教育民生常任委員会会議録 平成30年3月2日

開催年月日

平成30年3月2日(金曜日)

開会時間

午前10時00分

閉会時間

午後2時22分

開催場所

葉山町議会 協議会室1

付議案件

1 付託案件
(1)議案第 60 号 葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例
(2)議案第 62 号 葉山町介護保険条例の一部を改正する条例
(3)議案第 63 号 葉山町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例
(4)議案第 65 号 逗子市と葉山町との可燃ごみの焼却処理の事務委託に関する協議について
(5)議案第 66 号 葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に関する協議について
(6)陳情第30-2号 家庭教育支援法の制定を求める意見書提出に関する陳情
2 所管事務調査
   神奈川県 逗子・葉山地域循環型社会形成推進地域計画について
3 行政視察報告について
4 閉会中の継続審査について
5 その他

出席並びに欠席委員

出席 6名 欠席 0名

出席並びに欠席委員の詳細
役職 氏名 出欠
委員長 窪田美樹 出席
副委員長 石岡実成 出席
委員 横山すみ子 出席
委員 鈴木道子 出席
委員 待寺真司 出席
委員 笠原俊一 出席
オブザーバー 議長伊東圭介 出席

傍聴者

金崎ひさ議員 飯山直樹議員 山田由美議員 近藤昇一議員 畑中由喜子議員 土佐洋子議員

説明のため出席した者の職氏名

説明のため出席した者の職氏名の詳細
役職 氏名
福祉部長 仲野美幸
町民健康課長 高橋雅宏
町民健康課課長補佐 千葉和久
町民健康課課長補佐 矢島和明
福祉課長 中川禎久
福祉課主幹 坂口薫
福祉課係長 大渡覚
環境部長 伊藤義紀
クリーンセンター所長 内田自栄
クリーンセンター所長補佐 守谷悦輝
教育部長 沼田茂昭
学校教育課長 冨樫俊夫
生涯学習課長 新倉利勝
子ども育成課長 行谷修
環境課長 坂本泰一
環境課課長補佐 雨宮健治

会議の書記

議会事務局局長 田丸良一
議会事務局次長 廣瀬英之
議会事務局主任 佐々木周子

会議録署名委員

委員長 窪田美樹

会議の経過

◎委員長( 窪田美樹君 )
皆さん、おはようございます。ただいまの出席委員は6人でございます。定足数に達しておりますので、教育民生常任委員会を開催させていただきます。
(午前10時00分)
お手元に本日の次第のほうを配信させていただいておりますが、本日の会議は1、付託…大変多くて、付託案件として、(1)議案第60号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例、(2)議案第62号葉山町介護保険条例の一部を改正する条例、(3)議案第63号葉山町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例、(4)議案第65号逗子市と葉山町との可燃ごみの焼却処理の事務委託に関する協議について、(5)議案第66号葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に関する協議について、(6)陳情第32-2号家庭教育支援法の制定を定める意見書提出に関する陳情。2項目目として所管事務調査について、神奈川県、逗子・葉山地域循環型社会形成推進地域計画について。3番目、行政視察報告について。4番目、閉会中の継続審査。5番目、その他となっております。
本日の会議の進め方ですが、議案から審査を始めさせていただきますが、議案第60号、議案第62号及び議案第63号は1件ずつ審査を行い、議案第65号及び66号については2件まとめて審査を行いたいと思いますが、御異議…よろしいでしょうか。
(「はい」の声あり )
それでは、そのように取り扱わさせていただきます。
それでは議案の審査に入ります。付託された議案の5件については、皆さんに論点整理の提出、論点の提出をお願いしておりましたが、論点整理は提出がございませんでしたので、論点整理は行いません。御承知おきください。
それでは、議案第60号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。
職員入室のため暫時休憩とします。 (午前10時02分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時03分)
職員が出席しておりますので、部長から紹介のほうをお願いいたします。

◎福祉部長( 仲野美幸君 )
おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。職員の紹介いたします。隣から、町民健康課長、高橋です。その隣、課長補佐、千葉です。同じく矢島です。以上です。よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、議案第60号国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして、説明をお願いいたします。

◎町民健康課長( 高橋雅宏君 )
それでは、国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして御説明をさせていただきます。議案第60号でございます。
この条例は、提案理由にもございますとおり、国民健康保険法施行令の改正等がされたことに伴い、葉山町国民健康保険条例を改正する必要があり、提案をさせていただくものでございます。
条例の概要の内容に記載してございます順に御説明をさせていただきます。
1点目として、保険料の基礎賦課額に係る賦課限度額の引き上げを行うものでございますが、第12条の6、第16条の2を改正するものでございます。こちらにつきましては、保険料の基礎賦課額に係る賦課限度額を、54万円から58万円に改めるものでございます。
2点目として、保険料の賦課方法の構成割合の変更に伴うものでございますが、第12条、第12条の6の6、第12条の11を改正するものでございます。こちらにつきましては、平成25年度から所得割額の算定方法を、住民税所得割方式から旧ただし書き方式に変更したことに伴い、平成25年度から平成29年度の5年間において、条例の特例措置として本則所得割50%、均等割35%、平等割15%のところ、所得割55%、均等割30%、平等割15%に保険料の割合を設定しておりました。
本来であれば、平成30年度から条例本則に戻ることとなりますが、前年度との保険料率との均衡を保つことから、特例措置と同率の構成割合とするものでございます。
3点目として、保険料の軽減判定に係る所得上限額の緩和を行うものでございますが、第16条の2を改正するものでございます。こちらにつきましては、保険料の軽減措置の対象を拡大するため、5割軽減及び2割軽減額の対象となる世帯の減額判定所得の引き上げをさせていただくものでございます。5割軽減の対象となる世帯の上限額を27万円から27万5,000円に、2割軽減の対象となる世帯の上限額を49万円から50万円に改めるものでございます。
4点目として、国民健康保険の都道府県広域化に伴うものでございますが、第8条の3、第12条の6の2、第12条の7を改正するものでございます。こちらにつきましては、平成30年度からの国民健康保険都道府県化広域化に伴い、予算の編成が大幅に変更されることにより生じる変更でございます。本条例において、基礎賦課総額、後期高齢者支援金等賦課総額、介護納付金賦課総額につきましては、歳出総額から歳入必要額を控除した額が賦課総額となりますが、平成30年度から都道府県広域化に移行することに伴い、国民健康保険特別会計における歳入歳出の費目のうち、県に移行する費目、新規に町の特別会計に編成される費目があり、賦課総額を算定する上の根拠額が変更されることに伴う改正でございます。
なお、施行期日につきましては、平成30年4月とさせていただくものでございます。改正後の葉山町国民健康保険条例の規定については、平成30年度分の保険料から適用し、平成29年度分までの保険料については従前の例によるものでございます。
またですね、この議案の60号の参考資料として、資料を御提出させていただいておりますので、この内容について簡単に御説明をさせていただきます。
まず1ページ目といいますか、1枚目でございますけども、平成29年度の保険料(税)等賦課状況一覧表(基礎賦課分)ということになります。これは県内の自治体の状況を表にしたものでございます。この皆さんに見ていただいているとおりなんでございますけれども、要はこの中で所得割の応能割の分ですね、基礎賦課分として、どういう割合で県内が決めているのかというのを見ていただくための資料でございまして、この一番下の、各市町村における全体に占める応能割の割合という表があります。ここを見ていただきますと、今回所得割を55%という形で改正をさせていただきたいということで御提案をしておりますが、この55から60%未満の市町村が14市町村あるということで、この中でも一番多い割合だということが見ていただけると思います。
続きまして、次のページでございますけども、これは官報の写しでございます。ここの政令第27号という形になっておりますけども、ここの中に限度額と、それから2割、5割軽減の根拠が示されておりますので、ごらんください。
続きまして、賦課限度額の引き上げについての資料でございます。年度別の賦課限度額については、ここの記載のとおり29年度から30年度にこういうふうに変わりますということで、合計額が89万円から93万円まで4万円引き上げられるということでございます。
次の2.の賦課限度額における該当者についてということで、表をつけさせていただいておりますが、これが29年度と30年度のその世帯の給与収入並びに給与所得の比較表でございます。単身の場合はですね、29年度は1,145万円の給与収入があれば、これが限度額に達すると。ですが、30年度はこれが4万円引き上げられることによって、単身で言えば1,220万円の方から限度額に達するということになります。以下、その下の条件によってこういうふうな金額になるということでございます。
それから次のページでございます。2、保険料軽減額の拡充についてということで、これが平成29年度、7割、5割、2割軽減が減額の対象となる基準所得額が、7割が33万円以下、5割軽減が33万円に、27万円掛ける被保者数で計算する。それから2割軽減が33万円プラス49万円掛ける被保者数で計算するというものが、30年になりますと7割は変わりません。7割軽減は変わりませんが、5割軽減は27万円だった単価がですね、27万5,000円にふえる。それから2割軽減のほうは49万円だったものが50万円にふえるということで、対象範囲が広がって、低所得者の方々により手厚い制度になるということでございます。
それで、下の2.の保険料軽減の対象となる所得については、29年度1人から6人以上まで表がついております。これがですね、1人の世帯でお話ししますと、7割軽減の方はこの上の表のとおり33万円になります。それから5割軽減は33万円に、27万円掛ける被保が1人なので、1人を掛け、それを合計した60万円。それから2割軽減のほうは、33万円に49万円掛ける被保者数が1でございますので、それを足した82万円が軽減の対象になるということになります。それが30年度になりますと、1人世帯でその同じように計算をしていきますと、7割軽減は変わらないので33万円。5割軽減の方は60万円だったものが60万5,000円。それで2割軽減の方は82万円だったものが、1万円上がって83万円という形での基礎といいますか、もとになる数字が決められていきます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。説明が終わりましたので、これより質疑に移りたいと思います。質疑のある方は挙手をお願いいたします。

◎委員( 笠原俊一君 )
葉山でこの5割軽減、2割軽減対象になる世帯数というのは、参考に出てますか。

◎町民健康課長( 高橋雅宏君 )
5割軽減の対象者の方はですね、今までが512世帯。今までは、29年度まで512世帯でございました。それが30年度、この改正をさせていただくと、524世帯。ですから12世帯ふえるだろうという状況でございます。それから2割軽減の方。こちらはですね、現在476世帯。476世帯。これが30年度のこの改正をさせていただきますと、485世帯。9世帯ふえるだろうという状況でございます。

◎委員( 笠原俊一君 )
大した数の増減はないんですけども、町のほうのこれに対する出費といいますか、そういったものはどういうふうになってきますか。負担というか。

◎町民健康課長( 高橋雅宏君 )
基本的にはですね、軽減のことに対して基盤安定制度のほうからですね、補助金が出ております。ただ、この補助金の中でも、軽減分として県が4分の3、それから町が4分の1の負担があります。それから支援分として、これは国が2分の1、それから県が4分の1、それから町が4分の1の負担がありますので、ここの分の町の負担分はふえるということになりますけれども、基本的にはそう大きな負担で、この軽減の方々の補填をするということにはならないと思います。

◎委員( 待寺真司君 )
基本的にもう立場はこの議案を、当然いろいろ改正なので、認める部分なんですけども、ちょっと資料詳しくすごい出していただいたので、ちょっと議案と離れてしまうかもしれないですけども、ちょっと1点聞きたいのは、この資料を見ると、保険料の、要するに国民健康保険料、料でしてるか税でしてるかの、県内自治体が非常に均衡してるんですけれども、若干町村の場合は税をとってる自治体が多いんですが、この辺について葉山町は、あくまでもこれからも料でいくというような考え方でいくということでよろしいんでしょうか。変えることは可能なのかどうか、ちなみに。

◎町民健康課長( 高橋雅宏君 )
基本的には町のほうで料でいくということを変えるということで、方針は今のところはございません。
料でいく、税でいくということに対して、それぞれの自治体が考え方があると思うんですけども、町のほうは料でいかせていただいていることに関しましてはですね、保険料の料率を決めさせていただく際に、前年度の、皆さんが申告をしていただいた所得…申告額、税の申告額がございます。それを町の税務課のほうで整理をして、最終的にその金額が確定してくるのが5月の末なんですね。その5月の末にその情報をいただいて、町民健康課のほうで、じゃあこの皆さんの税収、国保の対象の方の税収に対して、じゃあ幾らぐらいの料率をかけようかという形で、直近の数字が使って申請…あ、申請じゃない。料率を決めるのに、料のほうが今、私どもとしてはやりやすいというふうに思ってますので、その形で今後も継続をしたいなというふうには思います。

◎委員( 待寺真司君 )
以前もこのやり取りしたと思うんですけれども、税だと徴収の不納欠損が5年…5年まで、料だと2年じゃないですか。結構それでやっぱり税方式をとってる自治体が、特に地方のほうへ行くと、まあ葉山の場合まだ収納率がいいほうだというふうに思いますけども、ほかのところだと厳しいような状況で5年間というものを見させてるところもあるんですが、その辺についての考え方は、葉山の場合は2年できっちりきっちりやっていくというような方針でこれからもいくということでよろしいですか。

◎町民健康課長( 高橋雅宏君 )
はい、今、委員がおっしゃるとおり、徴収のほうもですね、毎年、今、率が上がっております。それで、それはもう課員の努力という部分が大きいと思いますけれども、また町民の方々もですね、国民健康保険料に対して納付をいただけてるという状況がございますので、このままやらせていただければと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。ほかによろしいですか。よろしいですか。
それでは、ほかに御質疑なければ、これにて質疑を終結いたします。それでは職員の皆さん、ありがとうございました。 職員退室のため暫時休憩いたします。 (午前10時21分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時21分)
それでは、これより皆さんからの御意見をお伺いしたいと思います。

◎委員( 待寺真司君 )
今回の条例改正については、こちらの概要のほうにもありますように、いわゆる賦課限度額が54から58に上げたということで、これは高額所得者にとっては若干厳しいというかですね、ふえる内容になりますけれども、賦課方式をこれまでの料率を戻さず、これまでの軽減でやっている部分にした、率にしたことと、それから5割軽減、2割軽減の所得をそれぞれ5,000円、1万円ずつ引き上げて、低所得対策が盛り込まれてるということで、またもう一点は最後都道府県の広域化による所要の改正ですから、全く私自身は問題ないと思いますので、賛成したいと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御意見ある方いらっしゃいますか。
よろしいでしょうか。皆さん、待寺委員と同じ御意見ということでよろしいですか。
それではこれより採決いたします。お諮りいたします。議案第60号葉山町国民健康保険条例の一部を改正する条例について、原案のとおり可決することに賛成の方、挙手を求めます。
( 挙 手 全 員 )
賛成全員です。よって、議案第60号は原案のとおり可決されました。以上で議案第60号についての審査を終了いたします。
次に、議案第62号葉山町介護保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。職員入室のため暫時休憩いたします。 (午前10時24分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時25分)
職員が出席しておりますので、部長から紹介をお願いいたします。

