葉山町議会 平成28年2月12日

招集年月日

平成28年2月12日(金曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前10時00分

散会

午後4時42分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 細川慎一 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 窪田美樹 出席
第8番 畑中由喜子 出席
第9番 石岡実成 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 伊東圭介 出席
第12番 笠原俊一 出席
第13番 土佐洋子 出席
第14番 近藤昇一 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 山本孝幸
教育長 返町和久
政策財政部部長 小山誠
総務部部長 池田務
福祉部部長 仲野美幸
環境部部長 伊藤義紀
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 沼田茂昭
消防長 高梨勝
総務課課長 新倉利勝

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 矢嶋秀明
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第11番 伊東圭介
第12番 笠原俊一

議事日程

第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 議案第43号 平成27年度葉山町一般会計補正予算(第5号)
第6 議案第44号 平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
第7 議案第45号 平成27年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)
第8 議案第46号 平成27年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
第9 議案第47号 平成28年度葉山町一般会計予算
第10 議案第48号 平成28年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第11 議案第49号 平成28年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第12 議案第50号 平成28年度葉山町介護保険特別会計予算
第13 議案第51号 平成28年度葉山町下水道事業特別会計予算
( 以上5件 施政方針・説明 )
第14 議案第52号 葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例
第15 議案第53号 葉山町非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例のる条例
第17 議案第55号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例
第18 議案第56号 地方公務員法の改正に伴う関係条例の整備に関する条例
第19 議案第57号 葉山町一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例
第20 議案第58号 葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例
第21 議案第59号 葉山町教育基金条例
第22 議案第60号 葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例
第23 議案第61号 葉山町廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例
第24 議案第62号 葉山町消防長及び消防署長の任命資格を定める条例の一部を改正する条例
第25 議案第63号 葉山町火災予防条例の一部を改正する条例
第26 議案第64号 葉山町と神奈川県との間の行政不服審査会の事務の委託に関する協議について
第27 議案第65号 人権擁護委員の推薦について
第28 議案第66号 人権擁護委員の推薦について
第29 議会議案第28-1号 葉山町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例

議事の経過

議長(近藤昇一君)

おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、ただいまから平成28年葉山町議会第1回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(近藤昇一君)

日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る2月5日に開催されました議会運営委員会におきまして、会期は本日から3月17日までの35日間と決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月17日までの35日間と決定いたします。

議長(近藤昇一君)

日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により議長において指名いたします。11番伊東圭介議員、12番笠原俊一議員のお2人にお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

日程第3、議長から「諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました陳情は、お手元に配付した文書表のとおりであります。それぞれ所管の委員会に付託いたします。審査結果等については後日報告願います。
なお、陳情第28-1号「軽度外傷性脳損傷・脳しんとうの周知と予防、その危険性や予後の相談の出来る窓口などの設置を求める陳情」及び陳情第28-4号「国に対して消費税増税を中止する意見書の提出を求める陳情書」につきましては、議会運営委員会におきまして取り扱いを協議した結果、議員配付とすることに決定いたしましたのでお手元に配付してございます。

議長(近藤昇一君)

日程第4、町長の「行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。

町長(山梨崇仁君)

おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告をさせていただきます。
過去の定例会で採択すべきものと決定された陳情の処理状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。
以上、行政報告でございます。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

以上で町長の行政報告を終わります。

議長(近藤昇一君)

日程第5「議案第43号平成27年度葉山町一般会計補正予算(第5号)」、日程第6「議案第44号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第7「議案第45号平成27年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第8「議案第46号平成27年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第3号)」の4件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

それでは、議案第43号から議案第46号まで一括して御説明申し上げます。
初めに、議案第43号平成27年度葉山町一般会計補正予算(第5号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億9,868万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を99億1,518万5,000円とさせていただくものでございます。
第2条、繰越明許費の補正は、6ページ、第2表繰越明許費補正に定めますとおり、第2款総務費、第1項総務管理費の事務処理OA化事業から第9款教育費、第3項中学校費の中学校耐震整備事業までの7事業につきまして、お手元に配付をさせていただきました議案第43号参考資料に記載のとおり、それぞれ平成28年度に繰り越しをして使用させていただくものでございます。会館維持管理事業につきましては、福祉文化会館ホールの空調設備の改修工事に相当の期間を要することから、その他6事業につきましては、平成27年度、国の補正予算(第1号)成立後に予算措置を行わざるを得なかったことから、また、それぞれの事業実施に相当の期間を要することから繰越明許をさせていただくものでございます。
第3条、地方債の補正は、6ページ、第3表地方債補正に定めますとおり、国の補正予算に伴い実施する一色小学校及び葉山中学校屋内運動場天井等非構造部材耐震化工事につきまして補正予算債を活用することから、その限度額、起債の方法等を定めさせていただくものでございます。
それでは、歳入歳出補正予算につきまして、補正予算書の10ページ並びに別冊の補正予算に関する付属説明書の11ページから順次御説明申し上げます。
歳入、第10款地方交付税の普通交付税は、国税の増収見込みに伴い、国の補正予算による普通交付税の調整額が復活措置により増額となるものでございます。特別交付税は12月交付分が3月交付に先送りされたことに伴い、地域手当超過支給相当額が減額適用されることになったため、更正減させていただくものでございます。
第14款国庫支出金の国民健康保険基盤安定制度負担金は、平成27年度保険基盤安定に係る繰出金の額の確定に伴う更正増でございます。児童福祉費負担金の施設型給付費等負担金は、ぎんのすず保育園及びおひさま保育室の開所がおくれ、給付見込みが減ったことに伴う更正減でございます。児童発達支援給付費等負担金は、発達児童支援及び放課後等デイサービス利用者が当初見込みを上回ることに伴う更正増でございます。
付属説明書の12ページ、民生費国庫補助金の地域生活支援事業費補助金及び次の子ども・子育て支援交付金は、平成27年度補正基準額の確定に伴い更正減させていただくものでございます。子どものための教育・保育給付費補助金は、低所得の多子世帯やひとり親世帯等の保護者の負担軽減、幼児教育無償化を推進するための制度改正に伴うシステム改修経費に対して交付されるものでございます。教育費国庫補助金、小学校費補助金の学校施設環境改善交付金は、国の補正予算による学校施設等の耐震化・老朽化対策等推進事業として行う一色小学校屋内運動場天井等非構造部材耐震化工事に対して追加交付されるものでございます。小学校費補助金…失礼いたしました。中学校費補助金の学校施設環境改善交付金は、各中学校空調設備設置工事に係る交付金が採択されなかったことに伴う更正減及び小学校費同様、国の補正予算に対応して行う葉山中学校屋内運動場天井等非構造部材耐震化工事に対して追加交付されるものでございます。
付属説明書の13ページ、臨時福祉給付金給付事業費補助金は、低所得の高齢者等を対象に給付する年金生活者等支援臨時福祉給付金及びその事務費に対して交付されるものでございます。総務費国庫補助金の個人番号カード交付事業費補助金は、個人番号カードの追加発行分の製作等に伴い追加交付されるものでございます。地方公共団体情報セキュリティ強化対策費補助金は、国の補正予算による自治体情報セキュリティ強化対策事業として地方公共団体の情報セキュリティ強化対策経費に対して交付されるものでございます。
第15款県支出金の国民健康保険基盤安定制度負担金から、付属説明書14ページの民生費県補助金の子ども・子育て支援交付金までは、国庫支出金と同様の理由により更正増・減させていただくものでございます。
市町村自治基盤強化総合補助金は、葉山南郷地区活性化事業及び河川維持補修事業が補助対象に認定されたことに伴い交付されるものでございます。
第17款寄附金の一般寄附金は、4件の寄附金がありましたので、記載の額を更正増させていただくものでございます。付属説明書の15ページ、衛生費寄附金から教育費寄附金までは、記載のとおりそれぞれ指定寄附として寄附されたものでございます。
第18款繰入金の公共公益施設整備基金繰入金は、市町村自治基盤強化総合補助金が交付されることに伴い、河川維持補修事業の財源としていた同繰入金を減額更正させていただくものでございます。
第21款町債の小学校耐震整備事業債及び中学校耐震整備事業債につきましては、一色小学校及び葉山中学校の屋内運動場天井等非構造部材耐震化工事の実施に伴い発行されるものでございます。
続きまして、補正予算書では16ページから、付属説明書では16ページの歳出、第1款議会費から第9款教育費までの各費目、職員給与費につきましては、職員手当等の変動に伴い更正増をさせていただくものでございます。
第2款総務費の事務処理OA化事業は、国の補正予算を踏まえ、情報セキュリティ強化に係る関連経費を増額計上させていただくものでございます。神奈川県町村情報システム共同事業は、番号制度への対応並びに国の補正予算に伴う子どものための教育・保育給付制度に対するためのシステム改修に要する経費を負担するものでございます。個人番号カード交付事業は、個人番号カードの追加発行関連経費として、地方公共団体情報システム機構へ支払う交付金の更正増でございます。
第3款民生費、国民健康保険特別会計繰出金の保険基盤安定繰出金から、付属説明書19ページの国保財政安定化支援事業繰出金までは、それぞれ繰出金の額の確定に伴い更正増・減させていただくものでございます。介護保険特別会計繰出金は、職員手当の変動に伴う一般会計繰出金の更正増でございます。次の、一般事務費及び障害福祉費の一般事務費は、平成26年度臨時福祉給付金給付事業費補助金等の額の確定に伴う超過交付額の返還金でございます。会館維持管理事業は、昨年12月に故障した福祉文化会館ホール空調設備の改修工事に要する経費でございます。臨時福祉給付金給付事業は、低所得の高齢者等に対する年金生活者等支援臨時福祉給付金の支給に要する経費でございます。
付属説明書の20ページ、発達障害児等支援推進事業は、児童発達支援及び放課後等デイサービス利用者が見込みを上回ったことによる扶助費等の更正増でございます。一般事務費は、平成26年度養育医療費国庫負担金等の額の確定に伴う超過交付額の返還金でございます。教育・保育給付支給事業は、ぎんのすず保育園及びおひさま保育室の開所がおくれたことにより、給付費等が当初見込みを下回ったことに伴い更正減させていただくものでございます。
付属説明書の22ページ、第4款衛生費の健康増進事業は、人間ドック及び脳ドックの費用助成が当初見込みを上回ったことによる更正増でございます。
ふるさと葉山みどり基金積立金は、ふるさと葉山みどり基金寄附金を積み立てさせていただくものでございます。
第7款土木費の下水道事業特別会計繰出金は、職員手当等の変動に伴う一般会計繰出金の更正増でございます。
第8款消防費の消防庁舎維持管理事業は、女性消防職員の採用に備え、仮眠室等を改修させていただくものでございます。
第9款教育費の葉山町教育基金積立金は、新たに設置をさせていただきます葉山町教育基金への寄附金の積み立てでございます。小学校耐震整備事業及び中学校耐震整備事業は、国の補正予算による交付金及び町債を活用して、一色小学校及び葉山中学校の屋内運動場天井等非構造部材耐震化工事を実施させていただくものでございます。中学校管理事業は、各中学校空調設備設置工事に係る入札等の結果、執行残が生じたため、更正減させていただくものでございます。
補正予算書の28ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、2,678万3,000円を減額し、補正後の額を4,857万円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第44号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,338万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ44億3,698万6,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ並びに付属説明書の24ページから順次御説明申し上げます。歳入、第9款繰入金は、保険基盤安定繰入金及び国保財政安定化支援事業繰入金の額の確定に伴う更正増減でございます。
補正予算書の10ページ、付属説明書の26ページ、歳出、第11款諸支出金の国庫支出金等返納金は、平成26年度療養給付費等負担金の額の確定に伴う超過交付額の返還金でございます。
第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、2,438万7,000円を増額し、補正後の額を6,809万3,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第45号平成27年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6万円を追加し、歳入歳出予算の総額を28億764万4,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ、付属説明書の28ページから順次御説明申し上げます。歳入、第7款繰入金の職員給与費等繰入金及び補正予算書の10ページ、付属説明書の30ページ、歳出、第1款総務費の職員給与費は、職員手当の変動に伴う更正増でございます。
第2款保険給付費の高額介護予防サービス事業及び特定入所介護予防サービス事業は、それぞれ保険給付費が当初見込みを上回ったことにより更正増をさせていただくものでございます。
第7款諸支出金の第1号被保険者保険料還付金経費は、保険料還付金が当初見込みを上回ったことにより更正増させていただくものでございます。
補正予算書の12ページ、第8款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため1,322万6,000円を減額し、補正後の額を4,844万6,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第46号平成27年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ28万円を追加し、歳入歳出予算の総額を14億6,518万1,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ、付属説明書の32ページから順次御説明申し上げます。歳入、第4款繰入金の一般会計繰入金及び補正予算書の10ページ、付属説明書の34ページ、歳出、第1款総務費及び第2款事業費の職員給与費は、職員手当の変動に伴う更正増でございます。
歳出、第1款総務費の総務管理事務経費は、平成26年度決算における消費税及び地方消費税の確定申告に伴い、平成27年度分の中間納付税額に不足が生じるため、更正増をさせていただくものでございます。
第4款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、134万1,000円を減額し、補正後の額を1,124万円とさせていただくものでございます。
以上、補正予算4件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。最初に、議案第43号について質疑を行います。

4番(飯山直樹君)

まず、福祉文化会館の空調設備の改修工事の件なんですが、内訳を見ると、冷温水発生機、冷却塔、ポンプ3台といった機器類と、配管、電気工事等で、一式で3,348万円というふうになっているんですが、これは全体としてこの空調システム全体丸ごと入れかえるというような工事になるんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

福祉文化会館の今壊れているところは、ホールの空調でございますので、ホールの空調にかかわる本体をかえ、それにかかわる配管をかえという形で、福祉文化会館全体という意味ではございません。

4番(飯山直樹君)

通常の修理で一般的に考えると、例えばポンプが壊れたとかですね、機器1つが壊れたとかということは多いと思うんですけど、今回は、その一部分の、全体とは言わなくても一部分でシステム化されているような空調がじゃあ壊れたという形で理解してよろしいですか。それ全部入れかえないといけない。

福祉部部長(仲野美幸君)

今、議員からおっしゃられましたように、ホールにかかる、ホールとホワイエの場所、ホワイエなんですけども、そこの空調の部分の、空調の本体と、それにかかわる配管、電気工事等ということです。

4番(飯山直樹君)

当然そのメーカー等に個々に対応して見積もり等をとったと思うんですが、何社か、もとの、通常だったらそのポンプ会社だったらポンプ会社であったり、サブコンだったらサブコンに発注をして見積もりをとるものなんですけど、そういうことは個別にやられているかと思うんですけど、ちゃんとやっていただいてますでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

今回は、見積もりにつきましては、今かかわっているところからいただいただけなんですが、今後入札等をする中で金額については精査できると思っております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに。

2番(金崎ひさ君)

関連でございますけれども、経年劣化だと思いますが、これまでにメンテナンスというか、突然きかなくなるわけはないと思いますので、これまでどのようなメンテナンスをしてきたのかをお知らせください。

福祉部部長(仲野美幸君)

例年につきましては、冷房と暖房を入れかえる時期にメンテという形で行っていただいておりました。それをしている中でもやはり経年劣化がございましたので、何度か修繕という形はとっておりました。

2番(金崎ひさ君)

多くの方たちに大変御迷惑をおかけすることなので、多分28年度の当初予算に組まないでこの補正にかけたということは、一刻も早くという思いがあるとは思いますけれども、ここで繰越明許になっております。もちろん経過が、時間がかかるので繰越明許というのはわかりますけれども、この補正が通った直後からどのような修繕に関する、何ですか…(「スケジュール」の声あり)何ていうんですか、なるべく早く直すというふうなことをどのように計画していらっしゃるかをお聞きしたいと思います。

政策財政部部長(小山誠君)

そうですね、この補正予算をお認めいただいた後にですね、早急に入札等を行っていきたいというふうに考えております。当然今御指摘のようにですね、利用者に御不便をかけるということで、早急に対応しなければいけないようなところでございますので、できるだけ早く工事も完了できるようにですね、事業者のほうとですね、すり合わせする中で対応を図っていきたいというふうに思っておるところでございます。

2番(金崎ひさ君)

見込みとしてはどのぐらいで完成させたいと思っていらっしゃるか、お聞きします。

政策財政部部長(小山誠君)

この部分につきましては、当然夏前にはですね、工事完了をしたいというようなことで計画のほうをさせていただいております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

11番(伊東圭介君)

同じく福祉文化会館ホールの空調設備の件でございますけども、これだけの金額を使って行うわけでございます。数年前からもう調子が悪いことはわかっていたと思われますけども、であれば、これだけの金額をかけるのであれば、例えば太陽光発電を利用するとか、特定されちゃいますからあれですけど、エコ何とかとかいろいろあると思うんですね、エネ何とかとかってあると思うんですけども、そういったものも検討をされたのかどうか。福祉会館全体としてのも取り込んだ形でね、そういったことを考えられたのかどうか、検討されたかどうか、お聞きします。

政策財政部部長(小山誠君)

今、議員御指摘のとおりですね、今回故障したということを受け、どのような対応を図ったらいいのかということで、今、議員のお話もありましたように、全体的なですね、空調を見直すというところで、例えばですね、全体の修繕をするとなると、やはり一定期間閉館をしてですね、対応しなければいけないというようなこともございまして、今回このような対応を図らさせていただいておりますけれども、御指摘のようにですね、全体をやらざるを得ないという部分は十分認識を持っているところでございます。ただ、当然機械ものでございますので、今回もですね、このような形で補正を組まさせていただく中で、耐用年数等々、考えられると思うんですね。それが5年か10年か、明確ではございませんが、いずれにしましてもまた後々更新を図っていかなければいけないというところでは、計画性を持ってですね、今お話をさせていただいたような内容を含め、今後も継続してですね、検討していきたいというふうに考えております。

11番(伊東圭介君)

一応は検討されたということなんですね。であればですね、やはりもう少し前に検討すべきであって、どうも完全に壊れてからの検討ということではなくですね、できればもっと早めにですね、そういった検討を含めて時間をかけてね、やれば、全体でもっとコストが下がるという可能性もあったのではないかなというふうに思われます。どうも壊れたから、有料施設だから緊急的にやらせてくれということの計上、予算の提案、補正予算の提案にしかね、見えないようなところもありますので、ぜひ今後は、もうその調子が悪くなった段階で、ほかの施設もそうですけども、全体としてもう少しコストが下がるようなね、取り組みをしていくべきだと思われますので、その辺は検討いただければと思います。以上です。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。いい、答えは、いいですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今御指摘のようにですね、そのような形でですね、当然他の施設等もございますので、計画的にですね、壊れてからではなく計画的に修繕を図っていくようなことで検討をしていきたいというふうに思っております。

1番(横山すみ子君)

同じく福祉文化会館の空調のことなんですけれども、今、部長のほうからは、5年ないし10年、耐用年数のようなことを考えているという御説明でございましたが、あの施設ができてから今日まで30年間ですか、ぐらいたっていると思うんですけれども、その間に大補修もしくは入れかえ等はあったんでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

どの程度が大規模か、ちょっとそこら辺は難しいところだと思うんですが、基本的に私が承知しているところでは、大きな改修というものはなかったというふうに考えております。

1番(横山すみ子君)

今伺ったのは、タイルとかそういうことではなくて空調に関してなんですけれども、今回7,000万ですか、補正ではもっと低い額ですけれども、多額のお金をかけて補修するというんですけれども、その耐用年数を5年なり10年で見込んだ入札を行うということですか。20年、30年ではなくて。

政策財政部部長(小山誠君)

先ほど、5年から10年というのは、基本的に機械ものという耐用年数がその程度であろうというようなことから私、申し上げたところなんですが、そこら辺はよく当然精査させていただいて、その中である程度の期間を見込んだ中で、次のステップ、修繕計画ですとかそういったものは立てて対応を図っていかなければいけないんだろうなというふうに思っているところでございます。

1番(横山すみ子君)

すみません、引き続きで。福祉文化会館の状況を知っている人間からすると、かなり危ない状況だなというのは承知をしていたんです…ところがございますよね。昨年の暮れに突然にとまったということで、予約をされていた、大きなイベントを打っていた方たちもいらっしゃると思うんですが、その点についての御迷惑のかけ方とか、大丈夫だったんでしょうか。そこを伺います。

福祉部部長(仲野美幸君)

もちろん福祉文化会館のホールは6カ月前から利用を予約されますので、予約されていた方もいらっしゃいました。その方々につきましては、大型のストーブを今借りてですね、皆様が入る前に温めさせていただいて、それで利用していただくということ。また、あと待合などにはですね、例えば使ってないホール、その日入ってないホールがあれば、そこを控えに使っていただくとか、ちょっと応急的に使っていただいて、我慢していただいた部分もございますけれども、御利用いただいております。ただ、壊れた後は、ホールの予約につきましては、御遠慮いただいているというところでございます。

1番(横山すみ子君)

ちょうど年末に近いところで壊れて、イベントの変更ができずにやむを得ずやられた方、もしくは中止された方がいらっしゃると思うんですけれども、そこのところを伺いたかったんです。苦情というか、問い合わせはこちらに大分来ておりますので、教えてください。

