総務建設常任委員会会議録 平成26年5月12日

開催年月日

平成26年5月12日(月曜日)

開会時間

午後1時00分

閉会時間

午後3時38分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

  1. 付託案件について
    陳情第26-4号 消防指令業務の共同化の検討を慎重に行うことを求める陳情
  2. 所管事務調査
    消防指令業務の共同化について
  3. その他

出席並びに欠席委員

出席 7名 欠席 0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 土佐洋子 出席
副委員長 窪田美樹 出席
委員 長塚かおる 出席
委員 待寺真司 出席
委員 守屋亘弘 出席
委員 荒井直彦 出席
委員 横山すみ子 出席
オブザーバー 議長金崎ひさ 出席

傍聴者

田中孝男議員 畑中由喜子議員 近藤昇一議員
一般傍聴者 2名

説明のため出席した者の職氏名

説明のため出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
消防長 高梨勝
消防次長 小峰守
消防署長 穂積隆喜
消防総務課課長 尾崎一平

会議の書記

議会事務局局長 矢嶋秀明
議会事務局次長 廣瀬英之
議会事務局主事 佐々木周子

会議録署名委員

委員長 土佐洋子

会議の経過

委員長(土佐洋子君)

皆様こんにちは。委員の皆様全員お集まりですので、ただいまより総務建設常任委員会を開会いたします。(午後1時00分)
お手元に本日の会議次第をお配りさせて置いておりますが、本日の会議は、1、付託案件として、陳情第26-4号消防指令業務の共同化の検討を慎重に行うことを求める陳情。2、所管事務調査として消防指令業務の共同化について。3、その他となっております。
付託案件の陳情第26-4号を議題といたします。本日の陳情審査に当たり、担当職員に出席を求め質疑を行うこととなっておりますので、消防本部の職員を待機させております。
それでは、職員入室のため、暫時休憩いたします。(午後1時00分)

委員長(土佐洋子君)

それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時01分)
では、高梨消防長から職員の紹介をお願いいたします。

消防長(高梨勝君)

こんにちは。きょうからクールビズということで、軽装で伺わさせていただいてます。そして、私あしたからですね、11日間、消防大学に入校ということで、夏の制服を全部送ってしまった関係、私だけ、1人だけ違う格好をしてますのをお許しください。
それでは、職員の紹介をさせていただきます。消防次長の小峰でございます。消防署長の穂積でございます。消防総務課長の尾崎でございます。よろしくお願いいたします。

委員長(土佐洋子君)

よろしくお願いします。それでは、陳情第26-4号につきまして説明することがあればお願いいたします。(私語あり)ではまず、委員の方から前回質問をしてないところがあるかと思うので、質問がある方は挙手をして発言をお願いいたします。

委員(窪田美樹君)

陳情の…陳情の理由、説明での不明点の中に、数字が上がっている部分なんですけれど、まず1番のところのお答え、逗子が今回の検討に参加の意思を示していないことが不明。これに対して葉山町としてどういったお答えがあります…できますか。

消防署長(穂積隆喜君)

この件につきましては逗子市の行政事情ということもありまして、葉山町としての正式なコメントは差し控えたいと存じます。

委員(窪田美樹君)

逗子市のコメントは差し控えたいということなんですけれど、逗子市の…発表しなくても、教えてくれなくてもいいんですけど、なぜ逗子が参加しないのかということは調べたというんですか、研究された…葉山町としては、前はね、逗子市のことなのでわかりませんというお答えが以前あったと思うんですけれど、そうでなくて、一応近隣の自治体、なぜというところは調査はした、だけど発表はできないというところなんでしょうか。

消防署長(穂積隆喜君)

あくまでも…あくまでも逗子市における行政事情ということで、そこの部分について葉山町が理由がこういうことだということは特定できませんので、お答えはできないということでございます。

委員(窪田美樹君)

では、2番目…特定はできない。2番目の公平性は担保される、この公平性はね、ちょっとどこからの…どっちの立場でいくと公平性というのはなかなかわからないと思うんですけど、この…あ、2番はそれで比較検討の資料が…あ、出たんですね、人件費の。じゃあ、3番。3番、従来よりどれだけ早くなるか不明なこと、よく1分24秒早くなりますということなんですけれど、三浦市は1分早く、三浦市の1分というところとの比較、正確な三浦市との比較がありますでしょうか。

消防署長(穂積隆喜君)

三浦市の共同化前と共同化後の効果につきましては、三浦市の消防本部が当時作成した資料がございまして、そこで約平均1分短縮できたということを確認をいたしております。

委員(窪田美樹君)

じゃあ、その1分短くなったって、三浦市の1分短くなったというのは新聞報道だけではなく、きちんと三浦市の資料に基づいた1分というもので出されたということでよろしいですか。

消防署長(穂積隆喜君)

私どもが横須賀市と比較する中では、全119番の件数に対して件数を平均で割って算出したものなんですが、三浦市においては広域…共同化前と共同化後のですね、応援に対する出場での比較件数で、サンプルの数字が少ないものですから、ちょっと私どもとは比較の方法が違ったものなので、私どものほうはこのデータを出していないということです。

委員(窪田美樹君)

じゃあ、単純にというか、葉山が言ってる1分24秒というのと、三浦市の言ってる1分というのは計算の仕方が違うから比較はできないというお話。件数が少ないからできない。余り参考にはしないほうがいいということですか。

消防署長(穂積隆喜君)

あくまでも三浦市が作成したデータは三浦市の消防本部において作成したデータでございまして、私どもがまず作成したものではないです。三浦市が作成したものは、その比較された件数のサンプルの件数が少ないものですから、私たちのその平均の出し方とは違っていたので、おおむね1分という形の表現を私たちはさせていただいております。

委員(窪田美樹君)

その3番の中で、通常時と災害発生時、両ケースでの検討が必要ってあるんですけれど、これは数字とか検討ができるんですか。

消防署長(穂積隆喜君)

ちょっとここでですね…ここで陳情されている通常時と災害時の両ケースの比較という部分が、ちょっと私どももどういった意味なのかということはわからないんですけども、基本的にですね、通常時も災害時もなくですね、119番の通報処理の時間が短縮できるということで考えておりますので、この差は特にはないと思っております。(私語あり)

委員長(土佐洋子君)

ほか、よろしい…。

委員(窪田美樹君)

この一番広域化に心配なのが、心配というか懸念されるのが、入った、広域化を始めたら脱退することができるかできないかというところがあると思うんですけれど、この前見せていただいた規約の中、規約…規約をつくるという中には、やっぱり脱退というところはないんですけれど、そこら辺は。解散というものと同じなんですか。

