総務建設常任委員会会議録 平成29年3月6日
開催年月日
平成29年3月6日(月曜日)
開会時間
午前10時00分
閉会時間
午前11時20分
開催場所
葉山町議会 協議会室1
付議案件
- 付託案件
(1)陳情第29-1号 平成29年度からの特別徴収額の決定・変更通知書に受給者の個人番号を記載する件に関する陳情書 - 所管事務調査
(1)第四次葉山町総合計画実施計画事業の振り返り結果について - 閉会中の継続審査について
- その他
出席並びに欠席委員
出席 6名 欠席 0名
役職 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
委員長 | 横山すみ子 | 出席 |
副委員長 | 鈴木道子 | 出席 |
委員 | 畑中由喜子 | 出席 |
委員 | 石岡実成 | 出席 |
委員 | 伊東圭介 | 出席 |
委員 | 土佐洋子 | 出席 |
オブザーバー | 議長近藤昇一 | 出席 |
傍聴者
金崎ひさ議員 飯山直樹議員 山田由美議員 窪田美樹議員
待寺真司議員 笠原俊一議員
説明のため出席した者の職氏名
役職 | 氏名 |
---|---|
総務部部長 | 太田圭一 |
税務課課長 | 井上尚美 |
税務課課長補佐 | 角田直之 |
政策財政部部長 | 小山誠 |
政策課課長 | 町田伸 |
政策課課長補佐 | 和嶋敦 |
政策課係長 | 妻鹿信之 |
会議の書記
議会事務局局長 矢嶋秀明
議会事務局次長 廣瀬英之
議会事務局局長補佐 永井秀子
会議録署名委員
委員長 横山すみ子
会議の経過
委員長(横山すみ子君)
おはようございます。委員全員出席でございますので、ただいまから総務建設常任委員会を開会させていただきます。
(午前10時00分)
今までちょっと準備をしていたんですけれども、委員会中継のほうが接続がふぐあいのところがあるようで、中継まだできておりませんけれども、定刻でございますので議事を進めさせていただきます。傍聴の方には大変申しわけございません。
それではきょうの付議案件ですけれども、陳情第29-1号をまず取り扱います。その終了後に所管事務調査として、第四次葉山町総合計画実施計画事業の振り返りの結果について説明を聞き質疑をしたいと思います。
それでは、まず付託案件1番目、陳情第29-1号平成29年度からの特別徴収額の決定・変更通知書に受給者の個人番号を記載する件に関する陳情書を取り扱います。職員入ってもらってしまいますかね。読んでからで。それでは陳情書を朗読していただきます。それでは朗読をお願いいたします。
(書記朗読)
はい、ありがとうございました。ただいま陳情文読み上げていただきましたけれども、中継回復いたしましたので、中継を開始しております。傍聴の皆様には大変申しわけありません。陳情第29-1号について読み上げを行っておりました。
それでは、ここで職員入室のため暫時休憩をいたします。
(午前10時02分)
委員長(横山すみ子君)
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。
(午前10時03分)
職員の皆様入室されておりますので、総務部長のほうから御紹介をお願いいたします。
総務部部長(太田圭一君)
それでは職員の紹介をさせていただきます。税務課長の井上でございます。課長補佐の角田でございます。私、総務部長の太田でございます。よろしくお願いいたします。
委員長(横山すみ子君)
はい、ありがとうございます。実は陳情元ではないんですけれども、町民税等に関係するということで税務課から出席をいただいております。この陳情に関連して御説明いただけることがあれば、よろしくお願いいたします。それでは井上課長。
税務課課長(井上尚美君)
地方税法施行規則等の一部を改正する省令(平成27年総務省令第91号)が平成27年10月29日に公布されたことを受けて、同日に事務連絡が発せられておりますので、本日の参考資料として配付させていただいております。
通知の概要といたしましては、第3号様式給与所得者等に係る特別徴収税額の決定・変更通知書(特別徴収義務者用)に納税義務者の個人番号欄及び特別徴収義務者の個人番号または法人番号欄を設けるという改正が行われたものでございます。本町は従来から、特別徴収税額の決定・変更通知書を普通郵便で発送していたことから、簡易書留での発送を検討いたしましたが、普通郵便から簡易書留に変更することで約167万円の経費増額と試算いたしました。また、経費の問題のほかに、誤配等のリスク回避の観点から、一部個人番号を隠して通知書を発送することの是非について検討しておりました。公式の見解ではございませんが、番号の記載がなくとも通知書としての効力は成立するとの見解が、総務省から示されているとの情報を得ておりますし、全国的には個人番号を記載しない団体もあると聞いております。したがいまして、本町といたしましても、総務省の事務連絡には抵触しますが、漏えいのリスクを回避するため番号欄の一部分を、番号は記載するものの…ごめんなさい。番号欄の一部分に番号は記載するものの、大部分をアスタリスクで隠し通知することと考えております。なお、その旨は県にも報告しております。以上です。
委員長(横山すみ子君)
はい、ありがとうございました。今回の資料、税務課からのほかに、前回委員会で扱いました同じ陳情者から出た陳情についての取り扱いについてわかるように、参考資料もう一つつけておりますので、ごらんいただきたいと思います。今、かなり重要な御説明があったと思いますが、委員の皆様、御質問あれば。
委員(畑中由喜子君)
具体的に、そのアスタリスクで隠すというのは、どういう形なのかちょっと想像がつかないんですけど、すいません、御説明を。
税務課課長(井上尚美君)
それではお手元の資料の3号様式となっているものをごらんいただけますでしょうか。はい、お手元の資料で、税務課から出させていただいた、はい、資料の3号様式。あ、大きくなってるんですね。すみません、はい。こちらの3号様式、特別徴収義務者用となっております。こちらの、まずこれが1、2、3、4、5、6段になっているかと思うんですが、真ん中辺に個人番号という欄が見ていただけるかと思います。ここが新たに追加になりまして、ここに個人番号を記入するように様式変更されております。今考えているところは、下の4桁、こちらは番号を記載しまして、この上、上のほうは全部アスタリスクで隠して、個人が識別できないようにということを今、町側としては考えているところでございます。
委員長(横山すみ子君)
続きますか。
委員(畑中由喜子君)
そうすると、その下4桁はその方その方の番号の下4桁をここに見える形になって、上3分の2ぐらいが読めなくなるということによって、絶対識別されないということを考えているということですね。
税務課課長(井上尚美君)
はい、そのとおりでございます。
委員長(横山すみ子君)
よろしいですか。
委員(鈴木道子君)
今の関連ですけれども、他の自治体で記してないところもある、そういう予定だというところもあるというんですけども、その、これ全部隠すというのはどうなんでしょうか。下4桁だけ記すというのは、あ、こういう欄があるから一応形として残すということなんですか。
