葉山町議会 平成27年6月16日
招集年月日
平成27年6月16日(火曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前10時00分
散会
午後4時07分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席14名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 横山すみ子 | 出席 |
第2番 | 金崎ひさ | 出席 |
第3番 | 鈴木道子 | 出席 |
第4番 | 飯山直樹 | 出席 |
第5番 | 細川慎一 | 出席 |
第6番 | 山田由美 | 出席 |
第7番 | 窪田美樹 | 出席 |
第8番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第9番 | 石岡実成 | 出席 |
第10番 | 待寺真司 | 出席 |
第11番 | 伊東圭介 | 出席 |
第12番 | 笠原俊一 | 出席 |
第13番 | 土佐洋子 | 出席 |
第14番 | 近藤昇一 | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
政策財政部部長 | 小山誠 |
総務部部長 | 池田務 |
福祉部部長 | 仲野美幸 |
環境部部長 | 伊藤義紀 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 高梨勝 |
総務課課長 | 新倉利勝 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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議会事務局局長 | 矢嶋秀明 |
次長 | 廣瀬英之 |
局長補佐 | 永井秀子 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第3番 | 鈴木道子 |
第4番 | 飯山直樹 |
議事日程
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 一般質問
1.窪田美樹
(1)子育て環境の現状
(2)高齢者福祉充実に向けた取り組み
(3)まちづくり条例の見直し
(4)地域手当の現状
2.山田由美
(1)生ごみ処理器「キエーロ」の普及促進について
(2)下山口のコミュニティバス復活につなげるための「地域公共交通会議」の立ち上げについて
(3)登校拒否児童への「ヤシの実」通学に向けての働きかけについて
3.石岡実成
(1)消防消火活動について
(2)安心・安全な道路対策と自転車走行について
(3)空家対策について
(4)ゴミ問題について
4.畑中由喜子
(1)ペットとの共生について
(2)ふるさと納税について
(3)海水浴場開設に伴う諸問題について
(4)教育改革の取り組みについて
5.伊東圭介
(1)町長選挙の公約(マニフェスト)について
議事の経過
議長(近藤昇一君)
おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、ただいまから平成27年葉山町議会第2回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(近藤昇一君)
日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る6月11日、議会運営委員会を開きまして、会期は本日から6月29日までの14日間と決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月29日までの14日間と決定いたします。
議長(近藤昇一君)
日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により議長において指名いたします。3番鈴木道子議員、4番飯山直樹議員のお2人にお願いいたします。
議長(近藤昇一君)
日程第3「議長からの諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました請願及び陳情は、お手元に配付した文書表のとおりであります。それぞれ所管の委員会に付託いたします。審査結果については後日報告をお願いいたします。
なお、陳情第27-4号安全保障関連法案の策定の中止を求める意見書の採択を求める陳情につきましては、議会運営委員会におきまして取り扱いを協議した結果、机上配付とすることに決定いたしましたので、お手元に配付してございます。
議長(近藤昇一君)
日程第4「町長の行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。
町長(山梨崇仁君)
おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告をさせていただきます。
初めに、かねてよりの懸案でありました民間保育所の設置について御報告させていただきます。旧大蔵省保養所跡地に建設中の「葉山ぎんのすず保育園」は、9月1日開園予定で整備を進めております。定員は60名となっており、これによって町内の待機児童数は大幅に減少する見込みです。なお、入所募集は7月上旬を予定しております。
次に、平成25年1月10日付で町民の方から提起された太洋産業株式会社及び葉山町を被告とする訴訟について、去る5月29日に判決が下されましたので御報告させていただきます。内容につきましては、平成25年第1回定例会において御説明いたしましたとおり、原告は平成21年1月19日に、葉山町一色の町道を原動機付自転車で走行中に起こした自損事故について、本町に道路管理の瑕疵に基づく損害賠償を求めていたものでございます。これに対して横浜地方裁判所横須賀支部は、原告の訴えを棄却いたしました。
続きまして、過去の定例会で採択すべきものと決定された陳情の処理状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。
以上、行政報告といたします。ありがとうございました。
議長(近藤昇一君)
以上で町長の行政報告を終わります。
議長(近藤昇一君)
日程第5「一般質問」を行います。
第1番、7番窪田美樹議員の一般質問を行います。窪田美樹議員、質問者席にお着き願います。
7番(窪田美樹君)
おはようございます。7番日本共産党窪田美樹です。4年前には1期目として、議会用語もわからないまま一般質問を行い、これまで毎議会一般質問に取り組んでまいりました。町民の方のお力で2期目に取り組むことができます。これまでの4年間を土台として、今回の質問は、新たな取り組みより引き続いた質問を主に取り上げました。これまで、行政側は「今後の状況や近隣自治体の動向を把握する」という答えが多く、その状況をお伺いいたします。
1点目、子育て環境の現状では、子育て真っ最中の「イクボス」山梨町長に、子育ての話をすれば理解していただける部分は数多く、何よりも対応が早いのではないかと考えるのは私だけではないと思います。山梨町長御自身でベビーカーを押してお散歩されることもあるでしょう。そんなとき、でこぼこ、がたがたした町道、歩道、狭くて危ない思いをしたことないでしょうか。そのときは、こんな道よくしたいなと思ったこと、思われたことあると思います。私は選挙前、改選前に、子供が蹴ったボールで危ないと感じたことがあり、そのときすぐに山梨町長の顔が浮かびました。マニフェストにもある、ボールが蹴れる公園、それに向けて改善に取り組むべきと思い、最初の質問事項とさせていただきます。
2点目、寡婦控除とは、配偶者と死別や離別した方に適用される所得税法の控除ですが、負担する金額だけでなく、給付される金額にも差があり、結婚歴がある・ないによって、自治体からの経済的支援の差が生じてきます。現在、結婚歴のないひとり親家庭の経済的負担軽減のために、法律上の結婚歴がない非婚の方にも適用し、保育料などを軽減する自治体がふえてきています。葉山町での取り組み状況を伺います。
3点目、医療技術も進歩し、年々、不妊・不育治療を受けてる方が増加しています。前回の質問では、「広い意味での子育て支援になり、近隣自治体の動向を把握して適切な対処を考えたい」というお答えでした。その後、どのように考えられたのかお伺いいたします。
4点目、高齢者福祉充実に向けた取り組みですが、第6期高齢者福祉・介護保険事業計画では、高齢化率、26年10月に29.8%となり、現在では30%を超えています。6期計画の中で、葉山町の特徴となる持ち家率の高さから、可能な限り現在の住まいを継続し、介護が必要な状態となっても、住み慣れた葉山町で暮らし続けることができることを政策課題としています。現在、在宅介護をしていく中で、いつ何どき、介護する方に何が起こるかわかりません。そんなとき、ショートステイの利用が考えられますが、緊急時、葉山町においてどのような対応をしているのかお伺いいたします。
また、自宅で老後を過ごしたい、迎えたいと思っていても、さまざまな事情により特別養護老人ホームなどの入所を望まれる方が多くいらっしゃるのも現実です。しかし、葉山町の規模で特養の建設を考えれば、介護保険料に大きく影響してきます。第6期介護保険計画中においては、29床以下、地域密着型介護保険・老人福祉施設を整備することが盛り込まれ、計画実現に向けたスケジュール、お伺いいたします。
また、今年度4月より事業系ごみが有料化、始まっています。介護施設では紙おむつの使用量も多く、こういった負担は介護施設だけでなく、また、保育園でも同様ですが、子供用とは紙おむつのサイズが違い、介護施設での影響、大きく出ています。まだ始まって2カ月余りですが、施設では模索しながら、経費削減に向けた減量化、そして資源化に取り組んでいるところです。しかしながら、経費がふえるのは当然で、経費削減にどこまで町が協力できるのかお伺いいたします。
次に、緑多い葉山町では、大きな開発と言われるものはありませんが、相続や保養所の廃止などによる宅地の開発が多く行われ、昨年度では町民の方から請願書が出された一色の宅地開発の問題では、葉山町のまちづくり条例の問題、運用における問題が数々取り上げられました。審査の中では、役場側からは、昨年度末までに各部署から問題点を挙げるよう指示しているということでした。年度末や改選時だったこともあり、議会でのまちづくり条例の見直しへの取り組みは一旦途切れてしまいましたが、私は総務建設常任委員ではないため、一般質問の中で改めて取り組ませていただき、各部署から出てきた問題点の把握をどのようにされ、また、どんなによい条例でも守ろうという姿勢が一番重要であり、見直しに向けた取り組みをどのように行うのか伺います。
また、地域手当ですが、葉山町は職員給与のうち地域手当が国基準の6%を上回る10%を支給しているため、国から特別交付税について減額措置がとられています。地域手当は鎌倉市、逗子市が15%となっていながら、なぜ葉山町が6%なのか全く説明がされないまま、国が制裁措置をとることにも疑問を感じているとともに、本来職員給与については、町長が町の財政状況や職員の生活面も考え、職員との協議によって決めなければなりません。議会は議決機関ですが、労使の交渉当事者ではありません。したがって、議員は議会での論戦を通じ、町長に協議を行わせるべきで、議員が給与、職員給与について町長が動かないから職員との話し合いもできない中、議員提案で一方的に決めることは労働基本権を侵害するもので、職員の生活を全く考えていないものであり、職員の士気にもかかわる問題と考えますが、今回、議員提案がされています。その結果によっては、町長は再議をかけるべきと考えます。町長の所見をお伺いいたします。
以上の項目にお答えお願いいたします。
議長(近藤昇一君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
窪田美樹議員の御質問にお答えさせていただきます。
1点目、子育て環境の現状の1点目、ボールが蹴れる公園等の安全対策とのお尋ねですが、現在、地域に身近な、いわゆる一般公園等でのボールの使用につきましては、全面的に禁止とはしていません。しかし、そもそも一般公園等はボールを思いっきり蹴ったり、試合形式などでの使用を想定していないことから、施設整備もそれに対応しておらず、そうした使用方法は適当でないものと考えます。一般公園等を訪れる方には、小さな子供からお年寄りまで、幅広い年齢層の方が来られるということを御理解いただき、そのときどきの利用状況などを考慮する中で、安全にも配慮をいただきながら使用をしていただければと思います。なお、公園の安全対策の一環として、昨年度よりフェンスの取りかえ修繕を順次進めております。
次に、2点目の寡婦控除の見直し適用の考えについてとのお尋ねですが、寡婦控除とは、配偶者と死別や離別した方に適用される所得税法上の控除で、結婚歴のないひとり親の方は控除対象とならないことから、結婚歴の有無により、利用者の所得に応じて決定する利用者負担額や給付額について差が生じる場合があります。このような状況を解消するため、結婚歴のないひとり親の方への寡婦控除の見直し適用を実施している自治体もございますが、現在のところ本町では行っておりません。利用者の所得に応じて決定する利用者負担額や給付額については、寡婦控除に限らず課題として検討し、経済的支援の差が生じないよう、県や近隣市町村の動向を把握しつつ、必要に応じて適切な対応を図ってまいりたいと考えております。
次に、3点目の不妊・不育治療費助成への取り組みはとのお尋ねですが、県では不妊に悩む御夫婦の経済的負担の軽減を図るために助成を行っております。県の助成を受けている人を対象に、市町村での上乗せ助成を行っている自治体もございますが、現在のところ、本町では行っておりません。新聞報道からも、カップルの6から7組に1組が不妊傾向とされる現状の中で、不妊や不育治療への助成は治療費の問題ばかりでなく、子供を産み育てたいと希望する人たちのライフプランを支える支援となることから、本町での現状や近隣市町村の動向を把握しつつ、必要に応じて適切な対応を図りたいと考えております。
次に、2項目目の高齢者福祉充実に向けた取り組みの1点目、高齢者緊急短期入所生活介護事業の必要性はとのお尋ねでございますが、高齢者の緊急的な入所については重要課題であることから、まずは平成29年度までの第6期介護保険計画期間中において、29床以下の特別養護老人ホーム及び併設短期入所生活介護事業所の整備を図るとともに、登録すれば緊急時を含め随時宿泊が可能である小規模多機能型居宅介護事業所の普及、整備を図るなど、施設介護、在宅介護ともに充実させ、緊急時においても安心して介護サービスを提供できるよう、その環境づくりに努めてまいります。
次に2点目、待ち望まれる地域密着型老人福祉施設の実現はとのお尋ねでございますが、平成29年度までの第6期介護保険計画期間中において、29床以下の地域密着型介護老人福祉施設を整備することとしており、本年8月に事業者の公募をする予定で準備を始めております。今後のスケジュールとしましては、今年度中に事業者を選定し、2年後の平成29年度において事業所開設を目指しており、実現については8月の公募の状況次第となります。
次に3点目、事業系ごみ有料化による介護施設での現状把握とのお尋ねでございますが、廃棄物処理法第3条の規定により、事業者はその事業活動に伴って生じた廃棄物をみずからの責任において適正に処理しなければならないこととなっております。したがいまして、当町におきましても、本年4月より特別養護老人ホームなどの介護施設においても、事業系一般廃棄物については有料で廃棄している状況です。
3点目、まちづくり条例の見直しについて。1、各部署から出てきた問題点の把握、2、見直しに向けた取り組みはにつきまして、一括してお答えします。各部署から出てきた問題点の把握につきましては、平成15年に、自主条例である葉山町まちづくり条例を施行してから10年以上が経過し、条例、規則の内容は事業者等に浸透してきている現状がございます。また、一方では時間の経過により、この条例等を運用する関係各課において、少なからず運用上の課題が生じていることも認識しており、昨年から課題の抽出について取り組んでまいりました。各課からは抽出結果を得ており、現在内容について精査を行っているところでございます。法律に基づかない自主条例であるまちづくり条例には限界があるという考えもある一方で、まちづくり条例を内外に示すことが意味のある重要なこととの認識もございます。見直しといたしましては、さきに申し上げた各課からの抽出結果をもとに、規則運用を含め、条例を運用する関係各課と調整を図りながら研究を進めているところでございます。
4項目目、地域手当の現状の1点目、地域手当に対する町長の考え方はとのお尋ねですが、現在、町職員に対する地域手当の支給率は10%であり、国公準拠の考え方でいきますと、国家公務員の級地区分の支給率である6%となることは認識しています。一方で、この基準自体が近隣自治体との均衡の保持という観点からは疑問が残るところでもあり、隣接する逗子市や横須賀市の実情を考えますと、必ずしも6%が妥当な支給率であるとは考えておりません。
2点目、今後の取り組みはとのお尋ねですが、先日町村会へ投げかけを行いましたが、13町村からは1件も同意を得られませんでした。また、人事院に出向き、葉山町の国家公務員に対する地域手当の支給率を見直すように申し入れを行いました。一方で、葉山町職員の地域手当支給率が国家公務員よりも高いことにより、特別地方交付税の削減がなされてきたことで、町民の方への不利益が生じていることも事実であります。昨年度まで、町職員に対して昇給の停止や給料の定率削減を実施してまいりましたが、この不利益を解消するための方策については、今後も職員団体との協議を進めてまいります。
以上で私からの1回目の答弁を終わります。
議長(近藤昇一君)
再質問を行います。
7番(窪田美樹君)
答弁ありがとうございました。それでは再質問させていただきます。
ボールが蹴れる公園というところで、この質問の中で、ボールが蹴れる公園等としたところが、その「等」に該当する部分なんですけれど、その、私が危ないという思いを体験したというのが、葉桜児童館の逗子側から、葉山の逗葉新道側に上がっておりていく葉桜児童館と接する道路を車で走っていたら、葉桜児童館で子供が蹴ったボールがガードレールを超えて道路に出てきました。その児童館と道路には高低差があるので、ボールを追って子供がすぐ飛び出てくるような場所ではないんです。大体想像、その現状は想像つきますでしょうか。あの葉桜児童館の状況等見ればわかる、思い出していただければわかると思います。こういったことは決してその、私がたまたま出会ったというだけではなく、一度だけ、二度だけではない。児童館の保育士さんですか、先生にお伺いしたところ、初めてではないということはお話聞いています。そういった現状の中、今、子供が事故に遭うだけでなく、その蹴ったボールによって事故に遭う、その通ってる人、通った車が事故に遭うということも十分考えられて、そちらの対策というものをどのように現状把握されているのか。葉桜児童館だけではなくほかの児童館、そしてボールが蹴れる公園を想定していないというか、その試合をやってはみ出たボールではなく、普通に子供たちが遊んだ状況でもボールは出る状況だと思います。そういったことをどのように現状把握されているのかお伺いいたします。
福祉部部長(仲野美幸君)
葉桜児童館の園庭につきましては、ごらんになってわかるように、ネットを張って一応あそこ出ないようにはしてるんですけれども、やはりあそこの、あの地域では児童館で遊ぶ子供が多くてですね、それで園庭もよく利用してくださってますし、ただ、指導員がついて、子供たちが外に出るときは必ず指導員も付き添うようにしておりますので、完璧ということではないかもしれませんが、安全確保には力を入れております。
7番(窪田美樹君)
そんな中でも私が出会ってしまったというところだと思うんです。子供たちにしてみれば、せっかくあれだけの広さがある児童館のスペース、ボールが、晴れた日にはお外で遊びたい、ボールが蹴りたいというところが現実で、実際子供たちは楽しそうに遊んでます。裏側には砂場もあるし、いろんなことができるのがあの葉桜児童館。ほかの児童館では、お庭がない児童館もあるので、とても恵まれた児童館だとは思いますが、現実にはそうやってボールが飛び出てしまうんです。だからそれに対して、イタチごっこじゃないですけど、高くすればまたそこを飛び出ることもあるかもしれませんが、現実飛び出ているところを考えれば、もう少しそのネット、実際そのネットの高さでは賄いきれてないというのが現実だと思います。その葉桜児童館以外ですが、御霊神社のところも、児童館ではありませんが、長柄の御霊神社でもボールを蹴るような、蹴れるようなスペースがあり、町長自身そういった危ないような体験をされたことはおありですか。そういう場面を遭遇したことおありでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
私も以前、御霊神社の前を通行したときにボールが飛び出てきて、自分が事故に遭ったわけではありませんけども、危ないなという印象は持ったことはあります。
7番(窪田美樹君)
そういったときに子供を制限するのではなく、子供…以前葉山小学校ではボールを蹴る、ボールの向き、ボールが飛び出ないようなサッカー場、サッカーの使い方をするなど、いろいろな検討をしてきましたが、結局のところネットを改善した方向に落ち着いています。そういったふうに、子供たちがボールを蹴れるように、思い切り遊べるようにしていくのが町の務めではないかと思います。
町長が言うマニフェストにある、先ほどの答弁の中では、公園は、今ある公園はボールを蹴れる対応をしていないから、思いっ切り蹴っては困るんだ、困るという言い方…困るという言い方ではなかったですが、そういった適当な使い方ではないといったお答えだったと思いますが、町長のマニフェストにある、ボールが蹴れる公園に向けた実現に向けて、どのように今は取り組まれているのでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
実際にボールが蹴れるとなりますと、それなりの広さ、それから窪田議員が御指摘のように、フェンス等で安全確保ができること、また、利用者の一定の制限が必要になるというふうに考えておりまして、マニフェストに掲げたときからは幾つかの想定を持ってまいっておりますけども、実際の問題、その工事費等を勘案すると、現在の町の状況ではまだ進捗があるものは一切ございません。しかし、今後も引き続き、その必要性は感じているので、そういった公園の設置に向けては努力をしていきたいというふうには思っております。
7番(窪田美樹君)
そういった公園をつくろうとするとかなりの経費がかかってしまう、場所の誘致、場所の確保ですか。そういったことも考えられると思います。でしたら、今の現状、指導員さんいても飛び出てしまう、児童館であったりそういうところの改善を早急に取り組むべきと思うのですが、いかがでしょうか。
福祉部部長(仲野美幸君)
葉桜児童館につきましては、もう少し指導員と話をしたりして、御提案いただいたように使い方を考えるとか、ボールの蹴る方向ですね、そういうようなことで、ちょっと指導員と検討していってみたいと思っています。
7番(窪田美樹君)
私がその、ここで取り上げたことによってね、子供に制限がかかることは決していいことではないと思うんです。私は子供たちの遊び方を何か制限するのではなく、町としてもっと対応できるのではないかということで投げかけていますので、先生への指導ももちろんで、先生と子供たちへの指導というか、もちろんですが、その指導が制限に当たらないように考えていただきたいと思います。いかがでしょうか。
