葉山町議会 平成26年2月19日
招集年月日
平成26年2月19日(水曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開議
午前10時00分
散会
午後4時41分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席14名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 鈴木道子 | 出席 |
第2番 | 長塚かおる | 出席 |
第3番 | 待寺真司 | 出席 |
第4番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第5番 | 田中孝男 | 出席 |
第6番 | 中村文彦 | 出席 |
第7番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第8番 | 土佐洋子 | 出席 |
第9番 | 荒井直彦 | 出席 |
第10番 | 笠原俊一 | 出席 |
第11番 | 横山すみ子 | 出席 |
第12番 | 金崎ひさ | 出席 |
第13番 | 窪田美樹 | 出席 |
第14番 | 近藤昇一 | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | |
教育長 | 豊田茂紀 |
総務部部長 | 上妻良章 |
保健福祉部部長 | 稲山孝之 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 小山誠 |
消防長 | 高梨勝 |
総務課課長 | 高階歩 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 山本孝幸 |
次長 | 廣瀬英之 |
主事 | 佐々木周子 |
主事 | 山崎大輔 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第7番 | 畑中由喜子 |
第8番 | 土佐洋子 |
議事日程
追加日程
第1 「議案第49号平成26年度葉山町下水道事業特別会計予算」訂正の件
議事日程
第1 議案第45号 平成26年度葉山町一般会計予算
第2 議案第46号 平成26年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第3 議案第47号 平成26年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第4 議案第48号 平成26年度葉山町介護保険特別会計予算
第5 議案第49号 平成26年度葉山町下水道事業特別会計予算
(以上5件総括質問)
1.守屋亘弘
(1)消防力の整備体制について
(2)機構改革・公共施設白書の活用・人事評価制度について
2.長塚かおる
(1)平成26年度町長施政方針について
3.横山すみ子
(1)葉山町第三次総合計画最終年度の予算で、計画を達成できるもの、達成できない見通しのものについて伺う
(2)26年度予算におけるごみ処理事業のうち、中間処理施設等の取り組み、戸別収集の総経費を伺う
(3)公共施設白書とその後の計画、公共公益施設整備基金の見通しは
4.土佐洋子
(1)平成26年度予算及び町長施政方針
5.窪田美樹
(1)子育て支援事業について
(2)住宅リフォーム資金助成事業について
(3)教育環境について
(4)国民健康保険特別会計について
(5)下水道事業特別会計について
議事の経過
議長(金崎ひさ君)
おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、本会議を再開いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(金崎ひさ君)
お諮りいたします。町長から、議案第49号平成26年度葉山町下水道事業特別会計予算の訂正請求が提出され、先ほど議会運営委員会を開きまして、これを日程に追加し、追加日程第1として議題にすることに決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、本件を日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることに決定いたしました。
議長(金崎ひさ君)
追加日程第1「議案第49号平成26年度葉山町下水道事業特別会計予算訂正の件」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
町長から、議案第49号の訂正について、理由の説明を求めます。町長、登壇願います。
町長(山梨崇仁君)
おはようございます。議長並びに議員の皆様にはお時間をいただきまして、大変失礼をいたしております。
それでは、議案第49号平成26年度葉山町下水道事業特別会計予算の訂正につきまして御説明を申し上げます。去る2月13日、議会に提出させていただきました本議案につきましては、予算特別委員会において御審議いただくこととなっておりましたが、歳出、公債費の利子に誤りがございましたので、訂正をお願いするものでございます。まことに申しわけございませんでした。
訂正内容につきましては、お手元に配付させていただきました正誤表のとおり、歳出、第3款公債費を158万3,000円増額し、6億4,007万3,000円とし、第4款予備費を同額の158万3,000円減額し、141万7,000円とさせていただくものでございます。以上です。よろしくお願い申し上げます。
議長(金崎ひさ君)
説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
3番(待寺真司君)
今回、公債費の利息分で間違いがあったということでございますが、どこの部分が間違っていたということは、もちろん把握ができていて、それは予算委員会の中で説明いただくんでしょうか。今は説明いただけないということなんでしょうか。いかがでしょう。
総務部部長(上妻良章君)
予算委員会の中でも当然お話しはさせていただきますけれども、利息の部分でございます。平成25年度、下水道事業の借入分に関しまして、この3月に最終的な借り入れの額が決定をいたします。その分に関しまして、今後5年間で利息分のみをまず支払いをし、お返しするという手続でございますけれども、その分の利息分、26年に返済する分、それを計上し忘れたというところでございます。
3番(待寺真司君)
当然、原因、どちらでチェックするのか、財政なのか担当課なのか、まあ両方のチェックということだとは思うんですけれども、その辺のチェック、あるいは今後の防止策、そういったものはすぐに対応としてとられておりますでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
当然載せてくるものであるというような前提のもとに組んだ経緯は、正直申し上げ、ございます。今後につきましては、原課のほうといたしましても、予算の計上に関しては十分御注意いただいて、チェックをしていただいて提出をいただくというところと、財政課、返済部門におきましても十分なチェック、これをさらに気をつけ、強化をしてまいりたいというふうに思ってございます。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第49号の訂正を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第49号の訂正を許可することに決定しました。
議長(金崎ひさ君)
暫時休憩をいたします。(午前10時05分)
議長(金崎ひさ君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時07分)
議長(金崎ひさ君)
日程第1「議案第45号平成26年度葉山町一般会計予算」、日程第2「議案第46号平成26年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第3「議案第47号平成26年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第4「議案第48号平成26年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第5「議案第49号平成26年度葉山町下水道事業特別会計予算」の5件を一括議題とします。
去る2月13日に本5件に関する説明が終わっております。ただいまより総括質問を通告順に行います。第1番、4番守屋亘弘議員、登壇願います。
4番(守屋亘弘君)
4番守屋亘弘です。私は、以下2点について質問をいたしますけれども、質問の趣旨をもう一度お話しします。
年度に、26年度ということで考えますと、町制施行90周年を迎える年度になります。その際にどういう施策を考えたらよいか。いろいろ考えた末に私の優先順位として考えたのが、1番目の消防力の整備体制について。まずは、災害に強い安全なまちづくりに注力すべきであると。なぜ指揮車もはしご車も持ってないのか。近い将来、巨大地震が発生すると懸念されているのに、現行の体制では明らかに不備ではないのか。この点についてですね、平成25年5月30日付の葉山町機構改革職員検討委員会が「葉山町機構改革職員検討委員会における調査及び検討の結果について」と、一応報告書ということで、その6ページに、住民生活を重視した施策の総合的推進、総合的な推進(防災体制の構築)と。現状の問題点としては、東日本大震災の甚大な被害と復興の取り組みに照らして、町の災害対策、危機管理体制が十分とは言えない状況にある。この検討委員会のメンバーの方々もそのようにお考えになっていたということであろうかと思いますけれども、ただ、私自身は、いわゆる消防力の整備指針に照らして、先ほど申し上げた体制が不備ではないのかという点で若干の違いがあると考えております。すなわち、この報告書では、防災管理関係のポジションを格上げして、消防本部体制の問題点までには立ち至ってないのではないというように解釈をしております。
ちなみに、防災体制ということで申し上げると、私は葉山町の2点、県下ワーストワンの課題があると。すなわち、先ほど申し上げた消防力の整備指針では、もう何回も申し上げているんだけども、消防本部職員の充足率が、21年の際につくられた葉山町消防力の整備指針では42.3%で県下ワーストワン。それと、葉山町立小学校・中学校の耐震化率も24年4月1日現在では91.7%でワーストツー。25年4月1日現在で、同じ数字であるけれどもワーストワン。これは、平成28年…ごめんなさい、平成18年度が50%で、19年度が54.2%だと。これが、この数字が明らかにされたのは、19年度の教育委員会の点検・評価報告書で明らかにされた。引き続いて年度を追っていく際にも、ずっとさっき申し上げたようなほぼワーストワンの数字だったと。実際に細かい数字を当たると、21年度から22年度にかけて79.2が先ほど申し上げた91.7。これは当時の、私の勝手な解釈ですけれども、麻生太郎政権の大変隠れたファインプレーだった。その恩恵を葉山町は十分に受けたということであろうかと存じます。すなわち、この2年度で耐震化率を大幅に改善できた理由は、国の安全・安心な学校づくり交付金が、通常、例えば交付金あるいは補助金のたぐいは多くても2分の1というように考えた際に、3分の2の補助が得られたということで、もしこのような措置がなされなければ一体どうなっていたのかという点があろうかと存じます。
それと、2番目に、機構改革と同時に職員諸君を積極的に昇格させるべき、90周年の記念すべきときに役場庁舎等の更新計画構想を打ち出すべきということですけれども、これは、公共施設白書の活用と。ただ、これだけではよくおわかりにならないと存じますが、現在作成中で年度内には公表されるということですけれども、この時点では、あくまで調査結果の報告にとどまるようですけれども、では、次のステップとして、その調査結果に基づいて課題が浮かび上がるだろうと。修繕計画なり、あるいは補修計画ということになろうかと思いますけれども、来るべき100周年時には、現在からさらに10年を経過するということであろうかと思いますので、いっそのこと更新計画を打ち立てたら将来につながる考えであろうかと私は考えます。
それと、要するに職員諸君の積極的に昇格すべきということは、民間ベースで考えると、例えば課長に昇格する年齢が10年遅いんじゃないかと。私の会社勤めの経験からしても、二、三年、同期の者と課長昇格はおくれましたけれども、それでも40歳のときには、会社はありがたいことに課長にしてくれた。そういう点を踏まえて、何やらところてん式の昇格制度ではなくて、何らかの手を打ってしかるべきと。これは予算に直結するかどうか存じませんけれども、そういう考えで提案、ぜひ提案したいということでございます。
これにて、私の1回目の質問を終わります。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
守屋亘弘議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
1項目目の、消防力の整備体制について。1点目、災害に強い安全なまちづくりのお尋ねでございますが、災害に強く安全なまちづくりとして、消防救急体制では、常備消防体制の充実に向け、消防・救急デジタル無線の整備を行うとともに、横須賀市・三浦市消防指令センターとの共同運用により、高機能指令システムによる迅速な応援体制を確立し、消防力を強化してまいります。また、聴覚障害のある方や言語による通報に不安のある方が利用できる緊急通報システムWEB119の導入や、救急2号車及び搬送車の更新を行い、安全で安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります。
次に、2点目、機構改革・公共施設白書の活用・人事評価制度について。機構改革と同時に職員諸君を積極的に昇格させるべきとのお尋ねですが、職員の昇格は、葉山町職員の初任給、昇格、昇給等に関する規則の規定により運用を行っておりますが、管理監督職への登用については、御指摘のとおり機構改革により必要なポスト数が増減することもあると認識をしており、新たな機構に必要な職責についても検討してまいりたいと考えております。
続いて、90周年の記念すべきときに、役場庁舎等の更新計画構想を打ち出すべきとのお尋ねですが、役場庁舎を初め町の施設は、建築後かなりの年数が経過し、老朽化が進んでいる状況です。今年度を目途に作業を進めております公共施設白書に基づき、来年度からこれら町の施設の公共施設の保全計画等を策定する予定となっておりますので、この中で検討してまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
4番(守屋亘弘君)
町長答弁では具体的にお答えになってないんだけれども、例えば、指揮車はね、私の調べではかつてあった、保有してたんだと聞いてるんですよ。はしご車はどうかということで、その21年の葉山町消防力の整備指針の説明の中ではね、該当する建物が葉山町内で24棟あると。たしかそういう、訂正が入ってそうなったんだけれども。じゃあ、なければね、端的に言って、例えばマンションの高層階の人たちの対応はどうするのかね。要するに整備指針を読む限りにおいて不整備になっている。本来的には保有しなくちゃいけないんじゃないかと私は理解してるんですけれども、こういう話になるとその充足率が、というか、足りないから、はしご車だ、やれ指揮車がね、保有しても、平たい言葉で言えば宝の持ちぐされになってしまうということなのか。あるいは財政事情で購入できないのか。それぞれ理由があろうと思うんだけれども、どういうことなんですかね、実態は。
町長(山梨崇仁君)
守屋議員のおっしゃる、今、整備指針についてですけれども、まず指揮車のほうは当町では保有をしておりますので、必要に応じて指揮車の出動をすることは可能な状況ではあります。また、はしご車につきまして、当町の定めとしては、横須賀、逗子に頼るということがですね、今の前提になっているのは確かでございます。おっしゃるように当町で単独で用意できれば、それは安全にはこしたことはないとは思いますけれども、おっしゃるように、はしご車という大変高価な、また維持費も非常に多くかかるというものでありますから、現行で逗子や横須賀に協力を仰ぐという体制がとれているということで、その力を頼ることも消防力としては決して恥ずべきことではないというふうには思っております。
4番(守屋亘弘君)
よくわからないのは、例えば、1月9日で消防指令業務共同運用化についての資料の中でね、Q&Aがありますよね。具体的に言うと、15ページで、大規模な地震等が発生した場合などの対応はどうなのか。答えとしてね、2市1町で同時に災害が発生すると想定され、共同等指令センターでは対応が困難となった場合は、葉山町消防本部に直接119番が着信できるように回線を切りかえて対応できる装置を設置し、対応することを検討しますとありますけど、何言ってるのかよくわからないけれども、要するに巨大地震が発生したようなときにはね、葉山消防は葉山町民のためでしょう。横須賀消防は横須賀市民のためでしょう。それしかこの文面からは読み切れない。だから言ってみれば、指令業務共同運用をしたとしたって、あすにも起こるかわからない巨大地震等に備えては、自分のところでやりなさいよということでしょう。それしか解釈のしようがない。
それで、そういう点に関して言うのならば、23年、24年、25年の消防年報で数字を拾ったんだけども、応援救急出動件数、これは葉山町から救急車が例えば横須賀市、逗子市に出たと、応援に行ったという数字はね、3年間で横須賀市に行ったのは1件ですよ。逗子市に行ったのは62件。合計63件。ほとんど逗子市に行ってる。ほとんどってもう100%近くだと。応援を受けたのは、横須賀市から16件、逗子市から107件、合計123件ですよ。近場から来るんですよ。率にして応援を受けたのが、横須賀市から13%、それから逗子市から87%。ありがたいことに、この逗子市から107件受けた、逗子市へ応援に出かけたのは62件、差し引き45件逗子市から恩恵を受けている。パーセントにしてみれば172.6%。そういう面も含めて、ただ私が言いたいのは、やはり自分のところは自分で守るということでしょう。どうしてもわからないんだね、なぜ…というのはね、この間も定数条例の改正ということで、消防本部職員、たった1人ふえただけでしょう。何年越しの話か。私が初当選したのは平成15年ですけれども、その以前からずっと変わってなかった。本年4月1日以降に初めて47人が48人になる。逆に今の、町長、現状は町長はどのように考えておられるんですか。町長は出初式のときに、私が記憶している範囲、さっき申し上げた大変大きな地震が起きる懸念があるよとお話しになりましたよね。じゃあその任に当たる消防本部職員諸君、あるいは消防団職員諸君の精神力に頼るということですか。人員も足りない、消防機材も足りない、そうでしょう。じゃあ現状はどの程度の状況にあると町長はお考えなんですか。
町長(山梨崇仁君)
現行はという御質問ですけれども、これまで葉山町においては、まず消防の体制として火事を事案に上げますと、火事の際にまず本部のほうから出る常備消防、それから、それを支える、またそれにしっかりとした協力体制をとれる消防団の非常備消防にも葉山町は力を入れてきたというふうに思っております。ですから、現行の体制の中で、そういった連携がこれまでの培ってきた経験もありましてとれているという判断のもとで私は考えておりますので、葉山町消防においては、一定の消防力は十分保たれていると思います。ただ、これからの高度化する、また先ほどお話がありました災害の対応について、やはり本部の常備消防の力をつけていくことも必要であろうと。これは非常備に増して、非常備と同時に、非常備を弱めるわけではなくて、単純に今までよりもさらに力を入れていく必要があるだろうという判断のもとに常備消防の強化を考えて、昨年の4月に、時間をかけて、またこれも指導、また部隊の中のコミュニケーションもありますから、さまざまな面を考えて、多少時間はかけますけれども、確実に定足数をふやしていこうということを判断をさせていただきました。
なお、今回の共同通信化によりまして、皆様にお示しをした資料にもございますけれども、そちらにおいても共同運用を行うことで、現行は通信に係る全体の職員が6人のところを3人もしくは4人に対応することができることによりまして、3人もしくは2人の人員が現行よりも浮くという今は判断もしておりますので、そういう意味では、そういった部隊の数がふえるということも今回の共同運用化により、葉山町常備消防の力はより増す一つの力になるというふうに思っております。
4番(守屋亘弘君)
要するに、さっきも申し上げたとおり、巨大地震が起こったらね、葉山町は葉山消防が守るしかないでしょう。巨大地震が起こって葉山だけが被害を負うということはあり得ないでしょう、さっきもQ&Aで言ったけども。
それで、2点目に、機構改革云々と関連しますけれども、町長の施政方針の中で、昨年より検討を重ねている機構改革の実行年度でもあります。まずは防災担当の本庁舎移転を行い、さらに効率的で云々とありますけれども、これは実働部隊とは関係ない話ですよね。実働部隊と申し上げるのは、消防本部のことを私は申し上げているんだけども。要するに、先ほどの機構改革職員検討委員会の報告書に沿った形で考えておられると思うんだけども、ただ単に防災担当の本庁舎移転っていったって、これは機構改革じゃないでしょう。どういうイメージで言っているのかね、具体的に説明がないのでわからないけれども。逆に、2点目と関係しますけど、その防災担当の方々が来たって押しくらまんじゅうみたいじゃないですか、今の本庁舎は。もう余計狭くなっちゃう、端的に物理的な面だけで言えばね。どういう機構改革になるのか、まだ詳しく存じませんけれども、ここで先ほどの報告書の中では2案がありますから、それは今どうのこうの議論することは私は避けたいと思うけれども。要するに実働部隊をどう考えるかですよ。防災…言い方が悪くて申しわけないけど、防災担当をたくさんふやしたって、実際に火事場に行くのは、消防本部職員並びに消防団諸君でしょう。どうも話がすり合わない。
たまたまこういう雑誌があって書店の中で立ち読みしてたら、必ずやってくる巨大地震に備えると。備えよと。これは、書いた方は藤井聡先生、京都大学教授で内閣官房参与。言わんとするのは、もうこの時期は地震の活動期に入ったと。先ほど町制施行90周年と申し上げましたけれども、あの大変不幸な状況を惹起した関東大震災は1923年に起こっている。もう90年以上たった。あとしばらくして100年になるんだけども、そういう巨大地震が発生する確率は非常に高いと書いてある。翻って葉山町の消防力自体はどうなのかと。さっきから足らないんじゃないかと言ってるんだけど、何かすり合わない。消防本部自体が出してきた資料ですよ。それは、2交替、3交替の違いがあるかもしれないけども、ずっと、例えば充足率でいけば、15年、18年、21年、当初は63.5で、それから18年が50%になっちゃって、さっき申し上げた21年が42になる。先ほど申し上げた26年4月1日以降1名増だっていったって42.3が43.2ですよ、コンマ9上がっただけですよ。前も申し上げたとおり、町長は議員時代に50%以上にすべきだとおっしゃってたんですよ、森英二町長時代に。なぜできないのか不思議だよ。
それと、沈黙されているので…お答えいただけますか。
町長(山梨崇仁君)
お時間をいただきましたので、お答えをしたいと思います。防災につきまして守屋議員の御心配をされている点について、私と若干見解が違うところがございますので、その旨は申し上げたいと思います。
消防につきましては、通常時、こういった日常時の例えば火災や事故などの救助、また一番多いのは救急というものが私としては消防力にとって最も今求められているものだと思っております。防災といった観点で災害時を想定しますと、今般も地域防災計画の改訂を行い、皆様に御説明させていただきますが、まず、地域においても、まず御自宅、そして地域町内会が主体となり、そして役所としてこの役場全体でもそれぞれの職員が担当を持ち、消防の救急力、防災、救助力、消火力を使った上で、町全体の防災の体制が今組み込まれております。それでも足らない場合には、自衛隊であったりとか、国全体での動きになるというふうには考えてはおりますけれども、現行で防災について葉山町消防の力が防災でどれだけかといいますと、先ほど申し上げたように、火災、救急、救助の体制としては、消防団の活躍も入れた中で、それなりの一定の力は十分あるというふうに認識をしているところであります。防災体制については、まだまだ足らないという御指摘はあると思います。今回防災係が本庁舎のほうに移動することも、そういった意味で本庁舎の職員たち、私も含めてコミュニケーションをより密にすることで、防災力の中の、すぐに数値であらわれるものではありませんけれども、ソフト面においては少なくとも充当できるというふうに思い、今回の移動を決断をいたしました。機構改革は、そういったもの、移動もありますけれども、機構の本質を考え直すというものは、この夏までには皆様にお示しをして改定も進めてまいりたいというふうに考えております。
4番(守屋亘弘君)
現在、先ほど申し上げたような消防指令センターの共同化については議論がありますけれども、私の価値観というのは、考え方と、町長の考え方とが違うということであろうかと思いますが、町長の施政方針の11ページに、3点目、安全で安心して暮らせるまちづくりの中で、12ページには、「次に、災害に強く安全な町づくりのために、常備消防体制の充実に向けて云々」とあるけれども、「まずは」でしょう、次じゃないんですよ。私は、「まずは」ですよ。
それはさておいて、要するに、危機管理意識というのか、そういう点について特によく議論をしたいと思っていますけれども、いつも何か、さいころを…あ、ごめんなさい、完全に言い間違いました。おわびの上、訂正します。すごろくをやってるみたい。また原点に戻るでしょう。また振り出しに戻る。本当に十分条件なのかね、今の体制が、消防本部自体の。それを真剣に、庁内でもいいですよ、議論して。あるいは、今3交替制を2交替制にするというような議論もあるようだけれども、我々にも議論の場に加わらせてもらって、それこそメリット・デメリット、よく把握の上ですね、どういう体制がいいのか、よく考えたいと私個人は思っています。ですから、そういう方向にまあ動くとしてもね、我々にも協議の場に加わらせてもらいたい。その点はよくお願いします。
