教育民生常任委員会会議録 平成30年6月8日

開催年月日

平成30年6月8日(金曜日)

開会時間

午前10時00分

閉会時間

午後0時12分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

1 付託案件
(1)議案第 6 号   葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一 部を改正する条例
(2)請願第30-1号  教職員定数改善の推進と義務教育費国庫負担制度の国負担2分の1復元をはかるための2019年度政府予算についての請願書
(3)陳情第30-6号 精神障害者の交通運賃割引制度の適用を求める意見書採択についての陳情書
2 所管事務調査
(1)平成29年度ごみ量検証報告について
(2)「学校給食センター建設候補地調査委員会」の報告について
3 行政視察について
4 閉会中の継続審査について
5 その他

出席並びに欠席委員

出席 6名 欠席 0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 窪田美樹 出席
副委員長 石岡実成 出席
委員 横山すみ子 出席
委員 鈴木道子 出席
委員 待寺真司 出席
委員 笠原俊一 出席
オブザーバー 議長伊東圭介 出席

傍聴者

金崎ひさ議員  飯山直樹議員   山田由美議員  近藤昇一議員  畑中由喜子議員 土佐洋子議員
一般傍聴者 1名

説明のため出席した者の職氏名

説明のため出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
福祉部長 仲 野 美 幸
子ども育成課長 中 川 禎 久
子ども育成課課長補佐 石 井 幹 男
教育部長 沼 田 茂 昭
学校教育課長 浜 名 恵美子
学校教育課係長 武 藤 達 矢
福祉課長 鹿 島 正
福祉課主幹 坂 口 薫
福祉課課長補佐 佐 野 秋次郎
福祉課係長 岩 田 展 子
環境部長 高 階 歩
クリーンセンター所長 内 田 自 栄
クリーンセンター主事 藤 井 世 朗
環境課長 坂 本 泰 一
環境課課長補佐 雨 宮 健 治
教育総務課長 野 田 仁
教育総務課課長補佐 虫 賀 和 弘

会議の書記

議会事務局長  田 丸 良 一
議会事務局次長  廣 瀬 英 之
議会事務局局長補佐  永 井 秀 子

会議録署名委員

委員長 窪田美樹

会議の経過


◎委員長( 窪田美樹君 )
おはようございます。定刻となりましたので、ただいまから教育民生常任委員会始めさせていただきます。 (午前10時00分)
委員の方、全員おそろいです。
それでは、皆さんのお手元に次第書がお配りされていると思いますが、本日、付託案件として議案第6号葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、請願30-1号教職員定数改善の推進と義務教育費国庫負担制度の国負担2分の1の復元をはかるための2019年度政府予算についての請願書、陳情第30-6号精神障害者の交通費運賃割引制度の適用を求める意見書採択についての陳情書。所管事務調査として、平成29年度ごみ量検証報告について、「学校給食センター建設候補地調査委員会」の報告について、行政視察について、そして閉会中の継続審査について、その他となっております。この次第書のとおり進めさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
それでは、議案第6号葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に関し、進めさせていただきます。事務局、職員の方に説明を受けたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「お願いします」の声あり )
それでは、職員入室のために暫時休憩いたします。
(午前10時01分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時02分)
職員の紹介をお願いいたします。

◎福祉部長( 仲野美幸君 )
福祉部長、仲野です。よろしくお願いいたします。隣から職員の紹介をさせていただきます。子ども育成課長、中川です。課長補佐、石井です。以上、よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、議案の説明をお願いいたします。

◎子ども育成課長( 中川禎久君 )
それでは、葉山町家庭保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、説明のほうをさせていただきます。
まず第6条、保育所等との連携。この中でですね、新たに追加した第6条の第2項、こちらについてなんですけれども、家庭的保育事業等。この家庭的保育事業というのはですね、5名以下の少人数で保育を行う認可を受けた保育施設なんですけども、その事業者がですね、職員の病気、休暇等によって保育を提供することができない場合には、連携施設として保育所、幼稚園または認定こども園による代替保育の確保が求められているんですけれども、連携施設の確保が著しく困難な場合で、小規模保育事業A型・B型、事業所内保育事業者との間で、それぞれの役割分担や責任の所在が明確化され、それらの事業者の本来の業務の遂行に支障が生じない措置が講じられている場合で、家庭的保育事業の事業所以外で代替保育が提供される場合には、小規模保育事業者A型・B型、事業所内保育事業者を連携施設とすることができるという改正となっております。またですね、家庭的保育事業所で代替保育が提供される場合については、事業の規模を勘案して、小規模保育事業A型・B型、事業所内保育事業者と同等の能力を有すると町長が認める者を、連携施設として確保できるというものとなっております。
次にですね、第16条の食事の提供の特例。こちらにですね、追加させていただきました第16条の2項第3号について説明させていただきます。家庭的保育事業者は、利用者への食事の提供につきましては、施設内調理を行わなければならないというのが原則なんですけれども、特例として、連携施設である保育所、幼稚園、認定こども園からの搬入や、家庭的保育事業者等と同一の法人または関連法人が運営する小規模保育事業もしくは事業所内保育事業を行う事業所、社会福祉施設、医療機関等からの搬入が認められていました。今回ですね、そこに新たに搬入施設が追加となっております。内容としましては、まず前提条件として、家庭的保育事業者が居宅において事業を行う場合というのに限られているんですけども、保育所、幼稚園、認定こども園等から調理業務を請け負っている事業者であって、家庭的保育事業者の給食の趣旨を十分に認識していて、衛生面、栄養面、調理業務を適切に遂行できる者で、かつ利用している乳幼児の年齢、発達段階、健康状態に応じた食事を提供でき、アレルギーやアトピーに配慮ができ、必要栄養素量を与えることができ、乳幼児の食事の回数、内容、与え時を適切にできる者であると町長が認めた者であれば、搬入施設とすることができるようになったというものです。
最後にですね、附則の食事の提供の経過措置について説明させていただきます。制定附則第1項に規定する施行日、これは平成27年4月1日になりますけれども、その後にですね、家庭的保育事業の認可を受けた施設等につきましては、これは居宅でその事業を実施する場合に限られるんですけれども、施行の日から10年を経過する間は、調理員の配置や調理設備の設置の必要はないというふうにされております。ただし、自園調理により、利用している乳幼児への食事の提供を行うために、必要な体制確保に向けた努力をしなければならないというふうになっております。
以上、御審議のほうをよろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。それでは、委員の皆さんから何か御質問ありますでしょうか。

◎委員( 待寺真司君 )
今、5名以下の家庭的保育事業者は、町内ではあるのかないのか。その辺はいかがでしょう。
◎子ども育成課長( 中川禎久君 )該当する施設はございません。

◎委員( 待寺真司君 )
例えば、窓口のほうに開きたいんだとかいう相談というのは、ここ近年の間でありましたですか。

◎子ども育成課課長補佐( 石井幹男君 )
1件受けたことがありますが、それ以降は、もう何の相談も来てない状況です。

◎委員( 待寺真司君 )
相談だけで、開設にまでには至らなかったということで。例えば、町として、そういった小規模5名以下の居宅でのという、こういうものは、今後働くお母様方がふえる中で、需要というのはふえていくのかなというふうな見方もできるんですが、町として、その辺積極的に誘致というか、働きかけをしていくという、そういうようなスタンスでいらっしゃるんでしょうか。

◎福祉部長( 仲野美幸君 )
待機児童対策の一つとして行っている市町村もあるんです。それで、葉山町といたしましても一時募集というか、資格がある方いませんかというような広報を出したこともありましたが、結果は人もいらっしゃらなかったしということなんですね。ただ、あと家庭的保育0、1、2歳までしかまず見られないということ。3歳以降にどうしようかということもありますし、また、個室…個室というか、限られた空間の中での保育ということで、あってはいけないんですけども、虐待の心配とかもないわけではないとか、いろいろ聞いておりますので、積極的にやりたいという事業所がいらっしゃれば、そのときは御相談に乗ってですね、いろいろとお互い連携しながらということもできると思いますけれども、今のところ、設置に向けての努力ということは考えておりません。

◎委員( 待寺真司君 )
じゃあ、ちょっと違うあれなんですけど、いわゆる給食提供事業者は、町内に該当する事業者はありますでしょうか。

◎子ども育成課長( 中川禎久君 )
実際に調べてはないですけれども、正確にはお答えできないですけど、多分ないのではないかと思われます。

◎委員( 待寺真司君 )
(3)の内容のところに、一応家庭的保育事業の居宅での場合については、いわゆる調理は10年間必要ないと、設備が…調理員もいいし。ただその逆で、必要な体制を確保するよう努めなければいけないという、何かちょっとどっち取らずというような法改正で、これはもう、国からそういった形できているので、町としては同じような形で条文を変更したと。
そういうような認識で、どちらを取るかというのは、やっぱり事業者任せというような形になるんでしょうかね。

