葉山町議会 平成28年6月3日

招集年月日

平成28年6月3日(金曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前10時00分

散会

午後2時08分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席 13名 欠席 0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 (欠番)
第6番 山田由美 出席
第7番 窪田美樹 出席
第8番 畑中由喜子 出席
第9番 石岡実成 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 伊東圭介 出席
第12番 笠原俊一 出席
第13番 土佐洋子 出席
第14番 近藤昇一 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 山本孝幸
教育長 返町和久
政策財政部部長 小山誠
総務部部長 太田圭一
福祉部部長 仲野美幸
環境部部長 伊藤義紀
都市経済部部長 永津英彦
教育部部長 沼田茂昭
消防長 福本昌己
総務課課長 鹿島正

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 矢嶋秀明
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第1番 横山すみ子
第13番 土佐洋子

議事日程

第1 会期の決定
第2 議席の変更
第3 会議録署名議員の指名
第4 議長諸般の報告
第5 一般質問

1.横山すみ子

(1)ショッピングプラザHAYAMASTATION開業について

(2)空き家対策について

(3)ごみ問題について


2.窪田美樹

(1)安心・安全なまちづくり

(2)高齢者福祉の充実

(3)小学校給食のセンター化に向けた動き


3.石岡実成

(1)葉山町公共施設問題について

(2)葉山町海水浴場・海の家の営業に伴う諸問題について

(3)安全・安心、快適な生活環境とまちづくりについて

議事の経過

議長(近藤昇一君)

おはようございます。ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、ただいまから平成28年葉山町議会第2回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(近藤昇一君)

日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る5月27日に開催されました議会運営委員会におきまして、会期は本日から6月20日までの18日間と決定いたしましたが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月20日までの18日間と決定いたしました。

議長(近藤昇一君)

日程第2「議席の変更」を行います。
諸般の事情により、会議規則第3条第3項の規定によって議席の一部を変更いたします。変更した議席はお手元に配付いたしました議席表のとおりです。議席表のとおり御着席願います。

議長(近藤昇一君)

日程第3「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において指名いたします。1番横山すみ子議員、13番土佐洋子議員のお2人にお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

日程第4、議長から「諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました請願及び陳情は、お手元に配付した文書表のとおりですので、それぞれ所管の委員会に付託いたします。審査結果については後日報告願います。

議長(近藤昇一君)

日程第5「一般質問」を行います。
第1番、1番横山すみ子議員の一般質問を行います。横山すみ子議員、質問者席にお着き願います。

1番(横山すみ子君)

おはようございます。1番横山すみ子です。本日は、3項目10点について御質問させていただきます。久しぶりの一般質問でトップバッターになりまして、多少勝手が違っておりますので戸惑っておりますが、じっくり取り組ませていただきます。よろしくお願いいたします。
1問目は、1項目目、ショッピングプラザHAYAMASTATION開業について伺います。1の1、6月24、25日プレオープン、9月1日オープンに向けて、開業に向けて残る課題について伺います。HAYAMASTATIONの建物が立ち上がるにつれまして住民の関心は高まってまいりました。しかし、現場にどんな店舗が入るか、また取り扱い商品などの看板も見当たらないことから、またチラシ等も見かけないということで、どんなことになるんですかという御質問を多く受けるようになりました。これは、商工会主体の事業ではございますけれども、町も深くかかわっておりますので、開業に向けて準備は順調に進んでいるのか、伺います。
1の2、HAYAMASTATIONの中には、町が使用できるスペースが確保されていますが、その貸し出し基準を伺います。
1の3、HAYAMASTATIONの町使用スペースでの町企画の事業は予定されていますか、伺います。
1の4、HAYAMASTATIONへの京急バス路線延伸の見通しを伺います。本会議で町長から京急バスの路線延伸の道を探るという趣旨の御答弁がありましたが、その進展状況を伺います。
1の5、HAYAMASTATIONでの野菜や魚介類、肉等の販売予定はあるか、伺います。
2項目目といたしまして、空き家対策について伺います。2の1、昨年度実施いたしました空き家調査の結果がまとまっておりますが、その結果についての町の分析、評価を伺います。この調査は1,362件の対象について、上下水道閉栓情報をもとに調査され、アンケートも実施されたということです。
2の2、空き家対策の計画づくりについて伺います。この調査結果をもとにどのような空き家対策の計画づくりをする予定か、伺います。
2の3、空き家条例をつくる方針はあるか、伺います。国が空き家についての特別措置法をつくる前から条例をつくって対応してきた近隣の市がございます。特定空き家への対応については、条例化で取り組むのか、その方針を伺います。
最後の3項目目について伺います。3の1、ごみ問題についての審議会もしくは委員会等の設置について伺います。今回の質問を提出した翌日に、ごみ処理について、鎌倉・逗子・葉山の枠組みでごみ処理広域化について協議を始めるとの御報告をいただきました。町では、燃やせるごみは民間業者への委託を続け、ダイオキシン問題で停止した焼却炉はまだ解体の予定が立っておりません。以前の環境部長の本会議での御答弁では、ごみ処理基本計画の改定に向けて検討のための委員会を設置するという趣旨の御発言がございました。その状況について伺います。
3の2として、その委員会に諮問する予定の内容について伺います。
簡単ではございますが、以上で第1回目の御質問といたします。御答弁、よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

横山すみ子議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1番目、ショッピングプラザHAYAMASTATION開業についての、6月プレオープン、9月1日オープンに向けて残る課題はとのお尋ねですが、HAYAMASTATIONにつきましては、6月上旬に消防設備等の検査を受け、その後駐車場工事に入り、6月25日にプレオープンと称して店舗内中央スペースを利用したイベントが計画されております。9月1日のグランドオープンに向けましては、各テナントの内装工事が7月より着工予定となっております。そのほか、グランドオープンのセレモニーの計画や従業員の研修、また交通安全対策面の調整を進めていくことと認識をしております。なお、6月中旬には、詳細について商工会より議会の皆様へ説明会を開催すると伺っております。また、HAYAMASTATIONに隣接する緑地部分に関しましては、昨年度の散策路、植栽、階段の整備等の工事に引き続き、平成28年度につきましては、HAYAMASTATION開業前までに橋梁及び階段の手すりの整備等を実施いたします。町としましては、よりよい南郷地区の活性化に向け、今後も支援をしてまいります。
次に、ショッピングプラザHAYAMASTATION開業の町使用スペースの貸し出し基準はと、HAYAMASTATION内の町使用スペースでの町企画の事業はとのお尋ねですが、一括で答弁させていただきます。現在商工会からHAYAMASTATION1階の多目的会議室約25坪の利用について、町内・町外の方が利用可能とし、料金体系は近隣自治会館の基準に準じての設定で現在検討をしております。また、イートインコーナーに隣接するフリースペース約13坪については、写真展や絵画展等の行事、行政施策の発信の場、アンテナショップ機能、復興支援等の催事や住民の交流の場として多目的に店舗と共同使用を考えております。
次に、HAYAMASTATIONへの京急バス延伸の見通しはとのお尋ねですが、商業施設へのアクセス向上が主な目的であるため、今後葉山町商工会が主体となり、長柄地区の町内会・自治会とともに会議体を設け、HAYAMASTATIONへの京急バス延伸について、事業者へ要望書を提出するべく準備を進めていくことと聞いております。本町としましても地域活性化の一端を担うことを期待し、今回の取り組みについて支援していきたいと考えております。
次に、野菜や魚介類、肉などの販売予定はとのお尋ねですが、HAYAMASTATIONでは、9店舗のテナント及び委託販売ブースにおいて葉山の一品や特産品を販売する予定であり、地場産物である野菜や魚介類は、よこすか葉山農業協同組合、葉山町漁業協同組合と調整を終え、取り扱われるとのことでございます。また、小規模のスーパーマーケットの機能を有するテナントが入ると伺っております。
次に、空き家対策について、空き家調査の結果についての町の分析、評価はとのお尋ねですが、平成27年度に実施いたしました空き家等実態調査の結果につきましては、当初の見込みより空き家の軒数が少なかったものの、管理の行き届いていない空き家が40軒程度あることが明らかとなりました。また、所有者アンケートにより、空き家となった理由や所有者の意向が把握できたことも一つの成果として捉えております。これらの結果を踏まえ、空き家等対策協議会において、空き家の利活用や管理の行き届いていない空き家の対応など、今後の空き家対策の検討を行ってまいりたいと思います。
次に、町の空き家についての取り組みの計画づくりはとのお尋ねですが、平成27年度に実施いたしました空き家等実態調査の結果を踏まえ、本年度、空き家等対策の推進に関する特別措置法第7条の規定に基づき、空き家等対策協議会を設置する予定でございます。この協議会におきまして、空き家の利活用や管理の行き届いていない空き家の対応など、今後の対策の計画策定を予定しております。
3点目、空き家条例をつくる方針はとのお尋ねでございますが、平成27年5月26日に空き家等対策の推進に関する特別措置法が既に施行されておりますので、新たに条例はつくらず、この法に基づいて空き家等対策協議会を設置し、その中で計画の策定や今後の空き家対策の検討を行ってまいります。
次に、3項目目、ごみ問題について。1点目、ごみ問題についての審議会等委員会設置はと、2項目目、その委員会へ諮問する内容はとのお尋ねですが、それぞれ関連がございますので一括してお答えをいたします。葉山町一般廃棄物審議会につきましては、一般廃棄物の適正な処理に関する事項につき、私の諮問に応じて調査、審議し、その結果を答申いただき、または意見を建議していただくことを目的としまして、さきの定例会において、葉山町附属機関の設置に関する条例を改正させていただき、設置したものでございます。委員につきましては、学識経験者、町内会連合会、商工会、事業者、一般公募町民及び神奈川県で構成をいたしたいと考えております。また、一般町民の公募につきましては、5月1日から5月20日までの間、公募を実施したところでございます。審議会への諮問内容につきましては、本年度予定しております葉山町一般廃棄物処理基本計画の改定に向け、御意見をいただく予定でございます。今後の予定としましては、6月に第1回の審議会を開催し、年内5回の審議会を経て答申をいただきます。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

1番(横山すみ子君)

それでは、順次再質問をさせていただきます。まず、1番目はショッピングプラザHAYAMASTATIONなんですけれども、HAYAMASTATIONの位置が都市計画マスタープランで言う交流拠点、今回の新しい都市計画マスタープランでは中心拠点と地域拠点となる、その地域拠点のエリアにちょうどよくといいますか、いい位置で開業をされるということで、商工会主体でされるとはいうものの、町の活性化にとってはとても大事なポジションでありますし、付近、それから葉山町民としては、買い物や楽しめる場として本当に貴重な場になって成功してほしいと心から願っておりまして、幾つか御質問をさせていただきたいと思います。
今、町長からの御答弁でわかってきた部分、あるんですけれども、最初のころの御説明では、葉山の名店が20ぐらい入るという御答弁が多く続いておりまして、名店が入ってお土産として買っていただく分にはいいけれども、地域に愛される施設としては、もっと生活に密着した、しかも皆さんが欲しいようなものがあるというふうにならないと、地元に愛される施設でなければ町外の方にも愛されないというふうに思いますので御質問してきたんですけれども、先ほどの御答弁で幾つか新しく伺ったことがございます。実は、商工会のほうから15日でしたか、御説明いただくということは打診というか、御連絡はあったようでございますけれども、何を心配して今回の議会で言ったかといいますと、プレオープンが6月25日という御説明がございました。通ると何かできてるねと、何ができるんだろう、HAYAMASTATIONらしいと関心が高まってきているんですけれども、一体どういうお店が入って、どういうものが売られて、どうなるのかなというのを見たいけれども、ちょっとどこにも看板がないよと言われまして、なるほどというか、私は、向かい側から見たり走って通ったりしてしまいますので見えていないのかもしれませんけれども、もう少し事前PRがあったほうがいいなと思って伺ったところでございます。
先ほど申し上げましたように、商工会主体ではございますけれども、町としても周辺整備や駐車場等、大変税金も投入いたしておりまして、これは絶対成功させなければいけないという意味では、もうちょっと宣伝をうまくやってほしいなというのが質問の1番目の趣旨でございます。
準備にとって残っている課題はないかというふうに伺ったときに、お答えがちょっとなかったのが、あそこら辺で悪臭が漂っているという質問が前回の議会で複数の議員から出まして、話をして下水道を接続するという意向は確かめたと御答弁はいただいているんですけれども、悪臭問題はもう解決のめどはつきましたでしょうか。

環境部部長(伊藤義紀君)

なかなかきちっと明確にですね、原因元になるものがですね、確定できないというところがございます。あと、隣接したところにですね、神奈川県の道路公社のスペースもございますので、私ども、やはり町役場にいますと、町民の方から御一報をいただくよりもまずですね、その公社の方の御協力を得ながら、においがしたときに町のほうにちょっと連絡を下さいというようなお願いをいたしました。それで、そちらのほうも今はそんなににおわないと思っているけれども、たまにちょっと感じるときがあるというようなお話もされてましたので、その折には、環境課もしくは下水道課のほうを窓口として、休日問わずですね、においがしたら御一報いただけますかというお願いをして、御理解をいただいてその御協力をいただくということになりました。これについてはですね、なるべく私どものほうの浄化センターの処理の状況の統計をとってみるとか、それから、今お話しさせていただいた公社のほうから御連絡をいただいた日とその処理の内容を突き合わせてみるとかですね、そういう努力を重ねながら原因を絞り込んで、それで対応策を図っていきたいというふうに考えております。

1番(横山すみ子君)

においというなかなか捉えどころのない問題に取り組んでいただいているんですけれども、やはりちょっと寄ってみようかなというときに、通過しちゃいたいという状況があるとお客さんが減ってしまいますし、せっかく川沿いの散策路をつくってごゆっくりと言いたいところでございますので、開業まであとそんなにないですよね、二、三カ月というところですので、なお一層御努力をいただきたいと思います。これは、町の責任ではないかもしれませんが、あの場所にお客さんがたくさん来てほしいところをつくるという意味では努力せざるを得ないと思いますので、これはよろしくお願いいたします。
先ほど出店者について町長から御説明をいただきました。葉山の名店のみならず、よこすか葉山農業協同組合と、それから漁協の協力も得て、野菜、魚、肉等について出店していただけるという御報告だったんですが、それは施設の中ですか、外ですか。そんな細かいことはまだ全然決まってないですか。つまり、常設型かな、それとも外にテントで、あるときは品物が出てくるよという感じなのか、ちょっと伺いたいんですが。

都市経済部部長(永津英彦君)

基本的には中で、店舗内で販売する予定となっております。

1番(横山すみ子君)

店舗内だというと天候にそんなに左右されずに安定できるかなと思うんですが、逆にスペースが、スペースがどのぐらいとれるのかという心配も出てまいりました。先ほど町長答弁の中で、小さなスーパーマーケット的な機能を持っているというところもできるよということでしたが、それも中ですか、外ですか。

都市経済部部長(永津英彦君)

スーパー機能は店内です。

1番(横山すみ子君)

そうしますと、スタート時に商工会で伺ったんだと思うんですが、あの当時聞いたのとかなり違って、生活に密着したような感じの機能も持つ施設になるという判断でよろしいでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

面積的に約23坪程度がそのスーパー機能の敷地となりますので、具体的な商品はともかくとしても、そういった機能を備えた地元がお使いいただけるような店舗となると思います。

1番(横山すみ子君)

