葉山町議会 平成26年10月2日
招集年月日
平成26年10月2日(木曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開議
午前10時00分
散会
午後5時21分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席14名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 近藤昇一 | 出席 |
第2番 | 窪田美樹 | 出席 |
第3番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第4番 | 荒井直彦 | 出席 |
第5番 | 笠原俊一 | 出席 |
第6番 | 中村文彦 | 出席 |
第7番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第8番 | 田中孝男 | 出席 |
第9番 | 土佐洋子 | 出席 |
第10番 | 鈴木道子 | 出席 |
第11番 | 待寺真司 | 出席 |
第12番 | 長塚かおる | 出席 |
第13番 | 横山すみ子 | 出席 |
第14番 | 金崎ひさ | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
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町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | 山本孝幸 |
教育長 | 返町和久 |
総務部部長 | 小山誠 |
保健福祉部部長 | 仲野美幸 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 沼田茂昭 |
消防長 | 高梨勝 |
総務課課長 | 高階歩 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 矢嶋秀明 |
次長 | 廣瀬英之 |
局長補佐 | 永井秀子 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第5番 | 笠原俊一 |
第6番 | 中村文彦 |
議事日程
町長行政報告
第1 一般質問
1.窪田美樹
(1)下水道事業について
(2)ごみ問題について
(3)高齢者福祉について
2.中村文彦
(1)三浦半島サミットについて
(2)葉山町の財政について
3.近藤昇一
(1)一色宅地開発について
(2)情報公開制度について
(3)非常備消防について
4.笠原俊一
(1)町長選挙公約の実現に向けた取り組みと第4次町総合計画(前期)への具体的な取り組みについて
5.鈴木道子
(1)胃がんリスク検診の実施・助成について
(2)認知症対策について
(3)うつ対策・自殺予防対策について
(4)クラウドファンディングによる事業予算確保策について
(5)学校司書の配置について
追加日程
第1 緊急質問
1.長 塚 かおる
(1)山梨町長の草津温泉感謝祭出席に係る公用車使用の件
議事の経過
議長(金崎ひさ君)
おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(金崎ひさ君)
町長から行政報告したい旨を求められておりますので、この際発言を許可します。町長、登壇願います。
町長(山梨崇仁君)
おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、訴訟が提起されたことについて行政報告をさせていただきます。9月19日付で葉山町を被告とする訴状が、株式会社サンフォーレケアサービスから横浜地方裁判所に提出され、9月26日に送達されました。内容につきましては、原告の主張によりますと、原告は介護保険法に基づき、神奈川県知事により指定訪問介護事業及び指定介護予防訪問介護事業の指定を受けていたところ、平成25年9月24日けで当該指定を取り消され、これに伴い葉山町が行った居宅介護サービス費の返還を求める通知の取り消しを求めるものであります。町といたしましては、原告の主張には理由がないことから応訴することとし、11月17日に予定されている第1回口頭弁論に向けて準備を進めているところでございます。以上、行政報告といたします。ありがとうございました。
議長(金崎ひさ君)
これにて町長の発言を終わります。
議長(金崎ひさ君)
日程第1「一般質問」を行います。
なお、今回は試行として、執行部からの反問が議長の許可を得てから行えることといたします。
第1番、2番窪田美樹議員の一般質問を行います。窪田美樹議員、質問者席にお着きください。
2番(窪田美樹君)
2番窪田美樹です。おはようございます。通告に従って一般質問を行います。
1項目目、下水道事業についてお伺いいたします。まず、多額の費用と長年の歳月をかけて行う下水道布設の最大の目的は、水環境整備でしょう。この水環境の整備をどのように進めるのか、計画的に面整備を進めていきましたが、近年財政面も含めて、進捗状況は毎年7ヘクタール程度とスローダウンしています。市街化区域だけの面整備も今後十数年かかるのではないかと考えられます。このまま調整区域の下水道計画地域まで進めるには、何十年もかかることが懸念されます。現在下山川の水環境が余りいいとは言えません。さらに数十年後までを考えた場合、今以上に悪化することは誰もが認めることと考えます。こうした面から、市街化区域の下水道事業とは別に、市街化区域の水環境を考える必要があると思います。
そこで、現在市街化区域の中で水洗化率を見ると、面整備が進んでいるところでも、布設率向上が求められています。少し疑問に考えるのですが、面整備が進んでいる地域で合併浄化槽を利用している方がいらっしゃるのではないでしょうか。合併浄化槽を利用している方が、下水道の面整備が整ったから接続してくださいと言われても、合併浄化槽をつけるのに100万円くらいもかけているので、簡単に下水道が来たからといって接続するのにはなかなかいかないのではないでしょうか。また面整備完了地域にあって、単独浄化槽利用世帯や汲み取りの世帯など、単に生活排水の処理がおくれている世帯があるなど、きめ細かく調査して対応する必要があると考えます。決算委員会で字ごとの資料をいただきましたが、こうしたきめ細かい…これ以上のきめ細やかな調査をした上、接続率の向上を考えるべきと思います。市街化区域面整備完了地域の合併浄化槽世帯・単独浄化槽世帯・汲み取り世帯の把握などなされているのでしょうか。お尋ねいたします。
次に、市街化区域への取り組みについて伺います。水環境の面から、数十年後となるであろう調整区域、現在は水環境を維持することが難しいと考えます。そこで町長がマニフェストに掲げている合併浄化槽の活用こそが必要ではないでしょうか。さきの森町長時代、下水道と合併浄化槽を金銭的に比較され、市街化調整区域でも下水道有利との判断が下され、半分が…約半分が下水道布設という計画に訂正されました。しかし金銭面だけでなく、環境整備完了までの期間、現在の水環境、下水道事業の推進計画などさまざまの面からも判断すべきものではないかと考えます。私は改めて計画の見直しを行い、町長が考えていられる市町村管理型合併浄化槽を市街化区域と並行して進めるべきだと考えますが、町長の水環境に対するお考えを伺います。
2項目目。ごみ問題は葉山に限った問題ではなく、どの自治体でも大きな課題・問題となっていますが、ごみ減量化に向けた取り組みについて伺います。取り組みの一つとして、全町の戸別収集を実施されました。先行地域では…先行地区では、燃やすごみの17%が減量できました。いただいた資料を見れば、可燃ごみの中に資源可能なものが約10%含んでいました。さらに分別を徹底してもらうだけで、10%程度は減量が可能です。この、さらなる分別に対する呼びかけ、お願いなど、どのようにお考えでしょうか。また、モデル地区では50%が減量されています。先行地域にさらなる分別をお願いしても27%。さらに6月から始まった全戸の戸別収集となれば、分別がさらに難しくなっているのが現状ではないでしょうか。どのように取り組まれるのでしょうか、伺います。
2点目。燃やせるごみの中に、分別すれば資源となるものがまだまだあります。リサイクル率への向上、取り組みについて伺います。容器包装リサイクル法に基づき、容器包装プラスチックとして処理していますが、決算委員会の中で、汚染プラとして戻ってきてしまうものは、25年度が441トン中20トンあったと聞きました。24年度は355トン中戻ってきたものが55トン。比較すると収集量はふえ、戻ってきたものは減ったということですので、リサイクル率は向上してると言えますが、戻ってきたものは廃プラとして処理しているので二重の経費がかかっていることになります。そのことを防ぐためには、どうしたらよいとお考えでしょうか。廃プラ処理費用と容器包装プラ処理では処分費が違い、廃プラのほうが安いから全部廃プラで処理したほうが、処分費用が安く済むという声があります。ですが、燃やせば燃えかすが残ります。中間処理施設も最終処分場も持たない葉山町です。その燃えかすの処分場も他の自治体や業者に依頼し、その処分場所も今後も大きな問題となっていくと考えます。そこら辺、そのあたりを町長はどのようにお考えでしょうか。
3点目、近隣自治体との連携について伺います。町内に処理施設を持たない葉山町。ごみ裁判も終結し、以前から言われていた近隣自治体とのパートナーシップについて、そろそろ何らかの形が見えてもよいころと思います。そこら辺の、そのあたりの進捗状況はいかがでしょうか。
3点目、高齢者福祉について伺います。高齢者が安心して暮らせるまちづくり。元気なお年寄りが多い葉山町ですが、今後介護保険制度も変わることで、いろいろな課題が出てくると思います。高齢化率は高いのですから、高齢者に対する相談事はふえるでしょう。以前に福祉の拠点構想があったようですが、その構想は今でもなくなったものではないと聞きます。今後健康に対する施策に力を入れると言われている町長ですが、こうした福祉の拠点構想についてどのように考えられているのでしょうか。
2点目。医学も進み、認知症に関するいろいろなことがわかってきています。予防策や早期発見、進行をおくらせるなどさまざまな対応策が出ていますが、町の認知症予防策はどのようにお考えでしょうか。世界的に高齢社会となり、認知症対策が課題となっています。GBサミットでもこのことが取り上げられ、イギリスのブレア首相からも、予防のための対策は世界的に取り組んでいく課題であるとの話のニュースがありました。認知症予防についてですが、認知症になる前の段階、基本的な日常生活が送れる段階で、記憶力・判断力が低下してきてる場合、それまでは認知症になるリスクが多いとされています。そのような認知症になる前の段階をMCIと呼びます。これはマイクロ・コグニティブ・インベアメント。穏やかに…だから略されるんですけど、穏やかに認識が衰えるという英語の頭文字。M、C、Iを取ってMCIと呼ばれています。今月…ことしの8月に愛知県尾張旭市に視察に行ってまいりました。そこでは脳の健康チェックテストというMCIの早期発見・早期治療に取り組んだ取り組みを見てまいりました。そういった他の自治体の事例も含めて、葉山町では現在どのような対策をされているのかお伺いいたします。
以上、御答弁のほうよろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
窪田美樹議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
初めに下水道事業についての1点目、水環境整備をどのように進めるのか、2点目の市街化調整区域への取り組みとのお尋ねですが、関連がございますので一括して答弁させていただきます。現在の公共下水道の全体計画区域は、市街化調整区域の一部を含む約581ヘクタールを対象としておりますが、以前から申し上げておりますように、市街化区域の513ヘクタールは公共下水道。市街化調整区域については合併処理浄化槽により生活排水処理を実施したいと考えており、本年26年度、そして平成27年度に公共下水道審議会を開催し、全体計画の見直しを検討する予定となっております。また具体的な取り組みにつきましては、現在下水道課と環境課の合同により、さまざまな観点から検討を行っているところでございます。
次に2項目目、ごみ問題についての1点目、ごみ減量化に向けた取り組みと、2点目のリサイクル率向上への取り組みとのお尋ねですが、ごみの資源化・減量化に向け、戸別収集と資源ステーションを活用した収集方法に変更いたしました。戸別収集によりごみは責任を持って出し、資源物はわかりやすく資源ステーションに出すことといたしました。一部品目については、町内会・自治会を単位とした集団資源回収とすることにより、ごみを捨てる意識から資源を集めるという意識を持つことにより、ごみの減量化と資源化率の向上を目指しております。
次に、3点目の近隣自治体との連携についてのお尋ねですが、ごみの中間処理をより安定的かつ効率的に行うため、近隣自治体とのパートナーシップ構築の方向性を年内に示せるよう取り組んでいるところでございます。
次に、3項目目の高齢者福祉について、1点目、高齢者が安心して暮らせるまちづくりとのお尋ねでございますが、当町の高齢者は先般実施しました高齢者福祉に関するアンケートによると、比較的元気な高齢者が多く、日用品の買い物、食事の準備、自宅の掃除、洗濯について8割の方が現在は負担を感じていないものの、将来に不安を抱えている方は6割弱いらっしゃいました。いつまでも住みなれた葉山町で元気な状態でお過ごしいただけるよう、元気はつらつ教室などの介護予防事業を充実させるとともに、定期巡回、随時対応型訪問介護・看護事業所の整備など、各種介護サービスの充実に努めてまいります。
2点目、認知症予防対策はとのお尋ねでございますが、当町の平成26年9月1日時点の65歳以上高齢者9,957人に対し、日常生活に支障を来すような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意すれば自立できる状態である認知症日常生活自立度2以上の方は848人、その割合は8.5%となっており、厚生労働省の平成22年推計値9.5%と比較しても低い状況にあります。認知症予防対策として、これまでも外部から講師を招き開催する認知症講演会、運動と講義を兼ねた認知症予防教室、広報を通じて医師による認知症普及啓発を実施しており、今後とも充実させてまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
2番(窪田美樹君)
御答弁ありがとうございました。まず下水道事業について伺います。先ほど1点目と2点目とあわせてのお答えでしたので、私のほうもちょっと絡んで質問してしまうかもしれませんが。下水道事業を進めることの最大の目的が水環境ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
おっしゃるとおり、下水の水質の浄化による水環境の整備ということが、水環境の向上のための整備が最大の目的であると思います。
2番(窪田美樹君)
その観点からも御質問させていただきます。先日の決算委員会の中でいただいた資料、まだ本下水につないでない、布設されてるかされてないかは全く別として、町内で汲み取り、単独浄化槽、合併浄化槽、汚水処理施設につないでいると…つないでいるというか、そうやって処理しているという資料をいただきました。その中で、質問の中…下水道課のほうで…環境課のほうですか、環境課のほうでどこにつないでないか、地図に落とすのはまだまだこれからですので、今進めているところですというところだったので、この先もっと詳しいことが出てくるとは思いますが、字ごとの資料の中で質問させていただきます。ここの中で…資料お持ちでないと思いますが、木古庭の中で汲み取りの…現在汲み取りをやられてる、町内の中では全部で112軒あります。そこの中で一色13、堀内40、長柄12ってあるんですね。ここの中で、一色はまだ本下水が来てるかどうかというところは微妙なところだと思いますが、堀内・長柄の中で本下水は来てるけれど…来てるんだけれどつないでない。それが3年間の間に本来ならつながなければいけないというような法律というか決まりがあったと聞きますが、そこら辺の把握のほうはいかがでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
下水道課のほうでですね、供用開始後にですね、接続について、まだされてないところについては訪問とかですね、またパンフレット配布、そういう形で接続についてのお願いをさせていただいております。ただ汲み取りにつきましてはですね、確かに3年以内にですね、水洗トイレに接続という形で法的にございますけども、なかなかですね、私ども説明させていただいておりますけども、やはりその家庭の御事情等ございまして、接続されてない部分というのはあるとは認識しております。ただ、汲み取りの件数につきましては、ここのところかなりですね、量的には減ってきてるというふうに思っております。
2番(窪田美樹君)
では、その取り組みを常にしてるけれど、家庭の事情でなかなかつないでいただけない。それはもう3年以上たってるけれど、この数字の現状だということでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
そういうことでございます。
2番(窪田美樹君)
ここのところ法律はあるけれど、なかなか家庭の事情でということもあるかと思いますが、汲み取りのところというのは生活排水も流れてしまうというところが心配になりますので、できる限りの方が接続できるように…接続できるようにと考えます。
もう一つのところで、もっと問題なところは、単独浄化槽も同じようなことが言えると思いますが、ここら辺、この本下水の…来てるけれど、一色が1,454軒、堀内670軒、長柄643軒の方々が単独浄化槽ということは、生活排水が流れてしまう。流れている。川に流れているというところで、ここは一番厳しく目をしていかなければいけないと思いますが、ここの取り組みのほうはいかがでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
単独浄化槽につきましても、し尿と同じようにですね、下水道課のほうで接続をしてる、してないというのは確認できておりますので、そういう方につきましては、先ほど申しましたように直接訪問とかパンフレットをですね、配布させていただいて、下水道接続ということでお願いのほうをしてる状況でございます。
2番(窪田美樹君)
さらにそういった方々への取り組み方法は、町が同じ方法でつないでくださいと、下水道が…本下水がそこまで来てるんです。だからつないでくださいといった、町がその方々への働きかけを同じようにされてるのか。それとも合併浄化槽を使っている方が堀内には160軒、長柄には52軒いらっしゃいます。本来ならここも下水道につないでいただきたいところですよね。だけれど、ここの合併浄化槽の方は、生活排水は川に流れてないですよね。そういったところでは、下水道課の方々が本下水に…下水につないでくださいと言っていろいろ働きかけてることとは思いますが、単独浄化槽の方と合併浄化槽の方と同じような、つないでくださいという行動を起こしているのか。それとも別な行動を起こしているのか。どのような行動を起こしているのかお伺いします。
生活環境部部長(成島光男君)
供用開始区域内のですね、単独または合併。それぞれやはり供用開始区域ということで、公共下水道に接続しなければならないという形になりますので、私たちとしてはですね、同じ対応で現在やらさせていただいております。またその中に企業とかですね、そういうとこがあれば個別にですね、企業に訪問する、またはそこの本社に連絡するとかですね、そういうような形で対応のほうはさせていただいてるものでございます。
2番(窪田美樹君)
水の浄化…水環境を向上させるということを考えると、できれば早くつないでほしいのは単独浄化槽の方、汲み取りの方、生活排水が川に流れている方が主だと思うんです。先ほども言いましたが、合併浄化槽をつないでる方が本下水につなぐには、合併浄化槽の工事費をかけた上で、またさらに本下水の工事をしなくてはいけません。そこを水環境の面を考えるのであれば、単独浄化槽の方にできれば早くつないでいただくことのほうが、水浄化が進むと思います。画一に同じように町が下水道につないでくださいと行動を起こすよりは、単独浄化槽の方を先につないでほしいと行動を起こしたほうが水環境のためにはいいと思いますが、町長はいかがお考えでしょうか。
議長(金崎ひさ君)
町長に答えてほしいんですよね。じゃあ町長お答えください。(私語あり)では生活環境部長が代弁するそうです。
生活環境部部長(成島光男君)
先ほど議員が言われましたように、環境課のほうでですね、今、浄化槽についての調査をさせていただいております。単独なのか合併なのかし尿なのか。そういうものをですね、把握した上で、現在下水道課ではですね、そこまで把握できてないというところがございますので、そういうものをですね、把握した上で下水道課もですね、それを利用した上で接続についての対応というのをさらに進めていきたいというふうに思います。
2番(窪田美樹君)
下水道課が把握していないというのは、本下水につないでないことを把握しているけど、このお宅が汲み取りか単独か合併浄化槽かを把握していないということでしょうか。では、そこの情報は環境課が持っているということなんですよね。環境課からこういった資料が出てきてるので。
生活環境部部長(成島光男君)
環境課のほうでですね、先ほども言いましたようにそういう調査を現在させていただいておりますので、その調査に基づいて下水道課のほうにですね、資料を渡しまして対応を図っていきたいというふうに思っております。
2番(窪田美樹君)
では今現在はその対応はしていない。今後こういう対応をしていく、どういった今、水の処理、汚水の処理をされているか。その資料を今後環境課と下水道課が共有して、水環境に努めるということでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
基本的には公共下水道につなげていただくことが大前提でありますので、基本的には合併浄化槽であれ汲み取りの方であれですね、同じようにお願いをしてまいるつもりだというふうに思います。
2番(窪田美樹君)
同じように、もちろん皆さん同じようにつないでもらうのが一番と思いますが、この下水道をつなごうという計画に基づくと、7ヘクタールでスローダウンしているというのが今の現状です。そこの中でまた布設が…本管が行って、そこからまた個人のお宅がつないでもらうとなると、どんどんどんどん遅くなってしまうというのが現状ではないでしょうか。というところで、同じように画一的につないでもらう。つないでいただければ、その計画どおりにいけばいいかもしれませんが、なかなか難しいところをいっているのが現状の葉山と思っています。ですので、新たな取り組み、新たな考えとしてこういって画一的に対応していくんではなく、水環境がなぜ下水道をするのかといったら、水環境を考えてということですので、そこの観点からいけば単独浄化槽。生活排水を流しているそういうところに目を当てるべき、先に取り組むべきではないかというところで質問させていただきましたが、町長のほうは先ほどのみんながつなぐべきと判断しているというところなのでしょうか。今後先ほどのお話の中では、来年度ですか、下水道審議会を開きたいというお話ですが、そこのところにそういった考えを持って、下水道審議会に話を持たれていくのか。どういったところで町長の考えをしっかり持って審議会に臨まれるとは思うんですが、いかがなものでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
少し大きな話と小さい話が混同してるように聞こえますので、一回整理してお話をしたいんですけども。水環境を向上させることは大前提ですから、合併浄化槽並びに公共下水道の布設について力を入れていくことが必要であるということはかねがね申し上げております。ただ、今おっしゃいました件につきましては、公共下水道の配管がされた地域においてはですね、下水道法に基づいて接続の義務も発生しておりますので、先方がどのような浄化槽設備を持っていてもですね、それは一定公平性の中で、こちらから啓発を行っていくべきだということをお答えさせていただきました。ただ、先方の状況はですね、マーケティングが行えるものでありますから、合併浄化槽の方についての説明の仕方、一方で汲み取りの方につきましての説明の仕方というものはおのずとアプローチの仕方は変わってくるとは思いますので、おっしゃるように優先順位をつけて、まず汲み取りという考え方ではなくてですね、等しく均等に営業活動といいますか、御案内に回っていくべきだと思いますけども、それは案内の仕方そのものは違うべきだというふうには思っております。
2番(窪田美樹君)
案内の仕方というのが、下水道のつなぎ方の案内の仕方が違うのか、案内の仕方にちょっと疑問が残るんですが。ちょっと先の2点目の説明の中で…質問の中での市街化区域と…市街化区域の下水道と市街化調整区域の合併浄化槽ありますよね。市街化区域の下水道と市街化調整区域の合併浄化槽。どちらも水環境に対して、同時に進めることというのはできないんでしょうか。下水道をつないでいくことが終わってから、市街化調整区域に合併浄化槽を進めていくという計画なのか、計画しかできないのか。そこの計画は終わってか同時にできるという…でいいんでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
市街化区域とですね、調整区域、同時に行うことは可能です。ただ全体計画でですね、調整区域内で下水道区域にしますというところはあると思いますけども、その部分につきましては、やはりどうしてもまず市街化区域のほうを優先的に下水道のほうの布設を行っていきますので、そういうところは後回しになりますけども、それ以外の部分については同時に行うことは可能でございます。
2番(窪田美樹君)
そうすれば同時に…同時にというか地域が全く別のところですので、水浄化のスピードは上がると思います。今現在の審議会の答えは、市街化調整区域でも下水道ということが言われているところなので、そこは遅くなってしまうというところなんですけど、今後下水道審議会を再度…再度というかまた開いて、そこのところが見直されるかどうかは今後にかかりますが、そういったふうに進めていくだけで、水環境は早く進むと思います。お金がかかるとは思うんですよ、同時に進めるというのは。そういった面もありますが、同時に進めた場合のメリット・デメリットなどを考えられたことはありますでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
同時に進めることでですね、メリット・デメリット。特にこういうとこについてのメリットあります、デメリットありますということの違いはないというふうに思いますけども、現在調整区域につきましても合併浄化槽を推進するという形で、補助とかですね、そういう形の制度は行わさせていただいております。全く調整区域について何もやってないということじゃなく、ただ議員も御承知のように、結果としてですね、調整区域については転換する方に対して補助を出すということで、実績のほうがここのところ1件というのが続いているというのが現状でございますので、私たちもですね、これをもうちょい結果が出るような形にですね、検討していかなければならないというふうには考えております。
2番(窪田美樹君)
そうですよね。取り組まれているんですよね、葉山町は同時に進めようと。その結果がなかなか見えてこないのが今の現状であって、今現在も取り組んでいることは忘れてはいないんですが、数字に見えてきてないのでちょっと考えてしまいました。今後下水道審議会を開くということを先ほど言われましたが、内容を変更したいから審議会を開くということでしょうか。それとも定例で開くということ…どういった内容をもって審議会を開く御予定でしょうか。
町長(山梨崇仁君)
審議会をですね、1年ほど前倒しをすることになりますけども、本年度から開始をすることで、例えば581ヘクタール全体計画持っているものをですね、縮小する方向についての議論を重ねてもらいたいと考えております。
2番(窪田美樹君)
前町長のときに金銭面を考えた下水道審議会の答えと考えてしまいます。今後の下水道審議会へ町長のしっかりとした考えを持って審議会に臨んでいただき、水環境の推進速度を含めた、金銭面だけを考えるんではなくね、水環境を含めた諮問を行うべきだと思いますが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
よくですね、私も御質問を受けるときに、他の方から違いますよと御説明をするんですけれども。公共下水道審議会は調整区域における例えば合併浄化槽であったりとか、別の浄化処理についてはですね、議論の俎上にはのらないことが前提になります。もちろん余談として情報を取ることはあるんでしょうけれども、基本的には公共下水道をどの範囲でやるべきか、どのような計画を持つべきかということの審議をしていただいて答申をもらうものですから、そのための前段として、今、町の全体の排水を、先ほど申し上げましたが下水道と環境のほうで議論をしてもらっていまして、その中の一部の公共下水道の面積等について、私もその中に議論に加わった検討結果を審議会に諮問をする形になると思いますから、そこで公共下水道についての結論はですね、27年度中にいただけるものというふうに考えております。
2番(窪田美樹君)
ありがとうございます。町長のマニフェストにもありました市町村管理型合併浄化槽ですが、最近審議会の答えがああだったから話を聞かなくなったのか、余り聞かなくなってしまったんですが、何か他自治体で法律が、いろんな法律が変わったのか。他自治体でそれをやったんだけれどうまくいかなかったとか、そういった事例があるのか。ただ葉山町では話がないのか。どういった状況なのか教えていただけますか。
町長(山梨崇仁君)
大変記憶の中でですね、申しわけないんですけれども、私が就任をしてすぐにですね、この市町村管理型については担当課と議論をしまして、またこの本会議場でもですね、その議論の過程について御説明をしたことを記憶はしております。詳細についてですね、今申し上げられないんですけれども、結論として、数が20軒でしたか。なかなかまとまらないということであったりとか、さまざまな問題が大きいということで、町としての採用は難しいといった結論になったことを議員の皆様に御報告をしたことは記憶してございます。その結論として、では合併浄化槽の1軒1軒の普及に力を入れていこうというふうに結論づけたことでございます。
2番(窪田美樹君)