◎福祉部長( 仲野美幸君 )
それでは、引き続きよろしくお願いいたします。隣から、福祉課長の中川です。主幹の坂口です。係長の大渡です。以上でございます。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございます。それでは、議案第62号葉山町介護保険条例の一部を改正する条例につきまして、説明をお願いいたします。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
それでは、第62号葉山町介護保険条例の一部を改正する条例について、説明させていただきたいと思います。
今回のですね、条例の改正点、3点ほどございます。1点目は、平成30年度からですね、第7期の介護保険の事業計画始まることに伴いまして、平成30年度から32年度までの各年度におきます第1号被保険者の介護保険料、こちらにつきましては現行第6期のですね、保険料額と同額ということで定めさせていただいております。
2点目といたしましては、第1号被保険者の介護保険料の区分を判定する際、現在ですね、長期譲渡所得、それと短期譲渡所得につきましては、特別控除前の額をですね、用いて判定しておりましたけれども、平成30年度分の保険料からは特別控除後のですね、額で、介護保険料の区分を判定するというふうにさせていただいております。
それと最後3点目ですね、こちらの介護保険法の改正によりまして、被保険者の資格等に関して必要と認められるときにですね、文書その他の物件の提出等を明示、または職員が質問する対象者が改められ、従わない場合等の罰則規定の根拠法をあわせて改正されたことから、条例に定めます罰則規定を法に準じて改正するため、「その他その世帯に属する者」という文言を追加させていただいております。
それとですね、事前にお配りさせていただいております資料について説明をさせていただきたいと思います。参考資料の1につきましては、前回ですね、委員の皆様からですね、資料請求のありました第7期のですね、近隣の市町村の保険料となっております。横須賀市さん、鎌倉市さん、逗子市さん、三浦市さん、葉山町というふうになっております。いずれもですね、各市町とも議会上程中での案ですので、確定ではございませんけれども、このような形で上程されているということになっております。三浦とですね、葉山町が現行第6期のですね、保険料と同額。それ以外の市がですね、若干上がっているというような状況となっております。
それとその下ですね、保険料の区分段階はということでしたので、そちらの資料となっております。横須賀市さんとですね、逗子市さんのほうが新たに1段階、高額のほうですね、そちらのほうを1段階追加しているというお話を聞いております。
続きまして資料の2、こちらはですね、今回の葉山町の第7期の保険料となります。先ほども申しましたとおり、基準額及びですね、段階数、それと各段階のですね、保険料、現行の第6期といずれも変わることはございません。
それと第…資料の、参考資料の3ですね。こちらはですね、今回の第7期の保険料の算定の基準でございます。Aの標準給付費見込み額、これはですね、3カ年の給付費の総額の見込み。それとその下のB、こちらについては地域支援事業に係る3カ年の見込みです。それに対しまして、今回第3期はですね、第1号被保険者の保険割合がですね、23%。第6期は22%でした。今回は23%ですので、全体の給付費AとBの合算のものに対して、23%を掛けた保険料で賄う分、これが20億6,327万9,326円になります。それに対してですね、国からの調整交付金の相当額、あるんですけども、実際の調整交付金の率どおり来ませんので、その見込み額としてEが書いてあります。そのためですね、このCに対してDからEを…の差額ですね、余計に負担しないといけない分、これ約6,900万円強あります。そちらを足した額からですね、今回基金のほう、今、2億4,000万ほどあるんですけども、そこから2億円をあてがいます。そうしますと、その下G、保険料の収納必要額ということで19億3,242万4,660円になります。それに対しまして予定のですね、保険料の収納率98%で見させていただいております。それを3カ年のですね、被保数3万3,586人で割り返しますと、年間の必要保険料というのが5万8,710円になります。これ12カ月で割りますと、4,890円になりますけれども、こちらは現行と同じ4,800円でやっていくという形で、保険料のほうを提案させていただいております。
以上、簡単ですけれども、説明となります。よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。説明が終わりましたので、これより質疑を行います。御質疑のある方、挙手をお願いいたします。

◎委員( 待寺真司君 )
今、中川課長、最後の今の、何だっけ、参考資料3を見てるんですけども、いわゆるその準備基金取り崩し額を2億ということで3年間想定してるということなんですが、平成30年度の単年度3,500で、ここのところ介護はずっと3,500を繰り入れてたように記憶をしてるんですが、これはその、いわゆる基金の繰り入れだけじゃない部分も含んで2億ということですか。それとも基金の繰り入れだけですか。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
基金の繰り入れだけで2億を想定しております。

◎委員( 待寺真司君 )
そうすると、初年度は3,500だけど、今年度やってみて恐らく余剰金が少なくなるとか、あるいはそうなった場合、次年度は2億に合うように6,000とか、次は8,000とかというような形で、2億は最低プールをしてあるよということで、この料率というか…料率というか、4,800円という基準額を変えずに済んでいるということでよろしいですか。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
おっしゃるとおりです。

◎委員( 待寺真司君 )
この間総括でちょこっと言ったんですけど、横ばいの自治体というのは多分少なくて、ほとんどが上がる中で、今、2億4,000という基金があって、2億を取り崩すということであれば、いわゆる4,000万のアローアンスがまだそこにありますよね。そうすると、それをもし投入するという想定をすると、4,800をもう少し下げることも可能だったのかなと。
そうしたら全国の自治体でほとんどないような取り組みになるんじゃないかというふうに思ったんですけど、その辺は担当課としてはどのような見解。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
今回2億円のほう、基金の繰り入れしております。2億円入れたことで下がる保険料というのは500円です。ですので、あと4,000万入れてもですね、それほど大きくは変わらないです。

◎委員( 待寺真司君 )
そうしたら、今回予算でね、非常にその、貯筋体操で、いわゆるインセンティブというか、そういったのを導入を相当してますので、いわゆるそういったお金は、そういった事業に使って、あのときも言いましたけど、葉山の町民の方は非常に高齢になられても元気で、保険料を使わないで生活をされているという、そこに対するインセンティブをぜひ介護保険の中でも考えて、ぜひ還元していただくような、それだけまだ余力というか、余力と言ったらおかしいですけども、いい運営ができてると思いますので、お願いしたいと思いますけども、いかがでしょうか。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
はい、ありがとうございます。今、御指摘いただきましたように、葉山町の高齢者の方、元気な方多いです。それでですね、我々のほうもですね、そういった介護予防のほうに力を入れていって、将来的に給付のほうが抑えていければなということで、その辺の予防事業についてはですね、今後も力を入れていく。それとですね、あとうちのほうで力を入れているのは適正化ですね。介護プランの適正化ということで非常に力を入れて、国のモデル事業ともなっておりますので、今後ともその辺については力を入れてやっていきたいというふうに思っております。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質疑。ほかに御質疑。

◎委員( 横山すみ子君 )
今、御説明いただいて、介護保険料の仕組みとか、それから近隣との比較の中での葉山町の位置づけとか、介護事業で何を目指しておられるかというのは、大変よくわかったんですけれども、町民の皆様にほかの情報がなくてお聞きすると、介護保険料高いねという言葉が返ってきますので、予算が成立した後、わかりやすい御説明をいただいて、介護予防がとても、本人にとっても生き方としていいことだと思いますし、少し丁寧な御説明を、ホームページよりも広報ですかね、等でお出しいただきたいので、これは質問というよりも要望になってしまうんですけど、お願いします。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
ありがとうございます。御指摘いただいたことを含めまして、あとですね、介護保険料のほう今回決まりましたら、また前回と同じようにですね、各町内会等を回らせていただいて、説明等をさせていただきたいというふうに中では思っておりますので、その辺は丁寧な対応をしていきたいというふうに思っております。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質疑。よろしいですか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。それでは職員の皆さん、御苦労さまでした。職員退室のため暫時休憩いたします。 (午前10時36分)
◎委員長( 窪田美樹君 )それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時37分)
それではこれより、委員の皆様からの御意見をお伺いいたします。

◎委員( 横山すみ子君 )
今回の一部改正については、異論はございません。要望ということをしてしまったんですが、説明のほうを町民の皆様に丁寧にということもやりますということですので、私は賛成したいなと思っております。

◎委員長( 窪田美樹君 )
はい。ほかに。

◎委員( 待寺真司君 )
質問のやり取りの中でも述べてるんですけれども、積立基金を29年度末で2億4,000万、介護保険のほうは持っておりまして、それをこの3年間で2億を充てることによって、他の自治体はほとんど上がるところが多い中で、葉山の場合は同額で次の7期もできるということは、非常に運営上うまくやっておられるなということと、それから今年度の予算にはインセンティブを取り入れて、介護予防のほうに、今まではどちらかというと対症療法が多かったんですが、予防療法のほうに非常に重きを置いた介護保険事業の運営に、すごくシフトしているなと感じておりますので、特に今回の改正の条例について反対するところはございませんので、私も賛成したいと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。

◎委員( 鈴木道子君 )
第7期が始まったということで、町民の皆様、国全体としても保険料が上がるということの懸念を大変多く持ってらした方がいらっしゃるんですけれども、幸いなことに葉山町としては同額に抑えられたということで、それは大変に評価できることだと思います。
また、予防医療についても、私はずっと昔から予防医療にいろんな発言をしてまいりましたけれども、ここに来て先ほどの課長の言葉にもありましたように、今後とも予防医療に力を入れていくというようなこともございました。今回の改正について、保険料が同額であるということを大きく評価したいと思っております。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかによろしいですか。よろしいですか。
それでは、御意見出そろいましたということで、これより採決いたします。お諮りいたします。
議案第62号葉山町介護保険条例の一部を改正する条例について、原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
( 挙 手 全 員 )
挙手5名全員です。よって、議案第62号は原案のとおり可決されました。以上で議案第62号についての審査を終結いたします。
次に、議案第63号葉山町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例を議題といたします。
職員入室のため暫時休憩いたします。 (午前10時40分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時41分)
職員が出席しておりますので、部長から紹介をお願いいたします。

◎福祉部長( 仲野美幸君 )
それでは引き続きよろしくお願いいたします。隣から、福祉課長の中川です。主幹の坂口です。係長の大渡です。以上よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、議案第63号葉山町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例につきまして、説明をお願いいたします。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
それでは、葉山町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例について説明させていただきます。
こちらはですね、介護保険法の改正によりまして、居宅介護支援事業者の指定権限がですね、都道府県から市町村に移譲されたことに伴いまして、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について条例で定めたもので、指定居宅介護支援事業者として指定してはならないものを、法人であって葉山町暴力団排除条例に規定する暴力団または暴力団経営支配法人等でないものとしたことと、指定居宅介護支援事業者が整備しました利用者に対する指定居宅介護支援の提供に関する記録の保存期間を、完結の日から2年間を5年間としたことを除きましては、条例で定める基準は、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準に定めることとしております。
以上、簡単ではございますが説明です。よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。説明が終わりましたので、これより質疑を行います。御質疑のある方は挙手をお願いいたします。

◎委員( 待寺真司君 )
1点、この施行期日が4月1日で、それとその(2)に記録の保存については、この条例施行の際、現に存在しないものについては適用しないこととしたということで、現にその指定された事業者が持ってるものは5年間延長すると。今までは2年だったのかな。それは延長させるということで、その例えば調査に行くとかって、そういうことというのは考えられてるんですか。

◎福祉課係長( 大渡覚君 )
調査に行くというよりかは、指定権限が市町村に落ちてきておりますので、実地指導という形で入らせていただくので、その際に確認をしようと思っています。

◎委員( 笠原俊一君 )
市町村に移譲されて、業務がふえてくるということになるのかなと思うんですけども、こういう体制自体はもう想定されて、既に葉山の町の中ではそういう体制は整っているんでしょうか。人員等について。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
今回の指定権限が町に移譲されたことに伴いまして、町としての新たな業務としましては、新規事業者の指定、あと6年に一度の指定更新、あとは先ほど言いました実地指導、監査というふうになります。現在30年の2月1日現在で、この居宅介護支援事業所、10事業所ほどございます。それでですね、今、御質問のですね、それについての新たな人員等の配備がということですけど、それについては特段、新たにそれについて増員等の予定はないです。

◎委員( 笠原俊一君 )
そうすると、今まで、今、中川さんのほうから現在10事業者があったと。
この事業者についても葉山の町が調べたり許可をしたわけでもないですし、今までその訪問した、おつき合いの中で入っていったことあるかもしれませんけども、町の、許認可を持ってる町として行ったわけじゃないですよね、今まではね。この、しかしながらこれからは許認可を、権限を持つ事業者、何というのかな、許認可を持つ団体として、そういったところに行って、事業者に指導をしなければいけない。監督もしなければいけない。監査もしなければいけないということだと思うんですけども、そういったことを、今までない事業をされるということに対する、何というのかな、先ほども言ったように準備だとか、そういったものは十分整っていて、それからまた新たなこの法律にあるような新規参入の暴力団経営が、やっぱりこういったものに手を出すのが多いのかな。そういったところに対応もしていきながら確認をしなきゃいけないとなると、かなりハードじゃないかなという心配をしてしまうんですけども。まずその法に書いてある、内容に書いてあるような、その暴力団系のそういったものが心配だとか、そういうのはないんでしょうかね、担当としては。葉山の場合はそういった事業者というのは少ないのかな。ちょっとわからないので、いろんなこと聞いてしまうんですけど、いかがなものでしょう。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
基本的に町でこういう、あれですね、認可等出すものについては、全て県のほうのですね、県警のですね、直接暴力団関係とかそういったことは調査はしております。それ、例えばうちで言うと町営住宅とか、そういった方も入れますので、そういった方々も全部調べたりしておりますので、今おっしゃられた暴力団等々については、特段の心配はしておりません。それとですね、実地指導とかそういったことに関してはですね、グループホーム等についてはですね、今現在も担当のほうでやっておりますので、その辺のスキルというのは持っているというふうに思っております。

◎委員( 横山すみ子君 )
この条例と直接関係はないんですけれども、事業者数はふえる傾向ですか、減る傾向ですか。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
増加傾向ということです。

◎委員( 横山すみ子君 )
現在の体制で取り組んでいかれるということですけれども、事業者数がふえれば、仕事の量は足し算ではなくて掛け算になりそうな感じもいたしますので、その状況次第でこちらからも発言しなければいけないかなと感じました。すいません、意見になってしまって。

◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしいですか。

◎委員( 待寺真司君 )
対象10事業者、口頭で結構なんですけれども、教えていただきたいのを、まずちょっと1点。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
葉山町社会福祉協議会介護サービスセンター。次がですね、マハロオハナケアプランセンター。次がですね、葉山清寿苑居宅介護支援事業所。次がですね、ケアマネオフィス夢花。次が、居宅介護支援ルイシス。カタカナです。ルイシスです。続きまして、葉山クリニック。続きまして、湘南葉山デイケアクリニック。その次、生活リハビリクラブ葉山。
それとですね、ケアプランセンター葉山の丘。最後、有限会社ヒューマンやすらぎ。