福祉部部長(仲野美幸君)
そのように考えていきたいと思います。
7番(窪田美樹君)
それで、先ほど町長が危ない思いをしたということも実際ね、御霊さんの、御霊神社のところで危ない思いをした、現状を見たということもお答えになられています。ほかの児童館でも、多々そういうところもあると思いますので、現状もう一度きちんとどの児童館であったり、学校であったり、把握していただいて、その対応方法を町として考えていただきたいと思います。いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
仲野部長の御答弁のように、指導員がいる場所においては指導員と子供とですね、しっかり話し合いをしてもらうことも大事なことだと思います。また一方で、御霊神社につきましては神社の境内ということで、そもそもボールを蹴る場所ではありません。窪田議員がおっしゃっている意思は私もよく理解をできますけども、しかし一方で、子供に対してボールを蹴っていい場所、また、子供同士の中で、例えばサッカーをしたい子もいれば、野球をしたい子もいるでしょう。子供同士の中でそのボールについての扱い方も協議すべきだとは思いますので、協議という言葉が適切ではありませんけれども、やってはいけない場所、やっていい場所というものを一定指導していくことも大変大切なことだとは思いますので、町全体を見たときに、それをやっていい場所というものを、しっかり定めを持っていくことのほうが大事なんじゃないかなというふうには思います。
7番(窪田美樹君)
時間もありますので、葉山の子供たちが思いっ切りボールが蹴れる公園、マニフェストにもあります、思いっ切りボールが蹴れる公園の実現に向けても、町長が思い切って取り組んでいただきたいと思います。
2点目、寡婦控除についてですが、町の取り組み、前回も質問させていただきました。近隣自治体との…近隣市町村の動向を把握するということですが、その後の把握した後、町としてどのように考えられているのかお答え願います。
福祉部部長(仲野美幸君)
すいません。ふか控除の件につきましては初めての質問という、過去、ふかの控除、みなしのことについては初めての質問と認識しておりまして、この7月から県ではみなしの控除を行うということは聞いております。そのほかですね、政令自治体においても何カ所かやっていることも知っております。ただ、このみなしをした場合にですね、代表的なものは保育料になるんですけれども、そのほか福祉関係で、町営住宅の家賃とかですね、いろいろと1つの課だけで考えられる問題ではございませんので、もう少し近隣の状況、また見まして、また町全体として対応していけるのかどうか、その辺を検討していきたいと思っております。
すいません。ふかじゃなくて寡婦です。申しわけございません。
7番(窪田美樹君)
神奈川県でも、あ、そうです。私、前回質問しようという事項に挙げてただけで、はい、今回が初めてです。神奈川県でも新たに大和市が、ことしの7月から取り組んでまいります。神奈川県自体も、先ほど言われましたように7月から取り組んで、そこの自治体が取り組むか、県も取り組むけれど、自治体が取り組むか取り組まないかの大きな違いは、保育料にあると思います。町営住宅、葉山町では町営住宅もそうです。働くお母さん、働くお母さんやお父さん、お母さんを支援していく上でも、町での取り組みは大変重要なものとなってきています。そういった面では、近隣自体がどうというよりは、子育て支援の面、葉山町が先に取り組んでもいいことだと思います。対象者がそんなに多いわけではないはずなんです、そのみなし寡婦控除の対象者が。ですので、葉山町でその子育て支援、こういったことに取り組むことは、町のアピールにもなると思います。大きく支援していく部分になると思いますので、早急な取り組みを検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。お答えが先ほどと同じなのか、そういった面、対象者の多い、少ないの中で、町の予算のこともかかわってきますが、いかがでしょうか。
福祉部部長(仲野美幸君)
先ほどと同じような答えになってしまいますが、やはり保育料のことは代表的なことですけども、ほかにも給付のもの、また、料として取るものございますので、町全体の事業を見まして、関係各課とも話し合いをした後に実現していければと思っております。
7番(窪田美樹君)
では、働くお母さん、お父さんの支援のためにも、早急に取り組んでいっていただきたいと思います。
では3点目に、不妊・不育治療、こちらのほうは前回質問させていただきました。先ほどの町の答弁の中にも六、七組、カップルの中の六、七組に1組が不妊治療を受けているのではないか、不妊傾向ということでした。そんな中で、前回の質問の中に、大きな意味での子育て支援になるということでしたが、今現在その中、取り組みが明確にはお答えになっていません。お答えになられていませんが、神奈川県では16自治体取り組んでいます。葉山町ではどのように子育て支援として、その不妊治療・不育治療に対して考えられているのか。葉山町の総合計画の中にもそういった子育て支援、人口増にもつながるということもあると思います。そういった面でのさらなる取り組み、お伺いいたします。
福祉部部長(仲野美幸君)
議員おっしゃるように、また、27年度から新たに助成を行う市町村がふえておりまして、その現状は把握しております。それで、前回の質問のときも、27年度予算で今のところつけてない、うちのほうは実施してない状況ですので、今すぐにということは今のところは考えておりませんが、先ほど第1答弁にもありましたように、子育て支援の一つとして、また、安心して皆さんが子供を産み育てられるライフプランを形成する一つとして、前向きに取り組んでいきたいと思っております。
7番(窪田美樹君)
現在、不妊治療に取り組んでいる自治体は16自治体で、新たに不育治療、子供、赤ちゃんを授かった、お腹に授かったんだけれど育たない。結局出産に結びつかないという方々に対して、その不育治療によって85%の期待ができるとされていると言われています。ただ、その不妊治療にしても不育治療にしても、高額な費用がかかってしまうのが現実です。いろいろ検討、近隣自治体の検討をすると、近隣自治体の状況を把握するということですが、逗子市でも7月に不育治療のほう、取り組んでいくことになりました。先ほど27年度予算にはということでしたが、やろうと思えば、県内で初めて取り組んだ大和市では、23年度9月、23年度の話ですが、9月の補正で提案されて、10月から制度をスタートすることができています。小田原市では、26年度の3月の補正で提案され、26年…27年の4月からスタートしています。ですので、27年度予算だという前に、やろうと思えば補正予算を組んででも取り組めること、取り組んでいけることです。実際こういって、近隣自治体、近隣の市町村では取り組んで、いろんな大きな面での子育て支援として補助を行っています。ですので、葉山町での取り組み、考え、近隣自治体の動向を研究してというのではなく、こういったことを聞いて、じゃあもっと熱意を入れて取り組んでみようかなというような気は起こらないですかね、山梨町長。
町長(山梨崇仁君)
自治体に限らず、そういった状況にある方々におかれては大切な問題だというふうには思います。しかし一方で、近隣自治体と先ほどから議員がおっしゃるように、自治体によった財政規模であったりとか、また、それに対しての検討の度合いがですね、それぞれ違っているものですから、すぐにというふうに言われますと、まだまだ当町では調査が行われてない中ではどれほどの補助をすればいいのかということについても、お答えすることができない状況にあります。
またもう一つ、先般皆様に御議決いただきました総合計画においても、生まれた後のことにつきましては明記をしているんですけども、生まれる以前の今、課題については新しい領域というふうに考えなければなりません。総合計画に縛られるというふうにですね、何度も皆さんからも御指摘いただき、私もそのようにありたいというふうに御答弁した手前もありますので、計画にないものについて、どのように考えるかということも含めて整理をしなければならないと思いますので、もうしばらく取り組みについてはお時間をいただければと思います。
7番(窪田美樹君)
子供を産んだ後のことは計画に載っているが、その前のことは計画には載っていないので再度検討していきたい、慎重に検討していきたいというお答えなんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
それも1つでありますし、もう1点については先ほど申し上げたような、自治体としての、今、調査研究状況もございますので、それを深めていきたいという2点について申し上げました。
7番(窪田美樹君)
前回の質問のときに、不妊治療・不育治療に関しては大きな意味での子育て支援になるとお答えがあります。その中で、子育て支援をしていくというのが葉山町、第四次葉山町総合計画の中なのではないでしょうか。物事の一つ一つをこう明記されていないから、その取り組みは慎重にしていきたいというのでは、本当にこの一つ一つの計画、もっと細部にわたって検討していかなければいけなくなってしまいます。実際、不妊治療・不育治療は大きな意味での子育て支援と、町側も言っているのではないでしょうか。そういった意味では早急な取り組み、研究が必要と思います。
先ほど私が、補正予算を組んででもと言ったのは、27年度予算にはのってないからということ、予算の話が出たのでそういう言い方を例にとってね、もし予算に組んでないからやれないというのであれば、補正を組んででもやってる自治体がありますよということで取り上げたまでですので、決して予算、早くやってくださいという、もちろんそれは早く行うことが、いろんな意味での皆さんへのお助けになると思いますが、葉山町としてどういったふうに取り組んでいくのか、いろんな自治体で助成額も違うし、対象の年齢とかもあると思います。そういったことに慎重に対応していただく、検討していただくと思いますが、必要と思いますが、町として総合計画にないからもっと慎重にしていかなければいけないというのは、私、納得できない、この不妊治療・不育治療に関しては納得できるものではないのですが、これは子育て支援の一環と考えてよろしいでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
私から、窪田議員のお気持ちは理解はできますけども、今お答えできることにつきましては、まだできたばかりの総合計画ですし、皆様も御記憶に新しい中でございますので、その不妊についてがどのような範囲にあるかといった議論はさておきになります。総合計画の中でですね、どのような解釈をするかということについて、一定の時間を設けたいという気持ちについては御理解をいただければというふうには思います。ただ、窪田議員が言うように、その必要性については理解を一定させていただきますし、申し上げたように、近隣市町村の動向についてしっかりと確認をしてまいりたいと思っておりますので、もうしばらくお時間をいただければと思います。
7番(窪田美樹君)
先ほど、財政規模もあると言いました。山梨町長お答えになりました。同じ財政規模の大磯町でも行っています。これは前回でも、前回お話もさせていただきました。財政規模を取り上げるのでは、大磯町、近隣自治体の動向を取り上げるのであれば横須賀市や逗子市、鎌倉市、行っています。どこに不安材料があるのか、私にはちょっと理解…理解というか、子育て支援の面でもうちょっと取り組んでいっていただきたいと、再度検討をお願いしたいと思います。その財政規模、近隣自治体もやっている状況をお伝えしましたが、山梨町長、それではもう一歩進んで考えていただきたいと思います。
それでは次の質問に移らせていただきます。こちらも前回質問させていただきました。高齢者の緊急短期入所生活介護の必要性。介護してる方がお葬式とか…お葬式もですが、御自分が倒れられ、介護してる方が倒れられたとき、最悪の場合は亡くなられたときなどは、その介護を受けてる方の行き…預け先というんですか、生活に本当に困る状況があります。そういった御相談を葉山町が直接受けたとき、どのように対応されているのでしょうか。
福祉部部長(仲野美幸君)
緊急事態で入所が必要になったとき、一般的な場合にはそれぞれのケアマネさんに相談して、今、対応していただいてるところです。特にそこでも対応ができないということであれば、行政に相談が持ってくる、一緒に考える状況です。その際には、近隣自治体とかですね、いろいろと町として一緒に支援していく、いっている状況ですが、実態の数としてですね、1件でもあればそれはもちろん対応しなければならないんですけれども、今、そのケースが多いということはないという状況です。
7番(窪田美樹君)
では、今現在その受け入れ先がなくて困っているというような状況ではないということでしょうか。
福祉部部長(仲野美幸君)
町で把握してる分で、今現在そういうお話はないということです。
7番(窪田美樹君)
その陰で、ケアマネージャーさんがいろんな施設に電話している、空き状況を把握、空き状況を探すために何件も何件も。ふだん利用している施設に空きがあればまだいいんですが、全く利用したことがない、台帳というんですか、その電話帳みたいなもので調べて電話してくるケースもあります。そういったところを、そこで受け入れている施設が、受け入れてくれる施設があるから、そういった、葉山町でも実際受け入れ先がなくてどうしましょうということが、現在起こってないんだと思います。そういった中では、ほかの自治体でやってないならということはあると思いますが、逗子市でもやっています。その緊急時の、緊急時短期入所、ショートステイの、短く言いますとショートステイで自治体が、葉山町が空きベッドを1床確保しておく。常に緊急があったときに利用者さん、町民の方をそこにどうぞ、ありますよ、どうぞということを確保しておくということが、緊急時、緊急短期入所生活介護事業というものなんですが、先ほどの答え、そういったものの必要性は感じるということですが、その必要性を感じて、その解消策として小規模多機能居宅介護事業所の普及に努めてる、努めます。それは高齢者福祉計画の中にも入っているということなので、ただ、その計画だと3年越し、3年間の計画の中だと思いますが、実際3年もかけてその問題を解消するというのも時間のかかることで、葉山町がそのショートステイの空きベッドを確保しておくことで、その現状は解消されます。ただ、今、葉山町に困ったという話を上げてこられてないから、その問題性を、現状の問題性を把握されてないんだと思いますが、施設側としては本当にそれは、私たちのうちの施設でそれを、その方を断ったら、この方はどこに行ってしまうんだろう、どこで見ていただけるんだろうということを考えると、うちで受け入れますということが現実なんです。そういったことを考えると、葉山町で常に1床とか、町の規模、お年寄りの数にもよりますが、確保しておくことが必要と思います。29年度までの事業計画の中ではなく、早急にこれも取り組んでいただきたいと思いますが、ケアマネさんの苦労、大変さを考える上ではその必要性があると思いますが、いかがでしょうか。
福祉部部長(仲野美幸君)
緊急時の対応につきましては、重要な課題だというふうには認識してるんですけれども、それでは空きベッドを確保しておいていただくのが1床でいいのかという問題にもなってきて、緊急のときが2床出てしまったら、また同じような状況になってしまいます。また、1床確保していただくために、利用者さんの利用料が上がってしまうような制度もあると聞いておりますので、まずは29床のところをつくるところにも、またショートステイの部分もふやしますし、その枠をふやそうということ。それから、緊急時でなくてもですね、全くの一人暮らしでも在宅医療を進めていける状況も、在宅医療がうまくいった暁にはそういうこともあると聞いておりますので、その施設の充実と、また、在宅医療の充実を両方進めていくことで対応できればと考えております。
7番(窪田美樹君)
今、仲野部長が言われた、利用者さんの負担がふえるというのは、施設でその加算を取っている場合です。施設で加算を取って、緊急時、これが早口言葉のようになってしまうので、緊急時のその入所加算を事業所が取った場合には利用者さんの負担がふえるんです。自治体で負担をする分には、介護保険上にのらないので、のっていくのではないので、厳密に言えばね、介護保険で賄っていく部分になるので、厳密に言えば上がるかもしれません。ただ、これが看取り加算、あれは一般財源から出てますよね。あれと同じように、介護保険事業、介護保険…ちょっとややこしくなってしまいますが、そういったことで、看取り加算と同じように葉山町が取り組んでいくことによって、決して利用者さんの負担にはなりません。そういったところの研究もあえて重ねていただいて、このケアマネが、もちろんケアマネが探すのはお仕事の1つですが、何件も、緊急時に何件も何件も何件も困る、探さなきゃいけないというところをつくるのではなく、1床つくってから2床目の心配をしてください。1床もないうちに2床目、3床目、何床欲しいんだというところではなく、1床つくってそれでも空きがない状況が出てきたというなら、2床目の心配の必要もあるかと思いますが、できましたら1床の確保でも必要なことと思います。町でのその現状把握されている、必要性は考えた、考えている、これから先お一人で住んで、お一人で住んでいくお年寄りが多くなっていく中では、そういったところ、介護者の何かではなく、御自分の何かの中で緊急時の受け入れは大変必要だと思いますので、すぐに対応できる、解消できる問題ではないと思いますが、さらに進めていただきたいと思います。加算がつく、つかないは御理解いただけましたでしょうか。
福祉部部長(仲野美幸君)
制度のことについて御説明いただき、ありがとうございます。その辺はわかりましたが、また事業者さんのほうに1床ずっと空けておいていただくことに対しての、やっぱり委託料とか何かも発生するところもあると思います、それはあると思いますので、同じ財源であれば施設整備とか、在宅医療、在宅介護のほうにも回していけるような状況の把握には努めますが、あわせて一緒に並行して検討していきたいと思います。
7番(窪田美樹君)
在宅介護を支えていく上での検討、お願いいたします。
それで、地域密着福祉施設の実現についてなんですけど、29年度までに公募、8月に公募されるということですが、公募…私、思うのが、葉山町で保育園を公募したときに、何度も話が流れてしまいました。そういった中で、今回保育園もそうですが、この福祉施設も大変待ち望まれてると思います。お子さんは大きくなってしまうんですが、お年寄りは入らないで死んでしまうこともあると思うんです。でね、最期をどんなふうによく迎えたいと思ってるか、御家族もそういった中では早めの対応が必要と思いますが、もし、もしの話はあれなんですが、保育園の場合、一回検討、流れたらまた再検討のときにいろんな状況を少しずつ変えて、柔軟な対応をされました。今回も葉山町はそのような対応をされるのか。流れないことが、一応8月に決まることが一番なんですが、いかがでしょうか。
福祉部部長(仲野美幸君)
今、準備しておりまして、8月に公募をさせていただきます。議員おっしゃいますように、やっぱり一度で決まっていただくのが一番なんですけれども、やはり応募者がなければ、なぜないのか、その辺については検討を重ね、6期の計画でもありますので、29年度の解消に向けてですね、進めていきたいと思っております。
7番(窪田美樹君)
保育園では町民の方、近隣の町民の方とのお話し合いがうまくいかなかったような現状があると思います。この老人福祉施設が実際そういう施設に当たるのかどうかはわかりませんが、業者任せにするのではなく、葉山町も、行政もしっかりと一緒になって、その説明会だったり何だりを一緒に取り組んでいっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
福祉部部長(仲野美幸君)
6期の計画の中にこの小規模の、地域密着型の老人ホーム、養護施設をつくるのを、保育…失礼しました。老人福祉施設をつくることは町の計画になっておりますので、事業者と一緒に頑張っていきたいと思っております。
7番(窪田美樹君)
次に、事業系ごみ有料化なんですが、現実の話、ごみが有料化になって、職員、これ介護施設でなんですが、職員が昼食、お昼御飯食べますよね。そこでジュースをまず飲んだとする。そのごみはおうちに持って帰りなさいという施設があります。それは、そこの施設で食べたら、食べて捨てたらそこでは有料になってしまう、積み重なれば有料の大きな負担につながるということで、持って帰りなさいということになっています。庁舎内でのお昼はごみはどうされてるんでしょうか。
総務部部長(池田務君)
例えばですね、職員が庁舎でお昼を食べた場合は、普通に分別して分別の箱に、ごみ箱に分けて入れております。
7番(窪田美樹君)
では、職員の方が買ってきたお弁当にしろ、おうちで持ってきてごみが出た場合には庁舎内で捨てることが、捨てていいということですかね。
総務部部長(池田務君)
詳しくは把握しておりませんけれども、中にはですね、持って帰る職員もいるようでございます。
7番(窪田美樹君)
その該当する施設では持って帰る、捨てていくことはだめ、持って帰ってくださいということが言われています。それが今、もうこれは全部の施設がそうではないとは思いますが、そういったことで経費削減をしようとしているのが現実です。
お尋ねしたいのですが、ミックスペーパーやシュレッダーごみは無償、無料で持っていってくれるんですが、それの違い、なぜこれを無料で回収してくれるのか、同じ事業系、こう出てくる、事業所で出てくる紙と、リサイクルできない、紙おむつとか鼻をかんだ紙とか、そういったものは有料ごみなんですが、その違いは何でしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
お尋ねいただいているその同じ紙類でも、無償のものと有償のものということですけれども、処理過程において再生可能なものについては、リサイクルペーパーとして再生していくと。それから、例えば処理過程において非常に手のかかる、焼却することによって安価で済むものなどについては焼却処理というようなカテゴリーで分けてるということでございます。それと、今お尋ねいただいてます施設から排出されるごみのものについてはですね、そちらのほうは施設のほうでの取り決めということも中にはあろうかと思いますので、その辺についてはちょっと詳しくお答えすることは、この場ではちょっと無理でございます。
7番(窪田美樹君)
他の施設についてどうしてるんですかというんじゃなくて、ここの庁舎も有料になったはずですが、その庁舎内での状況を聞いただけですので、先ほどの池田さんのお答えで十分です。
では、そのミックスペーパーは無償でということでは、リサイクルにする缶や瓶、それは有料なんです、施設で。有料ごみなんですけれど、それは資源になると思うんですが、それを資源ごみとして出すことはだめなのでしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
お尋ねのそのごみの品目については、産業廃棄物として処理をするようになっております。
7番(窪田美樹君)
産業廃棄物ということですが、ではその施設、自治体に…自治会に加入してるそうです。その、例えば、今ね、自治会で集めてますよね。その、ミックスペーパーだの何だの、缶とか。自治会に加入しているからその資源ステーションに持っていくことで、自治会として捨てることはできないのでしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