消防署長(穂積隆喜君)

今の窪田委員の質問は、この陳情の5番という意味の、共同化ということでよろしいでしょうか。広域化ではなくて共同化ということでよろしいでしょうか。(私語あり)

委員(窪田美樹君)

共同化…指令業務の共同化をするわけですよね。その協議会があって、指令業務を…指令業務を、まず消防車、救急車を一緒に…あ、一つの部署のところで配信…出しますよね、横須賀、三浦、葉山に、消防車、救急車を出そうとして。このときに、それはいいとしても、今度広域化、もし広域化が始まったときに、始まるとするかしないかは別として、でも考えておいたほうがいい。全く別ではなくて、広域化に参加するかしないかもまた別な話にはなるんですけれど、もし広域化をするときに、じゃあ、うちはしたくないから、葉山町長、山梨さんも…山梨町長も広域化はしませんというお話でした。そのときに、この指令業務だけは残れるんですか。というような約束ができるのかどうか。三浦と横須賀は広域化を、消防の広域化はやってもいいですよ、でも、葉山はやりたくないですよといったときに、指令業務だけは一緒にやるということができるんですか。

消防署長(穂積隆喜君)

それは可能であると思われます。(私語あり)

委員(窪田美樹君)

6番目の、広域化により、高機能のメリットの一方、かえって住民サービスの低下というところが載っているんですけれど、こういったことは何かこれが考え…サービスの低下が考えられるようなこと、今、町では何か思い当たることはありますか。

消防署長(穂積隆喜君)

私どもが考えておりますのは、現在の消防力より下がることはないというふうに考えております。また…(「消防長」の声あり)すいません、繰り返します。現在の消防力より私どもは下がるということは考えておりません。基本的に指令業務の共同運用は消防体制の基盤強化につながるというもので、救命率の向上や消防力の向上につながるというふうに考えております。

委員(窪田美樹君)

今、葉山町…救急車でも消防車でも町に電話がつながりますよね、119番したら。そこで、よく言われる葉山特有の何か地番みたいな話をして、でも、葉山の人がとるから大体がわかるとか、そういったことがある。でも、今度は横須賀行ったらそれはGPS機能というんですか、何か場所、電話がどこからかかっているかわかるから、葉山の特有の地名がわからなくても速やかに車を動かす、出せますよというお話ですよね。この前の神奈川新聞の中に、小田原市で間違って消防車…あ、救急車が出ちゃったというお話があるんですけれど、そういったところ、それが葉山町につながっていたら間違わなかったということは…それとはちょっと違うかもしれないんですけど、そういったところはどうなんでしょうか。その広域化に…広域化というか、その機能、高機能のものに頼ってしまうようなところという心配はないんでしょうか。

消防署長(穂積隆喜君)

基本的には窪田委員がおっしゃいましたように、地理がわからない職員が仮に119番をとったとしても、その指令台のほうで発信地が表示されるので基本的には間違いないんですが、ただ、以前もですね、下関でもちょっと間違った事例があったんで、そういうことが二度とないようにですね、二重、三重のチェックを行いまして、発信地表示システムで表示されたとしてもですね、間違いがないかということを確認した後に消防車、救急車に出場指令を出すという措置をとっているので、そのようなことはないというふうに言われております。

委員(窪田美樹君)

その下関であったことよりずっと最近、その下関は大分前ですよね。それより最近小田原市で起きているんですけど、それって二重にも三重にも皆さんやられてるはずなのに、それをやらなかったことによって起こってるというところにかなり問題はあると思うんですけれど、そういったところの徹底はどうでしょうか。

消防次長(小峰守君)

窪田委員のおっしゃる小田原市の件はですね、直接その指令共同運用とはまたちょっと違う…消防職員が現場にいたんで、それと本部との連絡が密にとれなかったということで、ちょっと救急車が出たり出なかったりということだったと思うんですが。先ほどから言われているそういうミスに関しては、三浦半島、横須賀、三浦、葉山でですね、共同でやる場合には徹底してやっていきたいと思っております。ミスのないようにですね。

委員(窪田美樹君)

何となくなんですけど、消防車、電話をとったところ、今…今のね、葉山町だと2階で…3階ですか、電話をとって、その下から消防車が出るというような、すぐ自分の身近から…自分というか、その消防車の身近なところから出るというところの安心感というんですか、遠くで、幾らこの通信が発達してる中でも、何となくそういうものが心配もないのかなというところがあったもので、住民サービスの低下をもたらさない…サービスというか、命にもかかわってくることにもなるので、そういうところの徹底もさらに、共同化とはまた別にね、共同化始まる前からも、今もだと思うんですけれど、徹底していただきたいと思います。

委員長(土佐洋子君)

ほかに質問もある方。

委員(待寺真司君)

前回の委員会のときにちょっとお願いしていた資料に関して、まだできていないということでよろしいんでしょうか。要は、負担率割合をどの数式に基づいてやったかという、具体的な数字が欲しいということでお願いしといたんですけど、いかがですか。

消防総務課課長(尾崎一平君)

資料提出おくれて大変申しわけございません。現在作成中で、早急に提出するように準備していきたいと思っております。

委員長(土佐洋子君)

他にございませんか。なければ…。

委員(守屋亘弘君)

ちょっと教えてもらいたいんですけどね、直接陳情と所管事項調査とラップするようなんですけれども、4月13日(日曜日)にですね、消防本部地下講堂で住民説明会を実施したと。その会議録の中にね、消防署長がお答えになっているんだけども、ここのページで言うと4ページ目に、検討当初にはデメリットの一つとして、葉山町が現在年間約1,500件の通報で、横須賀市が年間3万件の通報で、指令課員の負担がふえるのではないかと心配されたのですが、実際には1日当たりに換算すると、当町の1日当たりの指令の処理件数は1人当たり3件で、横須賀市に行った場合、これが3倍とか4倍になったとしても、1日当たりの1人当たりの119番の処理件数は11件となります。随分いろんな数字が出てくるんだけど、まずね、葉山町は現在1,500件でしょう。この間の議会懇談会の際にもそういう数字ですよね。あれ1分24秒の差異の説明にもあった。それはちょっと置いといて。そうするとね、年間365日とすると4.1件ですよ。ところがね、横須賀市が年間3万件でしょう。ここに書いてある、年間3万件。365で割ると82件ですよ。20倍じゃないですか、通報件数だけで見ると。それでよくわかんない、1人当たり3件だと。葉山町は1日4件通報があるんでしょう、さっきの数字で言うと。365で割れば、1,500を。それで1日、1人当たりは3件って言ったって、4件だろうと3件だろうと大したことじゃないかもしれないけれども、横須賀市は82件ですよ。3万÷365で。そうしたら、葉山消防のね、20倍ということですよ。大変な負荷になるんじゃないですか。これは完全にデメリットじゃないですか。違いますか。

