総務建設常任委員会会議録 平成25年6月14日

開催年月日

平成25年6月14日(金曜日)

開会時間

午前10時00分

閉会時間

午後0時27分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

  1. 正副委員長の互選について
  2. 付託案件
    (1)陳情第25-2号 神奈川県最低賃金改定等についての陳情
    (2)陳情第25-4号 手入れが不十分な公園の整備と遊具の充実に関する陳情
    (3)陳情第25-5号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書提出に関する陳情書
  3. その他

出席並びに欠席委員

出席 7名 欠席 0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 土佐洋子 出席
副委員長 窪田美樹 出席
委員 長塚かおる 出席
委員 待寺真司 出席
委員 守屋亘弘 出席
委員 荒井直彦 出席
委員 横山すみ子 出席
オブザーバー 議長 金崎ひさ 出席

傍聴者

田中孝男議員 中村文彦議員 畑中由喜子議員 笠原俊一議員 近藤昇一議員
一般傍聴者 3名

説明のため出席した者の職氏名

説明のため出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
都市経済部部長 吉田仁
都市計画課課長 野田仁
都市計画課係長 佐野秋次郎
総務部部長 上妻良章
総務課課長 小山誠
総務課主幹 福本昌己

会議の書記

議会事務局局長 山本孝幸
議会事務局次長 廣瀬英之
議会事務局主事 山崎大輔

会議録署名委員

委員長 土佐洋子

会議の経過

座長(守屋亘弘君)

おはようございます。ただいまから総務建設常任委員会を開催します。
(午前10時00分)
本日は委員の任期満了後、初めての委員会でありますので、委員会条例第8条第2項の規定により年長の私が委員長が互選されるまで委員長の職務を行います。
委員長の選出については、委員会条例第7条第2項の規定により委員会において互選することになっております。委員長の互選をお願いします。

委員(荒井直彦君)

土佐委員がいいと思います。(「異議なし」の声あり)

座長(守屋亘弘君)

もう一度おっしゃってください。

委員(荒井直彦君)

土佐委員がいいと思っております。

座長(守屋亘弘君)

ただいま委員長に荒井委員…失礼しました。土佐洋子委員とのお名前が挙がっておりますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、委員長に土佐洋子委員と決定しました。直ちに委員長と交代します。土佐委員、委員長席にお座り願います。
(土佐洋子委員委員長席に着席)

委員長(土佐洋子君)

委員長を務めさせていただきます土佐洋子です。スムーズな委員会運営、そして陳情等ありましたらなるべく早い結果を出していきたいと思いますので、皆様の御協力どうぞよろしくお願いいたします。
引き続きまして、副委員長の互選を行います。副委員長の互選をお願いします。

委員(待寺真司君)

窪田委員を推薦したいと思います。

委員長(土佐洋子君)

ただいま副委員長に窪田委員とのお名前が挙がっております。御異議がなしと求めます。よって、副委員長に窪田委員と決定いたしました。窪田委員、副委員長席にお着き願います。
(窪田美樹委員副委員長席に着席)
それでは、副委員長より就任のごあいさつをお願いいたします。

委員(窪田美樹君)

窪田美樹です。土佐委員長の補佐をしながらスムーズな委員会を進めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(土佐洋子君)

お願いいたします。以上で副委員長の互選を終わります。
それでは、次第の2、付託案件の陳情の審査に入ります。当委員会に付託されましたのは、(1)陳情第25-2号神奈川県最低賃金改定等についての陳情、(2)陳情第25-4号手入れが不十分な公園の整備と遊具の充実に関する陳情、(3)陳情25-5号「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書提出に関する陳情の以上3件でございます。審査は次第に従って進めさせていただきます。
それでは、陳情第25-2号神奈川県最低賃金改定等についての陳情を議題といたします。それでは、陳情第25-2号を議題とし、審査を進めます。先に陳情文書を朗読させます。
(書記朗読)
ありがとうございます。この陳情の審査に当たりまして、職員から説明等を求める必要があれば、産業振興課の職員を待機させておりますが、いかがいたしますか。(「必要ない」の声あり)よろしいですか。それでは、陳情につきまして皆様の御意見等を伺いたいと思います。

委員(守屋亘弘君)

もろ手を上げて賛成。理由は、アベノミクスの一環だと思いますけれども、民間企業に対しては、平たく言えば給料を引き上げるよう要請していますよね。逆に言えば、どうして政府がね、率先して最低賃金を改定しないのかね、私にとって不思議ですよ。ゆえに率先してそういう任に当たるところがね、改定してしかるべきだと私は考えます。

委員長(土佐洋子君)

ほかの方の御意見ございますか。

委員(待寺真司君)

私もこの陳情については賛成をしたいと思います。ここできょう、資料が提出されているわけですけれども、神奈川県はこの最低賃金は日本の中で東京都に次いで高い水準にあります。ですから、その高い水準のところが他の地域を引っ張っていかないと、やはり全体的な底上げにならない。それから、ヨーロッパの先進、EU諸国の中ではいろいろなやっぱり労働条件とか、それからいろいろな職種によって細かくある中で、やはり最低でも1,000円単位のですね、金額を最低賃金として定めている国が非常に多いわけです。そういった中で、日本は経済大国と言われながら、働く人のセーフティーネットが守られてないという部分もありますので、やはりこういったものは毎年声を出してですね、少しずつでも改定していくことが大事であろうかと思います。昨年はここにもありますように、神奈川、東京もそれぞれ上げていますけれども、やはりこういった経済が集中している地域、この最低賃金を上げることが日本全体の底上げになるという部分もありますので、この陳情の趣旨の特に1番であります神奈川県の諮問改定は早期に行うことはぜひ進めていただきたいと思いますので、この陳情に賛成をして意見書を出したいというのが意見でございます。

委員長(土佐洋子君)

お手が上がっていました、横山委員。

委員(横山すみ子君)

今の待寺議員、それから守屋委員の意見に全面的に賛成でございます。最低賃金はまだ低すぎると感じておりますので、例年この陳情出てきておりますけれども、当議会としても、この陳情がきちんと実現されるように採択をして意見書をぜひ出したいと思います。

委員(窪田美樹君)

最低賃金を上げることによって、こういった方々って社会保険、社会保障のない、別にかけなくてはいけないという保障されてないところで保険料とかがどんどん上がっていく。だけど、賃金が上がらないというところでは、大きな矛盾も発生してきます。そういったところでも最低賃金をさらに上げていく必要があると思います。で、意見書提出に賛成です。

委員(長塚かおる君)

私もこの陳情に賛成して意見書提出を求めたいと思います。ここのところ、毎年のように最低賃金上がっていると思うんですけれども、やはりいろいろな面で保障というものが少ない、アルバイトの人たちの保障をもっと高くしなければいけないと思うので、最低賃金を上げていきたいと思います。

委員(荒井直彦君)