それから、機構改革と同時に云々の2番目の点に移りますけれども、町長の施政方針では、先ほどもちょっと申し上げましたが、昨年より検討を重ねている機構改革実行年度でもありますというのは、1年先送りしている結果でしょう。第三次葉山町総合計画実施計画、平成24年度から26年のこの計画書によると、100ページに、現状の問題点の整理、改善方法の検討などを行い、組織機構改革を実施する。25年実施。先ほどの職員諸君の検討委員会の中でも、平成26年4月1日の機構改革実現を目指し、というのは、もう完全にこの時点でこの計画とずれちゃってると。どうしてできないんですか、実施計画は、自体は。そういう点を考えると、町長のリーダーシップというのはいかに頼りないかだよ、私に言わせれば。町長が何を考えてね、どうあるべきかを示せばいいんじゃないですか。それでもって職員諸君とよく協議の上でね、できること、できないこと、それぞれあるでしょう。人事評価制度でも、その部長格、課長格のものが出てきたと。それもマニュアルというようなことでトライアル的なことのようですけれども、私は別に議会議員に説明する必要がないと言えばそれまでで、聞かなきゃ言わないよというような感じだよね。一般職員諸君のものはまだできてないんでしょう、そうでしょう。まずはその1点、どうなんですか。
町長(山梨崇仁君)
人事評価制度そのものについては、一般職への対応するマニュアルとして制度そのものは現行でもあります。ありますけれども、それを一般職の職員に説明をしたりとか、実際の運用に際しての試行的な取り組み等についてはまだ進めておらず、まず私たち幹部職員からそれを行っていこうというところで現状は進めております。
4番(守屋亘弘君)
いや、だから現実は、一般職員諸君のね、人事評価制度自体はまだ未完成なんでしょう。それだけですよ、事実関係だけ聞いてるんです。
町長(山梨崇仁君)
失礼しました。現行でもですね、幹部職員向けの人事評価についても試行を行っておりまして、その試行を踏まえた上で変更がもしあれば変更点を重ねなければなりませんし、そういう意味では、完成は、幹部職員のものについてもこれから完成を見て運用に入ります。一般職員についても基本的なものはでき上がっておりますけれども、守屋議員御指摘のとおり、試行を経てない中では、現状では未完という表現では適切かもしれません。
4番(守屋亘弘君)
これは、非公式な際に町長とお話しした際には、もうできてますよという話だったので、ああそうかと考えたんだけど、実態はそうだと。これも先送りですよ。実際そうでしょう。だから、何遍でも言うけれども、施政方針の中じゃあたかももうでき上がっているような。というのは、7ページに「業務の棚卸や施策評価・人事評価、研修制度の活用などにより云々」と書いてある。別に町長の揚げ足取りで総括質問をしているわけじゃないからいいけれども、きちんとさ、言ってること、ちゃんと責任持ちなさいよ。だから、さっきもね、その機構改革は1年おくれたと。それはあって、いろいろ事情がある、おくれた、ちゃんと説明すればわかる話でしょうが。これと比べて、一生懸命、別に私は町長のあら探し、探しているわけじゃないけれども、同じ時点でつくったものが何で1年もおくれるんですかという意味ですよ。
それと公共施設白書の活用と、さっき申し上げたとおり、これじゃあ何を言っているのかわからないということで、先ほども補足説明的に申し上げましたけれども、ただ単に補修計画あるいは改修計画ということではなくて、必ず町制施行100周年が来るんですから、それに向けて夢をね、職員諸君にも与えるように。今、本庁内で私もうろうろしてますけれども、定員オーバーみたいなものですよ。だだっ広いのは町長室だけ。まずは職員諸君のね、職場環境の整備こそ急務でしょう。違いますか。事務の合理化云々、IT技術も駆使してね、一生懸命やってるけれども、ぎゅうぎゅう詰めみたいですよ、私に言わせれば。というような現状を踏まえて考えたら、補修計画あるいは改修計画、それよりも、もう二十何年たってるんでしょう。30年、もう100周年を迎える時点では、30年以上たつでしょう、本庁舎も。そういう時期に、90周年、100周年、大変記念すべきときにしっかりしたね、構想でもいいですよ、打ち出して。別に私はデラックスな施設をつくれだなんて言ってないんだから、いかに職員諸君が働きやすい環境を整備するのもリーダーの大切な役目でしょう。これはあえて私が言わなくたってよくおわかりになっていると思うんだけど。そういう面を踏まえてね、こういうことを提案してるんですよ。それと、予算、全然絡まないとは言えないけれども、その総人件費をね、ある程度抑えて、さっき申し上げたような昇格制度なりをどんどん、どんどんと、民間ベースまでとは言わなくたって、何らかの方策を打てばもっと職員諸君の意欲が増すんじゃないかと私は思ってる。
また、検討委員会の報告書に戻りますけれども、現行の総人件費、部課制維持を前提とする効率的な組織体制の構築で、現状の問題点、人材(マンパワー)の不足により時勢に即した迅速な対応ができていない。これは何するのか、私も関係者に聞きに参りましたけれども、人材とはどういう意味かというのは、職員数は足りない面もあるようですけれども、いわゆる能力ということに関して言えば、私は一概に不足というような考えを持っていません。もしそういうことであれば引き出す、いかに引き出すかということを考えるべきであってね、それはさっき申し上げた、いかに意欲を持って働いてもらうかでしょう。まずはそういうことを、意味合いを確認したいんですが、町長、間違いないですよね。
町長(山梨崇仁君)
職員のモチベーションとよく一言で言われますけども、施設のもちろん清潔さだったりとか職場の環境、もちろん人間関係等もあるとは思いますけども、守屋議員の御指摘のとおりだというふうに私も思います。
4番(守屋亘弘君)
それぞれの条件、いろいろあるにしてもね、基本的には私の申し上げてることは間違いないと思ってるんだけども、残念ながらその、もう私も議員年数が11年近くになって常々考えているのは、職員諸君の意欲の向上については、守屋大光町長も、森英二町長も積極的に取り組んでこなかったんじゃないか。あとは現町長に期待するしかない。
例えば、こういう例を出して申しわけないけれども、47歳にして課長になられた、48歳にして課長になられた。あと残るところ十二、三年しかないじゃないですか、今のベースで考えると。だから実力主義云々ということもあるけれども、何らかの早い時点でね、手を打つと。限られた人材、あるいは限られた財源等々で、例えば平成26年度予算を執行するにしても、結果としては前と変わらない、例えば決算のときに不用額が何億だという話にならないようにね、そういう点をよく踏まえて考えてもらいたい。というのは、じゃあ歴代の町長と何も変わらないじゃないかということになるでしょう。それは予算だから全部使い切ればいいというわけじゃないけれども。消防本部諸君の体制等々も含めて何か財源問題で、あるいは財政事情云々という話になって、私の考えじゃ、子育て支援は二の次、三の次ですよ。あすにも巨大地震が起こるかわからないと言われてるときに。町民の生命・財産を守るという、命あっての物…町長のほうがしっかり発音してる、物種。という観点からすれば、1分1秒を争ったってさ、助かるか助からないかわからなければさ、意味ないでしょうが。子育て支援、多少怠ったって人の命はね、すぐ直結する話じゃないでしょう。そういう意味を含めて、予算案が出たからっていったって、補正予算だって考えられるし、まずは町民の財産…失礼、生命・財産を守るにはどうしたらいいかね。ただ、いや、大変だ、大変だ、さっきも申し上げたとおり、そういう話をなさってるんでしょう。大変な災害が起こる懸念があるというのであれば、率先してね、そういう考えのもとに予算編成をすべきだと、だったと私は思いますけれども。これにて私の質問を終わります。
議長(金崎ひさ君)
これにて4番守屋亘弘議員の総括質問を終わります。
第2番、2番長塚かおる議員、登壇願います。
2番(長塚かおる君)
2番長塚かおるでございます。通告に従いまして、1点、6項目を質問させていただきます。
平成26年を迎え、ことしの成人式は晴天に恵まれてほっとしたのもつかの間、2月に入り2度にも及ぶ想定外の大雪に見舞われました。関東地方でさえも孤立してしまった集落や、交通機関だけでなく物質面や雪の重みの被害が出てしまいました。まだまだ残雪が凍って道路に積み上がっているので気をつけていただきたいと思っています。45年ぶりの積雪ということで、当時、我が家の前にも畑があり、私はひざ上まで積もった雪ではしゃいでいたことを思い出しました。
さて、平成26年度は山梨町長になって3度目の予算、また、黒岩知事も3度目の予算となったわけですが、県では、太陽光発電の促進や健康寿命日本一を目指す取り組みなど、黒岩カラーが散りばめられていると言われています。町長にとってはいかがなのでしょうか。神奈川県も葉山町も急速な高齢化に避けられない状態で、団塊の世代の方たちが元気に第二の人生を歩めるように行政も手腕を発揮していきたいものです。また少子高齢化が進む中、若い世代が子育てをするために葉山に住みたいと思って移住してくる傾向がかろうじて続いているかと思います。横浜市でも保育園待機児童ゼロを掲げたおかげで、期待をして移住してきた子育て組が、いざ保育園を探したら希望の保育園に入れない、または受け入れ場所がないと途方に暮れた家族も少なくなかったようです。葉山でも子育てしやすいと引っ越してきて、いざ子供を遊ばせようと思ったらどこに行けばいいのかわからないなど、都会から来た方の中にカルチャーショックになるお母さんも少なくないと聞いています。町長施政方針にも、平成26年度予算編成には、政策重点として引き続き「子育て」を置き、子育て・教育環境のさらなる充実化を図ることにしたとありますように、期待を裏切らない行政としてのサービスを提供していただけたらと思います。
町長施政方針について、1、消費税引き上げに伴う消費税交付金の使い道について。2、財政の自律性の確保の取り組みについて。3、公共施設白書の作成に伴い26年度に着手する施設整備について。4、子育て・教育環境の充実化に向けての町長のよく言われる葉山らしさとは。5、学校教育において、児童・生徒の安全確保について。6、情報化・国際化に対応できる教育環境づくりについてお伺いします。
私は、平成23年の第2回定例会から、子育て、学校教育環境等をほぼ毎回のように質問させていただいています。初めての一般質問が学校遊具と夏の暑さ対策、そして放課後の居場所事業についてでした。PTAの保護者の皆さんの協力もあり、多くの扇風機が校舎内で使用されましたが、来年度、小学校全教室に一斉に空調設備が設置されることは、蒸し暑い夏も、廊下側と窓側の寒暖差が激しくなる冬の温度差も解消するということは、子供たちの環境がよくなることを期待しています。今回、私の個人として豊田教育長に御答弁を公にいただけるのは今回が最後になるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
長塚議員の御質問の、私が所管する箇所につきましてお答えをさせていただきます。
平成26年度町長施政方針についての1点目、消費税率引き上げに伴う消費税交付金の使い道についてというお尋ねですが、地方消費税率引き上げ相当分の地方消費税交付金につきましては、地方税法の規定により社会保障施策に充てることとされております。平成26年度の増収見込み額は約4,700万円で、その使途は、国民健康保険特別会計繰出金へ1,000万円、後期高齢者医療特別会計繰出金へ2,300万円、介護保険特別会計繰出金へ500万円、子育て施策の充実分として500万円、各種健診事業へ400万円を充当しております。なお、本件につきましては、予算特別委員会に参考資料を配付させていただく予定でございます。
2点目、財政の自律性の確保の取り組みはというお尋ねですが、町税等の収納率向上のため、役場窓口で簡単に口座振替の手続ができるペイジー口座振替受付サービスの導入や、商工会等の関係団体、地元企業の協力を得て口座振替を推奨するキャンペーンの実施を計画しております。また、税務課による徴収専門の職員を配置するなど、徴収体制の強化にも努めてまいります。一方、歳出では、引き続き職員人件費の定率削減を実施するなど、財政の自律性の確保に取り組んでまいります。
3点目、公共施設白書の作成に伴い、26年度に着手する整備施設についてとのお尋ねでございますが、今年度中の完成を目途に作業を進めております公共施設白書につきましては、町の公共施設のうち建築物について現状を把握し、まとめるものでございます。この公共施設白書に基づき、来年度からこれら町の施設の公共施設の保全計画等を策定する予定となっておりますので、その中で検討してまいりたいと考えております。
4点目の、子育て・教育環境の充実化に向けての葉山らしさはとのお尋ねでございますが、町内に児童館6館と青少年会館がありますが、近隣の自治体や同規模の自治体と比べても施設の数は多く、専任指導員を配置し、乳幼児を連れた親御さんから小・中学生までに自由な遊び場を提供できていることが葉山らしい子育て環境の一つと考えております。日ごろから環境整備には利用者の安全第一に進めておりますが、平成26年度は、木古庭児童館、元町児童館の冷暖房機の修繕と、葉桜児童館の園庭整備を計上しており、利用者が快適に安全に施設を利用できるように努めてまいります。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。
教育長(豊田茂紀君)
2番長塚議員の御質問にお答えいたします。
子育て・教育環境の充実化に向けての葉山らしさはとのお尋ねでございますが、児童・生徒にとって良好な教育環境を維持していくことができるよう、施設整備については計画的に整備、充実を進めておりますが、平成26年度は小学校の空調設備設置工事や、小・中学校のトイレ改修の予算を計上させていただきました。
また、学習指導においては、各小・中学校が創意工夫を生かした教育、学校づくりができるようにすること、小学校から中学校への円滑な移行ができるようにするため、教育活動の充実を図り、学校をめぐる今日的諸課題に対応するため、各小・中学校への町費教員の派遣、特色のある教育、特色のある学校づくりに向けた研究推進体制の整備に努めてまいります。
また、町独自の子育て環境の形成との関連では、以前の学校での放課後子どもの居場所試行の経験を生かして、さらに放課後子ども居場所事業の充実に努めてまいりたいと考えております。
次に、学校教育において、児童・生徒の安全確保についてとのお尋ねでございますが、児童・生徒にとって、安全・安心な環境の確保を第一に必要な取り組みを進めてまいりたいと考えており、平成26年度は、小・中学校の屋内運動場天井等の非構造部材耐震化工事の実施設計業務委託費を予算計上させていただきました。
次に、情報化・国際化に対応できる教育環境づくりについてとのお尋ねでございますが、情報化については、今日の情報化社会に対応できる人材の育成のため、各小・中学校にインターネットにつながるパーソナルコンピューターを配備しており、各教科学習や情報手段の活用スキル学習などに利用されております。今後も情報モラルや携帯電話の指導も含め、情報教育が円滑に行われるよう環境整備を行ってまいります。
国際化については、小学校5年・6年生で必修となっている外国語活動や中学校の外国語の授業を充実させ、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図るため、ネイティブスピーカーであるアシスタントティーチャーを小・中学校ともに派遣するとともに、小学校には地域の方の協力による外国語活動サポーターを派遣しております。また、日本語の指導が必要な帰国子女や外国籍の児童・生徒のため、必要に応じ日本語指導講師を派遣しております。以上であります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
2番(長塚かおる君)
御答弁ありがとうございました。最初の消費税の引き上げについての4,700万円の増税、増収見込みというこの件に関しては、予算委員会で資料を配付してくださるということなので、今回はこれで終わりにしたいと思います。
2の財政の自律性の確保の取り組みということなんですが、町税等のその収納率の向上というので、ここ数年徴収体制強化がすごくとれてきていて、徴収率が上がってきているのではないかなという、その結果はすごく出ているのではないかなと思っています。24年度の場合、町民税の現年課税徴収率というのが多分98.2%ぐらいに高くて、固定資産税でも98をちょっと切るぐらいだったと思うんですけども、やはり国民健康保険が、収納率というのは90%前後に低くなっていると思うんですね。これを100%に近づけるということは大事なことではあると思うんですけども、私、町長がこの財政の自律性というふうにうたっているその自律性という意味がちょっと私と、私が勘違いをしているのかもしれないんですけども、今、葉山町の財政というのは、町民の皆さんから集めて、納めていただく税金と、国とか県からの支出金、そして交付税や各種交付金など、町債とかがあるわけですけれども、それが自主的な財源と、それからそのほかの財源という形でなると思うんですが、町長がその自律性と言っている、葉山町のその財政の自律性というのは、自分のところのその税金、どういうその財政の組み合わせのことをおっしゃっているのかなというのをちょっとお伺いしたいんですけれども。
町長(山梨崇仁君)
自律性という言葉には幾つかの要素が含まれていると考えております。もちろん達成できてないものもございますけれども、達成しているものも含めて御説明をしたいと思いますが、まず、御存じのとおり国からの交付金を受けて依存財源として町が頼っているものが多くございます。これらに頼らずにやれることがやはり究極の自立であるというふうには思いますが、現状ではこれは難しいというふうにも判断をしておりまして、目指すものとして町の自主財源の確保というものが第一であると考えております。そのための方法として、今回第1の目的でありましたので、徴収率、収納率の強化を図っていくことで少しでも町の自主財源を高めていこうということを考えております。
また、もう1点は、現状では、一般会計においては、町税の残債というのは、現状の町民税の額とほぼ同額になっておりますので、自律性は保たれていると私は思っておりますけども、やはり下水道会計のほうにおいては、町債そのものがまだまだ多く残っておりますので、借金残高をしっかりと減らしていけることも自律性の確保にも十分に寄与するというふうに考えております。
2番(長塚かおる君)
ことし…きょう、ことし2月の8日のときに神奈川県の予算案が出ていたんですが、そのときに、これは讀賣新聞なんですけど、1人当たりならということで、県の予算案、人口908万3,839人で割った予算というのが載ってたんですね。その県の県税収入というものを一般家庭で言うとお給料として考えると、これが1人当たり12万円で、歳出の部分として支出部分が、家計ですね、20万5,000円というふうになっていたという、なっているということで、8万円の、8万5,000円の赤字の家庭だというふうにこの新聞に載っていました。それをちょっと葉山のほうの、このことしの26年度の予算のほうで見てみたんですけれども、葉山の町民税の税金の1人当たり、1月1日現在3万3,635人で割ったところでいくと、16万5,340円になっていて、ここの一般家計費として使われているのが、町でつくっていただいたこちらの予算案の概要にも載っていましたが、27万3,215円。ということは、これが赤字が10万7,875円。これを埋めるために依存財源というか、から取っていこうということなんですけど、これは自主財源としての考え方が町税だけではなくて、その、あれですね、使用料とか手数料とか財産収入とか、そういったことも入れた中での自主財源として考えていくと、数字ばっかり言って申しわけないんですけども、これが県でいくと赤字になるのが7万3,080円、町でいくと8万5,746円という形になるんですね。この自主財源率として考えるのだと、葉山町が68.6%とことしはなっていて、平成24年度は73.2%ぐらいあったと思うんですけれども、今回いろいろ大きな空調設備などをやっていくことで低くはなっていると思うんですが、この点、町長としては、その自律性という言葉をずっと使い続けているんですが、どのようにお考えでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
空調の御指摘がありましたので、それを事例に挙げて御説明をさせていただきますが、今回の空調設備については多額の経費が見込まれておりまして、私も大変悩むところではありました。ただ、学校4校あることであったりとか、また6年生まで各学年に子供たちが分かれていることを考えますと、これを分散してやるというのは考えられないという結論に至りまして、言ってしまえばやるかやらないかだというふうに思っています。やらなければ恐らく昨年度よりもより町の財政負担としては軽くなったものをお示しできたかもしれませんけれども、そういう意味でこういうときにしっかりと使うものを使わないで、日常お金を使わないということが、それは倹約ではなくてけちだというふうに言われるだけだとも思っておりますし、使うときにはしっかりと使って、それが子供たちの笑顔であり、健康の保持であり、学習環境の整備であれば、それは取り組むべきというふうに考えておりますので、そういう意味では、それにより町の魅力が相乗的に上がりまして、また多くのお子さんが喜び、お母さん方が、お父さん、お母さんが葉山に住んでいただけることも町の将来への自律を促すものとして考えておりますので、打つべきところは打ち、守るべきはしっかり倹約をして尽くしていくということが自律性の基本にあるというふうにお考えいただきたいと思います。
2番(長塚かおる君)
自律の、への…(「基本にある」の声あり)基本ではあると。あの、まああの、今回本当に空調を全教室に入れたということは、私はすごく喜ばしいことであって、借金がふえたりとかいろいろなことが、負担がかかることはあるかもしれないけれども、これは今現在だけを見据えたわけではなく、これから5年、10年、やはりまだこの学校施設というのを使っていかなければならないであろう中で、今の子供たちだけではなく、これから生まれてくる子供たちのためにもなる財産ということで、これが経費としてかかってしまったけれども、将来残るという意味では、私はすごくいいことではないかなと思っているんですね。ほんの私たちの家庭の中でも、やはりお給料、もらってきたお給料の中でやることが一番いいのかもしれないけれども、やはりここ、いざここで何か1つ大きな家を買おうとか、大きなものをしようとか、子供の教育でこれだけお金をかけようとか、みんなでどこかに旅行に行こうといったときに、やはりその、なかったときにじゃあそれを我慢するかというよりも、これからじゃあその楽しみのためにその後に苦労があっても、その楽しみを持つことでまた仕事ができるという、そういうステップのためにやっていくというものがあると思うんですね。それがやはり町の中でも同じように、借金をしても何をしても、やはり今の人に負担がかかる、これからの人にも負担がかかるかもしれないけれども、町の財産として残していってみんなに使っていただくという観点からいったら、その自律性というその自主財源というものに余りその、今の葉山町の財政の中では、私、余りこだわらず、今、国や県、この新聞にも載ってたんですけど、国や県からの支出というのは、親からの仕送りという形でなってるんですね。この親からの仕送りや、あと臨時財政対策債というのが、親が肩代わりして借金をしてくれるという、何かそういう形で入れかわっているんですが、やはり親がいつも子供を思ってくれて今いる、親がいるうちは何か子供のためにというふうに何かしたいと思うような形と同じように、国が今できる状態の中では、そういったものをふんだんにというか、有意義に使う方法、手段というのもやはり町長としてこれから考えていっていただけたほうがいいのではないかと私は思いますが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
県の考えを取りまぜて述べるつもりでしたけれども、財政の自律という前段の部分におかれましても長塚議員のおっしゃるとおりだと私も考えております。自律については、よく自分で立つという自立と、規律の律を使った自律の律、2つあると考えておりまして、先ほど申し上げたように、町として今回施政方針で私が書いた自律は律するほうの自律であります。財政的に大変厳しかったり、依存財源を使わなければできないものでありますので、立つ自立はまだまだ時間はかかると思っておりますけれども、おっしゃるようにそのローンをすることを決して恐れずに、将来への投資だという観点から財政をしっかりと考えながら運用していくことは、自律、律する、規律を守りながら立っていくということを考えておりますので、そういった葉山町の財政運営をしっかり今後も続けてまいりたいというふうに思っております。
2番(長塚かおる君)
そうしましたら、これからもっと期待をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
次に、公共施設白書の作成についてですが、これも公共施設の保全計画というのですか、これからその白書に沿ってつくっていくということですが、これはいつごろまでに策定する予定ではいるんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
白書につきましては、本年度中の完成を目指しております。その後、計画につきましては、修繕の必要、緊急性が高いものからの取り組みになりますけれども、計画の大まかを定めた上で、またその中については、いろいろと施設そのものについて議論をすることもあると思いますので、その議論を経た上と考えております。早ければ来年度1年をかけ、ずれ込んでも再来年度までには完成をしなければならないものと考えております。
2番(長塚かおる君)
そうしますと、この26年から27年度までにかけて保全計画を立てるんですが、これも一応総合計画の中に組み込む予定になりますか。
