葉山町議会 平成26年2月13日
招集年月日
平成26年2月13日(木曜日)
招集場所
葉山町役場議場
開会(開議)及び閉会(散会、延会)並びに時間
開会
午前10時00分
散会
午後1時22分
応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員
出席14名 欠席0名
番号 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
第1番 | 鈴木道子 | 出席 |
第2番 | 長塚かおる | 出席 |
第3番 | 待寺真司 | 出席 |
第4番 | 守屋亘弘 | 出席 |
第5番 | 田中孝男 | 出席 |
第6番 | 中村文彦 | 出席 |
第7番 | 畑中由喜子 | 出席 |
第8番 | 土佐洋子 | 出席 |
第9番 | 荒井直彦 | 出席 |
第10番 | 笠原俊一 | 出席 |
第11番 | 横山すみ子 | 出席 |
第12番 | 金崎ひさ | 出席 |
第13番 | 窪田美樹 | 出席 |
第14番 | 近藤昇一 | 出席 |
地方自治法第121条により出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
町長 | 山梨崇仁 |
副町長 | |
教育長 | 豊田茂紀 |
総務部部長 | 上妻良章 |
保健福祉部部長 | 稲山孝之 |
生活環境部部長 | 成島光男 |
都市経済部部長 | 吉田仁 |
教育部部長 | 小山誠 |
消防長 | 高梨勝 |
総務課課長 | 高階歩 |
職務のため議場に出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
議会事務局局長 | 山本孝幸 |
次長 | 廣瀬英之 |
主事 | 佐々木周子 |
会議録署名議員
番号 | 氏名 |
---|---|
第7番 | 畑中由喜子 |
第8番 | 土佐洋子 |
議事日程
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議長諸般の報告
第4 町長行政報告
第5 陳情第25-16号 水上バイクの乗り入れ禁止及びバーベキュー禁止に関する陳情書
(以上1件総務建設常任委員会審査報告)
第6 議案第42号 平成25年度葉山町一般会計補正予算(第9号)
第7 議案第43号 平成25年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
第8 議案第44号 平成25年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)
第9 議案第45号 平成26年度葉山町一般会計予算
第10 議案第46号 平成26年度葉山町国民健康保険特別会計予算
第11 議案第47号 平成26年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算
第12 議案第48号 平成26年度葉山町介護保険特別会計予算
第13 議案第49号 平成26年度葉山町下水道事業特別会計予算
(以上5件施政方針・説明)
第14 議案第50号 葉山町手数料条例の一部を改正する条例
第15 議案第51号 葉山町下水道条例の一部を改正する条例
第16 議案第52号 葉山町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第17 議案第53号 財産の取得について(資源ステーション用コンテナ)
議事の経過
議長(金崎ひさ君)
おはようございます。ただいまの出席議員は14名でございます。全員出席でありますので、ただいまから平成26年葉山町議会第1回定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。(午前10時00分)
議長(金崎ひさ君)
日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。去る2月7日、議会運営委員会を開きまして、会期は本日から3月18日までの34日間と決定いたしましたが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月18日までの34日間と決定いたします。
議長(金崎ひさ君)
日程第2「会議録署名議員の指名」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において指名いたします。7番畑中由喜子議員、8番土佐洋子議員のお2人にお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
日程第3、議長から「諸般の報告」を行います。
今定例会に提出されました陳情はお手元に配付した文書表のとおりですので、それぞれ所管の委員会に付託いたします。審査結果等については、後日報告願います。
議長(金崎ひさ君)
日程第4「町長の行政報告」を行います。
町長の報告を求めます。町長、登壇願います。
町長(山梨崇仁君)
おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、行政報告をさせていただきます。まず、元再任用職員が葉山町を被告として提起していた訴訟について御報告させていただきます。本件につきましては、昨年10月17日に東京高等裁判所において、本件控訴を棄却する判決が下され、控訴人が上告の提起をしましたことを、第4回定例会にて御報告いたしました。このたび、最高裁判所において、本件を審理することとなった旨の通知書が1月27日付で送付されましたので、御報告させていただきます。
次に、第4回定例会におきまして、議員各位からいただきました提言・要望等、合計79件につきましては、既に対応させていただいたものが4件、現在対応中のものが62件、その他が13件となっております。なお、質問項目ごとの対応状況につきましては、配付させていただきました資料のとおりでございます。
以上、行政報告といたします。ありがとうございました。
議長(金崎ひさ君)
以上で町長の行政報告を終わります。
議長(金崎ひさ君)
日程第5「陳情第25-16号水上バイクの乗り入れ禁止及びバーベキュー禁止に関する陳情書」を議題といたします。
本件については、総務建設常任委員会に付託し、審査を実施していただいておりましたが、既に結論を得ておりますので、この際、総務建設常任委員会委員長より審査結果の報告を求めます。委員長、登壇願います。
総務建設常任委員会委員長(土佐洋子君)
総務建設常任委員会審査報告。平成25年12月3日の第4回定例会本会議において付託された陳情第25-16号水上バイクの乗り入れ禁止及びバーベキュー禁止に関する陳情書は、同月9日には関係部課長等に出席を求め、逗子市の動向を踏まえた町の現状について説明を受けるとともに、19日には陳情提出者の意見陳述の機会を設け、審査を行いました。
陳情の要旨は次のとおりです。今夏(25年)も小浜海岸では例年同様に水上バイクの利用者が多く、バーベキューを行い、飲酒をしている。鎌倉市では既に水上バイクを規制している。また、新聞報道によれば、逗子市は来年(26年)から、条例を厳しいものとすべく準備をしている。近隣自治体で禁止された水上バイクが小浜海岸に乗り入れれば、事故の危険性が増すなど、大変な事態となる。住みよい町を維持するため、近隣自治体と同様に本町においても水上バイクの乗り入れ等の規制を求めているものです。
陳情提出者から説明を受け、陳情の願意は、小浜海岸に限らず、葉山の海岸で一律に水上バイクの乗り入れとバーベキューの禁止を求めているのではなく、秩序が保たれるよう、住民と利用者との間に調和のあるルールを策定し、そのルールに基づき、安全で快適な海岸環境の確立を求めていることがわかりました。
審査では、逗子市では、安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例を改正し、砂浜での飲酒及びバーベキューの禁止や、水上バイクに関しては安全水域の拡大と徐行区域等の表示の明確化など、厳しい措置を講ずる予定である。また、神奈川県においても、海水浴場のある12市町と協議の場を設け、飲酒、音楽イベントの規制の是非のほか、水上バイクの利用やバーベキューの際のルールづくりも論議することになっている。ただし、これらの規制やルールづくりは、海水浴場開設期間における海水浴場区域に限定されており、年間を通して海岸を規制するものではない。本町では、海水浴場の開設されない海岸を擁するなど、解決しなければならない問題は多いが、何らかのルールづくりは必要である。多摩川緑地バーベキュー広場の例などを研究するとともに、近隣自治体や県の動向を注視しつつ、全面禁止ということではなく区域を限るなど、行政だけでなく住民や事業者と知恵を絞り、解決策を探るべきであるとの意見で一致し、採決の結果、全会一致により採決すべきものと決しました。
以上、御報告いたします。平成26年2月13日、総務建設常任委員会。
議長(金崎ひさ君)
以上で委員長の報告を終わります。これより、ただいまの委員長の報告に対し質疑を行います。ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑がございません。御質疑がなければ、これにて総務建設常任委員会委員長に対する質疑を終結いたします。
陳情第25-16号水上バイクの乗り入れ禁止及びバーベキュー禁止に関する陳情書に関する総務建設常任委員会の結論は採択であります。お諮りいたします。本件については、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、陳情第25-16号は委員長の報告のとおり採択されました。
議長(金崎ひさ君)
日程第6「議案第42号平成25年度葉山町一般会計補正予算(第9号)」、日程第7「議案第43号平成25年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第8「議案第44号平成25年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)」の3件を一括議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
それでは、一般会計ほか2特別会計補正予算につきまして説明をさせていただきます。
初めに、議案第42号平成25年度葉山町一般会計補正予算(第9号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,249万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を92億4,415万5,000円とさせていただくものでございます。それでは、歳入歳出補正予算につきまして、補正予算書の6ページ並びに別冊の補正予算に関する付属説明書の11ページから順次御説明申し上げます。
歳入、第1款、町税の第1項町民税から第4項町たばこ税までは、それぞれ税収が当初見込みを上回ったことによる更正贈でございます。第10款地方交付税の普通交付税につきましては、国税の増収見込みに伴い、普通交付税の調整額の復活措置により増額となるものでございます。付属説明書の12ページ、第12款分担金及び負担金の保育所運営費負担金は、転入等により保育所に入所する児童がふえたことに伴い、更正増させていただくものでございます。第14款国庫支出金、第1項国庫負担金の国民健康保険基盤安定制度負担金は、平成25年度保険基盤安定にかかわる繰出金の額の確定に伴う更正増でございます。児童発達支援給付金等負担金は、児童発達支援及び放課後等デイサービス利用者が当初見込みを上回ったことに伴う更正増でございます。児童手当負担金は、児童手当受給者数が当初見込みを下回ったことに伴う更正減でございます。第2項国庫補助金の地域生活支援事業費補助金は、日常生活用具給付事業費の増額に伴い更正増をさせていただくものでございます。第15款県支出金、第1項県負担金の国民健康保険基盤安定制度負担金から児童手当負担金まで及び第2項県補助金の地域支援事業費補助金は、国庫支出金と同様の理由により更正増減させていただくものでございます。第16款財産収入の基金利子収入は、財政調整基金ほか5基金の運用益でございます。付属説明書の14ページ、第17款寄附金の商工費寄附金につきましては、海岸環境保全のためのふるさと納税による寄附金でございます。第20款諸収入の教育費雑入は、平成24年度幼稚園就園奨励費補助金の過払い返納金でございます。
