葉山町議会 平成29年2月20日

平成29年 葉山町議会第1回定例会会議録(第2日)

招集年月日

平成29年2月20日(月曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午前 10時00分

散会

午後 4時15分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 ( 欠員 )  
第6番 山田由美 出席
第7番 窪田美樹 出席
第8番 畑中由喜子 出席
第9番 石岡実成 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 伊東圭介 出席
第12番 笠原俊一 出席
第13番 土佐洋子 出席
第14番 近藤昇一 出席

 

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 山本孝幸
教育長 返町和久
政策財政部部長 小山誠
総務部部長 太田圭一
福祉部部長 仲野美幸
環境部部長 伊藤義紀
都市経済部部長 永津英彦
教育部部長 沼田茂昭
消防長 福本昌己
総務課課長 鹿島正

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 矢嶋秀明
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第7番 窪田美樹
第8番 畑中由喜子

議事日程

第1 議案第48号 平成29年度葉山町一般会計予算
第2 議案第49号 平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第3 議案第50号 平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第4 議案第51号 平成29年度葉山町介護保険特別会計予算
第5 議案第52号 平成29年度葉山町下水道事業特別会計予算
(以上5件総括質問)

  1. 土佐洋子【一問一答式】
    平成29年度当初予算
  2. 鈴木道子【一問一答式】
    平成29年度町長施政方針並びに平成29年度一般会計予算及び各特別会計予算について
  3. 飯山直樹【一問一答式】
    平成29年度一般会計予算及び特別会計予算について
  4. 窪田美樹【一括質問一括答弁式】
    1.寄付金
    2.姉妹都市交流
    3.子育て支援
    4.高齢者福祉の充実
    5.下水道事業特別会計
  5. 石岡実成【一問一答式】
    平成29年度町長施政方針および葉山町一般会計・特別会計予算案について

議事の経過

議長(近藤昇一君)

おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(近藤昇一君)

日程第1「議案第48号平成29年度葉山町一般会計予算」、日程第2「議案第49号平成29年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第3「議案第50号平成29年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第4「議案第51号平成29年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第5「議案第52号平成29年度葉山町下水道事業特別会計予算」の5件を一括議題といたします。
去る2月14日に本5件に関する説明が終わっております。ただいまより総括質問を通告順に行います。質問方式につきましては、通告に従いまして、第1番、土佐洋子議員、第2番、鈴木道子議員、第3番、飯山直樹議員及び第5番、石岡実成議員はそれぞれ一問一答方式、第4番、窪田美樹議員は一括質問一括答弁式により行います。なお、一括質問一括答弁式による町長等の第1答弁は登壇して行い、再質問以降は一問一答式により自席において行うことといたします。
第1番、13番土佐洋子議員の総括質問を行います。

13番(土佐洋子君)

おはようございます。13番土佐洋子でございます。きょう、春二番のような風が吹いていて、自宅を出たときからもう既に砂だらけになってしまって、体も持ち物も全て砂だらけな感じで、お鼻もむずむずでお聞き苦しいところがあるかと思いますけれども、御容赦願いたいと思います。
昨年の総括質問も私が1番目でございました。その前日には、全国的に葉山の名を汚すような事件の報道がありまして、準備している最中もいろいろ電話がかかってきたり大変だったんですけれども、今回は落ち着いて質問できればと思います。
それでは、議長のお許しをいただいておりますので、平成29年度当初予算、平成29年度葉山町一般会計予算及び特別会計予算、町長施政方針について、一問一答式にて総括質問をさせていただきます。
平成29年度の予算規模は、一般会計は94億8,590万円で、前年度比、対比1.6%の増、特別会計を合わせた全会計では188億532万1,000円で0.4%の増、過去10年で最大規模となっているとのことです。
町長におかれましては、まずは地域手当の引き下げについての優先順位を一番高いものとして組合に交渉していただき、職員の皆様の御理解により、平成29年度より地域手当が国基準の6%に是正され、特別交付税が3,500万円と復活いたしますことをうれしく思います。
今年度は、返礼品制度を取り入れたふるさと納税をスタートさせるも、平成28年分の納税寄附額は、平成27年分の流出寄附額と比較すると1,000万円近く少なく、寄附者の意向を酌みたいものの財政的な赤字補填も考えなければいけない状態、状況だということです。今年度の予算額は240万円でしたが、議会1回定例会初日に約1,500万円の補正をいたしました。内訳として1,000万円以上の寄附がお1人、100万円以上の寄附がお2人、計91人ということでした。29年度の予算額は28年度より若干多く300万円ということですが、もっとさらに魅力あるふるさと納税にしていかなくてはいけないと思います。町長が言われる、町外の方にいつかは葉山へと思ってもらえるようなまちづくりということにも通じると思います。
ふるさと納税には賛否があります。けさの共同通信のニュースでも総務省が是正を考えるようなことを聞きました。また、先日の神奈川新聞の記事でも、全国の自治体の72%が上限額設定などによる是正が必要と考えていること、返礼品競争に偏り過ぎていること、しかし、地域の魅力をアピールし貴重な財源となると同時に、全国に特産品をPRできる、頑張っている小さな自治体が報われるなどの意見がある一方で、本来ならよその自治体へ入る税収を奪い合う制度であり、一日も早くやめるべき、この愚かな仕組みをつくった国の責任は重いとの批判もあります。ですが、今この制度がある中で、多くのいつかは葉山へと思っていただける方々など葉山ファンをふやして、葉山町を数ある自治体の中から選んでもらい、ふるさと納税してもらえるような魅力づくりが必要と考えております。
今、インターネットサイトを見てみますと、葉山野菜の盛り合わせセット、葉山シラス、夏みかんサイダーと葉山ビールのセットが受け付けを終了していて、人気があるのだなと思います。ほかにも葉山牛だったり、葉山マリーナチャータークルーズなど、葉山らしい返礼品がございますが、やはりヨット発祥の地・葉山ですから、ヨットスクールだったり、ウィンドサーフィンスクール、スタンドアップなども取り入れてほしいと思うのですけれども、いかがでしょうか。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

土佐議員からですね、ふるさと納税についてのお考えをるる聞かせていただきました。29年度より神奈川県もですね、犬の殺処分をめぐって施設の建てかえ等に基金、ふるさと納税を活用しましょうということで、ふるさと納税制度を県も始めるということを聞いております。先日33市町村長の会議において私も発言をして、また海老名市長も同様の発言を厳しくされていらっしゃいましたけども、やはり市町村の入るべき税がですね、県のほうにも行ってしまうということも大変難しい問題もはらんでいるということもあります。また、そもそも神奈川県自体がですね、入ってくるよりも出ていく額のほうが多いということにおいては、本来であれば自分のふるさとを応援する税制度だったかもしれませんけども、どちらかというと今はその自治体の経済の振興について力が大きくなってしまっているんじゃないかということを考えますと、当町としては、そもそも法人税、経済振興で町が潤っているという地域ではございませんので、非常に難しい状況にあるというふうに考えております。
その上で、今おっしゃっておりました町のそのウィンドサーフィンやスタンドアップパドルなどのスクール、ヨットスクールなどをですね、活性化させていくということは、これは町の経済としても潤うことですし、町の強みをあらわすという意味でも大事なことだと思います。そのふるさと納税制度そのものというよりも、今ある現行制度において町ができることと言えば、おっしゃるようなものを取り入れて町の新たな魅力を発信していくことはすごくいいことだと思いますので、今後の検討の課題にのせさせていただきたいと思います。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

13番(土佐洋子君)

今、町長が言われたその殺処分のこと、新聞の報道で見まして、県にその寄附というのも何かちょっと違和感があったりもするんですけれども、でも今あるその制度の中で、葉山町へふるさと納税してもらえるということはしていかなければいけないのかなと思うんですけども、お隣の逗子市でもマリンスポーツが返礼品にございますよね。でもそのふるさと納税をしようとしたときに、サイトを見ていただいた方に、葉山でマリンスポーツに親しんでみたいと思わせるような発信が必要だと思うんです。でもまずは、ふるさと納税をしてみようと思ったときに、なかなか葉山町のサイトが出てこない。私も前にも一般質問などでも伺ったことはあるんですけれども、町ではサイネックスというポータル運営業者を利用しておりますけれども、どうしてこのサイネックスなのでしょうか。葉山町のホームページから検索しないとそのふるさと納税というのが出てこないようなイメージを持ってしまうんですね。その「ふるさと納税」と検索して、まずすぐに葉山町がヒットするようなところにね、そのふるさと納税のことを載せられたらいいんじゃないかと思うんですけども、例えば、「ふるさと納税」と引くと一番最初にヒットするのが「さとふる」というのだったりするんですけども、そういうのではないところを町は利用しているわけですけども、それはどうしてでしょう。

政策財政部部長(小山誠君)

今、ふるさと納税の事務的な業務委託の内容だと思うんですが、今回、昨年8月にですね、運用開始に伴いまして業者選定をする際にですね、各事業所のほうからも情報をいただく中で対応を図らさせていただいた経緯がございます。そういった部分から、今お話もありましたように、私どものほうはサイネックスというところにですね、事務委託をしましてそちらから運用するような形での今対応を図らさせていただいております。議員からもですね、先般も御指摘いただく中で、いろいろ私どものほうも事業所のほうとですね、調整を図らさせていただいているんですが、なかなか十分な周知ができてないんじゃないかという御指摘もいただいている中で、今後ですね、そういった部分をできるだけわかりやすい周知方法等々を模索する中でですね、対応を図らさせていただきたいというふうに思っております。サイネックスに至った経緯は、やはり事務負担経費ですとか、そういったメリット・デメリットの部分で精査する中で、今回そのような事業者を選定した経緯がございますので、その部分についても御理解いただければなというふうに思っております。

13番(土佐洋子君)

そういうこと、利用の料金とかもありますと思いますけども、やはり周知していただかないと意味がないと思いますので、業者の変更なども検討していただきたいと思います。
次に移りますが、昨年度と今年度の町のテーマは健康ということでした。葉山町内、何もスポーツ施設がないため、健康増進施設利用助成で、横須賀市にあるすこやかんや逗子市のアリーナを利用できるチケットが発行されまして、当初この2カ所だけでしたよね。それが利用できる施設をふやしていく努力をされて、逗子文化プラザ市民交流センターのプールも利用できるようになった。この3カ所、今3カ所でこの利用ができるという理解でよろしいですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

今おっしゃったような3カ所です。

13番(土佐洋子君)

これからさらに利用できる施設をふやしていくという計画はあるのでしょうか。例えば、同じ横須賀市にあります佐島の丘のプールなども利用できるようになると、町民の皆様にも喜んでもらえるのではないかと思います。新しい施設ですし、車でも行きやすいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

29年度の予算編成に当たりまして、横須賀市に対しまして、市営プール、その佐島の丘も含めまして、横須賀市営プールは不入斗、久里浜と追浜でしょうか、あるんでけれども、そこについての利用をお願いしたところなんですけれども、一応今、町としても健康増進のためのことで利用券を出しておりまして、そのそれぞれのプール以外、プールは…ごめんなさい、すこやかんは、健康増進で、そこでいろいろ体力測定ができたりとかいろいろできるんですけども、ほかのプールについてはそういうことができないということもありまして、横須賀市のほうでは、ちょっと今、その市営プールについては利用はできないということで、お話し合いがうまくいかなかった状況で、一応29年度当初もことしと同じような3か所、今のところ、それで進めていく予定でおります。

13番(土佐洋子君)

横須賀市にいろいろな施設があって、少しでも葉山町側の近いところで利用できるとうれしいかなと思うので、引き続き努力を続けていただきたいと思います。
次に、姉妹都市交流について伺いたいんですけども、年末、町長がホールドファストベイに行かれると予定をされてましたけれど、キャンセルされてしまいました。今後、このホールドファストベイとの姉妹都市交流はどのようにされていくんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

予定をしていたといいますか、行くというつもりで準備にかかったんですけども、なかなか日程と同行するような方々の意向もそろわずですね、今はかなってございません。例年どおりではあるんですけども、年末・年始の御挨拶を送らせていただきまして、御挨拶でしたので、そこはそのまま送らせていただきました。年が明けて、また改めてですね、先方に20周年であるということについてどのような御意見をお持ちかというメッセージをつくって、ようやく英文にかえることができまして、送ることができるところでございます。また改めて先方と別立てでその話を少しメッセージで交わすことでですね、何かしらの動きがとれればなというふうには今考えております。

13番(土佐洋子君)

数年前までは、子供たちの交換留学のようなことができていて、それはそれでよかったと思うんですけども、そういうことが今できていない状況の中で、きっちりとした答えを出したほうがいいのではないかとも思ったりしております。
草津町については、1月末に葉山町民スキー学校が開催されまして、役員を含めて約100人が参加をいたしました。高校生から最高齢で86歳まで、さまざまな年代の皆様が、3日間、最高のお天気と雪に恵まれて姉妹都市交流を楽しんだと思います。リピーターの方がとても多いと思うんですけれども、今回初参加の若い方々も多かったと思います。今度の夏に草津町から水泳教室に来ていただくと49回目となります。姉妹都市締結と水泳教室、スキー学校と1年ずれているというようなお話も聞きますが、50周年に向けた計画は何か考えられているのでしょうか。レセプションのときや閉校式のときなどにも、御挨拶の中にいろいろな来賓の方から50周年ということが話題になっていたんですけれども、いかがでしょう。

教育部部長(沼田茂昭君)

今回48回目のスキー学校でしたけれども、平成30年度に50回という節目を迎えます。それに当たって、まだ現在具体的な案がないんですけれども、双方の事務局でやはり統一して何か話し合いを持って、50周年に向けた節目ですので、何か企画を練る必要があるのかなと思います。また、葉山中学校の生徒会から、中学校の、草津町の中学校の生徒会との交流という話も昨年の水泳教室のレセプションのときにそういった提案もありまして、できればその50周年に向けて具体的な企画を準備できればと、そのようには思ってます。

13番(土佐洋子君)

大切な50周年の節目でございますので、お互いの町民、大人も子供もみんなが参加できるようなイベントなどになるように、どうぞ進めていってほしいと思います。
水泳教室に町に来ていただくといつも困るのが宿泊施設だと思います。ここ数年では相洋閣に泊まっておりますけども、一色海岸まで歩いていただきますよね。そのときに、行くときは元気に坂を下って行っても、帰りは泳ぎ疲れたり遊び疲れて、坂を上って行くのが、もうファミリーで来ているママたちは、寝てしまった子供を抱っこしてとか、とても大変だというお話を参加者の何人かから聞きました。帰りだけでも車を出してもらうことはできないのでしょうかという声もあったんですけれども、今度のその宿泊場所がどこかということ、まだ決まってないかもしれないですけども、そういう場合は可能なんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

宿泊、ことしの夏の水泳教室の宿泊先は、もちろん今現在決まってませんが、ほぼまた相洋閣ではないかと思っておりまして、当然帰りにやはり国道をずっと通って上がってくるというのもかなり負担があるのかなというのは思いますので、それは、具体的な方策は今持ってないんですけど、当然公用車等で送迎、ピストンというのは決して不可能なことではないと、そういうように思いますので、それもまた含めて検討させていただければと思います。

13番(土佐洋子君)

そういうことが出発する前から、草津での募集のときにわかれば、もっとファミリーの方に来ていただける可能性もありますので、ぜひ考えていただきたいと思います。
それで、皆様、足がないということで、せっかく葉山に来たんだから葉山のお土産を買っていきたいというような声もありまして、そういうときに、例えばマーロウだったりブレドールに行くというとき、タクシーを使うしかなくて、なかなか葉山のお土産を買うことができない。水泳教室が終わる最終日、閉校式が終わると三崎に行ってお昼を食べるというコースなんですって。昨年はまだHAYAMASTATIONがオープンしておりませんでしたが、ぜひことしはね、HAYAMASTATIONに寄っていただきたいと思うんです。そちら、HAYAMASTATIONに寄っていただければいろんな葉山のお土産というのも買うものもできますし、ぜひお昼もHAYAMASTATIONで食べていただいてお買い物もしていただきたいと思うんでけれども、いかがでしょう。

教育部部長(沼田茂昭君)

今の件は、草津の事務局と相談させていただく内容かと思いますので、それはこちらから投げかけたいなと思います。また、やっている最中のそのお土産の問題なんですけども、個別には現在対応しているところがございまして、どこどこに買い物に行きたいといって車を出すケースもありますけれども、ただそれを徹底しているわけではないので、それ含めて相談させていただければと、そのように思います。

13番(土佐洋子君)

ぜひ葉山のお土産を買いたいというのも参加者の何人かの御意見だったんですね。なので、ぜひ草津側の事務局に伝えて、いい方向に進めていただきたいと思います。
次に、マンホールトイレシステムについて伺います。災害時における被災者の健康維持や精神的負担の軽減のために、防災拠点、避難所へのマンホールトイレのシステムの整備が必要ではないかということを昨年の総括質問や一般質問の中でも提案させていただきまして、確かに災害時、重要で必要なものというお答えをいただいておりました。町長の施政方針の中にも防災力のさらなる強化にマンホールトイレとあり、うれしく思いました。予算書にはマンホールトイレ用便座等の整備とありますが、この予算額35万4,000円で幾つぐらいの整備をすることができるんでしょう。

総務部部長(太田圭一君)

マンホールトイレにつきましては検討いたしまして、今のところは4基設置する予定でございます。

13番(土佐洋子君)

これ、マンホールトイレ用便座等ってあるんですけれども、等というのは、そのマンホールトイレがあって、その周りを個室にするのとか、周りを囲むとか、そういうイメージをしてよろしいんでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

はい、そのとおりでございます。

13番(土佐洋子君)

そのマンホール用トイレ便座等を整備ということなんですけども、その便座があっても、便座だけがあっても使えるものではありませんよね。実際にはどこで管理して、ただ下水道につなげて使えるわけではないと思うんですけれども、どのように利用をされていきますか。

総務部部長(太田圭一君)

マンホールトイレにつきましては、現在、葉山小学校と一色小学校にマンホールトイレ用のマンホールがございまして、そちらに設置することを考えております。マンホールトイレの上屋につきましては防災のほうで担当しておりますけれども、ます自体の設置につきましては、下水道課と協議して進めてまいりたいと考えております。

13番(土佐洋子君)

町内会でもそのマンホール用トイレ用便座を持っているところもあると思うんですけども、実際はそれを持っているだけで使うことができないと思うんです。そういうところの町内会長さんなどともお話をしていただいて、そういう災害時に使えるような整備をしていただきたいと思います。
防災資機材の中に消火栓のスタンドパイプというのは入っているのでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

消火栓のスタンドパイプにつきましては、今のところ計上しておりません。

13番(土佐洋子君)

資機材リストに入っているかないかということなんですけど、ないということなんですね。週末に近藤大輔県議会議員のフェイスブックで見ていたんですが、逗子市のアーデンヒル自治会の消火訓練があったそうなんです。その近藤県議の言葉をそのままおかりしますと、住民みずからが消火栓にスタンドパイプを取りつけ、ホースを直結し放水、極めてシンプルで消火能力の高さを実感しました。災害時に消防車両が来れないときや、初期消火にも威力を発揮すること間違いなし。約550世帯の住宅地、自治会費と市補助金を受け5カ所に設置とあるんですね。そのときの写真を見ていても、本当にこのスタンドパイプというのが有効だろうなと思いましたので、今その防災資機材の中にも入ってないということなんですが、ぜひね、研究をして検討をお願いしたいと思います。
新規事業で避難所開設用物品の整備というのがございます。たまたま昨日、葉山災害ボランティアネットワークによるボランティアセンター設置運営訓練が行われまして、会員以外の方も参加されていたようで、今までにない参加人数で、皆さん本当に真剣に訓練に取り組まれていました。町や社協の職員たちも多くいらっしゃいました。総合防災訓練は、昨年、一色小学校でお泊りで実施されて、これは参加者である避難者がそれぞれに役割を持って実践的な訓練ができて本当によかったと思います。またね、その一色小学校に御自分でも「防災おたく」とおっしゃっている先生がいらっしゃって、とても心強かったと思います。この避難所開設用物品というのはどのようなものがあるのかなと思うんですが、まずイメージできるのは寝具だったりするんですけれども、その新規ということだったので伺いたいと思います。

総務部部長(太田圭一君)

今回、一色におきましての総合防災訓練の中で、1つですね、意外に盲点だったのがですね、筆記用具とか、それから名簿とか、そういった消耗品ですね。そういったものが非常に不足しておりまして、あっちにとりにいったり借りてきたりということがございました。まずは、受け入れ態勢を万全にするために、そういった名簿のセットですとかそういったところを整備して、まず受け入れ態勢を万全にして備品を整えてまいりたいと。しかも各避難所にそういったものをそろえておけば、まずその辺が円滑に進むのではないかと考えて計上しております。

13番(土佐洋子君)

私もその一色小学校の防災訓練のときにちょうど受付の役割があったんですけれども、本当に筆記用具、足らなかったと思いました。そういう何でもないようなものがないんだなというふうな実践的な訓練をして感じました。
寝具…そのとき思ったのは、寝具、袋に入っていたのをあけて使いますよね。その寝具ってまた使うことってできるんですか。

総務部部長(太田圭一君)

寝具というのは、具体的に申し上げますと毛布なんですけれども、あれはもう一度クリーニングいたしまして、あのように湿気の入らないように梱包いたしまして、また倉庫のほうに戻しております。

13番(土佐洋子君)

わかりました。そのとき、夜は寒かったんですけども、別にそんなストーブが必要なような感じではないんですが、例えば、町と議会共催の新春の集いをしたときには、寒い時期ですのでストーブがありました。あのストーブはレンタルというふうに聞いていたんですけれども、3.11のとき、私は葉山小学校の体育館に避難したんですが、ストーブがあってもやっぱり天井が高くてとても寒かった記憶があるんですが、ストーブというのは、そういうリスト、避難所には置いてあるものなのか。以前、新春の集いのときは、そういうものが使えなくてレンタルしてたのかと思ったんですけれども、いかがでしょう。

総務部部長(太田圭一君)

ストーブにつきましてはですね、各自治体ともいつも連絡会議の中で問題というか課題にはなっておりますが、今のところ設置するというか、備品として整えておくという予定はございません。

13番(土佐洋子君)

ストーブ、じゃあその3.11のときはいろんなところから集めてきたのか、その日のうちには体育館にございましたので、ストーブがあると明かりもとれるし暖もとれるし、その上に例えばおやかんをのっけるとかということができると思うんですけども、それは全く考えない、余地がないということなんですか。

総務部部長(太田圭一君)

これにつきましてはいろいろ御意見がございましてですね、3.11の場合はですね、選挙に使っていた石油ストーブを各避難所に配付し、設置しました。ということですので、そういった対応ができればまず一番よろしいのでございますが、今後ちょっと検討事項になろうかと思います。

13番(土佐洋子君)

ぜひ、そこ、よろしくお願いしたいと思います。
次に、やはり新規な事業のtvkデータ情報について伺いたいんですけども、これ、町の情報を広く発信するとございます。実際にはどのようなものなのか。気象状況の悪いときの防災行政無線をテレビで確認することができたりとか、町のイベント情報やお知らせを発信することができたりするのは、テレビ、普通にtvkが流れていて下のところにテロップみたいに流れるのかとか、画面で何かその動画で出るのかとか、そういうことはわかりますか。