町長(山梨崇仁君)
実際の施設そのものの固有名詞を挙げたりとかですね、緊急度が高いという認識で総合計画に取り組むには若干時間が間に合わないところがあるかと思いますが、財政的な面でこれぐらいの、今回も公共施設整備基金については積み増しをし、また来年度でも使うことを考えておりますけども、財政的な面では、これぐらいはしっかりと確保をしようということは、総合計画に織りまぜていきたいというふうに思っております。
2番(長塚かおる君)
今年度、来年度ですか、来年度のほうは、いろいろな修繕がこの計画の白書の中ではなく、老朽化した中での修繕ということで挙げられていましたが、やはりもう30年、この庁舎でも30年、そして学校などは50年近くになってくると思う…50年じゃないか、40年だから40、40…まあ50年近くにだんだんなってくると思うんですけども、向かっていると思うので、やはり早急に計画を立てていただいて、葉山の、何ていうのかな、その教育環境というものを整えていっていただきたいと思います。
4番の子育て・教育環境の充実化に向けての葉山らしさということですが、子育てというと、今回も施政方針に掲げられたように、やはりすごく保育園のことが町長の中にはいつも挙げられているんですが、保育園も本当に必要なことではあると思うんですが、私は、前から言っているというか、思っている、言ったとは思うんですけれども、子育てというのは、本当にお母さんが妊娠したときからが始まる時期だと思うんですね。そのお母さん自身の環境が一番変わるのが、その妊娠して子供を産むまでの間に一番環境が変わってくる。その環境が変わってくる中で、お母さんも初めてのことばかりで、私もそうですけども、第一子というのは、ずうっと幾つになっても初めてのことをその第一子が何かやってくれることなので、全部新しいことで、幾つ、20になっても30になっても真新しいことをやってくれる、というか親として考えさせられることがあると思うんですが。その環境の変わる中での、子供がどんどん成長していく中で、お母さんがやはり一番ついていかれない部分が大きいと思うんですね。やはりその葉山に引っ越して、葉山は子育てがいいからといって引っ越してきたお母さんがいらっしゃるんですけども、その方もカルチャーショックになってしまって、お家、本当に家の中から、外に出ても子供を連れてどこに行けば子供がいるんだろうというのがわからない。公園に行っても子供がいない。近所にいても何か静かで子供がいるんだろうかと思うような、一戸建てに住むとそういう不安の中に子育てをしなければならないという中で、だれに頼っていいかわからない、そんな状態のお母さんたちも葉山にたくさんいらっしゃるようです。そのケアというものを御近所や行政、そして今、子育て支援センターなどがある中で、その中に駆け込みをしてくれるお母さんがいればどこかで救える部分があると思うんですけども、やはりなかなかそういう場面に行かれないお母さんもたくさんいると思うんですね。
子育てって本当に意思の疎通ができない子供を1人で抱えるような形になってしまって、子育てをするのでも、結局自分がどういう環境で育ってきたということが基本にあって子育てを女性はしていくと思うんですね。その中で、やはり自分がどう親とかかわってきたかという不安があるお母さんたちが、じゃあ自分の子供にどう接していいかわからないというお母さんとかが子供をやはり虐待したり、そういう何か見えないところで子供に当たってしまうお母さんたちが葉山の中でもたくさんいらっしゃると思います。その、やはりその、そこのところをどう行政としてケアしていかれるかというのが私は子育ての基本だと思っているんですね。子育て、子供の第1反抗期、第2反抗期、第3反抗期とあるように、そこがすごくこの反抗期と言われているところが親にとっては不安というか、心配な時期で一番あると思うんですね。その中で、その葉山らしさという子育ての中で、今、待機児童ゼロにしようという、掲げている市は…市というか行政はたくさんあるんですけども、葉山として児童館、本当に児童館もたくさんあって、子供たちもよく遊ぶ、遊べる場所であり、中学生も来て遊んだりとかしていて、すごくいい、これ、児童館というのは充実しているなと思うけれども、じゃあ児童館でお弁当が食べられますかというと児童館ではお弁当が食べられないとか、やはりみんなで集ったときに、じゃあ児童館で遊ぶんだけれども、お弁当は食べられないから、じゃあ外でどこかで食べましょうと駐車場で食べたりとかそういうようなことがある中で、葉山では、子育て支援センターが唯一逗子の人も来るというぐらいに、そのお弁当も食べられて園庭もあって、昔の保育園の跡なので、そういう中で子育て支援センターというのはすごく大きな役割を果たしてくれていると私はすごく実感しています。
この時期に、この時期の人をこれからじゃあ町がどういうことをやっていったらいいのかというのは、これから本当に考えていっていただきたいなと思うんですが、幾つかの例として、埼玉県の北本市というところが産前・産後の子育て支援ヘルパーの派遣というものをしています。これはワーカーズの派遣ということで、お家のことをやってくれる人を頼めるというシステムがあり、あと0歳児のおむつ無料化事業というのもやっています。これは、点数というか、券を配られて、指定のおむつだけを買うことができるという施策だそうです。あと横浜市は、待機児童ゼロという形をやっていますが、あと今やっていることが、産後の入院補助というのを出しています。産後というのは、やはり産後、お母さんたちがすごく不安になって、おっぱいが出ないとか、おっぱいを飲まないとか、泣きやまないとか、いろいろなその子供のちょっとした変化で不安になるお母さんたちを助産院さんが預かって、助産婦さんたちのケアを受けながら子育てを一緒にしていくという、そういう今、助産院さんが多くなっているんですけども、今までは補助がないとやっぱり1泊何万円というすごい高いお金を取られてしまうということで、横浜市はここの、何市かで補助を出しています。世田谷区や長野県上田市、静岡市とかが6,000円台から2万6,000円まで、1泊2日の負担額として支給をするということになっているそうです。あと、この前、視察に行ってきた京都の舞鶴市などは、発達支援の事業というのを強化していて、葉山でも本当にすごく発達支援に対しての受け入れというものがすごく強化されているとは思うんですけども、舞鶴は本当に、もう本当に職員としてかかわっていき、そして1人の行政マンが10年近くこの発達支援を伸ばしていこうということでかかわって、その方の思いというものがすごく私たちには伝わってきたんですね。そういう思いでこの舞鶴なども子育てに力を入れていると思うんですが、そういうことをこれから本当に葉山としての葉山らしさの子育てとして、町長、今本当に町長も子育て真っ最中のお父さんでもあると思うんですが、何かこう今感じることはないでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
まず、役所としての制度的な面でお答えさせていただきたいと思いますが、本年度、取り組みとしてはですね、先ほど長塚議員がおっしゃったように、妊娠中の妊産婦健診の補助額を500円ほど1回当たり増額をさせていただきました。それも町としても取り組みとしては今回踏み込んだと思ってはいるんですけども、その後ですね、今度は産んだ後の産後の健診ということも御指摘がありましたので、これは今回議論もしたんですけれども、まずはしっかりと健診に行ってほしいということを第一優先で今回取り組みをしておりますので、産後健診等についての重要性も認識はしております。今後のこれは課題としてしっかり受けとめたいと思います。
また、そのほかございましたけれども、私自身もですね、子育てにかかわる中で、この町としてというふうにおっしゃられますと、例えば今回公園の環境整備をまたさらに充当化しております。先ほどの冒頭のお話もあったように、家の中にお母さん方、お父さん方が閉じこもらないようにですね、なるべく外に出て子育てを楽しみ、また子供の声が響くような町になっていきたいという気持ちも持っておりますので、自然豊かな葉山の町ではありますから、そういったところに簡単に親御さんがアクセスができる、またアクセスできない小さな子については、地域の公園で遊んで顔合わせができる、それが当たり前のような町の姿になることが今のまず必要なことかなというふうには思っております。今後また皆様からいろいろ御議論、御意見をいただきながら、この町でふさわしい子育ての環境というものを私も一緒に検討はしていきたいと思っておりますので、御意見をいただければというふうに思います。
2番(長塚かおる君)
本当に町長、今子育て真っ最中で、御近所というか、お知り合いもたくさん同じような仲間がいると思うので、そういう方たちの御意見というのを聞いて、町のその行政に反映させていただきたいと、ぜひ思います。
では、教育環境のほうに移らさせていただきます。教育環境のほうの設備の改修ということで、今年度本当に全面的な空調設備をしてくださるということで、子供たちもこの夏を乗り越えればという感じになるとは思います。この教育環境の中で、学校の設備というものも中には必要になってくると思うんですが、これからちょっと全部、4、5、6と何か全部まざったような感じで質問させていただきますが、6番の情報化、国際化といったような学校教育の中で、今葉山は本当に生徒、児童・生徒に対するコンピューターの環境というものはすごく充実していると思うんですね。生徒にとってのそういう学ぶ、コンピューターとかを学ぶ環境というものは充実してきているとは思うんですが、反対に教える側の教師からの立場として、今このコンピューターを導入することや、そういった勉強をするということで、各教室で今葉山ではできないと思うんですが、横須賀や逗子などは各クラスにパソコンがあり、1クラスずつか、それとも2クラスに1つなんですが、プロジェクターもあり、その授業をしている最中に画像を取り込んだり、インターネット配信のNHKの教育番組を見たりとか、そういうことが教室でできるそうなんですけれども、葉山としては、そのあたりは今後何か、今検討というか、そういったものはあるんでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
パソコンにつきましてはですね、ちょっと台数との関係で御説明させていただきますと、中学校では各校約40台、それから、これは生徒用ですね、小学校では各校約20台。20台と申しますのは、子供が2人で1つの、スキルがまだ中学生まで上がってませんので、そういうことで1人1台でやり切れないという部分がありまして、2人で1台というような感じで各校20台ということであります。そのほかに、今、議員が最後の部分でおっしゃったようなことで申しますと、移動用ノートパソコンを各校5台から8台配置しておりますので、パソコンルームじゃなくて普通教室でパソコンを活用した授業のときには、この移動用ノートパソコンを使ってやっていくというような形で進めております。
2番(長塚かおる君)
この移動用のパソコンというのは、インターネットはつながるんですか。
教育長(豊田茂紀君)
現在のところインターネットとは接続できません。
2番(長塚かおる君)
パソコンは、今本当に、パソコンとプロジェクター、昔はテレビがクラスごとに1台つくということで大きな話題になった時代もあったと思いますが、今は、これからはパソコンとプロジェクターなどの時代になってくるのかなとは思います。これは本当に子供たちが操作するというよりも、先生が教材としてこれを活用していくという形のものがこれからどんどん必要になってくるのではないかと思います。このほかにも、来年度に、ほんと、来年度というか、で何か考えていただければと思いますが、今後につなげていっていただければと思います。
今、パソコンだけではなく、議会でも話題になりましたタブレット、子供の今、塾でタブレットを持った授業をするというのがだんだんはやるというか、なってきて、親もそれの中からタブレットを見ながらどういうことを子供がやってるかということも見れるということで、そのタブレット授業というものが塾の中では出てきているということで、これが今度学校の中でどのような形で使われてくるかというのはわかりませんが、近い将来、何かそういうことも出てくるのではないかなと思いますので、ぜひまたそういった研究もしていただきたい、町のほうでも研究していただきたいと思います。
あと、その学校の教育、学校教育の安全確保ということで、授業をそういったこと、国際的なものとか情報社会ということで授業をやっていらっしゃる、やっていっているわけですけども、学校の施設というものは、すごく葉山町、どこをとっても老朽化していると思うんですが、平成23年の決算特別委員会の委員長報告の中で、防球ネットのことが指摘事項の一つとして挙げられたわけなんですが、25年度も26年度もこの防球ネットに関して予算が載っていなかったと思うんですが。この防球ネットに関して私も以前から葉山の、葉山小学校のバス停に並んでいるとボールが上から飛んできたり、下から出てきたり、道路に出てくる、ボールが出てきて子供が拾う場面を何度か目にしてきてはいるんですが、この辺の安全性ということに関しては、教育長はいかが、どのように考えていらっしゃいますでしょう。
教育長(豊田茂紀君)
葉山小の国道に面した防球ネットのことだと思いますが、23…ごめんなさい、24年9月の決算議会で初めてこの問題が出ましたときに、私、ちょっと生意気だったんですが、23年度の決算をやってるのに何で将来の問題をやるんですかなんてお答えしてしまったことがありますが、その議会の決算議会の中で、防球ネットについては指摘事項になりましたので、これは議員個人、1人の方の考えじゃなくて議会の意思に転化したというように私自身は判断しまして、25年度予算にも要求をしてきた。26年度予算にも要求しましたけれども、さまざまな状況、空調の問題もありますので、実現はいたしませんでしたが、そういう議会の意思になったなという認識は持っております。その上で、最初のうちはボールを蹴る方向を変えて蹴りなさいという指導をさせていたんですが、そうはいってもそうじゃない。私自身がこの半年でですね、私が見たことはないんですが、うちの職員から4人別々、あるいは複数の議員の方からもやっぱりボールが出たよ、元教育委員長からもそんな話が出て、蹴る方向を気をつけて指導していてもやっぱり出るなという問題が結構頻繁に出てきているな。そういうことがありますので、この問題については、やっぱり今後の重点的な課題になっていくな、そういうように考えております。
2番(長塚かおる君)
前に私もこの桜の木が大きくなり過ぎてという話をその23年度のときにしたと思うんです、自分が質問させていただいたんですが、桜の木が大きくなって、その防球ネットなどを突き破って枝が出てきたりとかして、結構防球ネットがあちらこちらに穴があいていたんですけれども、それの修繕をしながら今までもたせてはいるんですが、やはり全体的に高い防球ネットがあるわけではなく、半分だけ、半分というのかな、半分ぐらいだけがちょっと高くなっている状態で、その低くなっているところからボールが出てしまうと思うんですが、これに関して町長としては今後どのようにお考えでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
本年度につきましては、エアコンの工事でかなり大規模な工事になりますので、夏休み期間中等工事期間がかなり限られていることを考えますと、防球ネットそのものもですね、あそこは斜面地になっていまして、今あるものに簡単に取りつけるわけにはいかないということを考えますと、本年度はそういう事情から見送りをさせていただきました。必要ないとは思っておりませんし、また学校からも皆さんも御承知のその当該場所以外のところでですね、ここにもネットが欲しいとか、フェンスを直してほしいと、いろいろ要望はいただいておりますので、時期ころ合いはありますけれども、本年度ではない中ですけども、対応は図らなければいけないものだというふうには認識をしております。
2番(長塚かおる君)
そうしましたら、これからの検討をしていただきたいんですが、わかればでいいんですけども、この防球ネットは、あそこ、葉山小学校を直すとするとどのぐらいの予算がかかるかなというのは、どちらかわかるんでしょうか。
教育部部長(小山誠君)
そうですね、予算要求する際にですね、国道側のフェンスの設置、経費的に見積もったところでは、約700万程度というふうに理解しているところでございます。
2番(長塚かおる君)
そうしましたら、これは子供の安全というか、だけではなく、車に当たったらそういう補償などにもかかわってくることだと思いますので、ぜひこれは早急に考えていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
あと、教育環境の中で子供、今、子供が、保育園に入れるお母さんたちが多くなってきている中で、学校に行ったらじゃあどうするかというと、小学校というのは、今6時間授業というのがふえてきてはいますが、1年生というのは保育園に行っているよりも早く帰ってきてしまう。そういった中で、学童保育もすごく需要がある時代になってきているのではないかと思います。葉山の場合は、児童館での学童保育を受け入れていて、無料なので、たくさんの方が一応登録をするんですが、夏過ぎになると半減してしまうようなところもあると聞いています。その中で、町長も前に議員時代に質問されていた子供の放課後保育の子どもの居場所事業というものを以前やった中で、週1回の試みで結果が出た、余りいい結果は出てきてはいなかったと思うんですが、昨年かな、昨年児童館に行ってる方たちのお母さんたちへのアンケートというのをとった中で、学童クラブの利用を有料化して利用しますかという方が、利用するという方が半分以上、それから、あともし場所を変えるならば、学童クラブの実施場所を変更するとしたら各小学校敷地内という方がやっぱり50%以上、そのような形で、今、お母さんたちは、やはり学校から直接の、どこかを通らずに学校内で遊んでいてくれたらという思いは親としてはすごくあると思うんですね。その中で、今、いろいろな空き教室がないとか、いろいろな条件というものがなかなか満たさない中で、先ほどの教育長からの御答弁もありましたが、これからその放課後の居場所事業というものをまた試みていただけるような御答弁をいただいたと思うんですが、教育長、もう一度お話ししていただいてもよろしいでしょうか。
教育長(豊田茂紀君)
先ほど申しましたように、何年か前に年度の後半の半年間と次年度の前半の半年間というような形で、通算約1年間の試行を葉山小学校でやりまして、それについての評価等も当時の議会の中でなされたと思います。私は、冒頭にそのときに覚えておりますのは、思った以上に利用者の方が少なかったなというように思いましたが、それは日数が少ないからじゃないのとか、特定の学校1校だったからじゃないのというようなこともあったのかなと、あのときの子ども育成課がされたアンケート等を振り返りながら、と思っております。また、子ども・子育て会議ですか、この3月3日に第4回が行われるようですが、その第2回と第3回の議事録も読ませていただきますと、やっぱりそういう要望というのはやっぱり出てるなというようにも感じておりますし、そこで出た要望がすべてやれるものだとは思っておりませんが、この放課後子どもの居場所については試行をした経験がありますので、その経験を生かしていきたい。できれば学校数とか日数もふやしていけないか。これは子ども育成課とも十分きちっと調整し、検討しながら進めていかなければならないので、教育委員会だけというわけにはまいりませんが、考え方としてはそういう考え方を持っております。
2番(長塚かおる君)
今、幼稚園でも延長保育などで7時までお預かりをしようとか計画している幼稚園もありますし、あと長期、夏休みとか冬休みの長期休暇のときは、午前中はもういつでも来てもいいわよというので、幼稚園が子どもたちを預かっている幼稚園もあるぐらいで、やはりそういったことで、少し柔軟性を持って学童保育も学校の中でずっと子供たちがいられる場所があると親も子供も安心な部分があると思うので、ぜひこれはこれから検討の余地があるのであれば考えていっていただきたいと思います。これは、26年度というと豊田教育長がもういらっしゃらない年度になるかと思いますが、来年度に向けて教育長がこれからまた引き継ぎとしてもぜひやっていただきたいなと思うのがインテリジェントティーチャーというか町費職員ですか、この中一ギャップをなくすというものをぜひ続けていっていただきたいと思うんですが、最後に教育長からこのインテリジェントティーチャーを導入して今の体制になったまでの思いと、これからの続けていっていただきたいという私の思いを含めてお話をしていただければと思いますが。
教育長(豊田茂紀君)
基本的には、私は新しい教育長が議会の同意を得て就任されたらという前提で申し上げますが、引き継ぎ事項は20項目ぐらいになるのかな。ちょっと原稿を見たんですが、A4判で8枚程度にはなると思っております。その中には、例えば去年の9月議会で環境教育、町独自の環境教育を進める、あるいは12月議会で男女共同参画社会を学校でどういうふうに進めるの、そういうようなことについてお答えしたこともありますから、そういうこともきちんと、きちんとというか、引き継いでいきたい。そういうことになると引き継ぎ事項だけでも具体的には20項目を超えるかなという感じであります。やっぱり安定性と継続性は大事ですから、新しい教育長になったから90度路線が変わるということはあってはならない、そういうように考えておりますので、そういうように進めていきたい。
インテリジェントティーチャーについては、守屋町長の時代の平成17年にたしか7人ですか、配置され、例えば上山口小学校は理科の教員をインテリジェントティーチャーとして配置した結果、あそこの小学校は理科の自然科学関係の観察とかそういう作文の全国レベルの大会で毎年のように優秀賞を取る、賞を取るのがすべてだとは思いませんが、例えばそういうようになっております。それぞれインテリジェントティーチャーはそういう形で有効に使わせていただいていますが、平成23年度に、森町長のときにさらにこれをふやしていただいて、わかりやすくサポートティーチャーというような呼び方もしておりますが、2人。この2人は、ずっと申し上げましたように、小学校と中学校、本籍を例えば中学校に置いて、2人の先生が2つの中学校で、そして4つの小学校に行く。4つの小学校で算数なら算数の授業をチームティーチングでやっていく。君たちが来るのを待ってると。その子供たちが中学校へ行ったら、あ、小学校で習った先生がいるわ、数学の授業、おもしろくなるかなとか、その逆も、というように考えております。この増分が現在は維持されておりますので、そういうニーズをふやすのが私は青空でどこまでもどんどんふやせばいいとは夢にも思っておりませんが、最低限もう少しあれば将来的にはいいかなという気持ちもありますが。と同時に、例えば今のは教育課程の実際の展開の中で、つまり授業の中でのことでありますが、去年から春休みにわかる算数教室というのを春休みに3日間、6校時分ですね。1日4校時も算数は小学生だって耐えられませんから1日2校時分で6校時分。15人の定員に対して33名の応募がありまして、最初は抽選する予定でしたが、33名全部引き受けました。欠席者はなくて、よく子供たちが中学校へ行くのに一つプラスになったな、算数から数学へ変わるというのは言葉が変わるだけじゃないというのを一度ここで申し上げたことがありますが。今年度、この春休みに60人にふやします。ただし、大規模教室でやるわけにはいきませんから、30人ずつを6校時、後半の30人ずつを6校時。たしかツツジ教室とか名前をつけて、もう教育研究所から各学校へ呼びかけが入っておりますね。60人というのは、小学校、4小学校で1学年300人ですから2割。2割の児童を対象にして、小学校で分数の計算にしても四則計算にしても落ちこぼれてた、欠けてた部分をきちっとサポートして中学校へ送り出したい、そういうことを教育研究所はやってくれております。そういう積み重ねが子供たちの教育環境の向上につながっていくというように思っておりますので、そういうことをこれからも継続していきたいと思っております。
2番(長塚かおる君)
ありがとうございました。では、これで私の質問を終わります。
議長(金崎ひさ君)
これにて、2番長塚かおる議員の総括質問を終わります。
この際、昼食のため、暫時休憩をいたします。再開は午後1時10分からといたします。
(午後0時01分)
議長(金崎ひさ君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後1時10分)
総括質問を続行いたします。第3番、11番横山すみ子議員、登壇願います。
11番(横山すみ子君)
11番横山すみ子です。本日は新葉クラブを代表して、平成26年度一般会計予算案ほか4特別会計予算案について、総括質問を行います。
質問に先立ちまして、豊田教育長に一言御礼を申し上げます。本会議で教育長とお会いする場面は、もしかしたら本日が最後かと思います。豊田教育長には、教育分野に限らず、大変な時期にあった葉山町をしっかりと支えていただいたことに心から御礼を申し上げます。
それでは、質問に入らせていただきます。平成26年度は、第三次総合計画後期基本計画の最終年次に当たります。この第三次総合計画後期基本計画は、山梨町長のマニフェストを織り込むとして、時期をおくらせてまで提出された案を、議会が一部修正し決定されたものです。この第三次総合計画後期基本計画の議決は、議会としては、総合計画を議会基本条例で議決事項に加えて初めての審議となり、6月議会では全会一致での否決、9月の議会で最終的に議会側の修正案が可決され、町長からは再議の提案があったものの、議会側修正案が可決されたという経過をたどりました。総合計画特別委員会や本会議で、その内容について緊迫した議論が行われました。現在は第四次の総合計画を策定するための作業が進んでおりますが、第三次総合計画の達成度等検証あっての第四次総合計画策定であるべきだと思います。
そこで質問の1項目目、葉山町第三次総合計画最終年度の予算で、計画を達成できるもの、達成できない見通しのものについて伺います。1-1として達成できなかったものについて、今後どう取り組むか伺います。幸いなことに、まだ26年度1年が残っております。