福祉部部長(仲野美幸君)

中止された方はいらっしゃいませんでした。予約された方につきましては、私どもでできる範囲の手当てをさせていただいて利用していただいた、もちろん暖房料のお金はいただいておりません。中止はないです。

3番(鈴木道子君)

2項目お伺いさせていただきます。1項目は今の福祉文化会館の件でございますけれども、私ももう10年以上前からふぐあい等のお話を伺って、いろいろ職員にもお話ししていたところですけれども。1点は、この工事をするという周知をどのようになさるか、各使用団体等あるいは町民に。その方法をお伺いをいたします。

福祉部部長(仲野美幸君)

福祉文化会館に今掲示はしてございます。それと、あと例年毎年決まってお借りいただく方がいらっしゃるんですけども、その方々につきましては、個別に御通知をさせていただいております。

3番(鈴木道子君)

もちろんホームページ等では当然なさることはなさいますよね。

福祉部部長(仲野美幸君)

今の時点では、ちょっと工事の期間がいつまでとかいうのもはっきりわかりませんでしたので、ホームページに載せておりませんが、必要に応じてまた考えていきたいと思います。

3番(鈴木道子君)

御使用なさる方への周知等、行ってみてだめだったということのないように、周知方法、詳細に丁寧にやっていただくことをお願いをしておきます。
もう1項目、保健衛生総務費、健康増進事業でお伺いいたします。人間ドック及び脳ドックの費用助成が当初見込みを上回ったことによる更正増というふうになっておりますが、それぞれ人間ドック、脳ドック、どのような利用をされたか、中身を教えていただけますか。

福祉部部長(仲野美幸君)

人間ドック、脳ドック、ちょっと分けての集計はしていないんですけれども、すいません。12月末までで65人の方が申請なさったということで、申請されております。その方たちにお金も交付しているということです。

3番(鈴木道子君)

すいません、早めに申し上げればよかったんですけれども、この人間ドック、脳ドックの、何ですか、中身ですね、どちらが利用、どのようなこの助成の中身であったかというようなことと、年代等がね、わかると、これからの手の打ち方というか、わかりますので、そのようなところも正確に、把握は現場ではしていらっしゃると思うんですけれども、今すぐにということは、ちょっと申し上げておかなかったので無理かと思いますので、後日で結構ですので、中身をお教えいただきたいと思います。

議長(近藤昇一君)

資料提供でよろしいですか。

3番(鈴木道子君)

そうですね、はい。

福祉部部長(仲野美幸君)

年齢別は、すいません、出しておりまして、年齢別につきましては、やはり多い方は50代の方が一番多い、50代、40代、30代という形になっております、年齢別は。

議長(近藤昇一君)

その辺の資料は、後ほどでよろしいですけど。

福祉部部長(仲野美幸君)

資料をお出し…脳ドック、人間ドック分けて、それから年齢別と分けて資料をお出しいたします。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

1番(横山すみ子君)

すいません、福文のことなんですが、会館維持管理事業で、今回は載ってないんですけれども、実は大会議室も空調が不調ということで、今月、先月…利用させていただいたときに空調きかなかったんですね、幸い温かい日だったんですが。それに関して、ちょっと補正予算から出てしまいますけれども、今不調なのはどんなふうに直されるんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

御利用されたのが1月の30日かと思うんですけれども、翌週にですね、修理を行いまして、今は大会議室は使えるようになっており…暖房がきくようになっております。御迷惑をおかけいたしました。

1番(横山すみ子君)

そういう1回の修繕でもとに戻れるレベルの故障であったということですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

基盤のところの調整をしていただいて、もとに戻りました。御迷惑をおかけしました。

10番(待寺真司君)

今回国の補正によって、学校施設環境改善交付金、こちらがついたということで、交付されるということで、前倒しで今回補正で上がってくるわけですが、この一色小学校、葉山中学校の体育館の耐震化工事についての今後のスケジュール的な部分、ある程度決まっているものがありましたら、まず確認したいと思います。

教育部部長(沼田茂昭君)

27年度に上山と長柄を終わらせまして、今回補正予算で計上しまして来年、28年度に繰り越す予定でございます。その先は、残りの2校を29年度に予定はしております。

10番(待寺真司君)

わかりました。そうではなくて、この補正で上げたじゃないですか、今回。繰り越しして、来年度事業の中でこの2校をどのようなスケジュール的なもの、例えば工期がどの程度でいつぐらいから入るとか、その辺について現時点でもし決まっておれば、よろしくお願いします。

教育部部長(沼田茂昭君)

何月からという明確な月日まではちょっと今わかってないんですけれども、基本的にこういった工事は夏休みを中心に行っていきたいなと思っておりまして、27年度に行った上山、長柄と同様にですね、学校関係者と、あと開放団体とかと詰めて工期を設定していきたいと。おおむね6月…6、7、8、9、そのあたりで固めてはいきたいなとは思ってます。

10番(待寺真司君)

今年度その長柄、上山とやったときに、その工期をずらすという方法もあろうかと思うんですけれども。というのは、6校しかない体育館を非常に多くのスポーツ団体等が使っておりますので、同時進行だと、一気に2校となるとですね、その辺のうまくやりくりがいかないかなということもありましたので、ちょっとその辺の工期、決める段階でですね、ぜひその辺の声を拾い上げてやっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

それも当然念頭に入れておりまして、27年度との違いというのは、中学校が今度含まれてきますので、小学校の体育館と違いまして部活動の関係もございますので、その辺慎重に対応していきたいと思ってます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに。

1番(横山すみ子君)

先ほど、大会議室の空調の整備について了解しましたって申し上げたんですが、実は私たちがお借りしましたのは2月の6日だったんですね。30日…すぐに補修されていたとすると暖かかったと思うんですが、修繕が6日以降ということになりますか。わからなければ後ほどでもいいです。

福祉部部長(仲野美幸君)

すいません、今ちょっと日にちをきちんと調べますので、後でもよろしいでしょうか。すいません、よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

別の。

3番(鈴木道子君)

すみません、もう1項目だけお伺いさせていただきます。消防庁舎維持管理事業の消防職員女性採用に備えるための仮眠室等の改修経費ということでございますが、従来から女性も、女性もという声が議会の中でもございまして、しかしながら応募がないんだというようなこともございました。この内容、例えば女性が、例えば仮眠室ですと何人ぐらい対応できるような形にするのか。若干、内容がわかる範囲で結構ですのでお教えください。

消防長(高梨勝君)

幸い、横須賀・三浦と共同通信を行うことによって、通信室の奥にある仮眠室が空きました。そこを利用することにいたしました。そこは、前から2名が泊まれる形になっております。2名はその仮眠室が使用できるということです。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

10番(待寺真司君)

ちょっと1点確認させていただきたいんですが、予算書の12ページで、先ほどの学校施設環境改善交付金の中で、空調設備工事がマイナスの1,500万円というような形になってるんですが、これは入札…先ほど入札残で更正減もしてますけれども、その関係で下げられたのか、それとも国自体が、このいわゆるエアコンの設置に対する交付を要綱から外したのか、その辺の確認をしたいと思います。

教育部部長(沼田茂昭君)

たまたま数字的に交付の不採択と、入札差金が似ているので、ちょっと誤解招くところでございますが、交付金が不採択になったのと、この入札差金とは直接関係はございません。27年度に交付される予定であった交付金について不採択というのが27年の4月に通知がございまして、正式決定は5月にされております。

10番(待寺真司君)

では、町としては当然交付要求をしたんですけれども、国のほうでそういった環境施設整備の改善には一番エアコンが当てはまるのかなと思うけれども、なぜか外されたと。その具体的な理由みたいなのは特に通知等で何か判明してますでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

国のほうから平成27年度の採択事業が、非常に各自治体からの予算がふえたということで、改善交付金の中においても、特に耐震化に係る部分を最優先するという、そういった通知がございました。これが平成26年12月から27年の1月にかけての通知でございまして、正式決定が先ほど申しましたように4月に入ってからでございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に御質疑はございませんか。

4番(飯山直樹君)

期末手当・勤勉手当の件なんですが、32ページのほうに、すいません、マスク…制度改正に伴う増減分として一般会計で732万5,000円とありまして、ちょっと議案、別になるんですが、45の介護保険と46の下水道のところではそれぞれ6万円と28万円というふうになってるんですけど、これはその合算が今回の0.05カ月分の調整という形になると理解すればよろしいですか。

総務部部長(池田務君)

今回のですね、給与改定の人事院勧告に基づきます…人事院勧告に基づく勤勉手当の0.1が増となったわけでございまして、そちらが反映されてる数字でございます。

4番(飯山直樹君)

0.05ではないんですか。

総務部部長(池田務君)

職員は0.1でございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

10番(待寺真司君)

補正予算の住民情報システム管理費で、きょう大変詳し資料を出していただいたわけですけれども、今回のこの補正、事務処理OA化事業で1,500万円ついております。また、県の町村情報のほうでも400万ということで、かなりまた大きな改修が入るわけですが、この辺のちょっと今回の補正で、どこの部分がどうなるかという、この表を見るとわかりやすいんですが、ちょっと説明をいただけると助かるんですけれども。

総務部部長(池田務君)

まずですね、(1)の自治体情報システム強靭性の向上というのがございます。こちらにつきましては、国の補助の情報セキュリティー強化対策事業の関係の内容でございまして、まず上のポツ、個人番号利用端末のUSBデバイス強化ソフトの整備ということですが、このUSBをですね、要するに使えなくするというシステムでございます。これにより持ち出しが、情報が外に漏れることはないということでございます。その下の2つ目のポツなんですが、LG-WAN環境とインターネット環境のネットワーク分離というのがこの図にもございますが、現在データセンターを経由してインターネット環境につながっております。それをですね、完全にLG-WAN系と分断します。はて、それでそのインターネットの接続はどうなるかといいますと、それにつきましては下の(2)の自治体情報セキュリティークラウド経由の転換ということで、こちら神奈川県がですね、セキュリティークラウド…クラウドって、集団とか雲とかいう解釈なんでしょうが、そちらにですね、各町村のインターネットの環境、接続状況を集約しまして、そちらを経由していくということです。これによりまして、よりですね、安全性が高まるということでございます。こちらにつきましてもセキュリティー強化対策事業のですね、補助のメニューでございまして、これをやるということが都道府県と市区町村が協力して高度な情報セキュリティー対策を講じると、そういう概念のもとになってるということでございます。以上でございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに御質疑ございませんか。

7番(窪田美樹君)

13ページにある臨時給付金なんですけれど、これまでにも臨時給付金、何種類か補助金が配布があったと思うんですが、以前のものというものは、完全に該当者には届けられてるんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

今までにも3回目、これが3回目になると思うんですけれども、その年度年度でですね、申請していただいた分の方につきましては全て、申請していただいて審査をした方については支払いは済んでおります。

7番(窪田美樹君)

申請していただいた方には届くのはあれなんですけど、申請されなかった、し忘れてしまったり、お年寄りで気づかなかったというような方もいらっしゃると思うんですが、そういった方の把握というのはされてるんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

広報でですね、お知らせしたり回覧板を回したり、できるだけ周知を図りまして、申請していただいた方が今回…申請していただいた方に支払いをしておりまして、漏れということは町としては確認しておりません。

7番(窪田美樹君)

では、あくまでも申請ということなので、町のほうでこの該当する金額というのはわかると思うんですが、年金の支給とかの額でわかると思うんですが、そういった方への個別…個別までいかないでしょうが、そういった方へのお知らせというようなやり方はとっていないということ。

福祉部部長(仲野美幸君)

税金が課税されてない方、非課税者を調べる方法といたしましては、税法のほうで個人情報がございますので、個人個人を調べることができません。それで、該当するであろうという方、申告のない方、申告をしてない方については御通知を個別で差し上げておりますので、その中で申請していただいてると。町としては該当者は申告していただいて受けていただいてるという把握を…ということで考えております。

7番(窪田美樹君)

すいません。これも、この後も同じような該当が来るかと思います。そういった方、今のお話ですと該当するであろうという方には個別にお知らせをしている。だけれど最終的にその方が申請したかどうかということも確認するのは個人情報になってしまうんでしょうか。もしそれが個人情報でないなら、最終的に申請されたかどうかまでの確認をすることができるのかどうか教えていただければと思います。

福祉部部長(仲野美幸君)

あろうという方の一覧表と、申請していただいた方の一覧表はもちろんありますけれども、それを突合してですね、申請しておりませんけれどもということを直接することはできないです。ただ、個人で1人でお住まいの方は今、全く支援を受けてない方もいらっしゃるかもしれませんけれども、ある程度介護保険を受けていたりとか、また御家族が遠くてもいたりとか、そのあたりでのお話し合いなりができていて、周知はできているものと考えております。

7番(窪田美樹君)

この、今回補正で組まれてますが、これはいつまでに渡す…お手元に届くようになるんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

今回の補正でお願いする分につきましては、年金受給者で65歳以上に今年度なる方でございまして、6月までに支給、できれば6月いっぱいには支給をしなさいというような国からの通知は来ております。

議長(近藤昇一君)

他に。

8番(畑中由喜子君)

先ほど出ましたセキュリティーの強化の対策関連経費なんですけども、その1つ下に個人番号カードの交付事業で、地方公共団体情報システム機構への追加の経費が出ますよね。このシステムとの関連性というのはあるんですか。セキュリティー関連で。

議長(近藤昇一君)

どちらですか。休憩しますか。

総務部部長(池田務君)

すいません、ちょっとお時間。後ほど調べて御連絡させていただきます。

議長(近藤昇一君)

ほかの質疑はございますか。

8番(畑中由喜子君)

全く別のことなんですけども、先ほど出ました消防庁舎の維持管理事業なんですけども、議会からは消防庁舎建設の折から女性隊員がふえるという…ふえるというか受け入れるということを、もう目指して対応を図っておくべきじゃないかということがありましたけれども、今回2名分の仮眠室の改修ということが出ておりますけども、お手洗い、トイレはどういう形になってますか。

消防長(高梨勝君)

この中にはトイレも、3階のトイレの改修も含まれております。和式ですので、隊員がやはり膝痛めたりすると無理なので、洋式の便器に交換させていただきます。

8番(畑中由喜子君)

そうすると、男性と同等に仮眠室とトイレというか、セットで同じフロアで使えるという考え方でよろしいんですか。

消防長(高梨勝君)

女性は3階になってます。男性は2階で。仮眠室もトイレも2階です。女性は3階のほうに仮眠とトイレが来るようで。

8番(畑中由喜子君)

以前からそのことをね、女性用のトイレが3階にしかないんじゃないかという話はありましたよね。してたと思うんですけども、隊員ができたら今度フロア、違うフロアまで行かなきゃいけないということですよね。そのあたりの工夫が、もう一工夫あったほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、いかがですか。

消防長(高梨勝君)

当面については3階で、出動等ではちょっと多少はありますが、3階のほうの形で調整については行っていただくようには考えております。

8番(畑中由喜子君)

だから、その辺が差別というか区別というか、ないように対応を考えたほうがいいという思いです。いかがですか。

消防長(高梨勝君)

当面につきましては、改修というのは3階にしかないので、3階のほうの改修をまず行いまして、来年度以降それを使いまして、そういうふうになったら検討していったほうがよろしいかなとは思います。

8番(畑中由喜子君)

そういうふうになったらって、もう女性隊員来るんですよね。だから直ちに考えていただきたいと思うんですけども、いかがですか。

消防長(高梨勝君)

今回につきましては3階の改修という形で行わさせていただきます。

8番(畑中由喜子君)

だからそれはわかっていますよ。うるさいじゃないですよね。真面目に答えてください。

議長(近藤昇一君)

今うるさいって言ったの。うるさいって言ったの。続けてください。

8番(畑中由喜子君)

とにかく、その対応を図るつもりがあるかどうかを伺ってるんですよ。不便なまま、今回の補正予算はわかりましたよ、御説明いただいてるんですから。その先のことを言ってるの。それを理解していただきたいんですけども、理解されません、私の質問が。

議長(近藤昇一君)

将来考えるつもりがあるのかどうか。なければないで。

消防長(高梨勝君)

ですから、将来は来年度以降について検討していきたいと思っております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

3番(鈴木道子君)

これがいい策かどうかはわかりませんが、例えばですね、民間のレストラン、あるいはいろんな施設におきましてトイレの問題について、女性の専門のトイレがあって、その横に男性も女性も使えるというようなマークがあることが往々にしてあるんですね。もしそういうことで、とりあえずはよろしいというような状況であれば、そういうことも考えられると思うんですけれども、その辺はいかがですか。何せ消防ですから、いろいろ緊急事態が発生した場合に、トイレが3階まで行かないとないというようのは、もちろん大変不便だということは前々から思っておりましたけれども、そのような考慮というのも現状の隊員の方等にお話をしていただいて、また女性の方にもそのようなお話をしていただいて、とりあえずはそういうことをやってみるという考えもあると思うんですけども、その点については御検討のほどはされていただいたのですか。

消防長(高梨勝君)

まずですね、今度使うときには、女性隊員の部分で使う人数分は足りてます。それから3階を改修することと、1階は今、議員がおっしゃられたとおりに男女共同で使うみんなのトイレがございます。2階にないだけです。ですから、今みたいな形で不便な形になれば隊員間で2階のトイレ男子だけが使っちゃいけないというわけではございませんので、その辺のほうについては使おうと思えば今言われたとおりのことはできると思いますが、やはり専属で使える、その方がけがをしたときに全部を使えるところがあったほうが理想ですので、まず当面はそこを直します。2階を今やるのは、はっきり言いまして設置工事費でどこにそれじゃトイレを増設するんだということになったら相当なことになりますから、ちょっと時間いただいて来年度以降検討という形でいってます。ですが、使える場所は1階と3階にあります。2階は男子専用のトイレだけしかないんですが、議員のおっしゃられたとおりのことをやるというので隊員間で話せば使えないことはないと思います。ただ理想とはちょっと離れていくのかなとは思っております。

2番(金崎ひさ君)

補正に戻らせていただきますけれども、今のところで42万6,000円の計画の内容をお聞きしたいんですが、仮眠室だけだと思って、等というのがついておりまして、トイレの洋式にするということが入っておりますので、これも結構なお金がかかると思いますので、その等の内容というのを教えてください。

消防長(高梨勝君)

等のほうですが、需用費で行うのがトイレのほうです。工事請負費のほうにあるのが、仮眠室のドアに鍵がついてないんです。それやはり女性ですので鍵をつけます。それから、その中のエアコンがですね、指令がなくなったときはもうエアコンが壊れてました。単独でこれは直していかないと、やはり真夏は無理だろうといったことからエアコンを、それから春先も寒いので単独入れられるようにエアコンを直させていただきまして、この3点をやらせていただきます。なお、女性目線ということで、我々女性がいないので、女性がそういう形で受けていただいた方たちにも、こういう形でよろしいのかということで、僭越ですが見ていただきまして、この辺のところについては同意をいただいてますので、当面の間はと言わせていただいてるのは、働いてないのでそういうことになると思いますが、前でできる全力のところでいきますと、ここのところでしたということです。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに。

8番(畑中由喜子君)

20ページの発達障害児等支援推進事業なんですけど、これ新たなデイサービスができたことによって大幅に利用者がふえたということで、今まで町内になかった施設ができたということでね、大変望まれていた施設ができてよかったかなと思っておりますが、利用状況なんですけれども、もう満員の状態なのか、今後どのような形になっていくのか、そのあたりの見通しというのはどのように考えていらっしゃいますか。町の施設ではないですけれども。

福祉部部長(仲野美幸君)

この発達支援の補正につきましては、やはり今議員がおっしゃられましたように、やっぱり町内に「ゆい」ができたことが一番大きな要因だと思っております。「ゆい」さんのほう、今定員10名で行ってらっしゃると思いますので、同じ方が毎日利用することはございませんが、登録者はもう少しいられて、登録者の方は10人以上いられますが、1日は10名までがマックスとなっておりますので、今のところ…ちょっと詳しいお話わかりませんけれども、定員は10名ということで、大体今…そうですね、「ゆい」さんだけじゃないんですが、児童デイを利用される方では24名うちのほうでは登録がございますので、その方たちが定員10名のところで利用されているところと思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに、他に御質疑ございませんか。

福祉部部長(仲野美幸君)

先ほどの福祉文化会館の修理の件でございますが、最初に先ほど私が申し上げました1月30日には壊れて使えない状況でした。それで、それが土曜日で週明けの2月1日に修理の会社が来まして、夕方には直ったということで確認を一応受けておりました。それで、御利用になったのが2月6日の午前中ということでしたので、ちょっと機械の調子がその日、午前中でちょっと上がりが悪かったのかちょっとわからないんですが、ちょっとまた改めて調査をさせてください。今のところは2月1日以降は皆さん入れて使っていただいているということを今ちょっと聞いたところでございますので、ちょっと調査させてください。よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

よろしいんですか。

1番(横山すみ子君)

使えないという張り紙がしてございましたので、調査していただきたいと思います。補正予算とちょっと関係ありませんので、調査していただければと思います。

7番(窪田美樹君)

