これは言いわけになってしまいますけれども、そのような状況で、昨日も御回答したように、夏、8月の半ばから先週までですね、かかってヒアリングをした部分ございます。そういったところで、今現段階においては取りまとめをしているというようなところで、当然この実施計画については30年度からですね、後期の実施計画策定をしなければいけないという年度でもございますので、年内には振り返りの部分についてはですね、公表できるように今準備を進めさせていただいているところでございます。
10番( 待寺真司君 )
今ちょっと私が開いたのが総合計画の、一つのもう事例ですので、あく
までも。目指そう値がいろいろな各課で持っていますよね。今、私が開いているのはちょうど児童館の延べ利用者数ですけれども、こういった目指そう値の実績をしっかり28年度決算終わった段階でしっかり持ってて、29年度につながっているかどうかというのがやはり振り返りの、PDCAの中で大事な要素で、今度29年終わったら30年度から第2期が入って、当然第2期も目指そう値を各課でつくってこられると思います。ですので、各課でぜひね、この総合計画に盛り込んだこの目指そう値がどうなっているかというのはぜひチェックをしていただき、なるべく早い時期にですね、議会のほうにお示しをいただければ、今度第2期をですね、我々がまた見るときにこの数字、本当に実際に達成できるのかどうかも含めてですね、それからまた町として達成できなかった要因がどこにある、それをじゃあ次の期にどう変えていくんだ、来年度の予算にどう生かしていくんだということが大事な視点だと思いますので、この辺については大変いろいろとやることが多くて御苦労が多いかと思いますけれども、28年度決算終わって一番大事なところだと私は思いますので、この辺の目指そう値について各課でしっかりと把握をしていただきたいと思います。また詳しいことについては決算委員会の中で恐らく各委員さんからいろいろと出ようかと思いますので、この辺についてもしっかりと御説明をいただけるように御準備をいただければと思います。
それでは、早く終わると言っておきながらも残り7分になってしまいましたけれども、最後にで
すね、ちょっとまた戻させていただきますけれども、町から出ているこの参考資料の最初のほうに
ですね、予算…あ、予備費。ごめんなさい、予備費充用調書と予算流用調書が出ておりまして、赤い線、黄色い線、囲わせていただいております。これは何かというと修繕費ですね。各施設の修繕費に予備費を充てたり、予算流用したりしたというものがかなりやはりことしもですね、多く出てて、ちょっとこの赤で囲わせていただいたのは、ちょっと心配だなということで赤で囲わせてもらって、消防費のところでですね、非常に多くの…(私語あり)この赤く囲わせていただいたのは消防庁舎のふぐあいで予備費充用したところが出ているわけで、金額で言うとですね、予備費充用で5件…ごめんなさい。4件で171万3,000円という費用が出ています。例えば庁舎もそうです。福祉文化会館も図書館もそうですけど、細かいことを聞かないから大丈夫です。細かいこと…そうですけど、公共施設全般でやっぱり修繕費当然かかるんですけれども、メンテをちゃんとしていますよね、毎年、多額の費用をかけて。それでもこういうふうに発生してしまって予備費の充用とか予算流用が多くなるようだとやはり余り好ましくないし、調査がしっかりできているのかなというのも一方でね、不安に思うところもありますので、やはりこの辺については、予備費ですので、議会のほうに示されません、この決算のとき以外ですね。でも、やはりこういったふぐあいがありましたということは、やはり細かく私は説明してもらったほうがいいのかなというふうにも思いますので。これあくまでも消防のところが今回目立ったのでこう書かせていただいただけで、多分ほかの施設でもいろいろなことが発生してくると思いますので、その辺の公共施設の管理については、その管理をしている業者とですね、しっかり密に、現場も含めて見ていただく中でやっていただければなと。学校施設なんかでもちょっとやはり、ちょっと傷んで扉なんかが重くなってあかないとか、そういった細かいこともあります。思い切ってそれは修繕していただいて構わないと思いますので、予算がとってなければ予備費充用結構ですけれども、やはりこういったことをやったよということは議会に何らかの形で報告をしていただくのが好ましいかなと思いますので、町長、その辺もちょっと御配慮いただければと思います。
では、最後にします。最後に、実は昨年、私、決算特別委員会の委員長を務めさせていただいて、町長・教育長質問のこれ会議録なんですが、その冒頭に、町長・教育長にお願いをしていたことがございます。付属説明書を去年も3回入れかえるという事態が発生しました。ことしもまた何件か付属説明書を入れかえています。これは昨年笠原委員より指摘があって、私はここでも再度指摘をさせていただいた。それから、もう一つは予算書と決算書をぜひ見やすい対応にしていただきたいというお願いをずっとしていたんだけども、昨年も改善が見られなかったと。ことしは期待してたら、じゃあ、ごめんなさい、ことしも歳入の部分で特に、雑入の部分なんかは全く数字が予算で挙げていた数字と違う数字が決算書に出てきているということで、これ、去年私、委員長の立場でお願いしていますので、これができてなかったことに対しては大変、皆さんに対してもう非常に申しわけないという部分と、もうこれ対応してくれないのかなって正直思っちゃうところがあるんですよ。この辺については町長どうなんでしょうか。町長・教育長質問の中で出た課題でございます。これがやはり下にしっかり伝わってなかったんじゃないかなというふうに見受けられますけれども、この辺について町長、決算するに当たってしっかりと部長会議等でお話し合いができていたのかどうか、最後それの確認だけをさせていただいて終わりたいと思いますが、いかがでしょう。
町長( 山梨崇仁君 )
決算書の作成に当たりましてですね、昨年のそういった皆さんの御意見等をまとめて臨んでいる関係から十分承知はしていたところがございますけれども、結果的に漏れてしまったことについて大変申しわけないなというふうに思います。さまざまな事務の積み重ねにおいてでき上がっているものでございますので、もう一度ですね、私からも十分注意をするようにということについて確認をする機会を設けてまいりたいというふうにも思います。
10番( 待寺真司君 )
わかりました。あすからの決算審査ですね、終わってしまった数字のチェックにはなりますけれども、これがやっぱり次、翌年度、あるいは次の実施計画につながる大事な決算でございますので、各課から詳しい説明を委員の皆様にしていただくようお願いを申し上げまして、総括質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
議長( 伊東圭介君 )
これにて、10番 待寺真司議員の総括質問を終わります。
第2番、8番 窪田美樹議員の総括質問を通告に従い一括質問一括答弁式により行います。なお、
町長等の第一答弁は登壇して行い、再質問以降は一問一答式により自席において行うことといたし
ます。窪田美樹議員、質問者席にお着き願います。
8番( 窪田美樹君 )
8番 窪田美樹です。議長のお許しを得ましたので、28年度決算に関する総括質問を行わさせていただきます。
28年度の施政方針には、28年度は2期目の任期の初年度とありました。2期目を目指すときに作成された「2期目、本気でやらせてください」には、町長になったらこんなことに取り組みますというものなのか、10年後の葉山を考えられたものなのか、それとも、いつかはという夢を書かれたのか、さまざまな要素を含んだものが書かれていました。28年度予算組みはこの公約、希望の実現に向けたものと考えます。そこにも沿って伺わせていただきます。
1項目目、平成28年度一般会計歳入歳出決算、1点目として子ども・子育て支援の充実に関し、これまで葉山町は民間の保育所の新規開設や認可保育園の増設もあり、待機児童はある度解消されているものと思いますが、昨今の待機児童のカウントの仕方や若い世代の方の葉山町の転入を考えれば、待機児童はまたふえてしまっているのではと考えますが、いかがでしょうか。待機児童対策として町が行ってきた対策をお伺いいたします。
2点目、その政策チラシ「2期目、本気でやらせてください」には、いつかは電柱を抜いてエネ
ルギー自給自足の町にしたい。最後まで家で、地域で元気でいられる町にしたいとあります。エネルギー自給自足の町、地球温暖化対策達成度をお伺いいたします。
3点目、28年度は下水道審議会から出された答申に従い、10年間の下水道事業の10年概成、下水道アクションプランとともに10年概成を踏まえた合併浄化槽整備も行われています。合併浄化槽整備の達成度をお伺いいたします。
2項目目、介護保険特別会計事業、高齢者福祉の充実に関して。第6期介護保険事業計画では、29年度まで、計画は29年度までで、現在は7期介護保険事業計画を策定していることと思います。6期の計画を振り返っているところでは、29年度までが6期の計画の中に、7期にその振り返りが7期にどう生かされるのかということもあり、今年度…28年度の達成度をお伺いいたします。
3項目目、下水道特別会計決算では、10年概成を、これも10年概成を踏まえた公共下水道事業を推進するため、最終年度まで全事業が終わる事業計画があり、28年度はスタートとも言える年です。28年度での接続率や工事面積での達成度をお伺いいたします。