1-2として、計画を達成できた事業のうち、今後も重点的に取り組みたい事業は何か伺います。
質問の2項目目。26年度予算におけるごみ処理事業のうち、中間処理施設等の取り組み、戸別収集の総経費について伺います。2-1ごみ焼却施設の廃炉、クリーンセンターの整備等、施設面についての取り組みを伺います。
2-2として、ごみ戸別収集の全経費を伺います。当町のごみ処理施策については、前町長の突然の広域協議からの離脱に端を発し、横須賀市・三浦市から提訴された損害賠償の訴訟が足かせとなっているという枕詞が、将来の計画を立てることができない言いわけとなっておりました。ここで改めて申し上げておきたいのは、町長選挙に勝利しても、重要な政策すべての決定を一任されたわけではないということです。前町長はこの点について重大な誤解をされていたと思います。前町長は、ゼロ・ウェイスト政策と古い焼却炉の継続使用、ごみ処理方式の大幅な変更となる戸別収集、資源ステーション、ごみ袋の有料化を提案されました。戸別収集に関しては、町民一人ひとりの日常生活に大きくかかわりがあること、しかも県下最悪とも言えるごみ処理経費が、また膨らむ可能性もあるものです。この方針決定の前に、この戸別収集への変更にかかわる経費を示し、課題、メリットなども示して、戸別収集への変更をすべきかどうかを町民に問うべきであったと思います。山梨町長が議員であったときには、ゼロ・ウェイストにも戸別収集にもごみの有料袋にも賛成されておりました。しかし、それは議員としての意見であって、最高責任者として、政策決定をするに当たっては、改めて議会や町民にその事業の変更の目的、それにかかる経費、メリット・デメリットをしっかり説明し、十分に意見交換を行って決定すべきであると思います。この大事な手順を踏まずに重要政策の変更を行えば、大変不安があるのは当たり前です。26年度の町長施政方針を引用致しますと、5ページに、「全町民の皆様にお願いしなければならないことがございます。それはごみの収集方式の変更についてです。本年6月に戸別収集を全町で開始するに当たりましては、町民の皆様の御理解と御協力なくしては成功はあり得ません」と書かれております。全町民の理解と協力が必要な大きな変更について、その変更の目的についての説明と経費についての説明が明確にないまま、御理解と御協力を求めるということは、行政の姿勢として基本的に欠けるところがあるのではないかと感じております。
2-3として、ごみ裁判が終結し、葉山のごみ処理の将来について、計画を具体的に立てることを阻害する要素がなくなりました。ごみ処理経費の大きさを考えると、一刻も早くその作業に取りかかるべきです。新葉クラブでは2月11日、出前フォーラムを行いました。そこで、参加者の方から貴重な御提案をいただきました。将来のごみ問題の方針を決定するための大切な手順として、本年度、26年度です、ごみ問題について審議会を設置し、専門家、町民の御参加をいただいて、議論すべきではないかとの御意見でした。現在、鎌倉市でもごみの問題が多くの議論を呼んでいますが、ごみ問題に関する審議会が設置されていて、その中には施設についての部会も設けられ、専門家・市民が一緒に議論を行っているとのことです。我が町には下水道審議会はありますが、ごみ問題についての審議会は、現在ございません。町長の御見解を伺います。
3-1、公共施設白書とその後の計画の内容、スケジュールを伺います。
3-2として、公共公益施設整備基金増額の方針について伺います。施政方針の5ページに「老朽化が進む町有施設の維持再編のために、公共施設白書の作成を進めておりますが、26年度はそれに基づいた計画を作成し、国の補助金や基金などを活用しながら整備を進めてまいります」とあります。また、今議会で提案されました補正予算でも、年度途中でも7,500万円の公共公益施設整備基金への繰り入れが提案されるなど、基金充実への努力が本格化してまいりました。そこで3-2として、公共公益施設整備基金増額の取り組みの方針を伺います。全般的に、26年度予算案につきましては、町長の政策実現のための熱意のうかがえる項目と、これは緊急であるけれども積み残しされているという項目が混在しているように感じました。
それでは、これで第1回目の質問を終わります。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
横山議員の御質問に順次お答えをさせていただきます。
初めに、葉山町第三次総合計画最終年度の予算で、計画を達成できるもの、達成できない見通しのものについて伺う。達成できなかったものについて、今後どう取り組む予定かとのお尋ねですが、第三次葉山町総合計画に掲げられた取り組みについて、現在、全庁的に振り返り作業を行っているところです。できなかったことについては、できなかった要因等、その振り返り結果を踏まえ、引き続きの課題としてとらえるべきものについては、次期総合計画に反映をさせてまいります。
次に、計画を達成できた事業のうち、今後も重点的に取り組みたい事業はとのお尋ねですが、現行の第三次葉山町総合計画における、これまでの取り組みの成果を踏まえつつ、さらなる充実を図るために、計画最終年度に当たる平成26年度においては、認可保育園の設置やごみの戸別収集、南郷地区の活性化、消防救急無線のデジタル化などといった事項について重点的に取り組んでまいります。
2項目目、26年度予算におけるごみ処理事業のうち、中間処理施設等の取り組み、戸別収集の総経費を伺うの1点目、ごみ焼却施設の廃炉、クリーンセンター整備等、施設面についての取り組みはとのお尋ねですが、クリーンセンターの焼却炉については、使用しない方針ではありますが、今後、他自治体とのパートナーシップの構築により、中長期的な安定処理を確保し、社会資本が充足した段階で法に基づき廃止をいたします。また、クリーンセンターのその他の施設につきましては、全町で戸別収集を行うことにより、クリーンセンター内のごみや資源物の量や流れが大きく変わることが予想されます。施設につきましては、効率、必要性、規模等をよく見定める必要があることから、分別収集改編後のごみや資源物の収集データを分析し、慎重に検討をしてまいります。
次に、ごみ戸別収集関連の全経費を伺うとのお尋ねですが、ごみ戸別収集関連の予算といたしましては、清掃総務費は約3億1,500万円で、これは人件費及び資源回収協力奨励金が、じんかい処理費は約4億9,510万円で、これは駐車場の増設工事…失礼しました、洗車場の増設工事、戸別用パンフレット作成及びポスティング経費、じんかい収集車を前倒しで購入する費用、アルバイト員の賃金並びに可燃物運搬処分委託費等を計上しており、前年度予算額と比較いたしますと、マイナス0.5%、約450万円の減額となっております。なお、戸別収集関連の歳入面においては、資源物売り渡しが減少するため、昨年度より約720万円が減額となります。また、歳出面においては、新たな経費として約4,040万円が発生するほか、業務員の減員や可燃ごみの減少等に伴い、約4,920万円の減額が見込まれております。
次に3点目の、本年度にごみ問題についての審議会を設置すべきではとのお尋ねですが、一般廃棄物に関する審議会については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく廃棄物減量等推進委員や条例に基づく附属機関を現段階では設置の予定はございませんが、必要に応じて設置するなど対応してまいります。
次に、公共施設白書とその後の計画、公共公益施設整備基金の見通しはとのお尋ねの1点目、公共施設白書とその後の計画の内容、スケジュールを伺うとのお尋ねですが、公共施設白書につきましては、今年度中の完成を目途に作業を進めている状況でございます。この公共施設白書に基づき、来年度から平成27年度にこれら町の施設の公共施設の保全計画等を調査研究し策定する予定となっております。
次に2点目の、公共公益施設整備基金の増額の取り組みの方針についてとのお尋ねでございますが、さきにお答えしました公共施設の保全計画の策定をもとに、老朽化する町有施設の改修や道路整備等にどの程度の経費がかかるのかを把握し、国・県支出金、地方債などを含め、整備に要する経費の財源調達方法を検討する必要があります。平成25年度におきましては、一定額の積み立てを行い、年度末残高見込みは3億5,411万1,000円となっておりますが、今後につきましても、さきにお答えしました公共施設の保全計画の策定を踏まえ、必要な経費の積み立てを行ってまいりたいと考えております。
以上で1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
11番(横山すみ子君)
第三次総合計画でできた主な事業、それからできなかったものというふうに伺ったんですが、確かにあと1年ございますので、できなかったという聞き方はよくなかったかなと思っておりますけれども。今、私が手元に持っておりますのは、第三次葉山町総合計画とそれから実施計画なんですけれども、総合計画のほうに入っている項目が実施計画に載っていないというものがありまして、ごみの部分が多いんですけれども。あと1年間の間に、総合計画の後期基本計画そのものをできる限り達成するという努力が必要なのではないかと思いますけれども、その点についての御見解はいかがでしょう。
町長(山梨崇仁君)
できるようにですね、努めることは大前提だと思っております。
11番(横山すみ子君)
ごみの問題に入ると、私、多分、果てしなく、とまらなくなりますので、1つだけ、午前中の質問から引き続いて、町長の御英断をいただきたい項目がございます。それは、中村議員がかねてから取り組まれていて、長塚議員が先ほど教育長からの見解を伺われた葉山小学校の防球ネットなんですけれども。実は私はバス通勤でございまして、バスを降りたところで、反対側のバス車線のバス待ちの客が全員葉山小学校のほうを見つめて硬直してるといいますか、みんなびっくりして立ってるという状況にあったことがございます。それはちょうど球が出てきて、県道を渡ってしまった。私が振り向いたら、葉山小学校から、上級生ですけれども、ネットを乗り越えて、すごい勢いで走ってきて、幸い、県道は渡らず、歩道橋を走りましたけれども、向こう側でボールを受け取って、また、猛スピードで校庭に戻る。どこから入るかなと思ったら、ネットの低いところを乗り越えておりましたけれども。これって、私が何を感じたかと言いますと、例えば、その球が、上り車線ですね、バス停側のほうを走る車にぶつかって、その車が操作を誤ったとすると、バス待ちの人たちに突っ込む危険性も十分にあった角度のボールでございました。これは、先ほど、答弁聞いたときに、700万円というふうにおっしゃっておりましたけれども、もしも、そのような事故が起きた場合、人命にかかわるような問題が起きた場合は、桁がまるで違う額を、もちろんお支払いしなければいけないのと、危険性を承知しながら、なぜできなかったかっていう責めを負うことになる危険性があると思います。理屈を申し上げれば、議会が議決したことについて、なるべく早くに実現していただきたいということなんですが。これは、教育長の引き継ぎや議会の引き継ぎ事項という以前に、緊急性があると。実は、1カ月ほど前のことですので、ぜひ再考をいただきたいと思いますし、700万円ということであれば、年度途中でも可能でありますし、議会側が覚悟を決めれば、そのことについても提案ができていくということなんですが、これは教育長には質問通告してございませんし、最終的に御英断をいただくのは町長かと思いますので、来年度以降に考えるというふうに先ほど聞こえたんですが、この積み残しの部分に加えていただいて、できれば26年度中に、事故が発生しないうちに手を打っていただきたいんですが、再考していただけないでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
現段階ではという答弁になりますけれども、26年度の今回の査定の中でも、私も議論させていただきました。現行では、空調のことにかなり予算も、あと、時間もかかると思いますので、現段階で、いつそれができるかというのは答えられないというふうに考えております。ただ、先ほどもお話もありましたとおりに、やらないというつもりはございませんし、可能性としてしっかりとそれを持っておきたいと思いますので、横山議員がそういう御経験されたということも、大変、心にしっかり受けとめた上で、今後の判断をしていきたいと思っております。
11番(横山すみ子君)
ありがとうございます。私も本当に一瞬背筋が凍ったという経験をいたしました。それから、冒頭に申し上げるべきだったかもしれないんですが、空調を全校一斉に工事をするということで、周辺の自治体からも大変注目をされてというか、英断だったという反応をいただいておりまして、この御判断につきましては感謝を申し上げております。
それでは次の質問に移らせていただきます。第三次総合計画策定の後期基本計画策定のときは、大変長い議論をしましたけれども、双方ともに満足のいくやり方ではなかったかもしれないと、私のほうも反省する点はあるんですけれども、この中で、後ほども触れますけれども、せっかく目標としてあるのに、実施計画に載っていなかったというものが幾つか、私自身のこだわりの中で発見されて、できれば26年度中にやっていただきたい。実施計画にもし文言が入っていなくても、必要であれば、総合計画のほうにあれば、検討して手をつけるということ、可能性はございますか。町長に伺います。
町長(山梨崇仁君)
具体的な事例に基づくかもしれませんけれども、基本計画の中で解釈できるものについて取り組むことがあればですね、それは進めることは可能だと思います。
11番(横山すみ子君)
それでは、することができればやるというふうに言っていただいたと思います。本会議で何度も何度もやりとりをさせていただいて、町長ともやりとりさせていただいたし、成島部長ともお話をした問題なんですけれども、25年度の町長の施政方針演説の中では、非常に、一般廃棄物処理関係には課題が多く山積していて、取り組まなければいけないと書いてありまして、むしろ、26年度町長施政方針よりも、ごみ処理基本計画の改訂や中間処理の安定化という文言が入っていまして、具体的な事業が行われるのかなと思いながら、手がついてなかった部分です。ただ、25年度は、いつもおっしゃってたように、横須賀・三浦との関係があって、遠慮されていた部分があったのかと思いますけれども、成島部長も答弁され、町長もそのように指示しますとおっしゃっていただいたのに、実施計画には入っていないし、26年度の予算に入っていなかったので、非常に、評価したい思いで施政方針と予算案を眺めながら、この点はとても残念だと思っている点がございます。
それは、ごみ焼却場の、これからのために、どのように、例えば解体をする場合にどのような仕事とお金が必要かを業者から聞き取りをするというふうに、確実に言っていただいたんですけれども、その御返事をいただいておりませんし、どのような調査がされたかも予算に反映されておりませんので、一例を挙げれば、そのようなことでございますが、もし記憶に残っていらっしゃらなかったら、議事録から抽出して、後ほど差し上げますが、そんなことをする必要のない、つまり実際的な作業の話ですので、調査の予算がのってるかなと思いながら、のってなかったということで1つ、1点、具体的に言えば検討しないでもないっていうふうに聞こえましたので、申し上げさせていただきました。これは、私は今回、予算委員会に入りますので、そのときに具体的に御指摘はさせていただきますけれども、これは予算委員会というよりも、ずっと本会議でのやりとりをしておりました問題で、もちろん、ごみ問題特別委員会でも、各委員から指摘は出ておりました。ぜひ、この点については、先ほどの防球ネットと同様に、もう1回ちょっとチェックをしていただきたいんですが、町長、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
失礼しました。耐震そのものについてですね、確認をした経緯はしっかりとございまして、本体133.6平米に対して、およそ500万円程度の診断費用がかかるというふうに概算を出しております。解体工事についてはですね、これは庁舎内、職員判断ですけども、少なからず億はかかるだろうというふうに今、考えておりまして、今後、それを業者に発注してですね、解体について見積もりをとらせることも行わなければならないとは思っておりますけれども、現状ではまだそれは行っておりません。
11番(横山すみ子君)
後ほどの、公共施設の問題とちょっとダブってしまうんですけれども、今、手に持っておりますのは、政府の予算と地方財政関係の資料でございます。それで、昨年の12月に財務省が出したものとそれからまた各都道府県から町に知らせるようにと書かれたような文章が入っているんですけれども、後ほど申し上げようと思っていたんですが、公共施設等の管理の計画については、補助金を2分の1ですか、出すと。それから、この計画に基づいて廃止をする施設については、それ相当の地方債を発行することを認めるように、地方財政法の改正に入ると。これはしめたと思いましたら、なかなかしめない状況がありまして、「当分の間」という文字があります。つまり、ずっとやってくれると思っていたら、財源がなくなってしまいましたと言われる可能性がある。計画のほうは、2分の1に関しては怪しいことは書いてないんですけれども、それに基づいて、不要となった施設を除去するって書いてあるんですが、取り壊ししたりするものに対する地方債発行について、相当な手当てをするよと誘導する形なんですが、これがもしかしたら時限つきの改正になるのかなというおそれを持っておりまして、葉山町のごみ焼却場の焼却場が不要な施設という範疇に入るかどうかについては、問い合わせをしなければいけないと思うんですが、水道なんかとは別で、当町では、企業会計ではありませんし、多分、大丈夫ではないかと思うんですが、そのようなこともありまして、こちら、私としては一人で焦っているところがあるんですけれども、町全体としても、この公共施設の問題とも関連して、ごみ処理の問題をどういうふうにするかというのは、町の将来に大変にかかわる大きな問題だと思います。そして、これから先、町民の皆様とともに、もちろん議会もですけれども、どのような方向を目指していくかというときに、基礎的な調査というものはどうしても必要になります。先ほど、前の議員の御質問に対して、町の中のいろんな施設について調査して、白書をつくって、その後、保全計画を立てるという中に、クリーンセンターももちろん含まれていると思うんですけれども、クリーンセンターは他の施設と違って、特殊な用件を抱えていると思います。あのような施設、もし、いろんな問題がうまくいったとして、ごみの集積所という形に、もしできたとしても、集積してピックアップする施設という意味では、他の施設よりもお金がかかるだろうと。その前に、先ほども職員の段階の試算では億以上のお金がかかると推察してるということだったんですが、億の1本の指では絶対にいけないなというのを素人の私でも考えます。これから先の財政に一番、多分響く問題でございますので、先ほど部長と御相談されておりましたけれども、クリーンセンターに関しては、その白書を待たずというか、もう統計としては入っているかもしれませんが、もう一段進んだ調査を、26年度にどうしてもやっておいていただきたいと思うんですが、それはいかがでしょう。総括質問としては小さいように見えるかもしれませんが、この影響は大変大きいと思います。御答弁をお願いいたします。
町長(山梨崇仁君)
今回、白書の中には、クリーンセンターそれから下水道、それからコミプラについてはですね、白書の対象とはしない考えを持っております。ですので、クリーンセンターのその根拠としても、それぞれがですね、それぞれとして、維持経費をかけなければならないものとしてありますので、特にクリーンセンターについても、御指摘のようにですね、タイミングに合った形で解体をしていこうというふうに、今は考えております。前段で横山議員が御指摘のように、今回、裁判が終わったことで、町としても今、パートナーシップを求めると言ってることに、まさに総合計画に修正していただいたとおりにですね、広く求める、今、動きを始めようと思っております。始めてる部分もありますけれども。その中で、クリーンセンターについての解体もセットだというふうに、私は今、認識をしておりまして、町の処理体制をどうしていく。その中でクリーンセンターの場所をどうしていく。であれば、解体については、こういうふうに考えていくということを一連の流れの中でパッケージとしてお示しをしていきたいというふうに考えております。
11番(横山すみ子君)
パッケージとしてお示しいただいて、議会も町民も議論をするという手順、大変大切なことだと思いますけれども、先ほど下水道とそれからクリーンセンターと、もう一つはどこでしたっけ。(「コミプラ」の声あり)はい…を除いて考えるというのは、やはり特殊な施設であるからということだと思いますので、ベテランの職員の皆様が見て、こうだろうと思えるというのはわかりますけれども、ここはやはり、提案の前にきちんとした調査をするべきで、そのタイミングで調査したんじゃ、発表がまたおくれてしまいます。それに関しては、部長、いかがですか。調査に関しては、専門家の手を借りずに御自分でできますか。
生活環境部部長(成島光男君)
クリーンセンターの施設関係のですね、調査につきましては、我々の段階ですべてがですね、把握できるものでもない部分も当然含まれていると思っております。この辺につきましては、今すぐ専門家って言われてですね、専門家含めて調査するっていう形でお話しできませんけども、町長とですね、よく相談させていただきまして、そういう対応が必要でしたら、そういう対応をとりたいっていうふうには考えております。
11番(横山すみ子君)
今のような御答弁を過去二、三年間ずっと聞いて、次はなさるかなと思って、また違ったかなということなんですが。今回は、私も引き下がる気持ちがないというのは、この第三次総合計画の最終年度です。何らかの事情があっておくれてくるというのまでだめだという気はないんですけれども、第三次総合計画でやると一応約束したものに関しては、よほどの事情がなければ達成の努力はすべきじゃないでしょうか。それに、情報が余りたくさん出ておりませんので、町民の皆様が、クリーンセンターや焼却炉について、どのように御認識かについては、個々にばらばらに聞くしかないんですけれども、他の自治体が、焼却施設を解体や変更するに当たって、どれだけ苦労して、どれだけお金をかけてるかというのを見聞きしている身といたしましては、これは簡単ではないぞということを思っております。一方的に町側を責める気持ちはございません。ここまできたのは、町側の提案、それから行政側の対応ももちろんですけれども、議会側も問題がなかったかと、ない、なかったと言いきる気は毛頭ございませんので、これから先の計画を立てるために必要なことについて、なるべく早めに手をつけるという決意が、まず必要だと思います。町長の今年度予算の編成を見ても、決断されるときはすごい決断されるなと評価をさせていただいておりますので、次にやるのはごみ問題と思います。し尿の問題については、本当に財政的にもよい影響の与える仕事をしていただいたと思いますけれども、これから大きな課題としては、ごみ問題、避けて通れません。この計画をまだ振りかえるのは早いと言いたいんですけれども、あと1年あります。あと1年の間に、何とかしていただけませんか、先ほどの問題。お願いします。
町長(山梨崇仁君)
先ほど、パッケージというふうに申し上げましたけれども、ごみの戸別収集という収集ではなくて処理のほうについて御説明をしたいんですが、処理について、パートナーシップを求めていくということはかねがね申し上げてまいりました。その中で、今回の解体、また…失礼、クリーンセンターそのものをですね、今後どうしていくかといったこと全体についても、確定をさせていきたいと思っておりますので、そういう意味では、本年、本年度ではなくて、平成26年というのが、私にとっては大きな山になると思っております。できれば26年度中に方針を決定をして、27年度予算の中で、何かしらの処理についての方向性というものを、私の方針と予算と合わせて出していきたいというふうに考えておりますので、本年を山にして、処理については取り組みを進めていきたいと思っております。
11番(横山すみ子君)
今、一生懸命聞いてたのに、ふとわからなくなっちゃったんですが、処理についてっていうのは、収集についてではなく、中間処理以降の問題についてということですね。それでは引き続いて御質問させていただきますが、ごみ処理基本計画を25年度中に出すつもりというのを聞いていたことがあるんですが、もし、中間処理以降の問題について26年にいろいろと決心をするということですと、一旦つくったというか、25年度の3月までに、もしお出しいただくと、26年にもう1回改訂をするということになりますか。そこら辺の関係性を御説明ください。
町長(山梨崇仁君)
議員の皆様からもですね、一昨年はすごくそういった声をいただきまして、基準年も違うじゃないかと、やることも戸別を始めるんだから変えるべきだといったお声をいただきまして、私も今回の戸別の取り組みは、収集のほうですけども、フェーズとしてかなり変更があるので、今回、改訂に踏み切らせていただきました。処理のほうにつきましては御存じのとおり、ずっと、ある意味、変わってなかったわけですから、それを来年度、変えるということであれば、今度は収集ではない処理のほうの基本計画についても、改訂をしていく必要があると思っております。ですので、総合計画の改訂にあわせて、来年もう一度、処理のほうの方針を固めて詳細が決まった段階でですね、処理基本計画についても改訂をしなければならないと思っております。
11番(横山すみ子君)
