葉山町議会 平成27年11月27日

招集年月日

平成27年11月27日(金曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開会

午前10時00分

散会

午後5時22分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 細川慎一 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 窪田美樹 出席
第8番 畑中由喜子 出席
第9番 石岡実成 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 伊東圭介 出席
第12番 笠原俊一 出席
第13番 土佐洋子 出席
第14番 近藤昇一 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 山本孝幸
教育長 返町和久
政策財政部部長 小山誠
総務部部長 池田務
福祉部部長 仲野美幸
環境部部長 伊藤義紀
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 沼田茂昭
消防長 高梨勝
総務課課長 新倉利勝

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 矢嶋秀明
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第9番 石岡実成
第10番 待寺真司

議事日程

第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 議案第 29 号 平成27年度葉山町一般会計補正予算(第4号)
第6 議案第 30 号 平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
第7 議案第 31 号 平成27年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
第8 議案第 32 号 平成27年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第9 議案第 33 号 平成27年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第10 議案第 34 号 葉山町税条例及び葉山町税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
第11 議案第 35 号 葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
第12 議案第 36 号 葉山町職員定数条例の一部を改正する条例
第13 議案第 37 号 葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例
第14 議案第 38 号 財産の無償貸付けについて
第15 議案第 39 号 指定管理者の指定について(集会所)
第16 議案第 40 号 指定管理者の指定について(葉山町通所介護施設)
第17 議案第 41 号 指定管理者の指定について(葉山町朝市、農産物加工所)
第18 議案第 42 号 指定管理者の指定について(真名瀬漁港甲種漁港施設)
第19 一般質問

1.待寺真司
(1)中学校給食について
(2)職員給与過払い事案について
(3)選挙公約について


2.伊東圭介
(1)教育施策について


3.畑中由喜子
(1)協働のまちづくりについて
(2)動物愛護について
(3)町の活性化について
(4)中学校給食について

議事の経過

議長(近藤昇一君)

おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、ただいまから平成27年葉山町議会第4回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(近藤昇一君)

日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る11月19日、議会運営委員会を開きまして、会期は本日から12月14日までの18日間と決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月14日までの18日間と決定いたします。

議長(近藤昇一君)

日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において指名いたします。9番石岡実成議員、10番待寺真司議員のお2人にお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

日程第3「議長からの諸般の報告」を行います。
去る11月20日、待寺真司議員が在職11年以上により、神奈川県町村議会議長会から自治功労者表彰を受賞されましたので、御報告いたします。おめでとうございます。(拍手)
また、私、近藤昇一は、去る10月16日、在職35年以上により総務大臣感謝状を授与いたしましたので、あわせて報告させていただきます。(拍手)
続きまして、今定例会に提出されました陳情は、お手元に配付した文書表のとおりでありますので、所管の委員会に付託いたします。審査結果については後日報告願います。

議長(近藤昇一君)

日程第4「町長の行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。

町長(山梨崇仁君)

おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告をさせていただきます。
初めに訴訟について御報告させていただきます。10月26日付で葉山町ほか1名を被告とする訴状がリフォーム匠有限会社から横浜地方裁判所に提出され、11月20日に送達されました。内容につきましては、競売により葉山町下山口の土地及び家屋を取得した原告が敷地内にある町道部分の土地について、前所有者の占有により時効取得が完成したとして原告の所有権を主張するものであります。町といたしましては、原告の主張には理由がないことから応訴することとし、12月22日に予定されている第1回口頭弁論に向けて準備を進めているところでございます。
次に、過去の定例会で採択すべきものと決定された陳情の処理状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。
以上、行政報告といたします。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

以上で町長の行政報告を終わります。

議長(近藤昇一君)

日程第5「議案第29号平成27年度葉山町一般会計補正予算(第4号)」、日程第6「議案第30号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第7「議案第31号平成27年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」、日程第8「議案第32号平成27年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第9「議案第33号平成27年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)」の5件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

初めに、議案第29号平成27年度葉山町一般会計補正予算(第4号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ279万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を97億1,649万8,000円とさせていただくものでございます。
それでは、歳入歳出補正予算につきまして、補正予算書の10ページ並びに別冊の補正予算に関する付属説明書の11ページから順次御説明申し上げます。歳入、第14款国庫支出金の介護保険事業費補助金につきましては、介護保険法の改正に伴うシステム改修費に対して交付されるものでございます。第15款県支出金のひとり親家庭等医療費助成事業補助金につきましては、ひとり親家庭等医療費が当初見込みを上回ったことに伴う県補助金の増額でございます。サイクルステーション整備事業交付金は、三浦半島サミットが推進する三浦半島の周遊や自転車半島宣言を支援するため、町が実施するサイクルステーションの整備に対して交付されるものでございます。県知事選挙・県会議員選挙委託金は、職員手当等の減額に伴い更正減させていただくものでございます。
続きまして、補正予算書の12ページから27ページまで、付属説明書では12ページ、歳出各費目の職員給与費ほかにつきましては、給料・職員手当等の給与事由の変動に伴い、総額では減額させていただくものでございます。
第1款議会費の議会議員活動事業は、町民から町議会議長宛てに政治倫理基準等違反調査請求書が提出されたことを受け、葉山町議会議員政治倫理条例に基づき、政治倫理審査会を設置し、調査を行うための審査会委員に対する謝礼でございます。
第2款総務費の事務処理OA化事業は、情報系ネットワークにウイルスの不正通信を検知し、その動きを封じ込め、情報流出を防ぐセキュリティーシステムを導入するための経費でございます。神奈川県町村情報システム共同事業の1点目は、基幹系システムにセキュリティー強化のため、指紋認証によるログイン機能を有する生体認証装置を導入するための経費でございます。2点目は、介護保険法等の改正に伴う町村情報システム改修経費に対する負担金の更正増でございます。
第3款民生費の国民健康保険特別会計繰出金及び介護保険特別会計繰出金は、それぞれ給料・職員手当等の額の変動に伴い、職員給与費等繰出金を更正増減させていただくものでございます。付属説明書の14ページ、入所措置事業は、措置入所者が当初見込みを上回ったことによる更正増でございます。後期高齢者医療特別会計繰出金は、給料・職員手当等の額の変動に伴い更正減させていただくものでございます。ひとり親家庭医療費助成事業は、ひとり親家庭等にかかる医療費が当初見込みを上回ったことによる扶助費の更正増でございます。
第4款衛生費の高齢者等予防接種事業は、従来の3価ワクチンから、より効果的な4価ワクチンが導入され、インフルエンザワクチンの価格が増額改定されたことに伴い、高齢者予防接種委託料を更正増させていただくものでございます。
第6款商工費のサイクルステーション整備事業は、自転車で三浦半島を訪れる観光客に対する環境整備として、県有地である長者ヶ崎駐車場敷地内に県の交付金を活用してサイクルステーションを整備させていただくものでございます。
第7款土木費の下水道事業特別会計繰出金は、給料・職員手当等の額の変動に伴い、更正増させていただくものでございます。
第9款教育費の中学校教育振興運営事業は、教科用図書の採択がえに伴い、平成28年度から中学校で新たな教科用図書が使用されることに伴い、教師用指導図書を購入させていただくものでございます。
補正予算書の28ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、1,266万2,000円を追加し、補正後の額を7,535万3,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第30号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ480万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ44億359万9,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ、付属説明書の16ページから順次御説明申し上げます。歳入、第9款繰入金の職員給与費等繰入金につきましては、給料・職員手当等給与事由の変動により更正減させていただくものでございます。補正予算書の10ページ、付属説明書の18ページ、歳出、第1款総務費の職員給与費及び国民健康保険料徴収強化事業につきましては、給料・職員手当等の給与事由の変動に伴う更正減でございます。
続きまして、議案第31号平成27年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ164万円を減額し、歳入歳出予算の総額を9億220万5,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ、付属説明書の20ページから順次御説明申し上げます。歳入、第3款繰入金の職員給与費等繰入金及び歳出、第1款総務費の職員給与費につきましては、給料・職員手当等、給与事由の変動により更正減させていただくものでございます。
続きまして、議案第32号平成27年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ160万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を28億758万4,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ、付属説明書の24ページから順次御説明申し上げます。歳入、第3款国庫支出金の介護給付費負担金は、平成26年度介護給付費国庫負担金の額の確定に伴う追加交付額でございます。介護保険事業費補助金は、介護報酬改定に伴うシステム改修経費に対して交付されるものでございます。第7款繰入金の職員給与費等繰入金及び歳出、第1款総務費の職員給与費につきましては、給料・職員手当等給与事由の変動により更正増させていただくものでございます。歳出、第7款諸支出金の国・県支出金等返還金は、平成27年…失礼いたしました。平成26年度地域支援事業費の額の確定に伴う超過交付額の返還でございます。補正予算書の10ページ、第8款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため49万7,000円を減額し、補正後の額を6,167万2,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第33号平成27年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ38万円を追加し、歳入歳出予算の総額を14億6,490万1,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の8ページ、付属説明書の28ページから順次御説明申し上げます。歳入、第4款繰入金の一般会計繰入金、補正予算書の10ページ、付属説明書の30ページ、歳出、第1款総務費及び第2款事業費の職員給与費は、それぞれ給料・職員手当等給与事由の変動により更正増させていただくものでございます。
以上、補正予算5件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。最初に、議案第29号について質疑を行います。

3番(鈴木道子君)

1点お伺いをさせていただきます。衛生費、保健衛生費、予防費の高齢者予防接種事業についてお伺いをいたします。4価ワクチンが導入されたことによる増額部分というのは、単価大体お幾らぐらいでしょうかというのが1点。
それから、予防接種する医院によって金額が違うという、金額に差があるということを耳にしておりますが、その差は幾らぐらいから幾らぐらいかというのを把握していらっしゃいましたら教えてください。

福祉部部長(仲野美幸君)

最初の御質問のワクチン代でございますが、500円増加になっております。
それからですね、医院によって違うというお話でしょうか。あれは、高齢者の方で65歳以上の方は皆様葉山の場合はことしは1,500円の御負担で受けていただいておりますので、町民の負担につきましては医院によって違うことはございません。

3番(鈴木道子君)

高齢者についてはそういう把握だと思いますけれども、すみません、これに付随する質問で、もしおわかりでしたら、医院によって差があるということを聞いておりますので、その辺の把握はしていらっしゃるのでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

予防接種、自由診療になると思いますので、やはり医院によっては多少の差があると思いますが、詳しく幾らから幾らということは今は把握しておりません。子供の予防接種…インフルエンザの件とかだと思いますけれども、申しわけございません。各医院のことは把握しておりません。

3番(鈴木道子君)

それから、見込みとして何人分かということをお伺いをいたします。

福祉部部長(仲野美幸君)

65歳以上の方の45%の方が接種するという前の平均値をとりまして、4,521名の見込みで予算を立てておりますが、受ける方がふえれば、また流用、補正などで対応したいとは思っております。

3番(鈴木道子君)

それから、これからもう既にインフルエンザ予防接種、受けられた方もいらっしゃると思いますが、これからの季節、特に町民の方の問題意識等がふえてくるころだと思いますけれども、町としてインフルエンザワクチンを打ちましょうというような周知方法は、今後はなさいますでしょうか。なさるのでしたら、どのような形でしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

既に広報・ホームページで御案内差し上げているところでございます。

3番(鈴木道子君)

今後は別に改めてなさるという予定はありませんか。

福祉部部長(仲野美幸君)

例年でございますが、特にインフルエンザが流行が大変広がっているとか、そういうことにつきましては随時御案内は差し上げておりますので、同じような対応、もしことしもあればですね、していきたいと思っております。

議長(近藤昇一君)

他に。

2番(金崎ひさ君)

2点伺いたいと思います。まず、国庫補助金の社会福祉費補助金、介護保険事業費補助金について、189万3,000円という入金がございますけれども、これは支出方法といたしましては、付属説明書の13ページの2番目の総務費、住民情報システム管理費の2番のほうの1番、介護保険対応のためのシステム改修504万円の中に入っているというふうに理解してよろしいでしょうか。

総務部部長(池田務君)

はい、そちらにつきましてはですね、2の1の介護保険のシステム改修費の中に入っております。

2番(金崎ひさ君)

同じくその上の、基幹系システムにセキュリティー強化のため指紋認証ということで装置を導入するということですが、これはかつてマイナンバー制度の導入のためにセキュリティー強化のために行うものだというふうな御説明…行わなければならないという御説明を受けまして、今回補正予算に出たんですけれども、215万7,000円。この件に関しましては、国の方針の変更によって行わなければならないことで、国庫補助金はないのかということをお伺いいたします。

総務部部長(池田務君)

こちらにつきましてはですね、現在補助の対象ではございません。

2番(金崎ひさ君)

努力をなさって補助の対象でないということを、結果をつけたのか、あるいは国が言うからそのとおりということで、一般会計、皆様の町税から出そうと思ったのか、そのあたりの行政内の努力の跡はどのようになっておりますか。

総務部部長(池田務君)

申しわけございません。現在はですね、今の状況でということで、補助をですね、入れないで計上させていただきました。

2番(金崎ひさ君)

はい、わかりました。あともう1点よろしいですか。じゃあ引き続き、15ページのサイクルステーションを整備するということで、これ、多分、県の支出金の中から全てを、部品を整えるだけだというふうに思いますが、こういうサイクルセンターを、ステーションを設置した後に人的なものがいるのかどうか。例えば管理人を置かなきゃいけないとか、人件費がかかるのか、そういう今後のことはどのように把握すればよろしいでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

今のお尋ねの部分につきましては、管理人を置くとか、そういうことは想定してございませんで、自由に使えるような形での形を考えております。

2番(金崎ひさ君)

そうすると、整備をした後は無人で、利用する方が勝手に来て、そしてちゃんと整備…使わせていただいて、きれいにして帰るという前提ということでよろしいですか。

政策財政部部長(小山誠君)

そのとおりでございます。

10番(待寺真司君)

今の金崎議員の関連なんですが、このサイクルステーションが県有地に設置ということなんですが、この場合の例えば土地の賃借料みたいな、そういったものは発生しないのかということが1点と、それからこの事業主体はあくまでも4市1町で、葉山町が主体で、お金が県の地方創生の交付金から出るということで、県の事業ではないという認識でよろしいですか。

政策財政部部長(小山誠君)

この部分につきましてはですね、4市1町で取り組みをするということで、県のほうでですね、補助要綱立てをする中で、この整備を図っていくというようなことで対応させていただいているところでございます。それと、県有地であります長者ヶ崎の駐車場、こちらのほうにつきましては管理をしている部署とですね、県政総合センターの担当部署、また私ども自治体のほうともですね、調整を図り、無償で貸し付けを受けるような形の契約を今後結んでいくような形になろうかと思います。

10番(待寺真司君)

じゃあ確認ですけど、今後ということで、まだ決定ではないというようなことでよろしいですか。

政策財政部部長(小山誠君)

はい、申しわけございません。私の現時点で把握している部分ではですね、まだ契約に至ってないというふうに思っております。

10番(待寺真司君)

ちょっと、この整備に関連して、ちょっと話が膨らんでしまうかもしれないんですが、自転車のサイクルステーションを設置して、三浦半島で多くのサイクリストを呼び込むというような事業であろうかと思いますけれども、これ、過去でも一般質問とかでもいろいろと取り上げられていましたけれども、それに付随してね、例えばそれだけ多くのステーションを持って、あそこに休憩してもらうということであれば、例えばトイレの整備であったりとか、それから道路も当然走ってくるわけですから、安全性の確保とか、そういったこのサイクルステーションをつくることによって、もっと大きく整備をしていかなきゃいけないというようなものが私は発生してくると思うんですが、その辺、町長、考え方としてね、4市1町の中で取り組んでいることではありますけれども、やはり葉山町としてね、この事業をどういうふうに進めていこうというふうな大きなビジョンを持ってやっておられるのか。その辺について御見解をお聞かせいただきたいと思います。

町長(山梨崇仁君)

自転車でいらっしゃる方々、近年ふえておりまして、先日も町でもヒルクライムレースをして多くの、県外の方々も多くいらっしゃる大会となりました。実際に自転車の方々が通行される際にはですね、安全管理に注意をすることが最も町としては果たさなければいけない役目かなというふうに思っております。また、タイミングが合えば、道路の拡幅等含めて歩道の確保ももちろん続けてまいりたいですし、待寺議員がおっしゃるように観光面といいますか、トイレや休憩所の管理ということも大事かと思うんですが、自転車の方々は結構なスピードで、車と同じように移動されるものですから、逆に彼らのほうでそういったポイントポイントを押さえて、もともと事前に押さえてから集合場所を決めていらっしゃるということも聞いておりますので、申し上げましたような安全管理をして快適に町内を走っていただけるようにすること、それがひいては町民のためにもつながるというふうにも今、考えております。

10番(待寺真司君)

はい、わかりました。どこまでね、ずっとやっていくのかなという部分が確認できたらいいなときょう思っておりまして、観光客に対する環境整備という書き方をされているのでね、やはりその観光という部分も一つの考え方として、町として持っておられると。以前、産業振興課を通じて商工会のほうにお願いをしたことがありますけれども、あそこは葉山町という、ちょっと錨のような形をしたオブジェというかですね、目印があって、それを背景に写真を撮るという方も非常に多く見られると。こういった形でサイクリストが来て、それで観光という部分も含めてであれば、ぜひ県有地にね、例えば葉山のあそこの景勝についてであるとか、そういった形のものを置くことによって、それが今、皆さんね、フェイスブックなんかで非常にすぐ写真を撮ってね、アップして、そういったことがいわゆる無償で町のPRをしていただくという言い方が正しいかどうかわからないんですが、そういった形で次から次へと誘客を呼び込んでいけるというような部分もあろうかと思いますので、その辺の整備を町としてどう考えるかというのが1点と、もう1点は、長者ヶ崎からそれ以降の秋谷のほうの横須賀のあそこは国道になりますか、国道ですよね。国道を見ていただくと、グレーチングがもう既に細いグレーチングに変えられているんですね、全部。以前これは複数の議員からも指摘があったと思います。葉山町の国道沿いのグレーチング、まだ幅が広くて縦方向で、サイクリストが使うようなスポーツタイプのタイヤがはまってしまって、事故が起きるので膨らむんですね。そういったことも含めて、やはり大きな費用がかかってくる事業になるのかな。もちろん国道ですから、その辺はしっかりとね、県あるいは国と町の姿勢、こういった事業を行うんだという部分をね、しっかりと打ち出してやらないと、葉山だけおくれてしまうということがあっては私、いけないと思いますので、改めてその辺、町長ね、意気込みを聞かせていただきたいと思います。

町長(山梨崇仁君)

まず、グレーチングの件なんですが、私も議員の皆様から御意見をいただきまして、直接例えば各政党に要望する機会、それから県知事へ要望する機会と、幾つかあるんですが、その回数において必ず1項目、グレーチングの件を述べさせていただいてまいりました。その結果、県土木のほうも迅速に対応してくださいまして、一度にというわけにはいきませんが、順次そういった網目の細かいものに変えていくという明確な回答をいただいておりまして、また道路工事等ある際には、必ずそういった目の細いものをこれから使用していくようにということもあわせて伺っておりますので、若干優先順位あるかもしれませんけども、着実にそれを改良してもらえるような回答はいただいているところでございます。
また、メモリアル的な場所といいますか、町の案内につきましては、これはオリンピックを見据えた中ではそういった町の景勝地の説明であったりとか、それの英語版を含めて、何かしら海外…観光客の方々にわかるようなアナウンスはしていかなければいけないなというふうに思っているところでございます。そこに合わせまして、県のほうも今回、自転車半島宣言にのっとってですね、国の地方創生の資金などを使って、県としても別途動きがございますので、そういったものも連動しながら、今後図っていきたいなというふうに考えております。

10番(待寺真司君)

ありがとうございます。あと、この件であと1点で、注意掲示看板というのがこの予算書の中にあるんですけれども、この注意というのはどのような注意を啓発するためにつける看板で、そこまでは決まってないですか。この注意内容というのは、どのような、何に対して、誰に対して注意を喚起する看板なんでしょう。

政策財政部部長(小山誠君)

お尋ねの部分につきまして、ちょっと申しわけございません。ちょっと私も詳細な内容まで把握してございませんで、内容につきましては追って調べてですね、お示しをさせていただきたいというふうに思います。

1番(横山すみ子君)

同じくサイクルステーションの問題について伺いたいんですけれども、県からお金が出てきますけれども、三浦半島自転車半島宣言でしたっけ、されて、葉山はこのサイクルステーション、今回1回ということなんですが、葉山が1カ所設けますというふうに手を挙げられたのか、横須賀、三浦、逗子、鎌倉などでそれぞれどこに置くかとかという、連動した相談の中で、葉山が1カ所なのか。1点伺います。

政策財政部部長(小山誠君)

お尋ねのサイクルステーションのこの整備につきましては、県のほうが主体となってですね、4市1町の要望等々を考慮する中で、設置場所についてもですね、県のほうで誘導された部分も一理ありまして、長者ヶ崎のほう、県有地ということもあり、今後の対応の部分においてもですね、いいということで設置する方向での検討が進められ、今回予算化させていただいている部分でございます。(私語あり)

都市経済部部長(吉田仁君)

三浦半島サミットの中で決定したことをですね、三浦半島観光連絡協議会というところでですね、実施していくという流れと私は理解してありまして、今回補正でお願いしている部分はですね、長者ヶ崎にサイクルステーションを設置するということは明確にわかっておりまして、それ以外に、横山議員の御質問に的確な答弁かどうかはちょっとわかりませんけども、マイルストーンと言いまして、観光スポットの一つに挙げるところを長者ヶ崎とですね、国際村に一つずつ設置するというところであります。今、担当のほうから聞いた内容ですと、他の市町村もですね、葉山と同じようなことをやるのではないかと。三観協の中ではそこははっきりしていない部分がございますので、こんな答弁になりますけれども、ほかの市も同じような…(私語あり)何か答弁が行ったり来たりで申しわけないんですけれども、そのコンビニにも一部、自転車を、タイヤを挟む、何ていうんですかね、あれ。スタンドは設置してあります。それとですね、空気入れも常備しているというところもございます。

1番(横山すみ子君)

県主導ということで、少し安心する部分があるんですけれども、ステーションを置いたら管理に関しては町がしなければいけないと思いますし、ちょうどタイミング的に今月、総務建設常任委員会でしまなみ海道、四国のサイクルステーションを拝見してきました。やはり管理に相当力を入れておられて、置いてあるだけではだめなのかなというのを感じまして、県主導でこの話がきたときに、もう一つ非常に印象的だったのが、ブルーラインというのを道路に引いてありまして、ここは自転車が走っていくところいう感じの、道交法上はどういうことになっているのか、ちょっとわからないんですけれども、そのぐらいの関連性がないと、ステーションを置いて町はそこにどこまで力を入れてやって、これから先どうするのかなというのがちょっと気になりまして、今回丸々県のお金ですけれども、これから先も県が、もし葉山が、例えば国際村とか各コンビニとかの協力を得てとかということにしたときも、県がお金出してくれそうですか。そこら辺はどうでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

すいません、吉田部長とですね、ちょっと私と今、情報が別の情報を私のほうで持っていますので、お伝えさせていただきますと、吉田部長が申し上げましたマイルストーンにつきましては、県のほうで町内にも1カ所、見どころといいますか、恐らく今、想定は湘南国際村センターと私は聞いておりまして、まだ県のほうの動向なので、確定ではないかもしれませんが、国際村の中で設置するということを聞いております。町としてもですね、今回の三浦半島…自転車半島宣言につきましては、もちろん賛同をしていきたいところなんですが、できることであれば、道が狭いと、どなたも認識されている海岸線はですね、避けていただいて、むしろ新しくなった国際村や南郷トンネルを抜けて、町としては葉山に、葉山マーケットの共同店舗ができるほうを通ってもらいたいという気持ちもありましてですね、恐らく国際村のほうに抜けるようなマイルストーンを想定して今つくってもらえるというふうに考えております。それ以外に、横山議員が直接御質問されていらっしゃいました4市1町でサイクルステーションをつくっているのかという御質問につきましては、三浦半島観光連絡協議会の主導の中で、海岸線のコンビニエンスストアを中心に、サイクルステーションが既に設置をされております。たしか町内では、これ、私の記憶で申しわけないんですけれども、間違っていたら申しわけないんですが、2カ所ステーションが設置されておりまして、元町のローソンさんと、あと国際村のファミリーマートさん、頂上のファミリーマートさんに設置をされております。近隣では渚橋のファミリーマートさん、逗子市ですけれども、あそこにも設置をされておりまして、海岸線を走るような自転車向けの設置のされ方があるかなというふうに認識をしております。

3番(鈴木道子君)

ありがとうございました。ちょっと私も関連でお伺いしたいんですけれども。ちょっと確認ですけれども、今この予算についてはサイクルステーションが長者ヶ崎のサイクルステーションの予算でございますね。今、国際村云々ということがございましたが、国際村にサイクルステーションができるということではございませんよね。それちょっと確認、まず1点。

町長(山梨崇仁君)

そこがですね、失礼しました。先ほど吉田部長がお答えされたマイルストーンというものとですね、マイルストーンはその名のとおり、そこに赴くための記念碑として設置をされますもので、そこに自転車関連のこういったスタンドなどが設置されるかは私どもは承知はしてございません。ただ、そこを見に行こうと、三浦半島に幾つか県のほうで設置をしていただくので、全て4市1町に設置されれば、ぐるっとそれを回ってみようという気持ちになってもらえるようなものを県のほうでつくっていただけるということを聞いてございます。国際村のほうでステーションとしてはあるかどうかは定かではございませんので、ちょっと自転車の話とは違う話でございました。

3番(鈴木道子君)

それとですね、これは三浦半島を訪れる観光客に対する環境整備でございますので、今、皆様方からお話が出ておりますように、三浦半島で回るというような観光客に対して、まず長者ヶ崎にサイクルステーションがある。次はどこにあるとか、三浦半島全体の案内と申しますかね、これからの…詳細な部分になるので、これからの部分があると思いますけれども、ぜひ逗子も含めれば3市ですけれども、3市1町の連携と、県との連携をもって、この事業が全体として来てくださった方に地理感覚がよくわかるように、その連携をきちっとやっていただきたいこと。そして、長者ヶ崎を訪れて、次はあそこに、次のサイクルステーションはあそこであるというような、地図的なものがわかるような示し方をぜひなさるべきだと思いますので、県がちゃんとやってくれるでしょうということのみならず、しっかり情報として把握をして、三浦半島一体として連携がよりできるような、このサイクルステーションにすべきだというふうに思っておりますが、その辺のところは、ちょっと今お話聞いてますと余り情報が何といいますか、全体の情報が把握していらっしゃらないのか、まだ当初なので出てないのかわかりませんが、この辺のところについてはいかがでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