◎委員( 待寺真司君 )
もう1点。移譲事務ということなので、今年度予算のときに、市町村移譲事務が1件ふえて、昨年の予算から比べると100万円ぐらい事務移譲の交付金が出てるんですが、これは全てその、今回の移譲事務に関する部分で100万円上がったということの認識でよろしいですか。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
申しわけございません。ちょっとそちらのほうは、はい。すいません、申しわけないです。はい。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。

◎委員( 笠原俊一君 )
先ほどの中川さん言われた業者…業者というか事業所と、住所も資料としていただければありがたいんですけど、これにアップしていただければいいんですけどね。名前聞いてもどこにあるのか、どういうあれなのか、ちょっとぴんとこないので、できたらお願いできますか。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
では、用意して提出させていただきます。

◎委員長( 窪田美樹君 )
お願いします。

◎委員( 笠原俊一君 )
すいません、もう1点だけ。この、町がこの条例を許可を受けて、当然これから、4月から動いていくんでしょうけども、これに伴うような増加予算というのはどのくらい、これに特化して、この条例に関して許認可を受けて行動していくための費用というものはどのくらい、人件費含めて、ものも含めて、物件費も含めてどのくらいの増加になりますか。

◎福祉課長( 中川禎久君 )
特段この作業についての予算の増というのはございません。ゼロです。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいですか。
委員外議員からお手が挙がっておりますが、質疑を、発言を許可すること、よろしいですか。
それでは委員外議員の発言を許可いたします。

◎委員外議員( 山田由美君 )
ありがとうございます。町が6年ごとに新たに指定を更新するということですが、その、見回りに行って指導する中で、この部分がまずいとか、この部分はいいとか、その判定をなさると思いますが、その指定を更新する場合にどのような基準を設けていて、どういうところがだめだったら、例えば3回繰り返しても指導に従わなかったとか、どういう基準でその更新に臨むのか、そのあたりを教えてください。

◎福祉課係長( 大渡覚君 )
厳密に言えば、今回出させていただいたこの条例に違反をしていれば、指定の更新を認めないと。この条例に違反をしていなければ、指定の更新を認めると、そういう判断です。

◎委員外議員( 金崎ひさ君 )
すいません、1点教えてください。政令、平成11年の厚生省令第38号の中に、今回の定める条例の第3条、暴力団経営支配法人ではないとかいろいろありますよね。あれは政令の中に…省令の中には含まれていないんですか。わざわざ列記するということは、厚生省には含まれていないということなんでしょうか。

◎福祉課係長( 大渡覚君 )はい、含まれておりません。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質疑よろしいですか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。それでは職員の皆さん、御苦労さまでした。
職員退室のため暫時休憩いたします。 (午前10時56分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前10時56分)
それでは、これより委員の皆様からの御意見をお伺いいたします。

◎委員( 横山すみ子君 )
この条例改正そのものについては、反対するものではございません。
これから先、居宅介護事業者数がどんどんふえていったりするようであれば、この条例と関係なく、業務として何も予算とかその他の措置ございませんということだったので、そこはこの委員会としては注視しなければいけないと思いますが、今回賛成したいと思います。

◎委員( 待寺真司君 )
介護保険法の改正で、市町村に指定権限が移譲されたということで、よい方面で見れば、事業者と町の職員が接する機会が多くなるのかなという部分では、事業者の経営状況も含めてね、その今、いろいろな施設で虐待であったりとか、そういうようなニュースが飛び交う世の中になってますので、そういった意味では事務が移譲されたことによって、より緊密にその事業者と情報交換できるという、いい面を捉えれば非常にいいと思いますけども、ただ、今の人員でね、先ほども出ましたように、ふえる中でやっていくとすれば、そこはやっぱり人の手配をするとか、そういったことは議会としてもしっかり押していかなきゃいけないなというところだと思います。この議案に対しては特に反対するものではございませんので、私も賛成したいと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかによろしいですか。
それでは、これより採決いたします。お諮りいたします。議案第63号葉山町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例について、原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
( 挙 手 全 員 )
賛成5人全員です。よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。以上で議案第63号についての審査を終了いたします。
次に、議案第65号逗子市と葉山町との可燃ごみの焼却処理の事務委託に関する協議について及び議案第66号葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に関する協議については、関連する議案のため一括議題といたします。あ、ごめんなさい。66号葉山町とのです。
職員入室のため暫時休憩いたします。 (午前10時59分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時01分)
職員が出席しておりますので、部長から紹介をお願いいたします。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
おはようございます。それでは、議案65、66を一括ということでよろしいですよね。よろしくお願いいたします。私、環境部長の伊藤でございます。よろしくお願いいたします。隣がクリーンセンター所長の内田でございます。同じく、所長補佐の守谷でございます。どうぞよろしくお願いします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、議案第65号逗子市と葉山町との可燃ごみの焼却処理の事務委託に関する協議について及び議案第66号葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に関する協議についてにつきまして、説明をお願いいたします。

◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
それでは、議案第65号逗子市と葉山町との可燃ごみの焼却処理の事務委託に関する協議について及び議案第66号葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に関する協議について、一括して御説明申し上げます。
議案第65につきましては、逗子市と葉山町との可燃ごみの焼却処理の事務委託に関する規約を締結することについて協議するものでございます。提案理由でございますが、可燃ごみの焼却処理(焼却処理後の焼却灰の処理を含む)に関する事務を逗子市に委託することについて協議するため、地方自治法第252条の14第3項の規定により準用する同法第252条の2の2第3項の規定により提案するものでございます。
続きまして、議案第66号でございます。葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に関する規約を締結することについて協議するものでございます。提案理由でございますが、し尿及び浄化槽汚泥の処理(収集及び運搬を除く)に関する事務を逗子市から受託することについて協議するため、地方自治法第252条の14第3項の規定により準用する同法第252条の2の2第3項の規定により提案するものでございます。
事務委託までの経緯でございますが、平成28年7月29日、鎌倉市、逗子市、葉山町の2市1町は、資源の無駄をなくし、環境負荷の少ない循環型社会の形成に資するゼロ・ウェイストの実現を基本理念に掲げ、ごみ処理の広域連携について覚書を締結いたしました。覚書の基本方針の既存施設での共同処理の連携の具体化の一つとして、覚書の方針に基づいて進める取り組みでございます。2市1町ともにごみの減量化・資源化に最大限の取り組みを行う中で、葉山町の戸別収集、逗子市の可燃ごみの有料化など、処理量の減少による非効率的な処理に陥ることなく、自治体間の連携によるスケールメリットを生かした広域での効率的な処理の実現に取り組み、環境負荷の軽減、財政負担の軽減、経済性の向上を図ることが2市1町の広域連携の基本的な考え方でございます。
その具体化の手段といたしまして、処理量の総量とバランスを考慮し、比較的共同処理に取り組みやすいものとして、葉山町と逗子市の既存施設での共同処理を検討し、焼却、し尿の処理について相互に役割分担を担っていくという考え方に基づき進める取り組みでございます。この広域連携の考え方を踏まえ、葉山町でのし尿、逗子市での可燃ごみの共同処理について、平成30年度から地方自治法上の広域連携の仕組みである事務の委託の制度により、本格実施するため、地方自治法で定められた手続に従い、事務委託に係る議案を平成30年葉山町議会第1回定例会に提案するものでございます。
協議書になります。協議書でございます。協議については議会の議決を経るべきこととされているところでございます。協議書によって協議をすることとなります。
続きまして、規約でございます。規約についてでございます。葉山町、逗子市とで事前協議を行い、規約を作成し、葉山町と逗子市がおのおの地方自治法に基づく事務委託の協議についての議案に当該規約を付して、平成30年第1回定例会に提案するものでございます。葉山町、逗子市ともに議決が得られれば規約の締結を行い、平成30年度当初からの事務委託を実施するという運びとなります。なお、逗子市におきましては昨日3月1日に議決を得られました。地方自治法に基づく事務の委託を行うためには自治体間の協議により規約を定めることとされております。規約を定めたときは告示をするとともに、県知事に届け出なければならないと規定されております。
それでは、葉山町と逗子市との可燃ごみ焼却処理の事務委託に関する規約のほうをごらんください。第1条でございます。委託事務の範囲でございます。葉山町は可燃ごみの焼却に関する事務の管理、執行を逗子市に委託するものでございます。第2条は管理及び執行の方法です。委託事務の管理及び執行については逗子市の条例、規則等に定めるところによるものとするものでございます。第3条は経費の負担です。委託事務の管理及び執行に関する経費は葉山町の負担とし、経費の額、納付の時期は協議して定めるものとしております。第4条は予算の計上です。委託事務の管理及び執行に係る収入・支出については、歳入歳出予算において分別して計上することとするものです。第5条は決算の場合の措置です。逗子市の決算の要領、議決後の決算書を公表したときは、同時に当該決算の委託事務に関する部分を葉山町長に通知するものとしたものでございます。第6条は経費の調整です。各年度における経費に対し、葉山町が逗子市に納付した額に過不足があるときの調整は、翌年度の葉山町の納付額において行うものとしたものでございます。
第7条は連絡会議です。委託事務の管理及び執行について連絡調整を図るため、必要の都度、連絡会議を開くものとするものです。第8条は条例等の制定または改廃の場合の措置です。委託事務の管理及び執行について適用される逗子市の条例等の制定、改正または廃止をしようとする場合は、あらかじめ葉山町長に通知をすること。また、当該条例等を葉山町長に通知するとともに、葉山町長は公表することとしたものでございます。第9条はその他委任でございます。規約に定めるもののほか、委託事務の管理及び執行に関し、必要な事項は協議して定めるものとしたものでございます。附則につきましては、規約を平成30年4月1日から施行するものとすること、また、規約の告示の際、委託事務に関する逗子市の条例が葉山町に適用される旨、これらの条例等を公表するものとしたものでございます。
続きまして、協定書でございます。規約締結と同時期に規約の細則を定めた協定書を締結するものでございます。協定書で定める事項は主に委託者が受託者に対し支払う経費、処理費負担金でございます。内容としまして、経費の算出方法、経費の精算、また連絡会議のほか、条例等の制定または改廃の場合の協議について明記してございます。
協定書について御説明いたします。第1条でございますが、経費の算出方法です。別表となります。交付金の額を控除し、処理量で案分することとしたものでございます。なお、交付金が対象とならない単独事業については、総事業費で案分することとしたものでございます。さらに、周辺…施設周辺の整備については、施設を整備する者が負担することとしたものでございます。
端的に申し上げますと、施設整備に係るハード・ソフトの経費から交付金を除き、起債と一般財源の合計額を処理量で案分するという考え方でございます。第2条でございますが、経費の精算の方法でございます。経費の調整については、過不足が生じた年度の歳入歳出決算の議決後、最初に到来する経費の納付で調整することとしたものです。つまり、暫定的に支払いを行い、決算確定時に精算することで共同処理した年度に実際にかかった経費を実際に処理した処理量に応じて正しく負担し合う形となります。このことは県内ごみ処理広域ブロックでも多く用いられている考え方でございます。第3条は連絡会議についての構成員について、また、第4条は条例等の制定または改廃の場合の協議を記してございます。第5条です。協定に定めのない事項、疑義が生じたときは協議をすることとしております。
ただいま御説明申し上げましたのは可燃ごみの焼却処理の事務委託についてでございますが、葉山町が受託者となりますし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託につきましても同様の規約、協定書のつくり、考え方となってございます。
最後になりますが、参考資料1から4を提出させていただいております。参考資料1でございます。事務手続イメージとなってございます。既に葉山町と逗子市との事務協議を行わせていただきました。議会へ事務委託の議案を提出し、協議についての議会の議決をいただき、葉山町長、逗子市長による協議として、協議書及び規約の締結を行います。また、第1回定例会閉会後、告示をするとともに、県知事への事務委託の届け出を行う予定でございます。
続きまして、参考資料2でございます。葉山町の可燃ごみの流れでございます。29年度は各御家庭から戸別収集により、クリーンセンターに可燃ごみを搬入してございます。その後、クリーンセンターからの運搬や焼却、また灰の運搬処分までを民間業者に業務委託しておりました。30年度から事務委託に移行しますと、各御家庭から戸別収集により、可燃ごみをクリーンセンターまで搬入し、逗子市環境クリーンセンターまでの運搬まで、運搬については業務委託となりますが、葉山町の責任となります。その後の焼却、灰の運搬処分までが逗子市の責任となります。青色が葉山町、赤色は逗子市の責任となります。事務委託により、葉山町、逗子市との責任が明確になりますが、運用していく上で問題点や課題などが生じた場合は連絡会議を開催し、連絡調整していくこととなります。
参考資料3をお願いいたします。平成24年度から28年度までの逗子市のし尿等収集運搬処理の実績となってございます。
続きまして、参考資料4でございます。し尿等共同処理における逗子市分の削減効果について、平成29年度と30年度の予算を比較したものでございます。比較いたしますと、歳入につきましては84万円のマイナス、歳出については2,186万6,000円のマイナスとなってございます。よって、し尿における逗子市の共同処理に伴う削減効果は2,102万6,000円となっております。
以上、簡単ではございますが、事務委託に関する協議の説明とさせていただきます。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。説明が終わりましたので、これより質疑を行います。御質疑のある方は挙手をお願いいたします。

◎委員( 横山すみ子君 )
66号、65も多分同じだと思うんですが、第7条のところの連絡会議は必要の都度とあるんですけれども、定例開催ではないんですか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
こちらのほうの規約のほうについては、定例的にやる会議というのは位置づけておりますけれども、そのほかに細々、ここに定めのないようなですね、事務担当者レベルの行き来はものすごく数え切れないぐらいやってますので、おおむね私どものほうから逗子市の環境クリーンセンターのほうに行って、細部にわたっての打ち合わせというのが多くなっております。ですから、定例的に必ずやるのは、当然予算の決定、決算の見込みですとか、そういうものについてはここに規定してございますけれども、それ以外の実務担当者の事務打ち合わせについては、ここに出てこない部分でですね、かなり頻繁にやっているような状況がございます。

◎委員( 横山すみ子君 )
了解です。

◎委員( 待寺真司君 )
議案65号、66号に共通する部分なんですけれども、この議案の4ページになります。両方ともこの規約の中でですね、条例等の公表という欄が設けられまして、葉山町長はこの契約の告示の際、あわせて委託事務に関する逗子市の条例等が葉山町に適用される旨、及びこれらの条例等を公表するものとするというふうに書いてあるんですが、この公表方法はどのようにされるんでしょうか。

◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
告示をするというふうに認識してございます。

◎委員( 待寺真司君 )
告示だけ。

◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
はい。

◎委員( 待寺真司君 )
つまり、逗子市の条例のこれが適用されるとかいう具体的なものは出さずに、単純に告示だけ。この内容だけを告示するということでよろしいですか。これらの条例等を公表するものとするって書いてあるんですよ。だから、その条例のやっぱり内容まで公表するのかなというふうにこの文章からだと受け取れるんだけど、今の御答弁だと、告示だけだったら単純に逗子の何々条例が適用されるとかって、そういう部分だけということでよろしいですか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
文書法制のほうといろいろ、この内容、規約ですとか、細部にわたって調整をして、当然ながら逗子市のほうとも調整をしているんですけれども、やはり葉山町の公表の仕方と逗子市の公表の仕方と、完璧に同一かどうかということは別としてですね、ある程度足並みをそろえるという必要がありますので。当然今回お認めいただければ、こういう取り交わしをしましたということは掲示板で告示はするんですけれども、そのほかに例えばホームページとかですね、葉山町の広報紙を使って、わかりやすく公表したほうがいいというような、相互のいろいろ調整ができましたら、それに従って公表させていただきたいと考えております。

◎委員( 待寺真司君 )
我々議員は当然逗子の市議会議員ともいろいろな、それぞれのつながりもあるんですけれども、これは両市町で議決を得ないと大変な問題でございますけれども、そういった状況、今、逗子は特に非常に大事な時期というかですね、議会のほうもそういうようなところに突入しているわけですけれども、先方の議会の状況というのは担当課としてはつかんでおられますか。特段問題ないというような認識でよろしいですか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
冒頭、所長のほうから説明がありましたとおり、当然市議選の関係で、私どもより日程が逗子市さんのほうが早いということで、昨日、3月1日に可決されたというふうな情報…(「本会議」の声あり)本会議です。

◎委員( 笠原俊一君 )
すいません、可燃ごみの逗子市までの流れということで、資料の2があるんですけども、ちょっとこれで教えていただきたいんですけども、葉山町の責任という、下の30年度からということで、表がありますよね。その中で各家庭からクリーンセンターまでは葉山町の責任でやると。逗子のほうでは逗子市の環境クリーンセンターから草津までの、逗子市が行うということになっていまして、逗子までの運搬については葉山町の責任でやるということなんですけど、逗子市までの運搬についてはこれ業者が入るんですよね、民間の業者がね。

◎クリーンセンター所長( 内田自栄君 )
おっしゃるとおりですね、逗子市までの運搬についてはですね、葉山町の責任において業務委託としてですね、民間の業者さんにお願いする予定でございます。

◎委員( 笠原俊一君 )
一段階としてはそういうことになっていく。この間、前回施設も見学させていただいて、ストックヤードを設けるということなんでしょうけども、将来的には、大したサイズの町じゃないんでね、そのまま逗子市のほうに持っていけるような、葉山の…何だろうな、パッカー車がそのまま行ければ非常に効率もいいしななんていう思いもするんですけども、それは将来のことですから、今言うことじゃないので控えておきますけども。
いずれにしても、あともう一点は、草津は逗子が草津に持って行くということなんでしょうけども、初めの草津のウィズウエストだとか、それは葉山町とのこの兼ね合いがあって、葉山のごみ、飛灰ということだったんですけど、逗子は姉妹都市じゃないですよね。そこら辺の、今度は、これは逗子市の問題ですけど、逗子が草津とのこの協議というか、これは橋渡しで草津のほうとしては全然異論がないような状態だったんですか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
これについてもですね、逗子市さんは溶融固化している部分もありまして、葉山のように量は多くないんですけれども、実際は逗子市さんが最終処分場がもう満杯の状態になっているということで、草津のほうにお世話になりたいんだというような依頼もありまして、葉山町のほうも当然姉妹都市でもありますし、草津のほうでお世話になっていますので、私どもも足を運んでですね、そういう、逗子市さんのほうも、途中からですけれども、入れさせてもらいたいという意向があるということをお伝えして、3者間協議というのがありますので、それの中に逗子市さんも加わって、逗子市の焼却灰のほうも、少量ですけれども、やはり向こうも予定の埋め立て量というのがありますので、そこで逗子市がどんどんどんどん処分の灰を入れてしまうと周りに影響が出るということで、少しずつふやしながら、それから今の草津町に所在している最終処分場がいっぱいになったら、平成32年が多分いっぱいなんですけれども、その次の最終処分地を今、ウィズウエストさんのほうでいろいろ、地元と協議をしたりとかって始めているらしいんですけれども、そこには最初から参入できるような形で今は考えております。逗子市さんの意向もあります。

◎委員( 笠原俊一君 )
いずれにしても、草津の町と逗子と葉山がいい形に今なっているという理解でいいんですよね。ただ、初めのときに逗子市さんのものからダイオキシンですか、何か、鉛でしたっけ、何か出て、一回とまりましたよね。だから、そういう心配もまた逗子…葉山でも隣の逗子の心配までしなければいけないのかな。3者の関係がありますからね。だから、葉山のクリーンセンターのほうでも、葉山だけじゃなくて、逗子の心配も多少してあげなきゃいけないのかなという思いがあって、そういう質問をしたんですけども。じゃあ、いずれにしても3つの自治体がうまい形で今のところいけるなと。さらに32年度以降もそういう形で安心なものがあるという理解でよろしいんですね。ありがとうございます。

◎委員( 横山すみ子君 )
逗子市とこの協定に至るまでの間、頻繁に事務打ち合わせしているということでございましたけれども、ごみの内容物その他の関係もあって、現業の職員同士というか、現業の方がその場に加わるということはあるんでしょうか、ないんでしょうか。

◎クリーンセンター所長補佐( 守谷悦輝君 )
現業の者はその場にはいたことはございません。
ただ、逗子市さん側…葉山からは行ってないんですけど、逗子市さん側で焼却担当、あと灰の運搬出しのほうで現場の作業員さんは入られたりはしているところです。

◎委員( 横山すみ子君 )
すいません。現業同士の交流というか、情報交換というか、そういうものはあるということですか。

◎クリーンセンター所長補佐( 守谷悦輝君 )
公な第何回会議というのでは持ってないと思います。ただし、組合の会合とかで一緒になって顔合わせして、そのときに情報交換等はされているとは思うんですが。

◎委員( 横山すみ子君 )
逗子のごみと葉山のごみと、組成分析では同じような内容ですか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
分別の…。

◎委員( 横山すみ子君 )
違いますよね。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
はい。数が違いますので、それは焼却残渣率に出てくると思うんですけども、当然葉山のほうが細かい分別をしておりますので、葉山のほうの灰のほうがより少なく、逗子市のほうがやはり不燃物が、固形物が残ってしまうというような状況がありますので、そちらについては逗子市さんのほうが焼却残渣率が多少高いような状況があります。今後、地域計画の御説明もさせていただくんですけども、やはりその辺が共同処理する上では、例えば分別、それに基づいて収集の方法ですとか、理想形を言えばですね、そうすることによって、より同じその残渣率に近づく、それが私たちの課題ですというような書きぶりをしているんですね、小さくですけれども。それは実務担当者も十分認識してまして、そういう違いが焼却残渣率に出てくるよねというようなこともあります。先ほど御指摘いただいた鉛の成分が出てしまったことというのも、少なからずそういうことも若干起因しているような状況があるというふうに思っていますので、今後の宿題として、これは私たち行政だけでは簡単にできる話でもありませんし、当然逗子市民の方も御理解というの必要でしょうから、そういうことに取り組んでいく必要はあるという認識は双方で持っております。

◎委員( 鈴木道子君 )
逗子の環境クリーンセンターまで葉山で運搬すると。それから先は委託事務の範囲という表記ですけれども、例えば内容物等、逗子のクリーンセンターに運んだ時点で、ただ運んでそれを自動的にまた積み直すかどうかで持って行くだけの話でしょうか。そこで何らかのチェックといいますか、そういうのはあるんでしょうか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
ちょっと変な、言い方が適当かどうかわからないんですけれども、この先ほどの参考資料2のですね、縦の棒が引いてあるところの、赤字になっているところは逗子市さんが受託者という形になりますので、逗子市さんの責任になるわけなんです。結局、私たちも分別ですとかごみのチェックとかは定期的にやったりしますけれども、もしそこで内容物に悪いものが入っていたりとかですね、焼却残渣率が高くなったとかという状況であっても、ごみの焼却と運搬に関してはもう逗子市さんの責任ということになりますので、例えば、余りよくない話なんですけども、炉が急に壊れちゃったという話になったときには、私たちにはここには責任はないんですよ。自治法上の事務委託というのはそういう解釈になります。私たちがじゃあどこかで燃やしてもらわなきゃいけないなということを考えるのは、基本的に原則として逗子市さん、焼却施設を持っている逗子市さんが考えること。ただ、当然そこには私どものほうの実務者協議みたいなものがあって、こういう状況が発生したので、こういうところに一時的にお願いしようと思っているという話は当然入ってきますけれども、そこの決定権というのは、もうこれから先は、縦棒から先はですね、全て逗子市さんのほうの責務になります。逆に、し尿処理のほうは私どものほうの責任になるというような解釈でよろしいと思います。

◎委員( 鈴木道子君 )
万が一そういう案件があった場合に、もちろん協議するんですよね。ですから、協議上で、例えば炉に何かこう事故があって、例えば民間に焼却を頼まなきゃならないという場合の経費等もそこで協議という範疇になりますよね。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
実際、先日の鉛成分が出たときは、当然逗子市さんのものしか燃やしてなかったですけれども、結局私たちがそこの、今後私たちが入れた場合もですね、基本的に焼却の責任を持っている逗子市さんの責任になってくると思うんですが、ただそれが協議の中で当然、例えば葉山町からのごみによって鉛が出てしまったということがはっきり確認できるような状況になればですね、そのときの協議の内容によると思います。ですから、私たちは当然分別をきちっとしていただいて、可燃物として処理できるものとして出していただくということは、引き続きずっと町民の方々に周知は必要だというふうに思っています。そのときの状況で、また何か当然物事が発生したらですね、議員の皆様にもお知らせしなければいけないと思っていますけれども、その時々の内容と、それから協議の内容によってということになろうかと思います。
ただ責任は、自治法上の解釈としては全て焼却と最終処分場までの運搬に関しては、もう逗子市さんの責任ということになります。

◎委員( 鈴木道子君 )
今から想定してもしょうがないんですけども、万一の場合に。先ほど、最初に戻りますけど、葉山から運搬を逗子までして、何ていいますか、運搬で一度おろしますよね。もうその時点からもう逗子の範疇だと。具体的に図式的に考えるとそういう形なんですね。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
そのとおりでございます。

◎委員( 待寺真司君 )
参考資料4でちょっと伺いたいんですけれども、これは逗子市分の削減効果ということでの表を出していただいたんですが、このペットボトルの資源化施設の維持管理事業の、この、これだけの大きな出っ張りと、し尿処理事務費は全くかからなくなるという、逗子にとってはかなり削減効果があるというような表になっているんですが、ちょっとこのペットボトルとか、これについて何でこんなに差が出るのかって、ちょっとその辺を教えていただければ。

◎クリーンセンター所長補佐( 守谷悦輝君 )
こちら逗子さんの予算取りなんですが、し尿処理事務とペットボトル処理事務ですね、業務委託で一括をして積算しているということで、当初、歳出の一番下ですね、今までし尿処理事務費にペットボトルの事務費も含んでいるということで、その誤差、差額を出すために30年度再計して、ペットボトルの事務処理のほうを計上…載せているということですね。

◎委員( 待寺真司君 )
わかりました。それでね、いわゆる何か共同処理というような書き方しているから、葉山のペットボトル、逗子で処分してもらうのかなって、そういう意味じゃないですよね。

◎クリーンセンター所長補佐( 守谷悦輝君 )
すいません、表題に書いてあるんですが、あくまでもし尿処理のみ共同です。(「わかりました」の声あり)すいません。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいですか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
先ほど笠原委員からですね、直送がというような話をされたんですけれども、従前もちょっとお話しさせていただいたんですが、私たち逗子市さんの環境クリーンセンターの収集車が出庫して、収集して帰るまでのその間をぬって入れているんです。というのは、逗子市さんの施設のほうの進入路がですね、相互交通がなかなかちょっと厳しいような幅員しかないんですね。ですから、逗子市さんがいない間におさめているというような状況があるんです。これについては逗子市さんも先ほどのお話で、自前の施設の周辺の整備については自所でやるというようなくだりがあったと思うんですけれども、将来的にその道路幅員を広げたり、補強したりですね、そういう業務が、工事が発生してくるんじゃないかというところがあります。
その折には多分相互交通ができるような形で考えてられると思うんですけれども、そういう状況もありまして、私どもがこれから整備する施設の中には一旦町の職員の収集作業員が持ってきて、そこでため置いといて、時間を調整しながら逗子のほうに持って行っているという状況があるんですね。ですから、中間処理施設のストックヤードをつくっていくというような話になります。あと、ほかの品目、今後の進みぐあいだと思うんですけれども、容プラですとかペットボトルになった場合に、その辺の調整がうまくつけばですね、例えばイトーピア、葉桜地区が収集した後に、そのまま直送して持って行こうかとか、中央道に近いエリアの上山口方面はそのまま持って行ってみようかとかという協議というんですかね、そういう検討が始まると思います。ただ、どうしても一旦持ち帰ってこないとうまくおさめられないという状況も多分ゼロにはならないと思いますので、そのために葉山町のクリーンセンターの整備の際には中間施設をつくらせてもらいたいんだという説明をこの間、現地踏査のときにさせていただきました。

◎委員( 笠原俊一君 )
逗子のし尿も同じようなパターンで葉山に来るんですか。それとも逗子は直接、例えばバキュームで吸い上げたものが葉山に直接来るのかな。量がそんなにないんで、多分バキュームの場合は逗子にため置きの場所があってとかいうことじゃないんじゃないかなと、私は思っているんですよ、勝手にね。どうなんでしょう。

◎クリーンセンター所長補佐( 守谷悦輝君 )
おっしゃるとおりで、逗子さんのし尿分は収集してそのまま長柄の処理施設のほうに来る予定です。

◎委員( 笠原俊一君 )
であればね、フィフティー・フィフティーの関係であれば、数は違いますけれども、葉山のほうでもそのまま集めて、わざわざこちらに来なくてもね、そのままできればいいなというような思いがしてるし、できれば、将来的にはこういう業務が同じもの、特にごみというのは逗子で葉山の人が買ったものがごみになるのが非常に多いんでね、こういうものは一部事務組合か別に独立させちゃったほうが、共同でね、やってったほうがいいんじゃないかななんて勝手な思いは私はしているんですけども。いずれにしても、両方の町がね、お互いに協力し合いながらやるということは悪くない政策だなと、こういうふうに思っております。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質疑ございませんか。
(「なし」の声あり )
よろしいですか。御質疑がなければ、これにて質疑を終結いたします。それでは、職員の皆さんありがとうございました。職員退室のため、暫時休憩いたします。 (午前11時38分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時39分)
それでは、1件ごと、ただいま2件同時に職員の方からの説明を受けたんですが、1件ごと皆様の御意見お伺いしたいと思います。それでは、まず議案第65号について、御意見をお願いいたします。