消防署長(穂積隆喜君)

守屋委員のただいまの質問なんですけれども、処理をする指令員の数が葉山と三浦市…横須賀、三浦市との指令センターとは違いまして、葉山の場合には1つの当直当たり2名の指令員でやっているんですけども、横須賀市の場合には約10名の職員が対応するということで、そこでその処理、1人当たりの処理件数は違ってくるかと思うんですけども。単純にその3万件を365では割れないと思うんですけれども。

委員(守屋亘弘君)

いや、だから、それであればね、同じベースで表現してくださいよ。そうでしょう。単純にさ、年間当たりといったら365日しかないじゃない。どっちみちね、82件ですよ、その10カ所だろうと何だろうと。1人当たり8件じゃない。横須賀市のほうが。それだけ多いということでしょう。まあ1,500件とさ、3万件とあれすりゃ、20倍でしょう。人口割は十二、三倍しかないのにさ。そういう点をさ、何か率であらわしてくれるんなら同じベースになるんだけれども、単純なね、件数でいったらこういう4件と82件だ。だから、ここの表現はそれしかないじゃない。そういう差が出てきたということ。

消防長(高梨勝君)

対応人数が違うので、1日当たりの…1人当たりの人数じゃないと対応するところが一番近くならないので、1人当たりの件数という形にしないと、どういうふうに動いているかが。総数でやると、規模の大きさから20倍だよ、30倍だよといっても、それじゃあ実際その人がどういうふうになるのというので平均出せば、1人当たりというのが一番平均的に合わせるのが一番わかりやすいので、1人当たりの数値を出させてもらってます。

委員(守屋亘弘君)

横須賀の場合、1人当たりどうなるんですか。ここには書いてないからわかんないんですよ。答弁してないからわかんないの。正確に答えられないんでしょう。

消防署長(穂積隆喜君)

仮に横須賀市、三浦市と葉山町が2市1町でやった場合ですね、想定される1日の、1人当たりの処理件数は11件というふうに試算しております。

委員(守屋亘弘君)

じゃあ、もう一度聞くけど、今はどうなんですか、横須賀市の場合は。ね、こっちのことだけさ、1人当たり3件だって言っているけども、横須賀市の場合何件なんですか。だから、同じペースでさ、比較できるような数字をちゃんと出してくださいよ。それで、今もね、2市1町でやったらどうのこうのなんだけども、それはあくまで仮定でしょう。それが今までが3件だったのがふえちゃうんじゃないですか、逆に。

消防署長(穂積隆喜君)

今現在の横須賀市と三浦市の1人当たりの処理件数はおおむね11件です。そこに葉山町が入った場合でもですね、葉山の職員分がふえますので、1人当たりの処理件数はほぼ変わらないということで、11件というふうに試算しております。

委員長(土佐洋子君)

よろしいですか。

消防署長(穂積隆喜君)

すいません、もう少し、ちょっと数字を入れながら、もう少し丁寧に説明をさせていただきます。現在、横須賀市と三浦市消防指令センターの119番の処理件数が3万6,260件です。指令課担当職員が27名おりまして、1人当たりの処理件数は約11件という形になっております。これにですね、葉山町が入った場合ですね、119番の処理件数が平成25年中のデータで試算しますと3万8,544件になりまして、それを30人の指令担当職員で処理しますので、1人当たりの処理件数はおおむね11件というふうに試算しております。

委員(守屋亘弘君)

そうすると、指令台の定数は今お話の中にある数字ですよね。指令台の、簡単に言うと、要員というのか人数は。葉山町からは1人でいいという前提ですよね。

消防署長(穂積隆喜君)

今、守屋委員のおっしゃるとおりですね、現在横須賀市と三浦市で担当職員が27名です。そこに葉山町が1日当たり1名の職員を送りますので、3名ということで、プラス3人で30名を予定しております。

委員(守屋亘弘君)

3名というのは、3交替だから3名というカウントになるということですか。

消防署長(穂積隆喜君)

おっしゃるとおり、1日当たり1名、3交替で3名ということとなります。

委員(守屋亘弘君)

すると、全体で3交替の場合は10人ですよね。いや、だから、30になるんでしょう。ね。(私語あり)1直、1交替1人として、3交替だから3人になったと。27人プラス葉山の分、3を加えたら30だと。単純に人数でいけば10人かなと。

消防署長(穂積隆喜君)

守屋委員おっしゃるとおりですね、今現在横須賀市と三浦市の指令センターが1日の当直当たり9人です。そこに葉山町が1人加わりますので10人になります。先ほどの通報件数を例えば横須賀市と三浦市の場合、年間で3万6,260件、これを365日で割りますと1日当たり99件、これを9人で割りますと約11件という形になります。これが今度葉山町が加わった場合ですね、3万8,544件となりまして、これを365で割りますと1日当たり106件、これを指令当直員10名になりますので、10で割りますと1日当たり11件という数字になります。

委員(守屋亘弘君)

だから、葉山にいるよりもふえると。葉山の場合は1日当たり3だった。これ3倍しなくちゃいけないんですかね、逆に言うと。1日当たり葉山の場合は3件になっている。単純に1日当たり3件と考えてよろしいんですか。それは3交代関係なく。

消防署長(穂積隆喜君)

今の1日当たりというのは、横須賀市に入った場合の葉山の1日当たりのということですか…あ、現在のですか。あ、現在の葉山町の1日当たりの処理件数は3件でございます。(私語あり)現在ですね、葉山町の119番通報は2,284件あります。これを365で割りますと6件になります。指令員が2人いますので、2で割りますと1日当たり3件という数字になります。

委員(守屋亘弘君)

ただ、11件から見ればふえるということですよね。それは高性能云々は言うけども、実際問題、ああいう、横須賀市みたいな大都市だから高性能なものが必要なんであって、葉山町は離島型で十分じゃないかと。そういうことを考えたら、比較対象のあれにならないんじゃないですか。(私語あり)

消防長(高梨勝君)

我々は出動時間の短縮のほうでありまして、1日当たり受けるほうのメリットという形でやってませんので、私たちはとにかくこれは一刻も早く出動指令が早く出せる機能のものに対して追求したということです。

委員(守屋亘弘君)