今話を聞いているだけだと、横須賀で言えばポートマーケット的なものの小さい版というふうにも思えるんですけれども。また商工会で詳しい説明は聞いてみたいと思いますが、町が応援できることとしては、HAYAMASTATIONがオープンしますよと、そこにはこんな機能ができて…あ、失礼、先ほど町長の答弁の中で、私がこういう施設で絶対あったほうがいいと思っているのがカフェ機能。つまり、ちょっとそこでおいしいコーヒーやお茶をいただいて、買い物疲れしたけれども、もう一回そこで休んだらもう一回行こうかなという、それがないと何か買ったら帰ってしまうということになると思いますが、町長、それは御答弁されなかったですよね。ないんですか。

都市経済部部長(永津英彦君)

テナント内で完全にカフェ機能を持っているものはなくてですね、全てテイクアウトする形で、イートインコーナーで飲んだり食べたりしていただくという発想です。

1番(横山すみ子君)

イートインコーナーのサイズがちょっと頭の中で描けないんですけれども、例えば福祉文化会館のロビーにテーブルが幾つかあって椅子もございますけれども、あんなに広くはないんですよね。

都市経済部部長(永津英彦君)

先ほど御説明しましたイートインに隣接する約13坪というエリアが、基本的にはイートインに整備される椅子、テーブルと同じ品物を使用して一体感を出しながら、通常催事がなければそちらもそういったカフェ的に使っていただけるエリアになると思います。

1番(横山すみ子君)

すいません、本当に自分が買い物に行くような気分になって聞いてしまっているんですが、きょうこの質問をしますという予告をかなり今まで御質問いただいた方に多く出しております。お見えではないんですけれども、恐らく確かめていらっしゃると思いますので細かいことを聞いて申しわけないんですが、御質問、御回答をよろしくお願いいたします。
6月1日広報が出てしまいましたので、6月の25日開業までに町が何か広報をお手伝いするというチャンスはあるんですか、ないですか。

都市経済部部長(永津英彦君)

先ほどからの答弁の中ではっきり物が言えない部分があるのは、それぞれのテナントさんとかですね、委託販売をされる業者さんと確実な契約に至っていなくて仮契約状態ですので、そこがちょっとすっきり答弁できないところなんですが、チラシ等もですね、当然プレオープンまでには商工会が発行して各戸配布するなり何なりする予定では聞いておりますので、町とすると広報等、ホームページ等でお知らせするのが今のタイムスケジュールだと限界かと思ってます。

1番(横山すみ子君)

先ほど御答弁いただいた中で、質問で答えがなかったなと思うのが、町が使用できるスペースで町企画の事業は想定されていますかということを伺ったんですが、それがなかったんですけど、何か企画はありますか。

都市経済部部長(永津英彦君)

第一答弁にもお話ししましたとおり、町から発信する行政の施策を発表したりとか、あとは小・中学校の部活動の発表の場であったりとか、具体的に今考えているのは、上山口・木古庭で絵屏風をつくっていると思うんですが、そういったもののレプリカではなくて本物を期間的に展示したいとか、そういった形で、町民の方がそこにもたくさんいらしていただいて、きっかけとしてお店も使っていただけるというように、そういう部分で協働しながらここのお店を活性化していきたいというふうに考えています。

1番(横山すみ子君)

貸し出しの値段について伺ったときに、自治会館とかそういうところ並みということがあったんですが、全町を比較してみると、比較的安い価格で貸し出しているところもあれば、ああ、これは財政が厳しいなという価格のところもありなんですが、どこら辺をレベルとされているんですか。福文ですか。つまり町で一律決めてるわけじゃないんですよね、会館で違います。上か中か下か、というか安いか高いか、そこら辺はどのように想定されますか。

都市経済部部長(永津英彦君)

具体的に商工会が参考とさせていただいているのは、イトーピア会館と葉桜自治会館を参考にさせていただいております。広いほうの単独利用可能な会議室につきましては、基本的に多少グレードのよい床面ですとか、鏡を設置とかというところがあるので、レンタルのダンススタジオ的な要素が含まれてますので、多少高めの設定を考えていると思います。

1番(横山すみ子君)

自治会館・町内会館ですと、全部を調べたわけじゃないんですけれども、自治会員・町内会員は幾ら、それ以外の方は幾らというふうに分けているところが多いと思うんですが、ここの場合は町内ではないというか、町全体で考えると、葉山町の方は幾ら、町外は幾らという仕分けになりそうですか。それはどうでしょう。

都市経済部部長(永津英彦君)

町民の方の使用の割合というんですかね、その割合とか、全員が町民ですとかという、そこの料金区分は配慮するというふうに考えております。

1番(横山すみ子君)

すいません、事細かに伺ってしまって申しわけないんですが、長期的に考えるととても大事なのが、あそこを通る交通手段というか、足の問題です。先ほど商工会が中心となって町内会・自治会等に話しかけてということだったんですが、3者協議とか、つまり当事者としては商工会かもしれませんが、あと住民と行政が一体とならなければとても実現できる話ではないと思うんですけれども、その協議会はいつどのようにして立ち上げる、もう立ち上がっていますか。

政策財政部部長(小山誠君)

お尋ねの部分につきましては、私ども行政としてですね、これまでですね、当然京急バスさんもそうですし、商工会並びに地元のですね、町内会と個々にですね、お考えをですね、伺う機会を設けさせていただきました。そして、今、議員のほうからお話があった協議会の立ち上げ云々というところでは、昨日ですね、一堂に会してですね、商工会さんと地元町内会、それと私ども行政も入りまして、それぞれのお考えを伺う中で、今後どういうふうに進めていったらいいかというようなことで昨日は会議のほうを設けさせていただいております。ただ、今、議員さんの言われている協議会という方式がいいのかどうなのかわからないんですが、昨日の話し合いの中では、今後も引き続きですね、一堂に会してですね、当然バス路線の延伸ということで京急バスさんのほうにですね、お話を持っていく上で意思統一を図っていく必要があるだろうというようなことで昨日の会議のほうは終わっているところでございます。

1番(横山すみ子君)

そうしますと、町長答弁では、商工会がというニュアンスでちょっと聞こえてしまったんですけれども、小山部長のほうから声をかけて、ちょっと集まってくださいというふうに声かけられたということになりますか。

政策財政部部長(小山誠君)

言葉足らずで大変申しわけございませんでした。昨日の会議については、商工会さんのほうの音頭取りということで会議のほうを持たさせていただいて、私どもも参加させていただく中で話し合いを設けたような形でございます。

1番(横山すみ子君)

私は、自治会のほうでは道路交通委員として京急バスと交渉することが多いんですけれども、やっぱり住民の意思はどうなのかで、町がかかわる話は余りしたことがないんですけれども、やはり町がどう考えるか、住民全体がどういう意向か、それから実態がどうで、どのぐらい乗るかなというのは、これは営業を、ずうっと経営される方にとっては当たり前のお話で、何を言いたいかというと、商工会に頑張っていただくのはとてもいいと思いますけれども、町が本腰という姿勢が京急側に見えなければ、京急はこの話はなかなか踏み切れないと思うんですよ。町長、もうちょっと足を踏み出していただけませんか。商工会が動くときには町が一緒にバックアップするということをお願いできないでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

町のほうのスタンスとしてもですね、今回共同店舗という部分が表立って話がありますけれども、今、私どものほうでも考えている部分がですね、バスの延伸という中にですね、当然共同店舗を巡回してという構想ではおりますが、長柄の旧逗葉新道沿いの町内会、そちらのほうの川久保のバス停は設けられているものの、日中のですね、運行がされてないというような実態もございまして、その問題解決に一つの循環バスを走らせることによって、その町内会の住民の方々のですね、利便性を図っていくというようなことも主目的にございますので、そういった部分では町のほうもですね、力を入れてですね、京急バスさんのほうに団体とは別な形で要望していくことはできるのかなというふうにも思っておりますので、そのようなことで考えているところでございます。

1番(横山すみ子君)

この問題の発生の当初に、町長がちゃんとというか、京急さんと話をされたと言っておられましたけれども、その後町長として動かれたことはございますか。まだ。

町長(山梨崇仁君)

私が京急さんに直接お話ししたのは、まずこういった動きがあるということをお伝えをした上で、町がそういう議論を始めますよということをまず先鞭を投げかけました。それに基づいて、今、部長のほうから商工会に話をして、また町内会長とも私もお話ししましたが、今、そういう意味では町の中での下準備を進めていると思っております。これらについて一定の形が自信を持って町としてもプレゼンテーションができるというふうになった段階で、また改めて京急さんに御報告と同時にお願いに上がりたいなというふうに思っております。

1番(横山すみ子君)

町がバスを出すのではなくて京急にお願いをするということだと、当然いつ会議をしていつ決定をしてという、向こう側としても時間と段取りが必要です。葉山側の考え方としては、小山部長おっしゃったように、長柄の方たちの利便性を図るということの中の1つとして、葉山町民にとっても非常に価値があるなと思っているのは、長柄付近に医療施設がまとまってできておりまして、これは葉山には余りないので、もう逗子とか横須賀に行かなくちゃならないと思っていた方たちの動きと、それから、大きな病院はかかりつけ医から行くというふうに国の指導がどんどん強くなっておりますので、長柄に町が意図したかどうかは別として医療ゾーンのような形で今発展というふうに見えるんですけれども、お買い物と違ってちょっと行ってくるといってお試しができないので、評判はいいなと思っているんですが、実際は行ったことはないんですけれども、あそこにまとまっているというのは、町にとっては非常に助かる話で、逗子のお医者様がお怒りになるかもしれませんが、買い物もできる、医療も通える、そこの医療で紹介された場合は、ちょっと遠いところへ行くということになりますけれども。空き家というか、人口減少時代のまちづくりについて勉強をしたときに、大きな医療が町にないからといって悲観することはないと、近くに信頼できるかかりつけ医というか行きやすいところがあって、そこからしっかり行けるところがあれば慌てる必要はないのではないかという講師のお話をいただいて、大変心強く思ったんですけれども、となればですね、葉山町内の医療施設に皆さんが行きやすいというのは、商業施設も活性化するし、つまり葉山の中で生活が活発に行えるわけですよね。これは、非常にいいチャンスと考えておりますので。何で町長の顔を見ながらずっと言っているかというと、京急さんは、町が本気かどうかというのは本当に心配なところだと思うんです。人口的には多いエリアを通っていく路線バスですので魅力がある。つまり、先ほどお話しいただいたメニューを見ると、主婦の目に戻ると、うん、行く価値ありというふうに思ったんですが、おまけに整形外科とかいろんなところにちょっと寄って、荷物はあるけど、帰りはまた上がってこれるわということであれば大丈夫ですし、長柄も広いです。あるいは、堀内から来る場合でも行って帰れるということであれば、そこら辺が利用価値が高まると思いますので、何で一生懸命顔を見ているかというと、これが成功するかしないかは、町長の腰の入れ方だと思っておりますが、もうちょっと本気で押していただけないでしょうか、交通手段について。町長のもう一回御答弁をお願いいたします。

町長(山梨崇仁君)

ほんの数年前ですけども、長柄のあの地域の土地を所有されている方々と話をする場面場面で、方々と申し上げましたけど、それぞればらばらな場面で、できればそういった総合病院がない葉山だからこそ医療というニーズについて耐えられるようにしたいという思いを伝えたことがですね、少しずつ形になっているということが本当にうれしいなと思っております。また、今、別の診療の種類というんですか、についても、今、先生と話を進めているところで、ますますあの地域…地域と言っていいのか、なるべく病院についてのニーズを満たせるような葉山町にしていきたいなというふうにはこれからも考えております。もちろんそこには、そこに通う足についても考えてはおりますけども、お話のように長柄のステーション等、今回のその病院が多くできて、また薬局もできているこの長柄の地域について、多くの方が来れるようにということについて、私からもそれは当然京急さんにですね、お願いを当然したいですし、本気であることはお伝えをしたいというふうにはもちろん思います。ただ、もう少しですね、今現状のバスについて、保有しているバスの数や、先方の状況というのをもう少し情報を得た上で、これぞというものをなるべく提案できるようにしていきたい、そんなふうにも考えておりまして、もう少しお時間をいただいてですね、まとまった段階ではもうすぐさまにでも本社のほうにお話をしに行く、アポイントをいただいて、これこれこういう事情でここまで行けますと、京急さんも事情が、こういう事情がおありかもしれませんけども、こう解決できますといった提案ができるような形までしっかり持っていくようなですね、乾坤一擲を置いていきたいと思っております。

1番(横山すみ子君)

オープンが9月1日ですので、すごい勢いでやらないと間に合いません。1つ懸念を持っておりますのが、路線バスの延長を考える場合に、そばを通りますじゃなくて、HAYAMASTATIONの中に入らないと、お買い物に立ち寄っていただく住民の方にとっては、あっち側から信号を渡ってこっち側へというのでは、余り親切なつくりではないと思うんですけれども、絶対にあそこに足をつくるという決意であれば、駐車場のつくりについても考えるべきだと思うんですが、そこら辺はどうお考えですか。

都市経済部部長(永津英彦君)

現在、駐車場のレイアウトとしては、駐車場内にバス停的なもののスペースは今考えておりませんが、検討会の中でタクシーを待つスペースが必要ではないかとか、そういった議論は出てまして、バスがとまるようなことがあった場合には、駐車場からイトーピアの通りに出るアプローチの通路ができますけど、そのわきにバス停的なものを整備するのが一番その施設に近い場所で乗り降りできるのではないかと考えております。

1番(横山すみ子君)

すいません、私、免許を返上しちゃって全然運転のその実感がないんですけれども、イトーピアからおりてくるほうから入るというのが危ないのか危なくないのか、ちょっとわからないところがあって、出るほうが安全なのか、入るほうが安全なのか、私、わからないんですけれども。駐車スペース、大事です。これは京急さんとの話というよりも、町があそこに交通手段をつくった場合にどうするか。それで利便性を、つまり使用者のですね、利便性を考えるとどうすべきかというところだと思うんですが、これは対京急ではなくて町のほうでもしっかり考えるべきことと思うんですけれども、このことについてちょっと行政内部で話を詰めていただきたいんですが、それはいかがでしょう、町長。

議長(近藤昇一君)

すいません、傍聴席、お静かにお願いいたします。

都市経済部部長(永津英彦君)

すいません、京急のバス自身が路線、バス路線の認可としてその駐車場のスペース内に入って出ていくとか、駐車場内でターンしてもとの位置に出ていくとかというときに、その運輸省の当然路線の認可を受けなきゃいけない中で、条件としてですね、ほかの駐車車両との競合とかですね、完全に仕切りを設けてバスのUターン的なエリアをほかの人が入らないような仕切りをつくらないとだめですとか、いろんな認可の中で条件があると思っています。ですので、その辺を具体的に京急さんの認可の調整の中で、じゃあそれに必要な施設的な整備はどうするのかとかというところを同時並行でやっていかないと、こちらだけ一方的にここにとまれるよという設定はちょっと無駄になると思っています。

1番(横山すみ子君)

バス停の認可はなかなか大変だというふうに伺っています。だから逆に、想定1、一番わかるのは、今路線、県道を走っているような大型サイズは来ないと。来るとしても逗子が回しているようなあのサイズだろうという見当はつくわけで、そこは想定として検討はしておくべきだと思いますが、その責任者は永津部長になるんですかね。つまり、考えなきゃいけないと思っているんですが、それはどこで考えられますか。

政策財政部部長(小山誠君)