今の部分なんですけれど、来年度予算に大会議室…新年度予算に大会議室空調機器交換改修工事というのが予算に組まれてるんですけれど、これは壊れたこと…予算組みはもっと前にされてると思う…1月、2月に壊れたこととは別に予算組みはされてると思うんですけれども、根本的におかしい状態だったのか。どのように機材、機械というか把握されてるんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

申しわけございません、新年度のちょっと予算の詳細を今持っておりませんで、委員会等で詳しく御説明差し上げてよろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

他に御質疑ございませんか。

7番(窪田美樹君)

15ページの教育費寄附金なんですけれど、この寄附金の内容はこれから決めていかれる、細かいことは決めていかれると思うんですが、大まかに小学校管理事業と、あともう1件葉山教育基金へ積み立てということなんですが、今考えられているようなことだけででも、使い道はどのような、小学校管理事業というと、どうしても清掃だったり、どんなものに使われてしまうのか、とても気になるところであるので、どのようなことを考えられているのか、教えてください。

教育部部長(沼田茂昭君)

この寄附金のまず1件のこの10万円につきましては、小学校管理事業へ充当しておるものでございまして、事業自体に充当しております。つまり、その中の需用費とか委託料に充当というよりも、事業自体です。残り1,000万は、教育基金へ積み立てておりますので、今後その使い道というか、いわゆる充当をどうしていくかという話になろうかと思いますので、今後の予算組みの中で、この基金をどのように充てていくかというところでございます。ただ、公共公益の基金と違いまして、これについてはあくまでも教育予算でございますので、ほかには使わず、そこに基金をどう崩して特財として充当を充てていくかという、何のものに充てるというよりも、教育予算全体の予算を組む中での判断だと、そのように思ってます。

7番(窪田美樹君)

今のお話のされ方が一番怖い気がします。教育予算の中に明確にどういった子供たちの奨学金だとか、例えばの話ですけど、そういったものに厳選されるのであれば、明らかにはなるんですが、教育費の中に組まれてしまうというところだと、この方の寄附していただいた方の本来の目的が教育基金ということなので、いいのかどうかというところ。何てお伝えしていいのかわからないんですが、薄まって、町が本来やるべきところに使うのではなく、この方の意思がきちんと教育費…私、この方の寄附を明らかに教育費として使ってもらえるような使い方をしてもらいたいと思います。

政策財政部部長(小山誠君)

今回の1,000万円の寄附の御寄附いただいた趣旨というものがですね、今、議員おっしゃるとおりですね、この寄附者のほうの方の考え方としましては、今後継続してですね、教育振興のために寄附をしていきたいということがございまして、やはり一定の形でですね、となるような形での使用を御希望されております。その際にちょっと、これが例えばの例で、寄附者の方も言っておられたんですが、葉山町さん、今後施設整備をしていきますよねという部分の中で、中学校給食センターという部分も検討されてるようですが、そういった部分でのですね、使用等々も検討しつつ、御活用いただけないかというようなことから、今回寄附がされております。ただ、そういった突発的な部分で使うというようなことは考えておりませんで、今後基金を設置して、そちらのほうに積み増しをしていくような形で、今後活用についてはですね、当然御寄附者の意を酌んでですね、取り組みをしていきたいというふうに考えているところでございます。

議長(近藤昇一君)

他に御質疑ございませんか。

総務部部長(池田務君)

すいません、お時間いただいてありがとうございます。先ほどのシステム関連と、畑中議員の御質問ですが、個人番号カード交付事業の関連なんですけども、こちらについては関連はございません。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に御質疑ございませんか。
御質疑なければ、これにて議案第43号の質疑を終わります。
次に、議案第44号について質疑を行います。

4番(飯山直樹君)

期末手当・勤勉手当の件なんですが、43と45の介護保険と46の下水道事業のほうには期末手当・勤勉手当が入ってるんですが、国民健康保険の補正には入ってきてないんですけど、これは44の国民健康保険のほうでは手当はないという理解でよろしいでしょうか。

総務部部長(池田務君)

国民健康保険につきましては、勤勉手当のですね、補正をしなくても足りるということでございます。補正の必要はなかったということです。

議長(近藤昇一君)

他に質疑ございませんか。
御質疑なければ、これにて議案第44号の質疑を終わります。
次に、議案第45号について質疑を行います。
(「なし」の声あり)
よろしいですか。御質疑がなければ、これにて議案第45号の質疑を終わります。
次に、議案第46号について質疑を行います。
質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑なければ、これにて議案第46号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
これより議案第43号から議案第46号までの4件について一括して討論を行います。討論はありませんか。
討論ありますので、まずいずれかの原案に反対者の発言を許します。

4番(飯山直樹君)

4番飯山直樹。反対の立場で討論に参加いたします。
私は維新の党に所属する議員であります。後に審議されます議案第57号の一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきまして、維新の党神奈川県総支部と検討した結果、反対すべきとの結論に至りました。既に横浜市議会、大和市議会の維新の党では反対しており、お隣、逗子の市議会でも同調するよう一致しております。
第43から46号議案につきましては、第57号議案の内容を反映した補正予算となっていることから、45は入っておりませんが、57号議案の内容を反映した補正予算となっていることから、反対とさせていただきます。ただし、44号議案、国民健康保険につきましては、先ほど申し上げましたように57号議案の内容である職員手当の増額、こちらには含まれていないということですので、内容として反対する要素はありませんが、一括審議の討論としまして、反対に含まれていることを御容赦いただければと思います。また、43、45、46号議案につきましても、内容全てを反対ではなく、57号議案の内容である職員手当の増額の部分について反対であることをつけ加えて申し上げさせていただきおります。以上です。

議長(近藤昇一君)

次に、原案に賛成者の発言を許します。

7番(窪田美樹君)

7番窪田美樹です。日本共産党を代表して、議案第43号平成27年度葉山町一般会計補正予算、議案第44号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算、議案第45号平成27年度葉山町介護保険特別会計補正予算、議案第46号平成27年度葉山町下水道事業特別会計補正予算に賛成の立場から討論に参加いたします。
今回の補正予算にある個人番号カード発行事業では、マイナンバー制度が始まり、個人番号カードの追加発行関連経費が含まれています。マイナンバー制度は国民の願いから生まれたものではありません。国民の所得・資産を厳格につかみ、町税・社会保険料徴収の強化などを効率よく実施したい政府と、マイナンバーをビジネスチャンスにしたい大企業の長年の要求から出発したものです。日本共産党として、個人情報を危機にさらし、国民にも自治体にも企業にも多大な負担と労力を強いること、その制度の凍結と中止を求めています。しかし、制度が運用されている中においては、個人情報を一括して管理されるプライバシーの侵害、またなりすまし犯罪、情報漏えいの危険性などを防ぐことはもとより、数日前からのニュースにあるような、本人の顔と番号が違うというミスが起こらないよう取り組むべきと考えます。
また、健康増進事業では、新たに取り組んだ人間ドック・脳ドック費用助成が見込みを上回り、町民の方の健康維持、また病気の早期発見につながる施策と考えます。
また、中学校管理事業では、入札の結果、執行残は生じたものの、国庫支出金、交付金が採択されないという残念な結果となっており、なぜ交付金が出ないのかをしっかりと検証し、今後の公共施設の見直しに反映できるよう、取り組むべきと考えます。
また、数多くの寄附金は、葉山町に希望を託した方々からの寄附であり、寄附していただいた方への思いに沿うよう、用途をしっかりと精査し、生きたものとなることを強く望みます。
最後に、一般会計・各特別会計ともに、職員給与費が組み込まれています。人事院が職員の給与を民間企業との格差是正として給与の引き上げとボーナスを引き上げる勧告を出され、それに従って役場の職員給与及びボーナスの、今回の補正ではボーナスの引き上げの予算が計上されています。この補正予算が通らなければ、補正に組まれている全ての事業は行われないこととなり、指摘部分が多い討論となりますが、今後の町政運営に期待をし、賛成の討論といたします。(拍手)

議長(近藤昇一君)

次に、原案に反対者の発言を許します。

5番(細川慎一君)

5番細川慎一です。議案第43号平成27年度葉山町一般会計補正予算に反対の立場から討論を行いたいと思います。
この補正予算には、職員の期末手当等引き上げに伴う予算が含まれておりまして、この部分に関して容認できないことから、反対の討論をいたします。私は人事院勧告制度そのものに疑問を多く感じている部分がありまして、これまで行ってきた一般質問でも、職員給与の手当等に関して納得のいく根拠、そして回答を示されていないままであると、現在の状況から鑑みて、現時点での期末手当等の引き上げに関することは、納税者の理解を得られないと考えました。また、国政においても、人事院勧告制度の廃止を求めた法案が出されており、地方においては必ずしも人事院勧告に従う必要のない立場から、この改革に関しては国に先んじて取り組むことに大きな意義があるとも考えております。
こうした理由から、私はこの補正予算に反対をいたしたいと思います。以上で反対討論を終わります。

議長(近藤昇一君)

次に、原案に賛成者の発言を許します。

12番(笠原俊一君)

12番笠原俊一でございます。今回の補正予算につきましては、町に入る基金としまして、例えば、先ほどありましたような一般寄附3,800万強、また国庫の支出金1億2,100万強、また県支出金も2,000万強の基金が入りまして、これによって当町の住民サービスを向上に図るということがメーンにあります。先ほどありましたような、当然、期末手当の増額ということも含まれておりますが、これもあわせて住民サービスの向上になると。このような理解から、この補正予算について賛成をいたします。(拍手)

議長(近藤昇一君)

次に、原案に反対者の発言を許します。ございませんか。
それでは、次に原案に賛成者の発言を許します。

6番(山田由美君)

6番山田由美でございます。議案第43号から46号までの補正予算に賛成の立場で討論を行います。
私、これに含まれております57号の影響については、この57号に関してだけは反対なのですが、それが含まれてるということによって、この補正予算全体を否定するということは、町の行政を無駄に妨害することになるのではないかと恐れておりますので、部分的に気に入らないところが含まれているとしても、予算全体は認めるべきであると考えます。57号という人事院勧告が出た以上は、町は国の方針に従わなければ後々困るということがあるということを十分理解できますので、人事院勧告に従うこと自体は否定できません。ただ、人事院勧告そのものが間違っているという点においては、後で57号そのものには反対したいと思いますが、57号が含まれているからといって、関連する予算全てを否定することは、私はちょっと望ましくないのではないかと思いますので、留保つきではありますが、これらの補正予算に賛成したいと思います。以上です。

議長(近藤昇一君)

次に、原案に賛成者の発言を許します。

3番(鈴木道子君)

葉山町公明党鈴木道子でございます。私は議案第43号、44号、45号、46号の4議案につきまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。特に、幾つかの項目について申し上げさせていただきます。
一色小学校屋内運動場並びに葉山中学校屋内運動場の天井等の非構造部材耐震化工事につきましては、かねてより私が申し上げておりました子供たちの安全、また町民の方の安全のためにこの工事がなされるということは、大変に期待をするところでございます。
また、総務費国庫補助金がつきました個人番号カード交付事業費補助金でございますが、ニュース等でいろいろな事件等が起こって、懸念するところは大いにございますが、この懸念を払拭するように。そしてまた、この個人番号カードにより、利するところが大変に多くあるということから、私はこの個人番号カードを粛々と事故のないように進めるということについて賛成をしております。
それから次のことは、市町村自治基盤強化総合補助金として、特定地域課題解決型事業補助金がついておりますが、南郷地区活性化事業が今、粛々と進んでおるところでございますが、これが早く完成し、そして葉山町全体の活性化につながることを大いに期待をしているところでございます。また、福祉文化会館につきましては、従来の冷暖房の不調等、さまざまな御意見が今まで寄せられておりました。やっとここに来て改修工事ができるということで、大変に福祉文化会館の使い勝手、そして町民の皆様に対する御不便をおかけしたことの解決策が盛られたということで、私は大いに評価をさせていただき、速やかにこの工事が行われ、そしてよりよい使用状況になることを期待するところでございます。
また、人間ドック・脳ドックの費用助成ですが、この更正増がされるということで、予防医療また町民の皆様の健康を守る上で、これは大変に重要な視点であると思い、このことを評価をさせていただきます。
また、消防職員女性の採用に備えるための仮眠室等の改修経費ということで、採用の職員の女性の方が、快適な環境で葉山町の安心・安全に力を尽くしていただけるような環境づくりという点について、評価をいたします。また、先ほどほかの議員、また私も質問をさせていただきましたが、職員の方、特に女性の方のお声をさらに伺い、そしてよりよい環境にこれからも整備をしていかれることを期待しておきます。
以上、数項目を特に抽出し、賛成討論をさせていただきました。以上です。

議長(近藤昇一君)

引き続き、原案に賛成者の発言を許します。ほかに討論はございませんか。
(「なし」の声あり)
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより1件ごとに採決を行います。初めに、議案第43号の採決を行います。議案第43号平成27年度葉山町一般会計補正予算(第5号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立11名であります。よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第44号の採決を行います。議案第44号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立12名の多数であります。よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第45号の採決を行います。議案第45号平成27年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立11名、多数であります。よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第46号の採決を行います。議案第46号平成27年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立11名の多数であります。よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第9「議案第47号平成28年度葉山町一般会計予算」、日程第10「議案第48号平成28年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第11「議案第49号平成28年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第12「議案第50号平成28年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第13「議案第51号平成28年度葉山町下水道事業特別会計予算」の5件を一括議題といたします。町長の施政方針を求めます。町長、登壇お願いします。

町長(山梨崇仁君)

平成28年度予算案の提出に当たりまして、施政方針及び所信を申し述べる機会をいただき、ありがとうございます。平成28年度は、私の2期目の任期の初年度に当たり、長年の懸案でありました行政課題を改善や安定に導き、一方で協働によるまちづくりを着実に推進させる年であると考えております。各方面において、町民の皆様、議員各位や多くの職員の力をいただきながら、第四次総合計画にのっとった行政推進に全力で取り組んでまいる所存ですので、広く御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
初めに、当町に影響の大きい日本経済の情勢に目を向けますと、アベノミクスはいまだ安定的に果実を実らせる状況にはありません。国内経済は1990年代初頭のバブル崩壊後、およそ四半世紀ぶりの良好な状況を達成しつつありました。しかし、昨年10月の月例経済報告では、景気判断を1年ぶりに下方修正し、緩やかな回復に向かうことが期待される。ただし、アメリカの金融政策が正常化に向かう中、中国を初めとするアジア新興国等が景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがあるとの見方を示しております、そして、年明けの日経平均株価の大幅下落のように、金融市場を中心に、経済はいまだ不透明化を増しております。
御承知のとおり、当町の歳入の根幹は町民税収入であり、平成26年度は株式等譲渡所得などの臨時的所得の増加により、29億円台まで回復したものの、平成27年度は譲渡所得が減少したことなどから前年度比では減収が見込まれる状況にあり、経済動向には常に注意を向けなければなりません。また、中期財政計画のとおり、少子高齢化の進展に伴う生産年齢人口の減少等もあって、今後の町税収入は引き続き減少傾向にあると予測されております。昨年度に続き、国全体の地方交付税総額も、前年度対比で2.0%の減少となっているなど予断を許さない状況にあり、自立を目指してみずからを律する町としてあらゆる可能性に注目し、模索することに努めなければなりません。安倍内閣総理大臣は、本年1月の施政方針演説において、イノベーションによって新しい付加価値を生み出し、持続的な成長を確保するとしておりますが、当町においては、イノベーションにより付加価値を生み出し、持続的な暮らしを目指して、町の将来像を確かなものにしてまいりたいと考えております。
このような厳しい状況を踏まえ、平成28年度は効率的な行財政への改革は当然のこととして、葉山を愛する方々の思いを寄附という形で御支援いただき、まちづくりの原資にしてまいります。具体的には、ふるさと納税への返礼品制度をシステム化し、地場産品を中心に、町外の方が葉山を訪れたくなるような品を農水商工業、観光業と連携して用意してまいりたいと考えております。そして、政府内で企業版のふるさと納税についても検討が進められておりますが、多くの社長が住む町として評価されたこともある当町としては、制度の全容が明らかになり次第、積極的に導入の検討を進めてまいります。また、御寄附いただく方のお気持ちを実現できるよう、目的を明確にした寄附制度も充実させます。町を愛する気持ちを将来の子供たちに残すため、多くの関係者の御厚意を大切にしながら、葉山町の持続に尽くしてまいります。
さて、平成27年度は「健康」をテーマとし、高齢化が進む中で生活習慣や社会環境の改善を通じて、年齢に関係なく健やかで心豊かな生活が送れる活力ある町を目指し、心と体の元気維持を実現する施策を展開してまいりました。小児医療費を小学6年生まで所得制限なく無料化し、人間ドックや脳ドックなど各種検診補助を充実させ、また、体力測定会の開催など医療分野から見た身体の健康増進に努めてまいりました。平成28年度は、生活習慣病予防のために、皆様のライフスタイルを見直してもらう講座や勉強会の開催、有志の町民に制作いただいた葉山体操や介護予防の貯筋体操の普及など、生活習慣の改善を促す講座やイベントをふやし、多くの方に活動に参加していただき、具体的に暮らしを変えていただくような取り組みをふやしてまいりたいと考えております。
ほかにも、協働の概念のもと、個人の社会参加や事業者の連携をふやすことで、さまざまな分野において地域社会の健康・活力に資するとも考えております。例えば、福祉施策における福祉活動委員の活動と同時に、地域包括ケアや在宅医療などを積極的に推進することで、専門機関を含めたきめ細やかな連携と情報交換が盛んになり、支援する人とされる人の双方が顔の見える関係により地域のつながりを実感し、犯罪や非行の防止・抑止、災害時の共助、公衆衛生の向上など、健やかで豊かな日々の暮らしにつながるものと考えております。
自治体間の協力関係につきましては、引き続き三浦半島サミットを中心に連携を強化してまいりますが、特にごみ処理事業に関しては、処理のフェーズにおいて、逗子市とのパートナーシップを模索しております。一昨年の6月から開始したごみの全町無料の戸別収集と資源ステーションによる収集は、開始から1年半、大きなリバウンドなく当初の20%の減量率を維持しており、「小さくても一つになる町、葉山」の可能性が証明できました。これは本当にすばらしいことで、町民の皆様のモラルや意識の高さ、その町民力には敬服しております。その御尽力に続いて、町としても収集及び処理のコスト削減、環境負荷の軽減に向け、さらなる改善を図ってまいります。引き続き、逗子市との勉強会を続ける中で、双方にとって安定的な処理体制が構築できるメリットが見出せ次第、具体的な連携内容とその方針についてお知らせいたします。下水道事業におきましては、昨年10月の公共下水道審議会からの答申に従い、国土交通省の協力を得ながら、10年間の下水道事業の概成を図ってまいりたいと考えております。同時に、市街化調整区域における合併処理浄化槽の普及促進及び維持管理の啓発を進め、くみ取り便槽や単独処理浄化槽からの転換費用の一部補助や、合併処理浄化槽の適正な維持管理に対する一部補助を引き続き行ってまいります。
さて、昨年は東京オリンピック・パラリンピック2020のセーリング競技の江の島での開催という喜ばしいニュースが県内を賑わせましたが、これを契機に多くの外国人、国内旅行者、町民に向けて当町が日本ヨット発祥の地であることを知っていただくために、町民が体験する機会の創出はもちろんのこと、情報の発信力強化を課題として取り組んでまいります。どのような取り組みも情報として伝わることが大切ですが、町内はもとより、町外への情報発信には、町の内外の方々の発信力と町の発信力の連携が欠かせません。神奈川県広報コンクールにおいて2年連続で最優秀を受賞している「広報はやま」は、町民向けに「読みやすく、わかりやすく」をモットーに作成してまいりましたが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、葉山の魅力を世界に発信することも必要であると考えております。これにつきましては、スマートフォンアプリのインスタグラムを活用して葉山の魅力を発信する、国内でも珍しい取り組みを昨年の夏に開始しており、写真や動画による広報力の強化を図っております。また、町職員一人ひとりが自立し、自己表現し、コミュニケーションの機会をふやすことで、町民の皆様へのサービス向上につなげてまいります。
なお、インバウンドへの対応や児童・生徒の外国語教育の充実と葉山町の国際化を目指して、町民の協力を広く募りたいと考えております。そして、人材のネットワーク化の推進や多言語文化等交流の機会創出に努め、生涯学習の充実も図りながら、町内外において広く活躍できるよう、町民の国際力の強化を目指してまいります。私自身もセーリング競技を経験した数少ない首長として、今後は東京オリンピック・パラリンピック2020の成功へ向けて、町外との交流や神奈川県への協力を積極的に行う責任を感じており、日本ヨット発祥の地をアピールしつつ、町の誇りを高めることを新たなミッションとして取り組んでまいります。
良好な教育環境の維持につきましては、上山口小学校グラウンド整備工事や長柄小学校急傾斜地崩落対策工事、各小・中学校窓ガラス落下防止工事を行い、児童・生徒の安全確保に努めてまいります。また、小・中学校の給食事業につきましては、基本構想(案)に基づき、引き続きセンター化の説明や検討を行ってまいります。
町全体の安全対策といたしましては、懸案でありました消防第6分団の詰所整備に伴う移転工事の着手、三ヶ岡山緑地津波避難路の整備や、災害時の避難所である南郷中学校に太陽光パネル等を設置する工事を行い、これまでの防災対策に加えてさらなる防災力の強化を進めてまいります。また、木古庭・上山口・長柄地域を中心に、イノシシの被害が報告されておりますが、個体が成長すれば人に対する危険度も増すため、生態系保全と人的被害の防止を目的に、防護のみならず、駆除のための捕獲にも取り組みを強化してまいります。
行政内部におきましては、今後も職員組合との話し合いを進め、職員の地域手当など待遇面の早期抑制を行わなければならないと考えております。しかし、昨年4月の機構改革以降、さらにお客様へのサービス向上できる改善を続けなければならないとも考えており、本質的なサービス向上と組織力の活性を目指し、1階カウンターのローカウンター化にとどまらず、顧客目線での役場改革を進めるとともに、ワークフローやERPの見直しなどでコスト削減と業務効率の改善を進め、地方分権の推進に対応するために、職員の増員を検討してまいります。
このたびの選挙において、2期目の任については、これまでの基礎固めから描く町の姿を本音で進めようと覚悟を持ってまいりました。1期目は問題の立て直しに尽くしてきたと振り返って実感しており、前進する前に止まって整理するような時間に多くを費やしてまいりました。それは、過去の町政の流れを変え、葉山町政の安定化を目指したとも言えます。この点につきましては、まだまだ途上ではありますが、近隣自治体や県・国など関係機関との円滑な協議がふえたこと、もしくは町が変わったという評価をいただく機会がふえたこと、御意見にお褒めの言葉もふえたことなどで、一定線は到達したと考えております。それは、町民の皆様を中心に、議員の皆様も、町職員も、さまざまな場面でそれぞれの活動や仕事を実践してくださった結果であり、町の活性化が進んだという一つの成果です。しかし私個人では、さまざまなケースで説明不足があり、安心して任せておけるか、頼れる町政として信頼を得ているかという点にはまだまだ未熟であったと反省があります。今後はより丁寧でゆっくりな説明の機会創出を図ってまいります。
そして一方では、対外的には恐れず進む町として、町民のまちづくりを支える町政の実現のために、大切な場面で陣頭に立ってまいりたいと考えております。かつて風速が15メートルを超え、手足の感覚を失い、視界も確保できないような暴風雪や極寒の荒波の中で、はたまた無風の炎天下で熱中症と闘う日差しのもとで1時間セールをあおぎ続けるなど、3.7メートルのボードと畳4枚分のセールを広げて、実に8年間もレースをしてきた精神力と肉体力をもってすれば、乗り越えられない困難はないといつも思っておりました。そして今は、一人ではなく、支えてくれる多くの皆様がいらっしゃいます。また、この町には葉山が好きという同じ思いで町をつくる皆さんがたくさんいらっしゃいます。だから、他自治体ではできないことでも葉山町ではできるかもしれない。大きな期待を持って、夢と希望のある町をつくってまいります。
御用邸と別荘の町の根本には、葉山の地勢があります。その地勢とは、海と陸地の7割を占める山々です。これからその大自然に飛び込める町として、さらに葉山の価値を高めてまいります。それはお住まいの町民の皆様が、わくわくしながら大自然を楽しめること。そして、町のよさが維持され、時には一役買っていただけること。日中働きに出られる方は、土・日を楽しめる町に。町外からは、いつかは葉山に住みたいと思ってもらえる町であり続けることに、小さいけれど一つになれる町、大自然に飛び込める町が、彩り豊かにこれからもいい町であるよう、全力で働いてまいります。
以上、私の施政方針及び所信を述べさせていただきました。今年度に引き続き、第四次総合計画の施策体系に沿った詳細な事業説明は、別紙「第四次葉山町総合計画前期基本計画基本目標別主な事業概要書」にまとめましたので、御参照ください。平成28年度の行政運営には、引き続き尽力を上げて取り組んでまいりますので、議員の皆様におかれましては、一層の御協力と御賛同を賜りますよう、どうぞよろしくお願いを申し上げます。以上です。

