葉山町議会 平成28年10月11日

招集年月日

平成28年10月11日(火曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午前10時00分

散会

午後4時31分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 ( 欠員 )  
第6番 山田由美 出席
第7番 窪田美樹 出席
第8番 畑中由喜子 出席
第9番 石岡実成 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 伊東圭介 出席
第12番 笠原俊一 出席
第13番 土佐洋子 出席
第14番 近藤昇一 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 山本孝幸
教育長 返町和久
政策財政部部長 小山誠
総務部部長 太田圭一
福祉部部長 仲野美幸
環境部部長 伊藤義紀
都市経済部部長 永津英彦
教育部部長 沼田茂昭
消防長 福本昌己
総務課課長 鹿島正

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 矢嶋秀明
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第2番 金崎ひさ
第3番 鈴木道子

議事日程

第1 一般質問

1.待寺真司

(1)安全安心のまちづくりについて

(2)公共施設等総合管理計画について


2.横山すみ子

(1)2市1町ごみ処理広域連携について

(2)町施設の活用について

(3)HAYAMASTATIONについて

(4)ファシリテーション活用について


3.笠原俊一

(1)公共事業の将来計画について

(2)ファシリテーションの勉強会をどの様に感じているか

(3)神奈川県、逗子市との連携した道路整備について

(4)ホールドファストベイ市との姉妹都市交流について


4.鈴木道子

(1)町立図書館について

(2)まちおこし対策について

(3)災害時の対策について

(4)創業支援事業について


5.窪田美樹

(1)消防本部・消防団の処遇改善

(2)高齢者福祉

(3)国民健康保険

(4)学校給食

議事の経過

議長(近藤昇一君)

おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(近藤昇一君)

日程第1「一般質問」を行います。
第1番、10番待寺真司議員の一般質問を行います。

10番(待寺真司君)

皆様、おはようございます。10番待寺真司です。ただいま、議長のお許しを得ましたので、これより一般質問を行います。今回は、議長を除いて全議員が一般質問を行うこととなりましたが、まさに奇跡とも呼べるトップバッターを務めることになりまして、久しぶりに重なる質問の心配をしないので、心配をしないで順次進めてまいりますので、ぜひ答弁のほうも端的にわかりやすくいただければ幸いです。
それでは、まず1項目目です。これは、6月に引き続きまして安全・安心のまちづくりについて6点伺います。
1点目、国土交通省が推進をしております自然災害タイムラインの研究・導入について伺います。近年発生した風水害の中でも極めて甚大な被害をもたらしました平成24年10月にアメリカを襲ったハリケーン「サンディー」による世界的な大規模災害の調査を受け、国土交通省は発災前に国や自治体等がとるべき行動を時系列で示すタイムラインの考え方を生かした行動計画を策定し、その普及と検証を実施してまいりました。主に国土交通省が管理する一級河川の流域自治体を中心に計画策定が進んでおりますが、当町での現在の研究及び今後の導入についての取り組みを伺います。
2点目は、本年11月12日(土曜日)から翌13日(日曜日)にかけて、一色小学校で開催が予定され、準備が着々と進められております町総合防災訓練宿泊体験型の詳細な内容について伺います。
3点目は、現在、当町は群馬県の草津町と姉妹都市交流を続けており、災害発生時における相互応援の協定を結んでいますが、近年の日本列島を襲うさまざまな自然災害に対応するため、また、被災後の復旧・復興活動にも資するため、人口規模や自然環境が類似している市町村と姉妹都市交流を新たに拡充すべきと考えますが、町長の所見を伺います。
4点目ですが、緑豊かな自然環境を有する三浦半島に位置する4市1町は、急峻な小高い山や丘が多く、その裾野や中腹まで住宅が建設されており、日々の住民の生活が営まれております。昨今の巨大化する台風や豪雨による土砂災害の危険は、当然ながら本町でも大変高くなっております。そこで、急傾斜崩落危険地域の現況と、今後の事業推進に向けての課題について伺います。
5点目は、平成27年度決算審査の中で、防災会議開催に対する予算執行がゼロでありました。昨今の猛威を振るうさまざまな自然災害や、緊張が続く世界的なテロの勃発、オレオレ詐欺やサイバー攻撃など、住民の暮らしを守るために各関係機関との連携は必須であります。そこで、防災会議の必要性について町長の考えを伺います。
6点目は、いよいよ町内で最も危険とされてきた旧役場前バス停上り線にバスの待避所、いわゆるバスベイが設置され、間もなく停留所が移動されることになると思います。そこで、そのバスベイ整備完了後の町有地及び付近の整備方針と、今後のバスベイ設置拡充の可能性について伺います。
次に、2項目目は、公共施設等総合管理計画について2点ほど伺います。本年、平成28年は基本計画策定の位置づけになっております。葉山町公共施設等総合管理計画検討委員会は、7名の委員が選任され、去る8月10日に1回目の会議が開催されました。正・副委員長の互選が行われ、委員長には饗庭首都大学准教授が、副委員長には藤村東京藝術大学准教授が選任され、議事が進められました。9月8日には2回目の会議が開催され、基本計画の策定に向けて着々と進んでいるところと思います。
そこで1点目、基本計画策定の進捗状況はいかがでしょうか。また、2回ほど開催された委員会で議論された課題や問題点等について伺います。
なお、2回目の委員会の会議録がまだホームページに公表されておりません。1カ月を要しない範囲で公表できる対応が必要であると指摘をさせていただきます。
以上で1回目の質問を終わります。御答弁を、よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

おはようございます。待寺真司議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1項目目、安全・安心のまちづくりについて。1点目、国土交通省が推進する自然災害タイムラインの研究・導入について伺うとのお尋ねですが、防災行動計画いわゆるタイムラインについては、本年8月に国土交通省の水災害に関する防災・減災対策本部、防災行動計画ワーキンググループから策定、活用指針が示されたところです。タイムラインは、いつ、誰が、何をするかなど、防災行動とその実施主体を時系列で整理したもので、災害対応力の向上を目的としていることから、本町におきましても、その効果などについて研究し、策定に向け、検討をしてまいります。
2点目、平成28年度実施予定の町総合防災訓練宿泊体験型の内容について伺うとのお尋ねですが、11月12日から13日に一色小学校において避難所の体験及び運営訓練を主とした宿泊体験型の総合防災訓練を実施いたします。三浦半島活断層群で地震が発生し、電気・ガス・水道等のライフラインが寸断されたとの想定で、炊き出し等の物資配給訓練、ペットの受け入れ訓練などのほか校庭でテントによる宿泊体験を行うなど、より実際の状況を想定した体験ができるものです。また、防災映画の上映や防災講演など、防災知識を深めていただく内容となっております。
3点目、大規模災害を念頭に置いた国内姉妹都市交流先の拡充について伺うとのお尋ねですが、平成24年7月に姉妹都市である草津町と災害時における相互応援に関する協定を締結しており、応急復旧活動に必要な人員及び車両等の提供、食糧、飲料水及び生活必需物資の提供等、相互に応援に資する内容となっております。また、大地震や津波などの災害により町が保有するデータが滅失した場合であっても円滑な行政事務が行えるよう、本町の業務データの保管について依頼をしています。大規模災害時には、互いに補完し合えることが重要となってまいりますので、交流先の拡充について検討を図る際は、地理的状況や災害発生リスクなどを踏まえ、慎重に対応をしてまいります。
4点目、急傾斜地崩落危険区域の現況と今後の事業推進に対する課題について伺うとのお尋ねですが、急傾斜地につきましては、急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律に基づき、神奈川県知事より区域指定を受け、町内では、長柄地区5カ所、堀内地区5カ所、一色地区4カ所、下山口地区2カ所の計16カ所となっており、そのうち概成済みの区域は7カ所で全体の約44%となっています。今後は、既存指定箇所の工事を推進するとともに、新たに区域指定を必要とする場合には、土地所有者全員の要望書提出が不可欠となり、土地所有者の不動産にかかわる権利者全員の確認や転居先の住所確認など、要望書の取りまとめに大変苦慮し、年月を要しております。
5点目、防災会議の開催がないが、会議の必要性について町長の考えを伺うとのお尋ねですが、葉山町防災会議は、本町の防災行政を進める上で重要な決定機関です。具体的には、地域防災計画を作成し、その実施を推進するほか、諮問に応じて地域に係る防災に関する重要事項を審議いただくために設置されているものです。本年度、県の地域防災計画が修正される予定であることから、これを受け、本町の地域防災計画についても修正することとなりますので、必要な時期に防災会議を開催する予定です。
6点目、旧役場跡地のバスベイ整備完了後の整備方針と、バスベイ設置の拡充についてのお尋ねですが、現段階においては具体的な敷地の利用計画は特段なく、駐車場や選挙における投票所などの短期利用のものに対し貸し出しをしているところでございます。バスベイの設置につきましては、かねてより国道134号線、県道207号線、県道311号線など、主要幹線道路の安全確保と利便性の向上のため、国・県道を管理する神奈川県を初め関係機関に要望を行っており、長柄交差点、川久保、旧役場前等、順次バスベイの設置が実現しているところです。今後も交通渋滞緩和、公共交通の利便の向上を図るため、引き続きバスベイ設置の働きかけを行ってまいります。
2項目目、公共施設等総合管理計画についての1点目、基本計画策定の進捗状況について伺うと、2点目、公共施設等総合管理計画策定委員会会議で議論された課題や問題点等について伺うとのお尋ねでございますが、関連がございますので一括してお答えいたします。
現在、計画策定に向け、施設利用状況等を伺うための町民アンケートの実施準備をしているところであります。また、7名の委員で構成する公共施設等総合管理計画策定委員会を2回開催し、今後の公共施設等のあり方について、委員の皆様から貴重な御意見を頂戴しているところであります。課題につきましては、今ある公共施設等が順次更新時期を迎える中、厳しい財政状況が続き、また少子高齢化等により公共施設等の利用需要が変化していくことが見込まれることから、委員の皆様からは、施設運営の民間移行や適切な利用料の徴収、施設の縮小や用途の見直し等の意見について議論をしているところであります。なお、公共施設等総合管理計画策定委員会につきましては、今後2回開催する予定で、委員の皆様からの御意見やアンケート結果などを盛り込んだ計画書案について、パブリックコメントを実施し、本年度末に計画書をお示ししたいと考えているところでございます。以上で1回目の答弁を終わります。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

10番(待寺真司君)

御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問を行ってまいります。
まず、1項目目でございますけれども、自然災害タイムラインということで、これは国土交通省が推進して、一級河川の流域自治体が非常に取り組みが進んでいるということで、神奈川県内においては、多摩川であったり、相模川であったり、鶴見川であったり、これに関連する川崎市、横浜市、それから厚木市、それから茅ヶ崎、平塚で、町では寒川町かな、これがタイムラインの形を進めておりますけれども、当町においてはですね、一級河川がありません。ただ、県管理の河川が2つ、下山川と森戸川とございますが、例えばこのタイムライン、行動計画策定について、県の防災安全局から何か打診というような…ごめんなさい、安全防災局ですね、逆を言ってしまいました。安全防災局から何かこういった打診みたいなものは、町のほうに来ているというような事実はありますでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

それにつきましてはですね、県のほうからの打診というものは今のところございません。ですがですね、今後、県、それから関連の市町村といろいろな会議の場がございますので、そちらのほうで調査・研究を進めてまいりたいと思っております。

10番(待寺真司君)

たまたまこの一般質問の通告をした後に、この10月8日の神奈川新聞の防災のところにですね、県の水位周知河川拡大へという記事がちょうどありまして、私も読む中で、ちょうどこの中にはですね、神奈川県のほうは、水位の周知をする河川は82河川指定されているということで書いてあるんですが、森戸川、下山川はこの中に含まれておりますでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

森戸川、下山川につきましてはですね、神奈川県の水防計画により神奈川県が管理しておりまして、水位の監視装置が設置されている状況でございます。

10番(待寺真司君)

こういった水位監視上ことでは、情報伝達システムの整備が欠かせないということでこの記事にも書かれておりまして、一応町のほうは、一応危険を察知する部分はついているということで、確認でよろしいですね。わかりました。
森戸川、下山川ともに下流域には住宅地も当然広がっておりますし、昨今の本当に河川の氾濫による災害というのは、常総市を初めですね、熊本県は地震の後にまた集中的な水による災害が起きたということで、大変住民の命を守るにとっては重要な事項になってまいりますので、ぜひ県と連携をとる中で、このタイムラインという行動を、3日前ぐらいからですね、台風が発生したということになると、それを想定して3日前ぐらいから、どのように職員あるいは自治体、体制をとっていくか。それからまた関係機関がどのように動いていくかというのがもう本当に事細かく書いてあります。特に参考としていただきたいのが、熊本県版のタイムラインというのは、非常に細かくですね、ホームページ上などでも見ることができますので、こういったものをですね、ぜひ町のほうも、先ほど御検討いただくというふうに町長から御答弁いただきましたので、ぜひ早急にですね、いろいろな自治体でもう既に策定済みのところが多くなっております。実際策定したところの行動計画を持っているところが、台風などが近づいたときに、避難勧告や避難指示の発令のタイミングが非常によく出せているという実証もされておりますので、ぜひですね、この辺も研究していただいて、早急な取り組みをしていただければと思います。
町長にね、この件で最後伺いたいんですが、タイムラインを策定したとしても、今言ったように3日前からいろいろ追ってまいりますが、最終的に避難勧告であったりとか避難指示を出していくのは、やはりそこの首長が最終判断をしていくということになろうかと思います。以前もお聞きした、お答えもいただいたと思いますけれども、改めてこういった状況も受けてですね、こういった風水害等ですね、大きな自然災害が発災したときの避難勧告を出すに当たって、どのような心構えを日ごろより持たれているか、伺わせていただきます。

町長(山梨崇仁君)

避難勧告や避難指示、避難命令の発令につきましては、非常に難しく、慎重に、しかし迅速に行わなければいけない発令だというふうに認識をしています。先日朝日新聞の夕刊にもコメントとして載せていただきましたけれども、行政として我々は専門の職員がいるわけでありまして、それによって仕事をなしていることを考えますと、可能な限り空振りを避けるといいますか、より専門的な知見から間違いのない情報を町民の皆様に出すべきだろうというふうに覚悟をもって仕事に当たっております。ですので、まずは職員がですね、冷静な判断を行った上で、葉山町の災害についてのこれまでの履歴や想定できる状況から必要な情報をしっかりと出すことに専念をしてまいりたいというふうに考えております。それに従って、近隣の市町村がそういった避難関係の発令をしていても、していなくても、葉山町はどうすべきだということをしっかり判断を独自に持ってまいりたいとも一方で思っております。また一方で、私たちのそういった発令以外にも、日ごろから町民の皆様にですね、避難に関する意識、災害に対する知識等を深めていただきたいということもございますので、しっかり総合防災訓練を初め、日常からの地域での活動について我々も支援をすることにおいてですね、町民の皆様の意識や知識を高めていきたいというふうに考えております。

10番(待寺真司君)

今、町長から御答弁いただきましたけれども、まさにこのタイムラインというのは、市町村長が避難勧告等を適切なタイミングで発令できるようにということで策定をしておるものでございますので、非常に判断って難しいところもありますけれども、よりこういった計画を持つことによってですね、その市町村長が適切なほんとタイミングでそういった勧告、指示、命令が出せるというような一助にかなりなるというふうに期待がされて国土交通省も推進しておりますので、ぜひ研究・検討を進めていただきたいと思います。
それでは、2項目目に入ります。2項目目につきましては、今度防災訓練が、また宿泊型ということでですね、行われることになりました。今回のその訓練内容が我々議会議員のほうにもですね、案として示されておりまして、さまざまな訓練が組まれて、翌日の8時までですね、訓練を行っていくような形が示されております。まず、この訓練の中で、最近もう特にですね、特に宿泊型訓練という形で行う場合には、避難をしてきた方の受け付けの訓練、これが非常に重要になろうかと思います。過去の災害の中でも、最初にだあっとですね、避難者が入ってしまって、学校がもうその後、再開するまで機能しなかったという事例は数多く出ております。それを防ぐためには、事前にその避難者をいち早く受け付けができるかという準備を整えていく、これが肝要だというふうに思っておりますけれども、今回の訓練においてはどのようなことを想定されてますでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

御指摘のとおり、避難所は避難所開設後にですね、避難者を受け入れ、その避難してきた方々を把握するということが非常に重要な職務であると思って、考えておりますが、特に避難してきたときのその名簿をしっかりと作成しですね、それに即した形で、例えば入ってきたときに組織を定め、それに基づいた記入をしていただくということで、誰にでも記入しやすいような名簿と、あわせて、どうしてもデータでのやりとりがあるのではないかと想定されますので、今回の宿泊型の訓練につきましては、さらにパソコンを併用しましてですね、それで名簿を作成、同時並行で当然作成するような訓練も兼ねていきたいということであります。その中にはいろいろな情報が入りますので、情報管理につきましては、やはりこれは徹底して行うということで考えております。

10番(待寺真司君)

避難者の、されてきた方の、多分恐らく情報カードというものになろうかと思います。これは前回の一般質問のときでもちょっと取り上げさせていただきましたが、一色小学校の避難所運営委員会の中でも示されておりますし、恐らく町もひな型を持っている避難所カードと、あると思います。これをやはりしっかり準備してですね、御記入いただくというのは、避難してきた方にとっても大切な訓練になろうかと思います。どうしても、本当の災害が起きたときって、なかなか書きづらいとか、いろいろそういった状況も起きると思いますが、1回その書式を見ているだけでもですね、随分やっぱりその当日発災したときの対応に少しゆとりが出るのかなというふうにも思いますので、その辺の訓練はしっかりと皆さんに書いていただくように、そういった対応をしていただければと思います。
また、それを多分恐らくパソコンの打ち込みが、技能がたけた方がおやりになられると思いますが、その情報を一元化して漏らさないということも本当に大事なことになってまいりますし、そして、避難所は長期になった場合には移動が当然発生します。その移動の際には、そのパソコンに入っている情報、それから、避難所、避難者カードの情報カードを書きかえていくという作業も出てまいりますので、そういった部分もですね、ぜひこの、非常に長時間の訓練になりますから、担当される方にはやっていただくのがよいかなと思いますので、検討をお願いしたいと思います。
それから、今回ですね、この、見ている中で、先ほど御答弁にもありましたけれども、ペットの避難訓練というのはですね、本格的にやるのは多分初めてじゃないかなと。過去、上山口小学校でも何頭か連れられてこられたかということは記憶にあるんですが、今回、何かゲージみたいなものも用意して泊まれるような形を考えているということなんですが、ぜひこれはですね、町内、非常にペットを飼われている方がいらっしゃいます。犬だけに限らずですね。わんちゃんだけに限らず、猫とかその他の動物等も、やはりいざというときにはもしかしたら避難されてくるかもしれない。ですので、ぜひ訓練をたくさんの方に参加していただくような仕掛けが必要かと思いますけれども、その辺のPRについてはどのように進めていくとお考えでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

ペット等のですね、避難を体験した、体験をしていただくようにですね、こちらのほうも計画しておりましてですね、避難所で、またこれは受け付けをいたしまして、それから屋外でのペットの宿泊を実施する予定です。一応それはゲージを使って行うものでございます。その実施に際してはですね、まず、いろいろそのPRも兼ねてでございますが、湘南の獣医師会、それからボランティア団体があると、私、ちょっとまだ調査中でございますが、ドッグランのボランティア団体があるということですが、そちらにお声がけをする。それから、非常に協力いただけると今聞いておりますのが、わんわんボランティアということで、こちらで非常に協力いただき、ペットの具体的なですね、避難、それからしつけ、そういった御指導をいただけると聞いております。そういう方々を通してもですね、PRできるかと思われます。それから、さらにですね、今作成中でございますが、チラシを用意してございまして、町内会を通してまたチラシを配布する、それからホームページ、それから広報板、そういったものでお呼びがけするということを考えております。

10番(待寺真司君)

ありがとうございます。かなり重層的に案内をしていただけるということで、もちろんこのペットだけではなくてですね、この避難訓練、想定が130ですか。なかなか宿泊体験になると二の足を踏まれる方も多いのかなとは思いますけれども、一度体験するというのは非常に大切なことなので、ぜひ、健康に不安のある方にね、無理に来てくれというような案内はできないと思いますけれども、ぜひね、お子様なんかもですね、ぜひ来て、ファミリーでですね、参加していただけるような呼びかけをしていただいてですね、当日、本当に有意義な訓練ができればというふうに願っております。
先ほど、受け付け訓練も大切だと申しましたけれども、私は、今回の訓練の中で一番大切だなと思うのは、避難所運営委員会を立ち上げて、その避難所運営委員会が解散するまでの間ね、いろいろな恐らく、ことに実際になると対応していかなきゃいけない。それで一つ一つ何か訓練をね、大体何時ぐらいに何をしようとか、そういう想定の訓練も含めてですね、この避難所運営委員会の開催については、どのようにやっていこうというふうに考えられてますでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

御指摘のとおりですね、今回の総合防災訓練では、第一に避難所の開設、これをですね、実施、開設するための避難所の代表や運営役員をまずお決めいただくことになろうかと思いますが、今、一色小学校の避難所の準備委員会というものが、非常に校長先生を初め地域の方々で非常に検討を重ねて、こちらの防災安全課の職員も出席して準備を進めているところでございます。そういった中で、やはり避難所のですね、会議というものの重要性を常に議論しているということでございますので、まずは避難所運営を最後まで行っていただくよう、準備委員会を設置して役員を決め、それで訓練に入るということで、その間、またその委員の方々もさまざまな訓練に参加し、または指導いただくというようなことを考えております。

10番(待寺真司君)

避難所運営委員会は、実際本当に立ち上げるとなると、日ごろから地域のですね、皆様方がしっかりと話し合っている地域ほどやっぱりスムーズに行くということでございますので、今回は一色小学校という1つの避難所になりますけれども、6カ所、学校の避難所が開設されると思いますので、そういったあたりでもですね、この避難所運営委員会の運営の仕方というのはぜひ勉強していただきたいと思いますので、各町内会・自治会、28の町内会・自治会長さんには、ぜひ参加していただけるような働きかけをしていただければと思います。
それで、この訓練の最初というと、大体総合防災訓練って、みんなが集まって、町長が挨拶してスタートというイメージがあるんですけれども、今回の町長の動きというのは、どういうふうにされるというふうに。これは防災のほうで考えるのか、あるいは町長自身がこういった形でやりたいよということで指示を出しているのか。その辺、いかがでしょうか、町長の動きについて。

町長(山梨崇仁君)

私は、災害時には、災害対策本部長ということで、仮に全町的な災害に見舞われた場合には、この庁舎を含め、行政の公助の部門に重きを置いた、また情報収集としての拠点に滞在することになるかと思います。今回の場合は、現地の対策場所がですね、できるということで、今のお話のように、現地の場合は避難所運営が今回主ですので、運営委員会皆さんのサポートといいますか、時に私自身も一参加者として参加をすることが考えられます。また、夜にはですね、宿泊される前の時間には、災害時のそのインフラの復旧をしますので、そこでは、例えば校庭で皆さんと防災に関する話し合い、懇談を設けたりとか、適宜対応をしていきたいというふうに思っていますので、これをやりましょうというふうには、役割は今、担わないで臨もうかと考えております。

10番(待寺真司君)