それであればね、先ほど1分24秒の話出たけども、あれちゃんと資料読んだら、119番通報からね、実際に例えば救急車が出動するまでの時間でしょう。その違いが1分24秒。現地に到着するまでの時間じゃないでしょう。これ資料にちゃんと書いてあるじゃないですか。だから…。(私語あり)

消防署長(穂積隆喜君)

先ほど守屋委員がおっしゃったのは、私がその住民説明会で言ったデメリットの件については、現状1人当たりの処理件数が3件でありますけども、横須賀とやった場合11件にはなりますが、その差は、数字で言えば3倍から4倍にはなるにしても、1日当たり11件ということで、それほどのデメリットとは考えてないということを説明をさせていただいたものでございます。今、守屋委員がおっしゃっているのは、そのまたその処理…処理時間の短縮とはまた別の話だと思うんですけど。
それから、この処理時間について、処理…通報処理件数1,500件で計算しているんですけども、この1,500件につきましては訓練の通報ですとか試験の通報、あるいはいたずら等のその119番というものは除いておりますので、実際的に救急車・消防車が出動した件数でピックアップして1,500件という数字になっておりますので、若干全体の先ほどの指令課員の処理したすべての件数とは数字が違っておるとこを申し添えます。(私語あり)防火対象物ではですね、119番の通報訓練が義務づけられておりまして、年間2回以上ですとか、各防火対象物からですね、119番の通報訓練というのが行われております。そういったものですとか、あるいはいたずらだったり、あるいはNTTとかの通信指令会社からですね、119番、通話のテストが行われるんですけども、そういったものもですね、119番の、データとしては119番に入ってきますのでカウントされてしまうんですが、そういったものは除くとこのような件数になるということでございます。

委員(待寺真司君)

そうしますと、比較対象しているこの横須賀と三浦の消防指令センターの約3万100件というのも、そういったものを抜いた数字ということでよろしいですか。

消防署長(穂積隆喜君)

はい、そのとおりでございます。

委員長(土佐洋子君)

他に御質疑ございませんか。
ないようでしたら、これで質疑を終結いたします。それでは、職員の皆様ありがとうございました。
職員退席のため、暫時休憩いたします。(午後1時34分)

委員長(土佐洋子君)

それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後1時35分)
これより、陳情第26-4号につきまして、委員の皆様から御意見を伺いたいと思います。何か御意見等ございますか。

委員(待寺真司君)

意見というよりも、この間ちょっと依頼してた資料がまだ作成中だということもございますし、それから、この6目ですね、いろいろありますけれども、今まさにね、議会側としてもこういろいろな状況等を調査、丁寧に調査をしている段階でございますので、私は今回も継続でいいのじゃないかというふうに思っております。(私語あり)

委員長(土佐洋子君)

ほかに御意見…御意見等ございますか。

委員(守屋亘弘君)

私は前回と同様に採択。理由は、極めて当たり前な話なんでね。慎重に行うことを求める陳情でしょう。異議が突然あるわけじゃなしね。逆に、ちょっと私も混乱してる節があるんだけども、陳情審査と所管事項調査と、それからまだ議員懇談会でね、説明があると。だけど、町長ははっきり私との間の、その非公式な発言でも、6月には議案提案するんだと。ずっと継続しててもね、意味がないんじゃないか。はっきりもう結論出すべきだという考えです。

委員(横山すみ子君)

前回も副委員長が聞き足りないところがあったということで皆さん一致して、それでは次回聞きましょうということになりました。今回待寺委員のほうからまだ資料請求して、それについてやりとりしてないということでございますので、継続で、資料出されて、もう一回…もう一回かもう数回かわかりませんが、やるべきではないかなと思います。継続すべきだと思います。

委員長(土佐洋子君)

ほかに御意見ございますか。

委員(窪田美樹君)

継続…私が聞きそびれてしまって、前回。そういった理由も私言って、継続を出させていただきました。今回この1から6の質問に対して説明する…この方、陳情者の方々に説明できるかどうかというところ、この方々が今説明したことに対し…受けたことに対して納得されるかどうかは別なんですけれど、この一つずつの項目に対して納得される答えかどうかは別としても、説明…町からのお話を聞くことができました。それですので、この慎重に行うことを求める陳情者の方に対して御説明できるようになりましたので、この陳情は採択…採択じゃない。採決をお願いしたいと思います。

委員長(土佐洋子君)

ほかの方も御意見ございますか。

委員(荒井直彦君)

今、待寺委員が言ってた、待寺君が納得いけるような資料がまだ提出されていないということで、私は継続でいいと思っております。

委員(長塚かおる君)

まだこれから議員懇談会などもありまして、話を伺っていく点もあり、待寺委員の請求書もありますので、継続でいいと思います。

委員長(土佐洋子君)

皆さんの…(「動議」の声あり)動議。はい。ただいま長塚委員より継続の動議がございましたので、この動議について採決を行いたいと思います。継続の動議に賛成な方、挙手をお願いいたします。
(挙手多数)
挙手多数でございます。よって、継続の動議は可決されました。
次に、では、これより次第の2、所管事務調査に入ります。消防指令業務の共同化についてを議題といたします。
こちらについて、職員に待機はさせておりますけれども、特に説明することはないということですが、皆様、委員の皆様、どういたしましょうか。(私語あり)

委員(守屋亘弘君)

この間ね、所管事務調査で先ほど待寺委員が言われたもの、宿題はね、当然出てくると思ってたんですよ、私はきょう。だから、幾らやったって出てこなきゃね、進まないでしょう、現実には。だから、期限を区切ってね、やらないと、もう6月の議会でどうのこうの言ってて、消防本部に完全にね、押さえ込まれているようなものでしょう。何も期限を区切んなければ。実際にあと6月議会の開会までもう1カ月切ってますよね。今回、じゃあいつやるんですか、これから日程調整。向こうが出て…また、彼ら責務を負わないんだから。きょうも出せませんと言ってそれで終わりでしょう。ずっと向こうは引き延ばしてたってどうすることもできない、委員会として。だれも責任を負わないような体制でしょう。そういうことでいいのかどうかね。その辺どうなんでしょうかね。ほかの委員の方々、どう考えているんですか。

委員長(土佐洋子君)

先ほど職員からはきょうは出せないということがございましたけれども。

委員(待寺真司君)

大体そういう場合、次の、要するにきょうの打ち合わせですよね。やっぱりそういうものはやっぱり正・副委員長と議会事務局でやはり消防に対してしっかりその辺の申し入れはしといていただかないと、やはりきょう集まっても資料は出てないんではそれから先に進めないということもありますから、その辺の対応はやはりしていただきたいなと、委員としては思いますので、よろしくお願いします。

