葉山町議会 平成29年9月12日
平成29年 葉山町議会第3回定例会会議録(第1日)
招集年月日
平成29年9月12日(火曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前 10時00分
閉会
午後 5時31分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席 13名 欠席 0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 横山すみ子 | 出席 |
第2番 | 金崎ひさ | 出席 |
第3番 | 鈴木道子 | 出席 |
第4番 | 飯山直樹 | 出席 |
第5番 | 石岡実成 | 出席 |
第6番 | 山田由美 | 出席 |
第7番 | 近藤昇一 | 出席 |
第8番 | 窪田美樹 | 出席 |
第9番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第10番 | 待寺真司 | 出席 |
第11番 | 笠原俊一 | 出席 |
第12番 | 土佐洋子 | 出席 |
第13番 | 伊東圭介 | 出席 |
第14番 | ( 欠員 ) |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
政策財政部部長 | 小山誠 |
総務部部長 | 太田圭一 |
福祉部部長 | 仲野美幸 |
環境部部長 | 伊藤義紀 |
都市経済部部長 | 永津英彦 |
教育部部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 福本昌己 |
総務課課長 | 鹿島正 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 田丸良一 |
次長 | 廣瀬英之 |
局長補佐 | 永井秀子 |
主任 | 佐々木周子 |
会議録署名議員の詳細
番号 | 氏名 |
---|---|
第3番 | 鈴木道子 |
第4番 | 飯山直樹 |
議事日程
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 議案第20号 平成29年度葉山町一般会計補正予算(第4号)
第5 議案第21号 平成29年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第6 議案第22号 平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第7 議案第23号 平成29年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第8 議案第24号 平成29年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第9 議案第25号 決算の認定について(平成28年度葉山町一般会計歳入歳出決算)
第10 議案第26号 決算の認定について(平成28年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)
第11 議案第27号 決算の認定について(平成28年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)
第12 議案第28号 決算の認定について(平成28年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)
第13 議案第29号 決算の認定について(平成28年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)
第14 議案第30号 葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例
第15 議案第31号 葉山町個人情報保護条例の一部を改正する条例
第16 議案第32号 葉山町下水道事業の設置等に関する条例
第17 議案第33号 工事請負契約の締結について(葉山中学校グラウンド整備工事)
第18 報告第 3 号 健全化判断比率の報告について
第19 報告第 4 号 資金不足比率の報告について
第20 報告第 5 号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
第21 報告第 6 号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額を定めることについて)
議事の経過
議長( 伊東圭介君 )
おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、ただいまから平成29年葉山町議会第3回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
(午前10時00分)
議長( 伊東圭介君 )
日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る9月7日に開催されました議会運営委員会におきまして、会期は本日から10月17日までの36日間と決定いたしましたが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から10月17日までの36日間と決定いたしました。
議長( 伊東圭介君 )
日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において指名いたします。3番 鈴木道子議員、4番 飯山直樹議員のお2人にお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
日程第3、議長からの「諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました陳情は、お手元に配付した文書表のとおりですので、それぞれ所管の委員会に付託をいたします。審査結果等については、後日報告願います。なお、「陳情第29-7号全国森林環境税の創設に関する意見書採択に関する陳情」について、及び「陳情第29-12号消費税増税の撤回を求める意見書提出を求める陳情」の2件につきましては、議会運営委員会におきまして取り扱いを協議した結果、議員配付とすることに決定いたしましたので、お手元に配付してございます。
提案者の説明を求めます。
政策財政部部長( 小山誠君 )
初めに、議案第20号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第4号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ4億5,129万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を99億3,8393,000円とさせていただくものでございます。第2条繰越明許費は、5ページ、第2表繰越明許費に定めますとおり、第4款衛生費、第1項保健衛生費の汚水処理施設維持管理事業につきましては、議案第20号参考資料に記載のとおり、年度内の完了が困難なため、翌年度に繰り越しして使用させていただ
くものでございます。
それでは、補正予算書の7ページ並びに別冊の歳入歳出補正予算に関する付属説明書の11ページから順次御説明申し上げます。歳入、第9款地方特例交付金につきましては、減収補てん特例交付金の額の確定に伴い、当初予算との差額を増額補正させていただくものでございます。第10款地方交付税の普通交付税につきましては、社会福祉費や高齢者保健福祉費などにより、基準財政需要額が伸びたことに伴いまして交付決定額が当初予算を上回ったため更正増させていただくものでございます。第14款国庫支出金の低所得者保険料軽減負担金過年度分は、平成28年度における低所得者に対する介護保険料の軽減負担金の精算に伴い、国負担分として交付されるものでございます。子ども子育て支援交付金は、放課後児童健全育成事業に対して交付されるものでございます。臨時福祉給付金給付事業費補助金は、低所得者に対する消費税率引き上げによる影響緩和のための臨時福祉給付金給付事業に対して交付されるものでございます。
続きまして、付属説明書12ページ、第15款県支出金の子ども子育て支援交付金は、先ほど国庫支出金と同様、放課後児童健全育成事業に対して交付されるものでございます。第17款寄附金の一般寄附金は、ふるさと納税制度を活用した福祉文化会館の利用環境整備のための寄附金でございます。第19款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成28年度剰余金6億932万8,000円から当初予算額の2億円を差し引いた4億932万8,000円を補正させていただくものでございます。第20款諸収入の消防団員安全装備品整備等助成事業助成金につきましては、消防団員等公務災害補償等共済基金より消防団員の活動に係る安全装備品の整備に対して交付されるものでございます。
続きまして、補正予算書の14ページ、付属説明書の14ページの歳出、第2款総務費の基金積立金は、財政調整基金へ1億6,000万円、公共公益施設整備基金へ2億5,000万円、それぞれ積み立てをさせていただくものでございます。過誤納金還付経費は、確定申告の更正等に伴う町税の還付金経費の更正増でございます。第3款民生費の介護保険特別会計繰出金は、平成28年度における低所得者に対する介護保険料の軽減負担金の精算に伴う町負担分の介護保険会計への繰出金の更正増でございます。会館維持管理事業は、先ほど歳入のところで御説明しました福祉文化会館の利用環境整備のための寄附金を活用し、会館のホール・舞台の音響設備や照明設備の改修等を行うものでございます。臨時福祉給付金給付事業は、低所得者に対する消費税率引き上げによる影響緩和のための臨時福祉給付金の申請が、当初見込みを上回ることに伴い給付金を増額するものでございます。
続きまして、付属説明書の16ページ、放課後児童健全育成事業は、8月1日に開設した民間学童クラブに対する補助金でございます。第4款衛生費の汚水処理施設維持管理事業は、町内3カ所、いわゆる3団地の汚水処理施設の台帳を整備するための関連経費に要する経費でございます。第7款土木費の下水道事業特別会計繰出金は、平成28年度下水道事業特別会計の剰余金確定に伴い、一般会計からの繰出金を更正減させていただくものでございます。第8款消防費の消防活動事業は、平成30年4月1日採用予定の消防職員3名分の被服購入に要する経費でございます。消防団活動事業は、歳入の諸収入のところで御説明しました、消防団員等公務災害補償等共済基金による消防団員安全装備品整備等助成事業助成金を活用して、消防団員の活動に係る安全装備品や資機材の整備を行うものでございます。第9款教育費の学校給食センター整備事業は、学校給食センターを建設するのに当たり、建設候補地における予定建築物の構造・規模・配置や工事スケジュール及び工事に関する概算費用を算出するための調査業務に要する経費でございます。
補正予算書の18ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、529万円を追加し、補正後の額を3,857万5,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第21号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,247万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ41億5,421万円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ並びに付属説明書の18ページから順次御説明申し上げます。歳入、10款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成28年度剰余金1億1,247万8,000円から当初予算額の8,000万円を差し引いた3,247万8,000円を補正させていただくものでございます。
続きまして、補正予算書の10ページ、付属説明書の20ページ、歳出、第4款前期高齢者納付金等の前期高齢者納付金支払事業は、平成29年度の額の確定に伴い更正増をさせていただくものでございます。補正予算書の10ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、3,245万9,000円を追加し、補正後の額を4,058万2,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第22号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ4,178万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を9億8,729万2,000円とさせていただくものでございます。
補正予算書の8ページ、付属説明書の22ページ、歳入、第4款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成28年度剰余金6,178万3,000円から当初予算額の2,000万円を差し引いた4,178万3,000円を補正させていただくものでございます。補正予算書の10ページ、第4款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、4,178万3,000円を追加し、補正後の額を4,278万3,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第23号平成29年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,908万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を29億8,805万6,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ、付属説明書の24ページから順次御説明申し上げます。歳入、第7款繰入金の一般会計繰入金は、平成28年度における低所得者に対する介護保険料の軽減負担金の精算に伴い、町負担分としての一般会計からの繰入金の更正増でございます。第8款繰越金の前年度剰余金につきましては、平成28年度剰余金1億6,106万9,000円から、当初予算額の200万円を差し引いた1億5,906万9,000円を補正させていただくものでございます。
続きまして、補正予算書の10ページ、付属説明書の26ページ、歳出、第5款基金積立金の介護保険給付費支払基金積立金は、決算剰余金のうち7,000万円を積み立てをさせていただくものでございます。第7款諸支出金の国・県支出金等返還金は、平成28年度介護給付費等の確定に伴う国・県支出金等の精算返還金でございます。補正予算書の10ページ、第8款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため5,895万3,000円を追加し、補正後の額を6,061万1,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第24号平成29年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ2,585万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を14億4,906万円とさせていただくものでございます。
補正予算書の8ページ、付属説明書の28ページ、歳入、第3款繰入金の一般会計繰入金は、前年度剰余金の確定に伴い4,110万円を更正減させていただくものでございます。第4款繰越金の前年度剰余金は、平成28年度剰余金4,996万2,000円から当初予算額の2,000万円を差し引いた2,996万2,000円を補正させていただくものでございます。
続きまして、補正予算書の10ページ、付属説明書の30ページ、歳出、第1款総務費の公共下水道整備維持計画策定事業は、民間導入事前調査委託と下水道台帳システム導入業務委託の入札の結果、執行残が生じたことによる更正減でございます。葉山浄化センター等維持管理事業は、維持管理業務委託の入札の結果の執行残が生じたことによる更正減と、処理場等機器修繕料の追加に伴う更正増に係る補正でございます。第2款事業費の下水道整備事業は、管渠実施設計委託の入札の結果の執行残が生じたことによる更正減と、幹線管渠築造工事の追加に伴う更正増に係る補正でございます。補正予算書の10ページ、第4款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため2,996万2,000円を追加し、補正後の額を3,296万2,000円とさせていただくものでございます。
以上で、補正予算5件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
議長( 伊東圭介君)
ありがとうございました。小山部長、下水道特別会計の、今、歳入のほうの一般会計繰入金の補正額が、ちょっと読み間違えられたかなというふうに思うんですが。4,000じゃなくて411万。
政策財政部部長( 小山誠君 )
繰越金の余剰金の額ですね。
議長( 伊東圭介君 )
補正額。
政策財政部部長( 小山誠君 )
補正額は2,996万2,000円…(「繰入金のほうです」の声あり)失礼いたしました。(「歳入のほうの補正額」の声あり)失礼いたしました。前年度剰余金の確定に伴う繰入金の額ですね。4,110万円更正減ということで、大変失礼いたしました。訂正をさせていただきます。(私語あり)失礼いたしました。411万円です。失礼いたしました。
議長( 伊東圭介君 )
よろしいでしょうか。今、訂正がございました。それでは、提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。まず、最初に議案第20号について質疑を行います。質疑ございませんか。
2番( 金崎ひさ君 )
今、小山部長の御説明で、小山部長、原稿を読んでらっしゃるんですけど、私たち、このタブレットを見てまして、ページが微妙に狂ってるんですね。ですから、開くのにちょっとページが違ってましたので、すいませんが、読むときにちょっとタブレットでページ数、確認してから、文書…書類と、ペーパーとこの中ではページが狂うというのは聞いております。ですから、すいませんが次回からはよろしくお願いいたします。
じゃあ、質問に入らせていただきます。このタブレットでは、付属説明書の18、19、学校給食セ
ンター整備事業ですけれども、この440万7,000円の内容が資料もいただいているんですが、ちょっと何をするのか、いまいち私は理解ができません。そして、どのような種類の業者に委託をするのかというのもわからないですし、ちょっとそのあたりの御説明をもう一度お願いいたします。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
まず、この調査業務委託ですけれども、もともとこの調査を行うきっかけとなりましたのが、造成設計業務を29年度に行った中で、造成費が見込みよりも高額だったと。それが判明したためにですね、基本構想の一部見直しを行おうということで、7月20日の教育民生で資料を提出して御説明させていただきました。その一部見直しの検討事項の一つ、第1番目がのり面に学校給食センターを建設するという案でございます。これは、今、お手元にあるかどうかわからないんですけれども、そのときの資料にですね、図の1に建築するイメージという図が載ってまして、要するに、この図1にある建築物のイメージが可能であるか、また、建設費用が幾らなのか、工事期間はどのくらいかかるのかということを今回調査するということで、一種のFS調査のようなものなんですけれども、教育委員会としては、この時点で給食センターを建設したいという意向は変えていないと。あくまでも、どのくらいのコストでできるのかを調査するという、そのことに特化して、今回、調査の補正を載せたというところでございます。
2番( 金崎ひさ君 )
そうすると、基本構想見直しのための調査というふうに理解をしてよろしいんでしょうか。先ほどの質問にも言いましたけれども、どのような職種の方たちを委員として集めてというか、どういう種類の会社に委託するのかというのをお聞きします。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