わかりました。大体ね、これまでの防災訓練というのは、集まってですね、最初に挨拶してというスタートだったり、それは、今回は本当に起きたことと想定と、それから現地での災害対策本部あるいは避難所運営委員会、これとの連絡のやりとりをですね、ぜひ町長にやっていただきたいなと、トランシーバーか何かを持ってですね。やっぱり逐次町の災対本部が各避難所の状況をつかむということが、これは本当に大事になりますので、またしゃべるほうも、なかなかふだん無線機とかを持たない方は、しゃべるのも非常に難しいということもありますので、そういったことも、ぜひ避難所運営委員会のトップになる方に体験していただくということも大切になりますので、これからの考えていく中でですね、そういった形で町長の動きというものもひとつ煮詰めていっていただければと思います。
それで、あともう一つがですね、この中に仮設トイレの訓練というのが入ってまして、これが体育館のほうにですね、設置するというような形でこちらのほうに書いてあるんですが、私は、できればですね、仮設トイレは外に設置して、せっかく泊まりの訓練ですから、夜仮設トイレに行く怖さ、それから、その怖さを補完するために行政がしなくてはいけないこと。これは6月の一般質問でもやったんですが、あけたら照明がつくというようなね、そういった仮設トイレの準備等もですね、必要かなというふうに思います。もしなければランタンとか、そういうものを持ってる方がいるので、貸してくださいということも、これは訓練になると思うんですね。ですから、そういった意味で、体育館の中は、たしか照明も落とす訓練もやると思います。ただ、夜になると当然照明をつけての訓練になりますが、その夜の中、本当に私も被災地の支援活動に行くと、本当に体育館から外れたところにあるんですよね。当然、臭気の問題とかもありますから、なるべく生活の場所から少し離すというところがあって、そこに行くまでの間も真っ暗だという経験もしております。そういった経験も一つは大事なんですが、やはりそれをわかっていながら対応しない行政というのはいけないと思いますので、その辺の仮設トイレについても一考いただければと思います。要望をさせていただきます。
それから、あと、各いろんな参加団体が出てきて夜も泊まるというような形をとりますが、例えば町の訓練が終わった以降、各参加団体の訓練が独自のその団体の訓練というのを行う余地というのはあるんでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

これは、あくまでですね、この防災訓練は総合防災訓練ということなので、まずその目的を達してからの話ですが、夜の時間ですとかですね、すぐに眠れない方とか、結構出て…いらっしゃるようなことを聞いております。そういう中でですね、夜間、いろいろなところで自主的にテントを張っていただいたりしていただけるとのことですので、また、あと広場を中心に設けますので、そちらで各種団体がですね、自分たちの得意なものを御披露いただくとかですね、皆さんと一緒に楽しむといったらあれですけど、一緒に体験ができるようなことをいろいろお考えいただければ、最初に団体の御挨拶の時間がございますので、その辺でちょっとアナウンスしていただいて、こういうときにこういうことをやりますということも事前に言っていただければ準備させていただきますので、その余地は十分ございます。

10番(待寺真司君)

ありがとうございます。総合防災訓練の位置づけということで、私もその団体に団員として加盟している部分もありますので、防災の設営訓練、宿泊訓練も含めて、防災講演等が終わるのが大体10時ぐらいの予定になっているんですかね、今のタイムスケジュールで。例えば、我々としては、それ以降の時間帯ね、なかなか夜間訓練ってできないものですので、そういったことが自由がきくのかどうかということをちょっと確認したかったものです。今、部長から御答弁いただいたように、事前にちょっと町長に相談させていただく中で、そういったことが可能かどうかも含めてですね、1カ月ぐらいまだありますので、ちょっと煮詰めていければと思いますので、よろしくお願いします。
それで、今回、炊き出しの訓練を見るとちゃんと…ちゃんとと言ったら怒られちゃいますけれども、実際を想定してアルファ米を炊いて、町で保管しているシチューをつくるというような形になって、翌日もカレーになっているかな、それも備蓄のを使うということで、ぜひ用意されたお弁当とかはなるべく出さないでいただきたいと思います。前回、どこかでやったときには、朝は大変なんでね、お弁当というのも理解できますけれども、実際になったときに、1日目の食糧というのはほとんど口にできない中で過ごしていかなきゃいけないということもあります。そのひもじいというかですね、お腹がすいていくというこの体験というのもですね、この訓練の中で、きっと、朝、夜シチューを食べて、朝、カレーまでだとお腹かなりすくと思いますけれども、そういったことも経験になろうかと思いますので、ぜひ提供するんじゃなくて、みんなでつくって配膳するというような形をやっていただければと思います。
ぜひですね、この訓練を契機にですね、前回ちょっと御指摘をさせていただきました、学校ごとにね、最低でもその1日を過ごせる、児童・生徒や、あるいは避難者の備蓄食糧を分散してほしいと改めて町長、強くお願いしたいんですけれども、この辺についての検討、前回の一般質問から進んでいるでしょうか。いかがでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

各学校へのですね、備蓄は非常に大切であると、御指摘のとおり私たちも考えております。しかしながら、ちょっと学校のほうでも自主的に児童・生徒、教職員用の避難物資を用意されているというところも聞いておりますが、やはりちょっと各学校、まだ全てはですね、当たっておりませんので、これは本当に場所の問題もございますが、非常に効率的であることは確かですので、この辺は、教育委員会を含め学校側とも十分検討して、できれば備蓄場所を確保して少しでも備蓄をしてまいりたいと考えております。

10番(待寺真司君)

先ほど、一色小の避難所運営委員会のお話も出ましたけれども、実は前回の運営委員会の中で、一色小学校においての、まだまだあくまでも本当にたたき台というか案なんですが、白米粥、これはアレルギーにも何も対応、アレルギーの人でも食べられるということで、安心して食べられるということで、白米粥をね、子供たち、父兄ですね、保護者の方に購入していただいて、それを備蓄して量的にどんどんふやしていく計画が、本当に案の段階で示されました。やはり一色小の避難所運営委員会は、校長先生のリーダーシップのもと、そういったアイデアがどんどん出て進んでいるところもあります。ぜひ、防災安全課の職員の方も出ていただいてますし、学校教育課長も参加していただいています。ここの連携、本当に大事だと思います。PTAの人に用意してもらうんじゃなくて、やはりそこの最初の部分は、行政の責務としてですね、何とか分散備蓄を学校にしていただき、そして児童・生徒はもちろんのこと、一時的に避難してきた方が1日目の食事はそれで対応できるというぐらい、葉山町の安全を高めていただきたいというふうに改めて要望させていただきますので、ぜひ検討を進めていただきたいと思います。
最後になりますけれども、本年度、28年度、当初予算に計上されました消火用の資機材を41万円ぐらいでしたか、当初予算についておりましたけれども、避難訓練のときには、この新しく購入した消火施設というのか、設備というか、こういったものを使用する訓練というのは組み込まれているんでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

今のところ、その資機材についてはまだちょっと検討中でございます。かなりスケジュールがですね、タイトになっておりますので、今ちょっと、いまひとつお時間をいただいて検討させてください。

10番(待寺真司君)

既に半期過ぎてますけれども、まだ購入してないということの理解でよろしいですか。

総務部部長(太田圭一君)

購入はしてございます。

10番(待寺真司君)

ぜひね、当初予算で購入した新しいものでございますので、当然使い方とかね、職員が訓練しておかなくては、いきなり総合防災訓練で何かあったら、ただ安全のタイプだというふうにも伺っておりますので、ぜひ、可能ならばね、この1カ月の間にぜひ使えるような形をとれると、今までとまた違った感じでね、消火訓練のほうにも取り組めるのかなと思いますので、その辺もよろしくお願いします。
では、3点目に移ります。姉妹都市、特に防災、安全に関する協定が、これ、全国でいわゆる姉妹都市じゃなくて友好都市というような形の中で、特に災害に対する相互応援の強化というのは、これは非常に進んできておりますけれども、先ほど、町長、これからいろいろ、いろんなことを考えて検討いただくということをいただきましたが、例えば、この間の熊本の地震のときにね、葉山町が本町と同じような人口規模の益城町に対してブルーシートや土のう袋の供出をしていただきましたけれども、こういったことをきっかけにね、ぜひやっぱりそういった自治体と災害に関する応援協定というのは、今後も結んでいくと非常にこの安全度が高まるかなというふうに期待をしているんですけれども、町長、改めてその辺の考えはいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

先日の熊本地震の際の益城町さんへの寄贈、応援につきましては、本当に葉山町の町民の皆さんの思いをですね、寄附というお金のみならず資機材の提供という形であらわせたことが本当にすばらしいことなんじゃないかというふうには思っております。ただ、御承知のとおり従前からおつき合いがあったわけでもなくですね、本当に細い中での人のつながりがある中でできたことでございまして、熊本地震のときに、特にはやはり九州地方、特に日本の関西方面がですね、応援には具体に回る制度もあるということも確認ができまして、関東地域では、やはり現地の混乱を踏まえて、特に大きな踏み出しはすぐには行わないということで、神奈川県内、自治体の中でも意思疎通が行われました。それが落ちついてきたころにああいった町の思いを形としてあらわせたわけですが、葉山町も逆の立場になりますと、きっと同じような体制がとれるものだというふうに、甘いのかもしれませんが、考えているところはございます。現状では、草津町さんとのコミュニケーションもございますので、できることでありましたら、そういったある程度の前提を踏まえた上で、近隣の自治体さんの中で友好都市といいますか、災害時の何か御縁があればですね、そういった協定を考えることも可能かとは思いますが、現状でどこというところもない中ではありますので、今後そういった、繰り返しになりますが、何か御縁といいますか、きっかけがあればというふうには今考えております。

10番(待寺真司君)

近隣のね、自治体とは、当然三浦半島4市1町であるとか、大きく言えば神奈川県は近隣の東京や千葉とか、そういった災害の応援協定って結んでおりますので、近隣の結んでるのはもう私も十分承知してるんですが、やはりその近隣であると同じ被害を受ける可能性が非常に高いということがございます。自分の自治体でいっぱいになってしまうということもありますので、いわゆる北海道から九州まで、遠隔、遠方のですね、そういった友好都市がふえることが、いざというときに、例えば今回のように支援物資を優先的に葉山町に送っていただけるだとか、そういったことを日ごろからやはり、ぜひね、外交というような形で、町長外交という形で、これまでいろいろな大きな被害を経験している自治体もありますし、当然葉山の住環境、自然環境と似ている自治体も探せばたくさんございます。そういった全国を結びつけるネットワークみたいなものまで最終的にはたどりつければ理想なんですけれども、そういった形で動いていただくことがいいかなと。実際に大阪府の泉大津市がですね、事務局になって、遠隔地自治体間による災害時相互応援体制の構築をされてます。これはですね、東海・近畿・中国・四国・九州各ブロックから、同じ思いを持っている市町が集まって、現在では締結が18団体。これは現在というか、そこからふえているかもしれませんけれども、18団体がそういった相互協定を結んだという事例もございますので、これは市が行っております。やはり人口規模が一緒ということが前提になっているそうですので、やはり町村でも人口規模や自然環境の似ている自治体が中心となってこういうことを立ち上げていくことも町民の安全・安心につながりますので、御検討いただければと思います。
では、4点目に入ります。4点目は急傾斜崩落危険地域の質問でございますけれども、葉山の地形を見ると本当に多く山々があって緑豊かなんですが、時に大雨や台風などによって風水害が起きたときには住民の命を危険にさらすということがございます。そういった中で、県と一緒になってですね、急傾斜崩落危険地域を進めてまいっておりますけれども、まだ16カ所のうちの概成が7カ所ということで44%、これをいかに上げていくかということが大事かと思いますけれども、町長、この辺について県にね、当然県の予算枠というのもあると思います。三浦半島は非常にこういったことが多くてですね、各自治体での予算の分配というような形になっていると思いますけれども、やはり町が1割負担で残りは県という負担になります。県の負担が大変多い中での事業です。県へのアプローチというのが大変大切になりますけども、町長、いかがお考えでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

最初の答弁では44%とお話ししてますけれども、16カ所中ですね、14カ所については、何らかの防災工事はやってます。概成済みがということで44%という数字になってますので、何も手をつけていない、ほぼ何も手をつけていない箇所は2カ所ですので、さらにその2カ所というのは、大きな被害は今のところ起きていない現場ですので、そういった意味では、国庫補助金も実際事業には入っておりますので、国の国庫補助のペースに合わせて、町役場のほうの負担金がついていける状況であれば順次整備は進むのかなという形で、ただ、新規の要望もございますので、そこに向かっても積極的に協力を得ていくようにします。

10番(待寺真司君)

非常に多額な費用がかかる事業でございまして、町では大体年間1,600万ぐらいの負担の中で進められているということで、概成済みということでは44ですけれども、整備面積としてはもっと大きいということで今、部長から御答弁をいただきましたので、ぜひ、これね、今国の補助金というお話もありましたけれども、やはりこれも三浦半島4市1町で大きな声を上げていくということも大事かと思いますので、町長、ぜひね、そういった首長懇のときに、急傾斜崩落のについて、特段の三浦半島に対する支援をお願いするというような形もですね、ぜひとっていただければと思いますので、よろしくお願いをします。この件について、ちょっとピンポイントで御質問をこの後される議員さんもいらっしゃいますので、急傾斜についてはちょっとこのぐらいにしておきます。
では、防災会議でございます。今、防災会議のメンバーを見ると28名、非常にいろいろなところからの有識者がたくさん集まっての会議でございます。特にその防災計画についての改定時とか策定時に開かれるというようなこともありますけれども、ぜひですね、定例会的にですね、開いて、これは本当に自然災害だけじゃなくて警察の関係の方もいらっしゃいます。海上保安部の方もいらっしゃいます。そのいろいろな状況を教えていただくというだけでも、非常にこれは町にとって大事なことになろうかと思います。防災会議のあり方について、町長、見直す必要もあるんじゃないかなというふうに思いますし、定期的な開催についてもぜひ御検討いただけないかと思いますけれども、その辺、町長、お考えいかがでしょうか。

総務部部長(太田圭一君)

防災会議につきましてはですね、非常に課題が多岐にわたってさまざまな問題がございますので、できる限り定期的な開催というかですね、ことし、今年度も年度末を目途に開催の予定を立てております。そこでまたいろいろ御意見を聞いて、そういった課題についてどう取り組んでいくか。あるいは、地元の方も多くいらっしゃいますので、そういった形で特化した分科会のような形もできるのかと。28名の委員さんが皆さん一堂に集まるということは非常に難しい場合もございますので、その辺のことを、今、これは担当者レベルでございますが、検討しているところでございます。

10番(待寺真司君)

本当にこの28名の委員さんも多岐にわたる有識者ということでございますので、例えば、自然災害部門であったりとか、交通事業者もいますので事故・渋滞対策であるとか、今非常に問題になっております自転車を安全に通すためにどうしたらいいかとか。バスの横を通っていくときに、本当に多分運転手さんもどきっとすると思うんですよね。ですから、そういったことについても日ごろから情報交換する場というのを、この防災会議という位置づけではなくてもですね、ぜひお声がけをいただく中で葉山町にとって有益な情報をたくさん集めていただける、そういった会議というふうにも期待が寄せられるところでありますので、ぜひ、今、何か分科会というお話も担当者レベルではあるというお話です。進めていただければと思いますので、町長、その辺もですね、ぜひ推進していただくように、ぜひタクトを振っていただきたいと思います。
それでは、ちょっと時間が残り10分になってしまいましたので次に移りますが、一応バスベイがですね、今はまだカラーコーンが置いてあってですね、バス停が移動してなくて、けさなんかも見るとまだまだ道路上にはみ出てですね、町民の方が並んでバスを待つというような状況がありますので、もう既にほぼ完了してるかなというふうになりますが、この、例えば引き渡し日、県の引き渡し日、それから京急がバス停を移す日程などは町に連絡は来てるんでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

本日ですね、神奈川県のほうで発注している工事に関して検査を行う予定と聞いてます。今、恐らくなんですけど、京浜急行のほうでバス停の位置が変わってしまうので、そこで路線の変更というか、国土交通省の認可を受けてバス停の位置を変わった状況で運行がスタートすると思いますので、ほぼ約1カ月程度時間を要するというふうに聞いてます。

10番(待寺真司君)

地元であそこを使っている方から、いつになるのかなということなんですが、1カ月ぐらいまだかかるということで、わかりました。
それで、一応あそこが町有地を県のほうが買い取っていただくような形になって安全が担保できたというような形になりますが、かねてよりあそこの歩道ですね、大道から御用邸までの歩道については、非常に大きな支柱が立っている箇所が多くて、バギーが通りにくいというようなことで、ぜひ片側だけでもね、安全が担保できる歩道というのが要望としてずっと上がってきております。ちょうどその中間地点にある町有地から、それから今、虎屋さんの跡のところまでは広がりました。それから、こちら側では言うと、文房具店の大きなところがありますけれども、あそこはちょっと下がってもらってるので若干安全性が担保されてます。そうすると、残り、ちょっとまあ虫食い状態というかですね、ぽっぽっと残ってしまうんですが、今後そこの歩道、せめて片側だけでも、上り側だけでも今整備されたバスベイに倣うような感じの歩道整備というのをぜひ推進していっていただきたいと思いますけど、町長、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

町としてもかねてから国・県道に関する、また町道においても歩道の整備ということについては、拡幅も含めてウエートを置いていきたいということは再三、皆様と同じ気持ちでいるというふうには思います。しかし、場合によっては土地の購入であったりとか整備等ですね、多額な費用がかかることから、今回のように随時といいますか、虫食いというふうに表現されましたけれども、ある一定はそういった形ながらもですね、下がるという意思を近隣がしっかりと見せていくこと、町としましても、今回こうして示したことによって、近隣の協力をいただきながら、同意が得られればですね、そのときは皆でもって、じゃあこの辺の一帯をきれいにしようというふうにまとまるかなと言うふうには思っております。強引に…強引にといいますか、一方的にお願いをしてお金を出すからというふうにもなかなか言えないところもありますので、協力する意思の確認をし次第、皆が気持ちを一つにして進んでいくというお答えになってしまうかもしれませんが、そういった状況でございます。

10番(待寺真司君)

次で、町有地という部分ではね、エコーハイツの緑地の部分は、町管理の土地になっております。当然エコーハイツ、エコー会のね、皆様方の御理解や御協力等も必要になりますけれども、町有地という部分では、町がどちらかというと積極的にというか、積極的にというのかこちら側働きかけられる要素を持っている地域だというふうに思いますので、改めてその辺の御検討もお願いをしたいと思います。
それから、今、土のう袋からいろいろ草が生えてくるタイプで、非常に緑豊かと言っていいのかどうかわからないんですけれども、土のうが積まれた状況になっておりますけれども、その後、やはりバス停としての機能を持たせていくために何か考えている、そういった整備計画みたいなものがあったらお示しいただければと思うんですが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

従来よりですね、バス停につきましては、バス停にベンチと屋根をということは私自身も強く推奨してまいりたいところで、今回は歩道の整備が行われまして大分場所も広くとれました。また、従来の町有地の階段のエントランスの部分を使って、今おっしゃるように緑が整備されているわけですが、あの部分も町として有効活用することができるというふうに思っております。ベンチと屋根をつけることによりましてあの地域全体の、そもそも旧役場跡地というシンボルな場所ですので、そういった場所がですね、より地域の価値の向上に資するように、また、行く行くは旧役場跡地の利活用にもですね、資するようなものとしてあらゆる想像をめぐらせて、できればベンチのみならず屋根のほうもいいものを整備していきたいなというふうに考えております。

10番(待寺真司君)

わかりました。今、町長からちょうど今後の町有地の有効活用にも資するものというお答えがありましたので、大いに期待をして待ちたいと思いますので。前回、選挙の投票所、ちょっと残せないかという依頼をしたけれども、あっと言う間に壊されてしまってですね、ちょっとがっかりはしてるんですけれども、やはり地域の、本当に一色は町内会館がね、まとまってない地域で、人口が一番多い地域であり、町内会活動も各町内会、非常に活発にされてて、どうしても話し合いの場が欲しいという声も上がってますので、いろいろな複合的な観点から考えられる大切な町有地でありますので、今、ちょうどこれを契機にというお話がありましたから、これを契機にぜひ進めていっていただきたいと思います。ですので、バスベイのほうがここで完了して、今後可能性がある、特に風早橋は上下線ないというようなところもありますので、進めていただきたいと思います。
それでですね、2点目がこれがまた、2項目目が時間がなくなってしまいまして、また次回に持ち越しになろうかと思いますが。1点ちょっと確認させていただきたいんですが、今回の公共施設等総合管理計画の担当課は公共施設課でいいと思うんですが、その会議の中に財政課の職員や政策課の職員が入ってないということが議事録を見るとわかるんですけれども、これは、私は、ぜひですね、課長かあるいは担当レベルでこの会議の中に入ってね、その委員さんの生の声を、議事録だとどうしても短くなってしまいます。ですので、生の声を聞くということが必要ではないかというふうに思いますけれども、政策財政部長になるのか、町長になるのか、ぜひそういった指示を出していただいてね、今2回開会をされましたけれども、恐らく出席されてないと思います。その辺についていかがでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

今、待寺議員のほうから御指摘がございました部分につきましてはですね、第2回の委員会開催の際にですね、やはり、私、政策財政部長のほうで財政課のこと、政策課のこと、網羅してですね、御質問に対してお答えしていくという部分でのですね、十分な対応ができてないというふうに私も反省しているところがございまして、前回の委員会の終了後ですね、財政課ですとか政策課のほうとも調整しつつ、やはり専門性を持ったですね、お答えができるような形というものはとれるように調整を図らさせていただいて、次回以降についてはですね、関連課のほうの出席もですね、調整をさせていただいているところでございます。

10番(待寺真司君)

今回、国際航業さんがコンサルということで入られてて、それで恐らくいろんな自治体でのさまざまな、この会社は自然災害とか、防災とか、まちづくりとか、環境とか、いろんなことに取り組まれているので、いろいろなアイデアも出てこようかと思います。ただ、やはり町がこの公共施設をどうするかということは、これからのまちづくりにとって非常に大きな重要なファクター、要因、一番大きなことではないかと思います。やはりその議事録を見る中では、今回のその公共施設の総合管理計画が、単にその公共施設の維持・修繕、長寿命化を図るためだけのものなのか、あるいは将来的なまちづくりの中でスクラップ・アンド・ビルドを繰り返しながら町の公共施設のあり方を模索していくのか、そのどちらかがよくわからないというようなお話も出てたかのように思います。ここはやっぱり町長ですね、やはり町長がどういったビジョンを描いていくかということを発信する非常に重要な場面になろうかと思います。基本計画は、大きく本当に30年という長いスパンになりますから大まかな形になろうかと思いますが、次の翌年に控える実施計画の中ではですね、ぜひ将来のまちづくりビジョンも踏まえた中でやっていただきたいと思いますけども、町長、最後にお聞かせいただければと思います。

町長(山梨崇仁君)

今回の公共施設に関する審議会におきましては、あくまで全体のマネージメントに資するための材料といいますか、専門家の知見を大いにいただくことからスタートするというふうに考えております。お話のように、再年度以降、その実施計画を定める中ではですね、実際に、ではスクラップ・アンド・ビルドなのか、長寿命化なのかということについて議論を煮詰めていかなければいけないと思っておりますので、委員の皆様にもそういった視点について十分御理解いただきながら、本当に来年度、まさに我々が問われるというものについて定めていかなければなりませんので、しっかりとした議論をいただきながら確固たるものをまとめてまいりたいというふうに思っております。

議長(近藤昇一君)

既に時間が経過しています。これにて10番待寺真司議員の一般質問を終わります。
第2番、1番横山すみ子議員の一般質問を行います。横山すみ子議員、質問者席にお着き願います。

1番(横山すみ子君)