今、町長から非常に重要な御発言をいただいたと思っております。予算の総括質問ではございますけれども、26年度予算のみならず、これからの町の財政、予算に非常に大きな影響を与える問題の総括的な質問ですので、お許しをいただきたいんですけれども、今までなかなか手がつけられなかった中間処理以降のごみ処理の問題について、26年には方針を出したいと。その際には、ごみ処理基本計画の再びの改訂もあり得るという御答弁でございました。今回質問するに当たりまして、鎌倉市や逗子市等、現実に今、ごみ問題で大変いろいろと動いていらっしゃるところの方とお話し合いをする場面をつくっていただきまして、いろいろ伺ってまいりました。その中で、どこの自治体もとても大変なんだなというのは、実感して帰ってきたところなんですけれども、一つ、葉山のよさでもあり悪さでもあると思うんですけれども、この事業を行うのに、目的をしっかり言うのは当たり前なんですが、こういうことをするのにこういう経費がかかりますというのを、住民に対する説明のときもばっちりつけてあるんですね。これは、住民もさまざまでいらっしゃいまして、戸別収集の問題について、恐らく説明されたときに、どうやって具体的に出したらいいんだろうとか、そういうところに関心が集中する方が大変多いとは思うんですけれども、根本的に、なぜやるの、どんな効果を生むの、町の将来のためにどんなプラスになるのと、そこを納得しないと、協力する気持ちはたくさんあるんだけれども、足が動かないというのをよく言われます。これは、納得すれば、提案に同意できれば、非常に協力をしていただける方たちというふうに、私は思いますので、今回の戸別収集に関する説明、投げ込みで大変大部なものをいただきました。わかりやすく頑張ってつくっていただいてるとは思いますけれども、町長からのメッセージとして、戸別収集はこういう効果を生むためにやりますと、これが葉山の町の将来に向けてどういう役割を果たします、財政的にはこうしたいんです、経費はこうかかりますというような説明が入っているべきだと思うんですが、それは読まない方もいるかもしれませんが、それを追い求める方もいらっしゃいまして、お問い合わせを随分いただくんですが、私が説明すると、私のフィルターを通った説明になりまして、いろんな人からの説明を聞いていただくほうが、すとんと胸に落ちると思いますので、ぜひ、そういう御準備もいただきたいんですが、それはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
今回ですね、今、戸別で各戸配布でお配りしてる資料のことだと思いますけども、そちらのほうでは、私からメッセージとして、裏表紙のほうに、こういう事情で戸別収集を切りかえていきますということはまとめた文章は載せさせていただきました。ただ、横山議員がおっしゃるとおりに、コストの話等については、説明が必要だと考えまして、そこには細かい話は一切載せておりません。今回、およそ90回以上のですね、説明会を各町内会、字で行っていきますので、その際には、コストについてどのような考え方をしているのか、どのように変わっていくのかというものは、しっかりとお示しをする資料につきましても、今、作成をしております。本来であれば、もう少し早くお配りをしたいんですけれども、予算委員会には必ず間に合うように、皆様にも先に御説明をしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
11番(横山すみ子君)
先ほどは清掃総務費の内訳について、幾ら幾らのプラス、幾ら幾らのマイナスという細かな数字の入った御説明をいただきました。予算委員会でまた質疑に入りますけれども、先ほどのものを、議長、予算委員のみならず皆様にも、予算書を見ればわかると叱られそうなんですが、まとまっていると大変わかりやすくなりますので、お配りいただけたらありがたいんですが、よろしいでしょうか。
議長(金崎ひさ君)
後で配る予定に指示します。
11番(横山すみ子君)
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。では、資料として、議会のほうに、もし、いただけたら、かなりわかりやすくしていくことができると思います。
それから、ごみ問題の3番目のところに…よろしいですか、出しておきました審議会の件なんですけれども、今まで葉山町ではいろんな、ごみ関連の委員会はつくっておりましたけれども、法に基づく減量化等の、設置して、設置ができるという審議会をつくっていなかったと思います。いろんな委員会は、葉山町独自としてつくられたと思うんですけれども、山梨町長、非常に大事な場面に首長となられたと思うんですが、ごみ処理の計画を立てなければいけないという立場で首長になられました。その際に、成島部長以下、環境課ですとかクリーンセンターの方の、大きな市に比べれば少ない人数での大奮闘には敬意を表しますけれども、ごみ問題は専門的な知識とそれから出す側、町民との議論、それから議会の決断、首長の決断が必要な、とても難しい問題です。どこに伺っても、帰り道には、隣の芝生は緑に見えたけど、どこも大変なのねっていう言葉で返ってくることになってしまうんですが。葉山は葉山なりの今までの、非常に不幸な経緯もあったり、あるいは他の市よりも非常に協力的な方が多いとか、いろんな条件が違いますので、ここで、使えるだけの手段は全部きちんと使って、町民の方の御協力もいただいて、方針を決定する。つまり、何を…回りくどい言い方をしておりますが、職員の方に書いてくださいということではなくて、だけではなくて、専門家や町民の方の力も借りて、一緒に議論をしていただいた上でまとめるという時期だと私は思います。時期が過ぎてから設置しても、余り効果はありません。下水道審議会傍聴させていただいて、余りの難しさに答申がまとまりにくかったという現場も拝見して、余り課題がややこしくなると非常に難しいなと思うんですが、幸か不幸か、裁判が一応の終結を見ました。私は、町長に前から申し上げているように、町長があいさつに行ってくれれば、総務部長なり成島部長があと、いろんな話し合い、大変やりやすくなりますので、ごみ問題でタイミングを見て、ぜひ、周辺自治体とお話をしていただきたいと思うんですけれども、その際に、職員だけに責任を負わせるのではなく、せっかく、法でできる減量化等審議会ですか、法でつくってよろしいと言われている審議会を置いて、鎌倉でもほかのところでも、そこで全部やるのではなくて、今、問題になっているものについて、プロジェクトなり部会を置いて、議論を取りまとめるというやり方をして、それがまた上がってくるというやり方をしておられますし、メンバーを見ますと、鎌倉などは専門家が大変多く入っておられます。その方たちが、私が傍聴したら、うーんと思うかもしれませんけれども、少なくとも、素人が考えるよりも施設面ですとか、いろんな面について知識はお持ちということで、お力を借りていただきたいんですが、専門家がなかなかいないんですという答弁は随分いただいているんですけれども、横須賀でも鎌倉でも逗子でも、いろんなお力を借りて議論を整理しておりますが、26年度中に、いや、これはできませんでしたとおっしゃらずに、まだ入っておりませんので、いつでも設置したければ設置できるはずのものでございますので、この審議会なり委員会というのは、かなり大きな、何ていうんでしょう、てこにできるというか、冷静に判断もできる、もしかしたら過熱して大変なことになるかもしれませんが、そういう場面もみんなに見てもらうっていうのも必要かと思いますので、ぜひ町長、鎌倉、逗子、横須賀等の現状を調べていただきまして、今、はやりの言葉ではありませんが、つくるんなら今です。御検討いただけませんか。
町長(山梨崇仁君)
審議会は、下水審議会もそうです、環境審議会等、さまざまある中でですね、正直、今回、通告いただきまして、私自身が、ああ確かにという、何かこう、ふと落ちるものがあったところが、ごみの処理の審議会でございます。自分自身は今、その相手方があるものを定めなければならないということに今、全力投球しようと考えているわけですけども、その際に、どういった条件でどういった組み方をするかといったところは、職員同士の議論ももちろん大事ですが、もう少しこう科学的に、第三者的に考える機関も必要だなというふうにも思いますので、やるとなれば、そういったメンバーの選定からかからなければなりません。そこは本当に、横山議員が御指摘のように、専門家を、こちらも慎重に考えなければなりませんので、少しお時間をいただくことになりますが、審議会等にかけることで、将来の収集、また処理のほうまでの全体的な安定処理の形をまとめるということも必要だと思っております。審議会設置について、現段階では検討とさせていただきたいと思いますけれども、大変貴重な意見をいただいたというふうに考えております。
11番(横山すみ子君)
恐らく、傍聴席を見ておいでになっていないので、インターネット中継でごらんになっていると思いますけれども、非常に真摯な提案でございました。私も、聞いたときに、なるほど、一つの難しい問題にとって、知恵だなと。ただし、設置のタイミングを大事にしてくださいと。早くなければ役に立たないですよということでしたので、よろしくお願いいたします。きょう、多分、私が夜、ああ、よかったなと思える、一番大きな要素でございます。
最後の質問に入らせていただきますが、公共施設白書とその後の計画、内容、スケジュールを伺うというところなんですが、実は神奈川県下でも、公共施設白書という名前ではなかったりしますけれども、多くの自治体が、この計画に取り組むようになりました。これは、先ほどちょっと読み上げました、国が誘導するような形をとりまして、計画をつくったら、補助金を、今だったら出しますよ。それから、その計画に従って、決定したことについては、地方債借りてもやってくださいという方向に今、転じているということで、どこの自治体も動き出している。これは、公開のインターネットで言っちゃいけないことなんですが。ということは、大変競争が激しくなると。計画づくりのほうの2分の1は出てくると思います。ただし、取り壊しに関する地方債に関しましては、青空天井じゃなくて天井が決まっておりますので、ちゅうちょせずにできるものはやったほうがいいのかなと思っております。
あと、私が調べておりますのは、主に神奈川県内でどんなふうに、この白書とマネジメントなどが行われているかということなんですが、先ほど4番議員もおっしゃったと思いますけれども、10年はあっという間にたちます。白書をつくって、これから町の公共施設をどうしようかということを議論するときに、みんな古くて壊れそうだから、何とかもたせなきゃいけないという視点で公共施設を見ると、公共施設もう使う人も非常に縮まった感覚になってしまって、むしろ今まで役立ってくれた公共施設を、これからの葉山の人口だとかまちづくりの中で、どういう施設をつくって、どういうコミュニティーをつくるためには何が必要か。つまり、そのためには、廃止や再編ということも視野に入ってきますし、もう一つ抜けているかもしれないのが、今、建物の建っていない町有地も、これも、建物ないですけれども、公共施設の配置を考えるときには、要素に入れなければいけない問題でして、少し視野を広げた計画を立てていただきたいんです。ただ、既に、基礎的な調査といえる白書は年度内に、それから保守に関する計画は、総合計画に何とか間に合うようにしたいという気持ちでいらっしゃると思うんですが、その第3段階でもいいんですけれども、将来を見据えたコミュニティーづくりのための公共施設とは何かというときに、町有地も含めて、この中で、豊田教育長から教えていただきましたけれども、学校教育施設が面積を含めて7割以上ということで、葉山町内の公共施設を考える場合は、教育施設を抜いてはとても考えられないところがあります。それで、町民の方たちにとっても、学校教育施設がすばらしいものであれば、本当に一生の思い出に残る、いい子供時代を送ることができるということも予想されますので、今つくっていらっしゃる基礎的資料である白書、それから、補修、保守・補修といいますか、後回りの補修にならないようにするための保守計画だと思うんですが、それに加えて、もう一段先の計画もというと、町長任期がどうなるのかなと思ってしまうんですが、絶対に必要なものだと思いますので、三段構えでいくという発想をお持ちいただけると、大変心強いんですが、町長のお考えはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
大変、厳しいといいますかですね、難しい、私も頭悩ませているところの御指摘をいただいたと思います。恐らく、補修、修繕という話をしますと、それをいつまで使うのと、当然に疑問がわいてきます。最低限、例えば減価償却を踏まえて、費用対効果が生まれる分だけは修繕しましょうということは、当面定めることはできるでしょうけども、では統廃合で将来的になくなるの、もしくは来年から使わなくなるのとかですね、ここに建てればいいじゃないのといった議論をしていきますと、果てしなく広がってくるところもありまして、正直、計画として定める段階が、段階を踏んで定められるのであれば、大変これは助かるんですけども、恐らく、計画書としてなれば、一つの1冊としてお示しすべきものだと思っております。無理矢理、来年じゅうにわからないものをグレーなまま出すべきなのか、もう少し時間をかけて皆様と議論をして、また、施設に関しては、地域の方々ともお話をしながら、間違いのないものとして定めてしまうのか。正直、私もまだそこは迷っているところであります。申し上げたように、まず、当面は修復が早急に行うものといったところをですね、向こう数年かけて、まとめて、取りかかっていきたいとは思っていますけれども、計画の段階でどういうふうに表現になるかは、もう少し検討を重ねた上で、場合によっては皆様に御相談をしながら定めていこうというふうに思っております。大変難しい判断が伴うとこだと思っております。
11番(横山すみ子君)
県内の他市町村も、一遍に10年ぐらいの計画を立ててしまったところもないわけじゃないんですけれども、計算してみたら、大変な額になってしまって、1年割りにするとこれはどうしても払えないということで、それを市民に公表したかしないかまでは確かめてないんですが、そういうやり方よりも、3年なり5年という、総合計画では大まかに立てますけれども、3年なり5年で見直しをしているところが大変に多くございます。先ほどの、学校のことが頭にあったんだと思うんですが、改編、廃止もしくは改編ということに関しましては、町長の政治姿勢であります町民とともにということでありますと、非常に時間かけて一緒にまちづくりを考えながら納得できるかどうかということで、そのための時間と経費まで、計画のどこかに用意しておかなければいけないような大事な問題だと思いますし、それが成功すれば、一緒に考えるまちづくりができると。だから、拙速で蜂の巣を突っついたようにするのが全然目的じゃありませんので、それで段階的に考えていただきたいということを申し上げました。公共施設の白書並びに老朽化の対策につきましては、御提案申し上げてから、町長から非常に深く御理解いただいてるというふうに思っておりますので、先進的な市、いろんなやり方をしておりますので、葉山に合うやり方で計画をつくっていくことと、その討議の過程の中で町民とともにという2点を、ぜひ忘れずに取り組んでいただきたいと思います。
それから、最後になりますけれども、財政調整基金につきましては、保守の計画があらかた見えた段階で数字が見えるというふうにおっしゃったんでしょうか、先ほど。もう1回だけ。
町長(山梨崇仁君)
段階的というのは難しいと、先ほどは申し上げましたけれども、喫緊のという意味では、少なからず、今回で白書がまとまり、計画定めに入った段階で、少なくとも、例えば来年、再来年にはやらなければいけないといったことは見えてくると思います。そういった短期的なものについて取り組みを見定めた上では、基金の積み増し額というものも速やかにまとめていきたいと思っておりますので、基本的には今の金額をまた取り崩して来年度予算も組んでいますので、まだまだ足らないものと認識をしております。機会があれば財調とのバランスもありますけれども、積み増しは引き続き行ってまいりたいと思っております。
11番(横山すみ子君)
今回、26年度予算編成の説明をいただくに当たりまして、施政方針並びに予算の概要と予算書ちょうだいしたんですけれども、特に予算の概要につきましては、町民がどれだけ御理解いただけるかという目線で本当にわかりやすくおつくりいただいたと、大変高く評価をしております。これから先、白書に入った段階で数字を出すと、町民の方たちが非常にその数字が頭に残ってしまうかもしれないというおそれは抱かれるかもしれませんが、それを超えて一緒に議論できるように、何かを提案する際には、概略この程度の予算が必要になるというのは、ぜひ、セットでやっていただきたいと思います。町長はおわかりいただいてると思うんですが、葉山はそういうことがわかっていただける方が大変に多い、つまり、一緒にまちづくりを考えることができる町と思っておりますので、狭い提案ではなく、常にまちづくりはお金がなければできませんので、財政的にはこんなですが、今これを選択していいでしょうかという御提案していただくと、できたときもできなかったときも大変整理がしやすくなると思いますので、その点についてよろしくお願いいたします。何点かお願いいたしましたが、特に資料については、議長、御配慮よろしくお願いいたします。
それでは、これで総括質問を終わらせていただきます。御答弁ありがとうございました。(拍手)
議長(金崎ひさ君)
これにて、11番横山すみ子議員の総括質問を終わります。
第4番、8番土佐洋子議員、登壇願います。
8番(土佐洋子君)
8番みんなの葉山土佐洋子でございます。議長にお許しをいただきましたので、通告どおり1項目5点、総括質問をさせていただきます。
平成26年度の予算規模は、一般会計では4年ぶりに90億円を超える91億8,960万円と前年度対比3.6%増となっております。葉山町議会では、安倍晋三政権が実施を決めた4月からの消費税の税率5%から8%への引き上げについて、「消費税増税の撤回を求める意見書」を平成25年10月4日に全会一致で可決し、内閣総理大臣などへ意見書を提出しております。来年10月から消費税の税率さらに10%に引き上げる増税が待ち構えており、物価を上昇させ、国民の消費を冷え込ませ、暮らしと経済に打撃を与えてしまうのではないでしょうか。葉山町議会は国に対して経済状況の不安が解消されない中で4月に行われる消費税増税の撤回を求めたものでございますが、間もなく実施されてしまう消費税増税に心配でなりません。
それでは、平成26年度当初予算及び町長施政方針の(1)ごみ収集事業を伺います。小さいときの記憶で、各家々の軒先にはコンクリートで囲われて木でふたをするごみ箱があり、そこにごみを入れておくと収集をしてくれる戸別収集をしていたと覚えております。現在とは全くごみの種類が違い、ほとんどが燃えるごみが多かったのではないでしょうか。6月より、町内全域で戸別及び資源ステーション方式によるごみ収集が開始される予定です。町民の皆様にどれだけ御理解いただき、御協力いただけるのでしょうか。2月には全戸ポスティング、3月から町民への説明会を行うと聞いておりますが、周知は万全にできるのでしょうか。混ぜればごみ、分ければ資源。本当にそのとおりと思います。収集の職員の皆様には納得いただいているのでしょうか。
次に(2)海水浴場開設事業を伺います。海水浴場警備委託と啓発用看板・パンフレット作成の2つが新規事業で、徐行エリア表示ブイ設置委託が拡充とあります。お隣の逗子市では、安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例(平成20年逗子市条例第12号)の全部を改正する安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例が総務常任委員会で可決いたしました。この条例は、海岸区域に近接して住宅が密集する逗子海岸の地域的な特性に鑑み、逗子海水浴場における事業者・利用者及び市の責務を明らかにすることにより、安全で快適な逗子海水浴場の確保に資することを目的とするものです。このような条例がお隣の逗子市で可決し、町として海水浴場設置において、どのような対応をされるのでしょうかを伺います。
次に(3)保育園運営事業を伺います。葉山保育園、にこにこ保育園では、定員をオーバーして保育をしておりますが、毎年何十人もの待機児童が解消されていない状態です。平成26年度中には、旧大蔵省印刷局葉山保養所森戸荘跡地に認可保育園の設置をするとのことです。条件は違いますが、今まで2回の認可保育園の募集をしたにもかかわらず、失敗に終わったことを思うと心配でなりません。何かアイデアはあるのでしょうか。
次に(4)横須賀市・三浦市消防指令センター共同化整備とWEB119について伺います。消防指令センター共同化は119番通報受け付けから、最短時間で現場へ到着するための最新鋭の指令システムで、高機能消防指令システムは災害から住民の生活や財産を守り、期待と信頼にこたえてくれるものと、1月9日に開かれました議員懇談会にて伺いました。懇談会にて消防指令業務の共同運営についてのメリットを十分に理解いたしました。その上でデメリットはないのかと、どうかと質問したところ、運用面でのデメリットはないとのお答えをいただきました。では、なぜかつて三浦半島3市1町で検討されていた消防指令業務共同運用に葉山は入らなかったのでしょうか。指令システムの更新時期や、導入しているメーカーの違いがあっただけからなのでしょうか。また、新たに導入されるWEB119は、神奈川県内では横浜市・川崎市で運用されており、聴覚や言語に障害のある方のための携帯電話のインターネット機能を活用して119番通報するシステムということで、今までのメールやファクスよりもより便利に利用できるものと考えたいのですが、障害のある方のために、本当に便利なものなのかどうかを伺います。
次に(5)防災資機材備蓄食糧整備事業です。2月8日、そして2月14日から15日にかけて発達中の低気圧の影響で大雪となりました。被害に遭われた方々におかれましては、心よりお見舞いを申し上げます。この南岸低気圧による大雪は、3月に入っても注意をすべきものと予想をされてるところもございます。先週14日は金曜日でしたので、朝通勤をされて、夜会社から町へと帰れなくなり、やっと次の朝方電車が動いて、逗子駅に着いても、そこからバスもタクシーもなく、何時間もかけて歩いて町内に帰ってきたという友人が何人もおりました。異常気象に備え、大雪についても対策が必要と思いますが、お考えを伺います。
以上で私の1回目の質問といたします。御答弁よろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
土佐洋子議員の御質問に、順次お答えをさせていただきます。平成26年度予算及び町長施政方針の1点目、ごみ収集事業についてのお尋ねですが、本年6月より戸別収集を全町で開始するに当たり、新方式へのスムーズな移行と、ごみの資源化・減量化が確実に進み、定着するよう取り組むとともに、ごみ処理に関するパートナーシップの構築を他自治体に打診をし、ごみ処理体制全体を再構築するため、なるべく早期に方針を出せるよう努めてまいります。こうしたことから、ごみ収集事業につきましては、町内全域の一般家庭から排出される可燃ごみ、容器包装プラスチック、プラスチックごみ等の収集を行ってまいります。なお、戸別収集に関しての説明会は、3月より行っていく予定でおります。
次に、2項目目の海水浴場開設事業のお尋ねですが、ここ一、二年の近隣市の海水浴場につきましては、海の家のクラブ化に端を発した風紀や治安の悪化が問題となり、各新聞紙上で大きく報道をされました。そのような状況の中で、昨年の逗子や鎌倉の海水浴場では、海水浴客が大きく減少したという報道もありました。近隣市ではこのような状況に対応すべく、ことしの海水浴場の開設に向け、対策に取り組んでおります。本町では、おかげさまでそのような大きな風紀の悪化は見られませんでしたが、対岸の火事として安穏としていられない状況であると認識しておりますので、本町でもことしの海水浴場の開設に向け、対策を講じることとしております。平成26年度予算においては、海水浴場開設事業費は前年度に比べ423万円ほど増額をいたしました。これは、海水浴場の安全や快適性を確保するため、近隣市と同レベルの対策をとるものであります。
次に3点目の、保育園運営事業とのお尋ねでございますが、既存の葉山保育園、葉山にこにこ保育園につきましては、26年度も基準を遵守する範囲で、定員を超えて柔軟な対応で保育を行う予定です。また、認可保育園の新規設置につきましても、国有地を利用する予定で、現在国において既存の建物の解体に向けて準備を進めていただいているところです。なおこのたび、国との協議が調い、あす2月20日より民間保育所設置運営法人の公募を開始する予定です。4月10日までを募集期間として、5月初旬までには民間保育所設置運営法人を決定させ、平成26年度中の完成を目指してまいります。今後の進捗状況は随時お知らせをしてまいりたいと考えております。
4点目、横須賀市・三浦市消防指令センター共同化整備及びWEB119についてとのお尋ねですが、横須賀市・三浦市消防指令センター共同化整備により、現場到着時間の短縮、近隣消防との応援体制の強化及び整備費用の低減化を図ることができ、災害対応能力を向上させることができます。
次にWEB119については、横須賀市・三浦市と共同で導入をするものです。現在の聴覚障害者等からの119番通報はファクスによるもので、自宅でしか通報することができませんが、今回導入するWEB119は、聴覚障害者が登録された携帯電話やスマートフォンからウェブアクセスすることで、横須賀市・三浦市消防指令センターに着信し、登録者の基本データを表示するとともに、自宅の場合は登録者の自宅地図が、外出先の場合は携帯電話等のGPS機能により現在地の地図を表示し、受信後はチャット機能により通報者の状態や災害概要を把握することができ、聴覚障害者からの通報手段を確保するもので、迅速に対応できるものであります。
次に、防災資機材備蓄食糧整備事業についてのお尋ねでございますが、本事業に関しましては、毎年度その充足に向け、備蓄計画に沿った整備を実施しているところでございます。この計画は、神奈川県が公表した三浦半島断層群地震等の想定をもとに、避難者数や被害の状況を勘案し、策定しております。また造水器や自動炊飯器等の保守点検も、本事業において執行しており、今後も防災の恒常的事業として、最新の被害想定と備蓄計画の検討を重ねながら継続し、実施してまいりたいと考えております。以上で1回目の答弁を終わります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
8番(土佐洋子君)