お尋ねの部分のですね、このサイクルステーションの整備について、先ほど待寺議員のほうから御質問いただいた部分、ちょっとお答えさせていただきたいと思うんですが、注意看板についてはですね、そのサイクルステーション利用上の注意ですとか使用上の注意、そういったものを掲載するということで伺っております。詳細な内容については今、詰めている段階でもあるというふうに伺っております。
それと、他市とのですね、連携というような今御質問だったと思うんですが、それぞれ設置場所というのは異なる場所でございますので、そういった部分で県政総合センターのほうが仲介に入ってですね、整備に向けた部分のフォローをしていただく中で各自治体のほうで取り組みをしているというふうに伺っております。

3番(鈴木道子君)

重ね重ねですけれども、しっかりと連携をとっていただいて、このまず長者ヶ崎にいらした方がどことどこにステーションがあるかということがわかるような表示を、ぜひ組み込んでいただきたいということを要望しておきます。

2番(金崎ひさ君)

すいません。ちょっと皆さんの質問を聞いていてわからなくなったので、明確にしたいと思うんですけれども。私はこの事業は、この三浦半島を自転車半島にするんだという首長会議で決定して、そして今、県の指導でということで、この半島にはこことこことここにステーションを置きましょうという構図ができていて、葉山町にかかわるところはこの長者ヶ崎だったので、県の補助金を受けてここで補正予算を組んだというふうに理解をいたしておりますけれども、そうではなくて、町がこういう事業から補助金が出るよというのを見つけて、長者ヶ崎にこういうサイクルステーションをつくろうという企画でなさったのですか。何かちょっと意味がわからなくなってきましたので、その辺を明確にしてください。

政策財政部部長(小山誠君)

明確なお答えができてなくて申しわけなかったと思います。この事業につきましては、地方創生の先行型の交付金、こちら県の…国から県に交付された部分、それに基づきまして各行政地区、例えば葉山ですと三浦半島地区という区分けの中で、4市1町で進めている事業、そういった部分で県のほうがですね、観光施策ということで、このような形で4市1町が取り組みをしているということを十分認識をしていただく中で、この交付金を活用して各自治体のほうで整備を図ったらどうかというような御提案をいただく中で、補助金をいただいてですね、対応を図らさせていただいているということで御理解いただければと思います。

2番(金崎ひさ君)

そうすると、今、部長がおっしゃったように、場所としては県の指導のもとということなので、県のほうから長者ヶ崎につくりなさいと言ってきたのかなと。そうすると、三浦半島の全体の中で、三浦市さんはここという、横須賀市さんはここというふうに、県が全体構想を持ってサイクルステーションをつくるという構図があるのかなと思っておりましたけども、それはないんですか。

都市経済部部長(吉田仁君)

答弁にお時間かかって申しわけありません。もう一度最初から私のわかる範囲でお答え申し上げますと、4市1町の首長が集まって三浦半島サミットで決定して、先ほど政策財政部長がお答えしたとおりに、その交付金がございます。では、それを使ってやろうというところがスタートであります。葉山町については、議員おっしゃるとおりに、長者ヶ崎の県営駐車場にサイクルステーションを県からくるお金でつくろうと。各市町もですね、県と協議して場所は設定しているとは思いますけれども、今の段階では私どもに、例えば逗子のどこに何とかという情報は来て…あ、来ております。少しお待ちください。
例えばですね、お隣の逗子市で言いますと、小坪飯島公園というところに、あずまや設置の分の加算として120万円とかですね、お隣の横須賀市ですと荒崎公園、北下浦海岸通り第2駐車場、たたら浜、観音崎にございますけども、そこに各100万円の交付の見込みが来ているというところで、県と市が調整して何をつくるかというところまでは私ども情報は入っております。

2番(金崎ひさ君)

それでは、町長にお聞きしますけれども、このステーション、サイクルステーションというものの構図が三浦半島の中で首長の中で一致していて、そして頭の中に位置関係がはっきりわかっていて、皆さん、それぞれの首長が一緒になってそれを進めていこうという話し合いのもとで上程されたというふうに理解をしてよろしいんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

サミットの段階では、自転車を通じて盛り上げようということに合意をいたしまして、事務方のほうで、では自転車をどういうふうに盛り上げていくかというところで、例えば逗子市でツールド逗子をやっているからという御提案を受けて、葉山ではヒルクライムをやってみようかとか、またそれに連動して県のほうも、県の所長も入ってくださってますから、こういった交付金を使って県も設置を進めていきましょう。また事務方のほうで、では自転車がまず休憩できる場所が必要ですねということでサイクルステーションの設置に至ったということでございますので、我々としてはまず一旦その方向に向けた合意をしたところから、今こういった細かに動き始めている段階だというふうに考えております。これをまた改めて総括して、どのような状況があるか、先ほど3番議員さんが御指摘のように地図に落とし込んだりとか、新たな観光ガイドブックをつくったりとかいう動きも十分するべきだなというふうには思いました。

議長(近藤昇一君)

この自転車…サイクルステーション整備事業、かなり関心が高いんで、きのうまで、きのうのお昼までの資料請求だったんですけど、図面等がもし用意できれば、皆さんに見てもらったほうが認識が一致するんじゃないかなと思いますので、この質疑の間に、もし間に合えばお願いしたいと思います。
質疑を続行いたします。

10番(待寺真司君)

議長、ありがとうございます。私もちょっとそれをね、今お願いしようかなと。というのは、例えば自転車ラックを何台つくるのかとか、あるいは位置的にどうするのとか、あとセーフティーフェンスというのがどのようなものかというのが、この中からではちょっと読み取れなかったので、これ事前に本当にこの間の説明のときにですね、要求しておけばよかったと思いますけれども、今、議長がお取り計らいいただきましたので、お願いします。
それで、先ほど注意掲示がどのような内容になるのかという質問したのは、1点ちょっと心配なことがあって、先ほど横山議員も管理の問題を言われていました。よく町内ね、乗り捨て自転車が多くて、それの対応に苦慮することもあるとかと思います。逆に、そういった人が見てないラックがあった場合、そこにぽんと置かれちゃうという可能性があるので、例えばそういった注意喚起も行うのかなというのが私の中にありましたので、どういうような内容になっているのかというのを確認したところなんですね。今、検討中ということでございますけれども、やはり何か物をつくると、そこの周りにやっぱりごみが散らかってしまうとかね、やはりそういった事情というのは結構いろいろなところで見受けられますので、その辺の管理体制というのも、ある程度とっておかなくてはいけないのかなというふうに思いますので、まずは注意書き看板でしっかりその辺をうたっていただきたいと思いますので、その辺、対応をぜひお願いしたいと思います。いかがでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

今御指摘いただいた部分についてはですね、今後進めていく中で、どこまで取り上げるかちょっと今お答えできませんけれども、配慮させていただいて、取り組みをしていきたいというふうに思います。

8番(畑中由喜子君)

この自転車半島宣言の件なんですけれども、以前から申し上げているように、この葉山町に自転車、サイクリストを誘導するというのが本当にいいのかどうかというのは、町民誰でも危機感を持つことだと思うんですね。道路の状況です。まず、この地方創生の交付金の中からというお話が県からあったということなんですけれども、同じ地方創生ということでね、いただけるのであれば、ほかにもそれを生かしてほしいことって、いっぱいあるわけですよね。例えばこの道路の整備ということをまず県に具申したのかどうか。そこはすごく重要だと思うんですよ。サイクリストを誘導…誘致する以前の話として、この前も申し上げましたけども、一体それをやったのかどうかね。やって、県の答弁はどうだったのか。その辺はいかがですか。県は県道をきちんと整備するということを考えているのかいないのか。ここは非常に重要なポイントだと思います。いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

葉山町内における道路の整備に関する要望は、大きく3点ありまして、1点目は逗葉新道の無料化、もう1点目が南郷中央道路の開通、3点目が町内の国・県道にかかわる道路の整備・拡幅が要望として常に挙げているところでございます。その中で、例えば町村会においても、神奈川県町村会から三浦半島域の今言った要望について明記をしていただいたりとかもしてございまして、かなり町としては強力にやっているというふうに考えてございます。その結果、先ほどのグレーチングのように一定の、すぐできるものについては県も動きましょうというお答えをいただいていたりとか、あとは開発に乗じてセットバックをしっかりしてもらったりとかいうことを町内でも県の努力をしていただいているなというふうに感じるところではございます。その中で、今回出されたものにつきましては、道路整備よりも先んじて観光ということは優先したわけですけども、これからも引き続き道路整備は、先ほど私が申し上げたように、管理として行政がすべき最大の基本になることですので、しっかり果たしていけるように引き続き取り組んでまいりたいというふうに思います。

8番(畑中由喜子君)

非常に厳しい言い方をするようですけれども、県も非常に時間も経費も費やさなければならない道路の拡幅ということよりも、安易に、例えば葉山町に対して143万7,000円、この支出をすれば一応ね、仕事をしたというような形にとれるものを優先したというふうにとられても仕方ないというふうに思うんですよ。確認しておきたいんですけれども、この事業の結果ですね、万が一起こってはならないことですけれども、自動車との接触事故、そういうようなものが起こった場合に、その責任というのはどこがとるんですか。

副町長(山本孝幸君)

事故につきましては、道路交通法等それぞれ所管する法律に基づいて、それぞれの事故に対応されると思いますので、サイクルセンターを…サイクルステーションを設置して、そこに瑕疵があって何か事故があったということであればまた管理する側の責任になりますけれども、一般の自転車、車両等の事故については、それぞれが皆さんそれぞれの所管の法律に基づいて責任を持ってやっていただくことだと思っております。

8番(畑中由喜子君)

そういうお答えがくると予測してました。このね、サイクルステーションを設置したことによるということじゃなくて、この事業を、この全体ですよ。やることによって、自転車の数が大幅にふえるわけじゃないですか。そのことによって事故が起こる確率というのは、格段に上がっているというふうに思わざるを得ないんですよ。実感としてあります。本当に怖いですよ。狭い道で自転車の通るスペースというのは確保されてるわけではないし、歩道を走ることもできないんですよ、自転車。そういう中でですから、本当に事故の危険というのは身に迫るものがあります。それで事故、万が一起こっちゃった場合に、ひたすら自動車のほうが悪くなるというのが今の道交法の現状じゃないですか。それを町のね、施策によって自転車が大幅に誘致されてといったら、本当にどっちが、誰が被害者なのかわからないというような状況だと思いますよ。だから、もう早急に、安全に自転車が通行できる手だてを打たなきゃいけないんですよ。順序が逆なんですよ。逆になっちゃってることをもうやってるんですから。先ほど町長は常に県に対して、国に対して要望しているというふうにおっしゃいましたけれども、のんびり構えているいとまはないと思っています。再度答弁を求めますけど、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

考え方にもよりますけれども、自転車半島宣言をですね、何も前提なく自転車でというふうにしたわけではございませんで、既に昨今、例えば国際村などは多くのサイクリストが来て、トレーニングの場にしたりとかするほどですね、葉山町内でも自転車がふえている現状はありました。それは他の自治体の首長も同じように感じている中で、そうであればそういった方々をしっかりと受けとめるような三浦半島にしていこうということも前提としてはございました。つまり、無作為にですね、来ていただくことを喜ぶのではなくて、そういった方々への交通整理を図るという意味でも、こういったステーションを設置して休憩場所を逆に定めていく。先ほど申し上げたように、国際村になるべく誘導をして、海岸線を通らないでほしいということも町の策としては一方であることはお伝えしたいと思いますが、そのようにして自転車が安全に通行できるように図っていくという機運も同時に図らなければいけないということも重々承知はしてございます。しかし、国のほうでもことしの春から道路交通法改正で自転車の通行にはサイクリストのみならず一般の方々も大変厳しくなりました。そういった意味では町の啓発も一方で必ず強めることで、自転車は車と同じなんだという扱いをしていかなければいけませんし、事故に関しては保険に入ってくださいと、自転車の方々にも勧めていくように、お子さんにも勧めていくように、これからソフト面で大きく転換しなければならないというふうにも承知しております。

8番(畑中由喜子君)

そういった部分で、町がしっかりと責任を果たしていくということが肝要だと思います。その部分では、さきに行われましたヒルクライムのレース、非常に好評だったということではございますけれども、あのレースに向けてね、練習していた方があるんだと思うんですけれども、非常に恐ろしい思いをしたというドライバーの方がいるわけですよ。あの狭い坂道で上からね、ふっ飛んできた。どうやってよけるかって、本当に肝を冷やしますよね。そういう意味で、その部分では何らかのルールづくりが必要なのかなとも思えますので、その辺もきちんとした対応をしていただきたいと思います。
もう1点、このサイクルステーションなんですけれども、この自転車ラック、空気入れ、セーフティーフェンス、注意掲示看板というのを設置するという部分、しっかり県の支出金をいただいたわけですけれども、一切これ以外は町の持ち出しというのはこれ以外はないということでよろしいんですか。先ほど人は置く必要はないということでしたけれども、もちろんこの後のメンテナンスはね、町が持つということになるんだと思いますが、この設置に当たって、ほかには大丈夫ですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今回、サイクルステーション整備に対しましては、この今、補正で提案させていただいている額面で全て完了するというふうに思っております。

8番(畑中由喜子君)

例えば動線ね、どうやってそこ入るかとかいう、そのものの何ていうんでしょう、道路って必ずラインが引いてありますから、どこか入り口だとかというような部分では、それを示していかなきゃいけないんじゃないかと思うんですけども、その必要はないんですか。全く現状のまま、あそこにぽこんとこのステーションができるということですか。やはり動線をつくっていかなきゃいけないんだと思うんですよね。

都市経済部部長(吉田仁君)

どこから進入するということはですね、先ほど議長のほうから資料があったら案内図程度を出せということなので、その図面、私、案内図持っておりますのを説明申し上げますと、御用邸のほうから秋谷に向かったほうに進入路ができて、そこにフェンスがあく部分があるという案内図はいただいています。

議長(近藤昇一君)

今、それでは資料を配りますので、暫時休憩いたします。
(午前11時06分)

議長(近藤昇一君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前11時10分)
引き続き質疑を行います。

8番(畑中由喜子君)

先ほどの質問の続きですけれども、今、資料を配っていただきまして、この資料の一番最後のところに※印で進入路の整備(ライン引きなど)、既存のライン消しの整備は予算の都合上なしって書いてあるんですけど、これ、どういう意味ですか。やらないっていうこと。必要だと思うんですよ。だって、どこから入るのっていうのも明らかにしなきゃいけないし、新しい線を引く必要もあるかと思われますよね。この県からいただいた予算の中にはこれが含まれないという意味かなと思うんですけれども、もしこれをやるとすれば、そうすると町の持ち出しになるのかどうか、確認します。

都市経済部部長(吉田仁君)

答弁が遅くなって申しわけありません。今、町長と打ち合わせしました結果は、町は一銭も出さないということなので、このままいくか、もう一度県と折衝するか。この補正予算が通った後になると思いますけれども、町長の判断はそういうことであります。

8番(畑中由喜子君)

何かいろいろ、さまざま議員の方からもきょう御意見出てましたけども、何かこの施設、町の迷惑施設になりそうな気がしないでもないですよね。何か言うなりに、こういうふうにしなさいよって言われ、そのとおりやらなきゃいけないとしても、予算が不足している、あるいは完成しきれない。あとの面倒は自分たちで見ろ。本当にこういうことでこの事業が成り立っていくのかどうか、町として。もしあれなら断ったってよかったんじゃないですか。いかがですか。もっと言っちゃう。もう一回いいですか。
三浦半島地区でね、何か事業をということだったら、足並みそろえて福祉関係とか医療関係とか、連携していかなきゃいけないところ、いっぱいあるじゃないですか。そういうところにこそ、この地方創生の交付金を生かすということだって、できると思うんですよ。目先ちょっと華やかでね、人目を引くような事業に対して、こういう措置をしていくというのは、どうも納得いかない部分があります。町で必要な事業って、ほかにもいっぱいあるんですよ。交付金欲しいこと、いっぱいあるじゃないですか。その辺をきちんと精査して、熟慮して、将来のことを考えて対応しなきゃいけないと思いますけども、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

そもそも、ここは県有地でして、県のお金を使って設置をしていただくということになりますので、今回の進入路の安全等につきましても、基本的には所有者である県のほうにですね、今後は要望として安全確保の努力をしてくださいということを、年をまたぐことになればですね、また状況も変わるかと思いますので、お願いをしていきたいと思います。
また、畑中議員の後段の御指摘の件につきましては、葉山町としては地方創生で小児医療費の負担をお願いしたりとか、さまざま使っておりますし、また先日のサミットでもですね、介護・福祉のほうの認定率を一つの目標として介護の充実した地域にしていこうということを今、考えてございますので、今後の課題として、まずはこの2年前ですか、観光から入っていこうということが今、少しずつ積み重なって形になっているという途中だとお考えいただければと思います。

8番(畑中由喜子君)

ぜひ町としての意思をね、はっきりと伝えて、実現に向けていっていただきたいと思います。
ほかのところに移りたいんですが。住民情報システム管理費に関してですが、例によってまた町村情報システム共同事業で1,000万を超す多額なものが出ます。先ほど金崎議員からも御質問ありましたけれども、そのうち介護保険に関する189万3,000円だけが国からの支出金として入っているだけで、ほかは全て一般財源からの持ち出しという形になります。この町村情報システムスタートのときにですね、町は独自でやることを考えれば大幅な節減になるということで、議会もこれに同意したという経緯があります。システム管理に関してね。ところが、やはりこういう形でどんどんどんどん膨らんでいき、当初の契約というんでしょうかね、5年間は最初のそれぞれの町村の分担ということは5年間据え置きという形だったかと思うんですけれども、そうすると来年度ですね、見直しですよね、ちょうどね。その時期に当たります。どのような交渉をこの組合と行っているのか、葉山町の負担割合は県下の町村の中でとても高いほうだというふうに認識しております。その公平性ということ、観点からも、きちんとした交渉を行って、本当に公正な分担金としていかなければいけないというふうに思っておりますので、来年度予算ですから、今からもう交渉入っていないと手おくれということになろうかと思います。どのような経過をとっているか、伺います。

総務部部長(池田務君)

こちらのですね、負担金につきましては、当初始まりは23年10月でございまして、おっしゃるとおり28年の10月なんですね、新しい形になります。その額につきましてはですね、下がるということになっております。今ほど額は明らかではありませんが、当初ですね、葉山町、ホストでしたので、ホストコンピューター形式だったので高かったんですが、今度はですね、今度の切りかえの10月からは下がるということになっております。

8番(畑中由喜子君)

その下がる理由というのは何なんですか。結局、そういうことが明らかになっていないと、何の理由でこういうふうになるのか。またそれが5年据え置きなのか、細かいことも実は知りたいですけれども、この場でなくとも、派生的な話になりますので、また改めて御説明いただければと思いますが、今おっしゃったホストコンピューター方式じゃなくなるというのはどういうことですか。

総務部部長(池田務君)

当初ですね、葉山町ホストだったんですけども、今は違いますので、その当初のときはそれで試算されたわけなんですけども、現在は変わりましたので、かなり額が下がるという、かなりというかね、額が下がるということになっております。

8番(畑中由喜子君)

町としてね、どういうことを投げかけているのか、下がると思いますということではなくて、放っておいても下がるというような感じですよ、今の部長のお答えは。そうじゃなくて、町としてはどのような検討を要望しているのか。町はつまり何を考えているのかということですよ。どういうふうにしてほしいと思っているかということがはっきりしているかどうかって伺ってるんですけど。

総務部部長(池田務君)

すいません、言葉足らずで。実はですね、これの関係の会議にもですね、職員が行ってますが、その場でもですね、要望というか協議をしております。値下げに関してですね。現状のままではなく、次回から価格を下げていただきたいということを要望しております。

8番(畑中由喜子君)

だから何を根拠に下げてほしいと言ってるかということなんですよ。ただただ下げろ、下げろじゃ、わからないじゃないですか。根拠があるわけでしょ。こういう理由で下げてほしいと。よその町村と違うのは、こういうことですよということを町は示せばいいわけですよね。だから、それを伺っているんですけども、それはきちんとやってるという考え方でいいんですか。

総務部部長(池田務君)

それにつきましてはですね、必要のないカスタマイズを行わないことですとか、帳票類もですね、既存の様式を使用するということで、節減といいますか、下がるということを…ということでございます。

8番(畑中由喜子君)

ちょっと釈然としないんですが、時間をとってしまうばかりなので。これ、議会もこの共同事業のための事業組合の今、議長は監査ですか、議員になってますよね、この組合の。

議長(近藤昇一君)

はい。

8番(畑中由喜子君)

ですから、きちんとしたことがわからなければ、そこでの発言もね、きちんとできないということになっちゃうじゃないですか。だから、町としてどうしてほしいか、どうあるべきかって、そもそも考えているかということをね、きちんと表明できなければいけないと思います。今すぐには御無理のようですが、御様子なので、ちょっと質問、ここで私からの質問は終わりますけれども、来年度の予算組みということでは、時間がそんなにないと思うんですよ。ですから、きちんとした対応を整えて、陣容を整えて、この組合に対峙してほしいと思います。よろしいですか。

議長(近藤昇一君)

ちょっといいですか。まずかみ合ってないんですけどね。今、質問は、他の自治体と比較して葉山町が過去負担がちょっと大きかったんじゃないかというところもあるんで、その辺の努力はされているのかという質問だったと思うんですけども。

町長(山梨崇仁君)

大変申しわけございません。総務部長はですね、直接的に組合の会議に出ていないもので、私が理事者として報告は聞いておりますので、私からお答えをさせていただきます。畑中議員御指摘の旧来の算定の仕方はですね、私も先方に行って詳しく聞いた話なんですけども、葉山町はもともとホストコンピューターを持っていたということが、ほかの自治体に比べるとかなりの金額をかけて葉山町は庁内のインフラを組んでいたことがございます。ほかの自治体の倍とかですね、そういった事例もありまして、その結果、今回の14町村での話し合いでは全体が下がるような仕組みをつくろうということなので、例えば総額が10億円の組合のスタートの場合、例えば上限といった場合に、葉山町がもともとそれを14で割って1団体がじゃあ六、七千万で済むかというのが均等だと私は思ったんですが、もともと葉山町が例えば2億円の仕組みを使っていれば、じゃあ1億5,000万円ぐらいでどうでしょうかといったことで打診を受けて、それを了承したのが5年前の組合のスタートだったというふうに聞いてございます。ですから、そもそもは葉山町は6,000万円、7,000万円の、今の例えばの話ですが、六、七千万円で済むはずのものをですね、ほかと比べると均等ではない額を支払っている。ただ、過去よりは安くなるというステップの中でこの5年間を過ごしてまいりましたので、畑中議員が御指摘のように今の全体の均等で割っていったり、使っている使用料だけで割り返していくと、多額な金額を払っているという認識をしております。それについて、私は課長…総務課長がですね、プロジェクト推進責任者会議というものに出ているんですが、その会議でも発言をし、理事者の会でもですね、この5年の交渉の時期でこれが変わらなければ、葉山町として今後の継続についても疑義があるということをはっきり発言をしてきてございますので、また先方からも5年たったことで改めて公平性のある金額を定めていこうということを組合から提案をいただいて、組合事務局から提案をいただいております。今後の理事者含め、担当者会議でですね、徹底した公平性を求めていくことが今の私たちに課せられた責務だというふうに考えております。

8番(畑中由喜子君)

すいません。私の質問がちゃんと受けとめていただけてなかったというところのそごがあって、何度も何度も御質問になっちゃったので、申しわけないと思います。この今、町長、14町村とおっしゃいましたけれども、寒川町は入ってないですよね。そういうチョイスもできるという部分では、本当に今、町長がおっしゃったように勇気を持って抜けるということだって、選択肢としてはあるということは、あると思います。ただ、非常に単独でこれからまた再構築するとなったら、これはえらいことになるとは思いますけれども。しからば、やはりこの組合の中で公平性をきちんと担保してもらうように働きかけなければいけないと思いますので、そこはしっかりとやっていっていただきたいと思います。よろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

確実にそういった形になるような予算が提案できるように努めてまいりたいと思ってございますし、先ほどの御指摘にありましたように、組合の中では私たちはあくまで組合の構成員としてあるだけで、それを議会に諮ります。議会は議長が代表で出ていただいておりますので、葉山町の議員としての責務をですね、できることであればしっかりとお願いをしたいなというふうに思っております。

議長(近藤昇一君)

余計なことかもしれませんけど、議長から一言。このシステムのほうの議会があったときに、来年度の予算についてきちっとその負担割合を資料として提出するように要求してありますので。

10番(待寺真司君)

すいません。また引き戻してしまって恐縮なんですけれども、サイクルステーション143万7,000円という、決して少額ではない費用をつけての整備というふうになりますので、今この予算をね、通すことによってこの事業が進められるわけですから、ちょっと慎重にならざるを得ないなというところが、この資料を見てちょっと感じてしまいましたので、事前の説明のときにですね、こういう資料があれば、もう少し、きょう時間がかからずにスムーズだったのかもしれないんですけれども。この図面を見る限りね、進入路は下り方向から車道をまたいで入って行くような進入場所になっているんですね。今、自転車は左側通行が、車と一緒で左側通行が原則ですから、これを破って右側通行すると、これは違反になります。ですから、ここに下り方面で向かう人は入ってくるときに自動車と一緒に右折レーンに入ってこれ回らないといけないような、非常に危険な状況も感じられるのかなと。であれば、対応としては、ここのステーションのかなり前のほうにですね、次のステーションは右折信号を利用して入るとか、そういう注意喚起をしないと、通り過ぎられてしまうとか、あるいは急に気づいてね、ふっと車線変更したときに、後ろから車が来ていたなんていうような、そういうようなね、最悪の状態も想定した形でこの事業やっぱり進めていただきたいと思うんです。しかもこれ、上りで帰る人は、ぐるりとUターンしないと入れないような感じですよね。そういった場合は、このせめて左手のね、隅の下のほうにも進入路を両方設けるとか、やはりそういうような利便性も確保していただかないと、この143万円、はい、そうですか、議会として認めますという部分が非常に厳しくなってきちゃってるというふうに私自身は認識をしております。ですので、先ほど来、一切お金はかけないんだというお話でございますけれども、これは県ともしっかりと相談する中で、当然国・県道に対しての形状変化とか、そういった部分になりますから、お金を出してもらえるんであれば、そこをしっかりとやっていかないと、本当に先ほど畑中議員が言ったようなね、施設になってしまってはいけないというふうに強く思いますので、町長、その辺やっぱり県ともう少し詰めていただきたいと思います。いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

本年度の設置で今お願いしているわけですけども、本年度内では県のほうも厳しいということですので、年度をまたぐかもしれませんが、来年度確実な運用が安全に図れるように、要望をしっかりとしていきたいというふうに思います。

10番(待寺真司君)