私も賛成いたします。やっぱり待寺議員もおっしゃったとおり、やっぱり東京都が日本で一番ということで、神奈川県も849円でしょうか。今現在も2番目ってなっていますけど、やっぱり追随して神奈川県も日本を引っ張っていかなきゃいけないと思っていますので、賛成いたします。

委員長(土佐洋子君)

皆様の御意見をいただきました。委員皆さんの御意見をこれ賛成で、意見書提出ということなんですけども、委員の皆様からほかに御意見なければ、これより採決に入りたいと思いますが、御異議は。
(「異議なし」の声多数)
御異議ありませんので、これより採決を行います。陳情第25-2号神奈川県最低賃金改定等についての陳情を採択することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認め、採択することに決定いたしました。以上で陳情第25-2号については審査を終了いたします。意見書については…(「正・副委員長一任」の声あり)ありがとうございます。それでは、正・副で一任させていただきます。
続きまして、(2)の陳情第25-4号手入れが不十分な公園の整備と遊具の充実に関する陳情を議題といたします。
それでは、陳情25-4号を議題とし、審査を進めます。それでは、朗読お願いします。
(書記朗読)
それでは、この陳情の審査に当たりまして職員から説明を求める必要があれば、都市計画課の職員を待機させておりますが、いかがいたしますか。

委員(待寺真司君)

できれば、その現状等について説明いただき、質疑ができればと思いますのでお願いします。

委員長(土佐洋子君)

それでは、職員入室のため暫時休憩いたします。(午前10時16分)

委員長(土佐洋子君)

では、休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時17分)
都市計画課の職員が出席しておりますので、都市経済部長から職員の紹介をお願いいたします。

都市経済部部長(吉田仁君)

紹介をさせていただきます。都市計画課長の野田でございます。係長の佐野でございます。吉田です。よろしくお願い申し上げます。

委員長(土佐洋子君)

お願いいたします。それでは、この陳情につきまして説明することあればお願いいたします。

都市計画課課長(野田仁君)

御説明させていただきます。現在ですね、都市計画課が所管する一般公園は47カ所、児童遊園は15カ所、都市公園は3カ所になります。また、その中で遊具を設置している公園は39カ所で、94個の遊具を設置しております。平成25年度におきましては、年2回の草刈り等の植栽維持管理委託料、公園遊具保守点検委託料、公園遊具の修繕料、公園遊具新設工事費等の公園維持管理の予算を計上いたしております。公園の遊具新設につきましては、財政事情の関係からここ数年は宝くじのほうを財源とした補助事業等を活用して対応してまいりましたが、保守点検結果に基づいて撤去しなければならない遊具等が増加してきた関係上、平成24年度より5カ年計画を立て、毎年150万円の予算計上を行い、利用状況に応じて適宜設置してまいります。
主馬寮公園につきましては、平成23年10月末に都市公園として供用開始告示を行いました。主馬寮公園を整備するに当たりまして、地元の一色第3町内会及び上原地区のまちづくり推進協議会の方々と協議を行い、子供たちが伸び伸び走り回れる公園として利用できることが大事であるとの地元の意向を尊重して遊具等の設置等は行わず、水道、公園灯、フェンス、駐車場、ごみステーション等の整備を行いました。以上でございます。

委員長(土佐洋子君)

ありがとうございます。説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑・答弁の際は委員長の許可を得てから発言されるようにお願いいたします。
質疑のある方、挙手をもってお願いいたします。

委員(待寺真司君)

ただいまの御説明の中で、公園遊具の保守点検、しっかりとやっていただいているという認識をしておりますけれども、一部何というんですか、ちょっと古くなったものとかもありますんで、その辺の点検は職員でパトロールみたいな形で回っていただいているんでしょうか。

都市計画課課長(野田仁君)

職員等ですね、いろいろ苦情等あったときには、最寄りの公園を必ず回ってくるように指示を出しております。現在、遊具等につきましては、A、B、C、Dの判定基準がありまして、Dランクですと、もう撤去しなきゃいけないんですけれども、Cランクの遊具等がかなり増加してきている状態なので、公園の整備計画というようなことで…遊具の整備計画ということで今回、予算計上させていただいております。

委員(待寺真司君)

この陳情の趣旨の中にね、町内は公園の数が少ないというふうな記載があるんですが、これまでその説明を受けている中では、葉山町の公園の数、あるいは面積等は人口1人当たりに換算するとかなり多いというような認識で私自身はいたんですけれども、その辺は間違いないでしょうか。

都市計画課課長(野田仁君)

都市公園についての面積的には、1番はたしか神奈川県内で箱根町じゃないかと思うんですけれども、あと愛川町とか、で、それに次ぐぐらいの1人当たりの面積は葉山町はあると思っております。

委員(待寺真司君)

今、課長、都市公園という部分だったんですけど、その一般公園とか、児童公園とかを入れた中での比較というのはできていますでしょうか。

都市計画課課長(野田仁君)

その比較についてはちょっと今、できてない状態ですね。

委員(待寺真司君)

公園数、全体の公園数ね、都市公園は3つでしたよね。全体のその他の一般とか入れると、その公園数という数で言うといかがなんでしょうか、大体状況的に。面積というよりも数で。

都市計画課課長(野田仁君)

数的に言いますと、現在ですね、62カ所、一般公園と児童遊園ですけれども。で言いますと、木古庭地区に5地区ありまして、上山に1つ、下山に2つ、一色は20、堀内は16、長柄に18。で、そのほかですね、都市公園としますと、南郷上ノ山、長柄に1つですね。あとしおさい公園が一色になります。で、湘南国際村グリーンパーク1号、2号で、これは上山口地区になります。で、主馬寮公園は一色というような状況です。

委員(荒井直彦君)

待寺議員とちょっと重なるんですけど、今、平成…きょうの日付をもってですね、今後公園をつくる予定とか、以前に最近つくった公園というのはあるんでしょうか。

都市計画課係長(佐野秋次郎君)

現在ですね、町として新たな一般公園、児童遊園をつくるという計画はないです。で、一番直近ですと、やっぱり主馬寮公園が町として設置した公園になります。町の公園、今、ただいま公園数申し上げたんですけども、町の一般公園、児童遊園ができてきた経緯がですね、やっぱり大規模な住宅団地の造成に伴ってできてきたということで、若干その配置に偏りがあったりということはございます。

委員(守屋亘弘君)

設備が不十分な公園で、特に主馬寮公園ってあるんですけども、都市公園ですよね。で、維持管理はどこがやっていますか。

都市計画課課長(野田仁君)

都市計画課で維持管理をしております。

委員(守屋亘弘君)

じゃあ、あたかも維持管理ではね、都市公園課はできてないということなんですかね。だから、維持管理もね、一本…都市計画課が担っているんでしょう。そうすると、維持管理の面が不十分だということじゃないの。整備が不十分だと書いてあるんだから、端的に文章だけ読めばね。そういうことなの。

都市計画課課長(野田仁君)

