葉山町議会 平成26年12月1日
招集年月日
平成26年12月1日(月曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開議
午前10時00分
散会
午後4時30分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席14名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 近藤昇一 | 出席 |
第2番 | 窪田美樹 | 出席 |
第3番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第4番 | 荒井直彦 | 出席 |
第5番 | 笠原俊一 | 出席 |
第6番 | 中村文彦 | 出席 |
第7番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第8番 | 田中孝男 | 出席 |
第9番 | 土佐洋子 | 出席 |
第10番 | 鈴木道子 | 出席 |
第11番 | 待寺真司 | 出席 |
第12番 | 長塚かおる | 出席 |
第13番 | 横山すみ子 | 出席 |
第14番 | 金崎ひさ | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
総務部部長 | 小山誠 |
保健福祉部部長 | 仲野美幸 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 高梨勝 |
総務課課長 | 高階歩 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 矢嶋秀明 |
次長 | 廣瀬英之 |
局長補佐 | 永井秀子 |
主任 | 佐々木周子 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
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第7番 | 守屋亘弘 |
第8番 | 田中孝男 |
議事日程
第1 一般質問
1.荒井直彦
(1)町の鳥獣対策について
(2)町制100周年に向けた取組みについて
(3)姉妹都市・友好都市について
2.窪田美樹
(1)子育て支援策
(2)防災・減災対策
(3)健康・福祉施策
3.中村文彦
(1)町長の公用車使用について
(2)町制90周年について
4.待寺真司
(1)葉山町の財政状況について
(2)財政計画について
5.畑中由喜子
(1)ごみ問題について
(2)子どもの居場所づくりについて
(3)海水浴場開設事業について
(4)まちづくり条例について
議事の経過
議長(金崎ひさ君)
おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(金崎ひさ君)
日程第1「一般質問」を行います。
第1番、4番荒井直彦議員の一般質問を行います。
4番(荒井直彦君)
おはようございます。4番荒井直彦でございます。通告に従いまして、3項目7点について一般質問をさせていただきます。
1項目目は、町の鳥獣対策についてであります。私は、昨年の6月以降の定例会から今回まで一番多く取り上げてきた定番の項目であります。特に、イノシシ被害の対策に関しては、なかなか答えが見えない、苦慮している状況であると思います。現在でも被害は頻繁に発生しており、自衛しているにもかかわらず、被害に遭ってしまい、被害に遭われた方々からは駆除する対策、対応ができていないとお叱りを受けているという状況だと私自身は思っております。が、この時期に来て、やっと4月に捕獲したイノシシのDNA鑑定の結果や県との調整、諸般の事情を踏まえ、今後の対策においては他の全国の自治体と同様な手段、ある方向性が見出され、その目標に向かって、今まさに取り組まなければならない大変な重要な時期に来ていると思っております。また、環境課の許可のもと、今年度は数名の免許保持者が新規に箱わなやくくりわなを設置し、昨年度以上の個数を仕掛けている状況でありますが、被害を防ぐにはもう少し時間がかかってしまうと思われます。
対策効率を高めるためには経験が必要で、工夫と研究が必要不可欠でございます。対策を後戻りさせない。活動をしっかり前に進めることが大変重要なことであり、行政からの財政支援や協力も必要であります。先日、私は初めて神奈川県環境農政局自然環境保全課野生生物グループが主催する平成26年度鳥獣被害対策研修会に2日間参加し、今年度の研修会の修了証をいただきました。研修内容は、鳥獣被害対策の考え方、鳥獣に関する法規、そして県外の被害状況と神奈川県の取り組み等であり、大変勉強になりました。
このような状況の中で伺います。1番目、町全体の鳥獣対策は、今後はどのようにされるのか。2番目、三浦半島サミットで目標を掲げたタイワンリスとアライグマの取り組みは。3番目として、鳥獣被害防止計画の進捗状況をお尋ねいたします。前回の定例会後、環境課と産業振興課との連携で、現在県との協議中の状況であるとは聞いておりますが、横三地区の自治体においては初めて導入される計画であり、策定されれば、さらに国と県との連携強化が図れるようなことが可能となり、葉山町においては大変メリットが多いと理解しております。
2項目目の町制100周年に向けた取り組みについて。1点目の町有地有効活用に具体的な方向性は。私は前回の定例会から質問をしております。前回は旧役場の跡地と防災についてです。以前は町長からは旧役場跡地についてはいろいろ検討をされた経緯がありまして、町の場所として非常にいい場所で、立地条件も備えているので、活用方法についてはいろんな方々の御意見をいただきながら検討してまいりたいと思っている発言があり、前回は旧役場の跡地につきましては、普通財産として所管し、空地である利点から資材置き場、地域でのイベントや集い、臨時の駐車場等に活用している状況である。また、災害時などの対応としての場を確保しておくことも十分配慮すべきと考えておるというような発言で、具体的な計画などはないとはっきりおっしゃられました。当然適正な管理を行いつつ、今でもさまざまな活用方法について慎重に検討していきたいという発言もあり、また、防災広場についても現在のところ、津波以外に有効な活用ができるとして、行政財産として緊急時に活用できる空地として利用していきたいと思っておると。今後は勉強しつつ、施設整備全体についての全体感の中で考えなければいけないという2つの方向性で考えていらっしゃるという発言でおられました。その後の方向性について伺います。
3項目目、姉妹都市・友好都市について、1点目の草津温泉宿泊施設助成制度について伺います。平成27年1月1日には町制施行90周年を迎えることになるわけですが、群馬県草津町との姉妹都市締結後も45周年になるわけでございます。群馬県草津町との姉妹都市締結日は昭和44年3月29日であります。草津町との姉妹都市交流については、文化・観光・スポーツ・産業など交流する分野や交流する人々の数や年齢層も幅広く、町民にも理解を得ていただき、現在に至っておるのが現状であります。この伝統を守っていくこととつくり上げていくことも大切なことであります。そして、これからも継続し、さらに交流分野の拡大を図るよう支援をしていくことも大切なことだと思います。
この質問は議員になってから3回目で、前町長、森時代に1回と、山梨町長になってから1回、私が毎回申し上げているのは助成金の増額の見直しであります。現在の制度は前町長の森町長時代、平成22年に助成金が2,000円から1,000円に減額されております。来年度実施される機構改革の組織変更においては、町民サービス課が窓口の対応でありましたが、担当部も新しく変わることになっております。また、第三次葉山町総合計画後期基本計画の69ページの下の欄には、成果指標という目標数値、草津町とスポーツ交流参加団体の表を見る限り、22年度は2団体から、26年度に関しては4団体に目標数値が示されておりました。今年度は成果指標を達成する4団体が交流されているということになります。4団体とは、野球協会、バレーボール協会、そしてゴルフ協会と陸上競技会も町の方針に従い、交流を軌道に乗せられるところであります。来年度も継続できるよう支援することが必要であると思っております。
2番目に移ります。友好都市・那須町との協定を結ぶ考えはあるかについて、まず初めに、この質問に関してはことしの6月、栃木県那須町議会第2回定例会で、葉山町との友好都市協定について那須町議会の議会運営委員長の高久一郎議員が一般質問されております。先方の会議録を読む限り、那須町の高久町長からは、葉山町との友好都市協定が締結できるかどうかということの実務者協議ということで今後進めてまいりたいと発言をされておりました。そして、ことしの7月28日に、栃木県那須町の企画財政課の2名が来庁されております。今後の対応や方針について伺います。
以上、3項目7点について私の1回目の質問を終わらさせていただきます。よろしく御答弁のほうをお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
おはようございます。荒井直彦議員の御質問の所管する箇所につきまして、お答えをさせていただきます。
1項目目、町の鳥獣対策についての1点目、町全体の鳥獣対策の今後はどのようにされるのかとのお尋ねですが、鳥獣への対応としては鳥獣保護法に基づき保護を行ってまいります。しかし、鳥獣による農作物被害が発生している場合で、柵で囲むなどの防除をしても被害が軽減されないなどといったときには、申請に基づき捕獲許可を行っております。また、アライグマやタイワンリスなど特定外来生物については、防除計画に基づき、今後も捕獲を行ってまいります。
2点目、三浦半島サミットで目標を掲げたタイワンリスとアライグマの取り組みはとのお尋ねですが、町が隣接している横須賀市及び逗子市と協力し、効率的な捕獲ができるよう、おりを仕掛ける場所や時期などを調整し、一体的な防除ができるよう取り組んでおります。また、県有地においては県で捕獲をするよう要望を行っております。
3点目、鳥獣被害防止計画の進捗状況はとのお尋ねですが、現在、鳥獣による農林水産業等にかかる被害の防止のための特別措置に関する法律に基づく鳥獣被害防止計画の策定に向け、県と打ち合わせを行っております。今後内容を詰め、県との協議を調え、本年度中に策定できるよう取り組んでまいります。
2項目目、町制100周年に向けた取り組みについての1点目、町有地の有効活用の具体的な方向性はとのお尋ねですが、町有地のうち行政財産はその目的に沿った利用をし、普通財産は資材置き場、地域のイベントや集い、駐車場用地、また災害対応の用地等も考慮し、利活用している状況であります。町制100周年に限ることなく、将来的に適正な管理を行い、さまざまな活用方法について慎重に検討をしていきたいと考えております。
次に、姉妹都市・友好都市について、草津温泉宿泊施設助成制度についてというお尋ねですが、昭和56年4月に草津温泉旅館協同組合と協定を締結し、財政状況等を勘案しながら宿泊助成金の減額や宿泊日数の見直しを行い、現在に至っております。現状としましては、多様化する町民ニーズやライフスタイルの変遷などの影響により宿泊助成制度を利用される方々の減少、固定化も見られております。現在、宿泊費助成制度を利用されている方々への新たなサービスの構築について、草津町、草津温泉旅館協同組合、草津温泉観光協会、草津商工会議所などの協力を得ながら、姉妹都市交流を発展させるための施策を検討をしております。
続きまして、2点目、友好都市・那須町との協定を結ぶ考えはあるかとのお尋ねですが、栃木県那須郡那須町は栃木県最北部に位置する人口2万6,000人余り、那須連山や那須温泉郷を擁し、別荘地やテーマパーク、さらには高原地帯では酪農が盛んに行われるなど、大変魅力のある町だと認識をしております。特に御用邸がある町ということは両町の大きな共通点であり、これをきっかけに議員の皆様が相互交流を図られたことや、先方の職員も当町に視察に来られるなど、一定の情報交換が図られていることも承知しているところでございます。自治体同士がさまざまな共通点を持って連携することは大切なことであり、町民にフィードバックできることはぜひ前向きに取り組んでまいりたいと考えておりますが、まずは両町がさまざまな情報交換を継続して行えること、互いに発展するため、草の根の交流が芽生えることが大切であり、友好関係の機運と熟度が高まったときに、改めて姉妹都市・友好都市の協定締結という視点で検討をしていきたいというふうに考えております。
以上で私の所管する1回目の答弁を終わります。
教育長(返町和久君)
荒井直彦議員の御質問にお答えいたします。町制100周年に向けた取り組みについての2点目、スポーツ施設の環境整備の方向性はとのお尋ねですが、スポーツ施設につきましては、学校体育施設や南郷上ノ山公園などの既存の施設を可能な限り有効に活用できるよう、利用方法や利便性の向上を図っていくことが当面の方向性であると考えております。また、町制100周年に向けては、多用化するニーズや町の財政状況など、さまざまな要素を総合的に検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
4番(荒井直彦君)
御答弁ありがとうございました。それでは、順次質問をさせていただきます。
1項目目の町全体の鳥獣対策の今後はどのようにされるのかという質問でございます。たまたま先日、11月の28日の神奈川新聞に、12月4日にタイワンリスの効果的な捕獲方法を学ぶ講習会が開かれると記事になっていました。実際にですね、神奈川新聞しか私は見てないんですが、私が研修会に参加して、大変勉強になったということは先ほど述べたんですが、こういう研修会というのは、行ってみないとわからないことがたくさんあるんですね。ですので、今回、まだ日付があるんですけど、今、県からはどういうような案内が鳥獣対策に関して町のほうに連絡が来ているんでしょうか。この神奈川新聞の情報に関してお尋ねします。
生活環境部部長(成島光男君)
今、議員言われたのは12月4日についての件でございますけども、これにつきましては、県政総合センターのほうから担当課のほうにですね、パンフレット…チラシをいただいております。このチラシをですね、窓口のほうに置かしていただきたいというような案内いただいておりますので、担当課の窓口のほうでチラシのほうを置かさせていただいている状況でございます。
4番(荒井直彦君)
当然県からの連絡があって、環境課の方たちが受け取って、それは逆に今はどういう告知方法をされているんでしょうか。それは町民に対してもそうです。聞きたかったのは告知方法。要は神奈川新聞をとってないとわからないことなのか、そうではなくて、神奈川県が葉山町の職員に向けているのか、もしくは町民の方にも参加してくださいということを言っているのか、そこの趣旨をお聞きします。
生活環境部部長(成島光男君)
今回、タイワンリスの講習会につきましては、県で行う事業となっております。町のほうでですね、行う事業でございませんので、町のほうから直接ですね、町民、またはプレス等に発表するということは行っておりません。県のほうからは先ほども申しましたけども、担当窓口のほうにですね、チラシのほうの配布をお願いしたいということで、窓口に置かさせていただいている状況でございます。
4番(荒井直彦君)
おっしゃっている意味はわかるんですね。今、三浦半島サミットで当然タイワンリスとアライグマ、班目は別として、鳥獣対策の、葉山町では有害鳥獣という指定をして捕獲に携わっているということになっているんですが、実際はもちろん行政側の職員も県境とかいろいろなところで捕獲をされていると思うんですが、このですね、告知方法に関してはもう少し研究されたらいいのかなと思っています。ただこれはですね、12月の4日の部分、今回の講習会だけではなくて、私がですね、この間、神奈川県の主催する研修会の情報に関しては、小田原で開催されたんですが、たまたま偶然にもですね、コピー機の横にチラシがあった。神奈川県からの告知がありまして、たまたま自分でチラシを持って、自分で申し込んで、自分でもちろん実費で行きましたけど、当然このような研修会が実施されている。これはですね、神奈川県に住んでいる方たちに告知もしてもいい。当然葉山町の方たちも告知をする。これ当然平成26年度鳥獣被害対策研修会の告知も県から当然チラシが配られたわけですね。これはどうなっているんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
今、議員が言われているのは、平成26年度の鳥獣被害対策研究会という形でですね、県のほうで行う研修会だと思います。これにつきましても県のほうからですね、担当課のほうにですね、窓口のほうに置いていただきたいというような文書をいただいておりますので、それに担当のほうも応じまして、窓口のほうに置かさせていただいているものでございます。ただし、県のほうからですね、葉山町の広報等でのですね、お知らせもあわせてお願いするというようなことがございませんので、担当のほうは窓口で置かさせていただいているという形で周知のほうをさせていただいております。
4番(荒井直彦君)
今、成島部長のほうから葉山の広報という具体的な部分が今ありましたので、先にちょっとこちらのほうを申し上げておきますけど、葉山町広報ね、例えば鳥獣対策で以前から町民に対して注意喚起という部分に関してはお願いしますと、当然去年言った部分ですから、ことしの1月の1日号で、アライグマとタイワンリスと捕獲強化期間ということで、私、そのときに気がついたんで、イノシシに関してはもっと工夫してくださいというお願いをしました。これ実際にですね、三浦半島サミットでタイワンリス、アライグマを捕獲しなさいよ、捕獲しましょうという話も、町民の方たちはどこまでしているかよくわかりませんが、そういった町の方針をですね、今、年1回の、もしくは年2回か3回あるのかはわかりませんが、今年度は何回告知したんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
広報にはですね、今、議員が言われた年度当初に行っております。また、ホームページのほうにはですね、常時、イノシシに関する点とか、アライグマ、タイワンリス、これらについての周知という形で掲載のほうはさせていただいております。
4番(荒井直彦君)
すいません、じゃあ広報には、確認ですけど、1回だけですね。1月の1日に、私が指摘しましたけど、もっと工夫をしてやってくださいよと。その後は何もやっていないんですね。
生活環境部部長(成島光男君)
私たちの対応といたしましては何もやっていないということじゃなくて、1月にですね、広報を出させていただいております。また、ホームページにも掲載させていただいております。また、来年のですね、1月にもですね、新たな同じような内容で周知についての掲載をさせていただく予定でございます。
4番(荒井直彦君)
じゃあ部長ね、もう一回言っちゃいますけど、ホームページの更新日は必ずホームページを更新したときは日付を入れてください。これは約束ですよということを前から僕言っています。更新日っていうのはいつですか。これ僕、全部ホームページのコピー持ってきていましたよ。横須賀市からすべてのもの。2014年4月1日ですよ。じゃ逆にね、もう部長ね、責めるつもりはないんですけど、私がね、この間、1回じゃだめですよ、2回、もう一度言います、また来年の1月1日に出るかもしれませんけど、今までのやり方ではだめなんですよ。イノシシが出ちゃっているんですよ。今まではね、アライグマだ、タイワンリスだ、ハクビシンだって言っているのは過去の話ですよ。新しい計画で、新しい企画、そういうことをやってくださいってお願いしているので、これはですね、もう約束でね、やっていただかないと、もうこれ1回で、1月の1日で終わっちゃってて、2月…もう何もやっていないというのはちょっとおかしいので、これは来年度のね、予算でね、別紙だっていいぐらいですよ、紙をつくってこういうふうにやりますと。年間のスケジュール、こういうのを年間のスケジュールで県が調整して、県がやっていることはいつも同じなんですよ。県のことは知りませんけど、何月何日に例えば鳥獣の研修会があるとか、例えば鳥獣の免許の取得の日付がこうですとか、そういう部分の新しいですね、企画を環境課のほうで企画して、年に1回スケジュール表を出しておいてくださいよ。部長、よろしいですか。
生活環境部部長(成島光男君)
環境課のほうでですね、先ほど町長答弁でもありましたようにですね、鳥獣について捕獲する担当課とは思っておりません。環境課につきましては、鳥獣保護法に基づいて鳥獣を保護するんだという位置づけで対応させていただいております。また、被害があった、答弁でもございましたけれども、柵などを設けてもですね、被害が減らない、そういう場合につきましては許可を出すという形で対応をさせていただいております。
4番(荒井直彦君)
じゃもう一回整理します。1足す1が2になるように言います。来年のこの「広報はやま」に出す場合に関しては、もちろんタイワンリスも当然お願いしたいと思っていますけど、年間のスケジュール、神奈川県における年間の鳥獣の研修会のスケジュール等もどこかで告知してください。年に1回しか出てなかったら、ここだけでいいですよ。年に1回に神奈川県においてはこういう研修会、免許の取得はこうです。これぐらいのことを書いたっておかしくないでしょう。どうですか。
生活環境部部長(成島光男君)
神奈川県が行うですね、事業に対して葉山町のほうでですね、告知をする。これについてちょっと私ども理解が非常にしがたいところがございますので、私たちは、県のほうが行う事業に対してチラシ等を配布していただきたいというものについては対応させていただいておりますけれども、そういう要請がないものに対してですね、そういうような形の対応というのは今のところ考えてはおりません。
4番(荒井直彦君)
県との連携という部分では、これもう平行線になるんで、余りもうこれ以上言いませんけど、タイワンリスとアライグマは県も捕獲しましょうと言っていて、それで県からいろいろ指示が来ていて、その件は環境課のコピーの横だけで終わっている。もちろんホームページを更新されたのかどうかわかりませんけど、それではじゃあホームページの更新という形に関してはなされるんですね。
生活環境部部長(成島光男君)
ホームページにつきましては適宜ですね、内容等が変わるような内容がございましたら、変更のほうはしていきたいというふうには思っております。
4番(荒井直彦君)
いやいや、その内容をいう部分に関しては研修会とか、そういうね、県から言われている行事に関しての告知ですよ。その部分をされるか、されないかというのを確認しているんです。
生活環境部部長(成島光男君)
県の行事については、告知をするという形では今のところ考えておりません。
4番(荒井直彦君)
それだったらいつまでたっても変わんないじゃないですか。だって、そうでしょう。今までアライグマとタイワンリスがちゃんと年に1回こうやって告示されているということを僕も言っていますよ。わかりましたよ。じゃ来年度からは新しい企画、新しい方法で今までどおりじゃだめですよと。ついては、今まではね、コピー機の横にありました。こういうチラシがありました。それで、そのままだったんで、これからは県との連携をしながら、こういった告知に関してはね、葉山広報しかいまないでしょう、現実に。ホームページは別として。だから、それを記載できますか、できませんかといったら、検討しますという答えのほうがよろしいんじゃないですか。
生活環境部部長(成島光男君)
先ほどから申しますとおり県の事業でございます。その事業を葉山町のほうがですね、そういう形で掲載する必要性があるかどうかという、この事業だけではないと思います。県でいろんな事業を行っていると思います。この事業だけについて特例的にそういう掲載をという形は今のところ考えておりません。県のほうからですね、そういうような内容で各担当のほうにですね、周知を別にお願いしたいということがございましたら、当然そういうような形でやらせていただきたいと思っておりますけれども、現段階ではそういうのはございませんので、そういう対応は今のところ考えてはございません。
4番(荒井直彦君)
じゃあ1足す1になるように、じゃあ県からこういうのが来て、書類を受け取ったら、これは葉山町のホームページに出していいですか、悪いですかということを県からの指示があれば出せるということでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
県のほうからですね、周知方法についてそういうようなことも考えていただきたいということがあればですね、我々のほうは当然県の事業、同じような鳥獣に対することでございますので、検討のほうはさせていただきたいとは思います。
4番(荒井直彦君)
じゃあ、これについては検討を、県と調整をお願いいたします。
その部分に関してで、まだ深く入りますけど、三浦半島サミットで班目を持たれて、アライグマ、タイワンリスという部分で、今回いろいろ調べさせていただきました。ホームページを管理しているのは環境課というのは認識しております。例えばですね、葉山町のホームページ見る限り、アライグマとタイワンリスを捕獲する方へ。横須賀市はアライグマ、ハクビシン、タイワンリスの被害にお困りの方。三浦市、アライグマ、ハクビシン、タイワンリスの被害でお困りの方ということでですね、葉山町はですね、今現実にホームページ見る限り、アライグマとタイワンリスのみをですね、選択されて、ただ、中を読んでいくと、3枚目に初めてハクビシンというこれは有害鳥獣ですね。の名前が出てくるんですけど、ここはですね、やっぱり横三地区、少しずつ統一化をされたらよろしいかと思いますが、これ、部長の判断でできるんじゃないですか、これは。
生活環境部部長(成島光男君)
今、御指摘のですね、葉山町にハクビシンの名前が載ってないということでございますけども、確かにですね、件名についてはハクビシンという言葉が入っておりません。他の団体の部分で入っておりますので、これにつきましては、誤解を招くといけませんので、同じような内容にですね、変更のほうはさせていただきたいとは考えております。
4番(荒井直彦君)
初めて部長から前向きのお言葉をいただきまして、ぜひお願いします。
あと、もう一言添えて申し上げれば、部長ですね、葉山町のホームページの部分の取り扱いに関して、ホームページを見る方というのは若い方もいるし、年を取った方もいるかもしれませんけど、葉山町のその鳥獣の部分に関しては、一回ですね、少し見直したほうがいいかもしれません。捕獲数に反映されるかどうかは別ですよ。捕獲数に反映されたら一番いいんですけど、葉山町のが一番深く掘り込んでいる。これいいことなんですけど、逆にですね、見てわかんない。葉山町だけが仕掛けのほうとわなの置いたほうがいいとか、すごい詳しく書いてあるんですね。これはいいことなんですけど、ただ、多分個人的な意見かもしれませんけど、ぜひ写真を入れてもらいたい。絵じゃなくてですね、現実にハクビシンだ、アライグマだ、タイワンリスに関しては、ほとんど写真で見る場合があるんですね。ですから、いいところだけ盗めばいいんです。だから、逆に言えば、逗子市なんかはですね、もうホームページであけただけで、アライグマだ、ハクビシンだ、タイワンリスって、これホームページ、逗子の見ればわかります。当然町民の方でホームページ見られれば、どうしたらいいのかというところに、これがいると思えばいいと思っているんですが、部長、どうですかね、ここも。
生活環境部部長(成島光男君)
確かにですね、葉山町のホームページのアライグマ、タイワンリスにつきましては、字も小さくてですね、細かいところまで記載されております。町民の方がですね、見たときにちょっとわかりづらい点もあるかもわかりませんので、これにつきましてはですね、ちょっとお時間いただいてですね、内容等を精査させていただいて、町民の方が見てわかりやすいような内容を、また、字もですね、もうちょっと大きいような形でですね、修正のほうはさせていただきたいというふうには今、考えております。
4番(荒井直彦君)
よろしくお願いいたします。題名もですね、葉山は保護ってなっているんですけど、ほかのほうの方たち、実態のほうを見ていただければ、同じように案内、お困りの方へという形か、そういった形でですね、見られたほうがよろしいかと思います。
それとですね、私のちょっと感じたことだけ。平成26年の鳥獣被害対策研修会でですね、参加して、小田原で1日だったんですが、ここではですね、ぜひ、前に50名ぐらいの方がいらっしゃいました。いろんな方、自治体の方、担当の方もいらっしゃいまして、免許は持っている、持っていないは別の話でした。いろんな体験談で、すごいですね、生の話を聞きました。ですのでですね、こういった部分はですね、僕だけが知識を持っているんではなくて、やっぱり町民の方、そして、これに携わる方、こういうのはですね、やはりですね、一度葉山町でも県と調整して誘致してですね、もちろん小田原の合同庁舎でなさったという部分、なされてる、毎年毎年なされているというのはわかっているんですが、葉山にですね、こういった講師を呼んでですね、イノシシだけじゃなくて、鳥獣対策専門員も呼んでですね、実際にことしの12月の4日にあるのも、三浦半島で初めて開催されるということのようでしたので、ぜひですね、こういった研修会を僕は誘致するべきだなと思っておりますが、ここは町長、いかがなもんでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
