教育民生常任委員会会議録 平成30年12月4日
開催年月日
平成30年12月4日(火曜日)
開会時間
午前10時00分
閉会時間
午後2時38分
開催場所
葉山町議会 協議会室1
付議案件
1 付託案件
(1)陳情第30-15号 臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情書
(2)陳情第30-19号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める陳情
(3)陳情第30-20号 「介護労働者の労働環境及び処遇の改善」のために国に対し意見書の提出を求める陳情
(4)陳情第30-21号 神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情
(5)陳情第30-22号 国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情
(6)陳情第30-23号 葉山町の教育環境の維持・充実のため、民間施設を教育施設として利活用することを求める陳情
2 所管事務調査
(1)葉山町自殺対策計画(案)について
(2)葉山町いじめ防止基本方針(案)について
(3)逗子市との容器包装プラスチック共同処理について
3 閉会中の継続審査について
4 その他
出席並びに欠席委員
出席 6名 欠席 0名
役職 | 氏名 | 出欠 |
---|---|---|
委員長 | 窪田美樹 | 出席 |
副委員長 | 石岡実成 | 出席 |
委員 | 横山すみ子 | 出席 |
委員 | 鈴木道子 | 出席 |
委員 | 待寺真司 | 出席 |
委員 | 笠原俊一 | 出席 |
オブザーバー | 議長伊東圭介 | 出席 |
傍聴者
金崎ひさ議員 飯山直樹議員 山田由美議員 近藤昇一議員 畑中由喜子議員 土佐洋子議員
説明のため出席した者の職氏名
説明のため出席した者の職氏名
福祉部長 | 仲 野 美 幸 |
福祉課長 | 鹿 島 正 |
福祉課主幹 | 坂 口 薫 |
福祉課課長補佐 | 佐 野 秋次郎 |
福祉課課長補佐 | 大 渡 覚 |
福祉課係長 | 岩 田 展 子 |
福祉課副主幹 | 柏 木 淳 子 |
教育部長 | 沼 田 茂 昭 |
学校教育課長 | 浜名 恵美子 |
学校教育課課長補佐 | 梶 浦 いづみ |
学校教育課係長 | 武 藤 達 矢 |
環境部長 | 高 階 歩 |
クリーンセンター所長 | 内 田 自 栄 |
クリーンセンター所長補佐 | 守 谷 悦 輝 |
環境課長 | 坂 本 泰 一 |
環境課課長補佐 | 雨 宮 健 治 |
会議の書記
議会事務局長 田丸良一
議会事務局次長 廣瀬英之
議会事務局局長補佐 永井秀子
会議録署名委員
委員長 窪田美樹
会議の経過
◎委員長( 窪田美樹君 )
おはようございます。全員おそろいですので、ただいまから教育民生常任委員会始めさせていただきます。 (午前10時00分)
すいません、会議のほう始まっているんですが、携帯電話のほう、皆さんマナーモード、電源をお切りになると、よろしくお願いいたします。
それでは、お手元のほうに次第のほうがあるかと思います。本日の付議案件として、付託案件陳情第30-15号臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情書、2番目、陳情第30-19号安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める陳情、(3)陳情第30-20号「介護労働者の労働環境改善及び処遇改善」の実現を求める陳情、(4)陳情第30-21号神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情、(5)陳情第30-22号国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情、(6)陳情第30-23号葉山町の教育環境の維持・充実のため、民間施設を教育施設として利活用することを求める陳情。2番目として所管事務調査、(1)葉山町自殺対策計画(案)について、2番目、葉山町いじめ防止基本方針(案)について、3番目、逗子市との容器包装プラスチック共同処理について。3番目、閉会中の継続審査。4番でその他となっております。よろしいでしょうか。それでは、本日次第のとおりに進めさせていただきます。
それでは、まず1番目の陳情第30-15号臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情書、こちらのほうは継続の審査となっております。これまで継続の審査、継続の理由といたしまして、出された資料等を読み込むなどのお話があったかと思います。一回、皆さんの御意見を伺うかと思いますが、いかがでしょうか。皆さんの御意見、よろしいですか。
それでは、次の陳情第30-19号に移ってよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)それでは、陳情第30-19号安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める陳情を議題とさせていただきます。
こちらのほう、資料のほうが出ております。それとあと現状などを伺うために、職のほうは待機させておりますが、いかがなさいますでしょうか。(「なし」の声あり)ごめんなさい。陳情の朗読をお願いいたします。30-19号お願いします。
( 書 記 朗 読 )
ありがとうございました。こちらの陳情なんですけれど、陳情者の方からは、意見書、意見を述べたいというお声もいただいております。例年の…ごめんなさい、職員の説明などいかが、質問などもしございましたら、職員の方には待機していただいていますが。よろしいですか。あと、この陳情者の方がお話を聞いてもらいたいというお声もありますが、例えばという、本日ではないので、これが、もし聞くとなると別の日に審査ということにはなりますが、皆さんのお考えを伺いたい。
◎委員( 待寺真司君 )
内容的には、これ毎年出ていて、当議会でも全会一致で採択して意見書を出しているということで、今回も同様な内容というふうに認識をする中では、やはり、まだまだ声を地方からも上げてほしいという声ではないかと思います。国会の請願なんかもついておりますので、恐らく国会のほうでも同様の内容が上がっていると思いますが。その提出者からの意見陳述については、もちろん受けるんですけれども、それがなくても私は採択しようかなとは思っているんですが。どのような形で依頼があったのか、その辺は事務局のほうになりますか、議長のほうに直接来ているとか、その辺の状況はどうなんでしょう。
◎議会事務局局長補佐( 永井秀子君 )
この陳情の提出に来られたときに、意見陳述をしたいというお話をいただきました。その後も、お電話等で意見陳述が必要かどうかというお答えが欲しいというお話をいただきましたが、きょうの教育民生常任委員会の結果をお伝えするということでお返事をしております。
◎委員( 笠原俊一君 )
私もね、今、待寺君が言ったように、毎年この30-19号と20号抱き合わせで毎年出ていて、当議会としては採択あるいは趣旨了承ということでなっていると思うんですね。私、職員に聞きたいのは、毎回出ていて、その改善に向かってどの程度動いてきているのかなということだけは聞きたいと思うんですけども。陳情者が意見陳述したいといっても、要は、聞いていただいて採択、可決していただきたいということだと思うので、そうしますと、結論が、もし、きょう結論が出れば、その願意は達成されてしまうので、その継続してね、聞いてから結論を出すということだったらばいいんですけども、きょう、皆さん、毎回のように結論が出てしまえば、何もお呼びする必要はないんじゃないかな。本人来られても、願意が達成されていればよろしいんじゃないかなという気はするんですけども。ただ、今もう一回言いますけれども、毎回、毎年のようにこの結論を出して、その方向が少しでも改善されているのかなということだけは、確認だけはしていきたいなと、このように思っています。
◎委員( 待寺真司君 )
私も同様なんですけれども、その確認はちょっと職員じゃ難しいのかなとは思いますので、もし確認するんだったら、陳情提出者にその状況とかを詳しく御報告いただくほうが、よりよいかなと思います。ただ、先ほども申しましたように、毎年、私も賛成して意見書提出にも同意をしておりますので、この今、先の陳情も出ましたけれども、両方とも気持ちは恐らく話を聞いても変わらないというので、きょう皆さんがそれでいこうということであれば、いいと思いますし。あと、詳しいこの状況、1年間の動きなどを聞きたいということであれば、閉会中にお呼びするというような形になろうかと、その二者択一かなというように思っております。
◎委員( 笠原俊一君 )
そうしますとね、とりあえず、きょう結論が出て、今後の結論次第なんですけども、結論導き出してしまうんであれば、後日、この12月ということではなくても、勉強ということで後でいろいろ聞くという手もあるんですよね。議運の委員長としても、日程の調整だとかいろいろ、この12月に入って難しいところがあるんじゃないかなという気がしてしょうがないので、合わせる気持ちなんですけども。結論はきょう出すのであれば、その後日の、我々勉強ということで待寺委員も納得していただければ後日でもいいのかなという気がするんですけども。
◎委員( 横山すみ子君 )
陳情を出された方が、ここで陳述したいというのは、今まで当議会がずっと意見書を送っているのを知った上でのお申し出なので、この陳情に関連しての陳述をしたいというふうに受けとめると、結論が少しおくれても意見を述べたいということと、あとこちらが聞きたいということが何点かあるのであれば、次の議会までの間に結論を出せばよいという判断をして、おいでいただくということになるのかなと思うんですが。
◎委員( 鈴木道子君 )
この陳情書の中に、若干ですけども、資料もついていますし、2017年度の医労連の数字も若干書いてありますので、相変わらずこういう陳情を求めるような状態だというふうに理解をしております。事務局のおっしゃるには、2回目電話かかってきてどうですかというようなお尋ねもあったということですので、私は、これはやはりこの改善は、我々としても求めていきたいところですし、今まで意見書を出していますので、私はこれでいいと思っております。特に聞かなくても、若干資料ついていますので、大体状況は、看護師さん等も私も知り合いいたりとかして、いろんな厳しい状況を聞いていますので、伺わなくてもいいかなという思いがいたしております。
◎委員長( 窪田美樹君 )
今、委員の皆さんから、お話を聞いてからという、思いは決まって、考えは決まっているんだけれど、御意見を伺う、お話を伺ってからというお声もありますが、いかがなさいますか。この陳情者は…(私語あり)今、休憩のお声が上がりましたが、よろしいですか。では、暫時休憩いたします。 (午前10時15分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時17分)
今、皆さんから少しずつ御意見いただいたんですけれど、先ほどもお話ししましたように、陳情者をお呼びしてからというお声と、採決をしてから所管事務として今後追っていくというお考えと2通りあったかと思うんですが、皆さんの御意見がまとまればと思うんですが、いかがでしょうか。
◎委員( 笠原俊一君 )
両方の気持ちがあってなんですよね。今、休憩中にいろいろな話を聞いたときに、やはり今国会で今いろいろ物議を醸している介護の問題等々もあります。ということで、なるべく早い結論だけ出しておいて、後日所管でお話を聞くということで調整でどうかなという思いがするんですけど、いかがでしょうか。(「賛成」の声あり )
◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしいですか。それでは採決に入らせていただきます。陳情第30-19号安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める陳情に賛成の方、挙手をお願いいたします。
( 挙 手 全 員 )
賛成全員です。それでは、こちらのほう、意見書を提出というお声がありますが、意見書のほうはどうされますでしょうか。
(「正・副一任」の声あり )
意見書案をつけて、それでは案のほうは正・副一任ということでよろしいでしょうか。
それでは、次の陳情第30-20号「介護労働者の労働環境改善及び処遇改善」の実現を求める陳情に移らせていただきます。陳情の朗読をお願いいたします。
( 書 記 朗 読 )
ありがとうございました。こちらのほうも職員のほう控えておりますが、待ってていただいておりますが、いかがなさいますでしょうか。19号と同じ方から出ているものではございます。
◎委員( 待寺真司君 )
私はちょっとこの陳情で毎年ちょっと重点を置いているというか考えているのは、この2番のところで、夜間の勤務体制について、例えば葉山町内の介護施設の状況なんかが、もし職員のほうでおわかりになるんだったら、その辺をちょっと聞きたいなとは思っているんですけれども。あとの皆様方の御判断にお任せしますが。その1点だけ、もし伺えればとは思っています。
◎委員長( 窪田美樹君 )
今、それでは職員に聞きたいということで、職員をお呼びしたいと思います。よろしいでしょうか。(「はい」の声あり )職員入室のため、暫時休憩いたします。
(午前10時24分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時26分)
それでは、職員の方の紹介をお願いいたします。
◎福祉部長( 仲野美幸君 )
おはようございます。職員の紹介をさせていただきます。隣から、福祉課長の鹿島です。主幹の坂口です。課長補佐の佐野です。同じく大渡です。福祉部長、仲野です。よろしくお願いいたします。
◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしくお願いいたします。それでは、質問のある方、挙手でお願いいたします。
◎委員( 待寺真司君 )
ありがとうございます。御出席いただきまして。毎年これ出ている陳情で、この願意というのは十分酌み取ってはいるんですけれども、状況だけ1点伺いたいんですが、町内の高齢者施設あるいは介護施設等において、ここの陳情者のにあるように、現行の利用者3人に対して1人以上を、実態に合わせて利用者2人に対して1人以上に引き上げることということが出ておるわけですけれども、その町内の事業者の状況、それからもう一つ、一人夜勤を解消するということが、これ非常に大事な視点かなとは思っているんですけれども、この辺の町内事業者の状況がもしわかれば教えていただきたいということで、質問をさせていただきます。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
特養と老健の状況を聞いてきました。夜については、ワンフロア1階に2名ずつ配置をしているというふうに聞いております。グループホームは、1名のところが多いというふうに聞きました。
◎委員( 待寺真司君 )
昼間の人員体制とかは、少しあれですか、ゆとりを持たせてやっているというような事業者はありますでしょうか。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
国の基準のほかに、法人の人員基準を設けておりまして、国の基準より、さらに厳しいと、配置は厚くしているというふうに聞いております。
◎委員( 笠原俊一君 )
そうしますと、坂口さん、余りよく聞き取れなかったんだけれども、葉山のこういった介護施設のほうでは、介護員というか労働環境は整っているということでよろしいですか。違うの。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
基準は満たしておりますので、整っていると考えております。
◎委員( 笠原俊一君 )
もう1点聞きたいんですけれども、今、国のほうで外国人労働者、介護の関係だけではないんですけれども、介護に特化してもいいんですけれども、葉山のこういった施設には、外国人労働者という方はいられるんですか。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
把握している限りでは、いないと考えます。
◎委員( 笠原俊一君 )
いない。もう1点伺いたいんですけども、この陳情の30-20号の中には、この外国人労働者という言葉一切触れていないんですけども、この団体の趣旨というものは厚くしろという、介護環境を改善してほしいという願意だということだと思うんですけども、その根底には外国人労働者も受け入れるという気持ちが入っていられるのか。私の読み方では読み取れないので、環境改善ということと手当の厚くということで、その外国人どう云々というのは一切含まれていないんですけども、そういう意味合い、外国人労働者をふやしてもいいよというようなものの動きとは全く関係ない読み方でいいのか、裏側のそういう方も入れて厚くしろという願意が含まれている団体なのか、ちょっとそこら辺も教えていただければ。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