守屋議員が言われているのは、公園の遊具の関係かとは思いますけれども、先ほど御説明させていただいた中で、地元の一色第3町内会と上原地区まちづくり推進協議会の方々との協議をしながら、この公園整備について進めてきた経過がございます。この中で地元の意向を尊重して子供たちが伸び伸び走り回れる公園というコンセプトに基づいて、その意向を尊重して遊具等を設置してないというような状況でございます。

委員(守屋亘弘君)

いや、だから、主管部署としてはね、そういうルールに基づいて整備もなされていると。そういう評価をしているということですよね。で、逆に陳情者はそれじゃ不十分じゃないかということじゃないかと思うんだけど。その見解の相違というのか。特に主馬寮公園、なっているんで。じゃあ都市計画公園としては整備は万全であると、役所サイドは考えているよと、そういう解釈でいいですか。

都市計画課課長(野田仁君)

地元との調整の中でやってきた経緯の中で、都市計画課としますと、今の状態が協議してきた中でのベストではないかというふうに思っております。

委員(横山すみ子君)

先ほどの御説明の中で、この主馬寮公園、町全体の公園ではあるんですけれども、特に地元の一色第3町内会と一色上原地区の協議会と相談をして、この公園の形態が決まったという御説明がありました。この2つの地元の組織から変更してほしいという意向は、そちらには出ているんでしょうか…遊具等の設置についてですね。

都市計画課課長(野田仁君)

ございません。

委員(窪田美樹君)

保護者の方が公園で遊ばせようと思ったときに、ここは都市公園だとか、児童公園だとか、何公園だという区分は多分ないんだと思うんですね。行ってみてここに空き地というか、公園として行ってみて、遊ばせようと思ったけれど、こんな広いところに遊具何もなくてって思われたから、この主馬寮の公園に遊具が欲しいなあって思われている。で、どこの小っちゃい公園でも、東伏見台の中に、多分あの開発をするときに、ある程度公園をつくる…公園と言われるすごい狭いんですけど、ぶらんこがある。そこも何もなかったんだけれど、お母さんたちがやっぱり欲しいということでぶらんこは取りつけられたというところで、いろいろ今、都市公園、児童公園、ほかの公園の名前、名称というんですか、区分分けをされてはいるんですけど、公園、今ある公園の遊具がどんどん減っていくんでしょうか。その計画を持ってね、今、整備とかされるというんですけど、結局Dランクだとなくしてしまうわけですよね。で、そうすると、次に計画は立てているけど、これ以上減っていってしまう。それとも、遊具がね、さらに減っていくのか。それとも、計画を持ってふえていくのか、その計画の中で。点検だけして減らすのか。お金も予算もついているということなので、ただそれが点検費用だけで終わってしまうのか、新しくつけていけるようになっていくのか。そうすると、このお母さんたちはさらにもっと減る様子になっていってしまうんですけど。

都市計画課課長(野田仁君)

遊具につきましては、保守点検結果に基づいてというようなことで、先ほども御説明させていただいています。で、その中で近年ですね、かなり遊具の傷みが激しいというようなことも担当課としては認識しておりますので、遊具のですね、新設工事費というのを財政課の査定のときに、5カ年計画ということで今、150万円なんですけれども、遊具を設置する費用として認めてもらいたいというようなことを財政査定のときに申しまして、しょうがないねというような話で、単年度予算ではありますけれども、それぞれ約束はとりつけているというところでございます。

委員(窪田美樹君)

単年度予算だけれど150万ずつことしもらって、また、単年度予算だけど来年もらえるかもしれないという、積み上がっていくという話なの。

委員(待寺真司君)

ことしの当初予算の審査の中で、たしか5カ年で700万円ぐらいで整備予算というような形で、今、毎年150だと単純に言うとずっと50万違うのかなという部分あるんですが。これは150万という中でね、この御要望のあるように、幾つぐらいの遊具、まあ遊具もそれぞれいろんな複合的な遊具は高いでしょうし、本当に簡単な雲梯のようなものはいろいろピンからキリまであると思いますけども。その辺、町としてはどういったような遊具をね、置いていくことがこの葉山町の公園を整備に関していいと思っていらっしゃるのか。その辺が実際使うね、お母様方と乖離があったらいけないと思うんですよ。せっかくつけたけど、いやこんなのは必要なかったわというようなものもあるかもしれないので、その辺の声の吸い上げ方とか、町がどう考えているのか、その辺についてもしあればお聞かせいただきたい。

都市計画課課長(野田仁君)

平成24年度の話をちょっとさせていただいて恐縮なんですけれども、619万3,000円の遊具を決算で出てくると思うんですけれども、これにつきましては、一色の四つ角公園で2連のブランコとコンビネーションというあの遊具をつけさせていただきました。堀内児童遊園では、コンビネーションというような…ジャングルジムです。ごめんなさい。ジャングルジムをつけさせていただきました。長柄の富士見児童遊園では、やはり複合遊具のコンビネーションというものをつけさせていただきました。長柄の芳ヶ久保児童遊園、御霊様の奥なんですけど、こちらのほうは滑り台をつけました。そのほかですね、青少年会館の横のつつじヶ丘児童遊園というようなところに2連のブランコ、滑り台、2連の鉄棒というようなものを8基つけさせていただいたんですけど、で、つつじヶ丘児童遊園のときに、青少年会館、子ども育成課のほうでアンケートをとったら、人気の遊具というのがやはりこのブランコと滑り台と鉄棒というのが人気があるということなんで、今後、こういうような形でつけていければなというふうに思っております。

委員(待寺真司君)

例えば要望があった場合、なるべくそれにこたえられるような形になるんでしょうか。例えばここの公園にこういうものが欲しいとか、そういうような具体的な要望があるほうが町としてもいいんでしょうかね。

都市計画課課長(野田仁君)

要望等にはおこたえできる、150万円とかの予算の範囲内でということなんですけれども、今、設置してある公園については、遊具が先に設置してありますので、安全範囲というのがあります。安全範囲の許容範囲内でつけれる遊具とつけれない遊具とがあるということは、ちょっと認識として持っていただきたいなと思います。

委員(守屋亘弘君)

先ほどの御説明の中で、A、B、C、Dと区分けをされているようですけれども、私が言いたいのはね、使用者側のさ、マナーが悪くて、ぶっ壊れたりするのもありますよね。そういう原因まで調べてやっているの。明らかに私、見た範囲はさ、使いっ放しで、これはこの陳情とは直接ないかもしれないけど、ひどい状態にしてあるのもありますよね。その辺はその原因究明まではやってないと。

都市計画課課長(野田仁君)

正直原因究明まではやっていませんけど、よくあるのが水飲み場に砂とか、石とかを入れられちゃって、水が出なくなっちゃったりとか、そこへたばことかを入れられて、ひどい状態になっている状態というのはよくあるケースなんですけど、それについては原因究明等はしませんけれども、職員で対応して、原状に回復しているというような状況がございます。

委員長(土佐洋子君)

ほかに質疑ございませんか。

委員(待寺真司君)