委員長(土佐洋子君)

では、正・副と事務局で次の委員会には資料を出せるように、はい、いたします。特に、特にこの所管事務調査については何も…。

委員(待寺真司君)

確認なんですけど、きょうから消防長が11日間いないということですので、23までか。そうするともうすぐ次は議員懇談会が10時からあって、そこでパブコメに対するあれでしたっけ、回答等。そのときに、例えばきょうの宿題を一緒に出してもらえるのかどうか、その辺、今までのこう説明できなかったものとか、積み残しになっているものができるのかを確認いただくのと、それは議員懇談会ですから全員出席になりますから、じゃあ、また時間をずらしてね、総務を開くのか、その辺はちょっときょう決めておいたほうがいいのかなというふうに思うので、その辺は事務局あるいは正・副のほうが、正・副議長と打ち合わせをしていただく中で対応していただいて、私は構わないと思っておりますけれども、その辺をどうするのかだけ決めたほうがいいかなと思います。

委員長(土佐洋子君)

それにつきましては…。(「休憩」の声あり)
暫時休憩いたします。(午後1時44分)

委員長(土佐洋子君)

それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後2時32分)
既に消防職員、先ほどと同じく入室していただいております。負担割合についての資料を提出していただきました。これは前回の委員会の際に待寺委員より要求がありまして、今回の委員会のときに提出いただけるということでしたので、今後このようなことがないようにしっかりと提出をお願いいたします。それでは、この負担割合について御説明があればお願いいたします。

消防総務課課長(尾崎一平君)

資料の提出おくれまして、大変申しわけございませんでした。それでは、高機能消防指令センター整備にかかる負担割合について御説明をさせていただきます。
まず、単独整備費の意味合いでございますが、この単独整備費というのは横須賀市が3型、三浦市、葉山町は1型の指令台を平成24年度にそれぞれが単独で整備した場合の費用をまず算出しております。この項目につきましては平成14年に国のほうで示されております消防防災施設整備費補助金交付要綱で掲げております高機能消防指令センター事業の補助対象装置のうち、今回共同指令センターの共通部分の整備で、なおかつ今回工事を伴う設備に限るものとしております。
次に、単独整備費の比率の計算式でございますが、それぞれ横須賀市、三浦市、葉山町単独整備費、金額を出しまして、それぞれの合計に対して葉山町がどれぐらいの整備費の割合かという、割ってある数字はこの2番の部分でございます。Aというのが横須賀市単独整備費、Bが三浦市単独整備費、Cが葉山町単独整備費、これ合算したものを葉山町の単独整備費で割っております。3のその他としまして、この工事のうちですね、既に横須賀市のほうで整備が済んでるものですとか、補助要綱にはうたってはいるんですけども、設備として必要ないものは除外しております。それから次に、人口比率でございます。人口比率につきましては平成22年の国勢調査結果数によって算出しております。これが4番に記載してある数字でございます。
続きまして、この資料の裏面のほうをごらんください。それをまとめたものが5番の各市町の負担割合となっております。横須賀市の単独整備費の割合が52.4%、三浦市が26.8%、葉山町が20.8%。人口割合としまして、横須賀市83.7%、三浦市9.7%、葉山町6.6%、これをそれぞれ2分の1ずつとしまして、トータル葉山町は13.7%という形で算出しております。実際に金額、6番の部分が実際の金額でございますが、共通部分の費用の合計としまして4億334万3,850円となっております。これが2年分減価償却をしておりまして、減価償却後の金額が3億2,267万5,080円。これに13.7%を掛けまして、葉山町の負担額としましては4,420万6,486円と算出を、試算を出しております。以上でございます。

委員長(土佐洋子君)

ありがとうございます。説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

委員(待寺真司君)

では、資料をすいません、ありがとうございました。このちょっとよくわからないのが、その他でこの抜いた、除外した部分、この除外した部分は、積算から除外するということなんですけれども、これ自体も基本的には整備費には…横須賀のほうで負担してるから、葉山はこれに対して負担が要らないということで除外してるということでよろしいんですか。

消防総務課課長(尾崎一平君)

はい、そのとおりでございます。

委員(待寺真司君)

ごめんなさい。裏面の6のね、横須賀市への負担金を算出したこの4,400万というのは、この資料でいただいた別表1のこの4,400万のことであろうかと思うんですけれども、このもとの共通部分費用の合計の4億334万3,850円、これの内訳というのは大体わかってますか。何に幾らで、何がどのくらいという。機器との。

消防総務課課長(尾崎一平君)

装置名とその設置個数ですとか、そういうのは全部出しております。

委員(待寺真司君)

この4億300万という数字が、今までいただいた資料の中でどこかにこう記載されているものなんでしょうか。ちょっとその辺が、いろいろ抜いたり…積算から抜いているというような御説明もありましたので、今までいただいた資料の中でこの数字がどこか明確に示されている部分というのは、ごめんなさい、今ちょっと調べているんですけど、拾い切れてないんですが。今までとは違うというか、今までの資料にはなかった数字ということでの認識でよろしいんでしょうかね。

消防総務課課長(尾崎一平君)

あくまでも今まで示させていただいたのは葉山町の負担金の約4,400万の部分だけでございまして、それにかかる総トータルの部分は出しておりません。(私語あり)

委員(待寺真司君)

あ、でも…この4億300万というのは具体的に何に幾らかかってる、今までの負担って、今の細分化されたような明細みたいのあるんですよね。それは議会には出せないものなんですか。

消防署長(穂積隆喜君)

この数字がもととなって負担額を割り出しておりますので、資料として出せないということはないと思いますので、必要であるんであればお示しをしたいと思いますが。

委員(待寺真司君)

かなり細かくてね、ダーッという表だったらあれかなと思うんですけど、大枠、例えばこういう機材に幾らとか、こういう部分に幾らとか、指令台に幾らとか、何かそんなような、何ていうかな、工事名ごとというか、機器名ごととか、何かそんな形で分かれているのか。その辺、余り細かいの全部出していただくのも大変かなとも思いますので。この4億300万の根拠というかですね、どこから出てきた数字なのかというのだけちょっとお示しいただければそれで結構なんですけれども。

消防署長(穂積隆喜君)

基本的には横須賀市の指令センターをごらんいただいたと思いますが、指令センターの中にある装置全般というふうに解釈をしていただければと思うんですが。それぞれの装置につきましての個別の金額というものは資料がございますので、お示しすることはできると思います。

委員(待寺真司君)

閲覧できるようにだけしといていただければ、議会事務局のほうで。その対応をしていただければ私は結構だと思いますんで、よろしいです。

消防署長(穂積隆喜君)