御指摘の部分についてはですね、私どもも想定しておりまして、当然先般京急バスさんのほうに伺った際にもですね、バス停の位置づけ、そういった部分のお話はさせていただいております。それとあわせてですね、葉山警察署の交通課のほうにもですね、共同店舗の部分のバス停の配置ですとか出入りの問題、そういった部分でいろいろ御指導いただきたいということで、今後もですね、引き続きその点についてもですね、協議をしていきましょうということで、先般交通課のほうからはお話をいただいているところですので、そうはいえどもスケジュール的にですね、タイトになるとは思うんですが、そこら辺もあわせて私どものほうでですね、京急さんであるとか警察署のほうとも調整を図っていきたいというふうに思っております。

1番(横山すみ子君)

時間配分を間違えておりまして、HAYAMASTATIONで終わってしまうわけにいかないので、この問題については、やはり町の力の入れようが相当作用すると思いますので、取り組みを、時間制限ある中での取り組みですので、よろしくお願いいたします。
2番目の空き家対策について、移りますけれども、調査が終わりまして調査報告書がホームページに載っておりました。拝見をいたしましたけれども、あれはゼンリンがやった分析調査で、先ほどお話があったように、40戸ぐらいが問題があるという判定がされておりますけれども、先ほどお話がありましたように、協議会を立ち上げるおつもりということでございますが、計画づくりはいつまでにされるおつもりですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今議会にですね、協議会の立ち上げについては条例改正並びに補正の部分で対応を図らさせていただいて、お認めをいただければスムーズにですね、委員の選定もしていきたいというふうに思っているところです。
それと、今、計画はいつまでというようなお話でございますが、当然協議会を立ち上げ、いろいろ議論する部分はあろうかと思います。空き家の実態調査を受けてですね、管理良好な部分であるだとか、いろいろな部分で結果が出ておりまして、その中で、先ほど答弁の中でも言っていた管理不全と思われる空き家については約40軒ほどございます。そういったことで、実際、今後ですね、利活用ですとかそういったものを含めて計画立てをですね、今年度中には立てていきたいというふうに思っているところです。

1番(横山すみ子君)

これは危険と思われるというか、本物の空き家というか、の40軒に関しては、利活用はなかなか難しいなというのが歩いて見ている実感でございますが、アンケートをされたということで、その中で、寄附もしくは町が使ってくれるのなら使ってもらっていいよというような返事があったものはございますか。

政策財政部部長(小山誠君)

アンケートを行う中でですね、今実際使用されている頻度ですとか、そういったもろもろの内容を調査する中で、今、議員御指摘のですね、部分についてもアンケートの中に盛り込んでお考えを伺っている部分がございます。そういった部分で、当然賃貸としてですね、貸し出しを考えておられるかとか、売却を考えているのか、そういったもろもろの御回答はいただいております。ただ、今御指摘の寄附についてのですね、してもいいよというような内容のアンケートとはなってないので、そこまでの回答は私どもも把握してないような状況でございます。ただ、公の事業として使っていただく分には、ぜひ貸し出したいというようなお考えをお持ちの所有者の方もいらっしゃることは確かでございます。

1番(横山すみ子君)

公の、つまり町が担保するような形での使用に関しては考えてもいいよという方がいらっしゃるということを聞いてすごくうれしくなったんですけれども、逆に貸していただいて、それが町の公共サービス、もしくは民の活動の拠点として本当に価値があるというところでなければ、やたらに借りるということはできないとは思うんですけれども、そういうことがあるということあれば、計画づくりの中で、家を借りる、もしくは平らにされた後の土地を借りる。以前の本会議でのやりとりで、借地公園制度ということで御質問をしたことがあるんですけれども、小さな空間であっても、小さなお子さんにとってはそばに公園があるというのは大変価値のあることで、これもまた行政側の計画もしくは住民側の要望がマッチングできたときには活用できる手段だと思っております。
計画づくりについては、いつまでというお答えがなかったかな。今年度、はい、わかりました。計画づくりについては今年度ということなんですが、町長、空き家対策というのは、危険な空き家を安全なようにというか、周辺住民の方の不安を取り除くということのほかに、空き家を使ってのまちづくりといいますか、本当にすばらしい例が何カ所もあって、その場合は、行政が完璧な主導というよりは、市民の皆さんのお力をかりてということで成功例に導いているというのを勉強会で聞いて、そうかもしれないと思ったんですけれども、葉山の特性としてですね、個人住宅ではなくて寮や保養所等が、あるいは研修所等が、もう使用をやめるけれども、町に使う意思はないかというような問いかけが来るというケースも、空き家ではないんですけれども、使えるスペースとして考える条件には入ると思うんですけれども、そのような事例はございませんか。

町長(山梨崇仁君)

過去に1件、私が知る限り1件打診があったことは記憶しております。

1番(横山すみ子君)

その過去の1件は借りたんですか。

町長(山梨崇仁君)

町として借りるにはですね、まず建物もちょっと不適切といいますか、諸事情がある中では、町が借りることができない状況がありましたので、それについては丁重にお断りをいたしました。

1番(横山すみ子君)

地域作業所が移転をするときでしたっけね、堀内のあの寮の跡だったかを借りさせていただいたことがあって、それはありがたかったなと思っているんですが、今、町長がおっしゃったのは別のケースですよね。はい。
公共施設の再配置も含めて、個人住宅、個人の土地で、そのほかに葉山の特性として寮やいろんな施設がもしどうでしょうと言われたときに検討されるべきだと思うんですが、今、私が思い出しているのは、福祉財団の会員になっておりまして、あそこで研修させていただいたことがあるのでお便りが来るんですが、あそこをやめますということで、あそこでの講習がなくなっちゃったんですが、休んだままになっているんですけれども、あのあたりは、町として使う場所としてはすごくいいところなんですけど、そんな働きかけは来てないですか。
福祉財団が、マンションができそうになって大変なときに福祉財団が買い取って、それで研修施設として使っておりました。建物はとても有名な方が設計なさったということで、大変気持ちはいいんですけれども、これ、経営は大変だなという感じがするような余裕のある建物なんですけれども、そこが閉じているんですよ、今、使ってないんです。場所としては、公共スペースの少ない堀内ですので、もし働きかけがあったら一考されていいんじゃないかなと思っているんですが。相手に言うと借りますみたいになると思うんですけれども、ちょっと実態をお調べいただきたいんですが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

以前財団がですね、もしかしたらその閉館のときに売却をするかもという話を心配をして、もしものときにはお声がけをくださいということを御連絡をしたことはございます。もう1年以上前の話になると思いますけども。その後、町のほうでどういう施設なのか、もちろん図面を含めて状況を確認したわけではございませんので、今のところ情報がない状況です。ただ、議員がおっしゃるように先方から打診があって、こういう施設でこういう状況ですということを聞いた上で、判断基準さえあれば、立地的にはいい場所だとは思っておりますので、十分お話を伺ってみたいというふうには思っております。

1番(横山すみ子君)

それでは、十分お話を聞いてみたいという御答弁をいただきましたので、よろしくお願いいたします。私は、あそこで、研修室があるんですけれども、ホームページの作成とかパソコンの研修に通いまして、とても気持ちのいい場所でした。建物も貴重なものだと伺っておりますので、もし働きかけがあった場合は御一考いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
それから、葉山の特性を生かした空き家対策というかまちづくりという意味では、先ほどの40軒のもうちょっと危ないかもしれないというところに関しては、どういう処置をするかは、別に計画の中で定めるとして、もう一つは、価値ある空き家についての計画もあるべきと思っておりますし、その中で藤沢市が始めましたのは、中古住宅の市場が活性化するように、不動産協会だったかな、どこかと協定を結びまして、情報が活発に回るようなことをこの春から始めました。葉山も景色に助けられて十分に価値があると思いますので、そういうのも協議会の中で少し議論をしていただければありがたいと思います。時間がなくなってしまって詰められなくて申しわけないんですが、そのことについては、議長に怒られつつ頑張りたいんですけれども、そのいい御答弁をいただいたと思いますので、詰めていっていただきたいと思います。
最後のごみの問題なんですけれども、実は、いつになく早く一般質問通告を出してしまったら、翌日に鎌倉・逗子・葉山でスタートすることになりました。たらり、冷や汗というところだったんですが。審議会をもう既に設置して年内5回やるというお話でございました。ごみ処理基本計画と、それから、今までなかったと思うんですけれども、28年度版として実施計画がアップされておりまして、拝見させていただきました。その審議会では何を、どの、改定の主眼としてやるおつもりなんでしょうか。

環境部部長(伊藤義紀君)

有識者の御意見を伺いながらということで、これ、私個人としてもたっての要望でですね、今までは職員自前で作成しておりましたけれども、かなり過渡期に来ているということもございますので、予算を計上させていただいて予算をつけてもらったと、お認めいただいたということなんですけども、今のごみ処理基本計画は、当然以前つくったものからさま変わりもする必要もあると思うんです。近くで言えば戸別収集が始まったということですね。それから、資源ステーション方式に変更させていただいているということもあろうかと思います。それから、通常このような計画ものですと今の現状ですね、5回しか予算を取ってませんので、なるべく委員の方々には今の現状を予習しておいていただきたいという思いもございまして、私どものほうで今の葉山町のごみ処理運営事業に係る現状を取りまとめて、それは6月に入りましたので、第1回目は6月の下旬にございますので、もう一両日中にその資料のほうは各委員さんのほうに配付をさせていただきたいというふうに思っています。
話がちょっとそれちゃいましたけれども、戸別収集以後のものに内容を現状の部分を変更することであるとか、あとはですね、折に触れてお話しさせていただいてますけれども、戸別収集導入後、ごみは減っているけれども、今度は逆に持ち込みごみですとか事業系のごみがふえているという状況も悩ましいところでございますので、その辺の解決策としての御意見をいただくことでありますとか、あとは、当然計画ですので、総合計画にもありますように新たな目標の設定、ごみのその減量ですとか、それから、処理費についてもそういうものが必要になってくるかなというふうに考えております。
それから、議員の皆様も御心配いただいています、じゃあ町の施設をどうするのかということについてはですね、もう6月に入りましたので、私どものほうで逗子市さんのほうと実務担当者レベルのですね、打ち合わせ会の日程も先ほど調整して、けさですね、決まったところなんですけれども、そういう中で、どういう処理方法にすることによって効果的なのか、この間の議員懇談会でもお話しさせていただいたその収集のルートですとか、それから時間の検証ですとか、そういうものも含めて、あとはそれに即した形で、私どものクリーンセンターの様子がどういう状況になっていくのかということはですね、少しずつ見えてくるかと思います。ですから、その逗子との細かい実務担当者レベルでの話し合いと並行して審議会のほうも徐々に進んでいくというふうな状況になってますので、なるべく早くですね、そういうものを審議会の委員さんには、こういうふうに町は考えてるというお示しをさせていただいた上で、それを考慮した上で、計画のほうの今後の例えば中間処理ですとか、それから施設の整備の方針とか、そういうものについての御意見を賜りたいなというふうに考えております。

1番(横山すみ子君)

そうすると、5回の間に逗子との話し合いが順調にいけば中間処理、施設面についても突っ込んでいけるということですか。県も入って広域の協議をするということで、国・県補助がたっぷり来るかもしれないということがあると思うんですけれども、施設を壊したりする場合は、鎌倉も含めた広域の計画ができてからでなければ県や国の許可は得られないというところは変わらないわけですか。

環境部部長(伊藤義紀君)

はい、それは横山議員おっしゃるとおりですね。広域処理の計画というものをまず広域処理のその2市1町でつくらなければいけません。これは町の一般廃棄物の基本計画とは別のところでですね、広域の計画というのをつくる必要がございます。この計画の中で、例えば町のクリーンセンターの跡地についての内容に触れないと、当然国の公金の担保が取れないというところもございますので、その辺についても、例えば今回のお尋ねいただいております葉山町の計画の中にですね、どこまで具体化、具体的な内容を盛り込めるかというのは、当然その話の進捗状況によって変わってくると思います。ただ、町としては、当然逗子市さんとの話もですね、お互いの施設を共同で使いながら、例えば可燃ごみ、容器包装プラ、それから植木剪定枝、それからし尿処理ですね、そういうものもございますので、当然両方双方の施設を使っていくということに変わりはないと思います。その中で、そういう前提に基づいて葉山町はこういうものについての処理についての整備をしていくというような、その程度の内容であれば、当然その方針の確認が双方でできておりますので、書いていけると思います。あとは、その2市1町の中で、当然具体的な処理の内容ですとか、量とか、あとは車の台数ですとか、そういうものも出てくると思いますけれども、それを具体化していくのは当然町だけでできる作業ではございませんので、鎌倉市・逗子市さんと話を詰めながら広域の処理の計画はつくっていくようになると思います。

1番(横山すみ子君)

すいません、1分で何をしゃべれるかわからないんですけれども、広域に関しては時間がかかると思います。それで、葉山の可燃のごみをどうするかということに関しては、逗子と先に話し合いができる可能性がありますか、町長。

町長(山梨崇仁君)

やはり鎌倉市さんを含めた形にはなると思いますので、気持ちはあるんですけれども、始まってみた上でないと何ともお答えできないところであると思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。これにて、1番横山すみ子議員の一般質問を終わります。
第2番、7番窪田美樹議員の一般質問を行います。窪田美樹議員、質問者席にお着き願います。

7番(窪田美樹君)

7番窪田美樹です。通告に従って、議長のお許しを得ましたので、一般質問を行います。
まず、安心・安全なまちづくりに対してお伺いいたします。安心して暮らすこと、暮らし続けることのできる安全なまちづくりは、町民全ての方の願いです。その実現のためには、町行政・関係機関・町民の方が一体となって自助・共助・公助の役割分担をしながら町全体で取り組みを進めていくことが必要となるのではないのでしょうか。第四次葉山町総合計画に、豊かな自然環境を守りつつ相互の支え合いと心がけによって、誰もが生き生きと自分らしく心穏やかに安心した生活を送ることができる葉山を目指すとして、保健・医療・福祉・生活環境・安心・安全が整ったまちづくりを目指しているところです。また、誰もが住みやすく暮らしやすい環境が整っている町として道路環境も重要です。総合計画に安全で環境に配慮した道路環境が整っている地域の特性を踏まえた都市計画道路・生活道路の計画的な整備を進めます。また、安全で快適に利用できる道路環境を整えますとあり、そのための計画的な町道整備が行われているかを伺います。また、道路環境に街路灯の整備も必要です。以前より設置基準を満たしていない場所はないということですが、街灯のLED化が進む中、街路灯設置基準と現状を伺います。
2項目目、高齢者福祉の充実を伺います。第6期介護保険事業計画では、地域密着型特養ホームの整備とありましたが、今定例会で地域密着型特養に対し2億4,000万を超える補助金を交付する補正予算、組まれています。特養待機者は50人とも60人とも言われる中、地域に密着した町民優先となる施設、事業計画は着々と進むことは大変喜ばしいものと考えます。40歳になると介護保険料を納めます。しかし、日々の生活に追われ身内を介護する環境があればですが、そうでない方は介護の情報に多少の関心はある、その程度にとどまっていて、いざ必要となったとき急いで情報を集める、相談者を探すというようなことが現実な気がします。自分が、身内が介護サービスを受けるようになり慌ててサービスを探す。本当にそのサービスが自分に合っているのか、ほかに利用できるサービスはないのか、費用はどのぐらいかかるのか、もちろん納得した上でサービスを受けていますが、事業所やサービス内容を変更することも可能ですが、しかし、手続の上でも気持ちの上でも安易に変えるというようなことにはならないのが現実です。以前よりお話ししていますが、利用しなければという状況より前に、介護に気軽に触れることができるような取り組み、町民が相談しやすい環境づくりはどのようなものか伺います。
また、第6期介護保険事業計画において、地域包括支援センターの増設の必要性を検討とありました。地域における介護相談の最初の窓口となるのが地域包括支援センターと位置づけられています。高齢者が住みなれた自宅や地域で生活できるように、必要な介護サービス、保健福祉サービス、そのほか日常生活支援などの相談に応じてくれる場所ではないでしょうか。センターには専門職員として社会福祉士・保健師・主任ケアマネージャーが配置され、主に地域内に住む高齢者の総合相談・介護予防・サービスの連携・調整などの業務を行います。地域包括支援センターには体系的・一体的なサービスを提供するため、地域住民のニーズを把握するとともに、サービス提供のため医療・福祉・介護など各事業所の調整を伴う役割の強化、今後も求められています。原則市町村内に1カ所設置することになっており、定数に決まりはなく、市町村によっては10カ所以上配置しているところもあります。人口二、三万人ごとに1つずつ地域包括支援センターの担当地区を示し、多くの場合ですが、中学校ごとの学区、これが目指されています。お隣の逗子市では人口5万人強、今年度3カ所目が立ち上がりました。葉山町の人口3万3,000人であり、高齢化率30%を超える葉山町では、せめてもう1カ所必要ではないでしょうか。第7期における地域包括支援センター増設などの現状を伺います。
3項目目、小学校給食のセンター化に向けた動き、計画の進捗状況を伺います。これまで中学校給食の実現に向け質問を重ねてきました。実現に近づいてきましたが、中学校給食を望む声だけでなく、小学校給食のセンター化を心配する声、候補地とされた旧上山口小学校近隣住民の方の不安の声、そのほか多くの声を届けるための質問に変わってまいりました。教育委員会に付託された基本構想では、中学校給食推進検討委員会が出した報告書とは、語句の精査というもので特に変更はないとの説明でした。町が2月から3月、説明会を行い、そこで出された声をどのように考え、町民の方が心配している声を払拭できるのかお伺いいたします。
以上3項目6点に対し御答弁よろしくお願いします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