以上、3項目について御質問いたします。御答弁よろしくお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
答弁を行います。
町長( 山梨崇仁君 )
窪田議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1点目、一般会計について、子ども・子育て支援の充実に関し、待機児童対策はとのお尋ねですが、町ではあふれ続ける待機児童を解消するため、平成27年度に民間の認可保育所3カ所を増設し、28年度は待機児童数が昨年度の40人から9人まで減らしたところでございます。しかし、29年度につきましては、入所申請者が昨年度の124人から159人と、35人の増加により待機児童数は47人となっております。なお、御質問の新基準におきましては60人となります。
今後の対策といたしましては、葉山町子ども子育て支援事業計画では平成31年度までに5カ所の保育所整備を計画しているものの、現在4カ所にとどまっていることから、小規模保育所から認可保育所への移行や、幼稚園の認定子ども園への移行促進に向け必要な支援を図ってまいりたいと思います。なお、これまでに幾つかの事業所から認可保育所の開設の御相談をいただいていることから、実現の可能性を探りながら積極的に協議を進め、待機児童の解消に努めてまいりたいと考えております。
2点目、地球温暖化対策推進の達成度はとのお尋ねですが、葉山町では地球温暖化の防止及び環境保全意識の高揚を図ることを目的に、平成22年度から住宅用太陽光発電システムの補助を実施してまいりましたが、平成23年3月11日に発生した東日本大震災の翌年、平成24年度の72件をピークに補助件数は減少をしております。そのため平成27年度からは家庭用燃料電池システム、定置用リチウムイオン蓄電システムに対しても補助を広げ、平成28年度末までに258件の補助を行ってまいりました。しかしながら、町からの補助はあるものの、システム整備には多額な経費を必要とするため、新築家屋以外の発電システム整備が進まない現状もあります。今後は新たな再生可能エネルギーの活用にも着目しながら、地球温暖化をもたらす温室効果ガスの発生抑制を推進してまいりたいと考えております。
3点目、10年概成を踏まえた合併処理浄化槽整備の達成度とのお尋ねですが、市街化区域を公共下水道、市街化調整区域を合併処理浄化槽に生活排水処理を行うこととし、目標年度であります平成37年度までに整備を行う目標で、平成28年3月に葉山町生活排水処理基本計画の改定をいたしました。平成28年度末現在における合併処理浄化槽の整備状況につきましては、単独処理浄化槽から
の転換が1基であり、合併処理浄化槽整備区域であります市街化調整区域における合併処理浄化槽人口は782人であることから、目標年度の計画人口であります3,500人に対して約22.3%となります。今後はさらに平成29年度より拡大した合併処理浄化槽転換及び維持管理補助制度の周知など生活水保全協会等との共同により進め、生活排水処理率を向上し、公共水域の保全に努めてまいります。
なお、平成29年度から開始した補助制度による合併処理浄化槽の転換につきましては、現時点におきまして8基の転換が完了しております。
2項目目、介護保険特別会計決算、高齢者福祉の充実に関し、第6期介護保険事業計画の達成度はとのお尋ねですが、今期では貯筋運動を初めとする各種介護予防事業の充実を図り、また、地域包括支援センターには社会福祉士の資格を持つ看護師を新たに1名採用し、かつ本年5月には地域包括ケアの中核を担う小規模多機能型居宅介護事業所を新設するなど、年齢を重ねても可能な限り葉山町に暮らしていけるまちづくりに向けて各種事業に取り組みました。さらに、地域づくりによる介護予防推進支援事業、ケアマネジメント適正化事業といった国のモデル事業にも採択をされ、三菱総合研究所による報告書にもその取り組みを掲載されるなど、先進的な取り組みを行ってきた結果として、介護認定率も低い状態で推移し、比較的元気な高齢者が多くなっております。
3項目目、下水道事業特別会計、10年概成を踏まえた公共下水道事業推進の達成度についてのお尋ねですが、平成27年度に策定いたしました汚水処理施設整備構想、いわゆるアクションプランでは、平成28年度からの10年間で町内の市街化区域内の整備を概成させるプランとなっております。
計画の中で各年度の目標整備面積が示されており、平成28年度の実績では、予定どおりの整備が行われたものと考えております。また、今後につきましては、下山口地区を中心に整備を行う予定となっており、今年度において実施しております下水道整備事業民間導入事前調査委託の結果を受け、PPP事業により効果的に整備を推進していく予定となっております。以上で1回目の答弁を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
再質問を行います。
8番( 窪田美樹君 )
それでは、1項目、1点目から再質問を行わせていただきます。
待機児童ということで、28年度では9人に減ったということですが、まだ9人いらっしゃる。そ
して、喜ばしいことと言ってよいのかはあれなんですが、多くの子育て世代の方が転入されてきたこともあるのか、47名、現在は47名になってしまったということでした。ただ、これが対策をきちんと待機児童対策をしていれば、若い方の転入というものは大変喜ばしいことではないかと思っています。「保育園落ちた」というあのツイッターのようなものが、ツイッターが流れたところで大きな話題になりましたが、横浜市では待機児童数の集計方法について、育児休業中の家庭では、育児休業中の家庭のお子さんは待機児童に含まない。それで、保留児童という新しい言葉に思うんですが、というもので、育児休暇が終わるから保育園に預けたいんですといったときに、保育児童にはあきがなかった。そういうとき、そのために育休を、あきがないので育児休暇を延長するということでは、待機児童にはカウントされないということが起こっていました。ですが、先ほどの御説明の中で新しい制度というか、新しいという中では、カウントでは60人、葉山町では60人の方が待機児童としてカウントされているということなんですが、この60人というのはそういった保留児童ということではなく、本当に施設に、保育園に預けたかった、入りたかったという方のカウントでよろしいんでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
おっしゃるとおりです。
8番( 窪田美樹君 )
それでは、今、確認させて、今、じゃあ純粋に60人の方が保育園を待ち望まれているということで、ほかの他市に入ってしまった方のほかにはいらっしゃると思うんです。
60人の方、本当は近くの保育園に預けたかったんですけれど、葉山にあきがないということで町外の保育園に行かれた方はもう待機児童では、通われているのでね、待機児童ではないというところも含めれば、葉山に住んで、葉山に保育園があったらというところを望まれていた方はもっと多かったのかなとも思います。
ちょっと昔の資料になるんですが、山梨町長が葉山町の地域デザイン、守り維持する町ということで、地域デザイン学科というところで発表されたの原稿があるんです。そこの中で葉山町のことをすごく分析されて、謙虚にも攻めの部分でも分析されています。その中で高額納税者の多い町の行政サービスという項目がありました。葉山町は高額納税者が多い。だけれどというところで、裕福な税収がありながら葉山町には総合体育館や町民プールのような公立の余暇施設が少ない。例えば保育園の数では政令市を除く神奈川県下27自治体の平均4.5人の児童に1園が設置されているのに対して、葉山町では児童10.6人に1園と、最も少ないということを言われています。また、そこからつけ足しなんですけれど、そして、それらを補完したり代替したりする他のスポーツ施設や福祉施設があるわけでないことから、決してすぐれた行政サービスという評価はできないという、きちんと評価していない部分があるかと思います。この中で、この後に民間施設が、民間の保育園が整備されましたから、待機児童としてのカウントは減っているかと思いますが、この公共の保育園の数には、決して公共で建てたわけではないですから、この平均4.5人の児童に1園が設置されていることの、でも葉山町では10.6人1園という数には動きはないですよね。公共で建てたわけではないので。いかがでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
今の窪田議員がお話しになったときの10.…10人に1人という値な
んですけれども、町長が町長になられてまだ間もないときだと思います。その数は葉山保育園の数とにこにこ保育園の数を合わせて未就学の数、児童の数と割った数のが10.幾つですので、今は認可保育園ふえておりますので、対象者がふえて、入れる数はふえて、10人じゃなくてもうちょっと少ない数で入れるようになっています。
8番( 窪田美樹君 )
それでは、公設にかかわらず民間も合わせてここでカウントできるという