1番横山すみ子です。ちょっと風邪引きの声で大変申しわけないんですが、御答弁よろしくお願いいたします。本日は4項目、8点の質問を行います。ただいま、待寺議員のほうから公共施設等総合管理計画について御質問がございましたけれども、私の質問も何点かそれと深くかかわっておりますので、つなげた形で御質問をする場面があるかもしれません。
まず、1項目目は2市1町ごみ処理広域連携について伺います。この問題については、10月4日に議員懇談会で説明が行われました。町長の施政方針等からこの問題の経過を振り返りますと、2月12日の28年度の山梨町長の施政方針の中で、一昨年来の収集方式の変更によって約20%の減量率を維持しており、収集及び処理のコスト削減と環境負荷の軽減に向け、さらなる改善を図っていくこと。引き続き逗子市との勉強会を続ける中で、双方にとって安定的な処理体制が構築できるメリットが見出せ次第、具体的な連携内容とその方針についてお知らせをすると述べておられます。その直後に、2月25日には、逗子市長の施政方針演説で、ちょっと具体的な記述が行われておりまして、「ごみ処理の自治体間連携については、鎌倉市との協議会を継続しつつ、この間、葉山町との意見交換を進めていきました。その結果、葉山町と共同処理を行うことによって、効率的かつ適正な処理体制を構築し、ごみのさらなる減量化・資源化を推進することができるとともに財政的にもメリットが得られるとの認識で一致しました」と書いてございます。この財政的メリットというのは、双方にとってということであると思うんですけれども、その後、逗子と葉山の役割分担について具体的に触れた後に、「早急に鎌倉市と調整した上で、市民の御理解をいただきながら逗子市と葉山町の費用負担や実施スケジュール等の詳細な検討を行い、共同処理によるゼロ・ウェイスト社会の構築に向け、関係市町及び国・県との協議を進めてまいります」と平井市長は述べておられます。
今までも本会議の一般質問等で取り上げてきましたけれども、逗子市との協議は、6月からの記録を見てもほとんど毎週のように打ち合わせが行われております。その協議の内容及び今後の方針について、差し支えない部分、改めて御説明ください。これは「広報はやま」を見ましても、その他を見ましても、新聞報道のほうが詳しいような状況が続いておりますので、本会議という公式な場で御説明を伺えたらと思います。
次に、2点目として、町民への説明会の開催の予定について伺います。パートナーとなる逗子市では、この8月に葉山町とのごみ処理の連携に関する市民説明会が行われました。その当日資料ではかなり詳しく説明されており、葉山町民も参加が許されておりまして、参加された方もいらっしゃいます。
次に、2項目目、町施設の活用について伺います。1点目として、建物そのものは町施設ではございませんけれども、町が使用できる場所としてHAYAMASTATIONの一部を貸出基準等もつくって町民に使っていただくという御説明を今まで伺っていたと思います。正式にHAYAMASTATIONがオープンしてから約1カ月経過いたしました。どのような予定か伺います。
2点目として、児童館等町有施設の目的外使用の考え方について伺います。これ、町民の方が聞いていると何言ってるんだかよくわからないということだと思うんですが、公共施設で存在しているもので使われていない部分を町民の方が使いたい場合に活用できるようにできないかという趣旨でございますが、公共施設等の問題については、今いろいろな自治体で研究が行われておりますけれども、東洋大学の南教授の書かれたものを読みますと、現在の公共施設がその市民、町民…うちの場合は町民ですけれども、市民のどの部分がどのような目的で活用されているかというデータをとったという記録がございまして、そのデータをきちんととってみると意外な事実がわかってくると。公共施設等の使用について、ヘビーユーザーといいますか、特定の方はたくさん使用しておられるけれども、人口比等からいくとかなり低いパーセンテージになると。これは、1回目調べるときの現実として把握したほうがよいことだと思うんですけれども、これは町民の方が必要だと思う気持ち、動機、その他と、また別にそういうデータも出てくるということは承知しておかなければいけないと思います。
そういう事実を踏まえましても、町民の方たちが地域にある公共施設を見たときに、あれは税金でできたものだけれども、自分たち、使えないだろうかという思いを抱かれるのは、これは当然のことでございますし、先ほどの議論でもございましたが、これから公共施設等総合管理計画ができまして、次に実施計画をつくりながら将来展望を考える場合に、どの施設をとっても、じゃあすぐにこれをこういうふうに複合化して3年以内とか5年以内とか、そういう話にはならないと思うんですね。これはまちづくりの一環として御意見を非常に練りながらつくっていかなければいけないもので、ここで急いではいけないと私も思っております。それを前提としますと、現在、生活している方たちがこういう願いを持っておられるとしたら、今かなえられるのはどの部分かという視点から見ますと、やはり児童館もそうでございますし、保健センターも立派な建物があるなという印象がするんですけれども、そういうものについてどの程度かでも貸し出しをすることができないかというのは私の質問でございますが、その前に、町民の方たちが何のためにどういうところを使いたいかという調査がなければ、慌てて動き出すというのは、一旦動いてしまったものを変更するというのは大変なストレスを伴いますので、まずは、町民の方たちが何のためにどういうことをしたいからどういう施設が欲しいということについてアンケート調査等、以前されたときは出ていたと思うんですけれども、具体的なものは最近していらっしゃらないと思いますので、目的外使用についての考え方について伺いたいと思います。
これは、町長の、本年度ですよね、町民が健康で長寿命化…じゃないな、明るく生活していってほしいというときに、体を動かすということがまず第一にくると思います。そのほかに趣味のこととか、人と会うことという、その3つぐらいが非常に健康にとって大事なことだというのはもうわかってきておりますけれども、その活動を助けるという意味で、今回具体的な御質問をさせていただきました。要望をしていらっしゃる方にとっては大変まだるっこしい提案のように見えると思うんですけれども、税金でできているものの使い方としては、そのぐらいの丁寧さがないと、使わない方の税金も使いますので、不公平感も生まれてくるかなと思って御質問をさせていただきました。
この質問の前提として、葉山町の中には、町民が自由に使える体育館がございません。規模の大小にかかわらず体育館がないために、教育施設をお借りして町民の方たちが体を動かしておられるという現実がございますので、そこを、ここ5年か10年かわかりませんけれども、町がその体制を整えるまでの間でも何らか対策が必要ではないかという意味を含めまして御質問をさせていただいております。
私も最近悔い改めまして体を動かすようになってまいりましたら、やはり身近なところで続けてやれる場所があったらもっと気楽に行けるんだけどという思いがいたします。特に高齢の方にとっては、夜の外出の場合は、遠くへ行くのは大変きついことになりますので、そういう視点で町の施設をごらんいただければありがたいと思います。
3項目目といたしまして、HAYAMASTATIONについてです。HAYAMASTATIONは町直営の施設ではございませんので、ちょっとこの踏み込んだ質問をしていいのかなという気持ちはあるんですけれども、非常に町としても応援をして補助金も出して、国からのお金も入って皆さんの期待に応えてつくられた施設でございますので、御質問させていただきます。
正式なオープンから約1カ月経過いたしました。このSTATIONの営業状況といいますか、うまく回っているのか、あるいはそこに行っていただいている町民の方もしくは町外の方たちの状況について、町として把握されている部分がありましたらお聞かせください。
2点目といたしましては、HAYAMASTATIONについてのみではないんですけれども、路線バスの変更に伴ってHAYAMASTATIONに行けるようにという要望が、町内会の方たちから7月の19日に京急バス株式会社逗子営業所の所長宛てに、葉桜自治会、イトーピア自治会、長柄町内会、長柄下町内会、葉山町商工会の各会長さん連名で路線バスの延伸に関する要望書が出され、それは町長のほうにもお届けされているというふうに聞いておりますが、以後、どのような動きになっているかについてお伺いをいたします。
最後の項目なんですけれども、ファシリテーションについて伺います。ファシリテーションを活用した町民との対話についてという項目を出させていただきましたけれども、先日、総務建設常任委員会で富山県の氷見市というところに視察に、研修に行ってまいりました。富山県の氷見市は、県立高校、廃校になった県立高校の敷地と建物、特に体育館を庁舎として、この議会の最終日に視察報告を出させていただきますけれども、各委員の報告をぜひ後ほどごらんいただきたいんですけれども、本当にすごいなという感じを持って帰ってまいりました。敷地と建物を、体育館を使わせていただいたことによって、総事業費は19億だそうですが、そのうち市が持ったお金は8億です。これを用地から買って建物を建てれば約50億かかったであろうということで、経費削減もすごかったんですけれども、このつくり方が本当にすばらしいなと思ったんですが、これが当町のこれからの公共施設等総合管理計画の実施計画に入った段階でのやり方として、非常に参考になると思いました。
ファシリテーター、プロのファシリテーターである氷見市長が提案をされたというところがあると思うんですけれども、ファシリテーションについて余り御説明を長くすることは、後ほどごらんいただければいいと思うんですけれども、ファシリテーションは、容易にするということの意味だそうです。グループによる活動が円滑に行われるように支援すること、特に組織が目標を達成するために、問題解決、合意形成、学習などを支援し、促進することで、そのための手法を言うというふうになっておりますが、氷見市で伺ったときに、ファシリテーションを活用したやり方でやる目的は、将来、市の将来を考えるときに、市民との協働の力でまちをつくっていきたいというときに、このファシリテーションを活用した会議をたびたび開いて、体育館を利用したと申し上げましたけれども、もう非常に居心地のいい市庁舎で、そのころに、町長が前の議会でおっしゃったと思うんですが、カウンターも…ちょっと話が飛んで申しわけありません。市民がいらしたときに、いろいろな手続をするカウンターも既にローカウンターになっておりました。そのほかに、テーブルや椅子も置かれて、市民の皆さんがそちらで考えたり話したりできるというスペースも近くにございましたけれども、一番すごいなと思いましたのは、庁内会議も見えるスペースにございまして、ホワイトボードがいっぱいあって、もう別に視察とか市民の目は全然関係なく、職員の方がもう目の前で書きながら会議をしておられるのが見えるんですね。市長室はどこかなと思ったら、一番居心地のいい場所は市民に譲って、出入り口に近いというか、ほうに、やはり素通しのような感じになったところに市長室があって、市長はちょうど会議で不在でいらして、帰り際に来て、御自身で御説明くださったんですけれども、非常に、何ていうんですかね、市民とともに市の将来をつくっていくというのがもう形からもあらわれているなと思いました。職員の皆さんは、これは大変だろうなというのもちょっと思いましたけれども、逆に市民の方たちが、我が市のために自分は何ができるかというようなところが、こんなかたい言葉じゃなくて、自然な形で生きてきているというのが感じられる非常にすばらしい視察をさせていただいたと思っております。
これを今回提案をいたしましたのは、先日、議員有志による勉強会を開きまして、職員の皆様に御協力をいただきまして大変ありがたかったんですけれども、それをやった経験からいきますと、それぞれの思いとか力が自然と引き出されるやり方だなというのは、参加した人たちの感想の中にも多くございまして、このやり方がこれからの葉山町にとって、先ほどの御報告にもありましたように、アンケートもとるし、パブリックコメントもやるし、説明会もやっていると、ほぼ完璧、今までの常識でいくと完璧なやり方でいろいろな計画をつくっていっておられますけれども、なのになぜか町民の方が当事者意識ではなく、あっちのほうでつくってるなという感じになっておられて、とても残念な思いがするんですけれども。少し手間がかかりますけれども、ファシリテーションを活用した会合を開きますと、本当に自分の意見と相手の意見を聞きながら、徐々に徐々に練り上げられていくというのがたった1回、ほかのところで何回か経験はしておりますけれども、自分の住んでいるところでやってみたというのは1回なんですけれども、これはもうぜひまちづくりに生かしていただきたい。
本当でしたら、公共施設が30歳、40歳になってしまって、これから大きなお金をかけて今までの公共施設は維持できないかもしれないと。地域をどうつくるか、施設をどうつくるかという大変な状況が目の前に来ておりますし、特に学校は、幾ら寿命を延ばしても10年か15年かわかりませんが、建てかえを頭に置かざるを得ないという状況の中で、面積は削りますと、お金がないのでこういうふうになりますという情けないやり方のまちづくりではなくて、持っている資源はこれだけあると、人間の資源はもうこれは気持ちで幾らでも出てくると思いますので、そのときにこの技術がとても役に立つような感じがいたしました。しかもやっていて楽しいと。これは、もうやってお得だと思います。
2番目なんですが、職員の皆様も、本当に御参加いただいて、率直な話し合いになって、とても、この方、こういう考え方を持っておられるのかと、本当に、おもしろかったという言葉だけではいけないんですけれども、一緒にいろんな仕事をやっていく仲間なんだなという感じが持てたのはとても大きかったです。こういう経験をですね、人口3万3,000の町で何人が御参加いただけるかわかりませんけれども、その中で、こちら側も配慮しながら、将来を担う人たちを巻き込んで、この手法を使いながら一緒に考えていくということをできたらいいなと思っておりますが、ここで一つ問題があるのは、集まってテーブルを囲めばこれができるというわけじゃなくて、やはりある程度研修を受けて、何のためにやっているか、手法としてはどういうものが必要で、基本はこんなものというのを修得している人がいないと、その場を進めていくことができないというか、みんなでたどり着くことができないなというのも持った感想でございました。氷見市では、ファシリテーターを養成するという具体的な目標を持って、何十人と言っておられたと思うんですが、そういう会合でファシリテーター役ができる職員の皆様が養成されているというふうに伺いました。これは、私は今、行政と町民との協働の場面で大変役に立つと申し上げておりますけれども、恐らく庁内会議でも役に立つ。議会の立場で言いますと、聞いているのがつらいような議会報告会ではなくて、一緒に考えていけるような意見交換会をするのには、これは本当に役に立ちそうだなという思いを持っておりますが、きょうは行政側への質問でございますので、職員の皆さんの中に、ファシリテーター、興味を持っていただかなきゃいけないんですけれども、研修を行うことと、その養成に手をつけられたほうがいいんじゃないかなと思っておりますので、御質問をいたしました。
ちょっと散漫な質問になって申しわけございませんが、これで1回目の質問を終わります。御答弁をよろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

横山すみ子議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1項目目、2市1町ごみ処理広域連携の1点目、逗子市との協議の内容及び今後の予定についてのお尋ねですが、本年度、鎌倉市・逗子市・葉山町ごみ処理広域化検討協議会を立ち上げ、7月29日に2市1町で覚書を締結し、広域処理に向けて協議がスタートしました。まず、葉山町の可燃ごみの一部を逗子市に試験的に搬入することとし、搬入ルートの検証、搬入量、委託費用などについて協議を行っております。今後は、可燃ごみの協議が調った後、容器包装プラスチックや本町で受け入れを予定している草木類やし尿処理について順次協議をしてまいります。いずれにしましても協議の進捗により、適宜御報告をさせていただきます。
2点目、町民への説明会の開催についてのお尋ねですが、葉山町においては、将来逗子市の草木類とし尿を受け入れることで協議を進めてまいりますが、現段階では受け入れ時期や搬入方法などが決まっておりませんので、これらの受け入れを行う際には、搬入車両等の増加による影響を考慮しながら、必要に応じて近隣にお住まいの方々などに向けた説明会の開催を検討してまいります。
2項目目に移ります。町施設の活用について、1点目、HAYAMASTATIONの町使用予定スペースの活用についてのお尋ねですが、1階の多目的会議室の利用につきましては、町事業等での利用がないときに、町内・町外の方が利用することを可能とし、料金体系は、近隣自治会館の基準に準じた設定で現在調整をしております。また、現在、イートインコーナーとして利用されているフリースペースにつきましては、行政施策の発信の場、復興支援等との催事や住民の交流の場等として多目的に店舗と共同の使用を考えております。
2点目、児童館等町有施設の目的外使用の考え方についてのお尋ねですが、町では子供関連の施設として児童館、青少年会館等を保有しております。各施設の設置や管理に関する事項につきましては、葉山町児童館条例、葉山町青少年会館条例など施設ごとに条例で規定をしており、目的外の利用希望につきましては、施設の設置目的や運営管理上の課題を鑑み、原則使用を認めてはおりません。ただし、町内会や自治会の行事等による利用につきましては、例外的に使用していただいているところでございます。
次に、3項目目、HAYAMASTATIONについての1点目、オープン後約1カ月の営業状況、葉山町民の反応についてとのお尋ねですが、9月1日に開店し、9時から19時までの営業時間で、定休日を水曜日として運営しております。テナントは9店舗、委託販売は約30区画となっております。来客数につきましては、9月の平均客数は1日当たり約2,500人と報告を受けており、休日には3,000人を超える方々が来店されております。地元住民も近場に店舗が開設されたことで利便性が向上し、足を運び買い物をされていると伺っております。
2点目、バス路線変更等交通手段についての進展のお尋ねですが、本年8月24日に京浜急行バス本社を訪問し、商工会、地域町内会、自治会から提出された要望書をもとに、町からも重ねてその実現について要請をしてまいりました。京急バスとしては、住宅、店舗、医療機関などが増加している南郷地域の現状や、長柄地区にお住まいの方の移動手段の課題などに一定の理解を示すものの、一方で車両や運転員の確保など、路線延伸に向けての課題も明らかになりました。現在、京急バス社内において検討していただいているものと認識をしておりますが、引き続き、商工会や自治会、町内会と連携し、地域交通の充実に向け話し合いを進めてまいりたいと考えております。
4項目目、ファシリテーション活用について。1点目、ファシリテーションを活用した町民との対話についてのお尋ねですが、地域福祉の増進のために町が行う施策や各種事業は、地域コミュニティの置かれている状況や個々の町民ニーズに合致したものでなければ大きな効果を期待することはできません。広聴に関する的確な取り組みが各種サービスの充実につながっていくことから、会議や窓口など、意見をお伺いする場で職員がファシリテーションの技法を活用できるよう努めてまいります。
2点目、その職員のファシリテーター養成研修についてのお尋ねですが、会議等の円滑な進行において必要となるファシリテーションスキルを学ぶことは、議論の活性化や合意形成を効果的に行う能力を高めるためにとても必要であると考えおります。神奈川県市町村研修センターにおいても平成28年度にファシリテーション研修講座が新設されており、採用5年目以上の職員を対象として12月に開催の予定となっております。本町としましても、職員を研修会へ参加させるとともに、今後も継続して職員の能力向上に努めてまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁をおわります。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

1番(横山すみ子君)

それでは、再質問をさせていただきます。まず、ごみの問題なんですけれども、先ほどの町長答弁で、協議のポイントは、全量か一部であるか、そしていつやるかということと、経費の問題について協議中であるということでございました。これは、いつまでに協議が終了する予定かを伺います。

環境部部長(伊藤義紀君)

まずは、可燃ごみの処理ということで今協議をしているところでございます。その後に容器包装プラスチック、それから葉山町が受け入れをいたします草木類とし尿の関係でございますけれども、こちらのほうには、まだ具体的な細かい詳細な協議はしておりません。可燃ごみのほうにつきましては、可及的速やかに、なるべく早い段階でというふうに考えてございます。今年度、年明けぐらいをめどにですね、一部試行的に葉山町のその可燃ごみを逗子市さんに受け入れをしていただく予定でおります。今後のその協議の内容につきましても、議員懇談会の席上でもお話ししましたとおり、あらゆる場面において計算の基礎となるその公式づくりということで逗子市さんと今協議をしているところでございますので、その公式が整えば、例えばそれ以降のその2、その3、その4ということは、比較的そのお時間をいただかずともですね、協議が調うのではなかろうかなというふうに考えてございます。

1番(横山すみ子君)

その公式づくりのところが、仲よくとは言いつつそれぞれ利害のあるところで大変難しいとは思うんですけれども、逗子側で説明会で配付された資料を見ますと、数字は一応示されて、つまり幾らで受け入れるということではなくて、逗子のごみはこういう形で処理をされていてお金が幾らぐらいかかってますよというようなことが県の、県に提出された資料に基づくものだと思いますけれども、出ております。これが、この中の数字が、逗子と葉山が協議する場合の項目と一致するかどうかが私はちょっとよくわからないんですけれども、市民に説明する場合でも、逗子市は年間、何年度は1トン当たり幾らでやっていると。27年度は6万1,330円って、これすごいなと思ったんですが、この中には施設費が含まれているのかわかりませんけれども、親切に棒グラフを出していただいていて、県内平均が約4万弱で、逗子市が6万ちょっと切れる。葉山町は33番目に悪くてというか高くて、7万を超えているというようなデータまでぽんともう出してあります。あと、ごみ処理経費がどのぐらいの割合で財政に影響を与えているかというようなことも全部出した上で市民説明をされていて、時間、これだけ説明するのは大変だったなとは思うんですけれども、やはりそういう基本的なものがわかっていただけないと、ごみの出し方、分別に御協力いただいて、御協力いただいたのでごみがこれだけ減ったから、焼却費、どれだけ減りましたという報告だけでは、だめじゃないかなって変な言い方ですが、葉山は焼却施設を持たないという方針を既にはっきり出しておりますので、今のところ民間で処理する場合は幾らであるという数字が出ていますよね。ただし安定性はないと。民間がその焼却のお金を決めるときに、施設のお金を全く抜いているとはとても思えないんですけれども、これから先の交渉で非常に難しいなと思うのは、逗子は市として焼却施設を持っていて、しかも小規模の市で持っているために負担が大変重くはなっているだろうと思うんですね。それを一緒にやるということで、葉山も一部担うというか一緒に考えなければいけないというのは、本当にそのとおりだとは思うんですけれども、見た目でいくと高めに出てくるなというのが、まだ数字は見てませんけれども、予想されるところでございます。
で、町長、素人の私が見てもそんなに安いお金で逗子が葉山のごみを受け入れるのは難しいだろうなと思うんですけれども、どのぐらいのラインだったら最終的に合意に達しようと。つまり、ちょっと心配をしているのは、恐らく今、民間委託で出しているところの価格がそれぞれ違いますけれども、安いラインではいかないだろうと思っているんですが、そこら辺はどんなお見通しをお持ちですか。

町長(山梨崇仁君)

非常に一言ではですね、語り切れないいろんな要素が絡んでの言葉だというふうにですね、御理解いただきたいところがありますが、実際にごみを燃やすだけ、燃やす瞬間のその運用の費用、運営の費用だけを見てしまいますと、もちろん民間のほうが…失礼、逗子も民間も余り変わらないものがあるのかもしれません。しかし、民間業者の場合は、さまざまな会社の事情がある中で、そこに一定の経費をのせて商品として販売をしているものに対して我々はそれを購入するサービスとしてお支払いをしています。ですから、ほかの企業同士の競争であったりとか、企業の理念の中でのその付随する費用がありますので、コストは一定安くなるというふうに思います。自治体の場合は、これまで議会の皆様からも御指摘いただきましたように、将来にわたる安定性、また決して自治体ということなので倒産しないということを炉においても考えなければいけないと考えますと、さまざまな面で経費をですね、過大にというわけではありませんけれども、多く見積もり、安全性や周辺への配慮等に十分注意をして行うことが自治体の常となってまいりました。そういうものを我々はこれから逗子市さんと一緒に維持をしていくという立場になりますので、現状、民間に出している金額よりも場合によっては高くなるということも十分想定をしながら、逗子市さんの持つ炉については、我々も一緒に力添えをしていかなきゃいけないかというふうに覚悟を持っているところでございます。
ただ、平井市長とは、今回可燃ごみのみならず容器包装プラスチックや草木類、またし尿の処理等について、総合的な逗子と葉山の処理体制についてスケールメリットが出るだろうという判断をしてございますので、今回可燃ごみ1点につきましては大変厳しい状況になることも想定はできますが、今後別の処理ものについてもですね、議論を続け、実行に移していく中では、コストメリットも出るだろうという想定は持って臨んでいるところでございます。

1番(横山すみ子君)

先ほど町長が御答弁いただいたときに引っかかったことをメモしたんですけれども、全量をお引き受けいただけるのか、一部なのか、あるいはこの話し合いで動いていけるのがいつの時期になるのか。それから、先ほど御説明いただいたように、経費面では燃やす場面だけを見ないという御説明でした。これはですね、単に数字だけが動いた…情報が流れたときに非常に誤解を招く要素があって、広域で、合体するわけじゃないけれども、事業別に連携をとる場合に、何を基本として何を大事と思ってやるかという説明を町民の皆様にも納得しておいていただかないと、これだからだめというバツのほうはすごくつきやすいと思うんですね。私もよくやってしまうんですけれども。今ちょっと説明がいろいろになるとおっしゃいましたけれども、そういうこともどの場面かで葉山の町民の皆さんにはお話をしなければいけないことだと思うんです。
ちょっと今それてしまって申しわけないんですが、部長、逗子側の資料を見ますと、容器包装リサイクルについて、逗子と葉山では、人口的にも約半分ぐらいかなと思っていたら、容器包装リサイクルが葉山と逗子が同じとは言いませんけれども、すごく近い、つまり葉山が多く集めてるのかなというようなデータがあるんですが、何か思い当たるところはありますか。

環境部部長(伊藤義紀君)