◎子ども育成課長( 中川禎久君 )
基本的には、原則は自園調理ということなんですけど、ただしというただし書きがありますので、条文のほうはそのまま使わさせていただいたということになっておりますが、基本的にはそれに向けた努力をしていただきたいという、そのまま書いてるままの、すいません、趣旨です。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいですか。
では、議案第6号の質疑を終わらせていただきます。ごめんなさい。委員外議員から手が挙がってますか。委員外議員から手が挙がっていますが、よろしいでしょうか。

◎委員外議員( 近藤昇一君 )
現在は該当する施設がないというんですけど、将来的にあった場合ね、先ほどちょっと言ってましたけど、基本的には、やっぱり自前の調理施設を持ってもらうというんですけども、でも条例でこうなってるんだからいいじゃないかと言われたら、これはもうだめだよね。それと、町のね、食育との関係ね。これはやっぱり問題じゃないかなと。今現在、保育園…葉山の保育園は調理施設当然持ってますよね。だから、そういう面では、何ていうの、家庭的保育事業所がね、いやいやいや、条例でこうなってるんだからいいじゃないですかと言われたら、かなり質の低下につながる可能性が十分あるんですけれども、いかがでしょう。

◎子ども育成課長( 中川禎久君 )
附則にありますように、27年の4月1日以降にですね、認可を受けた家庭的保育事業者については、御指摘のとおりですね、10年間の猶予があるという形になっております。

◎福祉部長( 仲野美幸君 )
後段の、質の低下につながるということなんですけれども、そのあたりはですね、子供の成長を考えてですね、保育者の方にやっていただくということで、できるだけ…こういう法律になってますけれども、給食は自前…自園で…自宅でやっていただく。家庭的保育の施設を実際考えた場合にですね、お家の中の6畳1間あれば3人までというようなふうにずっと私思ってましたので、調理できない状況にあるというほうが難しい状況なのかなというのは個人的に思っておりましたので、家庭の台所を使うことも可能ですので、なかなか調理施設を置かないで家庭的保育だけやるというほうが難しいのではないかなと思っておりますし、また、家庭的保育をやってくださる方につきましても、子供の健やかな育ちを考えてやってくださる、気持ちのある方だと思っておりますので、こういう条例はありますけれども、実際にそういう方がいた場合には、その辺は連携をとってとか、ありますけれども、できるだけの努力はお願いしていきたいと思っております。

◎委員外議員( 近藤昇一君 )
それ無理でしょう。相手方からね、条例に…できるじゃないの。
何でそれをね、条例以上の指導するのと言われたら、何も言えないよね。でしょう。

◎子ども育成課長( 中川禎久君 )
御指摘のとおり、10年間の間は、それは強制はできないと思います。ただ、これは搬入施設のところを読んでいただくと相当厳しい縛りがかかっておりまして、例えば、アトピーとか施設の食事内容とか非常に厳しいものを規定されておりますので、その辺で一概にですね、これ即、質の低下につながるというふうには考えておりません。

◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしいでしょうか。それでは、職員退室のため暫時休憩いたします。
ありがとうございました。 (午前10時15分)

◎委員長( 窪田美樹君 )休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時16分)
皆さん、この請願に関して…ごめんなさい、ごめんなさい、すいません。議案に関して…議案に関して御意見ございましたら。

◎委員( 待寺真司君 )
いろいろと質問をさせていただいたんですけれども、今回の改正においては、国の厚生労働省の省令の基準の改正に伴って、恐らく全国で同様の改正というふうになってると思います。町独自でというお話もあるんですけれども、私は今回の改正は妥当なものだと思いますし、また、代替の調理施設から厳しい内容で、給食をとるというような形も説明がありましたので、特に小規模事業者になると、なかなか調理員の配置というのが非常に、人件費とかも考えると難しくなってくる。やっぱりある程度の資格がないといけないと思いますので。その辺の対応もあっての国の省令改正かなというふうにもちょっと認識できますので、この条例に対しては賛成をしたいと思います。

◎委員( 横山すみ子君 )
他の議会での議論を拝見していると、やはり質の低下を心配される意見も出てるんですけれども、今、待寺委員おっしゃったように、一定の歯止め、搬入施設のところでかかっているということと、現実に葉山で募集をかけたときに応募がなかったということもあって、まだいろいろあって緩めたということではなくて、これから出てきた場合に、国基準としてはこうなっていて、町も条例定めているけれども、担当としてもきちんと見ていくということでしたので、今回の改正は賛成したいと思います。

◎委員( 鈴木道子君 )
私も、これは省令に基づくものであって、今のところ、町には近年お話もないし、現実には今ないという、こういう事業者がないということですけれども、将来的なことを考えても、私も10年を経過するまでの間ということが気にかかりましたけれども、先ほどの担当からのお話で、ほかのところでガードがされるということを伺いましたので、これは問題ないと思います。賛成です。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかによろしいですか。
それでは、採決に移らせていただきます。議案第6号葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例に賛成の方、挙手をお願いします。
( 挙 手 全 員 )
賛成全員です。よって、議案第6号は採択されました。
続きまして、議案…ごめんなさい。請願第30号教職員定数改善の推進と義務教育費国庫負担制度の国負担2分の1の復元をはかるための2019年度政府予算についての請願書の審査に移らせていただきます。こちら請願なんですけれど、請願の紹介議員が委員の中にいますので、横山委員から、まず説明を受けたいと思います。横山委員、説明をお願いいたします。ごめんなさい。その席でよろしいですか。説明員席に移られますか。よろしいですか。
では、自席で申しわけないんですが、そちらで説明をお願いいたします。

◎委員( 横山すみ子君 )
お時間与えていただいてありがとうございます。教職員定数改善の推進と義務教育費国庫負担制度の国負担2分の1の復元をはかるための2019年度政府予算についての請願書です。
2019年度政府予算ということですので、なるべくこの6月議会で御意思を決定していただくとありがたいんですけれども、ほぼ正・副委員長と委員長以外の皆様が御署名いただいておりまして、条件的にも政府の状況、余り変わっておりません。附属資料として、諸外国との比較などの例年出している資料を出させていただいておりますが、日本が特に改善されているという数値にはなっておりません。後ほど教育委員会お入りいただいて、葉山の状況の説明していただけると思うんですけれども。実は、葉山では子供たちが減るという状況というよりも、学校によっては少し減っているところがあるんですけれども、長柄小等は2クラス前年に比べてふえているということもありまして、ですけれども、総学級数が2つ減っているというところもありまして、やはり国に対して、きちんと元に戻してくださいということを言って、県からちゃんとお金がおりてくるようにという努力は継続…ぜひ継続したいなと思いますので、委員の皆様の賛成をよろしくお願いいたします。何か御質問があれば。

◎委員長( 窪田美樹君 )
御説明ありがとうございました。職員を呼んでからの、横山委員…横山委員に御質問があれば。よろしいですか。先に職員のほう…職員に葉山の現状等資料もいただいてますので、伺いたいと思います。職員入室のため暫時休憩いたします。
(午前10時23分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開します。 (午前10時25分)
それでは、職員の紹介をお願いいたします。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
それでは、おはようございます。よろしくお願いいたします。左隣から、学校教育課長の浜名でございます。係長の武藤でございます。教育部長、沼田でございます。よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
お願いします。それでは、資料の説明をしていただけますか。すいません。教育課から出していただいた資料があるかと思うんですが、そちらのほうの説明お願いいたします。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
よろしくお願いいたします。やり方がちょっと…まだ初体験で申しわけありません。おくれてすいませんでした。
それでは、資料のほうの説明をさせていただきます。例年と同じ形で、児童・生徒の人数推移についてお話をさせていただきます。
まず、お手元の資料の平成30年度葉山町立小・中学校児童・生徒数のほうをごらんください。
この表に小・中学校別学年ごとに児童・生徒数と学級数を記載させていただいております。各学校の児童・生徒数の下の括弧の中に書かれている数字につきましては、1学級当たりの人数となっております。学級数が塗りつぶされている箇所が、今年度県から加配を受けて、少人数学級を実施しているところになります。また、小・中学校のそれぞれの表の下、米印のところに補足説明を書かせていただいております。小学校では葉山小2年、6年生。長柄小学校、一色小学校につきましては6年生。中学校のほうですけれども、中学校では葉山中の1年生が少人数学級を実施しており、標準学級数より1学級多くなっております。定数上、1学級当たりの人数の上限が、1年生は…小学校ですね。1年生は35人、2年生から6年生は40人。中学校は40人となっております。ちなみに、小・中学校ともに児童・生徒数には特別支援学級の在籍者を含まない人数が記載されております。
少し具体で申し上げると、例えば長柄小学校や一色小学校の6年生の児童数のところを見ていただきたいんですが、ぴったり80名になっておりますので、本来であれば、定数上は1クラス40人の2クラス編制となります。ただし、今回県から加配がいただけたことで、1クラス26から27名の3クラス編制とすることができました。しかしながら、加配については県の財政状況と大きく関係しておりますので、毎年必ずしも加配がいただける状況ではございません。町から県への要望は、毎年出してはいるのですが、加配がつくか否かは、県の予算規模と政令市を除く県内市町村から出される要望の数によって左右されるということを御承知おきいただければというふうに思います。
また、小学校の…葉山小学校の2年生につきましても、今回県からの加配がついておりますので、本来、3クラス編制のところを4クラス編制とすることができました。これは県の措置として、小学校2年生については、優先的に35人以下学級にしていこうという取り組みの中で加配をいただいたもので、4クラス編制とすることができました。ただし、これについても必ず県から加配がいただけるというものではございません。
葉山町においては、このような現状でございますので、県からの加配がつかなければ、長柄小や一色小の6年生は1クラス40人の上限、葉山中学校の1年生については1クラス38人という極めて40人に近い状況の中で授業を進めなければならなかったことになります。児童・生徒一人ひとりに目を行き届かせ、きめ細やかな指導を実践するという環境を整備する上では、非常に厳しい状況となりますので、少人数学級の安定的な実施は、児童・生徒の学習保障の観点においても必要なものであり、これを実現するには現状では課題があるというふうに認識しております。以上で説明を終わらせていただきます。