議長(近藤昇一君)

議案を朗読させます。
(書記朗読)
この際、昼食のため暫時休憩いたします。再開を午後1時5分といたします。(午後0時03分)

議長(近藤昇一君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時05分)
議案第47号から議案第51号までの提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

議案第45号から議案第51号まで一括して御説明申し上げます。
初めに、議案第47号平成28年度葉山町一般会計予算につきまして御説明申し上げます。予算の1ページ、第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ93億3,900万円で、前年度対比では0.5%の増となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は2ページから6ページまでの第1表記載のとおりでございます。
第2条、債務負担行為は7ページ第2表に定めますとおり、葉山町土地開発公社の金融機関からの借り入れに対する債務保証につきまして、期間及び限度額を定めさせていただくものでございます。
第3条、地方債は同じく7ページ第3表に定めますとおり、消防団詰所整備事業債及び臨時財政対策債につきまして、限度額、起債の方法等を定めさせていただくものでございます。
第4条は、一時借入金の最高額を7億円と定めさせていただくものでございます。
第5条は、給料、職員手当等及び共済費について同一款内での各項の間において流用することができる旨を規定させていただくものでございます。
それでは、歳入歳出予算につきまして、その概要を別冊の予算に関する付属説明書により、その主な増減につきまして御説明申し上げます。付属説明書の2ページをお開きください。歳入、第1款町税は、前年度対比2.4%減の55億3,305万円で、このうち町民税は個人譲渡所得の減少により5.0%減の26億4,994万3,000円となっております。固定資産税は、家屋の新増築による増加があるものの、滞納繰越分の減により、0.4%減の21億9,573万6,000円となっております。軽自動車税は、税率改正により、20.8%増の3,898万3,000円となっております。
第2款地方譲与税は、国の譲与税、収入見込み額などから、1.8%増の5,800万1,000円でございます。
第4款配当割交付金、第5款株式等譲渡所得割交付金並びに第6款地方消費税交付金は、実績等を踏まえ、配当割交付金は8.7%増の5,000万円、株式等譲渡所得割交付金は42.9%減の4,000万円、地方消費税交付金は6.7%増の4億8,000万円を見込んでおります。
第10款地方交付税は、平成27年度の実績や税収等の状況を踏まえ、19.7%増の4億2,500万1,000円でございます。
続きまして、4ページ、第13款使用料及び手数料は、ごみ処理手数料がふえたことにより、7.5%増の1億8,133万円でございます。
第14款国庫支出金は、国民健康保険基盤安定制度負担金や施設型給付費等負担金などの増額により、8.6%増の7億1,499万6,000円でございます。
第15款県支出金は、施設型給付費等負担金や参議院議員通常選挙委託金などの増から11.5%増の5億7,786万9,000円です。
第17款寄附金は、ふるさと納税寄附金制度を導入することから240万円と、前年度に比べ大幅な増加を見込んでおります。
第18款繰入金は、財政調整基金は2億520万円、公共公益施設整備基金は1億5,100万円、ふるさと葉山みどり基金は1,500万円をそれぞれ繰り入れ、全体では3.5%増の3億7,120万円です。
第21款町債は、消防債が5,620万円、臨時財政対策債は前年と同額の4億円で、全体では3.0%減の4億5,620万円となっております。
次に、歳出につきまして付属説明書の8ページにより御説明申し上げます。
第2款総務費は、選挙関係経費や統計調査における国勢調査経費の減から、2.5%減の11億5,318万円です。
第3款民生費は、国民健康保険など各特別会計の繰出金や自立支援給付費などの給付費が増となるほか、上山口児童館外装改修工事の実施などにより、4.1%増の32億7,479万2,000円となっております。
第4款衛生費は、イトーピア緑地散策路整備工事費が減額となるものの、健康増進施策の増額や保健センター空調設備改修工事実施計画設計などにより、1.1%増の11億3,242万3,000円です。
第6款商工費は、海水浴場開設費にかかる経費が増となったものの、南郷地区活性化事業共同店舗開設補助がなくなったことで、35.3%減の7,948万6,000円です。
第7款土木費は、河川整備費は減となるものの、道路整備や街路用地の取得費、下水道事業特別会計の繰出金が増額となることから、1.7%増の12億6,578万円でございます。
付属説明書の10ページ、第8款消防費は、共同指令センター設備利用負担金がなくなるものの、消防第6分団詰所の整備や三ヶ岡山緑地津波避難経路、避難路工事の実施に当たり、2.5%増の6億8,224万5,000円でございます。
第9款教育費は、上山口小学校グラウンド整備工事などを行うものの、各中学校空調設備設置工事や上山口小・長柄小の屋内運動場天井等非構造部材耐震化工事が完了したことから、2.3%減の9億7,703万3,000円です。
第12款諸支出金は、葉山町土地開発公社が用地取得した際の金融機関からの借入金に対する利子補給及び不動産鑑定に対する補助金で、40万6,000円となっております。
次に、付属説明書の14ページ、性質別では、人件費は給料表見直しによる減額効果があるものの、定期昇給や非常勤職員の報酬引き上げなどにより0.8%増の28億8,078万3,000円、扶助費は障害者自立支援給付費や教育保育及び発達障害児等支援に係る給付費がふえたことから、5.5%増の14億3,322万9,000円、補助費等は南郷地区活性化事業共同店舗開設補助金や新設認可保育所等への補助金がなくなったため、10.2%減の5億7,443万2,000円となっております。普通建設事業費では、消防団第6分団詰所の整備や上山口小学校グラウンド整備工事を行うものの、各中学校空調設備設置工事や上山口小・長柄小の屋内運動場天井等非構造部材耐震化工事が完了したことで、13.0%減の4億5,398万1,000円です。繰出金は、国民健康保険特別会計など4特別会計への繰出金がそれぞれ同額となったことから、4.9%増の18億5,075万4,000円となっております。以上で一般会計の会計予算の説明を終わります。
続きまして、議案第48号葉山町国民健康保険特別会計予算につきまして御説明申し上げます。予算書の135ページ並びに付属説明書の154ページをお開きください。第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ41億4,201万3,000円で、前年度対比3.2%の減となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は、予算書の136ページから139ページまでの第1表記載のとおりでございます。第2条は、一時借入金の最高額を1億5,000万円と定めさせていただくものでございます。第3条は、保険給付費に過不足が生じた場合に各項の間において流用することができる旨を規定させていただくものでございます。
それでは、歳入歳出予算の概要につきまして、その主な増減を付属説明書により御説明申し上げます。歳入では、国民健康保険料が4.6%減の8億9,161万円、療養給付費等交付金は、退職被保険者等療養給付費等が減ったことから66.0%減の3,068万2,000円、前期高齢者交付金が9.0%減の9億9,315万1,000円、繰入金は保険基盤安定繰入金の増から7.2%増の4億338万1,000円となっております。歳出では、保険給付費は被保険者数の減などから5.8%減の23億7,364万円、後期高齢者支援金等は5.1%減の5億601万9,000円、共同事業拠出金は5.3%増の9億6,537万3,000円などとなっております。以上で国民健康保険特別会計予算の説明を終わります。
続きまして、議案第49号葉山町後期高齢者医療特別会計予算につきまして御説明申し上げます。予算書の175ページ、付属説明書の169ページをお開きください。第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ9億3,330万円で、前年度対比9.0%の増となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は176ページから177ページまでの第1表記載のとおりでございます。
それでは、歳入歳出予算の概要につきまして、その主な増減を付属説明書により御説明申し上げます。歳入は、後期高齢者医療保険料が12.7%増の5億5,186万2,000円、一般会計繰入金は4.3%増の3億6,044万5,000円となっております。歳出は、後期高齢者医療広域連合納付金が9.4%増の9億2,275万8,000円となっております。以上で後期高齢者医療特別会計予算の説明を終わります。
続きまして、議案第50号葉山町介護保険特別会計予算につきまして御説明申し上げます。予算書の195ページ、付属説明書の175ページをお開きください。第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ28億5,565万9,000円で、前年度対比6.0%の増となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は196ページから197ページまでの第1表記載のとおりでございます。第2条は、一時借入金の最高額を5,000万円と定めさせていただくものでございます。第3条は、保険給付費に過不足が生じた場合に、款項の間において流用することができる旨を規定させていただくものでございます。
それでは、歳入歳出予算の概要につきまして、その主な増減を付属説明書により御説明申し上げます。歳入は、介護保険料が6.8%増の6億3,793万4,000円、国庫支出金が7.1%増の5億7,254万円、支払基金交付金が6.3%増の7億7,464万円となっております。繰入金は2.3%増の4億4,634万6,000円となっております。歳出は保険給付費が6.3%増の27億6,262万6,000円、地域支援事業費が1.6%増の3,547万9,000円となっております。以上で介護保険特別会計予算の説明を終わります。
続きまして、議案第51号葉山町下水道事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。予算書の225ページ、付属説明書の184ページをお開きください。第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ14億6,384万9,000円で、前年度対比0.6%の増となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は226ページから227ページまでの第1表記載のとおりでございます。第2条、債務負担行為は予算書の228ページ、第2表に定めますとおり水洗化工事資金として融資した金融機関に対する損失補償について、期間及び限度額を定めさせていただくものでございます。第3条、地方債は同じく228ページ、第3表に定めますとおり、公共下水道事業につきまして限度額、起債の方法等を定めさせていただくものでございます。第4条は、一時借入金の最高額を5,000万円と定めさせていただくものでございます。
それでは、歳入歳出予算の概要につきまして、その主な増減を付属説明書により御説明申し上げます。歳入は、使用料及び手数料が1.6%増の2億4,915万8,000円、国庫支出金が10.1%減の1億7,450万円、町債が4.5%減の2億1,000万円となっております。繰入金は総務費及び公債費がふえたことに伴い、4.6%増の7億7,553万2,000円となっております。歳出は、総務費が事業認可変更に係る調査委託等の実施により10.3%増の3億8,941万6,000円、事業費は葉山中継ポンプ場の耐震補強工事が完了したことから7.6%減の4億1,334万円となっております。
以上で平成28年度葉山町一般会計予算ほか特別会計4件の説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

以上で提案者の説明を終わります。
本5件に関する総括質問は来る2月18日及び19日に行いますので、総括質問を予定されている方は2月16日正午までに本職まで文書をもって通告を願います。通告用紙は事務局に用意してあります。

議長(近藤昇一君)

日程第14「議案第52号葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第52号につきまして御説明を申し上げます。
この条例は、葉山町一般廃棄物審議会及び葉山町教育振興基本計画策定委員会を地方自治法第138条の4第3項の付属機関として新たに設置する必要があるため提案させていただくものでございます。
葉山町一般廃棄物審議会は、一般廃棄物の適正な処理に関する事項について調査、審議するために町長の附属機関として設置するもので、改正の内容といたしましては条例の別表に葉山町一般廃棄物審議会を追加し、委員の数を8人以内とするものでございます。
葉山町教育振興基本計画策定委員会は、教育基本法第17条第2項の規定に基づきます教育の振興のための施策に関する基本的な計画について審議するために教育委員会の附属機関として設置するもので、改正の内容といたしましては条例の別表に葉山町教育振興基本計画策定委員会を追加し、委員の数を7人以内とするものでございます。
附則につきましては、施行期日を平成28年4月1日からとするものでございます。また、あわせて葉山町非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正し、一般廃棄物審議会委員及び教育振興基本計画策定委員会委員の報酬額を日額9,000円と規定するものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどをお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

10番(待寺真司君)

ただいま2つの提案がありましたこの委員会なんですけれども、現段階でどのような委員構成にするかというのがもしわかっておれば教えていただきたいんですけれども。例えば公募委員を何人とるとか、当然有識者、識見のある方というのもあるかと思いますけれども、その辺についてどうなのか。あとは、また議会議員が入っている審議会等もいろいろありますけれども、そういった部分も含めて、現段階でもし決まっておれば教えていただきたいと思います。

環境部部長(伊藤義紀君)

所管する一般廃棄物審議会のほうについて、現時点での考え方といいますか、御説明を申し上げます。待寺議員おっしゃるとおり学識経験者が座長になるということで、そのほかに、例えばごみの資源化・減量化に取り組んでいるボランティア団体のメンバーの方、それから、密接に関係がございます商工会関係者や大手の、大型の事業者、店舗の方、それからあとは町民の代表などの方を予定してございます。現在のところ、議員の…委員のですね、参加ということは考えてございません。

教育部部長(沼田茂昭君)

教育振興基本計画策定委員会につきましては、学識経験を有する者、教職員、保護者、その他教育委員会が必要と認める者と、今そのように考えております。

10番(待寺真司君)

どちらも公募するのか、しないのかというまでは、まだ決まっていないですか。

環境部部長(伊藤義紀君)

公募のですね、町民参加の委員というのも予定してございます。

教育部部長(沼田茂昭君)

教育振興基本計画のほうも今のところ決まっておりません。決まってはおりません。

議長(近藤昇一君)

こっちは決まっているって言った。よろしいんですよね。環境審議会は決まって、公募を決めてあるんだよね、公募枠は。教育委員会のほうは決まっていないということ、いう答弁です。いいですか。

10番(待寺真司君)

決まってない教育のほうなんですけども、やはり関心を持っている方もたくさんいらっしゃると思いますし、一定の公募の枠というのは必要じゃないかなというふうに思いますので、ぜひ検討課題として加えていただければと思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

 

2番(金崎ひさ君)

葉山町一般廃棄物審議会のほうはいつごろをめどに設置する御予定でしょうか。

環境部部長(伊藤義紀君)

予算のほうをお認めいただきましたら、条例もお認めいただきましたら、早々に、年度明け早々には委員の選定をしてですね、恐らくいろいろ御審議いただく内容については年内、もう早いうちですね、10月、11月ぐらいまでに内容を詰めて御審議をいただいた上で、そこから一般廃棄物の処理計画ですね、ごみ処理基本計画、こちらのほうを策定していくというようなスケジュールでございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに御質疑ございませんか。

 

1番(横山すみ子君)

同じく一般廃棄物のほうで御質問させていただくんですけれども、予算が通って、委員選定して公募をかけてというと、期間は6カ月ですか。そういうわけではない。計画策定と同時並行でまだ審議会が動いているということですか。秋ごろにとおっしゃったんですが。

環境部部長(伊藤義紀君)

計画の策定というのが主な審議会設置の趣旨でございますので、さまざまいろいろ御意見を伺って、将来のごみの処理のですね、方向性も含めて、そういうことを御審議いただいた上で、それをもとに計画をつくっていくつもりでおりますので、審議会は例えば当然時間がタイトなスケジュールの中でやりますので、例えば章立てをある程度事務局のほうでつくった上で、その章ごとにいろいろ御意見をいただいた上で、つくり込みと同時並行という形でやっていきたいと思っています。ですから、ごみ処理基本計画のほうにつきましては、平成28年度末までに策定していくという予定で今、予定しております。

 

1番(横山すみ子君)

そうすると、余り差はなくて、総合計画審議会がやっぱりでき上がるまで存在していたわけですけれども、この審議会も年度的には1年間の間に設置して、ごみ処理基本計画の改訂が終わるまでこの審議会は存在しているという形でよろしいですか。

環境部部長(伊藤義紀君)

今考えてございます任期につきましては、ごみ処理基本計画の策定時までということで考えております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第52号葉山町付属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例については原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第52号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第15「議案第53号葉山町非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

福祉部部長(仲野美幸君)

議案第53号葉山町非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。
この条例は提案理由にもございますように、町の福祉施策に関する調査及び活動を行うための福祉活動委員を地方公務員法第3条第3項第3号に規定する非常勤の特別職として新たに設置することに伴い、地方自治法第203条の2第4号の規定により、当該福祉活動委員の報酬等について定める必要があることから、当該条例の一部を提案するものでございます。
条例の内容につきましては、条例の概要の記載のとおり、福祉活動委員の報酬の根拠を条例に定めるものとし、定めるとともに、その額につきましては規則で定めることとして別表第1に規定するものでございます。附則につきましては第1項におきまして、この条例は平成28年4月1日から施行することとしてございます。
なお、福祉活動委員の報酬額につきましては、会長の職の委員につきましては月額1万円、その他の委員につきましては月額8,000円とする予定でございます。また、福祉活動委員の設置、委員として委嘱する者の資格及び任期、担うべき職務等の福祉活動委員に関して必要な事項につきましては、さきに参考資料として配付させていただきました「葉山町福祉活動委員設置に関する規則」の中に規定しておりますので、そちらを御参照いただければと思います。
以上で説明を終わらせていただきます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

4番(飯山直樹君)

第3条、葉山町福祉活動委員の設置に関する規則の第3条に「委員は委託された民生委員をもって充てる」というふうにあるんですが、これは現民生委員が福祉活動委員を兼務するということでよろしいですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

おっしゃるとおりでございます。民生委員の方が福祉活動委員になっていただくということです。

4番(飯山直樹君)