税務課課長(井上尚美君)
様式が変更されましたので、記入はしました。ある意味逃げではあるんですが、記入はしました。ですけど、識別できないようにさせていただいたというふうに考えております。
委員(鈴木道子君)
ということは理解できるところですけども、全部記さないということは考えられないという、というか、そういう手法といいますか、そういうことは今の時点ではないということなんですか。
税務課課長(井上尚美君)
選択肢としては未記入、何も記入しないということも当然できます。何も記入しないか、一部を隠すか、それとも全部記入するか、その選択肢が3つ今あるんですね。最終的には4月の中旬まで、よその動向も見させていただきたいとは考えているんですが、今、現状では、アスタリスクで隠す方法が一番得策ではないかということで考えております。
委員長(横山すみ子君)
続けてどうぞ。
委員(鈴木道子君)
全然話は違うんですけど、よく銀行などの引き落とし口座で書類が来る場合に、反対に先のほうの数字を書いて末尾がないというのをたしか見たような気がするんですけども、そのほうがいいのではないかという単純な疑問ですけど、それについてはどうでしょうか。
税務課課長(井上尚美君)
技術的なところになりますので、そちら、どちらが可能なのか、どちらがいいのかという、そのアスタリスクをどこまで隠すかも含めまして、現状では下4桁を見せる方向で考えているんですが、それがシステム上可能なのかどうかはまだ検討の余地があると思いますので、考えさせていただきたいと思います。
委員長(横山すみ子君)
はい、よろしいですか。
委員(畑中由喜子君)
全く記載しないという、あるいは全部をアスタリスクで隠すという方式をとろうとしているところもあると思うんですよね、市町村で。それは何ていうの、調査済みですか。わかりますか。
税務課課長(井上尚美君)
県内の町村、県内の市町村については検討中のところがまだ5市町村ぐらいあります。あとはすべて記入する方向でいると聞いております。
委員(畑中由喜子君)
全国的には調べておられないということですよね。
税務課課長(井上尚美君)
全国的には申しわけありません、調べていないんですが、東京都につきましては1市6区のみが記入する方向で進んでいると聞いております。
委員長(横山すみ子君)
他の委員の皆様いかがでしょうか。
委員(畑中由喜子君)
その下4桁だけを表記してあとはアスタリスクで隠すというのと、全てをアスタリスクで隠すというのの違いですけれども、それはどう考えられて、どうしてその下4桁だけは見えるようにしようという、その差って、識別できないのであれば全部アスタリスクでもいいような気はするんですけども、それのほうがすっきりするというかね。納税者の方にとっても全く危険がないという認識をはっきり持っていただけるとか、そういう意味もあるんじゃないかなと思うんですけども、それはいかがですか。
税務課課長(井上尚美君)
私どもが考えたときには、やはり事業所のほうは番号を記入している。返ったときに、全部が一緒という照合をしなくとも、幾つかがこう、一緒であれば認識が早い…何ですか、作業が早くなるのかなというようにちょっと考えたところがあるんですね。なので、その辺の事業所についてのリスクとかというところまでは、ちょっと詳しくは追っていないので、私たちの感覚で作業が少しでも楽になるようにというところで、全部隠すよりも少しでも見えるところが一緒であれば事務作業とかが楽になってほしいというような思いで、一部記載というふうに考えました。
委員長(横山すみ子君)
関連で。
委員(鈴木道子君)
今の関連ですけれども、そうしますと、前のほうを隠すか後ろのほうを隠すかということについては、まだこれからシステム上の問題があるということですけれども、今おっしゃったように、そうするとこの事業者のほうとのちょっと連絡調整というか、そういう部分もこれからはあって形ができるというふうに判断していいんですか。
税務課課長(井上尚美君)
一応そういう、事業所のデメリットとか、隠されたことによるデメリットというところをやはり考えましたので、葉山町自体が特別徴収の義務者になっておりますので、総務課の担当に、そこが隠れていた場合、事務効率的に何か不都合があるのか、デメリットがあるのかということを、葉山町の特別徴収事業所として確認をとってみました。そのところ、特段問題はないというお話はいただいております。
委員(伊東圭介君)
もう一つ問題としてね、要はこの制度自体に反対をしてて、その、自分の勤務先、事業所にもナンバーを通知してない人もおられると思います。そういった方が下4桁であってもそれが、自分が申告もしてないのに行政側から一方的にね、下4桁ではあるけども、わかってしまうというかな、通知をされてしまうというところも一つ問題があるのではないかなと思うんですが、その辺の見解はいかがでしょうか。
税務課課長(井上尚美君)
私が現状のところということで冒頭申し上げさせていただいたように、この下4桁も決定ではありませんし、未記入という選択肢も残っている状況でありますので、今のところ下4桁ということで考えておりますということで御理解いただければと思います。最終的な判断で未記入にするということも選択肢にはあるとは考えておりますが、そこも含めて現状は、税務課としては4桁記入する方法がいいのではないかということで考えているところです。
委員長(横山すみ子君)
悩みは深いと思いますけれども。はい、どうぞ。
委員(伊東圭介君)
現状においてね、国のほうはともかくとして、もう地方公共団体、地方自治体、それから民間の事業者にとってですね、この個人番号がなくても全く支障がない状況で今のところ、何ていうかな、運用ができてるということでよろしいですよね。
税務課課長(井上尚美君)
そこまでのところは、私どもが聞いているところでは、まず通知書自体の効力があるのかどうか、そこは確認をしたところ、効力はあると。ほかにその未記入なりアスタリスクなりにした場合に、ペナルティーみたいなものがあるのかないのかということも確認したところ、現状ではないというところまでは確認しておりますが、その先については大変申しわけないんですが、確認できておりません。
委員(伊東圭介君)
私どもも確定申告を先日しましたけども、何気なく書いてしまいましたけども、実は国税庁のほうはなくても書類を受理しなきゃいけないというか、受理をするということだったようですので、特に私もそういう意味ではその制度としてね、個人ナンバーカードをまだ取得してないですし、ただ個人番号通知カードだけしか持ってないですけども、今のところ何にも支障もない状況で、本来であったらその国税庁も、こちらとするとね、何となく事務がすっと行ったほうが還付金が早く返ってくるなんて思うから書いちゃいましたけど、本来は書かなくてもね、済む。還付金も通常どおり出るということを後で聞いて、ちょっと何だったんだろうなという気はあったんですが、現状のところ今、税務課として押さえてる部分では、何の支障もなく事務は執行できるということでよろしいですか。