ことで。では、葉山町では児童10.6人がどのくらいになっているかがわかればいいんですけれど、最も少なかったというところは脱しているのか。それでも最も少ないのかというところはかなり重要な部分だと思うんです。ですので、こういったところでさらに待機児童の解消に向けては、若い方が住民誘致はいらないというお話も以前からありますが、待機児童ということに関しては、働くお母さんを支える上、家庭を支える上でもお子さんの環境、生活環境を整える上でも必要なものではないかと思いますので、特に29年度解消された…28年度では解消された部分もあるというところでは、待機児童対策については触れられて、大きくは触れられていませんでした。ですが、今後もこの先ほどの分析を踏まえれば、倍以下…倍以下って、半分以下の数字でしたので、今後もこの対策についてしっかりと、今現在が60人になってしまったというところでは取り組んでいっていただきたいと思います。
それで、2点目なんですけれど、政策チラシの中に「エネルギー自給自足の町、地球温暖化対策」というものを以前も伺っています。これが夢物語なのか、それとも実際に取り組んでいくのかというところでは、この数字だけ、予算の数字だけを見ると、先ほども町長の御答弁にありましたように、この補助金だけでは、補助額だけでは大変設置できるものには高額な自費の負担がかかるというものですが、どういう位置づけで目指しているのか。それとも、もうちょっと3.11から少し皆さんの自然エネルギーや自給自足というところが落ち着いてきてしまっているからというところが本当にあるかと思いますが、いつわかるか、いつ起こるかわからない震災の中では、やはりこの設置というのは重要かと思いますが、町の取り組み度合いというんですか、今後もあるんですが、いかがなものでしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
町の公共の姿勢としてですね、まずそういう取り組みについては行
政サイドからというような、よく御意見もいただいております。そうした中で、例えば学校施設へのソーラーパネルの設置ですとか、それから、町が持っております地球温暖化対策実行計画、これは30年度までということになっておりますけれども、あと、これに関して非常に電力消費量を抑制した主な内容といたしましては、都市経済部所管の街路灯のLED化、これによって非常に電力消費量というのは削減されております。あと、今お尋ねのですね、例えば町民の方々に対しての補助制度については、本当に今、いろいろ悩んでいるところでございます。設置に対してかなり高額な経費が必要になるということもありますし、新築のお宅については導入するお宅が多いですけれども、既存の住宅に対して新たにつけようという方は非常に少ない状況になっていますので、また、例えば民間企業のですね、技術革新等を注視しながら葉山町のスタイルに合って、より補助を受けやすいような取り組みは何なのかということを今後も深く検討していく必要があると思います。今のところ新年度の予算に向けて、じゃあこれでいこうかというようなものはまだ今ははっきり具体的にはお伝えできる内容ではございません。
8番( 窪田美樹君 )
28年度予算では、予算ベースではかなり150万予算を組んだものが40万、75万組んだものが35万、それぞれ定置用イオン蓄電池などさまざまな項目に広げてはいるんですが、75万予算組んだものが15万しか執行されていないというかなり残念なものなんですが、これ件数にしては何件をというのがあるかと思うんですが、件数の度合いでは、金額はあれなんですけど、件数は大体これは何件だったというのはいかがでしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
太陽光発電システムについては28年度で8件、それから家庭用燃料電池システム、エネファームですね、こちらのほうは7件、それから定置用リチウムイオン蓄電システムについては3件となっております。
8番( 窪田美樹君 )
すいません、決算書にはそれは書いてあるので、予算を組んでいるときに
何件分の予算を組んで、執行、例えば太陽光は20件分組んだんだけれど8件でしたというようなことがおわかりになれば。金額、多分全額補助とかよりパーセントで補助されるかと思うんです。ですので、工事費が高ければ高いとか、一律幾らとかってあるかと思うんですが、その件数ではどういう達成度だったんでしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
すいません、ちょっと予算積算時の細かい資料を持ち合わせてないんですけれども、例えばですね、蓄電池を今まで太陽光システムがあったんだけれども、実は蓄電システムがあったほうがより生活に便利だというようなお宅もございまして、必ず例えば太陽光発電システムをつけて、セットで蓄電システムをつけるお宅とですね、そうでないとお宅とございますので、非常にその積算の仕方というものは難しい状況もございます。ただ、ある程度の見立ては立てて予算を組んでおりますけれども、その辺の予算の積算状況については委員会の中でまたお示しさせていただければと思います。
8番( 窪田美樹君 )
すいません、私が予算委員でないのと、会派の長は…決算委員でないのと、あと委員長という立場で細かい質問ができないというところで、すいません。細かい質問は控えさせてもらいたいという…すいません、まだですが、そういうある程度予定の中ではちょっとすいません、細かいところにはなってしまいますが。そうですね、まだこれから予算委員が決まりますが…決算委員が決まりますが。ただ、この予算を組んだものと決算を組んで、決算を見ればやはり執行率はかなり低いというところでは、もっといろんな取り組みが必要かと思います。先ほどお話があったLEDというのは消費電力を抑えるということはありますが、本来、葉山でも別のこの町民の方にお願いしているような太陽光発電とかというものを町独自で取り組むことも大事かな。先ほどありました学校の体育館の上にあるというものをつけましたというものは、県費補助で100%県費補助ということ、再生可能エネルギー等市町村施設導入補助金というものを利用されてつけられています。これが本当に葉山町で山梨町長が言われているような100%自給自足の町に一歩でも近づけるためには、ほかの公共施設にも必要かと思うんです。こうやって住民の方、先ほども言われたように、住民の方にこの補助金だけではなかなかつけられないというところでは、町も自分で努力、町の努力でこうやってつけてますよという税金ですけれど、必要かと思いますが、そういった動きというのはいかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
今回、葉山小学校とですね、南郷中学校につけられたものにつきましては、
たしかグリーンニューディールの補助金を活用しているんですけれども、補助金の交付が決まってから設置まで、多分3年か4年ぐらいかかってですね、非常にどこにつけるのか、つけられるのか、調査から国のさまざまな要綱もありますので、のっとった上での今回実現に至ったところもあります。何分多額な経費がかかりますので、先ほどの答弁させていただいたとおりですね、町としてもというふうに考えるときにも同じような感覚で、その必要性については、あればこれにこしたことはないというのは誰もが承知すると思うんですが、多額な経費がかかること。また、建物の耐震度合いによってはつけられないところが当町の場合、多くなっていますので、非常にその選定は難しいところがございます。今後も可能性があればということで、そういった大きな課題をですね、お金の面や建物の強度の問題などをクリアできればですね、設置に向けてもちろん進めていきたいとは思っておりますけども、現状ではですね、ここにということについては定まっているわけではございません。
8番( 窪田美樹君 )
今のお話ですと、ニューディール、その補助金を利用するのに数年かかる。
いろんなクリアしなきゃいけない要綱などがある。そこをいろいろ考えると数年かかってしまった。補助金を利用してつけるために数年かかるのか、それとも、町独自でも、多額のお金でも、今後の災害時だ何、いろんなことを考えたら設置が必要という考えになったとしたらですよ、なったら補助金なしでもつけるんだというような、またものを考えるとしても何年もかかるということなんでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
つい去年ですね、例えば体育館につきましては、屋上の天井の部材を取ったりとかしてですね、耐震、震災時についての対策をとっている最中でございます。改めて建物そのものの強度もそうですし、町でどこまでできるのかということについては、その場合は調査をしなければいけないと思いますけども、以前の調査ではこの庁舎であったりとか、ほかの行政にかかわる庁舎には難しいということでしたので、おのずと学校の施設になってしまうんじゃないかとい
うふうには思います。
8番( 窪田美樹君 )
学校施設というと、今後、今言われている給食センターがちょっとちらっと浮かぶんですが、給食センターのよしあしは別としても、今後もし何か公共で施設を建てるようであれば、こういったものが補助金出る、出ないに…太陽光をつけるからそれが補助金に該当するかどうかは別としても、きちんと町としても町の姿勢、町民の方だけにお願いするではなく、町の姿勢もしっかりと見て、自給自足の町だったり、災害時を考えて、小学校に体育館の屋上につけら