講習会につきましてはですね、ちょっと前になりますけれども、木古庭・上山地区の方を対象にですね、アライグマ、タイワンリス等についての研修会というのは行ったことはございます。今、議員が言われるようにですね、横須賀のほうにもですね、横須賀被害防除対策専門委員の方がですね、来られるようになりましたので、町のほうのですね、計画防除の一環という形でですね、研修会等について実施のほうもできればというふうに考えておりますので、この辺につきましては県のほうと相談させていただいた上でですね、対応のほうをしていきたいというふうに思っております。
4番(荒井直彦君)
またまた、いいお返事をいただきまして、ありがとうございます。これはですね、特に葉山町に関しては、イノシシというのは本当にね、これはしつこい…しつこいって言っちゃ失礼ですけど、イノシシに関してはね、本当今が大事な時期なんですね。わなを仕掛けても、とれないものはとれないんですよ。というような生の声、研修会で聞いたくくりわなの仕掛けに関してもそうなんですけど、丸太をわざと置いて、そこの右足のところに置かなきゃいけないとか、あとイノシシに関してはえさを与えたところには、来るときは仕掛けを置いても意味がないよと。帰り道に置かなきゃいけない。そんな内容の話もありましたし、神奈川県でいったら大井町のほうがいろいろ勉強されてやっていますから、皆さん、勉強されたらどうですかとか、そういったですね、具体的なお話をですね、お聞きしました。ですので、これは来年度ですね、鳥獣防止計画が制定できれば、負担金もその計画費の中で負担できると思いますので、ぜひ実施していただきたい。これはタイワンリス、アライグマじゃなくて、全体でお願いしますね、部長。鳥獣全体の方針を説明をしていただきたいと思っていますので、もう一度部長、来年度の部分に関しては、環境課が主管かどうかわかりませんが、ぜひ協力していただきたいんですが、部長、よろしいですか、もう一度。
生活環境部部長(成島光男君)
研修会につきましては、今言われたようなアライグマ、タイワンリス、イノシシ、これらについての横須賀のほうに専門委員の方がおられますので、そういう形での実施を検討していきたいと思っております。ただ内容についてどこでやるか、所管につきましては、防止計画の中がいいのか、環境課でやるのがいいのかというのは、ちょっと精査させていただきたいというふうには思っております。
4番(荒井直彦君)
ありがとうございました。あと、これは町長にお約束してもらいたいのが1件ありまして、前回も伝えたんですが、鳥獣免許新規受領者の補助制度を実施していただきたい。これはですね、神奈川県で実施している自治体が、鳥獣防止計画が制定できれば必ずやっていただきたいんですが、例えば湯河原町もそうでしたけど、1万円の補助が出ていました。それと、伊勢原も出ていました。あと中井町も出ていましたけど、これはですね、鳥獣免許をしている人を把握したいんです。把握しないと、くくりわなとかを貸し出しする場合も、多分環境課でも誰に出しているのかというのは、これは管理しなきゃいけなくなると思います。箱わな関しては、今、2、2つしかないです。葉山町で多分管理しているのは2つなんですね。その管理している人が誰なのか、これが来年度からは防止計画が制定されれば、箱わなに関しては一人の人が一つの箱を管理するぐらいの勢いでですね、やっぱり毎日毎日管理するとか、そういった部分はもちろん対策協会ができればそこでなされると思いますけど、どうしてもですね、免許を取る方を補助していただきたいと思っていますが、これ町長、前向きの検討をお願いしたいんですけど、どうでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
先ほど1回目の御答弁で申し上げましたとおりに、補助計画の策定に向けて県と協議中でございますので、協議の中でその内容については定めてまいりたいというふうに思いますが、一般的には他自治体の流れもありますので、他市の研究をしっかりしながら、葉山町に適した計画の内容にしていきたいというふうに考えております。
4番(荒井直彦君)
よろしくお願いします。それでは、2点目の町制100周年に向けた取り組みについて伺います。以前から町民体育館という話を私は推進しているつもりでおりました。ここへ来てですね、少し方向転換をさせていただこうと思っております。もちろん町民体育館が必要と思っています。ただ、つくる部分に関しての検討に関しては、今までではない、今までの考え方ではなくてですね、ちょっと一言申し上げておきたいんですが、葉山の問題にはいろいろあると思いますけど、大きな問題というのはごみ処理問題、そして、下水道事業問題というのが大きなのが2つあります。3番目に来る問題というのは、これからは公共施設再編が大きな問題となる。これは町長も先ほどから述べられているんですが、公共施設という部分に関しては前回の質問のときに答えられております。こういう話を勉強していく中で、私のほうにある方がですね、いろいろ御指導をいただきました。当然ですね、先輩・後輩という関係もあるかもしれませんけど、大変その指示に関しては私自身も理解しております。
そんな中でですね、先月、11月の23日なんですが、鎌倉市でですね、松尾市長が主催する公共施設再編計画シンポジウムって、こういった資料をちょうだいしました。ここでいろいろ書かれていることを、僕は参加していないんで読みますとですね、鎌倉市において…例えば体育館のほうです。今、鎌倉市においては大船体育館と鎌倉体育館、そして総合体育館、この3つが市民の体育館としてあるそうです。ということの説明の中で、今後はそれを1つにしてしまう。総合体育館、大船体育館、海浜公園プールを一本化へというような状況になっている。前回は衆議院の土地の跡地のほうに津波の避難所を含め、あの土地は有効に使ったほうがいいんじゃないかと。購入してでも体育館をつくったらどうだというような発言を僕はしておりましたけど、方向転換というのはもちろん100周年に向けた取り組みの一つとして、町民体育館は町民である以上、夢を持っている方もいらっしゃいますので、その部分の夢は決して譲れないんですが、現在今、葉山町に体育館というものは南郷中と葉中、そして4つの小学校にあります。過去をさかのぼると、一番古い体育館という部分に関してのいずれ改修工事が始まると思うんですが、そういったときにですね、検討課題として複合施設、要は体育館ではあるけど、町民体育館も併用しているような、町民が使えるような複合施設の検討を第一優先にお願いしたいと思っています。もちろんいろんな意見があると思いますが、当然一番古い施設、これから山梨町長も財政白書…ごめんなさい、公共施設白書の中で、現実に前からおっしゃっている部分があると思うんですが、その中でも特に葉山小学校、ここはターゲットだと思っています。これは葉山小学校はいつ建てられているのか、これ、教育部長でいいですか。
教育部部長(沼田茂昭君)
葉山小学校の体育館は昭和48年の10月となっております。
4番(荒井直彦君)
今、沼田部長がおっしゃったとおり昭和48年、相当前ですよね。一色小学校はまだ新しい。南郷…ごめんさない、長柄小学校はちょっと場所が不便という部分なので、以前、先輩議員とか仲間で話したときには、福祉文化会館の横という話もなきしもあらずだったんですが、あそこは平成4年、20億かけて建物を建てているということですので、まだ耐震、確かに手狭になったかもしれませんけど、そこではなく、まず最初に体育館を建て直すんであれば葉山小学校、そして、当然今から3年前の震災のときも、葉山小学校があふれているような…避難所として機能をしていたと思いますけど、そこには町民が避難する場所でもあるんですね。ですから、極端に言えばですね、ターゲットと絞って複合施設の内容に関しては逗子市もそうでした。逗子には当然プラザホールというのがありまして、プラザがありまして、1階にプール、そして2階、3階、4階が体育館というような部分でありましたので、ここは町長ですね、複合施設というものはやはり一石三鳥ぐらいの価値があると思っていますので、公共施設整備するときに関しては、町民体育館が優先でほしいですけど、複合施設の中の体育館ということで検討をいただきたいんですが、どうでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
若干確認も入るんですけども、荒井議員の御指摘は葉山小学校の体育館の建てかえの際に、複合施設としての小学校敷地内の施設整備を行えという御指摘かと思いますけど、確認をさせてください。
4番(荒井直彦君)
検討してくださいと言っています。それで、もっと深く入ってしまうと、ちょっといろいろあるんですけど、例えばですね、これは教育部長…教育長にも何も伝えてないんで、一般質問の中には原稿に入っていませんけど、小学校の維持管理という部分に関しては大変なお金がかかっているというのはもちろんわかっております。そして、その中でプール、葉山小学校のプールというのも多分これから再編の中になると思うんですが、プールはいつ沼田部長、これはできているんでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
葉山小学校のプールについては昭和53年の3月でございます。あ、ごめんなさい、失礼しました。昭和50年3月でございます。
4番(荒井直彦君)
今、部長がおっしゃった昭和50年の3月。今、平成26年ですよね。当然今から30年の前のプール、これも維持管理するのも大変だと。ですから、これからの時代にプールも再編の中に入ってくると思います。ただプールを維持するというのも、これは数字を僕見えてないんですけど、維持費がかかる。ある方から言わせると、年間の費用の4割はプール代だという方もいらっしゃるので、これはプールの維持管理に関しては、プールが必要であるというのはもちろんのこと、当然必要であるんですけど、ここのプールのあり方に関しても、これは議論が必要なので何とも言えないんですけど、要は葉山小学校に対する体育館の部分に関しては、昭和48年にもうできていて、これを建てかえるときには複合施設をお願いしたいと。そのときには、プールも一緒に、そして検討として町民体育館もここにつくったらどうだという部分のお答えを、町長には検討しますという部分ではなくて、再編するときには考慮するでも構いませんが、そういった部分のお話を僕は質問しているだけです。
町長(山梨崇仁君)
非常にわかりやすく、ありがとうございました。おっしゃるとおりですね、プールの維持管理費は大変大きいものがあると思いますし、体育館についてもいずれは更新の時期があるというふうに考えております。荒井議員の御指摘ではそれを複合化させて一緒にする。また、それを町民に開放できるような施設の形態であるべきといった御指摘と受けとめましたので、それは、ただその場合、葉山小学校の単体のプール、単体の体育館という考え方でいくと、大変これは難しいかとは思いますので、他の小学校、また地域の施設等を絡めた上での複合化について、これは教育委員会とじっくり話さなければなりませんけども、学校のある意味、一部開放になりますので、それが可能かどうか、またコスト的にそれを集約をすることを、また住民の福祉としても、遠い方もいらっしゃいますので適しているかどうか、しっかりとまとめた上で、町民の皆様にこれは議論をお願いをする部分が多いと思いますから、時間をかけてしっかりと検討していきたいというふうに思います。
4番(荒井直彦君)
個人的意見かもしれませんけど、ちょっと体育館に関してはそういった思いがありましたので、町長、よろしくお願いします。
ちょっと時間あと6分しかなくなってしまいましたので、ちょっとスピードで行きます。あとですね、草津町の部分に関して、ちょっと質問をさせていただきます。昨年ですね、私自身同僚の先輩議員と、笠原議員と田中議員で草津町に視察に行ってきました。当然そのときの出張報告書…報告書を私持っていまして、そういった資料をですね、当時は町民サービス課ですか、今も町民サービス課の方たちにお渡ししてですね、ぜひ検討してください。これは町長も御存じだと思います。相手があることですから、なかなか宿泊助成金の話は別として、新しいプラン、町民に対する草津町の交流のプランに関しては進まないんであれば、一回ですね、助成金を2,000円にしたらどうなんですか。実際に年間でですね、葉山町の方たちが過去6年間、ここに資料あるんですけど、大体270人から220人の間です。昨年は229人、去年が、平成24年が214人、23年250人、22年268人です。費用としては26万8,000円で、大体20万円なんですね。過去をさかのぼると、160万円とか120万円、もう金額的な部分で言うと全然違うんです。森町長になってから大変申しわけないんですけど、減額されてしまった。条件も変わっているということです。先ほど第1答弁でも町長、検討されるっておっしゃっていましたけど、もう議員になって僕、今、3年目、4年目になるんですかね。なかなか改革が進まない。どうなんでしょうか、ここは。
生活環境部部長(成島光男君)
先ほどの町長答弁でもお答えさせていただいていると思いますけども、今までですね、草津温泉旅館協同組合、こちらとの助成金という形で対応させていただいておりました。今現在ですね、答弁書でも答えましたとおり、草津町、それから温泉協同組合、観光協会、商工会議所、こちらの方々とですね、話をさせていただいております。まだ具体的な話については御説明できる段階ではございませんけども、何らかの形でですね、来年度からですね、一部取り入れられるような形で対応をしていきたいというふうに考えております。また、先方のほうもですね、前向きに話をしていただいておりまして、今年度中にですね、そちらについての内容等も最終的な形で結論を出せるんではないかなというふうには思っております。
4番(荒井直彦君)
わかりました。草津町とはね、ことしも締結45周年のきっかけというのがあると思いますので、もし、もしも、新しい企画ができないんであれば、町長判断で助成金の見直し、1,000円から2,000円にしていただくだけでも、今年度だけでも結構ですので、費用的には、もちろん草津町に行く方というのは限られている、固定されているかもしれませんけど、その辺はよろしくお願いしたいと思います。
あと最後になりましたけど、姉妹都市という部分に関しては草津町がありました。友好都市ということに関しては、今、葉山町は持ってないということでしたので、当然横須賀市なんかは友好都市、鎌倉も友好都市、姉妹都市のほかに友好都市というのを持っておりますので、ぜひですね、議員は4年間しか勤務されてないんですけど、御用邸の町という意味で言うと、那須町と姉妹都市締結に向けての勉強会なり、個人的には議員としては2回も行っているわけですが、町もですね、協力をしていただきたいと思っております。
ということで、以上、私の質問はこれで終わらさせていただきます。どうもありがとうございました。
議長(金崎ひさ君)
これにて4番荒井直彦議員の一般質問を終わります。
第2番、2番窪田美樹議員の一般質問を行います。窪田美樹議員、質問者席にお着きください。
2番(窪田美樹君)
2番窪田美樹です。通告に従って一般質問を行います。
1番目、子育て支援についての1点目、小児医療費助成制度の助成事業の今後をお尋ねいたします。小児医療費拡充に対して、繰り返し繰り返し、4番議員ではありませんが、質問してまいりました。この制度はここまででいいという最終地点、なかなか見えてきません。他の自治体では高校卒業まで実施しているところも多くあります。神奈川県内でも中学校3年生まで実施しているところも年々ふえ、8自治体となっています。27年度予算編成では、山梨町長が検証できる最後の予算組みとなります。マニフェストにある小学校6年生まで、所得制限撤廃を支援する意味でも小児医療費助成の今後のあり方、お考えをお伺いいたします。
2点目、子育て支援策の奨学金給付制度の復活についてお尋ねいたします。奨学金給付制度は特に教育費の負担の大きい低所得世帯に対し、教育費に充てるための給付金を支給することにより、高校生などの就学を支援することを目的とされています。公立・私立を問わず、高等学校に通う低所得者に対し、授業料以外の教育費にも充てる。そして、その世帯構成等に応じて奨学金を給付する制度にもなっています。お父さんの願いやお母さんの願い、教職員やの長年の運動を受け、民主党政権下に平成22年(2010年)4月に高校の授業料の無償化が開始され、多くの自治体ではこの奨学金制度が休止されました。ですが、高校に通うための費用は授業料だけではありません。高校の学区がなくなったことにより通学費もかさみます。部活動に入れば活動費、高校の授業料無償化は続いていますが、授業料以外の教育費なども考えれば、奨学金給付制度が復活している自治体は多く、ここ葉山町ではどのように考えているのか、お伺いいたします。
3点目、新設保育園の状況についてお伺いいたします。葉山町では毎年毎年、20名から30人ともいわれる待機児童がいました。その中で保育園新設のニュースはとても明るいものでした。待ちに待った保育園は27年度4月に開設すると多くの方が考えていると思いますが、新年度に向けた園児募集も始まっており、現在の状況をお伺いいたします。
次に、2項目目、防災・減災対策、津波避難誘導路面シートについてお伺いいたします。東日本大震災以降、国を挙げて防災・減災対策に取り組んでいます。津波避難誘導路面シートも津波の心配がある葉山町にとって効果のある対策と思いますが、津波避難誘導路面シートを設置することになった経過を教えてください。
次に、携帯電話による災害・避難情報の対応状況をお尋ねいたします。携帯電話の普及はPHSなども含めれば122.6%、携帯電話に限っても112.5%と、人口、人1人に1台以上という生活必需品となっています。そして、肌身離さず持っている方も多いのではないのでしょうか。そんな中、防災行政無線だけでは、葉山町では難聴地域もあり、何より建物の中では聞こえないということも多く、携帯電話を利用した情報の発信は大変重要なものとなっていると思います。町で行っている防災情報メールは、本人がメールをあけ、確認作業をして内容を確かめる。そして、電話事業者が携帯を持っている人と契約し、設定をして、受け取る緊急時のエリアメールというものもあります。また、もう一つ、契約者が設定を行わずとも一斉に行われるエリアメールというものがあります。これは自治体が電話会社と契約をすることにより、勝手に配信されてくるサービスです。携帯電話会社のホームページを見れば、契約している自治体名が出てきますが、残念ながら葉山町は出ていません。葉山町での取り組みの状況をお伺いいたします。
3項目目、健康福祉施策の1点目、健康、体の健康と脳の健康づくりへの取り組みをお伺いいたします。山梨町長の来年度からの取り組みとして、健康をテーマに挙げられています。健康を維持することにより、認知症の予防など介護度を抑えることにもつながるのではないでしょうか。新たな取り組みを、今後に向けた取り組みをお伺いいたします。
2点目、人生の最後を葉山で迎える取り組みをお尋ねいたします。医療費抑制で緊急入院、緊急病院では長期入院は経営効率が悪く、社会的入院を許すことができず、3カ月を目安に退院を促されることが一般的となってしまっています。医療費抑制に病院での社会的入院、看取りから在宅介護・看取りが在宅での看取りが世の大勢であり、今後は人生の最後を葉山で迎える、迎えなければならない方がふえることが考えられます。これは御本人の意思はもちろんですが、御家族の思い、介護力など大きな課題が山積みとなります。近隣自治体では総合病院があり、以前からいろいろなところと連携し、自宅に戻られてからの生活のあり方や御家族の気構えなど、いろいろな取り組みが行われ、横須賀市では各家庭に向けた看取りに関する冊子も出ています。病気が進み、亡くなる方もいますが、また老衰、老いて病気にもかからず、最後を迎える方もいます。亡くなる御本人、看取られる御家族に対し、どのようなお考えをお持ちなのか、お伺いいたします。
以上、3項目7点について御答弁のほうをよろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
窪田美樹議員の御質問にお答えさせていただきます。
初めに子育て支援策、1点目、小児医療費助成事業の今後とのお尋ねでございますが、小児医療費助成事業は、子供たちの健全な育成を支援するため、子供が保険診療を受ける場合、保険対象の自己負担金を助成するもので、町では平成25年度より、所得制限があるものの、小学校4年生から小学校6年生までに支給対象者の拡大を積極的に図ってきたところでございます。所得制限の撤廃や対象年齢の引き上げによる事業拡充は、子育て支援策の一つの方法として有効であると考えており、本事業が将来にわたり安定して継続的な支援ができるか、引き続き検討してまいりたいと考えております。
次に、3点目に移ります。新設保育園の状況とのお尋ねでございますが、御承知のとおり町では待機児童解消に向け、町内の国有地、旧大蔵省印刷局葉山保養所「森戸荘」跡地に新しく保育所を開設する計画を進めております。工事の進捗状況では5月16日から始まった国の国有建物の解体撤去工事が10月末に完了し、10月22日に国と設置法人の土地定期借地権契約の締結、地域の方への説明会を経て、工事の着工準備を進めてきたところでございます。また、工事関係以外では、平成26年9月下旬に保育所の事業認可の協議や補助金の交付申請の書類を県に提出し、平成26年10月9日に事業認可の事前協議書の受理及び補助金の決定通知をいただいたところでございます。町及び法人は平成27年4月開園に向け、準備を進めてまいりましたが、地域の方への工事説明会において、建物や周辺環境等に対する御指摘をいただき、これまでに計画の一部見直し、その後、2回の説明会と地域の皆様の声への対応を検討したことから着工がおくれておりますが、引き続きの協議を加速化し、早期の開園を目指してまいりたいと考えております。
次に、防災・減災対策の1点目、津波避難誘導路面シートについてのお尋ねでございますが、東日本大震災を教訓に、神奈川県は県下沿岸16市町を対象に新たな津波による被害想定を公表しました。当町は平成24年12月に、被害想定中の最大の津波高となる明応型地震をもとに津波ハザードマップを更新し、まずは海抜20メートル以上の高台へ避難後、長期滞在避難所へ移動をしていただくよう啓発を続けております。
質問の津波避難誘導路面シートについては、特に夜間停電時には蓄光型のシートの効果により円滑に高台20メートル地点まで誘導するために、主に沿岸町道の100カ所を抽出し、設置させていただきました。今後も津波対策に関しましては、ハード面の整備を含め、避難訓練や防災講話等のソフト面も充実させ、継続して実施してまいりたいと考えております。
次に、携帯電話災害避難情報の対応とのお尋ねでございますが、現在、当町において防災行政無線が聞きづらい場合の補完サービスとして、防災情報メールサービスに登録していただき、放送内容が再度確認できる対策を実施中でございます。また、そのほかに携帯電話事業者が主体となりますエリアメールサービスを利用することで、各市町村が依頼する独自の防災情報を直接発信させるサービスがあり、当町も申し込みを完了させ、年内には利用できることとなっております。
3点目、健康福祉施策の1点目、体の健康と脳の健康づくりへの取り組みとのお尋ねでございますが、体の健康につきましては、健康増進事業として肩こり・腰痛予防改善体操、シェイプアップ教室、めりはりボディーメイク教室、ヘルシークッキング教室等を行い、町民の皆様方の健康の一助としてお役立ていただいております。健康増進計画の取り組みといたしましても、葉山健康ウォーキングマップの作成を行っているところでございます。また、脳の健康づくりへの取り組みといたしましては、健康増進事業の中で言語訓練教室を年10回行っており、簡単な計算や歌や言葉遊び、間違い探し、イメージトレーニング等に取り組んでいただいております。
次に、2点目、人生の最後を葉山で迎える取り組みとのお尋ねでございますが、この件につきましては医療と介護の連携が不可欠の問題ととらえ、平成25年度より逗子・葉山地区医療保健福祉対策協議会小委員会におきまして、逗葉医師会、逗葉歯科医師会、逗葉薬剤師会、逗子・葉山の包括支援センター、訪問介護ステーション、逗子・葉山の行政担当が集まり、在宅医療に関する協議や研修会、先進自治体の視察等を行い、医療と福祉の連携拠点を設け、在宅への看取りに向け準備を進めているところでございます。
以上で私の所管する1回目の答弁を終わります。
教育長(返町和久君)
2番窪田美樹議員の御質問にお答えします。
子育て支援策について、奨学金給付制度の復活とのお尋ねでございますが、当町におきましては平成21年度まで、経済的理由により高等学校等への就学が困難な生徒に対して、就学を奨励するため奨学金を給付してまいりましたが、平成22年度からはいわゆる高等学校授業料無償化が開始されたため奨学金を休止しております。現在、国による高等学校等就学支援金制度につきましては、高等学校の授業料に対し、年収目安として910万円程度以上の世帯は所得制限により給付されませんが、それ以外の世帯につきましては現在も給付されております。当町の葉山町奨学金給付制度は、趣旨として所得の低い世帯を対象としており、そのため今のところ奨学金の復活は難しいものと考えております。ただし、今後につきましては、国の所得制限等の補助制度の動向を注視し、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
2番(窪田美樹君)
御答弁ありがとうございました。小児医療費の拡充について、またなんですが、山梨町長は2年生だったものを4年生、4年生を6年生と段階的に進めてきてくれています。これは安定して継続的な支援ができるようにという信念のもと、確実に予算組みができるということを行って、ですから段階的に実施されてきているんだと思います。山梨町長の目標とされている6年生までの所得制限撤廃の今後の見通し、安定的な支援ができるかどうか、検討をされていると思うんですが、その検討状況は難しいものなのか、ちょっと一歩も二歩も進んだ…進んできたものなのか。いかがなものでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
目下ですね、各担当からのまず来年度に向けた要求、予算要求をいただいているところでありまして、その精査の中で来年度の取り組みについて可否の判断をさまざましてございます。申し上げましたとおりに、安定的な維持をする事業でございますので、来年度をまず皮切りにというふうに考え、また、それ以降を財政計画等の兼ね合いを見ながらですね、継続的な維持ができるかの判断をさせた上で、来年度の取り組みの判断をしていきたいというふうに思ってございますので、予算の策定の中で私としては確かに実施したい強い思いはありますけれども、ない袖は振れないといったところもありますので、しっかりとその辺の精査を図った上で結論を出していきたいというふうに思います。
2番(窪田美樹君)
この質問は何度も何度も重ねて来ました。だんだん手ごたえがよくなってきているんですね、山梨町長の答えが。最初は難しい。やったばっかりだからというふうな感じでした。ただ前回から、あらっと思って、前回の質問からちょっと前が明るくなってきたんではないかなという気持ちがあります。この先ほどの御答弁の中からでは、優先事項、よく言われる何が優先されるかというところにあると思うんです。いろんなことをやっていかなくてはいけない中に、山梨町長の強い思いがあるという今のお話の中では、かなり強い優先順位の中にあるのかどうか。気持ちはうんとあるんだよ。ほかの…ほかのというか、比べられるか、ここで何と比べてくださいとかは言えませんが、強い思いのあることは確かと確認させていただきたいと思います。
町長(山梨崇仁君)
全体的な大きな意味での思いとして、子育て世代への財政的な負担を緩和させていきたい。それにより多くの若い世代に流入してほしいといった両面を持っていることは事実であります。しかし、具体的にじゃあ所得制限はとかですね、6年生をさらに中学校1、2、3年生とかですね、具体的な話になりますと、なかなか踏み出すには、申し上げましたように背景をしっかり持っていなきゃいけないもので、思いとしてはもちろん子育て環境といった大きなくくりでは大変強いものを持ってございますけれども、なかなかそれが具体に至らないところは大変申しわけないというふうに思います。
2番(窪田美樹君)