推移を見ますとそれほど差はない、大体ごみの量でいくと葉山町と逗子市は、約逗子市さんのほうは倍でございますけれども、葉山町は容プラの排出量が非常に多いなというのもちょっと今客観的に見てるだけで、細かい分析等は余りしていないような状況もございます。ただ、先ほど町長のお話にもありましたとおり、全てのそのメニューというんですかね、それぞれの品目のおおよそのその方向性がついた時点で、やはり多額な経費を町民の方からお預かりして支出をしているような状況もございますので、どこかの場面でそういう御説明、細かい説明というのは必要だろうなというふうには思っております。ただ、今、横山議員もおっしゃったように、例えばそこの可燃ごみだけを抜き出して御説明することがいいのか、それとも全て全体像としてお示ししていくほうがわかりやすくてたびたびの御説明にならずに済むかというところもございますので、やはりそれについては、全体像が出て、今の状況ですと可燃ごみの処理については、私ども事務方のほうで、極力今年度の予算の範囲内でできる方向でというふうに鋭意努力をしているところでございますので、また新年度以降につきまして、その量が試行から徐々にふえていくことによって予算の変更が認められるような状況にあればですね、やはり場面を捉えて御説明申し上げる必要があるというふうに認識してございます。

1番(横山すみ子君)

私の理解が浅いのかもしれませんが、本年度の予算で、つまり来年3月までの間にやるというのは試行ではないんですか。本当に覚書…じゃないな、協議が調って、約束事をして始めるというんじゃなくて、単価もそのときは一応決めることになると思いますけれども、どのぐらいの量をどういう車でどういうルートで搬入して、本当にそれでできるかどうかということの試行を本年度はやるということでよろしいですか。
ということと、それから、私が全体的な説明をしないと誤解を招くと申し上げたのは、ほぼ調ってから説明しろというふうにお願いしたわけじゃないんです。ごみの問題で非常に納得のいかない思いを町民の方たちがたくさんしてしまったのは、物事を決めてから物すごく説明をしていただきました。でも、それでは遅いと思うんですね。決まっちゃったことを何度聞いても、後から理解を深めていくというのは、とてもとても難しいです。今回、逗子が応じていただいたので、これから逗子と組んでやっていくかどうかということを仕上げていくことになるわけですけれども、この問題に限らず、ほかの行政といろいろお世話になって組むときも、消防の問題でも大変な問題で消防は大変苦労をされました。これは相手方の都合もあって、消防は物すごく短い期間に協議を調えて入るか入らないか決めなきゃいけないという場面だったんですが、ごみの問題は、幸か不幸か、ダイオキシンが出て炉がとまってからずうっと時間がたっておりまして、あの当時肝を冷やした町民の皆様は、こんなもので目の前からごみがなくなるし自分のところまでとりに来てくれるから、まあいいかと言っておられるかどうかわかりませんけれども、なれてきてしまっておられます。ただ、状況や数字を見ると、本当にこれでいいのかなという疑問を抱く方も多いはずですね。これは、町長、どこら辺で町民に説明されますか。

町長(山梨崇仁君)

どのタイミングでというのは、今現段階ではお答えしづらいんですが、実際に今、可燃ごみを中心としたこの逗子市さん、鎌倉市さんとの広域の連携につきましては、我々としましては、第四次総合計画に明記をされているものでございますし、かねてより議員の皆様も御承知のとおり、皆様もですね、そういった安定を求めるべきだという御意見をいただいて、我々はその議論を踏まえた上で、現在広域連携に向けての第一歩を歩み出したところでございます。これについては、皆様に御説明をこれまでも再三、総合計画の策定でございますので、申し上げてきたということを踏まえて、現在はその第一歩に集中をしているところです。これによりまして、先ほど部長が申し上げたように、逗子市さんとのそのパートナーシップのあり方について、金銭的な面等がですね、まとまった暁には、この公式をもって次に進みますということを皆様にお知らせをしていくことが十分できるタイミングじゃないかというふうには思います。容プラや植木剪定についても、まとまってからというふうには考える必要はないと思いますので、この広域連携がこういう形でまとまりました、今後はこういうふうに展開していきますということについて御説明ができるタイミングではないかというふうには思います。具体的には、広報紙はもちろん、私自身も「町長と葉山のはなし」という機会を設けていますので、そういった機会をもって皆様に御説明を申し上げてまいれればいいのかなというふうには思います。

1番(横山すみ子君)

そうしますとですね、本年度中ということになりますよね。逗子市が、施政方針演説その他ずっと追っていくと、この秋に補正予算を組んでと言っておられたのが出てないなというふう見えるんです。直接聞いているわけじゃなくて、記録を見ながら、ああ、出てないなというふうに思いましたけれども、それは逗子の事情で。葉山としては、車が動き出すということは協議が調ったから行くわけで、ということは、年度内にそれをやりたいということは、年内は無理かもしれませんが、年度内には調って動いていくということですので、行っちゃってるみたいじゃなくて、こういうふうになりまして動き出しますというタイミングで、少なくとも連合町内会とか、それから御希望のあるところでは説明をしておくべきじゃないかなと私は思うんですけれども、町長、どうお考えになりますか。

町長(山梨崇仁君)

先に、今おっしゃいましたその逗子市さんの補正予算の件につきましては、逗子市さんの都合というよりも、葉山町との協議がまさに行われた結果ですね、補正予算を上げていただくことができない状況になってございますので、逗子と葉山の協議がですね、まさに今、どちらかといいますと葉山町がかなり強いお願いをしている最中ですので、職員も今、葉山町にデメリットがなるべくないように、また逗子市さんにおいてもデメリットがないようにということをお互いにぎりぎりの線を探っている状況だというふうにお考えください。
協議がまとまり次第ということでございますけども、恐らく年内は、その補正予算の関係もありまして、試行も難しいというふうに私は思っております。年明け、予算時期に入りますので、職員もかなり忙しくなりますけれども、可能であればその試行のタイミングに、今お話ししたように、そういったことについて御説明ができる代表者の集まるような町内会連合会であったりとか、そういった場においては御説明できるように申し上げてまいりたいと思っておりますし、私自身も、先ほどの公式がまとまり次第、今後こうしていきますということを十分説明できる機会がまとまれば、年度を明けてもですね、説明会等を設けてお話をしてまいりたいというふうに思います。

1番(横山すみ子君)

まさに職員の皆さん、頑張っておられるので、ここで説明会をしてくださいということがブラック葉山みたいになっちゃって、職員の方が過労になっちゃうんじゃないかとちょっと心配するところもありまして、あと、担当のところが各団地の浄化槽の問題についても担当しておられる。緑地の問題もとか、おまけに平常のごみの問題もということで、言うのも大変申しわけないような気もしたんですけれども、町民の方が出していただいている貴重な税金を使ってやっている事業ですので、やはり説明は必要だと思いますので、町長、お考えください。
きょうは幾つも、私もくじ運がいいほうではなくて、質問の順番は恐らく最後のほうだと思ってたくさん質問項目を出したら2番目で、ありがたく慌てているところなんですが、ごみの問題については、ぜひ町民の皆様への御理解ということについて御配慮いただきたいと思います。
飛ばしてまいりますけれども、児童館等各施設の目的外使用については、やはり私は、これは考えるべき時期が来ていると思います。ニーズ調査、それから使用状況等の調査を改めてしていただきたいんですが、町長、それはいかがでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

今、横山議員のほうから各施設のニーズ調査という部分で、言うならば、今現在ですね、公共施設等のですね、総合管理計画、そちらのほうの策定に向けてですね、取り組む一つとしてですね、町民に対するですね、アンケート調査というものを今準備を進めているところでございまして、それとあわせてですね、委託事業者のほうにですね、人口分布というものを地図上にですね、どういった年代の方がどういった地区にお住まいなのかという詳細な内容をですね、調査する中でですね、例えばこの地域にはこういった施設があったほうがいいんじゃないかとかという議論するですね、一つの材料となるものを一応今調査委託させていただく中で対応を図っているところでございます。そういったもろもろをですね、参考にしつつですね、今後の施設のあり方、そこら辺の議論が十分できればなというふうに思っております。もう少しお時間をいただければなというふうに思っております。

1番(横山すみ子君)

これから先の行政を運営するときに、何でも御要望を聞いて、はい、はい、はいってできる状況では全くありませんので、やはり何を優先するかというときも、データがあって、その上で意向調査をしてという手順がなければおさまりがつかないというか、納得していただけないだろうと思いますので、ちょうどタイミングとして調査に入られるということで、ぜひその施設利用の現状と、それから意向についても加えていただければありがたいと思います。
ちょっと飛ばしてしまったんですが、HAYAMASTATIONの町の施設というか、町が使えるはずのスペースということで御質問を入れてしまったんですけれども、まず多分HAYAMASTATIONがどううまく回るかということを配慮しつつ、近隣の皆様があそこを使いたいかどうか、これもまた調査にも当たるわけですけれども、私は、あそこで町の企画をやっていただけるといいなと思っておりまして、例えばなんですが、お買い物にいらっしゃるついでじゃなくて、健康講座もしくは体操があるついでにおいでいただいて、帰りにお腹がすいたら食べた上でお買い物をして帰っていただく。近所の方にとってはとてもいい施設ということになるんじゃないかなと思って期待しているんですけれども、物事は順番がありますので、またちょっと時間をあけて御質問をさせていただきますけれども、やはり有効活用ということをぜひ頭に置いていただいて、葉桜、イトーピアも含めて状況を考えると、あそこまでお出かけいただくということがとても大事なことで、そこで有用なことができてお金も落としていただくと、葉山の中でいい循環ができますので。今回はいつからやるんですという御質問はいたしませんで、状況をしっかり見た上で、町として魅力的な企画を持って開始していただきたいとお願いしておきたいと思います。
これと関連をいたしますが、町長、京浜急行バスの本社までお出かけいただいたということでございます。相手方が協議しているだろうということだったんですが、協議の結果、どのような問題がありますか、いつまでにその協議が進んでいきますかということを御確認いただきたいんですが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

確認をとりたいと思います。協議の際にですね、大きな課題となりましたのは、やはりバスそのもののストックが大きな問題となっているところでございまして、意外でしたのが、その大型バスについては多少まだ余剰…余剰といいますか、回すことができる状況はあるそうなんでが、逗子の亀ヶ岡団地を走っているような小型のバス、中型バスといいますか、につきましては、余剰がないということから大変難しい状況があるという回答を1点いただいているのが、これが大きな課題となっているかなというふうには思います。時間も1カ月を過ぎまして、別件ではいろいろとコミュニケーションはあるんですが、本件についてはどうでしょうという問い合わせはしてないということなので、改めて確認をとってまいりたいと思います。

1番(横山すみ子君)

私がバス会社でも、バス、新しいのがどうしても要るなというふうに思われるかもしれないなというのは思います。何が課題かを出していただいたらまた協議をして、こちらは対応できるかどうかという足を進めていかないと、私の周りでもいつバス走るのというのがごく簡単な質問で、これは普通の方が感じる感覚で、あそこできたし、皆さん行きたいんだけれども、帰りがねということでなかなか行かれないと。私もちょっと風邪引きになったら、あそこまで行って買い物して持って帰ってくるの、やめとこうかなっていう感じになってしまいまして、これは普通の感覚だと思うんですね。お互いのためですので。京浜急行、京急バスにとってもですね、これだけの人口と、それからポイントを持っているところにバスを回さないという手はないでしょうって言いたくなっちゃうんですけれども、ぜひ…こんな言い方はしないでくださいね。相手には丁寧に言っていただきたいんですけれども、何が支障となっているかを聞き出して、丁寧に協議をしていただくようにお願いをいたします。
一歩一歩でもいいから町として熱意をもって押しながら、相手と当たっているという状況がないと、せっかく皆さんのというか、日常の生活の中であそこでという気持ちがなえていっちゃうと思うんですね。逗子へ行くバスはたくさん出ておりますので、ついでに行って買ってきちゃうとまた足が向かないということにもなりかねませんので、先ほどの町のスペースで、健康にもいいし、頭の体操にもなるしというような企画ができた上で、しかもかわいいバスが来て行けるとなったら足が向いてくるというふうに思いますので、一つ一つのハードルを丁寧に越えていただきたいと思いますし、越えるのが難しい場合は、議会や町民にお問いかけいただいて、これを突破する手段はないかということをまた一緒に考えていければ、一緒にまちづくりをするという第一歩だと思います。一つ一つを丁寧にしないと一緒に動いていただけないと思いますので、これは、部長、よろしくお願いいたします。
それでは、最後のファシリテーションの問題なんですけれども、あのときの御協力、大変感謝しているんですが、講師の御都合で町長の御都合と全然合わせられなくて、この日の何時から何時までなのでということで、ぶつかってしまってのぞいていただけなかったんですけれども、世の中では各企業でも活用している、あるいは県庁や他の市町村でも大変活用している手法で、ということは、やってみた人が有効だと感じているということだと思うんですね。市町村、職員の研修で既に講座が組まれるということで、ああ、よかったなと思ったんですけれども、その後はですね、職員の皆様が、なるべく多くの方がこのスキルを身につけるということがどれだけ役に立つかわからないなと。つまり、施設問題や、それから地域包括支援システム等の問題について、地域の皆さんと一緒にやらなければいけない課題がもう目の前に見えている段階では、それを一緒に考えて一緒に動いていくという部分をなるべく確実にふやしておかないと、協働という提案が空疎なものになってしまうと思いますので、町長、今年度、何人かの職員を派遣していただけることはわかりました。冬から来年度予算編成に入られますけれども、来年度予算の中で、この試みについてもう一歩進めるおつもりはございませんか。

総務部部長(太田圭一君)

大変ありがたい御意見、ありがとうございます。私も研修に参加させていただきまして、この場をかりてお礼申し上げます。それでですね、この先なんでございますが、市町村研修センターの研修をまずは職員が受講いたしまして、ちょっとその状況をですね、把握しつつですね、ちょっと来年度については検討する時間が多少あろうかと思いますので、検討させていただきたいと思います。この研修の有効性については十分理解しておりますので、検討させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

1番(横山すみ子君)

町長に当日御参加いただけなかったのは本当に残念に思ってるんですけれども、テーブルごとに違う人たちで話して、チェンジしてまた話した後の最後に、あなたにとって一言で言うとどうですかといったときに、全然相談もしてないのにほぼまとまってきてるというあのすごさは、ああ、すごいものだなと思いました。それが自然な形でできると、きょうも傍聴に来ていただいていて大変感謝しているんですけれども、一緒に取り組めるという、そういう体験を重ねていくことがまちづくりにとってとても大事だと思いますので、町長、予算については特段の御配慮をいただきたいと思います。これで質問を終わります。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

これにて1番横山すみ子議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩いたします。再開は午後1時からといたします。(午後0時00分)

議長(近藤昇一君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時00分)
一般質問を続行いたします。第3番、12番笠原俊一議員の一般質問を行います。

12番(笠原俊一君)

12番笠原俊一でございます。議長の許可を得ましたので、これより通告に従いまして4項目について質問をさせていただきます。お昼後の眠たい時間でございますが、同僚議員はどうぞよろしくお願いをいたします。
1項目目は、公共事業の将来計画についてお尋ねをいたします。高齢化率も30%を超え、余暇活動の拠点となる福祉や文化の関連施設や健康増進に向けたスポーツ施設建設への住民の要望の声は数多く我々議員の耳にも届いております。2期目の町政のかじ取りとしての町長には、直接的にこのような町民の要望があろうと思いますが、当町公共施設のほとんどが築30年以上経過し、高額出費の予定される解体施設も抱えております。さらに近年では子育て環境の充実も取り込む中では、扶助費の増加もやむを得ない状況となっておりますが、町の財源は住民からの税金という形でいただいている以上、的確な財政出動が必要であると考えております。町長はこの住民からの税金の使い方についての公共施設管理計画なるものを示すと聞いておりますので、以下4点について伺っておきます。1点目は、最優先に事業化の取り組みを考えているものは何でしょうか。2点目に、財政指標から推測される支出可能な事業費は幾らあるのでしょうか。3点目に、公共事業、先ほどの私のほうでは整備計画と書いてありますが、公共事業管理計画策定に向け取り組み中と聞いておりますが、その進捗状況についてお尋ねをいたします。4点目に、給食センターと消防第6分団建設に向けた現在の状況と、この建設費用総額についてお尋ねをしたいと思います。
2項目目、ファシリテーションの勉強会をどのように感じているか、この質問なんですが、この件につきましては先ほど横山議員からの質問があり、その中で町長が取り入れ能力向上に努めると、こういう御答弁があり、総務部長のほうからも来年度の取り組む姿勢が示されましたので、この件についてはまた違う角度でお話をさせていただきたいと思います。そもそも、私がこのファシリテーションの勉強会という題を入れたということについては、非常にこの加留部先生、この方が我々議員あるいは職員に対して非常に示唆する話をしていただいたということから、私は取り入れたいと思いました。これは「ファシリテーションでコミュニケーション」、こういうような題で、いろんな雑誌にも投稿している方でございまして、今の職員、とりわけ若い方々は、新しい機材、電化製品、電気製品ですか、パソコンだとか携帯だとか、そういったものに走りすぎる、あるいは今の若い方々が育った環境というのは、子供、兄弟が少ない中で育っている。そういうような環境から、友達とうまく接する、人と人と会ってじかに話す、そしてお互いに協調しながら物事を進めていく、そういう協調性というものが今の方々には不足しているんではないか。特に重要なのは、行政の職員というのは、いろんなところで交渉ごともあろうと思います。そういった中で、自分の思いを相手に伝え、共感を得る、あるいは部下の中でもそういったことが大切だというふうに私は思っています。先日の決算の委員会の中でも、新しい機材を使って出先から部屋の空いてる部屋を押さえる、あるいは空いている車を押さえる、非常に便利な時代になってきている反面、お互いのコミュニケーションが不足するということを、私は、基本的に人というのは相手と向かい合って、相手の目を見つめながら話をして共感を得て物事を進めるんだと、こういった観点から、このファシリテーションというものが非常に有用だよということを言いたかった。ということですが、先ほどの中で、町長はそのことについて御理解を示したというふうに私は思っていますが、本当に理解をされたのかどうか、ちょっと疑問もありましたけどもね。非常にそれが有効だということでお勧めをしたいということでございますので、先ほどの横山議員へのお答え以上にはないかもしれませんけども、そういうことですので、どうぞよろしくお願いをしたいと。また、この研修会については、副町長も参加をされて、十二分にこういったことが非常に有効になるということを、加留部先生の経歴を含めてお話をされたと、まさしくコミュニケーションをとれてると理解をしておりますので、期待をした御返答がいただけるものと期待をしております。
3項目目は、神奈川県・逗子市との連携した道路整備についてお尋ねをします。国・県道の整備については、当町だけの視点にとらわれないで、隣接市や県とも協力した要望活動、そのほうが効果的であろうと思います。道というのは、物と人を運ぶ単なる道だけではありません。情報を運び、いろいろな人と人との交流も運ぶ大切な整備でありますので、お互いの市を、あるいは県と協調しながら葉山の町のトップとして道の整備に努めることが肝要かと思いますので、以下4点について伺っておきます。中央道路の全線開通の取り組みの状況はどうでしょうか。逗子市までの歩道の整備や自転車利用者の安全対策はいかがでしょうか。国・県道の整備とバスベイの確保の取り組みについてはいかがでしょうか。そして、逗葉新道渋滞解決に町と県は今後に向けた協議はどうなっているでしょうか。この4点について、お尋ねをいたします。
4項目目は、ホールドファストベイ市との姉妹都市交流についてお尋ねをいたします。来年の12月、平成29年12月にグレネルグ、ブライトンが合併してできたホールドファストベイ市との姉妹都市が20年を迎えることになります。この件については、田中富町長時代に、その町と姉妹都市を結んだらどうかということで、多くの先輩議員、もう鬼籍に入ってられる先輩議員のお力もあり、そういう審議会を通して研修をされてきたわけでありまして、そして平成9年に守屋大光町長がホールドファストベイ市と姉妹都市調印をされて、ことしで19年になるわけであります。過去の歴史を考えながら、今後の発展、あるいは変化に努めていかなければならないのではないかと、現町長としてのそれが使命ではないかと私は考えておりますので、この来年に向けた姉妹都市交流について、いかがお考えなのか伺っていきたいと、このように思います。
以上4項目について、るるお話をしながら、質問の要旨も踏まえてお話をさせていただきましたので、御答弁のほどをよろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

笠原俊一議員の御質問に、順次お答えをさせていただきます。
1項目目、公共事業の将来計画についての1点目、最優先に事業化の取り組みを考えているものは何かとのお尋ねですが、役場庁舎を初め、町施設の多くが建設から30年以上経過し、大規模な改修や建てかえを検討する時期がきているため、公共施設等総合管理計画を策定し、今後の町施設の更新、長寿命化などについて基本的な方向性をまとめることとします。また、今後、優先的に取り組んでいくべき主な公共事業としては、汚水処理施設整備計画アクションプランに基づき、平成37年度までに市街化区域513ヘクタールの公共下水道を整備することや、学校給食基本構想に基づく、学校給食センターの建設などが挙げられます。
2点目、財政指標から推測される支出可能な事業費は幾らかとのお尋ねですが、本町では財政の健全性を維持しつつ、第四次葉山町総合計画で描く将来像に向かって実施すべき施策や事務事業を着実に実施していくため、まちづくり指標といたしまして、町債残高の目指そう値を140億5,000万円以下と設定しているところです。したがいまして、この指標に基づき、まちづくりに必要な財源を確保し、健全な財政運営を維持してまいりたいと考えております。
3点目、公共事業整備計画策定に向け取り組み中と聞くが進捗状況等を伺うとのお尋ねですが、現在、計画策定に向け、施設利用状況等を伺うための町民アンケート実施の準備をしているところであります。また、7名の委員で構成する公共施設等総合管理計画策定委員会を2回開催し、今後の公共施設等のあり方について、委員の皆様から貴重な御意見を頂戴しているところであります。なお、公共施設等総合管理計画策定委員会につきましては、今後2回開催する予定で、委員の皆様からの御意見やアンケート結果などを盛り込んだ計画書案についてパブリックコメントを実施し、本年度末に計画書をお示ししたいと考えているところであります。
4点目、給食センターと消防6分団の建設に向けた状況と建設費についてのお伺いですが、給食センターにつきましては平成31年9月の供用開始に向け準備を進めているところです。なお、実施設計が未着手であるため、現段階では詳細な建設費用は算出されておりません。次に、消防6分団ですが、本年度末の供用開始を目指しております。進捗状況といたしましては、給排水や県道の歩道切り下げ工事を行うために、関係機関への申請、地元との調整等を行っており、この後、建物本体工事に係る入札を実施するところです。なお、建設費につきましては、平成28年度当初予算でお認めいただいたとおりでございます。
2項目目、ファシリテーションの勉強会をどのように感じているか。1点目、職員の仕事への意欲向上策と各課を横断したコミュニケーションづくりに有効と考えるが、職員研修に取り入れてはどうかとのお尋ねですが、会議等の円滑な進行において必要となるファシリテーションスキルを学ぶことは、議論の活性化や合意形成を効果的に行う能力を高めるためにも必要であると考えております。神奈川県市町村研修センターにおいても、平成28年にファシリテーション研修講座が新設されており、採用5年目以上の職員を対象として12月に開催の予定となっております。本町としましても、職員を研修会へ参加させるとともに、今後も継続して職員の能力向上に努めてまいります。
3項目目、神奈川県・逗子市との連携した道路整備について。1点目、中央道路の全線開通の取り組み状況についてのお尋ねですが、三浦半島中央道路の整備につきましては、神奈川県・逗子市・葉山町で構成する三浦半島中央道路1期区間連絡調整会において、整備促進に向けた協議を行っております。神奈川県が実施いたしました開通に向けた最近の取り組み状況につきましては、平成26年度に周辺地域の交通量調査を実施し、平成27年度には北側区間のトンネル抗口に当たる付近を、葉山町側及び逗子市側各1カ所ボーリングによる地質調査を行いました。また、今年度につきましては、同じくボーリング調査とトンネル抗口付近の地形測量を実施する予定と聞いております。今後も引き続き、関係機関との協議や要望活動続けてまいります。
2点目、逗子駅までの歩道整備や自転車利用者の安全対策についてのお尋ねですが、安心・安全な歩行空間や自転車通行区間を確保するための施策としては、路側帯の拡張、歩道整備、防護柵の設置などが挙げられます。逗子市と情報交換しながら、引き続き地域の現状に即した道路整備を検討し、国・県道に関しては神奈川県横須賀土木事務所にお願いをするとともに、警察署や関係する団体と協力し、自転車の安全確保について交通安全教育の普及啓発に努めてまいります。
3点目、国・県道の整備とバスベイ確保の取り組みについてのお尋ねですが、歩道の拡幅やバスベイの設置など、国道134号線、県道207号線、県道311号等、主要幹線道路の安全確保と利便性の向上のため、国・県道を管理する神奈川県を初め関係機関に要望を行っており、長柄交差点、川久保、旧役場前等、順次バスベイの設置が実現しているところです。今後も、歩行者、自転車、自動車が安全、快適に利用できる道路環境の整備に向けて、引き続き関係機関へ要望を行ってまいります。
4点目、逗葉新道渋滞解決に町と県の今後に向けた協議とのお尋ねですが、本年9月のHAYAMASTATIONのオープンにより、逗葉新道やその周辺道路の交通量が増加し、これに伴う県道鎌倉葉山線、いわゆる旧逗葉新道の渋滞も顕著となっております。渋滞緩和の有効な対策の一つとして、三浦半島中央道の北側の延伸が挙げられることから、延伸の早期実現に向けて、神奈川県を初め関係機関に要望をしているところでございます。
4項目目、ホールドファストベイ市との姉妹都市交流の1点目、姉妹都市20周年に向けた企画とのお尋ねですが、以前はホールドファストベイ市長を初め関係者の方々をお招きし、また、こちらからホールドファストベイ市を訪問するなど、相互の直接的な交流を行ってまいりましたが、現在では、季節ごとの手紙の交換にとどまっております。姉妹都市締結20周年という記念すべき節目をどのように迎えるかという点も含めて、今後の交流のあり方については、ホールドファストベイ市と本町の現状を踏まえ、また、先方の意見も伺いつつ方向性を模索しているところでございます。以上で1回目の答弁を終わります。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