税務課課長(井上尚美君)
現状ではそのように考えております。
委員長(横山すみ子君)
では、他の委員の皆様いかがですか。判断材料として。
委員(畑中由喜子君)
さっき冒頭御説明があったように、簡易書留じゃなく発送する、通常のということでいいですよね。
税務課課長(井上尚美君)
はい、普通郵便を考えております。
委員(伊東圭介君)
すいません。確認なんですけども、この特別徴収の義務者用、いわゆる給与天引き用の書類を送る事業所の数を、葉山町の数を教えていただけますか。
税務課課長(井上尚美君)
おおよそ5,400件、おおよそですね。
委員長(横山すみ子君)
委員の皆様、ほかはよろしいですか。はい。議長何かありますか。よろしいですか。それでは職員の皆様に退室していただきますが、よろしいですか。
では職員の皆様ありがとうございました。職員退室のため暫時休憩をいたします。
(午前10時20分)
委員長(横山すみ子君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。
(午前10時22分)
今、税務課のほうから御説明を伺いました。この陳情の取り扱いにつきましては、前の27-1号マイナンバー制度実施の中止または延期を求める国への意見書提出を求める陳情の陳情元と同じ方が出してきておられます。今の町側答弁も含めて、この扱いについて御意見を出していただければと思います。
委員(伊東圭介君)
いずれにしてもですね、これ、この陳情に対してはきょう結論を出すしかないと思ってます。というのは、税務の事務的な流れも含めて、継続はあり得ないというか、もう次6月議会ということになれば、もう既に発送済みの時期になってしまいますし、いずれにしてもきょう結果を出すしかないと思いますので、その方向で御意見を皆さんにいただければと思います。
委員長(横山すみ子君)
はい、本日結論を出すべきという御意見でした。では、取り扱いそのものについての御意見はいかがでしょうか。
委員(畑中由喜子君)
確かにその事業者にとって識別しやすくなる、下4桁の扱いですけどもね、あるかもしれないんですけども、その事業所に勤めてる全ての方が個人番号を事業所に提出しているとは限らない、まだまだ浸透していない問題が幾つもある制度下の話であって、これを全く隠してね、アスタリスクで隠すのか、未記入にするのか、やり方はあると思いますけども、それにそういうやり方をするのでも、私は差し障りがないんじゃないかなというふうに感じています。非常にその不信感のある部分で、その漏えいの危険、危機というのをみんなひしひしと感じているわけですので、ここでそれをね、助長するような形というのをとるのは、町としてやはり好ましくないんじゃないかと。現に記入しないところもあるという中で、県内これから検討というところがまだ幾つもあるというふうには言われてますけども、東京都では先ほどの説明では1市6区のみが記入だというね、人口割合から言えば6区がといっても、23区あるうちのたった6区ですからね。何ていうんだろう、住民のその気持ちに沿った対応をとっているという現実があるわけですから、私としてはやはり記入しない方向、あるいはアスタリスクで全部隠す方向というのを採用すべきだというふうに思います。ただ、町がその、何だったけ、簡易書留で出した場合には167万円の経費がかさむというようなことの検討もしたということはね、よかったと思うんですよ。それでそれを採用しないという形ですので、それはよかったと思うんですけども、問題はその下4桁を見える形にするかしないかというところであって、私はぜひともしない形で町としての対応を求めたいというふうに思います。
委員長(横山すみ子君)
それは町へ対してで、この陳情の扱いについて。
委員(畑中由喜子君)
ですから、この陳情はそれを求めているのが一つですよね。もう一つは意見書を出してほしいということです。それで、これは皆さんとあと意見調整をさせていただけたらと思うんですけども、葉山の町議会ではこの27年のときに意見書出していますよね。ですから、できればこの陳情採択の上、きちんとした形でという、意見書も出したいというふうに思いますけども、その意見書のところが厳しければね、この内容の、この陳情が求めている内容そのものの意見書というのが厳しければ、また町の町議会独自の意見書というのも考えられるし、その辺は皆さんと協議をしたいというふうに思っています。
委員長(横山すみ子君)
町に何を求めるかも意見書というか、陳情の扱いと関連はあると思いますけれども、議員同士の御質問でもよろしいので、意見を出し合っていただきたいと思います。なかなか取り扱い難しい問題で。前回もかなり悩んで、不採択にはしたけれども意見書を出すというやり方をいたしました。趣旨了承にして違う意見書を出すとか、いろいろ考えられると思うんですが。
委員(石岡実成君)
非常に難しい、判断が難しいところではありまして、相当悩んではいるんですけども、前回は不採択にしつつの意見書を提出した流れです。ただ、今回のこの陳情書を見れば見るほど、書いてることに全く間違いがないというか、おっしゃるとおりというところも当然ありますし、当然その、先ほど畑中委員のほうがおっしゃってたように、浸透率を踏まえると、このままの流れで行くと何か住基ネットをほうふつさせるというか、何かそういった流れで終わってしまう可能性も十分あるのかなというところで言うと、なかなか本当に難しい判断であると思う一方で、ただ、国がある程度のその予算を割いて、町も一般財源等を使ってですね、このシステムを今導入してるスタートラインというか、まだまだこれからだとは思うので、とは言ってもこれをこのまま前回のようにその不採択にして意見書というよりもは、今回に限っては趣旨を了承した上で意見書を提出するのが妥当かなというふうな感覚では、今のところですけども、まだほかの委員聞いたらまた変わるかもしれないんですけど、今の状況では何となくそんな雰囲気でいます。
委員(伊東圭介君)
私はこの葉山町の対応としてね、この参考資料でいただいてます配付資料が、平成29年度からの特別徴収税額の決定変更通知書に受給者の個人番号を記載する件に関する陳情の配付資料ということで、その中にあります神奈川県の保険医新聞、2017年1月25かな、これ。25日付のやつがありますけども、ここに葉山町の対応が各自治体の回答結果ということであるんですが、この中には記載ということで普通郵便(予定)というふうにありますけども、これからまた検討がされて、全てを記載することなく下4桁だけが記載をされて、ほかの部分についてはアスタリスクで隠すというような対応に変わってきておりまして、それについては私は葉山町のやり方としては評価をしたいと思ってます。いわゆるその漏えいの問題については、下4桁だけでは完全に個人が特定はできないと思いますので、今のところ普通郵便でということでございますけども、そのリスクについては回避はされたのかなというふうに思いますので、一歩前進だと思います。