そうすると、じゃあ現状、民生委員の方が月額報酬8,000円ですかね、をもらっていて、それで新たにまた8,000円をもらうということではなくて、そのままということですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

現在、民生委員の方は報酬はお支払いしておりませんので、新たに4月から福祉活動委員という役を受けていただいて8,000円お支払いするということです。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

10番(待寺真司君)

他自治体の状況とか、全国的な状況はいかがなっているんでしょうか。葉山町はこれ先行してやるのかね、それとも、ほかも進んでいるのでそれに合わせるという形での今回の提案なのか、その辺はいかがでしょう。

福祉部部長(仲野美幸君)

御承知のように、民生委員さんにつきましては、どこの自治体につきましても民生委員法により報酬は支払っておりません。しかし、神奈川県内で申しますと、市におきましては多くの…ほとんどのところがですね、今回提案するような民生嘱託委員とか、活動委員とかという名前を兼任していただいて、報酬を払っている状況にあります。県内の町におきましては寒川町、二宮町が同じような状況で今お支払いをしているところとなっております。

議長(近藤昇一君)

いいですか。

 

2番(金崎ひさ君)

この民生委員を葉山町福祉活動委員に任命することによって、今の民生委員もすごく多忙な働きをなさっていて、それこそ無償で本当によく働いていただいておりますけれども、これに付随してやるべきお仕事がまたふえるのかどうということ。

福祉部部長(仲野美幸君)

この委員になられたことで新たにということは考えておりませんが、今、議員がおっしゃるように、既に地域を今、一応地域割りになっておりますけれども、また地域を越えてですね、活動していただいておりますし、今後、地域福祉計画等もございまして、地域を越える活動をしていただくこともあるかということも思いますので、新たにの職名ではございません。することは考えておりません。

 

2番(金崎ひさ君)

来年度予算、28年度予算に計上されていると思いますけれども、ここで一部改正に関するのでお伺いいたしますが、民生委員の人数とこれが可決されたことによって幾らの経費がかかるのかというのをお知らせください。

福祉部部長(仲野美幸君)

民生委員さんは52名で構成されております。委員長が年額1万円でございますので12万円と、そのほか51名の方に8,000円ですので40万8,000円の増になります。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に。

 

6番(山田由美君)

この制度は多分その実情から言いますと、民生委員の方々に対する負担というか、過重感を少しでも和らげ、また民生委員のなり手をふやすという目的であるかと思いますが、それでしたらば、この金額ではいかにも少ないのではないかと思います。現状、民生委員の方々は、その個人によって差があると思いますが、御近所のお年寄りや何かに対して非常な見回りとか、相談相手とか、大変過重な任務を背負っておられると思われます。それを無償でやっていただいているということ自体、既にもう無理がきておりますが、それを幾らか緩和するための策だとしても、この金額は余りにもその働きに対して少ないのではないかと感じます。これをさらに増額するような心づもり、先の予定はおありでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

金額につきましてはいろいろな御意見があるかと思いますけれども、今回提案させていただくに当たりましては、近隣の状況、また現在の民生委員さんの三役とも話し合った結果、この金額で決めさせていただきました。また、今後につきましては、状況に応じてでございますが、今の時点ではこれでよろしくお願いいたします。また、つけ加えまして、先ほどのちょっと計算、12カ月分間違っておりまして、月額で1万と8,000円なんですけども、人数で12カ月分掛けますと480万が増になります。

 

6番(山田由美君)

この予算そのものを認めないわけではないのですが、現状の民生委員の負担を考えると、これをもっとふやして若い人に民生委員になっていただくという方向を目指すしかないと思います。家にいて、子育てしていらっしゃる主婦の方とかがその民生委員に手を挙げてくださるようにするためには、その辺でバイトするのと同じくらいのお金を出していくしかないのではないかと思います。ですから、今すぐにとは言いませんけれども、いずれこれを増額していかなければならないという意思を持っていただきたいと思いますが、町長のお考えはいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

民生委員さんの働きにつきましては、本当に山田議員がおっしゃるとおりですね、大変今、活動の幅も広がった上で御苦労をかけているというふうに思っております。また、従来、民生委員法に基づいて活動されていらっしゃいまして、本当に気持ちで動かれる方がほとんどでした。そういった気持に対しての少し心ばかしということで今回、福祉活動委員として新たに任を受けていただくんですが、金額をふやせばふやすほど、それはもしかしたら仕事としてなり手がふえるのかもしれません。ただ、あくまで民生委員法に基づいた気持ちで動かれることの福祉の大切さというものも決して見失ってはいけないと思っておりますので、現在は他自治体の動向も踏まえてですね、この金額で、これが例えば100円多ければいい、200円多ければいいと、そういった話ではもちろんないと思いますので、時代の移り変わりに伴って、また金額のことについては引き続きの議論ができればいいなというふうには思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

10番(待寺真司君)

先ほど県内の状況を伺った中では、町でも先行してやっているところがあったということは、我々もちょっと認識不足があったかなというところがあって、今回、提案していただいたので大変感謝を申し上げますけれども。このちょっと28年度予算になってしまうといけないんですが、県負担金が出ていますよね。総額に対して大体6割近くの県負担金が入っているんですが、これは過去から、それから今後もこういった県負担金は続いていくものというふうに考えておいてよろしいんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

そのとおりでございます。

議長(近藤昇一君)

ほかに質疑ございませんか。

 

5番(細川慎一君)

この非常勤の特別職に関しては、以前も質問をさせていただきましたけれども、この金額がもう据え置かれて、金額が適正であるかどうかというのを検討する機会を定期的に設けてはどうかという質問をしたときに、検討しますというようなお返事があったようにちょっと記憶をしています。間違っていたらごめんなさい。この民生委員さんが福祉活動委員になるに当たり、報酬が出る。これについても報酬を与えて、その先にサービスが向上したらとか、活動がしやすくなっただとか、向上が何らかの形で図れたということをアンケートなり聞き込みなり、結果を一定の部分では求める必要があると思っています。適正に、定期的に金額も報酬も見改める必要があるんじゃないかなと思っていますけれども、そういった考えは、この福祉活動委員に関してお持ちかどうか、お聞かせいただきたいんですが。

議長(近藤昇一君)

ございますか、いいですか。

 

町長(山梨崇仁君)

先ほどの繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、福祉活動委員さんのことをですね、これは仕事としてもし業務をお願いするんであれば、この金額は8,000円は、もしかしたら1回の日当ぐらいのものかというふうに思います。それを今回、月でというふうにお示ししているのは、あくまでお互いの気持ちの中でですね、処置できることをというふうに今、設定をしておりますので、この金額についてはそういった効果測定等ではかるものではなくて、町の気持ちとして今あらわすという金額でございますので、そういった面を御理解いただければというふうには思います。

議長(近藤昇一君)

ほかに御質疑。

 

3番(鈴木道子君)

1点だけ申し上げたいことがございまして、この民生委員さんに関して、大変にお仕事の多い中、御苦労をしていただき、また、なかなかなっていただくのも大変だという状況を大変よくわかって感謝をしているところなんですけれども、ここの6条にございます、職務上知り得た秘密をほかに漏らしてはならない。また、委員の職を退いた後においてもまた同様とするという項目ございますが、若干これに抵触するような案件に私、接しまして、それはもうごく一部の方でございますけれども、この辺のところの御指導…御指導というんですかね、お話をきちっとまた再度やっていただくことをお願いしたいと思いますが、いかがですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

民生委員さんたち、協議会の中で研修会等を開いていただいておりますので、また会長などにも伝えて、重ねてやっていただくように努力いたします。

議長(近藤昇一君)

他に御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第53号葉山町非常勤特別職の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第16「議案第54号葉山町証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第54号につきまして御説明を申し上げます。
この条例は、農業委員会等に関する法律が改正されたことに伴いまして、所要の改正を行う必要があり、提案させていただくものでございます。
改正の内容といたしましては、法において農業委員会が関係人に対して出頭を求めることができる旨を規定する第29条第1項に字句の改正と条の移動があったため、当該規定を引用している条例の規定を改めることとさせていただきました。また、法改正により農業委員は市町村長が議会の同意を得て任命することとされたため、選挙管理委員会が関係人の出頭を求めることができるという公職選挙法の規定を準用する規定の部分を削ることとさせていただきました。
附則につきましては、法のうち条例で引用している規定の改正規定の施行日である平成28年4月1日を施行期日とするものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願いいたします。

 

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第54号葉山町証人等の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第54号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第17「議案第55号行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第55号につきまして御説明を申し上げます。
この条例は、全部改正された行政不服審査法が施行されることに伴い、同法に基づく審査請求その他の不服申し立てに関する規定を改める必要があり、提案させていただくものでございます。
行政処分に関する不服申し立ては、他の法律に特別の定めがある場合を除き、行政不服審査法に基づいて行うものとされております。法の改正の前においては、処分を行った行政庁に対してする異議申し立てと、処分を行った行政庁以外に対してする審査請求とがありましたが、法改正により審査請求に一本化されました。また審査請求があった場合に、処分に関与していない職員を審議員として指名し審議手続を行わせる規定や、裁決に当たって第三者機関に諮問しなければならない規定が追加されました。
改正の内容といたしましては、葉山町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正では、法の全部改正に伴い、法律番号及び引用条文の条ずれを改めることといたしました。
葉山町附属機関の設置に関する条例の一部改正では、不服申し立てが審査請求に一本化されたため、語句を改めることといたしました。
また葉山町個人情報保護条例では、第三者機関として個人情報保護審査会を既に置いているため、審議員の指名に係る法第9条第1項の規定を適用しないこととする等、審査請求に係る規定について所要の改正を行うことといたしました。
葉山町固定資産評価審査委員会条例の一部改正では、法改正により審査申出人の代表者等の資格の証明に関する規定が削られたため、条例中で規定することといたしました。
葉山町消防団員等公務災害補償条例の一部改正では、異議申し立てが審査請求に一本化されたことに伴い語句を改めることといたしました。
また葉山町情報公開条例の一部改正では、審議員の指名に係る法第9条第1項の規定を適用しないこととする等、審査請求に係る規定について所要の改正を行うことといたしました。
附則につきましては、施行期日を法の施行日である平成28年4月1日とするものでございます。また改正前の葉山町個人情報保護条例及び改正前の葉山町情報公開条例に基づいて、この条例の施行前にされた決定または請求に係る不作為に関する不服申し立てについては、なお従前の例によることといたしました。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本案については去る2月5日に開催されました議会運営委員会におきまして、総務建設常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第55号については、総務建設常任委員会に付託することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第55号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。

議長(近藤昇一君)

日程第18「議案第56号地方公務員法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます

総務部部長(池田務君)

議案第56号につきまして御説明を申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますように、職員の給与、勤務時間その他の勤務条件を条例で定める旨を規定する地方公務員法第24条第6項が改正により第24条第5項とされたため、当該部分を引用している規定を改めることとしたものでございます。
また地方公務員法第25条第3項の改正により、職員の職務を給料表の各等級に分類する際の基準となります等級別基準職務表を給与に関する条例において定めることとされたため、葉山町一般職の職員の給与に関する条例第3条第3項の規定を改めるものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第56号地方公務員法の改正に伴う関係条例の整理に関する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第56号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第19「議案第57号葉山町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第57号について御説明を申し上げます。
この条例は提案理由にもございますように、人事院勧告及び葉山町における職員給与の総合的見直しの検討の結果、一般職の職員、再任用職員、特定任期付職員及び特別職の職員について、給料月額、期末手当、勤勉手当、管理職員特別勤務手当及び昇給について改正をお願いするものでございます。
初めに、給料月額の見直しにつきましては、一般職の職員の給料表を平均1.25%引き下げる改定並びに再任用職員及び特定任期付職員の給料表の改定でございます。一般職の職員及び再任用職員の勤勉手当及び特別職の職員の期末手当につきましては、本年12月期及び平成28年度以降の年間支給割合を0.1月引き上げること。特定任期付職員の期末手当につきましては、年間支給割合を0.05月引き上げる改正でございます。管理職特別勤務手当につきましては、管理職員が災害への対処等、週休日以外の正規の勤務時間以外の時間に勤務した場合に手当を支給するものでございます。昇給につきましては58歳以上の一般職の職員につきまして昇給をしない旨改正するものでございます。改正の詳細につきましては別添条例の概要のとおりでございます。
なお附則につきましては、第1項では施行期日を公布の日からとし、当該条例中第1条では一般職の職員及び再任用職員の勤勉手当の改正、第3条では教育長の期末手当の改正、第5条では町長及び副町長の期末手当の改正並びに第7条では特定任期付職員の期末手当の改正につきまして、平成27年12月1日から適用する旨を規定するものでございます。また第2条、第4条、第6条及び第8条の改正部分につきましては、施行期日を平成28年4月1日からとするものでございます。
附則の第2項につきましては、給与の内払いについて、第3項では給料表の切りかえに伴って昇給の時期の違いから権衡上の必要が生じたときの調整について規定し、第4項から第6項まで及び第8項は給料表の切りかえにより給料が減額されることに伴い、切りかえ日の前日に受けていた給料月額の保証の規定であり、第7項は給料月額が保証されている間のよみかえ規定を定めさせていただきました。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

4番(飯山直樹君)

この人事院勧告なんですが、もしその人事院勧告というものに従わない場合に、何かしら地方自治体に対するペナルティーみたいなものはあるんでしょうか。

総務部部長(池田務君)

特にはございません。

議長(近藤昇一君)

他に御質疑ございませんか。

2番(金崎ひさ君)

平成26年8月7日及び平成27年8月6日に人事院勧告があったというふうに書いてありますけれども、これ、内容的にかいつまんでどのようなことだったのかっていうのをお聞きできますか。

総務部部長(池田務君)

まず給料表の関係ですけども、平成26年の人事院勧告はですね、通常の民間企業との比較でプラス部分と、あともう一つの給料表のですね、中高年層の給与抑制といいますか、全体2%ダウンの2種類の給料表が提示されております。平成27年の人事院勧告にしましては、それが実施された上での下がった上での給料表が勧告されております。その違いでございます。

2番(金崎ひさ君)

それで、それをもとに総合的給与の見直しを職員と一緒に考えながら妥結したということで、今回2回の人事院勧告を受けつつ、今回初めてそのことの総合的見直しの中で出したという理解でよろしいですか。

総務部部長(池田務君)

今回総合的見直しを取り入れたということでございます。

2番(金崎ひさ君)

それで町長にお聞きいたしますけれども、地域手当に関しては議会のほうも何よりも優先的に早急にということで、ほかのことよりもまず優先してほしいという決議を上げておりますけれども、その総合的見直しの中に、地域手当のことで話し合うということがなかったやに承っておりますけれども、そのことに関しては町長はどのようにお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

総合見直しにつきましては、組合とこの27年の…6年度のうちから話し合いを進めてきたものでございまして、ようやくの結論を見出したところにあります。その間に議員の皆様からいただいた決議等の内容についても重々承知をしておりまして、次の話し合いの第一優先課題として、地域手当のことにこれから議論を今、既にもうお伝えはしてありますが、実交渉にまさに入ろうとしているところでございます。なるべく早期に、それにつきましては改定の結論を見出していきたいというふうに考えております。

2番(金崎ひさ君)

総合的見直しの中に地域手当という項目を入れて話し合ってほしかったなと、私としてはそう思っているんですが、そのことは全く念頭になく、地域手当はまず別枠として話し合いをしなかったということでよろしいんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

組合さんとの話の中では、地域手当は別枠だということで話を進め、今回妥結に至りましたので、次のステップとなってしまっていることは大変申しわけないんですが、早期に取り組んでまいります。

2番(金崎ひさ君)

それは町長の意向でしょうか、それとも職員の意向でしょうか。

町長(山梨崇仁君)

もともとですね、26年度中の総合見直しに向けた話し合いの中で、地域手当という項目を入れてございませんでしたので、その約束にのっとって1年議論をしてまとめました。ですので、現段階では地域手当については置き去りになってしまったおりますので、これから取り組むという状況でございます。

2番(金崎ひさ君)

なぜこのような質問をするかと申し上げますと、この総合的見直しで引き下げと引き上げがあるので、総合的に多分人件費としては職員の方たちは、自分がいただくお給料が下がるのではないかなという推測のもとでお話をしているんですけれども、この総合的見直しの中に、どちらの意向で、町長の意向なのか職員の意向なのか、地域手当について入れなかったということは、どちらの意向だったのかっていうのが大変重要な問題になります。と申しますのは、今、町長が早急にこの後、地域手当について手をつけるということになりますと、町長の意向であれば、職員は二重に下げるということになるんですよね。ところが職員の意向であればいいですよと。今は総合的見直しを地域手当を入れないで妥結をいたしますが、この後、地域手当も考えながら下げることにも同意できますよという含みがあると思っているんです。ですから、これはどちらの意向だったのかなということが大変重要だというふうに私は考えておりますけれども、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

地域手当を入れなかったというわけではございませんで、地域手当についての改定については申し入れはしておりましたが、結論的に今回のこの総合見直しについては、地域手当を入れない形での結論に至っております。そういう過程の中で組合側からも私からも、地域手当をもって総合見直しの妥結を見ようという話はしてございませんので、意向をもってというよりも、話が別のところに置いたまま、今回の総合見直しをターゲットを絞ってとりまとめをしてきました。ちょっとお答えになってるかわからないんですけれども、そういった状況です。

2番(金崎ひさ君)

そうすると、この条例の一部改正が通った後、そしてある程度皆さんが、職員の方たちが御自分の給料削減が進んだ中で、間髪入れず、議会の決議を受けて、そして今度は地域手当を10%から6%に下げましょうというと、これまた身を切る、職員にしてみたら給料の値下げにつながりますよね。そういうふうなことが即できるのか。やっぱり各職員の方たちも自分の家庭がございますのでね、給料をダブルで下げられるということは、大変いろいろと御家庭の事情もあると思います。そういうことを地域手当の見直しを即やるというふうに今町長おっしゃいましたけれども、可能だというふうに考えていらっしゃるということでよろしいんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

まさに組合との話し合いの一番のターゲットであるというふうに思います。ですから、この場で私としましては、もちろん早期抑制を図るということは意思表示として申し上げますが、現実に職員の暮らしを考えたときに、どのような方策で地域手当改定がまとまるかということは、話し合いの結果を見てからになるかというふうには思います。なお、今回のこの総合見直しにつきましては、現在の給与を保証するという考え方で、即座に下げるものではございませんで、現況保証制度が盛り込まれておりますので、職員たちにとってみれば、上がらないにせよ、大幅に下がるものがすぐに行われるという印象を持たれないような構造にはなっております。

2番(金崎ひさ君)

それでは、町長としてはすぐにでも地域手当に手をつけるということをお約束していただけたということでよろしいですか。まだ御異議ございますか。

町長(山梨崇仁君)

申しわけありません。大事なとこですので、言葉を丁寧にもう一回申し上げますと、早期に組合との交渉、話し合いに入らせていただきます。ですので、その結果がいつごろという約束はできないんですけども、話し合いを真摯にお互い行うことは組合とも約束をしておりますので、真摯に話し合いをした結果というものをなるべく早く出せるように努めていきます。

2番(金崎ひさ君)

本当に特別交付税も全く削減されておりますし、町民の不利益に直結する問題でございますので、私としてはこの総合的見直しの中に、少しでも地域手当のことを検討していただいて、組み込んでいただけたらよかったなというふうに思っておりますけれども、地域手当には全く別枠として今回の削減案が出たというふうなことは、やはりダブルで職員は身を切る覚悟だというふうに私も思っていいのかなというふうに思いますし、町長も早期に話し合いを始めるということで、妥結するかどうかわからないという含みをお持ちのようでございますけれども、町民の不利益をこうむっているという現状を考えると、町のトップとして、町長としては最大限の努力をするべきだということを改めて認識していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

はい、おっしゃるとおりでございます。妥結ができるかわからないではなくて、妥結する方向にしっかりと進めてまいります。

議長(近藤昇一君)

他に御質疑ございませんか。

1番(横山すみ子君)

ちょっとさかのぼりますけれども、25年か6年でしたか、町長が本俸を対象とした給与引き下げで妥結をされて、そのときの話し合いの最後のところで…最後か中間か知りませんが、本俸でいきたいか、地域手当でやるか選択してくださいと御提案されたら、本俸でという返事が来ましたという御答弁がたしか本会議でもあったと思うんですけれども。町長ではなくて。給与の総合見直しについては国から非常に強い方針が立て続けに出ておりまして、また東日本大震災の後、国家公務員のほうは一応引き下げて、地方公務員もというような方針が国から出たわけでございますが、これから先の見通しとして、また再びこのような国からの強い指導が続くのかどうか。それとも総合的見直しは一旦これで終わった形になって、あとは人事院の勧告でいくということなんでしょうか。かなり資料を引いてみてもよくわからないところがありまして。
もう一つは、地域手当について総合的見直しの際の調整弁として使うという文言がどこにも出ているのに、そういう形では当町は使いにくいわけですが、今伺う焦点は国としては給与表全体の総合見直しで、地方公務員の給与をもっと下げよという方針が続くのかどうかという見通しについて伺います。

総務部部長(池田務君)