政策財政部部長(小山誠君)

今回、今、議員のお話のあったtvkさんのほうのデータ放送、そちらの活用につきましてはですね、災害時のみならず、町のイベントですとかそういったものの情報発信ということで活用していけないかということで検討した結果ですね、導入を図っていこうということで進めております。

13番(土佐洋子君)

それは、tvkをつけたときに見ることができる。いつでも画面の上とか下とかに流れている、そんなイメージなのか、またはその時間が決まっていて18時50分からその葉山のニュースとか、そういうような感じなのでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

災害時には、当然防災行政無線の官的な部分の要素がありますので、当然dボタンを押せばですね、葉山からのですね、情報発信がされているというふうに想定しておりますけれども、もう一つのですね、町からの情報発信ということで、イベント情報ですとかそういったもろもろについては、当然適宜ということで、常時というような形ではないのかなというふうに思います。ちょっとまだ私も詳細な内容はですね、担当のほうからも伺っておりませんので、その部分については、できれば予算特別委員会の中でお答えをさせていただければというふうに思っております。

13番(土佐洋子君)

今、部長が言われた中でのdボタンと言われたのがわからないんですけれども、教えていただけますか。

政策財政部部長(小山誠君)

リモコンのところにいろいろ地デジですとかBSですとか切りかえボタンがありますよね。それと同じように下のほうにですね、dというマークのデータ放送が見れるボタンがございます。それを押すことによって、そのtvkを見ている際にですね、dボタンを押せばそこで必要な情報が得られるということで、葉山のみならず他自治体でも活用しているというようなことも伺っておりますので、そのような形で情報発信を図っていきたいということで考えております。

13番(土佐洋子君)

すみません、余りテレビを見ないのでわからなかったんです。本当に防災行政無線、聞こえないという方、多くいらっしゃると思うんですけれども、このテレビで見れるんだよと言ったら、みんなとても便利になると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
また、次、町のPRでドローンについてなんですが、今年度予算で購入されていると思うんですけれども、これ、既に空撮などは行っているんでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

このドローンにつきましては、もう既に購入済みでございまして、今年度中に職員の研修を、操作研修に派遣することによってですね、対応を図っていきたいというふうに考えております。

13番(土佐洋子君)

いろんな方々のドローンで撮った動画の、空から見ると全然景色が違ったりするものですから、そういうのを町のホームページに使っていただいて、さらに魅力を広げていただければと思います。
ヨットについて伺いますけども、今年度は、日本ヨット発祥の地として葉山の皆様にヨットに触れていただく体験会を4回開くことができましたとあります。本年度も引き続き乗船体験会を開催し、ヨットに触れる機会創出を図ってまいりますとあるのは、ヨット乗船体験協力団体助成金の30万ということだと思うんですけれども、それとは別に、ヨットの町PRイベント等の開催で予算80万円というのがございますけども、これはどんなPRをされていくんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

乗船体験会のことだと思うんですけれども、地方創生推進交付金を活用しましてクルーザーによる乗船体験会を行う予定です。同時開催としまして、セーリング選手とのトークショーなども実施を予定しているところでございます。

13番(土佐洋子君)

乗船体験協力団体助成金というのは30万円であって、それとは別に、町のPRのところだったのか、ヨットの町PRイベント等の開催という予算、80万円あるかと思うんですけれども、それはわかりますか。

政策財政部部長(小山誠君)

すいません、ちょっと今手元に詳細な内容のですね、部分が見当たらないんですが、今、議員がおっしゃるとおり、協力団体については、学生ヨット部ですとかそういった団体のほうにですね、協力要請をする中で、1団体3万円を限度としてですね、補助をしていく事業がございます。それとあわせて、80万円という今御指摘の事業につきましては、例えばですと、大きなクルーザー等、そういった部分でのですね、利活用する中で乗船体験をしていただこうということで、今後事業者についてはですね、詰めて対応していきたいというふうに思っております。そこには、当然イベント等に絡めてですね、発信を図っていきたいというふうに考えております。

13番(土佐洋子君)

今年度行った乗船体験に、もちろん町や教育委員会は後援はしておりますけれども、実際のところ、ほぼ町はノータッチで、今言われた学連の横浜国大だったり慶応大学だったり、ヨット部が行っていることだと思うんですけれども、例えば、この前クルーザーに乗ってみようって、これも、最初は問い合わせ先が葉山町政策課となっていたのが、そこが棒線が引かれてヨット部の事務局の連絡先になってたんですけども、何か町では、その体験会、乗船体験会をしていると言われていても、実際はヨット部で、町のその職員の方々も何もかかわってないようなイメージなんです。このチラシ自体は教育委員会に置いてあったんですけども、何かもうちょっと町がかかわるということは考えられてないんですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今、議員御指摘の部分についてはですね、まだ詳細な内容まで各団体のほうと私ども町の政策課のほうとですね、詰め切ってない部分がございます。そういった部分を含めて、今御指摘の部分を含めてですね、対応を図らさせていただければなというふうに思っております。

13番(土佐洋子君)

2020、近づいてまいりますので、ぜひ進めていってもらいたいと思います。
やはり新規で、ヨットスクール事業で、コーチボートの更新というのがございますけれども、もうこれ、安全面からいってもとても大切なことと思います。今現在のコーチボートは処分をされるんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

現在のコーチボートは2艇ありまして、平成7年と平成8年に取得したものがありまして、今回はこの平成7年に取得したものについて新しくするということで、この買いかえ後は、現在はヤフーオークションで処分するような予定としています。

13番(土佐洋子君)

これからね、コーチボートの需要ってすごい高くなってきてると思うんです。というのは、昨年江の島で行われたオリンピックウィークのときにもコーチボートが足らなくて、コーチボートのない国もあったんですね。ですから、これからオリンピックに向けて、世界選手権だってプレプレ、プレオリンピックなどが開催されておりますので、それ何か有効に活用していただければと思ったんですけども、今、ヤフーのオークションということを言われましたけれども、いろんなそういう大会で使ってもらえるようなこともいいのではないかというので、検討もできなくはないかなと思うんですが、いかがですか。

教育部部長(沼田茂昭君)

今回は、コーチボートは、ヨットスクールの中で、2人乗りのヨットなどに小学生や中学生が乗船するとき、そのヨットから転落したとか、そういったものに備えるための並走するような艇として今考えてまして、それがもともとそういう使い方をされているわけでして、それ以外の部分というのは、やはりスクールにしわ寄せが来ないような範囲での活用というのは今後の検討課題かなとは思います。

13番(土佐洋子君)

2007年のコーチボートがヤフーのオークションでどのぐらいになるかわからないんですけども、有効に利用してほしいなとは考えております。
先ほどスクール生とトップアスリートの交流ということをおっしゃいましたけれども、これ、せっかくトップアスリートがこれから来ていただけるわけですから、スクール生以外でもそのような機会というのをつくっていただきたいと思うんですけども、そのヨットスクールの子ではなくって一般の子どもたち、その乗船体験というのもその1つではあるかもしれないんですけど、トップアスリートとの交流というのも、一般の子供たちにもできたら夢があることではないかなと思いますけれども、いかがですか。

政策財政部部長(小山誠君)

おっしゃるとおりですね、スクール生のみならず広く町民の方にですね、そういった機会に接していただく中でですね、盛り上げていければというふうに思っておりますので、そこら辺も含めて検討を図っていきたいというふうに思います。

13番(土佐洋子君)

お願いいたします。次に、(仮称)葉山の魅力を高める実行委員会というのがございます。600万円の補助金ですけども、これは先ほど言った中の一つなのか、山を活用したり、食の文化を発信したり、その他葉山の上質な空間、気品ある葉山の魅力を高めるというのは具体的にどのようなものか。先日、大桟橋でマルシェみたいなのがございましたけれども、そんなようなイメージを持っていてよろしいでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

この部分についてはですね、実行委員会につきましては、今後設置する予定でございまして、今、町のほうでですね、ワークショップ、先般1回開かせていただいて、今度25日でしたかね、2回目を開く予定となっておりまして、その中で、ワークショップの中で十分議論を進めて、実行委員会のほうもですね、設置して、どのような取り組みをして魅力発信ができるかというような議論を今交わしている中でございますので、詳細な内容については今後詰めていきたいというふうに考えております。

13番(土佐洋子君)

先日、2月12日ですか、恋婚葉山、これは町ではなくて、町の職員の有志の方が、7人の方が実行委員会、婚活イベントというのをされたそうなんですけども、もしわかればでいいんですが、盛り上がったよとか、そのようなことを聞いていらっしゃいますか。

町長(山梨崇仁君)

町の事業ではなくてですね、おっしゃるように町の職員がですね、日ごろの有志で活動する中に企画したということで、事業的な報告は部長たちは恐らく受けてないので、私のほうに個別に御報告に来てくださった内容をお伝えさせていただきますけども、町内の方は非常に少なかったとは聞いております。ただ、遠く千葉、東京、いろいろなところからいろいろな年代の方々がお越しいただいたということで、非常に盛り上がったということは聞いてございます。ただ、彼らの課題としましては、その恋愛のお相手なのか、結婚のお相手なのかというところのそのはっきりしたセグメント分けができなかったというところが課題ですということはおっしゃっておりまして、次にまた向けて頑張っていきたいということも言っていましたので、若い職員たちがにぎやかにしてくれることは本当にうれしいことだと思いますから、いろんな町の今回商工関係も協力してくださいましたので、また引き続きそういった機会を設けてもらえたらうれしいなと思っております。

13番(土佐洋子君)

私の知り合いの方でも参加したかったという方がいましたので、これからも続けていっていただければ、有志の方にお願いしたいと思います。
週末、JWAアンバサダー決起集会というのが東京で開催されまして、ぜひ町長にも出席していただきたかったです。このJWA、日本ウィンドサーフィン協会は、ウィンドサーフィンを普及させる使命の中で、ウィンドサーフィンを広めていくことの核になってもらう人々をたくさんつくろうという、そのきっかけをつくるための決起集会、パーティーでした。リオオリンピックの日本代表選手だったり、東京オリンピックを目指す若い世代、また、レジェンドな先輩方も多く出席されておりました。また、実業団だったり、学連だったり。オリンピックのコーチがJSAFの事務局を連れてきてくれていたんですけれども。その方、実は2020の担当ということで、本当に何で山梨町長はいないんでしょうというお話もその中で出ておりました。そのJWAの会長の御挨拶の中で、今、ウィンドサーフィン界にブローが入っているというお話がありました。ことし、24年ぶりに日本で、津久井浜でワールドカップが開催されるということ。また、RSXの世界選手権が江の島で開催されること。特にワールドカップ、全日空がメーンスポンサーですけれども、葉山町に住むパイロットでウィンドサーファーの方が社内で提案して実現するものです。男子64人の参加枠がありまして、日本人はジャパンツアーのランキングで上位が出場することができます。来月大分で行われます最終戦で決まるわけですけれども、葉山からも出場する選手が出てくると思いますので、ぜひ町としても応援していただければと思いますけれど。新規事業で中学校部活動の全国大会や関東大会に出場する生徒に一定の補助というのがありますけれども、もちろんこれは世界大会なども対象になるんですよね。

教育部部長(沼田茂昭君)

現在の要項の中で世界大会という表現はありませんで、全国大会と関東大会というところでとどめておるところでございます。

13番(土佐洋子君)

これには中学校部活動ってあるんですけども、それ、部活動だけに限るんですか。

教育部部長(沼田茂昭君)

これは、学校教育活動の一環として、関東大会以上の体育に関する大会及び文化に関する大会に出場する生徒というふうに限定しておりますので、いわゆる部活に限ってのことでございます。

13番(土佐洋子君)

例えば、昨年、デフのバレーボールの選手が町長のことを表敬訪問したこと、部長も同席されていたと思うんですが、その彼女は高校生ですけれども、部活動もされていて、なおかつチームジャパンに入っていて、世界選手権にも派遣されるだろうということだったんですけども、例えばこの中学校の部活動、もちろん全国大会や関東大会など、参加される方の応援というのももちろんわかるんですけども、中学生だけじゃなくて葉山町内に住んでいる頑張っているその高校生などもね、広げていっていただけると、特にもう葉山町から世界大会に、デフの、出るというすばらしいことだと思うんですけども、検討は、それはしていただけないんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

今回の当初予算にのせているのは、繰り返しになりますけれども、部活に限って、新た…多分これ、初めての内容だと思いますけれども、そこは頑張っている生徒たちの応援ということで今、計上させていただいておりまして、それ以外の、いわゆるその高校生とか、あと一般の部分については、町側と、あとは体育協会等を含めてですね、検討していくべきものかなと思います。今回の予算計上の内容とは別というふうに御理解いただければと思います。

13番(土佐洋子君)

もちろんオリンピックは国のお金がつきますけれども、パラリンピックにはお金がおりない、つかない。でもスポンサーが多くついてくれているので、参加の選手はそれでお金の心配は余り要らない。でも、それがデフリンピックなどには、全く知名度がないために、そのお金の切実な問題があるというふうな声がありましたので、ぜひ検討していっていただきたいと思います。
2020年に向けてWi-Fi環境の整備をぜひ早く進めてほしいと思うんですけれども、こちら、予算のところ、予算がついていないかと思うんですけれども、これはどういうことなんでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

予算ついていないという、多分、議員、勘違いかなと思うんですが、付属説明書に金額が入ってないというところでのことだと思いますが、当然整備に当たってはですね、経費が必要となっておりますので、計上してございます。

13番(土佐洋子君)

失礼いたしました。予算付属説明書だけを見ていてそのように質問をしてしまいました。
次に、南郷ヒルクライムについて伺います。昨年、予算のときでも、決算のときでも、議会や委員会の中でいろいろな意見がありました。実際にエントリーしてみてとてもおもしろいレースだと思ったんですけども、日本一短いヒルクライムだからこその難しさがあってリピーターが多いのだなと納得をいたしました。これ、とてもエントリー費が安いんですよね。特に町民の場合は町民枠があってさらに安いわけですけれども、もう少しね、エントリー費を上げてもよいのではないかと思ったんですけれども、ほかの自転車のレースに出たことがないので、どのぐらいのエントリー費なのかということはわからないんですけども、もうちょっと高くしても選手はエントリーしてくれると思うんですけれども、いかがでしょう。

教育部部長(沼田茂昭君)

今回、昨年、ヒルクライムが終わった段階でアンケートをとらせていただきまして、その中にも確かにエントリー、参加費ですか、これはもう少し高くしてもいいんじゃないかという意見があったことは事実でございまして、そういうのも29年度開催に向けて実行委員会と話をしていきたいなと、そのようには思います。

13番(土佐洋子君)

毎年町民スキー学校のときにお世話になっている、例えばフリー班に先生がついてくれますね、町の職員が。その職員もぜひ南郷ヒルクライム、出たいとおっしゃっていて、先週も三浦半島を自転車で走りに来てくれていたんです。実際その方は、草津でもツール・ド・草津という、こういうのを復活させたそうなんですけども、自転車の、体育協会は自転車協会というのはございませんですけれども、そういう自転車でも交流というのをできればいいかなと思っております。
次に、下水道について伺いたいと思いますけれども、下水道事業、10年概成により市街化区域における下水道布設の計画を提出することですが、東伏見台、パーク・ド・葉山四季、シーライフパークの3団地については、下水道につないでいくことができるのでしょうか。昨年9月に3団地の居住者などへ汚水処理施設の現状と今後という説明会がございました。この後3団地、それぞれに個別に丁寧に説明に当たっていくということだったんですけども、その進捗などを伺えればと思います。

環境部部長(伊藤義紀君)

議員おっしゃられたとおり、昨年、全体会と、そして説明会を開催しました。これに山梨町長も出席をしてですね、キックオフのその説明会ということで説明会をしました。その後に、より丁寧にということで、それぞれ東伏見の自治会さんを中心にということと、それから、パーク・ド・葉山四季とですね、シーライフパーク、それぞれ説明会を開催しました。あと、今後の進め方としましては、それぞれ代表の方と今いろいろ協議をしておりまして、やはり自治会の中での総会のときにですね、感触としては、反対意見は余りありませんで、やはりどうしても気になるところは、下水道を接続することによって料金がどういうふうに変わるのかということですね。そういうことが御質問をいただいた大半だったというふうに記憶してございます。今後、より丁寧にということで心がけておりますので、その説明会のときに寄せられました御質問、それから、それに対する町としての回答をQ&Aにまとめて、それぞれ全戸配布という形で配布をさせていただきます。私ども、目指すところはですね、平成29年度中に、まずはその現場のそれぞれの埋設されている管の調査の委託費を補正予算で計上させていただきたいというふうに思っております。

13番(土佐洋子君)

私もその3団地のキックオフの説明会のときにお邪魔しておりまして、やはり町民の方たち、その金額というところが一番心配だったと思うんですけども、そのときも職員の方から丁寧な説明あったと思って、その中で反対して…反対という意見の方はほとんどいなかったと思うんです。ぜひね、丁寧に説明を続けていただいて、なるべく早くつなげられるように進めていっていただければと思います。
私は、この後予算特別委員会の予算委員になる予定ですので、細かいことはそこで伺うとして、私のこの総括質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

これにて、13番土佐洋子議員の総括質問を終わります。
第2番、3番鈴木道子議員の総括質問を行います。鈴木道子議員、質問者席にお着き願います。

3番(鈴木道子君)

3番鈴木道子です。平成29年度当初予算案につきまして、総括的に質問をさせていただきます。
まず、質問の前にですね、この当初予算案の概要、これは議会でも昔から出ておりました北海道のニセコのように、できることならば大変にわかりやすい書き方で各戸配布して、町民の皆様に具体的にしっかりと見ていただくというのが私の要望でもありますし、他の議員からもそういう要望が出ておりました。しかしながら、従来のものと比べますと少しずつ見やすいように、わかりやすいように改善をされてきております。この中でですね、とても小さなことですけれども、この概要の18ページから、総合計画実施計画事業の概要ということで、基本政策と事業名、それから年度ごとの数字、増減、説明が載っておりますが、私たちはわかるんですけど、これ単位がここだけ書いてないんですけれども、これはやっぱりね、とても小さなことなんですけれども、1,000円ですよね、これ。これやっぱり右上のほうにちょっと書くべきですね。昨年も書いてなくて、ことしはたまたま気がついたんですけれども、こういう何ていうかな、ことはね、ぜひ見る側の立場に立って理解していただきたいという、その思いがね、何かちょっとこう、ちょっと少ないのではないかと思いますけども、これぜひ記述していただきたいんですが、今後。

政策財政部部長(小山誠君)

大変申しわけございません。確かに単位の部分が記載が漏れておりますので、以後気をつけたいというふうに思いますし、今後対応を図らさせていただきます。

3番(鈴木道子君)

まず大変に具体的なお話から始めましたが、ぜひよろしくお願いいたします。
平成29年度予算、一般会計が94億8,590万円ということで、前年度対比1.6%の増であり、全会計では188億532万ということで、0.4%の増になっているということでございます。しかしながら、この終わりのほうについております予算編成方針、この予算編成方針も、本来でしたらもうちょっと早くにいただきたいんですけどね。これといった具体的なことは余りなくて総論ですけれども、かつては、以前、前にいただいたんですよね、たしか。編成方針ですから。そういう形にしていただけたら大変ありがたいと思ってるんですけど。平成23年ごろでしたかね、そういう形でしたので、お願いできればと思っております。御検討をお願いしたいと思います。
この中で、私どもも読んではおりますけれども、平成28年の総務省が、昨年ですね、示した平成29年度の地方財政の課題において、地方の安定的な財政運営に必要となる一般財源の総額は、平成28年度地方財政計画の数字を下回らないよう実質的に同水準を確保するとしているけれども、地方交付税については総務省の仮試算で、総額7,414億円、前年度比4.4%の減額が見込まれておると。地方財政への影響が懸念されるところというふうな記述がありました。また、県においても、平成29年度予算編成に当たって、この段階で約650億円の財源不足が見込まれたということで、町への影響に留意する必要があるというふうに書かれております。
また、町の財政状況においても、歳入の根幹を示す町税収入が、平成26年度から比べると2億3,700万円の減となり、町税全体でも56億円台にとどまったということで、中期財政計画においても、今後の町税収入は減少傾向を示すことが予測されているという記述がございました。また、今後の少子高齢化、それから人口減少社会の急激な進展により、町税収入の根幹である個人住民税が伸び悩む一方で、高齢化による医療・介護分野における給付の増加など、今後も社会保障関係経費の一層の増大が想定されるということで、「次世代の子供たちにふるさと葉山を引き継ぐために、本当に必要な事業の推進と財政の健全性の維持を両立させ、将来世代に過度の負担を先送りしない、持続可能な財政運営を進めることとします」と、以上のような予算編成方針がまず前提としてありました。そこで私は幾つか、たくさんあるんですけども、その中からチョイスしてちょっとお尋ねをしたいと思っております。
まずですね、葉山町の人口減少とかいろいろなことが懸念されている記述がございましたけれども、もう随分前に一般質問等で議会のほうから出ておりましたけれども、これからの町全体の教育施策等見まして、学校の統廃合、これはなかなか難しい、なかなかどころか大変に難しい問題ですけれども、かつて京都で統廃合、もう随分前ですけど、やったということで、私、知り合いの方がいて伺ったんですけども、それはそれは慎重に、丁寧に、町民また御家族の皆様とのやり取りをして、統廃合への礎を、もう本当に薄紙を一枚一枚重ねるような形で話し合いをして、そして進めたということでございました。もちろん年数もかかります。そういうことを考えますと、やはり今後の問題として、この学校の統廃合ということは避けて通れないのではないかというふうに思っております。この統廃合への取り組みですね、これは現在の時点でどのようにお考えかをお伺いをさせていただきます。

議長(近藤昇一君)

鈴木議員、先ほど、施政方針を早く出してほしいのか、予算編成方針を早く出してほしいのか、どちらなのか。

3番(鈴木道子君)

申し上げます。編成方針です。編成方針、前、予算の前にね、出たんですよね。まあね、この編成方針を拝見いたしますとね、まあそうだろうなと思うような、特に変わった真新しいことはないというようには思いますけれども、できればもう少し具体的な予算編成方針というのが拝見できればと思うんですけれども。かつては前、前年…前年に出てましたのでね、この概要と一緒に後ろのほうにくっつけるんじゃなくて。と思ってるんですけど。

議長(近藤昇一君)

予算編成方針はもっと漠然としてたと思います。昨年の10月ごろ出るんですよね。出してますか、まだ。予算編成方針で、町長のほうから各部に。何年か前、たしか議会のほうにも配られたことはあることはあるんですけども、かなり抽象的だったような気がするんですけど、たしか。改めてじゃあそのことを要求するということでよろしいですね。はい、わかりました。じゃあ質問を続けて。答弁は。

町長(山梨崇仁君)

学校の統廃合という非常に、町の今後においては非常に重要なテーマだと思っております。現状の統廃合について議論した経緯はございません。ただ、町としましては、平成27年4月からの第4次総合計画においては、向こう10年の人口は変わらないように努力をしようということで、今、目標を定めております。また、実際にお子さまもですね、そこから1年、2年たっておりますけども、余り大きな変化なく、転入も含めて今いらっしゃいますので、そういう意味では統廃合の議論についてはまだ今いま一歩早いのかなというふうに考えているところであります。