かしこまりました。

委員(守屋亘弘君)

設備費で、実際問題、当初ね、私の得た資料の中で、横須賀はだめだったかもしれないけども、6億4,400万かな、車両も含めてという数字があるんですけれども、それは正しい数字なんでしょうか。そもそもの数字。

消防総務課課長(尾崎一平君)

その約6億4,000万というのはその共通部分以外に各…つくった当初、横須賀市、三浦市が単独でつけた個別の装置も含まれております。なおかつ、横須賀市の平成23年度に整備した車両の端末、そういったものももろもろも含んで総額6億4,000万ということになっております。今回、今お示しさせていただいた数字は、あくまでも共用部分だけの数字でございます。

委員(守屋亘弘君)

それと、前に私の記憶では田中議員も質問なさっていると思うんだけど、減価償却後、2年分とありますね、ここ裏面に。この減価償却に関しては定額法でやっているのか、定率法でやっているのか、どちらなんですか。多分定率法だと思うんだけど。

消防総務課課長(尾崎一平君)

定率でございます。

委員(守屋亘弘君)

定率でいいんですよね。その負担額…あ、いいですか。ごめんなさい。負担額というのはどういう数字、失礼。単純に言うと、何と何を掛ければ出てくるの。

消防総務課課長(尾崎一平君)

すいません、今の質問の趣旨というのは、その負担額のこの金額がどういった計算で出たかという、そういう意味合いでよろしいでしょうか。はい。これはまず5番のほうで各市町の負担割合というのをまず算出しております。整備費、単独整備費、それから人口割合、これによりまして負担割合というのを葉山町は13.7%という形で出しております。その下の6番目の、じゃあ、横須賀市は一体幾ら負担するのかという部分でございますが、共用部分の費用をまず出しまして、平成25年・26年分の2年分減価償却をした残りの部分、これに13.7%の割合を掛けまして算出しております。

委員(守屋亘弘君)

わかりました。減価償却後、2年分の3,000…あ、ごめんなさい。3億2,000万何がし掛ける0.137だとこの数字になると、そういうことですよね。

消防総務課課長(尾崎一平君)

そのとおりでございます。

委員(守屋亘弘君)

それともう一点ですね、表のほうの2の単独整備費比率計算式で、葉山町単独整備費割合が実際問題裏面で20.8になると。50・50ということは、単純に20.8が10.4と人口割合6.6が3.2になると13.7と、そういうことですね。

消防総務課課長(尾崎一平君)

はい、そのとおりでございます。

委員(守屋亘弘君)

冒頭に書いてあるとおり、これはもう消防防災設備整備費補助金交付要綱で決められていると。この計算式はね。だから、勝手に…勝手という言い方、いいかどうかわからないけども、それぞれの、例えば共同運用する自治体では決められないと、そのように解してよろしいんですか。

消防総務課課長(尾崎一平君)

この消防防災施設設備費補助金交付要綱に負担割合について書いてあるわけではございませんで、ここにうたってあるのは高機能消防指令センター事業の補助対象装置がうたってあります。それをピックアップして共用部分だけを今回計算算出の根拠としております。

委員(守屋亘弘君)

ですから、現時点でね、ちょっと整理して考えると、横須賀市、三浦市で共同運用をしてると、ね。その際の費用分担はこういうことで決めたよと、ね。それがいいとか悪いとかじゃない、ね。それで、今回葉山町が加わるとすれば同様な計算式で考えてるよと。だから、ルールとしては、さっき申し上げた、国の指定とか要綱とかそれとは全く無関係で、それぞれ加わる自治体の裁量、あるいは取り決めで決められるというような解釈でよろしいということですね。

消防総務課課長(尾崎一平君)

はい、そのとおりでございます。

委員(守屋亘弘君)

それから、葉山町単独整備費、Cでね、1億3,848万7,000円になってますよね。だから、これをもとにして20.8%という数字が出てきてるんだけども、これは見積もりでしょう。見積もりの数字ですよね。だから実際問題は、まあ言い方悪いけども、架空の数字かもしれないと。実際に葉山町がもし共同運用に加わるんであれば発注することないんだから。そういうことですよね。この時点…この、その1,000円単位まで出てくるのは見積もりの数字でしょう。

消防総務課課長(尾崎一平君)

そうです。実際に葉山町が購入するものではございませんので、見積もりの数字になっております。

委員長(土佐洋子君)

ほかに御質疑ございませんか。

委員(守屋亘弘君)

だから、逆に言うと、もっと低くていいんじゃないかという議論もできるし、あるいは、実際に発注したらもっと高いかもしれないしということはあり得るということですね。

消防署長(穂積隆喜君)

この基本的な単独整備費の見積もり額につきましては、横須賀市、三浦市が当時ですね、NEC社のほうでとった見積もりに対しまして、葉山がそこに入った場合どのような装置が必要だったかということをですね、算出いたしまして積み上げたものでございます。

委員(守屋亘弘君)

だから、NECがいいとか悪いとか私言ってないんだけど、見積もったと。NECだけですよね、この数字を出してきたのは。ほかの企業というのかね、メーカーというのか、からは見積もりをとってないということですね。

消防署長(穂積隆喜君)

横須賀市、三浦市が整備するNEC社製で見積もったというふうに聞いております。また、この消防防災施設整備費補助金交付要綱によりまして必要となる装置を比較していったものでございます。

委員(守屋亘弘君)

私の…単純な質問なんだ。1社だけですねって言ってる…聞いてるの。あるいはほかからもとったんですか。それだけの話。

消防署長(穂積隆喜君)

特別見積もり合わせなどをしたものではなく、1社、NEC社製で、基準的な金額を出すために見積もった額でございます。

委員(守屋亘弘君)

それと、横須賀市と三浦市の単独整備費出てますけれども、これは実際に費用は発生して…払ったというものなんですか。あるいはベースはその見積もりベースなのかどうなのか。

消防署長(穂積隆喜君)

実際に払った金額ではなく、あくまでも見積もりベースの金額であると思います。

委員長(土佐洋子君)

ほかに、御質問ございますか。

委員(窪田美樹君)

すいません。以前いただいた資料の中でこの別表とか長いその計算式の中で、この1億3,848万7,000円というのは、この数字で言うと、これ富士通で以前の単独整備の中では、町から出された資料は富士通で出されている。これだとどこに当たるんですか。この数字の…これ多分富士通で出しているのと、このNECでの見積もりの比較だと思うんです…比較になっちゃうんだと思うんですけど。この…。

消防署長(穂積隆喜君)