私もその答えは20軒まとまらないといけないとか、といったところは記憶してますが、それ以上で、そこのところでの結果を受けて、そのあとはやはり合併浄化槽でいこうという答え…考えが強くなった。ですから市町村合併型が20軒を10軒にするとか、ちょっと違う観点からというところも全く検討していない。ですので、合併浄化槽で進めたいというところでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
後ほど担当部長のほうからも答弁させますけれども、国のですね、指針といいますか、補助金が非常に大きな魅力でして、それがあることで財政的なメリットがあるから進めようといった思いが当初あったんですけども、結論として20軒といった数字やその他の条件等をですね、国の定めにのっとっていきますと、今、窪田議員がおっしゃるように10軒では補助の対象にならないといったことのようにですね、さまざまな条件がかみ合わないという結論からメリットが出せないといったふうに考えた次第でございますので、個々の合併浄化槽を推進していきたいと考えております。もし不足があれば担当部長のほうから説明させます。以上です。
2番(窪田美樹君)
ありがとうございました。それでは下水道審議会の答申を受ける…諮問の前に、水環境…諮問をする前に町長の考えをしっかり固め、水環境の推進を速度、速めていただきたいと思います。
2項目目のごみ問題についてなんですが、戸別…全町の戸別収集を進めていって、まだ答えのほう…分別のごみの減量化などの答えは、数字は少しでも出ているのでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
前にですね、戸別収集実施して3カ月たった段階でですね、検証をさせていただくということでお話しさせていただいたと思います。今現在ですね、そのデータとか資料をですね、まとめているところですので、それがまとまりましたら皆様にお示ししたいというふうに思っております。
2番(窪田美樹君)
それでは全町実施の様子については、今後の数字をもって質問させていただきたいと思いますが、1点目の部分で、葉山町での戻ってきてしまうごみ…これは2点目ですね。分別化の呼びかけ。全町実施したときにたくさん説明会を開いたと思いますが、そのことをどのように…一度もう結果は、ある程度のところは結果出てますよね。先行地域の中で17%。そこの地域に再度の説明とかは行かないと…行かれてたらすいません。行ってないと思うんですが、そういうところのさらなる分別を進めてもらうためには、町はどういうふうにして…それとも町民の意識だけなのでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
今現在ですね、各町内で進めている分別、また各家庭から出されている廃棄…可燃ごみについてですね、組成調査をさせていただいております。その調査結果をもってですね、さらに住民のほうにですね、説明をさせていただきたいというふうに思っております。その説明方法につきましては、ホームページまたは広報、または直接説明会をですね、開催する等の対応を今のところ考えているところでございます。
2番(窪田美樹君)
それでは先行…モデル地域・先行地域・全町地域と3段階を踏んで戸別収集に臨んでると思います。モデル地域という、地区というところは50%減量という分別も進んだところと思いますが、目標をそこに置くのか、葉山町が持っている燃やせるごみの減量30%にするのかというところではありますが、ただ一区切りをつけたのではなく、さらなる分別を進めて減量化、資源化・減量化に向けた取り組みをされていく、されているということで、追いかけていくということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
今、議員がおっしゃいました50%と、私のマニフェストに掲げております30%の、ちょっと母数が違いますので、そこの御説明をしたいんですけども。モデル地区が50%というのは、モデル地区内のごみの総量について、可燃ごみについての50%でございました。私が掲げる30%は葉山町全体としての可燃ごみですので、もちろん法人さん、事業系のごみも含まれておりますし、さまざまなものを含めたものの可燃ごみ量を30%減としております。ですから一般家庭から出るごみ量もですね、現状17%減としておりますが、これがモデル地区の50%ですとあと23%足らないということに…失礼しました。33%足らないということになりますけども、その追っかけをですね、しっかりしていきたいというふうに考えております。現状では、開始から今、部長が申し上げたように、組成分析を行って実際の調査をしているところです。調査が終わり次第、一旦はですね、町の例えば収集の作業員としっかり話し合いをして、町側の体制の改善であったりとか、より効果的な啓発方法を町側の視点から一度精査をした上で、改めて町民の皆様のもとに行ってですね、いろんな御相談を兼ねてお願いをしていきたいなというふうに今考えております。参考までに、先行地区の方々にはですね、1年たった段階で一度状況報告等、今後についての課題等いただいておりますが、そういった状況抽出を、少なくとも1年である来年の6月ごろをめどにですね、改めて住民の皆様と話し合ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
2番(窪田美樹君)
町民の方へ、町の職員の方々が入っていって…一緒になって、その減量化の現状の把握でしたり、減量化を進めるというところを取り組んでいっていただきたいと思います。
2点目の戻ってきてしまう、容器包装プラスチックについてなんですけれど、葉山町の燃やせるごみ…ごめんなさい。プラごみについて、ごみのランク、水俣市ですか。ごみランクというのがあって、Aランクとか、A、B、Cなんだか10だかわからないんですが、そういったランクで買い取り価格って、そういうものが変わってくるというのがあるそうです。きれいなごみ、戻りが少ないごみ。きれいなごみは高く買い取れるというところなんですが、葉山…そこは九州のほうなので、それが葉山町にそういったものがあるのかどうか。葉山町がお願いしてるところにあるのかどうかなんですが、そういう評価というのはあるんでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
それにつきましては、容器包装リサイクル協会のほうでですね、年に一度ですね、抜き打ちで検査をするようになっております。葉山町もですね、検査を受けた中では今のところAランクという形でいただいております。
2番(窪田美樹君)
AからZまであるのか、A、B、Cなのか。そこでランクづけは大きく違うと思いますが、いかがですか。
生活環境部部長(成島光男君)
AからDまでの4つのランクになっております。
2番(窪田美樹君)
4つのランクの中でAということで、AランクはAランクですので。それで、戻ってくるごみ。よく容プラに透明ビニールの中に入ってる…例えばですけど、カップラーメンの汁って、あけたときにそれが汚れてる。その大きい中に入ったときにそれだけが戻ってくるのか、それとも大きなものが戻ってくるのか。どういうふうに戻ってくるんでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
先日ですね、私ども委託してる業者がですね、任意で容器包装プラスチックについての調査をいたしました。やはりその中でですね、全体としては分別は良好にされているというお話は伺っております。対象以外のものが混ざってるとかですね、そういうものは非常に少ないと伺っておりますけども、ただ、今言われた汚れ部分というのがございまして、例えばケチャップとか何かが残ってる部分がありました。それをやはり圧縮したり梱包したりしますと、どうしても潰れる部分がございます。そうしますと、その周りもの全体がですね、返却の対象という形になりますので、そういう部分がやはり多く見受けられるというふうに伺っております。私たちもそのデータいただいてですね、そのデータを先日…ちょっと前いただいたばっかりなんですけども、そういうものをですね、住民のほうにですね、お知らせしてですね、こういう形の対応も協力をお願いしたいということで周知を図っていきたいというふうに思っております。
2番(窪田美樹君)
本当にこの一つの汚れが全部に波及するというんですか、全部が戻ってきてしまうということは、せっかく皆さんが分別しても、その一つの…一つとかの汚れが、余計なものというんですか、きれいなものまで戻ってこなきゃいけないというのはとても残念なことだと思います。そこで、ゆすいで落ちるものなのか、ゆすいでも落ちないものなのか。そういったところの分別の仕方というものを町のほうでしっかりと把握して、それを皆さんに宣伝する。これからまたいろんな方法で町が皆さんに宣伝というかお知らせしていくということですので、そこのところも徹底して説明する。洗えばいいのか、洗っても落ちないものはそういう廃プラとして処分する。処分してくださいと悩むところなんですよ、これはって。そこのところも細かくですが説明していくべき。そういうこともごみの減量化につながっていくと思います。そこのところもよろしくお願いいたします。よく言われる容器包装に出すなというところで、葉山町は容器包装の…として処分されています。私は廃プラで出てきたものが最終処分場に行かなくてはいけませんよね、廃プラになったら。そういったところは大きな問題と思いますが、そうではなく、経費がかかりますが、廃プラとしてではなく容プラとして処理するべきと考えますが、町長はいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
地方自治体として、法を遵守する団体としまして容器包装リサイクル法にのっとって適正な処理を行いたいと考えております。
2番(窪田美樹君)
私もそのように考えていますので、よろしくお願いいたします。
3点目。近隣自治体となんですけれど、12月…年内ということなんですが、あと今、10月に入りました。10、11、12、あと3カ月。そろそろ案も煮詰まってきているのではないか。近隣といったら逗子・鎌倉・横須賀・三浦ぐらいだと思い…以前おつき合いがあった横浜があるかどうかとは思いますが、そこら辺はお知らせしていただけるのか。やっぱりちょっと今後も、今から煮詰めるところだからというところなのか、いかがでしょうか。近隣自治体のところは12月ということですか。いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
相手方があることですので、詳細についてお知らせはできないと思っておりますけれども。1点、窪田議員がおっしゃいました近隣というところにつきましては、もちろん近いにこしたことはございませんが、自治体さんということも大前提に置いておりますので、距離が多少遠くてもという視点を含めて、自治体さんについては今、打診を図っているところです。なお現状については、7月1日にですね、消防の共同通信化の調印式が横須賀市役所で行われましたが、その際に吉田市長、横須賀市長また三浦市長に正式にごみについての打診を行っていた経緯があったんですけども、横須賀市・三浦市としての広域の枠組みに葉山町が今から入るであったりとかですね、いうことは考えられないといったお断りをいただいております。それにつきましては、広域の枠組みが固まって今協議が始まっておりますし、地域住民の説明会も既に済んでいる状況があるということで、平成三十何年以降に焼却炉ができ上がったり、横須賀市・三浦市の広域化が固まった段階で、葉山町について改めて事務連携といった形で協議をすることは可能であるといったことで、申しわけないといいますか、そういった状況説明いただいた上でですね、お断りをいただいているところでございます。
2番(窪田美樹君)
自治体の細部についてはあれですが、12月…年内ということなので、12月議会には出てくるということでよろしいでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
私としましては、年内は12月31日までと考えておりますので、それまでしっかりと交渉を続けてですね、粘り強く相手方を見つけていきたいというふうに思っております。
2番(窪田美樹君)
じゃあ12月議会に出てくるのは微妙ということですが、官庁のあれは12月31日にはお仕事してないと思いますので、できれば12月議会までに答えを出してすっきりとした年末・年始を迎えたいと思います。
3点目に高齢者福祉についてお伺いいたします。葉山町でもいろいろな対応されているということで、以前私が質問しました、お年寄りが外出しやすいものと外出しやすい機会をつくるために、シニアパス。横須賀市でやっているバスの補助について検討します、補助内容などということでしたが、その後の検討内容、そのときの検討内容いかがでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
シニアパスにつきまして、葉山のお年寄りが例えば逗子に行く場合、片道の料金と週に一度程度行くという料金から計算いたしますと、シニアパスの料金ととんとんというか、それよりも安い方もいるんではないか。地域によって木古庭・上山であれば高くなることもございますが、そういう結果になりました。また、横須賀市で行われているシニアパスにつきましては、商工会のほうがお力を出しているようで、必ず横須賀で乗り降りを…拠点をどちらかが必ず横須賀になっていて、横須賀でお買い物もしていただこうということで、横須賀の商工会のほうも支援してると聞いておりますので、葉山町ですぐに導入ということでは…をするという結果にはなっておりません。
2番(窪田美樹君)
すぐに導入してくださいということではないんです。その現状、葉山のお金の…バス代の換算をして、長柄の方が利用しなくても木古庭の方は利用したいということがあると思います。商工会が、葉山の商工会がじゃあ協力しないのかといったら、またそこも別の問題だと思います。そういった着眼点に目をつけられたところにいろいろ働きかけていって、さらなる検討をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
いただいた意見を参考に、さらなる検討をしてみたいと思います。
2番(窪田美樹君)
時間もなくなってしまいましたが、福祉の拠点ということで私、何度も何度も社協のところが、役場の後ろのほうということころで、もう少し目のつきやすい場所にしてはどうか。アンケート、先ほど言われましたアンケート。前回のアンケートでは、社協…社会福祉協議会、地域包括支援センターがどこにあるかわからないというところで取り上げてきましたが、看板がついただけという結果になっています。そうではない。本来である、これからどんどん高齢化の問題、高齢者福祉の問題、いろんなところで問題が大きくなると思いますが、もっと目のつく場所というところの考えは、福祉の拠点というところの場所での考えは町長いかがでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
包括センターのわかりづらさとかにつきましては、おっしゃられるように看板をつけたこと。また広報でも載せていただいたりしております。それで葉山町…役場に相談に来る方に案内する分につきましては、近くにあって今のところ問題はないと思っております。
2番(窪田美樹君)
それは役場の手続、介護の手続に来たときに必要な場所。それは役場と近いほうがいいというのがあると思います。でもその手続以前に、自分が高齢化したときに介護に対してどんなこと、どんなことといったときに、さあどこだというときに、あ、ここに行けば福祉のことは何でも相談できる。手続は別として相談できるようなところがあればいいな。必要ではないかなというところなので、役場に…そのときにね、一緒に手続、相談と一緒に手続ができればさらにいいのかもしれませんが、葉山町にはそういったシンボル的なもの、ケアハウス的なものがないと思いますので、そういった取り組みも必要と思います。
時間もないので、ちょっと別の質問になりますが、葉山町で認知症サポーター養成講座というのを自治体というか個人でもやってるんですが、そういったものの取り組みはされてますでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
行われています。
2番(窪田美樹君)
役場の、葉山町で行っているのはわかってるんですが、役場の職員の方がサポーター講座を受けられてるかどうか、おわかりになりますか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
今のところ職員は受けておりません。
2番(窪田美樹君)
私、先ほど言いました、尾張旭市、精華町、高齢者福祉、福祉のところで視察に行ったんですが、そこの職員の方々が、皆さん、このオレンジリング、認知症サポーター講座を受けた方が皆さん首に下げてるんですね、まず。私は、これは何かというのは知ってましたので、ただ、皆さんが、もちろん町長もつけてらっしゃいました。お話を伺ったところ、全員が講座を受けているんです、認知症サポーター養成講座を受けているんです。これ修了証ですので。そこでなんですが、町長よく、先ほども、以前のところでも、研修が大事、職員の研修が大事というお話でした。この認知症サポーター養成講座は無料です。認知症に対する、いろんな認知症の方はこうなんですよとかという、いろんな講座があって、1日6時間お話を聞いて、認知症に対する知識や対応することということを学ぶところです。学ぶ講座です。そういった取り組みがあることで、職員が首に下げてることで、これを何かということを説明することも必要ですが、皆さんがそういったことを把握されている、まず、職員の勉強になる。首に下げてれば、町の人が、これは何ですかっていう会話のきっかけにもなる。町がそういうことに、町全体で職員全体で取り組んでいるという大きなきっかけにもなると思います。こういったことを広めていく、AEDも大事ですが、それもあわせてとは思いますが、ここのところはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
一つ一つをとればですね、非常に大事なことだと思いますので、ぜひ職員の研修には行っていただきたいとこだと思いますが。例えば、福祉課だけにしてもですね、例えばゲートキーパーであったりとか、それ以外にさまざまな職種に応じたですね、研修を受ける必要があると思っておりますので、もちろん、そういった取り組みで、ここに出すことも非常に効果的だと思いますけども、いろいろある中ですから、精査をしながらですね、必要に応じて、窪田議員がおっしゃるように、職員がなるべくお答えできるような体制ということでは、広めていくべき研修かなというふうには思います。
2番(窪田美樹君)
ありがとうございます。職員の方も取り組んでいただきたいと思います。葉山町がこの町内、町の人たちが、高齢者1人当たりに認知症サポーターの方が、人口割っていうんですか、高齢者1人当たりに担当する高齢化というのが31%、担当高齢者人数が31ということです。逗子・葉山は、逗子が15、鎌倉市が11.3。ですので、葉山町はまだちょっと高齢者、もうちょっと伸ばしていってほしいと思いますので、さらなる普及もお願いいたします。終わります。
議長(金崎ひさ君)
これにて、2番窪田美樹議員の一般質問を終わります。
第2番、6番中村文彦議員の一般質問を行います。中村文彦議員、質問者席にお着き願います。
6番(中村文彦君)
6番自民絆の会、中村文彦です。通告に従い、2項目5点について質問してまいります。
私は、責任ある政治を訴えて、今ここにいます。議会は二元代表制の一翼として行政の監視をすることを求められています。今、町長の説明責任が問われています。
それでは、本題に入ります。1項目目、三浦半島サミットについて。(1)観光施策について町長に伺う。前回の定例会でも質問してまいりましたが、三浦半島サミットとは何か。町の観光施策をどのように実現させていくのか。町長にお伺いします。(2)町が提案した外来生物の駆除をどのように実現させていくのか。町長にお伺いします。(3)前回も定例会で質問しましたが、自転車パンフレット問題について、答弁と新聞報道に違いがあるので、改めて説明を町長に求めます。
2項目目、葉山の財政について。(1)町財政の現状について。私は過去、一般質問を数回財政について行ってまいりましたが、町長の認識は、すべての町財政の基本的な考えに影響を与える重要な判断が求められています。町長の認識をお伺いいたします。(2)今後の葉山町の財政政策について。横浜式プライマリーバランスについて、町長の考えをお伺いいたします。
以上、2項目5点について、明確な答弁をよろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
中村議員の御質問に順次お答えさせていただきます。
1項目目、三浦半島サミットについての1点目、観光施策について町長に伺うのお尋ねですが、三浦半島サミットで検討課題とされた観光施策については、横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町の4市1町からなる三浦半島観光連絡協議会にお願いをしております。事業内容につきましては、三浦半島サイクリングマップの作成、サイクルエンドステーション事業、三浦半島PRコーナー事業の3事業がございます。三浦半島サイクリングマップの制作は3万部を制作いたしました。サイクルエンドステーション事業は、サイクリングマップ制作に伴い、マップに掲載しました地図内のコンビニエンスストアや観光案内所等の協力施設に、空気入れやパンク補修材を提供し、サイクリストをサポートしています。三浦半島PRコーナー事業は、三浦半島が持つ魅力を生かし、相乗的な魅力の向上と地域活性化を図るため、4市1町の観光情報を発信するPRコーナーの設置を、今年9月16日にJR鎌倉駅、JR逗子駅及びJR横須賀駅に設置し、観光パンフレットを配架させていただきました。
次に2点目、外来生物駆除対策について町長に伺うとのお尋ねですが、町内においてタイワンリスやアライグマが数多く生息する中での駆除対策は深刻な問題となっており、これは町内のみならず、三浦半島全体の問題でもあります。三浦半島サミットにおいては、鳥獣保護管理対策という、三浦半島が持つ特有の自然環境の問題に着目した上で提起をさせていただき、話し合いを持ちました。その一つとして、各市町が抱える県有緑地が外来生物の生息地となっていることから、これらの場所での県による捕獲実施等を要望することといたしました。また、各市町にこだわらず、一つの山、一つの地域として、三浦半島全体で取り組むに当たり、現在までに有害鳥獣対策に係る担当課長会議を3回実施しており、今後も外来生物駆除対策に向けての話し合いを行ってまいります。
次に3点目、自転車パンフレット問題について町長に伺うとのお尋ねですが、三浦半島における観光振興を目的として、サイクリングによる三浦半島の魅力発信のため、4市1町が連携した自転車パンフレット、自転車半島宣言を三浦半島観光連絡協議会に制作をお願いいたしました。このパンフレットにつきましては、神奈川県警に確認を行い、修正のシール、誤記につきましては正誤表にて対応をしております。
次に2項目目、葉山町の財政についての1点目及び2点目、葉山町財政の現状及び今後の財政施策について伺うとのお尋ねですが、財政状況を分析する場合にはさまざまな指標を用いますが、既に御報告させていただきました健全化判断比率では、いずれの数値も早期健全化基準を大きく下回った一方で、経常収支比率は依然として99.8ポイントと、他団体と比較しても高い状況にあります。また、平成21年度以降、6年連続で財源不足団体として普通交付税が交付されています。このような現状を踏まえ、今後将来にわたって安定的に行政サービスを提供していくために、効果的かつ効率的な行政運営に努めるとともに、将来世代に負担を強いることのないよう、借金に依存しない財政運営に努めてまいります。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
6番(中村文彦君)
町長はですね、この三浦半島サミット、第1回目のテーマは観光だったというふうに記憶しております。そこで町長はですね、何か葉山町からの提案として観光施策を提案したのですか。
町長(山梨崇仁君)
私からは、観光施策を通じて、ぜひ移住してほしいと。そういったための観光施策として何か考えるべきだという視点について指摘をしたことを記憶しております。
6番(中村文彦君)
ちょっと私も議事録を読まさせてもらいましたが、町長からそのような提案があったようには、ちょっと記憶していないんですけれども。私が記憶しているのは、町長がですね、PR、盛んに三浦半島サミットの観光施策ということで、PR活動を重視した発言があったかと記憶してるんですけど、違いますか。
町長(山梨崇仁君)
議事録を今、持っておりませんので、確認をさせていただきたいと思いますけども、内容について中村議員が御存じでしたら、そのように教えていただければと思います。
6番(中村文彦君)
議事録に書いてありますし、町長がちょっと記憶がないっていうのが信じられないんですね。1回目のテーマが観光についてということで間違いございませんか。
町長(山梨崇仁君)
そもそもですね、1回目のテーマを観光として集まったわけではなくて、サミットをやることに意義を見出して集まりました。これは別の首長懇談会等で話し合った結果でございますので、第1回でテーマとして集まったかと言われれば、それは違うと思います。第1回のサミットを通じて、観光をテーマに話し合いをしていこう、具体的にできるものをどんどん取り組んでいこうといったことで、話がまとまったところでございます。
6番(中村文彦君)
町長が答弁でですね、10月に三浦半島サミット第1回が開催され、その場で観光振興が共通のテーマであるということは認識されたということで、観光をテーマに三浦半島を盛り上げていこうという議論があったということですが、違うのですか。
町長(山梨崇仁君)
仰せのとおりでございます。
6番(中村文彦君)
ちょっと待ってください。仰せのとおりじゃ困るんですよね。今、違うって言ったんじゃないんですか。仰せのとおりっていうことは、観光でやるということで話し合われたということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
繰り返しになりますが、三浦半島サミットを開くことに意義を見出しまして、これは繰り返しですけども、別の首長懇談会の場においてですね、三浦半島一つとして何かまとまっていく方策を議論していくべきじゃないかといったことをお互いに話し合い、サミットを開催しようといった結論に至りました。それが昨年第1回だったと思っておりまして、その集まった中でどのような議論ができるかといったところで、観光について話し合うことが我々のまずの共通のテーマでいいんじゃないかといったことで合議したところでございます。ですから、中村議員がおっしゃるとおりだと思います。
6番(中村文彦君)
そうするとですね、町長はそのテーマに沿った話題がなかった、そういうことでよろしいんですか。
町長(山梨崇仁君)
ですからですね、テーマに沿った話題は、私からというよりも、私は観光について、多くの方に来客していただくことはもちろん結構なことですし、その結論としてこの地域に住んでいただくような魅力の発信の仕方をすべきといったことで、観光についての一言を申し上げてございます。その結論として、自転車を使った観光施策を何か議論をしていこうといったふうに結論づけたところでございます。
6番(中村文彦君)
ちょっとわからないんですけれども、結局そのような議事があるんですか、実際上、その記録として残っているんですかね。私が読んだところでは、町長のほうから、別の観光の施策について提案があったように思うんですけども、それは記憶にないですか。
町長(山梨崇仁君)
では、反問権をよろしいでしょうか。
議長(金崎ひさ君)
どうぞ。
町長(山梨崇仁君)
中村議員が御存じということですので、よろしければその件については教えていただきたいというふうに思います。
6番(中村文彦君)
初の反問権ということですけれども、私はですね、議事を確認すればわかる話。町長がその発言している内容っていうのはそんなに多くないんですね。第1回のサミットにおいて。そこで、その記憶がないということで、何のためにじゃあサミットに参加したのか、私は意味がよくわからない。その観光をテーマにして話し合うべきところで、町長は何も主張しないでお帰りになったということでよろしいんですか。
議長(金崎ひさ君)
主張した内容を議事録でお持ちでしたら、聞きたいとおっしゃってますので、もし御存じだったら、教えてあげてください。
6番(中村文彦君)
私はですね、町長が、AKB48のですね、曲をですね、市長みんなで踊ろうじゃないかと、それは目的としてはPR、要は観光で、三浦半島に来てほしいということを願ってというような意図のですね、発言があったように記憶してる。立派な観光施策だと思うんですよ、PRが目的ですから。そのあたりを町長が記憶してないというのはどういうことなのか、自分に自信がないのかと。ちょっとお伺いしたいんですが。
町長(山梨崇仁君)
思い出しました。私の案として申し上げてございます。ただ、案としては採用されませんでした。
6番(中村文彦君)
そうですね、採用されなかった。それはもう、そのあたりの経緯は、要は町長が考えている観光施策がみんなに受け入れられなかったということなのか、それとも、どうして受け入れられなかったのか、議事録ではよくわからないのでお示しいただきたいのと、そういう考えがあるんであれば、やはり、それをちゃんと町の施策、町長の考えとしてですよ、今後も要はPRとしてやっていくつもりがあるのか、お伺いしたいんですけど。
町長(山梨崇仁君)
神奈川県がですね、AKB48の「フォーチュンクッキー」の曲を題材として、当町では近代美術館がその一部、映像にも残されておりますけれども、作成をいたしました。ちょうどそのころでもありましたので、このサミットでやってもおもしろいんじゃないかといったことを提案したことは記憶してございますけれども、町として単独で取り組むようなものではないというふうに考えておりますので、現状で私からやるつもりはございません。また、そういった議論の中での一つですので、その質疑についてですね、さまざまなアイデアを出す中では、いいアイデア、もちろん悪いアイデアもあるかもしれませんけども、そこについて是非を問うものでなく、結論として何を合意したかが大事だと思っておりますので、私としましては、合意した自転車半島宣言にのっとった自転車による観光振興、ただ、私としては、その節には、移住をしてほしいと思ってますので、町の魅力の発信に、その中に魅力の向上の施策をですね、織り込んでいければというふうに思ってます。
6番(中村文彦君)