3番(鈴木道子君)

この統廃合については人口、それからお子さんの数が一番の基本ですので、今、町長がおっしゃられたような状況が見通しとしてしばらく続くのであれば、これについては、しかしまだ手をつけない、しかし問題意識としてはやはりいつも持ちながら行くべきだというふうに思っております。また新しい施設の建設というのもなかなか財政的に厳しい面がありますので、統廃合した場合のその施設の活用と申しますかね、そのようなこともやはり念頭に置いていくべきだというふうに思っております。
それで、ちょっと順番があれなんですけども、まず町長の施政方針にのっとってちょっと何点か質問させていただきます。町長の施政方針で、町民が休日を葉山で楽しめるようなまちづくり、そして町外の方に、いつかは葉山へと思ってもらえるまちづくりに、全力を挙げて取り組んでいくという記述がございました。私は町民の方が休日を葉山で楽しめる、休日だけじゃなくて毎日、葉山に住んでいてよかったと思えるようなまちにしていただきたいですね。まあもちろんそういう思いも、町長のお心の奥にはおありになったこととは思いますけれども、何となくこの記述を見ますとね、いや、そうじゃないんじゃないかと。本当に毎日…今、この下のほうにも書いてありますけども、本当に冬の晴れた日、海から見える富士山、丹沢の山々、本当にいいところだなということを毎回毎回思いますし、それからきょうも春二番ぐらいが吹いてますけれども、いつぞや大変に強風注意報等が東京等に出て大変な風が吹いたときも、葉山は本当に風がないと言ってもいいぐらい穏やかでした。それから先般、風の強い日に横須賀のほうからずっと海沿いを葉山に来ますと、長者ヶ崎が過ぎたあたりからすっと穏やかになって、葉山は大変穏やかで、またこんなこと言っちゃいけませんけれども、ずっと海沿いを鎌倉のほうに行きますと、またあちらは海の様子が、風が強いということで、もう本当に何てすばらしい、いいところに住んでいるんだろうと思います。ぜひこれは気候のみならず、福祉の面、そして町のね、政策全般の面で本当にこの穏やかな季節、気候のようにいい町だと、細かいところに手が届いてやっているということをね、町民の皆様一人ひとりに感じていただけるようなね、そういう町を目指していただきたいと思うんです。この文章の中にはその思いが入っていらっしゃると思います。
それからもう一つの、町外の方にいつかは葉山へと。いつかじゃなくて、もう葉山に行きたいと常日ごろ思っていただき、機会があれば葉山に足を運んでいただくと。この「いつかは葉山」よりも、もう一歩強いそのアピール度でね、来ていただけるようなまちづくりをぜひやっていただきたいと思います。同じようなお気持ちだと思いますけれども、私ちょっとこの文を読んで、そんな感じを持ちました。町長いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

ありがとうございます。この、休日を葉山で楽しめるようなまちづくりというものにつきましては、葉山町の場合は日中に都内・横浜に向けて働きに出られる、町外に出られる方が全国でもとても多い地域でございますので、土・日と限らず休日休まれる日には、この癒しの葉山というものを、じっくりと堪能してもらえるようなまちづくりをしていかなければいけない。それは鈴木議員がおっしゃるように、毎日そういった空間であるということが大前提にありますので、住んでいる町民の方々がそれをまず第一に感じてもらえるようなまちづくりというものを、細かくかゆいところまで手が届くような町政というふうにおっしゃいますけども、確かにそのとおりかもしれません。しっかりと目は行き届いているような町をつくっていることで、帰られたときにほっとできるような空間が維持できるんじゃないかというふうに思います。
また、町外の方におかれましても、確かにすぐ来ていただけることは大変ありがたいことですけども、同時に私たち町民の皆さんが町外に出られたときに、葉山というところはいいところですよねと言われることに、そこでまたうれしくなるような気持ちがあるということもよく伺います。そのためにはやはり、いつか葉山に住みたいという憧れという意識も持ってもらえることもここに包含されておりますので、もちろん葉山という場所にすぐ来ていただけるようなよさも伝えたいですけども、憧れてもらえるようなまちづくりをしていきたいというふうに考えまして、こういった言葉を使わせていただきました。
いずれにしましても、町民の方々、住んでいる方々がこの町に住んでいることを楽しむこと、またそしてよかったというように心から思ってもらえるものこそがですね、いつか葉山に住みたいという気持ちが町外に伝わっていくものだと思っております。見かけだったりとか、何かこう、打ち上げるようなものでですね、葉山のよさを見せていこうというつもりは全くございませんで、人を大事にしたまちづくりをしていきたいというふうに考えております。

3番(鈴木道子君)

このことで、実はしばらくぶりにしおさい公園に参りまして、そのときにいろいろとお話を伺ったんですけれども、町に住んでいらっしゃる方でも余りしおさい公園が、あ、こんないいところだったのと言っていらっしゃる方もいらしたというようなこと、それから今、女子旅ですか、その影響でちらほら、午後になるといらっしゃいますよということがありましたけれども、皆さんこんないいところがあるんですねという、大変に好評だそうでございます。葉山で今はインスタグラムをやったり、大変に外に対するアピール度は強いんですけれども、もう少ししおさい公園、積極的に、例えば何の花が咲きましたとか、それからあそこは四季折々の景色がありますので、そのようなことを映像で外に発信をするべきだというふうに私は思っております。四季折々のみならず、例えば梅が咲いた、それから河津桜が咲いた、もう本当に何週間ごとで景色が変わりますので。それとあそこはね、お茶室も本当にリーズナブルで借りられる、お茶会としては本当に喜ばれる場所ですので、もう少しね、力を入れてやられてもいいというふうに思うんです。ことし30周年ということで…あ、しおさい博物館のほうですけどもね、場所が同じですから。そんなこともありますので、ぜひことしはその機会を捉えて、もっと頻繁に外に発信するということを、私はぜひやって、もう数少ない収入源ですので、もっともっといろいろな工夫をして楽しめる、楽しんでいただける場所になると思っておりますので、その辺のところが、これから予算審議に特別委員会で入って、私は今回お当番ではないんですけども、委員の方がまたいろいろと御審議なさると思いますけれども、その辺の基本的な心構えを、私はやはり強くお持ちいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

御指摘のとおり、京急女子旅の影響もありまして、ここのところ入園者数がふえております。しおさい公園については、しおさい公園だより、また花だより、SNSを使って広報しているところでございまして、花だよりは、名前は花なんですけれども、ピンポイントで風景とかそういったことも載せてPRしているところでございまして、今後もより一層ですね、積極的にアピールする方向で進めていきたいと、そういうふうには思います。

3番(鈴木道子君)

そうですね、私も具体的にじゃあ何をというのが別に今、出るわけではありませんけれども、前に申し上げましたけど、私の仲間があそこでお茶会をやらせていただいて、和服姿で行ったり来たりで、秋のお天気のよい日で、それはそれは東京のほうからもたくさん社中の方がいらして、安くできて流麗もあるし、お部屋もあるしということで、本当に来た方も楽しまれて、そのときついでに入った方も多分楽しまれたんじゃないかと思うんですけれども、何とかあそこをしたいですね。私もまた何かいい知恵が湧きましたらね、申し上げますけれども、こんなにもすばらしいところをね、もっと活用したいというふうに思っております。
そしてもう1点ですね、このしおさい公園については、決算でも出ましたけれども、芝生の広場から見たときの電柱・電線、それから夏の海の家が開設されているときのあの景観ですね、その2点が問題として指摘をされているところですけれども、これはまあ、県も絡んだことですけれども、何とかその、休日を葉山で楽しんでいただけるように、またいつかは葉山へという思いを持ちますとね、これは何とか具体的にしなきゃならない問題。そしてそこから派生しまして、もちろん町内の無電柱化ね、これはもうどこか少し、少しでも計画を持ってやってほしいんですけれども、まずはここのね、無電柱化ですか。町長、その辺のところを動かれてますか。いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

昨年御質問をいただいてからですね、調査に入らせていただいたり、また海の家の関係の方々と話し合いを設けております。実際にどのような工法でやるのか、また海岸という、台風などには結構砂が洗われたりしてしまうので、そういったものが可能なのかというところについて調査を重ねております。また、そういったことを海水浴場組合の方々とですね、情報を共有しながら進めているために、若干スピードは遅いところはあるかもしれませんけれども、今、目下検討をしてございますので、確かにおっしゃるとおり、町としましてはしおさい公園が芝生の写真を撮るときにですね、つい海を背景にしようと思うと線が入ってるというのは、私も非常によくわかります。ただ、同じ気持ちを住んでる方々や、近隣で景観を楽しむような行事を営むときに、同じものを皆さんが感じられるんだなと思うと、なるべく早い時期にというふうには考えてございますので、連携をしながらですね、できるところから取り組んでまいりたいというふうに思っております。

3番(鈴木道子君)

やられているということで少し安堵いたしましたけれども、ぜひあの芝生の広場から富士山が、線が入らずに写真が撮れるような、見れるような形になるように、ぜひぜひ十分な協議で事が進むことを期待しております。
それから、いろいろ…どうしようかな。あと、高齢化になりまして、高齢化という問題でちょっと2点ぐらいあるんですけれども。葉山体操、いいものができたんですけれども、いろいろ拝見しますと、また町民の皆様のお声を伺いますと、ちょっとこれは高齢者向けではないなと、ハードだなというお声を大分聞きます。これ、もしかして、もう第2弾として、例えば高齢者向けの葉山体操、またその次は、例えばもう本当に乳幼児、子供向けの葉山体操ということが、私は提案したいと思うんですけども、せっかくできた葉山体操ですので、皆様にどんどんやっていただくためにはこういうことも必要かなというふうに思っておりますけども、町長いかがでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

御承知のように葉山体操、町民の方々の御協力によってでき上がったものでございまして、28年度、今年度、回数にしますともう180回以上ですね、いろんなところに行って普及活動に努めていただいております。その中でやはりそういう、今、鈴木議員からおっしゃられましたような、少し難しいとか、そういうお声も聞いてるんですけれども、あの葉山体操につきましては町民全体に広めるということで進めておりまして、また同じ健康増進のほうで昨年試験的に行いました貯筋体操、貯筋体操のほうにつきましては介護予防というような形で考えるように、29年度は対象者を少し分けて考えておりますので、葉山体操4分間、全部を完璧にするのは難しいところもあるかもしれませんが、やはり一日そのぐらいでも体を動かそうということで普及活動のほうも頑張っておりますので、ぜひ皆さんでやっていっていただきたいですし、またそれが難しいというか、もう少し介護予防のほうで考えようということにつきましては、貯筋体操をできるだけおうちの近くで、サロン活動とかそういうところにも広めておりますので、対象者を使い分けて29年度は進めていきたいと考えております。

町長(山梨崇仁君)

すいません。それでですね、特にぎんのすず保育園さんでは葉山体操を積極的に推進してくださっておりまして、小さいお子さんにつきましてはかなり浸透が図られております。我々のほうでその葉山体操を発信していく機会をふやしていくことで、お子さんのほうは何の難しさも感じずにですね、そのまま入って行くことがよくわかっておりますので、どんどん広めていくことに力を入れていきたいというふうに思います。追加で失礼しました。

3番(鈴木道子君)

ぜひ貯筋体操も含めて、健康は最大の節約で最大の福祉だと思っておりますので、皆さんがやっていただけるような機会をどんどんふやしていただければと思います。
それからもう1点は、先日旧役場前のベンチが設置されましたけれども、もうすぐ停留所も設置される方向だというふうに思っておりますけれども、この旧役場跡地の活用ですね。いろいろな、前から、随分前は福祉の拠点をつくるんだなんていう話が私たちのころはありましたけども。それからあと議会のほうでも、選挙のときのプレハブがあそこに設置されたときに、そのプレハブを一々撤去しないで何か活用できないかというお声があると思います。あそこの土地売却が約1,500万ぐらいですか、それだけの財源等がありますので、それはぜひそのプレハブの利活用、選挙のときのプレハブの利活用も含めて、それからその売却した1,500万円というものの活用ですね、ぜひその旧役場跡地の活用に私は使うべきだというふうに思っております。何かそこで建物ができて、町民の方が利用できれば、たくさん利用する状況が生まれると思うんですけれども、もうその辺のところはぜひね、やるべきだと思っております。あそこは前、旧役場も大変に優雅な木造で、扇形の優雅な階段がございました。懐かしい限りですけれども、町長もあそこはシンボリックなところにしたいというようなお話ありますけれども、それを含めてですね、やはりもうそろそろ旧役場跡地の利活用にね、手をつけるべきだというふうに思っておりますけど、その辺のお考えは現在どうなんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

今回の旧役場跡地付近の町有地につきましては、県への売り払いを行いまして、その金額につきましては財政調整基金のほうに積み上げております。積み上げております。今後ですね、バス停に、ライオンズクラブさんのおかげでベンチを設置することができまして、屋根をつけていきたいと考えております。ただ御指摘のように、あの地域の選挙の投票所としてもですね、毎回プレハブをお金をかけてつくって解体をしてということを繰り返してございますので、この際という考えも十分な検討の俎上にのせていくべきかというふうには思っております。恒久的な施設につきましては、今後の計画によらなければいけないので、なかなか難しいかもしれませんけれども、簡易的な施設を何か設置することで、そういった頻繁に使う用途に耐えられるものをまずは設置してもいいんじゃないかというふうには考えてございます。ただ、改めて恒久的な施設となりますと、現在公共施設管理計画をつくっているさなかで、その中でどういったものがあそこに必要か。また代替として、かわりにこの施設については廃止をしていこうということが定まり次第、全体の構想をまとめなければいけないと思ってございますので、今回につきましては今現在役場の内部でですね、担当課同士で議論を今、重ねておりますので、またこういった構想がということができ上がりましたら、議員の皆様にですね、お知らせをして、引き続きの御議論をしていただきたいというふうに思っております。

3番(鈴木道子君)

そうですね、恒久的なものというのはまだ時間がかかるというふうに思っております。予想ですけれども、とりあえずは衆議院選挙がもしかするとことしあるかもしれないと思いますが、そのときのプレハブ設置で具体的にそのプレハブをというようなお話が可能性としてあるのではないかというふうに私は思いますけれども、その辺に取りかかるお気持ちはいかがですか。

町長(山梨崇仁君)

失礼しました。先ほどの金額につきましては、公共公益基金のほうに積み重ねておりました。失礼しました。財調ではございませんでした。
なお、御指摘のですね、投票所、もし仮にことし衆議院選挙がとなりますと、恐らく期間的には間に合わないかとは思います。申し上げたように、どういったものをバス停と絡めてあの土地を有効活用、一時的であってもですね、していくかということを考えますと、ある程度設計等を起こしていかなければいけないと思いますので、時間的にはことしそれを議論をした上で、来年本格稼働かというふうには思っております。

3番(鈴木道子君)

時期的にちょっと間に合わないということでしたら、とにかく最短の時間で動きをぜひ始めていただきたいと思います。
それから次に、草津町との交流ですけれども、いろいろ話が出ておりますけれども、スキー教室であちらに私たちお邪魔したりいたしますけれども、スキーをやらないで温泉だけではいけないかというお話が今までも出ております。本当に、先ほども申し上げましたが、高齢者が多くなっている状況で、御高齢の方でもスポーツをなさる方はスキーで、スキー教室へお入りになると思いますけれども、日ごろ余り運動をしてない自分、我が身を振り返りますと、いざスキーに行くとなるとそれなりの特訓をしてから行かないと、怖くて行けないような状況です。本当にスキー行くときは、2週間ぐらいは縄跳びやらなきゃだめだと言われました。それを私は学生時代にもそう言われました。昔はスキーね、一生懸命行ったんですけども、もう何十年も前ですから、今行ったらもう本当に大変なことになると思って、行きたいんですけど行かれないんですね。それでいろいろな同年輩や先輩の方とお話しいたしますとね、草津は自分で行くとなるとちょっとね、遠いということで、スキー教室でバスで連れてってもらったら、温泉入ったらどんなにいいんだろうというお話をよく伺っておりますのでね、何かその辺のことを検討すべきではないかと思いますし、また、バレーボール等いろいろな交流もできております。それから1,000円の補助金で、補助金をつけているということもございますが、ちょっとその、全般的に草津町との今後の交流ということを考えますと、スキー教室にしろ水泳教室にしろ、それをきっかけとして町民同士の交流が深まるということが目標だと思いますので、その辺の、何ていうんでしょう、洗い出しと申しますかね、どのように交流が、現実の交流がいろいろな事業をきっかけとして実際にできているのか、どれだけの人数が行ったり来たりしてるかというようなことも洗い直しをして、そして私が今申し上げたようなことも加味をするパターンにしてもいいんじゃないかというふうに思いますけども、現時点でちょっとそういう、こう振り返りと申しますかね、そういうこと大事だと思うんですけども、今後の草津町の交流を考えますとね、その辺のところいかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

幾つか御質問あったかと思いますけれども、まず平成26年度から、スキー学校については、たしか体力的にスキーやスノーボード、非常に難しいという参加者に対しまして、スノーシューのみという枠を設けまして、スノーシューというのはいわゆるかんじきで雪の中を歩くと、講師の先生が付き添いますけれども、そういった枠を設けて今、開催しているところでして、スキー学校については体育協会が主催ですので、あくまでも温泉旅行という趣旨とは別に、やはりスポーツを通じてるというところもございまして、そのスノーシューという枠をふやしたというところでございます。
交流については近年、もともとは野球や…野球とバレーボールだったんですけれども、近年はゴルフや陸上競技、あとインディアカといった交流も含まれてきまして、陸上については葉山から草津で行われている駅伝に、温泉マラソンでしたっけ、それに参加。今年度については草津の陸上の選手が葉山駅伝に参加してもらってると。総合で2位をとられた。そういう一般の方たちへの交流も徐々に深まってきているのかなと、そのように思っております。

3番(鈴木道子君)

スノーシューのクラスがあるということで、大変にいいんですけども、そのスノーシューもきついという方も結構いらっしゃいますので、その辺のところ、今後ちょっと、さらに御検討いただきたいというふうに申し上げておきます。
それから町長の施政方針の中で、住民票や戸籍謄本のコンビニ、郵便局で取れるというこのシステムの導入を今、議論してる、提案、議論しているということで、これは私も以前提案したこともございますけれども、この実現化できる目安というのはどのあたりでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

今、国のですね、総務省からマイナンバーの普及ということもその背景にはあると思うんですが、マイナンバーを使ったこういった事業をどんどん進めてくださいといったような声がたくさんかかっております。財源的なものも担保してくれるということになってるんですが、単独の自治体でやるとなかなか難しいところがございます。幾つかの自治体がまとまると交付金がおりたりすることがございまして、現状では葉山町は13…14町村が加盟しているシステム組合に入っておりますので、そのシステム組合内での協力を仰いでいるところでございます。ただ、自治体さんによりましては、背景としてですね、やはりコンビニエンスストアや郵便局よりも役場に来るほうが近かったり、また役場の出張所がある町村もございまして、そういった意味では費用対効果が得られないということで、なかなか難しいところが正直ございます。ただ、当町と同じように役場に来にくかったり、また基本的には全国どこでも取れることになりますので、働きに出られてる方が町内でなくて町外で取得ができるということにメリットを感じられる自治体もありますので、そういったところと話を詰めていきたいなというふうに今は考えております。ただ、今、システムのですね、基幹システムの更新の時期に差しかかっておりまして、若干タイミングが、ことしの秋口には更新にかかるということなので、少しそこの機器とのカスタムの兼ね合いもあるためにですね、すぐに導入というのは正直難しいタイミングになってきてしまっております。29年度内のどこかでスタートをして、30年度内からは本格稼働ができればとは思っておるんですが、申し上げたように他の自治体との動向もありますので、現段階ではいつということは正直申し上げられない。ですが、しっかりと頑張っていきたいというふうには、改めて申し上げたいと思います。

3番(鈴木道子君)

次に中学校給食ということで、この給食センター建設について町長、この3点の絶対要件、安全でおいしく栄養がある、この3点を絶対要件としてというふうに記述をされておりますけれども、これは教育委員会のほうでも問題意識としてはお持ちだと思いますけども、ぜひ私はここに食育ですね、食育、特にユネスコで和食が無形文化遺産となりましたので、日本の和食文化の継承というものをね、これはもうぜひこの中にプラスをしていただきたいというふうに思っております。皆様御存じのように和食の4つの特徴ということで、多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重ができる。そして2つ目が、健康的な食生活を支える栄養バランスができる。それから3つ目、自然の美しさや季節の移ろいの表現、季節感を楽しむことができる。4つ目として、正月などの年中行事との密接なかかわりがあると。健康とそれから情操教育、そして農業にも資することができるというふうに、私は広く捉えてるんですけども、ぜひ町長のこの3つの要件の中に、含まれているとは思いますけれども、食育という視点をぜひしっかりとお持ちいただきたいというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。

教育長(返町和久君)

町長の施政方針の中のお言葉ですので、私のほうからお答えしていいかどうかというところがありますけれども、以前こういうお話を町長との間でしたこともありますので、そのことを含めてお答えしたいと思います。
この絶対要件という強い表現が使われていますけれども、これについては従来から給食もあって基本ベースで、これだけはしっかり確保しようという根底の部分を指して言っているわけで、施政方針の中の文言もお読みいただけると、その前に食育を含めた本格的な論議をしようと、それをこの今言った3つの要件の上に重ねていこうと、そういう本格的な論議が始まるんだという基調的な書き方になってると思います。私のほうでもそのとおりだと思いますし、教育委員会における給食の検討についてもそうだと考えております。特に絶対要件のことについて言いますと、やはりどういう献立をつくるのかということはね、一番根本的に大事だと思います。その中で安全と栄養とおいしさの追求というのが基本ベースになるという意味だというように思っています。
話があちこち行って恐縮ですけれども、以前和食のことについても別の議員からお尋ねがありまして、お答えをさせていただきました。和食が大変優れた食であるということについては、これは全く異論のないところで、コスト的な問題もありますので、全面的にというわけにいかないかもしれませんけれども、できる限り地産地消的な食材の問題を含めて取り入れていければいいと思いますし、そういう献立のあり方を大前提とした上で、それを子供の教育にどう活用していくかという意味での食育的な問題もね、給食センターを考える上で当然重要になってくると思います。施設面にもそういうことが反映できるような検討もしていきたいというように考えているところでございます。

3番(鈴木道子君)

ぜひ私たちが期待する給食センターができて、中学生…小・中学生に誇れるような給食ができることを祈っております。
それから、ちょっと具体的になりますが、感震ブレーカーの購入費300件ですか。これは計上されておりますけれども、この感震ブレーカーは平塚市で一時マスメディアをにぎわしておりましたけれども、その、地震が来た場合に、夜間ですね、地震が来た場合に感震して、その電源が切れてしまうということですと、そういうときに大変に阪神・淡路の大震災、または東日本等のことを思いますと、やはりこのときに電気器具の点灯による火災や、停電後の電気復旧時に火災が発生する通電火災が多発したということで、こういうことが考えられたそうですけれども、震災時に電気が原因となる火災対策に有効であるということでなされたということがあります。しかしながら、その消火作業とか、ちょっと火が出た場合ですね、同居家族の安否確認とか避難、行動する場合に真っ暗になってしまうと支障が来るということで、停電の際に自動で灯りをつける保安灯設置を改めて平塚の場合は周知するということで、災害対策課がこういうことをやってるそうでございます。ですから感震ブレーカー、もちろん購入費ということで大変密集している、住宅が密集しているところにはいい政策なんですけれども、プラスこのような懸念がありますので、この辺のところもケアする必要があると思うんですけれども、その辺の心構えはいかがでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

