葉山町議会 平成27年6月18日

招集年月日

平成27年6月18日(木曜日)

招集場所

葉山町役場議場

開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間

開議

午前10時00分

散会

午後4時08分

応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員

出席14名 欠席0名

出席並びに欠席議員の詳細
番号 氏名 出欠
第1番 横山すみ子 出席
第2番 金崎ひさ 出席
第3番 鈴木道子 出席
第4番 飯山直樹 出席
第5番 細川慎一 出席
第6番 山田由美 出席
第7番 窪田美樹 出席
第8番 畑中由喜子 出席
第9番 石岡実成 出席
第10番 待寺真司 出席
第11番 伊東圭介 出席
第12番 笠原俊一 出席
第13番 土佐洋子 出席
第14番 近藤昇一 出席

地方自治法第121条により出席した者の職氏名

地方自治法第121条により出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
町長 山梨崇仁
副町長 山本孝幸
教育長 返町和久
政策財政部部長 小山誠
総務部部長 池田務
福祉部部長 仲野美幸
環境部部長 伊藤義紀
都市経済部部長 吉田仁
教育部部長 沼田茂昭
消防長 高梨勝
総務課課長 新倉利勝
選挙管理委員会 新倉利勝
事務局書記長 新倉利勝

職務のため議場に出席した者の職氏名

職務のため議場に出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
議会事務局局長 矢嶋秀明
次長 廣瀬英之
局長補佐 永井秀子
主任 佐々木周子

会議録署名議員

会議録署名議員の詳細
番号 氏名
第3番 鈴木道子
第4番 飯山直樹

議事日程

第1 一般質問

1.土佐洋子

(1)国際的なスポーツ大会での町の対応

(2)海岸でのマナーと安全

(3)三浦半島サミット

(4)公職選挙法改正の対応


2.笠原俊一

(1)安全安心の向上に向けた道路整備施策について

(2)健康増進や子育て環境整備に向けた施策について


3.金崎ひさ

(1)ごみ行政について

(2)体育館建設について

(3)コミュニティバスについて

(4)地域手当について


第2 議案第6号 平成27年度葉山町一般会計補正予算(第2号)
第3 議案第7号 平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第4 議案第8号 葉山町個人情報保護条例の一部を改正する条例
第5 議案第9号 葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例
第6 議案第10号 財産の取得について(塵芥収集車1台)
第7 議案第11号 財産の取得について(消防ポンプ自動車1台)
第8 議案第12号 人権擁護委員の推薦について
第9 報告第1号 平成26年度葉山町繰越明許費繰越計算書(一般会計)
第10 報告第2号 土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告について
第11 議会議案第27-7号 葉山町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第12 議会議案第27-8号 農業委員会委員の推薦について

議事の経過

議長(近藤昇一君)

おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)

議長(近藤昇一君)

日程第1「一般質問」を行います。
第1番、13番土佐洋子議員の一般質問を行います。

13番(土佐洋子君)

おはようございます。13番土佐洋子でございます。議長のお許しをいただきましたので、4項目4点について一般質問させていただきます。
初めに、(1)国際的なスポーツ大会、オリンピック・パラリンピック、世界選手権、ワールドカップなどの町の対応を伺います。
まずは、2020年東京オリンピック・パラリンピック、セーリング競技が藤沢・江の島で開催が決定したことをうれしく思います。私が毎回のようにオリンピックキャンプなどの誘致について、一般質問の中で提案させていただきましたが、それが5年後にかなうということ、実際に目の前でオリンピックを見ることができること、子供たちが夢を持つことができることなど、本当にわくわくいたします。ことしも来年も、ヨットの世界選手権が葉山新港にて予定されています。また、スタンドアップパドルボードの世界大会も9月に行われることが決定をしております。
オリンピックといいますのは、その年だけで行われるものではなくて、プレオリンピックやプレプレなどがございます。また、ヨットもほかの競技と同じように国枠を取るためのワールドカップもございます。プレプレといえば、来年2016年8月に開催されますブラジル・リオデジャネイロオリンピックの2年後と、もうすぐでございます。日本ヨット発祥の地・葉山町としての対応をお聞かせください。
次に、(2)海岸でのマナーと安全、海水浴マナーアップ、クリーン葉山、年間を通しての安全について伺います。最近、近隣自治体の海水浴場にてさまざまな問題があり、音の規制だったり、営業時間の短縮などが行われてきました。ほかの海水浴場に比べて規制の少ない葉山の海岸に、入れ墨やタトゥーをしている人たちがふえているのではないかと感じている町民も多いと思います。また、逗子や鎌倉の海岸ではバーベキューができないため、葉山の海岸に来てバーベキューをされる方々も多いようです。ことしの夏もとても心配です。町の対応を伺います。
先月、5月23日にはクリーン葉山が実施されました。海岸の清掃は町民の皆様と一緒にすることに意味があると考えております。海岸のない上山口や、芝崎町内会においてもクリーン葉山と同じ日に清掃作業を行っていると聞いております。クリーン葉山が町にとってどのような位置づけなのかをお聞きします。
海の年間を通しての安全というのは、日ごろからウィンドサーフィンやヨットのセーリングに限らず、スタンドアップパドルボードやカヤック、サーフィンなど、多くのスポーツの愛好家、そしてお散歩や釣り、写真を撮る方などが楽しまれる、多くの町内会の方々が海に訪れています。海水浴期間中はライフセーバーが海を守ってくれておりますが、それ以外の時期は自分自身で気をつけなくてはなりません。海でのもしもの事故の対応について伺います。
次に、(3)三浦半島サミット、三浦半島の観光の情報発信を伺います。先日、葉山町で開催されました第4回三浦半島サミットを傍聴いたしました。神奈川県自転車商協同組合と三浦半島自転車観光振興協定の締結はうれしいもので、三浦半島を自転車でめぐる観光客へのホスピタリティー向上を目的としたもので、自転車半島宣言に載っているお店などに自転車のパンク修理キットや空気ポンプなどを準備したサイクルエイドステーションが整備され、40セットが寄贈されたということです。町内のコンビニにおいても、駐車場に自転車のラックがあるのを見ることができます。また、三浦半島酪農組合連合会からは、スポーツで優秀な成績をおさめた青少年団体に葉山牛を提供することが決まり、これもとてもありがたいと思います。
ですが、三浦半島サミットで出ておりましたフィール湘南というのはいかがなものかなと思います。また、来年には南郷地区に商業施設ができる予定です。南郷地区が三浦半島の玄関口となります。これから三浦半島の魅力を発信していくためにどうしたらよいのか、町長のお考えを伺います。
次に、(4)公職選挙法改正、選挙権年齢を18歳以上に引き下げる公職選挙法改正の対応を伺います。きのう公職選挙法が70年ぶりに改正され、衆議院の解散、総選挙がなければ、来年夏の参議院選挙から投票権が18歳と19歳の未成年者約240万人に付与されます。対象者はもちろん日本人であること、投票日の翌日までのお誕生日でその年齢になる方で、3カ月以上住み続けている住所での登録となります。ぜひ拡大された対象者の方々の政治参加の意識を高める主権者教育の充実を期待したいと思います。町の対応を伺います。
以上、私の1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

おはようございます。土佐洋子議員の御質問に、2項目目からお答えをさせていただきます。
海岸でのマナーと安全について、海水浴マナーアップ、クリーン葉山、年間を通しての安全についてのお尋ねでございますが、海水浴場に関しては、昨年行った海水浴場利用者に対しての入れ墨、タトゥーの露出禁止、飲み過ぎ注意等の啓発活動、また水上バイク利用者に対する徐行エリア、係留禁止エリアの安全対策を引き続き行ってまいります。今年度はさらに海水浴場周辺にも効果が拡大できるよう働きかけていくことを考えております。
3項目目、三浦半島サミット、三浦半島の観光の情報発信についてのお尋ねですが、三浦半島全体の知名度向上、イメージアップによる地域の活性化等、連携することで効率的・効果的な事業展開が行われるように取り組んでおり、情報発信としては、パンフレットの発行、また町ホームページからもリンク可能な三浦半島観光サイト、LAUMI(ラウミ)を作成し、観光事業者のセールスシート等を今年度より公開をしております。
4項目目、公職選挙法の改正の対応、選挙権年齢を18歳以上に引き下げる公職選挙法改正の対応…失礼しました。所管の委員会よりお答えさせていただきます。私からの第1回目の答弁を以上で終わります。

教育長(返町和久君)

土佐洋子議員の御質問にお答えいたします。国際的なスポーツ大会での町の対応、オリンピック・パラリンピック、世界選手権、ワールドカップの対応などについてのお尋ねですが、本年6月8日に2020年東京オリンピックのセーリング競技会場が、当初予定をしていた東京の若洲から藤沢市江の島になることが決定したところでございます。今後オリンピックの開催に向け、県・藤沢市などとの協議の場もあろうかと思われます。葉山町の役割、かかわり方がある程度具体化してまいりましたら、状況に応じ体制などを含め対応を図ってまいりたいと考えております。また、江の島でのオリンピック開催に伴い、今後町内において世界選手権、ワールドカップ等の開催が活発になることも想定されることから、スポーツ国際大会に対し適切に対応して支援してまいりたいと考えております。以上でございます。

選挙管理委員会事務局書記長(新倉利勝君)

土佐洋子議員の4項目目の御質問にお答えします。公職選挙法改正の対応、選挙権年齢を18歳以上に引き下げる公職選挙法改正の対応とのお尋ねですが、選挙権が18歳以上に引き下げられる見通しから、次の時代を担う若者に対していかに政治に関心を持ってもらうか、重要な課題と考えており、他市町等の状況を踏まえ、政治参加を促す対応を考えてまいります。また、本町で使用している選挙システムは、神奈川県町村情報システム共同化推進協議会のシステムを利用していることから、選挙の適正な管理執行のため、準備を進めることができると考えております。以上でございます。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

13番(土佐洋子君)

御答弁ありがとうございました。最初に国際的なスポーツ大会、オリンピック・パラリンピック、世界選手権、ワールドカップなどの町の対応について、教育長から御答弁をいただきましたが、なるべく町長からお答えをいただけたらうれしいと思います。
これから県や藤沢市と協議の場があるでしょうということだったんですけれども、セーリング連盟の会長の関東学院の先輩に当たりますけれども、貝道会長、前回の1964年のオリンピックのときにも競技の役員としてかかわっていらっしゃいました。何かしら直接町長は貝道会長とお話しされているでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

先日6月の9日でしたか、県庁にてくす玉を割るのに私もお呼ばれをしてお邪魔したときに、ちょうどそのひもを引く隣が貝道会長でいらっしゃいまして、改めましてこれからもよろしくお願いしますと、大変うれしく、2人でですね、今回の決定を喜んだことを記憶してございます。

13番(土佐洋子君)

この神奈川県内、関東学院の先輩たち、後輩たち、セーリング界、多いですので、そういうつながりを持って2020年に向けて、大会に向けていろいろとお話し合いをしていただければと思いますが。近隣自治体にあるマリーナ近くには選手村をつくって、そこから会場から選手を江の島へ移動するという手段をつくるというお話も聞いているんですが、葉山町内でもデベロッパーがかなり動いているというお話も聞こえております。山梨町長にもそのようなお話はお耳にされているでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

オリンピックに関連する施設としての選手村というふうにおっしゃった件については、町内での動きは聞いてはおりません。しかし、オリンピックに向けて一般観光客だったりとか、投機的な動きもあるかもしれませんが、町内で土地を購入する方が今ふえている動きがあるというものは感じております。

13番(土佐洋子君)

最初の質問の中で、プレオリンピックだったり、プレプレ、ワールドカップというお話をさせていただきましたが、それについての町としての誘致などは考えていらっしゃいますか。

町長(山梨崇仁君)

今、私が得ている情報の中ではですね、大会の本戦そのものは、昨今のテロ対策やセキュリティーの観点から、江の島島内で全て完結するようになるだろうと言われてはおります。しかし、その場合には漁業関係者や江の島島内を利用されている、もちろん住んでいる方もいらっしゃいますし、現在船を置かれている方々に一旦はどいていただいたりとか、もしくは通行の制限をかけることとなりますので、それがプレ大会やプレプレ大会、つまり2018年度からですね、対応ができるかというと、難しいんじゃないかと今言われております。その場合は1964年に倣いまして、葉山や今、場合によっては逗子の協力をいただきながら大会の成立を目指すべきだという声も聞いておりますので、誘致というよりもですね、町が必然的に協力する立場になるだろうというふうには思っております。

13番(土佐洋子君)

町長の今のお話で確認していただきたいんですけども、本戦のときに江の島のハーバーで、もともとある艇を葉山の新港だったりマリーナだったりでお預かりするということですか。

町長(山梨崇仁君)

まだ予測の段階なので、確かなことは申し上げられませんが、船をお預かりするというよりも、大会そのものの運営が江の島島内で行いきれるのか。64年のときには、例えば運営側であったりとか、サポート艇などは葉山港に来たというふうに聞いてございますので、どのようなかかわり方をするかわかりませんが、艇を預かるだけということであれば、県の持つ港ではありますけれども、また葉山マリーナさんもありますから、そういった関係と、葉山町としては連絡調整を行う立場になるかもしれませんが、対応していただけるようにお願いをしていくべきものかというふうには考えております。

13番(土佐洋子君)

それだけでは賄い切れない数の艇が江の島のハーバーにあるかと思うんです。そういう場合は、例えばそういうマリーナやハーバーじゃなくても、町有地、普通の陸にある町有地なども使用は可能なものなんでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

土佐議員の可能かというお問いについては、可能だというふうにお答えをしたいと思います。ただ、手続やですね、それが本来、優先的に高いかと言われれば、それよりも一旦は他のマリーナや港の協力を得ることのほうが優先ではないかというふうには思います。

13番(土佐洋子君)

98年の、それは国体でしたけれども、そのときは江の島が男子で、葉山港で女子というふうに分けて大会が行われました。ですので、先ほど町長がお答えになりました本戦はいろいろな問題があって江の島でするということでしたけれども、例えばプレだったりワールドカップだったりは、江の島と葉山で分けてとか、または競技を分けて開催ということも、そのうちお話しされることになるのかなと思うんですけれども、それはぜひともね、葉山でも競技、オリンピックの種目の一つでも葉山でしてもらえたらうれしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

前提として、先ほど申し上げたように2020年の本戦が恐らく江の島島内で完結することが想定さている中で、島内での完結をプレオリンピック、プレプレオリンピックもできることであれば目指すべきだと思います。ですので、そこに町が手を挙げるというよりもですね、それに、それがかなわない場合の協力をする体制をとっておくことがいいのではないかというふうには思います。町自体がですね、持っている港ではありませんし、またマリーナさんも民間の所有のものですから、葉山町としてどこまで声を出せるかといった意味では、先ほど申し上げたように連絡調整と関係と、あとは実際に町民の方々が日々の暮らしの中で道路やですね、海の利用に関して制限されることがあってはならないと思いますので、そういったことに配慮もしながら、そのかかわり方というものは慎重に見定めていきたいなというふうに思います。

13番(土佐洋子君)

プレやプレプレは、オリンピックが行われるときと同じような時期に行いたいと思うんです。でも、ただ、ワールドカップ、国枠を取るようなワールドカップは世界選手権の場合は艇数がすごく多くなると思います。それがいろいろな競技で、セーリングの中でもいろいろな種目がありますけれども、重なってしまうと、それは江の島の中で完結するということはできないと思います。水域は同じではありますので、そういうときも葉山だけに限らず、逗子や鎌倉なども可能とは思うんですけれども、そういうプレと…本戦、プレ、プレプレ以外のことではいかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

繰り返しの答弁になってしまいますが、例えば森戸海岸とか一色海岸でビーチから大会を行うというのであれば町のかかわり方はもう少し違うのかもしれませんが、やはり葉山港をですね、管理されている県とリビエラさんと、またマリーナの京急さんとですね、話し合いをする中で、どこまで積極性があるのかどうかを見定めた上でないと、私のほうから答弁については、現段階では連絡調整までとさせていただきたいというふうに思います。

13番(土佐洋子君)

今、町長が森戸海岸やというふうに言われたので質問いたしますけれども、例えば逗子や鎌倉はマリン連盟がございまして、カイトサーフィンが禁止されております。海岸からの出艇が。でも、2020年のオリンピックからカイトサーフィンが種目に入ることが決定しておりますので、それは森戸海岸だったら可能なことなのかなと思いますので、頭の片隅に入れておいていただけたらうれしいと思います。
きのうの新聞報道で見たんですけれども、神奈川県が2020年オリンピックに向けて有望なアスリートと指導者の育成をサポートする事業に乗り出すということです。思い出したんですけれども、2008年の北京オリンピックのこと。山梨町長が当時議員だったときに、葉山町内からセーリングでウィンドサーフィンに日本代表でオリンピックに出場する選手を応援しようということで、壮行会開きました。そしてまたそのオリンピック期間中に、この役場庁舎1階に彼女の実際に選手のウィンドサーフィンの道具を展示していたときがございました。彼女、今、レースオフィサーの資格を取って、ことしの9月に江の島で10年ぶりにアジア選手権が開催されます。そのアジア選手権だったり、既にもう2020年の東京オリンピックの関連のことを来月からされるということですので、優秀な関東学院の先輩・後輩がセーリング界に多いことですから、ぜひね、お知恵をお借りして、町の競技の…町とそしてあわせて競技の発展につなげていってほしいと思うんです。数カ月前になると思いますが、オリンピック・セーリングの3回続けて出場された選手を町長がお呼びになって、お話を聞いたということもありましたけども、それは彼女本人から、山梨町長に呼ばれてこういうお話をしましたということを聞いたわけですけれども、また葉山町内にそういうオリンピックに出場した選手もいることですから、ぜひね、詳しいお話など聞いてみてはいかがかなと思うんですけれども、どうでしょう。

町長(山梨崇仁君)

私も含めですね、オリンピックに出たという者は役場の職員にはいないと思いますので、役場としてどういう対応が大会を行われる会場の雰囲気だったりとか、選手の気持ちを知るという意味では、ぜひ直接声をいただきたいという気持ちから先日お越しいただきまして、継続的に私たちの課題をですね、改めて見定めるときには、そういった勉強会をさせていただければとは思ってございます。先日はオリンピック…ウィンドサーフィンの選手でしたけれども、ヨットの選手の方にもですね、ぜひ一度お話を伺いたいと思っておりますので、引き続きそういった場を設けていければと考えております。

13番(土佐洋子君)

ぜひよろしくお願いいたします。1964年の東京オリンピックのとき、葉山マリーナからプレス艇が出たという話を聞いたことがあるんですけれども、今回もそのような可能性というか、あとせっかくこの相模湾でオリンピックがあっても、実際に近くに行って見ないとわからないと思うんです。子供たちにもその場に、観覧艇などを出して、その船に乗って、多分船から見ても何をしているかわからないと思うんです。なので、例えばヨットのオーナーの方たちに出して…クルーザーなどを出してもらって、その方たちにレクチャーを受けながら、実際にオリンピックを見る。そういうことがこれからの町のヨットの発展につながると思うんですけれども、そのようなお考えというのはございますか。

町長(山梨崇仁君)

直接的にレースそのものにですね、どこまで観覧艇などでというふうには、ちょっと私も関係とまだ話をしてございませんので、何ともお答えできませんが、それ以前…もう少し、もう一歩前の段階で、ヨット発祥の地でありながらですね、ヨットに乗ったことがないという方、またもちろんヨットレースについて知らないという方はさらに多いんですが、葉山町民の方々でもそういうお声をよく聞きます。先日、逗葉の稲門会、早稲田大学のOBの皆さんにですね、ヨットの講座を私、時間をいただいてお話をさせていただいたんですけれども、ヨットに乗ったことがあるという方からですね、一人もいらっしゃらない中でのお話でございました。逗葉の稲門会さんですので、葉山の方も多かったですし、逗子の方も同じように余り知らないという方がいらっしゃいましたから、町として改めてヨットとは何かということを、またヨットセーリング競技、セーリング競技そのものがどういって行われているかなどをですね、節々を捉えて広報していくことから、底上げといいますか、オリンピックムードを高める町としてできることの第一歩じゃないかというふうに今は考えております。

13番(土佐洋子君)

ジュニアでのヨットスクールは葉山町にございますけれども、人数は限られてはおります。しかしながら、大人ももちろんヨットに乗ったことがないという方、たくさんいらっしゃると思います。多くの方々にヨットの楽しさというものを知ってもらうために、本当に海に親しんでいただきたいと思いますし、そのような方策、ぜひ考えていただきたいと思います。
また、オリンピックのときに文化プログラムの実施というのが開催国の義務ということです。オリンピック憲章、少し読まさせていただきますけども、オリンピズムは人生哲学であり、肉体と遺志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指すものである。スポーツを文化と教育と融合させることで、オリンピズムが求めるものは努力のうちに見出される喜び。よい手本となる教育的価値、社会的地域に普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重に基づいた生き方の創造であると。近代オリンピックにおける文化プログラムは、規模・質ともに五輪開催期間を超えて長期化・大規模化している。オリンピックはスポーツと文化の祭典となってきている。また、五輪の年で終わるのではなく、レガシーが重要。だそうです。レガシーって、県知事の言葉にも出ておりますけれども、葉山には多くの文化人の方がいらっしゃいます。その方々に活躍していただく場もあるのかなと思うんですけれども、そういう場を提供するということは、町長、いかがでしょうか。お考えなれますか。

町長(山梨崇仁君)

お話しのように、スポーツのみならず文化の振興ということもオリンピックには欠かせないということは伺っております。ただ、セーリング競技そのものについてもですね、まだまだ対応が見えてない中でございまして、文化のほうについても力を入れなければいけないということは十分感じてはございますが、具体にこうしていこうということまではまだ固まってはございません。

13番(土佐洋子君)

オリンピック・パラリンピック以外に、例えばデフリンピックというのございますよね。聾の方のスポーツの祭典で、こちらも4年に一度あるものでございます。これはパラリンピックよりも古い歴史がございます。そして、スペシャルオリンピックスというのは、知的障害者の方のためのスポーツの祭典でございまして、これも4年に一度の開催でございます。こういうオリンピックとパラリンピックは同じ時期にございますけれども、デフリンピック、スペシャルオリンピックスというものはオリンピックとは開催がずれておりますけれども、そういうのも一緒にしてというふうにも私は考えているんですけれども、さらにみんなが一緒になって文化・スポーツを楽しめることが大事なんではないのかなと考えますけれども、山梨町長、いかがでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

町として何ができるかということまでは、ちょっと一旦置かせていただきますけれども、デフリンピックでよろしいですか。デフリンピックまたスペシャルオリンピックスなども私も聞いておりますが、町も積極的にかかわりたいと思いますし、東京オリンピックとして、パラリンピック以外にもですね、スペシャルオリンピックスゲームをぜひ行うべきだというふうには賛同はしたいと思います。

13番(土佐洋子君)