ようやく記憶を取り戻していただいてよかったなと思います。もちろんですね、三浦半島サミットの一つでは、観光のPRというのが一つの目途になってますから、当然、自信をもってですね、AKB48を踊りますというふうに提案しましたと言うべきことだと思うんですよ。やっぱり、そういうのをどうやって実現していくか。一旦その主張は、口火を切ってですね、提案したわけですから、実現に向けて努力する姿を見たいわけですね。それが町の政策、葉山町のPRの方法だというぐらいの意気込みで三浦半島サミットに参加していただいてるんだろうと、私は思っております、町長が。それを安易にね、あきらめてしまうのかと。せっかく、そういう機会があって、葉山町としてはAKB48を踊るんだというふうに町長は主張をしたわけですから、それについて、いや、反対されたからやめてしまうんだと、そんな意気込みで観光施策を提案したのかね、そのあたりをお聞きしたいんですが。
町長(山梨崇仁君)
さまざまなアイデア、さまざま意見をぶつけ合いまして、議論をすることがですね、サミットの最大の目的でもあり魅力でもあります。その中で合意得られたものについて、お互いにしっかり取り組んでいこうということが合議制だというふうに思っておりまして、サミットの合意に基づいたものは自転車でありましたので、その合議制にのっとって、私もそれにのっていこうというふうに今は考えているところでございます。中村議員が、葉山町として「フォーチュンクッキー」を踊るべきだというふうにお考えであったり、私が申し上げたことについて、ぜひそれを貫けということであれば、貴重な御意見として承りたいと思います。
6番(中村文彦君)
葉山町がですね、PRとしてそういうことをやるんだとね、町長が考えているというのを初めて聞いたんですよ。議事録を確認して、前回も一般質問させていただきましたが、そのあたりの回答はなかったんですね。改めてサミットの議事録を確認したところ、町長はAKBを踊るんだと、新聞報道にも一部書いてありましたけれども。ああ、それはいい考えだなと、若い町長が発信する中でいいことだと、私は思ってますよ。でね、その自転車半島合議制がなぜ崩れたのかね、そのあたりは我々に説明してもらわないと、あの文章ではわからない。やっぱり町長が合議制が必要だというんであれば、それに対して努力をしたかどうかというのは、重要なことなんですよ。おもしろいからやってみようと、それはすばらしいことだと思うんですね。三浦半島サミットで町長も言ってるように、迅速決定する、スピーディーにやっていく。いろんなことを提案していくっていうのは、町長が掲げた三浦半島サミットの考えの一つだと思うんですよ。私は、その中では、町長の若さ、葉山ではこういうものをやっていきたいというのはね、一つこう何ていうんですかね、知事も今度は何か「ハッピー」という歌でもってやろうとして、何か著作権の問題で断念されたようですけれども。ただ、そういうようなね、県との連携という意味でもね、いい提案だと思いますよ、PRなんだから。何も記憶にないなんて言わなくたって、立派に推進すべき話ですよ、県と連携してるんだから。だから、それを町長がなぜあきらめたのかが私にはわからない。せっかく、その場で提案して、三浦半島サミットで町長として出席してですよ、責任をもって発言したのであれば、その結論というのを我々に説明してもらわないと、ただ単に行って、話してきて、雑談だったのかっていうことになると、大変こちらとしても困るんですよ。うちらの代表が行って、要は広報をこれでやるんだと決めたんだったら、やっぱりそこでは成果を出してですね、葉山町をPRしてもらいたい。そういう気持ちがあるんですよね。だから、それを自信をもって、なぜそこの場で、反対している人がいたんであれば、そこのところで、これは県と連携してちゃんとやっていくんだっていうのを押さなかったのか。そのあたりを聞きたいんですが。
町長(山梨崇仁君)
議長、先にですね、今、自転車半島合議制が崩れたと中村議員から御発言がありましたけども、自転車半島についての合議したものでございまして、崩れてはございません。修正をお願いしたいと思います。
議長(金崎ひさ君)
議事録をして、私はそれが崩れたと、ちょっと私は聞き取れなかったものですから、後でそれは精査をいたします。
6番(中村文彦君)
結局ね、だから答えてないんですよ。だから、なぜそれを主張していないのか。議事の進行でもって、今、議長整理権がありましたから、後で調べればわかることなので、まずは、回答をお願いします。
町長(山梨崇仁君)
じゃ、後ほど議事のほうは、議長によろしくお願いしたいと思います。
中村議員の御質問につきましては、そういった議論を交わすことによりまして、結論を見出すことが合議制というものであり議論だと思っておりますので、それにのっとった結論だというふうにお考えいただければと思います。
6番(中村文彦君)
ちょっとわからないのは、だから、議事を読んで、なぜそれが採用されなかったのか。せっかく三浦半島サミットの発言でAKB48を踊って三浦半島をPRすると、それは葉山町のPRだと。要は発信のね、意気込みでやってるんであれば、それがなぜなくて、何で要は外来生物の駆除に移行したのかもよくわからない。だから、そこのところを説明してもらわないと、何もわからない。何のために三浦半島サミットをやってるのかわからないので、説明してくださいとお願いしてるんですよ。よろしくお願いいたします。
町長(山梨崇仁君)
議論ですので、ほかの自治体の首長がどう考えたかはわかりませんけども、結論として採用されなかったというところでございまして、私としては、その時点、流行もありますし、その時点で取り入れられればいいんじゃないかといった提案でしたけども、現行としては、そういったものについてはもう今、時代が流れておりますから、今、取り上げるべきじゃないと現状では思っております。ですから、どうしてかということであればですね、各市町の長たちに確認をとらなければいけませんけども、私としましては、そこまでするものではないと。合議制の中でお互いに一歩ずつ引き合い、また合議が得られたものについてはしっかり取り組んでいくといったものが議論でございますので、原則として、その議論にのっとった結論が出たことについてですね、どうこう言うものじゃないというふうには思っています。
6番(中村文彦君)
町長がね、どういう姿勢でやってるかって、今、問うてるんですよ。町の代表としてですね、三浦半島サミットに参加して、町の観光をこれから振興していこう。そこでもって、AKBの踊りを踊ってですね、PRする。これ町として、町長としてPRする、いいことじゃないですか。それを途中でね、いいんじゃないか。じゃあ、そんな提案しなければいいじゃないですか。いいんじゃないかと思うような提案だったら。そう思いませんか。
町長(山梨崇仁君)
ですから、案として申し上げ、時代の流れもある中で、当時の流行、県の取り組みがその当時旬でしたから、あった中で提案をしたんですけども、採用されなかったものでございます。それについて、しつこく食い下がってですね、こうやれ、ああやれと言うつもりは、合議制の中で私は葉山町の代表としてとるつもりは、逆にございませんでした。一方で、自転車についても、私は一部、町としては気をつけなきゃいけないところがあるなという思いがありましたけども、その合議にのっとって、しっかり取り組みの言辞を進めるべきだというふうに考えているところでございます。
なお、中村議員から、もう1点御質問がありました件につきまして、遅くなりましたけども、なぜ鳥獣対策のことに観光から話が移ったのかという御指摘ですけども、これも議事録をお読みいただければわかることではありますけども、18ページの2番、さまざまな分野における連携ということで、当初の観光のテーマではないことについても、議論があれば議論しましょうといった設定がありましたので、では、協力した連携の中で鳥獣対策を行ってはいかがでしょうかといったことを提案した、別のテーマとしての提案をしてございます。
6番(中村文彦君)
そうするとね、町長が私に言った、何ていうんですか、1回目の開催について、その場で観光振興が共通のテーマであるという認識のもとにっていう説明と違うじゃないですか。だから、私はこの発言をもとにして、観光施策はどういうふうに町長が町の発信としてやっているのかというのを聞いたつもりなんですよね。そうしたら記憶にない。記憶にないって言った後に、次に何て言ったかっていったらば、政策は合議制だから、認められなければしょうがないんだというような発言がありましたけれども、そんなサミットに出て、発言する意気込みで行かれてるのか。葉山町の観光施策を町長はどう考えているのか見えないんですね。本来であれば、それをテーマにして、話し合われてて、町の代表ですよね、観光業者からすれば、もう町長がそういう場に出てって発言してくれるっていうのは、みんな期待するわけですよ。町の観光を今後どうしていくんだ。当然、期待してみんな見てるわけです。私なんかもその口ですよ。町長はどんな発言をするんだろう。当然、PRでもってやることはいいことですよ、注目を浴びるということは。それについて否定しませんよ。AKBを踊るっていったって、いいことだと思いますよ。ただね、それを途中で断念するぐらいだったら、言わないほうがいいんじゃないかと。やっぱり、これはどうしても葉山町やこの三浦半島の観光について必要だ、そういう提案を町長には、ぜひともしてほしかったんですけど、そういうことはなかったんですか。
町長(山梨崇仁君)
サミットはですね、本当に首長同士の立場から、具体に案の段階でですね、思っていることをぶつけ合ってる中で、さまざまな議論をしていこうということで、我々が取り組んでるものですから、そこについて、私が記憶がないと申し上げたのは、今、議事録を申し上げて、全く否定するものではありません。私が申し上げたこと、ほかにも種々ありますので、それについて、いろいろと案を申し上げて、こと、経緯を自分で確認を今いたしました。細かいことでしたので、記憶がなく大変失礼でしたけれども、ただ、自転車についてまとまったことについては決してぶれるものじゃないということは記憶はないこと、決してございませんので、御承知いただければと思います。なお、中村議員もですね、それほど重視していただけること大変うれしいことですので、ぜひ傍聴にもお越しいただけると思いますから、次回開催もありますので、第1回、第2回もいらしてなかったですから、ぜひお越しいただければというふうに思います。
6番(中村文彦君)
あのね、傍聴するかしないかっていうのは関係ないと思うんですね。そのテーマによって、当然、最初にですね、これが観光をテーマでやるんだっていうふうに決まってて、町長が提案したのが、AKBを踊るというPRをするんだというのが事前にわかってれば、見に行ったかもしれません。ただ、ただそんな、何ていうんですかね、町長が言われるように、どうでもいいんだっていうような会話を聞きに行くのにですよ、時間を割いて行くつもりもないんです。だから、町長には、そういう意気込みがあって観光施策をやるんだと、これは町のためになるんだ、そういう提案をするために行かれてるのかっていうふうに姿勢を聞いているんですけど、そうではなくて、ただ単に思いつきで発言をしてきたけども、周りが反対するからしょうがなくあきらめて帰ってきましたよと。町の観光については、その程度のことしか私は考えてませんよというお考えなのかね。いや、そうじゃなくて、じっくり考えた上で、やっぱり観光については葉山町はこれでやるんだっていうふうに決めて持って行ったのかによっては、やっぱり、こちらとしても考えがあると。だから、三浦半島サミットっていうのは何のためにやっているんですかというふうに町長にお伺いしてるんですけれども、一向にその回答がないんですか。お伺いします。
町長(山梨崇仁君)
三浦半島サミットは何のためにやっているかという御質問であればですね、これは新しい御質問ですので、明確にお答えをしたいんですけども、三浦半島地域にいる私たち自治体の者たちがですね、ともに連携をし、協議をする場、また先ほどから申し上げているように、フラットな意見を交換し合う中で、ともに新しい先進的な取り組みができるもの、また現状の市・町の皆様に対して、効果的な連携施策が打っていけるものがないかといったことを模索する場として、大変重要な意見交換の場と捉えております。
なお、先ほどの御質問についてですね、私も、これも細かいことでしたので、今、議事録を読んで確認をとったんですけども、なぜ「フォーチュンクッキー」が採用されなかったかについてですね、議事録がありますので、少し読み上げたいと思います。私から、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を近代美術館で踊る話がありましたが、機会があれば、そういうところに我々も出ていって、例えば踊るということも非常におもしろいと思います。やらないとか考えますとかいうのではなく、とりあえず検討はさせてくださいというスタンスでいきたいと思っていますというふうに、検討の俎上にのせるつもりで申し上げております。横須賀市長からはすぐにですね、すごくいいと思いますという答弁をいただいておりますが、その後に、三浦市長がのっていただければというふうにいただいておりまして、三浦市長がやはりビジュアル的な問題がありますからというふうに、やんわりとお断りをいただいている発言がございますので、結論として採用されなかったものというふうに考えてございます。
6番(中村文彦君)
そういう生の声があって大変いいと思いますけどね。ビジュアル的にどうかというよりか、町のためにどうかとか、市のためにどうかっていうふうに考えていただけるのが、順当な考え方ですよね、PRをするということですから。だから、町長がそういうような、何ていうんですか、町を盛り上げていこうという意思が考え、見えない。だから、ビジュアル的にっていうのは、そこがおもしろくてみんな見るんじゃないんですか、逆に言えば。だから、そういうのを、町長がそうやって、何ですか、三浦市長を説得する。(笑)だから、やっぱり、そういうことをやろうっていう。だから、提案したのにそれを実現するだけの努力をしてるような文章にはなってないような気がするんですけど、それはいかがですか。
町長(山梨崇仁君)
議論もですね、この議論の中で、例えばその後にはですね、逗子市長から、私が検討の俎上にというふうに申し上げたことを受けてだと思うんですけども、佐賀県の県知事が踊ったことで100万件ヒットをしているとかですね、応援をしていただくお言葉をいただいているんですが、その結論としては、メディア戦略が大事だというふうに結論をづけておりまして、平井市長は踊れと言われれば踊るし、歌えと言われれば歌いますというふうにもおっしゃっていただいてはおります。三浦市長からは、その後ですね、メディア戦略にのっとりまして、私が申し上げたことももちろん一つだというふうに認めていただきながらも、三浦市としては、フィルムコミッションに力を入れていることで、プロモーション事業の連携にしていきたいというふうに答えてございます。なお、その答弁の最後には、いろいろチャレンジしましょう、踊りは勘弁してもらいたいですがというふうに明確に改めてお断りをいただいているところでございますから、これ以上、私から申し上げることはなかったというふうに思います。
6番(中村文彦君)
端的に言えば、町長の提案を否決されたということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
否決という、決はとってございませんので、否決ではございません。別の意見として採用されたというふうに思います。
6番(中村文彦君)
そうするとね、合議制だというのと違うんじゃないかと思うんだけど。まあいいですよ、だから結局町長は、観光施策でやろうというふうに言ったんだけども、否決された。だから、私は、観光施策が町長から見えてこないっていうのはそういうところなんです、あきらめちゃう。だから、どうしてもこうやってやっていくんだという意気込みがどうしても感じられない。だから、それを危惧していつも、だから自転車半島宣言もその程度なのかというふうに思われることが残念だなと。これは3番目であります、時間もだんだんなくなってきてます。次に行きますけども。
外来生物の駆除対策について町長に伺う。だからそのかわりに、否決されたから、町長としても、そういうのを提案したのではないかと思いますけども、テーマではなかったものが出てきた。この駆除について、町がですね、どうやってそれを実現させていくのかっていうのは、町長は何かお考えというのはあるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
議長、もう一度、議事の整理をお願いします。否決という決をとっていないと申し上げましたけども、中村議員、改めて否決されたとおっしゃいましたので、事の真意について修正もしくは訂正をお願いしたいと思います。
議長(金崎ひさ君)
先ほどの町長の答弁で、採用されまでしか聞こえなかく、されなかったとはっきりおっしゃったんでしょうか。ちょっと聞き取れなかったんです、申しわけございません。もう一度。大きな声で。
町長(山梨崇仁君)
アイデアとしての採用については、されなかったというふうに思っておりますけども、それは否定かもしれませんけども否決ではなかったと思っております。決をとったものではございませんので、明確な質問の言葉にかえてもらいたいというふうに思います。
議長(金崎ひさ君)
決はとっていないので、否決ではないけれども、採用はされなかったということで御理解いただけますか。
6番(中村文彦君)
要は、それで質問に答えてないので、再度確認しますけれども、町長は三浦半島サミットでもって掲げた目標数字がありますよね。その目標数字をですね、どうやって達成していくのかという具体的な案があるのかどうか。これは葉山単独ではいかない話。これは町長がもう前回一般質問でこれは葉山の提案でもってやるんだと、胸を張って言った話。これはもうすばらしいことだと思います。これをだから三浦半島全体でどうやって実現していくのか。当然、町長は胸を張って提案、町から提案したわけですから、そのあたりの具体策があるんだろうと思いますので、お答えお願いします。
町長(山梨崇仁君)
議長、先ほどの件は否決ではないということでよろしいですか。
議長(金崎ひさ君)
先ほど、私の言葉として御本人に申し上げましたので、決をとっていないので否決ではないということは、御本人が了解いたしました。そして、町長も恐れ入りますが、語尾まではっきりと答えていただきたいんですが、採用されなかったということで納得をしていただいております。
町長(山梨崇仁君)
わかりました。続きまして、鳥獣対策についてでございますけれども、私としましては、この第1回のサミットの中で提案を行いまして、第2回の中で目標設定を行うまで議論をまとめたというふうに思ってございます。もちろん、担当課同士の議論がその間にあったわけで、目標設定が行われたことにつきましては、非常に効果的な議事だった、議論だったんではないかというふうに思います。
6番(中村文彦君)
その効果的かどうかというのの判断をするのに当たって、だからどういうふうにやることが効果的なのか、数字だけを見ると、申しわけないんですけど、ここ何年間の平均値を継続してればこの数字は達成できちゃう。だけど、町長はそれ以外にですね、目標を掲げてるのか、それとも方法を変えるのかね。だから、ただ個々の自治体が今までどおり数とるんであれば、何も三浦半島サミットでもって提案する必要はないわけです。三浦半島としてどうしていくのかという提案は何かされたのですか。
町長(山梨崇仁君)
具体的な取り組みにつきましては、当町が行っている町民の皆様に御協力をいただきながら、また町としましても、わなの設置などをしながらでね、捕獲をしていくこと。また、もう一つ大きなことは、町内にもありますけども、県有緑地については、所有者である県が取り組みを行っていただかなければ捕獲ができないといった実態から、県に協力を仰いでいくべきだということは申し上げさせていただきました。それにつきましては、サミットでも、また、その後の首長懇でもですね、合同の意見として取り上げてもらいましたけれども、結論として、県のほうではまだ明確な回答として、やりますといった返事はいただいていない状況にあります。
6番(中村文彦君)
明確な返事をいただいてないっていうのは、どうかと思いますけどね。私が聞いてる範囲では、県有地であっても、その県有地の中に入って駆除するのは基礎自治体、つまり葉山であれば葉山町が県有地の中に入って駆除するということは、県のほうの方針として確認とっておりますけど、そうではないのですか。
町長(山梨崇仁君)
県はですね、支援をしていくというふうにお答えをいただいておりますけども、実際に県の所有の土地でありますから、所有者の責任においてやってもらうべきだということが、私が考えている、また他の自治体の首長たちも同じように考えている状況でございます。
6番(中村文彦君)
だから、他人任せなんですかね。県がやらなければ、この数字は達成できない数字を目標数字として挙げた。今のところ県は明確な回答をしていないのに目標数字だけが上がっている。特にね、県のほうでは、アライグマは撲滅って言ってますよね、三浦半島に限っては。そうすると、この2,000っていう数字が何なのかがよくわからないけど、説明していただけますでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
もちろんですね、撲滅ということにのっとって全部というふうに表現できれば結構なんですけども、実際問題、何匹いるかもわかりませんので、現状、町が取り組むべき数字について、まとめた結果、また、他の自治体の中でもですね、目標値として適切であるといった議論を経て、タイワンリス1万5,000匹、アライグマについては2,000匹の捕獲について目標設定を行いました。ただ、中村議員が御承知かどうか、こういった合議制の中でですね、数値でコミットするというのは大変な努力が必要でして、私はその数字までたどり着いたことについても担当課同士の議論にはですね、大いに感謝を申し上げたいというふうに思っております。
6番(中村文彦君)
町長からね、今、アライグマの数は特定できてない中で、特定できてないのに何で2,000なのかって、私は聞いてるんですけど。それは、何でそれなのかって聞いてるんですよ。でも、県は撲滅だと言ってるんだから、何でその数字が上がってるのか、大変難しい中、上がってるんだけど、理屈に合わないと思うんですが、それは、町長はそうお感じにならなかったんですか。
町長(山梨崇仁君)
我々もですね、日常生活をする中で、タイワンリス、アライグマが何匹いるかを把握することに力を割くことでですね、効果的な手段がとれる可能性があるのかもしれませんけれども、そういったところに取り組むよりもですね、まずはできること、考えられることを共同で取り組んでですね、一網打尽といいますか、近隣各市が協力をすることで、この地域については撲滅を図るための施策をしっかりと歩調を、共同歩調を歩んでいこうというふうに考えることが最も大事なことだというふうに思っております。
6番(中村文彦君)
何かね、話がわからないんですよね。共同歩調を合わせていくと言いながら、その一方で県有地が主な繁殖地域になってから県にお任せしたまんま。だけど、県からは、できないという回答をもらってると思うんですけど。それについて、どうやって三浦半島サミットでこれを解決していくのかというのを聞いてるんですよ。解決方法が町長から何も聞けない。言ってることは、三浦半島の首長が集まって数字を上げたということはわかりますけど、その数字も根拠がないと自分でおっしゃってますから、わからない。これはどういうことでやってるのですか、お伺いします。ただ目標を設定しただけですか。
町長(山梨崇仁君)
議長、議事の修正をお願いしたいと思います。目標値について根拠がないとは申し上げてはございませんので、そこの修正をお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
目標値については、総数はわからないけれども、サミットで2,000という目標値を上げたというふうに、先ほど答弁をなさっております。そのように理解をした上での御質問をお願いいたします。
6番(中村文彦君)
だから、総数がわからない中で、なぜ2,000匹なのか。県は撲滅と言っております。そこのところが、根拠がないんじゃないかなと思うのは当然考えることで、根拠があるんであれば、じゃあ2,000匹を解消することでもって撲滅できるんですか、お答えください。
生活環境部部長(成島光男君)
先ほど町長が申しました2,000匹、また、タイワンリスについては1万5,000匹、これにつきましては、平成22年から24年までの実績の合計数を参考にですね、2,000と1万5,000という数値を示させていただいているものでございます。また、県のほうでですね、アライグマについて防除計画というのを作成しております。これにつきましては、当然、外来生物ですので、アライグマについて何匹を残すどうのということじゃなく、当然、絶滅という形で対応するというのが基本になっておりますので、防除計画には絶滅という形で記載のほうはされているものというふうに私どもは理解しております。
6番(中村文彦君)
だから、結局その2,000匹というのは実績だと、今までの実績だと。県のほうは撲滅だと。そうすると、この目標数字っていうのは撲滅にかえないと、県との連携という意味ではできてない。要は、アライグマを撲滅するんだ、ゼロ。3年間でっていうのがどうかという問題はあるかもしれませんけれども、それについても、何ですか、目標とすればゼロ。それをだから平均でやるんであれば、その三浦半島サミットで三浦半島全体でどういうふうにして捕獲計画を提案して、要は、県が動かないんだったら、各基礎自治体がどうやって、例えば繁殖地域の前に集中的に駆除するとかですよ、要はタイワンリスなんていうと、三浦半島でも、三浦市なんていうのはほとんど関係ないですよね、捕獲数がいってませんから。だから、そういうような問題もあるんだけれども、全体としてどうやって、その自分たちの自治体の中で駆除していくのかというのを、町長がお持ちで提案したのかと思っているわけですよ、こっちは。そうではないんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
先ほど町長の答弁でございましたとおり、サミットを受けまして、4市1町のですね、環境課長でですね、会議を開催させていただいております。その中でですね、何点か共同してやっていこうということで、決めさせて、実行していこうというふうに考えております。まず1つはですね、タイワンリスについての防除実施計画をですね、今、タイワンリスにつきましては、各市町で防除計画というのを策定しておりますけども、これらを県で防除計画を作成してもらえないかというような形で要望していこうと。また、先ほど町長からもお話ありましたけども、県有地についての捕獲、そのほかですね、今考えておりますのは、各市町で外来生物、特にアライグマ、タイワンリスについての防除計画というのを実施しております。これにつきまして、この26年度につきましては、協力しながらですね、防除をする場所ですね、例えば市境とかそういうところを中心に今年度は実施してですね、同じような方向性のもとでタイワンリス、アライグマを駆除の方向にもっていこうというような形で現在検討させていただいて、これから冬にかけてですね、その委託を行いますけども、その辺の調整を現在図らさせていただいているところでございます。
6番(中村文彦君)
僕はね、答弁者として町長と副町長、指定してます。当然、この三浦半島サミット、さっきも町長は平場でもってざっくばらんに話し合う場所、そこでもって町長が提案したアライグマの削減計画。町長が把握してなくて、担当部長が答弁する。それは、町長、だからさっきも言ったように、意気込みがね、このタイワンリスとかアライグマを撲滅する、三浦半島サミットの首長会議でもって、独自の政策をとって、それこそいろんな案を出し合ってですね、協力し合うというのは、町長は、何ていうんですかね、リーダーシップをやってるんじゃないかというふうに思って質問してるわけですよ。前回も町長が、私は自転車パンフレット問題、前回の一般質問でもですね、自転車の観光について質問しますといったところに、町長が外来生物のアライグマだタイワンリスだのを町としては提案したんだというふうに町長がおっしゃいましたんでね、今、質問してるんですけど。だから、それを町長がリーダーシップをもって牽引してるんではないんですか。
町長(山梨崇仁君)
やってるんだと言ったわけではなくてですね、事実として、私が提案をしたことについて合議を得たということを申し上げたまででございまして、中村議員、リーダーシップとおっしゃっておりますけれども、確かに発言責任はありますので、担当部長が申し上げたように、担当者会議であったりとかその先について、さまざま共有を図ることについては積極的な発信をしておりますし、また、サミットではない、例えば県知事との懇談会等においてもですね、葉山町が主体的にその点については意見を申し上げている現状がございますので、そういったリーダーシップはとってございます。一方で、合議であるということの意味をですね、もう一度考えていただければおわかりだと思うんですけども、そこにコミットするということは、同時に責任が生まれるものでありますから、やり方につきましては、各自治体の中での首長をリーダーシップとする中で、その数字についていかにコミットしていくかということを努力してもらいたい。それが合議の裏にある責任論だというふうに思っておりますから、町としましても、1万5,000匹にどう到達するかを改めて議論を重ねながら、もちろん町民の皆様に御協力をいただきながら、その達成についてですね、我々もしっかりと協力をしていかなければなりません。また同様に、先ほどから申し上げている自転車半島宣言につきましても、合議したものでございますから、町としてできることを、しっかり責任をもって提案をしていかなきゃいけませんし、事業化をしていかなきゃいけないというふうに、現状は考えているとお考えいただければと思います。
6番(中村文彦君)
何かね、今の話聞いてるとね、自転車パンフレットの、自転車半島宣言と同じように感じちゃうわけですよ。要は、三浦半島の首長が集まって、みんなでもって問題を解決するんだ、そういう会議だと私は思ってるわけですよ。ところがね、結局は努力目標は現状維持、数字はね。それは、各市町村が、各その駆除の体制でやればいい。じゃ、現状と変わらないじゃないですか。何も提案することない。今までどおり、それでいいじゃないですか。
町長(山梨崇仁君)
合議というものについては、繰り返しになりますけども、そこでお互いに、コミットと申し上げましたけども、お互いに認め合ってですね、達成しようと、情報を共有したわけでございます、結論を共有したわけでございますから、それについて今までどおりではなくて、さらに力を入れながら、目標達成があくまで目的ですので、達成をするよう努力を重ねていくことが大事なことだというふうに考えております。今までどおり何もしなければいいということではなくて、何かしなければ達成ができないものですから、そこについて議論を重ね、また情報を交換し合いながら、ともに目標達成に向けて進んでいくという形であるということを、私たちも考えてございますので、その方式についてですね、御意見があれば、また改めて伺いたいとは思いますけども、現状のサミットについては、合議制の中でお互いに情報共有、目的共有、達成に向けた行動、それを起こしていくべきというふうに、議論の進め方としても合意をしておりますので、それにのっとって我々は粛々と進めてまいりたいというふうに思います。