御指摘のとおりで、停電、感震ブレーカーで停電してしまうということで、避難等に支障があるという御指摘もあることでございまして、私どものほうではですね、通常防災グッズとして一番手ごろなのが、まず懐中電灯なんです。懐中電灯等をですね、どうしても各お宅に備えつけられている一番身近なものでございますので、そういったものを併用して安全に避難できるというようなことを啓発してまいりたいと考えております。

3番(鈴木道子君)

ぜひその、夜間に地震がというような想定のもとにケアをすることも、同時にきちっと周知をしていただきたいと思います。
それからあと少子高齢化ということで、交通網の件ですけれども、前回の一般質問で私も他の議員も申し上げておりましたけれども、HAYAMASTATION等をめぐる長柄方面のバス路線の問題、もっと広く私は葉山町全体、下山口方面のこともございます。その辺のところの交通網というのをこれからやはり抜本的に京急等との調整をして、葉山の町民の皆様の利便性というものを確保しなければいけない。また、高齢者の事故等が多発している社会状況を踏まえて、足の確保ということで、ぜひ必要だと思います。それにあわせて私は、福祉文化会館の催し物があるときの臨時バスみたいなのを海のほうから出せないかというようなことも提案いたしました。現状で、どうでしょうか、バス路線の協議等はどのあたりまでいっているんでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

再三議員の方々から御質問いただく中で、この取り組みにつきましては京急バスさんのほうとですね、調整を図らさせていただいてるところでございまして、一つお話ありましたHAYAMASTATIONの関連だと思うんですが、そこの部分についてはですね、京急バスさんのほうで指摘がされてる部分につきましては、やはり地元住民の方たちのニーズが十分に把握できてるかどうか、そこら辺の取り組みをですね、していただいて、対応を図ってほしいというようなお話もいただいております。また、今お話ありました福祉文化会館行きへのバス、その部分につきましては先ほど来お話もありました女子旅切符、そういった部分で回遊する町外への利用者の方もいらっしゃるということで、かなり海岸線のバスもですね、混雑してる云々というお話も伺っております。そういった部分を含めまして、京急バスさんのほうにですね、京急電鉄さんのほうからもバックアップしていただくような形で、何らかの形でですね、回遊できるバス路線という部分を見出してもらえないかというようなお話もさせていただいてるところでございまして、今後そういった部分をですね、京急バスさんと詰めていかなければいけないのかなというふうに思っておるところでございます。

3番(鈴木道子君)

それからちょっと細かくなりますが、今、大変にマスメディア等で報道されております、乳がんにね、かかる方が、結構有名なタレントさん、俳優さんが出ておりますね。大変女性にとって乳がんの問題、男性にもかかる病気ですけれども、乳がん検診というのは本当にやっていただきたいんですけども。この乳がん検診で葉山町、マンモグラフィー同時受診ということがありますけれども、これがマンモではなくてエコーでわかる場合がありまして、両方あると一番よろしいそうなんですけども、このエコーの受診ということも今、盛んに言われているんですけども、その辺のところはどのようにお考えでしょうか。ぜひ私はそのエコーの受診ということもね、実施をしていただきたいと思うんですけれども。

福祉部部長(仲野美幸君)

今、マスコミで、今おっしゃられたようなことで、いろいろと乳がんについては検診をというお話は伺っておりますが、ちょっと葉山町の場合、29年度は今のところ例年どおりということで、エコーは入りませんで、触診とマンモというような形で進めている予定でございます。

3番(鈴木道子君)

それはわかってるんですけども、今後の問題としてね、ぜひ、もう時間ないからお答えはいいんですけども、そのエコーということもね、逗葉医師会との御相談もあると思いますけれども、やっぱり念頭において御検討いただきたいと、ぜひ実施の方向に向けてお願いしたいと思っております。
それから、すみません、図書館のほうに移りますけれども、図書館の外壁等改修工事で、これ別に値段は出てないんですけども、結構な値段だというふうに思うんですけれども。図書館の外壁というのはタイルが少し落ちているということだと思うんですけれども、これどのくらいの金額かわかりませんが、相当な金額をかけて、今後図書館をどうするかという問題の前にこれを手をつけてしまうということについて、ちょっと前後どうなんだろうという疑問が湧いてるんですけれども。例えばその外壁のタイル、化粧タイルだと思うんですけれども、これはもし落ちたら危なくない程度にちゃんとケアをして、立ち入らないように何かやって、その、落ちたら、コンクリート打ちっぱなしという図書館も…図書館というか建物いっぱいありますので、コンクリート打ちっぱなしのような状況になっても、私はいいのではないかというふうに思っております。これから公共施設総合管理計画で、今後の図書館どうするかというような話も出てくると思うので、この辺のところはちょっと私は、大枚にお金をかけてタイルをやるとかいうのはどうなのかなと疑問が湧いてるんですけども、その辺のところはどうなんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

細かい数字的なことは委員会のほうでと思っておりますけれども、図書館のあり方とか今後のというのとは別にですね、現在雨漏りとか、あと染み出ているとか、そういった状況がございますので、所蔵している本などに影響がある場合もございますので、平成27年度に調査をかけまして、それを受けまして29年度に、要はその改修工事を行うというようなことになっております。工事に当たりましては安全対策など十分とって行う予定でございます。

3番(鈴木道子君)

それから図書館の…どこだったかしら、ちょっと今、図書購入費が、ちょっと減になってるんですけれども。細かいことで恐縮なんですけれども、先般ね、PISAの調査で、日本の読解力が8位に低下したというような問題も出ておりましたので、私はぜひこの図書購入費等は削ってほしくないんですけども、その辺の手当てというのはやはりその、いかがなものでございましょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

この資料整備事業全体でですね、20万7,000円の減ということでございますので、一般図書と児童図書の購入費自体が減額されているというわけではないと思いますので、全体の、事業全体での減額で、細かいところはまた特別委員会ありますので、よろしくお願いいたします。

3番(鈴木道子君)

ぜひ購入費は削らないように、また、いろいろ滅菌の装置も買う予算もついておりますし、読書手帳等もなかなかいいものがだんだんできておりまして、大変期待するところでございます。
最後にですね、私はぜひ事業別シート、前にも申し上げたことがあるんですけども、そんなすぐにはいかないと思いますけれども、この事業別シートをぜひおつくりいただくような御検討を念頭に持っていただきたいと思います。そうしますと全部決算、予算・決算、それを見るだけでわかって、目標値、目標がどれだけ達成されたか、全部一覧で事業別にシートができているんですね。そういう自治体がありますので、ぜひそういう形にしていただきたいと思います。
それから、町長の言葉にも記述してございます葉山の上質な空間、気品ある葉山の魅力、またブランド価値を高めていきたいと、いろいろ本当にこうなりたいという言葉の羅列がございますけれども、先ほど来申し上げております、本当に住んでいてよかった。たしか滋賀の彦根、近江八幡、長浜、あのあたりですけれども、本当に町民の方が住んでいてよかったと言われるような施策を出したその市長の言葉として、その結果として観光客がすごいふえて潤ったんだという言葉がありました。かつて視察したときの言葉です。ぜひそういうところを目指して、結果としてブランド価値が高まった、また、葉山が上質な空間である、また、気品ある葉山になったと。これは結果としてこうなったということが大切ですので、その以前の具体的な施策に十分流意をしていただきますことをお願いをして、私の質問を終わります。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

これにて、3番鈴木道子議員の総括質問を終わります。
この際昼食のため暫時休憩いたします。再開は午後1時からといたします。(午後0時00分)

議長(近藤昇一君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時00分)
休憩前に引き続き、総括質問を続行いたします。第3番、4番飯山直樹議員の総括質問を行います。

4番(飯山直樹君)

4番飯山直樹です。通告に従いまして、平成29年度予算に関する総括質問を行わさせていただきます。
総括質問は、これで、予算・決算含めて3回目で、総括質問ということで、過去2回も、何をお聞きしようかなと思って、非常に大きな枠組みでお話を聞きました。1回目を振り返ってみると、予算の総括質問で、1回目は公会計と自治体の会計の違いについていろいろ指摘をさせていただいてます。まず1つは、公会計のほうは単年度、毎年毎年積み重ねていくという計画で中期の計画が立てられてるというふうになってます。企業のほうというのは逆に、最後のエンドは決まって、そこから全部ブレークダウンされて、ことし何をやってくのかっていうことが決められてるというふうになってます。これが一番大きなやっぱり違いで、そうすると、自治体の経営というのは、基本的には毎年毎年積み重ねていってしまうというふうになってしまうのが、そこに出てくるのかなと思います。それと同時にビジネスプラン、数のビジネスプランが欠けてくるなと。当然、将来のマイルストーンの設定もそこではなくなってくる。先ほどの総括質問の議員の方からも、事業別シートというのがあったほうがいいと。私もいろんなところに計画が散在してしまっているので、一体、ぱっと見て、何が計画なのかというのがわからないというところがまず1つ問題点なのかなというふうに思います。それと3つ目は、継続的に資金調達ができると。これは企業というのは1回、エクイティ調達というのはやるわけですけども、自治体は毎年毎年税金という形で徴収して、そのお金が入ってくるということが一番大きな問題。それを解決するためには、例えば事業を切り離して民営化していくとかですね、そういう方法が考えられるのかなというお話をしました。
2回目の、これは前回の決算のときのお話では、その事業の進捗管理ですね、その進捗を管理して、当然、分析をして、それを新たな戦略に展開していくということが、中期財政計画というものはありますけど、先ほどのような理由から、そもそもその戦略の転換ができるのかどうかという問題があるということをお話しさせていただきました。それに関連して、情報の提供、一般の方々に自分がどういうサービスをどのくらいお金を使わせてもらってるのかですね、そういうカスタマイズされた情報提供というものが、一体、何に使っているのかわからないと。基本的に会計制度、自治体の公会計制度だと、一般会計と3つの特別会計というお財布が分かれてるというふうになってはいるんですが、よく見ると、それぞれのところに繰り出しされていたりですね、実際には、お財布は分かれているんだけど、全体として自分が何のサービスを受けてるのかっていうことはいまいち不明瞭なのかなという感じがします。一般の企業だと、サービスとか物でそれに対して対価を払ってますから、そうしたところに違いがあるということ。それと、ビジネスプランの進捗の報告ですね、分析、今後の戦略転換、先ほど申し上げましたけど。これは、今回、その中期、第四次総合計画実施計画ですかね、そのレビューが出てきてるというところで進展があったかと思います。
今回3回目なんですが、その一番大きな進展は計画の報告が出てきてると、進捗ですね、そうした対応があらわれてきてるのかなと。ですので、今までこういったお話をさらに進展して進めるということと、一方で、大きくマクロ経済なんかも今、政治の状況なんかも動いてきてますし、少子高齢化で大きなパラダイムが変わってきてるという、非常に不透明感があるのかなと。そうした中で、中期的にどういうふうにすれば、その財政を安定していけるのかですね、歳出を抑制する、歳入をふやすとか、それにまつわっていろんなことが考えられるかと思います。そうしたことを、町長の施政方針も絡めて、いろんな観点から伺って、こちらからも提案をしたいというふうに考えてますので、よろしくお願いします。
まず、平成29年度の町長の施政方針なんですが、全体を通して感じたことを申し上げますと、町の置かれた状況とか、将来に対する伸びしろとかですね、そうしたことを改善、進展させる、解決すると、そのためにはどういうところに注目したらいいのかといったところが、私個人的に、何となくおぼろげなり描いていることに非常に近いなということを、まず感じました。捉えてるところは大体皆さん同じなのかなと。そうすると、個々の考え方とかですね、いろいろ見方、考え方はあろうかと思うので、それのものはお互い、判断、吸収していけばいいのかなというふうに思いますので、そういう意味も込めて、多少違いはあったとしてもですね、議論をしていければなというふうに考えてます。
まず、その29年度の施政方針の中で、引き続き効率的な行政運営に努めるとともに、基金や町債については中期財政計画に定める目指そう値に沿って計画的に管理していくことが求められると。また平成29年度は第四次総合計画実施計画が終了する年度であると。限られた財源を町民にとって真に必要なサービスへと充てるために、実施計画事業の振り返り内容を踏まえて更新を行いと、実施計画事業の振り返りを踏まえて更新を行うということを、この中で述べられてます。貯金をふやすということ、借金減らすということは、当然これまでどおり、計画どおりに進めていけばいいことかと思いますが、問題は、この実施計画事業の振り返りを踏まえて、財政的裏づけを得ながらということだと思います。これをそのまま捉えると、今後についてはですね、少し長い目で見て、財政的な観点から、何らかの策をやっぱり講じる必要があるんだろうという意図を感じます。町長のホームページに記載されているマニフェスト2015というんですかね、のチラシをちょっと拝見しましたら、この中で、財政の改善に関する余りポイントアウトはしてないなと。予算の編成方針のこのサマリーの42から44ページあたりにある財政確保への努力という、入りに対する言及はあるんですけど、外に出ていくほう、財政の改善については、大きな方針で、ポイントアウトしていないなという印象を受けました。町長としては1期目でですね、ある程度、行財政の改革については手をつけられたというのは理解はできるんですが、平成29年度については、今すぐに手をつけるというわけには、レビューが出てきたばっかりですからいかないのかなと思うんですが、今後に向けてですね、大前提としてその財政に、当然ながら何らかの意識を持ってですね、そのときそのときで計画なりを変えていかなければいけないという意識は今お持ちかどうかを、まずお聞きします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

行財政のあり方について、今るるお話を伺わせていただきまして、最終的には、財政の、行政また財政の改革について視点をお持ちかという御指摘でしたけれども、考え方としましては、私が就任した当初平成24年、25年当初につきましては、たくさんの職員の方の中で検討会、御議論をいただく機会をいただきまして、また昨今も継続中である機構改革が、最終的に今まだまだ完成を、ことしローカウンター化を図ることで、一定の完成を見ようかと思いますけども、そういった意味では、議論をしてきたことを、今、行動に移している最中でございました。その中でも、新たな起こさなければいけない事業、また削減しなければいけない事業も多々あるとこにはですね、常に合理的な考え方、またそこに町民の皆様や利用者の方々の気持ちというものを織り交ぜた上で、本当に必要かどうかということを判断をするようには、担当と一緒になって私も議論をしてまいったつもりでございます。一定のですね、そういった考え方というものは、浸透が図られているのかなというふうには思うんですが、こういったものは、私自身も含めて、定期的に客観的に棚卸しをする必要はあると思っておりますので、本年、総合計画の振り返り、機構への振り返り等について議論をしようということを掲げておりますので、そういった中で改めて、行ってきたことについて客観的に、私自身も見てもらえるようにですね、職員での議論をまた起こしていきたいというふうには思っております。

4番(飯山直樹君)

非常に安心をいたしました。定期的に客観的に、経営者はやっぱりやっていくところというのは、それを数字に落とし込んでですね、きっちり管理して、変えるべきところは計画を変えていくということかと思いますので、非常に前向きな答えで安心をいたしました。
では、まず、収入についてちょっとお話をしていきたいんですが、予算の概要としましては、平成29年度予算は5年連続のプラスで、過去10年で最大規模というふうに書いてありまして。ただ、この内容としては、規模的にはこれは中期財政計画と大きな隔たりがあるわけではないので、その計画に沿って淡々と進められているのかなという印象を持ってます。
一方で、その中期財政計画に沿って進めてるのに対してですね、それでは今、外的な環境はどうなっているのかということを考えてみますと、先ほど申し上げましたように、非常に不透明感があるなと。まず、経済の状況としては、財政出動は相当あったにしても、個人消費は全然盛り上がっていない、低迷しているというのは明らかだと思いますね。それと、アメリカの大統領選にしてもイギリスにしても、政治的にグローバリズムはかなり否定的に今なっているかと思います。日本国内を見てみると、昨今のエレクトロニクスの大企業総崩れの状態、日本の牽引してきた企業群が、最後の残っているのはエレクトロニクスでしたから、それも総崩れであると。マクロ経済を見ると、したがって非常に不透明感があるなと。消費者心理はどんどんどんどん低迷していく可能性があるかと思います。結果、じゃあ葉山町はどうかというと、当然、個人の町民税に完全に依存している町ですから、少子高齢化で、いわゆるお金を稼げる世代の人たちが減少していくという収入減とはまた別の要素で収入が減少していく方向にあるかもしれないということですね。
もう1個、施政方針の中で指摘されている現実的な問題として、地方交付税等の国からの財源、県からの財源は、これは確実に減少していくと思われます。一方で、中期財政計画は、交付税、国・県の支出金というのは維持される、同様に、個人の町民税についても維持されるということが前提としてずっとなってますね。そうすると、こうした外的、内的な要因から、まず、入りについては、計画の前提は崩れていくんじゃないかなという状況の中で、国・県の動向を注視するというふうにおっしゃってますが、もうほぼほぼ顕在化している中で、注視しているだけではなくて、じゃあ、どうなった場合にどうなるのかという、いわゆるコンティンジェンシープランというものですね、は準備しておくべきではないかなと思いますが。そもそも、その中期財政計画という土台の計画が、数字計画があるんですが、言うなれば、そうした計画を再検討すべきじゃないかというふうに思うわけですが、その中期財政計画というものは、そもそも再検討できるものなのかどうかお伺いします。

政策財政部部長(小山誠君)

御指摘の葉山町の中期財政計画につきましては、27年の4月にですね、策定をいたしました。当然、予算編成に当たってとかですね、そういう部分、総合計画含めてですね、この中期財政計画、リンクした形で計画立てをして対応を図らさせていただいております。そういったことから、当然、27年からですね、社会情勢が変わったりとか、国・県の動向も変わったりということで、補助金云々ですとか交付税の関係、そういったもろもろの変動要因は多々あろうかと思います。そういった部分で若干乖離が生じてるというのは十分認識しているところでございまして、そういった部分から、必要に応じてですね、今御指摘のように見直す必要性がある場合にはですね、当然見直す中で、修正をかけていかなければいけないのかなというふうには思っているところでございます。29年の当初予算と中期財政計画の29年度の部分で見ますと、そう多くはですね、乖離しているようには私は感じてございませんで、税収的には計画のほうが多くてですね、実際の当初予算のほうが少ない。そのかわり、その部分を補うというところでは交付税が計画より多く入ってくるというような積算をしてございますので、そういった出っこみ引っ込み若干ありますけれども、おおよそ想定内の計画内に入っているかなというふうにも感じてるとこでございます。

4番(飯山直樹君)

ありがとうございました。中期財政計画と今期、29年度の予算に関しては、私もおおむねそのままだなというふうに思ってます。今後ですね、非常にマクロの話なので、長い目で見てどうなのかというところを、今の段階から準備をしていくべきだろう。もう御認識されてるということなので、私はその中期財政計画というのは、もう1回立てたらもう絶対変わらないものなのかなと、そういうような認識でおりましたので。計画が変わるということは決して悪いことではありませんから、きちんと社会情勢等を捉えながら、ニーズを捉えながらですね、進めていければと思います。
神奈川県の新年度予算では、ちょっと今も地方交付税のお話とか出ましたけど、神奈川県のほうでは、地方交付税と臨時財政対策債が本来の見込み額より大幅に削減されていると。県は、赤字埋め合わせの減収補填債290億円、それと財政調整基金を180億円取り崩すという状況が、もう完全に顕在化しているということです。平成29年の葉山町の予算でもキャッシュインが不足するということで、基金の取り崩しで繰り入れがあると、補填されるというふうになっているんですが、これはちょっと今、地方交付税が上がっているという話だったんですけど、国・県からの収入減というのは顕在化しているわけではないという理解でよろしいでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

普通交付税の部分について、今お話でいいですかね。予算的にはですね、町のほうの予算というのは、普通交付税、前年度同額の予算立てをさせていただいております。ただ、28年度のですね、交付実績額から言いますと、若干、5,000万弱ですか、減しているというような状況もございます。ただ、国のほうのですね、動向を見ますと、若干、普通交付税の計上の部分というのが伸びを示している部分もございますので、そういった部分からは同額程度以上のものが入ってくるものかなというふうには思っているところでございます。

4番(飯山直樹君)

わかりました。県がですね、国からのお金を削減された理由というのが、主にその基金の積み上げが理由だということなんですよね。国としては、貯金があるんだったら、まずそこを使えというロジックで、出す側としては、当然そう言うと思います。そうすると、ちょっと危惧するべきことというのは、基金を積み上げると狙われるなということはあろうかと思うので、ちょっとそういうことが現場で起こってないかどうかということを、確認の意味で今、お伺いしました。
また話は別になるんですが、収入について、今度は収入増についてですね、の施策についてお伺いしたいんですが、増枠するためには、もう私は方法は一つしかないのかなと思ってまして、これはほぼ今のところゼロに近い、法人の町民税の収入をふやしていくというところぐらいしかないかと思います。葉山という、どちらかというとエコロジーというんですかね、そういうもののイメージのある場所というのは、どうもビジネスに対して否定的に捉える風潮があるんではないかというふうに思ってますが、決してそんなことを考えることはなくて、両方やっぱり同時に伸びていくということが一番いい方法かと思います。今回、町長の施政方針の中でですね、「葉山の強みを伸ばす挑戦」というふうに書いてあります。まさにこれは、そういうことに触れようとしているのかなと思ったんですが。当然、私的には、将来的には数字にも反映してくるんだということが結びついてくれると非常にいいなと思うんですが、葉山の強みを伸ばす、葉山の強みとは何ぞやということと、何か伸ばしていくアイデアがあれば、お伺いします。

町長(山梨崇仁君)

ここの施政方針の冒頭で、葉山の強みを伸ばすということを申し上げさせていただきました。一言で申し上げますと、私はこの場におきましては、これまでいろんなカテゴリーにおいていろんな町民の皆様の力を活用させていただいたこと、またそこに町の職員や、もちろん議員の皆様も一緒になってですね、同じ方向を向くことができたことが葉山にとって一番の力だということを書かせていただきました。つまり、人による力が大きいかと思っております。ただ、人による力をどういったジャンルにおいて活用することが、これから可能性を生み出していく、伸ばしていくことになるということが、私としては今の目下の課題だと思っておりまして、今現状で、もちろん失敗するかもしれませんけれども、葉山には夏、多くの方が来町される海があると同時に山がありまして、これはなかなか、林業がなくなってから手が入らなくなってきております。手が入らなくなる難しさがもちろんある上ではありますが、この葉山のある一つの、一つになる力ですね、この市民の、この力を使うということが、葉山にとって次の可能性を生み出すことができないかというふうに今は考えております。
また、給食センターのことも大きなきっかけにはなったんですが、葉山においてブランドを活用する方法として、いろんなブランドがありますが、葉山にある食の文化というものをある程度高級的なものに対するイメージかもしれませんが、こういったものを葉山の強みとして、また葉山の人材も活用することで食を発信していけないだろうかといったことなども考えております。今は、魅力会議、略して魅力会議というものを、この2月11日と25日に開催をして、多くの町民の方から御意見をいただいております。私が今言ったのは、あくまで事例でございまして、それ以外にもたくさんの意見が出ていると聞いておりますので、来年度、そういった魅力をですね、形にするべく、またさらなる次のステップの議論を重ねて、いざ行動に移していくことが、葉山の次なる可能性への挑戦だと思っておりますので、そういった強みを伸ばせる機会というものを、これから進めてまいりたいと思っております。ただ、あくまで可能性とですね、強みを伸ばしていくということについては、御存じのとおり、失敗することもあるかもしれませんので、行政的には、よくマイナスを削って石橋を叩いても渡らないなどよく言われますけども、時にはジャンプをすることもですね、これからのフェーズには必要なことだと思っておりますので、その際、もちろんリスクは取り過ぎないようには配慮はしてまいりたいとは思っております。