少し明るい答えをもらったと私は納得していきたいと思いますが、これを子育て支援策というふうに言われています。これ発信が大事だと思うんですね。お隣の逗子市や…鎌倉市は同じなので、逗子市や横須賀市、どこに住もうかなって不動産屋さんに相談したところ、多分不動産屋さんに相談すれば、逗子市と葉山町どちらに住もうかなという方がいらっしゃるとします。お子さんいらっしゃるとします。そうしたら、その不動産屋さんが、いやいや葉山町行くと小児医療費6年生まで無償なんだよって言ってもらうだけで、葉山町に住んでもらえるかもしれません。せっかく発信しているんだから…発信というか、やっているんだから、発信の状況って大事だと思うんです。こういったことを不動産屋さんはみずから調べることもしますが、不動産屋さんは別に逗子に住んでもらおうと葉山に住んでもらおうと余り関係はないんです。ですので、葉山町が子育て支援策、例えばもっと言えば、福祉のいろんなことをやっているんですよということを各不動産会社に発信してみるのも一つではないかなって。そういうことってできないんでしょうかね。せっかく子育て支援策、他の自治体と比べたら小児医療費は葉山いいですよね。横須賀市や逗子市と比べると。そういったことというのはやられているんでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
葉山町の窓口にですね、直接不動産屋さんがお見えになって、情報を集めていることは現在もございます。そのとき、お話はさせていただいておりますが、今御提案のようにですね、こちらから発信というのはまだしておりませんので、そういうものが実際できるものなのかどうか、とてもいいアイデアだと思いますので、検討はしてみたいと思います。
2番(窪田美樹君)
ただ横浜市から、妊婦さんが横浜市から葉山町に来たときに、がっくりと落ち込む。あら、8万円も横浜市では受けていたのに葉山町はというところもあるので、そこら辺の拡充も一緒に考えていただければと思います。小児医療費はもうすぐ予算組みも出てくると思うので、そこでの明るい光を期待して、2点目に移りたいと思います。
奨学金制度についてなんですけれど、これ葉山町が休止状態ということですが、現在、神奈川県でほかの自治体がどうされているかは、現状のほうはお調べになっていますでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
申しわけありません、ちょっと他市の状況は今、手元にちょっと把握しておりません。
2番(窪田美樹君)
私が一般質問の項目に挙げていたんですから、神奈川県の状況ぐらいは調べてくれているかなと、浅はかな考えを持ってしまいました。お知らせしますと、神奈川県の中で現在、今まで22年度までやっていて休止した、復活していない自治体は葉山町だけです。葉山町で現在行っているのは15市、13町村のやっています。やってない、もともとなかったのが4市1町、藤沢、茅ヶ崎、伊勢原、南足柄市が、あと松田町がその制度を持っていませんでした。ほかの自治体はやっているんですね。やっていました。復活…ごめんなさい、休止したかしないかがちょっとわからないんですけれど、現在、休止しているのは葉山町だけなんです。先ほど教育長が言われた理念というんですか、なぜ奨学金を行ったかということは、特に教育費の負担の大きい低所得者に対して、教育費に充てるため給付金を、就学を奨励するために奨学金を給付したということになって、授業料だけを考えられているんだと思うんです。ただ県の、なぜこういう給付するのかというところには、授業料以外の教育費に充てる、授業料以外の教育費にも充てるためというものがある。以外にもということなんですね。そう考えると、これが復活する意味があるんじゃないか。この葉山町の給付している何というんですか、概要というんですか、思いを超えたものが神奈川県にはあるのではないかと思うんですが、葉山町が授業料の軽減だけではないところはおありですか。
教育長(返町和久君)
就学に関する熱い支援の気持ちというのを受けとめながらお話ししたいと思いますけれども、県の奨学金についてね、そういう趣旨だということは、これは承知をしております。国の現在の奨学支援制度によって、事実上、公立高等学校に相当する部分の授業料額部分でしょうか。これについては事実上給付があって、そこは就学の要因になっていることは御承知のとおりだと思います。本来…本来といいますか、葉山町の奨学金給付規程を見ますと、つくられたそもそもの趣旨が就学が困難な生徒、または就学の継続が困難な生徒に対して就学を奨励していくと。そういう考えでございましたので、基本的にはやはり授業料相当部分かなというふうな形でこの制度のことを受けとめてまいりました。ただ最初の御指摘のとおり、とりわけ義務教育学校とは違って、高等学校なんかになるとですね、授業料以外の負担が大きくなるということは承知をしております。ですが、現在の給付規程についていえば、御指摘のように授業料相当分だというふうにとらえてきたということは事実でございます。以上でございます。
2番(窪田美樹君)
事実は事実ですが、今後の考えとして、これだけほかの自治体が復活しているんですよ。となると、葉山町が低所得者に対して優しくないのか、優しいという言い方が正しいのかわかりませんが、低所得者に対する考え方が他の自治体と違うのか、それとも葉山町の財政はすごく厳しいから、ほかの自治体は復活できたけれど、葉山町は復活できないんですよというところなのか。復活できない理由はそのどちらかではないかと思うんですが、今後の見通しとしていかがなものでしょうか。
教育長(返町和久君)
どちらかというようなことではなくて、やっぱり総合的だと思いますけれども、給付規程自体は今、存在するわけですから、御指摘のようにね、授業料相当分の給付ということを超えた考え方に立って支援をしていくということであれば、給付規程の考え方を変えていかなきゃいけないですよね。ですから、そういう意味での検討に関しては、これは時間を要すると思いますので、一応他市の状況等は今お伺いしましたし、確認をした上で改めて検討してまいりたいというふうに思っております。
2番(窪田美樹君)
ちなみに、この21年度まで行ってきた予算っておわかりになりますか。組んでいた予算。
教育部部長(沼田茂昭君)
21年度度の実績が1人月額5,000円、年間6万円を給付しています。人数が90人、590人、540万、これが実績でございます。
2番(窪田美樹君)
葉山町は申し込みをして、期限を切って、先着順というんですか、そういった方法をとられるのか、ある程度期日を決めて、その中で予算が500万なら500万、それを均等に期日の中に申し込まれた方にお渡しするのか、どういった方法をとられていたんでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
定員を90人に定めまして、申請書に基づいて決定をして、通知をして、90人が定員という形をとっております。
2番(窪田美樹君)
21年度までは500万超えた予算を組んで、低所得者に対する授業料の補塡というんですか、援助をしてきたということです。他の自治体での予算組みなどはまだ私も調べていませんが、他の自治体の状況を見れば、葉山町でもその理念…理念というんですか、概要からも考え直さなければいけないというところはあるのかもしれませんが、他の自治体と町民を守ること、子供たちの就学を援助することの理念というものは何も変わりがないといと思うんです。葉山町だからこうだというところより、どうやって子供たちを守っていくのかというところも必要だと思うんですが、早急な取り組み、時間がかかりますではなく、早急な取り組みをしていただきたいと思うのですが、今後の検討状況、検討の様子というのはどのようにされるおつもりでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
先ほど教育長の答弁にもありましたとおり、もともとのうちのほうの制度が授業料の補塡という考えでございますので、当然それ以外の通学費や部活動のお金とかという視点で考えれば、違う視点でのこの要綱の改正とか、そういうのを考えていかなければいけないのかなと。神奈川県においては、私立に限ってですけれども、やはり授業料とか、入学金の補塡、補助する制度もありまして、またそれ以外に貸付制度や給付制度というのがございます。それ国や県の制度、それからまた他市の状況等、ちょっと調べさせていただきまして検討したいと思います。
2番(窪田美樹君)
山梨町長、高校生はちょっと小児医療とはまたちょっと年代も違って、ただ小児医療から外れたお子さんたちがここにいるんですよ。小児医療助成制度から、何、補塡というんですか、そこから外れてしまったお子さんが今、高校生になっている。これを言い出すと、もう私のときなんてって、どんどんどんどんきりはないんですけれど、いろんなことも含めてこの高校生の葉山町だけがやってないというところを教育委員会のほうも把握はされてなかったようです。そのときに、今後の検討として検討されるということですが、そこでのバックアップ状況は、山梨町長としたらいかがでしょうか。この低所得者の方々に対する対策として、授業料だけでいいんだよというようなことを考えられるのか、この他の自治体はほかの教育費、部活、山梨町長、スポーツやられていたので、スポーツをね、やることにどのぐらいのお金がかかってしまうか。遠征費用がかかってしまうか。親がどのぐらい負担をするのかというところもよくおわかりのことと思います。そういったことを鑑みれば、教育長の今後の出される答えもですけれど、山梨町長もどのようなお考えを持って、この現状を把握されるのか、把握されたのか、お聞かせください。
町長(山梨崇仁君)
窪田議員がおっしゃるように、私たちのころというふうに考えますと、恐らく時代が大分違ってしまっていますので、無償化ももちろん議論がなかった時代ですので、何ともお答えがしづらいところであります。現行の状況について、私も詳しく把握はしておりませんので、今後制度の趣旨、目的といったものについて改めて教育委員会にですね、いろいろとレクチャーをいただきながら、葉山町としてのあるべき姿を求めていく必要があるかなというふうに思います。
2番(窪田美樹君)
今後、この課題に対しても前向きに検討されていくことをお願いいたします。
3点目、保育園の現在の状況をお伺いいたします。お話をお聞きすると、4月の開園が難しいということになるのでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
当初、11月から着工して、4月開園を目指しておりましたが、今、状況としては工事が始まってない状況でございますので、4月は難しいかと思っております。ただ待機児童もおりますし、できるだけ4月を過ぎてもですね、早期にお願いしたいと思っているところです。
2番(窪田美樹君)
葉山町の保育園児の募集が11月25日から始まっているというホームページに書いてありました。一応いろんな葉山の園の状況とか、その前に新設保育園と改築している保育園の状況が書いてあって、おひさま保育園は6月からですか。募集しますよ…をふやして募集しますよって。銀の鈴も新設保育園のほうは27年度開設予定ですよっていうホームページの欄がありました。それは今でも残っているんです。で、その上のほうに27年度保育園児募集の御案内ということが載っていました。そこを見ると、葉山町の保育園は新設保育園もできるんだなというのを期待を持って手続に来られるお母さんも多いかと思うんですが、やはりそういった方が多い状況でしょう。新しい保育園できるんだから、今回は待機しないでもすぐ保育園安心して仕事を始められるわっていう方が多いのかどうかをお伺いいたします。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
今のところ、すごく多いとかいうことは聞いてないんですけれども、ホームページに載せてありますので、今、議員おっしゃったように、働きたいという希望される方も何人かいらっしゃるようです。それで、この今、4月にはちょっと難しいってお話につきましては、窓口に来られた方には丁寧に御説明させていただいているところです。
2番(窪田美樹君)
一番心配なのは、その4月に預けたいと思う、預けられると思ってお仕事を始めようと思っていた方が、4月は難しいんですよってなったら、その方々がどこに保育園、そのほかの保育園に入れる状況にあるのか。もともと待機児童という方々はいるので、そこにまた、卒園する方ももちろんいらっしゃいますが、また同じだけの待機児童の方、またはふえる待機児童、子育て支援たくさんしていますから、もっとね、入ってくる方もね、葉山町にいらっしゃるかと思うんで、ただ待機児童がふえるという現状になっているんでしょうか。その方々が新しい園ができないことにより困ってしまうというんですか、待機される現状、それをどうやって新設の保育園ができるまで自宅待機ということになるんですかね。それともどこか委託というんですか、場所を借りて仮設の保育園とか、ほかの葉山保育園とかに分散して、新しくできるまで預かってもらえるとか、どういう手だてがあるんでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
来年4月からすぐ復帰を希望されている方というのは、育児休業など取られている方が比較的多いようですので、育児休業が延期できるかどうかの御相談とかですね、あと各家庭の状況を判断してですね、今、仮園舎でやるということは考えておりませんので、家庭の状況の判断して、御都合をつけていただくという方法しか今のところはないと思っております。
2番(窪田美樹君)
それでは、今のお話を聞くと、せっぱ詰まって、もうどうしよう、どうしようというような方が多い…いらっしゃらないとは言えないと思うんです。期待していたのにというところの方は、だってこれからお仕事始めようってね、申し込み、ある程度就業の約束ができていれば、保育園に預けられるはずですから。だけど、4月から就業始めようと思った方は、育児休業があるわけではないと思うので、そういった方々は焦られていることと思うんですが。では、せっぱ詰まった方が少ない状況と判断されているんでしょうかね、葉山町。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
せっぱ詰まっている、詰まってない、それぞれの御事情を、おうちの事情がございますので、少ないとは決して思っておりませんけれども、できるだけ早く保育園の開園に向けてですね、待機が少なくなるような対応をとっていきたいと思っています。
2番(窪田美樹君)
そうなると、やはり新しい保育園が少しでも早く着工できたらというところになると思うんです。今の御説明の中では…今の御説明というよりは、以前からのお話の中で私はですが、何の問題もないという言い方はあれですが、順調に進んでいるものと。ちょっと問題が出たのは、あの解体工事で少し多少おくれるんですというようなお話があったところだと思ったんですが、解体工事は普通に進んで、いざ私、1回目の説明会、8月二十何日ですか、最初の説明会に行ったときには、私、どんな説明をするんだろうと思ってお話伺いに行ったら、町民の…町民って、周りの方々だと思うんですが、どうしてあんなふうに建てるのとかいう、ちょっと困っているようなお話を伺いました。あれと思いながらその説明会ではお話を聞いていたんですが、2回、3回と説明会をやられているうちに、今、町長のね、お話があったような状況になってしまったんだと思うんですが、そこまでに至る間に、町とこれ、法人が…建てるのは法人ですよね。銀の鈴の方だと思うんですが、そこに任せたままだったのか。町はどのようにかかわってきて、法人の方から町がどのように話を聞いて、議会の中では特に問題があったような、着工がおくれてしまうまでの問題があったようなお話は聞いてなかったんですが、議会の中でも、そこら辺のいきさつはどのようなものなのでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
保育園の設置につきましては、かねてよりですね、残念ながら事業者が決まらなかったりした経緯もありまして、多くの方が認知していただいているところではありました。それがいろんなメディアを通じて、大蔵省の保養所の跡地と決まったときにはですね、多くの方から喜びの声とともに早期の設置をというお声もいただいております。私としましても保育園、今回ですね、住民の説明をさせていただいて、3回やらせていただきまして、先日御意見のある方とですね、直接お会いもして、お話もしてございます。ですが、総じて、設置について反対だという声はほとんどございませんで、基本的には必要なものだというふうに御理解いただいてはおります。しかし、その中で御意見がですね、なかなか事業者の思っている方向性と町が描いている姿とですね、住民の方との御理解がそれぞれがまだかみ合い切ってないところがありますので、そういった詳細を今、詰めている段階にあります。我々はデベロッパーのようにですね、建ててしまっておしまいではなくて、それから長く長く保育園というものを設置して、町とおつき合いをしていただくものではありますので、そういったお声をいただいている方は決して多くはないというふうには思っておりますので、そういった方々ときめ細かくですね、対応させていただく中で、愛される保育園を設置を町は今、目指すための動きを図っているところでありますので、もうしばらくお時間をかけてですね、待機されている方々には本当に申しわけないところではありますけども、あの場所で保育園が建つことは、私はしっかりと見えておりますので、建つ時期がですね、なるべく早く御期待にこたえられるようにしていきたいと現状は考えて取り組んでいるところでございます。
2番(窪田美樹君)
開設に向けてね、保育園の開設に向けて今のお話だと、町ぐるみ、町長もしっかりと取り組んで開設を願っていると。近隣の方も保育園が建つことを嫌がっている、反対ですというような声ではないと私も聞いています。ただ実際建つと、よく今、テレビなんかで言われている迷惑施設って、どうしても子供の声がとか、いろんな問題が来てしまって、ただそういう問題だっていう取り上げ方と、問題だけれど、その問題を解決していい保育園だって言われている、近隣で子供の声が聞こえるのが明るくなるとか、子供の行事に近隣が参加して活気づいたというようないろんな方面からのとらえ方がテレビでもされています。葉山町でこれから建つという保育園が本当に、建って30年でしたっけ、借地というのか、約束の中が30年間、隣とか周りに保育園が建つことによって近隣の方々が我慢しきれるもの、我慢というか、耐えられるものなのかというところは今後の、これからの取り組みが大きくかかわってくると思うんです。今はちょっと足踏み状態かもしれませんが、町がきちんと事業所との間に立って、法人任せにするのではなく、本来ならこの保育園っていうのは葉山町が建てなければいけないもの全部をものだと思うんですね。だけれど、補助金という形で他の事業所というんですか、法人が名乗りを上げてくれたから待機児童が解消できるというところでは、町がもっともっとかかわっていって、今後の保育園がうまくずっといけるようにと思いますが、まだ全然お話のいつ、次、話があっても、最終、この話は90%納得していただいているんですよとか、そこら辺は難しいと思いますが、明るい、もう1カ月おくれるんですか。今、11月着工のところ。もう考えても1カ月はおくれるということになると思うんです。今度お正月も入りますから、着工がおくれるってなると、いつの開園になるかというのは、建つほうも、建てるほうも、待つほうも、葉山町もみんながいいお正月にはならなくなっちゃうのかなと思うので、今後の取り組み方、積極的に町長はいかがに取り組んでいかれる信念があるのか、もう一度お聞かせください。
町長(山梨崇仁君)
先日ですね、先週末に私は真名瀬の役員、町内会役員の皆さんともお話をさせていただいてまいりまして、実際に工事に向かった場合にですね、工事期間中だけではありますけども、例えば騒音の問題とか、工事関係車両の入出に関する交通安全の問題とか、さまざまな課題について町内会との、工事業者とのですね、御意見調整もしっかりしてほしいということをお願いをさせていただいてまいりました。もう間もなくそういった意味では、工事の内容についての議論がまとまればですね、速やかに着工に入っていってほしいというふうに思っているところでございます。
ただ一方で、先ほど申し上げたように、総論では保育園の設置については賛成してくださっていても、やはり日々の生活の中でこういった難点があるといったところは寄せられておりまして、大きな課題と認識しているところもございます。御承知のとおりに、従来、町民保育園…町立保育園やにこにこ保育園さんなどは若干こう住宅地と離れたところにございますけれども、皆さんも報道等で御存じのとおりに、保育園の音についてですね、御意見される方も多くいらっしゃいまして、そういった文書も寄せられておりますので、私の個人的な感覚とは若干違いますけれども、そういったお声があることを踏まえますと、音についての対策は一定図らなければならないかというふうには考えてございます。
また、そのほか交通の安全のことであったりとか、園児の安全のことであったりとか、あそこは近隣のお子さんたちが小学校、葉山小学校に向かう通学路でもありますので、そういった道路上の安全確保についても大きな課題ととらえておりますから、これは運用方法ではありますけれども、安全な対策を講じていくことは、これは町の責務として考えなければいけないかというふうに思ってございます。
2番(窪田美樹君)
この問題はほかの今後、保育園なり、何か町が何か建物を建てるとか、町にとっていろんな勉強をしなくてはいけないことだと思うんです。このことでうまくいっていると思って、実際こう事が進んでいったら、近隣の方が納得してなくて、うまく進んでいかなくなってしまったというところがあると思うんです。こういったことを今後は起こらないようにするためには、もう何カ月も前から葉山町、あそこに保育園を建てたいんだって発信していたって言われていますが、近隣の方が本当にあそこに保育園が建つということを知っていたのかどうかとか、どのように保育園をここに建てるんだということを発信してきたかとか、実際壊して…もっと前段階から町がどのように近隣の方や町の住民の方に発信していったかということが大きくかかわってくるんだと思うんです。それ、もっと前からこの土地の周りの人たちが、いやいや保育園建つんならこういうことをしてほしいのよって、こういうことも考えてほしいのよって言われる状況があって、それをのみ込める状況があって進んでいったんなら、ここまで伸びなかったのかなとは思うので、そういったことも今後に向けて取り組みをしていってもらいたいと思います。
次に防災対策なんですけれど、津波のシート、あれ私、言われたのが、あれ滑るんだよって言われたんです。早朝に新聞配達しているんです。新聞配達ってこう薄暗い中にあそこが光っていたんですね。で、それで、うわっ、こんなきれいなのがついたんだって私は思ったんですけれど、他の方はあれが滑るんだよと。そういう苦情はないのということを言われたんですが、葉山町にはそういったお話はないんでしょうか。
総務部部長(小山誠君)
町内会を通じてですね、私のほうにですね、1件ございました。それによりまして、通学路でもあったということで、各学校のほうにですね、そういった雨天時にはですね、滑ることもあり得るということで注意していただくような喚起も、周知を図らせていただくともにですね、その通学路というところでの見直しということで、その場所は町内会長さんとですね、すり合わせをする中で移動した経緯がございます。
2番(窪田美樹君)
私がこれ滑るんだよって住民の方からお話があったんですって、お話を防災課…防災係に言ったところ、やはりそういったお話は受けています。ただ、これをはがせとか、滑らないようにするという加工が難しい。だから、危ない、危険があるかもしれないですよということを発信していきますというお話がありました。今のように、だから、小学校の通学路だったというところもあるんですが、これもまた4番議員の話ではないですが、なぜ葉山町がホームページや、何でしたっけ、広報紙に載せないのか、危ないですよって。発信が私、今週…きょう載るかと思って期待してあけたんですが、どこにもあのシートが滑りますよっていうのは載ってなかったんです。ホームページにももちろん載っていませんし、これ多くの方が、また子供って新しいものを見ると、その上を乗ってみたくなるような感覚にも襲われます。そういったことでは多くの注意勧告というんですか、危ないよって、いいことももちろんなんですが、危ないんですよっていうことを多く発信していっていただければ、今、新しいのでつるつるしているんだと思うんです。この先、もっと車が通るとか何かをすれば、ただ歩道側にあるので、なかなか摩耗というんですか、がすることはないかと思うんですが、そういったことも大事ではないかと思うんですが、学校の通学路にあるから子供たちだけというのではなく、危ないということは知らせるべきだと思いますが、危ないよという発信の仕方の今後はどのようにされますでしょうか。
総務部部長(小山誠君)
御指摘の部分につきましてはですね、今言われた路面シートについてはですね、一応滑りにくいようにガラスコーティングがされたものを採用してですね、設置をさせていただきました。ただ現実として、今御指摘のようにですね、危険性、雨降ったときにですね、滑る危険性もあるということでございますので、児童・生徒のみならず、町民に周知をという御意見もいただきましたので、今後ですね、そこら辺を検討してですね、広報とか、ホームページのほうにアップするような形で検討を図って、対応をしていきたいというふうに考えております。
2番(窪田美樹君)
せっかくいいものをつけて、あれで転んでね、頭切っちゃったということが、また、雨の日とか、本当に滑るし、はく長靴にもよるんですけれど、サンダルとかでは本当に滑りやすくなります。歩道面に置いてあるということでは注意しておいて悪いことはないと思います。ですので、対応をお願いしたいと思います。
次の災害避難情報の携帯電話のあれなんですけれど、今後、対応を年内に利用できるということで、私が言っている自治体と携帯会社が…携帯会社と契約を結んで、そちらのほうが発信されるということになるということでしょうか。
総務部部長(小山誠君)
先ほど町長の第1答弁でお答えしたようにですね、エアメールとか、緊急速報メール、そういった部分については携帯会社のドコモですとか、au、ソフトバンク、各社の方とですね、調整をさせていただく中で、年内に取り組みをさせていただくというような今、段取りで進んでおります。
2番(窪田美樹君)
これもまた同じように、町民の方に葉山町発信されないんだけどということで、私も調べてみました。私は契約をする、設定をする、しないのメールだと思ったら、そこではなく、契約をしなくても勝手に情報が入ってくるというこの災害メールだったそうです。こういったことが葉山町が気づかなかったという、こういった契約があるんだということを気がつかなかったところに私、問題があると思うんですね。お金、これ無償でやるって書いてありました。こういう緊急時のことに対するとらえ方、いろんなあらゆる状況、いろんなことを探って、葉山町がこの防災に対することを調べていかなきゃいけないんじゃないのかな。他の自治体がこれがね、ほかの人たちがほとんどやっていないような先進的な取り組みというようなことなら別なんです。これ何年も前から始まって、本当に全国全部という、全国の自治体が全部いろいろ載っていて、神奈川県も載っています。その中で葉山町だけがそこに忘れてしまったのか、見落としてしまったのかはわかりませんが、そういったところの葉山町のとらえ方にとてもちょっと残念なところがありますが、これだけには限らないと思うんです。いろんな情報のキャッチの仕方で、町もこれからはこういったいろんな情報、町民の方から寄せられるものであったり、そういったものに先進的に取り組んでいっていただきたいと思います。
次に2点目なんですけれど、健康チェック、山梨町長の言われている予算組みに対してなんですが、27年度は新たに健康、新たに掲げて、高齢化が進む中、生活習慣や社会環境の改善を通じ、年齢に関係なく健やかで心豊かな生活が送れる。心と体の元気維持を実施する新たなサービスを展開していきますということが予算のあれに載っていたんですけれど、この今回お答えいただいた取り組みは特に目新しいものが何も載ってないんですが、そういったものは今後、この今、何カ月かの間に予算組みをするから、そこで考えてやれるものなのか、計画的な健康に対する計画的なものがあるから、これに対して予算組みをしていくものではないかと思うんですが、新たな取り組みをどのように考えられているのか、いかがでしょうか。この山梨町長が言われている予防対策の強化というところでの新たな取り組み、新たなサービスの展開はどのようなものなのか、お伺いいたします。
町長(山梨崇仁君)
来年度の健康テーマということで、いろんな場面でかなり早い時期からですね、申し上げてまいりました。町民の方々にもですね、そのための御協力を今、お願いをしておりまして、現実に来年度ということで動いているものも幾つかございます。例えば葉山体操などですね、つくってもらっているものはわかりやすいかと思います。そういったところを取り組んでいる最中ですので、今、各課のほうにも予算組みの中でのお願いをしたりとか、検討をしてもらっている最中ではありまして、そのとりまとめを行っております。町としましてはそういった各課の動きに合わせて、健康という医学的な面ではありますけども、健康増進課を中心とした保健福祉とですね、健康のあり方についての大きな枠の議論も回数を重ねておりまして、何としても今月の上旬には最後のまとめをしようというふうには言っているんですけども、そういった大きな動きもとり行っておりますので、行政の内部、大なり小なり、また町民の皆様の御協力を得たものについて取りまとめをして、来年度の予算、もしくは施政方針の中でですね、お示しをしてまいりたいというふうに思っております。