デフリンピックのこと、余り御存じでないようだったので、少し調べていただいたらうれしいかなと思います。デフというのは、聾唖の方たちのデフリンピックでございまして、国内でもデフの大会ございます。ほとんどがオリンピックと同じ競技を行っておりますので、この町内からも国内のデフの大会に出場されている方もいらっしゃいます。卓球など強い選手がいますので、そういう方々の応援もぜひ町として行っていただきたいと思います。
次に、9月に葉山新港で開催されますアジアで初めてのウォーターマーリングというスタンドアップパドルボードのプロツアーが開催されます。これについて、私は余り情報がないので、進捗など何か教えていただけることがありましたらお願いしたいです。

町長(山梨崇仁君)

すいません、教育委員会と合同で進めているもので、失礼しました。私のほうから、わかる範囲で、補足があればまだ教育部長のほうからお伝えしますが。葉山新港にて9月の第1週の金曜日から日曜日まで行うと聞いてございます。プロ選手が世界中から集まる大会で、アップパドルの世界では第一人者と言われる方々も多く集まると聞いてございまして、大会としては非常に規模の大きなものだと認識しています。現段階では、プロ大会そのものは逗子市の海岸からスタートして葉山沖をコースエリアとして、幾つかのマークを回航した後に、葉山新港に向けて、葉山港に向けて帰ってきて、ゴールをどこで打つかということがまだ決まってないそうですけれども、ゴールした後、選手は葉山港のほうに戻ってくる形で行われると聞いてございます。ですから、逗子市さんと葉山町での協力体制が必要になってくるものと思っていますので、大会を機軸に逗葉地域でのそういった大会の盛り上げ方についても検討しなければならないというふうに思っているところです。補足があれば教育委員会のほうからお伝えします。

教育部部長(沼田茂昭君)

今のところ教育委員会としては大会の要綱の内容を精査して、確認しているところでございます。

13番(土佐洋子君)

このアジアで初めてのウォーターリーグ、葉山町での開催、かなりのビッグネームが来ていただけるということらしいんですけれども、楽しみにしていきたいと思います。
次に、(2)海岸でのマナーと安全、海水浴マナーアップ、クリーン葉山、年間を通しての安全について伺いたいと思います。町のホームページで見たのですけれども、鎌倉・逗子・葉山海水浴場マナーアップ広報戦略業務委託プロポーザル募集というのが載っておりました。全国的に認知度の高い海水浴場を有する鎌倉市・逗子市・葉山町の3自治体が連携し、誰もが快適に、安心して楽しめるという2市1町の海水浴場における共通の目的を達成するため、当該海水浴場を一体としてPRすることにより、海水浴場利用者等に対して効果的にメッセージを伝えることを目的とするもので、これは平成26年度は鎌倉市・逗子市・葉山町が連携し、健全な海水浴場としていくメッセージを伝えるため、入れ墨・タトゥーの露出禁止や砂浜での飲酒に関する取り組みを首長による共同記者会見等を通じて行ってきました。しかし、本来のメッセージである2市1町が連携し、健全な海水浴場としていくことが海水浴場利用者等に伝わりませんでした。そのため、平成27年度は2市1町で協議会を組織し、海水浴場利用者に対する規制を強く意識づける報道や、広報を連携して効果的に行うため、これらの事業に関するトータルコーディネート業務を広報戦略の企画・立案・実施業務を専門とする民間業者に委託しようとして、FMヨコハマに決まったということですけれども、この具体的にどのように広報していくのか。また、これは当初予算になかったものですけれども、どのように対応しているのか、教えてください。

都市経済部部長(吉田仁君)

議員おっしゃるように、そういうことを進めていこうという動きは進んでおりまして、ヨコハマFM放送に業務委託して行うということは、私にも情報は伝わってきているところでありますけれども、その予算に関しましては、私はちょっと今、資料が…振興協会のほうのお金を使って行うという今、担当からの情報が入りました。

13番(土佐洋子君)

では、この2市1町で費用はかからずに、民間業者に委託できるということでよろしいんですか。

都市経済部部長(吉田仁君)

よろしいようです。

13番(土佐洋子君)

よろしいようですということは、その具体的な広報の内容とかも全くおわかりではないんでしょうか。

都市経済部部長(吉田仁君)

申しわけありません。FMヨコハマのですね、番組内でのマナーアップコーナー、またハッシュタグキャンペーンというキャンペーンを行うそうです。あと、タダコピという大学の設置している無料コピーのコーナーですかね、そういうところをキャンペーンの取り組みとして行うようです。

13番(土佐洋子君)

部長が理解されていないことを説明されても、私も理解できないんですけれども。それはどのくらい…例えば期間とかね、その時間帯とか、どのくらいの予算規模で行うんでしょうか。

都市経済部部長(吉田仁君)

委託料につきましては950万円です。

13番(土佐洋子君)

例えば、葉山町でしたら海水浴期間というのは7月4日から8月の末までで、逗子だったり鎌倉だったり、海水浴の…逗子はもう間もなく、来週から海開きでございますけれども、例えば海水浴場によって営業時間などもまちまちですけれども、そういうことも案内されるのかとか、例えばバーベキューに関しても、葉山町…葉山町内ではバーベキューはできるけれども、逗子や鎌倉ではできないということもございますけれども、そのようなことも御案内されるのか。逆に、逗子や鎌倉でバーベキューはできないんですよって言ってしまうと、多くの方々が葉山町内に来てバーベキューしてしまうのかなという心配もあるんですけれども、その中身のことも広報のところでとても心配に思っているんですけれども、御存じでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

ネガティブな話という言い方をしたほうがいいかもしれませんが、しないでほしい、こうしないでほしいということは、各市町がそれぞれの立場から発信をしていくことですので、確かに営業時間も違いますし、当町の場合はことしは10時という時間で今、開催しようと思ってますから、それは多くに公表はしない中でですね、いこうと思っております。

13番(土佐洋子君)

では、ネガティブなことを言わないということで、例えばバーベキューのことも、そういうことは言わないということだと思います…思いました。別に葉山…マナーアップのことではなくて、海水浴場の海でのバーベキューのことについて伺いたいんです。毎年毎年のように、バーベキューごみもイタチごっこだと思うんですね。いつも週末になると多くの皆様がバーベキューに来られて、そのバーベキューのセットを置いた、セットしたままで帰られてしまったりとか、それは夏になる前の、もう既にゴールデンウィークのときから始まっていると思うんです。町にもクレームが、何件も電話があったと思うんですけども、例えばね、小浜でしたらジェット、水上バイクが禁止とか、バーベキューも禁止というふうになっておりますけれども、それ以外の海岸での対応というのは、もう近隣に住んでいる住民にとっては本当に頭の痛いところで、その海岸に置いてあるバーベキューセットが置きっ放しにされていると、またそこに誰かがごみを捨てていってしまうという悪循環なんです。なので、近くに住んでいる住民は、そのバーベキューのものを持ち帰って、それを分別して自分のところのごみとして出すとか、自分のおうちの前に捨てられてしまったものも同じように戸別収集、分別して出すということなんですけども、それではね、もう追いつかないと思うんです。なので、何か抜本的な何か対応を町にお願いしたいと思うんですけれども、前にも町長に伺ったときには、収集員をふやすというようなことがありましたけれども、それよりも先に、何かもっと先手打たなきゃいけないと思うんですけれども、いかがでしょう。

町長(山梨崇仁君)

昨年からですね、ことしもやりたいと思いますけども、例えば町として、きれいな町なんだという横断幕を葉山小学校の前の歩道橋に掲げたりとか、またバス利用で来られる方がふえたという認識をしてございますので、そういった方々向けにバスの中での町のそういったきれいな町としてのまちづくりアナウンスしてもらう車内アナウンスを流したりとか、そういったことは進めております。しかし、議員がおっしゃるように、それは啓発でございますので、それを乗り越えられるといいますか、全く無視してしまう方、本当にマナー違反の方々については、なかなか声が届かないことが現状でして、それを越えるとなりますと、やはり規制をかけていくしかないというふうになりますが、なかなか海浜の利用上ですね、県との協議も進めておりますけれども、規制としてはいま一歩まだ手が打ち出せない状況にございます。

13番(土佐洋子君)

残念ながら海水浴、海に来る方たち、余り葉山小学校の前、通らないかもしれないです。海岸線を通られる方も多いと思いますし、またバスを利用される方も、何回も同じやりとりをしているかもしれないですけども、前回も前々回も。本当にバスが、満員のバスが来て、そのバスの中にバーベキューごみを持って乗って下る…バスに乗るという方って少ないと思うんです。みんなそのバス停にそのごみを置いていってしまうということがございます。そういうことも、その資源ステーションが近くにあれば、もうここでいいんだと思われてしまいますし、なので、本当に規制というふうに町長はおっしゃいましたけれども、逗子や鎌倉でバーベキューができないというふうになっておりますので、葉山町、逗子市や鎌倉でできていることが何で葉山町でできないんでしょうと思うんです。本当にね、マナー、モラルを持ってされている方もいると思うんですけれども、それ以外の方々が、何とかそういうようなごみを出さないなどの対応をしていただくような、または多摩川のように有料にするとか、そういうことをね、前々から提案させていただいているんですけども、いかがでしょう。

町長(山梨崇仁君)

少し具体的にお話をさせていただきますと、有料化については県と昨年協議をした結果、町のバーベキューエリアとして定められるエリアが小さ過ぎるということから、難しいという判断に至りました。ことしは民間さんで芝崎で有料でやられている方もいらっしゃると聞いておりますけども、それ以外の方対策というのはできない状況にあります。一方で、じゃあごみ箱を置いてしまったらどうだろうという議論もございましたけれども、町の場合、海岸にアクセスするところが、逗子市さんのように一、二カ所であればですね、できるんじゃないかと話があったんですが、いろんなところからいらっしゃる、海岸にアプローチができますので、そういった状況ではごみ箱設置も難しいだろうという判断に今は至っております。逆に、去年から戸別収集を始めて、きれいな町を目指す町がですね、あえてごみ箱を設置するのはおかしいという意見もございますので、昨年から始まった美化のですね、啓発活動もございますから、もう1年、経過として少し様子を見ていきたいなというふうには思っております。
ただ、御指摘のように、例えば土・日に出たごみについてはですね、美化財団の協力もありますし、また町のほうでも関係の各課が連携をして、手があいている者がごみの収集に行こうというふうに今、覚悟を決めておりますので、そういった不法投棄、一番大事なことは、出てしまったときにですね、速やかに回収をすることも、その二の次、三の次のごみをふやさない一つの力にもなりますから、マナー違反の啓発を、しないようにする啓発を強めつつ、出てしまった場合には速やかに対処をするといったことについて、引き続き取り組んでいきたいというふうに思っております。

13番(土佐洋子君)

不法投棄、本当に周りの人たち、みんな嫌な思いをしてしまいますので、本当に抜本的な対応をお願いしたいと思いますし、不法投棄されてしまったときには、すぐの撤去をお願いしたいと思います。
クリーン葉山、年に1回、5月にございましたけれども、第1答弁の中で、このクリーン葉山についてお答えいただけなかったんですが、このクリーン葉山、町民の人たちがね、みんなで海岸をきれいにしようという思いでされていると思うんです。でも、クリーン葉山実施しますという中に、私の町内会のところがごみの集積も用具配付場所にもなってないんですけれども、今までは毎年ごみ袋を用意してくださっていました。今回、ごみ袋もなかったことによって、町内会の方たちがちょっと不満に思ってしまったんですが、今までごみ袋用意してくれていたのに、今回なかったということは、何か町民の人たち、せっかく海岸清掃、クリーン葉山、頑張ろうと思っていただいているところを、何か出ばなをくじかれたような感じになってしまうんです。ほかの海岸に行ったときに職員の方がいらっしゃいまして、ごみの袋をくださいと言いましたら、草木類は別なんですよと言われてしまって、草木類を捨てようとしているわけではなくて、普通にクリーン葉山の活動をしようと思っているのに、袋がないのでくださいと言ったんですけども、それが連絡がとれていなかったのか、何も袋も用意していただけなかったんです。本当に町民の方、がっかりしてしまって、じゃあ来年どうしようかみたいなふうに思っちゃったんですね。そういうことって、すごい残念なことだと思うんですけれども、クリーン葉山についての町の位置づけというか、町はどのようにクリーン葉山を考えていらっしゃるんでしょうか。

環境部部長(伊藤義紀君)

お尋ねいただいておりますクリーン葉山についてはですね、第四次の総合計画に掲げる町民の方々との協働による取り組みの本当に主たるものだというふうに認識してございます。ごみのない葉山町を目指してですね、今後取り組む必要は十分にあると思っております。それから、今お尋ねいただきました森戸海岸のですね、地区については、港地区の防波堤前のところからですね、森戸海岸中央付近までの間に、ちょっと距離がやはり少しございますので、それはことし実施の反省点も含めまして、来年度についてはその中間地点にですね、1カ所ごみの集積所をですね、設けようかなということで今、担当のほうで検討してございます。

13番(土佐洋子君)

本当にその海岸中央と港のほう、間がありまして、もしもその中間に集積所を置いていただけるんでしたら、もう海岸からスロープもありまして、ごみの搬出するのにも楽かなと思いますので、それはその町内会に伝えたいと思います。
間もなく海水浴シーズン始まりますけれども、例えばね、各浜に監視所がございますけれども、そういうところにキエーロを置いていったらどうかなって思うんですが。例えばね、そのいろんな方々にキエーロを見てもらって、町内・町外の方にかかわらず、そういうのがあるんだよというのを見ていただくことも大事ですし、実際に監視所のお弁当というものが出ますよね。いつもそのお弁当のごみが問題になるそうなんです。なので、2カ月間の間、キエーロを置いたらどうかなと思うんです。何か最近よく神奈川新聞などでも関東学院の伸び伸びの場、こども園の子供たちがキエーロをつくったとか、あと毎週のようにキエーロを取り上げられておりますけれども、この発祥の地である葉山の皆様、多く見ていただけるところにキエーロを置くことも大切かなと思うんですけれども、いかがでしょう。

環境部部長(伊藤義紀君)

キエーロの普及については、当然以前の本会議での答弁にもございますとおり、普及率を向上させていくように、どんどん推進していくということでございますけども、まず葉山町内の方のごみの処理について普及していく。例えばそれを海岸に置くことによって、逆の効果というんでしょうか、キエーロがあるからそこにごみを捨てられるというふうになると、それもまた少し熟慮しなければいけないなというところはございます。やはりごみは持ち帰っていただくということが原則だと思ってますので、葉山の方、それから葉山町外の方に発信する必要があると思いますけれども、まず葉山の町民の方に適正に使っていただいて、継続して使っていただいて、可燃ごみがなくなるように努めていく方法を一義的に考えていきたいなというふうに考えております。

13番(土佐洋子君)

それはどんどん進めていっていただきたいと思います。年間を通した安全について伺いたいんですけれども、先日、葉山町消防と消防団とライフガードの方たちが、有志ですけれども、水上バイクレスキューの講習を受けてきたと聞いております。これはウォーターリスクマネジメントということで、葉山の町でもレスキューボート持っておりますけれども、水上バイクというのは機動力があって、1人でもレスキューに出ることができる、スレートをつけてというわけですけれども。水上バイクがことしの夏に日本財団から葉山ライフセービングクラブに寄贈というのか貸与というのか、プレゼントされることが決まっております。これは7月4日の海開きの日に進水セレモニーがあるということで、町長もそちらに出席されると聞いておりますけれども、せっかくね、消防の方や消防団の方々、水上バイクのレスキューの講習を受けたわけですけれども、町では水上バイク、持ってございませんので、葉山ライフセービングクラブ、民間のものでございますけれども、そのバイクを利用してというか、例えば町とね、ライフセービングクラブと協定を結ぶとか、そういうことをして、消防の方たちも緊急なときにレスキューで使えるという、そのようなシステムづくりというのはできないんでしょうか。

消防長(高梨勝君)

まず、それいただいたところが、民間の方のものですので、その辺をどうするかという問題もありますし、今、葉山の海上での救助のあり方は、水難救助会とハーバーと消防という形でもやっていますので、そういうものを全部含めた形で、その話、今初めて聞きましたので、まとまってないんですけど、レスキューするのは海の近くの人に行っていただいて、我々は海上から来たものを助けるというのが今の流れになっているんですね。その中にプラス、ジェットスキーをどう使っていくかというのが、ちょっと今、イメージができてないんですよね。我々は今、ゴムボートを所有しながらそれでレスキューするという形をとってますので、水上バイクが夏以外にどういうふうに活用できるかというのは、ちょっと今、イメージできないので、今後の課題にさせていただきたいと思います。

13番(土佐洋子君)

消防長御存じのとおり、ボートと違ってジェット、機動力ございますよね。浅いところにも入って行けます。そういうメリットがございます。それで、民間ということですけれども、例えば市川市の消防などは、民間と協定を結んでいるんですね。そういうところも調べていただいて、ぜひ検討していただきたいと思います。これ、年間通した海岸利用での安全だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
次に(3)の三浦半島サミットについて伺いたいと思います。私が最初の質問の中でもお話しさせていただきましたけれども、フィール湘南という言葉がございます。こちら、神奈川の自然海岸があるすべての沿岸地域を「湘南」と呼ぶそうなんですけれども、横須賀の吉田雄人市長が「横須賀も三浦も湘南と名乗ろう」とおっしゃっておりました。これは葉山町民は葉山は葉山、鎌倉市民でしたら鎌倉は鎌倉と考えていると思うんです。町長はどのように考えているのかわからないんですけれども、その吉田雄人市長がね、提案されたときにね、しっかりとね、否定していただきたかったと思うんです。ほかの首長の方たち、何もおっしゃらなかったですけれども、町長、いかがでしょう。横須賀も三浦も葉山も、すべて湘南だとお考えですか。

町長(山梨崇仁君)

今回、県がですね、フィール湘南ということで、湘南をローマ字で表現をされまして、あえて漢字で表現はしなかったんです。これは先日、黒岩知事も公式の場でおっしゃっておりましたが、まさに私たち鎌倉、逗子、葉山の地域をケアをしてくれたんだと思っておりますが、湘南という地域というふうにですね、言われるのは、確かに私は違うとは思います。しかし、フィール湘南というロゴの中で全体を、相模湾全体を湘南地域として何か対外的に打ち出していくには、あの場でも申し上げたんですが、かつてJR東海が「そうだ、京都へ行こう」というキャンペーンをしたときに、京都にだけ人来てもらえばいいという考えじゃなかったと思います。大阪や奈良や、ほかの観光名所をめぐってほしいという気持ちから賛同したものだと思いますから、同じように湘南に来てほしいという対外メッセージを出しながら、葉山があるんだと、御用邸の町・葉山というところはこういうところだというふうにですね、発信をしていければ、それは宣伝効果としてはよしとすべきものじゃないかというふうには思います。ただ、湘南地域ですかと問われれば、違いますと私はお答えしたいと思います。

13番(土佐洋子君)

町長がそのように言っていただけて、よかったと思います。例えば自動車のナンバーも、こちらの周辺、横浜ナンバーということで、多くの方々が湘南ナンバーじゃなくてよかったと思っていると思うんです。それはよかったです。先ほど町長がラウミのホームページのことおっしゃっておりましたけども、ラウミはよくごらんになっているのでしょうか。ラウミ、見てみて、グルメのページなどあるんですけども、なかなか開かないんですね。先日ミシュランガイド特別版というのが発行されまして、これ、とても今回葉山町、町内にあるお店、特にビブグルマンに選ばれたお店が7軒もございました。ちょっと逗子などは少ないんですけれども、横須賀などもたくさん載ってございますので、こういうのも上手に情報発信していただくとうれしいと思います。このミシュランのビブグルマンと引いても、このお店の名前は出てきませんので、それは上手に利用していただきたいと思います。
次に、公職選挙法の改正について伺いたいんですけれども、きのう改正が決まりまして、しかしながら18歳、19歳の方々に興味を持っていただけないと、投票率も上がらないということだと思うんです。まずね、町の公報、選挙公報が町のホームページに載っていないですよね。今いろいろ新聞とかニュースになっておりますのは、例えばホームページに載っていても、投票日を過ぎると公報がホームページから削除されてしまうということがございます。でも、まず葉山町のホームページには選挙公報がホームページに載っておりません。新聞をとってない方には選挙公報が届かないわけですけれども、その選挙公報が欲しい方は前もって連絡をしてくださいという対応で、そうしたら選挙公報を後から郵送しますよというシステムなんです。そんなね、面倒なというか、手のかかることをしていては、若い18歳、19歳の未成年の子たちに投票してもらうことができないと思うんですが、まずは公報をホームページに載せる。そして投票が終わっても残すということが必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。

選挙管理委員会事務局書記長(新倉利勝君)

ホームページのほうなんですが、PDFの形でですね、告示日から当日まで、公報といいますか、ホームページのほうで載せさせていただいております。今、議員おっしゃるとおり、これでもって紙媒体でお送りするということも続けておりますけれども、当然、パソコン持ってない方に対しての対応ということで、それぞれ対応させていただいているというところでございます。

議長(近藤昇一君)

既に時間が経過しております。これにて13番土佐洋子議員の一般質問を終わります。
第2番、12番笠原俊一議員の一般質問を行います。質問者席にお着き願います。

12番(笠原俊一君)