窪田美樹議員の御質問の所管する箇所についてお答えをさせていただきます。
初めに、安心・安全なまちづくり、計画的な町道整備が行われているかというお尋ねでございますが、町道整備につきましては現場の現状確認を行い、危険性や緊急性の高い路線を優先的に必要な整備を実施しております。道路環境や車両の円滑な通行、歩行者などの安全を確保するために、さまざまな面に配慮しながら町道の整備を進めてまいります。また、道路橋につきましては、葉山町橋梁長寿命化修繕計画に沿って計画的に進めてまいりたいと考えております。
次に、街路灯設置基準と現状はというお尋ねでございますが、街路灯設置の考え方の基準に基づいて、町道であることを前提として町内会単位の要望により適当と認め、街路灯と街路灯との間隔についてはおおむね30メートル内外としております。現状では、昨年度のLED化に伴い基準を満たしていると考えております。
2項目目、高齢者福祉の充実。町民が相談しやすい環境づくりのお尋ねでございますが、当町の65歳以上の高齢者数は平成28年5月1日現在で1万185人、高齢化率は30.4%となっており、今後も75歳以上高齢者を中心に高齢者は増加していく見込みとなっております。高齢者数の増加に伴い介護保険サービスの相談を初め、各種相談体制のさらなる充実が求められているところであり、地域包括支援センターの機能強化、町保健師による戸別訪問の実施等を通じて、高齢者が相談しやすい体制づくりの強化に努めてまいりたいと考えております。
2点目、第7期における地域包括支援センター増設等はのお尋ねでございますが、現在第7期介護保険事業計画策定に向けた準備作業を開始しているところであり、今年度は町民アンケートを実施する予定です。高齢者の相談体制を充実させるためには、地域包括支援センターの機能強化が必須となっており、今後町民の意見、介護保険事業者の意見などを踏まえた上で来年度の第7期介護保険事業計画策定に向け、地域包括支援センターの増設などを含めた、その機能強化について検討してまいりたいと考えております。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。

教育長(返町和久君)

窪田美樹議員の御質問にお答えいたします。小学校給食のセンター化に向けた動きの1点目、計画の進捗状況は、及び2点目、町民の心配事を払拭できるのかとのお尋ねですが、互いに関連がありますので一括してお答えいたしたいと思います。
学校給食のセンター化に係る説明会につきましては、保護者・教職員・地域住民に対しまして平成28年2月19日から合計13回の説明会を実施いたしました。説明会は初めて対話式で行われ、関係各位のさまざまな御意見等を直接伺うことができ、十分意義があったと考えております。この説明会でのセンター化及び候補地に関しましては、センター化には一定の理解は示すものの、候補地には疑問もしくは反対といった御意見が多数であったと考えております。また、食育やアレルギー対応に関する課題についての御意見もございました。今後につきましては、センター化を確実に進めるために説明会でのさまざまな御意見などを踏まえ、一から慎重に検討し直す必要がある課題と、解決に向けた具体的な対策を検討すべき課題とに整理をし、その上で基本構想案をまとめてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

7番(窪田美樹君)

御答弁ありがとうございました。安心・安全なまちづくりで道路環境ということで質問させていただきました。計画的に進めているということをお話ししていただきましたが、以前、平成10年葉山町道路整備計画策定調査報告書というのがあるのを御存じでしょうか。庁内でつくられて、この調査結果の調査をした後に葉山町道路整備計画として、ここに調査結果がまとめられたものであるということでしたが、この報告書を経てその道路整備計画というものがつくられたのか、それとも先ほど町長が言われた道路橋の整備のものとなっているのか教えてください。

都市経済部部長(永津英彦君)

今お手元にある報告書自身が道路整備計画そのものでございます。

7番(窪田美樹君)

では、それでは平成10年9月に報告書として書かれ、これが計画として進められているというものでした。10年ですからもう十七、八年たっています。この計画の進捗状況というんですか、また次期、次のある程度10年なり何年で見直しを行われると思うんですが、そういったものはいかがでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

その計画の中にあります都市計画街路の位置づけをされている中で、具体的には関東学院セミナーハウスの前ですとか、あのあたり…木ノ下橋の範囲ですとか、あとは光徳寺のお寺さんの前ですとか、そういったものはこの計画後に大分進捗しているというふうに考えております。見直しに関しましては、今のところこのツールを使いながら土地利用に伴って指導していったりとかで、街路については逗葉新道沿いのものだけを見直してなくなっていますので、計画そのものを大きく見直すというというのは今のところは考えておりません。

7番(窪田美樹君)

これを見ていきますと、カラーで地図がついていたり写真がついていたり、こういったところに問題があるというところもたくさん書かれていました。今御答弁ありましたように、関東セミナーハウスのあたりですとかいろんなところの問題点を地図とあわせて指摘されていて、そこが直されている、改善されているんであれば、もう10年につくったものですから17年たっているのですから、報告という、これはあくまでも報告ですから、ここがこう改善されましたというところで報告書の策定のし直しというんですか、そういったものもあっていいのではないかなと思っています。この中でテーマ別、これを読んでいますとテーマ別道路整備計画の策定、地震とか震災に対して道路をどのように整備するか、防災の観点ですね。福祉の面でどのような点を考慮して整備していくのが必要なのか、観光…葉山、海の海岸沿いでしょうか、それともいろんな面で観光をテーマ別にということでいろんな指摘、面から整備は必要ということを挙げています。そこの中で多く言われているのがベビーカー・シルバーカーが通れない、つえをついて歩くこともでこぼこだから、歩道の面です、も歩きにくいというところが言われています。そういった面での改善点というんですか、よくなった面というのは今挙げられますでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

テーマ別のですね、海岸から…森戸海岸線から海に向かう町道については観光的なものを配慮してカラー化とかっていうことで、大分インターロッキングブロックのカラー舗装を整備が大分進んだというふうに認識しています。車椅子の話ですとか、今まさに自転車の話でグレーチングですね、網の鉄のふたの部分が幅が広いとそこにタイヤが落ちるということで、車道の中でも歩道側に一番近いところについては、さいの目の細い目のものに交換してタイヤが落ちないような施策をするとか、そういった意味ではこういったテーマに基づいてできる範囲の…あとそれとすいません、横断歩道に向かって段差のない歩道整備というのを継続的にやってきまして、町道にある歩道についてはほぼ完了しております。以上です。

7番(窪田美樹君)

今、さまざまなことを言われて…挙げていただいております。そういったものに少しずつ改善されているのであれば、こういった書面というんですか、報告書・計画書をつくるために町がまた一つの作業として一から見直すことをしていくと思うんです。計画書をつくるに当たって。そういった面で新たな発見も出てくると思うので、こういった計画を10年につくったものですから、この計画をさらに報告書なり計画書という形で見直す必要があるのではと思いますが、そこら辺はいかがでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

大きな改良工事とか整備方針については、ほぼ都市計画道路とオーバーラップしておりまして、都市計画マスタープランでは改正したばかりで、そういった改良部分、整備済みの箇所については当然新たなものとして都市計画マスタープランにはうたっておりますので、その他町道に関してどういった報告書をつくっていくかという話は検討させていただきます。

7番(窪田美樹君)

町道でもなかなか直っている部分と直るまでに時間がかかる、いつも町にお願いしてるんだけれど、なかなか直していただけないという町道があると思います。私たちが共産党として町民アンケートを2014年にとらせていただきました。その中では歩道が狭いとか、ガードレールが欲しいとか、カーブミラーが欲しい、たくさんの意見いただきました。その中でも歩道がシルバーカーやベビーカーが通れない、通りにくい、危ないと思われる、子供たちが通るに危ないと思うというような意見たくさん寄せられてます。その中に町道がアスファルトで直していただいたんだけれど、町道なんだけれど年数がたつともうぼこぼこでまた危ない、危なくなっているというような場所で、町道なんだからそのうち町が直してくる。これが私道でしたら別だと思うんですが、町道なんだから町に直してもらいたいと訴えていてもなかなか直らない。だけれど町道に対する計画、整備計画というものがあればいつ直る…この計画に沿っていけば直るんじゃないかということがわかってくると思うんです。そういったものに関して、マスタープランではなく町道の…葉山町町道の整備計画というものが必要と思います。そういった中で、以前道路河川課の方に歩道、簡単なものであれば課で直してくれるというような声も、課で直しますというような声も聞きました。そういったものも軽微な工事も含めてなかなか直っていかない、直していただけない町道に関してというような対応…声はどのように対応されてるのでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

まず初めのですね、例えば舗装を再舗装する、打ちかえする期間を計画書に基づいてつくってはどうかというお考えだと思うんですが、コンクリートであれば50年間の耐用年数がありますとかですね、はっきりしたそういう見直しの基準的なものがあるんですけども、アスファルト舗装の場合は地面の下の状況とかによって、せっかく整備しても後で壊れるとかっていうのが正確に計画的にはなかなか非常に難しいので、どうしても最初の答弁のとおり、危険性ですとか緊急性のあるものについては即対応していくという方針を出すしかないのかなというふうに思っています。以上です。

7番(窪田美樹君)

それでは、アスファルトで、町道でアスファルトで危険性があるという判断基準ですか。そういったものはどなたが判断してそこを直していくというところがあるのでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

これは何ですかね、ガラス板のようにというのは非常に難しいことですので、当然細かく段差がない状態でもヘアークラックといってひび割れが入っている路面とかは幾らでもある中で、つまずく段差ですとかそういったものとか陥没ですとか、そういった形で危険度というのはやっぱり管理者の責任として判断させていただくようになると思います。

7番(窪田美樹君)

そのひび割れや陥没、その大きさによって危険度を判断して町は対応していただけるということでよろしいでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

そのとおりです。

7番(窪田美樹君)

この町民アンケートの中にも、こういった部分が危険である、見てほしいという訴えが数々あります。そういった部分、私たちほかの議員の方もそうですが、町民の方の困っている声、不安な声を取り除くために動いていると思っています。ですので、こういった町道に関して特にですが、危険性、危険があるものと、通る方ももちろんですが、町が判断し早急に対応していただけることを望んでいきます。
それで2点目の街路灯の基準なんですけれど、LED化に対して、現状ではLED化になったからスポット的に当たるものとかもあると思うんですが、その判断基準というのは変わってないんでしょうか。ここはLEDの電気じゃないから30メートル、以前のまま、LED化にしても30メートルでも大丈夫という、LED化に伴った基準が変わったというものがあるのかないのか伺います。

都市経済部部長(永津英彦君)

基本的には基準は変わりません。LEDになったことでどうしても真下がすごく明るくなったことで、蛍光灯のときより光が届いてはいないんではないかという感覚的な御意見はいただいてますけど、数値的には今まで以上に明るくなっているというふうに解釈してます。

7番(窪田美樹君)

では、LED化となったから周りが暗くなったんではなく、麓というんですか、電気のもとが明る過ぎるからほかが暗く感じるということなんでしょうか。それは照度というんですか、そういうので調べてもきちんとそういった答えになるんでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

感覚的なお言葉ですとそうなってしまいますけど、照度計を当てて何ルックスという数値をはかれば、以前の蛍光灯よりも明るくなっています。

7番(窪田美樹君)

そうやって変わったことに関して、明る過ぎる、またはそこが明るくなったからほかが暗く感じてしまってね、暗いという、どうしても人間の目というのはすぐなれないですから、以前明るいところを見てしまえばほかが暗く感じてしまう、暗く見えてしまう、そこに子供や何か物があっても見えにくいのは現実ですよね。そういったところで困っている声というのは町に来ているんでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

LED化したことで大半は明るくなってよくなりましたというお言葉を実際には頂戴してます。ただし、今のお話のとおり、間隔と間隔の間の部分が暗く感じるという御意見も当然あるのは承知してます。

7番(窪田美樹君)

ごめんなさい、LED化だけでなく、LED化ではなく、以前からもLED化する、しないからもあわせていかがですか。

都市経済部部長(永津英彦君)

道路河川課が所管するようになって、町道の街路灯を管理するんだというスタイルに変わってきまして、過去は防犯灯という形で民有地に立っていたり駐車場に立っていたりというものを平成6年から順次整理をしてきまして、LED化で基本的には全て、基本は町道内の街路灯を管理させていただくというふうにスタイルを変えてきましたので、そういった意味ではLED化しようがしまいが、ここが暗いねとか、ここに欲しいねという御要望は当然意見はいただいております。

7番(窪田美樹君)

暗いねとか、明る過ぎるとか、そういった声の対応はどのようにされているんでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

現在、あのLED化に伴いまして10年間予算を債務負担を御承認いただいておりまして、今のところその御要望に対して多数の増設ですとかそういったものは非常にやりづらい状況ですので、本数を変えずにより光が届くような工夫をして、位置を変えるとか、遮蔽している立木の伐採ですとか、そういったもので基本的には対応していきたいと考えております。

7番(窪田美樹君)

以前に議会のほうに、にこにこ保育園の園舎、園駐車場までの道路の街灯の増設もしくは照度のアップの要望書というものが議会に配られました。配付されました。要望書ですので机上配付となっています。この504人の方の署名がつけられていたと思います。議会には要望書とともに町長に提出していますということが書かれていました。これへの対応ですか、はどのようにされているんでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