◎委員( 待寺真司君 )
1件ごとというよりも、これはお互いさまのあれなんで、両方で意見を言わせてもらえればと思うんですけれども、だめですかね。

◎委員長( 窪田美樹君 )
審査が1件ごとなので、申しわけない、1件ごとで。同じこと。(私語あり)

◎委員( 待寺真司君 )
65号については可燃ごみの焼却処理、葉山町がこれ逗子市に本当に依頼をして、しかも処理量だけの案分というような形で、非常にやっぱり、先方もそうですし、町の職員も非常にいい交渉。要するに、次のし尿にもかかわるんですけども、お互いがいわゆるウィン・ウィンの関係になるような、いい協定だというふうに、すごく高く評価をさせていただいておりますので、65号についてはもちろん賛成をいたしたいと思います。ただ、今後、先ほど笠原委員からも出てましたように、いろいろ処理の方法については、さらに両市町で協議を進めて、いろんな施設も考えられているようですけれども、その設置場所も含めてね、もっとお互いが協力し合ってやっていければなというふうに思いますので、その辺をちょっと意見として付させていただければと思います。以上です。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。

◎委員( 笠原俊一君 )
今、待寺委員が言っていただいたんで、余りないんですよね。ただ、心配しているのは、ごみの処理で、分別だとかね、葉山のほうが進んでいるわけですよ。同じ町民の中で、逗子市のほうが楽しているのに同じなのというのが、逆の、住民の中にそういうものが出なければいいなという、私は心配をしています。なるべく分別をして、いい形で、要するに焼却処理のほうにも負荷のかからない、一生懸命葉山の住民していますんでね、逆に葉山の教育を逗子のほうにしていければいいなというふうに思い描きながら、考え方の中では描きながら、双方がいい形の事業ですから、大いに進めていければなという思いで賛成です。

◎委員( 鈴木道子君 )
直近の近隣自治体とのこういう協議ができたということで、大変喜ばしいと思っております。それと先ほどの話にもありましたように、頻繁にいろいろな協議を行っているという点、そして何かあった場合には連絡会議をきちっとするという、規約にも入っていますので、いい形で進んでいると思って、賛成です。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいですか。
それでは、これより採決いたします。お諮りいたします。議案第65号逗子市と葉山町との可燃ごみ焼却処理の事務委託に関する協議について、原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を求めます。
( 挙 手 全 員 )
賛成5名全員です。よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。以上で議案第65号についての審査を終了いたします。
次に、議案第66号についての御意見をお願いいたします。

◎委員( 横山すみ子君 )
65号のときに発言を…意見を最後言わなかったんですけれども、逗子と葉山共同で作業をする第一歩の基本のところができるということで、この協定、規約には賛成をいたします。ごみの問題は突発的なことも大変予想される事業ですので、連絡会議とそれから日常的なやりとりも十分にしているという御説明でした。それに加えて、現業職員同士の情報交換、話し合いも必要ではないかなとは思いますが、今回の提案には賛成をさせていただきます。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御意見のある方、いらっしゃいますか。
(「なし」の声あり )
横山委員、ただいまの議案は66号だとし尿になってしまうんですが、今の御意見、ごみのことに関してなんですが…(私語あり)よろしい…では、こちらのほうで整理させていただきます。
御意見よろしいですか。
それでは、これより採決いたします。議案第66号葉山町と逗子市とのし尿及び浄化槽汚泥の処理の事務委託に関する協議について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
( 挙 手 全 員 )
賛成5名全員です。よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。以上で議案第66号についての審査を終了いたします。
では、次に、陳情第30-2号家庭教育支援法の制定を求める意見書提出に関する陳情を議題といたします。
陳情の朗読をお願いいたします。
( 書 記 朗 読 )
ありがとうございました。本陳情については国に対し法制定を求めているものですが、この陳情の審査に当たり、職員から説明等を求める必要があれば職員を待機させておりますが、いかがいたしますか。(私語あり)よろしいですか。では…わかりました。
それでは、職員入室のため暫時休憩いたします。 (午前11時48分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午前11時49分)
職員が出席しておりますので、部長から職員の紹介をお願いいたします。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
それではよろしくお願いいたします。私の隣から、学校教育課長の冨樫でございます。生涯学習課長の新倉でございます。福祉部長の仲野でございます。子ども育成課長の行谷でございます。教育部長、沼田でございます。よろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしくお願いします。それでは、陳情第30-2号につきまして、説明をすること…いただけるようであれば。特に…それでは、職員の…あ、ごめんなさい。議員のほうから…委員のほうから御質問があれば。

◎委員( 笠原俊一君 )
この何か陳情がよく理解できないんですけども、何か、ざっと読んで、感想的にすると、学校の先生がもうどうしようもなくなっちゃって、各家庭でもう一回子供の教育やってくれよと、そんなようなことにも見えるし、何か、この日本の世の中の全体を何か憂いているような、もう一回基本の子供のしつけをし直してというようなようにもとれてしょうがないような部分もあるんですけども、この陳情の、要するに、願意はここに書いてあるとおりなんですけれども、近隣だとかそういったものの情報だとか、相互のこれに対するやりとりというのはお持ちでしょうか。

◎学校教育課長( 冨樫俊夫君 )
私が答えるのは…お答えするのが適切かどうかちょっとわかりませんけれども、家庭教育と学校教育と分けて考えて、その中の家庭教育ということですので、直接に近隣のところの状況、この案に対する状況というのはまだ確認はできておりません。

◎委員( 笠原俊一君 )
要するに、何ですかね、この陳情の理由を読んでいると、教育の部分だとかふだんの素行の部分だとか、いろんなところにいっていて、担当が本当に教育のほうに聞くことなのか、福祉関連のことで聞くべきなのか、どうなのかなというのがちょっとわからないんですよね。だから、これはこういうことなんだよということを教えていただけると非常にいいんですけど、これ読んでもよくわからない。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
こちらもそう…実際の家庭教育支援法の法案の中身を読み込んだわけではないんですけれども、そもそも、近年児童虐待とか、いじめとか、引きこもりとか、また子供の貧困とか、そういった諸課題に対してその原因を家庭教育の低下とみなして、家庭教育を支援するというところから始まったようでございまして、2016年10月20日に家庭教育支援法案というのを出され、公表され、2017年の2月に修正されたというふうになっています。全体では15条からどうもなっている法案のようでして、第1条では家庭をめぐる環境の変化に対応するため、家庭教育を支援することが緊要な課題だと。第2条の基本理念では、父母その他の保護者の第一義的責任において、子供の生活のため必要な習慣を身につけさせるとともに、自立支援を育成し、心身の調和のとれた発達を努めるよう…図るよう努めるとか、こういったどうも全体の、全体で15条というような情報は私のほうで把握しているところでございます。

◎委員( 横山すみ子君 )
ちょっと、申しわけない。私は自分で調査してなくて申しわけないんですけれども、国会に既に出されているということですか。閣法で。それとも、議員提案で。制定を求めているということはまだないんだなというふうに思えるんですけど、発表されただけなのか、わからなければ結構です。これは自分で調べるべきことでした。

◎教育部長( 沼田茂昭君 )
正しいかどうかわからないですが、自民党による家庭教育支援法案というふうに形になっていまして、2016…繰り返しになります。2016年10月20日公表、2017年2月修正とか、こういう形になって。

◎子ども育成課長( 行谷修君 )
すいません。恐らく一度提案はされて、取り下げて、今国会に出す予定というか、出したいと思っているんだと思うんですけども、まだ出すか出さないか、今の情勢にもよりますので、出してないと思うんですけど、出す予定ではある。自民党のほうから出したいというふうな話は出ているというのはあります。

◎委員( 横山すみ子君 )
ありがとうございます。

◎委員( 鈴木道子君 )
ちょっとこれに関して、葉山の状況として、虐待でしたっけ、それに類する案件とかいうのはどうなんでしょうか。

◎子ども育成課長( 行谷修君 )
まだ年度途中なんで、虐待何件というのは余り公表もしづらいんですけども、横三地区、鎌倉、三浦の児童相談所が持っている地域の情報を見ますと、鎌倉、逗子、三浦、葉山のこの地区なんですけども、28年度で受理しているのが326件、これは公表しているものです。27年度が293件なんですね。そうすると、全体で33件ぐらい伸びていますということで、これは年々地区的には伸びているというのは国のこの、こちらに書いてある件数が伸びていますというのと同じような傾向になっていると思います。ただ、葉山町だけで見てみますと、逆に葉山町は減っています。数は少なくなっています。名前を出していいかどうかわからないんですけども、大きな鎌倉市さんとかそういうところが伸びている関係で、全体の虐待の数はふえているんですけども、葉山町自体は数は伸びていない、逆に減っているというような状態です。

◎委員( 鈴木道子君 )
ちなみに、数字的なもの、わかる範囲で、どのくらいあるんですか。それに類似する案件も含めて。

◎子ども育成課長( 行谷修君 )
こちらも公表されていますので…ごめんなさい、減ってるって言いましたけど、葉山町26年度が52件です。27年度が41件で、11件ぐらい減っています。28年度が49件で、ごめんなさい、8件ふえていますけれども、上がったり下がったりで、トータル的には下がっていると思うんですけども。

◎委員( 鈴木道子君 )
これは感覚的なものなのでお答えが難しいと思うんですけれども、いろいろな町民の皆様、それから私たちが子供を見る状況において、もちろん核家族化が、特に私の世代では急激に核家族化が進みましたので、とてもその変化が、何ていうか、身にしみてわかる部分があるんですけれども、家庭での、何ていう…教育力が下がっていると申しますかね、そういうことを感じる面が、場面場面で体験することが時々あります。そういうお声も町民の方から聞いておりますけれども、教育委員会としてはそういう感覚というのはどのようにお持ちなんでしょうか。

◎学校教育課長( 冨樫俊夫君 )
学校での観点ということだけでお伝えを…お話をさせていただきますと、一般論というところの部分も入りますけれども、今まで家庭でいわゆるしつけというところできていたものが、学校にいろんな場面で要求されていることが多くなってきているなというところはあります。それは日常生活のいろんな部分、いわゆる生活の環境の中で、家庭でこれは身につけておくべきことかなというようなところを、これしていただけませんか、あれしていただけませんかというようなお話をいただくことが多くなってきているということはありますけれども、ただ、一般論という範囲の中を超えていないというのは、それはそれで事実でございますので、確実にこれで困ったとか、そういうことではないですけれども、多くなってきているという現状は確かにあるかもしれません。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質疑ありますか。

◎委員( 鈴木道子君 )
今のお話をちょっと、もうちょっと進めちゃいますけれども、大変に具体的な話なんですけれども、そうですね、20年ぐらい前ですね、私の世代の子供が小学生のときに、保護者が授業を見ることがありますね。そのときに私は実際経験したんですけれども、先生が一生懸命授業をなさっている、子供たちも一生懸命聞いている。親御さんは後ろのほうとか廊下にいらしたんですけども、まあその私語が絶えない。びっくりいたしました。私が子供のころは、もうそういうことは考えられないし、注意もなかった。そういうような状況も、まずそれが一番最初びっくりしたことなんですけれども、そういう場面が、いろいろなところでびっくりするようなことがございました。今、具体的に体験なさる機会があるかどうかはわからないんですけども、お子さんよりもその親御さんのほうの、そういうことに類するようなことというのは見受けられますか。そういうことってキャッチできていますか。

◎学校教育課長( 冨樫俊夫君 )
なかなか、例えば授業参観ということに限ってお話をさせていただきますと、必ずしもそれが全てではないんですね。静かなときも…静かな学年もあれば、学年によってそういう、あるいはクラスによってそういうときも見受けられたりすることがあったりということで、もうこれ一概に傾向としてそういうことがありますというところまではいってないかなというふうに思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
よろしいですか。よろしいですか。よろしいですか。
それでは、職員退室のため暫時休憩いたします。職員の皆さんありがとうございました。
(午後0時03分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後0時04分)
それでは、これより陳情第30-2号につきまして、委員の皆様からの御意見をお伺いいたします。御意見のある方。

◎委員( 待寺真司君 )
最初この陳情を見たときに、加賀市に我々が視察に行った、加賀市が独自でつくっている加賀市の家庭教育支援条例という資料をちょっと引っ張り出して見させてもらったんですが、あのときのいわゆる説明においては、非常に加賀市が抱える課題が、特に仕事柄そういう状況にあるので、やはり地域の人が子供たちを、親と一緒になって支え合っていくという部分が最大の特徴として家庭教育支援条例をつくったというようなお話もちょっと伺ったわけで。それで、ただこれがもし国が法律で定めるとなると、それはもうかなりな強制力になるので、これはやっぱり地域の実情によってこれは考えるべきで、今御説明あったように、葉山の場合はまだそんな状況にないと。一部ちょっと、ね、出てるという懸念はありますけれども。ですから、今慌ててこの葉山で家庭教育支援条例をつくる必要性は特に感じられませんし、ましてや国がこれを法で決めるとなると、かなり自治体にそういう責任を負わせていくような形になりますので、それはちょっと私は違うと思いますので、この陳情には不採択をしたいと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。

◎委員( 鈴木道子君 )
資料を拝見したりしますとね、改正教育基本法には、保護者はこの教育に第一義的責任を有すると定めた10条を新設しということで、家庭教育ということの重要性を大変に認識したこういう明記がされているというふうに思っております。この資料の言っていること、資料で出ているこの毎日新聞のこの方が大変に家庭教育の、何ていいますか、弱体化といいますかね、そのことについて大変危惧していることは全く同感なんですけれども、さて、じゃあ、それを法律でこの規制…規定してやるということについての、一点の何ていいますかね、危惧といいますか、そういうものが私にもあります。私は趣旨了承ということで皆さんの御賛同を得られたらしたいと思いますが、そういう形にはならないような今発言がありましたので。なかなかここまで賛同するのは難しいというような思いでおります。しかし、言っていることは大変に私はよくわかるし、国全体もそういう状況になっている。ネットの問題ですとかいろいろな事件が今の社会状況を見ますと、昔はテレビだけだったものがインターネット等、いろいろな情報が十分過ぎるほど…十分という言い方じゃなくてですね、過十分というような状況になってますので、大変に青少年の、これから大人になって成長していく上においての家庭の教育ということはとても重要な問題であるし、また、葉山町としてもいろいろな場面で青少年に対する成長については、より一層今まで以上に目を向けていかなければならないという状況であるというふうには思っておりますけれども、先ほどの虐待等の数字等、近隣自治体の参考も出ておりました。町としてこの法で制定するということについての、余りなじまないような今の段階では状況であるというような考えです。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。