12番笠原俊一でございます。議長の許可を得ましたので、これより一般質問を行います。
さて、私も今回7期目の議員となりまして、また町民のための、少しでもこの町が町民のためによくなるという質問を心がけていきたいなと、頑張りたいなと思っております。また、今回は13人の議員全ての方が質問をされて、その中の12番目ということで、かなり重複しているといったところもございますけれども、1投目はそのまま質問させていただき、答えもわかっているところあるので、なるべく早めに終わるように努力をしたいなと、このようにも思っております。
さて、それでは始めさせていただきます。日本全体、首都圏への人口流出が進む傾向と、各自治体での人口減少が加速する中、将来896の自治体が消滅する可能性があるとした新聞記事を読まれた方が多いと思います。また、記憶に新しいことと思われます。また、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局から、27年度中に人口減少を少しでも緩和する具体的施策の提出要求が各自治体にされているところでもあります。当町では本年4月1日よりまちづくりの最上位計画である第四次総合計画が基本構想期間10年間の基本計画としてスタートいたしました。国の要求する地方人口ビジョン、地方版総合戦略は、具体的計画の提出ですので、町の第四次総合計画の実施計画と合致をしていると思います。そこで、本町としてはまちづくりに欠くことのできない施策、特に生産年齢人口、15歳から64歳の通勤・通学者の利便の向上や、子供や高齢者に対しての生きがいと健康施策を目に見える形で整備を行うことから、住みたい町、住み続けたい町につながり、人口減少を少しでも食いとめることにつながるのではないかと思っております。27年度中に国に提出される計画案の一部になればと、このような意図からの質問をするということでありますので、あらかじめ申し上げておきます。
1項目目、安全・安心の向上に向けた道路整備施策についてお尋ねをいたします。なお、私の質問事項の中でわかりにくい部分、例えば歩道ということなんですけれども、1-3、歩道、横断歩道と考えていただきたいと思います。また1-4につきましても「横断」という字が抜けておるということで御理解をいただきたいと思います。交通安全に向けた幹線道路整備について、町道・国・県道の整備は時間をかけ、少しずつ改良されておりますが、大きな工事、例えば中央道路の開通や桜山トンネルの改良工事などの影響で、新たな見直しや町道部分の改良が必要と思います。また、高齢化率30%を超えた対策や、道路交通法の変更による自転車の通行のための施策等をお聞かせ願いたいと思います。
1-2として、海岸線と山手線、海岸回り、山手回りという言い方がよろしいのかもしれませんけれども、バスベイの設置の進捗状況を伺います。海岸・山手通りとも住宅密集地域ほどバスベイ設置が進まない状況が見えます。山手通りの風早橋バス停上下、向原下り、旧役場前上下、海岸通り元町、森戸橋、森戸神社前など、神奈川県土木の道路管理部門や福祉関係部門との話し合いはどのような形で進められているのでしょうか。特にこの問題については、過去は道路管理ということで、県土木としか話をしてないんじゃないかなと、私はこう思っておりますので、福祉関連部門とも今後話し合いを進めていくと解決の糸口が見えるのではないかなと、このように考えていますので、こういった質問でございます。
1-6の各バス停のベンチや屋根の設置の進展も、これに絡めて話をしていただいて結構でございますので、ちょっと順番飛びますけれども、そのような形でお答えいただければと思います。
1-3番、長柄交差点スクランブル横断歩道化要望の進みぐあいをお尋ねいたします。過去、長柄町内会・下町内会の2町内会会長名で桜山トンネルが新しくなり、歩行者や自転車利用者が大幅にふえたこと、また高齢者や乳母車使用者は、歩道橋を渡ることは重労働であり、そこで歩車分離信号としたスクランブル横断歩道にしてほしいと要望をいたしました。これは私、調べまして、町内会から出された原案を持っていまして、平成22年に出していると思います。前町長への要望でしたが、現在も変わらず長柄交差点には下り側の横断歩道がなく、また長柄橋スリーエフ信号まで上下線を渡る横断歩道がないため、危険な横断を見かけることがありますので、お尋ねをいたしておきます。
1-4番、長柄上の里地域の横断歩道設置についてお尋ねをいたします。南郷方面逗葉新道沿いの歩道は両側に設置されておりますが、特に上の里地域では片側だけになってしまいます。通学路でありますので、いろいろと検討されていることと思いますが、特に大山地域の住民は南郷公園や南郷中学に徒歩で向かう場合、安全な横断方法としては、川久保信号の横断歩道を渡り、料金所方面に左側を利用していることであります。住まいによっては大きく迂回して目的地に向かうことになります。また、近年、仙光院や本龍寺さんのある上の里の住民の方々、近くにコンビニエンスストアができたことから、信号のない場所から逗葉新道を横断をする姿を見かけることもあります。事故の起きる前に県や警察との協議で善処していただきたいと思いますが、これも議長も含め、いろいろな議員の方々から質問を以前よりされているところでありますので、その後の状況についてお尋ねをしていきます。
1-5番として、南郷地区の歩道橋のメンテナンスについてであります。この件につきましても、長年の要求として、いろいろな場所でお願いをしているところでありますけれども、変わりがありません。28年度当初には南郷地域に先ほどもいろいろな方々から質問もございました。地元の商工会が進める一大商業ゾーンが完成し、町の産業の発展や住民と観光客の利便の向上、そして町の入り口としてのイメージの向上に大いに役立つと考えております。この際、そうしたことと隣接する通学路の歩道でもありますので、リニューアルも必要なのではないかと私は考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
2項目目の質問も、先ほど言ったように、国に対してこの際、人口ビジョン、まちづくり、仕事ですか、そこに要求されてはという一律の目的がございます。2項目目、健康増進や子育て環境整備に向けた施策についてお尋ねをいたします。2-1として、子供の安全な遊び場の確保について、この件も昨日、鈴木道子議員がお話しされたとおりでございますけれども、近年長柄地区は逗葉新道沿線の住宅増等の影響から、子供たちもふえております。人口減少社会として本町では非常に好ましい状況ではありますが、子供たちの遊び場や公園が少ないことから、御霊神社周辺で遊ぶ子供たちが多く見かけられます。非常に通行車両が多い場所でもあり、安全面での心配もあります。また、聞き及ぶところによりますと、そういったときに町長さんも車でお通りになったというようなことも聞いておりますし、いつ事故があってもいけませんので、そういったことも含めて安全な公園、野外で伸び伸び安全に遊ぶ場所や公園の確保についてお尋ねをしていきます。
2-2として、高齢化率も30%を超え、超高齢社会である本町の喫緊の課題として、余暇活動や健康増進施策としてのスポーツ施設の確保が必要であり、多くの同僚議員から過去質問を繰り返してきた施設整備について、その後の検討等、どのようになったかお尋ねをしておきます。
2-3、最後の質問でございますけれども、海水浴場の将来展望についてということでお尋ねをいたします。この件につきましても、同僚議員から先ほどもあったところでありますけれども、私の質問はちょっと観点を変えておきます。第2弾としても、そういったごみの件等々については質問をしないようにしていこうかなと考えてはおります。さて、海のない姉妹都市の草津の町民は、毎年葉山での海水浴や海でのさまざまな遊びを楽しみに来町され、ことしも多くの皆様が来られることを町民の一人として楽しみにしているところであります。さて、紺屋の白袴という格言があります。外に向けた海水浴や海を楽しむPRも大切なことと思いますが、町民の健康増進や教育的な観点からも、町民がさらに利用をする仕組みをつくられてはいかがと思い、質問をいたします。そこで、授業や体験学習として子供たちが自分の町で海水浴や砂遊びをしたり、葉山の海で行われるいろいろなマリンスポーツを体験する仕組みとは、どのようになっているのでしょうか、お尋ねをしていきます。
また、今夏、逗子の海での取り組み、マリンスポーツの進展、そういったことも利用されて、既に6月の26日ですか、逗子の海岸、海水浴場が開かれるという中で、6月26日から8月30日までですか、スプラッシュウォーターパーク、橋やジャンプ台もといったおもしろい企画をされて、新しい住民のサービスといいますか、そういったものをされるということを新聞紙上でもいただいていますので、そういった葉山の町民に対する、あるいは子供たちに対する健康増進、あるいは海利用というものの新しい考え方をお持ちであれば、お尋ねをしたいと、このように思います。よろしく御答弁をお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

笠原俊一議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1項目目、安全・安心の向上に向けた道路整備施策について、交通安全に向けた幹線道路整備についてのお尋ねでございますが、町内の幹線道路は国道134号線や県道がそれに該当すると認識しております。特に歩行者の安全確保の観点から、歩道の拡幅などの対策が必要と考えられます。また、県道森戸海岸線につきましては、依然として路線バスの交互通行困難箇所も存在しております。町としてましては、引き続き国道134号線や県道を管理する神奈川県に働きかけるとともに、葉山警察署などの関係機関とも緊密に連携し、総合的な安全対策を進めてまいります。
次に、海岸線と山手線バスベイ設置の進捗状況についてとのお尋ねですが、バス利用者の安全及び円滑な交通を確保するため、海岸線・山手線それぞれ主要なバス停へのバスベイ設置に向け、現在も京急バス等関係者と調整を進めております。
3点目、長柄交差点スクランブル歩道化要望の発展状況についてとのお尋ねでございますが、スクランブル歩道化を実施する場合、一部歩道のない箇所や横断者のたまり場、一部横断歩道の設置、歩道橋の撤去など、さまざまな諸問題があると考えておりますので、道路を管理する神奈川県と交通を管理する警察及び地元などと協議することが必要と考えております。
4点目、長柄上の里地域歩道設置の進展についてとのお尋ねでございますが、松久保交差点から南郷交差点に向かう歩道の整備について、要望をいただいているところですが、安全な歩道を整備するためには地形的な問題もあり、幅員の確保が困難な状況にあると思われます。そのため、旧逗葉新道から県道に移管する際、松久保交差点に信号機を設置する予定でしたが、現在まで設置されておりません。今後とも機会をとらえて神奈川県警察に引き続き粘り強く要望をしてまいりたいと考えております。
5点目、南郷地区歩道橋のメンテナンスの進展についてとのお尋ねですが、御質問の南郷歩道橋に関しましては、旧逗葉新道から現状の県道311号線に移管されたことに伴いまして、維持管理等において検討課題となっております。本年4月の機構改革により、新たに防災安全課が設置されましたので、この問題に関してはメンテナンス等を含めまして課題を整理し、対応をしてまいります。
6点目、各バス停留所のベンチ及び屋根の設置の進展についてのお尋ねですが、バス利用者の利便向上を図るため、バスベイの設置と同様に、ベンチ・屋根の設置についても、現在京急バス等関係者と調整を進めております。
2項目目、健康増進や子育て環境整備に向けた施策について、1点目、子供の安全な遊び場の確保についてとのお尋ねですが、平成25年度に実施した子ども・子育て世帯へのアンケート調査において、子供の遊びの環境について困っていることを尋ねたところ、「子供が屋外で遊べる場所が少ない」が6割と、最も高い回答をいただいております。町内には児童館を初め公園などの屋外で遊べる場所を確保しておりますが、自転車やボール遊びをする広いスペースが少なかったりなど、課題が報告されていることから、子供たちが健やかに成長できるよう、既存の公園や町有地の活用の可能性について検討してまいりたいと考えております。
2点目、健康増進や生きがい対策としての施設整備についてのお尋ねでございますが、健康増進事業として健康教室の中で肩こり・腰痛予防改善体操、シェイプアップ教室、めりはりボディーメーク教室、ヘルシークッキング教室などを保健センターで、また生きがい対策推進事業として憩いの日、ダンス教室、スポーツ教室、芸能大会などを老人クラブに委託し、福祉文化会館で行う予定で、施設整備につきましては事業の状況を考慮し、対応してまいりたいと考えております。
3項目目、健康増進や子育て環境整備に向けた施策についての3点目、海水浴場の将来展望とのお尋ねですが、昨今の海水浴場については、その風紀の悪化が懸念されているところでございます。当町といたしましては、誰もが安心して利用できる海水浴場、他人を思いやる気持ちを持ちながら楽しむという精神を海水浴場利用者が共有できる海水浴場を目指してまいりたいと考えております。
また、神奈川県と連携し、家族連れなどの利用者に対し、安心して快適に過ごしてもらえるよう、一色海岸の一部にファミリーエリアを設置する予定でございます。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

12番(笠原俊一君)

今、答弁をいただきまして、まず、ありがとうございました。ただ、視点だとか、答える視点というのが変わってないんですよね。残念ながら。先ほど言いましたように、人口問題というものが大きな国のほうからの要望がございます。それはもう私が言う必要がないことなので、まずそういった視点が変わってきたこと。そして、道路形態が幾つか変わってきている。例えば先ほど利用形態ですね。南郷地域で商業ゾーン、これも町と一体になって商工会がやっている。環境が違ってきた。それともう一つ大きな問題は、この3月から葉山の町は高齢化率30%超えてしまったということで、もう3人に1人が65歳以上なんだよということ、変わってきているんですね。ですから、そういう視点で物事を考えていかないといけないんじゃないかなという、また交渉相手もかつてのお話でいただいているものと変わってないんですね、今の町長の答弁。例えば関係団体、県、警察。関係団体というのは、多分神奈川県のことだと思うんですけれども、例えば、これは部長にお聞きしなければいけないんですが、道路形態のいろんな問題につきましては、どういったところと神奈川県、部署、何カ所ぐらいと話をしているんですか。担当部長としては、行く場所って、福祉だとか、そういったところは行ってないんじゃないかなと私は思うんですけど、いかがでしょう、まず。

都市経済部部長(吉田仁君)

おっしゃるとおり、私の所管するところで、私も今、町長の答弁で少しちょっとピントがずれたかなというようなところが、福祉の関係の目線での答弁ができてないということは感じております。私の所管するところでいきますと、議員も十分御承知だと思いますけれども、神奈川県の道路関係、葉山町の区域の中にございます国道・県道を管理する横須賀土木事務所の都市課ですとか維持課が主でございます。

12番(笠原俊一君)

インターネットだとか、いろいろ、これも私、3月、総括質問あるいは一般質問でもやっているんでね、また鈴木議員もこの問題について言っている地方人口ビジョン、地方版総合戦略の策定に当たってのということで、大きな視点で、人口が大きく減少していくと。1,800ある各自治体の半分が2040年には消滅、半分ぐらいがなくなる可能性があるよとかね、大きな視点で書いてあって、それには葉山の町ではもう既に山梨町長が若い子育ての方々、生産年齢人口の方々を特に住んでいただくような方策をやっていくんだと。あわせて、高齢化も進んでいるんだというお話もいろいろされていますよね。それで行政というのは、例えば葉山の町だけでできないものについて、やっぱり上部団体の県に行く。そのときに一律のごとく、例えば都市経済部、それだけでは違うんじゃないかな。あわせて福祉部も行けよとかね、こういう多角の形態をとらせるのも、これは町長、副町長の責任、もう副町長は法制得意ですし、もう長年つき合いを私もしていますから、そういった視点を持ってやっていかないと、新しい切り崩しというか、できないんじゃないかなと私は思っているんですね。かつて、今、元町…多分知らない方いっぱいいるんで、知らない、新しい議員さんいられるので。あそこは元町が10メーター、交差点が改良されましたよね。幅員が広がりましたね。あれ、地元の人たちの、かつての要望で、道路の拡幅でできたんじゃないんですよ。あれはそういう拡幅作業がやりたかったんだけど、途中で頓挫してしまった。それで地元の人たちだとか、いろんな要求で、どういう形をしたらできるかということで、交差点改良工事というお金が出てきたんですよ。10メーターだからね。だから、手法を変えれば、知恵を使えば、何かできるはず。それで私が言いいたのは、一律のごとくバスの問題についても京急さんと話をしてます。やり方は道路の関係なんですけども、大きな視点が抜けてるでしょと。福祉だとか子育てだとか、いろんな視点で物事を見て、そちらのほうを動かさせるということも大事なことなんじゃないかなと私は思ってますし、アドバイスをしているつもりでもあります。いかがでしょう、町長。

町長(山梨崇仁君)

例えば学校の通学にですね、支障があるといった道路整備を道路担当と話した上で、県にお願いをしたり、また京急バスさんにお願いをしたりすることがございます。また、例えば観光の面からは、三浦半島サミットの中でもこの前、また別に、例えば三広道、三浦半島広域幹線道路整備促進期成同盟ですか、の中でも申し上げたのが、グレーチングがですね、自転車をこれだけ進めていながら、自転車のタイヤがはまってしまうような形状があるので、それは改善してほしいといった要望をしたりとか、道路整備といったものについてはですね、そもそも多くの方々が使われることを前提としてございますので、それらの思いを受け取って道路担当が要望したりとか、整備についての知恵を絞っているものだというふうに思いますから、直接的に担当課がくっついてですね、要望に行くという活動はしてございませんけども、私を含めて道路担当が説明する背景には、必ずそういった責任を背負っているものということは互いに認識をした上で要望をし、それを受け取ってくださっているものというふうに考えております。

12番(笠原俊一君)

ただね、先ほど吉田部長が答えたとおり、それぞれの所管は所管しか行かないんですよ。大体。違う我々みたいなフリーというか、違う角度の人間だと、いろんな部署に行って話を、いろいろな話をして、まちづくりのためによかればという話を県だとか行ったときにはできるんですけれども、たまたま役職を持った人というのは、その同じ土木系なら土木系、福祉系なら福祉系、こういうやり方になってしまうんですね。ですから、いろいろなそれをね、じゃあ2課同時に一緒にやろうやとかね、連携してやろうやと、こういう知恵を使っていかないと、物事は進んでいかないですし、特に発想のところなんかも、例えばずっと先へ飛んでいきますけれども、南郷地域の歩道橋のメンテナンスなんかについても、これから進んでいく問題について、商業ゾーン、あそこにできるわけですよね。ただただ、そこは見ているけれども、その脇の歩道橋は見てないとかね。1つのことしか見えなくなっているといけないので、もう少し幅を広く物事を考えたり、どうしたら少しでも隘路というか、活路というかね、そういったものが生まれるのかなというものを、ぜひ研究して進めていただきたいと私は思っています。いろいろな方々の質問で、もうわかっていることだらけなんですけれども、やはり物の進め方というのは、そういうことで今、葉山の町の現状で、こういうやり方をしたら活路が開けるんではないかとか、そういった物の進め方をしていただければなと思っております。私のほうもかつて町内会さんと一緒になって、森英二さんが町長ということで、この長柄交差点の改良工事、24年の3月にトンネルがやっとの思いでできて、非常に安心して通学・通勤、また逗子に行く人がふえた。しかしながら、これからはこの先の逗子の問題もあるよということで、逗子の議員にもお願いをして、歩道の拡幅だとか研究してくださいよと。県会議員にもお願いをして、途中に電柱があるところもありますよとかね、そういったことも議員の別の角度で逗子の議員さん、あるいは県会議員さんにもお願いをしているところです。やっぱりつながっていますからね。そうすると、今度は長柄の交差点のことになると、長柄の交差点は片側だけ、もう御存じのとおり歩道が、横断歩道があるのがくの字型といいますかね、交番から逗子の海のほうに行く方と、それから反対に渡るほうだけです。今、自転車交通が変わってきていますから、自転車のほうもトンネルの中は左右の歩道のところを自転車が走って、人とぶつからない、広くなってますから、それで逗子の方面から自転車が来た場合には、自転車が今はあそこの交番の前から渡っていくんですけども、学生なんか見ていると、ちょうど私の家から出て、才藤さんという信号機、あのあたり、斜めに渡って、一番交通量の多い長柄交差点、歩道のほうで待つんですよね。ただ、この斜めに渡っていきますから非常に危ないですし、いつそういったことがあってもいけないな。ですから、横断歩道、歩道橋は先ほども言いましたように、高齢者の方々は非常に渡るの困難ですから、いろいろ知恵を使いながら渡っている。あるいは子供さんが、赤ちゃんを乳母車に乗せている方も、やっぱり歩道橋を渡れないんですよね。そうしますと、やっぱり直角に渡って、また向こうの先のほうから車、スリーエフさんのほうで渡るか、あるいは友琉館さん、ちょっと広くなっていますから、あそこら辺できょろきょろきょろとして渡ってしまうということなので、やっぱり道路問題というものは直していかなきゃいけないんだなと思ってますので、何とかそこのところも葉山の警察さんもわかっていることとは思いますけれども、公安委員会ですか、そういったところも警察だけじゃなくて、やっぱり住民の方々の声も聞いていただいて、そういう活動もしていただきたいなというように思っております。
それで、先ほど町長が答えたときに、スクランブルの交差点の協議ということは、県と地元と警察ってお答えになったんですけれども、地元というのは今の地元、私、地元なんですけれども、こういう要望を森英二さんが町長のときに出してるんですけれども、これ、まさしく地元の町内会の要望じゃないのかなと思うんですけども。平成24年に出してるはずです。それは継承して、こういったことがあったよということは、今の山梨町長にはお伝えをしていないのかしら。どうなんでしょう、行政体として。

都市経済部部長(吉田仁君)

この町長の答弁の答弁書の中で、地元などと協議するという部分でございますけれども、歩道橋の撤去、スクランブル化することによりまして、高齢者の方やお子様も平面通行させるというふうに私たち解釈したものですから、歩道橋を取った場合の交通渋滞の問題ですとか、あるいは歩道、人だまりがございませんと横断歩道をひくということが安全協会のほう、交通のほうでできないという私たちの知識の中で書いたものでございますので、町内会から地元…当時要望いただいた地元ということだけではなくですね、そのスクランブル化するに向けて、地元とも協議しなければいけないという意味合いで書きました。

12番(笠原俊一君)

それでね、確かに中央道路ができたことによって、長柄の交差点が逗子方面に向かう車がふえてきちゃったんですよね。これはしょうがないですよ。中央道路が完全な形ででき上がってないんですから。ですから葉山のほうは、イトーピアを抜けることをさらに要望しながらやっていくしかないでしょう。やっぱりどこかにしわ寄せができるんですよ。一時は葉桜・イトーピアの住民の方々から、抜け道にしないでくれよ。あるいは危ないから40キロのところを30キロにしてくれよとなったわけでしょう。それで、おかげさまで今は私の家の前が渋滞していますよ。そこが右折が可能になったから、もう御存じのとおりですよね。川久保の交差点は、今までは逗葉新道は右折できてなかった。今は右折できるでしょ。ですから、家に帰るのは非常に楽ですけども、土・日はすごいですよ。うちの前でゲート張りたいぐらい。もうそれで、うちの前のところも、私の住んでいる家の前のところも非常に狭い。ただし、今、車も大きくなってきてますから、うちの、私の家の前で待っていて、向こうで信号が青になったらさっと行くようなね、変わるんですよ。ですから、大きな問題としては、やっぱり中央道路がさらに延伸をしていただいて、完全な形になるように要望していただく。あるいは、料金所を早く無料化にしていただく。こういったことが将来的にはつながってくるんだなというふうに思ってますけども、ちょっと離れていっちゃいますので、その辺にしておきますけれども、都市経済部としてはそういった一連の流れの要求活動もされているんでしょうね、部長。

都市経済部部長(吉田仁君)

粘り強くやっています。

12番(笠原俊一君)

ちょっと離れていってしまいますので、違う…もとに戻っていきます。それで、1-1から1-6については、例えばバスベイの設置についても、一生懸命協議しているけれども、こことここが今年度中にできるといったことはありませんか。例えば前の議会では、とりあえず旧役場前、そこはバスベイにしていくというような明るい何かような話を一般質問の中で聞いてるんですけども、1つぐらいはできるとか、そういったことがお答えできますか。いつでき上がるとかね。町有地ですよね、あそこはね。どうですか。

町長(山梨崇仁君)

笠原議員は全町的なお話でおっしゃっていると今、確認しましたので、全町的に申し上げると、旧役場跡地の今、進捗状態ですけれども、もう1カ所、民間のお力をいただきながら設置に向けて努力を重ねているところでございます。

12番(笠原俊一君)

できるだけね、私の長柄の交差点、バスベイをつくったときに、地元の方々ともお話をして、地元の地主さんともお話をして、将を射んと欲すれば、まず馬を射よじゃないですけれども、おじいさんは絶対に先祖からいただいた土地は譲れない。そこで私は息子さんとお孫さん、そんなうるさい場所に将来家を建てないから、おじいちゃん売っていいよと、こんなことをやった記憶があって、どこと言いますと、個人名がわかってしまいますから、そういったことも地元の議員として一生懸命取り組んだこともあります。何とかいろんな人の人脈を使ったり、お知恵を使ったり、議員の力を使ったりしながら、少しでも解決に努力をしていただきたいと思っております。
なお、これもいろいろな方々からあったところなんですけれども、私も一生懸命バス停のベンチだとか寄贈だとかね、例えばライオンズクラブのメンバーとして、役場の前のベンチもライオンズクラブとして消防の脇のところに寄贈しました。もう1点は、大道の交差点のところにライオンズクラブとしてどうぞ使ってくださいといったこともお願いを…お渡しをしているところなんですけれども、ベンチの設置、屋根の設置というものの進展というのは、いかがでしょうか。