2番(窪田美樹君)
また質問の半端になってしまうんですが、元気、健康づくりの中で、葉山町が健康測定というのをやってないと思うんです。何年、何年って。子供のときに健康測定をやりました。体力測定か。やった記憶があるんですが、そういったものに取り組み、葉山町が年々年々、毎年その記録を個人で記録を残して取り組んでいくということが、他の自治体ではやっています。そういったことも参考にして、ただやるだけではなく、いろんな健康チェックや脳チェックなどをしていく取り組みをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
今回のですね、会議の中でその話題も出ておりまして、逗子市さんが体力測定とかやっていらっしゃるんですね。町もやりたいんですけども、タイミングと、どの場面でやるのが一番いいのかといったことをですね、もう少しまとめていきたいというふうに思いますので、前向きな検討の結果についてもう少しお待ちいただければと思います。
議長(金崎ひさ君)
これにて2番窪田美樹議員の一般質問を終わります。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は午後1時からといたします。
(午後0時00分)
議長(金崎ひさ君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分)
一般質問を続行いたします。第3番、6番中村文彦議員の一般質問を行います。
6番(中村文彦君)
6番自民絆の会中村文彦です。通告に従い、2項目5点について質問してまいります。
私は、住民の代表として住民目線で、また、議員としては二元代表制の一翼として行政の監視を行うことを求められています。公用車の使用について、25年3月の定例議会においても、危機管理の視点で町長に一般質問を行っております。また、議会運営委員会にて、議長より町長車両の使用について不適切な使用があり町長へ改善を求めるとの報告があり、それを受け、前回の定例議会では同僚議員から緊急質問が行われています。町長の公用車使用について、何が問題であるのか。私なりに調べてまいりましたが、幾つか疑問がありますので、町長にお答えいただきたいと思っております。
それでは本題に入ります。1番、町長の公用車使用について。(1)町長の公用車使用について町長に伺う。(2)宿泊出張に伴う不適切な公用車使用について町長に伺う。(3)番目、町長のガバナンスとトップとしての資質について町長に伺う。
2番、町制の90周年について。(1)町制90周年について町長にお伺いいたします。来年1月1日において、葉山町町制が90周年を迎えるに当たり、数々の事業が予定されてると思います。それについて深く聞いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。(2)町制90周年事業について町長に伺う。今回90周年の事業を行った上で、100周年、10年後になりますけれども、大変大きな節目を迎えると思います。これについての反省点、もしくは今後に生かしていきたい事業等、町長にお伺いしたいと思ってますので、ひとつよろしくお願いいたします。
以上2項目5点について質問してまいりますので、御答弁のほうよろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
中村議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
初めに、町長の公用車使用についての1点目、町長の公用車、町長車使用について町長に伺うとのお尋ねでございますが、管財課で管理している共有自動車とは別に、総務課の専用車として私と副町長の公務日程を優先して使用しております。なお、私と副町長が公務に使用しないときは、必要に応じて幹部職員の公務でも使用することも想定をしております。
続きまして2点目、宿泊出張に伴う不適切な公用車使用について町長に伺うとのお尋ねですが、先ほど申し上げましたとおり、総務課の専用車を必要に応じて公務に使用しており、宿泊・日帰りにかかわらず適切に使用をしております。
3点目、町長のガバナンスとトップとしての資質について町長に伺うとのお尋ねでございますが、本件の公用車使用における私のガバナンスということにつきまして、今、1回目の御質問をいただきましても、御質問の趣旨が御理解できかねますので、この場でのまず、現時点での答弁は差し控えたいと思います。
続きまして2項目目、1点目、町制90周年について並びに町制90周年事業についての2点について一括してお答えをいたします。当町は大正14年1月1日に町制を施行し、平成27年1月1日をもって90周年を迎えることとなります。10年に一度の節目の年として、これまでの歴史をしのぶとともに、今後100周年、150周年とさらなる歴史を刻むことに、改めて意識をするところでございます。また、90周年事業は議会との共催で、来年1月6日に実施いたします町制施行90周年記念式典及び新春の集いを中心に、同じく議会との共催により本年8月に既に実施した中学生議会、来年1月に予定しております福祉文化会館文化公演事業「葉山町新春寄席」を記念事業としており、町民の皆様とともにこの節目をお祝いしたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
6番(中村文彦君)
町長は公用車の使用について、まあ、ちゃんと聞きたいことがありましてね。今、エスティマという車が新しく購入されました。これは新しい議長車とともにレンタルが始まったと思いますけれども、町長の認識では、いわゆるエスティマはですね、町長車両ではないのですか。
総務部部長(小山誠君)
今の御質問なんですが、先ほど町長の第1質問、答弁でお答えしたようにですね、総務課専用車という位置づけの中で町長の公務を優先してですね、使用しているというのが現状でございます。
6番(中村文彦君)
専用車ということは特定の用務、または作業を目的として特定の課等に所属する自動車ということだと思います。今、特定の用務というのは、町長を中心としてということが中に入っているかと思います。ゆえに、いわゆるですね、町長車としての管理規程はないですけども、総務課専用車という形で他町もですね、そういった管理をされてるのかというふうに、町長にお伺いしますけど、いかがですか。
総務部部長(小山誠君)
今、中村議員のほうから御質問いただいたのは、他市町村がどのように管理してるかということを承知してるかということで…いうことであれば、大変申しわけございませんが、私のほうではですね、そこまでの確認をとっておりません。ただ、多分ですね、町長車という専用の部分でのですね、位置づけでやられてる市町村もあるとは理解してるところでございますので、詳細の内容についてはちょっと確認はしてございませんので。
6番(中村文彦君)
森町政時代ですね、町長車は廃止になったと聞いております。そのときの町長車両の位置づけというのは、総務課専用車だったと思いますけど、違うのですか。
総務部部長(小山誠君)
ちょっと守屋町長時代とか…森町長の時代はなかったかなと、私、思ってるんですが、守屋町政時代にはクラウンですかね、専用車両ということで、総務課のほうで管理してたという記憶はございますけれども、森町長のときには廃止したというふうに記憶してるところでございます。
6番(中村文彦君)
再度確認しますけど、その時代ですね、運用規程上ですよ、どのような形で、当然運営規程があったと思うんですけれども、そのときには総務課専用車としての運用規程だったのか、いや、町長車両として特別に運用規程を設けて管理されていたのか、そのあたりの確認はとれてるんですか。
総務部部長(小山誠君)
細かい運用規程については定めはないです。定めはございません。
6番(中村文彦君)
そうすると町長車両としてと登録する場合には、そういった運用規程というのは存在しない、まあ過去にも存在したことはない。今回初めて、じゃあお伺いしますけれども、総務課専用車というふうに専用車扱いということですけど、今回初めて設けられたということでよろしいんでしょうか、葉山町としては。
総務部部長(小山誠君)
今回答弁にさせていただいて、総務課専用車と位置づけ、これは共用車であります管財課のほうで管理している車両とは別個扱ってるということで、鍵の管理等々につきましても総務課のほうで、従来から行ってるものでございます。
6番(中村文彦君)
そうすると、今までも総務課専用車というのはずっと存在していた。要は町長車両があったときから総務課専用車というのはあったというふうな位置づけで、公務でもって副町長もしくは幹部職員が使う場合には、その総務課専用車を使っていた。まあ、町長車両が故障等で使えないときは、それを町長が使うことがあったという位置づけの車ということでよろしいですか。
総務部部長(小山誠君)
議員がおっしゃるとおりで、例えば車検ですとか点検等々、故障はなかったとは思うんですが、従来から総務課のほうで管理して、専用車として管理をしていたところでございます。
6番(中村文彦君)
であるとするとですね、総務課専用車という位置づけですけれども、町長が使うこと主目的だというふうに今、管理しているということですけれども、そういうわけでは…そういう管理だとすると、町長車というふうな誤解を招く可能性がありますけど、そういうわけではないわけですね。
総務部部長(小山誠君)
ちょっと古い部分についてはわかりませんが、今、現段階の総務課専用車、町長の公務に優先してですね、使用している部分についてはそのような形で今、使用しているといった形です。そういうこともございます。ただ、町長が使用しないときには、先ほど町長の答弁にございましたように、例えば副町長ですとか、私も使用する場合がございます。そういったときには使用させていただいているというのが現状でございます。従来とはちょっと違った、何ていうんですかね、専用…町長車というような部分の位置づけではない。そういった部分では、町長も共用車として使ってもらって構わないというような位置づけだと思います。
6番(中村文彦君)
まあ大分ね、私、よくわからないのが、ここまで町長、総務課専用車なんていう名前を使わなくてもですね、町長専用車を購入すればいいんじゃないか、もしくはレンタルするという方法もあるのかなというふうに思うんですけども。というのはね、新町長車というふうに町民も認識してるんですよ。それで、要は7月、8月のですね、使用回数なんかもね、ブログなんかに載ってまして、ここにはちゃんと新町長車、新議長車と書いてあります。ですから、私だけじゃなくて町民の方ですら、これは町長車であると、新町長車だという認識だと思うんですよ。それで、ここの回数を問い合わせてるときに、町長車両の使用頻度を聞いてるんだろうと。それで回答が出てきてる。とすると、これはどう見ても、だれが考えても町長車両だと認識されている。まあ、要は専用自動車というふうな扱いではあるけれども、一般の人から見ても、私たち議員からしても、特に新町長車というふうに受け取られても仕方ない使用頻度ではないかと思うんですけど、町長はいかがですか。
町長(山梨崇仁君)
私のみならずですね、多くの役場の職員が使いやすい自動車の管理の方法というものを、最もにしなければならないものと考えてございます。
6番(中村文彦君)
町長の思いとは別にですね、7月のこれを、この新町長車と誤解されてる方のブログを見るとですね、7月が10回、8月が11回、県外が4回、そんなような回答があるんですね。そうすると使用頻度が、町長はもっと使ってほしいのかもしれませんけども、実際には町長が主体でもって総務課専用車になってますから、なかなか使いづらいのかなと思うんですけど、そうは思いませんか。
総務部部長(小山誠君)
総務課のですね、こちらの専用車につきましては、管財課で管理している共用車、そちらのほうがですね、もう出払っていて使用する車両がないよといったことで総務課のほうに相談があった場合には、用途によって、用務によってですね、お貸しするようなことは想定しているところでございます。その際には当然町長の公務が入ってない限りは、そういったことでも使用できるものというふうには思っております。
6番(中村文彦君)
そうすると、これはまあ総務課専用車であると。そうするとね、エスティマのグレード、もしくは特別仕様なのか、普通のですね、買った市販の仕様であるのか。それはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。
総務部部長(小山誠君)
ちょっと、大変申しわけございません。グレードの部分までは私も承知しておりませんけれども、ある意味、今の段階で世間一般だとは思うんですが、ナビですとかETC、そういったものはついております。それが仕様の中にあるのか、オプションなのか、そこら辺はちょっと別としてですね、特別な仕様というふうにはしてないと思います。
それと、先ほど中村議員が購入したというようなお話もありましたけども、リースでの使用となっておりますので、よろしくお願いいたします。
6番(中村文彦君)
私も気がつきまして言い直しましたので、リースですね。
それで、そうするとですね、リースですね。それについて、じゃあノーマルの車を、だと思うじゃなくて、ちゃんとノーマルですか。そのあたりの確認をとれてますか。それともこちらのほうから、リースに当たってこういうオプションをつけてくれというような請求ですね、そういった注文をつけてたりしますか。
総務部部長(小山誠君)
オプションとなるものは先ほど申し上げたようなナビ、ETC、それとスモークですね、ガラス窓の部分、そういった部分がオプションとなろうかと思います。
6番(中村文彦君)
ちょっと気になるのは、そのスモークですね。ちょっと違和感が感じられるんですね。いや、総務課専用車ですよね。公のものですよね。何でスモークが必要だったのかお答えください。
町長(山梨崇仁君)
エスティマにしました趣旨がですね、例えば私を含めて幹部が移動の際に中で打ち合わせをしたりとか、広いスペースを使って、例えば荷物の搬出入をしたりとか、そういうことも可能でしょうということから、直射日光が当たる環境はよくないことも考えられるので、スモークを施しておきましょうという結論をいたしました。
6番(中村文彦君)
今の車でですね、紫外線をカットしてない車が存在するのかどうか、そのグレードですね。わざわざそのスモークというとですね、中が見えない状況。その色はどの程度のものを張ってるかというのは、道交法に違反しない程度だとは思いますけれども張ってある。通常のね、ガラスの仕様でも十分濃いものを選択すれば、スモークまで張る必要はないかと思いますけども、町長はそのように経済面が考えられなかったんですか。
町長(山梨崇仁君)
必要なものという認識をしてございました。
6番(中村文彦君)
総務課専用車の中を見られては困るような、打ち合わせをしてるなんていうのは仕事をしてるというのが見れていいんじゃないか。例えばね、カーテンでもよかったんじゃないか。そういうような選択肢はなかったのですか。
町長(山梨崇仁君)
私の判断ではですね、カーテンといった何か付属品ではなく、実際に中で打ち合わせをしていたりとか、書類に書き物をして集中するときもありますので、そういった面では外部の目を気にしないことも、ある意味必要な空間かというふうには認識をしてございますし、ほかの幹部の方々もそういった意味では、車内での時間を有効に活用してほしいというふうに思います。
6番(中村文彦君)
まあ、ちょっとそのあたりが私たちの感覚とは違うのかもしれませんけれども、やっぱり中が見えないというのは、中で何がされてるかというのはちょっと見えない車だというふうな認識ですね。だから道交法でも暗くなればですよ、当然違反になるわけですから。だからそういったものをなるべく避けるために、今はほとんどが、そういった公用車についてはカーテンを使用しているように思いますけれども、町長はそのような認識はございませんか。
町長(山梨崇仁君)
議長、今、中村議員からですね、今のスクリーンがかかってるものについて、暗くなれば道交法違反だという御指摘ございましたけども、事実確認をお願いしたいと思います。私は助手席については道交法違反と認識してございますけども、現状葉山町のエスティマについてですね、これ以上濃くしても道交法違反になるような事態にはならないというふうに認識をしてございました。事実確認をお願いします。
議長(金崎ひさ君)
中村文彦議員、今の質問に対して、葉山町のエスティマが道交法違反だとおっしゃったのかどうかをお願いします。
6番(中村文彦君)
一般的にですね、エスティマのそのスモークも、規制対象に道交法ではなってますから、濃くなればですよ、それは視界を防ぐということで違反になるケースがある。まあこのケースでもって、別にエスティマだというわけではないです。(私語あり)
まあ、それで次の質問に行きますけれども…。
議長(金崎ひさ君)
ちょっとお待ちください、ちょっとお待ちください。反問を受けておりますので、道路交通法違反になるスモークというものがあるのかどうかを、根拠を持ってらっしゃるかどうかをお聞きしています。
6番(中村文彦君)
今現在は持ってません。大変、書類についてはありません。ただ、道交法を調べてもらえれば、その規定はあるのは間違いありません。だからその、後ろの席とかじゃなくて、だからそういうスモークに対しての使用規定ってあるわけでしょ。(私語あり)
議長(金崎ひさ君)
ちょっとお待ちください。今の私が申し上げたように、今のエスティマが道路交通法違反であるとおっしゃったわけではないということはお聞きいたしました。そして、スモークをかけた車が道路交通法違反になる可能性があるというふうにおっしゃいましたが、お手元にこういう場合はなるというものを、資料を持っていらっしゃらないということを確認をいたしました。それは間違いないですね。そうすると、今の議論として、エスティマが道路交通法違反になるということではないということで、町長、進めていただけますか。それで、こういう場合は道路交通法違反になるんだという資料を、中村議員は後ほど調べていただいて、それを議会に提示をしていただけますか。はい。それで進めたいというふうに思います。
6番(中村文彦君)
まあそういうことならですね、結局そのエスティマをですね、購入した…レンタルしたということですが、今、確認してるのは、町長車両ではなく要は専門車両であるということは確認とれましたので、町民の方もいろいろと誤解されてる方がいて、新町長車であると言われてます。この認識は間違ってるということで、町長よろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
間違ってるか間違ってないかではなくて、事実としては総務課の専用車であるという事実でございます。
6番(中村文彦君)
じゃあ新町長車という表現については間違ってるということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
繰り返しになりますけども、間違っているかとか間違っていないとかいったものではございませんで、事実としてあることは総務課の専用車であるという事実でございます。
6番(中村文彦君)
それでは次の質問にまいります。まあ、町長がね、そういうふうに見られてるということを認識してるかどうかというふうに聞いてるんですけれども、そうではないというようなふうに感じてるようなので、次の質問にまいりますけれども、宿泊出張に伴う不適切な公用車使用について町長に伺うということで、これはことしの8月の2日、草津に行った際にですね、何か不適切な公用車の使用があったという形で、町長…議長のほうから報告がありまして、それについて詳しく町長のほうからもお聞きしたいんですが、お答えしていただけないでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
はい、答弁いたします。
議長(金崎ひさ君)
ちょっと聞こえなかったので、申しわけない。何ておっしゃいました。
町長(山梨崇仁君)
先ほど1回目のとおりですね、適切に使用したと答弁したまででございますので、ほかに御質問があれば答弁いたします。
6番(中村文彦君)
そうすると、議長のほうの議会報告が違っている。それと、あと同僚議員のほうから緊急質問もなされてますけれども、それについては全く事実無根であるというとらえ方で町長はしてるということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
事実はですね、議長からそういった提起、御報告がありました。その上で議員の方が緊急質問をされたという事実でございます。
6番(中村文彦君)
それはなぜされたというふうな認識でおられるのか。いや、まあ、要は議運の議事録に残ってますけれども、町長のお口からどういうことで問題視されたのかというのは、認識はないんですか。
町長(山梨崇仁君)
議長にもですね、御質問された議員の方にも質問される、質問…御報告とまた質問の趣旨がございますので、その趣旨にのっとって質問をし、ただされたというふうに私は理解をしてございます。中村議員が御指摘の課題があればですね、その課題をおっしゃっていただければ、それについて私もしっかりと御答弁をしてまいりたいというふうに思っております。
6番(中村文彦君)
いや、それがね、いや、議会で、議運でですよ、議長のほうから不適切な公用車の使用があったって報告があって、町長については町長車両の運用について改善を求める提案をするというような発言がありました。それについて、その事実があったのかどうか。それだけでも確認したいんですけども、いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
繰り返しになりますけども、必要に応じて公務に使用させていただいておりまして、その利用につきましては宿泊・日帰りにかかわらず適切に利用をしていると認識しています。
6番(中村文彦君)
そうすると議長からのそういう提案というのは、議会の意思だと思うんですけれども、そのようには考えてらっしゃらない。あくまでも何もなかったということで、緊急質問まで行われてるんだけど、それについても全然見当違いだと、そういう緊急質問がなされたという認識ですか。
町長(山梨崇仁君)
議長は議長のお考えがあって御報告をされたものだと思いますし、質問された議員さんにも、質問の中で確認したいことがあったというふうには考えてございます。これは議長にも報告する権利もありますし、御質問された議員にも質問をする権利というものが十分ございますから、私についても、それについては説明を尽くしてまいりたいというふうに考えてございまして、お答えをさせていただきました。
6番(中村文彦君)
それなら前のですね、緊急質問であったことをもう一度確認したいんですけれども、町長は草津に行かれたときにですね、公務と関係ない人を同乗して草津まで行かれたというのは事実ですか。
町長(山梨崇仁君)
公務と関係がない人という、公務ということについて、私は公務だったという認識をしてございます。関係がない人ということであったことですけども、御存じのとおり議員の方が乗っていらっしゃいますので、この方が関係がないかと言えば、議員さんですから、関係があるというふうに認識をしております。
6番(中村文彦君)
草津へ公務で行かれて、ゴルフを行った。これは視察であったというふうな話を聞いております。視察に行ってゴルフをプレーする必要性があったのでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
視察目的、視察だけということであればですね、いろんな視察の方法があると思います。
6番(中村文彦君)
私なんかの知り合いもですね、ナショナルトレーニングセンター、体育館をですね、見に行ったりとか視察に行ってます。だけどそこではあくまでも質問を聞いてですね、規模を聞いたりとか、そういった事業費を聞いたりとか、そういったことが主な視察目的になります。そこで運動するところまではなかなかね、いろいろと用事もあるでしょうから、そういったことはないんですけども、ゆっくりとプレーしたと、18ホール回られたということでよろしいでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
ゆっくりとではなかったですよ。かなりタイトなスケジュールの中でですね、ゴルフコースについての説明もいただきましたし、またその後の感謝祭のほうにも出席させていただきましたので、視察としてはかなりハードな日程だったというふうに認識をしております。
6番(中村文彦君)
質問に答えておりません。18ホール回られたんですか。
町長(山梨崇仁君)
はい、18ホール回ってございます。
6番(中村文彦君)
いやあ、大変ハードな視察でしたね。いや、18ホール回って、それはタイトだったと思います。その後でですね、議長のほうからも報告ありましたけど、レセプションのほうに時間どおり間に合ったのですか。
町長(山梨崇仁君)
はい、レセプションに時間どおりに出席をしております。
6番(中村文彦君)
そうするとゴルフバックも大変重かったかと思いますけども、予定表を見るとですね、葉山町からホテルまでというのが予定で出てきてました、運行表ですね。町長はそのゴルフバックを持って庁舎まで来られて、そこから乗っていかれたんですか。
町長(山梨崇仁君)
車に積んでおります。
6番(中村文彦君)
いや、どちらから車に乗せたんですか。
町長(山梨崇仁君)
ゴルフ場から乗って、ゴルフバックも積んでもらったままでございました。私はその後、温泉祭りのほうに参加をしております。
6番(中村文彦君)
ゴルフバックは葉山からお持ちしたんじゃないんですか。そうすると、その同行された方はどこからバックを乗せられたんですか。一緒に庁舎まで来て、ここに集合して行かれたんですか。
町長(山梨崇仁君)
私の自宅から通り道ですので、そのまま道路沿いで同乗していただきました。
6番(中村文彦君)
そうすると自宅まで車が、町長車なので迎えに来られて、その流れでその関係者の方のところに行かれて、ゴルフバックを乗せてゴルフ場まで行ったということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
ちょっと記憶をしてないんですけども、たしかそれで間違いないと、ごめんなさい、記憶で、記録をするようなことではないと私は思ってますので、記録はないんですけども、記憶の中ではそのようだったというふうに覚えております。
6番(中村文彦君)
もう一度確認しますけど、そのとき使用したのは総務課専用車で町長車両ではありませんよね。
町長(山梨崇仁君)
町長車両ではないかと言われれば、そこについては先ほど申し上げたように、それが間違っている、正しいといった表現は私はしてございませんので、中村議員の御質問の趣旨には沿いかねます。しかし、後半の総務課専用車であるかという事実については、事実であるというふうに申し上げます。
6番(中村文彦君)
総務課専用車はですね、配属された課の長が管理することになっておりますが、総務部長はそのことを知っておられましたか。
総務部部長(小山誠君)
はい。温泉感謝祭に専用車両が町長優先、使われるということは承知しておりました。
6番(中村文彦君)
ゴルフに使用することは知っておりましたか。
総務部部長(小山誠君)
はい。感謝祭とあわせてですね、視察のほうをされるというお話は伺っておりました。
6番(中村文彦君)
町長はね、前回私も25年の3月13日の日に一般質問をしております。そのときは議長車で議長と一緒にですね、車で草津まで行ったことについて一般質問してます。そのときに町長が言われたのは、経済性とかもろもろの観点から、今回は2人同乗していった。なぜ、今回議長も行かれてるので、議長車でもって一緒に経済性、もしくはもろもろの観点で一緒に行かれなかったのですか。
町長(山梨崇仁君)
車の両輪と言われる議会の長の議長と私がですね、近距離では、遠距離についてはそれは危機管理上問題があるという判断のもと、分乗するように現在ではしております。
6番(中村文彦君)
そうすると、前回、私に答弁した経済性を考えてという答弁が間違ってた。改めてやっぱり考えてみたら、その危機管理ということはやっぱり重要なので、そういうような車の使用方法を行ったということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
実際にですね、1台で行くことの経済性は十分あるというふうにも認識はしております。
6番(中村文彦君)
でも、その相手に乗ってた車に同乗した人はですね、議長から言うとそれは公務ではなかった、本人もそれを認めてる。そういう人を一緒に乗せてってるんですが、その事実は町長はどのように考えてますか。
町長(山梨崇仁君)