◎委員( 横山すみ子君 )
家族のことを考えるということで、今の問題点について国で法律を定めて家庭の大事さをみたいな趣旨にとれるんですけれども、なぜ今の親が、家族が、子供たちが不安定になっているかという社会的な問題を解決せずに、法律で定めて家庭は大事ですよというようなことをするというのは、全く大前提をやらないでそこだけ見ているということで、私は賛成できません。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。

◎委員( 鈴木道子君 )
今、子供の貧困ということがちょっと言われていまして、子ども食堂があったりとか、自治体でいろいろやっています。それからあと、学習についても塾に、経済的な問題等もあり塾に通えないとか、そういう問題等もあります。ですから、子供の貧困ということについて、そういうチャンスがないということについての、教育も含めた自治体の責務、それから自治体の対応というのは十分にしなければならないということはあります。これちょっと追加ですけども。だからといって、この法律で自治体の責務を決めるみたいなことまでには、私も先ほど申し上げましたけども、ちょっとなじまないと。しかし、自治体としてのより一層の対応策というのは充実していかなきゃいけないという思いは持っていますということをちょっと言っておきたいと思いまして。

◎委員長( 窪田美樹君 )
鈴木委員、趣旨了承を先ほど言われたんですが、賛同される方が…以前、前に発言された待寺委員は不採択ということなので、趣旨了承ではない…で採択することはできないということでよろしいですか。ほかに御意見。

◎委員( 笠原俊一君 )
こういうような法律をつくらないとだめな世の中になってしまったのかという、よく理解ができないんですけども。もちろんこの、今、参考資料だとか、今の参考に、担当職員が来ての話程度しか我々わからないんでね。ただ、さっき待寺さんも言ったように、法をつくって公権力が違反者に対する制裁だとかそういう罰則だとか、そういったものがどこまでできる…出る法をつくろうとしているのかということも理解はしてないわけですよ。子供、子供に対するしつけというようなことを言っていますけど、これから高齢者の社会になってくると、見ている我々が今度逆に親をとかね、いろんなことがある世の中になってくるんで、家庭は大事だという気持ちはわかりますけども、各家庭に対する、何ていうのかな、介入というものが果たして、モラル的には当然あってしかるべきなんですけど、法として必要…することが妥当なのかどうかということが、非常に私自体、今の中で理解をしてませんので、今すぐ判断しろということであれば、皆さん判断するということであれば、賛成も反対もできないということは…ような状況に今、自分はあるんでね、今の中でイエスかノーかと言われればノーと言わざるを得ないということになってしまうんで、採択か不採択か、可決か否決かということの判断をもう委員長がとるということであれば、これに対する判断は私は否と言わざるを得ないということです。もっと読み込みながら、もっと状況がわかって、法の対応、処遇その他までわかれば、もしかしたら気持ちが変わるかもしれませんけど、今の段階の中ではこの陳情に対する判断は反対です。

◎委員( 石岡実成君 )
まず、今回のこの陳情に関する家庭教育支援法という、まずそもそものこの中身がどういうものかというのが全く見えていないというところで言うと、ネグレクトの問題とかはかなり大きな社会問題であるということは認識はしてあっても、それとイコールこの家庭教育支援法がどう結びつくのかというところが見えない以上、まずはそことは切り離して考えたいというものが1点あります。それと、ちょっと僕の中で調べた中で言うと、国会の中で首相が伝統的家族を取り戻したいというような発言をされたみたいなんですけども、その伝統的家族が果たして理想系なのかということの議論がまだ国会の中でもなされていないというところも考えれば、非常に、ちょっと乱暴な陳情なのかなというふうに正直感じておりますので、これは趣旨了承ということではやはりできないので、不採択にしたいと思います。(「不」の声あり)不採択でいきたいと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
笠原委員、笠原委員のお話を聞いていますと、もう少し、継続というまででもないですが、調べたいというようなお声にも聞こえますが、採決でよろしい…ほかの方はその声がないもので、よろしいですか。それでは、委員の皆様からほかに御意見がなければ、採択…採決に入りたいと思いますが、よろしいですか。
それでは、これより採決に入ります。陳情第30-2号家庭教育支援法の制定を求める意見書提出に関する陳情を採択することに賛成の方は挙手をお願いいたします。
( 挙 手 な し )
挙手ゼロで、不採択とする…挙手ゼロです。よって、陳情第30-2号は不採択とすることに決定いたしました。
それでは、暫時休憩いたします。 (午後0時16分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後1時15分)
これより、次第の2、所管事務調査に入ります。神奈川県 逗子・葉山地域循環型社会形成推進地域計画を議題といたします。
職員が入室しておりますので、部長から職員の紹介をお願いいたします。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
それでは、引き続きよろしくお願いします。私、環境部長、伊藤でございます。よろしくお願いいたします。隣が環境課長の坂本でございます。同じく課長補佐の雨宮でございます。クリーンセンター所長の内田でございます。所長補佐の守谷でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。

◎委員長( 窪田美樹君 )
それでは、神奈川県 逗子・葉山地域循環型社会形成推進地域計画につきまして、説明をお願いいたします。

◎環境課長( 坂本泰一君 )
それでは、お手元の資料に沿いまして、昨年12月に国へ提出いたしました逗子・葉山循環型社会形成推進地域計画について御説明させていただきます。
地域計画は、現状や目標などを取りまとめました本文と循環型社会形成推進交付金に関連します様式を取りまとめました添付資料、過去の実績から予測値の状況などを取りまとめましたその他添付資料の3部構成となっております。なお、本計画につきましては、合併処理浄化槽の整備に係る計画も記載されております。合併処理浄化槽の普及促進につきましては、人口が5万人に満たない自治体においても交付対象となることから、既に生活排水処理基本計画に基づき、交付金の交付を受けながら事業を実施しております。今回、逗子市との共同処理により、廃棄物に関しましても交付金の人口要件をクリアいたしますので、新たに作成する廃棄物に関する地域計画と現行の合併処理浄化槽の整備の計画を合わせ1つの計画にまとめたものとなります。したがいまして、内容につきましては、アクションプランに基づき進めております計画をそのまま掲載しておりますので、このたびの説明では省略させていただきますので、御承知おきください。
それでは、お手元の資料1、神奈川県 逗子・葉山地域循環型社会形成推進地域計画についてに基づいて御説明させていただきます。初めに、資料の1項目目、循環型社会形成地域計画とはでございますが、地域計画は人口5万人以上の地域において、5年程度の廃棄物処理及びリサイクルシステムの方向性を示すもので、当該地域の処理システムの基本的な方向性や整備する施設の種類など概要をとりまとめたもので、市町村からの提出を受け、国が承認するものとなります。
なお、地域計画は目標を定めることとなっており、交付金による事業を進めることによって目標を達成します。目標年度には、達成状況を公表することが前提となっております。
続きまして、循環型社会形成推進交付金の制度との関係ですが、2項目目をごらんください。
交付金制度は、地域計画への総合的支援制度であることから、地域計画を作成しなければ交付金を受ける事業を進めることができないことは無論のこと、交付対象事業であったとしても、地域計画への位置づけがない事業については交付金の対象とはなりません。また、地域計画を作成する段階で必ずしも用地や整備する機種などが決定している必要はなく、こうした検討を進めるためのコンサルタントへの委託事業などについても、計画支援事業として認められます。これらの計画支援事業を進めることにより、施設規模や工法、スケジュール、事業費などが精度が高まることから、それにあわせ地域計画の見直しを随時実施することとなります。本日御説明させていただいております地域計画についても同様で、施設規模や各施設整備にかかる費用などにつきましては、既に提出されている他地域の状況を参考に算定したものですので、来年度以降の計画支援事業を進めることにより、精度を高めていくこととなります。
それでは、3項目目、逗子・葉山地域計画について御説明させていただきます。お手元の資料につきましては、ポイントとなる部分を抜粋してまとめておりますので、資料を中心に御説明いたします。
初めに、基本的事項です。本1ページ目に記載されております対象地域は、逗子市及び葉山町の全域で、面積は34.23平方キロ、平成28年10月1日の現在の人口は9万2,665人です。計画期間は平成30年4月1日から平成35年3月31日までの5年間です。1枚おめくりください。本文2ページから3ページにかけて、本地域の背景や施策の方向性など、当該地域における基本的な方針を記載しております。基本的な方針といたしましては、平成28年7月のごみ処理広域連携に向けた覚書を基本に、焼却量の減量化と最終処分量の削減を課題とし、原則として、既存施設を有効活用しながら、地域のごみ処理を効率的かつ安定的に実施することとしております。本地域計画には、既存施設等による相互処理に新たに生ごみ処理施設を枠組みに加え、さらなる焼却量の削減を目指すこととしています。
続きまして、本計画における目標です。地域計画本文8ページに記載してございます。平成28年度を現状とし、目標年度である平成35年度の目標値を記載してございます。生ごみ資源化施設を初めとしましたごみの資源化に取り組むことにより、目標年度には大きく資源化率が伸びるとともに、生ごみ資源化により焼却量が減ることから、最終処分量を削減する目標値となっております。なお、指標につきましては、作成マニュアルに定められているものです。
1枚おめくりください。続きまして、施設整備について御説明いたします。目標を達成するための施設整備に関しましては、本文20ページから22ページに記載してございます。このたび実施しますクリーンセンターの再整備に関する施設整備につきましては、交付金の交付を中心としますと3つに分けることができます。初めに、交付対象事業といたしまして、有機性廃棄物リサイクル施設として(仮称)葉山町生ごみ資源化施設整備事業です。新たにクリーンセンター内に生ごみ資源化施設を整備し、葉山町及び逗子市からの家庭から発生する生ごみを受け入れ、堆肥化を実施します。堆肥化の方法といたしましては、先日御視察いただきました久喜宮代衛生組合で実績のございますHDMシステムを採用する予定でございます。処理能力は日量10トンの規模を予定しております。
2つ目といたしまして、こちらも交付対象事業となりますが、マテリアルリサイクル推進施設として(仮称)葉山ストックヤード整備事業です。資源化を実施するためのストックヤード等が交付対象となり、逗子市と共同で使用する植木剪定枝のストックヤードを初め、資料に記載してございますストックヤードを機能的に再配置することを計画しております。これらとあわせまして、事務所、計量器、車両洗車場、構内道路等の付帯設備が交付対象となっております。なお、可燃ごみ焼却炉の解体工事につきましては、こちらの事業に含め、地域計画へ位置づけてございます。
最後の3つ目といたしましては、交付対象外事業となります。参考といたしまして、資料に記載させていただいておりますが、町単独費として実施するものといたしまして、逗子市への可燃ごみの中継輸送に使用します可燃ごみ中継施設の建設、し尿処理施設、不燃ごみ処理施設及び容器包装プラスチックストックヤード等その他既存施設の解体工事となります。また、ダイオキシン等により土壌改良が必要となった場合の土壌改良費についても、町単独費で実施しなければなりません。後ほど、クリーンセンター再整備にかかる現段階での予測経費について御説明いたしますが、土壌改良の有無、範囲につきましては、平成31年度実施予定の土壌汚染調査によって判明することとなりますので、現時点において、土壌改良にかかる経費を予測することは不可能となっております。
1枚おめくりください。施設整備を実施するための測量や設計等のコンサルタントの委託費を設計支援事業として地域計画へ位置づけることにより、交付金の交付を受けることができます。
地域計画本文22ページに記載してございます。地域計画上では、生ごみ資源化施設、ストックヤード整備と分けて記載してありますが、実際の事業実施に際しては、1つの事業として実施することとなります。資料には、地域計画本文22ページと計画支援事業を実施年度別で実際に実施する予定内容でまとめたものを記載させていただいております。
先ほど御説明させていただきました地域計画におきましては、循環型社会形成推進交付金の交付対象施設のみで記載となり、クリーンセンター全体の整備費、整備について把握することができません。このことから、現時点におきますクリーンセンター再整備事業に関します事業費につきまして、資料により御説明させていただきます。参考資料2、クリーンセンター再整備事業想定概算費見込み一覧をごらんください。今後実施予定のクリーンセンター再整備事業に関します実施予定事業及び概算事業費全体像となります。概算総事業費は10億4,070万円でございます。
ただし、表の下にも記載させていただいておりますが、整備工事に伴う国道134号線からクリーンセンターまでの町道復旧工事費、土壌汚染が認められた場合の汚染土壌改良費、どちらも単独費となりますが、現時点におきましては概算費は見積もることができないことから、本表からは除外させていただいております。なお、計画支援事業のソフト事業を進めることにより、各事業の内容及び費用等の精度が高められ、それらに伴い地域計画の変更を実施することとなります。
簡単ですが、以上、説明させていただきました。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございました。説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑のある方は挙手をお願いいたします。

◎委員( 鈴木道子君 )
計画の中で「目標年度において達成状況をとりまとめ、公表することが前提となっています」とあるんですが、これはどういう時期に毎年、どういう内容でやるんでしょうか。

◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
資料の、先ほどもちょっと御説明の中でもお話ししましたけども、地域計画自体、目標を設定するというルールになっています。この目標については、国が定めた指標に基づいて、現状の数値をまとめてですね、それで、今回この中に盛り込まれた事業を展開することによって、こういうふうに改善されるという、循環型社会の形成に資するという目標を立てると。この35年のですね、目標年度が終わった後にですね、実際どうなったのということの数値を取りまとめた上でですね、達成した、しないということを公表するというルールになっているというふうに御理解いただければと思います。

◎委員( 鈴木道子君 )
目標年度にやる、公表することなんですね。でも、一応、毎年毎年、何か数字的なものはやっているんでしょうか。

◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
まずですね、毎年この地域計画を提出した後ですね、循環型社会形成推進交付金をいただきながら事業を展開していきます。毎年やっていくのはですね、お金の精算は毎年やります。実際、交付申請した額で実際に使ったのは幾らということで、そこの差異がどれだけ発生したのかで、翌年度の申請をこうしますとかいうことの、途中の経過はですね、その交付金の管理のための精算を毎年やっていくような形になります。あくまでも、今回この地域計画内に盛り込まれた事業を展開した結果、こうなるという予測になっていますので、35年の当初、そうなったのかというところが肝になってくるのかなと思っております。

◎委員( 待寺真司君 )
まず1点伺いたいんですけども、いわゆる、土壌改良の件なんですけれども、いわゆるダイオキシンが出たということで、こちらは調査してからわからないということなんですが、例えば非常に危険な値が出たという場合に、その対処の方法として、例えば豊洲であればコンクリートで固めるとかって、あれはベンゼンといって、もっときついあれでしょうけども。何かそういう指針みたいのというのは、国から示されているんでしょうか。

◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
汚染土の処理についてはですね、ダイオキシン類特別措置法等もろもろも含めてですね、それは決まっております。基本的にはですね、ダイオキシン等汚染されている土壌についてはですね、持ち出した上でですね、溶融もしくは焼成ということでダイオキシンを飛ばした上でですね、改良するというような流れになると思います。ですので、今回調査をした結果ですね、仮に出てしまったということになりますと、詳細調査というフェーズに移るんですね。そこからさらに調査範囲を広げたりですね、詳細ますを、ますを範囲ますをちょっと狭めたりして、さらに調査をした結果、最終的にどれぐらいの範囲の、どれぐらいの土壌を持ち出す必要があって、改良する必要があるのかということを、神奈川県等と調整しながらですね、進めていくような形になるかと思います。

◎委員( 待寺真司君 )
本当に想定の話になっちゃって申しわけないですけども、そこ想定しておかないと、次の、何ていうか、資源化施設にしても進んでいかないのかなという危惧があるので、ちょっと幾つか聞かせてもらいますけれども。いわゆる汚染土が、もし搬出した場合、かなり削るようなイメージでいるんですけれども、今あそこ、クリーンセンターは、非常にこちらから見ると、かなり高い高低差があるじゃないですか。例えば持ち出した後は、そのまま高低差低くして、その後の施設みたいなものの建設にも入っても大丈夫なんですか。それとも、元に復元して、また盛り土をしなきゃいけないのか。その辺はいかがでしょう。

◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
基本的には、ダイオキシンはですね、浸透性がないものだと言われています。ですので、例えば土壌の上ですね、表層5センチとか、降ったものが雨水で、雨で浸透していくにしても、吸着性が高いと言われているので、余り深いところにはいかないと言われておりますけれども、その土地の履歴もあわせて調べていきますが、そこの土地の中でですね、昔何か埋めていたとかということになりますと、さらに深いところにいく可能性もゼロではないと。そのための調査になろうかと思います。実際、削った後ですね、当然、御案内のとおりあそこは高低差が激しくてですね、土地利用しづらいとは思います。どちらにしろ、施設を設置するに当たっては、一部造成、できるだけお金がかからないように造成がないようなプランというのもひたすら考えていく予定にはなっておりますけれども、そこで土地利用がしやすい場合はですね、土どめ等を実施しながらですね、対処できるかなと思っているところでございます。

◎委員( 待寺真司君 )
私の素人考えでね、あれなんですけれども、いわゆる、この役場を中心に、この地域というのは中心市街化の形成ゾーンということで、都市マスなんかでも、いわゆる何ていうかな、公共施設ですとか学校ですとか、そういうのを集約する施設で、その中でクリーンセンターだけが、いわゆる異質なものがこの地域にあると、私はずっと思っていたんですね。
それは過去のことは過去のことで、ここにつくった経緯はいろいろあったんでしょうけれども、例えば今回こういった形でまとまって、やり直すといったときに、適地がね、ほかにないのかというのは、環境課のほうでは、何ていうか、検討されていたんでしょうか。

◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
話は古くなってしまいますが、横須賀・三浦と広域を組んでいた際にですね、葉山町は不燃ごみ処理施設の担当になっていたものだというふうに記憶しています。その際ですね、その建設場所等々を探すのにですね、大分実は苦労した記憶がございます。
山はいっぱいあるんですが、そこにアクセスするに当たって、もう家が張りついているということもありましてですね、それなりの幅員を用意するのを、道路を用意するとなると、立ち退いていただく必要が出てくるということで、さすがにちょっとそこまで切り込めるのかどうかというところはですね、当時も大分議論を中でした記憶がございます。そんなこともございましてですね、今現状においてですね、今、クリーンセンターの中で展開をしていくのが、今のところはベターであるというふうに我々は思っていましてですね、実際、クリーンセンター自体もそんなに広いスペースではないので、適地さえあれば、そちらのほうに移ったほうが、もうちょっと効率がよくなるのかもしれないですけれども、あの中でですね、範囲の中で、効率のいい施設運営というのをですね、目指して今回整備をしていきたいというふうに考えておるところでございます。

◎委員( 待寺真司君 )
これは、迷惑施設というのはね、近くにくるのは、やはり皆さん、こうやるし、もしそういう場合は、丁寧なね、説明が当然、必要になるかと思うんですが。葉山の場合、いわゆる今あるクリーンセンターと、それから下水処理施設が、あそこにありますよね。そうすると、私自身は、このやはり中心市街地に置くことに、ちょっとやっぱり疑念というか、結局ここを子供たちが歩いて行きますよね。それから、福祉文化会館があって、いろんなイベントをやっている。でも、実はそこの一番多く通っているのがごみのパッカー車であったり、あるいは今度、生ごみを逗子にね、搬出するときの7トントラックが行き来したりって、結局、一般乗用車よりも、そういった車両が多く通る地域になっているというのは、非常にちょっとこれからのまちづくりを考える上で、それが妥当なのかなというのは、若干思うんですね。例えば今、下水センターの脇に、以前、し尿処理の投入施設をつくろうとした土地が、町として持っておられると思います。あのときは、いろいろ県のね、絡みとかがあって挫折しましたけれども、別な形でいい形で終わったんで、それはそれでね、非常に評価するところなんですが。例えば、そういった下水センターの近くであったりとか、あるいは下水センターの処理場は、まだトンネルは、たしか使ってない、2系列…3本でしたっけトンネル、3本ですよね。で、2本ですよね、4系列で多分全量処理できるだろうという話で、1本のトンネルはあくわけですよね。例えば、そういったところを利活用するとかというのも含めて、なるべく迷惑施設を集約するという考え方を持っていただけるといいなというふうに思っていまして。というのは、やっぱりどうしても夏場の生ごみね、その資源化見ましたよ、この間久喜市行って。におわないのはわかりました。ただ、実は、真夏はもう家の段階で発酵していますよね。そうすると、パッカー車があそこ通ると、いわゆるよく見るのは、お汁を、汁に「お」をつける必要ないけど、垂らしていっちゃたりとか。
あるいは、大型のトレーラーで、生ごみ、夏の燃えるごみなんて持ってくると、その後ろに車でついただけで、もう窓開けられないぐらい、やっぱりにおいってどうしても発しますよね。そういったものが、本当に役場や学校や福祉文化会館という公共施設が建ち並ぶ地域にふさわしいかという視点で、ちょっといろいろと考えていただきたいなと思うんですけど、ちょっと部長、いかがでしょうか、その辺。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
都市計画課、私も前にいましたけれども、いろいろ考え方があって、例えば、例がよくないですけど、被災地はコンパクトシティーで、なるべくライフラインの整備の関係上、一ところへ集めたほうがいいという考え方もございますよね。そういう中から言えば、当然、今のクリーンセンターが、委員おっしゃるように、確かに小・中学生の往来が著しく多いところですから、当然、通行には細心の注意を払う必要もありますし、ごみ処理施設なんで、においのことも、かなり神経をとがらさなければいけないというのもあります。ただ、御承知のとおり、あそこはダイオキシンが出ているということと、それから、そのダイオキシンの問題を解消しながら新しい施設をつくる。例えば、じゃあ、あそこのほかの土地に移転した場合にですね、じゃあ、あそこはあのままでいいのかという問題が多分出てくると思うんですね。そのまま塩漬けになっている焼却施設がですね、やはり経費ですとか、ダイオキシンの問題とか、または単独でやっていたものが広域処理によって、そのまま施設が老朽化したまま廃屋のようになって残っているというところも、全国の自治体であるというふうに聞いていますので、それは適当じゃないだろうと。いずれ、そのうち何か、ダイオキシン対策も含めてですね、都市計画決定をしているあそこの施設をどうにかしなければいけないということが出てくると思うんです。ちょっと違う視点で言えばですね、通り抜けができない道路だと、不特定多数の車両が通りませんので、ある程度、限定できると。作業効率、私どもの立場から言えば作業効率はよくなるでしょうし、あとは、事故があった場合には、その責任の所在というのもはっきりするところもありますので、施設の建設に当たっては、あの細心の注意、交通面ですとか、それからにおいのことですとか、そういうことは必要になると思うんですけども、あそこをそのままにしておくと、どこかで何かやった場合にですね、そのままになってしまうということは、すごく懸念しているんです。ですから、やっぱり起こってしまったことをきちっと解決した上で、新しい施設を、注意を払いながら整備をするという考え方のほうがいいと思いますし、もしくは処理水のですね、排水処理を例えばするといった場合に、福祉文化会館のところまで今、下水の管が来ていますので、例えばですね、今いろいろ御議論されています給食センターができた場合には、そこの給食センターの、葉山中学校の進入路まで延長して、その先もまた延長するということが、もしできればですね、合併浄化槽じゃなくて下水に接続するということも可能になる可能性が高いというふうに考えています。

◎委員( 待寺真司君 )
最後にしますけれども、これいろいろな考え方もね、やっぱりちょっと検討していただきたいなと、正直思うんです。今、部長おっしゃられたように、あとの使い方、実は久喜を見たときの視察報告を、この後、案という形で出ているんですが、私、その中にちょっと書かせてもらいましたので。例えば、本当にダイオキシンが心配だったら、コンクリートで封じ込めて、そこを駐車場にしてもいいんじゃないかと、正直思っています。今、職員の駐車場もかなりいっぱいな状況だし、例えば中学校や福祉文化会館でイベントやるとき駐車場がなくて困っている。以前、今は中止していますけど、ふるさと広場のときも駐車場がなかった。例えば、そこで、本当にやることが妥当かどうかは、周りの自治会もあるじゃないですか。パーク・ド・葉山はかなり、クリーンセンターのあれで苦労していたところもありますし、当然、風向きによって東伏見の自治会もそういう実態になっていたから。やはり、そこに対しても、今後つくるときのね、十分にやらなきゃいけないんでしょうけども、一つの考え方として、ダイオキシン類の部分で厳しい場合は、そういった封じ込めをしつつ、別な活用方法もゼロじゃないと思っています。これはね、本当に、何ていうかな、これをやれということを言っているんじゃなくて、いわゆるし尿処理施設は、非常に、もう日本でこれしかないというようなやつで、例えばそういったものを、日本のこれが近代文化の遺産みたいにして、横須賀なんかでも残して展示したりしていますよね。ですから、ストークハンマーでしたっけ、何かああいうの。だから、そういったものにも活用できるんじゃないかなと、素人考えでも思っていますので、何かそういったものを含めてね、やはりこれからのまちづくりの中で、ここの中心市街地をどう考えるかというのも一つの視点として持っていただけるとありがたいので、その辺はちょっと議論として、ぜひ皆さんでいい知恵を出し合ってやっていただければなと思いますので、いかがでしょう。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
そうですね、私ども環境部のことだけを考えていればいいというふうには毛頭思っていなくてですね、葉山町の中の良好な環境がなるべく維持できるように、自然と環境がいいことが売りの町ということは認識していますので、そういうことも考えつつもですね、どうしてもやっぱり自分のところのセクションのことをメーンに考えてしまうというところもございます。おっしゃられるように、当然、じゃあ跡地利用どうするのという話もありますし、今お話しいただいたような駐車場として活用してもというお話も、当然御意見として、また今後検討していく中でですね、参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございます。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに御質疑ございませんか。

◎委員( 鈴木道子君 )
今の話の、例えば跡地を駐車場として活用する、そこまでいかなくても、先般、委員会で言ったんですよね、現地視察したときに、若干、整備をする部分があるという話で、車の流れもちょっと変えるようなお話ございましたけれども。それはクリーンセンターの中だけで、そこに行く道路づけの部分、もし、もっと検討して、例えば中学生の子供たちも来る状況において安全性とか、車の流れとかで、もっと安全でスムーズな流れにならないかみたいな、その道路づけの整備等についての検討とかはどうなんでしょう、なさったんでしょうか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
今の既存の道路をですね、全く、道路の場所を変えて整備しようということは、正直考えてございません。実際、谷戸になっていて、両方向に山があるということで、多分、恐らく昔は水みちみたいな形だったと思うんですね。そこを使いながらというふうに考えていますけれども、当然、クリーンセンターの敷地のほうの中に入れば、道路幅員が構内に進入する道路の幅員が十分でないということも承知していますので、そこをある程度、山側に追い込むような必要はあると思います。あとは、当然、この間もちょっと内部の会議で町長からも意見があったんですけれども、職員もおりてくるとき、上るときには歩道を歩けというような話がありました、車道のほうを歩かないで。なかなか歩きにくいんですね、中学生がわあっと横になって歩いているんで。ただ、本当に通学時間帯については、歩道の中を歩くようにというふうには思っていますけれども。それから、さっきお話ししたとおり、既存の道路を使いながら、当然、今後、例えば逗子市さんから来るような、生ごみの車両が日常どれぐらいの大きさの車がどれくらいの頻度で来るかということも、これから詰めていくような話になるので、そうすると、表層工がですね、大型車両、重ければ重いほど、当然表層が厚くしないと、国・県道はすごく厚いんですけども、町道は薄いですね。轍になってしまうような可能性があるので、そういうことも見ながら、町道整備には予測が立たないというお話は、そこからきているんです。もし、大型車両が頻繁に通るようですと、国道に準じたような表層工にしなければいけないというのもありますし、これかなりの経費がかかるというふうに思っています。簡単に見積もったところ、四、五千万ぐらいはかかるんじゃないかと。それは、計算したところは、大体、福祉文化会館の前ぐらいからクリーンセンターの入り口ぐらいまでのところなんですけども。そのぐらい、かなりいい仕様にするとかかるよということがありますので。そういう道路の補強面については内部で、今ここにはお示ししてないですけど、検討はしています。ただ、道路の線形を変えるとかですね、別の取付道路をつくるとか、そういうことは今回は考えておりません。

◎委員( 鈴木道子君 )
そうすると、今の道路づけの厚くする部分の、本当に大ざっぱな四、五千万という数字が出ましたけども、プラス、クリーンセンターの中のダイオキシンの状況によって、その部分はお金こないんですよね、国から、土壌改良はね。その全く町単の部分が結構なそれ、四、五千万以上になるという予測なんですね、今はね。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
先日、私、タウンニュースのほうの取材も受けたんですけれども、そのときにはですね、十二、三億円ぐらいかかるかもしれないといったお話をさせてもらっています。お気づきの議員さん、委員さんもいらっしゃると思うんですけども、ここで10億4,070万ということなんで、そういう差異も見込んで、将来的に最終的な経費として12億円ぐらい、以上はかかるんじゃなかろうかというような見立てをしていますけれども、これもわかりませんので、平成30年度に予算をお認めいただければ、その中の全体のポンチ絵を書くような設計業務、今、待寺委員からも高低差の話が出ましたけれども、やはり高低差を使いながら、なるべく機器を、後年のランニングコストがふえないような機器を入れるために、今の地の利をうまく生かしてというふうに、視察のときにも御説明しましたけど、そういうことも考えていますので、切り過ぎちゃって高低差がつき過ぎちゃったら盛らなければいけないですし、そういうところも多分、設計をしていく上で徐々に出てきて。先ほど冒頭に御説明しましたとおり、設計業務をやることによって、精度が徐々に徐々に、この場所、この場所といって固まっていくので、それで、なるべく圧縮してですね、お金をかけないようにして、なおかつ交付対象となるものを多く取れるようにというような形で、一般財源の持ち出しがなるべく少ないようにというふうには考えます。