ただ、問題は、先ほども申しましたけども、個人的にその事業者に、雇用者に対しても、自分でマイナンバー、個人番号をですね、通知してないというか、制度自体に反対して通知してない方の対応がやはり問題なのかなと。下4桁でもわかってしまう部分もありますし、もう一つはその、何ていうかな、そういったことが一つ問題ではあるかなというふうには思います。ただ、現状葉山町の対応は一歩前進でございますし、まだ、先ほど課長が言われたとおり最終決定ではないけども、これが後退してね、全部記載ということは恐らく考えにくいので、ここまでの形をとっていただけるのであればね、よろしいかな、葉山町としてはよろしいかなと思います。
ということで、石岡委員が言われたとおり、趣旨了承でよろしいのかなというふうには私は思ってます。当然今、制度の途中というか始まったばっかりであって、やはり完全に浸透すればね、私はこの制度自体には反対してませんので、もっと早く制度が普及して、もっと利便性が高まるということであればね、この制度を進めていただきたいという立場からすれば、この陳情に全く賛同するところもあるんですが、趣旨了承ということでよろしいのではないかなと思います。
委員長(横山すみ子君)
意見書はいかがいたしますか。
委員(伊東圭介君)
よろしいですか。意見書については、出すということであれば出してもよろしいですが、ここで求めています最後の部分だと思うんですが、いわゆるその情報を逆に持っちゃった、町側とか行政側から通知をされちゃった企業側の、その持っちゃった情報の管理とかということも書かれてると思いますので、そういったことを含めて、私は意見書は出してもよろしいかなと思ってます、はい。
委員長(横山すみ子君)
わかりました。他の委員の皆様いかがでしょうか。
委員(土佐洋子君)
前回同様不採択でもいいんじゃないかと思ったんですけれども、町としては今、伊東委員も言われたようにアスタリスクで隠すということ、私は全部隠さなくても下4桁だけ、下4桁以外隠してれば問題ないと考えているので、そういう漏えいという問題もないと思いますし、でももちろんこの陳情者の心配されてる部分はわかるので、もし皆さんが趣旨了承でということでしたら、それはそれでよいかなと。
委員(鈴木道子君)
私もこの陳情者の記載してあること以外に、制度そのものというのは手続が簡素化されることとか、二重課税というような間違いがなくなるというような、公平性には資するものがあるという利点もございますので、現時点においてその葉山町の対応として上何桁、あるいは下何桁等の隠すというやり方を今、検討中ということは、現状においては適切な考えであるというふうに思います。この陳情自体、全面的に採択ということには私は至りませんけれども、今、趣旨了承というお声が出ておりますので、その趣旨了承ということで、町の態度等も考えますといいのではないかというふうに思っております。意見書はまた内容についてはもまなければならないということもあろうかと思います。
委員長(横山すみ子君)
正・副委員長に任されちゃいそうな危険も感じるんですけれども、各委員から意見が出そろいました。この陳情そのものについては趣旨了承でもよいのではないかという意見が皆さんの中にあると…畑中委員は違いましたか。失礼。あ、採択。ああ、採択、不採択。
委員(畑中由喜子君)
一番最初に意見を言わせていただいたので、皆さんと協議の部分もと申し上げましたけども、私はやっぱり基本的には採択したい方向で考えているので。ただ、皆さん趣旨了承ということでおっしゃっていただけるならば、趣旨了承をね、全会一致ということでないといけませんので、それでしたらそれを合わせたいとは思いますが。皆さん町に対してはこれ以上望まないような雰囲気なんですが、私は少しでもやはり、何ていうのかな、住民の気持ちに沿った形をとってほしいという、そういう意見があったということはね、付してというのは変かな、していただけたらとは思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。意見があったということね。
委員長(横山すみ子君)
全員に趣旨了承の意思がって言っちゃったんですけれども、土佐委員のほうは基本的には不採択という立場だけれども、皆さんがそう考えるのであればというお言葉がありました。
委員(鈴木道子君)
今、こういう意見入れてほしいというお話ありましたけども、また反対に住民の気持ちとしてという言葉がありましたけども、住民の全員がこうではなくてね、ことがありますので、その辺のその文言については、また私が申し上げるようなことも含めるような文言にしていただければと思っております。
委員長(横山すみ子君)
基本的な態度をまず決めたいと思うんですけれども、いろいろな問題を含みつつも、本陳情については趣旨了承で落ち着くことができるというふうに感じたんですが、そのことはよろしゅうございますか。意見書は出すという前提だと思うんですけれども、その内容についてはかなり気をつかわなければいけないかなと思いますので、先ほど伊東委員のほうからは事業所のその情報管理等の負担の問題ですか、について入れてということがございまして、いつもでしたら一任されると用意してしまうんですが、意見書についてこういうものを入れる、あるいは入れ過ぎないという御意見があれば、もし趣旨了承でよろしければ、それを決めた後に御意見をいただいて、ある程度の調整をさせていただきたいんですが、よろしいですか。では陳情第29-1につきましては趣旨了承でよろしゅうございますか。
(「異議なし」の声多数 )
では異議なしということで、趣旨了承と決定をさせていただきます。
では、意見書はいかがいたしましょうか。出すということでよろしいですか。
(「はい」の声あり )
はい。意見書提出ということでございます。ではその内容につきまして、もう既に意見の中で出ておりましたので、これはどうしてもということがあればここでお出しいただいて、で、他の委員とも調整を図れればと思います。基本的に27-15号のときに、町議会独自の意見書という感じでつくりました。これに過不足があれば、このとおりに書くということはございませんけれども。先ほど伊東委員のおっしゃった事業所の情報管理については、情報漏えいの問題のところで書き込むということでよろしいんですかね。4のところですか。そうですね。4のところで文言を整理するということであれば、一応入るということになります。副委員長からは何かありますか。
委員(鈴木道子君)
意見書のその要望する事項は同じなんですけれども、先ほどのね、土佐委員のように不採択という基本的な考えがあるというお声もございました。でもその中には、先ほど私が申し上げました、やっぱりこの制度の利点と申しますかね、諸手続が簡素化されるとか、それも少し文言の中に入れていただければというふうに思っております。こういうこともあるけれども、今回こういうことが問題なので、個人の情報の漏えい等大変に不安なこともあるし、また財政的負担等もあるけども何だかんだというようなことで、ちょっとそういう…。
委員長(横山すみ子君)
多分基本的なそこに触れると、採択、不採択の話に戻るような懸念も多少ありまして。
委員(鈴木道子君)
そうですか。