先方のですね、町営の施設について、そこの施設の説明をいただきながら、いかにその整備が大変かと。また、指定管理でやってますけども、管理について大変な、これまで草津では思いがございました。それはゴルフ場といった施設の性質のみならず、さまざまな分野において行政が苦労してることについて、私は説明を受けるべきだというふうにも感じてございます。それは葉山町ですら同じような状況になる可能性が十分あるからでございます。そこに招かれた者がですね、私と当該の議員の方が招待を受けたということでございますから、これについて私は御本人の認識という以前に、私自身は姉妹都市草津町との交流の上に、さらに公務としてそこの視察をすることについては全く問題がないものと認識をしております。
6番(中村文彦君)
町長も地方議員出身ですから、当然議員派遣ということを耳にしたことがあると思うんですね。何かその公務で行かれるのであれば、議長の承認は必要だというふうに認識があるかと思うんですが、そのような認識はないのですか。
町長(山梨崇仁君)
議会の内部でのルールについて、私がとやかく言うものではございませんが、私としましては御本人の行かれるその性質上を考えた上で、公務という判断をいたしました。
6番(中村文彦君)
まあ、我々にはその案内状は来てないのでよくわからないので。で、その人は特別なのですか。要は議員でもってほかにですね、議長のほうにも案内が来てないことは議運のときにも確認しておりますが、ほかの議員さんにも来てないということのようですが、町長はそのあたりの認識はあったのですか。
町長(山梨崇仁君)
私のですね、所管する部署ではございませんので、私からの答弁としましては、正式な公務というふうに招待状も拝見しておりますので、公務というふうに認識をしております。
6番(中村文彦君)
そうすると議長からあったですね、確認したときに公務でなかったので、あれは不適切だったというような報告ありましたけど、その議長の判断が間違っていたというふうに町長は認識されたんですか。
町長(山梨崇仁君)
私が所管する中でのですね、総務課専用車の運用につきましては、公務である者の同乗、またそれに必要と認められるものがあればですね、それは私は広く利用すべきだというふうに認識してございますので、特段問題はなかったものというふうに考えてございます。以前、草津のスキーの、スキー学校のときにですね、けがをされた方が町長車に、当時の町長車に乗って帰られたという聞いたことがございます。そのような状態もございますので、ひとえに、公務でなければ同乗してはならないという考え方についてもですね、必要に応じといった考え方を私はしてまいりたいというふうに思っております。
6番(中村文彦君)
いや、その例と例えられちゃうと困っちゃうんですよね。ゴルフをプレーした方で元気でぴんぴんされている。我々もそのゴルフに行ったのがどうかというんじゃないんですね。わからないから聞いてるんですよ。議長のほうからそういう報告があった。議会としては公務でないという認識を持ってる。だからこれについて町長が、要は町長専用車じゃないですよね、総務課専用車。公務以外の人を乗せてはいけない車。これはもうルールですから、そういうことを認識されていたのかどうか。仮に知らなくて乗せたとしても、この、要は規定には反するわけですから、それについてどう考えるか。これはコンプライアンスの問題です。どう考えるのか。その条例、規定に対して違うということですか。
町長(山梨崇仁君)
一切コンプライアンスに反してないと考えております。
6番(中村文彦君)
それは何を根拠にしてるんでしょう。公務というのは、町長はどのようにとらえてるんですか。
町長(山梨崇仁君)
一般的な行政の課題を解決するため、行政の仕事として行うものが、全般が公務であるというふうに認識をしてございます。
6番(中村文彦君)
そうするとですね、インターネット上でですね、8月2日を見ますと、町長のパブリックなところでは、温泉のその祭りですかね、それに出席したところしか載っていない。ゴルフをしたなんていうのはどこにも書いてない。それはなぜですか。
町長(山梨崇仁君)
私としましては、適正な公務でしたというふうに考えてございますから、載せてる、載せてないについてはまた後ほどですね、確認をしてまいりたいと思いますけども、特段隠すことでもございませんし、また、ゴルフというスポーツの性質について問われてるような、今、印象も受けてますけども、ゴルフはかつてから、過去より紳士・淑女のスポーツと言われておりますけども、最近では広く大衆が興じるスポーツでありますし、ゴルフは強い精神力を鍛えられる、大変、私としては難しいといいますか、特徴のあるスポーツだと思ってますから、それについて他の議員とスポーツしながらですね、現地の視察ができるということは大変有効な関係があるというふうにも認識しております。
6番(中村文彦君)
そうするとですね、例えばですよ、幹部職員が業務と関係ない職員も連れて、まあ女性でもいいですけども、連れて、この総務課専用車を使って行ってゴルフをした。議会からもそれはおかしいんじゃないかという追及を受けている。町長はそれでも、まあそれはゴルフというのは健全なスポーツであるから、そういうことはない、疑うほうがおかしいんだと。宿泊を伴ってますけども、そういう考えでよろしいですか。(私語あり)
議長(金崎ひさ君)
静かにしてください。
町長(山梨崇仁君)
中村議員がですね、これでよろしいですかという御質問につきましては、幹部職員が女性を、関係のない女性を同行してゴルフにしたといったところの表現から入りまして、そのゴルフをすることを私が認めるかといったような御質問になってましたので、その内容がすべて正しいとは全く思えませんから、それについては一切私は否定はさせていただきたいというふうに思います。なお、私が申し上げられることは、その内容を聞いた上でですね、問題がないと認められれば、それはコンプライアンスにのっとった適切な町長車の使用、専用車の使用であるというふうに考えております。
議長(金崎ひさ君)
中村議員、事実に基づいた質問にしてください。もしこうであればということではなくて。今、品格に欠けるような御質問に私は聞こえました。
6番(中村文彦君)
要はですね、議長のほうからこれはですよ、不適切な公用車の使用があったということがあって、それでこれは議会運営委員会の議事録に残っております。で、申し入れると、そこまで議長が報告してるわけです。それについて町長が、いや、事実無根である、議会の議長が言っててもそれは間違いだと今、言われてます。だからそれで町長がそういうふうな考えでいることが、私にはちょっとよくわからない。町民もわからない。だから町長車両一つにしたって、新町長車だというブログが立ち上がるぐらい、その車に関しての使用について明確でないのは事実です。危機管理の観点からすれば、町長車両というのだって選択肢のうちには入ると。議長が提案する議長車の、町長車に対する使い方を、改善を求めるというところにつながると思うんですね。ところが今のままだとわからない。それは専用車だから。町長なのに担当課の、要は部長の許可が必要だという車に乗ってるわけですよ。その認識があるかどうかお答えください。
町長(山梨崇仁君)
まずですね、議長の報告に対して事実無根だというふうに私が言っているようだという、今、御発言がございましたけども、議長の報告は事実無根ではなくて、事実が大半でございました。その上で疑義があったので、私はそれについて緊急質問を受けて解釈のただしを受けたという、私自身も説明をさせていただいたというふうに考えてございます。おっしゃったようにですね、その専用車につきましては部長の決裁、課長の決裁等が必要かもしれませんけども、決裁権限上は私は上位に位置しますので、私の判断をもってその利用については適正利用を促し判断をすることができるというふうに考えております。
6番(中村文彦君)
そうですよね。町長の意思でもって正決裁できる。だから町長車ですよ、これは。御自身で言ってるとおりですよ。だからそれをね、町長が、何でそこにこだわるのかよくわかりませんし、実質上町長車として認識されてるものをそこまで総務課専用車であると言って規定を曲げてまでね、やってるのかがよくわからない。ましてやその中でもって使用方法について、議会からも疑念を持たれてる、私だけじゃない。私は逆に知らなかった。議運で聞いて調べてみておかしいなと思ったから質問してるだけの話です。だからそれについて、町長はおかしいと思わない。で、議長の言ってることは大半がいいんだ、合ってる、だけどそうではないというような言い方をされたのか。もう一度確認しますけども、議長が言われてた議会で報告があったことは、町長としては認められないということでよろしいんですか。
町長(山梨崇仁君)
事実についてですね、曲がっているというふうには申してございませんで、これは議長に確認していただければ結構ですけども、議長がおっしゃってることは大半は事実だというふうに思います。その上で解釈の問題があるというふうに認識はしてございましたので、それについては緊急質問等を受けて、私としても説明を尽くさせていただきました。先ほど中村議員がその前段でおっしゃいましたけども、専用車について私の発言を受けて、だから町長車じゃないかというふうにおっしゃいましたけども、町長車という考え方を中村議員がされるのは自由でありますし、それを新町長車と言われる一般の方のブログの記載について中村議員が気にされるということも自由でございますので、それはその議員の意思として受けとめさせていただきます。私として申し上げられる事実は、町長車というものは今はそれについて考えを持ってございませんで、総務課の専用車を私が利用しているといったところで、その判断につきましても、私がですね、特に認める業務の範囲ということで、その運行範囲等使用についても判断をしているところでございます。
6番(中村文彦君)
ようやくちょっと問題がね、私がわからないのは、今のまさにそこの部分なんですよ。議長が言っていることがどういうことを指摘されて、町長はどこの部分がそことは違うのか、それをお答えください。(私語あり)
町長(山梨崇仁君)
私にですね、今、質問いただいておりますので、私としましては使用については適切な使用だったというふうに申し上げておりますから、その違いにつきまして、職員の中で違いがあればこの場で私のほうから御答弁させていただきますけども、議長とのことでございますので、また改めて中村議員のほうから議長に御質問いただいてですね、その上でまた御判断いただいた御質問を行政側にいただければというふうに思います。
6番(中村文彦君)
いや、もう議会のほうは報告受けてるんですよ。町長の見解がどうなのか、どういうことを議長から言われて、どういうふうに対応したのか、それを聞いてるんですよ。議会にもう議運で報告があるんですよ、それは。それについて町長はどう考えてるんですか。どういうふうに町長がとらえてるのか、どういうことを指摘されたのかお答えください。
町長(山梨崇仁君)
事実に基づいて、もう一度確認を含めてお話しさせていただきますが、議会運営委員会で議長が報告をして、町長がそれを聞いてどのように感じたかというふうに御質問されてるということでよろしいでしょうか。
6番(中村文彦君)
私は議長のほうから、町長に対して公用車の不適切な運用があったので、町長には町長車両の運用についての改善を求めるがよろしいかという議運での答弁があったんですね。それについて町長はそれを受けたのか、受けなかったのか。そういう事実があるのかないのか。どういうところが不適切な公用車の運用だったのか、お答えください。
町長(山梨崇仁君)
これからもですね、今後も、これまでも今後も、葉山町の自動車の管理規程等にのっとって適切な運行管理を行ってまいりましたし、行ってまいりたいというふうに考えているのが、私の見解でございます。
6番(中村文彦君)
私はね、そういうふうな回答を議運から聞いてないんですよ。あくまでも申し入れたとしか聞いてない。それで、要はそういう申し出があったかどうか。だから、議会からそういう申し出があったんですか、なかったんですか、じゃあ。
町長(山梨崇仁君)
中村議員もですね、その議運で報告をいただいてというふうにおっしゃってましたので、十分御存じのことと思いますが、議長から申し入れをいただいておりまして、同乗者規程等の策定について検討したらどうかといった申し入れをいただいております。
6番(中村文彦君)
私は当然議運に参加してます。ただ、一般町民の方はですよ、何で緊急質問があったのかとか、何で議会のほうからそういうようなものがあったのか、今の質問じゃ多分わからないと思う。同乗者規程にあったので改善を求めた。何で改善を求められたんですか。
町長(山梨崇仁君)
議長のほうでですね、そういった判断をされた報告があったから、そういった申し入れを受けたものでございますので、これは先ほど申し上げたように、議長と中村議員の中で、中村議員がわからないというのであれば、御質問いただければいいんじゃないかというふうには思います。私のほうから申し上げられますことは、そういった報告を受けまして、申し入れを受けまして、同乗者の管理規程をつくったらどうかといったものにつきましては、私も前向きに受けとめましたけども、管理規程というものがございますので、それにのっとって不適切なことととられることもないように気をつけてまいりたいということを議長に申し上げました。
6番(中村文彦君)
いや、私は住民の代表ですよ、先ほど申したとおり。それをね、町民が聞いてわかるんだったらいいですよ。自分でもそれについては問題ないと言うんだったら、何でそういったことがあったのかって、具体的にお答えになったらどうですか。それで規定上問題がないって回答してるわけですよね。それの経緯も全然我々には知らされてないので、それを詳しく御説明してください。説明責任を求められてると思いますけど、いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
中村議員とのですね、この質疑のやりとりをお聞きになってる方は大半がおわかりのことと思いますけども、もう一度私からもですね、中村議員の御質問の趣旨も正直まだわかりかねるものが、深いものがありますので、その深みについてもうしばらく議員と質疑を交わしながら明快にしていきたいというふうに思います。
6番(中村文彦君)
だから私が言いたいのは、議長のほうからなぜ不適切な公用車の使用であるというふうに指摘を受けたのですかって聞いてるんですよ。それについて具体的にね、それを使用したほうが疑いをかけられたわけですから、それについてちゃんと説明しないとそのままになると思いますけど、いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
繰り返しになって大変恐縮なんですが、議長には議長のお考えがあってですね、議長の判断があった中で御報告、また申し入れというものをいただきました。それについて私としましても考え方、私の考え方はこうですということを御報告させていただきまして、他の議員の方からも、中村議員と同じように議会運営委員会で報告を受けて緊急質問をしたいといったことが発議されたことと認識をしてございます。中村議員も当日、緊急質問等の議事は、議論は聞いていただいたと思いますので、大半はおわかりいただいているものというふうにも思いますけれども、重ねて申し上げれば、私としましては結論から言うと、適切な利用をしていたというふうに認識をしてございましたし、今後も適切利用は心がけてまいりたいというふうに思ってございます。
6番(中村文彦君)
ちょっと町長のほうがどういう考えでやってらっしゃるのか、私にはよくわからないですが、帰りはじゃあ1人で公用車、帰ってこられたんですか。
町長(山梨崇仁君)
運転士さんと2人で帰ってきました。
6番(中村文彦君)
じゃあ次の質問にまいりますけれども、これ以上質問してもですね、議長の…あ、町長と議長のほうでどのような発言があったのかというのは追及が難しい。いや、議長が言われてることと、町長の言われてることの乖離がある。わからない。緊急質問もされてるんだから、それだけの重大な何かあったのかというふうに、今、聞いてるわけですけれども、そのあたりがよくわからない。多分町長も…あ、町民の方も聞いててよくわからないと思うので質問してるんですけど、私もよくわからない。だからそれをよくわかるように説明してもらえるんじゃないかと思って質問してますけれども、これ以上言っても多分出てこないと思いますので、次の質問にまいりますけれども、町制90周年に向けて町長に伺う。町制90周年についての町長の思いをお聞かせしていただきたいんですけど、どうでしょう。
町長(山梨崇仁君)
大変大きな節目だというふうに認識しておりまして、90周年という節目を迎えるに当たりましては、これまでの90年の町制の積み上げ、また、それ以前からの葉山町、葉山村のころからの葉山の地域に住む方々のですね、この町に伝わる伝統やその思いといったものをしっかりと我々が改めて振り返る、大変大きな機会だというふうにとらえてございます。
6番(中村文彦君)
それを踏まえてですね、町長は要は、今回90周年事業、次には100年というのも控えておりますけれども、この事業については何か特に町長の思い入れのある事業というのはあるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
さまざまな思い入れのある事業というものを用意してまいりたいというふうに考えております。
6番(中村文彦君)
まあ一例でもいいのですけれども、どのような事業が控えているのか。幾つぐらいを用意しているのか。というのは、町長のほうでは今度はお正月ですかね、明けてからあるというふうに聞いておりますけど、そのあたりのアピールというのはあるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
きょうですね、お手元に届いているかと思いますけども、葉山の広報の中で1月6日の議会との共催のですね、新春の集い、90周年の記念式典というのは、私も議員の皆さんも同じようにですね、感じていただいていると思いますけども、この大きな節目を多くの町民の方と一緒にお祝いをしましょうという機会でございますので、それは私にとって一番大きな思い入れがある行政行事となるかというふうに思います。
6番(中村文彦君)
これは年度で言うと今年度ですよね、1月の1日が施行のあれになりますから。そうすると年で言うと来年ということになりますけど、町長はこの90周年の考え方で、どのようなところまでを90周年事業としてとらえて展開していくつもりでいられるのか、お聞かせください。
町長(山梨崇仁君)
私がどうこうというよりもですね、広く町民の方々、また近隣の方々がですね、葉山町が90周年という節目なんだということを事実認識していただいた上で、その節目を大切にすることにより葉山をより知ってもらう、そういった機会としていくことが大切なんじゃないかというふうに思っております。
6番(中村文彦君)
そうすると、今度100周年を迎えるに当たって、これはもう完全なるメモリアルになると思うんですけれども、それに向けて町長は今回やったことを踏まえてですね、何かその100周年に向けての思い、もしくはこういった事業を展開していきたい、そういったようなお考えというのは何かあるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
具体的にはまだございませんが、我々は90周年を迎えて、90周年を大いにお祝いをしていくときにありますけども、そのお祝いをするだけではなくて、では100周年につながるものは何かといったことを、次、既に考え始めることがとても大切なことだというふうに思います。
6番(中村文彦君)
以上で質問を終わります。
議長(金崎ひさ君)
これにて6番中村文彦議員の一般質問を終わります。
第4番、11番待寺真司議員の一般質問を行います。待寺真司議員、質問者席にお着き願います。
11番(待寺真司君)
11番待寺真司です。ただいま議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして2項目4点について一般質問を行います。ちょっとがらりと、財政の話だけで今回一般質問を組ませていただいておりますので、ちょっと頭の中を入れかえていただいてですね、数字についていろいろと伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。
まず、今、手元に私、持っておりますけども、第四次総合計画のいよいよ基本構想、そして基本計画、前期の基本計画案が今回示されました。9月にはパブリックコメントで町民の皆様からも多く意見をいただき、それから総合計画審議会でもさまざまな議論が展開され、また、議会の特別委員会の中でもいろいろな各議員さんからの提案がありましたけれども、そういったものが非常に融合されてですね、今回つくっていただいた。ただ、この計画、基本構想、基本計画、この10年間という長いスパンになりますけれども、この基本構想を立てた以上、その将来像に向かってですね、しっかりと運営をしていく。その一番の基礎となるのが、やはり財政をどのようにこの10年間考えていくのか。そういった視点があって初めてもろもろの計画が実行していけるものというふうに思いますので、今回はこの計画案が出るに当たりましてですね、10年先の財政状況ということで長期のスパンの町長のお考え方を聞いていきたいと思っております。その長期の中で考えるに当たって、まずスタート年となる平成27年度の当初予算編成に、今まさに取り組んでいるところで、2月の議会にはそれが上程されてくるということで、これは総合計画、あるいは実施計画の初年度と連動をうまくさせていかなきゃいけない、こういった部分がありまして、非常に大変な作業になるという認識は、これまでも私も何度か一般質問で町長のほうとやりとりをさせていただきました。いよいよもう残り4カ月というようなところに至りましてですね、あらかた具体的なものが浮かび上がってるというふうに思っておりますので、その辺についても再質問の中で伺えたらと思います。
それではまず1項目目は、葉山町の財政状況について3点質問項目を挙げております。平成25年度の決算が9月議会に出てきました。そして26年度の9月ももう過ぎて、いよいよきょうから師走に入って、残り4カ月、26年度もなってまいりました。ちょうど上期の実績がまとまってるころだと思いますけれども、25年度決算及び26年度上期の実績数字から見えた町の財政状況の現状と課題について、町長のお考えを伺います。
2点目は、こういった上記の近場での現状と課題を踏まえて、平成27年度当初予算編成、これにおける留意点と優先課題をどのようにつけているのか、町長の所見を伺います。
3点目は、葉山町第四次総合計画期間最終年、平成36年になりますけれども、このときの財政状況を、雑駁な答えになると思いますけれども、どのような形で町長がとらえているのか、その予測について伺います。
2点目は財政計画について1点伺います。この財政計画ですが、計画期間というものがまだ示されていないというふうに私は認識しております。財政見通しと財政計画という部分では、大きな違いがあろうかと思いますが、今回の実施計画と連動する財政計画について、その計画期間内における目的別歳出の各費目、これをどのように推移を予測しているのか、あるいはその各費目ごとの課題をどのように町長が認識しているのか、その点について伺いたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
待寺真司議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
初めに、葉山町の財政状況についての1点目、25年度決算及び26年度上半期数字から見えた町財政状況の現状と課題について、町長の所見を伺うとのお尋ねですが、平成25年度決算の特徴として、歳入では町税収入がわずかではあるものの増加し、歳出では人件費の抑制や計画的な町債管理による公債費の減少により、経常収支比率が1.7ポイント改善するなど、財政状況はやや改善したものと認識しております。しかしながら、少子高齢化の進展に伴う社会保障関連経費や、特別会計への繰出金が増加傾向にあり、また公共施設の老朽化対策関連経費の増加が見込まれるなど、引き続き行政改革の取り組みを進めつつ、健全財政の維持に努める必要があります。
2点目、上記現状と課題を踏まえ、27年度当初予算編成における留意点と優先課題について町長の所見を伺うとのお尋ねですが、少子高齢化の進展に伴う社会保障関連経費の増加については、今後もその傾向が続くものと考えておりますが、平成27年度は健康を政策重点に掲げ、町民の皆様が常に元気で充実した生活が送れるよう、予防対策の観点から新たな事業を展開することで、保険・医療にかかる経費抑制の一助となればと考えております。また、公共施設の老朽化対策としては、予防・保全による施設の長寿命化、施設量の調整と質の向上を基本的な考え方とし、計画的な対応を図ってまいります。
3点目、葉山町第四次総合計画期間最終年の財政状況の予測について、町長の所見を伺うとのお尋ねですが、第四次総合計画の最終年度に当たる10年後の社会経済情勢を見通すには困難を伴うものと考えますが、大きな方向性としては少子高齢化がさらに進み、生産年齢人口の減少により、歳入の根幹をなす町税収入は、景気の動向にかかわらず厳しい状況で推移していくものと考えております。歳出面においても社会保障関連経費の増大や、公共施設の大規模改修の必要性が生じるなど、財政負担の増大が予測されます。
2項目目、財政計画について、計画期間内の目的別歳出の各費目の推移予測と課題の把握について伺うとのお尋ねですが、第四次総合計画のスタートに合わせ策定を予定している中期財政計画は、従来の手法を用い、今後数カ年の財政収支を見通した上で総合計画・実施計画に定める事業費が町全体の財政にどのような影響を与えるのかを分析し、総合計画の着実な推進を財政面から担保することを主たる目的としています。御指摘いただきました歳出の目的別の推移予測と課題の把握については、財政計画策定の目的を踏まえ、今後のつくり込みの過程において参考とさせていただきたいと思います。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
11番(待寺真司君)
御答弁ありがとうございました。ちょっと風邪気味でのどがですね、痛くて、ちょっと声がかれておりますので、聞き取りにくいかと思いますけれども、よろしくお願いをいたします。
まず、今、財政について町長から1回目の御答弁をいただいたんですけれども、今回財政に関する質問項目すべてしておりますので、ちょっとすべて関連しますので、1点ずつというよりは全体を通して質問をさせていただきたいと思います。
まず、1点目なんですけれども、町長の1回目の御答弁の中で、財政計画について今後数カ年の見通しを立ててというような御答弁がありましたけれども、その数カ年というのがですね、ちょっと引っかかったというかですね、財政計画自体はきっちりした期間を設けるけれども、それを基礎となる見通しを数カ年立てるというようなことなんでしょうか。私の考えとしてはね、総合計画をつくるに当たって、やはり10年程度の見通しを立てて、その中できっちり合わせていく財政計画は、実施計画の前期の実施計画に合わせるんだったら3年、1期の実施計画に合わせるんだったら6年で財政計画を立てていくと、そういう認識でおったんですけれども、今の御答弁では数カ年の見通しの中で考えていくということだったんですが、それについてはどのように町長、職員に対して指示を出しているんでしょうか。
総務部部長(小山誠君)
財政計画につきましてはですね、当然総合計画のですね、実施計画、その年数に合わせて対応していきたいということで、今、調整を図っております。ですので、6カ年というところではありますが、最初の3カ年の部分について計画、後の3カ年につきましてはですね、なかなか見通しがつかないという部分も制度改正等々ございますので、そういった部分では見通しという形になろうかと思います。そういった形で3年・3年の計6カ年ということで財政計画のほうは立てていきたいというふうに考えております。
11番(待寺真司君)
はい、わかりました。じゃ財政計画の期間については、今、部長から御答弁をいただいた、それに合わせてなるべく早い時期に見れるといいかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
そういった計画を立てるに当たって、今の現状分析を町長がですね、どのようにされてるのかということで、1点目の質問を出させていただきました。各議員からも過去いろいろとあったと思いますけれども、例えば葉山町の財政の指数がいろいろありますけれども、全般的に見ると確かに経常収支比率、先ほど改善したということがありますが、ほぼ100に近いという形で、いわゆる硬直化という1点では見えますけれども、ただ、町として今、非常にその状況として私自身が感じてるのは、基金残高が一定程度がかなり回復をしてきている。一方で町債の残高はプライマリーバランスを基本としながら、非常に下水道の特別会計などはどんどんと減ってきているというような状況で、財政状況自体はいわゆる全国1,700近くある自治体の中では、葉山町はかなり上位に、上位、全体的な視点を見るとですね、位置しているのではないかというのが私の考え方なんですけど、町長はその点、葉山の財政、現況をどのようにとらえておりますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