当職といたしましては、ちょっと不明でございます。
◎委員( 横山すみ子君 )
当町の施設の情報ではないんですけれども、介護者を確保できないために、ベッド数というか、受けることはできるのに人数を抑えているという施設もあると聞いておりますが、当町の施設の状況では、そういうことはないということでしょうか。情報ございますか。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
知っている限りでは、そのようなことはないと聞いております。
◎委員( 鈴木道子君 )
夜勤で、一応1フロア2名という基準を満たしているということですが、グループホームの1名というのは、これについては、何か要望とか、ちょっと1名ではきついというか、そのようなお声等は把握してらっしゃいますか。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
特には町のほうでは聞いておりません。
◎委員( 鈴木道子君 )
ということは、大体、このグループホームの中身というのは大体想像がつくんですけども、今のところは支障なく、それで進んでいるというふうに理解してよろしいという状況なんですね。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
そのように考えております。
◎委員( 待寺真司君 )
ちなみに、今、町内のグループホームで、夜勤1人ということがほとんどだということですけれども、その入所者数はそれぞれによって違うと思うんですが、その辺の各ホームの人数というのはおわかりになりますでしょうか。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
入所者というか定員のほうが1カ所9名のところと、18名のところがございますので、定員としては27名でほぼ満床だと思います。
◎委員( 待寺真司君 )
定員18名のホームさんについても、夜勤については1人で対応、18名、満床だとして、18名を1人で対応しているということですか。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
ワンフロア1人なので、2階建てなので2人。
◎委員( 石岡実成君 )
わかればでいいんですけども、今、町内の介護に従事されている方たちの、その給与体系というのは、いわゆる問題になっているような、やはり全国的な、平均的にも余りよくない例えば状況なのか。九州のほうで起きた事件なんか見ていると、介護施設によって開きがあって、引き抜き合いというか、足の引っ張り合いというか、何かそういうことも起こっているというような現状があるという社会現象があると思うんですけど、その辺、葉山町はどうなのか、わかる範囲で教えてください。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
実際、介護職は動く方もいらっしゃるので、確保が難しいこともあるとは聞いていますけれども、基準はとにかく満たされているということです。
◎委員( 笠原俊一君 )
もう一遍伺いたいんですけども、ちょっとこの部分と少し離れてしまうかもしれませんけど、先日、窪田委員長さんのほうの一般質問の中で、在宅で介護する方が今後ふえてくるんじゃないかというような読み方をしたんですね。そうしますと、今の葉山の町、葉山の町から来るだけじゃないんでしょうけれども、体制として、各介護施設がそこでまとまってやる以上に、各家庭での介護が需要が多くなってきたときに、対応できるような体制なのかね。
今、坂口さんの話だと、ちょうどぴったりぴったり、何とかなっているよというような聞こえ方がするんですよね。十分にそういった人が需要を満たすだけあるよというふうに聞こえなかったんで、そういう聞き方をしていきたいんですけども、これからの葉山の町の現状を考えたときに、高齢者どんどんふえていきますよね。介護を必要とする方はどんどんふえてくると。そういう中で十分なのかどうなのかね。あるいはもっと急激にふえてくる可能性を踏まえたときに、体制はどうなっているのかということを聞きたいんですけど、いかがでしょう。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
お答えに難しいところなんですが、十分というのは、もう幾ら手を尽くしても十分とは言えないので、難しいことだとは思います。ただ、多くの高齢者の方が在宅で介護を受けることを選択した場合に、困らないように、システムを整えていきたいと思っているところです。
◎委員( 笠原俊一君 )
十分とは言えないということは不十分だということですよね、逆を返せばね。まだまだ足りないという方向だというふうに理解をしたほうがいいのかな。イエスかノーじゃないと、わかりにくい発言されると困るので、まだまだこれから必要な人員を確保していくという方向だということで理解でよろしいでしょうか。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
今のところは充足されておりますが、今後は足りなくなる可能性があるので、確保をしていかなければならないと考えております。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質問は。よろしいですか。それでは、職員退室のため、暫時休憩いたします。 (午前10時37分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時38分)
ただいま、職員の方に質問したんですが、皆さんの御意見ありましたら、お考えを伺いたいと思います。
◎委員( 待寺真司君 )
結論から申しますと、やはり採択して意見書を上げていきたいということで、陳情項目にあります、当然、処遇改善というのは、これからの超高齢化社会を迎える中で喫緊の課題であろうかと思いますので、この1番、3番については、もう当然のことと思います。
それから、いつも私2番の点で、一人夜勤の解消は絶対すべきだというふうに思っておりまして。もう2年前になりますけど、平成28年の台風10号の被害で岩手県の岩泉町の高齢者のグループホーム「楽ん楽ん」というところが、職員が1人しかいなかったために9名もの入所者が洪水の被害に遭われたという大変な事件が起きていまして、それからやはり一人夜勤というのは、特に高齢の方、足の不自由な方とかやはり耳が御不自由な方とか、そういった方がやはり集まる施設において、いざというときに1人で全員を逃がすということは不可能だというふうに思いますので、この辺はやはり、体制は夜は必ず2名、最低でも2名というような形でですね、国に対して要望して、その分の増員の部分については国費で賄うなど、やはり国の手厚い、そういった支援策が必要ではないかと、安全のためには絶対必要だというふうに思いますので、この陳情は採択して意見書は出すべきたと思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。
◎委員( 笠原俊一君 )
待寺委員と同じ、同意見で、やはり採択して出すということでよろしいと思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかによろしいですか。
◎委員( 鈴木道子君 )
私も採択でいいと思いますが、本当にその人間の尊厳の最後の部分で、よい環境で人生を終えるということ等も考えますと、これはもう大きな問題で、賃金等処遇改善はもちろんなんですけど、本当にこういう介護に関する方たちの、私はもう本当にステータスをね、もっと上げなければいけないということを、ずっと前から思っていますので、もうぜひ、職業に貴賎はありませんけども、特にこのとうとい職業に対するね、処遇改善とステータスのアップというのは、私は大賛成で、ぜひお願いしたいと思っています。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御意見よろしいですか。
◎委員( 横山すみ子君 )
当議会も毎年、意見書を出しているんですけれども、はかばかしく改善されてないということからいくと、継続してやることが、取り組むことが必要だと思いますので、採択して意見書を出したいと思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしいですか。それでは、採決のほうに移らせていただきます。陳情第30-20号「介護労働者の労働環境改善及び処遇の改善」のために国に対し意見書の提出を求める陳情に賛成の方、挙手をお願いいたします。
( 挙 手 全 員 )
賛成全員です。こちらのほうの意見書のほうは、いかがなさいますでしょうか。(「正・副一任」の声あり)意見書案のほうは、はい。
それでは、次に移らせていただきます。陳情第30-21号神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情に関して、陳情の朗読をお願いいたします。
( 書 記 朗 読 )
朗読ありがとうございました。こちらのほう、陳情者からの資料もついております。職員のほう待機していただいていますが、何か御質問等あれば。職員をお呼びするというお声が上がりました。よろしいでしょうか。それでは、職員入室のため、暫時休憩いたします。
(午前10時48分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時50分)
それでは、職員紹介のほう、よろしくお願いいたします。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
おはようございます。よろしくお願いいたします。左隣から、学校教育課長の浜名でございます。課長補佐の梶浦でございます。係長の武藤でございます。部長の沼田でございます。よろしくお願いいたします。
◎委員長( 窪田美樹君 )
お願いします。それでは、職員に御質問。
◎委員( 笠原俊一君 )
毎年この私学の助成制度というか、助成の拡充ということで出てきているわけなんですけれども、これについても当議会としては採択している現状だと思います。ただ、確認をしたことはないんですけども、この陳情に書かれている数字だとかいうのは、どこで確認してもわからないものですから、間違ってないということでよろしいでしょうか、まず。陳情者に失礼になっちゃいますけども、まず確認のために。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
ここに記載されている数字は間違っていないということで確認しております。
◎委員( 笠原俊一君 )
それでお伺いしたいんですけども、それと2018年度私学助成資料集というのはいただいていまして、その中で学費が、私学の学費が一番高いのは神奈川県ということで出ているんですね。東京だとか大阪だとか、もっと大きな私学がいっぱいあるところよりも高い現状というのは、神奈川県、何で高いんでしょう。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
佐賀県がなぜ高いかというところは、ちょっとこちら把握はしていないんですが。
◎委員( 笠原俊一君 )
佐賀じゃない、神奈川県。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
神奈川県ですか。神奈川県の現状、じゃあ御説明してもよろしいでしょうか。
◎委員長( 窪田美樹君 )
お願いします。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
ちょっと資料、本日お手元に配らせていただいているので、神奈川県の現状のほうを説明させていただきます。お手元に紫色の冊子、紫色のこの冊子になりますが、私立高等学校等の学費支援制度のお知らせ、これ平成29年度のお知らせになります。それから、もう1枚配らせていただいたのが、A4判のこの補助金を増額しましたという、私立高等学校等の学費支援制度の御案内。この補助金を増額しましたと大きな文字で載っているプリント、これが平成30年の…。
◎委員長( 窪田美樹君 )
皆さん、こうなっちゃうかもしれません。わかりますか、資料が。画面のほうをロックしていただいて、こうやるか、何か見やすいかと思います。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
それが30年の御案内になります。ちょっとこの資料に基づいてお話をさせていただきます。まず、この紫色の冊子のほうなんですけれども、タブレットのほうで、ちょっと2枚目になると思うんですが、よろしいでしょうか。神奈川県では、私立高校に通学する生徒の授業料等の補助、学費を補助しておりますが、これは市町村民税の所得割額によって、5つの区分ですね、に区分と、それから区分外に分けられております。また、補助額が国の補助による1.番の高等学校等就学支援金、これが国の補助になります。それから県独自の補助による2.の学費補助金から構成されております。このうち、区分3とそれから区分4が今回変わったんですが、まず29年度はこの区分3については国と県合わせて40万8,000円になります。それから区分4については31万2,000円となっておりました。これが29年度の補助額になります。
続いて、A4サイズの私立高等学校等の学費支援制度の御案内の裏面になるので、2枚目になるかと思います。をごらんください。神奈川県では今年度から、区分1の生活保護世帯及び区分2の市町村民税所得割額の非課税世帯に準ずる区分3、それから区分4の世帯に関する補助額について拡充を今年度からいたしました。区分3では補助額のうち、県独自の補助額、補助分を17万400円から19万4,400円に2万4,000円増額しております。同様に、区分4では13万3,800円から25万3,800円に12万円増額されております。その結果、区分3、区分4ともに、国の補助額と合わせて補助額を43万2,000円まで引き上げ、実質無償化になっているというような状況です。したがって、神奈川県の今年度の状況については、以上の形で増額されているという状況でございます。以上です。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。ちょっと資料がこう、カラー…タブレットだと紫と黄色とかが、ちょっとわかりにくいものです、すいません。
◎委員( 笠原俊一君 )
こちらの資料でいくとね、この助成、私学の助成資料という中で、要するに学費が高いのが京都に次いで2番目だと思うんです、この資料の中では。補助が大分上がってきたということは理解をしているんですけども、基本的に学費が高い。その何でかなということが質問なんですよ。東京とか大阪とか大都市、神奈川県も大都市なんですけども。普通に考えれば、東京が一番、学校数も多いしね、人口も多いんだから、そこがいい学校も、私学も多いですよね。その中で、何で神奈川県高いのかなということなんです。物価が高いというのは、東京のほうが高いんじゃないかなと思うんですけども。根本的に私学のもとが安くなれば、学費が安くなれば問題はなかろうと思うんですけれども。だから助成金がふえてくるのは当然いいことなんですけれども、もとが高いということは、もとの、私学の経営ということになるのかなと思うんですけども、その理由がわからないのでお伺いしたところなんですけども。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
ちょっと他県の状況は少しちょっとわからないんですが、恐らく想像で言うと、今おっしゃっていたように、人口であったり、それからそれに対する学生の人数であったりという、あとはその財力であったりというところもあるとは思うんですが。総合的に、それぞれ学校によっても、その学費というものも違います、学校によって違いますので、一概にどの県がどうだというところはちょっとすいません、こちら今の状況ではわかりかねます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
すみません、陳情の中に、県が学校に対して、高校に対して、整備費を、施設整備費というんですか、耐震化とかの整備費を神奈川県は補助していないという、ほかの県では、これを読むとほかの県ではそういう補助が出ているというふうに読み取れるんですが、そこら辺はおわかりになりますか。それが高額になる、整備費をどうしても、お子さん、生徒たちに振り分けなければいけない、負担してもらわなければいけないというふうに、そこが要因かというふうには書いてあるんですけれど、他県が私学高校に対して整備のお金を補助金を出しているとかはおわかりになりますか。
◎学校教育課係長( 武藤達矢君 )
陳情にあります、埼玉県のほうで確認しましたら、こちらのほうで施設整備費を一定の所得割、所得の方を対象に20万円を上限に出しているというふうなことが確認しています。施設整備費に関する補助ということです。