都市経済部部長(吉田仁君)

バスベイにベンチの設置、大変結構なことだと思いまして、町長のマニフェストにもございます。何分にも当町の中にある国・県道はですね、本来道路法でいきますと2.5メーター、3メーターの歩道が設置してあるところにベンチを置きなさいというのが基本のベースであるのは、もう議員十分御存じだと思います。議員のほうからいただいたベンチにつきましては、今ちょっと、何ていうんですか、お化粧している最中でございまして、でき次第設置はしたいところではありますけども、少し具体な答弁させていただきますけども、大道交差点につきましてはですね、県が管理しているフェンスが一部ございまして、それの何といいますか、管理しているところとですね、旧役場のバスベイの今後やっていく部署が一緒なものですから、いろんな時間のタイミングですとか、今、町役場として汗をかいている最中の用地の問題ですとか、いろんな押したり引いたりといいますか、表現の仕方が非常に難しいんですけれども、その中でやっているところでございますので、なるべく早い時期に設置できればと思っています。

12番(笠原俊一君)

お願いします。費用の面等々ね、先ほど言いましたように、この人口ビジョンの地方版総合戦略の策定に当たっての参考資料といったことで、そのまちづくりのための場合によってはお金も出るんではないかなと。いろんなことが合致すればね、国のほうの考え方と合致していけば、人口の抑制に少しでも寄与することなれば、お金も出てくるんじゃないかなと私は思ってますので、吉田部長の前にはずっと総合計画をやっていられた伊藤さんもいられますので、ぜひいろんな能力を使って、あるいは人脈を使いながら、違う角度で推し進めていただきたいなと思います。ベンチにつきましてはね、結構県のほうに言いますと、そういった障害物を置いたときに、転んでけがすると、それが県の責任になってしまうということですから、なることよりも、今、自体の雨のとき、濡れたり、年寄りが座るところもなくて、長く待ってる。どっちがどうなんだということで私は思ってますし、同じ葉山・逗子選出の1人の県会議員には、なったときはとことんやれと。あなたの責任でやれというふうな話もしてますからね。あの方もライオンズクラブのメンバーですから、ぜひとも後押ししてくれると思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。それはちょっと余談のことですけれども、お願いをしていきたいと思います。
それでは、次のほうに移っていきたいと思います。子供の遊び場の確保ということで、これも鈴木議員から長柄の問題、これの辺の問題というのが、長柄の町内会の場合は、年に2回ほど役員さんと議員の協議の場所があります。その中で、地元のいろいろな問題点を話を聞いたり、報告をしたりということも、今の議長さんと私と、前の荒井さんと、前回一番直近では議長さんと私とでいろんな話をしておりますし、要望もあります。そこで長柄の子供たちが非常に多くなって、ボール遊びをしていると。御霊神社さんといって、本当は神社さんで遊ばせるというのがいいのかどうかね、行政体としていいのかどうかというのがちょっと疑問なんですけれども、神社の境内で子供たちは遊んでます。私も子供のころからあそこで遊んだりしていましたけども、今の子供たちは場所がない。私なんかの子供のときは田んぼ、田んぼが水がないときだとか、稲を刈った後だとか、そんなところで遊び回った記憶もありますし、海で遊んだ記憶もあります。そんな遊び場の確保というものも子育てのためには大事な要素だと思いますし、これも町長のほうでは町有地や未利用地を検討するといったことなんですけども、早くしないと、早く、もうどんどんさせていかないとね、その子供たちが大人になってしまうし、もしかしたら事故でけがしちゃって、入院したり、場合によってはということもあるわけですから、そんなことも心配しているんですよね。まして私の聞いたところによると、山梨町長が公務か何かで行ったときにブレーキを踏んだというような、ボールが飛び出してブレーキ踏んだと。町長がみずから公用車が子供をひいちゃったなんていったら大変なことですよ。何やってるのかってなっちゃう。そういう事実もあったわけでしょう。いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

先日来何度かお話ししているとおりでございまして、ちょうど御霊神社さんの前でですね、ボールが飛び出してきたことがございまして、子供さんが出てきたわけではないんですけれども、ボールが出てきて危険だというふうに認識はしました。

12番(笠原俊一君)

私も仕事柄、1日に1回ぐらいは…何回も通ることがあるんですね。結構見てますよ。ボールはね、ひもついてるわけじゃないからね。ボールの後には子供が飛び出す。もう何回も見てますよ。ブレーキ、急ブレーキ、あそこは飛ばさないからね、いいけども、車、飛ばしていたら、もうそのままですよ。そういうこともぜひ考慮してください。未利用地というか、本来であれば県の所有している河川敷、そういったところがあればうまいんですけれども。私よりももしかしたらいい場所を御存じかもしれませんし、使ってないような、未利用地ですか、私の個人の未利用地みたいなものがあるはずですから、何とか早急に手だてをしていただきたいと思います。この問題については、同僚議員が、ほかの同僚議員もやってますので、大きな問題としてとらえてると思います。
次にいきます。健康増進のための施設の整備について、これはかつてから言っているとおりで、高齢者あるいは…の方々の健康増進だとか、生きがいだとか、そういったもので、そういう施設をつくってくださいよということをずっと要望してきておりますけども、総合計画の中にもそういったものは必要だというのは書かれていると思いますけれども、そういっためどというものはどこかありますか。

町長(山梨崇仁君)

御質問の趣旨と違ったら大変申しわけないんですけれども、施設整備としましては、現在は南郷のですね、共同店舗の一角に町民の皆様が自由に使える空間として場所を確保してございますので、そういった場所が今、施設整備として取り組んでいる一番新しい情報でございます。

12番(笠原俊一君)

そういうスポーツ的なものもできるような形にしていく…機材を置いてやればそういうことも可能かなと思うんですけども、そういうようなつもりですか。それとも、例えば議長がね、長年そういうバドミントンですか、できるところだとか、そういったレベルの広さじゃないですよね。運動能力を高めるための機材を置いたり、そういったぐらいの場所を考えていられるんですか。

都市経済部部長(吉田仁君)

南郷活性化事業の共同店舗の中に、健康増進のためのですね、機械を置くということは、私はないと思います。ただ、何ていうんですかね、器具はともかくといたしまして、多少ダンスをしたりですね、健康増進に役立つような、例えば教室をやっていただくとかいうことは、生涯学習のほうからは私の担当課のほうには届いています。

12番(笠原俊一君)

できればね、予算も伴ってきますけれども、先ほど言ったように、そういった機材というんですかね、本格的なものでなくてもいいんですけども、秋田ですか、我々視察行ったときに、教育のそういう施設、老人と言ったらいけないんですけれども、高齢者の方々が筋力を維持したり、少しでもアップさせたりする機材のある、そういう福祉施設、見てきましたし、ぜひそういったものも予算立てをしながら、いろいろな先ほど言いましたように、国・県の力を使いながらもね、そういったものの要望もできるんじゃないかな。そういった場所の提供というのも考慮していただきたいなと。いろんな要望があったとき、優先順位があるでしょうから、ひとつ一考だけしておいてください。できるかどうかは別としてね。私のほうからは、ぜひそういった事務的なものもあってもいいんじゃないかなと思いますので、1つ階段を上がっただけになるかもしれませんけれども、ぜひともそういったものもしていっていただきたいなと思います。
それと、最後の質問に移っていきます。私も少しでも早く終わらせるという約束しましたので、1分でも2分でも終わらせることを、言いたいことは言わせていただいてから終わりたいと思います。それで、先ほど言いましたように、海水浴場の将来展望ということで、同僚議員のほうは先ほどの土佐議員、あるいは畑中議員等は海水浴場のマナーだとか、そういったことを言ったんですけども、私はちょっと角度が違うんですね。葉山というのは海と山の自然、楽しむ。夏は海水浴場としてやっている。そういった中ですから、葉山の子供たちが、例えば我々子供のときはプールがまだ学校になかったからね、海で遊べ。海。でかいプールがあるじゃないかって言って、勝手に行ってこいというようなことだったんですけども、私の聞き及ぶところによりますと、葉山に臨海学校ですか、葉山の子供たちは三浦のほうに行って、海との臨海学校みたいなのをしていると。よその町からは葉山に来てるのに、葉山の海を楽しんでいるのに、どうなってるのかいなと。だから、さっき言ったように紺屋の白袴だと。葉山の海は海水浴場、幾つもあるじゃないですか。いろんな形もある。いち早く気がついた逗子は、ことしの夏からスプラッシュウォーターパーク。あそこは静穏な海ですからね。伊豆の弓ヶ浜というところで非常に内海で波の静かなところにあったものを、オーストラリアの機材ですか、それを逗子に持ってくると。悔しいよね。葉山の子供たち、うちの孫たちも逗子に遊びに行くんだ。おまえ、お金が取られるんだよということでね、葉山もいろんな顔のある渚百選にはなるけども、子供だとか大人だとかが楽しむような施設をつくったり考えたり、区分けをしたらいかがですかというふうに思いたくなる。
昨年、沖縄に同僚議員と行ってきました。西原町といったところに行くと、海水浴場がね、そこにビーチバレーのコートが4面以上。フットサルの、海水浴の砂浜ですよ。それも相当な数があるんですよ。半端じゃない。海岸というのはどこでも国有地だと思うんですけどね。それを海利用というものを、葉山は山のほうは要するにハイキングだとかいろんな利用をしている楽しむ人もいる。本家本元の葉山の町の海岸、利用形態って、ないじゃないですか。商工会の成年部がビーチフラッグというのをことしまでやっていただいたけども、仕掛けを仕組みをまいたりするのができるんじゃないかなと。十年一日、葉山の海では海水浴場組合にお願いをして、飲食、着がえ、そんな程度でしょ。新しい葉山の、長洲さんですか、サーフ'90ということで、海業のあり方といって、いろんな漁業者だとか競合しながら将来の湘南の海というのは利用形態が変わっていくんだと。海の利用形態が変わってきたでしょう。そこで葉山もね、やっぱりいろんな海での楽しみ方、町民の方々も葉山の人たちはね、泳ぐのだけはみんなできるんだというのが、前は葉山人だったんですよね。泳げない葉山人なんかいないぐらいの我々のときは海で泳げないのはね。名島まで泳ぐのが当たり前だなんていうような時代もあったわけですよ。ですから、ぜひ紺屋の白袴と言われないように、葉山の海での使い方というものを考えたらいかがかと思うんですけど。これは返町教育長に聞いたほうがいいのかな。いかがでしょう。そういった使い道というのが考えられませんか。

教育長(返町和久君)

まず、趣旨についてはね、そういった葉山の風土の大きな特徴である一方の海について、こういったものが子供たちにとっても大きな意味を持って、そういうものに親しみ、それを活用できるようなことになっていくって大変望ましいというふうに思っております。その上で、現状でどういうことかといいますと、直接海水浴場とかね、海水浴というふうに限定はできないんですけれども、海での体験活動や海に親しむ活動という意味では、どの小学校におきましても春の遠足で一色海岸や森戸海岸、逗子海岸に出かけております。また、そういう場合におきまして、砂遊びや磯の水生生物の観察等を利用しております。そういった海を活用した特別活動を実施していることに加えて、夏休み等を利用して環境教育等を選択した子供たちの自由研究の中で、しおさい博物館の協力を得ながらですけれども、ビーチコーミングですとか磯観察ですとか、そういったものに親しんでいる子も多くいます。こういったことすべて、基本的には学校教育から子供たちの心身の健全な発展と自立した大人になっていくために支援する、そういう場でありますから、そういったことの目的の中で考えますと、環境教育とかね、自然に親しむ教育とか、あるいはふるさと教育というんでしょうかね、ふるさとをふれあい、愛する、そういった教育のカテゴリーの中で、今言ったようなことをバランスよく配置していくというようなことになるんだというふうに思います。ということで、全体として海に親しむ活動というのも継続してやっていきたいというふうに私は思っております。ただ、授業の中でこれをやるかどうかということになりますと、水泳の授業に関しましては、やはり海への移動時間ですとか、あるいはプールを利用するときに比べた場合の児童への安全配慮、こういったものを活用すると…こういったものを考慮した場合ですね、なかなか課題が多いなというふうに考えているところでございます。

12番(笠原俊一君)

第四次葉山町総合計画前期基本計画基本目標別主な事業概要書という中に、まさしく基本目標の2、誰でも、いつでも学べ、交流し、心身ともに豊かに暮らしていくまち。青少年育成事業では引き続きジュニアヨット養成講座並びに自然体験プログラムを、海・山に育つ、親しむ子供たちを実施します。そこまで、今言われたことが基本で、こういうこと。私の言いたいのはね、よその町の、姉妹都市の子供たちだとか、みんなが葉山の海で楽しんでいるんでしょう。もっとそういった知恵を使って、葉山の子供たちがこういった葉山の海で遊んで、葉山の生業としていろんなマリン産業がやっている。そういったところを利用しながら、葉山の子供たちはシーカヤックもできるよ。売り物にしていって、将来のね、例えば逗子開成さんなんかは、赤ふんどしになって中学生で海で泳がせますよね。例えばあとヨットの、ヨットクラブに入るとディンギーのヨットを経験させますよね。それは学校の考え方、私企業ですから。葉山の子供たちも、ぜひともそういうね、海で力強く自分の海よ、葉山の海に遊びに来いよと、大人になったらね、そういった子供たちを少しでも育てていただきたいなと私は思ってやまないわけです。私の質問を参考にしながら、国のほうに要求をしながら、ぜひとも葉山の町が、待寺君じゃありませんけど、笑顔あふれる町、持続可能な町でいられるように努力をしていただきたいと思いましての質問ということで終わらせていただきますけれども、ぜひとも優秀な職員を抱えている町ですから、お知恵を使って、いろいろな手だてを考えて、少しでも今よりも前進をするように望んで質問を終わります。ありがとうございました。

議長(近藤昇一君)

これにて12番笠原俊一議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
(午前11時57分)

議長(近藤昇一君)

休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)
一般質問を続行いたします。第3番、2番金崎ひさ議員の一般質問を行います。

2番(金崎ひさ君)

2番金崎ひさでございます。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。この質問席から、自分が写っているモニターを見ながらの初めての質問でございますので、新人のように緊張いたしております。どうぞよろしくお願いいたします。また、13番目となり、私が最後でございます。お疲れとは存じますが、極力、他の議員と重ならない質問にいたしたいと思っておりますので、御答弁よろしくお願いいたします。
まず1項目目、ごみ行政について伺います。昨年の6月から戸別収集が開始され、その1年間の成果の報告は、あした行われるとのことですが、戸別収集の大きな目的の一つはごみの減量化にあると思っております。町長の目標とすべき、ごみの減量数値をお聞かせください。そして、その減量によるごみ処理費の削減効果を、いかほどに見積もっていらっしゃるかを伺います。
2項目目は、体育館建設について伺います。町内に体育館を熱望する声は私が議員になった16年前からもあり、そのさらに前からの懸案事項であったとも伺っております。山梨町長は、今年度の行政運営目標を健康としております。予算上は体育館建設のかけらも見えませんが、町長の将来展望としてどのように考えていらっしゃるかを伺います。
3項目目は、コミュニティバスについて伺います。町内に交通不便地が随所にあり、私も歴代の町長に対し提案を続け、路線バスルートの改善等により少しずつ解消されてはおります。今回は、南郷地区活性化事業に伴い、地域バス運行についての町長の思い入れと、実現に向けてのタイムスケジュールを伺います。
4項目目は、地域手当について伺います。この件につきましては、去る3月議会で議員提案され可否同数となり、議長であった私は何の発言も許されないまま、委員会の判断どおり否決といたしました。この議長裁決が直後の議員選挙の際に大変な御批判を受け、厳しい選挙を乗り越えてまいりました。この際、私の思いを町長にぶつけてみたいと思い、質問に取り上げました。まず、国の基準以上の地域手当を支給していることに対して、町民が不利益をこうむっているということは事実でございます。このことについて町長はいかに考えているかを伺います。この問題を解決すべきは町長の役割と私は思っておりますが、その認識について伺います。
以上で私の1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

答弁を行います。

町長(山梨崇仁君)

金崎ひさ議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1項目目、ごみ行政について。ごみ減量目標と処理費削減目標について伺うとのお尋ねですが、ごみの削減目標については、ごみ処理基本計画において、燃やすごみ量を平成27年度末に5,129トンと定め、ごみの減量に取り組んでおります。ごみ処理経費につきまして、循環型社会形成推進基本法や廃棄物処理法に基づき、循環型社会の形成の推進を第1に、また排出されたごみについては適正なごみの処理に取り組んでいるため、経費の削減目標は掲げておりませんが、適正処理等を行う中でごみ量の削減や契約方法の見直しなどにより、経費の削減に引き続き努めてまいります。
次に、体育館建設について町長の考えを伺うとございますので、私からお答えをさせていただきます。体育館の建設につきましては、学校体育館とは別に町民体育館として建設・設置することにより、平日であっても広く町民が利用できる施設として、健康増進やスポーツ振興などの観点からも効果的であると認識しているところでございます。今後の対応につきましては、公共施設の総合的かつ計画的な管理等に関する方向性など、さまざまな観点からの検討が必要でありますので、慎重に判断をしてまいりたいと考えております。
3項目目、コミュニティバスについて。南郷活性化事業に伴う地域バス運行計画について伺うとのお尋ねですが、高齢化の進展に伴い、地域における公共交通の利便性を高めていくことの必要性は日々高まってきております。本町につきましても、公共交通の環境整備が重要な課題であり、その解決に向けた議論が必要不可欠なものと認識しております。引き続き周辺自治体、事業者との連携、協力によりさらなる公共交通の利便性の向上に努めてまいります。
4項目目、地域手当について。町民の不利益解消策について伺うとのお尋ねですが、先日、町村会へ投げかけを行いましたが、13町村からの同意は得られませんでした。また、人事院に対して、葉山町の国家公務員に対する地域手当の支給率を見直すように、申し入れも行いました。一方で、葉山町職員の地域手当支給率が国家公務員よりも高いことにより、特別地方交付税の削減がなされてきたことも事実であり、町民の方への不利益が生じていることも事実であります。昨年度まで、町職員に対して昇給の停止や給料の定率削減を実施してまいりましたが、この不利益を解消するための方策については、今後も職員団体との協議を進めてまいります。
以上で1回目の答弁を終わります。

議長(近藤昇一君)

再質問を行います。

2番(金崎ひさ君)

御答弁ありがとうございました。では、1点ずつ再質問をさせていただきます。
まず、ごみ行政について、ごみ減量目標と処理費削減目標について伺うということでございますが、先ほど5,129トンということで町長が御答弁なさいましたが、これはもう既に私、葉山町ごみ処理基本計画の26ページに書いてありますので承知はいたしております。この次の34ページのほうでございますが、お持ちでしょうか。こちらに推移結果と平成30年までの結果が出て…目標が出ておりまして、そして、その下にごみ処理見通しという経費が出ておりますけれども、先ほどの御答弁では、経費の報告がなかったんですが、目標とする経費というものは、町長は成り行きといいますか、なるべく下げていこうという努力をするということで、目標数値は持っていらっしゃらないということでしょうか。

環境部部長(伊藤義紀君)

目標として掲げてる数値、ごみ処理基本計画の中でもごみ処理費の見通しということで、掲載をさせていただいてございます。その部分については、やはりごみの減量に伴う経費の削減というふうに思ってますので、現在のところですね、25年と26年を比較しますと、戸別収集可燃ごみの処理におけるリバウンドはございません。やはり夏場にですね、非常にごみ量が多くなるというようなデータが出ておりますけれども、特段それで、またごみ量が急激にふえたりということはございませんで、直近の3ヵ月くらいで少しずつ減量してるような状況でございますので、減量が進めば当然、経費も削減していけるというふうに思ってます。ですから、まずできることとして、ごみ量を減らして戸別収集の徹底とですね、それから資源化率を上げていくということに注力してまいりたいというふうに考えてございます。

2番(金崎ひさ君)

じゃあ、目標数値はなるべく減らすように努めるというふうに考えていらっしゃるということで、そういう理解をいたしますが。実は私、議長席に座っておりまして、昨年の12月議会、土佐議員が一般質問をされたときに、おかしいなと思いながら聞いていたんですが、発言する機会がなかったので、この際このことについてお聞きしたいと思います。葉山町議会会議録平成26年第4回定例会を持ってまいりましたけれども、土佐議員がおっしゃるには、昨年11月14日に町長が、関東学院大学でごみ削減の問題解決に向けたシンポジウムに参加なさったということで、新聞でも私、見ましたけれども、それに土佐議員も一緒に同席…傍聴されていたのかな。ともかく、その席にいらしたそうでございます。そして、山梨町長の発言で、ごみ処理の総額は10億円です。ごみを燃やしているんじゃないんですよ。お金を燃やしています。焼却灰を埋めているんじゃないんですよ。お金を埋めているんですという発言があったそうでございますが、既にこれは公で発言されたことで、町長は否定をされておりませんので、そのようにおっしゃったということでよろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

議事録のですね、ある話ではございませんが、趣旨はその内容で発言をしております。

2番(金崎ひさ君)

そのときにおかしいなと思ったのは、私は、ごみ処理の総額ということを10億円というふうにおっしゃっていますが、これは25年度決算で、終わったばっかりでしたので、昨年の26年の11月14日というのは。それで25年度決算の総額を見ますと、これが何ていうんですかね。清掃費が10億円なんですね。ごみ処理費ではないわけです。ですから清掃費が10億円だという発言をなさったという理解でよろしいですか。

町長(山梨崇仁君)

大変申しわけございません。そのシンポジウムの中でですね、学生向けにごみのあり方についてわかりやすく説明してる中での発言でございますので、正確さというよりもですね、印象としてごみを減らしましょうというための言葉として金額を…金額もですね、恐らくウン百万単位まで出してございませんで、何億何千万程度でお示しする中でお話をしていたと思います。ですから、議員が御指摘な細かい数字のところで、私、大変申しわけないんですが、現在記憶にはとどめてございません。

2番(金崎ひさ君)

10億円とおっしゃったのは、確かに清掃費10億円でしたので、10億円と言ってもいいと思います。現在では、8億5,000万円ぐらいになっておりますけれども、清掃費全体の金額ですね。それでですね、問題はですね、その後にですね、町長が引き続きおっしゃっているんですけれども、ごみを半減化できれば5億円のお金が浮きます。5億円の予算と考えると体育館が建ちますとおっしゃったんですよ。福祉のほうに使ってもいいけどということがありますけれどもね。5億円削減がどのように、町民の方がどのように頑張っても、私は5億円は削減できないと思っておりますけれども、部長いかがですか。頑張って5億円減らせられますか。

環境部長(伊藤義紀君)

私も御存じのとおり着任間もないんで、その推移というのはある程度把握してございますけれども、5億円はなかなか厳しいところかなというふうには思います。ただ行政が掲げる目標としては、例えば皆様の御努力によってごみ処理費が削減できたものはですね、公共の福祉、例えば今体育館とおっしゃいましたけども、あとは教育とか福祉の施策に回すことができると。そのために皆さん一丸となって協力していただきたいというような形で捉えていただければというふうに考えております。