4番(飯山直樹君)

初めて非常にアグレッシブな発言があって、もう失敗を恐れずに、思いっきりやったほうがいいと思います。ぜひ目いっぱいやっていただいて、今お話の中にあった、海、山、これは当然だと思うんですけど、食ですよね。その食というものと葉山を考えてみると、私は、葉山の強みというのは、文化があることだと思ってます。文化というのは、いろいろ捉え方があるんですけど、湘南の独特なサーフカルチャーとかですね、主に海に起因しているものが多いと思うんですけど。あとは、葉山もアーティストの方もたくさんいますし、御自身がいろんなアーティスティックなことをやられてる方、伝統文化もそうですし芸術、趣味の範囲でやってる、いろんな方がいらっしゃいます。今、人を活用すると、まさにポイントはそこだと思います。先ほど、食というふうにお話あったんですが、ひとくくりにすると、ライフスタイルとか暮らしだと思うんですよね。暮らしというのは衣食住ですから、これはもう人間の生活の中で絶対に永久不滅の必需品ですから、それを伸ばしていけば絶対に勝てると思います。ですので、そういう人たち、たくさんいますから、ぜひ活用してもらいたい。
施政方針では、まさにその(仮称)葉山の魅力を高める実行委員会と。地方創生の仕組みをつくるとおっしゃっているんです。非常にこれはインパクトを受けました。これはこれだなというふうに思いますね。議会でも先日、文化協会さんと意見交換会というのをやりまして、アイデアを持ってる方たくさんいらっしゃると思うんですよね。実際に活動している、今度、料理研究家の方と集めて福祉文化会館でまた会を、まさにそういう人たちだと思いますけどね。そういう人たちをうまく巻き込んで、こうなってもらいたいなというのをつくっていけば、おのずと答えが見てくるんではないかというふうに思います。具体的に、いつどんな形で進めるのかというのは、今まだこれからだというふうにおっしゃってましたけど、具体的には何か計画みたいなものは、今あるんですか。

政策財政部部長(小山誠君)

御指摘のですね、部分については、せんだって2月11日の日に、魅力発信に伴うですね、ワークショップを開催させていただいて、多くの方37名の方が参加していただいているというふうに聞いております。その中で、当然、今、町長のお話にもありました海だとか山だとか、そういった食も含めてですね、どうやって魅力を発信していこうかということで、いろいろ議論をされたというふうに伺っております。また、2回目につきましては25日の土曜日の日にですね、開催される予定ということでおりますので、グループごとのですね、ワークショップにおいて、それぞれ自由闊達な御意見いただく中で、今後の対応をどのようにしていったらいいかということで議論がされてるというふうに伺っております。

4番(飯山直樹君)

わかりました。いろんな方に話を聞くというところから始めて、だんだんだんだんとアイデア煮詰めていくということなのかなと思うんですが。上質な空間、気品のある葉山と、これは非常に高いモラリティー、マナーとかですね、お互いの尊重というかですね、リスペクトがあると。これが、私はやっぱり葉山というのは、都心とは違った葉山のまず一番重要な文化の要素なのかなというふうに思ってます。方針の中でも指摘されてますけど。こういうことをまず実践するためにはですね、当然ながら、役場の職員の皆さんもですね、それに合わせていくということが必要なのかなと思います。大したことじゃないかもしれないんですけど、服装をカジュアルにするとかですね、そういうことは、カジュアルデイみたいなものも取り入れるとかですね、いうことでやってみたらいかがかなと思うんですが、実際に若い方は、もうカジュアルフォーマルみたいな感じの格好にはなってると思うんですが、思い切って、カジュアルデイみたいなものをですね、そのプロジェクトの人たちだけでもいいのでやるというのは、そういうアイデアみたいなものというのはあるんでしょうか。今まであったんですか。

町長(山梨崇仁君)

今、例えばで服装のお話をいただきましたけれども、以前、接遇向上委員会、接遇向上検討会というものを立ち上げまして、そこで窓口対応を中心に、どういった接客をするかということについて、改めて議論をした機会がございます。その際に、職員の服装につきましてもマニュアルをつくってですね、要は、お会いした人が気分を害さないような格好をしましょうという内容にはなっているんですが、その際にですね、例えば、逗子市さんでアロハシャツを着て職務をするシーズンがあったりとか、また茅ヶ崎市さんなんかもその取り組みはされてますが、いろんなことを議論したことを記憶してございます。ただ、葉山町におかれては、葉山はそういった特定の文化にですね、左右されずに町の職員としてはやはりスーツを着て、女性としても身だしなみとしてぴりっとしたものが伝わるような身だしなみをしましょうということで落ち着いたことを記憶してございます。何か、町としての、職員がですね、盛り上がってくるような取り組みで、またそれが来客される方々に、余り嫌なといいますか、逆にいいようなですね、町の質を感じてもらえものがあればと思うんですが、カジュアルといいましても、やはり人それぞれいろんな幅があるためにですね、現状では取り組みについて議論したことはございません。また何かこういったという提案があれば、ぜひそれは受けとめて職員のほうに持ち帰ってみたいと思います。

4番(飯山直樹君)

確かに、アロハシャツとかね、一定の方向というのは合わないなと、私も思います。常におしゃれのセンスを磨いていくということは、葉山の中では非常に重要だと思いますから、それは、みんなが意識として持っているということを、まずはやっぱり自分自身が考えて、気持ちとして持っているということが重要かなということを申し上げておきます。
それともう一つ、こういったプロジェクトをやっていく中でですね、牽引していく人材は非常に重要なのかなと思いまして、「広報はやま」が3年連続最優秀賞を得た実績を生かすと、魅力の創造と発信に努めるというふうなことをおっしゃってます。この「広報はやま」がヒットしているゆえんは、暮らしの情報誌のような紙面づくりにあるのかなというふうに私は思います。そういった声が聞こえますね。やっぱり、そういうセンスだと思うんですよね。それをこれからさらに伸ばしてですね、情報をやっぱりうまく発信していくということを当然絡めてやっていく必要があろうかと思います。施政方針の中で、東京オリンピックを機会として、葉山を国内外にアピールする絶好の機会だというふうにおっしゃってるんですが、そのために、SNSをインスタグラムとか使っていくというふうにおっしゃってます。それはそれで、当然非常にいいことなんですが、もっといろんなメディア化できるものはいっぱいあります。メディアって何ぞやというですね、ことにメディア化をしていくということについて、特化して取り組むぐらいのですね、人がいてもいいんじゃないのかというふうに思いますが、その点、どうお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

当初はですね、新聞やテレビに対するメディアへの対応も葉山町は弱いと批判されたことがありまして、今、政策課のほうで一元的に発信をするようにしてございます。その中でインスタグラムを使ってみよう。また、午前中も質問がありました、例えばしおさい公園ではフェイスブックのページをつくったり、最近、クリーンセンターもフェイスブックのページをつくって独自に発信をするように努めております。それぞれ、なかなか立ち行かない、うまくいかないところもあるかと、課題を抱えながら進めているところなんですが、そのメディアを使うということについて、一見すると、非常に職員の頑張りでですね、いいことのようにとれるんですが、行政の場合の相反する意味で、メディアに流すことがですね、注目を集めたくない人であったりとか、また注目を集める前に未成熟な情報を出してしまったりとか、非常にメディアコントロールが厳密になければならないというところが大事な問題だと思っております。ただ、そのためにですね、人をまた置いてということも、またこれは町村という規模のせいなのかもしれませんが、他の自治体では、大きいところでは広報担当として専門家を民間業者から招いたりしてますけども、なかなか現状では町として専門家をということには踏み込めないところもございます。そのためにも、今、職員にですね、特に広報担当には研修にさまざま出ていただきまして、また本人が、例えば町内会の…子ども会のお母さん方だったりとかPTAの方々に、うまい広報の仕方をお伝えをするということで、本人のスキルアップにですね、なるような機会も講じたりしておりますので、そういった職員の力をより増ししていくことが、今できることかなというふうには考えております。

4番(飯山直樹君)

そうですね、大きな自治体であれば、当然、広報担当官がいて、専門家がやってるという事情はよくわかります。ですので、いきなり特化したというところまでいかないと思いますので、かといって、単にセンスのいいものをつくるのとメディア化するというのは、また別ものなので、そうした勉強もされてるということだったんで、それは積極的にやられるのがいいと思いますね。
話をまた変えまして、今度はPDCAについて触れたいと思います。これは、何度も何度もその数のビジネスプランがないと、それとマイルストーンが欠如しているということを何度も指摘してきたと思うんですが、今回、第四次総合計画、実施計画の進捗提示が提出されてます。限られた財源を町民にとって真に必要なサービスへと充てるために実施計画事業の振り返り内容を踏まえて更新を行うということを施政方針の中でも触れられてらっしゃるとは思うんですが、今回のレビューを見るとですね、活動指針の数値、活動指標数値に対する実績率、達成率で提示をされてます。それ自体は非常に明快でよくできてるなという印象を持ちました。この施政方針の中でも指摘しているとおりですね、限られた財源を真に必要なサービスへと充てるというためには、当然このこうした振り返りのデータを踏まえてですね、毎年同じことの積み重ねから脱却していかなければならないというふうに強く思います。今回の、まだレビューは出てきたばっかりなので、いきなり今回の予算ですぐに反映というふうにいかないと思いますけど、今後これをもとにですね、プロジェクトの選択と集中とか、大きな変更点というのは、今現時点で感じてることというのはありますでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

今回、ちょっと時期が遅くなって大変恐縮だったんですが、振り返りということで、一覧のほうをこの議会に、予算編成に当たってのですね、資料ということでお示しをさせていただいております。今、議員御指摘のようにですね、まだ未成熟の部分もあろうかというふうに、私ども認識を持ってもございますので、今後のですね、予算編成に当たってもそうですし、総合計画のですね、事業の見直し等々でも十分ここら辺を精査する中で、取り組みをしていきたいというふうに考えております。

4番(飯山直樹君)

ありがとうございます。今回のその活動指標数値というのが実績率のと達成率というので提示をされているんですね。まず指針が何々を何件やりましょうというので出ているというの、これは先ほど申し上げましたように非常にいいなと思います。高浜市という自治体、これは以前もちょっとお話しさせていただいたんですが、全業務の棚卸しをですね、これは定期的に行っている自治体があります。今回は、これはある意味、業務の棚卸しみたいなものですよね。それを効率性をどう判断するのかということを、この自治体は、同じ業務をもし民間企業がやったらどうなるだろうということをベンチマークにしてる自治体があります。本当にその効率をきちんと判断していこうと思ったら、やっぱりそこまで、何かのベンチマークがないといけないと思うんですね。実績率、達成率、その目標数値に対してあるというのはいいんですが、もう一歩踏み込んでですね、コスト、効率性、費用対効果とかですね、そうしたものを民間企業と比較してどうかという判断を取り入れていただければ、より現実的な意味のあるものになるかと思うんですが、ぜひ、またそうした観点も持っていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

高浜市の事例、以前も伺ったことは記憶しているんですけども、実際にその民間に委託した場合ということをベンチマークして査定をしているということについて、まだまだ勉強不足で大変恐縮でございます。一度ですね、検討させていただきまして、当町で、全事業というのは難しいかもしれませんけれども、可能性があれば、そういったものを設けてですね、職員の中で、新たな風としてですね、刺激を与えてもらえればいいなというふうに思っておりますので、少し勉強をさせていただきたいと思います。

4番(飯山直樹君)

ぜひ、どういうことをベンチマークできるかですね、項目ごとに分けて、できるところはやっていただければと思います。
ちょっと時間も押してきましたので、歳出のほうに入っていきます。これ先ほども申し上げたんですが、国及び県の動向ですね。これは予算編成方針の42ページでも、財源確保が県は非常に厳しい状況にあって、県のほうでは徹底した歳出の抑制に取り組む必要があるということを、もう既に認識している状況なのかと思います。個人の町民税に依存している葉山町としては、その県の状況よりもむしろもっと困ったことになりかねないなというふうにも考えております。そうした中でですね、現状というよりも、これから中期的にですね、歳出の抑制について取り組む必要があるかどうかという、ざっくりした質問で恐縮なんですが、そうした感じを今、得ているかどうかお伺いします。

政策財政部部長(小山誠君)

歳出抑制ということでの御質問ですが、当然、財政的にかなり厳しい状況というのは十分あるということで、私も認識を持ってまして、当然、予算編成に当たってもですね、当然、限られた財源をですね、町民にとって真に必要なサービスに転換していかなければいけないというようなことで、予算編成のほうにも当たっているわけですが、当然、効率的にですね、効果がある形での取り組みをして、歳出抑制に努めなければいけないという認識のもとですね、各課のほうでもですね、例えば、例で申し上げると、当然扶助費が伸びてるという状況を踏まえますと、健康増進事業を充実することによって、そういった医療の関係ですとか、もろもろ介護保険の繰り出しというような部分での経費も抑制できるとか、もろもろあろうかと思います。そういった部分での対応をですね、今後、意識を強めつつ対応することによって、経費削減につながっていくのかなというふうに考えております。

4番(飯山直樹君)

43ページにですね、実施計画事業の対象でない経費、法定受託事務にかかわる経費や行政内部経費については、行政改革の視点から予算編成を通じて見直しを図りというふうに書いてあるんですね。法定受託事務というのは、これは本来、国・県がやるべき事業の受託の業務かと思います。これは、先ほど来申し上げているように、国・県の歳出抑制の動きはあるので、これから歳入が…この国・県からの歳入が減ってくるなということは何となく予測できてくるというふうに思っておっしゃっているんじゃないかなと思うんですが、そもそものこの法定の受託事務というのはですね、向こうの言い値なのか、あるいはこちらである程度利益なり…利益とまではいかないとしても、少なくてもとんとん以上になる金額で受託するということはできるのかどうか、まずお伺いします。

政策財政部部長(小山誠君)

この法定受託事業につきましては、当然、国・県の制度に伴って町のほうでですね、事務を行っていくわけですが、正直申し上げてですね、例えば補助率ですとか、そういった交付額、率、そういったものが横立てで定められてはいるんですが、国のほうも財源的にですね、不足が生じているというようなことからもですね、満額補助が入ってこないというような状況もございます。そういったことからすると、町のほうにおいてもですね、大変厳しい状況にはございまして、ただ、制度にのっとったサービス提供というのは必要に応じてやっていかなければいけないということで、ちょっとそういった部分でのかみ合いがないところで、国・県に対してはですね、ちゃんと要項、補助要項等に定められた金額をですね、交付していただけるように要望は常々しているところでございます。

4番(飯山直樹君)

ある意味、仕事をやってくださいと言われて受けたら、赤字でやらなければいけないというのは、本当に言語道断というかですね、これが一番の問題なのかなというふうに思います。ちゃんと支払っていただけるように要望するしかないんでしょうかね。それと行政内部経費、これは行政の運営費、施策にかかわる経費ということだと思うんですが、これは行政改革の視点から予算編成を通じて見直すというふうに書いてあるんですが、これは今回、29年予算段階で実際に反映されているものなのかどうかお伺いします。

政策財政部部長(小山誠君)

今の御指摘の部分についてはですね、当然、行革がらみで各課のほうにはですね、編成に当たっては当然、取り組んでいただいた部分での編成ということで認識しているところですが、何分にも十分なですね、対応ができていない部分も一理あるかもしれませんけども、意識的には、そういった部分の視点を持ってですね、編成に当たっていただいているということで御理解いただければと思います。

4番(飯山直樹君)

その行政内部経費というのは、行政の運営費であって、人件費は、等については含まれていないというふうに思いますので、この意味で言うと、ある程度、プロジェクトの選抜淘汰は行っていくのかなという中でも、その他の施策については、この段階ではまだ触れられていないというふうに受け取れます。
人件費についてですね、ちょっと言及させていただきますと、まず総額については、地域手当の削減で若干減ったわけですが、やはりまだ総コストの30%ぐらいを占めているという状況かなというふうに、そういう状況です。この総コストに対して人件費がどれぐらいかかっているのかという適正値というのはないかと思うんですが、じゃあ、他自治体と比較してみてどうなのかというのを見てみますと、大体やっぱり20%ぐらいなんですよね、逗子が23.6で、これは26年のデータですが、鎌倉が22.6、横須賀が19.1、茅ヶ崎20.2と、藤沢18.4、横浜は12.3まで下がっている。やっぱり、構成比として20%を超えない範囲ぐらいっていうのが適正なのかと思います。ラスパイレス指数で見ると、2016年で神奈川新聞では県下ナンバーワンであると、葉山町。全国でも政令・中核市を除くとトップシックだということで、単純にこれも比較してどうかというのはあるとは思うんですが、非常にやっぱりまだ高どまりしている。大体、この辺の自治体も逗子が101.4で鎌倉が96.7、横須賀は97.3と。ほかは茅ヶ崎、藤沢、横浜あたりは大体100ぐらいですよね。なので、あんまり大きな差はここには生じていないのかなと。職員数で見てみる、職員数とかその人口数で見ると、いわゆるそのヘッドカウントでは、大体逗子が1,100万円ぐらいで、このあたりではトップランクという形。葉山、藤沢が1,000万円台で、葉山はこのあたりではナンバーツーですね。茅ヶ崎、鎌倉あたりは、大きく下がって600万円台だと。これはきっと、正規・非正規でうまく回しているのではないかなということを直感的に思いました。注目すべきなのかどうかはわかりませんが、葉山町と比較対象になる、頻繁に比較対象として使われることが一般の人たちの中では多い大磯町見てみると、総額で大体4億円ぐらいの差があるという状況です。一般会計の予算では葉山町のほうが、平成28年度では5億円ほど逆に少ないですね。これはじゃあ葉山は節約してるのかというふうにもとれますし、その人件費と総額と合わせて9億円ぐらいの差が、これは大磯は、要は、施策に使っているんだという見方もできるかもしれません。
大体、以上のことから言えるのは、やっぱり構成比を何とか考えていかなければいけないんじゃないかなというふうに捉えられるかと思います。中期財政計画では、人件費については目指そう値はないんですね。国や他自治体の水準及び社会経済の動向を踏まえ、適正な給与水準を維持するよう努めますというふうに書いてあります。いろんな数字を見ていくとですね、これは当然、個人個人の給与額をいきなり増減させたり加減させたりということは簡単にできるものではないので、やっぱり総コストとしての人件費のコントロールというのは必要になってくるかと思います。例えば、町長がそのワークフロー、ERPによってコスト削減に努めるというふうなことを、前回の施政方針ですかね、でおっしゃってたかと思うんですが、これで何か効果出たのかどうか、またこれからどのくらい出てくるのかどうかとかという考えはあるかどうかお聞きします。

町長(山梨崇仁君)

まず、飯山議員が今お話しくださいました人件費の人件費比率、全体構成の中の比率の考え方とラスパイレス指数という全体的な平均値の中の高い低いを比較した際の考え方なんですが、確かにほかよりもですね、ほかの自治体よりも給与を得ている額について多いと言われるラスパイレス指数が高いことについては、ほかと横並びでなければならないと、これはもう私は意識して持つんですが、一方で比率につきましては、比率が高いということは、確かに人件費が多いというふうに言われる批判もあるのかもしれませんが、一方で、それだけアウトソーシングをしたりとか、ほかの事業費を膨らまさずに葉山の職員の力でやりきっているとことが多い、つまりサービスとして頑張っているなという見方もできると思います。言い方を変えますと、人を減らして逆に委託をふやしていけばですね、もしくは借金をして事業費をふやしていけば、比率は下がるわけで、そういった方法で人件費率を下げていこうという考え方はしてございません。むしろ、先ほどの職員の広報の話と同じように、職員一人ひとりのスキルを上げていくこと、これは技術職も含めてですが、それによって民間よりもより密の濃い、町村という規模もありますので、顔のつながるような職員とのつき合いを町民がしてくださるようなサービスを目指そうということを考えてございますので、比率ということにつきましては、余り今、物差しとしてはですね、ウエートは置いて考えていないところが正直ございます。
その上で、昨年の施政方針の中で、ERP、ワークフローについて触れたんですが、実際にERP関係については、町として統一的な基幹システムを入れているというものは、どうしてもフォーマット関係がですね、主となりまして、そのワークフロー関係で使っているというものは、ほとんどなくですね、アナログでワークフローを構成しているところが多いんですが、例えば、ことし、1階のですね、住民票や戸籍を発行する部署において、昨年、引継ぎ書を提出をいただきまして、いろんな方法でそのワークフローの改善ができないか。また、ファシリティーマネジメントとしてもですね、もっと効率のよいオフィスのつくり方ができないかということを、私自身も研究をさせていただきました。しかし、残念ながら、私の能力不足もありまして、これといった方策が今ない中でですね、取り急ぎ、できることということで、まずは中の職員の配置を多少変更すること、またローカウンター化に伴う職員の意識的な、例えばここから先は見えないようになります、ここで休憩がすることができますということを、多少でもですね、取り入れてみることを、まず試行してみようかということになりました。また、29年度予算でも計上させていただいておりますが、お客様をですね、お待たせする際にナンバーカードを発行することで、より業務に対して職員の意識もですね、番号を待っている方が何人いらっしゃいますよということがわかれば、少しもっとここは急ごうとかここは丁寧に説明をしなければいけないというめりはりもつけられるかなということで、まだまだ試行段階ではあるんですけども、そういったアナログ的なところではありますけども、第一歩を今、踏み出そうとしている現状でございます。

議長(近藤昇一君)

既に時間過ぎておりますけど、よろしいですか。

4番(飯山直樹君)

はい。

議長(近藤昇一君)

これにて、4番飯山直樹議員の総括質問を終わります。
第4番、7番窪田美樹議員の総括質問を行います。窪田美樹議員、質問者席にお着き願います。

7番(窪田美樹君)