◎委員長( 窪田美樹君 )
個人に対してじゃなくて、学校に対して補助を出しているかどうかというのが。そういうふうに読み取れなかったですか、陳情のほうから。
◎委員( 待寺真司君 )
関連してなんですけど、いわゆる今、私学助成資料集というのを見ているんですけれども、お手元…部長しか見れていない。資料ありますか。それで、神奈川のいわゆる27年度の自治体、平均額が、施設整備費が25万9,000円と、全国では結構高いほうなんですけれども、他の自治体では、例えば2万、大阪なんかは2万6,611円ということで、この背景がちょっとよくわからなくて、例えば、ここの陳情にあるように、もう大阪の私学はほとんど耐震化が済んでいて、実際施設整備がかからないのか、神奈川は私学も耐震化がおくれているのか。その辺のちょっと神奈川の状況、耐震化とか、公立高校も非常におくれているので、県としては公立高校がね、まず優先しちゃうのかなという部分はあるんですが。その私学の耐震化の状況なんかは、町の教委のほうではちょっとつかめていますか、どうですか、その辺は。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
申しわけございませんが、ちょっとつかめてない状況です。
◎委員( 待寺真司君 )
そうすると、この横須賀・三浦地区でも、かなり私学がスポーツ施設とかすごく環境を整備していて、野球場にしろサッカー場にしろ。そういうその学校自体が、そうやってスポーツを強くしようということで、特化して施設整備費が県の平均が上がっているというふうに認識はしているんですけれども。いわゆる学校の事情でやっていることですよね。耐震という部分じゃないのかなというふうに思っているんですけれども、いかがでしょう。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
恐らくになりますが、学校の特色ということで、やられていると思います。
◎委員( 待寺真司君 )
葉山の、今もう3年生ほぼ進路のあれがあるんですけども、いわゆる公私の比率、ここ何年間のその、何ていうかね、状況というのはわかりますでしょうか。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
昨年になりますが、昨年は266名の卒業生に対して、私学が114名ということで42.9%、約43%。その前の年も43%ですね。大体30%か40%の間という形になろうかと思います。
◎委員( 待寺真司君 )
あと陳情者から、この神奈川県一言はがき集というのが届いておりまして、こちらの27ページがちょうど葉山町ということで、生徒さんからのこういう声が出ているんですが、実際その学校の教育現場で、先生方あるいは進路相談のときに、こういった話というのを先生方が直接耳にしているのかどうか、その辺についてはいかがでしょうか。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
こういった声を、この面談等で拾うことは余りないのかなとは思いますが、担任の先生から、こういう助成であったりということは紹介しますので、そういった話の中でこういう話になるかはあれですけれども、基本的に担任の先生がこういう話を聞く場面はないかなと思われます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。委員長からなんですが、葉山町でやっている、高校の補助金、補助のほうはどのくらいの利用の方が現在いらっしゃいますか。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
昨年になりますが、47名です。その前、平成28年が55名になります。今年度はまだ、年度途中の方もいらっしゃいますので、11月末現在で41人となっております。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございます。これもっと上げてくださいとかという声はないですかね。ここに今、葉山町からの声もある中で。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
特に町のほうで上げてくださいということは、特にこちらのほうには耳に入っていません。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございます。ほかに。よろしいですか。ありがとうござい
ました。それでは、職員退室のため暫時休憩いたします。 (午前11時04分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時05分)
ただいま職員との質疑が終わりました。御意見ある方お願いいたします。
◎委員( 待寺真司君 )
平成30年度、神奈川県も随分その補助額を、補助要件も含めて上げてきたなというのは、今回の資料集見る中では感じるところでございますけれども、ただただ、その他県との比較になってしまいますと、県として、もう少し私学に通うお子様への助成というのを出すべきなのかなというところはあります。ただ、その、いわゆる低所得者への対策としては、今回非常に、神奈川県590までですかね、随分上げたなというふうには思いますので、これをどこまで上げるのかというのは一つありますけれども、他の自治体を見ると、例えば生活保護世帯は全額とか、全額にプラスしている自治体なんかもありますので、そういったほうにちょっと手厚くしていくということは、私は賛成したいと思いますけれども、どこまでやるかというのは非常に難しいなと思います。やっぱり私学自体は特徴あって、やはり経営ですから、生徒さんに来てもらって経営が成り立つという中で、体育館の設備なども立派な学校が多いですし、それに比べて今、公立高校はどこももう古くなって、耐震化もなくて、そちらのほうに神奈川県としても力を入れていかなきゃいけないという部分も、一方ではわかるところもありますので、その辺のバランスは非常に難しいと思うんですけれども、やはり高校通うお子さん、あるいはその上に大学生のお子さんがいたりとか、そういった御家庭に対するその私学高校の負担というのは、非常に重くのしかかるというものもありますので、引き続きこちらの陳情は採択をして、拡充に向けて県に対して意見書を出していくべきだとは思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。
◎委員( 笠原俊一君 )
私もこれについては賛成です。文武両道でいろいろなね、優秀な生徒、スポーツにおける優秀な生徒だとか、やはり私学に通ってるのが見受け、多く見受けます。また、勉強についても非常に優秀な生徒を集めて、それなりの私学の有名校というものも私学に多いし、神奈川県にもかなりあると思うんですけども、その中でやはり神奈川県というのは、そういった優秀な子供たちをつくるところなんだというように、地方に行くと子供たちのそういう、何というかな、能力を一生懸命引き上げて、おらが町にはというところは多いと思うんですよ。やはり最終的には人材の育成ということが県に求められてるし、神奈川県というのは人材の育成のために、湘南国際村だとかそういったものをつくってますので、もっと大いにその、日本全国に向けてPRするためにも、きちっとした対応をしていくべきじゃないかなというように私は思いますし、待寺君に今いろいろ言っていただいたんですけども、そういったためにもやはりいろんなところから声を上げていくべきなのではないかなというように、私は考えておりますので、賛同いたします。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいですか。
それでは皆さんの御意見が出そろいました。それでは採決に移らせていただいてよろしいでしょうか。陳情第30-21号神奈川県に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情に賛成の方、挙手をお願いいたします。
( 挙 手 全 員 )
賛成全員です。意見書のほうはいかがなさいますでしょうか。
(「正・副一任」の声あり )
ありがとうございます。
それでは、次の陳情30-22号国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情の朗読をお願いいたします。
( 書 記 朗 読 )
ありがとうございました。こちらのほうは、先ほどのは県に、こちらのほうは国にというところであります。皆さんの御意見や、職員をお呼びするかどうか。職員のほうは大丈夫ですか。はい。
◎委員( 笠原俊一君 )
国に対してというのはよくわからない部分があるんですけど、当然先ほどの県に対するものに連動しているというように考えて、これも同じように採択すべきなのではないかなと思うんですけど。
◎委員( 待寺真司君 )
先ほどの資料の中で、例えばその大阪府なんかは、もう高校私学無償化、もう府の政策としてやってるけども、やっぱりそれは府の持ち出しということでやっておられると思います。結局それが都道府県格差ということにつながっておりますので、やはりそこの部分を補填するには、国が一定の私学に対する助成も出さなきゃいけないというのは十分理解できますし、引き続きそれは求めていく。あらゆるチャネルから押していかなきゃいけないんですが。
ただ、私の心情としては、どっちかというと義務教育費の国庫負担制度を、2分の1復元が先に立つんですけれども、教育費全般がOECDの中で最下位という、一番低いという中を解消するには、やはり国費の全般的な予算の配分を教育費に向けていくという中の一つとしては、もう十分これもその対象で当然ありますし、さっき言ったような都道府県格差が私立の中でも起きないようにしていくためには、一定程度のレベルを国が補助するということは当然のことではないかと思いますので、陳情採択して意見書は出すべきだというふうに思っております。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。
◎委員( 横山すみ子君 )
私学は独自のよさはあるとは思いますけれども、私学を選ばざるを得なくなるという生徒さんもたくさんおられる中で、学費の負担がこれほど重いというのは、本当に、教育の平等から言っても問題だと思いますので、国に対しても意見書を出したいと思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございます。
◎委員( 鈴木道子君 )
やはり現状の少子化等を考えますとね、教育というのは大変に重要な視点でありますので、これはもう本当にもう、できることなら教育は全て無償にすべきだというふうに私は思っているくらいですので、この陳情については賛成で意見書を出していただきたいと思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御意見よろしいですか。
それでは採決に移らせていただいてよろしいでしょうか。陳情30-22号国に私学助成の拡充を求める意見書の提出を求める陳情に賛成の方、挙手をお願いいたします。
( 挙 手 全 員 )
挙手全員です。これ、意見書のほうはいかがなさいますでしょうか。
(「正・副一任」の声あり )
はい、ありがとうございます。
それでは次の案件に、次に移らせていただいてよろしいですか。それでは、次の陳情第30-23号葉山町の教育環境の維持・充実のため、民間施設を教育施設として利活用することを求める陳情の朗読をお願いいたします。
( 書 記 朗 読 )
ありがとうございました。この陳情に関してですが、もし職員…職員をお呼びすると言っても教育委員会なのか施設課なのかがわからないんですが。この陳情いかが、どう…皆さんの御意見をまずお伺いしたいんですが。
◎委員( 待寺真司君 )
一番最後に「なお、また町長にも同趣旨の要望書を提出しました」ということで、既に町長のところに入っているということは、何らかのこの要望書に対する見解を町側が持ってるとすれば、それを聞いてからじゃないとというふうに思いますので、それが教育委員会と話し合われてるのか、その辺がちょっと状況がわからないので、もしこの要望書を受けて何らかの動きがあるのであれば、その説明をまずいただければなとは思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
これ、ヤシの実としていますが、教育長には出されてないんでしょうかね。ここに町長ということは書かれているんですが、本来、お話のほうは行ってるのかな。私たち教育民生で、旧上山口小学校のほうも、旧校舎のほうも見てまいりました。陳情にありますように、老朽化や耐震の問題などは、私たちも理解してるところではあります。それで現状、町はこの要望書を受けて、預かって、要望書を受けてどのように考えてるのかを聞きたいというところでよろしいでしょうか。
◎委員( 笠原俊一君 )
私はあそこのこの経営…神奈川県の経営福祉財団のあの場所で、何度も会合を開いたことがあるんですよ。非常にすばらしい施設でした。講堂も50人ぐらいのものもありますし、パーティー会場もできるし、食堂のところもあるし。ただ、その今、現状がどうなっているのか、誰が持っているのか。それを老人施設に移行するって、残念だったなという思いがあるんですけども、誰が所有して購買できるのか、その費用が幾らなのか。今どの程度に荒れてしまってるのか全くわからないので、そこら辺を聞かないことには、ちょっとこれでそのまま使えるものなのかもわかりませんし、今の現状がまずわからないことには、先に進めないなと思ってます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
待寺委員から、先ほど町の現状ということでお聞きしたい、町はどのように考えているかというところをお聞きしたいというところで。
◎委員( 待寺真司君 )
今、笠原委員がおっしゃったとおりなんですけど、私自身も何度も使ってて、非常に建築の意匠も凝っているので、よくそういったところは雨漏りがしてしまうとか、経年劣化でね、そういうのもあるので、今、笠原委員おっしゃっていただいたのであれなんですけど、その内部の状況とかも含めて、その辺のことまで町のほうがわかってるのかどうか、その辺を聞きたいと思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
暫時休憩します。 (午前11時25分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時30分)
職員の紹介をお願いいたします。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
それでは引き続きよろしくお願いいたします。学校教育課長の浜名でございます。課長補佐の梶浦でございます。係長の武藤でございます。部長の沼田でございます。よろしくお願いいたします。
◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしくお願いします。それでは御質問のほうお願いいたします。
◎委員( 待寺真司君 )
この陳情なんですけども、一番最後に「町長に同趣旨の要望書を提出しました」ということで、ただその内容を見ると、いわゆるピンポイントでヤシの実さんをその移転先にどうですかということで、当然教育委員会のほうに町長から、こういう要望書あったよということで、内部で話されてるんじゃないかと思うんですけれども、その辺の見解、要望書を受けてどのように町として考えているのか、教育委員会として考えているのか、その辺のお話を聞かせていただければと思います。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
まずヤシの実の件ですけれども、この場所、研修センターにヤシの実を移転させるということは、今まで一度も考えたことはありません、教育委員会としては。過去に保健センターとか福祉文化会館、また教育総合センターの2階とか、幾つか過去に移転先を検討してきたことはありますけれども、再三言っているとおり、ヤシの実に通っているお子様たちが非常にデリケートな部分がございますので、慎重に移転先を考えていたんですけれども、なかなか見つからないで今まで来ていると。ただ、ことしなど、災害等もふえてきておる中で、耐震性が担保できない、そういった状況を踏まえて、今現在は緊急的に急いで移転をすべきということで、来年度の予算の話になりますので、まだ全て査定終わっていませんので、要するに今現在は、上山口小学校の本校舎の2教室分を緊急の移転先として、ヤシの実の移転先として整備したいということで、当初予算に向けて進めているというところでございます。学校の、当然教職員の皆さんにも、当然もう打ち合わせはしておるところでして、加えて喫緊では、ヤシの実のあの…あ、当然ヤシの実の担当の先生も含め、上山口小学校の管理職も含めた先生方とも調整を進めておりまして、加えて直近では保護者の方にも説明させていただいておりまして、その内容については耐震性に問題があるということは、保護者の皆さんも従前から承知をしているところでして、声としては、場所が上山だということで安心された、そういう意見が非常に多いというところで聞いております。それがヤシの実の状況でございます。