この遊具でのね、他自治体なんかではよく点検を怠っていて、それによって特に回転させるようなものとかで過去事故の例があったんですけど、葉山町は遊具での過去事故の例というのはどうだったでしょう。

都市計画課課長(野田仁君)

特にですね、遊具等の瑕疵で、例えば整備してなかったとかということでけがをされたというような報告は受けておりません。

委員(長塚かおる君)

つつじヶ丘団地の青少年会館のところの遊具は、どちらかというと小学生向きというか、年齢が高い方の滑り台も高かったりするんですけど、普通の一般のところの公園の遊具というのは、やはり幼児というかも…向けの遊具が設置されているんですか。

都市計画課課長(野田仁君)

非常に難しいんですけど、遊具の設置について、対象年齢3歳から6歳とか、6歳から高学年向けとかというようなところで選んでいる部分がありまして、ただ前にですね、宝くじ財団のところでつけさせていただいた遊具については、幼児向けの遊具をかなり設置させていただいたというような状況でございます。

委員長(土佐洋子君)

質疑、他にございませんか。
それでは、質疑がなければこれで終結いたします。それでは、職員の皆様、ありがとうございました。
職員退席のため暫時休憩いたします。(午前10時37分)

委員長(土佐洋子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時38分)
この手入れが不十分な公園の整備と遊具の充実に関する陳情につきまして、委員の皆様から御意見等伺いたいと思います。

委員(守屋亘弘君)

結論から言って、私の心情からすればやむを得ず趣旨了承かなと。というのは、具体的にどこと比較してね、数が少ないのか、あるいは不十分なのか。逆に、主馬寮公園に例をとると、行政サイドとしては地域の住民の方々との協議とか話し合いでいいと考えていると。だから、価値観とか主観によってね、判断が分かれるような問題でしょう。だから、少ないと思えばずっと少ないというように考えるでしょうし。不十分と言えば不十分だと。具体的な例示がここでは主馬寮公園だけですよね。だから、言ってみりゃ、くどいけれども、その比較対象するものが漠然としているんで、判断材料に欠けると。で、不十分だと言われれば、じゃあ十分条件は何なのかね。見た範囲、不十分と言えば不十分かもしれないし、主観が入る問題で、判断が非常に難しいんで、最大限趣旨了承かなというのが私の結論です。

委員長(土佐洋子君)

他の委員の方の御意見。

委員(待寺真司君)

今、担当課から説明を受ける中では、今後5カ年計画で新設の遊具の予算の枠も財政課に対して取っていくと。それに関しては、それぞれ要望が上がった場所、あるいは遊具等について十分考慮いただけるというお話もいただきました。
それから、また保守点検等で事故等も起きてないという部分ではね、私、不十分と思えないと思っております。ただ下草刈りでね、どうしても時期的に伸びちゃうときがあって、そこの場だけをとらえれば、ちょっと整備が行き届いてないという見方も一方でできるので、今、守屋委員言われたようにね、見る人、見る場所、時間、そういったものによってそれぞれちょっと何、主観的な部分が違ってきちゃうのかなというふうに思います。
それから、特にこの陳情された皆様方が主馬寮公園という具体的に挙げていただいているんですが、そこの部分については、私は地元で今、副会長もしておりますし、それから主馬寮公園が公園として認定されるには地域で地区計画というものを立ち上げて、その中で防災空間地という位置づけもありますし、一つの大きな空間地として5,000平米の土地を位置づけていきたいという、その地区計画に基づいて町と交渉する中で、2億…1億6,000万ですか、それに近いお金を支出していただきながら、地元の要請にこたえていただいた公園という部分でございますので、そこはまずまだ地元のね、意見というものが非常に尊重されていいのかなというふうに思っておりますし、まだその辺の話をですね、特に地元でまだできてないという部分でございます。この中で主馬寮公園というちょっと名指しが出ている部分で、趣旨了承という部分もね、ちょっとつらいかなというところがありますが、その全体の内容としてね、遊具が欲しいという要望には町もこたえているという部分でもありますので、ちょっとその辺の取り扱いについては悩んでいるところですけれども。ですから、趣旨了承だけれども、主馬寮公園という記述についてはちょっと何というのかな、厳しいというか、出し直してもらうということも難しいと思いますので、ちょっとほかの委員さんの御意見も聞く中でですね、示したいと思いますが。きょう、その採決という部分になると、ちょっとそこの部分が引っかかるというところはちょっと意見として申し上げたいと思います。

委員(窪田美樹君)

5カ年計画で遊具の点検整備・新設ということで、そういったところで、取り除いた、ふえていくのか、それとも数は変わらないのか、ふえていくのかというところも微妙なんですけれど、一番最初の手入れが不十分というところは、草刈りだったり、そういったところを見ていくと、年2回は夏と多分木々が伸びる時期とか、草がいっぱい…木が枯れて、葉が落ちてというようなときなのかとも思います。年2回で、そこは私も不十分、子供たちが遊ぶような中でというのは不十分も感じます。ですので、私は趣旨了承でいいかなと思っております。

委員(横山すみ子君)

この陳情者の公園で子供たちが楽しく遊べるようにというお気持ちは十分にわかりますし、都市計画課の取り組みも具体的に予算まで触れて御説明いただきました。で、この文書の中で、特に主馬寮公園と名指ししてあるものを趣旨了承することによって遊具を置くようにという議会意思というふうにとられるおそれがあるというところで、今、大変悩んでおりまして、今、趣旨了承もしくは採択と言われると、この点で非常にちゅうちょいたします。あの公園を設置するのには、地元の大変な苦労と、それから予算的にも町から何億というお金を支出し続けたという経過がありまして、その中で位置づけを決められて、恐らく地元の人たちはあの場を大変大切に思われていると思いますので、そこに遊具を置くようにという陳情があったから、議会としてはわかったということは、置いてくださいということに等しい扱いになるということで、今ちょっと大変に悩んでおりまして、悩んでいるという御報告で、意見になるかどうかわからないんですけども、まだちょっと結論が出せておりません。

委員(荒井直彦君)

私はですね、実は公園という部分で言うと、議会でも一般質問で取り上げているんですけど、南郷上ノ山公園は本当に整備が不十分。これは先ほど職員のほうから言われましたけど、全体を見た中で言うと、一番大きな公園の南郷上ノ山公園は不十分であるというのは、もうはっきり言って僕は認識しています。ただし、先ほど待寺議員のほうからも1億6,000万のお金のやりとりとかいろいろあって、特に主馬寮公園に関しては、ここをもう一回外していただいて出し直していただくという話とか、きょう結論を出すということに関しては、本当に悩んでいるのが現状であります。ですので、できれば、本当は趣旨了承で送りたいんですけど、この主馬寮に関してはもう地元優先という部分ではなくて、町は計画的に実行しているというのが事実でありますので、その辺、もう一回ちょっと悩んでいるので、意見になってしまいますけど、どうにかならないものかなと思っています。

委員(長塚かおる君)