7番窪田美樹です。平成29年度予算編成に当たりまして総括質問を行わせていただきます。
ではまず1問目、寄附金に関してですが、寄附金に関し、ふるさと納税を受ける自治体はもっともっとと考えているかもしれません。実質額が多い自治体では、国の制度とはいえ頭が痛いところと思います。ふるさと納税の考え方を伺います。また27年度に1,000万円の御寄附をいただきましたが、残念ながら29年度予算計上はなく、寄附金、教育費寄附金のその後の状況を伺います。
2項目目、姉妹都市交流では、草津町親善交流の取り組み状況を伺います。また昨年度ホールドファストベイ市にお邪魔して、今後の国際都市交流のあり方を考えるというお話でしたが、残念ながら実現に至りませんでしたが、今後の取り組み状況を伺います。
3項目目、以前重点項目に子育てを上げられ、さまざまな子育て支援策を行われてきました。各自治体で支援策の競争にもなってしまっていますが、小児医療費助成事業拡充のお考えを伺います。また、他自治体よりおくれていると言われている幼稚園就園奨励事業ですが、町長のお考えもあり、幼稚園そのものの補助を拡充されました。他自治体ではさらに幼稚園就園奨励事業そのものを拡充を行うところも出てきています。幼稚園就園奨励事業に関しお考えを伺います。
4項目目、介護保険制度の改正により、介護保険事業から一般介護予防事業、介護予防・生活支援サービス事業へ移行され、29年度予算より移行された予算組みがされています。これまで幾度となく移行されてもサービスの切り捨てにつながることはないのかと質問させていただきました。お答えでは、何も変わらず同じサービスを受けることができるというものでした。しかし予算組みを見ると、事業名の変更もあり、わかりにくいところもありますが、予算が減っているのではないかと思います。予算組みも含めた移行状況を伺います。
5項目、これまで下水道事業特別会計の予算組みでは、私自身の観点から見て、予算組みが多い、少ないと残念ながら反対をしてきました。29年度の予算組みは27年度より始まった汚水処理施設整備計画アクションプランを10年のうちに終わらせるものと理解し、進めていかなくてはいけないものと考えています。しかしながら減額された予算組みとなっています。汚水処理施設整備計画の今後の展望を伺います。御答弁のほうよろしくお願いします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

窪田美樹議員の御質問に所管する箇所につきましてお答えさせていただきます。
1項目目、寄附金、1点目、ふるさと納税の考え方はと2点目、教育費寄附金のその後についてのお尋ねですが、関連がございますので一括してお答えをいたします。ふるさと納税の考え方につきましては、引き続き税制を通じて応援したいふるさとへ貢献するという、本制度の趣旨を逸脱しないよう、良識ある対応をしつつ多くの方から寄附がいただけるよう努力してまいりたいと考えております。また、教育費寄附金のその後につきましては、本年度、教育の振興等への使途として7件、10万円の寄附をいただいており、今後貴重な財源として活用をしてまいります。
次に2項目目、姉妹都市交流、2点目、国際姉妹都市交流への取り組み状況についてのお尋ねですが、以前はホールドファストベイ市長を初め関係者の方々をお招きし、またこちらからホールドファストベイ市を訪問するなど、相互の直接的な交流を行ってまいりましたが、財政状況や国際情勢等を踏まえ、現在では季節ごとの手紙の交換にとどまっております。今後の交流のあり方については、先方の意向も伺いつつ方向性を模索しているところでございます。
草津町親善交流の取り組み状況についてのお尋ねでございますが…失礼しました。葉山町と草津町は両町を紹介したエルヴィン・フォン・ベルツ博士の取り持つ縁で、昭和44年3月に姉妹都市関係を結び、現在に至るまで交流を続けております。葉山町の主催事業としては、夏に「草津町親善水泳教室」と題して海水浴の受け入れを行い、スポーツによる交流を深めており、葉山町体育協会の主催事業としては、冬に葉山町民スキー学校が開催され、草津町に行っての交流も行われております。また、より交流を深めることを目的に、平成28年度より葉山町民スキー学校の参加者から、草津町親善水泳教室のボランティアスタッフの募集を行い、より充実した交流が行われました。このほか葉山町体育協会加盟の種目別団体において、バレーボール、野球、ゴルフ、陸上競技、インディアカのスポーツ交流も行われています。文化活動においては、平成28年度に行われた葉山町文化協会の主催事業である葉山町文化祭の中で、初めて草津町の作品展示が実施されております。今後とも宿泊費助成やクーポン券の交付等を通じて、一人でも多くの町民の皆様が草津町を訪れ、魅力を感じていただくとともに、葉山町の魅力を草津町に発信することで、町民レベルでの交流も促進するよう努めてまいります。
3項目目、子育て支援、1点目、小児医療費助成事業拡充はとのお尋ねですが、小児医療費助成事業は子供たちの健全な育成を支援するため、医療費の一部自己負担分を助成するもので、事業は県と町により支えられております。町では子育て世帯への支援を充実するため、平成16年度以降、補助対象者の拡大や所得制限の廃止を順次進め、現在では小学校6年生までの全ての子供の医療費無料化を実現したところでございます。多くの子供を支援することは望むところでありますが、その範囲や方法に加え、何よりも将来にわたり安定して継続的な支援ができるかなどを総合的に判断していく必要があることから、現時点では積極的な拡充については検討項目の一つとして捉えております。
4項目目に移ります。高齢者福祉の充実、介護保険事業から一般介護予防事業、介護予防・生活支援サービス事業への移行状況についてのお尋ねですが、当町では本年4月より従来の介護予防給付から介護予防・日常生活支援総合事業に移行をいたします。今回の移行により、これまで介護予防・訪問介護サービスと介護予防・通所介護サービスは、地域支援事業としてサービスの質を落とすことなく、現行の訪問介護相当サービスと通所介護サービスに移行をするとともに、新たに短期集中予防サービスを創設する予定となっております。また一般介護予防事業としては、これまで介護予防事業を拡充し、介護予防普及啓発事業、地域介護予防活動支援事業を実施する予定となっております。今後要支援者などの多様な生活支援ニーズに対応するため、従来の予防給付に加え、介護予防・訪問介護等々、住民などが参画する多様なサービス提供が可能となるよう取り組んでまいりたいと考えております。
5項目目、下水道事業特別会計、汚水処理施設整備計画アクションプランの今後の展望についてのお尋ねですが、公共下水道の汚水処理施設整備構想、いわゆるアクションプランは、平成37年度までの10年間で浄化センター及び中継ポンプ場の施設を含め、市街化区域における管渠等の面整備を概成させることを目的とした計画でございます。また、新たに下山口地区の全域を事業区域とする葉山町公共下水道事業計画認可計画を策定しており、現在下水道課において縦覧を行っているところでございます。この事業計画ではアクションプランに即した7年間の計画となっており、下山口地区を中心に下水道事業を展開していく予定となっております。今後の下水道事業は、限られた期間の中で、いかに効率的に事業を進めていくのかが大きな課題となっており、この課題への対策の一環として、国土交通省が募集した民間活力の利用、PPPやPFIの導入モデル都市に応募し、当町はPPP事業のDB、デザインビルドを採用したモデル都市として、下山口地区を対象に平成29年度には事前調査を実施する予定となっております。これらの先進的な事例や新たな手法などを可能な範囲で取り入れ、10年概成を目指してまいりたいと考えております。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。

教育長(返町和久君)

窪田美樹議員の御質問にお答えいたします。3項目目、子育て支援の2点目、幼稚園就園奨励事業拡充はとのお尋ねですが、国においては平成28年度から第2子、第3子以降にかかわる保護者負担の軽減措置及びひとり親世帯にかかわる保護者負担の軽減措置を実施し、幼児教育無償化に向けた取り組みを段階的に進めているところでございます。本町においても国の制度拡充に伴い、軽減措置に対応した補助金を限度額まで交付しているところでございます。また、この国が定める額のほかに、園児1人当たり一律9,000円を町単独分として加算し交付しております。この加算分を実施している県内市町村につきましては、それぞれの規模などに合わせさまざまな形で実施しており、本町におきましても現段階では国の定める限度額の上限を適用していることもあわせて、妥当な措置ではないかと考えております。以上でございます。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

7番(窪田美樹君)

御答弁ありがとうございました。再質問をさせていただくに当たりまして、町長の施政方針の中には、今年度の予算組みはどのように考えたかというところが盛り込まれているかと思います。その中からもあわせて質問させていただきます。
その中で、町長の一番最初の言葉の中に、私はこれまで防災や子育て、健康というテーマで、町民の皆様と町職員が同じ目標に向かって一つになる力を大切にしてまいりました。平成29年度はそうして培ってきた協力体制の中で見えてきたさまざまな可能性や新たなニーズに向き合っていく、いわば葉山の強みを伸ばす挑戦をしてまいりたいと思っています、というのが今年度予算編成に当たって、こういう思いを持った予算組みをしたということでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

まず施政方針としてですね、考えているところを述べさせていただいておりますので、予算にすぐに反映しているかといいますと、現状ではまだまだ、先ほどの魅力を…の会議のようにですね、議論を進めているものが多数ございますので、予算上につきましては今後皆様にその内容をお示しする中で、必要な予算があればそちらもあわせて御説明申し上げてまいりたいと思っております。

7番(窪田美樹君)

大きな思いの中に、また下に…下にというかその中に施策が入っていくっていうような感じだと思いますが。ここの中で、私はこれまで防災や子育て、健康というテーマって、毎回テーマを持たれていると、施政方針の中で言われてきたと思うんです。その中で子育てを、例えば子育てがテーマだったら、子育てをテーマに上げてるんだから子育て施策をもっとやったほうがいいんじゃないかっていうふうに詰められるっていうんですか、頑張ってっていうふうに応援する声が多かったと思います。同じように健康というテーマなら、これだけでは足りないんではないか、もっともっとっていう声があると思います。そういった中で、言い方を変えると攻められるところがもうピンポイントで出てくる。ですが、今回の中ではどこを攻めたらいいのかなっていうところがあるんです、どうしても。どこがやりたいんだろうっていうようなところで、いうところで一生懸命読んだ中では、葉山の強みを伸ばす挑戦がそこの部分に当たるのかな。葉山の強みを伸ばす挑戦っていうところ。いかがなものでしょうかね。その攻めどころというんですか。山梨町長にしたらここを頑張ったんです、こういう思いを持って頑張ったんですっていうところでは、やはり葉山の強みを伸ばす挑戦というところがテーマっていう、大きなテーマというところなんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

別に攻めなくてもいいとは思うんです。(笑)そうですね、攻めどころとおっしゃいますか、何かテーマにですね、のっとって予算をつけていこうということは確かに行政的にはわかりやすかったのかもしれませんけれども、町民の皆様におかれてはそういったものをやってるからそこに参加をしてみようというふうな行動を促す一つのテーマだったというふうに思っております。それが来年度、町民の皆様にとってはですね、そういった集まる場において、もっとこうしたらいいのにとか、もっとこんなことをやらないのといった、たくさんの人が集まりますといろんな議論がそこでも起こります。いろんな話題やですね、世間話も含まれると思うのですが。そういった話し合いの中で出てきたものをですね、ぜひ形にしていきたいというふうに考えているところです。
例えばそういった場で私もよく伺うのが、葉山にはすばらしい人材がいっぱいいるんだ。こんな人がたくさんいるよということを御紹介も含めてたくさん伺うことがありました。先ほど飯山議員から御指摘がありましたが、アーティストの方々もたくさんいらっしゃいます。昨年はそういった人材を活用しようということから、国際化に向けて外国語に堪能な方々を町の声がけで集まっていただきまして、そういった方々と外国人サミット、外国人の方も実際に入れてですね、行うことができました。葉山の人材を活用することがですね、私にとっては非常にうれしいことだったということを強く記憶をしております。ことしはそういったテーマとしてはございませんけども、葉山の方々がそれぞれの分野において活躍できるところでたくさん活躍をしていただけること。それがやがて葉山の魅力につながっていくことだと思っております。申し上げたように、食や山のことについて詳しい方、たくさんいらっしゃいますので、私が山に入って切り開くときはきっと誰かのお手伝いであり、また食について私が語るときも誰かの受け売りであったりとか、誰かから学んだものをお伝えするしかないかと思っております。ただ、そういったものを教授してくださる方がたくさんいらっしゃるということが、この町にとってたくさんの魅力を見出す一つの可能性であり、そういった方々と一緒になって挑戦をしていきたいというふうに今強く思っております。以上です。

7番(窪田美樹君)

すいません。言葉を間違えました。攻めどころではなく応援しどころ。はい。応援しどころはどこかというところと思います。そこの中で、今お話しの中に、やはりちょっと首をかしげちゃったのは、テーマはないとおっしゃったのかなというふうに感じています。ピンポイントでおける防災だったり子育てだったり健康というところではなく、人と人とのつながり、いろんな人材の方とかのつながりだったりっていうところ、葉山の強みというところを伸ばすっていうことに頑張ってはいきたいけど、それはテーマではない。だからぽわんとした、何ていうんでしょう。どうしても攻めるほうを考えてしまうところが申しわけないところなんですが、どこを頑張られたのかな。予算組みに関しても、読んでいても、そうだそうだっていう、ここ頑張ったっていうところではなく、どんといったっていうところが残念ながらない中、感じられなかっただけなんですけれど。そういった中ではどこを強く応援していけばいいのかなって、これから29年度。まして予算委員会の中で細かく聞いていける中では、もうちょっと足りないんではないかとか、ここ頑張ってますねっていうところが一言欲しかったなと思っています。そんな中でテーマがないというところでは、それを踏まえながらこれからの予算委員会…もう一度確認させていただきます、では。テーマはないということで、今回のところは、よろしいですか。

町長(山梨崇仁君)

はい、従来のようなですね、行政的なものを掲げたテーマは確かにございません。結構です。

7番(窪田美樹君)

テーマはないと言われても、やはり防災だったり子育てだったり健康ということに特化していろいろ明記されてます。広く全般的に組まれているんだと思っています。そんな中でこの施政方針の中では、ほかの議員も言われてました、町民が休日を葉山で楽しめるようなまちづくり。町外の方にいつかは葉山へと思ってもらえるまちづくりに全力を挙げて取り組んでいきたいと書かれています。これが、横須賀市長なんですけれど、横須賀市長の施政方針では、人口減少対策に必ずや市の社会減をゼロにするという意気込みを職員と共有し、市役所が一丸となって邁進すると全力を挙げる考え、人口減少対策に全力を挙げますと言われています。逗子市は人口減少と少子高齢化を克服するため、逗子モデル強化予算と銘打った予算組みということをされています。鎌倉市長は子育て世帯にねらいを絞って施策を充実させた。市への流入をふやし増加につなげたい。みんなすごい意気込み感じられるんです。そんな中、葉山町の山梨町長は、町外の方にいつかは葉山へと思ってもらえる。住んでもらえるではなく、またそこも一歩、思ってもらえるということで、これはまたいつかということになってしまうと、こういった施策の中では逗子市や横須賀市、鎌倉市に住まわれてしまうんじゃないかな。どこかにね、この湘南方面…葉山やこっち側に来たいな、住みたいなって思われたときに、そちら側に行かれてしまうんじゃないかな。先ほどの質問の中で、御質問の中でお答えの中で、人口減ではない、増じゃなくて減らない取り組みというふうに言われました。だけれど、どうしても社会減が、社会的に人口が減っていってしまう中に、その思いの中では、人口減っちゃうんじゃないかなと思うんですが。ほかの市の施政方針など、取り組みなどを聞かれてどのように感じますか。

町長(山梨崇仁君)

葉山町が発信をしていく、また取るべき方策とは若干違うなというふうに正直思いました。否定するわけでは全くございませんが、それが未来に対してですね、それも短い未来じゃなくて長期的な未来に対して葉山町が今、ことし1年間という行政に限られた単年度会計の中で、取り組みをぐっと力を入れることが、未来的にいつまでもというふうには、私にとっては今すぐ必要なものではないと、3市の施政方針については私はそのように受けとめておりまして、葉山町はそういった3市のような声かけの方々ではないところでですね、葉山の魅力をしっかりと守っていくことが、未来的には私はそれが花咲くときが来るというふうに今は信じております。

7番(窪田美樹君)

今のお答えを聞いても、葉山町長、山梨さんの姿勢というんですか、お考えがよく感じられるものと思います。そのようなお考えの中から、町外の方にいつかは葉山へと思ってもらえる。住んでもらえるではなく、またさらに思ってもらえるぐらいにとどめた。広い海の中、ウィンドサーフィンでこうやられた中で過ごされてきた青春時代。荒波にもまれながらもそういった青春時代を送られてきた方のお考えもあるのかなとも感じなくもない。ただ、ほかの市は必死ですよね、この施政方針だけを見れば。また逗子だって緑が多い。葉山町はインスタグラムとかいうのありましたけれど、逗子市も…ごめんなさい、名前忘れてしまったんですけど、写真、昔からの写真を映像化して見やすく。逗子市の魅力をやはり同じように画像を使った魅力を打ち出すというようなこともやられています。どの自治体も同じような…同じようなというか、ことをしようとされてますよね。そんな中には葉山の魅力、いつかは葉山へというほわんとしたものの中にも特化した、やっぱり葉山だって言われるようなものが必要なんではないかと思ってしまいました。
それでは、通告の中にあります寄附金なんですが、こちらもふるさと納税では大きな問題というか、いろんな考え方があるかと思います。先ほどのいろんな方の御質問、御答弁の中でもありました。横浜市長のこの前の新聞報道では、寄附という尊い行為が返礼品競争になっているのは本来の意味からは違和感があるということ。やはり横浜市は全国の中で一番流出してしまう額が多いと言われています。横浜市のふるさと納税による減収想定額は全国自治体で最大となっているということですよね。この施政方針の中で山梨町長は、昨年は返礼品制度を取り入れたふるさと納税をスタートさせるも、平成28年度分の納税寄附額は平成27年度の流出寄附額と比較すると1,000万円少ないというふうに言われています。寄附者の意向を酌みたいものの、財政的な赤字補填も考えなければいけない状況。現行制度の改善を求めると同時に、他に寄附を募る方策を模索してまいりますとあります。そこで質問なんですが、財政的な赤字補填というんですが、その財政的な赤字補填というのはどのような、どこに対する赤字補填なんでしょうか。多分返礼品を考えるお金と、他の自治体、他の自治体から寄附を、葉山に寄附されているお金との差額というのは1,000万円あるというふうに言われていますが、その足りない分が赤字補填っていう意味なんでしょうか。どこの部分をもった赤字補填というのか教えてください。

町長(山梨崇仁君)

大まかに言えば、やはりふるさと納税で本来払うべき金額2,600万円何がしが出てしまっている昨年度の実績があります。これは赤字と考えれば、せめてふるさと納税で入ってくる分、それは補填をしたいというふうに思っております。また納税で入ってきた際にもですね、それは商品であったりとか、またシステムのほうにお金を支払わなければいけないので、実際には例えば2,000万円出てしまえば3,000万円ぐらい入ってくれないと、本当の実質の出てしまった分のですね、補填にはならないというふうに考えておりますので、そこをやはりしっかりとふえるようにはしなければいけないなというふうには思っております。

7番(窪田美樹君)

では制度的なもので、お金の流れの上での赤字補填、出ていってしまう分のほうが多いから、そこは赤字補填という意味なんですね。
それではその次…次というか中で、現行制度の改善を求めるというものなんですが。これはどこに改善を求め…葉山町の中での仕組みの制度の改善をするのか。それともどこに改善を求め、どのような改善を求めるということでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

こちらでは現行制度とさせていただきました。ふるさと納税制度、国が始めた制度について、例えば新聞社からですね、アンケートが入ったりとか、また先日もそういった市町村長会議の場でも発言を申し上げさせていただきまして、制度自体がそもそも過度なんじゃないかということについては、制度改正をしてもらいたいというふうには思っております。また一方で町自体のですね、先ほどふるさと納税のホームページのことについても御指摘がございましたので、もう少しわかりいいようにしていくことも、今後改善をこちらもしていかなければいけないなというふうには今承知しております。

7番(窪田美樹君)

制度の改善を求めるということは、じゃあ国がこうやりましょうねって言ってる制度ですよね。国が設けている制度に対して、いや、この制度改善してほしいっていう声を上げるっていうことでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

そういったことも要望として上げていかなきゃいけないなというふうに思っております。

7番(窪田美樹君)

国に要望を上げてもなかなか通らないのが今の国との動きかと思いますが、どうぞ葉山町から意見書を上げるなり、本当に目に見える動き、どこかの市町村会議とかそういった中で発言をするだけではなく、確かに国に届く動きをしていくべきと思いますが、そういったような確実な国に直接言いに行くとか、大臣に言いに行くとか、そういったものを動かれるんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

窪田議員がおっしゃる見えやすい動きとしましては、確かに私が要望書を持って行くということは見えやすいのかもしれませんが、おっしゃるようにそれがどこまで意味があるのかというところも議論になると思います。前回も、町村会でもですね、こういった議論がありまして、やはり多くの自治体の中でも流出のほうが多いという声も聞こえてきましたので、そういった団体の力を使わせていただいて、神奈川県町村会、できれば県全体としてもそういった意見を上げられるようなまとめをできていけたらいいなというふうに思います。

7番(窪田美樹君)

いや、そういった目に見える動きはどのようなものかって、そうやってどういう動きをしたのってちょっと突っつく議員がいるかもしれない。そういったところでは、こうやって意見書を持って行ったんですよ、国に動いたんですよというところは、大きな葉山町としての一つの動きだと思ってお話しさせていただきました。ですので、いろんな会議の中で発言ももちろん。だって得して…得っていう言い方はあれですけれど、それによって潤ってる自治体は多い…どちらが多いかはわかりません、実際の数字の中で。うんと潤っている市だったり自治体がある中で、横浜市のように30億という中が税額が減ってしまってるという中が、そういう自治体とも声を合わせて上げていくのがいいのではないかなと思っています。ですが、葉山町はその中でもいかに納税をしてもらうかっていうところも、先ほどの中でいろんな動きをされるということがあった。逗子市でもウィンドサーフィンの教室などをやるという中、ぜひほかと、海がある中で、ほかの自治体もそういったお教室などやられてるところもあるかもしれません。ですが、町長がウィンドサーフィンをできるっていう自治体は少ないかと思います。そこで葉山町長とウィンドサーフィンをやれるような、またこれって一つの話題にはなると思うんですよ。ただのお教室ではない、葉山町長とウィンドサーフィン、町長が直々に一緒にウィンドサーフィンをやりますよっていうようなところ、ほかの自治体にはない一つの動きと思います。同じようなこと、葉山牛もおいしいですよ。でも今、全国の中で1番は宮崎。宮崎の牛肉が1番なんだそうです、その返礼品の中で。だけどその同じような中では、人と違うことをやらなければ目立ってこないっていうのが一番と思います。ぜひ葉山町長、ウィンドサーフィンをやろうっていうような企画も必要かと思いますが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

ウィンドサーフィンをやるのは幾らでも構わないんですけども、実際に草津の皆さんがいらしたときには、私もその日だけはですね、一緒になってやらせていただいていて、すごく貢献できてるなというふうに思います。そうですね、いいかもしれません。(笑)試しに、どこでしたっけ、どこかの自治体でも市長と食事をするというふるさと納税の発行をしたところがありました。少し前向きにですね、どうやったらできるんだろう、どの程度の金額がつくんだろうと私もちょっとわからないんですけども、検討はしてみたいと思います。

7番(窪田美樹君)