基本構想を見直すのは、そのうちの1つが、今回のり面に建設する、
この手法を建築物によって造成費を抑制する。まず、その方向に変えて、まずそれを調査したいというのが、これが1つ。もう1つは整備スケジュールも再検証しなければいけないと。3つ目が予算の総額をまず出して、新たにですね、改めてセンター方式を選択した根拠としてそういったものを示していきたい。その根拠の中の一つが、自校方式や親子方式の検証というふうに考えて、もしくはコストの比較というのも含めておりますので、見直す中のまず第一弾として、こういった建築物ができるのかどうか、できたとしたら幾らなのか、工期はどのくらいなのか、まず、そこをスタートとして今回調べたいということがメーンでございます。業者については、そういったことですので、設計業者…設計業者といいますか、を指名競争入札で行うことを考えております。
2番( 金崎ひさ君 )
基本構想見直しのためではなくて、何ていうの、改定するためのものかな
というふうに、今、お聞きしましたけれども、設計業者だとしたらこの予算書ですね、29年度の予算では、既に学校給食センター整備事業で4,184万6,000円の予算化されておりまして、ここには学校給食センター設計業務委託となっております。今回の補正は、建設調査業務委託なんですよね。
ですから設計を考えるのであれば、この当初予算の中で設計業務の中で考えていけるのじゃないかなというふうに思いましたが、そのあたりはどのように御説明いただけますでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
私、今、設計という言葉を使いましたけれども、今回は調査業務で
すので、指名競争入札を行うときのカテゴリーとしては、設計系に登録してある業者さんから選ぶというふうに考えておりますが、やる内容としては、設計ではありませんで、その1個手前の、要するに我々が知りたい、実際この建物が可能かどうかとか、総額は幾らとか。教育委員会として知りたいのは、まさにその部分でございまして、プロポーザルをやる、そのための基礎的な資料になるものが欲しいなと思ってまして、決して基本設計・実施設計をこれによって行うというものではございません。ですので、この4,100万円を執行するという意味ではないと、そういうふうに思います。
2番( 金崎ひさ君 )
理解がちょっと難しいんですが。1年前に、葉山中学校の駐車場に給食センターをつくろうということで、土壌調査の予算が、たしか2,000万ぐらいでしたか。それ、もう結果が出たという、報告が来たというふうにお聞きしましたけれども、それが、場所が微妙に、のり面を使うということを考えなかったということで、じゃあ結局は、それではなく、違う場所でのり面を使えるかどうかという調査をするということでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
地質調査とのり面の測量というのは、もう28年に終わってまして、
それを受けて、造成設計を29年度に繰り越して執行をした結果、以前御説明したプランAとか、あとBというのが出てきまして、それ自体は、造成費用が4億円以上で、それはもうかなりの高額だということで、まずその場所に、それでは造成費用を抑える方法はないかと。以前示した図1のイメージでは、建物の壁を使ってのり面を抑えて、そういった建築物で抑制できないかという。まずそこを、まずそれができるかどうかとか、そこをまず知りたいというのが今回の目的です。ですので…。
2番( 金崎ひさ君 )
ちょっと全く理解できません。ほかの方の質問を、違うという話が出てましたので、ほかの方の質問を聞きながら、また再度質問があるようでしたらさせていただきますけど。とりあえず、私はちょっと今では全く理解できないと思っております。以上です。
7番( 近藤昇一君 )
今の話だと、駐車場のところだと。前に教育民生の常任委員会で説明の中では、もう一つ、バックネットの脇の緑地、これも候補地になってましたよね。これはもう断念。
これまだ説明受けてないんですけど、そこは断念したという。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
今の御質問は、多分常任委員会で出した資料の中の「その他」とい
うところで、建設候補地の拡大という部分だと思います。そのときには、グラウンドの南側の自然緑地を造成する、そういった方法だというふうに聞いてますけれども、要するに、自然緑地やグラウンドに影響が出るので、このやり方は、現時点では教育委員会としては考えていません。まず優先的に考えたいのが、あくまでものり面に建築物が建てないかと。要するに手法を変える。あそこののり面に平場をつくって建物を建てようと模索していたが、その平場をつくるのに、高額だから、ではそれをつくらずに、建物で抑制ができないかということを今回調査したいという。ですので、山を削るとか、そういったところは今の段階では考えていないということでございます。
7番( 近藤昇一君 )
そうすると、もうこれ、ほら、抜本的にね、見直したほうがいいんじゃな
いの。というのは、今の話だと、その建物で土どめするというやつが、だめだったらまた次に調査しなきゃならない。その調査の繰り返しになってしまわない。だから、もう根本的に…この間の私も一般質問で主張しましたけども、抜本的にもうもとから、もう一度広い視点でね、対象地も検討し直すと。それも業者に委託して。これでやったらさ、じゃあ例えば自校方式・親子方式の比較もすると。その比較は、あくまでもあそこにつくるための、何ていうの、理由づけなわけでしょう。
そんな比較なんていらないですよ。比較するんだったら、どちらがいいかという比較でしょう。だけど、その比較のための調査は、今回には含まれてないということでいいわけでしょう。そうするとさ、じゃあどこがその数字出すのという話になるんですよ。2億が4億になってしまったということで、もう信用は失墜しちゃってるんですよ。それをまた同じ間違いを、また議会に報告するということが可能性としてあるわけですよ。だから、第三者の専門家に調査を抜本的に依頼したらどうかというふうに言ったんだけど。じゃあ、今回の調査がだめだった場合には、また新たな調査が始まるということでよろしいんですね。できるかどうかという調査でしょう。
教育長( 反町和久君 )
確かに前回の調査のときに、今議員がおっしゃられたように、金額の高
騰というような理由で、頓挫していることは現実問題ですね。それに伴って、一部見直しというのを唱え、今回その一部見直しのファーストステップというか第一着手として、新たな構造、新たな建設方法でのり面を縮小した、のり面のある一部…前は全面を対象にしていたわけですけれども、ある限られた一部の中でそういうことが可能にならないかという調査をしたいと。今回部長が言ったとおりですけども、そういう説明です。このことに関して、全くやってみなきゃ何もわからない
とか、そういう意味でこの調査をかけようという意味ではありません。それなりに、この間、いろんな業者とそういう…いろんなじゃないな。前回調査をしてくる中の業者との接触の中で、ある程度できるかもしれないなというふうな、そういう感触みたいのがありまして、これをやってみたいというふうに言っています。ただ、そうは言っても、100%私たちが今期待している、予想しているとおり、コストを抑えた形で新しい建設をできるという、その保証はないですよね。それは確かにないと思います。ですが、今回調査をすることによって、議員もおっしゃったような比較検証のような土台になる。どういう質のものを幾ら建てるのかということがほぼ見えてくる。その見えたことによって比較の土台ができますので、そこで改めて説得力のある議論ができるんじゃなかろうかというふうなことを想定してます。ただし、本当にくどい議論で申しわけないんですけれども、100%とは言えませんから、仮にこの調査が終了した時点で、やっぱり全くコスト的にね、引き合わないじゃないかという可能性だってゼロではないですよね。そのときには、その段階でやっぱり新たな決断をしなきゃいけないんじゃなかろうかと。次々と、じゃあ今度はAがだめだったからBにする。また、BがだめだったからCにするとかというふうに、次々乗りかえていく方法がいいかどうかというようなことも含めて、その段階では…どういうのかな。方針について、見直しをしなきゃいけないんじゃないかなというふうには思っています。
7番( 近藤昇一君 )
今ね、教育長いろいろ言いわけされたんですけども、2億が4億になってしまったという。2億のときの、じゃあ検証は、全く、何ていうのかな、専門家には聞かなかったということでよろしいんですよね。今度は初めて聞く。今の話だと、万が一だめだった場合には、また新たな調査が始まる。それちょっと無駄な調査じゃないですか。一度、もう2億が4億になって、それを撤回したわけですから、もう根本的にもっとね。今から見直したほうが、それのほうが私はいいような気がします。やり方についてもね。私、いろいろ自分のわかる範囲で調べた限りでは、2階建てでね、建物で土どめしてる給食室というのは、私聞いてないんですよ。マンションなんかでありますよね。葉山の中にもありますけども。そういう業者に聞いてみますと、やはり土どめしてる部分の壁については、結露が激しいと。じゃあ給食室に影響どうなんだと思って、いろいろ調べてるんですけれども、給食室…給食の調理室が…の壁で土どめしている給食室なんて、聞いてないんですよ、今のところ。その辺、教育委員会ではつかんでますか。先例があれば、本当にそれでいいのかどうかと、私らも調べてみたいんですよ。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
給食センターにおいては、建物の壁面を擁壁のかわりにしているという事例というのは、教育委員会も確認できてないです。ですので、今回調査をして、実際それがどうなのかという。それらを確認することによって、造成費用を抑制できるのではないかと。当然、この調査を行う過程の中では、業者側と何回か打ち合わせを持ちますので、そういったところで話を進めながら、実際どのような形で建築物が建つのかということを調べていきたいと。そういうことでございます。
7番( 近藤昇一君 )
そもそもね、調理場が多層階にわたるというね、のも少ないはずなんです
よ。ましてや、建物で土どめするようなね、給食室が果たして立派な給食調理室なのか、センターなのかね。それ考えたら、逆に言えばね、4億かけてでも土どめしてきちっとしたものつくったほうが、よっぽどいいですよ。それを断念する…しなければならない事情があるのであれば、もう根本的に見直すべきじゃないですか。行政というのは割とね、ほかでやってて、それを見て、あ、これならいけるなという…それがね、今のところ私も教育委員会も、例がないというようなことを葉山でやろうとしてるわけですけども。それが一般的にマンションとかそういう一般の建物で見てもね、全く問題ないというんだったら、私も疑問差し挟みませんけども、結露があるとか、いろいろ…やっぱりふぐあいが生まれるということは聞いてるんですよ。だから、空調をきちっとしなさいとかね。それが給食室でしょう。夏場2カ月近く人が入らないような建物なんですよ。それで土どめしちゃっていいのかというのがね、私はこれ、やめたほうがいいと思います。そんな計画は。少なくとも。だから、そういう面では、これはもう土どめではもうだめだと。先ほど教育長も言って
いました親子、自校。その計算は町がやるということでよろしいんですか。親子でやった場合幾らかかる。自校でやった場合幾らかかる。その計算は、どこがやるんですか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
当然、この調査業務が認められたとしまして、それと並行して、親子方式等々の比較検証の準備というのは、まずは事務局側では進めていこうと思ってまして。また、過去にも比較検証を含めた資料もございますので、そういった進めていく中で、その過程において、この業務委託が認められた場合は、この受託者にその都度アドバイスを受けていきたいと、そのようには考えております。まずは、自分たちで比較検証の資料をつくり、それはその都度業者さんにアドバイスを受けていきたいなとは思ってます。
7番( 近藤昇一君 )
申しわけないですけどね、事務局で調査した…例えば、親子方式でやった場合…あ、失礼、失礼。葉山小学校の例えばね、給食調理室。これは、葉山小学校単独でも今後改修が必要だと。その場合、およそ面積3倍の面積が必要になるという、そういう数字を出してきたんですよね。ところが、我々も視察行ってきましたけど、京都の八幡、親子方式です。ほぼ同じ人数です。中学校も…中学校も含めてですよ。中学校も含めて、約2倍の面積でもって済んでいる。そういう数字を挙げられてね、それでまた信用しなさいと言われても、それちょっと無理じゃないかなと。だから、そこの部分を、なぜ業者に委託しないのかね。先ほども、しつこいようですけども、2億が4億になったという、そこでもう信用なくしてるわけですよ。実際にやってるところ見たらね、中学校も含めて1,200人、約。それで2倍。建物は、葉山の…葉小の調理室よりも古い建物なんです。だから増築して、調理器具も使えるものは使って、追加する。今の葉山の案だと、今、小学校で使っている調理器具は全部廃棄ですよね。随分もったいないことするなとは私は思うんだけどね。だから、それらも含めて。金額的に見て、あそこは3校の小学校を改築して4億ですよ。それが今度葉山は、まだこれから金額出てくるんでしょうけども、町長は20億かけてもやると言ってるから、20億の上限はあるのかなとは思うんですけどね。国の補助が出たとしても1割以下だと。それで財政的に合うのかと。だからそこも含めてね、国庫補助が幾ら…国庫補助なんかも、やっぱりそれは計算してくれるんですね。幾ら出るのか。起債は幾らぐらい予定するのかというのも出るわけですね。自己財源が幾ら。仮に10億かけたら…15億かけたら、1億ぐらいしか国から来ないということですよね。そうすると、あと14億借金と自己資金でやらなきゃならない。だから私、この
間も財政計画どうのこうのと言ってるけども、借金…起債と自己財源で15億というのは、可能なんですか。財政部長。だから、それらも含めてね、抜本的に見直すというつもりはないということでよろしいんですね。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
抜本的に見直すのは、まず、この1番目…今回見直しの中で、最初に掲げたのり面に学校給食センターを建設する、この図の1にあるものがどうなのかということを、まずこれをやる。その結果を受けて、抜本的な見直しになるのかどうか。それは判断したいと、そういうふうには思います。
7番( 近藤昇一君 )
だから、そもそも建物で土どめするということ自体が、私は納得できません。全国的に例もないし、先ほど言ったような弊害がある。どこかに例があれば、それを見ていいのかどうかというのも判断できますけども、少なくともマンションとかそういうところでは、いろいろな弊害が出るという話も聞いています。そういう面では、少なくとも学校給食の調理場がね、そのような建物でつくるなんていうのは、これは断じて認められないと思います。ですから、それ自体、私は撤回すべきだと思いますけれどね。だからそれを検討する必要なんて、私はないと思ってます。
8番( 窪田美樹君 )
今の給食センターなんですけれど、土どめをして、センターを建てようという案を出したのは議員ですよね。議員の中からその案が出て来たということですよね。この葉山中学校の駐車場を、まず…に建てよう。それでそこの…何でしたっけ。整備、設計とかをしてるときに、4億…かなり高額になってしまう。そこの業者が代替地、ここはどうですかと出たのは、先ほど言われた緑の多いグラウンドの横は、そこなら近隣でありますよというお話が出たのは、そこは業者。だけれど、土どめしたような、こういう建築の方法もあるんではないかという話を持ち出したのは、議員の中から話が出たということでよろしいでしょうか。決して、業者の中から出たのではないという。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
建物の壁面…壁を使って擁壁のかわりというような、具体的な話は出てません。要するに、もともとは平場をつくって、要するに、盛り土をして、その上に箱物を建てる予定だったんだけれども、盛り土すること自体が非常に高額だから、建築物の尺度から造成費を抑制できる、そういう方法があるんじゃないかというような問いかけがあったことは事実です。いわゆる、階段状のマンションとか、そういったものもあるので、建物の構造によって、逆に造成費を抑える。そういった方法も考えられるんじゃないかというような御意見があったことは事実です。ただ、この絵をかいたのは、これは事務局のほうでかきました。その意見の中で、壁で斜面をとめるというような具体的なお話は聞いてないというふうに思ってます。
8番( 窪田美樹君 )
すいません。話が…私の話し方もいけないのかもしれないんですけど、結局は、この案は、建築…設計屋さんのほうから出された案ではなく、町側からこういった案はどうだろうということで出してきたということでよろしいでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君)
そういうことでございます。要するに、平場をつくらないのであれば、こういった方法が考えられるけれども、実際こういった方法は可能なのかどうか。可能であれば、幾らするのか、どのぐらい工期がかかるのかを、まず調べてみたいと。繰り返しになってしまいますけれども。それ以外の自校方式とか親子方式の検証とか、それはまたこの結果を受けた次の段階であろうかと。要するに、一部見直しに向けた検討事項の(1)(2)(3)、これを一括でやるのではなく、まず最初に(1)の案がどうなのかということを調べたいと。それが今回の補正の趣旨でございます。
議長( 伊東圭介君)
ほかによろしいでしょうか。
7番( 近藤昇一君 )
先ほど教育部長は、調べてみてできるかどうか。金額的に見たら、幾らぐらいまでだったらお金かけてもいいと思ってますか。だって、それ言わなきゃさ、よかったか悪かったかというのはね、どのぐらいの腹積もりで…このぐらいの金額だったら、やっちゃおうかか。
いや、これじゃちょっと金かかりすぎるとか。その辺の上限というのは、腹積もりあるんですか。
調査したって、幾らでもお金かけりゃできるわけでしょう。可能性としてはね。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
平場をつくるのに4億円以上というふうに言われてまして、仮にその上にですね、給食センターを建てると。このセンターが幾らかという話、例えば10であれば、4億円以上だから、単純に14とかという数字になりますけれども、この箱物が幾らになるかというのが、今、他市の先進地の事例が一つの目安となってまして、これは基本構想では大井町や二宮町というのが載ってますけれども、あれかなり古いデータでして、喫緊の給食センターなどでは、相模原市上溝の給食センターなどの建てかえしたときの建築費が、もうネット上でも、どこでも見れるんですけれども、こういったものが一番喫緊でできたものなのかなと。大体その辺は一つの目安になろうかと、そのようには思っております。
7番( 近藤昇一君 )
目安になるんですけど。我々建物のものについては、正確な金額…予定金
額はね、教えられてないんですよね。そういう中で、今4億…建物が10億だった場合に、4億がプラスになるのかね。それとも、今回のやつで、10億の中で全部おさまるのかと言われても、建物の金額がわからないわけですから、我々としては。だから、財政…財政だってあるでしょう。町長はさ、議会の答弁ではね、枠ははめてないと言ってたんだけど、枠ははめてないことないと思うんですよ。財政…財政部のほうでは。政策財政部では。30億、40億使ってもいいよなんて言うわけないんだから。上限は幾らというのはある程度あると思うんですよ。それが20億なのかどうかわかりませんけども。教育委員会のほうだって、じゃあこのぐらいの総トータルでね、このぐらいの金額でもっておさめなきゃならないだろうというものを持ってないんですか。町長言うように、枠ははめられてないから、幾らでも金かけていいんだったら、4億でもって造成しなさいよ。それのほうが立派なものができますよ。我々センター方式については、ちょっと疑問は抱いてますけど。だから今回の調査で、建物ね、大体幾らぐらいのだったらいいかと。それ以上だったら、ちょっとほかをまた考え直そうということになるのかという、その境がわからなければ、これ単純に議会で認めてもね、後で、いや、これだったらよかった、これだったら悪かったというのがね。その辺の腹積もりも教えてもらわないといけないと思うんですけど、いかがでしょう。財政のほうでは幾ら使っていいと思ってるんですか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今お尋ねの部分なんですが、まだ十分な積算もできてないというところで、総額費用についてもですね、正確な数字というのは押さえてございませんので、今この場においてですね、幾らということで明言することはできないのかなというふうに思っております。