◎委員長( 窪田美樹君 )
御説明ありがとうございました。質疑に移らせていただきます。

◎委員( 鈴木道子君 )
ただいまの御説明で、小学校2年生については、県として加配の方針というお話がありましたけれども、その理由というのはどういうことでしょうか。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
定数加配の変更が、第6次定数加配というものと第7次定数加配というものと、あと第8次定数加配という検討が県のほうで…国のほうでございました。第8次定数加配の折に、1年生のみ35人学級にしていこうということで、法的にここで決定がなされたんですが、国の予算等の部分で、2年生についてはそこまでは実施できないというところで、特別に加配される…優先的に加配はしていくけれども、法的には必ず、マストではないということで決定されたということです。

◎委員( 鈴木道子君 )
わかりました。私の単純な疑問で、例えば小学校6年生ですと、中学校に上がる大事な年だということで加配されるのかなと。そういうような意味で、何か小学校2年生というのは、何か特別な学年という印象があるのかなという思いがいたしましたけど、そういうことではないんですね。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
委員がおっしゃるとおり、特に低学年においては、かなり生活面とか学習の部分もそうですけれども、非常に手がかかるというところで、まずは低学年からという流れの中でついたものになります。

◎委員( 鈴木道子君 )
加配については、小6の加配が3校でありますけれども、これは国の方針に合わせてもちろん要望するんでしょうけれども、この加配以外に、例えばここの学校のこの人数においては、本当は加配が欲しかったんだというような要望といいますか、望ましい形のものは、教育委員会として考えていらっしゃるところというのはありましたか。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
できるだけ少人数学級でということで、35人学級を全ての学年で目指したいところではございますが、なかなか国の財政状況がついてない状況もございますので、加配のどこの学年にという部分に関しては、学校からの要望等ヒアリングをした上で、県に要望を出している状況でございますので、全部の学年につくのが望ましいですけれども、そういった状況にはないので、学校からのヒアリングを行った上で県に要望を出しているというような状況でございます。

◎委員( 待寺真司君 )
この請願にもあるんですけれども、いわゆる小さな市町であっても、いわゆる教育予算を、教育熱心な自治体においては、独自の財源で35人以下学級を実施しているというようなところもあるんですが、葉山の場合は、とりあえず県の加配に頼っているという状況で。今回も見ると、特に一色小学校であると、3、4、5年がもうほぼ40人に近い1クラスの編制になっているという状況を考えるとですね、町としても何らかの対応を必要なのかなと思うんですけれども、その辺は、部長いかがでしょうか。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
おっしゃるとおりだと思うんですけれども、なかなか今、教育委員会では町費教員というのも使っておりますので、その範囲内で、そこを膨らませるかどうかという話になろうかと思うんですけれども、それはまたしっかりこちらのほうとしても検討していかなければいけないというところだと思います。なかなか国からくる加配の部分について、今担当課長も言ったとおり、非常に厳しい状況もありますので、そういうのも踏まえて検討していくべきものだと、そのように思います。

◎委員( 待寺真司君 )
いわゆる小学校での英語教育が始まることに向けての、小学校での英語の専科教員が非常に全国的に少ないんじゃないかというような中で、葉山町としてそれに対する対応とか、あるいは今、部長がおっしゃった町費教員の枠の中で、そういった英語の得意な方というか、英語を教える資格、能力がある方を探している状況なのか。その辺の英語教育、小学校の英語教育についての状況はいかがでしょう。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
まず、国の英語の専科教員の状況なんですけれども、全国で1,000名を配置するという予算が国では通っているんですが、なかなか教える方が中学校ないしは高校の免許を持っていないというくくりがありますので、なかなか現状では免許を有する方が人数が間に合っていないとか、あるいは、国や県として配置するに当たっての諸整備が進んでないということで、こちらについてはまだ進んでいない状況です。あと、町に関しては、町費教員、今年度から…御存じだとは思いますが、今年度から中学校の英語を教えていた教員が小学校4校に回って、外国語活動、英語の授業を補助、支援するというような町費教員を充てていますので、そういったところで支援をしていくということで進めておるところです。

◎委員( 待寺真司君 )
今回の請願については、毎年度出てて、なかなか実現しない、国の2分の1に戻すという部分なんですけど。これ、いわゆる町としてこういった…議会としても当然、この請願を毎年上げて採択して、意見書をつけて国に上げてるんですが、なかなか進まないという悔しい部分もあるので、例えば、行政と一緒になってやるということも可能だと思いますけれども、町のいわゆる考え方、動きとして、そういった方向性、あるいは例えば町村会とかで、どういうような義務教育の国庫負担について検討がなされているのか。それについて状況はいかがでしょうか。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
葉山町教育委員会という名前で要望というのを出しているわけではないんですけれども、県の教育長会や、また教育委員会連合会、そういったところでは必ずこの話題が出て、やはり教育長会として国に要望を出そうとか、そういった動きはございます。

◎委員( 鈴木道子君 )
この加配についてですね、単純に1クラスの人数が多いから加配を出そうというのではなくて、例えばですね、同じ学年であっても、何ていいますか、学年とクラスによって、なかなかまとまりがつかないというか、そういう状況のクラスもあろうかと思います。
そういう環境にあるので加配が欲しいというような状況というのは、葉山の中で見られることはありますか。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
まず、加配の種類ですけれども、少人数学級や用途に応じて学習を複数名で見るTTの、TT…チームティーチングで見る手法であったり、あるいは少人数指導といって、指導する人数を減らすというような加配のつけ方もあります。そのほかに、障害に応じた特別な指導であったり、初任研の体制の充実であったり。あるいは児童・生徒指導においての加配であったりという加配がございますが、年度途中に、例えば今、委員がおっしゃったような学級がちょっと少し、何ていうか、荒れてしまってというか、そういったことで、なかなか指導が行き届かないなんていう状況に対して、年度途中でも加配がつく措置は県として設けているので、そういった状況になった場合は、学校からの要請を受けて、県に要望を出して、その状況を見て加配がつくケースもございます。

◎委員( 鈴木道子君 )
今の町の中の状況としては、そういうクラスといいますかね。現実に存在しておりますか。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
今、後段で申し上げた年度途中につく加配の部分だと思いますが、今まで葉山町でそういった学級運営改善とか、指導方法の改善の加配のところはやった部分はなかったんですが、今年度については、ちょっとある学校で少し手のかかるお子さんがいらっしゃって、それに対して県のほうに要望を出して、認められて、夏休み前まで加配で1名教員を要請することができましたので、本年度については1件ございます。

◎委員( 鈴木道子君 )
それは、何年生ですか。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
詳しく申し上げると、その学校の…(私語あり)中学年になりますね。3、4年生になります。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。

◎委員( 横山すみ子君 )
すいません。請願、紹介議員がやらなければいけないような仕事をしていただいてありがとうございます。29年度の同じような一覧表をいただいているんですけれども、29年度は加配が5年生だったのが、本年度は6年生に移っているということで、これは学校現場からの要望等取りまとめる中で、そういうふうになったということですか。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
おっしゃるとおり、昨年から引き続きというところで、なるべくクラスがえをしないで実施したいという要望に基づいて、ことしは6年生にスライドしてるというふうに捉えていただければと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質問は。
すいません、委員長席からなんですけれど。例えば、この長柄小、一色小が人数が減ってしまった場合、転校によって。そうなると、県の…途中でも県の職員が、県費がなくなって、クラスが2クラスになってしまうような状況というのはあるんでしょうか。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
5月1日以降は、そういった増減によって変わることはないので、それは大丈夫です。