私はここの文章をよく読んでみますと、葉山町町内は公園の数が少なく、なおかつ遊具の数も少ない上に、整備が不十分な公園が多数あります。特に主馬寮公園というふうなものが、これが遊具がないから、特に主馬寮公園というふうな取り方に私は取れないので、このままのでも一応趣旨了承ということで、この陳情を受けてもいいのかなって思っています。で、公園は、葉山の公園の位置づけというのが、お母さんたちというのはバギーを押してすぐ近くにある公園という、都心から来る方はそういう考え方というか、そういうものを持っていると思うんですけど、葉山ってなかなか車で行って、そこでみんな集まって遊ぶ公園と、近くにある公園があるんですけど、そこがすぐにバギーを押して行かれる公園がないという感覚が私たち…私が子供を育てているときもあったので、その辺の違いはあると思うんですが、今、行政のほうも遊具の見直しをしていたり、あと町内会との提携をして、公園の整備などもこれからやっていこうという動きもありますので、これを陳情に対しては趣旨了承としたいと思います。

委員長(土佐洋子君)

御意見ありがとうございました。この陳情につきまして、この主馬寮のことがなければ、ちょっとネックになってしまっているんですけども、それがなければおおむね皆さんの御意見は趣旨了承というふうに思いましたが、この扱いについてどういたしましょうか。

委員(待寺真司君)

やはり主馬寮公園は地元の意向と町との協議の上で出てきていることですので、先ほど横山委員からありましたように、この文章を私は読む限りは、遊具の整備が不十分が特に主馬寮公園というふうにちょっととれるのかなと思ってしまうんですね、私のとり方はね。ですので、そこの部分はやっぱり例えば地元に要望してみてとかっていうような部分、まだ経てない中で、議会の中でそれを後押しするという部分は、ちょっと地元の人間としてもそれはちょっとできないので、趣旨了承するに当たってもそこの部分を意見として残す、あるいは主馬寮公園については地元との取り決め事があるので、それを最大限尊重した上で、今後の整備について協働で検討していくとか、そういったような形の意見をつけていただく中であればですね、全体としての趣旨としてはわかりますので、検討はできるかと思いますが、ただこれもう私の個人的な意見ですので、他の委員の皆様方がどう思われるかはわからないんですけれども。残念ながら、特に主馬寮公園という括弧のところに関しては、ちょっと現段階で賛成いたしかねますので、趣旨了承になるとやっぱり議会としてある程度認めたという判断になろうかと思いますので、そこの部分ではちょっと私は趣旨了承には乗れないかなという部分でございます。

委員長(土佐洋子君)

いかがでしょうか。

委員(守屋亘弘君)

個別なことになると際限ない話なんでね。例えば南郷上ノ山公園ととらまえれば、先ほど荒井委員がお話しになったとおり。なおかつね、逆の面を言えば、犬の飼い主のマナーの悪さ、あれじゃあね、管理事務所職員大迷惑ですよ。そういう負の側面もね、考えればね、すべて利用者サイドにね、立って考える必要もないのかなと。本来的にマナーが、しっかりしたマナーを持った者がね、利用者として資格あると私は考えているんで、その一方的なね、整備が不十分という説にはね、同調できない。

委員(横山すみ子君)

先ほど待寺委員から、特に主馬寮公園と名指されている部分については趣旨了承も同意しがたいという御意見がございました。ちょっと事務局からのアドバイスをいただけたらありがたいんですが、採決に関して条件づけができるんですか。

議会事務局局長(山本孝幸君)

条件つきの採択はできませんけれども、趣旨了承というのはかなりあいまいな部分なので、例えば先ほど言った待寺委員がおっしゃったような部分を意見としてどこかに付記して趣旨了承ということなら、別に委員会の判断ですので、できますんで、そういった主馬寮の部分については地元の意思を極力尊重した対応とするというような書き方にするのは、ちょっと別に主馬寮の分は外してはどうのこうので、おおむね趣旨了承とか、その書き方とか、意見にもよると思います。

委員長(土佐洋子君)

ありがとうございます。暫時休憩いたします。(午前10時51分)

委員長(土佐洋子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前10時54分)

委員(待寺真司君)

休憩をいただいてありがとうございました。趣旨了承という部分での探りもあったんですけれども、やはりちょっと名指しされている部分が、私もその地元の一メンバーとして、やはり地元の声というものも大切にしなきゃいけない。またこの陳情者の声ももう少し聞きたいなという部分もありますので。きょうのところは継続をしていただいて、例えばその辺正・副でですね、陳情の方にこの辺の趣旨、例えば主馬寮に例えばどういったものが本当に希望なのかとか、それがじゃあ例えば地元の方との今度は逆に正・副で話し合う中でその辺の接点が持てるのかどうかも含めてですね、きょうこれ軽々にやっぱり結論出すというような形になりますと、どうしても私としてはそこの部分に引っかかってしましますので。できれば継続ということでお願いをしたいと思いますが。もし委員の皆様が同調していただけるならばいいですけど、なければ動議として出したいと思います。

委員長(土佐洋子君)

継続でよろしいですか。それでは・正副で陳情者の方にこの内容について伺うということに。

委員(待寺真司君)

例えば整備が不十分というところで、遊具でなくて例えば主馬寮もね、刈ってはもらってるんです。ただ年2回というね、予算の中でやってますから、どうしても伸びちゃうときがある。あそこはクローバーもまいておりますし、いわゆる緑でふわふわの中で子供たちに裸足で遊んでもらったり、ボールで遊んでもらったりというような形で今使われているような公園ですから。その辺の草刈りとかね、その辺の不十分だということが声があれば、それも逆に聞いていただいて対応していければなというふうに思いますので、一度やっぱり陳情されてる方の、どういった部分が具体的に不十分とお考えなのか探っていただければと思います。

委員長(土佐洋子君)

それでは正・副で対応させていただきたいと思います。この陳情につきまして継続審査といたします。
続きまして(3)の陳情25-5号「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書提出に関する陳情を議題といたします。朗読。
(書記朗読)
この陳情の審査に当たりまして、職員から説明等求める必要があれば職員を待機させておりますけれども、いかがですか。総務課。呼びますか…(「不要」の声あり)不要、よろしいですか。(私語あり)それでは職員入室のため、暫時休憩いたします(午前10時59分)

委員長(土佐洋子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前11時00分)
総務課の職員が出席しておりますので、上妻部長から職員の紹介をお願いいたします。

総務部部長(上妻良章君)

よろしくお願いいたします。出席職員の紹介をさせていただきます。総務課長の小山でございます。総務課主幹の福本でございます。私、部長の上妻でございます。よろしくお願いいたします。

委員長(土佐洋子君)

よろしくお願いします。それではこの陳情第25-5号につきまして、把握していることを説明いただければ。お願いいたします。

総務課課長(小山誠君)