御答弁ありがとうございました。順番に再質問させていただきます。まず(1)のごみ収集事業についてですが、今、町長の御答弁にありました中で、ごみ処理に関するパートナーシップの構築を他自治体に打診する。それはもう既に打診はされているのでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
私のほうからですね、当たらせていただいている状況であります。
8番(土佐洋子君)
早く自治体とのパートナーシップを構築して、本当にごみ…お互いにその処理ができるように整備いただけたらと思います。そして、私が先ほどの1番最初登壇したときにも出ましたけども、かつて町内、戸別収集をしておりました。町長はもちろん御存じないと思うんですけども、その時は特殊勤務手当っていうのは支給されていたのでしょうか。
議長(金崎ひさ君)
わからない。はい。すいません。
8番(土佐洋子君)
わからなかったらいいんですけども、そのときに特別…特殊勤務手当が支給されていて、戸別収集がなくなったときに、その特殊勤務手当が廃止されたのかどうかというのを知りたかったんですけども、タイムリーなことに、きのうの神奈川新聞にごらんになったでしょうか。鎌倉・逗子・葉山ごみ収集三者三様の新方式というのが載っておりまして、この記事を見ますと、鎌倉市は戸別収集等有料化。逗子市の場合は有料化だけ。葉山町は戸別収集をするのだけれども有料ではない。この新聞の記事を見ると、経費の問題をクリアし、無料で戸別収集を実施するのは葉山町だっていうことで、多分、逗子市民・鎌倉市民の方にとっては葉山町ってすごいんだな。町民の方もそう思われるかもしれないんですけども、すべてをクリアしてるのかなというのがちょっとわからないところで、今回総務建設常任委員会に付託されております議案第52号葉山町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例では、全町での戸別収集に当たり導入当初における作業の特殊性等を考慮し、導入から10カ月の間に限り、戸別収集、運搬作業に従事した職員に対し特殊勤務手当を支給することとしたとあるんですけども、これは10カ月に限りってあるんですけども、これは本当に10カ月に限る予定ですか。
町長(山梨崇仁君)
今回の条例提案においては、金額、期間として定めたものでありまして、10カ月の必要性を感じて今回上程をしております。その期間でお願い…認めていただければというふうに考えております。
8番(土佐洋子君)
このね、条例の説明のところには、導入当初における作業の特殊性ということが書いてありますので、来年度以降になると導入当初の特殊性ということではなくなると思うんですね。なので、10カ月とあるのに、来年度もこういうのが出てくるのかどうかということを心配しているんですけれども、いかがですか。
町長(山梨崇仁君)
シンプルに考えていただきたいんですが、従来は車に乗ってスポットで降りてごみを取るということでした。ですから車の中で、運転をしながら移動していたわけですけれども、今回は歩いて移動をするという意味では、導入当初はもちろん体に負担もかかりますし、仮に負担が大きい方にとっては、業務を続けられるかどうかといった意味でも大変大きな課題になると思います。そういう意味では今回の業務のあり方が、車から歩くようになるというのは、単純に考えても大きな負担だということから、私はその過渡期において、申しわけないですけども手当という方法で、今回の過渡期を乗り越えてほしい。それによって、例えばサポーターをつけたりスポーツドリンクを買う方もいらっしゃると思います。そういった経費に充ててもらっても結構ですし、歩きながらごみを収集するという作業の大きな変更について、今回の10カ月の期間でなれてほしいといったもので、期間の定めを行いました。決してごみを収集する作業が、収集する作業から収集する作業に変わるだろうという御指摘については、そのとおりだと思っておりますけども、単純に大変多くの量を歩くという視点では、その旨についての特殊性を十分考慮したものだというふうに考えております。
8番(土佐洋子君)
藤沢市で戸別収集しておりますよね。この藤沢市では、この戸別収集が始まる前に特殊勤務手当というのが、日額で580円ついていたそうです。さらに1月、7月、8月、12月についてはプラス580円で、合わせて1,160円だったそうなんです。これが戸別収集が始まってから2年後の平成21年に、その手当を廃止したそうです。新たに1月、6月、7月、8月、9月、12月に日額900円の特殊勤務手当を支給することとなったのですが、結果的にはね、1人7万円から8万円の減額となったそうなんです。町がこの戸別収集というのは、ごみの減量化を目指してるものと思うんですけども、人件費を抑えるとかそういうことは、町長考えていらっしゃいますか。
町長(山梨崇仁君)
人件費は当然抑えることは今もう大前提となっておりますし、来年度、予算書見ていただければおわかりだと思いますけども、クリーンセンター職員についても人件費を下げている中でですね、今回の必要な経費として手当は考えております。先ほども申し上げましたけども、たとえ人件費というものを倹約したとしても、それを必要な方。今回の作業の中で大変な汗をかく方に、必要な経費としてお支払いしたいと思っておりますので、ぜひそこは人件費がふえたというふうに御判断するのではなくて、少ない人件費にした分、労働をしっかり頑張ってもらえるといった意味で必要な経費だと考えております。
8番(土佐洋子君)
議員懇談会の場でね、戸別収集について説明を受けたときに、車も人員もふやさずに導入できるというお話で、この特殊勤務手当のお話は聞いてなかったと思うんですけども、そのときはまだ特殊勤務手当のことは考えてなかったということですか。
町長(山梨崇仁君)
私の基本には、例えば平成22年度のごみ量から幾ら減らすというふうに考えておりますし、また人件費その他その分かかるじんかい処理費等についても、前年のものについてはそれ以上上げてはいけないというふうに常に常に思っております。ですから、そういった視点で発言したものでありまして、その中で必要な、より汗をかく職員にお金をかけてですね、その分頑張ってくれということは、私はあるべきものだと思っておりますので、私のそういう意味では発言の受け取り…皆様への御説明の仕方が悪かったものだというふうに御認識いただきたいと思います。なお、今回の変更について、私自身は手当というものは一定期間であれども必要だというふうに当初から認識をしておりましたので、そのときに手当を考えてなかったのかという御質問には、そのときも私は考えてはおりました。
8番(土佐洋子君)
この戸別収集説明会の日程というのが先週自宅に届きました。これを見ていますと、私の町内会というか近隣を見ると、堀内会館というところが4月に1回。1回といっても各会場とも9時、14時、19時と1日3回行うそうなんで、4月にこの3回、5月に3回ということなんですけれども、これだけで十分かなというか、ほかにはもちろん福祉文化会館だったり図書館の2階ホールだったりというのがあるんですけども、本当に意識を持った方しかそこまでね、説明を受けに行かないのではないかとちょっと心配なんです。特に土・日、サラリーマンの方とか、平日なかなか説明会に行けない方は、やはりこの近隣の町内会館では、その説明会がないんですけれども、それで大丈夫ですかね。
町長(山梨崇仁君)
現段階では、牛ヶ谷戸、一色台、また元町、森戸、向原の3地区の皆様に御説明したときと同じようなペース。またそれより増して考えているところではありますけれども、地域の方がですね、例えば堀内の方が一色や長柄や木古庭に行かれても全く問題はないと思っております。むしろそういった会に、たとえこうしても参加していただけない方の対策というものが、今検討しなければならないものだと思っておりまして、より広報を強めていくことが必要かなというふうに考えております。
8番(土佐洋子君)
もちろん、堀内の方が一色やほかの地区に行って聞くのはいいんですけども、なかなかね、そういう意識が高い方しかそういう他のところへ、わざわざというか足を運んでということをしないと思うんです。ですので、この堀内会館だったらこの18日、4月18日。5月だったら12日ということをね、本当にね、その地区の方にね、PRしないと、この場で来ていただけないとほかの地区には行かないと思うんです。ただそこをね、よく周知していただきたいと思うんですけども、それはお願いできますか。
生活環境部部長(成島光男君)
戸別収集の説明会の日程につきましては、既に町民の皆様にですね、配布させていただいておりますけども、今言われたこの地域についてですね、私たちはこの日、町長もお話しされていましたけども、どこに伺ってもらっても結構だというふうに考えております。また、この日程以外にですね、例えば町内会のほうでですね、別に説明会を行ってもらいたいっていうお話はですね、環境課の方に、またクリーンセンターのほうにいただければですね、日程が合うよう調整させていただいた中で、説明会を実施させていただきたいと思ってますので、もしそういうことがございましたら連絡のほうお願いしたいと思います。
8番(土佐洋子君)
では、町内会などにはこの日程で合わないという方がいた場合に、環境課から説明会をしますよということを、どうぞお伝えいただければと思います。この日程表にはいろいろ地図などもついているんですけども、資源ステーション設置…自宅前にはごみステーションがあるんですけども、これを見ましたらごみステーションがなくなって、ちょっと歩いたところに資源ステーションができるというふうに丸印が書いてあったんですけども、実はそこ、海岸線ですごく風が強いと思うんですけども、それとあわせて砂も飛んでくる。砂が飛んできて、道路河川課の職員の方たちに、砂をスコップとかでよけてもらって車が通れるような状態になるんですけども、そういうところに資源ステーションを置いといても、砂まみれになってしまって砂をかぶってしまってとかそういう心配もあるんですけども、これからの資源ステーションの移動とかはまだ可能なんでしょうか。
生活環境部部長(成島光男君)
今現在お配りしてます資源ステーションにつきましては、私どもまた町内会のほうにですね、提案させていただきまして、一応こういう場所で設置という形で、今お話は伺っております。ただ、今後説明会等行ってまいりますけども、その中で町民の皆様からですね、いろんな御意見も伺った中で、場所の変更については対応できるものについては柔軟に対応していきたいというふうに考えておりますので、今ある場所が必ず決定ということではございません。場所についての変更については、柔軟に対応はしてまいりたいというふうに思っております。
8番(土佐洋子君)
では、まず説明会の周知。そして場所の変更とかも柔軟に取り扱っていただきたいと思います。
では(2)海水浴場開設事業について伺います。神奈川県が海の家の騒音や風紀の乱れの問題で、各海水浴場の実施ルールに盛り込む事項を定めたガイドラインを公表し、この夏のシーズン初めから統一ルールとして運用できるよう組合に求めています。お隣の逗子市が厳しい条例をつくったことによって、今まで逗子の海岸にいた方々が、葉山の海に来るのではないかと心配されている町民が多くいらっしゃいます。海水浴場警備委託という新規事業がありますけれども、これは、例えば鎌倉の海の家組合が独自に依頼をした、すごく屈強なガードマンがいたんですけども、ニュースとかでごらんになったかもしれませんけども、そういうガードマンのような、そういう方を警備に頼むということが、この海水浴場警備委託ということなんでしょうか。教えてください。
都市経済部部長(吉田仁君)
警備会社のほうに委託する予定でおります。
8番(土佐洋子君)
どのような警備の方が来るのかわからないんですけども、その警備の方というのは、どのような警備…例えばごみの投棄とか、例えば海の家などでお酒を飲んでしまって泥酔してしまってる人とかを見てくれるのかとか、どのくらいの警備ということをお願いできるのでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
基本的にはですね、すべてマナーアップというところで委託しようと思っておりますけど。
8番(土佐洋子君)
そうですね、マナーアップと言われても、例えばバーベキューのものを海で洗ってしまったりとか、海水浴の時間が終わってからも海に飛び込んでしまったりとか、そういう方も注意していただけるんですか。その警備の方は時間とかは…朝は何時から、夜は何時までくらいを予定されていますか。
都市経済部部長(吉田仁君)
11時から夜の7時までを予定してございます。失礼しました。21時までを予定してございます。
8番(土佐洋子君)
その21時というのは適当かどうかというのは、まずことしの夏に、海水浴の海の家の時間が何時までかというのがわからないんですけども、その時間は夜の時間は短縮するといううわさも聞いているんですけども、時間については何時までの営業なのかわかりますか。
町長(山梨崇仁君)
本年葉山町については、9時までで今お願いをしております。
8番(土佐洋子君)
昨年までは11時…23時までの営業だったので、海の家の人たちにとっては、何十日間か2時間ずつ短くなってしまうということなんですけども、開設期間については、時間を短くするかわりに開設期間を延ばすよとか、そういうお考えはありますか。
町長(山梨崇仁君)
開設期間につきましては、昨年延長をしましたけれども、海の家の皆様も第1週の1日というよりも土・日から始めていただいて、31日最後までやり切れることで十分だというお声もいただいておりますので、今回は十分な期間の中で時間のほうのお願いをしたところでございます。
8番(土佐洋子君)
じゃあその時間を短縮して、開設期間はそのままでということが組合の方たちも納得されていることなんですね。
町長(山梨崇仁君)
海の家の開設期間が終わりまして、すぐに海の家の事業者の皆様と、それから町内会の役員の皆様にお集まりいただいて議論の場を設けました。いろんな意見がありましたけれども、先ほど土佐議員もおっしゃったように、ほかの町から流れて来るんじゃないかといった不安が私は第一にありましたので、時間の短縮を絶対条件としてほしいということで、今回は9時という設定におさまっております。恐らく事業者の方々にまだ隅々にですね、納得していただいたというお声はいただいておりません。ただ、やならければならないということでお願いをしている段階でして、本年の夏がですね、そういう意味では大きな山場になりますけれども、皆様の御協力があって、安全な町の海水浴が保たれることを目的にしていきたいと思っておりますので、また今後引き続き御相談にいらっしゃる方、先日も事業者の方とお話ししましたけれども、いろんな方策について、時間以外のところでもですね、御相談に乗れるところはあると思いますので、ともによい海をつくっていこうということは、引き続きお話をしていきたいと思っております。
8番(土佐洋子君)
ぜひ皆様に御協力いただけるような対応をお願いします。そして逗子市が、海水浴開設期間中バーベキューは禁止となります。これによって、このバーベキューをしに葉山に来るのではと心配されていますけれども、前回か前々回か私が一般質問で、このバーベキューのごみの有料化とかそういうことを提案いたしまして、町長もごみの持ち帰り運動も限界ではあるのではないかと言われました。持ち帰り運動といっても、やはり車で帰る方は持っていってくれても、バスの方は荷物となってしまうので、そのバス停に置いていってしまうということが昨年ございました。このバーベキューの方々がふえてしまうということは、やはりごみもふえてしまうんではないかと心配されるんですが、このことについてはどう考えられますか。
町長(山梨崇仁君)
いみじくも本年の6月から戸別収集を始めるに当たりまして、施政方針でもきれいな美しい町。ごみのない町としての葉山を目指すと申し上げました。そこで海岸のごみがあふれているようでは、これは全く本末転倒の話でございますので、そういう意味ではごみ…海岸のごみ対策というのは、ことしの夏の、その風紀の乱れの中でも、最も私としては重要視をしなければいけないものだとも思っております。もちろん、ほかの問題も大事なんですけども、戸別収集とあわせて考えると、あってはならないことだと思っておりますので、今、目下力を入れていろいろな面からの協力体制を仰いでいるところです。例えば京急バスさんにもお願いをさせていただいておりまして、バスでいらっしゃる方がふえたことしの夏でしたので、バスの中での葉山町の取り組みをアナウンスしてもらう。葉山町はごみのない町ですと、必ず持って帰ってくださいということを、京急バスさんにも協力をお願いしております。またこういった警備員の方にもですね、ごみについて散乱しているところがあれば、それを片づけてくださいというお願いをしてもらいたいですし、バーベキュー等についても、神奈川県がですね、一定の規制をかけられないか今検討を重ねております。葉山町の規制上、なかなか難しいという話は聞こえているんですけども、できることだけでも、ぜひやってほしいというお願いをしておりますので、県や民間事業者の皆様、また町内でもバーベキューを多くやられているエリアの事業者の方もいらっしゃいますので、そういった方々に協力を仰ぎながら、ごみを持って帰ってもらえるようにお願いをしていきたいと、今は考えております。
8番(土佐洋子君)
町民が頑張ってごみを減らそうとしても、例えば資源ステーションに心ない人が置いていってしまうとか、そういうことはあってはならないと思いますので、それは本当に京急バスなどにもお願いして、徹底していただきたいと思います。今度新規ではなくて、拡充の事業なんですけども、徐行エリア表示ブイ設置委託というのがあるんですけども、これはジェットスキーのことを想定してのブイ設置なんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
水上オートバイの規制といいますか、海岸付近での抑制を考えて、二重のブイを設置することで囲いを大きくするというふうに今考えて、予算計上しております。
8番(土佐洋子君)
囲いを大きくするというのが、囲いがどっちに…遊泳エリアにいくのか、それとも遊泳エリア外が広くなって、例えばそうしたことによって、ヨットやウィンドサーフィンが出入りしづらくなってしまわないのかって今思ったんですけども、例えば動力…動力、ジェットなど。それ以外の非動力とが同じ水路を使うことってとても危ないと思うんですけども。例えば、そのヨットやウィンドサーフィンというのは、浜のあたりに係留はしませんよね。でも、ただジェットの場合は、マークを置いて係留しますよね。それ以外の人たちが、非動力の人たちが使うのにすごい危険だと思うし不便だと思うんですけれども、例えばね、それがジェットが休憩するときには陸にランチャーなどに乗せて…乗せるという指導をするとか、そういうことはできないでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
当町のジェットスキーの方で多いのが、ほかの浜から葉山に来て、葉山で、例えば海の家で御飯食べようとかですね、ゆっくりされてらっしゃる方が多いと聞いておりますので、御指摘のあるランチャーに入れてですね、一時避難というのは恐らく難しいんではないかと思います。ジェットスキーがこれまでと変わらない量が入ってきてしまいますと、今回の取り組みというのは、土佐議員も御指摘のように、ほかの方…まさにウィンドサーフィンとかヨットの方への迷惑になるかと思いますので、その辺の対策についてはもう一度、中で議論をしてまいりたいというふうに思います。
8番(土佐洋子君)
本当に動力のあるもの、危ないと思いますので、海岸によってもできたら出入り禁止ぐらいのことができればいいのかなと思うんです。陳情にございました水上バイクの乗り入れ禁止…何でしたっけ。全会一致で可決しました陳情がありましたけれども、本当に皆さん、ジェットに対しては危ないと思ってる方が多いと思いますので、例えば海岸でそういうことがあったときには、ライフガードの方々が注意できる。そして新たに警備の方、海水浴場警備委託というのがございますので、そういう方々も注意できるような状態にしていただきたいと思います。本当にだれもが楽しめるビーチであってほしいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
(3)の次、保育園運営事業について伺います。先ほどの御答弁にありました国有地の建物の解体などのスケジュールは順調なんでしょうか。これって、国の新年度予算で4月から解体を始めることはできそうなんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
解体につきましては、4月ではなくて26年度中の初旬には、国は壊していきたいというふうには協議をしております。
8番(土佐洋子君)
そうなんですね。4月とは限らず26年度中に解体をして、なるべく早くそれが終われば、その年度中に開園…保育園を建てることができるということなんですね。もちろん26年度中の完成を待ち望んでいるんですけれども、そこの施設は地域の方々が利用できるという施設にすることは無理なんですよね。例えば集会室を設けるとか、町としては何かできることはないんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
現行では社会福祉法人の方々にですね、今回の町の要望に…要望としては保育園、定員60人ということでお願いをしております。また国の土地を借り受けるということで、国と直接契約を交わすことにもなると思いますので、その各法人の方の判断というものが大変大きいというふうに思います。お願いをすることはもちろん可能ではありますけれども、聞き入れてもらうということが前提になるというのは恐らく難しいと思いますので、町の要望として、そういうものはお伝えはしてまいりたいとは思います。
8番(土佐洋子君)
例えば、集会室をたまに借りることができるとか、それだけで大きいと思うんですけども。あと例えば、選挙のときの投票所。前回はいこいの家か何かであったと思うんですけど、例えば芝崎、真名瀬に住んでる方々は一山越えなければいけないということで、投票に行けないというような声もありましたので、その手前のところでちょうどいいのではないかというので、もしもお話ができるのであれば要望しておいていただけたらと思います。
葉山保育園のことについて伺いたいんですけども、こちらも定員をオーバーして保育をしているわけですけれども、職員の皆さんが定員など十分なのでしょうか。かつて「広報はやま」などで職員の募集をしていても応募がなかったということがあったと思うんです。この、例えば3月でもしかして任期が切れる方とかいらっしゃるのかどうかわかりませんけれども、そうした場合に、職員が新しく4月から採用されるのかとか教えてください。
町長(山梨崇仁君)
保育士さんにつきましては現在応募をしておりまして、応募者がいらっしゃいますので、選考を進めている段階であります。保育士さんに限らず、求人案件が幾つか町としてもありますので、また通年でそういうものを掲げてもいいんではないかといった議論もしております。必要な人員についてはしっかりと整えてですね、4月を迎えられるようにしてまいりたいというふうに思っております。
8番(土佐洋子君)
保育士さんってどこでも全国で足らない状態だと思いますし、県でも新しいシステムをつくったみたいです。もしかして、この町での保育士さんの条件というのが余りよくないのかなと思ってしまったんですけども、例えば月曜日から金曜日の平日、そして土曜日に保育園に出た場合と、手当の差というのはあるんですか。
総務部部長(上妻良章君)
土・日等振りかえをお願いしているところがございますので、申し出ていただいた場合には。手当等、土・日を出たからというところでの手当の差はございません。
8番(土佐洋子君)
それがないということは、やはり保育士さんも土・日は休みたい…日曜日はお休みですけど、土曜日お休みしたいという方ってたくさんいると思うんです。御主人がいらっしゃるから土曜日も一緒にいたい。自分だって子供と一緒にいたいと思うのが普通だと思うんです。月曜日から金曜日に働きたいという方は多くいても、土曜日には出たくないなと思う方がいると思うんです。そこをね、何か優遇というか働きやすくするということは考えられないですか。
総務部部長(上妻良章君)
土曜日出ていただいた方は土曜日のみという形ではなくて、全体の中でローテーションを組んでございますので、皆様条件は同じだとは思います。土曜日はその間で土曜日だけ出た部分に関しての手当というのは、今のところは考えてはおらないところではございます。
8番(土佐洋子君)
土曜日に出ていただいてる方は、それほど何も不満というか、そういうのは持ってないということでよろしいですね。
総務部部長(上妻良章君)
私の人事のほうの知ってる…知る範囲ではですね、そういった形の不満等が耳に入ってるところはございませんけれども。
8番(土佐洋子君)
それだったらよかったんですけども、保育園でもどちら…町の職員の方でも、快くというか労働環境をよくして働いていただければと思います。
次の(4)横須賀市・三浦市消防指令センター共同整備化とWEB119についてを伺います。先ほども私質問いたしましたけれども、なぜ3市1町のときには葉山町は入らずに、今になってなのかというのがございます。
町長(山梨崇仁君)
当時の議論ではありますけれども、最も大きな障害となったのは、リースの期間がですね、始まったばかりで、その残済がある中で共同の通信化及び広域に振り込むことができなかったというふうに聞いております。当町では今ちょうどタイミングで、そのリースが切れるときでありますので、タイミング的にはその障害はないものと考えております。
8番(土佐洋子君)
では、その3市1町の説明があった平成22年11月25日のときには、運用面でのデメリットというのが幾つも挙がっていたんですけども、今回の1月9日の説明では、職員の皆様何も運用面でのデメリットはないとおっしゃったんですね。そのときの、22年のときの運用デメリットは、この今回の共同運用の検討に当たって、どのように解消されたのでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
デメリットとして幾つか挙げられておりましたけども、現状ではそのデメリットはすべて取れたものという判断をしております。
8番(土佐洋子君)