◎委員長( 窪田美樹君 )
以前、うちの息子のときに、夏休みが終わったらクラスがかわったという現実があったんですけれど…ごめんなさい、もう27歳の子なんですけど。じゃあそういうのはないということで、もう法が変わったというか、制度が変わったということで。もう学年途中でかわってしまったんですね。夏休みが終わったら、今まで2クラスあったものがという。では、もう今現実…現状では、今の時代というんですか。その制度の中では、学年が…学年途中ではかわることはないということでよろしいですか。

◎学校教育課長( 浜名恵美子君 )
以前はちょっとあれですけれども、今現在は、5月1日以降確定してしまえば、それはございませんので。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかによろしいですか。
それでは、請願30-1号の質疑終わらせていただきます。職員退室のため、暫時休憩いたします。 (午前10時44分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時45分)
請願30-1号に関して、皆さんの御意見をお願いいたします。

◎委員( 鈴木道子君 )
紹介議員にちょっと質問してよろしいですか。これは、大変にやっぱり教育は国家百年の計であり、大変重要なことで、諸外国の状況を見ても、本当に日本ってもう少し充実した財政負担…財政をかけるべきだというふうに私も思っているんですけれども。財源として、今、高齢化も進み、社会保障費も大変かかるという日本の中で、来年消費税増税等が言われているところですけれども、やはり財源として…国会議員ではないのであれですけれども、その辺のところは、どのような財源ということを想像されていらっしゃるでしょうか。

◎委員( 横山すみ子君 )
この請願元と財源についてまで議論したことはないんですけれども、国家予算の中で子供…教育に重点を置くべきであるという主張から、政府が考えていただくのがまず第一義かと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
鈴木委員、請願にサインされていますので、その質問というところは、サインする前に、納得いくまで御質疑されてからサインされたことかと思いますが、御質問続けますか。

◎委員( 鈴木道子君 )
この趣旨には賛成ですので、ちょっと紹介議員に伺いたかったんです。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ですので、いろんな御質問は…すいません。先ほど横山委員が、はいどうぞとおっしゃったので、1つは許可したんですけれど。質問に納得…この請願趣旨だけでなく、質問内容も全て解決した上でのサインかと思っておりますが。

◎委員( 鈴木道子君 )
最初に、紹介議員に対する質問はありますかと、委員長おっしゃったので、紹介って1番の紹介議員ね。そういうふうに捉えましたので。

◎委員長( 窪田美樹君 )
すいません。サインされてない方もいらっしゃいます。

◎委員( 待寺真司君 )
一応立場上サインをしてないだけで、毎年そのときは紹介議員になっておりましたけれども。これ、やはり1項目目ですけれども、やっぱり教職員の定数改善というのは、ずっと文科省は挙げてるんですが、なかなかやはり財務省のところで切られてしまってるという状況が続いてます。もちろん、今、葉山町の学校の状況を見ても、やはり加配でいただかないと、どうしても1クラスの人数が多くなって、やはり子供たちに目の行き届いた教育というのが施せないような状況というのは、当町でも起きています。ですから、やっぱりそこは、やはり教育…教職員の定数を改善することによって、そこの部分を大きく改善していかなきゃいけないことと、もう一つは、逆に教職員の皆様も、やっぱり1クラス多いと、やっぱりそれだけ、何ですかね、仕事量というのがふえてしまって、この間も一般質問でも取り上げましたけれども、本当に小・中の職員は、もう過労死レベルまで今働いてるというような、こういった日教組が出している政策提言なんかも出ておりますので、やはり、そこは定数をしっかりと予算を確保する中で改善を図っていかなくては、やはり上質な教育というか、良質な教育というか、子供たちも安心して教育が受けられる。親御さんも安心して小・中学校に預けられる。そういった公立学校を目指すには、やはり定数を大きく改善していく必要があると思いますので、この1番は全くそのとおりであるということと。
そして、2番につきましては、これもう過去ずっと地方自治体からはお願いを出してまして、神奈川県がこれによって非常に財政負担が大きくなって。神奈川県が、やはりいろいろとスクールソーシャルワーカーとか、あるいは、これからは学校経営アドバイザーの派遣なんかも県費で行うんですけれども、やはり県に財政の余裕があればあるほど、そういった方たちも多く、地方…もっと市町村に派遣できるというような状況も生み出せますので、やはり国の負担を2分の1に引き上げ、県にさらにそこの部分も押し上げていただくことによって、市町村の教育環境の充実というのが大きく図られると思いますので、もう本当にこれは切実な願いとして、やっぱり国の負担を2分の1に引き上げていく。それで、先ほど質問もありましたけど、やはり財務省がね、予算を振り分ける中で、この国の教育をどう考えてるんだということをしっかり考えて振り分けていただくということを、我々地方議会から声を上げていかなきゃいけないのかなと思いますので、この請願は大賛成でございます。意見書を提出して、賛同したいと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御意見ございますか。よろしいですか。
それでは、採決に移らせていただきます。陳情…ごめんなさい。請願第30-1号教職員定数改善の推進と義務教育費国庫負担制度の国負担2分の1の復元をはかるための2019年度政府予算についての請願書に賛成の方、挙手をお願いいたします。
( 挙 手 全 員 ))
賛成全員です。意見書のほうはいかがなさいますか。
(「正・副一任」の声あり )
それでは、意見書の内容のほうは正・副一任とさせていただきます。原文のほうはまた皆さんのほうに送らせて…案のほうを送らせていただきたいと思います。
それでは、陳情第30-6号精神障害者の交通費割引制度の適用を求める意見書採択についての陳情書。陳情書の朗読を、いかがしますか。朗読をお願いいたします。
( 書 記 朗 読 )
今、陳情を読み上げていただきました。陳情内容に関して、町担当部局のほうの説明、何か御質問ございますか。担当の方には控えていただいてますが。お呼びしますか。

◎委員( 横山すみ子君 )
この陳情文を読みまして、精神の方たちに対する交通費運賃割引制度がきちんとなってないということに気がついていなかったことを申しわけなく思っていますので、これはもう当然のこととして、議会としてもほかの障害の方とあわせて制度化すべきという意見書は、もう即出すべきだと思いますので。詳しくその状態を知りたければ、説明聞かれたほうがいいと思うんですけれども、既に私の中では結論出てるという感じですが。

◎委員( 笠原俊一君 )
私も横山さんと同じ感覚は持っているんですけれども、葉山の状況というものは私もわからないので、現状こういった御要望がどの程度あるのかな。個人を特定するわけじゃないんですけれども、現状がどういうふうになっているのか。そういう要望がね、活動があるのかどうかと、そういうことは担当に聞いてみたいなというように思っているんですけど。
ほかに、いらないということであれば、この中の判断で同じように、私も横山さんと同じように必要だなと思ってますから、答えは決まってるのかなとは思うんですけども。ほかに聞いてみたいという方がいられれば。

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、職員をお願いいたします。職員入室のため、暫時休憩いたします。 (午前10時55分)

◎委員長( 窪田美樹君 )休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時56分)
それでは、職員の紹介をお願いいたします。

◎福祉部長( 仲野美幸君 )
それでは、職員の紹介をさせていただきます。隣から、福祉課長、鹿島です。主幹の坂口です。課長補佐、佐野です。係長、岩田です。以上です。よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。それでは、何かこの陳情に関して説明があれば。特になければ質疑なんですが、よろしいですか。質疑のほうお願いいたします。

◎委員( 笠原俊一君 )
2点伺いたいんですけれども、私の全然認識が足りなくて、障害を持っている方、ひとくくりにしてこういった交通運賃の割引、あるいはそういう助成があるものだというふうに思っていたんですけれども、この陳情で、精神障害者はないということで、こういう御要望が出てきているんだと思うんですけれども、なぜその精神障害者の方だけがなかったのか。それが1点。
それともう1点は、葉山の現況というんですかね、こういう要望が、私は初めて目にしたような気がするんですけれども、町のほうに寄せられていたのかどうか。以前からね。その2点を聞きたいんですけれども、いかがでしょう。

◎福祉課長( 鹿島正君 )
なぜ精神障害が含まれていなかったのかという点につきましては、大分過去からの経緯があると思いますので、はっきりと明確な答えというのはこちらでは難しいと思うんですけれども。経緯でお話しさせていただきますと、外面的な身体障害者の部分につきましては昭和25年から割引対象とされていたということでございます。身体障害者の中でも、外見ではわからない、内部機能の障害あるいは知的障害者につきましては、当事者団体などが全国的な運動を広げた結果として、身体の内部機能障害者については平成2年から、知的障害者については平成3年から対象となってきたという経緯がございます。そういった運動といいますか、働きかけの中で、当時平成2年、平成3年当時も精神については話題というか、働きかけがなくですね、今現在、割引適用の対象にはなっていないというのが現状というふうに捉えております。
2点目の、町にそういった働きかけとかがなかったのかという点につきましては、今回陳情されております特定非営利活動法人青い麦の会さんからはですね、町に対しても、広く要望事項がある中の一つとしては精神障害についても拡大を働きかけをしてほしいというようなことでは要望を受けた経緯がございます。