6番(中村文彦君)
これで最後の質問にしますけど、要はね、過去の実績から達成した、そこ目的達成しますよ、それは、現状維持なんだから。しないっていうんだったら、やらないほうがいいんであって。だから、町長は、何ていうんですかね、その目標を、何ていうんですか、みんなで掲げることが大切だ。だけど県はね、撲滅という目標を立ててますよ、それに向けて頑張ってる。それについて町長は、そういう高い目標も片一方である中で、現状維持という目標を立ててやっている。しかも、何の考えも今のところお持ちでないというふうに受け取らさせていただきます。
ただ、次の質問に移りますけれども、自転車パンフレット問題についてですね、町長に伺うということで話してます。結局ね、何を三浦半島サミットで考えてるのかわからない。6分の1の負担、これも新聞報道で知ったんですけどね、町長のほうから、まだいまだに議会のほうには何の説明もないんですけれども。自転車パンフレット問題で、パンフレット回収しました。それで、要は、その訂正費用と回収費用で約36万、これは確定なんですかね、発生する。それについて、6分の1ずつ負担というような新聞報道がなされてます。ただこれも、前回の一般質問と答弁内容が異なってます。町長に詳細なその説明を求めますけど、いかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
初めに、先ほど、最後の質問ということで御質問いただきましたので、お答えをさせていただきますけども、葉山町の実績としては、ますます努力をしていかなければいけませんが、他の自治体におきましては、鳥獣の捕獲についてですね、いろんなまだまだやれる方法が残っている、葉山町に倣っていただきたいところもございますし、アイデアとしていろんな方策が講じられるところもありましたので、それについて積極的に取り組んでもらいたいということを数字目標のためにお互いに議論を交わしているところでございますから、町のみならず、ほかの市町についても…市についてもですね、しっかりと取り組むことを約束してございますから、達成に向けて努力をする大事な目標設定だというふうに、改めて申し上げたいと思います。
なおですね、パンフレットのほうについて後段で御質問がございましたけれども、パンフレットにつきましては、7月28日にですね、首長懇談会を開きまして、首長懇談会後にですね、パンフレットの話し合いを行いまして、横須賀のNPO法人を含めた6団体で案分をすることというふうに決定をさせていただきました。なお、このNPO法人からはですね、新たに2万部の増刷を図るということも聞いておりまして、今回、我々が案分で対応しなければならないのは、修正した箇所のみについてでございます。
6番(中村文彦君)
それでは全然、何ですか、回答になってない。報道によると6分の1ずつの費用負担が発生したというふうな説明がない。何でそれが決まったのかもわからない。そのあたりの説明を町長、よろしくお願いしたいんですけども。
町長(山梨崇仁君)
三浦半島観光連絡協議会の会長及び副会長としての議論の中で、そういった提案について町も合意をしたところでございます。6団体で合意をした結論でございます。失礼、5団体で合意をした…失礼、NPOが入りますので6団体で合意をした結論でございます。
6番(中村文彦君)
そうなんでしょうけれども、町長はね、前回の一般質問で、葉山町はですね、責任はない、葉山町の担当している該当するところでは何の問題もなかったという発言があります。だけど、これを見ると、6分の1ずつ、きっちり葉山分も入ってる。その一方で、町長もね、要は正すべきところを正す、すばらしい言葉ですね、実際ならば。それで、何ていうんですかね、おっしゃっております。これをね、どう考えてるのか。要は、責任がないのに、何で葉山町分の6分の1もつけられてるのか。まして、あれですよ、鎌倉とか横須賀と比べれば、葉山町は負担比率、負担金は全然少ないですよ。何で公平に6分の1きっちりその分が加算されてるのか。そのあたりは説明していただけますか。
町長(山梨崇仁君)
それこそですね、5団体、5自治体による三浦半島の観光連絡協議会として、もちろん負担金の額はそれぞれ違いますけれども、合同で取り組むべきものというふうに考えておりますから、人口40万人の横須賀市のイベントが1回あったとしても、葉山町でも3万3,000人の町にもイベントを1回来ていただいたりとかですね、行動につきましては5団体が公平均等にそれぞれいつも活動をしているというふうに認識をしております。その中で作成をいたしました今回のパンフレットでありますから、我々が合意をしたパンフレットにつきまして、誤記があったということであれば、それは我々が公平に負担をして修正すべきものということで合意をした経過がございます。
6番(中村文彦君)
要は、町長は、何ていうんですかね、町のやることは責任がある、責任を認めた、要は町にもその責任があるということを認められた。だから、6分の1分を了解したということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
責任というよりもですね、今回のその誤記、表記についての責任というよりもですね、この三浦半島観光連絡協議会に町が加盟をしているという責任があるというふうに思いますから、そこで発行したものは一つであるということであれば、その一つに対して、我々もしっかりとその取り組みを手伝うといいますか、責任を果たすという意味では負担を負うものだというのはあると思います。
6番(中村文彦君)
いや、わからないんですよね。だって、これはね、大変、要は住民に迷惑かけた。要は、自転車パンフレット問題は回収されて、今、発行されてるのかどうかもよくわからない。私、現物もらってないんですよ。回収されて、どこにも探してもない。そのようなこともあるし、その何ていうんですかね、葉山町はね、私も関係ないんだろうと思ってましたけど、6分の1分負担するということで、責任の一端を負わさせられてると。やっぱりちょっとそのあたりは納得いかない。町は関係ないって、町長も責任をもっておっしゃってる。それはね、正すべきところを正すんだから、葉山町は関係ないでしょうということを、町長がちゃんと言ったのかどうか、そこが問題なんだと思うんですよ。それを認めてしまったという時点で、正すべきことは正してないんじゃないんですか。
町長(山梨崇仁君)
5団体で加盟をしているものについてですね、しっかりと責任をとらなきゃいけないというのは、私はしっかりそういう意識を持ってございます。誤記表記につきましては、確かに町として、直接的に影響があるかと言われれば、現行のままでもいいという判断を持てますけれども、しかし、先ほど申し上げたように、お互いさまではありませんが、町で例えばイベントしていただくときがあれば、鎌倉でイベントをしていただくこともありますし、横須賀に行くことも三浦に行くこともあります。お互いにそれぞれ助け合いながら、三浦半島観光の振興に尽くしてる中でですね、今回の誤記表記が、町は関係ないんだというふうには、これは合同で動いてる三浦半島観光連絡協議会としては、あってはならない対応だと私は思っておりますから、ともに負担、責任の持ち合いをし、また逆に、ともに利益もお互い割り合いながらですね、受けていくための団体だというふうに考えてございます。
6番(中村文彦君)
町長、若い町長らしくないんですよね。正すべきところは正すと、町長、だって、前回そういうふうに私におっしゃったんですよ。それで、葉山町には一切責任がないと言い切ってですね、要は、町長が嫌いな、これってしがらみじゃないんですか。利益もあるけど損もある。それはみんなでもって分かち合うと、それはしがらみでしょう。町長、違うんですか。
町長(山梨崇仁君)
中村議員がどのようにお考えなるかは、中村議員のお考えということでお任せいたしますけども、繰り返しになりますが、現行では、そもそもの負担金の額としましては、人口割を含めてですね、それぞれの自治体での違いが出ております。しかし一方で、こういった、例えば利益や、例えば問題としての負担といったものが発生した際にはですね、その責任については、一つのものを出している段階では、その一つのものについて、お互いに応じた負担をすべきものというふうに私は考えてございますので、私と中村議員の見解の相違かもしれませんけども、今回の対応については、またNPOのほうでも、新たに冊子を発行していただけるということもありますから、それについての費用負担は一切我々は行うつもりはございません。ですから、そういった意味で、当該の団体、また我々5団体についても、それぞれの負担の公平性を考えた今回の結論だったというふうに思っております。なお、中村議員が先ほどおっしゃった、お手元にないということですけども、本年11月をめどに新たにそのNPOが増刷した2万部とあわせてですね、再配架、改めてお配りをしていく予定でございます。
6番(中村文彦君)
対応は遅いし、普通だったら責任、要は業者に対して、その負担をね、求めるとこですよね。5月に発行する予定が11月までずれ込んじゃってる。しかも、何ていうんですか、負担がね、平等だということはあり得ない。私はね、だから、町長、別にね、私とあなたの見解が違うんだっていうんじゃなくて、町長は正すべきところを正すって言ったんだから、それを正したのかと聞いてるんですよ。だから、それを正して…どう正したのかが見えないんですよ。ね。町は関係ないって言ったんだったらば、それはちゃんと主張して、やっぱりその撤回を求める、6分の1じゃなくてそれは業者に負担してもらいなさいっていうのが、正すべきところを正すの意味だと私は受け取ってるんですよ。だから質問してるんです。町長はどう思われてるんですか。
町長(山梨崇仁君)
繰り返しになりますけれども、負担そのもの、負担金として予算として我々がお支払いするものについては、それぞれの団体によって違いがございますけれども、こういった例えば利益、もしくは例えば不利益につきましては、お互いにとった一つの行動として、一つの冊子を出しているわけですから、その結論として出たものについては、お互いに責任を分担することが私は正しいことだと思っておりますから、そこについては中村議員と見解が違うなということを御指摘させていただきました。以上でございます。
6番(中村文彦君)
最後の質問になりますけれども、公平じゃないですよね。負担金だって、人口割でもって決まってる、支出に対しても人口割でやるならまだしも、町長は責任とないまで言って、正すって言ってる。それを公平だ、そこの部分だけは、負のものだけは公平だと言われてしまうと、それは違うんじゃないかと思いますけど、いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
そもそも論ではありますけども、その責任の持ち方についてですね、我々、私は三浦半島サミットでも申し上げましたけども、その合議においてやっているものでありまして、大きい小さいでですね、お互いの判断をするものではないというふうに思っておりますから、小さくとも受けるメリットはたくさん受けております。しかし、小さくても、しっかり責任があるときにはそれを果たしていくんだということが、この地域での、我々がともに発展をしていくための大きな原則ではないかと私は思っております。今後もですね、サミットを含めて、観光連絡協議会もこういった合議をしっかり大事にしながら、その責務を果たしてまいりたい。また、魅力の発展について、ともに力をいただきながらですね、活性化に寄与していきたいというふうに思っております。
議長(金崎ひさ君)
これにて、6番中村文彦議員の一般質問を終わります。この際、昼食のため、暫時休憩をいたします。再開は午後1時10分からといたします。(午後0時05分)
議長(金崎ひさ君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時10分)
皆様に申し上げます。発言が聞き取りにくいとの御指摘がございましたので、大きな声で明瞭に御発言を願います。
一般質問を続行いたします。第3番、1番近藤昇一議員の一般質問を行います。どうぞ。
1番(近藤昇一君)
1番近藤です。御案内に従いまして、3項目にわたって一般質問を行わせていただきます。
第1に、一色宅地開発についての諸問題について伺いたいと思います。この問題については、これまで住民から請願が提出されて、総務建設常任委員会で審査され、先日残念ながら不採択という形の委員会での結論が出たものであります。請願のね、行方いかんにかかわらず、この問題についてはやはりつきまとう問題であると私は思っておりますんで、一般質問させていただきたいと思います。
葉山町はその総合計画でも、その第一に緑豊かな住環境をつくるとして、緑の保全を課題として挙げています。また、葉山まちづくり条例前文では、葉山町は古くから青く美しい海と緑豊かな山々に囲まれ、気候は温暖で風光明媚なすばらしい自然環境に抱かれている。明治の中ごろから快適な保養地として世に紹介されて以来、町民はその文化の香りや歴史の面影を数多く残しながら、自然、生活及び歴史的・文化的環境の確保を図りつつ、住宅と観光の町を形成してきた。これらの環境を将来にわたり、住民みずからが守るべき固有の財産である。これらの財産がもたらす恵みをすべての町民が受けることができるよう、21世紀初頭の町の将来像である「海とみどりにひろがる交流文化の町・葉山」の構想に向かって、すべてのものが町の環境保全と創造に貢献できるよう努め、潤いと活力を実感できる町をつくるためこの条例を制定すると述べております。今回の一色宅地開発がこれらの葉山の町の基本理念を遵守されたかどうか、大いに疑問があります。
その1として、一色宅地開発と先行小規模開発事業の一体性についてであります。この開発行為には2つの開発行為が別々の開発行為であるかのように装ってなされ、葉山町まちづくり条例逃れを疑わせるものでありますが、町長の見解を伺います。
その2として、近隣地からの出水の件についてでありますが、先行開発に伴い、近隣住宅の玄関脇から出水するようになったことに対する町の対応について伺います。
その3に、当初13区画であった計画を、隣接していた町有地189平米を組み込むことによって14区画の宅地を造成できるようになり、1区画ふえることで事業者は販売価格で2,280万円のプラスになります。また、荒れ地から整備された緑地100平米が町に寄贈されるとしていますが、開発許可条件である道路の隅切り分まで町有地100平米のうちから提供することが妥当な措置かどうかを伺います。
その4で、宅地開発に伴う農地転用手続についてでありますが、本開発区域内に1,700平米の農地があり、農地法では地目変更届が提出されるまで工事着手をしてはならないにもかかわらず、違法状態のまま工事が進行しているが、どのように対応するのか伺います。
第2に、情報公開制度についてであります。私は7月の10日に役場内でのパワハラ防止のために、昨年行われたパワーハラスメントに関する職員アンケートの情報公開請求を行ったところ、一部公開として、黒塗りのアンケートが公開されました。このことについての見解を求めます。
第3に、非常備消防の分団員の処遇改善について。この問題については6月定例会においても伺ったところでありますが、その後の検討結果について伺います。
次に、これまでも何度か議会で取り上げてまいりました第6分団の詰所についてでありますが、今回補正予算にも計上されていることもありますが、改めて状況について伺っておきたいと思います。
以上をもちまして第1回目の質問とさせていただきます。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
近藤昇一議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
初めに、一色宅地計画についての、一色宅地開発と先行小規模開発事業の一体性について、近隣地からの出水の件についてのお尋ねでございますが、1点目の先行する小規模開発事業と特定開発事業の一体性については、まちづくり条例の規定にありますとおり、双方の開発事業の事業者、設計者、施工者及び代理人がいずれも異なることから、同一事業ではないと判断しております。
2点目の近隣地からの出水の件については、町で行う公共事業でないため、出水の因果関係は近隣地の地権者同士の話になると思われ、行政は関与できません。しかし、町としては今回の開発事業者に対し、事業敷地内での出水対策に万全を講じるよう指導をしております。
次に3点目、葉山一色宅地計画地に隣接した町有地の取り扱いについてのお尋ねですが、町有地は周囲を民有地に囲まれ、接道もなく、危険性も十分考えられる土地になり得ることから、また、町内会等から町有地について既存公園と隣接した平たん地を要望する等の意見があり、それらを取り入れ、一体性の町有地として交換することとし、有効活用ができるように考えております。
次に4点目、宅地開発に伴う農地転用手続についてのお尋ねですが、今回の一色の宅地開発の土地に関しては市街化区域になっているところですので、葉山町農業委員会への届け出をすることが農地法の手続となっております。
2項目目、情報公開制度について。パワーハラスメントに関する職員アンケート原本を部分公開したことについてのお尋ねですが、当町の情報公開制度は葉山町情報公開条例及び同条例施行規則により運営しており、当該アンケートにつきましては条例第5条第1号に規定されている個人に関する情報、及び同条第4号カに規定されている、事務または事業の性質上、当該事務または事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがある情報に該当する部分を非公開とし、部分公開といたしました。
3項目目、非常備消防について。1点目、消防団員の処遇改善についてとのお尋ねですが、消防団員に対する講習や研修の充実、及び災害に即した多種多様な訓練を実施していくとともに、消防団施設や資機材、及び装備の充実を図っておるところでございます。なお、今後につきましても消防団役員会議等で協議し、処遇改善を図ってまいりたいと考えております。
2点目、第6分団詰所についてのお尋ねですが、建てかえに向けた基本計画について、消防団長を初め第6分団の役員の方々の協力をいただき作成することができましたので、9月29日に一般会計補正予算として消防団詰所整備事業費を提出させていただきました。
以上で私からの1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
1番(近藤昇一君)
先ほどの答弁の中では一体開発でない根拠として、事業者、設計者、施工者及び代理人というふうに答弁されてるわけですけども、これが違うということなんですけども、そのほかの要素は一切見ないのか。確かに条例上、届け出主義だというんで、行政上の手続の上ではその範囲でいいと思うんですけども、果たしてそれで町民が納得するのかなと思うんです。ちょっと一点一点、これについてはね、該当しないのかということで、しなければしないで答えていただきたいんですけども。まず第1には、今回の開発に先行して行われた土地、先行開発と言わせていただきますけども、そこでの建物の解体と樹林の伐採が一体的に行われた。先行開発のところの樹林の伐採、そして本開発のところの建物の解体、これが一体の工事として行われた。これも一体性とは認められないということでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
何度もお答えしているつもりではございますけども、その解体等はですね、そのまちづくり条例の、条例の中に解体というところは私はないという解釈してございまして、事業者、設計者、施工者及び代理人がいずれも異なることから、まちづくり条例上は同一事業者ではないという判断で県のほうに送付させていただきました。
1番(近藤昇一君)
じゃあ、次に、先行開発における近隣住宅の玄関脇に、先ほど…後ほど取り上げますけども、玄関脇に水が出た…出始めたと。このことに対する業者の弁明とか説明が本開発の説明と同一の不動産業者が行っている。これも一体ではないですか。先行開発によって水が出始めたと住民は訴えているんですよ。だけども、本開発の不動産業者が一生懸命説明を行ってると。
都市経済部部長(吉田仁君)
本当に繰り返しで申しわけないんですけれども、まちづくり条例上の手続で言いますと、一体性はございませんという答弁で御理解いただきます…いただきたいんですけど。
1番(近藤昇一君)
それでは次の、先行開発における近隣の土地・家屋調査のファイルに、書類上全く関係ない本開発の施工者である業者の名前が記載されていた。これもなしなら…該当しないんならしないって答えていただければいいですけど。
都市経済部部長(吉田仁君)
何度も同じ答弁で申しわけないんですが、該当しないという判断でございます。
1番(近藤昇一君)
先行開発の施工業者が後発の本開発の施工業者の下請として働いていることを近隣住民が確認していると。そしてテープも、テープと写真が町にも提出されている。本当に下請だったらこれは一体開発ですよね。これはいかがでしょう。
都市経済部部長(吉田仁君)
担当課長がですね、それは業者を呼んで、町役場のほうに業者を呼んで確認をとっている内容ですと、下請ではないという判断でございます。
1番(近藤昇一君)
先行開発のところで農地転用の届け出が出されています。その農地転用を出した不動産事業者が後発の開発にも絡んでいる、これも一体ではないですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
まちづくり条例上、一体ではないという判断でございます。
1番(近藤昇一君)
町長に伺っておきます。まちづくり条例第3条2項1号、土地利用上、現に一体の区域を構成し、または一体的に利用することが可能な区域において、また、同一または共同性を有する異なる事業者が行う開発事業としております。そして、取り扱い内規では、同一の者が所有する土地を分割してそれぞれ異なる開発事業を行おうとする事業者も同一とみなすこと。さらに、その他客観的に判断して同一と認めたる…認めたれる場合も含みと、同一性を規定しております。町のほうとしてはその申請主義だということで、申請書類に同一性は認めないという解釈なんですけども、条例上も客観的に判断するためというのがあるわけですよね。今、挙げた事実、書類上は一体性はないけども、客観的には町長どうお考えですか。
町長(山梨崇仁君)
現行ですね、担当課のほうで、先ほど下請の業者の話がありましたけれども、実態のヒアリングを行った結論で、現行では同一事業者で取り組んでいる事実がないというふうに判断をしてございますから、私もそれについては尊重すべきものと考えております。
1番(近藤昇一君)
町長の立場としてね、なかなか言いづらい部分はあるかもしらんけども、一般町民見たらこれどう考えても、私、誰にこのことを話してもね、それはもう同じところだろうがよって、皆さんおっしゃいますね。町がその届け出…申請主義、申請主義ということだけで物事を片す非常に冷たい町政という感じしますよね、書類上だけで。町民がいろいろ調べて、こういう事実がある、こういう事実がある、こういう事実が、それすべて申請主義ですから該当しません、該当しません。じゃあ、基本としてね、町は一体開発じゃないように指導したのかね、あるいは一体の開発として指導していけば少なくとも公園が、公園の設置が義務づけられる、そのことによって葉山町の先ほど言ったまちづくり条例の前文の趣旨、これが生かされてくるんじゃないのか。そういう立場で指導した場合に、あんたこんなこと、これやってるけども、これ一体じゃないかと、もうこれは一体の開発として申請しなさいという指導はできなかったんでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
この開発に限らずですね、その開発の申請、事前相談が出た段階でですね、まちづくり条例上こういうことはいけませんよという指導は、特定の開発に限らず指導はしてございます。
1番(近藤昇一君)
こういうことはできませんよじゃなくて、いわゆる、私どもは、皆さんどうお考えかわかりませんけども、条例逃れだと思ってるわけですよ。その条例逃れを許すのか、それともこういったことだとどう客観的に見てもね、一体だから、一体開発でもって申請してくださいという指導じゃなくて、こういうことやったら一体になっちゃいますよ、だからここのところは気をつけてくださいよという指導になっちゃってるんじゃないかなという気がするんですよ。すると、業者はそこの部分だけ気をつければ、先ほど言いましたよね、開発事業の事業者と設計者、施工者及び代理人がかわってればいい。だけど、実際にはもう本当に下請で入ったと思うんですよ。だけども、下請じゃないって言い張ってるようですけども。じゃあ、雇用関係があるかっていったら、雇用関係も確認してないわけでしょう。雇用契約書があるんならね、委員会でも請求したけども出てこなかったし。だったらもう、町としてはきちっとそういう客観的なものがあるんであるならば同一開発でもってやってくださいと。そもそも、そのまちづくり条例そのものがさ、開発を促進するための条例ではないはずなんですよ。抑制するための条例なんですよ。だと私は思っています。その理念条例何だかんだいったって。つくったんですから、これを守らせるということが私は必要だと思うんですよ。その基本的な姿勢がちょっと私は今欠けているんじゃないかなって考えています。町長、先般の議会ではまちづくり条例の見直しも、10年たってるんで必要だということも、これからちょっと検討したいという答弁はたしかいただいてるんだけども、今回のこの事態を教訓としていけるのかどうか。この今回の事態を教訓としなければ、私はっきり言ってろくなまちづくり条例できないと思うんですよ、見直したって。いかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
近藤議員がおっしゃるまちづくり条例のあるべき姿というもの、私もまだまだ理解が足らないのかもしれませんけれども、今回の案件のようにですね、その3,000平米という数字のあり方、またその後の業者の対応の仕方とですね、現場での対応の仕方等について、町がどこまで権限が及ぶかといったことも今後の検討の課題としていかなければいけないと思います。しかし、一方でですね、そこについて町が厳しく規制をかけられるかといいますと、実態は県知事の許可による開発行為ですし、その場合の建築許可についても県知事許可ということになっておりますので、町としての規制の限界というものをしっかり見定めつつですね、それを超えた上で業者さんのほうにですね、ある意味、町を見ずに直接県でやりとりされることもあってはならないことだと思っていますから、近隣の住民の方の理解を得ながら、また一方で業者としっかり話し合いをして、しっかりとした町の望む開発におさめられるようにですね、バランスをとりながらのまちづくり条例の新たな姿というものを模索していかなきゃいけないというふうに認識をしております。
1番(近藤昇一君)
次に移りますけども、あくまでもね、町長の私は姿勢だと思いますよ。今のような姿勢だったら過去の町政と全く私は変わらない。ずっと開発が進んできて、議会でもまちづくり条例、さんざん要求してやっと出てきた。出てきたけども、実際には秦野市のやつの丸写しだった。それを議会でもってそれを修正をしたわけですけども。やはり町長自身がどちらを向いて町政やるのか。もう何か、県にじかに行ってしまう、あるいは裁判沙汰になるんじゃないかとかね、いろんなそういう、何ていうのかな、否定的な部分だけしかちょっと見えないんだけども。やはりやるところでは、自治体ではね、きちっとやることやって、実際その行政評価の中でも、この条例があることによって東京ドーム何個分の緑を守りましたってね、堂々と評価してるところもあるわけですよ。葉山より厳しいこの条例をつくりながらね。やっぱりその姿勢が私必要だと思います。
次の近隣からの出水についてですけども、地権者同士の話って、やっぱり住民は先行開発が行われたころから出始めた。相変わらずちょろちょろちょろちょろ玄関の脇から出てるわけですよね。それで、私も一回説明会行ったら、事業者は盛んに計画どおり工事が進めば水がとまる、逆じゃないか。まちづくり条例施行規則第27条、災害対策として、事業者は開発事業により公共施設、公益施設、住宅に被害を及ぼさないよう事前に調査し、防災対策の計画を講ずることとしというのがあったんですよ。事前にですよ。やる前に、やり始めたんなら水が出てしまった。水をとめてから工事始めなさいよという話ですよ。委員会の中でも発言がありましたけども、工事終わっちゃえばもう事業者は何も手出しませんよ。因果関係はないとかね、もうどこでも、全国そうじゃないですか。その因果関係を今度被害者が証明しなきゃならなくなる。それともっと問題なのは、やはりあそこに、現地に3本井戸があった。地下水脈はどうなってるのか。そのことを調べてない。そこをいじったことによって地下水脈が変わった可能性があるんですよ。そのことでその近隣の住宅の下に水が出てきてる。その調査やってないでしょう。その指導されましたか。地下水の調査。
都市経済部部長(吉田仁君)
この出水につきましては、私も現場に行かせていただいて、現地で、釜場ってよく現場で言いますけども、その水を集水する現場で穴が2つ設けさせまして、そこの水位の調査をやった結果をですね、早く出していただくと。それによって水位の高さが特定できますので、・・・・って言いますけれども、水を通る、上に穴があいた管をですね、何カ所か設置させて、その公の道路の中でできるだけとるという工法を今考えているところであります。
1番(近藤昇一君)
じゃあ、町としては責任持ってそこに、民地に出てきてる水、とめさせるという対応でやっていくということでよろしいんでしょうか。結局とまらなかった場合には、最終的には業者はうちの責任じゃありませんって言う可能性は十分ありますね。完了検査さえ終わっちゃえば関係ないですから。因果関係ありません、因果関係あるんだったらおたくのほうで調べなさいと。立証しなきゃならなくなりますよね。それは町のほうでは確約できるんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
公共工事の場合は瑕疵担保責任というのがございますけれども、開発事業についても各構造物については瑕疵担保責任当然出ますので、その完了検査の前後にですね、まだ出水の量が以前よりふえてるとか、そういう変状があった場合はですね、私、事業者に直接指導しようと思っています。それ以外に、開発前のですね、出水がどの程度かというのは正直申し上げて私たち把握できてないんです。ですから、そのふえたか減ったかという問題になりますと、責任もって対応できるのかという御質問にはですね、明確に今お答えできませんけども、道路の部署も私の部にございますものですから、できる限り、道路のところで水は食いとめるという考えを持っています。
1番(近藤昇一君)