12番(笠原俊一君)

1項目目の1番と3番は、ほとんど同じ答えの内容ということで、2番目を先にさせていただきます。財政指標から推測される支出可能なお金というのは幾らあるんですかということで、140億5,000万円以下ということでいきたいという町長の答弁だったと思いますけれども、これは現在の、もし出すんであればその中だよということの答えというふうに理解してよろしいでしょうか。聞いたのは違ったのかしら。

町長(山梨崇仁君)

第四次葉山町総合計画におきまして定められた目指そう値でございまして、現在といいますか、総合計画の期間内においては、この数値を目指そう値として設定してまいりたいと考えております。

12番(笠原俊一君)

葉山の町というのは、財政力指数でいけば、27年度のこの決算の資料でいくと0.902ということで、交付団体なんですね。不交付団体であれば、十分に自分の町の財政で物事ができるという指標の見方なんですけども、その指標からいけば、1を下回っているということで、今、交付団体になっているということなんですけれども、必ずしも、その交付団体になっている町が、いろんな事業展開、新たなものが、箱もの含めてできないのかということではないわけですよね。これは、先ほど、待寺議員からお借りした資料なんですけれども、県下の26年度の決算ベースの積立金の状況だとかはいただいて、今、見させていただいたんですけれども、要するに積立金を残しながら運営をしていると。必ずしも、町が財政力指数は1以下なんだけれども、積み立てもある。そして、決算の資料の中で、いろいろ計算だとかしてみたんですけれども、借金の借入金の状況といったものを調べていくと、今この資料でいくと、葉山町と財政というのが、10ページの中で136億1,500万円かな、現在借入金があるという見方だと思うんです。それで、どういうことかというと、町民1人当たりのほうで換算すると幾らぐらい借金があると、こういったものもたしかいただいてあると思います。しかしながら、財政出動をする場合においては、この指標の中で将来負担比率というものがあるんですけれども、今度16ページですね、その中で将来負担比率というものがあって、27年度、26年度、算定されないと。27年度早期健全化基準というのが350%であると。その350%というのは、算定されないと350%になってしまうんですけれども、その早期健全化指標が350%になっているんですけれども、これはあるいろんな資料を引っ張り出してみると、私たちの暮らしに例えると、住宅ローンを組むにしても年収の3倍程度が限界とされているように、標準財政規模の3.5倍程度を上限に財政運営を行うことが重要ですと、こういう資料があるんで、その葉山の町の標準財政規模というのはお幾らなんでしょう。

政策財政部部長(小山誠君)

今お尋ねの部分の標準財政規模というお尋ねでございますが、平成27年度決算においては68億強となっているところでございます。

12番(笠原俊一君)

はい、ありがとうございます。そうしますと、その68億強というのは、要するに町税のことを指しているわけですよね。今、小山政策財政部長の答えというのは、要するに葉山の町の、要するに約100億が歳入全部なんですけども、町税の部分が大体そのくらいになるんですね。ですから、私はその標準財政規模というのは、どこのことを指すのかな。要するに、自前で、住民の方々から集める金額のことなのかどうなのかということが、まず疑問だったのね。葉山の町の規模でいくと、大体、今、68億というお答えの規模というのは、町税なんですよ。そういうことですよね、小山部長。

政策財政部部長(小山誠君)

議員がおっしゃっている、町税全体云々ということでだけではないですね。この標準財政規模を算出するに当たってのルールがございますので、その中での計算した結果というふうに考えております。

12番(笠原俊一君)

私のほうもね、標準、それじゃあ、その標準財政規模というのは、どういうふうに求めるのかということを、資料を引っ張り出していろいろ調べていくと、行き着くところはそこになっちゃうんですよ、私の考えの中ではね。ということは、自分の町でみずから集めた金額のところに落ち着くのかな、それで、その3.5倍程度までにしといたほうがいいですよって、御用金の基準というか、そのアドバイスをいただく書類なんですけども、それでいけば68億、約70億。70億の3.5倍、3倍として210億。そうすると、先ほど山梨町長がおっしゃった140億か、まだ30億強使えるんじゃないのというふうに、私は思うのね。安全パイでいくというのは大事なことなんですけれども、先ほど登壇の中で言ったように、葉山の町の税金、皆さんから町民の方々からいただいた税金で事業をなしているわけですよね。私の大先生であり、また亡くなったおじさんというのが県の所長までやったんですけども、税金っていうのは、おまえたちを食わせてるために税金払ってるんじゃないんだ、町民の人たちが快適にサービスを受けるために税金払ってるんだよって、怒られたことあるんですよ。職員も議員もその税金で食べさせていただいているんですけれども、そのために税金を払っているんじゃないんだよ。町民サービスを充実してもらいたいから、俺たちは税金払っているんだ。まさしくそのとおり。だから、町長さん初め幹部の職員、あるいは我々議員もいろんな知恵を使いながら、その税金を住民サービスに還元する努力を惜しまずしなきゃいけない。それで、ほかの町なんかを見ながら、していると、もっと財政規模の悪いとこでも、やっぱり町民サービスをしてるんですね。ただただ、任期は4年ですから、借金だけ残して出て行っちゃうっていうことじゃ困りますけどね、安全パイを考えていかなければいけないんですけれども、今の時代の人たちが、将来のことも考えながら、そして今現在も快適で皆さんが納得できるような税金の使い方に考えていかなきゃいけないんじゃないかなということにたどり着いたわけです。
そこで、私のほうは先ほどの…そこまでは町長、意見いかがでしょうか、まずそこを、ためるだけためるんだという町長じゃないと思ってますんで、ある程度、そのお金の動きを見ながら、町民サービスの向上に使うんだといった時点がまず違っていれば、質問しても意味がないことですから、町長、いかがでしょう。

町長(山梨崇仁君)

笠原議員のおっしゃる趣旨はよく理解ができました。ただ、私と、今考えている状況がですね、若干、時間的に少しずれがあるのかなと思ったんですが、笠原議員が冒頭に、例えばローンをするとき、例えば、じゃあ大きな買い物で一般住宅の家を家族で買いましょうというときに年収の3倍というふうにおっしゃいました。仮に、家を建てるという大きな事業をするときに、ローンがない状況で3倍を借りるということは十分考えられると思います。しかし、当町の場合は、御存じのとおり、今、一般会計の話をされていましたが、下水道特別会計においては年間、たしか十四、五億の財政規模の中に、現段階でまだ80億近い借金、5倍以上の借金をしたものが残っております。つまり、家を建てた後が今でございまして、仮にこの下水道に関する起債がゼロであったり、もしくはこれで布設がもうないという状況でありましたら、それについてですね、終えたものとして次のステップに思考が振れるのかもしれませんが、まだまだ償還のピークもこれから迎えることを考えますと、一定、笠原議員のお言葉をお借りすると、家を建てた後の今について、返済が厳しい時期にあることを考えますと、現状ではもうしばらく返済に力を入れていかなければいけない。その猶予を向こう10年かけて迎えた暁には、次のステップに向けて大きく動いていけるんじゃないかなというふうに想像をめぐらすところでございます。

12番(笠原俊一君)

非常に安全なお答え、安全を守ろうというね、バランスを守ろうという、その気持ちはわかるんですね。だから、先ほど言ったように、その10ページ、財政の決算の中に借金、27年度末一般会計と公共下水道事業特会を合わせた町税の町債現在高は136億1,500万円ですよということですね。平成18年度の164億6,300万円から28億円減ってますよということで、私のほう、いろいろ引っ張り出して計算してみたら、すごい利息もついてるなと、これは余計なことになりますのでいいんですけれども。いずれにしても136億1,500万円、まだ借金があるんですよ。ただし、さっき言ったように単純な計算、プロじゃないんで、そちらの財政担当だとか、そっちのほうのお答えの考え方、あるいはほかの部署とのすり合わせ、私は持っていませんのでね、私の一般的な考え方から言うと、先ほど言ったように、先ほど小山部長が答えたように、標準財政規模というのが約、町税68億、その68億の3.5倍ですから、130億1,500万円よりはるかに多いんですよ。だから、まだゆとりはあるんじゃないのというのが私の言い分なんですけども、まだ、その国のほうが指針として言っている基準まで財政出動してないんですよ、と私は見ているんですね。ただし、指数的には交付団体にはなってますよ。しかしながら、交付団体でありながらも、いろいろな町では、各自治体では、どこまで出せるのか、将来のことも見据えながら財政出動しているわけね。それは、首長が最終的な判断をしないと、何にも財政出動ができない。そこで、まだ、そういう見方をすれば、ゆとりはあるよというふうに私は言いたいんで、そういう見方をぜひ、短い…時間がなくなっちゃうんで、研究してみてください。何もやらないで4年の任期を過ごすよりも、やっぱり思いっきり部下を信頼して、いろんな計算式をして、今の町の住民の方々が要望するものを、うまいローンの組み方をしながらやっていただきたいと私は思ってます。ただただ、ローンばっかりで、ローンレンジャーじゃ困るけどね、安全な中でも果敢に攻めていく財政を検討してほしいということであります。また、もう一回計算を、ぜひし直してみてください。
先にいかないと時間がなくなってしまいますので、次にいきます。2項目目の部分で、1番と2番目なんですけども、先ほど待寺議員の書類の中で、公共施設等総合管理策定委員会と、こういう中で、来年…今年度中に御意見をいただいて、公共施設の管理、整備、そういった計画を練っていくということですから、その中には、もちろんアンケートもいただくということですし、それが出てこないことには、我々も何も言えないんですけども、そこに町長の思いも込められているというように理解をしてよろしいでしょうか。来年、例えば、その向こう何十年の長い計画ですけどね、ごみ処理のクリーンセンターの問題もあり、あるいは学校の施設の建設だとか直しだとか、いろんなものがこの中には入ってくるわけでしょ、公共施設全般。それが、町長の思いも入って、何年の計画ですか、これを今年度中に作成、平成30年から60年の31年間、長いスパンですけどね、そういう計画を出すということですから、町長の思いも入れた公共施設の整備あるいは建設あるいは解体ですか、廃止ですか、そういうものを含めたものが出されるという理解でよろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

管理計画の策定後、実施計画の策定に入ります。その際には、思いというふうにお示しいただきましたけれども、考え、それから広く議会の皆様も含めて議論をしなければならないものになるというふうに思っております。一定、合理的な判断から出てくるもの、また、こうありたいと思うものについて盛り込むということを考えますと、実際の実施計画につきましては、おっしゃるような思いというものも含まれてくるというふうに考えております。

12番(笠原俊一君)

余りよく理解できなかったんですけども、将来の葉山の公共施設について、来年度までにそのタイムスケジュールなりそういったものを、町長の思いを含めて、こういったものを建設する、あるいはこういったものを壊すというものが、28年度中につくって出すということじゃないんですか。今、いろいろ尾ひれがついてよくわからなかったんですけど。

町長(山梨崇仁君)

失礼しました。本年度は公共施設の総合管理計画の策定を目指しております。本年度中に策定した管理計画をもとに、実際にそれに基づいて、建物これを使える使えない、長寿命化すべき、そういった判断をできるようになりますので、その上で来年度、29年度、実施計画の策定にかかりたいと考えております。

12番(笠原俊一君)

そうしますと、29年度、来年の今ごろまでは、我々は葉山の町の公共施設がどういったものがどうなるっていうのは、最終的にはわからないと、こういう理解ですか。いかがでしょう。

町長(山梨崇仁君)

わからないということはないと思います。少なくとも、本年度中に管理計画ができるわけですから、その管理計画にのっとって、恐らく、私の想像ではありますが、ではここをどうするんだという議論が、きっと焦点がはっきりとしてくると思いますので、その議論については時間をかけてじっくりとお話し合いをしていきたいですけども、少なくとも実施計画の策定を行いますということはこの場で約束を申し上げた上に、また議論がですね、スムーズにいけば29年度内、いかなければ時間がかかることもやむを得ない、とても大事な議論になると思いますので、そういったことについては時間をかけて、29年度スタートをしていきたいというふうに思います。

12番(笠原俊一君)

私はかつてね、実施計画、計画にないものを財政出動するなと言った人間ですから、それまで言えなくなっちゃうね。少なくとも、もう少し、行政ですから、総合計画つくって、今年度の実施計画というのも出していただいたじゃないですか、施政方針と一緒に。そういったものを実施計画っていうものをぴしっと早く出さないと、遅いよ、悪いけども。もっと、どんどんどんどんやっていかないと、もう住民の方々は待ったなしなんだから、こういう計画をいつまでにやりますとやってもらいたいと、僕は思ってるけども。そういろんなね、計画をつくって、いろんな審議会を経てということで、それもいいでしょう。ただ、財政のこともあるからね、さっき言ったように、まだやろうと思えば、僕は余力があると思うし、要望がある、自分が首長としている間にこれだけはやろうじゃないかというものが、僕はあってもいいと思うんだよね、少なくても。そういう華のある町長で僕はいてもらいたいなと、あの町長すばらしかったけどね、お金何にも使わなかったね、何もやらなかったね、それじゃ困るんだよね。あの町長がいたから、みんなが若い子が引っ越してきてるしね、みんなやる気になってるし、職員もやる気になってきてるという中で、僕は展開してほしかったなと思うんだけども、今、余りいい返事もらえなかったんで、29年度まで待てというのはもう非常に嫌だけどもしょうがないね、そういうお言葉だから。でも、できれば前倒しにして、ぴしっとした実施計画を来年度の頭には出していただきたい。というのは、これ28年度の施政方針の中でも、総合計画実施計画の概要というものをあなたは出してきていただいてる。私はそれを見て、この中でこれができたかなっていうものをチェックしてます。ぜひとも、そういうものをぴしっと早めにやっていただきたいと思っております。
さて、そこで1の4番として給食センター、これ31年ということでおっしゃっていました。そして、消防の第6分団の建設、この中で6,699万1,000円の今年度の予算がついてます。さて、28年度という中で、いつから着工になりますか、第6分団。みんな、長柄の住民、消防の分団員、期待をして待ってます、いかがでしょう。

政策財政部部長(小山誠君)

着工ということですが、先ほど町長のほうの第1回目の答弁でもお答えさせていただきましたけども、進捗については今、給排水や県道の歩道のですね、切り下げ、そういった工事を行うに当たって、関係機関との申請ですとか調整を図らさせていただいておりまして、既にもう入札については執行済みでございまして、業者のほうも選定できてございます。そういった部分で、今、調整を図って、建設に向けてですね、準備を進めているところでございます。また、躯体の建物のほうにつきましては、早々にですね、入札のほうも執行していきたいというふうに考えているところでございます。

12番(笠原俊一君)

たしか、この件については、我々議員に示したのは、6月から12月工期ということで、私は書類があってメモしてあります。6月から12月が工期、違いますよね、ずれずれになってる。これから12月、すぐですよ。何とか約束を守って、守るべく最大限の努力をしてもらいたいと思います。
次にいきます。先ほど、ファシリテーションの勉強のことについては、横山議員からるるありました。そして、前向きに、これは28年度は市町村センターへ町の職員も派遣するんだと。横山議員のほうは、ファシリテーターを養成したらどうか。、私はファシリテーションの勉強をしたらどうかと。ちょっとそのレベルが違うんですけどね、それが横山さんの1番議員の見てる目は、葉山発信のそういうすばらしい人材を育成したほうがいいんじゃないのということ。だから、ちょっと私の見る目と次元が違ってますけども、それも大切ですよね、葉山の職員が太田部長を筆頭にあちこちの町に行政というのはね、人と人とのコミュニケーションをこうやってとっていくんだよ、勉強にいったらすばらしいじゃないですか。葉山の職員は頭脳もいいし、人との会話、うまく話をしながら引き出す力もあるし行動力もあるね、ぜひそうなってもらいたいと。これは先ほど質問の以内ですかね、願望です。よろしくお願いします。
3番目にいきます。3番目の問題については、個々にそれぞれのお答えいただいたんですけれども、もう少し、逗子市との協調あるいは県との協調というものが必要なんじゃないかなと私は思っております。どのような交渉を、どのような協議を、どういった人材にさせている…人材っていったら失礼な言い方になるけども、交渉ごとにいっているんでしょうか。例えば、中央道路全線の開通に向けた県への要望活動、それと3の4番の逗葉新道渋滞解決に町と県との今後に向けた協議。こういった問題については、どの程度の頻度でどの程度の交渉の成果が上がっているんでしょうか。町長みずからが行って話をしてるだけですか。それとも、担当官が実際に県等に行って、何年度までに予算をとりましょうよ、何年度までにつけようじゃないか、こういう話までいってますか。

都市経済部部長(永津英彦君)

最初の答弁にありましたとおり、中央道の連絡調整会というのをもってます。実質、逗子市と葉山町が直接的に交渉するということは基本的にはなくて、その会議の場で調整しつつ、要望というか、私どもの担当レベルでは具体的な施策の話です、ボーリングをどこでいつどうやりましょうとか、そういう話ですので、その喫緊の、いつ工事が始まるとかですね、そういうレベルには至っていませんので、基本的にはそういう会議の場で、まず県としては、基本交通量調査をやったりボーリングを調査をやったことで、この事業についてはもう着手したんだという認識なんですね。ですから、なかなか工事予算をいつとるとか、そこまでの話には今、至っておりません。

12番(笠原俊一君)

先ほど言ったようにね、ファシリテーションのそういった人と人とのコミュニケーションということで、永津部長だからね、もう大したもんだと、私は尊敬しているんですけども。でもね、やっぱり、我々の逗子・葉山にオンリーワンの県会議員、あなたがこの地域のために予算をとってきてよって動かして、人を動かして県を動かして、どうしても大事なんだよ、あんなに県道混んじゃってどうするの。横へHAYAMASTATIONができて。あれ相当苦情いってますよ。あれだけのものをつくって、スムーズに流れない。神奈川県って相当道路行政悪いねっていうことになっちゃう。脅かしながらでもいいから、県にね、どういうふうに見られてますか。あのままでオリンピックくるの、どうするのっていうような問題でもいいから、何しろ交渉してやっていかないと、大渋滞になっちゃうよ、オリンピックに。どうするんですか。葉山港、サブ港になるんでしょう。人も来るんでしょう。そういったことも考えてね、大事なもんだからやってよ、やってよって日参しないと。そのぐらいの意気込みがあっても僕はいいんじゃないかなと思うんですけども、そういうような激励、やってこい、行ってこい、頼むぞっていうような言い方は、今、町長はしないの、担当職員に。できたら僕はやってもらいたいんだけど、そういう意気込みっていうのは、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

意気込みといいますか、ある意味、担当職員同士、県への働きかけを行い、これまで着実に事業のですね、形ができ上がってきて、今、逗子、平井市長も含めて、私自身も直接的に県に予算の要求をできるような状況になっております。しかし、その中でも、毎度公式に県から返答があるものは、やはり、市民の、町民ではないんです。言ってしまうと逗子の市民の方の理解が得られないことが大きな課題となっているという返答がとても大きくですね、予算がとれないとか、費用的に回せないといった意見はございませんので、行政の課題として市民合意が得られないという一番のネックにぶつかっていることを承知している手前ですね、逗子市側にも市としても何とか頑張りましょうということを、私自身もお願いもしておりますし、葉山からできることがあれば、葉山のイトーピア町内会や長柄町内会の方々は推進というふうに声をいただいておりますので、応援は幾らでもしますということは申し上げている状況でございます。

12番(笠原俊一君)

非常に優等生でいいんですけども、やっぱり行政も人なんですよね。やっぱり、あそこの熱意があってね、一生懸命来て、何とか住民のために、観光客のために、一刻も早く頼めよっていって、どんどん行けばね、やっぱり人は折れてくるんですよ。いつでもいいよ、いつでもいいから早めにやって、こんなんじゃだめ、もう。来年度には何とかお願いしますよ。かじりついてでも、行政が今、民間企業ベースに考え方を取り入れようって、町長いつも言ってたじゃないですか。民間企業の経営、営業マンのすごいですよ。おい、仕事とってこいっていうぐらいのもんで、行かされるんだから、そのくらいの熱をもってね、一生懸命やらなかったら、葉山の町民のために、葉山の観光客目指してくる人のために、一刻も早くこの道直してよ。頼みますよ。そうやってとってこないと、ただただ書類、お願いします、見てくださいじゃ、絶対折れない。そのぐらいの意気込みでぜひやってくださいよ。そうやっていけば、もっと早く解決が僕はできてると思います。そういう熱を相手に伝えて、理解をしてもらうっていうものも大事なことだと思いますよね。永津部長、いかがですか。昔はあなたもそうだったでしょう、熱っぽかったよね。お願いしますよ、いかがですか、部長。

都市経済部部長(永津英彦君)

先ほど言った連絡調整会議だけではなくて、三広道、三浦半島広域の幹線道路のそちらの既成同盟会というのもありまして、そちらでも三浦半島中央道については話題にも上がってますし、私も直接、土木事務所長にお話ししたりとかですね、都市部長にお話ししたりというのは積極的にやっていくつもりでいます。

12番(笠原俊一君)

かつてはね、御用邸の町ということで、御用邸の町で陛下が来られるところにこんな汚いのでいいのかとかね、そういう議論ですよ。この陛下がお住まいになって、陛下のファミリーがこの道路通るんですよ、こんな渋滞してどうするのっていうぐらいの勢いで、ぜひとも道路問題を解決してってもらいたいと思います。
それで、今度は逗子の問題。逗子の町に行くのは、ほとんどがサラリーマンの方あるいは通学、買い物の方、いまだに逗子に行かれる方多いですよ。鉄道が逗子しかないんだから。横須賀はありますよ、こちらのほうにはね。でも、堀内、一色、下山のかいわい、長柄も含めて、ほとんど鉄道を使うんだったら京急かJRですよ。その逗子に行く道、整備がトンネルは非常によくなった。ところが、トンネルを出て、自転車で行った場合よ、車道を走っていけばいいけども、車道は車多いし危ない。歩道のところもトンネルまではいいけども、その上、電柱が歩道に乗り上げている。これも逗子の、当時の議員にも話ししたし、逗子の県会議員にも話ししたし、歩道の真ん中に電柱があるのどうするのっていう感じでね、直せっていうようなことも必要だと思うんですよね。だから、葉山の方が逗子に行く、そこまで目を見てあげないといけないと思います。ぜひとも、これはね、平井さんとタッグ組んでるんだったら、ほかのことでも頼むよ、職員でも検討しようよ、県に一緒に行こうよってやってもいいんじゃないかなと僕は思うんだよね。いざとなれば、国まで行っちゃおうよ、やろうぜっていって。それは永津部長が1人でも大変だったら、逗子の職員と一緒にね、やろうよって一緒にやったらいいんじゃないのと思うんだけど、いかがでしょう。町だけじゃだめだったら、逗子のあれとタッグ組んでさ、県に行こうじゃないか、やってみたら。同じように苦しんでるんだと、私は思うんだけど。そこまでやろうかと思わないかな。やってくれる。いかがでしょう。