◎委員( 横山すみ子君 )
一応、図面いただいたりしたんですけれども、今まで、ほかの自治体のクリーンセンターに当たるところを見学、何カ所もしたんですけれども、車の流れがこれほど難しい清掃センターというか…は、ないですよね。これから、何十年か使われる施設を整備するのであれば、今、伊藤部長はできる限り経費を削減してと、それは根本ではありますけれども、周辺が町有地ですよね、車の流れをもうちょっと楽にできるようにというふうに考えたら、もう少し広げないと、入り口が狭いですので無理があるかなと思うんですが。湯河原ほどではなくてもいいですけれども、もうちょっと流れが整理できるように削るぐらいも考えたら、経費変わってきますけれども、1回つくれば、これ何十年使うことになってしまうと思いますので、いただいた図面、大変慎ましく頑張って節約しているなという印象だったんですが、藤沢でも、パッカー車が入って行くのと、一般の方がおいでになったところと、もう取りつけのところまで一緒ですけど、流れとしては別になるんですね。だから、錯綜しないで安全性が保たれるし、今さら難しいと言われるかもしれませんけれども、現場に持ち込む方というのは、どんな方法をとっても残ると思うので、やるんだったら、そこも配慮したほうがいいんじゃないかなと。本当に、このクリーンセンターでよく頑張ってきたよと、よそを見ると思わされるつくりですので、チャンス今回だけかもしれないし、もうちょっと考えられませんかね。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
そういう御意見がですね、議員さんのほうからもあるというような話も、当然コンサルのほうと、私たちがオーダーで出すものというのは、先ほどの高低差をなるべく利用して機器類を入れたくないとかですね、幾つかのそういう仕様をお伝えすると思うんです。今の中に、今現状では、パッカー車と持ち込み車は一緒になって中で分かれるようになっています。大型車両については、先ほどお話しした、山側に少し追い込むようなところをメーンに使うというふうに、一応そういう大きい車とですね、町の作業車と持ち込み車は配慮しているんですね。いずれにしても、やはり現場のほうの意見で言わせていただければ、人の誘導というのは絶対ゼロにはできないんですね。有料化したことによって、当然、計量業務が出てきたりとかですね、そういうのがありまして、所要時間は割と多めにかかるようなところもありますので、ただ、可能な限り、町有地であればですね、土どめで高額の費用がかからないようなやり方で、道路幅員がどのぐらいまで確保できるのかということは、コンサルと話し合いながら、いただいた御意見も参考にですね、どのぐらいが可能で、どこまでがマックスなのかということで、例えば広げられたら、例えば一般車とパッカー車とでどういうふうに交通ができるのかということも含めてですね、それは30年度以降にちょっと考えていきたいなというふうには思っています。なるべくあの土地は有効に使ってというふうには考えます。

◎委員( 待寺真司君 )
先ほどは、葉山町内だけでのことをちょっと申し上げていたんですけれども、この計画は逗子との共同でこれからやられますよね。それで、連携概要図というのを見ているんですが、このいわゆる葉山町が生ごみ処理施設、植木ストックヤードの新設、逗子は焼却施設、容プラの選別施設、浄化センターはうちを使うということで、連携がこういうような形でとられるということなんですが、これはもう逗子市と完全に決定して、この地域計画に盛り込んでいるということの認識でよろしいですか。

◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
そのとおりでございます。こちらの地域計画は、逗子と共同で作成したものでございますので、そのような方向性で考えております。

◎委員( 待寺真司君 )
そうすると、つまり、生ごみ施設、植木ストックヤードは葉山町内につくらなきゃいけないというような形になっていますかね。例えば、逗子と葉山の接点のところとかね、あるいは、本当に葉山に近い逗子の地域で、いい土地があったらとか、そういうような話し合いまでは、まだ至ってないでしょうか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
やはり広域連携なので、ごみを燃やしてもらうかわりに私どものほうでし尿を受けるとか、やはり幾つかの広域のかかわり合い方というのがあると思うんですね。
例えば、じゃあ私たちが焼却施設をつくりますよと2市1町で組んでいたとしたら、それぞれの自治体で1つずつあるのが、それが広域の定義には当てはまらないというような結果になると思うんです。ですから、葉山町は生ごみの自家処理を推奨しておりますけれども、この間お話ししたように、万能ではないと、処理能力が落ちるときもある。ただ、どうしても処理しきれないときに、じゃあ、その処理をどうするのかというところもありますし、当然今、例えば今はまだ白紙ですけれども、事業系の生ごみですね、食品ロスなんかのものについての処理も、今後の課題になっていくということもございますので、やはりじゃあ葉山町として、焼却施設以外に何ができるのかというふうに考えたときに、やはり環境負荷が少ない、においのことはありますけれども、生ごみ資源化施設がいいんじゃなかろうかと。それをつくることによって、逗子のごみも受け入れて、半分半分で処理をすれば、当然、広域の定義に合致しますので、交付金の対象になるというところを突いているというふうに御理解いただければと思います。

◎委員( 待寺真司君 )
じゃあ、そこの部分は十分理解しているつもりです。ただ、私の場合は、こだわるのは、設置場所なんですね。というのは、お互いの自治体にとって、いわゆる距離が遠いより近い、接点の近いところに置いておいたほうが、いわゆる車で運ぶ場合でも、環境負荷ということを考えたら、どっちの市町にとっても有利なのは、間違いなく境界線の近くだなというのはあるんですね。やっぱり今、逗子はあそこの焼却炉ですから、葉山のごみの車は当然、通って行かなきゃいけないという負荷をかけてしまっている。でも、逆に、逗子の人がこっちのクリーンセンターのところまで持ってくるとすれば、それは逆に葉山町民にとっても負荷はかかるし、それから環境負荷は遠ければ遠いほどかかるわけですよね。トラックが当然、排気ガスをまくわけですから。ですから、そういった環境という視点からも捉えていただいて、何か、もうちょっと、逗子・葉山でいい場所の選定とかも含めてできないかというのを、これから地域計画固める前にですね、ぜひ担当者レベルでやっていただきたいというふうに思うんですけれど、その辺はいかがでしょうか。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
地域計画の今の第1版はですね、これで固まっているんですよ。けさかな、何か電話もらっていたの、大体こういう内容でいいと思いますよというような話が関係機関からあったところなんです。私たちも、これとは別に、例えば生ごみを逗子に持って行くときに、中継施設がどこかであったほうが全町的にいいんじゃないかということで、長柄のちょっと谷戸のほうですとかですね、そういうところもちょっと考えてはみたんですけれども、やはり排水がうまくできるかとか、そういう、それ以後の付帯の設備とかがやっぱり出てくるというところもありますし、さっきお話ししたとおり、今ある施設をうまく活用してというところをメーンに考えてきたような状況もあります。待寺委員おっしゃるように、確かに逗子寄りのほうがですね、運ぶには近い、ほど近いところもあります。ただ、葉山町はきゅうっと長くなっているので、当然、木古庭・上山は、じゃあ中央道使えばいいじゃないかという話もあろうかと思いますけど、やっぱりごみの量がものすごく多く出るのは、一色・堀内地区がやっぱりすごく多いかなと。一色地区は最近人口も伸びていますし、そういうこともありますので、やはり今の既存の施設の敷地をどういうふうに利活用していくかということをメーンに考えていましたので、またもし、そういう、ここは何かに使えそうだなというところがあればですね、そういうことも考えてはみてもいいとは思いますけれども、一応今の初回の地域計画では、今の既存のところのダイオキシンの土壌改良も含めた解体と建設ということで考えさせていただいています。

◎委員( 待寺真司君 )
平行線になっちゃって、これで最後にしますけど。ぜひ、下水処理場の、以前つくろうとした土地の広さであるとか、あるいはトンネルがどうだとかというのは、当然、部長ね、両方所管されている部長さんですので、ぜひ下水道課の職員とも、何か環境課と下水道課で、共同で何かいい案できないかなみたいなのね、ちょっと考えていただけると、大変ありがたいと思うんですけど。

◎環境部長( 伊藤義紀君 )
逗子市に、例えばさっきの話、直送した場合にですね、逗子市の環境クリーンセンターで葉山町の職員の休憩室をつくってくれと言えないんで、その場合には、下水道課とも話したんですけども、浄化センターは車両もとめられるし、会議室も余裕があるということだったので、そこを待機所にして、例えば逗子寄りのごみをとって逗子に持って行った。
じゃあ、クリーンセンターまで戻ってこないで、浄化センターで休憩をして、昼食をとったりして、またそのまま午後の2コマ目にいくというようなことを考えられるよねという話はしています。ですから、そこは環境部内だけですけれども、なるべくある施設を有効に使えるように、いろんなことでちょっと考えていきたいなというふうには思っています。

◎委員長( 窪田美樹君 )ほかに。

◎委員( 横山すみ子君 )
その二手に分かれるというか、1対0.5ぐらいかもしれませんけれども、そんなことを考える場合は、1カ所でやるよりも経費はかかりますよね。

◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
廃棄物処理施設についてはですね、昨今、循環型社会への形成の対応のためにですね、分別品目がふえたり、保管ストックヤードの数がどうしてもふえてくるということもありまして、やはり1つの、今のクリーンセンターの中で全部おさめようというのがやっぱり難しいなと思うときも、やっぱりあるわけですよね。そのときに、分散をさせていこうという話も、ずっと当然、検討の中に入ってくるんですけれども、先ほど部長のほうから答弁があったようにですね、廃棄物のストックヤードについては、絶対排水処理施設がつけないといけなくなってしまうということもありまして、しかも保管基準というのがありますので、結構大変なんです、実は。簡単にそのまま野積みに置くわけには当然いかないので。そういったことですとか、あとは分散した場合の管理ですね。そこにどうしても人を置いとかないと、火がついちゃったとかですね、そういう問題に対処するということが必要になってくると思います。今回、地域計画についてはですね、こういう整備とあと廃焼却炉の解体のセット、2本柱でこれいっております。廃焼却炉の解体についてもですね、新しく廃棄物処理施設としてのリニューアルがない場合は交付金の対象にならないということもございますので、今回ですね、これセットで動かさせていただいているというふうに御理解いただければなと思います。

◎委員( 横山すみ子君 )
今回、コンパクトにということでつくられても、将来的に、もう1回考えるときがあるかもしれないというのはうなずけるんですけれども、その将来が、例えば10年、20年後だと、人口的には、はい、減っていっていますよね。減ると言い切っちゃいけないのかもしれないけど、客観的に見て減るわけで。ただ、私、2カ所というのは、ちょっと考えたことなかったんですけれども、考え方としては合理的かなとは思いますね。このぐらいの人口規模で2カ所というのを見たことがないんですけれども。これは先の話ですかね、同時にお考えということではないですよね。下水道のところも使って、下水道の脇か、違いますよね、はい。

◎環境課課長補佐( 雨宮健治君 )
あくまでも今はですね、クリーンセンターの敷地をですね、有効活用しながら、そこでパッケージをしていこうというふうに考えております。当然、経費については、できるだけ少なく、ランニングコストも少なくということで、し尿投入口を設置したときみたいな考え方で、これから組んでいくことになりますけれども、先ほど横山委員がおっしゃったようにですね、どうしても無理をして詰めてですね、後から失敗したなと思うのは、ちょっと問題があるとは思いますので、これから実は施設のストックヤードの規模ですとか、それらもろもろの施設規模の大きさ、本当の大きさですよね、来年度の計画支援事業でコンサルが入った上でですね、確定をしていって、そこで配置をしていくというような流れになってきますので、その中で整理をしてですね、必要であれば、もうちょっと枠を広げられるような形でですね、地域計画上の変更も含めてですね、検討はさせていただきたいなとは思っております。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ほかに。よろしいですか。よろしいですか。ほかになければ、これにて質疑を終結いたします。
それでは、職員の皆さん、ありがとうございました。 職員退室のため、暫時休憩いたします。
(午後2時05分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後2時07分)
以上で所管事務調査を終わります。これで、次の次第の3番目、行政視察報告に入ります。本件については、文案をタブレット端末に配信していますので、御確認いただき、修正点がありましたら、3月9日まで事務局にお話ししていただければと思います。
では、これより次第の4、閉会中の継続審査に入ります。配信しております申し出のとおり、議長宛に申し出たいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声多数 )
御異議なしと認めます。よって、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出書を本職から議長に提出いたします。
それでは、次の次第の5、その他に入ります。委員の皆さんから何かありますでしょうか。
ないところなんですが、実は広報広聴の打ち合わせがあるのと、それと…のことを少しお話ししたいので、暫時休憩させていただきます。 (午後2時08分)

◎委員長( 窪田美樹君 )
休憩を閉じて会議を再開いたします。 (午後2時19分)
本日、以上で議案の審査、案件について終了いたしました。ちょっと時間が遅くなってしまったんですが、本日の審査結果について、事務局から御報告お願いいたします。

◎議会事務局主任( 佐々木周子君 )
議案第60号、議案第62号、議案第63号、議案第65号、議案第66号の5議案につきましては、全会一致で可決されております。陳情第30-2号については賛成なしで不採択という結果になっております。以上でございます。

◎委員長( 窪田美樹君 )
ありがとうございます。審査結果はただいまの報告のとおりです。委員会の報告文案については、いかがいたしましょうか。
(「正・副一任の声」あり )
では、正・副一任で。それでは、報告文案は・正副委員長が協議いたしまして、まとめさせていただくこととします。案がまとまり次第、メールで委員の皆様にお送りさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
また戻ってしまうんですが、その他、皆様から何かございますでしょうか。よろしいですか。

◎委員( 横山すみ子君 )
先日、予算委員会のほうだったんですけれども、長柄小学校のトイレを見に行きまして、これはもう現場をしっかり見るべきだなと痛感したんですけれども、もし日程がとれれば、学校施設、各校で要望が出ているところがありましたよね、トイレとかどこそこがとか、民生委員さんも含めて、できれば現場を見たいなと思います。

◎委員長( 窪田美樹君 )
横山委員からお声がありましたが、ほかに何かございますでしょうか。
よろしいですか。横山委員、今言われたのは、民生委員さんから出たのは、全ての小・中学校だと思います。全ての小・中学校を1日に見るとか、そういったことになると、かなりタイトになるかと思いますが、日程などは調節して、学校のほうもありますので、皆さんと調整させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。
それでは、ほかになければ、よろしいですか。では、本日の委員会を終了させていただきます。
お疲れさまでした。 (午後2時22分)

以上会議の顛末を記載し、その相違ないことを証し署名する。

平成30年7月30日

教育民生常任委員会委員長 窪 田 美 樹

 

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更新日:2019年01月23日