◎委員( 待寺真司君 )
今、初めてそのお話も伺ったので、移転先、非常に前から議会の中でも出てたし、旧校舎のもう状態というのは本当に、本当に一刻も早いという部分があったので、それに向けて動かれてるということは安心したんですけど、じゃ一応担当課としてはこの要望書が出て、こういったピンポイントの場所については、今のところはもう上山口の部分で動いてるので、一つの候補としてはあるけれども、優先からしたら上山口ということを念頭に置いてるということでよろしいですか。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
はい、そうです。先ほども言いましたとおり、その環境を激変させないというのは非常に重要かなと思っておりますので、繰り返しになりますけど、保護者の皆さんとかの御意見も、上山でよかったという、やはりそういう自然、その環境を考えて、上山でほっとしたというような意見もございますので、今ここの場所というのは、過去も想定したことはございませんので、今はそういう状況です。
◎委員( 待寺真司君 )
1点だけ確認。いわゆるその、例えば教育総合センターにしようとか、福文にしようといったときに、近くにやはり通ってる生徒さん、児童・生徒さんたちが多く通るのでという部分が一つ移転のネックになってたというふうにあるんですけど、上山口の場合は動線も含めて、校舎内のちょっとどこの場所かわからないんですけれども、その辺の対応も含めて考えているということでよろしいですかね。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
過去いろいろ移転先を模索するときに、当然その動線といいますか、他の学生と交わらないとか、いろいろそういうのは考慮しておりました。今考えているのは、当然上山の本校舎の一番手前のほうを考えておりますので、それについては当然、何ですかね、壁などで遮断をし、動線を交わらないような、その整備は必要だと思ってます。一般の生徒たちと一緒の昇降口から入るとか、そういったことはもう当然考えておりません。
◎委員( 笠原俊一君 )
そうしますと、今、これは別として、今の堀内にあるその福祉財団の研修センター、これは全然頭に入れてないよと。あくまでもヤシの実としては来年度の予算に、今の上小の校舎の一部を改修して直すと。それは一応暫定的なのかどうかわかりませんけれども、その校舎を直せば、しばらくの間はそこで対応していくということですよね。ですよね。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
そのとおりでございます。
◎委員( 笠原俊一君 )
例えばその将来的にこちらということは、今の話の親御さんだとか、こういうことを考えたら…考えて今、沼田部長がおっしゃったように考えると、移転の可能性はないということの理解でいいのかなと思うんですけど。堀内へのね。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
この先の部分はなかなかわからないところではあるんですが、子供の声としても、ちょっと子供の声をそのままちょっとお伝えしますと、社会福祉会館や教育センター、一色小、南郷上ノ山公園とかは地獄ですよという言葉。それから小学校の中にあることについては、壁などで一切遮断してもらえるから大丈夫かな、上山口という場所が変わらないならここでよかったというような声もありますので、そういったところを踏まえて、本当に非常にデリケートなお子さんなので、そういった声を反映していきたいと思ってます。
◎委員( 鈴木道子君 )
ついでに聞いちゃいますけど、その今、ちょっと進みつつあるような感覚ですけれども、耐震化等考えても、本当に一刻も早くという話が出てますし、それは随分前から出てましたけども、大体その、具体的にこの話が進みますと、いつごろ入校…入所といいますか、使えるようになる想定ですか。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
予算の関係もあって、今後どうなるかというのもわからないんですが、なるべく一刻も早くということで、今のところ2020の4月からを考えております。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。
実際、ヤシの実さんからここに、堀内にこういうところがあるからここはどうかという声は聞いたことはありますか。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
ヤシの実側からということであれば、全く聞いたことはありません。
◎委員( 鈴木道子君 )
全く聞いたことないというので、それに尽きると思うんですけども、町長にも同趣旨の要望書を提出しましたとありますけども、町長のほうから、例えば教育長にということもないでしょうね。ないんでしょうね。部長がね、聞いたことないということは。町長も教育委員会の方向性がよく把握できていらっしゃるので、そこどまりなんでしょうね、はい。もう一度確認で。聞いてらっしゃらないですよね。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
町長にはですね、この陳情については先ほど私が申し上げたヤシの実の今後の予算、来年度予算に絡む内容のことだけは伝えてはおります。要するに、この場所は想定したことないということは伝えてます。(私語あり)
町長からはないです。町長からはないです。ただ、私の…私のというか、教育委員会側からこの陳情に対して、教育委員会としてはこの場所をヤシの実の移転先として検討したことはないということは申し上げてるということです。それは私のほうから、私というか、教育委員会のほうから町長に申し上げたと。
◎委員長( 窪田美樹君 )
すいません、あと1点。臨時的というか、長期的な、絶対に上山口小学校、今後ずっとというお話ではなかった、そういうふうにはとれなかったんですが、それが何年間かわかりませんが、2年とか5年とかわかりませんが、永久的に上山口小学校ではない。その先は移転を考えるというようなことでしょうか。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
今回は緊急的な移転ということになるので、今後のところは子供たちの通う様子ですとか実態に応じて、その年々でお子さんの様子も違いますので、そこは長期的に見ながら、どこが適切かということを見ていきたいというふうに思ってます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいですか。
(「なし」の声あり )
それでは、職員退室のため暫時休憩いたします。 (午前11時42分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時43分)
皆さんの御意見をお聞きできればと。
◎委員( 笠原俊一君 )
この陳情自体が、今、教育委員会のほうとの話を伺って、非常に勇み足の陳情だなというように思いました。ただ、私個人の考え方としては、何らかの町が使える施設として、あそこの場所は使いたいなという願望はありますけれども、ただ、ヤシの実ということに触れられているので、これはこの部分を全部、ヤシの実に通う親御さんあるいは本人からの、ほかのところは地獄だというようなお答えがあったようにね、全くそのヤシの実のことを考えてない陳情になっているので、その辺をどういうふうに扱うかということで御協議する、協議する必要があるんじゃないかな。場所的には、あそこがまだ問題ないものであれば、葉山の町の財産として私は使っていきたいという気持ちはあります。
◎委員( 待寺真司君 )
ちょっと取り扱いが非常に難しいなというふうには思うんですけれども、今、笠原委員が言われたように、そのヤシの実の件に関しては、教育委員会のほうで一定程度の目途を持って、次年度予算に向けてというお話がきょう我々も初めて伺ったわけで、そういった動きの中で、じゃあこの陳情をどうするかと言ったときには、教育民生常任委員会としてはこれは採択ではないかなと。先ほど笠原委員が言われたように、私自身もあそこはすばらしい環境ですし…(私語あり)ではないかな、違う違う。ではないかな。ではなく、趣旨了承あるいは、あるいは結論を出すのかどうか。もし、例えばここの陳情の中に書かれている、いわゆる老人ホームの部分であったりとか、町のコミュニティーの推進ということになると、今度改めて陳情をその内容で出し直していただいて、総務建設のマターになるのかなと。当然これを町が受けるということになれば、公共施設の整備計画の中にも当然組み込まれて、大規模改修もしなきゃいけないでしょうし、その辺の考え方を町としてどう持つのかなということを考えると、この陳情はきょうで審査終了か、あるいはどうするかはちょっとまた皆さんの意見を聞きながらなんですけれども、教育民生常任委員会としてはこれはもう、ヤシの実の件については決着はついたというふうに私は思いますので、扱いが難しいなと思ってるので、どうしましょうかというところです。
出し直してもらえるのが一番いいのかなとは思う。もし、願意がそっちのほうにもあるのであれば。ヤシの実一本であるんだったら、きょうここでもいいと思うんですけども、他の内容も含まれてますので、その辺は多くの方が署名されてますので、その辺、出し直しということもどうなのかなというのは、ちょっと思ってますけれども。
◎委員( 笠原俊一君 )
今、待寺委員が非常に苦慮された発言をされてるんですけども、単純にこの中身読みながらやれば否決、不採択ということになるんですけど、非常に誤解を生みやすい問題になってしまうので、一回私としてはこれはこういうことで、ヤシの実の移転先としてはそぐわないよということで、この方たちに、もしあれでしたら継続、もう一回休憩してどうするかあれするんですけども、出し直ししなさいよと。ほかの部分では非常に願意をね、取り上げられる可能性もあるということで、どうなんでしょうね。このまま行けば採択、不採択ということであれば、不採択するしかないと私は思いますけど。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御意見は。
◎委員( 鈴木道子君 )
ヤシの実のこと、よくきょうの委員会で説明を受けまして理解したところです。この最後に、この研修センターをヤシの実の移転場所として、さらに学童や町民のために速やかに利活用することを陳情しますとありますので、やっぱりこれはヤシの実の流れを多分御存じないことが十分に考えられますので、いや、これはね、その「さらに」の部分の趣旨はキャッチできますので、これやっぱり出し直しをしていただいたほうがいいと思いますね。その御意思があるならね。だから、今ここでどうするかというのは、どういう扱いかは、どうかちょっとまだ考え中です、私も。
◎委員長( 窪田美樹君 )
いかがなさいますか、御意見。先ほど待寺委員のほうから、願意がどこにあるのかというお話がありました。ヤシの実なのか、それとも地域コミュニティーのほうなのか。願意が、本当は地域コミュニティーなんだけれど、そこから入るよりはというところで、こういう出され方をされたのか、願意が本来どこにあるのかというところが…と思います。
◎委員( 笠原俊一君 )
上段の部分のね、ヤシの実、ヤシの実って書いてあるので、上段の部分で、そこで堀内光徳寺近く、通称諏訪の台にある云々、設置場所として利活用することを求めますということで一回切れてるんですよ。その後ですから、やっぱり願意は一応、一番大項目のヤシの実の移転先ということをうたってますのでね、それをこの委員会で、その今、教育委員会の話を聞いたときに、ヤシの実のものにそぐわないということですから、これをそのままとるわけにいかない。だから普通であればだめよということで、不採択になってしまいますけれども、いろんなことを考えていって、もっと研究するということであれば、出し直しをすると。きょうのところはどうするかということで、このまま委員長のほうで継続するということでさせていただいて、調整とっていただいたらいいんじゃないかなと思うんですよね。もうこのままで、陳情者がこのまま行くよということであれば。じゃなかったら、もう結論出しちゃうか、不採択でやってしまうか。
◎委員( 石岡実成君 )
ちょっと一回暫時休憩して、話をしてもう一回やりませんか。
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩のお声があります。よろしいでしょうか。
それでは暫時休憩いたします。 (午前11時50分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後0時00分)
皆さんの御意見があればと思います。いかがでしょうか。
◎委員( 笠原俊一君 )
今、教育委員会をお呼びして、ヤシの実の…ヤシの実に通っている子供たち、親の気持ちを考えた話を聞きました。非常にこの場所にはそぐわないということで、また、ヤシの実の実情をこの方たちが何ら精査しないで出した陳情ということで、あそこの場所は非常にいい場所で、気持ちはわからないではないんですけども、本陳情については全く取り合わないということがわかりましたので、この陳情については不採択にするべきだと思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御意見。よろしいですか。
◎委員( 横山すみ子君 )
非常に対応に悩む陳情で、気持ちはすごくよくわかるんだけれども、メーンの陳情趣旨がヤシの実をあそこでというふうになっているので、これは採択もしくは趣旨了承するというのは、その方向に議会も押していくよということになりますので、この陳情は、きょうの教育委員会とのやり取りその他を含めて、採択は難しいかなと思っております。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいですか。
それでは、陳情第30-23号葉山町の教育環境の維持・充実のため、民間施設を教育施設として利活用することを求める陳情に賛成の方挙手をお願いします。
( 挙 手 な し )
賛成ゼロで、不採択となります。
休憩、昼食のため暫時休憩させていただきます。再開は1時となります。 (午後0時02分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後1時00分)
それでは、所管事務調査に移らせていただきます。所管事務調査の1番目、葉山町自殺対策計画(案)についてを審査…審査じゃない、調査いたします。職員入室しておりますので、職員の紹介をお願いいたします。
◎福祉部長( 仲野美幸君 )
それでは、自殺対策計画についてよろしくお願いいたします。職員の紹介をいたします。隣から、福祉課長、鹿島です。主幹の坂口です。課長補佐、佐野です。係長の柏木です。同じく、後ろに行きまして…ごめんなさい。すいません、係長の岩田です。柏木は、すいません、副主幹です。
◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、説明のほうお願いいたします。
◎福祉課長( 鹿島正君 )
本日、貴重なお時間いただき、ありがとうございます。今年度、福祉課が主管課となって策定を進めてまいりました葉山町自殺対策計画の案がまとまりつつありまして、来週からパブリックコメントを実施することとなりましたので、この場で御報告と御紹介をさせていただきます。
自殺対策計画は、平成28年4月に改正された自殺対策基本法において、都道府県並びに市町村に計画策定が義務づけられ、本年3月には神奈川県において、かながわ自殺対策計画が策定されております。葉山町においては、提出をさせていただいた参考資料のスケジュールにありますように、庁内検討会議、策定委員会等を重ねて本日に至っておりまして、来週10日から1カ月間のパブリックコメントを実施の上、年度内には計画を策定いたしたいと考えてるところでございます。
本日、議員の皆様には、あらかじめ御案内をさせていただくことといたしました。よろしくお願いいたします。
引き続き、内容のほうも少し説明をさせていただきます。お手元の資料のとおりでございます。
順に、かいつまんで御説明をさせていただきたいと思います。
最初は、計画策定の趣旨等でございます。2ページにありますとおり…ごめんなさい。5ページ…6ページにありますとおり、計画の性格と位置づけ。葉山町の総合計画の中でですね、各種さまざまな庁内の計画とリンクをさせるような形で位置づけをしております。計画の期間につきましては、平成31年度からの5年間ということで予定をしております。本年3月策定のかながわ自殺対策計画は、30年度から34年度の5年間ということになっておりますが、本町の計画は31年度からの5年間といたしたいと思います。