都市経済部部長(永津英彦君)

今、現状はですね、自転車、自歩道という位置づけには基本なってます。現実的にはね、歩行者がいる中で歩道を自転車が走るというのは望ましい話ではないんですけど、葉山トンネルから逗子のところまでは、基本的には自歩道で、歩道を自転車が走ってもいい交通ルールにはなってるんですね。ただ、御指摘のとおり、当然、占用物がいっぱいあるとかっていうのは、当然、逗子区間だけではなくて、先ほど質問にあったとおり、御用邸からもかなりの量があって、町内も初めとして実際そういう占用物を減らして有効に歩道を使えるようにしたいというのは、当然、逗子も葉山も一緒だと思いますので、協力して要望するようにします。

12番(笠原俊一君)

その歩道だけじゃないんだけれども、ぜひとも逗子のね、担当課とタッグ組んで物事やったほうがいいんじゃないかなと私は思います。新しい議員もいるんで、非常にわからないことがいっぱいあったろうけれども、今の眼鏡になったトンネルね、私が議員になって、平成3年に議員にならしていただきました。平成4年に初めて一般質問させていただいて、そのときに同僚議員全員の了解を得て、当時の首長も大切なことだ、やろうじゃないか、県まで行きました。思い切り、そういうつもりで、当時の県会議員もお願いして、どんどんやってもらおうと、その間に何人か死んでるんですよ。たまたま長柄の、もう亡くなって、お2人とも亡くなっちゃいましたけども、おじいさん、副町長はよく知ってるよね、澤野さん。あのおじいさんがトンネルの中で死んでるんですよ。僕はすぐ謝りに行ってね、一生懸命やってるんだけど、できてればあなた死なないで済んだって、申しわけなかったってお線香あげながら謝ったことがある。そして、あと高校生の逗子開成の子供が、うちの息子がたまたま一緒の同級生だったんだけども、学校の帰りにトンネルの中で自転車でひかれて死んでるの。そういうことがあると動くんだよね。その前にだから、動かしてかなきゃ、何かあってからじゃなくて。そしたら、葉山の町だけでできなかったら、同じ苦しみをいろんなこと思ってる隣の近隣の市とタッグ組んでやってくださいよ。町長は首長としてね、やること、下の人がやること、それぞれありますからね。上の人は上の人で、知事に脅しもすかしもするし、こんな問題がちゃんとできなかったら、恥ずかしくてオリンピックなんてできないよ。葉山はサブ港なんか冗談じゃないよ。あそこの通りは、大型車が入れないんだよ、どうするのっていうぐらいのもんで、葉山の首長としての威厳をもって、渡り合ってくださいよ。葉山の大統領なんだからね。そのぐらいの器量をもって交渉に当たらないと、ああ、いいですいいです、後でもいいですじゃだめだよね。やっぱり、交渉ごとは頑として、誇りをもってください。御用邸の町、葉山から来てるんだ、冗談じゃない、なめるなっていうような、それ暴言になっちゃいまして失礼なんですけども、そのくらいのつもりで気概をもって、ぜひとも交渉ごとに当たってください。
それと、最後になりましたけど、ホールドファストベイ市、先ほども言いましたように、過去の大きな歴史があります。その歴史を大切にして、次の20周年に向けた展開を、ぜひとも考えてください。先輩議員が墓場の陰で、あの町長が潰した、なくした、言われないように、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。お願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

これにて12番笠原俊一議員の一般質問を終わります。
第4番、3番鈴木道子議員の一般質問を行います。鈴木道子議員、質問者席にお着き願います。

3番(鈴木道子君)

3番鈴木道子でございます。通告に従いまして、4項目の質問をさせていただきます。
1項目目、町立図書館についてお伺いをいたします。町立図書館も建設以来35年余りがたちます。老朽化が進んでいることは十分に認識をしております。部分的改修をしているところではございますが、高齢化が進む私どもの葉山町にとって、重要な癒やしの拠点でもあるというふうに理解をしております。乳幼児から高齢者までの幅広い町民の方の憩いの場ともなっている重要な施設でございます。そこで今回は、町立図書館のさまざまな状況と今後の課題についてお伺いをいたします。また、諸設備の状況について、現在の状況、そしてこれからの課題等がありましたらお答えを願いたいと思っております。
2項目目、まちおこし対策についてお伺いをいたします。2項目目の1つ、クラウドファンディングの状況。これは、平成26年の第1回定例会で質問をさせていただきました。クラウドファンディングとは、賛同するアイデアやプロジェクトに対して誰でも簡単に寄附や少額のお金を支払うことができるネット上の仕組みのことでございます。皆様御存じのように、お隣の鎌倉市の観光商工課は、平成25年の11月にクラウドファンディングを通じた観光施設整備事業プロジェクトを開始をいたしました。地方の自治体が主体となり、観光施設整備事業のためにこのクラウドファンディングの手法を使って資金調達を行う試みは、全国初めてとして当時注目を集めました。税金に頼らない施策の一つとして、インターネットで不特定多数の人々から少額の資金を募るクラウドファンディングを活用して、地域振興に生かそうとする取り組みは現在も他の自治体でも広がっているものと理解をしております。当時も、大阪府、夕張市等の事例もございました。自治体における事業の予算確保のための新たな手法を提案する取り組みとして、当町でも実施すべきであるというふうに、私は質問をさせていただきました。その後の状況についてお伺いをいたします。
2項目目のまちおこし対策について、結婚証明書についてお尋ねをいたします。この結婚証明書については、御当地証明書というような形で、さまざまな自治体で今、盛んに行われているところでございます。ネームバリューのある葉山町といたしましても、葉山町独自の結婚証明書が発行された場合、その証明書を記念として要望する方が多いというふうに思っております。町のPRにもなることで、まちおこし対策の一つでもあるというふうに思っております。この結婚証明書を提案をいたしますが、いかがでございましょうか。
3項目目、災害時の対策についてお伺いをいたします。災害時の対策について、特に今回は、マンホールトイレの設備についてのお尋ねをさせていただきます。これは、私も第1回定例会で提案をいたしました。また、他の議員からもお声が上がっております。このマンホールトイレ、災害時にはトイレの問題が大変に、健康・生命に大いに関係する重要な点だというふうに理解をいたしまして、今回はマンホールトイレに特化をいたしまして、お尋ねをいたします。
4項目目、創業支援事業についてお尋ねをいたします。この創業支援事業につきましても、ことし第1回定例会でお尋ねをいたしました。過去平成26年2月に国の地域創業促進支援事業が創設されたことに伴って、商工会や地域の金融機関と連携をして自治体が創業支援計画を策定いたします。認定され、認定自治体となると、その地域での創業を後押しする支援体制ができ、創業しようとする者はさまざまな優遇制度にあずかることができます。町長は、この私の質問に対し、次回の認定に向けて創業支援事業者となり得る団体と協議をしてまいりたいという御答弁でございました。その後の状況についてお伺いをいたします。
以上、4項目についての御答弁をよろしくお願いをいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

鈴木道子議員の御質問に、所管する箇所につきまして答弁させていただきます。
2項目目から入ります。まちおこし対策、クラウドファンディングの状況についてのお尋ねでございますが、クラウドファンディングとはアイデアやプロジェクトを持つ起案者が専用のインターネットサイトを通じて広く呼びかけ、共感した人から資金を集める方法で、近隣では鎌倉市が積極的にこの手法を採用しています。クラウドファンディングには、特典を付与するかなど、幾つかのパターンがあり、それぞれの事業目的や内容に応じて有効な方法を採用する必要があります。本町においても、新たな財源確保対策の一つとして、活用の可能性を模索しているところでございます。
2点目、結婚証明書についてのお尋ねですが、結婚証明書は国内の結婚式場等において発行されている場合があり、挙式のセレモニー演出に近いものと認識をしております。また、独自の行政サービスとして婚姻届を提出されたお二人を祝福するため、希望する方に記念品として結婚証明書を発行している自治体もあります。ただし、これらの結婚証明書は、法的に認められているものではありません。なお、戸籍法に基づき戸籍の届け出を受理した自治体は、届出人の請求により有料で受理証明書は発行を交付をしております。
3項目目、災害時の対策について、マンホールトイレについてのお尋ねですが、災害時における避難所のトイレ対策は、避難者の健康管理はもとより、避難所の衛生対策においても重要な課題と認識しております。災害用のトイレは設置場所の諸条件に応じたさまざまな種類があり、それぞれの特性により的確な選択が求められます。その中で、マンホールトイレは、公共下水道を利用したもので、形式によりそれぞれ特徴がありますので、的確なトイレ対策の確立に資するよう、今後、関係部局と調整を図りながら研究して検討を進めてまいります。
4項目目、創業支援事業についての状況のお尋ねですが、総務省から創業支援事業計画の認定を受けることにより、地域での創業を後押しする支援体制が確保され、創業を検討される方々が資金面等で支援を受けることが可能となるものです。現在、12月下旬の認定に向け、商工会と連携する金融機関との連携内容等について調整をしているところで、今後は10月中旬に素案申請をし、11月下旬に本申請をするスケジュールとなってございます。
以上で私からの1回目の答弁を終わります。

教育長(返町和久君)

鈴木道子議員の御質問にお答えいたします。1項目目、町立図書館についての1点目、状況と課題、2点目、諸設備の状況についてのお尋ねでございますが、関連する質問でございますので、一括してお答えをさせていただきます。町立図書館は本の貸し出し、蔵書の充実、学習室の提供、読書会の開催など、図書館としての利用環境を整えてきたところでございます。しかしながら、施設面では建設から約35年が経過し、老朽化が目立ってきているところであり、主に平成27年度においてはエレベーターの改修やトイレの洋式化を、平成28年度においては臭気対策のため、男子トイレ洗浄管等改修工事を実施いたしました。今後につきましても、図書館本来の機能が損なわれないよう、また、サービスの低下を招かないよう、諸設備の維持管理に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

3番(鈴木道子君)

では、順を追って再質問をさせていただきます。まず最初に、町立図書館についてでございますが、図書館についてはさまざまな要望、そして提案等ございますけれども、一つの状況といたしまして、活字の大きい本、大活字本と申しますか、この本が用意されていると思いますけれども、この大活字本についての、どのくらいであるとか、どのような本を対象として置いてあるかというようなことはおわかりになりますか。

教育部部長(沼田茂昭君)

今、手元にですね、その活字…大きい文字の本の冊数というのが持ってないので、今わかりかねるのですが、ただ、目の不自由な方のためのですね、聞く本ですか、それは置いて、CD化した本とかそういったものの準備はしていると、そのように聞いております。

3番(鈴木道子君)

先ほども質問いたしましたけれども、やはり高齢化が進む、または弱視の方に対してもNPOで大活字文化普及協会というNPOの方が大変に力を入れているところでございますけれども、当町といたしましても、ぜひこの大活字の本がこれからもふえていき、高齢者の方の要望に沿うような形で設備をしていただきたいというふうに思っております。
もう1点はですね、私、今回のことで特に気がついたところは、本の消毒器、これを提案したいと思っておりました。逗子の図書館等に行かれた方はお目にとまっていると思うんですけれども、ちょうど家庭用の電子レンジのような形で、この中に本を入れてスイッチを押しまして、そうすると紫外線照射と送風機能が作動して殺菌とほこりの除去ができます。これは30から60秒ぐらいでできる簡単なものでございまして、大きさにもよりますが、4冊ぐらいは入るというようなものでございます。私も逗子の図書館、よく利用させていただいておりますけれども、小さいお子さんと御一緒の親御さんたちが利用しているところを、よく拝見をしております。近隣の横須賀市にもこれは設置されております。逗子はもう随分前からございます。やはり時代の流れでございます。いろいろな流行の病気もいろいろニュースソースで流れるところでございますので、やはり小さいお子さんをお持ちの御家庭にとっては要望されているところですので、これをぜひ御検討をいただけないかというふうに、私はこの場で提案をさせていただきますが、いかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

今の御質問は、除菌ボックスと呼ばれるものだと思います。本を借りた際にですね、借りた方が本人の必要に応じて本を除菌する装置というふうに聞いておりまして、逗子にはたしか1台設置されているということで、金額もかなり上から下まであるようでして、当然、近隣の横須賀の図書館にも置いてあるというような話も聞いておりますので、利用者からの実際の希望というのもあるというふうに現場のほうからも聞いておりますので、衛生管理の面や除菌に対する考え方も変化している昨今でございますので、サービス面からもですね、検討していきたいなとは考えております。

3番(鈴木道子君)

これは、いろいろな工事とか、さまざまな大がかりな設備が必要というものではないというふうに理解しております。その機器を購入してそこに設置するだけで簡単にできるというふうに思いますので、ぜひ、これは早急に、時期が時期ですので、新年度予算でこれはぜひ一刻も早く入れていただきたいと思っておりますけれども、そのような希望を持ってよろしいんでしょうかね。

教育部部長(沼田茂昭君)

当初予算の編成これからでございますので、先ほども申し上げたとおり、検討の一つとさせていただきたいと、そういうふうに思います。

3番(鈴木道子君)

ぜひこれは、これからの当初予算を検討なさる段階において、具体的な項目としてお考えをいただきたいということを強く要望をしておきます。
それから、私が今まで何回か質問項目に入れておりまして実現もしております読書手帳についてでございますけれども、予算が限られる中、さまざまな工夫をして、ささやかな読書手帳というものができ上がっておりますけれども、これも大変お子様たち、親御さんたちも大切に使っている制度だというふうに理解をしております。これもぜひ、前にも申し上げましたけれども、質の向上と、それから本当に読書の数が完成した暁に、物で釣ってはいけないんですけれども、お子さんが喜ぶような何か、達成感を子供たちに、子供たちが達成感を十分にもってさらに読書についての興味を増すような、そういうプレゼントっていうとあれですけれども、そのようなことをぜひ工夫をしていただきたいと思います。そして、これは図書館の事業として、もう少し周知をしていただきたいことと、それから、学校等へはこれは案内等が行っているんでしょうか。お子さんたちの目にとまったり、お子さんたちが十分にこういうものがあるということを知っていらっしゃるんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

読書手帳については、学校を通して子供たちに周知をしたことはございませんで、今の段階では、カウンターで配布はしておりますけれども、図書館のカウンターで配布はしておりますけれども、「広報はやま」とか町のホームページ、あとは館内の掲示板で周知をしているところでございます。

3番(鈴木道子君)

何かの機会がありましたら、ぜひ、児童・生徒の皆さん方、そうですね、保育園はちょっと無理でしょうかね、幼稚園、あらゆる世代を通じて、読書に向かう姿勢をつくっていただく努力をしていただきたいと思います。これから小学校でもIT化がどんどん進んで、今までとはまた変わった社会になりつつある、それも急速なスピードでそのような社会になっている状況だというふうに思っております。その中で、私はちょっと脳科学の先生の御本を読んだときに、もちろん、これは常識かもわかりませんが、IT化で使う脳とそれから読書で使う脳の分野と全く違うということで、この自分で字を書く、そしてページをめくって本を読む、この重要さ、その脳の発育といいますかね、それに大変なくてはならない、これは欠くことのできない、子供の成長過程の一つであるということを読んだことがあります。葉山町の子供たちが、本当によい教育を受けるためにも、決してこれは忘れてはならないことであり、重要なことと思いますので、もう少し広くお子さんたちに周知ができる方法をお考えいただいて、それを実施なさっていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

図書館で読書の記録という、そういった事業を行っているということについて、学校現場のほうに周知することは十分可能だと思いますので、早速対応は図れると思います。

3番(鈴木道子君)

ぜひよろしくお願いをいたします。
次の2項目目のまちおこし対策について質問させていただきます。このクラウドファンディングですけれども、私はかつて一般質問をさせていただいたときに、裕次郎灯台が、いろいろメンテナンスで財政的負担があるということで、じゃあこのクラウドファンディングを使ったらどうかということを提案をさせていただきました。そのときの、町長、覚えていらっしゃいますでしょうか、目からうろこが落ちる思いだというお話でございました。目からうろこが落ちて、すぐ取りかかってくださっているのかなと思いきや、ちょっと日数がたっていると思うんですけれども、目からうろこが落ちて、また目に引っついちゃってるんじゃないかなというような思いがいたしているところでございますけれども、その後の検討状況、いかがでございましょうか。

町長(山梨崇仁君)

奇しくもですね、私の施政方針の中で、ことしのテーマとして、さっきの教育基金の設置もございましたが、その寄附について進めてまいりたいということを明記させていただいておる中で、教育基金の設置、春に行いました、また、ふるさと納税も無事に開始することができまして、またクラウドファンディングも、試行というふうに呼んでしまっては失礼かもしれませんが、鎌倉・逗子と2市1町で連携するスマートビーチプロジェクトの中で、まずは1度目のトライをしてみたところでございます。やってみるといろんなことがわかるものでして、実際に裕次郎灯台につきましても、その後、石原プロダクションのほうに訪問をしてですね、実際に町の取り組みについての理解はいただいております。金銭的な支援は難しいということでしたが、できることはというお言葉をいただいている現状がございますので、材料としては整っているのですが、実際に石原プロダクションを初め裕次郎さんのお名前をですね、このクラウドファンディングを行う年齢層がどこまで知っているかというところもですね、現実に課題としてぶつかっておりまして、もう少し違う形で、裕次郎灯台につきましては違う形が何か模索できないかという議論をして、今、思案中でございます。とは申し上げましても、このクラウドファンディングの有効性については、やり方次第ではとても有意義なものだと思いますので、もう少しですね、いろんなパターンを研究しながら、大事な財源として活用できるように準備をしてまいりたいと思っております。

3番(鈴木道子君)

今の町長の御答弁に期待をいたしております。さまざまな、そのときもさまざまなほかのやり方がないか、さまざまな分野等、検討・研究しますというような御答弁がありました。いろいろアイデアがあると思います。今、町でもインスタグラムとか、あと、ふるさと納税とか、いろいろなことで着々と葉山の町の売りにかかっているところだと思いますので、ぜひ、このクラウドファンディングの手法も何かの形で実施できたら、それなりの効果があると思いますので、具体的に早く何か項目を見つけて実施をしていただきたいというふうにお願いをいたします。ちなみに、その裕次郎灯台以外で、こういうのがありそうだなというような、職員の中からそういう項目等が上がった事例はございますか。

町長(山梨崇仁君)

実際にですね、議論する過程でアイデアとしてこれは、これはということは議論はしたんですけども、いけるんじゃないかというところまでは、まだ至っておりませんで、まだ申し上げられる状況には残念ながらございません。

3番(鈴木道子君)

ぜひ動きをね、していただきたいと思います。今、あれですね、葉山女子旅でしたっけ、大変に好評であるというような報道も目にしております。今が、何ていうんでしょうか、葉山の売りと申しますかね、それに乗る、売りのいい機会だというふうに思っております。きのうの連休も食べ物屋さんに行列をなしている場面を見ましたし、帰りは東京やほかのナンバーの車が上り方向に向かって帰って行くのも見ましたし、いい季節になりますと本当に葉山も、私たちが考えている以上に有名で、そして憧れの町ともなっておりますので、そういう思いを活用して、ぜひ私は本当に少しでもいいから、あらゆるところで葉山の財政が潤うような手法をね、きめ細やかにとっていただきたいということを申し上げておきます。
それから、同じように、まちおこしの一つとして、私はこの結婚証明書ということを提案をいたしました。これはですね、これもまた結婚なさる方は大変に葉山で結婚証明書が出たら珍重なさると思うんですけれども、結婚証明書というのは、御当地証明書というところもありますけれども、自分の住民票がある役所以外でも提出が可能だということです。2番目に、婚姻届を発行してもらった役場以外でも提出も可能。そして、フォーマットを守れば、ある程度のデザインが可能だということ、私も初めて知りました。そして、いろいろ見ましたら、お近くですと平塚市等でやっておりますし、それから、何と三浦市でも結婚届受理証明書があるんですね、三浦ツナ之介入りの結婚証明書があるそうです。事ほどさようにいろいろ工夫をして、町のまちおこしに頑張っているところだというふうに思いました。もちろん有名なところ、諏訪市の結婚証とか、近くですと武蔵村山市とか、いろいろな調べるといろいろあるんですね。それから、北海道の東川町でも複写式婚姻届というのがありまして、結婚証明書を自分のもとに複写して持っていることができるということだそうで、これは、この東川町は町外のみならず、本州からもいらっしゃるということがあるそうでございます。これを倣って、近くの美幌町ですか、も同じことをやり始めたということで、諏訪市の結婚証というのも有名ですけれども、何らかの歴史的な観光の資源がある自治体では、それなりに飛びつく方も多いと思うんですけども、若い方にとってのこの、先ほども何回も申しますけども、葉山というこの地名ですね、とても私はこの結婚のときにね、そこから結婚届受理証明書みたいなのがもらえたらいいと思いますし、それから、もちろんその受理証明書っていうの有料になるかと思いますけれども、今、3つの条件の結婚証明書…3つの条件の届け出をやって、そこにフォーマットを守ったある程度の葉山らしいデザインをすると、これも一つですし、それから、お金をもらって受理証明書を出すと。この受理証明書にも、例えばですけれども、国際村から見たダイヤモンド富士の写真ですとかね、いろいろアイデアはあると思うんですね。海の写真ですとかね、それから森戸海岸の写真ですとか、いろいろ何ていうんでしょう、できると思いますのでね、ぜひ、これもう具体的に御検討をいただいて、発信したら、飛びつくという言葉あれですけれども、いらっしゃると思うんですけれども、いかがですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

今、いろいろな市町村の状況をお話しいただいたんですけれども、町としましては、今、戸籍法で決まっている、書かなければならないことがありますので、それの結婚届受理証明書につきましては、発行はしております。ただ、キャラクターがついていたりとかそういうことはないんですけれども。ですので、余りそれを欲しがる方はいらっしゃらなくて、ことしはまだ1件、昨年はゼロという状況でしたので、地域の状況も見ながらと思いますが、それを出したことによって葉山に定住してくださるとか、そういうことになってきますとちょっと問題は違くなってくるのかなっていう気持ちもしておりますので、ちょっと近隣等をよく調査してみたいとは思っております。

3番(鈴木道子君)

受理証明書をね、1件とか0件とかおっしゃいますけれども、何ていうんでしょうね、いわゆる普通の受理証明書ですよね。今、御当地の受理証明書を出しているところはそれなりに、何ていいますか、独自性のある証明書なんですね。ですから、そういう結婚受理証明書、葉山の独自のがありますとかいうことをインターネット上に、葉山のホームページ上に載せれば、また違った環境になると思います。ぜひ、この葉山町のね、葉山町で結婚届出して、葉山町で何だらかんだらだの、葉山町で小さな結婚式も本当に憧れて皆さんやってらっしゃいますので、これはね、ぜひね、もう少し何ていうか、今のお答えは何となく心もとないんですけれども、もう少しね、何か頑張ってほしいですね、私としては。今の若い人、すごいんですよ、葉山町に対する憧れっていうのは、おわかりだと思うんですけど、もちろん。これはね、町長、いかがですか、私はね、いろいろ諏訪市とかね、いろんなとこでやってるね、これに葉山も乗らない手はないと思うんですよね。三浦市だってね…三浦市だってなんて言い方失礼ですけども、結婚届受理証明書をね、出してるんですよね。これは私、びっくりいたしました。ぜひ、自転車半島も売りですけれども、これはね、本当にホームページの片隅にね、ぱっと載ってる場合ね、これは目立つと思いますね、町長、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