続きまして、補正予算書の12ページ、付属説明書では16ページ、歳出、第2款総務費の法規訴訟経費につきましては、ごみ処理広域化協議会離脱にかかわる損害賠償請求訴訟の判決確定に伴う弁護士への報酬でございます。基金積立金は、公共公益施設整備基金へ7,500万円を積み立てさせていただくものでございます。庁舎維持管理事業は、役場庁舎1階に防災行政無線機器を移設したことに伴い、マシン室との間に間仕切り等を設置させていただくものでございます。基金繰出金は、土地開発基金からの運用益の積立金でございます。
第3款民生費、第1項社会福祉費の国民健康保険特別会計繰出金は、保険基盤安定制度にかかわる繰出金の額の確定に伴い、更正増させていただくものでございます。付属説明書の18ページ、在宅障害者福祉対策推進事業につきましては、日常生活用具の支給件数が当初見込みを上回ったことによる更正増でございます。障害認定審査会運営事業は、平成26年4月の制度改正に伴い、審査委員会の研修等が必要なため、報酬等を増額させていただくものでございます。一般事務費につきましては、平成24年度障害者自立支援医療費国庫負担金の額の確定に伴う超過交付額の返還金でございます。第2項児童福祉費の発達障害児童等支援推進事業は、児童発達支援及び放課後等デイサービス利用者が当初見込みを上回ったことに伴う更正増でございます。乳幼児等予防接種事業は子宮頸がんワクチンの接種控え等により、接種件数が当初見込みを下回ることから、更正減させていただくものでございます。一般事務費につきましては、平成24年度保育所運営費負担金の額の確定に伴う超過交付額の返還金でございます。補正予算書の14ページ、付属説明書の20ページ、児童手当支給事業は、児童手当支給件数が当初見込みを下回ったことに伴う更正減でございます。入所児童委託事業は、転入等により町外の公立保育園等に入所する児童がふえたことに伴う更正増でございます。
第4款衛生費の各種検診事業は、集団及び施設における受診者数が当初見込みを上回ったことに伴う更正増でございます。一般事務費及び老人保健医療事業につきましては、それぞれ平成24年度疾病予防対策事業費等国庫補助金及び老人保健医療費国庫負担金の額の確定に伴う超過交付額の返還金でございます。ふるさと葉山みどり基金積立金は、基金からの運用益の積立金でございます。
付属説明書の22ページ、第7款土木費、第2項道路橋梁費の街路灯設置管理事業から第8款消防費の消防庁舎維持管理事業までは、電気料金の高騰などにより、それぞれ各施設設備の電気料金等が不足したことに伴う更正増でございます。
第9款教育費、第1項教育総務費の幼稚園就園奨励事業は、平成24年度幼稚園就園奨励費補助金過払い分にかかわる国庫補助金の返還金でございます。保育センター維持管理事業及び第4項社会教育費の図書館運営費は、電気料金の高騰などによる各施設の電気料金等の不足にかかわる更正増でございます。補正予算書の18ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、91万7,000円を減額し、補正後の額を6,793万3,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第43号平成25年度葉山町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ331万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ40億7,781万2,000円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の6ページ並びに付属説明書の24ページから順次御説明申し上げます。歳入、第3款国庫支出金の高齢者医療制度円滑運営事業費補助金につきましては、70歳から74歳までの医療費自己負担増の軽減特別措置の延長に伴う高齢受給者証の再交付に要する経費に対して交付されるものでございます。第9款繰入金の保険基盤安定繰入金は、平成25年度保険基盤安定にかかわる繰入金の額の確定に伴う更正増でございます。
続きまして、補正予算書の8ページ、付属説明書の26ページ、歳出、第1款総務費の国民健康保険運営事業につきましては、70歳から74歳までの医療費自己負担増の軽減特別措置の延長に伴う高齢受給者証の再交付に要する経費でございます。第2款保険給付費の一般被保険者療養費支給事業から葬祭費支給事業までは、それぞれ療養費等が当初見込みを上回ったことに伴う更正増でございます。第11款諸支出金の過年度保険料還付金は、保険料還付金及び還付加算金が見込みを上回ったことに伴う更正増でございます。付属説明書の28ページ、国庫支出金等返納金は、平成24年度療養給付費等負担金の額の確定に伴う超過交付額の返還金でございます。補正予算書の10ページ、第12款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため3,928万8,000円を減額し、補正後の額を4,196万2,000円とさせていただくものでございます。
続きまして、議案第44号平成25年度葉山町介護保険特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。1ページ、第1条に定めますとおり、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4万円を追加し、歳入歳出予算の総額を25億1,756万円とさせていただくものでございます。
それでは、補正予算書の6ページ、付属説明書の30ページから順次御説明申し上げます。歳入、第6款財産収入の利子収入は、介護保険給付費支払基金の運用益でございます。
補正予算書の8ページ、付属説明書の32ページ、歳出、第2款保険給付費の高額介護予防サービス事業及び特定入所者介護予防サービス事業は、それぞれ事業費等が当初見込みを上回ったことに伴う更正増でございます。第5款基金積立金の介護保険給付費支払基金積立金は、基金からの運用益の積立金でございます。補正予算書の8ページ、第8款予備費につきましては、歳入歳出額の調整のため、439万4,000円を減額し、補正後の額を1,077万2,000円とさせていただくものでございます。
以上、補正予算3件につきまして説明をさせていただきました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
議長(金崎ひさ君)
提案者の説明が終わりましたので、これより日程順に質疑を行います。最初に議案第42号についての質疑を行います。
4番(守屋亘弘君)
ただいま説明をちょうだいしましたけれども、まず1点は、損害賠償請求事件に関してですね、町当局はあの裁判の結果をどう判断してるのか、検証してるのか。私の考えでは、表面一部敗訴、実質勝訴と考えているんですが、町当局はどのような判断をされているのか。
町長(山梨崇仁君)
結論としましては、守屋議員の御指摘のように、そういう見方もあるかとは思いますが、相手も自治体でありますし、今後のことも我々十分承知をした上で、今回の判決を受けとめておりますから、お互いに今後への大きな反省として踏まえるべき痛み分けな結果だったというふうに考えております。
4番(守屋亘弘君)
基本的には私の解釈と同じだと考えてよろしいんですか。
町長(山梨崇仁君)
町が訴えてきたことについては、おおむね認められた上で、実費となる点だけが今回賠償額となっておりますので、そういう意味では、先方の主張とは違った結果が出ているという点においては、守屋議員がおっしゃるとおりだというふうには思います。
4番(守屋亘弘君)
続いて、この裁判にかかった、いわゆる着手金、それから実費等々、総額はどの程度になるんですか。
総務部部長(上妻良章君)
人件費等をぬかせまして、着手金、高裁の着手金及び賠償金、遅延損害金、成功報酬、今回お願いをしてございます成功報酬を含めまして、1,686万7,020円と今のところは計算してございます。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質疑はございませんか。
11番(横山すみ子君)
今の問題と同じことなんですけれども、この裁判にかかった経費全部について、今、口頭で総務部長御説明いただきましたけれども、内訳について、議会に御提出いただきたいんですが、議長、お取り計らいをよろしくお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
承知いたしました。可能ですね。
総務部部長(上妻良章君)
資料として提出をさせていただきます。
11番(横山すみ子君)
続いて、同じ裁判にかかわる問題なんですけれども、町長にお伺いをいたします。以前、この問題を議会で御報告いただきましたときに、この賠償金に関しては、この事態を引き起こした前町長に請求すべきという町民の方たちからの、法律がどうだとかということよりも、一人の責任において引き起こした事態で町に損害を与えたという意味だと思うんですが、請求してはどうかという意見があるのは御承知かと思います。その件について、弁護士を含め検討される、そのときは町長は難しいというニュアンスでしたけれども、その後、検討はいたしますという御返答をいただいたと思いますが、どのような検討をされたか伺います。
町長(山梨崇仁君)
弁護士と協議をさせていただきました。その上でですね、今回の請求求償をするに当たりましては、国家賠償法を用いたことが考えられるというふうには結論は出ております。しかし、それによりまして、実際に訴訟としてこちらが勝訴する可能性というのは、極めて低いという判断をしております。当然、訴訟を起こすとなれば、新たな訴訟費用、弁護士費用等かかるわけで、それによりこちらが勝訴する可能性を踏まえると、新たな損害を生む可能性も、といいますか、そのほうが十分高いんではないかということで、残念ながら現状では訴訟に至るべきではないという、これは金額的な面を配慮したもので考えております。また、もう1点、町としましてもやはり町民に対して、現在では町民でございますので、町民に対して町が訴訟を起こすということについては、葉山町の品位を保つという観点からも、私としてはかなり抵抗があるところということも御承知おきいただければと思います。なお、本件につきましては、3月に全員協議会の場で議員の皆様とお話しさせていただける、弁護士もお呼びしてお話しさせていただける時間も設けておりますので、本件を仮に訴訟するとなれば、議会の議決も必要でございます。皆様の御意見も十分伺った上で、議会と町とともに同じ道を歩むべきだと考えておりますので、またそのときの御判断をいただきたいというふうにも考えております。
11番(横山すみ子君)
すいません、3月7日に全員協議会でそのような場をつくることにはなっておりますが、弁護士が勝訴に至るのは難しいという判断を説明されて、町長としては、その判断に今は傾いておられるということでございますか。裁判することのメリットが少ないと思っていらっしゃるということでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
先ほど申し上げたとおりでございまして、金額的な面、あとは町の、葉山町としての姿勢として、私としては抵抗を感じてるところがあるということを申し上げました。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質疑。
8番(土佐洋子君)