次のページに、「なぜ社会全体で自殺対策に取り組むのか」という参考の資料を、そのまま厚生労働省の資料を引用して載せておりますけれども、こちらちょっと読ませていただきますが、「自殺は、その多くが追い込まれた末の死です。自殺の背景には、精神保健上の問題だけでなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などのさまざまな社会的要因があることが知られています。自殺に至る心理としては、さまざまな悩みや原因で追い詰められ、自殺以外の選択肢が考えられない状態に陥ったり、社会とのつながりの減少や、生きていても役に立たないという役割の喪失感から、また与えられた役割の大きさに対する過剰な負担感から、危機的な状態に追い込まれてしまう過程と見ることができます。そう考えると、自殺に追い込まれるという危機は、誰にでも起こり得る危機です」ということを重く捉えまして、その後、計画のほうに説明進めさせていただきますが。
第2章では、計画策定の背景ということで、こちらはさまざまな資料の引用をしておりまして、葉山町や神奈川県の現状を示している資料となっております。タブレットの16ページ、資料の12ページになるんですが、「葉山町の自殺者の特徴」というところも、少し紹介をさせていただきます。神奈川県の平成29年自殺死亡率15.1に対して、葉山町は3.1ということで、県内の33市町村では最も低い状況でございます。葉山町の平成24年から平成28年までの5年間における21人の自殺者の性…性別、年代別等の特性から、高齢者、生活困窮者、勤務・経営、子供、若者、無職者、失業者に対して、重点的に取り組む必要があるとされています。とはいえ、葉山町については自殺者数が人数としては少ないため、この分析結果のみで葉山町の自殺者の傾向を読み取るということは非常に難しい状況にあります。いわば、葉山町が自殺者の特徴がないというのが特徴だというふうに捉えて、この計画を策定してまいりました。参考までに、次のページには、自殺の背景にある危機経路を考えると、早期支援が可能となるようなことで、さまざまな経路についても例示をしているところでございます。
続けて、資料の15ページですが、これまで葉山町では自殺対策としてどんなことをしてきたかということを、次に触れております。ゲートキーパーの養成研修を主なものとしまして、鎌倉保健福祉事務所を中心に、鎌倉市、逗子市、葉山町等で構成されております「いきるを支える鎌倉・逗子・葉山実行委員会」などにも参画し、さまざまな講演会等の啓発活動を実施してきているところでございます。
そこまでの現状や自殺者の統計などを踏まえて、資料の18ページ、タブレットの22ページになりますけども、葉山町の自殺の実態を踏まえて、基本理念を「誰も自殺に追い込まれることのない、生き心地のよい葉山町で暮らそう」ということを第一理念に掲げ、それを実行するための基本方針として4本の柱を立てました。4本の柱については、この後説明をさせていただきます。
この5年間の計画目標としては、5年間を通して誰も自殺者を出さないということを数値目標として掲げております。
4つの柱につきましては、次ページ以降に示させていただいております。この4つの柱、1つ目は心の健康づくり、2つ目は自殺対策に対する普及啓発、3つ目が相談支援の充実、4つ目が関係機関の連携強化ということで掲げておりますが、それぞれその施策を展開するためには、こういった視点でこの柱を見ていこうということが、この後の第1項目目です。例えば、心の健康づくりであれば、心の健康とは、世界保健機関(WHO)の健康の定義を待つまでもなく、生き生きと自分らしく生きるための重要な条件です。心の健康には、個人の資質や能力のほかに身体状況、社会経済状況、住居や職場の環境、対人関係など多くの要因が影響し、中でも身体の状態と心は相互に強く関係しています。鬱病は心の病気の代表的なもので、多くの人がかかる可能性を持つ精神疾患であり、自殺のうち、かなりの数はこの鬱病が背景にあると考えられています。
心の健康を維持するための生活や心の病気への対応を多くの人が理解し、自己と他者のために取り組むことが不可欠であると考えられます。こうした状況を踏まえて、自殺対策という観点からも、あらゆる世代やあらゆる場面において、心の健康づくりのための取り組みを進めていきます。
というような視点を持ってですね、(1)具体的な取り組みということで、役場全体で、例えば妊娠中から子育て中の親とその子供に対して、母子保健事業を通じて心の健康づくりを促していきますなどという取り組みを実施していきたいというふうに、計画のほうで織り込んでおります。
以下同様にですね、2本目、3本目、4本目の柱については、各世代ごとにですね、主な取り組みを掲げて、この計画を実施していくということで計画の中に盛り込んでおります。
今回この計画を策定するに当たっての特徴の一つは、葉山町としての取り組みについて、主に担当する部署ということで、各課がそれぞれがですね、こういう取り組みをしますということで、全庁的に検討会議を開く中で、各課から意見を出してもらったり、こういうことをやりますという取り組みを挙げてもらったり、それをこの計画に盛り込んだというのが、一番の特徴になろうかと思います。
最後に、この自殺対策の計画の推進体制と進行管理については、第5章のほうで触れさせていただいております。第5章の3で、施策の目標値についてもですね、PDCAサイクルを回して計画を実のあるものにするためには目標が必要だということで、最後の施策の目標値についても策定の中に盛り込んでおりまして、例えば、ゲートキーパー研修…養成研修の職員の修了者数、今現在はまだ71人しかいませんけれども、今後5年間でその倍以上にしていく。そして、その受講者の70%が自殺対策の理解が深まったというようなことを目標に研修会を行うなど、具体的な目標を掲げております。
最後、それ以降につきましては、資料編ということで、自殺対策基本法や、今回の計画策定に当たっていただいた策定委員会のメンバー、あるいは策定委員会規則などを資料としてつけております。
大変雑駁な説明で恐縮ですけれども、ここまで自殺対策計画案がまとまってまいりましたので、御案内をしたいと思います。よろしくお願いいたします。
◎委員長( 窪田美樹君 )
御説明ありがとうございました。先ほど、佐野課長補佐もお手が挙がってましたが、よろしいですか。それでは、委員の皆さん、何か御質問ありましたら。
◎委員( 横山すみ子君 )
資料を拝見させていただくと、自殺された方の人数が、平成13年かな、あたりがすごく多くて、あと、どんどんどんどん少なくなってきているんですけれども、何かそれは特徴的なことがあったんでしょうか。
◎福祉課副主幹( 柏木淳子君 )
日本全国として、金融危機…金融機関が破綻して、一気に平成9年、10年でわっと上がって、国も県も、経済的な困窮が目的で自殺することのない日本をつくろうということで、平成8年ぐらいから日本を挙げて社会的に取り組みが進んでまいりました。
その時期は、葉山町も同様に…葉山町、少し亡くなる方が多い時期、少ない時期がばらつきがあるので、必ずしもそうとは言えないんですが、40代、50代の方が日本全体として亡くなる方が一気にふえていたのは、金融危機が発端とした自殺対策のきっかけになった形です。リーマンショックのときにも、自殺者がふえるのではないかと懸念されたんですが、そのときには普及対策が進んでいたおかげだと思っているんですが、そんなにふえなかったんですね。葉山町も同様にふえてはおりません。なので、そういった社会的問題としましては、日本全体、神奈川県全体は低下してきていまして、葉山町もそういう影響においての自殺者は減ってきているのではないかと思っていますが、人口が何分少ないので、それだけで完全にもう…ことしと昨年度お1人、お1人だったんですが、もうこのまま人数が少ないままで済むかというと、そういうものではないというふうに考えております。ちょっとすいません。もしかしたら、ちょっとお答えのポイントが違ったかもしれないんですが、そのような形です。
◎委員( 横山すみ子君 )
行政のほうから見ると、非常に保険の未納というか、追っかけきれない数が出た時期が、ちょうどそのころだったかなと思うんですが、そういう面では、最近はそこは少し落ち着きを見せているということでしょうか。経済的な…収納率すごく上がってきてはいるんですけれど。その当時は、本当に住所がわからなくなりましたというのも多かったんですね。ありがとうございます。すいません、税のほう、おわかりにならないとは思うんですが。
◎委員( 鈴木道子君 )
葉山町で過去に亡くなられた方で、例えば葉山町の何らかの部署に、何らかの御相談とかあった方が亡くなられたというような例をもしつかんでいらしたら、教えてください。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
統計を…自分の経験から言いますと、何年か前に、ちょっと高齢者で包括支援センターと一緒にかかわったケースで、危ないなと思ってたのが不幸にしてお亡くなりになったというケースは1件ございます。あとは、直接的には私はないです。
◎委員( 待寺真司君 )
この9ページに、世代別の葉山町内でのデータがあって、ちょっとびっくりしたのが、20代が多いかなという気がしてて、その要因ですね。例えば過労とかね、働き方改革の部分でなった方も20代ということで、若くしてね、命を絶ってしまうと。この辺の葉山の20代男女で、これだけ発生してしまって、その辺の状況とかについては、役場のほうでは押さえてますか。
◎福祉課副主幹( 柏木淳子君 )
厚生労働省の自殺センターから、各日本全国の市町のプロファイルというのがきてるんですが、人数が余り少ないところは、正確な数字が出せないような状況なので、お話しできる範囲になりますが。この20代はほとんど近い…最近ではなくて、結構前に、同じ年などにほとんど亡くなられています。自殺の一つの側面として、東北のほうでは、「ひょうたん風邪」という方言…方言というか、地方の言葉があって、お一人亡くなると、もう伝染病のように自殺の方がふえるんですね。岡田有希子さんが亡くなった…アイドルの方が亡くなったときも、どんどん亡くなくなりましたけど、自殺は同じような状況とか、同じような気持ちの方に伝播する傾向が非常に強いんです。ちょっと…私がまだ福祉課にいない時代なので、どういった状況なのかは詳しくはわかりませんが、恐らくは、狭い町の中で、そういった気持ちの伝播のようなものがあったのではないかなというふうに推測されます。なので、心の健康づくりとか相談とかを挙げたのは、その移る気持ちというのを、なるべく早くカットしていって、その気持ちを相談のほうに向けていかないと、口コミなのでどんどん同じ年代の方が亡くなる可能性は、今後もあると考えてます。
◎委員( 待寺真司君 )
パブコメなんですけれども、どういう…議会は議会でという形。それとも、もう一個人として、そのパブコメに出す…どういう手法で。
◎議会事務局長( 田丸良一君 )
ことしの4月からだと思うんですけれども、議会での取りまとめというのはしないということで、議運の中で決めていただいてると思います。期間を、どうしても議会で、事務局でまとめると、前倒しにしたりといったような状況も生まれるので、各個人で出してくださいという話になってございます。もし出された場合は、事務局のほうに出しましたということで同じ資料をいただければ、最終的に公表のところでは、議会のホームページのほうでは、何々議員から出ましたということで掲載はさせていただきます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質問。
◎委員( 笠原俊一君 )
一般的に、自殺というと想像するのが、子供の場合はいじめ、若い人だと恋愛問題、中高年になると経済的なもの、あるいは高齢者になると健康上の理由とかね。範疇が非常に広いし、今、福祉課の皆さん来られてるけども、実際に福祉課で動いていけるのというのは、どっちかというと高齢者だとか中高年というかね。わかる範囲が。じゃあほかの部分だとか、特にわからないので、若い方のね、恋愛問題だとか、相談なんで来ないですよね。小学校だとかそういったいじめの分野についても分野が違うので、その体制自体は多岐にわたるような場所になろうと思いますし、それこそ、何ですか、命の電話だとか、そういったところだとか、警察だとか、非行だとかもね、含めて、かなり分野というか、いろんなところと密接にかかわっていかないと、あるいは地域の民生委員さんだとかね。すごい範囲が広いと思うんですけども、そういう体制というのは確立を…相談というのは名前はあったようですけれども、確立はできているの。
◎福祉課長( 鹿島正君 )
今回の自殺対策計画について、福祉課が主管課となって取りまとめをさせていただいたところですけれども、取り組みに関して実施をするのは、各課において、それぞれの課が何をできるかという視点で、取り組みについて各庁内会議の委員から出していただいたり、庁内会議に入っていない課からも意見をいただいたりした結果として、今回の計画をまとめておりますので、この計画にありますとおり、第4章の自殺対策の施策にのっとって、主に担当する部署も決まっておりますし、そしてその部署がそれぞれについて何ができたのか、あるいはその結果として今年度の葉山町の状況はどうだったのかということで、第5章において推進体制と進行管理についても、この計画の中で盛り込んで定めているところでございます。
◎委員( 笠原俊一君 )
非常に自殺といっても、その年齢層によって、さっき言ったように違いがあるし、そこに入り込むということ自体がね、生きる権利があるんだから自殺する権利もあるんじゃないかというような人も中にはいるようだし。いろんな新聞だとか書いてあると、単純には子供たちはいじめの問題から、高齢者は孤独の問題からとか、健康上とかいろいろあるけども、それだけじゃない部分っていっぱいあるんでね。どういう…一番わかるというのは、御近所さんというのかな。ちょっと行動がおかしいねとか、そういったところしかないのかな。24時間見られ…見ることができない役場の職員というのが、計画はつくるけど、現実に即してるのかなという疑問が出てしまうんですけども。本当に地域の方々の、御近所さんだとか、隣近所、仲のいい人たちとか、そういった確立をする…しないとね、現実問題というのは非常に難しいんじゃないかなと。逆に、今度は福祉課でも、今のプライバシーの侵害だとかで入り込めないのもかなりあると思うので、形はつくるけど現実的に入り込めないのは、かなりのあつれきというのか、感じてられるんじゃないかなと思うんですけど。現実問題としてどうなのかなと思うんですけど、いかがでしょう。
◎福祉課課長補佐( 佐野秋次郎君 )
まさに今、笠原委員がおっしゃったとおり、大変難しい部分はございます。ただ、例えば地域に目を向けたときにですね、民生委員さんにゲートキーパーの研修を受けていただいたり。結局、発見するのはそれぞれの人なので、その人たちが最後まで、見つけた人が、気づいた人が最後までという形にならないように相談体制を充実させたり、あとは休日や夜間でもやってるような機関とつながったり、そういったことがこの計画の中に盛り込まれてますので、現実的にどうなのか、難しい部分はあるんじゃないかなという御意見だったんですけれども、そういった部分を踏まえて、少しでもみんながつながって、自殺者を出さないというためにつくっている計画ですので、内容的にもそれを目指してやっていくというものになってますので、ぜひ御一読いただいて、御意見をまたパブコメで寄せていただければありがたいと思います。
◎委員( 鈴木道子君 )
大変にしっかりした計画をこれからつくって、自殺防止ということが機能するようにしていきたいと思ってますけども。今、ゲートキーパーが474人いるということですけれども、このゲートキーパーの方あるいはお医者様のほうから、例えば、ちょっとケアを必要だというようなことというのは今までありましたか。そういうシステム的なことはあったんでしょうか。
◎福祉課副主幹( 柏木淳子君 )
そうですね。精神科の医師から自傷の可能性があるのでということで連絡というのは来ますし、精神…もう限りなく、自傷で亡くなりそうなぐらいぐあいが悪い場合は、入院が一番の選択肢になります。なので、そういった場合は、先生方が診療所であれば病院に連絡をして、措置入院であるとか医療保護入院の手続になりますので、時間の早さが大事になりますので、それはこちらに連絡が来るのが後だったりする場合もあります。例えば、休日・夜間などで、御家族が…家族が、うちの家族がもう死ぬと言って包丁を出してるといった場合には、もう警察から精神科のほうに連絡がいって、そのまま入院になったりですとか、かかりつけがいる場合は、連携している病院に連絡をして、そのまま入院になって、昼間になってからこちらに連絡が来る場合もあります。なので、大きい市町村のように、このルートでこういうふうにしなさいというのは、あえて決めていないほうが、葉山町の大きさだとちょうどいいのかなと思ってまして、それで先生方には御協力をいただいているような状況です。
◎委員( 鈴木道子君 )