平成27年のですね、また人勧でですね、給与制度の総合的見直しがありまして、今後の予定はといいますとですね、何とも、一応一段落という感じはするんですが、また何とも推測はしません。また新たな見直しが出てくるかもしれません。その可能性はございますが、現時点ではちょっと推測はつきません、今後は。

1番(横山すみ子君)

葉山町の職員の皆さんの給与表に関して、ラスパイレス指数に反映するような、総体としての給与費の削減も視野に入れて給与表を見直すという動きがあるというふうには、この改定の前ですね、伺ったことがあるんですけれども。そうすると当町としても基本的な給与表を全体をいじるというような作業はこれで一段落ですか。

総務部部長(池田務君)

町としてはですね、初任給の関係ですとか、住居手当の関係ですとか、まだ少し課題がございますので、そちらにつきましても引き続き検討していくという形でございます。

1番(横山すみ子君)

初任給についてということになると、運用を変えるということですね。数字を変えるということではなくて、給与表の数字そのものの改定作業ではなくて。そのものですか。すいません、これに関連して基本的なところを聞いてしまっているんですが。

総務部部長(池田務君)

初任給のですね、運用のですね、号俸の関係ですね。そちらの形でございます。

1番(横山すみ子君)

今、他の議員からも御質問出たんですけれども、給与というのは地域手当も含めて、トータルが職員の皆さんに手に渡るものでございます。2年前にもどうして地域手当が出なくて本俸でなさったんですかって質問したと思っているんですけれども、他自治体で見ると、組み合わせ方、東京都の特別区などは非常に高い地域手当ですので組み合わせ容易にできるだろうと思うんですけれども、当町の場合もそういう考え方はとれないんですか。1回これで通れば、組合との協議調っていて成案として出てきているので、よほどのことがない限り議会では通ると思う見通しだと思いますが、だから今回では間に合いませんけれども、給与ということを考えるんであれば、トータルで考えるべきだと私は思うんですけれども。だから、今度は地域手当で頑張りますって言われても、これトータルで考えたら一体どうなんだっていう疑問が残ってしまいます。そういう話し合いはできないんですか。だから即座にということにはならないと思いますけれども。これ、かなり2年前だったかな、引っかかった問題で、それはどうお考えでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

横山議員がおっしゃるように、トータルで考えるということは、職員全体からすると大切なことだとは思いますが、大切なことはやはり手当をもらっている、先ほどの総務部長から説明があったように、個別の案件によって若干不平等があるという状態については、公平性を持たせなければいけませんし、そういったものの改定は行わなければいけません。また地域手当についても、過去はですね、同等額ということで私もてんびんにかけて組合にもそのまま直接尋ねて結論を見出したわけですけども、現在ではその背景には特別交付税の減額という大きな制裁措置が行われているために、これは町に対しての損害があるというふうに考えれば、早々に下げることに取り組まなければいけないことも十分御承知だと思います。理想的なもので言えば、公平性がある中で職員が働きやすい数字というものでおさめていきたいのはやまやまなんですが、そういった個々の案件についての諸事情を踏まえていきますと、引き続き削減に向けては取り組みをそれぞれの視点から議論していかなければいけない状況にあるというふうに思います。

1番(横山すみ子君)

私は個々の手当の不平等とかそういう問題ではなくて、給与交渉をする際の枠組みの問題で申し上げています。国のやり方が大変悪いというのは大前提としてあるんですけれども、現実には特別交付税、削減されてしまうわけで、給与をこれだけ下げるのと地域手当のほうでやるのとでは、かける倍になるような数字にもなりかねないわけですよね。引かれてしまう、地域手当を出してそのペナルティーとして特別交付税が引かれるということで、まさにトータルとして見た場合に、どのやり方がいいかという判断になるべきだと思うんですよ。だから何とか手当をどうするということを申し上げているのではなくて、職員に対する総給与費と言ったらいいんでしょうかね。という中で一緒に考えたほうがよかったんじゃないかなっていうのがどうしても残っておりまして、これから先、交渉をしていかれる場合には、そういう総合的な視点を持って交渉に当たられるべきではないかなと思いますし、そのほうが具体的に同じお金を使うのでも全く効果が違うと思います。その前提として国は一体どういう動きをするのかっていうことを伺ったんですが。とりあえずというか、今回の議案に関しては交渉調って出してこられたということで、私は賛成をいたしますけれども、これからのやり方としては、やはりもうちょっと戦略的に取り組まれるほうがいいのかなと思っての御質問をいたしました。

議長(近藤昇一君)

答弁よろしいですか。他に御質疑ございませんか。

5番(細川慎一君)

すいません。今、総務部長さんから御答弁があった中で関連してお聞かせいただきたいんですけれども。前回の一般質問で住居手当のこと、私お聞かせいただきましたけれども。国が促してから私が質問をするまでというか、これまで庁内で一度も話し合い、検討をしたことがないと御答弁があったと思います。それは先ほどの中ではまた違ったお答えだったと思うんですけれども、変わったと理解してよろしいんでしょうか。

総務部部長(池田務君)

きょうですね、課題ということで、例えば総務部ですね、総務課内でそれは認識しているということでございます。

議長(近藤昇一君)

ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。(発言を求める声あり)

総務課課長(新倉利勝君)

すいません、総合的見直しの件でございます。当然先ほどのお話のとおり、一段落といえば一段落なんですけれども、総合的にまだ見ておりますので、継続が一応続いている中で、地域手当につきましても今組合交渉をやるとこでございますので、総合的見直しが終わったという形ではございません。一応継続してるということで御了承いただければありがたいというふうに思います。申しわけございません。すいません。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。いいですか。質問いらないですね。よろしいですか。これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論ありませんか。
ございますので、まず、原案に反対者の発言を許します。

4番(飯山直樹君)

4番飯山直樹。反対の立場で討論に参加いたします。
さきの43から46号議案の討論の際にも申し上げましたが、私は維新の党に所属する議員でありまして、当議案につきましては維新の党神奈川県総支部と検討の結果、反対すべきとの結論に至っております。また先ほど申し上げましたとおり、横浜市議会、大和市議会のほうでも維新の党は反対に同調しております。維新の党が求めてきました政と官の身を切る改革の中核にある議案であります。国会においては党内に異論もありましたが、最高裁の判例によれば複数年度にわたる人事院勧告制度の不実施は許されないものとされているとのことです。過去に何度か人事院勧告に従わない事例もあったものの、政権を目指す責任政党である以上、現行の人事院勧告制度は存続している現状においては、毎年ただただ反対を続けることができないという結論に至ったとのことであります。
根本的な問題は、財政赤字を一切考慮せずに、民間の大手黒字企業と公務員の給料をそろえようとする人事院勧告制度そのものでありまして、そのための人件費によるコスト高となっている状況でありますから、この点を本来は改善しなければならないのではないでしょうか。葉山町におきましても、職員の皆さんがしっかりと仕事に取り組んでいることとは思いますが、一方ではやはり人件費によるコスト高になっていることは同様のことと思います。地方議会におきましても、引き続き身を切る改革を推進すべきとの考えは変わらず、維新の党神奈川県総支部所属議員として本議案には反対をいたします。

議長(近藤昇一君)

次に、原案に賛成者の発言を許します。

12番(笠原俊一君)

12番笠原俊一でございます。先ほど反対の御意見がありましたけれども、人事院というのは御承知のとおり、政令市以外のこうした部署がない町村自治体において、公務員の労働環境の整備を目標に、目的につくられている機関だと私は考えております。また民間企業と公務員との給料の格差を是正する機関であるということで、これに従いながら過去町の議会の給料の削減も行ったことがございます。
今回の人事院の勧告では、職員の報酬や給料について上げなさいということでございますので、当然人事院にこの町独自の所得のない自治体としては、職員の労働環境の整備のためには、こうしたものに従いながら、民間企業との格差を是正することが正しいことだと私は考えておりますし、先ほど1番議員がありました地域手当の件、これについても早急に町長のほうで、国の方針に従わないということで町の財政に交付税が付与されない部分があります。これについても、これはこれで考えていただきたいと私は思っております。しかしながら、この件につきましては賛成をさせていただきます。以上。

議長(近藤昇一君)

次に、原案に反対者の発言を許します。

5番(細川慎一君)

5番細川慎一です。葉山町一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例、こちらに反対の立場から討論をさせていただきます。
人事院勧告制度そのものに疑問を感ずる部分が本当に多くあるとともに、私が今年度これまで行ってきた一般質問の中で、職員給与に関すること、手当に関すること、納得のいく回答、根拠が本当に示されていない現状のままで、期末手当等を引き上げるこの条例には、本当に納税者の理解が得られないと考えています。
また国政においても、人事院勧告制度の廃止を求めた法案が出されており、地方においては…失礼しました。人事院勧告はあくまで国家公務員に対するものでありまして、地方においては人事院勧告に必ずしも従う必要がある立場にありません。この廃止を求めた法案、改革に関しましては、国に先んじて地方は取り組むことができる立場にあるわけですから、このことに取り組むことに大きな意義があると考えまして私は反対をいたしたいと思います。以上で反対討論です。

議長(近藤昇一君)

次に、原案に賛成者の発言を許します。

7番(窪田美樹君)

7番窪田美樹です。日本共産党を代表して、議案57号葉山町一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例に、賛成の立場から討論に参加いたします。
この条例は平成26年8月7日及び平成27年8月6日に行われた人事院勧告を勘案し、職員の給与について改正を行う必要があり提案されたものです。そもそも人事院勧告とは1948年、アメリカ占領軍の事実上の命令で、公務員が労働者の労働基本権、団体権、団体交渉権、スト権などを剥奪と引きかえに、毎年1回政府に対し国家公務員の賃金や労働時間などについて勧告する制度です。この制度は時の政府が賃金の決定権を握り、公務員労働者に低賃金を押しつける役目を果たしてきました。公務員と民間企業の賃金を比較し、お互いに足を引っ張るなど、公務員給与だけでなく民間企業の労働者全体の賃金を引き下げる役割も果たしてきたと言えます。しかも時の政府は、この人事院勧告すらしばしば無視してきたこともあります。人事院は社会情勢、近年の物価上昇や経済状態を勘案し、勧告の内容を決定するとしています。そもそも公務員は争議行為が全面一律に禁止され、労働基本権が大きく制限されています。人事院制度に反対するというのなら、何を基準として職員給与を決めるのでしょうか。大きな市なら市人事委員会をつくり、決定している自治体もありますが、葉山町において人事委員会をつくることは、人員・経費などを考えればできることもなく、一定の基準を持った人事院勧告に従うべきです。
政府は民間大手企業が一時金であるボーナスの引き上げや一部の大企業が実施した賃上げを高く評価していますが、多くの中小企業は賃上げどころではなく、経営が継続できるかと悩む状況さえあります。一方、労働環境は物価上昇等を加味した実質賃金は、4年間連続してマイナスです。賃金の伸びが消費者物価上昇に追いついていないのです。さらに2017年4月に予定されている10%への消費税引き上げは、追い打ちをかけることとなるでしょう。政府が言う経済の好循環などは起きていません。大手企業の内部留保は大きく伸びていますが、労働者の賃金には回っていないのです。政府が言うトルクダウンは全く見られません。内部留保が大きく伸びても労働者の賃金に回らないことから、銀行が日銀に預けるお金にマイナス金利を実施し、ため込んでいる内部留保を設備投資等に回すのではないかとカンフル剤としていますが、銀行が預ける利子だけでなく、一般の銀行利子まで引き下げる状況が起こり得ること、どれだけの効果があるのか疑問視する意見が多く聞かれます。経済状況の改善は大企業は大もうけをして、そのうち労働者にも回るというようなものではなく、働く者の基本給を引き上げて、はっきりした生活設計が立てられるよう考えるべきです。本来、ボーナスという一時的なものではなく、9割を占める中小企業労働者の基本給も引き上げ、働く人のふところを暖め、購買力を高めることこそ経済の好循環を生むものと考えます。
今回こうした経済状況の中でも、人事院はプラスの勧告をされたこと、いささかでも一般家庭の経済状況にプラスの影響を与えることでしょう。そもそも賃金とは、その地域の生活水準を参考に考えるべきものと考えます。一般企業の職員が外国などに長期滞在をするときには、着く地域によって手当が異なっています。その地域で生活する必要な水準を保つためです。つまり、その地域の生活レベルを参考に決められているのです。また、葉山町は、町レベル比較では高水準の賃金だとの意見もありますが、当葉山町は鎌倉市、逗子市、横須賀市など市に囲まれた地域です。しかも、多くの方々は、逗子市や横須賀市に買い物に出かけることが多いと思います。つまり、逗子や横須賀市、横須賀の生活水準が比較されるべきと考えます。葉山町は町であるため、町レベルでの比較で賃金が高いとも言われていますが、生活地域を考慮すれば、あえて高水準とは言えないと考えます。
こうした観点から、葉山町一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例に賛成いたします。(拍手)

議長(近藤昇一君)

次に、原案に反対者の発言を許します。失礼しますけども、同じ会派の中で、お2人討論されるんですか。意見が分かれたんなら、賛成・反対の討論を許したいんですけども。(「わかりました。では結構です」の声あり)よろしいですか。
次に、原案に賛成者の発言を許します。他に討論はありませんね。
(「なし」の声あり)
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。議案第57号葉山町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立10名多数であります。よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第20「議案第58号葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第58号につきまして御説明を申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますように、地方公務員災害補償法施行令の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を提案させていただくものでございます。
葉山町議会その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例は、地方公務員災害補償法の規定に基づき制定されたものであります。地方公共団体は、職員以外の地方公務員のうち法律により補償の制度が定められていない者に対する補償の制度を条例で定めなければならず、かつ当該補償の制度は法律で定める補償の制度と均衡を失したものではならないとされております。このたび、地方公務員災害補償法による年金たる給付が支給される場合に、その補償のうち、障害補償年金及び休業補償と同一の事由により、厚生年金保険法による障害厚生年金等が併設される場合の調整率を0.86から0.88に改正するものであり、施行日である平成28年4月1日から適用するものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどを賜りますようお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑なければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第58号葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第58号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第21「議案第59号葉山町教育基金条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

それでは、議案第59号葉山町教育基金条例につきまして御説明申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますように、葉山町の教育振興及び教育環境の充実を図るため、基金を設置することにより適正な管理運営をするため新たに条例の制度を提案させていただくものでございます。
条例の内容といたしましては、第1条から第6条まで設置に必要な事項について定めさせていただいております。基金には、寄附金を積み立て、基金条例第1条に定める目的に充てる場合に限り、これを処分することができるものといたしております。なお、この条例の施行期日を公布の日からとさせていただいております。
以上、簡単ではございますが、御説明させていただきました。御審議のほどを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

10番(待寺真司君)

今御説明いただいたんですが、1点確認なんですが、この基金は、新たに設置されたとしますと、あくまでも善意の寄附金というか、一般の寄附金のみの積み立てということで、例えば財調であったり公共公益設備なんかは、町の財源で余裕があるときに積み立て、積み増しをしたりしますけれども、一切そういうことはせず、あくまでも寄附だけの積み立ての口座というふうに考えといてよろしいんでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

基本的にはおっしゃるとおりでございます。

10番(待寺真司君)

先ほど、一般会計のところの中で同僚議員からもありましたけど、じゃあこれをソフト面に使うのか、あるいはハード面に使うのかとか、そういった大まかな、町としてのね、これをつくるに当たっての、教育的な大きな観点でどういうふうに考えているのかなというのを、町長のお考えを聞かせていただきたいなと思うんです、というのは、今度、新たにきょう先ほど条例通りまして、教育振興基本計画の策定が入ってきます。それと整合性を持たせるとかね、そういった形で、どの程度まで、この基金の中で積んでいって、それを有効に教育環境の整備に振り向けていこうかって、そういった大きな視点でのビジョン、町長のお考えを聞きたいと思います。

町長(山梨崇仁君)

今回の御寄附をいただきました方の御意向がですね、趣旨がやはり、その寄附のもとになった方のお名前等を残していきたいということが大きく1点。残すというからにはですね、言ってしまうと、ソフト事業ではなくてハード的なもので後世に残してわかるようにしてほしいという御意思がございましたので、現在考えられるのは、やはり施設の新設の際にですね、利用させていただければというふうには考えております。

10番(待寺真司君)

わかりました。今回の御寄附の御希望ということで、例えば、これを設けたことにより、その今回のお気持ちをいただいた方以外の方も、例えば葉山の教育環境のソフト面でとかっていうようなお話もあるかもしれません。例えば、今回も黒板をやりかえるとかいろいろあるじゃないですか。教育備品見ると、非常に消耗が激しいものもたくさん見受けられますので、ですから、そういった使い道をね、どういうふうにしていくのかっていう、ある一定の枠をどういうふうにかけているのかなっていうのは、非常に興味があったとことでございます。今の、今回の寄附に限って言えば、そういったことだと思いますけれども、今後ソフト面でも使えるというふうに認識しておいてもよろしいですか。

町長(山梨崇仁君)

先ほど、施政方針の中でも、その寄附という文化をですね、葉山町で広げていきたいと思っておりますので、それには広報がこれから大事になるんですけども、その過程で、寄附者がもしふえてきたなかにはですね、もちろん目録としてお名前をその基金の中に残すことはできますので、その方の御意向がですね、もし、どんな形でもということであれば、いろんな形に、もちろん利用はさせていただきたいなというふうには考えておりますので、今回のこの金額ではないところについては、制限をかけるつもりはございません。

7番(窪田美樹君)

この御寄附いただいた方の御意向で名前を後世に残したいということで、あえて言うなら、ハード面ではないかっていうことを、今御説明ありました。御寄附いただいた方からのがハード面に、御寄附いただいた方は名前を後世に残したいということを言われただけであって、ハード面ということを言われたのかどうか。例えばの話なんですけれど、奨学金制度の中に、その方の名前の、例えば足長基金じゃない奨学金みたいな感じで、そういうお名前を残した奨学金制度を残すということも、名前を残すという面では考えられると思うのですが、あえてそこでハード面とお話が出たところは、どういった御意向なのか教えてください。

政策財政部部長(小山誠君)

既に御案内させていただいておりますが、この御寄附された方の、葉山にゆかりのある方が、以前ですね、この関係者の方なんですが、小学校の体育館を寄贈いただいたという歴史がございます。そういったことから、今回もそのような形でですね、施設面に限って整備していくための振興寄附ということでお話をいただいているものですから、そのような形でのですね、ことで今考えているところでございます。

議長(近藤昇一君)

部長、体育館じゃないでしょう、講堂。

政策財政部部長(小山誠君)

大変失礼いたしました。その当時、講堂という建物でございました。失礼いたしました。

3番(鈴木道子君)

私も今の窪田議員のお話に関連することなんですけれども。再度確認をいたしますけれども、その方に、例えばそのようなハードの面でというお話が話題の中に出たかもしれないんですけれども、こちらの行政側として、例えば奨学金等のソフト面もあるけれども、もし、そういうことは全く考えられないのでしょうかというような確認をなさった上での今の御答弁でしょうか。ちょっと気になりますので、お伺いいたします。

政策財政部部長(小山誠君)

そうですね、その方とお話しする際には、そういったハード、ソフト、そういったお話をこちらからも提案させていただいた中でも、逆にハードの整備にというようなお話が希望、意向の中にですね、強く持たれてたということから、このような形でですね、対応を図らさせていただきたいということで、今後、継続して御寄附もいただけるということだったものですから、基金条例を制定して対応を図らさせていただくということで了承いただいているところでございます。

3番(鈴木道子君)

多分、確認をいたしましたので、そういうことだと思いますけれども、全く、そのソフトの面ということは、御考慮の中にはないというふうに断言をして、この場でしてよろしいんですか。

政策財政部部長(小山誠君)

大変くどいようで申しわけございません。ここで一応、今話を進めさせていただいている中では、そのような形で、御寄附いただいた方にも御了承いただいているところでございます。

12番(笠原俊一君)

1点だけ伺いたいのとお願いもあるんですけども、私の調べた記憶ですと、この味の素の創始者の鈴木三郎助さんの御親戚、御家族、血縁の方が、今回この基本的な寄附をいただいた。これを契機に基金をつくったと、こういう理解でいますけれども、たしか名誉町民、葉山の町は4人いられると思うんですけども、味の素の鈴木三郎助さん関係の方が2人、葉山の名誉町民として名を残していると、私は記憶しております。そして、先ほど議長が修正をお願いしたように、かつての講堂には額縁があったというふうに私も記憶をしておりますし、そういった中で、この御家族の方々が葉山の町にこうしたものを、これからも援助したいんだということで、大変ありがたいことだと思いますし、過去の歴史を見ますと、やはり葉山の町の年間の財政よりも高額なものを初めにいただいたというように記憶してます。そして、足りないものを建設していったという記憶ですから、ぜひとも、ハード面というんですか、施設面に基金を積み立てていただいきたいなと私は思うんですけれども、これに対する対応というものも、やはり鈴木家に対する対応というのも、町のほうとして当然考えられるべきだと思うんですけれども、そこら辺の考え方は、町長いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