やっぱりね、本来だったらその水をとめてから工事を先に進めるというのがやっぱり私は筋だと思うし、もう1点、私、心配なのはね、住民からの資料として提出されてると思うんですけども、独立行政法人防災科学技術研究所が出している資料、地すべり地形の分布図というのがあるんですけども、その中ではまさにあの場所が地すべり地形というふうに地図上、落とされてるんですよ。これは独立行政法人というのがどれだけの格付されてるかわかりませんけども、一定法律に基づいた法人ですからね。それで、この地域丸ごと入ってるということについて町のほうは今後どのような対応していくのか。広島でのあのような災害もございますし、付近の住民としては非常に不安を持ってる。この辺はいかがでしょう。
都市経済部部長(吉田仁君)
幸いあそこはですね、地すべりの指定区域でございませんものですから、神奈川県、町、大きな雨があった場合はですね、ほかのことを考えていかなければいけないと今考えているところです。
先ほど私ちょっと不適切な発言がございまして、訂正させていただきたいんですけども、管の名前を「透水管」というふうに改めさせていただきます。先ほどちょっと不適切な言い方を、よく現地で…現場で使う言い方をしました。申しわけありません。(私語あり)先ほど私の答弁の中で管の名前をですね、不適切な表現をしてしまったものですから、訂正をお願いいたします。「透水管」というふうに訂正させていただきたい。よろしくお願い申し上げます。(私語あり)
1番(近藤昇一君)
こういう資料が出てるんですけども、町のほうとしてはこの独立行政法人のほうに確認とかね、実際、あそこだけじゃなくて町の、町内あちらこちらにその形跡があるし、この研究資料によれば、移動体は一般に木が不安定な状態で斜面に残存してると考えられ、何らかの外力や地下水位の上昇、末端部の…削剥というのかな、などによって再滑動を開始する可能性を秘めているものだと。したがって、これら地すべり地域の範囲内やその斜面下方においては地すべり地形の存在を考慮に入れた開発計画や土地利用の立案を行うことが求められる。さらに、地すべり地形の確認されている斜面の近傍においては、地すべりの発生を念頭に置いた土地利用が求められるというふうにこの研究資料では書かれているんですよね。町内あちらこちらに、この地図上、プロットされてるんですよ。そうすると、実際今、葉山のまちづくり条例とかね、そういったものがこれに対応してるのかどうかということが非常に不安になってくるわけですね。ですから、この辺も町のほうで確認されてるのかどうか。特に今、現地というのはちょうどぶつかってる場所にありますんで。
都市経済部部長(吉田仁君)
御心配のですね、地すべりの問題、それはまた別の法律で神奈川県のほうと国で担保はとれてると私は理解しています。近藤議員御指摘の独立行政法人からの資料でございますけども、それは神奈川県に町を通して提出してございますので、神奈川県も承知していると思います。
1番(近藤昇一君)
承知しててもさ、これ事実なのかどうかとかね、あるいは対応を考えるのかどうか。実際ああいう広島のような事故が起きてね、指摘していたにもかかわらず何もしなかったじゃないかという話になるわけですよ。我々だって、知っていながらなぜ何も対応しなかったという話になりますよね、議会取り上げといて。だから、その辺も町としてもきちっと研究すべきだし、県との合同でも構わないけども。それで心配なところについてはきちっと、ここで言うような対応、土地利用の仕方とか、あるいは地すべり地形の存在を考慮に入れた開発とかね、やっぱり一定部分厳しい規制をかけていかなきゃいけない部分があるんじゃないかなと思うんですけども、そのあたり、今、県のほうに提出されたということですけども、その後どういう状況になるんですか、動きとしては。
都市経済部部長(吉田仁君)
開発にかかる、あるいはうちを1軒建てるその確認申請を回すというのが、幸か不幸か、当町の場合、特定行政庁じゃないものですから、指定にかかっているところであれば神奈川県はですね、県の中に担当が、急傾斜あるいは地すべりという担当がございまして、そこの許可を取れということを業者に指導してございます。この場合…この場所についてもですね、今後その行政法人の資料をですね、神奈川県がどう受けて、どうしてしていくかというのは町と協議に入ります。指定するにはですね、地権者の方の同意が必要だ、今そういう時代になってますから、地権者の同意があれば神奈川県としても一定の面積、要件が満たされればですね、指定に動くんではないかと。ただ、条件がございますので、建物の軒数ですとか勾配ですとか、それをクリアできればという答弁にさせていただきます。
1番(近藤昇一君)
実際に国とか県の施策待ってるとね、実際には待たなきゃしょうがない部分あるのかもしれないけども、待ってれば、実際地主さんが承諾しなければ何もできない。じゃあ、崩れてきて人命奪ったら、その地主さん責任とるのかという話ですよね。人の命奪っといて、もう後から責任なんてとれっこないわけなんで、そういう面では町もそれなりの動き。はっきり言って、町…葉山の場合には結構地すべりの地域というのは多いんですよね。特に上山からずっとあの線上ですか、活断層が走ってるとか、あるいは破砕帯が走ってるという話も聞いております。そういう面で、やはりこういうような資料があるんならば、やはり町としてもこれを検証をしながらこのまちづくり条例にどう生かしていくのかというのが必要だと思うんですけども、町長いかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
確かにですね、その心配という視点では、例えば土砂災害警戒法に基づくイエローゾーンの数も多いですし、その急傾斜の数も多いです。また、地すべりに指定されている現状水抜き等工事を行っておいているところも多々ございますので、そういう地域であるという認識を持たなければならないと思います。しかし一方で、御指摘のとおり地すべりにつきましては、先ほど担当部長がお答えしたようにですね、一定の条件を設定した上で、そこが満たされたものが地すべり地域というふうに考えられますので、現状ではそういった県の指導等を仰ぎながらですね、町もそれに歩調を合わせて対応についてはそれぞれの形態についてしっかりと考えることが、今現状取り組む責務だというふうに思います。
1番(近藤昇一君)
出水について最後に伺っておきますけども、当然この工事が完了したらということで、完了検査受けるわけですけども、その際にまだ水が出てた場合どう対応…対処されるのか。
都市経済部部長(吉田仁君)
先ほども答弁させていただきましたけども、最初に何も現場を手をつけてないときのその出水の量がちょっと私ども残念ながら把握してございませんけども、一般論で申しまして、宅地の中に水が入るのは誰でもうれしくないというところを考えますと、できる限り、公の町道の中で、範囲で水をとれればということを考えてございますので、どれだけの水の量が出たらどうだとかということは、ここではなかなか申し上げるのは難しいんじゃないかと思います。
1番(近藤昇一君)
ちょっと誤解してるんじゃないかなと思ってるんですけども、ただ単に庭の中に水が入ってくるのと違うんですよね。家の下通ってきてるんですよ。玄関の脇というのかな、駐車場の脇からちょろちょろちょろちょろ出始めてるというところなんですよね。だから、町道でとめるって言われても、表面の水をとめても、私は、潜ってきてる水ですから、なかなかとまらないのかなと思ってるわけですよ。そこでやっぱり因果関係というのが出てきてね、結局は業者逃げちゃうんじゃないかな。ですから、もう残るところは完了検査のときにどこまで町が指導できるのか、県とも相談してね。完全にとまってなかったらとめるまで完了検査おろさないというまでのその腹構えを持ってるのかどうかというとこなんですよ。これ個人のね、何ていうかな、住宅ですから、やっぱり深刻な問題だと思うんですよ。実際にちょろちょろ流れてきて、砂も少しまじって流れてきてるということは、家の下の土地が削られてきてるんじゃないかと、少しずつね、少しずつね。すると、そのうちに家が傾いて、最終的には業者はうちは関係ありません、もう業者だってもういなくなってるだろうしという話になると、一体どこへ持っていけばいいんだよと。自分の責任でもないのにね。という話になる。だから、あとは完了検査のときしかないのかなと私は思ってるんですけども、いかがでしょう。
都市経済部部長(吉田仁君)
おっしゃるとおり、完了検査のときにきっちりと検査をさせて、神奈川県にもこれは申し伝えますけども。先ほど私の答弁でですね、表面排水のことを私は言ってるつもりはございませんで、釜場というところの水位がわかったものですから、そこの…水位のいいところをですね、あ、今、何メーターとは申し上げられませんけども、そこに透水管を入れて、こう公の道路の排水施設につなぎたいという考えを持っているというつもりで答弁をさせていただきました。
1番(近藤昇一君)
どこまで期待できるか、それは期待するしかないかなと私も今思うんですけどね。
時間もありますので、次の町有地の問題について伺いますけども。先ほど町長の答弁では町有地のこれまでの現状が接道もないし、危険だったということなんですけども、私は常にこう疑問に思ったのは、この土地をいつ一体どのように手に入れたのかなというのが。たしか委員会の中でもちらっと出たんだけども。何のためにこの土地を手に入れたのかな。これ、わかりますか。
生活環境部部長(成島光男君)
ここの緑地につきましては昭和62年の12月24日に宏和興産株式会社より寄附という形で葉山町のほうに登記のほうはされております。
1番(近藤昇一君)
寄附ですか。何のための寄附なんだろう。それわかりますか、理由は。
生活環境部部長(成島光男君)
当時のことで、ちょっと詳しくはわかりませんけども、私も環境課のほうでですね、緑地として管理しておりますので、緑地としてのですね、寄附を受けたというふうに認識はしております。
1番(近藤昇一君)
この間、私、町民の人からね、町に土地寄附しようとしたら、道路に接続してないからだめだって、寄附を拒否されたと言うんですけども、ここは全く土地…道路ついてないんですけども、何でこれ寄附受けたんだろうね。昭和62年だから、ね、大分昔のことだけども。その当時は受けてたんだ。かつてはね、何かだから、葉山の町政というのはわけわかんないなと思うんだけども、葉桜の緑地管理すると大変だからって受けないで、開発問題に絡んで大変な、町が損害をこうむってしまったという事例があったんだけども。普通こんなとこ受けないでしょう。これ何かほじくり返したら何か出てくるんじゃないかなというふうな気はし始めました。昭和62年ですよね。
それで、まず一つ聞きたいのは、私も委員会の中でちょっと、町長にも伺ったと思うんですが、改めて伺いたいと思います。土地鑑定結果が出る前、10日前ですよね。に業者側に189平米を100平米の等価でお願いしますと言わなければならなかった理由があったんでしょうか、その時点で。鑑定結果が出る前に言わなければならない。
生活環境部部長(成島光男君)
委員会の中でもですね、町長のほうからお話があったと思いますけども、今考えてみますと、そこの時点でですね、やはり出すというのは、結果的にはやはり鑑定評価が出た後にですね、そういう手続をとるべきだったというふうには反省はしております。ただ、その前にですね、行ったということに対して、我々のほうがですね、業者に便宜を図ったとかですね、そういうことは何もございません。事務のですね、流れの中で結果として前にそういう形での書類を提出してしまったというのが現状でございます。
1番(近藤昇一君)
私は厳に慎むべき行為だったと思います。何言われても仕方がないのかなと。鑑定結果先にありきじゃないかという疑いを持たれてしまう行為だったと私は思います。それと、まちづくり条例で隅切り、これは明確にまちづくり条例施行規則の中に触れられているんですよね。これは事業者負担になってる。なぜ事業者負担にしなかったのかというのが、やっぱり町民からすると疑問なんですよね。町へ帰属させるべき100平米のうちの2.幾つを隅切りとすると。その後の所有権云々はもう問題ないんだけども、いかがですかね。
都市経済部部長(吉田仁君)
隅切りでございますけども、その事業者との協議の中で交換する緑地の面積が100平米、開発事業に関する協定書をその100平米で締結してございまして、緑地の等価交換面積も100平米は確保されているという町の認識でございます。
1番(近藤昇一君)
住民がね、県に問い合わせてみたら、あそこあくまでも隅切りの部分は道路であるというふうに答えたそうです。県の農政課ですか。あ、失礼、違うね。開発審査会で横須賀土木事務所の部長の方が、道路として登録する、それでいいのかと。これが神奈川県横須賀土木事務所に問い合わせたらしいですね。よいと。だから道路だと。だけど町は緑地だって言ってますよね、隅切り部分。これはどちらの見解なんでしょう。
町長(山梨崇仁君)
その議事録の言葉なのかもしれませんけれども、町としての所有目的は緑地でありまして、確かに道路かと言われればですね、その隅切りのみならず、今回上段に上がる形になりますから、そのスロープに関しても道路状になるかと思います。しかし、町としましては緑地として確保することが目的でありますし、また上段部分にアプローチするためには必要な場所だというふうに認識をしておりますから、通路・道路としては確保していく必要が必ずあるものというふうに思います。事業者等によってですね、何かポールを立てられたりとか、別の目的に使われてしまっても困るというふうにも一方では考えられると思います。
1番(近藤昇一君)
隅切り部分というのは、道路だったらそんなポールなんか立てられないと私は考えてるわけですね。それでもう一つ、当初町は委員会の中での説明では、隅切り、地形上とか片側が階段だったとかいろいろ理由があって、隅切りは必要ではないんじゃないかというふうに判断して、しかし県は必要だって言ったと。でも、まちづくり条例どこ見ても隅切り必要じゃないというところがないんですよ。だから、何を根拠にして隅切りが必要じゃないということでああいうような形になってしまったのか、2枚も書面が、書類がね、できてしまうような。
都市経済部部長(吉田仁君)
大変誤解を招くような数字がですね、協定書と協議書の中で出てしまったことは大変私としても申しわけないと感じているところでありまして、今、開発現場かかってはございますけども、その間にでもですね、その誤解がなるべく、住民の方も議会もみんなが誤解しないようなですね、形を今ちょっと考えてございますので、今議会中に答えが出るとは思いませんけども、何らかの形で誤解を薄めるというような形を今考えています。
1番(近藤昇一君)
なかなか俺も想定しにくいんだけど、どんな方法があるのかね。だから、具体的に隅切り要らない…こういう場合は隅切りは要らないんだよという規定があるのかどうかなんですけども。施行規則の中に隅切りについて触れてますよね。だけど、こういう場合は要らないんだよというのがちょっと見当たらないんだけども、それはどうなんでしょう。
都市経済部部長(吉田仁君)
本当繰り返しというか、類似した答弁になってしまいますけども、その神奈川県の見解と町の見解が違うと、許可権者は神奈川県であるというところで、町が再確認した結果ですね、所有権は問わないんだよ、葉山町さんというところで担当課は納得しているというふうに私は報告を聞いております。
1番(近藤昇一君)
いや、だから、明確に規則の中にはこういう場合は要らないよという規定はないということ。あるんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
神奈川県の開発の中、あるいは位置指定の許可の中にはですね、要綱だとは思いますけれども、位置指定道路には隅切りは必要ですよというのはございます。原則として…あ、委員会でもお答えしてますけれども、原則として隅切りをつくってくれというのはございますけども、なくていいよという規定はございません。
1番(近藤昇一君)
これについてもね、町長伺っておきたいんですけども、当初から原則としてということだから、あってもなくてもいいみたいなね、形で指導が行われるからこういうことになったんではないのかなと。いわゆる隅切り…当初から隅切りつけてれば業者が当然提供して、隅切り以外の100平米が葉山に返ってきたんですよね。そうすればこの、いろんなこんな疑問とかね、疑問ですよね、湧いてこないんですよ。町民からすればその分、業者に便宜図ったんじゃないか。ただでさえ1区画、さっき言ったように2,300万からの販売価格が上がるわけですから。利益が。ね。ですから、業者に便宜を図ったんじゃないかという疑問をみんな持つわけですよ。ですから、当初からきちっとやってればならなかったということをやっぱり自覚していただきたいなと。時間がないんで、実際この販売、まだ完了検査を終わってないのに販売が始まってる、このことについてはどうお考えですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
その問題もですね、以前の委員会で私、答弁した記憶がございますけども、宅建法の中に開発許可の29条が整った段階で販売してもいいんだと。ただ、所有権は動かせないということは答弁はさせていただいたと思います。
1番(近藤昇一君)
町の町有地、まだ移転登記がされてないけども、そこの部分の販売も町は認めてるということですね。
都市経済部部長(吉田仁君)
町が販売を認めてるとか認めてないとかではなくてですね、その問いがあったときに、その販売業者に早い段階で確認したところ、町有地であるがためにですね、先行してここがほしいんだという方が来たときに困るので、売約済みだというような表現をしているという回答はいただいています。
1番(近藤昇一君)
じゃあ、実際には売約済みという広告出してあるところ以外にもね、町有地が絡んでいる可能性があるわけでしょう。それは厳密に見ましたか。測量してかかってるか、かかってないか。ほかのところは、この少なくとも町民が地図にプロットした形では成約済みの土地の上と下にまで町有地がかかっているんじゃないか。そこはもう販売する予定になってる。これなぜこんなこと言うかというと、葉山町のまちづくり条例の第23条、建築物等による収益開始の制限というのがある、まちづくり条例で。事業者は検査済証を交付された日以降でなければその開発事業により建築される建築物または設置される施設により収益を開始してはならない。ただし、町長がやむを得ないと認めたときはこの限りではない。町長やむを得ないと認めたんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
検査済みでない限りはですね、販売はできないと私は思いますけど、所有権移転が整いませんから、販売しているということではないと思いますけど。
1番(近藤昇一君)
何かわけわかんないだけど。もう既に7月に新聞折り込みでチラシ入れてるんですよ。売買されてないということですか。じゃあ、そんな成約済みなんての入れて、さっきの説明じゃまたおかしな話になっちゃうじゃないですか。ここはもしかしたら危ないから成約済みにしといて売らないんだよって、ほか売ってるわけだから。条例にはこうやって売っちゃだめだって書いてあるのに、チラシまで入れちゃってると。それも町有地も絡んで。この条例上、条例でいうと売っちゃいけないんですね。でも、さっき何か、さっきの話は宅建法でどうのこうのというのは。
都市経済部部長(吉田仁君)
やはりそこもまちづくり条例という自主条例の、何ていうんですかね、このやりとりになってしまうとこだと思いますけど、土地建物…宅建法というのは法律だと思います。ですから、開発に置きかえればですね、都市計画法は法律、まちづくり条例は自主条例というところでですね、上位が法律ではないかと。ただ、私はですね、所有権移転がなされない以上はですね、明確な売買契約はされないというふうな認識でお答えしたんですけども、所有権移転しない限りですね、お金払って契約…即所有権移転だと思うんですね、皆さんも土地の売買、経験あると思いますけども。ですから、所有権移転しない限りは今の地主さんのままということだと思いますけれども。
1番(近藤昇一君)
だったらこの業者、新聞折り込みなんかやったときに町はどう思ったのかね。これ少なくとも条例違反の…法律は云々って…じゃなくて、町が決めた自主条例であれ何であれ、町が決めてる条例に違反してるわけですよ、ね。向こうがどう出るかわかんないけども、町としては当然指導すべきでしょう。こんなチラシ入れて、おまえら販売するつもりかよってね。販売するんだったらうちの条例に違反してるじゃないかと。法律云々じゃないと。当然それやるべきじゃなかったですか。これ行われたんですか、業者に対して。手付も何も取っちゃまずいよと。普通不動産なんかの場合に手付幾らか打ったりね、そこでもってもう商行為は発生してるはずですよ。そういう指導も行ってるんですか。
都市経済部部長(吉田仁君)
遅いと言われるのを覚悟でですね、早速、チラシ見てませんけども、販売する業者はわかっているものですから、問い合わせをさせます。
1番(近藤昇一君)
ぜひね、今現状どうなってるのかね、実際にもう商行為が行われているとすればうちの条例に違反する。ほかの法律には適合してるかも知らんけども、少なくともうちの条例には違反するということはきちっと指摘すべきだと思います。
農地法なんですけども、先般農業委員事務局の職員が好ましくないと言ったんですけども、その後はどうしてるんですか。好ましくない状態が続いているような気がしてるんですけども、届け出が出されたのか。それと、町のほうはどういう働きかけをしてるのか。
都市経済部部長(吉田仁君)
農林水産省ですか、に確認しまして、好ましくないという答えがいただいたもんですから、私が農業委員会のこと答えるのはどうかなと思いますけれども、早速その関係者にその届け出しなさいという督促はいたしまして、残念ながらきょう現在その届け出はまだ出てございませんけども、もう届け出をする準備をしているという回答はいただいております。
1番(近藤昇一君)
ちょっと時間がないんでね。きちっと、いつまでに届け出しなさい、もう既に、どんどん工事が進んでるわけですからね、そのぐらいはあれでしょ、別に農業委員会開いてどうのこうのじゃなくて、事務局レベルでできるわけでしょう。それはもう直ちにやっていただきたいと思います。
ちょっとすいません、次の質問にちょっと移らせていただきますけども、情報公開制度についてですけどね、まず個人…条例第5条1号に規定されている個人に関する情報ということですけども、このアンケートは無記名なんですよね。無記名でなぜ個人に関する情報になってしまうのか。名前書いてないんですよ、もともと。その点についての見解を伺います。
総務部部長(小山誠君)
今回、先ほど町長から答弁させていただいたように、部分公開ということで対応させていただいたとこでございます。そもそもですね、このアンケート調査につきましてはパワーハラスメントのですね、職員研修を行う際にですね、講師とやりとりをする中で、実態把握しているのかというようなお話もいただく中で、このアンケート調査を講師の依頼のもとにですね、実施をしてございます。実施に当たってですね、職員のほうにはですね、職員の意識や実態を把握するためのものであり、集計結果を広く公表したり、具体例を挙げて事例を公開することはないという前提のもとにですね、職員のほうにこのアンケート調査に回答いただいたということがございます。よく言われる公務員の立場で今回のアンケート調査、職務として行うものではなく、一事業者の一労働者としてですね、見解で記載されたものであり、職務遂行に関する情報ではなく、職員の個人の情報であるという位置からそのような取り扱いをさせていただいたところでございます。
1番(近藤昇一君)
じゃあ、町長に伺っておきます。このアンケートにつきまして、パワハラがあったと、受けたと感じたことがあるかということで、39%の職員がある。パワハラしてしまったことがあるというのが23%だったと。これについてどうお考えか、これに対する対応について最後に伺っておきます。
町長(山梨崇仁君)
パワーハラスメント、またそれ以外のハラスメント行為については職場であっても他の家庭内含めて決してあってはならないものだというふうに思っておりますから、今回、今御指摘のようにですね、多くの職員の方々が率直な気持ちを述べていただきましたから、それを真摯に受けとめて研修または再発防止についてのですね、講習会などを引き続き設けてまいりたいというふうに考えております。
議長(金崎ひさ君)
これにて1番近藤昇一議員の一般質問を終わります。
第4番、5番笠原俊一議員の一般質問を行います。笠原俊一議員、質問者席にお着きください。
5番(笠原俊一君)
5番笠原俊一でございます。議長の許可をいただきましたので、これより一般質問を行います。
町長選挙の公約の実現に向けた取り組みと、第四次葉山町総合計画前期への具体的な取り組みを伺うため、6項目に分けて質問をさせていただきます。
さて、平成27年4月、来年の4月より、第四次葉山町総合計画は10年間の基本構想、6年間の前期基本計画及び実施計画3年間がスタートする予定となっております。さらに、山梨町長にとっては任期の最終年度となり、一応の締めくくりの年度となります。さて、選挙の際、町内各所で、有権者はもちろん、子供たちに向かって、御自分の夢と具体的施策を訴えていた姿を思い出されます。そこで今回、その折にお配りになられた公約の冊子に記載された内容で、本年度まで実現できてない課題は来年度からの総合計画に盛り込まれるのではないかと考えておりますので伺います。また、社会、経済、環境や、住民からのさまざまな要望や議会からの提案等による変更もあると思いますが、質問事項により順次伺ってまいりますので、具体的で誠実な御答弁をお願いしたいと思います。
1番の1つ目として、総合計画にない事業は行わない、この意気込みを伺います。計画策定の基本姿勢を伺いますが、安全確保や防災上、やむを得ず緊急対応として補正事業は別として、十分な検討過程を経た総合計画に基づく事業執行が好ましいと考えております。そこで、当初予算にない事業が年度途中の補正対応として見受けられておりますが、総合計画成立後はこの方針を貫いていかないと真剣な事業計画の作成にはならず、支障が出ると思いますので、伺っておきます。
2番目として、第四次葉山町総合計画前期に具体的施策として取り上げた課題は何なのか。また、取り上げなかった課題とその理由について伺っておきます。選挙公約の中の課題で明確にお示し願いたいと思いますが、総合計画前期分6年間のうち、できれば実施計画が、3年・3年の前期・後期となっていることから、どちらに取り入れていくのか伺っておきます。
3番目、4番目の質問と連動した質問になりますが、理解をしやすくするために、あえて項目を分けさせていただきました。例年は決算議会とも言われる、現在会期中のこの本定例会が終わると次年度の予算査定が始まりますが、今回も同様なんでしょうか、伺います。次年度の総合計画の具体的取り組み、単位施策という記載で載っておりますが、そのうち投資的経費に当たる分野の指示はいつごろ出されるのか伺います。
4番目として、現在本町では企画課を中心にした全庁の職員、住民参加の総合計画審議会や議会の特別委員会ともども、最上位計画である総合計画の作成作業を進めております。担当課としては11月に議案を上程し、12月議会には可決・成立をすることを望んでいられるようですが、また、3年間の実施計画の初年度が27年度、来年、新年度予算対象の事業となるわけであります。選挙公約に掲げ、いまだ実行されてない事業については、財政の裏づけは当然のことですが、新年度事業、あるいは3年間の実施計画に盛り込むべき、早急に指示を出さなければ現状を変えることはできず、総合計画にない事業はしない、この基本姿勢が崩れることになるのではないかと心配をしてお伺いをいたします。
5番目に、町長選挙公約の中に、安全・安心な暮らしを守ります、想定を超えた想定を、安全と安心は行政の最優先課題とあります。そこで、具体的災害時の情報力強化、聞こえない、知らなかったのための解消の手動発電ラジオライトは全戸配布されていないようですが、待ち望む町民に対してどのようにお答えになるつもりなのか、お伺いいたします。また、先ほども一部同僚議員の質問がありました、今夏想定外の豪雨による土砂災害が連日報道されていました。既に町長は先んじて想定を超えた想定を行政の最優先課題として訴えておりました。この広島市の実例を含めた対策を伺っておきます。
6番目に、葉山町には里山・里海という自然財産があり、自然と触れ合える町、同感であります。一次産業の活性化で人の流れをつくる、産業活性の根幹は人の流れ、同時に休日の演出役となる地場産業、商店会を応援します、休日を葉山で過ごそう、これらの具体施策は入っているのでしょうか、伺っておきます。自然を観光施策として農業・漁業・商業の地場産業を活性化することは自治体の貴重な税収増の施策でもありますが、同時に強力な行政のバックアップが必要となります。かつて21年度のプレミアム商品券発行は町の助成や販売を役場庁内で行うなど、消費者である町民や地元商工業にとって大きな反響と実績を上げ、町の経済に刺激を与えたことを記憶をしております。さて、28年度には南郷地域に道の駅的な施設が完成し、地元農産物や地元魚介類、あるいは地元産業の販売所が完成し、大いに活性化の進展が期待されるところであります。そこで、今回の質問事項は町の環境を生かした観光施策について質問し、また、要望をさせていただきます。
現在、葉山や三浦半島へ訪れる方々はマイカー利用が圧倒的ではないでしょうか。夏の海での海水浴を楽しみ、春や秋は里山のハイキング、真冬の相模湾のスナップ撮影、また、グルメ観光などなど、地元人の知らない楽しみ方を訪れる方々から逆に教えられることも多々あります。しかし、町内の道路幅員や駐車場の数と形態は多くのマイカーの来町に適しているとは全く思えません。また、先日は一色の駐車場で閉鎖時が早いというようなお言葉もいただきましたので、改善が必要と思いますが、いかがでしょうか。さらに、南郷公園も休園日や時間外にはロータリー付近に多くの駐車が見受けられます。この際、南郷公園駐車場、一色三ヶ下駐車場、木の下防災広場などなど、町有地の有料機械化、24時間利用や季節限定利用を検討してはいかがでしょうか。さらに、郊外型モータープールを完備として、南郷公園駐車場や長者ヶ崎等の町有地を駐車場として位置づけ、さらに貸し自転車があれば有効と思いますので、お伺いをいたします。
1回目の質問を終わります。よろしく御答弁をお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
笠原俊一議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