訴訟代理人弁護士に対する報酬、この報酬金の標準額、996万9,000円ってあるんですけども、これはどのように標準というのが出てくるんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
この金額でございますけれども、基本的に成功報酬につきましては、旧横浜弁護士会、その中での報酬のパーセントの規定がございます。そういった中で、向こうの請求額1億4,000万、こちらの支払い4,700万の中から、こちらの支払い額を差し引かせていただきまして、その金額を成功報酬として試算をしていただきまして、その金額の中から、大体これも向こうの規定にございますけれども、顧問弁護士という観点の中から30%を減とした金額という試算でございます。
10番(笠原俊一君)
すいません、2点ほどお伺いしたいんですけれども。まず、17款の寄附金のこと、あと、20款の諸収入のことでお伺いをいたします。
この付属説明書の14ページに寄附金ということで、商工費寄附金ということで、海岸環境保全を目的とするふるさと納税による寄附金ということですから、ふるさと納税というのは、私も勉強不足で申しわけないんですけども、指定寄附に当たることはできるのかどうかなっていうふうに疑問があったわけです。そして、これは指定寄附ということですから、多分、葉山の町の町民の方じゃない方が、これに使っていただきたいということだと思うんですけれども、多分、町内からの寄附であれば、ふるさと納税という使い方ではなくて、指定寄附ということになるんじゃないかなというふうに思って、今、1点目の質問をさせていただきます。
それと2点目に、諸収入で雑入というのがありまして、これは幼稚園の就園奨励費補助金、過払いの返納金ということで、163万3,000円、ここに…これ、1,633万。160ですよね、単位、ごめんなさい。ここに金額書いてあるんですけども、現時点でこの29名の方がこの金額全部入っているのかどうか、お伺いをいたします。
総務部部長(上妻良章君)
ふるさと納税いただいた方に関しては、当然、県外の方でございます。この方がふるさと納税として寄附の申し込みをしていただくということで、その使い道、使用目的に関しまして、海岸環境保全を目的とするものにしていただきたいという形でございますので、こういった形の寄附金というところで、こちらのほうで補正をさせていただいたものでございます。雑入でございますけれども、今、返納対象者何人かというのは、ちょっとこちらのほうでつかんでございませんので、申しわけございませんけれども、協議会のほうでわかる範囲でお答えいただければと思います。
10番(笠原俊一君)
といいますと、ふるさと納税というのは、指定寄附でできるということなんですね。ふるさと納税って一般的には指定寄附じゃないように、私は思っていたもんですから伺ったんですけども、いかがでしょう、そこら辺は。
総務部部長(上妻良章君)
その選択は、御本人でどちらでもという形だそうでございます。
10番(笠原俊一君)
それでは、その寄附金のことはわかりました。県外の方が、葉山のために海岸の保全のために使っていただきたいということで、これ59万ですよね、私、見方を間違えましたけど。そういう金額をいただいたと。そして、雑入のほうで、今、総務部長が、今現時点でわからないということですけれども、これあくまでも、入った金額ということでの理解じゃないんですか。これから入るということですか、163万3,000円というのは。私は、これが29名の方が入ったという理解をしたんですけども、これから入るということですか。もう入ったということですか。
総務部部長(上妻良章君)
返納金として私どものほうで計算をさせていただきまして、本来返していただくべき金額ということで、今回、補正予算をさせていただいてございます。したがいまして、163万3,000円が全体に返していただいた場合の返納金ということでございます。
10番(笠原俊一君)
そうすると、この163万3,000円というのは、あくまでも予定ということで、現時点に本当に入ったかどうかというのは、まだわからないということだね。監査のほうでは、どういうふうに考えるのかな。今時点で、要するに予定ということでいいんですか、入ったということではないということで、理解でいいんですか。
総務部部長(上妻良章君)
当然、お返しいただけるべき金額として補正をさせていただいているということでございます。
議長(金崎ひさ君)
ほかに。
7番(畑中由喜子君)
今の幼稚園の就園奨励費の返納金のことですけれども、対象者が29人、現在、幾らぐらい返納があったのかということも伺っておきたいんですけれども、その未納の部分について、本来的にはこれは平成24年度で処理しなければいけなかったものを、25年度にずれ込んでるということですよね。だから、雑入で入れてるということなんですが、もしも、先のことで、もしもになりますが、返納されなかった場合、どのような扱いになるのか伺っておきたいと思います。
教育部部長(小山誠君)
ただいまの部分で、一応、昨日現在、完納している部分につきましては18世帯の方から御返納いただきまして、金額にしてですね、約97万円ほど。未納の方については11人となっておりまして、その部分につきましては、今現在もですね、折衝をさせていただく中で、できれば3月末までというお話をさせていただいているとこではございますが、できるだけ努力をしてですね、出納整理期間までには返納していただくよう、私のほうで関係各位の方に御理解をいただくような形で、今現在、取り組みをさせていただいております。それと、もし未納になった際ということでございますが、その部分につきましては、ここで補正を163万3,000円ということで補正をさせていただく中で、これは調定という形になっておりますので、当然、未納が発生した場合には、繰越調定ということで、次年度へ繰り越ししていくものというふうに考えております。
4番(守屋亘弘君)
関連してね、すぐ最悪のことを考えちゃうんだけど、残念ながら、この見込みが下回ったとなれば、不納決算ですよね、不納欠損。それで、こういうのは時効があるんですかね。
教育部部長(小山誠君)
大変申しわけございません。その部分までですね、ちょっと私も調べておりませんので、ちょっと後ほどお答えをさせていただければと思います。
1番(鈴木道子君)
ごみの裁判に関して若干お伺いしたいのですが、この原因者について、提訴した場合、勝訴の可能性が極めて少ないという町長のお話がございました。大体そうであろうと、私も聞いたところによりますと予想されるところでございますが、これに関して、大変に憤っている町民の方が、お声が私のところにも届いております。これについて、例えばこういうことがあるかどうかわからないのですが、セカンドオピニオンといいますか、そういう方面に詳しい弁護士等を探して意見を聞いてみるというようなことが、なさるおつもりがあるかという点が1点。それからもう1点は、この御判断をなさった当事者に関して、そのまま、このまま粛々としてこの成功報酬と申しますか、金額を払うだけで終わってしまう。町民の私たちの税金がこのように使われてしまったということに対して、仕方がなかったと、そういうことしかできない、しないお考えでしょうか。その2点をお伺いいたします。
総務部部長(上妻良章君)
セカンドオピニオンという言い方が正しいかどうかわかりませんけれども、先ほどの町長のお答えに関しましては、顧問弁護士等と相談してのお答えでございます。顧問弁護士以外にですね、同じ事務所でございますけれども、他の弁護士にもこういった場合に関しての見解ということで、一応、見解ということの確認はさせていただきました。その弁護士の方、これ詳しい方かどうかですけど、弁護士ということでくくらさせてはいただきますけれども、その方の見解では、工藤先生よりももっとはっきりしてございまして、故意または重大な過失、これには当たらないだろうということで、請求権…求償権、これは発生しないのではないかという見解はいただいてございます。
町長(山梨崇仁君)
ほかに何かできないのかと言われてしまいますと、現行ではできないと思っております。私の個人的な見解を言わせていただければ、大変じくじたる思いでこの決断は下さなければいけないかなと思っております。町民の方がそういうふうにおっしゃるのもよく理解はできますし、今回の件を喜んで払えなんていう方は恐らくいらっしゃらないと私は思いますし、それが当然のことだと思っております。ですが、今回、我々が取る手だてとしては、先ほど申し上げたような状況がありますので、現行では取る手だてがないという今、判断をしております。ですから、私の個人的な見解を言わせていただいたわけですけども、大変じくじたる思いでおります。
議長(金崎ひさ君)
ほかに。
13番(窪田美樹君)
今の件と同じ項目のところで、標準額を基準として決定した額に70%を掛けるってあるんですけど、この70%の根拠は何でしょう。
総務部部長(上妻良章君)
先ほどもちょっと触れさせていただきましたけれども、全体の金額が旧横浜弁護士会の規程の中でですね、顧問弁護士の方へ顧問弁護士のこういった場合にはですね、30%までは減額できるという規定がございます。そういった中の話し合いの中で30%減額をしていただいて70%という金額でございます。
13番(窪田美樹君)
30%までってことは、20%でもよかったけれど30%してくれたというか、決定したということでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
そのように理解してございます。
14番(近藤昇一君)
弁護士法とか、その辺詳しくないんですけども、4割削減、減額すると、何か違反になるんですか。5割減額だと弁護士資格剥奪とか。顧問弁護士としてね、月々顧問料ずっと払ってるわけですよね。それが、規定のぎりぎりのところまでっていうのは、どうなのかなと思うんですね。一般の弁護士であれば3割が大変好意的にやってくれたなとは思うんですけども、金額が金額なんでね、その辺はどういうふうに判断されるんでしょう。
総務部部長(上妻良章君)
そこから4割、5割という形が果たしてできるかというのは、そのときの顧問弁護士との契約云々といいますか、その旧横浜弁護士会の中では3割までが規定ということでございますので、そういった契約の中で進めておるというところでございます。全体の中で、他の自治体がこういった状況の中で4割、5割引いておるのかという、ちょっと前例はつかんでございませんけれども、その中でも、今回、弁護士に関しては、いろいろ相談、申し入れの中でこの金額にしていただいたというふうには理解はしてございます。
14番(近藤昇一君)
町側からの、こういう何の要求も出さなかったっていうこと。いわゆる、その弁護士から3割が規定だから3割以上はまけられないよと、町はそれを、何ていうのかな、すんなり受け入れたということでよろしいんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
基本的なお話の中では、最初は、当然10割の金額で、規定からいくとこういう金額であるというお話の中でですね、町としても、そういった中では、満額ではなくて多少のその辺のお話し合いができないかといって、その申し入れの中から弁護士のほうで、そういった規定を用いてマックスの3割を引いていただいたというふうには理解してございます。
教育部部長(小山誠君)
先ほど、お時間をいただきましてありがとうございます。先ほど、守屋議員のほうから御質問いただきました時効の件でございますが、県のほうに確認をさせていただきましたところ、地方自治法のですね、236条で規定されてる金銭債権の消滅時効ということで、その部分に該当するということで、5年時効ということで確認を得ております。以上でございます。
議長(金崎ひさ君)
よろしいですか。
11番(横山すみ子君)
すいません。付属説明書の18ページ、児童福祉総務費のところで、発達障害児等支援推進事業費が266万9,000円の補正をするということなんですけれども、デイサービスの利用者がふえたこと大変よかったと思うんですが、これの原因はどういうところにあるかを御説明いただきたいと思います。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