委員長(横山すみ子君)
と思います。皆さん折り合っていただいてるので。
委員(鈴木道子君)
だから、文面の中にその部分を、こういうこともあるけれども、この陳情項目をね…の項目、こういうことが心配でこうだこうだという書き方というのはいかがですか。反対ですか。
委員長(横山すみ子君)
調整つかなくなるかもしれないので、この陳情を基本にして…。
委員(鈴木道子君)
じゃ先ほど、ちょっとごめんなさい。先ほどほら、畑中さんがおっしゃったその住民の意思を云々とね、いうことをおっしゃいましたよね。
委員(畑中由喜子君)
意見書の中にじゃないです。
委員(鈴木道子君)
その部分が、住民の方が全員がこの個人情報の漏えいを大変気にして記載することを反対だということではないというふうに私は受けとめておりますので、確かに判断としてはこの陳情に沿った文章を書くことが、それが主眼ですけれども、前文として何らかの形で書いたほうがいいんじゃないかと思っています。
委員(畑中由喜子君)
副委員長がそこにこだわられるならば、別にそれは私の意見だったわけですから、それにこだわられたら私は困ります。だから、それを考えないでいただいていいです。そこで引っかかっちゃったら、みんなの考えがまとまらない危険性というのはあると思うんですよ。全くそれだったら私、賛同できなくなっちゃいますから。だからもし私がさっき申し上げた、それ、しかも私は意見書に入れてほしいと言ったんじゃないですよ。報告文案のところにそういう意見があったということを入れていただけたらと言っただけですから、そこに引っかからないでほしいなと思うんです。
委員(鈴木道子君)
そういうことでしたら、私の意見等も報告文案に入れていただけたら、ください。
委員長(横山すみ子君)
議論の中ではなかったので、今は意見書に何を入れるか入れないかということで御意見を伺ったので、先ほどはなかった御意見かと思います。つまり、この陳情に対してどうですかという議論の中で、どういう意見がありましたという書き方をしなければいけないので、今は採択…じゃなかった。趣旨了承を決めて、意見書の内容について特に特記するものがあれば、皆さんに諮ってくださいということでございましたので、御了解いただきたいんですが。
委員(鈴木道子君)
すいません。意見書としては了解しました。やはり趣旨了承で皆さんが一致しているので、了解しました。報告文案…ごめんなさい、報告文案はこれから正・副一任か何かだと思うんですけども、そういう意見がなかったからって…。
委員長(横山すみ子君)
副委員長、流れを了解していただきたいんですが、陳情文を読んで職員を呼んでいろんなことを意見交換いたしました。その後、議員間討議のようなやり方をして、報告文案で意見がありましたと書くのはその部分だと思うんです。その後、趣旨了承という議決をして、それに基づいた意見書の内容についていかがですかという流れでございますので、意見書にだから…はい。だから意見書にこんなことを入れたらいいという意見がありましたという報告はないと思うので。
委員(鈴木道子君)
意見書のことは了解いたしました、今。はい。
委員長(横山すみ子君)
で、終了。
委員(鈴木道子君)
了解できます。報告文は後で。
委員長(横山すみ子君)
ですので、私ちょっと今整理しちゃったんですが、報告文案はその流れでいきたいんですね。皆さん御意見いかがですかと言ったときに、それぞれ御意見があったんだけれども、こうだけれども、皆さんがこうならばという流れを書かざるを得ないので、よろしくお願いいたします。
委員(伊東圭介君)
はい、その流れでいいと思います。意見書の内容ですけども、前回出した意見書のとおりで、基本的にはこの制度の国民へのさらなる周知ということ。それからプライバシーの保護初め、個人情報の漏えい、流出の危険性があるので、その辺の万全の対策をしてくださいということ。それから、このマイナンバー制度を進めるに当たっての経費は国がしっかり面倒を見るということ。それから4番目は、各事業主等のその恒常的な責任があるという部分ですかね、重い責任がある、そして恒常的な負担が生じるという、その辺の対策についてということの4本立てでいいと思いますので、ぜひ前回並みのものでよろしいのかなと思います。
委員長(横山すみ子君)
はい、ありがとうございます。前回大分苦労して皆さんつくっていただきましたので、前回の意見書を土台として、今の状況に合わせて書かなければいけないものがあれば、また御提案させていただきますが、基本は前回議会としてつくった意見書をもとにつくらせていただきます。
それでは、報告文案及び意見書案の扱いについてお諮りをいたします。いかがいたしましょうか。
(「 正・副一任」の声あり )
では、なるべく早くつくって、意見調整ができるようにいたしますけれども、正・副委員長で用意させていただきます。では、陳情第29-1号につきましては終了いたします。
次に、本日は所管事務調査として、第四次葉山町総合計画実施計画事業の振り返り結果についてを用意いたしておりますので、職員来てますよね。入室のため暫時休憩をいたします。
(午前10時49分)
委員長(横山すみ子君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。
(午前10時50分)
きょうは所管事務調査として、第四次葉山町総合計画実施計画事業の振り返りについて、担当の職員にお入りいただいておりますので、部長のほうから御紹介をお願いいたします。
政策財政部部長(小山誠君)
おはようございます。それでは出席職員の紹介をさせていただきます。私の隣におります政策課長、町田でございます。その隣が課長補佐の和嶋でございます。その隣が係長の妻鹿でございます。政策財政部長、小山です。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長(横山すみ子君)
きょうはお忙しいところありがとうございます。第四次葉山町総合計画事業の振り返り、これは議員懇談会で資料をお出しいただきまして、その後、本会議等でかなりこの問題について取り上げておられる議員もおられましたので、改めて委員会の所管事項として取り上げさせていただきました。それでは、この振り返りそのものの結果について、要点のみで結構ですが、少し御説明いただけるところがあればお願いいたします。どなたから。
政策課課長(町田伸君)
先日議員懇談会で配付をさせていただきました資料に基づいて、改めて少し踏み込んだ説明をさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。
第四次総合計画実施計画の振り返りにつきましてはですね、第1期前期として平成27年度から29年度までの3カ年の期間設定としてございます。今年度につきましては27年度事業について、各所管課がみずから振り返りを行い、平成29年度の事業実施に向けてその予算化等の参考資料として活用したところでございます。