◎委員( 笠原俊一君 )
例えば交通機関を利用するときに、私はそういう障害を持っていますというような証明書というのは、精神障害の方はお持ちなんですよね。何にもなくて、私はこうだから割り引けということじゃなくて、ちゃんとそういう、持っていられるんじゃないですか、証明するものを。

◎福祉課長( 鹿島正君 )
一般的な手帳という意味では、精神の方も手帳所持に該当する。それぞれ別な形の手帳ですけれども、それぞれの3障害、手帳が存在します。

◎委員( 待寺真司君 )
ちょうど参考資料でアンケート調査が出ているんですけども、これ、葉山の場合、当然市町村営の交通機関というのは持ってなくて、葉山で動かれる方というと、全部京急バスと、あとタクシーの利用とかとなるんですが、このいわゆる葉山町を通っているそういった公共交通機関に関しては、その精神の方への割引というのは、これまでされてないということでよろしいですか。もしかしたら、その企業の努力によってやっているとかって、そういう情報というのは入ってますか。

◎福祉課長( 鹿島正君 )
具体的には京浜急行バスが該当すると思われますけれども、京浜急行バスさんにつきましては今、精神の部分は割引対象ではなっていないという現状です。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質問。

◎委員( 横山すみ子君 )
身体とか内部疾患に関しては、いろんな団体が働きかけをしておられまして、当委員会にも他の疾患に関しては毎年受けとめて、町はちょっと努力をしていただいてるという実態がある中で、精神に関しては見落としていたなという申しわけなさを持っているんですけれども、町から国に対して、この精神の皆様にも割引制度みたいなものをというのは、発言されたことはありますか。

◎福祉課長( 鹿島正君 )
今まで特段そういうことをしたということはないと思います。

◎委員( 横山すみ子君 )
議会みずからがしてないのに、ほかにしてくださいというのはとても気が引けるので、まずは議会みずからやって、足並みをそろえていければと感じます。団体をつくって活動するというのは、なかなか当事者、とても大変なことで、要望がなかったのでなかなか動かなかったというのは、それはそうだろうなと思うところがあります。まずは議会がやりましょうかね。質問は結構です。ありがとうございました。

◎委員( 鈴木道子君 )
ここに資料として、全国精神保健福祉会連合会のアンケート調査が載っておりますけれども、類似するようなこの件に関してのアンケートというのは、町でとったことありますか。

◎福祉課長( 鹿島正君 )
ありません。

◎委員( 鈴木道子君 )
ちょっと不勉強で申しわけないんですが、資料としてあるかもわからないんですが、精神障害というのは町内でおよそ何人ぐらいいらっしゃいますか。

◎福祉課係長( 岩田展子君 )
30年の4月1日現在で精神保健福祉手帳をお持ちの方は199人ということで統計が出ております。

◎委員( 鈴木道子君 )
年代別というか、そういうの、わかりますか。男女別、年代別みたいなこと。

◎福祉課係長( 岩田展子君 )
特に統計としては今、資料はございません。今はないです。

◎委員( 鈴木道子君 )
資料としてちょっと要求…(「この陳情に必要なんですか」の声あり)あ、必要です。ちょっと町の状況を知りたいということです。陳情、私は先ほども御意見出てましたけど、本当に、意見をついでに言っちゃいますと、精神障害の方、やはり人と触れ合うこと、外に出ることって、大変重要なことだと思ってますので、今までこういうことがなかったということが大変にびっくりしていますけれども、これは本当に賛成する陳情です。でも、町の状況を私は知りたいと、この際知りたいと思いますので、資料としてもしあるんでしたらお出しいただきたいと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
統計がないというお話でしたが。

◎委員( 鈴木道子君 )
統計がないんですか。

◎福祉課課長補佐( 佐野秋次郎君)
すいません。精神障害者の手帳の人数については、神奈川県さんのほうからですね、統計を送ってきていただいて、それをですね、級別にですね、あと年度別に分けたものがあるので、そちらでよろしいでしょうか。

◎委員( 鈴木道子君 )
あ、いいです。それでいいです。

◎委員長( 窪田美樹君 )
後ででよろしいですか。

◎委員( 鈴木道子君 )
後で、もちろん後でいいです。

◎委員長( 窪田美樹君 )
それじゃ、後で。(私語あり)よろしいですか。すいません。

◎福祉課課長補佐( 佐野秋次郎君 )
今ですね、先ほど年代別というお話があったんですけど、ちょっとその年齢、世代別みたいなものはできないので、こちらの人数だけでしたら、すぐにお答えすることも可能なんですけれども。ただ、今手元にあるのが、平成21年の4月1日現在から30年4月1日現在までの10年の統計は手元にあるんですが、いかがいたしましょうか。読み上げますか。

◎委員長( 窪田美樹君 )
近年5年のところを読み上げていただけたらと思います。

◎福祉課課長補佐( 佐野秋次郎君 )
では、そちらのほう、読まさせていただきます。平成26年の4月1日現在から申し上げます。1級28、2級が101、3級が30、合計で161。平成27年4月1日現在、1級が29、2級が103、3級が43、合計175。平成28年4月1日現在、1級が38、2級が113、3級が40、合計191。平成29年4月1日現在、1級が37、2級が119、3級が41、合計で197。
平成30年4月1日現在、1級が37、2級が114、3級が48、合計で199人となってございます。以上です。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。ほかに御質疑ございますか。
委員外議員から手が挙がっておりますが。よろしいですか。金崎議員からも手が挙がってました。

◎委員外議員( 金崎ひさ君 )
ありがとうございます。何年か前なんですが、葉山町として3障害一体化に向けて福祉施策を考え直したことがあったと思うんですね、精神障害者を入れたという。それで、国がこんなになっているのを実は私もこの陳情を見る限りわからなくて、びっくりしたんですけれども、葉山町の福祉施策の中で精神障害者を外しているというふうなことは、もうないですよね。

◎福祉課長( 鹿島正君 )
ありません。

◎委員外議員( 近藤昇一君 )
ありがとうございます。聞くところによると、バス会社とか、あるいは交通機関によっては独自の判断で行ってるところもあるって聞いたんですけども、この辺はどのようにつかんでいられますか。今これは、この請願…陳情については国に対して意見書をね、出して、そういう制度をきちっとするようにということなんですけども、行われてるところもあるって聞いてるんですけども。その辺、つかんでたらお教え願いたいと思います。

◎福祉課長( 鹿島正君 )
今おっしゃられたとおり、バス…公共交通機関の事業者によるという部分がございます。神奈川県内におきましては、26社ある中の2社が実施をしております。それから、横浜市と川崎市については市営交通がございますので、そちらは割引が適用されているという状況です。神奈川県の2社につきましては、箱根登山鉄道と…すいません、1社失念しましたけれども、箱根…山のほうの2社でございます。

◎委員外議員( 近藤昇一君 )
そうやって交通機関がね、独自に判断してやってるところもある。葉山の場合だとすると、例えばバスは京急、逗子へ行けば鉄道も京急あるし、JRはどうなってるんだかわかりませんけども、その辺の働きかけというのは、町としてはやられたことあるんですか。先ほど金崎さんもね、お話ししてましたけども、差別はなくなってるはずですよね、一体ですからね。この精神の方たちだけが別枠になってたということは、当然町のほうも承知してたと思うんですけども、これ、解消するためにやってるところがあるんだったら、京急さんやってくれないかとか、JRはやってくれないかとか、そういう働きかけはやったことあるんですか。

◎福祉課長( 鹿島正君 )
正式に文書をもってという形まではたどり着いておりませんけれども、具体には一番利用頻度の多いであろう京浜急行バスさん対しては、機会があったときにはということで、数度、口頭レベルになりますけれども、同じ扱いできないですかというようなことでお願いをしている経緯はあると聞いています。

◎委員長( 窪田美樹君 )
すいません。タクシー券、障害者の方に出してるタクシー券は、こちら、葉山町は使えないんですか。

◎福祉課係長( 岩田展子君 )
お答えします。タクシー券、ガソリン券については、身体障害者手帳、知的の療育手帳をお持ちの方についても、等級制限をかけるようになっておりますので、その中で3障害公平にというよりは、知的それから身体で重度の障害をお持ちの方ということで、今のところは精神保健福祉手帳の方については対象にはなってはおりません。

◎委員長( 窪田美樹君 )
精神でも1級、2級、3級って、先ほどの御説明の中であるかと思うんですが、どなたも該当はしていないという。

◎福祉課係長( 岩田展子君 )今のところはなっていません。

◎委員長( 窪田美樹君 )
横須賀市では、横須賀市としてタクシー券補助、横須賀市では市とし行っていると思うんですね。金谷フェリーとか。ということを聞いたんですが、町としては特に町として働きかけというより、他の交通会社に働きかけというより、町独自でそういった補助を行ってるというようなことは何ででも、どのあれでもいいんですが、何もないというところなんでしょうか。