この増につきましてはですね、当初見込みが10名をしておりました。そのふえた理由としましては、利用が多かったこともございますし、また、その使用者が16名と6名分増になっております。その利用につきまして、今回、補正額としてさせていただきました。どういう内容のものかって、ちょっとここに、手元に細かい資料がございませんので、後ほど調べさせていただきます。
11番(横山すみ子君)
私とすると、よく話しかけをされて、必要とされる方が足を踏み出されたというふうなことでふえたのかなと思ったんですけれども、全体額に対してふえた額が小さな金額とはいえ大変大きな割合ですので、むしろ担当者、関係者の方が努力されてデイサービスに出ていただけるようになったのかなということで伺いたかったので、これはまた個別に調査をさせていただきます。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質問。
7番(畑中由喜子君)
17ページの防災行政無線機器の移設に伴って、間仕切りとかスイッチとかっていう話なんですけど、これは防災行政無線を移設するときに計画書があったと思うんですが、その段階ではなくて新たに発生したということなんでしょうか。そのとき、最初からの予定ではなかったということですか。
総務部部長(上妻良章君)
場所の選定にもかなり苦労したところはございますけれども、あそこの場所で設置をさせていただきまして、そのときにマシーン室との間には厚手のカーテン等の間仕切りはございました。本来そんな形でいこうというスタートではあったんですけれども、近年のこのセキュリティーの関係、そういったものをかんがみまして、やはり恒久的な間仕切りが必要であろうという判断からの今回のお願いでございます。
議長(金崎ひさ君)
よろしいですか。
5番(田中孝男君)
19ページの子宮頸がんワクチンに関してなんですけども、これいろいろ新聞紙上を賑わしたことなんですが、葉山町にその不ぐあいのあった方はおられたんでしょうか。これが1点。それから、もしそういうことがあった場合、将来的にまた出るのかもしれませんけども、町の責任というのはどうなってるのか。これが2点目。それから、その子宮頸がんワクチンについて、今後どういうことになるのか。その3点をお尋ねしたい。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
まず、町の方には、不ぐあいの出た方はおりません。それから、2点目の補償関係だと思うんですが、国のほうがですね、今、控えているような状況もございますし、その接種ワクチンにつきましてもですね、国の方向性がですね、どうなるか、ちょっと町のほうで見守っております。補償関係につきましては、国の関係もございますし、町との町民とのかかわりもございますので、補償制度がどこまで及ぶのかとかですね、まだ今後は調べておりませんけれども、そういう制度が起きた場合にはですね、町の責任と役割というものが、どうなるのかはですね、調査をさせていただきます。
議長(金崎ひさ君)
今後の方針。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
申しわけございません。今後につきましては、予算、26年度につきましても、予算措置をさせていただきたいと思っております。今後につきましても、町としましては継続ということで考えております。
議長(金崎ひさ君)
よろしいですか。
4番(守屋亘弘君)
付属説明書の20ページで、児童手当支給事業、更正減で一般財源で約210万弱、一般財源となってますけれども、いわゆる雇用者としての葉山町がどの程度減るのかね。というのは、多分扱いは、いわゆる共済負担金の中に入ってるんだと思う。その町自体が、いわゆる職員諸君にその児童手当を払う分があるでしょう。だから、そっくり町が雇用者として払うものなのか、払うものなのかっていうのか、どのぐらい、そのさっき申し上げた、共済負担金の部分になろうかと思うんだけども。町自体の払う分、減る分。
総務部部長(上妻良章君)
職員の分ということの御質問として判断をさせていただきますと、職員の分の児童手当等につきましては、今回この中には含まれてはございません。
4番(守屋亘弘君)
それから、引き続いてその下の入所児童委託事業では、何人児童はふえたということになるんでしょう。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
増員につきましては8名でございます。
4番(守屋亘弘君)
8人。8人で1,000万かかるの。まあいいや。答えは出すから。すごいお金だね。1人当たり120万。
議長(金崎ひさ君)
よろしいですか。
7番(畑中由喜子君)
先ほどの防災行政無線のことなんですけども、当初はカーテンで間仕切りでいいだろうということが、やはりセキュリティー上の問題もあり、きちんとした間仕切り壁をつくることになったということですが、設置した場所が電算室であれば、当初から、そのセキュリティーの問題というのは考えておかなければいけなかったことだと思いますし、そういう部分で計画をきちんと最初から安全が守れるようなものとしておかなければいけなかったということを指摘しておきたいと思います。
それで、現在、先ほど4番議員が質問された部分ですけども、児童手当支給事業4,100万も更正減になってるわけですけども、どうしてこんなに多額な数字になったのか、そのあたりの理由を明らかにしていただきたいと思いますが。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
確かに高額の減額の措置でございます。これにつきましては、24年度に子ども手当の関連からございまして、子ども手当は25年度の5月まで引き継ぎがございました。その中で、まず一番大きな要因としましては、所得制限の世帯が、対象者はどのくらいいるかということで、当初見込みはそれほど多くいないと思って見込んでおりました。25年度それを開始して調査した結果、所得制限の対象の方がですね、約、延べでいきますと、約3,000人の方がですね、所得制限の対象になりますと。そのために、その支出をする分が減りましたので、この4,100万という額が出てきたということでございます。
7番(畑中由喜子君)
わかりました。このとき、本当に制度がころころ変わっていたので、町も大変振り回されてしまって、大変だったとは思いますけれども、余りに多額な更正減でしたので、質問させていただきました。
その下の、入所児童の委託事業なんですけれども、ここに書いてあります、転入等により町外の公立保育園及び民間保育園に入所する児童が当初見込みを上回ったことによる更正増ということなんですが、1,000万以上のものがあります。今、8名の対象者が出たということなんですけども、この全体の意味がよく理解できないんですが、転入ということは引っ越してきた家族ということですよね。当然、葉山町は、待機児童がおりますから、そのままストレートに町の保育園には入れない。それは理解できるんですけども、その後のっていうか、この取り扱いになるということの意味を説明していただけたらと思いますが。
保健福祉部部長(稲山孝之君)
今、議員が言われたとおりにですね、その転入者のためのですね、保育施設が町にはもう、すべて定員いっぱいでございますので、入れない状態でございます。そのために、町外にある保育所またはそのような施設に対してですね、転入者が町外の施設に保育をしていただくということになります。これも、その1,000万、約1,000万という額でございますが、先ほどお話ししましたように、8名の方が外でおられます。それのすべてのその外の方にですね、その施設の運営費補助という形で町が支払いしなければなりません。なおかつ、その保育料につきましても、受けたものを含めて保育園運営費のほうにチャージしますので、ですから、その8名がすべてが町が、町のお金を払う、1,000万ということではなくて、保育料を含めた形の運営費を含めていきますので、8名の、町外の方に保育した場合には、約1,000万の費用がかかるということでございます。
5番(田中孝男君)
17ページの公共公益施設整備基金委託金なんですが、これ町税が7,800万ふえたと、そのうちの7,500万をこの基金に積まれたわけですけども、今まで得意の財調ではなくて、この基金に積んだと。で、この基金について、将来どういうふうにしようと思っておられるのか。それから、たまたま今回、町税が7,800万ふえたうちの、そのほとんどがここに積まれていると。これから先、この基金の、何ていうんですかね、スタンディングポイントというか、そのどういう考え方とどういう最終的なターゲットにして運営されておられるのか、その辺を聞かせていただきたい。
町長(山梨崇仁君)
公共公益施設整備基金については、今回の当初予算のほうでもですね、皆様に御説明をしてまいりたいと思っておりますが、現行の公共施設白書の今、作成にかかっておりまして、それが間もなくまとまり次第ですね、計画に落とし込んでいくことになります。その計画にのっとって、この基金を活用していくということになりますので、基金が今、どういう目的かと言われれば、計画待ちの状況になっております。ただ、その計画の策定中で…失礼、白書の策定中でありながらもですね、今回も公共施設整備基金を使ってありますけれども、既に施設整備を必要性が迫られて、26年度からもう既に、当年度もそうですけども、必要性が見えておりますので、今回この金額については、決して大きい積み増しではなく、またさらに積み増していかなければいけないという、必要性に迫られているところでございます。また一方で、では何でもかんでもこっちかというわけではなく、財調もですね、今、一定の額が保たれておりますので、財政調整基金やその他基金とのバランスを考えて、今回はここに入れるべきだろうという判断をいたしました。また詳しくは当初予算の中で御説明をしてまいりたいと思っております。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質疑はございませんか。
14番(近藤昇一君)
今回も、電気料金の高騰によりという補正予算が数カ所見られるんですけども、教育センターの維持管理費では水道料金も当初見込みを上回ったということで、たしかこれ過去にも、保育園のプールが大きなプールだ、補正を組みましたっていう話はしたんですけども、今回のはどういう理由なんでしょう。
教育部部長(小山誠君)
ただいま御指摘いただきました教育総合センターのほうの水道料金ということで、厳密なですね、部分での、水量計が1つということでありますので、厳密な回答になるかどうかわからないんですが、考えられることは、今お話にもありました、保育園のほうのですね、プール、今現在2つのプールですね、それで運営してるということで、昨年の夏がですね、猛暑ということで、回数はそれほどではないんですが、その一定の、何ていうんですか、プールに張った水が保管が、そうそう日にち置けないということで、入れかえがかなり生じてしまったということで、水量がふえてしまったのが1つの要因。あとはまた、園児がですね、若干、入所してる児童がふえている関係上で、食器の洗う数がふえてるですとか、トイレの使用も若干ふえてるのが1つの要因じゃないかなというふうに見ているところでございます。
14番(近藤昇一君)
たしか、ちょっと記憶定かじゃないんですけど、以前もプールが大きくなったからって補正が組まれたと思うんですよ。今回も同じ理由なんですか、1つの理由としては。生徒がふえたから食器洗うだ、トイレだっていうのは、私はそんなに大きく変動しないと思うんですね。やっぱりプールっていうのは、それなりの大きさあるから。前回の補正、今回の補正、何ですか、全くの見込みということが立たなかったっていうことなんでしょうか。
教育部部長(小山誠君)
御指摘のようにですね、当然その分は見込んでおったんですが、それ以上にですね、入れかえ作業というか水をですね、入れかえる回数が多かったことに伴っての、今回は不足が生じている約20万ほどが水道料なんですが、その部分を補正させていただくものでございます。