今の御指摘の箇所につきましてで取り上げて申し上げますと、確かに財政力指数としては0.92でしたか、95ぐらいでですね、若干全国的な、横並びで考えればいいほうに位置するかとは思いますけども、しかし一方で経常収支比率はですね、相変わらず100前後ということで、いつこれが100を超えてしまっても全くおかしくない状況でございますので、全体の収入と支出のバランスはとれていたとしても、その硬直ぐあいが非常に厳しいということで、総じて財政状況はいまだ厳しい状況にあるというふうに考えてございます。
11番(待寺真司君)
町長から、厳しい状況だというようなお話がありました。ここ数年というよりも、私が議員になってからも、まずいい状況であるという答えはいただけてないですね。基本的に、行政のトップから。全体的に他の自治体もね、私もいろいろなところもお邪魔してるときに、必ずそこの決算書や予算書を拝見するようにしてるんですけれども、やはり葉山町の非常にすぐれてる点というのは、歳入の構造の中で自主財源比率がものすごくやはり高い位置にあると。大企業を抱えている地域というのは比較的景気にも変動されますけれども、葉山の場合はそうでなくて、比較的個人住民税や固定資産税といった部分が大半を占めておりまして、そういった形では安定して財政運営ができてきている自治体というふうに、私は認識している。でも、時の首長に聞くと、依然厳しい状況にある。これは日本全体の、まあ世界もそうなんですけども、経済状況自体が確かにいいという状況にね、なかなか言いづらいというところはありますけれども、私は葉山町に限って言えば「厳しい」という表現ではないようなほうがいいということも、過去提案したことがございました。で、今、また町長からは厳しいというようなお話を伺ったわけですけれども、今、26年度、先ほど町長から1回目の答弁でもありましたけれども、町税収入が若干伸びたんですよね、25年度決算。26年度は、今、予算現額の時点では前年ほぼ並みぐらいなんですけれども、上期を終わった時点で非常に歳入状況よろしい状況ではないかというふうに認識しますけど、その辺、町長、いかがおつかみでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
今、上がっている報告では、臨時のですね、町税の収入のほうが若干ふえているということを聞いております。また、これは全体のパイではありませんけども、徴収のほうもかなり力が入っておりまして、かなりの達成率を誇って、今、徴収業務にも励んでいただいていると聞いております。
11番(待寺真司君)
できれば町長、収納と言っていただけると助かるんですけど。収納、現年のね、特に収納率が非常に上がってると。これはいろんなキャンペーンも打たれておりまして、非常に担当課が頑張っておられるなという、ちょっと認識を持ってますし、それから滞納繰越分についてもかなり、何ですかね、今までと違った対応をしてですね、非常に歳入状況がよくなってきてるのかなと。歳入状況というか、要は今まで入ってこなかった部分が、要はそれをプラスでカバーして入ってくるようになってきているという中では、非常にこの25年度、26年度上期のこの資金の流れなんかもね、すいません、今、私、監査委員でございますので、毎月の資金の流れなんかを見させていただくと、非常に改善をしてて、一時はショートしちゃうんじゃないかなとか、そういったような心配もあったり、一時繰りかえ、組みかえとかそういった形で一般会計から特別会計へとやりくりをした時期もあったというふうに認識してますが、今年度に限って言うと、やはりそういったキャンペーンのおかげもあるのかもしれませんけども、現時点では非常に積立基金のほうも17億という数字を保っている。それから、キャッシュフローですね、今、歳入歳出の差し引きも、昨年に比べると6億近く全体でよくなっているというような状況なので、ぜひその今度の新しい計画の中に現状を踏まえた中でね、それは確かに厳しい状況という言葉を外すと、何だ、じゃああるんじゃないかというね、そういうとらえ方をされてしまうかもしれないんですが、やや厳しいというよりも葉山町の現状をしっかりと伝える中で、当初予算編成や、あるいは財政計画の前文にそういったものを盛り込むことがそろそろできるんじゃないかなというふうに私は思ってるんですけど、町長、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
2つの考え方ができると思っております。1点は先ほど申し上げました収納率とですね、臨時収入につきましては大変短期的なものだという認識をしておりまして、収納率の向上はですね、やはり現年課税ですともう99%と、近いところでもう限界も見えております。また、滞繰のほうも処分が終わってしまえばですね、滞納繰越はもうないというふうにしていきたいと考えておりますので、それも近いうちに達成ができてしまえばそれまでということですから、そこからは維持に入るというふうに考えております。臨時収入についても、最近の株価の上昇などもありますし、そういった瞬間的なものだという認識をしておりますから、そこが安定化へつながるかというと、なかなか難しいのかというふうに思います。ただ、一方で、待寺真司議員が御指摘のように、町税収入、法人税じゃなくてですね、町税収入がすごく多い町ですので、給与所得者の方々のですね、所得がそう大きく変わるということも考えにくいものですから、おっしゃるように、確かに状況的に厳しいというふうには申し上げますが、一方で安定をした支出入の状況があるというふうにもとれるということは事実だというふうに思います。
11番(待寺真司君)
町長の今、2つの考えって非常にわかりやすく御説明いただいたと思います。要するにその、今度の財政計画は、いわゆる実施計画と連動するし、この総合計画の期間が、基本構想の期間10年ということで今回立てておりますので、この10年間ね、どのように町の財政構造が変わっていくか、あるいは変わらず維持させていくのか、そういったことがこの将来像と財政計画がリンクして町民に示されていくということになろうかと思います。
それで3点目に、予測が、先ほど御答弁でね、難しいというお話をいただきました。ちょっと視点を変えるとですね、いわゆる先ほど言った財政構造、要するに歳入の財政構造からまずいきますけど、今、大体自主財源が75から80ぐらいのパーセントの間を維持して、ここ数年運営されてると思いますが、この辺の数字については10年後も町長はこの数字をなるべくこう、守っていくというような考え方で、この10年の計画を立てられているのか、その辺はいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
自主財源、特に大きいのは町民税だと思います。町民税の約五十二、三億から5億ぐらいのパイについては維持をしていきたいというふうには考えておりまして、そのために今回の総合計画でも、人口が約、推計で1,000人減るというふうに言われておりますけども、それを減らない中で行政施策を打って維持をしていきたいといった考えを持ってございますので、その財源確保、財政構造については待寺議員御指摘のように維持をしていく方向で努力をしていきたいというふうに思います。
11番(待寺真司君)
これは総合計画特別委員会の中でもいろいろと議論があったところで、で、最終的にはこちらの基本構想のところのね、人口目標の人口の部分で、いわゆる、今、どこの国立の研究所数字をもとにすると、もう日本全国で消滅してしまう自治体がというようなことで、かなりこう、センセーショナルだというか、ショッキングなニュースがつい近々流れていたわけですけれども、葉山の場合は逆に言うと1,000人程度で済んでるのかなというところなんですよね。それで、今、町長言われたように、この今いる3万3,000人を維持していくんだ。で、財政構造についてもやはり町税主体の町なので、住民にいかに定住してもらうか、これが大きな10年間の課題になろうかと思います。で、この課題をクリアしていきながら、10年後の財政構造が今ぐらいの歳入の自主財源比率を保っていくということでございますけれども、そういった定住策をいろいろな形で打っていくんですが、今、26年度の予算の当初現額が95億、歳入歳出95億ですけれども、以前は100億を超える時期もあった。そのときはいろいろ公共事業なんかもあった時期もありますし、国からの減税補てん債というのもあったりしてですね、5億単位でお金が動いたというような時期もありましたが、今あるこの95億というパイ、これを10年後はどのように町長はしていこうと思う、要するに目標ですね。予測というか、町長としては10年後この将来像を達するために、財政のパイはどの程度が必要だというふうにお考えでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
まず、やらなければいけない課題として、皆様御承知のとおりに、公共施設の整備をしなければいけないことが、今、大きく考えられてございます。また、下水やですね、ごみの敷設についても大きな事業として継続的に残っていくものと考えております。一方で住民、人口が減っていくと言われておりまして、また高齢化も進む中では町税収入も若干減っていくことが見込まれているところでございますけども、しかし、だからといって事業をですね、衰退させるわけにもいきませんので、私としましては現行の今の95億というパイ、これについて本年度は、例えばエアコンの設置であったりとか、消防の共同通信化など大きな事業としてありますけども、一方で先ほど申し上げたような課題をこなしていくには、財政規模としては本年度ぐらいの規模というのは継続的に行わなければいけないというふうに思っておりまして、積極的に行うものではないかもしれませんけども、さまざまな整備ものについては当年度の規模について維持していくことで、10年後、町としては一定の満たされた公共施設、公共サービスが提示できるんじゃないかなというふうに考えてございます。
11番(待寺真司君)
今、町長から町の大きな課題、確かにこの10年で間違いなくなりますね、焼却炉の問題もそうでしょうし、それから公共施設の老朽化に対してどのようにこう財源を手当てしていくかと、こういうことも大事な、あくまでも私もパイにこだわるのではなくて、そのときそのとき適宜に公共事業をやっていかなきゃいけない10年になるんじゃないかなというふうに思っています。そんな中で、公共公益施設整備基金も順調に積み立ててきて、今回目標でも具体的な数字を掲げてやっていると。それをじゃあどのようにやっていくかというこの10年の流れが、いわゆるこの基本計画では構想と計画なんでね、いわゆる総花的と言ったらまた町長嫌な顔するかもしれないですけども、いろいろな事業、やっぱり入りますよね。当然入ると思います。それで、やはりこの総花的な計画から実際に実施計画に落としていくときに、優先順位やそういったものが当然必要となってくると思います。それで、あれもこれもやれる時代から、集中する、選択と集中の時代だということも町長、過去就任されてから予算編成方針とかでありますけれども、まさにこの10年で町長が行おうとしている選択と集中、どこにこう力を入れていこうか。そういった財政出動を伴う部分にどのように力を入れていくか。その選択と集中について、町長のお考えを伺いたいと思います。
町長(山梨崇仁君)
とってもですね、難しい御質問だというふうに受けとめております。例えば公共施設整備についてもですね、それに一概に力を入れると言いましても、施設を一方で統廃合しながら選択して、そこに集中投資しなければならないといったことも考えられますので、各フェーズにおいてそれぞれの中で、一方で町民の方に御迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、町の財政を考えると、行わなければならない改革として選択をしていくことが、各分野において行われる必要があるというふうにも考えてございます。ただ、その集中する先にですね、町民の方々の思いを裏切るようなことは決してないようにですね、一方で御理解いただきながら、多くの方に葉山のことを好きになってもらえるような、また移住してもらえるような環境を整えなければならないといったことは、徹底的に吟味した上で定めていくべきだというふうに思います。
11番(待寺真司君)
公共施設のちょっと話になってきましたけれども、今回平成27年度の予算編成方針のこの将来課題の先取りという5の項目のところですね。町施設の老朽化対策ということでですね、公共施設白書が策定したその後、予防・保全による施設の長寿命化や、施設ね、資源量の調整と質の向上を基本的な考え方とし、まさにここに、中長期的な視点に立って計画的な対応を図っていくというふうに書かれております。そして27年度では必要なものですね、利用者の安全確保の観点から早急に措置が必要なものについては、当初の平成27年度予算での対応に努めますというふうにこちらのほうに記載をされて、そのような形で進められてるというふうに認識をしておりますけれども、実際その公共施設の老朽化の課題というのは今に始まったことじゃないんですよね。ちょっと古いというかですね、あれなんですけど、ことしの9月23日に読売新聞で、老朽施設が重荷になって、自治体が解体費が不足して大変だという記事がありまして、そのときにですね、昨年、2013年の9月に、総務省が全国の1,789の都道府県、市区町村を対象にした調査を行ってます。これに対して1,786の自治体が回答してるので、葉山も回答はしておると思うんですけれども、そのときに葉山町が回答したとき、撤去したい施設があるというような回答をされておりますか。葉山町の施設の状況をどのように、総務省のその回答に対して行ったのかなというのがちょっと気になった部分がありまして、で、今、町長がおっしゃられたように、これからこの10年の間でまさにいろいろな統廃合も含めたというお話もあったと思います。本当にそこが選択と集中になってこようかと思います。これは町民の方も交えて、大きなこう、また総合計画のときのようにね、いろいろな意見を聞いていかなくてはいけない一つのテーマだというふうに私も認識しておりますので、ですから町が昨年総務省のそういったアンケートに対して、どのような認識を回答してるのか。その辺がもしわかれば、総務部長のほうでもしわかれば教えていただきたいと思います。
総務部部長(小山誠君)
今、御指摘の部分なんですが、新聞報道等で議員のほうも承知されたということなんですが、これ言いわけになってしまって申しわけないんですが、私もこの4月に着任したばかりで、その当時の部分がですね、ちょっとまだ確認とれてませんので、確認した上で後ほど答弁をさせていただければと思います。
11番(待寺真司君)
昨年そういったアンケートを総務省がやったときに、いろんな財政が厳しいですね、そしてまた老朽化施設をたくさん抱えている自治体からいろいろな声が上がった。それに対して総務省が、今まではその解体にはですね、債権を発行しない形でやってたんですけれども、解体の際にもですね、地方債の発行を認めていくんだよというような指針を出しておられるんですね。そういった指針が出てるということを聞いて、真っ先に浮かんだのはクリーンセンターとかし尿処理施設が、もう解体しかないですよね、町長、選択肢はあそこは解体しかないですよね。それちょっと確認したいと思いますけど。
町長(山梨崇仁君)
御承知のとおり、ただ、付随のクレーンなどがありますので、時期についてはまだまだ時間をかけなければいけませんが、解体の道しかないと私は考えております。
11番(待寺真司君)
はい、わかりました。それで以前、横山議員が質問をされた中で資料請求をされまして、それが参考資料として各議員に配られたわけですが、いわゆるそのときのこの費用がですね、確定ではないですけれども、あらかたの見込みとして焼却施設が約1億6,000万、し尿処理が約8,000万、2億4,000万の財政出動が、大きな財政出動が伴う。こういったときに地方債が発行できるというような、こういった部分が今どうなってるのかなというのを、ちょっとごめんなさい、私もその総務省のそこの部分を調べていなかったんですけれども、こういった解体に対しても地方債が発行できるということであれば、その多分期限が切ってこられると思いますので、その期間内に対応できるような形でね、やはり今からもう準備をしなきゃいけないんじゃないかなと思います。あらかたのその解体の費用が出ておりますけれども、この解体に関してもやはり3年ぐらいかけて期間がかかるということでございますので、1年1年おくれてしまいますと、それだけそういった、もしかして地方債が活用できるときに、その期間にうまく間に合わないというようなことも起きてしまうかもしれませんので、特にその公共施設白書ができた次の段階が、今まさに急がれているんじゃないかなというふうに思いますので、非常に厳しい、今、この27年度の当初を迎えるに当たってやることがたくさんあってですね、大変だとは思いますけれども、このやはり老朽施設の問題というのは葉山町でも避けても通れない、この10年の間に間違いなく町長もそのように御認識をされておりますので、一日も早くその計画についてですね、スタートを切っていくのがいいんじゃないかなというふうに思うんですけど、町長、その辺のお考えはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
クリーンセンターに関しましては、先般、横山議員にもお伝えしましたけども、センターとしてまだ中継…(私語あり)失礼しました。すいません。だんだん気持ちが小さくなっていくもので、申しわけありません。クリーンセンターに関しましては、そのセンターの機能としてまだ中間貯蔵施設としての機能、町民の方も直接搬入にいらっしゃいますし、また、貯蔵したものに対しての搬出入の、例えばクレーンであったりとか、積み込み用の重機等もある関係から、一概に、では解体をしていきましょうといったときにですね、じゃこれをどうするんだ、これをどうするんだと、次々と代替施設の課題が出てきますし、それが1点大きな課題としてあります。また、もう1点は解体をした暁にですね、更地として長期さらすよりも、解体と同時に次の機能について利用することができるのであれば、その利用方法についても定めた上で解体を行うことが、結果的にトータルコストとしては安くなるというふうに考えておりますので、そういったものを定めた上で踏み込んでいきたいというふうに考えてございます。別の施設で、例えば上山口の旧校舎等もありますから、町としてはそういった待寺議員の御提案をですね、有効に利用しながら、使えるものについては使っていきます。ただ、あくまでも借金であることには変わりはありませんから、できることであれば国の援助、国や県の援助を受けながらできる施設ということで、補助をもらいながらやることも念頭に置きながら、結果的に将来へ負の遺産として残らないような方法を模索してまいりたいというふうに思います。
11番(待寺真司君)
クリーンセンターの部分については今もまだ、これから先もまだ少し、今、逗子市との話というところがですね、始まったというふうにこの間御報告を受けたわけでございますけれども、そういった部分の調査も必要だというふうに思いますので、そちらのほうはわかりますけど。例えば先ほど荒井議員が質問した中で、鎌倉の話が出てましたけれども、例えば鎌倉市なんかではこういったいろいろな施設、クリーンセンターとかじゃなくてですね、例えば青少年会館とか、体育館があるというお話でしたので、そういった公共施設の再編について、現状これを維持すると、これだけの個人に対してのまた負担が伸びてしまいますよという、先を見越した提案をして、その中で市民を交えた、いわゆるその公共施設の再編計画策定委員会というのを立ち上げて、シンポジウムやワークショップをしてまとめて、今、その活動をやられてるということで、恐らくこの1年前の総務省のそういった話がある中で、横須賀市なんかもそういった取り組みがもう始まっております。ですから、葉山町はちょっと1年おくれていると思いますけれども、やはりここをすぐに立ち上げていく必要があるんじゃないかなと。あるいは学校も含めてですね、学校も含めてなんですけども、特にこの鎌倉なんかでは小学校区レベルで割るとこういうふうに再編しようとか、行政区レベル、町名でね、やるとこういうふうにしていこうとか、いろんなパターンを考えておられて、あ、すばらしいな、こういう考え方でいろいろ提示する中で、やはり最後の選択は町民にお願いしていくんだというようなやり方をとられてますので、ぜひその辺は参考にしていただいてですね、本当にそこの部分でこの10年間、この基本構想を達成していく中では、避けては通れない大きな課題だと思いますので、ぜひ町長、そういった動き方をしていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
公共施設整備につきましても、まず職員内でですね、所管する担当者、課長級を交えたワーキングを結成することで、一旦たたき台をつくらせていただきたいと思いますが、その上で専門の有識者の方々のお声をいただきながら、具体像のまとめに入ってまいりたい。もちろんその段階では町民の皆様にお知らせをしながら、広く意見をいただきながらの動きをとっていくものというふうに考えております。
11番(待寺真司君)
過去もいろいろなアンケートをやっておりますけれども、例えば本当に公共施設だけに限ったね、その利用満足度のアンケートとか、そういったものをですね、ちょっとやってみるというのも、スタートとしてですね、庁内でもちろん検討していただくのは同時並行で進めると、のは当然やっていただきたいんですが、やはり町民が、今、葉山町の公共施設に対してどのような満足度、どのようなことを思っておられるかというのも、過去にもやっているというふうには記憶をしておりますけれども、改めてこういう大きな今、再編に直面しておりますというような形で、恐らくこの記事一面に出てますし、多くの方もそういった公共施設の老朽化について認識は持たれていると思いますので、その辺の市場調査というか、町民意識調査みたいのをですね、ぜひやっていただきながらスタートしていくというのも大事かと思いますので、御検討いただければと思います。
それで、いよいよその財政計画のほうなんですけれども、部長からの御答弁では第1期の6カ年を一つのスパンとするということで、その中を3年ずつに区切って出していくということでよろしいですか。
総務部部長(小山誠君)
そのとおりでございます。
11番(待寺真司君)
そうすると、27、28、29の前期の、ごめんなさい、第1期の前期実施計画、この3年間においてどのような見通しを立てていくのかということになりますけれども、今、現段階でお答えは多分できないと思いますが、いわゆるこの3カ年の中でね、町長がこれに取り組みたい、これに対しては非常に大きな財政出動が伴うんだけれども、何としてもこの3カ年の中の計画に盛り込んでいこうというような事業がありますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
大変申しわけありません。御指摘をいただくと幾つか頭に、ぽっぽっぽっと浮かんでくるのは事実でございます。事実ではありますけども、この場でまだ申し上げるには時期尚早な課題でございますので、折を見てお伝えを、もちろん早めの御報告はさせていただきますけども、折を見てお伝えしてまいりたいというふうに思います。
11番(待寺真司君)
財政計画出るときには、それは恐らく盛り込まれていると思うんですよね。財政計画ですから、見通しと違いますよね、部長。計画ですから、ある程度こういったものにはこのぐらいのパイのお金が必要で、それが例えば民生関係だったら民生費がこの年は少しはほかのところよりもパーセンテージが上がってる。もう翌年は逆に今度はじゃあ教育のほうも、その3カ年の中でね、考えたときに、じゃ教育のほうがパイを。パイ全体はそんなに変わらないと思うんですよね、町長、私も。その中でどう歳出のほうも変化をつけていくか。それがまさにまちづくりの方向性を、この3カ年の間でひとつ示すのが、この財政計画の目的別歳出の推移予測だというふうに私は認識してるんですね。ですから、町長が折を見てというお話でございますけれども、折を見るにあと4カ月切っておりますので、ちょっとですね、大体おおむねこういったこと、教育に力を入れるんだ、健康増進が27年のテーマだというふうに伺っておりますけれども、そういった一つ一つのテーマを、やはり町長から発信して、それに対して職員がこういう事業があって、こういう、これに対してこれだけの予算がかかる、じゃあこれをどうしようか、その取捨選択をしながら財政計画をつくり込まれていくというふうに思いますので、やはりそこで町長がですね、思っているこの3カ年、どういったことを、費目で言うとやはりどこの部分が、この3カ年、大きく動いてくるというふうに認識されてますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
まずですね、財政計画の考え方としまして、先ほど私のほうから発意してですね、この事業に取り組む3年間というふうに申し上げた点では、今お答えできないと申し上げましたけども、各担当のほうから積み上げ型で、今回総合計画と絡めて財政計画のほうも御意見もいただいておりますので、これをできるという視点よりも、やらなければならない、見えている事業について確実な御提案を各課からいただいている現状でございますから、そういう意味では必須事務、必須業務についての積み重ねの財政計画といった色合いが濃くなるかというふうに思います。その上で、3年間の中で恐らく大きく膨らむであろうということは、やはり何をまずもってしても施設整備が大きいところでありますし、一方で下水道の整備につきましても、国土交通省のほうとですね、これから改めて話し合いを詰めてまいりますが、従来の方法ではよろしくないといった考え方をいただいておりますので、それについて議論を重ねた結果、財政的な出動が膨らむ可能性も十分あるなというふうに認識しております。
11番(待寺真司君)
今、各課からいろいろな積み上げが来ているということでございますが、それは27年度の単年度予算だけでなくて、その3カ年の財政計画に関して、今、同時並行で各課から上げていただいているということでよろしいですか。
総務部部長(小山誠君)
総合計画のほうのですね、実施計画策定、並びに財政計画、そういった部分では平成27年度の予算編成、それと並行でですね、今、ヒアリングを実施しているところでございます。
11番(待寺真司君)
この平成27年度の、先ほどの予算編成方針の中でそういった形で、総合計画の着実な推進というところの欄があってですね、そこに非常に明確に書かれておるわけですが、この中で町長ね、総合計画の実施計画の事業費の関係という表があって、これなんですけど、お手元なかったですか。あ、すいません。なければあれなんですが。この中でいわゆる町の財政的な考え方というのがこの中で見えてきているわけでございます。総合計画の実施計画には、新たな事業もいっぱいあろうかと思いますし、先ほど言った公共施設の部分とかいろいろな課題が、これを実施計画に盛り込んだ中で解決していくに当たって、経費は当然かかってくると。ただ、その総合計画の事業費を単純に増大してしまいますと、歳入がどうしても不足してしまう。そうなると町債を発行したりとか基金繰り入れをしないと、財源調達ができなくなって健全財政の阻害が、リスクが多くなると、大きくなるというふうな書き方をされておりまして、それをならないためには行政改革による歳出の削減と、新たな財源調達をやっていこうというような形で書いておるんですけれども、いわゆる総合計画を実施するに当たって、パイを変えないとすれば何かをやめなきゃいけないというところにありますよね。だからその辺の選択と切り捨てる部分を、どういうふうにこの3カ年の中で考えておられるのかなというのが、ちょっと聞きたいなという部分なんですけれども、全体のパイとしては上げていかないけれども、実施計画に盛り込んだものはやっていくんだというふうにここに記載されてると、私は認識してるんですね。その認識が間違っていれば御指摘いただきたいんですけれども。では、そうなった場合に急に収入を上げるというわけにもいかない。あるいは一方で、町債や基金の繰り入れによる財源調達は危険だということであれば、その中で歳出の構造をどう転換させていくかということが大事になろうかと思いますが、その辺の歳出構造をどのように、町長はこの3カ年転換させていこうというふうに思っておられますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