わかりました。ぜひ、本当につくってよかったと思われる施設にならないとですね、あるいは本当にまたそれによってさまざまな事案が発生してしまってはいけないので、対応をしっかりとお願いをいたしたいと思います。
別な件で1点。ひとり親家庭の医療費助成が補正で250万と、かなり大きな金額で、前回25日の議案説明の折には、入院された患者さんが発生されたという部分で補正だということなんですが、確認なんですが,対象世帯がふえたということはありませんか。

福祉部部長(仲野美幸君)

対象世帯数につきましては、27年の3月現在と10月現在比べますと3世帯減っている状況です。ですから、今回の補正につきましては、既に御説明のように、高度医療を受ける方が発生したために今後もそれが出るということが予想されますので、不足分が出たということでございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに。

4番(飯山直樹君)

今のひとり親の入院患者発生したということなんですが、これ、1人の入院で258万かかるというのは非常に大きな金額だなというふうに思ったんですが、これは保険診療じゃなくて自主…保険診療の入院ではなくて、自主診療か何かなんですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

ひとり親家庭の補助している分につきましては、保険診療で7割は皆さんが入っていらっしゃる保険の分で支払っていて、3割をしておりますので、保険医療分と…保険診療分でございます。

4番(飯山直樹君)

1人…お1人の入院費という形でよろしいですね。

福祉部部長(仲野美幸君)

現状はそうです。

4番(飯山直樹君)

わかりました。ありがとうございます。
それで、またちょっとお話を引き戻してしまって申しわけないんですが、情報システムの関連で、事務処理OA化事業なんですが、これを今回、マイナンバーのことなんかもあってですね、相当外部からのネットワークの攻撃が今後予想されてくるというのに対処して、今までもウイルスの不正通信でのネットワーク攻撃に対するですね、セキュリティーシステムというのは当然ながら導入されていたかと思うんですが、いろんな方法でネットワークの攻撃、これから出てくると思うんですね。そもそも今までそうしたネットワークの攻撃を受けたことっていうのはありますでしょうか。

総務部部長(池田務君)

過去ですね、ウイルスは検出されたことはありますが、それを隔離しましたので、問題はなかったということでございます。

4番(飯山直樹君)

ありがとうございます。今後いろいろさまざまな方法で個人情報の流出をしようという動き出てくると思うんですが、そのたびに、これは先ほどの介護保険のシステム改修のことも絡んでくるんですけど、ネットワークのセキュリティーなり、法改正があるたびにシステム改修をするということになると、相当これからいろんなまたシステム改修の費用が膨らんでくるのかなというふうに感じます。それを解決するためには、自前で何もかもやっていると、いつまでたってもお金かかっちゃうというところに行き着いちゃうのかなとは思うんですが、例えばシステムをアウトソースするとかですね、そうした対策というのは今後とられる予定はないんでしょうか。

総務部部長(池田務君)

いわゆるセキュリティーに関しましてはですね、やってもやってもですね、次々新しいウイルス形が出てきますが、外部委託とかですね、その辺もちょっと研究したいと思います。まずそれ以前にですね、まず職員の人的問題もありますので、怪しいメールは開かないですとか、そういったですね、ことも徹底いたしまして、それに努めますとともに、さらにいろんな方策を研究してまいりたいと思っております。

議長(近藤昇一君)

他に質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第29号の質疑を終わります。
次に、議案第30号について質疑を行います。ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第30号の質疑を終わります。
次に、議案第31号について質疑を行います。ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第31号の質疑を終わります。
次に、議案第32号について質疑を行います。

7番(窪田美樹君)

32号の24ページ、国庫支出金、介護保険事業補助金の中に、システム改修経費に対して交付されるってあるんですけれど、ほかの一般…事務費でしたら介護保険事業でも一般会計の部分だと思うんですけど、実際介護保険の特別会計に含まれるということは、どういったことに実際使われるからここに入っているのか、どんな事業なのか教えてください。

福祉部部長(仲野美幸君)

ことし介護サービスの報酬が変わったことについてのシステム改修で、既に第3回の議会で支出分につきましてはお認めいただいているんですけれども、県のほう、要綱がですね、県・国の要綱が整備されまして、今回かかった分の2分の1を交付していただけるということでしたので、歳入の部分で計上させていただきました。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に御質疑ございませんか。
なければ、これにて議案第32号の質疑を終わります。
次に、議案第33号について質疑を行います。
御質疑がなければ、これにて議案第33号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
これより議案第29号から議案第33号までの5件について、一括して討論を行います。討論ございますか。
討論なしと認めます。
これより1件ごとに採決を行います。初めに、議案第29号の採決を行います。議案第29号平成27年度葉山町一般会計補正予算(第4号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員でございます。よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第30号の採決を行います。議案第30号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第31号の採決を行います。議案第31号平成27年度葉山町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第32号の採決を行います。議案第32号平成27年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第33号の採決を行います。議案第33号平成27年度葉山町下水道事業特別会計補正予算(第2号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第10「議案第34号葉山町税条例及び葉山町税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第34号葉山町税条例及び葉山町税条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
この条例は、参考資料として配付してございます条例の概要に記載してありますとおり、平成27年度税制改正におきまして、地方税法総則に定めます猶予制度について、納税者の負担の軽減を図るとともに、早期かつ的確な納税の履行を確保する観点から、平成26年度税制改正における国税の見直しと同様、新たに納税者の申請に基づく換価の猶予制度を設けるとともに、徴収猶予及び職権による換価の猶予について所要の見直しがされました。この中で、地方税に関しては、地域の実情がさまざまであることから、猶予に係る申請期限など一定の事項については各地域の実情等に応じて条例で定める仕組みとされたことから、分割納付の方法、申請期限、担保の徴取基準等について、葉山町税条例に追加するものです。
また、固定資産税に係る改正につきましては、地域決定型地方税制特例措置いわゆる「わがまち特例」に追加がありましたことから、津波災害警戒区域における管理協定が締結された津波避難施設等に対して講じる固定資産税の特例措置について、固定資産税の課税標準額を減額する割合及び新築のサービス付高齢者向け賃貸住宅に対して講じる固定資産税の特例措置について、固定資産税の課税標準額を減額する割合を地方税法で定める参酌基準と同じ割合で定めることを提案させていただくものです。
続きまして、軽自動車税に係る改正につきましては、平成27年4月1日から平成28年3月31日までに新規取得した四輪以上及び三輪の軽自動車で、排出ガス性能及び燃費性能のすぐれた、環境負荷の小さいものについて、平成28年度分の軽自動車税の税率を軽減する特例措置いわゆる「グリーン化特例」を講ずることとされたことにより、改正するものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本件については、去る11月19日に開催されました議会運営委員会におきまして、総務建設常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第34号については、総務建設常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第34号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。

議長(近藤昇一君)

日程第11「議案第35号葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

福祉部部長(仲野美幸君)

議案第35号の葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について御説明いたします。
改正の趣旨でございますが、提案理由にもございますように、神奈川県では保育士確保の取り組みの一つとして、国家戦略特別区域限定保育士事業を活用した保育士試験を実施することが決まりました。当試験の合格者は児童福祉法に基づく通常の保育士とは区別され、国家戦略特別区域法に基づく地域限定保育士と法令上位置づけられるため、本町においても関係する規定の整備を提案させていただくものでございます。
内容につきましては、参考資料の条例の概要の記載にございますが、本町に関係するものは条例の2つがございます。1つ目は、葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例です。こちらは27年度から始まりました新制度で規定する小規模保育事業、家庭的保育事業、居宅型訪問事業、事業所内保育事業の4つの事業を実施する事業者には、職員の要件として保育士を規定していることから、県の動きを受けてこの保育士の規定に地域限定保育士を追加するものでございます。
2つ目の放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例でございますが、こちらは学童保育の実施をする事業へ職員要件として保育士を規定していることから、こちらも同様に保育士の定義に地域限定保育士を追加するものでございます。
次に、施行日につきましては、神奈川県の地域限定保育士試験の合格発表が1月下旬ころを予定していることから、平成28年1月1日が施行日としておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わらせていただきます。御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

10番(待寺真司君)

大変ちょっと事前に勉強せずに聞くことを申しわけなく思うんですけれども、先ほど国家戦略特別地域限定保育士の資格という部分の、資格の取得に当たっては、試験だけなんですか。それは例えば今後いつ、年間何回…年間何回とか、例えば試験の何ていうんですかね、倍率はもちろん応募者が何人かによっても変わるんでしょうけれども、どのくらい採るのとか、そういった詳しい状況というのは、この条例が通った後すぐに動きとして出てくるんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

通常保育士に資格を取得するためには、養成の学校を卒業する方、あとは保育士の試験を受ける方でございます。その保育士の試験が今までは1年に1度しか行っておりませんでしたので、保育士が不足している神奈川県におきましては、保育士を確保のために今回この特区の申請をされて、保育士試験を実施したところでございます。それで、今後のことにつきまして…保育の試験の内容につきましては、今まで通常行われてまいりました試験と内容全て同じでございますので、受ける方にチャンスがふえたということで、内容的に質が変わったとか、そういうことはないと思っています。この特別区の試験を受けますと、3年間は神奈川県だけで保育士として働くことができます。3年以降につきましては全国どこでも保育士として働くことができます。今後につきましては、まずことしは神奈川県と…神奈川県、大阪府、沖縄県、千葉県につきまして浦安市だけが…成田市だけが、この4カ所だけが今回この試験を実施しているところです。それはですね、国全体の考え方として、来年以降やはり2回必要ではないかという考えが起きておりまして、来年以降を神奈川県がやるということで今、決めているところではありません。

10番(待寺真司君)

通常これまでの保育士になろうというふうに思った方は、進学のときに保育の資格を取れるための学校に、短大なりあるいは4年制なり、こう行って、それで試験を受けて通って資格というような形だったのが、これによって、この試験一発だけでいいというような形になる。いわゆる高校を出てすぐ、この試験を受けて、受かれば限定保育士になれるという制度ということでよろしいんですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

この限定保育士の試験の資格は、先ほど申し上げましたように今までの保育士の資格と同じですので、養成の学校に行ってなくてもですね、高校を卒業しても、方でもできますし、またその学歴によって、例えば経験が必要だとか、補佐の形で児童福祉にかかわったとか、ちょっとすいません、はっきり覚えてないんですけれども、受験資格はそれぞれございますので、全く今までの保育士と内容が変わるものではないと認識しております。

10番(待寺真司君)

つまり、何ていうのかな、今、部長から答弁にありましたように、高校を出て試験に受かると、3年間、県内だけで限定保育士として。その間、当然、給与を払われるというような形になろうかと思います。今まで学生が2年、3年かけていろんな研修というか…を受けるのを試験に受かりさえすれば、いわゆるお金をもらいながら3年間研修する制度だということでよろしいですか。言い方として難しい形。そういうわけでもないのかな。その辺がちょっと。それで、3年以降は全国で働けるということであれば、間違いなく国家資格としての形を働きながら得れるという制度というふうな認識でよろしいんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

研修をしながら給料をいただけるという考えではないと思っています。養成校に行って、それなりの知識を得て保育士さんとして御活躍いただいている方もいらっしゃいますけれども、御自分の…高校を卒業してすぐに受かる方もいらっしゃいますでしょうし、養成校に行かなくても御自分の努力で、必要な科目ございますので、お勉強された結果受かる方もいらっしゃると思いますので、例えば給料体系とかで劣るとか,研修中なので劣るとか、そういうことではなく、同じ保育士なんだというふうに考えております。それで、3年間、神奈川県にとどめるというのは、外に出して例えば劣るからということではなく、神奈川県で保育士が足りないので、ぜひ神奈川県で働いていただきたいということですので、特に研修期間、正規のものと、正規の試験を受けた方と内容的に劣ることはないと考えております。

2番(金崎ひさ君)

葉山町としても保育士採用ということがたくさんあると思うんですけれども、限定保育士と今までの保育士の差異をつくらないということですか。給料その他の面において。

福祉部部長(仲野美幸君)

制度的にはそうなっておりますので、総務課とも調整いたしまして、来年度に向けても今、募集要項置いてありますが、ちょっとここにはまだ記載がなくて、ちょっときょう確認したんですけれども、残念ですけれども、総務課との調整をして、この限定保育士に1月末に合格された方が募集をしてくればですね、同じ保育士として扱う予定でございます。

8番(畑中由喜子君)

先ほど部長からの御説明で、この国家戦略特別区域限定保育士の制度を県が来年度以降もやるかどうかわからないということだったんですけども、そうするともし、もうこれ一回こっきりで、この制度を県がやめたとすると、3年間はこの区域限定保育士ということで存在がありますが、その後この資格というのは、国家試験を受けた保育士と資格の上では同じという位置づけになるわけですよね。そうすると、免状というか許可証というか、それがどういうものかわかりません。資格証というのか、どういう形かわかりませんけれども、そうするとまたこの条例の改正が必要ということになるんですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

申しわけありません。今後の神奈川県の状況が今わからない状況ですので、今回の条例改正をお願いした時点では、ちょっとそこまで提案するしないの方向性は決まっておりません。

7番(窪田美樹君)

これは保育士が足りない部分を補うということで、国家戦略特別区域限定保育士ということで、ただ、資格を持ってないから働けないという方と、資格を持っていても別条件で働けないというか、働きたくないというところでの潜在的保育士という方もいらっしゃると思うんです。そういった方を導くことに…働きやすい環境に導くことによって、保育士もふえていくと思うんですが、そちらのほうの対応のほうはどのように考えられているのか。

福祉部部長(仲野美幸君)

おっしゃるように潜在保育士、神奈川県は養成学校も多いと聞いておりますので、潜在的に保育士をお持ちの方も多いと思います。神奈川県といたしましては、26年の1月に保育士・保育所支援センターという施設を開設いたしまして、保育士の方たちのハローワークみたいな、お仕事したいという方を紹介したりとかですね、しばらく期間があいているので復帰をすぐにするのは不安だという方々の研修等の役割を果たしております。それに先立ち、養成校等のですね、御協力をいただいて、卒業生などの名簿から潜在保育士の方に全て通知を出しておりまして、その中で1万2,000人超の方がそのアンケートに答えてくださっているそうです。そのうちこのバンクに登録していただいている方は10月31日現在1,053人いると聞いておりますので、そういう働きもしながら潜在者についても努力はしているところでございます。

7番(窪田美樹君)

ということでしたら、新しい方へも…の政策と、あとそういった潜在的な方の政策と、両方一緒に行って、並行で行った。一つの手だてということでよろしいんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

そのとおりです。

6番(山田由美君)

インターネットで調べただけの情報で申しわけないのですが、この保育士の試験ですね、筆記試験は普通にやって、その後の実技試験が免除になり、その免除のかわりに現場に実習生として行って、しばらく実習するというスタイルになるような予測が書いてあったと思うんですが、ただ、その現場の保育園とかそういう施設は非常に今、手が足りない状態なので、実習生の受け入れが非常に厳しいという声が上がっているそうなのですが、そのあたりの現実はいかがなのでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

保育士の受験をする際の資格の中で、現場実習とかも必要だというふうに聞いております。また、試験科目の中は筆記試験のほかに実技試験もございますので、それも含めてですね、今までの保育士試験も同じですけれども、筆記試験と実技試験、両方受かった方が保育士ということになります。現場の今の実習のことでございますが、養成校に今、通っていらっしゃる方も実習することが必須になっているようで、葉山保育園初め町内の保育園でもですね、学生からの…学校からのお願いがあれば受け入れている状況でございます。

6番(山田由美君)

実習があるのはもちろんだと思うんですが、ただ、学校で勉強した上で実習に出かける方と、普通の高校を卒業してテストだけ受けて、その後全くのど素人状態で実習に行く方では、現場の負担、受け入れ負担は全く違うと思います。今回のこの規制緩和の一環の戦略特区ですか、これは人手不足を解消するのに当たって、本当はまず賃金を引き上げることをしなければいけないのに、それをせずに、とりあえず応募の回数だけふやして、目先の人間をかき集めるだけというような、極めて場当たり的な対応であるように思うのですが、町としてはこの保育士の試験をふやし、しかもやはり内容は多少緩和されることになるような印象があるのですが、これで保育士の質の低下を招くことはないとお考えですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

実際、葉山町…町としては保健師の資格…ごめんなさい、保育士の資格を持っていらっしゃる方であれば、同じように受験していただくこともできますし、今回の特区で行われる保健師の…保育士の筆記の科目につきましても、全く同じもので現に行われておりますので、通常の保育士、今までの試験を受けた保育士さんとは同じものと聞いておりますので、そのように認識しております。ただ、試験の時点でですね、町で例えば採用する際あればですね、その方のそれぞれのこともございますので、保育士の資格での差はないと考えております。

6番(山田由美君)

資格の面で差がないというのは非常に結構だと思うんですが、ただ実力としてはやはり正規のルートを通ってこられた方とは違いが出るのではないかと思います。この限定保育士がふえるとなると、ちょっと…いや、試験はちゃんと通るとしても、それ以前に学校で何年も勉強してきた人とは違いがあるのではないかと思うので、現場の負担がふえるのではないかということがちょっと心配なのですが。すいません、葉山町の現在の保育の状況をよく知らないものですから、葉山町で保育が必要な場面では、どの程度人が足りないというふうな状況なんでしょうか。神奈川県全体で保育士が足りないというのはわかりましたが、葉山町の中での不足というのは、どのくらいの状況なんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

葉山町の中にございます認可保育園、保育士の職員の基準の数もございますので、児童に合わせた数をきちんと配置しておりますので、実際不足というのは、また新規で建てる場合とか、その方がおやめになった場合とか、再採用の際とかに不足を感じているということは聞いておりますが、今の時点ではきちんと定数を満たして運営はしております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに御質疑ございませんか。なければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論がございますので、まず原案に反対者の発言を許します。ございませんか。
次に、原案に賛成者の発言を許します。

4番(飯山直樹君)

4番飯山直樹です。議案第35号葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に賛成の立場で討論に参加いたします。
待機児童の問題は、子供を預けられる施設の不足であり、その対応として施設の増設の措置はとられている一方で、施設を増設しても働き手不足が深刻となっております。これらはどちらも規制に起因する問題でありますので、問題の解決には規制緩和が必要となるかと思います。働き手の不足を引き起こす要因は、第1に資格が必要であることと、そして試験が年に1度しか実施されないことが挙げられるかと思われます。当措置は、こうした規制による問題を解決する手段として緩和措置を行うものであり、働き手である保育士になれるチャンスを倍増する施策として、待機児童問題の解決に向けた一つの試みとして評価できると考えております。
しかしながら一方で、保育士不足は資格の保有者が継続勤務し続けないこと、すなわち高い離職率が問題であることは自明であります。保育士数がふえることで、全体としての勤務者数は増加するとは思われますが、さらなる離職者の増加も同時に起こり得ることが予測されます。したがって、当規制緩和措置とあわせ、処遇改善により一層の力を入れるべきだと思われます。まずは当面直面する問題への対処として、当施策に賛成をいたします。

議長(近藤昇一君)

引き続き、原案に賛成者の発言を許します。他に討論はございませんか。
討論がなければ、これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。議案第35号葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
起立12名、多数であります。よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。
この際、暫時休憩いたします。再開は1時10分としたいと思います。(午後0時08分)

議長(近藤昇一君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時10分)

議長(近藤昇一君)

日程第12「議案第36号葉山町職員定数条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

消防長(高梨勝君)

議案第36号について御説明申し上げます。
提案理由にもありますとおり、消防長の事務部局の職員の定数を改める必要があるため、提案させていただくものでございます。
内容につきましては、消防体制の強化を図るため、消防長の事務部局の職員を3人増員させていただきたく、消防長の事務部局の職員の定数を49人から52人に改め、合計を323人から326人に改めさせていただくものでございます。
附則につきましては、施行日を平成28年4月1日とさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

7番(窪田美樹君)

今現在の消防職員は49名、49人の方が働いていらっしゃるということでよろしいですか。

消防長(高梨勝君)

おかげさまで、ここのところ実員と定数がぴったしの49名となっております。

議長(近藤昇一君)

ございませんか。

6番(山田由美君)

すいません。システムがよくわかってないのでお尋ねするのですが、合計が323人というのは、49人のほかの方々の内訳はどのようになっているのか教えていただけますか。

消防長(高梨勝君)

役場の一般職員が…という形で、町長部局の職員の内訳です。もですね、ということなんですけど。じゃあ読み上げます。町長事務部局の職員200人、これは変わりません。議会の事務部局の職員4名、4人。選管事務委員会の事務部局の職員2名、監査委員の事務部局の職員2名、教育委員会の事務部局及び学校その他の教育機関の職員64人、農業委員会の事務部局の職員2人、それで消防長の事務部局の職員を49から52人の3人増員させていただきたく、合計いたしますと323から326人になるものでございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに御質問。

11番(伊東圭介君)

この52名のうちの消防吏員の数だけ教えていただければと思います。

消防長(高梨勝君)

52名のときの消防吏員は、50名が消防吏員で2名が事務部局で、総務部局で行われると、49からそうするとなりますけど、人事についてはまた3月にはずれるかもしれませんが、そういった形で予定しております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかにございませんか。

8番(畑中由喜子君)

増員計画なんですけれども、28年度に3人ふやすわけですが、その先、32年度ですか、3人の減員をしたことになりますよね。3人、警防…ごめんなさい、指令員が3人、横須賀・三浦と一緒にやることになったことによって減員ができるということで、その分の増員計画がいわゆるメリットがあるということで、3人を除いたということがあると思うんですけれども、国の基準からいくと、葉山町の場合、まだまだ消防職員の充足率というのは足りておりませんよね。その分に3人を削るということは必要ないんじゃないかな、なかったんじゃないかなというふうな思いがあるんですが、28年度は確かに3人増員なんですが、その辺はいかがなんでしょうか。トータルの話ですけど。

消防長(高梨勝君)

とりあえず単独で指令が行われるときの58名のままになっていたので、私は指令が共同になったので共同の合理化のメリットによって58名体制と55名体制が同じ運用ができますよということで、とりあえずは計画は変更しなければいけないと思ったんです。ですから55名にしてあります。この先、52名の運用でこれ、人数がふえるたびに運用を変えていかなきゃいけないんです。運用を変えながら、車両とともに戦略も変わってきますから、52名、55名のときに、そのときにどうなるかという話を考えながら、またこの先の計画は考えなければいけないことだと思っております。ただ、当面、今我々が現有で動いている中では、55名体制で前から考えていた強力な消防力の体制の強化は図れると今の段階では思っております。

8番(畑中由喜子君)

考え方がもしかしたらすれ違っているのかもしれないですけども、そうするとメリットというのは58人体制を55人体制にできるというメリットだったというふうに消防長は考えていらっしゃるということですか。

消防長(高梨勝君)

通信指令が2名のところ1名になったということで、1名にできたので、消防の基礎の運用の体制はそのまま同じように58名でできるようになったということで、減員なんていうことは一つもありません。だから、メリットというのは55から58にした3名の減らせたと喜んでいるんではなく、共同にいったとき通信員が2名のところ1名でできて、同じようにできるということになりましたということです。

8番(畑中由喜子君)

私の理解が非常に悪いみたいなんですが、ちょっと関連の話にはなってきているんで、増員計画のほうのお話で、28年度は確かに3であれなんですけども、トータル58人増員計画が今度32年度のときには増員しないという計画になっちゃうんですよね。それで55人体制でしょう。そういう考え方じゃないんですかね。違っております。

消防長(高梨勝君)

28年が52名で、30年に55名体制とれて、30年に前考えていた32年より前倒しで55名で同じことができるようになるんです。ですから減らすんじゃありません。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

13番(土佐洋子君)

この条例改正というのは、6月だったか議員懇談会で消防職員実員の55人体制増員計画というのがお話があったと思うんですけども、その一つとして考えてよろしいですよね。

消防長(高梨勝君)

あのときお示ししたとおり、28年度52、30年に55名、これで前考えていたとおりの体制が整えられますよということです。

議長(近藤昇一君)

ほかにございませんか。

8番(畑中由喜子君)

ですから、以前は58人の増員計画だったでしょ。それがだから32年度の3というのをなくして、もう30年度で、2年前倒しで55人増員計画にしたから、そこでクリアですということを言ってらっしゃるんじゃないかと思うんですけども、違いますか。

消防長(高梨勝君)

消防体制の強化の考えてたところは55名で完成できますよということです。58にしなくても、同じようなことで完成できますよということです。

8番(畑中由喜子君)

じゃあ、別の観点から伺いますけれども、28年度に52人、それから30年度に55人にした場合、なった場合、充足率というのは何%になりますか、それぞれ。

消防長(高梨勝君)

今回出しました整備計画指針からいきますと、52で58%、55になったら61%になります。

8番(畑中由喜子君)

百歩譲るか何歩譲るかはちょっとあれなんですけれども、充足率というものを、そうするとどう考えるかということになるかと思います。消防隊員の働き方、そしてそれはひいては葉山町民の安心・安全のまちになるかどうかということにおいて、やはり消防職員の充足率というのは非常に大切なことだと思います。今伺ったところ、52人体制になったときに58%で、55人になったときに61%ということですので、まだまだ100に近づくには遠い数字かなと思うんですが、その辺のことを考えれば、3人、同じ体制を組めるといっても充足率を高めていくという意味からいけば、58人の増員計画のままで進めるというのは普通に考えれば充足率を高めることになりますから、組み直しが大変とかというお話がありましたけれども、いかがなんでしょうか。充足率の点から。

消防長(高梨勝君)

目標に対する充足率はそういう考え方もあるかもしれませんが、実際働いている者については今、現有ある車両でいかにどう効率よく動いて、その災害や何かに向かっていくかということを考えています。そういったところ、とにかく現有勢力でやる場合には55名体制が理想だと思って我々はやっております。そういった形で、61%がどうかというより、61%の55名であれば、我々の今現有の車両であれば、かなりの力になるというふうには考えております。100とは言えないですが、ほぼ今の運用の仕方でしたら満点に近づいてこれるのかなというふうには思っております。

8番(畑中由喜子君)

では伺いますが、残業の時間数あるいは本来ならば反対番で休んでいるときに呼び出されるとかということは、もうないと、そういうことは起こらないんだと。消防職員はそういうきつい体制のもとで働かなければならないという、そういう状況は解消されるということをおっしゃっているんでしょうか。

消防長(高梨勝君)

まず、災害が起こったことというのは除いていただいて話してよろしいでしょうか。災害が起きたときには全員体制で出ますから、そういうものはないんですが、通常今までで言ってる残業代のことでありますと、おかげさまで私が来てから47から49にしたときに消防吏員を事務から1人おろしまして、まず体制として1隊1名ふえました。この27年に指令員を1名、隊におろせたので、2名増員になりました。そこから今までみたいな足りる足りないじゃなく、うまく運用できてますので、その辺のほうの今までみたいな時間外、無理な労働、そういった部分については軽減がされています。ただ、我々が3隊で行っているということは、災害が長引いたときには必ずもう1隊は出るということで3隊組んでいます。2交替の場合については、その大きな中で行っていくんですが、3隊のよさというのは、大きな災害、長引いたときに必ず1隊は休めるという形で行っていますので、災害が起きたときにはその残業じゃなく、全力で挙げて力の残した者を残しながらうまく運用していくという形をとってます。そういったところから災害は除いていけば、残業なり重労働なところは、前の47名体制よりはるかに軽減されております。