れたのは災害時のことも考えられてということだと思います。ここ、今、神奈川県以外のところで大きな地震はたくさん起きて、なぜか神奈川県のところに余り大きな地震が来てないところが幸いしているのかもしれませんが、そういったことも含めれば早急に考えをまとめて取り組む姿勢も必要かと思いますが、いかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
現段階ではですね、申し上げたように、新たなというところには議論はし
てないんですけども、おっしゃるように教育センター…失礼、給食センター等ですね、新規の施設整備の際にはそういったことも検討の項目に必ず挙げてまいりたいというふうに思っております。
8番( 窪田美樹君 )
3点目の下水道事業なんです…下水道じゃない、合併浄化槽整備なんです
けれど、こちら次の下水道事業特別会計のほうでもあわせてお話をさせていただきたいと思いますので、先に介護保険のほうに移らせていただきます。
介護保険の計画の中で、先ほどのお話にもありますが、認知症の発症が介護認定を受ける一番のきっかけとなっているということがわかっています。葉山町ではいろんな対策をとって、対策というか、いろんな施策をやりながら認知症予防に取り組んでいられると思いますが、認知症になってしまった場合、進行をおくらせるや認知症の方を温かく見守れること、迎らえれる環境というものがとても重要と思います。そこに、そこで介護保険の事業計画にもありましたように認知症…ちょっと細かくなるかと思いますが、認知症サポーター養成講座は重要な取り組みと考えますが、いかがでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
窪田議員のおっしゃるように、認知症サポーター養成講座につきましては、以前も御指導いただきまして、職員の中でもできるだけこのオレンジの輪をつけようということで、機会を見まして養成講座は行っているところでございます。
8番( 窪田美樹君 )
以前からもオレンジリングをされている方が大変多くなって、職員の方でも多くなったと感じています。そこなんですが、山梨町長と副町長、受けられたんでしょうか、それとも受けてない。これは一番の町長と副町長が受けられるということは、何にも増して葉山町が率先してそういうものと思います。この養成講座の講師は葉山町にも在籍されているはずですよね。
で、無償でと思います。リングにもらうのに100円とか、本部のほうに手続はするんですが、講師が葉山町にいるということでは即に…即にというあれも無理かと思いますが、すぐにでも受けられるかと思いますが、そういった取り組みはいかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
直接的に業務上ですね、学ぶ機会というものは今のところまだないんです
けども、以前に御意見いただいてですね、それでも自分の学びのために受けてみようということで
日程調整をしたことがあるんですけども、日程が合わずですね、そのまま流れてしまいました。ま
た、今後もタイミングがあれば検討してまいりたいというふうに思います。
〇8番( 窪田美樹君 )この養成講座を受けるということは、どこででも、どなたでも受けられる、
認知症の方を接するときにいつでも、どこでもという何か優しい気持ち、どうやったらというのが
学べるところと思います。何かどうしようという、困ったという感じよりは、ああって理解しなが
ら認知症の方と対応できるというような気持ちも芽生えるものですので、ぜひ皆さんの方で、皆さ
んの職員の方が取り組んでいただけるように。これ逗子市の例なんですけれど、28年度認知症サポ
ーター養成講座の実績として、逗子市役所職員の方では3回開催しています。そこで1回目は16人、
2回目は18人、3回目が11人ということで、ごめんなさい、逗子市の職員の方が総勢何人いらっし
ゃるかはちょっとわかってないんですけれど、これが単年度の取り組みではなく、ずっと継続され
た取り組みと思います。葉山町でもいろんな養成講座…養成講座じゃないですよね。何か講座を受
けられてるのはわかっているんですが、そこの中で葉山町としていろんなこういったこの認知症の
講座を設けるという機会が何回あるんでしょうか。28年度は何回行ったんでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )すいません、細かい数字現在持っておりませんので、委員会のほう
でお答えさせていただきます。
〇8番( 窪田美樹君 )いえ、町内じゃなくて、庁舎内は、庁舎内でということでいいんですけど。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )職員を、特に職員を対象にということはございませんが、一般の方
も一緒になってそこに…職員を対象にやったのは、すいません、1回やっているということです。
8番( 窪田美樹君 )職員の方と一緒に町民の方が参加するということも、また別の意味でいろんなそこで会話が出てくるということもあるかと思いますので、ぜひそういった取り組みを多く、
次のいつか会うときには町長も副町長も太田部長もオレンジリングをされていることを望んでおりますので。それで、先ほど今、逗子市さんの取り組みをお話しさせていただいたんですが、葉山町の社協の中でも子供たちにもその認知症サポーター養成講座を子供たちとともにやっている。葉山のオレンジカフェさんの取り組みが載っていました。このオレンジカフェさんは他の自治体も参考にするぐらいの、他の…京都でしたっけ、まで行ってオレンジカフェの取り組みをこういったことを取り組んでいますということをお話しされているぐらい他の自治体から注目されていました。そういったこともあって、子供たちと何か講座というとなかなか難しいかなというのもあるんですが、この中では寸劇、劇をやったりして、わかりやすく子供たちを受講生として迎えているというものでした。学校での取り組み、以前から学校もある程度受け…学校が催しているわけではないのかもしれない。お子さんが、生徒さんが受けているというようなお話も伺ったことがあるんですが、学校として取り組むようなことはありますか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
具体的にその認知症対策として学校が取り組んでいる事例というのは現在確認できておりませんで、保健の授業か何かで別の…今、確認できてないです。
8番( 窪田美樹君 )
学校が主催して開催したというわけではなく、多分どこかでやるのをお子さんが参加されているような状況かもしれません。きのうの質問の中で、学校のカリキュラムの中に何かを入れるのは大変難しいというお話もありましたが、ほかの自治体ではこの認知症サポーター養成講座を学校の授業の中というんですか、として取り組む。町や自治体全体でこの認知症の方を迎え、温かく見守れる、迎えられるという取り組みをしているところがあります。ですので、2時間ぐらいですか、その養成講座を受けるというのが2時間から3時間だったかな、ぐらいでお話があるんですが、そういったものを一つお話を受ける、聞ける機会があるというだけでも少し違ったきっかけになるのではないかと思います。きのうのお話の中ではそれを学校のカリキュラムにというのは難しいということではありますが、何かのところではそういった取り組みが行えないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
教育長( 反町和久君 )
学校の中での取り組みに関するお尋ねということでよろしいんですよね。学校の正課、正規のカリキュラムの中では、これは恐らく保健の授業ですとか、あるいは社会科関連の授業の中で、高齢化社会に関する理解とか、あるいはそれに対する取り組みの学習という中で、包括的には触れていると思うんですね。そういう認知症って現実があることについても子供たちには伝えてあるというふうに思います。ただ、今のお話は実践的にそういうふうに子供たちが対策なり取り組みにかかわれるかどうか。そういう技能を身につけることができるかどうかというようなお話ですので、なかなか教科学習の中に織り込むのは難しいかなと思います。ただですね、現にやっているという話でございません。一つの可能性としては、私の見聞の中では、総合的な学習の時間の中でさまざまなマイノリティーの体験学習みたいなことを順繰りにやっていくというようなやり方があります。例えば妊婦さん体験をするとか、あるいは車椅子体験をするとか、あるいはブラインド体験をするとか、そういった取り組みをするというのを総合的な学習でやるようなことあるんですね、実際。そういう中では一種の企画ものになるかもしれませんけれども、例えば認知症に関する取り組みみたいなことを織り込むことは不可能ではないなというふうに思っています。ただ、それはある意味で学校の主体性にもかかわりますので、そういったお話があったということをお伝えして、学校の検討に委ねていきたいなというふうに思っております。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
今、教育長からもお話しいただいたんですけれども、直接のカリキュラムの中ではなくて、3年生の卒業式の間近のときの時間か何かをちょっと使っていただきたいということで、担当者同士では今、葉山中学校、南郷中学校に調整の申し入れをしているというような状況ですので、できる結果になりましたときにはまたお知らせできるかと思います。