2番(金崎ひさ君)

5億円といったら大きなお金なんですね。そして、町民を惑わすという言い方はしませんけれども、皆さんで一緒になってごみ処理費を削減しようという意識を持つためにですね、5,000万下げましょうとかね、そうして目標を達成しました。じゃあ今度はあと2,000万下げましょうという勢いをつけるためにおっしゃるならいいんですよ。5億円というお金を、私はすごく前から思っておりましたけれども、教育費と衛生費が逆になるといいと思ってます。衛生費が11億、教育費が8億ですよね…9億ですか。そうすると、それが逆になるとですね、教育費に11億、衛生費に8億、9億にして、そして清掃費を7億とか8億にすればですね、今回この委員会…今回の本会議で、皆さん教育のことで上山口小学校の体育館の話…体育館じゃない、運動場のべちゃべちゃな話ですよね、伊東議員がおっしゃってましたけども。それもありましたし、鈴木道子議員が大会に出るのに、中学生が大会に出るのに自己負担があるではないかというお話がありましたけれども、私はいつも、衛生費と教育費の逆転をすれば、本当に子供たちに手厚い、親が安心してできる義務教育の教育ができると思っております。ですから、できるような金額を、町長であればですね、掲げて、そしてみんなで減量しましょうとか、そして町はこのように減額に努めてますという、皆さんの町民の方たちを巻き添えるようなごみ行政をしていただきたいというのが今回の趣旨なんですけれども、町長が5億円言ったのがよくないとか悪いとか、それを5,000万円に直せなんて、そういうこと言ってるわけではないんですよ。町長が状況を認識して、町民を巻き添える、ごみ減量化に向かって頑張ろうという意識をするという立役者になるべきだというふうに思いますが、いかがですか。

町長(山梨崇仁君)

初日にですね、議員の方から、例えばキエーロの普及の先頭に立ちなさいと、図書館での啓発や駅前でのビラ配りなどと言われまして、私もオーダーがあれば進んでまいりますよということを申し上げました。立役者ということの意味合いについて、私も同意はいたしますし、できることであればやりたいとは思いますが、その手法についてですね、自分が行ってることが正しいかということは自問自答しながら、また皆様から御意見いただきながらやってるところもございますので、具体にこういったことをすべきだというふうに御指摘いただければ、私の中でそれを理解した上で取り組みを進めてまいりたいとは思います。

2番(金崎ひさ君)

可能な金額を町民の皆様に示して、そしてあと何トン減らしたい、あと何トン減らすとこうなるんだみたいなね、そういうことを示すのが町長のお仕事だし、担当部長のお仕事かとも思いますけれども、そのある所に行ってですね、5億円減るんですよと、このキエーロでやると5億円減るんですよ。5億円減ったら、皆さん、体育館が建つじゃないですかと。その後に、土佐議員が聞いてましたら、もちろん、相手が学生だったから、学生に興味を持ってもらうように体育館というのを例に挙げただけだというふうにおっしゃいますが、そうすると、高齢者のもとに行ったら温水プールができますよ、5億円減ったら温水プールできますよとおっしゃるんですか。町長というものは、町の将来像を描いて、こういうまちづくりをしたい。そして体育館の今、伺ったのはね、体育館に関する長期展望でも持ってらっしゃるのかと思ったんです。何にもないじゃないですか。だから、体育館の話をするということは、ある程度の町長として根拠があった発言でなければ私はいけないと思っております。その辺はいかが考えてらっしゃいますか。

町長(山梨崇仁君)

前提条件としてですね、まず学生向けにごみ処理…ごみについての理解を深めてもらおう。キエーロを題材としてそれを行おうといったことが、やはり前提として一つございます。もう一つは、2市1町の首長が集まり、首長という立場からの発言を求められているものでございましたので、その2点をあわせて考えますと、可能な限りわかりやすく、また首長という立場ですけども、葉山町の行政状況をお知らせしたのは、全体にお知らせをしました。数値によってもしっかりとした数値をお見せした上で、じゃあ実際にそれをどういうふうに考えていったらいいのかというガイドの中で、首長の立場からこういうお話をした中でございますので、体育館というのも、鎌倉市さんや逗子市さんでも同じように持っているものですから、それについては共通の項として話はしても適切だというふうには思います。ただ、葉山町が体育館をつくるのかと問われたわけでもございませんし、町がつくろうと思って5億円を目指していると言ったつもりは全くございませんので、一つの事例としてわかりやすく伝えるべきだというふうには今でも思っております。

2番(金崎ひさ君)

反省をされていないようでございますので、やはりここで、そうしたらね、体育館建設、その反省をしないのであれば、体育館建設の将来展望というものをきっちり真剣に考えてですね、言った言葉を実現すればいいわけですから、そのようなことも本当に体育館というのは、町民の方たちが多く望んでおります。そして今、笠原議員もおっしゃってましたけれども、機械を置くだけでもいい、今の南郷のところに置けということではなくてね、やはり、そういう近場で、私も視察してまいりましたけれども、近場で高齢者が手足を動かして、そして少し運動のことをやれるようなスペースというものがあるわけですよ。ですから、葉山町にはないのでね。そういうふうなことを、将来展望として持った上で発言をしていただきたいというふうに私は思っております。それでよろしい…おわかりでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

そうですね、町民の皆様やですね、明確な目的意思があるときには、もちろん当然のように背景を申すべきですし、学生さん向けだからといってですね、わかりやすくということであれば、葉山町としての多少背景を持ったものを事例に出すべきだったかもしれません。なお、参考までに、その後私は別の意味で反省をしたことがございますので、今数字をお示しですから、あえて言わせていただきますと、その後にですね、5億じゃ体育館建たないよと実は言われてるんです。例えば逗子のですね、アリーナでは約30億かけてつくってますし、しおかぜアリーナも24億かかってると聞いてございまして、アリーナですから確かに高いんですけれども、一般体育館も恐らく5億じゃきかないだろうということで、事例としてもですね、気をつけなければいけないなということは、実は違った意味で思ってたものですから、そういうことについて深く考えながら、今後は発言しなきゃいけないなというふうには思っているところではあります。

2番(金崎ひさ君)

私たち議員も365日議員であるというふうに町長もいつかおっしゃっておりましたしね、町長も365日町長でございますので、町長の発言というのは慎重にしていただきたいというふうに思います。一つ功を発したといいますか、この関東学院の方たちが、山田議員もおっしゃってましたけれども、私もこの新聞を読みまして、手づくりのキエーロをつくって、これ何度もテレビに…新聞に出てますよね。キエーロにすごく皆様興味を持っていただいて、そしてあちこちでこれをやっているという。若い人たちがそういう意識を持ったということは一つの効果はあったかと思いますけれども、町長としての発言は慎重にしていただきたいというふうに思います。
そしてごみに関しましては、いろいろとごみを削減すれば処理費が減るかというものではないというふうに思っております。ごみ処理基本計画にも書いておりますけれども、資源物にすればするだけ処理費が高くなる。そして実際に今回3カ月間の中間報告、検証していただいた8月…6月から8月までの様子を見ますと、やはり業者に550万円、それから町内会に390万円既に払っておりまして、950万円の出費が出ております。これ1年間でどうなるか、ちょっとあす楽しみなんですが。そしてですね、売り上げがですね、2,000万円ぐらいあったと思うんですよ。ペットボトルとか缶とか。それが全部なくて、今回の予算では400万ぐらいしか見込めないぐらいの売り上げも少なくなっておりますので、果たしてごみが、処理費が安くなるのかなというのは大変懸念を感じております。少しでも安くなるような方策を、私もこの4年間提案をしてまいりたいと思っておりますので、新しい部長、よろしくおつき合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
では、これで1項目目を終わらせていただきます…2項目目も体育館はそういうことで終わらせていただきます。
コミュニティバスについて伺います。これはですね、新葉クラブとして連携を組んでおりまして、どちらが先になるかによって趣を整えようと思っておりましたら、残念…幸いなことに私が最後になりましたので、横山議員が積み残したところといいますか、横山議員が優しいのではっきりと物を申さなかったことについて、私が申し上げます。コミュニティバス、南郷活性化事業に伴う地域バス運行について伺うというふうに書いてありますけれども、これは町長お忘れではないと思いますけれども、3月の28日、遺族会の70周年記念の人形浄瑠璃の折に、幕間で私と町長…私と横山議員を相手に、その南郷活性化事業に伴って、葉桜とかイトーピアから皆さんが来れるような、巡回バスではないんでしょうけれども、バスルートかわかりませんけれども、バスについて行政と議会と関係団体と協議会を開きましょうと町長のほうからおっしゃったんですけれども、覚えてらっしゃいますか。

町長(山梨崇仁君)

恐らくその前日だと思いますけども、商工会のほうから要望をいただいたことなので、必要性がありますねということは申し上げたかもしれませんが、私から恐らくは、ごめんなさい、開きましょうと言った記憶は今はございません。

2番(金崎ひさ君)

お若いのに健忘症かと思いますけれども、はっきりと申されました。それで、幕間ですね。幕間です。翌日です。確かにそうです。27日に商工会の集まりがありまして、そして、横山議員がそのときは発言をして、その必要性を説いていらしたんですね。そして28日の遺族会のときに、翌日です。私と、私は当時議長でしたので前に座っておりまして、その横に近藤県議がいらして、そして町長がいらしたんですが、近藤県議がお帰りになったときに間があいて、私と町長が誰にも…間に誰もいなくなったときに、私の横に横山議員がおりまして、そのようにおっしゃいました。そして私はすごくうれしくて、そして関係団体に町長がちょっとやる気になってますよということは御報告をいたしました。どういうふうになるのかなっていうふうに思っておりましたけれども、大変腰が引けたというか、お忘れだったら仕方がないんですが、腰も引けてないんですが、お忘れでやっていないということなんで、改めてでは申し上げますけれども、そのような協議会を開くということは、もう既に山田議員が質問をされて、時期尚早とか設置する段階にはないというふうなことをおっしゃっておりましたけれども、ちょっとでも思い起こしていただいて、そういうふうなことが必要なのかどうかということを改めてここで御答弁いただけますでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

私、現段階ではですね、申し上げたように、商工会や関係団体との話し合いの中で協議会の設置について、必要性についていま一度考え直すべきだというふうに思ってございます。商工会から要望も上がってございますし、事実、南郷活性化の共同店舗付近にですね、京急バスさんのお力も借りなければ人を運ぶこともできませんので、そういった協議については、どういった形での協議かわかりませんけれども、行う必要性があるというふうには思っております。

2番(金崎ひさ君)

それでは、改めてきょうそのように思っていらっしゃるということを発言なさいましたので、南郷活性化の商店街ができるのが3月の末日でございますので、余り時間がないので早急にその御準備を進めていただきたいと思いますけれども、町長の考えていらっしゃる方は…やり方として、地域公共交通会議というコミュニティバスを走らせる国土交通省の、これを立ち上げますと、もちろん警察も全部入れてなんですが、試験運行が補助金が出てやれるというようなものもあると思うんですが、そういうことを考えていらっしゃるのか、あるいは路線バスで京急が少し山からおりてくるような形で、路線バスの変更を考えていらっしゃるのか、その辺はまだわかりませんか。

町長(山梨崇仁君)

現段階では、採算性がとれるかどうかということを申し上げました。採算がとれないことを前提とした福祉バスをですね、やると、それはたとえ限定的だというふうに申し上げていたとしても期待を背負って走ることになりますので、大変難しい状況にあることが予想されます。現段階で、私の中では、まず京急バスさんが採算路線として確保してもらえるように、中心的になってもらえれば一番いいなというふうには、今は考えております。

2番(金崎ひさ君)

それでは、もう少し詰めて、そしてできるだけ完成するような形でやっていただけたら、町民の皆様にとっても大変うれしいことではないかなというふうに思います。それで、伊東議員がおっしゃっておりましたけれども、やはり駅のない町、葉山町にとって、京急バスというのは町民の足でございますから、京急バスとの定期的なコミュニケーションを図るというのは必要なことだというふうに思います。そして今回、木古庭から福祉文化会館に行く路線がなくなって、子供たちが通学に大変困っているというのも私は聞いておりましたし、それから海岸の方たちが、海岸を通って福祉文化会館に来るバスが、ウィークデーはあるんですが、日曜日はないということで、福祉文化会館にイベントがあるときって日曜日が多いんですよね。ぜひ日曜日にも回していただきたいという要望がございます。そのような町民の要望を、やはり町長初め行政の方たちが窓口になって、京急バスとのコミュニケーションを図って、常にそういうことを伝えながら改善をしていくということの必要性を私も感じておりました。そのあたりは定期的といいますか、折に触れてやってらっしゃるんでしょうけれども、でも町長は通学バスがなくなったというのを御存じなかったわけですから、御報告がないわけですので、コミュニケーションをもっと密にとったらいかがかというふうに思いますが、定期的にそういうようなことを申し入れて、会議を開くおつもりはございますか。

政策財政部部長(小山誠君)

ちょっと私も十分な認識を持ってなくて、土・日・祝祭日ですか、今議員の言われるように海岸回りの福祉文化会館行きの運行がないというようなお話もございます。さまざまな町民から…方々からの要望というものは、多分いろいろあるんじゃないかなというふうに思いますんで、そういった内容を十分自分のほうでもですね、整理する中で京浜急行さんのほうにですね、要望を重ねていきたいというふうに思っております。

2番(金崎ひさ君)

ぜひそうしていただきたいと思います。本当に京急バスさんが町民の足ですので、これは本当に密に連絡を取り合いながら、町民の福祉向上のために京急の方を動かすというのも大きなお仕事の一つだと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
それでは最後の項目の地域手当について伺います。町民の不利益解消策について、ことしの6月4日に書面で人事院に申し入れをしたと。支給額の見直しについて、要は申し入れをしたということでございますが、これ文面は見せていただけますでしょうか。

総務部部長(池田務君)

はい、可能でございます。

2番(金崎ひさ君)

後で結構でございますので、町としてどのような申し入れをしたのかというのを見たいと思いますので、後で見せてください。
それで実は、みんな御存じだと思いますけれども、平成26年の10月7日に葉山町議会といたしましては、人事院の総裁、国宛てにですね、地域手当の支給地域及び支給割合の是正を求める意見書というものを出しております。御存じだと思います。その中に書かれておりますけれど、やっぱり近隣市との格差がひどいということと、それからまず、この基準値のこの6%というのが基準になりまして、町内にある介護保険制度による介護報酬とか、それから保育所運営とか、それから障害福祉サービスの報酬等の基準になっているわけです。これが10%になるとそれぞれの事業者がたくさんお金がいただけるということで、大変重要な基準だと思っております。それも町民の不利益解消策に大いになると思っておりますし、6%ということが町民の不利益だというふうに思っております。それから6%を10%にしていただければですね、それが基準値が上がるので、事業者の方たちもよくなる、それで町民の方たちもサービスが大変重要に…重くサービスをいただくことができるということで、町長のなさったことは大変いいことだというふうに思っておりますけれども、26年10月7日に議会が出したときに、町長にも町からも意見書を出すようにと申し入れをしたと思っております。ですけど、それでもまだ動かなかったんですね。そしてこの27年の3月5日に議会議案として、議員提案で地域手当を下げるという議案が出たときに、総務建設常任委員会で町長を初め、山本さんや高梨さんがいらしたときにですね、可能性が低いので国に10%にしてくれという申し入れはしない。まずは職員に対する6%に下げるという御答弁をなさっているんですね。確かに町村は6%が今のとこ上限です。10%の町というのはないんですね。だけどその考えを変えて、今回3月の5日はまだそういう考えでしたけれども、6月の4日に人事院に出したと、そのあたりの経緯を教えてください。どういうふうにお考えが変わったか。

町長(山梨崇仁君)

委員会で、皆さんの御意見を伺った上で、やるべきことはやろうというふうに考えました。

議長(近藤昇一君)

ちょっとすいません。先ほどの資料ですけども、どのような形で提出されますか。事務局で閲覧なのか、それとも。

総務部部長(池田務君)

それでは事務局でですね、閲覧という形で出させていただきます。

2番(金崎ひさ君)

見させていただきます。確かにそのときに、委員の中から町長にもっと国に対して動けというふうな御意見がございまして、それを受けて、では6月の4日に出していただいたということでございますね。はい、わかりました。これが本当に国のほうが動いてくだされば本当にうれしいんですけれども、この後はどういうふうに国に対して問い合わせをなさるんですか。

町長(山梨崇仁君)

年末近くの人事院勧告等が出ればですね、またそれを見て判断をしたいと思いますけども、現段階では書面による申し入れをしましたので、やれることはやったというふうに思っております。

2番(金崎ひさ君)

じゃあ、あちらの出方を見守るということでございます。では、もう一方の職員に10%を支給しているという点について伺わせていただきます。まず町長がですね、この自治労葉山町職員労働組合が発行しております6月号「砦」というタイトルですが、これをごらんになっていないと、きのうどなたかの御質問でおっしゃいましたので読ませていただきますが、25年の4月から定率削減、それから昇給停止、職員の本給を少し下げたことがございます。そのときのその総額というのはわかりますか。
いいです。はい。当時うろ覚えですけれども、5,000万か6,000万ぐらいじゃなかったかなというふうに思います。要するに、職員にはそれだけの削減をさせているわけです。町長といたしてはね。25年の4月。それの妥結がですね、24年の3月に合意しているんですね。職員と町長が。ここに書いてあります。合意しました。そのときに、これは4年分の削減なので、自分が4年間の間は10%を6%に下げることはないとお約束をしたということになっておりますが、お約束をされましたか。

町長(山梨崇仁君)

約束の合意事項とはしてはございませけども、私からその交渉のときにですね、4年分の地域手当の金額と、今回定率削減で出す金額を同等にしてほしいと。どちらがいいかは組合のほうで決めてほしいということで、地域手当ではなくて同等の削減をしようということで合意をしました。ですので私としては、であれば、これについて4年間、私から別の意味での削減については求めはしませんよということは、私から勝手に発信をしただけで、約束ととるかどうかは先方の判断だと思います。

2番(金崎ひさ君)

不思議なんですよね。そのときになぜ、なぜ地域手当のほうを6%に下げなかったのか。金額が同等であれば6%に下げておけばですね、職員の負担は同じで、そして町民に対する特別交付税が削減されないで済んだのではないかというのが普通の考え方なんですが、なぜそうしなかったのかをお聞きします。

町長(山梨崇仁君)

組合交渉のさなかでの話でございまして、また地域手当に関してこれから交渉を議論にしようというとこでございますので、かかわりはございますので、大変恐縮なんですが、詳細の答弁は差し控えたいと思います。

2番(金崎ひさ君)

だって自分が任期中は、もう削減しないと約束しているのに、交渉できるんですか。

町長(山梨崇仁君)

任期中はですね、昨日までの議論をお聞きいただければわかると思うんですが、任期中、私からはその件については触れることはないだろうと。優先順位が高いものについて、今取り組んでいる最中だということを申し上げました。

2番(金崎ひさ君)

ですから任期中は、町長からは地域手当のことは触れないと。約束をしているから触れないんですか。

町長(山梨崇仁君)

27年度、任期が切れる途中がございますけども、その前にやらなければいけないことがあるので、そちらを優先させようというふうに今は考えております。

2番(金崎ひさ君)

約束をしたわけではない…私はその約束を守ってらっしゃるのかなと思ったんですが。そうではなくて、地域手当をこれだけ問題視されて、そして昨日細川さんの質問の中でも、本当に自分の力が及ばなかったと、議員提案までされたことは自分の力に及ばなかったと言って非常に反省をされた弁を出していらっしゃいましたけれども、それは自分の約束を守る、職員との約束を守るために地域手当には手をつけられないという理由ではないんですか。

町長(山梨崇仁君)

ちょっと質問の御趣旨が理解できないんですけども、私の…ごめんなさい、判断が間違ってたらもう一回言っていただきたいんですが、約束というのは、私が申し上げたように、もし組合との合意かという事項だと言われれば合意まで至ってはございません。文章で残したわけではございませんが、私がそういうふうに申し上げたものだから、言葉に責任を持とうというところで私は考えてはございました。しかし、状況も変わりましたし、また地域手当を下げておいた上でですね、その下げた効果についていろんなパターンで効果を発揮させることができるとは思いますから、それについて交渉をしておくことは十分可能だと思ってございまして、その定率削減後もですね、交渉の俎上にのせてほしいということは申し上げてまいりました。それは昨年末にですね、書面において交渉する内容として明確にお示ししたものでございます。しかし、申し上げたように、実際の給与の反映というものは、今は地域手当面については優先順位を下げてございますので、その際に、まずやるべきことをやった上で、任期的には今任期は間に合わないものだと私は思ってございますけども、次の町政への懸案として、引き続き取り組んでもらえるものというふうに思っております。

2番(金崎ひさ君)

まずやるべきことは地域手当の削減ではないかと思うんですよね。ほかの部分で削減をしなくても、地域手当を下げることによって、特別交付税も下げられないし、同じ金額であれば、なぜ地域手当を先にやらないのかというのがわからないんですけれども、この「砦」を読ませていただきますと、皆さんと約束をした27年度までについては地域手当の削減を提案することはないというふうに書いてあります。そのように町長がおっしゃったということでございますが、じゃあ、調整はするけれども、28年度には提案をするかもしれないというところで、今年度任期中は、職員と町長が一生懸命話し合いをする俎上にはのせていると何度も何度もおっしゃってますので、これから一生懸命話し合いをするというふうに思っていらっしゃるということでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

引き続きですね、交渉することについては大事な課題だと思ってますので、取り組むべきだと思ってございますが、任期としても残りもう半年となってございます。その半年のうちでやるべきことが今見えてるのは、給与の総合見直しというものがございまして、これもですね、そもそも葉山町のラスパイレス指数が日本一になった原因を探り、それを是正しようというものですから、職員に一定の痛みがあるものだというふうには思ってございます。しかしこれについても、やろうということは組合と合意をしたことでございますので、痛みを伴いますけども、この半年間のうちで話をまとめていこうというふうに考えてございます。その次のステップでございますので、時間的にも若干間に合わないというふうに今は思っております。

2番(金崎ひさ君)

私もいろいろ勉強させていただきまして、国はですね、職員の給与の総合見直しをするべきだというふうなことで、例えば給料の部分を下げますとね、それの補填的な意味で地域手当を上げてもいいよというふうな表も見させていただきました。でもですね、いろいろ考えてみますとね、国のやり方は本当に困るんですよ。例えば、障害者の医療費。これを助成したり、それから町長も断乎なさいましたけれども、小児医療費を年齢を上げましたよね。そうすると、この町はお金持ちだという判断をして、国からは国保の補助が下がってるんですよ。そのようにですね、給与の総合見直しをして、本給を下げて地域手当を下げないで、むしろ上げてもいいよという国の方針にのるとですね、本当に交付税がゼロになりますよ。そんなことよりも、本俸を下げないで地域手当を下げたほうが、同じ痛みをするにもいいじゃないですか。そういう不合理を葉山町は受けてるんですよ。小児医療費の助成にしても、障害者の医療費の助成にしても、国からの補助が下がってるんですよ。国保。そうですよね。福祉部長、そうですよね。