8番(畑中由喜子君)

それは47名体制のときに比べれば、ずっと軽減されているだろうなというのはわかります。でも、これはもう消防長と私、全く意見が相入れないので、このまま平行線になってしまうとは思いますけれども、あくまでもやはり国の基準というものがある中で、充足率は高めていくべきものであり、それは消防職員にとっても働きやすい職場の実現ということにつながる。消防の中での事故を軽減するということにもつながるというふうに思っておりますので、これは意見になってしまうかもしれませんけれども、やはり充足率を高めるという方向にもっていかないということには、これはちょっと納得がいきません。いかがでしょうね。

議長(近藤昇一君)

答弁求めますか。

町長(山梨崇仁君)

現在、議案第36号の議論でございますので、ここに将来的なという話は不適切かもしれませんけども、今のお話は、今回増員計画の中では順調に推移する条例提案でございます。その上で、畑中議員の御指摘は、55名体制ができ上がった計画後のことについて今、御議論いただいていると思うんですが。そもそも国の充足率がどうかという議論ももちろん大切かもしれませんけれども、基本的には現場を預かる消防署隊員の部隊のほうのですね、一人ひとりの活動の状況や、そこに対する本当の労働環境というものをどう改善していくかということ。実際にその結果、葉山町の町民の安全・安心が守れるものだと思っておりますから、また55名体制ができ上がった暁にですね、現場のほうとしっかり議論をして、より高度な救助技術、救急技術、そして消火の際の迅速な行動ができるかということを議論しなければいけないんじゃないかというふうに思っております。
なお、昨今、葉山町でも常備消防の増強しておりますけども、同時に忘れてはならないのは、非常備消防である消防団や女性防火防災クラブ、地域の防災訓練の活動のことがあっての葉山町の安全でございますので、常備消防にお金をかけて人員をふやすことももちろん大事なのかもしれませんけれども、そういった地域の方々の力をそちらにお金をかけたり、いろんな資機材を用意していくことも大切なことなんじゃないかというふうには考えております。

8番(畑中由喜子君)

町長のお話を伺っておりまして、確かにこの議案からはちょっと派生的な部分のお話になっておりますので、また改めて55人体制ということに関しては別の場面で何らかの議論ができればというふうに思っております。以上です。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論ありませんか。
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第36号葉山町職員定数条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第13「議案第37号葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第37号につきまして御説明を申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますように、厚生年金保険法等が改正され、共済年金が厚生年金に一元化されたことに伴い、改正を提案させていただくものでございます。
地方公務員災害補償法第69条の規定により、地方公共団体は職員以外の地方公務員のうち法律により補償の制度が定められていないものに対する補償の制度を条例で定めなければならず、かつ当該補償の制度は法律で定める補償の制度と均衡を失したものではならないとされております。葉山町議会その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例は、同法の規定に基づき制定されたものでありますので、このたびの地方公務員の年金一元化に合わせて所要の改正を行うものであります。
改正の内容といたしましては、お配りしてあります条例の概要のとおりでございますが、附則第5条に規定する他の法令による給付との調整について、共済組合の組合員であった者に対する年金たる補償及び休業補償の額を算定する際に調整を図る規定を改めるものでございます。
附則につきましては、施行期日を公布の日から、適用日を平成27年10月1日からとし、必要な経過措置を規定するものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第37号葉山町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第14「議案第38号財産の無償貸付けについて」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

それでは、議案第38号財産の無償貸付けについて御説明申し上げます。
本議案は、提案理由にもありますように、町の商工業及び農水産業の振興を推進し、また地域の活性化を図るため、葉山町商工会に土地を無償で貸し付けることについて、地方自治法第96条第1項第6号の規定により提案するものでございます。
目的は、商工会と町で推進してまいりました葉山南郷地区活性化事業共同店舗用地として、葉山町堀内1883番地の3、葉山町商工会に貸し付けをするものでございます。
貸し付けの土地につきましては、議案資料の位置図でお示しをさせていただいております旧第2汚水処理場跡地で、イトーピア団地からおりてまいります町道と県道311号線の交差点、南郷歩道橋の北側に位置します葉山町長柄字松久保1583番の17の雑種地、面積1,049.65平米でございます。貸し付けの期間は契約の日から30年間とさせていただいております。
以上で簡単ではございますが、提案説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本件については去る11月19日に開催されました議会運営委員会におきまして、総務建設常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。
ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第38号については、総務建設常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第38号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。

議長(近藤昇一君)

日程第15「議案第39号指定管理者の指定について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

それでは、議案第39号指定管理者の指定について御説明申し上げます。
本議案につきましては、提案理由にもありますとおり、集会所の指定管理を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により提案させていただくものでございます。施設の名称及び当該施設の指定管理者は、別紙のとおり町内11カ所の集会所について、記載のとおりそれぞれ指定させていただくものでございます。
今回の提案は、平成22年第4回定例会におきまして議決をいただきました指定管理者の指定期間が平成28年3月末で満了することに伴い、葉山町集会所条例第9条第2項の規定に基づき、現指定管理者より提出された申請書等の書類及び実績等を考慮し、改めて指定管理者を選定するものであります。選定した指定管理者は全て集会所が位置する町内会・自治会であり、地域の状況を把握していること、集会所の運営に精通していること、また指定期間中の運営状況等も良好であることなどから、地域活動の拠点施設である集会所を地域特性を踏まえた適切な運営を行っていくことが可能であると考え、提案させていただくものでございます。なお、指定期間といたしましては、平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年間を予定しております。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

6番(山田由美君)

町ではこれらの町内会の運営状況について、例えば年間のバランスシートのようなものを提出してもらって、それを吟味していらっしゃいますでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

町内会の運営状況につきましては、今、山田議員言われた部分のバランスシート的な部分、私どものほうではそこまでの管理はさせていただいておりませんが、この集会所条例で申し上げると、この部分の運営に当たる実績報告書並びに実施計画書、そういったものをいただく中でですね、運営の部分については把握しているところでございます。また、町からも町内会宛てにですね、これとは別に補助金等々行っております。それについても実績報告書並びに申請書等々で確認をさせていただいているところでございます。

6番(山田由美君)

私は葉桜に住んでいますので、葉桜自治会の年間の財政内容の発表したものしか見ておりませんが、ほかの自治体…ごめんなさい、ほかの町内会でどの程度詳しいその報告書のようなものをつくっているのか。それに…その内容、年間何に幾ら使っていて、年間の収支はどうなっている、黒字決算とか赤字になっているとか、財政的な部分をどこまで把握していらっしゃるのでしょうか。その実績報告書ですか、それには金銭面の細かい決済みたいなものはどの程度載っているのでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

こちらの部分についてはですね、以前実績報告書ですとか申請書、書類というか、様式の部分についてもばらつきがあるということで、議会のほうからもですね、御指摘をいただく中で、統一様式のもとでですね、歳入ですとか歳出、そういった内容につきましても共通的な費目扱いということで、各町内会のほうからですね、御報告をいただく中で精査を…私どものほうは内容について把握しているところでございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに御質疑…。

2番(金崎ひさ君)

11の会館のうち民間から借り入れをしているのは長柄下会館だけだと思うんですけれども、その借り入れ期間と、それから指定管理の期間が合致しているのかどうか伺います。

政策財政部部長(小山誠君)

今確認をしましたところ、指定管理とですね、賃貸借というか、契約を結んでいる期間とは差異がございます。

2番(金崎ひさ君)

そうすると、差異が出ているのはどういうふうな処置をすればよろしいんでしょうか。例えば長柄下会館が短いですよね。短ければその引き続き借り入れをするのかどうかということもあるでしょうし、指定管理を5年間というふうに指定をして、ここで議決を…まとめてしてしまうと、何か問題が起きるのではないかなという気がちょっとしたんですけれども、そのあたりはどういうふうに考えればよろしいでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

議員おっしゃるとおり、指摘のとおりですね、たしか集会所として賃貸借契約というか、債務負担行為を起こして3年間だったと記憶しております。それとこの指定管理の指定期間、その部分との5年間と、昨年債務負担行為やってますので、そういった部分では十分精査できてないのは御指摘のとおりでございます。そういった中でもですね、今後の部分について、下山口会館につきまして…あ、失礼いたしました。長柄下会館につきましては、今後継続して借り受けていくのかどうなのか、そこら辺もですね、再三私ども内部でもですね、検討して、地権者とも協議しているところでございますけれども、今後はっきりしたことは言えませんけれども、例えば例として、その地区にですね、空き家等があってですね、町のほうでそこを町内会館として使用できるというような動きがあればですね、その部分については変更してですね、対応は図らせていただきたいなというふうに思っております。

2番(金崎ひさ君)

長柄下会館に関しては、議会からもいろいろと御指摘をされていると思うんですけれども、そういうふうに一括でこういう議案が出て、了承して、そして長柄下会館について、残す3年、指定管理の残す3年を場所を変えましたとか、そういうことがもしある場合に、そういう処置、処理というのは、どういう形でやるのかなというのがとても心配だったんですけれども、それは可能だということですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今回この部分について御提案しているのは、今、既存の部分の会館を使ったことを想定してのですね、指定管理のほうの指定をお願いしているところでございまして、もしそういった動きがですね、もしこの場所ではなくということであれば、再度ですね、この部分についてのですね、議案提案をさせていただく中で御審議をいただきたいというふうに考えております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第39号指定管理者の指定については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立13名全員であります。よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第16「議案第40号指定管理者の指定について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

福祉部部長(仲野美幸君)

議案第40号葉山町通所介護施設の指定管理の指定について御説明申し上げます。
本議案につきましては、提案理由にもございますように、葉山町通所介護施設の指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6号の規定により提案させていただくものでございます。
指定管理者の名称は、社会福祉法人日本医療伝道会。主たる事務所の所在地は横須賀市小矢部2丁目23番地1号。指定期間は平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年間とさせていただくものでございます。
指定管理者の選定いたしました経過につきましては、参考資料の経過書にもございますとおり、葉山町通所介護施設条例第10条第2項の規定に基づき、現指定管理者から町長の指定する日までに申請書及び書類が提出されましたので、葉山町通所介護施設条例第10条第2項の規定の基準を審査した結果、基準を満たしているとともに、参考資料のとおり3点において良好な運営がされていることが認められましたので、現指定管理者を引き続き指定管理者とする提案をさせていただきました。
なお、資料の社会福祉法人日本医療伝道会の概要につきましては、御参照いただければと存じます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

4番(飯山直樹君)

通所介護の施設ということで、通常であれば神奈川県の認可、指定基準という形だと思うんですが、この場合は神奈川県で受けた認可とプラスして葉山町でも指定をしているという形になるんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

介護施設としましては県が認定をしておりますけれども、そこの運営をしていただくのを葉山町としては今の衣笠の医療法人伝道会に指定管理して、そこで運営していただくということでございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に御質疑ございます…。

7番(窪田美樹君)

通所介護の経過書の中に、利用者の方にアンケートの満足度等において良好な回答を得られているということなんですが、全てが何ていうんですか、満足度100%の中ではないと思うんですが、そういった中での改善に向けたような動き、困ったことがあるというようなことがある中で、改善に向けるような動きとか、そういったもの、内容も把握され…町として把握されているんでしょうか。それとも満足度100%の事業所なのか。内容はどんな感じなんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

利用者の方に行いましたアンケートにつきましては、質問事項が満足しているか、デイサービスの満足しているかということでございますけれども、送迎について満足しているだとか、あとは居心地はどうであるか、また中は…お食事についてはどうであるかと、細かく具体的に質問をさせていただきまして、そのうち満足されている、まあまあ満足されているという方がおよそ全体の8割5分から9割ぐらいがそういうお答えをいただいているところでございます。

7番(窪田美樹君)

8割以上の方が満足ということなんですが、そうなると現状を維持していくということにとどまるのか、さらに満足度を上げるために努力している事業所と判断しているのか。町としてはこの事業所をどのように判断、現状維持を行っているのか。どういうふうな評価をされているんでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

現状でありましても、8割とかの方が…8割、9割近い方が満足していただいている状況を把握いたしましたが、やはり1割、また1割5分の方は、厳しい御意見はございませんでしたが、まあまあ満足しているとか、具体的にここをどうということはないんですけれども、事業者に対しては全ての方に満足していただいけるような運営をしていただきたいということはお願いしてまいりたいと思います。

7番(窪田美樹君)

まいりたいということは、これから先、契約を交わすんだと思うんですが、そのときにそういうようなコメントですか、もっと頑張る…もう少し頑張るというんでか、何ていう言い方が正しい、わからないですが、現状ただ判こを押すだけではなく、町としての要望も加えた上での契約を交わすというようなことでよろしいでしょうか。

福祉部部長(仲野美幸君)

今回お認めいただければ、協定書を結ばせていただきますと思いますので、その中で、ちょっと具体的に今どういう文章ということは申し上げられませんけれども、意思が伝えられるように工夫していってまいりたいと思います。

議長(近藤昇一君)

ほかにございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第40号指定管理者の指定については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立13名全員であります。よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第17「議案第41号指定管理者の指定について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

都市経済部部長(吉田仁君)

議案第41号指定管理者の指定について御説明申し上げます。
本議案につきましては、平成23年度から指定管理者を行っております葉山町朝市、農産物加工施設の指定管理期間が本年をもって終了するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により提案させていただくものです。
指定期間につきましては、平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年間とさせていただいております。
この指定管理者の選定経緯につきましては、葉山町朝市、農産物加工施設条例第7条第2項の規定に定めておりますとおり、指定管理者、よこすか葉山農業協同組合を指定することができることとなっております。したがいまして、現在までの指定管理業務の執行状況を各年度の実績報告書などで確認し、良好な執行をしております当該団体を指定管理者として提案させていただくものです。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
ございませんか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論ありませんか。
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第41号指定管理者の指定については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立13名の全員であります。よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第18「議案第42号指定管理者の指定について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

都市経済部部長(吉田仁君)

議案第42号指定管理者の指定について御説明申し上げます。
本議案につきましては、平成23年度から指定管理者を行っております真名瀬漁港甲種漁港施設の指定管理期間が本年をもって終了するため、地方自治法244条の2第6項の規定により提案させていただくものです。
指定期間につきましては、平成28年4月1日から平成33年3月31日までの5年間とさせていただいております。
この指定管理者の選定経緯につきましては、葉山町真名瀬漁港管理条例第21条第2項に定めておりますとおり、指定管理者、葉山町漁業協同組合を指定することができることとなっております。したがいまして、現在までの指定管理業務の執行状況を各年度の実績報告書などで確認し、良好な執行をしております当該団体を指定管理者として提案させていただくものです。
以上、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

11番(伊東圭介君)

すいません。この真名瀬漁港だけの話ではないんですが、指定管理者を選定するに当たって、今後の話としてですけれども、例えば第三者機関といいますかね、評価委員会とか選考委員会とか、そういったものを今後設けていくというような考えはございませんか。

都市経済部部長(吉田仁君)

漁港に限って、私の知る範囲の話をさせていただきますが、県内でやはり指定管理者、ほとんどやってございますけども、ほとんどが漁業協同組合。ただ、その選定までの経緯はいろいろございますので、参考にさせていただきたいと、御意見を伺って参考とさせていただきたいと思います。

11番(伊東圭介君)

漁港の話だけじゃなく、指定管理者全ての話ですけども、指定管理者始まって多分3回目の指定になるんですかね。制度の運営が始まって。もうそろそろ第三者機関というんですかね、外部の人にしっかり評価をしてもらう中で、指定管理者を選定していく必要があるんではないかなという考え方を持っています。確かに葉山町の現状を見ると、なかなかそこに参入してくる業者さんも、団体もいないというケースもあるとは思うんですが、やはりそれであってもやはり総合…何ていうんですかね、評価点方式というんですか、合格ラインをつくってという、そういったものを第三者で、その1社、1団体であってもやるべきだと思いますし、例えば2団体以上あれば、やっぱりプロポーザル方式というんですかね、そういったことも含めて、やはり今後はやっていく必要があるんだというふうに思いますけど、町長いかがでしょう。

町長(山梨崇仁君)

指定管理として、はばたき作業所につきましてはプロポーザル方式とりまして、指定管理を定めることができました。今回、恐らくということで1社の話になっておりますけれども、入札のほうもですね、いろんな方法で入札を行われておりますから、こういったことも競争がたとえなくてもですね、一定の緊張感を持って契約を交わすことが必要だと思います。十分、貴重な意見として今後の改善策として承ってまいりたいと思います。

11番(伊東圭介君)

今後考えていただければと思います。やはり長くなるとですね、昔の委託管理の時代から何にも変わってないじゃないかというような御指摘も受ける部分があると思いますので、その委託管理と指定管理者、明らかに違うんだというところを明確にするために、お互いにやはり町側も指定管理者側も緊張感を持った関係であるというのは必要だと思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。以上です。

6番(山田由美君)

漁業に関して知識がないので、的外れだったら申しわけないんですが、聞くところによると葉山町で専業の漁師さんとしてやっていらっしゃる方はほんの片手の指で数えるぐらいで、大多数が兼業だったり、あるいは釣り船主体だったりして、本当に漁業そのものに専従していらっしゃる方は少ないと聞いておりますが、後継ぎの状況はどうなのでしょうか。新たに参入していらっしゃる方はどのくらいいらっしゃるのか、この漁協自体がどのくらい持続可能なものなのかどうか。すいません、ざっとでいいですので、漁協の現状を教えていただけませんか。

都市経済部部長(吉田仁君)

専業の漁業者が何名とかですね、そういうところは私ども把握しておりません。今、数字持っておりません。申しわけありません。

議長(近藤昇一君)

後ほど下へ行けば教えていただけますよね。

都市経済部部長(吉田仁君)

少し時間をいただいて、漁業協同組合に問い合わせてみます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに御質疑ございませんか。なければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論ありませんか。
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第42号指定管理者の指定については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立13名全員であります。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第19「一般質問」を行います。
第1番、10番待寺真司議員の一般質問を行います。待寺真司議員、質問者席にお着き願います。

10番(待寺真司君)

10番待寺真司です。ただいま議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。
町長、いよいよ4年間、1期目の任期最後の定例会ということで、選挙前、最後の一般質問のやりとりとなります。珍しく1番のくじを引いたということでですね、私が珍しくそういうのを引くと、何時から始まるのかわからないようなですね、状況にきょうはなってしまったわけですけれども、1時間という持ち時間でございますので、この4年間、山梨町政1期目を振り返る中でですね、特に3番目の選挙公約については、他の同僚議員からもいろいろとありますけれども、やはり総括が必要だというふうに思いますので、町長の考えをきょうは60分間聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、まず1点目なんですけれども、中学校給食について取り上げさせていただきました。この課題も多くの議員がこの後質問に入られるということでございますけれども、まず、平成21年の9月からですね、第1回葉山町立中学校給食職員検討委員会というのが立ち上がって、中学校給食についてどうしていこうかと、いろいろな場面もあって随分長くですね、さまざまな会をつくったりしながら、現地視察なども行いながら、検討、調査をしてまいりました。そして、いよいよですね、最終報告ということで形にする段階においてですね、ちょっとその情報の出し方の問題というところもあったのかと思いますけれども、そういった部分でですね、これまで非常に積み重ねてこられた議論がですね、一旦、ちょっとどうなのかなという部分が大きな声として上がってきてしまっているような今状況だというふうに私は認識をしております。
私自身は、中学校給食の早期実現を望んでいた一人としてはですね、大変これからの進め方、しっかりとやっていただかないと、せっかくやる方向でね、行った話にブレーキがかかるということがあってはいけないと思いますので、1項目目の質問に取り上げさせていただきました。
状況等は既に皆さん御承知のとおりでございますので、今後進めていくに当たりですね、さまざまな課題が浮き上がってきております。議会としても町民の皆様の意見を伺うということで、去る11月16日に開催したところ、2カ所で開催したところ、40名近くのですね、方に参加いただいてさまざまな意見をいただきました。そのいただいた内容については、先般、議会広報常任委員会委員長と町長、教育長のほうに手渡していただいたところでございます。その中でもいろいろな課題が書いてあったと思います。これからそれをクリアしていくために、どのように取り組んでいくのかをまず伺います。
2点目は、職員給与過払い事案について伺います。この質問事項ですけれども、本来であれば町からのこの経過報告ですね、調査報告がこの定例会前あるいは一般質問の原稿を提出する前、一般質問の通告をする前にですね、出ていれば恐らくこのような質問は設けなくても済んだのかなというふうには思っておりますけれども、現段階において出ておりません。この問題については、もちろん町の内部調査ということもございますけれども、議会のほうでは、現在百条委員会においてさまざまな参考人招致までしての調査が行われて、またもう一つ監査委員会のほうでも今調査が行われて報告をまとめられるというような形になっております。
そこで、伺いたいポイントは、今3つのさまざまなところでこの調査が行われております。それぞれのところにおいて、その調査のポイントとか、そういったものがずれていてはいけないなと思っておりますので、改めてこの場でですね、町長は内部調査のリーダーだというふうに私は思っておりますので、町長におかれては、この内部調査におけるポイントをどう捉えているのか。そしてその調査報告が出た後ですね、その後の対応について、町長としてどのような方針でいくのか、その辺について伺いたいと思います。
3点目は、選挙公約についてでございます。これは、前回の町長選挙において山梨たかひとマニフェストとして冊子が出ております。これは、1期4年間で町長が町民と選挙という、民主主義の一番大事な根幹をなすこの選挙という場においてですね、町民の皆様に公約したものでございます。これについては、多くのこういったマニフェスト型の選挙を戦っている首長さんは、例えば、2年間、半期が、任期の半分が過ぎたあたりでその進捗状況、できていること、できていないこと、自己評点や、あるいは第三者評価に委ねるなどして、さまざまな取り組みがされております。今回、山梨町長は、今4年目の終りを迎えるに当たって、私自身は、まだこのマニフェストに対する町長の総括的な部分を直接伺ってもおりませんし、そういったチラシを拝見したことも今のところないというふうに思っております。町長はやられているということであれば、改めて答弁のときにお答えいただきたいんですけれども、やはり一旦ですね、1期4年間、総括をして、次に向けてはどういう方針でいくんだということを、やはり有権者である町民の皆様や、あるいは我々有権者の代表である議会に示すことが、やはり現職の大変大切な一つの行動だと思っております。ですので、改めましてここで伺います。前回の町長選挙において、みずから掲げた選挙公約の総括についてお聞かせください。
以上で1回目の質問を終わります。御答弁、よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

待寺議員御質問の、所管する2項目目から御答弁をさせていただきます。
2項目目、職員給与過払い事案について、内部調査のポイントと調査報告後の対応について伺うとのお尋ねでございますが、報告書につきましては、現在、担当課において作成中ですが、まとまり次第、速やかに提出する旨、伝えているところです。お尋ねの内部調査のポイントにつきましては、当時の関係書類の一部が不存在な点、また、幹部や職員の判断、処理等の見解が適切だったのかなどが問題だと認識をしております。また、調査報告後の対応としましては、事実関係に基づき、しかるべく対処が必須であると考えており、鋭意対応を行ってまいります。
3項目目、選挙公約について。前回の町長選挙においてみずから掲げた選挙公約の総括について伺うとの御質問でございますが、町長選挙におきまして、町民の皆様にお約束した公約につきまして、私自身の公約の達成度についての評価といたしましては、各項目において、程度の違いこそありますが、全体を通じて6割から7割程度と認識をしております。しかし、中には達成できなかった項目で、議論を起こしたものの結論を得ていないケースもあります。例えば、町有地の利活用などにつきましては、短絡的に今のニーズだけを受けて推進する箱もの行政ではなく、将来のニーズや他の公共施設全体の老朽ぐあいとのバランスなど、公共施設総合管理計画にのっとった中で、例えば旧役場跡地や木ノ下防災広場などを含めて今後のあり方を多くの町民の皆様と議論し、結論を出していくべきものと深く認識をしました。したがいまして、これまでのおかしいを直すことから、葉山町の彩りを議論するポジティブなフェーズにシフトするための人との信頼あるつながり、財政力の強化に努める基礎固めの4年間だったと認識をしております。
以上で私からの1回目の答弁を終わります。

教育長(返町和久君)

待寺真司議員の御質問にお答えいたします。中学校給食について、さまざまな課題をクリアするための今後の取り組みについて伺うとのお尋ねですが、現在、葉山町立中学校給食推進委員会報告書(案)を、内容的には大幅な変更はないものの、分担や文言を整理した形で報告書として取りまとめ、町長及び教育委員会に提出したところでございます。この報告書には、時間的な理由により保護者や教職員の意見等が反映されておりません。したがいまして、今後は推進委員会ではなく教育委員会の所管として進めてまいりたいと考えておりますが、保護者や教職員などとの説明会を含めた話し合いの場を設けるか、また、具体的なアレルギー対応、献立、候補地などの諸課題をクリアするため、何らかの新しい組織を編成するか、既存の学校給食会を活用するかなど、今後の方針を検討しているところでございます。以上でございます。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

10番(待寺真司君)

御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問を行いたいと思います。
まず、町長、おかしいを直すところから、何かポジティブなフェーズへと云々というような総括の中でお言葉がありましたけれども、私が取り上げた今回の1、2番は、そのおかしいが直ってないところを取り上げたつもりで、おかしいが直ってないんじゃないかなというふうに思っております。1番の中学校給食にいては、協働のまちづくりを進めるというような形で第四次総合計画においても随分そこの部分が濃く、色濃く出た計画になっていたと。それは思いとしてはあるんですが、じゃあ今回この中学校給食の進め方については、それまで教育委員会の職員や、あるいは父兄、保護者、PTA、先生方などを交えた拡大検討委員会などが出してきた報告、結論を、職員の検討委員会の中の検討課題を上げていく中で、そういったところに一切情報が余り出ない中で中間報告がなされ、そして職員の検討、職員だけの検討委員会としての報告がまとまったというような中になってきてまして、これについては、これまでの委員会の中でも、協働と言っている割には全然皆さんの声が届いてない、聞けてないじゃないかというような議論があったところでございます。ですから、今後、教育委員会の所管になるというような形の中で、ここが一番大事だというふうに思っておりますので、そこはぜひ改めてですね、その協働とは何ぞやというのをしっかりと教育委員会のほうでも認識する中で進めていっていただきたいというふうに思っております。
それで、今、御答弁の中で、その文体や何かを少し直して報告書が出たということなんですけれども、町長・教育長に出たということなんですが、何で議会に出ないんですかね。委員会の中では、案ということで各委員に1人ずつ、案の段階ですけど、出していただいていたわけですよ。それで、所管事務調査でずっとやりますよという話は伝えていたつもりです、委員長として。きょうの答弁では、いきなり報告書が出たと言われても、報告書、私、目通してないですよ。何で町長・教育長に出すときに、議長宛てに1部参考送付ができないのか。この辺がやっぱり本当に協働で議会とも一緒になってやろうかなという気持ちが、何か私自身はそがれちゃうような気がするんですよね。この辺、教育委員会として、そこまで思いが、まあ、教育長に出されたということですから職員の検討委員会ですよね。職員の検討委員会のメンバーの中で、町長・教育長に出すときには、参考送付で議長宛てに出そうよと、こういうようなことというのはないんですかね。どうなんでしょう、その、誰がそこの検討委員会のトップを張ってるかということは、ちょっとこの中で見る限りは、一番最初に書いてあるのが教育部長になっておるんですけれども、よろしいですか。そういった形で報告が欲しかったなというふうに思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