そのまま正直に申し上げますと、結婚証明書の話を一般質問の通告をいただいたときに、どちらかといいますと、結婚をされてですね、されて財を成して、葉山町にようやく移住をしてきてくれるようなものを、葉山の今、ターゲットとしていきたいと考えているやさきでしたので、どちらかというと、若い方々へというところではですね、余りウエートを置きづらいなというふうに感じたのが第一印象でした。実際に、若い方々がどういう印象なのかわからない中での御答弁になってしましますけれども、一つの例として、ことしの春先ですか、しおさい公園で…夏ですね、失礼しました。挙式を挙げたいという方がいらっしゃいまして、無事に式を挙げられました。葉山町の新たな価値として、式を挙げるということについて、私たち、教育委員会も含めてですね、そんな使い方があるんだというふうに驚きを率直に覚えたものですから、その際に、この結婚証明書も出せるようになることが付加価値となるのか、ちょっといま一度ですね、何分、職員もみんな結婚しているもので、余りこれからというところについては意識が回らないところもあったんですが、若い世代にヒアリングをしながら、職員にまだ結婚していない世代にもヒアリングをしながらですね、新たな葉山の価値として見出せるか、しばらく検討をしてまいりたいというふうに思います。

3番(鈴木道子君)

初めての提案ですので、ぜひ御検討をいただきたいと思います。我が町結婚証明書っていうんで、いろいろたくさんのところで、地方ではね、やはり有名なところですけど、滋賀県大津市とか三重県伊勢市、奈良県それから出雲市、山形寒河江市、石川県加賀市、長崎県松浦市、私がざっと見たところでこんなところがやっているということなので、葉山町も今は、日本で有名などころか世界で有名になりつつあるところですので、ぜひ、具体的に十分な御検討をお願いしたいと思います。
次に、3項目目、マンホールトイレについてお願いをいたします。これにつきましては、町長のいろいろな御答弁も過去いただいております。今回、マンホールトイレを提案するに当たりまして、この間の熊本地震でエコノミークラス症候群がたくさん発生したんですけれども、地震後の2週間目でこのエコノミー症候群の重症患者49名、そのうちの8割に当たる35名が女性だということでした。それから、新潟の中越地震においては、このエコノミークラス症候群による死者は全て女性だったということを学びました。ぜひ、このマンホールトイレ、私が今回提案させていただくのは、井戸水のくみ上げのマンホールトイレというものがあるそうで、茅ヶ崎市とか横浜市でも設置されているそうです。いわゆるマンホールトイレで、ただマンホール形式でそこで用を足すということになりますと、例えば手を洗うとかいろんなことができません。今、簡単に井戸が掘れるという状況らしいので、その井戸の地下水を利用して、水洗式ですね、にやるんですけれども、その場合、その災害時じゃなくても日常的にその井戸というのはお水を、散水ですとかね、いろんなことに日常的にも使える。そして、災害時にはもちろん水洗のトイレ、マンホールがあってそこでセッティングをするんですけども、トイレをセッティングして、何ていうんでしょうか、覆いでやってセッティングをするんですけれども、そのときにも、要するにその井戸で手を洗うことができるということができて、大変に私は、災害時は、先ほどの10番議員のお話にもありましたけれども、今度の宿泊訓練も、ぜひ仮設トイレは外での訓練が必要だというお話がございました。私も今までは、外で仮設トイレを設置して用を足すというようなことだと思うんですけれども、今、本当に時代が変わって、もう便利な清潔な環境でお子さんも生活をしておりますしね、本当に女性の場合っていうのは、トイレは大変重要な問題ですし、お子さんも学校でもそうですけれども、我慢してしまうというね、和式か洋式かでも我慢して行かないとかいう話をよく聞きます。これはね、昔から考えたら、本当に穴掘ってそこにトイレをするみたいな生活から考えますと、災害時なのに何でという思いがあるかもわかりませんけれども、たまたま、この日常的にも井戸の水が使えるというね、こういうことがございますので、その設置したところは、日常的には自転車置き場とか普通の平らみですので、どうせマンホールトイレをやるんでしたら、私はこれをやったほうがいいと思うんですね。いろいろなこともそうですけれども、身近に財政的な面でできることからも少しやってという考えよりも、もうやるとなったら、現時点で考えられる一番ベストなものを、少しお金かかるけれども、そこに手をつけるというね、そういうふうにしたほうが私はいいというふうに思って提案をしているのでございます。
これは、くみ上げるのも、例えばソーラーパネルで電気で、電動でくみ上げるとか、あるいは手押しもできるそうで、それからあと、電源がだめになった場合の最後の手段としてガスボンベ、プロパンガス、これが何か6年ぐらい大丈夫だそうですので、プロパンガスも設備として置いておいて、そのプロパンガスを電源としての発電機で電動でくみ上げるとか、いろいろなやり方があるというふうに伺いました。これをね、ぜひ、どうせマンホールトイレを設置をするのでしたら、やっぱりこの美しいきれいな町葉山として、検討に値することだというふうに思っておりますので、ぜひね、十分なる検討をして、私は設置を、やるんだったらこれ設置したほうがいいと思っておりますけれども、いかがですか。

総務部部長(太田圭一君)

鈴木議員の御提案でございますけれども、マンホールトイレもですね、やはり水源が非常に重要な問題になっております。そんな中でですね、どうやって確保するかというところがですね、やはり自然の地下水というものも一つなんですが、残念ながらですね、専門家によりますと、地下水は地震とか災害時にですね、どうしても不安定な状況が続くということなんで、その辺を十分注意して、場所とかですね、その水源を確保するというようなことも課題にはございますが、近隣でですね、そういうのをやっている今、御紹介いただきましたので、ちょっと視察をしつつ、研究してまいりたいと思います。

3番(鈴木道子君)

国の防災基本計画におきましてもね、やはり携帯トイレと簡易トイレが生活必需品ということで位置づけられましたし、また特にこの仮設トイレ、マンホールトイレ、また洋式トイレというのは、いろいろ配慮しなければならない、お体が不自由な方等の施設、設備の整備に努めることという、自治体に対する位置づけもございます。そしてこれは、たしか補助対象にもなってるんですよね、これは。社会資本整備総合交付金交付要綱の交付対象事業の要件にも当てはまるというふうに思っております。今、総務部長おっしゃいました、地下水の地震時のいろいろデメリットというのもございますけれども、ぜひ近隣のね、設置してあるところを研究していただいて、これがいい形で実現できれば、とてもよいマンホールトイレになると思いますので、御検討をよろしくお願いをいたします。
そして、次の創業支援事業にいきます。この創業支援事業ですけれども、先ほど、町長の御答弁で10月に申請するとおっしゃいましたかね。これで申請して認可を受けて、そして認可がおりました場合には、いろいろなことがその創業しようとする人に対する優遇があるということでございますので、ぜひ、滞りなくやっていただきたいと思います。それで、ここでですね、その申請をして、申請が認可がおりた場合、その後のスケジュールというのはどのようにお考えでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

今、最初の答弁のとおり、素案を検討中で、もう近々申請をさせていただいて、11月の28日に正式に申請書を提出します。12月下旬ごろにこの事業を認められるというスケジュールでいますけれども、その後はですね、葉山町と商工会とその他金融機関ですね、それが総合的にっていうシステムですので、具体的にそれですぐ何かを始めるということではなくて、そこから当然、創業したい方が御相談に来られて、この制度を運用していくというスケジュールになると思います。

3番(鈴木道子君)

ちなみに、この予算立てというものは、私が調べたところでは格段ないというふうに理解しておりますけれども、いかがでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

そのとおりです。

3番(鈴木道子君)

逗子市ではね、本年の5、6月で全4回、そのセミナーを行われたそうで、伺いましたら、大変これが好評であったということで、また、来年も予定しているというふうなお話でございました。その逗子のこのセミナーを聞いて、葉山の町民の方で二、三人の方からお問い合わせを私いただきましたので、ぜひ、これは早急に葉山町でも逗子市同様な進め方でやっていただきたいと思います。それから、もし認可がおりました際に忘れないでいただきたいのは、この周知をですね、しっかりとやっていただくということを私はここで確認をしておきたいと思いますけれども、いかがでしょうか、その周知方法について。

都市経済部部長(永津英彦君)

セミナーの件ですけれども、事業全体の認可の…申請内容としてはですね、当然、商工会とか関係ある金融機関、それと金融公庫さん、そこ自身も当然セミナーを開催するというような計画で申請しますので、葉山町単独でやれればやりますし、その辺は商工会さんとか金融機関と連携しながらセミナーの開催というのが当然必須になると思うので、そこについては当然、協議の上、開催していくというふうになると思っております。周知ですけれども、創業される方に、ある程度限定的な発信になると思うので、どこまでというところはあるんですけれど、スタンダードには当然、広報やらホームページやら、商工会を中心に協議しながら広報は積極的にやっていきたいと思います。

3番(鈴木道子君)

ぜひ周知も、認可が受け次第、隅々の方にまで到達するような周知をお願いしたいと思います。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

これにて3番鈴木道子議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。再開を3時半といたします。(午後2時50分)

議長(近藤昇一君)

休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時30分)
一般質問を続行いたします。第5番、7番窪田美樹議員の一般質問を行います。

7番(窪田美樹君)

本日、5番目、3時半からと一番皆さんのお疲れのところかと思いますが、一般質問をさせていただきます。
それでは第1項目目、消防本部・消防団の処遇改善の消防本部の賄いに関してお伺いいたします。町民の生命・財産を守るため、日夜奮闘している消防の皆さんには深く感謝をするものです。この消防の皆さんの奮闘に応え、環境面の整備を行うのは行政の責務です。そこで、消防本部における賄いの廃止ですが、この賄いの廃止に伴い当直職員は各自それぞれに食事をとっているということでした。他の消防本部では、賄いではなくみずから調理係、調理する人を決めて食事の用意をしているところもあります。しかし、葉山町の消防職員は、国の消防力の整備指針の50%に満たない状況のもとでは、そのような体制を組むことが不可能です。職員の健康面・栄養面を考えれば、食事の用意の心配なく職務に専念できる環境を用意するのが行政の責任ではないでしょうか。その上で、消防職員の食事面での不安の解消のための体制整備をお伺いいたします。
次に、消防団の待遇改善に関して伺います。消防団とは、総務省消防庁のホームページによると、常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なり、火災や大規模災害時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域での経験を生かした消火活動・救助活動を行う非常勤特別職の地方公務員のことです。常備消防が十分整備されている自治体では消防団の負荷が少ないが、その反面、整備されていない自治体では非常備の消防団の活動に依存することも大きくなっているのが現状です。葉山町はその典型ではないでしょうか。常備消防が国の指針の50%に満たないその上で、非常備消防も年々充足率が低下してきています。この現状から、平成25年12月、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が国会で全会一致で可決され、その第13条は、国及び地方公共団体は消防団員の処遇の改善を図るため、出動、訓練、その他活動の実態に応じた適切な報酬及び費用弁償の支給がなされるよう、必要な措置を講ずるものとすると規定しています。この法律の施行を受けて葉山町はどのような措置を行ったのかお伺いいたします。
2項目目、高齢者福祉に関してお伺いいたします。歳出の中で一番多くを占める民生費ですが、その中でも子育て支援策に係る財政の割合が多くなっています。山梨町長が就任されてから、町独自の施策として生まれる前からを考えれば、妊産婦健診、小児医療費補助、幼稚園補助事業、海山に育つ子供たちの体験事業、小・中学校各教室のエアコン設置、中学生バス通学費補助、高校生奨学金の復活、そして公共施設建設にはとても慎重な中、中学校給食への取り組みと町民の方の願いが実を結んできたものと考えます。葉山の緑と青い海を見ながら育った子供たちは成長し、葉山から巣立っていくかもしれません。とどまる子、戻ってくる子とさまざまでしょう。できればとどまってほしい、戻ってほしいと考えます。また、子育てが終わり、一息二息つくような年齢の方が葉山に暮らし続けたいと感じる魅力的な施策、長年日本を、葉山町を支えてこられた高齢者の方々への施策はどのように考えられているのでしょうか、お伺いいたします。
また、決算特別委員会の中で、生涯スポーツのための運動施設建設にかかわる考え方を伺ったときに、山梨町長はプールに関しては結構調査しましたと言われていました。以前にも少しお話をさせていただきましたが、プール、足腰に負担の少ない水の中を利用して運動を行うウォーキングをメーンに考えたプールを持つ自治体があります。また、障害を持つお子さんの機能訓練の施設として求められ、小さめのプールを設けられている自治体もあります。さまざまな効果をあわせ持つ運動施設も含め、介護予防事業の充実をお伺いいたします。
3項目目、決算特別委員会の中でもお話しさせていただいたとおり、葉山町の国民健康保険料は県内33自治体の中、1人当たりの保険料は9番目、1世帯当たりは6番目に高い、現年度収納率は県平均92.23%、町は92.18%で15番目、滞納繰越金の収納率は県内2番目となっています。また、1人当たりの医療費は31番目、病院にかかっていないというものです。被保険者の負担軽減につながる、その他一般会計の繰り入れは25番目というものです。決算特別委員会でもお伺いいたしましたが、被保険者の負担軽減をどのように考えられるのか、考えられているのか改めてお伺いいたします。また、保険料を滞納してしまうことにより、短期証・資格証が発行されているのが現状です。決算特別委員会では296世帯への短期証が交付されたと説明がありました。滞納者への対応状況をお伺いいたします。
4項目目、これまでさまざまな角度から中学校給食実施に取り組んでほしいと質問を繰り返してきました。その中で愛情弁当という答弁が繰り返され、山梨町長就任後にはお弁当か給食か選択できる中学校給食導入という大きな一歩が踏み出され、返町教育長が就任されてからは、完全給食を目指すと提供方法へも変化が見られたものとなりました。中学校2校分を自校方式ではなくセンター方式となるかも、しかしデリバリー方式・ランチボックス方式よりはと中学校給食開始に期待をしていたところでした。その後小学校4校も含めたセンター方式への大きな変化には、議会だけでなく町民の方、学校関係者にも大きな驚きとなりました。この驚きは想定外だったのか、慌てて関係者への説明会を行ったのではないかと感じたのは私だけではないと思います。この後、給食センター建設に向けた補正予算が提案されます。この予算が承認され、予算が通れば小学校の給食のセンター化が決定的となります。それまでの最後の一般質問、質問できる場となり、センター化に向けた動きに関してお伺いいたします。
また、100人の方がいれば100以上の意見があるわけで、全ての方の御意見が取り入れられることは難しいと思います。しかし、少数意見だからといって聞き流すのではなく、解決に向けた動きをされているのか、問題解決への対応状況をお伺いいたします。
以上、御答弁よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

窪田美樹議員の御質問に、所管する箇所につきまして御答弁させていただきます。
初めに1項目目、消防本部・消防団の処遇改善、1点目、消防本部の賄いについてのお尋ねですが、現在は当直職員が自分の健康管理や栄養面を考慮し、それぞれ調理したり弁当を持参しております。
2点目、消防団の待遇改善についてのお尋ねですが、団員への報酬・費用弁償は近隣消防団の状況を勘案しながら待遇改善に努めております。また、消防団施設、資機材の整備、消防団員に対する教育・訓練等は消防団役員会議で協議し、引き続き待遇改善を図ってまいります。
2項目目、高齢者福祉の1点目、暮らし続けたい葉山に向けてのお尋ねですが、第6期葉山町高齢者福祉計画介護保険事業計画の基本理念は、「お互いに支え合い生き生きと健康に過ごせる町葉山」としており、年齢を重ねても幸せな笑顔で過ごせる町、また地域での支え合いを大切にする、ぬくもりのあるまちづくりを目指しております。可能な限り住みなれた場所で過ごしていくことができるよう、定期巡回随時対応型訪問介護看護事業所・小規模多機能型居宅介護事業所の整備等、在宅サービスの充実、また重度の要介護となった場合にも対応できるよう、地域密着型介護老人福祉施設の整備を図るなど、各種介護保険サービスの充実を行っているところです。また、地域における介護予防の充実を目指し、各種介護予防教室の開催のほか、貯筋運動を活用した地域づくりによる介護予防を行うことで、介護にならない地域づくりを行い、町民の方々に葉山に暮らし続けたいと感じていただけるよう、事業を推進しております。
2点目、介護予防事業の充実についてのお尋ねですが、介護予防事業としてコクニサイズによる認知症予防教室、運動器具を用いた介護予防教室、簡単な文章の読み書きや計算などを通し脳の活性化を図る脳の健康教室といった各種介護予防教室を開催し、介護予防事業の充実を図っているところです。また、町ホームページ上で認知症予防のチェックサイトを開設するなど、認知機能の維持向上を目指した取り組みも行っております。さらに、今年度からは国のモデル事業として地域づくりによる介護予防事業に取り組んでおり、貯筋運動を活用し、原則週1回、町内会館あるいは地域サロンに集まっていただき、地域住民が主体となった介護予防の運動を行っております。行政主体の介護予防事業とともに、地域福祉の向上を図りつつ、健康な高齢者の増加を目指す地域づくりによる介護予防事業の取り組みを開始することで、地域と一体となって介護予防事業の充実を図ってまいりたいと考えております。
3項目目、国民健康保険、1点目、被保険者の負担軽減についてのお尋ねですが、国民健康保険の被保険者の方々の御負担を軽減するために、平成27年度はその他一般会計から7,000万円、また国民健康保険基金繰入金として1億円、合計1億7,000万円入れさせていただいております。また、所得の低い方々への国民健康保険料均等割・平等割の2割・5割軽減措置の対象者拡大も行っております。国民健康保険の現状につきましては、被保険者が減少している中、医療費はほぼ横ばいとなっており、1人当たりの医療費につきましては高度医療や高額医薬品の保険適用などにより、さらに上昇することが予想されるため、状況を考慮しつつ対応を検討してまいります。
2点目、滞納者への対応についてのお尋ねですが、国民健康保険料につきましては6月に当初賦課の通知を発送し、6月末納期を第1期として翌年3月まで10期に分けて納付していただくようになっております。納期限までに納付いただけない場合は、納付期限後の20日を目途に督促状を発送し、それでも納付いただけない場合は催告書を年2回送付し、電話や自宅訪問も実施しております。また、滞納している保険料納期が10期以上ある場合は、国民健康保険証を短期証にさせていただき、また、特別な事情なく滞納を続けたことにより資格証をお持ちの方もいらっしゃいます。さらに、再三御連絡させていただいているにもかかわらず御連絡等いただけない場合や、相談時にお約束したことを守っていただけない場合、財産等の調査を行った後、状況により差し押さえを行っております。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。

教育長(返町和久君)

窪田美樹議員の御質問にお答えいたします。
4項目目、学校給食の1点目、センター化に向けた動きについてのお尋ねですが、教育委員会ではこれまで中学校の完全給食の実現や、小学校給食室の老朽化対策など、学校給食の課題解決に向け検討を進めてまいりました。この検討過程の中、本年2月から3月に保護者らに対する1回目の説明会を開催し、主に建設候補地、アレルギー対応、食育に関する御意見をいただきました。これらのことを踏まえ教育委員会として再度検討し、葉山町学校給食基本構想案をまとめ、この案をもとに2回目の説明会を8月から9月にかけて開催し、現状を考えるといたし方ないといった御意見も含め一定の御理解をいただいたと考え、葉山町学校給食基本構想を策定したところでございます。これからの動きにつきましては、この基本構想で建設予定地を葉山中学校のり面としているため、まず、こののり面を含む必要な範囲において造成工事のための測量・設計を行い、工事設計への備えを行ってまいりたいと考えております。
次に2点目、問題解決への対応についてのお尋ねですが、学校給食センター供用開始に伴う課題として、主にアレルギー対応や食育の問題が考えられます。学校給食センターによる提供給食のアレルギー対応については、各校の教職員や栄養士などの意見を参考に、町立小・中学校全体で統一的な対応を図るための指針を策定し、学校給食のアレルギー対応の徹底・充実を図ってまいりたいと考えております。食育につきましては、健全な食生活の実現、食文化の継承及び健康の確保等を目標として、栄養教諭を中心とした食育担当者会議や栄養士部会を活用し、取り組み内容を検討しているところでございます。そのほか、地産地消等現在実施している取り組みを継承・発展させることを目指して、給食センター供用開始における課題の整理及びその解決に向け取り組んでまいりたいと考えております。以上です。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

7番(窪田美樹君)

御答弁ありがとうございます。1点目の消防の賄い、消防本部の賄いに関して再度お伺いいたします。現在は、職員の方が自分の健康管理や栄養面を考慮して、それぞれ調理をしたりお弁当で、24時間勤務だと思うので、勤務をしたお昼、夜、朝御飯って3食を消防署で召し上がってるということでよろしいですか。その中で3食とも、だから結局つくるかお弁当を持ってこられるかということと、あとは手間をかけたくないとかつくるのが面倒くさいとかという…面倒くさいという言い方が正しいかはわからないですけど、大変という方はカップラーメンとかその場でお湯かけて食べられるというようなものもありということでしょうか。

消防長(福本昌己君)

ただいまのですね、御質問に関してましては、第一答弁で町長が言ったとおり、議員おっしゃいますとおり各当直隊員が自分の健康管理や栄養面を考慮し、それぞれ特に夜ですね、そのようにですね、個人でつくっております。これにはちょっと経緯も説明しなくてはいけないと思うんですが、決算特別委員会で多分議員から質問があった中にですね、アルバイト員を雇って夜の調理はそのアルバイトの人がですね、つくってもらった、そしてそれが昨年との比較でなぜなくなったんですかという、そういった質問があったと記憶をしております。その質問であるとですね、やはり議員の皆様が職員の対応ってどうなってるのというような誤解を生むかもしれませんが、この消防のですね、食事に関しましては、24時間といいますと朝出勤をして、当然、我々日勤者と同じようにお弁当を持ってきたり、あと店屋物で出前を頼んだりしております。その夜がですね、今まではアルバイト賃金で、27年度もあったんですが、アルバイトの方をですね、おかずだけ宅配してくれる業者っているじゃないですか。そのおかずをですね、調理をしてもらって当直隊員、約13から14名いるんですけども、それを全員ですね、夜はみんなで食べていたという、そういった経緯がございます。
しかし、なぜこれが予算が…結果的には予算を削ったという方向にはなるんですけども、これはですね、当直隊員全員のですね、希望ということでそうなった経緯がございます。なぜかといいますと、やはり自分の食べるものはですね、やはり好き嫌いがあったり、あとですね、全員で今までですね、同じ釜の飯を食うという、そういった時代ではなく、それぞれの時間をですね、優先してほしいというような、そういったですね、希望がありまして、幹部職員ではこういった時代の流れも含めて賄いのアルバイト員をですね、雇ってつくるということがですね、当直をしている隊員から出たもので、それを精査するというのが27年度で行った作業でございます。したがいまして…26年度です。すいません、26年度です。訂正します。そして27年度でですね、そのアルバイト員賃金のいわゆる削ったという経緯を前任の方からも聞いております。そういったことを含めまして、現在は議員おっしゃるとおりですね、そのまま個人で調理、厨房が…消防庁舎の厨房というのは非常に広いもので、それぞれお互いがですね、時間を交代しながらつくれるというような環境がありますので、そういった形で現在は夜に関してはですね、調理、個人が調理をするという、そういった流れになっております。朝に関してはですね、食べる職員、食べない職員というのが本当にばらばらです。特に朝は食べない職員が今までも多いと聞いております。そういった形でですね、現在は賄いというんですか、消防職員の当直者の賄いに関しては現在は個人で調理または持参をして、持参というのは朝も含めた職員であればですね、3食持って…自宅から持ってきて調理をして食べているという、そういった現状でございます。

7番(窪田美樹君)