具体的なその現場に関しましては、電柱…園舎から駐車場までの間の電柱ですとか、自立柱ですとか、ほぼ全ての設置可能なところにはもうLEDの照明をつけている状態ですので、これ以上間につけるというのは町内全体の、先ほど一回答弁でお話ししたように30メーター程度の範囲は十分満たしてるということで、申しわけないんですけど御要望にはお応えできませんということを述べております。

7番(窪田美樹君)

30メートルごとに電柱…街灯が立っているから増設が難しいというお話で、照度も足りているので増設はできませんというお答えでしょうか。対応でしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

ちょっと確実ではないんですけど、電柱だけではないと思うんですよ。自立柱に基づいても設置されてると思われます。そういう中で目安というか、私どもの基準として見てる30メーターという範囲内は満たしているというふうに考えてます。

7番(窪田美樹君)

では、この要望されてる方というのは30メートル、そのお話でちょうど30メートル、町の約束というんですか、の中で30メートルごとに電柱がついてるから、でもそれが今の現状…現状というかこの要望書を出される前の現状ですよね。だけどその現状の中で、歩道のない狭い道路であり照明も暗い状態、安心・安全に小学生・園児を歩かせるには暗過ぎ、危険な状態ですとお母さんや保育園児の保護者の方が要望書を出されています。この要望書の署名には近隣住民の方、幼稚園に…保育園に通わせてる方だけではなく、近隣の住民の方も同意されてるというんですか、そうですねということで署名されてるんだと思います。そういった声を一つの区切り…くくりですか、30メートルごとに立ってるんだから、照度は足りてるんだからということで今現在そのままに置かれてるということでは、このお子さんに対しても保護者の方、近隣住民の方に対してもそれで納得されたのか、今でも暗いまま通園されているのか、いかがなんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

窪田議員のおっしゃる署名の件につきましては、保育園の関係でございますので子ども育成課のほうでも対応させていただいております。それで、署名が出たときにですね、保護者の方とお会いしたり園長と…園のほうとお会いしたりしてですね、お話を詰めておりまして、町としての道路河川課の街灯の基準とかがございますので、園のほうで対応していただけるというお話を今伺っております。幸い日が延びまして、署名をいただいたときよりも登下校の時間…降園の時間も明るくなっておりますので、ちょっと今は園のほうで対応していただけるということでお願いしております。

7番(窪田美樹君)

幸い日が延びてますので、今現在の状況として園はそのままだそうです。今まだつけてない。園のほうでも署名というか要望書出されてる方、保護者の方とどこに設置したらいいだろうねというような声を聞いて、相談のことも…相談の声はあったけれど現状対応されてないということで再度お話をいただきました。本来町がそこの中で30メートルをやってるんだから、ではもうここでは保育園側に要望するしかない、お願いするしかないというものだけで片づけていいのか、現在のところ日が延びたから幸いにも事故もなく、また今は日が延びてるから困り出すのはもうちょっと後になるのではないかというようなところもある。そうではなくて、町がまたここに、この504人の方の署名があるということは、ただ普通の声を出されただけではないというところの対応が必要ではないでしょうか。保育園任せにするのではなく、現状11月にこれ出されて、その後園と話し合われたということですが、今現在6月になっても、園のほうでも明るくなったからということもあるのかもしれませんが、暗い中、結局11月に出されてその後ずっと暗いまま解決されず通園されているということですよね。そこでは町としてまたさらに対応が、再度の対応、相談が必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

対応につきましては、園がやってくださるということで一応お話は受けておりますので、その確認と、調整につきましてはもう一度させていただきます。

7番(窪田美樹君)

さらにそこで園との相談、園にお願いする。園が何が…何に問題があってそこへつけられなかったのか、今現在つけてないのかというところも把握して町の対応を望みます。検討よろしくお願いします。
それでは、2項目目の高齢者福祉の部分にお伺いいたします。先日の一般質問、前回第1回の質問で、質問のやりとりの中で私やりすごしたというわけではないのですが、そのまま仲野部長の御答弁そのまま聞いて、そうですかというような形で流してしまって、再度議事録等を読むと、ここでもう一つ聞いとかなければいけなかったというところもあると思い…気がつきましたので、申しわけないですが福祉の観点ということでお答えいただければと思います。生きがいデイサービスで人的補助をお願いしたいということでした。その御答弁には27年、28年にかけて話を聞いている状態。ですから第7期の事業計画に関して話を聞いているのか、そこで意見を集約して対策を考えるということでしたが、その対策というのが7期の事業計画とともに考えられる対策なのか、それとも全く別として今すぐいろいろな意見を集約してすぐにでも対応できるというような進捗なのかを確認させてください。

福祉部部長(仲野美幸君)

前回のミニデイサービスの件につきましての答弁につきましては、今、今年度中に作成しております、仮称ですけれども葉山町の地域福祉活動計画の中で現状を把握して、その中でも対応ができる部分があるんじゃないかということでお返事…答弁をさせていただきました。一例といたしましては、前回の委員会の中でやはりいろいろな機関の方が顔を合わすという中で、窪田議員御指摘のミニデイサービスのところには今、トントンの方がお手伝いに行ってくださって、その状況を知ってお手伝いに行ってくださるというお話を聞くことができました。またそこで一緒に会している町内会長さんも、そういうことであればすぐできるかどうかわからないけれども軽い机にしてみようかというような、買いかえを検討してみようかというような御意見もいただきまして、そこで現状を把握したり、みんなでこれからワーキンググループをつくって、また地域福祉活動計画のほうはつくっていくところなんですけれども、やはりみんなが顔を合わすといろいろな案が出てくるということが本当にはっきりわかっておりますので、この間の答弁につきましては、まずはこの今年度中に策定いたします、仮称ですけれども葉山町地域福祉活動計画の中で改善ができる部分もあると思っております。

7番(窪田美樹君)

それでは、7期の計画の中での対応ではなく、もっと早い対応になるということでよろしいですね。ありがとうございます。
それでは通告の中の質問で、今現在さまざまな高齢者福祉の問題、福祉の問題、先ほどお話ししたように40歳になって保険だけ払っていて、いざ介護を受けようというときには慌ててしまうというのが現実です。他の自治体では、ケアセンターや福祉センターとかケアプラザとか名称はさまざまですが、介護施設…介護の相談窓口といったらあそこねというような、思いつくようなものを持っている自治体が大変多くあると思います。ですが、葉山では地域包括支援センターどこかしらという、最近はふえて…あそこねというような声がふえてきたということは伺ってますが、わかりにくいのは変わっていないと思います。ですので、現在ある地域包括支援センターの見える場所への移動、以前もお話ししましたが、役場の近くにあるのがいいんだという声もあるというのは聞いていますが、利用者さん、利用する方、町民の方のことを考えたら見える場所への移動も必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

地域包括センターにつきましては、前にもわかりづらいという御意見もいただいたところですので、広報等で広報したりとかですね、今の時点で工夫はしております。また、相談が入るときが福祉課にございますので、福祉課に入ることがございますので、役場から近いというところでわかりやすいというふうにも思っております。それで、今の地域包括支援センターを動かすということについては、まだ話は出てないんですけれども、やはり第7期の中で議員御指摘のように増設するのかとか、そういうことについては検討していかなきゃいけない時期になっておりますので、この介護保険についても、また住民のアンケート等をさせていただきますので、それを参考にしていきたいと思っております。

7番(窪田美樹君)

以前には福祉の拠点、旧役場跡地が福祉の拠点としたらどうかというような声があったとも聞いています。今現在保健センターが健診であったり、そういったときにだけ使われるというところもあるので、新たに建物をつくるというところではない。以前も保健センターという名称が今でも名称で通じるというところもあれば、保健センターに地域包括を移動するのも一つの案ではないか。駐車場もありますし、というところも考えるところです。それで、そういった移動とか増設というのはまず計画の中にのっとって進められるものと思います。そういった中で、いざじゃあ7期にふやしましょうとか移動しましょうとなったときに、地域包括支援センターをどのように考えているのか。今、町長の答弁にはたくさんいろんなことが含まれてくる。重く地域福祉センターの重要性がさらに増してくるというところである中で、今、福祉センターにあるような1カ所だけぽこっとあるのではなく複合施設、ほかの自治体では体育館、軽微な体育館の中にあったりいろんなコミュニティーセンターの中にあったりというような、複合的なものもたくさんあると思います。そういった中で何かに行くついでに介護の相談ができるとか、介護の資料があるというところも必要と思います。今後7期の中で検討されていくと思うのですが、葉山町では地域包括支援センターをどのような位置づけ、ただ、今現在のようにセンターが…名称だけとは、今のものがね、名称だけというものではないと思ってはいますが、さらにわかりやすいという部分に位置づけるに当たれば、そういったコミュニティーセンターとかそういうものとともに複合的に建ててもよいのではないかと思いますが、どのように考えていらっしゃるでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

ちょっと施設をふやすことにつきましては、公共施設の計画もございますので、今はそのことについてこれというような考えは持っておりません。ただ、同じ繰り返しになってしまいますけれども、やはりこれから高齢者がふえてきまして地域包括支援センター、今も機能は十分達してると思いますけれども、より必要となる方もふえてくる。より業務もふえてくる。いろいろと広い範囲でやっていただくこともふえてくる。そういうことを考えますと、やはり7期の中では皆さんの御意見がそれに即せばですね、検討していかなければいけないと思っているところでございます。

7番(窪田美樹君)

公共施設整備計画、これから作成というところで、町長の中では体育館が必要かもしれないとか、いろんな運動施設も考えられているところと思います。そういった中に、そこを介護だけを目指していくのではなく、複合的にできるもの、複合的なものも兼ね合えて、その中に介護の部分、相談窓口としての地域包括支援センターのようなものがそこの中に入っていく、社協がその中に入っていくというようなことがあってもいいのではないかと考えていますので、そういったものも検討して、7期の中で検討していただければと思います。
では、3項目目の給食に関して質問させていただきます。これまで2月、3月に行われた説明会でどのような声が上がったのか、いかがなもの…重立ったもので構いませんので教えていただけますでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

説明会の中で、13回にわたる説明会の中で保護者の意見を大きくまとめますと、上山口小学校以外の保護者はセンター化には一定の理解は示しているものの、やはりアレルギー対策とか食育についてはしっかりやっていただきたい。場所についてはちょっと課題が残る、そういった意見がございます。中学校給食自体については賛成と、そういった意見でございます。また教職員の皆さんの御意見については、やはり説明会自体資料不足や根拠不足などといったことから、センター化及び場所については両方とも反対であるといった意見が多かったように受けとめております。また、そもそも最初からセンターありきで説明していると、そういった意見もございました。

7番(窪田美樹君)

保護者の方からはセンター化に対して一定の理解があると。教職員の方には裏づけ、根拠がない説明、資料不足、根拠がない説明であるから反対であるという、ちょっとごめんなさい、聞き取りにくかったもので。

教育部部長(沼田茂昭君)

失礼しました。ちょっと保護者のほうから。先ほど上山口小学校以外の保護者というふうに言いまして、上山口小学校の保護者の方はやはり場所の問題について反対であると、もしくは場所が疑問であると、そういった意見が多かったです。それの延長線上でセンター化にはちょっと反対であるというような意見がありました。教職員の皆さんの御意見の中では資料不足とか説明が不足しているんではないかとか、要は説明会そのものに対して何といいますか、そういう不足があったので、そこから最終的にはセンター化についてまた候補地について賛成できないと。そういった意見が主だったと、そういうふうに考えています。

7番(窪田美樹君)

今のお話を聞いてますと、やはりセンター化というよりは候補地、センター化には一定の理解を示していただいた。上山口小学校の方はもう場所そのものに反対、心配があるからというところではないかと思います。そういった中に、解決するためには声を聞いただけで無理無理進めるものでもない、そういう行政でもないと思っていますので、解決の道をすり合わせ、100人の方全員納得していただくでは無理かもしれないですが、100人の方納得していただけるようなすり合わせをされてると思うんですが、いかがな説明会後の動き、どのようなものでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

先ほど教育長の第一答弁の中にありましたように、一から慎重に検証すべき課題と解決に向けた具体的な対策を検討すべき課題と、こういった課題に分けて整理していきたいと。この一から慎重に検証すべき課題というのが、この13回説明会を受けた中で我々が受けとめた候補地に関する課題でございます。解決に向けて具体的な対策を検討すべき課題というのが、いわゆるアレルギー問題や食育に関する不安、こういったものを払拭するに向けて対策を考えていかなければいけないのかなと。今までのように候補地については上山口しかないというような、そういったスタンスを改めまして、今そこも含めまして一から検証し直していく必要があるのではないか。アレルギー対策や食育については、アレルギーについては学校給食における食物アレルギー対応指針というのが文科省から出されておりまして、それを踏まえて葉山版の対応指針を策定していこうかなと考えてます。まだ要綱等細かいところはできていませんが、学校の管理職や給食担当教諭、または栄養士・栄養教諭、あとPTAの方等々、あと教育委員会の担当課長を含めました検討組織を設けて進めていこうかなというふうに考えてます。
また食育については、具体的には家庭科など学校の授業で取り組んでいる食育と給食の提供に直接かかわるような取り組み、いわゆる地産地消の。こうやって大きく2つに分かれられると考えられますので、学校の授業などで行われている取り組みについては現在食育担当者会議というのが学校でございますので、そこで一度投げかけていこうかなと。また栄養士部会については毎月開催されていますので、こういった説明会の報告を兼ねて投げていきたいなと、そういうふうに考えてます。こういったスタンスに現在変わってきたということが説明会終わった後の一定の成果が見られたのかなと、そういうふうに思います。

7番(窪田美樹君)

では、一から解決する課題として、候補地を策定し直す。今までは上山口小学校旧校舎の敷地しかないということでお話がありましたが、そこを変えることから、そこではない候補地を見つけることからということでしょうか。それとも、どこかがもちろん…以前なぜ上山口小学校という名前を挙げるかというところでは、該当地がなければ話の空論になってしまう。ある程度のものを持っていかないと話を進められないというお話がありました。では、一から解決しなければならないところに候補地を挙げたということでは、ほかの場所も検討できる場所があるということでよろしいんでしょうか。

教育長(返町和久君)

一から検証するべき課題というふうにしたいと思います。今、教育委員会の所管ということで基本構想案づくりに向けて進んでいるところですね。その過程の中で13回の説明会という大きなエポックというか、それを超えたというところに来てると思います。その目でもって、過去の推進委員会のときに議論というのを振り返ってみますと、推進委員会の議論の中では幾つかの条件の中であらかじめ…あらかじめじゃないな、深く完全には検討しきれぬまま、いわば捨ててしまった、除外してしまった候補地というのがあったかと思います。例えば斜面地というようなところでコスト的にも工事的にもいろいろ難航が予想されるということで、必ずしも十分には推進委員会の場では追求されてなかったんじゃないかと。今の私どもの時点で見ると思われるところがあるわけです。具体的に言っていきますと、例えば南郷上ノ山公園ですとか湘南国際村の緑地ですとか、葉山中学校ののり面部分ですとか、職員駐車場の部分ですとか、そういったものというのは今言ったような理由で、いわばあの時点で簡単に言うと除外されてしまったんですよね。その結果として上山口小学校の旧校舎の場所、あそこしか具体的な想定がないというふうな結論に至り、私たち教育委員会が基本構想を考える中でもその部分を引き継いでずっと説明をしてまいったと、こういう経緯ですよね。先ほど部長のほうから申し上げたことは、したがってですね、今までのように上山口小学校旧校舎しかないという、その前提を固執するのではなくて、一度除外してしまったところももう一度改めて検討の俎上にのせて、同じスタートラインにのせて、それぞれ長短があると思います。斜面地ということで多分コスト的なことは難題が予想されると思いますけれども、そういったことも含めて、ただ一方では今回さまざまな反応の中で安全性の、交通安全の問題が大きくクローズアップされてますよね。それは直接コストの問題ではありませんけれども、やはり比較考量の材料として見ていかなきゃいけないと思いますので、そういったさまざまな要素をもう一度全部同じラインに並べた上でそれぞれの長短を比較考量をしていきたい。その上で改めて最適地にしたい。したがって上山口小学校の旧校舎地に固執しないという意味です。今の段階でそれはもう捨ててしまって、別のところに乗りかえると言っているわけではありません。改めてフラットに全体的な検討をしてみたいなと、そういう一点に立っているということをお伝えします。