大変申しわけなかったと思うんです。別に隠しているわけではないのですけれども、11月の18日の段階で一応「案」をとりまして、繰り返しになりますけれども、文体とかを整理した形で、内容はほとんど変わっておりませんで、上山口小学校の跡地のところを最適地って書いてあったところを候補地に修正させていただいたり、そういった形で一応推進委員会の委員長の名前で教育委員会、教育委員会から町長というような流れで提出させていただきまして、その段階では、議会にどのようにその報告書を提出するかというところまでは、その段階ではちょっと考えが及んでいなかったというところでございます。申しわけなかったと思っております。

10番(待寺真司君)

11月16日…ごめんなさい、18日。

議長(近藤昇一君)

18です。

10番(待寺真司君)

18、はい。わかりました。議会では、この学校給食について10月の24日に…さっき私は11月16日って言っちゃったかな。10月の24日にこういったものを開催する中でですね、そのね、いろいろとこの案もいただいた中で、いろんな意見が出てたわけです。18日にそういったものが出たのであれば、もう、すぐ議会本会議はきょう27日から始まるわけです。その前にですね、こう読んでおいていただく、見てもらっておく、そうすれば、この後、多くの議員さんが中学校給食、学校給食について取り上げられてます。やっぱりそういう準備もね、議員さんもできるわけですよ。より実りある議論がこの場でできるわけですから、やはりその辺はね、ぜひ議長のほうからもですね、一言言っておいていただけると大変委員長としても助かりますので、よろしくお願いをいたします。
それで、今ちょうどですね、私はポイントと一番捉えている点がちょうど出たところでございます。上山口小学校が最適地から候補地に変わったと、これは格下げととっていいのかどうかよくわからないんですけれども。その、この候補地としている上山口小学校旧校舎の跡地については、非常に多くの課題が山積されているというふうに認識をしております。この意見を伺う会でも多くの保護者や、あるいは先生の方からもいろいろなお話が出ました。あれだけの狭隘道路、しかも時間一通であったり、また、あそこの上山口小学校に曲がっていくちょうどT字路の交差点は非常に狭くてですね、これ、2トンのロングでも本当にぎりぎりに回れるような、そんなような状況の地形である、道路状況であるというふうに私は認識をしております。恐らく検討委員会の皆様もそういう認識を持っていただいていると思うんですね。ですから、今回の中間報告の中では最適地ということで、それがまたプレス発表もされてしまったということで多くの議論が巻き起こっているところでございます。
まず1点、その敷地面積についても、私は大きな、ちょっと無理ではないかなと思えるぐらいなことがございます。実は先般、教育民生常任委員会の行政視察においてですね、滋賀県の愛荘町というところの給食センターを視察に行ってまいりました。そのときのお話は、先般の学校給食についての報告書を持って行ったときにも少し触れさせていただいたわけでございますけれども、愛荘町は、現在約2,800食を町内の小・中学校、幼稚園全てに給食センターから配送をされております。その敷地面積なんですけれども、7,500平米で延べ床面積が3,100平米ぐらいあるわけです。ところが2階は、全部総2階になってないので、1階の吹き抜けの部分が結構ありますから、恐らく1階の延べ床面積が2,000平米ぐらいあろうかというような状況ではないかと推察できております。しからば、上山口小学校の敷地、これは2,600平米ぐらいしかないとこの報告書にもあるわけですから。約2,800食というと、葉山が目指している食数とほぼ同一ですよね。それだけの施設整備、もちろん土地に余裕があるからそれだけ工場内も、給食センター内も広くとっているんだということもあろうかと思いますが、その視察の中で伺ったときは、やはり繁忙時は、調理に従事している人と、できたものを運んだりする人が、相当幅がないとぶつかってしまって危険だと、だからこれぐらい余裕を見ていても不安はありますと、それぐらい余裕を持ったつくりになってます。それから、また葉山町が導入しようとしているこのHACCPにのっとると、搬入口か、あるいは洗浄口とか、そういったものを分ける必要がある。そうするとトラックが両側から、建物の両側から入るようなどうしても構造になるわけです。それはこの中にも出てます。ですから、そうなると、トラックがそれだけつけるためのプラットホームの敷地なども含めると、とてもとても2,600平米では2,800食、同じような同規模な施設ということであれば、あれを視察した多くの同僚議員の皆様は、これは厳しいねという感想を持ったのが正直なところだというふうに思っております。
その辺のその敷地上の問題、上山口小学校旧校舎を使うときの敷地上の問題については、職員検討委員会の中ではどのような話し合いがなされて、今回、最適地から候補地というふうに変わったんですが、あくまでもまだ一つの候補地にあるというふうに思います。私は、もう候補地自体をとり下げるべきだというふうに思っておりますけれども、その辺はどのように話し合いをされてたんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

報告書にもありますように、二宮町や大井町を参考に検討会の中では考えてきました。同じ二宮でも大井町でも2,500から2,600食で、1,068平米、1,419平米ぐらいの規模で見てきまして、ちょっとその愛荘町さんのほうを実際に見ておりませんですが、一応これをベースにですね、現在の2,600平米規模で、汚染区域と非汚染区域で出入り口を一方通行で分けた場合のこの他市の状況を見て何とかなるのかなと。図面上…図面がないので、まだ、現段階でないので、あくまでこういう他市の状況を判断する中で建てられるのではないかという判断でございます。

10番(待寺真司君)

こちらに、資料の中では、今、部長からありました二宮町と大井町とい、両方見るとこのぐらいの平米数になっておりますけれども、上山口のところは、建ぺい率が50ということであれば、建物の面積が最大で1,300平米、1階部分、ということになろうかと思いますけれども、その、さらにね、愛荘町の中で我々が伺ったことは、そのプラットホームにトラックが入ってくる場合の安全確保であったりとか、あとは、働く人がやっぱりどうしても20名以上に当然なりますよね、2,800食ぐらいつくると。そういう方、従事される、栄養士さんなんかもそうなんでしょうけども、方の駐車場なども含めて、やはり敷地には相当余裕を持ってですね、建てないと、非常にさまざまな面でトラブルが起きるんじゃないかという懸念を持っております。その町有地という中でですね、この候補地にしていいというようなところがないという状況も一方では理解するところはあるんですけれども、やはりさまざまな状況を考える中で、私は、上山口の旧校舎跡地というのは、非常にこれから進めていく中でも大きな大きな何か問題点が出てくるというようなところもございますので、ぜひその検討委員会の中で候補地の一つとして挙げたということであれば、さらに別な候補地のね、検討などもこれから進めていっていただきたいというふうに思いますけれども、そんな形で再検討というかですね、候補地ももう少し当たってみるというような形で教育委員会の中で動いていっていただけますでしょうか。いかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

推進委員会を開く中、行う中では、旧役場跡地なんかの話も出てました。工場である、市街化調整区域であるとかという条件が判明してきたので、現在、上山口という場所を候補地とさせてもらってます。とにかく今現在ここしか、報告書をつくる段階ではそこしか思い当たるところがなかったので、そこを候補地として挙げておりますけれども、教育委員会の中で、実際にその土地のその別の候補地というのを選定するのがどこまでできるのか。しないと言っているわけではないんですけども、どこまでやれるのかなというところは今この場ではっきりちょっと申し上げられないんですけども、ちょっと、何ていうんですかね、判断を超えている部分ももしかして出てくるのではないかと、そんなふうには考えます。

10番(待寺真司君)

非常にその、教育委員会の中で結局ほかに思い当たるところがないと言ったら、そこでやるか、それかできないかのどっちかになっちゃうか、あるいは中学校2校だけの分を旧校舎でやるのかとか、いろんな選択肢もあろうかと思いますけれども。私自身は、かねてより言っているように、この小学校4校各校もかなり経年、たってきてて、それから、今のその衛生基準に合致させようすると、相当な面積であったり、あるいは設備であったり、大幅な改築、改装が必要だというように思っております。じゃあその4校をそれぞれをやって、やることと、そのセンターに一元化して中学校もやるということを、経済面とかそれだけで考えるなと言われますけれども、やはり町政を運営する中では、当然皆様の大切な税金を有効に利用するという中では、一つの考え方としては間違っていないと私は思っておりますので。ただ、その場所についての懸念を払拭するだけのものを用意しない限り、このセンター一括方式というのがストップしてしまうという懸念を持っているんですね。
そこで、町長ね、例えば町有地という部分もありますけれども、買い上げるとなるとね、かなり高くつくと思います。先般行った愛荘町においては、非常に平米単価も安く町のほうで手当てができたというような状況も聞いておりますが、町内において、私有地に、あるいは市街化調整区域にある私有地において最適地がないのかどうか、そういったものを調査できるのは、逆に町長部局のほうの担当になろうかと思いますけれども、今こういった形で教育委員会のほうから話がありました。それを受けて、町長としてですね、その候補地についてお考え、あるいは、そういったところにも、センターは大事なんだということで投資をしていくんだということで、土地の取得に向けてもやるんだという、そういった強い意思がおありになるのかどうか、その辺はいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

少しお話を整理して考えなければいけないと思うんですが、そもそもは、例えば横須賀市さんで今話題になっておりますし、逗子市が実際に運用を始めたランチボックスということの検討を一つ選択肢には入れておりました。結果それが完全給食でいこうということで、私も大いにそうあるべきだというふうに考えたところなんですが、実際にその量の面からいくと、中学校2校だけではかなり高額になってしまうということが大きなネックとなりましたし、小学校の老朽の問題などを解決しなければならない。現在新しい給食法にのっとると、かなり安全衛生基準が高くなっているために、補修等を考えると向こう数年、数十年には、いずれにしても現在の小学校の給食施設の運用がまかりいかなくなるだろうということであれば、この期にきれいなものにつくりかえようということが発端でございました。
待寺議員、御指摘でプレス発表をしたとありましたけども、プレス発表はしてございませんで、プレスが皆さんへの議員懇談会の場を傍聴した中で、みずから報道をしたというふうにお考えいただければと思います。プレス発表ではございません。私は記者会見はしてございませんので、発表という言葉がもし使われる機会があればですね、それは違ってございますので申し上げたいと思います。また、御存じのとおり決定したつもりは全くございませんで、あくまで中間報告としていち早く皆様にこの状況をお伝えしたいと、職員側で考えたことをお伝えしたいということから中間報告をしたところ、それが決定した、プレス発表されたというふうに誤解されている状況がありますので、大変残念に思っているところです。
私は誤解されても粛々とあるべきことを進めていかなければいけないと思っておりますので、今のお話のようにですね、待寺議員御指摘の場所の問題もですね、改めて別の候補地を探すことも視野に今いろいろと検討に入ってはございます。ただ、御存じのとおりに平地でなければなりませんし、もし仮に買うとなれば、市街化区域は大変高額になるためにほぼ難しいというふうに考えますと、なかなか町内で考えることも難しいというふうに思っておりまして、場合によっては、町外も含めていろんな可能性をですね、模索をして、また皆様に中間報告しながらこの件は進めてまいりたいというふうに思っております。

10番(待寺真司君)

記者会見はしてないということはよくわかりました。ぜひね、そのときにそのメッセージを発表したほうがよかったですね。誤解を受けてますよ、やっぱり町から出したというふうに。
今のね、町長がそういったことでいろいろ立ちどまって考えるんだということがありますが、中学校給食を待ってる方にとっては、いつだ、いつだということで、ずっとやってきてたわけですよね。それで、今回の計画では、31年というような形でなってるんですけれども、今こういった形で今の町長の御答弁を聞く限り、このスケジュールどおりになかなか進まないのかなというちょっと不安があります。だからそこはぜひねじを巻いてやっていただきたいということと、それから、やはり給食センターをね、つくるに当たっては、まずやっぱり何のためにつくるんだというそのメッセージというかですね、その町が持つメッセージ、町長が持つメッセージ、教育委員会が発するメッセージみたいなのが、やはりその大きな公共施設をつくるときには一番最初にあって、そのメッセージやこの建物に対する考え方などがしっかり理解されれば、すんなり建設に向けた動きというのも入っていけるのかなというふうに思っているところで、結局その、何ていうのかな、中学校給食はやりますよということで教育委員会のほうから出ましたよね。それで職員の検討委員会が開かれた。そして、その席で小学校4校を含めた形のセンター化ということが出てきて、その出てきたときに、その教育委員さん、教育委員さんがいろいろとこの給食について最終的な判断を下した内容が過去の経緯書からも読み取れますけれども、そこのところでは、中学校給食についてはセンター方式でということで報告書があったというふうに認識しております。そこに小学校が交わったことを教育委員の皆様はどの段階で知られたのでしょうか。

教育長(返町和久君)

今明確にそれをお答えすることはできないんですけれども、ちょっと先ほどの町長の経過説明と重なるところもありますけれども、議員懇談会の場で給食推進委員会のほうから中間報告があった時点で、あれは、その段階では教育委員会は詳細な説明を受けてないですね。中間報告と同じものはいただいておりません、あの段階では。ですので、教育委員会が議員懇談会で受けたのと同じレベルで説明を受けて議論したのは、少なくとも議論をしたのは10月21日に臨時会を開いて初めてそこで議論をしました。そこでさまざま意見交換をし、一定の判断といいますか、決定に近いような判断は一切していませんけれども、注文をつけて、それを反映した形の改めて報告書が欲しいんだというようなことをるる伝えたところであります。ですので、その次の段階のものをいただいて、改めて議論をすることになろうというのが教育委員さん方の現状です。
今度は、さかのぼってそれより前、いつの時点でそういうことがわかったのかというとですね、給食推進委員会のほうは、これは御承知のように町部局の関係諸課と教育委員会の関係部課、これの合同職員検討委員会ですから、直接私とか教育委員会がタッチしているわけではありません。ですので、私たちもいわば報告を受ける形でありました。とはいえ、大変難しいというかね、厄介な組織構成だったと思いますけれども、沼田教育部長が推進委員会の座長でもございましたので、そうすると、教育委員会の事務局の部長でもあり、かつその推進委員会の座長でもあるという関係で、もちろん私のほうには、個別的に、今、その時々の推進委員会の検討経過の報告はあります。ですので、教育委員会が中学校給食を完全給食の形で実施したいといういわば意見のようなものを町長に差し上げて、その後、秋口にかけて推進委員会で議論が始まりますね。その段階で…あ、すいません、私、行政的にアマチュアなせいなのかもしれないんですけれども、中学校給食の完全実施に向けての取り組みの中で、小学校のことも一緒に含めて議論をせざるを得ないんだなというようなことについては、そういうその推進委員会の検討結果報告の中で、部分的にではありますけど、私は聞いています。そしてですね、その都度その都度ではありませんけれども、おおむね基本的な考え方といいますか、中間報告案に近いものが見えてきた段階で、教育委員さん方にも、ざっとですけれどもね、概要としてこんなことを考えていると、こんなふうにまとめてあわせて考えていきたいんだというような話は、これは6月の議員懇談会より前のところでいただいています。
ただ、これはあくまでも教育委員会の事務局としてやった仕事ではありませんので、私どもとしては、その段階でくちばしを入れるというようなことに関しては逆に遠慮をさせていただきました。最終報告をいただいてから改めて教育委員として5名で協議をし、それに対してお答えをしようと。ちょうどさかのぼること26年の4月に、中学校給食拡大検討委員会の報告をいただいて、それで初めて議論しましたよね。あれと同じように報告をいただいてから議論しようということで、途中で部分的な情報は入っていますけれども、そのことについての判断はしていません。いつの時点でどれだけ知っていたのかということを明確にできなくて申しわけないんですけれども、個別的な情報としてそういうことをしているということは知っています。ただ、そのことに関して詳細な報告を受けて、こちら側できちんと協議をするというのは、ことしの10月の時点であったというふうにまとめておきたいと思います。以上です。

10番(待寺真司君)

その報告があったかないかが私は課題じゃなくて、今後、先ほど町長が決定ではないと、いろいろな形を町としても考えていくし、今度は教育委員会としてその報告を受けた中で次の取り組みへのステップだというふうに教育長から伺いましたし、先ほどの御答弁の中でも、意見、いろいろな方の意見をね、どこで取り入れていこうかというようなことが最初の答弁でいただいているわけですけれども、それはしっかりやっていただけるというふうに思っておいてよろしいですかね。というのは、今既にもうPTAの、各校のPTAの代表の方とか、あるいは学校、各学校の先生方が意見をまとめるというような状況がこの間の委員会の中でも報告を受けてますけれども、そういったものも当然含めながら、あるいはさらに今回いただいたようなさまざまな意見も取り込みながら、また教育委員会として方向性を打ち出していく、そういうような方向でやっていただけるということでよろしいですか、確認です。

教育長(返町和久君)

第1答弁のところでお話ししましたように、最終報告書は、そういう部局横断的というんですか、そういう構成からして余り小回りがききませんので、そこについては、もう中間報告の文言だけきれいに整理した形で1回とめたいという趣旨ですね。その後どうするかということなんですけども、それ以後に、あるいはその最終報告とかぶる段階で、保護者の方ですとか関係者の御意見とか、あるいは議会で開いていただいた意見を伺う会や何かでさまざまな意見が寄せられるようになりました。そのことについては、やはりきちんとお答えをしていく必要があるだろうとは当然思っています。ですので、この最終報告案で終わりではなくてですね、最終報告案を受け、なおかつそういったさまざまな諸方面からの意見を受け、それから10月21日の教育委員会臨時会の場で教育委員さん方から出されたさまざまな質問があるわけですね。質問や要望があるわけですね。そういったもろもろの、この秋以降に起こってきたさまざまなもろもろの要素を引き受ける形の、改めて教育委員会としてのその基本構想というんでしょうかね、受けとめた案をつくり直す必要があるだろうと思っています。そういったものをたたき台にして、その上でそれがどのように位置づいていくのかということを改めて議論をし、それから、ある程度まとまった案がなければ皆さん方への説明会とかね、お諮りする会も、やっぱり今までの中間報告と同じで不十分なものになってしまいますから、少し進化した段階のものをお目にかけて説明会等々を開いていくのかなというふうに思っています。そういう中で、私も議員と同じように中学校給食、完全給食を実現したいなということを強く思っていますので急ぎたい気持ちはやまやまですけれども、こういう状況でございますので、少し時間をかけながら丁寧にお答えし、説明し、御理解をいただくのがいいかなと。
ごめんなさい、あと一つだけ言わせてください。いろいろ御質問等を見ていく中で、なかなかかみ合ってないなと思うところがあります。御懸念の点はよくわかります。いろいろアレルギーの問題をどうするんだとか、御懸念の点はよくわかるんですけど、一方で何を比較するのかというと、5年後、4年後とか5年後とか、さらにひいては10年後とか、そのときに小・中学校の給食施設やその運営体制がどうなっているかということを見比べていかなければいけませんね。現状の機能をそのまま、まるでそのまま維持されるかのような、そういう想定でもって比較するのは、それはやはり賢明な方針、方向ではないと思いますので、そういう時期に老朽化で、ある意味では大幅な改修なり建てかえの問題が必然化してしまうんだよ、そのことを踏まえ上で、センターがいいのか、自校方式でやれるのかというようなことをきちっと比較をする。そういう説明をするような流れの中で話を進めていければというようなことを考えています。以上です。

10番(待寺真司君)

今、教育長の口からね、先を見越した形というようなお話がありました。私もまさにそのとおりだと思うんですね。それで、視察したところの話になってまた恐縮なんですけれども、この愛荘町というのは、この間もお話ししたとおり、学校給食をつくる施設なんですが、学校給食センターとつけてないんですね、名前を、給食センターとしている。それは、町民全ての食育もそこでやるんだという強いメッセージがあるんですね。例えば、親子クッキング教室であったりとか、一般町民の方が給食を食べられる機会を設けたりとか、そういった形で町全体の施設としてですね、この給食センターというのの活用を図っておられます。ですから、今、教育長が言われたように、5年後、10年後先、もしかしたらお子様が減っていってしまうようなことも一部では想定しなきゃいけないのかもしれないんですけれども、そんなときの対応として、じゃあその施設のあり方をどういうふうにしていくんだということの大きなビジョンを描いて、細部の施設づくりに入っていっていただきたいというふうに思っております。
それで、町長、6月の一般質問で子供食堂の話をしたのは御記憶にあろうかと思いますけれども、これは10月31日付の読売新聞にね、かなり大きく特集で組まれて、やはりこの子供食堂というものの、この、何ていうかな、重要性というのも、これは国も一部認識しているところがあって、全国でそういったひとり親家庭であったりとか、そういった子供たちがゆったりと食事をしたり勉強したりする場所みたいなものに対して、国も一定の支援をしていくんだというような形で、今、社会情勢を踏まえた中でね、そういった動きもありますので、例えばその給食センターにおいても、単純にその学校だけにこだわるんじゃなくて、そういった部分も含めた形でですね、町民みんなが集える場というづくりも一方で検討するとか、そういった何か大きなね、何ていうかな、もっと違ったその次世代に向けてつくる給食センターづくりというのをいま一度ここを考えて、その大きな目的、ビジョンを持ってつくっていっていただきたいというふうに思いますので、これは町長、教育長、双方にお願いをしておきますので、そのような対応をよろしくお願いいたします。
それでは、給食についてはまた多くの議員からも出てますので、次のテーマに移ります。この課題については、現在議会の中でも百条委員会が開かれている中で、非常に職員が来ていただく中でですね、質疑が行われているような状況でございます。ですから、その細かい内容云々については触れるつもりはございませんけれども、この給与の過払いの事案について、町長自身は、先ほど内部調査のポイントで3点ほど挙げられたというふうに思っておりますが。まずは、一部の書類が不存在であるという点、それから、そのときの判断、処理が適切であったかというような3点を挙げておられますけれども、私はこの事案…この事案というか、一つの事案、昇給誤りの件に、これはケース1と言わせてもらいます。この昇給誤りの件のこのケース1については、時期的に非常にこう、何ていうかな、デリケートな時期を経ているわけです。というのは、この昇給誤りの件の発端となったことが起こったのは前町政時代ですね、森町長時代。そして、そこからいろいろな調査が行われていって、そして最終的に誤りであったということであって、その職員に対してお金を戻したのは、これはもう山梨町長にかわったばかりのころ、いわゆる町長入れかわりの時期ですから、いろんな意味で役場の中も混乱している時期だというふうに思います。すぐに新しい新年度の予算もやらなきゃいけないね、大変な時期だというふうに私も認識しておりますけれども、この大きなその、何ていうかな、課題というか問題をどのようにそのときの職員の方が捉えられていて、そしてそれがどのようにこの町の内部の中で報告が上がっていって、そして、最終的にはその報告を受けた町のトップですよ、町民から選ばれたトップがその報告を受けた段階で、そのときの判断がどうだったのか、あるいは、その後どのように対処していくのか、ここはやはり問われるところだというふうに私は思っております。
そこで、この24年の4月の起案の段階で、お金を通勤手当という形で戻していったわけですけれども、この時点で町長の認識はどのようなものだったんでしょうか。こういったことは、報告を受けた中で、そういったことが果たして起こり得るのかという疑問を持ったのかね、もしくは、あるいは、ちょっとおかしいよなというふうに思って再調査をやらせたとか。そういった24年の就任した当時なんでね、ほかにもいろいろあったと思うので大変だと思いますけれども、この報告を受けたときに、そのときのトップがどう判断したかということで今回はかなりここまで引きずった大きな課題になってしまっているんじゃないかなというのが私の一番のポイントなんです。その辺はいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

24年の就任した私の判断ですか。そこに私の判断は介在してございませんで、私ではなくて、当時の担当者の判断だというふうに認識をしております。私は、待寺議員の御質問をおかりすると、私も23年の8月のその事がわかったときですね、前町長でありますけども、今は仮に私のもとでそういう問題が起きれば、間違いなく速やかに報告をされますし、問題はなるべく早く報告をもらった後、なるべく早く解決をしようというふうにも言ってございますので、恐らく9月議会で報告して補正予算を組むなり、間違った…今思えば間違った対策になるかもしれませんけども、問題として向き合い、結果的には間違ったお金を払うことは一度あったかなというふうにも考えるところでもございます。しかし、23年8月の問題が起きて、対処する方針は恐らくそのころにもう決まったんじゃないかと思います。あとは、年が明けて処理をしたというふうに考えますけども、その当時の町長はどういうふうに考えたのか、私もそこはわかりませんので、今はおして知るべしというところだというふうに思います。

10番(待寺真司君)

そこが私ね、一番のポイントだというふうに思っているのはですね、その戻したことを町長が知らなかったというふうに受け取ってよろしいですよね、今のお話だと。結局その報告が時のトップまで上がってないという事態は、これはもうその、何ていうかな、組織を運営する中ではもうあってはならないことで、町長はもっと怒らなきゃいかんのじゃないですか。もうそんなレベルの問題じゃなくて、これはもう何で報告しないんだっていう話ですよ。町長は、町民の代表なんですよ。要は、職員がこういった大事なことを町長に報告しないというのは、町民に対しても一切だんまり、いわゆる本当に隠ぺい体質の最たるものということを今の町長の答弁で私は認識せざるを得ないわけですよ。それを聞いてなかったわけですよね。これ、やっぱり町民に対する背信行為でもあるわけですよ、ある意味。町長は、町民から選ばれた民間の代表ですよ。その代表のもとに役場、役所の組織というのは動いていかなきゃいけないのに、そこに対してこれだけの重大な事案が報告もされていない。今、町長は、もしその報告があったなら、私はそのような対応をとったと今言っていただきました。私もそのような対応をとるべきだと思ったから、そうしたらまさに町長はそのような対応をとるということでございますので、ということは、これについては報告がなかった。ということは、これは、これ、町長、もっと怒るべきですよ、そうしたら。町長、なめられちゃいかんですよ、そこで。26年に聞いて、26年に聞いているのは26年に聞いてるんですけれども、この24年当時に報告がなかったというのは、これは大きな町長にとってもこれは汚点、汚点と言ったら怒られちゃいますけれども、町長にとっても、これ、ものすごい不信、不満を持つことじゃないですか、町長、どうなんでしょう。まあ、今後ね、その百条の中でどういうふうな形になっていくのかわからないんですが、非常にその、この報告体制がこの件に関してはさまざまな部分でもうずさんであったとしか言いようがないような状況がこの百条の中でもいろいろと出てきているのが今の現状じゃないかというふうに思います。
それで、26年になって、今度それが誤りだったというのを気づいた。それが町長は26年の春ぐらいだったというわけですよね。じゃあ仮にその26年にそういった昔誤りのこういう部分があったというのを気づいた後、どのような指示を出してね、そしてどのように対処していこうかというのは、町長の考えで、指示のもとで動いていったのか、それとも職員にその辺も任せておったのか、その辺はどうなんでしょうか。もう当時副町長はいらっしゃったと思うんですよね、26年の春。そのときに、そういった報告が上に上がっていったということがこの間のお話でありましたので、それを受けた段階で、この件に関してどういうふうに調査していこうという方針みたいなのはトップからおろしたんでしょうか、いかがでしょう。