14番(近藤昇一君)
当然ね、衛生上の問題もありますし、当然保育園のプールなんていうのは浄化装置なんてないわけですから、それも想定した上でやっぱり予算を私は組むべきだと思います。
それでもう1点、電気料金について伺っておきたいんですけども、以前議会でも指摘しましたように、下水道はこれ、全く補正予算必要なかったでしょうか。結構電気使ってるように思うんですけども。
生活環境部部長(成島光男君)
今年度は当初予算の範囲内で賄えるというふうに思っております。
14番(近藤昇一君)
あそこは、じゃあ電気料金の高騰はなかったと、料金値上げはなかったということなんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
前年度予算を組むときにですね、料金改定のお話も既にありましたので、その分も含めて見込みをさせていただいております。
14番(近藤昇一君)
こっちはどうなんですか。そういう話がなかった。
総務部部長(上妻良章君)
当然他の施設につきましてもですね、年度調整費という形でふえてこういう形にはなってございまして、当初予算の中でそういった計画を組むんでございますけれども、下水の場合はかなりパイが大きいものですから、その中で何とかやりくりはなったというところでございますけれども、他の施設につきましてはその分のパイでかなりぎりぎりのところで予算を組まさせていただいた中で、やはり今回は東電の値上げもあったということと、今夏等の、夏等で使った部分も多いという中で使用料がふえてしまったというふうには理解をさせていただいております。
14番(近藤昇一君)
金額はそんなにね、それぞれ大きい金額ではないかもしれないですけども、どちらがいいのかね、下水道については決算見てみなきゃわかりませんけども、たっぷり組んでたけども、本庁舎のほうはぎりぎりで組んでたんだというような関係なのかなと思うんですけども、その辺はやっぱりきちっと統一した形でもってやるべきだと思います。その辺、今後のその予算編成の問題についてどのように考えるのか伺っておきます。
総務部部長(上妻良章君)
本来は予算でございます。そういった今の事由、値上げ、あるいはいろいろなもろもろの点を考慮してですね、ほぼ補正をいただかないお願いをしたい中でも年間の予算を組めればというふうには思ってございます。そういった形で補正を組まないような形の努力をしてまいりたいというふうに思っております。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質疑。
1番(鈴木道子君)
今の教育センターの維持管理事業の補正について、若干関連で質問を1点だけさせていただきます。この水道料金ということでございますが、電気料金についてはさまざま事業体を変えたりしているところですが、水道料金については自治体によっては、何といいますか、その水道、節水の器具と申しますか、そういうのをつけて節水をしているところがございます。で、庁舎等、公共施設等すべての水道の節水の観点からそのようなことをやっているか、またはやるつもりがあるかどうか、検討をすることをするかどうか、ちょっとこの点について対応をお伺いをいたします。
総務部部長(上妻良章君)
節水につきましては、公共施設も含めてトータルの方針であろうというふうには思います。現時点で庁舎に関して節水の措置をしておるかというところは、ハード面ではしてございませんけれども、そういった資源等の、あと金額的な分も含めての節水を皆様にお願いをしている部分はございます。そういった意味も、そういったところも含めてですね、ハード面をどのような形でできるかというのは、今後公共施設全体として検討させていただきたいというふうに思っております。
議長(金崎ひさ君)
ほかに。
7番(畑中由喜子君)
電気料金の高騰のことなんですけども、12月議会にも別の施設で電気料金の高騰が補正したんですが、今回はこれは東京電力という考え方ですか。それとも別々に発生したっていうだけで、小規模の事業者、電気事業者、両方なんですか。どういう…区分けはありますか。
総務部部長(上妻良章君)
もとの金額ということで、東電とPPSに関しましては金額の違いがございます。今回お願いしております5施設につきましても、2件は東電、街路灯に関しましては東電、消防庁舎も東電でございます。しおさい公園、あと教育センター、図書館につきましてはPPSで実施をしてございますけれども、トータルの中で年度調整費、こういったものの値上げでこういったお願いをしておるというところでございます。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第42号の質疑を終わります。
次に議案第43号について質疑を行います。御質疑のある方は挙手をお願いいたします。ございませんか。
では、御質疑がなければ、これにて議案第43号の質疑を終わります。
次に議案第44号について質疑を行います。ございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第44号の質疑を終わります。これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第42号から議案第44号までの3件は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって議案第42号、議案第43号、議案第44号の3件は原案のとおり可決されました。
議長(金崎ひさ君)
日程第9「議案第45号平成26年度葉山町一般会計予算」、日程第10「議案第46号平成26年度葉山町国民健康保険特別会計予算」、日程第11「議案第47号平成26年度葉山町後期高齢者医療特別会計予算」、日程第12「議案第48号平成26年度葉山町介護保険特別会計予算」、日程第13「議案第49号平成26年度葉山町下水道事業特別会計予算」の5件を一括議題といたします。
町長の施政方針を求めます。町長、登壇願います。
町長(山梨崇仁君)
初めに、平成26年度予算案の提出に当たりまして、施政方針を申し述べる機会をいただき、深く感謝の意を表します。議員の皆様、町民の皆様とともにまちづくりを進めるべく、広く御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。
さて、昨年はアベノミクスの影響もあって、日本経済回復の兆しも見られ、日経平均もリーマンショック以来5年ぶりに1万5,000円台を回復しました。また、2020年の東京オリンピック開催も決まり、明るい未来を予感させる年であったと思います。一方、政府の平成26年度予算案を見てみますと、一般会計予算は95兆円を超え、社会保障費・医療費が初めて30兆円台に上っており、それを補うための消費税増税など国民負担もふえております。実体経済の早期回復と国民生活の安定のために政治に強い期待が寄せられ、リーダーシップが求められていると認識しております。
葉山町の財政状況に目を向けますと、歳入面では地方消費税率の引き上げによる増収が期待されるものの、歳入の根幹である町税では景気回復の兆しが個人所得へは反映されず、平成25年度と同水準にとどまる見通しです。町税の収納率向上に力を入れるとともに、財源確保や既存事業の見直しによるコスト削減はもはや当然のこととして、あらゆる可能性を模索しながら財政の自立性の確保に取り組んでまいります。
三浦半島域におきましては、昨年の三浦半島サミットをきっかけに半島が一体となって協力するための有意義な議論ができました。鎌倉の世界遺産登録こそかなわなかったものの、その価値は普遍的なものと認識されており、4市1町それぞれの魅力と地域力を生かした具体的な連携を推進していきたいと考えております。また、昨年末には横須賀市・三浦市とのごみ処理広域化からの離脱訴訟が終結し、これからは信頼関係を構築するフェーズに移行してまいります。そして前述の三浦半島サミットを契機に、消防の共同通信指令化などについて各自治体の首長と直接議論する機会を持つこともできました。今後も行政運営に欠かせないパートナーシップの構築に努め、連携や協働を大切にしながら、効率的で効果的な行政運営を推進してまいります。
なお、当町の観光の軸としては、葉山町商工会と連携し、南郷地区活性化事業による交流拠点づくりを進めております。観光のためでなく、町民の皆様にも憩い空間として足を運んでいただけるような、町の内外から愛される場所にするべく、また、一次産業の活性化につながる市場機能を持たせることも視野に入れて、本年度には関係各位との議論をまとめてまいりたいと考えております。
さて、平成26年度予算編成には、政策重点として引き続き子育てを置き、子育て・教育環境のさらなる充実化を図ることとしました。まず、国との協力により、認可保育園の新規設置を進めてまいります。共働きの御家庭からの要望は依然として強く、女性の社会進出を後押しするためにも26年度中の完成を目指し、用地の確保、事業者の選定や建築に必要な補助予算額など、進捗状況を随時お知らせしてまいります。また、国の子ども子育て支援新制度は、27年度に向けて大きな改正が行われる予定があります。当町といたしましても町独自の子育て環境の形成について、保護者の御理解をいただきながら実施計画をとりまとめてまいります。
25年度は将来への種まきと危機回避への備えの2点を主軸に予算を編成し、事務を執行してまいりましたが、26年度は職員や関係機関と町民の皆様に何ができるかの検討から、その実現に至るまで一丸となって取り組んでいただき、みんなで目標を達成するという体験を大切にしたいと思います。例えば、税の納付率向上に努めてまいりましたが、26年度は商工会等の関係団体や地元企業の協力を得て、口座振替を推奨するキャンペーンを計画しており、さらなる納付率の向上を図ってまいります。また、老朽化が進む町有施設の維持補修・再編のために、公共施設白書の作成を進めておりますが、26年度はこれに基づいた計画を策定し、国の補助金や基金などを活用しながら整備を進めてまいります。
そして来たる平成27年1月には、町制施行90周年を迎えることを記念いたしまして、町の歴史と伝統をまとめた記念誌を発刊いたします。町内団体の皆様のお力添えをいただきながら、2年にわたってまとめているもので、子供から大人までふるさと葉山のことをより深く理解し、愛着を深めていただけるような資料になると期待しております。この記念誌の完成の暁には、議会の皆様にも御協力をいただきまして、町の歴史の節目と新たな門出をお祝いする機会を設けてまいりたいと考えております。このように26年度は各事業のさらなる発展・推進を図り、町の魅力の創造と活性化に寄与してまいります。
次に、全町民の皆様にお願いしなければならないことがございます。それはごみの収集方式の変更についてです。本年6月に戸別収集を全町で開始するに当たりましては、町民の皆様の御理解と御協力なくして成功はあり得ません。収集に当たる作業員と事務方との連携をさらに強化するとともに、関係各位の協力を得ながら新方式へのスムーズな移行と、ごみの資源化・減量化が確実に進み、定着するよう集中して取り組んでまいります。なお、バーベキューや海水浴等の観光に伴うごみの扱いにつきましては、県や民間事業者等と協力し、町内外に向けての広報、啓発を図ります。ごみのないまち、美しいまち葉山をPRすることで、ごみの持ち帰りを啓発し、町の美化と品位の保持に努めてまいります。
また、さきのごみ裁判の終結を受けまして、ごみ処理に関するパートナーシップの構築を他自治体に打診してまいります。永続的な受け入れ先を確保し、ごみ処理体制全体を再構築するために、なるべく早期に方針を出せるよう努めてまいります。
そのほかに町内全域の取り組みとしては、町管理の街路灯を、エネルギー消費の少ないLEDに順次変更をしてまいります。これにより維持管理経費を節減できるだけでなく、環境に配慮する町の姿勢を象徴する取り組みになると考えております。