8番( 窪田美樹君 )
認知症サポーター養成講座というと、認知症の方を介助するための養成講座という名前にとらわれがち…とられる方もいらっしゃるかと思うんですが、決して介助の仕方を教わるとか、そういったものではなく、認知症の方ってこんな感じなのよというような、何ていうんでしょう、お話だったり、こういうふうに対応しましょう、対応したらいいのよっていうような
ものですので、決して難しく考えるものではないかと思うので、ぜひ職員の方、皆さんも受けていただけたらと思います。ぜひ教育長も教育部長も受けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
検討させていただいて、前向きに検討させていただきます。
8番( 窪田美樹君 )
こうやってたくさんの方が参加、前向きにということなので、ぜひとも庁
舎内である程度の日程を確保するや、そういった方、町民の方にお知らせすることも必要かと思いますので、もう少し踏み込んだ調整の仕方をしていただけたらいいかと思います。この認知症の講座を受ける、サポーターの養成講座受けることによって自分が認知症になるとか、自分の身の回りの方がなった場合というのも、すごく理解しやすくなるということがありますので、役に立つということもあるので、ぜひとも皆さん、受けていただきたいと思うし、受けて、受けられる機会をふやしていただきたいと思います。
それで、次の中では6期の中で、昨日も質問、他の議員の質問にもありました。6期の計画の中で町民の方が待ち望まれていた地域密着特別養護老人ホーム、特養の建設がなくなってしまいました。29年度、そのなくなったというお話の中では、29年度中には補助金申請もしていないから事業者募集はできない。補助金がない形では事業者の募集はできないということなので、29年度の建設もないし、30年度はどうかというお話にはなっていました。6期の計画では建設を見込んだ保険料が組まれていますよね。事業所が撤退したとはいえ、建設に至らなかったことはどのように考えられているでしょうか。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )やはり6期の計画の中で検討して、町民の声また策定委員の先生方
の声を聞きながらですね、立てた計画でございますので、実際問題、地域密着型介護老人福祉施設
が事業者から努力は、事業者も町もできることは努力はしたんですけれども、やはり建築費の高騰、
人件費の高騰により撤退になってしまったということは大変残念に思っております。
今お話のありました保険料についてなんですけれども、3年の計画の中で保険料は計画立ててや
らせていただいておりますが、この介護保険の施設につきましては3年目に建てるということで計
算しておりますし、また、29床という小さなところですので、保険料に対しての影響がないわけで
はございませんが、大きくその介護施設をつくることによって保険料を大きく上げたとか、そうい
うことではございませんでしたので、7 期に向けて保険料の算定のときには少しちょっと
給付費も抑えることができておりますので、そちらを使って皆さんの負担が少ないような保険料の
算定を進めていきたいと思っております。
8番( 窪田美樹君 )
6期の介護保険事業計画の中では、その予算組みが29年度に3,271万3,000円ということで、7期の計画には同じだけの29床で、9期の計画の中にも29床ということで、このまま6期に1件…1件というんですか、1施設建てたらこのまま7期も9期もその1件、1施設で
いく予定だったのかなということが計画には載っているかと思います。そこでなんですが、7期の計画の中で、先日傍聴させていただきました介護保険事業計画等運営委員会の中では驚くような、資料もあわせて驚くような結果、残念な結果というものがありました。地域密着型介護老人福祉施設第7期の期間中の新規整備は行わず、給付費、特養利用率、待機者の動向を注視することとするというようなことが、まだこれは決定ではないとは思いますが、ということが話し合われていました。この中で議事録の中でもどうしてそのようなことになっているのかなということが、ほかの中、これまでのやりとりの中で何ですか、建設費が高騰する、職員が足りない、だから、建設は無理なんですというようなことが葉山町としてそういう答えを出されていたのであれば、7期には盛り込まれないのかなということも考え、想像はついたんですが、やりとりの中では、横滑りのようなお話がありました。6期にこの6期中には無理、30年度には無理というところでは、そのまま横滑りなのかなという認識があったんですが、このような結果になったという今のところの答えというのが大変な残念…一緒にあわせていただいている待機、先ほど保育園の待機者なんですけれど、特養待機者というものが決算では、予算のときの資料でも大変いたと思うんです。いらっしゃったと思うんです。その中でも、会議の中でも28年度は特養待機者として119人の方が上がっているんですね、その中で。そういった方は前年度と比べれば17人の方が少なくなったというところではありますが、29年度に建てようとしてこれだけ補助金だ何だということを…ごめんなさい、28年度に建てようとしてやってきたことが、どのように踏まえて、もう建てなくていいというようになったか。
これ町民の方はこれまでの中で多くの質問、開設に向けていろんな質問がありましたというようなことも、住民の方から問い合わせがありましたということも聞いていますし、議事録にもそういったことが残っています。そんな中で7期に向けて建てないというような今現在の方針が出ているということは、この28年度のところではどのような総括というんですか、28年度に建てるはずだった事業所が建たなくなって、そのまま建てないという結果になっていますよね。27年度に…ごめんなさい、第7期の計画には。ですので、この現在のいらなくなるという結果を、町民の声をどのように受けて、こういうものが出てきたのかを教えていただきたいと思います。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
6期の計画の立てるときの待機の方が多かったこと、そして、そのときに80、100という大きな施設ではなく、葉山の町民だけが入れる施設が欲しいということで地域密着型の29床ということで計画を立てました。公募した時点でも御承知のとおり、手を挙げてくれる事業所は今、辞退、今回辞退された事業所しかございませんでした。それで、その中で第6期の期間を運営していく中で、数は少ないということでしたけども、待機の方が減っていること。また、地域の、葉山以外のところにも特養ができたりして、そちらに流れている方も多かったりすること。また、今、町内の特養につきましても、全くきゅうきゅうという状態ではなく、多少の余裕もあるということもございますし、あとは在宅で頑張るという方もおりますし、そのようなもろもろのことがございまして、7期についてはすぐ建てるということではなく、最初におっしゃっていただいたように3年間状況を見ていきましょうという結果で、委員会のほうには提案させていただいたところでございます。
8番( 窪田美樹君 )
いろいろな議事録を読んでいますと、そういった施設側からの声、周りに施設が、横須賀や逗子に施設ができたので待機者は減っていますと。入居を希望される方もとりあえず申し込みをしたんですとか、入居されている方も入院が長くなって施設にあきが出てしまいましたというようなことも書かれてはいました。また、都道府県として市町村に対して通達があった、国の課長会議、この介護保険の事業の会議の中から、特養が供給過多になっていて、7期のときに特養の待機者がいるからと単純に特養をつくってしまおうという考え方でいくと、給付費も上がり、保険料も上がり、後々施設に入る方がいなくなってしまって、経営が成り立たなくなってしまうという状況もあるので、そこを注意するようにという指示があったところですというのが議事録には書かれています。しかし、先ほどの仲野部長のお話の中では、だからこそ葉山の方が特化して入れる29床というものを6期の計画の中でつくろうとしてた。そして、今回、保険の中に、保険費の中に組まれていました。このお金はどうなるんですかというものでしたら、影響が少ないという答え、その保険料にしても29床という小さな施設でしたので、影響は少ないですという御答弁、お答えいただいています。それでしたら、ここ待機者が119人、実際のね、待機の方が29人以上いらっしゃるんであれば、ここ葉山の施設、町民の方に特化した福祉の施策として、この29床の計画すらないというのはとても残念だと思うのですが、山梨町長、いかがでしょうか。
町長( 山梨崇仁君 )
先ほどの仲野部長の答弁の繰り返しになるんですけども、ことしの冬でしたか、葉山町の在宅の、横須賀市が全国1位になりました。葉山町も在宅の関係が進んでいる地域というふうに評価もされております。医療と介護の連携においてですね、そういうことが可能になっているということも十分承知をしておりまして、そちらの面からアプローチすることによって特養のニーズそのものが下がるといいますかですね、切迫性というものが下がる可能性はあります。ニーズはあったとしても切迫ではなくなるということがですね、進んでいるのかなというふうには感じております。そういった流れを見る中でですね、新たな方針を打ち出していきたいと考えておりまして、その議論をしてくださっておりますので、それについては粛々と受けとめてまいりたいなというふうに思っております。