福祉部部長(仲野美幸君)

議員がお話しいただきましたように、小児医療費で年齢とかは特に上げたことは関係ないんですけれども、各自治体で個人の負担がないようにしている市町村につきましては、国保のほうで下がっておりまして、25年度末で約1,200万ということを聞いております。

2番(金崎ひさ君)

国のペナルティーなんですよ。葉山町がそういうことにのる必要は全くないと私は思ってます。小児医療の助成というのはね、それはもう本当に多くの方たちが喜ばれることですので、やればいいと思っておりますよ。だけど、今回の総合見直しについて、本俸を下げて地域手当を上げようというふうな考え方を持っているとしたら、町長が。本当に町民目線で動いてるのかどうかというのが私は疑いたくなりますけれども、同じ痛みなんですよ、職員にとっては。金額は一緒なんですよ。どこを下げるかですよ。ラスパイレス指数云々というのは、それは町長が葉山町のトップとしてですね、大きい…ラスパイレス指数が高いんだ、その町の町長なんだと言われるのが嫌だということなんですか。何の実をとるかというのを真剣に考えたほうがいいと私は思っておりますけれども、これは町長、即答は結構でございますので、これからどのような調整をするのかわかりませんが、よく検討をしていただいて、町民の不利益がこうむらないような形で、同じ痛み分けをするのであれば、職員に同じ減給をするのであれば、どこを下げるかというのは真剣に考えていただいたほうがいいと思います。
それから、私が新葉クラブの名誉のために申し上げたいと思いますけれども、この「砦」の中に、3月の議員提案に関し、その議案を提案することを自分が議案提出議員に依頼したとか、また、それを取り下げてくれとお願いしたという話をしている人がいるが、全く根も葉もない話で怒りさえ覚えると発言なさいました。恐らく私たち新葉クラブが出した、この何日でしたか、4月15日に発行した中で「信じたくない情報が」というところがございます。この条例提案が山梨町長の意向を受けてなされたという、耳を疑うような話が関係当事者から聞かされ、また、町長から取り下げてほしいと言われたとも聞きましたと書きました。これは、うちの代表の横山議員が、守屋前議員、直接に町長から頼まれたんだよと聞いたんですよ。そしてそれは証人がおりまして、それは町長が言ったんじゃないですよ。証人がおりまして、そして、あ、そういうこともあったのかしらというふうな思いで私は…私たちは書かせていただいて、そして町長から取り下げてほしいと言われたのは、私が、守屋前議員から実は町長から取り下げてほしいと言われたんだよと聞いたんです。これは困ったことに私は1対1でしたので、全く証拠がないので、言った、言わないの話になるかなと思いましたら、幸いなことに、陳情第27-12号で新葉クラブ所属議員に謝罪と猛省を促す陳情、守屋亘弘と出ておりますが、この中で町長にありもしないことを言ったので、提案者並びに町長に対して謝罪と文章表現の取り消しを求めるという陳情なんですが、この文章の中にですね、読みますよ。また当時、提案者の陳情人は、町長から議案の取り下げを依頼され、他方窪田美樹議員は、町長から議案に賛成するよう依頼された由だが両者とも拒否したと。ここにそういうふうに書いてるんですよ。これは訴えるべきは守屋議員だと、町長がですよ。謝罪すべきは守屋議員だと思いますけれども、私はこれはこれから陳情が諮られますので、関係議員でございますので、多分退席になるかと思いますのでしゃべることができませんけれども、私はこの陳情書を見て、良識ある議員はここにちゃんと本当のこと…本当かうそかわかりませんよ。これうそだとしたら町長、言われてるんですよ。私たち新葉クラブに激怒するぐらいなら、根も葉もないことを話して怒りさえ覚えるというんでしたら、私たちは根拠を持って本人から聞いたことを書いただけですので、これは町長が怒るべきだというふうに思います。私たち新葉クラブに対する誤解は解けましたでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

私の感覚ではですね、根も葉もないというのであればですね、例えばテープをとっているとか、御本人から証言として言葉をみんなの前で聞かせるとかですね、そういったものがあれば、それが根だとは思いますけども、今の金崎議員のお話ですと、私の感覚では言った言わないの論争になるなというふうには思ってますので、引き続き私は、根も葉もない話だと全てにおいて思ってございます。ちなみに私は、委員会でも公式にお話ししましたが、守屋議員に出してくれとも、それから取り下げてくれとも言ったつもりは全くございませんし、窪田議員にはですね、ふだんの会話の中でですね、窪田議員が反対をされてるものですから、反対されるんですか、賛成されるんですかといったことについて話したことはございますけども、私からお願いとしてですね、賛成をしてくれと言ったことは一切ございませんので、それについて、私もこれは水かけ論になりがちですけども、私はそういうふうに自分の記憶を持って発言をしてございますので、それ以上のものでもなければ、それ以下でもないということを改めて申し上げたいと思います。議員がですね、それを公式な選挙の…選挙前ですけども、失礼しました。会派の報告として出される上では、私はもう少し慎重に根拠のあるものを、どなたからどう言われてもですね、実はこういうものなんですと書面であったり録音のテープであったり、本人の証言であったりというものをお出しする中で、こういう話があったというふうにしていただければというふうには思いました。ですので、それは私からも、ぜひ気をつけていただきたいというふうには今も思っております。

2番(金崎ひさ君)

私たちは根拠があってやっておりますので、もちろんこの何ていうんですか、陳謝をするつもりもないし、それから謝る報告文を自費で出せとございますが、自費で出すつもりもございません。この根も葉もない話で怒りさえ覚えるという文章をおっしゃったことは、私たち新葉クラブではなくて、陳情主、守屋前議員に当てた言葉と私は理解をさせていただきます。
それで、議員提案を…ごめんなさい。労働条件決定に関する基本的な考え方を、もちろん今おっしゃったように議員提案されたことについて、出すだ出さないだということは言えないけれども、それ議員には提案する権利がございますので、それは言われないけれども、でも常任委員会なので出席要請があれば労働条件決定に関する基本的な考え方を十分と理解してもらえるように説明をするというふうに職員に対しておっしゃっておりますが、この労働条件決定に関する基本的な考えを伺います。

町長(山梨崇仁君)

もちろん公務員の労働条件でよろしいですね。公務員の労働条件については地方公務員法がございまして、その地方公務員法の中で明確に定められてございます。また、逐条解説にも載ってございますので、改めて私の考えというよりも、法にのっとった考え方をお伝えをしたいとは思いますけれども。そもそもそこには給与条例主義という文章がございまして、給与は条例によって定められるもの。ですので端的に言えば、条例の制定権・改廃権を持つ者がそれを定めるべきというふうに定められてございます。ですから、民間の場合は職員と組合の交渉が全てであり、民間は民間の中で決められることですので、組合交渉はストライキ権を持つもの、労働三権が保証された中で行うべきものですけども、地方公務員法にのっとりますと、それ以外に対して、労働基本権のうち第二権、団結権と交渉権まではお持ちですけども、争議権を持ってないことについて、とうとうと説明がなされております。その中では、こういった給与条例主義にのっとって考えますと、公務員の制度については、例えば人事委員会や公平委員会等、不祥事について相談する委員会があったり、また一定の身分保障がされていると。要は終身雇用で、ほとんどの場合、首にならないといった身分保障があることから、職員の給与については条例主義ということでガラス張りにすべきだということが逐条のほうに書かれてございます。その条例の改廃権の最大のポイントですけれども、これは議員の皆様が議決権を持っている中で、また地方自治法にのっとって議員提案が12分の1の議員…12分の1と議員で定められてございますので、それについて給与についての条例提案をされるといった今回の状況について、私が異議を唱えるものじゃないというふうには判断をしております。

2番(金崎ひさ君)

異議を唱えるものではないというとこはわかりますけれども、町長は、労働条件を話し合える立場にある人間が決めるべきだというふうに思っていらっしゃるというふうに理解してよろしいでしょうか。

町長(山梨崇仁君)

金崎議員もですね、議員の報告の中で拝見をしましたが、町長の義務であるという言葉を使われておりましたが、私は私が率先として話さなければならない責務を持っているというふうには理解をしてございまして、義務、与えられた義務だというふうには解釈はしてございません。率先して職員組合と交渉をして、それを議員提案をすべき立場にあるとは思います。そういった責任は持っているとは思います。しかし、申し上げたように、賃金・給与に、公務員で言う給与全体についてはですね、ガラス張りにすべきであるというふうに書いてあること。また最高裁の判決でもですね、地方公共団体における政治的、財政的、社会的、その他諸般の合理的な配慮によって決定されるべきものというふうに書いてございますので、今回の例えば選挙でおいての公報であったりとか、政治の皆さんがそういった決定を行うことについては、最高裁の判決においても決定されるべきものというふうに定められてございますので、私のみに与えられた専権ではなく、議員の皆様も十分御議論の上、議論の上それを決定されるべき機関として尊重したいというふうに思っております。

2番(金崎ひさ君)

議論の上、議会が決めてもいいかもしれないということですが、職員の給与にかかわることですので、本来はですね、労使交渉で協議をして、そしてお互いに納得の上で議案として出していただいて、議会がそれを議決するというのが本来のやり方ではないかというふうに私は思っておりますけれども、町長もそのように理解をしているということでよろしいですか。

町長(山梨崇仁君)

昨日ですね、私が申し上げたように、これまでの慣習であったりとか本来であればという金崎議員の御指摘が、ある意味もしかしたらすり込まれたものかもしれませんけれども、私が立場的には出すものだというふうに私も理解をしているところでございます。しかし、改めてこうして法律のですね、また逐条のほうも見てもですね、議会と行政の長と議会の双方に給与条例の提案権があると明確にここに書いているページもあることでございまして、今回の件についてはですね、私は引き続きこれからも、私が責任ある者としてやらなければなりませんし、議員の皆様に提案される前にできるものであればしっかり出していくというふうにしていきたいとは、引き続き思っておりますので、組合交渉のほうもですね、組合さんに投げ出されたりとか、どうせ行政当局と相談したって議会が出したんじゃないかなんて言われて、さじを投げられることがないようにですね、しっかりと組合と向き合ってこれからも議論を続けていきたいというふうに思っております。

2番(金崎ひさ君)

ここに書かれているのでね、こういう議案が議員提案されるということは、本当に可決されようが否決されようが、自分のメンツは丸つぶれだとおっしゃったという言葉に私は本当にそのとおりだなというふうに思っております。町長も引き続き、あと任期も少ないですけれども、今から交渉しても28年度になるのかなというふうに思いますし、6カ月しかないところに持ってきてね。とは思いますけれども、やはり自分の責務として職員たちとしっかりと話し合うというふうなことを続けていっていただけたら、大変スムーズに事が運ぶのではないのかなというふうに思います。
ありがとうございました。これで私の一般質問を終わらせていただきます。終わります。

議長(近藤昇一君)

これにて2番金崎ひさ議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。再開は2時20分とさせていただきます。(午後1時59分)

議長(近藤昇一君)

休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時20分)

議長(近藤昇一君)

日程第2「議案第6号平成27年度葉山町一般会計補正予算(第2号)」、日程第3「議案第7号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」の2件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

それでは、議案第6号並びに議案第7号につきまして、一括して御説明申し上げます。
初めに、議案第6号平成27年度葉山町一般会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,979万円を追加し、歳入歳出予算額の総額を93億3,929万円とさせていただくものでございます。
それでは、歳入歳出補正予算につきまして、補正予算書の8ページ並びに別冊の補正予算に関する付属説明書の12ページから順次御説明申し上げます。
歳入、第14款国庫支出金の臨時福祉給付金給付事業補助金及び子育て世帯臨時特例給付金給付事業費補助金は、低所得者並びに子育て世帯に対して、消費税率引き上げによる影響等を踏まえ、平成26年度に引き続き実施する臨時特例的な給費金及びこれに伴う事務費に対して交付される補助金でございます。第15款県支出金は、命を大切にする心の育成のため実施する研究事業に対する県委託金でございます。第20款諸収入のコミュニティ助成事業助成金は、鐙摺町内会が実施する神輿の修繕に対して一般財団法人自治総合センターから交付される助成金でございます。消防団員退職報償金は、消防団員の退団数が当初見込みを上回ったことに伴う更正増でございます。
続きまして、補正予算書の10ページ、付属説明書では14ページ、歳出、第2款総務費の町内会・自治会支援事業は、コミュニティ助成事業助成金を財源として、鐙摺町内会が行う神輿の修繕に対して助成するものでございます。総合計画審議会運営事業は、まち・ひと・しごと創生法の制定に伴い、国の総合戦略や、葉山町総合計画を踏まえた葉山町の人口ビジョン総合戦略を策定するため、総合計画審議会を開催するものでございます。第3款民生費の臨時福祉給付金給費事業及び子育て世帯臨時特例給付金給付事業は、消費税率引き上げによる影響等を踏まえ、低所得者や子育て世帯に対して、引き続き給付措置を行うものでございます。第8款消防費の消防団運営事業は、消防団員の退団者数が当初見込みを上回ったことに伴い、退職報償金を増額させていただくものでございます。
付属説明書の16ページ、第9款教育費の学校経営・研究推進事業は、命を大切にする心の育成のため、県からの委託金を受け、研究授業を行うものでございます。スポーツ振興事業の葉山町スポーツ国際大会開催支援助成金は、町内施設で開催されるスポーツ国際大会を支援するための助成金でございます。
補正予算書の14ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため38万5,000円を減額し、補正後の額を3,904万3,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第7号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。
1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ32万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を42億8,107万2,000円とさせていただくものでございます。
それでは補正予算書の8ページ、並びに付属説明書の19ページから順次御説明申し上げます。歳入、第3款国庫支出金の財政調整交付金は、国の制度改正による70歳以上の一般被保険者に係る軽減特例措置の段階的廃止に対応するため、システム改修費用に対して交付されるものでございます。
続きまして、補正予算書の10ページ、付属説明書では20ページ、歳出、第1款総務費の国民健康保険団体連合会負担金は、70歳以上の一般被保険者に係る軽減特例措置の段階的廃止に対応するためのシステム改修にかかる国民健康保険団体連合会への分担金でございます。
以上、補正予算2件につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。最初に議案第6号一般会計補正予算(第2号)について質疑を行います。

3番(鈴木道子君)

2点ほどお伺いいたします。最初に教育費、保健体育総務費、スポーツ振興事業の10万円でございますが、この助成金…スポーツ国際大会開催支援助成金について、この金額の妥当性についてお尋ねをしたいと思います。どのような根拠でこの数字が出されたのでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

この10万円の根拠は、平成25年にOPヨットアジア大会が開催された折に、これは当初予算だと記憶しておりますが、そのときの交付した金額が10万円で、一応それに準じて、公平性の観点からも今回も10万円というふうにさせていただきました。

3番(鈴木道子君)

前後いたしますが、消防費でございますが、消防団員退職報償金。当初見込み者数10人のうちが、実数が13人となったということでございますが、いろいろな転勤等の方がいらっしゃる事例を私も見聞しておりますけれども、この退団理由でございますね。差し支えない範囲でわかりましたらお教えを願います。

消防長(高梨勝君)

いろんな理由がここにあります。差し支えあるものもあれば、住所地が変わっただけという…住所がなくなったというものもございます。あとは個人のその中でのいろいろな一身上の都合もございますし。ただ悪さした人は一人もいないので、一生懸命やっていただいたということだけは、感謝を込めて申し上げたいと思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に。

13番(土佐洋子君)

先ほどのスポーツ振興事業のところ確認したいんですけども、来年度、ことしはFJ級ですけど、来年度はモス級の世界選手権が予定されておりますが、それは来年の予算、当初予算にのるという認識でよろしいんでしょうか。

教育部部長(沼田茂昭君)

28年度、今うちのほうが把握してるのは、5月20日から開催される予定のモスクラスの世界選手権ということで把握しておりますが、基本的に…これ基本は当初予算で対応したいなと思っております。交付…申請が一応5カ月前というふうに指定させていただきましたのは、当初予算でも対応できるし、今回のように補正予算でも対応できるのかなということで。今現在把握できているのは、28年度は1件でございます。

13番(土佐洋子君)

今年度と来年度、ヨットの世界選手権にこの助成金がつくということですけれども、9月に行われるウォーターマンリーグ。こちらには何もないということですけれど、世界選手権とウォーターマンリーグ世界大会との違いというか、なぜ助成金がそちらには出ないかというのを教えてください。

教育部部長(沼田茂昭君)

要綱で、一応日本体育協またはその加盟団体が主催または共催するもの、それから日本オリンピック委員会加盟団体もしくはそれが主催・共催という形で定めておりまして、無制限に…一応公金でございますので、無制限に支出するというわけにもいきませんで、やはりそこそこの規定を設けてやらせていただきたいなと考えておりますので、今回のスタンドアップパドル、ウォーターマンリングについては、日体協もちょっと絡んでおりません。それからまた、日本オリンピック委員会のほうも主催・共催する大会でもないということで、今回金額的な支援ということは考えておりません。また、相手方と今いろいろ担当レベルで調整しておりまして、場合によって人的支援ということも内容によっては考えてはいく可能性もございます。

13番(土佐洋子君)

先月でしたか、レッドブルのエアレースというのが千葉でありましたけれども、あれは一応レースではございますが、それもプロの大会だと思うんですが、それはそれを開催したことによって12億円ぐらいの収入あったというふうに聞いているんですけれども、例えばそういうのは千葉市が誘致したものなんですけれども、そういう例えば町が誘致するとか、そういうことは全く柔軟には考えられないということなんですか。

教育部部長(沼田茂昭君)

今ちょっとおっしゃった大会…ちょっと、まだうちのほう初めて聞くものなので、ちょっと中身がちょっと、今ちょっと見えてございませんで、またちょっと戻りましたらちょっと調べてみたいと思いますけれども。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

12番(笠原俊一君)

この際ですので、少し聞いておきたいんですけども、先ほどの消防団の運営事業ということで、当初見込みが10人だったものが13人退団があったということで、先ほど鈴木議員からも質問あったんですけども、しからば補充…定数が6分団までの定数があると思うんですけれども、やめた方が非常に多くなったということでの補正なんですが、消防力、本団につきましては今後24日の日に、消防団員の消防職員の増員計画ということが出てますけれども、分団のほうはいかがなっているでしょう。3人も余分に予定よりも退団してしまった。補充のほうは定数があると思うんですけれども、それは充足されてるんでしょうか。

消防長(高梨勝君)

残念ながら、補充できなかった分団もあります。そのまま補充できた分団もありまして、分団は12名いまして、12名。そのうち半分の方は補充できました。今のところ、半分の方がまだ補充はできてないという状態です。

12番(笠原俊一君)

そうすると、12名補充するところ5名しか補充はできなかったという…全体像ですか。ちょっと聞こえなかったんですけれども、たしか今、198人が6分団までの分団員の数だったんじゃないかなと思ってるんですけれども、3人余分に今回やめてしまったと。単純にね、先ほど説明…個人的な理由なんだということなら仕方ない部分もあるんですけども、要するに、消防団が一生懸命活動しているものに対しての不満があるからやめてしまったのか。もしそうであれば、今度は入って来るほうもね、入りにくい状況にあるんじゃないかなんていう憶測もしてしまうんで、やめた方以上に、充足するための努力をされているんだろうなというような形の質問なんで、それは充足できないというのはどういうことなのかなという質問なんです。

消防長(高梨勝君)

まず、187名中、今181名、91.7%…91.4%ですね。になりました。やめた分団は、5分団のうち3つの分団は、全部やめた人数分全部補充できました。補充できない分団も、やっぱり地域性であります。そういった形で、ただ分団の中で、嫌だとかそういう形でやめた方は一人もいないというふうに聞いております。先ほど申し上げたとおり、地域のために一生懸命頑張って、その中で、いろいろな事情の中でやめていかれたということです。補充のきかない地域もありますが、事あるごとにいろいろな形で努力はされてますし、我々も逐次分団員の募集は行っているところです。

12番(笠原俊一君)

この件については、また治安、別の角度でもお伺いすることがあろうと思いますけれども、いずれにしても、住民の安全・安心を確保するために、日夜消防団員の補充というものを本部としては考慮しなければいけないでしょうし、当然男の方が仕事上で無理であれば、女性の分団員も多少ふえて、二、三人いるように思ってますけれども、そういった確保のための努力も引き続き消防長におかれましてはしていただかないといけないと思いますので、また違うところでもお伺いをしたいと思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に。

8番(畑中由喜子君)

総合計画審議会の運営事業で、まち・ひと・しごと創生法の制定に伴って、これから戦略…総合戦略策定しなきゃいけないんですけれども、この財源というのは、今回の補正は全て一般財源になっておりますけれども、国から来た仕事ですよね。これは全部町費でやるということに、今後もなるんでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

今回提案させていただいている部分についてはですね、本来であれば3月にですね、地方創生の交付金。その事業に対してですね、そこに組み込まれれば、そこの財源は活用できたかなというふうには思っております。ただその段階でのですね、国・県からの情報等々、十分精査する中でですね、どういった形で進めていったらいいかという部分が、十分にこちら…行政内部のほうでもですね、いろいろ議論はしたんですが、固まってなかったということで、その部分の予算立てができなかったことに伴いまして、今回は一般財源ではございますが、今回補正をさせていただくというようなことで御理解いただければというふうに思います。

8番(畑中由喜子君)

ですから、そうすると今回のね、非常に厳しい言い方をすれば、町の読みが浅かったと。これを組み込み切れなかった。国で一律全自治体が取り組まなければならないことになるとは読めなかったということなのかなと思うんですが。それが一つと、今後これを今度実行していくに当たり、それはどうなるんですか。やっぱり町が出さなきゃいけないということになっていくんですか。

政策財政部部長(小山誠君)

ちょっとまだ先々のことは見えない部分も多々あるというふうに私は思っているんですが、今回についてはこういった形で一般財源という形。これ言いわけになってしまうかもしれない…手法としてですね、今回第1回の定例会で追加補正をさせていただいて、地方創生交付金の使い道ということで歳出予算のほうも組まさせていただきました。その中でですね、財源充当みたいな形でですね、流用する中で、この審議会経費もですね、見ようと思えば見れないことはないのかなというふうにも思います。ただ、やはり条例を改正することもございますし、やはりこの経費もですね、一般財源ではございますが、27年度の予算の中で対応したほうがすっきりするんではないかというようなことからですね、対応を図らさせていただいたという部分でも御理解いただければなというふうに思っております。

8番(畑中由喜子君)

くどいようなんですけど、そうすると、この審査を…審議をする場所ですけれども、総合計画審議会じゃなくてもよかったということも言えるわけですよね。

政策財政部部長(小山誠君)