7番(窪田美樹君)

それでは、上山口小学校を候補地とすることをやめたわけではなく、上山口小学校、南郷のグラウンドあたりですとか、あと葉山中学校のあたりとか役場の駐車場あたり、その辺も含めて再検討していきたいというお話でよろしいでしょうか。それで、さまざまに上がったところには関係者ってたくさんいますよね。南郷のグラウンドを使う、例えばグラウンドのどこか、葉中のどこか、役場の駐車場を使うということはやはり幾ら町有地…町有地と思いますが、町有地だからといって葉山町が勝手にまた…勝手にという言い方は正しくはないと思いますが、案だけを出してそこがどんどん先行していってしまったら、また上山口小学校の跡地と同じような現象になる状況がつくられると思います。そういった方への説明…この先、話を煮詰めていく前に、関係者にも説明をするとかそういったものはあるんでしょうか。

教育長(返町和久君)

こういうのはやっぱり手順が大事だということは、率直に申しまして去年の推進委員会が中間報告を出したタイミングやその後の推移に鑑みると、やっぱり大いに反省するところはあるわけですよね。ですので、今そういったことは十分に教訓化して今度新たな一からの検証し直す課題や、先ほど具体的な会議で既に部長から申し上げましたけれども、そのことを含めた基本構想案をつくる際にですね、早い段階で関係者にも声をかけたいし、それから基本構想案まとまり次第、これはちょっと順序の問題、断定的には申せませんけれども、各所への説明会というのを速やかに実施していきたいというふうに思っております。

7番(窪田美樹君)

いろんなこの候補地についてはさまざまな進め方、一人歩きをしない進め方が必要かと思います。ただ、安心して…もし上山口に建てた場合、4トントラックが何台も通るというようなことが今心配されている中で、事故がもし起こってしまったら斜面地を開発…整備することにお金がかかるからということよりでは解決しない、お金では解決しない問題が事故が起きた場合には起こってしまうことなので、お金だけの感覚ではないものも検討していく必要が大いにあると思っています。ここの中で言われてるのは、候補地のほうは一から再検…一から解決しなければならない問題として挙げられていますが、センター化、小学校の給食のセンター化に対してはある程度一定の理解があるので、このまま進めるというような意味に感じるんですが、そのようなものでしょうか。

教育長(返町和久君)

結論だけから言えばですね、場所の問題を除けばその他の問題については従来積み重ねてきたものに、さらにより丁寧な説明を加えていって大方の理解が得られるところまでいくのではないかなという予想をしています。したがってセンター化の方向は可能かなというように思っております。

7番(窪田美樹君)

私たち以前より本来給食をセンター化することと自校式でやること、コスト面の比較を出して検討すべきではないかとお願いしておりますが、そういうものは出せないということが言われてまいりました。給食をセンター化することによって調理室を学童保育に使えるではないかとか、いろんな利点、効率性を考えたような意見がたくさん出てきたのではないか、そこが優先されたのではないかというところもどうしても考えてしまいます。新潟県五泉市の中では、センター方式から自校式へと移行しているという事例、御存じかと思いますが、ほかにもそういった自治体あります。その自治体、自治体で問題は違うと思うんですね。金銭面だけではないもの。ですので、ここでもう一つ本当に自校式のいい面をセンターでも引き継げるのかどうか、センターのいい面だけ、いい面もありますが、自校式のいい面をきちんと引き継げるのかどうかも再検討…大いに検討課題としていただくようにお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

教育長(返町和久君)

正直に言って、全面的に同じことはできないということは当然あると思います。形状は違うので。逆に食育だけに限っても、例えば私も他町の施設見てまいりましたけれども、例えば見学会やって実際の調理の様子が見れるとかね、そういったプラス面もあるんで、トータルで例えば食育に関して現状で行われているものと引き合うような水準のものをぜひ維持したいと思っています。具体にやり方で、例えばこういう事業でこの場所はこんなふうに活用できるというようなことに関しては、一つ一つ丁寧に引き継げるかどうか検証して、水準を落とさないようにしていきたいというふうには思っております。

議長(近藤昇一君)

既に時間経過しております。よろしいですか。これにて7番窪田美樹議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩いたします。再開は午後1時10分からといたします。
(午後0時04分)

議長(近藤昇一君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時10分)
休憩前に引き続きまして、一般質問を続行いたします。第3番、9番石岡実成議員の一般質問を行います。

9番(石岡実成君)

こんにちは。お昼を過ぎたあたりなので、大分お腹も満たして眠くなる時間かもしれませんけども、私は今回で6回目の一般質問の場になるんですけど、たまたま過去5回、午後一の出番というかということで、昔、「5時から男」というのがいたと思うんですけど、「午後一男」ということで頑張ってまいります。
それでは、9番石岡実成でございますが、議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして3項目、8点につきまして質問させていただきます。1項目目の葉山町公共施設問題についてお伺いさせていただきます。せんだっての4月26日、葉山町の公共施設問題についてというお題目で、政策シンクタンクPHP総研の佐々木陽一氏を講師に招いて、議員研修会が開催されました。町の職員の方も数名同席されておりましたが、講師の先生は葉山町の公共施設白書、第四次総合計画、葉山町中期財政計画、葉山町人口ビジョン、まち・ひと・しごと創生総合戦略とさまざまな資料をもとに、今後葉山町が抱える公共施設問題は問題があるのではという警鐘を鳴らしていたように感じました。この問題は葉山町に限ったことではなく、戦後、急激な高度経済成長に伴い、各自治体が同時期に発展した背景からすれば、恐らく日本全国全ての自治体が抱える問題ではあるとは思いますが、まずは葉山町が独自に抱える公共施設問題の大まかなアウトラインは何なのか。また、どこにあるのかを把握されておりますでしょうか。
2点目としまして、これらの問題を解決するに当たって必要不可欠な財源の確保、3点目として、てこ入れなどしていく優先順位などをどの程度把握し、計画または予測を立てておられるのか、教えてください。
続きまして、2項目目の葉山町海水浴場・海の家の営業に伴う諸問題についてお伺いいたします。まず、1点目、海水浴場や海の家の治安維持、改善及び地域住民との相互理解等の方策についてお伺いいたします。昨年の第3回定例会で私を含めた何人かの議員から同じようにこの海水浴場や海の家での問題が取り上げられたことと思いますが、それを踏まえ、今年度、治安維持改善に向けた取り組みについて教えてください。また、海水浴場協同組合側と話し合われた共通認識と対応策などもあれば、あわせて教えてください。さらに、各海水浴場付近の地域住民との相互理解等、重立った方策などあれば教えてください。
2点目の海水浴場開設時期の放置ごみなどの方策についてですが、これは昨年より再三にわたって伊藤環境部長より御説明を受けており、町の職員の方々も相当な努力、あるいは御苦労をされていることは重々承知しているところではございますが、いま一度確認の意味で今年度の取り組みをお聞かせ願えればと思います。
最後に、3項目目の安心・安全、快適な生活環境とまちづくりについてお伺いいたします。
まず、1点目、東日本大震災の復興もまだまだ多くの課題を残しているさなか、先々月の4月14日に発生したマグニチュード6.5、震度7の前震、16日未明に起きたマグニチュード7.3、震度7の本震、また、その後も続いた余震等で甚大な被害と多くの犠牲者を生んでしまった熊本地震は私たちの記憶に新しいところです。まずは、今回の地震で被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々と御遺族の皆様に対し、深くお悔み申し上げます。
さて、今回の熊本地震は東日本大震災とはまたケースが異なった地震本来の揺れによる建物、家屋等の倒壊や道路、土砂崩れなどによる被害が大きかったと思います。葉山町の場合は海に隣接した町であることから、この2つの震災から学ぶべき教訓がたくさんあるのだと思いますし、それぞれのケースを踏まえたより実践に近い訓練を日ごろより実施することが必要不可欠ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
2点目は子育て環境をよりよくするために具体的なビジョンについてお伺いします。最近、地方消滅という言葉をよく耳にします。ここ葉山町に当たっては、町がなくなるといった懸念は必要ないと思いますが、その一方で、町の人口数が緩やかな減少傾向にある中では、一定の人口を維持する上では新たに葉山町に移り住む子育て世代の獲得は必要だと思います。まち・ひと・しごと創生総合戦略内には子育て支援サービスや子供の成長支援、家庭支援等、主な取り組みについては明記されてはおりますが、いま一歩、葉山独自の葉山らしい魅力的な子育て環境が必要なのだと思いますが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。
3点目、南郷上ノ山公園の有効活用とサービスの充実についてお伺いいたします。南郷上ノ山公園の話題に至っては年間を通して多くの町民の方からさまざまなリクエストをいただきます。今回はその中で特に強く要望があったグラウンド設備等の改善について、今後、具体的な改善予定などありましたら教えてください。
以上、3項目、8点、私の一回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

石岡実成議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1点目、葉山町公共施設問題について、葉山町が抱える公共施設問題のアウトライン的な把握についてのお尋ねでございますが、昭和40年代、50年代の人口が急激に増加した時代に、さまざまな行政サービスを提供するため町民のニーズに合わせた公共施設を多く建設しました。現在、それら施設は老朽化が進んでおり、少子高齢化や人口の変動などを考慮し、かつ財政を逼迫させないよう施設の維持保全や再配置等を計画的に行っていくことが必要と考えております。問題の解決策の財源についてとのお尋ねでございますが、財源につきましては、国・県補助金、地方債や公共公益施設整備基金等を有効活用してまいりたいと考えております。
3点目、問題の解決策の優先順位についてとのお尋ねですが、その施設の築年数や利用状況、立地環境等のさまざまな条件がある中、厳しい財政状況を考慮して解決をしていきたいと考えております。
2項目目、葉山町海水浴場・海の家の営業に伴う諸問題について、治安の維持改善及び地域住民との相互理解等の方策についてとのお尋ねですが、平成28年度の海水浴場運営等については、平成27年度より海水浴場ごとに実施しております意見交換会での意見をもとに、関係機関等々と調整し、風紀の乱れや周辺住民の住環境の悪化に関して広域的なマナーアップ広報事業の展開、パトロールの実施、海水浴場組合による住民への説明、お酒や過度の音楽によるクラブ化につながる運営の禁止など、徹底することといたしました。特に海水浴場での飲酒を初めとするマナーについては、海水浴場組合とともに保全憲章を発布することで強くアピールをしてまいりたいと考えております。
2点目、海水浴場開設期間の放置ごみなどの対策についてとのお尋ねですが、海水浴場開設期間中については引き続き海の家によるごみの有償回収を行い、今年度はさらにボランティアスタッフを活用した有償ごみの分別回収などのごみに関する周知啓発活動を行うこととしております。そのほか、昨年、森戸海水浴場において試験的に行いましたマナーアップ指導員によります海水浴場出入り口付近でのごみの持ち帰り等の声かけ運動を正式に取り組むことといたしました。
3点目、安心・安全、快適な生活環境とまちづくりについての1点目、実践的な防災訓練についてのお尋ねですが、自主防災組織を対象とした訓練では、消火器による初期消火訓練など、発災時の対応行動訓練を初め、津波避難対策として海岸や沿岸地域住民の避難行動訓練を実施しているほか、一斉行動訓練として防災行政無線を使用してのシェイクアウト訓練などを実施しております。また、今年度の総合防災訓練は避難所の宿泊や避難所の開設・運営など体験するよう、より実践的な宿泊体験型の訓練を実施する予定です。
2点目、子育て環境をよりよくするための具体的な町のビジョンはとのお尋ねでございますが、町の第四次総合計画では、親と子が健やかに成長し、安心して子育てができるよう、また、葉山に暮らす若者が将来この町で子供を産み、育てたいと思えるよう子育て支援サービスを充実するとともに、子育てを地域みんなで支え合うことにより子供が元気に伸び伸びと育っていることを将来像として掲げ、子育て施策を推進しているところでございます。これまでの取り組みの一例として、ふえ続ける保育所入所希望者に対応するため無認可保育所の認可保育所化、国有地を活用した認可保育所の新設などの整備を行い、本年4月の待機児童数は前年同月の40人から10人未満となる見込みでございます。今後とも、子供が健やかに育ち、安心して子育てができるよう施策の推進を図ってまいりたいと考えております。
私が所管する1回目の答弁を終わります。

教育長(返町和久君)

石岡実成議員の御質問にお答えいたします。
安全・安心、快適な生活環境とまちづくりについての3点目。南郷上ノ山公園の有効活用とサービス充実についてとのお尋ねですが、南郷上ノ山公園は野球場や多目的グラウンドなどを含む都市公園として多くの方に御利用いただく施設となっております。現在も利用者のニーズを考慮するとともに、安心して利用できるように経年劣化の箇所など、日々の点検と修繕により利便を損なわないように努めております。また、テニスコートの申請方法につきましては、利便性の向上を図るため、ことし1月より神奈川施設予約システムを導入いたしました。今後も既存の施設を可能な限り有効に活用できるよう努めるとともに、必要に応じて設備の改善等を行ってまいりたいと考えております。以上でございます。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

9番(石岡実成君)

御答弁ありがとうございました。それでは改めまして、順次質問を続けさせていただきます。
まず、公共施設問題につきましては、アウトラインの把握、問題の解決に伴う財源について、また解決策の優先順位についてを、若干前後する可能性もありますが、まとめて質問をさせていただければと思います。1回目の質問の中でも触れさせていただいたとおり、行政サイドとしても公共施設白書、第四次総合計画、葉山町中期財政計画、まち・ひと・しごと創生総合戦略などを通じてさまざまな角度から今後起こり得る公共施設問題は分析されておられますし、対応策等も講じられていることとは思います。これまでの資料を作成するに当たっては、それ相当の時間と労力を費やしたことでしょうし、わかりやすくまとめられた部分に関してもすばらしいできばえだったとは思います。実際に議員研修時の佐々木先生からも、公共施設白書のいい点ということでは、簡素にまとめられている点や将来の更新費用を複雑推計している点、公共施設マネージメントの基本方向を明記しているという点は非常に高く評価をされておりました。その一方で、公共施設白書一つをとっても、ここがある意味スタートラインで、入り口であります。この先どのように立てた計画を実際に実行していくのかが鍵になります。前回の研修、講師の先生からは若干厳しい意見や指摘があったかもしれませんが、しかし、まさに今が最も大切な時期であり、待ったなしの真剣勝負を続けていかないと、今後の葉山町の公共施設の充実は図れないと思っております。そういった意味でも改めて指摘された部分について既にいろいろと議論を重ねているところだとは思いますが、よりよくするという上で重ねて質問をさせていただければと思います。
先ほどはいい点として評価された点ではありましたが、公共施設白書が簡素であるがゆえに情報量が少なく、具体的な質・量の再配置の議論に耐えられないおそれがあるというように先生のほうから指摘されておられましたが、まずはコスト面で白書内には更新費用しか試算されておらず、人件費、減価償却費が把握されていない面から総合コストが見えない、いわゆる今後の施設のあり方が検討できないのではないかとされている点についてはいかがお考えでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