◎福祉課課長補佐( 佐野秋次郎君 )
そういった意味ではですね、精神の方の交通費の補助というのは、今のところ葉山町では制度的には町でやっている単独の制度はないです。

◎委員長( 窪田美樹君 )
すいません、私ばかり、すいません。他の自治体の、他の自治体が独自に行ってるような施策を調べたようなことはありますか。他の市町村。この陳情が、一応福祉課のほうにこの陳情が目に、委員会審査の前に、お手元に行ってはいるかと思うんです。私たちも一応この審査に当たり調べることはしました。調べてる議員もいらっしゃると、委員もいらっしゃると思いますが、担当課として他の自治体の状況などを調べていただけるようなことはありましたでしょうか。

◎福祉課課長補佐( 佐野秋次郎君 )
ごめんなさい。お聞きしてしまって申しわけないんですけれども、他の自治体がこの交通割引制度に関して何か取り組み、国へやってるとか、そういう話ですか。

◎委員長( 窪田美樹君 )
いや、そうじゃない。他の自治体が国にというんではなく、他の自治体が独自に、例えば葉山町が身体障害者の方には交通券、タクシー券出してますよというような形で、精神障害者の方に他の自治体はどのような施策というか。
◎福祉課課長補佐( 佐野秋次郎君 )
すいません。そこへはですね、ちょっと思いは至らずですね、他の自治体で独自に何か制度をやってるかというのを比較するというのは、この今回の陳情が上がったことを契機には動いておりません。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございます。それでは、すいません。金崎議員。

◎委員外議員( 金崎ひさ君 )
すいません、再度申しわけございません。先ほどの答弁が、私タクシー券も含めて、葉山町の施策で精神障害者を外してるところはないですかと聞いたわけで、ないということで安心していたんですけれども、数年前に3障害を一体化するということで、葉山町の施策を見直した時期があるんですね。そのときに精神障害者は外されているところを、もちろん入れて見直したんだと思っておりましたけれども、タクシー券補助に関しましては精神障害者1級から3級あるということは、1級が重度だと考えたほうがいいんじゃないでしょうか。
それで、精神障害者の1級が重度であれば、身体…知的障害者の重度が入っていれば精神障害者の重度も入るという考え方をするのが普通じゃないかと思うんですけれども。そういうふうに受けとめていたんですけれども、すいません、答弁がちょっと違っていたもので、再度質問させていただきます。

◎福祉課長( 鹿島正君 )
すいません、説明が不十分で申しわけなかったんですけれども、まず町として3種別の障害について区別、差別をして施策をするということはしておりませんということで、先ほどの答弁になっております。ただ、タクシー券の部分でちょっと答弁が不十分でしたので、精神の方も身体の方も知的な方も、平等に取り扱った中で、誰にタクシー券を渡すという対象としているかという部分について、もう一度担当のほうからお答えをさせていただきたいと思います。

◎福祉課係長( 岩田展子君 )
御説明いたします。タクシー券、それから並びにガソリン券の扶助のところについては、多くのやはり身体障害者の方、それから療育手帳をお持ちの方の中でも、言ってしまうと予防的には皆さんやっぱり交通不便地でありますので、皆さんが欲しいと思われる中の制度ではあるんですけれども、そういった中で、特にお体の機能的に、特に身体障害者の方については1、2級というところは挙げているんですが、特にお足元が不自由な方、下肢機能障害を持っていらっしゃる方は、中度障害という枠の中でもお足元の機能が不自由なので、バスの乗りおりや何かを想定して3級の方も対象にしております。特にまたそれから療育手帳の方については、A1、A2ということで、お1人でなかなか公共の交通機関をもって移動ができない方が圧倒的に多い状態になっておりますので、必ず介護者付き添いのもと、必要だろうということでタクシー券、ガソリン券の対象にしております。ただ、窓口のほうにおりましても、精神保健福祉手帳1級の方、これは差別とかそういったことではないんですけれども、2級の方でも入院をされている方もいらっしゃいますし、1級の方でも御自身の手続を通常に電車・バスに乗って窓口のほうに来られてお手続をされる方も多くいらっしゃいます。1級の方、2級の方、そうすると精神保健福祉手帳所持の方については、アンケートの中にもありましたけれども、2級の方が圧倒的に多いんですが、1級だから交通機関が使えない、2級だから交通機関が使えないという分けが、非常に難しい判断のところではあるかなと。そういったところで、タクシー券、ガソリン券のほうにつきましても、扶助費という枠の中でやらせていただいておりますので、先ほど課長のほうから申し上げたとおり、施策的に精神保健福祉手帳所持者の方を該当なしにしてい
るというよりは、この機能、施策の機能がどうしても必要な方はどこだろうという視点から見たときに、身体障害者手帳1、2級の方、それからお足元が不自由な下肢機能障害を持たれているであろう肢体不自由の3級の方、A1、A2の療育手帳の方ということで、今現在の制度としては、毎年この制度、いろいろな試行錯誤を繰り返している制度ではありますが、今の状態ではそこの対象者の方々に限定をさせて配布をさせていただいております。

◎委員外議員( 金崎ひさ君 )
意見を述べるのは差し控えさせていただきますが、やはり重度というくくりでくくるのであれば、やはり葉山町自身もこの陳情に即したように、3障害一体化がなされていない部分があるということがわかりましたので、勉強になりました。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質疑よろしいですか。それでは、陳情30-6号、質疑を終了させていただきます。職員退室のため、暫時休憩いたします。 (午前11時21分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時22分)
委員の皆さんからの御意見、お願いいたします。

◎委員( 横山すみ子君 )
いろんな課題は残すというのはわかったんですけれども、この陳情の趣旨に応える、しかも早く応えるという意味では、即決して意見書を国に送って、国の制度の中でちゃんとできるようにと。あと、葉山町独自の問題については、教育民生として後で追いかけるべきとは思いますが、この陳情には採択、意見書を送るということで賛成したいと思います。

◎委員( 鈴木道子君 )
今、職員の説明も理解できないことはないんですけれども、一つの見方からすると、例えばバスに乗る、交通機関を利用して外に行くということについて、何か物理的な面からしか行政は見てないような思いがいたしました。やはり、精神的な面で乗り物に乗るのに付き添いが必要だとか、そういうこともあろうかと思いますので、もう少し門戸を広げて判断をしてほしいというような思いもいたしましたので、この陳情については私も賛成をして意見書を出してほしいと思います。

◎委員( 笠原俊一君 )
私も横山委員と同じ感覚です。当然この意見書に対しては、採択して意見書が出ると。町のことについても、以前に金沢に同僚と視察に行ってね、そこには高齢者だとか障害者がごちゃまぜの施設といって、いろんな障害を持ってる方も高齢者も楽しく住まわれているというかね、生活してる。そういうのを目の当たりに見て、葉山が全体がそういう町になればいいなという思いがしたものですから、こういうことが現実に精神の方がこういったハンディキャップというかな、持ってるということ、知らなかったのは本当に申しわけないんですけれども、こういう方が困っているんだったらば、当然ほかの障害を持ってる方と同等に、少なくても町が応援するべきだなというように思いました。この陳情については、了解、賛成です。

◎委員( 待寺真司君 )
私も今、笠原委員がおっしゃられましたけれども、いわゆる交通のこういった割引が精神の方に適用されてなかったということに対して、これまでちょっとそこを知らなかったということは、大変議員として恥ずかしいことだなと、正直この陳情を見て思いました。
また、こういった形で、この陳情を見ると、何年にはこうなっていたというときがありますけれども、これについてもちょっと情報として持ってなかったところもありますので、今後はやっぱり3障害は一元化が基本というような中で、こういったことがあってはいけないと思いますし、早急な是正が必要だと思いますので、早急に採択をして意見書を提出すべきだと思います。それからまた町の課題も、皆さんおっしゃられるように出てますので、その辺についてはまた議員活動の中で取り組んでいければなというふうに思います。この陳情については賛成をしたい。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御意見よろしいですか。それでは、陳情30-6号精神障害者の交通運賃割引制度の適用を求める意見書採択についての陳情書に賛成の方、挙手をお願いいたします。
( 挙 手 全 員 )
挙手全員です。意見書のほうはいかがいたしましょうか。
(「正・副一任」の声あり )
それでは、案のほうを送らせていただきます。
それで、今、皆さんのほうから、議会としてというか、委員会としてというお声も上がった中と、あと議員活動としてというお声もありました。今、現状を職員の方に聞いたら、他の自治体の様子は調べていないという現状がわかりました。私が調べた中で、横浜市、自治体の規模はかなりあるかと思うんですね、大きさが。なので、横浜市では市営のバス、地下鉄…先ほど市営があるということでしたが、シーサイドラインはあれ市営ではないですよね。モノレール。シーサイドラインとか全て全額免除になるようなパスを発行してるというような施策、全くの無料ではないんだそうですけれど、パスを買って、それに…だから多分高齢者パスありますよね、今度福祉パス、高齢者パス。ふれあいパスのように、ある程度負担をして、それで無料になるというような施策を行ってるという。横須賀市もタクシーだったり金谷フェリーだったりというのが割引なり無料なりというのがあるという、自治体によってかなり差があるかと思います。ですので、これを委員会…先ほど言いましたように委員会として追うのか、それとも議員として追うのかという、待寺委員が議員活動としてというお話だったので…委員会でよろしいですか。それでは、この陳情の内容、交通費、割引運賃、交通割引運賃に関しては、委員会としても追っていきたいと思います。よろしいですか。
(「異議なし」の声多数 )
ありがとうございます。
それでは、次の所管事務調査に移らせていただきたいと思いますが、よろしいですか。所管事務調査のほうに、次第の次。平成29年度ごみ量検証報告についてなんですけれど、職員をお願いいたします。職員入室のため暫時休憩いたします。 (午前11時29分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時30分)
職員の紹介をお願いいたします。