先ほどの4番議員ではない、横文字で前向きなって言えたらよかったんですけど、ちょっと横文字が言えないもので、前向きなお答えと思います。その中で、やはり出て行ってしまう額が多いというふうに言われた中には、ここもひとつアピールのしどころではないか。葉山町民の方に、今の葉山町の現状、横浜市は企業からの納税もありますよね。ただ、葉山町は町民の方の税金にほとんどが頼っているような状況の中、そんな中にふるさと納税をされてしまうというか、もちろんその志もあるんでしょうが。ふるさと納税によりこれだけ減額になってしまうということが、どれだけ町民、葉山財政に影響するのかっていう非常事態宣言。まだこれからどんどん減額になってしまうのかと思いますが、つながるかと思いますが、そこの中でこういった現状、皆さんが納税されることももちろんよしなんですけれど、そういった影響で葉山町がこれだけの減額になってしまいましたっていう、この施政方針の中でもこの文章の中にあるだけではなく、本当にこういうことでこういうふうにこれだけの1,000万円があればこういうことができたかもしれないような、目に見えるお金の使い方。例えば公園に何々が置けましたとか、こういったようなことが、非常事態宣言みたいなものがすれば、ああそうかっていうふうな。もちろん牛肉も欲しいですよ。でもそこが、ちょっと一つ我慢すれば葉山の自分の住む、ある意味ずっとここにいればここもふるさとなわけですよね。そういったところに関係してくるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

実際にですね、この施政方針でも書かせていただきましたが、一方でこの町に対して葉山の教育環境、また町長に一任という項目もありますけども。思いを持って納税をしてくださってるということ、そこは物ではなくて実際に本当に葉山に貢献がしたいという心からの方もたくさんいらっしゃると思いますと、仮に本年度、まだ正確な金額が出てませんけども、昨年2,600万円何がしが出ていることを考えますと、もしかしたらこれはそのまんま、先ほど申し上げた私、入ってきた分が千何百万だからマイナス差し引き1,000万円だということを書かせていただいておりますけども。思いを入れるとですね、もしかして出た分が丸々赤字なのかもしれないというふうに思っております。そう考えますと、おっしゃるように、葉山の方々に向けてですね、これだけの今流出があります。またそういったことによってこういうことができなかったということを、あまり、行政ですのでこの事業この事業と当てはめることは難しいんですが、そういった可能性が失われているということをお伝えしつつですね、後段では純粋な寄附の文化というものを葉山町では活用できるんじゃないかということも、ここも挑戦という意味では淡い期待をしているところがございます。ぜひそういった寄附を、昨年なかなか、検討はしたんですけども、クラウドファンディング等合致するものが見当たらなかったので、本年度純粋に真っすぐ、これをつくりたいから寄附してくれということを発信していくことをですね、やってみてはどうだろうというふうに考えているところではあります。

7番(窪田美樹君)

そういったお知らせも含めて、ふるさと納税をもう一度他の自治体と一緒になってというか、他の自治体がこうやってる、返礼品にっていう走るのも、開発、葉山の魅力を高めてそこを返礼品として考えることも一つですが、そこの流出をとめる手だても必要かと思っています。今お話の中にありました寄附の部分でなんですが、先ほどのお話の中でも、新たな寄附、ほかに寄附を募る方法を模索するというふうにありました。これってどういうふうに模索…模索の段階なので、実際にきちんとしたあてがあるというわけではないかと思いますが、どのように模索をされるのでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

先ほど後段で少し申し上げたんですが、もうそのまま寄附が欲しい、また寄附していただけるようなジャンルについては求めていくということを正直にやっていいんではないかと思っております。ただ、これというのがなかなか限定が難しいので、今現状で思いつくのは例えば新しい施設をつくる給食センターなどは、給食センター設立にぜひ御厚意をということは、形として残るものですので非常に言いやすいかと思っております。ただそれに際しても、言い方であったりとか、また寄附を募ることについての賛否も出てくるかと思いますので、そういったものをしっかりと精査した上で取り組みができればなと思っております。そのような事例をほかにもふやしていければなというふうに今は模索中でございます。

7番(窪田美樹君)

今、少し給食センターということが出てきたんですが、先ほどの質問の中でも、教育費の寄附金、28年度は10万円ということがありました。以前、27年度ではありましたが1,000万円の寄附というところでは、残念ながら28年度の補正予算とか29年度の予算計上の中でも、その項目に特記はございませんでしたので、御寄附のことはないかと思いますが、あのときの説明では1回きりではないというような御説明をいただいたかと思うんですが、そこら辺の動きというんですか…は、いかがなんでしょうか。

政策財政部長(小山誠君)

確かにですね、これ、教育基金を設置するに当たりまして、寄附者の御要望というか、意思を確認する中で、議員の皆様のほうにもですね、そういったお考えがあるという旨をですね、お伝えさせていただく中で基金の設置をさせていただきました。そういった経緯はございますけれども、今回直接確認はさせていただいてないんですが、昨年度寄附をいただいた方、何か諸事情があってですね、今回できなかったものなのかなというふうに思ってるとこでございます。

7番(窪田美樹君)

もちろんお相手のあることですし、これは寄附ということで、相手様の善意のもとに行われていることでありますので、葉山町として何か失礼があったというようなことは何もなく、特に何か特別な状態が、あちら様の動きはわかりません、こちらが何か失礼なことがあってというようなことはないと。何も特に変わらないけど、その申し出がなかったということでよろしいですか。

政策財政部長(小山誠君)

窪田議員御心配の部分につきましてはないと私は思っております。対応云々ということで私ども事務局のほうもですね、失礼があってはならないということで、緊張感を持って対応させていただいているとこでございますので、そういったことはございません。

7番(窪田美樹君)

この御寄附なんですけれど、町としては継続的なものを考えてるって、以前の御説明の中で。そういった中では、葉山町の財政において何か今後少し影響があるとか、そういったものはいかがでしょうか。

政策財政部長(小山誠君)

町全体の財政云々ということではちょっと考えにくいのかなと思いますけれども、ただ、基金を設置するに当たって、寄附者の思いというところを思い返せばですね、当然その方もですね、町へ何とかして貢献していきたいというようなお考えがあってのことでしたので、今後の対応を期待しつつというところでございます。そういった部分で影響がないとは言い切れない部分もあろうかと思いますけれども、寄附者の御厚意に期待をしたいというふうに思っております。

7番(窪田美樹君)

では、それではその後の様子も見させていただきたいと思いますが、生きた1,000万円、今いただいたものも設備費にということですので、寄附者の方の思いをきちんとくみ上げた活用の方法をお願いいたします。
少しまた戻ってしまいますが、企業との、新たな寄附の中に企業とのコラボというお話もありました。その部分ではどういったものを考えられているのでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

ことしのことでよろしいでしょうか。昨年度も実は企業版のふるさと納税を期待したんですが、大分使い勝手が難しいものでですね、今そちらについてはということは一旦置いてはおります。企業とのコラボレーションとしましては、そういった町に対する、お金で入れてもらえるのが一番ありがたいんですけども、それも難しいということもですね、前提に置きまして。先日パナソニックさん、正確にはパナソニックさんのあそこはホールディング化しているので、事業者であるAVCネットワークスさんとですね、協定を締結させていただきまして、町のインスタグラムの力を認めてくださって連携はしたんですが。パナソニックの会員さんに葉山町のインスタグラムの写真等をですね、認めていただいて、葉山町でそういった写真による活動といいますか、写真を撮り合ったりとか、写真家の先生をパナソニックさんに連れてきていただいて講演をしていただいたりとか、そういったことをですね、コラボレーションすることで葉山の価値を上げていく。またそうやって葉山に来ていただくことを回数をふやすこともコラボレーションによる成果として出てくればいいなというふうに思っております。

7番(窪田美樹君)

今のお話を聞きますと、費用、お金をうんとかけるのではなく、企業さんとの提携とか、企業の力と葉山の魅力をつなげて、情報発信だったりをしていくというような、山梨さんがとても好きそうな取り組み方法だと思います。そういった中では大いにこういったコラボをしてくれる企業を求めるためにも、やはりこれも情報発信、葉山町の魅力発信が必要かと思いますので、大いに取り組んでいっていただきたいと思います。
姉妹都市交流に関してなんですが、草津町との親善交流。たくさんの方、ほかの議員の方もお話しされていました。今回予算組みが今まで28年度は宿泊費助成なんですが、40万円組まれていたものが30万円の減額の予算となっています。もちろんこの予算というものは実績ベースということがあろうかと思いますが、いろんなことをやったんだけれど、利用される方が少ないから予算組みが減りましたっていうんなら、まあしょうがないって納得するんですが、今までパンフレットの印刷やクーポン券の発行はされています。ですがその効果もないのかなっていう。実際クーポンを利用させていただきましたが、それを利用するということがなかなかできなかったという中では、ここの取り組みというところはいかがなものなのか。どのように予算組みまで減らしてしまうという町長の思いをお聞かせください。

町長(山梨崇仁君)

クーポンがですね、なかなか難しいといいますか、魅力を見出しきれてないということも私も承知してございます。その結果かもしれませんし、また実際に姉妹都市として…失礼、町のこのクーポンをですね、また助成事業を使って行くというよりも、インターネットで気軽に予約をして行くことができる時代ですので、そういったほうでより早くですね、対応することを望まれてるのかということを感じておりまして、実績ベースに基づいて減額をせざるを得なかったんですが、また別の方法でより草津町と親交が深まるように対策を考えなければいけないなというふうには思っております。

7番(窪田美樹君)

このクーポンを使われるほとんどの方はスキー教室を利用されてる方がほとんどかと思います。先ほどの質問の中でも、スキーをやらなくてもスノーシューっていうお教室があるから、それをどうぞ利用してくださいというお話もありました。高齢者の方が雪道に、雪が降った中、歩くだけでも危ないっていう中に、スノーシューどころの話ではないというのが現状だと思います。そういった方も、でも草津には行きたいという方には、やはりほかの議員の方のお話もありました、温泉がいいと思っています。温泉に入れば健康長寿命化にもつながるっていうところもあります。何しろふるさと納税、草津温泉、草津町では草津温泉に入れるとか入浴のものを、ふるさと納税の返礼品として扱ってるぐらいです。そこで姉妹都市の中、よさとしては、冬ではない夏の時期に、夏でも春でも秋でもいいんですが、お年寄りの方。若い方は自分で運転して行こうと思えば行けるという中では、お年寄りの方に限って、ある程度区切りが必要かと思います、一つの提案なんですけどね、にバスを出す。ここはもう高齢者福祉の観点を入れて、そういったツアー。現在3台とかバスが出てますけど、スキー。その中で1台でも2台でもいいから、そういった策を、案が必要かと思うんですが。そういったお考え、そこで助成事業にもなるかと思いますが、いかがですか。

政策財政部部長(小山誠君)

この姉妹都市草津町との交流の今議員からの提案というか、お話の部分で私が思うにはですね、町がどれだけのことができるかわかりませんけれども、バスをチャーターして賛同者を募って行くということも一つの手法だとは思いますけれども、草津町さんのほうにもですね、当然そこら辺お力添えをいただく中で、草津町さんよくやられてるのは、ツアー会社さんとコラボして旅行者を募って地元の活性化を図るとかっていうような取り組みもされてるように伺っております。そういった考え方から、例えば葉山町民を参加者、対象者とした形でのですね、ツアーを組んでいただいて、格安の値段で組んでいただくのも一つの手法で、今言われてる部分も解決できるのかななんていうふうにも思っておりますので。今後そういった部分で先方さんのほうの意向も確認しつつですね、民間企業さんのお力添えもいただく中で、対応を図れればなというふうにも思っております。

7番(窪田美樹君)

先ほどのお話もありましたように、ネットだったり民間のツアーを利用した場合、このクーポンが使えないっていう残念なところがあります。ですので草津町さんと葉山町が連絡を取りながら、ぜひお年寄り、温泉につかるっていう目的、それこそ姉妹都市のまた一つの方策ではないかと思いますので、前向きに御検討ください。
国際姉妹都市交流なんですが、町長、昨年は12月のお話で、残念ながら日程が合わなかったっていうお話ですが、29年度、1年間ありますが、行かれる予定はありますか。

町長(山梨崇仁君)

ぜひ行きたいという意向は今も持ち続けてはおります。参考までに、ことし関東町村会か全国町村会の海外視察、毎年断ってるんですけども、たまたまことしがオーストラリアでして、順番で私は今、神奈川県内で3番目に行きませんかと声がかかる、ずっと断ってるもので順番が上がってきちゃったんですけども。オーストラリアということでですね、ちょっと無理を言って仮にホールドファストベイに行くスケジュールに変えてもらえないかということも相談したんですが、結果だめだったという結論があります。ですので、ことしも今のところは予定はないんですけども。先ほど申し上げたような、先方に今、20周年に向けての意向確認をしている最中です。その意向次第でですね、事が進めば、来ていただくことも含めて、また私が行くことも含めて、交流をすることになるかとも思いますので。そうならない可能性もありますけども、それを踏まえて判断をしたいというふうに思っております。

7番(窪田美樹君)

オーストラリアに行くんですってお答えが来るかと思ったら、ホールドファストベイにも…オーストラリアに行くかもしれない、でもホールドファストベイには行かないっていうお話。オーストラリアも広いですから、ホールドファストベイに行けないということだと思いますが。これがなかなかなかなか、なかなかなかなか結果が出ない。どうするのか、この姉妹都市関係をどうしていくのかって言われながらも、ずっとお手紙のやりとりに残念ながらなってしまっています。小学校では英語が授業になって、英会話を進めている中、この姉妹都市交流も一つのきっかけ、本当にきっかけになる、きっかけというか大事なことになるんではないかと思います。白黒はっきりつける時期ではないかと。せっかくあちらの方が20周年ということでは、葉山町とのあちらとこちらですね、20周年という中では、どうするのって言われるんではなく、しっかりと手紙だけのやりとり、細々つなげるんではなく、社会情勢もありごめんなさいっていうこともあるかと思いますので、きちんとした判断をしていただいたほうがよいのではないかと思います。
それでは小児医療費助成事業の拡充について、やはりほかの自治体に向けてという、余り考えはないということなんですが、鎌倉市では中学校3年までやるという、10月から中学校3年までということが決まっています。ほかの逗子市でも小学校6年生まで。さて、葉山町は横並びになっているところで、葉山町が頑張るとそこはほかの市町から怒られちゃうんですよっていう何かあったと思うんです。鎌倉市が中学校3年までやっちゃう…やっちゃうというか、行われる中では、町長それは待ってくださいよっていうようなお答えをしたのか、よし私も頑張りますっていうふうに考えられたのか、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

葉山町の何よりの強みは、全ての子供、つまり所得制限がない状況が一番の強みだと思っております。これは町として年齢を上げていくというよりも、町の所得が多い方が多いという実態を踏まえて、誰でもということに重点を置いた結果でございますので、そういう意味ではどこの自治体を見たときでも、所得制限があるかどうかをやっぱり気にされる方からすると、あ、葉山は違うねと今でも思ってもらえる状況があることは、これはぜひ続けてまいりたいと思っております。

7番(窪田美樹君)

所得制限アピール度としては中学校3年生までのほうがアピール度は高いのは山梨町長も御存じかと思います。ですので、アピール度も考えた施策も必要、一歩踏み出したっていう中での施策も必要かと思います。鎌倉市ではこれまで第3子以上、幼稚園就園奨励事業なんですが、3年生以上は無償…あ、ごめんなさい、第3子以上は無償でした。今回市長選もありますから市長のアピール度もあるんだと思います。第2子の幼稚園保育料を実質的に無料ということも言われています。横に倣えということではないですが、こういった取り組みも必要かと思いますので、先の長い話ではない話で、山梨町長が次に出られるかどうかは別としても、こういった施策も費用を考え予算を考えた一つとして考えていただきたいと思っています。
高齢者福祉の充実なんですが、サービスは変わっていないというんですが、この予算組み、どう見ても減っているように感じるんですが、そこら辺はいかがなんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

新総合事業に移りましても、今受けている通所サービスと、それから訪問介護の部分につきましては、御本人がそのままを続けたいということであればそのまま受けれるということで、それが質が落ちたりとかですね、サービスが変わるということはございませんが、それ以外に今までの予防のところ、予防の事業をふやしていったりとか、そこであと地域に合った方策ができるということで、まだちょっと29年度のスタートのときにはすぐにはできませんが、民間の力を使ったりとか、NPOさん、民間、それから地域住民を使ったサービスも考えていくというところで、今現に使っている方がサービスが落ちてしまうとか、使えなくなるということはございません。

7番(窪田美樹君)

いや、サービスの質が落ちるとかではなく、予算組みが減ってることが気になってはいるんです。介護予防サービス事業と、新規事業になる一般介護予防事業と新規事業の中と合わせて減った分、ふえた分を合わせて同じぐらいの金額ならいいんですが、金額にかなりの差があると思うんです。そういった中でサービスを受ける、受けない、受けたもの、どうしてその予算組みが減っていいものなのか。また今までどうしてもお年寄りがふえる方がいる…お年寄りがふえることによって、どうしても自然増になってますよね、何%か。そこの部分を考えると、かなりの減ってる部分があるかと思うんですが、新規の方も同じようなサービス、新たに要支援1、2。今までの方は同じサービス、新規に1、2になっても、今まで受けられた方と同じサービスを受けられるというような状況にはなってるんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

それは同じです、はい。予算額の細かいところにつきましては、特別委員会のほうで、予算委員会のほうでお話しさせていただくということでよろしいでしょうか、その給付費とかの部分については。はい。

議長(近藤昇一君)

既に時間過ぎておりますので、よろしいですか。これにて7番窪田美樹議員の総括質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。再開は午後3時35分とさせていただきます。(午後3時03分)

議長(近藤昇一君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時35分)
休憩前に引き続き、総括質問を続行いたします。第5番、9番石岡実成議員の総括質問を行います。

9番(石岡実成君)

9番石岡実成でございます。議長のお許しを得ましたので、平成29年度町長施政方針及び葉山町一般会計、特別会計の予算書につきまして、総括質問をさせていただきます。昨年の総括質問の場では、午前中、土佐議員からもありましたとおり、その前日に判明したまさかの同僚議員のスキャンダル報道に、何とも表現しづらい違和感を覚えたまま、この場に立ったことをよく覚えています。今回に至っては、通常に戻った議場で質問させていただけることに感謝しつつ、気を引き締めて質問をさせていただくつもりですが、午前中より既に同僚議員からさまざまな質問がされており、町長初め担当部局の皆様も相当お疲れのところだと思います。なるべく重複するような質問は避けようと原稿修正しておりますが、若干重なった内容にはなってしまいますことを御容赦いただければと思いますし、一問一答式ということで、答えづらい質問もあるかと思いますが、おつき合いのほどよろしくお願いいたします。
まずは、平成29年度の町長施政方針について、何点かお伺いさせていただきます。相変わらず美しい施政方針にほれぼれしてしまいましたが、文章表現の表現力があるって本当に得なのだなと、つくづく思っています。全体的な内容としましては、今まで積み重ねてこられたものを生かしたセカンドステージとも言える舞台にふさわしい「挑戦」という言葉が冒頭に出て来たことも非常によかったと思いますし、現状の課題や未来を見据えた内容もあって、ある意味、パーフェクトに近い施政方針ではないかと思っているところもありますが。持ち上げておきながら恐縮ではありますが、その美しさゆえに、つい深追いをしたくなる、突っ込みたくなる言葉がありましたので、ふだんなかなか抽象的な葉山像を町長と話すこともなかったりしますし、せっかくの機会ですので、純粋に感じたことを質問させていただきます。
まずは、単純に、端的に、町長が思う葉山の強みとは何でしょうか。通常であれば、葉山の魅力を伸ばすというフレーズを使ってもよかったように思えたのですが、あえて「葉山の強み」とうたったからには、それなりの意図や思いがあるように感じたのですが、いかがでしょうか。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

お褒めの言葉をありがとうございました。大変この後に厳しい言葉があるんじゃないかと、気を引き締めて答弁をさせていただきたいと思います。「葉山の強み」という表現につきまして、おっしゃるとおり、「魅力」という言葉も当てはまるかというふうには思いました。しかし、「魅力」という言葉は、今現在、魅力を考える会議ということをする中で、大変わかりやすいのかもしれませんが、町の方針として、魅力を伸ばすということは、私たちが一般的にわかりいい言葉とですね、葉山が何が強みとして今後にそれを伸ばしていくことが、例えば仕事で言えば、それがカテゴリーとして、そのビジネスが成功することであったりとか、葉山が将来にわたって価値を見出していける部分だという意味を込めて「強み」という言葉を使っております。魅力というのはたくさんある中で、それが果たして将来的に輝かすことが本当に必要かどうかといった議論も含めて、葉山が強みとして何かということを、次のステップとして考えていきたいということから、こういう表現を使わさせていただきました。
それで、実際それが何かということになりますが、やはり他市と比較するわけではありませんが、葉山にとっては、この小さい規模ながら、小さい規模に住む方々が顔はつながり、言葉がつながり、また一緒になって行動しようということを、これまでさまざまな形で成果としてあらわしてきました。一番私がわかりやすく、今でも自負しているのが戸別収集によるごみの資源化・減量化につきましては、3万3,000人。新しい方々もたくさん移り住んでるにもかかわらずですね、いまだにもって20%前後の減量化率を維持できていることは、本当にすばらしいことだというふうに思います。こういった葉山の町民の皆さんが一つの力となれることが一番の強みでありまして、その強みを次はどのようなステージで、どのようなフェーズでさらに伸ばしていくかによって、葉山の魅力が伸びていくことになりますし、また、それが将来に渡って葉山の強みとして、いつまでも私たちが誇りに変えていけるものが生まれてくるんじゃないかと思っております。

9番(石岡実成君)

ありがとうございました。恐らく、先ほど飯山議員のほうからも同じような質問もありましたし、そのところでもですね、同じ方向を向ける人による力が葉山にあるんだということのお答えはあったので、非常にその部分は、私も含めてすばらしいと思いますけれども。私も議員にならせていただいて、もうすぐ2年がたちます。自身のコンセプトとして、葉山町の営業マンになりたいと言った以上、葉山の魅力を端的に伝えるために、言葉に落とし込む訓練をしてきたつもりですが。葉山の魅力というと、これ、私だけでなく、葉山を愛する人々がですね、大抵の方が美しい緑と海に囲まれた風光明媚な自然環境を一番に挙げ、その中で暮らす人々の温かさや、あらゆる分野に精通した人材の豊かさや、町民お一人お一人の意識の高さがあることだと、恐らく言うと思います。しかし、これは今町長がおっしゃられたように、あくまでも葉山も魅力ではあっても、決して葉山の強みとは言い切れないというふうに、私も実は今回の施政方針を見まして思ったんです。魅力は強みとイコールであって、イコールではないというような考え方がありまして、強みを語る材料の一つとしてはなり得ても、強みとはいろんな意味でカテゴリーを…カテゴライズされた箇条書きで打ち出されたものを、有効的に利用活用できるポテンシャルというか資質がなければいけないんじゃないかと思うんですが、恐らく町長も今の答弁の中には、同じような思いが感じられたと思います。
何をですね、言わんとしてるのかと言いますとです。ちょっと若干わかりづらいかもしれないんですけども、せんだって、第四次総合計画の実施計画の終了に伴い、それぞれの実施事業の振り返りをされたと思います。まずは、この作業をされたことは、大変すばらしいことだと思いますし、報告書をまとめるに当たっては、多くの職員の皆さんで、それ相当の時間と労力を費やされたことと思います。本当にお疲れさまでしたと言わせていただきたいです。さて、この実施事業の振り返りですが、振り返りの年度が平成27年度ということで、若干タイムラグがありますし、その一つ一つを検証しながら、現在の事業への改善または反映状況を一遍に把握することは、かなり難しいといいますか、容易ではないと思います。とはいえですね、この作業で一番重要なことは、これで得た結果やデータを、次にどうつなげていくのかということになるのだと思います。まずは、町長自身、この振り返りの集計結果を見てどのように感じましたでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