先日お配りした資料の振り返りというA4の紙にも書いてあるんですけれども、振り返りの視点につきましては大きく2つございます。1つ目が有効性でございます。1つ上の階層に位置します基本計画に掲げる施策の目指す姿、これを実現するために実施計画事業の実施が有効な手段となり得たかどうかという視点でございます。2つ目が効率性でございます。言いかえますと、費用対効果という観点になろうかと思います。財政的に申し上げれば、主たる財源である町税収入の伸びが当面期待できない状況にあります。一方で、社会保障関連経費、公共施設の老朽化対策経費の伸びが顕著となっております。限りある財源を実施計画事業に広く配分するためには、行革の取り組みによる経常経費の抑制に努めるのはもちろんのことですけれども、実施計画事業そのものであっても、実施に当たっては効率性が求められることとなります。これら2つの視点による振り返りを行った上で、それぞれの事業をどう展開していくべきかを今後の方向性として、このまま継続、改善して継続、終了・廃止・休止の3区分で評価を行ったところでございます。その結果ですね、全194事業中、このまま継続というのが113件、改善して継続が79件、終了・休止については2件となっております。前にお配りした資料にも記載しておるんですが、その休止・廃止の2件につきましては、地域福祉計画策定事業、それから総合戦略策定事業としまして、いずれも今年度までに既に計画の策定が終了しておりますので、廃止という結論になっておるものでございます。
それでですね、4つの基本理念の柱ごとに金額ベースの執行状況を、前にお配りした資料にも記載してあるところなんですけれども、「人を育てる葉山」「みんなでつくる葉山」につきましてはですね、執行率が予算対決算…あ、ごめんなさい。実施計画事業費と決算ベースで比べた比率がですね、その2つについては100%を超えてる執行率になってございます。一方「暮らしを守る葉山」「活力を創造する葉山」につきましては100%を下回る執行率となっております。ただですね、こちらにつきましては入札による執行額の抑制等の影響もですね、あることから、一面的にこれらの数字から施策ごとの力の入れぐあいでありますとか、執行が当初の予定を上回ったのか下回ったのかということを判断することもできないためですね、集計や分析の方法につきましては来年度の実施に向けて課題として、政策としては考えておるところでございます。
A3のですね、一覧表につきましては、まず内容の見方を簡単に振り返り説明をさせていただきますけれども、一番、A3のですね、各ページの一番上の見出し行のところをごらんいただければわかるんですが、PDCAサイクルを意識したつくりとしております。プランの部分は基本的に実施計画から転記したものです。その次のドゥのところにつきましてはですね、実施計画ごとの設定した活動指標の計画値に対する実績を記載しております。活動指標につきましては、主要な実施計画事業に設定をしておるんですが、中にはですね、バーが引いてある事業もございます。こちらはちょっと性質上ですね、実施計画事業、主要な実施計画事業に位置づけられてはおりますが、活動指標の設定がちょっと難しいものについてはバーを引いておるところでございます。それの執行状況を達成率という形で指標化したものでございます。チェックの部分につきましては、基本計画に定め、先ほども簡単に御説明しましたとおり、施策の目的達成の手段として成果を上げたかどうか、費用対効果の観点から最善の事業選択を行ったか否か、他事業との統合・連携の余地はないかという評価を行いました。それらの評価を踏まえてアクションとして事業の継続、改善、終了という3区分で方向づけをしたものでございます。
今年度振り返りを行ったことで、幾つか課題が実は明らかになっております。1つ目の課題としましてはですね、活動指標の達成度、有効性・効率性の区分ごとの評価、いわゆるそのドゥとチェックの部分ですね。こちらが、こちらと最終的に方向性を定めたアクションの部分、この間にですね、明確な相関関係がないことから、なぜ最終的にその方向性の区分を選択したかというのが、ちょっとこの一覧表を見ただけでは読み取りにくいのかなというところが課題として捉えています。2つ目の課題としましては、評価結果の公表の方法、それから範囲の問題でございます。先ほども触れました、金額ベースの執行状況を載せていることの意義も含めまして、どこまでの範囲をどのように公表して、そこから何が読みとれるのかという視点から総括した場合、改善すべき点が幾つかあると認識しております。
それから、事前にいただいた御質問についてお答えをさせていただきたいと思いますが、1点目の御質問、達成率が100%を超えている事業について、29年度予算でどのように反映されたのかというお尋ねですが、一般論にはなってしまいますけれども、基本的に引き続き同様の手法で継続するパターンが多いのかと思います。あるいは達成度と異なる要素で何らかの問題がある場合には、改善して継続という選択になろうかと思われます。
ほかの課のものについて、ちょっと私も踏み込んだ御説明はできないんですが、一例を申し上げますと私が所管している課の事業で、達成率が100を超え…大きく超えてるものについて御説明するとですね、例えば非核平和推進事業ですね。こちらは平和標語コンクールの応募点数を指標化…ごめんなさい、活動指標ですね、にしたところなんですが、こちらは200%という達成率になってございます。こちらについては改善して継続というような位置づけにしておるんですが、これは指標の達成度が超えている云々ということではなくて、さらに活動を広げていこうと、広く平和推進をしていこうというところで、講演会を29年度実施したり、バスツアーの参加者が少なかったので、それをふやすために広報活動を力を入れていこうというような意味で、改善して継続というようなことにさせていただいております。
あと、もう少し後ろのほうにですね、広報紙発行事業という、これも政策課の事業なんですが、広報に掲載した町民の写真、声の件数、人数ですね。それが指標に対して275%という達成率なんですけれども、こちらについてはこのまま継続というところで、広報紙についてはよりわかりやすいものを求めてですね、さらに紙面の充実を図っていくというところで、指標が超えているからといって何か逆にスピードを落としたりということはあり得ないのかなと考えておるところでございます。むしろですね、第1期後期の実施計画策定時にですね、活動指標をどこまで上方修正すべきかという点に注力する必要があるのではないかと考えております。
それから御質問の2点目なんですが、振り返りの過程で受益者、利用者の意見は吸い上げたのかということですけれども、例えばこの実施計画の振り返りのどこかで町民の意向調査など、直接的な意見を聴取するようなことは行ってはおりません。ただですね、各課が自主的に振り返りを行う過程において、日ごろ事業を実施している中でですね、町民の方などから寄せられる意見など踏まえて評価を行っているものと考えております。
それからですね、あと個別の事業についての説明につきましては、正直ヒアリング、各課のヒアリングを行って、各事業課の考え方等についてはヒアリングで把握をさせていただいてはおりますが、ちょっと個別の説明につきましては、できれば各所管課のほうにお尋ねをいただければありがたいなと考えております。