すごくたくさんのデメリットがあるので、一つずつ伺いたいですけども、一番最初の人員効率化というとこで、土・日曜日の夜間災害出場時消防本部を無人化として出場した場合、駆けつけ及び一般外線からの通報、病院問い合わせ等の対応に支障がある。また、気象警報等発表時の防災行政無線放送、防災メールホームページ、湘南ビーチFM割り込み放送等の実施要員を確保する必要がある。防災行政無線設備移設費用が高額であり、さらに共同…横須賀共同指令センター内に放送室等が設けられない。まずこちら、お願いします。
町長(山梨崇仁君)
防災行政無線及びその消防署に人員が残る、残らないの話だと思いますけれども、防災行政無線は御存じのとおりデジタル化が図られまして、現状ではこちらの消防…本庁舎のほうで防災行政無線を打つことができます。ですから、防災担当がこちらに上がっていれば、その対応は問題ございませんし、また災害発生時にですね、消防署の人間が一遍に出るということは基本的にはございません。あったとしても必ずだれか部隊が残る中で引継ぎを行って、次の隊が出て行くということになりますので、現状で完全になくなることを前提とした考えはしなくてもいいんではないかというふうには思います。また、それだけの大規模な災害になれば、消防長を初めに私どももですね、出勤をして待機することになりますので、そういった対応については問題がないものだという認識をしております。
8番(土佐洋子君)
今の質問の中でもう一つ、湘南ビーチFMの割り込みについては。
町長(山梨崇仁君)
失礼しました。そちらも防災係、もしくは消防署のほうでどちらでも対応できるということですので、どちらかの人員で対応をしたいと思います。
8番(土佐洋子君)
では次に119番着信について。大規模災害発生時119番通報が輻そうした場合、葉山町から通報が制限される場合がある。これについてお願いします。
消防長(高梨勝君)
輻そうにつきましては、指令…今度共同いくほうの指令センターにつきましては回線が18回線ございまして、当初考えていたその辺の輻そうのときに問題は生じるのかということをありましたが、今回その辺をよく運用面から調べたところ、問題はないということがわかりました。
8番(土佐洋子君)
18回線あるから大丈夫ということですかね。
ではその次に、整備費用なんですけれども、リース残済っていうのは先ほど町長が言われたようにこれはもうクリアするということなので、でもしかしながら整備費用の効果が見出せない。有利な起債の充当があればプラス効果はあるが、不確定要素があるため試算から外す必要がある。不確定要素があるとあるんですけれども、これはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
その後ですね、平成25年の4月…失礼しました。25年4月から、横須賀市・三浦市での通信の共同化が始まって既におります。不確定要素はそこで完全に取り払われている中で運用が行われておりますので、単純に、今あるものに対して葉山町が参加を今回しますので、不確定要素も一切ない段階だというふうにお考えください。
8番(土佐洋子君)
最後に、指令センターの運用で、災害対策本部設置を要する災害が発生した場合、共同指令センターと災害対策本部間の被害情報等の共有が難しい及び連絡体制の確立、要員の増員ということでございますが、こちらはいかがでしょうか。
消防長(高梨勝君)
これにつきましても、指令センターと当町の本部との連絡体制がとれるということがわかっておりますので、ここについても問題はないということでございます。
8番(土佐洋子君)
横須賀市の市議会…市議会に提出されてる資料を手にあるんですけども、こちらの中で応援出場体制の強化というのがございまして、市町の隣接地域の災害への迅速な相互応援出場ができますということで、これはもう本当に、市町で迅速な…もう1分1秒を争うということもありますので、これはすごいすばらしいことだと思うんですけども、この費用の低減化、これ横須賀・三浦にとって…から見たところなんですけども、経費約4,400万円を葉山町が負担しますとあるんですけども、新たに消防から出ました消防指令業務共同運用についてというのが追加の資料でございますけども、こちらの後ろの方に試算額表というのがございまして、この横須賀市が経費約4,400万円を葉山町が負担しますというのは、負担金4,420万6,486円のことだと思うんですね。次に、横須賀市と三浦市で合わせて年間約300万円の負担が軽減されるということが書かれているんですけれども、この300万円というのが保守管理費266万25円なのかなって思うんですけれども、そういう認識でよろしいんでしょうか。
消防長(高梨勝君)
保守管理料の390万円、うちの試算で出したのは390万円というふうに書かれたものでございます。保守管理料です。
8番(土佐洋子君)
私が見たのは、平成27年度のところで266万25円で、今消防長が言われたのが28年度のことなんでしょうか。横須賀市と三浦市で年間約300万と書かれているので、ちょっとこの差額は何かなと思ったので伺ったのですが、わかりますか。
消防長(高梨勝君)
27年と28年のこの差が、ちょっと私、詳細にわからないんですが、たしか最初のうちはですね、他市が部分があって、保守する部分の少ないというふうに聞いてるんですが、詳細につきましてはまた予算とか、そういう時点でお話しさせていただければと思います。すいません。
8番(土佐洋子君)
ではWEB119について伺いますが、これは横須賀市と三浦市との共同で導入するものということは、その指令の共同化が一緒にならないと、このWEB119というのもできないものなんですか。
消防長(高梨勝君)
指令センターに入りまして、我々が行けばそこから出動を通知できるんですが、そこの行かない場合はですね、横須賀にすべて受けたものを葉山町のほうに転送していただいて、葉山町がそのデータを見て出動をかけるという形で行います。
8番(土佐洋子君)
余りよく理解できなかったんですけども、その指令が共同ならなくてもWEB119だけはできるんですか。
消防長(高梨勝君)
共同化すれば、その場ですぐ出動を発信できたり、そこでの内容が即座に指令ができるんですが、共同じゃない場合は、横須賀市がすべてのチャット等を終わらせた後、葉山町にそのデータを転送して、葉山町の指令台でその内容を見て、葉山町が指令をかけるという。直接あるものは、届くのは横須賀のセンターに届きます。ウェブですので、位置情報まで全部入ってますので、その位置まで確認した、瞬時にできたものをすぐ送ってもらうという形になります。ですから共同で行えば、もっとその転送の時間がなしに、その場で出動がかけられるという利点があります。
8番(土佐洋子君)
それは、WEB119は共同でないとすごい時間がかかってしまうよという認識を持ったんですけども、時間がないので次にいきますが、防災資機材備蓄食糧整備事業について伺います。今回すごい大雪が降りました。防災対策に大雪についての対応も加えるべきと思うんですね。職員の皆様も、2週続けて除雪作業されていたと思いますし、町民の方々も大変だったと思います。ですので、ぜひね、1年に1回使うか使わないかもしれませんけども、除雪機をね、導入するべきだと思うんです。今回私の友人でも、東伏見に住んでる方が除雪機を購入して、その方の家は四駆のスタッドレスだし、必要ないかもしれないんですけども、高齢化の進んでるところで自宅に面してる道をすべて除雪したりとか、そういうことを考えてたりとかもするので、ぜひともね、職員の大事な時間を使うこともなく、除雪機があればすぐに除雪もできるのではないかと思うんですけども、町とそして町内会などに何個か置くということを考えられてもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
四十何年に一度と言われた雪が2週連続できましたので、大切な災害の問題としてとらえなければならないとは思っております。ただ除雪機をですね、購入した場合、それをどこに、メンテナンスを含めてですね、管理した上で、だれが実際にそれを使うのかといったところまでも、しっかり協議をしなければなりません。もう少し中でですね、そういった議論を重ねた上で、今後の方針について定めていきたいと考えております。
議長(金崎ひさ君)
既に時間が過ぎておりますので、先ほどお答えになれなかった答弁について、調査ができましたら予算特別委員会のほうで御報告をいただけたらいいと思います。以上で、8番土佐洋子議員の総括質問を終わります。
この際、暫時休憩をいたします。再開は午後3時40分からといたします。(午後3時08分)
議長(金崎ひさ君)
休憩前に引き続き会議を開きます。(午後3時40分)
総括質問を続行いたします。第5番、13番窪田美樹議員、登壇願います。
13番(窪田美樹君)
13番日本共産党窪田美樹です。5項目7点にわたって総括質問を行わせていただきます。
1項目目、子育て支援事業について伺います。待ちに待った保育園が、再来年半ばには園児が入園できるような計画が上がってまいりました。そこで新設保育園開設に向けた進捗状況はどのような様子なのでしょうか、伺います。
また、日ごろより子育ての充実化を図られている町長ですが、子供の権利としても、マニフェストにある小児医療費助成制度拡充、それはいかが考えられているでしょうか。私も町長と同じ意見、子供の権利として親の収入で差をつけるべきではないと考え、所得制限を撤廃すべきだと思っておりますが、その点も含めて御答弁お願いいたします。
2項目目、県内初に導入された住宅リフォーム資金、住宅リフォーム資金助成事業ですが、地元への経済波及効果が認められ、今では多くの自治体が実施しております。現葉山町の住宅リフォーム資金助成制度は他自治体とも比較しても利用しやすいものとは言えません。そのことは何度も指摘してまいりましたが、先日、逗子葉山土建組合10周年記念会場に来賓として参加された山梨町長は「住宅リフォーム助成制度を検討した結果、現状のまま継続する」というごあいさつをされました。経済効果や利用しやすさの改善などを含め、助成事業拡充をどのような検討をされた上で現状維持のままの継続とされたのかお伺いします。
3項目目、教育環境について伺います。PTAの方からの御寄附や、タイガーマスクからの贈りものなど、他人頼みの暑さ対策とも言える対策を続けてこられ、議会で何度も学校生活において暑さ対策改善を要望してまいりました。しかし昨年の議会では、老朽化したボイラー改修が1校当たり2,000万円ぐらいかかる、空調との入れかえはほぼ同じぐらいなので、効率のよいエアコン設置が望ましいのではないかと考えるというお話がありました。その上で早急な設置が望まれていましたが、実施計画が必要であり、おくれにおくれてきました。しかし今、やっと予算が通れば、来年度秋には設置の見通しとなるのではないかと思いますが、予算書には2億円強が計上されています。1校当たり2,000万円と言っていたボイラー改修と、余りにもかけ離れた空調整備事業になっています。大幅な費用増額の原因について伺います。
また、空調設備整備事業に多額の予算が組まれたこともあってか、今年度の教育費は31%の伸び率となっています。ですが、事務費、各小学校運営事業費などは削減されています。教育費には拡充した幼稚園補助事業も含まれています。事務費、各学校運営事業などはできるだけ削減すべきではないと考えますが、現状維持をした場合でもどうして削減できたのか、またはどうしても削減しなければならなかったのか、その理由などを教育費の予算計上のあり方を伺います。
4項目目、国民健康保険特別会計について伺います。基金からの繰り入れを昨年度より2,000万円増の1億円、その他一般会計からは1,000万円増の7,000万円と、昨年度より3,000万円多い予算組みであり、単年度だけ見ればいささかの保険料引き下げにつながり、一定の評価はできるものと考えます。しかし、基金は昨年度までの被保険者の保険料を積み立ててきたものであり、裏を返せば昨年度までの保険料は必要以上に多く集めたことであって、繰越金や積立金は可能となっていました。実質的な被保険者の負担軽減はその他一般会計からの繰入額をふやすことが重要です。保険料の引き下げについてどのように考えておられるのか伺います。
5項目目、下水道事業特別会計について伺います。毎年毎年度、下水道整備事業の進めぐあいに疑問が出てきます。町長のマニフェストには、財源不足から7ヘクタール程度に減速すべきとしてありましたから、私は減速する理由は町の財源不足からくるものだから、金額的に7割程度にするものと考えていましたが、昨年度予算では7ヘクタールを確保し、葉山特有の地形もあり工事費がかかる部分もあると、事業費は前年度より増額された結果となっています。私はこのことを非難いたしました。ところが今年度も施政方針で、一色・堀内地区を中心にと8.3ヘクタールの整備事業計画を示され、今年度予算案は3億7,000万円と、昨年度比7,500万円も増加しています。ほかの予算には財源不足と言いながら、下水道事業だけは面積も金額もふやす整備事業予算を組まれています。町長の掲げたマニフェストの「7ヘクタール程度に減速する」との整合性をどうお考えなのかお伺いいたします。
以上、お答えのほうよろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
答弁を行います。
町長(山梨崇仁君)
窪田美樹議員の御質問に、所管する箇所について御答弁をさせていただきます。
初めに子育て支援事業についての1点目、新設保育園開設に向けた進捗状況はとのお尋ねでございますが、認可保育園の新規設置につきましては国有地を利用する予定で、現在国において既存の建物の解体に向けて準備を進めていただいているところです。このたび、国との協議が調い、あす2月20日より民間保育所設置運営法人を公募する、公募を開始する予定です。4月10日までを募集期間として、5月初旬までには民間保育所設置運営法人を決定させ、平成26年度中の完成を目指します。今後の進捗状況は随時お知らせしてまいりたいと考えております。
次に2点目、小児医療費助成制度拡充はとのお尋ねでございますが、小児医療費助成制度につきましては、平成25年度より、所得制限がありますが、対象者を小学校6年生修了までとさせていただいており、平成26年度につきましては引き続き同様の実施で、拡充等については予定をしておりません。私のマニフェストには所得制限なしにと掲げておりますので、所得制限を外した場合に安定して継続的な支援ができるか、引き続き検討してまいりたいと考えております。
次に2項目目の住宅リフォーム資金助成制度について、助成事業拡充検討結果についてのお尋ねですが、住宅リフォーム資金助成事業につきましては平成25年度末までの時限措置であったため、今回その継続等について検討をいたしました。この中で、住宅リフォーム助成制度の利用状況、県下自治体の動向、本町で持っている他の住宅改修に係る助成制度などを勘案し、従来と同じ内容を維持する形でさらに2年間継続することといたしました。
次に4点目、国民健康保険特別会計についての、被保険者の負担軽減をどのように考えたかとのお尋ねでございますが、平成26年度国民健康保険特別会計予算案において、国民健康保険料の保険料軽減のためその他一般会計繰入金から7,000万円、国民健康保険事業運営基金繰入金から1億円を繰り入れ、被保険者の負担軽減に努めているところであります。国民健康保険料に関しましては、被保険者の高齢化や医療の高度化等により医療費総額が年々増加しており、保険料の市町村格差など不公平感が生じている状況でございます。国民健康保険制度の安定化に向け、平成29年度を目途に国が都道府県単位化を予定しておりますので、引き続き国・県の動向を注視してまいります。
5点目、下水道事業特別会計について、8.3ヘクタールの整備事業予算とマニフェストにある7ヘクタールの整合性はあるのかというお尋ねですが、マニフェストにあります7ヘクタールにつきましては、町の財政状況と将来への負担を考慮し掲げております。下水道整備事業では平成27年度に中継ポンプ場の耐震工事を予定しており、耐震工事を行った場合、面整備を行う予算額が縮小することが想定されるため、平成26年度の予算案では前倒しで面整備を行う予定で約8.3ヘクタール相当額を計上させていただいたものでございます。
以上で所管する1回目の答弁を終わります。
教育長(豊田茂紀君)
13番窪田議員の御質問にお答えいたします。
教育環境についての1点目、2億円強かかる空調設備整備事業についてとのお尋ねでございますが、良好な学習環境を整備するため、暖房設備の老朽化が進んでいることを踏まえ、平成26年ではすべての小学校へ受変電設備の更新を含む空調設備設置工事費を予算計上させていただきました。
次に、教育費の予算計上のあり方はとのお尋ねでございますが、教育費は町の予算編成方針に沿った考え方を維持しつつ、児童・生徒にかかわる部分について重点化を図った予算編成となっております。教育環境維持のため、施設整備費や安全対策費等の経費を予算計上させていただき、平成26年度教育費は全体として前年度比31.0%増となっております。以上であります。
議長(金崎ひさ君)
再質問を行います。
13番(窪田美樹君)
答弁ありがとうございました。それでは質問に移らせていただきます。
保育園の、新設保育園の進捗状況なんですけれど、最短で4月1日とありますが、どこの部分が一番問題、この募集要項を見させていただきましたが、どこの部分が一番問題があるとお考えでしょうか。更地にするのがなかなかおくれるとか、募集が来るか来ないかがわからないとか、どこの部分が一番問題だと考えられていますか。
町長(山梨崇仁君)
現段階では問題といった問題が発生しているわけではないとは思っております。国のほうで解体の手続をしていただきまして、その中で同時に町としても公募をさせていただいて事業者を決めていく、この過程の中で不測の事態が生じれば問題化すると思いますけども、現行ではそういったことが起きないように細心の注意を払いながら進めていこうと考えております。
13番(窪田美樹君)
それでは現段階では4月1日、27年度4月1日に開設できる見込みということを…でよろしいでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
まだ解体が終わったり、それから事業者が決まった段階ではありませんので、正確なお答えはできませんけれども、そこを目指して我々は努めていくといった段階にございます。
13番(窪田美樹君)
それで、今回の予算書には認可外保育施設に通う、多分これ待機、本来ならもう葉山の新しい新設の保育園ができたかもしれない、その子たちがおくれてしまったがために葉山の保育園に通えなくなったからという新規の事業だと思うんですけれど、300万の予算が組まれていますが、そのような目的でよろしいんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
そのように考えていただいて結構です。
13番(窪田美樹君)
じゃあこの300万円というこの予算で、今回待機児童を解消できたはずの子が認可外に通った、この子たちに十分というか、手当として渡るんでしょうか。人数分、何人を待機児童、前年度待機児童が何人いて、これは何人分の予算が組まれているんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
この認可外の補助につきましてはですね、予定としましては25名分を想定をしまして計算をしております。
13番(窪田美樹君)
前年度の待機…前年度というか今回待機児童は何人いたんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
25年度につきましては、公表としましては25年の10月に公表しておりますが、その時点では37名でございます。それから26年度の入所申し込みを開始してもう終了しておるんですが、その中で予測としましては約30名の方がですね、待機がされるだろうという見込みでございます。
13番(窪田美樹君)
37名の方が待機されていたんですけど、予算としては25名。で、この37名の方が全員認可外に入られるとは限らないと思うんですが、そこら辺もし足りなければ25名で切るんではなくて、また予算をふやすというような考えなのか、それとも25名分にするのか、どちらをお考えでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
あくまでも今回初めてのケースですので、25名以上、なおかつもっとその量がふえた場合につきましてはですね、やはり公平性を欠いちゃいけませんので、検討はさせていただきます。
13番(窪田美樹君)
一応のスケジュール出てますし、60名の待機児童、60名の入園をできるという施設ですので、今後も見守って行きたいと思っております。
続きまして、マニフェストにもある小児医療費拡充なんですが、なかなかこの所得制限を外すというような段階にはなっていかない現状ではありますが、山梨町長はこの小児医療費助成制度をどのような子育て支援、親に対する支援なのか子供に対するものなのか、どちらをお考えでこの事業を行われているのでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
親子への支援だと考えております。
13番(窪田美樹君)
親子ということは、親に対しても子供に対してもということで、子供には所得というものがないので、そこの面からも山梨町長も所得制限を外したいという、撤廃したいというマニフェストを挙げられたんだと思っております。そこの中でなかなか、まあお金のかかることですので、一歩、一度外してしまったら予算足りなくなる、お金が足りないからまたつけさせてもらいますということはできないということで、引き続き検討ということが言われてるんだと思いますけれど、この所得制限を外したら1学年、これ年齢によっても学年によってもかなりお金は違うと思いますけれど、1学年で幾らぐらい予算計上され、予算がかかるんでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
申しわけございません。26年度につきましては所得制限ありの人数でいきますと3,000人、約3,000人です。所得制限なしにした場合には約4,000人の想定ができます。今回26年度につきましては、その小児医療の予算額としましては約8,000万を計上させていただいております。所得制限なしにした場合にはですね、それに約3割強が多分かかるだろうということで、予測でございますが9,500万前後はかかるんじゃないかというふうには試算をしております。
13番(窪田美樹君)
6年生までを所得制限外したとしたら、プラス1,500万かかるということでしょうか。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
約1,500万でございます。
13番(窪田美樹君)
これは何年も前から…何年もって山梨町長のマニフェストに挙げていた事項です。その時期より経費が、何でしょう、お金がかかるようになったんではないと思うんです。マニフェストに挙げたときには500万で済んでたけど、今、実際やろうと思ったら1,500万になっちゃったんだから、導入するのはなかなか足踏みするんだよっていうんじゃないんだと思うんです。マニフェストに挙げられた当時からある程度のお金、金額はかかってるんだと思いますけれど、そのことは考えられてマニフェストに挙げられていたんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
ある程度の金額については検討はしておりました。正確な数字は持っておりませんでしたけども、検討はしておりました。
13番(窪田美樹君)
それでしたら、4年間の間にさらなる、あと4年間、あと2年ぐらいですか、その間にこれを実際にやっていくようなお考え、一歩でも、ここに書いてあるのは段階的って書いてあるんですよ。だからその段階的が、3年生まで所得制限外しますよという段階なのか、どういう段階なのかわかりませんが、そこに目標を持って進んでいくべきだと思うんですが、その1,500万をどのように抽出していこうと思うのか、もう今からあきらめているのか、この検討はどのような前向きな検討なのか、どのような検討をされているのか。
町長(山梨崇仁君)
例えば国民健康保険のほうに今回一般会計で1,000万円の繰り入れを行っておりますけども、現状で医療費、福祉にかかる費用というものがもうどんどん、どんどんふえている段階です。ですので、そういった現状の中では大変厳しいという判断をしておりまして、それが安定をしたりとか、これから医療費関係が下がってくるという状況があれば、速やかにこういった小児医療費などについては手厚くしていきたいなというふうに考えております。
13番(窪田美樹君)
私が議員になったときに、この小児医療費上げてくださいって言ったときの最初の予算…最初の予算というか、最初に計算してくださいって言ったときより格段に減ってるんですね、かかっているお金の計算式が。これがとても不思議だったんですけれど、前の年にうんと病気、はやりもの、インフルエンザとかいろんな病気にかかるお子さんたちがふえれば、次の年度の医療費が、予算がたくさん組まなきゃいけないとか、そういういろんな仕組みはあるとは思うんですが、なので考えなきゃいけない予算にもかなりの変動が出てくるとは思うんですが、残りの間にさらなる拡充を求めていきたいと、拡充していっていただきたいと思っております、思います。
それで、鎌倉市、今年度…あ、来年度ですか、鎌倉市では小児医療費、同じように6年生まで助成制度をされてるんですが、負担金、一部負担金も考えてるということなんですね。1回病院にかかるのに幾らか負担してもらう。いろんな考え方もあるんでしょうが、これ、この意見を聞いて、山梨町長はどのように思われますか。
町長(山梨崇仁君)
申しわけありません、ちょっと鎌倉のその負担のあり方がよくわからないもので、今後の情報としてもう一回確認をしてみようとは思っています。
13番(窪田美樹君)
病院にかかるときに1回何百円とか、今まで全くかからないで、お子さん病院にかかれたんですけれど、一部負担をしてもらうっていう制度を導入するかっていうことだそうです。子供の権利としても、本来何のために助成制度を導入したかというところを考えれば、そこのところ負担金を取るべきではないと考えております…私は考えます。山梨町長も他の自治体のあり方もありますけれど、なぜ小児医療費を導入したのか、拡充されたのかを思ってていただきたいと思います。