それでは陳情第25-5号につきまして、私自身不勉強な部分も多々あるんですが。今回出されてる陳情の趣旨はですね、緊急事態基本法の制定につきましては、ここにも記載ございますように、平成16年の5月に自民・公明・民主の3党で早期成立を図ることを合意しているところでございますが、今現在実現がしてないところでございます。一昨年の東日本大震災において、迅速・適切な対応をとることができなかったという部分も含め、そういった国民の生命・財産が脅かされる重大な切迫した事態に対応するためにですね、国として迅速かつ適切に対処するための緊急事態基本法を制定すべきであるというようなことで、その趣旨で陳情が出されてるものと理解してるところでございます。

委員長(土佐洋子君)

はい、ありがとうございました。説明が終わりましたので、これより質疑を行います。

委員(窪田美樹君)

今の御説明では、東日本大震災という震災、大災害があったからというお話なんですけど。この陳情の後にはね、自然災害の後の中に武力攻撃、テロ対応を想定とした非常事態っていうふうな項目もあるんですけれど、今の御説明ではそこの部分には全くなかったんですけれど、そこら辺は。

総務課課長(小山誠君)

大変申しわけございません。今、副委員長言われるような形でですね、当然テロですとか有事の大きな自然災害、原子力発電のですね、臨界事故等々、そういったものの想定もされる中で、そういった災害を含めた形で緊急事態というとらえ方はされてるものと理解しております。ちょっと説明不足で大変申しわけございません。

委員(待寺真司君)

国民保護法と国民保護計画で、町でも会議をずっと保護計画についてやってくる中で、この緊急事態についての対処も図られたと思いますけれども。国民保護法とこれとの関係。なぜこっちだけが残ってしまってるのか。私もすいません、ちょっとそこまで調べてなくて、もしおわかりになればということですが。一方では進んでますよね、緊急事態やテロに対応する。一方ではこちらがなぜこれだけの長い間、たなざらしになってね、通っていないのか。それで、これ見るともう各議会からも採択して意見書を出してると。これは時期的に見ると東日本大震災、先ほど説明おありになりましたけれども、自然災害というものに若干ウエートを置いたような形になってると思いますが。一方では武力やテロ攻撃という部分に関しては、国民保護法とか計画の中でうたわれてる部分だと思うんですが、そこの辺のこの2つの違いというのは何かあったんでしょうかね。

総務課主幹(福本昌己君)

今、待寺委員おっしゃるとおりですね、平成15年でしたか、国会のほうでこの国民保護法というのが制定されておりまして。その中で各市町村は条例をもってこの国民保護に当たりなさいという。町も当然条例を制定しております。この陳情の内容に関してはですね、まさにそのとおりで、国民保護、いわゆる武力攻撃というのがある。北朝鮮をイメージしてもらえるとわかりやすい。それプラス、テロに対しては国家が守りますよという、そういった制度はもう成り立ってるんです。今回のこの緊急事態基本法というのはですね、これも大国であるアメリカをイメージしてもらうとちょっとわかりやすいですけども。FEMAというのがあるんですね、FEMA。この略はですね、フェデラル・エマージェンシー・マネジメント・エージェンシーという特別な庁を持ってるんです。アメリカの危機管理庁ですね。こういうですね、すべての国家が緊急事態とみなしたときには、政府を横断的にまとめる庁があるんですね。それをFEMAというふうに略してるんですけども。このFEMAのような制度、そういった機構をですね、国が持つべきだという、そういった意見書になってるんですね。国民保護に伴う武力4攻撃の対応は国としてしてますよ、市町村もそれに準じて条例化しましたよ。すべての危機管理に対してはこのFEMAのような制度を国も設けて、そして各市町はもっともっと県・国に対してアピールしたらどうですかというような、そういった内容になります。

委員(窪田美樹君)

じゃあテロとかの場合には国民保護法。災害の場合にはね、災害基本法っていう法律ありますよね。そちらはどうなってるんでしょうか。

総務課主幹(福本昌己君)

まさにそのとおりなんです。災害の場合は、自然災害の場合は災害対策基本法があって、そのもとにですね、各市町が地域防災計画を制定しながら、毎年修正を行いながらですね、国民の生命・身体、いわゆる町民の身体・生命・財産を守るという、そういった計画になってますが、これも全部含めてですね、冒頭課長が説明しましたとおり、3.11にはあの未曾有の津波災害プラス原発事故がありました。この原発の事故というのも含めてですね、いわゆる人的な被害、そして自然災害におけるすべてのですね、緊急事態をですね、もう国が主導としてすぐに対応できるという今法整備がされてないんですね。法整備されてないんです、国の法律が。したがいまして時間がかかっていた。今、原発の話題をちょっと触れましたので一例を示しますと、この国民を守るべき放射線の線量が実は文科省が出した数値とか、環境省が出した数字とかがいろいろ錯綜しまして、我々ですね、防災を担当する職員も非常に迷った経緯がございます。そういったことも全部ですね、もとの法律が制定されていない。緊急事態基本法があればですね、もうすぐですね、政府がそれを対応するという制度が成り立っていればですね、自然災害も含めて、いわゆる人的な被害も含めて、国家が緊急事態と認めたときは、それを市町村と連携をしながらスムーズに対処していこうという、そういった法律になります。

委員(待寺真司君)

今非常に説明わかりやすくて、ちょっと確認なんですが。要は国民保護法、災害基本法という法律があって、その法のすき間というか、溝というか、何かそれをうまく補完するような形で、その2つを結びつけるための役割が緊急事態法というような今御説明聞いた中で受け取り方をしてるんですけど、基本的にはこの法の趣旨というのはそういった部分でよろしいんでしょうか。

総務課主幹(福本昌己君)

そのとおりなんですけども、ちょっと補足させてもらいます。一番大事なことなんですが。この国が定める緊急事態基本法があればですね、いわゆる意思決定が速やかにいくということです。一つまた例を言うと、災害時で必ず災害瓦れきというごみの処理もございます。これはですね、各市町村にいわゆる現状の法律ではゆだねてしまうという部分がありまして、非常に後手後手になってしまうんですね、これ一例なんですけども。すべてがですね、大きな災害にはその都度その都度ですね、担当の大臣がですね、招集をかけまして、例えばです、特例審査室とかそういった部屋を設けまして、そこから始めていくんですね、じゃあどうしようか。そういったですね、時間のロスを縮めるためにもですね、この緊急事態基本法というのは必要なんじゃないかなという。現在…現在というか、これ平成、ちょっと記憶なんですけども、10年ぐらいからもう国会で取り上げられてるのかなと思います。

委員長(土佐洋子君)

他にございませんか。
では、これで質疑を終結いたしたいと思います。職員の皆様ありがとうございます。
職員退席のため、暫時休憩いたします。(午前11時09分)

委員長(土佐洋子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前11時09分)
この陳情につきまして皆様から御意見を伺いたいと思います。

委員(守屋亘弘君)

採択の上、意見書提出。理由は申し上げるまでもなく、例の3.11、大変不幸な事態が発生したときのあの民主党主体政権のだらしなさを反省材料とすれば、当然の帰結と私は考えます。

委員(待寺真司君)