7番( 近藤昇一君 )
そうすると、枠はめてないということでよろしいんですか。中期財政計画と言われる財政ね、我々もそんなに詳しくはないけども、少なくとも財政部のほうでは、年間のね、支出とかいろいろ考えて、この施策については幾らぐらい使っても何とかなるんじゃないかというのがあってもいいと思うんですよ。それとも、この問題についてはもう特別だから枠ははめないんだと。教育委員会がこれだけかかると言ったら、その支出はするんだという腹構えでいるのかね。ものすごいことですよ、これ。
政策財政部部長( 小山誠君 )
お答えがちょっと繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、今現時点におきましてはですね、明確な建設経費というものが試算できてないというところで、おおよその想定というか、そういった部分はあるわけなんですが、今御指摘の中期財政計画の中でですね、当然これから見直しを図る中でですね、計画のほうも、この学校給食センターのみならず、公共施設のですね、管理計画…実施計画を立てていく上で、計画のほうにも反映していきたいというふうなこともございますので、そこら辺のバランスの問題も当然あろうかと思います。ただ、学校給食センターについては、今センター方式でやっていこうということで政策決定してるわけですから、できるだけですね、経費削減できる工夫をしつつも、対応を図らなければいけないのかなというふうな、私は理解しているところでございます。
1番( 横山すみ子君 )
決算審査本体のほうでやらなければいけない議論だとは思うんですけれども、町にとって新規の事業というものを考えていく場合に、一体どのぐらいの支出を何年度ぐらいでやるかというのは当然考えなければ、考えないでやっていたところは破綻してますよね。そういうふうにはなってほしくないんです。これからやる大きな事業としては、給食センターをどうしてもするということであればそれが1つと、それから、クリーンセンターの問題が控えていまして、両方が重なって、やらなければいけないと思う事業としてどのぐらい支出ができるかというのは、財政担当は当然お考えになっていると思います。わからないと言って新規事業をやっちゃいけない、これは原則だと思います。幅はもちろん出ると思いますけれども。何でこんなことを言っているかというと、給食センターをつくって、父兄含めて非常によかったなと思ってもらえるような状況で事業展開しなければ税金を使う意味がありませんよね。教育委員会のほうに伺いたいと思ったのを7番議員言ってくださいましたけれども、今回、造成ではなくて建物で抑えるとしたら、本当に民間事業者であれば、幾らでもお金かければ、土地が高騰したときは、あの工法で抑えて、土地代を抑えて、売って利益を上げたわけですよね。今回は公共施設です。造成費が2億から4億になりそうだというので急ブレーキをかけたわけですけれども、それを今度建物で抑えるということであれば、建設のためのお金が当然上がってくるなというのは素人でもわかるところなんです。大体トータルどのぐらいということで考えていく場合に、土地代を2億もし節約したとしたら、2億建築費にかけられるというような想定で今回この調査をかけようとされているんですか。そこのところを伺いたいんです。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
造成費の2億を建築に回すという、そういったイメージは持っておりませんで、もうそもそもその造成ではなく建物本体が幾らなのかという、まず総額を出したいと、そういう考えでございます。
1番( 横山すみ子君 )
素人が質問しているので、かったるくお感じになるかもしれませんが、平場に建てる建築物のお金と、土地がずれたりするのを防ぐためにかなり抑える形で、しかも今度建物のほうも骨格を相当しっかりさせないと防ぎきれませんので、上がって当たり前。これ、聞いている方みんな、素人の方はそう思うと思います。自分の家を建てるときに、崖際にものすごく造成費…造成費は節約できるけれども、建物本体よりも抑えるほうにお金を使って建てたいとは普通思わないと思うんです。何を言いたいかというと、どうしてそこまでここで無理をしなければいけないのかなというのが、この話をしたときの質問として返ってくることでした。どうしてかなということを私も御説明しなければいけないんですけれども、先ほど建物に2億回すというお考えではないと言われましたけれども、逆の聞き方をすると、今度、建築の工法を変えることによってどのぐらい上がると思っておられますか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
盛り土をして平場をつくり、そこに建物を建てた場合の、そういった場合の建設費が幾らになるのかがはっきりわからないので、今回は確かに平場に建物を建てるのに比べれば建築費は上がるのではないかと、そのようには思ってます。確かにその造成費は抑制されるとは思いますが、建物の金額自体は、躯体とかそういったものを含めて頑丈にしなくてはいけないということから、建築のお金は上がるのではないかと。それが2億以内でおさまるとかおさまらないとか、それはちょっとわからないんですけれども、上がるのではないかと、そのようには思います。
1番( 横山すみ子君 )
上がるという予想は持っておられると。その限界がどのぐらい、頭の中で想定されていますか。どのぐらいなら許容できる。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
その質問が一番難しいんですけれども、先ほども言ったように、こういった建築物が給食センターでは、私ども確認できてないので、あくまでもこの平場に建てた給食センターで喫緊の上溝の給食センターなどの金額が一つの目安になるのではないかなと、そのようには思っています。
議長( 伊東圭介君 )
ほかにいかがでしょうか。
2番( 金崎ひさ君 )
数点確認をさせてください。政策…給食センター方式は、学校給食センター方式は政策決定済みなのでこのまま進めるというふうに、今、小山部長はおっしゃいましたけど、町長にお聞きしますけど、学校給食センターはもう政策決定されているので、さまざまな困難があるかもしれないけれども、一応完成を見たいというふうに思っていらっしゃるのかどうか。
町長( 山梨崇仁君)
さまざまな状況はありますけれども、決定した方向で今進んでいるものについては、もちろん完成の日を見たいというふうにはもちろん思っております。
2番( 金崎ひさ君 )
町長がそういうふうに、財政を預かる町長がそのようにおっしゃるのであれば教育長に聞くまでもなく、これは一丸となってやろうというものの一つだというふうに私、理解するのですが、それがいいか悪いかは、私は今ここでは申し上げませんけれども、決定したことというか、これから決定しようとすることについて確認をさせていただきます。造成費に関しては一円も出さないということでよろしいでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君)
造成…別の場所に造成するつもりは今のところはないという。
2番( 金崎ひさ君 )
そもそもこの補正予算が出たということは、造成の調査をした場合、して、2億のつもりが4億以上かかるというふうなことが、結果が出たので、もう平場にするには断念したというふうに思います。それで、それに、一つのステップとして、それこそ無駄なお金だったかなとは思うんですけれども、やってみなければ結論が出なかったわけですから、それはそれとして、それをステップとして、もう平場はやめようと、そして土どめでいこうというふうなことを、今質疑を聞いていてわかったんですが、そういうふうなことだとしたら、もうあの場でこの給食センターをつくるに当たっては、造成費は、町側としては一銭も出さない覚悟で進めるということでよろしいですか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
確かにこの調査業務を進める中で、造成という言葉がどういう意味なのかというのがいろいろありまして、例えば、建物を建てる床、地面を平らにするのもある程度造成と言えば造成なのかなと。そういった意味では、多少の造成というのは出てくるのかなと思いますけれども、要するに盛り土をするような、そういう造成は今も考えてないということです。
2番( 金崎ひさ君 )
そこの大まかなところをお聞きしたかったんです。そうすると、これからできる給食センター、できるであろう給食センターというのは、近藤議員がおっしゃったように、土どめをしながら、建物で土どめをしながら、それで押さえながら建てていくという設計に入ると。
それを、今、実現可能性があるかどうかというのをやるための440万だというふうに思ってよろしいんでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君)
最終的には、基本設計、実施設計というふうに進んでいくんですけども、その前段として、そもそもこういうことがどうなのかということを調査するもので、その結果次第だと思います。
2番( 金崎ひさ君 )
そうすると結露の問題だとかそういうことも全部含めて、そして衛生面だとか、もちろん新しい給食センターですので、結露というのは本当にカビの原因になりますのでね、新しいお家でもよく結露になりますので、そのようなことも含めて全てを調査をした上でというふうに判断をさせていただきますけれども。この参考資料をいただいておりまして、それを見ますとですね、目的が、学校給食センター建設に当たり、建設候補地及び予定建築物の構造、規模、配置
や工事スケジュール及び工事に関する概算費用を算出するための調査を行うというふうに書かれております。それから、設計条件として施設規模だとか主要機能まで書いているんですけれども、これと、それから先ほど申し上げました当初予算にあります4,000万の設計業務委託との関連というのは、どういうふうに業者間でつなぐのか、そのあたりが全くわからないんですけれども。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
先ほども少し触れたんですけども、今後行っていく基本設計や実施設計の基礎的な資料になるのだと思いまして、これがそのまま、この調査結果がそのままイコール設計ではない、その1個手前のものだと。ですので、つながると言えばつながるんですけども、基礎的な資料。要するにプロポーザルとかを行う上での参考資料とか、そういったイメージで捉えております。
2番( 金崎ひさ君 )
そうすると、工事スケジュールだとか概算費用というのは、実際には出たけれども、そのままうのみにはできないという報告を受けるということでよろしいんですか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
まず、今回こういった調査業務を執行する途中でですね、業者と町側、教育委員会を含め町側と何回か当然協議をしながら、その都度報告や進捗状況を受けながら、打ち合わせを繰り返しながら進めていくんですけれども、あくまでもこれは概算の費用であり、概算の想定されるスケジュール。もちろんある程度の専門的な業者がつくるので、全くとは言いませんが、あくまで概算の数字とスケジュールであろうかと思います。
2番( 金崎ひさ君 )
期間、期限がですね、平成29年12月22日となっております。年末ももう押し詰まっておりますし、これで報告をいただいて、そしてプロポーザルはどのような計画、いつごろの予定をされておりますか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
これもですね、例えば今の実際のこの建築のスケジュール、概算ですけれども、出てきたときに、32年の9月がちょっと厳しそうなスケジュールが出てきた、厳しいと思われるスケジュールが示された場合と、そうでない場合があろうかと思いまして、それによってプロポーザルを執行するタイミングが変わってくるのではないかと、そのように思います。
2番( 金崎ひさ君 )
そうすると、設計業務委託の4,000万、当初予算に出ておりますけど、これは繰越明許ありということに考えていらっしゃるということでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
はい、繰り越し、30年度に繰り越すことも視野に入れております。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに、この案件、ほかにございますか。ございませんか。
10番( 待寺真司君)
ちょっとほかの案件になりますけれども、付属説明書の16ページ、17ページ、児童福祉費の児童福祉総務費…ごめんなさい、児童福祉施設費のところで、資料を出していただきましてありがとうございます。それで、ここ、新しく学童クラブが8月1日にオープンということで、この補助額が年額435万5,000円という積算になっておりますけれども、これの積算の根拠となる数字と、それから、この費用は備品購入とかそういったものにも充てられる補助費というふうになっているんでしょうか。その補助費の性質をちょっと教えていただきたいと思います。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
こちらの補助金額の基礎となるものは、葉山町放課後児童健全育成事業補助要綱に基づきまして決まっておる金額でございます。使える目的といたしましては、備品購入ではなく、年間の運営に使っていただくということになっております。
10番( 待寺真司君 )
資料をお出しいただいたんですけれども、現在のこの状況なんですが、今3名ということで行われているんですが、これは何名でもその年額が435万5,000円ということなんでしょうか。上限、ここ六十何平米ということで出てますけども、その定員が何人で、その定員数に対しての年額補助になってるのか。その辺、いかがでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
まず年間の開所の日数によって、日数が基準となります。そして、構成する児童の数ですけれども、1名以上19名の数ということで、こちらは3名ですので、そちらの基準に対応させております。
議長( 伊東圭介君 )
ほか、いかがでしょうか。
7番( 近藤昇一君 )
汚水処理管理費でちょっと伺っておきたいんですけど、今回繰越明許も同時に出てるんですけど、今回補正が874万8,000円、支出予定が262万4,000円、繰越明許が612万4,000円。解説書を読むと、繰越明許というのは、予算が成立した後に年度内支出が難しくなったと、そのための繰越明許だというふうに聞いてるんですけど、今回の場合、予算立てと同時に繰越明許が出てきている。これは継続費じゃないんですか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今御指摘の部分で、継続費ではないかというようなお話もございますけれども、私どものほうの考え方としてですね、事業の性質上、やむを得ずですね、単年度で処理できないと、年度途中での取り組みということもございまして、年度内に事業が完了しないというようなことから翌年度に繰り越しをさせていただいて、明許を図る中でですね、今年度できた部分については、どういう形で支払いになるのかわかりませんけれども、中間払いなのか、出来高払いなのか、そういった形でのですね、精算をさせていただく中での取り組みをさせていただきたいということで、明許費ということで今回補正をさせていただいているところでございます。
7番( 近藤昇一君 )
年度途中でも継続費で予算計上は可能でしょう。さっき言ったように、いろいろ解説書を見てみると、予算成立後にさまざまな事情でできなくなってしまう。でも同時に出
てくるというのはどうなのかなって私は思うんですよ。だったら、最初からもう年度をね、またぐ
ということであるならば、継続費でもって予算計上すべきではないのかなと。繰越明許、あるいは事故繰越というのは、実際に執行してみたらできない可能性があるということで、明許あるいは、事故繰越の場合には完全にね、予想しがたい事態の場合なんだけども、その辺、どうなんですか。継続費じゃまずかったのかどうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
ちょっと繰り返しのお答えになってしまうかもしれませんけれども、先ほど性質上ということで、どうしても年度内に完了しないと、業務的に完了しないという部分がですね、もうこの予算、今、計上させていただく段階から終わらない見込みが明確にわかっているものですから、今回繰越明許というような形でですね、対応を図らさせていただいているところなんですね。継続費というところでのですね、事務的にやれないわけではないとは思いますけれども、今回ここの部分では繰越明許によってですね、処理をさせていただきたいということで補正をさせていただいているところでございます。
7番( 近藤昇一君 )
それでね、もう一つ資料として出てきてるのがあるんですけど、この資料で言うと、平成…下水道接続までに調査としての箇所が、確かに台帳整備については平成30年まで、その後調査がずっと続くんですよね。調査としては35年まで、37年まで、ずっと続く事業なんですよ、調査は。繰越明許というのは単年度でね、来年度までしか。今回のその1.の部分については確かに30年度で終わるという形なんですけども、全部のこの事業を1つの事業としてね、見た場合に、その継続という長期的なね、継続費という考え方ができるのではないのかなと思って。先ほど言ったように、本来であるならば、私は、繰越明許というのは予算編成後に、実際に執行してみたらさまざまな事情で繰り越さざるを得ないということで繰越明許あるいは事故繰越。だけど予算編成と同時に繰越明許というのは、どうもその辺が理解できない。なぜ継続費にしなかったのかなというのがあるわけですよ。ましてやその事業を見てみれば1から4まである。それを幾つかのこの事業を1つの事業として継続的にね、やっていくと。継続費にすることによって、逆に言えば計画的に物事が進むのではないのかなって私は思うんですけども。継続費にしなかったということのちょっと理由をもう少し詳しくお話しいただければと思うんですけど。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今、近藤議員御指摘の部分につきましてはですね、原課のほうともですね、財政課、すり合わせをする中で、今、参考資料でもお示しをさせていただいて、今後、37年度まで、どういった事業展開をしていくというようなことでですね、おおよその予算立てが必要だということは明白になっているとは思うんですけれども、総額的な予算というものが、今この現段階においてですね、算出されてないというのが正直なところです。そういったことから、37年度までの長期継続的な継続費でのですね、事業立てができないということから、今お示しをさせていただいた29、30年度で取り組む事業についてのみ繰越明許という手法の中でですね、対応を図らさせていただきたいということで今回補正に上げさせていただいているところですので、そういった部分で御理解いただければなというふうに思っております。
10番( 待寺真司君 )
すいません、今の関連で。そもそも今回この汚水処理施設台帳整備の業務委託874万8,000円の補正が出てきたわけですが、この繰越明許の中にですね、この事業実施に当たり、土地所有者に十分な周知や理解を得ながら事業を推進していく必要があることというふうには記載されているんですが、私は、この補正が出てるということは、既にこういった形で進んでい