お尋ねいただいてますのは、その事業系廃棄物を自治会のごみとして混入することはということでございますか。
7番(窪田美樹君)
はい。それが多分その先ほどお答えになった産業廃棄物法、ごみ処理の法律というところだと思うんです。そこで葉山町としてどういった補助ができるのかというところでは、そこの部分をもうがんじがらめの法律ではなく、自治会に入っているのであれば、そこの法律をがんじがらめにするのではなく、自治会に捨てれば、自治会として捨てるか、そうすれば報奨金とかにも結びつくと思うんです。事業所ではごみの経費削減にもつながると思います。葉山町でそのがんじがらめというか、その廃棄物処理法に基づいた処理しか受けないというのではなく、そういった柔軟な対応というのはできないのでしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
先ほど町長のほうのですね、答弁にもございましたとおり、廃棄物処理法の3条の規定によって、事業者はその事業活動に伴って生じた廃棄物をみずからの責任において適正に処理すると。当然、行政事務ですので、法令を順守しながら運営していくということが大前提だと思います。また、今ですね、お尋ねいただいているその事業者さんの負担という意味につきましても、第四次の総合計画の中でですね、個人に限らず事業者についても町との協働により、なるべくそのごみの資源化・減量化に努めていただくというふうにしておりますので、まずはそのごみ量を徹底して減量、資源化することに努めていただいた上で、また、そのときの状況を検証しながら町として、例えば啓発活動ですとか、それから減量化・資源化への指導ですとか、そういう側面の支援というのは幾らでもできるかなというふうに考えております。
7番(窪田美樹君)
その施設は決して減量化・資源化をやってないわけではありません。どの施設、保育園にしても、どこの施設にしても減量、その分別の種類が多くなって手間もかかりますが、そこに向けて取り組んでいます。そういった中で経費がかかってしまうのは、どんどん経費が、今まで無償で引き取っていただいてたのが有料になるんですから、その分確実に経費はふえていっているのが現実です。そういった中で、4月までは無料で引き取ってもらっていた中、きれいに分別してある缶とか瓶とか、そういったものに関してだけでも葉山町が柔軟に取り組む検討課題としていただくこともできるかと思いますが、山梨町長、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
窪田議員の御質問のですね、まずその事業系のごみとしての考え方、それから一般廃棄物として、つまり町民の皆さんや御家庭にお住まいの皆さんが出すごみの考え方の2点が、若干混同してる部分があると思うんですが、一般廃棄物については町の税金を使って処分をしております。しかし、事業系の方々については、事業の一環として物を購入されて事業をし、販売をし、サービスを売る中で出てきたごみについても、しっかりと事業の一環として処分をしてもらいましょうという考え方がございますので、そこに公金を使って処分をするというのは、直接的には難しいと思います。それが今までは、一般事業の方についてはお願いしてたものが、福祉や医療や公共性の高いものについては免除をしている点がございましたけども、それをこの3月において一定の終了とさせていただいたことによるお話かとは思います。そういった前提がございますので、どうぞ事業系の方もですね、今後事業ごみとしての対応をお願いしなければならないとは思います。しかし一方で、伊藤部長が申し上げましたように、町全体として町にある事業者の皆さんにもお願いをして、資源化・減量化はしてもらいたいものでございますので、町が持っている資源化・減量化へのノウハウであったりとか、例えばキエーロや生ごみ処理器の知恵、知識であったりとか、そういったものについては幾らでも御説明をしたりとか、また、業務フローについてアドバイスすることもできるかと思いますので、そういったことについてもし御相談があれば、環境課のほうにいつでもお問い合わせいただきたいというふうに思います。
議長(近藤昇一君)
既に時間が経過しておりますので、これにて7番窪田美樹議員の一般質問を終わります。
第2番、6番山田由美議員の一般質問を行います。山田由美議員、質問者席にお着き願います。
6番(山田由美君)
6番新風はやまの山田由美でございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。
その前に、本日いらしてくださっている傍聴席の方と、それからインターネット中継を見てくださる方にお礼を申し上げます。どうか、これからも町のことに興味をお持ちくださるようにお願いします。
では、質問の具体事項に入る前に、質問が生じた背景について大ざっぱな説明をさせていただきたいと思います。私は、ごみを減らすためのゼロ・ウェイストの会というところで七、八年活動してまいりましたが、その中で、ごみ問題というのは財政問題であるというふうに認識しております。今、葉山町の財政状況が厳しいことは、皆さんがよく御存じのとおりでありますが、その大きな原因は過去に行った過大な下水道、公共下水道事業にあると思っています。大きな反対を押し切って強行された過大な建設計画のために、現在に至るまで大きい財政負担が生じているというふうに考えております。山の上に公共の下水処理施設をつくるという計画は、誰が聞いてもおかしいと思うと思うのですが、今後の保守管理を考えてもまだまだ負担は続きます。町の財政負担はこれからもずっと大きいので、何とかその負担を少なくすることを考えていかなければいけません。この下水の件に関しては、下水道の審議会が開かれておりまして、これから見直しが行われるはずになっておりますので、そちらの進みぐあいを見守ることにいたしたいと思いますが、町の財政負担を軽くするという意味では、下水道の次に即効性のあることとしては、ごみ処理の経費を減らすということがあると思います。現在は町民の皆様の協力のおかげで、戸別収集が軌道に乗っております。皆さん非常に一生懸命勉強してくださって、このごみはどのように出すということをわかってくださるようになっておりますので、これはごみに関する皆さんの意識を高めるという意味で、戸別収集は非常に大きな意味があったと思っております。
あとここから先、ごみの減量を図るとすれば、一番効果の大きいところは、生ごみの減量だと思います。現在、燃やすごみの重量で言いますと、半分前後を生ごみが占めていると考えられておりますので、この生ごみを大きく減らすことができれば、ごみが大きく減り、その結果処理費用も大きく浮くというふうに考えております。こちらに新聞記事の切り抜きを持ってきてございますが、山梨町長が、関東学院が葉山町に寄贈してくれた「キエーロ」、これしおさい公園に設置されたときの記事で、新聞記事でございますが、この中で山梨町長は、これから生ごみ処理器の世帯普及率を50%を目指すというふうに語っておられます。これ非常に心強いお言葉として見ておりますので、また後で質問のときにお尋ねいたしますが、この生ごみ処理器を使いまして、生ごみを減らすということが、町の財政負担を軽くすることで、大きな意味を持っていると思っております。
皆さん、もしかしてよくわかっておられない方がいるかもしれませんので、念のために御説明いたしますが、生ごみ処理器というのは、生ごみを土に埋めるという、ただそれだけのシンプルなことでございます。別に容器でなくても構いません。土の地面でも構いませんし、大きなプランターでも構いませんし、段ボール箱に黒土を入れたというだけのものでも結構でございます。要は、土の中にごみを埋めれば、ごみは分解されて消滅されるということです。この消滅するということについて、よく理解なさっていない方がおられますので説明申し上げますが、有機物というのは基本的に分解されると、水と二酸化炭素に返ります。これは土の中から空気中に放出されますので、事実上ごみが消滅すると言っていいことになります。卵の殻とかカルシウム分などのわずかなミネラル分は残りますが、重量で言えばほとんど問題にならない程度ですので、生ごみを土に埋めることによって、生ごみはほとんど消滅し、それ以上何をする必要もないという、一番簡単合理的で科学的な方法でございますので、ぜひこれを推進してもらいたいと思います。土のない方は、土の地面のない方に限っては、町が「キエーロ」をつくって推奨しておりますので、ベランダに設置する方の「キエーロ」ですとかいろいろございますので、それを使っていただければと思います。「バクテリアdeキエーロ」は、もともと非常に熱心な町民の方が御自分で考案なさって広められたものですが、現在、例えば逗子市でも推奨しておりますし、ほかの市町村にもどんどん広がっておりますので、ぜひその発祥の地である葉山で、先頭を切って広めていただきたいと思っております。
それから、コミュニティバスの件なのですが、私、地域公共交通会議というものがあるのを最近知りまして、これよその自治体でも立ち上げて活動が進められているらしいのですが、例えば藤沢とか横浜とか、川崎とか相模原とか、神奈川県内の市町村でも地域公共交通会議というものを立ち上げてるそうでございます。これは地域住民の足を確保するのが地方自治体の責務であるという考えで、国土交通省が始めたものということでございますので、ぜひ葉山町が主体になって、この地域公共交通会議というものを立ち上げていただいて、その会議の中で、葉山町の中にはこういうコミュニティバスが必要であるとか、この地域でこういうものが必要になっている、この地域はどうだろうという話し合いの場ですので、すぐさまコミュニティバスを通してくれということではございません。コミュニティバスを通せるかどうか、まず会議を立ち上げていただいて、その会議を市町村が運営してくださって、あとは例えば事業者さん、京浜急行さんですとか、タクシー協会ですとか、自治会ですとか、あと公募した市民とか、また市職員とか、神奈川県警とか、いろいろな人たちが集まって話し合いをしましょうという場ですので、ぜひその場を葉山町に設置していただきたいと思っております。実は葉山町では、皆さん御存じのとおり、下山口の地区で市民グループが立ち上げたミニバス事業というものがございましたが、これがどうもやはりうまくいきませんで、9カ月ほどで運行中止になってしまいました。これ、もし立ち上げの段階から町が後援してくださったら、もうちょっと違った結果になったかもしれないと思いますので、地域の交通の足を確保するコミュニティバスを通すということは、とてもとてもその町内会とか市民団体のレベルだけでは手に負えることではございません。大事業ですので、ぜひとも町の取り組み、町の後援をお願いしたいと思っております。
それからですね、3つ目の項目で、登校拒否の子供たちの話なのですが、登校拒否というのは葉山町の中ではそれほど絶対数としては大きくはございません。ただ、成人の引きこもりというのもぼちぼち問題になってきておりますので、子供と成人とにかかわらず、その家に引きこもった状態でいる人がいるというのは、ちょっと問題であるというふうに皆さんに認識していただきたいと思っております。子供さんの場合、私は何が何でも絶対に学校に行くべきだとは思っておりません。学校に行くのがつらい、学校が合わないということはあると思いますので、絶対に学校に行くことが解決策だとは思っていません。お子さんにはそれぞれ個性がありますし、適性もありますし、また親御さんの教育方針というのもあるでしょうから、学校に、地域の学校に行きたくないというのであれば、例えばNPOが開いているフリースクールのような場所でも構いません。どこかで勉強してくれれば、必ずしも学校でなくてもいいと思っているのですが、問題はお子さんが家にこもって出てこなくなってしまうということなんです。家にこもってしまって、それが長期化してしまうと、もう怖くて外へ出ていけなくなる。その後の進学とか就職もすべてこじれてしまうということになりかねませんので、子供さんの場合、引きこもりが長期化する前に何とかしなければ、早期に解決したほうが傷が浅くて済むと思いますので、そのことで、実は葉山町にはすばらしい場所がありまして、上山口小学校の旧館に「ヤシの実」という相談教室がございます。これ、私、この間初めて見学に行って、どういう場所か見てきたのですが、葉山町の教育支援センターの一部として「相談教室ヤシの実」という場所がございます。ここが今、登校拒否のお子さんの受け皿になっておりまして、ここに通っているお子さんがいらっしゃいます。ここはとてもすばらしい、明るくて楽しい、親しみやすい場所ですので、家に引きこもっているのであれば、ぜひこの「ヤシの実」に通学することを考えてほしいと思います。学校の先生とかカウンセラーの方たちに、この引きこもってるお子さんに対して、この「ヤシの実」に通ってくれるようにと働きかけをしてくれたらと思っております。
大体大ざっぱに質問の背景ですが、これから、では個別に一つ一つ伺ってまいりたいと思います。
1番の、生ごみ処理器「キエーロ」の普及促進についてですが、内容はこの一般通告に書いたとおりでございますので、お読みいただければおわかりくださると思いますが、ごみ処理経費に関して大幅な削減ができるところは、生ごみの部分しかないと思っております。各家庭が生ごみの自家処理をしてくれれば、燃えるごみの回収を、例えば今、週2回回収しているのを週1回にするとか、回数を減らすこともできると思いますので、そうすれば大きな費用削減につながると思います。それにはもちろん土の地面に穴を掘ってごみを埋めてくれてもいいのですが、それがしにくい場合は「キエーロ」を導入してくだされば、非常に楽に生ごみの処理ができると思いますので、この「キエーロ」の推進を普及、普及推進をお願いしたいのですが、町がどのようなPR活動を持っているかについて質問したいと思います。
それから、2点目の下山口にあったコミュニティバスの復活ですが、これはすぐ復活させてくれというのではございませんが、復活につなげるためのプロセスとして、地域公共交通会議というものを立ち上げて、そこを話し合いの場にしてくだされば効果があると思いますので、その交通、地域公共交通会議を主催する予定が町にあるかどうかをお尋ねしたいと思います。
それから、3番目の登校拒否児童への「ヤシの実」への通学に向けての働きかけについて、これは教育長にお答え願えればよろしいかと思いますが、登校拒否の子供たち、今、「ヤシの実」で聞きましたところ、10人前後登校拒否として考えられるお子さんがいると。これは変動がございますので、はっきりした数字ではありませんが、およそ10人前後のお子さんがいらして、その中で「ヤシの実」に通っていらっしゃるお子さんはその半数ほどだと伺っておりますので、残るお子さんは多分その家にこもっていらっしゃるのかなと。あるいは時々学校へ行っているのかもしれませんが、家にこもりがちのお子さんに対して、「ヤシの実」に通うように働きかけをしてくださってると思いますが、具体的にどのような働きかけになっているのかお尋ねしたいと思います。
以上3点について質問したいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(近藤昇一君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
山田由美議員の御質問について、所管する箇所についてお答えをさせていただきます。
質問事項1、生ごみ処理器「キエーロ」の普及促進について。要旨が長くなっておりますので、割愛させていただきます。生ごみ処理器の普及促進につきましては、ごみの減量化を目指し、これまで実施しておりましたコンポスターの無償貸与制度をやめ、平成21年度より現在の複数の機種から選択が可能な割引販売制度を開始しております。このうち、「キエーロ」シリーズにつきましては「キエーロ」を平成21年10月に、「ベランダdeキエーロ」を平成23年7月に、それぞれ割引販売の対象に加え御好評をいただいております。普及促進のPRにつきましては、「広報はやま」や回覧板での普及促進はもとより、役場前などにおきまして、町民団体ではあります「ごみへらし隊」と協働で、月3から4回のPR活動を実施しております。また、せっかく生ごみ処理に取り組んでいただいたとしても、トラブル等によりやめてしまうことも少なくありません。生ごみ処理を継続して取り組んでいただくため、電話で利用状況を定期的に確認するとともに、何かしらの問題が発生している場合、訪問サポートを実施しており、アフターフォローについても取り組んでおります。生ごみ処理の普及促進につきましては、ごみの減量化はもとより、収集負荷の軽減につながることから、今後も継続して取り組むとともに、より町民が生ごみ処理に取り組みやすい環境づくりや、効果的な普及促進策につきまして調査研究を行い、総合計画に掲げる普及率50%の達成を目指してまいります。
2点目、下山口のコミュニティバス復活につなげるための地域公共交通会議の立ち上げについて、主催する予定はとのお尋ねでございますが、高齢化の進展に伴い、地域における公共交通の利便性を高めていくことの必要性は日々高まってきております。本町につきましても、公共交通の環境整備が重要な課題であり、その解決に向けた議論が必要不可欠なものと認識をしております。引き続き、周辺自治体、事業者との連携・協力により、さらなる公共交通の利便性の向上に努めてまいります。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。
教育長(返町和久君)
山田由美議員の御質問にお答えします。登校拒否児童への「ヤシの実」通学に向けての働きかけについてとのお尋ねでございますが、教育支援センター、いわゆる適応指導教室のことを通称名で「ヤシの実」と称しておりますが、この施設では不登校児童・生徒の学校復帰を目的として、授業及び体験学習などの教育支援が行われております。不登校対策につきましては、理由が曖昧なまま3日以上連続して欠席した場合に、学校は教育委員会に状況を報告するとともに、できる限り教員が家庭訪問をし、当該児童・生徒に合った状況確認をし、登校を促す等の取り組みをしております。加えて、教育相談員、スクールカウンセラーによる教育相談を実施するなどして、その状態が長期化しないように取り組んでいるところでございます。さらに、教育支援センター「ヤシの実」に通うことによりまして、深刻化を防ぐことができる場合もございますが、児童・生徒の状況をよく見きわめ、丁寧な教育相談を継続した上で「ヤシの実」につなげていくことが重要であると考えております。いずれにいたしましても、不登校の未然防止、及び早期対応を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
議長(近藤昇一君)
再質問を行います。
6番(山田由美君)
1番の生ごみ処理器の普及促進について、現在の取り組みはよく承知しておりますが、50%を目指すからにはそれではまだ少し弱いのではないかと思っております。そもそもこの「キエーロ」の普及促進自体は、ゼロ・ウェイストの会が主体になって行ってまいりましたし、現在でもお力の大部分は町民グループが発揮しているように思っております。それでですね、せっかく町長が50%を目指すとおっしゃっているのですから、ぜひとも町長に陣頭に立っていただいて、例えば図書館の前とかですね、スーパーの前とか、役場の前で、この「キエーロ」のPRをするときに、町長みずからに立っていただきたいというふうに思っております。あるいはまた、逗子の駅前で、通勤・通学の皆様の前で「キエーロを導入をお願いします」「キエーロを試してみてください」というふうに、町長みずからが呼びかけをなさると一番効果が高いと思いますので、そのような活動をなさるおつもりがないかどうかお尋ねしたいです。
それからもう一つは、2番については努力するというお答えだったと思いますが、主催する予定があるかないかがはっきり私、理解できませんでしたので…あ、これは1問ずつですか。
議長(近藤昇一君)
山田由美議員。一問一答で再質問から行ってますけども、一括で質問しますか。
6番(山田由美君)
すいません。では一つずつで、はい。では1番について、町長に陣頭に立つおつもりがあるかどうかをお尋ねします。
町長(山梨崇仁君)
私は私の考えの中で、普及促進50%達成に向けてのプランを立てていきたいと思っております。しかし、山田由美議員が御指摘のように、ゼロ・ウェイストの会という方々からの御要望がございますれば、対応はしてまいりたいというふうには思います。
6番(山田由美君)
では、町長の活躍を楽しみに見させていただきます。
では2番目について、地域公共交通会議の立ち上げについて、町が主催する予定があるかないかだけ、ワンポイントでお答えください。
政策財政部部長(小山誠君)
今御指摘のですね、主催するかしないかという部分でございますが、そもそも地域交通、公共交通会議、こちらの設置につきましてはですね、国土交通省の運輸局のほうで設置及び運営に関するですね、ガイドラインがございます。それに基づきますと、今、現段階においてですね、町が率先してですね、この会議を設置するというような、今、段階にないというふうに私は思っております。今後、そういった状況が必要となった際にはですね、町独自で設けたほうがいいのか、近隣市とともにですね、対応したほうがいいのか、そこら辺は十分検討する中で対応を図らさせていただきたいというふうに考えております。
6番(山田由美君)
実は私、今、葉山町の中だけで考えておりましたので、ではもしかすると、ほかの市町村と合同で地域公共交通会議を立ち上げるかもしれないわけですね。そうしますと、それはどこのエリアまでということになりますでしょうか。逗子市と一緒でしょうか。それとも横須賀まで広げて考えることになるのでしょうか。今のところの見通しで結構ですので、お答え願います。
政策財政部部長(小山誠君)
ちょっと私の今、答弁でですね、山田議員に誤解を招いてしまったかなというふうにも思える部分がございます。私、今申し上げたのが、葉山町が単独でこの会議を設置することもできます。それは葉山町だけのですね、交通問題、そういった部分に特化した部分であれば、町独自で立ち上げるということも想定できると思います。そうではなく、お隣の逗子さんですとか、横須賀市さんと連携してですね、どうしても対応しなければいけない、そういった諸事情が発生したときには、共同して立ち上げるというようなことも考えられるということで申し上げたところでございまして、今そういう状況にある云々というところでは、ちょっと今のところでは御返答は申し上げられないような状況でございます。
6番(山田由美君)
では、私の理解するところでは、現状ではまだこの会議を立ち上げるほどの必要性はないと認識しておられるのですね。それ葉山町としての公式見解だと思ってよろしいですか。現状ではまだそれほど差し迫って、コミュニティバスの必要性は感じていないということでしょうか。
政策財政部部長(小山誠君)
このコミュニティバスに特化した形でございますと、以前からのですね、いろいろとこの問題については議論を重ねてきているところでございます。ただ、町のほうとしてはですね、公共交通ということで当然、今、京急さんが葉山町内の公共交通を担っていただいております。そういった部分では町としてはですね、京急さんのほうと議論を深めていく中で、利便性を高めていただくような御相談とか、そういった部分で今、対応しているところでございまして、山田議員が申し上げてるコミュニティバス云々ということであると、これまた別の次元だというふうに認識しております。
6番(山田由美君)
すいません。質問ではなく、私の質問は以上で終わらせていただきますが、これでよろしいでしょうか。
議長(近藤昇一君)