私も今、職員からの説明でもありましたように、やはり緊急事態時の意思決定の速やかにいくということがやっぱり初動態勢を整えて、それが人命も救助しますし、それから今回我々が経験した未曾有の中でいろんな課題が出てきております。その辺をやはりこういった法律、あるいは危機管理庁を想定したというふうに書いておりますけれども、やはり常に危機管理について検討していくべきというような立場を私もとっておりますので、やはりまた県内でも多くの議会が意見書を採択しておりまして、やはり地方自治体にとってスムーズなこういった緊急事態に情報なり、人なり、いろいろな救援物資なり、そういったものがスムーズに初動が動くということが大事だと思いますので、採択して意見書を提出したいと思います。

委員長(土佐洋子君)

他に。

委員(窪田美樹君)

今質疑の中で、それぞれにきちんとした法律はあったんだけれど、それぞれの法律の施行の甘さ、やっていき方の甘さがあっただけ…あるために進んでいかなかった。私物の、瓦れきの撤去、そういったものが進まないというんですけれど、言ってたんですけれど、それはこの法律がないからではなくて、じゃあ今度その法律をつくったことによって、財産も安易に上からの命令というんですか、上からのあれで撤去されてしまう。安易な行動になりきらない。それとあと、なぜ自然災害と武力的な行使、ここにある武力攻撃、テロの対応を同時に考えていってしまうのかというところに非常に危険であると思います。私は反対です。(「不採択」の声あり)はい、不採択。

委員長(土佐洋子君)

他に御意見ございませんか。この陳情につきまして採決でよろしいでしょうか。
それでは、ほかに御意見がございませんようなので、採決に入りたいと思います。それではこの陳情25-5号について採択することに賛成の方の挙手をお願いいたします。
(挙手多数)
ありがとうございます、賛成多数といたしまして、採択することに決定いたしました。
この報告、意見書等につきましては(「正・副一任」の声あり)はい、了解いたしました。では以上でこの陳情第25-5号についての審査を終了いたします。
それでは、その他の部分につきまして…(私語あり)以上で本日付託された案件の審査については終了いたしました。審査結果について、委員会の報告。

議会事務局局長(山本孝幸君)

ただいまの審査結果でございますけれども、陳情25-2号につきましては採択し意見書提出、陳情25-4号につきましては継続審査、ただいま審査いただきました25-5号につきましては採択、意見書提出ということです。

委員長(土佐洋子君)

それでは報告文案については正・副が協議いたしますので、まとめさせていただくことといたします。まとまり次第メールで皆様にお送りさせていただきます。大きな修正等がなければ、報告文案の審査ということで日程を設けておりますけれども、メールでやりとりしたいと思いますので、それでよろしいでしょうか。
(「結構です」の声あり)
はい、ありがとうございます。
それではその他についてですが、都市経済部から都市計画道路の見直し案について、そして消防から新たに購入した救助工作車について説明したい旨の申し出がございます。御異議なければそれぞれ説明を受けたいと思いますけれども、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声多数)
御異議ございませんので、それではこれより説明を受けることといたします。消防については現地にて説明という話ですので、まず都市計画道路の見直し案について、都市計画課から説明を受けることといたします。
職員入室のため、暫時休憩いたします。(午前11時15分)

委員長(土佐洋子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午前11時17分)
都市計画課の職員が出席をしておりますので、吉田都市経済部長から職員の紹介をお願いいたします。

都市経済部部長(吉田仁君)

職員の紹介をいたします。都市計画課長の野田でございます。係長の佐野でございます。吉田です、よろしくお願い申し上げます。

委員長(土佐洋子君)

それでは、都市計画道路の見直し案につきまして説明をお願いいたします。

都市計画課課長(野田仁君)

本日は貴重なお時間をいただきまして、まことにありがとうございます。それでは都市計画道路の見直し方針案につきまして、御報告申し上げます。
初めにですね、今回の見直しを行うこととした国・県の動き、社会情勢変化などの背景について若干触れさせていただきたいと思います。都市計画道路に係る都市計画は、戦後から高度経済成長にその多くが定められ、人口増加、経済成長、交通量の増大、市街化の拡大等を前提に決定されてきました。しかし近年の人口減少、低成長、市街化の拡大の終息などの社会経済情勢の変化を踏まえ、国は10年ほど前から都市計画道路の必要性に変化が生じつつある路線も潜在的に存在するとの考えから、都市計画道路網のあり方を見直す取り組みの必要性は高まっているとし、必要性の再検証とその結果に基づく都市計画の変更を進める必要があるとの考えを示しました。
これを受けまして、神奈川県は平成16年に県道はもとより、県下の全団体の市町村道における都市計画道路について、県内全体で連携してその見直しを進める必要があるという方針を示すとともに、平成18年3月に各市町の見直し作業が円滑に進むよう、都市計画道路見直しのガイドラインを作成するなどの支援を行いつつ、県下全団体に対して見直しの早期完了に向けた要請を行ってきました。これを受けて神奈川県下の33の自治体のうち、そもそも都市計画上都市計画道路がない、あるいは未着手路線や区域がないといった団体を除く24の市町すべてで、既に見直しに向けた何らかの取り組みが始まっております。24年9月末時点の県の調査結果では、見直しの方針の策定が完了しているところが10市町、残る10市町につきましてもその進捗状況はさまざまではございますが、県からの強い要望もあり、平成25年度末の26年3月までに、本町と同様に見直しの方針の策定を完了させるべく鋭意検討作業を進めているところでございます。
それでは本町の見直しに向けた進捗状況につきまして、お手元の資料に沿って御説明申し上げます。まず資料の都市計画道路の見直し方針案の1ページをお開きいただきたいと思います。1の見直しの背景では、本町の都市計画道路の都市計画決定や整備状況を整備した上で、神奈川県が策定したガイドラインに即して見直し検証作業を行い、最終的に本町の都市計画道路の見直し方針として取りまとめていくこととしております。
2ページの2、本町の都市計画道路の決定、整備等の状況では、都市計画道路の決定時期、計画延長、幅員を記載し、あわせて整備状況等を整理した表を記載させていただいております。なお参考資料として、都市計画道路網図を添付させていただきましたので、ごらんいただければと存じます。
戻りまして3ページ、3、見直しの基本的方針では、見直しに当たっての基本的な考え方を県のガイドラインを踏まえて定めております。
4ページです。4の見直しの進め方には県のガイドラインに記載の見直しのフローを掲載させていただきました。ステップ1の見直しの検討対象路線の選定から必要性の検証、課題整理、必要に応じた交通量の検証などの作業を行い、最終的に存続、留保つき存続、変更、廃止、追加といった、検証結果を得るまでの全体的な作業の流れのフロー図でございます。
5ページでは見直しの検討対象路線の選定に当たっての判断基準を記載し、その結果、見直し検証対象路線として未着手の路線、区間を有する5路線を選定しております。
6ページには見直し検討対象路線の検証項目について、また5については、この見直し検証は最終的にこの検証の結果に基づき、各路線について存続・廃止などの区分を得ることを成果とすることを記載しております。
次に見直しの方針策定までの今後のスケジュールについて御説明申し上げます。一番最後のページにあります資料、都市計画道路見直しスケジュールのほうをごらんくださいませ。これまで県と個別のヒアリングや現況調査、県内全体会議などで情報交換などを行ってまいりまして、本年3月26日に第12回葉山町都市計画審議会を開催し、ただいま御報告させていただいております内容、見直しの背景、考え方、見直しの検証対象路線の選定、検証項目や今後の進め方について御審議いただき、御意見等をちょうだいしたところでございます。この検証作業をおおむね8月中旬を目途に検証結果案として取りまとめてまいりたいと考えております。検証結果案がまとまった段階で、9月下旬ごろに都市計画審議会に葉山町都市計画道路見直し方針について諮問し、検証結果案を中心に見直し方針案全体について御審議を賜り、御意見をちょうだいしたいと考えております。
またこのころにより、12月のパブリックコメントの実施に向け準備を進めてまいります。12月にパブリックコメントを実施し、1月にパブリックコメントに対する町の考え方をまとめつつ、2月末を目途に最終案を作成してまいります。3月の上旬には都市計画審議会を開催させていただき、パブリックコメントの結果を踏まえて最終案について御審議を賜り、答申をまたいただきたいと考えております。
また議員の皆様にも、本日のように議会の常任委員会などでお時間をいただきまして、報告を行う中で御意見をちょうだいし、庁内手続を経て25年度の末の平成26年度3月に策定公表したいと考えております。
以上、簡単ではございますが、御報告させていただきます。