くよということを3団地の皆様にかなり密に説明会をやられてましたよね。ですから、ちょっとこ
の繰越明許を読んだときにね、え、まだ周知が必要なのかなというふうにちょっと思ったんですが、あくまでもそこの段階はクリアして台帳整備に入る、これがファーストステップだということで認識しておいてよろしいですよね。そのために今回補正を上げてきたということで間違いないのか、その辺はいかがでしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
今お尋ねいただいたとおりですね、十分な周知は現在までもしてお
ります。ただ、各町内会・自治会さんの役員さんがですね、1年で交代するような場合があったりですとか、そういうところもございます。実際の説明会には、地権者の方が、3つ合わせて大体18%の方が御参加いただいた。そのほかにも、当然直接ダイレクトに郵送ですとか、それから説明会で出ました質問に対する答え、Q&A、こういうお尋ねに対してこういうお答えをしましたということもあわせてですね、2度今までに周知をしております。ただ、先ほど申し上げましたとおり、例えば今回予算をお認めいただいた後にですね、株式会社何々というような業者さんが書を持ってそれぞれの現場に調査に入りますというような、また再々度の周知も必要になりますし、この後にはですね、資料でお示ししてますとおり、2番のほうのですね、今度は自己所有地の敷地内の誤接合、ふぐあい箇所の調査もさせていただくようになると思いますので、より丁寧な現場に対しての説明に努めたいということもございますし、予算をお認めいただいた後に、再度そういう周知をしていきながら事業の現場のほうに着手するというような意味合いでございます。
10番( 待寺真司君 )
町としては、その18%という数字をね、どう捉えているかということは大事かなと思います。いや、そんなことは聞いてないよというですね、御意見が、例えばこの予算を認めた後に出てきた場合、もう既に議会としてはそのファーストステップの予算を認めているという形になりますので、ぜひですね、そこの辺は、もう既にこういった形で台帳整備をして、そして個人の敷地宅ももう二、三年のうちには調査に入りますよということは、もう周知しているというその中で進めていっていただきたいんですけども、その辺は大丈夫でしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
ありがとうございます。今回、補正予算というこの時期になりましたのは、各町内会・自治会が総会、それから決算・予算の説明会というのがことしの2月から5月にかけて行われております。その中で、葉山町役場から提案のあった公共下水道への接続に町内会・自治会としては賛成すると、それに向けて調査に協力しますよというような報告をしていただくようにお願いをしました。そういうタイミングもございますし、当然説明会の中では、もっと早く接続ができないのかというような御意見がほぼ多数。一番の御心配事については、下水道に切りかわったときに、料金体系がどうなるかというような御質問が非常に多かったというところでございます。一概に下水道になると高くなるというような御説明はしませんで、お水の使い方です。それから、水道の子メーターをつけるやり方もあります。雨水を有効的にその庭木の水にやっていただくような、そういう工夫もしていただければ結構だと思いますというような御説明をさせていただきましたので、あわせてまた町役場では、少しずつ段階をですね、手戻りがないように進めていきたいという思いで取り組んでまいりたいと思います。
12番( 土佐洋子君 )
消防費、消防団活動事業について伺います。消防団装備品等の状況及び整備計画という資料をお出しいただきまして、ありがとうございます。今回の補正のところで、装備、資機材購入経費というのが、この資料のところのどこにあらわれるものなのか、教えてください。
消防長( 福本昌己君 )
今の議員の質問にお答えいたしたいと思いますが、この資料提出に関しましては、消防団員等公務災害補償等共済基金、これが原資となってですね、いわゆる消防団の装備に関して100%補助ということで助成をさせていただいている品物でございます。議員の皆様に説明しておりますとおり、消防団に関しましては、本町におきましては、資機材の充実と拡充ということを徹底的にですね、行っていこうという方針を決めております。その中で、毎年ですね、この基金のほうにですね、我々、消防総務課が事務でですね、こういったものを充実強化のために助成をしていただく制度というのを周知しておりますので、毎年申請をしております。その中で、その装備についてこういった計画がありますので、ぜひお認めくださいという、そういった事務を経て、この表に示した資機材をですね、要望したところ、採択をされたと、そういったことでございます。この補正に関しましては、その入りとですね、出の部分で補正を計上させていただいております。よろしくお願いいたします。
12番( 土佐洋子君 )
申しわけないです。余りちょっと聞き取れなかったんですけども、この資料の中で、例えば平成29年度整備数Bというのがあって、例えばヘルメットがゼロだったり、無線機がゼロとかなっているところに、今回の補正で入れていくというイメージでしょうか。例えばそれだったら、ここには数字、補正のところには細かい数字出てないですけども、口頭でもいいのでヘルメット何個とか、そういうことってわかればおっしゃっていただけますか。
消防長( 福本昌己君 )
今回の要望品目に関しましては、消防団のですね、条例で定めた定員というのがございます。この198に目標を定めまして、ヘルメットは現状170しかありませんので、計画的にですね、平成30年、今、土佐議員が申しましたとおり15個の要望とか、そして、耐切創性の手袋に関しましても目標の198については足りないということで、この資料のとおりですね、年度計画をもちまして条例の定数198になるような、そういったですね、ものを事務を経て助成をして
いただきたいという趣旨の計画にのっとった事務でございます。
12番( 土佐洋子君 )
ということは、今回、平成29年度はゼロのものが多いんですけども、今25回の補正で、例えば平成30年度だったり、それ以降C、D、Eのものを今年度29年度に前倒ししていくということでよろしいんですか。
消防長( 福本昌己君 )
9年度に関しましては、確かにこの整備数となっておりますが、これをですね、計画的に整備をするということで、事務的にですね、要望を行っているということでございます。(私語あり)
議長( 伊東圭介君 )
本年度整備の数。
消防長( 福本昌己君 )
すいません、回答が錯綜してすいません。30年度にですね、要望をしようとしたところを29年度に整備をしたという、そういった事務になっております。
12番( 土佐洋子君 )
はい、理解いたしました。平成30年度に整備しようとしていたものを今回の補正でそろえていくということで。そうすると、平成30年度には前年度に使用していたものを繰り上げて整備していくというイメージでしょうか。
消防長( 福本昌己君
おっしゃるとおりでございます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに。
7番( 近藤昇一君 )
この整備計画、これ1年ずれるということでいいんですか。
消防長( 福本昌己君 )
そのとおりです。
7番( 近藤昇一君 )
それで、先ほどの話だと国のほうに要望を出したら認められたんだと。要望を出したのはこの6点、それ以外の要望は出してない。それとも、国のほうのメニューというのはこの6項目しかメニューがなかったのか。
消防長( 福本昌己君 )
このメニューに関しましてはですね、当然基金のほうからですね、いろいろなですね、メニューがございます。その中で、本町に適合するようなメニューに関しては過去には平成24年にですね、やはり消防団のあの装備品に関しましてはそれが認められたという経緯がございます。この事務に関しましてはですね、神奈川県が間に入ります。その中で過去の履歴を見ましてですね、本町において、今言ったとおり24年度に交付済みだなとか、そういったことを精査されまして、神奈川県を通しまして基金のほうに要望、事務が行きまして、その中で精査されて採択されればですね、認められるということになっております。したがいまして、東日本とか、そういったですね、災害時の状況に応じて基金のほうもですね、メニューを再度構築をして、各市町村に投げかけるというような、そういった事務になっております。本町におきましてはそういうのを勘案しながら、これは本町に合っている、そういった補助メニューだなということであればですね、積極的にですね、その予算を獲得するための事務を行っているというのが現状でございます。
7番( 近藤昇一君 )
そうしますと、そのメニュー、資料で出していただけますかね。後ほどでよろしいですけど。
議長( 伊東圭介君 )
出せますでしょうか。じゃあ後ほど。
7番( 近藤昇一君 )
それで、その補助についてはこの計画、少なくとも年度内、32年度まで補助金がつくという理解でよろしいんでしょうか。
消防長( 福本昌己君 )
先ほどの回答とちょっとダブることがあると思いますが、やはりですね、基金に関しましては全国レベルで行っている事務でございまして、やはり殺到するわけですね。その中で例えば、私どものこの経験からいきますと、毎年ですね、要望をして、それが通るというものではないのかなと、そういった理解をしております。
7番( 近藤昇一君 )
それでね、先般、私ども議会と消防団の皆さんと懇談をした際に、ゴーグルという話が出たんですよね。ゴーグルについてはまだ私どもも何度か東北ボランティア行っていますけども、やっぱり備品の一つとして、何ていうのかな、服装なんかのね、安全靴とかいろいろ手袋、その備品の一つとしてやっぱりゴーグルも必要になっていたんですよね。持っていきましたけども。それは分団には必要ないんですか。
消防長( 福本昌己君 )
せんだっての意見交換会、御苦労さまでした。この内容に関しましてはですね、担当から私、報告を受けております。その中で今、議員おっしゃるとおりですね、装備に関していろいろなですね、要望等々があったという経緯も理解しておりますが、この辺に関しましてはですね、私、消防長と消防団長は同じ共通の理解を持っておりまして、その考え方によってはですね、今言った装備、これがちょっと的外れな回答だったらちょっと謝るんですけども、団の運営交付金というのがございます。その中で消防団の運営交付金というのがございます。これは公費です。町のお金をですね、支出をしているということです。この中で当然1から6個分団に関しましては、必要なもの、必要じゃないものというような区別がございます。その中でそろえてくださいと本団が申しておりますので、私どももそういった理解で進んでいるところでございます。したがいまして、運営交付金で対応しているのかなということでございます。
7番( 近藤昇一君 )
そうすると、ゴーグルについては持ってる分団と持ってない分団があるということでよろしいんですか。交付金で運営しているというんであれば。
消防長( 福本昌己君 )
消防の理解では、全ての団員がゴーグルは持っていると理解しております。
7番( 近藤昇一君 )
運営交付金で全てそろっているということですか。ただ、その運営交付金って性格は私、違うんじゃないかと思うんだ。必要な部品であれば町がそろえるべきじゃないの、本来であれば。運営交付金で各分団がね、用意しているからいいんだじゃないでしょう。必要性を感じないから各分団でそれぞれ何ていうのかな、うちは、うちの分団はこれ必要性を感じるからという備品であるならば、例えば山が近いからこういう備品が必要だ。海が近いからこういう備品が必要だ。それを各ね、分団でそれぞれ独自に用意するというのはあるだろうけども、少なくとも
我々東北に行く際にね、こういう服装は用意しなさいよっていう絵を見せていただいたら、そこにゴーグル入っているんですよ。それはどこでも必要じゃないの。1分団は必要だけども、6分団は必要じゃないというね、ものじゃないんであるならば、町の費用できちっと用意するというのが本来のあり方じゃないですか。運営交付金で用意しているからいいという、そんな性格のものじゃないと思いますけども、いかがですか。
消防長( 福本昌己君 )
今、自分もですね、こんな回答だったのかなというちょっと反省をしておりますが、この辺はですね、消防団の運用に関しましては、しつこいようですけども、本団マターで行っております。そして、消防のほうでいろいろ練りまして、今回のゴーグルに関してですよ、ゴーグルに関しましては、やはり全分団員が持っているというものではないんです。詰所にある程度の個数が必要だろうということを、必要である分団さんがですね、本団に相談したと。そういった経緯も聞いておりますので、その中で何個あるかというのはまだ精査しておりませんが、その中で本団のほうがですね、そこは団の運営に任せるから必要なところはそろえなさいよと。私が先ほどの回答としては、全分団が用意しているという、そういった回答になってしまったということで、補足までに説明させていただきます。
7番( 近藤昇一君 )
今回、これには載ってないんだよね。メニューにはね。メニューというか、要求資料にはね。ですから、町が今、これから数を把握するというんだけど、町がそれを用意するというつもりはないんですね。ないんですか、今後。あくまでも運営交付金でもって各分団にお任せで、必要だったら買いなよと。でも、我々ボランティア行く際にはこれ必要だよって言われて、持って行っているんですよ。それはあくまでもじゃあ運営交付金でやれということ。
消防長( 福本昌己君 )
言いわけめいてすいませんけども、決してそうではないです。消防団と我々消防職員、常備消防、私、常々申しておりますが、両輪でいっております。しかしながらですね、消防団本団、特にわかっていることは、消防職員の後方支援だよというのをもう前提にですね、考えて運用しております。その中で装備品をですね、これはあくまでも本団の考えですよ。全部吸い上げて、全部与えるという考えはないという。それも私もですね、物に、品物にはよりますけども、その中で今、議員おっしゃるとおり運営交付金で全部賄うのはどうかなというのは私もそう思っております。したがいまして、結論的にはですね、これは回答になるかどうかわからないんですけども、今後そういった必要なですね、資機材、備品等々がございましたら、ぜひですね、我々のですね、消防の会議がございます、本団が集まる。そういった席にですね、ぜひ上げていただいて、検討をしていきたい。そういったことを考えておりますので、それは常々ですね、本団あるいは分団長の皆様にも我々から発信しているところです。ただし、今回のそのゴーグルに関しましては事前にそういった少ない個数をですね、全分団は配備していると聞いておりましたので、そういった回答になってしまったということをちょっと補足までに説明をさせていただきます。
今後に関しましてはですね、本団、特に本団等の要請でこういったものが欲しいんだよねと。理由はこうなんだよな。それに関して町の予算をぜひ要求してくれよということは、もう入っておりますので、消防と本団とのですね、連携会議の中でも要望は入っているんですね。そういったことを全部踏まえて、要望的には検討しながらですね、町の予算に上げていきたいと、そういうふうに考えております。
7番( 近藤昇一君 )
今ちょっと手元にはないんですけどもね、国の方針としても消防団の装備について、これを強化していくという方針で国のほうも補助金を出すというふうになっているはずなんですよね。特に消防団員の人数の定員の確保ですか。これのためにさまざまな手当てしているはずです。そういう中で下から上がってくるのを待つんでなくて、今、何が消防団に必要なのかっていうのは、だって本署のほうがやっぱり専門家なわけでしょう。国のいろんな基準もあるわけですよ。こういう装備はしなさいよというのは、今、ちょっと手元にありませんけども。それに照らしてどれが必要なのかというのは、やっぱり本署としてもやっぱりきちっと把握して、声が出るまで待つというんじゃなくてね、それこそ計画的にそれを装備していく、その必要性があるんじゃないのかなと思うんですけど、いかがですか。
消防長( 福本昌己君 )
この件に関しましては、議員おっしゃるとおりだと思います。ただし、今回の補正に関しましては、基金のほうからこういったメニューがあって、それはもう100%助成しますからぜひ手を挙げてくださいよという、そういった内容になってございます。みんな心配しているですね、消防団の充実強化に関する資機材等々の拡充に関しましては、毎年練ってですね、その部分に関しましては検討した結果をですね、非常備消防、常備消防と、消防団と連携する、そういった資機材に充てていますので、それは今後もですね、引き続き行っていきたいと、そのように考えております。
7番( 近藤昇一君 )
最後にちょっと意見になるかもしれませんけどね、町長に聞いておいてもらいたいのは、消防の分団員、誰も金が欲しいなんて言わないとね、言ってましたけども、個々に話を聞いてみれば、皆さん、え、そんなに交付金来ているの。出動手当でもって7,000円交付金として手当てされているはずですよね。それが今、実際出ているのは2,700円。2回出動したら1万5,000円…1万4,000円か。そこに約1万円の差が出るんじゃないかって話になるわけですよ。やっぱり国は何のためにそれを出しているのかといえば、やっぱり消防団員の確保ということもあるし、消防団員の苦労、それに応えるための手当てをきちんと算定基準として出しているわけですよね。算定基準出しているということは、その分出しなさいという基準のはずです。ですから、その辺が今後の予算立て、あるいは条例の改正の中で十分配慮すべきじゃないかな。いきなりさ、7,000円にしろとは言いません。ほかのところの様子を見ながらなんて言ったら、ちっとも上がらないわけですから。じゃ、葉山が率先して若干引き上げていくというのが今後、必要だと思います。それについてはちょっと意見として。
議長( 伊東圭介君 )
ほか、いかがでしょうか。
10番( 待寺真司君 )
福祉文化会館費なんですが、大変ありがたいことに300万円の御寄附をいただいたということで、今回、いろいろとまた改修等いろんな工事が入っているんですが、音響設備のスピーカーパワーアンプ等の改修工事というふうになっているんですが、これは全面的にリニューアルするんですか。それとも、今あるものを何らかのふぐあいがあって、調整のためにこういう工事を入れるのか。その辺はいかがなんでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
今回お金をいただいた、寄附をいただいた方で、やらせていただく改修工事につきましては、まずホールの音響の反射板とそれから踏込台の塗装工事、2番目にホールの照明設備調整、調光盤用冷却ファンの取りかえ工事、ホール音響設備改修工事ということでございまして、まず1番のホールの音響反射板及び踏込工事のにつきましては、コンサートの際に舞台からおりてくるものが、大分経年で薄汚れているということなので塗りかえさせていただきます。
照明の設備につきましては、ファンの工事は調整室に設置されている調光盤は熱を発生するために冷却ファンで冷やす必要がありますが、整備点検等で急速な交換が必要だという指示がありましたので、それを交換させていただきます。最後、ホールの音響設備の改修につきましては、既存のモニター、スピーカーがふぐあいがあるために取りかえるというものでございます。
10番( 待寺真司君 )
すいません、ちょっと確認したかった音響設備は完全に新しいものに交換ということでよろしいですね。はい、わかりました。それから、ここでは照明器具で多分新規になろうかと思いますけど、ミラーボール購入とあるんですが、これは町民の要望なんですか。それとも、例えば寄附した方がどうしてもやっぱり福祉文化会館にそういったものが欲しいという形でつけるのか。それとも、もともといろいろな要望としてあったものなのか。その辺、いかがでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
ミラーボールにつきましては、今あるんですけれども、やはり壊れているということで、購入させていただきます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかにいかがでしょうか。
2番( 金崎ひさ君 )