次に、事務事業を執行する行政の改革について申し上げます。26年度は第三次総合計画の最終年次であることから、これまで実施してきた施策を振り返りつつ将来を展望するという、2方向の視点が必要となる重要な局面に入ります。業務の棚卸しや施策評価、人事評価、研修制度の活用などにより、これまでの取り組みの成果の振り返りを図りながら、各部・各課・職員個人の強みを再確認し、生かしてまいります。引き続き横連携の強化を図るとともに、種まき、水やり、刈り取り、振り返り改善し、また新しい種をまくように強く自立する組織を目指して、内部管理の引き締めを図ってまいります。
また、昨年より検討を重ねている機構改革の実行年度でもあります。まずは防災担当の本庁舎移転を行い、さらに効率的でわかりやすい組織づくりを進めるために、早い時期に全体像をお示しして実行をしてまいります。なお、職員人件費の削減も3年目に入りますが、痛みを乗り越えて創意工夫し、知恵を絞った予算案を、職員一丸となってまとめ上げました。その成果はより見やすく・わかりやすくを積極的に検討した予算案の概要書でもおわかりいただけるかと思います。町民の皆様に町政の実態を把握していただけるよう努めた結果ですので、こういった姿勢を大切にしながら改革を進めてまいります。
先行きの見えない社会情勢であるとはいえ、本年度の町内小学校の入学者数は昨年より増加が見込まれるなど、町の明るく活発な未来を予感させるようなうれしい話題もございます。そのような町の将来像を描く次期の第四次総合計画は、長期間の軸となる構想を定め、自信を持って推進するために、町民の皆様や議会と議論を交わしながら、揺るぎのないものをまとめてまいりたいと考えております。どうかお力添えのほどをよろしくお願い申し上げます。
それでは平成26年度のその他の主な事業につきまして、第三次葉山町総合計画後期基本計画の体系に沿って御説明申し上げます。
1点目「青い海と緑の丘のある美しいまち」につきましては、緑豊かで快適な住環境を維持向上させるとともに、環境への負荷を減らし、自然環境と調和したまちづくりを目指します。良好な自然環境の保全と、緑豊かな郷土づくりのために、ふるさと葉山みどり基金を活用した湘南国際村グリーンパークの緑の増進を図ってまいります。そのほかの一般公園等では遊具やベンチの設置を進め、花ノ木公園のツツジの補植を行うなど、安全な遊び場・憩いの場の充実と、観光地としての魅力向上に取り組みます。
道路及び河川・橋梁の整備につきましては、町道における交通の安全確保と道路環境の改善を図るために舗装や改修、側溝等の整備を行ってまいります。快適な生活環境を確保し、美しい水環境を次の世代に引き継ぐために、一色・堀内地区を中心に約8.3ヘクタールの公共下水道の整備予算を計上いたしまして、幹線管渠の施設工事を行うとともに、防災の観点から中継ポンプ場の耐震設計を実施いたします。下水道事業の将来展望を明確にするために、排水関係の総括的な議論も進めてまいりたいと考えており、浄化センターやポンプ場の維持管理、面整備等についての議論も進めてまいります。また、それに伴って下水道審議会を開催し、全体計画の見直しについて前倒しで諮問することを予定しております。一方、公共下水道の供用区域以外には、合併処理浄化槽の適正な維持管理に対する補助制度を導入することで、水質の保全に努めてまいります。また、し尿等下水道投入施設の完成に伴い、これまで近隣自治体に処理委託していたし尿及び浄化槽汚泥を、葉山浄化センターで処理する方式に変更をいたします。
2点目「文化をはぐくむうるおい、ふれあいのまち」につきましては、海・緑の丘、文化施設などを含めて町全体をうるおいと憩いの舞台として位置づけ、豊かな人・文化・産業を育て、多くの人々が訪れる交流のまちを目指します。まず、情報化・国際化が著しい時代に対応できる人材を育成するために、学校教育においては家庭や地域との連携により、かながわ学びづくり推進地域研究事業を実施し、児童・生徒の学力向上を図ります。そして良好な教育環境の維持のために、各小学校への空調設備の設置、小・中学校のトイレ改修を行うとともに、屋内運動場の天井等の耐震化に向けた実施設計を行い、児童・生徒の安全確保に努めてまいります。
また、幼稚園児の保護者負担を軽減する幼稚園就園奨励費補助は、国の基準に準拠して町単独の上乗せを継続して行うことでさらなる負担軽減に努め、青少年には自然体験プログラム「海山に育ち親しむ子どもたち」を引き続き実施することで、人間形成の基礎を培う幼児教育と青少年健全育成を推進してまいります。
芸術・地域文化の振興では、福祉文化会館文化公演事業として、葉山の子供たちのための音楽会や落語2人会、新人演奏会などの公演を予定しております。さらに、会館利用者の利便性や安全確保のため、ホールホワイエやエントランスなどの環境改善を図ってまいります。
生涯スポーツ・レクリエーション活動の推進では、ヨットスクール事業への補助を継続し、来る2020年の東京オリンピックで活躍する選手が輩出されることを思い描いております。また、南郷上ノ山公園多目的グラウンドの整備を行い、スポーツを楽しめる環境を整えてまいります。
次に、産業の活性化のために地場農畜産物の消費拡大を図るとともに、特産品の研究開発や有害鳥獣駆除対策に取り組んでまいります。南郷地区活性化事業の拠点づくりでは、葉山町の玄関口にふさわしく自然と調和したものとするために、あわせて隣接する河川の測量調査を実施いたします。マリンレジャーでは海水浴場の安全対策を強化し、安全で快適な利用ができるよう努めてまいります。
3点目「安全で安心して暮らせるまち」につきましては、町民の皆様がともに支え合い、地域や家庭で健康で安心して暮らせることのできる環境づくりを進め、災害に強く安全なまちを目指します。まず、町民いこいの家の耐震補強を行い、地域で活用できる福祉の拠点の安全と安心の充実を図ります。児童と子育て家庭の福祉の充実のために、木古庭児童館と元町児童館の冷暖房機の修繕、葉桜児童館の園庭の改修など、施設面での環境改善にも努めてまいります。
高齢者福祉の充実としては、介護保険の適用を受けない要援護高齢者を対象にデイサービスでの生活支援や、在宅高齢者のための緊急通報システム及び住宅改修費助成事業を実施いたします。また、第6期の介護保険事業計画の策定を進めてまいります。
障害者施策につきましては、新たに自動車改造費用の助成制度を導入し、社会参加の促進を図ります。また、障害者計画と障害福祉計画をまとめた次期葉山町障害者福祉計画を策定してまいります。
地域保健活動や地域医療におきましては、特定健康診査や長寿健康診査、各種がん検診を行うとともに、健康ウォーキングマップを作成し健康づくりを推進してまいります。母子保健事業では妊婦健康診査の2回目以降の助成額を拡充し、健康な出産へ向けての母子支援をしてまいります。予防接種につきましては、妊娠を予定している女性等に対する風疹ワクチン費用の助成を引き続き行ってまいります。
次に、災害に強く安全なまちづくりのために、常備消防体制の充実に向けて消防救急デジタル無線の整備を行うとともに、横須賀市・三浦市と消防指令センターの共同化を推進してまいります。また、聴覚障害のある方や言語による通報に不安のある方が利用できる緊急通報システムWEB119の導入や、救急2号車と搬送車の更新を行うなど、安全で安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります。さらに消防団員、女性防火防災クラブ員等の協力を得て、災害の予防、警戒、訓練及び啓発活動を実施するなど、災害発生時の対応に万全を尽くしてまいります。地域防災計画の改訂を終了し、引き続き危機管理体制の充実を図ります。大規模な災害が発生した場合に備えて、海抜20メートル地点までの経路に、夜間でも確認しやすい避難誘導路面ステッカーを設置いたします。また、備蓄食糧や医療資機材等の整備を進めるとともに、町内会等の自主防災組織に対する防災資機材購入費の補助額の拡大と、防災関連施設への視察に対する補助制度の創設により、防災力と防災意識の向上を図ります。
4点目「住民が参加する自治のまち」につきましては、町と町民の皆様との信頼関係を深め、それぞれに役割を担いながら連携する住民自治のまちづくりを目指します。見て感じるわかりやすい広報紙の発行や、湘南ビーチFMを利用した各種事業・催しの紹介、さらにはホームページを活用したさまざまな情報の提供を行ってまいります。また、議会インターネット中継の充実を図るため、配信システムの改修を行います。
以上、4つの施策の大綱に沿って主な事業を抽出いたしまして、私の施政方針を述べさせていただきました。平成26年度の行政運営には引き続き全力を挙げて取り組んでまいりますので、議員の皆様におかれましては一層の御理解と御協力をお願い申し上げますとともに、職員が一丸となってまとめさせていただきました平成26年度予算案並びに関係議案に対して御賛同賜りますよう、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
議長(金崎ひさ君)
議案を朗読させます。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
それでは平成26年度一般会計ほか4特別会計予算につきまして、議案第45号から議案第49号まで一括して御説明を申し上げます。
初めに、議案第45号平成26年度葉山町一般会計予算につきまして御説明申し上げます。予算書の1ページ、第1条歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ91億8,960万円で、前年度対比では3.6%の増となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は2ページから6ページまでの第1表に記載のとおりでございます。
第2条繰越明許費は、7ページ第2表に定めますとおり、議会費の議会活動事業にかかわる議会だよりの印刷経費について、平成27年4月発行予定の1回分を繰り越して使用させていただくものでございます。
第3条債務負担行為は、7ページ第3表に定めますとおり、葉山町土地開発公社の金融機関からの借り入れに対する債務保証について、並びに街路灯のLED化事業についてそれぞれ期間及び限度額を定めさせていただくものでございます。
第4条地方債は、8ページ第4表に定めますとおり、消防指令センター共同化整備事業、消防救急デジタル無線整備事業及び臨時財政対策債につきまして、限度額、起債の方法等を定めさせていただくものでございます。
第5条は一時借入金の最高額を7億円と定めさせていただくものでございます。
第6条は給料、職員手当等及び共済費について、同一款内での各項の間において流用することができる旨を規定させていただくものでございます。
それでは歳入歳出予算につきまして、その概要を別冊の予算に関する付属説明書により、その主な増減につきまして御説明申し上げます。
付属説明書の2ページをお開きください。歳入、第1款町税は、前年度対比0.7%増の55億6,122万7,000円で、このうち町民税は景気回復の兆しが個人所得には反映されず、0.1%減の26億7,746万9,000円となっております。固定資産税は新増築の増加などにより1.3%増の22億448万4,000円となっております。
第2款地方譲与税は、国の譲与税収入見込み額などから7.4%減の6,300万1,000円でございます。
第4款配当割交付金及び第5款株式等譲渡所得割交付金は、景気回復による株価等の上昇から、それぞれ前年度対比増額を見込んでおります。
第6款地方消費税交付金は、地方消費税率の引き上げに伴い19.6%増の2億8,700万円でございます。
第8款自動車取得税交付金は、税制改正による税率の引き下げに伴い、50%減の1,500万円でございます。
第10款地方交付税は、平成25年度の実績や国の地方財政対策を踏まえ、3.2%増の4億8,500万円でございます。
4ページでございます。第13款使用料及び手数料は、し尿くみ取り等の収集体制の変更に伴い、し尿手数料が減になることから、19.3%減の1億6,284万3,000円でございます。