お医者様との関係は大体わかりました。あと、ゲートキーパーの方からの、何か役場に情報提供があるというようなこともあるんですか。今まで。
◎福祉課副主幹( 柏木淳子君 )
ゲートキーパーの方からの連絡というのは、今のところはないですが、もう少し早い段階というか、本当にもう死にたいとかではなくて、何か生活が大変そうなのとか、民生委員さんは3年連続して受けていただいてます。基本講習、フォローアップ、基本講習、フォローアップみたいな感じで、フォローアップのほうは、そのとき民生委員さんたちが困っている内容を取り上げたりして、なるべく実際に近いような形にしてまして、御相談…自殺に特化した御相談じゃなく、もう少し早めでいただいてるので、直接自殺というふうな相談のカウントにはならないのかなというふうに考えてはおります。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。すいません、各課にお一人の…例えばですけど、お一人の方に関して、各課に…いろんな課にまたがった案件ってあるかと思うんです。福祉課だったり。そういうときの連携の仕方というのは、定期的に…常に1カ月に1回会議が開かれてるわけではないと思うんですが、そういう会議の…会議というか、連携の体制はいつ、どのように開こうとかというのは…招集の仕方ですか。そのようなものはどうなっているんでしょうか。
◎福祉課主幹( 坂口薫君 )
ケースが発生したときに、逐一連絡は取り合っております。例えば、うちのほうで50代の方が鬱になったんですがみたいな連絡をいただくと、じゃあお子さんがいた方だったら、どうなってるんだろう、御家庭はみたいなところで、日々ケース連絡等は、事案が発生したときにとらせていただいております。あと、庁内会議については、今後頻度とかについては…定例的な会議については、今後検討していくところです。
◎委員長( 窪田美樹君 )
すいません。進行管理…このやつで30ページ、進行管理の葉山町自殺対策庁内検討会議というのとは、また別…これはPDCAサイクルのための会議であって、いろんなケースの場合の会議とは全く別の位置づけということでよろしいですか。
◎福祉課長( 鹿島正君 )
今、委員長おっしゃられたとおりでございます。あくまでも、この計画については、計画の見直し等について、第5章での進行管理をしていくということでございます。先ほど御質問されて、今、坂口が答えた件については、日々起きている事案についてのことであって、計画にかかわらず、その案件になれば、その時点で福祉課なり子ども育成課なりということで、関係機関連携して既に実施していることでございます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
その判断の仕方が個々で違うかと思うんです。鬱とか病気の診断があれば別ですけど、逼迫している状況というのは、個に…個でも違いますし、係…担当課の感じ方でも違うかと思うんですが。そこのあたりの判断というんですか、非常に難しいと思うんですが、どのようにされるんでしょうか。
◎福祉課課長補佐( 佐野秋次郎君 )
そういう意味では、役場全課通しての連携の中にですね、ゲートキーパーの養成研修とか、そういった知識の構築の中でですね、こういった、例えば自殺企図にかかるような発言があったと。例えば、税の徴収に行ったときに、もうこんなことなら死にたいという発言があったんだというような話があった場合にはですね、すぐに福祉課につなげていただいて対応すると。そういった、今現在個々にばらつきはあるかもしれないという話は、確かにそういう部分はあると思うんですけど、そういったものをなくさず、いかに気づきをきちんとできるかというのも、またこの計画の中で位置づけられてる部分ですので、ぜひ、なるべくばらつきがないように、そういったものを対応できるように進めていきたいと考えております。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしい…。
◎委員( 鈴木道子君 )
ゲートキーパーの養成研修を受けてゲートキーパーになるのはわかるんですが、ゲートキーパーになった方に対する追加の研修とか情報提供とか、そういうシステムはどうなんですか。
◎福祉課副主幹( 柏木淳子君 )
葉山町はまだ登録制はとっておりませんで、全国のゲートキーパー研修を行う方向性はそれぞれちょっと違うんですね。神奈川県のゲートキーパーは、最初、心サポーターというところから始まっておりまして、自分と手の届く距離の人たちの気づきをまずしようというような位置づけで始まっておりますので、登録制ではなくて、受けた方が持って帰って、自分の生活で実地で…実地というか、生活に根差して活動をしてくださいというような方針をとってます。ただ、サポートが入りにくい商工会…大きい企業は、企業でそれぞれ精神保健的なメンテナンスというかフォローもありますし、お家にいらっしゃる主婦の方々などは、町民健康課のお教室に来ていただいたり何だりする方法もあるんですが、なかなか支援が届きにくいのが、個人営業だったり、商工会の方々がなかなかちょっといろんな支援が入りにくいかなと思いまして、商工会に関しては、ここのところ3年ぐらい青年部と婦人部に分かれて、初期研修だったり、フォローアップの講座を行っております。それも、先ほどの民生委員さんの内容とは違って、商工会の方はやっぱりお酒のつき合いとか、過重…自営業なので過重労働という言い方がいいのかよくわからないんですが、時間の不規則さだったりとか、リスクが各段にちょっと違う方面なので、それに合ったフォローアップ研修はさせていただいております。
◎委員( 鈴木道子君 )
大体こういう葉山町ぐらいの自治体は、登録制という形ではないんですか。登録制にしろ登録じゃないにしろ、実質的に効果がある活動なり、受け入れ態勢ができていれば私はいいと思うんですけども。それは、登録制についてはどうなんですか。将来を指向しているのか。その辺ってどうなんでしょうか。
◎福祉課副主幹( 柏木淳子君 )
今後の話は、また計画が始まって、進捗状況を評価しながら検討していく部分かと思うので、今の情報だけお伝えをしますと、大和市などは登録制にしております。あと、近隣市も計画が始まったら登録制にしようかなというような話も出ているようです。
それは、市民…ゲートキーパーになった市民の方が、みずからほかの市民に啓発をしていくような活動を見越してなんですね。懸念としましては、先ほど相談の方を早く派遣するというお話が出てましたけど、例えばお金がないんですというような相談でも、お金がないといいながら鬱が隠れていたり、家族不和が隠れていたり、問題が複合化している方が、やはり自殺の企図の方には多いので、市民の方で、研修ってそんなに時間は長くはなくて、割とライトな研修が多いので、それを受けた方が実際に活動することが、完全によい方向に働くのかどうかちょっと心配な部分もあり、葉山町も登録制にする、しないに関しては、恐縮ですが、ほかの市町村の状況を見て評価させていただきながら、また葉山町の状況も見ながら考えていきたいなと思ってます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに
◎オブザーバー( 伊東圭介君 )
すいません。福祉課のほうでは、この自殺者の認定というかな、それはどういうふうにしてるんですか。警察のほうの情報なのか、どういう認定をしていますか。
◎福祉課副主幹( 柏木淳子君 )
警察統計と厚生労働省が出す統計と2種類ありまして、警察統計のほうは、日本人でも外人でも全員…全部自殺の方は自殺でカウントして、発見地でのカウントになります。葉山町が今回使っているものは、人口動態といいまして、先生が死亡確定をして、死亡届を出したときに自殺と書いてある…疾病…亡くなる方の死亡分類に、がんとか高血圧とかの中にがんと…自殺という項目がありまして、その自殺と書いてある方が、この計画に載せさせていただいてるものになります。
◎オブザーバー( 伊東圭介君 )
あと、福祉課のほうで、行方不明の方の…というのは確認ができてるんですか。また、警察等からそういった情報提供があるのかどうかも含めて。
◎福祉課課長補佐( 佐野秋次郎君 )
基本的には、福祉課として自殺者が出た…例えばですけど、町内で自殺があったという話が福祉課に持ち込まれるということはないですね。というのは、あくまでも個人情報の問題もあるんですけども、住民基本台帳法に基づいて死亡届が出されたりするわけですけれども、それが統計として、例えば年度で固まって、葉山町は平成30年度何人でしたというのを知って、初めて福祉課は知り得る情報です。ですので、福祉課に日々町内でこんなことがありました。行方不明者が見つかって、どうも自殺だったらしいですという情報が持ち込まれるということは、自殺という観点からはないです。行方不明者が出たという話について、見つからないけどというような御相談があることはありますね。(「痴呆高齢者とか」の声あり)
そうですね、それが議長の御質問で、その先について結果的にどうだったかという話は、直接は入ってきません。
◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしいですか。よろしいですか。それでは、職員退室のため暫時休憩いたします。
(午後1時40分)
◎委員長( 窪田美樹君)
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後1時42分)
それでは所管事務調査の2項目目、葉山町いじめ防止基本方針(案)について調査を始めます。
職員入室しておりますので、職員の紹介をお願いいたします。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
それではよろしくお願いいたします。学校教育課長の浜名でございます。課長補佐の梶浦でございます。係長の武藤でございます。部長の沼田でございます。よろしくお願いいたします。
◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしくお願いします。それでは御説明のほう、お願いいたします。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
それではよろしくお願いいたします。最初に葉山町いじめ防止基本方針(案)について、本日御説明をさせていただく趣旨でございますけれども、現在、教育委員会におきまして、来年度2019年の4月からこの方針を施行できるように、12月の定例教育委員会において承認をいただく予定で準備を進めております。そしてこの基本方針の案には、いじめの防止に向けて関係機関が連携を図るために必要な組織や、いじめ調査に係る必要な組織を設けることになっております。この組織の設置に関しましては、年明けの議会第1回の定例会において、葉山町附属機関の設置に関する条例及び葉山町非常勤特別職及び費用弁償に関する条例の一部を改正する議案を出させていただく予定でございますので、したがって現段階では葉山町いじめ防止基本方針の案の状態ではございますが、あらかじめ議員の皆様に御説明させていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
まず本日の資料ですけれども、まず資料1としてA4・1枚ものでいじめ防止対策推進法の策定から、町のいじめ防止基本方針の策定までの流れについての1枚もの。それから資料2として、葉山町いじめ防止基本方針の案、それから資料3に葉山町いじめ問題対策連絡協議会設置に関する規則の案、資料4として葉山町いじめ問題調査会の設置に関する規則案、以上4種類の資料となっております。
それでは資料1からごらんください。初めに、なぜ今年度葉山町でいじめ防止基本方針を策定する運びとなったのか、国・県の動向を踏まえて御説明したいと思います。このプリントの1番目、いじめ防止対策推進法の策定についてですけれども、国がいじめ防止対策推進法、以下「法」と申し上げますが、を制定し、平成25年9月28日に施行をいたしました。これにつきましては2011年10月11日に発生した、御存じかと思いますが、滋賀県大津市内の当時中学校の3年生の男子生徒がいじめを苦にとうとい命を失った事件がございましたが、この事件にかかわる学校や行政の隠蔽体質が発覚、問題視されたことが誘因となっております。この法につきましては、いじめ防止等のための対策を総合的かつ効果的に推進するため、基本方針を定めております。また、この法には国、それから地方公共団体、学校それぞれの役割というものが明記されておりまして、法の第11条には「文部科学大臣は」、そして法第13条には「学校は」の書き出しで、いじめの基本的な方針を定めるものとなっております。したがって国、学校につきましては、いじめ防止基本方針の策定が必須になっております。また法の第12条には、地方公共団体は基本的な方針を定めるよう努めるものとなっておりますので、都道府県及び市区町村は、いじめ防止基本方針の策定は努力義務ということになっております。このように法の中で国、地方公共団体、学校それぞれの責務が明確に示されました。
このプリントの2番です。国、それから神奈川県、葉山町、町立小・中学校におけるいじめ防止基本方針等の対策までの流れが図に示させていただいております。縦が時間の流れ、横が国、神奈川県、葉山町、葉山町立小・中学校の欄になっております。まず、国はこの法を受けまして、平成25年10月11日にいじめ防止等のための基本的な方針を策定いたしました。それを受けまして、県は努力義務ではございますが、学校が定める方針の指針となるよう、平成26年4月に神奈川県いじめ防止基本方針を策定し、関連組織を設置いたしました。飛んでいただいて、さらに町立の小・中学校ですけれども、小・中学校では国・県の基本方針を参酌して、平成26年5月から12月にかけて、学校いじめ防止基本方針を策定し、いじめ防止等対策委員会、いじめ等調査委員会を設置いたしました。この時点での葉山町が方針を定めていないのですが、見解といたしましては、現状として大きないじめ問題等発生していなかったこと、それから保護者等と信頼関係を保ちながら対応が各学校図られているということ、それから小さい町の特性を生かして、迅速に学校と教育委員会、さらには関係機関、そして教育委員会と町長が適宜情報交換、連携が図られているということを鑑みまして、ここで方針を策定せずに、他市町村の策定状況や今後の動向を注視していくという判断をいたしました。
そのあと、一方国のほうはですね、法の施行後4年を経過した平成29年3月14日に基本方針の改定を行いました。そしてそれに倣って県も国の改定を受けて、平成29年11月に基本方針の改定をしております。国や県が平成29年にこの基本方針の改定を行った幾つかの課題が挙げられますが、課題としては基本方針等に基づく対応が教職員に周知徹底されていなかったということ。それから一部のいじめについては担任どまりになっていたということ。それから学校全体で情報共有がなされず、管理職による点検指導が行われなかったということ。それから第三者調査委員会、いわゆるいじめ問題調査会と言われているものですが、この設置に関してスタートの時点でかなりおくれてしまって、遺族との協議を円滑に行うことができなかったことなどが挙げられています。さらにその県が改定した基本方針の中に、市町村が設定するいじめ防止基本方針については、国の基本方針に加えて、県の基本方針も参考として改定することが望まれますというふうにうたっております。したがって、県は多くの市町村が既に基本方針を策定してるという前提での表現になっております。このような流れを受けまして、葉山町においても、現在の国、県、市町村の策定状況、それからいじめを取り巻く社会的な背景、それからもしもの場合に備えておくという必要性から、今年度葉山町いじめ防止基本方針を策定することになりました。以上が大まかな流れになります。
次に、資料2の葉山町いじめ防止基本方針(案)の冊子をごらんください。この基本方針は国や県の基本方針を参酌して策定することとなっておりますので、ほぼ国・県に倣って葉山町の方針を作成させていただいております。この冊子は大きく4本の柱で構成されておりまして、ちょっとおめくりいただいて、目次のところを見ていただきたいのですが。4本の柱、大きく構成をしております。ローマ数字1.として、基本的な考え方、いじめに対する基本的な考え方ということで、いじめの定義、基本認識、基本理念、いじめ防止等の考え方を載せさせていただいております。それから2本目の柱、ローマ数字2.には、基本的施策、措置ということで、町が実施する措置、それから町教育委員会が実施する措置、そして学校が実施する措置を書かせていただいております。そして3本柱のローマ数字3.、重大事態についてということで、いじめの重大事態の説明と、それからいじめの重大事態が発生したときに、学校または教育委員会、町がそれぞれ行う対処について載せさせていただいております。そして4本目の柱、ローマ数字4.には、いじめ防止等を推進する体制ということで、学校と町及び教育委員会が持つ組織を明記させていただいております。
ということで、次に1枚おめくりいただいて、2ページですね、2ページをごらんください。