今、議員おっしゃるとおりですね、私も先般、議会のですね、研修会のほうを参加させていただいて、先生の御指摘等々、内部に持ち帰りましていろいろ、今後どういうふうに進めていくんだというようなことで話し合いを設けたところでございます。で、御指摘のようにですね、総体的なコストという部分で今後どう検討していくかというところでは当然ですね、今後あるべき姿というのは先ほど議員もお話ございましたが、総合計画、人口ビジョン、それと総合戦略というものをここで掲げてまいりましたので、それに沿った部分で申し上げれば、他自治体では例えば大幅にですね、公共施設を削減してコストを削減するというような自治体もあろうかと思いますが、町の場合はそういった総合戦略、総合計画の中でもですね、人口を維持していこうというような政策体系を考えているところでございますので、そういった意味からも詳細なですね、今後のですね、ランニングコスト的なものですとか、施設の今の利用状況、実態をですね、十分把握する中で用途の見直しを図る中で再配置をするですとか、もろもろ検討していきたいというふうに考えているところでございます。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。多分今、これから私が質問する内容にもほぼこれでお答えいただいていることになるのかもしれません。若干の重なったような質問になってしまうかもしれませんけども、もう少し続けさせてください。
次にですね、マネージメントの方向性として、それぞれの何か方針が並立になっていて、その手順が不明であるというふうに多分先生のところからは指摘がされてこられたと思うんですけども、今、この公共施設白書を見ると、長寿命化と、それから再配置をする、そのタイミングというか、同じ流れでは決してないとは思うんですね。そのどっちを優先順位にするかによって、大分そのやり方とか、かかる費用というのも変わってくると思うんですけど、その辺に関しては今すぐ結論は当然出さないことだとは思うんですけど、現時点でもしもある程度方向性が見えているようなことがあれば教えていただきたいんですけど。

政策財政部部長(小山誠君)

非常に難しい内容の御質問かなというふうに受けとめておりますけれども。再配置ですとか、本当に優先的にですね、長寿命化を図る上で大規模修繕をしていくのかというところは、これから詰めていかなければいけない部分かなと思っております。そこには今回、条例改正と補正予算の中で提案させていただく中で、策定委員会のほうも設置する、そういった委員会を通じてですね、そこら辺、十分詰めていきたいなというふうに考えております。

9番(石岡実成君)

今、質問させていただいた、私なりの意見なんですけども、例えば長寿命化に関して言えばですね、建築物の耐用年数というのが今、減価償却推計結果の耐用年数では鉄筋コンクリートづくりの事務所で50年、学校では47年です。日本建築学会の建物…建築物の耐久計画に関する考え方で、学校や官庁建築物の望ましい目標耐用年数が50年から80年というふうにされておりますよね。この数値が本当に妥当であったり、もしくは例えば学校であればお子様の命を預かるという部分も含めると、安全性がちょっとどうなのかなっていうのも非常に疑問に感じたりします。何でそういうことを言ったかといいますとですね、せんだっての、先ほどもちょこっと別な部分で言いましたけども、この間の熊本地震で、益城町役場さんのほうが大分倒壊したような映像が繰り返し流れていたと思うんですね。それをちょっと調べてみたときには、益城町役場さんはもう既に耐震改修工事を済ませて、震度7の地震が来ても崩れないということで、もう進んでいたというか、そういうのがもう施設としてなっていたんですね。ところが、未曽有の地震だったといえば、もう仕方がない話かもしれません。ただそういった中でですね、実際に改修工事をすることで問題の解決になるのかなということでいうと、葉山町の場合は再配置、私の中では再配置ありきでまず考えた上で、改修工事、その部分、先にそっちの話から持っていってから、その長寿命化も含めた議論をしていくべきなのかなというふうに、ちょっと無責任な言い方して申しわけないんですけど、ちょっと感じた部分はあるんですね。なので、実際にこの公共施設白書の中で見させてもらった、いろいろ推計の数字として最終的には面積を縮減させることで、このままいくと多分向こう40年間、326億円でしたっけ、の費用があって、それを年ベースにすると大体3億4,000万ぐらいですかね。オーバーしていくということですね。それを面積を縮減させて、それで長寿命化にさせることで大分体力的にはもつだろうという、その財源にしてみるとですね、非常にわかりやすくまとめてあって、確かにそのとおりだなと思うんですけど。実際にその計画どおりにこの問題が本当にできるのかどうかというあたりを、例えばこの間の研修で言うと、お隣の横須賀市さんのやり方というかですね、物を見て、例えば長寿命化の年数を少しもう一回下方修正してみたりとかということも当然であって、これから葉山町にとってはそれが全て今がスタートラインなのかなと思ってはいるんですけども。そういった面で、ちょっと話戻りますけども、長寿命化というものに関しての安全性ということに含めると、ちょっとやはり疑問が残るような、この間の震災なんか見ると、結果なのかなと思うんですけど、その辺に関してはどんなにお感じですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今、議員おっしゃるとおりですね、手法として本当に長寿命化を先に考えていくのか、再配置を考えるのかという、そこら辺は議論する、すごい重要な観点かなというふうに私も思っております。私はド素人ながらですね、いろいろ頭の中フル回転させながらいろいろ、この間の研修会も含めですね、いろいろ知識を膨らませているところではあるんですが、やはり素人は素人なりの部分しかないもんだなと思っていますんで、くどいようで申しわけないんですが、今後もですね、策定委員会の識者の方たちのですね、御意見を伺いながらどう進めたらいいのかという部分はですね、十分に考えさせていただきたいし、今後の方向性というものをですね、見出していきたいなというふうに思っております。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。すいません、答えづらいような質問続けて申しわけないです。この間の研修では最後の渡されたほうにも、我々議会としてもですね、この公共問題、どう向き合えばいいかということで、さまざまな課題点を残しておられますし、不都合な真実にも真摯に目を向けなさいというようなお言葉をいただいておりますので、ぜひ町の方も、それから我々も含めてですね、一緒になってタックを組んでこの公共施設問題取り組んでいかなきゃいけないというふうに思っておりますし、最近、舛添都知事がよくいうセリフになってしまうかもしれないですけど、第三者の厳しい目というかですね、そういったものも間に取り入れながらですね、ぜひこういう計画等も途中で見直し等、審査をしていただきながら、よりよい今後の葉山町にしていければと思いますので、ぜひ一緒に取り組んでいってもらえればと思いますので、よろしくお願いします。
続きましては、2項目目に移ります。葉山町の海水浴場・海の家の営業に伴う諸問題についてということで質問をさせていただきます。先ほど町長のほうの第一答弁のほうからもですね、さまざまな今年度の新たな取り組みということで、何点かお話をいただきました。これから海の家、既にもう建設が始まっているところだと思いますけども、ちょっと気になったのがですね、昨年の行政の側とですね、我々がちょっと町民の方からよく苦情なり、クレームをいただくような治安という部分で言うと、少し差があったのかなというかですね、認識の違いがちょっと見受けられたのかなということもあったので、改めて今回、同じような質問させていただきました。その中で、ちょっとまた同じ答えになってしまうかもしれないんですけども、改めてお伺いしたいのが、まずは去年からファミリービーチというのを開設されて、大分好評を得ているということで、ことしはさらにその辺の拡充であったりとか、充実を図っていくというようなお話だと思うんですけども、その一方でですね、多分ピーク時になると、ファミリービーチと普通の何というんですかね、砂浜とかビーチとの区別がなかなかつかないので、実際問題とすれば、ファミリービーチの中でもちょっと若い人たちが飲酒をしながらたばこを吸っているみたいなところもあったりするんですけども、そういったところで言うと、いかにそういうちょっと安全なエリアがしっかりと確保できるかというのが、改めて海水浴場の安全性についてはですね、非常に軸になってくるのかなと思うんですけど。その辺の対応策等をまたちょっとお伺いさせていただければと思うんですけど、いかがでしょうか。

都市経済部部長(永津英彦君)

満杯になったらというところはあるんですけど、エリアを明確にするために基本的に看板設置等とかを設置して、前年よりもわかりやすいエリアの指定というところは目指していきたいと思いますけど、どうしても人数的に満杯になったときに、今の御指摘の部分というのは多少あるのかなとは思っています。

9番(石岡実成君)

本当に夏休みのピーク時のにぎわいは私も重々承知しておりますので、なるべくわかりやすいような明記の仕方であったり、工夫等は続けてやっていっていただきたいと思います。それと、町長のほうからも、組合とも、今回、飲酒に関して大分力を入れていくということで先ほど答弁いただきましたけども、もうちょっと具体的にというか、わかりやすく何か新たな取り組みというかですね、悲惨な事故が起きた後ですので、そういった意味でもここの強調する部分というのは非常に必要なのかなと思いますので、教えていただければと思います。

町長(山梨崇仁君)

昨年の交通事故、事故としては飲酒という取り扱いができないまま不起訴に終わってはおりますけれども、その背景には飲酒があるんだろうという推測のもとではありますが、重大な問題ととらえてはおります。まず、具体的にお話をしますと、警察関係にはですね、既に飲酒に関する取り締まり、検問についての強化の依頼をしてございまして、また、改めて海の家等を含めた話し合いの場をですね、何かしら設けたいと思っておりますが、その中で、警察のほうにはより具体な協力を改めてお願いをしていこうとも考えてございます。実際に昨年の事故は確かに葉山の町の方でしたけども、主には、風紀の乱れの主には町外からいらっしゃる、ほかの都市の海岸ではなくて、葉山町に流れてくるといいますか、そういった方々に対する対応をしっかり取ろうということを掲げておりまして、先ほどの保全憲章という言葉を使ったんですが、強く町外に向けて、もちろんおのずと町内にもですけども、葉山町はそういった風紀について大変厳しい町であるということを海の家の方々と話し合いをして、それを発信していくことがとても大事なことだというふうには考えてございまして、それを憲章という形で発信をしていきたいと今は考えております。実際に町としても、では、飲酒の取り締まりはできないのかという御質問もよく受けるんですが、葉山町の場合は4つの海岸、また、その海岸の左右前後にはですね、海水浴場エリアにならない海岸も多くありまして、事実上、町が締めつけをしたところでも、そこから葉山町内でほかの場所に移動するだけ。それによって漁港である漁師さんに迷惑がかかったりとか、他の住民の方々に余計な迷惑をかけるようにもなるんでないかという心配から、締めつけはなかなか難しいという結論に至りました。大変残念ではありますけども、一斉に町として対応することができないということから、では町外に対する広報をですね、より強めて、また、パトロールをして、しらみつぶしに対応していこうというふうに今は考えているところです。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。その飲酒に関してはですね、先ほど町長がおっしゃられたとおり、あの事件に関しては正確な検証ができなかったということで、非常に残念な結果ではありますけども、あの事件以外にもですね、例えばお隣の逗子市は、何かことしは海の家の経営する側の人たちに対してだと思うんですけど、条例違反という部分でお酒を提供したりですとか、従業員の方が逆にちょっと風紀を乱すような刺青をしてあったりとかすると、何かイエローカードを出して、累積で何か処罰するみたいなそんな情報が、タウンニュースですかね、のほうにちょっと載っかっておりました。これは条例ありきということで、葉山町の場合は自主的なルールということで、全く別次元で海の家等、海水浴場をやっていますから、必ずしも当てはまるものではないと思っております。
私自身はですね、昨年、山梨町長とも少しお話をさせていただきまして、何でもかんでもがんじがらめに条例をすることが全てではないということで、なるべく自主ルールの中で葉山の海だけは全然違うんだというようなアピールが葉山内だけじゃなく、葉山町外の方々にも浸透していけばですね、確かにそういった海の家の営業等も可能にはなるかとは思います。実際にその海の家を経営されている方々ともお話をする機会があるんですけど、かなり気をつけて騒音等もなるべく出さないようにとか、いろんな意味で、逆に一生懸命気をつけながら葉山の海を守っているという、その風物詩的な海水浴場を守りたいんだという意味では、非常に意識が高い状態で経営はされていらっしゃるとは思うんですが、やはり今、周りのね、海の家等が海水浴場の規制が大分厳しくなっているというところで、どうしても人の流れが数字的には多分取られてはないと思いますし、神奈川県のホームページにですね、かながわ海岸利用に関するあり方検討会というんですかね、こういうのを県で多分やられている機会があって、その報告書というかですね、報告がホームページ内に載っているのをこの間、拝見しました。その中には、たまたまだと思うんですけど、葉山町の海岸で起きている事象をもとに、いろんな今、神奈川全体の海で起きている問題等について話し合っているというような内容だったんですね。それを見る限りで言うと、特に葉山町って本当に独自で、よく条例なしでここまでやれているんだなというふうに逆に感じている部分であるんですけども、そろそろいろんな意味で見直さなきゃいけない時期でもあるでしょうし、何かしらのルールも含めて再検討する状況には追い込まれているような気はします。
第一質問の中でもひとつお伺いした、その近隣住民とのコンセンサスをどう取っていくかというところで言うと、昨年も飯山議員のほうからも多少質問等があったと思うんですが、この騒音に関してはですね、なかなか折り合いがついていないのかなって。いろんな面では守られている部分があっても、騒音というものに関しては、例えばやっぱりライブ、ライブハウス化している部分もあったりすることも含めると、どうしても夜、葉山町の場合は10時までやっていますので、その間の騒音ということに関しては地域住民となかなかうまく折り合いがついていないというところもあると思うんですけど、そういったところを改善するに当たっての何か努力をしているものであるとか、今後、やはりそこは避けて通れないということである以上の町としての何というの、この指導というか、方針というんですかね、そういったところがもしあれば教えていただきたいんですけども、どうでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

具体な話はですね、担当部長のほうから御説明させますけども、今、石岡議員がおっしゃいました、クラブハウス化しているという言葉がございましたが、私の認識では葉山町においてクラブハウス化している、ハウス化しているものは一切ないというふうに思っております。海の家の皆さんはですね、そういったことに対しては、他市の状況を見て、非常に厳しく対処をしてございますので、たとえ音楽を流すにしても大きな大騒音でですね、クラブハウスの中でとじこもってやっているような状況は一切ございませんので、そこについての認識は私が正しいのか石岡議員が正しいのか、私もわかりませんけれども、認識は違うというふうには思います。音響についても全ての海の家についてですね、出しているものではありませんし、全てにおいてそれが問題として解決できてないという認識はございませんで、海の開設期間のうち数日、何日かそういう期間があったという、町のほうではなくて、町民の方々の御意見でということは聞いたことございますけども、それについても海の家のほうとですね、町民の方々としっかり話し合いをしているものと思いますので、本年同じようなことを繰り返さないようにというふうに私は努力してもらえるものというふうに思います。

都市経済部部長(永津英彦君)

マナーアップ推進運動の中で、当然拡声器を使った大音量は禁止しましょうねとかですね、あと、まだ先ほどの答弁の中で憲章を出していきましょうという中に大音量の音楽等に関する制限という形で、葉山の海岸は大きすぎる音楽はやめて、波音が感じられるような海水浴場を目指しましょうというような中身の憲章を出して、それを強くアピールしていくというようなところで、若干強制力的には弱いかと思いますが、そういったスタイルで進めていきたいというふうに考えています。

9番(石岡実成君)