それは構いませんけども。これにて6番山田由美議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩いたします。再開は午後1時からといたします。(午前11時31分)
議長(近藤昇一君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)
一般質問を続行いたします。第3番、9番石岡実成議員の一般質問を行います。
9番(石岡実成君)
9番石岡実成でございます。今回の4月に行われました町議会議員選挙におきまして、初当選をさせていただいたばかりでございます。まだまだ右も左もわからない、ふなれな若輩者でございますので、不行き届きの点があるかもしれませんが、何とぞよろしくお願い申し上げます。
今回初めての一般質問となりますが、まずは質問の前に少しだけ皆様にお話をしておきたいことがあります。私は選挙戦で葉山町の営業マンになるんだと、声を大にして訴え続けてまいりましたが、その割には何だか歩き方が変じゃないか、あんなので営業マンが務まるのかと、不安な御意見も頂戴しておりますので、簡単に現状を御説明させていただきますと、昨年末、重度の椎間板ヘルニアで下半身麻痺になりまして、緊急手術を受けました。手術は無事に成功していますし、麻痺も8割方回復しておりますが、一旦腰にメスを入れたことで下半身の筋肉が落ちてしまい、極端に言いますと、生まれたての赤ん坊に近い状態に落ちたということであります。現在もリハビリ中ではございますが、普通にまだまだ歩くことができません。しかしながら、こうしてハードな選挙戦も戦ってまいりましたし、公務に支障が及ぶほどではございません。既にできる限り営業マンとして飛び回ってもおります。医者からは長ければ3年ともおどされたりもしましたが、あと半年もすれば普通に歩けるようになると思います。どうぞ御安心いただき、また、温かい目で御理解いただければと思います。今回のこの試練は神様が与えてくださった大切な機会だと思っています。健康でいられること、普通に歩けて運動できることがどれだけ幸せなことなのか、不自由な体になって初めて気づく、道や階段や施設の危険性など、改めて考えさせられたことがたくさんあります。今後はそんな視点からも自分にできるまちづくりを進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは改めまして、議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして4項目6点について一般質問させていただきます。まず1点目でございますが、葉山町消防の消火活動について、火災時の消火活動に関しての本署と消防団との連携、鎮火判断とその後の状況報告、連絡について質問させていただきます。私は現在葉山町消防第6分団に所属しております。入団したのは忘れもしない、あの未曾有の大震災がありました2011年の4月でございます。葉山に移り住んでちょうど10年目を迎えますが、それまでも何度か実際の火災現場を、やじ馬の一人として見てきましたが、いざというときには分団員ではないと直接現場で働けないということを痛感し、微力ながらもみずから分団員に志願したわけでありますが、入団以来、過去6度の火災現場に出動してきました。その全てが葉山町消防署の迅速かつ統制のとれた精鋭部隊と、担当分団が一丸となって消火活動に当たり、大きな二次災害や延焼などがない状況をつくってこれたということは、日ごろの消防署職員の方々の厳しい訓練やシミュレーションを踏まえた鍛練のたまものだと思っております。まずもって、葉山町の町民を代表する立場から、町の安全を守っていただいている消防署職員の皆様に敬意を表し、感謝申し上げます。
さて、今回私が質問させていただく内容ですが、これは実際の火災現場にいたからこそできる質問と要望であり、しかしながら、決して消防6分団の意向というわけではなく、私、石岡個人的な見解であることをお見知りおきいただきたいと思います。去る5月1日(金曜日)16時ごろ、葉山町長柄の葉桜団地内で火災が発生しました。当時私は議会の会派室にいたのですが、火災発生の出動メールを受け、すぐに現場に急行しました。私が駆けつけたときには周りには多くの住民の方が不安そうに現場を眺めていて、既に全焼が免れないような状況だったと思っています。そんな中でも延焼を防ぎ、二次災害などに至らなかったことはすばらしかったことと思いますが、しかし、問題が発生したのはその日の夜、22時ごろ、再び火災発生の出動メールで現場に駆けつけたのが、またその同じ現場だったという点でございます。鎮火したはずの建物から再び火が見えるということは100%あり得ないという話ではないと思いますが、私がまずお話ししたいことは、さまざまな要因や偶然、予期せぬことが重なったとしても、近隣の住民を不安な気持ちにさせてしまったこと、そして消防署の消火活動に関して不信感を与えてしまったことは否めないわけであり、気持ちのぶつけどころを失った住民の方々からは厳しいお叱りの言葉をいただいたりもしております。まずはこの一連の出来事に関して今後の再発防止策、また、さらなる消防団との連携及び報告について今後の方針をお伺いいたします。
2項目目の安心・安全な道路対策と自転車走行についてでございますが、2点あります。1点目は葉山町内における道路の事故多発エリアの把握及びその対策について。2点目、自転車安全走行のための啓発活動についてお伺いいたします。まず1点目の葉山町内での道路における事故多発エリアの把握とその対策についてですが、これは先月4月22日、一色の主馬寮公園付近で起きた普通自動車と児童のひき逃げ事件が起きたことで、近隣の住民の方から、この道路は日ごろから危険だと言われ続けている道路なので、どうにかならないものかと相談を受けたことから始まった話ですが、危険だと思われるポイントはきっとほかにも存在するはずですし、2点目にもかかわってきますが、自転車事故も含め、町のあちこちで事故現場に遭遇することから、道路は国道・県道・町道とあり、全てを把握、対策することは難しいことと存じてはおりますが、行政として危険地帯を把握することは決してやぶさかではないと思いますし、本来警察の仕事であるのかもしれませんが、そのあたりの連携体制も含めてお伺いいたします。
2項目目の2点目、自転車安全走行についてですが、ことし6月より自転車の交通ルールが改正されました。1点目でも触れました自転車走行の特に危険・注意を要するポイントの把握及び安全走行に関する啓発活動に対する今後の町の取り組みについてお伺いしたいと思っております。
3項目目は空き家対策について。調査後の有効活用・有効利用方法についてお伺いいたします。ことしは町で専門業者に委託して空き家調査を行うと伺っておりますが、空き家と申しましても崩壊のおそれがある危険な空き家、防犯の意味でふさわしくない空き家、まだまだ有効活用できそうな空き家、あるいは残しておきたい別荘としての空き家など、さまざまだと思います。当然調査をする場合はそれらのカテゴリー分けをするとは思っていますが、調査後の有効活用方法についてお伺いしたいと思います。
続きまして、4項目目の1点目、ごみ収集スケジュールの妥当性の調査についてお伺いいたします。昨年6月より全町での可燃ごみ、プラスチックごみの戸別収集、資源ごみのステーション収集が始まったわけでありますが、開始当初は収集作業に予想以上の時間がかかってしまったり、夜まで資源ごみがあった通りなども見受けられましたが、わずか1年足らずの間にこのシステムが定着したことは町として誇れる部分だと思います。また、戸別収集にかじを切った町長の決断もすばらしかったと思います。特に車が入り切らない道幅が狭いエリアを汗だくになって走り回っておられる職員の皆様の姿を拝見し、仕事とはいえ、本当に頭が下がる思いですし、この場をお借りしまして日々の御尽力に心から敬意を表したいと思います。さて、そんな中ではございますが、現行のごみの回収スケジュールの現状について、その妥当性、今後の調査予定などの有無についてお伺いいたします。
最後に4項目目の2点目、海の家のごみ問題についてお伺いいたします。毎年この時期になりますと必ず上がってくる海の家周辺でのごみ問題を町としてどのように対応する予定か、また、これまでの新たな取り組みがあれば、その実績なども含めて教えていただきたいと思います。
以上、4項目6点について私の1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いします。
議長(近藤昇一君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
石岡実成議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1点目、消防消火活動について。火災時の消火活動に関しての本署と消防団との連携、鎮火判断とその後の状況報告、連絡についてのお尋ねでございますが、災害現場では現状指揮本部を設置し、消防団長を初め、他市からの応援隊や警察等、関係機関と組織的に活動をしております。さらに、消防団とはLAN無線を使用し、活動統制を図り、緊密な連携をとっております。鎮火の判断につきましては目視及び素手による触手のほか、非接触型温度計を活用し、判断しております。その後の状況報告、連絡につきましては消防長より消防団長へ情報の提供を行っております。今後も町民の安心・安全をより確実なものとするため、消防力の向上を目指し、日々研さんをしてまいります。
次に2点目、葉山町内の事故多発エリアの把握及びその対策について、安心・安全な道路対策と自転車走行についてに移ります。葉山管内の交通事故発生状況は、葉山警察署交通課より、随時事故発生状況を確認しながら把握をしております。また、多発するエリアとしては大道交差点付近が比較的多いとのことから、車両と歩行者が交錯することがなくなる歩車分離式信号機を採用し、事故防止対策を行っているとのことであります。町としても警察、交通安全協会、町内会、PTA等と連携し、交通安全キャンペーンなどで年間を通じて交通安全、事故防止対策の啓発活動を実施しており、今後も継続をしてまいります。
2点目、自転車安全走行のための啓発活動についてのお尋ねですが、改正道路交通法の施行により、本年6月1日から交通の危険を生じさせる違反を繰り返す自転車の運転者には講習が義務づけられ、受講しない者には罰金刑が適用されることとなりました。このことにつきましては交通事故防止のキャンペーンや、神奈川県警察のホームページのほか、町のホームページ等でも啓発を行っておりますが、今後も自転車走行時の安全運転を葉山警察署等と連携しながら啓発し、交通事故のない安全なまちづくりを進めていきたいと考えております。
3点目、空き家対策について。空き家対策について調査後の有効利用方法についてのお尋ねですが、空き家調査により今年度中に明らかとなる空き家の実態を踏まえ、本年5月26日に全面施行された空き家等対策の推進に関する特別措置法に規定する空き家の跡地の有効活用などの取り組みを計画的に進めてまいります。
4点目、ごみ問題について。ごみの収集スケジュールの妥当性の調査についてとのお尋ねですが、昨年6月より町民の皆様を初め、多くの方々の御協力により、戸別収集をスタートすることができました。全町での戸別収集の導入に先立ち、平成22年度から一色台、牛ヶ谷戸の2地区をモデル地区として、試行的にごみ収集頻度の確認を実施しました。また、平成25年度には向原、元町、森戸地区など、先行地区において人員、車両、時間などの収集体制を検証した結果、現在の収集スケジュールとなっております。なお、町民の方からの多くの御要望を踏まえ、草木類の収集を毎月2回から、ことしのこの5月より、毎週水曜日の週1回へ収集日をふやしたところでございます。
2点目、海の家のごみ問題についてとのお尋ねですが、海の家の利用に伴い発生したごみについては、海の家が回収し、事業系ごみとして処分をしております。海の家を利用しない海水浴場利用者のごみについては、持ち帰り運動として御自宅まで持ち帰るよう働きかけておりますが、海水浴場の背後の住宅地に不法投棄されているごみもあることから、昨年より海水浴場組合の協力を得て、一部の海の家でごみの有償回収を始めました。今年度は有償回収できる海の家をふやせるよう、海水浴場組合と調整を図っているところでございます。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(近藤昇一君)
再質問を行います。
9番(石岡実成君)
では、随時一つ一つ質問をさせていただきます。
まず、消防の消火活動についてということで、この質問に関しては私自身が当初現場にいたということもあり、質問をさせていただいた次第ではございます。その中でですね、1点、ほかの町には再燃防止、再燃火災防止基準というものが基準に定められているところもありまして、その辺のですね、葉山町の今後についてどのようにお考えになっているかというあたりを少しお尋ねしたいとは思っておりますが、いかがでしょうか。
消防長(高梨勝君)
この御質問をいただいたときにちょっと9番議員さんからヒントをいただきまして、その後すぐ幹部とですね、話しまして、次の火災までに間に合わせなきゃいけないということで、早急に対処しようということで、県内及び全国のいい自治体のものを参考にですね、実はきのうですね、制定させていただきました。確実に行わねばいけないということになりまして、この間の桜山の問題はこれの中の協力依頼書の中で通知がちゃんとされてなかったという反省点も踏まえてましたので、早急な作成ということできのう作成させていただきました。いろいろありがとうございました。
9番(石岡実成君)
びっくりしました。ありがとうございました。このですね、私もまだ消防団入って3年ですので、逆に言えば諸先輩方のさまざまな意見を聞く前にですね、こういった質問に乗り切らせてしまった手前もあり、非常に心苦しい点もありますけども、あくまでも町民の皆様の安心・安全な対策ということで、今回このように迅速に再燃防止基準を策定いただいたということは非常にありがたいことですし、感謝いたします。今までこのたった3年かもしれませんけども、消防活動に参加してまいりまして、私が一番感じるのは、消防署の方とそれから実際に分団員の方を一般の方々がなかなか区別つかれていない状況にあるかと思います。そのために厳しい意見も同じようにですね、我々受けざるを得ないというか、当然そのときに説明をする義務もありますし、不安にかられた方々を安心させるということも踏まえて、今後も連絡を密にとっていただきながら、町を守っていければなということを思っておりますので、ぜひその辺の御協力もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
それでは2点目のほうにさせていただきます。安全・安心な道路対策ということで、実は私もですね、葉山町警察署のほうに足を運びまして、何点か町の気になるようなポイントを実際に警察署の方からも聞いております。その中で、まず先ほど私のほうの質問のほうからも出させていただきました主馬寮公園のこの事故の件で、まだ犯人は、ひき逃げの犯人がまだ捕まっていないそうではございますが、幼児の状態に関しては一応個人情報もあるということで、詳しくはまだ聞けてはおりません。ただ、命にかかわることではないということだけは伺ってはおります。ここの辺は私も実際に現場に足を運びまして、何度かクレームというか、御意見いただいた方々と一緒に現場を検証はさせていただいておりますが、やはり警察署の方も何かしらの対策は必要であろうということで、町の道路河川課さんとももうお話は何度かされてあるということを伺っておりますが、その辺の状況はいかがでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
確かにお話しいただいてございまして、担当課長のほうが交通課のほうといろいろ話はしている現状はございますけれども、現状といたしましてはですね、横断歩道の設置などは極めて難しいという答えであります。
9番(石岡実成君)
私の認識では、警察署の方も対策は必要であるというような認識はされているようです。ここに関しては、町ができることと警察署がやらなきゃいけないことと区別されているはずです。ですので、標識だったり、ガードレール、横断歩道に関しては警察署がやる。しかし、ハンプなどは町でもできることがあると思います。ハンプに関しては道路がとてもその振動があるということで、余り住民の方からも好まれないかもしれないということでありますけれども、最近で言うと立体的に見せる、3Dに見えるようなハンプもございますので、その辺の対応も考えていただければなというところを正直思いますけれども、どうでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
それも含めまして、警察のほうとお話ししているというふうに私は聞いていますので、何らかの対応ができればとは思いますけども、ここでやるやらないということは非常に難しいので、御勘弁いただきたい。
9番(石岡実成君)
わかりました。ありがとうございます。それでは、今すぐお答えできないということではあるとは思いますが、あそこは結構スクールゾーンにもなっておりまして、小さいお子さんがたくさん行き交います。主馬寮公園でもたくさんのお子様が普通に遊んでおられる場所ですので、できれば迅速な対応をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、そのほかにですね、たまたま警察署のほうから、まだ葉山町さんのほうには言ってませんがということで一つ言われたのが、一色公園に通じる道路でも非常に、あそこはもう車がなかなか行き交えないということで、たくさんのクレームをいただいておるということで、町には今後言いますということで、たまたま私がお伺いしたときは減速するようにというふうな看板をつくる…警察署のほうでつくっておられたところがありますけども、できれば町のほうにもしっかりとその辺の対策を一緒に考えていってほしいというようなお話がありましたので、これは質問ではなく、そういったオーダーもたまたま聞いてまいりましたので、一色公園の、あの公園まで通じる道路ですか、その辺は今後町のほうでも対応を考えていただきたいということを一つつけ加えておきます。
それでは続きまして、2項目目の2点目、自転車の件です。これはですね、また安全な走行のためということで、先ほど町長のほうからもお話をいただきましたが、まず1点、早速6月1日からルールが改正になりまして、町のホームページのほうにも歩道でも自転車が乗れるエリアをマッピングして、PDFでもダウンロードできるようにはしていただいていると思うんですが、たまたまですね、私がそれをすぐ見た限りでいいますと、非常に地図が見づらい。正直見づらいという点がありまして、たまたま私がその広告の仕事もしている手前、別な地図を用いてわかりやすくしたものをつくって、それで政策さん、政策課さんのほうにそれをお持ちして、これを使ってもらえないかというようなお話で一回お願いにまいりました。ただ、そこには私のほうもちょっと落ち度がありまして、ヤフーですとかグーグルのマップを少しいじってですね、それを町としてオフィシャル的なことで使うことは著作権の問題があってできないということでありましたので、私のほうで政策課さんのほうには、この議会が終わって少し落ち着いたころにわかりやすい地図をつくってお渡しするので、それを利用してほしいという旨は伝えてあります。ただ、ここで1点申し上げたいのは、つくればいいというものではないというのが私の考え方でございまして、どうせ見せるんであればわかりやすいもの、それからそれをどうやって宣伝をしてみんなにそれを伝えていくかということが一番大事なことであって、つくって満足している部分では絶対いけないというのが私の考えでありますけれども、その辺どのようにお考えかお伺いしたいと思います。
政策財政部部長(小山誠君)
今、議員のほうから御提案いただいた部分については、今後ですね、よく精査する中で当然対応していかなければいけないというふうに理解しております。当然ホームページのみならず、例えば小学校での交通安全教室ですとか、さまざまなイベントの際にですね、そういった部分の周知を図るというような機会は多々あろうかと思います。そういった場面を捉えてですね、啓発に努めていければなというふうに思っております。
9番(石岡実成君)
ありがとうございます。たまたまこれも警察署さんのほうから言われておりまして、待っていますということでした。いろんな、自転車に対しての安全走行の講習をする予定は幾らでもあるので、ぜひお声がけをしていただきたいということもあります。再度その辺をお願いしたいのがですね、自転車の問題というのはなかなか今、どんどんありまして、私の中ではドライバーでもあり、自分でも自転車を運転しますので、いろんな目線でその危険性を感じます。その中で国道に関してはなかなか自転車がきっちり走れない通りのことを町が全てやれるということは思っておりません。しかしながら、町としてできることを模索することと、県に対して、国に対してそれをお願いしていくことも同時に必要なことだと思いますし、あとは一番危ないなと思うのは、自転車を乗る人だけがそれを把握していればいいということではなくてですね、当然、何で右側なのに前から歩道を乗って自転車来るんだろうと思うと、きっと歩いている人はわざとよけないというような話もよく聞きます。それは自転車側からしてみれば、あ、ここは通ってもいいゾーンだから通って当たり前だと思っていますし、どこかで人間同士の譲り合いがないときっとその事故というのは多分防げないということもありますので、町としてまずできることで言えば啓発活動といいますので、どんどんどんどんこのPRをしていって、安全な自転車走行を維持していくための活動をぜひしていっていただきたいということをお願いしたいなと思います。特に小さいお子様なんか、歩道と普通の車道を行ったり来たりする場所、当然ポジションがあると思うんですけど、ちょっとした段差を斜めに入ったことで、そこで何か転んじゃうみたいなことのケースをよく見ます。きのうもたまたま私が葉山小学校のあたりで、ちょうどその転んだお子さんがいらっしゃってという現場を目の当たりにしていますので、そういったところも、入り方だと思うんですけれども、大人としてのアドバイスですとか、そういったことも今後一緒にやっていっていただければ非常にありがたいなと思います。
続きまして、3点目の質問のほうにさせていただきます。空き家対策につきまして、先ほど町長のほうから今年度は専門家を呼んで空き家対策をカテゴリー別に分けて対策のほうも練っていきますということでお話をいただいておりますが、葉山町も2020年のオリンピックに向けて、かなりですね、いろんな方が往来するような予測もされますし、私の周りにはですね、既に、もう町の方も、町長も含めて御存じだと思いますけれども、空き家をうまく再利用したかざはやファクトリーというシェアオフィスをしている友人もおります。また、寺子屋、国のてらこやラボというところで子供図書館をですね、空き家で私設私立図書館ということで、子供の図書館を始めて頑張っている友人もおります。私としてはぜひそういった民間での動きを進めながらも、最終的にはですね、その空き家をやはり、周りの不動産に聞いてもわからないという空き家がたくさんあるらしいんですね。それをどこまで町として普通の我々に開示してくださることが非常に難しいかとは思います。しかしながら、何とかしてですね、この空き家を有効利用するためには特別、例えば国家戦略特区を利用してですね、条例を、旅館業法に携わるような新しい基準を、条例を設けてそういった空き家を人が入れるようなものにするとか、そういった展開が今後必要になるのかなというあたりを非常に強く思ったりしておりますし、周りからもそのような要望をよく伺うんですけども、その辺の対策についてどのようにお考えでしょうか。