副町長(山本孝幸君)

過去に昇給誤りがあったという報告を受けまして、私のほうから、そういうそのものの報告自体がある職員が独自に調べた部分なので、個人ではなく課として、人事を担当している、給料の担当の課としてそれが正しかったのか、正しくなかったのか、改めてみんなで検証するように指示したところでございます。

10番(待寺真司君)

みんなで検証したということでございます。24年当時もみんなで検証したんですよね。で、当時は誤った、結果的には誤った判断をしてしまって事が大きくなってしまった。そのときに本当にみんなでしっかりとして再度点検、調査、あるいはそのときに町長にも報告があればですね、先ほど町長がそのような対応をするということであったのならば、再調査ということも考えられたんじゃないか、十分。大変残念な結果を今招いてしまった大きな要因がそこにあろうかと思います。
あと、町長、もう1点ポイントなんですけれども、その処理が適切であったかどうかというのがポイントだというふうに言われております。私がこの課題の中で一番ポイントとなっているのは、いわゆる通勤手当で戻したことによって、通常支払われるべき所得税であったりとか、町・県民税であったりとか、あるいは共済掛金といったものが、そういった処理をしたことによって支払われてないという実態があった。結果的には、それがまた間違って戻ってきたというような結果オーライみたいな形になってしまっているわけですけれども、そのときの、税法上のね、問題をどう捉えているのか。詳しく税理士や、あるいは弁護士も含めてなんですけれども、26年の春あたりにそういう事案があったときに調査を進めていく中でわかったことでございますけれども、そのときにすぐに税務関係の調査をしっかりと行ったんでしょうか、いかがでしょう。

町長(山梨崇仁君)

行ってございません。

10番(待寺真司君)

他の議員さんが出した町政報告をちょっと参考にさせていただくんですけれども、脱税行為ではないでしょうかというような文言も見られております。これは、本当に町が犯してはいけない法律上のことを今回やってしまったかもしれない。それから、町が文書管理規程や、あるいは人事管理上の規程などさまざまな規程があるけれども、その規程にも複数抵触してしまっているような、大変重大な案件となってしまっております。ですから、ここはですね、その内部調査、本当はこの議会前に出すと言われてたというふうに私は記憶をしております。もっと町長、先頭引っ張ってこれ解明していかないと。町長だってその24年なりたてのときにね、報告を受けてないなんて、これはもう町民もろともばかにされてると思って、そのぐらいの怒りでやっぱり調査をしていかなきゃいけない事案じゃないですか、町長。その辺ね、やっぱり毅然とした態度が必要だと思うんですよ、いかがでしょうか、町長。まだ、それとかいつ出るのかも含めてですね、それから今の体制、どんな体制で調査されてるんですか。ぜひその辺は細かく報告をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

副町長(山本孝幸君)

調査につきましては、総務課長、総務部長のほうで、一部利害関係の部分もいる部分については除いておりますけども、総務課長を中心に調査をしているところでございます。内容については、拙速にやって、また今、特別委員会でも御審議いただいているところでもございますので、改めて慎重な報告書をつくるように、できる限り、拙速でなく慎重で、ちょっと言葉尻が悪いですけれども、できる限り早くという指示はしてございます。

10番(待寺真司君)

まあ、総務課長が中心にということなんですけれども、何人体制でね、どの程度の力の入れようでやっているのかがよくわからないんです。総務課長だけですか、総務部長というお話もあったんですけれども。総務部長は当時の関係者でもあられますよね。内部調査に入るというのはどうもよく納得ができないんですけれども、その辺はいかがですか。

副町長(山本孝幸君)

先ほども言ったように、一部については利害関係の部分もございますので、その部分については当然当該人は入っておりませんが、他については、一応今は中立的な立場であるのは総務課長でございますので、総務課長を中心に、総務課長が当然中心になってやっていると思いますけども、必要があれば担当等の手を借りてやっていると思いますが。

10番(待寺真司君)

監査でも、100条…議会のほうでもですね、非常にさまざまな面で情報が少しずつしか出てこないという中で、大変苦慮して皆さんこの件についてやってるんですけれども、やはり内部調査できっちりしたものが出てこないと、どうもその、何ていうかな、町長がもっとリーダーシップをとって、この件に対して専任をつけるぐらいな感じでね、調査して報告をしていかなきゃ、これ、みんな納得できないと思いますよ。98条をやるときにね、町が調査するからって言って、数名の議員さんは町の調査に委ねてるんですよ。でも、結局それが出ないから今度100条のときは全員賛成ですよ。そういう方たちの部分までも、その拙速に出したらどうだこうだって、それは言いわけですよ。しっかりとしたものを早く出すべきじゃないですか。そんな言いわけをしてやってたって、この問題は本当にずっとこれ、尾を引きますよ。それに、もう大事ないわゆる町民にとって選択の選挙なわけじゃないですか、町長選というのは、1人しか選ばれないわけですから。それまでにね、原因の部分をせめて内部からはこうだったということを発信しない限り、ちょっとね、これはやっぱり問題になりますよ。どうしてそこが進まないのかな。これ、1人の課長だけにね、それだけの重いものをやらせるということ自体も私はどうも納得がいかない。チームができてるのかと思ったんですけれども、全くできてないんですか。本当に1人だけでやってるんですか。

副町長(山本孝幸君)

総務課長が、今回の事案につきましては、かなり総務課内におきましても当事者の職員がいますので、中心となってやっているのは総務課長でございますから、当該案件じゃない部分については、当然必要な部分については総務課長が、総務部長あるいは当時の担当者等に力をかりながら鋭意報告書をつくっていると思っております。

10番(待寺真司君)

残り時間もありませんので、やっぱりここはね、町長がリーダーシップを発揮して、ばっとやっぱり調査をかけなきゃいけないですよ。だって報告がないということ自体が、もう本当にあなたは町民の代表なわけですから、町民に対して何も報告がされてないと一緒と捉えてくださいよ。情報発信だ、協働だ、信頼関係だと言っても、それは無理ですよ、町民側からすれば、そんな対応をとられたら。葉山のおかしい、変わってないのをまた変えなきゃいけないじゃないですか、町長。どうですか、町長、この葉山のおかしいから次のフェーズへと言ったけど、おかしい、変わってないじゃないですか。改めてそこを今度の4年間は町長はどういうふうにしていこうと思っているのか、最後お聞かせください。

町長(山梨崇仁君)

今回の事案も含めて、他の事案もございますけども、二度とこういうことが起きないようにですね、問題が発生したのは前町政、そのさらに前町政の当時のことを振り返れなかったことにもございますけども、今回そういうことをただそうと調査をしっかりと受けて行ったわけですから、こういうことが二度と起きないようにすることがおかしいを直すことの本当の私の集大成だというふうに思っております。

10番(待寺真司君)

その報告書が出ることを、早く出ることを期待して一般質問を終わります。

議長(近藤昇一君)

これにて、10番待寺真司議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。再開は3時30分としたいと思います。(午後3時04分)

議長(近藤昇一君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時30分)
一般質問を続行いたします。第2番、11番伊東圭介議員の一般質問を行います。

11番(伊東圭介君)

11番伊東圭介でございます。議長への通告に従いまして、教育施策3点について一般質問をさせていただきます。
2番目ということでございましたが、この時間になってしまったんですが、休憩後でございますので、頑張ってやりたいと思います。町長におかれましては、きょうから寒い中、駅頭活動も始めたようでございますので、教育委員会部局と少しやりとりをさせていただいて、最後には町長にお聞きすることもございますが、少しの間、お休みいただければと思います。
それでは、まず1点目でございますけれども、学校のグラウンド改修、整備の進捗状況についてでございます。今年度、町立学校6校のグラウンドの調査業務委託料が予算計上されておりますが、その進捗状況及び調査結果と今後の整備方針についてお伺いをいたします。
続きまして、2点目でございます。学区についての考え方、方針についてお伺いをいたします。近年、当町においても少子高齢化の進展に伴う人口減少の傾向が見え始める中、各学校における児童・生徒数の適正化が懸念をされております。今後の方針と現在の通学区域について、教育委員会の見解をお伺いをいたします。
続いて、3点目でございます。学校給食についてお伺いをいたします。議会としては、ことし6月24日、議員懇談会の中で中学校給食推進委員会の中間報告として現計画を初めて知ることとなり、その後、8月6日、9月24日、10月14日に開催された教育民生常任委員会で所管事務調査として報告を受けてまいりました。また、議会としては、10月24日に町内2カ所で学校給食について皆様の御意見を伺う会を開催し、町民の意見聴取を行ったところであります。その際にもさまざまな課題、問題点が提起されました。恐らく町部局、教育委員会にも発表以来さまざまな御意見が寄せられていることと思います。その後の検討経過と今後の進め方についてお伺いをいたします。
以上で1回目の質問とさせていただきます。御答弁、よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

教育長(返町和久君)

伊東圭介議員の御質問に順次お答えいたします。
まず、教育施策について、学校のグラウンド改修、整備の進捗状況についてとのお尋ねですが、今年度、小学校4校、中学校2校につきまして、グラウンドの調査業務委託料を計上し、公共施設課に執行委任をして調査を行っております。その調査結果を踏まえて、今後適切な対応を図ってまいりたいと考えおります。
次に、2点目の学区についての考え方、方針についてとのお尋ねですが、学区については、町立小・中学校の適正規模、適正配置、児童・生徒の安全と教育効果を充実させるという考え方に基づき通学区域を定めております。しかし、近年、住宅地の増設や交通状況の変化等により、各学校における児童・生徒の人数や通学区域の適正化が課題となってきております。これにつきましては、平成21年度より葉山町立小学校・中学校学区等検討委員会を設置して検討を行っているところでございます。今後は、児童・生徒の就学状況を踏まえ、適正な通学区域の調査を行い、新たな通学区域の設定も含めて検討していきたいと考えております。
最後に、3点目の学校給食についてとのお尋ねですが、現在、葉山町立中学校給食推進委員会報告書(案)を、内容的には大幅な変更はないものの、文体や文言を整理した形で報告書として取りまとめ、町長及び教育委員会に提出したところでございます。この報告書には、時間的理由により保護者や教職員の意見等は反映されておりません。したがって、今後につきましては、推進委員会ではなく教育委員会の所管として議会広聴会の報告書や保護者等でまとめられた御意見を整理するとともに、必要に応じた説明会等の開催を視野に入れ、基本的な構想として改めて取りまとめたいと考えております。
以上、1回目の答弁でございます。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

11番(伊東圭介君)

御答弁ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。まず、グラウンドの改修、整備の進捗状況ということでございますが、もう既にこの調査というのは終わっているんでしょうか。まずそこからお伺いいたします。

教育部部長(沼田茂昭君)

今年度の業務委託の内容ですけれども、測量調査と設計、そして土の調査という、これを一括やっておりまして、現場の土の調査はもう既に終わっておりますが、設計等がまだ6校全て終わっておりません。竣工が来年の2月を考えております。

11番(伊東圭介君)

この調査というのは、私の認識では、その測量等は入ってないのかなと思ってたんですね。その現状を調査するということなのかなと思ってたんですが、そうではないということですか。

教育部部長(沼田茂昭君)

現状の調査、いわゆる土の質の調査はもちろん入っておりますけれども、それを踏まえて設計とか、測量とか、そういったものも含まれております。

11番(伊東圭介君)

そうしますと、現在終わっている部分、土の調査ということだったと思いますけども、その調査結果というのは、どのような結果が出ているのでしょうか。もう全て6校終わってるんですか。それも含めてお願いいたします。

教育部部長(沼田茂昭君)

執行委任にこれは出しているものでして、まとまった書類というのをまだ私どもは見ていませんが、口頭の報告の中では、今は土の調査までは終わっているというふうに聞いておりまして、それ以外の設計等は、まだ現在学校のほうとも打ち合わせをしながら進めていっているというところでございます。

11番(伊東圭介君)

そうしますと、中間報告的なものも部長のところに上がってきてないということですか、現状のその土質の調査というものも含めて、いかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

3本立てで契約しているわけではないので、一括の契約、小学校と中学校で契約をしておりますので、全ていわゆる竣工の報告書というのは、まだ私のほうの教育委員会にはまだ回ってきてないというところでございます。

11番(伊東圭介君)

わかりました。そうしますと、来年、28年度の予算化というところでは、もう既に予算の入力が終わっていると思いますけども、何にも入ってないということですか。その設計も含めて、測量、設計、土の調査も全て上がってきてないということは、予算のつけようがないと、要望しようがないと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

ちょっと具体の学校の名前は、今ちょっと予算編成中ですのでちょっと控えたいなとは思うんですけれども、現場のほうで、我々教育委員会サイドで、細かい調査はしなくても、見ている中でやはり状況の悪い学校というのは大体把握をしておりまして、その部分については、先に金額は出してもらっています。ただ、いわゆる書類として、例えば小学校であれば4校まとまらないと竣工という形で書類が回ってきませんけれども、順次この学校はこんな土の調査とそれに見合った設計をすると幾らとかという数字は上がってきておりますので、そういうのを見ながら予算計上は考えているところでございます。

11番(伊東圭介君)

逆にそこまで上がっているのであれば、大体土の状況なんかはもう把握しているということでよろしいですよね、教育委員会でも。それを見る中で、6校見てどうなんだというお尋ねをさせていただいているんですが、それもまだ言えないような状況なんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

小学校については、もうもともともう悪い状況の学校は把握しておりますし、中学校のほうも悪い状況のところはもう、いわゆる教育委員会が考える優先順位というのはもう固まっておりますので、それをもって来年度、きちっとした処置をとっていきたいなと思っております。

11番(伊東圭介君)

ちょっと何かこう、しっくりこないところは正直あって申しわけないんですけど、そもそもこの調査は必要だったんですかね。見て判断ができるとかというレベルで悪いという状況がですね、わかるのであれば、そもそもこの今年度やったグラウンドの調査業務委託料というのは、どうなんだろうな。町の例えば公共施設課のほうでもできるんじゃないかなって、今、御答弁を聞いてね、そう思っちゃったんです。もう少し精度の高いものでやって、時期的には、この予算編成の時期には当然間に合うような調査をして、来年度に優先順位をつけてやっていくんだという、もう少しこう、きちっとした流れがあるのかなと思ったんですが、今、部長の御答弁だと、それならば何もこれ、こんなの6校一遍にできるわけじゃないので、悪いところはあるわけですから、優先順位は教育委員会の委員さんが見てもわかりますし、役場の職員が判断もできるんじゃないかなと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

今回の調査内容、委託内容は、例えば各土の調査、土質の調査はもちろんなんですけれども、各校の共通の内容として、土の入れかえとか、スプリンクラーの更新とか、遊具の更新とか、そういったただ単に土を入れかえるだけではなくて、そのグラウンドのそういった全体のいわゆる設計も含んだ形の業務委託をしておりますので、要するにそれをしっかりやることによってきちっとした設計額がはじき出され、それが予算に反映できればなと、そういうふうに思ってます。また、学校によっていろいろと要望が違っておりますので、葉山小学校ですと例えばプール側の防球ネットを設置してもらいたいとか、上山口小学校であれば築山を撤去してもらいたいとか、そういった要望も含めた形の仕様書として設計をかけているというところでございまして、その辺で御理解いただければと思います。

11番(伊東圭介君)

若干の理解はさせていただきました。いずれにしても長期にわたっての計画になろうと思われますので、今の現在のところでそういったものをかけてもですね、恐らく1年に1校やっても6年はかかるわけでございますし、そう考えるとですね、何もここで6校一遍にやる必要があったのかなというのをちょっとね、今この時期にきちっとした調査結果が出てないとなると、何かそんな気がしちゃうんですけども。いずれにしても予算を入れた段階なので詳しい話はできないけども、来年度、この整備、改修について着手する学校があるということでよろしいですか。この調査結果を踏まえた中でですね、整備をしていく学校があるということでよろしいですか。

教育部部長(沼田茂昭君)

着手したいと考えております。適正に予算を編成、きちっと予算編成に反映させていきたいなとは考えております。

11番(伊東圭介君)

わかりました。ということであれば、また予算のときには、そういうどこの学校のグラウンドを整備していくということが出てくるというふうに思いますので、優先順位を含めてですね、ぜひちゃんとした結果が出たところで、詳細なところまでは要らないんですけども、できれば議会にもそういった報告についてですね、結果は報告をしていただければなと思いますけども、ぜひよろしくお願いいたします。
それでは、次の2点目になりますけども、学区についての考え方、方針についてお伺いをさせていただきます。21年度より、葉山町立小学校・中学校学区等検討委員会というのが設置されて検討を行っているということでございましたけども、今までどのくらいの回数が開催され、どのような内容の審議をされてるかというところをまずお伺いをしたいと思います。

教育長(返町和久君)

お尋ねの葉山町立小学校・中学校学区等検討委員会でございますけれども、平成21年2月に設置され、21年度から24年度にかけて検討を進めております。この4年間で通学区域の検討を図る検討対象となった地域が4つほど絞られておりまして、それについて一定の方向性をまとめました。平成25年度から26年度の2カ年間につきましては、4つの検討地区のうちの1つの地区について、衣笠駅から南郷トンネルを直通する逗子駅行きバスですか、その開通が必要であったため、それが実現するかどうかということを見るため、本委員会は一旦休止し、その開通状況を見守るということでございます。そして、このバス、開通しましたので、それを受けて26年度に入って本委員会を再開したという流れでございます。
会議の回数ですけれども、年間に3回程度、今申し上げた25年、26年の途中までですけれども、ここは休止しておりますけれども、それ以外の年はそのような形で開催をしてまいりました。以上でございます。

11番(伊東圭介君)

今、教育長が言われた部分をですね…で、それを受けてですね、どのような方針を今後出していくつもりでしょうか。その南郷トンネルを通る衣笠駅…衣笠から逗子間のバスが開通したという部分で、一つ課題とするものがクリアができたという今お話がありましたけども、それを受けて今後どのように考えているということでございましょうか。

教育長(返町和久君)

これは学区等検討委員会ですから、当然学区、どこで線を引くかというかね、どの地域をどの学校の指定学区とするかというようなところを判断していくわけですけれども、実際に学区を指定すると、その指定された範囲の子は原則そこに行くことになってしまいますので、何らかの変更の場合には、一定の経過措置が必要だろうというふうに考えています。そのことを前提としてでございますけれども、平成28年度から学区等検討委員会で検討した4つの地区、そのうちの3つの地区につきまして、該当地区に居住する児童・生徒を対象にしまして、今言った経過措置ということになりますけれども、指定校の変更をその希望を出していただければ変更をしていくというふうな方針でございます。残りの1地区につきましては、今のところ区域が広範囲にわたっておりますので、これについては改めて再調査をかけて一定の方向性をこれからまとめていくということで、現状ではその3地区について経過措置といいますか、そういうふうな形のものを、対応を図っていきたいなというふうに考えています。今後28年度から32年度までの5年間を予定しまして、この間、児童・生徒の就学状況を調査し、あわせて小・中学校の適正規模や適正配置、安全な通学区域、こういったものを踏まえて新たな学区の再設定を進めてまいりたいと思っています。話がちょっとわかりづらかったかもしれませんけれども、当然学区の変更を予想しながら、それに向けての経過措置というのを組んでみるというふうな形になるかと思います。

11番(伊東圭介君)

その具体的な4つ地域、地区というのは、この場では言えませんか。小学校区の部分でも構いませんけども、どういった地区ということでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

まず、1つは一色なんですけれども、御用邸や三ヶ岡地区、それから下山口の一部、ここが葉山小学校区ですけれども、一色小学校区へ変更が可能かどうか。それから、B地区と我々は呼んでおりますけれども、南郷中学校区域における葉山小学校区域、いわゆる葉山小学校から長柄小学校の変更が可能かどうか。ここは、先ほども教育長の答弁の中で、ちょっとまだ、ちょっと範囲が広いので、現在ちょっと見合わせているというところです。C地区としましては、パーク・ド・四季でございます。あの周辺で葉山小学校から一色小学校へ変更が可能かどうか。ということは、今は葉山小学校区だということでございます。最後、D地区と呼んでおるところ、これが上山・木古庭地区でございまして、葉山中学校から南郷中学校への変更が可能かどうか。1つは、一色と下山口の一部、現在葉山小学校区ですけれども、一色小学校区に変更ができるか。パーク・ド・四季が今、葉山小学校区ですけれども、一部一色小学校区へ通うことができるか。上山・木古庭地区が葉山中学校から南郷中学校へ通うことができるか。この3点でございます。

11番(伊東圭介君)

今教えていただいたのでよくわかりました。ボーダーなところというのか、実際にはそのほうが距離が近いであるとか、利便性が高いという部分が候補に上がっているんだろうというふうに思います。実際に、もうさっき教育長が言われたその経過措置のような形でですね、中学校の部分で上山口小学校区が南郷中へという流れの動きがもう既に始まってるじゃないですか、実際に。それについて、経過措置ということであるのかもしれないけども、それに至るまでの、まだ、その例えばバスのことであるとか、本数の面ですね、そういったことでまだまだ本数的にも足らないであろうし、そのあたりはどのように、28年からという動き、あるようでございますけども、どのように考えられているんでしょうか。

教育長(返町和久君)

これも考え方の問題もあると思うんですけれども、比較的長い経過措置期間を考えているというふうに思っています。最終的にはですね、通学するのであれば、通学の利便性の向上とかというようなこともあわせて図られるのが、それがベストだというふうに当然思いますけれども、一応今、最低条件で通学できるような形というんでしょうか、それができたところなので経過措置の計らいに移ってみようかなということであります。ただ、ほかのことについて全く考慮しないということではありませんので、バス通学についての利便性の向上ですとか、そういったこともあわせて考えていかざるを得ないのかな。その、今言ったD地区の問題に関してはそんなふうに思っています。ただ、5年後という比較的長い期間でこういった経過措置を見ながらと言っているのは、やはり今の葉山町立の2つの中学校の人数バランスがやはりかなり悪いということがありまして、今後の両中学の適正な発展といいましょうか、それぞれ活性化を図っていく意味では、これ以上のアンバランスを拡大するようなことなく、並行した状態でそれぞれ大人数でやっていけるようなことを目指したいなというふうには思っております。

11番(伊東圭介君)

教育長のお話でよくわかりましたけども、実際にはもう既に、そうですね、2年前ぐらいからそういう話が、例えば上山口小学校の6年生の保護者等にはそういうお話をされてきていますよね。今年度はもっと具体的な話として、小学校6年生の保護者向けに教育委員会からの案内が配られてますよね。それを受けて、10月の23日の金曜日に、南郷中学校の野口校長に出席をいただき、学校の様子を話していただくということで、この文章にも、学校だよりにも書いてあるように、南郷中への指定変更ができるようになりましたというような表記がもう既にされてるんですよ。学区というものを町がどう考えているのかなというね。やっぱり学区というのは、もう少しきっちりしたものであると思っているんです。この指定変更でのほかの中学へね、通うという、その指定変更というのは、本来であればそれ相応の理由がなければ受けない話ではないかなと思うんですね。こうやって南郷中の校長先生が要するに学校のセールスに来てるようなものだと思っているんですよ、子供を、うちへ通ってくださいということで、ぜひ南郷中へ来てくださいよと。こういう形で、じゃあ行きますという生徒が出たときに、その指定変更というところでね、受け入れていいのかなっていうのがちょっとね、私は疑問なんです、指定変更でやるということは。それ相応の理由があるから指定変更がされて子供がそちらへ、どうしても理由があって葉中に行かないで南郷中に行くということがあるんだと思うんですけども、こういう何かなし崩し的にね、学区をこう、何ていうかな、再編成していくというのはね、どうも僕の感覚からすると違和感があるんですね。その辺はいかがでしょうか。その指定変更で子供を受け入れるというその方式、その辺いかがでしょうか。

教育長(返町和久君)

お話をお聞きしてまして、よく理解できる部分もございます。学区は、子供は選べないわけだから、相当な重みがあって、それを決めていかなきゃいけない。当然その、線引きという言葉がいいかどうかわかりませんけれども、設定するに当たっては、先ほど申し上げたような学校の適正配置や教育内容の適正化とか、あるいはその通学の利便性とか、いろいろな要素を加味した上で、これは慎重に決めなきゃいけないですよね。そのことははっきりしています。ですので、この検討委員会の流れの中でも時間をかけて、中断の期間もありますけども、5年間かけて検討してきたわけですから、それは一定の見通しを持った上でそういった方向に踏み出そうとしているんだというふうに思います。その踏み出すに当たって、これはそれぞれ対象になってしまった御家庭の御都合というか事情を考えなきゃいけないと思うんですけれども、ある日いきなり来年の4月1日から学区が変わりましたから必ずそっちに行きなさいというようなことが、やはり唐突すぎてふさわしくない場合もあるだろうと思います。それは確かに、議員が今おっしゃったように、この指定変更ということでは、必ずしもそれは100%合致はしないわけですよね。指定変更というのは、それぞれの個別的にいろいろ大変な事情等がございまして、特別な事情があって、それをしんしゃくして可能とするというようなことをやっていますので、それとは必ずしもその100%一致はしないと思いますけれども、ただ、今言ったような事情の中で、これから初めて最初の子が、じゃあ葉山中学ではなくて南郷中に行こうかとかというんだったら比較的踏ん切りもつきやすいというか、移りやすいところはあると思いますけれども、上のお子さんが普通に葉中に行っていた場合、やはり兄弟のつながりのようなことを考えて、下のお子さんもやはりそういう事情であっても経過措置の間、こちらに行かせてくださいというようなことが十分あり得るかなというふうなことを想定しました。ですので、確かに本当にやむにやまれぬ特別な事情ではないかもしれませんけれども、やはりそれなりにその家庭的な事情をしんしゃくするという意味において、適用することができればと考えた次第です。もちろん、ほかにこの経過措置をうまくやっていけるような正当的な方法があればね、それがいいのかもしれませんけれども、現行の方法の中では、これ以外はないかなということなので、今言ったような事情をそれぞれお聞きしてしんしゃくしながら。あれですよ、何か中学校の校長の立場では、南郷中学校だっていい中学校ですよって当然言いたいと思います。だからそういう気持ちが先走っちゃったのかもしれませんけど、何かこう、いい商品、いいサービスのほうに行っちゃおうとかというそういう話ではなくてね、やはり今言ったようなその家庭の事情の中で、当面しばらくはこの経過措置を使わせていただきたいというふうな申し出を受けて、それを是としようというふうな、そんな形で対応できたらいいのかなと今思っています。そんなふうな形の指定変更の活用というふうなことで、考えで説明をしたところでございます。