◎環境部長( 高階歩君 )
それでは、よろしくお願いいたします。出席職員の紹介いたします。
隣におりますのがクリーンセンター所長の内田でございます。隣におりますのは、同じくクリーンセンターの主事の藤井でございます。隣におりますのは、環境課課長の坂本でございます。その隣が、同じく環境課課長補佐の雨宮でございます。私、環境部長の高階でございます。よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。それでは、毎年、例年ごみの推移ということでお話を、説明を受け、検証報告を受けています。29年度ごみ量検証の報告について説明、報告をお願いいたします。

◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
それでは、例年ごみ量の報告をさせていただいております。昨年に引き続き、本年度も搬出処理量と処理費用の比較ができることから、搬出ベースでの数値とさせていただいております。事前に資料を用意させていただきました。参考資料1から3をごらんいただきながら御説明申し上げます。なお、資料については、決算ではございませんので、見込みということで御理解、御了承ください。
それでは、まず参考資料1をごらんください。主なごみ、資源物の説明をいたします。可燃ごみですが、28年度が5,876トン、29年度が5,885トン、プラス5トンで前年度比0.2%増となってございます。増の要因といたしましては、逗子市との可燃ごみの共同処理を当初昨年2月から搬出することで逗子市と協議を進めてまいりましたが、逗子市環境クリーンセンターでの鉛またはその化合物の溶出量が埋め立て基準値を超過したことに伴い、やむを得ず共同処理を延期することといたしました。昨年の3月には、民間事業者との調整がつかず、搬出することができずに、クリーンセンターのピット内に可燃ごみの約122トンが繰り越された状況でございました。しかしながら29年度はわずか9トンの増にとどまった要因として、大きく2点挙げられます。まず1点目でございますが、災害ごみいわゆる火事ごみの搬入を家財のみとしたことから、災害ごみが59トンの減となっております。2点目ですが、粗大ごみから以下木材を木くずとして資源化での処理をしたことから、そこでも66トンの減となってございます。
続きましてプラスチックごみでございます。マイナス2トン、0.6%の減となっております。
容器包装プラスチック、不燃物については、記載のとおりほとんどがマイナスとなってございます。植木剪定枝でございますけれども、12トンのマイナスとなっております。植木剪定枝については、気候や開発などに左右されるため、見込みを立てるのが非常に困難な品目となってございます。木くずでございますが、従前は可燃ごみとして処理をしてまいりましたが、28年8月から主に粗大ごみから出た木製品をチップとして資源化したもので、134トンを資源化しております。
可燃ごみが減となった要因の一つでもございます。古紙、ミックスペーパー、紙パック、古布につきましては、それぞれ大きな変動はございませんでした。なお、プラスチックごみの中に、プラスチックごみの357トンの中には、容器包装プラスチックからの戻り28トン、また植木の袋10トンが含まれてございます。
ごみ量の総量でございますけれども、28年度は9,652トンと、平成29年度が9,683トン、31トンの増。伸び率として0.3%の増となってございます。参考資料1については以上でございます。
続きまして、参考資料2をごらんください。廃棄物等の処分にかかる事業費の28年度と29年度
の決算見込み額の比較でございます。まず、可燃ごみ運搬処分委託でございますが、逗子市の共同処理の試行に伴い、民間事業者3者への委託料がマイナス47.5%、約1億984万円が減となってございます。逗子市との共同処理の試行に伴い、可燃ごみにかかる処理、処分の事業費と下段の負担金、逗子市共同負担金と合わせますと、前年度と比較した可燃ごみにかかる経費は約170万円増額となってございます。可燃ごみにつきましては、参考資料3で改めて御説明を申し上げます。
続きまして、プラスチックごみ運搬処分委託以下につきましては、処理・処分にかかる事業費は減となってございます。中段から下の木くずでございます。先ほども申し上げましたが、従前は可燃ごみとして処理をしておりましたが、現在は資源化してございます。可燃ごみと木くずの処理費の比較でございますが、可燃ごみとして処理したのが約4万円、木くずですと約1万円と、1トン当たり3万円のコストの削減ができ、あわせて資源化率の向上につながっております。
下段のほうにありますペットボトル運搬委託でございますが、入札により業者を決定しておりますが、処理量に大幅な変動がなかったものの、増額となってございます。
事業費についてでございますけれども、29年度は28年度と比較し、搬出ベースでは参考資料1のとおり31トンの増加があるものの、事業費トータルでは下段に記載のとおり、60万5,879円のマイナスとなってございます。年度当初心配しておりました当初予算の範囲内で処理・処分ができましたことを、この場で報告をさせていただきます。
続きまして、参考資料3をごらんください。上段でございますが、参考資料の2-1、可燃ごみに係る部分を抜き出したものでございます。委託料と負担金を合わせて、28年度と29年度を比較しますと、可燃ごみについては170万3,071円の増となってございます。
参考1をごらんください。増額の要因でございますが、第1期試行期間においては、1日の搬出量の上限を1回当たり5トン、2回までの搬出として検証を行う上で、ドライバーと車両を葉山町で1日拘束をしてしまうということから、1回当たりの搬出回数での契約をせざるを得ませんでした。その1回の単価が2万9,000円でございます。なお、第2期試行期間では、重さ1トン当たりによる契約とし、1トン当たりの運搬経費は減となってございます。また、1月までは8トン車で搬出をしておりましたが、2月からは逗子市のピットに合わせた最大限の積載が可能なコンテナを導入し、10トン車で効率よく搬出を行ってございます。
参考2をごらんください。逗子市への搬出量と逗子市の歳入となる委託費と負担金でございます。第1期試行期間中では約411トン搬出し、第2期では2,392トンの搬出、合計で2,803.93トンを搬出いたしました。逗子市への委託費負担金として支出したものが8,512万7,315円となってございます。
以上をもちまして参考資料の1から3の説明とさせていただきます。今後とも引き続き町民の方々の御理解と御協力をいただきながら、丁寧な分別の啓発、指導を図り、資源化・減量化に努めてまいります。また、あわせて鎌倉市、逗子市とも広域の枠組みの中で、スケールメリットを生かしたコスト削減にも努めてまいります。
以上、簡単ではございますが、平成29年度ごみ量検証報告とさせていただきます。

◎委員長( 窪田美樹君 )
御説明ありがとうございました。この資料に関して、御質問ある方いらっしゃいますか。
よろしいですか。それでは、ありがとうございました。御質問ないということなので、すいません、ありがとうございました。(私語あり)職員退室のため、暫時休憩いたします。
(午前11時40分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時41分)
「学校給食センター建設候補地調査委員会」の報告について、教育委員会から報告を受けたいと思います。職員の紹介をお願いいたします。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
それでは職員紹介させていただきます。教育総務課長の野田でございます。教育総務課課長補佐の虫賀でございます。教育部長、沼田でございます。よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしくお願いいたします。学校給食センター建設候補地調査委員会がもう発足しているかと思います。候補地調査に関しての委員会の進捗状況など、何か報告がございましたらよろしくお願いいたします。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
それでは、候補地調査委員会第1回、平成30年5月17日、15時から3-2の会議室で開催をいたしました。出席者については、教育部長、教育総務課長、教育総務課の虫賀課長補佐、学校教育課長、教育総務課の担当職員2名、それと都市経済部長、道路河川課長、都市計画課長、産業振興課長、政策財政部長、公共施設課長、財政課長、以上のメンバーで開催をしております。