8番( 窪田美樹君 )
その7期の中に、7期、3年、今から考えれば4年ないわけですよね。4年間というものは80歳のおじいちゃん、おばあちゃん、90歳のおじいちゃん、おばあちゃんってなったら、これはもう生死にかかわる、生きているうちに建てられるかなという、建って入れるかなというようなものもあるかと思います。計画に基づいた、勝手にね、計画がなければ建てられないわけですから、そういったものではやはりここの計画の中に。本当にこのままいってしまうのかというのがとても不安なところ、残念なところではあります。
このアンケートの中で、この議事録の中に、施設へのアンケートの中では特養のことに関してはあるんです。書かれているんです。高齢者福祉の…高齢者福祉じゃない、ごめんなさい。高齢者の方へのアンケートは特養を望むか望まないかということ、項目は残念ながらありません。待機者としてカウントされるだけなのか、数字の部分だけなのか、載ってないんですね。ですので、町民の方の声、本当にこういうわけで特養を望んでいるんです。入りたいんですというような方の声をどのように聞かれた上でのこの保険の計画なのかというのを、もう一度しっかりと町民の声を聞いてあげてほしいと思います。このまま計画が進んでしまうかどうかは、いかがなんでしょうかね。こういう声があっても、町民の方からの声があっても、高齢者に向けたアンケートや事業所とのアンケートを踏まえた上でこの計画が、こういうものが今、出ているわけですけれど、このままいってしまうんでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
すいません、今、在宅の方に対して…ごめんなさい、町民の方にもアンケートした調査があるんですが、ちょっとその資料、細かいところ持っておりませんで、記憶の中では多くの方はできれば最後まで自宅で過ごしたいという方が多かったように記憶しておりますが。また、策定委員会の中できょうの御意見も踏まえながら、また委員さんのほうと協議してまいりたいと思っております。
8 番( 窪田美樹君 )
ぜひとも町民の方の声が、29人いらっしゃらないというものであれば、それは施設があっても入る方がいらっしゃらない、希望される方がいらっしゃらないということであると思いますが、そうでないなら本当に町民の声をどのように聞くかというところが示されるところではあるかと思います。
すいません、時間もなくなってしまいましたが。合併浄化槽の維持管理事業、もう設置はなかなか進まないんですが、維持管理事業のほうで、なかなか予算では多分300件の方を清掃を行ってほしい。その方に補助を行うというものなんですが、69万3,000円ということ、210万の予算で69万3,000円の決算額というのは、これは申請を行ってないのか。それとも、お掃除をされていないのか。どちらの結果なんでしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
両方あると思います。こまめに清掃されている方は当然法定点検もきちっと受けられているという状況もありまして、今回の29年度補助制度拡大したときにですね、きちっと管理をしていただいた方に関して当然補助を出しますというような仕組みに変えてございます。ただ、浄化槽についても未来永劫もつようなものでもないですし、きちっとメンテナンスをしないと、機能的に大分機能が落ちるということもですね、窓口で御説明をさせていただいて、きちっと清掃と点検を受けてくださいというふうにお勧めしております。
8番( 窪田美樹君 )
両方ということは、お掃除はしたけれど補助申請を行っていないということもあるということだと思うんですが、事業所に直接、では、事業所にお掃除料金は…整備料金は、維持管理料金払って、それで町にも補助申請を行うという二重の手間より…あ、違いますか、それでいいの。より、直接事業者にもう掃除したときに料金を引いたものを請求するということであれば、もう少し補助率が上がるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
今回の補助制度、29年度からについては、生活水保全協会に登録している業者さんを申請していただくと、もうその金額を、補助金額を除いた形で支払いをすればいいというような仕組みもつくってございますので、その辺は利便が高くなるように工夫はさせていただいております。
8番( 窪田美樹君 )
それで、あと下水道特別会計事業では、もう10年概成ということでは、どこどこの地域にあなたのところにはいつに下水道が引かれますよということがわかっているかと思います。ですので、早くにここのあなたの地域には下水道が何年にいきますというようなものが出されて…出ているかと思いますので、早めに住民の方に周知していただければ、接続率が上がると思いますので、いかがでしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
認可を取りながら、国費の充当もございますので、そういう事業の進め方をしておりますので、どういう形か今はちょっと具体的には申し上げられませんけれども、工事についてはなるべく早めに地元の住民の方に説明をさせていただくように努めてまいりたいと考えます。
議長( 伊東圭介君 )
これにて8番 窪田美樹議員の総括質問を終わります。以上で総括質問を終結いたします。
お諮りいたします。議案第25号から議案29号までの5件については、6人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、議案第25号から議案第29号までの5件については6人の委員で構成する決算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
お諮りいたします。決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条第4項の規定により議長が会議に諮って指名することになっておりますので、委員に2番 金崎ひさ議員、3番 鈴木道子議員、5番 石岡実成議員、7番 近藤昇一議員、11番 笠原俊一議員、12番 土佐洋子議員、以上6名をそれぞれ指名したいと思います。以上の指名のとおり選任することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認め、そのように決定をいたしました。
ただいま設置されました決算特別委員会の委員長及び副委員長の選任については、委員会条例第7条第2項の規定により委員会において互選することになっております。
この際、正・副委員長の互選及び昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時30分からといたします。 (午後0時03分)
議長( 伊東圭介君 )
休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時30分)
ただいま休憩中に開かれました決算特別委員会において、委員長及び副委員長の互選を行った結果を御報告いたします。決算特別委員会委員長に近藤昇一委員、副委員長に石岡実成委員、以上であります。審査日程については、お手元に配付の日程表のとおり決定されておりますので、よろしく御協力願います。
議長( 伊東圭介君 )
日程第6「議案第34号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第5号)」を議題といたします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
政策財政部部長( 小山誠君 )
それでは、議案第34号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第5号)につきまして御説明申し上げます。
今回の補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額99億3,839万3,000円は変更せず、1ページ、第1条に定めますとおり、歳出予算内におきまして補正をさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の6ページ、別冊の補正予算に関する付属説明書の12ページより御説明申し上げます。歳出、第2款総務費の一般事務運営事業は、役場庁舎1階の来庁者向け総合案内等に係るアルバイト賃金の更正増を行うものでございます。法規訟務経費は、付属説明書説明欄に記載の土地について、所有権移転登記手続等を求める調停申し立てに要する経費でございます。第13款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため187万7,000円を減額し、補正後の額を3,669万8,000円とさせていただくものでございます。
以上で補正予算につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
6番( 山田由美君 )
すみません。調停のほうについて伺ってもいいでしょうか。きのう説明を