11番(伊東圭介君)

そんなにね、多くの方が望んで南郷中へ行くとは、教育委員会のほうも想定をされてないのかもしれないですけども、そうですね、そういう意味では、例えば、余りいい例えじゃないかもしれないですけども、例えば数年前ね、葉山中学校がちょっと学校が荒れているような状況があったと。そのころは非常にそういう話聞いたんですよ。上山口の小学校の親から、南郷中に行けないのかと、葉中荒れてるみたいだからさ。そういう状況って常に全くないわけじゃないじゃないですか。ほんの数年で学校って変わっちゃったりしますよね。そういう状況の中で、急に多くのお子さんが、保護者の方が指定変更を利用して移動なんていうことになったときに、そういう対応って考えられてますか。今、現状ではそういうことないと思われてるのかもしれないですけども、そういう心配はないですか。

教育長(返町和久君)

心配がないですかというふうなね、問いかけをされちゃうと、絶対ないとかってそういうことは言い切れませんので、おっしゃられますように、私も生徒指導って随分やってきましたので、当然一定の波があって、そういうことがまたなしとはしませんね、この5年間の間に。ですけど、基本的にはそういうふうに、何だろう、学校のその現状が好きだとか嫌いだとかというのが、その保護者やお子さんと学校とのその関係性、そういうあり方としていいものではないのでね、そういうことでなくて、あくまでもその、さっき言いました、例として挙げた家族、親族状況とか兄弟関係のような、そういったこう事情に応じて適宜選択していくような流れの中で、最終的に学区移行ができればいいんじゃないのかなと思っています。
それから、これも絶対じゃないから何とも言えないんですけれども、御指摘のように現在、中学校の状況落ち着いてるようです。私はもう去年から毎年、二度三度と中学校に行っていますので、その様子を見ていて、特にことしも合唱祭行ってきまして、大変よかったです。この状態であれば当面、若干年数かもしれませんけれども、やっていけるのかなと。現在指導の方法についてもいろんな工夫を考えさせているところでもございますし、こういった状態が、平穏な状態というんですかね、そんなこと言っちゃいけないんですけども、しっかりした教育ができる状態をきちっと継続していけるように学校の指導体制組みながら、今言ったような懸案をできるだけ払拭できるようにしていければというふうに考えております。

11番(伊東圭介君)

わかりました。ちょっと話を戻させていただきますけども、やはりその通学の利便性というところで、今の現状のバスの本数であるとですね、やはりまだ、この指定変更であろうとね、学区の変更であろうと、非常にまだ物足りない状況だというふうには思うんです。その辺を、例えば28年度から多少なりともその便がふえるとか、特に夕方ですよね。行く時間、登校時間というのはある程度一定の時間でございますので、そんなに多くのバスの本数はいらない。しかしながら、放課後になりますと、通常の授業が終わって帰る生徒、部活が終わって帰る生徒との時間差が出てくるわけでございますけども、その辺の対応も、例えば京浜急行と話をされてるのかどうか、お伺いをしたいと思いますけども。

教育長(返町和久君)

まず現状の確認です。朝について言いますと、7時9分上山口小学校前発、南郷トンネル入り口着というこのバスですね。帰りについては2本ありまして、17時31分と18時31分に、南郷トンネル入り口発で上山口小学校前に向かうという、そういうバスが現在は運行しております。これで十分かという話になりますと、確かに放課後については帰宅時間が当然ばらつく可能性がありますので、決して十分ではないと思います。ですので、私どももこれはもう少し増便になるといいなというように思いますので、これについては今後京急側に話をしていくことになるのかなというふうに思っています。これは私のような人間が言うことじゃないのかもしれないんですけれど、ある程度一定の、やっぱり数が見込めてふえていく流れの中で、じゃあ検討しましょうという話も見えてくるということもあると思いますので、やはり経過措置の中で状況をしっかり把握しながら、京急側と話し合いができればいいのかなと、そんなふうに思っております。

11番(伊東圭介君)

それとあとは心配されるのは、緊急時の話だと思うんですね。緊急時であっても、恐らくあの南郷トンネルを徒歩でということは考えられないというふうに思ってます。2.4キロにもわたるトンネルの中でございますので、緊急のときの、緊急時の何ていうかな、帰宅路というんですかね、その確保というふうになれば、長柄橋のほうへ出て回って帰っていくような形になるんでしょうか、想定として。

教育長(返町和久君)

現時点では、来年から経過措置を始めようかという状況ですので、それについての話を学校側と詰めてるわけではありません。ただですね、どの学校の緊急避難とか、防災体制全般にかかわることだと思いますけれども、一定年数前に教育委員会もありましたし、それ各学校でも防災マニュアルのようなものをつくりました。ですが、あの3.11以後の状況を考えますといろんなケースが想定されて、必ずしも単純に一律にすべて同じようなマニュアルのように扱いができないということも十分想定できます。現に一色小学校のようなところでは、そういったことに関する話し合いの場を設けたりしてるようですので、同じようなことをやはり各小・中学校すべてで再検討というんでしょうか、していく中で、避難体制の問題も改めてつくり直していきたいなと思っています。今おっしゃられたことの内容も十分私も理解できますので、改めて南郷中学校側にそういった話をきちっと検討するように、これは指導していきたいというふうに考えています。

11番(伊東圭介君)

わかりました。いずれにしてもあのトンネルを通学路として認定することはまずできないだろうというふうに考えますので、その辺を含めて指定変更で始めるにしてもですね、学区、実際に編成するに当たっても、そのあたりは大きな課題なのではないかなということが一つ懸念されますので、ぜひその辺も含めて行ってもらえればと思います。
バスの話出たんですけど、町長。けさもお配りしてたと思うんですが、京浜急行との協議ということがチラシの上に載ってましたけども、今後どうですかね。僕、6月に衣笠駅経由…あ、衣笠駅発の福祉文化会館行きの、非常に通学には便利だった7時半から8時の時間帯のバスがおろ抜かれたと。その分が南郷のトンネルのほうへ入るバスになったというようなことをですね、一般質問が終わってから小山政策財政部長から、京浜急行のほうと話をして私のほうにお知らせを願った、お知らせいただいたんですけども、そういうことだったんですね。要は営利企業でございますので、1本ふやすにはどこか1本削らなきゃいけないみたいな話だと思うんですが、今後の話としていかがでしょうかね。福祉文化会館行きのバスの復活もそうですけども、こちらのほうのバスの増便ということもあわせて要望していくのかどうか、お答え願えればと思います。

政策財政部部長(小山誠君)

今、伊東議員のお話にもありましたように、先般御指摘いただく中で、私どものほうも内容を確認をさせていただいたと。それで御報告したような形になっております。その際にもですね、京急の逗子営業所、そちらのほうの助役等にですね、お話をさせていただく中で、やはりもう少し利便性を図ってほしいという旨の要望はさせていただいております。現段階においてもですね、引き続きその部分は充実していただけるようにですね、働きかけをしていくことでございます。

11番(伊東圭介君)

本当に一番ですね、小学生・中学生が乗ってたバスがなくなってしまったということでね、非常に乗ってた方々には不便な状況になってるというのが事実でございます。それが南郷のほうを、トンネルを抜けてね、逗子に行っちゃうということで、以前、今、近藤議長、議長でございますけども、バス停だけできてバスが走んねえバス停はどうなんだという御質問をされてたと思いますけども、それでバス1本走ったかもしれないですけども、逆にこっちのバスがそれでなくなってたなんていうと、恐らく議長もいい気持ちはしないんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひですね、その辺を含めて要望のほうはですね、ぜひ続けていただきたいなというふうに思います。
それでは、3点目の給食のほうに移ります。もう先ほど待寺議員もですね、質問されておりましたので、またこの後もですね、多くの議員の方がこの給食の件に関しては質問されてますので、少しだけさせていただきたいと思います。
先ほど、沼田部長のほうからもあったと思うんですが…あ、教育長のほうと、御答弁ですね、第1答弁であったと思うんですけども、今後については推進委員会ではなく、教育委員会の所管としてというような、たしかお話があったと思うんですが、先ほど沼田部長の御答弁の中で、教育委員会としては、例えば候補地の選定、今の上山口小学校の旧校舎の跡地以外が考えられないと。ほかに選定、探すことも、教育委員会としては非常に難しいというお話があったんですけど、ならば教育委員会の所管として今後やっていくのではなく、今まであったその検討委員会、推進検討委員会のように、やはりこっちの町長部局のほうのね、方々も入れてやっぱりやるべきじゃないかなって、先ほどの待寺議員の一般質問なんかも聞いててね、思ったんですけど、やっぱり単独、教育委員会だけではもう絶対無理な話だと思います。ですから、教育委員会の所管としてという、中心になるのは当たり前でございますけども、やはり必要な、例えば都市経済部もそうですし、政策財政部もそうです。福祉部もそうです。そういった方々を入れる中で、教育長は動きが悪くなると先ほど言われたんですけど、動きが悪くなるというよりは、もう少し逆に広げていかなければ、僕はいけないんじゃないかなと、それぐらいの一大事業だというふうに考えるんですけど、その辺はいかがですか。沼田部長、すいません。

教育部部長(沼田茂昭君)

私が先ほど申したのはですね、現在皆さん、報告書というのは推進委員会の名前になってますけれども、そこが教育委員会の名前に変わりまして、名称も決まってはないんです。ただ、基本構想とか何かそういう名前に変えて、今後まとめていきたいなと思ってますけれども、教育委員会がまとめるのに、候補地についてはあくまで候補地として、やはり土地がこう、その箱ものを建てる場所が、それが決定ではないにしても、やはりそこを大体目安にしてつくり込んでいかないと、図面も何も絵もかけないような状態ですので、教育委員会としては今、考えられてるのが、あそこの場所しか思い浮かぶところがないので、多分その形で、原案的なものはつくり込んでいくのではなかろうかと。ただ、当然その中にこういった問題もある、こういった問題もある、こういったところはやはりもう次の段階で決めていかなくてはいけないとかという、そういったつくり込みになっていくのではないかと。先ほども答弁の中でありましたように、話し合いといいますか協議の場といいますか、そういうのは何らかの形でやはり構築していかなければいけないのかなという考え持っておりますので、そういった中で新しいその御意見等が出てくれば、それをまた取り込んでいくと。もうとにかくその、今、原案をつくるというようなイメージで、今の段階ではその候補地としてそこを挙げているということで、教育委員会の構想の中でこの場所という、その場所を明記するというのはちょっと難しいのかなとは思っております。

11番(伊東圭介君)

そういうやり方でもいいかと思いますけども、現状のその候補地で検討するに当たっても、やはりあの2回のね、議会のほうで行った御意見を聞く会で、上山口の会場でやったところでは、やはり一番多いのはですね、交通の安全ですかね、狭隘道路の問題というのはやっぱり一番多かったんですよ。そういうことを考えれば、やはり町道の拡幅も含めての話になるかと思うんですね。そういったこと、安全対策も含めて一つ一つ課題をクリアしていくには、やはり教育委員会だけではね、難しいんじゃないかなと思いますので、骨子の部分が固まったところでもいいとは思いますが、やはり全庁的な組織で動いていかないと、この大きなプロジェクトは動かないんじゃないかなという気がしますので、その新たな候補地探しもそうですけど、やはり全庁的にやっていくべきだというふうに思いますので、そのあたりは町長もマニフェストでね、うたってる部分でございますので、その中学校給食の推進という部分では、そういう体制を組まなきゃいけないのではないかなと思いますので、その辺についてどうですか。御意見、お伺いをしますけども、現状どのように考えてられるか。何とかこれを進めていこうというところで、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

先ほど申し上げましたけども、現在ある土地の中では、候補地としてはほかに見当たらないとは私も重々承知はしてございます。まず1点は、現行の上山口の旧校舎の跡地を何とかするということで、一旦取り組みはしなければならないと思います。それで何とかならないという、伊東議員がおっしゃるように道路拡幅をするとか、切り回しをして別の道のルートを探すとかですね、そういうことがもしできないとなりました場合には、それこそ別の土地を探す手はずをですね、整えなければいけないと思いますので、教育委員会のほうで給食のその本質的なことを整備をつけていただいた上では、あとは土地の問題だけと、1点を絞って、そこは全庁的に議論を起こしていかなければいけないなというふうに思っております。

11番(伊東圭介君)

ほかにも食育の件であったりとか、自校式、小学校を巻き込むという話になればですね、自校方式のメリットというものもうまく取り入れていかなければならないというふうに思ってます。先ほど待寺議員も言ってましたけども、とにかく町長も、新たな、けさ配ってたチラシにもね、「皆さんのおかげです、協働というパートナーシップ」ということが書かれてましたよね。ということは、引き続きそのつもりでいるんだろうというふうに推測されますので、ぜひその協働という言葉を意識していただいて、物事を進めていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
以上で私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

これにて11番伊東圭介議員の一般質問を終わります。
第3番、8番畑中由喜子議員の一般質問を行います。畑中由喜子議員、質問者席にお着き願います。

8番(畑中由喜子君)

8番畑中由喜子でございます。議長のお許しをいただきましたので、本日は4項目7点について一般質問をいたします。山梨町長には、任期中最後の一般質問となります。この間数々の質問をさせていただきましたが、本日は行政運営の大もとに立ち返り、まず1項目として、第四次葉山町総合計画の基本姿勢の一つである協働のまちづくりに関する質問から入りたいと思います。
1点目として取り上げますのは、協働に関する基本的な姿勢、考え方についてでございます。昨年度末に策定された第四次葉山町総合計画では、4本の基本姿勢を定めました。そのうちの1つが「町民と協働で推進できる計画」というもので、みんなでつくる葉山を基本目標としております。総合計画基本計画では、すべての基本施策において、具体的な取り組みなどとともに協働でできることという項目を設けてございます。第四次葉山町総合計画において、協働という言葉はすべての施策を貫く、いわばキーワードという位置づけと考えられます。協働に関する基本的な姿勢、考え方について、町長のお考えを伺います。
次に2点目に、地域コミュニティーとのかかわりについてでございますが、協働によるまちづくりの担い手の一つは、町内会・自治会などの地域コミュニティーです。しかし、少子高齢社会の進展、核家族化や女性の社会進出、単身世帯や高齢者世帯の増加など、町内会・自治会の加入者数はなかなかふえない状況にございます。そこで、協働によるまちづくりを実践する上で欠かすことのできない、地域コミュニティーとのかかわりをどのように構築するか、お考えを伺います。
3点目として、今後町として協働のまちづくりを推進していくために、どのような取り組みをされるのか、その方針について伺います。
次に2項目目として、動物愛護について。1点目に、町での取り組みについてでございます。神奈川県動物愛護センターでは、多くのボランティアの大変な努力によって、犬・猫の殺処分ゼロを達成いたしました。県はこのたび、老朽化が進んでいるこのセンターを、これまでの処分するための施設から、生かすための施設につくりかえることになりました。こうした取り組みを継続し、動物愛護の輪を広げるために、いのちを守る神奈川県動物愛護推進応援団が結成されました。ようやく動物愛護の実践が県レベルで少し進んだかとうれしく思います。町では「広報はやま」に犬の飼い方のチェックリストで呼びかけを行い、あるいは飼い主のマナー向上ポスターコンクールを行うなどしてまいりました。さらなる取り組みが待たれますが、いかがでしょうか。
動物愛護の2点目に、学校での取り組みについて伺います。悲しいことに、毎日のように殺傷事件がテレビ等で報じられておりますが、その動機はほとんどが身勝手なものばかりです。生命の大切さ、尊さが軽んじられる風潮には大変危惧を抱くものです。生命への畏敬は、人間だけでなく、すべての命あるものに対して払われるべきものであることは言うまでもありません。昭和48年に制定された動物の保護及び管理に関する法律、いわゆる動物愛護法第2条基本原則において、「動物は命ある存在であることに鑑み、みだりに殺傷してはならず、人との共生に十分な配慮をしなければならない」とうたわれております。この法律は20世紀のヒューマニストの一人として有名な、アルベルト・シュバイツァー博士の「生命への畏敬」の思想の影響を受けているとされます。全ての生命に尊厳をという博士の言葉は、非常に重いものと感じます。人間も地球上の一つの命として共生を考えねばならないと思います。子供たちに命の尊さを理解させることは大変大切なことと考えます。学校ではどのような取り組みをされているのか伺います。
次に3項目目に、町の活性化について、フォトロゲイニングについて伺います。大変聞きなれない言葉かもしれませんが、フォトロゲイニングとは、地図をもとに、時間内に決められたチェックポイントを回り得点を集めるチームスポーツです。チームで作戦を練り、どのような順路で回るかを決め、チェックポイントに到達した証明として見本と同じ写真を撮ります。チェックポイントにはそれぞれ数字がついており、それが得点となります。ランニングでもウォーキングでも、回り方は自由で、スポーツと観光を兼ねた新感覚のイベントです。フォトロゲイニングのもととなったロゲイニングは、1976年にオーストラリアで誕生し、日本では2002年に長野県で最初に開催されました。フォトロゲイニング大会は、県内では11月に川崎市、12月に平塚市、鎌倉市、そして来年5月に三浦市での開催が予定されております。誰でも気軽に参加でき楽しめる新感覚のスポーツイベントとして、今後ますます盛んになってくると思われます。観光を兼ねて多くの参加が見込まれますので、町の活性化につながるものと期待されます。当町でも開催してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。
最後に4項目目に、中学校給食について、その後の検討経過を伺います。議会では去る10月24日に、学校給食について町民の皆様の御意見を伺う会を開催いたしましたところ、多くの御参加をいただき、貴重な御意見を伺うことができました。これまで町からも、教育委員会からも、学校給食についての情報が十分に開示されてこなかったのは否めない事実と思います。今回、情報もなく、説明もなかったことで、町民の中に不安や不信感が生まれるということが如実に明らかになったと思います。その後の検討はどのように進められているのかを伺います。なお、この質問につきましては、既にお2人の議員が質問に取り上げられておりますので、私からはもしかしたら簡単なことになるかもしれませんけども、1回目の御答弁はよろしくお願いいたします。
以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

畑中議員の御質問に順次、所管する箇所についてお答えいたします。
初めに、協働のまちづくりについて、協働に関する基本的な姿勢、考え方についてのお尋ねですが、第四次葉山町総合計画の基本姿勢として、町民と協働で推進できる計画を掲げており、自助・共助・公助の3つが適切に機能することが大切であるという考え方を基本に、町民と行政が役割分担のもと、お互いができることを行い、できないことを補い合う補完性の原則を尊重した協働によるまちづくりを目指す計画としております。誰もが地域のことに関心を持ち、地域活動に参加、協力し、町民と行政の協働によるまちづくりを目指してまいります。
次に2点目、地域コミュニティとのかかわり方についてのお尋ねですが、地域課題の解決、地域福祉の充実には、地域の実情を正確に把握している町内会・自治会などの地域コミュニティの力が大変重要となります。引き続き町内会・自治会活動との連携を通じて、地域コミュニティの活性化を図り、協働によるまちづくりを着実に推進してまいります。
3点目、今後の取り組み方針についてとのお尋ねですが、平成29年4月に、葉山町の協働に関する指針を策定するべく、現在庁内職員による協働推進検討会を立ち上げ、これまで2回開催し、町としての協働の定義づけや、方向性などについて意見交換を行うとともに、町民向けに協働に関する研修会を今後実施する予定です。さらに平成28年度には、町民の方々に御参加いただき、協働指針検討懇話会を立ち上げ、協働推進検討会からの報告などをもとに、さらに議論を深めていく予定です。
2項目目、動物愛護について、町での取り組みとのお尋ねですが、動物保護センターで殺処分される犬は平成25年度から、猫は平成26年度からゼロとなりました。こうした取り組みには、ボランティアによる引き取りや譲渡会が大きな役割を果たしていると考えております。町としても、犬及び猫の殺処分ゼロが続いていくよう、今年度もボランティア団体による譲渡会に対し支援を行いました。そのほか、湘南獣医師会が行う動物愛護の集いの広報を行うなど、獣医師会と協力して動物の愛護に努めております。また、マナーアップのポスターなど、希望者に配布しております。
3項目目、町の活性化について、フォトロゲイニングについてのお尋ねですが、フォトロゲイニングにつきましては、参加することで町に点在する魅力あるスポットを知る機会になるとともに、町を訪れる観光客の増加も期待できるなど、地域活性化につながる新しい取り組みの一つと認識しております。今後につきましても、従来の枠にとらわれず幅広い観点から、町の活性化につながるさまざまな取り組みに関する情報の収集とその実践に努めてまいります。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。

教育長(返町和久君)

畑中由喜子議員の御質問に順次お答えいたします。
まず、動物愛護についての2点目、学校での取り組みとのお尋ねですが、動物愛護については小・中学校ともに道徳の時間を中心に、生命の尊さや、互いに支え合い生かされ合っていることについて、動物を含めた命ある全てのものに感謝の気持ちや畏敬の念を持てるよう指導しているところでございます。また、折に触れ、身近な存在であるペットの話題なども取り上げながら、動物を愛する優しい気持ちをはぐくんでいるところでもございます。
次に、中学校給食について、その後の検討経過についてとのお尋ねですが、中学校給食につきましては9月29日の学校給食会臨時総会において、保護者及び教職員それぞれの立場による意見集約を行い、教育委員会に提出されることとなりました。また、教育委員会においても、中学校給食推進委員会報告書(案)をもとに、臨時会を含む協議を行い、今後も継続していくこととなっております。なお、中学校給食推進委員会報告書(案)につきましては、現在、内容的には大幅な変更はないものの、文体や文言を整理した形で報告書として取りまとめ、町長及び教育委員会に提出したところでございます。この報告書には、時間的理由により保護者や教職員の意見等は反映されておりません。したがって、今後につきましては推進委員会ではなく、教育委員会の所管として議会広聴会の報告書や、保護者等でまとめられた御意見を整理するとともに、必要に応じた説明会等を開催しつつ、視野に入れながら基本的な構想として取りまとめたいと考えております。以上でございます。

議長(近藤昇一君)

この際、本日の会議が終了するまで延刻といたします。
再質問を行います。

8番(畑中由喜子君)

御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問をさせていただきたいと思います。
まず1項目目の、協働のまちづくりについて、1つ目の基本的な姿勢、考え方について町長に伺いました。ここでは、町長は自助・共助・公助の3つが適切に機能することが大切だということで、お互いができることを補い合う補完性の原則を尊重したもの、計画としているというふうにおっしゃいました。そこでですね、すべての施策にこの協働という言葉が出てまいります。前にも御質問出ましたけれども、例えば今回の給食のこととか、あらかじめ議会、あるいは町民の皆様との膝を突き合わせたというか、協議の場、あるいは意見を集約する場というのがないままに進んでいる、進んだものもあるかと思うんですけれども、そういう点ではこの協働ということをどのように捉えていらしたのか、あるいはいらっしゃるのか伺っておきたいと思います。

町長(山梨崇仁君)

協働の考え方としましては、従来行政がやるべき公共的なエリアに対して、例えば採算性がとれないとか、もしくは公共性が高いとかですね、そういった公共セクターにおいて賄うべき分野をですね、町がもう今、よく小さな政府と言いますけども、町の規模として支えきれない、そこを支えてもらおうという新たな担い手として、協働という概念が導入されたというふうに認識をしております。ですから、協働というものを、例えば道路と民地の境目の問題だったりとか、ごみの問題などはわかりやすいと思うんですが、本来町がやるべきものに対して町民の方々にお力添えをいただいております。そういったことを進めて、そういった町のあり方を進めていきたいというふうに思っております。90周年を迎えておりまして、記念誌をつくっていただいたことも、まさに町の発案でお金や一定の人の紹介などをさせてもらいましたけども、結果としてはほぼ町民の皆様のお力でまとめていただいた90周年誌などは、まさに協働の象徴だというふうにも言えると思います。
ですから、御指摘のようにですね、学校給食につきましては町が責任を持ってやりますし、町民の方がつくったりするわけではないと思っておりますので、そう考えると協働というよりも、情報の連携、情報の伝え方であったりとか、純粋に御意見をいただく機会というものをどこで設けるかが鍵だというふうには思っております。申し上げたように、中間報告させていただいた後でございますので、これから教育委員会がPTAの皆さんに今お話を伺っておりますけども、学校の先生方や、さらにいろんな視点からの御意見をいただく時間を設けていく機会によって、今後学校給食のあり方については定めていくべきものだというふうに思っております。

8番(畑中由喜子君)

町長のお考え方というのかな、というのはちょっとわかった気がするんですけども、でもそれですと、町がやり切れなくなった分を町民に引き受けていただきましょうっていうね、町の都合が優先しちゃうというふうにもとれてしまう部分ありますよね。そうではなくて、例えばその給食のことについても、いろんな考え方の方いらっしゃると思いますし、それを広く今度は実施する段になったときにおいてもね、やはりみんながより多くの納得の中で、その事業を展開していくことができるかどうかというところに、やはり事前のきちんとした話し合いだったり意見を伺うということができていれば、そのあたり心配が軽減されるんじゃないかと思うんですね。それが、町長は協働という呼び方ではないというふうに思っていらっしゃるようですけれども、やはり何ていうんでしょう、一部の考え方、協働というものの中にも、今、私が申し上げたような部分も含まれるのではないかと。ともに進めるということにおいて協働という言い方もできるかと思うんですね。ですから、そのあたりの考え方をやはり少し町長も捉えていただかないといけないかなというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。確かにね、給食のことなんか町が率先して決めていくという部分もあるかと思います。でも、やはりいろんな考え方、物申したいという方もいらっしゃるし、子供たちの意見も聞いてみたいという部分もありますし、まして今回はね、ちょっと土地の問題、場所の問題が非常に大きかったので、大変な今、混沌とした状況になってしまっておりますけれども、確かに町が率先してやっていかなきゃならない事業というのもあるとは思いますよ。でも、たとえそうであったとしても、やはり住民の中にその賛同を求めていくという、合意を求めていくという姿勢が大切なのではないかというふうに思うんです。長々申し上げましたけども、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