◎委員長( 窪田美樹君 )
委員会を開催したという報告でしか、まだ現状としては話せないというようなもので、委員会の進め方なんですが、今までの質疑の中でいろいろな話の中で、30年度中に候補地を見つけるという段取りだと、ある程度は月予定というのが、何月何日まで調査しようよっていうようなものがあるかと思うんですが、その17日の段階でどのような、自己紹介だけで終わったわけではないと思うんで、どのような内容をお話しされたのか、お願いいたします。

◎教育総務課長( 野田仁君 )
5月17日の日につきましては、議題としましては、学校給食センター建設に向けた今までの経緯とですね、あと今後の事業展開について事務局より説明をしております。その中でですね、各委員の方からですね、候補地に関する御意見等を伺っております。
その御意見に基づきまして、今、附帯調査といいますかね、例えばどういった都市ガスが入っているとか、例えば下水道が来ているとか、そういった附帯の調査をして、その調査がまとまりましたら次回、2回目を開催していこうというような考えで今進めております。

◎委員( 鈴木道子君 )
現時点で候補地みたいなものは幾つぐらい挙がっているかというのは、お尋ねできるかしら。

◎教育総務課課長補佐( 虫賀和弘君 )
候補地というレベルに達しているものはないです。複数の場所について、出席者からいろいろな意見が出たというところで、候補地と言えるものではまだないですね。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。今のお話ですと、ある程度の用地があるよということが出てから委員会の開催日が決定されるということですか。次回が6月ですよとか7月ですよ、それまでに探してくださいということではなく、今のお話の仕方ですと、用地が見つかったら次の委員会を開催するというようなお話だったんですけど。次回はいかがなんでしょうか。

◎教育総務課課長補佐( 虫賀和弘君 )
次回は日程決まっておりまして、6月の17日ですね。に予定しております。(私語あり)ごめんなさい、6月15日。すいません。1回目のときに、例えば建てたい建物の大きさであるとか、コスト面で指摘をされている金額の規模であるとか、いろいろな条件を事務局から出席者に説明をしておりますので、その中で、この場所はどうだ、あそこの場所はどうだという話もありました。それをもう少し具体的に今度絞っていったり、現地を確認したり、もう少し地権者が誰であるとか、いろんな細かい情報を全ての場所ではなく、ある程度場所を絞り込みながらということで進めたいというふうに思っています。2回目にどこまで、どのくらいの数というふうになるかはわかりませんが、徐々に徐々にですね、絞り込みを進めながら、なおかつ具体的な交渉というんでしょうか、候補地になり得るか、詰めていきたいというふうに思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしいですか。ごめんなさい、私ばかり。30年度内に候補地の決定があるというタイムスケジュールですよね。ですので、候補地を決めて、それから地主さんとの交渉もあるかと思うんです。となると、その候補地を決めるのはさらにその前段階、交渉の前に前段階と思うんですが、そこの候補地をある程度に絞るというのは、このじゃあ7月の会議とか8月の会議とか、交渉に何カ月かかるかはわからないと思うんですが、候補地が1カ所に定まって、そことお話をしたけどだめだった。では、次の候補地にいこうという考えを持ってるのか。
2カ所、3カ所、例えばあったら、同時に進もうとしているのか。まだ候補地の選定もないところでは、決まらないところでは難しいと思うんですが、候補地をいつまでに絞るかという、先を見ていないと30年度内にはなかなか出てこないと思うんですが、そこのタイムスケジュールというんですか、一応のいつまでに候補地を見つけようよというのがあると思うんですが、そこはいかがなんでしょうか。

◎教育総務課課長補佐( 虫賀和弘君 )
以前の説明で、この調査については30年度中というふうに申し上げているんですが、それでも31年度当初予算の要求時期ですとか、そういうこともございますし、以前から小学校の給食室の老朽化対策、中学校給食の早期実現というのを掲げているので、この土地探しに関しても極力早くという、なおかつその31年度当初予算の要求時期を考えると、そこは一つの区切りにはなるんだと思います。そういう意味では、そこを目指して急ピッチで進める必要性もあるんじゃないかなと。ただ、いずれにしても土地所有者ですとかいろいろな関係者のいることなので、慎重にやることも大事だと思いますので、その辺を見きわめながら進めたいというふうに思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございます。よろしいですか。では、頑張ってください。
委員外議員から手が挙がっていますが、よろしいでしょうか。

◎委員外議員( 金崎ひさ君 )
すいません、1つだけお聞きしたいんですけど、葉山中学校の駐車場というのは候補地に残っているのか、あるいはそこはもうなくなったのか、お聞きします。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
比較検討しますので、ですので、候補地というか、そこはそことして置いといて、それ以外のところで今、探すということですので。

◎委員外議員( 金崎ひさ君 )
そうすると、それは最後の受けとして置いておいて、ほかにいいところがなかったら、またあそこに戻る可能性もあるということでよろしいですか。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
そういうことなんですけども、我々としては…我々としてはやはり戻るのはかなり難しいかなという印象は持っています。

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、所管事務調査としてを終わらせていただきます。職員退室のため、暫時休憩いたします。 (午前11時50分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時52分)
それでは、次第書3番目、行政視察についてを移りたいと思います。お手元に行程表があるかと思いますが、職員のほうから行程等を説明を受けたいと思いますので、暫時休憩させていただきます。よろしいでしょうか。では、暫時休憩いたします。 (午前11時52分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後0時02分)
事務局、本日の付託案件に関して、決まったことを読み上げていただければと思います。

◎議会事務局局長補佐( 永井秀子君 )
本日の付託案件の結果を申し上げます。議案第6号葉山町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例は、全会一致で可決となりました。請願第30-1号教職員定数改善の推進と義務教育費国庫負担制度の国負担2分の1復元をはかるための2019年度政府予算についての請願書、こちらのほうも全会一致で採択となりました。意見書を提出いたします。陳情第30-6号精神障害者の交通運賃割引制度の適用を求める意見書採択についての陳情書、こちらは全会一致で採択となりました。意見書を提出いたします。以上です。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。報告文案のほうはいかがなさいますか。
(「正・副一任」の声あり )
それでは、報告文案のほう、正・副で案のほうをつくりたいと、つくらせていただきたいと思います。
それでは、閉会中の継続審査についてお諮りいたします。それでは、すいません、申しわけないです。委員派遣に関してお諮りします。所管事務調査のため、会議規則第73条の規定により、議長に対し派遣承認要求を行うとして、派遣委員は全委員で、日時、場所及び目的については調査視察日程のとおりとし、経費等の手続については委員長に御一任願いたいと思いますけれど、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認め、そのように取り計らわせていただきます。
それでは、次に閉会中の継続審査についてです。お手元には配付してないんです…配付してますね。配付してあります。議長宛てに申し出たいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出書を本職より議長に提出いたします。
それで、その他なんですが、何か皆さんのほうから。よろしいですか。それでは…事務局。

◎議会事務局局長補佐( 永井秀子君 )
すいません。8月の1日に教育民生常任委員会を開催いたしますというメールをお送りいたしました。当日は9時から開催し、現地に行きますというお話をさせていただいたんですが、教育委員会のほうと6校の学校の調整の結果、1校目が上山口小学校で、9時からとなりましたので、9時からの開催ではなく、8時45分ぐらいに開催し、暫時休憩の形で上山口小学校のほうに出発をしたいと思います。これが町内ということなので、委員外議員の方にもお声をかけておりまして、今の段階では金崎議員と山田議員が参加するということになっております。よろしくお願いいたします。(「間に合わない」の声あり)

◎委員長( 窪田美樹君 )
8時半ということで、皆さん、よろしいですか。8時半にこちらに開会させていただきます。ここで一回開催して、暫時休憩という形をとりますので。よろしいですか。それでなんですが、皆さん、議会報告会なり、何ですか、町民との会議の内容をいろいろ耳にされているとは思うんです。早め早めに予定を組むというか、内容を絞って、教育民生としてはどのような形、会期、時期も含めてなんですが、行っていくかということを少し話しておかないと、後々になってからだと大変町民の方にもなぜこの時期にというお声も出てきてしまいますので、ちょっとお話をと思いました。先日、中学生と議員がディスカッションという、教育民生でディスカッションということもいいのではないかというようなお声もあったんです。ですので、どのようなものがいいかということ、ここで決めるわけではございませんが、皆さんの中、何か思いがあったらと思いますが、いかがでしょうか。短時間で構いませんので、お話しいただければと思いますが。
それでは、暫時休憩いたします。 (午後0時07分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後0時12分)
町民との会議の件では、早急にというところではないところをお伝えさせていただきました。
ただ、皆さんの脳裏の片隅にでも、常にその話題、こんなことがいい企画ではないかというところを思っていただいて、いつでもいいので、報告いただければと思います。
ほかにその他で。よろしいですか。それでは、少し12時お昼過ぎてしまいましたが、本日の委員会をこれで閉会させていただきます。皆さん、お疲れさまでした。 (午後0時12分)

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成30年8月22日

教育民生常任委員会委員長 窪 田 美 樹

 

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更新日:2019年01月31日