とてもとても厳しい御指摘でございまして、例えば待寺議員も以前おっしゃったように、例えば体育館のことであったりとか、午前中もプールのことについて御指摘いただきましたが、葉山町の現状の例えば施設整備について、施設の充足率が十分かといいますと、まだまだ足らないという私は思いを持っている中でございます。ですから、整備をする一方で、さらに公共の福祉といった観点から、施設を足していけるものであれば足していきたいというふうに思ってるところがあります。これは教育分野であり、また福祉、例えば学童保育の分野もそうですが、まだまだできていないところについて補完をしながら、いかにして今あるものを守っていくかといった意味が、町を守るとよく申し上げますが、施設についてもできることであればなるべく廃止しない中でやっていきたいというふうに正直思っています。ですので、今すぐにですね、これを廃止しようといったところが、なかなか私にも思い当たらないところがありまして、これは甘えもあるのかもしれませんけども、冷静に考えてもですね、なかなか3年間でこれを廃止して歳出抑制をしようといったところが、まだまだ見つかってないところがございます。しかし一方で、大きいところでし尿の投入ができたようにですね、方法を変えるという行政改革も一方で手段としてございますから、手段を変える方法で何か歳出抑制ができることはないか、結果的な効果はもたらすものは変わらない中であっても、よりよい手法をですね、探していくことについてはできると思いますから、まさに知恵と工夫を駆使して、今回財政計画で定める大枠についてちゃんと沿っていけるようにですね、努力していくことがこれからの行政の、私を含めた職員の課題になるかというふうに思います。
11番(待寺真司君)
今、本当にこの平成27年度当初予算が、非常に最初の基本計画とリンクしていく中で、難しい組み立てをしている最中であろうかと思います。各課からいろいろと上げていただいているということでございますけれども、いわゆるその、我々は今度の、また付託をされておりますけれども、特別委員会でこの案についてまた審議をして、そして今議会で議決されると思いますけれども、そういった形で動いていくわけですが、先ほども申しましたようにこの基本計画の中からでは、どのような事業に選択をしていくのかというのが見えないという部分がありますので、私はそこが当初の27年度の予算の中でね、ある一定の形が出てくるのかなというふうに思っておりますので、その辺、よく町長、めり張りのあるというようなお話もされておりますので、めり張りのある財政計画と、それから平成27年度の当初予算、これを組んでいっていただきたいというふうに思います。
それで、財政課題についてきょうはいろいろと御質問をさせていただいているわけですけれども、先ほど申しましたように、基金残高が現在もろもろ入れて17億を超えてきておりまして、9月の補正では、財調と公共施設整備に各1億ずつの積み増しができるというような補正予算が出ております。そういった意味で、これからの10年間でそういった基金も活用しながら、いろいろと事業をしていかなくてはいけないというふうに思っておりますけれども、いわゆるこの基本計画の中では公共施設整備基金の目標数値が出ておりますけれども、町長、その基金全体としてですね、葉山町の財政規模でどの程度は健全ラインというか、妥当ラインで、ここは絶対下回りたくないというようなラインは持っておられますでしょうか。特に財調なんかは5億というような数字で聞いておりますけれども、今、全体を足すと17億ぐらいあるわけですよね。ですので、それがじゃあ果たして90億規模の財政規模の町としては、持っているほうではないかというふうに、私は全国レベルで見ると思うんですけれども、町長はその辺の認識はいかがで、こういった基金も活用しながらですね、この総合計画を実施していき、そして将来像を達成することによって人口減がない町としてですね、10年後に葉山があるというような理想を、この将来像で語っておられると思いますので、ですから、その辺の考え方について、基金の活用、あるいはこのぐらいが絶対必要だというような財政数値、目標というか、その辺についての町長のお考えをお聞かせください。
町長(山梨崇仁君)
先ほど来お話に出ております、その施設整備のですね、公共施設白書を基本としたこれからの整備について、まさに27年度以降大きなかじをとっていくときに入っていくと思っております。その流れの中で今回総合計画の中でですね、例えば公共公益施設整備基金は、6億円以上の残高を確保していきたいと申し上げてましたし、また、財調については5億円以上確保していくといったことが、大きな基本となっていこうというふうに思っております。基金というものは、そもそも活用というふうに待寺議員はおっしゃいますけども、必要なときに使える基金でありながら、またその額に戻すということで、弾力的…財政の弾力性を持たせるための余裕部分だというふうに思ってございますから、基本的に5億や6億を割り込むときがあったとしても、その翌年度また積み立てをしてですね、その額にまた戻していくといった動きをすることで、結果的に10年間の財政出動が無難に行われたというふうにしていきたいというふうに思っております。ちなみに6億円につきましては、本年度また来年度とですね、施設整備に関する事業計画がまとまるまでは積み立てを行っていく中で6億円を達成し、その後は実際の計画にのっとった整備を図っていこうといった意識のあらわれでございますので、御質問については、長くなりましたけども、5億円、6億円、またその他もろもろというところを考えますと、現行若干プラスアルファの基金を最低限として持っていきたいというふうに思っております。
11番(待寺真司君)
わかりました。現行を守っていくというお考えということで、そうですか、わかりました。過去これね、いろいろとやりとりをしておりますけれども、この将来像で人口を減らさないための政策をどんどんどんどん打っていかないと厳しいですよという、ちょうどその課題がですね、これ、町長のところにも配られましたかね。自治体通信、議会のところに無料で配布ということで、あ、見てないですか。その中にですね、この消滅の危機を回避せよということで、松田元総務大臣の記事が載っておりまして、今まさにね、これをスタートさせておかないと、人口減少に太刀打ちができないというような形で、非常におもしろいこの提言が出ておりますので、葉山町は先ほど言ったように、人口予測でもそんなに大きく減るというような予測が出てない町ではありますけれども、やはりその全体的なパイとして、やはり減っていくというようなこの状況の中で、どのように市町村部、特に町村部がですね、その自治体として生き残っていくかというのは、今、危機感を持てというふうに書いておりまして、その人口がどんどん減らないようにしていくための施策は、この10年間の中でおしなべてやっていかなきゃいけないものだというふうに私は認識しております。
その中で本当に町民ニーズをいろいろと聞いていくことも大事ですが、その中でこれまでの議会の中でもいろいろな課題として出ている、ソフト面での充実をさせていく。例えばきょうも、先ほど2番議員からもありましたけれども、小児医療の問題であるとか、保育の問題であるとか、あるいは葉山町でね、最後までここの町で住みたいと思えるような町にしていくのには、どういうことが必要だということを、その10年のうちでですね、ぜひ計画的にですね、こう、いろいろなソフト面の充実も、公共施設ばっかりに目が行っちゃうんじゃなくて、そういったソフト面の充実に対しても、この年度までにはこういうふうにしていくんだという、町長のあらかたのそのロードマップをですね、やはり示していったほうがいいんじゃないかなと。というのは、町長もマニフェストにもいろいろ書かれてますよね。当然できてること、できてないこと、検証してると思います。その中で、ソフト面で提案したことでまだできてないこと、そして、財政的にはそんなにもかからないけれどもできてないこともあるというふうに思います。そういったものを、やはりできるだけ早いうちからやっていくことによって、葉山の魅力を高めて転出されないようにしていく、その予防策をやっぱりどんどん打っていかなきゃいけないというふうに思っておりますので、その辺の思いをですね、ぜひ27年度の当初から出していっていただきたいというふうに思うんですけども、町長、いかがでしょうか。やはり転出も結構ありますよね、見るとね。あるんですよ。ですから、その転出された方に一々、どこが気に入りませんでしたかということは聞くことはないと思いますけれども、やはり、もちろん転勤だとかいろいろな家庭的な、社会的な状況もあると思いますけれども、ほかが町のサービスがよかったからといって転出される方もいないとは言えないと思うんですよね。そういったことで、これからは消滅しないためにはサービス合戦になると。もう隣の自治体をライバル自治体と思えというような形で、一緒に共存していかなきゃいけないけど、やはりそこは自分の町が、やはり町長としては保っていくということを第一義に掲げてやっていただきたいと思いますので、その辺ね、ソフト面での充実ということも期待をしておるんですけども、町長いかがでしょうか。その、いきなりこれをやりますとも言えないと思いますけれども、全般的に子育てから、今度は健康増進というような形に来ておりますけれども、やはりもうちょっとそのソフト面の充実ということが図れると思いますけども、町長いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
基本として、葉山町のこの地勢だったりとか、それに基づく気候状況、また今のまちづくりの状況を見て、多くの方がこの町に魅力を感じていただけることは事実だと思います。ですから、その基本に甘えるつもりではありませんけども、それを守っていくことが大変大きな将来への光であるというふうにも思ってございます。ただ、これはあくまで基本でございまして、その中で待寺議員が御指摘のように、行政としてできる施策を打つことで、総合計画に定めた1,000人分のですね、維持ができるんじゃないかと私も考えております。例えば子ども・子育ての環境であったりとか、福祉の充実というのは大変大きなものですし、きっと施設を整備し、その中で申し上げたように充足させていくことも、町の魅力を上げる意味では大きな課題だというふうに思います。今、御指摘をいただいて、実際に、過疎地の自治体さんには大変恐縮なんですけども、町としての目玉にしてですね、人口増加をふやしていくというのは、私は一定の疑問はあるんですけども、とはいえ、転出防止であったりとか、人口の維持のプランについてですね、ロードマップ定めることは非常に大事なことだと思いますので、いま一度その機会を得てですね、町民の皆様の意見をいただきながら、葉山町10年間の人口の維持に関する計画について、検討を深めていきたいというふうに思います。
11番(待寺真司君)
当然町長も認識はされてると思いますけれども、その総人口ということも一つの視点としてありますけど、その構成比率がですね、それもやはり今を維持していく、あるいは年少人口がですね、どんどんこの数字を見ると、推計では減っていってしまうというような状況になっておりますので、町単体で言えばここの部分をしっかり伸ばしていくことが、葉山町が今度迎える100年においてですね、いわゆる今回町の将来像として示されました「美しい海と緑に笑顔あふれる心豊かなふるさと葉山」ということで、100年続いたふるさと、やっぱりふるさとが合併でなくなるというのは、学校が併合してですね、なくなる人の話を聞くとやっぱり寂しいんですよね。特に高校で部活なんかやってると、統合されちゃうとOB会が違うような形になっちゃったりとか、学校名なんかが変わってしまうとね、特にそういったこともありますので、この葉山というですね、すばらしいふるさと、ここに描かれた町の将来像を達成していただくために、財政問題、切っては切れないものだと思いますので、ぜひ残り4カ月という中でですね、大変な作業を迎えると思いますが、企画調整課あるいは財政課、それから4月からは企画財政部というような形でこの中に書いてありますけれども、そこが中心となっていろいろと取り組んでいくと思うんですけれども、そのときに必要なのはもちろん現場の職員の声、それから町民の声、そして町長の思いをそこにね、アレンジして運営を進めていっていただきたいと思いますので、残り4カ月、なるべく早めの財政計画、期待しておりますので、よろしくお願いします。
以上をもって、私の質問を終わります。
議長(金崎ひさ君)
待寺議員、先ほどの答弁が小山部長からございますので、それをお聞きください。
総務部部長(小山誠君)
先ほど待寺議員から御質問いただいた、公共施設等の解体撤去事業に関する調査、その部分での回答という御質問をいただきました。お時間いただきまして、申しわけございませんでした。確認をいたしましたところ、昨年のですね、9月1日現在ということで、総務省のほうからですね、私ども財政課のほうに、地方財政制度の検討に資することを目的としてこの調査を行うということで照会がございました。その際に、公共施設等のうち解体撤去の意向があるかどうかということで、財政課のほうでですね、その文書を受け、各町のですね、施設管理を行ってる原課のほうにですね、照会をかけたところ、先ほど議員もおっしゃっておられましたクリーンセンター、ごみ焼却施設、並びにし尿処理施設、こちらの部分については将来にわたって解体の方向で考えているという旨のですね、回答をさせていただいております。ただ、その撤去年度については未定ということで御回答してることを申し添えさせていただきたいと思います。大変お時間をいただきまして申しわけございませんでした。よろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
これにて11番待寺真司議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時30分からといたします。(午後3時00分)
議長(金崎ひさ君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時30分)
一般質問を続行いたします。第5番、3番畑中由喜子議員の一般質問を行います。
3番(畑中由喜子君)
3番畑中由喜子でございます。本日は通告にございますように、4項目8点にわたって一般質問をさせていただきます。
まず1項目目でございますが、ごみ問題について。1点目に戸別収集開始6カ月後の現状と課題について伺います。ごみのゼロ・ウェイストに向け、モニター実験やモデル地区の取り組みを重ねた結果を踏まえ、全町での90回を超える住民説明会を重ねた上で、ようやく本年6月から可燃物とプラスチック類の戸別収集及び資源物のステーション収集をスタートすることができました。戸別収集開始当初は職員にとり収集に長い時間を要したり、住民にとっては分別の間違いやごみ出しのルールへの戸惑いなどがあったかと思います。しかし戸別収集及び資源ステーション収集が始まってから、町内は間違いなくきれいになったと実感しております。これは町内をくまなく走りながら収集している職員の皆様の労力と、そして細かな分別に努力してくださっている町民の皆様の協力のたまものであると思います。取り組み開始から6カ月が経過した今、どのような状況か、また見えてきた課題はあるのか、現状と課題を伺います。
次に2項目目、近隣市との連携について伺います。ごみ処理に関する近隣市とのパートナーシップについて、かねてよりことしじゅうに方向性を出したいとされてきましたが、今定例会冒頭の町長行政報告において、逗子市との協議への道筋が示されました。一般廃棄物の処理はかねてよりの懸案であり、進展が見られたことに安堵しております。繰り返しになりますが、状況説明を改めてお願いしたいと思います。
次に2項目目、子供の居場所づくりについて、1点目として放課後の子供居場所づくりの見通しについて伺います。放課後の子供の居場所として、当町では児童館、青少年会館で学童クラブ事業を行っています。しかし立地や児童館との併設、開設時間等の課題があり、根本的な解決に至ってはおりません。かねてより小学校での学童クラブ設置が望まれており、議会でも何度も取り上げられてまいりました。来年度から改正児童福祉法が施行されるに当たり、当町の見通しを伺っていきたいと思います。
次に子供の居場所づくりの2点目、青少年の集える場づくりの必要性について伺います。青少年の集える場づくりに関しては、当町だけでなくどこの市町村でも苦慮しているところと思います。特に多感な年ごろの中高生の場合、扱いによっては反発心を呼び起こし、その後の人生に傷を残すなどという結果を招くようなことがあってはならないと考えます。その必要性についてどのようにとらえておられるのか伺います。
3項目目に海水浴場開設事業について、1点目に今夏の総括について伺います。ことしの夏、逗子市では安全で快適な海水浴場の開設のため、非常に厳しい規制をかけた結果、客数は減ったものの家族連れが戻ったとのことです。一方鎌倉市では入れ墨の露出や飲酒、音楽などで他人に迷惑をかける行為を迷惑行為と規定するマナーアップ条例を制定したものの、努力規定としたことで十分な効果が得られなかったと、市長が改善の必要性を述べておられました。葉山町ではことしから営業時間を短縮するなどルールを強化しましたが、どのような結果であったのか伺います。
次に海水浴場開設事業の2点目、来期に向けた対応策について。夏季、夏の間およそ2カ月にわたり町では毎年海水浴場を開設しています。海水浴場開設事業はライフセーバーや看護師、ガードマンの業務委託、監視所やブイの設置など、26年度は2,100万円余りの予算をつけました。鎌倉市でもごみの放置やバーベキューなども迷惑行為として禁止行為とするとのことです。当町はどのような対応策を考えておられますか。逗子市に続き鎌倉市でも来年度厳しい条例規制をかけるとなると、規制の緩いところに流れ込んでくるのは自明のことです。お考えを伺います。
4項目目に葉山町まちづくり条例について、その1点目として現状と課題をどのように考えるか伺います。平成15年4月1日に施行された葉山町まちづくり条例は、その前文と第1条目的に次のように記されています。
まちづくり条例前文、葉山町は古くから青く美しい海と緑豊かな山々に囲まれ、気候は温暖で風光明媚なすばらしい自然環境に抱かれている。明治の中ごろから快適な保養地として世に紹介されて以来、町民はその文化の香りや歴史の面影を数多く残しながら、自然、生活及び歴史的・文化的環境の確保を図りつつ、住宅と観光の町を形成してきた。これらの環境は将来にわたり住民みずからが守るべき固有の財産である。これらの財産がもたらす恵みをすべての町民が受けることができるよう、21世紀初頭の町の将来像である「海とみどりにひろがる交流文化のまち葉山」の構想に向かって、すべてのものが町の環境保全と創造に貢献できるよう努め、潤いと活力を実感できる町をつくるためこの条例を制定する。
第1条目的、この条例は本町におけるまちづくりの基本理念を定めるとともに、よりよいまちづくりの基本となるべき建築物の建築、開発行為等の手続及び基準、その他まちづくりに非常な事項を定め、町のすぐれた自然環境を生かした土地利用と、都市的土地利用の調和を図りながら、豊かな住環境の維持向上を進めることにより、総合計画の将来像である「海とみどりにひろがる交流文化のまち葉山」の実現に寄与することを目的とする。となっております。
しかし、このたび議会に提出されました請願「葉山一色宅地計画の脱法性とまちづくり条例の問題点改善に関する請願」の審査において、果たしてこの条例の運用は、第1条の目的に沿うものであったのか疑問を抱かざるを得ません。条例が発効してから10年が経過しました。町長は現状と課題をどのように考えておられるのか伺います。
最後に、まちづくり条例の2点目として、見直しの考えはあるかどうか伺います。先ほど読み上げた前文及び目的は、この条例の根幹となる部分でございます。これからは議決されれば第四次葉山町総合計画に掲げる町の将来像、「美しい海とみどりに笑顔あふれるこころ温かなふるさと葉山」の実現に向けまちづくりを進めていくことになります。今後必要になってくるのは条例の実効性です。見直しが必要な時期に来ていると感じますが、いかがでしょうか。
以上で私の1回目の質問とさせていただきます。御答弁をどうぞよろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
畑中由喜子議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1項目目、ごみ問題についての1点目、戸別収集開始6カ月後の現状と課題についてのお尋ねでございますが、本年6月から戸別収集と資源ステーションを活用した収集に変更し、開始後3カ月の検証を行いました。詳細については本議会中に御報告をいたしますが、ごみ量についてはおおむね計画どおり減量をしております。また収集時間についても変更当初は時間がかかりましたが、現在では時間内にほぼ収集ができております。しかし一部、分別が守られていないといったことがありますので、今後も分別についての広報などを行って周知を図ってまいります。
次に2点目の近隣市との連携についてとのお尋ねですが、先般御報告したとおり、逗子市を訪問しごみ処理に関する情報交換を行うとともに、当町の可燃物の処理について打診を行いました。今後、県及び広域ブロック内の自治体相互の立場を尊重しながら、両市町の協力関係構築の可能性について情報交換を行い取り組んでまいります。
次に2項目目、子供の居場所づくりについて。1点目、放課後の子供の居場所づくりの見通しについてとのお尋ねですが、放課後の子供の居場所については、放課後児童健全育成事業により、保護者の就労等の理由により、放課後帰宅しても家庭に保護者のいない小学校1年生から3年生までの児童を対象に、児童館及び青少年会館において遊びや生活の場を提供しております。また放課後につきましては、ジュニアハンドベル教室などを教育委員会が実施しており、児童館、青少年会館につきましても、放課後の子供の居場所として機能していると考えております。今後は葉山町子ども・子育て会議の答申などを踏まえ、適切な対応を図りたいと考えております。
次に3項目目に移ります。海水浴場開設事業について。1点目、今夏の総括についてのお尋ねですが、今年度は近隣の海水浴場での風紀の乱れが、当町の海水浴場に及ぼす影響が危惧されていました。そこで逗子市・鎌倉市と連携しながら、安全で快適な海水浴場のため、入れ墨、タトゥー等の露出禁止など、マナーアップ運動等を進めてきました。これらの取り組みについてはいち早く発信できたこともあり、風紀の乱れ等の苦情は少なく、一定の効果があったものと思っております。一方で、以前より苦情のありました一部の海の家の騒音については、昨年を上回る苦情件数だったこともありますので、引き続き海水浴場とその周辺地域の問題について、地域の皆様も交えて対策を進めていきたいと考えております。
次に2点目、来期に向けた対応策についてのお尋ねですが、先ほどの質問でお答えしたように、まずは近隣住民の騒音被害等の対策が喫緊の問題であると考えております。また入れ墨、タトゥーの露出禁止や、海水浴場利用者のお酒のマナーについては、神奈川県が設置したかながわの海水浴場のあり方検討会で、県下の海水浴場全体の問題として提言されていること、鎌倉市が検討している規制強化の余波が当町に影響を及ぼすことが容易に想像できること等から、ことし以上の効果が上がるよう検討していかなければならないと考えております。
4項目目、葉山町まちづくり条例について。1点目、現状と課題をどのように考えるのか、2点目、見直しの考えはについてのお尋ねですが、まず1点目の現状と課題をどのように考えるかについて。平成15年に自主条例である葉山町まちづくり条例を施行してから10年以上が経過し、その条例、規則の内容は事業者等に浸透してきている現状がございます。また、時間の経過によりこの条例等を運用する関係各課においては、少なからず運用上の課題が生じていることも認識しておりますので、必要に応じて関係各課と協議を行っていくべきと考えております。
2点目の見直しの考えはについてのお尋ねですが、今後他の自治体の事例などを研究しながら、規則、運用を含め、条例を運用する関係各課との調整を図りながら研究してまいりたいと考えております。法律に基づかない自主条例であるまちづくり条例には限界があるという考えもございますが、一方でまちづくり条例を内外に示すことが意味のある重要なこととの認識もございます。まちづくり条例の第2章、第3章に、協働によるまちづくりの推進があります。一色第5町内会が認定されている地域まちづくり推進協議会を設立、活用し、一色第5町内会のまちづくりについての取り組みを参考事例として、地域でのまちづくりに関するルールづくりの活動を活発化してもらい、さらに一歩進んだ都市計画法に基づいた地区計画制度導入までに至るよう誘導を図ることができれば有効な手だてになるとも考えてございます。
以上で私が所管する1回目の答弁を終わります。
教育長(返町和久君)
3番畑中由喜子議員の御質問にお答えいたします。子供の居場所づくりについての2点目、青少年の集える場づくりの必要性についてとのお尋ねでございますが、青少年の集える場づくりにつきましては、国が子供若者育成支援推進法に基づき作成した子供若者ビジョンの基本的方向の中に、中高生の居場所づくりや子供・若者の体験交流活動等の場づくりについて記載されているところであり、その必要性については認識をしておるところでございます。教育委員会といたしましては、青少年指導員等の青少年育成団体と連携するとともに、ジュニアリーダーズクラブを中心とした地域とのネットワークづくりなどの事業展開を行っております。今後につきましても青少年健全育成に向け、さまざまな観点から引き続き検討を行う必要があると考えております。以上でございます。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
3番(畑中由喜子君)
御答弁ありがとうございました。それでは順次再質問に移らせていただきます。まず1項目目のごみ問題でございますけれども、先ほどの御答弁で、開始後3カ月の検証を行われたというふうにありました。その結果は今議会で御提示いただけるという御答弁だったかと思いますけれども、大ざっぱにどのようなものであったのか、お知らせいただけますか。
生活環境部部長(成島光男君)
この戸別収集、資源ステーションの方式変更に伴いまして、当初から3カ月たちましたら検証を行うという形でお話しをさせていただきました。今回3カ月分についてのですね、検証を、4日に行います教育民生常任委員会の中で報告させていただきたいと思っております。内容といたしましては、まず収集に関する検証という形でですね、班体制とか収集の地域、また戸別収集の作業時間等について、それからいろんな点での取り残しとかですね、問い合わせ等についての対応状況について御説明をさせていただきたいと思っております。またごみ及び資源収集の検証のほうにつきましては、燃やすごみについて、また廃プラスチック関係、それから集団資源回収について、埋め立てごみについて、これらについての検証を行っておりますので、説明のほうをさせていただきたいと思っております。燃やすごみにつきましては、答弁の中でですね、計画どおり減量しているという形で報告させていただいております。まだ3カ月でほんの短い期間なんですけども、大体前年と比較しますとおおむね20%ぐらいの減量という形で今のところ推移しております。20%という形で推移しております。これらについても今後ですね、見定めていく必要があるものというふうに思っております。
3番(畑中由喜子君)
まだ3カ月という短い期間ではございますけれども、20%の減量が検証されたということは、効果がそれなりに上がっているというふうに思います。常任委員会に詳しい御報告をいただけると思いますので、そちらにこれ以上のところは譲りたいと思います。課題ということでは、やはり分別に関するものが主なものということになりますでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
やはり課題としてはですね、答弁書でもございましたけども、一部ですね、分別の日にちが守れてない部分とかですね、分別の内容について一部守れてない等ございましたので、引き続きこれらの点についてはですね、周知をしていく必要があるというふうには考えております。
3番(畑中由喜子君)
それは割合的にはどれぐらいの方が守られてない、どれぐらいの世帯というんですかね。どんなもんでしょう。もしそれがきちんと守られるようになれば、もっと早く収集もできるって考えられますよね。一々シール張らなくていいんですものね。ですから、そこはかなり重要な問題だと思うんですけれども、現状ではどれぐらいの割合でしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
指導シール関係でございますけども、当初ですね、第1週につきましては、戸別収集始めた第1週につきましては、約1,000件程度ございました。これらについては当然初めての部分がございましたので、説明またはいろんな点で住民とのお話の中でかなり時間食ったということもございます。3カ月間で約13週たっておりましたけども、13週目ではですね、約109件の指導シール等ございました。これらにつきましてはすべて説明したとかそういう形じゃなく、日にちが守られてないとかですね、そういう内容的には単純な間違いという等もございましたので、件数的には10分の1ぐらいになっておりますので、かなりの効果はあるというふうには思っております。当然これらについても今後ですね、さらなる周知というのは必要だというふうには考えております。