町長選挙公約の実現に向けた取り組みと第四次総合計画(前期)への具体的な取り組みについて。1点目、総合計画にない事業はしない、この意気込みはあるかとのお尋ねですが、次期総合計画は基本構想・基本計画及び実施計画の3層構造により作成するもので、目指すべき町の将来像のために進行管理を行いながら、町民の方々が望まれる行政運営を推進するための指標となるものです。次期総合計画では実施計画に計画推進のための各種事業を掲載するとともに、町の財政計画と連動をさせてまいります。これにより、財源的な裏づけを明確にし、総合計画に記載の目標を達成することになります。総合計画に記載なき事業は実施する考えはございませんが、大規模な災害対策や町民の安全・安心確保のために必要な財源については、そのときの状況を踏まえ、議員の皆様と連携しながら予算措置を行う必要が生じる場面もあるかもしれません。
2点目の第四次総合計画…あ、失礼しました。2点目の第四次総合計画(前期)に具体的施策として取り上げた課題は何か、また、今回取り上げない課題があれば理由と内容を伺うとのお尋ねですが、基本計画つくり込みに際しては、まず第三次総合計画後期基本計画の振り返り作業を経て、次期計画へつなげるための作業を実施しております。各施策における現状と課題を抽出し、葉山の強みを伸ばし、弱みを改善するために次期総合計画は策定するものであり、政策課題を先送りにする考え方はございません。今後も議会総合計画特別委員会や総合計画審議会、また9月1日から30日までに実施いたしましたパブリックコメントからの御意見も参考にしながら、当町にふさわしい次期総合計画へ仕上げてまいりたいと考えております。
3点目の、例年は第3回定例会終了後から次年度予算査定となるが、投資的経費となる分野での総合計画の具体的取り組み(単位施策の指示)は今回はいつ行うのかとのお尋ねですが、先ほどの答弁のとおり、次期総合計画の実施計画は今後作成する財政計画と連動させることとしており、現在作成中の総合計画の進捗状況や内容を注視しながら、来年度の予算編成に臨みたいと考えております。なお、公共施設整備にかかる投資的経費につきましては、さきにお示しした公共施設白書のとおり、当町にとって大きな課題であると認識をしております。今後公共施設の長寿命化計画や再配置計画などを検討しながら、投資的経費については熟慮してまいりたいと考えております。
4点目、現在進行中の総合計画は12月に議会可決を目指しているが、実施計画の1年目の事業が27年度事業として予算の対象となると考えるがとのお尋ねですが、お尋ねのとおり、27年度を初年度とする次期総合計画ですので、27年度当初予算からの計画となります。先ほどの答弁のとおり、総合計画作成課の企画調整課と財政課との連携により、各施策を行う所管課とのヒアリングを実施しながら、総合計画実施計画に掲げる事業により予算編成を行い、町が目指す将来像に向け、着実に町政が推進するよう努めてまいります。
次に5点目、さらなる災害対策は、向上に向け、防災ラジオ配布や、最悪事態を予測して行動する上で、今夏の豪雨による土砂災害等を教訓とした対策はあるかとのお尋ねでございますが、大雨や土砂災害により予想される災害時には、迅速な避難を促すため、避難勧告等判断基準、伝達マニュアルにおいて明確に定めております。また、避難勧告に至る前の自主避難にかかる計画として、全町28団体の自主防災組織と協力体制を結び、町と協働でそれぞれ地域の町内会館等を避難所として開設することで了承を得ております。今夏、各地で起きました大規模な土砂災害等を踏まえまして、前述のマニュアル等を精査してまいりながら、町民の皆様へ正確に情報を伝達し、安全な避難行動を適切な判断と計画に準じて実施することが最も重要なことと考えております。また、防災ラジオの配布につきましては、防災無線放送が聞き取りにくいときに、湘南ビーチFMの協力で防災ラジオと類似した役割で割り込み放送を現在実施中でございます。そのほかにも、広報車による広報活動や防災情報メール、災害テレフォン案内等を利用した補完サービスの啓発に努めているところでございます。
次に6点目、自然を生かし、地域活性化を目指す施策を伺う(駐車場の確保と有料化、貸し自転車等による観光施策の強化、自然に触れ合える人の流れの促進について)とのお尋ねですが、自然を愛する一次産業分野の発展のための朝市の開催等、少しずつ進んできている状況と考えております。アクセスについては一般的には自動車等の利用が考えられるところですが、町民の住環境や当町の特性を生かした観光の視点を考慮すると、環境負荷の少ない手段を提案していくべきと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
5番(笠原俊一君)
今回の質問は山梨町長が選挙に当たりまして出されたものが中心です。それと、三浦半島の首長の中でのお話の中で、三浦半島全体が自転車で通行したらいいんじゃないかと、こういった発言もあった、そういったものを取り入れてます。私の今回取り上げたものは山梨町長がふだんの発言、私が聞き及んだ中でほとんど言われて、耳にした部分しか聞いてないつもりで言ってる、質問をさせていただいて、組み立てておるつもりです。
そんなことで、こういう施策が展開をされていくといいなということと、もう一つ心配しているのは、今回お話を、お答えをいただいたんですが、具体の答えがない。1番、2番、3番、4番とこう順番に私、質問するつもりはないんですけれども、例えば町民の皆さんはこういった冊子を町長からいただいて、あるいは町長を応援する方からいただいたときに見られてるんですね。ですから、私は具体にそれはやめたのかやるのか、そして総合計画がありますから、総合計画の何年度に入れますよというお答えがいただきたかったんですね。町長任期、先ほど言いましたように、初年度の来年が一応の任期です。その先のことは出られるのかもわかりませんし、選挙ですからどうなるかわかりません。盛り込むべきものは盛り込んだほうがいいんじゃないかな。できないことはできないと、はっきり言われたほうがいいんじゃないかな。ですから具体に、先ほどラジオライトですか、ライトつき防災ラジオですか、これについても、ほかのことは言われましたけども、この件は全戸配布しますと書かれてるんですね。「したい」じゃなくて「します」と書いてある。だから、それはどうなるんですかと具体に聞いた。今の話だと、FM放送等々のことは言ってましたけども、具体にそれは配りますと言ったものが配れないんだったら、申しわけない、こういうことで配れないことにしましたと、言い切ればいいんですね。26ページに「手動発電式ラジオライト全戸配布し」って書いてあるじゃないですか、ね。ビーチFMを有効に活用しますとこう、します、政治家の言葉というのは、ね、町のトップ、政治家でもあるわけですから、大事なんですね。ですから、こういう理由でこれはしません、かわりにこういうことができましたんでしませんと言えばいいんですよ。そういうことを聞きたい。だから、何もこれ全部できるわけじゃないんだから、ね、できるものとできないもの当然あります。だからそういうことを総合計画に、できる範囲と夢を与える、山梨さんが築いてきたこういったものをきちっと総合計画に盛り込んでもらいたい、町の施策として、一チャレンジャーとしてのじゃなくてね。それをこれに入れてほしかったんですね。ですから、具体に聞きたいんですよ、明確に。すべてのことは私やりません。特に、だから、町民生活に影響するというかね、町民が望んでる投資的な経費の部分、それについて幾つか具体にしてもらいたかったということです。総論を先に言わせていただきました。
そして一番初めの総合計画にない事業は行わない、今言っていただきました。全く同感でありますし、先ほど私が言いましたように、緊急発生のそういう、何ですか、災害だとかあるいは住民の要望、あるいは議会と協議して緊急にやらなきゃならないことについては出てきますよ、国の法律というものも何が出てくるかわかんない場合があります。上位法があればそれも対処しなければいけない。ただし、基本は総合計画にない事業はやらないんだと、やらなければ総合計画をつくる意義がない。そしてそのぐらいの強い信念がなければ一生懸命職員はつくりませんよ。ね、毎度毎度の、そういう失礼な言い方になりますけども、補正予算である程度のお金が見えてから補正予算対応、そんなことしたら首長要らなくなってしまう、ね。職員にきちっと、27年度から始まる総合計画をぴちっとつくり上げてく、そういう意気込みを後押ししてやらなかったらば企画課大変でしょう。単なる課長はね、部長も一生懸命やってるんでしょうけども、よその課に行って町全体の計画を練り上げるために苦労してるんだから。この総合計画にない事業は私は基本的にやりません。これは25年度に多治見の元市長が、西寺さんが来られたときに我々が勉強して、さすがだなと思った方が言った話です。このくらいの意気込みがないとだめなんですと言ってました。いかがでしょう。まず、もう一度ね。
町長(山梨崇仁君)
笠原議員の今の御指摘のとおりですね、基本構想及び基本計画、総合計画と呼ばれるものにつきまして、記載されているものについて着実に実施をしていくといった、ポジティブに考えるものだというふうに認識をしております。また一方でですね、補正予算につきましては記載されているものにつきましてタイミングがですね、年度の途中で来ることもあります。そのタイミングを逃しますと、またさらにおくれてしまうということも場合によっては考えられますので、そういったものにつきましては議員の皆様の御理解をいただきながら、補正予算も有効に活用していきたいと、その目的は総合計画の達成のためにあるというふうに、これからは仕組み立てていきたいというふうに思っております。
5番(笠原俊一君)
為政者というのはかなり強烈な意志を持たないと、ね、以前の、何回も…何代も私は首長さん知ってますけどね、ふだんは本当につらいと言ってますよ。最後になってしまうとオンリーワンだと。自分の中できちっとしたものを持ってないと、やっぱりトップというのはいろんな人たちとの、ましてや山梨町長は非常に若いですから、そうした年齢だとかそういったものを超えながら、やっぱり理想と、ね、住民の圧倒的な後押しがあってなったわけですから、そのぐらいの信念ぴちっと持ちながらやってかないと、最後の年、それも一番大事な総合計画、最上位に位置している計画をつくるんですよ、これから。そのぐらいの意気込みでやっていただきたい。お願いします。
2番目についても、同様なことからの関連で質問をしていったわけですけれども、先ほど答弁であなたはこのマニフェストにあるものを先送りをするつもりはないというふうに答えたように私は記憶して、メモ、ぱっととったんですけども、そういうつもりで、すべてとは言いませんけども、できないものはできないとか言っていただければよかったんですけども、すべてのことについてやっていくんだというようなことで確認をしておきます。今回これはもう相当な数ありますから。もう一つね、私のほうは、できないものはこういった理由でできません、もう既にこの件は完了しました。議員に対して、一般質問に対して、対応中、対応せず、検討中、そういう答えをしてますからね、住民に対してもやるべきじゃないかな。ましてや、町長は公の席上というのは、ここが公の席上でもあるわけですから、住民に対する発言のね。その中で、この件については申しわけないけども今回の総合計画には入れません、総合計画に入れないということはやりませんということですよね、イコール。そういう発言をしていただければ、このいただいた方は理解をするかもしれません、また怒るかもしれません。でも、明快にできるできない、やるやらないというものが明快にされるんではないかなと思ってここに取り上げをさせていただきましたけども、先ほど先送りをするつもりはないというようなお言葉をいただいたんで、ちょっと確認だけさせていただきます。
町長(山梨崇仁君)
先ほど先送りをするものではないというふうに申し上げたことにつきましては、第三次総合計画の後期基本計画の振り返りをしておりまして、そこで残った政策課題につきまして現状と課題の抽出を行いまして、葉山の強みと弱みの…強みを伸ばし、弱みを改善する、そのための政策設定を行いたいというふうに申し上げました中で、そこで出てきた政策課題を先送りするつもりはないというふうに申し上げました。確かに御指摘のとおり、私のマニフェストについてですね、織り込んでいくことも当然のことですので、そういう意味では総合計画の先送りというものは私にとってマニフェストの先送りにも値すると考えておりますので、それについては先送りしてはいけないというふうに私も考えてございます。ただ、一方でですね、具体的に状況的に難しくなったものもありますし、また現在進行中のものもございます。例えば具体的に午前中もお話がありましたけども、市町村型の合併浄化槽の推進によってということを手段として明記してございますけども、それは私も実際によく内容を精査した結果、大変ハードルが高いということで、現状は諦めているところもございます。また一方で、笠原議員御指摘のラジオの件につきましても、手動型の発電…手動型のラジオも大変効果的だとは思うんですが、その後、ビーチFMさんのほうからですね、自動で立ち上がるラジオについてどうかという検討をいただいておりますし、また、他の放送局さんからもさまざまな提案いただいておりますので、町民の皆様にとって最も有効なものは何かというものを、今まさに精査をしてる最中でございます。一方で、防災行政無線も新しくなりましたことで、聞こえる、聞こえないにつきましても改めてですね、確認をしていかなければならないと思っておりますけども、現状では各町内会を通じて、この防災行政無線の補完機能について、これからどのように対応すべきなのかについてをもう一度改めて検討をしていきたいという現状にございます。ですから、あくまでですね、その他の件についても多々あるんですけども、私としてはやる方向で今進めているもの、御指摘のように検討中のものであったりとか、完了したもの、もしくは現実難しくなったものもありますので、そういったものにつきましては再度総合計画のまとめの際にですね、私としましても個人のマニフェストとして掲げたものですから、それをしっかり精査をしてお示しをしていきたいというふうに思っております。
5番(笠原俊一君)
そうしますと、今言われたように、私が発言をしたような形でといいますかね、自分がマニフェストに掲げ、できるものとできないもの、明確に総合計画にできるものについては織り込むということですから。ただ、町長の任期がございますんでね、どこで出すのか、総合計画基本構想・基本計画・実施計画、実施計画は3年間、ね、3年間が前期で、後期も3年間。ですから、そこら辺まではタイムリミットかなと思うんですよね。その後の4年間というところまでは引っ張らないと思いますけども、3年間、3年間の中に落とし込む。最低限初めの3年間の実施計画は書類として出てくるでしょうから、そこにないものについてはどうかなというふうに私は思います。初めの前期の6年間の基本計画の中にそういった、個のものを書く必要はないかもしれませんけれども、個のものに当たっては実施計画があります。その3年間の中に多くのものが書かれてくるというように理解をしたいと私は思いますので、ぜひそこら辺はきちっとさせていってください。それでなければ、やはり先ほど言ったように、つくっている課、職員が何のためにやっているのかということになりませんし、町の最上位、指針ですからね、そのつもりでお願いをいたしたいと思います。
さて、その次に、この、先ほどこれは3番、4番なんですけども、当然この予算の議会が終わると次年度の予算査定ということですから、入ってくるわけですけども、その予算査定というのが私よくわかんないんですけども、よく事業の、事業に対するものは財政的な裏づけ、要するにその根拠があって初めてものが成り立つというふうに理解をしてるんですね。財政的な裏打ち。ですから、監査等でやっているとそういったものの、予算の積み上げというんですかね、それが逆算をしていきますとこういう事業をするためにはこういう予算が必要。ですから、町長の指示が早く、これとこれは入れてくれよとやらないと予算査定ができないんじゃないかと思うんですよね。もう既にこの件については…マニフェストのことを言ってるんですよ、私は。ほかのことを言ってるんじゃないですよ。こういったことについての指示というものは出されているんですか。でないと、予算の積算の根拠というものがなし崩しになるというふうに私は思っているんですけども、ある面のものについては、当然25年度の決算を審査して、それのいいか悪いかということを見ながら、見据えながら次年度に、27年度に糧とするというのがその決算委員会の含意というかな、そういうために決算というのはあるわけですけども、そういったものも見定めながら、御自分が掲げたマニフェストの実現に向けて、それではこれはいつ出すのかということになろうと思うんですよね。言ってることわかりますか、非常に難しいんですけど、これ、これがね。ですから、早急に出さないと総合計画に入らないものが出てしまうんですよ、実は。ね。
もう一つ、先走って言わせていただけば、先ほど言ったように、12月のこの総合計画の成立を目指しているということなんですけども、議会で可決するか否決するかはまだわかりませんよね。私もその担当の、ね、特別委員会の一員ですから何とも言えないし、また、継続ということもあり得るわけですよね。その中で27年度から始まる総合計画を立案していくというのは非常に難しい判断だと思うんですけども、だからこそ、僕は一番初めにね、10月までに仕上げないとまずいぞ、まずいぞと言ってたんですね。現実にそういう時期になってしまいました。いかがお考えでしょう。そしてこの早急な指示というものを出されるということで、当然これが終わってから出すんですって先ほど言いましたけども、言われましたけども、既にこの件についてはもう指示を出してるぞ、予算の案分に入ってるぞというものがもしあればお伺いをしておきます。具体にありませんか。
町長(山梨崇仁君)
予算編成の、予算編成方針として大きく財政的な観点から各事業部にですね、考え方について指示をするのは10月末から11月の上旬になるというふうに考えております。しかし一方で、私のマニフェストであったりとか、どちらかというと細かな各事業ごとのですね、ものにつきましては、この時期に限らず、年度を通じてさまざま議論を重ねてきております。例えばですね、第一次産業の活性化についてということでは、南郷地区の活性化につきましても、これは大事な町での取り組み、商工会での取り組みについてはもう継続的に行うものだと認識をしておりますし、一方で第一次産業の農業分野においてはですね、来年度に向けて、例えば鳥獣の対策であったりとか、また現在JAの皆さんが葉山野菜の会というものを設けて、野菜の積極推進について議論を重ねておりますけれども、その支援についてもですね、産業振興課と議論を重ねながら、どのような形がいいのかということを常に議論を重ねております。また、来年度はこれは健康をテーマにしていきたいということをですね、全庁的に発信をしておりまして、対応する課につきましては何度か会議も重ねておりまして、まだまとまってはおりませんけれども、来年度予算に向けてこういった方向で、こういった具体を考えていこうということについて、既にもうその議論が始まっている状況だというふうにお考えいただければと思います。逆に私としましては、その11月の予算編成方針の時期までにですね、そういった個別・具体についてどこまでできるかを決定をしていく、その後、全体の財政の状況を見ながら、11月、12月、来年度の最終固めに臨んでいくような時期だというふうに考えております。
5番(笠原俊一君)
逆にね、総合計画というのは3年間の実施計画というので、総合計画にない事業はしないという大きな考え方を持ちながらやっていくということは、あとは財政的な裏打ちがきちっとあれば、実施計画3年間はそれを着実に守るんだということでいけば、逆にね、つくるときは大変だけれども、つくり上げてしまえばあとは、何ていうかな、山登りの8合目まで登ったというようなものも考えられるのかなと思うんですね。あとはそれをきちっと住民の皆さんにわかっていただくような報告だとか決算のやり方、これについては同僚議員がそういった方策、職員のやる気、あるいは住民にわかりやすくということをやられると思いますので、これは置いときますけども、そういうね、一回産みの苦しみに入っていると思いますんで、ぜひともよろしくお願いします。また、非常に総花的な発言、お答えでもありますので、できるだけ具体に町民に対してこれについては、ね、見てます。これについてはやっていただければと思います。こういうものもあります。もう3年間大事にとってありますから。私、これこういうのね、余り挙げて、あのときこう言ったじゃないかというのは余り好きじゃないんですけどね、好きじゃないのをあえてやるということは総合計画があるからなんですよ。総合計画が最上位のものに、この冊子が連動してきますから、あえて今の時期だから聞かせていただきます。12月の議会だとこれもう遅いんですよ、現実問題として。そういう観点であえて今大事な時期だということで言わせていただいています。
それでは、最後の部分がいろんな…失礼。5番目ですね。先ほど言いましたように、町長はね、最優先課題として、安全で安心な暮らしを守りますと、これもう本当に大事なことなんです。これがなければ町・市、どの行政体も狂ってきますからね。そのために町長は想定を超えた想定って、おもしろいこと書くなということで、想定を超えた想定というのはもう神様みたいな、先、先を読んでやってるということなんですけども。じゃあ、その想定を超えた想定で、もう対処がね、たしか急傾斜地崩壊、急傾斜地というのは葉山はかなりの数あるんですね。この今回広島市のこと特化してますから、ね、橋だとかいろんな、例えば道路形態、例えばいろんなこと言えば、言わせていただけばいっぱいあるんですよ。山の木が大きく生い茂ってきてますからね、大きな大雨降ればあちこちの道路封鎖になりますよ。御存じのとおり、この庁舎の脇の木も大きく育ってますね。人は大きく育てばいいんですけど、木は余り大きくなり過ぎると重くて倒れますね。ですから、それもあわせて想定をされているんですかね。安全のための想定を超える想定。先ほどの1番議員のことにもちょっと触れてきますけども、こういった葉山の町、ほとんどが山ですね。山の下には人家もない…余りすぐ山の下というのはないかもしれませんけども、風早のところは想定を超えた崖崩れがあって、前々か、教育長のお宅のところに崩れ込んだことありましたよね。あれも想定を超えることですよね。ですから、そういったことについてそういう御指示を既に出されて、どこが危ない、どこがどうだという、ね、想定されることを先んじていろいろな対処をされておりますか。各部署に、お伺いします。
町長(山梨崇仁君)
1回目の御答弁でも申し上げましたけども、避難勧告等判断基準、伝達マニュアルにつきまして、改めてその精査を行わなければならないというふうに考えております。また、今回の広島の土砂崩れに伴う災害ですけれども、あの災害のときの行政の課題としては、より早いタイミングで、それも深夜の避難勧告を迷ったという報道もありましたけども、深夜、確かにそれも逆に被害を広げる可能性もありますから、深夜になる前にですね、避難勧告を出すことができるのかできないのかについて、技術的なことも踏まえて精査をする必要があるというふうに現在は考えております。また、想定を超える想定ですけども、まさにあの被害もですね、想定を超えた想定をしなければならなかったということが奇しくも聞かれてございますので、町としては同じような大規模災害を起きた場合に、少なくとも人命が1つでも2つでも確実に助かるような取り組みをしっかりとしなければならないというふうに肝に銘じてまいりたいと思っております。
5番(笠原俊一君)
想定を超える想定ということで、もう首長になってからすぐ動いてればいろんなことがなかったのかななんていうこともあるかもしれません。それで、想定を超える想定ということですから、事前に危険というもの、すべての危険というかな、あらゆる住民の安全を守るための事前のこと、あるいは事後のこと、ね、両方合わせて指示を出されて検討をしていっていただきたい、これは要するに選挙公約のことからお願いをしております。非常に抽象的な発言で申しわけないんですけどね、具体にどこが危ないというのも、言うのもおかしなことですので。少しだけ先ほどどこが危ないぞということは言わせていただきました。大きな木が育っているところがいっぱいあります。
それで6番目、最後に入ってきますけど、これは非常に大事なことでありまして、先ほどの三浦半島サミットで観光についてサイクリングを利用して三浦半島の観光発展を願うというような施策というものもされておりました。そして、マニフェストの中の15ページには、公園、町有地の再編と資産運用で塩漬けの土地の積極活用を図りますということも書いてあります。あるいは、34ページ、35ページには葉山には里山・里海という自然財産があります。自然再生、自然と触れ合える町、私たちの宝を守っていきましょうとあります。また、お隣のページには産業…地域産業の…産業活性の根幹は人の流れ、一次産業の活性化で人の流れをつくる、地域の活性化を進めますということで書いてあります。ね。先ほども言いました。休日を葉山で過ごそう。あとは観光施策と農業・漁業・地場産業の育成。しかしながら、我々研究…有志の会で研究したメンバーが見るところ、農業・漁業、そして商工業、今度南郷地区のあるんですけども、10年間のものを見ていきますと、だんだんだんだん、だんだんだんだん減ってるんですよね、予算がね。ですから、どういうふうに考えられるのかなというのはクエスチョンです。
そしてもう一つには、先ほどの土地活用ということで、プラスアルファして言わせていただきますけども、葉山という土地は観光…結構、夜、食事に来られたり、グルメだとかあったりね。ただ、夏の海だとか駐車場が非常に少ないし、道が狭いんですよね。ましてや海岸通りというのは大型車、基本的には通行禁止ですよね。美術館に入るにも、例えば警察の進入許可を得てから入るということですから、道路形態がなってないんですよ、要するに観光としての。であれば、その道の狭さを逆転の発想でもってね、将来的には広げるのもよろしいかもしれませんけれども、逆転の発想でもって、郊外型、郊外に駐輪…車を置いていただいて、それでそこから徒歩、あるいは自転車、自転車は私は非常に好ましいと思うんですけども、そういった仕組みをつくってあげる。観光地あちこちと駅の前には大概貸し自転車屋さんってあるんですよ。かつて友人の自転車屋さん、逗子の方にね、観光の役をやってましたんで、観光地という、逗子・葉山観光地っていってもレンタル自転車屋さんがないじゃないのという話をしたことがある。乗り捨て型ができればね、非常にいろんなのと連動しながら。特に、余談になってしまいますんで戻りますけれども、葉山には、何ていうの、モータープール的なものが使おうと思えば南郷、大きなところね、そして長者ヶ崎の町有地、県に貸してられるんでしょうけれども。あるいは将来的な、つくる計画ができるまでの間だけでも、もとの役場、大型のところに駐車場として有料でね、ゲートだけつくってお金取ればいいんですから、24時間できるじゃないですか。真名瀬の芝崎の駐車場は機械化して、約1,000万でしょう、年間、入ってるのが。九百九十何万円、決算にはたしかそのように金額あったと思いますよね。お金のことだけじゃないんですけども、そうやって使い勝手をして、そこから、それを起点に自転車でもって町を歩いていただく。自転車で町を走れば、全部回っても1時間、2時間で楽しめるんじゃないですか。ほとんどの方が葉山の、マイカーで来られる方は葉山の通過の一つ、1点だけ見ながら、あと三浦の全体行かれるんじゃないかなというふうに思うんですね。葉山で滞在をしていただいて、ごみだけ落とすんじゃなくてお金を落としていただきたいとなると、ある程度滞在をしていただかなければいけない。葉山のね、夕方の景色というのはすごくいいんですよ、カメラマン、冬の特に空気が澄んでるところね。そういう方たちにも利用ができるように、あちこち、夕方、例えばさっき言いましたように、三ヶ下が夕方、5時じゃないかな、閉まってしまうのが。ちょっと時間、確認をしていませんので失礼いたしますけども、働いている方たちには働いている方たちの処遇というものがあるでしょうけども、その辺別のことで考えて、なるべく、ずっととめていかれて、治安だとか安全だとかそれ別の観点ですよ。なるべく葉山に危なくないような対応しながら見ていただく方策というのが、まさしく先ほど町長が言った、何ですか、サミットで観光のサイクリングによる発展というのにぴったり合うんじゃないですか。いかがでしょう。そういったためには大きな町の、今休んでいると言ったら失礼になるかもしれませんけども、そういう公園を具体もし言えれば、ここはできます、ここはできますと言っていただければありがたいんですけども、有料化、機械化というんですかね、そうさせて、駐車させて、そこから自転車でどうぞ見学してくださいというようなね。自転車積んで来られる人もいます、現実に。そして、商工会等を通じながら貸し自転車屋さんでもやってよとかね、こういう施策をすればまた次の発展につながるんじゃないですか。あそこの下には、28年度にはそのロードマーケットもできるんですよね。非常に有効な手だてだと思うんで、そういう、今、町のあいている町有地を利用しながら、そういったことを民にやらせる施策というものができるんじゃないでしょうか。いかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
駐車場についてですね、まず私の見解として、今感じてることについては、例えば森戸の海岸地域はかなり駐車場の数がふえたというふうに思っております。料金は大分お高いですけれども、大分ふえております。しかし一方で、一色地区はですね、御用邸を中心に、駐車場がありますけれども、全体的に多くない上に、料金も非常に高いということでですね、利用が進まない状況があるんじゃないかと、私の見解として持っているところであります。ですから、笠原議員も同じようにですね、町が使いやすい駐車場を提供してはどうかといった御指摘かと思うんですが、例えば旧役場や防災広場につきましては、現行では例えば旧役場はイベントの際の駐車場であったりとか、またはもちろん天皇陛下がいらっしゃる際のですね、警備関係の駐車も使っておりますし、いろいろな利用のされ方がしている現状がございます。また一方で、防災広場につきましても防災の拠点として防災訓練等に使ったりとか、もしくは台風などでですね、海岸に打ち寄せられた大きなごみなんかをあそこに一時保管場所として使っている状況もありまして、公共の空地としてその必要性がですね、どうしても迫られているというふうにも認識をしております。しかし一方で、私もマニフェストに書かせていただきましたようにですね、塩漬けにしておいているというふうな状況があってはいけませんので、一方で町として有益な土地の利用というものについても議論を重ねなければいけません。笠原議員が御指摘のとおりに、駐車場としてそこを拠点に活用していくということも一つの意見として十分重要な検討に値するものだというふうに思いますけれども、一方で地域のお住まいの方々にですね、有効に活用していただくための地域のための場として考えることも有効な考え方かというふうにも思います。まだまだ議論がまとまっていない段階で、今、意見をですね、さまざま集めさせていただいてるとこではありますけども、もうしばらくお時間をいただきながら、有効活用についての方向性をですね、お示しをして、改めてその中で皆さんと議論を交わしていきたいというふうに今は考えております。