その300万円の寄附に関しましては、福祉文化会館に使ってくださいという指定寄附だったというふうに理解してよろしいですか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
そのとおりでございます。
2番( 金崎ひさ君 )
消防団の装備の件ですが、すいません、ちょっと理解が悪くて。今回の補正で何を幾つ買うのか教えてください。
消防長( 福本昌己君 )
今回の補正で購入するものは、安全帽、いわゆるヘルメットです。15個、耐切創性の手袋、これは切れにくい手袋ですね、これが15双、あと雨合羽上下15着、無線機が7個、合計74万8,000円でございます。
2番( 金崎ひさ君)
平成30年度の整備数が前倒しになったということで、間違いなくそういうふうになったというふうに確認をさせていただきました。そうすると、この整備計画ですけれども、前倒しで、31年度で全て完了するということでしょうか。
消防長( 福本昌己君 )
この装備に関しましては、私どももですね、本団とも協議いたしまして、メニューに合えばですね、いろいろなものを購入したいという考えはございます。したがいまして、これで完了ということではなくてですね、毎年ですね、事務的にはですね、要望を続けたい。そして、どんなものが必要かというものもですね、最初から近藤議員がおっしゃるとおりですね、この補正でいただけるものとか、あと当初から要望するものをいろいろですね、検討しながら進めていきたいと考えております。
2番( 金崎ひさ君)
目標配備数というのが一応ありまして、それが前倒しした分を31年度に完了するのではないかと期待をしているんですけれども、その都度、その都度、要望してふえるのは全然構わないんですけれども、今年度はうまいぐあいに要望が達成できたから来年度は予算組まないよということではないのですねということを確認したかったんです。確認しました、結構です。
8番( 窪田美樹君 )
福祉文化会館の改修なんですけれど、この改修内容というのは御寄附いただいた方がここがという御指定があったのか、それとも、いただいた300万円は葉山町の考えでここを整備したのか教えてください。
〇福祉部部長( 仲野美幸君 )
御寄附いただいた方がこの分という、整備に使ってくださいということで、具体的におっしゃられたわけではございませんが、いただいた金額相当で福文のほうで考えさせていただきました。
議長( 伊東圭介君 )
ほかによろしいですか。
9番( 畑中由喜子君 )
先ほども出ていましたけども、放課後児童の育成事業のことなんですけども、もう一度説明していただきたいんです。現状では入所児童数が3人ですよね。運営費の補助ということですから、運営費の補助ということですから、入所の人数というのは関係ないわけですよね。ただ、それが3人ってとても少ないように見えるんですけれども、何か基準というか、今後の計画っていうか、このままずっと推移していくという考え方なんでしょうか。ちょっとその辺、状況を教えてください。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
先ほど申し上げましたように、補助の基準といたしましては1人から19人までの単位で一つの基準額になっております。そこには運営費の中に大きな部分としては人件費が含まれるかと思いますが、うちのほうで放課後児童の基準としては、2人以上の運営費、指導員を置かなければならないという基準もございますので、その運営費、人件費が1人から19人の間、2人は必ず、1人でも2人以上は置かなきゃいけないという部分が大きく占めていると思います。一応こちらの計画としましては、今、登録している人は3人なんですが、施設の面積から1人の占有面積の基準もございますので、それ割り返したところでは36名程度までは、36人の定員の広さは確保しているということですので、これから人がふえていくことを事業所としては希望していると思っています。
8番( 窪田美樹君 )
今の部分でなんですけれど、36名定員が募集できるということなんですけど、そこの中に町内のお子さん、募集は逗子の方とかもこの事業所は募集範囲内とされているんですね。逗子の小学校の学区の方も受け入れますということを募集されています。その中で葉山に限って36名ということであれば、何ていうんですか、生きているというか、葉山にとってメリットがかなりあるかと思うんですが、葉山のお子さんは3人で、残りの33名が逗子とか横須賀のお子さんとも限らない、限定がない部分ではそういうこともあり得なくはないと思うんですが、そこら辺の町内の方を優先してほしいとか、そういった約束事というんですか、はあるんでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
一応今ですね、お願いしました補正は、補正でお願いしているんですけれども、実績ベースもございますので、最終的には精算して、補助金をお支払いする予定でございます。
8番( 窪田美樹君 )
今の実績ベースと言われると、19人までがその補助金を1人から19人までってことなんですけれど、19人までならこの金額という意味合いでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
今、登録人数が19人以下であればこの金額で同じでございます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかにいかがでしょうか。ございませんか。
3番( 鈴木道子君 )
すいません、ちょっと2点だけ伺わせてください。ただいまの今の放課後児童健全育成事業でございますけれども、1人から19人で、こちらは36人定員で、1人から19人として2人以上の補助を必要ということは、36人定員になると、もちろんこれは何人補助が必要というぐあいになりますか。例えば満杯で36人定員になったときに。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
細かい計算はできておりませんが、要綱のほうとしましては20名以上35人までの人数がふえた場合には、また基準額が決まっておりますので、その際にはまた補正でお願いするとかいうことがあるかと思いますが、一応今の金額よりも基準の数字が変わってきて計算させていただくようになると思います。
3番( 鈴木道子君 )
もちろん補助員もプラスになる。その補助員は何人、定員満杯になった場合には補助員は、1人から19人が2人以上の補助員ですから、3人ぐらいになるんですか。そういうことはどのように理解していらっしゃるんでしょうか。補助員体制がお伺いしたいんです。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
2人のままで。補助員、基準は2人のままです。
3番( 鈴木道子君 )
36人満杯になっても、これは現時点では考える直近の問題ではないんですけども、36人定員満杯になっても2人というふうに理解していいんですか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
そのとおりでございます。
3番( 鈴木道子君 )
何となくちょっと釈然としないような思いですけども、部長がそうおっしゃるので、そうだというふうにちょっと今のところは受けとめておきます。
それから、1ページ戻りまして、先ほどの福祉文化会館ですけれども、この修繕…改修ですね、ですけども、今は直っているんでしょうか。この中には直接改修工事としてはないんですけれども、これから夏が過ぎて寒い季節になりますと、暖房がなかなかきかない、催し物が終わるころにやっと暖かくなるというような状況がありまして、大変に使っている方からも凍えながら、寒さに震えながら催し物の会場にいたということが間々ありまして、それについては早めに暖房を入れておくという手があるかと思うんですけれども、その辺のエアコンのふぐあいとか、そういうことについては改修等工事、また新たにするという工事は必要ない状況ですか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
今、どこか壊れ…すいません、3番議員に。今、壊れているところでそういうふぐあいがあるのでしょうか。ホールがきかなくて大変御迷惑かけたときが、一昨年か昨年ございましたけれども、今の時点でどこか御存じ、そういう場所があるという御指摘でしょうか。
3番( 鈴木道子君)
いえいえ、私がそれをお伺いしたいので、それについてはもう利用者の方、または入場している方に今後はそのような思いはさせないという状況がつくれるということを確認をしたいのでお伺いいたしました。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
今、管理している立場といたしましては、冷暖房については滞りなくというか、壊れているところはないと承知しております。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第20号の質疑を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開については13時ちょうどといたします。
(午後0時02分)
議長( 伊東圭介君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。
(午後1時00分)
休憩前に引き続き、補正予算質疑を続行いたします。午後からは議案第21号平成29年度国民健康保険特別会計補正予算(第1号)から始めたいと思います。それでは、質疑のある方。
10番( 待寺真司君 )
国民健康保険特別会計で28年度剰余金が1億1,247万8,000円出ましたけれども、今回この9月補正においては運営基金への積み立てはなされない…出てないんですけれども、それ何か理由がありますでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
この余剰金につきましては年々少なくなっておりまして、今回も積み立てるまでの余剰金がないということで判断をさせていただきまして、行いませんでした。
10番( 待寺真司君 )
そうすると、確認なんですけれども、28年度末も基金残高が1億1,028万ちょっと。29年度の当初では恐らく国保は1億先に取り崩すと思うんですね。ですので、もう今じゃあ基金残高としては1,000万ちょっとということで認識しといてよろしいですか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
はい、そのとおりです。
10番( 待寺真司君 )
大分その資金繰りが非常に29年度は厳しいというような、そういった状況は年々の積み重ねなのか、それともことし上半期で何か特段保険給付費が多く出たとか、何かそういった理由がありましたでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
特に大きな支出等はございませんけれども、やはり国民健康保険の被保険者数が減ってきていること、また当町におきましては保険料のほうは上げないできているようなこともありまして、残金はそれによって減ってくるのかなというところでございます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかにいかがでしょうか。ほかに質疑はございませんか。
質疑がなければ、これにて議案第21号の質疑を終わります。
次に、議案第22号について質疑を行います。
質疑ございませんか。質疑がなければ、これにて議案第22号の質疑を終わります。
次に、議案第23号について質疑を行います。
質疑ございませんか。御質疑がなければ、これにて議案第23号の質疑を終わります。
次に、議案第24号について質疑を行います。
質疑ございませんか。御質疑がなければ、これにて議案第24号の質疑を終わります。
これにて質疑を終結いたします。(発言を求める声あり)
7番( 近藤昇一君 )
ただいま補正予算の組みかえ動議の準備のため、休憩の動議を提出したいと思います。(「賛成」の声あり)
議長( 伊東圭介君 )
ただいま7番 近藤昇一議員より休憩の動議がございました。この動議は賛成者がありますので成立をいたしました。
暫時休憩をいたします。 (午後1時04分)
議長( 伊東圭介君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後3時40分)
休憩前に引き続き会議を開きます。ただいま休憩中にお手元に配付してありますとおり、近藤昇一議員ほか5名から修正の動議が提出されました。先ほど議会運営委員会を開きまして、この際、本動議は議案第20号から議案第24号とあわせて議題とすることに決定いたしましたが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、本動議は議案第20号から議案第24号とあわせて議題とすることと決定いたしました。
提案者の説明を求めます。7番 近藤昇一議員、登壇願います。
7番( 近藤昇一君 )
7番 近藤です。ただいま提出されました修正動議について、提案者を代表して説明させていただきます。提案内容としましては、教育費、保健体育費、学校給食センター整備費のうちの委託料440万7,000円、これについて全額削除し、予備費に加えて、トータル、予備費のトータルが969万7,000円となる修正案であります。
この修正案を出すに当たりまして、補正予算の質疑の中で明らかになったことにつきましては、学校給食センターの予定候補地であります葉山中学校駐車場の土地について、調査、測量、設計、この予算が繰越明許したにもかかわらず、途中で頓挫してしまったと。これについては当初2億円と見積もっていた造成費が4億円となってしまう、そのことで町はその計画を断念した。そして新たな計画として持ち出したのが、建物で土どめができないかという案でありました。そして、その案についての調査を行いたいという、かなり限定的なこの今回の調査費であります。全国的に例を見ない学校給食センター、その建物で土どめをするという工法、果たして本当にそれがいいのかどうか。質疑の中では町自身もそれでいいのかどうかがわからないから調査する、もしだめなら新たな調査を行わなければならない、こんな無駄な予算は私はないと思っております。したがって、今予算については一度白紙に戻して、そして広く候補地を当たるなど、抜本的な見直しが必要である。そしてそのための予算をきちっと計上すべきである。その思いから今回の修正案とさせていただきました。
なお、申し加えますが、今回提案した議員一人ひとりが全てこの事業についての必要性については重々その思いは持っております。しかし、町がつくるんであればしっかりしたものをつくってほしい、その思いから今回の修正案の提案となっております。どうか皆様方の御賛同をお願いいたしまして、提案者の説明とさせていただきます。
議長( 伊東圭介君 )
これより修正案に対する質疑を行います。質疑はございませんか。
11番( 笠原俊一君 )
ありがとうございます。ただいま近藤議員から修正案についての説明がございました。そして、事前にいただいた中のものとちょっと質問をしたいんですが。今の説明ですと、この工法が悪い場合には候補地の再検討もしたほうがいいよということのお話はございましたけれども、我々、少なくともこの議会の中でセンター方式という方式については異論はなかったように思うんですけども、このセンター方式、あるいは自校式だとか親子方式とかあったんですけども、長い議論の末にセンター方式に落ち着いたということで、この今の説明の中では、この件には、方式については触れられたお話がありませんでしたけども、私の理解と同じよう…私と同じように、もう葉山の流れの中では今の段階ではセンター方式がいいんだと、こういう話の認識でよろしいのか、あるいはほかの方式もまだ考える必要が、用地のこととあわせておありなのか、その点だけを確認をさせていただきたいと思います。
7番( 近藤昇一君 )
センター方式、あるいは親子、自校方式、これ一つには町が検討を…比較検討をするという約束をしております。その資料をまだ見ておりませんので、そこについてのまだ限定は。確かに私どももそのセンターを一度賛成はいたしました。しかしながら、その後新たな資料も出てきました。親子方式で経済的にかなり有利ではないかと思われるような資料も出てきました。そういう中で町が比較検討をするんだ…検討までは言わなかったかもしれませんけど、比較はすると言っている中で、本当にそれが、どれが葉山町にふさわしいのかをやはり再検討もすべきではないのかなと私は思っております。ただ、今回の提案については、そのことについてはさまざまな思いがありますので、あえて触れておりません。ですから、少なくても新たな場所を広く検討すべきではないかと、そういう思いで一致して提案させていただいております。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第20号に対する修正案に対する質疑を終結いたします。
これより議案ごとに討論を行います。まず初めに議案第20号の討論を行います。まず、原案に賛
成者、すなわち修正案に反対者の発言を許します。
10番( 待寺真司君 )
10番 待寺真司です。議案第20号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第4号)に賛成の立場、そしてただいま提案されました修正動議に反対の立場で討論に参加をいたします。まず、原案の学校給食センター整備費予算440万7,000円を認めるに当たり、今回の調査委託において学校給食の安全・安心な提供を第一義として進めていただくことは当然のことですが、さらには葉山町ならではの食育の発信基地として、またその他エリアとして記載されておりますそのエリアにつきましては他の自治体の先進事例に倣って、例えば大規模災害発生時の非常時、多人数の炊き出しが可能となるよう、はたまた高齢者の配食サービスが展開できるなど、町民全体の食生活全般に資するような給食センターを構築するんだという強い意思を持っていただき、建設面積など十分考慮した内容を盛り込んでプロポーザルを行っていただき、契約締結につなげていくことを強く望むところであります。今回の予算については、葉山中学校ののり地において建設可能かどうかの調査であると私は思っております。上山口小学校旧校舎跡地から葉山中学校ののり面に建設予定地を思い切って変更したところではありますが、ここでもさまざまな困難に直面をして、センター稼働時期がどんどんと後ろにずれ込んでいるところが気にかかります。もうこれ以上の時間を無駄にすることはないように、これからもしっかりと行っていただきたいと思います。今回は建設調査業務委託に対する結果次第においては、また大きく見直し、立ちどまることも必要となるかもしれませんけれども、私は委員会の中でもこの葉山中学校ののり面でも建築物を上手に配置するなどすれば、ここで建設が可能であると言及をしております。そのことを申し添えます。この候補地での検討では最後のチャンスとなる今回の議案については、しっかりと教育委員会のほうも捉えていただき、事業者とともに町民全体の大いに資する給食センター施設となることを強く望んで、給食センターの予算440万7,000円を認めたいと思います。
また、他の一般会計の補正予算案については、学童の充実のための予算など、しっかりと町民の福祉に結びつく予算が組まれておりますので、この予算を賛成したいと思います。以上です。(拍手)
議長( 伊東圭介君 )
次に、原案及び修正案、両案に反対者の発言を許します。(私語あり)いらっしゃいますか。原案及び修正案、両方に反対の発言を許します。ございませんか。
続きまして、修正案に賛成者の発言を許します。
2番( 金崎ひさ君 )
2番 金崎ひさでございます。議案第20号平成29年度葉山町一般会計補正
予算(第4号)に対する修正案に、新葉クラブを代表いたしまして賛成の立場で討論に参加をさせていただきます。