3番(畑中由喜子君)
単純な間違いということもあり得るでしょうし、それが当議会の冒頭に補正予算で上がりました詳しい分別の資料ですかね、それができ上がればまた違ってくるかなというふうにも思います。さらなる努力は必要ということで周知をしていかなければいけないというふうに思います。それで、出し損なってしまったとか、ということが結構あるのか、直接搬入が増加しているっていうふうにも聞いているんですけれども。そのあたりはいかがですか。
生活環境部部長(成島光男君)
まず取り残しでございますけども、やはり当初に比べますとかなり件数的には減っております。第1週目ですと約138件程度ございました。これらについて職員全員で対応するという形でですね、当時につきましては時間外等経費を必要といたしまして、遅い場合ですと9時ぐらいまでというようなこともございました。ただし3カ月たった13週目ではですね、取り残し対応した件数が14件でございます。この14件につきましては完全に取り残した部分もございます。また先方がですね、大体このくらいの時間に来ているということで、町のほうが収集した後に出されたっていうことも何件かございました。これらのこともないようにですね、8時半ぐらいまでにすべて出していただくように今後とも話をさせていただきたいと思っております。また直接持ち込みにつきましては、今議員が言われたとおりですね、若干件数はふえております。町といたしましては戸別収集でですね、可燃物につきましてはすべて戸別で収集を行っておりますので、町民の皆様にですね、さらに周知をさせていただきまして、前回ですかね、広報でも出させていただいておりますけども、なるべく持ち込みではなく戸別収集の中での対応という形でやらせていただければというふうには考えております。
3番(畑中由喜子君)
本当にせっかく戸別収集とそれから資源のステーション収集をやっているわけで、それが、直接搬入というのはそれがある意味崩れるということですので、これはデメリットになるという可能性はとても大きいわけですよね。ただ、出す側からすると、非常に、何ていうんでしょう、たとえ資源物にしても家の中に長くとめ置くのは嫌だとか、困るとかっていう感覚の方たちも、きれい好きの方たちはそういう感覚があるのかなって思うんですけれども。今後ですね、これをふえないようにしていくっていう対策が必要かなと思うんですけれども。自分のところの町内会のことを申し上げて恐縮ですが、これはあくまでも住民の御協力を前提なんですけれども、各地区にね、常設型の小さなステーションを置くと。その管理は住民の方にしていただくというような工夫も必要なのかなというふうに思います。そのあたりはいかがですか。
生活環境部部長(成島光男君)
まだですね、具体的な対応策というところまではいっておりませんけども、1つとしてちょっと他の状況を調べさせていただいたんですけども、他ではですね、ほとんどが持ち込みについては有料という形でやっているというのが現状でございます。葉山町の場合はですね、一般廃棄物の可燃ごみについて持ち込んだ場合については現在無料、個人がですね、持ち込んだ場合は無料という形をとらさせていただいております。これらも今すぐどうのということじゃございませんけども、住民の皆様にですね、周知をさせていただいてさらに研究していく必要があると思っております。
また今御提案のですね、ステーションについてということでございますけども、これらについても場所等の問題とかいろいろございますので、さらに研究のほうはさせていただきたいというようには思います。
3番(畑中由喜子君)
ごみの問題はやはり本当にみんなで知恵を寄せ合って対応していかないといけないかなって思いますので、あらゆる面からの検証をお願いして、また研究もね、していかなきゃいけないのかなっていうふうに思います。先ほどの直接搬入が増加しているという部分なんですけども、何か持ち込んでいる方にアンケート調査をかけているとも伺ったんですけども、それはいかがですか。
生活環境部部長(成島光男君)
アンケート調査についてはですね、実施させていただいております。ただ、これらについてまだまとまっておりませんので、まとまりましたら御報告できるような対応はとらさせていただきたいと思います。
3番(畑中由喜子君)
その結果も拝見したいと思います。ちょっと離れるかもしれませんけども、事業系ごみのその後はどうなっていますか。問題なく推移しているでしょうか。事業系ごみ。
生活環境部部長(成島光男君)
事業系につきましても昨年ですね、料金等の改定をさせていただいております。特徴といたしましては草木類の部分がですね、若干減ってきているというふうに見受けられます。その他の許可制度に基づく事業者のですね、一般の可燃物につきましては、具体的に減少傾向ということじゃないですけども、大体横ばいからですね、若干落ちるぐらいの程度だというふうに思っております。今後もですね、事業系につきましては事業者のですね、理解を得た中でですね、対応はさせていただきたいというふうには思っております。
3番(畑中由喜子君)
近隣とのトラブルとかっていうことは余りないように思いますので、これがうまく推移するように願っております。
次にごみの2点目ですけれども、近隣市との連携についてでございます。実はこのパートナーシップについて町長の行政報告がこの議会の冒頭にございましたけれども、その際に同僚議員で、もう本当にうれしかったということで拍手喝采をしていらした方がありました。私もこの進展が見られたことに関しては、大変ある意味安心をいたしました。これがうまく機能していくように、さらなる努力が必要かと思いますけれども、町長にはぜひともその努力をしていただきたいと思います。やはり逗子あるいは鎌倉ということですと、人口規模も余り差がなく連携してやっていく相手としては大変適切なことではないかなと思いますので、さらなる努力をお願いしたいと思います。
それで県の広域ブロック内の自治体相互の立場を尊重しながらというふうにおっしゃっていましたけれども、それは逗子・鎌倉のある種契約というんでしょうか、そのことを指していらっしゃるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
そのとおりでございます。
3番(畑中由喜子君)
そういうところにまた葉山町、後から加わる…加わるというか連携を模索するということで難しい面もあろうかと思いますけれども、ぜひともこれが成功するように願っております。
次に子供の居場所づくりについてでございますけれども、先般子ども・子育て会議から、来年度の予算編成に向けての報告書が出されました。子ども・子育て新制度への準備の観点では、学童クラブの対象が現行の小学校3年生から6年生までに拡大されるという中で、今のままのやり方ではこれ以上の受け入れは厳しいというふうに思われます。先般資料もお出しいただきましたけれども、町立の児童館・青少年会館では、どこも面積要件並びに定数ももういっぱいというところでございますので、その解決策としては民間の活用とか学童クラブの設置場所の見直しが必要ではないかというような報告書になっております。私も…というか議会からもですね、ずっとかねてから学校施設での学童クラブ事業ということで、守屋町長の時代から教育長と両方のトップに私も伺いまして、ぜひこの形で進めていこうというところまでこぎつけたという場面も1回あったんですけれども、結局難しさが出てきてしまって、それはいまだにかなっておりません。今般この子供の居場所ということに関しましては、やはり学校施設での対応ということが一番安全・安心を呼ぶものではないかなというふうに思うんですけれども、これはまた教育委員会と学校施設とそれから町サイドと、本当にこれも連携を密にしていかなければ実現しないことだと思うんですけれども、当面は今のままでという形でいくのかと思いますが、新制度がね、これまだはっきり決まってないという部分もございますが、方向としては明らかに小学校施設を使うのではないかなというふうに思います。そのあたり町長の御覚悟というか、見通しはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
子ども・子育て会議のほうもですね、答申として学校施設の利用について触れておりますし、何よりも子供たちの安全を確保するという意味でも、学校が終わった後にそのまま敷地内、もしくはその近接するところで放課後過ごせるということは、とても大きな価値があるものだというふうに思いますから、学校関係とはですね、じっくりと議論をしながら、その実現に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。
3番(畑中由喜子君)
突然で申しわけないんですけれども、教育長、教育現場のほうのお立場から、この問題についてはいかがお考えでしょうか。
教育長(返町和久君)
議員から先ほど御指摘のありましたように、葉山町子ども・子育て会議中間報告が4月に出て、つい先ごろですね、改めて報告、27年度当初予算編成に向けて出されておりまして、そのどちらについても学校敷地内で実施するようなことについての一定の提言といいますか、そういうものが記されております。また一方ではですね、平成26年8月に発表された国の放課後子ども総合プランにも、学校敷地、学校施設を活用した実施の促進というようなことが盛り込まれてございます。こういったことは十分認識しておりまして、一般論としてそういうことが必要な時代に入っているということについては十分心得ているつもりでございます。ですので、あとは具体的に提起がありまして、具体的な課題についてね、個別に、本当に具体的な課題についてしっかりそれがこなせるかどうかというようなことを調査研究すると。そういう段階なのではないのかなというふうに思っております。
3番(畑中由喜子君)
もうこの期に及んでという感じですけれども、もう個別具体のお話を双方で進めていただきたいと思います。
次の青少年の集える場づくりの必要性についてなんですけれども、先ほど教育長からは、青少年の集う場所の必要性は感じているというふうにおっしゃっていただきましたけれども、物理的なね、この点に関しては物理的な場所だけではなく、青少年が興味を持って参加してくれるような対応策というものが絶対必要なんだというふうに私は考えております。幾らスペースを用意しても、そこにおもしろ味がなければ青少年は集まってくれませんし、何の意味もないのかなというふうに思います。さまざまな都市でさまざまな取り組みをしていると思いますけれども、金沢市などではちょっとお兄さん格の方が中心となって、さまざまなアクションを起こしていらっしゃるというのもありますし、やはりソフトの部分で中高生あるいは大学生ぐらいまでですかね、興味を持って集まってもらえるようなやり方がどうしても必要なんだろうと思います。今般ですと、もう多分インターネットを使った何かとかっていうことも十分考えられるのかなと思います。私はあんまり詳しくはないので、ちょっと今アイデアとしては浮かばないんですけれども、あらゆる面からやはり中高生に興味を持ってもらえるような集える場を用意していただけたらと思います。やはり現状はですね、コンビニの前だったり、あるいはちょっとした暗がりに夜9時、10時、あるいはもっと遅くですね、子供たちがたむろしているっていう場面を見かけます。そこにパトカーが通りがかったりということもありますし、どなたかが通報するのかもしれませんし。やはり暗がりに何かもそもそ人がいっぱいいると、ちょっと恐怖を覚えるという部分もございますしね。ぜひともこの辺は、町の責任範囲はどこまでかというのはあるかもしれませんけれども、生涯学習までが教育委員会の持ち場でございますので、ぜひともこの青少年に対する対策ということも、力を入れていただきたいと思います。葉山町からやはり何回も逮捕歴が出たりとか、少年院に送られたりとかという子供たちが出ることのないように、幸せな人生を送ってもらいたいと思いますので、その辺は大人の責任として、ぜひとも取り組んでいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
教育部部長(沼田茂昭君)
先ほどの第1答弁でもありましたように、子供若者ビジョンの中で、やはり中高生が地域コミュニティーにどうやって参加させればいいのかと、そういうのが課題であろうかと思います。葉山の場合、ジュニアリーダーズクラブが中心となって、地域との交流というのはやっておりますが、どうしてもジュニアリーダーの場合は小学生にかなり目を向けているところがございまして、今の御指摘のとおり、自分たちと同学年、いわゆる中学生・高校生がメーンですので、自分たちの同学年に対する何かしらの提案があれば進めていきたいかなと。また青少年指導員の活動もございますので、その辺を総合的にちょっと考えさせていただければと思います。
3番(畑中由喜子君)
これはある意味町の将来にもかかわる問題でもございますので、教育委員会だけにお任せするばかりではなく、町のほうも十分に、町長もまだまだお若いですから、若者の気持ちを理解できる多分お立場だと思いますので、頑張って取り組んでいただきたいと思います。
3項目目の海水浴場の開設事業についてに移らせていただきます。海水浴場のことなんですけれども、先ほどの御答弁で、一部騒音が昨年を上回る苦情があったということではございましたけれども、全般的には余り大きな問題はなかったというふうにとらえました。しかしですね、海辺の地域に住んでいる住民の一人としてはですね、やはり海だけの、砂浜だけの問題ではなくて、行き帰りのバスの中、あるいは買い物、道路を歩くなどの部分で、やはり相当いろいろな害を受けます。やはり一番困るのは、というか嫌な思いをさせられるのは、入れ墨とかタトゥーを露出しながらバスに乗ってきたり、そして大きな声でしゃべったりとかってしている集団。1人ならおとなしくしているんでしょうけれども、もう大体グループでわいわいという形で来ますので、そうなると余計威圧感があるということで、非常に私のような年配の者にとってはですね、文化が違いますから、今のタトゥーという言い方もなくて、入れ墨は入れ墨というふうに考えてとらえてしまいますのでね、非常にその辺が嫌な思いをさせられるという場面が結構あります。葉山町は海水浴場を開設するという事業を行っているんであって、例えば道路を歩いているとか、バスに乗っているっていう人たちに対するルールですかね。守ってくださいねっていうような効果的な何か宣伝というのはできないかもしれないんですけれども、何かやはり葉山の町内にそういう人たちがたくさん闊歩しているような状況は防ぎたいというふうに私などは考えるので、例えばですよ、逗子駅とか新逗子などでマナーアップの宣伝をする、してもらう。アナウンスをしてもらう。入れ墨は露出して歩かないでくださいとか、歩いちゃいけませんよとか。それからあるいはバスの中でもそういうアナウンスを、運転手さんが直接言う必要はなくてレコーディングでいいわけですから、そういうことを協力を仰ぐというようなことはできないでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
ことしの夏はですね、京急バスさんにも御協力いただきまして、まさに畑中議員御指摘のとおり、バスの中でのアナウンス、特にこれはごみに焦点を当ててですけども、ごみの放置ができない町ですといったアナウンスを流していただきました。その成果については改めて検証してまいりたいとは思いますけども、一定の効果はあったものと思っております。入れ墨、タトゥーについてという御指摘ですので、また必要があればですね、来年度の京急バスさんへの御協力のお願いといった項目に上げてまいりたいというふうに思います。
3番(畑中由喜子君)
ぜひとも町だけがね、必死になって取り組むということではなくて、いろいろな目を持ってやはり防いでいきたい事象だなというふうに思いますので、JRの逗子駅でもお願いしてもいいかなと思いますので、ぜひともそれを広げていただきたいなというふうに思います。そうすることによって、町へのそういう困った事象が減っていけばすばらしいなというふうに思いますので、ぜひとも続けていただきたいと思います。
そして来期に向けた取り組みなんですけれども、かながわの海水浴場のあり方検討会というのがございまして、近ごろ、ごく最近だと思うんですけれども、あり方検討会の報告書が10月付で出ております。この中でどのような検討結果だったのかお聞かせいただけますでしょうか。これまでも町が非常に苦労して海水浴場の取り締まりなどを行ってきた経緯がありますけれども、何と言っても海浜は国の所有で県が管轄しているということですよね。県が一律厳しい規制をかけてくれれば、それはそれでもう功を奏することだというふうに、それはもうずっと以前から言われてきたことでした。ようやくここへ来て、県もあり方検討会を開催したということなんですけれども、どのような結果になりましたでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
議員おっしゃるように、かながわの海岸利用に関するあり方検討会の提言が、5つほどまとめたものがございますが、それ、大きく分けますと、まず1つとしてクラブ化の禁止、2つ目として海の家の営業主体の適正化、3つ目といたしまして海の家の音楽イベントのあり方、4つ目として海水浴場における飲酒の制限、提言5としまして、先ほどから議員がおっしゃっていただいている入れ墨、タトゥーの露出制限と。これにつきましてはですね、県内統一の制限をしていこうという検討が出てございます。
3番(畑中由喜子君)
そうすると、市町はそれに上乗せした規制条例などをつくることができるという解釈でよろしいでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
そのあり方検討会をですね、引き続き今年度いっぱいずっとやっていこうと。畑中議員おっしゃっているのは、10月のあり方検討会の報告書だと私認識して御答弁させていただきますけども、12月、今月の中旬にですね、3回目の検討推進会議をですね、市町を集めて県庁で行います。年が明けまして1月中旬にまた4回目の推進会議ということが予定されてございまして、その結果を受けまして、2月の中旬にはですね、新しいガイドライン、新年度に向けたガイドラインを県から一斉に出していただこうじゃないかというふうな予定になってございますので、今年度に増して規制が厳しいというか、町民の方が不愉快にならないと、不快な気分にならないというふうなことを考えていければと思っているところです。
3番(畑中由喜子君)
そうすると、町長に伺っておきたいんですけども、2月に県のガイドラインが出るということで、ことしも2月ごろに今年度分のガイドラインが出ておりましたよね。町は逗子・鎌倉と比べればまだまだ規制という形にはなっておりませんので、ルールですよね。そういう形になっておりますけれども、来年度に向けてはもうちょっと身構えないといけないのかなという気がするんですけれども、いかがですか。県のガイドラインの上乗せをしていく必要があるのかなというふうに思いますが。
町長(山梨崇仁君)
確かにですね、町として鎌倉市さんの動向を見ていきますと、対策を考えなければいけないというふうには思います。しかし一方で条例化を図ったりですね、県条例に対して町の上乗せをする、横出しをするといった考え方も一つですけども、それが果たして実際に来られる若者世代、言ってしまうとその若者世代には条例の条文がこうなっているよという認識をして海に遊びに来るような世代というのはほとんどいないと思いますので、むしろ葉山の町が、例えば雑誌やですね、口コミの中で、もしくはインターネットを通じて厳しいんだということを、さらにまた鎌倉市さんや逗子市さんとですね、歩調を合わせながら発信をしていくことを載せていくことが大事なんじゃないかというふうに思っておりますので、県条例いかんにせよ、町としての取り組みについて、力を入れる部分というのは、実際の実質効果を目指して力を入れていきたいと今は考えております。
3番(畑中由喜子君)
多くの町民の方は恐らく御存じないのは、町が例えば今年度で言えば2,100万円もの予算をかけて、海水浴場の開設事業をしているということなんですね。これは町民の方の税金から使われているわけで、それが自分たちに嫌な思いをするということで返ってくるというのは、非常に不公平な話かなというふうに思いますので、やはり町民も同時に海を楽しめる、つまり占有の面積にしてもやはり配慮が必要な時代に来ているのかなというふうに思うんですね。静かな海が欲しいという住民の方もたくさんおられます。夏の間はとても嫌だから海には近づかないんだ、浜辺には出ないんだっていう方すらいらっしゃるわけなんですよ。ですからそういう部分でやはり町民が主体の、町長も総合計画特別委員会のときにおっしゃっていましたけども、今の町がいいんだと。これを保全していきたいんだというようなお話がありましたけれども、やはり町民がきちんと楽しめるまちづくりというのを目指すべきだと私は思いますので、夏の海水浴場シーズンが町民にとって非常に何ていうんでしょう、重荷で楽しくない時期っていうのは、これはあってはならないことじゃないかなというふうに思いますので、その辺の努力というのは重ねていただきたいというふうに思います。よろしいですか。私の言っていることは理解していただけますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
おっしゃるように、町民の方がですね、この葉山を楽しめるようにするということはもう大前提、大原則だというふうには思います。ただ、海の利用につきましては、海を利用している、年間で利用している、例えばマリンレジャーの方々へですね、私もことしの夏は子供を連れて2回ほど海岸に泳ぎに行きましたけれども、家族連れからするとやはり海の家という…失礼いたしました。ライフセーバーの方がいらっしゃって、海水浴として開設されていることが、とても安心する空間にはありますから、引き続きよりよい海水浴場のあり方についてしっかり検討していくこと。そのためには、言い方は失礼ですけども、ルールを理解されない方やですね、モラルのない方についてはお断りをしていく。そういった姿勢をどのように発信をしていくかというふうに考えていきたいというふうに思ってございます。
3番(畑中由喜子君)
私も葉山の特徴である海を楽しむという部分がいけないなんて言ってるわけではなくて、節度があるということを申し上げたかったので、それをよろしくお願いをしたいと思います。
それで海岸でですね、やはりことしの夏も、帰りがけにごみを捨てていく不届きな人がいるっていう話なんですけども、今回起こってしまいましたのは、しまってあったごみのケージを、おうちの中にですよ、塀の中にしまってあったケージを持ち出して、バーベキューごみなどをどさっと捨てていかれたと。それで困った住民の方がセンターに連絡をしたんだけれども、引き取りには行かれないと。仕方なくその住民の方が全部分別をし直して、御自分のうちのごみとしてお出しになったということがありました。非常にそういうのは迷惑な話なんですけれども、うちの町内会でごみは持ち帰りましょう、捨てていくと不法投棄は罪ですよという町のポスターがあるんですけれども、それは効果がなくてですね、こういうのをつくりました、町内会で。漫画チックにして興味を引いてもらおうということなんですけれども。これで、これを張ったところ、その後そこのステーションは…ステーションというか、そこのおうちのごみ箱は無事ということなんですね。ですから、やはりポスター一つにしても、目を引く、関心を引くという工夫が必要かなというふうに思いますので、町もぜひともその辺の努力もしていただきたいな、工夫をしていただきたいなと思いますので、それはよろしくお願いをいたします。
最後のまちづくり条例についてに移りたいと思います。先ほどの第1回目の質問でも申し上げましたけれども、まちづくり条例にやっぱり課題が生じているというふうに認識していると町長はおっしゃいましたけれども、この課題というのはどのような部分で、どのような解決策を模索しなければならないというふうに考えていらっしゃるのかを伺います。
都市経済部部長(吉田仁君)
いろいろな委員会の中とか、あるいは町長の先ほどの答弁にしましても、まちづくり条例をつくった当初のですね、目的はもう大分達成されたかと。私も都市計画の課長をやらせていただいているときに、大変議員さんのほうから、あることを内外に示すのも吉田課長さん、大事なのよと。こんなこと言うと女性ってわかっちゃいますけど。そういうことをですね、指導いただいた条例でございますので。今現状御説明申し上げますと、各課協議、町条例の中でですね、一番重要な部分でございますけども。その各課協議をやっているおおよそ13、14の課にですね、現状のまちづくり条例でどういう問題があるのかと。どこを改正すればいいんだというところまでですね、問題意識を持っていただいて、それを回収してですね、それを部長会議なり町長とですね、じっくり話していかなければ。これは時間をかけてやったほうがいいっていうことを考えているところでありますので、それを少しお待ちいただければと思っています。
3番(畑中由喜子君)
それで一つまた御提案したいことがあるんですけれども。まちづくり条例が自主条例であって、やはり自主条例である以上、法律や上位法を越えられないというのは、これはもう当たり前の話なんですけれども。でも小さな町だからこそ、輝くまちづくりというのがあると私は信じておりまして、それを追求していくべきだというふうに思っております。それで今度このまちづくり条例は、もういよいよやはり10年も経過し、先ほど1回目の答弁で事業者等にも浸透してきている現状があるというふうに御答弁ありましたけども、それは逆の言い方をすると、事業者はじっくりと抜け道も研究し尽くしたかなという部分もございますので、さらなるまちづくり条例の高みを目指さなきゃいけないのかなというふうに思っています。一つですね、環境アセスメントの手法をまちづくり条例に組み込むというのが方法としてはあるのではないかなと思いますが、これは大変な作業になるかと思いますけれども、何とか都市経済部長も、それから環境問題ですので生活環境部長も力を合わせてですね、このまちづくり条例の見直しに取り組んでいただきたい。この環境アセスメントを含めたまちづくり条例の見直しに取り組んでいただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。あすやれとは言ってませんけれども、いかがですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
御意見いただきましたものですから、検討してまいりたいというふうに思います。
3番(畑中由喜子君)
いわゆる行政用語の、やらないことの検討じゃなくて、首を振っていらっしゃいますけども、ぜひとも本当にこれは町を守る意味で絶対必要なものだと思うんです。今回の請願が残念ながら議会でも否決されてしまったんですけれども、まちづくり条例がもっと生きたものであれば、もうちょっと防ぎ手があったのかなという気もいたしますし、環境アセスがあればね、その中で闘えたということもあると思いますので、とにかく葉山町にとって自然環境、生活環境を守るというのは、本当に一大命題ですよね。これが崩れたら葉山のよさっていうのは、町長もしきりと言っていらっしゃいますけれども、葉山のよさはなくなってしまうわけですので、大変な作業になりますし、これを組み込んだまちづくり条例の施行というのは、使っていく上でもこれは大変なことかもしれませんけれども、手段としては非常に効果が上がるのではないかなというふうに考えておりますので、町長、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
よくですね、時代の流れをあらわすときに、価値観の多様化、複雑化というふうに、枕詞のように使われるようになりました。最近のまちづくり条例を見ていてもですね、各課協議の前にですね、公聴会まで行くというケースが大変多くなってきておりまして、これも意識がですね、権利意識、また義務感について、それぞれが認識されつつある時代なのかなと。決してそれが悪いことだとは思いませんけれども、もう少し前段階でお互いに理解でき合える方法がですね、あるんじゃないかというふうにも一方で思っている次第です。ですから、まちづくり条例のですね、あり方については、そういった時代の対応をしっかりとする必要があるんじゃないか。その手法として畑中議員が御指摘のように、環境の影響評価を考えようといった新たな手法を取り入れることは十分可能なことだと思いますので、各課の今調査をかけている段階ですから、その結果を踏まえた上で、今後のあり方については、慎重に時代に即した方法を改めて模索していきたいというふうに思います。
議長(金崎ひさ君)
これにて3番畑中由喜子議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。
議長(金崎ひさ君)
本日の日程はすべて終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。(午後4時30分)
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更新日:2018年01月31日