今、畑中議員がおっしゃるとおりですね、総合審議会ではなくても構わない。そういった形で他自治体では取り組んでるところもございますので。ただ、葉山町の場合はですね、これまで第四次総合計画を策定するに当たりまして、当然議員の特別委員会のほうも設置していただいたり、2年間かけてですね、審議会のほうも審議してきた経緯もございます。そういった内容をですね、熟知された審議会で、今後の地方のですね…地方版の総合戦略についてもですね、取り組みをしたほうが、よりこの短期間の部分でですね、取り組みができるんじゃないかという結論に至ったことから、今回補正予算を挙げさせていただいたところでございます。よろしくお願いいたします。

8番(畑中由喜子君)

内容的には、私たち葉山町としては、つくったばかりの第四次総合計画…そのままみたいなものですよね。それがどうなっていくのかなというのが、非常に私としては理解しにくいんですけれども、計画期間は5年間。これは5年間ぽっきりということですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今の国のほうで示しておりますのは、今議員がおっしゃるように5年の計画でございます。ただ、人口ビジョンにつきましては、対象期間がですね、2060年までということで、未来に、45年先ですか、そこの人口ビジョンを示すようにというような部分になっております。それと、地方版の総合戦略につきましては、国の総合戦略の中で示している部分でですね、4つの部分。雇用の創出ですとか、人の流れ、次世代の結婚・出産・子育て、そういった部分の内容。それと、地域と地域が連携した形での安心した暮らしができるような体系づくり。そういった4点についてですね、総合計画の中で特化した形、抽出した形で戦略のほうをつくり上げていきたいというふうに考えているところでございます。

8番(畑中由喜子君)

この4項目、資料としてつけていただいた中に、総合戦略の策定方針の中に出てるわけなんですけども、いずれも国がこれまで、言わば国策として失敗してきたような部分が地方におりてきているのかなという気もしないわけではないわけです。それをどんどんこういう形で地方に押しつけてきているというふうにも、私なんかは考えられるわけで、そうすると、これを今度実施していくための財政裏づけですよね。そこがどうなってくるのかというのが非常に気がかりなんですけれども、そのあたりというのはまだ全然わからないということでよろしいんですか。

政策財政部部長(小山誠君)

今現段階においてですね、明確なお答えはちょっとできない状態でございますけれども、この総合戦略、5カ年のですね、計画を立てることによって、先々の事業展開していく中でのですね、財源の配分がされていくものというふうに理解はしております。そういった部分で、明確な部分でちょっとお答えはできないんですけれども、今の現段階では。ただ、計画を立てることによって、そういった財源は配分されるものというふうに理解してるとこでございます。

8番(畑中由喜子君)

これは地方がやっぱり力を合わせてね、国にはしっかり要求していかなければいけない部分だと思います。県単位でまとまるのか、全ての知事会、そして市町村会。全部まとまって国に要求していくべきことだと思いますので、町長初め皆さん方としては、行政を担う方たちとしては、町にだけね、押しつけられてくるというのはとても許しがたいことですので、財源の裏づけなくして何か事業を起こせとか、しろとかという、これまでもそういうことありましたけれども、これ、大きなことですよね。これからもどんどんそういう形で地方に押しつけられてくるというのはとんでもない話ですので、その辺はきちんと対応をお願いしたいと思いますけど、いかがですか、町長。

政策財政部部長(小山誠君)

今、議員おっしゃってるとおり、私どものほうもですね、財源確保していきたいという気持ちは当然ございますので、機会あるごとにですね、町村会初め各自治体のほうとも連携とりながらですね、対応を図らさせていただきたいというふうに思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に。

7番(窪田美樹君)

16ページの学校経営研究推進事業なんですけれど、推進校が上山口小学校、研究テーマが「いじめを出さない学校を目指して」となっていますが、この事業内容を教えてください。

教育長(返町和久君)

概略を申し上げますと、上山口小学校を推進研究校といたしまして、「いじめを出さない学校づくりを目指して」という研究テーマで実践研究を行っていきます。その際にですね、大学の講師を招いたりしまして職員研修を行ったり、あるいは研究指導をしていただきます。そういうふうな研修も含めまして、人権教育を含めて、道徳教育…ごめんなさい。道徳の時間を核にしながら、さまざまな授業等でこのテーマに関する研究を進めていくこととなります。また、成果の一定程度のまとまりのところで公開授業を実施しまして、他校の教員からの意見を聞きながら、命を大切にするよりよい授業づくりの参考にしていきたいと。そんなふうな事業の概要でございます。

7番(窪田美樹君)

今のお話だと、ちょっとわからなかったんですけど、子供たち…先生同士の研究のようなもの。子供たちの様子を見て、この学校で…例えばなんですけど、いじめがあったからそれをなくそうとか、そういったものではなく、研究したものを発表するという1回限りのものなのか、それとも定期的にそのテーマに沿ってやっていくものなのか。どういった感じのものなんでしょう。

教育長(返町和久君)

すいません、言葉が足りなかったと思いますけれども、研究指定校に限らず、どの学校でも全体として道徳教育に取り組んでいくというところがございます。ただその中で、ことしこういう特別な予算配当を受けるわけですから、それをもとにして、重点的なテーマに基づいて取り組みを強めていくということになります。そういう、過去に何か経緯があったからそれに取り組んでいるのかということでございますけれども、そういうことではございません。ただ、各校がこれまでの何年間かの中で、この道徳分野・人権分野に関していろんな課題を持って取り組んできますよね。その中で、上山口小学校においては、かねて子供の心と体をみんなで見つめる。いじめを出さない学校づくりを目指してということを継続的なテーマにしてきましたので、今回の県の指定の…ごめんなさい、県の委託の研究内容に一番ふさわしいものとして判断をし、ここにお願いすることにいたしました。以上です。

議長(近藤昇一君)

他に。よろしいですか。今、議案第6号をやっております。ほかに御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて議案第6号の質疑を終わります。
次に、議案第7号国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についての質疑を行います。

8番(畑中由喜子君)

ちょっと理解をしてなくてまことに申しわけないんですけれども、この70歳以上の一般被保険者にかかる軽減特例措置の段階的廃止ということなんですが、これどこの部分なのか御説明を、すみません、お願いします。

福祉部部長(仲野美幸君)

70歳以上の方に対しまして、1割負担でいられた方を段階的に2割負担にお願いするという制度に変えていくシステム改修でございます。

8番(畑中由喜子君)

段階的にとなっていますけれども、これ今回、第1段階と考えていいんですか。何年間かでということ。

福祉部部長(仲野美幸君)

5年に分けてですね、70歳になった方を順番に5年間かけて2割にお願いしていくということです。

8番(畑中由喜子君)

そうすると、5年間の間、毎年このシステム改修にかかる分担金というのが発生するということですか。それとも、見越してやってしまうということですか。

福祉部部長(仲野美幸君)

毎年ではなく、今回1回のシステム改修でこれに対応してまいります。

議長(近藤昇一君)

ほかに御質疑ございませんか。なければ、これにて議案第7号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はございませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。初めに議案第6号の採決を行います。議案第6号平成27年度葉山町一般会計補正予算(第2号)については原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立全員であります。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第7号の採決を行います。議案第7号平成27年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立13名全員であります。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第4「議案第8号葉山町個人情報保護条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第8号葉山町個人情報保護条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
この条例は、提案理由にもありますとおり、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第31条の規定に基づき必要な措置を講ずるため、及び個人情報保護制度を適切に運用するために提案をさせていただくものでございます。
条例の内容につきましては、参考資料の条例の概要に記載しておりますとおり、まず個人番号をその内容に含む個人情報を特定個人情報とし、その取り扱いを番号法に準じたものといたしました。
2点目といたしまして、自己の個人情報が法または条例の規定に違反して取り扱われているときに、当該個人情報の利用の停止、消去または提供の停止を請求することができることといたしました。
3点目といたしまして、オンライン結合により個人情報の提供を新たに開始する際に、審査会の意見を聞かなくてよい場合を規定することといたしました。
4点目といたしまして、個人情報を適切に取り扱うために、指定管理者が講ずべき措置を明らかにすることとし、事務または事業の受託者及び指定管理者の事務従事者の守秘義務を定めることといたしました。
5点目といたしまして、個人情報の存否を答えるだけで支障が生ずるおそれのある開示等請求に対しては、当該個人情報の存否を明らかにしないで請求を拒否できることといたしました。
附則につきましては、番号法のうち個人番号の指定及び通知に係る部分の施行日である平成27年10月5日から施行することといたしました。また、葉山町附属機関の設置に関する条例で委任をする規定が、本改正によって条ずれを生じるため、これを改めることといたしました。なお、今回の条例の改正部分が多岐にわたるため、本日参考資料といたしまして、条例改正のあらましをお配りさせていただきました。こちらにつきましては、条例の概要に記載してございます5つの内容を、さらに項目別に簡潔に要約して記載したものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本件については、去る6月11日に開催されました議会運営委員会におきまして、総務建設常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものにお願いいたします。

8番(畑中由喜子君)

今、情報漏えいの問題が非常に大きくなっています。審査の中で、それも御説明いただけるように国の今回の問題の取り扱い、それから国の対応ですね。それも説明いただけるようにお願いをしたいと思いますけど。

総務部部長(池田務君)

はい、御説明させていただきます。

12番(笠原俊一君)

私の持っているこの中では、このマイナンバー制度ということだと思いますけれども、個人番号及び法人番号についてということで、平成27年10月から個人番号及び法人番号が通知されますということと、あともう一つ、具体には平成28年1月から順次国税分野で個人番号及び法人番号の利用が開始されますと。こういうものを私は持っているんですけど、これですよね。

総務部部長(池田務君)

そちらの制度のですね、実行に伴いまして、個人情報を改正して整えるという改正でございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに。他にございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
ただいま議案となっております議案第8号につきましては、総務建設常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第8号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。

議長(近藤昇一君)

日程第5「議案第9号葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

それでは、議案第9号につきまして御説明申し上げます。
この条例は、提案理由にもございますように、昨年11月にまち・ひと・しごと創生法が施行され、葉山町総合計画審議会において葉山町まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定等に関する事項を審議するために条例を改める必要があり、提案をさせていただくものでございます。
条例の内容といたしましては、お配りした条例の概要のとおりでございますが、町長の附属機関として置く葉山町総合計画審議会の所掌事務として、総合計画に準ずる総合的な計画を加えるものでございます。
附則につきましては、本条例の施行を公布の日からとさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

8番(畑中由喜子君)

今回のこの条例改正では、総合計画審議会の設置目的の欄に総合計画のほかに、これに準ずる総合的な計画という一文を加えるということになっておりますけども、まち・ひと・しごと創生法の中で今回の計画が5年間の…大体5年間で終わる仕事ということに先ほど御説明をいただきました。そうすると5年後には、今度これを抜くという改正をするということになりますか。

政策財政部部長(小山誠君)

ある意味で、今回の改正につきましてはですね、審議会の所掌事務、広く総合的な計画立ての部分で御審議をいただく組織立てということで、このような対応を図らさせていただいてるところです。ですので、この総合戦略に限ったことではなく、総合的な計画に特化した形での御審議を賜るような機会があれば、この審議会で審議することがふさわしければ、この対応をしてもらうというようなことでの事務分掌の見直しというところでの条文を変えさせていただいた経緯がございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

12番(笠原俊一君)

1点だけ確認をさせていただきます。これ、皆さん持っている総合計画の中で、総合計画審議会の委員名簿というものがあって、任期がことしの8月25日までになってると思うんですけども、そうすると、今はまだ任期中ということになろうと思います。それでこの新たな、また付託をしていくということで、最終的には任期はいつまでになるということなんでしょう。

政策財政部部長(小山誠君)

今、笠原議員がおっしゃってるとおり、ことしの8月26日までが今現任の方の任期となっております。(私語あり)失礼いたしました。25日までです。失礼いたしました。本年の8月26日から新たなる組織立てを今考えているとこでございます。委員の人選に当たっても、今準備を進めているとこでございます。当然この2カ年という任期がございますので、そうしますと29年の8月25日までというような形になります。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他にございませんか。御質疑がなければ…失礼。

7番(窪田美樹君)

先ほどの補正予算の中で、他の自治体では別にこの審議…委員会、このまち・ひと・しごと創生法の審議会をつくっている。だけど、葉山町は総合計画をつくったばっかりだから、総合計画の審議会がそのままというか、移行していくというお話だったと思うんですが、メンバーはもう8月で入れかわることもあり得るわけですよね。そうすると、全く新たにほかの自治体ではつくってるということころもある部分では、なぜ葉山町はこのまま継続したのか。もしね、この委員が8月に改選ではなく、改選が前提とされてるのではなければ、まだ1年間で計画をつくっていこうというお話ですから、一緒に…一緒というかメンバーが総合計画の審議会が担うということも理由づけにはなると思うんですが、8月までの任期でメンバーが変わってしまったら、また新たに話し合いを始めるというところもあるので、なぜここが、そのまま総合計画審議会がこれを兼ねる…兼ねるというんですか、継続すること…受け持つことになったのか教えてください。

政策財政部部長(小山誠君)

先ほども若干触れさせていただきましたけれども、総合計画2カ年かけて策定するに当たりまして、十分内容を熟知されてる委員の皆様方に御議論いただいたほうが、この短期間の中でですね、相互戦略の部分を対応していく上に当たってよろしいんじゃないかというようなことから、このような形をとらさせていただきました。
それと任期の部分です。この部分については、当然委員の中には定足という形でですね、当たっておられた委員さんもいらっしゃいます。そういった部分で、若干メンバーが変更になる可能性はございます。ただ、引き継ぎが十分されていくものというふうに理解してる部分と、あと国のほうでですね、産官学金労言というようなことで、そういった各界の団体の代表の方にも入っていただくようなことも考えてほしいというような通達もございますので、それに基づいて、若干それに対して対応できる部分については配慮していきたいなということも、今考えながら人選のほうに当たってる状態でございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

7番(窪田美樹君)

今の段階のこの審議委員のメンバー、名簿の方々と、多少の入れかえがあるということで、当て職で任期終わられる方で抜けられる方とか、あと産官学というところでは、新たにそういった方も含まれるメンバー構成、審議会委員になる。その方たちが、ひと・まち創生のことを考えていくということになるんでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

窪田議員おっしゃるとおりで、5カ年の計画策定、そういった形で進めていきたいというふうに思っております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声なし)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第9号葉山町附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立13名の全員であります。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第6「議案第10号財産の取得について」、日程第7「議案第11号財産の取得について」の2件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

それでは、議案第10号並びに議案第11号につきまして、一括して御説明申し上げます。
まず初めに議案第10号財産の取得につきまして御説明申し上げます。この議案は、塵芥収集車1台を購入するため、提案理由にもございますとおり地方自治法第96条第1項第8号の規定により提案させていただくものでございます。取得財産、取得金額並びに取得の相手方につきましては議案書に記載のとおりでございます。現行の塵芥収集車は平成17年に購入し、既に10年が経過し、老朽化が進んでいることから車両の更新をさせていただくものでございます。取得する塵芥収集車の概要は、お手元に配付させていただきました議案資料のとおりでございます。
なお、本件につきましては、条件付一般競争入札により、同種物件の納入実績などを入札参加資格条件として定め、地方自治法施行令第167条の6の規定に基づき4月22日に告示を行いました。その後、入札参加資格確認申請等を経まして5月19日に開札したところ、参考資料のとおり780万円で横浜日野自動車株式会社が落札いたしました。これにより5月28日に消費税及び地方消費税を含む契約金額842万4,000円で仮契約を締結させていただいたものでございます。
続きまして議案第11号財産取得につきまして御説明申し上げます。この議案は消防ポンプ自動車1台を購入するため、提案理由にもございますとおり地方自治法第96条第1項第8号の規定により提案させていただくものでございます。取得財産、取得金額並びに取得の相手方につきましては、議案書に記載のとおりでございます。現行の消防ポンプ自動車は平成15年に購入し、既に10年以上が経過し、老朽化が進んでいることから車両の更新をさせていただくものでございます。取得する消防ポンプ自動車の概要は、お手元に配付させていただきました議案資料のとおりでございます。
なお、本件につきましては、条件付一般競争入札により、同種物件の納入実績などを入札参加資格条件として定め、地方自治法施行令第167条の6の規定に基づき4月22日に告示を行いました。その後、入札参加資格確認申請等を経まして5月19日に開札しましたところ、参考資料のとおり3,870万円で株式会社モリタテクノス東日本営業部が落札いたしました。これにより5月27日に消費税及び地方消費税を含む契約金額4,179万6,000円で仮契約を締結させていただいたものでございます。
以上、財産の取得につきまして御説明をさせていただきました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。最初に議案第10号についての質疑を行います。
ございませんか。御質疑がなければ、これにて議案第10号の質疑を終わります。
次に、議案第11号について質疑を行います。

13番(土佐洋子君)

現行のポンプ車は、小型水槽がついてなかったわけですけれども、新しいのにはついてるということは、先日の長柄の火災のときとかにとても有効なのかなと思うんですけども、なんで前回ついてなかったのか、その前にはついていたのに、今ついてなくてというふうに聞いてるんですけれども、教えてください。

消防長(高梨勝君)

正直に申し上げて、前回なぜつけてないかわかりません。ただし、うちには2台ともついてません。うちの消防の一番の弱点は、直近に行って水を出せないこと。それから、水利がそばにないときに時間がかかること。この2点はもうどうしようもないことで、ぜひともこれは、早くに導入したいという気持ちがあります。それからもう一つ、これは少量で10倍膨らますことができます、これ。泡が出て。そうすると、1万リットルの働きしてくれます。恐らくこれがあることによって、初期消火が今の5倍から6倍の力が出るんじゃないかと思っております。そういったことから、前回については、私、無責任な答えしかできませんが、今回は責任を持ってその辺の消防力を上げるために、ぜひともよろしくお願いしたいと思っております。

13番(土佐洋子君)

では本来だったら、全てのポンプ車に小型水槽を付けるべきとお考えなんですね。

消防長(高梨勝君)

実はですね、この大きさに小型の水槽がついたのは、このキャプスというものが開発されてからです。600リットルだけですと、多分2分ぐらいしか出てこないので、小型車に水槽つきというのはありませんでした。この前の形の大きさにですね、水槽大体1,500リットルぐらいまでの大きさのものは持ってました。ただ、それは水槽だけで、うちみたいな狭隘道路を抱えてるところは、このように前回より小さな形のCD1型のほうで発揮するものが必要というふうに考えまして、今回こういうふうな形に、比較表を見ていただきますとわかるとおり小型化させながら使用するという形で消防力のアップを考えました。

議長(近藤昇一君)

ほかに。

1番(横山すみ子君)

すいません、直接今の水槽がついた車を購入することに異議を言うことではないんですが、葉山町、かなり人口が10年か20年の間に急速に伸びまして、消火栓、防火水槽の配置が他より少ないのではないかという声を聞くことがあるんですけれども、これは見劣りがするというようなことはないんですね。それを補うためというわけではないんですね。

消防長(高梨勝君)

はっきり言いまして、一番の私たちの弱点は直近の所に行って、まず水をかけるという初期消火のスピード感、ここのところでした。水槽がついてなければ、そのまま関係なしにすぐ出せます。出してる間に消火栓に向かうという形ですが、消火栓頼りですと消火栓につないでから出しますので、おおむね10分間くらいのロスが出ます。その辺のところがまず第一です。
それから消火栓の多い少ないから言えば、密集地の中ではいいんですが、狭隘道路の中の山のほうに行きますと、これで多いかどうかという問題が出てきます。そういう問題はその問題で、消火栓の問題として捉えながら、今後も消火栓の適正な数、防火水槽の数というものは、研究しながら行っていかなければいけないと思ってます。

1番(横山すみ子君)

すいません。今回は購入に関する問題でございましたので、違う場でこの問題は取り組ませていただきます。

11番(伊東圭介君)

ありがとうございます。こちらのほうの納入期限についてお知らせをいただきたいと思います。

消防長(高梨勝君)

すいません。契約のほうなんですが、12月の25日ということになっております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

11番(伊東圭介君)

わかりました。ありがとうございます。
それからもう1点、これちょっと購入に関して余り関係ないかもしれないんですけども、比較表の一番下、運転免許の資格のことについてちょっとお知らせ…御質問させていただきます。中型限定ということで、若い署員は場合によっては最初普通免許から入りますね。私どものころ普通免許取った方は、当然中型もついてくるんですけども、今の若い消防署員は、要するに乗れないということになるんだと思います。その辺の免許については個人でそういった免許を取得していくことになっているのか、その辺も含めてお知らせをしていただければと思います。

消防長(高梨勝君)

今までは大型免許の取得で、機関員として選ばれた者に対して、こちらのほうで公費で取らせてるケースもありました。免許制度が変わりまして、本当に今、申し上げ…議員さんの提案どおり、中型免許がついてないという問題が、これから何年かの中に起き上がってきますもので、それについてちょっと研究させていただきまして、できればこういうものは仕事で使いますから、公費使わせていただければありがたいかなという感覚の中で、今後検討させていただきたいなと思っております。

9番(石岡実成君)

ありがとうございます。質問ではないんですが、今回購入予定のポンプ車のほうはですね、先ほど消防長のほうから、初期消火の活動に非常に早くなるということは常々お伺いしておりますが、葉山町は非常に小道がたくさんあるところがあり、近隣の住民で2トン車が入らないような住宅に住まれているような方々からは、非常に不安があるというような御指摘を再三いただいております。今回このポンプ車によって、そういったところにもなるべく早い消火活動ができるというふうにお伺いしておりますけども、せっかくの機会ですので、その辺のPRをしていただければありがたいなと思いますが、いかがでしょうか。

消防長(高梨勝君)

とにかくこの車を入れることによって、入れるところはとにかく直前まで行ってしまう。直前まで行って早くに消す、延焼を防ぐ、もうこれ一つですね。これで我々の、もう機械として消防力上がりますので、あとは我々職員がどこまでそれについていけるかという訓練も切磋琢磨させていただきながら、安全に対しては向上させていきたいと思っております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。

8番(畑中由喜子君)

私も今のことを伺いたかったので、入れる場所が多くなるということは大変結構なことだと思いますし、住民の安心につながっていくことだと思うので、よかったと思います。
でも、この乗車定員が7人から5人に、2人も減っちゃうんですけども、この辺への対応ということではどのようにお考えですか。

消防長(高梨勝君)

実際の話はポンプ車にはですね、4名乗車で、今まではこういう大きいので1台で行ったんですが、今、我々は2台を出動させております。ですから4台、4人・4人の分散した形で、もっと消防力、機械力も上げながら行ってますので、ここで言う人数が減ったとしても、現場に駆けつける人数は減らさないで、かえって今、皆様にお願いしているところの増員計画に基づいて、現場に行く人間をよりふやしていきたいなというふうに考えながら、この購入をさせていただいております。

8番(畑中由喜子君)

わかりました。ちょっと戻っちゃうんですけども、入れる場所が多くなるという点に関してですが、非常に心配をしておられる住民ってたくさんおられるので、この新しい車が配車されたときに、購入…来たときに、いろいろなところで入ってみるという実験というか、してみていただけたらありがたいんですけれども、何でしょう、お披露目兼ねてですね、やっていただけたらと思いますけども、その辺いかがでしょうか。