畑中議員がおっしゃっているですね、その具体的な考え方は全くそのとおりだというふうに私も思います。ですから今回の給食のことも、あくまで町が主導で、町の中でですね、主導どころか町だけで話し合いをして、合理性だったりとか将来性だったり、例えば人件費の問題とかですね、そういったものを重ね合わせた結果これがベターなんじゃないかなということを、議会の皆様には御報告はさせていただきました。そこにお話しのように、例えば親御さんが、私も親ですけども、どういうふうに思うかとかですね、感情的なものだったりとか、子供の栄養面を考えたこととかについての説明はほとんどついてなかった、ございません。というのは、それはこれから詰めていく中で、その案についてどうしていくかということ、まさにそこから御指摘がそれが協働というのであれば、それは協働をして、よりよいものをどうつくっていくかのフェーズに移行していくものだというふうには思っております。ただ、協働の概念としてですね、広めていただければコーポラティブという考え方から、ともにできないセクターをともに補完し合おうということから始まってございますので、概念と言えば、申し上げたように町民と行政がやり合おう、一緒に手伝おうということで、有名な矢祭町などでは道路工事ですら町民の方が自分で行ったりとかしている事例もございますから、いろんな形の協働があるんだろうなというふうには思います。それは概念の問題でございますので、この際余り大きな問題ではないというふうに思いますけども、そういった情報の配信と意見をしっかり伺うということは、もう基本的には、もう畑中議員のおっしゃるとおりだというふうに思います。

8番(畑中由喜子君)

今回の第四次葉山町総合計画の中では、もう突出して、その協働によるというね、協働という言葉がすべての施策に出てくる。それはもう実施計画見ればそうですよね。ですから、余計そこへの期待というものもあると思いますし、町民の皆様方にはその覚悟をしていただいているという部分も、ある部分あると思うんですよ。やはりそうであるとすれば、町の側も覚悟を決めて、もうすべてを出して、説明責任を果たして事を進めていくということをやっていかなきゃいけないというふうに思いますので、そこは十分に御配慮いただくべきと思っております。
次に2点目の、地域コミュニティとのかかわりについてでございますけども、私はかねてからこの地域コミュニティとのかかわりということでは、地方分権が推進してくる中で地方自治が進みという段階を踏んできているわけですけども、その分権ということ、あるいは地方自治ということになると、今は自治体、各自治体が分権の対象というか、地方自治ということになっておりますけれども、この中で協働のまちづくりを進める上ではさらに分権化して、その地域コミュニティに分権していくということがもう目の前迫ってきている、必要な要件だというふうに思っております。そのこと、もうかなり昔から、前から申し上げてはいるんですけども、このたび総務建設常任委員会で高松市に視察にお邪魔をすることができまして、高松市での取り組みも大変感心して帰ってきたんですけども。高松市は御承知と思いますが、人口も41万9,000人、約42万人ですし、面積も非常に大きい。というか、葉山町と比べてどこか一致点があるかといったら、それは本当に雲泥の差があるんですけれども、その中でやはりこれから高齢化がますます進み、そして人口減少の時代が来るということを先取りしてというか、それへの対応ということで、地域コミュニティを活性化するということが非常に大切だというところに着目されて、取り組みをされております。実際には自治基本条例をつくられて、その中にびしっと位置づけられてはいるんですけれども、地域コミュニティ協議会というものを設置して、そこに地域コミュニティの支援策として予算づけもするんですね。その地域コミュニティの中で地域、まちづくりのその活動計画というものをつくり、それで認められればそれを実施していくという、その予算づけまでするというところが、全くの信頼関係ですよね。やっていくということを取り組みをされておりまして、それで地域コミュニティも52カ所でしたかね…42カ所。ありがとうございます。42カ所あって、それぞれに活動拠点もきちんとあるという形なんです。毎年度末にその事業報告会を、すべての団体ではありませんけども開いていくという形で、毎年繰り返してそういう活性化を図っていくということをやっておられるんですね。町長にも地域コミュニティのまちづくりの、協働のまちづくり、コミュニティを軸とした協働のまちづくりという資料もいただいておりますので、これ後でごらんに入れたいと思いますけれども。
ここでその高松市の自治と協働の基本指針というものを、これはあちらでは自治基本条例の中に位置づけておられるんですけども、葉山町でも協働のまちづくりの指針というものをこれから策定なさるところですよね。先ほど御答弁もありました。それで27年度、今年度から取り組みを始めて、28年度には策定に向けた取り組みをまた継続し、29年度には指針をもう運用するという形で実施計画には載っております。そういう形で、内容がすっかり同じではないかもしれませんけれども、やはり協働のまちづくりに向けてのその指針づくりというところではね、とても参考になる部分があるのかなというふうに思います。この、先ほど御答弁いただいた部分でございますけれども、どのような地域コミュニティの活性化を目指しておられるのか、具体策がおありかどうか伺っておきたいと思うんですけど。

町長(山梨崇仁君)

昨今ですね、畑中議員がまさにおっしゃるように、その地方分権、2000年の分権一括法の施行から地方分権が進む中で、我々地方自治体…失礼、地域自治体。私、地方という言葉あんまり好きじゃないんですが、地域自治体もですね、国に対して権限や仕事、役割の移譲ばかりで財源がないじゃないかということは、これは今でも思うんですけども、さんざん言ってきた経緯があります。その中で地域としてのやり方として、例えばシステムの組合をつくってお互いに連携しながら補完し合おうとか、もしくは先ほどの話のように、町内会や自治会と協働をして、持ちきれない部分を持ちましょうということをお話をしてまいりました。私も町内会の皆さんの会合で、皆さんがなくては葉山町が回らないと、はっきりお腹を見せるつもりでお伝えした経緯もございまして、それを隠すところでは全くないというふうに思っております。しかし、それですらですね、今、多様化する、また価値観が本当にさまざまになっている中では、地域の一件一件で起きている事象が違うということもありますので、おっしゃるように地域内分権、さらに町内会の皆さんをというのがふさわしいかわかりませんけども、各地域において分権をしたような形でですね、仕事とは言っては失礼になるかもしれませんけども、一定その地域のことについての課題をクリアしてもらえるようにしていかなければ、回らないだろうというふうに思っております。しかし、そういう意味では町内会の皆さんにはもう既にですね、防災を初めごみの問題や福祉関係でも本当に今、御苦労いただいておりまして、大変だろうというふうに思っております。そう考えますと、町内会という単位ではない形で、例えば民生委員さん、古くからいらっしゃる協働の方々でありますけども、民生委員さんであったりとか、その地域ごとのカラーをですね、認め合いながら、また新たなそういった地域内分権する相手といいますか、協働のパートナーをそれぞれの場所で探していくことが必要じゃないかというふうにも考えております。それがお金だけにならないように、権限と財源とともにあわせて責任を持ってもらうことも必要ですので、その辺をどこまで渡せるかについては見定めながら、ともにまちづくりをするパートナーを多く見つけていければいいなというふうに思っております。

8番(畑中由喜子君)

私の話も中途半端だったので申しわけなかったんですけど、この高松市での地域コミュニティ協議会というのは、その町内会・自治会を単位としたものではなくて、もうちょっと大きくくくって、それこそ今、町長がおっしゃった民生委員さん、あるいは何でしょうね、NPOの市民活動団体とか、もうちょっとくくりの大きい単位で協議会を設置しているということになります。葉山は規模が本当にうんと小さいですから、それがあるいは町内会単位ということでもいいのかもしれませんけども、町内会の大きさ、高松市もそうだとおっしゃいましたけども、この協議会もものすごく大きいところから小さいところまであるということで、一律にはいかないというのは確かにあるとは思うんですけども、本当にその地域に分権して、町長の地域は自治体ですから、もっと小さな部分で、私はその地域に分権していくべきというふうに思うんですね。
この高松市でも、この地域コミュニティ協議会というのが大体小学校区に1つという形だそうでございます。私もね、驚くべき資料を発見しちゃったんですけども、平成8年12月議会、ですから今から19年前ですよね。私、一般質問で、小学校を中心とした地域コミュニティ構想を持ったらどうかという質問をね、当時の町長にしているんです。もう本当に19年ですから、かくも長きにわたってね、その必要性を叫び続けてきて、感心すると同時に、自分でね、今もってそれが実現していないというのは結構むなしい部分でもあるんですけれども、やはりその地域に分権していって、どれだけその地域が活性化するかということによって、その町の発展ということは考えられるんじゃないかなというふうに思っていますので、ぜひともここのあたりの施策を進めるべきだと。今回のその総合計画では、かなりその辺に力を入れておられるというふうには思うんですけれども、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

直近で逗子市さんの事例が大変適切かなと思うんですが、逗子市さんはその小学校区を1つとしてまちづくりの推進団体として認めています。その背景に、平井市長ともお話したんですけども、町内会がないエリア、加入率が非常に低いエリアといった問題もあることから、小学校区を全体として捉えたということをおっしゃっておりました。幸いなことに葉山町の場合は、確かに加入率もまだまだ問題ではありますけども、全地域において町内会として機能してございますし、むしろ町内会を大きいパターンにすると字ごと、堀内、長柄、一色、下山、上山、木古庭でですね、まとまっているところもありますので、その字ごとの単位で機能させること、町が強引にですね、確かに学校も拠点として大切なことなので、これからは学校もどんどんどんどん開いていってほしいとは思うんですが、そういった地域活動の拠点としては字ごとのあり方を、これも葉山町の歴史の流れとして受けとめて活性化させていく方法で盛り上げていくほうが、より町民の皆さんにとってわかりいいんじゃないかなというふうには思いますが、いかがでしょうか。

8番(畑中由喜子君)

そのくくり方、私はどうこうしろというものでもございません。字ごとというのも、町内6つですので、それぞれ適当な、何ていうんでしょう、結構均等な大きさに、山があるところとかもございますけども、あると思いますし、地域ごとの特性というものもある意味その字ごとで図れるというのはあるかと思いますので、そういう進め方というのはいいかなというふうに思います。
ここで1つ、総合計画にもないので当面無理なのかなとは思いますけれども、やはりここで自治基本条例の制定ということに向けて、町は一歩を踏み出していただけたらというふうに思うんです。というのは、この中ではっきりと町の役割、それから住民の役割、議会の役割ももちろん含まれますけども、議会の場合は議会基本条例というのをもう先行して持っております。町がやはりきちんと自治基本条例を制定することによって、みずからの行動、あるいは何ていうんでしょうね、計画をつくるにしても、その規範をきちんとした、これは自治体の憲法というふうに呼ばれるものですから、すべての計画、条例の上位に来るものですよね。そういうルールづくりというのが、一つ非常に意味を持ってくる場面かなというふうに思うんですけども、町長選を控えてですので、もうこの先どうするかということを、今、町長に伺うのは申しわけない気もするんですけども、ぜひお答えいただけたらと思います。私はぜひ必要なものだというふうに思います。ただし、総合計画には見当たらないというところは、もう承知の上で伺います。

町長(山梨崇仁君)

自治基本条例の検討会がかつて平成24年のころございまして、私は大変残念ながらといいますか、申しわけなかったんですけども、一旦解散をということでお願いをして、させていただきました。その背景には、その自治基本条例をつくるには一定の盛り上がりももちろんですし、そういったステップをしっかり踏んでいかなければならないと考えたからでありまして、その前提として住民参加の仕組み、それこそ今こそ言いかえれば、協働の仕組みをつくることが最優先だということを申し上げまして、今回第四次の総合計画の策定も多くの住民の方々のワークショップを踏まえたり、実際の審議会にも町民の方々が入っていただいてですね、策定をすることができました。その過程の中で、町内会の皆さんとの信頼関係ということも築いてまいった経緯もございまして、現段階では自治基本条例という機運というよりも、協働でまちを助けていかなきゃなという気持ちについては、すごい皆さん熱い思いを持ってくださってることは感じておりますので、この機運を盛り上げる中で、おっしゃるように憲法といった何か一つの規範が必要になってきたなと感じるときにはですね、その名はどうであれ、何かしら理念的なものについて、第四次総合計画にも理念がありますが、それじゃ追いつかないということであれば、別途定めていく必要があるかなとは思います。決して無用だとは思っておりませんで、何かしら町の将来像のためにというふうには思いますけども、指導的につくっていくものではないということは改めて申し上げたいというふうには思います。

8番(畑中由喜子君)

自治基本条例の中には、町のあり方と同時に、住民とのかかわり方、地域コミュニティのあり方、協働のあり方というものすべてを網羅して、そのルールづくりというかつくり込んでいくわけですので、本当にこれからはもう、ましてや必要になってくるツールだと、行政運営に関してね。というふうに思っておりますので、ぜひこれは御一考をいただきたいというふうに思います。
それで3点目の、これから協働のまちづくりを推進していくためにということで、今後の取り組みなんですけども、今は協働推進検討会ですか、を立ち上げておられるということです。行く行く懇話会を立ち上げるということになるかと思いますが、それによって今度はどういうことを目指していくのかということなんですが、それはいかがでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

畑中議員からの御質問でですね、第1回目の答弁で町長のほうからもお話をさせていただいて、現状と今後の取り組みということで答弁をさせていただいております。ちょっと再度のお話になって申しわけないんですが、今、現段階、庁内各部署、部からですね、委員として参加していただく中でですね、当然今後の協働のですね、取り組みというところで、協働の必要性ですとか、現状の課題解決に向けた対応、そういった部分の話し合いですとか、町としてどういう協働のあり方がふさわしいのかとか、そういった部分をですね、今、話し合いをしてて、それをもって第3回、第4回の検討会のほうにも持っていこうという形で対応しております。その中には当然職員の意識改革という部分も必要になってきます。先般研修会のほう、1回行っておりますが、再度ですね、そういった部分も充実する中で、しっかり確保していこうということも考えております。なお、先ほどの答弁にもありましたけども、28年度にはですね、指針策定に向けてですね、懇話会のほうを設置して取り組んでいきたいというようなことも考えているところでございます。いずれにしましても、指針を策定してですね、それを実現に向けてですね、総合計画で掲げてる基本施策ごとのですね、協働の取り組み、そこら辺がよりスムーズにですね、進むような形の対応を図っていきたいというふうに考えております。

8番(畑中由喜子君)

まだ具体的なものが見えていない段階かとは思いますが、協働のまちづくりというところからいきますと、情報の共有、それから行政の説明責任、そして住民が町政に参加しやすい仕組みづくりというものが重要になってくると思うんですね。そのあたりはいかがですかね。仕組みづくりということでは。

政策財政部部長(小山誠君)

具体にちょっと申し上げられない部分あるかと思いますけれども、当然施策ごとにですね、取り組み方って異なるのかなと私、想像してるんですね。やはり町内会さんを中心に取り組むべき部分があったりとか、そうではなく各団体のほうにもですね、協働の観点から御協力いただく中で取り組む観点だとか、さまざまそれは要因としてあると思います。先ほど来、地域コミュニティの部分のお話もあったかと思うんですが、私の聞き及ぶところでは町のですね、社会福祉協議会のほうでは、地域福祉の向上ということで、以前…以前というか今もやってると思うんですが、町内会ですとか老人クラブ、そういった方たちが中心となってミニデイサービス事業をやる中でコミュニティを広めてるとか、また、それが一歩進んだ形で地区社協化して対応を図っていくとか、そういった話し合いも持たれて地区社協を設置している、モデル的にですかね、ちょっとそこら辺はっきり私もあれなんで、曖昧で大変申しわけないんですが、それぞれそういった分野ごとの部分での取り組み方っていろいろあるのかなというふうに思っておりますので、そういった部分も集約しながらですね、対応を図っていくべきというふうに考えております。

8番(畑中由喜子君)

地域のその協働のまちづくりということでは、やはりハードの部分でもね、すごく必要になってきて、けさほどですか、指定管理者のまた選任のし直しということをやりましたけども、その町内会・自治会館というのがすべてのところにあるわけではなくて、やはり活動の拠点というのも、これからのその協働のまちづくりを実現化していくためには必要な部分かと思います。その部分について、空き家を利用したということで進められるのではないかという御答弁も以前出ておりましたけれども、そのあたりのお考えはいかがでしょうか。ハード面ですね。

町長(山梨崇仁君)

まず結論から申し上げますと、そのハード面でのセンターといいますか、施設は必要だというふうには思っております。それをいかに、余りこう大きなお金をかけずに、しかし今あるものを生かしつつ長寿命化という方向もありますので、そこに適したものにしていくかという議論が、まさに公共施設の総合管理計画だと思っております。また、御指摘のように空き家を活用してですね、町内会館の不平等性についても何とか解決できればとは思っておるんですが、そこについても初期投資や維持費を考えていくと、そう簡単には踏み込めるものでもないなというふうにも思ってございますから、来年度空き家の状況について確認がとれると同時に、公共施設についての全体の情報も上がってまいりますので、それらをミックスさせた状態で、それこそ全町的、各地域も出て行ってですね、本当の全町的な議論の中で考えていかなきゃいけない大きな課題だというふうに思っております。

8番(畑中由喜子君)

ハードの部分はなかなか予算もかかったりして難しい面もあるかと思いますけども、やはり必要なファクターの一つだというふうに思います。
もう一つ、人材の部分なんですけども、高松市では市の職員がすべての協議会に協働推進員という形で地域コミュニティ協議会に派遣をしてるということで、もう自動的に振り分けられる人もいて、町内に住んで…あ、市内に住んでる職員ばかりとは限らないので、そのかわり必ずどこかには行くというような施策をとっているということでした。これは役所とのかかわりを感じることもできるわけですし、話が通じやすいというのもあるでしょうし、やはり身近に職員がいてくれるというのは非常に地域コミュニティにとっても心強いことでもあるし、これは時間外に派遣しているというようなことだと思うんですけども、そのような人材の派遣ということもソフト的には必要になってくる。これはヒューマンウェアという言い方でしたけども、組織づくりには人が必要で、そこには市の職員の派遣もしていくということもございました。葉山町の場合、規模が小さな町ですので、果たしてそこまで職員を割けるかどうかというのはあるのかもしれませんけども、これごみのね、問題がすごく大きくなったときに、やはり全町的な取り組みとして職員が外へ出たらどうかと、ごみステーションに、全部のステーションに立ったらどうかというような進言もさせていただいた経緯がございますけれども、そういうところで住民の方と役所の職員が交流を持つということ、そこに信頼感が生まれて、新たな協働が出てくるということもあるんだと思うんですよ。それは信じられるんですね、そういうことはとても。いかがでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

今、畑中議員言われた高松市の事例の部分で、私も以前ですね、県内自治体で協働の取り組みというところで、ちょっといろいろ研究する中でですね、寒川町さんが今お話あったようなですね、各地域にですね、職員を派遣してですね、そこの地域の活性化という部分と地域の課題、そういったものを把握するためにですね、職員を配置して対応を図ってるというような事例も聞いております。そういった部分も含めてですね、今後そういった先進地のですね、部分についても研究して対応を図らさせていただければというふうに思っております。

8番(畑中由喜子君)

非常に大きな課題ではあるんですが、住民との協働ということでは絶対に避けて通れない部分というのもありますので、ぜひとも強力にここは考えて進めていっていただきたいというふうに思います。
次に動物愛護についてでございますが、6月の議会でもこの問題を、これ6月にはペットとの共生という観点で取り上げさせていただきました。葉山町は全国的に見ても、ペットの飼育数が非常に多いと言われております。家族の一員として大切に育てている家庭があると同時に、残念ながら飼い主としてのマナーに反するような事例も見受けられるというのが実情ではないかと思います。すべての住民の方が犬の好きな人、嫌いな人も含めてですね、気持ちよく過ごせる環境の整備が必要だというふうに思うんですけれども、人と動物が幸せに共存、共生できる社会の実現を目指していくべきだというふうに思いますけども、この点についてはいかがでしょうか。

環境部部長(伊藤義紀君)

そうですね、いろいろその動物愛護の精神ということで、葉山町は犬の登録数も非常に多いというところもありますし、町中でもたくさん愛犬を散歩されてる方も見かけます。町としましてはですね、今現在のところでは主たる動物愛護の条例はですね、法律的に言いますと、やはり県のレベルでいろいろ条例を制定していくと。先ほどちょっと調べたんですけれども、もしくは政令市レベルであると、こういう条例の制定があるということだと思います。かたい話になりますと、そういうことになります。ただ、葉山町としては先ほど来お話ししたような状況もございますので、例えば町の中でマナー向上のそのポスターを中学生さんにつくってもらったり、もしくはふん尿のマナーアップのための看板を町のほうでつくって配布したりと、そういうことはしております。ただ、そういうもの、例えば湘南獣医師会が行うようなですね、講習会みたいな、その座学でやるような講習会よりも、例えば町のドッグランを使いながらイベント的なそういう講習会みたいなものを開いてですね、飼い方のそういうマナーのアップですとか、動物愛護の精神なんかをお話しいただくような、そういう機会が持てればいいかなというふうには考えております。

8番(畑中由喜子君)

一気にその条例をつくって云々というのは難しいものもあるかもしれませんけれども、やはりきちんとしたものをつくれば、そこにその飼い方のマナーだとかという、ルールだとかいうものも盛り込めるわけですので、より人と動物が、それこそ幸せに共存できるという部分で、そういう形のほうが望ましいのかなというふうに思っておりますので、それはまた研究を重ねていただけたらというふうに思います。
次に、学校での動物愛護の取り組みなんですけれども、現在の社会情勢を考えますと、昔と比べて子供たちが動物と触れ合うというチャンスが少なくなっているのではないかなというふうに思います。触れることもなければ、動物を汚いものだとか怖いものだというふうに捉えてしまうかもしれないし、そこでは人でも動物でも、命がいかに壊れやすくて、それゆえに大切にしなければならないものなんだということがわからなくなってしまうかもしれないということを非常に感じますし、危惧しているところです。つまり命の大切さということは、もう繰り返し繰り返し子供たちに示していかなければならないんだというふうに思いますけれども、学校現場では先ほど教育長お答えいただきましたが、折に触れてペットの話題なども取り上げながらということでお話をいただきました。ただ、今現在子供たちが学校で小動物に触れ合うという機会はあるんでしょうか。私なんか小さいときはよく生き物係じゃないですけど、動物の係というのがあったりしましたけども、いかがですか。

教育部部長(沼田茂昭君)

学校における動物飼育についてという御質問だとは思いますけれども、小学校では現在動物飼育を行っておりません。理由につきましては、動物アレルギーのお子さんの問題と、鳥インフルエンザが発生したときのそういった、アヒルを飼ってたときにそういった鳥インフルが出た、そういった幾つかの問題によって、現在哺乳類や鳥類の飼育はしておりません。ただ、魚類としましてメダカの飼育とか、そういったことは行っております。

8番(畑中由喜子君)

とってもきれい好きなお母さんたちがふえてね、家の中もぴかぴか、それからもうアルコールで机の上も拭いちゃうみたいな、それが近代的な生き方というふうに思わされてる部分ってあるかもしれないんですけども、どんなことになっても動物と人間というのは切っても切れないものであると思うし、地球上で共生していくべきものだと思います。1種類の動物が絶滅していけば、それだけ人間の絶滅も近いというふうに言われるぐらいですよね。生命のそのバランスというものがあるわけですから、そういう大きな視点も失ってはいけないというふうに思います。今現在、とかく弱いもの、弱い立場のものに向かいがちで、いじめとか暴力とかということがあるので、本当に幼いころから命、生命ですよね。生命への畏敬という考え方、幼いときから持たせることができれば、本当に弱いものにはけ口のようにして向かっていくということがかなり軽減できるのではないかなというふうに思っておりますので、ぜひとも教育の現場においては命の大切さということをね、動物愛護を通して教えることができるよいチャンスだというふうに思っておりますので、決してその視点を忘れないように今後もお願いをしたいと思いますけど、いかがでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

現在小・中学校では命の授業というカテゴリーの中で行っております。その一部が動物愛護教育という形で、それ以外にいじめ問題や、命のつながりとか平和学習とか、そういったことを年間通してやっておりまして、ちょっと調べたところでは、9月までに大体6校平均で30時間ぐらいの時間を割いて行っておりまして、教育課程の中でも重要な位置づけとなっておりまして、今後もしっかりと取り組んでいきたいなとは思っております。

8番(畑中由喜子君)

何よりも生きているものの命を大切にするということは、もう人間としての基本の部分だと思いますので、ぜひともそこの力を入れていっていただきたいと思います。
次に3項目目の町の活性化で、フォトロゲイニングというものについて先ほど御提言、御提案いたしましたけども、これどういう人が主催しているかというと、町、主催が町とは限らずに、商工会だったり、あるいはスポーツ団体だったりということもあるんですけども、一部やはり市町村がやってるところもございます。ですから、ぜひ町にはね、率先してこういう取り組みをお願いできたらなというふうに思うんですけども、町は今、インスタグラムのサイトを持って取り組んでおられますよね。ちょっと似てる部分もあるかなと思うんです。このフォトロゲイニングというのは、ロゲイニングというのはもう24時間耐久レースみたいな本当に厳しいものなんですけども、フォトロゲイニングってそこから派生した形のイベントで、写真を撮りながら行くんですね。そうすると、もう日本全国いろんなところでやってるんですけども、インスタグラムと同じように、やはりそれは個人のブログだったりで拡散する、こんないい景色のところ見てきたよ、こんなところ歩いてきたんだよというのが出ると、行ってみたいねという、その次につながるというのがあるということなんですね。ちょっと考えると、町じゅうにカメラ持った人がね、いっぱい来ちゃったらどうしようという思いもあるんですけれども、それは活性化、間違いなく活性化であって、しかもその単発でね、そのイベントだけで終わらない。次につながっていくというところが本当にいいなと。申しわけないんですけど、サイクリングよりは危なくないかなって思いますし、ぜひとも取り組んでいただけたらと思うんですけども、どういう感想をお持ちでしょうか。三浦市でもね、来年の5月かな…あ、6月かな。取り組まれるんですけども、いかがでしょうか。我が町には本当に風光明媚なすばらしいスポットがいっぱいありますので、ぜひ取り組んでいただけたらと、前向きに検討をいただけたらと思うんですが、いかがでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

ちょっと私がお答えしていいかどうかわからないんですが、今、議員のほうからインスタグラムの話もありました。そういった部分の情報発信の部分では、そういった広告媒体を使っております。今、提案ありましたフォトロゲイニングについては、私も存じ上げてませんで、御質問いただいてちょっと調べたところで、以前私も教育委員会にいたときにですね、オリエンテーリング的なウォークラリー、そういったものを子供ですとか親御さんたちとということで、町内でも対応させていただいた経緯がございます。その際にもその延長で、たしか教育委員会の体育指導員さんが主体となって取り組みをしてた経緯もあると思っております。その延長線にこの写真というフォトの部分が入ってきた取り組みで対応もできるのかななんていうふうに思ってますので、ちょっとそこら辺は調整を図らさせていただく中で取り組みができればなというふうに考えております。

議長(近藤昇一君)

既に時間経過しております。これにて8番畑中由喜子議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。

議長(近藤昇一君)

本日の日程はすべて終了いたしました。あすから2日間休会とし、来る11月30日午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。
(午後5時22分)

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更新日:2018年01月31日