政策財政部部長(小山誠君)
この空き家対策につきましては先ほどちょっと第1答弁でさせていただいたように、今年度中にですね、基礎調査という部分を業者のほうにですね、委託をしまして、対応を図らさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。先ほど1回目の御質問の中で石岡議員もおっしゃっておられましたが、空き家といってもですね、幅広くございまして、当然災害時に倒壊するおそれがあるですとか、別荘として使われている空き家もあったり、はたまた親御さんからですね、相続を受けて今、空き家の状態というようなことの空き家、いろいろな部分での空き家という部分が想定できるというふうに私も理解しているところでございます。そういった部分がですね、土地・家屋の所有者の方々がこの実態調査をする中でですね、どこにどういった空き家があるというものを調査した結果としてですね、町のほうで情報管理をする中で、それぞれの所有者の方々にどのようなお考えなのか、そういった部分を調査意向ですね、実態調査をする…アンケート調査とか、そういったものをする中でですね、今後の利活用、そういった部分を精査していきたいなというふうに思っておるところでございます。
9番(石岡実成君)
この空き家対策についてですが、多分ことし空き家対策特別措置法というのが多分新しく制定されまして、一般の人たちは何か税が、税金が上がるから何か早く何とかしなきゃいけないんでしょうというようなこともよく言われますけれども、実際問題として、これは先ほどおっしゃられたとおり、倒壊に、危険がよくあるようなところじゃないと適用されないような、実際問題としてはあるというような形なんですけど、認識的にはそういう形で、葉山町同じでしょうか。
政策財政部部長(小山誠君)
おっしゃるとおりでございます。
9番(石岡実成君)
多分、なかなかこの法律ができたからといって、強硬手段ができるとは私のほうも考えておりませんので、できればですね、そういったところじゃなく、ちょっと触れましたけども、国家戦略の特区みたいなことで、神奈川県が認められているエリアであるはずですので、その辺をうまく利用してですね、空き家対策について、私のほうも民間のほうからですね、ちょっと底上げをしたいというふうに十分思っておりますけども、最終的には町と一緒になってやっていかないとこれはなかなか対応できない問題だと思っておりますので、ぜひ足並みをそろえていただければなというところをお願いしたいと思います。
続きまして、4点目まいります。ごみスケジュールの妥当性についてということで、先ほど町長のほうからも草木、毎月2回から毎週水曜日のほうに変更になったということをお伺いしております。私のほうからですね、よく、近隣の方々からプラスチックごみ、それから瓶など、もうちょっと曜日ふやせないのかなというあたりの、これは単純な要望をいただいておりまして、葉山はですね、持ち家率が非常に高いので、土地が広い方ですとか、保管できる場所がたくさんある方であれば大した問題ではないのかもしれないんですけども、たまたま小さいというか、余り大きいじゃない集合住宅に住まれている方なんかにとってみるとですね、なかなか瓶など、プラスチックがたまって、非常にこう処理に困ってしまうというようなお話も伺っております。そういった面で、それをすぐ実行してほしいというよりは、今後そういったものに向けての改善をするようなアンケート調査なり、そういった対策をどのように今後していくのかというあたりをお伺いできればと思いますが、いかがでしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
お尋ねいただいております収集日をふやす件についてはですね、先ほど町長の答弁にもございましたとおり、まずは試験的に試行で始めたところから収集日程を決めて、これについてはですね、今できる、なるべくできる、可能な限りということで設定をしております。あと今お尋ねいただいたそのプラスチックごみ、ペットボトルですとかそういうものについては、やはり一番、第一義的に考えなければいけないのは可燃ごみ。やはり御家庭内にあると当然においも出ますし、なるべくだったら早めにその収集をしてほしいという、その可燃ごみのほうを主眼として今その収集日を設定しております。例えばペットボトルごみについては、においもそんなに発生しないということもございますけれども、かなりかさばるような状況もございます。ただ、今後についてはですね、その収集日をふやしてほしいという要望も確かにございましたけれども、やはり限られた人員の中でですね、今、班編成というのを組んでおりますので、1年、検証結果もほぼ出ておりますので、今後またその状況を注視しながら、必要に応じてそういうものも変更するべきところは変更する必要もあるというふうには考えております。
9番(石岡実成君)
今の御答弁ですと、今後…全体的としてのアンケート調査なりみたいなことはする予定がないような形で考えていいでしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
現時点で具体にアンケート調査というものはですね、いつの時期にということでは考えておりません。ただ、御要望いただくものについて、例えばですね、例えば仮に資源ステーションとかの設置などにつきましては、ふやすような取り組みも行ったところもございます。それについては世帯数がですね、ここ最近ふえているとか、ごみの量が著しく多い、そういうものについては実情に応じて、町内会さんとの話し合いの上、増設をしているところもございます。また逆に、不法投棄が目立つような部分については、またあわせて利用者などが少ない方については、当初のその町内会さん、自治会さんからのお考えにより設置したところもですね、そういう部分も撤去しているような例もございます。ですから、ある程度人の動き、それから人口は残念ながらここ最近少しずつ減っているような状況もございますけれども、逆に世帯数としてはふえている、核家族化が進んでいるのかなというところもございますので、そういう状況を注視しながら検討していく必要はあるかなというふうに考えております。
9番(石岡実成君)
ありがとうございました。それでは最後の質問になります。海の家のごみ問題ということについてですが、やっぱりですね、毎年この海の家のごみ問題というのは近隣の方々からも非常に多くの要望をいただいておりまして、私もですね、行政に頼るだけではなくて、民間ベースで何かいいアイデアがないかということをずっと模索はしてきております。しかしながら、まずこれといったまだ案ができない状況もありまして、今後はですね、私のほうでパトロール隊みたいなもの、民間ベースでちょっと結成してですね、やっていきたいなという思いはあるんですけども、先ほどちょこっとお伺いしました、一部有料化したということをですね、私も少しは聞きかじってはいるんですけども、その辺のこう実績というかを、もうちょっとだけ詳しく教えて…どういうふうにやっているのかというのを教えていただきたいのと、その部分を今後どのようにこう膨らませていこうというところの、予定なり計画あたりを少し具体的に教えていただければありがたいんですが、よろしくお願いします。
都市経済部部長(吉田仁君)
有料回収につきましてはですね、昨年から一部の海の家で有料回収を行ってございまして、なおかつそのライフセーバーの定期放送の中で告知、また海の家、また京急バス営業所のですね、協力をいただいて、バス、バスベイやバスの中にポスターの掲示などを行った実績がございます。今年度につきましてはその有償回収できる海の家の数を何とかふやしていこうということで、今その海岸組合とも相談している最中でございまして、啓発活動についても今年度と同様に行っていくという予定であります。
9番(石岡実成君)
すいません、細かい話かもしれませんが、差し支えなければその一部のエリアを教えていただいてもよろしいでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
今、その件数はちょっと出していますけれども、来年度についてはですね、今行っていない長者ヶ崎と大浜海水浴場の組合にお願いしていこうというふうに考えているところでございますので、その細かい資料については後ほどですね、議員のほうにお渡しするということでいかがでしょうか。
9番(石岡実成君)
エリアの把握がされてないということですか。実績としてどのエリアで…エリアというか、海岸でやられたかというのをお伺いしたかったんですけども。
都市経済部部長(吉田仁君)
エリアで申し上げればですね、森戸海岸と一色海岸でございます。
9番(石岡実成君)
これで実際に行ったことでのメリットというか、何でしょうか、この、やってよかったなというあたりを、すいません、もうちょっと詳しく教えていただければありがたいんですけど。
都市経済部部長(吉田仁君)
そもそもがですね、ごみを持ち帰ろうというのを啓発活動、相当町は努力してやっていると私は思ってございまして、効果としましてはですね、一色の一部でごみが減ったねという声は担当課のほうに上がっているところです。
9番(石岡実成君)
私も常々ですね、友人なんかがこっちの葉山のほうに遊びに来られまして、来てもらって、バーベキューなんかやろうよと言うとね、私自身は家の庭なんかでやると非常に準備も楽なんですけども、やはり葉山に来られる方というのはどうしても海でやりたいって言うんですね。なので、きっと、もちろん葉山に住んでいる方たちも含めて、やはり海に行ってバーベキューやるとか、海に行って何か楽しみを、夏のバケーションを楽しむんだという流れというのはどうしても避けて通れないと思いますし、そういった中では、私が先ほど民間ベースというか、仲間内でそういったパトロール活動やりたいというのは、なるべく葉山の人間がセッティングをしたバーベキューであったり、そういった小イベントに関しては何かしらの、我々はごみを自分たちで持ち帰るんだというような、フラッグか何かをつくって、それをわざとらしくもですね、ちょっとこのテントの周りなんかに立ててですね、あ、あの人たちは何かそういった意識を持って遊んでいるんだなというところを、他県というか、ほかの町外から来られた方たちに見てもらいたいというような、そういったそのスタイルを我々自身が見せることで何か変わるかもしれないというふうな思いがありまして、ぜひそういったことをちょっとやっていきたいなと思っております。その一方で、有料化、有償することで、どうしても持って帰ることが困難であったり、それこそバスか何かに大きなごみを、臭いごみをちょっと持って乗られてもなかなか無理だよと、実際問題あると思いますので、その辺を含めてぜひですね、そういったところのエリア拡大といいますか、膨らましをちょっとお願いできればなというふうな思いで見ております。
また、多分葉山というと、あえてお名前は言いませんけど、有名な海の家があって、ある海の家ではその前に人がよく集まって、海の家の中ではちゃんとそのごみがうまくいっているんだけども、そこに来る目的の人たちが結構夜遅くまでいて、ごみをそのまま置いて帰るというようなことで、もう少し海の家の運営者、経営者の方々にもごみに対しての意識をしっかりと持っていただきたいということを、町のほうからももう少し強く要望していただきたいというようなお話をいただいております。これは何度もですね、町のほうからも組合を通してきちんとやってくださいというようなお話はされているということも重々聞いてはおりますけども、しつこいようですが、ことしもまたしつこいぐらいきちんとごみ問題に関しては、海の家の方々にも認識してもらえるような調整をお願いしていただければと思いますが、いかがでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
承知いたしました。
9番(石岡実成君)
ありがとうございました。以上で、若干時間が早いですけども、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
議長(近藤昇一君)
これにて9番石岡実成議員の一般質問を終わります。
第4番、8番畑中由喜子議員の一般質問を行います。質問者席にお着き願います。
8番(畑中由喜子君)
8番畑中由喜子でございます。本日は通告に従いまして4項目6点にわたり一般質問をさせていただきます。
まず1項目目、ペットとの共生を目指すという観点から、人とペットが幸せに暮らすための方策について伺います。私たち人間が犬や猫と暮らすようになってから長い歴史があります。犬や猫などペットは私たちの生活に潤いや幸福感をもたらしてくれる大切なパートナー的存在となっております。私は平成25年6月議会で災害時のペット対策について質問に取り上げ、11月に実施された町の総合防災訓練ではペット同伴避難者対応訓練が行われました。我が家では家族とともに犬も避難訓練に参加いたしました。非常に大切な取り組みと感じました。ペットは家族の一員と考える人もいる一方で、適切な飼い方がされていない現実もあります。人とペットが幸せに暮らす町を理想として、どのような方策があるか、お考えを伺います。
2項目目はふるさと納税について伺います。葉山町でもふるさと納税について制度的な導入のお考えがあるか伺っていきたいと思います。ふるさと納税は応援したい県や町など自治体に寄附をすると、2,000円の自己負担を除いて所得税や住民税から寄附金控除が受けられる仕組みです。このたびの税制改正によって寄附の上限が約2倍に拡大されました。当町ではふるさと納税に対して町の特産品などを送る制度は導入しておりませんが、少しでも葉山町に注目してもらえ、かつ寄附をいただけるのであれば、いわば一石二鳥というものですから、そのような制度の導入も考えてよいのではないかと思います。町長のお考えを伺っていきます。
3項目目、海水浴場開設に伴う諸問題について。まず1点目に、安心・快適な海水浴場の対策について伺います。毎年のように私は夏の季節に向かって海水浴場の問題を取り上げてまいりました。風紀の問題、騒音の問題、夜間営業の問題、ごみの問題等々、長年にわたって近隣住民は悩まされてきました。そこにきてさらに藤沢東海岸に端を発した大音量のダンス音楽を流すライブハウスや、飲酒、入れ墨を露出させた迷惑行為の横行、藤沢市が規制を厳しくしたところ、迷惑行為の人々は次々と別の海水浴場に移ってきて、ついに一昨年、お隣の逗子市では殺人事件にまで発展してしまいました。そのため、逗子市長は昨年の夏、音楽や砂浜での飲酒を禁じ、営業時間を午後6時半までとする日本一厳しい規制に踏み切りました。そのかいがあって、来場者数は減ったものの、逗子海水浴場はファミリービーチとして再生することができ、今夏は営業時間の延長など、試行されるとのことです。葉山町では昨夏も入れ墨、タトゥーを施した若者などがバスの中や町なかで見受けられるようになり、住民の中には不安を訴える声が上がりました。町は住民を守る立場から安心・快適な海水浴場の対策についてどのように取り組まれるか伺います。
次に、海水浴場開設に伴う諸問題の2点目として、海水浴客のマナー向上について伺います。夏の季節はとかく開放的な気分ではしゃいでしまいがちでしょうが、そこに暮らしている住民にとっては甚だ迷惑な話でもあります。大声での会話や、浜辺でのバーベキューの煙とにおい、最後には食べ残しの肉や野菜に、プラスチックトレーや缶までまじったごみ袋を資源ステーションの箱に投棄していくなど、マナーの悪い人たちがいます。一部の人たちとはいえ、その都度ごみ袋を家に持ち帰り、分別して自分の家のごみとして戸別収集に出すなど、かなりな負担となります。海水浴客のマナー問題について解決に向けた町の取り組みを伺います。
最後に4項目目に教育改革の取り組みについて。まず1点目に、平成27年度の教育改革の取り組みについて伺います。教育改革の取り組みについては昨年来、複数の同僚議員が質問され、その都度教育長からは丁寧な御答弁がありました。それによりますと、26年度で終了した県のかながわ学びづくり研究推進地域委託事業の成果を踏まえ、27年度からは町単独事業として研究推進事業に取り組まれるとのこと。さらなる成果が期待されます。繰り返しになるかもしれませんが、27年度の取り組みをお聞かせください。
教育改革の2点目として、学校施設での学童保育について。この点についてはかねてより質問に取り上げ続けている課題です。これまでも多くの子供たちが自宅とは反対方向にある児童館へ、あるいは学校から山を下ってまた上る、また交通量の多い道路を渡って児童館へ行くという状況があります。また、児童館は元来地域の子供たちが遊ぶことを主体として時間を過ごす場です。そうした場所で学童保育を行うことは無理が生じていると思っております。学校施設での学童保育、望まれておりますけれども、この点について教育長のお考えを伺いたいと思います。
以上で私の1回目の質問を終わります。どうぞ御答弁、よろしくお願いいたします。
議長(近藤昇一君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
畑中由喜子議員の御質問に所管する箇所について答弁させていただきます。
1点目、ペットとの共生について。人とペットが幸せに暮らすための方策についてのお尋ねですが、ペットの飼養や触れ合いは人の健康と豊かな生活の向上に寄与するものと認識しております。しかし、マナーを守らない一部の飼い主のため、不快な思いをされる町民もいらっしゃることも事実です。そこで、中学生を対象とした、ペットを飼う人のマナー向上ポスターコンクールを実施いたしました。応募のあった7点を啓発用ポスターにして希望者に配布し、町内に掲示をしております。また、「広報はやま」へマナー向上を呼びかける記事を掲載するなど、鎌倉保健福祉事務所との連携を図りながら、今後も啓発に努めてまいります。
2点目、ふるさと納税についての導入の考えを伺うとのお尋ねですが、ふるさと納税は都道府県、市区町村に対して、例えば自分の生まれ故郷や応援したい自治体に寄附をした方が翌年の確定申告等に基づき、寄附金から2,000円を超える部分について所得税、住民税の控除が受けられるものです。実績は平成20年度から平成26年度まで、合計10件の一般寄附がございました。現在町として今後のふるさと納税に対する対応について、関係部署と制度等を検討を行っているところでございます。
3点目、海水浴場開設に伴う諸問題について。安全・快適な海水浴場の対策について、海水浴客のマナー向上についてとのお尋ねですが、昨年はマナーアップ活動として、海水浴場利用者に対して、入れ墨、タトゥーの露出禁止、飲み過ぎ注意等の啓発活動、水上バイクについて徐行エリア、係留禁止エリアの厳守を呼びかけてきました。これらに関しては看板やチラシによる周知や警備会社に委託するマナーアップ推進員による声かけを実施いたしました。本年もこれらの取り組みについては引き続き行ってまいります。また、神奈川県と連携し、家族連れなどの利用者に対し、安心して快適に過ごしてもらえるよう、一色海岸の一部にファミリーエリアを設置する予定でございます。
4点目、教育改革の取り組みについて。2項目目に移ります。学校施設での学童保育についてのお尋ねですが、町では保護者が就労等により、昼間家庭にいない小学校3年生までの児童に対し、授業の終了後に3児童館と青少年会館において適切な遊び、及び生活の場を与え、その健全な育成を図っておりますが、実施場所においては子供の安全の観点から、学校敷地内、または隣地での要望が多く、葉山町子ども・子育て会議の答申も踏まえ、本年度は一色小学校での開設に向けて準備を進めております。今後につきましては本年度にモデル事業として開設する一色小学校の状況を教育委員会や小学校と検証し、判断してまいりたいと考えております。
以上で、所管する1回目の答弁を終わります。
教育長(返町和久君)
畑中由喜子議員の御質問にお答えします。教育改革の取り組みについての1点目、平成27年度の教育改革の取り組みについてとのお尋ねでございますが、平成25年度から平成26年度にかけて、かながわ学びづくり研究推進地域委託事業による研究体制のもと、確かな学力の向上に向けた取り組みを行ってまいりました。平成27年度からは今までの研究成果を踏まえ、新たに町単独で葉山町学びづくり研究推進事業を実施することとし、確かな学力の向上に加え、小・中学校9年間を見通した教育、いわゆる小・中接続一貫教育を目指す取り組みの研究を推進してまいりたいと考えております。そのため、この5月には町立小・中学校の管理職や教員、町教育委員会指導主事を構成員とする葉山町学びづくり推進協議会を設置し、6校全体での共通理解を目指した授業研究体制の構築に着手したところでございます。以上でございます。
議長(近藤昇一君)
再質問を行います。
8番(畑中由喜子君)
御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問をさせていただきたいと思います。
まず1項目目のペットとの共生についてのことでございますけれども、我が国におきましてはペットの置かれている現状というのは、ドイツやイギリスのような動物愛護の先進国からしますと大変おくれているという面がございまして、その点から、それらの先進国からは日本は文化的意図は見られないという悲しい一面がございます。そうした中ではあるんですけれども、うれしいニュースもございました。先般、ニュースに出たんですけれども、神奈川県の動物愛護センターでは昨年度猫の殺処分がゼロになったと。ゼロを達成したということ。それで犬のほうはその前年、2年間ですね、既にゼロを達成しているということで、それはもう大変うれしいことなんですけれども、その陰には本当に多くのボランティアの方たちの、もう不断の努力。里親探し、もう本当に私もやりますけれども、大変なことです。一部には御自分たちで引き取って飼ってらっしゃるということもあり、そういう努力の結果がそこに殺処分ゼロということを達成しているにすぎないと言っては言い過ぎかもしれませんけれども、今後はですね、殺処分ゼロだけではなくて、収容される、つまりもう要らないとか、捨てていかれたとかという犬や猫の数を、そちらをゼロにしていく、ゼロに近づけていくという活動が必要になってくるんだと思うんです。葉山町としてはですね、そういう努力に向けてどのような取り組みが考えられるでしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
ペットは最後まで愛情を持って育てるというのが前提だと思います。あと、例えば葉山の町内にですね、動物愛護をお考えとする方々とのその連携ですとか、そういうものも重要になってくると思われますけれども、今、畑中議員がおっしゃったとおり、犬についても猫についても県内で殺処分ゼロだったと。葉山町におきましても、これ25年度の実績でございますけれども、捕獲・保護した犬が3頭、飼い主に返還された犬が2頭、譲渡されたと思われる犬が1頭ということで、葉山町においても当然ながら県内に属しておりますので、そういう殺処分には至らなかったということでございます。
不要になったから処分したいというような話というのは余り私どもは耳にしない話でございますし、特に葉山の方、愛犬家もたくさんいらっしゃってですね、たくさんの愛犬と一緒に散歩される方もよくよく見かけるような状況もございますので、やはりペットとの共生ということで、失礼ながら、失礼な言い方になるかもしれませんが、やはり飼い主のマナーの向上というのも一つ大きな要因であると思います。私どものほうとしましても、神奈川、鎌倉の保健福祉事務所などと連携しながら、例えばペットのマナーについての記事をですね、「広報はやま」5月号に掲載したりとか、チェック表みたいな形で掲載をさせていただいておりますけれども、そういうことで、最後までそのペットと共生した幸せな生活を送っていただけるためにどういうふうにいろいろなことを捉えられていますかというふうな、問いかけも含めた形の掲載というふうにさせていただいております。今後も町としていろんな場面でその啓発活動ですとか、先ほど町長の答弁にございましたとおり、マナー啓発のポスターのコンクールをやったりとかですね、小さいうちからペットと共生することの必要性ですとか、大切なことというのを教育の中でも取り込めていけるような取り組みをしていくべきだなというふうには考えております。