非常に雑駁ではありますが、私のほうからの説明は以上で終わらせていただきます。
委員長(横山すみ子君)
はい、ありがとうございました。この実施計画事業の振り返りのやり方等についての御質問ということで、個別事業についてはまた別の場でお願いをしたいと思います。では、各委員いかがでしょうか。
委員(畑中由喜子君)
ありがとうございました。総括質問の中でもちょっと質問させていただいた点ではあるんですけれども、この振り返り一覧にもありますように、アクションのところで改善して継続、あるいはチェックのところで改善の必要があるというふうになった事業について、その今後の改善策というものを、今の御説明ですと各課がこれから行っていくという考え方になろうかと思うんですけども、それはその振り返りの結果として何かその、やはりこう、集約したものというか、どのような改善策がそれぞれで検討されたかというような、次へのステップということで、どういう対応をこの総合計画の所管課としてはまとめられるのか、そのあたりはいかがですか。
政策課課長(町田伸君)
先ほどの私の説明の中で、チェックに基づいて、そのアクションとの相関関係が非常にわかりにくい部分があるんだという説明をあえてさせていただきました。この一覧表をつくるに当たっては、当然各事業課からですね、個別のシートをつくってお出しをいただいてはいるところなんです。ただですね、この制度自体の問題と言えば問題になってしまうんですが、担当課長のコメントが書いてあるもの、それからあと係長レベルでの一次評価というのがその前段にございます。最終的に当然それを提出いただくに当たっては、各担当の部長さんが見てチェックをした上で出してはいただいてるんですが、ちょっとまだその各課の書き方とかですね、その辺の長短の視点、目のつけどころとかも正直温度差があってですね、それを本来ならば公表しなくてはいけないのかなと思ってたんですけれども、公表できるような、ちょっとレベルにまだ達していないというところがあったので、来年度の課題としてはほかの市を見ますとですね、お隣の横須賀市とかはきっちりと、課長の評価ではあってもそのコメントも含めて個別シートを公表しております。そういったものを公表することによって、議員の皆様もどのように改善すべきかということが書かれた形で、参考資料として来年度以降お使いいただけるようにしていきたいなと考えておりますので、逆に言うと今年度につきましてはちょっと不十分なのかなと反省をしております。
委員(畑中由喜子君)
まさにそれが必要なんじゃないかなというふうに思っておりましたので、その方向で対応され、図られるということであれば、それを待ちたいと思いますけども。かつて葉山町では事務事業評価として、今、課長が言われたそのシート、評価シートのようなものが各課から上がっていたと思います。それ、議会でも拝見できるようなふうになっていたと思うんですけども、それに近いものという、それに準じるものというのかな、そういう考え方でよろしいんでしょうか。もっと詳しく、例えば横須賀市のように捉えていただけるということでよろしいんでしょうか。
政策課課長(町田伸君)
基本的なつくり、考え方としましては、従前企画課時代にやっておりました事務事業評価の様式とそれほどたがわないものかと考えております。そこに、ほかの市の事例を参考にしながらですね、ちょっともう一度つくり込みを来年度に向けてしていきたいと考えております。
委員長(横山すみ子君)
よろしいですか。他の委員の皆様いかがでしょうか。
委員(伊東圭介君)
私もこのアクションの部分が、やはり同じ言葉で表記をされていて、その後の問題としてね、やっぱり非常にわかりにくいなというふうに思ったんです。先ほどの事前の質問の中にもあったんですけども、その100%以上のものについてね、当然そこにはそれ以上の需要もあるというふうに考えれば、当然制度の拡大だとか、逆に制度の縮小だとか、そういうこともあるんだと思うんです。そういったものがなくてこのまま継続であったりとかね、改善して継続、こういった同じような言葉で表記をされてるのがやっぱり、この事業に対してその言葉が適正なのかというと、ちょっとそうでもない事業があったりとかという部分で、そのあたりのやはり少し改善をしていただかないと、かえってわかりにくいものになってるのかなという気がしますので、そのあたりを工夫していただければと思いますけども、課長いかがでしょうか。
政策課課長(町田伸君)
おっしゃるとおりで、繰り返しになってしまうんですが、アクションのところが舌足らず、チェックとアクションのところの相関関係が非常にわかりにくいという反省を踏まえてですね、例えばこの表に文言であらわすと、どうしても区分、区分けがその3通りぐらいになってしまいますので、政策課として考えているのは、例えばPDCAですので、アクションとして次年度の予算に、改善して継続ということであれば、どこをどのように改善して予算に結びつけたのかという説明を、例えば予算委員会のときにですね、各所管の課長が、私も含めてなんですが、この総合計画の振り返りと結びつけた説明を議員の皆様にするように徹底することによって説明責任を果たしていければなと、そんなふうにも考えております。
委員(畑中由喜子君)
そういうふうにできたら大変わかりやすくなりますし、さまざま検討のしようもあると思うので、ぜひそういうふうにお願いできればと思うんですけど、重ねて言うようですけれども、あとその効率性の2のところで、統合・連携ができる(可能性がある)というね、これもどことどういう形の統合だったり連携の可能性があるのかということも全くわからなくて、ただこう羅列してあるだけなので、その辺も当然だと思いますけども、今後は来年度以降明らかになるようなまとめ方になると考えてよろしいでしょうか。
政策課課長(町田伸君)
統合・連携の可能性について一例を申し上げるとですね、例えば幼稚園と保育園、幼保連携の形で、そこで教育と福祉の連携が、事業の統合ができるかどうか、そこまではわからないですが、そういった認識を持ってるというのは、例えば教育総務課のヒアリングのあたりで、私も聴取したところでございます。あとは今年度予算で、これは統合ではないんですけれども、姉妹都市交流の予算管理や企画立案については政策的な視点が必要だろうという町民健康課との話の中で、統合ではない、移管になったんですけれども、政策課のほうで予算取りをしたようなところでございます。あとは例えば住宅リフォーム事業については、福祉的な観点と地域のその産業の活性化という視点で、別の目的であるものを何かうまく統合できないかというような議論もしました。その辺が目に見える形で様式にも書けるように、その辺は工夫していこうと、それも認識として持ってございます。
委員(畑中由喜子君)
今、課長が御説明いただいた中で、その連携できるのではないかというその投げかけというか、それ、今の課長のお立場から言うと投げかけ、各課に投げかけになると思うんですけれども、それぞれの課からは持ち上がってきた話というのも、逆のケースというのもあると考えてよろしいんでしょうか。それとも、やはりその企画のほうから投げかけるという、その全体をこう、何というんだろう、上からこう見た形で投げかけになるという考え方ですかね。