伺いましたが、事態が複雑なもので理解しかねてる部分がありまして、幾つか確認をさせてください。昭和53年に町がその土地を取得したと説明されましたが、それ以降、時間がたっているので、時効取得されているという説明でした。時効取得には、短期10年、長期20年という違いがあって、善意の人が占有していた場合は10年で時効が認められ、他人のものと知っていた場合、占有していた場合は20年たたないと時効が認められないということですが、この場合は、時効10年のほうと考えてよろしいですか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
そのとおりです。
6番( 山田由美君 )
では、昭和53年、つまり1978年から10年後の1988年で時効が成立してるということになりますが、それまでの間に、向こうからの抗議とか疑問の表明とか、そういうものは一切ございませんでしたか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
その間に特別アピールがあったというふうには認識してません。
6番( 山田由美君 )
それでは、町が初めて問題があるということを認識したのは、県がトンネルの地上権を設定した平成9年ということでよろしいですか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
平成9年ではなく、平成17年当時ぐらいからだというふうに認識してます。町役場として、直接的に交渉といいますか、そういったことを当事者とやり取りしてるのはその17年当時で、ただ、県が同じ所有者さんの別の土地で地上権設定をしたことで、先方さんが気がついたということはあり得ると考えてます。
6番( 山田由美君 )
すいません。そのあたりがよくわかってなかったんですけど、町が認識し
たのが平成17年で、県が…すいません。県がトンネル工事をして、地上権について、その持ち主の方に何か働きかけをしたというのは、17年より前のことですか。平成9年のことですか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
神奈川県は工事する前に、当然工事エリアについて買収したり、必要な場合、地上権設定もしている中で、平成6年に近隣の土地を同じ所有者さんに対して地上権設定をしてますので、その時点で、所有者さんが当該地番に気がつかれた可能性というのがあるというふうに考えてます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかにございませんか。
2番( 金崎ひさ君 )
同じところで、代理人弁護士ですが、顧問弁護士を考えていらっしゃるの
かどうかお聞きします。
総務部部長( 太田圭一君 )
顧問弁護士を考えております。
2番( 金崎ひさ君 )
別の、その上の一般事務運営事業ですが、これなぜ第4号のほうに出なかったのかなというのが、非常に…弁護士のほうは急に決まったかもしれないんですが、アルバイト賃金の更生増ということで、数日前にも第4号が出ておりまして、計画的に考えていれば4号に出るべき案件ではないかなと思うんですが、その事情を教えてください。
総務部部長( 太田圭一君 )
今回のですね、補正予算につきましては、まず庁舎総合案内のアルバイト賃金でございますけれども、前年度末に1階フロアの窓口カウンターをローカウンターしたことに合わせてですね、本年4月以来、来庁者の接遇の向上を目的として、庁舎管理主管課であります総務課のアルバイト職員による総合案内設置を試行的に実施してまいりました。本年度以降の本格実施に向けた検討を引き続き行っていきたいため、10月以降のアルバイト賃金について、補正予算で対応させていただくものでございますけれども、御指摘のとおり本来であれば、本来の手順であればですね、さきに議決をいただきました一般会計補正予算(第4号)にてお願いするべきことでございましたが、こちらの失念によりおわび申し上げます。私の不徳のいたすところでございますので、申しわけございませんでした。よろしく御審議のほどお願いします。
2番( 金崎ひさ君 )
そこまでおわびを言ってほしいわけではないんですが、なぜ第5号に載せ
たのかなということがわかれば、それで結構です。第4号を出すときには失念していたということで、これは失念しっぱなしだったら、10月からは、もうあそこにアルバイトを置くわけにいかなくなるということですよね。あれは本当に評判がよくて、大変、前回の職員の課長級ぐらいが立ってたときよりも、非常に評判が…女性ということもあるんでしょうけれども、評判がよかったので、この事業に対してノーというわけではないんですが、なぜかなと思って。素直に謝っていただけましたので、それで結構です。
7番( 近藤昇一君 )
4月から試行ということでやってこられたと。職員も立ちましたよね。何
回か。今のお話だと、職員よりアルバイトのほうが評判がいいと。これ町長、問題じゃないですか。町長はね、職員の処遇…接遇改善ということで。私、職員が立つのは私はいいことかなと思ってたんですよ。というのは、いろんな町民から聞かれて、いろんな仕事を全体がだんだん理解されるんじゃないのかなというような気がしてたので、職員の総合案内に立つこと自体はいいことじゃないかなと思ったんですけども。ちょっとうわさを聞いてみると、今2番議員の発言以前の問題として、いろいろ評判聞いてみると、職員が立ってるときよりも、アルバイトが立ったほうが評判がいいと。これ逆に問題じゃないですか。確かに、行政でね、受付の窓口を民間に委託してるところがあると。そしたら、民間委託したほうが評判がいいと。親切だと。それってものすごくよくないことじゃないのかなと私は思うんですよ。今回のアルバイトのほうが評判がいいというのは、どういう意味ですか。
総務部部長( 太田圭一君 )
ただいまの御指摘でございますけれども、決して…何ていうんですかね、職員が至らない部分もありますけれども、アルバイトさんの方々というのは、どこがいいかといろいろ検討したんです。そのときに、評判というか、業務の内容にもそれほど精通してるわけではないところにおいてですね、大丈夫かなというところで最初職員が立ったり、いろいろ試行の試行をやってまいりました。その中で、一つすごい大きいこと発見したのはですね、我々職員の接遇以上にですね、アルバイトの皆さんは、町民目線でいろいろ物事が見れるというところで、非常にいろいろな気づきがありました。それは、傘立ての整理から、裏のちょっとしたごみのことですとか、いろいろな書類の書き方ですとか、そういうものがございましたので、そういったものを含めて、非常に評判が、町民の方々からの評価も高かったということで。しかも職員のほうも、そういうことに気づいてくれるんだということが、多々気づきがございましたので、これは評価できるかなということで考えております。
7番( 近藤昇一君 )
総合案内そのものについては、我々も否定しないし、確かに町民からの評判がいいというような話は聞いてます。ただ、職員にするのかアルバイトにするのか、アルバイトのほうがいろいろな気づきがある。じゃあ職員はそういう気づきがね、ないのか。町民目線に立てないのか。職員だと上から目線でやって、アルバイトだとちゃんと町民目線だと。それ自体がもう大問題じゃないの。私は、職員が立つことによって、町民からのいろんな声もじかにね、職員が聞いて、それをこれからの町政に反映させていくこともできるし、どんなことに悩んでいるのかという、町民との相談事もね、その場でできるんじゃないかと思ったから、私は職員が立つほうがいいなと思ったんですよ。だけども、もうアルバイトだと。そっちのほうが評判がいいと。町民目線だと。いろんな気づきがある。じゃあ職員何なんですか。そこがやっぱり問題だと思うんですよ。どっかの受付で民間に委託したら、そちらのほうが丁寧だったとかね、優しかったとか。それ自体が大問題なんですよ。だから、職員でやれる教育も必要じゃないんですか。どういうサイクルでやるのかはわからないけども、せいぜい半日とか2時間とかそういう切り方で、職員だった場合にはね、1日そこに立ってろなんて言えないでしょうから、やるんだろうけども。私はそういう対応も必要じゃないかと思うんですけどもね。町長いかがですか。職員の問題については。
町長( 山梨崇仁君 )
今の近藤議員の御質問は、非常によく理解ができます。職員…私もですね、試行を始める暁にですね、立ってみて、どのような仕事の状況になるか。それは、例えば立ちっぱなしがつらくないかとかですね、アルバイトの方がどんな目線であるのかを自分が先に確認をしいたいということでやらせていただきました。検討してる職員の方々も立ったことでですね、いろんな目線を感じられたことが非常にいい効果があったというふうにも、皆さんからもフィードバックがあり…職員の中でもフィードバックがありましたので。例えば、新人職員の研修であったりとか、職員の研修制度の中に盛り込んでですね、ああいうところに立って、自分自身がいる職場の最前線がどういう状況なのか、どういう目線で外から見れるのかということを学ぶのは非常にいい機会だと思いますので、今後の課題として検討してまいりたいなというふうに思います。
7番( 近藤昇一君 )
結局、今後はこのアルバイトの107万3,000円ですか。ということで、アルバイトでやっていくということね。職員は今後一切立たないと。今、町長ね、今後の対応ということだけども、実際にはこうやって予算組んでるわけだから、もう今後は、少なくとも今年度中は、このアルバイトでやっていくということでしょう。職員は立たない。私は教育のためにも立たせるべきだと思うけどね。いかがですか。