さて、2項目目の住宅リフォームについてですが、先日御一緒した逗葉…逗子葉山土建組合の10周年で検討した結果、で、今回の答弁でもその検討しましたっていうことなんですけれど、県下の自治体の動向をどのように見られているのかお伺いします。
都市経済部部長(吉田仁君)
現在県内のですね、自治体の中で15自治体がこの助成制度を持っております。議員御指摘の分は金額の部分かなと私は想像されますけども、金額で申しますと当町の場合現在10万円ですが、23年の4月に5万円から10万円に上げているということもありまして、各自治体のことをちょっと今、細かく申し上げますと、15自治体のうち上限を5万円にしている団体が6団体ございまして、7万円に設定している団体が1団体、当町と同じ10万円に設定している団体が6団体、12万円が1団体、15万円が1団体となってございますので、当町の数字は私とすると悪くはないのかなという認識で、2年間継続ということで御理解いただければと思いますけれど。
13番(窪田美樹君)
金額だけじゃなくて、これは使いやすさというのもあるんだと思いますね。葉山町では工事費用が5%で上限10万円というと、幾らの工事をしなきゃ10万円がもらえないのかというところもあると思います。同じように三浦市…三浦市では一律5万円、どんな工事をしても、どんな工事っていうか一律5万円。10万円、寒川町、ほかの助成率が全然違うんですね。10%だったり、中井町では50%で10万円。同じ5万円を補助でもらえる…あ、同じ10万円を補助でもらえるにしても、うんと大きな工事をしたときの10万円と、こう、少しの工事でも10万円もらえるっていう比率は全然違うと思うんです。金額、補助の金額だけを見るんではなくて、そういった使いやすさの面からいったらパーセントも考えるべきではないかと思うんですね。そこら辺はいかがお考えでしょうか。
都市経済部部長(吉田仁君)
議員おっしゃるところと、ちょっと私のデータと食い違いがございまして、中井町の場合はですね、確かに50%でございますけども、工事の上限が10万円以上というところの、その2分の1ということなんですね。10万円は同じなんですけども、当町の場合は20万円以上の場合の5%として10万円が上限というようなこと、私のデータはそうなってるんですけども、間違ってたらまた謝らなきゃいけないんですけど。
13番(窪田美樹君)
私の手元の資料では、中井町上限助成率が50%、その…ごめんなさい、省いたというか、細かい要点のところではない、抜いてあるところなんですけれど。その中井町以外でも横須賀市とか綾瀬市、一律出るところとか、もっと金額の補助率の高いところや一律で出すところもあると思います。そういったところも検討すべきじゃないかと思っているんです。また、先ほどの御答弁の中に、本町で持っている他の住宅改修と、住宅改修にかかる助成制度って言われたんでしたっけ。そのことと考えてということなんですけど、町で持ってる住宅改修の制度というのは、私が思うところでは高齢者住宅改修だと思うんですが、それ以外に何かその、町で持ってる住宅改修にかかる助成制度、地震のとかもそうなんでしょうかね。どういったものを一緒に考えて、やっぱり別々にしたほうがいいって思われてるのか伺います。
町長(山梨崇仁君)
まさに御指摘のとおりでして、福祉分野、それから耐震の関係、また、もう少し大きく考えますと、例えば太陽光パネルの設置補助であったりとか、下水の接続補助であったりとか、合併浄化槽への切りかえの補助などもありますけども、いずれも各分野で持つほうがいいだろうといった判断に至りました。なお、窪田議員がおっしゃるその住宅リフォームのさらなる、私としては違う形でと望んだのはですね、そういった今の横のつながりを持たせることも一つですけども、住宅リフォームにかかわる、例えば建築屋さんとかですね、だけではなくて、地場産業として造園屋さんとかお庭の整備とか、違った視点からも業界の方々が元気になるような取り組みができないかといった検討をしたんですが、この線引きもなかなか難しくてですね、この中では議論が煮詰まらなかったといったものでございます。
13番(窪田美樹君)
でね、その高齢者住宅改修、予算毎年50万円組まれてるんですけど、そこでの決算額が24年度は27万円、23年度では13万円。だから50万円は組んだけれど、使ってもらってるのが、使いきれてないというか残ってるんですね。これって反対にここの部分、介護保険のほうでも住宅改修のほうはあると思うので、そこで十分だからこっちの高齢者住宅のほうは使わないのか、そこら辺のこのはかり方というか計算の仕方がちょっとわからないですけれど、せっかくこうやって組んでるもの、この中で5件あって、手すり、10万円、手すりが5件というふうに安易…安易なっていうか簡単なものしかここの中で組めてないんですよ。この高齢者住宅改修というのを使って。そんなところでは住宅リフォーム助成制度と一緒にこの高齢者のものを使って手すりだけを直すんじゃなくて、もっと広範囲な改修もできるように一緒に使うことが、住宅リフォームも使いやすくなるとか、そういったものもあると思うんですが、なぜ別々にやったほうがいいと思われてるのか。別々にやったほうがいいと思ってるから、一緒に使うことはできないよっていう要綱があるんですよね。そこのところをなぜ別のほうがいいと思ってるのか教えてください。
町長(山梨崇仁君)
先ほども幾つか例えを出しましたけれども、それぞれの目的を持って消費者の方もその作業にかかるわけでございまして、福祉で必要性を感じられた方は福祉に目的を持って取り組まれますので、その中での補助制度を活用していただきたいというふうに思います。リフォームについてはリフォームを促すことも、もちろんそれによって住宅の安全性の向上などは考えますけども、先ほど申し上げたように地場産業の活性という視点も大きくて、今回リフォーム制度を設けていますので、福祉のほうで同じようにリフォームをという考え方をするのは、ちょっと性質が違うんではないかといった判断をしたところであります。
13番(窪田美樹君)
目的は違うけれど、自分が住む住宅を、高齢…御高齢の方が自分が住む住宅を地元の業者を使って直すというときに、こっちもこっちも条件を満たしているんだから一緒に使えたらなって、それだけ補助してもらえるんだという方々がいないわけではないと思うんです。そういった方々に対しても一緒に使えることはなぜいけないのか、これがね、予算いっぱいいっぱいなんですよ。だからこれ以上もう開くことは難しいんですよっていうんなら、まだかもしれない。予算も余っているにもかかわらず一緒に使っていけないっていうのが不思議になります。
今、ほかの面でも住宅リフォームのほうを、造園の方ですか、多分生け垣とかいろんな多方面で何か考えられてるんだと思いますけれど、以前言われてた手続が、事前に写真を撮らなきゃいけないとか、提出の書類が多いとか、そういった使いにくさも指摘されています。そういった面での改善、使いやすさのほう、これはお金はそんなにかからないと思うんですけれど、そういった面での何か改善された面はありますか。
町長(山梨崇仁君)
以前も同様の御指摘を受けまして、私のほうでも原課に確認を行いました。現状で公金を使うということを前提に考えますと、写真を撮り、連絡を入れ、現地確認をするといった手間については省けないものだと考えておりますので、現在の作業については私は最速だというふうに思っております。
13番(窪田美樹君)
ごめんなさい。他の自治体での確認が、きちんとした確認ができてないんですけれど、ほかのところではもう少し手早い事務処理というんですか、が、できてるというお話も聞いています。ですので、私のほうも調べますが、町のほうでももう一回調べていただきたいと思います。いろんな面を考えると、高齢者福祉なかなか、施政方針にもマニフェストにも高齢者福祉というものがなかなか出てこないんです。これから年金は下がるしというところも、いろんな面で高齢者に対しての温かみというところで住宅リフォームと高齢者住宅改修も一緒に使えたら。介護保険では一度使うと次使うのに認定が2つ変わらなきゃいけないとか、それなりのハードルがあるんです。ですので、また別の面からも高齢者のためにも使いやすくなる点ではないかなと思って、同時に使えるような案も考えていただきたいと思いました。
で、3項目目、教育環境なんですけど、これ2億円がぽん…ぽんという言い方が正しいかわからないんですが、2億円ぐらいのがぽんと出たんですけど、これ町の財政計画みたいのには沿ってるんですかね。この、2,000万で4校だったら8,000万円ぐらいで済むか、私、この前の一般質問のところかな、億はかからないと思うんでというようなお話をちらっとして、だから早くやってくださいね、4校同時にやってくださいねというお話をしました。で、しかし2億円というものがぽんと出て、もちろん…もちろん同時に入れてくれたことは、以前の質問の中でもね、いや、4校同時に入れると壊れるのが同時だからってお答えで、これは入れてもらえないのかなっていうような心配もしてましたが、反対にこれは喜ぶべきことなんだと思うんです、4校同時に一斉にやっていただいて、どの小学校に通うお子さんたちも同じように涼しい環境に、いい環境になるということで大変喜んでるんですけれど、しかし違う面から見たら2億円のものがぽんと出て、それを計画にのっとってはいるんでしょうけど大丈夫なんでしょうかっていう、それこそ町長の判こ次第だったんだなっていう予算組みだと思うんです。ここら辺の計画というんですか、は、どのように、やらなきゃいけないからここでぼんと出したんだというお考えなんだと思うんですけれど、計画の上からはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
総合計画等でですね、良好な学習環境という点では問題はないとは思います。ただ、財政見通しの中で、ことし2億6,000万かけてつけるという見通しは持っておりませんでしたので、私としては大変これは悩んだところです。ただ、先ほども申し上げましたが、ことしつけなければ、じゃあ来年2億6,000万、また来年つけなければ再来年ということで、分割してすることはできないと考えました。今回大きいのはエアコンのその装置そのものよりもですね、学校にある受変電の設備、電気関係の設備を更新する時期にもありますしということで、それも取りかえるということがかなり大きな金額にもなっております。ですから、当初は例えば1年生から3年生、3年生から6年生にやってあげてとかですね、そういう分割も少し考えてはいたんですけども、そんなことをしても大して金額は変わらないと。であれば、全校一遍につけるべきなのかといった判断の中で、やるかやらないか、ゼロか百かで今回はやろうという判断をさせていただきました。ただ、その他におきましては、今回金額がかなり膨らみますので、ほかのものについて何とか控えるものについては各担当のほうにですね、学校施設に限らないところで控えてもらってるところはありますから、そういう意味では役所の総意となってこの教育施設のエアコンをみんなで支えようといった考えにのっとって、今回予算計上をしております。
13番(窪田美樹君)
今の中で配管、配線ですか、配線は以前から計画にあったと。エアコンを入れるからその配線を変えるんじゃないっていうお話かしら。
教育部部長(小山誠君)
今の御質問なんですが、先ほどの第1質問でもありましたが、8,000万という数字も出てきておりましたので、その部分もちょっと私も記憶をたどってですね、当初の部長がお答えしてた部分につきましては、暖房設備が老朽化してるということで、それを修繕するとなると各校2,000万、約2,000万程度かかるんじゃなかろうかと。それを対応してですね、エアコンの機器を設置した場合には、機器として同額のような額面がかかってしまうんでないかというような想定での答弁だったんじゃないかなというふうに記憶しております。で、今、御指摘がいただいた部分では町長もお答えしておりましたが、機械の部分についてはですね、約8,700万程度がかかります。それ以外に今、町長のほうで言われました受変電設備、そちらのほうの額面がですね、約1億4,500万程度かかるということで大半を占めてると。この部分については当然老朽化した部分とあわせてエアコンを設置するに当たって、何ていうんですかね、受変電設備の増量するというか、更新と含めて受電できるようなものをですね、更新しなければいけないというようなことから対応させていただいてる部分でございます。御理解いただければと思います。
町長(山梨崇仁君)
すいません、失礼しました。財政見通しのほうで予測をしてなかったと申し上げましたが、項目には上がってはおりました。金額のほうは載ってはいませんが、見通しのほうに項目は上がっておりましたので訂正させていただきます。失礼しました。
13番(窪田美樹君)
今の受変電設備の説明の中で、本来なら老朽化もあったからある程度直していくんだよって、それにエアコンが同調、エアコンがなければ受変電設備というのはどのくらい…同じ金額。エアコンを入れるからきっと大きな機械をつけなきゃいけないというのがあると思うんですけれど、やっぱり金額はふえたんですかね、エアコンのために。
教育部部長(小山誠君)
この部分については老朽化の部分で更新する部分であれば若干安いとは思うんですが、エアコン設置するということで増設しなければいけない容量の部分がございますから、それを総体更新をかけるといったことで御理解いただければと思います。
13番(窪田美樹君)
それでしたら変電のね、あれは前々からの計画があった。で、そこにまたこれもいい感じにボイラーと同じようにエアコンを入れ、同額でエアコンも入れられる。変電も変えなきゃいけない。そこでちょっと上乗せしたエアコン対応の変電設備がつけられるということで、全く計画的にはのっていると思うんですね。特に、まあ合計したらすごい金額になっちゃったっていう話だと思うんですけど、ただ、議会の中でその調べていただいた答弁などのとおりだと思うんです。これ計算して1校2,000万、で、8,000万ぐらいというところしか私たち…私は考えていなかったもので、それが2億円以上のものが出てきてね、それを予算書一つでぽんと、で出てきたっていうことは、私は4校同時にやってくださいよっていう、進めていった、エアコン入れてくださいって進めていったほうですので、これは大変いいことだと思うんですけど、余り議会に対する説明が足りないのではないか。あの、偉そうにしてるわけじゃないんです。議会だから説明が必要だよっていうわけじゃないんですけれど、余りにもこの紙、予算書の中でただぽんと出ただけっていうのは少し疑問を持って、疑問というか議会軽視じゃない、よく最近言われますけれど、議会軽視な部分はなかったのかなっていうふうに思うんですけれど、そちらのほうはいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
むしろですね、議員の皆様の熱い思いを私自身は後押しとしていただいて今回予算計上をしようと踏ん切ったところがありますので、ぜひこれを見せていただくときに喜んでもらえるという気持ちで出させていただきました。当然のことながら今後ですね、これを工事費計上させていただいて入札にかかりますけれども、進捗につきましては皆様にお示しをしながら進めていきたいとは思っておりますので、よりいい機材で長くもってもらうものを選定をしていきたいというふうに考えております。
13番(窪田美樹君)
決してこれを、何でこんなに多くかかるものをやってるのよって言うものではないんです。ただ、説明の仕方が、私もこんな、思い切ってやってくれたって思ってます。あれだけ渋ってた町長が一気にこの4校をやってくれたというのは、大変なすごいことだと本当に思ってるんです。ただ、余りにも金額の差があったので、ちょっと疑問を持ってしまいました。
そこでなんですけれど、この大きな予算組みの中で31%増になってるっていうお話なんですけれど、細かい数字になってしまうんですけれど、本当にこの教育費の部分、葉山小学校の設備費とかが、事業費ですか、がね、削られちゃってるんですよ、予算が。これ本当に大丈夫なんでしょうかね。そのしわ寄せが小学校のものに行ってる、削られてるっていうのはないんでしょうか。小学校としてね、あなたたちのエアコンつけるのよって。だから学校の先生にね、折り紙だ、備品っていうと折り紙とか画用紙とかそういったものだと思うんですよ、削れるものは。電気が高騰してるのに、なのに削られてるっていうか、削られてるっていうのが正しいんでしょうか、その削減なんです。そこら辺はどのような予算計上をして、その小学校、上山口はちょっと伸びてるんですけれど、ほかの学校が3校とも減ってるというのはどのように予算計上されたんでしょうか。
教育部部長(小山誠君)
多分窪田議員が今、御指摘いただいてる部分につきましては各小学校のですね、運営事業費の部分を指して多分御質問されてるというふうに私、理解したもんですが、各小学校のその運営事業の部分につきましては、このエアコンを設置することによりまして、暖房に使用してた重油ですとか灯油、学校によって異なりますけれども、そういった部分の経費が削減できると。そのかわり当然電気料という部分がふえてくるわけなんですが、いずれにいたしましてもその部分でマイナス要因というふうになる要因となってる部分、で、上山口小学校だけが伸びているという御指摘、この部分につきましては児童用のですね、オープンロッカー、これ3クラス分をですね、新たに更新するというようなことで経費が増額してる関係上プラスというようなことで計上のほうをさせていただいているところでございます。
13番(窪田美樹君)
じゃあ、決して子供たちが使うような備品とか、そういったものが削られたわけではないと。そこら辺はしっかりと予算組みしてますよっていうことでよろしいでしょうか。
教育部部長(小山誠君)
そのとおりでございます。
13番(窪田美樹君)
先ほど、町長にも同じ質問なんですけれど、削られたっていうお話がありましたが、町長が見たその削った部分というのは、今、答弁があったその重油、暖房の部分なんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
そういう細かい話ではなくてですね、重油はもちろん、暖房をつけることで削減できるので、そもそもいらない費用だとは思いますけども、例えば教育費で言えば先ほどフェンスの話もありましたけども、フェンスの要望等については工事の期間のこともありましたけれども、今回はつけないで冷暖房のほうに力を入れようというふうに判断をしたところもございます。いろんな意味でこの2億6,000万のお金を生み出すという意味では、倹約、倹約を重ねてきたところであります。
13番(窪田美樹君)
そうなるとやはり教育費がね、31%上がったから、予算、これをつけてくださいって、たくさんの項目、はいわかりましたって全部をね、つけるわけにはいかないと思うんですけれど、先ほど危険の指摘がたくさん出て、横山議員からも以前から言われてる、中村議員だったり長塚議員だったり、その危険の指摘っていうのは子供の環境の上でも一番重要なことだと思うんです。そういった面ではまた削っていいものとね、削ってだめなものとがあると思うんですよ。そこら辺ではもっとしっかりとした、2億円…1億円で済む、1億円弱で済むと思ってた、実際その配電の何かもあるんだから飛び抜けてね、予算がうんとなったわけではないと思うんですけれど、ぽんと2億円が出せた予算組み、この教育費の中ではそこでの部分、危険のところをどこまで削ってるのかが心配になってしまいます。子供たちの安全環境の面では、子供たちだけじゃないですよね、道路に出るっていうのは。そこら辺でももっとしっかり考えていっていただきたいと思います。
で、確認なんですが、このボイラー、エアコン入れることによって子供たちの環境が悪化した、学習環境っていうのが悪化したのではないということで、確認なんですけどよろしいでしょうか。
教育部部長(小山誠君)
以前のような学習環境ではなく、環境が整備できるものというふうに理解しております。
13番(窪田美樹君)
スムーズにね、エアコンがついて、以前の質問の中では夏休み前につけば、春休みにつけば、暑い夏ね、7月、8月の学校も涼しく過ごせるのにっていうことなんですけど、補助金の関係で秋、夏休み中の設置になるということだと思うんですけれど、そこら辺の設置の状況はいつごろつくんでしょうか。あ、ごめんなさい。予算が通ったらの話だと思うんですけれど、大体の考えというか計画はどのようなものなんでしょうか。
教育部部長(小山誠君)
これも当然入札が、予算審議いただいて通った話でですが、当然入札という部分が加わってきます。そういった工程もございますけれども、教育委員会といたしましては夏の休みの期間に設置工事を行えて、学校っていうか学習時間に影響のないような形で終了ができれば望ましいというふうに考えております。
13番(窪田美樹君)
できるだけ涼しい夏を過ごして、お勉強の環境を整えていただきたいと思います。
時間もなくなってきてしまいました。国民健康保険について伺います。私もあの手この手で、できる限り負担軽減をっていうことで、格差是正をどうするんですかって言ったら、格差是正は考えてない。別な切り口からあの手この手で負担軽減を山梨町長に提案してまいりました。しかしながらなかなか負担軽減、負担軽減ということはちょっとでも安くなる、保険料がちょっとでも安くなれば、負担はその分軽減されてますから、正しいと言えば正しいのかもしれませんが、今年度一般会計からもその他一般会計からも上乗せされて、そこら辺は本当に努力されてるんだと思いました。ただ、いろんな、私も別の手、いろんな手を考えてまいりましたが、国民健康保険、神奈川県から出てる資料の中で、国民健康保険事業状況というのがあるんですけれど、23年度に葉山町の加入率というのが、県の中で9番目、国保に入ってる方たちは9番目に多いということなんですね。で、よく一般会計から入れるのは、その人たちだけのために税金を使うわけにはいかないからっていうお話もありました。しかし県内では9番目に国保に入ってる方が多いということなんです。
それで、他でほかの自治体がどのように一般会計を、その他一般会計を国保の人たちにつぎ込んでるかっていったら、葉山町では31番…これ一番最新の資料になると、23年度の項目には一般会計繰入金という金額が出てきてないので22年度の資料になってしまうんですけれど、31番目、308円、1人当たり、一般会計から308円をつぎ込んでる…つぎ込んでるっていうか入れてるんですね。だけど、これ1番目のところ、大磯町、よく財政的に比較しますよね、葉山町と大磯町って。そこでは1番目、そこが1番目なんですけれど、3万5,395円、一般会計から1人当たり3万5,000円。で、31番目の葉山町のちょっと上を見て、29番目の自治体は松田町というところで2,223円。もう、けたが違うんですよ。そうやって一般会計を入れてます。で、こうやって一般会計を入れてるにもかかわらず、ほかの自治体は、それで金額を抑えて保険料を抑えてるんですけれど、葉山町は31番目、一般会計から入れてないから保険料が高いのではないかということが言えると思うんです。
でね、よく今言われたのが、医療にかかる人が多いから、医療費が多いからって言われてるんですけれど、葉山町に医療にかかる、葉山町の1人当たりの医療費、国保の医療費は28番目に低いんですよ、1人当たり。他の自治体から比べてこんなに医療費、病院にかかる人たちが少ないのに保険料が高い。これは他の自治体では一般会計から繰り入れて安く抑えてるから安く、保険料が安くなってる、病院にほかの自治体いっぱいかかってるけど保険料が安いというのは、そこら辺の仕組みっていうんですか、もいろいろ考えて、もうちょっと一般会計、その他一般会計から繰り入れを考えていっていただく理由にはならないかなと思っています。ただお金をつぎ込めばいいっていうだけじゃなくて、他の自治体、医療費抑制には健診を受けていただくことも重要だと思うんですね。そこの中で健診の受診状況も多々載っています。これは特定健診になってしまうんですけれど、藤沢市では受診率が41%、葉山町では24%。健診を受けていただく率もこう違ってくるんですよ。健診を受けていただくだけで病気を重度化させないとか、そういったことにもつながっていくと思います。そういった研究もさらにされて、医療費を抑制もするし、一般会計からも入れてもらっていけば、少しでも保険料の引き下げになって負担の軽減になると思うんですけれど、そこら辺はいかがでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
他の自治体の事例を挙げていただきましたけども、現行では葉山町の国民健康保険の状況を踏まえて今回繰り入れを行ったという判断をしておりまして、他の自治体でよく比較される逗子市さんのほうもですね、医療費の高騰に伴って一般会計からの繰り入れがもう耐えきれない状況だということで、医療費、保険料そのものを上げてきているところでありますので、どこの自治体も、今、平成22年の資料でしたけども、昨今大変厳しい状況ではないかなというふうに思っております。町としてもそういう状況でありながらもですね、医療費が上がっていく、保険料が上がってくることというのは、これ以上は避けなければならない。軽減と言うには足らなかったかもしれませんけども、これ以上負担が上がるということはなるべく避けていきたいという思いから、昨年度と同比で3,000万円の繰り入れを決めました。ただ、現行でもう既にですね、来年、再来年の保険者数の数が減っていくにもかかわらず、医療給付金のほうが伸びていくだろうという見込みも出ておりまして、また詳しく予算委員会で御説明しますけれども、国民健康保険、葉山町の状況というものは今後もですね、保険料が上がる方向にあるというふうに考えております。それをどう抑えていくかといったことが今、目下の課題になっているということも御承知おきいただければというふうに思います。
議長(金崎ひさ君)
既に時間が過ぎておりますので、以上で13番窪田美樹議員の総括質問を終わります。
議長(金崎ひさ君)
以上で本日の総括質問をすべて終了いたします。あすは午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。(午後4時41分)
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更新日:2018年01月31日