今、守屋委員の質問にもありましたように、ここで出している基準額につきましては富士通社製ではなくてNEC社製で出したものでございます。

委員(窪田美樹君)

だから、会社が違う…あ、すいません。会社が違うだけで、別に富士通だから高いじゃない、安いじゃないというわけじゃなくて、ここで言う、これはどこの表に当たっているのかって、参考に聞きたいだけなんですけど。この整備費の中の…(私語あり)どことどこを足すとこの1億3,000、こんなような数字、これがもしかしたら富士通だともっと2億とか3億になっているのかわからないんですけど、これはどこに当たる数字なんですかね。

委員長(土佐洋子君)

穂積署長、お答えになれますか。はい、どうぞ。

消防署長(穂積隆喜君)

今まで出した資料にこの数字が当たる部分というのはないんですけれども、あくまでもこの単独整備費比率を出すためのもととなる見積もり額の数字でありまして、この数字が今までお出しした資料の中に当てはまってくるという部分はないんですけれども。

委員(窪田美樹君)

ここに葉山町が単独で整備をしたらこのぐらい、1億3,800万かかりますよという負担率なんですよね、この資料で。そしたら、この町民の方とか議会に説明する中で、この単独整備をしたらこれだけかかりますよというこの資料説明の中には、こことここを足すと大体この…会社の違いはあるけれどというような説明というのはできないものなんですか。

消防署長(穂積隆喜君)

全く実際に単独で整備した場合に設置する装置すべてがこの中に入ってるかというと、確かに厳密に言えば入っていないものもありますし、あくまでもこの単独整備費というのは消防施設整備費補助金交付要綱というのがあるんですけれども、そこに示されました装置、必要となる装置をつけた場合での金額でありまして、どちらかというと、実際にかかる数字よりも金額が低くこの部分ではなっているんじゃないかなというふうに思われます。実際にかかる…実際に葉山町が単独で必要となる装置の費用より、この比率で出している整備費は安く設定されていると思います。だから、ちょっと比較が、装置が全く一緒で出しているわけではないので、低くなっているというふうに思います。低ければ低いほど負担額は下がってくるわけなので、負担割合は下がってくるわけなので、町にとっては不利益なことではないとは思うんですけども。

委員(窪田美樹君)

それは横須賀市にも同じことが言えると思うんです。横須賀市はうんとこう…同じように、同じ会社で見積もりを出しているわけですよね。だから、横須賀市も本当ならもっと高くついた、高いものかもしれないけどということにはならないんですか。それとも、実際もうついているものを計算として出してるから、見積もりである葉山町は安く計算されているから負担率は安く済んでいるんですよというふうになるんですかね。

消防署長(穂積隆喜君)

そのことに関しましては、この提出させていただきました資料の1番で、単独整備費については2市1町が共通の、同じ公平性を保つために共通の設備でかつ今回工事を行う設備に限るというふうな形で最初限定をいたしまして見積もった額でございます。

委員(窪田美樹君)

あ、じゃあ、横須賀市と三浦市はもう実際つけた金額であって、共同に使う部分の負担額…この金額が出てて、葉山町は見積もりであるということですか。

消防署長(穂積隆喜君)

いや、そうではなくて、実際につけた額ではなくて、あくまでも必要となる…共通の部分の必要となる装置について見積もった額です。実績の金額ではないです。

委員(窪田美樹君)

やっぱり、横須賀市も安く見積もれているかもしれないということですよね。

消防署長(穂積隆喜君)

横須賀市だけが安くということではなく、2市1町が同じようにということです。

委員(窪田美樹君)

同じ、横須賀市だけではなく、三浦も葉山町も安く見積もられていると思いますということで。ただ、大きい…それですよね。

消防署長(穂積隆喜君)

ごめんなさい、安くと言った意味につきましては、実際にかかるお金より安いという意味であって、あくまでも単独整備比率を出す上においての基準とする額については共通の算出方法によって2市1町が同じようになるように算出したものでございます。

委員長(土佐洋子君)

ほかに。

委員(横山すみ子君)

今の御説明の根拠というか、考え方のコンセプトは、30日にいただいた共同指令事務協議会経費支弁に関する規程の考え方に沿って計算されているということでよろしいんですか。その…それでよろしいですか。

消防総務課課長(尾崎一平君)

はい、そのとおりでございます。

委員長(土佐洋子君)

ほかに御質問。

委員(守屋亘弘君)

ちょっと私には単独整備費割合を含めるということは理解できないんだけどね。ちょっと計算上、人口割合でいくと、その対象になる金額は3億2,265万でしょう、約ね。人口割合で6.6%掛けると2,130万程度ですよ。すると、4,420万何がしから引いたら、単独整備費割合の部分のほうが大きくなっちゃうんだよね。だから、4,400万と考えて、人口割合でいくと2,100万が。その2,300万が単独整備費割合のほうに入っちゃう。であればね、さっきその3者の…平たく言えば3者の話し合いで協議の対象になるというんであれば、単独整備費割合はやめてくれと、純然たる人口割合等で考えてくれということだってできるでしょう。違いますか。あくまでこういうね、今までのベースで考えればこうなるけれども、当方のメリットを考えれば、少なくともその負担金額を安くすればそれだけメリットが出るんだから。ね、それがかなわないという…これはあくまで契約…あ、ごめんなさい。交渉してみなくちゃわかんないでしょう。初めっからこうだからこういうことになるよということでは、何のために交渉するのかわかんないし。違いますか。だって、一番有利なさ、条件をぶつけるのが当たり前でしょう、交渉をするんであれば。違いますか。

消防長(高梨勝君)

この議論というのは21年の共同化から進めてまして、この三浦半島では負担…単独整備割と人口割の50・50でやっていこうというのを議論してきた経過がありまして、一たんはうちのほうがリースがあるから当初ではやりませんよということから、次の段階にいったときには、やはりその前からの継続して話し合っていった負担割合のほうの、この三浦半島では整備割プラス人口割でやろうということでありますので、我々はこの負担割合でいこうということで、今回参加のときの協議の中ではそういうふうな形でやらせてもらっています。

委員(守屋亘弘君)

ただね、その22年の9月22日か、の資料を読めばね、葉山町はなお検討が必要だという結論だったでしょう。違いますか。消防の広域化とは異なり、共同運用については、その時点ではっきりしたのは、逗子市は加わらないと。葉山町はなお検討が必要だって結論になってるでしょう。だから、当時はそうかもしれないけども、また条件が違うんだから、現時点は。だから、それを交渉をすることはできないのかと言ってるんですよ。できない…理由は教えてくださいよ。