5番(笠原俊一君)
機械化の、何ていう、ゲート式だとかね、これから検討してくということですからいいんですけども、先ほど、例えば警察だとかいろんなことがあったときに、旧役場のところはそういったことがあるとかね。でも、ゲートでしょう。一個一個のこう、タイヤをとめるということでなければ、そんなもの簡単なことじゃないですか、ね。そのときに、ゲートのときに、何ですか、切符みたいの払えばいいことですし、そのときにあけとけばいいことですから。ね。例えば南郷の公園についても、例えば町民の方には地域の方々にも利用してもらうということ、ちょっと発展して考えれば。じゃあテニスの、町民の有効利用ということであれば、よく買い物券で何時間無料、何百円以上買えばということもできるでしょう、今、機械というのは。ね。それで、床に…床にって、コンクリートにつくり上げる、タイヤをとめるような仕組みでなければ、どういう形だってできるじゃないですか。年間通してあいてるんだから。ね。いろいろ検討してみていただきたいなと思うんですけども、まず、やるということで何が問題かということで、発想というのはやらないということを前提としたらだめなんですよね。やるといって何が問題かということを解決する。ね。それは前にも言いませんでした。あ、これは違うわ。上杉鷹山のね、なせば成る、ならぬは人のなさぬなりけりということで、これは話が飛びますけども、ケネディが日本人の政治家で優秀な、大変すばらしい方がいるって言った、昔、僕が誰かの町長のときにそういう、一粒の火種ということで言った上杉鷹山の話です。
ですから、やるということで、これをやったら何が問題ができるかということは、これは町長が発信して、それでこういった理由で問題があるといったら問題解決していく。だから、ここに、公園や町有地の理由、資産運用、塩漬けの…有効活用ということね。これにはそのための方策としてまちづくり推進協議会を活用しますって。今、まちづくり推進協議会というのあるんですか。ないでしょう。私、知らない。いや、これはあなたが書いてるんですよ。だからそれだったら、そのための、さっき言ったような、商業も発展するし、町も発展するし、三方うまくなるような、余っている土地がずっとあるよ、これを何とかうまく活用して地元の商業だとか観光の発展のために寄与できないということを検討しろということを、だめであったらいいけども、まず検討させるという仕組みを庁内につくればいいじゃないですか。そのくらいのことはできるんじゃないですか。ね。それでもっていろんなマイナスが出た、やっぱりだめだ、このためにそういう検討のグループをちょっとつくるよと。さっき言ったように、ずっとやっぱり人を置いて有料で時間を決めてた芝崎のあれが24時間でしょう、今。ね。何かやるということになると違う角度が見えてくるんですよ。ですから、そういったことを言わせていただきました。ぜひともこういったことの検討で、あなたのつくったマニフェストを実行しながら、先に行政を進めてっていただきたい、これが最上位の計画の一つになるということも期待しながら思っています。
最後に、その総合計画についての意気込みと、新たな提案についてお答えをもう一度お願いしたいと思います。よろしくお願いします。
町長(山梨崇仁君)
意気込みということでお時間いただきましたので改めて申し上げますが、今回の総合計画の策定はですね、私が知る限り、従来になかった形式で、町民の皆様のアンケートから始まり、皆様の議論をいただきました。またその上で各課からのヒアリングを行い、まさに積み重ねてきた総合計画となっております。私もマニフェストについてはですね、その中に盛り込めるものについては盛り込んでいただきますし、できないといった結論については、それは私としてもおさめなきゃならないと、笠原議員御指摘のとおりだと認識をしてる中で、ボトムアップでのあり方、またトップダウンでのあり方の妥協点をともに見出しながらの総合計画になるというふうに考えてございます。また、議員の皆様にもそういった視点でですね、御理解いただきながら、これまで特別委員会を設置していただきまして議論を重ねてございますので、総合計画まとまる暁にはですね、町民と行政と議会が一体となってまとめられたものというふうに皆様から評価いただけるように、今後もしっかり努めていきたいと。また、その計画の実行について何よりもしっかりと取り組まなきゃならないと覚悟しているところでございます。ありがとうございました。
5番(笠原俊一君)
一番初めに言いましたように、今回の私の質問は山梨崇仁町長に向かって選挙公約の題材として挙げたものを中心に、私はこうなったら、こういったものをこうやって取り上げていったらいいよというサゼスチョン、アドバイスを含めながら質問をさせていただきました。また、途中の自転車政策等につきましても、町長としての動きの中で4市1町ですか、近隣の首長たちとの話し合いの題材としてこういう提言をさせていただいております。すべて私の発想のあるところではありません。それにアレンジメントして聞いていったわけであります。そういったことを十分に御考慮をいただきたいと思います。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
議長(金崎ひさ君)
これにて、5番笠原俊一議員の一般質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は15時40分からといたします。(午後3時07分)
議長(金崎ひさ君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時40分)
本日、第2番、6番中村文彦議員の発言に対し、町長からの申し入れガありましたので、そのことについて申し上げます。議事録を精査いたしました結果「自転車半島合議制がなぜ崩れたのかね」という質問になっております。つきまして、三浦半島サミットの合議制は崩れておりませんということをここに宣言をさせていただきます。以上です。
第5番、10番鈴木道子議員の一般質問を行います。
10番(鈴木道子君)
10番鈴木道子でございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。本日の一般質問は5項目でございます。1項目目、胃がんリスク検診の実施助成について、2項目目、認知症対策について、3項目目、鬱対策・自殺予防対策について、4項目目、クラウドファンディングによる事業予算確保策について、5項目目、学校司書の配置についてを通告をしてございます。順を追って、まず第1質問をさせていただきます。
1項目目の胃がんリスク検診の実施助成について。この項目は、これで私は5回目の一般質問でございます。早期実現を求めまして、5回目の質問をさせていただきます。先般、本年第1回定例会の私の質問に対する町長の御答弁は、胃がんリスク検診補助について、実施に向けての状況についてとのお尋ねでございますが、現在、葉山町・逗子市・逗葉医師会の3者で胃がんリスク検診の実施に向けて情報交換及び検討を重ねております。胃がんリスク検診で用いられるABC検診の検査方法は採血であり、胃のバリウム検査に比べると簡便で、誰にでも受けていただきやすいので、今後も実施に向けて取り組んでまいりたいと思いますということでございます。現在の検討状況についてお伺いをさせていただきます。
2項目目、認知症対策について。厚生省は認知症施策推進5カ年計画、通称「オレンジプラン」を2012年にまとめ、2013年度にスタートいたしました。認知症の症状が重くなってから施設で対応する方針を転換し、症状が出始めた早期の段階で対策を講ずることとし、初期集中支援チームの設置や、認知症カフェの普及などを盛り込みました。また、本年はこのオレンジプランを改訂し、認知症サポーター育成の数値目標引き上げや、医療の専門職による初期集中支援チームの全市町村への設置などを盛り込む方針と聞いております。そこで、当町の認知症患者の状況について、また早期発見・予防対策について、どのようなものが講じられているかをお伺いをいたします。
3項目目、鬱対策・自殺予防対策についてお伺いをいたします。本年の去る9月10日から16日の間は、自殺予防週間となっておりました。先般の決算特別委員会で、平成25年度の当町の自殺者を7名というふうに伺いました。そこで、当町の自殺者人数の推移などの状況をしっかりと承りたく、ここでまず状況をお伺いをいたします。
4番目、クラウドファンディングの件についてお伺いをいたします。この件につきましても、私は昨年、平成25年11月から鎌倉で実施されたことに伴いまして、本年第1回定例会について提案をさせていただきました。その折の町長の御答弁は、後半、「いずれにしても葉山の持っているこの価値を決して落とすことのない形というものが大前提になりますので、目指す目的というものも葉山の価値をさらに上げるものとして、多く認知していただけるものでなければならないと思っております。そういった点から、引き続きの研究課題とさせていただきたいと思います」ということでございました。先般の決算特別委員会で、裕次郎灯台の件につきまして、私はまさにこの全国的にファンがまだ多いこの石原裕次郎氏について、この灯台の維持管理をクラウドファンディングでやったらどうかということを申し上げました。第1回定例会で提案したことにつき、どのような検討・研究・調査がなされたかの状況をお伺いいたします。
次、学校司書の配置についてお伺いをいたします。先般、学校図書館法の一部を改正する法律が本年6月27日に公布され、平成27年4月1日施行ということがございます。学校司書につきましては、この改正学校図書館法の第6条が新設で、学校司書と明記したことが大きな点でございます。この内容は、1つとして、司書教諭のほか、専ら学校図書館の職務に従事する職員を学校司書と位置づけ、学校に置くように努めること。2つ目として、国及び地方公共団体は学校司書の資質の向上を図るため、研修などの実施に努めること。3つ目として、附則において、国はこの法律が施行された後、速やかに新法の施行の状況を把握し、学校司書の資格や養成のあり方について検討し、その結果に基づいて必要な方策をとることとなっております。この件につきまして、まず、各小・中学校の学校図書館の利用者数、また小・中学校の貸出総冊数について、まずお伺いをいたします。よろしく御答弁をお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
鈴木道子議員の御質問に、所管する箇所につきましてお答えをさせていただきます。
初めに、胃がんリスク検診の実施助成について、1点目、検討状況についてのお尋ねでございますが、胃がんリスク検診の実施に向けて、平成24年度から逗葉医師会及び公益財団法人逗葉地域医療センターの医師からアドバイスをいただきながら、逗子市と定期的に協議を重ねております。これまでの研究により、ピロリ菌は胃がんの発生に関係していることがわかっておりますが、専門家の間でさまざまな意見があり、現時点では住民健診で行うことは推奨されていない段階にあります。しかし、胃がんリスク検診は、採血のみで、誰にでも受けられるやさしい検査で、かつ検査料も比較的安価なこともあり、近隣の自治体でも胃がんリスク検診を導入しておりますので、引き続き医師会から医学的アドバイスをいただき、実施に向けて検討してまいります。
次に、2項目目の認知症対策について、1点目、当町の認知症患者の状況についてとのお尋ねでございますが、当町の平成26年9月1日時点の65歳以上高齢者は9,957人であるのに対し、日常生活に支障を来すような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意すれば自立できる状態である認知症日常生活自立度2以上の方は848人であり、その割合は8.5%となっております。厚生労働省の発表によると、全国の65歳以上高齢者に対する認知症日常生活自立度2以上の方の割合は、平成22年で9.5%、平成37年で12.8%と推計されており、当町は全国平均に比べ、低い状況になっております。
次に2点目、早期発見・予防対策はとのお尋ねでございますが、認知症の早期発見には家族、近隣者の協力のもと、主治医に早期受診することが重要であり、当町といたしましてはかかりつけ医の重要性を引き続き周知してまいりたいと考えております。また、予防対策としては、認知症の正しい理解と日ごろからの運動など規則正しい生活習慣が重要であり、今後とも認知症講演会、認知症予防教室の充実に努めてまいりたいと考えております。
次に3項目目、鬱対策・自殺予防対策について、1点目、自殺者人数の推移などの状況のお尋ねでございますが、葉山町の自殺者の最近5年間の状況といたしましては、平成21年が7人、22年が8人、23年が10人、24年が3人、25年が7人となっております。男女別では、男性が合計で20人、女性が15人、また年齢別では20代が6人、30代が1人、40代が8人、50代が11人、60代が2人、70代が4人、80歳以上が3人となっております。
4項目目、クラウドファンディングによる事業予算確保策についての調査研究の状況はとのお尋ねですが、新たな資金調達の手法として、民間事業者だけでなく、地方自治体にもクラウドファンディングを導入する動きが広がりつつあり、近隣の鎌倉市が昨年11月に地方自治体主体では国内初の取り組みとなるクラウドファンディングを実施し、観光施設整備事業への資金調達を実現させております。当町におきましても、鎌倉市や他自治体の事例の調査研究を引き続き進めてまいりたいと考えております。
以上で1回目の所管する箇所の答弁を終わります。
教育長(返町和久君)
鈴木道子議員の御質問にお答えさせていただきます。学校司書の配置についての1点目、各学校の学校図書館の利用者数についてとのお尋ねでございますが、学校図書館の利用者数につきましては、町立図書館などとは異なり、利用者数としてのカウントはとってございません。したがいまして、数としての把握はできておりません。各学校においては、国語・社会・総合的な学習の時間など必要に応じて授業時間内に利用しております。また、休み時間・放課後などには読書、本の貸し出し、学習等に関する資料の収集などのため、児童・生徒が自主的にこれを利用しております。以上のことから、現在小学校4校、児童数1,803名、中学校2校、772名、合計2,575名のすべての児童・生徒が利用者となっております。
続きまして、2点目の各学校の貸出総冊数についてとのお尋ねでございますが、各小・中学校における平成25年度の貸出総冊数は、概数でございます。葉山小学校、約9,700冊、上山口小学校、約2,450冊、長柄小学校、約1万2,640冊、一色小学校、約1万2,900冊、葉山中学校、約780冊、南郷中学校、約630冊となっております。なお、今述べました冊数につきましては、個人の貸出カードに記録として残っているもののみの冊数となっており、これ以外にも学級や授業の必要に応じて貸し出しを行っておるところでございます。以上でございます。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
10番(鈴木道子君)
再質問を順を追ってさせていただきます。最初の1項目目、胃がんリスク検診でございますが、今、町長の御答弁の中に、現時点で住民健診で行うことは推奨されていない段階であるという言葉がございました。これの…これはどこで明言されたものでしょうか。ちょっと根拠等についてお伺いをさせていただきます。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
厚労省が出している資料から述べさせていただきました。
10番(鈴木道子君)
それは厚労省、いつ出した資料でございましょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
申しわけございません。今ちょっと日にちまでは確認しておりませんが、したものは資料として持っておりませんが、町長の答弁の中でさせていただいたように、推奨はされていない状況ですけれども、逗子・葉山で連携して、今、導入に向けて近々に導入できるような検討は進めているところです。
10番(鈴木道子君)
これは私がいろいろこの胃がんリスク検診も早期にやっていただきたいと思いまして、それからずっと継続していろいろ調べているんですけれども、ちょっと遠くですけれども、兵庫県の明石市で導入いたしまして、そうしましたら昨年度の胃がん検診が前年度より10ポイント以上アップしたということがございました。そしてまた、これはすべての健診の中かもわかりませんが、ちょっと私の記述がはっきりした記述しなくてお恥ずかしいんですが、がん発見が14人だったものが109人になったというようなことも載っておりました。そしてまた、御存じのように、多分8月からだったと思いますが、藤沢市ではこの胃がんの早期発見ということで、胃がんリスク検診が実施をされております。各年度ごとに40、45、50、55、60、65、70歳となる人で、自己の負担金は1,000円であるということの報道を見ました。この胃がんリスク検診の早期実施ということで、補正が組まれたかどうかは定かではありませんが、8月からもう本年やられているという状況がございます。よいことはすぐに実施をしていただきたいところでございますが、この5回目の質問となりまして、大変に厚労省の今、部長がおっしゃいました見解はともかくとして、前向きに考えていらっしゃるということで、早く私は実施をすべきだと思いますが、その辺の準備はまだおできになっていらっしゃらないんでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
同じ回答になってしまいますけれども、医師会の先生方、地域医療センターの先生方の御意見も交えながら、逗子とも連携してですね、実施に向けて検討しております。
10番(鈴木道子君)
平行線になるような感じがいたしますけれども、実は皆様お目にとまったと思うんですけれども、9月ごろですか、WHOがこの胃がんの8割がピロリ菌であるという発表がございました。9月24日ですね、WHOの専門組織である国際がん研究機関は、全世界の胃がんの約8割がヘリコバクターピロリ、つまりピロリ菌の感染が原因であるとの報告書を発表したということが報道されました。国際機関が今回初めて断定し、胃がんの予防に除菌の効果を認めたという点が重要だというふうな報道でございました。全胃がんの78%、特に日本人に多い噴門部の胃がんが多いそうですが、この噴門部以外の胃がんでは、何と89%がピロリ菌が原因だと推定されるとしておりました。2012年には、ちなみに東アジアを中心に、世界では約100万人が新たに胃がんを発症して、約72万人が死亡したということでございます。日本人のピロリ菌感染者は約3,500万人と言われており、胃がんは日本人が最も多くかかり、年間で12万人余りが発症し、死者数は年間約5万人と推定され、がんの死因の2位となっておるということが報道されております。
2011年の2月に胃がんの発生原因はピロリ菌であることを政府が認めて、それから検診が保険適用とされました。それから急速な段階で、このピロリ菌に関する研究が進んだものと思います。こういうことを考えますと、私ども地方自治体としましては、やはり今までの検討していたこの速度を早急に速める必要があると思っております。このWHO報告を受けまして、例えば私が思い返しますと、健康に関するいろいろな施策、乳幼児医療費無料化など健康施策は私が接しております代々の町長は先行して対応してきたというふうに理解をしております。そしてまた現山梨町長も、その思いを継承して、高齢者の肺炎球菌ワクチン助成も、逗葉医師会の判断を待たずに、葉山独自でやったという、このことは大変私は評価をしたいと思います。町民の健康に関すること、これはやはり代々の町長と同じように、葉山町の大変に評価する施策というふうに思います。この胃がん検診にピロリ菌検査を追加すること、そして検診費用を助成すること、またそれに加えてピロリ菌検査の重要性と除菌の保険適用周知をすること、この3点にわたり、早急に実施をされるべきというふうに思いますが、早急にしていただきたいと思うんですが、その時期等、いつごろというふうに理解したらよろしいでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
検討も大分重ねてきておりますので、新年度の実施を目指して今、検討を終盤を迎えているところでございます。
10番(鈴木道子君)
新年度予算に向けて検討ということで、ぜひこれが実施されて、また町民の皆様の健康をさらに守る体制ができることを強く要望しておきます。
次に、認知症対策についてでございます。この認知症対策についてでございますが、今、御答弁ありました認知症日常生活自立度2の方の人数、848人。それでこれ、8.5%で、国の平均よりは低いということで、何となく安堵感がおありになるような御答弁でございました。私も、まず1点は安堵感というようなものを持ちましたが、この認知症というのは、これはまさにこの重篤にならないように、早期発見、軽度の、軽症のうちの早期発見、そして手当てをするということが大事だというふうに思っております。これも9月に報道されました、この認知症の受診がずれ込むという、これはお目にされたことと思いますが。この家族に物忘れなどの異変があらわれて、認知症を疑うんだけれども、医療機関を受診するまでに平均で9カ月半かかっているという統計が認知症の人と家族の会などのアンケートでわかったという報道でございました。これは本人が受診を拒否したのが主な理由で、診断を受けることへの不安が背景にあるということだそうでございます。厚生労働省は認知症の高齢者を800万人以上と推計をされました。そして、この本人が病院に行きたがらなかったので受診がおくれたというのは、何と38.7%、4割にも上がるというような数字がわかりました。
そこで、まさにこの認知症対策、このオレンジプランの目指そうとしているものは、この町で言えば、この848人、この方たちへのまさに対策をすべきだと。もちろん現在の重い方も含めてなんですけれども、私はここが目指すところだというふうに思っております。それで、つい昨日ですか、広報に認知症の予防教室ですか、が載っておりましたが、これは何人の応募があって、何人となったのでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
この認知症予防教室は、今年度から始めた事業でありまして、第1回目を6月に実施いたしました。大変好評でですね、すぐに満員になってしまった状況なんですけれども、出席の方は25名、定員いっぱいです。それで、あとやはり御家族にも関心がありまして、一緒に行きたいとか見学したいとかいうことで、スペースの余裕で一応御家族の方が9人、見学という形で出席されまして、好評でしたので、また昨日広報に載せましたように、11月にも実施する予定でございます。
10番(鈴木道子君)
11月の実施もいっぱいですね、たしか。定員。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
きのうから…きのう広報に載せたところでございますので、ちょっときょう状況を把握してないんですけれども、すぐにいっぱいになるかと予想しております。
10番(鈴木道子君)
勘違いしました。もしかしたら6月のときに相当な応募数があったと。たしか私、ホームページで見たような気がしますが。それで25人の定員だったので、大変な応募数がございましたね。それは数値は把握していらっしゃいますか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
きのう広報…第2回目の、すいません、認知予防教室のなんですけれども、きのうから始めまして、今14名の募集があったようです。それで、6月分につきましては、大分多くの方をお断りしたということは聞いておりますが、そのために御家族で御希望されて、見学だけの方もということで、スペースの余裕を見て9名ほど来ていただいたようです。
10番(鈴木道子君)
6月の応募の数値、おわかりですか。百何人じゃなかったですか。私の勘違いでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
お電話は、申し込みはたくさんあったようなんですけれども、25名の定員に達したためにお断りした状況で、お断りしたすべての数については記録しておりませんので、ちょっと不明でございます。
10番(鈴木道子君)
数は記録してありません。(「はい」の声あり)じゃあ、私がどこかで見たんですね。何か相当な応募があったので、私はびっくりして、うわ、25人だけで切って、こんなに町民の方が関心がある教室なんだなと思いました。その状況を踏まえて、11月にも20人ということでやるということで、先般の決算特別委員会でも出ましたけれども、4回ですか、にわたってですか、その4日間、全員…全日数、完璧に出られる方を基本としますということで、これについては何とかならないかと。ほかの場面だったかもわかりませんが、出ましたけれども。その辺のところも考慮して、これはやはり大変に皆様、認知症日常生活自立度2までいかない方でも、認知症になりたくないと、私もそう思いますけれども、大変に意識が高くなっておりますので、この教室はもう少し拡大すべきだと思いますけど、その辺の御検討していただけますでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
本当に皆さん御関心が高いようですので、ぜひ回数をふやして実施できるように検討してまいります。それで、鈴木議員がおっしゃいました、この予防教室以外にも、本年度、脳トレの川島先生をお呼びした講演会、またその先生が映画にかかわっていらっしゃるんですが、アメリカの介護保険施設で認知症のおばあちゃまに脳トレをして、いい結果が出たという映画会もやりまして、そちらのほうは定員をはるかに超えまして、消防法いっぱいまで、福祉文化会館の大会議室を使って実施したということがございますので、そちらはもう100名以上とか、たくさんの応募がございました。
10番(鈴木道子君)
私も伺いませんでしたけど、承知はしております。大変にいいことだと思いました。議会のほうにも昨年12月に要望書として認知症の人と家族の会神奈川県支部から要望書が出ておりまして、大変に認知症にならないための施策というものに対する要求度は大変高いものだというふうに思っております。
ところで、この認知症の早期発見啓発事業といたしまして、これも報道で見ましたが、9月25日の報道だったんですが、平塚市で認知症リスク確認ホームページ、ウェブサイト上で簡単に認知症のリスクがチェックできるシステムの提供を始めたと。10月から始めた。これも新年度ではなく、10月からということで、このシステムは、本人向けと家族向けというものがありまして、東海大の医学部が作成したチェックリストを活用してつくられたということでございました。ちなみに、また調べましたら、国分寺市でも認知症チェッカーということで、パソコンやスマートフォンから利用できる同様なものが実施をされております。これはドクターが提案いたしました予測テストをベースにしておりますので、医学的に見ても信頼できるものというふうに拝見をいたしました。このチェッカーは、そんなに財政的にも負担がなくて、これは導入しておりますところ、国分寺市等を見ましたが、たしか管理費が何千円の段階で、初期導入が、もう何万円というぐあいだというふうに伺いました。また、導入している自治体は、遠くですけれども、青森県の町ですとか静岡県の松崎町、茨城県、また奈良県、京都府など、全国的にこのチェッカーが利用されておりまして、大変になかなかその認知症受診が9カ月半も遅くなっているという状況を解決する、大変町民の方にとっては身近で、利用しやすいものだというふうに思って、私はここで提案をさせていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
御家族の方たちがチェックをしたりするのに有効だと考えております。今、鈴木議員からお話しいただいたように、平塚市、国分寺市、いろいろなところでそういうものを導入しているようなので、葉山に適したものを調査させていただきまして、導入に向けて、財政的なこともございますので、一応ございますので、検討はしてまいります。
10番(鈴木道子君)
まさにこの認知症は私ども議員も特に全員にお話ししたいんですが、近年の研究では糖尿病や喫煙が認知症の発症のリスクを高めることが判明したということがございました。胸に手を当ててお考えいただきたいことは、ここにいらっしゃる方の中にも何人かいらっしゃると思います。
それで、この認知症受診までに9カ月半かかるということで、早期に診断できるかどうか。この1点で介護する家族にも影響が出ると。患者と家族、両方をともに支える体制が必要であるというふうに思っております。ぜひこれは予算措置として多額のものとは思っておりませんので、実施をしていただきたいと思います。その財源についての御判断、最終的には町長だと思いますけれども、町長、ちょっと御見解をお伺いしたいんですが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
現在検討しかかっている中でですね、いろいろな種類のものもある中で、無用なものもございますから、そのものもですね、検討して議論を詰めてまいりたいというふうに考えております。
10番(鈴木道子君)
これもぜひ御検討していただいて、早く結論をお出しいただきたいというふうに思います。新年度待たずに、県内の大磯町で、御存じのようにロコモティブシンドロームを予防する大磯アンチロコモ教室を9月下旬から実施するとの発表がございました。このように各自治体で新年度を待たずに、もうどんどん実施されておりますので、我が健康を標榜する町としても、その辺のところを鑑みて、早い対処をお願いしたいというふうに思います。
それと、もう1点は、これはこの認知症対策に限らないんですが、一応いろいろな健康に関することで、近隣大学医学部との連携ということが、今の大磯町もそうですが、やっていらっしゃいます。私どもの町として、近隣と申しますと、東海大学、横浜医大ですか、また防大も医学部は遠くにありますけれども、防衛大学と縁するところ、神奈川県保健福祉…県立保健福祉大学、あそこも健康に関すると思いますが。いろいろ関係できる大学との連携を、あらゆる健康面でこれから模索して、連携をもって町民にとっての利益ある健康対策をやるべきだと思いますが、その辺のお心構えを町長、お伺いしたいんですが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
医療にかかわらずですね、官・学の連携という視点におきまして、さまざまな分野で今、大学関係者とは議論を交わすフェーズがございます。その中で、御指摘のように、健康関係もですね、例えば今、総合計画でお世話になっております方は県立保健福祉大学の方でいらっしゃいますし、それぞれのですね、分野に応じて専門性もありますから、当然こういったことの御相談をかけさせていただきながらですね、よい形での町の施策にしていきたいというふうには常々思っているところでございます。