総務部部長( 太田圭一君 )
御指摘の件につきましては、研修という今、町長からも答弁もございましたけれども、研修という観点から立たせた…立つというか、窓口を体験し、それからアルバイトの方々も非常に一生懸命やられてますので、そちらからのフィードバックもあろうかと思いますので、それを参考にですね、充実させてまいりたいと考えております。
7番( 近藤昇一君 )
確認しておきますけれども、アルバイトだとこの107万3,000円あと必要だ
と。職員だった場合には、時間外でも何でもないよね。特別な予算は必要ないということでよろしいんでしょうか。
総務部部長( 太田圭一君 )
その窓口、総合案内に要した分、職員の場合、管理職は別としますが、その分の業務がですね、残ってしまうこともございますので、残業代等発生すると考えられます。
7番( 近藤昇一君 )
じゃあ、今まで職員立ってたのは、そういう残業代がふえたという部分も
あるわけですね。試行の段階で、職員も何人か立ってましたよね。私も見てますけども。そういったところには残業代が発生してる可能性があると。
総務部部長( 太田圭一君 )
ございます。
7番( 近藤昇一君 )
私はそれでも職員のね、それこそ町長が言ってた処遇改善という面ではね、じかに町民と接する。窓口の業務は、本当にじかに町民と接する機会が多いんでしょうけども、ほかのところでね、事務やってるところとか、あるいは技術屋さん、本当に町民と接する機会が少ない部門もあるはずです。そういった部門だって、やはり町民と接したときにどういう対応をするのかというのは、やっぱり問題になってくると思うんですよ。そういう面で、私は残業代以上のものがね、私は生まれるんじゃないかなと思いますけども。足りないんだったら、職員ふやしなさいよ。私は民間委託ということは、非常に行政がね、その責任を放棄するということになりますから。いかに評判がいいと言われても、やっぱり町の…町は町でもってきちっとやっていくべきだと私は思ってますので。それには町民から見た目線でね、今のような評価じゃなくて、アルバイトのほうが評判いいなんていう評価されるようじゃ、恥ずかしくてしょうがないんですよ。やっぱり、職員もね、職員の待遇もよかったと言われるような町になっていかなきゃいけないんじゃないかと思うんですけども。最後に伺っておきますけども、やはり、今年度も職員も立っていただくということでよろしいですか。アルバイトはこの予算として仮に認めたとしても。それとも、何かほかに問題があるのかどうかね。町長に聞いておきたかった。
町長( 山梨崇仁君 )
アルバイトさんだからですね、接遇がいいとか、職員だからよくないとかですね、そういうものではそもそもありませんで、職位にかかわらず、接遇を御自身で…アルバイトの方の御希望もありますし、丁寧にやっていただける方ということは、総務課ともいろいろと話し合いをして今立っていただいております。非常にスキルとしては、私自身の経験では高いものがなければですね、できないものだと思っておりますし、また一方で、来庁する方からすると、年に数回しか来ない役場の窓口にいる方がですね、例えば私のようなアバウトな人間がですね、よくわかりませんというような対応をするのは、役場の顔として最もよくありませんし、やはりわかっている方、スキルが高い方が対応することが必要だというふうにも、一方であります。ですので、アルバイトの方、非常に高い接遇能力をお持ちですから、そういった方々と一緒に…先ほどのお話のように、職員がふだん接客をする機会がなかなかない人間がですね、対応するスキルを学ぶ機会だったりとか、役場の最前線で、スキルを学ぶと同時に、何が起きてるかを学ぶという機会を講じていくことは必要だと思っておりますので、いただきましたこのアルバイトの経費につけ加えてですね、その可能性を最大限活用していきたいなというふうに思います。
議長( 伊東圭介君 )
ほかにございませんか。質疑ございませんか。
7番( 近藤昇一君 )
土地の調査って、具体的にどんなことを弁護士さんやられるんですかね。測量は終わってるだろうし。二十何万でしたっけ。今ちょっと資料が出てこないんだけど。
総務部部長( 太田圭一君 )
それにつきましては、土地の一般的な外見の調査とともにですね、必要な不動産の評価額等の調査をするものでございます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかにございませんか。近藤議員、よろしいですか。今資料をごらんになったかなと思って、またそこで質問があるかなと思って。よろしいですか。ないですか。ございませんか。
質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第34号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第5号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名、全員であります。よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。
議長( 伊東圭介君 )
日程第7「議案第35号調停の申立て等について」を議題といたします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
総務部部長( 太田圭一君 )
それでは、議案第35号について御説明いたします。調停事案の概要については、お配りした参考資料のとおりでございます。
本件土地については、昭和53年3月に防衛庁共済組合から買い受けた後、町が学校用地として整備し、昭和56年4月に南郷中学校を開校したところでありますが、相手方は当該土地の所有権を主張し、平成20年8月及び平成26年11月には、相手方から土地の交換等を求める内容の文書を送達してきました。これに対して、町は当該土地の買い受けに当たっては公図等で確認をしており、所有権の争いが発生する余地はなく、さらに時効取得も成立していることから、所有権は町に帰属する旨を文書で回答し、法的措置を回避すべく相手方との交渉を行ってまいりました。このような中で、当該土地に売買予約を原因とする所有権移転登記請求権の仮登記がなされ、この際、速やかに解決を図るためには司法の場において交渉を行うべきと判断し、調停の申し立てについて提案させていただく次第でございます。
調定においては、土地の所有権者に対して所有権移転登記手続を行い、及び売買予約権利者に対して所有権移転請求権仮登記の抹消登記手続を行うことを求めてまいります。なお、この調停が成立しなかった場合は、裁判所に調停の申し立てと同旨の訴えを提訴することについても合わせてお認めいただきたく、よろしく御審議のほどお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。
6番( 山田由美君 )
過ぎたことをほじくり返すつもりではないのですが、ただ、向こうからの
お話というか異議申し立てというか、意思表示があったときに、町としてそのとき法的にきちんと対応しておくというのが、本来の筋ではなかったかと思うのですが。その当時の町長はもちろん、前の前の代の町長であろうと思いますが、なぜそのときにきちんと片をつけられなかったのでしょうか。
都市経済部部長( 永津英彦君 )
いろいろな公図の問題やら、当然町が所有権を持っているという認識の中で、地図の訂正のお話をしたりとか、先ほど言いました…説明したとおり、こういうところまでいかない状態の中で、穏便に葉山町に所有権を取得したい旨の中で交渉を続けてきてましたので、そのわかった時点でいきなりこういった争い事ではなく、町民の方が所有してらっしゃる土地のことですので、穏便にスムーズに葉山町役場に所有権を移転したいという意向が強く、今まで努力してまいりました。ただし、今回説明させていただいたとおり、所有権を移転する可能性が出てきてしまった以上、時効取得という観点から見ても、今、速やかに解決すべきという判断して、こういったことになっております。
議長( 伊東圭介君 )
ほかにございませんか。
11番( 笠原俊一君 )
1点だけ伺います。調停がうまくいくとした…うまくいったら、成功し
たということになりますと、予算の執行等々があろうと思いますけども、調停が1回でうまくいっ
たとすると、いつごろの…時期的にいつごろということになりますか。
総務部部長( 太田圭一君 )
調停の期間としては、弁護士のほうから言われているのが、おおむね半年から1年程度かかるということを言われております。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第35号調停の申立て等については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。
議長( 伊東圭介君 )
以上で本日の日程は全て終了いたしました。あすから10月11日までの21日間は、決算特別委員会等の委員会審査のため休会とし、10月12日、午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。
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更新日:2018年05月09日