すいません、1つ確認ですけど、私、クラブハウス化といいましたか。ライブハウスと言ったような気がするんですけど。いわゆる私の認識の中では、クラブハウスは多分それこそ本当に躍ったり何だりしているんだと思うんですけど、私言っているのは、ライブをですね、結構な頻度でやっている海の家があって、そこがですね、そこからちょっと波及して、たまにそれが熱くなっちゃって、周りが盛り上げてくると、予想以上にマイクの音量が上がったりですとか、去年たった1回だけかもしれないんですけど、そこで何かバーレスク化してしまったところがあるということで、町民の方から非常にこれはゆゆしき問題だということでクレームのお電話をいただいたりしたこともあったので、そこについてですね、あくまでもすべての海の家だと私も思っていませんけども、皆さん御存じのとおり、ある程度そういったことをイベントをやる海の家というのは大分絞られてはくると思うんですけど、そういった意味で言うと、なかなか問題起きているところはいつも同じだと思うんですね。そういったものも含めて、あえて別にお店の名前を出すわけじゃなくて、町としてそういったところに対して地域住民とどういうふうにかかわっていかなきゃいけないかということのかかわり方は絶対これから必要だと思うんですけど、そういった意味でお伺いしたかったんですけど、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

私の聞き間違いでしたら、失礼しました。ライブハウスというふうにおっしゃったのかもしれませんが、結論としては同じですので、そういった状況はないというふうに認識をしています。要は、ライブは行っていますけども、ハウスはないというふうに認識をしてございますので、囲い込んで中で何かしているような状況はないということは、私は認識してございます。なお、それについて幾つか申し上げたように、全くなかったというふうには思いませんで、ライブをして、大音響で一部そういった苦情に発展したものがあるということは、直接ではありませんが、繰り返しになりますけれども、町民の方から声を聞いてございます。そういうものに対してしっかりと対応をして、海の家として風紀を、マナーを守ってくださいということは先ほど第一答弁でも申し上げましたとおりですので、取り組んでまいりたいというふうに思います。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。私はどちらかというと、音楽も嫌いじゃないですし、海の家が海の家として盛り上がることに関してはやぶさかではないというほうの人間ではございますけども、一方では、やはり近隣に住む住民の方の苦しみというかですね、ちょっと余り芳しくないんだというような意見をもらってしまうとですね、やはりそこは一度こういうふうにお伝えをしてですね、対応策等は考えていただかなきゃいけないという立場にございますので、一度、いま一度ですね、その辺も含めて今後の対応をよろしくお願いいたします。
これはあくまでも質問というよりは、いただいた意見をそのままちょっとお伝えさせていただきたいんですけども、町民の方からですね、実はバーベキュー、葉山でやるバーベキューであるとか、それから、ジェットスキーをですね、もう全面禁止、何でできないんでしょうかというような問い合わせをいただいておりまして、私も、それはやっぱり難しいだろうなということで自分なりにはですね、答えられる範囲のものは答えております。その町民の方がですね、何を望んでいるかというと、別に町が全て全面撤廃というか、全面禁止をして、しなきゃだめなんだということではなく、もし、それが難しかったら難しいなりのわかりやすい理由を、もし、例えばなんですよ、これ例えばなんで、非常に難しい話なのは承知なんですけど、ホームページ等で町は海水浴場に関してこういう考え方を持っているので、ここまではやるけども、これ以上のものは例えばできないみたいなことのアピールであったりとか、そういったわかりやすいものがあれば、もうあとは下手に騒がずに民間の内で何か、なるべく自粛してもらうようなとか、もっと気をつけてもらうような運動ができるので、その辺をですね、ぜひ町のほうにも意識というか、そういった最終的なことで言うと結果なんでしょうかね。そういったものをできればアピールというか、PRしてもらいたいというような御意見をいただいておりますので、これは質問ではなくて、そのままちょっとお伝えはさせていただきます。
あとは、これ直接はうたっていませんけども、一方で、海の家から流れる排水のですね、心配等、環境に対しての苦言を呈していらっしゃるような方の連絡等もいただいておりますので、今後も引き続きですね、そういったことも含めて、町民の方以外に外からも来る全ての人が本当に楽しめるような海水浴場づくりを心がけてつくっていっていただきたいと思いますので、お願いをいたします。
それでは、3点目の3項目目の安心・安全、快適な生活環境とまちづくりの質問をさせていただきます。先ほど実践的な防災訓練についてということでお話をさせていただきました。第一答弁の中で町長のほうからも、今、葉山町のほうでこれから進めていくところ、それから、今年度新たに実施をするようなお話等、お伺いをいたしました。これもですね、いろいろとこの間の、先ほどもちょっと言いましたけど、益城町の役場の話もそうですけども、今後、やはり葉山町の場合はですね、津波のこともそうですし、それから、家屋の倒壊もそうですし、特にもちろんそれと土砂災害も含めてですね、もう全ての今回のいろんなケースが当てはまる、多分エリアだと思うんですね。そうすると、やはり実践的な防災訓練ということをいずれかのタイミングでしていかないと、多分本当に耐えられるかなという不安がちょっとよぎったんです。というのもですね、先々月の4月23日に、市民プラザで行われた「小さな命の意味を考える会」というのにちょっと私、参加させていただきまして、そのとき宮城県の石巻市立の大川小学校の悲劇と提言ということの講演を受けて、町長も御存じだと思うんですけど、その後、町長を含め、近藤大輔県会議員が登壇してパネルディスカッションをやったんです。その後に、そこにいらした方々からの質疑応答という時間があったんですけど、そのときのいらっしゃった方々の質問の内容を聞いていると、かなり行政に対しての依存率というのが非常に強いんだな、みんなという。本来、自分たちの命は自分たちで守らなきゃいけないというのが根底にあるはずなんですけど、どうもそういう危機感がないんじゃないかなっていう、そういうことをすごく強く感じたんですね。
ということもあって、やはりそういった逆に機会をつくるためには、単なるおざなりというと大変失礼なというか、適切な言い方じゃないかもしれないんですけど、やわいものではなくて、例えば抜き打ち的な防災訓練であったりとか、いろんな厳しいケースをあえてつくった上での防災訓練というのを今後、絶対必要なのかなというふうに思っておりまして。この総務省の消防庁のですね、ホームページを拝見すると、実践的な防災訓練の普及に向けた事例調査報告書というのがありまして、これ、きょうはまとめたものを5ページぐらいのをちょっと持ってきたんですけど、本来は200ページ以上に上っている、いろんな調査報告書がありますね。その中のやはりその事例をちょっと拝見するとですね、要するに、先ほど私が言ったように、リアリティーを目的と抜き打ち的な、例えば津波の避難訓練だったりとか、それから、ペットの受け入れ対策等の避難所運営の検証を行った防災訓練。いろいろあるんですけど、あとは実際に普通に海の家の例えば開設時期にレジャー客も一緒に巻き込んでしまうような避難訓練とかですね、津波対策訓練とか、そういった、あとは夜間、あえて夜間にやってみるとか、そういったいろんな事例があってですね、非常に今までとはこういった訓練やると、やった方々の気持ちが大分違うということの調査結果が出ておりますので、本当にこれしっかりとやってもらったほうがですね、やはり一人ひとりがやっぱり自分の命は自分で守らなきゃいけないんだということを、本当に再認識するいいタイミングだと思うんですね。ということも含めて、ぜひですね、そういった実践的な防災訓練の場ということ、それから、その内容をですね、いま一度議論等をしていただいて、今後実施していただければと思いますが、この辺はいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

今、幾つか例示でおっしゃっていただきました訓練なんですけども、平成24年度の防災訓練におきましてはペットの避難をですね、葉山町も実施をしてございます。また、昨年の夏には海岸において海水浴にいらしている方々にもですね、一時避難のですね、訓練も行っておりまして、今の2つの事例については行われているなというふうには思いました。なお、夜間訓練、また、何でしたっけ、急に予告なしに行う訓練につきましてですけども、どうしても我々行政なもので、仮にその訓練において、訓練にもかかわらず、事故であったりとか、けがなどをですね、起こすわけにもいかないということを考えますと、なかなか訓練の実施にはちゅうちょするところが正直なところです。例えば限定された地域でそういった要望があればとかですね、もしくは、例えばこの庁舎内である職員向けであったりとか、そういったものについては、とはいえ、多少の予告は必要かとは思うんですが、事件、事故がないという判断ができれば、ぜひ踏み切りたいものだというふうには思っておりますので、具体的にほかにも幾つかの事例がもし、あるのであれば、そういった御提案をいただければ、本年度は引き続き実地に沿った訓練ということで、いろんな方面の協力をまだまだ仰ごうと検討をしてございますので、御意見いただければ幸いでございます。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。私のほうももう一度戻ってからですね、その事前にこういった行ったような報告書を再度目を通して、提案できるようなことがあればぜひ提案をさせていただきます。
次の質問に移ります。子育て環境をよりよくするための具体的なビジョンということで、先ほどお話をさせていただきました。これはですね、先ほどの公共施設白書のあたりから全てが連動してくるお話であると思いますが、せんだってですね、これも横浜の自治会館で正・副委員長の研修会というのがありまして、そこに行ってきたときにですね、ちょうどテーマが人口減少と地方創生というのがテーマでお話を受けてきました。で、その中にはですね、やはりいわゆる最終的には、こういった葉山町はそれほど急激な人口減少ではないということは理解はしておりますけども、緩やかな傾向にあるんだろうなということを踏まえると、やはり20代から40代の子育て世代の人たちがいかに町に移り住んでくるかというのがキーワードになるんじゃないかということを、先生は明言はしていませんけど、多分いわゆるそういったことを言いたいんだろうなというようなお話を受けてきました。
そういった中では、葉山町のほうでもですね、しっかりと人を地方創生の人口ビジョンというものを拝見すると、今後、いろんなKPI値を出してですね、認可保育園数を4カ所から6カ所にするですとか、いろんな部分で子供の子育て支援の充実を図る上でのもう計画策定はもうほぼできているのかなということは、当然これを見るとわかるんですけども、その一方で、いろんな文献等を拝見しますとですね、今後、これはあくまでもすぐできるかどうかは別としてですね、例えば今、フランスの子育て支援というのが今、非常に世界では目を向けられているというか、出生率がフランスというのはすごく高いらしいんですね。その内容的にはですね、子育て支援の中で保育園をふやすよりは、いわゆるベビーシッターというんですか、今で言う保育ママ、日本で言うと、そのそういう人たちの比率をふやしてですね、そこに対して、例えばフランスの場合ですと、3歳未満でおよそ4万8,000円、3歳以上だと2万4,000円が今、補助が出て、そういった支援をしていると。そのメリットはどこにあるかというと、当然今、働いているお母さんたち、子育てをするお母さんたちというのは、多分例えば今で言う、朝9時から5時までの仕事をしているだけではないといういろんな時間帯によってですね、保育園に預けるよりもはかなり保育ママ等のそういう、もし、施設、設備というかね、システムがあれば、非常にそういったいろんな各家庭の職業事情にですね、対応できるというようなことが着目されておりまして、ぜひですね、そういったところで言うと、今後、葉山町にとってもですね、ちょっと検討してみてはどうなのかなということを少しその文献を読みながら感じたんですけども、いわゆる小規模保育という言い方をちょっとしているんですけど、そういった考え方というのは今後、葉山町の中であったでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

まず、保育ママのことにつきましては、待機児童対策の中で、葉山町におきましても何年か前から考えていたこともございます。実際に広報を使いまして、やっていただける方はいませんかということで呼びかけたこともございますが、葉山としてすぐにできるという方はいらっしゃらなかったという経過もございます。国の制度といたしましても、保育ママをすることに対しての補助等もありますので、それを活用できると思うんですが、実際今、やはり補助を、国制度の補助を使うためには、保育ママの方でも保育士の免許が必要だとか、看護師の免許が必要だとか、少しハードルが高くなっておりますので、すぐにできる状態ではございません。あと小規模保育につきましては、0、1、2歳までを一応小規模保育で見てですね、国としては3歳児以降は幼稚園なり、連携する保育園でお子さんたち3歳になったらそちらに移るようにというような制度で行っておりますので、ちょっと葉山につきましても先ほど答弁させていただきましたように、待機児童は減っているんですけれども、まだ多少いるということで、3歳からのお子さんをここに受け入れてというような連携保育園を持つことができないので、すぐに実現することは今、難しいという状況です。

9番(石岡実成君)

確かに国のシステム等も変わらないと難しいということは、当然書いてありましたので、一概に難しいということもわかりましたし、あとはなかなかね、葉山町でもやってはみたけどもということも、すいません、私も今、初めて知りましたので、ありがとうございます。先ほど町長のほうからは、今後、40人の待機児童が10人未満になるということもお話を伺っていますので、大分改善されてきているんだなということもありますので、引き続きその辺は努力していただければと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、最後に、南郷上ノ山公園の有効活用とサービス充実についてお伺いさせていただきます。先ほど教育長のほうからも日々の点検等改善していくということ、それからテニスコートのシステム導入ということで、大分改善をしているということの御説明を伺っておりまして、本当に納得いただけるような答えではあったんですが、私のほうにですね、たまたま今回、お話をいただいた方というのが、1点ですね、野球関連をされている方だったんですけど、いわゆる今、葉山町の野球場とグラウンドでは多分ティーバッティングぐらいはできるんだけども、フルスイングができないという、ネットの関係上なのか、練習のときもですね、そういったネットがあれば大分変ってくるんだろうになということで言うと、正直そういったところの設備をもうちょっと何とかしてもらいたいなというのが軸立った内容なので、なかなか一概には難しいとは思うんですけども、そういった意見があったということでお伝えだけさせていただければと思いますし、あとはその前に使った、その前にグラウンドを使用した、例えばサッカーなり野球なりで、前に使ったチームというか、団体さんがですね、しっかりと整備をしないまま次に。次に来た人たちが最終的には整備をしなきゃいけなくなったというようなケースが多少あるらしいんですね。そういったところをもう少し、事務所があると思いますので、そういった方たちにもしっかりとその辺の目配せというか、管理をしていただきたいというような要望が出ておりますので、そこだけちょっとお話をさせていただければと思いますが、いかがでしょう。

教育部部長(沼田茂昭君)

野球場や多目的グラウンド等のティーバッティングのお話だと思うんですけれども、南郷の野球場はもともと軟式仕様でつくられておりまして、硬球とかを使った場合のティーバッティングの場合は、柵をかなり、防球ネットを飛び越えるので危険があるということで、硬球を使った場合はなるべくティーバッティング以上の行為を行わないでほしいというふうな指導をしています。多目的グラウンドはもう御案内のとおり、周りはネットに囲まれておりませんので、非常に危険も伴いますので、これもちょっと遠慮をしていただきたいというような話をしております。グラウンドの整備に関しては、もう口が酸っぱくなるように、終わった場合にはトンボがけ、これはもう指導を徹底しているところですけれども、なかなか行き届かない部分もございまして、それは事務所を通して日々、もう徹底させていただく…していきたいと、そのように考えております。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。いろいろと意見が出てくる部分もありましてですね、前向きに検討できる部分についてはやっていただければと思いますし、その整備に関してはやはり事務所の機能をしっかりともうちょっとしていただきながらですね、運営管理等を含めて今後もしっかりとやっていただければということをお願いして、私の一般質問を終わらせたいと思います。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

これにて9番石岡実成議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。

議長(近藤昇一君)

本日の日程は全て終了いたしました。あすから2日間休会とし、来る6月6日、午前10時再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(午後2時08分)

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更新日:2018年01月31日