御寄附は、本当に御厚意でいただいておりますので、御提案いただいたものについては、なるべく趣旨にそった形でその御厚意を形に残していきたいというふうに、私は思ってございます。今回も、まず本年度中にも、この寄附に対しての感謝の気持ちをですね、ふるさと納税の方の対象にですね、予算をとってございますので、その何割かをお持ちしてお礼を示した上で、今後、施設建設もしくは改修等でですね、利用させていただいた暁には、必ずや逐一御報告に上がることをしまして、町としましても大事な関係をですね、これからも続けていきたいというふうに思っております。

12番(笠原俊一君)

質問ではないんですけれども、たしか、記憶が違ったら、随分前にひもといたものですから。名誉町民という称号ですから、たしかベルツさんもそうだったように思いました。もう1回調べ直せばよろしいんですけども、葉山の町に大変な貢献をしていただいたという方に対する、要するに先ほどのふるさと納税とは全く異質ですから、何かそういうものをプレゼントしてということじゃなくて、葉山のゆかりの大切な方なんだという意識があったほうが、これからもまた継続していただけるんではないかと、密やかな願いを込めて、私はちょっと質問と提案をさせていただいたわけであります。よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

2番(金崎ひさ君)

今のお話を聞いてますと、この方の寄附だけを積み立てるというふうにちょっととれたんですが、今回の補正予算では1,010万円という、教育に使ってくださいという指定寄附って、いろんな方からあるかと思うんですけれども、そういう方たちも全てこの基金に入れるということなんですか、それとも、この方のお名前を残すために、それならば葉山町教育基金という名前ではなくて、その方の名前を入れた基金にしたほうがいいかなというふうに思うんですけれども、今後のやり方として、この寄附金の額というのがちょっと気に入らないというか、待寺議員がおっしゃったように、もっと目的を持って、いろんな一般財源からも入れたりして、どんどんとこの基金をふやしていって、将来大きなものに使えるというふうにすればいいなというふうに思いますけれども、寄附金の額を基金の中に繰り入れるということになりますと、今、最初の質問のように、あらゆる基金をここに、寄附を入れるということでしょうか。それとも、その方のお名前を残すために、その方から継続的にいただいた金額だけをここに入れるということでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

今現段階で考えているのは、こちらの方からいただいた御寄附に対してですね、積み立てをしていきたいというふうに考えておりますが、先ほど来から議論されている、その教育のためにということで、また、例えば多額の御寄附をいただけるようなお話であればですね、この教育基金にですね、例えば取り扱い、附則か何かでですね、名前を掲げてですね、この方への寄附というような形で、用途も変わったりいろいろする可能性もございますので、そういった部分での切り分けをしていければなというふうに思っています。ただ、今回、今議員から言われた10万円の御寄附については、教育のためにというだけのことでございましたので、財源を事業のほうに充てさせていただいているというのが経緯でございます。

2番(金崎ひさ君)

そうすると、あくまで、この方一本のための葉山町教育基金だというふうに考えているというふうに理解してよろしいですか。

政策財政部部長(小山誠君)

はい、そのとおりです。

2番(金崎ひさ君)

それでは、この葉山町教育基金条例が通った暁には、一刻も早く、その方のネーミングを入れた基金の愛称でもいいですので、つくったほうがいいかなというふうに思います。そして新たに、今部長がおっしゃったように、教育のために使ってくださいという御寄附は、その方以外の方のね、そうするとやはり、それも基金の中の別部門に入れて、それもため込みながら、そして新たにいろんなハードでもソフトでも使えるようにすればいいんじゃないかなというふうに思いますけれども、それは今後の問題でございます。

議長(近藤昇一君)

答弁ありますか。いいですか。

政策財政部部長(小山誠君)

ちょっと、私の答弁の仕方がよくなかったことで、誤解を招いているような部分もございますけれども、今回、御寄附いただいた経緯を踏まえてですね、多くの方から御寄附いただいて、教育基金へというような御意向があればですね、積み増しをしていくっていうことも考えられるということで、御理解いただきたいというふうに思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

1番(横山すみ子君)

他市の例を見ますと、御寄附いただいた方の、一括、1回だけだったのかもしれませんが、お名前をつけた基金をつくって、それをどう活用させていただくかっていうやり方をしてる例は近隣でもございます。教育基金という名前だけを聞くと、寄附だけっていうふうにはとても思えなくて、一般財源から、将来の教育施設や教育内容のために余裕があるときに入れて、私が既に十何年前から教育施設が古くなるのはもう目の前に見えてるから、教育基金をつくって、公共施設以外にもう一つ基金をつくって、お金をためていったらどうかという御提案をしていたものですから、ああ教育基金をつくるのか、よくやったなっていう感じがしたら、中が特定の御寄附ということで、大変ありがたいことなんですけれども、もし名前を残すということであれば、基金そのものに名前をつけて御意向を生かしていくということであれば、すごくわかりやすいんですけれども、教育基金ということですと、寄附ももちろん、それから一般財源からも入れて、教育のために葉山は頑張るぞという形だったら、教育基金という名前がふさわしいと思うんですけれども、何々、何とか、名字と名前までつけた何とか基金というのが何カ所にも存在しておりまして、それは既にその名前見ただけで、こんなにふるさと、というか我が町に貢献していただいてるんだなっていうふうに思えるんですけれども、そういう発想で、お名前をつけた基金というような御提案はなさらなかったんですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今議員がおっしゃるとおりですね、いろいろ、私ども内部のほうでもですね、名前をつけた形での基金の設置という部分も、内部の中でも検討したり、あと、先方さんともですね、いろいろ議論を交わす中でですね、今提案をさせていただいた名称で落ち着いて、そちらの御寄附された方については、最終的にですね、プレートとして名前が後期に語り継がれれば結構ですということでいただいたものですから、このような形をとらさせていただいております。

1番(横山すみ子君)

この教育基金という名前の条例でいきたいということであれば、積み立てのところに、町からの支出も…支出じゃないな、繰り入れも充てるとかってあれば、将来的に幅が非常に広がると思うんですね。先ほど部長がおっしゃったように、そのうちの何項目は幾ら、どなたからっていうふうに、はっきりできるとおっしゃっておりましたので、一歩譲って基金名に入れないんであれば、そうしておいて、ほかの方からの寄附や、それから一般財源からの繰り入れも受け入れることができるというふうにしておくほうが、非常に膨らむかなと思うんですけれども、いただいた寄附だけでハードの仕事ができきるかどうかわかりませんですよね。つまり、幅を持たせたほうがいいんじゃないかなと私は今思ってるんですが、町長いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

今回、その寄附をですね、受け入れる土壌をこれから発進をしていこうということが一つ気持ちとしてあったことと、実際おっしゃるように、教育について力を入れようという気持ちもありましたので、まずはその一歩目として、ではその基金を教育基金でつくろうということで、今回の条例提案に至っております。おっしゃるように、他からのですね、寄附等を入れつつ、もちろん一般会計からのお金もあった上で施設整備というふうになるとは思いますので、実際の事業の際には、この基金のお金が足らないから例えばやらないとか、そういったことは決してないようにしていかなければいけないと思っております。どちらかといいますと、その寄附のための受け皿として基金をつくりましたが、もちろん、それを活用、目的のために基金を今つくっておりますので、それを全額使って足らない分は一般会計を入れて、教育施設の整備については臨んでまいりたいというふうには思っております。よろしいでしょうか。

1番(横山すみ子君)

ちょっとしつこくて大変申しわけないんですけれども、教育施設、ソフトのほうは何千万とかでできるかもしれないんですが、施設に関しては億から10億以上のお金が必要でして、葉山にあれがあるよと言われるような教育施設をつくる場合は、ここにもととなるお金があって、町民の皆さん及び葉山に関心のある皆さん、こういうものを建てたいんだけれども、ぜひぜひ御寄附をみたいな、インターネットを使ったり、いろんな場面でできますよね。そのときに、寄附だけ当てにしているという、変な言い方ですが、本当に入り口、種を大きな種をまいていただいたということでは、とても感謝しているんですけれども、あと2つくらいゼロが必要でございますので、これ2条ですね、何とか変えられたらいいなと思っております。きょうこの場ではとても間に合わないんですけれども、変えることはできるわけで、ちょっと御一考いただけますでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

議員の御指摘は、その施設をつくることをですね、もちろん金額も、ざっと考えても何億で…から始まるものだと思いますので、それには到底及ばないだろうというお考えだと思いますが、一方で町としても、公共施設に関する基金であったりとか、教育施設の整備に関する計画も持っておりますので、この基金、今回の教育基金につきましては、今回たまたま施設に使ってほしいというお気持ちで基金を設置しているので、ちょっと話が混同するかもしれませんけれども、まずは今回の基金については寄附を受け取るという、文化をつくっていくという意向で、今回、葉山町教育基金とさせていただきました。一方で施設整備については必ず計画どおりに進めようという意向ですので、これは一般財源等をですね、この基金が貯まらなくても行使をして、もちろん起債も起こした上で施設整備についてはやっていくという覚悟を持っていることは、改めてお伝えしておきたいと思います。

1番(横山すみ子君)

すいません、議長、59号の審議から少し外へ出てしまうんですけれども。税金だけを投入してではなくて、民間の力を利用したりとかいろんな手法が生まれてきております。その中で一番いいなと思うのは、葉山の小さな株主といいますか、自分のお金もこっちで生かしてもらおうっていう動きを誘う入り口としてとってもいいなと、すばらしい寄附等御提案いただいたと思ってるんです。ので、将来を考えると、少し入り口を広げておいたほうがいいのではないかと思っておりますが。つくることにはもちろん賛成をいたしますけれど、入り口をもうちょっと広げて、もうちょっと20年先、30年先に町民力も一緒になってまちづくりができるという、その入り口に使えるというか、入り口を与えていただいたという感じがするので、御一考いただきたいと思います。質問からそれて申しわけありません。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。町長、答弁しますか。

1番(横山すみ子君)

大口小口に限らず。あと税金も。難しい…

町長(山梨崇仁君)

横山議員がおっしゃる、その町民がですね、私も先ほど施政方針で、町を愛する気持ちを形にというふうに、この寄附という形でというふうに申し上げさせていただきました。御意向はしかといただいたと思っておりますので、今後この寄附、まずは基金の金額がふえていくように務めを果たしていきたいと思っております。また、これがふえなかったりしたときにはですね、おっしゃるように窓口を広げたりとか、広報のあり方などを考えなければいけないと思うんですが、まず現段階はこの形でやらせていただければというふうに思います。

7番(窪田美樹君)

この基金の運用に関してなんですけれど、御寄附いただいた方はハード面にということなんですが。いらぬ心配だといいんですけれど、決してこの基金が、一般…葉山町で教育施設を何か建てようとしたら、葉山町が一般財源が少し足りないな、じゃあこの基金を使おうというような仕方をしないか、この基金を、この御寄附いただいた方がそこをもとにして足りない分、その何かを建てようとした足りないところに一般財源を入れるという形をとるのか、この方の願望が薄まって、もし反対の部分、一般財源の中に少し足りないというところでこの基金を使われてしまうんであれば、柱1本に名前が残るかもしれませんが、この方の望みっていうんですか、が希望されることとは少し違うんではないかなと私は感じるんですが、この基金をハード面にどのような形で使っていきたいのか。先ほど、横山委員言われたように、億、教育施設でしたら億というお金もかかってきます。そうなると、1年間1,000万、ことしは1,000万、この先もというと、10年かかって1億円というふうになると、そこでどのようなハード面、ハードの施設がつくれるのかっていうところが出てくると思うんですが、町はハード面にこの基金をどのように生かす形をとろうとしているのか教えてください。

町長(山梨崇仁君)

基本的には施設整備については、町のほうで教育委員会のほうで計画を立てて、それを、町の財源ももちろん見定めますけれども、実行を着実に進めてまいります。その過程の中で、この寄附者の意向がですね、施設面であるということがございましたし、また、ちょっと表現が難しいんですが、その単純な補修にですね、使うことを望まれているわけではないと思うんです。新規設置であったりとか、完全なリニューアルの際に使ってほしいという意向があると、私は面談の際に感じましたので、そういったものの際に、この金額を使わせていただくことになるかと思います。先ほど来申し上げているように、この方以外の意向でですね、ソフト面に使ってもらっても構わないという気持ちの寄附があった際には、別の部分でもちろん活用はすべきだとは思いますけれども、今回のこのお一人の方につきましては、そういう意向がありますので、これは目録上にしっかりとその意向を残した上で、今後、将来にわたって維持、この基金を大事にしていきたいというふうには思います。

議長(近藤昇一君)

他に。

8番(畑中由喜子君)

ちょっと皆さん方と考え方違うかもしれないんですけど、こういう考え方ができるんじゃないかなって思っておりますのは、教育施設でも建物、例えば、さっきちらっと話出ました給食センター、どこの町にもあって普通かもしれないですよね。学校別の給食の設備っていうのを持ってるところももちろんありますけれども。でも、例えば、この方のお名前をかぶせた奨学金制度、奨学金の制度というようなものをつくると、それはやはり、そうそうそこらじゅうにあるものではなくて、教育は未来につながるもので、とても夢のあることですよね。そうなると、葉山町の大きな特徴の一つとして、若い世代が移り住んでくるかもしれない。そういう希望にもつながっていくんじゃないかなということが、私は考えられるんじゃないかと思うんです。建物というのは、むしろ今、葉山町、非常に公共施設、これから再建設したりしなきゃいけないということで、大変な面にきてるんですけれども、それは、どちらかといえば今、町長もずっとおっしゃっていたように、町が取り組んでいくのがもう筋、もともと町がやるべき仕事の範疇ですよね。そういう意味では、この方の御意思が非常にハード面ということでおっしゃったようですけれども、そのあたりは、さっき鈴木道子議員も言われましたけども、お話し合いの上でね、気がついてらっしゃらないかもしれないし、むしろこういうことで将来の夢につながる、そしてまた、若い人たちが移り住んできてくれるかもしれないという、そういう面も含めてお話し合いをしていただいたほうがいいんじゃないかなという考えもあります。ハード面、必要なものたくさんあるし、それに生かさせていただくっていうのは、大変うれしいことではあるんですけれども、そういう部分のお話し合いというのをぜひね、さっきはもうハード面で決まりみたいなお話でしたけれども、もう一回考えていただくっていうのもあるかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

今のお話を伺う、この議論の中ではですね、確かに奨学金制度でそのお金、名前が残るということはとても重要なことだと、私も思います。ただ、今回のその御寄附いただいた方の意向というのがですね、こちらからそういった提案、奨学金と具体的には申し上げてないんですけども、そのソフトの面でということにつきましては、できれば先祖のようにということで言われておりますので、それ以上強く言うべきものではないというふうには感じて、わかりましたというふうには答えていますので、ハード面という意向については大切にしていきたいですし、それをこうやっぱりというのをですね、今から言うのも大変難しいところではあるんですが、今回はこのままいかせていただければなというふうには思います。

3番(鈴木道子君)

すいません。今、窪田議員それから畑中議員からということで、町長の御答弁あったんですけれども、議会からこういう話も出てるということで、その大変、私どもも感謝をしているし、得がたい金額なので、本当に町民の皆さんが喜んでいる形で使わせていただきたいという思いは全員一致だと思うんですね。そういう話も出たのだけれどという形で申し上げることは、失礼がないようにできると思うのですけれども、私もそう思うところがあるのです。例えばですね、またこの付随しますけれども、ハードな面で何かをつくった場合にですね、名盤にお名前を残すということですけれども、例えばこれから先、教育面にハードの面に使っていただきたいと、いろんな額がいろんな方から万が一あった場合ですね、その場合に、その何々、全員の名前を名盤に残すのか、例えばこの方の、この方たち何名というふうに残すのかとか、いろいろ細かいこともきちっとしておかなければならない面もあると思います。ですから、私はぜひぜひ、もう一度きちっとした時間をとって、議会の声等を申し上げていただいても失礼には決してならない、かえって貴重なこの御寄附を本当に一番いい形で使わせていただきたいという、こちらの意思をね、申し上げるということにおいては重要な点だと思いますけれども、もう一度お伺いをいたします。

町長(山梨崇仁君)

お話の中で、今回のその御先祖の流れについてですね、何もお名前だけというわけではなくて、ある程度、そこを読んで、どういった経緯があって葉山町にこういった寄附をしてるかということも、やはりわかるようにしていきたいという気持ちを私は感じております。つまり、お名前とですね、小さなプレートで載せるわけではなくて、ある程度文字が読めるようなサイズで、過去にもあり現在はこういった状況で寄附をいただいているということで、その家としてですね、葉山の方が通ったときにそれを読んで理解してもらえるような、いわば歴史の碑のようなものとしてですね、残してほしいんだなというふうに私は感じた次第でございます。金額の多寡がありますので、おっしゃるように、小口・大口かかわらず誰でもそうというわけにはいかないと思いますけども、今回いただいた御寄附については、そういったものをつくるのは十分可能な金額だと思いますので、今回のこの額を一つの尺度としてですね、今後の対応を図っていきたいと思います。また、いただいた御意見として、議会の御説明の中でそういった御意見いただいたことは、お伝えをすることは十分可能ですので、お伝えはしてまいりたいとは思いますが、申し上げたように、その家としてのことをですね、広く公衆の場所で知らせてほしいという意向を感じておりますので、制度として、その制度を利用する方だけが知るものではないほうが、私はいいんじゃないかと思ってございますので、この場ではその旨を御答弁させていただきます。いただいた御意見は先方にはお伝えするようにはしてまいります。

7番(窪田美樹君)

お伝えしていただけるということなので、その中の一つとして、うちの娘も奨学金制度を利用しています。その奨学金を受け取った、受け取りましたっていうところに、近況と自分の近況と、を受け取りました、受領っていうんですか、それと一緒に返しています。いただいた…もちろんそれは個人ではないので制度の会社っていうんですか、制度のところなんですけど、そういったもので密に、そういったことでも見えてくるのではないか。それでもし、何ていうんですか、プレートが必要っていうことであれば、それは一つの広報の仕方だと思います。そこを通らなければ、そこに御家族の方が通らなければ、その建物の前を通らなければ、それは見えないものなので、そういったものが必要であれば、町の葉山町の広報の仕方で幾らでもその方の御寄附いただいたことをたたえることができると思いますので、お伝えしていただけるということだ、議会としての意向をお伝えしていただけるということだったので一言伝えさせていただきました。
それと、この御寄附をいただく、1,000万っていう中で、ほかに葉山町のお金に色がついてませんので、この分、ほかのほうで、本来ならね、何か公共施設、教育施設をつくろうっていうときに1,000万かかる部分をほかの部分に反映していけるっていう考え方で、一般財源1,000万本当なら使わなきゃいけないところをこの御寄附をいただけたので、その1,000万はまた教育の中で生きた使い方をするっていう考え方でよいんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

これからの、その寄附のふえ方にももちろんよりますけども、実際に施設をつくるとなると、やはり維持費の問題も出てきますので、その維持費まで対応できるようなものであれば、純粋な教育基金による建物として考えることができるんじゃないかと思います。ただ、先ほども議論がありましたように、まだまだ、その金額としては到底足らない、施設、補修でも足らない金額だと思いますので、計画上、履行するんであれば、議員の皆様に、今回の基金をこういった目的で少しでも町民にわかっていただける使い方がこうしてできますということをお伝えできる段階で基金の利用をしたいというふうに思います。純粋に穴埋めとして幾らかのお金を使ったという報告で済ますつもりはございませんので、もう少し、期を見て、利用については検討を進めさせていただければというふうに思います。

議長(近藤昇一君)

ほかに御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第59号葉山町教育基金条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

この際、暫時休憩いたします。再開、3時50分といたします。
(午後3時20分)

議長(近藤昇一君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時50分)

議長(近藤昇一君)

引き続きまして、日程第22「議案第60号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

福祉部部長(仲野美幸君)

議案第60号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますとおり、平成28年1月29日に公布されました国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が本年4月1日から施行することに伴い、国民健康保険条例を改正する必要があり、提案させていただくものでございます。
改正の内容につきましては、別添の条例の概要にもございますとおり、保険料の賦課額において、基礎賦課額にかかる賦課限度額及び後期高齢者支援金等賦課額にかかる賦課限度額に…すいません。かかる金額を引き上げることとし、また、保険料の軽減措置の対象を拡大するため、5割軽減及び2割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の引き上げをさせていただくものでございます。
条例の内容につきましては、第12条の6の52万円を54万円に、第12条の6の12の17万円を19万円に、第16条の2第1項の52万円を超える場合には52万円を54万円を超える場合には54万円に、同条同項の第2号の26万円を26万5,000円に、同条同項第3項の47万円を48万円に、同項第3条の52万円を54万円に、17万円を19万円に、同条第4項の52万円を54万円に改めるものでございます。なお、施行の期日は平成28年4月1日とさせていただくものでございます。
以上、簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

6番(山田由美君)

すみません、不勉強なものですから。この条例の変更によってどのような効果が見込めるのか、簡単に解説していただけないでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

今回の条例の改正によりまして、所得の多い方につきましては御負担をふやしていただき、低所得者につきましては御負担を減らすという効果がございます。

議長(近藤昇一君)