ここから今申し上げた4本の柱に沿って、それぞれ詳細を書かせていただいております。一つ一つお読みする時間もございませんので、ポイントのみ追っていければと思います。まず2ページの1番上ですね。1.、基本的な考え方の、ここでポイントになるのが1番目、いじめの定義についてです。法の第2条に、ちょうど上から2行目の後段からになりますが、心理的または物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものを言う、というふうにいじめを定義しております。
そして、このまとまりの下の2行目になりますが、葉山町においても、法の定義や国の方針に基づき、児童・生徒本人がいじめと感じたものは全ていじめとして捉え、というふうに記載させております。きめ細やかに子供たちを見ていく基本的な姿勢をここで示させていただきました。
それからちょっとページを飛んでいただいて、4ページをごらんください。4ページの一番下段になりますが、(4)として、いじめの解消について書かせていただいてます。4ページの一番下に、いじめは単に謝罪をもって解消している状態と安易に判断することはできないというふうにしておりまして、5ページのちょうど※印のところに「文部科学省は」というところがあるかと思いますが、平成29年に改定した基本方針の中で、行為がやんでる状態が3カ月間継続し、被害者が心身の苦痛を感じていないなどをいじめの定義として示しております。安易にいじめが解消したと捉えることがないように、ここで明記をさせていただいております。
それから、同じく5ページの下段に柱の2本目、基本的施策・措置が書かれております。1番に町が実施する措置。そして6ページの下段から、町教育委員会が実施する措置ということで、6ページ、7ページ、8ページまで書かせていただいております。それから8ページの下段には、学校が実施する措置ということで明記をさせていただいております。町、それから教育委員会、学校のそれぞれが法に基づいて、関係機関、家庭、地域との連携であったり、あるいはいじめの未然防止やいじめの早期発見のための措置、いじめに対する措置など、それぞれの具体の取り組みが書かれております。
それから11ページに飛んでいただいて、11ページの中段からは柱の3本目、3.、重大事態についてを明記しております。まずこのいじめの重大事態についてなんですけれども、このページの白丸2つ書かれておりますが、1つ目に、重大事態かどうかの判断は、以下の考え方により原則として各学校が行うことになっております。何をもって重大事態と判断するかについては、その下のアスタリスク2つありますが、アスタリスクの1つ目、いじめを受けた児童・生徒の生命、心身または財産に重大な被害が生じた場合として、例えば自殺を企図した場合、身体に重大な障害を負った場合、金品等に重大な被害をこうむった場合、精神性の疾患を発症した場合などを想定しています。また、その下の2つ目のアスタリスクですが、いじめを受けた児童・生徒が、そのための相当の期間欠席を余儀なくされている場合(年間30日を目安とする)。ただし、一定期間連続して欠席している場合は、上記目安にかかわらず、重大事態として対処するとしています。
これが、今申し上げたことが重大事態の捉えというふうになっております。
ページ12ページに行っていただいて、2番に学校または教育委員会による重大事態の対処。それから13ページの中段からですね、3番、町による対処を明記させていただいております。この重大事態が発生してから、その対処の流れについては、この冊子の一番最後のページにフローチャートが載っておりますので、そこで詳しく御説明をさせていただきます。
そして14ページからが柱の4つ目になります。いじめ防止等を推進する体制を明記しております。ページ14ページですけれども、法第22条に基づいて、学校におけるいじめ防止等のための組織といたしまして、先ほどの表に掲載しておりましたが、いじめ防止等対策委員会を各学校で設置しております。このページの(2)に、組織の構成員になりますが、構成員としましては、管理職、総括教諭、児童・生徒指導の担当教員、教育相談コーディネーター、学年主任、養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー等を中心として構成し、対応する事案の内容に応じて学級担任や教科担任、第三者等も構成員に追加するなど、柔軟な組織対応を図ることとして構成をしております。そしてその下の(3)の組織の役割ですけれども、この役割としましては、いじめの未然防止として、いじめが起きにくい、いじめを許さない環境づくりや、いじめの早期発見、それから事案の対処、さらには学校いじめ防止基本方針の策定や見直しなどを取り扱うことになっております。
15ページの中段からが、先ほど申し上げた町及び教育委員会のいじめ防止等のための組織になってます。ここからが年明けの第1回の定例会に出させていただく3つの附属機関になります。
まず(1)ですけれども、関係機関の連携のための附属機関を設置するとして、法の第14条の規定によりまして、葉山町いじめ問題対策連絡協議会を設置いたします。この連絡協議会につきましては、常設をするもので、今のところ年2回程度の開催を予定しております。それからイの連絡協議会の構成員ですけれども、いじめの防止等に関係する行政機関及び関係団体の代表者等で構成しますということで、今想定してるのが児童相談所の職員、それから警察、それから校長及び児童・生徒指導を担当する教員等で構成を考えております。それから、その下のウ、連絡協議会の役割ですけれども、いじめ防止等に関する関係機関相互の連絡調整を図るとともに、町の基本方針に基づく各団体の取り組みであったり、あるいは地域の状況であったり、あるいは効果的な取り組みや関係機関との連携、基本方針の検証、見直し等を所掌することになっております。
これが葉山町いじめ問題対策連絡協議会の内容です。
それからその下に(2)として、調査のための附属機関ということで、葉山町いじめ問題調査会を設置いたします。16ページに行ってください。この附属機関につきましては、法の第28条第1項の規定により、学校で発生したいじめの重大事態の調査を行うため、教育委員会に附属機関、葉山町いじめ問題調査会を設置しますということになっております。この重大事態の結果については、調査結果につきましては、町長が必要があると認めた場合…あ、失礼しました。読み上げるところ、ちょっと間違えましたので、今の取り消してください。この名称ですけれども、葉山町いじめ問題調査会の名称ですが、各自治体で違って、若干違っておりまして、第三者委員会と言われる、いわゆるそういった言い方をされているものです。この調査機関につきましては、常設ではなく重大事態が発生し、本調査会において調査を進める場合には、臨時に招集をかけて実施するものになっております。イのところの調査会の構成員ですけれども、学識経験者、弁護士、精神科医、心理や福祉の専門家等で構成をしております。構成員は5名を予定しております。それからウの調査会の役割ですけれども、今申し上げた学校で発生したいじめの重大事態について調査を実施するという形になっております。
それから(3)の調査の再調査のための附属機関ということで、葉山町いじめ問題再調査会を設置いたします。アの再調査会の設置ですけれども、法の第30条第2項の規定によって、学校または教育委員会が行ったいじめの重大事態の調査結果について、町長が必要があると認めた場合には、町部局に再調査を行うための附属機関として、葉山町いじめ問題再調査会を設置いたします。したがって、再調査会につきましては町部局が所管することとなっておりまして、総務部の総務課が担当することになっております。
そして最後のページには、先ほど申し上げた重大事態が発生した場合のフローチャートになっておりますので、ちょっとこの図の説明をさせてください。一番下に星印のようなところに「重大事態発生」というふうに書いてあるかと思います。町立の小・中学校において、重大事態、先ほど申し上げた重大事態は、生命、心身または財産に重大な事態が、被害が生じた疑いがあったり、あるいは相当の期間、学校を欠席することを余儀なくされてる疑いが生じたときに、重大事態と各学校が判断した時点で、白い矢印を追っていただきたいんですが、発生の報告をまず教育委員会にいたします。教育委員会はその発生の報告を受けたら、速やかに町長に発生の報告をいたします。葉山町教育委員会の四角の枠の中を見ていただきたいんですが。学校から重大事態の発生の報告を受けたら、教育委員会はまずどちらの組織で調査を行うかの判断をいたします。どちらの組織でというのは、学校が設置している学校の調査組織、いじめ防止等対策委員会で調査を図るのか、行っていくのか、あるいは上の葉山町いじめ問題調査会で調査を実施していくのか、どちらで調査を行っていくのかの判断を教育委員会が行います。ほかの自治体の様子を見ていると、学校が持っている調査機関を使ってということは、なかなか被害者側の感情であったり、それからいじめを公平・公正に調査をしていくという意味で、なかなか学校の組織を使わないことが多いのがほかの自治体の現状です。いずれにしましても、学校ないしは町のいじめ問題調査会で調査を行うかを判断をいたします。で、調査を行います。調査はそれぞれの調査会で行った後、教育委員会に報告があって、ちょっと塗りつぶしてある矢印です。その報告を町教育委員会が受けましたら、速やかに町長に報告を行います。このときに希望に応じ所見を添付というふうになっておりますが、ここに関しましては、いじめを受けた側の御希望に応じて所見を添付することができることになっております。その報告を町長に行うという形です。その後ですね、その調査内容について不備が例えばあるとか、あるいは保護者、いじめを受けた被害の保護者がもう一度調査を行ってほしいなんていう御要望があったときには、町長が再調査の必要性の判断をして、もし再調査を行うというふうになった場合は、法第30条に規定している、葉山町いじめ問題再調査会で再調査を行うことになります。その報告をまた町長に戻して、町長はその再調査会の調査結果を今度は町議会のほうに報告するという形になります。今申し上げたここ、大まかな流れになりますが、これに関しては、本当に開きたくないものというか、やりたくないものと考えておりますが、万が一こういったことが発生したときには、このような流れになっているというふうに御理解いただければというふうに行います。
基本的ないじめ防止基本方針の内容は以上になります。あとは資料3には先ほど御説明させていただいた、葉山町いじめ問題対策連絡協議会の設置に関する規則案、それから資料4はいじめ問題調査会の設置に関する規則案を参考資料として添付させていただきました。説明長くなりましたが、以上になります。
◎委員長( 窪田美樹君 )
はい、ありがとうございました。何か御質問ある方。
◎委員( 待寺真司君 )
資料の1でちょっとわかりづらいんですけれども、葉山町いじめ防止基本方針の下に、※印が1、2、3と、今回設置する協議会、調査会、それから再調査会が1.、2.、3.って※印がついてて、下の文章で※印がついてるところがあって、ここのちょっと連動性がよくわからないんですけれども。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
大変申しわけございません。この資料、大分修正に修正を加えてですね、連動はすいません、※印しておりませんので。葉山町いじめ防止基本方針の※印はちょっと取っていただいて。表の中の※印をとってください。大変申しわけございません。
◎委員( 待寺真司君 )
それで調査会のところで、基本方針の一番最後のほうの、先ほどの表で御説明いただいたんですけれども。このいわゆる議会への報告義務というのは、再調査会だけしか負わないということで、最初の段階でのいじめ問題調査会の報告に関しては、町長だけへの報告ということで、そこには議会は入らないということでよろしいんでしょうか。
◎学校教育課長(浜名恵美子君 )
そのような解釈でよろしいかと思います。
◎委員( 待寺真司君 )
とかくこのいろいろな各地でのそういう教育委員会での事案に関して、非常にちょっと、言葉は悪いですけれども、閉鎖的というか、若干情報がちゃんと伝わらないというような懸念が、これまでいろいろな形で報道とかでも我々見ているので、やはり報告が例えば町だけであるよりも、やはり町議会という住民の代表に対しても、一定程度の報告は必要じゃないかなと思うんですけれども。その辺、教育委員会としてこのいじめ問題調査会もかなり学識経験者、弁護士とかそういった方が入られるので、やはりそういった部分の報告について、我々も何らかの形でやっぱり目にすべきではないかなというふうに思うんですけど。その辺はどうでしょうか。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
法に基づいて、方針を参酌しながらつくり上げたものなので、当然そこら辺のところは説明を何らかの形ですることには当然なると考えております。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
このフローの図は重大事態発生時の対応のフローですので、それとは別途、当然この情報を提供する…提供って言ったらおかしいんですけれども、共有するということは考えておりますので、これはあくまでも重大事態発生時の対応のパターンであるというふうに認識していただければよろしいかと思います。
◎委員( 待寺真司君 )
じゃあその規則の中でね、委員は職務上知り得た情報は他に漏らしてはいけないというような中もあるので、その辺の情報の出し方は非常に難しいっていうか、神経使わなきゃいけないのかなと思うので、我々も全てを出せということではないので。やはり情報を精査していただく中で、一定程度重大事案ということは、かなり広まるわけですから、それに対して議会が何もわからないではいけないと思いますので、対応はよろしくお願いいたします。
◎教育部長( 沼田茂昭君 )
そのように対応したいと思います。
◎委員長( 窪田美樹君 )
すみません、資料1の最初のタイトルっていうんですか、見出しなんですけど。ここだけが町のいじめ基本方針策定までの流れになってて、これはいじめ防止のほうで、ここは何かこの今後このいじめ、町のいじめ基本方針っていうものがどこかに出てくるんでしょうか。この後はずっといじめ防止っていうふうになるんですけれど。いじめ基本方針っていうのが余り聞こえがよくないんで、はい。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
大変申しわけございません。「防止」が抜けております。はい。
◎委員長( 窪田美樹君 )
今まで各校で、ここで、この計画で初めて町内、一つの基本方針というか、になるかと。今までは各学校でそれぞれに、それぞれ同じもの、似たようなものではあったんですが、それぞれ違っていた方針が出てるかと思うんです。これを今度共通な一つのものが町で出て、そうすると今まであったものはなくなるという形なのか、それともまた下にあるのか、いかがでしょうか。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
当然、今作成していただいてる学校のものは当然ありますので、今回葉山町の基本方針を定めたら、町の方針をまた参酌していただいて、学校の今持っている基本方針をもう一回見直しをしていただいて、設置をまたしていただくことになってます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
では町のものがあって、ちゃんと学校、各学校は各学校でそれを生かしていくというものでよろしいんでしょうか。
◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
はい、そのとおりでございます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいでしょうか。御説明ありがとうございました。
それでは、職員退室のため暫時休憩いたします。 (午後2時13分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後2時14分)
それでは所管事務調査、3番目。逗子市との容器包装プラスチック共同処理についてを調査させていただきます。職員入室していますので、職員紹介のほうをよろしくお願いします。
◎環境部長( 高階歩君 )
それでは、お忙しいところ恐れ入ります。よろしくお願いいたします。
職員を紹介させていただきます。クリーンセンター所長、内田でございます。隣におりますのが所長補佐、守谷でございます。その隣、環境課課長の坂本でございます。その隣が課長補佐、雨宮でございます。部長の高階でございます。よろしくお願いいたします。
◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしくお願いします。それでは資料の説明をお願いいたします。
◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