第14款国庫支出金は、臨時福祉給付金給付事業費補助金、及び子育て世帯臨時特例給付金給付事業費補助金が、消費税率引き上げに伴う給付措置の財源として交付されることから、27.5%増の8億428万9,000円でございます。
第17款寄附金は、まちづくり条例に基づく事業者からの寄附金が見込まれることから、大幅増となっております。
第18款繰入金は、財政調整基金繰入金の減額により、28%減の2億2,546万6,000円でございます。
第20款諸収入は、衛生費雑入の資源回収売上代及びペットボトル等有償入札分配金の減により、15.3%減の7,041万3,000円でございます。
第21款町債は、消防債が1億6,540万円、臨時財政対策債は1億5,000万円増額し5億円で、全体では39.4%増の6億6,540万円でございます。
次に歳出につきまして、付属説明書の8ページ、歳出予算額款項別前年度対比表により、主な増減につきまして御説明申し上げます。
第2款総務費は、退職見込み者数の減などにより共済費が減額となること、平成26年度は国政選挙等通常選挙が予定されていないことなどにより、3.4%減の10億9,019万1,000円でございます。
第3款民生費は、臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例給付金の給付措置等により、6.4%増の30億6,508万3,000円でございます。
第4款衛生費は、し尿等の収集体制の変更に伴い、し尿収集運搬処理委託がなくなることから、12.8%減の11億3,111万円でございます。
第6款商工費は、南郷地区活性化の推進や、海水浴場の安全確保の強化により、13.7%増の8,420万4,000円でございます。
付属説明書の10ページ、第8款消防費は、防災行政無線の再整備は終了したものの、消防救急デジタル無線の整備費用等が増となったことから、9.2%増の7億3,519万5,000円でございます。
第9款教育費は、各小学校空調設備設置工事により、31%増の11億1,533万9,000円となっております。
次に付属説明書の14ページでございます。性質別では人件費が、退職見込み者数の減や退職手当組合負担金の負担率の引き下げに伴い共済費が減ったことで、2.4%減の27億214万5,000円、物件費はし尿収集運搬処理委託の減により、13%減の15億369万8,000円、補助費等は臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金などにより、51.5%増の6億5,862万円となっております。普通建設事業費では、各小学校空調設備設置工事や消防救急無線デジタル化の整備などにより、118%増の6億7,590万5,000円、繰出金は国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計への繰出金の増から、2.6%増の17億69万円となっております。以上で一般会計の説明を終わります。
続きまして、議案第46号葉山町国民健康保険特別会計予算につきまして御説明申し上げます。予算書の133ページ並びに付属説明書の148ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ38億7,169万8,000円で、前年度対比0.1%の増となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は134ページから137ページまでの第1表に記載のとおりでございます。
第2条は一時借入金の最高額を1億5,000万円と定めさせていただくものでございます。
第3条は保険給付費の各項の間において流用することができる旨を規定させていただくものでございます。
それでは歳入歳出予算の概要につきまして、その主な増減を付属説明書により御説明申し上げます。
歳入では、国民健康保険料が4.9%減の10億1,791万1,000円、繰入金は一般会計繰入金及び基金繰入金を増額したことにより、8.6%増の3億5,944万6,000円、繰越金は100%増の8,000万円となっております。
歳出では、保険給付費は一般被保険者及び退職被保険者等療養給付費の減により、0.7%減の25億7,306万2,000円、後期高齢者支援金等は0.5%増の5億5,578万円となっております。以上で国民健康保険特別会計予算の説明を終わらせていただきます。
続きまして、議案第47号葉山町後期高齢者医療特別会計予算につきまして御説明申し上げます。予算書の173ページ、付属説明書の163ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ8億5,407万4,000円で、前年度対比7%の増となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は174ページから175ページまでの第1表に記載のとおりでございます。
それでは歳入歳出予算の概要につきまして、その主な増減を付属説明書により御説明申し上げます。
歳入は、後期高齢者医療保険料が5.8%増の4億8,210万6,000円、一般会計繰入金が9.2%増の3億5,099万5,000円となっております。
歳出は、後期高齢者医療広域連合納付金が7.1%増の8億4,165万7,000円となっております。以上で後期高齢者医療特別会計予算の説明を終わらせていただきます。
続きまして、議案第48号葉山町介護保険特別会計予算につきまして御説明申し上げます。予算書の193ページ、付属説明書の169ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ25億1,833万2,000円で、前年度対比1.8%の増となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は194ページから195ページまでの第1表に記載のとおりでございます。
第2条は一時借入金の最高額を5,000万円と定めさせていただくものでございます。
第3条は保険給付費の各項の間において流用することができる旨を規定させていただくものでございます。
それでは歳入歳出予算の概要につきまして、その主な増減を付属説明書により御説明申し上げます。
歳入は、介護保険料が0.9%増の5億3,962万9,000円、国庫支出金が3.1%増の4億9,932万1,000円、支払基金交付金が1.8%増の7億490万9,000円となっております。
歳出は、保険給付費が1.8%増の24億2,722万9,000円、地域支援事業費が4.4%増の3,049万6,000円となっております。以上で介護保険特別会計予算の説明を終わらせていただきます。
続きまして、議案第49号葉山町下水道事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。予算書の223ページ、付属説明書の178ページをお開きください。
第1条歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ13億4,126万円で、前年度対比9.8%の増となっております。なお、款項別の歳入歳出予算額は224ページから225ページまでの第1表に記載のとおりでございます。
第2条債務負担行為は、予算書の226ページ第2表に定めますとおり、水洗化工事資金として融資した金融機関に対する損失補償について、期間及び限度額を定めさせていただくものでございます。
第3条地方債は、同じく226ページ第3表に定めますとおり、公共下水道事業につきまして限度額、起債の方法等を定めさせていただくものでございます。
第4条は一時借入金の最高額を5,000万円と定めさせていただくものでございます。
それでは歳入歳出予算の概要につきまして、その主な増減を付属説明書により御説明申し上げます。
歳入は、下水道使用料の増により、使用料及び手数料が3.7%増の2億4,383万円、事業費の増額に伴い国庫支出金が37.4%増の1億7,020万円、町債が25%増の1億5,000万円となっております。繰入金は前年度同水準の7億2,183万3,000円で、諸収入はし尿等下水道投入施設の稼働に伴うし尿投入負担金により、4,039万7,000円と大幅な増加となっております。なお、県支出金は補助制度が廃止されたため、ゼロとなっております。
歳出は、総務費が葉山浄化センター維持管理費の増額等から、13.9%増の3億2,968万2,000円、事業費は葉山中継ポンプ場の耐震設計と幹線管渠築造工事の増額などから、25.4%増の3億7,008万8,000円となっております。
以上で平成26年度葉山町一般会計予算ほか特別会計予算4件の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
議長(金崎ひさ君)
以上で提案者の説明を終わります。
本5件に関する総括質問は、来る2月19日及び20日に行いますので、総括質問を予定されている方は2月17日正午までに要旨を添えて本職まで申し出てください。
この際、昼食のため暫時休憩をいたします。再開は1時といたします。(午前11時49分)
議長(金崎ひさ君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時00分)
議長(金崎ひさ君)
日程第14「議案第50号葉山町手数料条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
消防長(高梨勝君)
議案第50号について御説明申し上げます。提案理由にもありますとおり、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部が改正されたことに伴い、消防法の規定に基づく審査等の手数料の金額を改める必要があることから、提案させていただくものでございます。
内容につきましては、葉山町手数料条例別表中、消防法の規定に基づく審査等の手数料25件の金額を改めるものでございます。なお、参考資料の条例の概要に、内容のとおりの金額に改めるものでございます。
附則につきましては、施行日を平成26年4月1日とさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
議長(金崎ひさ君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
4番(守屋亘弘君)
単純な質問で申しわけないんですけども、消費税率引き上げとは全く関連ないということでしょうか。
消防長(高梨勝君)
手数料自体には関連はございませんが、それに基づく証書類の関係が加味された結果、上がってるという形です。
議長(金崎ひさ君)
ほかに。
10番(笠原俊一君)
すいません。当該の施設は町内にはないというふうに理解をしているんですけども、ないにもかかわらず、するという意義というものはどういうことなんでしょう。
消防長(高梨勝君)
条例につきましては、この建物が建てられないものではございませんので、この条例の消防法に基づくタンクの条例がございまして、それに基づくものとして今回改正させていただくものでございます。
議長(金崎ひさ君)
ほかに、御質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第50号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。
議長(金崎ひさ君)
日程第15「議案第51号葉山町下水道条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
生活環境部部長(成島光男君)
議案第51号葉山町下水道条例の一部を改正する条例につきまして御説明いたします。この条例は提案理由にもございますとおり、し尿及び浄化槽汚泥を葉山浄化センターで受け入れるため、所要の改正をお願いするものでございます。
条例の内容につきましては、参考資料の条例の概要のとおり、本町が設置するし尿及び浄化槽汚泥を公共下水道に投入するための施設から排除する場合は、除外施設の設置等をしなければならない対象から除くものとさせていただくものでございます。