消防署長(穂積隆喜君)

仮に人口割になった場合には、葉山町だけに大きなコストメリットが生ずるというような結果になってしまって、そこで多分公平性がなくなってしまうということになるので、そういったことも考慮しての、葉山町にだけに有利な条件にならないようにという部分があろうかと思います。

委員(守屋亘弘君)

だから、ね、初めからそういうことじゃなくて、交渉してみる価値があるんじゃないかと。それは全然受け付けられないは別問題ですよ。TPPと同じようなもんだよ、言ってみりゃ。聖域なき関税撤廃反対なんて言ったって、実際にはあれでしょう、交渉してるのは関税を引き下げるとか下げねえとか、それだけの話でしょう。だから、葉山町にとってどういうメリットがあるのかね。初めっからそういう交渉ができないのかどうかという点を聞いているんですよ。できなくはないんでしょう。

消防署長(穂積隆喜君)

この負担割合につきましては、横須賀市と担当者レベルで協議をした中では、当初の負担割合については15.9%という数字を示されたんですが、この部分についてはちょっと交渉を重ねまして、13.7%まで下げて落ち着いたというような経緯がございます。

委員(守屋亘弘君)

確認したいんだけども、町長も含めてもう先方にも話をしているということ。こういう比率でいいよというような話で。

消防長(高梨勝君)

この加入…今回加入に当たっては今既存のあるもので三浦半島の行っております単独整備割プラス人口割の50%・50%の形のものに対して今協議を重ねながら参加していくということで、基本合意はしております。ただ、この最後のこの13.7%というのは、これの負担割合の率が出るのは協議会が、議会が成立したときに初めて確定する数字です。何しろ、今回加入するに当たっては今ある単独割プラス人口割である負担割合で加入することで今回は話をさせてもらってます。交渉はこういう、今の既存のあるもので我々が参加するのに負担割合を計算するので、そこの単独で葉山だけが一方的に有利になるという交渉は今の段階ではもうできないものと思っております。

委員(守屋亘弘君)

だから、言ってみりゃ、もう横須賀市、三浦市でこの比率でいいよと、オーケーしてるかどうか、ちょっとそれだけ確認したいんですよ。

消防長(高梨勝君)

基本的には当初からこの値下げ交渉で13.7まで本当にしてます。それについて基本的にはその値下げまでは基本合意はできております。ただ、これはやはり議会が通ったときに正式数字になるということだけはありますが、事務レベルではこのここまでの数字は基本的には合意はできております。

委員(守屋亘弘君)

そうすると、もうあえて交渉の余地はないと、交渉で持ち出すつもりもないということですか。

消防長(高梨勝君)

我々としては当初の数字よりかなり交渉させていただいて、落としたことの事実だけはありますので、ここまでが…負担割合の形式についてはもう交渉の余地はないと思っております。整備割についても、我々も最初提示された数字をそのままにしたわけじゃなく、ちゃんと精査しながらここまで落としたというものを持ってますので、13.7%はここではもう変わらないと思います。今後も変わらないと思います。

委員(守屋亘弘君)

じゃあ、初めから白旗掲げてやってるようなもんだな。そういう…私はそうとるけどね。

消防長(高梨勝君)

すべてこれ3者での合同で行うものですから、白旗ではなく交渉、我々は我々の立場なりの交渉はさせてもらって、13.7まで持ってきたというふうに思っております。

委員長(土佐洋子君)

はい、どうぞ、御質問。

委員(守屋亘弘君)

それから、先ほどの話に戻るけども、というのは、4月13日の日曜日のね、町民…住民説明会の会議録でちょっと問題があるんじゃないかというのは、消防の広域化に関してね、回答12-1で消防次長はね、ちょっと、かなりはしょって言いますけれども、消防広域については町長も考えていない。葉山町にデメリットがあるならば広域化はしない。当たり前の話。今までのね。ところが、回答12-2、消防長はね、すべてのところでメリットがあるから広域化を行うと思います。消防次長と消防長が全く違うことを言ってる。これはどういうことなんですか。もう消防長はもう消防の広域化を行うのは当たり前というようなニュアンスですよ、これ読むと。

消防長(高梨勝君)

僕がそれ答弁したのは、町民にメリットがあるんだったら広域化が全くないということじゃないんであって、町長が申し上げたとおり、住民にとってメリットがあるかないかでそのときに判断するということで、今回のものは別ものですよということを僕は答えたつもりでいますけど。そういうふうにやります、広域をやりますって僕言った覚えはないですね。メリットがあるんであればやるんじゃないですかということですよ。

委員(守屋亘弘君)

もうはっきり、ね、すべてのところでメリットがあるから広域化を行うと思いますって書いてある。「あるならば」なんていって前提条件を書いて…置いてないじゃないですか。別に私がつくった会議録じゃあるまいし。

消防長(高梨勝君)

だから…前後の、全部…そこの一番最後だけ言われるとあれなんです。ずっとこうやって協議してきて、お互いに、お互いにメリットがあるということになればすべての部分が、お互いというのはもう相手方もですよ。それから、我々もそうです。そういうとこですべてになれば広域化ということも考えられるということを僕は言ったつもりでいたんですけど。今回は、それからその前から言ってるとおり、今回は共同のことの協議であって、広域化の協議をしてるわけじゃありませんから、それはそのときに議会にかけて、また議会の中で協議してもらいますということも、そのときには、説明会では回答させていただいてますけど。

委員長(土佐洋子君)

ほかに御質問ございますか。
御質問ないようでしたら、これで質疑を、質問を終結いたしますが、よろしいですね。それでは、職員の皆様、どうもありがとうございました。職員退席のため…(「すいません、時間をとらせちゃって申しわけございません、本当不手際で申しわけございませんでした」の声あり)暫時休憩いたします。(午後3時12分)

委員長(土佐洋子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時19分)
以上で所管事務調査を終わります。
それでは次に次第の3、その他についてですけれども、行政視察について、待寺委員から説明をお願いします。何か変わった…。
では、暫時休憩いたします。(午後3時20分)

委員長(土佐洋子君)

それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時27分)
以上で本日付託されました案件の審査については終了いたしました。その他のその他、何かございますか。(休憩を求める声あり)休憩なさいます。
暫時休憩いたします。(午後3時28分)

委員長(土佐洋子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後3時38分)
では、次回の総務建設常任委員会、5月29日(木曜日)9時より。これは陳情のことに限って開会いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上でよろしいでしょうか。皆様お疲れさまでした。(午後3時38分)

 

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成27年1月21日

総務建設常任委員会委員長 土佐洋子

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更新日:2018年02月02日