8番(畑中由喜子君)
動物との触れ合いというのは、今、部長おっしゃいましたように、本当に小さいときからの習慣づけというのが非常に大切かなというふうに思います。今、今どきのことで、アレルギーを発症してしまう、不幸にしてね、お子さんもいらっしゃるんですけれども、それにも負けずに動物との触れ合いというのはやっていくうちになれてきて、アレルギーも克服できるという事例も出ておりますし、本当にただただ敬遠するということではなくてね、たとえそういう状況があっても触れ合いというのは非常に重要だというふうに思っています。ですから、学校においてもですね、ちょっと急に教育委員会のほうに振っちゃって申しわけないんですけれども、そういう動物との触れ合いの場というのを、小学生のどこかで教育の一…何ていうんでしょう、場面として取り入れていただくということも非常に大事なことかなというふうに思うんですけれども、そのようなことというのは、どこかで聞いたこともあるんですが、取り組まれたことは今までおありでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
私が知る限りでは具体にそういう話を聞いたことないんですけれども、そういう取り組みをするのであれば学校の教育課程の中で当然やることになろうかと思います。総合学習の中かどうかは、それは現場のほうで決めていくことになろうかと思いますので。校長会議等々でそういったお話があるということを教育委員会のほうから投げかけることは十分可能であると、そういうふうには思います。
8番(畑中由喜子君)
ペットの効能といったらちょっとおかしいかもしれないんですけれども、例えば高齢者の施設、アルツハイマーの方とかのところにも犬とか猫とか、いわゆるセラピー犬、セラピー猫というのかな、連れて行くと、本当に今まで笑わなかった方たちがほほ笑む。楽しそうに犬・猫と時間を過ごすという、本当に穏やかな時間を過ごせるというのは、もうそれ実証されていることですよね。子供たちもある意味、おうちで犬・猫飼っていらっしゃる方、ペットがね、いるおうちでしたらそれはもうペット、十分わかってらっしゃると思いますけれども、いろいろな事情で、例えばマンションとかアパートとかで犬・猫を飼えないおうちというのもあるわけで、やはり触れ合いというのは大切なことだというふうに思いますので、穏やかな心を取り戻せるという意味で、それは子供でもお年寄りでも、あるいは大人でもですね、重要なことじゃないかというふうに思っておりますので、できるだけそういう機会はたくさんつくっていただきたいと思います。やはり、3.11のときも犬・猫を同伴避難できた避難所と、そうでない避難所ではやはり、何ていうんでしょうね、住民間の和みのぐあいがとても違ったというのも、もう実証されているところと聞いておりますので、やはりその辺のことは十分に考えていただきたいというふうに思います。
先ほど部長おっしゃったように、葉山町は本当に犬を飼っている世帯の比率が、私の知っている限り、全国有数と聞いております。これはペットフードの会社が調べた結果ということで、非常に高い比率だそうです。本当に夕方ね、お散歩タイム、いわゆるお散歩タイム、外に出ますと、まるでドッグショーのごとくですね、もうあらゆる大きさのあらゆる犬種、それからまたかわいらしい雑種犬もですね、たくさんいます。ただ、その反面、そうやってかわいがっていらっしゃる方がいらっしゃる反面、本当に残念なことなんですけども、犬のふんなどの後始末がきちんとできない、マナーを守らない飼い主がいるということも事実です。多分そういう方たちというのは夜の間放してしまうとか、それで余計道にふんが落ちていたりということになっているのかなという思いもありますけれども、大概の方はね、ちゃんと始末していらっしゃる姿を、昼間ですとね、見ています。黙って置いて行くような人は余り私も見たことがないんですけれども、でも実際には道路に落ちているわけで、それは一体いつ落ちているのかな、落ちたのかなというところでは、夜中かなという気はするんですけれども、やはり人とペットが幸せに共生するためにはまず誰でもが気持ちよく過ごせる町を目指さなくてはいけないというふうに思います。そのためには一層の啓発が必要ということなんですけども、啓発、啓発と言っても、その耳たこになっちゃうかもしれないんで、町が以前この講演会のドイツの獣医師、アルシャー京子さんとおっしゃる方の講演会を後援していただいて、町長も参加していただいたというふうに聞いていますけども、「葉山を、いつまでもペットと仲良く快適に暮らせる街にするために」というタイトルの講演会でした。大変興味深い内容ですし、こういうのをまた町、今度は主催でも構わないですし、続けていっていただくことが重要かなと。広くいろんな方に知っていただくことが大事なんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
今、具体にですね、そういう企画をしているという段階ではございませんけれども、やはり議員がおっしゃったように、そのペットの飼育率が非常に高いということであればですね、機会を捉えて、そういうものを企画していくということも大切かなというふうには感じるところでございます。
8番(畑中由喜子君)
例えばね、こういう、民間の団体でこういう企画をしたときに町が支援するということはできるでしょうかね、金銭的のも含めて。いかがですか。
環境部部長(伊藤義紀君)
金銭的な部分についてはちょっとこの場でのお答えは明確にはできませんけれども、例えば後援事業にするとか、町のほうがいろんな情報媒体を使ってそういう催し物があるということをお知らせするということはお手伝いができるかなというふうには考えております。
8番(畑中由喜子君)
ペットと共生していくために非常に重要なポイントが、ペットといってもこの場合犬なんですけれども、今も保健センターの駐車場というのかな、前庭みたいなところで犬の訓練、初歩的な訓練をしていただいていることがあると思うんです。もう十何年前ですよね、待寺議員と一緒に何とか、あそこまだ県の施設のころだったんで、使わせていただきたいということで、県からオーケーが出て使えるようになったんですね。あれとても好評で、犬の、何ていうんでしょう、きちんとした歩き方から、本当に初歩的なところなんですけれども、教えていただくというのができて、それは非常に大事なことだと思うんですね。今後はね、町もそういうお教室というんでしょうかね、そういうのを開催するということも一つ意味があるかなと思うんですけども、それはいかがでしょうか。
環境部部長(伊藤義紀君)
私もたまたま日曜日にですね、保健センターの前通ったときに、私、不勉強で大変申しわけないんですけど、何やっているのかなと思って見てましたら、多分、今、畑中議員おっしゃったその講習会だったと思います。かなり人がたくさんいらっしゃっていたというのも見かけました。また、その中身をですね、私どもも、今申し上げたとおり勉強不足の部分もございますので、どういう内容なのかということを少し勉強させていただいて、今後の課題ということで考えさせていただきたいと思います。
8番(畑中由喜子君)
人とペットが幸せに暮らすためには犬・猫好きの人ばかりではないので、そうじゃない人、余り好きじゃない人も含めて町の中、本当にみんなが気持ちよく受け入れられる、共生していけるという土壌をつくっていかなきゃいけないと思うんですね。それにはやはり広くみんなで問題をオープンにして議論し、そしてその気持ちのよい葉山町をつくり上げていくということが何よりも大切なんじゃないかなというふうに思います。そのためには町としては今言われたように、一層の啓発に努めることはもちろんなんですけれども、人とペットが本当に幸せに共生しているということが葉山の一つの大きな特徴として外に向けて発信できる、アピールできる一つの要素になるんじゃないかなというふうに思うんですね。今まで、これまでももちろん世田谷区とか、もう愛護条例を持っていまして、きちんとした取り組みをしているというところもありますけれども、それをさらに超えるような、人とペットが幸せに共生できるまちづくりというのを目指していくべきだし、目指していきたいというふうに思います。この点についてはまた引き続きさまざまな観点からまた質問に取り上げさせていただけたらと思いますので、部長、お勉強していただいて、またよろしくお願いいたします。
ところで、動物のことで前回私が質問した災害時のペット対策のところなんですけれども、広く町民の皆様に災害時のペット対策について周知し、訓練実施後は葉山町避難所運営マニュアル等の検証を図りたいと考えておりますという御答弁だったんですが、これは今どうなっているんでしょうか。何か進展はございましたでしょうか。
総務部部長(池田務君)
そのペットの避難所におきましてはですね、これ先般、前回ですか、訓練を行いまして、ペット同伴やりましたが、引き続き計画にも入っております。その見直しにつきましてはですね、今検証で研究しているところでございます。
8番(畑中由喜子君)
私が質問取り上げたのもう、昨年の6月でしたっけ、大分たち…もう1年以上になりますので、1年になりますので。犬・猫、ペットといっても、大きなワンちゃんから、もう絶対室内でなければいられない小さな、本当に愛玩犬というんですかね。猫ちゃんも、今、家猫って言って、外に出さない飼い方をされるおうちが結構多いんですね。それは外で近所の方にふんや何かのことで御迷惑かけないような飼い方として、それは猫の飼い方としてすごくいいと思うんですけれども、一旦その災害時になって避難しなければならないということになると、外のケージに入れっ放しというわけにはいかないんじゃないかなというのが、たちまちぐあいが悪くなって、下手したら死んでしまうというね、かわいそうなことにもなりかねないので、何とか運営…避難所の運営マニュアルの中にそういうことも加味して議論をお願いしたいと思いますけども、いかがですか。
総務部部長(池田務君)
ペットに関しましてはですね、ペットたとえ好きでも小さいのは好きで大きいのは苦手だとかいろいろございます。したがいまして、ゾーニングということも大切でございますので、そこら辺も加味した上で今後ですね、計画の中で研究を進めていきたいと思っております。
8番(畑中由喜子君)
そういうペットのことに関しましては獣医師会、専門で先生たちいらっしゃいますので、御相談しながら、また飼い主の代表の方も入れながら議論していっていただけたらいいんじゃないかなというふうに思いますので、その節はよろしく取り組みのほうをお願いいたします。
2項目目のふるさと納税について伺っていきます。先ほど町長からの御答弁で、10件というふうにおっしゃったんですけども、この10件という数はどう考えたらよい数字でしょうか。多いとも言えないと思うんですけれど、いかがですか。
政策財政部部長(小山誠君)
この今20年度から26年度まで10件という御寄附がいただけたということで答弁させていただいております。多い少ないというか、額面のいかんではないというふうに思います。寄附なさっていただける方の志だというふうに思えば、多い少ないというのはちょっとはかりきれない部分があるのかなというふうに思っております。
8番(畑中由喜子君)
お言葉なんですけども、調べましたところ、平成26年度だけを取り上げますと、御寄附いただいたのが170万3,000円、4人の方からいただいたということなんですけど。一方ですね、葉山町の町民の方が町外のどこかにふるさと納税された金額、26年度は65件で328万1,000円、27年度は164件で1,366万5,500円。すごい差がありますよね。違いますか、この数字。
政策財政部部長(小山誠君)
今、畑中議員がおっしゃるとおりですね、町の住民の方が他自治体にですね、ふるさと納税という形で御寄附なさった件数についてはそのような形ですし、額面についてもですね、そういった額面で間違いございません。それに伴いまして、住民税のほうの減額幅というのはそれ以下の部分ではございますけれども、多少なりとも影響があることは間違いございません。
8番(畑中由喜子君)
もちろんそうですよね、その2割に相当する部分を引いて、自己負担は引いてその分が引かれるということですよね。それで、この前のときも…この問題についてはね、もう以前から何人かの同僚議員が質問に取り上げておられるんですよ、ふるさと納税に関してはね。それで、検討するというふうに町長も御答弁されているんですが、まだ結論には至ってないですか。これはやはり取り組んでもいいんじゃないかなと思うんです。今回ね、税制改正でふるさと納税をした場合に5つの自治体まで、相手ね、の寄附ならば確定申告の必要がなくなったということなんですね。だから、手続が簡単になったわけですよ。だから、納税していただきやすくなったというふうに考えますと、より、さらに多くの寄附、御寄附をいただくチャンスなんじゃないかなと思うんです。そこに、最近ね、いろんな自治体で大変高額な、何ていうの、特典というんですか、をつけるところがあって、何か競争、過熱ぎみになっているようなところ、テレビなんかで結構やっていますよね。寄附した金額よりもずっと高額な何かプレミアムがつくというようなのがあって、総務省はそういうことはよくないということで、自粛を要請しているということなんですけれども。だから、葉山町は豪華さを競うということではなくてね、葉山らしいもの、何か気持ちが、お礼の気持ちが伝わるようなものを用意できれば、その制度として取り入れていくので、それはそれでいいんじゃないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
政策財政部部長(小山誠君)
1点ちょっと、先ほど畑中議員のですね、お話の中で26年度の町へのふるさと納税の寄附額、173万円というようなお話ございましたが、正確にはですね、1,703万円ですので、ちょっと誤解を招いてしまうといけないと思いまして、ちょっと訂正をさせていただきたいというふうに思います。
それと、今お話の中でですね、総務省のほうからもですね、議員おっしゃるとおり、他自治体というか、このふるさと納税制度をですね、活用した対価の提供というか、返礼品をもってですね、対応して、高額のですね、ふるさと納税寄附を得ている自治体があるということから、総務省のほうでもですね、何ていうんですかね、その募集に際してのですね、ある意味自粛というか、過度な表現の仕方しないでくれとか、返礼品についても高額なものではなくということで、そういった通知がですね、参っております。そういった中でもですね、当然ふるさと納税という制度はございますので、そういった部分を活用してですね、町のほうも今、先ほど町長のほうからも答弁させていただいておりますが、今、関係部署とですね、調整を図る中で、当然町の行政だけでできることではないというふうに私理解しております。当然商工会ですとか農協さん、生産者である、そういった方々の品物をもってですね、返礼するというようなことも考えられますし、もろもろございます。制度を活用する上では、私ども町のホームページだけでは周知図れないということで、民間業者のほうに委託するような算段、そういったもろもろの調整がされない限りは、これは導入できないものというふうにも理解しておるところでございまして、できるだけ早くですね、当然導入をして、少しでもですね、ふるさと納税で御寄附の、高額といってはいけないんですが、実績が残せるような形でのですね、取り組みを図っていきたいというふうに考えておりまして、今現段階、内部で調整をしている状況でございます。
8番(畑中由喜子君)
すみません、私も数字を間違えて、ちゃんと1,703万円って書いてありました。申しわけありません。そういう、その制度的につくり上げていくというのを、もう取り組むということでよろしいんですよね。検証の結果やらないということもまだありですか。
政策財政部部長(小山誠君)
当然やる方向なんですが、やはり先ほども申し上げたように、商工会さん等々の御協力なくしてできるものではないというふうにも理解しておるところなんで、そういった調整がまだ必要だということで、できるだけ早くということで申し上げたんですが、これは今年度できるものなのか、来年度になってしまうのか、ちょっとその部分については御回答を控えさせていただきたいと思いますが、いずれにしてもやる方向で検討をしているところでございます。
8番(畑中由喜子君)
やるんであれば善は急げで、早めに取り組まれるほうがいいのではないかなというふうに。それはやはり葉山町の名前を売り出すことにもなりますので、いいんじゃないかなというふうに思います。
では、3項目目に移ります。海水浴場開設に伴う諸問題についてということで、昨年からマナーアップ活動に取り組んで、それも委託に出されたということなんですけども、その何ていうんでしょう、結果はどのような報告になっているんでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
おかげさまをもちまして、一定の成果が上がっているというふうに担当課として認識しているところです。
8番(畑中由喜子君)
だから、その成果ってどういう成果だったんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
担当課からの報告ですとですね、夜の苦情が減っているということは上がってございますけれども、その個々についてのその成果の検証というのは今まだやっておりません。
8番(畑中由喜子君)
もうすぐまた夏、海水浴場の季節になりますよね…あ、海水浴場開設するわけですけれども。そのときに去年と同じような問題が起こってはいけないわけですから、警備会社にことしも委託するんであれば、もうそこの、何ていうんでしょう、結果、結論は得ていなければいけない時期ですよね。それどうなんでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
規制の強化ということはですね、もう話は畑中議員も御存じだと思いますけども、それについてはまた若干、今詳しく御説明しますけども、営業時間についてもその変更を一部していると。なくなった海水浴場もございます。音楽イベントの内容を県に報告する、あるいは、入れ墨、タトゥー、水上バイクについても、そのごみの投棄についても、飲酒の制限についても、先ほど町長の答弁にもございましたようにですね、一色海岸に特化してそのファミリーエリア、あるいは仮称としてファミリービーチという仮称を神奈川県に今連携してやっていますけれども、そのエリアをつくっていこうと。それで啓発していこうと。また、ちょっと答弁長くなりますけども、SNSですか、とか、あるいは電車の中づり広告にマナーアップしていこうというような運動は強化をしていくというふうに考えています。
8番(畑中由喜子君)
ごめんなさい、私が知らないだけかもしれないんですけど、このマナーアップ推進員のその活動の時間帯というのはどれ…夜もやってもらえているんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
海の家の開設時間内ということで決まりがございます。
8番(畑中由喜子君)
結局、町のね、責任の範疇というのは海水浴場を開設している時間内ということで、それは承知しているんですけれども、地域に住む住民としてはね、それ以外の時間帯というのが非常に問題で、夜遅くまで騒いでいたりとかということがあるわけなんですね。そこはじゃあ誰が見てくれるのかということになるんですけども、その辺のお考えというのはいかがでしょうか。そうするとね、結局海の家の営業時間は海水浴場の開設時間に合わせて終わりにしなさいということしかないですよね。それはどうなんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
おっしゃっていることは、たびたび畑中議員とも私との間で議論している内容ということで私認識してございますけども、営業時間についてはかなり厳守されてきたと。今、畑中さんおっしゃっているのは、その営業時間以外に、あるいは…あ、駐車場に帰るとか、あるいはバス停に帰るとかという人のお話だとは思いますけれども、私どもが今行っている会の中でですね…何ですか。前へ出過ぎですか。(笑)入れ込み過ぎですか。町の範囲がどこまで、行政がどこまでやるかというお話になるのかなと思いますので、山梨町長ともお話ししなきゃいけないんですけどね、全てが全部そのパトロールの人がバス停まで一緒についていくなんていうことはあり得ない話だと私は思いますので、どういうふうにしたらいいか、一緒に考えていただければと思いますね。非常に難しい問題だという認識は持っています。
8番(畑中由喜子君)
この件について、県のあり方検討会がありましたよね。その結論というのは、これ海水浴場の開設を許可…許認可は全部県ですから、本来であれば県がね、そういう部分も許可した、許可権者というのかな、責任があるわけですよね。私はそう思っているんですが、県は保健所も動かないし、どれだけ私たちもほぞをかむような思いをしてきたかというのは、部長もよく御存じと思いますけれども、そういう時代がずっと続いてきました。県がようやくあり方検討会というのをつくるというんで、かなり期待して、議事録取り寄せてみましたらばね、やはり大もとに立ち返って考えるべきじゃないかという委員さんの御意見もありました。つまり、昔は海水浴場の開設時間が終わったら海の家も全部閉めたんですよね、当たり前なんですけども。海水浴客のための海の家ですから、それが当たり前なんじゃないかという御意見も出てたんですよ。でも、残念ながらそれは多数にはならなかったようで、違う結果になっているみたいですよね。ただ、やはりその辺の責任というのは県に、町からもきちんと筋を通して話をしていただくべきじゃないかと思います。これは住民のね、夏の間ね、葉山にいたくなくなっちゃうという、この不幸な状況ですよね。それはもうせっかくこんないいところに住んでいるのに、夏の海を楽しめないというのは本当これはね、ひどい話だと思います。住民税払っているんですからね。だから、そこら辺もきちんと県には話を町から通していただくべきだと思いますけども、いかがですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
引き続き神奈川県には申し入れます。
8番(畑中由喜子君)
どこかの場面で、どういう返答があったかというのをお知らせください。よろしいですね。お願いします。
町長の御答弁が2つ一緒だったんでまとめちゃいますけども、あと、水上バイクが非常に怖い場面があると思うんです。それで、これはどのような、私はね、海水浴場での水上バイクの使用というのはなじまないと思っているんですが。というのは、油は漏れる、音はうるさい、下手したら事故が起こりかねないという部分では非常に危険な要素を含んでいますので、私は海水浴場のある浜では利用禁止というのかな、使用禁止というふうにすべきだというふうに思うんですけれども、どのような状況だと使用が許されちゃうんですか。もちろん、あれを運転するには免許証が必要ですよね。あと何ですか、ボート組合。どういう経緯であれ持ち込まれることになるんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