今の御説明の中では、決して町が予算面のことを考えて削ったわけではない。予算の削減というか消防職員の方から出た声を受けた結果、予算が削ることになってしまったといういきさつなんだと思うんです。ですが、今の消防長の御説明聞いてると、葉山町の…もちろん消防職員の方は皆さん成人の方ですから、今さら食育という言い方は変ですけど、朝食抜きが本当に正しいのかとか、あと夜に、ここのお答えの中には健康管理や栄養面を考慮し、それぞれ調理したりということが、この一言が書かれているので、きっと消防のお仕事をされる方はこういうことを考えながら夕飯なりお昼なりを召し上がってることと信じたいです。実際、ただ、どうしても何でしょう、出動、充足率ないのでどうしても全員が出動という、調理員が…例えば調理員いても調理している人も一緒に出動しなきゃいけないというような現状もあるかと思う、もしこれが調理員という置き方をしたら。そういった中では、やはり本当に個々で考えられた食事、朝は食べるか食べないかというような、力仕事と言っていい職種の方だと思うんです。そういうところでは、もう一度一緒に、釜の飯がいいかどうかというところが、時代の流れもあるかと思いますが、しっかりと栄養面を考慮した食事をとれているのかどうかということも、今現状でちゃんと確認してあげてほしい。実際、こういうふうに変わったけれどやっぱりカップラーメンばっかりなんだよというような人がいるかもしれません。自分の嗜好だからというところに、本当にそれがいいのかなって。葉山がいざというときに力が出るのかしらって心配になります。ですので、もう一度調査なりアンケートをとる、いろんな意味での職員の、御飯の面だけではなく、いろんな職員の方に関してもアンケートをとるなりして現状を調査していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

消防長(福本昌己君)

今、議員の言葉の中にアンケートという言葉がございました。既にですね、もう少し丁寧に説明をさせていただきますと、この夜の食事に関しましては、やはり一方的に私ども幹部が決めたわけではないんですね。何回もアンケートをとらさせていただきました。そして、このアルバイト員を雇って夕食をつくってもらう、そしておかずだけを食材として宅配をしてもらうシステムについて、これも実は自由設定だったんですね。これがいい隊員はこれで夕食をとってくださいというような。これは自由選択だったんです。当初はですね、やはり十三、四名は賛成していたんですが、何年かするうちにですね、やはり食事のことですから何でというような質問は特にしなかったんですけども、やはり魚が例えばちょっと苦手だったり、いろいろな今言った嗜好みたいなところもあるんですね。1人抜け、2人抜けというのが実情でございます。実際にはですね、半分以下になってしまった場合は、やはり町の公費を使ってですね、そういった賄いのアルバイト員を雇って、それを果たして継続していいものかどうかって、逆にうちのほうでですね、考えた経緯がございます。そういった流れでですね、この賄いをしていただくアルバイト員でつくるという、これが当直の隊員自ら難航してしまったという経緯があったことを理解していただきたいと思います。
あと、健康面に関してはですね、消防隊員あるいは救急隊員、救命士もいます。健康面に関しては、特に救急隊は厳しいなということですね、もうその道のプロなんですね。やはり、そういった職員に健康面を全面的にですね、要するにですね、考えてそういった食生活もお願いするよというのがですね、私からですね、説明するまでもなくですね、皆さん自覚をしておりますので、確かに夜食としてはですね、今言った即席麺、カップ麺等、よく皆さん、職員、隊員みんながですね、利用しているんですけども、それも含めまして健康面に関しては何らですね、心配はしていないというのが実情でございます。

7番(窪田美樹君)

皆さんが元気でお仕事をされていることを望みます。
次に、消防団の待遇改善に関してですけれど、葉山町の団員の報酬と出動手当の額をお幾らか教えていただけますか。

消防長(福本昌己君)

消防団員の出動手当は3種類ございまして、災害出動、訓練出動、警戒出動、いずれも1出動に対して2,700円でございます。すいません、あと報酬でしたね。報酬に関しましては、消防団は階級というものがございます。階級別によって報酬が決まっておりまして、葉山町に関しては団長から言いますと年間の報酬額が団長が9万2,000円、そして団員が3万2,000円になっております。以上です。

7番(窪田美樹君)

今現在、27年度決算の中では消防団員の方177名って伺ったんですけれど、総額で…ごめんなさい、決算書を見ればいいんですけど、およそ幾らかおわかりになりますか。

消防長(福本昌己君)

現在の消防団は、実員で175名でございます。費用弁償の合計額についてはですね、総額で339万8,100円となっております。(「もう一度すいません」の声あり)ただいまの質問確認なんですけども、災害出動の費用弁償という質問だったでしょうか、報酬という質問だったでしょうか。どちらでしょうか。

7番(窪田美樹君)

出動手当の中で、出動手当の金額の総額です。

消防長(福本昌己君)

出動手当の合計額は339万8,100円でございます。

7番(窪田美樹君)

先ほど、国の法律というか、が変わってというところでお話しさせていただきました。交付税措置がされているというところですが、交付税措置された消防分団の報酬と、その交付税措置された額っておわかりになりますか。

政策財政部部長(小山誠君)

今、窪田議員のほうからのお尋ねでございますが、交付税算定に当たりまして消防費という単位費用のですね、算定基礎がございます。その部分については基本的にはですね、標準団体の行政規模、人口を10万人を想定したですね、形での算定基礎額となっているところでございます。それに基づきますと、先ほど消防団員の報酬というところで見たときにですね、町条例と交付税措置の単価、比べた場合には交付税のほうでは団長については8万2,500円、町の条例については9万2,000円という形で9,500円ほど町のほうの単価が高いといった部分と、消防長、先ほど団員を例に出しました。団員については交付税単価、措置単価については3万6,500円、町の条例のほうでは3万2,000円というような状況となってございます。

7番(窪田美樹君)

それでは、団長さんは交付税措置より高い…高いというか上乗せしたものを支給されてて、団員さんに対しては交付税では3,600円だけれど3,200円支給しているという…ごめんなさい、3万2,000円ということで。そうすると差額が4,000円出てくるんですが、お1人で4,000円ですが、10万人の規模に対しての交付税措置ですが、葉山町は3万3,000人、その計算をし直すと、また額とかもかなり変わってくると思いますが、それでは総額というんですか、交付税として総額はどのぐらいになる。1人当たりではなく。

政策財政部部長(小山誠君)

お尋ねの部分で、この交付税のですね、算定基準となる基準財政需要額に算入された、先ほど消防長のほうから出ておりました出動手当ですか、その部分で申し上げると、基準財政需要額に算定された部分では1,090万3,000円となっておりまして、先ほど消防長が答えた27年度決算における数字で言うと339万8,100円というところでの差は生じている。交付税の算定基準、基準財政需要額のほうが上回ってるという状況でございます。

7番(窪田美樹君)

では、1,090万円使ってもいいですよというか、支給してもいいですよという中、337万1,000円が支給されたというような、単純な考え方ですると、それでいいんでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

あくまでもですね、これ使っていいですよとか、そういう解釈ではないというふうに私は理解しているところでございまして、やはり消防費全体ですとか、消防団…非常備消防費ですか、その中で総体で考えるべきものだと思いますので、そういった部分から先ほどの報酬の差異が多い部分ですとか少ない部分、そういった部分は多々あろうかと思いますので、総体的に考えればよろしいのかなというふうにも思っております。

7番(窪田美樹君)

総体的に考えれば、消防分団の方々への処遇改善ですか、被服とかもろもろのものとかも全部考えて1,090万を使いなさいという言い方なんですかね。それとも、その1,090万というものは報酬に…先ほどのお話では報酬に関して1,090万というお話だったので、それに関して交付税措置がされてるってとったんですが。だけど、今のお話だと、それに単純にそうではない、もろもろのほかのものも含めた考え方をしてますというお話と思うんですが、どちらでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

あくまでも、私が申し上げてるのは、普通交付税、地方交付税ですね。その算定に当たっての基礎となる基準財政需要額として国が定めた基準額、それに基づいて算定した数字を申し上げております。消防長のほうでお答えしてるのは、町のほうの条例に基づいてですね、支給している報酬ですとか手当、そういったもろもろで決算額としては今、現状ではそのような対応が図られてるということで御理解いただきたいと思います。この交付基準額が多いからといって出しますよとかという解釈ではないかなというふうに思っております。

7番(窪田美樹君)

じゃあ、出しますよじゃなければ返すんですかね。それに当たらないお金というのは。

政策財政部部長(小山誠君)

たび重なる答弁となってしまうかもしれないんですが、あくまでも交付税を算定する際に、国のほうが示した交付税単価という部分での積算をした数字というふうに私のほうは捉えておりますので、あくまでも決算額は決算額として別ですと言ったら語弊があるかもしれませんけれども、そのような形というふうに御理解いただければと思います。

7番(窪田美樹君)

時間もなくなってきてしまうので、ほかのところにも移りたいと思いますが、あくまでも団長さんは交付税の基準より上、団員さんは下というところが、それなら団員さんもせめて交付税の算定の費用分、3万6,000円ぐらいまで上げるようなことも条例が変わればできるのではないかなと思います。条例にのっとった支給をしてるということなら、条例が変われば、そこは交付税措置されているものもそれなりの使い方ができるのではないかと思います。先ほど177名の団員…175名の団員さんということでした。決算の最後のときに177名という記載があったと思っています。それで、また2人減ってしまったのかなというところでは、団員さんが26年度には198名団員さんいられたと思うんです、決算のときには。そうやって少なくどんどんなってしまうところでは、処遇改善、待遇改善も大きく必要ではないか。報酬だけでなく、いろんな常備消防として被服だ何だというところも配慮、さらに配慮すべきと考えます。
その中で、消防団のなり手、来たれ消防団、割引あるよということで、先日の新聞に載ってたんですが、消防団の、消防団員の方、お店をやられてる方が消防団員が来たら割引があるよというような、特典があるよ、あなた消防団員同士の特典、それを町がある程度一定の補助をするような取り組みも行われています。ぜひ、そういったことでいろんな視点から消防団員をふやす、消防団員になってもらえるというところも考えていただきたいと思います。
それで、ちょっと通告にはないんですが、先日の操法大会、見させていただきました。皆さんが一生懸命走られて、日々の、その前からずっと夜、練習されて、暗い中練習されてる姿なんかを見て、見させていただきました。山梨町長の御挨拶、とても私、不思議だったんですね。最初から…最初からということはないですが、8割、9割方が謝罪の文だった。どうも申しわけなかったというような、説明不足というようなことも言われてたと思います。何に対して、ああいうところは激励のものなのかな、頑張りましょうというようなところなのかなと思うんですが、何に対して謝罪をされてたのか、聞いてる…わかってる方はああって思うんでしょうけど、知らない私たちにとっては何かこれ、いけないことあったのというような、心配事あったのというようなことも考えられますので、何か、もし御説明していただければと思いますが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

先々週の日曜日にですね、第1回の操法大会を役場前の駐車場をお借りして開催をしました。従来は上山口の調整池で行われていたものをですね、操法の大会として位置づけて計画をしてトロフィーも御用意することができまして、ああいった会にしたんですが、その会に至るまでの流れであったりとか、場所も上山口の調整池から役場の駐車場で行いましょうという変更点まで、団員の方々からですね、私のほうにも直接お話が幾人か入ったんですが、説明が足らないということがございました。しかし、そういった中でありながらも大会だからということで、一生懸命、皆さん練習に臨んでくれまして、あの大会が無事にああやって開くことができました。私自身、私とか消防を初めですね、大会を運営する側から説明をして理解をいただいた上で、あの日参加していただいたというよりもですね、日ごろの消防団への、皆さんの活動、そして消防団としての操法の技術を盛り上げていこうという団員の皆さんの気持ちによって、まさにあの日がああやって開けたというふうに思いましたので、私どもとしては皆さんの力によって開けたことに感謝申し上げるとともに、私ども運営者としての力の足らなさについておわびを申し上げたいという気持ちでした。ですので、冒頭にああいった形で皆さんに御説明を申し上げた次第でございます。

7番(窪田美樹君)

私も、お知り合いの団員の方から、あそこが狭いとか坂道で危ないとか、御挨拶の中にも坂道で危ないって町長御本人も言われてて、実際、お一人の方が転ばれてしまいました。大きなけがではなかったのか、けが人もなくという、最後の締めの挨拶ではけが人もなくという御挨拶でした。今後の開催場所、本当にあの中がメートルも、ホースの伸ばす長さも足りないというようなことも伺ったんですけれど、今後、思う存分走れる、転ばないように下ってくるのではなく、思いきり、大会ですからある程度秒数なども計算はかってやっていたと思います。そういった環境を提供するということも必要かと思いますが、今後の操法大会に対する取り組み、先日の反省もあるかと思いますが、いかがでしょうか。

消防長(福本昌己君)

町長のおっしゃいましたとおり、この葉山町操法大会というのは第1回目だったんですね。今までは…失礼しました。操法大会と放水大会という差異がございまして、今回第1回目としてやらさせてもらったのは、第1回の操法大会です。今後これを継続していくかどうかというのを検証させてもらう第1回目ということを、消防団員の方にも丁寧に説明をさせてもらいました。偶然なんですけども、きょうですね、消防団の役員会議というのがございまして、その消防団の役員さんから各1から6までの6個分団、分団長、副分団長、全員本団も集まっていただいて、この検証会を行う予定でございます。その結果によってですね、やはり役場の駐車場だと若干傾斜があって危ないとか、そういったことをですね、全員でもんで、じゃあ第2回目、第3回目とですね、つなげていくのか、そして会場をどこにするかというのを今後検討させてもらって、それを今後につなげていくという会が本日ございますので、あくまでもこの前の大会は検証する意味においての大会でございました。

7番(窪田美樹君)

ありがとうございます。それでは、高齢者福祉に関してお伺いいたします。葉山町、いろいろなハード面…ハード面はちょっと置いといて、ソフト面、いろいろな…ハード面をこれから先やられようとしています定期巡回小規模多機能型、つくろうとされてたり、地域密着の介護施設を建設しようとされてたりしています。そんな中、ソフト面、葉山町で安心して暮らせるように皆さんで支えていくようにというところが大きなソフト面のものと思います。私、以前、認知症サポーター養成講座のお話をさせていただいて、町の職員の方もオレンジリングをたくさんの方がつけていらっしゃいます。一番悲しいのは山梨町長がつけてらっしゃらない。ぜひ、この認知症サポーター養成講座、職員の方に養成のできる、指導される方がいらっしゃると聞いています。その中では、そのリングをつけることによって認知症…まだお若いですけど、この先、自分が認知症になるときどうなるんだろうというような一つのきっかけ、そしてお年寄りを見る目の中でも、少しの…もっとの優しさがかかってくると思います。
それで、認知症サポーター養成講座の中に、全国、以前もお話しさせていただきました。全国の実施率というんですか、が載っています。葉山町は相変わらずとても少ないんですね。葉山町も、やはり葉山町なりに努力されてて、順位はちょっと上がってます。ですが、お隣の逗子市がとても大きな取り組みとしてされてるのが、事業者向けの皆様へということで、事業者に向けてやられてます。例えば、スーパーマーケットでやる、スーパーマーケットの職員の方とか銀行とか、そういったところの、一度にそこで講習をすれば10人とか20人とかありますよね。そういったことでやられてるということで募集をしています。そのお店、例えば銀行ですとかスーパーですと、そういったお店に関してはステッカー…私…認知症サポーターがいますよというステッカーがあります。この研修のもともとの会社のところから、オレンジリングをもらうところと同じようにステッカーもあります。ここら辺ですと、葉山農協さんには大きなステッカーがあります。そういったことで、葉山町でも認知症サポーターがいますよということを目立つところに張っていく。そして皆さん、職員の皆さんがオレンジリングをかけるということで、少しでも早く取り組んでいただくということで、そういった町ぐるみの優しさ、お年寄りに関して認知症になられた方に関しても優しさが出てくるのではないか、そういったところの取り組みはいかがでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

今、窪田議員にお話しいただいたように、庁内の研修もふやしたりですね、事業所からお願いということで職員を派遣させたりしていて、前よりは研修はふやしております。きょう、逗子市の例とかお話しいただきましたので、やはり優しいまちづくりということもございますので、調査研究して進めていきたいと思っております。

7番(窪田美樹君)

8月に山梨町長、マラソン、認知症のマラソンを葉山町内で走られたと思います。8月5日には親子で学べる認知症サポーター養成講座というのがあったんですね。ぜひ、それに息子さんと参加されるようなことも考えていただきたいと思います。学校としてもこの養成講座、学校単位でやってるところもあります。ぜひ、こういったことで子供たちがそういう優しい目を持つようなことに取り組んでいただきたいと思います。
時間もないので、介護予防事業に関して、プールに関して結構調査しましたということおっしゃいましたよね。どんなことを調査されて、なぜ断念したのか、ざっとでいいので教えてください。

町長(山梨崇仁君)

かなり、本当にさまざまなケースを想定しましたけども、ざっとで本当に申し上げますと、サンプルとして海老名市さんが小学校各学校のプールをやめて、1カ所の年中使える温水プールというものを設置したと。そこにバスで子供たちをその都度行ってもらう、通ってもらうようにしたということを聞きつけまして、同じような考え方はどうだろうということで、町内の、例えば葉山小学校を仮に温水プールとして大きくした場合はということをですね、それぞれの小学校においていろいろと議論を行ってきました。コスト面も十分はかりましたが、結果的にわかりやすく申し上げると、例えばですけども、夏のプールは水を交換しますが、あの交換の水は夏の1回については無料で水の補充ができるということを私も初めて知りました。コスト面においては現状のままというものが余り大きくかからないということをですね、一つサンプルとして申し上げるとありました。そのようなことをですね、ほかにもいろんなケースを想定をして、例えばバスを購入して運ぶにはどういうカリキュラムを組めばいいかとか、教育委員会といろんな議論を行ったのですが、大きく踏み出して1カ所つくるというものは現状では難しいという結論に至ったことをですね、あの場で議論をいろいろしてみましたというふうに申し上げた次第でございます。

7番(窪田美樹君)

私がほかの自治体に行って見てきたものと、ちょっと全然違ってたので、また新たに提案できるというところの視点があったので安心しています。ほかの自治体では、福祉文化会館のような場所にお風呂とウォーキングプール、歩いて1周25メーター、そこには上は会議室だったり、お風呂に入った後に…ごめんなさい、プールでウォーキングした後に浴室があったり、そこが社会福祉協議会と一緒になってるからチケットというんですか、入場券だ何だというのをその人がやってくれるとか、いろんな兼ね備えたものができています。ぜひ、他の自治体、またほかのところでもお話しさせていただきたいと思います。
ごめんなさい、時間がなくなってしまったので、中学校給食に関してお話しさせていただきたいと思います。もうこの後、中学校給食、この後の補正予算に出てきます。そこになると、やはりスタートするか、もうとめられない部分があると思っています。実際あそこを整備し始めたら、じゃあ、あそこの整備したから中学校の給食だけやってよというわけにはいかないと思っています。その中で、1つ質問させていただきたいんですけれど、葉山町学校給食基本構想の中で残念なのが、いろんな22ページに候補地の比較というのが出ていますが、このいろんな比較が出て、それで22ページには一覧表になっています。いろんな問題点だったりいいところというのが書いてありますが、これで次のページには火を整備するには幾ら、下水道引くには幾ら、排水処理幾らというのは書いてありますが、これをできたら見てすぐわかる、これ計算しないと私たちはわからないんですね。申しわけないけど、こんな細かいものを何平米といって計算できるものもない、これは変に予算をこのぐらいだよと言ったら、これにのっとってないとまた議員にたたかれちゃうから、こんなこと書くのやめようと思ったのかどうかはわかりませんが、これ、あくまでもそれで予算で、このときはこういう予算でしたというような、本当にこれ何も計算しないとだめというのは、とても残念な、これ幾らかかるかわからないって、1回目の説明会のときにも多くのお母さんや先生方からも言われてますよね。その中でも、2回目を踏まえてでもこれが出てきたというところは大変悲しいものではないかと思っております。
それで付属のほうの31ページ、付属のほうなんですが31ページ、葉山中学校の教職員の方から保護者に対し、葉山中学校のり面が建設予定地であることを十分に周知するよう要望があったとあります。2回目の説明会が終わった後。これには応えられていますか。

教育部部長(沼田茂昭君)

葉山中学校だけではなく、小・中合わせた6校にですね、教育民生常任委員会が終わったのを待ちまして、保護者宛てに通知を送っております。その中身については、この、要は説明会に来られなかった保護者宛てというような、そういったイメージでつくった通知文を発送してます。

7番(窪田美樹君)

それと、あと上山口。上山口の周辺の方、学校に通われてない方もいますよね。あそこが候補地じゃなくなったということをお知らせはしたんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

上山口の町内会長と打ち合わせをさせていただきまして、当初は候補地が変更したという説明をしたほうがいいのかというような話も持ちかけましたけれども、場所が変わったのであれば通知、要は回覧でいいのではないかということで、これももう既に町内会のほうに持って行っております。

7番(窪田美樹君)

それで、あとこの学校給食構想委員の9ページ目に当たりますが、従業員数、小学校給食に従事する職員等というところで、全員が29名、そして10ページには各町、二宮・大井町・葉山町の中で比較されていて、葉山町が29人。ですが配送員はないので、このままですと配送員が何人か出てくるので、葉山町がこのままですとふえるのかなとも思いますが、単純にほかの部分が行ったり来たりして最終的な人員はわからないと思います。わからないと思っています。ただ、11ページ、小学校の自校方式が給食センターになった場合、このようなことができます。自校方式からセンター式になったらというところで、ここの中で複数の栄養士が配置されることにより、ホームページや給食だよりの充実など、さまざまな情報発信が可能となります。複数の栄養士が配置されるということは、今でも4人、各小学校に栄養士・栄養教諭がいます。あと2校、南中と葉中がふえるということの観点でよろしいでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

現在、栄養士4という数字が入っているのは小学校に4人、各校1人ずつ合計4人。給食センターのような共同調理場になりますと、およその食数で考えておりますけれども、2,500、800食、そういった規模でございますと、県費負担の栄養教員を定数上2名配置することができます。この2名というのが、1人は栄養教諭、1人が栄養士、これが県からの配当という形になってます。これは公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の基準に関する法律に記載されていることです。それに加えて、さらに町のですね、栄養士、町職員を独自に加えて配置することも可能だというふうに考えてます。

7番(窪田美樹君)

これを質問させていただいたのは、二宮・大井町では栄養士がお2人なんですね。葉山は4人。まだ自校ですから4人各校いるんです。次の複数の栄養士が配置されることによりということは、自校からセンターになっても、メリットという意味で取り上げられているんだと思うんです。ただ、この大井町とか二宮を見れば2人に減ってしまうのかなと、私心配したんです。ですが、ここの次のページを見れば、複数の栄養士が配置されるということになれば、今より悪くなるということは絶対にないというとり方でいいんですよね。

教育長(返町和久君)

絶対にいいか悪いかというね、基準の立て方すごく難しいと思うんですけど、ここで言いたかった含意は、現在は各校に1人非常勤の方、御承知だと思いますけれども、4人あるいは3.5人と言うべきかもしれませんけれども、それぞれの学校ばらばらに1人ずついらっしゃいまして、当該校の業務にほとんど忙殺されていますので、そういう意味ではホームページをつくるというような余裕はもちろんないし、それから全体、葉山町全体の学校給食に関する情報発信のようなことをやるのもなかなか難しかろうと。センターで複数の栄養教諭・栄養教員が…栄養士が1カ所に集中することによって業務分担が可能になるんじゃなかろうか。お互いのチェックも可能になるし、そういう業務分担の中で情報発信体制を強化することも可能になるのではなかろうかという意味でこの言葉を書きました。具体的な人数に関しては、今、部長がお答えしましたように定数法上の配置が2名ですので、それ以上どうするかということは今後の課題だというふうに思っています。アレルギー対応に関して一種の調理室内に特別のスペースをつくるかどうかというような検討もあわせながら、この栄養士等の人数について検討していくべきかなというふうに考えています。

議長(近藤昇一君)

既に時間過ぎております。これにて7番窪田美樹議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。

議長(近藤昇一君)

本日の日程は全て終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(午後4時31分)

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更新日:2018年01月31日