他に御質疑ございませんか。

7番(窪田美樹君)

今の説明の中で所得の高い方という、変わった52万から54万という部分の、その変更した所得の額で幾らか教えてください。

福祉部部長(仲野美幸君)

今年度、今の被保険者の所得の状況で試算しましたところなんですが、52万から54万に2万円上げたことによりまして、18世帯、42人の方がその影響を受けられて保険料が上がってしまう。医療分につきましては。支援分につきましては85世帯、217人の方が上がってしまうことになっております。また、下げたほうにおきましては、5割減をした方につきましては19世帯の方が5割減を受けるようになりまして、19世帯、43名の方が受けるようになりまして、2割減の方は7世帯、12名の方が受けるようになります。できるようになるという試算が出ております。

議長(近藤昇一君)

ほかに御質疑ございませんか。
御質疑なければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第60号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第60号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第23「議案第61号葉山町廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

環境部部長(伊藤義紀君)

議案第61号葉山町廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
この条例は、提案理由にもありますとおり、クリーンセンターへの不適正搬入、いわゆる事業系の廃棄物や町外の廃棄物の虚偽申請による搬入を抑制すること、あわせて戸別収集利用を促進するため、一般廃棄物処分にかかる手数料の規定を改める必要があり、提案させていただくものでございます。
条例の内容につきましては、条例の概要にもありますとおり、戸別収集品目である燃やすごみ、容器包装プラスチック及びプラスチックごみをクリーンセンターに搬入する際、10キログラムにつき250円の手数料を徴収するものでございます。施行期日につきましては本年6月1日とさせていただきました。
簡単ではございますが、以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行いますが、本案については去る2月5日に開催されました議会運営委員会におきまして、教育民生常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。よろしいですか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第61号については、教育民生常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第61号は教育民生常任委員会に付託することに決定いたしました。

議長(近藤昇一君)

日程第24「議案第62号葉山町消防長及び消防署長の任命資格を定める条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

消防長(高梨勝君)

議案第62号につきまして御説明申し上げます。
この改正は、提案理由にもございますように、消防長の任命資格を改める必要があることから提案させていただくものでございます。改正の主な内容につきましては、参考資料、条例の概要に、内容にもありますとおり、消防長の資格に本町の行政事務に従事した者で、葉山町一般職の職員の給与に関する条例、別表第3に規定する職務の級が7級の職に3年以上あった者であることを加えることといたしました。
施行日につきましては、公布の日からとさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

11番(伊東圭介君)

この提案理由の中の、改める必要がありと書かれているわけですけれども、これはどういう意味か、その辺を詳しく教えていただきたいんですけども。今までの、現行の一般部長職2年以上の方というのがあったと思うんですが、これでは間口が狭いということ、どういうことなんでしょうか。改める必要があるという提案ですけれども、どういう意味でしょうか。

消防長(高梨勝君)

部長2年と、消防だけですと対象がですね、ちょっと幅が狭過ぎるという形で、県内の町の消防本部、葉山を除きますと6本部ありますが、3本部につきましてはやはり対象者が狭いので、行政の課長を入れております。我が町につきましてもやはり小規模という形ですので、有資格となる範囲を広げさせていただきまして、その中から適正な者を選ぶ範囲を広げさせていただくためこの改正が必要と思いまして、改正の理由とさせていただきました。

議長(近藤昇一君)

他に御質疑ございませんか。

11番(伊東圭介君)

そうしますと、課長職で3年以上の方もなれるという改正だと思うんですが、消防についてはトップは現在町長でございますけども、指揮権のね、部分では。そうするともう、消防長ということでございますので、何かあったときの現場での責任というか…も発生するわけでございますけども、そういった意味で、そういった方でも十分対応が今後できるというふうにお考えなのかどうか、お聞きします。

消防長(高梨勝君)

私の経験も踏まえましてお答えしますと、行政の部長になれるのは、課長には制限ありません。私が行政の課長を見る限り、その危機管理能力を持った者がいるということもあります。そういった方がなって、私と同じことをすることは可能であるというふうに思っております。それから、寒川も大磯も箱根も、実はそういう行政の課長がなって一般に行われていますので、うちの中で不備が出るとは、うちの課長の本当に実力ある者からすれば大丈夫だと思っております。

議長(近藤昇一君)

ほかに御質疑はございませんか。

8番(畑中由喜子君)

消防という町の職員でも特殊な任務についていただいているところなんですけれども、本来的には消防職員として長く勤めてこられた方がなられるというのが一番そごがないというか。今、消防長は一般職の課長でも能力的に十分危機管理に対応できる方たちがたくさんいらっしゃる、それはそうだと思うんですけれども、指揮命令系の中でずっとたたき上げてこられた方がトップに立つということが最も適任なのかなというふうにも考えられるんですけども、そのあたりはどういうふうにお考えですか。

消防長(高梨勝君)

今回は有資格の形の範囲を定めたので、そういう資格がある者は町長もですね、任命します。その任命するときにはそういった資質のある範囲の中から1名だけ選べばできます。それから、消防吏員がなるほうが理想なときの場面と、そうでない時期もありますので、その辺はやはり任命権者がその辺を見きわめながら任命していけば一番いい方法だと思っております。

8番(畑中由喜子君)

今の消防長の御答弁で、そうじゃない時期もあるということなんですけども、その辺の、ちょっと私としては理解ができないんですが、どういう違いなんですか。消防吏員がなっていくほうがいい場合とそうじゃないときもあるという趣旨のお答えだったと思うんですけれども。

消防長(高梨勝君)

その範囲の消防吏員1年以上の人、行政部長2年以上の人、行政課長3年以上の中でそのときに一番いい人は何かということで、そのときがたまたま消防吏員の人が一番適正な人だったというふうになれば、そうなるんではないでしょうかということです。ですから、やはり、そういうところの職じゃなく、人の実力の中で町長がですね、本当に危機管理の中で、このときはこの人がいいんだというのはあると思います。それはちょっとどのケース、どのケースというのはないですが、ですが、その有資格者の中には適正な人がどこにでもいますので、その中の最善の人を選んでいただけるように範囲を広げるものでございます。

議長(近藤昇一君)

他に御質疑ございませんか。
御質疑なければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第62号葉山町消防長及び消防署長の任命資格を定める条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第62号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第25「議案第63号葉山町火災予防条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

消防長(高梨勝君)

議案第63号につきまして御説明申し上げます。
この改正は、提案理由にもございますように、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令が改正されたことに伴い、所要の改正を行う必要があることから提案させていただくものでございます。
改正の内容につきましては、参考資料、条例の概要に、内容にもありますとおり、グリドルつきコンロ及び最大入力値が5.8キロワット以下、1口当たりの最大入力値が3.3キロワット以下の電磁気電磁誘導加熱式調理器、通称IH調理器と呼ばれております。並びに、その離隔距離、当該器具等の設置の際に、建築物等及び可燃物等の間に保つべき火災予防上安全な距離を別表第3に追加することといたしました。
施行日につきましては、省令の施行日である平成28年4月1日からとさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

7番(窪田美樹君)

この条例が施行された後、一般家庭にも何か影響があるんでしょうか。これが危険だよ、この範囲、この間をもっととりなさい、壁との間をとりなさいといったようなことが書かれていると思うんですが、どういった影響があるんでしょう。

消防長(高梨勝君)

現実問題といたしまして、消防としては指導できるのは建築確認が上がってくるような対象物になると思います。家庭につきましては、こういうガスコンロは上のほうはあけなきゃいけないという、施工業者さんのほうについてやっていただくしか方法はないのかなというふうには思っておりますが、事実上は耐火の部材を使わないといったところにこの距離が必要ですよということになりますので、最近の住宅になりますとこの辺の規制についてはクリアされながら変更できるんではないかとは思っております。

議長(近藤昇一君)

ほかに御質疑ございませんか。

8番(畑中由喜子君)

そうすると、一般家庭にも適用されることになるということですよね、今の御答弁ですと。どのように町民の皆様には広報し、注意を喚起することになるのか。もちろん、古い住宅というのもあるわけですから、ただ、台所を改造してコンロだけかえるというケースもなくはないと思いますので、そのあたりはどのように対策をとられますか。

消防長(高梨勝君)

従前から行うように、こういう改正があると必ずそういう部分からパンフレットが出たり、広報紙に出したり、ホームページというのは定番なんですが、それプラス我々いつもやっているのは、消防フェアといいまして、春、秋、それから事あるごとにそういったところでのチラシ配布という形で、うちの、今回予防課のほうで充実させていただいていますので、その辺のところの広報活動の充実というのを行っていきたいと思っております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

10番(待寺真司君)

ちょっと1点、確認をさせていただければと思うんですが。今回改正条例が出てまいりましたが、この省令自体は平成14年度に発令されているものでございますけれども、いわゆるIH調理器具というのは安全と言われててですね、なかなか火災に関しては結びつかないのかなという部分があります。今回14年の省令改正を理由に今回葉山町として出してきたわけですが、町内でIH器具のふぐあいあるいは何か調理上の問題で火災が起きた事例みたいのあったんでしょうか。あるいは全国的にそういったものがふえたので、全国的に、このときまだ平成14年ですからね、相当昔になりますけれども、今回出してきたのか、その辺の状況の変化みたいのあったんでしょうか。

消防長(高梨勝君)

IHにつきましては今のところないんですが、今回IH器具の容量を5.5に上がったんですね。かなり威力が上がりましたので、そういったところからこの表の中の規定として、この強いものになりましたら広げてくださいよという形で載っています。ですから、今までの割合ですと、熱量ですと大丈夫だったんですが、ちょっと熱量上がったので気をつけてくださいという改正が入ってます。

12番(笠原俊一君)

少しお尋ねをいたします。今、待寺議員からもあったとおりなんですけれども、この葉山の町でこの条例が施行されますとどのくらいの御家庭がこの条例にかなわない設備を持っているのか。また、それの指導をされるんでしょうけれども、従わなかった場合どうなるのか、この2点についてお伺いします。

消防長(高梨勝君)

先ほど申し上げましたとおり、家庭の中に指導はちょっと行いに行くということはちょっと考えておりません。ただ、今回の改正出てきているのは新しくなった、グリドルつきというのは、魚を焼く網目のやつが鉄板になりまして、鉄板のやつが火力が強くなったということから、ですから、今まであるんじゃなくて、これから出てきたもので、これからそういうJIS規格ものとして入ってきますので、各家庭にはまだ実態把握はできてませんが、まだまだ多くないと思います。これから入るときにはこの規制が入ってきますよという形ですので、そういった形で、まだ危険度はないのかなというふうには考えておりますので、各家庭の指導という形では行わず、先ほど議員さんからありました、どういうふうに広報していくか、どういうふうにその辺を予防していくかということに注視していこうかなと思っています。ただ、いろんな方が集まるような施設については、やはりそれは対象物で危ないですので、それはすぐに対象となっているもの、対象物にはすぐに入っていこうといった形、それから、この辺のとこも厳しくやっていこうというところはあります。

12番(笠原俊一君)

そうしますと、現行では消防としては把握してないけれども、現行、その一般家庭だとかそういったものにはないだろうと。今後それに対しては指導をしていくと。今後のことについては指導をしていくんだという理解でよろしいわけですね。

消防長(高梨勝君)

個人のお宅には指導はちょっとできませんので、広報活動で注意を促していくという形になりますが、わかった範囲で危ないものについては、指導どころか、改善していただくというのは当たり前だと思いますので、そういった形を併用しながら安全にいきたいなというふうには思っております。

議長(近藤昇一君)

他に御質疑ございませんか。

7番(窪田美樹君)

IHの調理器具ということなんですけれど、お年寄りのお宅では今まであったコンロを、袖口が燃えちゃうとか、危ないからIHにかえるというお宅、簡単にその部分を変えられるということで、IHの調理器具に入れるという改装をされる方もふえていると思います。そういった部分では、いろいろこれからも広報に努めるということなので、火災報知器、あわせて火災報知器の設置についても広報をしていったほうがいいと思いますので、ひとつ提案とさせていただきます。

消防長(高梨勝君)

何にしても火災予防については広報は充実していかなきゃいけないと思っていますんで、事あるごとに住宅の火災報知器は命を守るものだという形で広報させていただきたいと思います。

議長(近藤昇一君)

ほかに御質疑ございませんか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第63号葉山町火災予防条例の一部を改正する条例については原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第26「議案第64号葉山町と神奈川県との間の行政不服審査会の事務の委託に関する協議について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第64号につきまして御説明を申し上げます。
この議案は、全部改正された行政不服審査法が施行されることに伴い、同法第81条第1項に規定する機関の権限に属させられた事項に関する事務を神奈川県に委託することについて協議するため提案させていただくものでございます。
このたびの法改正におきましては、行政処分に関して審査請求があった場合、これに対する判断の公正性を高めるため、裁決に当たり第三者機関に諮問しなければならない規定が追加されました。第三者機関の設置形態は地方公共団体の規模や想定される諮問件数、分野などの実情を踏まえて判断することとされており、本町を含めた県内全町村の希望により、神奈川県が事務の委託を受けることとなりました。このため、第三者機関に係る事務の委託の協議について地方自治法第252条の14第3項の規定により準用する同法第252条の2の2第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行いますが、本案については去る2月5日に開催されました議会運営委員会におきまして総務建設常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第64号については、総務建設常任委員会に付託することとしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第64号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。

議長(近藤昇一君)

日程第27「議案第65号人権擁護委員の推薦について」、日程第28「議案第66号人権擁護委員の推薦について」の2件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第65号及び第65号について御説明申し上げます。失礼。66号について御説明を申し上げます。
現委員であります竹下正一氏及び原田敦子氏の任期が平成28年9月30日をもって満了することに伴い、再任の竹下氏と原田氏の後任の松井久氏を法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。なお、両氏の略歴につきましてはお手元に配付させていただきました資料のとおりでございます。
以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより一括して質疑を行います。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより、議案第65号及び議案第66号の2件について一括して討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより1件ごとに採決を行います。初めに、議案第65号の採決を行います。議案第65号人権擁護委員の推薦については、原案のとおり推薦に同意することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第65号は原案のとおり推薦に同意することとされました。
次に、議案第66号の採決を行います。議案第66号人権擁護委員の推薦については、原案のとおり推薦に同意することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第66号は原案のとおり推薦に同意することとされました。

議長(近藤昇一君)

日程第29「議会議案第28-1号葉山町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。11番伊東圭介議員、登壇願います。

11番(伊東圭介君)

議会議案第28-1号葉山町議会議員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例でございます。提案説明は今ございましたように、議案第57号と同様でございますが、平成27年8月6日に行われた人事院勧告に伴う町の改正の動向を勘案し、議員の期末手当について支給率を改めるため提案するものでございます。
内容につきましては参考資料のとおりでございますけども、現行の年額4.2カ月を…あ、4.1カ月を4.2カ月とするものでございます。0.1カ月の引き上げでございます。差額支給する金額につきましては69万1,320円ということになります。予算措置につきましては、予算現額が現在平成27年4月の一般選挙で行われました新たな…行われ、新たな議員となった5人の6月の支給期末手当が減額支給されているため、予算残額が生じているものでございます。不用額を執行することについては議会事務局を通じ、財政課と協議済みでございます。
施行日等でございますけども、施行日等はこの条例中の第1条の規定は公布の日から、第2条は、第2条の規定は平成28年4月1日から施行する。ただし、第1条の規定による改正後の葉山町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例第6条第2項の規定は平成27年12月1日から適用することとします。また、改正後の条例の規定を適用する場合においては、第1条の規定による改正前の葉山町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例第6条第2項の規定に基づいて支給された期末手当は改正後の条例の規定による期末手当の内払いとみなすことといたしました。
以上でございます。御賛同のほど、よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
それでは、まず原案に反対者の発言を許します。

2番(金崎ひさ君)

2番金崎ひさでございます。議会議案第28-1号葉山町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に反対の立場で、新葉クラブを代表いたしまして討論に参加いたします。
この条例は議会議員の期末手当を人事院勧告に基づき0.1カ月分を増額するものでございます。かつてから議員の期末手当は人事院勧告に基づき行われる職員の期末手当と同割合にすることが慣例となっております。このことについて異議を唱えるものではございませんが、現況を勘案しての反対でございます。現在、町民の方から提出されております「陳情葉山町議会議員報酬の改定を求める」が議会運営委員会に付託され、継続審査中でございます。その内容は報酬の削減を求めているものです。また、昨年の議員改選による審議会のもと、議会改革項目として議員報酬の削減が提案されたこともあり、この2月から1年間にわたり、議長を除く全議員の議員活動実態調査を行っております。その結果を踏まえ、陳情の結論を見るまでは期末手当の引き上げには心情的に賛同するわけにはいきません。よって、議会議案第28-1号葉山町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に反対をいたします。
以上で討論を終わります。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

次に、原案に賛成者の発言を許します。

7番(窪田美樹君)

7番窪田美樹です。議会議案28-1号葉山町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論を行います。
この議案は平成27年8月6日に行われた人事院勧告に伴う町の改正の動向を勘案し、議員の期末手当について支給率を改めるために提案するものです。議案57号葉山町一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の討論でも述べましたように、人事院は社会情勢、近年の物価上昇や経済状況を勘案し、勧告の内容を決定するとしています。葉山町ではこの勧告に従って、町職員の給与及びボーナスの引き上げの実施の予算が盛り込まれ、この議案では議員のボーナスを役場職員に倣い一時金を引き上げるというものです。従来、議員の報酬や一時金は役場職員の給与基準を参考に議会で決めたと伺っています。以前、議員報酬は役場職員の係長クラスを参考にということがあったとも聞いており、職員給与を一定の参考にしています。
こうした観点から、葉山町議会の議員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に賛成いたします。(拍手)

議長(近藤昇一君)

次に、原案に反対者の発言を許します。

4番(飯山直樹君)

4番飯山直樹。反対の立場で討論に参加いたします。
何度も同じ内容になって申しわけございませんが、57号議案の際に申し上げたとおり、当議案につきましても維新の党神奈川県総支部と検討の結果、57号議案と一括して反対すべきとの結論に至っております。他自治体では一括審議となったとのこともありますが、当町では別々の議題となりましたので、何度も反対の討論となりまして申しわけありません。細かい理由につきましては、先ほど57号議案のところで反対討論させていただいた内容と同様の内容でございますので、ここでは割愛させていただきます。まずは2月よりスタートした調査をしっかりと行っていただいて、その結果に基づいた公正な報酬の議論を行うのが先であると考えております。以上です。

議長(近藤昇一君)

次に、原案に賛成者の発言を許します。

12番(笠原俊一君)

12番笠原俊一でございます。先ほどの議案第57号の葉山町一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、これは先ほど申しましたとおり、人事院勧告により、職員の生活給の向上を目指すということでありました。それと倣いまして、やはり議会としても同等に報酬、期末手当の引き上げに今回も同じような形でするべきだと私は考えております。なお、これにつきましては期末手当も職員と同額の引き上げになりますけれども、議員はかつて平成9年から報酬自体の値上げは据え置きということでしております。今回期末手当を一律にしていくことで無用な混乱が避けられるということでありますので、かつて一回議員のほうだけ取り残してやったことがあるんですけども、やはりもろもろの弊害があったということを私は記憶しておりますので、今回は期末手当の引き上げを職員と同等にするべきだと、こういうことでありますし、報酬とはまた違った角度でありますので、私はこの件について賛成をいたします。以上。(拍手)

議長(近藤昇一君)

次に、原案に反対者の発言を許します。

5番(細川慎一君)

5番細川慎一です。新風はやまを代表して、反対の立場から答弁をさせていただきます。
この葉山町議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例でありますが、提案理由にもあるとおり、もとをただしていくと、これも人事院勧告に伴って改正が行われようとしていることに反対の理由の根本があります。先ほども別の反対討論の中でも申し上げましたが、人事院勧告は国家公務員に向けたもの、国家公務員に向けたものを地方公務員が準拠するような形で用いて、その地方公務員が用いたものにまた地方議会議員も準拠するような形で期末手当を上げようとする、この複雑な体系に一般の納税者、町民の方々、なかなか御理解を得られないんだと私は考えました。これまでの過去の経緯、会派を超えて先輩議員たちからたくさんレクチャーを受けさせていただきまして、理解をすることはできました。大変感謝をしております。ただ、私は今現在、今年度初めてこの議会に立たせていただいたのは、今現在の考え方をもって変えてくれという町民の要望、声の後ろ盾があったからなのだと考えまして、過去の経緯は重々承知をしたものの、今この時点で議員のこの費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を可決して期末手当を引き上げることに理解が得られないと考えまして、反対をさせていただく考えに至りました。
以上で反対討論とさせていただきます。

議長(近藤昇一君)

次に、原案に賛成者の発言を許します。ございませんか。
それでは、次に原案に反対者の発言を許します。
他に討論はありませんね。討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。議会議案第28-1号葉山町議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立8名、多数であります。よって、議会議案第28-1号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

以上で本日の日程は全て終了いたしました。あすから5日間休会とし、来る2月18日午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。
(午後4時42分)

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更新日:2018年01月31日