私の知る範囲ですと、どういう経緯で持ち込まれるかということのルールは僕はないと思いますね。ただ、町として再三その水上バイクについては、私も個人的に危険でうるさいと思いますよ。ですから、その監視エリアを二重にしましたりね、海水浴のエリアの外にまたブイをやったりですね、いろいろ工夫してますんで、もう少しちょっと待っていただいて、一色…エリアを分けるということが私は最善かなと思うんですね。今後それについても研究していきたいというふうに思います。
8番(畑中由喜子君)
それはぜひお願いしたいです。エリアを分けて、水上バイクの使える、利用できる浜と、本当に一色海岸、ファミリービーチということで取り組んでいただくんですけれども、そういうふうに分けていただきたいと思います。ところで、このファミリーエリアというのはどういうふうに分けるものなんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
ファミリーエリアというか、仮称でファミリービーチといいますか、神奈川県と連携しましてですね、一色海岸の一色児童遊園の前になりますけれども、幅を25メーターの幅で、その干潮・満潮によって位置は若干ずれますけども、そこをファミリービーチ(仮称)ということでやっていきたいと。それについていろいろ告知もやっていきます。神奈川県のホームページやですね、町のホームページ、のぼり旗まで立ててことしはやってみようじゃないかと。若干しつこい答弁になりますけれども、期間についてもですね、ファミリーということで、子供、小・中学校が夏休みの間がいいのかなということで神奈川県と今話してございますので、おおむね7月の夏休みは18日の土曜日ぐらいですかね、それから8月いっぱいというようなことを想定しています。
8番(畑中由喜子君)
非常にいい取り組みだと思いますので、事故のないような取り組みとしてやっていただきたいと思います。
ごみの不法投棄なんですけど、先ほど石岡議員からも詳しくお話がありました。もろ私の町内会、ずっと悩まされ続けています。これといった解決策ってなかなかないんですよね。これもですから監視が必要な、ウォッチが必要な部分なのかなと思いますけれども、そのあたりでどのような取り組み、これからなさろうとしているのか、あるいはもうお手上げなのか、いかがでしょう。
都市経済部部長(吉田仁君)
先ほど9番議員さんにもお答えしましたけども、繰り返しになりますけども、有償の回収を進めていきたいと、海の家と協力してですね。それをまずことしやっていきたいと思っています。
8番(畑中由喜子君)
有償のは一色海岸去年もやりましたよね。少しは効き目あったのかもしれませんけれども、相変わらず不法投棄は続いています。ですから、総括としては、もちろんそれで100%防げるわけではないので、さらなる監視というんでしょうかね、啓発というんでしょうか、それが必要だというふうに思います。地元は一生懸命努力しているということも認めていただきたいと思います。そのまま放置するんではなくて、大体持ち帰って、ほんと気持ち悪いんですよ、生の食材や何か残っているのそのまま入っていたりするんで。それを分別して、瓶は洗い、缶も洗って出してますので、そういう努力を地元はしているということも承知しておいていただきたいと思います。
最後に、4項目目の教育改革についてでございますけれども、ごめんなさい、時間が余りなくなってきちゃったんですが、葉山町の学びづくり推進協議会を5月に設置…5月に設置されたということで、これはもう町単独の取り組みになりますので、本当にその熱意が感じられるものだというふうに私も受けとめさせていただいております。その協議の内容なんですけれども、ここに挙がる内容というのは学力の向上はもちろん入りますよね。それ以外にも子供たちの育成に非常に大切なメンタルの部分とか、それからやはり健やかな体の育成というんでしょうかね、そういうものも非常に大事な部分だと思うんですけども、もちろん学力大切なんですが、それ以外にも大切なところはたくさんありますよね、教育という切り口から考えれば。そういうものも含まれるということでよろしいんでしょうか。
教育長(返町和久君)
先ほど申し上げました学びづくり研究推進連絡協議会でございますけれども、今の畑中議員が列挙していただいたさまざまな育成すべき要素といいますか、力のうち、基本的にはここでは学力向上を取り扱う部分でございます。全体を通しまして文部科学省的には生きる力の育成というふうに言いますよね。その中の一つの、大きく分けて健やかな体、それから豊かな心といいましょうか、それと学力の部分と、3構想、3要素からなっていると思いますけれども、そのうち学力部分について特にここで集中的に取り上げたいと。その他の部分につきましては当然のことですけれども、従来からもありました校長会議、その他の会議等を通じて、学校との意見交換等を重ねていきたいというふうに思っております。
8番(畑中由喜子君)
この推進協議会で私がちょっと思いが至り切らないというか、教育委員会、教育長も教育委員長も非常に御熱心に取り組まれているということは先日来の議会への御答弁でもよくわかっていることなんですけれども、教育委員会と片や学校そのものがございますよね。校長先生をトップとする学校。そこではやはり校長先生のお考えのもとの教育方針というものがおありだというふうに思うんですけれども、それがここですり合わせをされて協議をしていくというふうに考えてよろしいんでしょうか。
教育長(返町和久君)
残り時間が余りございませんので、詳細に御説明申し上げたいところでございますけれども、一口に言えばお話のとおりでございます。学校の教育課程の編成権は、これ校長にしかございませんので、こういう教育課程でこういう指導順序でやりなさいというような命令を教育委員会が下すことはできません。それは校長がやるわけですから、私どもと学校、その代表者である校長とこういう協議会等の場で意見交換をして、それを校長先生方が受け入れて各学校で施行すると、そういう形でもって実現をしていくものだというふうに思っております。
8番(畑中由喜子君)
十分その辺のお話し合いができる場となるようにお願いをしていきたいと思います。この4月から教育委員会の制度が大きく変わりましたね。それで、首長も含めた総合教育会議、あるいは首長が提案するというんですか、教育大綱というものがこれから出てくると思うんですが、そういうものとの兼ね合いというのはどのような形になるんでしょうか。
教育長(返町和久君)
今の学びづくりの話と大綱に至るそのさまざまな次元といいますか、要素の説明をするのはちょっと無理だと思いますので、簡単に申し上げますけれども、この学びづくり推進事業を裏づけるものとして、現在も葉山町教育総合プランというのがございますけれども、これにこの新たな小・中一貫のような視点を入れたプランの、第二次版といいますか、その策定には取りかかっております。その策定に関しても総合教育会議のような場で議論をいたしまして、その上で何らかその大綱の内容と共有を図っていければというふうに思っております。
8番(畑中由喜子君)
かなり複雑な形になるというふうに私には見えてしまうんですけれども、その辺を、子供たちを第一に教育改革に取り組まれることをお願いしたいと思います。またこれも引き続きお話を伺わせていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
最後に、学校施設での学童保育についてなんですけども、町長が御答弁いただいて、なるほど、この事業は町長部局ということなんですが、問題は場所でございまして、何とか学校施設での学童保育ということを教育委員会並びに学校のほうにはお願いをしていきたいと、引き続き、それはいかがでしょうか。
教育長(返町和久君)
これも昨年来、何度かお答えをさせていただきました。例えばですけど、平成26年5月28日の厚生労働大臣と文部科学大臣連名の文書がございますね。あそこのところで、必ずしもこの放課後子どもプランが十分に進んでいないと。ついては、学校の余裕教室等を活用しなさいというふうなことも書かれてございます。この背景にあります共稼ぎ家庭の増加とか、あるいは家庭のあり方が、あるいは家族のあり方が随分多様化しておりますので、そういった中で子供たちにとって安心・安全な居場所を確保するというのはもう当然避けて通れない、やっていかねばならないことだということは認識をしております。そういう意味で、学校の余裕教室等を活用した学童クラブの実施について、これは当然前向きに考えていかなきゃいけないというふうに思っています。ただ、今度逆に翻って、学校側の事情で申し上げますと、余裕教室と言いますけど、例えば、すいません、学年3クラスで全18クラスの学校で週に2時間ずつ音楽の授業をやったとしますよね。そうすると1教室だけだと音楽教室以外でやらなきゃいけないということになるでしょう。例えばそういうことがあるわけだから、余裕といっても必ずしも余裕かどうかというのは難しいところがあります。そういったところ、具体的に突き合わせて要請、あるいは検討しながら、それこそ気持ちの問題というか、理念的には前向きに考えていきたいというふうにお答えをしたいと思います。以上でございます。
議長(近藤昇一君)
既に時間を経過しております。これにて8番畑中由喜子議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は3時20分といたします。(午後2時46分)
議長(近藤昇一君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時20分)
一般質問を続行いたします。第5番、11番伊東圭介議員の一般質問を行います。
11番(伊東圭介君)
11番伊東圭介でございます。議長への通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。
3年半ぶりの議会ということで、また質問者席というのも設けられてまして、以前と違うということで非常に落ち着かない部分もあるんですが、そして若干浦島太郎的な部分もありますので、失礼があったらお許しをいただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
私も23年の第4回定例会で一般質問させていただいて、そのときにもこれが最後の一般質問になるんじゃないかなというお話をさせていただきました。こうしてまた帰ってこれたことがよかったのか悪かったのか。山梨町長としてもよかったのか悪かったのかという部分があると思います。立場を変えてですね、またこうして葉山の町政のためにお互いに頑張っていくということだと思います。この距離感の中には恐らくそのときの票の1,753票ぐらいの差が溝としてあるんだと思うんですけれども、それをですね、できるだけ埋めていきたいというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。ほんと3年というのは長い部分ですね。当時は眼鏡も要らなかったんですけれども、もう眼鏡をしないと若干小さい字が見えなくて、間違うといけないんで眼鏡をさせていただきますんで、よろしくお願いいたします。
それでは質問のほうに入らせていただきます。本年度平成27年度は山梨町政4年目でございます。任期最終年度でもあります。町長選挙時の公約、マニフェストについてお伺いをしたいと思います。まず1点目には、任期も残り約半年となってまいりましたが、達成度についてお伺いをいたしたいと思います。
続きまして2点目、その公約について、現時点での自己評価を伺いたいと思います。いかがでしょうか。
続きまして3点目は、その選挙時に盛んに訴えていた葉山のおかしい。これは3年半でどのように変わったのかということをお伺いをしたいと思います。
そして4点目は今後の課題についてであります。現在の葉山町の状況を考えますと、幾つかの重要課題、そして喫緊の課題があると思われますが、公約の積み残しを含め、どのように考えてられるか、お伺いをいたしたいと思います。
以上で1回目の質問とさせていただきます。御答弁のほど、よろしくお願いいたします。
議長(近藤昇一君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
伊東圭介議員の御質問にお答えさせていただきます。町長選挙の公約、マニフェストについて。1、達成度について伺う。2、自己評価について伺う。3、葉山のおかしいは変わったのか伺う。4、今後の課題について伺うにつきまして、一括して答弁をさせていただきます。
町長選挙において町民の皆様にお約束した公約につきましては、現在においてもその達成に向けて日々邁進しているところでございますが、ここまでの私自身の公約の達成度についての評価といたしましては、各項目において程度の違いはありますが、確実に前進をしているものと考えております。また、おかしいことを改善したいとしてまとめた公約でもあり、改善できていない点は今後の課題として取り組んでいるところでございます。今後も引き続き町民の皆様のニーズに応えるべく、目の前の課題を一つずつ解決していく姿勢を常に持ちつつ、議会の御協力をいただきながら、誠実に町政を運営してまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(近藤昇一君)
再質問を行います。
11番(伊東圭介君)
簡潔な御答弁をありがとうございました。御配慮いただいて、何でも聞けるような形をとっていただいたのかなというふうに思います。
それでは、まず1点ずつ確認をさせていただきたいと思います。町長にとってはですね、もう3年半たっている中で、同僚議員がですね、前期の議員も含めてでございますけれども、この、そのときに配られた青いマニフェストをですね、使って、再三の質問をされてきたんだと思います。もう町長とすれば飽き飽きしているんではないかなというふうに思いますけども、私は初めてということなんで、少し確認をさせていただきながら、質問させていただきたいと思います。
このマニフェスト、非常に山梨町長を誕生させるツールとしては非常に重要な役割を果たしたものなんだなというふうに私は思っています。同じ選挙を戦った候補者としてですね。そんな中で、これを発行したところは町長本人ではないですけども、内容については全て山梨町長の考え方、自分でおつくりになったということでよろしいですよね。
町長(山梨崇仁君)
はい、結構でございます。
11番(伊東圭介君)
当然、これだけ多くの項目があればですね、3年半たつ中でいろいろ見直しをされたことだと思います。実際になったらなかなか難しいということは当然ある…あることだというふうに思います。その中で今回質問させていただいた部分で、3年半たったわけでございますので、達成度、それから自己評価についてということだったんですが、前向きに努力をしているということは当然わかるんですけれども、ぜひもう少し具体に数字的なものも含めてですね、お答えをいただければと思います。お忙しいでしょうから、なかなか全部見直してそれをパーセントで出すのは難しいのかもしれないですけども、できれば、この程度はやってきたんだという部分をですね、具体に御説明いただければというふうに思います。
町長(山梨崇仁君)
選挙期間中にお配りしましたパンフレットにですね、要約をしたものとして私はよく見返すんですけども、ここにそれぞれ3から4項目ずつ書いてございます。この中で私はですね、数字としてもし申し上げるとすると、約50%は達成をしてきたのかなというふうに思っておりますし、その上、現在進捗中のもの、例えば葉山の自然環境でいきますと環境影響評価についてを制定をしていきたい、また、子供の未来ですと、先ほど午前中も議論がありましたけれども、町なか、ボールの蹴れる公園をといったことで、まだまだ懸案でありながらも進めていないものもございますので、現在進捗しているものもありますけども、結論が出ていないことを考えますと約5割というふうに申し上げることが現段階では妥当かと思っております。
11番(伊東圭介君)
ありがとうございます。大体50%ぐらいはというお話だと思います。そんな中で、その50%についてですね、自己評価としたらどうなんだという部分についてですね、50というのは約半分ということでございます。当然まだ27年度もですね、始まったばかりでございますので。ただ、任期というのはですね、もう少し前でございますし、今度の町長戦のほうは12月にももう行われるという予定にもなっていると聞いておりますので、そのあたりいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
残念ながら現段階で、例えば同じこの表の中でですね、一番下に役場自体を変えていくプロセスをここに明記したんですけども、2014年までは窓口アンケート以外は順調に推移をしていると思っているんですが、2015年の例えば経常収支比率95%であったりとか、土・日開庁の検討といったことについては、恐らく本年度中には達成ができないものというふうに思っておりますので、評価は私としては全く、100%には達しないだろうというふうには思っております。逆に50%達成したものにつきましても、まだまだその内容については充実させなければいけないものもあると思っておりますので、自分が取り組んできたことについては、自分自身の評価としては引き続きの努力をするとしか思ってはおりませんけども、町民の皆様の御評価をいただきながら、次のステップに向けての自分の活動のあり方についても検討してまいりたいとは思っております。
11番(伊東圭介君)
わかりました。ありがとうございます。今、最後、次の選挙へというお話もありましたけども、当然そうなんだろうなというふうに皆さんが思っているんでしょうけども。昔であればですね、昔という言い方がちょっといいかどうかわからないです。以前であれば町長与党と言われるような大会派の長老議員がこの6月議会でですね、そのような一般質問をして、そこで町長が次期の選挙にも出ると、引き続きやっていくなんていう話があるんですけども、私が聞くのも僣越なんですけども、そういう、町長の今、ね、御答弁がございましたので、当然次期も引き続き葉山の町長としてこの町を担っていく覚悟があるということでよろしいでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
現段階では、きょうの時点ではと申し上げたいとは思いますが、自分自身が次期についての考えをまとめている中で今ございまして、自分がやるというふうに宣言するからには、これ何をするんだということ、また、今まではどうだったかということを明確にお示しをしなければならないと思っておりますので、もうしばらくお時間をいただいて、改めて表明はしてまいりたいというふうに思っております。
11番(伊東圭介君)
答弁の中でちょこっと話を、私がびびっとこうきちゃった感じなんで、それについてはもうこれ以上の言及はいたしませんので、準備ができたところでですね、なるべく早く表明をされるほうがよろしいんではないかなと。前町長においてはですね、いつまでも表明をしなかったという中で、私もそうですけれども、山梨町長もわからない中でですね、やっていたというところがございますので、ぜひその辺が明らかになるようであればまた表明をされること、なるべく早く表明されることが必要なんではないかなというふうに思います。
それでは、少し中身について伺っていきたいと思いますが、財政の部分でございますけど、まず財政の健全化、透明化ということでマニフェストにも書かれていると思います。まず人件費ということで書かれているわけでございますけども、その人件費のことでほかの議員も今回挙げておりますけども、また同僚議員も先ほど、7番議員ですか、朝一番だったと思いますけれども、地域手当の件、質問をされておりましたけども、その件について町長のお考え。私は今回初めてその問題が、ことしの3月ですか、3月の議会で議員のほうから条例案の改正の提案があったわけでございます。そこの場にはいなかったわけでございますので、その辺について町長の考え方についてお伺いをしたいと思います。
町長(山梨崇仁君)
地域手当につきましては皆さん十分御承知のことかと思いますけども、国の国家公務員の地域手当の支給率が葉山町については6%であるという状況におきまして、現在町では10%の地域手当を特別職を除いて支給をしております。特別職は6%となっている現状がございます。それについて、私は就任当初から組合との交渉の俎上には乗せてきてまいったわけですけれども、その話の中で、では、定率削減及び定期昇給の停止などをもって取り組もうといった合意に至っている現状でございました。それにつきまして、昨今議会さんのほうからは特別交付税の減額といった大きな措置が国からあるといった状況を受けまして、議員提案において6%に下げるべきといった議案を出されたことはよく承知をしてございます。私としましては、これまで議会と信頼感の中でやっていこう…あ、失礼しました。組合と、組合さんとは信頼をもってやっていこうとずっと話してきている中で、基本的には私たちが考えていることを説明をして妥結に至るといったプロセスを踏んでまいりましたので、引き続き地域手当についてはまだ削減の交渉が妥結しておりませんけれども、その交渉については組合と向き合って進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。なお、前回のその議案の際に議員の皆様から国が10%の支給率に改めてもらえればそれで問題が解決するんだといったことも御指摘いただきまして、それ以外福祉関係の手当が上がるというお話もありましたが、仮に国が10%に上げていただけるんであれば、そういった負担も町は持つべきだと私は判断をしましたので、人事院総裁宛てに書面をもって提出をしてまいりました。担当の課長さんが御対応いただきましたけれども、確かに受け取りましたというお話とともに、他の自治体からもそういったお声はいただいていますといった情報はいただいたところでございます。私のほうからは以上でございます。
11番(伊東圭介君)
今、町長のほうの答弁の最後にありました、人事院のほうに申し入れ書というか、を出してきたというのは、下水道関係で国交省に行ったときに人事院に行かれてますよね、6月4日でしたかね。そのときにそういったものを人事院のほうに提出してきたということでよろしいんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
はい、結構でございます。なお、もう1点、町村会への働きかけも行ったことを改めてお伝えをしたいと思います。
11番(伊東圭介君)
承知いたしました。町村会の話は、そうですね、7番議員の御答弁の中であったんですかね。承知しました。それで、国のほうへはそれだけの働きかけをしているということでございますけども、実際に国のほうの動きがそんなに、何ていうんですかね、スピード感を持って変わるとは思えない部分もあります。そんな中で、組合とのこの地域手当に関する団体交渉でございますけれども、6月1日にも行ったというふうに聞いております。そのときの内容についても組合のほうの発行したビラ等にもそういったものが、内容が書かれているわけでございますけれども、それは町長、お目を通されていますか。
町長(山梨崇仁君)
私はそれは拝見しておりません。
11番(伊東圭介君)
あ、そうですか。「砦」でございますけれども、6月の頭ごろだったと思いますけれども、もう職員のほうには配られているんだと思います。組合員だけで…そうですね、管理職には行ってないのかもしれませんけども。そういったものを町長は入手してないということですよね。わかりました。その中でも27年度までは今までの約束があるんでね、地域手当については現行のものを守るということで確認がされたというふうな内容になっております。それで間違いないでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