学校給食センター建設調査業務委託440万7,000円を減額修正するものでございます。これは葉山中学校駐車場に学校給食センターを建設するために造成費が4億円もかかるという結果が出ました。それで、その4億円の造成費を削減するために、建物で土どめをするなどの工法変更で実現可能性を求めるものだというふうにお聞きいたしております。給食センター建設費用総額が20億円にも及ぶ見通しのこのセンター建設が、果たして今の葉山町町民が総意で望んでいるものでしょうか。ただいま10番議員の賛成討論にございましたけれども、確かに葉山町は問題が山積みでございまして、障害者、高齢者…少子高齢化社会の中で、障害者、それから高齢者の配食に関しましても大変問題が山積みになっております。果たして学校給食だけでこのように20億円のお金を使うということが妥当な金額なのかということが、私ども新葉クラブでは大変問題に感じております。そして、先ほど10番議員もおっしゃいましたけれども、防災時のその給食…配食に関しましても、やはり給食センターがこの役割を担うべきものだというふうに思っております。先ほど執行部の方たちにこのようなお話をしました結果、防災時はもとより、そのような多方面での使い方は、やはり今回の440万円を認めていただいた上で、実現可能性をはかった上で後ほど検討したいというふうな御発言もいただきましたが、皆様、先ほど資料としていただきましたこの業務委託の仕様書をごらんになってください。これにはあくまで小学校4校、それから中学校2校のみの使用でございます。これに関しまして、できるかできないかのことをはかるための440万円でございます。執行部がいずれ、この後に障害者、高齢者、それから防災に関するときの配食としてやりたいというふうに思って、後ほど考えるというのであれば、この仕様書どおりでは、やはりこの仕様書で上がった結果は無駄になると私は考えております。時間の無駄はこれ以上してほしくないという討論もございましたが、私は時間の無駄というよりも、440万円の金額の無駄になるのではないかというおそれがございます。執行部に給食センターをそのような活用方法にしたいというお考えがあるのであれば、このように早急に、今出すのではなく、とりあえず取り下げていただいて、そして12月議会でも遅くはないと思います。このような使用方法に、給食センターはこのような活用方法があるんだという、はっきりと指針を見せて、新たに業務委託を出すべきだと私ども新葉クラブは考えております。よって、この修正案に関しましては、ぜひとも皆様方の御協力によりまして取り下げ、否決にしていただき、修正案を賛成していただいて、本案を否決していただきたいというふうに思っているところでございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。私の討論を終わります。(拍手)
議長( 伊東圭介君 )
続きまして、原案に賛成者の発言を許します。
11番( 笠原俊一君 )
11番 笠原俊一でございます。議案の第20号の原案に対しまして賛成の
討論をさせていただきます。
まず、修正案に対する反対なんですが、先ほど10番の発言と同様に、まず議会としては子供たちの食育の増進のため、あるいは家庭の応援というような意味合いも含めながら、給食を中学校・小学校全員の生徒さんに漏れなく食べていただく、こういうような形で長きにわたり議論をしてまいりました。そして先般は、町長がみずから上山で行うよと突然言い出したことについて、場所の問題等々があり、議会も率先して町民の中に入り、町民の方々の御意見を聞き、場所の選考をさせて…寄与したという形になりまして、その中でこの葉山中学校の周辺がよろしいという流れになってきました。ここにきて、先ほど提案者、修正案の提案者の話もございましたが、地盤の調査、あるいは設計委託等々にかかわる問題もあり、一回はそこの場所が頓挫したような、場所の問題もありましたけれども、なおかつ議会と行政の中で取り持ちながら、今選考できる場所はそこしかないんだという流れの中で、場所・方式等々を研究しながら葉山中の斜面地が、できるのかどうか可能性を調査する段階まできたということでございますので、この先どういう形になるかわからないけれども、今の段階としてはそこしかないということが出ています。ほかにある…場所があるんであればいろんな選択肢があるんですけれども、そこしかない中で研究をしていくという費用が今回の440万7,000円であるという理解であります。今後その場所がこれからの問題として、実際のボーリング調査等々で適地となるかどうか、これはまた次の段階ですけれども、現在の中ではここの場所しかない。その選択肢の中で一刻も早く子供たち、あるいは町民の要望するものに寄与していくのが私たち議員の役目であろうというふうに、私は信じてこの予算をまず賛成をしております。
なお、今回この20号の中には先般議会が消防団の団長さんたちとお話をしました。また、この件につきましては、先ほど近藤さんからの要望もありましたとおり、その団員の活動の運営に当たる消防団員が必要とするものの応援ということも含まれておりますし、その中では要望も先ほど同僚議員がしましたのでこれ以上はしませんけれども、ぜひとも消防長におかれましては民間の消防団の方々の協力を得るためにも、ぜひともそういったことも今後考えていただいて、充実をしていただきたいという思いもあります。そういうことを含めまして、この議案、補正予算が順当に予算消化されて、町民の方々の福祉に貢献できるような形になっていただければありがたいということを願いまして、賛成の討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
議長( 伊東圭介君 )
次に、修正案に賛成の…賛成者の発言を許します。
9番( 畑中由喜子君 )
9番 畑中由喜子でございます。私はただいま提出されました議案第20
号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第4号)修正案に賛成し、原案に反対の立場から討論に参加いたします。
議案第20号一般会計補正予算(第4号)には教育費、学校給食センター建設調査業務委託440万7,000円が計上されております。学校給食センター建設事業では6月に建設予定地の造成費用が予想を大きく上回ることが判明したことから、同予定地の追加地質調査を断念し、造成、設計業務を途中解約するとともに、基本構想の一部見直しを検討することとなりました。この間の議会本会議や常任委員会での答弁では、自校方式や親子方式の費用も試算し、比較するとのことでしたが、このたびの補正予算にはそのための経費が含まれておりません。このままでは現候補地の優位性も説明がつかないと考えます。よって、町はこの大規模な新規事業に対する説明責任を果たすため、また、より多くの住民の理解の納得を得る努力をするべきであります。そのために学校給食センター建設調査業務委託費を削除し、改めて基本構想の見直しを行うべきであると考え、修正案に賛成するものでございます。今後につきましては、町全体の問題として議論の場を設け、この事業を進めていくべきと思います。したがって、学校給食センター建設調査委託費を含む原案には賛成しかねるところでございます。以上で私の討論といたします。
議長( 伊東圭介君 )
次に、原案に賛成者の発言を許します。ございますか。
3番( 鈴木道子君 )
3番、葉山町公明党、鈴木道子でございます。私は、議案第20号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第4号)に対し賛成、また修正動議に対し反対する立場で討論をさせていただきます。まず、学校給食、中学校給食についての保護者…保護者といいましても幼稚園にお通いの方、またはそれ以前の親御さんから、そして小学校・中学校に至る多くの親御さんから、早く中学校給食を実現してほしいというお声は高まっております。このお声は私が議員になった平成3年から、ずっと私どもはそのお声をいただいているところでございます。また、それに加え、小学校の各給食室のこの老朽化につきましては、毎年の財政負担もますます大きくなっていくところでございます。この現状を鑑み、今日まで基本構想のもとに段階的に検証してきたところでございます。当町の財政状況、また具体的な将来展望を勘案いたしますと、私は親子方式、あるいは自校方式よりもセンター方式への移行が現実であると考えております。その上で可能な限りの災害時への対応、または高齢者給食への対応、そしてアレルギー対応などを含む、より高度な、質のよい給食の提供を目指すべきだというふうに考えております。また、親子方式、自校方式とセンター方式との比較につきましては、私の理解は、概算ができつつあり、公表できる段階も近づいているというふうに職員の方にお伺いいたしました。一刻も早い公表をして、また、多くの町民の理解を得られるように、一層の努力をするべきだというふうに考えております。
また、新たな場所を検討すべきだという修正動議の方の提案説明がございましたが、今日まで何カ所かの場所を検討し、そして今の葉山中学校駐車場に絞ってきた経過がございます。時間的なこと、給食配達の時間的なこと、また交通網の安全性、さまざまな総合的判断をいたしますと、この限られた葉山の町の中で、他の場所が具体的にあるだろうかということを私は深く懸念をいたしております。よりよい、もっとよりよい場所があれば私はそちらのほうがいいとはもちろん思っております。そしてまた、そのよりよい場所に移るためにも、もしそれが存在すれば、そこに移るためにも、この基本構想のもとに次の検証に進むというためにも、今回の予算は私は認めたいというふうに思っているところでございます。
また、消防団の安全装備品整備等に関しましても、先日11番議員がお話しなさいましたけれども、消防団の皆様との懇親会…懇親会ではございませんね。消防団の皆様方とのいろいろなお話し合いのときに、皆様方の、消防団の皆様方の、葉山町を守るという気概のお言葉を大変頼もしく承ったところでございます。その方たちが、本当に災害時、あるいは何かのときに十分にその力を発揮できるように、従前、十分な対処を葉山町としてしていくべきであり、また、その予算が組まれたことを喜ばしく思っております。これからも消防団の方々の現場でのお声を承りながら、私たち議会も行政とともに、その御要望に十分にお応えするような姿勢を持っていきたいと思っております。以上、簡単ではございますが、私の賛成、原案に対する賛成討論とさせていただきます。
議長( 伊東圭介君 )
次に、修正案に賛成者の発言を許します。
8番( 窪田美樹君 )
8番 窪田美樹です。議案第20号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第4号)修正案の動議に賛成の立場から、日本共産党を代表し討論に参加いたします。
これまでの学校給食に関するさまざまなお話の中で、自校方式のよさ、センター方式のよさ、デリバリー方式のよさ、またはそれぞれの欠点が話し合われ、葉山町として小・中学校6校合わせたセンター方式を選び動き出しました。センター方式に決まる理由の一つに、現在行っている給食施設の老朽化が挙げられ、新しくするには上山口小学校以外は広さが足りず、グラウンドなど学校敷地利用への影響が出てしまうということでした。しかし、学校給食施設設計の手引、学校給食衛生管理基準を踏まえた調理室建設、改築の手引書として、有識者や厨房、建築の専門家で構成される電化厨房フォーラム21の学校部会で作成され示されました、示された、あくまでも理想的な面積であり、この面積を守らなければいけないというものではないということがわかりました。他自治体では、その面積以下で実施しているところが多くあります。
また、小学校それぞれを改築し、自校方式を行う経費より、センター運営のほうがコストが抑えられるというのも大きな理由の一つでした。センター建設に当たり、町有地を使用するお考えなので、土地取得には費用はかかりませんが、造成に多額の費用がかかってしまい、造成費抑制のための案が出されました。建物で土どめをする、マンションでは聞く話ですが、湿気によるカビなど、食品を扱う施設に大丈夫なのか不安が残ります。センター建築工事費用も、22年建築の二宮町では7億円、20年建築の大井町では7億8,000万円。今、資材の高騰が騒がれている中での建築費用、建築工事費用は幾らになるのでしょうか。以前は、やらないものは計算ができないというようなお話で、小学校それぞれの改装費用、改築の費用の見積もりは出されませんでしたが、今回はそれぞれの方式、経費、見積もりも出すということでしたので、今後出される数字を期待しておりましたが、学校給食センターの建設に当たり、建設候補地における予定建設物の構造、規模、配置や工事スケジュール及び工事に関する概算費用を算出するための調査を行うという目的のもとで出される数字に、自校方式や親子方式を選択した場合の経費の裏づけがどこまでされるのか、全くわかりません。出されていた中学校保護者駐車場では、地質調査、測量等が行われ、そこに建物を土どめとして使用する方式をとるのなら、今回の目的、予算で行えるのかもしれませんが、他の候補地は地質調査もしていません。駐車場の近くだからといって、地質が同様とは限らず、今回の業務委託内容では他の候補地が出されるとは思えません。また、出されたとしても、さらなる調査費用、時間がかかってくることでしょう。今回の業務委託を進める上で、自校方式や親子方式の経費を計算して出していくという御説明と感じていましたが、業務委託の目的には一切記載されておらず、今回の説明を受け、仕様書も同様のものということでは、計算は町職員が行うのでしょうか。調査を行うものであれば、きちんとした数字が出せるように行うべきです。
2校しかない中学校の給食をセンター方式でということから、センター方式の話が始まったと考えます。多くの子供たち、保護者の方は、中学校給食が始まることを喜んだと思います。以前、議会で行った御意見を伺う会では、自校方式を望む声が多くありました。卒業式では、子供たちから給食調理員さんへの感謝の言葉が伝えられています。教育長も、教育部長も、自校式のよさは十分に御理解されていると思います。2校しかない中学校の給食をセンター方式で行う、そこに自校方式の小学校を入れるということは、子供たちにとって後退することにつながります。また、本日の説明を、説明、議員のやり取りの中で、のり面に学校給食センターを建設する案ありきということがわかりました。それであるなら、440万7,000円を使い調査をするのではなく、今回の補正予算の目的を学校給食センター敷地造成工事の設計業務とすれば、だめであったならば平成29年12月22日の履行期間を待たずに、以前の28年度補正予算(第4号)において、途中でだめだったとわかったときのように、22日までの待たずに再出発での期間短縮もできるのではないでしょうか。葉山町におけるセンター方式のメリットが大きく揺らぐ中、しっかりとした裏づけがとれる予算組みを行うべきと考えます。また、放課後児童健全育成事業として、290万3,000円が組まれています。その施設では、町内児童は3人をお預かりしているとのこと。28年度決算では町内施設、学童あおぞらさんでは24人、学童ひだまりさんでは25人、風の子クラブさんでは35人、にこにこ学童クラブさんでは27人、111人のお子さんたちをお預かりしているのが現実です、現状です。この放課後児童健全育成事業、葉山町にとって必要な事業であり、今回の対象施設がさらなる葉山町の、葉山町にかかわっていけるよう、町の積極的な誘導が必要と考えます。学校給食センター建設調査業務委託が書かれている…組まれている今回の原案に反対、修正案に賛成の討論といたします。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに討論はございませんか。修正案に賛成のほうですか。原案に賛成者はいませんか。ございませんか。ございませんか。
それでは修正案に賛成者の発言を許します。
6番( 山田由美君 )
6番 山田由美でございます。原案に反対、修正動議に賛成の立場で討論に参加させていただきます。
学校給食センター整備費の予算についてですが、この予算そのものに反対するわけではございません。概算費用の算出というのは、いずれにしても必要なことだと思いますので、これ自体はいいのですが、これでは足りないという意味で原案に反対いたします。20億円から30億円規模とみなされる大型事業であるならば、まず自校式、親子方式の試算を同時に行うべきと考えます。その数字を検討した上で、センターに決定するのでなければ、私としては町民への説明責任が果たせないものと考えます。また、オリンピック後まで工事を待つほうが、財政上有利だということは明らかです。ですから、どうしてもセンター着工を急ぐというのであれば、小学校給食室の老朽化のデータを提出するべきであると考えます。そのようなデータが提出されていない以上、それほどまでに急ぐ緊急性があるとは判断できません。したがって、再度自校方式、親子方式の試算も含め、そのための予算を計上していただきたいと思います。
以上で原案に反対、修正案に賛成の討論とさせていただきます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに討論はありませんか。
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより、議案第20号の採決を行います。なお、起立しない者は反対とみなします。
まず、本案に対する、近藤昇一議員ほか5名から提出されました修正案について採決をいたします。本修正案に賛成の方は起立願います。
( 起 立 6 名 )
可否同数であります。よって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が本案に対して裁決をいたします。近藤昇一議員ほか5名から提出されました、議案第20号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第4号)に対する修正動議については、議長は否決と裁決いたします。よって、本修正案は否決されました。
修正案が否決となりましたので、次に原案について採決をいたします。原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 6 名 )
可否同数であります。よって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が本案に対して裁決をいたします。議案第20号平成29年度葉山町一般会計補正予算(第4号)については、議長は可決と裁決をいたします。よって、議案第20号は可決されました。
次に、議案第21号の討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。
これより採決いたします。議案第21号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第22号の討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。
これより採決いたします。議案第22号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
起立12名全員であります。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第23号の討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。
これより採決いたします。議案第23号平成29年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第24号の討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり )
討論なしと認めます。
これより採決いたします。議案第24号平成29年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
起立12名の全員であります。よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。
この際、本日の議事日程が全て終了するまで延刻いたします。
議長( 伊東圭介君 )
日程第9「議案第25号決算の認定について(平成28年度葉山町一般会計歳入歳出決算)」、日程第10「議案第26号決算の認定について(平成28年度葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第11「議案第27号決算の認定について(平成28年度葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算)」、日程第12「議案第28号決算の認定について(平成28年度葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算)」、日程第13「議案第29号決算の認定について(平成28年度葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算)」の5件を一括議題とします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