委員長(土佐洋子君)

ありがとうございました。説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑のある方。

委員(守屋亘弘君)

勉強不足丸出しで申しわけないんだけども、都市計画決定道路については都市計画課の所管。というのは、わかんないのはね、道路河川課との言ってみれば区分け。どういう…扱いがどうなってるかと。

都市計画課係長(佐野秋次郎君)

今の御質問にお答えしますと、都市計画道路の所管はおっしゃるとおり都市計画課でございます。ただ、近年都市計画道路の事業をですね、実際に都市計画決定をされて、通常で言うと事業認可を受けて、下水道事業のようにですね、それから事業を行うという形が通常のパターンなんですけれども、葉山町の都市計画道路の事情がですね、国の補助とかの対象にならないレベルの幅員であったりするので、補助事業にならなかったりするので、道路事業として実施したりするんですね。ですので実際にはうちのほうからですね、予算は都市計画課のほうにつけるんですけども、その事業執行に当たって道路河川課のほうに道路整備事業として執行委任してるというのが実態でございます。

委員(守屋亘弘君)

また維持管理はどっちだっていう話なんだけど。道路河川課が維持管理部門を担うと、そういうことですね。それともう1点は、都市計画審議会に、間違えるといけないんだけど、私の記憶では総務建設常任委員会の委員長が充て職で加わるんではないかと思うんだけど。そういうことですよね。

都市計画課課長(野田仁君)

都市計画審議会の委員につきましては、所管課の都市計画課のほうから町への依頼、議員さんの依頼を出しております。その中で、この方ですよというような形で御紹介をいただいているというような状況です。

委員(守屋亘弘君)

都市計画決定を経なければ都市計画道路にならないということですね、端的に言うと。

都市計画課課長(野田仁君)

そのとおりでございます。

委員長(土佐洋子君)

他に御質問ございませんか。

委員(守屋亘弘君)

ちょっときのう議論がありましたけども、葉山町土地開発公社の主管も都市計画課だという解釈でいいんですか。あれは総務部になるの。

都市計画課課長(野田仁君)

総務部管財課でございます。

委員長(土佐洋子君)

よろしいでしょうか。それではこれにて質疑を終わりにいたします。職員の皆様、ありがとうございました。
職員退席のため、暫時休憩いたします。(午前11時29分)

委員長(土佐洋子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後0時20分)
皆様、お疲れさまでした。以上をもちまして本日…。(発言を求める声あり)

オブザーバー(金崎ひさ君)

すいません、視察のことで御報告をさせていただきます。1人10万円の視察費用がついてるのはもう皆様御存じだと思いますけれども、議会運営委員会のほうでそのルールを、これから決まるとは思いますけれども、とりあえず今年度は議会運営委員会も視察を行いたいということでございましたので、常任委員会もそのことに視察先とか1泊2日になると思います。常任委員会だけでやるとすれば2泊3日も大丈夫なんですけれども、ことしは議会運営委員会がやるということが決定いたしておりますので、1泊ということで常任委員会もそのことについての検討に入っていただきたいというふうに思います。

委員長(土佐洋子君)

はい、ありがとうございます。それでは皆様の視察先をありましたらお早めにこの委員会までお知らせください。
ほかに何かございますか。
(「なし」の声あり)
はい。なければ…。

委員(守屋亘弘君)

本件確認で、事務局長にお尋ねしたいんですけれども。例えば常任委員会はね、予算取りをしてるから視察に行くのかね、視察しなければならないというルールはないんでしょう。

議会事務局局長(山本孝幸君)

視察行かない選択肢もあります。ただし、今、議長が言われましたとおり、ことし議会運営委員会のほうでも行かれるということですので、議会運営委員会で行かれれば、あとは広報特別委員会のほうで御判断されることですけれども、広報も行かれるとすれば、大体それぞれ費用4分の1ずつで予定させていただきたいと思います。

オブザーバー(金崎ひさ君)

間違いのないように、私は行くということを決定してくれといったことではなくて、視察ができるということなので視察をするかしないかも含めてこの委員会で検討してくださいということでございますので、あとは委員長にお任せいたします。

委員長(土佐洋子君)

視察等のことについては、皆様の御意見を次回までにいただければと思います。ほかになければ。
これより閉会中の継続審調査申出書を配付…配付されてるんでしたっけ。

議会事務局局長(山本孝幸君)

今配付しますので、ちょっとお待ちください。

委員長(土佐洋子君)

配付いたしますので。

委員(待寺真司君)

日程的にはいつぐらいのあれとかってあるんですか。次回までという形なんですけど。次回のこの委員会がいつになるかわからないですけど、あんまり遅くなると行くのが当然それに伴って遅くなっていくのかなという気がするんですけど。それもまた委員会で終わってからという形で。

委員長(土佐洋子君)

暫時休憩いたします。(午後0時23分)

委員長(土佐洋子君)

休憩を閉じて会議を再開いたします。(午後0時27分)
閉会中の継続調査申出書を議題といたします。お手元に配付いたしました申出書のとおり、議長あて申し出たいと思いますけれども、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数)
御異議なしと認めます。よって、お手元に配付いたしました閉会中の継続調査申出書を本職から議長に付議要求します。
以上で本日の案件はすべて終了いたしました。これにて総務建設常任委員会を散会いたします。お疲れさまでした。(午後0時27分)

 

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成25年8月12日

総務建設常任委員会委員長 土佐洋子

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更新日:2018年02月02日