それでは、逗子市との容器包装プラスチックの共同処理について、報告をさせていただきます。
ごみ処理の広域化は近隣の自治体のごみ処理を共同して取り組むことにより、ごみの減量化、資源化を促進し、処理の効率化と安定化を図ることを目的としております。この趣旨に基づき、逗子市との容器包装プラスチックの共同処理を平成32年4月を目指して協議を進めております。
当初、平成31年4月の開始としておりましたが、葉山町から逗子市への搬出方法が確定できなかったことなどから、やむを得ず1年延期をしたものでございます。参考資料をごらんいただきながら、これまでの逗子市との協議概要について御説明を申し上げます。
容器包装プラスチックの共同処理につきましては、7回の協議を行いました。4回までの協議内容については、7月30日の議員懇談会において説明を、報告をさせていただきました。議員懇談会では、葉山町の搬出方法が確定できなかったことなどから共同処理を1年延期するとの報告をしましたが、5回目以降の協議では搬出方法について直接搬入することを想定しているということで協議を進めております。現在は資源化不適物の処理などにつきまして、考え方の整理を行っておるところでございます。
続きまして2の処理費用、搬出方法について御説明申し上げます。1.の単価につきましては、現段階では1キログラム当たり36円前後で調整しており、継続して協議してまいります。2.の先行投資につきましては、平成31年度当初予算についてでございます。神奈川県と協議の結果、簡易なアセスメントを実施するため、生活環境影響調査業務負担金として94万8,000円、また逗子市の容プラ施設を拡張するためのネット改修工事負担金として282万6,000円を予定してございます。今申し上げました金額につきましては、容器包装プラスチックの総量、29年度の実績値を案分した予算額となっております。割合でございますが、葉山町が39.52%、逗子市が60.48%でございます。
3.の搬出方法につきましては、葉山町職員が容器包装プラスチックを戸別収集し、直接逗子市環境クリーンセンターへ搬出する方法を想定してございます。現在組合と協議を行っているところでございます。
4.その他といたしましては、資源物、不適合物の処理については、先ほど申し上げましたとおり、現在考え方の調整をしておるところでございます。
続きまして3の事務委託に関してでございます。議案につきましては平成31年第1回定例会に提出し、議会の議決をお願いするものでございます。
このたびの容器包装プラスチックの事務委託のイメージですが、フロー図で御説明いたします。
葉山町・逗子市において、事実上の事務協議を行ってございます。予算の提案につきましては、生活環境影響調査、ネット改修工事の負担金を当初予算に計上させていただきたく存じます。両市町の議会の議決を経て行う協議により規約を定め、事務を委託した旨、及びその規約を告示するとともに、県知事に届け出なければならないと地方自治法に定められてございます。31年度には生活環境影響調査並びにネットの改修工事を行い、あわせて容器包装リサイクル協会へ、指定保管場所を逗子市とする届け出を行い、平成32年4月からの共同処理を開始するものでございます。
最後になりますが、本年4月から地方自治法上の事務委託といたしまして共同処理しております可燃ごみ、し尿及び浄化槽汚泥につきましては、現在まで特段の問題もなく、順調に処理処分ができていますことをこの場をお借りして報告をさせていただきます。
以上、逗子市との容器包装プラスチックの共同処理についての報告、説明とさせていただきます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
御説明ありがとうございました。御質問ある方。
◎委員( 笠原俊一君 )
説明ありがとうございます。今、内田課長のほうから説明あったんですけれども、4.のその他で、調整中、考え方の調整中って言われたと思うんですけども、その考え方の違いがそんなにあるんですか。どういうふうに考え方が違うんでしょうか。
◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
こちらのですね、不燃物残渣、いわゆる葉山町で言いますと、容プラからの戻りという言葉を使っていると思うんですけども、その戻りの分についてのですね、考え方でございます。実際にですね、どのぐらいの量が戻っているのかというところがですね、何でもって決めていくのかというのを今調整しているところでございます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいですか。
◎委員( 待寺真司君 )
たしか以前のお話だと、いわゆる逗子のほうが戻りが多いというようなお話があって、その量の要するに費用負担とか、そういった部分の調整ということでよろしいんですかね。
◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
待寺委員のおっしゃるとおりでございます。逗子市と葉山町ですと、残渣になる率がやっぱり違います。これは全てのですね、広域、全国でやってます広域処理の中の資源物にかかわるところについては、大体これが課題になってるというふうに聞いておりまして。当然これ、一緒に処理をしてしまいますので、処理した後はどれが葉山でどれが逗子かということは基本的にわからなくなるということになってます。ただ、品質の悪いところは品質のいいところに合わせるという努力を当然しないといけないということで、これも全国的に規約ですとか協定とかですね、仕組みをつくりながら回してるというようなものを調査しておりまして、どういうやり方でやっていくのかということで、今詳細を詰めてるといいうような状況というふうに御理解ください。
◎委員( 待寺真司君 )
わかりました。それでもう1点なんですけども、先ほど費用負担、負担金の費用割合、39.52対60.48という数字なんですが、これは単純に人口割ですか。
◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
29年度のですね、ごみ量の実績値を案分したものでございます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。すいません、じゃあ29年度っていうことは、年度で変わっていくという考えでよろしいんでしょうか。
◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
はい、前々年度の実績を用いるということになってますので、このたびについては29年度ということになってございます。
◎委員( 笠原俊一君 )
さっきの質問なんですけどね。要するに職員間の考え方の調整というよりも、葉山のほうが割と少し資源回収のやり方が進んでますよね。ごみの処理の仕方、出し方の違いについても、葉山のほうが丁寧な分別が進んでるんで、住民のほうの出し方の部分、まだ要するに周知が逗子はできてないんじゃないかなと思ったの。だからおのずと職員間でも調整が必要なんで、同じレベルであれば調整いらないわけでしょ。それをまだ向こうのほうが、逗子のほうがそういう処分、区別の仕方が住民レベルでもまだそこまで行ってないんじゃないかなという心配をしているのね。それが追いつく…追いついてもらわないと、結局高い費用、回収費用になってしまうわけじゃないですか。ね。せっかく回収したものが、資源化になるものが、悪くなれば当然、昔のペットボトルが非常に葉山のほうが汚れてたものを出して、今すごくきれいじゃないですか。それと同じようなことの現象がまだ逗子のほうで追いついてないのかなという思いがしているんで、そこら辺はもう少し職員レベルじゃなくてやってもらう必要があるのかなと思ったんですけど、間違ってますか、どうでしょう。現状がちょっとわからないんで、そういう想定をして聞いたんですけど。
◎環境部長( 高階歩君 )
今、所長が御答弁申し上げたり、雨宮のほうから説明があったとおりでございまして、これまでも議員の皆様のところにですね、葉山町の残渣率のほうが成績がいいんだというようなニュアンスのお話をさせていただいてまいりました。おっしゃられますとおり、そういう数値から言いますと、逗子の残渣の率を葉山のほうに寄せていただく努力をしていただくということも、話題の中の一つとして上がろうかと思うんですけれども、実際のところは、今私たちは民間事業者に出しております。民間事業者の選別の中で出てきた数字が約5%程度の残渣率という話になっているわけですね。今逗子市は自前の設備を持って、逗子のエリアの中でシルバー人材の方々を活用された中で実施されているという。同じ人間が精査をしたわけではない数字をもって比較を今していることになってしまっています。これは、だからどういうふうにすれば同調がとれるんだろうということも一つの課題だと思っておりますし、冒頭に申し上げたように、数字そのものを、残渣の率そのものを上げようと、そろえる方向で行こうという、それぞれの分別の意識を高めていただく努力もしかり必要だと思っております。そういった意味では、さまざまな点でまだ同調をとるだけのレベルに達していないということで今、協議中というふうに申し上げているところでございまして、余り長い時間をかけるものでもないとは思っておりますので、早いうちにその手法について協議をしてですね、しかる対応を検討し、また御報告させていただければというふうに思っております。
◎委員( 笠原俊一君 )
もう1点思ったのはね、やはり個人住宅よりも逗子のほうがはるかに自営業者っていうか、食店っていうかね、そういう企業っていうか、そういうのが多いんで、そういったものが足引っ張ってるのかなというような思いもしたんですけども。それは全く関係ないですか。それは関係ないか。
◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
葉山町はですね、戸別収集で収集をさせていただいてて、逗子はごみステーション収集ということで共同収集してます。そこの差がかなり出てるんだろうなというふうに思ってまして、住居の状況がどうこうというよりかはですね、収集の仕方で大きく変化はあるんじゃないかなというふうに考えてます。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。
◎オブザーバー( 伊東圭介君 )
7月30日開催の議員懇談会で、1年間延期するという御説明だったと思います。そのときの話としては、搬出方法、それから単価ですかね。コストが折り合いがつかないので、現時点では1年間延期するというお話だったと思います。単価については36円前後で調整中ということ。それから搬出方法については、直接、中間施設を持たないで、中間を持たないでそのまま持って行くということで、今協議をしてるということですよね。これで進めたときにですね、今までの量を考えて、今民間に出してるものよりですね、どのくらい経費として安くなるのかというのは、もう既に計算されてますか。というのは今までは安くなるという話で可燃のごみもやってきたんだけど、結果的にはならなかった。容器包装を始めれば安くなるという説明で終わってるはずなんです。その辺がやはり一番当町のごみ処理経費全体のことを考えたときには、一番重要なとこだというふうに思ってますけども。その辺はいかがなんでしょうか。
◎クリーンセンター所長補佐( 守谷悦輝君 )
単純な考えて差し引きなんですけど、現時点で今、税込み1キロ59.4円、約60円となります。今後逗子市さんへ運ぶ36円ということで、差を出すと約24円下回るということになります。よろしいですか。
◎オブザーバー( 伊東圭介君 )
そうすると今までの大体の量、年間の量ってあるじゃないですか。そうすると年間どのくらい安くなるという計算はもうされてますか。
◎クリーンセンター所長補佐( 守谷悦輝君 )
約600トン計算としまして、1,357万円ほどですね。1,300万ほどですね。
◎委員( 横山すみ子君 )
搬入に直接行けるというのは大変うれしいことなんですけれども、入れる時間帯を逗子優先で考えて、後に入れさせていただくんですか。搬入。
◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
協議の中での話なんですけども、逗子市のほうのですね、容プラの回収が毎週水曜日のみなんですね。ですので、逗子のほうからのオーダーですと、月、火、木、金と同じ量入れてくださいという話になってますので、月曜日は木古庭、上山、下山を収集しておりますので、若干月曜日は少なくなるんですが、大体同じ量運べるのかなというふうに考えております。
◎委員( 横山すみ子君 )
時間帯等で配慮しないで、こちらの収集が終わったらもう行けると。そうはいかない。
◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
時間帯の問題なんですけども。今、クリーンセンターの職員のほうともですね、検討しておりまして、今、可燃とですね、容プラとあわせて収集をしております。逗子のほうのですね、最後に入れる時間がですね、今4時というふうに逗子のほうから提示がございまして、今現在4時ということを目指して検討しております。そういった中で現状の収集体制でやるのか、もしくはですね、容プラ班、可燃班を分けてですね、そういう収集体制にするのか。来年1年ありますので、そんな悠長なことは言っていられないんですが、検証した上でですね、間違いなくですね、収集、搬出するといったことを考えてございます。
◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
すいません、補足です。議員が御質問になったのは、収集したら随時収集、持って行けるのかというお話だったと思うんですけど、今のところはそのような計画でですね、進めてるということになっております。
◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしいですか。それでは職員退室のため、暫時休憩します。
(午後2時33分)
◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後2時34分)
それでは、所管事務調査のほう3件は終わりました。閉会中の…本日の審査は終わりかと思いますが。(発言を求める声あり)待寺委員からお手が挙がっています。
◎委員( 待寺真司君 )
はい、ありがとうございます。本日、既に審査を終えてしまってるんですけども、陳情の30-10号臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情書について、ちょっと意見がなくて、そのままになってしまってたんですけれども。私自身が前回のときにいろんな調査をして継続という中で、いろいろ文献を読んでもなかなか判断の難しいようなところもあって。さらにちょっともう少しいろんな状況も含めてみたいと思いますので、改めてここで継続の動議を出させていただきたいんですけれども。
◎委員長( 窪田美樹君 )
ただいま待寺委員のほうから、陳情第30-15号臓器移植の環境整備を求める意見書の採択を求める陳情書に継続の御意見が出ましたが、継続の動議が出ましたが、皆さんよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声多数 )
それでは30-15号は継続審査とさせていただきます。
それでは、閉会中の継続審査についてお諮りいたします。
閉会中の継続審査についてお諮りいたします。本委員会は所管事務調査及び審査中の次の事件について、閉会中もなお継続審査及び審査を要するものと決定したので、議会基本条例第74号の規定により申し出します。よろしいでしょうか。それでは議長のほうに提出させていただきます。
4番目のその他について、何か。すいません、委員長、副委員長のほうから謝らなければいけなせんが、報告書のほうがまだいろいろございましてできていませんが、議会広報が始まる前には提出させていただきたいと思いますので、メール等でとりあえず配信させていただきます。
ほかに何かございますでしょうか。先ほど陳情のほうの19号と20号のほう、審査結果を陳情者さんにお伝えしたときに、こういう結果になりました。それでもという言い方は変ですが、何かこちらのほうに御説明なりお話ししたいことがあるかないかをお尋ねして、それを受けてその後の閉会中の審査になるかと思いますが、行いたいと思います。そういう日程でよろしいでしょうか、ありがとうございます。所管で追わせていただくということでよろしいでしょうか、それでは、本日の委員会のほうは閉じさせていただきます。皆さんお疲れさまでした。
(午後2時38分)
以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。
平成31年1月7日
教育民生常任委員会委員長
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更新日:2019年01月31日