政策財政部部長( 小山誠君 )
初めに、議案第25号平成28年度葉山町一般会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。御説明をさせていただく前に、タブレットのページと予算書、ペーパーの部分のページとですね、若干異なりますが、御容赦ください。
それでは決算書の1ページをお開きください。平成28年度一般会計の予算現額は歳入歳出それぞれ105億5,121万5,000円で、歳入決算額は102億7,969万8,647円、歳出決算額は96億3,242万7,356円、翌年度へ繰り越される額は6億4,727万1,291円となっております。
決算書の2ページから11ページに、款項別の歳入歳出決算の状況を、決算の概要につきましては別冊の「決算に関する付属説明書」の1ページから15ページに、決算書の12ページ以降の歳入歳出決算事項別明細書につきましては、付属説明書の16ページ以降にその説明を記載させていただいております。それでは歳入につきまして、付属説明書の3ページ、歳入決算決算額前年度対比表により、主な増減額について御説明申し上げます。歳入合計は102億7,969万9,000円で、前年度対比1.3%、1億3,207万2,000円の増となっております。
町税は、町民税が個人所得の伸びなどによりふえたことや、軽自動車税の税率改正による税収増によって、1億1,695万7,000円の増となりました。なお、収入状況などにつきましては、付属説明書の5ページから7ページに記載をさせていただいております。
配当割交付金や株式等譲渡所得割交付金は、株価の動向などの影響を受けたことにより、前年度より減っております。
地方交付税は普通交付税が基準財政収入額の伸びなどにより減ったことから、3,535万9,000円の減となっております。
国庫支出金は、臨時福祉給付金の給付に対する補助金や、地域活性化の推進に対する交付金の交付などにより1億384万2,000円の増、県支出金は安心こども交付金事業費補助金の減などにより3,637万8,000円の減となっております。繰入金は、ふるさと葉山みどり基金繰入金の減から839万2,000円の減、町債は一色小学校や葉山中学校の体育館耐震化工事、消防団第6分団詰所の整備工事の実施に伴う借入金の増額により、2,365万2,000円の増となっております。
次に、歳出につきまして、付属説明書の9ページ、歳出決算額前年度対比表により、主な増減につきまして御説明申し上げます。歳出合計は96億3,242万8,000円で、前年度対比1.4%、1億3,299万9,000円の増となっております。
総務費が、参議院議員選挙や、役場庁舎1階のローカウンター化に伴う改修工事の実施などにより5,106万9,000円の増、民生費は臨時福祉給付金の支給や、上山口児童館外装改修工事の実施などにより1億6,071万6,000円の増、商工費は南郷地区活性化のための共同店舗開設補助金の減などにより6,943万5,000円の減、土木費は都市計画道路一色下山口線整備に伴う用地購入などにより3,037万円の増となっております。
消防費は、共同指令センターの運用開始に伴う負担金が減となったことなどにより3,990万円の減、教育費は、上山口小学校のグラウンド整備や一色小学校・葉山中学校の体育館耐震工事の実施などにより3,587万3,000円の増となっております。
次に、付属説明書の12ページ、歳出決算額性質別前年度対比表では、人件費は地域手当の支給率引き下げや、退職手当組合負担金の減などにより6,128万5,000円の減、物件費は、役場庁舎1階ローカウンター化に伴う事務機器の購入や、参議院議員選挙用備品の購入などにより2,521万5,000円の増となっております。維持補修費は、福祉文化会館の空調設備改修や橋梁の修繕などにより5,173万3,000円の増となっております。扶助費は、子ども・子育て支援制度による保育給付費などの増加により6,327万1,000円の増、補助費などでは、民間保育所施設整備費補助金や、共同指令センターの運用開始に伴う負担金の減などにより1億8,107万円の減となっております。
普通建設事業費では、上山口小学校のグラウンド整備や、消防第6分団詰所の整備工事の実施などにより、7,574万6,000円の増となっております。積立金は、公共公益施設整備基金への積立額をふやしたことにより1億3,223万6,000円の増となっております。以上で一般会計決算の説明を終わります。
続きまして、議案第26号葉山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の109ページ並びに付属説明書の197ページをお開きください。予算現額は、歳入歳出それぞれ42億9,796万7,000円で、歳入決算額は42億1,156万1,398円、歳出決算額は40億9,908万3,126円で、翌年度へ繰り越される額は1億1,247万8,272円となっております。
それでは、歳入につきまして付属説明書の199ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳入合計は42億1,156万1,000円で、前年度対比4.7%、2億942万5,000円の減となっております。国民健康保険料は、被保険者数の減や保険料率の引き下げにより、4,502万4,000円の減となっております。なお、収納状況などにつきましては、付属説明書の202ページに記載をさせていただいております。その他では、療養給付費等交付金が1,610万円の減、前年…失礼いたしました。前期高齢者交付金は、前期高齢者の医療費が減少したことなどにより9,622万9,000円の減となっております。次に、歳出につきまして、付属説明書の201ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳出合計は40億9,908万3,000円で、前年度対比3.6%、1億5,461万2,000円の減となっております。保険給付費は、被保険者数の減少などにより1億550万9,000円の減、後期高齢者支援金等は2,978万8,000円の減となっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の203ページ以降に記載をさせていただいております。以上で国民健康保険特別会計決算の説明を終わります。続きまして、議案第27号葉山町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算につきまして御説明申し上げます。決算書の137ページ、付属説明書の219ページをお開きください。予算現額は、歳入歳出それぞれ9億7,663万3,000円で、歳入決算額は9億5,988万6,516円、歳出決算額は8億9,810万3,421円、翌年度へ繰り越される額は6,178万3,095円となっております。
それでは、歳入につきまして付属説明書の220ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳入合計額は9億5,988万7,000円で、前年度対比8.1%、7,160万4,000円の増となっております。後期高齢者医療保険料は、被保険者数の増加により3,843万円の増となっております。なお収納状況につきましては付属説明書の222ページに記載をさせていただいております。
次に、歳出につきまして付属説明書の221ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳出合計は8億9,810万3,000円で、前年度対比8.6%、7,075万8,000円の増となっております。後期高齢者医療広域連合納付金は7,113万4,000円の増となっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の223ページ以降に記載をさせていただいております。以上で後期高齢者医療特別会計決算の説明を終わります。
続きまして、議案第28号葉山町介護保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の149ページ、付属説明書の229ページをお開きください。予算現額は、歳入歳出それぞれ29億9,330万8,000円で、歳入決算額は28億1,403万3,377円、歳出決算額は26億5,296万5,033円、翌年度へ繰り越される額は1億6,106万9,344円となっております。
それでは、歳入につきまして付属説明書の231ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳入合計は28億1,403万4,000円で、前年対比0.9%、2,461万6,000円の増となっております。介護保険料は被保険者数の増加などにより335万5,000円の増となっております。なお、収納状況などにつきましては付属説明書の235ページに記載をさせていただいております。国庫支出金は、第1号被保険者の後期高齢者割合や所得分布状況等により、各市町村間の保険料負担格差を是正するために交付される調整交付金がふえたことで、1,532万3,000円の増となっております。
次に、歳出につきましては付属説明書の233ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳出合計は26億5,296万5,000円で、前年度対比0.1%、268万6,000円の増となっております。
保険給付費は介護サービス等諸費が減ったことで3,162万8,000円の減、諸支出金は平成27年度の保険給付費確定に伴う国、社会保険診療報酬支払基金への精算により2,583万5,000円の増となっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の236ページ以降に記載をさせていただいております。以上で介護保険特別会計決算の説明を終わらさせていただきます。
続きまして、議案第29号葉山町下水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。決算書の169ページ、付属説明書の247ページをお開きください。予算現額は、歳入歳出それぞれ14億8,552万8,000円で、歳入決算額は14億7,339万9,797円、歳出決算額は14億2,343万7,168円。翌年度へ繰り越される額は4,996万2,629円となっております。
それでは、歳入につきましては付属説明書248ページ、歳入決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳入合計は14億7,340万円で、前年度対比2.5%、3,533万7,000円の増となっております。下水道整備事業費の増に伴い、国庫支出金及び町債はいずれも増額となっております。次に、歳出につきまして付属説明書の249ページ、歳出決算額前年度対比表により御説明申し上げます。歳出合計は14億2,343万7,000円で、前年度対比2.4%、3,335万8,000円の増となっております。事業費は幹線管渠築造工事費の増などにより2,771万円の増などとなっております。なお、歳入歳出決算の概要につきましては、付属説明書の252ページ以降に記載をさせていただいております。
以上で平成28年度葉山町一般会計歳入歳出決算ほか4件の説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明を終わります。本5件に関する総括質問は、来る9月19日及び20日に行いますので、総括質問を予定されている方は9月14日の正午までに本職まで文書をもって
通告願います。通告用紙については事務局に用意をしてあります。
議長( 伊東圭介君 )
日程第14「議案第30号葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
議案第30号について御説明いたします。この条例は地方自治法第138条の4第3項の附属機関として設置している葉山町障害者福祉計画策定委員会について一部改正を提案するものでございます。
まず改正の背景ですが、葉山町では障害者及び障害児に関する法定の計画につきまして、葉山町障害者福祉計画策定委員会により策定作業を行っているところでございますが、平成28年6月の児童福祉法一部改正において、障害児の支援の体制を計画的に確保するため、都道府県、市町村は障害児福祉計画を定めることになりました。本年度は障害者計画の改定年度であることから、法改正に合わせて町の計画策定体制を整えるものです。
次に提案の内容ですが、葉山町の障害施策につきましては、これまでも障害児と障害者を分けることなく、葉山町障害者福祉計画の中で考えてきた経緯があることから、今後とも同計画の中で一体として策定するため、葉山町障害者福祉計画策定委員会の設置目的に、障害児福祉計画の策定業務を追加するものでございます。なお、附則において第1項に本条例の施行日を規定しております。
簡単ではございますが、以上説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。
8番( 窪田美樹君 )
今回のこの議案によって新たにもう1つ計画をつくる、お子さんの計画を、児童の計画を別につくるという位置づけになるんでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
先ほどの御説明とダブるところもあるんですけれども、葉山町にお
いては今までも障害者福祉計画の中で、障害者・障害児と分けて計画は立てておりませんで、同一でしておりました。ただ、児童福祉法の改正で障害児福祉計画という計画をつくらなければならないということになりましたので、形としては障害者基本法による障害者計画と、障害者総合支援法よる障害福祉計画と、児童福祉法による障害児福祉計画を一体として葉山町は計画を策定していくということになります。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに質疑はございませんか。
(「なし」の声あり )
質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はございませんか。
討論なしと認めます。これより採決を行います。議案第30号葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名全員であります。よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。
議長( 伊東圭介君 )
日程第15「議案第31号葉山町個人情報保護条例の一部を改正する条例」を議題とします。朗読。
提案者の説明を求めます。
総務部部長( 太田圭一君 )
それでは議案第31号について御説明いたします。この条例は個人情報の保護に関する法律及び行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の改正並びに情報提供ネットワークシステムの運用に伴い、所要の改正を行うため提案させていただくものです。
改正の内容につきましては、配付参考資料16ページにございます条例の概要に記載しておりますとおり、個人情報の定義を改めるとともに、要配慮個人情報等の定義を加えることといたしました。
2点目といたしまして、情報提供ネットワークシステムの運用に伴い、情報提供等記録の取り扱いについて定めることといたしました。
3点目といたしまして、条例中における不開示情報について、個人の権利、利益を保護するために特に必要と認めるときは開示することができることなど、規定の整備を行うことといたしました。4点目といたしまして、条例中の事業者の定義において、独立行政法人等について規定を整理することといたしました。なお、附則では施行日を公布の日からといたしました。
以上で説明を終了いたします。よろしく御審議のほどお願いいたします。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本案については去る9月7日に開催されました議会運営委員会におきまして、総務建設常任委員会に付託することになっておりますので、質疑は総括的なものに願います。
2番( 金崎ひさ君 )
関連法案はいつ改正になったのか教えてください。
総務部部長( 太田圭一君 )
平成29年5月30日でございます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに質疑はございませんか。よろしいですか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第31号については、総務建設常任委員会に付託することといたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、議案第31号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。
議長( 伊東圭介君 )
日程第16「議案第32号葉山町下水道事業の設置等に関する条例」を議題と
いたします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
それでは議案第32号について御説明申し上げます。この条例は、提案理由にもありますとおり、本町下水道事業に地方公営企業法の財務規定等を適用し、当該事業を公営企業会計に移行することにより、下水道事業の経営状況と財務状況の明確化を目的とするものでございます。その設置に関し必要な事項を定めるために提案をさせていただくものでございます。条例の内容につきましては、参考資料として配付してございます条例の概要に記載のとおり、地方公営企業法第2条第3項及び地方公営企業法施行令第1条第2項の規定により、下水道事業に地方公営企業法第2条第2項に規定する財務規定等を適用することといたしました。
2点目といたしまして、重要な資産の取得及び処分について定めることといたしました。
3点目といたしまして、議会の同意を要する賠償責任の免除について定めることといたしました。4点目といたしまして、下水道事業の出納その他の会計事務にかかわる権限は、会計管理者に行わせることといたしました。
5点目といたしまして、議会の議決を要する負担つきの寄附の受領等について定めることといたしました。6点目といたしまして、企業の業務状況を説明する書類について定めることといたしました。
附則につきましては、この条例の施行日を平成30年4月1日とすることとし、また現行の葉山町下水道事業特別会計を同日付で廃止することと定めるものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本案については去る9月7日に開催されました議会運営委員会におきまして、教育民生常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。
10番( 待寺真司君 )
1点だけ確認させていただきたいんですが、第9条の規定の中において、
半期ごとに今度決算報告が必要になってこようかと思いますが、5月31日までに作成する書類においては、同日の属する事業年度の予算の概要及び事業の経営方針をそれぞれ明らかにしなければならないという規定になっておりますけれども、つまり平成30年度の当初予算の上程の際には、町長施政方針に関しては下水道事業は抜けるということでよろしいですか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
特段例えば公表とかですね、施政方針につきましても現行の会計制度と合わせた形でやることと今は予定しております。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに質疑ございませんか。
10番( 待寺真司君 )
もう1つ、予算で施政方針のほう聞いたんですけども。決算においても、11月30日までに作成するという規定に9条の2においてなってるんですが、これも決算報告はこの第3回定例会の9月に行ってますけれども、今度公営企業になった場合、この決算報告に関しては、11月なんでしょうか。それとも今までどおりになるんでしょうか。
環境部部長( 伊藤義紀君 )