守るというのが、いつの時点かということにもなりますけれども、現時点では地域手当の改正については、もちろん申し入れはしてはございますけども、組合さんと合意に至らなければならない件については、給与の総合見直し等、その他も幾つかございますので、それを優先させて話し合いをしようというふうに話はしてございます。
11番(伊東圭介君)
そうしますと、団体交渉は今後もしていくけども、今現段階においては27年度以降について、要するにすばやく取り組まなきゃいけない課題だという認識だということでよろしいんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
繰り返しになりますが、地域手当につきましても改めて昨年の年末にですね、書面において幾つかの項目、4つか5つの項目だと思いますけども、地域手当の削減について組合さんに申し入れはしております。その中での別の項目について、27年度、妥結をしようという約束までして、別項目について、総合見直しの件ですが、取り組みを進めておりますので、それを優先的に今やらせてもらっている最中でございます。そのペースを乱すわけにはいかないとも思っておりますので、伊東議員が御指摘のとおり、28年度以降の課題として取り組むべきものというふうには十分認識をしております。
11番(伊東圭介君)
わかりました。一番問題になっているところは、国からの交付金、特別交付税の減額の件が一番やはり問題だというふうに思っていますので、ぜひそのあたりもですね、精力的に今後考えていただきたいなというふうに思います。3月議会で議員側から改正の条例案が提案され、今回、今議会にも提案をされているわけでございます。それについてどのように町長はお考えでございますか。
町長(山梨崇仁君)
議会はですね、二元代表制の一元ともう一元の一翼を担う皆さんですので、地方自治法に定められた議員の提案権には予算、条例の改廃等定められております。また、地方公務員法においても、議会の給与に関する関与について明確に定められていることから、私がそれについて、議員の皆さんの権限行使についてこの場において意見を言うものではないというふうには思っております。
11番(伊東圭介君)
そういう御答弁だろうというふうには思いますけれども。これ外から見た場合ですね、やはり余りこういい格好…格好ではないんですけれども、いい状況ではなく見えると思うんですよ。そのあたりもやはりもう少しそういったものが、3月で否決される中でね、また6月にということで、確かに議会は選挙があって、人格が変わりました。新しい議会になったわけでございます。それをまた公約として当選してきていると思っている議員もいるんだと思います。しかしながら、やはりこう続けてですね、そういったものが提出されるということは、外から見たときにはやはり葉山町どうなっているんだ、大丈夫なのかというような見方もされるんだというふうに思いますけども、町長その辺、どのようにお考えでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
議員さんの権能にかかわる部分ですので、余り申し上げるわけにもいかないとは思いますが、私からしてみればという、大変恐縮な言い方ですけども、組合との話し合いを慎重にやっていることについて、そもそも何やっているんだという御指摘もございますし、強権発動しろといった強烈な御意見が一方ではある中でですね、今回議員の提案があったということについて私の力が及ばなかったという評価をいただいていることも事実でございます。一方で、私は組合員さん…組合の皆さんとの信義ある議論について、交渉について第一優先と掲げてきましたので、それはいかなる批判があっても貫いてまいりたいと思っております。それは議員の皆様にはお伝えはいたしますけれども、それをどう判断されるかは議員個々の皆様の御判断だというふうに思っております。
11番(伊東圭介君)
御答弁ありがとうございます。この件に関してはほかにも、ほかの議員もですね、控えておりますので、私はこの辺で確認だけにさせていただきたいというふうに思います。
それでは次にですね、施策の中で、きょうも何名かの議員が質問をされてましたけども、町内の交通の部分、交通の部分についてちょっとお伺いをしたいなというふうに思います。マニフェストの中でですね、「働きに出ている皆様へ」というのがあったと思います。バスが来ない、道が渋滞している、雨の中バス停で待ち続け、乗れても大渋滞、そのお気持ち本当によくわかります。サラリーマン時代に何度も同じようにがっくりしたことがありますということで、町道の管理をしている葉山町行政ができること、それはバス会社、国・県道の管理者である神奈川県、警察、そして逗子市、横須賀市との話し合い、連携をすることです。今そのつながりがほとんどありません。利用者目線で行政が公共交通を考えること、それは町外に働きに出る人の共通の願いですという部分があると思います。先ほどからコミュニティバスのお話もありますけども、私はここで既存のいわゆるバス会社の部分でちょっと質問させていただきたいと思いますけども。こういった部分で、今そのつながりがほとんどありませんということだったんですけれども、町長就任して以来、そういったバスの事業者と定期的にお話し合いをするような場面というのがあるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
私自身がですね、まず逗子営業所さんに訪問したこともございますし、営業所の所長と年1回、定期的に要望活動としてやらせていただいております。また、京急バスの本社の社長を初め…平井社長を初め、幹部の方々とコミュニケーションすることもございますし、昨今では京急電鉄の本社のほうからもいろいろとお話をいただくこともございまして、京急グループさんとしての今おつき合いをやらせていただいているところでございます。その関連で町内のバスにつきましても幾つかの改善、それによって時間がずれたのでという、困った声もいただいたことは事実ですけども、大きく見て改善に進んでいるところもございますし、計画しているところもあるというふうに今聞いております。
11番(伊東圭介君)
わかりました。ということであれば、定期的にというよりは、その都度ということで、そういった要望も含めてですね、コミュニケーションはとれているという認識ですね。最後に町長が言われた、一部そういったところで改正…ことしの4月1日にもバスのですね、ダイヤの改正があったわけでございます。一部のバスが、衣笠駅から出るバスが逗子に行くのに、今まで大道を通っていたバスが何本か南郷のトンネルを抜けて逗子へ行くようなバスも出てきているということで、そういった部分でそういったその時間帯のバスがなくなったどうのこうのということで、町長のほうにそういった苦情みたいなものが町民の方からあったということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
よかれと思ってやったことがですね、ちょっと違った意味で作用が出てしまっているということはお言葉を聞いたことがございます。
11番(伊東圭介君)
まさにその部分だと思うんですね。そういったことでほかに影響の出る部分というんですかね、その部分についてはもう少ししっかりコミュニケーションをとってですね、連絡をいただく、このバスがこうなります、何本こうなります、バスがなくなりますということをやはり教えていただけるような関係というんですかね、は必要なんじゃないかなと思います。
ちょっと通告、答弁者にないんですけど、教育長、朝のバスなんですけども、衣笠から逗子へ向かう…あ、ごめんなさい。逗子方面に向かうバスで福祉文化会館行きというバスがですね、あったんですね、朝、通学時間帯に。7時の後半で…7時台の後半でございますけれども。そのバスがなくなったということは、教育委員会は承知をしてますでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
承知しております。
11番(伊東圭介君)
結果的になくなったというのを承知しているのか、それともダイヤ改正時にわかっていたのかという確認をさせてください。
教育部部長(沼田茂昭君)
ダイヤ改正時には承知していませんでした。
11番(伊東圭介君)
と、そのダイヤ改正後に学校側からか、生徒側からかわかりませんけども、そういった情報をいただいたということでよろしいですか。
教育部部長(沼田茂昭君)
学校側からではありませんで、町側からそういう情報を得たということでございます。
11番(伊東圭介君)
町長部局からということですかね。まさに朝の通学に葉山中学校へ通う、木古庭、上山口方面からですね、通う子たちが一番利用をしていた福祉文化会館が終点というバスがなくなったんですね。これは町長にも聞いてもらいたいんですけども、4月、当然春休み中であってですね、4月1日は。学校が始まるのはそれ以降でございます。ふだんからバスに乗っていれば別でございますけれども、そうでもない生徒もいるわけでございます。の中で始業式のね、初日にそのバスがなくなっていることを知らなくて、そのバスはなくなっているわけです。その1本手前のバスで乗らないと学校にはもう遅刻をしてしまう状況である。8時過ぎのバスに、木古庭・上山口のほうから行くと8時過ぎに乗らなければならなかったわけです。遅刻等があったという話も聞いているんですが、その辺の確認はできてますか。
教育部部長(沼田茂昭君)
今の…私どもの間ではまだそこまで細かい情報が入ってきてはおりません。
11番(伊東圭介君)
町長、まさにそういうことも起きているんですよ。やっぱりそのあたりはですね、しっかり町のほうへ情報をいただく、町長部局に来たらそれをしっかり教育委員会に流すというようなことが必要だと思うんですね。逗子行きに行っていたバスでなくなって…あ、ごめんなさい。大道を通って行っていたバスがなくなった。それでも何とか対応できるという話ではなくなっているんですよ。少し前のバスに乗っていかなければならないということでございます。教育委員会としてもやはり通学の定期の補助もしているわけですよね。その辺をですね、やはりもう少し重く受けとめるというか、アンテナを張るというか、その辺は必要なんじゃないかと思うんですけど、教育長、お願いします。
教育長(返町和久君)
アンテナを広く張りめぐらせるという話であれば、まさにそのとおりだというふうに私も思います。今後につきましてはそういったことがないように、依然情報収集しっかりしたいというふうに思います。
11番(伊東圭介君)
過去にもそういったことはですね、よく長者ヶ崎発のバスがなくなったとか、いろいろ過去にもね、あるわけですけども、やはりそのあたりの情報をしっかりいただける状況にはしてないと、いわゆるコミュニケーションがとれているとは私は言えないんじゃないかなというふうに思いますので、そういった、特に生徒の通学、また下校等にかかわる時間帯の変更についてはですね、事前にやっぱり連絡をいただくとか、そういったことが必要なんではないかなというふうに思いますけど、町長、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
いや、これは私も正直初めてその状況についてお聞きしました。時間が早くなったんだ、大変なんだというお声をいただいていたところまででしたので、早起きしなければいけませんねなんていう話はさせてもらっていたんですが、実際に生徒さんが遅刻されたという事例まで聞いていませんでしたし、いかにそれが大切なバスだったかということについて、ちょっと私自身も、実際に京急さんからお話を伺ったときには夕方の便がですね、これまでは9時台に上山口で終わっていたものが衣笠まで抜けるようになった上に、10時台がふえたということで、お父さんが飲みに行っても大丈夫ですよなんて笑い話をしながら、ありがとうございましたと感謝を述べていたもので、ちょっとこういった細かい事象についてまで正直申し上げて把握をしてございませんでした。ただ、京急さんとしても採算ベースで事業を運営している中で、バスの本数にも限りもありますし、きっとこういったことについてですね、町とのすり合わせをしない中で決められてしまったこともございますので、今後改良というのは難しいかもしれませんけれども、御指摘のように、こういったことについてなるべく早く、全体のバランスがあるんだということを京急さんともですね、私どもに説明していただけるように、これからお願いしてまいりたいなというふうには思います。
11番(伊東圭介君)
ぜひそのようにお願いをしたいと思います。そして、同じ分野の質問になるかと思うんですけども、バスベイ等についてもですね、町長のこのマニフェストを見るとですね、目玉的な施策ではないかなというふうに思われます。バスベイの設置、それからバス停の屋根も含めてですね、そういったことも書かれているわけでございますけども、町長就任以来ですね、そういったものが改善された場所というのはございますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
こちらも残念ながらさまざまな施行令、道路関係によってですね、実現に至っていないのが現状ではあります。ただ、いろんな形で、例えば細かい話ですが、大道のバス停には担当課のほうでベンチなども座りやすい空間を確保してもらったりとか、また、ベンチの寄贈を、ライオンズクラブさんやそれ以外の団体からもいただいたこともございます。また、屋根につきましては現在進行形ということで、それこそ京急バスさんですけども、今、設置に向けて動いてくださっているところもございますので、もうしばらく状況を見守っていただければというふうには思います。少なくとも1カ所、もしくはもう1カ所はですね、私の任期中を目指していきたいというふうには思っているところでございます。
11番(伊東圭介君)
わかりました。引き続きお願いをしたいと思います。バスベイについてはですね、特にこれ県との協力も必要なんですが、やはりバスが入れるだけのバスベイというんですかね、一般の車、自動車がバスを抜いていくという、脇を抜けられる部分というのは、やはりあることによって渋滞の緩和にもなりますし、非常に大きな効果があるんだろうというふうに思われますので、その辺、引き続きお願いをしたいと思います。
それでは、あと細かいところ幾つかあるわけでございますけども、町長のマニフェストのダイジェスト版等にも書かれているね、最後にここの部分ちょっとお聞きしたいなと思いますけども。葉山のおかしい、町長はその選挙時言っていたと思うんですね。だから私は町長になります。葉山のおかしいを変えたいということで。その部分について、最初の答弁では余り具体な話なかったですけども、このおかしいという部分、何をおかしいと思ったのか、それからそういった部分がこの3年半で変わってきたのかという部分について、ちょっとお伺いをしたいと思います。
町長(山梨崇仁君)
先ほど、第1回目の答弁でも申し上げましたように、おかしいと思うところを私自身、今回公約としてまとめたつもりでございますので、具体に申し上げると、一つ一つについて御説明をしなければならないんですけども、根幹的な部分で、代表的なものとして一つ申し上げるとすれば、先日も本年度の…あ、失礼しました。26年度としての新聞でしたでしょうか、葉山町が全国の課税所得額で14位になったという報道がございました。私がこのマニフェストを発行したときには、素人でしたので2008年という若干古い数字で12位というものを計算させていただきまして、相変わらず課税所得の多い、豊かな方がお住まいで、豊かな町税がある町だなというふうに認識をしました。しかし一方で、議員の皆様からも多く御指摘があるように、行政サービスとしてそれなりのものが提供できているかというとまだまだだというふうに思いますから、そこだけを端的に結びつけてみますと、まだまだおかしい状況は解消できてないというふうに私は思います。ただ、それについての取り組みとしては、大きくは下水道事業に関する起債の返還であったりとか、もろもろの事業の改善見直しなどを進めなければならないものでありますから、下水道事業につきましては10年概成といった方向性が定まりました。これにつきましてはまだ10年かかってしまうわけですけども、一定のプラン、計画を発表できることでこのおかしいの解消につながる、財政の余裕のあるやりくりができるようなものをですね、お示ししていけることがおかしいと思うことの解消の第一歩というふうに受け取ってもらえればと今は考えております。
11番(伊東圭介君)
町長が言われるこの総務省の統計の部分だと思うんですけども、課税所得額が全国で12番目、当時のですね、出したときの話として。今は最新で14番目ということでございます。つまり、全国で12位の行政サービスがあるはずだという、町長は言っているわけですけども、私はね、そこ、ちょっと違うんだと思うんですね。全国で今現在だったら14番目にその課税所得が高い自治体なんで、全国で14番目の行政サービスが受けられるかといったら、僕はそれはないと思うんです。このキャパであればですね。というのは一定の、行政というのは一定のかかるお金というのは必ずあるわけです。家庭で言えば、例えば所得が低い家庭が食費の比率が高いとかそういったもので、同じような感覚でそういうふうになるんだと思うんですね。ですから、決して全国で12番目に課税所得が高いんで、12番目に高いサービスをしなきゃいけない。それは気持ちはそうですよ、当然、町長としてはね。だけど、それはね、僕このマニフェストの一番の、何ていうかな、ミスリーディングじゃないかな。これ町民すり込まれますよね。と思ったんです、当時ね、これ読んだときに。僕、これまさにもうミスリーディングだな。そんなことがあり得るわけないじゃないかって僕は思ったんです。その辺どうですかね、町長。
町長(山梨崇仁君)
伊東議員が御指摘されていることが、例えば人口が同じ3万人でも、企業の本社が幾つかあったりして、法人税が莫大なところにおいては、課税所得が大幅に上がって、3万人に対する還元がたやすくなるかというふうには思います。もしそういう点について丸々入ったものが、葉山町の場合は法人税が少なかったりすることから、返せるものじゃないという御見解であればですね、確かにそれは一理あるというふうに私も思います。しかし、じゃあ、現状で例えば5万人の都市で…失礼。6万人の都市として法人税もさほど多くない逗子市を横並びで見てみますと、確かに市と町の違いはありますけれども、実際の人口動態や活動はほぼ同じものが1.5倍程度であるものと思っておりますから、そこと例えば施設などを見てみれば、まだまだ見劣りすることは現実だと思います。実際に14位という定量的な数字の行政サービスという判断はないと思っていますけれども、しかしそれを目指すことは当然の責務だと思っておりますし、それを目指して努力をしていくことをですね、これからも続けてまいりたいというふうに思っているところでございます。
11番(伊東圭介君)
何ですかね、感覚的なものとすればね、当然町長の気持ちはわかります。ただ、現実としてそういった状況に葉山町の財政状況ないということもありますし、また葉山町のその財政構造の中を見る中でですね、全国で14番目に高い課税所得があるから、全国に比べて…何を比べるかわからないんですけども、14番目に高い住民サービスが受けられるかというと、決してそうではないというふうに思います。経常収支比率も含めてね、なかなかその余裕がないというところあります。町長いろいろ御努力をされてですね、いろんな部分で削減をしてきているとは思います。そういった意味ではし尿の直接投入なんては、もう非常に画期的なものだったと思います。でも、それも町長が、こういう言い方して失礼ですけど、たまたま町長が就任しているときに始まったという話で、以前からある話でずっときて、紆余曲折あり、森町長時代にはいろいろ問題があるものも提案されて、それを否決してというところだと思いますので、そういった意味では非常に町長、恵まれた状況でもあるのかな。当然苦労はありますけども、恵まれたときなのかなというふうにも思います。そういった部分でいろいろ削減も当然今後もやっていかなければならないわけです。まだまだ無駄あると思います。特に人件費の部分であるとか。私も給与がどうのこうのというよりは、人件費総額をやっぱり見直すということが必要だと思っています。それは人員も含めてですね、やっていかなければならない。そのあたりは今後葉山町が持続可能な町としてですね、続くためにもぜひ努力をしていただきたいなというふうに思いますけど、最後に町長、御答弁いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
おっしゃるとおりでして、し尿投入口の件などは、確かに形こそ変えてですね、コストが大幅に浮くことは結果としてまとまりましたけれども、私がどうこうガイドしたものではなく、職員がですね、本当に長年かけて温めてきたものが日の目を見た瞬間であっただけだというふうに思っておりますので、私自身ではなく、葉山町職員の力に支えられてきたこの3年間だったなというふうに思っております。しかし、議員がおっしゃるようにその人件費という問題、そういった職員としては大変冷たい、残念なものではありますけども、現実問題としてですね、先ほどの地域手当の件も含めまして、また現在のかつて日本一と言われてしまった、これもいろいろ議論はありますけれども、構造を直さなければいけないことも事実でありますので、そのことについてなるべく早いうちに整理をしてしまいまして、すっきりした段階で本当の行政サービスについての充実を目指していけるように、行政一丸となって取り組んでまいりたいと思っておりますので、議員も引き続き御協力のほど、よろしくお願い申し上げたいと思います。
11番(伊東圭介君)
御答弁ありがとうございました。そうですね、今後やはりオリンピックの関係もありますし、5年後にはね。それからことし町制施行90周年ということで、10年後には本当に記念すべき100周年ということで、そこまでね、町長に…ですけども。ただやっぱり、そういったこともね、含めて、10年間というスパンを少し考えながらスキームを立てて、ちゃんと計画を立てていかなければ10年すぐ来ますので、ぜひ任期中にそういったことも立ち上げるなりですね、そういった部分で基金のほうの関係もね、あると思いますので、今のうちからやはり、そのとき誰が町長かわかりませんけど、やっぱり準備をしていくということはやっぱり大事だというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。また私も4年間の任期の始まりでございますので、今後ともぜひよろしくお願いしたいと思います。決して、反山梨で当選してきたわけではないというふうに私も思っていますし、私は今回の選挙戦では再始動して、全ては葉山のためにということをスローガンに掲げて当選してきたというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
以上で質問を終了といたします。ありがとうございました。
議長(近藤昇一君)
これにて11番伊東圭介議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
議長(近藤昇一君)
本日の日程は全て終了いたしました。あす午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(午後4時07分)
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更新日:2018年01月31日