政策課課長(町田伸君)
基本的には、各事業課がこういった振り返りを通して問題提起をしてきているものがほとんどでございます。ただ、政策課の職責としましてですね、課の責任として、上がってきたものをそれを具現化していくためには、例えばちょっと目先の話になってしまうのかも、先の話になってしまうかもしれないですが、町長も施政方針で触れてますとおり、じゃ機構、組織の部分にどういうふうに結びつけていくかというところは、統合の可能性があるのではないかという各課から上げられた問題については、政策課中心にさばいていかなくてはいけないのかなと考えております。
委員(畑中由喜子君)
そういう足跡というのかな、それも何らかの形であらわれてくるものでしょうか。その、次回からのそのシートというか流れの中で。経緯ですかね。
政策課課長(町田伸君)
そうですね。その辺が足跡として皆さんにお示しできるとすると、ヒアリングで私ども政策課と各課でやり取りした、そういった要点録みたいなものをごらんいただくとつかめるのかなと思っております。ちょっとペーパーにしてその辺の細かいところまでの議論をどこまで御理解いただくかというのは、非常に難しい問題かと考えております。
委員長(横山すみ子君)
期待した上での御質問のようでございますが、他の委員の皆様。
委員(土佐洋子君)
この事業振り返り一覧をつくられるのってすごい大変だったんだと思うんですけども、この達成率の、見ていて300%というところ、やっぱり目を引くんですが。総括質問の中でも金崎議員が質問されてたと思いますが、このときの担当課は違いますけれど、どんな課長コメントがあったのかってわかりますか。
政策課課長(町田伸君)
300%につきましては、障害者施策推進事業の、障害者との交流の事業、目標が1に対して3という達成度で300%ということだったので、ちょっと申しわけないですが、予算委員会等でのやり取りについては私のほうでは確認をしてございません。
委員長(横山すみ子君)
何かありますか。いいですか。石岡委員よろしいですか。委員の皆様、なければ委員外議員からお手が挙がってるんですが、よろしいでしょうか。きょう全員おいでですよね。はい。大事な問題だと思います。それでは笠原議員どうぞ。
委員外議員(笠原俊一君)
すいません、ありがとうございます。この振り返りということで、自主的に評価ということで、こういう出していただいたというのは初めてのケースですね。悪いことじゃないと思うんですけども、そのある見方、例えば我々議員の場合ですと、財政的な見地から不用額が出てるじゃないかとかね、それとあと例えば27年度から28年度では、6分団の消防が本来的にはとっくにできてるはずが繰り越したとかね、そういったものの評価というものもしながら、我々は考えるでしょう。あるいは監査をやった人間については、不用額というものの出た部分というもの、あるいは足りない分を次の事業に回すというような感覚があるはずなんですけども、行政的には、課としてはね、なるべく次の年度もお金をキープするためには、なるべくいい、甘い点数を自課に、自分の課に評価して、次の予算立てもなるべく変わらず予算要求をしていくというのが、課としての流れじゃないかなと思うんですよね。あと大きな視点からすると、首長が新しい事業を入れたときに、そこにいかに財政、決まった財政を回すかというような、政策課が苦慮するところだと思うんですけども、私の質問の趣旨は、そういう不用額の流れ、それで翌年度に、次にどこにその決まったパイのお金を回すか、そういった視点の振り返りという要素というものがここに含まれてるのかどうか。いかがでしょう。
政策課課長(町田伸君)
総合計画につきましては、当然その中期財政計画との連動が非常に重要になってきます。私の説明の中でも若干触れたんですが、財政面から見ると非常に歳入、町税も伸びは期待できません。社会保障関連経費であるとか、公共施設の維持管理の経費がどんどん膨らんでいく中で、実施計画事業を、何ていうんですかね、効率的に幅広くやっていくためには、財源の捻出が当然必要になってくると思います。そういったところで、政策財政部が平成27年度にできたのもそういったところで、財政とその事業、企画の部分がより連動して、総合計画が定めるその基本理念であるとか施策の実現を図っていこうというところでできたと思ってますので、引き続きその財政課とは連携を図りながらやっていきたいと思っています。不用額云々の話につきましては、直接的にこの中で、振り返りの中では特に把握はしてはおりません。ただ、大きな視点で財政との連動は必要かなと考えております。
委員長(横山すみ子君)
他の方いかがですか。よろしいですか。
では、ちょっと私、聞くの忘れちゃったんですけれども、総合計画審議会にはこの振り返りについては報告をされていくんでしょうか。
政策課課長(町田伸君)
振り返りの結果につきましては、今年度につきましても総合計画審議会のほうにお示しをして、委員さんから御意見をいただきました。おおむね…おおむねと言ったらちょっと失礼なんですが、議員の皆様から御指摘をいただいたような御意見は確かにいただいておりますので、そういった意見も踏まえて来年度につなげていきたいと。もちろん来年度以降もこの振り返りの結果については総計審、総合計画審議会においても御審議賜る予定でございます。
委員長(横山すみ子君)
はい、ありがとうございます。すいません、私が途中に入ってしまって。皆様よろしゅうございますか。それでは、これはずっと続く課題かと思いますので、取り組みを。いや、本当に大変な仕事、きちっとされたと思います。
それでは職員の皆様ありがとうございました。職員退室のため暫時休憩をいたします。
(午前11時18分)
委員長(横山すみ子君)
それでは休憩を閉じて会議を再開いたします。
(午前11時19分)
所管事務調査の第四次葉山町総合計画実施計画事業の振り返りについてを終わりまして、3番目の閉会中の継続審査についてを議題といたします。
今、お手元に配られました議長宛ての閉会中の継続調査申出書を、このとおり提出してよろしゅうございますか。
(「異議なし」の声多数 )
はい。皆様御賛成いただきましたので、議長宛て提出をさせていただきます。
正・副委員長のほうで用意しました案件、議題はここまでなんですが、議員の皆様から何か調査を含めて御提案があればお出しください。特になければ、また途中で御連絡いただければと思います。
では、全ての案件の審査終わりましたので、総務建設常任委員会閉会いたします。ありがとうございました。
(午前11時20分)
以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。
平成29年5月9日
総務建設常任委員会委員長 横山すみ子
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更新日:2018年04月25日