決算につきましても現行どおり、特段今回の会計制度を導入したことによって時期をずらすようなつもりはございません。ですから毎年度と同じように9月で決算議会というふうに御説明させていただこうと思ってます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに質疑はございませんか。よろしいですか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。ただいま議題となっております議案第32号については、教育民生常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、議案第32号は教育民生常任委員会に付託することに決定いたしま
した。
議長( 伊東圭介君 )
日程第17「議案第33号工事請負契約の締結について」を議題といたします。朗読。
提案者の説明を求めます。
政策財政部部長( 小山誠君 )
議案第33号工事請負契約の締結につきまして御説明申し上げます。この議案は、葉山中学校グラウンド整備工事の契約に当たり、提案理由にもございますとおり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により提案させていただくものでございます。請負契約金額、消費税及び地方消費税の額、並びに契約の相手方につきましては議案書に記載のとおりでございます。なお、工事の概要につきましては別添の議案資料のとおりとなっております。
仮契約までの経緯につきまして、条件付一般競争入札により、グラウンド整備工事の施工実績などを入札参加条件として定め、地方自治法施行令第167条の6の規定に基づき7月26日に公告し、入札参加資格確認申請等を経まして、8月23日に開札をいたしました。開札の結果は参考資料記載のとおり、長谷川体育施設株式会社神奈川営業所が1億500万円で落札をいたしました。これにより8月28日に消費税及び地方消費税を含む契約金額1億1,340万円で仮契約を締結させていただいてございます。以上で工事請負契約につきまして御説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
7番( 近藤昇一君 )
参考までに伺っておきたいんですけど。この辞退2社。何らかの理由があったわけですか。その辺はつかんでいますか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
すいません、お時間をいただきましてありがとうございます。今確認をしましたところ、特に辞退理由については明確になっておりません。電話等でも問い合わせはしてございませんので、不明でございます。
7番( 近藤昇一君 )
すいません、先ほどちょっと聞き損なったかもしれませんけど、一般競争入札、指名入札。
政策財政部部長( 小山誠君 )
お尋ねの部分につきましては、条件付一般競争入札で行ってございます。
7番( 近藤昇一君 )
今後もたしか学校のグラウンド整備、続くと思うんですけども、こういう辞退した業者に対してのペナルティーというのはあるんですか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
辞退事業者についてのペナルティーはございません。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに質疑ございませんか。
10番( 待寺真司君 )
工事の資料を出していただいた中でちょっと幾つかわからないことがありますので、確認なんですが。スプリンクラーについては腰かけ型7基の埋め込み型が2基ということで、全部で9基なんですが、これ、全部新設になるんでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
お尋ねのとおり新設になります。
10番( 待寺真司君 )
ちなみに腰かけ型と埋め込み型というのが、埋め込み型というのは想像できるんですが、腰かけ型というのがちょっと想像できないんですけども、どのようなタイプのスプリンクラーなんでしょうか。それで、これで言うと7基も設置されるんですけれども、新設の場所にそれぞれいろいろあるんですが、どこにどれが、腰かけ型がいくかがわからないんですが、その辺はどのようなものになってますか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
詳細な内容になるとちょっと私も腰かけ型というのが明確にちょっとお話しすることはちょっと不可能なんですが。いずれにしましても地面の埋め込み型というのは、従来小学校のほうにもやってございますが、浮き上がって散水するような形。グラウンドのですね、外周り基本ベースにそちらの腰かけ型のスプリンクラーを設置するということで、昨年度実施しました上山口小学校で同じような工法で対応を図らさせていただいてるところでございます。
10番( 待寺真司君 )
政策財政部部長( 小山誠君 )
そのとおりでございます。
10番( 待寺真司君 )
これが示されたときにお聞きすればよかったんですけれども、このスポーツポイントというのが、いろいろあって、サッカーとかトラックとかということで、工事の概要としては、数量が一式ということで、レジンポイントというような表現をされているんですけれども、これは、このそれぞれの競技によって違う印をつけていくということでよろしいんでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
御指摘の部分については、色を変えていくような形で対応させていただきます。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに質疑ございませんか。
2番( 金崎ひさ君 )
施工期間が29年の11月6日から30年の2月28日となっておりますけど、この間の中学生のグラウンドを使っての授業というのは、どのようになるんでしょうか。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
上山口小学校と同様なんですけれども、授業のカリキュラムを変更しまして、体育館を使う授業に変更すると、そういったことで、これからまた細かいところは学校と協議をしていくということでございます。
7番( 近藤昇一君 )
ついでに、社会教育の利用等はどうなんでしょう。
教育部部長( 沼田茂昭君 )
体育館及び格技室の開放については、利用者の安全が保たれると判断できる期間であれば、開放していきたいと考えております。グラウンド開放については、もう当然、これできませんけれども、ただ、もともと、中学校のグラウンド開放というのは、テスト期間中など部活がないときに限られている…ですので、それは御理解いただければと思います。繰り返しになりますけども、体育館や格技室の開放については、これから詳細詰めていく中で、生涯学習課を通してですね、周知して、開放できる状況であれば開放していきたいと、そのように思います。全面中止ということは考えておりません。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第33号工事請負契約の締結については、原案のとおり決定すこ
とに賛成の方は起立願います。
( 起 立 全 員 )
起立12名の全員であります。よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。
議長( 伊東圭介君 )
日程第18「報告第3号健全化判断比率の報告について」、日程第19「報告
第4号資金不足比率の報告について」の2件を一括議題といたします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
政策財政部部長( 小山誠君 )
初めに、報告第3号につきまして御説明申し上げます。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定に基づき、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率について御報告させていただきます。
これら4指標が基準を超えた場合には、財政の早期健全化や再生等を図る計画の策定が義務づけられていますが、葉山町の平成28年度決算に基づく各指標の算定結果は、いずれも基準を下回っております。1点目の実質赤字比率は、各年度の財政運営の状況を示す指標で、一般会計を対象とした実質赤字額が標準財政規模に対する比率ですが、一般会計において実質赤字は生じておりませんので、当該比率は算定されておりません。
2点目の連結実質赤字比率につきましても、各年度の財政運営の状況を示す指標で、一般会計・特別会計の全てを合わせた実質赤字額の標準財政規模に対する比率ですが、各会計において実質赤字は生じておりませんので、当該比率は算定されておりません。
3点目の実質公債費比率は、一般会計における元利償還金、下水道事業特別会計の元利償還金に充てるための一般会計繰入金等の標準財政規模を基本とした額に対する比率で、3カ年平均でマイナス0.5%となっております。4点目の将来負担比率は、地方債現在高や退職手当支給予定額など、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模を基本とした額に対する比率ですが、都市計画税など充当可能財源が将来負担すべき額を上回ったため、当該比率は算定されておりません。
続きまして、報告第4号につきまして御説明申し上げます。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づき、資金不足比率について御報告をさせていただきます。この指標は、公営企業会計ごとの資金不足の事業規模に対する比率で、葉山町では下水道事業特別会計が対象となっております。下水道事業特別会計における資金不足額につきましては、一般会計などの実質赤字額に相当する額で、平成28年度決算額は実質赤字になっていないため、当該比率は算定されておりません。
以上で報告を終わらさせていただきます。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明が終わりました。本2件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等ございますか。
7番( 近藤昇一君 )
すいません。先ほど健全化のほうで報告された数値として、これは28年度については、まだ全県的な対比も出ないと思うんですけども、伺っておきたいんですけども、平成27年度も実質公債比率がマイナス0.3%。全県の市町村でマイナスになってる市町村て、幾つぐらいございますかね。数えるぐらいしか、1つか2つしかないと思うんですよ。その中に、葉山が28年度から入ってきたと、たしか。そういう理解でよろしいですか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
今お話がありました部分については、ちょっと手元に細かい資料持っておりませんので、あれなんですが、今、議員がおっしゃるとおりだというふうに認識しております。
7番(近藤昇一君 )
ということは、県下の市町村の中でね、葉山の実質公債比率は一番低いほうだという、いわゆる健全だと、お金ないことはないということでよろしいんでしょうか。
政策財政部部長( 小山誠君 )
県下の状況を見まして比べたところで、やはり葉山町の財政は健全化であるというふうに言えると感じでおります。
議長( 伊東圭介君 )
ほかに御質疑ございますか。ございませんか。
これをもって報告第3号及び第4号を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
日程第20「報告第5号専決処分の報告について」を議題とします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
総務部部長( 太田圭一君 )
報告第5号につきまして御報告申し上げます。地方自治法第180条第1項の規定により、議会の議決により指定された全国自治協会町村有自動車共済業務規約の規定の範囲内で、町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて、専決処分をしましたので、同条第2項の規定によりその報告をするものです。
事故の内容は、平成29年4月5日午前11時12分ごろ、葉山町堀内の国道において、消防総務課職員の運転する公用車が相手方所有の車両と接触し、その一部を損傷させたものです。この事故について、当事者協議の結果、町が20%、相手方が80%とし、双方の負担額を相殺の上、相手方は町に対し損害賠償金として、町所有の公用車の修理に要した費用1万3,195円を支払い、町はこれを受領することで和解が成立しました。以上で報告を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等はありますか。
7番( 近藤昇一君 )
概要を見させていただいたんですけど、このはがれかけていた床タイル…ごめん、じゃないほうね。すいません、失礼しました、議長。
議長( 伊東圭介君 )
ございませんか。これをもって、報告第5号を終了とします。
議長( 伊東圭介君 )
日程第21「報告第6号専決処分の報告について」を議題とします。朗読。
( 書 記 朗 読 )
提案者の説明を求めます。
総務部部長( 太田圭一君 )
報告第6号につきまして御報告申し上げます。地方自治法第180条第1項の規定により、議会の議決により指定された全国町村会総合賠償補償保険の規定の範囲内で、町が当事者である和解及び損害賠償の額を定めることについて、専決処分をしましたので、同条第2項の規定によりその報告をするものです。
事故の内容は、平成29年1月18日午後4時30分ごろ、堀内町民いこいの家において、町内在住者がはがれかけていた床タイルに足を引っかけ転倒し負傷したものです。この事故について、当事者協議の結果、町は相手方に対し損害賠償金として、治療に要した費用18万602円を支払うことで和解が成立しました。以上で報告を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑等はありますか。
7番( 近藤昇一君 )
負傷の程度というのは、どのぐらい、いわゆる骨折とか打撲とか、すり傷とか。
総務部部長( 太田圭一君 )
骨折でございます。
7番( 近藤昇一君 )
もう1つ伺っておきたいのが、今回のが、その床のタイルに足を引っかけて転倒したということで、この床のタイルがはがれていたことが町の責任になるということでよろしいんでしょうか。それと、その前段に書いてある、湯飲み茶碗を漂白し、その際に利用したたらいを保管場所へ戻しに行った際というのは、これは別に町の責任がどうのこうのという、この行為によって、何か町の責任が発生したのか、ただ単に床のタイルがはがれていたことが町の責任だったというのか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
床のタイルがはがれかけていたということでございます。
2番( 金崎ひさ君 )
床タイルの修繕はどうなってますか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
このはがれかけていた場所につきましては、ふだんは施錠されている場所でございまして、現在も施錠中でございますので、今すぐの補修とかは考えてございませんが、検討して、新年度等の予算等で検討はあるかと思っております。
8番( 窪田美樹君 )
今のお話ですと、全く修繕してない、応急処置ということもとっていないということでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
現在は施錠をしておりますので、対応はしておりません。
8番( 窪田美樹君 )
以前は施錠してなかった、だから入って、その作業というか、湯飲みとかをやることができた。だけど、今回はもう施錠をしてあるので、入ることができないから大丈夫ということなんでしょうか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
この3月までは、管理人さんというか、会館の開け閉めをしてくださる方がこの方でいらっしゃいまして、その方のもとで施錠なり管理なりしていただいたんですが、4月以降は町のほうで管理をするようになりまして、その部屋については確実に町のほうでは今、施錠をしているというところでございます。
8番( 窪田美樹君 )
すいません。じゃあ、でも、入ることはできるんですよね。どなたかが、また転ぶかもしれないという状態はあるわけですよね。職員だろうが、誰だろうが、その直っていないというところでは。という状況なのか、絶対もう何があっても入らない。だから補正…次回の予算なり何なり組むまではほっとくということなのか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
鍵で管理しておりますので、職員が入れるということは、全く誰も入らないということはございませんが、今の時点で、一般の方が利用するには、鍵をして、中に入らないようにしておりますので、今はそのままというところでございます。
7番( 近藤昇一君 )
すいません。今、ちょっと話では、この方は管理人さんやられていた方。
というと、管理人としては建物の管理でもって、その辺を、何ていうのかな、チェックしていく役割を果たしてる方ですよね。その方が、タイルがはがれてるのを気がつかなかったということになりますけども。もし、知っていたんであれば、それは避けるような行動がとられておかしくない。
管理される方は知らなかったんですか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
私が、ちょっと管理と申し上げたんですけれども、鍵の開け閉めをお願いしていた方でございまして、職務内容として、その設備の全て管理をするというようなことではなく、ない方でした。
7番( 近藤昇一君 )
そうすると、この湯飲み茶碗を漂白したり、たらいを保管場所に戻しに行くというのは、これは業務ではなかったということでよろしいんですね。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
こちらの方の善意で行っていただいたことと考えております。
7番( 近藤昇一君 )
いろいろと疑問が。善意であるということは、その、例えば会館を借りて、その借りてる町民の方がね、けがをした。それ施設の不備があったから賠償するんだと、これは理解できるんですよ。じゃあ、その町が頼んでもいないことを、私的に借りたんでもないけど、町は鍵の管理だけお願いしてたと。それ以外のことを善意でやっていただいたと。その場合にけがをした。だけどそれは町の責任ですよということですか。そうすると、だんだん、その拡大解釈ができてくるような気がするんですけど。町の施設内でもって、善意でもって何かやったらけがしてしまったと、それ余計なことやってるんじゃないかという話になっちゃわない。そこでけがしたら、例えば町の施設に欠陥があって、転んでけがしちゃったんだと。それは俺は善意でやってたのに、何でこんな施設になっているんだということに、拡大解釈がもう出てくるような気がするんですけど、いかがなものでしょうか。その辺の線引きというのは、きちっとできるんですか。
○福祉部部長( 仲野美幸君 )
今回におきましては、いこいの家の、葉山町の堀内のいこいの家に、施設として瑕疵があったということで、瑕疵があったので賠償責任という形で対応させていただきました。
2番( 金崎ひさ君 )
町が瑕疵があったとしたら、その現場見てないからわからないんですけど、莫大なお金がかかる修繕なんでしょうか。何か、早く直したほうがいいんじゃないかなと思うんですけれども。施錠中だったのを、わざわざ開けて使ったということは、開けるだけの理由があったわけで、そこを使えば使える場所ですので、危なくないように、早く床修理をしたほうがいいんじゃないかなと思いますけど、御予定は来年度予算ですか。
福祉部部長( 仲野美幸君 )
できるだけ早めにできるよう努力いたします。
議長( 伊東圭介君 )
ほかにございませんか。なければ、これをもって報告第6号を終わります。
議長( 伊東圭介君 )
以上で本日の日程は全て終了いたしました。あすから6日間休会とし、来る9月19日午前10時に再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。
(午後5時31分)
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更新日:2018年05月09日