消防長(高梨勝君)

実は、今ある消防1号車のポンプ車が同じ大きさなんです。うちの機関員は…とされてる者は、訓練とともに試験を受かって、我々の内部試験を受けて日々動いてます。せっかくそういうふうに言っていただけますので、新しいほうでもぜひとも回って、やはり暮れにですね、回ってなかった団地に対してパレードを回ったときに、心強くなったよという声を聞きました。ですから本当に、うるさいかもしれないですけど、たまには顔を出さなければいけないのかなというふうに我々も思いましたので、ぜひともその辺のところはやらせていただきたいと思いますし、出初めでも御披露させていただければとは思っております。

議長(近藤昇一君)

他に質疑ございませんか。

3番(鈴木道子君)

今の御質問についての、大変初歩的なことで1点お伺いしたいんですけれども、道幅どのくらいまでこの消防は、消防車は入って行きますでしょうか。

消防長(高梨勝君)

車両間隔ではこれ2メートルなんですが、そこにカーブが入ってくると5メーター近くがありますので、どうですかね、2メーターちょっとを超えてないときついのかなと思いますけど、災害時のときに遮へいされるものがなければ、上があいてれば道路幅とは別に行けると思いますので、行ける範囲のところまでは行って、直近で水を出していくという考え方で、その辺についてはふだんからですね、機関員、先ほども申し上げたとおり機関員のほうの訓練、それから道状況を必ず調査するということが訓練の中に入ってますので、その辺の中でやらせていただければと思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかにございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第11号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。初めに、議案第10号の採決を行います。議案第10号財産の取得については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立13名の全員であります。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
次に、議案第11号の採決を行います。議案第11号の財産の取得については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立13名の全員であります。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。

議長(近藤昇一君)

日程第8「議案第12号人権擁護委員の推薦について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

総務部部長(池田務君)

議案第12号について御説明申し上げます。
現人権擁護委員であります高山節子氏の任期が、平成27年12月31日をもって満了いたしますが、高山氏の再任を法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものでございます。
なお、高山氏の略歴につきましては、お手元に配付させていただきました資料のとおりでございます。
以上で説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これより採決を行います。議案第12号人権擁護委員の推薦については、原案のとおり推薦に同意することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
起立13名の全員であります。よって、議案第12号は原案のとおり推薦に同意することとされました。

議長(近藤昇一君)

日程第9「報告第1号平成26年度葉山町繰越明許費繰越計算書(一般会計)」を議題といたします。朗読を省略します。
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

報告第1号平成26年度葉山町繰越明許費繰越計算書につきまして御説明申し上げます。
本件につきましては、平成26年度葉山町一般会計当初予算及び補正予算第6号、第7号、第8号並びに第9号により予算措置をさせていただきました繰越明許費につきまして、地方自治法施行令第146条第2項の規定により繰越計算書を調製いたしましたので、同項の規定により報告させていただくものでございます。
内容につきましては、繰越計算書に記載のとおり、第1款議会費、第1項議会費の議会議員活動事業から、第6款商工費、第1項商工費の消費喚起プレミアム商品券発行事業までの9事業につきまして、記載の金額を翌年度に繰り越して使用させていただくものでございます。
以上で繰越計算書の報告を終わらさせていただきます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に御質疑ございますか。
(「なし」の声あり)
これをもって報告第1号を終わります。

議長(近藤昇一君)

日程第10「報告第2号土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。

政策財政部部長(小山誠君)

報告第2号土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告につきまして御説明申し上げます。
初めに、平成26年度事業報告及び決算報告につきまして御説明させていただきます。事業報告及び決算報告の1ページをお開きください。1の一般庶務事項でございますが、公社の事業報告及び決算報告、また事業計画、予算書及び資金計画につきまして、理事会の議決を経て平成27年5月27日付で町長に提出いたしました。
2の理事会及び議案につきましては、理事会を平成26年5月14日並びに平成27年3月18日の2回開催し、記載の議案につきまして審議いたしました。
次に2ページ、3ページ目には、平成26年度、平成27年度葉山町土地開発公社役員名簿でございます。
4ページは、平成26年度、平成27年度葉山町土地開発公社職員数でございます。
次に5ページ、財務の概況につきまして御説明をさせていただきます。財産目録の資産の部でございますが、普通預金及び定期預金の合計額は639万3,947円でございます。未収金及び公有用地はございませんので、資産合計としては639万3,947円となります。次に、負債の部につきましては、流動負債及び固定負債はございません。
続きまして、6ページをお開きください。平成26年度損益計算書につきましては御説明をさせていただきますが、販売費及び一般管理費につきましては、公社の事務経費82円でございます。事業外収益につきましては、預金利息の1,327円でございます。経常利益につきましては、事業外利益から販売費及び一般管理費の事業損失を差し引いた1,245円となり、当期純利益及び当期利益も同額となります。
続きまして、7ページ目の平成26年度貸借対照表につきまして御説明申し上げます。資産の部につきましては、流動資産と固定資産の合計額639万3,947円が資産合計でございます。資本の部につきましては、資本金と準備金の合計額639万3,947円が資本合計でございます。
続きまして、8ページのキャッシュフロー計算書、9ページの土地開発公社決算関係内訳書、10ページの資本金明細表につきましては、それぞれ内容は記載のとおりでございます。
続きまして監査報告でございますが、平成27年5月13日に、定款第7条第4項の規定に基づき、監事2名により監査を実施し、理事長に報告をしたものでございます。
続きまして、平成27年度の事業計画及び収支予算書につきまして御説明申し上げます。予算書の1ページをお開きください。平成27年度葉山町土地開発公社事業計画でございますが、公有地取得事業計画として1億円を設定させていただいております。この公有地取得事業の1億円につきましては、葉山町土地開発公社の資金借り入れに伴う金融機関等に対する債務保証として、町予算に債務負担行為として組まれております。取得計画につきましては、地権者の協力を得られた際に、土地開発公社で適宜迅速に取得できるよう措置するものでございます。
続きまして、2ページの平成27年度土地開発公社予算でございますが、第2条収益的収入及び支出の収入の部につきましては、事業外収益として定期預金及び普通預金の受取利息2,000円を計上させていただいております。支出の部につきましては、販売費及び一般管理費として2,000円を計上させていただいております。
第3条資本的収入及び支出の収入の部につきましては、公有地取得事業費にかかわる長期借入金予定額として1億円を計上させていただいております。支出の部につきましては、公有地取得事業費として1億円を計上させていただいております。
第4条長期借入金につきましては、長期借入金の限度額について定めさせていただいたものでございます。
次に3ページ、販売費及び一般管理費、4ページ、平成27年度土地開発公社資金計画、5ページ、6ページは、平成26年度、平成27年度予定貸借対照表、7ページ、8ページは、平成26年度、平成27年度予定損益計算書につきましては、記載のとおりでございます。
以上で報告第2号土地開発公社の経営状況に関する説明書の報告について、説明を終わらさせていただきます。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりました。本件の報告を終わりたいと思いますが、特に質疑ございますか。

11番(伊東圭介君)

細かいことですいません。11ページの監査報告書なんですけども、井上税務課長の判こを、これ押してあるんですかね、原本は。

政策財政部部長(小山誠君)

大変申しわけございません。見にくいんですが、押してございます。そのコピーをさせていただいたものでございます。間違いございません。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他にございませんか。

6番(山田由美君)

すいません。わからないことをお尋ねいたしますが、27年度の事業計画の1ページで、取得計画で地名がいろいろ挙がってございますが、すいません、この取得計画について少し説明していただけないでしょうか。

政策財政部部長(小山誠君)

この取得計画につきましては、この1番にうたってございますのは都市計画道路という位置づけで、五ツ合森戸線、向原森戸線、一色下山口線、風早元町線ということで、この街路決定された道路の部分の取得計画ということで位置づけをさせていただいております。それと、町道におきましては下山口上山口線、長柄橋イトーピア線ということで、取得の計画に挙げさせていただいているものでございます。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。なければこれをもって報告第2号を終わります。

議長(近藤昇一君)

日程第11「議会議案第27-7号葉山町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。13番土佐洋子議員、登壇願います。

13番(土佐洋子君)

13番みんなの葉山土佐洋子でございます。私が提案者としまして、議会議案第27-7号葉山町一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の説明を申し上げます。
議員の皆様御存じのように、この同じ議案が第1回定例会にて、守屋亘弘当時議員によって提案され、笠原俊一議員ほか2人の議員により提出されました。総務建設常任委員会に付託され、委員会では賛成少数で否決、本会議では可否同数、議長裁決となり否決されてしまいました。
4月に統一地方選挙が行われ、議会のメンバーがかわったわけですが、多くの、特に新人立候補者が地域手当の削減を訴え当選をいたしました。それは地域手当の削減をしてほしいという町民の意思でございます。逗子市や鎌倉市の地域手当が15%なのに、なぜ葉山町は6%なのか、とても理不尽というところはございますが、国からの特別交付税がカットされてしまうという、町や町民にとって不利益なことはすぐに解消しなくてはなりませんとのことで、この議会に条例の一部を改正する条例を提案させていただきました。
同僚議員によります前回の議案提出がされたときの反対討論や、今回の一般質問を拝聴しておりますと、地方自治体の職員の給与、勤務時間、その他勤務条件に関しては職員団体と町長及び町当局による労使交渉が最優先されるべきと考えられているようですが、逐条公務員法を一部抜粋いたしますと、「議会が条例を審議するについて、給与条例主義の意義を呈して、給与の法律上の基本原則が確立されるよう審議されなければならない。従来、議会はともすると給与の審議について、詳細な検討を怠りがちであったように思われる。給与をとやかく言うことは、職員の反感を買う懸念があったためかもしれない。しかし、給与は職員管理及び財政の基本的事項であり、住民の代表である議会がゆるがせにはできない問題である。」このような趣旨から、昭和50年2月の地方自治法施行規則の改正によって、予算に関する説明書の様式の一つとして給与費の明細書がより詳細に定められたことであり、議会が住民の代表として納得のいく審議を行うことが期待されるとありますので、全く御心配には当たらないということでございます。
ぜひとも、町と町民のために御賛同いただけますように、どうぞよろしくお願いいたします。

議長(近藤昇一君)

提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本件については去る6月11日に開催されました議会運営委員会におきまして、総務建設常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。

12番(笠原俊一君)

1点だけ確認をさせていただきたいと思います。私を含めて、3月の議会で提案をしたことについては、もう今お話があったとおりでありますし、そのときは住民の不利益を看過するわけにはいかないということで出させていただきました。また、新たな議員のメンバーとなって、土佐洋子議員が出されたということでございますので、特別交付税27年度に対しまして、どのような影響がなるのか、その点だけお知らせをいただきたいと思います。

13番(土佐洋子君)

それは、早く是正しなければこのままということを職員から聞いております。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。他に。

2番(金崎ひさ君)

先ほど登壇なさって、土佐議員が提出者として御説明がありましたけれども、逐条公務員法で議会が職員の給与をさわることはできるということで、ただし納得のいく審議が必要とあったというふうに今、御報告いただきました。この条例の附則の中に、平成27年7月1日から施行となっておりますが、今議会で、1回の常任委員会で決めなければならないということだと思いますが、納得のいく審議というところと整合性が合わないんですが、御説明お願いいたします。

13番(土佐洋子君)

私はなるべく早く、町と町民の不利益を解消するために、7月1日とさせていただきました。

2番(金崎ひさ君)

質問は、納得のいく審議が必要とおっしゃったことに対する御説明をお願いいたします。

13番(土佐洋子君)

これは、3月の議会でも話しされたことでもありますし、この3日間の一般質問の中でも町長とのやり取りが十分あったと思われます。

2番(金崎ひさ君)

たしか、3月の議会では施行規則が10月…何月でした。(「4月1日」の声あり)4月でしたか。ああ、そうですか、すいません。納得のいく審議が、じゃあ今議会1日でできると提案者は思っていらっしゃるんでしょうか。

13番(土佐洋子君)

はい、そのように考えております。

2番(金崎ひさ君)

もう1点、別でよろしいですか。では引き続き質問をさせていただきます。
土佐洋子議員…前回の提出者、守屋前議員は、あの方がこの地域手当の不合理6%を10%出しているということを議会に問題提起をなさった方でございます。そして歴代の町長を相手に、この議会の中ですごく解決をすべきという御提案を重ねてまいりました。そして、御自分の最後の議会で議員提案をしたというところで、ある意味私は納得をしたものでございますが、この土佐洋子議員の提出者、まして名前を連ねていらっしゃる新人議員の方たちは、この地域手当の解消に対してどのような努力をなさったのかということを伺います。まだ議会の中ではそのような提案を受けた覚えがございませんが、町長に対する提案、提案を、議員提案をする前にどのような、町長に対して申し入れをしたのかということをお聞きします。

13番(土佐洋子君)

私以外の議員の方々がどのように町長に申し入れたかはわかりませんが、それぞれの議員が町民の意思によって選ばれたわけですから、私は当然のことをしているまでだと考えております。

2番(金崎ひさ君)

歴代の町長がこの問題を、問題について問題視をされたという経緯を御存じだと思います。土佐洋子議員も、山梨町長が町長になられる前は、山梨議員と一緒に会派を組んでいた方でございます。議員としてこういう職員の給与に対して、有無を言わさないということではないですが、団体交渉のできない状態の議会が議員提案をする前に、まず議員としてではなく人として、同僚であった町長に、あなたがやれることだよということを少しでも御説明をして、納得をさせようとしたのかどうか伺います。

13番(土佐洋子君)

そのことについては、先ほど金崎議員が一般質問されたかと思いますけども、今期はその、それはテーマにしないということを聞いておりましたので、私からはそれは申し上げてはないです。

2番(金崎ひさ君)

それでは、人として何の努力もしていないということで判断をさせていただきますが、同僚として山梨町長を支えてこられた方であるし、そして石岡議員も山梨町長誕生に大変造詣の深い方というふうに理解をいたしておりますが、町長が自分のメンツは丸潰れだと感じているという発言をされているということは、町長不信任にも当たるのではないかというふうに思いますが、そのように判断してよろしいでしょうか。

13番(土佐洋子君)

私はそのようには捉えてはないです。

2番(金崎ひさ君)

それでは町長は、自分のメンツは丸潰れだとおっしゃっているけれども、土佐議員はそのようには捉えてはいない、町長をメンツを潰したとは思っていないという理解をさせていただきます。以上です。

1番(横山すみ子君)

提案者に2点ほどお尋ねをさせていただきます。お答え次第でまたふえるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。私は総務建設常任委員会でございますけれども、委員長としてその場で発言するのが大変難しい立場にございますので、この場で確認をさせていただきます。
先ほど、議員の条例提案に関する解説書を読み上げていただきましたけれども、もっとよく読んでいただくと、議員が予算に関連する条例案を提案する際は、執行部と十分に打ち合わせをして、熟議をした上、提案するという解説もどこかに入っていたはずだと思いますけれども、そういうことについては、つまり執行部、町長及び担当の総務部、政策、どちらになるかわかりませんが、執行部とこの条例を出すけれども、予算にも関連するということについて打ち合わせされたかどうか伺います。

13番(土佐洋子君)

町とはお話はさせていただいております。

1番(横山すみ子君)

町とはという、その町はどこなんでしょうか。町というとものすごく、葉山町になってしまいます。

13番(土佐洋子君)

職員とです。

議長(近藤昇一君)

役職を答えたほうがいいと思います。役職を答えたほうがいいと思いますけど。

13番(土佐洋子君)

町長、副町長、財政課とお話しさせていただきました。

1番(横山すみ子君)

町長、副町長、財政課と話されたということは、町の中枢と話された。で…ということでございますね。町長のこの本会議での答弁、私ども新葉クラブが出したニュースに関しても、自分の公的な場面での発言と違うということで、先ほどおっしゃっていただきまして、私も町長に再度確認してからやればよかったなというふうに思っておりますので、私は公的な場面での発言を重んじたいと思いますけれども、町長は、みずからの責任であると昨日の一般質問の答弁でおっしゃったんですけれども、その相談されたときにそういうお言葉はなかったんですか。

議長(近藤昇一君)

最後のところちょっと、もう一度。

1番(横山すみ子君)

打ち合わせをされたということでございました。それで、これは予算に関連することでもあり、町長の重い責任分野である職員の給与に関して、直接議決権があるとはいえ、議会が当事者と話をせずに、この日程ですと当事者と話をせずに、こういう言葉を使うとまた懲罰受けるといけないんですが、問答無用というふうに私には感じるんですけれども、特に、出される日限が本日提案されております。担当委員会にいただきますけれども、条例の中身を読みますと、7月1日施行ということは、何日前までに議決しなければこれが実行できないのかというのが頭をよぎってしまうんですけれども、それで町長が自分の責任範囲であるという言葉があったかどうかを伺いたいと、提案者に伺っております。

13番(土佐洋子君)

何かその、何を質問されてるのかはっきりとは理解できないんですけども、町長たちとお話はしましたけども、打ち合わせというか、その、何て説明したらいいんでしょうね。お話はしました。だからその、横山議員が思われている打ち合わせというのとニュアンスは少し違うかもしれません。

1番(横山すみ子君)

ここまでやってよいかどうかって、ちょっとちゅうちょするところもあるんですけれども、先ほど法律の解説書を引用されましたので、私が読んだ解説書の中では、議員提案をする場合はこことこことここに気をつけてつくるようにという中に、執行部との打ち合わせ、十分な打ち合わせというのが含まれておりまして、今回の条例案は増額ではございませんけれども、もし通れば予算に関連する、そういう重要な条例案でございます。まして、職員の方たちの身分、生活に関連する、すごく重要な条例案を出そうというに当たって、その一番の責任のあるところの責任者、先ほど聞いたら町長、副町長、財政といったら、もう完全に中核でございますが、そこの方たちに対して自分たちは…自分でしょうか、お一人かどうかわかりませんけれども、こういう条例案を出しますよと軽く言ったというだけなんでしょうか。

13番(土佐洋子君)

軽くはございません。

1番(横山すみ子君)

これで何を言ったかまで問い詰めるということではなく、今の条例を出される手順の中で、町との打ち合わせで自分は言いましたよというお答えをいただきましたが、そのことについて十分打ち合わせされたかどうかに関しては、私は到底納得できていないという状況でございます。
もう1点ございます。先ほど、金崎議員からも御質問がございましたが、本日この条例をこれから付託されると思いますけれども、議会の、議会運営委員会で決まった予定としては、22日に扱わせていただくことになります。それで、本当にこの1日でできるのかどうかという、非常な不安があって、この日程でよいかということに関しては話し合われた覚えがございますが、先ほどの法律の条文をまた…条文というか解説を引用させていただきますと「十分に議論し」とあるということなんですが、私はその附則の日程と、この十分に議論しというのが、どうしても整合性とれず、運営する立場に当たりますので、非常に心配して伺っておりますが、提案者はほぼ1日とか1日半でこの十分な議論ができると解釈されているんでしょうか。

13番(土佐洋子君)

はい、そのとおりです。

1番(横山すみ子君)

それでは最後にさせていただきますけれども、実はこの議会は一般質問が先に行われております。何人かの議員は地域手当について、町はとか、町長はどうお考えか、どういう状況にあるか、あるいは組合とどういう話になってるかということを詳しく御質問になりました。提案されました4名の方が…4名ですね。御質問の中に出て、一般質問で確認をしてというところが何もなかったので、そのことについて、もう既に十分に当事者と打ち合わせしてしまわれたからなのかなと思ったんですが、今、確認させていただくと、出すということは言いましたよというふうに聞こえましたので、大変、お答えできなければそれで、私の確認で答えられなかったということになりますけれども、なぜ一般質問という、町民からいただいた公人として町に質問できる、そういう場面で、この問題に触れることをなさらなかったのか伺います。

13番(土佐洋子君)

それは議員それぞれの考え方だと思います。

議長(近藤昇一君)

余計なことかもしれませんけども、議会運営委員会は条件をつけて付託はしておりませんので、委員会での御審議は何も制限は加えておりません。よろしいですか。

1番(横山すみ子君)

誤解を招いたとすれば申しわけないんですが、議会運営委員会で何日以内にやれということは言われておりませんが、この条例案を審議するに当たってずっと読むと、7月1日施行とありまして、勝手に変えるわけにもいかず、そうしますとお預かりしてから何日以内でやらなければいけないのかというのに大変悩みました。議運に対して言ってるのではございません。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに。

10番(待寺真司君)

ちょっと提案者に確認をしたいんですが、今回この条例が7月1日施行ということで、平成27年度がもう既に始まって3カ月をたっております。そんな中で、この7月1日が仮にこの改正をされたとなりますと、国は平成27年度の特別交付税を満額町に対して払ってくれるのかどうか、その辺の確認については提案者はされておりますでしょうか。

13番(土佐洋子君)

はい、それは職員に確認したんですけども、はっきりしたことはわからないけれども、今、4、5、6。3カ月たって、もしも7月1日からでしたら、その12分の9ということになると思われるそうです。

10番(待寺真司君)

町で確認したということなので、これはちょっと委員会の中で聞いていかなきゃいけないことだなというふうに思いますので、やっぱりその辺がですね、しっかりしていないと、これで減額が戻らないということになれば、職員は何のために下げられてしまったんだという話にもなりますし、やはり葉山町の税収を考える中では、町の職員もそれなりに所得税や住民税、町民税支払っている立場にいらっしゃる方ですので、そういったことすべてしっかりですね、わかった上でやっぱり提出するべきだということは、意見として言わせていただきます。

議長(近藤昇一君)

ほかに質疑ございませんか。

7番(窪田美樹君)

先ほど町長、副町長、財政の方とお話ししたということでしたが、組合の方とお話はされたのでしょうか。

13番(土佐洋子君)

それは直接はお話はしておりません。

議長(近藤昇一君)

ほかに質疑ございませんか。

5番(細川慎一君)

御質問します。今後も町長が協議、交渉をしなければならないであろう事案があった場合にですね、町長にそうした交渉を促すことなく、今後も同じように議員提案をして決めていこうと考えているのかどうかお尋ねいたします。

13番(土佐洋子君)

それは議案それぞれによると思います。

議長(近藤昇一君)

よろしいですか。ほかに御質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議会議案第27-7号については、総務建設常任委員会に付託することといたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議会議案第27-7号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。
日程第12については、伊東圭介議員の一身上に関する事件であると認められますので、地方自治法第117条の規定によって、伊東議員に退場を求めます。
(伊東圭介議員退場)

議長(近藤昇一君)

日程第12「議会議案第27-8号農業委員会委員の推薦について」を議題といたします。
お諮りいたします。議会推薦の農業委員会委員は、お手元に配付してあります伊東圭介議員を推薦することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって議会推薦の農業委員会委員は、伊東圭介議員を推薦することに決定いたしました。
伊東議員、入場願います。
(伊東圭介議員入場)

議長(近藤昇一君)

以上で本日の日程はすべて終了いたしました。あすから6月25日までの7日間は委員会等開催のため休会とし、来る6月26日午前10時再開といたします。
本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(午後4時08分)

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更新日:2018年01月31日