10番(鈴木道子君)
ぜひ連携をして、町によい情報、またはよい方法が得られるということを、またこれは今まで以上にお願いしたいと思います。
次に移ります。鬱対策・自殺予防対策ですが、先ほど私が第1質問で申し上げました自殺予防週間、9月10日から16日、あったそうでございますが、本当にこの自殺、平成24年度は3人でちょっと若干少なくなっておりますが、七、八人、10人の年もありました、この5年間で。本当に我がこの小さな町でこれだけの方がどのようなお悩みか、どのようなことがあったか、状況は定かではございませんが、みずから命を絶つということ、これはもう本当に何とか対策がないかと。国のほうでもいろいろとこの自殺予防週間をつくったりしてやっているところと承知しておりますが、また頻繁にと言っていいぐらいに鉄道等への自殺等がございまして、電車が遅延するという状況があります。せめてこの葉山町でこの自殺者の…自殺を防ぐという対策を、これも私は早急に、具体的な対策としてやるべきだと思っておりますが、まず最初に、この自殺予防週間ということで、町ではどのような取り組みをなさいましたでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
この週間ということで、テーマを決めての啓発事業などは行っておりませんが、自殺…悩んでいる方に気づいて声をかけたり、話を聞いたりすることができるゲートキーパーの養成講座、また御家族が対象になりますが、自殺予防の講習会等をしております。あとですね、紙ベースになるんですけれども、福祉課の窓口に相談窓口を書いてありますパンフレットを置いていたりとか、あとはこういうクリアファイルなど、啓発用品も用意してですね、できるだけ皆さん、そういう悲しい結果にならないような努力はしております。
10番(鈴木道子君)
これ、私も手にいたしましたこのパンフレット、これは神奈川県鎌倉保健福祉事務所が制作したんですね。これでいろいろ相談窓口、命の電話等があります。これで、何といいましょうかね、やっているんだと、ここでおしまいにされては、町民はかなわないと。国のほうのサイトもありますよね。これですよね。先般この9月10日から16日の間だけでしょうかね、全国一斉心の健康相談統一ダイヤル等がありますけれども、これはですね、あと…これでいいことやっているとは思うんですね。しかしながら、これでね、本当に町民を救えるんでしょうか。と申しますのはね、町民が何で悩んでいるか。町の人がどれだけ、例えば国なり、これ、相談の電話にですね、どれだけの人がアクセスしたか。その辺のところはつかんでいらっしゃいますか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
やはり相談窓口というのは、個人情報とかいろいろございますので、葉山の方がどれだけ電話したとか、そういうことについては今わかっておりません。
それで、すいません。先ほどの質問の中で、申しわけございません。つけ加えたいんですけれども、9月10日に自殺予防の週間ということで、街頭キャンペーンがございまして、逗子駅と鎌倉駅でうちの職員も参加して自殺予防について呼びかけをしているということがあります。
10番(鈴木道子君)
わかりました。それでね、私はこれもね、調べましてね、心の体温計という、自殺防止対策緊急強化補助事業、これは国の補助、10分の10出ているもので、先ほどの鬱と同じような感じで、自分で何といいますか、心の…これはもうやっているところのパンフレットをちょっと取り寄せたんですけれども、これは全部茨城県ですけれども、古河市とか境町、河内町、これでこの心の体温計といいまして、本人モードでやはりホームページ、スマホなどからチェックをしまして、自分が質問に答えると、ちょっとどこかにかかったほうがいいとか、誰かに相談したほうがいいとか何か、それと相談場所につながるサイトなんですね。これを導入しているところが、すごくこれがまた多くてですね、全国的にものすごい多い数で、神奈川県ですとまだ市レベルなんですが、もう日本全国ですと町レベル、村レベルでも、このことが導入されているんですね。これはいつの段階…ちょっと前の段階ですけれども、日本の人口の17%をカバーする自治体でこれが導入されているということで、これのいいところは、先ほど私が申し上げましたね、国のサイトに相談を、サイトあるいは電話しても、町の状況はわからない。これですと、町でこのホームページを立ち上げますと、何せ10分の10出るんですから、限度もちろんありますけれども、財政的に大丈夫なんですよね。それで、そこにサイト、アクセスしますと、町で大体何人が町の人がこれにアクセスしたかというの、わかりますよね。町民の方の状況が国と違ってわかるという、これはね、大変な利点だと思います。例えば経済状況か、病気かとか、家族関係とか、いろいろ原因はあると思いますけれども、ある程度の把握ができる。それに対する対策が町としてできるということがありますので、こんなに補助金が10分の10出ることをやらないことはないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
今いただいた御意見をよく研究させていただきまして、導入に向けて検討していきたいと思っています。
10番(鈴木道子君)
それで、私がいろいろ前に行政でお伺いしましたら、この鎌倉保健福祉事務所管内で自殺対策については講演会等をやっていらっしゃると、過去。年に1回ぐらいですかね。これは、その講演会の項目を決定するのはどういう機関ですか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
鎌倉保健福祉事務所を中心として、近隣の市と町で実行委員会を立ち上げ…持っておりまして、そこで決定しております。
10番(鈴木道子君)
これは2市1町ですか、のそういう協議会等のところで検討なされると思うんですけれども、私はこのね、ぜひその協議会にこのことを提案していただきたいし、まさか葉山だけはこれでやりますというわけにいかないと思いますので、ぜひこれを投げかけていただきたいと思います。それについてはいかがでしょうか。
保健福祉部部長(仲野美幸君)
提案するようにいたします。
10番(鈴木道子君)
さらにですね、これはね、あれです、鬱対策ですので、家族モード、それから産後鬱、マタニティーブルーですか、というのもあります。ですから、若いお母様たちもこれを使うことができますので、本当に軽い、本当に核家族で、赤ちゃんが生まれていろいろな精神的に微妙になっている、また敏感になっている方もいらっしゃるので、気軽に使うことができて、どこに相談すればいいですかという、ここにアクセスができますので、これは子育て支援としてもね、私はぜひ取り組んでいただきたいと思うんです。
ちなみに、このことにつきまして、自殺は予防できるということで、内閣府のまとめで、2012年に自殺した人のうち、未遂の経験がある人が女性は30%、男性は15%。また、20代から40代の女性では40%以上を占めていると。この調査から、横浜市立大学が中心になった大規模調査でも、救急搬送された未遂経験者に対して定期的な面接や医療や生活支援などを手厚くすると、自殺予防の効果が高いことが認められた。つまり、それでWHOも訴えているところは、自殺は予防できるという結論が出ているそうです。ですから、ぜひ行政としてできる手段は早急に使い、そしてまたこの予算措置がいらないと、多分10分の10ですので、これはやはり手がけるべきだと私は思います。万が一ですね、今、部長が協議会のようなところに投げかけますとおっしゃいましたが、投げかけて、この行事はまた講演会に新年度なるとか、そういうことになりましてもね、私は町独自でこれは単費でも実現すべきことだと思うんですけれども、町長、いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
自殺というですね、鬱もその前兆としてよく議論されますけれども、大変センシティブな問題についてですね、鎌倉保健福祉事務所を筆頭に取り組んでいる最中でございますので、まずは検討協議会の中でですね、議論の経過を見ながら町としての取り組みを考えていきたいというふうに思っております。先ほど来の議論の中でですね、私も重々考えなければいけないのは、直接的にそういった思いを持っている方にアプローチすることももちろん大切なことではありますけれども、そういう方に周囲が気づくということ、周囲がしっかり心の扉を開いてあげるということが一番大事なことではないか、できることではないかと思っておりますので、先ほど担当部長も申し上げたゲートキーパー制度につきましてはですね、職員を含めて、その研修についてはどんどん広めていくべきものというふうに考えております。
10番(鈴木道子君)
周囲が気づく、その前に、一人でうつうつとしている方が、これが私は救いの手の一つになると思っております。これも調べましたら、初期の導入が10万ぐらいで、管理費が月3,000円ぐらいで済みそうだということでございますので、これも予算措置として多額なものではないと思いますので、ぜひ町単としても、これは私はぜひ対策を練って実施をしていただきたいと、強く訴えておきます。
次に、クラウドファンディングでございますけれども、この裕次郎灯台が筆頭に申し上げましたけれども、このことを決算特別委員会で申し上げましたら、町長が目からうろこが落ちたというようなことをおっしゃっていましたけれども、うろこはもう早くに落としてほしかったと思います。ことしの第1回定例会で私が提案した、その以前に鎌倉でね、去年のもう実施されてますから、そのときにもう既に鎌倉市は世界的に有名な市と思いますけれども、葉山町だってそれに負けず劣らず、ネームバリューとしては本当に鎌倉よりもしかすると品位があって、本当にいい町だと私は思っておりますし、大変な、日本国中に対するネームバリューがここ数年、10年、急降下で…急降下じゃないですね、急上昇しております。このネームバリューを生かさない手はないと思いますので、これは裕次郎灯台のみならず、全般的にこのクラウドファンディングできないかということは、具体的に詰めていただきたいと思いますけど。また御決意のほどをもう一度お伺いいたします。
町長(山梨崇仁君)
クラウドファンディング、非常に新しい取り組みでして、その取り組みの成否についてもですね、今まさにこの前、先日も具体に申し上げましたけれども、鎌倉の鎌コンバレーさんをですね、私自身もともに研究をしているところでございまして、まだまだその内容について不確かな部分もありますから、ぜひやりたい、やる方向でですね、どのような課題があるのかをしっかりと精査した上で、この件については裕次郎灯台に限らず、有効な手だてとしてですね、さまざまな分野に派生させていければいいなというふうに考えております。
10番(鈴木道子君)
では、次に学校司書のほうに移らせていただきます。決算特別委員会でいただきました資料、学校図書整理員の配置について、図書整理員はすべての学校で配置をされているということで、大変取り組みの充実度がうかがえました。ちなみに、司書教諭がたしか上山口小学校だけはいらっしゃらないというふうに伺いました。この司書教諭は12学級以上に置くというふうに決まっているそうで、12学級じゃないところも置いている状況があるそうですが、この今回の学校図書館法改正に伴っては、11学級以下の学校における司書教諭の配置の促進を図ることが明記されたということでございまして、このいない…上山口小学校だけでしたかしらね。これに対する対策をどのようになさるおつもりかをお伺いいたします。
教育部部長(沼田茂昭君)
司書教諭は、本来は12学級以上という形ですが、今回の改正の中で、11学級以下の学校における司書教諭の配置の促進を図るということでございますので、有資格者の、これは人員の配置の問題でございますので、それは県の教育委員会等々とも話し合って、この件について投げかけていきたいかなと、そのように思っております。
10番(鈴木道子君)
今回この学校司書の配置についてということで、特化してお話を、質問申し上げましたけれども、これ、私がずっと追いかけている読書活動ということで、ことしの9月でしたね、14年度から。これはやはりこれも報道で、全国大学生活協同組合連合会の昨年の調査によると、平成13年の調査によると、大学生の4割が1日の読書時間ゼロということが報道されておりました。やはり、まず義務教育の小・中学校から、幼少期はブックスタートがやられておりますけれども、学童年齢になる小学生・中学生の義務教育で読書を習慣づけて、またそこからいろいろなことを学ぶ。また、きょうはもう時間がないので、またにいたしますが、悩んでいる方についても読書で救われたという体験も幾つか私は伺いました。ぜひこの読書習慣がつくられるようにしたいというところでございますが。ちなみに、今回の改正で、学校司書の資格養成研修について、法文に明記をされました。今後のこの学校司書が明記され、学校図書館法改正でどのような取り組みをされようとしているか。また、学校図書館につきましては、学校図書館ボランティアの導入等も私はこれから活発にすべきだというふうに思っておりますが、そういうことを踏まえまして、今後の学校司書の資格養成研修についてのお心づもりをお伺いをさせていただきます。
教育長(返町和久君)
改正法については、議員御指摘のとおりでございます。現在ですね、各校に1人ずつ、学校図書整理員という形で配置しておりまして、多少それるかもしれませんけど、現役の校長たちと視察等でお会いしたときには大変喜ばれている、そういう配置事業だというふうに思っております。ただですね、現状では、これはあくまでもアルバイトの学校図書整理員で、事実上、改正法で言うところの学校司書に当たるというふうに私も思っておりますけれども、アルバイト員ということでございますので、研修などの受講をきちっと保障するのはなかなか難しいなというのが実情かというふうに思います。したがいまして、実際に仕事していただきながら、今風の言葉を使うとOJTということになると思いますけれども、司書教諭が基本的には配置されておりますので、司書教諭あるいは他の先生方、実際に授業等でこれを活用する機会が多いわけですから、あるいはあれですよね、その整理員さんがいらっしゃらないときの交代とか、あるいは図書委員の指導等に関して協働することがそれぞれおありでございますので、そういった際にきちっと連携をとっていただいて、しっかり話し合いをしていただいて、そういう中で学校における司書業務の役割とか、あるいは実効性とか、あるいは機能の効率化ですかね、そういったものについて修得していただけるといいかなと。現状ではそんなふうに思っております。
今後この整理員に関して、司書資格を導入するかどうかというようなことに関しては、やはり検討課題だと思います。実際にそういう応募される方がいないと困るということも、またもう一方の事実でございますので、そういったことを含めて、あるいは養成のことも含めて検討させていただきたいと思います。以上でございます。
議長(金崎ひさ君)
これにて10番鈴木道子議員の一般質問を終わります。以上で本日の一般質問を終わります。(発言を求める声あり)
12番(長塚かおる君)
この際、動議を提出します。山梨町長の草津温泉感謝祭出席にかかわる公用車使用の件について、緊急質問をしたいので、同意の上、この際、日程に追加し、発言を許されることを求めます。(「賛成」の声あり)
議長(金崎ひさ君)
賛成者がございます。ほかに緊急質問の動議を出される方はいませんか。
では、この際、本日の議事終了まで延刻といたします。
ただいま長塚議員から緊急質問に同意の上、日程に追加し、発言を許されたいとの動議が提出されました。賛成者がございますので、動議は成立いたしました。この際、その取り扱いについて議会運営委員会で協議を行うため、暫時休憩をいたします。(午後4時42分)
議長(金崎ひさ君)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。(午後5時05分)
議長(金崎ひさ君)
先ほど長塚議員から提出されました緊急質問の動議を議題といたします。お諮りいたします。本件の動議のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、長塚議員の緊急質問に同意…(私語あり)ごめんなさい。御異議がありますので、起立により採決をいたします。本件の動議に賛成の方は起立願います。
(起立多数)
賛成10名です。よって、長塚議員の緊急質問に同意の上、この際、日程に追加し、発言を許されたいとの動議は可決されました。
議長(金崎ひさ君)
追加日程第1「緊急質問」を行います。
先ほど議会運営委員会を開きまして、質問は自席におきまして、会議規則の規定による3回を基本として、15分を目安に行うことと決定いたしましたので、お願いいたします。長塚議員の発言を許します。
12番(長塚かおる君)
延刻までいたしまして発言の場をお許しいただきまして、本当に感謝いたします。ありがとうございます。今回、9月29日の議運での議長の発言から伺ったことについて疑問を持ったことで、きょう質問させていただきます。
まず、内容としては、町長は草津の夕方からの感謝祭の前に、公務としてゴルフをしたということ。そして、一緒に車で行った議員が、その方は公務ではなく、遊びというか、私的なものとしてゴルフをした。町長がその公務ではないという議員と公用車で草津まで行ったということ。公務ではないとおっしゃっている方が同乗させて公用車を使うという疑問が残ってしまい、今回の質問とさせていただきました。
まず最初に、まずこの議員と一緒に同乗して行くというようなことになった、どのような経緯で、いつ決めたのか、町長、伺います。
町長(山梨崇仁君)
その議員の方のですね、公務性について、私が問うものではございませんが、草津温泉感謝祭への招待を受けていたということは認識をしておりましたし、またそのゴルフのですね、お誘いを葉山町において、いらっしゃったときに先方の副町長や議員からですね、いただいたものでございまして、その場にその方もいらっしゃいましたことから、同様の目的として、公務性は十分あるという認識をしてございました。また、同乗することについて、いつというふうに明確には記憶はしてございませんが、同じ目的、同じ場所に行くということで、それについては私は問題があるものだというふうには認識はしてございませんで、効率がいいという観点から同乗して行っていいんじゃないかというふうに判断をしておりました。
12番(長塚かおる君)
そうしましたら、副町長が、草津の方がいらしたというのは、水泳教室のときにいらした二次会のところでの発言というか、その決まりということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
はい。水泳教室のときに草津の議員さんと、それから先方の副町長を初め職員の方もいらっしゃっておりました。その方々とですね、町内のお店において、私、またこちらに山本副町長もおりましたけれども、葉山町の議員さんもお2人いらっしゃっておりました。その中でそういった話になりまして、私としては冬季ではスキーのときにはお邪魔できない、先方の町営のゴルフ場でありますから、そういったものの視察も兼ねて、ぜひ参っていきたいと、参りたいという、先方のお誘いを受けた次第でございます。
12番(長塚かおる君)
そうしましたら、あれは日にちまでちょっと今はっきりしたことはわからないんですけれども、このときに一緒に、同乗して行こうといったことでは、町長自身の判断として伺ってよろしいですね。そのような認識でよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
そのときといいますか、その後ですね、その議員の方とですね、行くことについて話をした記憶がございますけれども、私からも、もしかしてお誘いをしたかもしれません。よく覚えておりませんけれども、特に問題がないということで、同乗して行くものというふうに認識をしておりましたから、そこについては判断は、今、記憶がないもので、大変恐縮なんですけれども、私もそれについて特に問題があるというふうには認識はしておりませんでした。
12番(長塚かおる君)
そうしましたら、議員のほうに議長が確認したところは、ゴルフは公務ではなく、私的なもので行ったということを伺っています。そのあたりが同じときに言われているにもかかわらず、そのように2人の認識の違いがあったと思うんですけれども、そのあたりは全く町長としても確認をする必要もないというような感覚で一緒に行ったということでよろしいですか。
町長(山梨崇仁君)
改めて申し上げることになりますけれども、先方からですね、あのとき町長の代理として参りましたと副町長が宣言をされたことは皆さんも御記憶されていると思いますけれども、その後、そのお店にてですね、ぜひゴルフ場を、今、指定管理で賄っているけれども、大変荒れた状態から、ようやくきれいになってきたということを語られたことをよく記憶をしております。町が管理する施設について、葉山町もさまざまこれから打って出なければならない中でですね、どれたけ施設運営が大変なものかといったことについて、説明を私も受けておりながら、せっかくですから、そのゴルフ場に、冬はスキー場に滑らせてもらっているものですから、ぜひゴルフ場を見てくださいといったことについて、私もぜひお願いしますということをお答えいたしました。ですから、私としましては、そのゴルフに行くことにつきましても、また草津温泉感謝祭に行くことにつきましても、ともに公務であるという認識でおったわけですけれども、同様にその議員さんもですね、そういった意識を持っていただけるものというふうに私も考えている中で、同じ場所について、同じように説明を受けながら回ったものと思いますので、それについて私からですね、ただすようなことはする必要はなかったんじゃないかなというふうには思っております。
12番(長塚かおる君)
議員として草津に行く場合、姉妹都市でもありますが、その中で何も議長が知らなかったというのは、どのように私は…どのようにとらえていいのかわからないですけれども、議員も急に行くことになりました。でも、その前に議長も公務として一緒に…お呼ばれを、出席をするということは、町長も御存じだったと思うんですが、なぜ議長までは、議長をお誘いにならなかったんですか。
町長(山梨崇仁君)
議長がゴルフをするかわかりませんし、ゴルフをしない中でゴルフ場に誘うのもどうかとは思います。時と場合というものがありまして、それは私としましても、ぜひ草津町の皆様を歓迎する意味でもですね、二次会のほうにはより多くの、葉山の議員の皆様、また葉山の職員もですね、今後は参加しなければいけないものだなというふうにも感じておりましたから、ぜひその場でですね、私としましても、いた議員さんには参加していただきたいという気持ちがありました。その結論として、該当の議員さんが来てくださったわけですから、それは私としては決して問題がないものだというふうに思っております。なお、その場という考え方では、温泉感謝祭の後のですね、二次会等もありましたけれども、そこには議長も一緒に同行してくださいましたし、町の職員も一緒に、皆さんで先方との親交を温めたものでございますから、それにつきましてもそういった場にいたもの、そういった状況の中で決まっていたものだということで、社会通念上、特に問題がないものだというふうに思っております。
12番(長塚かおる君)
姉妹都市としてかかわっていくのであれば、議長を抜かすというのは、ちょっと私にはちょっと信じられない考え方だなと思います。その中で、ではゴルフ場に行っていろいろなことを伺ってきたと思うんですが、ラウンドしたということだと思うんですが、プレー代はどなたがお払いになったんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
自費でお支払いをしております。
12番(長塚かおる君)
公務であれば、交際費から、町長の交際費からお支払いするものではないのかと私は思うのですが、その辺はちょっと、ちょっと疑問に思います。
そうしまして、この公務で…町長としては公務だというふうに思っていらっしゃった議員でも、本来では公務ではなかった議員であり、この方を同乗させたということは、今こういうことに明らかになったわけですけれども、職員も町民の皆さんも、どういうふうにね、感じられるかな、とらえているのかなと思うんですね。もし、この…職員、公用車を使って出る場合に、本来、夕方の感謝祭に出る場合よりも早い時間から出たわけですから、その中でもし事故に遭った場合に、危機管理としてどのようにお考えなんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
私はですね、先ほどのプレー代につきましても、社会通念上すべての公務において、すべて公費で賄うべきものではないとも思います。中には通念上、自費で払うべきものも多々あると思いますので、そこにつきましては、ゴルフ場に行き帰りにつきましては、先方のお誘いどおり公務として扱いましたけれども、実際にプレーすることについては、またそのスコアの結果などはですね、私の個人的なものでもあると思ってますから、それについては自費で払って問題ないんじゃないかなというふうに判断いたしましたし、そうであるべきだとも思いました。
また、一方で事故についてですけれども、公務として公用車を運転させて…運転してもらっているわけですから、それにつきましても公用の中での対応ができるものだというふうに考えております。議員さんも、そういう意味では皆様も公人としてこの職位にあるわけですから、その公人としての対応としては特に事故処理について、何かあった場合にも大きな問題はないんじゃないかというふうには思っております。
12番(長塚かおる君)
町長としては、議員さんも公務で行ったというふうにお考えでしょうが、御本人が公務ではないというふうに、もう明言してしまっているんですね。今だから、公務で2人行ったとは言い切れないというところがあると思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
議員さんの考え方ですので、私の感覚とは違うのかもしれませんけれども、そもそもですね、例えば議員派遣というものも毎度議会の後に皆様も派遣として公式に発表が議長からございます。それこそが公務であるとすれば、そういった正式なものではなかったのかもしれません。ですから、公務でないという認識はできるかもしれませんけども、皆様も議員活動の一端として、例えば時には政務調査費を使って行かれる場合、これは公務かといえば、もちろん公務だと思いますから、政務調査費を使って行かれるんだと思います。ですから、そういった違いの中でですね、正式な出張やですね、派遣の中での公務じゃなかったかもしれませんけれども、公用性を十分帯びているものと私は認識をしておりました。御本人の見解として、そこをプライベートというふうにおっしゃったのであれば、プライベートの議員活動の一環であったということで、私は公用として考えていいんじゃないかなというふうには思います。
12番(長塚かおる君)
町長がそのように一人で思っていらっしゃることには何とも申し上げようがありませんが、あと、ホームページなどで町長の一日というところも、今回に関してですし、そのほかでも前からなんですが、訪問者や動向についての記載が連日消されたり、追加されたりというようなことがあったり、今回の公用車の運用にしても、常識内で運用されているかということは、首長である町長自身の管理態勢としてはどのように感じていらっしゃるでしょうか。
議長(金崎ひさ君)
もう一度ですか。もう一度。
12番(長塚かおる君)
ホームページで町長の一日というところに、訪問者や行動について、動向についての記載が連日、この件でそうだったんですけれども、書かれてなかったのが次の日に書かれたり、あと、訪問された方が消されたりとかって、結構そういうことが町長の一日の中に変わっているというところがあるんですね。それから公用車の運用に対しても、今回常識内の運用なのかということを、首長として町長自身の管理態勢としてそういったことはどのように考えているでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
初めに、公用車のほうにつきましては、私の交際の範囲というふうに考えておりますけれども、もちろんプライベートで使ったことは一度もありませんし、あくまで職務上ですね、知り得た情報や知り得た交際の中で公用車の運用について行うべきものだと考えております。それについて、もし疑義がある場合については、なるべく疑いが持たれないように、私自身も自分で車を運転する機会もありますので、そこの区分けはこれからもしっかり考えてまいりたいと思います。
ホームページにつきましてですけれども、担当のほうでは修正等は行っていないということでございまして、もしかしたらアップする段階での何かしらのずれが出てしまうのかもしれません。なお、私としましても、毎日夕方の6時ぐらいにですね、本日の動向ということで、秘書がつくってくれたものを確認をしておりますけども、それ以降、例えばあれを消してくれとかですね、あれを足してくれというふうに言うことは一切ございませんで、というのも、新聞社のほうに6時の確認を終えた後にすぐに送ってしまっている段階から、一切変えることがないという状況でございますから、もしそれがずれている、違っているということであれば、作為的ではなく、単純にアップの段階でのミスがもしかしたらあったのかもしれません。その不手際については、起きないようにしなければいけないものというふうに思います。
12番(長塚かおる君)
私だけではなく、9月29日の段階でホームページにこの感謝祭に関しては記載が2日、3日、出されていませんでした。でも、30日には感謝祭に行って、3日の日に帰ってきたというのが記載されていたり、あとどなたかが訪問したというのが何日かたったら消されているとか、そういったことが本当に町長の一日の動向の中に、ホームページというのが変わっているのは、私は何度も見ています。そういうことが、本当に危機管理と、それから今の管理態勢というものを町長がどのように考えているかというのは、今回の行動に対して、職員も町民の方もどのようにとらえたかというのは、本当に町長も考えていっていただきたいと思います。私からの質問はこれで、以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(金崎ひさ君)
これにて12番長塚かおる議員の緊急質問を終わります。
議長(金崎ひさ君)
本日の日程はすべて終了いたしました。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。(午後5時21分)
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更新日:2018年01月31日