いろいろな視点から、記述の仕方であったりとか、記述をするに当たっての職員の思いであったりとか、全体的に見て、これはもう、この記述はなくてもいいんじゃないかとかですね。いろんなものを感じましたけれども、一応コアとしてお答えできるとすれば、まだまだこういった事業の振り返りについての技術をですね、もう少し職員の皆様にいろいろと研究もしていただいて、より振り返りの結果を次に生かせるようなことをですね、しなければいけないというふうに思いました。また、それは同時に実際につくったものをしまって、また数年後、次の実施計画のときに振り返りをしようとして引き出すのではなく、常日ごろ、半年に1回とか、四半期に1回ぐらい見てですね、自分があのとき何を書いたかということを振り返りながら、仕事をちゃんと進めるような材料となり得ていけばいいなというふうに思っております。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。せっかく時間と労力をかけて出された結果だと思いますし、ここで学んだことをですね、しっかりと次の計画案に反映させられるように、行動力を持った職員であふれる行政内部、役場となっていただきたいと思いますし、ひいては、そういった職員がいることこそが葉山町の強みの一つになるのだというふうに思いますので、ぜひですね、せっかくこの得た結果を…何度も同じことになりますけども、生かしていただきたいと思います。
次の質問に移させていただきます。町長施政方針の中に、神奈川県の平成29年度予算編成においても例年以上に厳しい状況があるということで、午前中から、また先ほど窪田議員のほうからもふるさと納税についても質問が重なっておりまして、もういいだろうとおっしゃられるかもしれないんですけど。私もですね、今このふるさと納税のシステムということで言うと、何か若干先が見えないというか、本末転倒な部分があって、今後これがどのように推移していくんだろうということで言うと、非常に難しいし、簡単には言い切れない部分だと思ってます。一般質問の場でも、昨年小山部長のほうにも同じような質問をぶつけさせていただいて、お隣の逗子市の平成25年度の結果なんですけども、3,000万円…3,100万円ぐらいの納税があって、他市に持っていかれたのが1億5,000万ぐらいあるということで、できる限り、行って来いぐらいいいのかなというのが正直な部分だと思います。なので、変な過熱化をして、これが行政の、稼ぐ行政の一つの軸になるんだということは、若干ちょっと違う、方向性は違うと私も思ってますので。とはいえ、やはりこれだけ落差があってしまうと、どうしても財政的に圧迫する部分もあるだろうというところで。お隣の逗子市は今、多分メニュー的には100種類ぐらいあります。ことしに入ってから、ビーチFMでの音源放送であったりとか、かなりPRのほうにも力を入れているので、やっぱりやるからには、多少やはり先ほどの土佐議員なんかも言ってましたけれども、ホームページでヒットしやすいような状況をつくってあげるですとか、やはりやらなきゃいけないという部分もありますし。例えば、今、逗子市と、それから葉山と、それから三浦市さんで、三浦市さんは多分平成25年度に、やはり1億5,000万ぐらいの納税があったと思うんですね。ということは、ほぼ同じような生活…生活というか環境の中で、つくってるメニュー、若干もちろん地域性があると思うんですけど、そういったところの見習いも含めて、やはり改善する。もしくは新しいものをどんどんどんどん取り入れていくということは必要だと思うんですけど。その辺に関してのリサーチも含めて、今後検討はもちろんされると思うんですけど、リサーチ状況も含めていかがでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

議員おっしゃるとおりですね、各自治体の特色を生かされた形でのですね、取り組みが、各自治体やられてるなというふうには私も拝察してます。そういった部分で、当然取り入れるべき部分というのはあるんじゃないかなというふうにも思っております。ただ、先ほど来からもちょっと議論されてる返礼品の競争的な、そんな感じのイメージのですね、ふるさと納税というところが過熱化してきてるという現実もありますのでね、地域の活性化を図るために、地域の特産品をPRする意味でもですね、制度の充実化を図るということは大変必要じゃないかなというふうにも思っております。そういった部分を加味しつつ、今後のですね、制度をうまく運用する上でも工夫をしていければなというふうに思っておりますので、そこには先般もちょっとお話しさせていただきましたが、町の商工会のほうの協力も仰いだりして、実際運用開始してございますので、また商工会のほうともですね、調整しつつ、改善ができればというふうに思っております。

9番(石岡実成君)

まさにこういった部分もですね、根本的な部分で言うと、先ほどの窪田議員が、町長がみずからウィンドサーフィンをやるというプランまで、私も実は考えが及ばずに、そういう手もあるんだなというふうに、先ほど伺って、あっと思いましたので、思ったんですけど、こういった部分にね、多少町長カラーというか、ものもあっていいような、もちろん私も気がして、それをきょうは町長にもお願いしたいと思ってますし、やはり葉山のトップですから、トップセールス的なもので、もうちょっと企画の段階から町長にもがっちりと入っていただいて、山梨さんカラーというか、町長カラーがあるような、やっぱりふるさと納税というのも一つ軸になって、過熱しない程度にやっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
次は、これも午前中、鈴木道子議員のほうからお話が若干あったと思うんですけど、公共施設問題についてお話をさせていただきます。いよいよこの問題も待ったなしの時期になってきたと思います。せんだって、葉山町公共施設等総合管理計画が、計画案が提出されたばかりですが、まずは昨年3月、葉山町公共施設白書が策定されました。この一連の作業により、現在葉山町が抱える公共施設の問題点が明確になったと思います。今回の総合管理計画を完成させるに当たっては、前段の公共施設白書の策定で浮き彫りになった施設の役割や価値をいかに変えるかが重要なポイントになると思うのですが、町長自身、その辺の認識はどのようにお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

施設全体をですね、俯瞰をして考えるというのは非常に難しいことだと思っておりまして、今後、今回の管理計画の中で出てきた一つ一つの課題、状況についてですね、例えば施設の老朽…先ほども午前中図書館の話のときに、図書館を今後継続するかどうかを検討せずに修繕をというフレーズがあったことに、私もふと思ったんですが、そういった面で、もっと重大な局面のときに、この躯体を含めて、補修する必要があるのか、それとももうやめてしまう必要があるのかという議論を、何かの課題事象ごとに議論をしていかなければですね、なかなかどこからひもといていくかということが、終わりがない議論になりかねません。以前も、学校のプールや体育館の議論のときに、学校のプールから始まったはずなのに、福祉のプールだったりとか、全然関係ない分野にまでですね、話が広がっていったことも、この本会議でも御説明したことがございますけれども、やはり一件一件についてですね、しっかりと集中して軸足をぶらさないような議論を重ねていかなければいけないなというふうに、今後の課題として捉えております。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。これから町が進めていこうとする、今のこの流れに別に否定するものは一切なくてですね、昨年来、一般質問の場でも御指摘はさせていただいたとおり、これからこの公共施設にかかわる更新の費用というのが、毎年必ずショートしていくような計算上になってまして、そういった意味ではですね、長寿命化や、例えば大規模改修、それから面積の縮減だけだと、財源不足を解消できないのではないかというような読みであると思うんですね。正直、そのまま…このままいきますと、総合管理計画を策定したところで、これから確実に訪れるであろう根本的な問題の解決の糸口というのが、今回の流れだけで補えるのかというのが、正直すごく疑問に思ってる部分があります。私が申し上げたいのはですね、この総合管理計画はこれでもちろんつくっていただきたいんですけども、これから総合管理計画の策定と並行してですね、いわゆる財政ですとか、それから町の公共施設を知り尽くした行政内部のプロ集団の人たちで、ある一定の方向性みたいなものを、パターン化してもらいたいということを、前段…前回もちょっとお願いしたことあると思うんですけど。要は、例えば、そういったある程度ベースになるものがないと、おもむろに今後どうしましょうという、要するに例えばお金がこれだけないんだとか、これだけもう箱もの…多分一番は箱ものだと思うんですけど、そういったところの、40年たって、どんどんどんどん改修しなければいけないという事実がいっぱいある中で、でもやっぱり多少修繕しながらやっていくんだという流れだけだと、どうしてもいけないというのが、何となく気持ちの中にありまして。なので、学校を統廃合するという、先ほど午前中そういう話もありましたけど、決して統廃合だけではないんですけども、統廃合を含めた、やはり、よりリアルな、こんなふうにやっぱり考えていかなきゃいけないというAプランと、それから、でも統廃合といっても町長も先ほどおっしゃられたとおり、人口が別にそんなに大きく削減するわけじゃ…減るわけではないので、このままの維持をしながら、やっぱりやっていくのが一番いいであろうというBプランととか、そういったことがパターン化をして、それをもとに検討してもらうというか。そういったことの流れがもしあれば、本当にこの公共施設問題というものも、もう少しクローズ…具体的にいろんな意味でいいアイデアが出てくるのかなと思うんですけど、その辺に関してはいかがですか。

政策財政部部長(小山誠君)

議員おっしゃるとおりで、私が言っていいのかどうかわかりませんけれども、総合計画ですとか総合戦略の部分で、これから10年にわたってのですね、計画立てしていく中で、当然人口の減少を抑制して、維持していこうというような目標を掲げています。そういった意味からも、当然若い世代の方にも流入していただいて、人口維持していこうというようなことからすれば、今、現行施策の部分で施設というのは維持管理しているというふうに思っておりますので、充実を図る意味での見直しという部分でのですね、機能のあり方ですとか、そういったものは、もう一回関係各課招集した上でですね、そこら辺の議論をしていく中で、本来あるべき姿というものを見出す中でですね、議会の皆さんのほうにもお示ししつつ、町民の方にも御理解いただかなければ、機能を変えるですとか、統廃合するですとか、そういった議論にはなっていかないのかなというふうに思っておりますので、まず、町長も以前言っておりましたけれども、29年度に整備の実施計画を立てていく上では、当然そういった具体な部分の話というものを、内部でよく議論しない限り進まないと思いますので、そこら辺をスピード感を持ってですね、対応を図らさせていただく中で、必要に応じて議会のほうですとか、町民の皆様方に考え方をお示しする中でこういう意見をいただく。そういったことで、一歩一歩前進していけるのかなというふうにも思っておりますので、そんなことをちょっと想定しつつ、取り組みをできればなというふうに思っております。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。ことしは、恐らくチャレンジの年になる、最初のスタートだと思いますので、スタート肝心ですから、その辺も含めて挑戦に向けて頑張っていただければと思います。
それでは、次の質問に移ります。今回の予算編成では、中学校部活動の全国大会に出場する生徒に一定の補助金を…補助を行うこととしたということがありまして、これは本当に非常にいい話だというところで、まずは感謝したいと思っております。もちろんですね、私もかつては市の大会では必ず優勝しなきゃいけないぐらい、上昇するバスケットボールチームに…今こんな体型ですけど、実はいた時期もありまして、非常に父兄の方というか、自分の両親含めて、コスト的にですね、非常に負担をかけるというところがありますので、こういった制度を設けていただくことというのは、本当にありがたいことだと思います。ただ、その一方でですね、実際に選手もしくはその文化的に活躍されてるような方たちの全国大会に出るということで言うと、恐らく彼…生徒さんに限って言えば、補助金もありがたいというのもありますけれども、自分たちがいかにそこでいい成績を残すかというところに集中するんだと思いますけれども。その中で、昨年、多分葉山中学校の硬式女子テニス部の方たちが全国大会出場しました。たまたまそこの御両親の一人の方から、消防署のところに、このぐらいの横断幕というか、幕をですね、「出場おめでとう」というようなのを、実は私のほうでつくらせていただいたんですけれども。そういった張る…張るとか、掲出というんですかね、掲示する場所について、もうちょっと議員何とかなりませんかというような御相談を受けまして。ただ、それが私の力でどうにかなるというような話でないんですけども。例えばそういった面で言うと、庁舎のですね、ところから、大きさにもよると思うんですけど、そういった「全国大会出場おめでとう」とか、町が…町を挙げて、そういった生徒さんたちを応援するというようなところで、掲示をするというようなね。そういったこともやっていただきたいなというのが本音なんですけども、その辺はいかがですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今御指摘の部分については、私も他の自治体でよく中学校ですとか、道路に面したフェンスのところにですね、関東大会出場とか全国大会出場、何々競技ということで、おめでとうというのをよく目にしております。中学校は少ないにしても、高校なんかでもそういった部分で周知を図られてる部分も承知しております。町にとって、葉山中学とか南郷中を例出してしまうと、なかなか奥まってるところにありますので、今議員御指摘のようにですね、役場の庁舎ですとか、何か目立つところで、そういった周知を図るような取り組み、それも一つありなのかなというふうにも思っておりますので、そこら辺については教育委員会とも調整しつつ、学校関係者ともですね、調整する中で、検討していかさせていただければというふうに思います。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。生徒さんにとって、本当にそういったことも一つの励みになると思いますし。葉山町には駅がないので、私もJRの逗子駅さんのほうに確認したら、個別に来れば別に対応ができなくはないというようなことで聞いたので、各ね、いわゆる中学校というよりもは、親御さんの中でそういった運動もされればいいなということはアドバイスさせていただいたんですけども。ぜひ町を含めて、そういったバックアップというかですね、そういったところも葉山の魅力というか、強みの一つにしていただきたいということを申し上げたいと思います。
続きましては、大分午前中からですね、同じような同僚議員からの質問がありますので、大分質問事項が減ってはきてはいるんですけども。本年度から、ごみ収集事業の中にですね、ミックスペーパーの回収袋を用意するというふうになってあったんですけども、ちょっとイメージ的に、ちょっとしづらかったので、大分類というか、大きなくくりでいいんですけど、これはどういったシステムになるかを教えていただいてもいいですか。

環境部部長(伊藤義紀君)

この新規事業で計上させていただいてますのは、ごみの中にですね、ミックスペーパーと使える…として使えるものが、可燃ごみとして大分混入している。組成分析をした結果、そういう結果が出ました。例えば、洋品…洋服についている小さいタグですとか、そういうものがミックスペーパーとして資源化できるものがですね、可燃ごみとして混入している部分が非常に多かった。それは原因は何だろうということで、いろいろ調査をしましたら、分別がまずわからないということと、それからよく新聞購読されてる方がですね、新聞の販売店で、新聞をためおく袋があると思うんですけども、イメージとしてああいうものをイメージしていただけると、近いと思います。それを新聞紙とか、そういう…もう読んでしまった新聞、古新聞を使ってですね、そういう袋をつくると。それは公共施設ですとか、大手のスーパーさんですとかで配布をしていただくお手伝いをしていただきながら、福祉作業所に、それを1枚幾らでつくっていただこうと。その袋の横にですね、ここに入れられるミックスペーパーとして使えるものは、こういうたぐいのものですというチラシをつけて、それをお配りしようかなという取り組みでございます。それは今回新規として計上させていただいてます。

9番(石岡実成君)

すいません、ありがとうございます。それは基本的に購入をする…一般の町民は購入をするのか、どこか行ったら無償でいただけるかというのはわかりますか。

環境部部長(伊藤義紀君)

無償で予定しております。それと、あと、今環境課の職員がですね、1枚でつくるとどれぐらい強度があるのか。もしくは2枚、3枚というふうに、ちょっと実験をして、各それぞれの家庭に持ち帰って使ってみて、試してみているような最中でございます。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。実は、私もミックスペーパー用に紙の手提げ袋を実は自分で買ってまして、結構不便だなといつも…袋に入れるといけないのかなと思うので、普通のビニール袋だと。なので、非常にそれはありがたいことなので、ぜひよろしくお願いします。
次にですね、同じごみのところなんですけども、資源ステーション用に収集及び終了看板を、また新たに作成するという看板作成というのが新規事業の中に入ってたと思うんですけど。これに関しては、よくもう「これで本日の収集は終わりました」というような、あれをリニューアルするのか。もしくはもうちょっとそれにプラスアルファで何かPRというか、告知的なものの文章が入るとかというような、現段階で予定ってありますか。

環境部部長(伊藤義紀君)

もともと、これをつくることとなったのはですね、昨年度実施しました…昨年実施しました、きれいな資源ステーションプロジェクト。町内会・自治会の方々と一緒にいろいろ実証実験をした結果ですね、今はラミネーターで施した…「終了しました」という看板を出してるんですけども、やはり雨風に弱いということと、それから風で飛んでしまったりとか。ですから、もうちょっとしっかりした厚いもの。それから色目も、例えばオレンジでやったりしたほうがいいのか、黄色でやったりしたほうがいいのかということを、いろいろきき目のぐあいをですね、実証実験しましたので。それと、あと分別はこの資源ステーションに捨てられるものについては、この曜日にはこれですというものとあわせて、そういうものをつくらせていただこうということで、計上させていただきました。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。たまたま私が今住んでいるところで…の方たちと、ごみについて話すことがあって、資源ステーションに回収に来てくださる、いわゆる業者さんは、ほとんどの人が葉山町の人だと思ってるんですね。今でもそういう人が多いんです。なので、例えばどこのエリアでも必ずあると思うんですけど、電化製品の、小っちゃいからこれ普通にごみに出していいだろうと思ってずっと置いてあるのというのは、多分ほっとけばいずれ町の人が持って行ってくれると思ってる人が結構いるらしいんです。ただ、これはその人に直接聞いたわけじゃないので何とも言えないんですけど。そういった意味で言うと、実は違うんだよと。ちゃんと、各町内会でそれは頼んだところの人たちが来るので、もうずっとそこに放置されてても、有料…有償で集めてる業者さん持ってってくれないんだよと言うと、慌てて引っ込めちゃうというか、そのぐらいの…多分まだ認識だと思うんです。ということで、そこを看板でやることがいいかどうかは別としてもですね、そういった部分の、いま一度そういった資源ステーションというものが、どういうふうに開始されてるかということと、そういった不法投棄までいかないですけど、万が一勘違いされて出したものも、実は持ってってもらえないんだという再認識をしていただくという形の努力というか、ことも含めて、もしこれからそういった看板をつくるのであれば、一つそういったコメントを入れるなりということも含めて、検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。
次に、今年度また、いよいよやっとですか。ホームページのリニューアルにかなりの予算が計上されたということで、私自身は非常にありがたいというか、うれしく思っているんですけど。これ、確認だけです。当然これだけの規模の予算をかけるということで言うと、昨年来ずっと言い続けさせていただいた部分で、大規模なホームページのリニューアルを今年度はするんだというようなことで確認ですけど、よろしいですか。

政策財政部部長(小山誠君)

取り組みは年度またがりまして、29年度に新たにですね、現行のホームページは活用しつつですね、新年度予算をお認めをいただいた後にですね、プロポーザルによる入札を行います。そこにおいてですね、CMS化を図りたいと考えておりまして、29年度の早い時期に完成をさせて、当然職員対応の部分が多々出てきますので、そこら辺業者のほうとですね、十分研修等々もやりつつ、年度…年明け2月ぐらいにですね、本稼働できればなという、今タイムスケジュールで考えているところでございます。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。待ちに待った事業というかですね、新規事業ですので、ぜひ町民にとって見やすい、もしくは午前中からもずっと…今後ね、オリンピックがやってくるということで、当然葉山、もしくは葉山町というふうにヤフーだったりグーグルだったり検索すると、やっぱりトップ画面には必ず葉山町ホームページときますから。そういった面では、恐らく、いろんな人がこれから葉山を検索すると、葉山町のホームページにたどり着くんだというケースが、もう圧倒的にふえてくる機会がふえると思うんですね。なので、そういったところも含めまして、もちろんCMSの導入も当然なんですけども、スマホ画面での対応も含めて、改善をしていただきたいというか、新しくしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
では、次の質問に移ります。これも多分新規事業のことなので、アウトラインだけちょっと概要を教えていただきたいんですけども。交通安全防災…防犯対策事業で、振り込め詐欺防止装置購入というのがあります。これ、神奈川新聞のほうにも多分記事が載っておりまして、よく振り込め詐欺の放送が流れたり、デジタル放送が流れたり、メールでも来るということで、葉山町の被害額が、これ昨年ですか。16年ですね。2,620万円。振り込め詐欺での被害総額があるということで。一般の電話に、これは多分つないで、例えばそういった人が、怪しい人が電話かかってくると、録音…何でしたっけ。この電話は全て録音されますというような事前のアナウンスが流れるので、恐らくシャットアウトできるだろうという認識だと思うんです。自己負担額が2,000円で購入できるということなんです。これは、基本的に機材はもう一式町のほうで用意をして、2,000円の…2,000円だけいただければ、その分逆にあとは全部機材はこちら…町で用意して買えるというか、用意できるという認識でよろしいですか。

総務部部長(太田圭一君)

機材につきましては、町で用意させていただきまして、2,000円御負担いただいて、各家庭に提供させていただきます。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。ちなみに、その機械は、買えば誰でも一般電話に簡単につなげられるもの。もしくは、つなげるためには、何かハードルが高かったりとかというのはありますか。

総務部部長(太田圭一君)

線をつなぎかえるだけで対応可能かと思いますので、素人の方でも大丈夫だと思います。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。これも一つ一つがですね、こういった今回新規事業たくさんありまして、非常にいろんな角度から町を守るというか、住みやすい町づくりということでの話題性のあるものだと思いますので、ぜひ。あとは、申込者がいっぱい来てもらえればいいなというところだと思います。ありがとうございます。
それでは、あとはもうほとんど、きょう午前中からほかの議員が質問させていただいたので、私のほうからは、あと最後に町長にですね、施政方針の中から戻ってですね、「若いと言われた私も40歳を迎える年となりました」とありますが、まずは、40代ようこそというところだと思うんですけども。まだまだ40代というのは、当然若い世代だと思ってますし、これからは町長も想像し得ないぐらいですね、肉体的なというか身体的な衰えとか、そういったものをちょっと感じるような年になるのかなと思うんですけど、ぜひですね、貴重なこの40代を楽しんでいただきたいと思うんですけど。ちなみに、この40歳を迎えるに当たって、町長として何か挑みたいというか、チャレンジしたい目標ってありますか。

町長(山梨崇仁君)

よく働き盛り40代と言われます。これまでに増してですね、動いているねと、自分自身が働いているねと、自分自身が思えるようにしたいですし、そのために健康維持をしっかりしなければいけないなというふうに思っているところです。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。今回の施政方針からは、やはり今までとちょっと違って、大分一つの大きいテーマはなくても、今まで積み重ねてきたものをいろんな角度から挑戦していくんだということは、本当に予算書を見ても見ることができますし、ぜひぜひこういった新規事業を、一つでも二つでもふやしながらですね、今後もチャレンジしていっていただきたいなと思うんですけど。どうか、今までの山梨町長の売りだったフットワークのよさというんでしょうかね、そういったところは、今後ももちろん続けていっていただきたいんですけども。よく町民の方からも町長も自身言われることがあるかと思うんですが、もうちょっとどっしりと腰を据えたというか、相撲で言うと、横綱…横綱相撲みたいな、安心感というか安定感のあるような町政の取り組みをしていただければというのをお願いしまして、若干早めですけれども、私の総括質問とさせていただきます。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

これにて、9番石岡実成議員の総括質問を終わります。以上で本日の総括質問を終わります。

議長(近藤昇一君)

本日の日程は全て終了しました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(午後4時15分)

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更新日:2018年04月25日