附則につきましては、施行期日は公布の日からとさせていただくものでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議をいただきますようお願いいたします。
議長(金崎ひさ君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
4番(守屋亘弘君)
条例の概要の中で、2の内容。本町が設置する云々とありますけれども、この施設から排除する場合は、除外施設の設置等を要しないこととしたと。この文言等々の丁寧な説明をお願いします。
生活環境部部長(成島光男君)
皆さんも御存じのとおり、現在葉山浄化センターに下水道投入施設を設置するために工事をさせていただいております。今回ここに記入させていただいてますものはですね、この下水道投入施設から直接下水道のほうに投入する場合にですね、通常ですと、除外施設が必要となります。今回この条例改正に当たりましては、この施設から投入するものに対しましては、除外施設の設置を要しない。必要なしという形で投入のほうをさせていただくように改正をさせていただくものでございます。なお、希釈等につきましては、夾雑物の施設のほうにですね、汚泥を投入させていただきまして、葉山ポンプ場のほうからですね、流れてる下水汚泥を一緒に混ぜ合わせた上で希釈する。そういう形でですね、この除外施設の数値をクリアするような形で対応させていただくものでございます。
4番(守屋亘弘君)
し尿等の投入施設については希釈しないということになって、ああいう施設になったというように私は理解してるんだけど、ここで言う除外施設というのは、希釈施設を意味するんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
除外施設はですね、下水道にですね、投入するには、水質規制を行っております。それには、下水道をですね、施設をですね、やはり規制の基準に適合させるためにですね、例えばBOD、SS。そのような数値がですね、この今、葉山の中の規則の中に600っていう形で載っておりますけども、そういうような形を、それを超えるものにつきましては、除外施設を設置しなければならないというような条例になっております。今回は、この投入させていただく汚泥につきましては、もう前にもお示ししてると思いますけども、この数値を超えております。そのためにですね、投入するための条件のために、条例のほうを改正させていただきまして、例外的にですね、投入できるような方法を取らさせていただくために、条例の改正をお願いしてるものでございます。
4番(守屋亘弘君)
いや、私の質問の趣旨は、除外施設というのは希釈する施設なのかという単純な話なんだけど。というのは、初めからね、さっき申し上げたとおり、希釈しないという前提で投入施設を考えたんでしょ。だから、除外施設とは希釈設備なのかと聞いてるんです。
生活環境部部長(成島光男君)
除外施設はですね、例えばガソリンスタンドとかお店とかですね、そういったところで御存じのとおり、オイルトラップとかグリーントラップとかですね、いろんなそういうものを設置させてですね、例えば油の部分を取るとかですね、そういう形のものを除外施設っていう形でなっております。今回この下水道を投入するに当たりましては、この除外施設…条例の中でですね、ある水質の基準をオーバーしてる場合につきましては、この除外施設をつくる…設置しなければならない、設けなければならないというふうになっております。この改正に当たりましては、その除外施設を直接言うものではなく、下水道にですね、投入するために改正をお願いしてるものでございまして、直接除外施設等のかかわりというのはないものでございます。
4番(守屋亘弘君)
逆に言うと、じゃあここで言う除外施設とはどういう施設なんですか。
生活環境部部長(成島光男君)
排出される下水をですね、規制基準に適合させるためにですね、設ける施設。これを除外施設というふうに言っております。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質問はございませんか。
7番(畑中由喜子君)
そうすると、今回の条例改正は、し尿及び浄化槽汚泥を投入するについてという条件つきで、今までどおり、ほかのものについては同じということでよろしいんですか。現行どおりという考え方でよろしいですか。
生活環境部部長(成島光男君)
そのとおりでございます。現在の対応を変更することではなく、施設をつくって、それを投入するために改正させていただくものでございます。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質問はございませんか。
10番(笠原俊一君)
ありがとうございます。確認なんですけども、多分その上位法っていうか、環境法だとか、そういったものが県だとか国にあると思うんですけども、それには全然抵触しない。町が独自にこういった条例を制定する場合に、上位法には何ら問題はないという理解でよろしいんですよね。
生活環境部部長(成島光男君)
そのとおりでございます。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第51号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって議案第51号は原案のとおり可決されました。
議長(金崎ひさ君)
日程第16「議案第52号葉山町職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
それでは、議案第52号につきまして御説明を申し上げます。この条例は提案理由にもございますように、一般廃棄物の全町での戸別収集の導入に当たり、導入当初における作業の特殊性等を考慮し、導入から10カ月の間に限り、戸別収集運搬作業に従事した職員に対し、特殊勤務手当を支給するために提案をさせていただくものでございます。
条例の内容といたしましては、第1条において、特殊勤務手当の種類に、一般廃棄物戸別収集運搬作業従事職員の特殊勤務手当を加えるとともに、当該手当を1日につき3時間45分以上勤務した職員が戸別収集運搬作業に従事したときに日額400円の手当を支給することとしたもので、平成26年6月1日から施行するものでございます。第2条につきましては、第2条において追加した追加した手当にかかわる規定を削ることとしたもので、平成27年4月1日から施行するものでございます。
以上で説明を終わらさせていただきます。よろしく御審議のほど賜りますようお願い申し上げます。
議長(金崎ひさ君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。なお、本案については去る2月7日に開催されました議会運営委員会におきまして、総務建設常任委員会に付託することとなっておりますので、質疑は総括的なものに願います。
1番(鈴木道子君)
1点だけお伺いをいたします。この導入から10カ月の間に限りという文言。それから1日につき3時間45分以上勤務した者、職員という点。それから次の日額400円というこの3つの数字の根拠をお教えいただきたく思います。
総務部部長(上妻良章君)
10カ月につきましては、26年度いっぱいということでございます。その新しき業務の変更内容に精通するまでの間という判断でございます。3時間45分につきましては、半日以上勤務した職員に関しての支給ということでございます。1時間出て、それからすぐ帰ったという場合には、これは対応はしないというところでございます。400円につきましては、他市等の事例等、条例等を考慮いたしまして、決定をさせていただいたものでございます。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質疑。
14番(近藤昇一君)
町長に伺っておきます。たしか戸別の収集を行うに当たって、車両も人もふやさない。費用も人件費もかからない。増額しないという、たしかお話でしたね。それとの関係で、これはどういうふうにお考えでしょう。
町長(山梨崇仁君)
人件費として、総額は増額はしておりません。現行の人件費内でおさまった中で、今回は作業の特殊性に関した特勤手当を期間限定で定めさせていただいてると考えております。
4番(守屋亘弘君)
本件を認めない限り、組合サイドは戸別収集に協力できないということなんでしょうか。
町長(山梨崇仁君)
組合との交渉は得た上での今回の議案上程とはなっておりますが、私個人としましても、戸別というのはステーション方式の収集とは、明らかに労働量といいますか、具体に歩く歩数もかなり変わってきますので、そういった労働の特殊性というものは十分加味した上で、手当というものは必要だというふうに思っております。ですから、この上程につきましては、私としてもお認めいただきたい大切な手当だというふうに考えております。
議長(金崎ひさ君)
ほかに御質疑はございませんか。
御質疑がなければ、これにて議案第52号の質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第52号については、総務建設常任委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって議案第52号は総務建設常任委員会に付託することに決定いたしました。
議長(金崎ひさ君)
日程第17「議案第53号財産の取得について」を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
提案者の説明を求めます。
総務部部長(上妻良章君)
それでは、議案第53号財産の取得につきまして御説明申し上げます。この議案は、平成26年6月からの町内全域での戸別及び資源ステーション方式によるごみの収集の開始に伴い、資源ステーション用のコンテナを購入させていただくもので、提案理由にもございますとおり、地方自治法第96条第1項第8号の規定により提案をさせていただくものでございます。取得財産、取得金額並びに取得の相手方につきましては、議案書に記載のとおりでございます。取得するコンテナの概要は、お手元に配付をさせていただきました参考資料のとおりでございます。
なお、本議案を提出させていただくに当たり、競争入札参加資格者名簿に基づき、参考資料のとおり5業者を指名し、1月21日に入札を執行したところ、第1回目の入札におきまして、有限会社エコメイト・クニサが1,110万円で落札いたしました。これにより、1月24日に消費税及び地方消費税を含む契約金額1,198万8,000円で仮契約を締結させていただいたものでございます。
以上、財産の取得につきまして御説明させていただきました。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
議長(金崎ひさ君)
提案者の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。
4番(守屋亘弘君)
参考までに、落札者は今まで我が葉山町で何らかの…例えば物品販売でも何でもいいんですけれども、実績がおありなんでしょうか。
総務部部長(上妻良章君)
葉山町では、今までにそういった契約等の実績はございません。
議長(金崎ひさ君)
よろしいですか。何か…いいですか。ほかに御質疑ございませんか。
御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。議案第53号は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって議案第53号は原案のとおり可決されました。
議長(金崎ひさ君)
以上で本日の日程はすべて終了いたしました。あすから5日間休会とし、来る2月19日午前10時再開いたします。本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。(午後1時22分)
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更新日:2018年01月31日